Ⅰ は じ め に- 日 本 キリスト 教 の 戦 争 責 任 問 題 - 山 田 昭 次 植 民 地 支 配 戦 争 戦 後 の 責 任 - 朝 鮮 中 国 への 視 点 の 模 索 - ( 創 史 社, 2005 年 )は, 立 教 大 学 一 般 教 育 部 で 専 任 教 員 を33 年 勤

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1 研 究 ノート 日 本 キリスト 教 と 東 亜 新 秩 序 - 戦 時 体 制 期 における 八 代 斌 助 主 教 - 裴 富 吉 Japanese Christianity & Eastern Asia New Order : YASHIRO hinsuke's Leadership in The War Regime Period BAE Boo-Gil = も く じ = Ⅰ はじめに- 日 本 キリスト 教 の 戦 争 責 任 問 題 - Ⅱ 日 本 聖 公 会 と 八 代 斌 助 の 経 歴 Ⅲ 戦 時 体 制 期 における 日 本 聖 公 会 Ⅳ 八 代 斌 助 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 昭 和 15 年 2 月 の 吟 味 1) 序 2) 第 1 章 戦 争 の 建 設 的 解 説 3) 第 2 章 宣 撫 の 大 業, 生 命 捧 献 の 途 4) 第 3 章 国 民 総 親 和 の 具 現 第 1 節 生 活 態 度 の 更 新, 第 2 節 永 生 の 希 望 (イ, 英 霊 を 祭 るの 心 ロ, 遺 族 の 為 ) Ⅴ 検 討 と 議 論 - 八 代 斌 助 の 存 在 意 義 - 1) 国 家 と 宗 教 2) 国 家 の 本 質 とキリスト 者 の 立 場 3) 富 田 満 4) 賀 川 豊 彦 5) 八 代 斌 助 との 比 較 Ⅵ 付 論 - 東 亜 新 秩 序 大 東 亜 共 栄 圏 に 対 面 してきた 仏 教 キリスト 教 - 1) 宇 田 尚 国 民 道 徳 新 講 ( 酒 井 書 坊, 昭 和 16 年 1 月 ) 2) 孫 田 秀 春 責 任 編 輯 日 本 国 家 科 学 大 系 第 1 巻 肇 国 及 日 本 精 神 ( 實 業 之 日 本 社, 昭 和 18 年 5 月 )など 3) 中 濃 教 篤 編 戦 時 下 の 仏 教 ( 図 書 刊 行 会, 昭 和 52 年 ) 4) 菱 木 政 晴 浄 土 真 宗 の 戦 争 責 任 ( 岩 波 書 店,1993 年 ) 5) 市 川 白 弦 仏 教 者 の 戦 争 責 任 ( 春 秋 社,1970 年 ) 6) 高 橋 由 典 戦 争 協 力 の 論 理 と 倫 理 ( 戦 時 下 の 日 本 行 路 社,1992 年 ) 7) 塚 田 理 天 皇 制 下 のキリスト 教 - 日 本 聖 公 会 の 戦 いと 苦 難 - ( 新 教 出 版 社,1981 年 ) 8) 西 山 俊 彦 カトリック 教 会 の 戦 争 責 任 (サン パウロ,2000 年 ) 9) 日 本 の 国 家 神 道 と 英 国 のキリスト 教 の 比 較 対 照 ひとつの 図 解 お 断 わり: 本 稿 は, 中 央 学 院 大 学 商 経 論 叢 第 23 巻 第 2 号,2009 年 3 月 に 掲 載 された 論 文 を,PDF 文 書 形 式 にととのえ 公 表 したものである 本 稿 の 引 用 に 当 たっては, 同 上 雑 誌 の 頁 に 依 拠 することを 願 います - 1 -

2 Ⅰ は じ め に- 日 本 キリスト 教 の 戦 争 責 任 問 題 - 山 田 昭 次 植 民 地 支 配 戦 争 戦 後 の 責 任 - 朝 鮮 中 国 への 視 点 の 模 索 - ( 創 史 社, 2005 年 )は, 立 教 大 学 一 般 教 育 部 で 専 任 教 員 を33 年 勤 めた 山 田 昭 次 1930 年 生 まれ が, 立 教 学 院 の 歴 史 認 識 の 欠 陥 を 示 す 1) ためにも 公 刊 した 著 作 である 同 書 は 全 4 部, 第 1 部 近 代 日 本 の 思 想 と 朝 鮮, 第 2 部 満 州 農 業 移 民, 第 3 部 在 日 韓 国 人 良 心 因 徐 兄 弟 の 救 援 中 に 出 会 った 人 々, 第 4 部 植 民 地 支 配 責 任 戦 争 責 任 戦 後 責 任 からな り, 第 4 部 の 最 後 の 項 目 足 もとの 戦 後 責 任 を 見 つめる が, 立 教 学 院 の 戦 争 責 任 問 題 に 言 及 している 山 田 昭 次 は 立 教 学 院 史 研 究 創 刊 号 (2003 年 3 月 )に 立 教 学 院 戦 争 責 任 論 覚 書 と いう 論 説 を 発 表 している 立 教 学 院 に 戦 争 責 任 を 認 める 立 場 から 書 いた 論 説 は,これが 初 めてであり, 日 本 降 伏 後 58 年 経 ってのことであった 山 田 はまた, 自 分 が 学 び,また 長 年 にわたって 勤 務 していた 大 学 の 戦 争 責 任 を 考 えるまでに, 戦 後 これほど 長 期 間 を 空 しく 過 ごしてきたことは, 私 の 戦 後 責 任 の 歴 然 とした 存 在 証 明 である と 告 白 している 2) 山 田 昭 次 はこう 指 摘 している 戦 時 期 には 日 本 聖 公 会 や 立 教 学 院 は 天 皇 制 国 家 のアジ ア 侵 略 への 献 身 を 説 くところまで 転 落 した 日 本 聖 公 会 がもつナショナリズムは 満 州 国 建 設 をはじめとする 天 皇 制 国 家 の 対 中 国 侵 略 を 積 極 的 に 支 持 した 日 本 聖 公 会 や 立 教 学 院 の 侵 略 戦 争 支 持 をすべて 天 皇 制 国 家 に 強 いられたものと 解 釈 してよいのか, 内 なる 天 皇 制 ナショナリズムが 天 皇 制 国 家 の 侵 略 戦 争 を 支 えた 面 があったのではないかとい う 疑 問 を 消 すことができない 侵 略 戦 争 に 協 力 した 思 想 的 負 債 の 清 算 のためには, 立 教 学 院 や 日 本 聖 公 会 のナショナリズムと 天 皇 制 国 家 との 関 係, 植 民 地 観, 日 中 戦 争 観, 国 家 観 など 一 つ 一 つがもっと 厳 密 に 検 討 されるべきである 3) 要 は, 大 東 亜 太 平 洋 戦 争 中, 立 教 学 院 ならびにその 設 立 者 である 日 本 聖 公 会 はキ リスト 教 が 反 国 体 的 だと 攻 撃 されるのを 避 けるために, 天 皇 制 国 家 に 対 して 過 剰 忠 誠 を 示 そうとした 史 実 が 記 録 されていると, 山 田 は 指 摘 した 4) 本 稿 の 筆 者 は, 立 教 学 院 というミッション 系 の 学 校 法 人 が 戦 争 の 時 代 において 国 家 権 力 1) 山 田 昭 次 植 民 地 支 配 戦 争 戦 後 の 責 任 - 朝 鮮 中 国 への 視 点 の 模 索 - 創 史 社,2005 年,273 頁 2) 同 書,268 頁 山 田 昭 次 立 教 学 院 戦 争 責 任 論 覚 書 が, 八 代 斌 助 東 亜 新 秩 序 の 建 設 と キリスト 教 ( 聖 公 会 出 版 社, 昭 和 15 年 )に 言 及 する 箇 所 は, 山 田, 同 稿,19 頁 3) 山 田 昭 次 立 教 学 院 戦 争 責 任 論 覚 書 立 教 学 院 史 研 究 創 刊 号,2003 年 3 月,19 頁 4) 山 田 植 民 地 支 配 戦 争 戦 後 の 責 任 269 頁 山 田 昭 次 も 寄 稿 している 関 連 の 最 新 作 と して, 老 川 慶 喜 前 田 一 男 編 著 ミッション スクールと 戦 争 立 教 学 院 のディレンマ- 東 信 堂,2008 年 3 月 がある 本 書 は, 戦 時 体 制 期 において 立 教 学 院 が 当 面 させられた 建 学 理 念 と 天 皇 制 との 葛 藤,つまり, 戦 争 ゆえに 亢 進 するナショナリズムへの 対 応, 神 州 日 本 とされた 国 家 への 忠 誠 と 自 らの 信 条 との 相 克 などの 争 点 を, 数 多 く 資 料 調 査 をもって 総 括 的 に 実 証 考 察 し, 自 己 批 判 的 に 分 析 総 括 している - 2 -

3 に 対 面 したとき,どのような 姿 勢 をもって 対 処 したのか 関 心 を 抱 いている しかもその 関 心 は,2005 年 に 八 代 斌 助 という 有 名 な 宗 教 人 の 存 在 に 気 づき, 大 学 関 係 では 恐 らく, 立 教 大 学 図 書 館 のみが 所 蔵 する 八 代 の 著 作 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 ( 聖 公 会 出 版 社, 昭 和 15 年 2 月 25 日 発 行 )を 借 り 出 し, 一 読 することによって 生 じたものである 日 本 キリスト 教 界 では, 日 本 聖 公 会 の 主 教 八 代 斌 助 に 対 して 偉 人 としての 定 評 があ るらしく,インターネットに 関 連 する 記 事 を 参 照 しても 異 口 同 音 に,この 八 代 を 超 一 流 の 宗 教 指 導 者 扱 いする 説 明 を 与 えている 本 稿 はとくに,そうした 八 代 斌 助 に 対 する 定 評 の 真 価 を, 著 作 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 昭 和 15 年 における 記 述 内 容 と 比 較 対 照 しながら 考 察 するものである そこで, 本 稿 における 論 点 はまず, 戦 争 中 に 天 皇 制 国 家 に 対 して 過 剰 忠 誠 を 示 そうと した 八 代 斌 助 の 処 世 術 にみいだし,つぎに,この 姿 勢 が 敗 戦 後 において 有 した 宗 教 精 神 史 的 な 含 蓄 にみいだすことにする Ⅱ 日 本 聖 公 会 と 八 代 斌 助 の 経 歴 日 本 聖 公 会 の 簡 略 な 歴 史 を 紹 介 したい 日 本 聖 公 会 に 所 属 するある 教 会 のホームページ は,その 歴 史 をこう 説 明 している ウィキペディアの 説 明 もくわえておく 日 本 聖 公 会 は, 英 国 の 国 教 会 から 出 発 して 全 世 界 に 広 がっていったキリスト 教 会 の 群 れの 一 つです 英 国 のカンタベリー 大 主 教 を 交 わりの 鼎 として, 全 世 界 の 約 60の 国 々で 活 動 しています 聖 公 会 とは, 聖 なる 公 同 の 教 会 (ホーリー カトリック チャーチ Holy Catholic Church) という 意 味 です また,カトリック 的 伝 承 と 福 音 的 要 素 を ともに 備 え 持 った, 中 間 的 橋 渡 しの 教 会 (ブリッジチャーチ)ともいわれています 日 本 には1859 年 ( 安 政 6 年 ), 最 初 に 来 日 した 米 国 宣 教 師 C M ウィリアムズによ って 伝 えられました 以 来, 全 国 に 広 がり, 現 在 では 信 徒 数 60,000, 教 会 伝 道 所 320 の 群 れになってます 日 本 聖 公 会 には, 北 海 道, 東 北, 北 関 東, 東 京, 横 浜, 中 部, 京 都, 大 阪, 神 戸, 九 州, 沖 縄 の11 教 区 からなっています 教 育 事 業 として 立 教 大 学, 聖 路 加 看 護 大 学, 神 戸 国 際 大 学, 神 戸 松 蔭 女 子 学 院 大 学 な ど, 医 療 事 業 として, 東 京 聖 路 加 国 際 病 院, 大 阪 聖 バルナバ 病 院 など,その 他 老 人 ホ ーム, 幼 稚 園 保 育 所 を 全 国 各 地 に 約 300 有 しています 5) 日 本 聖 公 会 (The Anglican-Episcopal Church of Japan あるいは The Holy Catholic Church in Japan)は,キリスト 教 の 一 派 のアングリカン コミュニオンの 形 成 団 体 の ひとつである 明 治 時 代,アメリカ 聖 公 会 (The Episcopal Church in the United States of America) のウィリアムス 主 教 の 来 日 により, 東 京, 横 浜 と 福 岡 を 中 心 に 伝 道 信 者 数 はおよそ58,000 人 受 聖 餐 者 はおよそ20,000 人 筆 者 が 住 む 市 にも 日 本 聖 公 会 の 教 会 がある 1882 明 治 15 年 からの 古 い 歴 史 をもつ 教 6) 5) 年 5 月 1 日 検 索 6) 日 本 聖 公 会 2008 年 5 月 1 日 検 索 改 行 箇 所 を 適 宜 除 去 している - 3 -

4 会 だが, 外 国 人 宣 教 師 からではなく, 東 京 でキリスト 教 の 感 化 を 受 けたこの 市 に 在 住 する 人 々の 運 動 として 歴 史 が 始 まった,と 解 説 されている 明 治 以 降 このように, 日 本 社 会 に 浸 透 しだした 歴 史 を 有 する 日 本 聖 公 会 も, 外 来 の 宗 教 組 織 としてとくに, 戦 時 体 制 期 昭 和 12~20:1937~1945 年 には 苦 難 の 道 を 歩 まざるを えなくなる つぎに, 本 稿 が 検 討 する 日 本 聖 公 会 の 主 教 八 代 斌 助 の 経 歴 を 紹 介 しておく 7) 1900 年 父 八 代 欽 之 充, 母 ヨシの 次 男 として 函 館 にて 誕 生 1917 年 (17 歳 ) 釧 路 中 学 校 卒 業 函 館 のCMS 代 表 ラング 氏 の 下 で1 年 間 実 習 1918 年 (18 歳 ) 立 教 大 学 予 科 に 入 学 1920 年 (20 歳 ) 青 島 (チンタオ)にわたり, 魚 屋 や 某 洋 行 の 店 員 となって 働 く 1921 年 (21 歳 ) 旭 川 歩 兵 第 二 十 七 連 隊 に1 年 志 願 兵 として 入 隊 12 月 正 八 位 陸 軍 少 尉 にて 除 隊 1922 年 (22 歳 ) 父 欽 之 充 が 高 知 に 転 任 父 と 同 行 し, 神 戸 教 区 主 教 フォスに 会 い, 神 戸 教 区 に 移 籍 1923 年 (23 歳 ) 八 代 民 代 と 結 婚 1927 年 (27 歳 ) バシル 主 教 から 司 祭 に 叙 任 される 英 国 留 学 を 命 ぜられケラム 神 学 校 に 入 学 1929 年 (29 歳 ) 帰 国 須 磨 ヨハネ 教 会 勤 務 聖 ペテロ 主 イエス を 出 版 1932 年 (32 歳 ) 伝 道 局 理 事 に 就 任 1939 年 (39 歳 ) 神 戸 教 区 主 教 に 聖 別 される 松 蔭 女 子 学 院 理 事 長 に 就 任 教 会 合 同 問 題 の 委 員 となり, 文 部 省 と 交 渉 聖 公 会 は 合 同 不 参 加 を 表 明 1941 年 (41 歳 ) 朝 鮮 聖 公 会 を 管 理 1942 年 (42 歳 ) 神 戸 教 区 正 主 教 に 就 任 宣 撫 官 として 香 港 就 任 と 決 定 したが, 赴 任 停 止 を 命 ぜられ, 逮 捕 される 1943 年 (43 歳 ) 法 的 に 神 戸 教 区 解 散 1944 年 (44 歳 ) 長 男 欽 一 陸 軍 特 別 見 習 い 士 官 として 入 隊 児 童 集 団 疎 開 委 員 長 八 代 斌 助 自 身 も 教 育 召 集 令 状 を 受 け, 鳥 取 部 隊 に 入 隊 1945 年 (45 歳 ) 2 月 除 隊 4 月 再 び 召 集 令 状 を 受 け 朝 鮮 へ 出 征 7 月 敵 情 調 査 官 に 任 命 され 東 京 捕 虜 を 尋 問 7 月 末 教 会 の 焼 け 跡 の 残 骸 で 教 会 再 建 8 月 終 戦 集 団 疎 開 の 子 供 らが 帰 り, 長 男 欽 一 も 復 員 9 月 妻, 民 代 永 眠 10 月 聖 公 会 臨 時 総 会 にて 復 興 委 員 長 に 任 命 される 1946 年 (46 歳 ) ミカエル 国 際 学 校 を 建 設 邦 人 主 教 たち,マッカーサー 元 帥 と 会 見 7) 年 5 月 1 日 検 索 記 述 のうち 原 則 として 各 月 各 日 の 標 記 は 省 略 つぎの 関 連 文 献 も 八 代 斌 助 の 経 歴 など をくわしく 紹 介 している 永 田 秀 郎 跪 くひと 八 代 斌 助 春 秋 社,1994 年, 八 代 斌 助 略 年 表 頁 桑 田 優 平 尾 武 之 山 本 祐 策 編 著 八 代 斌 助 の 思 想 と 行 動 を 考 える- 日 本 聖 公 会 神 戸 教 区 の 成 立 と 活 動 - ミネルヴァ 書 房,2006 年, 八 代 斌 助 関 係 年 表 頁, 八 代 斌 助 著 作 目 録 頁 - 4 -

5 聖 餐 式 分 マッカーサ 元 帥 キリスト 教 を 語 る 子 たらんとする 心 苦 難 に 応 ずるキリスト 教 の 態 度 福 音 の 性 格 戦 いに 克 ちて 偉 人 の 面 影 を 発 刊 1947 年 (47 歳 ) NHKより 放 送 主 教 会 議 長 (Arch Bishop)に 就 任 美 しき 泰 西 美 談 聖 歌 の 話 来 世 について 語 る 神 について 語 る を 発 刊 1948 年 (48 歳 ) 日 本 聖 公 会 の 動 向 を 海 外 の 聖 公 会 に 報 告 公 式 海 外 渡 航 者 第 1 号 とし て,ランベス 会 議 ならびに 世 界 教 会 会 議 に 出 席 のため 渡 航 立 教 大 学 理 事 長 に 就 任 アムステルダムに 先 立 ちて 戦 後 の 世 界 を 巡 りて アムステルダムに 使 して を 発 刊 1949 年 (49 歳 ) 宮 本 冨 美 子 と 再 婚 聖 路 加 国 際 病 院 理 事 長 就 任 国 際 基 督 教 大 学 理 事, および 評 議 員 に 就 任 アメリカ,カナダ,ハワイ,フィリピン,シャ ム,インド, 香 港 を 巡 回 服 役 中 の 戦 犯 人 を 慰 問 オクスフォード 大 学 より 神 学 博 士 号,トロント トリニテイカレジより 神 学 博 士 号,コ ロンビア 大 学 より 教 理 博 士,ゼネラル 神 学 校 より 神 学 博 士 の 学 位 を 授 与 される 1950 年 (50 歳 ) ラファエル 幼 稚 園 設 立, 濠 州 聖 公 会 成 立 百 年 感 謝 式 典 参 列 のためオー ストラリア,ニュージーランド,ニューギニアの 各 地 を 歴 訪 オリン ピア 幼 稚 園 設 立 再 び 海 外 に 使 して ああ, 濠 州 よ を 発 刊 1951 年 (51 歳 ) 米 国 ハワイ 製 公 会 宣 教 90 周 年 記 念 式 典 に 参 列 陣 頭 指 揮 で 勤 労 奉 仕 を 続 けていた 垂 水 聖 公 会 センターに 集 会 所 その 他 完 成 米 国 ボストンで の 米 国 聖 公 会 第 57 回 総 会 に 出 席 1953 年 (53 歳 ) この 年 より 毎 年 色 紙 に 聖 句 を 書 き, 信 者 に 送 り 続 ける 教 会 の 信 仰 教 会 の 礼 拝 翻 訳 発 刊 1954 年 (54 歳 ) 全 世 界 聖 公 会 会 議 がミネアポリスで 開 催, 出 席 アメリカ,カナダ 各 地 を 訪 問 初 めてテレビに 出 演 1955 年 (55 歳 ) 米 国 聖 公 会 第 58 回 総 会 に 出 席 1956 年 (56 歳 ) 桃 山 学 院 院 長 に 就 任 1957 年 (57 歳 ) クリスマス 島 水 爆 実 験 中 止 要 請 のため, 岸 首 相 より 特 使 として 渡 英 す ることを 懇 望 されるが, 政 教 の 分 離 を 理 由 に 断 る 松 下 正 寿 氏 を 推 薦 松 蔭 女 子 学 院, 桃 山 学 院 に 三 笠 宮 ご 夫 妻 をお 招 きする 1958 年 (58 歳 ) 現 代 に 欠 けるもの と 題 してNHKより1 週 間 の 放 送 ランベス 会 議 出 席 のため 渡 英 現 代 に 欠 けるもの 九 十 九 に 羊 は ランベス あとさき 贖 い 主 イエス を 発 刊 1959 年 (59 歳 ) 日 本 聖 公 会 宣 教 百 年 記 念 大 会 にカンタベリー 大 主 教 ご 夫 妻 をお 迎 えす る カンタベリー 大 主 教, 神 戸 聖 ミカエル 大 聖 堂 を 聖 別 NHKより 英 国 に 向 け 放 送 1960 年 (60 歳 ) 還 暦 文 芸 春 秋 に 日 本 の 宗 教 家 十 人 の1 人 として 掲 載 される 戦 後 十 五 年 を 発 刊 1962 年 (62 歳 ) 米 国 ハワイ 教 区 宣 教 百 年 記 念 式 に 出 席 沖 縄 聖 公 会 伝 道 の 旅 聖 書 の 話 八 代 崇 と 共 著 - 5 -

6 1963 年 (63 歳 ) 八 代 学 院 認 可 アジアエキュメニカル 会 議 における 開 会 聖 餐 式 の 司 式 八 代 学 院 入 学 式, 理 事 長, 院 長 に 就 任 世 界 聖 書 教 会 大 会 の 開 会 聖 餐 式 司 式 国 際 ワークキャンプを 垂 水 にて 行 う 全 世 界 聖 公 会 会 議 に 出 席 藍 綬 褒 章 を 授 与 される 1964 年 (64 歳 ) 聖 路 加 看 護 大 学 が 認 可 される Wider Episcopal Fellowship およびラ ンベス 会 議 出 席 のため 訪 英 1965 年 (65 歳 ) 八 代 斌 助 著 作 集 第 1 巻 発 刊 韓 国 聖 公 会 の 歴 史 的 聖 儀 に 列 す 神 の 住 みたもうところ, 八 代 斌 助 著 作 集 第 2 巻, 第 3 巻, 第 4 巻 発 刊 1966 年 (66 歳 ) 松 蔭 女 子 学 院 四 年 生 大 学 誕 生 松 蔭 女 子 学 院 大 学 長 に 就 任 毎 日 新 聞 に 交 遊 十 話 を 掲 載 聖 歌 と 人 生 教 話 集 1,3,4 巻 八 代 斌 助 著 作 集 第 5 巻, 第 6 巻 発 刊 教 会 の 信 仰 教 会 の 礼 拝 を 翻 訳 発 刊 1967 年 (67 歳 ) 八 代 学 院 大 学 認 可 される 1968 年 (68 歳 ) 万 博 キリスト 教 全 国 委 員 長 に 就 任 日 本 聖 公 会 第 29 回 総 会 にて 首 座 主 教 に 選 ばれる 八 代 学 院 大 ストライキに 突 入 万 博 キリスト 教 館 テー マ 目 と 手 に 決 定 健 康 保 険 中 央 病 院 に 入 院 今 を 生 きる 八 代 斌 助 著 作 集 第 7 巻, 第 8 巻 発 刊 [Looking back ten years] ラ ンベス 会 議 報 告 書 を 発 刊 1969 年 (69 歳 ) 万 博 キリスト 教 館, 政 府 との 契 約 書 に 調 印 垂 水 の 修 道 院 上 棟 式,シ ーメンズインステイチューション 献 堂 式 病 院 を 正 式 に 退 院 万 博 キ リスト 教 館 起 工 式 ケラム 神 学 院 神 戸 分 院 献 堂 式 台 湾, 沖 縄 へ 親 善 旅 行 病 床 に 語 る を 発 刊 1970 年 (70 歳 ) 古 希 の 祝 い 八 代 学 院 新 校 舎 落 成 桃 山 学 院 本 部 封 鎖 八 代 学 院 処 分 問 題 と 事 務 局 有 志 のハンガーストライキ 万 博 キリスト 教 館 に 皇 太 子 殿 下 ご 夫 妻 ご 来 臨 万 博 キリスト 教 館 に 三 笠 宮 殿 下 ご 来 臨 軽 井 沢 G FSの 修 養 会 にて 講 話 北 海 道 伝 道 の 旅 YMCAワイズメンクラブ 全 国 大 会 にて 講 演 (これが 最 後 の 講 演 となる) 神 戸 健 保 中 央 病 院 に 入 院 主 教 聖 別 満 30 年 の 記 念 式 典 にテープに 吹 き 込 んだ 声 が 流 される 10 月 10 日 永 眠 以 上 のように 八 代 斌 助 は, 宗 教 人 として 波 瀾 万 丈 の 履 歴 を 記 録 するだけでなく, 教 育 経 営 者 としても 目 立 つ 足 跡 を 残 してきたのである 還 暦 を 迎 えたときマスコミでは, 日 本 の 宗 教 家 十 人 の1 人 とまで 賞 美 されていた 執 筆 物 としては, 八 代 学 院 出 版 部 編 八 代 斌 助 著 作 集 全 8 巻 川 島 書 店, 年 が 代 表 的 なものである Ⅲ 戦 時 体 制 期 における 日 本 聖 公 会 前 項 Ⅱの 年 譜 にも 現 出 していたとおり, 戦 争 の 時 代 における 日 本 聖 公 会 主 教 八 代 斌 助 の - 6 -

7 立 場 は, 非 常 に 困 難 な 状 況 に 遭 遇 していた 年 齢 的 には 油 の 乗 りだしていたころの 八 代 で はあったけれども, 国 家 全 体 主 義 の 軍 部 独 裁 下, 国 家 神 道 以 外 の 各 宗 教 各 宗 派 には 受 難 ば かりが 降 りかかる 時 代 の 環 境 にあった たとえば, オリンピアの 歴 史 と 人 々- 八 代 斌 助 [やしろひんすけ], 日 本 聖 公 会 首 座 主 教 ( ) という 記 事 は, 八 代 をこう 描 いている 年 ( 昭 和 15 年 )に 神 戸 教 区 補 佐 主 教 となり,その 後, 神 戸 教 区 主 教 のほかに 九 州 教 区, 朝 鮮 聖 公 会, 大 阪 教 区 などの 管 理 主 教 を 歴 任,1947 年 ( 昭 和 22 年 )に 日 本 聖 公 会 主 教 会 議 長 となり, 死 去 するまで 首 座 主 教 の 地 位 にあった 戦 時 中 に, 軍 部 や 政 府 の 圧 力 によってプロテスタント 系 各 派 とともに 日 本 聖 公 会 も 日 本 基 督 教 団 への 合 同 を 強 要 されたさいに, 八 代 師 が 種 々の 迫 害 をかくごで 日 本 聖 公 会 をまもりとおしたことは 有 名 である 8) 皇 紀 二 千 六 百 年 奉 祝 全 国 基 督 教 信 徒 大 会 が 準 備 されつつあった 昭 和 15 年 夏 ごろから, 日 本 聖 公 会 内 において 合 同 問 題 が 起 こった 太 平 洋 大 東 亜 戦 争 が 始 まり 戦 時 体 制 が 強 化 され, 米 英 的 色 彩 の 濃 いとみられてきた 聖 公 会 に 対 する 文 部 省 の 教 団 認 可 は,いっそ う 困 難 を 増 大 したかにみえた 時 局 の 情 勢 変 化 と 文 部 省 の 方 針 変 化 は, 教 会 の 名 称 にも, 信 奉 する 宗 教 名 にも, 日 本 聖 公 会 をかかげることは 認 容 できない 旨, 言 明 がなされ る 事 態 になった 昭 和 17 年 9 月, 日 本 聖 公 会 法 憲 法 規 の 適 用 は 許 されず, 聖 公 会 信 仰 生 活 の 単 位 と しての 教 区 教 区 主 教 は, 法 的 に 存 在 が 許 されなくなった 同 時 に 教 区 主 教 は,1 教 会 の 主 管 者 としてのみ 存 在 することになった 戦 時 体 制 下 に 聖 公 会 内 で 起 きた 合 同 問 題 は, 統 制 の 国 策 にもとづいて 宗 教,とくにキリスト 教 を 政 治 的 に 弾 圧 し, 信 条 を 無 視 して 諸 教 会 を 合 同 させ, 監 督 しようとすることの 結 果 により 惹 起 されたのである 組 織 成 立 以 来, 遵 奉 してきた 聖 公 会 綱 憲 にもとづく 教 会 再 一 致 について,どこまでも 信 仰 的 に 対 処 してきた 日 本 聖 公 会 の 従 来 の 行 きかたは, 文 部 省 行 政 指 導 型 の 教 会 合 同 方 策 とは 相 容 れられないものであった 日 本 聖 公 会 はこの 点 をめぐって 合 同 非 合 同 の 両 派 に 分 かれ, 混 乱 を 引 き 起 こす 結 果 となり, 試 練 の 時 を 迎 えることとなった 9) 戦 後 の 混 乱 の 中 でキリスト 教 の 一 致 と 平 和 に 大 きな 足 跡 を 遺 した 八 代 斌 助 主 教 は, 遺 言 としてつぎの 言 葉 を 残 した 世 界 中 の 指 導 者 や 主 教 達 に 伝 えよ スローガン, 宣 言 などはやめなさい 最 も 大 切 なのは 人 を 愛 し, 愛 される 事! どんなに 小 さくても 良 い 一 つの 魂 をキリストに 結 び 合 わせよ 主 教 の 死 後 幾 つの 憲 章, 宣 言 が 掲 げられ,アピールされて 来 たことか し かし 現 実 は 笛 をふいても 踊 らず, 葬 式 の 歌 を 歌 っても 悲 しまない 平 和, 平 和 と 云 っても 実 現 出 来 ないのが 現 実 なら 諦 めるべきなのか? 誰 かがチャレンジしてくれるま で 待 てば 良 いことなのか 戦 後 の 流 行 歌 に 異 国 の 丘 があった 我 慢 だ 待 っていろ 我 慢 に 代 表 される 忍 耐 はクリスチャンの 特 性 である 信 仰 者 は, 希 望 をむしり 8) 年 5 月 1 日 検 索 内 補 足 は 筆 者 9) 戦 時 体 制 下 の 聖 公 会 年 5 月 1 日 検 索 - 7 -

8 取 られるような 現 実 の 中 にあっても 決 して 希 望 をすてない 信 仰 は 希 望 である 希 望 だ からと 云 っても 漫 然 と 手 をこまねいていればよいのではない 常 にチャレンジする 姿 勢 が 要 求 される 以 上 の 引 用 はさらに, 聖 アウグスチヌスは 善 いキリスト 者 は 善 良 な 市 民 でなければな らない, 正 統 な 信 仰 者 は 社 会 の 中 にあっても 社 会 に 捕 らわれない 人 である とつづけ たあと, つねに 祈 る 必 要 性 は 自 明 の 理 である この 世 を 離 れてキリストの 前 に 座 り, 静 かに 祈 る 姿 勢 を 保 ち 続 けるかぎり, 自 分 の 中 におとずれる 神 の 平 和 が 外 に 向 かって 迸 り 出 る 平 和 のさざ 波 の 広 がりである 正 に 希 望 はここに ある と 結 んでいる 10) 八 代 斌 助 はなかんずく, 太 平 洋 戦 争 中, 大 きな 迫 害 を 受 けつつ 信 仰 を 守 り 通 し 八 代 学 院 ( 現 神 戸 国 際 学 院 )を 設 立 した 人 物 11) だと 描 かれている しかし,この 理 解 は, 八 代 が 戦 争 の 時 代 をいかように 生 き 抜 いてきたかの 起 伏 を,いささかならず 単 純 化 していない か この 問 題 を 深 耕 するためには, 迫 害 を 受 け たけれども 信 仰 を 守 り 通 し たとい う 八 代 に 対 する 人 物 観 そのものを 吟 味 しなければならない (ママ) Ⅳ 八 代 斌 助 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 昭 和 15 年 2 月 の 吟 味 前 項 Ⅲは, 善 いキリスト 者 は 善 良 な 市 民 であり, 正 統 な 信 仰 者 は 社 会 に 囚 われない 人 で あるゆえ,この 世 を 離 れてキリストの 前 に 座 り,つねに 静 かに 祈 る 姿 勢 を 保 ち, 自 分 にお とずれる 神 の 平 和 を 外 に 向 かって 広 げて, 聖 公 会 の 指 導 者 が 教 説 することを 聞 いた 八 代 斌 助 は 昭 和 15 年,つまり 紀 元 2 千 6 百 年 の2 月 に 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 という 本 文 68 頁 の 著 作 を, 聖 公 会 出 版 社 より 公 表 している 本 書 の 序 は, 皇 紀 2 千 6 百 年 の 新 春 を 迎 へ, 祖 国 の 祝 福 を 祈 りつゝ 此 小 書 を 世 におくらんとする と 断 わってい た 当 時 祖 国 の 祝 福 という 修 辞 が,なにを 意 味 指 示 していたのか 同 書 に 聞 かねばな らない さきに 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 の 目 次 をかかげておく 序 緒 言 第 1 章 戦 争 の 建 設 的 解 説 第 2 章 宣 撫 の 大 業, 生 命 捧 献 の 途 第 3 章 国 民 総 親 和 の 具 現 第 1 節 生 活 態 度 の 更 新 第 2 節 永 生 の 希 望 イ, 英 霊 を 祭 るの 心 ロ, 遺 族 の 為 1) 序 10) 年 5 月 1 日 検 索 11) 年 5 月 1 日 検 索 - 8 -

9 今 度 の 戦 争 は,おぢいさん 達 の 頃 の 日 清 戦 争 と 違 って,びた1 文 の 金 をとるでもなし, 1 寸 の 土 地 を 失 敬 するものでもないのだ 今 度 の 戦 争 が 貴 い 聖 戦 だと 云 ふわけなんだよ あれ 丈 けの 大 犠 牲 を 払 っても,1 銭 の 金 も,1 寸 の 土 地 も 取 るでなし,たゞその 大 目 的 は, 日 本 と 支 那 とが 仲 よしになって, 東 亜 の 世 界 に 美 しい 楽 土 を 造 ると 云 ふのだ これが 分 って 貰 はねば, 今 の 日 本 が 分 からない のだ 12) 謹 んで 顧 るに, 事 変 当 初 畏 くも 大 御 心 を 体 して 定 められた 大 国 策 は, 東 洋 平 和 の 確 立 であった 更 に 事 変 第 2 年, 畏 くも1 億 民 草 に 賜 った 詔 勅 もまた, 日 支 ノ 提 携 ヲ 堅 クシ, 共 栄 ノ 実 ヲ 挙 グルハ, 是 レ 詢 ニ 世 界 平 和 ノ 確 立 ニ 寄 與 スル 所 以 ナリ と, 明 確 に 事 変 目 的 の 高 い 意 義 を 示 されてゐる 而 も 此 貴 き 聖 旨 を 具 現 せんとした 近 衛 声 明 もまた, 東 亜 に 於 ける 新 秩 序 の 建 設 は,わが 肇 国 の 精 神 に 淵 源 し, 之 を 完 成 するは, 現 代 日 本 国 民 に 課 せられたる 光 栄 ある 責 務 なり と, 我 らを 励 ましてゐるのだ 実 に 我 らの 心 せねばならぬのは, 此 大 目 的 の 認 識 と 把 握 だ,1 寸 の 土 地,1 銭 の 賠 償 金,そうした 過 去 の 戦 争 のおきまり 文 句 や 立 場 は,とうの 昔 に 我 らの 崇 高 な 目 的 を 離 れて ゐるのだ 日 支 の 共 存 共 栄, 偕 に 手 を 携 へて, 東 亜 の 世 界 を 王 道 楽 土 と 化 せんとする 努 力, 実 に 百 年 戦 争 の 聲 も, 長 期 建 設 の 叫 びも 意 義 深 く, 我 らの 覚 悟 を 促 してゐる 13) 昭 和 年 7 月 7 日 に 日 本 が 開 始 した 日 中 戦 争 ( 北 支 事 変 支 那 事 変 )の 目 的 は, そもそも,どこにあったのか 八 代 斌 助 の 主 張 のように 昭 和 15 年 2 月 の 時 点 で, 日 本 が 日 清 戦 争 の 結 果 とはちがい, 中 国 清 から 賠 償 金 をとりたてなかったと 表 現 し, 日 中 戦 争 中 の 両 国 の 関 係 を 誇 る 見 解 は,きわめて 異 様 である 当 時 での 見 解 とはいえ, 日 中 戦 争 の 本 質 が 寸 毫 も 洞 察 で きていない 発 言 であった そのうえでなお, 日 支 の 共 存 共 栄 の 立 場 に 立 った 東 洋 平 和 の 確 立 東 亜 の 世 界 に 王 道 楽 土 をもたらすためには, 長 期 建 設 百 年 戦 争 も 辞 さない 支 那 事 変 = 日 中 戦 争 の 今 後 への 継 続 が, 東 亜 新 秩 序 のための 貴 い 聖 戦 となると 主 張 した これは, 今 日 的 な 視 点 でみれば 容 易 に 歴 史 的 な 認 識 として 過 誤 だったと 指 弾 しうる a) なにゆえ 当 時, 日 本 聖 公 会 の 主 教 として 八 代 斌 助 は 以 上 のような,のちに 大 東 亜 共 栄 圏 思 想 につらなる 東 亜 新 秩 序 論 を 正 当 化 する 考 えを 明 確 に 披 露 し, 中 国 との 戦 争 を 憚 ることもなく 正 当 化 していたのか b) 永 田 秀 郎 跪 くひと 八 代 斌 助 ( 春 秋 社,1994 年 )は, どいつもこいつも 目 先 の 状 況 に 神 経 をとがらせすぎている 戦 争 は 百 年 間 続 くというのか いやかつて 百 年 戦 争 が あったとしても,この 米 英 を 相 手 とした 戦 いに 日 本 が 勝 利 をおさめることができるのかと, 12) 八 代 斌 助 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 聖 公 会 出 版 社, 昭 和 15 年, 緒 言 2 頁 13) 同 書, 緒 言 4-5 頁 - 9 -

10 八 代 斌 助 は 考 えることがしばしばだった と 論 述 している 14) 以 上 の a) 八 代 本 人 による 昭 和 15 年 の 発 言 と b) 戦 後 における 他 者 の 解 釈 = 八 代 に 関 する 伝 記 執 筆 者 の 解 説 については,こういう 疑 問 を 投 じておく 余 地 がある ª 八 代 の 言 説 は, 時 代 を 前 後 して, 公 私 という 場 の 応 じて 使 いわけられたも のだったのか ª 同 じく 時 代 を 前 後 して, 目 先 の 見 解 表 明 とこれに 対 する 本 心 の 気 持 の 取 りあ わせであったのか 永 田 跪 くひと 八 代 斌 助 は, 戦 争 中 八 代 は 隣 組 の 世 話 ばかりではなく, 銃 後 の 守 り で 引 きうけ 手 のない 仕 事 は 率 先 してこなした 忌 避 する 理 由 がないというだけでなく 積 極 的 に 協 力 を 惜 しまなかった 結 果 として 戦 争 に 協 力 することになるのはわかっていたが, そうすることが 生 きのびるてだてだった と 説 明 する 15) 当 時, 文 部 省 が 宗 教 団 体 法 をたてにとって 日 本 のキリスト 教 を 日 本 基 督 教 団 として 大 同 団 結 の 上 合 同 させようとしていた 日 本 聖 公 会 はそれを 拒 んだ 反 対 の 中 心 人 物 が 八 代 斌 助 であった のである 16) あえていえば, 八 代 の 立 場 に ものわかりのよい かのような 伝 記 執 筆 者 : 永 田 秀 郎 の 記 述 は,とりわけ 戦 争 の 時 代 に 置 かれていた 八 代 の 理 屈 や 感 情 を,いかように 読 みこんで いたのか, 単 なる 解 釈 論 では 分 析 しきれない 論 点 を 残 すものといえる 2) 第 1 章 戦 争 の 建 設 的 解 説 17) この 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 第 1 章 はまず,こう 述 べる 支 那 事 変 第 4 年, 東 亜 新 秩 序 の 建 設 を 前 にして, 我 らキリスト 教 徒 は, 一 つの 感 激 を 与 へられてゐる 宗 教 団 体 法 案 の 実 施 がそれである 1 千 3 百 万 の 信 徒 を 有 する 教 派,1 千 7 百 万 の 宗 派 と 同 様 に,たった37 万 の 我 らが 認 められたのだ 名 実 ともに 日 本 の 邦 家 に 貢 献 するところがあらねばならぬ 18) さて, 前 段 の 宗 教 団 体 法 とは, 昭 和 年 4 月 に 公 布 されている 関 連 する 事 情 を 説 明 しよう この 宗 教 団 体 法 は, 昭 和 年 4 月 から 同 法 施 行 令 および 同 法 施 行 規 則 とともに 施 行 された 宗 教 団 体 法 は, 従 前 の 教 派 宗 派 をそのまま 教 派 宗 派 とみなしたけれども, その 内 部 規 則 は 文 部 大 臣 の 認 可 を 必 要 とした そして,その 規 則 認 可 の 期 限 を 前 にして, 教 派 宗 派 に 対 する 合 同 の 促 進 がおこなわれた なかでも, 公 認 の 神 道 教 派 13に 関 しては 合 同 がおこなわれなかった だが, 仏 教 宗 派 で は, 天 台 真 言 浄 土 臨 済 日 蓮 の5 宗 において 部 内 宗 派 間 の 合 同 がすすみ, 従 来 の56 14) 永 田 秀 郎 跪 くひと 八 代 斌 助 春 秋 社,1994 年,179 頁 15) 同 書,200 頁 16) 同 書,157 頁 17) 八 代 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 本 文 1 頁 の 見 出 しは, 第 1 章 戦 争 の 建 設 的 解 設 とある 誤 植 なので 訂 正 18) 同 書, 本 文 1 頁 以 下 引 用 は 本 文 より

11 派 が28 派 となったのである キリスト 教 関 係 では,カトリックの 日 本 天 主 公 教 とプロ テスタント28 包 括 団 体 を 合 同 した 日 本 基 督 教 団 の2 教 団 のみとなった その 教 団 は, 宗 教 団 体 法 によってはじめて 生 まれた 制 度 であり, 同 法 の 施 行 のさい 現 存 する 教 団 がなかった この 教 団 の 認 可 をえられたのは, カトリックの 日 本 天 主 公 教 と プロテスタントの 日 本 基 督 教 団 のふたつに 過 ぎなかった ここにキリスト 教 がはじ めて, 日 本 国 法 上 の 宗 教 団 体 として,しかも 法 人 たる 教 団 として 公 認 された 祠 宇 仏 堂 教 派 神 道 の 整 理 もすすんだ こうした 統 合 整 理 の 上 に, 大 日 本 宗 教 報 国 会 への 結 集 がおこなわれ 宗 教 翼 賛 体 制 が 確 立 する 昭 和 年 12 月 26 日 の 神 仏 基 3 教 共 催, 大 政 翼 賛 会 後 援 の 東 亜 戦 争 完 遂 宗 教 翼 賛 大 会 の 開 催 を 手 はじめに, 大 詔 奉 戴 宗 教 報 国 大 会 ( 昭 和 年 2 月 8 日 ), 興 亜 宗 教 同 盟 の 結 成 ( 同 年 4 月 2 日 )へと 突 きすすんでいった 19) なお, 昭 和 年 12 月, 宗 教 法 人 令 の 公 布 施 行 により 宗 教 団 体 法 は 廃 止 されて いる 前 項 Ⅲ 戦 時 体 制 期 における 日 本 聖 公 会 は, 日 本 聖 公 会 も 軍 部 や 政 府 の 圧 力 を 受 け, プロテスタント 系 各 派 とともに 日 本 基 督 教 団 への 合 同 を 強 要 されたけれども, 八 代 斌 助 が 種 々の 迫 害 を 覚 悟 で 日 本 聖 公 会 を 守 ったことに 論 及 していた とはいえ, 八 代 の 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 昭 和 15 年 2 月 は,こうもいってい た ましてやキリスト 教 伝 来 僅 々 百 年 の 日 本 に 於 て,1 人 の 布 教 師 が 信 徒 の 非 戦 論 的 態 度 や 言 動 が,そのまゝキリスト 教 の 戦 時 における 生 活 態 度 の 如 く 誤 解 され 易 いのだ 史 家 は 云 ふ, 有 史 以 来,その1 割 に 相 当 する 年 代 丈 けより 平 和 の 時 期 はなかったと あとの9 割 いくらの 長 年 月 が, 戦 争 の 時 代 であり, 人 類 歴 史 の 大 部 分 であったのだ 従 っ て 此 地 上 生 活 に 於 ける 人 の 道 を 含 む 宗 教 は,その90パーセントの 戦 争 の 時 代 に 就 いて, 無 関 心 であったわけではあるまい 否 むしろ 世 界 の 歴 史 は,キリスト 教 が, 如 何 にも 好 戦 的 な 傾 向 を 持 ってゐるかの 如 く 見 受 けられるのだ 中 世 より 近 代 に 至 る 宗 教 的 な 意 義 をもった 諸 戦 争, 更 に 新 しくは 世 界 の 大 戦 争 だ 敵 も 味 方 も 平 和 の 神 に 祈 りつつ 無 残 にも 戦 ったのだ キリスト 教 の 反 戦 的 で はない 等 の 証 明 など, 不 必 要 な 程 歴 史 は 裁 いている 20) 八 代 はこのように, 敵 味 方 を 問 わず 平 和 のために 遂 行 する 戦 争 を, 神 に 祈 ってき たのが キリスト 教 の 反 戦 的 ではない 宗 教 精 神 = 好 戦 的 な 傾 向 と 断 言 したのである 彼 の 戦 争 是 認 論 はさらに,こうもいっていた 問 題 の 核 心 は,そこにはない どう 云 ふわけで 平 和 を 説 くキリスト 教 が, 戦 争 をせね ばならなかったか,どう 云 ふ 風 に 戦 争 を 肯 定 するかに 存 するのだ 平 和 を 求 むるキリスト 教, 敵 を 愛 すべきキリスト 教 が, 如 何 なる 姿 と, 立 場 に 於 て, 戦 争 を 肯 定 するかゞが 問 題 なのだ 何 処 までも 平 和 が 常 態 であり, 人 の 世 の 創 りて 善 し と 見 給 ふたのが 神 の 聖 旨 19) およ び 年 5 月 1 日 検 索 20) 八 代 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 2-3 頁

12 である 然 し 平 和 の 世 界 に 止 むを 得 ない 戦 争 の 存 する 如 く, 善 の 世 界 に 悪 の 存 する 現 実 な のだ 要 するに 聖 も 俗 も, 善 も 悪 も, 平 和 も 戦 争 も, 人 生 歴 史 の 百 般 の 事 実 だ されば 人 生 を 救 ふべきキリスト 教 が,それら 凡 てのものへの 解 決 を 保 有 してゐる 筈 なのだ いはゞ 人 生 の 救 ひ 如 何 の 問 題 が, 一 切 の 解 決 へと 導 いて 行 く 21) 戦 争 における 殺 人 は, 人 格 的 な 殺 人 行 為 ではない 殺 され 方 にも 憎 しみは 残 らぬ こ れが 聖 書 の 歴 史 の 見 方 で ある 22) ここまで 八 代 の 話 によれば, 戦 争 の 時 代 に 種 々の 迫 害 を 覚 悟 で 日 本 聖 公 会 を 守 った のだから, 当 時 は 軍 部 に 抵 抗 していたかのように 読 みとれる しかし,それと 同 時 に, 聖 書 の 教 えを 援 用 さえして 戦 争 を 肯 定 する 論 旨,いいかえれば, 聖 も 俗 も, 善 も 悪 も, 平 和 も 戦 争 も, 人 生 歴 史 の 百 般 の 事 実 だ という 諦 観 も 披 瀝 していた 八 代 の 発 言 をまとも に 聞 けば, 戦 中 と 戦 後 において, 相 反 する 論 調 を 繰 りだしていたことになる これは, 種 々の 迫 害 を 覚 悟 で 日 本 聖 公 会 を 守 った というよりも, 日 本 聖 公 会 の 教 会 組 織 を 守 るため に 種 々の 迫 害 を 覚 悟 した,すなわち 我 慢 し 甘 受 しながら 迎 合 せざるをえ なかった 八 代 の 言 論 ではないのか 筆 者 はここでたとえば,アメリカ 軍 の 従 軍 チャプレン= 専 属 の 聖 職 者,いわゆる 従 軍 牧 師 従 軍 司 祭 を 想 起 する 彼 らは 聖 職 者 でありがなら 軍 人 でもある 従 軍 チャプ レンの 立 場 を 突 きつめて 考 えれば, どう 云 ふ 風 に 戦 争 を 肯 定 するか という 八 代 の 立 場 = 考 えかた もわからないではない 従 軍 チャプレンの 立 場 を 厳 密 に 議 論 する 余 地 もあ る 従 軍 の 牧 師 や 司 祭 たちは, 戦 争 がもたらす, 味 方 と 敵 の 立 場 を 問 わない 死 を, 精 神 論 的 に 合 理 化 する 彼 らの 軍 牧 的 な 任 務 は, 戦 争 死 を, 宗 教 の 立 場 から 神 に 祈 り 神 に 許 される ことを 将 兵 に 説 教 することである 八 代 はいう 人 生 はその 創 造 主 たる 神 の 御 心 を 行 ふ 為 に 生 く のであり, 正 直 な 聖 書 は, 原 始 的 な 人 間 生 活 のうちに, 尚 戦 争 を 画 いてゐる こう 断 わったうえで, 日 中 戦 争 を 戦 っている 日 本 帝 国 なのであるから, 一 国 家 よりブロックへ,そしてやがては 世 界 大 の 統 一 の 理 想 に 迄 進 まねばなるまい これぞ 八 紘 一 宇 の 理 想 であり 我 らの 一 つな る 如 く の 主 イエスの 預 言 的 祈 祷 でもある とまで, 八 代 は 論 断 したのである 23) この 段 階 において 八 代 は 明 らかに, 国 家 に 服 従 すべき 日 本 聖 公 会 従 軍 司 祭 = 主 教 の 立 場 を 明 言 していた この 立 場 は,キリスト 者 としての 宗 教 的 な 価 値 観 に 叛 き, 当 時 にお ける 日 本 帝 国 主 義 路 線 を 正 しいもの とみなしたはずである しかも, 聖 書 の 御 言 葉 を 援 用 しての 主 張 でもあった 八 代 は, 満 洲 満 洲 国 などについては,こうも 述 べる 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とは, 日 本, 支 那, 満 洲,そこに 含 まるる 各 民 族 が, 思 想 的 に, 経 済 的 に, 道 徳 的 に 一 身 一 体 とならねばならぬ 程,お 互 ひの 生 命 が 拡 大 されて 来 たと 云 ふ 事 なのだ そしてそこに 一 体 不 可 分 の, 名 実 ともに 新 秩 序 が 建 設 され 行 かねばならぬのだと 私 は 考 へる 私 は 此 処 に 未 熟 な 考 へ 乍 ら, 今 次 の 大 事 変 がやがて 彼 らも 一 つにせら 21) 同 書,3 頁 22) 同 書,8 頁 23) 同 書,3 頁,4 頁,7 頁

13 れん 為 なり の 聖 旨 の 成 就 の 過 程 として, 東 亜 新 秩 序 の 建 設 の 成 就 によって,はじめてそ の 終 焉 を 全 ふする 戦 争 と 信 ずるものである 24) 長 谷 川 亮 一 皇 国 史 観 という 問 題 - 十 五 年 戦 争 期 における 文 部 省 の 修 史 事 業 と 思 想 統 制 政 策 - ( 白 澤 社,2008 年 )は,こう 論 及 する 1935 年 から1937 年 ごろにかけて, 天 壌 無 窮 の 神 勅 にもとづく 国 体 が 神 聖 不 可 侵 の 存 在 として 位 置 づけられ,その 中 心 たる 天 皇 をいただく 国 家 である 日 本 は, 万 邦 無 比 の 皇 国 とされた これは, 日 本 は 他 の 帝 国 とりわけ, 満 洲 帝 国 とは 絶 対 的 に 異 なる 存 在 である,という 自 己 認 識 を 示 していた 1937 年 以 降 の 日 中 戦 争 の 拡 大 は,その 国 体 を 日 本 の 外 部 へと 無 限 に 拡 大 させ, 諸 国 家 諸 民 族 の 自 立 を 認 めつつ,その 上 に 天 皇 が 立 つという 八 紘 一 宇 の 理 念 が 国 是 として 導 入 させた これは, 日 本 が 帝 国 主 義 的 な 領 土 拡 大 をかたちの 上 で 否 定 しながら, なおかつ 対 外 侵 略 を 正 当 化 するために 導 入 した 理 念 であった 25) ちなみに 国 体 論 を 最 大 公 約 数 的 に 表 現 すると,こうなる 皇 室 典 範 帝 国 憲 法 制 定 に 関 する 告 文 や 教 育 勅 語 に 端 的 に 示 されるように, 日 本 の 独 自 性 を 万 世 一 系 の 皇 統 に 求 め, いわゆる 天 壤 無 窮 の 神 勅 に 代 表 される 神 代 の 伝 統 と, 歴 史 を 一 貫 して 変 らぬ 国 民 の 天 皇 に 対 する 忠 とがその 国 体 を 支 えてきた,と 強 調 する 議 論 である 26) 八 代 は,こう 論 断 していた 主 イエスの 預 言 的 祈 祷 でもある 八 紘 一 宇 は, 聖 旨 の 成 就 の 過 程 を 経 ながら 東 亜 新 秩 序 の 建 設 の 成 就 によって 実 現 すると このような 東 亜 に 関 する 歴 史 的 な 展 望 に 確 信 を 抱 いた 当 時 の 提 唱 は,その 後 どのような 終 焉 を 迎 えたか そしてその 後, 八 代 自 身 におけるこの 戦 時 的 価 値 観 はどのようにみなおされたの か 3) 第 2 章 宣 撫 の 大 業, 生 命 捧 献 の 途 27) 本 章 で 八 代 は,こう 述 べる 今 次 の 大 戦 が,その 武 力 戦 の 終 焉 を 以 て, 完 成 されたと 称 すべきではない その 大 目 的, 大 東 亜 新 秩 序 の 完 成 のみが, 最 後 の 勝 利 と 云 ふべく, 国 家 総 力 戦 としての 近 代 戦 争 の 意 義 もそこに 存 する 思 ふに 人 間 は 自 己 の 立 場, 自 己 の 経 験 が,その 批 判 の 論 拠 の 背 景 をなして 行 く 一 寸 の 土 地 も 取 らず,1 銭 の 金 も 奪 わぬと 称 しても,そこに 東 亜 新 秩 序 の 建 設 には, 日 支 両 国 民 の 立 場 が 存 する 莫 大 な 犠 牲 を 払 った 日 本 にとって, 領 土 的 野 心 なき 此 の 心 境 は, 有 史 以 来 未 曾 有 の 正 義 の 立 場 であらう 然 しその 大 精 神 が,そのまゝ 支 那 の 民 衆 に 受 け 入 れら れるかが 問 題 だ 28) 24) 同 書,10 頁 25) 長 谷 川 亮 一 皇 国 史 観 という 問 題 - 十 五 年 戦 争 期 における 文 部 省 の 修 史 事 業 と 思 想 統 制 政 策 - 白 澤 社 発 行, 現 代 書 館 発 売,2008 年, 頁 26) 昆 野 伸 幸 近 代 日 本 の 国 体 論 - 皇 国 史 観 再 考 - ぺりかん 社,2008 年,5 頁 27) 八 代 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 11 頁 の 見 出 しは, 第 2 章 宣 撫 の 大 業 生 命 捧 献 の 途 とあるが, 目 次 の 表 記 にしたがい 表 記 した 28) 同 書,11 頁,12 頁

14 いまさら 指 摘 するまでもない 歴 史 の 真 実 であるが, 戦 時 体 制 期 の 日 本 において 流 行 った このような 紋 切 型 の 日 本 帝 国 正 義 論 は, 完 全 なる 誤 謬 であった 日 本 帝 国 は 満 洲 事 変 を 契 機 に, 属 国 の 満 洲 国 のちに 満 洲 帝 国 を 中 国 東 北 に 建 国 させ,その 後 も, 華 北 華 中 華 南 へと 侵 略 戦 争 を 拡 大 続 行 しつづけ,さらに 大 東 亜 太 平 洋 戦 争 に 突 きすすんだ しかし, 当 時 の 八 代 は,そうした 戦 争 継 続 の 経 緯 や 背 景 を 正 確 に 把 握 できて いなかった かといって, 日 本 帝 国 の 政 治 戦 略 軍 事 展 開 そのものを 当 然 視 していた 宗 教 人 の 思 考 方 式 が, 批 判 もされずに 放 置 されてよいわけはない 八 代 がこうもいっていたことを 聞 いておこう 英 国 人 にはユニオン,ジヤクを,アメリカ 人 には 星 条 旗 を 而 も 日 本 軍 の 通 過 には, 日 の 丸 を 掲 ぐる 彼 らの 品 性 は, 抑 も 何 を 物 語 ってゐるか どの 国 をも 信 頼 せぬ 彼 らの 絶 望 を 示 してゐるのだ 自 国 をも 他 国 をも 信 じられぬ 国 民 の 悲 哀 である 東 亜 新 秩 序 の 建 設 には, 少 なくとも 日 本 のみを 絶 対 的 に 信 頼 するの 心 構 へが 彼 らの 胸 中 に 生 れねばならぬのだ 欧 米 の 列 国 に 代 った 自 国 への 暴 君 として, 祖 国 日 本 を 迎 へさせてはならぬ 日 本 丈 け は 彼 ら 精 神 国 と 変 った 道 義 の 友 であり, 兄 弟 であるとの 信 頼 の 心 の 発 生 を 要 望 せねばなら ぬ 実 に 東 亜 新 秩 序 の 建 設 は, 一 に 彼 らの 心 から, 日 本 への 疑 惑 と 不 信, 反 抗 と 不 安 を 一 掃 せねば 齎 らせられぬ 大 業 である 29) 八 代 の 発 言 は, 日 本 帝 国 の 絶 対 的 な 正 義 を 信 じるかのようであった 東 亜 新 秩 序 ( 昭 和 13 年 ) 大 東 亜 共 栄 圏 ( 昭 和 15 年 ) というアジア 全 体 に 関 する 帝 国 思 想 の 進 展 に,す なおに 和 していく キリスト 教 理 念 を 披 露 していた この 事 実 は, 敗 戦 後 も 日 本 聖 公 会 を 代 表 する 主 教 となって 活 躍 した 人 士 の 事 績 としてみのがせない 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 のこの 第 2 章 の 末 尾 には, 当 時 の 満 洲 国 の 首 都 新 京 に 赴 任 すべき 日 本 聖 公 会 布 教 師 が,なかなかみつからなかった 話 が 紹 介 されてい る 以 下 に 引 用 しておく 私 は 昨 昭 和 13 年 5 月 日 本 聖 公 会 伝 統 局 会 議 の 感 激 的 な 一 瞬 を 忘 れる 事 が 出 来 な い 当 時 の 局 員 会 の 主 題 は 新 興 新 京 への 布 教 師 の 件 だ 五 指 に 余 る 候 補 者 も,いざとなる と 次 々に 断 って 来 る 約 1 年 を 経 過 して, 今 は 最 終 の 候 補 者 すら 断 って 来 たのだ これ 以 上 待 つ 事 も 出 来 ず, 而 もあの1 昨 昭 和 12 年 の 第 19 総 会 に 於 ける 満 洲, 北 支 への 感 激 的 な 決 議 にも 反 く 事 甚 しい さうした 絶 望 の 一 瞬, 突 如 畏 友 今 泉 忠 厚 君 は 立 って, 自 らの 召 命 を 語 った そして, 私 を 行 かせて 下 さい 僕 は 行 きます と 敢 然 結 んだのだ 彼 の 教 区 監 督 名 出 師 も,たゞ 一 言, 畏 敬 の 心 もて, うん とうなづかれる 我 ら 局 員 一 同 もまた 感 にたへない 面 持 ちだった そして 今 泉 は 更 に 一 言 を 加 へた 而 も 涙 にむせび 乍 ら, どうか 当 分 発 表 を 控 えて 下 さい 実 は 母 にも, 妻 にも 話 してはゐません と 29) 同 書,14-15 頁

15 あゝ 実 に 彼 もまたジョン クリスチーの 跡 へと,キリストの 十 字 架 を 荷 ふて 立 ったのだ その 血 は 日 本,そしてその 生 命 は, 満 洲 と 支 那 の 為 に あゝ 東 亜 新 秩 序 の 建 設,それはたゞ 我 ら 日 本 人 が, 如 何 に 彼 らの 為 に,その 生 命 を 捧 献 するかに 係 はってゐる 贖 罪 愛 の 弾 丸 こそ 彼 らの 心 を 捕 へ,その 生 命 を 救 ふの 途 だ 30) 戦 争 中, 日 本 聖 公 会 の 指 導 者 八 代 斌 助 も, 属 国 満 洲 国 へ 派 遣 する 布 教 師 に 関 して, 東 亜 新 秩 序 の 建 設 満 洲 と 支 那 の 為 に キリストの 十 字 架 を 荷 ふて その 生 命 を 捧 献 する 召 命 を 語 った のである それも 贖 罪 愛 の 弾 丸 として,である 昭 和 年 6 月 から 大 日 本 帝 国 政 府 は,いわゆる 弾 丸 切 手 と 称 された 戦 時 郵 便 貯 金 切 手 ( 金 額 2 円 )を 発 行 している この 切 手 を5 枚 以 上 まとめれば 郵 便 貯 金 に 預 けることができたが, 発 行 から5 年 過 ぎると 預 入 れができなくなっていた この 収 益 は 国 債 消 化 の 資 金 に 充 てられたのである 戦 時 国 債 の 財 源 化 を 狙 った 弾 丸 切 手 の 発 行 に まねて 八 代 は, 満 洲 へ 派 遣 する 布 教 師 を 贖 罪 愛 の 弾 丸 扱 いし, 時 代 が 強 く 要 求 する 戦 争 理 念 に 無 条 件 に 応 えていたことになる 櫻 本 富 雄 本 が 弾 丸 だったころ- 戦 時 下 の 出 版 事 情 - ( 青 木 書 店,1996 年 )は, 出 版 界 が 戦 争 にからめとられていった 過 程 を, 本 - 書 籍 と 雑 誌 -をとおして 展 望 しよう と 試 みた 著 作 である 櫻 本 は 戦 時 下 の 日 本 では, 出 版 物 を 紙 の 弾 丸 と 考 える 国 家 の 強 引 な 操 作 によって 弾 丸 が 暴 発 し,その 爆 風 は 出 版 界 を 席 巻 し 蹂 躙 した ごまかし 情 報 の 暴 威 は 国 家 の 勝 手 放 題 な 施 策 に, 唯 々 諾 々と 恭 順 した 無 責 任 な 一 部 の 文 化 人 や 出 版 人 た ちによって 増 幅 された,と 指 弾 している 31) 櫻 本 富 雄 の 紙 の 弾 丸 論 批 判 は, 宗 教 人 八 代 斌 助 の 布 教 師 = 贖 罪 愛 の 弾 丸 論 にも 妥 当 する 昭 和 年 4 月 に 施 行 された 宗 教 団 体 法 は,キリスト 教 会 も 統 制 下 に 置 くために 制 定 されていた 森 岡 巌 笠 原 芳 光 キリスト 教 の 戦 争 責 任 - 日 本 の 戦 前 戦 中 戦 後 - ( 教 文 館, 1974 年 )は, 戦 時 体 制 期 のキリスト 教 会 が 採 った 態 度 を,こう 批 判 している 日 本 帝 国 が 各 宗 教 各 宗 派 に 強 要 した 神 社 礼 拝 は, 天 皇 制 国 家 の 国 家 権 力 の 宗 教 的 正 当 化 を 狙 ったものであった 全 体 主 義 国 家 はみずからの 権 威 の 宗 教 化 を 狙 うとともに,その 権 威 のもとに 国 家 秩 序 全 体 を, 強 制 的 に 同 質 化 一 元 化 することを 企 むのである まして やその 国 家 が 戦 争 を 遂 行 しようとするときは,いわゆる 総 力 戦 の 名 のもとに,その 同 質 化 一 元 化 への 要 求 をさらに 強 く 押 しだしてくる ナチス ドイツのばあいはその 典 型 であるが, 日 中 戦 争 に 踏 みきった 日 本 もそうであっ た その 最 初 の 最 大 の 出 発 点 が, 昭 和 年 4 月 に 成 立 した 国 家 総 動 員 法 であり, これによって 国 家 のあらゆる 物 的 人 的 資 源 を, 全 体 主 義 的 に 統 合 し, 戦 争 遂 行 に 参 与 さ せようとした キリスト 教 会 もその 網 の 目 から 逃 れることができず, 昭 和 年 4 月 に 施 行 された 宗 教 団 体 法 によって 国 家 への 従 服 を 余 儀 なくされた 32) 30) 同 書,38-40 頁 31) 櫻 本 富 雄 本 が 弾 丸 だったころ- 戦 時 下 の 出 版 事 情 - 青 木 書 店,1996 年,296 頁,295 頁 32) 森 岡 巌 笠 原 芳 光 キリスト 教 の 戦 争 責 任 - 日 本 の 戦 前 戦 中 戦 後 - 教 文 館,1974 年,63 頁

16 八 代 斌 助 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 昭 和 15 年 2 月 が 当 時 の 日 本 帝 国 に 応 えるた めに 語 った 態 度 は, 日 本 聖 公 会 というキリスト 教 会 組 織 の 本 来 の 使 命 に 反 していたと 受 けとめるほかない 4) 第 3 章 国 民 総 親 和 の 具 現 第 1 節 生 活 態 度 の 更 新, 第 2 節 永 生 の 希 望 (イ, 英 霊 を 祭 るの 心 ロ, 遺 族 の 為 ) 本 章 で 注 目 すべき 箇 所 を 参 照 したい 1 戦 争 協 力 への 態 度 非 常 時 を 叫 び, 東 亜 の 大 使 命 をとく そして 不 平 も 不 満 も 一 掃 せよと 云 ふ 然 し 各 人 の 心 のどん 底 からの 解 決 でない 限 りはだめだ いはゞ 臭 いものに 蓋 をしろ の 筆 法 では 割 り 切 れやしない 不 平 もよし, 不 満 もよし, 皆 かまはぬ 凡 てを 解 決 してやる と 云 ふ 生 活 態 度 なのだ いはゞ 人 間 生 活 の 根 本 的 な 内 的 改 造 が 叫 ばれねばならぬ かくて 各 人 1 人 1 人 の 解 決 があって,はじめて 自 主 的 な 協 力, 一 億 民 心 の1つ1つの 意 志 が, 自 らの 生 き 甲 斐 を 感 じてなさるゝ 総 親 和 が 生 れるのだ 私 は 謹 んで 祖 国 に 捧 げたい 我 らの 教 祖 イエスキリストの 処 世 の 途 だ, 人 間 生 活 の 内 部 的 な, 自 主 的 な 改 造 なのだ 33) 2 靖 国 神 社 の 理 解 考 へて 見 れば, 我 らの 身 代 りに,その 生 命 を 祖 国 の 為 に 献 げた 英 霊 を 迎 ふる 我 らが, 果 して 英 霊 にふさはしい 心 構 へがあるであらうか 七 度 生 き 返 って 祖 国 を 護 らん 七 生 報 国 (しちしょうほうこく) と 叫 び, 魂 魄 永 く 留 って 子 孫 を 護 らん と 誓 ひ, 活 きてゐるぞ と 大 声 して,その 肉 体 を 離 れた 英 霊 に 対 し て, 果 して 我 らは 永 生 の 信 仰 を 以 てゐるのだらうか どうせ 人 生 は 此 世 限 りだ 死 んだ 後 に 人 間 の 霊 魂 なんてあってたまるものか と, かうした 不 敬 虔 な 心 がない 迄 も, 死 んだ 先 の 事 なんか 分 かるものか 位 の 心 で, 英 霊 を 迎 へてゐるとすれば,あまりにも 祖 国 の 為 に 献 げた 不 滅 の 英 霊 に 対 して 相 済 まぬ 事 ではな からうか 我 は 限 りなき 生 命 を 信 ず てふキリスト 教 信 条 が, 祖 国 日 本 の 隅 々まで 行 き 渡 らな い 限 りは 何 時 までも 祖 国 の 墓 地 は, 少 年 の 魂 だめしの 場 所 として 残 るだらう 34) 戦 時 期 において, 日 本 聖 公 会 主 教 八 代 斌 助 の 説 いた 生 命 死 霊 観 は, 靖 国 のそ れと 同 一 である 同 一 であるというよりはむしろ,キリスト 教 の 霊 魂 不 滅 観 を 靖 国 神 社 の 英 霊 観 に 擦 り 合 わせていったものといってよい 金 田 隆 一 昭 和 日 本 基 督 教 会 史 - 天 皇 制 と 十 五 年 戦 争 のもとで- ( 新 教 出 版 社,1996 年 )は, 以 上 のようなクリスチャンの 戦 時 的 言 説 を,つぎのように 批 判 している 日 中 戦 争 の 全 面 的 拡 大 のなかで, 必 然 的 に 教 会 員 のなかからも 戦 死 者 が 生 じた そのた め 牧 師 は, 戦 死 者 の 死 の 意 義 づけとして, 信 仰 告 白 とは 異 なる 日 本 国 家 の 立 場 よりする 戦 争 じたいが, 神 の 許 したまう 正 義 の 戦 いであり, 天 皇 を 現 人 神 としていただく 日 本 人 とし 33) 八 代 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 46 頁 34) 同 書,60 頁,61 頁 内 筆 者 補 足

17 て 忠 君 愛 国 思 想 にもとづく, 天 皇 = 国 家 への 忠 誠 奉 公 の 誠 を 尽 くすための 尊 い 犠 牲 にほか ならないと 説 いた それと 同 時 に, 悲 しみにある 遺 族 に 対 しては,キリストの 贖 罪 愛 によ る 心 の 慰 めと 励 ましを 説 いた 現 人 神 たる 天 皇 を 絶 対 化 する 日 本 特 有 の 天 皇 制 ファシズムの 本 質 をしるとき,のちに 礼 拝 中 にその 偶 像 である 天 皇 を 賛 美 した 国 民 儀 礼 を 抱 含 せしめたことは,たとえ 国 家 権 力 による 強 制 であったとはいえ,もはや 主 に 信 従 する 告 白 的 真 実 の 礼 拝 とはいいがたい 礼 拝 のかしらである 栄 光 の 主 を 正 しく 仰 ぐための 障 害 になるどころか, 教 会 のかしら にいる 万 物 の 王 の 王 たる, 主 イエスを 根 底 から 否 定 する 偶 像 礼 拝 である 戦 争 中 の 教 会 は, 家 父 長 制 教 会 擁 護 のためすべての 点 で 国 家 権 力 に 迎 合 する 態 勢 への 傾 斜 を 強 め,その 事 実 は 必 然 的 に 教 会 としての 生 命 ともいうべき 信 仰 告 白 の 真 理 性 を 歪 め, あるいは 逸 脱 していった それは, 信 仰 の 二 元 論 化 混 淆 化, 個 人 の 魂 の 慰 謝 のみを 求 め る 信 仰 の 内 面 化 は,その 社 会 的 倫 理 をモットーとする 生 活 上 の 実 践 的 活 力 を 喪 失 し, 信 仰 の 内 面 化 と 結 合 したパイエティズムの 影 響 もあって, 社 会 的 政 治 的 な 預 言 者 的 視 野 をも ちえず,まさに 天 皇 制 あるいは 国 家 権 力 との 告 白 的 本 質 としての 緊 張 関 係 を 喪 失 した 観 念 的 教 会 に 堕 した 主 イエスの 示 す 世 の 光 地 の 塩 として,ドイツ 教 会 闘 争 あるいは 朝 鮮 教 会 闘 争 にみられるような 闘 う 教 会 としての 告 白 的 活 力 を 失 っていたのである 35) さて,キリスト 教 徒 による 贖 罪 愛 の 弾 丸 化 も 口 にしていた 八 代 の 論 法 は,キリスト 教 精 神 にもとづく 霊 魂 不 滅 観 を, 靖 国 英 霊 観 に 融 和 混 濁 させていく 宗 教 観 を 語 っていた 以 下 のように 語 っていた どこの 家 庭 をとって 考 へてもよい その 家 庭 に,その 家 族 に,その 愛 人 に,その 朋 友 に, 凡 て 愛 し 愛 さるゝものが, 戦 地 に 送 られてゐるのだ いはゞ 残 るものもまた 死 に 直 面 してゐるのが 今 の 日 本 の 本 当 の 姿 だ 殊 にその 死 を 鴻 毛 の 軽 きに 比 し, 東 亜 新 秩 序 建 設 の 基 礎 として, 敢 然 その 生 命 を 捧 げた 多 くの 英 霊 を 迎 へつゝ, 我 らは 特 にその 遺 族 に 此 信 仰 を 献 げねばならぬ 36) どうしたって 解 決 せられねばならぬのは, 英 霊 の 遺 族 の 姿 だ 邦 家 の 為, 快 よく その 生 命 を 捧 げた 愛 する 父, 東 洋 平 和 の 為 ならば と,その 死 を 感 謝 した 夫 ではあらう 然 し 残 るものゝの 心 に, 奥 底 からの 解 決,いはゞその 遺 児 に,その 未 亡 人 に, 活 きて 今 尚 生 存 する 夫 たり 父 たるものを 示 さねばならぬ 死 んでなくなったのではない 活 きてまた 会 ふ 日 があるのだ この 信 仰 が, 遺 族 のうちに 生 れた 時 にどうであらう もりもりと, 而 も 油 然 と 湧 出 す る 生 命 力 は, 英 霊 の 志 した 東 亜 新 秩 序 の 建 設 に 呼 応 して, 国 民 の 全 体 に 新 らしい 感 激 の 力 をよび 起 こずにはゐないのである 死 にかつ 勝 利 死 よ 汝 の 刺 は 何 処 にかある 死 よ 汝 の 勝 は 何 処 にかある 35) 金 田 隆 一 昭 和 日 本 基 督 教 会 史 - 天 皇 制 と 十 五 年 戦 争 のもとで- 新 教 出 版 社,1996 年, 293 頁,294 頁,297 頁 36) 八 代 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 62 頁

18 死 は 勝 に 呑 まれたり 我 らの 主 イエスキリストによりて 勝 を 与 へ 給 ふ 死 も 生 命 も 今 ある 者 も 後 あらん 者 も 我 らの 主 キリストイエスにある 神 の 愛 よ り 我 らを 離 れしむるを 得 ざることを と 歌 った 聖 パウロの 信 教 現 在 の 生 涯 を 支 配 し, 死 後 の 生 命 を 貫 く, 限 りなき 平 安 と 慰 め を 齎 らす 人 の 道 としての 此 信 仰 を, 私 は 謹 んで 祖 国 に 捧 げたいものである 何 故 なら 此 世 界 に 類 なき 国 柄 をもつ 祖 国 は, 此 の 信 仰 によって, 真 実 の 使 命 を 全 ふすべきを 信 ずるから である 37) この 立 派 なる 所 の 我 日 本 国 の 中 に,キリスト 教 と 云 ふものが 行 はれたらどう 云 ふもの になるだろうか この 日 本 国 とキリスト 教 との 云 ふものが, 一 つに 合 ったならば,どう 云 ふ 事 が 出 現 するであらうか と 云 ふ 事 を 考 へて 見 度 い 国 柄 がよくあって, 而 もそこに 入 ってゐる 宗 教 と 云 ふものが 完 全 なものでありましたならば,その 結 果 は 実 に 驚 くべきもの であらうと 思 はれる 38) それでも, 桑 田 優 平 尾 武 之 山 本 祐 策 編 著 八 代 斌 助 の 思 想 と 行 動 を 考 える- 日 本 聖 公 会 神 戸 教 区 の 成 立 と 活 動 - (ミネルヴァ 書 房,2006 年 )は, 戦 時 体 制 期 における 八 代 斌 助 のキリスト 者 = 聖 公 会 主 教 として 対 応 に 注 目 しつつ, 戦 時 中 から 敗 戦 後 における 行 動 に 一 貫 性 があった 点 を 評 価 している こう 説 明 する ごうりき 八 代 斌 助 師 父 が, 戦 時 国 家 総 動 員 体 制 のもとで 強 力 で 推 し 進 めたプロテスタント 教 会 合 同 (1941 昭 和 16 年 )に 反 対 し, 国 家 の 権 力 に 屈 することなく 聖 公 会 の 信 仰 を 貫 き 司 牧 されたこと,また 戦 後 は,かつて 合 同 に 参 加 していった 聖 職 者 たちの 復 帰 を 促 しこれら の 人 々を 迎 え 入 れて, 日 本 聖 公 会 の 再 建 (1948 昭 和 23 年 )に 力 を 尽 くされた 八 代 斌 助 主 教 は 戦 中, 聖 公 会 が 分 裂 するなか, 日 本 基 督 教 団 への 参 加 を 拒 み, 聖 公 会 に 属 する 兄 弟 姉 妹 の 多 くが 教 団 に 去 っていくという 悲 しみのなか, 同 じ 聖 公 会 信 徒 から 敵 国 のスパイとして 訴 えられるという 痛 ましい 状 況 においても, 聖 公 会 の 本 来 あるべき 姿 を 明 確 に 提 示 しそれを 貫 き 通 しました 39), しかし, 前 段 に 引 照 した 八 代 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 昭 和 15 年 2 月 における 記 述 は, 世 界 に 類 なき 国 柄 をもつ 祖 国 としての 日 本 帝 国 を 認 容 していた そして,こ の 日 本 国 とキリスト 教 と を 一 つに 合 った 完 全 なもの とする 考 えかたも 提 示 す るかたちで, 国 営 靖 国 神 社 の 英 霊 観 を 受 容 してもいた 靖 国 の 英 霊 観 は, 国 家 のための 死 者 に 対 する 独 自 の 慰 霊 感 情 を, 日 本 式 の 国 家 神 道 をもって 特 殊 的 に 表 現 するものである だが,どの 国 でも 戦 死 者 の 慰 霊 に 関 しては, 似 たような 国 家 精 神 的 な 特 殊 な 回 路 を, 宗 教 次 元 の 方 途 において 普 遍 的 に 創 出 しようとす る 例 を 挙 げれば, 第 三 帝 国 のナチス ドイツは, 墓 地 を 背 景 として 戦 死 した 兵 士 の 霊 が 37) 同 書,64-65 頁 38) 同 書,67-68 頁 39) 桑 田 優 平 尾 武 之 山 本 祐 策 編 著 八 代 斌 助 の 思 想 と 行 動 を 考 える- 日 本 聖 公 会 神 戸 教 区 の 成 立 と 活 動 - ミネルヴァ 書 房,2006 年,121 頁, 中 村 豊 刊 行 に 寄 せて ⅰ 頁

19 君 の 精 神 が 私 の 名 誉 を 快 復 する と, 新 しい 世 代 に 語 りかける 構 図 を 描 くポスターを 制 作 し, 戦 意 昂 揚 を 呼 びかけていた 40) この 構 図 は 兵 士 の 霊 = 靖 国 の 英 霊 = 死 者 が 生 ける 者 に 対 して 督 戦 する 関 係 を 構 成 しており, 日 本 帝 国 も 第 三 帝 国 も 同 じよ うな 手 法 を 使 いながら, 戦 争 のための 動 員 を 国 民 に 働 きかけていたことを 意 味 する 八 代 がこう 主 張 していた 点 を, 再 度 引 用 しておく 国 家 神 道 靖 国 神 社 と 英 国 聖 公 会 に 源 流 する 日 本 聖 公 会 の 信 仰 とのあいだには,はたして, 明 確 な 差 異 をみいだすこと ができるのか 東 亜 新 秩 序 建 設 の 基 礎 として, 敢 然 その 生 命 を 捧 げた 多 くの 英 霊 を 迎 へつゝ, 我 ら は 特 にその 遺 族 に 此 信 仰 を 献 げねばならぬ 現 在 の 生 涯 を 支 配 し, 死 後 の 生 命 を 貫 く, 限 りなき 平 安 と 慰 めを 齎 らす 人 の 道 とし ての 此 信 仰 を, 私 は 謹 んで 祖 国 に 捧 げたいものである 何 故 なら 此 世 界 に 類 なき 国 柄 を もつ 祖 国 は, 此 の 信 仰 によって, 真 実 の 使 命 を 全 ふすべきを 信 ずるからである 41) ジョージ L モッセ 英 霊 - 創 られた 世 界 大 戦 の 記 憶 - ( 柏 書 房,2002 年 )は, 英 霊 観 の 本 質 を 的 確 に,こう 指 摘 している 戦 争 体 験 の 現 実 は, 戦 争 体 験 の 神 話 とでもいうべきものに 変 容 した 戦 争 は 有 意 味 な 神 聖 でさえある 出 来 事 として 回 顧 される こうした 戦 争 理 解 は, 一 国 の 専 売 特 許 ではな いものの,とりわけ 焦 眉 の 必 要 に 迫 られていた 敗 戦 国 で 発 展 した 戦 争 体 験 の 神 話 は 戦 争 を 覆 いかくして,その 体 験 を 正 当 化 しようとした つまり, 戦 争 の 現 実 にとって 代 わることとなった 戦 争 の 記 憶 は 聖 なる 経 験 へと 改 変 された 国 民 には 宗 教 的 感 情 という 新 たな 深 遠 が 与 えられ, 随 所 におわす 聖 人 や 殉 職 者, 礼 拝 の 場, 継 ぐべ き 遺 産 が 任 された キリストの 腕 に 抱 かれた 英 霊 の 絵 は, 戦 時 中 からよくしられていた この 絵 は, 殉 教 と 復 活 という 伝 統 的 な 信 仰 を, 生 活 の 隅 々にまで 浸 透 する 市 民 宗 教 としての 国 民 国 家 に 投 影 する 英 霊 祭 祀 は 戦 後,ナショナリズムという 宗 教 の 主 眼 となった それは, 戦 争 に 敗 れ, 戦 時 から 平 時 への 移 行 にともなって 混 乱 を 増 しゆくドイツのような 国 にとって, 最 大 級 の 政 治 的 衝 撃 となった 42) 日 本 の 敗 戦 は, 国 営 = 陸 海 軍 管 轄 下 の 靖 国 神 社 を, 宗 教 法 人 のひとつに 転 換 させた ので,ドイツのように 最 大 級 の 政 治 的 衝 撃 とはなりえなかった その 代 わり, 昭 和 天 皇 に 対 して 神 道 信 仰 上 の 強 い 打 撃 をくわえたのが A 級 戦 犯 の 合 祀 (1978 昭 和 43 年 10 月 17 日 )であった 彼 はそれ 以 降, 靖 国 において 保 持 していた 最 高 の 立 場 = 祭 祀 者 の 立 場 をもって, 靖 国 に 参 拝 できなくなった 永 田 秀 郎 跪 くひと 八 代 斌 助 ( 春 秋 社,1994 年 )の 冒 頭 に 掲 載 された 数 多 くの 写 真 の なかには,1951 年 神 戸 オリエンタル ホテルにおいて 松 陰 女 子 学 院 を 訪 問 された 三 笠 宮 殿 下 と 共 に 一 時 を 過 ごした 八 代 が 三 笠 宮 の 左 隣 に 座 って 談 笑 する 姿 を 写 した1 葉 が 収 められている 日 本 聖 公 会 の 最 高 指 導 者 として 八 代 は, 天 皇 家 への 尊 崇 の 念 を 抱 いてい 40) クローディア クーンズ, 滝 川 義 人 訳 ナチと 民 族 原 理 主 義 青 灯 社,2006 年,308 頁 41) 前 出 だが, 八 代 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 62 頁,65 頁 42) ジョージ L モッセ 英 霊 - 創 られた 世 界 大 戦 の 記 憶 - 柏 書 房,2002 年,12 頁

20 た 英 国 聖 公 会 のカンタベリー 大 司 教 は,イギリスの 王 位 に 就 く 者 に 対 して 戴 冠 式 をと りしきるが,これに 対 して, 日 本 聖 公 会 の 首 座 主 教 にあってはその 役 目 に 相 当 する 仕 事 は 注 ない ここで, 日 本 国 皇 室 における 重 要 な 行 事 である 大 嘗 祭 ) にイギリス 王 室 の 戴 冠 式 を なぞらえるのは, 必 ずしも 唐 突 な 発 想 ではない 英 国 聖 公 会 はキリスト 教 派 であり, 靖 国 神 社 護 国 神 社 は 宗 派 神 道 かつては 国 家 神 道 であったが,いまもその 性 格 を 完 全 に 払 拭 していない である 双 方 における 宗 教 思 想 信 条 の 根 本 的 な 違 いを 念 頭 に 置 いたとしても, 国 家 に 深 く 関 与 している 宗 教 存 在 の 機 能 面 そのものにおいてはなお,それらの 根 底 に 共 通 する 要 因 を 感 知 してよい なにものか が ある 注 ) 新 嘗 祭 は, 天 皇 が 天 照 大 神 とその 年 の 新 穀 をともに 食 べることによって,アマテラ スオホミカミの 霊 を 自 分 の 人 格 の 上 に 受 けつぎ, 自 然 人 である 天 皇 が, 現 人 神 として の 天 皇 の 霊 威 を 身 につけると 信 じられている 儀 式 である 神 道 を 信 じる 人 びとは, 天 皇 はその 儀 式 によって 神 のお 仲 間 入 りをなされる と 考 えている 43) 天 皇 の 即 位 式 は 一 代 一 度 の 大 嘗 祭 となる 剣 璽 を 新 帝 に 渡 す 践 祚 につづき, 皇 位 に 就 いたことを 天 照 大 神 天 神 地 祇 に 奉 告 し, 天 皇 位 に 就 いたことを 内 外 に 明 らかにす る 天 皇 は, 神 々に 供 えた 新 穀 新 酒 を 神 々と 共 食 する この 大 嘗 祭 は 秘 儀 であ るところに 儀 礼 の 象 徴 的 意 味 がある 44) 以 上, 日 本 国 憲 法 下 で 天 皇 家 の 儀 式 としてとりおこなわれる 行 事 に 関 する 説 明 であ る Ⅴ 検 討 と 議 論 - 八 代 斌 助 の 存 在 意 義 - 1) 国 家 と 宗 教 昭 和 年 12 月 1 日, 日 本 軍 は 中 国 南 京 への 攻 略 作 戦 を 開 始 する 英 国 聖 公 会 の ラング カンタベリー 大 主 教 は12 月 12 日, 反 日 大 会 の 議 長 を 受 理 し, 日 本 の 軍 隊 が 中 国 の 無 辜 の 民 を 爆 撃 したことへの 糾 弾 を 主 題 とする 議 題 の 司 会 をした このため, 日 本 と 英 国 の 教 会 関 係 は 破 局 した 日 本 政 府 が 文 部 省 をとおして, 宗 教 団 体 を 法 律 をもってすべて 管 轄 下 に 置 くのは,このときからであった すべての 宗 教 団 体 はその 法 律 に 適 う 教 団 として 認 可 を 受 ける 努 力 を 強 いられた 日 本 聖 公 会 は 最 初, 各 教 派 の 教 団 それぞれがそのままで 認 可 を 受 け,ドイツでとられた 方 策 に 似 て, 海 外 の 母 教 会 との 連 携 を 絶 ち, 純 粋 に 日 本 の 教 団 として 新 しい 発 足 ができると 考 えていた 45) 以 上 の 歴 史 の 展 開 に 関 しては,イギリスにおける 政 治 ( 国 家 )と 宗 教 (キリスト 教 ) との 深 い 関 連 性 が,その 背 景 要 因 として 適 切 に 想 起 されねばならない こういうことで 43) 戸 村 政 博 編 著 天 皇 制 国 家 と 神 話 - 靖 国, 思 索 と 闘 い- 日 本 基 督 教 団 出 版 局,1982 年,58 頁 参 照 44) 原 武 史 吉 田 裕 編 岩 波 天 皇 皇 室 辞 典 岩 波 書 店,2005 年,310 頁,373 頁 参 照 45) 桑 田 平 尾 山 本 編 著 八 代 斌 助 の 思 想 と 行 動 を 考 える 97 頁

21 ある 英 国 福 音 伝 播 教 会 (The Society for the Propagation of the Gospel in Foreign Parts; SPG)が1701 年, 英 国 国 教 会 最 初 の 海 外 伝 道 団 体 として 発 足 している SPGの 目 的 は, 海 外 に 居 住 する 英 国 国 民 のために 牧 会 が 与 えられることと, 国 王 の 臣 民 となった 非 キリス ト 教 徒 に 伝 道 することとのふたつであった SPGはその 後,1812 年 に 英 国 教 会 伝 道 教 会 (The Church Missionary Society for Africa and the East)に 改 称 され,CMSの 略 称 でしられるようになった CMSは 設 立 当 初 か ら,アフリカと 東 洋 における 異 教 徒 への 布 教 を 目 的 とした 団 体 であり, 英 国 教 会 内 におけ る 活 動 の 拡 大 とともに, 海 外 に 派 遣 する 宣 教 師 たちを 育 てていた 46) こうした 大 英 帝 国 における 宗 教 史 的 な 背 景 事 情 を 有 し, 明 治 以 来 の 日 本 国 内 に 宣 教 され ていく 英 国 聖 公 会 のキリスト 教 精 神 は, 明 治 中 期 に 創 設 された 靖 国 神 社 の 国 営 的 性 格 と 対 立 衝 突 するほかないものであった この 現 象 は, 時 代 の 推 移 とともに, 欧 米 帝 国 主 義 国 と 日 本 帝 国 主 義 とが 真 正 面 から 角 逐 する 段 階 に 至 って, 不 可 避 のものとなった 靖 国 神 社 は, 明 治 になって 創 設 された 国 営 神 道 としての 宗 教 施 設 であり, 日 本 の 帝 国 主 義 路 線 を 宗 教 精 神 史 的 に 合 理 化 正 当 化 するためものであった 実 は, 外 来 宗 教 :キリ スト 教 も 明 治 日 本 の 国 家 神 道 も, 形 式 面 から 観 察 するときその 宗 教 の 目 的 そのもの が 共 約 できる,というきわどい 性 格 を 有 していた けれども, 日 本 が 独 自 に 創 設 した 国 家 神 道 = 靖 国 の 立 場 は, 英 日 間 の 国 柄 をめぐる 宗 教 の 異 質 性 の 浸 透 を 排 斥 しな ければならなかった ましてや 日 本 聖 公 会 は, 英 国 聖 公 会 が 日 本 国 内 にキリスト 教 を 布 教 してきた 成 果 = 組 織 であり,のちに 敵 国 となったイギリスに 親 和 性 を 有 する それゆえ, 日 本 聖 公 会 は, 日 中 戦 争 太 平 洋 ( 大 東 亜 ) 戦 争 開 始 以 後 はとくに, 目 の 仇 あるいは 敵 国 のスパイ 呼 ばわりされる 宗 教 団 体 でしかなくなった 結 局, 八 代 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 昭 和 15 年 2 月 は, 小 著 ではあったものの, 八 代 斌 助 の 発 した 戦 時 的 妥 協 の 宗 教 的 な 発 言 が 随 所 に 散 りばめられる 書 物 になってい た しかしながら, 八 代 は 宗 教 人 として, 戦 時 体 制 期 における 国 家 体 制 に 全 面 的 に 屈 伏 し た 気 持 をもっていなかったのかもしれない 戦 後 において 八 代 をひたすら 顕 彰 するかのよ うな 書 物 は,たしかそのように 描 いている ところが, 八 代 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 昭 和 15 年 2 月 をみるかぎり,そうし た 解 釈 戦 時 的 妥 協 戦 争 協 力 = 戦 責 問 題 の 存 在 の 余 地 を 打 ち 消 すことはできない 八 代 の 言 説 に 関 する 戦 後 の 解 釈 は,これを 否 定 する 戦 中 戦 時 の 論 説 に 有 効 に 反 論 しえず,もとより 相 互 間 における 整 合 性 もほとんどもちあわせていない それでも 八 代 ほど, 戦 時 国 家 体 制 に 抵 抗 しえた 日 本 聖 公 会 の,そしてキリスト 教 の 関 係 者 はいなかったのかもしれない かといって, 著 作 東 亜 新 秩 序 の 建 設 とキリスト 教 に 記 録 された 戦 時 期 における 反 キリスト 教 的 な 理 念 が, 敗 戦 以 降 において,なんら 問 題 もなしに 帳 消 しにできるわけはない 日 本 帝 国 主 義 : 軍 部 陸 海 軍 の 直 営 だった 靖 国 神 社 の 国 家 性 が,そのほかの 神 道 仏 教 キリスト 教 の 諸 宗 派 にくわえた 迫 害 に 対 し 46) 同 書,2 頁,3 頁

22 て, 日 本 聖 公 会 のキリスト 教 精 神 が 徹 底 して 抵 抗 しきれなかった 事 実 は,この 宗 派 が 元 来 有 する 国 家 への 親 和 性 という 要 因 を 示 唆 している 2) 国 家 の 本 質 とキリスト 者 の 立 場 子 安 宣 邦 日 本 ナショナリズムの 解 読 ( 白 澤 社,2007 年 )は, 靖 国 神 社 の 固 有 真 性 の 宗 教 的 な 理 念 が 国 家 のために 死 ぬこと をその 極 限 的 な 命 題 とすること を 指 摘 し て,こういう かつて 日 本 の 天 皇 制 国 家 のナショナリズムでも, 民 主 的 国 家 を 称 するアメリカのナショ ナリズムでも, 国 家 のために 死 ぬこと をその 極 限 的 な 命 題 とすることに 変 わりはない 国 家 のために 死 ぬこと が,ナショナリズムの 対 内 的 な 極 限 的 な 命 題 だとすれば, 国 家 のために 殺 すこと とは, 排 他 的 なナショナリズムの 極 限 的 な 命 題 である 国 家 のために 死 ぬこと のもうひとつの 側 面 は 国 家 のために 殺 すこと である こ のふたつの 命 題 国 家 のために 死 ぬ 殺 す は 表 裏 一 体 である ナショナリズムが 極 限 的 には,このふたつの 命 題 からなることを,いま 冷 静 に, 現 実 的 な 眼 をもってみなけれ ばならない 47) 子 安 宣 邦 の 別 著 国 家 と 祭 祀 - 国 家 神 道 の 現 在 - ( 青 土 社,2004 年 )は,こう 説 明 す る 戦 う 国 家 とは 祀 る 国 家 である 日 本 が 戦 う 国 家 であり,したがって 英 霊 たちを 祀 る 国 家 であった そのなによりの 証 拠 が 靖 国 神 社 の 存 在 である 靖 国 とともに 連 続 が 語 られる 国 家 とは 戦 う 国 家 であり, 英 霊 を 祀 る 国 家 である 近 代 日 本 国 家 は 神 道 的 祭 祀 をもって 戦 死 者 を 祀 ってきたけれども,この 国 家 の 宗 教 性 = 祭 祀 性 という 問 題 そのものは,かといって けっして 近 代 日 本 国 家 に 特 有 の 問 題 ではなく, 近 代 国 家 一 般 に 共 通 する 問 題 である 48) 歴 史 的 に 英 国 聖 公 会 の 宗 教 的 特 性 も 併 せて 回 顧 するとき, 戦 時 体 制 期 における 靖 国 神 社 の 英 霊 問 題 に 対 して, 八 代 斌 助 が 和 するほかない 言 説 を 遺 した 事 実 は,いったいどのよう に 評 価 され 意 味 づけられればよいのか 聖 公 会 の 信 仰 も 靖 国 の 英 霊 観 も 国 家 へ の 親 和 性 を 共 有 する しかし,それぞれが 仕 える 国 家 は 別 々であるから,それら 国 家 間 に 戦 争 が 発 生 することになれば,とくに 日 本 臣 民 だった 聖 公 会 主 教 八 代 の 立 場 は, 双 方 の 利 害 関 係 のなかで 懊 悩 させられたのである 戦 争 の 時 代 における 八 代 の 言 動 は, 以 下 に 登 場 する 基 督 教 関 係 の 人 物, 富 田 満 と 賀 川 豊 彦 とも 比 較 してみる 価 値 がある 3) 富 田 満 昭 和 年 4 月 に 施 行 された 宗 教 団 体 法 によって 組 織 された 日 本 基 督 教 団 の 初 代 統 理 富 田 満 牧 師 は,1942 昭 和 17 年 1 月 11 日 伊 勢 神 宮 に 参 拝 し, 天 照 大 神 に 日 本 基 督 教 団 の 成 立 を 報 告 し,その 発 展 を 祈 り, 教 団 を 捧 げた 神 社 参 拝 は 国 民 儀 礼 であって 47) 子 安 宣 邦 日 本 ナショナリズムの 解 読 白 澤 社 発 行 現 代 書 館 発 売,2007 年, はじめ に 7-8 頁 48) 子 安 宣 邦 国 家 と 祭 祀 - 国 家 神 道 の 現 在 - 青 土 社,2004 年,187 頁,27 頁

23 信 仰 に 反 しない それまで 植 民 地 下 の 朝 鮮 ではすでに, 多 くのキリスト 者 が 神 社 参 拝 を 拒 否 し 投 獄 され 殉 教 していた 50 人 の 牧 師 が 獄 死 していた 日 本 国 内 ではわずかに, 美 濃 ミッションとホ ーリネスのクリスチャンが 偶 像 礼 拝 に 妥 協 せず, 殉 教 者 を 出 した 日 本 基 督 教 団 関 係 者 ら は, 迫 害 され 殉 教 した 聖 徒 をファンダメンタリスト 基 督 教 原 理 主 義 と 呼 んで,あざけ ったのである 富 田 牧 師 はまた, 昭 和 年 復 活 節 の 日 ほぼ4 月 中 に, 日 本 基 督 教 団 より 大 東 亜 共 栄 圏 に 在 る 基 督 教 徒 に 送 る 書 翰 を 送 り, 大 東 亜 戦 争 はアジア 諸 民 族 の 解 放 をめ ざすものであり, 神 の 聖 なる 意 志 であると 主 張 した 昭 和 年 8 月, 敗 戦 富 田 牧 師 は 悔 い 改 めることなく, 戦 中 と 同 様 に 戦 後 も, 数 年 間 にわたり 明 治 学 院 の 理 事 長 の 地 位 にとどまりつづけた 戦 後 も 昭 和 年 3 月 26 日, 日 本 基 督 教 団 は 戦 争 責 任 に 対 する 声 明 を 発 表 した しかし, この 教 団 の 成 立 と 存 続 において 働 かれる 歴 史 の 主 なる 神 の 摂 理 を 覚 え と 主 張 し, 認 識 の 甘 さを 露 呈 し ていた 49) 富 田 は, 戦 時 体 制 中 の 出 来 事 などどこ 吹 く 風 だったかという 姿 勢 で, 敗 戦 を 迎 えた 彼 はいち 早 く1945 年 8 月 28 日 に, 満 州 事 変 以 来,キリスト 教 は 圧 迫 を 蒙 り, 教 学 伝 道 等 に 不 自 由 を 感 じてきたが, 今 や 自 由 に 説 教 をなし 得 ることになった されば 今 後 教 会 が 復 興 しないとしたら,それは 我 々の 責 任 である ( 日 本 基 督 教 団 史 1967 年 )と 発 言 してい た 辻 宣 道 嵐 の 中 の 牧 師 たち-ホーリネス 弾 圧 と 私 たち- ( 新 教 出 版 社,1992 年 )は, この 富 田 の 豹 変 ぶりをとらえて,こう 指 弾 している 加 害 者 から 被 害 者 へというみごとな 変 身 の 図 式 である 不 自 由 を 強 いられたとする 富 田 自 身, 延 命 的 な 保 身 策 としてホーリネスを 見 殺 しにした そして 権 力 に 迎 合 した 者 が, 戦 後 一 転, 被 害 者 の 立 場 に 身 をおき, 諸 教 会 を 鼓 舞 激 励 するに 至 る このはなはだしい 矛 盾 をなんと 説 明 すべきか 50) 4) 賀 川 豊 彦 ここでは, 佐 治 孝 典 土 着 と 挫 折 - 近 代 日 本 と 基 督 教 史 の 一 断 面 - ( 新 教 出 版 社,19 91 年 )などを 参 照 しながら, 日 本 キリスト 教 徒 しての 賀 川 豊 彦 を 議 論 する 賀 川 豊 彦 の 戦 争 協 力 を 批 判 することは, 宗 教 報 国 伝 道 報 国 の 誠 を 尽 くし, 日 本 的 基 督 教 の 確 立 をめざした 戦 時 中 の 日 本 基 督 教 団 自 身 の 態 度 じたいを 批 判 することを 意 味 する 賀 川 は 戦 中 戦 後 をつうじて,その 点 で 教 団 と 一 体 であった 賀 川 のなかでは, 戦 争 反 対 と 戦 争 協 力 がまるで 背 中 合 わせであり, 大 勢 国 家 の 方 策 と 49) 日 本 基 督 教 団 の 歴 史 ml 2008 年 5 月 8 日 検 索 50) 辻 宣 道 嵐 の 中 の 牧 師 たち-ホーリネス 弾 圧 と 私 たち- 新 教 出 版 社,1992 年,67 頁 山 崎 鷲 夫 編 戦 時 下 ホーリネスの 受 難 新 教 出 版 社,1990 年 は, 戦 時 中 に 弾 圧 を 受 けたホー リネス 教 会 関 係 者 たちの 証 言 集 である( 本 文 など,2 段 組 で 665 頁 )

24 国 民 の 動 向 のおもむくところにしたがい, 適 宜 表 裏 している しかも,その 行 動 はつね に わが 骨 肉 のためならんには で 正 当 化 されている 賀 川 は, 国 家 の 本 質 についてとこ とん 考 えたことがない 天 皇 制 国 家 も,たとえ 多 くの 過 ちを 犯 すものであり, 非 合 理 で 共 謀 なものであっても, 本 来 随 従 しなければならぬもの, 黙 して 運 命 をともにしなければな らないものと 観 念 していた 51) マハトマ ガンジーは, 大 英 帝 国 の 植 民 地 支 配 権 力 に 対 して 徹 底 的 に, 非 暴 力 の 抵 抗 運 動 で 闘 った 賀 川 は, 日 本 帝 国 主 義 と 植 民 地 支 配 権 力 に 対 して, 非 暴 力 の 無 抵 抗 主 義 で 対 峙 しようとした 1940 昭 和 15 年 8 月, 松 沢 教 会 で 礼 拝 説 教 をしていた 賀 川 は, 支 那 事 変 処 理 上 有 害 と 認 められる 極 端 な 反 戦 平 和 論 を 唱 えたということで 突 如, 渋 谷 憲 兵 隊 に 拘 引 された 賀 川 は1カ 月 近 く 拘 留 されたのち, 当 時 の 外 務 大 臣 松 岡 洋 右 の 強 い 要 請 で 釈 放 されている ここで, 賀 川 の 戦 争 支 持 への 第 1 回 の 転 向 が 起 きる 同 年 10 月 に 発 行 された 雑 誌 雲 の 柱 に 賀 川 が 寄 せた 皇 紀 二 千 六 百 年 は,こう 語 る ようになっていた 人 類 歴 史 は 再 大 発 の 危 機 に 直 面 している この 時 に 際 して 我 々は, 光 栄 ある 紀 元 二 千 六 百 年 の 皇 紀 を 迎 へた 顧 るに 全 能 者 は 不 思 想 なる 摂 理 を 日 本 の 傾 け, 皇 統 連 綿 御 仁 慈 の 限 りを 尽 して, 民 を 愛 し 給 うた 世 界 に 比 類 なき 統 治 者 を 日 本 に 与 へ 給 うた 皇 祖 皇 宗 の 御 仁 徳 と, 上 御 1 人 の 御 盛 徳 の 然 らしむる 所 以 であると 思 はざるを 得 ない 今 や 我 々は 世 界 歴 史 の 再 建 に 当 って, 悪 魔 の 頭 を 踏 みつけて 阿 修 羅 の 苦 闘 を 続 けなけ ればならない いや 創 造 の 苦 闘 を 持 つのみならず, 世 界 修 繕 の 大 使 命 をも 荷 はされてゐる 欧 米 に 愛 と 正 義 が 亡 びるとき, 我 々は 日 本 の 国 より 世 界 救 済 の 手 を 延 して, 人 類 社 会 再 建 の 福 音 を 伝 へるべきである 我 々は 謹 んで 皇 紀 二 千 六 百 年 を 祝 ひ 奉 ると 共 に, 贖 罪 愛 の 原 理 に 立 って, 世 界 再 創 造 への 新 しき 出 発 を 覚 悟 するものである 52) 1943 昭 和 18 年 5 月, 賀 川 は 反 戦 思 想 社 会 主 義 思 想 の 廉 で 警 察 に 呼 ばれ,11 月 には 青 年 に 徴 兵 忌 避 を 慫 慂 した 廉 で 憲 兵 隊 に 呼 ばれ, 取 調 べを 受 けている この 時 期, 賀 川 だ けではなく,リベラリストや 親 英 米 派 や 反 東 條 派 の 人 たちをはじめ,およそ 戦 争 に 一 言 あ る 人 たちはことごとく, 監 視 され 拘 束 されていった 賀 川 は 敢 然 と 閑 居 して, 無 為 の 無 抵 抗 姿 勢 を 持 続 できず,むしろ 積 極 的 な 戦 争 協 力 へと 転 身 する これは, 賀 川 の 第 2 回 の 転 向 であり, 決 定 的 な 転 向 であった 53) 賀 川 は 基 督 教 新 聞 昭 和 19 年 10 月 4 日 号 に 米 国 滅 亡 の 預 言 を 執 筆 し,この 末 尾 で アメリカが 若 しその 物 質 をキリストの 為 に 使 はなければ 天 の 罰 を 受 けることは 必 至 であ る と, 敵 国 のアメリカ 合 衆 国 を 叱 責 した ところが, 敗 戦 直 後 の 読 売 報 知 昭 和 20 年 8 月 30 日 号 には, 連 合 軍 の マッカーサー 総 司 令 官 に 寄 す, 世 界 平 和 の 奉 仕 と 広 い 心 と 思 51) 佐 治 孝 典 土 着 と 挫 折 - 近 代 日 本 キリスト 教 史 の 一 断 面 - 新 教 出 版 社,1991 年,90 頁, 87 頁 52) 賀 川 豊 彦 全 集 刊 行 会 編 賀 川 豊 彦 全 集 第 24 巻 キリスト 新 聞 社, 昭 和 39 年, 頁 53) 佐 治 土 着 と 挫 折 69 頁,70 頁, 注 52をはさんで,73 頁,74 頁

25 遣 り- 新 世 界 への 出 発 にひらけ 窄 き 門 - を 寄 稿 し,この 末 尾 ではこう 提 言 した マッカーサー 願 わくば 閣 下 よ, 日 本 人 の 特 質 を 活 かし 新 文 化 新 世 界 へ 邁 進 する 日 本 に 拍 車 をかけるとも 力 の 鞭 を 揮 ふ 勿 れ,それがサンフランシスコ 会 議 1945 年 4 月 ~6 月 国 際 機 構 に 関 する 連 合 国 会 議 (United Nations Conference on International Organization.) の 結 果 を 実 現 する 最 も 重 要 な 具 体 的 な 方 法 だと 信 じて 止 みません 54) 賀 川 は, 敗 戦 直 後 の 時 点 で 一 億 総 懺 悔 を 提 唱 した 最 高 責 任 者 である 天 皇 は 初 めか ら 免 責 するという, 支 配 者 にとってはまことに 都 合 のよい 国 体 護 持 のための 方 便 を 使 っていた 賀 川 らキリスト 者 も,このような 一 億 総 懺 悔 に 協 賛 し,その 歩 みだしから 大 き な 過 ちを 犯 していたのである 55) 賀 川 の 情 緒 的 平 和 思 想 は, 日 本 帝 国 主 義 国 家 の 驕 慢 と 天 皇 制 国 家 の 欺 瞞 の 本 態 をみぬけ ずに 破 綻 した 大 東 亜 戦 争 の 本 質 が, 帝 国 主 義 間 のアジア 侵 略 を 舞 台 とする 苛 烈 な 権 益 争 いであった 事 実 に, 賀 川 はついに 気 がついていなかった 賀 川 の 戦 争 協 力 は, 単 なる 擬 態 や 韜 晦 ではなく,ほとんど 彼 の 本 音 であった 56) それゆえ, 戦 時 体 制 期 における 賀 川 を 言 説 行 動 をよく 観 察 しないで, 1910 年 代 のは じめから 戦 後 にかけて,その 果 敢 な 実 践 によって 広 く 外 国 にも 知 られたキリスト 教 社 会 主 義 の 立 場 に 立 つ 社 会 運 動 家 といっていいだろう 57) と 判 断 するのは, 拙 速 な 把 握 であり, 正 鵠 を 射 ていない 要 は, 戦 時 中 において 日 本 の キリスト 者 は 戦 争 協 力 に 進 んで 参 加 したというのだから, それに 見 合 った 反 省 と 捉 え 返 しがなされていいようなものなのに, 現 状 は 転 向 などと いう 言 葉 も 唐 突 に 響 くほどに, 幸 せな 戦 後 生 活 を 送 っているのである 58) 5) 八 代 斌 助 との 比 較 以 上 に 言 及 した 富 田 満 と 賀 川 豊 彦 という2 名 のキリスト 者 は, 基 本 的 に 同 様 な 戦 争 協 力 をしていた これに 比 べて, 戦 時 中 における 八 代 斌 助 のキリスト 者 としての 姿 勢 には, 同 じに 括 れない 要 素 があるものの, 戦 中 の 教 団 では,イエスは 教 会 の 内 側 においてさえ 主 ではなく, 天 皇 と 国 体 に 仕 える 世 のしもべとされていた のであった 59) この 点 におい て 以 上 の3 名 は, 画 然 とした 相 違 をみいだしにくい 言 説 行 動 を 残 してきた 日 本 の 敗 戦 模 様 もいっそう 濃 くなってきた 時 点 で 発 せられた 日 本 基 督 教 団 決 戦 態 勢 宣 言 ( 昭 和 19 年 8 月 18 日 )は, 此 ノ 時 ニ 当 リ 皇 国 ニ 使 命 ヲ 有 スル 本 教 団 ハ 皇 国 必 勝 ノ 為 54) 賀 川 豊 彦 全 集 刊 行 会 編 賀 川 豊 彦 全 集 第 24 巻 413 頁,416 頁 内 補 足 は 筆 者 55) 同 書,83-85 頁 参 照 56) 同 書,76 頁,77 頁,81 頁 賀 川 豊 彦 については, 雨 宮 栄 一 暗 い 谷 間 の 賀 川 豊 彦 新 教 出 版 社,2006 年 が 最 近 の 研 究 として 与 えられている 八 代 斌 助 への 関 説 は, 同 書, 頁 57) 賀 川 豊 彦 空 中 征 服 社 会 思 想 社,1989 年, 西 田 勝 解 説 316 頁 58) 池 田 浩 士 天 野 恵 一 編 検 証 [ 昭 和 の 思 想 ]Ⅱ 転 向 と 翼 賛 の 思 想 史 社 会 評 論 社,1989 年,70 頁 59) 大 塩 清 之 助 ゆるされて 生 きる- 戦 争 責 任 告 白 の 道 - 日 本 基 督 教 団 出 版 局,1989 年, 170 頁

26 ニ 蹶 起 シ, 断 乎 驕 敵 ヲ 撃 摧 シ, 以 テ 宸 襟 ヲ 安 ンジ 奉 ラザルベカラズ と 強 調 していた 60) 戦 後,1967 昭 和 42 年 3 月 26 日 の 復 活 主 日 に 日 本 基 督 教 団 総 会 議 長 鈴 木 正 久 第 2 次 大 戦 下 における 日 本 基 督 教 団 の 責 任 についての 告 白 が 公 表 された これに 対 しては, こういう 指 摘 がなされている この 戦 責 告 白 は, 日 本 基 督 教 団 が 過 去 の 歴 史 上 のひとつの 戦 争 に 対 して 深 く 責 任 を 負 えず,むしろ 安 易 に 戦 争 協 力 に 流 されたことの 教 会 の 告 白 である また,あの 無 謀 な 戦 争 へと 国 民 をかりたて, 人 間 生 活 の 唯 一 にして 全 体 的 な 秩 序 になろうとした 国 家 の 悪 魔 性 に 対 して 盲 目 であった 罪 の 告 白 である さらにいうならば, 教 会 が 国 家 に 対 して 当 然 負 わねばならない 預 言 者 的 な 役 割 見 張 りの 役 をみうしなっていた,という 罪 の 告 白 である 61) この 指 摘 = 批 判 のまえに 引 きだされるべき 富 田 満 賀 川 豊 彦 八 代 斌 助 間 での 微 細 な 相 違 が 問 題 である そして,それ 以 上 に3 名 において 集 約 できるきわだった 戦 責 問 題 が, 神 の 唯 一 の 御 言 葉 の 他 に,またそれと 並 んで 天 皇 制 国 家 体 制 を その 宣 教 の 源 として 承 認 し,まさに 聖 書 と 並 べて 天 皇 制 国 家 のイデオロギーである 国 体 の 上 に 自 らを 基 礎 づけた 点 にみいだせるのである しかもそれはまさに 日 本 基 督 教 団 成 立 そのものにあらわれた 問 題 である 62) 戦 争 の 時 代, 日 本 聖 公 会 の 各 教 会 は 教 団 に 属 せざる 教 会,いわゆる 単 立 教 会 の 認 可 申 請 を 強 いられた また, 日 本 基 督 教 団 への 加 入 を 迫 られ,これに 応 じる 聖 公 会 の 教 会 も 出 現 させていた 63) キリスト 教 と 天 皇 制 の 闘 争 の 歴 史 は, 朝 鮮 半 島 におけるキリスト 者 の 認 識 と 実 践 年 2 月 に 殉 教 した 宋 基 徹 牧 師 ら, 殉 職 者 50 名 と, 日 本 におけるキリスト 者 の 認 識 と 実 践 - 富 田 賀 川 八 代 らの 存 在 - との あまりの 差 が,いったい,どこからきて いたのかという 問 題 を 提 起 する この 答 えをみいだすことなくして, 現 在 の 天 皇 制 に 対 す るキリスト 者 の 責 任 ある 歩 みは 生 れてこないのではないか 64) 信 仰 が 社 会 的 現 実 と 妥 協 しては, 信 仰 のゆえにかえって 社 会 的 現 実 の 矛 盾 がみのがされ る 信 仰 のゆえに 戦 うべきときに, 福 音 と 罪 の 現 実 との 衝 突 が 回 避 され, 現 実 に 降 伏 したところに 戦 いはなく, 平 穏 無 事 が 支 配 する キリスト 者 はしばしばこの 平 穏 無 事 を 信 仰 にある 平 和 ととりちがえる キリスト 者 が 真 に 神 にある 平 和 に 生 きようとする 60) 武 田 武 長 世 のため 存 在 する 教 会 新 教 出 版 社,1995 年,26 頁 61) 雨 宮 栄 一 日 本 キリスト 教 団 教 会 論 新 教 出 版 社,1981 年,141 頁 戦 時 体 制 期 における 日 本 キリスト 教 問 題 に 関 する 各 種 資 料 については, 戸 村 政 博 編 神 社 問 題 とキリスト 教 新 教 出 版 社, 1976 年 参 照 62) 武 田 世 のため 存 在 する 教 会 頁,40 頁 63) 桑 田 平 尾 山 本 編 著 八 代 斌 助 の 思 想 と 行 動 を 考 える 第 3 章 戦 前 における 日 本 聖 公 会 参 照 64) 富 坂 キリスト 教 センター 編 天 皇 制 の 神 学 的 批 判 新 教 出 版 社,1990 年, 頁 参 照 韓 国 基 督 教 歴 史 研 究 所 著, 韓 晳 曦 蔵 田 雅 彦 監 訳 韓 国 キリスト 教 の 受 難 と 抵 抗 - 韓 国 キ リスト 教 史 新 教 出 版 社,1995 年 も 挙 げておく

27 とき, 彼 は 神 によって 激 しい 戦 いのなかに 投 げこまれる それは 平 和 ならしむるもの としての 戦 いであり, 社 会 的 現 実 の 矛 盾 に 対 しても, 神 にあって 根 源 的 に 批 判 的 な 歩 みで ある 65) 戦 争 の 時 代 においてこそ 鮮 明 になった 日 本 キリスト 者 に 関 する 事 実 がある それは, 日 本 人 が そしてインテリの 間 に 見 られることであるが,キリスト 教 を 戒 律 やきびしい 倫 理 的 規 範 とむしろ 対 立 する 関 係 において 捉 え,これを1 個 人 の 生 活 全 体 を 包 む 強 力 な 原 理 とはみない 態 度 が 強 い ことであった 66) Ⅵ 付 論 - 東 亜 新 秩 序 大 東 亜 共 栄 圏 に 対 面 してきた 仏 教 キリスト 教 - 戦 時 体 制 期 の 日 本 帝 国 における 東 亜 新 秩 序 ( 昭 和 13 年 )から 大 東 亜 共 栄 圏 ( 昭 和 15 年 ) へ の 思 潮 の 変 化 = 発 展 は, 仏 教 キリスト 教 などに 対 する 圧 迫 弾 圧 を,よりきびしく させる 環 境 をもたらした 昭 和 年 ころ 公 刊 される 図 書 は, 大 東 亜 共 栄 圏 思 想 を 大 々 的 に 確 信 し, 喧 伝 する 文 句 を 連 ねるものばかりとなっていた 1) 宇 田 尚 国 民 道 徳 新 講 ( 酒 井 書 坊, 昭 和 16 年 1 月 ) 本 書 は,こう 謳 いあげている 我 々はよく 聖 旨 を 奉 戴 し, 一 億 一 心, 職 域 奉 公, 大 政 翼 賛 の 臣 道 を 実 践 し, 万 難 を 排 して 大 東 共 栄 圏 の 確 立 を 実 現 し, 以 て 皇 国 の 道 を 圏 内 の 諸 民 族 に 光 被 させなければならな い 神 武 天 皇 の 御 東 遷, 神 功 皇 后 の 御 雄 図, 日 清 日 露 の 両 戦 役, 韓 国 の 併 合, 南 洋 諸 国 の 委 任 統 治, 満 洲 国 の 独 立 援 助, 新 南 諸 島 の 領 有 などは 勿 論 のこと, 支 那 事 変 の 処 理 も, 大 東 亜 共 栄 圏 の 確 立 も,すべて 国 民 道 徳 の 実 践 によって 実 現 される 八 紘 為 宇 の 過 程 でもあ ると 見 るべきである 即 ち 日 本 が 歴 史 的 に 自 己 を 形 成 してゐることは, 同 時 に 世 界 を 形 成 してゐることである 要 するに, 我 が 国 がまづ 大 東 亜 共 栄 圏 を 確 立 することによって, 世 界 の 旧 秩 序 が 崩 壊 して 新 秩 序 が 建 設 されることは 必 至 の 勢 となったのである 即 ち 大 東 亜 共 栄 圏 の 確 立 とい う 八 紘 為 宇 の 具 体 的 な 大 目 標 に 向 って 皇 運 を 扶 翼 し 奉 るところに, 国 民 道 徳 を 刷 新 して 国 家 奉 仕 を 第 一 義 とすべきことが 闡 明 されたのである こゝに 我 々は 旧 世 界 観 を 払 拭 して 新 世 界 観 を 確 立 すると 同 時 に, 我 が 日 本 の 自 己 形 成 がそのまゝ 世 界 形 成 の 歴 史 的 過 程 である といふ 民 族 的 信 念 に 基 づく 根 本 的 世 界 観 を 堅 持 し, 以 て 皇 運 の 扶 翼 に 邁 進 しなければなら ない 皇 運 の 扶 翼 は, 実 に 我 々に 取 って 無 上 命 法 である 67) この 宇 田 は, 日 本 帝 国 の 国 家 性 の 有 する 普 遍 性 を,こうも 褒 めちぎっていた 日 本 の 国 体 が 普 遍 性 を 有 し, 万 国 の 儀 表 たるものであると 断 言 して 憚 らない のは, 諸 外 国 の 国 体 は 個 人 対 個 人 の 関 係 に 立 脚 する 権 利 義 務 的 結 合 によって 形 造 ったものであ 65) 隅 谷 三 喜 男 日 本 社 会 とキリスト 教 東 京 大 学 出 版 会,1954 年,150 頁 参 照 66) 岡 田 純 一 編 日 本 の 風 土 とキリスト 教 理 想 社, 昭 和 40 年,73 頁 67) 宇 田 尚 国 民 道 徳 新 講 酒 井 書 坊, 昭 和 16 年,6 頁, 頁,6-7 頁

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