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1 学 位 請 求 論 文 ドイツ 語 イディオム 学 習 教 授 法 に 関 する 総 合 的 研 究 - 日 独 イディオム 比 較 対 照 研 究 の 視 点 から- 植 田 康 成 -1-

2 内 容 目 次 はじめに 序 論 第 1 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 イディオム 研 究 概 観 イディオムの 言 語 的 特 徴 イディオムの 意 味 的 機 能 ドイツ 語 イディオム 学 習 における 困 難 性 日 独 イディオム 比 較 対 照 の 視 点 本 論 第 一 部 日 独 イディオム 比 較 対 照 研 究 第 6 章 資 料 源 について- 先 行 研 究 概 観 を 兼 ねて- 71 第 7 章 色 彩 に 関 する 語 彙 を 構 成 要 素 とするイディオム 78 第 8 章 数 詞 を 構 成 要 素 とするイディオム 100 第 9 章 "Zunge" と 舌 を 構 成 要 素 とするイディオム 111 第 10 章 "Mund" と 口 を 構 成 要 素 とするイディオム 122 第 11 章 身 体 動 作 に 関 するイディオム 133 第 12 章 外 来 語 を 構 成 要 素 とするイディオム 160 第 二 部 ドイツ 語 イディオム 学 習 教 授 法 研 究 第 13 章 固 有 名 を 構 成 要 素 とするイディオム 179 第 14 章 政 治 的 カリカチュアに 見 るドイツ 統 一 とイディオム 214 第 15 章 政 治 的 カリカチュアとウィットを 素 材 とするイディオム 学 習 242 結 論 第 16 章 ランデスクンデとイディオム 学 習 おわりに 参 考 文 献 資 料 第 7 章 に 関 する 資 料 第 8 章 に 関 する 資 料 第 9 章 に 関 する 資 料 第 10 章 に 関 する 資 料 第 12 章 に 関 する 資 料 第 13 章 に 関 する 資 料 ( 本 文 は 1 頁 30 行 1 行 40 字 で 設 定 してある 各 章 のタイトルは 14 インチ 本 文 は 12 インチ 脚 注 は 10 インチの 大 きさの 印 字 である 注 釈 は 脚 注 方 式 で 章 ごとに 通 し 番 号 としている 資 料 は 1 頁 60 行 一 行 40 字 で 設 定 してある ) -2-

3 はじめに 0 はじめに 1927 年 船 でヨーロッパ 留 学 に 旅 だった 哲 学 者 和 辻 哲 郎 は 途 上 始 めてみる 異 国 の 風 物 に 感 銘 を 受 け 彼 の 風 土 論 を 練 り 上 げていく 和 辻 は 航 海 の 順 路 に 従 って 風 土 を3つに 類 型 化 して 論 じていく 東 南 アジア インドを 典 型 とする モンスーン 的 風 土 がまず 論 じられ 次 に 中 近 東 の 砂 漠 的 風 土 が 考 察 される 中 近 東 の 乾 燥 しきった 荒 涼 とした 砂 漠 とはまったく 対 照 的 ともいえるイタリア 半 島 の 緑 に 驚 きを 覚 えた 和 辻 は ヨーロッパの 風 土 を 牧 場 的 と 規 定 する 和 辻 は イタリア ギリシャ ドイツ イギリスの 自 然 およびその 自 然 との 関 連 においてそれぞれの 文 化 を 論 じる ギリシャ イタリアの 明 るさに 対 して アルプスの 北 側 に 位 置 する 西 欧 は 陰 鬱 を 特 徴 とする しかしそこにおいても 自 然 との 関 連 で 人 間 の 気 質 に 相 違 が 観 察 されるという ヨーロッパを 北 から 南 へ すなわち 日 光 の 強 まっていく 方 向 へ 旅 した 者 は 誰 しも 感 ずる ことと 思 うが 日 光 の 力 の 強 まるに 従 って 人 間 の 気 質 は 漸 次 興 奮 的 感 激 的 になっていく のである ドイツ 人 の 沈 欝 は 南 ドイツではよほどその 度 を 減 ずる ( 風 土 135 頁 ) 和 辻 によると ヨーロッパの 自 然 は コントロールしやすい 自 然 である 理 由 として 5 項 目 が 指 摘 される まず 極 端 な 気 候 の 変 化 がない そのために ヨーロッパの 森 の 樹 木 は ほとんどが 植 林 によるものであるが いずれも 直 立 し 巨 大 であるという また 一 般 に 害 虫 が 少 なく 雑 草 が 少 ない このことは 農 業 が 自 然 との 格 闘 という 形 ではなく あくまでも 人 間 の 意 のままに 操 るという 形 になることを 意 味 する ヨーロッパの 牧 場 的 風 土 そのものを 特 徴 づける 語 として 和 辻 はドイツ 語 の"Wiese" について 言 及 し この 語 に 相 当 する 日 本 語 はないという 確 かに"Wiese" は 単 なる 草 原 ではなく 家 畜 とりわけ 牛 の 飼 料 として 耕 作 されているのである 日 本 では 北 海 道 におけ る 牧 場 が このドイツ 語 に 対 応 するといえよう "Wiese" との 関 連 でいえば "Heuernte"( 草 の 刈 入 れ)という 言 葉 も 日 本 に 住 む 者 にとっては 特 に 北 海 道 の 地 にすむ 者 でなければ 実 感 しにくい 収 穫 という 語 を 稲 や 麦 の 刈 り 入 れと 深 く 結 びつけて 理 解 しがちな 日 本 人 には わざわざ 草 を 刈 り 入 れると 言 うことがすぐには 理 解 できない 和 辻 は また"Kälte" ( 寒 さ)と "Frische"( 冷 たさ)の 区 別 についても 触 れている いずれの 語 も ドイツの 風 土 に 深 く 根 ざした 語 であり たとえば 日 本 語 には 直 接 的 にそれに 対 応 する 語 はない 和 辻 の 風 土 論 の 根 本 テーゼは 和 辻 自 身 のことばでまとめると 次 のようになる -1-

4 はじめに われわれはヨーロッパの 牧 場 的 風 土 からしてその 文 化 を 理 解 しようと 試 みた しかし この 風 土 がこの 文 化 の 原 因 だというのではない 文 化 においては 歴 史 性 と 風 土 性 とは 楯 の 両 面 であって その 一 をのみ 引 き 離 すことのできないものである 風 土 的 性 格 を 持 たない 歴 史 的 形 成 物 もなければ また 歴 史 的 性 格 を 持 たない 風 土 的 形 象 もない だから 我 々は 歴 史 的 形 成 物 のうちに 風 土 を 見 いだすこともできれば 風 土 的 形 象 のうちに 歴 史 を 読 むこと もできる 我 々は 風 土 に 視 点 をおきつつこの 両 方 向 の 考 察 を 雑 然 として 試 みたにすぎぬ ( 風 土 143 頁 ) 本 論 文 の 基 本 主 張 も この 和 辻 のテーゼを 受 けて 文 化 の 一 部 としての 言 葉 は その 言 語 が 属 する 文 化 ( 圏 )の 影 響 を 反 映 し あるいはその 文 化 ( 圏 )を 作 り 上 げているがゆえ に 異 言 語 ( 外 国 語 )の 学 習 は 当 該 異 言 語 が 属 する 文 化 ( 圏 )についての 理 解 に 導 くも のであり そこにまた 異 言 語 学 習 の 一 つの 意 義 も 存 在 するのだというものになろう 風 土 の 記 述 からすると 和 辻 の 乗 った 船 は スエズ 運 河 を 通 り 地 中 海 に 入 って まずイタリアの 山 々を 右 手 にみながら フランスのマルセイユに 到 っている おそらくは 1カ 月 以 上 の 船 旅 であっただろうと 想 像 されるが 現 在 からみると 気 の 遠 くなるような 悠 長 な 旅 であったからこそ 和 辻 の 風 土 論 は 構 築 されえたともいえよう 時 は 金 なり とばかりに 東 京 からドイツ 連 邦 共 和 国 のフランクフルト アム マインまで 約 キ ロメートルの 距 離 を わずか 12 時 間 で 飛 んでいくという 現 在 の 旅 の 在 り 方 では とても 和 辻 の 風 土 論 は 生 まれようがなかったのではなかろうか 時 間 の 身 近 さが 空 間 的 距 離 の 大 きさに 対 する 錯 覚 を 生 み 彼 我 の 差 がないかのように 思 わせているふしもあるからで ある しかし 厳 然 として 彼 我 の 差 は 存 在 しており 時 間 の 短 縮 はことばや 風 俗 といっ た 文 化 的 差 異 の 大 きさを 小 さくはしてくれないのである 長 い 期 間 をかけて 異 国 文 化 に 触 れた 和 辻 よりも ワープによって 空 間 を 飛 び 越 えでもしたかのような 旅 をする 現 代 人 の 方 が もしかすると 彼 我 の 差 の 大 きさを 鮮 烈 に 体 験 しているのかも 知 れない そうであれば 比 較 文 化 というようなタイトルの 下 であれこれ 論 じるよりも 百 聞 は 一 見 にしかずであり 実 際 に 体 当 りで 現 地 に 飛 び 込 む 方 が より 多 くを 見 ることにつながるともいえよう しか しながら 中 には 予 備 的 に 知 っておく 方 が 無 用 の 誤 解 を 避 けることができることも 多 い のではないか また 異 言 語 および 異 文 化 について 知 ることは 個 人 が 異 言 語 および 異 文 化 とどのようにつき 合 うかについて 多 くの 有 益 な 示 唆 を 与 えてくれるだけでなく 自 ら の 言 語 文 化 について 顧 みる 契 機 も 与 えてくれるであろう 以 下 の 論 考 は 筆 者 が 過 去 10 年 以 上 前 から 実 際 のドイツ 語 授 業 演 習 において 実 践 し -2-

5 はじめに てきたことを 踏 まえてなされたドイツ 語 イディオム 学 習 教 授 法 に 関 する 具 体 的 提 案 を 含 む 論 述 である もちろん 具 体 的 提 案 を 行 う 前 提 としては それなりの 考 察 が 先 行 してい なければならない 筆 者 の 具 体 的 提 案 の 基 盤 は 日 独 イディオム 比 較 対 照 研 究 という 視 点 である これは 言 語 学 的 な 観 点 からの 比 較 対 照 のみならず いわゆる ランデスク ンデ ( Landeskunde)に 関 する 分 野 をも 包 括 するものであると 筆 者 は 理 解 している この ような 理 解 は 30 年 近 くドイツ 語 教 育 に 携 わってきた 者 としての 体 験 に 基 づいている すなわち ドイツ 語 学 習 は 単 に 発 音 文 法 語 彙 といった 文 法 的 側 面 にとどまるもので はなく ドイツ 語 を 支 えるドイツの 文 化 政 治 経 済 歴 史 さらにはドイツ 語 文 化 圏 を とりまくヨーロッパ 文 化 に 関 する 知 識 (それらもランデスクンデに 含 めることができる) の 習 得 なくして 十 全 なドイツ 語 学 習 はあり 得 ないと 考 えている そのようなランデスク ンデの 重 要 性 は とりわけ ヒアリング( 聴 取 による 理 解 ) 現 実 のコミュニケーション の 場 における 受 容 的 理 解 において 痛 感 される 対 話 相 手 の 発 言 を 理 解 するには 対 話 相 手 の 知 識 の 世 界 を 共 有 していないかぎり 極 めて 困 難 であると 言 うべきであろう イディオム 表 現 は それ 自 体 メンタル レキシコン ( mental lexicon)において 通 常 の 語 彙 とは 別 の 引 き 出 しに 収 められており 別 個 の 学 習 が 必 要 であると 考 えられる *1 従 って 通 常 の 語 彙 学 習 とは 別 個 の 学 習 教 授 法 が 考 えられなければならないが しかし まったく 分 離 してしまっていいものでもない なぜなら イディオム 表 現 であるという 判 定 理 解 は 通 常 の 語 彙 に 基 づく 構 成 主 義 的 理 解 を 前 提 としているからである つまり 個 々の 単 語 の 意 味 の 総 和 として 理 解 可 能 な 通 常 の 言 語 表 現 と イディオム 表 現 の 違 いはどこにあるか という 問 いに 行 き 着 くことになる 筆 者 の 考 察 の 方 向 は イディ オム 表 現 が 構 成 主 義 に 基 づく 意 味 理 解 の 埒 外 にあるという 事 実 を 踏 まえて どのようにす れば イディオム 表 現 の 理 解 産 出 をより 効 果 的 に 行 うことができるのだろうかという 問 いに 答 えようとするものである そのための 方 策 として エピソードに 基 づく 理 解 および 記 憶 と 映 像 あるいはイメージに 基 づく 理 解 と 記 憶 という 人 間 の 記 憶 の2つのタイプに 注 *1 我 々は 頭 脳 の 言 語 領 野 のどこかに 文 を 作 り 出 すための 規 則 の 集 合 と 語 彙 の 集 合 を 記 憶 している そ の 語 彙 の 集 合 は 大 きく 言 って 個 々の 単 語 と 複 数 の 単 語 からなるフレーズ(あるいはきまり 文 句 としての 文 )という2つの 部 分 集 合 からなっていると 考 えられる 後 者 の 集 合 にイディオム 表 現 が 含 まれている 第 2 章 で 詳 述 するように イディオム 表 現 には それに 対 応 する 単 一 の 表 現 が 存 在 しているというのが 通 常 で ある( 語 彙 性 ) 個 々の 単 語 とは 別 の 集 合 として 記 憶 されているということを 引 き 出 しに 例 えて 表 現 して いるのである -3-

6 はじめに 目 した すなわち 前 者 はウィットを 素 材 とするイディオム 学 習 教 授 法 というテーマに 関 する 考 察 であり 後 者 は 政 治 的 カリカチュアを 素 材 とするイディオム 学 習 教 授 法 とい うテーマに 関 する 考 察 となった イディオム 学 習 教 授 法 に 関 する 具 体 的 提 案 をふくむこの2つの 方 向 における 考 察 を 支 えるのは もちろん 日 独 イディオム 比 較 対 照 研 究 である 筆 者 の 日 独 イディオム 比 較 対 照 研 究 は ある 意 味 では 模 索 そのものであり 決 して 体 系 的 なものではない ドイツ 語 教 育 ドイツ 語 研 究 の 分 野 において 公 にされた 日 独 イディオム 比 較 対 照 研 究 をテーマ とする 論 考 は 筆 者 の 知 る 限 り これまでなかった どのような 方 法 視 点 から 日 独 のイ ディオムを 比 較 対 照 すべきなのか 確 実 な 成 果 が 上 がると 保 証 された 規 定 のレールは まだ 存 在 していない 従 って 筆 者 の 研 究 は 必 然 的 に 試 行 錯 誤 の 性 格 を 持 たざるを 得 ない しかし 目 指 す 目 標 だけははっきりしている それは 日 本 語 母 語 話 者 にとってのドイツ 語 イディオム 学 習 ための 具 体 的 な 提 案 につながる 考 察 を 展 開 しようというものであり そ のための 学 習 素 材 を 提 供 し 得 るものでありたいというものである そのような 目 標 設 定 ゆ え 本 論 文 は 論 述 そのものもそうであるが 資 料 の 部 にあげた 例 文 等 は ドイツ 語 イデ ィオム 学 習 のための 素 材 として 活 用 されることを 願 うものである 本 論 文 は 序 論 本 論 結 論 の3つの 部 分 からなっている 序 論 は 日 独 イディオム 比 較 対 照 学 の 構 想 を 提 示 するための 論 述 であり 5つの 章 か らなっている 第 1 章 は イディオムに 関 する 研 究 状 況 について 概 略 的 に 述 べる 第 2 章 は イディオム 表 現 の 言 語 的 特 徴 について 述 べる この 章 は イディオムを 言 語 学 的 にど のように 捉 えるかについての 論 述 でもある 第 3 章 は イディオムの 意 味 的 機 能 につ いて 具 体 的 にひとつのイディオム 表 現 を 取 り 上 げて 論 述 する 第 4 章 は 日 本 語 母 語 話 者 がドイツ 語 イディオム 学 習 において 直 面 する 困 難 性 について 日 独 比 較 対 照 の 視 点 から 考 察 する 第 5 章 では 日 独 両 言 語 におけるイディオム 表 現 を 比 較 対 照 するための 視 点 について 考 察 し 本 論 への 足 がかりとする 本 論 は 内 容 的 には 第 7 章 から 第 12 章 までと 第 13 章 から 第 15 章 までの2つの 部 分 に 分 かれる 第 6 章 は 本 論 文 における 日 独 イディオム 比 較 対 照 研 究 のための 資 料 源 策 定 について 述 べると 同 時 に 先 行 研 究 概 観 を 兼 ねる 第 7 章 から 第 12 章 までは 序 論 ( 特 に 第 5 章 )における 考 察 に 基 づいて 日 独 両 言 語 におけるイディオム 表 現 を いくつ かの 事 項 分 野 を 取 り 上 げて 比 較 対 照 していく 取 り 上 げる 事 項 分 野 は 色 彩 ( 第 7 章 ) 数 詞 ( 第 8 章 ) 舌 ( 第 9 章 ) 口 ( 第 10 章 ) 身 体 動 作 ( 第 11 章 ) 外 来 -4-

7 はじめに 語 ( 第 12 章 ) 固 有 名 ( 第 13 章 )である 第 13 章 は 固 有 名 を 構 成 要 素 とするイデ ィオム の 日 独 比 較 対 照 であるが ドイツ 語 イディオム 学 習 教 授 法 の 視 点 からの 考 察 が 基 底 におかれているため 内 容 構 成 上 は 第 二 部 に 属 するものとしてある 第 14 章 は ド イツ 統 一 に 関 する 政 治 的 カリカチュアを 素 材 とした 論 述 である 第 を 素 材 とするイディオム 学 習 に 関 する 論 述 である 15 章 は ウィット 第 16 章 では 結 論 として ドイツ 語 イディオム 学 習 教 授 法 の 展 開 について 考 察 する イディオム 学 習 がランデスクンデと 不 可 分 に 結 びついていることについて 論 述 し イディ オム 学 習 が ドイツ 語 学 習 の 重 要 な 単 元 であることを 主 張 する イディオム 学 習 教 授 法 において 可 能 な 限 り 多 様 な 方 策 が 考 えられなければならないということ そして 可 能 な 限 り 体 系 的 な 学 習 教 授 法 に 向 けての 研 究 が 行 われるべきことを 述 べて 結 論 とすると 同 時 に 将 来 における 課 題 とする -5-

8 第 1 章 イディオム 研 究 概 観 第 1 章 イディオム 研 究 概 観 1.0 はじめに 本 章 においては まず 言 語 理 論 一 般 におけるイディオム 研 究 の 状 況 について 述 べる 次 にドイツ 語 のイディオムに 関 する 研 究 状 況 について 述 べる 最 後 に 本 論 文 のテーマとなる ドイツ 語 と 諸 言 語 との 比 較 対 照 研 究 とりわけ 日 独 イディオム 比 較 対 照 研 究 に 関 する 状 況 を 概 観 する 1.1 イディオムに 関 する 一 般 理 論 的 研 究 海 外 現 代 言 語 学 に 世 界 規 模 の 革 命 をもたらしたチョムスキーによる 生 成 変 形 文 法 の 枠 組 みに おいてさえ イディオムは 例 外 現 象 として 排 除 されていた 唯 一 チェイフの 勇 気 ある 試 み ( Chafe 1970)が 存 在 していたにすぎない しかし 1970 年 代 後 半 以 後 における 言 語 実 用 論 発 話 行 為 理 論 会 話 分 析 の 展 開 の 中 で イディオムに 関 しても 1980 年 代 から 研 究 状 況 は 一 変 してくる 心 理 言 語 学 の 分 野 における 研 究 が 盛 んに 行 われるようになり イディオムに 関 する 心 理 言 語 学 的 な 研 究 も とりわけ 英 語 圏 では 盛 んとなってくる イディオム 表 現 の 理 解 過 程 (たとえば Gibbs u.a および Gibbs 1990 )や メンタル レキシコン (mental lexicon) におけるイディオム 表 現 のあり 方 等 に 関 する 研 究 テーマが 目 立 つ (Aitchison 1994) ドイツ 語 圏 でいち 早 く 現 代 言 語 学 の 方 法 と 視 点 から ドイツ 語 のイディオム 現 象 を 捉 え ようと 試 みているのが ブルガー ヤクシェ( Burger/Jaksche1973)である しかし ドイ ツ 語 圏 で 本 格 的 なイディオム 研 究 の 遂 行 を 促 したといえるのは フライシャーの 著 書 ( Fleischer 1982)と ブルガー/ブーホーファー/シアルムによる 大 部 のイディオム ハ ンドブック( Burger u.a. 1982)であろう とりわけ 後 者 のハンドブックは イディオム 研 究 のほとんどの 分 野 におよぶテーマを 扱 っており その 後 の 研 究 の 指 針 として 後 学 にとっ ては 貴 重 な 文 献 となっている また これらの 書 に 先 立 つ 1981 年 に 出 たクルマスの 著 書 ( Coulmas 1981)は 発 話 行 為 理 論 の 視 点 から 決 まり 文 句 (Routineformeln) が 担 っている 機 能 を 論 じたものであるが イディオム 研 究 にとっては これも 必 読 の 文 献 である - 1 -

9 第 1 章 イディオム 研 究 概 観 ブルガーの 1976 年 の 論 文 ( Burger 1976)は ノンバーバルな 身 体 動 作 に 関 するイディ オム 表 現 を 取 り 扱 ったものとしては 先 駆 的 な 研 究 である この 方 向 における 最 新 の 研 究 には 1991 年 に 出 たリュエグの 著 書 ( Rüegg 1991)がある そして 具 体 的 なテクストに おけるイディオムのさまざまな 機 能 とバリエーションを 詳 細 に 論 じているのがブルガーの 著 書 である( Burger 1998) ドイツ 語 圏 以 外 でドイツ 語 イディオムに 関 する 貴 重 な 貢 献 をおこなっている 研 究 者 とし て フランスのグレシャーノ(たとえば Gréciano 1989)とアメリカ 合 衆 国 のミーダー(たと えば Mieder 1995)がいることを 付 け 加 えておく 後 者 のミーダーは ドイツ 語 のことわざ の 研 究 分 野 における 第 一 人 者 として 著 名 である 90 年 代 に 起 こった 言 語 学 における 認 知 的 転 換 (kognitive Wende) は イディオム 研 究 にも 当 然 ながら 大 きな 影 響 を 及 ぼしている ドイツ 語 のイディオムに 関 しては 後 の 節 で 述 べるように ドイツ 語 教 育 上 の 問 題 として 早 い 時 期 からドイツ 語 圏 以 外 における 研 究 が 盛 んであった 中 でもソ 連 そしてロシアにおけるドイツ 語 研 究 者 たちが 精 力 的 に 取 り 組 んでいた 上 で 言 及 したフライシャーの 仕 事 も ソ 連 のドイツ 語 研 究 者 たちの 成 果 に 大 きく 依 拠 していることが その 参 考 文 献 からうかがえる その 伝 統 を 引 き 継 ぐ 形 で 認 知 言 語 学 の 観 点 からイディオム 現 象 をとらえ 直 そうとしているのがドブロボルスキーの 仕 事 である( Dobrovok'skij 1995) 日 本 国 内 日 本 国 内 では 日 本 独 文 学 会 の 機 関 誌 ドイツ 文 学 に 動 詞 を 構 成 要 素 としてもつイ ディオム 表 現 を その 特 定 の 動 詞 を 軸 に 分 類 し 体 系 化 しようという 試 みを 行 なった 伊 藤 の 論 文 ( 伊 藤 1991)が 発 表 されている ようやくイディオム 現 象 を 体 系 的 に 取 り 扱 おう とする 機 運 が 生 まれてきているという 状 況 であるといえよう ドイツ 語 イディオムに 関 す る 理 論 的 研 究 は 伊 藤 の 仕 事 以 外 にほとんど 見 かけない 1.2 ドイツ 語 と 諸 言 語 との 比 較 対 照 研 究 ドイツ 語 とドイツ 語 以 外 の 諸 言 語 との 比 較 対 照 研 究 が 行 われるようになったのは ヨ ーロッパ 共 同 体 の 実 現 過 程 と 関 連 しているともいえるが ドイツ 連 邦 共 和 国 の 事 情 をいえ ば 客 員 労 働 者 たちのドイツ 語 習 得 の 問 題 と 密 接 している 客 員 労 働 者 たちが 学 校 教 育 を 経 ないで 自 然 の 状 態 で どのようにしてドイツ 語 を 習 得 しているか その 過 程 において 客 員 労 働 者 の 母 語 がどのような 影 響 を 及 ぼしているかを 追 求 するためにも ドイツ 語 との - 2 -

10 第 1 章 イディオム 研 究 概 観 比 較 対 照 研 究 が 必 要 となってきたのである ドイツ 連 邦 共 和 国 マンハイム 市 にある ドイツ 語 研 究 所 ( Institut für deutsche Sprache)を 拠 点 とするドイツ 語 との 比 較 対 照 研 究 が70 年 代 から 並 行 的 にいくつかの 研 究 プロジェクトして 遂 行 されるようになる ドイツ 語 と 日 本 語 の 比 較 対 照 研 究 については 1999 年 に 出 版 された 著 書 ( Nitta u. a. ( Hrsg.) 1999)によると 1971 年 に 日 本 のドイツ 語 研 究 者 たちによって 開 始 されたようで ある おそらく 日 本 側 からの 働 きかけもあったのであろうが 上 述 したように ドイツで 進 行 していた 主 として 客 員 労 働 者 たちの 母 語 とドイツ 語 の 比 較 対 照 研 究 プロジェクト を 拡 大 する 形 で 1974 年 から 当 初 は5 年 計 画 のプロジェクトとして 日 独 対 照 研 究 が 遂 行 されることになった 日 本 側 から 国 立 国 語 研 究 所 が 参 画 し 数 人 のドイツ 語 研 究 者 たちが ドイツに 赴 いて 共 同 研 究 を 遂 行 した その 成 果 は 金 子 亨 編 集 4 巻 本 ( Kaneko )と して 公 刊 された しかしながら この 日 独 対 照 研 究 においては 日 独 のイディオムに 関 す る 比 較 対 照 研 究 は 射 程 外 におかれていた このドイツ 連 邦 共 和 国 と 日 本 両 国 間 の 共 同 プロジェクトとしての 日 独 対 照 研 究 は その 後 日 本 におけるドイツ 語 研 究 者 に 一 つの 恒 常 的 な 研 究 方 向 として 根 付 いてきているようで ある そういった 方 向 における 研 究 成 果 として 応 用 言 語 科 学 としての 日 独 語 対 照 研 究 ( 小 坂 光 一 同 学 社 1992 年 )を 挙 げることができよう そして 一 番 最 近 の 研 究 としては 記 念 論 文 集 という 形 ではあるが"Kontrastive Studien zur Beschreibung des Japanischen und des Deutschen, Hrsg. v. Nitta, Haruo /Shigeto, Minoru /Wienold, Götz. München: iudicium, 1999" がある 1.3 ドイツ 語 イディオムと 諸 言 語 のイディオムに 関 する 比 較 対 照 研 究 イディオムに 関 する 比 較 対 照 研 究 は 前 節 で 触 れた 対 照 研 究 プロジェクト とは 異 なって ドイツ 語 圏 以 外 でドイツ 語 研 究 やドイツ 語 教 育 に 携 わっている 研 究 者 が 主 体 とな って 遂 行 されてきている ノルウェー 語 や フィンランド 語 セルボ クロアティア 語 スウェーデン 語 との 比 較 対 照 研 究 については 第 4 章 において 言 及 するグラープ(Glaap 1979)や コルホーネン( Korhonen 1989) ペトロビッツ( Petrovic 1988) コラー( Koller 1974)の 研 究 がある 比 較 対 照 研 究 については とりわけ 東 欧 諸 国 でドイツ 語 教 育 が 盛 んになるにつれて 今 後 に 展 開 していくものと 思 われる フェルデスの 研 究 については 本 論 文 の 第 5 章 においても 紹 介 しているが ドイツ 語 とハンガリー 語 におけるイディオム との 比 較 対 照 のみならず ドイツ 語 イディオム 研 究 そのものにおいても 重 要 な 貢 献 をお - 3 -

11 第 1 章 イディオム 研 究 概 観 こなっている( Földes ( Hrsg.)1992 Földes 1996その 他 ) 1.4 日 独 イディオム 比 較 対 照 研 究 本 論 文 が 目 指 している 日 独 イディオム 比 較 対 照 研 究 については もちろん ドイツ 語 研 究 ドイツ 語 教 育 に 専 心 してきた 先 人 たちの 仕 事 にその 方 向 の 考 えがなかったわけでは ない 種 々の 独 和 辞 典 を 編 纂 するに 当 たっては 必 然 的 に 日 独 比 較 対 照 の 視 点 からの 考 察 が 必 要 とされる ドイツ 語 学 習 用 として 編 纂 された 数 々の 慣 用 句 辞 典 や 参 考 書 の 類 にも 日 独 比 較 対 照 の 視 点 からおこなわれた 考 察 が 含 まれている そういった 辞 典 やドイツ 語 学 習 書 のうちのほんの2 3を 例 示 的 に 上 げるとすると 次 のようなものが 筆 者 の 手 元 に はある 日 独 口 語 辞 典 ( 早 川 東 三 ( 著 者 代 表 ) 朝 日 出 版 社 1985 年 )は ドイツ 語 として 表 現 しにくい 日 本 語 表 現 を 辞 典 形 式 で 説 明 しているが 辞 典 としてだけでなく 読 み 物 と しても 興 味 深 く 読 める 多 くのイディオム 表 現 が 採 録 されており ドイツ 語 学 習 とりわ けドイツ 語 表 現 能 力 の 向 上 に 役 立 つであろう ドイツ 語 のイディオム 表 現 を 厳 選 して 収 録 しているのが ドイツ 語 基 本 熟 語 辞 典 ( 岩 崎 英 二 郎 / 子 安 美 知 子 / 上 田 浩 二 / 岡 村 三 郎 白 水 社 2000 年 )である 小 辞 典 の 形 ではあるが 独 和 大 辞 典 ( 小 学 館 )では 見 いだせない 的 確 な 日 本 語 訳 が 与 えられて いる イディオム 学 習 に 資 することを 目 的 としたドイツ 語 学 習 書 としては ドイツ 語 おもしろ 表 現 ( 松 田 秀 元 / 下 山 峯 子 三 修 社 1986 年 )と 猫 の 嘆 きと 白 ネズミ ( 瀬 川 真 由 美 白 水 社 1996 年 )の2つを 挙 げることができる ドイツ 語 慣 用 句 辞 典 や イディオム 表 現 に 関 する 語 学 参 考 書 の 類 は 他 にも 種 々ある 上 記 の4つを 例 として 挙 げたのは そういった 辞 典 や 学 習 書 においても 必 然 的 に 日 独 比 較 対 照 の 視 点 からの 考 察 が 展 開 されている ということを 述 べたかったためである しかしながら 日 独 比 較 対 照 という 観 点 から 日 独 のイディオム 表 現 中 でもプロク セグラムとキネグラムを 比 較 対 照 したのは 筆 者 の 知 る 限 りミヒェルの 研 究 (ミヒェル 1985)が 最 初 のものである 筆 者 は そのミヒェルの 論 考 に 刺 激 され ブルガーの 論 文 を 助 けとして 日 独 イディオム 比 較 対 照 という 領 域 でいくつかの 論 考 をドイツと 日 本 で 公 - 4 -

12 第 1 章 イディオム 研 究 概 観 *1 にしてきた この 領 域 で 筆 者 に 次 ぐ 若 い 研 究 者 も 何 人 か 育 ってきているというのが 日 本 におけるドイツ 語 教 育 を 見 据 えた 日 独 イディオム 比 較 対 照 研 究 の 状 況 であるといえ る 1.5 おわりに 第 4 章 で 提 案 するように 日 独 のイディオムに 関 して 事 項 分 野 別 に 比 較 対 照 すると いうことは 可 能 であり それなりに 興 味 深 い 結 果 も 出 てきている そして 今 後 における 研 究 の 展 開 も 期 待 できる しかし 現 在 この 分 野 で 必 要 なのは 日 独 イディオムを 比 較 対 照 するための 方 法 の 確 立 と 理 論 化 そしてイディオム 学 習 教 授 法 の 体 系 化 ではないだ ろうか 筆 者 が 過 去 10 余 年 おこなってきた 日 独 イディオム 比 較 対 照 研 究 と イディオム 学 習 教 授 法 をテーマとした 研 究 によっても 未 だ 見 通 しはついていないと 言 わざるを 得 ない 本 論 文 によって そのための 試 みをおこなうものである *1 筆 者 は これまでイディオム 表 現 を 支 えている 比 喩 的 イメージの 日 独 両 言 語 における 違 いやどのような 分 野 からの 比 喩 を 用 いているかについて 具 体 例 に 依 拠 しながら 日 独 のイディオムを 観 察 してきた ( Ueda 1991a および 本 論 文 第 4 章 参 照 ) また ノンバーバルな 行 為 が 持 つ 比 喩 的 意 味 の 違 い ノンバー バルな 行 為 に 関 与 する 小 道 具 の 違 いに 焦 点 を 絞 った 研 究 を 試 み これについてもいくつかの 考 察 を 公 にして きた( Ueda 1991b Ueda 1993a および 本 論 文 第 11 章 参 照 ) さらに 日 独 対 照 イディオム 学 の 構 築 を 目 指 して 日 独 両 言 語 における 固 有 名 詞 を 構 成 要 素 として 持 つイディオム 表 現 を 比 較 考 察 の 対 象 とすべく その 手 始 め としての 作 業 を 行 ない 論 文 として 公 刊 した( Ueda 1993b および 本 論 文 第 13 章 参 照 ) - 5 -

13 第 2 章 イディオムの 言 語 的 特 徴 第 2 章 イディオムの 言 語 的 特 徴 2.0 はじめに 本 章 では まず ドイツ 語 のイディオム 表 現 に 関 する 研 究 を 踏 まえて イディオムの 言 語 的 特 徴 がどのようなものであるかについて 述 べる 次 に 日 本 語 のイディオム 表 現 に 関 する 研 究 を 踏 まえておこなわれているイディオムの 規 定 について 紹 介 する 個 々の 研 究 者 によって 用 いられている 用 語 は 異 なっていても イディオム 表 現 の 言 語 的 特 徴 については 大 きな 食 い 違 いはないことを 確 認 した 上 で 本 論 文 の 出 発 点 としてイディオムの 規 定 を 確 認 しておくことが ねらいである 2.1 ドイツ 語 のイディオムに 関 する 研 究 を 踏 まえての 規 定 はじめに 第 1 章 において 簡 単 に 述 べたように ドイツ 語 のイディオムに 関 する 研 究 が 盛 んになっ たのは 1980 年 以 後 である しかし 現 在 に 至 る 20 年 の 間 に 数 多 くの 研 究 成 果 が 公 刊 され それらのすべてに 目 を 通 すことさえ 困 難 になってきている ましてやそれらの 数 多 い 研 究 業 績 におけるイディオム 表 現 の 言 語 的 特 徴 に 関 する 議 論 をまとめて 遺 漏 のないイ ディオムの 規 定 をおこなうことは 至 難 の 技 である そのような 研 究 状 況 に 鑑 みて 本 章 では 代 表 的 なものとして フライシャーの 著 書 (Fleischer 1982) と ブルガーの 著 書 (Burger 1998)に 依 拠 して ドイツ 語 のイディオム 表 現 に 関 する 研 究 に 基 づいて 提 案 されて いるイディオムの 言 語 的 特 徴 について 述 べることにしたい イディオムの 言 語 的 特 徴 イディオム 表 現 がもっている 特 徴 は 固 定 性 ( Stabilität) イディオム 性 ( Idiomatizität) 語 彙 性 ( Lexikalisiertheit) 再 生 産 性 ( Reproduzierbarkeit) イメージ 性 ( Bildhaftigkeit)の5つに 集 約 されるようである 固 定 性 イディオム 表 現 は 複 数 の 構 成 要 素 から 成 っているのが 普 通 であり それだけでは 独 立 した 文 を 形 成 し 得 ず 文 の 一 部 となることしかできない そしてイディオム 表 現 を 構 成 し ている 各 要 素 は 固 定 しており 他 の 要 素 と 交 換 することはできない たとえば 首 が 回 らない という 表 現 は 首 を 頭 や うなじ に 置 き 換 えて 頭 が 回 らない - 1 -

14 第 2 章 イディオムの 言 語 的 特 徴 うなじが 回 らない とすることはできない また 首 が 回 る ということもできない 他 の 要 素 で 置 き 換 えたならば イディオムとしての 意 味 は 失 われる これが 第 1の 特 徴 固 定 性 が 意 味 していることである とはいいながらも イディオム 表 現 の 固 定 性 は 絶 対 的 なものでもない 中 には ある 程 度 の 自 由 度 を 持 つイディオム 表 現 もある 日 本 語 の 目 をつぶる というイディオム 表 現 は 片 目 をつぶるのか 両 目 をつぶるのか はっきりしない それに 対 応 するドイツ 語 のイディオム 表 現 は"ein Auge zudrücken" であるが イディオムとしての 意 味 を 強 調 すると きは"beide Augen zudrücken" ということも 可 能 である イディオム 性 第 2の 特 徴 イディオム 性 とは イディオム 表 現 が 持 っているイディオムとしての 意 味 は 当 該 のイディオム 表 現 を 構 成 している 各 構 成 要 素 の 意 味 を 加 算 したものではないと いうことである イディオム 表 現 を 文 字 通 りの 意 味 で 理 解 することも 可 能 であるが イデ ィオムとしての 意 味 は 文 字 通 りの 意 味 とは 全 く 別 のものである 頭 が 上 がらない と いう 表 現 は もちろん 文 字 通 りの 意 味 で 使 用 されることもあるだろうが イディオム 表 現 としての 意 味 は 対 等 になれない かなわない ( 日 本 語 大 辞 典 42 頁 )という 意 味 であり 構 成 要 素 の 意 味 の 総 和 ではない ドイツ 語 の"jemandem einen Korb geben" に ついても 同 様 である この 表 現 は 文 字 通 り 誰 かにかごをあげる と 理 解 することも 可 能 であるが 求 婚 を 断 る というイディオムとしての 意 味 を 持 っている つまり イ ディオム 表 現 は 文 字 通 りの 意 味 の 他 に イディオムとしての 意 味 をも 有 している ビュ ーラーの 用 語 でいえば 言 語 における 総 和 増 大 ( Übersummativität)の 現 象 であると 理 解 できる( Bühler 1982: 349) 語 彙 性 第 3の 特 徴 語 彙 性 とは イディオム 表 現 は 通 常 は 複 数 の 構 成 要 素 から 成 ってい るが そのイディオムとしての 意 味 は 個 々の 構 成 要 素 の 意 味 の 総 和 ではなく 表 現 全 体 くく が1つの 辞 典 的 な 意 味 を 持 っているのである たとえば 腹 を 括 る は 文 字 通 りロープ かひもで 腹 を 括 るという 意 味 で 使 われることもあるだろうが 通 常 は どんな 結 果 がで ても 驚 かないように 心 を 決 める ( 日 本 語 大 辞 典 1590 頁 )というイディオムとし ての 意 味 を 持 っており 覚 悟 を 決 める と 言 い 換 えることができる ドイツ 語 の "jemandem auf die Finger gucken" というイディオム 表 現 は ドゥーデンによると "jmdn genau beaufsichtigen, kontrollieren" (DUDEN 1992: 206)つまり 誰 かを 注 意 深 く 監 視 する - 2 -

15 第 2 章 イディオムの 言 語 的 特 徴 コントロールする という 意 味 をもっているのである イディオム 表 現 は メンタル レ キシコンにおいては 単 一 の 辞 書 的 意 味 を 持 つものとして 通 常 の 単 一 の 辞 書 単 位 とは 別 の 場 所 に 収 納 されていると 考 えられる (メンタル レキシコンにおけるイディオム 表 現 の 位 置 についてはエイチソンの 論 ( Aitchison 1994)を 参 照 ) 再 生 産 性 第 4の 特 徴 再 生 産 性 とは 第 1の 特 徴 固 定 性 第 3の 特 徴 語 彙 性 と 密 接 し ている イディオム 表 現 は その 表 現 全 体 が 一 つのまとまりとしてメンタル レキシコン に 記 憶 されているのであり 発 話 の 度 に 個 々の 構 成 要 素 が 辞 典 からとりだされ 統 語 規 則 に 従 って 組 み 立 てられていくのではない 既 成 の 一 まとまりの 表 現 としてメンタル レキ シコンに 収 納 されており 1つの 辞 書 的 意 味 に 対 応 する 表 現 として 取 り 出 される 従 って それに 応 ずる 形 で イディオム 表 現 は 学 習 されなければならないということになる イメージ 性 第 5の 特 徴 イメージ 性 とは 多 くのイディオム 表 現 は 比 喩 的 な 表 現 であり 豊 か なイメージを 伴 っているということを 指 す そしてそのイメージは 様 々な 事 柄 の 領 域 に 由 来 している 頭 から 湯 気 を 立 てる という 表 現 は かんかんになって 怒 っているさ ま ( 日 本 語 大 辞 典 42 頁 )という 意 味 であるが 本 当 に 顔 から 頭 まで 真 っ 赤 にして 頭 の 上 から 蒸 気 が 出 ているかと 思 うほど 怒 っている 様 子 が 思 い 浮 かぶであろう ドイツ 語 の"den Gürtel enger schnallen" は 欲 望 を 抑 える あるいは 経 済 的 に 切 りつめて 生 活 する という 意 味 であるが バンド をきつく 締 めるというイメージが 伴 っている そのようなイメ ージが カリカチュアの 描 き 手 たちにインスピレーションを 与 え 創 作 へと 駆 り 立 てているといえるだろう( 右 のカリカチュ アを 参 照 ) 同 一 の 意 味 を 有 しているイディオム 表 現 であっても 言 語 に よってそのイディオム 表 現 を 支 えているイメージが 異 なる 場 合 がある そういうときには 思 いもつかない 領 域 に 由 来 するイメージであるため 簡 単 にはイディオムとしての 意 味 が 把 握 できないということになる 上 で 言 及 した"den Gürtel enger schnallen" は ベルトをきつく 締 める というのが 文 字 通 りの 意 味 である 普 通 そのような 直 訳 から 多 くの 日 本 語 母 語 話 者 が 思 い 至 るのは 褌 を 締 めて 掛 かる つまり 心 を 引 き 締 めて 物 事 にとりかかる ( 日 本 語 大 辞 典 - 3 -

16 第 2 章 イディオムの 言 語 的 特 徴 1752 頁 )というイディオム 表 現 と 意 味 であろう しかし ドイツ 語 のイディオム 表 現 は 一 時 的 に 空 腹 をしのぐためにベルトをきつく 締 める ということに 由 来 している 経 済 的 に 切 りつめて 生 活 するという 同 様 の 意 味 をもつ 日 本 語 のイディオム 表 現 は 財 布 の 紐 を 締 める ということになる "Gürtel"(ベルト)という 語 から 財 布 の 紐 に 思 い 至 るこ とはそう 簡 単 ではない 言 語 によって イディオム 表 現 の 持 つイメージあるいは 比 喩 が 異 なっている 場 合 が 多 い という 事 実 が イディオム 表 現 の 理 解 と 学 習 を 困 難 にしている 一 因 でもあろう 外 国 語 学 習 においては 学 習 者 は 必 然 的 に すでに 習 得 している 母 語 ( 第 1 言 語 )において 思 考 しているからである *1 2.2 日 本 語 のイディオムに 関 する 研 究 を 踏 まえての 規 定 はじめに 日 本 語 のイディオムに 関 する 理 論 的 研 究 として 比 較 的 最 近 のものとして 筆 者 が 参 照 し 得 たものは 宮 地 の 著 書 ( 宮 地 1982)である 他 には 第 6 章 で 日 独 イディオム 比 較 対 照 研 究 をおこなうための 資 料 源 を 策 定 するために 検 討 した 種 々の 日 本 語 の 慣 用 句 に 関 する 辞 典 あるいは 事 典 がある 慣 用 句 イディオム 表 現 に 関 する 近 年 の 研 究 成 果 を 踏 まえて 高 校 生 向 けに 極 めて 分 かりやすい 論 述 をおこなっているのが 木 下 哲 生 ことわざにうそは ない? (アリス 館 1997 年 )である 木 下 は 形 態 統 語 的 意 味 論 的 な 観 点 および 語 用 論 的 な 観 点 から 明 快 に 慣 用 句 を 説 明 している 以 下 この 本 の 叙 述 に 従 って 日 本 語 に おける 慣 用 句 の 特 徴 と 機 能 について まとめておくことにしよう イディオムの 言 語 的 特 徴 木 下 は 慣 用 句 の 特 徴 を 形 態 統 語 意 味 論 語 用 論 の 観 点 から 次 のようにまとめて いる そして 現 在 において 新 しく 創 られている 慣 用 句 についても 興 味 深 い 指 摘 を 行 って いる 形 態 統 語 的 特 徴 1.まず 慣 用 句 は 複 数 の 単 語 が 連 結 して ひとまとまりになっている ( 102 頁 ) 表 現 であるとしている ことわざとの 対 比 でいえば 慣 用 句 は ことわざとは 異 なり *1 このような 問 題 について 考 察 することも 日 独 イディオム 比 較 対 照 研 究 の 課 題 であるが それについて は 他 の 場 所 で 筆 者 としての 試 みの 論 を 展 開 している( Ueda 1991 Ueda 1993 および 本 論 文 第 4 章 を 参 照 ) - 4 -

17 第 2 章 イディオムの 言 語 的 特 徴 人 生 の 知 恵 や 教 訓 たとえ などを 教 えてくれるものではない 2. 慣 用 句 は 形 態 統 語 的 に 見 ると 4つの 型 に 分 類 できるとしている 1 名 詞 + 名 詞 (あとの 祭 り 一 か 八 か 等 ) 2 名 詞 + 動 詞 ( 足 が 出 る 筆 を 折 る 等 ) 動 詞 + 名 詞 ( 思 うつぼ 行 く 末 等 ) 3 名 詞 + 形 容 詞 ( 頭 がかたい 根 が 深 い 等 ) 形 容 詞 + 名 詞 ( 黄 色 い 声 等 ) 4 動 詞 + 動 詞 ( 痛 くもかゆくも 似 たりよったり 等 ) 形 容 詞 + 形 容 詞 ( 安 か ろう 悪 かろう 善 し 悪 し 等 ) 慣 用 句 は 文 法 的 には 名 詞 動 詞 形 容 詞 形 容 動 詞 と 同 じ 働 きをもっている ( 114 頁 )とされている 3. 慣 用 句 は それを 構 成 している 単 語 の 意 味 とは 独 立 して 独 自 の 意 味 を 表 す ( 112 頁 ) 4. 慣 用 句 を 使 う 理 由 は 文 章 に 生 き 生 きとした 表 現 力 をつける ( 116 頁 )という 点 にある 意 味 的 特 徴 さらに 意 味 の 点 から 慣 用 句 は5つのタイプに 分 類 できるようである A. 慣 用 句 の 意 味 に そのことば( 構 成 要 素 となっている 単 語 )の 意 味 が 全 く 反 映 されて いないもの(たとえば 赤 の 他 人 一 枚 かむ 等 ) B. 慣 用 句 を 構 成 している 単 語 が 文 字 通 りの 意 味 を 失 っていないもの(たとえば 油 を 売 る ごまをする 等 ) C. 文 字 通 りの 意 味 が 現 実 には 必 ずしも 実 行 不 可 能 ではないが 通 常 は 実 行 する 事 がない ことを 意 味 しているもの(たとえば 泡 を 食 う 肝 をつぶす 等 ) D. 文 字 通 りの 意 味 が 実 行 不 可 能 なことを 意 味 しているもの( 息 を 殺 す 命 のせんたく 等 ) E. 慣 用 句 が 意 味 する 行 為 をするときの 動 作 が そのまま 慣 用 句 となっているもの(たと えば あごを 出 す 肩 を 落 とす 等 ) * 新 しい 慣 用 句 木 下 は さらに 慣 用 句 がどのようにできたか( 第 四 章 ) どのようなことばが 使 われて いるかについて 述 べている( 第 五 章 ) 慣 用 句 は 必 ずしも 過 去 の 言 語 遺 産 というだけでな く 現 在 においても 新 しい 表 現 が 生 み 出 されているということは 留 意 しておくべきだろ *2 これは 第 11 章 で 取 り 扱 うことになるが ブルガーのいう キネグラム ということになる - 5 -

18 第 2 章 イディオムの 言 語 的 特 徴 う 若 者 の 間 では 目 がうるうる ( 感 動 したり 相 手 に 感 情 的 にうったえかけるよう す)( 139 頁 )や 耳 がダンボになる ( 人 の 話 に 聞 き 耳 を 立 てる) (141 頁 )といった 新 しい 表 現 が 創 られ 使 われているのである 3 本 論 文 におけるイディオムの 理 解 ドイツ 語 のイディオム 表 現 に 関 する 研 究 に 基 づいて 提 案 されているイディオムの 規 定 と 日 本 語 の 慣 用 句 についての 特 徴 付 けを 互 いに 見 比 べてみよう 固 定 性 ( Stabilität)とは 木 下 の 特 徴 付 けで 言 えば 形 態 統 語 的 特 徴 の 第 1 番 目 の 特 徴 に 相 当 する イディオム 表 現 は 複 数 の 語 彙 からなるフレーズであるということであ る イディオム 性 ( Idiomatizität)とは 木 下 による 形 態 統 語 的 特 徴 の 第 3 番 目 の 特 徴 に 当 たる 語 彙 性 ( Lexikalisiertheit) イメージ 性 ( Bildhaftigkeit)の2つの 特 徴 は 木 下 の 形 態 統 語 的 特 徴 の 第 4 番 目 にまとめることができる 木 下 の 特 徴 付 けで 明 示 的 に 述 べられていないのは 再 生 産 性 という 特 徴 であるが これは おそらく 固 定 性 という 特 徴 付 けから 導 き 出 されるものであるので あえて 述 べる 必 要 がないと 見 な されているのであろう 木 下 がさらに 述 べている 意 味 論 的 特 徴 は 慣 用 句 が 持 っている 固 定 性 イディオム 性 に は 段 階 があるということである ブルガーは キネグラムについて 真 のキネグラムと 疑 似 キネグラムを 区 別 しているが( 第 11 章 参 照 ) 木 下 の 特 徴 付 けがより 細 かい ドイツ 語 のイディオム 表 現 に 関 する 研 究 に 基 づいて 提 案 されているイディオムの 規 定 と 日 本 語 の 慣 用 句 についての 特 徴 付 けを 見 比 べてみるとき ドイツ 語 のイディオム 表 現 に 関 する 規 定 には そのイディオム 表 現 が 統 語 論 的 にどのような 機 能 を 果 たしているのか と いう 観 点 が 欠 けている その 理 由 は ドイツ 語 においては イディオム 表 現 のほとんどが 述 部 を 形 成 する 要 素 となっていることにあると 思 われる しかしながら 統 語 論 的 に 主 語 となるイディオム 表 現 も 存 在 する 従 って 日 本 語 の 慣 用 句 についての 特 徴 付 けにある 統 語 論 的 な 機 能 について ドイツ 語 のイディオム 表 現 についても 分 類 分 析 してみる 必 要 が あるように 思 われる 本 論 文 では イディオム 表 現 が 果 たしている 統 語 論 上 の 機 能 につい ても 可 能 な 限 り 配 慮 して 分 類 分 析 を 試 みたつもりである 結 論 的 には ドイツ 語 イディオムに 関 する 研 究 に 基 づいて 提 案 されているイディオムの 規 定 と 日 本 語 慣 用 句 に 関 する 研 究 に 基 づいて 提 案 されている 慣 用 句 の 規 定 の 両 者 を 総 合 - 6 -

19 第 2 章 イディオムの 言 語 的 特 徴 した 観 点 を 採 用 するということになる *3 *3 とはいいながら 第 6 章 における 資 料 源 についての 検 討 で 述 べるように 資 料 源 そのものが 一 貫 した 観 点 に 基 づいて 表 現 を 採 用 しているとは 思 われない そのため 資 料 収 集 の 際 に 筆 者 の 判 断 にも 多 少 の 揺 れ があることは 認 めざるを 得 ない - 7 -

20 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 *1 "Jetzt wächst zusammen, was zusammengehört." - Willy Brandt ( 一 緒 であるべきものが いま 一 緒 になるのだ-ウィリー ブラント) 3.0 はじめに 本 章 においては ドイツ 統 一 に 至 る 過 程 における 決 定 的 な 出 来 事 であったベルリンの 壁 の 崩 壊 国 境 の 開 放 をめぐる 政 治 家 たちの 演 説 とりわけW ブラント( Willy Brandt) が 1989 年 11 月 16 日 ドイツ 連 邦 議 会 でおこなった 演 説 の 中 で 使 ったイディオム 表 現 "die Attitüde der beleidigten Leberwurst"(むくれたレバー ソーセージ)の 持 つ 機 能 と 効 果 を その 具 体 的 なコンテクストの 中 で 考 えていく そのことによって イディオム 表 現 の 持 つ 特 徴 と 機 能 について 理 解 することを 目 指 す 分 析 そのものは イディオム 表 現 は 総 和 増 大 ( Übersummativität)というゲシュタル ト 心 理 学 における 一 原 理 の 言 語 現 象 における 発 現 である という 観 点 からなされる イデ ィオム 表 現 において 成 分 個 々の 総 和 を 越 えて 増 大 したものとは 何 か それが 解 明 され るべき 問 題 である イディオム 表 現 は そのイディオム 表 現 単 位 としての 辞 書 的 意 味 以 外 に エルトマン (Erdmann 1966) のいう 感 情 値 ( Gefühlswert) あるいはキューン( Kühn 1985)のいう 意 味 的 付 加 価 値 ( semantischer Mehrwert)をもつ それがイディオム 表 現 を 形 成 する 各 成 分 の 総 和 を 超 えるものであるというのが とりあえずの 結 論 ということになろう これは 言 い 換 えるならば イディオム 表 現 は 人 々の 感 情 に 訴 えかける 豊 かなイメージを 伴 っていると いうことである 政 治 演 説 や 政 治 討 論 あるいはスポーツ 報 道 においてイディオムが 多 用 さ れる 理 由 は まさにそこにあるといえる 具 体 例 として かなり 長 いドイツ 語 文 が 引 用 されるが これは 当 該 のイディオムが 使 われているコンテクストを 可 能 な 限 り 正 確 に 把 握 するために 必 要 なことである それらの 例 文 は いずれも 歴 史 的 な 意 味 を 持 つ 発 言 であり ドイツ 語 教 育 の 観 点 から 見 れば その *1 本 章 における 論 述 は 次 の 論 文 が 基 となっている 壁 の 崩 壊 とイディオム-"die Attitüde der beleidigten Leberwurst" - 広 島 大 学 文 学 部 紀 要 第 57 巻 1997 年 頁 本 文 の 中 の 年 代 が 現 在 時 点 から 計 算 した 場 合 と 食 い 違 っている 箇 所 があるのはそのためである -1-

21 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 ようなドイツ 文 を 読 み 記 憶 に 留 めておくことは ドイツ 語 学 習 を 支 え 内 実 あるものと するだろう そしてまた ドイツ 現 代 史 に 関 するランデスクンデとしても 役 立 つであろう 3.1 ブラント 演 説 を 取 りまく 状 況 誰 もが 希 求 しながら しかし 現 実 に 起 こり 得 るとは 予 想 もしなかった 壁 の 崩 壊 そ れは 全 く 時 の 偶 然 偉 大 なミステークが 引 き 起 こした 事 態 でもあったことが 事 後 的 に 判 明 している すなわち DDR 政 治 局 の 決 定 そのものは 本 来 旅 行 の 自 由 は 1989 年 11 月 10 日 から 実 施 する というものであった しかし それを 発 表 した 政 治 局 員 G シャボウスキー ( Günter Schabowski )は 記 者 団 の 質 問 に 遅 滞 なく (unverzüglich) と 繰 り 返 したので ある そして その 発 表 を 聞 いた 多 くの DDR 市 民 は 半 信 半 疑 ながら 国 境 の 検 問 所 へと 押 し 掛 ける 雪 崩 うってくる 群 衆 のパワーに 圧 倒 され 警 備 兵 は 何 もなしえなかった こう して DDR 市 民 は ほんの 散 歩 のつもりで 西 ベルリンへと 出 かけていったのである 28 年 にもわたって 東 西 ドイツを 分 断 していた 壁 は まことにあっけなく 崩 壊 したので あった 本 章 の 冒 頭 に 引 用 した 一 文 は 壁 の 崩 壊 を 聞 いた 際 ブラントが 述 べた 最 初 のコ メントである *2 東 西 の 壁 を 越 えて 多 くの DDR 市 民 は 西 ベルリンへ そして 西 ベルリン 市 民 は 東 ベル リンへと 繰 り 出 し 狂 っている! ( Wahnsinn! )の 叫 びを 繰 り 返 しながら 歓 迎 の 交 流 が 続 く そのお 祭 り 気 分 は 2 日 にわたって 続 いた 西 ドイツのテレビ 局 は 12 日 の 夜 *2 ブラントは 名 文 句 をたくさん 残 した 壁 の 崩 壊 を 聞 いて まず 最 初 にブラントはこのようにコメントし たのであった このブラントの 言 葉 は その 約 1ヶ 月 後 に 連 邦 大 統 領 R v ワイツゼッカー ( Richard von Weizsäcker)によって さらにバリエーションが 作 られた ワイツゼッカーは 1989 年 12 月 13 日 DDR のテレビで 放 送 されたインタビューの 中 で 再 統 一 あるいは 統 一 についての 考 えを 求 められて 次 のように 述 べている ワイツゼッカー: 私 の 考 えをいえば 我 々は 一 つの 国 民 である そして 一 体 であるべきものは 一 体 とな っていくだろう しかし それはまさに 一 体 となっていかなければならないのであって むやみに 膨 張 して いくことであってはならない 時 間 が 必 要 なのである WEIZSÄCKER: Meine Meinung ist, daß wir eine Nation sind, und was zusammengehört, wird zusammenwachsen. Aber es muß eben zusammenwachsen. Es darf nicht der Versuch gemacht werden, daß es zusammenwuchert. Wir brauchen die Zeit. (DER SPIEGEL DOKUMENT, Oktober 1990, S. 13) そして 統 一 後 の 過 程 で このブラントの 言 は ドゥーデン 12 巻 引 用 名 文 句 辞 典 (DUDEN BAND 12: 249) が 一 例 として 挙 げているように "Jetzt bricht zusammen, was zusammengehört" ( 一 体 であるべきものが 今 やともに 崩 壊 していく)というように 極 めて 悲 観 的 な 展 望 を 表 明 するものとさえなってしまったのであ る -2-

22 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 までほとんど 休 みなく 壁 の 開 放 に 関 する 報 道 番 組 を 流 したが 四 六 時 中 にわたる 放 送 と いうのは ドイツのテレビ 局 としては 極 めて 異 例 のことであった 壁 が 崩 壊 した 翌 日 の 11 月 10 日 夜 当 時 の 西 ベルリン 市 長 W モンパー( Walter Momper)の 言 葉 によれば 再 会 ( Wiedersehen)を 祝 う 行 事 が 西 ベルリン 市 庁 舎 前 で 繰 り 広 げられる そして そこでは ドイツ 連 邦 共 和 国 首 相 H コール( Helmut Kohl) 外 相 H D ゲンシャー( Hans-Dietrich Genscher) 西 ベルリン 市 長 モンパーといった 政 治 家 たちが 壁 崩 壊 を 喜 ぶ 演 説 を 行 った 中 でも かつて 壁 が 作 られた 際 ( 1961 年 8 月 13 日 ) 西 ベルリン 市 長 の 職 にあり その 後 ドイツ 連 邦 首 相 を 務 めたブラントによる 演 説 が 印 象 的 であった ブラントは 壁 崩 壊 の2 3ヶ 月 前 に 公 刊 した 回 想 録 中 の 一 文 を 引 用 して 次 のよ うに 演 説 を 結 んだ 私 がずっと 確 信 していたことだが このセメントによる 分 断 鉄 条 網 と 立 入 禁 止 による 分 断 は 歴 史 の 流 れに 逆 らって 立 っているのだ そしてこの 夏 私 が 書 き 付 けたこと それは 随 時 あとで 当 の 書 物 を 読 んで 確 認 できることだが この 秋 に 何 が 起 こるか 全 く 知 らずに 書 いたのであった すなわち ベルリンは 生 き 続 けるだろう が 壁 は 崩 壊 するだろう *3 偶 然 が 引 き 起 こしたともいえる 壁 の 崩 壊 この 歴 史 的 事 件 を 目 の 当 たりにして 多 くの 人 々が 感 激 の 涙 を 流 したことだろう とりわけ ブラント 自 身 は 涙 を 抑 えることが できなかった 1 週 間 後 の 1989 年 11 月 16 日 ドイツ 連 邦 参 議 院 でブラントは 次 のよ うに 演 説 している 長 年 ベルリンで 責 任 を 担 ってきた 者 にとっては かつてのドイツの 首 都 で 起 こ っていることは とりわけ 心 に 迫 って 来 る 私 はあからさまに 告 白 するが とても 涙 をこらえることができない そして 殆 どとりすますことなく 荒 れることもな く これほどの 人 々が 喜 んでいるのを 見 るとき 明 るい 未 来 に 対 する 希 望 がわいて くる 先 週 の 金 曜 日 ( 11 月 10 日 )の 夜 ベルリン 市 庁 舎 前 で 起 こった 野 次 の 口 笛 は 本 当 に 聞 くに 耐 えなかった とはいえ 決 して 暴 徒 のやから( Pöbel)ではない *3 Meine Überzeugung war es immer, daß die betonierte Teilung, und daß die Teilung durch den Stacheldraht und den Todesstreifen gegen den Strom der Geschichte standen... Und ich habe es in diesem Sommer zu Papier gebracht - man kann es nachlesen, wenn man will - ohne zu wissen, was es im Herbst geschehen wird: Berlin wird leben und die Mauer wird fallen. ( 1989 年 11 月 10 日 夜 ARD の 実 況 放 送 ) -3-

23 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 あの 場 には ベルリンのもう1つの 側 からきた 人 々も 数 多 くいたのである 私 は 批 判 しているのではない 私 は この 具 体 的 な 出 来 事 を 越 えて ともどもに 問 いかけ たい そもそもわれわれが 語 っている 政 治 の 言 葉 は 変 化 した 国 民 の 心 情 を 充 分 に 汲 み 上 げるものになりうるだろうか...われわれは 互 いに 言 い 聞 かせる 必 要 があ る 不 遜 や 傲 慢 そしてまた 同 じようにふてくされること(die Attitüde der beleidigten Leberwurst)も 時 宜 に 叶 ったものではない...われわれがいま 体 験 しているのは 議 員 の 皆 さん 取 るに 足 りなくはない 部 分 が 統 一 へ 向 けての 草 の 根 の 運 動 の 芽 生 えにかかわっている...3つ 目 のカテゴリ ーは 国 家 の 統 一 あるいは 新 しい 統 一 というものであろうが それは DDR にいる 人 々が 自 決 権 ( Selbstbetimmungsrecht)を 行 使 する 中 で それを 望 んだときに 実 *4 現 するだろう ブラント モンパー ゲンシャー3 人 の 演 説 は 大 拍 手 で 受 けとめられた それと 対 照 的 だったのが コールの 演 説 だった コールは 喜 びに 沸 きたっている 人 々を 前 にして とり わけ 彼 の 前 に 演 説 したブラント モンパー ゲンシャー3 人 の 発 言 に 刺 激 されて この ような 暴 徒 のシーンが 可 能 であったことを 恥 ずかしく 思 う と 述 べたのである そのため 彼 の 演 説 を 聞 いていた 人 々は 怒 り 激 しく 口 笛 を 吹 き 鳴 らし ブーイングで 演 説 を 野 次 り 倒 したのであった 前 掲 のブラント 元 首 相 の 演 説 は 東 西 ドイツの 問 題 はヨーロッパ 共 同 体 全 ヨーロッパ の 政 治 情 勢 の 中 で 考 えるべきだという 現 首 相 コールの 考 えを 支 持 しながらも 他 方 ベルリ ン 市 庁 舎 前 で 再 会 の 喜 びに 沸 き 上 がっていた 人 々を 暴 徒 と 決 めつけた そのコールの 発 言 をたしなめてもいるのである コールは その 後 の 記 者 会 見 で モンパーは 自 分 とは 違 う 言 葉 を 話 している と 論 評 し モンパーがドイツ 基 本 法 をどのように 理 解 しているか 疑 うと 批 判 している それは モンパーが 演 説 の 中 で DDR の 民 族 ( das Volk der DDR)という 表 現 を 使 ったからであ る コールのそのような 批 判 的 言 辞 は 自 分 の 演 説 だけが 聞 き 入 れられなかった 不 満 をモ ンパーにぶつけていると 取 れなくもない モンパーの 演 説 は 約 10 分 足 らずのものであった その 中 でモンパーは 今 になってみ *4 このブラントの 発 言 は 次 の 節 で 全 文 を 掲 載 してある -4-

24 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 ると 極 めて 意 味 深 い 発 言 をしていたことに 気 づかされる モンパーの 演 説 の 中 からいく つかのキーセンテンスを 任 意 に 取 り 出 してみよう 11 月 10 日 付 けの 多 くの 新 聞 の 見 出 しにもなったのだが われわれドイツ 人 は 今 世 界 で 一 番 幸 せな 民 族 だ! ( Wir Deutschen sind jetzt das glücklichste Volk auf der Welt! ) *5 ( DOKUMENT:3) という 発 言 そして 上 でも 言 及 した きのうは 再 統 一 の 日 ではな く われわれの 街 での 再 会 の 日 であった ( Gestern war nicht der Tag der Wiedervereinigung, sondern der Tag des Wiedersehens in unserer Stadt. )( DOKUMENT: 3) われわれの 民 主 主 義 は 1945 年 われわれを 解 放 してくれた 人 々によってプレゼントされたものである DDR 市 民 は 民 主 主 義 を 自 ら 勝 ち 取 ったのだ (Unsere Demokratie ist uns von den Befreiern 1945 geschenkt worden. Die DDR-Bürger haben sich die Demokratie selbst erkämpft.) ( DOKUMENT: 4)という 自 らを 反 省 し DDR の 人 々を 讃 える 言 葉 そして 現 在 に なってその 問 題 がより 深 刻 になってきているのだが われわれは 頭 の 中 の 壁 を 取 り 壊 さ なければならない ( Wir müssen die Mauer in unseren Köpfen abbauen. )( DOKUMENT: 4) という 発 言 頭 の 中 すなわち 意 識 の 中 に 存 在 する 壁 の 問 題 は 統 一 後 7 年 以 上 が 経 過 した 現 在 一 層 深 刻 な 問 題 となってきている *6 ところで コールが 批 判 しているモンパーの 発 言 部 分 は 次 のようになっているが 問 題 の 語 句 はモンパーの 演 説 中 でたった1 度 しか 出 てきていない われわれを 長 い 間 苦 しめてきた 国 境 は きのう その 分 断 的 な 性 格 を 失 った 自 由 に 旅 行 することは 人 間 の 権 利 だ 同 様 に 人 間 の 権 利 として ( DDR の) 人 々は 今 日 まで の 幾 週 間 かの 間 に 押 しつけがましい 指 示 を 払 いのけ 自 らの 国 を 自 ら 築 く 権 利 を 取 り 戻 した DDR において 今 や ドイツの 歴 史 の 魅 力 的 な1 章 が 書 かれているのだ 歴 史 のそ *5 以 下 のモンパーの 発 言 は DER SPIEGEL DOKUMENT, Oktober 1989 から 取 ったものである DOKUMENT という 文 献 指 示 は この 特 集 号 をさす *6 頭 の 中 の 壁 意 識 の 中 の 壁 という 問 題 の 所 在 について 言 及 したのも 筆 者 の 知 る 限 り モンパー が 最 初 である この 問 題 については 脚 注 *2でも 言 及 したように 統 一 以 後 その 問 題 が 顕 在 化 してきたの である この 問 題 はかつての 東 西 ドイツにおける 人 々の 言 語 行 動 そしてモンパーが 繰 り 返 し 強 調 している のだが それぞれの 国 民 のアイデンティティの 違 いでもある 社 会 主 義 体 制 から 資 本 主 義 市 場 経 済 体 制 への 適 応 順 応 を 迫 られたかつての 東 ドイツの 人 々が さまざまな 局 面 で 不 利 益 を 被 るという 結 果 を 引 き 起 こしている この 問 題 に 関 しては Ueda 1996a でいくつかの 文 献 を 挙 げてあるが ドイツにおいても 言 語 学 者 たちがようやくこの 問 題 の 所 在 と 重 要 性 に 気 づき 本 格 的 な 研 究 を 開 始 したという 状 況 である -5-

25 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 *7 の 章 は DDR の 民 族 そのものによって 書 かれるのだ 翌 日 11 月 11 日 ( 土 曜 日 )の 記 者 会 見 で モンパーは コールの 批 判 に 次 のように 反 撃 している 連 邦 首 相 は ドイツの 歴 史 におけるこの 決 定 的 な 状 況 を 的 確 に 捉 えることができない と 非 難 せざるを 得 ない その 後 の 記 者 会 見 でも 明 らかだが コールにはこの 歴 史 的 瞬 間 に おける 人 々の 感 情 を 理 解 する 能 力 がない ということを 私 達 は 目 の 当 たりに 確 認 した コールは 明 らかにこの 歴 史 的 な 時 間 における 人 々の 感 情 を 素 通 りするような 考 えで 話 している 現 在 東 ヨーロッパのみならず 旅 行 の 自 由 を 認 めた DDR においても 状 況 が 変 化 したことによって 必 要 とされている 思 考 の 転 換 を コール 氏 が 計 っていないことは 明 らかである コールは いまだに 過 去 となった 一 昨 日 の 思 考 に 取 り 付 かれている 10 月 7 日 に 東 ベルリンでソ 連 の 総 書 記 長 ゴルバチョフが 言 ったことが コール 氏 につ いても 当 てはまる 遅 れて 来 た 者 を 人 生 は 罰 するのだ コール 氏 は とりわけ 私 が 彼 とは 同 じ 言 葉 を 話 していないと 批 判 している... 個 別 のこととして 彼 が 批 判 しているのは 私 が DDR の 民 族 ( das Volk der DDR)という 言 い 方 をしたことであるが 勿 論 私 はその 言 葉 を 極 めて 意 識 的 に 使 ったのだ 誰 の 目 にも 明 らかだが コール 氏 はおそらく DDR に おける 民 主 化 運 動 に 対 して 心 底 から 嫌 悪 を 抱 いており DDR の 人 々が 現 実 に 自 決 権 を 行 使 するのを 忌 み 嫌 っているとしか 思 われない... DDR に 住 む 人 々すなわち DDR の 民 族 が 新 しく 獲 得 したアイデンティティ( diese neugewonnene Identität der DDR-Bevölkerung oder des DDR-Volkes)というものをコール 氏 は 理 解 したくないらしい というのは それは 再 統 一 についての 彼 の 考 えと 合 わないから だ しかし DDR の 人 々がアイデンティティを 獲 得 しているというのは いわば 現 実 で ある コール 氏 およびその 他 の 西 側 政 治 家 たちは 東 ドイツ 国 民 のアイデンティティを 認 識 し 得 て 当 然 であろう DDR の 人 々にとって 再 統 一 は 興 味 ある 問 題 ではないということをコール 氏 が 理 解 して いないのは 明 らかだ 開 放 された 国 境 をもつ 自 由 なヨーロッパこそ 関 心 事 なのだ... 昨 日 *7 Die Grenze, die uns so lange gequält hat, hat gestern ihren trennenden Charakter verloren. Das freie Reisen ist ein Menschenrecht. So wie sie sich in den letzten Wochen das Recht genommen haben, die Bevormundung abzuschütteln und ihr Land selbst zu gestalten. In der DDR wird jetzt ein faszinierendes Kapitel deutscher Geschichte geschrieben. Dieses Kapitel der Geschichte, das wird vom Volk der DDR selbst geschrieben. (DER SPIEGEL DOKUMENT, Oktober 1989, S.3) -6-

26 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 と 今 日 は 再 統 一 の 日 ( die Tage der Wiedervereinigung)ではない 現 実 にはそれは 再 会 の 日 ( die Tage des Wiedersehens)なのだ 連 邦 政 府 が 10 月 18 日 (エーリヒ ホネッカーが 辞 職 した 日 ) 以 後 過 ぎ 去 っていった 日 々に 2つのドイツ 国 家 間 の 協 同 を 実 際 的 に 組 織 し 良 き 隣 戚 関 係 を 保 っての 国 民 生 活 と 民 主 的 な DDR をめざして 全 力 を 挙 げて 努 力 していたならば 大 いに 歓 迎 するところであ った しかし 現 実 に 連 邦 政 府 が 取 った 実 際 的 な 対 策 は 遺 憾 ながら 人 々の 期 待 をうちの めすものでしかなかった 連 邦 政 府 がやったことは 丸 まるひと 月 いやそれそれ 以 上 の 日 々を 無 為 の 内 に 過 ぎさ るがままにしておくことであった その 間 再 統 一 と 民 族 問 題 についてくだらない 論 議 を 重 ねるだけで 実 際 的 な 歩 みは1 歩 たりとも 踏 み 出 すことがなかった... 東 ドイツ 政 府 が 東 西 ドイツの 国 境 を 開 放 するという 歴 史 的 な 決 断 をしたとき 西 ドイツ 政 府 首 相 コールはポーランドのワルシャワにあって ポーランド 政 府 首 脳 との 会 談 そし てレセプションに 出 席 していた そのことが 西 ベルリン 市 民 だけでなく 東 ベルリンから きていた 東 ドイツの 同 胞 西 ドイツ 国 民 の 大 部 分 から 不 評 をかった 彼 の 演 説 は 野 次 の 叫 びと 口 笛 で 殆 ど 聞 き 取 れず ついには 演 説 を 諦 めざるをえなかった 勿 論 ポーランドと の 外 交 も 西 ドイツにとっては 国 境 の 確 定 をめぐって 極 めて 重 要 であったのだが コールに とってはまことに 不 幸 な 時 の 巡 り 合 わせになったとしかいいようがない 3.2 ブラント 演 説 の 中 のイディオム すでに 上 で 日 本 語 訳 として 掲 げたブラントの 演 説 のドイツ 語 原 文 は およそ 次 のようで ある "...Dies sind in der Tat bewegende Tage, sie handeln ja auch von dem tiefgreifendsten Umbruch, den unser Teil der Welt seit dem Ende des Zweiten Weltkrieges erfährt. Verwunderlich wäre es gewesen, hätten die Winde der Veränderung um Deutschland einen Bogen gemacht... Man kann schon heute in einer Zwischenbilanz feststellen, der Führungsanspruch der einen Partei läßt sich nicht mehr aufrechterhalten. Und daraus folgert ja logisch, daß Artikel 1 der Verfassung der DDR vor Wahlen gestrichen werden muß. Politischer Pluralismus bricht sich Bahn, freie Wahlen werden im nächsten Jahr auf der Tagesordnung stehen in der DDR. -7-

27 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 Jemand, der eine jahrzehntelange Verantwortung in Berlin getragen hat, in nicht immer ganz einfachen Situationen, dem geht das besonders nahe, was sich in der alten deutschen Hauptstadt abspielt und ich gebe offen zu, ich habe meiner Tränen kaum Herr werden können. Aber dann soviel Fröhlichkeit, so wenig Verkrampftheit, so wenig Aggressionen, das läßt hoffen. Die Pfiffe am Rathaus am letzten Freitag, ich hab sie wirklich nicht gern gehört, aber es war kein Pöbel. Es waren sehr viele Landsleute aus dem anderen Teil der Stadt dabei. Ich kritisiere nicht, sondern ich frage uns miteinander über diesen konkreten Anlaß hinaus, ob unsere politische Sprache der veränderten Gemütslage der Nation hinreichend gerecht wird... Wir müssen uns alle miteinander sagen, daß Überheblichkeit ebensowenig angebracht ist, wie die Attitüde der beleidigten Leberwurst. Ich war und bleibe der Meinung, daß Europa nicht Einförmigkeit braucht und nicht Einfarbigkeit braucht, nein, in Europa, das gilt heute für die Europäische Gemeinschaft und es muß mal gelten für das größere Europa, da muß Platz sein für alle relevanten Strömungen der europäischen Demokratie, für linke und rechte, liberale, konservative und christliche Demokraten....Falsch wäre es, da berühren sich meine Gedanken sehr stark mit den vom Bundeskanzler vorgetragenen, ganz falsch wäre es, aus einer mißverstandenen europäischen Perspektive ableiten zu wollen, wir bräuchten uns um die Europäische Gemeinschaft nicht mehr so viele Mühe zu geben. Das Gegenteil ist richtig......neu und wiederholt stellt sich die Frage nach der deutschen Einheit. Offensichtlich halten die Landsleute in der DDR das Thema Wahlen jetzt für das vorrangige. Und das kann ich verstehen. Keiner von uns wird da widersprechen wollen... Ich habe seit vielen Jahren mein Problem mit der Wieder bei der Vereinigung, weil ich überzeugt war und bin, dieses suggeriert, als könnte es etwa so wieder mal werden wie es mal war. Außerdem steht es nicht im Grundgesetz....Was wir erleben, meine Damen und Herren, das hat nun zu einem nicht unerheblichen Teil zu tun mit dem Heranwachsen einer Einheit von unten... Die dritte Kategorie ist die, die von der staatlichen Einheit oder von der Neuvereinigung handeln würde, wenn die Menschen in der DDR dies in Ausübung ihres Selbstbestimmungsrechts -8-

28 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 so wollen. Ich würde keine Option ausschließen, keine Option abweisen..." (Badische Zeitung, Freitag, 17. November 1989) ここで 取 りあげるイディオムは ブラントの 演 説 の 中 の"die Attitüde der beleidigten Leberwurst" である このフレーズは 本 来 は"die gekränkte/beleidigte Leberwurst spielen" が 基 になっている 意 味 は "(aus nichtigem Anlaß gekränkt sein" (Friederich 1976: 288) すなわ ち 些 細 なことで 不 機 嫌 になる である あるいは 別 の 辞 典 では "ugs.; aus nichtigem Anlaß beleidigt tun, schmollen" (DUDEN Universal-Wörterbuch A-Z: 937) とあり 些 細 なことで 気 分 を 害 されたとして 不 平 不 満 をいう の 意 である なぜレバー ソーセージなのか 古 代 ギリシャ 以 来 の 人 間 観 がその 背 景 にはあるようで ある すなわち 古 代 ギリシャでは 肝 臓 が 人 間 の 感 情 の 中 心 であると 見 なされていたので ある 上 記 のイディオム 以 外 に たとえば"etwa. frißt j-m an der Leber:(Ärger, Zorn, Kummer usw.) macht j-n halb krank"(friederich 1976: 287)( 恐 れ 怒 り 心 配 などで 半 ば 病 気 にな る)や"frisch (o. frei) von der Leber weg (reden, sprechen usw.): so, wie man denkt, ohne Hemmungen (reden usw.)"(friederich 1976:288)( 考 えていることを 躊 躇 することなく 言 う)といったものがあるが これらのイディオムからも 肝 臓 が 腹 立 ち 怒 り 心 配 な ど 人 間 の 感 情 にかかわっていることがわかる しかし どういう 経 過 で 肝 臓 がレバー ソーセージとなったのか これには 民 間 語 源 学 あるいは 言 葉 遊 び 的 な 要 因 が 絡 んでいるようである つまり ソーセージをゆがいてい る 鍋 から 美 味 な 血 ソーセージの 方 が 先 に 取 り 出 され 残 ったレバー ソーセージはゆだ りすぎて 破 裂 した という 話 が 結 びついたのである ソーセージがゆだりすぎて 皮 がはじ けたのを 怒 りのあまりはじけたという 具 合 に 見 立 てたのである レーリヒによると こ の 話 は 上 部 ザクセンで 実 際 に 語 られたもののようである( Röhrich 1991/92:945) イディオム 表 現 "die gekränkte (oder beleidigte) Leberwurst spielen" の 基 本 的 な 意 味 は 以 上 のようであるとして それでは ブラントが 演 説 の 中 で 使 っている 表 現 "die Attitüde der beleidigten Leberwurst"の 意 味 はどうなるのだろうか ブラントの 演 説 は 実 際 には 目 の 前 にしている 国 会 議 員 だけでなく ドイツ 国 民 全 体 に 呼 びかけていると 理 解 できる(4 節 参 照 ) とすると ドイツ 国 民 が 些 細 な 理 由 でむくれている ということになるが それ はどのような 事 態 を 捉 えての 発 言 であろうか DDR で 民 主 化 を 求 める 運 動 が 高 まり E ホネッカー( Erich Honecker)は 病 気 も 重 な り 退 陣 に 追 い 込 まれた しかし そのホネッカーに 代 わって 登 場 したE クレンツ( Egon -9-

29 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 Krenz)は 殆 ど 政 治 的 にリーダー シップを 発 揮 し 得 ず DDR 国 民 の 意 思 を 掌 握 できな い 他 方 DDR の 経 済 も 殆 ど 救 いがたい 状 況 になりつつあった 壁 が 崩 壊 し 旅 行 の 自 由 がもたらされたにもかかわらず BRD へと 移 住 していく DDR の 国 民 の 数 は 増 しこそ すれ 一 向 に 減 らない 事 態 は もはや DDR という 国 家 をそのまま 維 持 していくことが 実 質 的 に 不 可 能 にな りつつあることが 誰 の 目 にも 明 らかであった いつしかライプチッヒにおける 月 曜 デモ のスローガンは われわれが 国 民 だ ( Wir sind das Volk! )から われわれは 一 つの 国 民 だ ( Wir sind ein Volk! )へと 変 わり 統 一 を 求 める 声 が 高 まっていった しかし 東 西 ドイツの 統 一 が 成 るには 解 決 されるべき 様 々な 問 題 があった しかも ドイツの 周 辺 諸 国 は 統 一 によって 巨 大 国 家 となるドイツに 不 信 感 と 恐 れを 表 明 して いたのである 民 族 の 統 一 という 明 らかに 前 世 紀 の 政 治 理 念 の 実 現 に 対 して 統 一 ヨーロ ッパを 目 指 していた 周 辺 諸 国 が 快 い 顔 をするはずはなかった まして 西 ドイツ 自 身 が 統 一 ヨーロッパへと 向 かって 先 頭 に 立 って 引 っ 張 っていたのであれば なおさらである そのような 周 辺 諸 国 からの 疑 念 不 信 恐 れの 表 明 に 対 して ブラントは ドイツ 国 民 が 驚 喜 して 喜 ぶことはそれなりの 理 由 があることであるが ドイツ 国 民 自 身 も 周 辺 諸 国 の 警 戒 心 恐 れを 歴 史 に 照 らして 反 省 し いたずらにむくれてばかりいず 手 を 携 えてい く 努 力 をしなければならないと 呼 びかけているのである *8 3.3 イディオムの 意 味 的 特 徴 言 語 表 現 は 個 々の 言 語 要 素 を 結 合 することによって 成 り 立 つ( シンタックス) のだが その 結 合 された 全 体 の 意 味 は 決 して 個 々の 要 素 が 持 っている 意 味 の 合 計 に 留 まってはい ない 必 ず 何 か 増 加 しているものがある ビューラー( Bühler 1982:349 ff. )は 言 語 に おけるこのような 現 象 をエーレンフェルス( Christian von Ehrenfels)が 提 唱 した 総 和 増 大 ( Übersummativität)というゲシュタルト 心 理 学 の 概 念 を 用 いて 説 明 している ビューラ ー 自 身 は シンタックスのレベルにおける 付 加 的 な 複 合 ( attributive Komplexionen)のみ を 総 和 増 大 の 例 として 挙 げているが 私 見 によると イディオム 現 象 も 総 和 増 大 の 原 理 の *8 些 か 皮 肉 と 批 判 を 込 めて このスローガンは 現 在 では 次 のようなウィットのバリエーションで 語 られ ているようである( Müller 1994: 125) "Der Wessi zum Ossi: >Wir sind ein Volk.< Der Ossi:>Wir auch.<"( 西 側 ドイツの 者 が 東 側 ドイツの 者 に 向 かって:われわれは 一 つの 国 民 だ 東 側 ドイツの 者 :われわれもそうだ -10-

30 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 言 語 における 発 現 と 捉 えることができる *9 イディオムとは 複 数 の 語 から 成 る 固 定 的 な 表 現 であり 全 体 として 一 つの 辞 書 的 な 意 味 を 持 っている とはいえ 当 然 字 義 通 りに 解 する 可 能 性 も 依 然 としてあり その 固 定 性 凝 集 性 には 段 階 付 けを 行 うことが 可 能 であろう しかしながら イディオムの 辞 書 的 意 味 は それを 構 成 する 個 々の 言 語 要 素 が 持 っている 意 味 の 総 和 を 超 えるものであり 各 構 成 要 素 の 意 味 の 総 和 ではない 心 理 言 語 学 の 用 語 でいえば 話 し 手 聞 き 手 のメンタル レ キシコンに 登 録 されているイディオム 表 現 の 辞 書 的 意 味 は 各 構 成 要 素 の 意 味 の 総 和 に さらに 何 かがつけ 加 わったものなのである そのつけ 加 わったものとは 何 か この 問 題 を キューン( Kühn 1985 )は 追 求 している( 第 4 節 参 照 ) つまりイディオム 表 現 "die gekränkte Leberwurst spielen" は それを 構 成 している4 語 "die" "gekränkte" "Leberwurst" "spielen" の 意 味 を 合 計 した いわば 字 義 通 りの 意 味 を 保 持 しているだけでなく 各 構 成 要 素 が 持 っている 意 味 の 総 和 を 越 える"aus nichtigem Anlaß gekränkt sein"というイディオム 表 現 としての 意 味 をも 持 っているのである というよりも 共 時 的 に 見 ると イディオム 表 現 "die gekränkte Leberwurst spielen" には "aus nichtigem Anlaß gekränkt sein"という 意 味 が 対 応 しており 言 語 体 系 内 ではその 表 現 と 意 味 内 容 が1:1の 対 応 をなしていると 考 えられる 従 って 言 語 習 得 の 点 でいえば そ のような 対 応 付 けを 行 えるようになればいいのであり それが 外 国 語 学 習 においてもとり あえずの 目 標 となろう しかし 外 国 語 学 習 の 効 率 学 習 効 果 というという 観 点 からすると イディオム 表 現 が 持 っているイメージ 性 を 有 効 に 利 用 することが 必 要 である イディオム 表 現 に 関 しては 出 発 言 語 と 目 標 言 語 において 意 味 内 容 が 同 じであっても イメージ 性 が 異 なる 場 合 が 多 く そのような 違 いを 理 解 することが 外 国 語 学 習 においては 単 に 言 語 レベルの 理 解 だけ でなく ランデスクンデも 含 めて 欠 かせない 課 題 となってくるであろう また イディ オム 表 現 に 関 する 語 源 的 な 説 明 は 当 該 のイディオム 表 現 になぜそのような 辞 書 的 意 味 が 付 与 されるようになったのかについて ある 種 の ひらめき 体 験 ( Aha-Erlebnis)を 与 え てくれるものであり そのことが 理 解 過 程 にプラスに 作 用 し 学 習 効 果 を 高 めて 長 期 記 *9 総 和 増 大 ( Übersummativität)とペアになっている 概 念 は もちろん 総 和 減 少 ( Untersummativität) である 総 和 減 少 というゲシュタルト 心 理 学 における 原 理 の 言 語 における 発 現 として 暗 喩 ( Metapher)の 現 象 がある ビューラーは 言 語 理 論 の 中 で1 章 を 割 いて 暗 喩 を 分 析 している( Bühler 1982: ) -11-

31 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 憶 に 移 行 することを 助 けてくれると 考 えられる 3.4 イディオムの 表 現 効 果 あるイディオム 表 現 と そのイディオムが 表 現 単 位 としてもつ 辞 書 的 意 味 とを 比 較 する とき その 両 者 にはどのような 違 いがあるのだろうか イディオムの 辞 書 的 意 味 に 対 応 す る 表 現 形 式 があるにも 関 わらず イディオム 表 現 を 使 うのは なぜなのか キューン( Kühn 1985)が 考 究 の 対 象 としているのは この 問 題 である キューンも 偶 然 にブラントがドイツ 連 邦 議 会 でおこなった 演 説 の 中 で 用 いたイディオム 表 現 を 分 析 の 対 象 としている そのキューンの 分 析 における 重 要 な 概 念 は 自 己 演 出 ( Selbstinszenierung) 意 味 的 付 加 価 値 ( semantischer Mehrwert) 多 方 向 発 信 ( Mehrfachadressiert)の3つであるが イディオムの 特 質 としては 意 味 的 付 加 価 値 が 中 心 をなす 自 己 演 出 多 方 向 発 信 は とりわけ 政 治 演 説 に 特 徴 的 なものであり イディオム 使 用 の 目 的 意 図 といったいわば 語 用 論 的 な 次 元 に 関 わっている たとえば ある 野 党 に 属 する 政 治 家 が 演 説 をおこなう 時 その 演 説 は もちろん 自 党 の 方 針 に 沿 いながらも 自 分 自 身 の 意 見 を 開 陳 し 与 党 の 政 策 や 見 解 を 批 判 攻 撃 すること によって 理 想 的 にはもっとよい 政 策 の 実 行 を 迫 るという 目 的 でおこなわれる しかし とりわけ 現 在 のように 国 会 での 議 論 がマス メディアによって 広 められるようになれば 演 説 している 当 の 政 治 家 は どうしても 選 挙 区 の 支 持 者 たちのことを 考 慮 せざるを 得 ない そしてまた テレビなどのマス メディアを 通 じて 自 分 の 演 説 内 容 を 知 ることになる 人 々のことも 意 識 せざるを 得 ない こうして 当 該 の 政 治 家 の 演 説 は 少 なくとも3 方 向 の 受 け 手 を 意 識 したものとならざ るを 得 ないのである そのため 必 然 的 にそれぞれの 受 け 手 を 配 慮 した 言 葉 遣 いを 選 択 す ることになる そしてその 中 でなおかつ 自 己 主 張 をおこなうことを 目 指 すのである そ の 意 味 では 政 治 家 の 演 説 は いかにして 自 分 を3 方 向 に 向 かってアピールするかという 意 図 から 組 み 立 てられていると 捉 えることができる キューンが 分 析 しているのは 1984 年 2 月 8 日 ブラントが 連 邦 議 会 でおこなった 演 説 の 中 で 用 いた "jemandem auf die Finger gucken" ( 誰 かの 行 動 を 注 意 深 く 監 視 する)とい -12-

32 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 *10 うイディオムである ブラントの 演 説 そのものは 当 時 発 覚 したある 一 つのキャンダル に 関 して コール 政 権 を 批 判 しているのだが このイディオムが 出 現 する 箇 所 を 最 小 限 引 用 すると 次 のようである "Was heißt hier übrigens Opposition? Zum einen zeigt der Gegenstand, mit dem wir uns heute befassen, wie wichtig es ist, daß das Parlament insgesamt der Regierung auf die Finger guckt." ( Kühn 1985:39) (ところで 野 党 ということは ここで 何 を 意 味 す るのか? 一 つには 今 日 ここでわれわれが 取 り 組 んでいる 対 象 が 示 しているように 連 邦 議 会 が 全 体 として 政 府 の 行 うことを 注 意 深 く 監 視 することが 如 何 に 重 要 か ということである ( SPD の 議 員 席 から 拍 手 ) ここでは "der Regierung auf die Finger gucken" ( 政 府 の 行 うことを 注 意 深 く 監 視 する)と なっているが たとえば ドゥーデンのイディオム 辞 典 には つぎのような 説 明 が 載 って いる:"jmdm. auf die Finger sehen/schauen/gucken(ugs.): jmdn genau beaufsichtigen, kontrollieren" ( DUDEN Band 11: 206 )( 誰 かを 子 細 に 監 督 する 行 動 をコントロールする) さらに 母 語 話 者 としてのキューンによると 当 該 のイディオム 表 現 と 基 本 的 に 同 じ 意 味 を 持 つ 表 現 としては 少 なくとも 14 の 言 い 回 しがあるようである( Kühn 1985: 41) たと えば ( 1 ) die Regierung kontrolliert( 政 府 がおこなうことをコントロールする) ( 2) die Regierung beaufsichtigt( 政 府 のおこないを 監 視 する ) (3) die Regierung beobachtet( 政 府 がおこなうことを 観 察 する ) (4) auf die Regierung aufpaßt( 政 府 のおこないに 注 意 す る)といったものがある このような 言 い 回 しと 問 題 としているイディオム 表 現 "der Regierung auf die Finger gucken"の 違 いは どこにあるのだろうか まず 当 該 のイディオムが 口 語 的 俗 語 的 なレベルに 属 する 表 現 であることに 注 意 する 必 要 がある 少 なくとも SPD の 国 会 議 員 として もっとイデオロギー 的 な 政 治 用 語 を 駆 使 することもブラントには 可 能 であったはずである そうしないで あえて 口 語 的 表 現 を 選 択 したのは ブラントが 念 頭 においていた 受 け 手 が 目 の 前 にしている 国 会 議 員 だけ ではなかったと 理 解 してよいだろう そして さらにブラントは 政 府 の 行 動 をコントロールしたり 観 察 するだけでなく イディオム 表 現 を 用 いることによって このスキャンダルに 関 して 政 府 与 党 に 対 する 彼 の *10 このスキャンダルは ドイツ 防 衛 軍 の 将 軍 キースリング( Kießling)が 同 性 愛 者 であるということで 恐 喝 されていることが 発 覚 し 解 任 させられた しかし 調 査 の 結 果 証 拠 不 十 分 ということで 今 度 は 防 衛 大 臣 ヴェルナー( Wörner)が そのような 失 態 の 責 任 をとって 辞 任 したというものである -13-

33 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 態 度 をも 表 明 しているのである すなわち 連 邦 政 府 の 行 ったことは 政 治 的 道 徳 的 に 間 違 っている 従 って われわれは 政 府 の 行 いを もっと 注 意 深 く 何 をするかわか らないという 疑 いの 目 でもって 監 視 し 見 守 っていくべきである という 態 度 を 表 明 し ているのである この 自 らの 態 度 を 表 明 する 機 能 を キューンは イディオム 表 現 の 付 加 的 価 値 と 命 名 している ブラントが 試 みているのは 結 局 キースリング ヴェルナー スキャンダルに 対 して 政 府 与 党 がとった 行 いは 道 徳 的 に 間 違 いだということを 明 らかにし 他 方 与 党 内 部 に も 存 在 する 一 部 の 批 判 勢 力 を 勇 気 づけることであり 上 の 引 用 にもあるように なおかつ 自 らが 属 する 野 党 の 支 持 をも 取 り 付 けることである さらには 自 らの 選 挙 区 の 支 持 者 た ちに 国 会 における 自 分 の 活 動 をアピールすることでもあったのである 3.5 おわりに ブラントの 演 説 とモンパーの 演 説 を 聞 き 読 み 比 べてみると 同 じ SPD に 所 属 する 政 治 家 であるにも 関 わらず その 演 説 の 調 子 だけでなく 使 われている 語 彙 に 大 きな 違 いが あることに 気 づき 興 味 深 く 思 う それは 多 方 向 発 信 性 をどれだけ 意 識 しているかとい う 違 いでもあるといえる ブラントの 演 説 には 第 2 節 で 引 用 したドイツ 文 を 見 て 分 かるように 文 体 としても 演 説 に 合 わせて 文 法 を 崩 している 箇 所 や 俗 語 的 なイディオムを 多 用 しているのが 目 立 つ しかし モンパーの 演 説 の 文 章 は ベルリンのみなさま ( Liebe Berlinerinnen und Berliner) といった 呼 びかけにも 関 わらず 極 めて 優 等 生 的 な 政 治 家 の 文 章 という 感 じが 否 めない ブラントが あえて 俗 語 的 なイディオムを 使 っているのは そのイディオム 表 現 が 持 っ ている 強 烈 なイメージ 喚 起 力 に 理 由 があるといえる レバー ソーセージがゆだりすぎて 皮 がはじけるというのは ドイツ 人 なら 日 常 の 経 験 で 十 分 に 熟 知 していることである そ のようなドイツ 人 ならほぼ 誰 もが 共 通 に 持 っている 言 語 知 識 のみならず 体 験 感 情 に 訴 えかけているのである むやみにむくれているばかりでなく 喜 びに 浸 るのはよいとして それと 同 時 に 周 辺 諸 国 の 感 情 も 考 慮 しなければならないというのが ブラントの 訴 えで あると 理 解 することができよう 本 章 では ブラントの 演 説 中 の 一 つのイディオム 表 現 を 取 り 上 げたが 一 般 に スポー ツ 報 道 と 並 んで 政 治 演 説 にはイディオム 表 現 が 多 く 登 場 するというのが 筆 者 の 観 察 で ある ドイツ 統 一 は ドイツ 人 だけでなく 世 界 の 耳 目 を 引 きつけた 現 代 史 における 大 事 -14-

34 第 3 章 イディオムの 意 味 的 機 能 件 であった 壁 の 開 放 からさらに ドイツ 統 一 とイディオム という 具 合 に 視 野 を 広 げて イディオム 表 現 に 的 を 絞 って 資 料 を 集 め 分 析 することによって イディオム 表 現 が 果 たしている 意 味 論 的 および 語 用 論 的 な 機 能 をさらに 解 明 することができるであろう -15-

35 第 4 章 イディオム 学 習 における 困 難 性 第 4 章 ドイツ 語 イディオム 学 習 における 困 難 性 *1 "Warum stehen Sie denn mit einem Stock vor dem Bett?", fragt der Arzt. "Sie haben mir doch verordnet, das Bett zu hüten!" (Witzebuch : 360) ( どうして 杖 を 持 ってベッドの 前 に 立 っているのかね? と 医 者 が 訪 ねた だって 先 生 が ベッドを 守 りなさいとおっしゃったじゃないですか? *2 ) 4.0 はじめに イディオムは 言 語 表 現 としてみるとき イメージが 豊 かで かつ 目 標 言 語 圏 の 文 化 歴 史 社 会 経 済 に 関 するランデスクンデを 深 化 する 糸 口 としても 極 めて 有 用 なものであ る しかしながら 学 習 対 象 としては それほど 易 しいものではない イディオム 学 習 とりわけ 理 解 における 困 難 性 は どのようなものであり その 理 由 はどこにあるのであろ うか 本 章 では イディオム 表 現 が 有 している 比 喩 的 イメージに 焦 点 を 合 わして 日 独 のイデ ィオム 表 現 を 比 較 対 照 することによって 学 習 上 の 困 難 性 がどこに 起 因 するかを 考 えて いく もちろん 日 独 両 言 語 におけるイメージを 伴 った 比 喩 的 なイディオム 表 現 のすべて を 取 り 扱 うことはできない 例 示 的 に 日 独 のイディオム 表 現 を 比 較 対 照 して 日 本 語 を 母 語 とするドイツ 語 学 習 者 にとって どのような 困 難 性 がイディオム 学 習 において 存 在 す るかについて 考 えることになる 4.1 イディオム 能 力 イディオム 能 力 は 母 語 話 者 の 言 語 能 力 の 重 要 な 部 分 をなしている しかしながら そ の 能 力 については 個 人 差 が 大 きい さらに 個 々 人 においても 学 習 対 象 言 語 における *1 本 章 における 論 述 は 次 のドイツ 語 で 発 表 した 論 文 がもとになっている 日 本 語 訳 を 作 成 するにあたっ て 内 容 にいくぶんか 変 更 を 加 えた 箇 所 がある ドイツ 語 における 論 述 と 日 本 語 における 論 述 では スタ イルにかなりの 変 化 が 生 じることは どうしても 避 けがたい Yasunari Ueda, Schwierigkeiten beim Verstehen der deutschen idiomatischen Wendungen. ein Kapitel im Deutschunterricht für japanische Muttersprachler auf einer fortgeschrittenen Stufe. In: Info DaF. Informationen Deutsch als Fremdsprache. Nr. 1, 18. Jahrgang, 1991, S *2 このウィットの 落 ちは "das Bett hüten" ( 安 静 にする)というイディオム 表 現 をことば 通 りに ベッ ドを 守 る と 理 解 した 点 にある この 例 のように 多 くのイディオム 表 現 は ことば 通 りに 理 解 することも 可 能 である -1-

36 第 4 章 イディオム 学 習 における 困 難 性 イディオム 能 力 と 母 語 におけるイディオム 能 力 の 差 は 歴 然 としている 目 標 言 語 におけ るイディオム 能 力 は 母 語 におけるイディオム 能 力 と 比 較 すると 極 めて 貧 弱 であるのが 普 通 である 目 標 言 語 においても 母 語 におけるのと 同 等 のイディオム 能 力 を 獲 得 するこ とが 外 国 語 学 習 における 目 標 であることは 間 違 いないとしても 現 実 には 達 成 しがたい というのが 経 験 的 事 実 であるといえよう この 事 実 を 踏 まえるとき 外 国 語 学 習 において 受 動 的 イディオム 能 力 と 能 動 的 イディ オム 能 力 を 区 別 することが 目 的 に 適 っているという 議 論 が 成 り 立 つ すなわち 目 標 言 語 の 母 語 話 者 と 同 等 のイディオム 能 力 を 獲 得 することが 理 想 であるとしても 現 実 には 受 動 的 イディオム 能 力 を 伸 ばすことに 努 力 を 傾 注 することが 外 国 語 教 育 においては 当 面 の 学 習 目 標 としては 有 意 味 であるということになろう 学 習 対 象 言 語 の 母 語 話 者 並 のイ ディオム 能 力 を 身 につけることは あくまでも 願 望 であるといえる このことは とりわ け 出 発 言 語 と 目 標 言 語 が 極 めて 異 なる 文 化 圏 に 属 している 場 合 たとえば 日 本 語 母 語 話 者 がドイツ 語 を 学 習 するという 場 合 について 当 てはまるだろう 以 下 では ドイツ 語 を 学 習 する 日 本 語 母 語 話 者 にとって ドイツ 語 のイディオム 表 現 を 理 解 するとき どのような 困 難 性 が 生 じ 得 るのか そして その 困 難 性 は どのような 次 元 においてみられるのか そしてまた そういった 困 難 性 が どのような 要 因 に 因 ってい るのかについて 例 示 的 に 考 察 していく 4.2 一 次 的 言 語 体 系 と 二 次 的 言 語 体 系 外 国 語 授 業 の 目 標 は いうまでもなく 目 標 言 語 における 言 語 能 力 を 養 成 することにあ る あらゆる 教 授 法 に 関 する 考 察 や 授 業 における 努 力 は どのように 効 率 的 に 目 標 言 語 能 力 の 発 達 を 促 し 成 功 に 導 くことができるかに 傾 注 されている そして 目 標 言 語 の 文 法 規 則 や 語 彙 を 学 習 することによって 目 標 言 語 における 有 意 味 な 文 を 形 成 し それによ って 目 的 に 適 ったコミュニケーションが 可 能 になる という 前 提 で 行 われているのが 通 常 の 外 国 語 授 業 であろう しかしながら このような 構 成 原 理 に 基 づく 仮 定 ( kompositionelle Annahme) は 固 定 的 統 語 表 現 ( feste Syntagmen)や イディオム 表 現 ( idiomatische Wendungen)につい ては 当 てはまらない イディオム 表 現 を 構 成 する 要 素 間 の 結 びつきは 固 定 的 なものであ り 意 味 的 に 切 り 離 すことができない そのような 固 定 的 統 語 表 現 やイディオム 表 現 は 表 現 全 体 でひとつの 意 味 単 位 をなしており 二 次 的 言 語 体 系 をなしていると 考 えることが -2-

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