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1 仏 教 再 生 仏 陀 の 声 最 古 層 の 経 典 の 変 遷 スッタニパータからサムユッタニカーヤへ 特 に 武 器 を 手 にしての 経 が 仏 陀 の 肉 声 であることを 示 し 仏 教 の 本 質 に 迫 る その 経 にはこう 書 かれる // 少 水 にぶつかりあう 魚 たちのように 無 我 夢 中 で 相 手 を 殺 そうとして 恐 怖 が 起 こった // それは 相 手 の 痛 みを 知 って その 痛 みを 仏 陀 も 痛 んだからに 相 違 ない これが 仏 陀 の 肉 声 である 1

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3 まえがき 私 は 十 二 歳 で 得 度 し 十 五 歳 で 仏 教 を 仕 事 とすることを 決 め 大 学 の 仏 教 学 専 攻 を 決 定 し 大 学 では 慈 悲 行 不 在 の 仏 教 に 落 胆 し セツルメント 底 辺 問 題 研 究 会 部 活 動 に 活 路 を 求 め 卒 業 後 石 手 寺 弟 子 として 着 任 少 ない 休 日 無 味 な 労 働 の 傍 ら 素 人 悩 み 相 談 に 利 他 行 の 真 似 事 で 仏 教 志 願 の 余 命 を 繋 ぎ 各 戦 争 被 災 地 や 災 害 被 災 地 の 追 悼 聴 聞 救 援 や 反 貧 困 救 援 自 殺 供 養 を 点 々とし 独 自 の 経 読 解 を 得 る その 独 自 性 の 是 非 は 隘 路 に 迷 子 では 訂 正 しようもない 1990 年 に 梵 行 を 発 刊 2010 年 仏 教 入 門 1 と 2 を 追 加 して 特 に 2 において 念 願 のブッダの 本 来 の 仏 教 を 提 示 する 此 処 に 3 を 提 示 するは ますます 難 解 なことは 承 知 している それでも これこそ 最 初 期 の 仏 教 であると 確 信 して 諸 善 男 善 女 に 講 読 して 欲 しい 私 にはブッダの 嘆 きと 雄 叫 びが 聞 こえるから である 実 のところ 仏 教 のパーリ 語 原 典 を 読 む 度 に 新 発 見 が 有 り 時 にはその 時 点 までの 確 信 を 百 八 十 度 転 倒 させる しかし 根 本 に 流 れるのは 仏 教 は 哲 学 ではなく 生 き 方 であるということである 対 峙 する 苦 に 向 き 合 い,それを 解 決 し 幸 福 へと 歩 まねば 仏 教 ではない 私 というものが 実 はないという 無 我 説 や すべての 存 在 は 移 り 変 わるという 無 常 説 や あらゆるものが 互 いにより 掛 かって 成 立 するという 縁 起 説 や 実 体 の ない 認 識 としての 空 説 など 私 達 を 魅 了 する 仏 教 哲 学 は 私 達 の 頭 脳 をこれでもかこれでもかと 体 操 させ 柔 軟 にしたり 天 地 をひっくり 返 したりする ところがそれらの 思 考 の 右 往 左 往 や 上 下 転 倒 はいったい 何 の ためにあるのかと 問 うに それは 畢 竟 見 えない 矢 あるいはジャッパとかタンハーと 表 現 される 欲 望 のビナヤ vinaya = 制 御 にあるのではないか それが 荒 れ 狂 うとき この 世 は 生 き 地 獄 となって 驚 怖 となり その 欲 望 の 制 御 されたとき この 世 はそのまま 平 等 平 和 の 世 界 となるというのが スッタニパータ 四 章 か らサムユッタ ニカーヤの 有 偈 章 に 到 るまでの 放 射 状 の 発 展 ではないか 私 達 はものを 受 け 取 るために 居 住 するのではなく ものに 光 を 当 てる 為 に 居 住 するのである つまり 種 々の 哲 学 的 とも 思 われる 諸 説 は 私 達 が 長 年 かけて 思 いついたり 思 い 込 んだりした 思 考 や 習 慣 を 打 ち 砕 き 最 終 的 には 私 達 の 存 在 の 本 丸 である 見 えない 矢 を 粉 砕 して 全 く 新 しくて 本 来 然 と した 生 きざまをありありとさせるための 剣 である この 剣 によって 諸 物 の 自 己 への 取 り 込 み 敵 対 抗 争 蒙 昧 無 反 省 不 勉 強 を 粉 砕 してカーマのベールを 取 り 払 うのである しかし 畢 竟 その 到 達 地 は 何 かというに [ 人 間 の 幸 福 ][ 私 の 幸 福 ]であってそれ 以 外 ではない とす るとブッダは 人 間 を 超 えなかったということになる 人 間 らしく 生 きる 生 き 物 が 獣 としてではなく 生 き 物 らしく 生 きて 尚 且 つ 幸 福 であるという 矛 盾 との 戦 いでもあったことになる 諸 経 の 解 読 方 法 として 原 初 に 説 かれたブッダの 見 えない 矢 説 は 様 々にこの 世 を 解 釈 する 人 々によっ て 取 り 込 まれていく そして 人 々は 各 様 に 善 行 ( 福 徳 )を 積 んで 天 界 に 生 まれる 生 天 説 を 説 いたり ブッ ダの 悪 口 を 言 うと 地 獄 に 落 ちると 堕 地 獄 を 説 いたり こうすれば 輪 廻 から 解 脱 できて 二 度 と 生 誕 しないと 解 脱 論 を 展 開 したり ルーパ( 形 態 )が 消 滅 すれば 生 と 老 衰 の 苦 がなくなると 意 識 無 展 開 説 を 説 いたりす る しかしこのサムユッタの 有 偈 章 の 頃 までの 人 々は 常 にブッダの 見 えない 矢 説 を 金 言 として 中 心 に 据 えて 自 分 の 説 を 展 開 していたのであり 自 分 の 説 をわきまえていた 各 層 の 代 表 的 な 経 典 の 内 容 は 意 訳 とする 初 学 の 人 の 為 に なるべく 忠 実 な 訳 文 は 末 尾 に 列 挙 する 用 語 は カーマ タンハー ルーパ ナーマ パカッパ サンニャー ヴィンニャーなど 単 純 で 繰 り 返 し 使 用 されるので できれば 訳 語 ではなく 原 文 の 語 (ターム)で 考 察 されるのが 有 益 である 当 然 各 層 の 各 経 の 作 者 によって 同 一 タームでもその 意 味 するところは 異 なるが それこそがその 作 者 の 思 考 の 醍 醐 味 である 1

4 目 次 仏 教 入 門 3 概 説 5 最 古 の 経 典 成 立 史 仮 説 5 2 源 ブッダ 冒 頭 五 偈 にみる 仏 陀 の 肉 声 8 仏 陀 の 原 体 験 他 者 を 殺 すことを 私 は 恐 れた 見 よ 人 々はぶつかりあう 8 世 界 の 新 たな 解 釈 人 は 互 いに 我 知 らずぶつかりあい 奪 いあう 10 解 決 場 所 どこかに 行 くことでは 解 決 されない いまここで 解 決 する 12 見 えない 矢 の 発 見 闘 争 の 原 因 は 私 に 刺 さる 見 がたい 矢 である 13 抜 矢 と 一 切 所 平 等 平 安 : ぶつかりあわず 奪 いあわず 沈 まない 15 ❶ 最 古 層 Sn4-15が 説 くカーマ 私 的 所 有 抜 矢 の 境 地 ~ 944 偈 / 修 行 の 心 得 や 戒 律 を 説 く 16 ⑴ 大 洪 水 の 譬 喩 [ 欲 求 が 妄 想 してカーマ 泥 沼 世 界 に 苦 しむ]//945// 17 矢 に 射 貫 かれて 飛 び 回 りぶつかりあう 生 存 の 譬 え 17 ⑵ 過 去 未 来 の 洪 水 の 流 れの 空 っぽ 化 と 現 在 の 無 所 得 //949// 19 ⑶ 諸 事 物 の 把 握 と 名 前 付 けにおける 私 物 化 の 停 止 //950// 21 存 在 の 把 握 と 名 前 付 けするときの 私 物 化 の 停 止 と 苦 しみからの 解 放 21 仏 陀 の 悟 り : 一 切 所 平 等 平 安 と 困 窮 救 済 の 説 法 自 在 22 ❶ 最 古 層 Sn4-15の 悟 りの 境 地 経 : 神 話 や 神 を 妄 信 せず : 世 俗 に 無 関 与 でなく 説 法 自 在 22 ❶ 最 古 層 Sn4-15が 説 く 三 要 素 の 新 たな 展 開 23 ⑴ 大 洪 水 の 譬 喩 [ 欲 求 が 妄 想 してカーマ 泥 沼 世 界 に 苦 しむ]//945// 23 ⑵ 過 去 未 来 の 洪 水 の 流 れの 空 っぽ 化 と 現 在 の 無 所 得 //949// 23 ⑶ 諸 事 物 の 把 握 と 名 前 付 けにおける 私 物 化 の 停 止 //950// 経 : その 後 の 展 開 / カーマについて 26 仏 教 の 大 転 換 第 2 経 の 登 場 仏 教 の 厭 世 化 28 第 2 経 を 起 点 に 生 と 老 衰 の 克 服 認 識 : 離 れて 所 有 の 否 定 が 始 まる 29 [ 一 切 所 平 等 平 安 ] [この 世 も 別 の 世 も 望 まない] [ 生 と 老 衰 の 克 服 ] 29 [ 私 物 化 の 停 止 ] [サンニャー 認 識 としての 取 り 込 み 停 止 ] [ 無 我 中 観 唯 識 ] 29 種 々の 有 または 有 や 無 への 渇 望 taṇhāse bhavābhavesu の 衝 撃 と 教 理 の 逸 脱 への 新 展 開 31 この 世 も 別 の 世 も 願 わない 33 メインテキストの 入 れ 代 わりがあったか 34 第 2 経 以 降 主 題 変 更 生 と 老 衰 の 克 服 へ 36 無 所 得 : カーマパンコー : ママーイタム : サンニャーの 問 題 37 [ 我 が 物 を 持 たないからぶつかりあわない]とサンニャー 37 ⑴[ 諸 事 物 を 私 物 化 しない] 37 ⑵[ 過 去 からのカーマパンコーを 解 消 すること] 37 ⑶ パカッパ=ナーマルーパのママーイタムの 停 止 40 サムカタの 問 題 42 ウパニシャッドとジャイナ 教 と 源 仏 陀 と 弟 子 仏 教 への 移 行 について 43 不 所 有 a-pariggaha について 45 以 下 は 雑 文 であるので 本 論 へ 行 かれたい 52 本 論 Sn ~ SN の 主 な 経 の 論 点 と 解 明 53 ❶ 最 古 層 Sn4-15(b) 55 ❷ 第 二 古 層 Sn4 61 Sn4-10(B)10.purābhedasuttam 死 ぬ 前 にという 経 61

5 Sn4-4(C) 63 ❷ 第 二 古 層 Sn4-9(c) 67 ❷ 第 二 古 層 Sn4-6(c) 69 ❷ 第 二 古 層 Sn4-2(d) 72 ❷ 第 二 古 層 Sn4-11(e) 75 ❸ 第 三 古 層 Sn5(f) 80 サムユッタニカーヤ 有 偈 章 86 ❹ 第 四 古 層 SNDeva1-4-4(g)(SN の 最 高 傑 作 ) 86 ❹ 第 四 古 層 SNDeva1-1-2(h) 92 ❺ 第 五 古 層 SNMaraSN8-4(i) 93 ❺ 第 五 古 層 SNMaraSN4-2-6(j) 94 ❺ 第 五 古 層 SNMaraSN5-6 ~ 5-10(k) 96 SN SN SN SN SN 見 解 k 解 脱 と 生 存 の 消 滅 ( 仏 陀 は 一 切 の 業 kamma を 破 壊 し 所 得 を 滅 して 解 脱 している) SN 見 解 k 生 の 滅 尽 の 根 拠 としての 縁 起 SN 見 解 k 無 我 ( 五 蘊 は 有 情 ではなく 有 情 は 居 ない 唯 苦 有 るのは 苦 のみ)SN 無 常 ❺ 第 五 古 層 SNMaraSN6-2-5(SN1-2-1)(l) 105 現 世 否 定 しない 経 典 群 107 この 世 からの 離 脱 ではない 平 安 (j) 107 積 極 的 生 き 方 (k) 107 説 法 の 可 能 性 109 結 論 110 結 論 のまとめ 115 あとがき 118 用 語 解 説 120 コラム 126 図 表 137 原 典 資 料 武 器 を 取 ること purābhedasuttam 破 滅 する 前 にという 経 ( 最 古 の と 発 展 か?) 144 ❷ 第 二 古 層 Sn4-2. guhaṭṭhakasuttam カーマの 洞 穴 に 囲 われるの 経 146 Sn4-6)6.jarāsuttam 老 いについての 経 148 ❷ 第 二 古 層 Sn4-4.suddhaṭṭhakasuttam 149 3

6 4 仏 陀 の 肉 声 を 聞 く

7 仏 教 入 門 3 概 説 概 論 最 古 の 経 典 成 立 史 仮 説 3 まず 仏 教 経 典 の 古 層 の 成 立 順 を 以 下 のように 仮 説 する 源 仏 陀 スッタニパータ 4 章 15 経 の 冒 頭 5 偈 (Sn4-15 スッタニハ ータは Sn と 略 ) ❶ 最 古 層 Sn4-15 スッタニパータ 4 章 15 経 ❷ 第 二 古 層 Sn4 スッタニパータ 4 章 ( 私 の 仮 説 / ) ❸ 第 三 古 層 Sn5 スッタニパータ 第 5 章 ❹ 第 四 古 層 SNDeva サムユッタ ニカーヤの 第 章 (サムユッタニカーヤは SN と 略 ) ❺ 第 五 古 層 SNMara サムユッタ ニカーヤの 第 4 ~ 11 章 ( 非 我 / 無 我 / 縁 起 / 五 蘊 ) この 後 四 諦 十 二 因 縁 説 アビダルマが 説 かれていく ❷~❺の 成 立 順 は 中 村 元 先 生 はじめ 諸 先 生 の 認 める 所 である ❷ Sn4 章 のなかで❶ Sn4-15 経 が 最 古 であることについて 荒 牧 典 俊 先 生 は Attadaṇḍasutta(❶ 最 古 層 4-15 Sn )は 釈 尊 の 言 葉 であり 得 るか においてこう 書 かれている 現 在 わたくしが 到 達 しつつある 結 論 は Suttanipāta の Aṭṭhakavagga にふくまれるいくつかの 韻 文 経 典 が 最 古 層 経 典 であろうということである その 中 でもとくに 第 十 五 経 Attadaṇḍasutta は ( 勿 論 それだけが というのではないが)その 第 一 人 称 で 自 己 自 身 の 根 本 の 宗 教 体 験 を 説 法 し 独 自 の 修 行 方 法 を 宣 言 しているという 経 典 形 式 からしても 釈 尊 の 言 葉 であるにふさわしいのではないか 荒 牧 先 生 に 直 接 お 会 いする 機 会 を 得 たが Sn4- 第 15 経 が 最 古 であることは 間 違 いない という お 答 えを 得 た 私 は 以 下 に 示 すように 第 15 経 のなかでも 一 人 称 単 数 で 語 られる 冒 頭 の 五 つの 偈 は 仏 陀 の 肉 声 の 可 能 性 があり 15 経 の 後 半 の 部 分 と 比 べるとき その 内 容 からも 先 に 成 立 していると 考 える 冒 頭 5 偈 は 仏 陀 の 肉 声 であり ゴータマブッダが 何 を 感 じて 出 家 したかに 始 まり その 原 因 が 何 で 仏 果 が 何 かということが 簡 単 明 瞭 に 説 かれる 次 に15 経 の 後 半 において 渇 愛 と 対 象 物 によってカーマ 世 界 が 展 開 されることが 説 かれ そのカー マの 解 消 としての 過 去 現 在 未 来 の 無 一 物 ( 無 所 有 )が 説 かれる 恐 らくこれに 先 立 って 諸 物 の 非 私 有 化 と 諸 存 在 の 自 己 中 心 的 な 我 欲 把 握 の 停 止 が 説 かれる 仏 果 としては 一 切 所 平 等 平 安 (サッバ ディ サモー サントー)が 明 示 される 次 に 成 立 するのが Sn 第 10 経 である これは15 経 のサントー( 平 安 なる 者 )を 受 けて それは 何 か に 答 える その 中 で 特 筆 されるのは サントーは 説 法 が 自 由 自 在 である だれかれに 染 まることも なく ( 困 窮 者 に) 無 関 与 というわけでもない //853 と 説 示 され 仏 陀 は 遁 世 人 ではなく 説 教 者 であり 実 際 にサンガ 活 動 によって 困 窮 者 を 救 ったことがビナヤのみならず 経 典 にも 裏 付 けされる 次 に 15と10 経 で 書 かれたことは 二 つの 方 向 へと 分 岐 していく ⒈ : これを 説 くことがない 空 への 方 向 であり ⒉ : 生 存 の 儚 さ 生 存 欲 求 の 否 定 名 色 や 識 の 滅 の 方 向 である 特 に 第 2 経 の 登 場 の 影 響 は 大 きく 15を 継 承 しているにもかかわらず 15の 一 切 所 頓 悟 を 変 えて その 後 の 仏 教 を 厭 世 的 この 世 も 別 の 世 も 願 わない 方 向 へと 転 換 させる 5

8 概 論 ❷ 第 二 古 層 Sn4 の11では 無 想 的 意 識 の 在 り 方 と 色 の 滅 が 説 かれるが 霊 については 無 記 ( 霊 の 存 続 など 確 かでないことへ 言 及 しない 態 度 )に 留 まる ❸ 第 三 古 層 Sn5 になると 出 家 者 の 完 全 解 脱 を 目 指 す 仏 教 となり 老 死 の 克 服 が 主 題 となる ❹ 第 四 古 層 SNDeva になって 始 めて 五 蘊 が 説 かれ 生 天 や 堕 地 獄 が 説 かれ 抑 制 されていた 無 記 ( 死 後 存 在 や 永 遠 などの 不 確 定 事 項 に 言 及 しないこと)が 曖 昧 になっていく ❺ 第 五 古 層 SNMara で 非 我 無 我 縁 起 などが 初 めて 説 かれる その 一 方 で テーラー テーリー 偈 と 重 なる 弟 子 たちの 偈 が 登 場 し 仏 教 はこの 世 の 苦 しみからあの 世 の 苦 しみまでも 救 済 する 広 い 宗 教 となったことが 示 される 説 法 自 在 であることや ぶつかりあい 奪 いあう 人 々のなかで 武 器 を 取 ら ず 平 安 である 生 き 方 も 示 され 第 15 経 が 息 づいていることも 確 認 できる この 流 れのなかで 生 活 苦 や 闘 争 苦 が 次 第 に 出 家 者 の 老 死 の 苦 に 移 行 していき 次 には 生 を 苦 とし 厭 世 仏 教 となったことは 惜 しまれるのである その 転 機 は Sn4- 第 2 経 の 読 み 違 えである それではまず 概 論 において 諸 経 典 を 説 明 し 本 論 で 論 証 していきたい 精 密 に 検 討 されたい 場 合 は 本 論 より 見 ていただくのが 良 いかと 思 う 諸 経 典 の 俯 瞰 図 を 参 考 にしていただきたい 但 し あく までも 参 考 であり 厳 密 ではないことをお 許 しいただきたい 源 仏 陀 - 時 代 直 弟 子 滅 後 直 弟 子 長 老 見 難 い 矢 ぶつかりあう 苦 どこでも 平 安 誰 とでも 平 等 Sn4-10 santo 説 法 自 在 不 殺 生 不 偸 盗 Sn4-15 sabbadi samo-santo Cナーマルーハ のママーイタム 停 止 非 - 私 的 所 有 私 的 所 有 の 制 限 na-mamāyitaṃ Dナーマルーハ のママーイタム 停 止 自 己 中 心 認 識 の 停 止 A 激 流 と 流 木 が 構 想 する カーマパンコー B 過 去 現 在 未 来 に 握 ら ないこと 非 - 自 己 中 心 認 識 非 - 渇 愛 非 - 構 想 na-pakappa カーマの 解 消 物 心 の 無 一 物 世 間 に 無 関 心 でない 定 説 や 絶 対 者 に 染 まらない Sn4-459 見 解 を 持 たない9これを 説 くという ことがない Sn4-6 短 命 Sn4 2 死 後 の 恐 怖 Sn4-11 触 の 滅 非 - 渇 愛 非 -カーマ 6 生 の 短 さと 所 有 の 喪 失 6 所 有 の 無 常 生 存 への 渇 愛 15を 再 説 カーマ 束 縛 抜 矢 魚 の 譬 え 所 有 苦 有 無 への 渇 愛 カーマ 消 滅 = 色 の 消 滅 = 想 の 滅 ( 識 の 滅 ) 無 常 死 後 の 罪 責 老 死 別 の 流 れ 老 死 の 克 服 不 死 の アートマン 我 を 知 って 永 遠 となり 何 を 行 っても 無 罪 Sn4-6 短 命 カーマ= 色 の 消 滅 名 色 の 非 - 展 開 ジャイナ 霊 魂 不 滅 ジーヴァに 罪 と 業 を 一 切 くっつけない 無 所 得 不 作 業 6

9 概 論 流 れ 仏 陀 在 世 仏 滅 後 直 弟 子 不 在 庶 民 化 仏 滅 後 150 アショーカ 王 以 後 直 弟 子 時 代 対 ウパニシャド 輪 廻 など 法 勅 (232) 以 前 戦 乱 マガダ 平 和 戦 乱 平 和 広 域 化 源 仏 陀 ❷ 第 二 古 層 Sn4 ❸ 第 三 古 層 Sn5 ❹❺ 層 SN 1 源 仏 陀 ❶ 層 Sn 箭 喩 経 脇 役 へ 非 戦 ~ 解 脱 毒 矢 の 譬 喩 2 ❷ 層 Sn4 459 中 観 不 正 確 ですが 参 考 に ❸ 層 Sn 無 常 有 無 中 道 無 色 無 色 識 仏 陀 生 誕 の 100 年 以 上 前 にウハ ニシャト が 成 立 非 我 縁 起 無 願 無 相 五 蘊 非 我 初 転 法 輪 経 四 諦 八 正 道 箭 喩 経 カッチャーヤナ 経 十 空 無 常 二 因 縁? 中 観 唯 識 滅 後 弟 子 Sn5 13ものを 取 る 生 き 物 17 殺 される 者 は 色 を 持 つ 流 れ1 一 切 所 平 等 平 安 sabbadi-samo-santo ぶつかりあわず 一 切 所 に 誰 に 対 しても samo 平 等 SN ぶつかりあう 人 のなかでぶつからず 殺 しあう 人 のな かで 平 安 に 奪 いあう 人 のなかで 奪 わず 平 安 に 生 きる 即 時 即 身 成 仏 流 れ2 4 彼 は 見 る 知 る 彼 は 欲 世 界 に 染 まらず 離 欲 世 界 にも 染 まら ない Sn 諸 存 在 の 住 居 を 捨 てる 7 何 もないと 見 る(cf 大 円 鏡 智 月 輪 観 ) 空 無 為 現 状 肯 定 の 仏 教 流 れ3 流 れ4 空 唯 識 ( 識 に 留 まる) a-kiṃcana( 非 我 無 我 空 ) 無 常 有 無 中 道 への 系 統 Sn5 生 と 老 衰 の 克 服 色 や 身 体 の 消 滅 17 殺 される 者 は 色 を 持 つ 13ものを 取 る 生 き 物 16 空 と 見 よ 流 れ5 厭 世 への 傾 斜 ( 昇 天 堕 地 獄 輪 廻 ) 色 受 想 識 の 消 滅 ( 五 蘊 非 我 無 我 ) 悟 りの 境 地 無 記 非 有 非 無 の 有 無 中 道 17 再 誕 の 否 定 死 後 に 独 りで 楽 厭 世 仏 教 Sn4-2 この 世 も 別 の 世 も 願 わない Sn5 Sn 再 誕 の 否 定 5 諸 存 在 の 住 居 を 捨 てる 7 何 もないと 見 る ウッタ ーラカは 死 後 悟 を 説 き ヤーシ ニャハ ルキアは 即 悟 を 説 く 7

10 概 論 源 ブッダ 冒 頭 五 偈 にみる 仏 陀 の 肉 声 仏 陀 の 原 体 験 他 者 を 殺 すことを 私 は 恐 れた 見 よ 人 々はぶつかりあう 先 ず 源 仏 陀 は 戦 慄 し 驚 愕 する( 源 仏 陀 とは❶ 最 古 層 Sn4-15の 冒 頭 5 偈 935 ~ 939 偈 ) 人 を 殺 すなんてできない と (1) 第 一 行 に 若 き 仏 陀 ゴータマ( の 人 生 の 転 機 となる 原 体 験 が 凝 縮 している この 原 体 験 なくしては 悟 り はない 仏 教 を 知 るということはそれを 追 体 験 すること そして 経 験 を 読 み 直 すことである アッタダンダー バヤム ジャータム ジャナム パッサタ メーダカム 武 器 を 手 にして 相 手 を 殺 そうとして 恐 れが 生 じた 人 々はぶつかりあっている この 偈 は 前 半 と 後 半 に 分 かれる まず 前 半 にこう 言 う (2) 武 器 を 手 にしたとき その 行 為 によって 私 は 恐 れた( なせ 恐 れたか 私 はこの 若 き 仏 陀 ゴータマの 叫 びを 何 人 かに 話 したところ 驚 くべきことに 何 と 信 頼 する 複 数 の 方 から 彼 は 臆 病 だったのか と 返 事 され 落 胆 した やはり 人 間 は 自 分 が 経 験 しないこ とはどんな 碩 学 でも 想 像 すらつかないのだ ❹ 第 四 古 層 SNDeva の に どの 方 角 に 心 でさがし て 求 めてみても 自 分 よりさらに 愛 しいものをどこにも 見 出 さなかった そのように 他 の 人 々にとっ てもそれぞれの 自 己 が 愛 しいのである それ 故 に 自 己 を 愛 する 人 は 他 人 を 害 してはならない とある のを 思 い 出 したいし また 不 殺 生 などの 戒 律 の 理 由 として 自 分 に 引 き 当 てて 相 手 を 思 え とか 母 の 子 を 思 うが 如 くして 他 を 守 れ とあることを 思 い 出 したい そのような 文 言 よりも 事 実 として 後 述 するようにゴータマのサンガは 亡 命 者 や 被 差 別 者 や 犯 罪 者 までもを 良 し 来 なさい と 迎 え 入 れ たことから 分 かるように 王 や 世 間 から 排 除 された 人 をかくまうことによって 彼 らから 敵 視 されると いう 自 分 たちの 命 の 恐 4 れ 4 があっても 有 情 を 守 る 愛 情 深 い 団 体 であった すなわち 自 分 たちの 恐 れよ りも 他 人 を 傷 つける 恐 れをより 強 く 感 じる 人 々であった( 後 述 : テーラーテーリーガーター( (3) ) だからどう 考 えても ゴータマが 恐 れたのは 相 手 を 傷 つけることである 殺 される 人 の 痛 みを 見 たのである この 相 手 の 痛 みが 見 えないものには この 経 は 解 読 できない 戦 闘 は 恐 ろしい 当 然 自 分 が 死 ぬ 恐 怖 がある しかし 人 を 殺 す 恐 怖 はそれ 以 上 だという 実 戦 に 就 いた 人 々の 声 を 聞 くと 人 は 殺 せない と 口 々にいう 人 間 を 殺 すことは 出 来 ない なぜなら 同 じ 人 間 だから 相 手 の 痛 みが 分 かるからである 仏 陀 は 相 手 を 殺 そうとして 殺 される 相 手 の 痛 みが 見 えた そして 剣 が 止 まる こ こに 殺 される 人 の 痛 みを 知 ることで 殺 す 側 の 痛 みが 生 じる 殺 される 痛 みを 知 りつつ 殺 さねばなら ない 痛 み お 互 いがその 自 分 と 他 人 の 二 重 の 痛 みを 抱 えつつ 闘 争 していく ゴータマは 弓 矢 の 名 手 として 伝 えられ そのシャカの 一 族 は 彼 の 晩 年 に 滅 ぼされている そして 彼 のこの 仏 教 第 一 声 である 武 器 を 取 る 経 Sn4-15 は 彼 らシャカ 部 族 の 屍 の 上 に 打 ち 立 てられるマ ガダ 王 国 のマガダ 語 の 語 尾 変 化 を 残 しながら サンスクリット 語 でもシャカ 語 あるいはコーサラ 語 で (1) ゴータマは 仏 陀 の 名 古 い 経 には ゴータマよ と 親 しみを 込 めて 名 前 で 仏 陀 を 呼 ぶ (2) 武 器 を 手 にするの 文 の 主 語 は 誰 か 荒 牧 先 生 は ゴータマが 武 器 を 取 って 暴 力 をふるってはならないという 不 安 とされる 中 村 先 生 は 争 う 人 々か 不 明 瞭 である 次 ぎ 偈 で 私 に 不 安 が 起 こったとあり 主 語 はコータマである 他 の 人 々が 争 うのを 見 て 恐 れたのではなく まず 自 分 が 武 器 を 手 にして 相 手 を 殺 すことを 恐 れ 次 ぎに 人 々が 皆 争 っ ていることを 危 惧 していくのである (3) p49 参 照 8

11 もなくパーリ 語 で 伝 えられるのである 創 氏 改 名 を 免 れた 隣 国 はいま 母 国 語 を 復 活 できたが シャカ 語 やマガダ 語 は 統 一 とか 平 定 と 命 名 される 戦 乱 と 殺 戮 の 下 に 埋 もれていく まさにその 時 代 に ゴー (4) タマはクシャトリア= 戦 士 カースト( として 生 をうけ 自 ら 勇 んでか 否 応 なしにか または 家 族 を (5) 人 質 に 取 られてか 戦 に 負 けていく 悲 哀 の 運 命 に ( 生 きていた しかし 彼 は 生 き 残 る 彼 はマガダ 王 ビンビサーラの 象 の 精 鋭 軍 をもって 戦 え そして 財 を 取 れ という(シャカの 小 国 にしてみれば 脅 (6) 迫 ともとれる) 勧 誘 にたいして 私 はコーサラの 住 民 であり 出 家 する 決 意 である と 答 えている( つ まり 彼 は 出 家 という 形 で 生 き 延 び 彼 の 家 族 や 部 族 の 少 なくない 人 々も 彼 に 追 随 する 出 家 によっ (7) て 生 き 延 びたと 伝 えられる( 彼 は 被 征 服 民 が 次 の 戦 いで 前 線 の 決 死 隊 を 強 制 されるのが 世 の 常 である ように 二 大 強 国 コーサラとマガダに 挟 まれ 前 線 突 撃 隊 の 運 命 を 背 負 って 刃 を 振 り 上 げて それを 何 かの 理 由 で 降 ろし 得 なかった ゴータマ 出 家 の 動 機 を 四 門 出 遊 の 生 老 病 死 の 悲 哀 に 見 る 人 々は そんな 血 なまぐさい 話 ではないと いうかもしれない 確 かに 仏 陀 の 得 た 境 地 はこの15 経 によっても 一 切 所 平 等 平 安 (あらゆるところ に 安 穏 ) であるから 世 間 の 汚 濁 とは 隔 離 されている ❺ 第 五 古 層 SNMara に ぶつかりあう 人 々 の 間 にあって 平 安 である と 説 かれるようにである しかし 後 の 仏 教 が 説 くように 一 切 皆 苦 なる が 故 に 世 間 を 離 れる とか 諸 行 無 常 諸 法 無 我 故 に 涅 槃 寂 静 とか 空 なるが 故 に 一 切 清 浄 とい うのは 出 家 者 の 理 論 であって 庶 民 の 理 論 ではないどころか 一 部 のエリートや 富 裕 層 が 生 活 苦 を 免 れた 上 での あの 世 の 不 安 解 消 であって 本 来 の 仏 陀 の 説 の 全 貌 ではない そのことは この 書 にお いて 文 献 学 的 に 立 証 される 予 定 であるが この15 経 がマガダ 語 の 語 尾 変 化 を 残 していることや 後 に インドを 制 圧 し 統 一 するアショーカ 王 が 仏 教 を 広 めたことからも この 経 が 仏 陀 の 肉 声 であり 根 本 で あることが 立 証 される すなわち まずマガダ 語 の 語 尾 変 化 を 残 す 形 で15 経 が 伝 わることからコーサラ 国 を 滅 ぼしたマガダ 国 王 (アジャータシャトルかその 後 継 者 )がこの 武 器 を 取 る 経 に 帰 依 したと 想 像 できる そしてア ショーカ 王 は 碑 文 にこう 書 いている 即 位 8 年 の 時 カリンガ 国 を 征 服 した そのとき 捕 縛 し 輸 送 した 奴 隷 15 万 人 殺 害 10 万 人 他 の 理 由 でその 数 倍 が 死 亡 このとき 私 は 罪 を 感 じた 特 にその 中 には 柔 和 な 人 々 高 僧 修 行 者 もいてその 人 々は 国 境 を 超 えて 生 きている その 痛 みを 痛 感 し また 親 族 や 朋 友 の 伴 侶 を 失 う 痛 みを 知 る その 故 に 一 切 の 生 き 物 を 害 するな 自 制 せよ 平 等 行 をなせ(samacariyaṃ 皆 一 緒 の (8) 親 和 融 和 の 行 をなせ)( そのダルマを 広 めたい このようにみずから (4) 階 級 インドは 今 も 職 業 差 別 が 激 しい 元 来 被 征 服 民 族 が 下 層 カーストになる 戦 士 身 分 は 戦 士 を 全 うす るべく 世 間 から 期 待 され それ 以 外 に 生 き 残 る 術 はない (5) ある 動 物 学 者 は 人 間 は 猿 の 一 種 と 同 様 に 群 れによってのみ 生 き 延 びるという 人 間 が 社 会 的 動 物 であるとは 社 交 的 という 意 味 ではなく そもそも 蟻 たちのように 分 業 によって 生 き 延 びるということの 示 唆 である 分 業 とはカー ストである 高 貴 な 仕 事 は 給 与 良 く 卑 しい 仕 事 は 低 賃 金 で 虐 げられる 分 業 という 仕 組 み 自 体 がプルシャ 神 話 のよ うに 各 人 に 社 会 の 一 部 を 負 わせることによって 人 間 が 動 物 に 勝 ち 得 たのである 先 端 大 企 業 に 勝 たせて 農 業 を 他 国 に 売 るごとしといえようか (6) Sn3-1 出 家 の 偈 出 家 の 動 機 を 表 すものとしては 源 仏 陀 の 偈 に 次 いで 古 いであろう コーサラに 住 居 を 持 つ ものである kosalesu niketino とあるから シャカ 部 族 はコーサラの 支 配 下 にあったのに マガダ 王 は 離 間 を 促 すわけ である 離 間 ( 裏 切 り 工 作 )なのか 平 和 への 一 石 だったのかは 分 からない シャカ 部 族 はコーサラに 滅 ぼされ コー サラ 王 とマガダ 王 は 仏 弟 子 となる 遺 憾 ながら アショーカ 王 のように 自 分 の 野 心 のために 他 を 侵 略 するときは 征 服 の 神 に 帰 依 し 平 定 後 に 反 逆 を 防 止 するためには 平 和 を 説 く 宗 教 を 利 用 する 傾 向 が 認 められる (7) 石 手 寺 第 42 世 加 藤 俊 行 師 はこの 説 を 唱 えられていた またアンべートガル 師 も 同 様 のことを 書 かれている そ の 復 古 された 仏 教 は 今 インド 国 で 差 別 解 放 の 改 革 を 行 っている 後 継 者 は 佐 々 井 秀 嶺 師 である (8) 15 経 952 偈 に anitthuri ananugiddho anejo sabbadhī samo とある 貪 欲 でなく 欲 がないから 敵 対 して 冷 酷 で なく 動 揺 せず 誰 に 対 しても 平 等 sama である sama-cariya も 同 様 の 意 味 か 概 論 9

12 概 論 書 くアショーカ 王 こそ アッタダンダー バヤム ジャータム // 武 器 を 取 りて 人 の 痛 みを 見 て 恐 れ をなせる 人 であったのである この 言 葉 は 仏 陀 が 発 し その 後 のマガダ 王 アショーカ 王 に 引 き 継 がれていったのである アッタダンダー バヤム ジャータム 武 器 を 取 るによりて われ おそれをなせり 相 手 を 殺 すことはできない おそらくはマハーバーラタのアルジュナのように 敵 陣 に 親 族 や 知 己 を (9) 見 た 故 かもしれないし アレン ネルソン( さんのように 戦 闘 中 に 敵 壕 内 にベトナム 女 性 の 産 児 を 取 り 上 げて 両 手 に 抱 いて (ベトナム 人 は 鼠 だと 軍 曹 に 教 えられたが)この 子 は 姉 の 子 と 同 じだ 私 と 同 じ 人 間 だ と 見 えたからかもしれない これが 仏 陀 の 原 体 験 であり ここからこの 世 の 解 釈 がなされる 世 界 の 新 たな 解 釈 人 は 互 いに 我 知 らずぶつかりあい 奪 いあう ジャナム パッサタ メーダカム ああ 見 るがいい なんという 悲 劇 だ 私 と 同 じ 人 間 が みんな 争 っているではないか アッタダンダー 武 器 を 手 にしつつ ここで 彼 は 相 手 の 痛 みを 知 って 次 には 人 間 の 痛 みを 知 って 殺 せなくなる 自 分 の 痛 みに 始 まり 相 手 の 痛 み そして 相 手 の 痛 みを 知 る 自 分 の 痛 み ここまでは 私 個 人 のこと である それが みんな 争 っている として[ 人 間 の 痛 み]に 一 挙 に 拡 大 する その 意 味 は 痛 みを 抱 えているのは 私 だけではなく 他 の 人 々も 同 様 であるというのである ゴータマの 個 人 的 な 体 験 が 生 き 物 ひとりひとりのすべての 痛 みに 広 がる 体 験 は 圧 巻 である その 段 階 の 変 化 を 示 してみる ⒈ 相 手 を 殺 そうとする 私 - 漠 然 とした 不 安 や 殺 される 恐 怖 ⒉ 相 手 の 痛 みを 感 じる 私 の 痛 み ⒊ 戦 う 相 手 も 自 分 と 同 じように 相 手 の 痛 みを 感 じて 躊 躇 しているのではないかと 想 像 する 私 の 痛 み ⒋ 互 いに 相 手 のことを 思 いやりながらもぶつかりあう 私 達 を 見 る 私 に 起 こる 痛 み 相 手 の 痛 みを 感 じつつ 同 じ 境 遇 同 じ 痛 みを 共 有 するという 不 思 議 な 体 験 がここにある そして 相 手 の 痛 みを 感 じるためには その 前 提 として 相 手 と 自 分 とは 同 じ 生 き 物 であるとか いっしょに 親 し く 生 きたい とかという[ 皆 一 緒 ]の 前 提 がなければ 相 手 の 痛 みを 感 じることにはならない そうすると [⒈ 皆 一 緒 の 期 待 ] [⒉ 殺 そうとする 私 ] [⒊ 相 手 の 痛 みを 見 る] [⒋ 殺 せない 自 分 ] [⒌ 私 を 案 じて 殺 せない 相 手 を 見 る] [⒍ 互 いに 相 手 の 痛 みを 案 じつつ 案 じつつも 戦 う 相 手 を 思 いつつ 戦 う 運 命 にある 人 々というも のを 見 る] という 構 造 になるだろうか 構 造 というよりは [ 皆 一 緒 の 期 待 ]と[ 相 手 の 痛 みを 知 ること]と[ 殺 せない 自 分 と 相 手 を 見 ること]と[ 痛 みを 共 有 しつつぶつかりあう 私 達 ]とが 入 り 乱 れて 殺 しつつ 殺 せない 状 況 が 認 識 されるのである そのことを 見 よ ぶつかりあう 人 々を と 仏 陀 は 表 現 する 仏 陀 はその 視 点 に 居 て そこから 殺 そうとしていながら 殺 せない 自 分 をしっかりと 凝 視 する それ が 恐 れが 生 まれたと 表 現 される ここでは 自 分 だけではない 人 々もそのように 同 様 に 闘 争 している (9) 拙 著 仏 教 入 門 2 参 照

13 現 実 が 見 て 取 られるのである 認 識 されるのである 現 実 の 新 たな 解 釈 がなされるのである これこそが 仏 陀 の 苦 諦 というべきものである 殺 すことをできないはずの 人 々が 皆 互 いに 殺 し 合 っている 傷 つけ 合 っている その 状 態 が 今 現 在 進 行 しているという 情 況 をまのあたりにしつつあるという 恐 怖 に 突 入 した その 描 写 としての 少 ない 水 (10) の 中 で 互 いにぶつかりあう 魚 たちの 譬 喩 は 絶 妙 である ( 私 たち 生 きものは 水 が 少 なく 干 上 がっていくなかで 魚 たちがただただ 水 を 求 めて 必 死 に 何 も 分 からずに 飛 び 跳 ねて 結 果 として 互 いにぶつかりあっている まさにそのように 人 びとは 生 存 において 汲 々とし とびまわり 焦 燥 し ぶつかりあってはおびえふるえている 生 きて いるとはそのように 見 えて 私 は 恐 ろしくなった 少 ない 水 とは 私 たちの 生 存 情 況 をいう 人 間 は 衣 食 住 という 水 がなければ 生 きられない 魚 とは 何 も 知 らない 無 知 の 姿 何 も 知 ることなくただがむしゃらに 水 を 求 めてもがく (11) その 結 果 知 ってか 知 らずしてか ぶつかりあう( のである それを 彼 は 冷 静 に 見 る この 日 からゴータマはかわいそうな 人 々とかわいそうな 自 分 を 常 に 意 識 するのである ある 意 味 でこの 情 況 は 誰 しもがぶち 当 たる 人 生 の 厚 い 壁 である 他 の 生 き 物 を 食 らって 生 きねばな (12) らない 他 人 を 押 し 退 けて 生 きねばならない 私 達 は ぶつかりあい 奪 いあって( 痛 み その 愚 かさと 罪 深 さを 反 芻 し 繰 り 返 し 心 に 刻 んで 二 度 苦 しむ たいていの 人 格 の 人 はここで 運 命 に 従 う あるいは (13) 反 逆 の 時 を 待 ちつつ 時 を 逸 して 世 間 に 迎 合 する( しかし 仏 陀 はそのおぞましいぶつかりあいの 苦 悩 に 沈 潜 してそのことを 思 い 続 ける その 解 釈 そ のイメージが 頭 にこびりついて 離 れなくなる 今 や 人 々の 苦 悩 が 彼 の 住 居 となる だから 第 三 の 道 を 模 索 する なぜなら 仏 陀 はその 情 況 から 逃 げられないし 今 や 逃 げないのである 彼 は 自 分 の 命 より も 大 事 な 課 題 を 得 たのである いやいやその 大 問 題 から 逃 げられないのである 時 々 刻 々とシャカ 族 皆 殺 しの 時 は 迫 っていたし 今 や 殺 されてならないのはシャカ 国 民 に 限 らないのであり 国 境 を 超 えたあらゆる 人 々の 痛 みがゴータマには 聞 こえる 同 時 に 相 手 の 痛 みを 感 じながら 殺 したくないの に 殺 さざるを 得 ない 敵 味 方 を 超 えた 全 ての 殺 そうとする 戦 士 に 自 分 を 重 ねて 見 るのだから 彼 らに 同 情 するし だから 彼 らに 殺 させてはならないのであった 相 手 を 殺 せば 良 かった 殺 されれば 良 かった 逃 げれば 良 かった あれこれ 考 えても 仕 方 ないのだから どこかの 首 相 のようにさっさと 守 ってくれ 何 でもするから と 尻 尾 をふって 自 分 は 行 かず 国 民 にオンザグラウンドさせれば 良 かった しかし 彼 はできない どう してかというと 彼 は 既 に 命 以 上 に 重 大 な 問 題 を 把 握 し その 上 その 問 題 が 自 分 だけの 問 題 ではなく 概 論 (10) macche appodake yathā aññamaññehi vyāruddhe このビアールッデーこそぶつかりあいである 他 所 (SN )にはぶつかりあい 奪 いあい 殺 し 合 うと 説 かれる (11) 最 初 期 の 経 は 見 えない 矢 を 闘 争 の 第 一 原 因 とし 次 には 欲 望 を 原 因 とし 後 世 の 経 は 無 明 = 知 らないことを 第 一 原 因 とする この 無 明 は❸ 第 三 古 層 Sn5 の 最 初 の 偈 に 初 出 する その 意 味 は 自 分 も 他 人 もぶつかりあって 苦 しん でいるという 事 実 を 知 ることである 自 分 の 苦 しみだけではなく この 世 には 貧 困 や 暴 力 や 後 にテーラーテーリーガー ターによって 各 々の 弟 子 たちの 苦 しみを 示 すように 人 身 売 買 や 売 春 や 亡 命 や 犯 罪 や 死 別 など 生 きるものの 数 だけ の 痛 み 苦 しみがあるということをしっかりと 見 ることこそが 必 要 であり それができないことが 無 明 であった とこ ろが 後 世 になると Up のように 縁 起 とか 空 とかの 般 若 の 知 恵 を 得 ることが 無 明 の 打 破 として 見 えない 矢 の 除 去 よ りも 優 先 されるという 過 誤 に 至 る (12) ❹ 第 四 古 層 SNDeva ❺ 第 五 古 層 SNMara の 各 所 に 平 らかでない 道 を 平 らかに 行 く SN ぶつかりあ う 人 のなかでぶつからず 殺 しあう 人 のなかで 平 安 に 奪 いあう 人 のなかで 奪 わず 平 安 に 生 きる とある (13) すべての 言 辞 は 言 い 訳 にすぎない 他 人 に 対 して 悪 いかもしれないとうすうす 勘 づいていながら 結 果 は 自 己 中 心 的 行 動 に 限 定 されているから 行 為 の 選 択 が 変 わらない 以 上 あらゆる 他 者 や 社 会 への 表 明 は 弁 解 以 外 の 何 物 で もなくなる 責 任 のあるものは 言 行 一 致 に 努 めねば 悪 を 広 めたこととなる 11

14 概 論 なってきている 相 手 の 痛 みを 取 り 込 みつつある 真 に 社 会 的 な 動 物 としての 生 き 方 を 選 択 してしまっ ている 共 通 の 苦 しみを 背 負 いつつあるところに 居 たからである その 彼 の 世 界 = 世 界 解 釈 ( 魚 のようにわけも 分 からず 汲 々としてもがき 右 往 左 往 してぶつかりあい 奪 いあう 自 分 たち である 次 の 偈 で 彼 は 言 う (14) は 解 決 場 所 どこかに 行 くことでは 解 決 されない いまここで 解 決 する どこを 探 しても 安 住 の 場 所 はない どのような 方 法 教 えによっても 終 局 にはぶつかりあう この 偈 は 仏 陀 が 出 家 して 各 地 を 修 行 し 様 々な 教 えを 試 したが 有 効 でなかったことを 示 している 彼 はいろいろな 先 生 といわれる 人 に 会 いに 行 ったがその 人 々はみんないい 加 減 なところに 安 住 している と 断 言 する その 意 味 は 高 邁 で 精 緻 で 思 慮 深 い 思 想 を 穿 っていたり なんだかんだと 大 事 そうに 自 説 を 高 唱 し あるいは 平 和 の 言 葉 を 並 べていても 結 局 は あなたの 説 は 間 違 っている 私 のが 正 し い というように 自 説 を 振 りかざしては 他 者 を 排 除 したり 説 の 差 異 を 強 調 して 却 って 敵 対 抗 争 する のを 見 たのである あるいは 自 由 のための 戦 争 のように 戦 争 の 大 義 名 分 に 利 用 されていて 自 説 (15) をもつということは 生 きとし 生 きるものの 幸 福 にはつながらないと 知 る( また どこかへ 場 所 をうつしても ぶつかりあうかぎり 苦 はなくならないと 知 る つまり この 世 を 捨 てて あの 世 や 別 の 世 へ 移 動 するとも 無 駄 であるというのである なぜなら 後 に 説 かれるように その 苦 の 原 因 は ぶつかりあう 相 手 や 獲 得 物 (カーマ)にあるのではなく 自 分 自 身 にあるからである 結 局 ぶつかりあいという 困 苦 をなくすことができない 苦 しみのない 安 穏 こそが 終 極 の 目 的 である と 知 って 彼 はこうこぼす オーサネー トゥエーバ ヴィアールッデー 結 局 ぶつかりあうんだ メー アラティー アフ 嘔 吐 しそうに 気 分 が 悪 く 不 安 になった この 世 は 生 きるに 値 しないのか 仏 陀 は 既 にこの 世 を 少 水 に 居 てぶつかりあう 魚 たちのようにひとりひとりが 苦 難 にいて 苦 しんでい てどうしようもないと 見 ていて その 情 況 のなかにもがいているから なんとかしなければならない という 一 心 である またそれをなんとかしなければ 自 ら 刃 を 取 らねばならないし いまもこうして 生 きていること 自 体 が 武 器 を 取 り 続 けていることだということを 身 に 沁 みて 感 じている 偈 文 を 読 め ば 読 むほど 仏 陀 はそのことに 必 死 であったことが 窺 われる 彼 は おそれ ぶつかりあうすがたに 見 入 り 専 心 し そしておそれ 各 地 を 修 行 してまわって 特 定 の 見 解 をもつことによって 主 張 し 合 う( 言 い 争 いに 再 び 傷 つきおそれ 人 々のぶつかりあいの 苦 を 再 度 おそれて いたたまれない 嘔 吐 の 不 安 にさ (17) いなまれたのである 彼 の 苦 悩 は 最 高 潮 に 達 する( 9 9 (16) (14) 世 界 解 釈 と 命 名 すると 人 々は 世 界 の 説 明 ぐらいに 聞 くだろうがそうではない 私 達 各 人 が 思 い 込 んでいる 世 界 そのものをいう 私 達 は 世 界 を 解 釈 しなければ 生 きられない 運 命 の 生 きものである 解 釈 とは 実 は 自 分 の 欲 望 と 欲 望 の 対 象 との 関 係 であり 厳 密 には 欲 望 の 対 象 は 後 に 述 べるカーマとチトラーニに 分 けねばならない カントのもの 自 体 とヒュームのいう 感 覚 束 の 総 体 である 私 達 はもの 自 体 を 把 握 することはできない もの 自 体 は 常 に it であり 特 定 できない なぜなら 解 釈 とは 別 の 他 者 との 関 係 であるからである そして 生 きるとは 解 釈 し 続 けることに 他 ならない 欲 望 がある 以 上 解 釈 が 存 在 してしまうのである 欲 望 が 停 止 するときのみ 解 釈 も 停 止 し 世 界 は 停 止 する (15) ❷ 第 二 古 層 Sn4 の 第 経 は 自 説 による 論 争 を 批 判 21015なども 闘 争 批 判 (16) 後 の 貪 瞋 痴 慢 疑 見 という 六 煩 悩 の 内 の 慢 心 māna とは 自 説 に 酔 って 敵 対 することか Sn4 章 など 初 期 の 経 典 には 自 説 を 誇 り 他 説 を 蔑 んで 敵 対 することを māna 慢 心 として 再 三 戒 めている Sn 4 章 /786/830/887/917/942/974//5 章 不 出 //SN1-4-4kodha と māna を 離 れよと 説 く (17) 現 代 は 幸 福 の 分 業 化 時 代 といえる 後 で 詳 説 するが 群 盲 象 を 撫 でるの 譬 喩 と プルシャ 神 話 (この 世 に 12

15 概 論 なんとかしてぶつかりあいはなくならないのか 相 手 の 痛 みを 痛 みつつも ぶつかりあう その 痛 みをなくすことはできないのか そしてついに 彼 は 発 見 するのである 見 えない 矢 の 発 見 闘 争 の 原 因 は 私 に 刺 さる 見 がたい 矢 である アタッ エッタッ サラムアッダッキム ドゥダサム ハダヤニッシタム 嗚 呼 ついに 発 見 せり 心 臓 を 射 貫 く 見 えない 矢 を 見 つけたり いまここにゴータマの 声 が 響 く 衝 撃 を 私 は 肌 に 感 じる こいつだ こいつのせいなのだ と それを 彼 は 見 えない 矢 と 表 現 する これこそ 絶 妙 な 表 現 である 何 か 分 からないが 何 かが 私 たち の 中 心 である 心 臓 を 射 貫 いて 勝 手 に 右 往 左 往 させているというのだ その 矢 に 突 きとばされて 私 達 が 汲 々としてぶつかりあうと 彼 は 見 抜 く この 矢 は おそらくフロイトのいう 無 意 識 やエスであったり マルクスのいう 下 部 構 造 であったり ニーチェのいう 権 力 への 意 志 であったり 実 存 主 義 がいう 何 か 分 からない 原 因 であったり 科 学 者 の いうシナプス 電 位 や 細 胞 膜 のイオン 値 の 高 低 差 だったりするのだろうが 仏 陀 がいうように その 私 達 を 突 きとばす 何 かは それ(it または something)としか 名 付 けようのない 何 かであって その 正 体 は 明 瞭 には 見 えず 変 幻 自 在 であり また 一 つとは 限 らず 分 かれてはくっつき 多 様 であるからこそ (18) 見 えない 矢 なの( である さらにはその 正 体 がフロイト 風 に 性 欲 であると 見 破 ったとしてもそれが 私 た ちの 本 能 であるならば それにあらがってもそれはどうしようもないぬえのようなものかもしれない (19) 点 で( 正 視 し 把 捉 するのが 困 難 な 矢 であり 見 がたい 矢 と 仏 陀 は 名 を 冠 するのである 私 が 思 うには 仏 陀 の 偉 大 さは その 後 の 無 所 有 縁 起 や 無 我 無 願 無 相 空 唯 識 への 扉 を 開 いたことでもあるが 抜 群 に 偉 大 なのは 見 えない 矢 の 発 見 である デカルトは われ 思 うゆえ に 我 あり と 見 た 仏 陀 は われ 欲 すゆえにぶつかりあいあり と 見 た (20) われ 欲 すゆえに 苦 あり( としてもよいところだが それでは 他 者 という 他 の 欲 するものとのぶつ ある 各 階 級 や 生 きものや 事 物 が フ ルシャという 原 人 の 各 部 位 から 生 まれたとする 神 話 例 えば 口 からバラモン 腕 から 王 族 足 から 奴 隷 が 生 まれたというように )を 用 いるなら 金 持 ち 族 は 不 労 所 得 に 暇 をもてあまして 退 屈 しながら 快 楽 やブランド 商 品 を 楽 しみ 中 間 層 は 妬 みと 保 身 と 海 外 旅 行 に 汲 々とし 貧 困 層 は 明 日 の 糧 を 求 めてあくせくしつつ も 生 きる 楽 しみを 得 る もっと 底 辺 は 国 家 的 甘 言 に 騙 されてイラク 戦 線 に 押 し 込 まれ 生 活 破 綻 精 神 傷 害 者 として 帰 還 したり 墓 地 へ 帰 る 各 階 層 は 生 活 が 分 化 し 他 の 層 の 真 相 を 知 ることもなく また 自 分 の 層 の 搾 取 の 加 害 行 為 や 不 労 所 得 構 造 や 戦 争 加 担 に 気 づかないままに 目 先 の 自 分 の 階 層 の 窓 から 見 える 景 色 を 追 うのである 仏 陀 のぶつか りあう 人 々の 俯 瞰 は その 各 層 の 総 体 を 把 握 していると 思 いたいし 少 水 魚 の 譬 喩 は 各 層 を 網 羅 する 力 を 持 っている 少 なくとも 仏 陀 の 後 年 には 各 層 特 に 下 層 の 人 々をサンガに 迎 え 入 れ 各 様 に 苦 を 除 く 方 法 を 説 いているのであるから 彼 こそ 後 の 生 と 老 衰 や 輪 廻 からの 解 脱 できぬ 苦 などを 総 苦 に 包 含 しつつ 世 間 の 総 苦 を 捉 え 表 現 した 仏 陀 と 賞 賛 したい (18) 見 えない 矢 は 後 に15 経 や⑵ 経 に 書 かれる 渇 望 ジャッパとかタンハーとしては 表 せないし 表 さないところに 妙 味 がある 本 能 でもなく 条 件 反 射 でもなく 意 図 でもなく 意 思 でもなく 環 境 でもなく それらの 全 部 の 一 部 または 全 てなのである (19) 本 能 ということになると 私 たちの 身 体 の 各 部 位 の 産 み 出 すエネルギーの 差 異 ということになる そうすると 脳 の 部 位 が 欲 求 し 諸 臓 器 が 各 々 欲 求 し 身 体 の 各 部 位 がそれぞれ 欲 求 することとなる 当 然 身 体 は 外 界 と 密 接 に 結 びついていて どこまでが 身 体 で どこからが 外 的 世 界 といえない 部 分 を 持 つ 胃 袋 に 食 物 を 取 り 込 んだ 時 点 で 諸 物 質 はホメオスタシスの 膜 を 通 して 密 接 に 交 流 し 始 め 空 思 想 が 見 るものと 見 られる 対 象 の 不 分 離 を 説 くように 身 体 と 外 的 世 界 私 と 他 人 という 境 界 は 取 り 払 われ 関 係 性 のみが 出 現 するのである それでも 私 は 私 であることを 構 想 するから 生 き 延 びることとなる (20) ❷ 第 二 古 層 Sn4 の1 経 などはまさに 欲 して 得 られなければ 苦 なのであると 求 不 得 苦 を 説 くが 仏 陀 の 見 えない 矢 の 教 説 はそのようなイソップの 酸 っぱい 葡 萄 のようなものではない 求 めるから 苦 しいのではなく 求 めることの 変 質 を 求 めているのである ぶつかりあう 世 界 の 世 界 構 造 そのものを 正 視 しなければその 諦 観 は 発 現 しない 13

16 概 論 かりあいという 真 実 をすくいあげないから 厳 密 には われわれが 何 者 かによってぶつかりあう で ある (21) われぶつかりあう 故 にわれあり( と 言 ってもよい この 矢 の 発 見 は 衝 撃 的 である そのほかのどの 教 説 よりも 強 烈 で 他 を 寄 せつけない なぜなら そのように 思 った 時 から われ 思 うことが 逡 巡 されるのである われ 思 うのも わが 内 なる 何 者 かの 仕 業 であるかもしれない いま 私 は わが 内 なる 何 か と 書 いたが この わが 内 という 用 語 も 間 違 っているかもしれない 内 と 外 とを 区 別 させようとする 見 えない 矢 が 想 定 されるからである そうすると 私 というものを 想 定 させ 他 と 区 別 させ 前 へ 前 へと 駆 り 立 てて 私 を 私 以 外 へと 押 し 出 す 何 かが 在 って 内 と 外 をその 時 その 時 に 衝 動 の 種 類 に 応 じてつくっているのではないか と 想 像 される しかしデカルトと 同 じ 過 ちを 犯 してはならない 源 仏 陀 が 説 くのは 私 の 内 と 外 の 崩 壊 ではなく ぶつかりあう 苦 である 前 へと 出 ようとするが 衝 突 してしまう 苦 である この 世 を 解 釈 することも 必 要 だろうが 仏 陀 の 課 題 は 私 達 がぶつかりあっている 苦 しみの 解 消 である そこには 二 つの 相 反 するベクトルが 発 見 される 即 ち ぶつかっていく 自 分 とぶつかりたくない 自 分 である 奪 おうとす る 自 分 と 奪 いあいたくない 自 分 他 者 と 敵 対 する 自 分 と 敵 対 したくない 自 分 である もしも 他 者 とい うもの つまり 自 分 がぶつかる 相 手 であり 自 分 と 同 様 に 見 えない 矢 に 動 かされ 苦 しむ 同 じ 人 間 という (22) 他 者 を 想 定 しなければ( 彼 は 生 きるために 自 分 が 傷 つくことはたいしたことでなかっただろう そう すると 重 大 なことは 他 者 の 苦 を 感 じたこと また 他 者 の 見 えない 矢 を 見 たこと 他 者 A が 他 者 の 痛 み(A 以 外 の 痛 み) を 知 ることや 他 者 が 皆 一 緒 で 居 たい 思 いをもつことを 感 じたこと その 上 さ らに 他 者 と 苦 や 矢 や 共 感 というものを 共 有 したこと 即 ち 自 分 の 中 に 見 えない 矢 で 汲 々とする 皆 一 緒 への 期 待 を 感 じたことではないか そうすると 仏 陀 は 他 者 の 痛 みを 痛 感 する 認 識 のなかで 自 分 も 他 者 も 同 様 にぶつかりあいへと 向 かう 動 因 を 見 えない 矢 と 感 知 したのではないか そこから 何 かによってぶつかりあう の 大 発 見 がある ではそれは 何 かと 再 度 問 うと 私 やあ なたに 突 き 刺 さる 見 えない 矢 である それは 何 かと 遡 及 していくと それは 私 の 幼 児 期 の 目 標 であっ たり 迫 害 されて 恨 んだ 今 に 見 ておれ という 痛 恨 であったり 過 去 の 好 き 嫌 いの 記 憶 であったり 欲 望 が 取 り 込 んで 自 分 のものだと 信 じて 疑 わない 対 象 物 であったり 他 人 の 眼 を 気 にして 身 動 きでき ない 世 間 体 であったり 凶 悪 な 抗 いようの 無 い 他 者 であったり 世 間 そのものである 常 識 や 世 界 とい う 既 成 概 念 であったり あたかも 自 分 は 正 しいと 言 い 張 り 世 間 を 味 方 につけようとする 無 意 識 であっ たり 迷 信 を 押 しつけながらも 厚 顔 無 恥 な 諸 宗 教 であったりする しかし そのようなものは 常 に 懐 疑 の 俎 上 にあるべきものであり その 真 贋 を 反 照 する 鏡 は 見 えない 矢 であるかどうかである そ してそれが 見 えない 矢 なのかどうかは それがぶつかりあいを 誘 発 するのか 幸 福 へと 導 くのかに 懸 (21) 普 段 呼 吸 を 意 識 することはないが 空 気 がないと 意 識 される 意 識 は 障 壁 に 対 して 起 こる (22) 以 下 茂 木 健 一 郎 意 識 とは 何 か によると p118 脳 の 言 語 野 周 辺 に 他 人 が 自 分 と 同 じ 行 為 をしているとき に 反 応 するミラーニューロンという 神 経 細 胞 がある それは 自 分 の 行 動 の 運 動 情 報 と 他 人 の 行 動 の 感 覚 情 報 を 結 びつ け とりわけ 自 己 と 他 者 の 行 動 を 鏡 に 映 したように 結 びつけ その 結 果 たとえば このような 行 動 を 相 手 がしてい るということは 私 だったら 同 じ 行 動 をしている 時 にはこのような 気 持 になるだろうから 相 手 も 同 じ 気 持 になって いるに 違 いない とあるように 他 者 の 心 を 推 定 する 能 力 = 心 の 理 論 を 支 える 神 経 モシ ュールとして 機 能 しているのでは ないかという 点 が 注 目 された また 自 閉 症 ではその 機 能 が 発 揮 されないなど 共 感 するとは 訓 練 を 必 要 とする 能 力 であるように 推 測 される ( 行 為 感 情 )=(A,a), (B,b), (C,c) とし 私 の 行 為 と 感 情 を f 1(A)= a とし 他 者 2さんを f2 とすると f2(a)=?について f2(a)= a と 推 測 するのである 私 が 剣 で 切 られたら 痛 いから 他 人 が 剣 で 切 られたら 痛 いのが 感 じられるから 切 れない ここで 他 人 が 痛 いのを 分 かる のと あたかも 自 分 のよう に 痛 む のでは その 働 きは 全 く 別 であろう 分 からない< 分 かる< 感 じる< 切 れないほどに 痛 い となるであろ うか 仏 陀 は 切 れないほどに 痛 い 経 験 をしたのである 14

17 かっている まさに 仏 陀 は だからこそ 武 器 を 振 り 降 ろして 他 者 を 殺 すということを 踏 み 切 れなかっ たのである だからこそ 後 に 成 立 するスッタニパータ 4-4 経 は あらゆる 教 説 の 固 定 即 ち 現 象 解 釈 の 構 想 を 否 定 した 教 えや 既 成 概 念 や 先 入 観 やステレオタイプや 色 眼 鏡 が 一 人 歩 きするのを 停 止 するように (23) (24) (25) 戒 めた( Sn4 章 - 9 経 には ( 私 は)これを 説 くということがない( と 表 現 する( そのことは 時 代 を 越 えて 龍 樹 によって 中 論 538.3sarvopalambhopaśamaḥ prapancopaśamaḥ śivaḥ/na kva citkasya citkaściddharmo buddena deśitaḥ//(ニルバーナは) 一 切 の 取 り 込 むこと( 取 得 所 得 )が 静 まり 戯 論 ( 想 定 構 想 )が 寂 滅 して 吉 祥 なるものである 仏 陀 によって 如 何 なるダルマも 何 処 にも 誰 にも (26) 説 かれたことはない( に 再 現 される 仏 陀 は 何 も 説 かなかった なぜなら 彼 にとって 大 事 なことは 苦 がなくなること それ 一 つのみであり それ 以 外 は 無 意 味 (ノーカウント 無 関 与 関 与 するに 値 し ないもの)なのであった 彼 の 関 心 は 人 々の 苦 に 向 かって 移 動 して 傾 注 専 念 されて その 他 のことは 眼 中 になかった だから 新 説 をつくりそれにしがみつくことは 新 たな 闘 争 の 種 をつくることにもなる 説 くことによって 苦 がなくなるわけではない 苦 をなくする 行 動 をして 始 めて 現 実 の 苦 は 変 化 する 苦 は 楽 へと 変 化 する だから 仏 陀 はこのように 説 いた 見 えない 矢 を 抜 け これが 仏 陀 実 践 の 最 高 の 真 実 である [ 闘 争 の 原 因 は 私 がそうしたいと 思 うその 衝 動 と 私 が 私 で (27) あると 思 うそのもの あるいはその 背 後 にある( ] つまり [ 見 えない 矢 ぶつかりあい 苦 矢 を 抜 く 苦 の 滅 ぶつかりあわない 平 等 平 安 ]を 発 見 する そして 見 えない 矢 の 解 明 と 矢 を 抜 くことは そ の 後 の 仏 教 の 様 々な 教 説 へと 分 岐 していくのである 概 論 抜 矢 と 一 切 所 平 等 平 安 : ぶつかりあわず 奪 いあわず 沈 まない タム サラム アブユッハ ナ ドハーバティ ナ シーダティ その 矢 を 抜 けば ぶつかりあわず 沈 まない これが 仏 陀 の 悟 りである (23) 平 川 先 生 が 指 摘 するように 以 前 は 現 象 や 個 物 を 見 ていても 法 を 見 ていないのであり ( 四 諦 を 見 ることによっ て) 存 在 が 法 の 次 元 で 見 られるようになる ということは 4 経 に 抵 触 するのか (24) 解 釈 しにくい 表 現 であるが 文 脈 からすると 言 い 争 う 人 々は 自 説 に 拘 泥 する 功 名 心 や 虚 栄 心 や 名 誉 欲 や 真 実 への 過 度 の 欲 求 や 正 義 感 などから 自 説 に 拘 泥 して 他 者 を 排 除 してしまう 幸 福 を 導 くための 真 実 が 他 者 との 争 い を 巻 き 起 こす この 点 で 真 実 追 求 もまた 見 えない 矢 であり 真 実 であると 言 い 募 るならば それも 見 えない 矢 の 仕 業 といえる そのことを 仏 陀 は 見 抜 いていた というより 自 他 の 痛 みを 知 らないからこそ 他 者 を 排 撃 してでも 真 理 追 求 を 行 ってしまうのである だからといって 不 殺 生 戒 などを 破 ったものが その 事 実 を 隠 蔽 して 良 いわけで はない 破 戒 は 告 白 しなければならない 布 薩 会 のごとくである 重 い 破 戒 は 即 破 門 であった 真 実 よりも 他 者 を 痛 めつけないということが 優 先 されたというべきか 矢 によってぶつかることを 否 定 したのであるから 真 実 をふりか ざすことによってぶつかることを 否 定 したのである では えひめ 丸 事 件 や 原 発 事 件 などでの 真 相 究 明 追 求 によって 被 害 者 と 加 害 者 がぶつかりあうのは 避 けるべきぶつかりあいなのかというと 真 相 究 明 しないことが 不 妄 語 戒 の 破 戒 となるであろう (25) この 源 流 ( 初 出 )は 源 仏 陀 Sn937,938 にある いろいろな 良 いことを 言 うが 結 局 ぶつかりあうのである と 読 む そうならば 内 容 において[ 源 仏 陀 ❷ 第 二 古 層 Sn4 の4 経 9 経 ]の 流 れが 確 認 されるのである (26) 龍 樹 は 無 自 性 の 立 場 に 立 つから 何 も 説 かないというのではあるが それは4 経 などの 延 長 上 とも 考 え 得 る (27) 図 らずもこのように 記 述 すると それは 我 慢 慢 心 自 我 の 解 体 私 の 解 体 五 蘊 の 分 析 とその 非 我 を 予 想 させる その 背 後 とは 矢 はやはり 見 えないからである 自 省 によって 見 えない 矢 は 欲 望 であると 反 省 される しかしフロイトやマルクスやニーチェなどによると 意 識 では 捉 えることが 出 来 ない 矢 を 想 定 した 方 が 正 しいであろ う 弟 子 たちは 自 我 の 解 体 に 進 んだが 別 の 方 法 もあったかもしれない 15

18 概 論 ❶ 最 古 層 Sn4-15が 説 くカーマ 私 的 所 有 抜 矢 の 境 地 私 は 仏 陀 の 教 えは 源 ブッダで 完 結 していると 考 える それが 仏 陀 の 肉 声 である というのは 源 ブッダに 続 く❶ 最 古 層 Sn4-15の 940 偈 以 降 で 多 少 とも 内 容 の 異 なる 教 説 が 展 開 されるからである それを0~⑷で 示 す ~ 944 偈 / 修 行 の 心 得 や 戒 律 を 説 く 源 ブッダに 最 も 隣 接 している 矢 を 静 める 内 容 であり 最 後 の 944 偈 で 過 去 にあったものを 喜 ぼうとするな 新 しいものを 期 待 するな 失 われること (28) を 歎 くな 牽 引 するものに 従 うな( として 過 去 未 来 現 在 の 矢 の 静 寂 と 無 常 苦 からの 離 脱 を 予 感 させ それは 下 記 ⑵の 過 去 未 来 現 在 の 漏 水 の 排 除 や 後 の 過 去 未 来 現 在 の 無 一 物 へと 変 質 していく ⑴ 945 偈 / 源 ブッダのぶつかりあいの 世 界 の 解 説 のとして 大 洪 水 の 譬 喩 を 説 いて 渇 愛 (ジャッパ) と 構 想 (パカッパ : 対 象 の 創 出 )によって 魅 惑 物 (カーマ)の 汚 泥 世 界 ができることを 示 す ⑵ 946 ~ 949 偈 /945 偈 を 基 本 として 944 偈 の 教 示 を 継 承 して 過 去 現 在 未 来 に 大 洪 水 を 干 上 がら せてカーマを 除 去 することを 説 く カーマが 除 かれ 洪 水 の 束 縛 がなく 完 全 に 静 寂 である(ウパサ ントー)と 説 く これは 後 に❸ 第 三 古 層 Sn5 に 展 開 される 過 去 現 在 未 来 の 無 一 物 への 道 を 開 く ⑶ 950 ~ 951 偈 / 源 ブッダのぶつかりあいの 世 界 の 解 説 の 二 つ 目 として 特 に 奪 いあいを 解 明 して 名 前 と 形 態 (ナーマとルーパ)の 実 物 所 有 と 所 有 意 識 の 停 止 を 説 く 私 のものがないからといって 失 っ ても 悲 しまない 平 安 (サントー)を 説 く ⑷ 952 ~ 954 偈 / ⑶の 奪 いあいの 対 立 の 原 因 としての 名 色 の 私 物 化 の 停 止 によるメリット( 仏 果 )と して [ 矢 は 静 まり(サントー) 自 己 拡 大 せず 取 ることもなく 捨 てることもないとして 一 切 所 平 等 平 安 ]を 説 く これらは 源 ブッダの 肉 声 に 呼 応 して 第 二 第 三 の 仏 陀 あるいはサーリプッタなどの 直 弟 子 が 説 いて いったと 考 える 論 証 は 本 論 でしたい ⑴の 大 洪 水 の 譬 喩 は カーマの 発 生 を 説 く そして⑵は⑴で 明 らかにしたカーマの 除 去 を 説 く それ に 対 して⑶は 物 を 所 有 することによる 対 立 や 苦 悩 を 説 くのであり ⑵のカーマの 除 去 とは 内 容 が 異 なる ⑴は 源 ブッダの 見 えない 矢 が 私 達 を 突 き 飛 ばす 様 相 を 分 析 し ⑶はぶつかりあいの 様 相 として 奪 いあ いの 根 源 であるして 私 的 所 有 を 暴 く ⑴と⑶は ともに 源 ブッダに 呼 応 して 相 次 いで 成 立 したと 考 え られる ⑵は 後 に 詳 説 するように 二 通 りの 解 釈 があり 無 欲 と 解 釈 すると 並 列 して 説 かれたと 解 釈 でき るが 無 認 識 と 取 ると 後 世 の 挿 入 句 とも 考 えられる ~ 944 偈 / 修 行 の 心 得 や 戒 律 を 説 く (29) 真 実 ( 誠 実 )であれ ( 魅 惑 物 を 獲 得 して) 思 い 上 がるな ( 魅 惑 物 に 惑 わされて) 虚 偽 虚 構 を 言 うな ( 魅 惑 物 を 獲 ようと) 人 の 悪 口 を 言 うな ( 得 られないからといって[ 般 若 心 経 中 の 不 得 はこの 意 味 であ る]) 怒 るな 手 に 入 れる 悪 徳 (ピンはねや 奴 隷 支 配 など 盗 み)をするな 独 り 占 めの 所 有 をするな( 即 ち 諸 事 物 は 空 = 無 自 性 であるどころか 分 け 合 うべき[ 価 値 あるもの= 有 益 な 自 性 を 持 つもの]なのであ (28) ❷ 第 二 古 層 Sn4 の 第 10 経 に 未 だ 来 ない 事 に 対 してすがりつかないし 過 ぎ 去 ったものを 悲 しまない 感 触 し 体 験 する 事 柄 を 見 るその 眼 はその 事 柄 から 独 立 していて 汚 されない それを 見 て 起 こる 見 解 はあらぬところへと 引 き 連 れら れていくことがない //851// と 説 き この 944 偈 に 呼 応 している (29) この 部 分 は 後 の 付 加 偈 と 思 われる しかし 平 川 彰 先 生 が 指 摘 のように 殺 さない 殺 させないなどの 戒 律 は 必 須 の 用 件 である そうでなければサンガの 成 立 時 期 を 遅 らせる 以 外 には 整 合 性 はない 16

19 る) 落 ち 込 むことなく 修 行 に 怠 るな ( 修 行 せず 集 団 妄 想 をおしゃべりする) 人 々といて 放 逸 慢 心 に なるな ありもしないことを 作 り 上 げてはならない ルーパ= 色 = 経 験 世 界 に 耽 溺 してはならない 自 我 意 識 ( 私 がという 自 己 中 心 の 欲 求 )を 知 り 抜 いて 他 に 暴 力 を 振 るうことから 離 れるものとなれ 過 去 に 喜 びを 求 めてはならない 未 来 に 待 望 してはならない 何 かが 失 われていくからといって 悲 しむな 我 を 引 率 していくものに 依 存 してはならない ⒈ 貪 欲 怒 り 不 真 実 慢 心 怠 惰 沈 昏 を 戒 める ⒉ 不 正 な 所 得 と 独 り 占 めの 禁 止 ⒊ 高 慢 による 他 者 攻 撃 暴 力 の 禁 止 ⒋ 虚 構 を 妄 想 すること 即 物 的 であることへの 戒 め 主 義 主 張 を 立 てること 現 象 への 傾 斜 を 警 告 ⒌ 過 去 未 来 現 在 の 無 欲 私 達 は 後 の 大 洪 水 の 譬 喩 や 無 一 物 説 や 非 私 有 説 に 注 目 しがちであるが サンガやビナヤの 記 述 ( 概 論 (30) から 見 ると ここに 書 かれる 不 正 な 所 得 や 高 慢 による 暴 力 の 禁 止 などの 方 が 仏 陀 の 肉 声 の 教 説 であった 可 能 性 も 高 い ⑴ 大 洪 水 の 譬 喩 [ 欲 求 が 妄 想 してカーマ 泥 沼 世 界 に 苦 しむ]//945// 矢 に 射 貫 かれて 飛 び 回 りぶつかりあう 生 存 の 譬 え 私 達 の 生 とは 貪 欲 であり 大 洪 水 が 全 てを 呑 み 込 んでいく 激 流 である その 激 流 は 欲 望 であり 私 達 が 激 流 に 溺 れつつしがみつく 流 木 は 次 々に 妄 想 たる 獲 物 を 繰 り 広 げる こうして 激 流 と 流 木 が 織 りなすものは 私 達 が 貪 欲 によってでっち 上 げたこの 世 の 魅 惑 物 であるから その 魅 惑 物 の 泥 沼 であるカーマパンコーを 渡 ることは 困 難 である //945// この 偈 は 汲 々と 右 往 左 往 してもがきぶつかりあう 私 達 の 情 況 を 大 洪 水 に 譬 える その 洪 水 は 急 流 と 流 木 と 汚 泥 で 構 成 される 急 流 は 私 達 の 渇 愛 である 流 木 は 私 達 が 渇 愛 に 溺 れながらつかまろうと する 漂 流 物 である 渇 愛 によって 流 木 は 獲 物 として 好 悪 の 表 情 をして 現 れるから カーマ( 魅 惑 的 な もの)となる そのカーマで 彩 られた 世 界 が 汚 泥 である この 読 み 方 は ⒈ 私 達 は 欲 望 によって 出 会 うものを 色 づけて(パカッパ) 流 木 を 妄 想 し それにすがりつくから そ れは 魅 惑 的 な 物 (カーマ)として 私 達 を 縛 りつけていく あるいは ⒉ 欲 望 が 走 るとき 溺 れながらしがみつこうとして 出 会 うもの( 流 木 )は 色 とりどりの 姿 で 展 開 す る(パカッパ) それがカーマである これらの 二 通 りに 解 釈 できる 流 れはすなわちタンハー( 渇 愛 )である 流 木 はすなわちパカッパ( 展 開 企 図 )である ならば 急 流 と 流 木 がぶつかりあってカーマが 出 現 すると 解 釈 する しかし 流 木 は 渇 愛 が 妄 想 して 仮 に 生 じ たものであるとすると 渇 愛 が 独 りで 流 木 を 展 開 することとなる この 偈 はそこまでは 言 わない 渇 愛 が 走 る 流 木 がその 時 その 時 に 渇 愛 に 応 じて 様 々に 見 える それにしがみつくときそれはカーマで ある このように 書 かれる 洪 水 とは 私 達 が 渇 望 によってものを 欲 しがり 取 り 込 んでいく 貪 欲 の 様 子 をいうのであるが 食 欲 (30) 原 始 仏 教 の 教 団 多 組 織 Ⅱ 平 川 彰 著 p47 サンガの 財 産 共 有 分 け 合 いの 実 行 参 照 17

20 概 論 が 起 これば 食 欲 の 洪 水 があり 性 欲 が 起 これば 性 欲 の 洪 水 があり 名 誉 欲 の 洪 水 があり 欲 望 の 数 だけ 対 象 の 数 だけ また 時 間 と 空 間 の 数 だけの 洪 水 があるのであり その 多 種 多 様 の 洪 水 の 束 と して 私 の 洪 水 がある その 私 の 洪 水 は その 上 他 者 の 洪 水 や 共 同 体 の 洪 水 や 常 識 や 道 徳 や 因 習 や 法 律 などの 洪 水 と 入 り 乱 れてよじれからまる 蔓 草 のように 多 数 の 激 流 がぶつかりあいながら また 支 流 から 流 れ 込 んだ 激 流 と 組 んず 解 れつ 入 り 組 んで 流 れていくように ついにはどれがどの 欲 望 なのか どれが 自 分 のなのか 他 人 のなのかを 判 別 できない 形 でひとつの 洪 水 をなす そしてその 私 の 洪 水 と 同 時 に 他 者 の 有 情 の 数 だけの 洪 水 があるのである その 全 ての 洪 水 の 束 の 集 まったものが 大 洪 水 である さて ここで 大 洪 水 の 譬 えは 冒 頭 五 偈 の 源 ブッダの 作 ではないかもしれない 理 由 は 源 ブッ ダの 説 を 詳 しく 説 いていくために 問 題 を 限 定 していくからである 私 達 を 駆 り 立 てる 原 因 としての 見 えない 矢 は 本 能 記 憶 の 回 顧 環 境 体 調 地 位 世 間 体 世 間 からの 期 待 家 族 の 期 待 将 来 の 不 安 趣 味 生 存 闘 争 妄 想 時 間 潰 し 反 射 神 経 など 多 岐 にわたっている それを[ 欲 望 が 原 因 だ]と 決 めつけることは 危 険 である だから 冒 頭 五 偈 はそのまま 残 ったと 考 える 分 析 したり 詳 説 す ることは 全 体 を 限 定 して 大 事 なものを 取 りこぼす 危 険 が 伴 う そして 大 洪 水 の 譬 えは 妄 想 分 別 と 虚 偽 の 世 界 を 提 示 してしまうから カーマに 覆 われた 世 界 は 一 切 皆 苦 と 解 釈 され 窮 屈 な 世 界 と 解 釈 されて 放 棄 され この 世 に 関 わらないという 無 分 別 への 扉 を 開 いていく このように 私 達 は 大 洪 水 の 中 に 居 るのだが 各 人 が 現 存 在 として 直 面 する 私 だけの 世 界 を[カー マパンコー kāmapaṃko]=[ 欲 望 と 出 会 う 対 象 により 構 想 された 魅 惑 物 の 泥 沼 ]と 表 現 する 自 分 (31) に 刺 さる 見 えない 矢 が 洪 水 のように 荒 れ 狂 い 手 当 たり 次 第 に 周 りの 物 を 欲 望 の 対 象 (ターゲット)( へ (32) と 化 けせしめ そのターゲットは 実 体 ( のふりをして 様 々にパカッパ= 展 開 して 私 達 を 誘 惑 する こうして 私 達 は 自 分 で 作 った 魅 惑 の 国 である[ピノキオのディズニーランド]や 皆 で 物 語 る[ 国 家 的 集 団 妄 想 や 会 社 幻 想 や 家 族 神 話 やマスコミによる 煽 動 妄 想 や 共 同 体 幻 想 としての 常 識 や 権 威 ]= [diṭṭhe sute sīlavate mute]にがんじがらめになり 快 楽 苦 や 闘 争 苦 を 始 めるのである 欲 望 の 投 影 と しての 虚 像 である 魅 惑 物 を 得 たい 得 られない 失 いたくない という 快 楽 苦 と そのための 闘 争 苦 である( 後 の 無 常 の 原 初 はこの 得 たい 得 られない 失 う ことをいう) 仏 陀 はその 根 底 に 諸 事 物 の 私 物 化 ( 自 他 差 別 化 の 支 配 構 造 )を 確 認 する 欲 求 が 駆 る 魅 惑 物 の 取 り 込 みこそがカーマパンコー (33) の 正 体 である ジャッパ= 欲 求 によって 元 来 シュッダ( 清 浄 )な ( 物 をピノキオワールドへと 妄 想 化 (34) してしまうのがパカッパ( =[ 欲 望 による 世 界 や 諸 事 物 の 私 的 構 想 ]であり その 結 果 私 の 物 他 (31) 原 語 はカーマ kāma リグヴェーダや 古 ウパニシャド ( 略 Up)では 欲 望 または 欲 望 する( 動 詞 )の 意 味 唯 一 物 tadekam が 欲 望 kāma を 発 生 し 世 界 創 造 した BhUp4,3.21/āptakāmam ātmakāmam akāmaṃ rūpam śokāntaram//( 最 愛 の 者 との 抱 合 は)カーマが 満 足 せられ カーマがアートマンであり カーマがなくなった 姿 であ り 悲 嘆 の 滅 尽 の 状 態 である など Up の 伝 統 に 於 いても カーマの 伝 播 と 内 制 者 = 我 の 伝 播 がある Sn では 後 述 の SN1-4-4 の 用 法 のように 欲 望 ではなく 欲 求 されたもの 被 欲 望 物 (Something that is desired)をいう 故 に 欲 望 の 対 象 とか 魅 惑 物 魅 力 あるもの 私 達 を 魅 惑 するもの と 訳 す (32) 自 性 を 持 つものの 意 例 えばコーヒーはある 人 には 嗜 好 品 であっても ある 人 には 毒 性 でしかない 玩 具 は 幼 少 時 には 好 物 でも 成 人 するとゴミ 同 然 になる 極 微 やクオークのレベルでは 同 質 かもしれない また 関 係 性 にお いては 質 を 保 つかもしれない それでもあの 時 はそのように 見 えたが 今 は 違 うということを 頼 りにして 生 きている 私 にとっては やはり 質 は 変 化 する 特 に 凡 夫 にとっての 価 値 と 仏 の 価 値 は 異 なる 凡 夫 には 自 分 が 金 塊 を 独 り 占 め することが 大 事 でも 仏 にとっては 金 塊 を 皆 で 分 け 合 うことが 大 事 となる つまりそのものの 特 定 の 質 は 凡 夫 にはな いのであり 仏 にはあるといえる その 意 味 で 自 性 はない 即 ちそのものが 持 つ 同 一 の 質 = 価 値 はないのである あ たかも 自 性 があるかのように 見 せかけるという 意 味 で 実 体 という 言 葉 を 用 いてみた (33) SN1-4-4 参 照 (34) 茂 木 健 一 郎 意 識 とは 何 か に p31, 私 たちの 意 識 の 中 で あるもの が あるもの として 成 り 立 つとい うことは それが ある 特 定 のクオリア( 質 赤 色 の 質 感 とか 家 族 と 居 る 感 覚 とか 珈 琲 の 味 など )として 感 じられる ということである 私 たちの 意 識 とは すなわち クオリアのかたまりなのであり 水 野 弘 元 仏 教 の 心 識 論 p229 尼 柯 耶 阿 含 時 代 ごろまでは 識 の 後 は 元 来 心 識 の 主 体 を 意 味 するものではなく して 認 識 作 用 が 意 味 された 例 えば 五 蘊 中 の 識 も 十 二 縁 起 中 の 識 も 本 来 は 識 体 ではなくして 了 別 認 識 等 の 心 作 18

21 人 の 物 というように 取 り 込 みをして 固 定 化 して 身 動 きできない 闘 争 世 界 が 構 成 される その 世 界 力 学 が[カーマパンコー= 魅 惑 物 の 泥 沼 = 堕 落 世 界 ]である ただし ここでは 欲 望 が 対 象 を 構 想 する とは 書 かれていない 対 象 が 様 々に 展 開 する 大 洪 水 洪 水 ジャッパ パカッパ カーマ カーマパンコー =ナーマルーパのママーイタム 洪 水 食 欲 味 海 苔 種 々のカーマをパカッパして 洪 水 性 欲 カーマを 構 想 すること 恋 人 周 囲 に 飾 る パソコン 時 計 宝 石 食 物 友 達 洪 水 快 楽 高 級 車 家 族 仕 事 地 位 賞 賛 など 洪 水 洪 水 と 洪 水 が 絡 み 合 いながら 洪 水 無 欲 非 パカッパ 非 カーマ 次 々と 相 続 洪 水 自 分 の 欲 望 の 数 だけの 洪 水 洪 水 他 人 の 併 せて 洪 水 時 代 の 洪 水 古 ウパニシャド 潮 流 大 洪 水 洪 水 ジャイナ 経 洪 水 戦 乱 マガダ 国 による 征 服 洪 水 男 女 差 別 奴 隷 職 種 差 別 洪 水 クシャトリアの 悲 哀 洪 水? 意 識 とは 何 か? あらゆる 方 向 への 区 別 化 と 同 一 化 の 出 現? 方 向 性 区 別 化 区 別 化 の 複 合 体 ママーイタムとは 自 分 との 距 離? クオリア? 自 分 の 損 得 Sn4-15 経 最 終 偈 の 最 後 に 取 ることもなく 捨 てることもない とある 損 得 とはカーマを 取 捨 すること しかし ナー マルーパのママーイタムを 停 止 するなら カーマは 非 カーマとなり 自 分 との 距 離 を 失 い 好 悪 の 対 象 でなくなるから 取 捨 不 可 能 となる 自 分 本 位 のクオリアは 自 己 中 心 欲 望 にパカッパされたカーマであり 他 者 との 関 係 を 重 んじるクオリアは 慈 悲 の 産 物 といえようか 阿 含 等 六 根 六 境 六 識 受 ( 苦 楽 不 苦 不 楽 ) 想 ( 青 黄 ) 思 ( 造 作 意 思 ) 有 部 触 受 想 思 等 ( 心 所 )が 相 応 俱 起 する 唯 識 識 ( 心 王 )またはアラヤ 識 が 存 続 概 論 ⑵ 過 去 未 来 の 洪 水 の 流 れの 空 っぽ 化 と 現 在 の 無 所 得 //949// 過 去 においての 流 れ( 洪 水 とカーマパンコー)を 干 上 がらせよ 将 来 には 何 もないようにせよ 現 在 に 何 も 握 らないならば あなたは 完 全 に 安 らかな 人 として 修 行 していくだろう //949// 大 洪 水 の 作 者 と 949 偈 の 作 者 は 必 ずしも 同 一 人 物 でなくても 良 い というのは 大 洪 水 の 作 者 が 明 らかにしたのはカーマ 世 界 の 構 想 であり それは 単 にジャッパの 停 止 や 諸 物 とのぶつかりあいに よるパカッパの 停 止 で 足 りる 949 偈 の 作 者 はそれを 進 めて 過 去 現 在 未 来 を 引 き 合 いに 出 す 源 ブッダの 冒 頭 五 偈 が 今 此 処 に 矢 を 抜 いて 平 安 になっていくのに 対 して 949 偈 の 作 者 は 解 脱 の 雰 囲 気 を 持 つ それはヤーシ ュニハ ルキアやジャイナ 教 が 説 く 過 去 のカルマ 業 思 想 である また 未 用 を 指 すものであった 五 蘊 中 の 受 は 苦 楽 を 領 納 感 受 する 心 作 用 であり 想 は 青 黄 等 を 取 像 表 象 する 心 作 用 であり 行 は 思 として 造 作 意 思 する 作 用 であり 識 は 色 声 を 了 別 認 識 する 心 作 用 であって 受 想 思 も 識 も 等 しく 一 つの 心 作 用 を 意 味 するものにすぎなかった 根 境 識 触 受 想 思 とかも 元 来 は[ 六 根 六 境 六 識 ( 六 触 ) 六 受 六 愛 ] [ 根 境 識 ( 触 ) 受 想 思 ] [ 識 名 色 六 処 ( 触 ) 受 愛 ]というような 心 の 経 過 を 示 したものであって この 場 合 の 識 は 識 体 ではなくして 根 と 境 によって 生 ずる 認 識 作 用 を 指 したのであり 触 は 根 と 境 を 接 触 させる 心 作 用 であり ついで 領 納 感 受 の 受 の 作 用 とか 憎 愛 等 の 渇 愛 作 用 とか 想 念 意 思 の 作 用 とかが 継 起 するとされるのである 阿 毘 達 磨 的 傾 向 によって 識 が 認 識 主 観 という 主 体 的 のものにおしあげられる 成 実 論 に 凡 夫 識 造 縁 時 四 法 ( 識 想 受 思 ) 必 次 第 生 識 次 生 想 想 次 生 受 受 次 生 思 及 憂 喜 等 従 此 生 貪 恚 癡 阿 含 経 に 心 作 用 は 識 想 受 思 煩 悩 等 と 経 過 するものである 19

22 概 論 来 へと 欲 望 して 将 来 像 を 展 開 することであり 輪 廻 の 展 開 を 思 わせる そして 現 在 に 何 も 取 らないとい (35) うのはヤーシ ュニハ ルキアの 内 外 に 何 も 感 知 しないという 説 に ( 類 似 する ここに 言 われているのは 過 去 の 楽 しい 記 憶 が 快 楽 の 再 現 を 誘 発 したり 未 来 へと 期 待 することが 新 たな 見 えない 矢 となることを 避 けようとしているのであろう そして 現 在 においてはパカッパ( 妄 想 )することを 止 めよというのであろう 怒 りに 対 して 怒 りで 返 さず 耐 えるならば 彼 は 自 他 の 二 つ の 利 益 をなす SN7-1-2 とあるように 過 去 に 受 けたことに 対 して 怨 恨 を 持 たなければ 怨 恨 から 解 放 されるという 意 味 で 過 去 の 流 れを 解 消 するという 意 味 なのか それともあらゆる 認 識 からの 解 放 なの か そして 現 在 に 何 も 握 らない 把 握 しないとはどういう 意 味 か この 解 釈 で 仏 陀 の 教 えは 岐 路 に 立 つ ⒈ 我 欲 による 付 加 価 値 : 物 事 の 善 し 悪 しや 区 分 を 除 くことか 無 欲 の 問 題 ⒉ 一 切 の 認 識 を 停 止 するのか 無 分 別 や 無 識 ( 意 識 の 消 滅 )の 問 題 となる ⒈と⒉の 区 別 は 難 しい なぜなら 先 に 示 したように 付 加 価 値 のない 認 識 があるのかどうなのか 不 明 だからである 現 代 科 学 が 成 立 基 盤 を 持 つならば それはある 意 味 で 付 加 価 値 を 離 れた 主 観 を 離 れ た 損 得 を 離 れた 認 識 が 成 立 することになる では 主 観 を 排 除 した 認 識 があるのか あらゆる 矢 から 自 由 な 認 識 があるのか 逆 にあらゆる 矢 によって 多 方 面 から 眺 めることによって 客 観 性 が 得 られると も 言 うことができる 視 点 を 増 やすことによって 損 得 の 偏 りを 減 衰 できるのである 私 にとって 生 き やすい 世 界 と 一 切 有 情 にとって 生 きやすい 世 界 との 調 和 である 源 ブッダ 冒 頭 五 偈 の 矢 の 思 想 はま さに 皆 人 の 調 和 を 説 く 認 識 における 主 観 の 排 除 は 無 念 無 想 に 向 かうが そこに 真 実 があるのかとい う 問 題 を 残 す 文 脈 からは 我 欲 による 世 界 把 握 を 停 止 するという 意 味 である 第 15 経 の0の 944 偈 // ⑵の 949 偈 // 第 10 経 の 851 偈 // を 比 べてみる 944 偈 / 過 去 に 喜 びを 求 めてはならない 未 来 に 待 望 してはならない 何 かが 失 われていくから といって 悲 しむな 我 を 引 率 していくものに 依 存 してはならない 949 偈 / 過 去 においてあったそのような 流 れを 干 上 がらせよ 未 来 には 何 もないようにせよ 中 間 においてもあなたが 何 ものをも 握 らないならば あなたは 安 らかな 人 (upasanto) として 修 行 して いくだろう 851 偈 / 未 だ 来 ない 事 に 対 してすがりつかないし 過 ぎ 去 ったものを 悲 しまない 感 触 phassesu し 体 験 する 事 柄 を 見 るその 眼 はその 事 柄 から 独 立 していて 汚 されない それを 見 て 起 こる 見 解 はあらぬと ころへと 引 き 連 れられていくことがない 後 に 論 拠 を 示 すが 15 経 10 経 2 経 の 順 に 成 立 したと 考 えられる その 上 で 944 偈 と 851 偈 を 比 べるとき 過 去 や 未 来 の 善 し 悪 しに 拘 らないこと 現 在 において 誘 惑 や 見 解 に 引 率 されないことが 共 通 している それに 対 して 944 偈 は 明 らかに 大 洪 水 の 譬 喩 に 学 んで 一 切 の 漏 水 を 断 つという 意 味 合 いが 強 い この 世 で 生 きる 様 々のことから 隔 離 して 生 きるという 意 味 合 いが 強 いのである そ れは 946 偈 に 真 実 から 逸 脱 しない 聖 者 は バラモンであり 陸 地 に 立 っている 彼 は 全 てを 捨 てていて 彼 こそ 平 安 なるもの (santo) と 言 われる とあるのを 受 けての 解 釈 であるが もともと は 944 偈 851 偈 のように 過 去 未 来 現 在 において 欲 望 や 快 楽 に 引 率 されない という 意 味 であり そ れが 次 第 に 過 去 未 来 現 在 に 無 関 与 過 去 未 来 現 在 に 無 所 有 過 去 未 来 現 在 に 無 所 得 色 と 想 の 無 所 得 色 や 想 は 我 にあらざるもの 非 我 色 受 想 行 識 以 外 には 私 というものはない( 無 我 ) というよう (35) BrhUp_4,3.21 これこそ 欲 望 を 絶 し 諸 悪 を 滅 し 恐 怖 をなくした 我 の 姿 である あたかも 相 愛 の 婦 人 に 抱 擁 せられたる 時 人 は 外 に 何 をも 感 知 せず 内 にも 感 知 しないが 如 く これこそ かのブルシャは 知 るとい うこと 自 体 であるところのアートマンによって 抱 擁 せられて 内 にも 外 にも 何 物 も 感 知 しないのである それは ま さに 欲 望 が 満 たされ 我 を 欲 し 欲 望 のなくなった 苦 悩 のない 姿 である 20

23 に 変 遷 して 行 ったと 思 われる そうであるとすると 949 偈 は15 経 に 後 で 挿 入 されたか あるいは この 時 点 では⒉ 一 切 の 認 識 を 停 止 するという 意 味 ではなくて 過 去 未 来 現 在 のカーマに 汚 染 されない という 意 味 で 説 かれたのである 949 偈 は ❸ 第 三 古 層 Sn5 の 1099 偈 にそのまま 登 場 するが そ こに 再 録 されるときには 過 去 未 来 現 在 に 無 所 得 とか 無 一 物 の 意 味 合 いになっていくのである そ の 時 点 でもそれに 続 く 1100 偈 には バラモンよ あらゆる 名 称 と 形 態 において 貪 欲 を 離 れる 人 には (nāmarūpasmim,vītagedhassa) 漏 水 (āsavā かつて 手 にしたもの)は 見 られない 彼 は 死 に 占 拠 さ れることはない とあり その 意 味 は 認 識 がないとか 非 我 というものではなく 無 欲 ( 無 - 自 己 中 心 欲 ) であるという 意 味 である 認 識 がないということではない この 後 ❷ 第 二 古 層 Sn4 11 経 で 想 の 改 変 と 色 の 消 滅 が 説 かれ ❸ 第 三 古 層 Sn5 では 色 と 識 の 消 滅 が 説 かれるようになって 非 我 説 へと 進 む 概 論 ⑶ 諸 事 物 の 把 握 と 名 前 付 けにおける 私 物 化 の 停 止 //950// 存 在 の 把 握 と 名 前 付 けするときの 私 物 化 の 停 止 と 苦 しみからの 解 放 これは 私 のものであるとか 他 人 のものであるとか よいものであるとか 悪 いものであるというように 物 事 を 取 り 込 んで 名 前 付 けするときに 私 物 化 するのをやめるならば (ぶつかりあわないし 奪 いあわ ないし 所 有 がないからその 財 宝 や 若 さなどを) 失 って 悲 嘆 することがない //950// 諸 事 物 と 出 会 って ぶつかりあい その 対 象 の 部 分 をひとまとめとして これがある あれがある こ こ こ こ こ これはないというように 形 態 把 握 して その 後 此 れ 此 れは 何 々 此 れ 此 れは 善 である 悪 である 此 こ れ 此 れは 好 ましい あるいは 嫌 悪 だ というように 色 付 けて 名 前 を 付 け 諸 事 物 を 自 分 との 関 係 に 於 いて 諸 事 物 と 自 分 との 距 離 = 関 係 を 確 定 すること=[ナーマルーパのママーイタム](ナーマは 命 名 (36) ルーパはものごとと 出 会 うときの 物 事 の 姿 ママーイタムは 私 物 化 )を ( 停 止 して 真 実 であれという ここには 次 の 三 点 が 解 釈 できる ⒈ これは 私 のもの これは 他 人 のものとしない というように 独 占 所 有 しないということ ⒉ 自 己 中 心 的 に 物 事 を 区 分 し 色 付 けしないという 認 識 の 非 私 物 化 ⒊ナーマルーパを 個 体 存 在 と 解 釈 するなら 個 別 存 在 を 取 らないということ ここで その 自 他 差 別 の 支 配 構 造 を 止 めるときのメリットとして [ 何 処 にいても 何 と( 誰 と) 出 会 っても 平 等 であり 調 和 している 対 立 敵 対 せず 親 和 している そして 矢 は 静 まり 満 足 して 平 安 であ る 彼 は 幸 福 や 能 力 の 良 し 悪 しを 比 べることなく 他 人 と 比 較 することなく 取 ることもなく 捨 てる (37) こともない( ]と 説 くのであるから 個 体 存 在 と 解 釈 するよりは 所 有 の 独 り 占 めや 認 識 の 自 己 中 心 化 と 解 釈 するのが 適 当 である そうするとナーマルーパの 私 物 化 とは 源 ブッダの 説 く[ 見 えない 矢 によって 突 き 飛 ばされること ぶつかりあうこと 奪 いあうこと]の 一 つの 様 相 を 示 しているのである (36) 注 (27) 参 照 Up では(nāma,rūpa)=( 名 称 形 態 ) 有 部 では( 心 法 物 質 ) この 物 質 とは 変 壊 ( 壊 れ) また 変 礙 ( 質 礙 ぜつげともいう 一 定 の 空 間 を 占 有 して 他 と 相 容 れない)ものの 意 ここでは 私 は( 名 前 付 け 形 態 把 握 ) と 解 釈 する 中 村 先 生 宮 坂 先 生 はそれぞれ( 名 称 形 態 ) ( 個 体 存 在 )ととる 荒 牧 先 生 は ( 有 情 各 々の 名 = 個 体 性 個 別 性 nāma が 現 れたもの= 身 体 )であり nāmarūpa で 個 体 存 在 であると 指 摘 される (37) カーマパンコーを 解 体 していくと 自 分 とか 自 我 とか 自 己 の 領 域 自 他 の 境 界 ルーパの 境 界 線 などは 崩 壊 して 行 く これはある 意 味 で 龍 樹 の 説 く 中 観 や 空 を 思 わせる 源 仏 陀 の 教 説 に 従 って 修 行 をして 修 行 を 重 ねてい くと ジャッパ= 渇 望 の 流 れがひととき 停 止 し 上 記 の 規 範 の 総 崩 れ= 形 態 や 名 称 や 運 動 の 無 差 別 が 起 こるのだろう しかしそれは 仮 初 であり 続 くわけではない その 体 験 がその 後 の 生 活 の 基 準 となって 観 るものを 初 々しく 屹 然 と 真 実 をあぶり 出 すのではないか 21

24 概 論 仏 陀 の 悟 り : 一 切 所 平 等 平 安 と 困 窮 救 済 の 説 法 自 在 ❶ 最 古 層 Sn4-15の 悟 りの 境 地 サッバディ サモー 名 色 の 私 物 化 をやめるならば いつでもどこでもだれとでも 平 等 である //952// 憂 劣 中 や 上 中 下 や 快 不 快 中 庸 を 言 うことがない サントー ビータマッチャロー ナ アーデーティ ナ ニラッサティ 煩 悩 が 静 まり 平 安 であり 自 我 拡 大 を 離 れて 取 り 込 むこともなく 排 除 もしない //954// これが 仏 陀 あるいはその 弟 子 たちの 生 き 様 である ( 後 で 詳 説 する 詳 しくは 仏 教 入 門 2) 源 ブッダは 見 えない 矢 を 抜 いてぶつかりあわず 沈 まないと 語 った ここでは サッバディすなわちあらゆる 所 において サモー= 平 等 であると 説 く 冒 頭 5 偈 に ど こを 探 しても 安 穏 な 場 所 がなかったと 語 っていることとあわせて 考 えると この 世 のどこかや この 世 以 外 の 別 の 世 や 別 世 界 に 行 ったり あるいはこの 身 以 外 の 何 かに 生 まれ 変 わったりすることなく 即 時 即 身 に 矢 を 抜 いて 今 ここに 誰 にたいしても 平 等 平 安 であると 説 くのである 10 経 : 神 話 や 神 を 妄 信 せず : 世 俗 に 無 関 与 でなく 説 法 自 在 私 見 では 仏 陀 の 教 説 は 源 ブッダあるいは❶ 最 古 層 Sn4-15 経 で 完 結 している なぜならば その 後 の 経 典 は 急 速 に 出 家 者 によって 専 門 化 したり 死 後 の 平 安 を 求 めていくからである しかし15 経 の みでは 欠 如 している 事 柄 がある それは 後 世 に 利 他 行 として 強 調 されることである 救 済 と 説 法 であ る Sn4- 第 10 経 に 平 安 な 人 とはどのような 人 か とゴータマに 問 う 形 式 で こう 答 えている 快 適 な 方 向 へと 流 されず 自 分 が 優 れているとかいうことに 無 頓 着 で 柔 和 でこだわりがなく 説 法 が 自 由 自 在 である そしてだれかれに 妄 信 することもなく 無 関 与 というわけでもない //853// (38) 彼 は 説 法 自 在 である ( また 誰 かを 妄 信 したり 自 説 にしがみついたりしない かといって 苦 しみ や 苦 しむ 人 々という 世 間 に 対 して 無 頓 着 なのでもない 15 経 の 聖 者 は 企 図 せず 取 るものもなく 捨 てるものもない という 表 現 からは 仏 陀 は 世 間 から 超 然 として 俗 世 に 無 関 与 のように 見 て 取 れるが そうではない 仏 陀 は 俗 世 に 関 わるが 染 まらないのである ❷ 第 二 古 層 Sn4-10 経 には 仏 陀 が 亡 命 者 や 人 身 売 買 や 女 性 差 別 や 奴 隷 的 差 別 や 犯 罪 経 歴 者 などの 困 窮 者 に 対 して 平 等 に 説 法 していたことが 明 確 にされている サンガの 運 営 や 戒 律 などとあわせてみると 積 極 的 に 救 済 していたのである 以 下 に どのような 経 過 を 経 て 無 常 や 無 我 や 縁 起 や 空 の 思 想 へと 充 実 したり 変 化 したり 変 質 し ていったかを 見 ていきたい (38) cf. ❹ 第 四 古 層 SNDeva1-3-4 心 mano をあらゆる 事 柄 から 制 御 するべきではない 自 制 された 心 は 抑 制 す べきではない 悪 の 生 じるその 時 その 時 に 応 じて 適 時 心 を 制 御 すべきである 真 に 力 ある 者 は 表 現 として 語 る 人 のためを 思 い 哀 れむから 説 法 する 順 応 と 反 論 から 解 脱 しているから ❺ SN

25 ❶ 最 古 層 Sn4-15が 説 く 三 要 素 の 新 たな 展 開 概 論 先 に 示 したように 冒 頭 五 偈 の 源 ブッダに 続 いて❶ 最 古 層 Sn4-15には 次 の 要 素 のことが 説 かれる が それらの 問 題 点 を 示 したい ⑴ 大 洪 水 の 譬 喩 [ 欲 求 が 妄 想 してカーマ 泥 沼 世 界 に 苦 しむ]//945// ⑵ 過 去 未 来 の 洪 水 の 流 れの 空 っぽ 化 と 現 在 の 無 所 得 //949// ⑶ 諸 事 物 の 把 握 と 名 前 付 けにおける 私 物 化 の 停 止 //950// これらは 源 ブッダではなく 仲 間 の 五 比 丘 やその 他 の 弟 子 が 書 いたと 思 われる 理 由 は この 三 要 素 を 見 えない 矢 と 関 係 で 示 すと その 独 自 性 や 脈 絡 の 薄 さが 見 て 取 れるからである 即 ち ⑴ 大 洪 水 の 譬 えに 説 くのは 見 えない 矢 を 欲 求 に 置 き 換 えて 示 す ここで 見 えない 矢 とは 欲 求 以 外 も 含 むから 実 は 大 洪 水 の 譬 えは 源 ブッダを 限 定 して 逸 脱 する 次 に その 欲 求 による 願 望 妄 想 によっ てカーマが 構 想 (パカッパ 後 のビカルパ= 妄 想 分 別 虚 妄 分 別 妄 想 顚 倒 )されることを 示 す カーマとは 欲 望 ではなく 欲 望 されて 出 現 した 魅 惑 的 な 物 事 を 指 すのである つまり 欲 望 がなければ 諸 物 は 整 然 と 静 止 してあるのであり 食 欲 や 性 欲 や 名 誉 欲 が 働 くから 地 の 世 界 から 浮 かび 上 がって 好 嫌 善 悪 快 不 快 好 都 合 不 都 合 の 彩 りを 持 って 現 れる 付 加 価 値 されて 出 現 している というより 付 加 価 値 そのものが 諸 物 なのである 欲 望 が 働 かなければ 諸 事 物 は 出 現 しないことは 座 禅 によって 確 かめられる しかしその 様 に 思 うのもまた 妄 想 の 一 つであり 事 実 としてはエネルギーの 絡 み 合 いの 流 れの 中 にぽっかり 浮 かんだ 浮 島 が 意 識 であり 意 識 とは 妄 想 されたカーマそのものなの かもしれないとすると カーマやパカッパやジャッパを 取 り 出 すことの 方 が 妄 想 であり 総 体 とし ては 見 えない 矢 や 洪 水 があり その 分 析 として 部 分 的 に カーマやパカッパやジャッパがあるのでは ないか そして 私 達 は 自 分 の 願 望 が 妄 想 した 世 界 に 溺 れていることになる その 溺 れている 世 界 をカー マパンコー( 魅 惑 物 の 汚 泥 世 界 )と 呼 ぶ 大 洪 水 の 主 張 はジャッパ( 渇 愛 )がなければ 妄 想 はなく なり カーマ 世 界 は 消 えるということである 大 洪 水 の 譬 えは 見 えない 矢 のぶつかりあいの 様 相 を 一 歩 進 めて 私 達 の 住 む 欲 望 の 虚 構 世 界 を 説 き 明 かした ここから カーマパンコーを 解 消 するという 課 題 が 浮 かび 上 がる しかしながら それでは 当 初 の 問 題 である 見 えない 矢 を 抜 くということを 矮 小 化 したことになる 子 をもつものは 子 のことに 憂 う と 説 かれるように 見 えない 矢 とは 子 をもつ ことも 含 まれる それは 妄 想 (パカッパ pakappa やビカルパ vikalpa)の 問 題 とは 別 である ⑵ 過 去 現 在 未 来 に 何 も 持 つなという 後 の 無 一 物 や 無 所 得 の 思 想 に 引 き 継 がれていく ⑴で 示 したよ うに 欲 望 が 働 かなければ 認 識 が 起 こらないとするならば 無 分 別 ( 無 認 識 )とカーマパンコーの 解 消 は 同 一 である ❷ 第 二 古 層 Sn4 の 795 偈 に バラモンは 見 る 知 る しかしそのものを 取 りあげ て 握 ることがない とあり 仏 陀 に 認 識 はあると 示 す 無 分 別 の 認 識 である しかし 一 切 から 諸 物 を 取 りあげて 絵 柄 の 地 と 柄 を 分 離 しない 認 識 があるのか 諸 事 物 の 各 々の 関 係 性 を 欠 いた 認 識 がある のか ここで 私 はヤーシ ュニハ ルキアの[ 見 るものの 内 なる 見 る 主 たる 我 ]を 想 定 しない 限 り 無 分 別 の 認 識 は 不 可 能 だと 思 う 付 加 価 値 のない 認 識 こそがカーマパンコーの 解 消 であり それは 現 代 科 学 がよっ て 立 つ 客 観 性 という 牙 城 に 似 ている 949 偈 の 作 者 は ⑴ 大 洪 水 の 譬 えの 作 者 をまた 一 歩 進 めて 無 認 識 の 無 分 別 へと 迷 い 込 む 可 能 性 を 開 く 23

26 概 論 ⑶の 私 物 化 の 停 止 は 微 妙 である というのはここには 二 つのことが 読 み 取 れる ⒈ 子 や 財 産 などの 諸 物 の 実 際 所 有 での 私 物 化 を 停 止 せよという ⒉ 認 識 において 我 欲 による 自 己 中 心 的 な 認 識 を 停 止 せよ という ⒈ 実 際 所 有 の 非 私 物 化 と⒉ 認 識 の 非 私 物 化 である この 作 者 は 所 有 していないなら その ものがなくなって 悲 しむことがない と 説 く この 言 い 方 は 源 ブッダをかなり 限 定 している 源 ブッダがぶつかあい 奪 いあいの 苦 を 説 いたのに 対 して ここでは 奪 われないことに 限 定 している こ れは 後 に 若 さが 奪 われないこと= 不 死 へと 傾 斜 していく ⒈の 諸 事 物 の 私 物 化 を 停 止 することは 確 か に 見 えない 矢 によるぶつかりあいの 一 部 を 解 消 するがそのすべてではない また ⒉の 諸 事 物 の 私 物 化 の 停 止 は 二 通 りの 読 解 ができる 一 つは 諸 事 物 に 自 己 本 位 な 付 加 価 値 を 与 えるなという 読 み であり もう 一 つは 認 識 おける 無 所 有 である 認 識 するが 認 識 しないという 見 方 である それは Sn4-11 経 の 想 (サンニャー)の 否 定 につながっていく 想 を 得 ることが 否 定 されることは 色 や 受 や 識 に 広 がり 五 蘊 ( 色 受 想 識 とつくられたものとしての 行 ❺ 第 五 古 層 SNMaraSN4-2-6)の 所 有 の 否 定 につながり 五 蘊 無 我 (❺ 第 五 古 層 SNMara5-10)に 引 き 継 がれていく 以 上 のように15 経 の 後 半 に 書 かれる 要 素 は いずれも 源 ブッダの 見 えない 矢 説 を 限 定 していくの みならず それぞれの 方 向 へと 分 岐 して ついには 逸 脱 していく 傾 向 を 持 つ 源 ブッダ スッタニパータ 第 四 章 の 冒 頭 5 偈 高 い ❶ 最 古 層 Sn4-15 ❷ 第 二 古 層 Sn4 10 経 ぶ つ か り あ い の 克 服 度 所 有 の 解 消 カーマ 世 界 の 解 消 過 去 未 来 現 在 の 無 欲 説 教 自 在 世 間 関 与 繁 栄 と 有 と 無 への 欲 有 と 無 への 渇 愛 低 い 過 去 現 在 未 来 無 一 物 空 っぽ ❷ 第 二 古 層 Sn4 2 経 死 後 の 克 服 輪 廻 克 服 論 として 非 我 無 我 縁 起 空 無 一 物 無 願 無 相 ❺ 第 五 古 層 Mara ❸ 第 三 古 層 Sn5 老 死 の 克 服 形 而 上 学 化 24

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