免 責 条 項 本 調 査 レポートで 提 供 している 情 報 は ご 利 用 される 方 のご 判 断 責 任 においてご 使 用 く ださい ジェトロでは できるだけ 正 確 な 情 報 の 提 供 を 心 掛 けておりますが 本 調 査 レポ ートで 提 供 した 内 容 に 関 連 して

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1 2015 年 の 経 済 見 通 し ( 世 界 54 カ 国 地 域 ) 2015 年 1 月 日 本 貿 易 振 興 機 構 (ジェトロ) 海 外 調 査 部 調 査 企 画 課

2 免 責 条 項 本 調 査 レポートで 提 供 している 情 報 は ご 利 用 される 方 のご 判 断 責 任 においてご 使 用 く ださい ジェトロでは できるだけ 正 確 な 情 報 の 提 供 を 心 掛 けておりますが 本 調 査 レポ ートで 提 供 した 内 容 に 関 連 して ご 利 用 される 方 が 不 利 益 等 を 被 る 事 態 が 生 じたとしても ジェトロ 及 び 執 筆 者 は 一 切 の 責 任 を 負 いかねますので ご 了 承 ください

3 アンケート 返 送 先 FAX: 日 本 貿 易 振 興 機 構 海 外 調 査 部 調 査 企 画 課 宛 ジェトロアンケート 調 査 タイトル:2015 年 の 経 済 見 通 し( 世 界 54 カ 国 地 域 ) 今 般 ジェトロでは 標 記 調 査 を 実 施 いたしました 報 告 書 をお 読 みいただいた 感 想 に ついて 是 非 アンケートにご 協 力 をお 願 い 致 します 今 後 の 調 査 テーマ 選 定 などの 参 考 に させていただきます 質 問 1: 今 回 本 報 告 書 での 内 容 について どのように 思 われましたでしょうか? ( をひとつ) 4: 役 に 立 った 3:まあ 役 に 立 った 2:あまり 役 に 立 たなかった 1: 役 に 立 たなかった 質 問 2:1ご 使 用 用 途 2 質 問 1でのご 回 答 の 理 由 3その 他 本 報 告 書 に 関 するご 感 想 をご 記 入 下 さい 質 問 3: 今 後 のジェトロの 調 査 テーマについてご 希 望 等 がございましたら ご 記 入 下 さ い お 客 様 の 会 社 名 等 をご 記 入 ください ( 任 意 記 入 ) 会 社 団 体 名 ご 所 属 企 業 団 体 個 人 部 署 名 ご 提 供 頂 いたお 客 様 の 情 報 については ジェトロ 個 人 情 報 保 護 方 針 ( に 基 づき 適 正 に 管 理 運 用 させていただきます また 上 記 のアンケートにご 記 載 いただいた 内 容 につ いては ジェトロの 事 業 活 動 の 評 価 及 び 業 務 改 善 事 業 フォローアップのために 利 用 いたします ~ご 協 力 有 難 うございました~

4 はじめに ジェトロは 世 界 54 カ 国 地 域 の 2015 年 の 経 済 見 通 しを 各 国 地 域 の 政 府 公 的 機 関 民 間 のシ ンクタンク 等 が 発 表 したデータを 基 にとりまとめました 2015 年 の 世 界 経 済 は 緩 やかな 回 復 が 見 込 まれています 特 に 米 国 経 済 は 雇 用 環 境 の 改 善 などにより 回 復 が 見 込 まれ 世 界 経 済 へのけん 引 役 が 期 待 されていま す 新 興 途 上 国 も 産 油 国 については 原 油 安 によりネガティブな 影 響 がみられるものの 引 き 続 き 世 界 経 済 のけん 引 役 であることに 変 わりありません なかでも 所 得 が 高 水 準 に 達 している 都 市 部 では 嗜 好 品 の 需 要 が 増 加 するとみられています ここ 数 年 日 本 の 輸 出 が 低 迷 する 中 富 裕 層 向 けの 高 品 質 な 商 品 の 輸 出 は 好 調 であり 代 わりの 利 かない 日 本 の 強 みを 生 かせるか 否 かが 外 国 企 業 との 競 争 に 打 ち 勝 つ 鍵 とみられます 本 レポートは 2015 年 1 月 前 半 にジェトロ 日 刊 紙 通 商 弘 報 に 記 事 掲 載 されたもので 内 容 は 執 筆 時 点 (2014 年 11 月 後 半 から 12 月 前 半 )のデータに 基 づくものです 本 レポートが 各 位 の 参 考 になれば 幸 いです 2015 年 1 月 日 本 貿 易 振 興 機 構 (ジェトロ) 海 外 調 査 部 調 査 企 画 課

5 目 次 <アジア 大 洋 州 >... 1 北 東 アジア 年 の 北 東 アジア 情 勢 展 望... 1 中 国 : 中 国 社 会 科 学 院 は 7.0% 前 後 の 成 長 と 鈍 化 予 測... 1 香 港 : 成 長 率 は 3% 台 に 回 復 との 見 方... 3 台 湾 : 回 復 基 調 続 き GDP 成 長 率 は 3.5%と 予 測... 5 韓 国 : 成 長 率 は 3.9%に 上 向 くと 韓 国 銀 行 が 予 測... 7 東 南 アジア 南 西 アジア 大 洋 州... 9 多 様 性 の 中 の 商 機 に 挑 む... 9 シンガポール:タイトな 雇 用 環 境 が 引 き 続 き 経 済 回 復 の 足 かせに... 9 タイ: 輸 出 拡 大 などで 3.5~4.5% 成 長 を 見 込 む マレーシア:サービス 業 が 牽 引 し 成 長 率 5.0~6.0%を 維 持 インドネシア: 政 府 の 成 長 率 目 標 5.8% 達 成 は 困 難 か フィリピン: 成 長 目 標 7.0~8.0%を 維 持 ベトナム: 工 業 建 設 業 が 牽 引 政 府 は 6.2% 成 長 見 込 む ミャンマー: 成 長 率 8.5%を 見 込 む 日 本 企 業 の 本 格 進 出 に 期 待 ラオス: 緊 縮 財 政 下 6.4%に 成 長 鈍 化 の 見 込 み カンボジア: 建 設 や 縫 製 製 靴 業 などは 2 桁 台 の 高 成 長 を 見 込 む インド: 国 際 機 関 は 成 長 率 6.4%と 予 測 モディ 政 権 の 改 革 に 注 目 スリランカ: 政 府 は 8.2%の 高 成 長 を 見 込 む パキスタン: 経 済 はやや 上 向 く 見 通 しも 政 情 と 治 安 は 不 透 明 バングラデシュ: 国 内 需 要 が 拡 大 6% 台 の 成 長 を 維 持 オーストラリア: 資 源 輸 出 や 住 宅 市 場 が 下 支 えし 回 復 へ ニュージーランド: 内 需 拡 大 の 後 押 しで 3.4% 成 長 見 込 む < 北 米 > 年 米 国 大 統 領 選 を 見 据 えた 動 きが 本 格 化 米 国 : 続 く 景 気 回 復 ゼロ 金 利 政 策 の 行 方 が 焦 点 カナダ: 米 国 向 け 輸 出 拡 大 が 主 導 し 2.6% 成 長 を 見 込 む < 中 南 米 > 景 気 は 緩 慢 な 回 復 へ メキシコ: 成 長 率 3% 台 後 半 で 推 移 か エネルギー 政 策 に 注 目 ベネズエラ: 政 府 は 3.0% 成 長 見 込 むも IMF 予 想 とは 大 きな 隔 たり コロンビア: 成 長 率 は 4.6%の 予 測 下 振 れリスクも ペルー: 輸 出 回 復 で 5.5% 成 長 を 見 込 む チリ: 公 共 支 出 増 で 2.5~3.5% 成 長 見 込 む アルゼンチン: 外 貨 維 持 の 各 種 規 制 の 下 ビジネスには 厳 しい 状 況 ブラジル: 成 長 率 は 0.8% 程 度 調 整 の 年 か < 欧 州 > EU 新 体 制 の 下 で 芽 吹 く 日 系 ビジネス... 62

6 EU: 欧 州 委 の 成 長 率 予 測 は 1.5% 課 題 は 投 資 促 進 英 国 : 政 府 予 測 は 実 質 GDP 成 長 率 2.4%に 減 速 ドイツ: 内 需 と 輸 出 に 支 えられ 成 長 率 は 1.0%に フランス: 政 府 は 成 長 率 1.0%と 予 測 イタリア:4 年 ぶりにプラス 成 長 0.6%の 予 測 スペイン: 内 需 主 導 で 堅 調 さ 増 す 見 込 み 政 治 には 波 乱 要 因 オランダ: 成 長 は 緩 やかに 加 速 1.5% 見 込 む ベルギー:GDP 成 長 率 は 個 人 消 費 の 鈍 化 を 受 け 0.9%と 低 調 スイス: 輸 出 が 回 復 し 前 年 上 回 る 2.1%の 成 長 に オーストリア: 低 成 長 が 続 き 回 復 は 2016 年 以 降 に 持 ち 越 し ポーランド: 堅 調 な 成 長 見 込 むも 不 透 明 な 外 部 環 境 チェコ: 設 備 投 資 など 内 需 中 心 に 2.5% 成 長 の 予 測 ハンガリー:ウクライナ 情 勢 受 け 2.5% 成 長 に 鈍 化 ルーマニア: 個 人 消 費 が 伸 び 2.5% 成 長 を 見 込 む <ロシア CIS> EEU 発 足 下 のビジネス 環 境 は ロシア: 政 府 は 6 年 ぶりのマイナス 成 長 を 予 測 ウズベキスタン:8.0% 成 長 を 政 府 は 予 測 大 統 領 再 選 見 込 みで 政 策 に 変 化 なし < 中 東 アフリカ> 成 長 とリスクが 表 裏 一 体 イラン:2.2% 成 長 見 込 まれるが 本 格 回 復 は 核 協 議 の 包 括 合 意 後 か サウジアラビア: 非 石 油 民 間 部 門 が 牽 引 し 減 速 しつつも 成 長 か アラブ 首 長 国 連 邦 (UAE): 油 価 低 迷 でも 堅 調 な 成 長 率 4.5%を 見 込 む トルコ: 政 府 は 4.0% 成 長 を 見 込 む イスラエル: 国 外 需 要 の 高 まりで 成 長 率 3%を 回 復 エジプト:IMF は 3.5% 予 測 回 復 の 兆 しに 期 待 ケニア: 堅 調 な 内 需 に 支 えられ IMF は 6.2% 成 長 を 予 測 南 アフリカ 共 和 国 :2.5%に 成 長 見 込 みだが 電 力 不 足 が 課 題 ナイジェリア: 油 価 低 迷 しても 5.3% 成 長 と 政 府 予 測 コートジボワール: 内 需 が 底 堅 く 10%の 高 成 長 見 込 む

7 <アジア 大 洋 州 > 北 東 アジア 2015 年 の 北 東 アジア 情 勢 展 望 2015 年 の 北 東 アジア 地 域 情 勢 を 概 観 すると 新 常 態 (ニューノーマル) の 中 国 は 7% 台 の 成 長 を 見 込 む 不 動 産 市 況 が 下 落 し シャドーバンキング 問 題 もくすぶる 中 経 済 構 造 改 革 路 線 は 維 持 できるか 景 気 のかじ 取 りを 注 視 したい 韓 国 は 輸 出 に 不 安 を 抱 え 潜 在 成 長 率 (4% 弱 )に 届 くのか 香 港 も 内 外 に 下 振 れリスクを 抱 え 3% 成 長 を 確 保 できるのか 台 湾 は 欧 米 経 済 の 緩 やかな 回 復 雇 用 賃 金 情 勢 の 安 定 を 背 景 に 3% 台 半 ばの 成 長 を 見 込 む 中 国 : 中 国 社 会 科 学 院 は 7.0% 前 後 の 成 長 と 鈍 化 予 測 2015 年 1 月 5 日 北 京 事 務 所 2015 年 の 中 国 経 済 について 中 国 政 府 は 穏 中 求 進 ( 安 定 と 前 進 )の 政 策 路 線 を 堅 持 し 経 済 発 展 の 質 と 効 率 の 向 上 に 努 め 経 済 の 新 常 態 (ニューノーマル) に 適 応 する 方 針 を 示 しているため 7.0% 前 後 になるとの 見 方 が 大 勢 を 占 めている 中 国 社 会 科 学 院 は 2015 年 の 成 長 率 を 7.0% 前 後 と 2014 年 の 7.3%( 見 込 み)からさらに 鈍 化 すると 予 測 している < 世 界 経 済 の 低 迷 などが 要 因 に> 中 国 社 会 科 学 院 が 2014 年 12 月 15 日 に 発 表 した 経 済 予 測 によると 2014 年 の 経 済 成 長 率 は 7.3% 前 後 とし 前 年 実 績 より 0.4 ポイント 低 いものの 引 き 続 き 合 理 区 間 ( 妥 当 な 範 囲 )に 保 たれるとした 前 年 より 低 い 伸 びとなる 要 因 としては 生 産 能 力 の 過 剰 などを 受 け 製 造 業 や 不 動 産 への 投 資 の 伸 びが 鈍 化 しており 政 府 はインフラ 投 資 に 力 を 入 れているものの 融 資 面 での 制 約 などからその 鈍 化 を 完 全 に 止 めることが 難 しいことを 挙 げている 2015 年 の 成 長 率 については 7.0% 前 後 と 予 測 した 消 費 は 全 体 的 に 安 定 した 伸 びを 保 つものの 世 界 経 済 が 脆 弱 (ぜいじゃく)なため 成 長 速 度 が 鈍 化 することになり 外 需 が 顕 著 に 上 向 くことが 難 しい 点 や 製 造 業 における 生 産 能 力 過 剰 およびイノベーションが 相 対 的 に 不 足 している 点 および 不 動 産 在 庫 が 比 較 的 多 いなどの 制 約 要 因 投 資 は 安 定 成 長 に 依 然 重 要 な 役 割 を 果 たすもののその 牽 引 力 が 弱 まって いる 点 などを 考 慮 したとしている こうした 要 因 から 2015 年 の 投 資 を 14.7% 増 ( 実 質 14.3% 増 ) 消 費 を 11.4% 増 ( 実 質 10.4% 増 )と それぞれ 2014 年 見 込 みより 微 減 すると 予 測 した < 高 度 成 長 から 中 高 度 成 長 に 移 行 > 2014 年 12 月 11 日 に 3 日 間 の 日 程 を 終 えて 閉 幕 した 翌 年 の 経 済 政 策 の 方 向 性 を 決 定 する 中 央 経 済 工 作 会 議 では 引 き 継 き 穏 中 求 進 の 政 策 路 線 を 堅 持 し 経 済 発 展 の 質 と 効 率 の 向 上 に 努 め 経 済 の 新 常 態 に 適 応 し 経 済 発 展 を 合 理 区 間 に 保 つとした 同 会 議 では 現 在 の 経 済 状 況 につき 環 境 負 荷 が 極 限 に 達 しており 環 境 に 配 慮 した 新 しい 発 展 方 式 を 求 める 必 要 があること 生 産 能 力 過 剰 解 決 のため 市 場 メカニズムの 発 揮 で 将 来 の 産 業 発 展 の 方 向 を 模 索 する 必 要 があること など 9 つの 角 度 から 新 常 態 の 状 況 を 示 し 規 模 と 速 度 から 質 と 効 率 を 追 求 するため 高 度 成 長 から 中 高 度 成 長 に 移 行 し ていると 強 調 した 1

8 同 会 議 では 従 来 と 同 様 翌 年 の 成 長 率 目 標 の 数 値 提 示 はなかったが 質 と 効 率 の 向 上 に 当 たり 速 度 を 調 整 するも 勢 いは 殺 さぬように 努 めるという 表 現 を 用 いた 2015 年 3 月 の 全 国 人 民 代 表 大 会 で 設 定 される 同 年 の 成 長 目 標 は ここ 3 年 の 7.5% 前 後 から 引 き 下 げられ 7% 前 後 に 設 定 される 可 能 性 が 高 ま った ちなみに IMF が 10 月 7 日 に 発 表 した 経 済 成 長 予 測 では 2015 年 の 成 長 率 は 7.1%だ 大 手 国 有 商 業 銀 行 である 中 国 銀 行 の 国 際 金 融 研 究 所 は 12 月 2 日 に 7.2% 前 後 中 央 銀 行 である 人 民 銀 行 の 研 究 局 マ クロ 予 測 グループは 12 月 14 日 に 7.1%とそれぞれ 予 測 している ( 宗 金 建 志 ) ( 中 国 ) 2

9 香 港 : 成 長 率 は 3% 台 に 回 復 との 見 方 2015 年 1 月 5 日 香 港 事 務 所 2014 年 の GDP 成 長 率 について 香 港 政 府 は 2% 台 前 半 の 緩 やかなものと 見 込 んでいる 2015 年 に ついては 内 外 環 境 に 不 透 明 要 素 が 多 くあるものの 香 港 経 済 が 引 き 続 き 緩 やかに 成 長 するとの 予 測 の 下 2014 年 より 高 い 3% 台 の 成 長 を 達 成 するとの 見 方 が 多 い < 民 主 化 デモの 影 響 など 不 透 明 さ 残 る> 2013 年 の 香 港 の 実 質 GDP 成 長 率 は 2012 年 の 1.5%から 2.9%へ 回 復 した 2014 年 は 堅 調 な 中 国 本 土 などアジア 経 済 に 支 えられたものの 小 売 売 上 高 の 減 少 などで 第 1 四 半 期 が 2.6% 第 2 四 半 期 が 1.8% 第 3 四 半 期 が 2.7%と 緩 やかな 成 長 にとどまった 政 府 は 第 4 四 半 期 についても 引 き 続 き 中 国 本 土 やアジア 各 国 の 経 済 成 長 の 恩 恵 を 受 ける 半 面 香 港 の 民 主 化 デモの 影 響 や 世 界 各 地 の 地 政 学 リスク 先 進 国 の 一 様 でない 経 済 回 復 などさまざまな 不 透 明 な 要 素 を 踏 まえ 実 質 GDP 成 長 率 の 予 測 を 控 えめに 見 積 もっている 2014 年 通 年 では 2.2%の 経 済 成 長 にとどまるとの 見 通 しを 示 している <スタンダードチャータード 銀 行 は 2015 年 を 3.0%と 予 測 > また IMF アジア 開 発 銀 行 (ADB)および 香 港 大 学 による 2014 年 通 年 の 経 済 成 長 見 通 しはそれぞ れ 3.0% 2.5% 2.2% 2015 年 については IMF が 3.3% スタンダードチャータード 銀 行 が 3.0% の 緩 やかな 成 長 を 達 成 するとの 見 通 しを 示 している 同 銀 行 の 予 測 は 中 国 経 済 が 減 速 するとの 見 通 し の 一 方 世 界 的 な 需 要 が 堅 調 に 推 移 していることや 香 港 の 消 費 者 マインドが 改 善 しつつあることなど を 踏 まえたものだ( 信 報 2014 年 12 月 8 日 ) 2014 年 1~9 月 の 実 質 GDP 成 長 率 を 需 要 項 目 別 にみると 財 輸 出 は 前 年 同 期 比 1.4% 増 だった イ ンドなどの 新 興 国 向 けが 好 調 だったほか 中 国 本 土 向 けも 堅 調 に 成 長 した 一 方 欧 米 など 先 進 主 要 国 向 けは 不 安 定 で 特 に 日 本 向 けはマイナス 成 長 が 続 いている また 同 期 のサービス 輸 出 は 1.1% 増 だ った 内 需 については 2014 年 1~9 月 の 個 人 消 費 は 消 費 者 マインドが 低 下 し 前 年 同 期 比 2.0% 増 の 微 増 に とどまった また 固 定 資 産 投 資 は 前 年 同 期 の 基 数 が 高 いこともあり 2.6% 増 と 鈍 化 した < 物 価 上 昇 率 と 失 業 率 は 低 い 水 準 を 維 持 > 2014 年 9 月 の 消 費 者 物 価 指 数 (CPI) 上 昇 率 は 6.6%で 前 月 より 2.7 ポイント 高 かったが 政 府 は 2014 年 通 年 の 上 昇 率 を 4.3%にとどまると 予 測 している これは 世 界 的 にみてもインフレ 圧 力 が 強 く ないことに 加 え 香 港 のコスト 上 昇 への 圧 力 もさほどではないことから インフレ 上 振 れリスクが 短 期 的 には 減 退 すると 判 断 しているためだ なお IMF ADB および 香 港 大 学 の 2014 年 の CPI 上 昇 率 の 見 通 しはそれぞれ 3.9% 3.8% 4.1% 2015 年 については IMF と ADB はそれぞれ 3.8% 3.7%と している 失 業 率 については 2014 年 は 3.1%から 3.3%の 低 い 水 準 で 推 移 しており 2014 通 年 では IMF が 3.1% 香 港 大 学 が 3.3%との 見 通 しだ 3

10 2015 年 の 失 業 率 について IMF は 3.1%とほぼ 横 ばいで 推 移 するとみている 香 港 政 府 の 張 建 宗 (マ シュー チャン) 労 働 福 祉 局 長 は 労 働 市 場 は 安 定 しているが 香 港 の 民 主 化 デモが 経 済 に 与 える 影 響 を 注 意 深 くフォローする と 述 べている ( 和 瀬 幸 太 郎 メーガン クォック) ( 香 港 ) 4

11 台 湾 : 回 復 基 調 続 き GDP 成 長 率 は 3.5%と 予 測 2015 年 1 月 5 日 中 国 北 アジア 課 行 政 院 主 計 総 処 ( 以 下 主 計 総 処 )は 2014 年 の 実 質 GDP 成 長 率 を 3.4% 2015 年 を 3.5%と 予 測 している 民 間 消 費 の 拡 大 や 輸 出 入 の 増 加 で 台 湾 経 済 は 回 復 基 調 が 続 くとみている 台 湾 のシンクタ ンクや 国 際 機 関 の 2015 年 の 予 測 は 3.3~3.8%となっている < 内 外 需 ともに 増 加 を 維 持 する 見 込 み> 主 計 総 処 は 2015 年 の GDP 成 長 率 を 3.5%と 予 測 する( 注 1) 2014 年 に 好 調 だった 民 間 消 費 は 雇 用 機 会 の 増 加 や 賃 金 の 上 昇 で 引 き 続 き 緩 やかに 増 加 し また 世 界 経 済 の 回 復 が 輸 出 に 好 影 響 を 及 ぼすとみ ている 2015 年 の 見 通 しについて 需 要 項 目 別 にみると 寄 与 度 が 最 も 大 きいのは 民 間 消 費 (1.5 ポイント) 次 いで 外 需 (1.3 ポイント) 民 間 固 定 資 本 形 成 (1.0 ポイント)の 順 となっている まず 民 間 消 費 の 実 質 成 長 率 は 2.7%(2014 年 は 2.8%)の 見 通 しとしている 2014 年 10 月 に 発 生 した 違 法 油 事 件 で 消 費 意 欲 の 低 下 がみられるものの 影 響 は 短 期 的 と 捉 えている 雇 用 や 賃 金 は 2014 年 来 の 増 加 が 続 き 民 間 消 費 も 緩 やかに 増 加 していくとみている 外 需 については 財 貨 サービスの 輸 出 が 7.4% 増 (2014 年 は 5.8% 増 ) 輸 入 は 6.4% 増 (6.1% 増 ) と 予 測 している うち 商 品 輸 出 は 前 年 比 3.6% 増 (3.0% 増 )の 3,258 億 ドル 商 品 輸 入 は 3.4% 増 (2.9% 増 )の 2,872 億 ドルといずれも 前 年 より 伸 びが 大 きい 主 計 総 処 はその 理 由 として 輸 出 については 世 界 経 済 の 回 復 による 大 型 液 晶 パネルなど 台 湾 製 品 の 需 要 の 拡 大 輸 入 については 輸 出 に 伴 う 部 材 輸 入 や 内 需 の 拡 大 を 挙 げている 民 間 固 定 資 本 形 成 は 実 質 成 長 率 が 5.6%と 2014 年 (4.1%)から 1.5 ポイント 拡 大 すると 予 測 して いる 主 計 総 処 は スマートフォンの 関 連 部 品 である 高 機 能 ウエハーに 対 する 需 要 が 堅 調 なことや モ ノのインターネット ビッグデータなど 新 たな 分 野 の 需 要 が 増 えるに 伴 って 半 導 体 メーカーが 次 世 代 のハイエンド 生 産 工 程 を 積 極 的 に 研 究 開 発 し 関 連 投 資 も 継 続 するとしている < 台 湾 内 外 の 各 機 関 も 3.5% 前 後 を 予 測 > 台 湾 のシンクタンクの 2015 年 の 成 長 率 予 測 は 中 華 経 済 研 究 院 と 台 湾 経 済 研 究 院 も 3.5%で 前 年 並 み となっている( 注 2) このうち 中 華 経 済 研 究 院 は 世 界 経 済 が 持 続 的 に 回 復 していることから 民 間 消 費 民 間 投 資 輸 出 と 輸 入 の 項 目 が 2014 年 の 成 長 率 をそれぞれ 上 回 るとみている 国 際 機 関 では IMF が 3.8%(2014 年 3.5%) アジア 開 発 銀 行 (ADB)が 3.3%(3.4%)と 見 通 している( 注 3) 5

12 ( 注 1)2014 年 11 月 28 日 時 点 の 予 測 ( 注 2) 中 華 経 済 研 究 院 は 2014 年 10 月 7 日 時 点 台 湾 経 済 研 究 院 は 2014 年 11 月 6 日 時 点 の 予 測 ( 注 3)IMF アジア 開 発 銀 行 はいずれも 2014 年 10 月 時 点 の 予 測 ( 方 越 ) ( 台 湾 ) 6

13 韓 国 : 成 長 率 は 3.9%に 上 向 くと 韓 国 銀 行 が 予 測 2015 年 1 月 15 日 ソウル 事 務 所 韓 国 銀 行 ( 中 央 銀 行 )は 2015 年 の 実 質 GDP 成 長 率 を 3.9%と 予 想 した 成 長 の 主 な 牽 引 役 として 財 政 支 出 の 規 模 拡 大 を 挙 げた < 財 政 支 出 の 拡 大 が 成 長 を 牽 引 > 韓 国 銀 行 は 2014 年 10 月 15 日 発 表 の 経 済 見 通 し 報 告 書 で 2015 年 の 実 質 GDP 成 長 率 は 2014 年 の 3.5%から 3.9%に 上 向 くと 予 想 した 成 長 を 牽 引 する 要 因 として 財 政 支 出 の 拡 大 を 挙 げた 2015 年 の 財 政 支 出 規 模 は 前 年 より 6.9% 増 の 334 兆 4,000 億 ウォン( 約 33 兆 4,400 億 円 1 ウォン= 約 0.1 円 )となる 見 込 み ただし 同 行 は それ 以 外 の 経 済 回 復 に 向 けたモメンタムは 不 十 分 だとの 懸 念 も 示 し た 分 野 別 の 展 望 は 以 下 のとおり 〇 民 間 消 費 設 備 投 資 建 設 投 資 民 間 消 費 は 家 計 の 実 質 購 買 力 の 拡 大 に 加 え 政 府 の 福 祉 予 算 の 増 額 が 低 所 得 者 層 の 購 買 力 増 加 にさ らに 寄 与 することで 前 年 比 3.5% 増 となる 見 通 し しかし 家 計 の 借 入 金 の 規 模 は 大 きく その 返 済 に 対 する 負 担 が 消 費 者 心 理 の 回 復 を 遅 らせる 可 能 性 がある 設 備 投 資 は 世 界 景 気 の 回 復 による 輸 出 の 増 加 投 資 活 性 化 に 向 けた 政 府 の 対 策 ( 税 制 優 遇 措 置 大 規 模 な 複 合 リゾート 開 発 など)が 好 材 料 となり 5.9% 増 となる 見 通 し しかし 製 造 業 全 般 における 遊 休 設 備 の 増 加 や 企 業 投 資 心 理 の 回 復 が 鈍 い 点 などが 懸 念 材 料 となる 建 設 投 資 は 住 居 用 建 物 および 土 木 工 事 を 中 心 に 3.3% 増 となる 見 通 し 特 に 土 木 工 事 は 政 府 の 社 会 間 接 資 本 ( 鉄 道 道 路 港 湾 空 港 など)への 投 資 拡 大 の 恩 恵 を 受 けるとみられる 〇 雇 用 2015 年 の 雇 用 者 増 加 数 は 2014 年 比 45 万 人 失 業 率 は 3.3%となる 見 通 し サービス 業 分 野 の 雇 用 者 数 は 保 健 社 会 福 祉 部 門 を 中 心 に 増 加 し また 製 造 業 分 野 の 雇 用 者 数 も 景 気 が 回 復 することを 見 込 むと 緩 やかに 増 えそうだ 〇 消 費 者 物 価 2015 年 は 上 下 水 道 料 金 交 通 料 金 などの 公 共 料 金 の 引 き 上 げが 予 定 されており 過 去 4~5 年 間 引 き 上 げが 抑 えられていた 大 学 の 授 業 料 値 上 げなどもあると 見 込 まれる 栽 培 面 積 の 縮 小 に 伴 う 農 産 物 価 格 の 上 昇 も 予 想 されており 消 費 者 物 価 指 数 (CPI) 上 昇 率 は 2014 年 の 1.4%を 上 回 る 2.4%になると みられる 〇 経 常 収 支 世 界 経 済 が 回 復 し 原 油 安 による 原 材 料 価 格 の 安 定 で 引 き 続 き 貿 易 収 支 の 黒 字 が 続 くと 見 込 まれて いるが 輸 入 増 加 率 (7.6%)が 輸 出 増 加 率 (5.2%)を 上 回 るため 2015 年 の 経 常 収 支 は 2014 年 の 840 億 ドルに 及 ばず 700 億 ドル 程 度 にとどまるとみられる 7

14 柳 忠 鉉 (ユ チュンヒョン) ( 韓 国 ) 8

15 東 南 アジア 南 西 アジア 大 洋 州 多 様 性 の 中 の 商 機 に 挑 む 日 本 企 業 が 多 く 進 出 するアジア 地 域 では 域 内 自 由 貿 易 化 の 動 きと それに 伴 う 非 関 税 障 壁 の 低 減 に よって 市 場 開 放 が 進 んできている 現 在 日 本 企 業 の 対 アジア 進 出 の 主 要 パターンは かつての 低 コス ト 生 産 志 向 から 域 内 の 内 需 獲 得 型 の 投 資 へと 移 行 しつつある こうした 状 況 の 下 日 本 企 業 のアジア 展 開 は 従 来 からの 製 造 業 投 資 だけでなく 今 日 では 小 売 り 飲 食 エンジニアリングといった 非 製 造 業 投 資 が 増 加 するなど 多 様 化 している シンガポール:タイトな 雇 用 環 境 が 引 き 続 き 経 済 回 復 の 足 かせに 2015 年 1 月 15 日 シンガポール 事 務 所 2015 年 は 国 際 経 済 が 緩 やかに 回 復 するとみられるものの シンガポール 国 内 の 雇 用 環 境 は 引 き 続 き タイトなため 経 済 回 復 の 勢 いは 緩 やかなものになる 見 通 しだ また 欧 州 がデフレスパイラルに 陥 る 可 能 性 があることなど 国 際 経 済 のリスク 要 因 も 予 想 されることから 政 府 は 2015 年 通 年 で 2.0~4.0% 成 長 を 見 込 んでいる <2014 年 は 前 年 を 下 回 る 2.8% 成 長 に> リー シェンロン 首 相 は 2014 年 12 月 31 日 新 年 に 向 けたメッセージの 中 で 2014 年 通 年 の 経 済 成 長 率 が 前 年 の 3.9%を 下 回 る 2.8%だったと 発 表 した また 年 が 明 けた 1 月 2 日 貿 易 産 業 省 (MTI) は 首 相 発 表 を 裏 付 けるかたちで 2014 年 通 年 の 実 質 GDP 成 長 率 速 報 値 として 同 じ 数 値 を 発 表 した MTI は 2014 年 11 月 25 日 に 発 表 した 2014 年 第 3 四 半 期 経 済 報 告 (エコノミック サーベイ)の 中 で 2014 年 第 1~ 第 3 四 半 期 の GDP 成 長 率 は 前 年 同 期 比 3.3%だったが ( 第 4 四 半 期 について) 国 際 経 済 が 減 速 する 見 通 しであることから 国 内 経 済 の 成 長 は 前 年 比 較 でやや 軟 化 すると 見 込 まれる と し 2014 年 通 年 の 成 長 率 見 通 しを 3.0% 程 度 としていた(2014 年 12 月 4 日 記 事 参 照 ) 今 回 の MTI の 発 表 は 予 測 とほぼ 同 様 の 結 果 となったが 2014 年 第 4 四 半 期 は 季 節 調 整 済 み 前 期 比 年 率 換 算 で 1.6% 成 長 にとどまった 第 3 四 半 期 の 3.1%から 減 速 しており 業 種 別 では 製 造 業 が 5.8% 減 と 足 を 引 っ 張 っ た MTI によると 製 造 業 のうち 輸 送 エンジニアリング エレクトロニクス 一 般 製 造 分 野 の 生 産 が 低 下 したことが 主 な 要 因 だという 経 済 開 発 庁 (EDB)が 2014 年 12 月 26 日 に 発 表 した 工 業 生 産 統 計 でも 2014 年 11 月 の 工 業 生 産 高 指 数 は 前 年 同 月 比 2.8% 減 と 9 月 以 降 3 ヵ 月 連 続 のマイナスになった 幅 広 い 分 野 で 減 速 しているが 中 でも 化 学 が 6.9% 減 輸 送 エンジニアリングが 5.9% 減 一 般 製 造 が 10.2% 減 となっている エレク トロニクスは 1.2% 増 と 10 月 の 6.8% 減 から 持 ち 直 してはいるものの 低 水 準 にとどまっているといえ る 一 方 MTI によると 建 設 部 門 は 公 共 事 業 に 支 えられて 第 4 四 半 期 に 前 期 比 8.0% 増 となり 第 3 四 半 期 の 0.1% 増 から 大 きく 回 復 した またサービス 部 門 も 金 融 保 険 とビジネスサービスが 好 調 だっ たことから 第 4 四 半 期 は 前 期 比 3.8% 増 と 第 3 四 半 期 の 3.6% 増 とほぼ 同 じ 伸 びを 維 持 した 9

16 < 国 際 経 済 のリスク 要 因 があるも 2.0~4.0% 成 長 と 予 測 > 2015 年 の 経 済 見 通 しについて MTI は 先 の 2014 年 第 3 四 半 期 経 済 報 告 の 中 で 国 際 経 済 の 緩 やか な 回 復 を 背 景 に 外 需 に 支 えられる 製 造 業 卸 売 業 金 融 保 険 分 野 は 成 長 に 貢 献 するとみる 一 方 で MTI は 国 内 雇 用 環 境 は 引 き 続 きタイトなことが 予 想 され 労 働 集 約 的 な 建 設 小 売 り 飲 食 サービス については 人 手 不 足 により 成 長 が 押 し 下 げられるとの 見 方 も 示 した 人 材 省 によると 2014 年 9 月 末 時 点 の 失 業 率 ( 季 節 調 整 済 み)は 2.0%で 外 国 人 雇 用 規 制 の 強 化 な どにより 雇 用 市 場 は 極 めてタイトな 状 況 が 続 いている IMF も 2014 年 通 年 の 失 業 率 は 2.0% 2015 年 も 2.1%と 予 測 し この 状 況 が 続 くとの 見 方 を 示 している 加 えて 人 材 省 によると 2014 年 6 月 末 時 点 の 欠 員 率 ( 総 欠 員 数 を 総 雇 用 者 数 と 総 欠 員 数 の 合 計 で 除 した 割 合 )は 3.1%と 2009 年 同 月 時 点 の 1.6%に 比 べてほぼ 2 倍 になっており 雇 用 市 場 でのミスマッチや 雇 用 創 出 に 労 働 力 供 給 が 追 い 付 いていないことが 浮 き 彫 りとなっている リー シェンロン 首 相 も 冒 頭 の 新 年 メッセージでは 2015 年 経 済 見 通 しに 関 する 具 体 的 な 数 字 を 語 らなかったものの われわれの 成 長 は 以 前 よりも 減 速 するだ ろう 1 つの 理 由 は われわれの 経 済 を 持 続 的 な 労 働 生 産 性 向 上 による 成 長 に 導 くために 外 国 人 労 働 者 を 含 めた 雇 用 規 制 を 強 化 していることにある と 述 べている こうした 国 際 要 因 や 国 内 経 済 事 情 を 考 慮 した 上 で MTI は 欧 州 が 低 成 長 低 インフレのデフレスパ イラルに 陥 る 可 能 性 など 国 際 経 済 を 減 速 させる 要 因 もあると 指 摘 しつつ 2015 年 通 年 で 2.0~4.0%の 成 長 を 見 込 む MTI の 経 済 報 告 発 表 と 同 じ 日 に 国 際 企 業 庁 (IE シンガポール)も 貿 易 見 通 しを 発 表 した 輸 出 指 標 である 非 石 油 部 門 の 輸 出 について 2014 年 通 年 の 見 通 しを 前 年 比 マイナス 1.5~マイナス 1.0% 2015 年 は 1.0~3.0% 増 とした 貿 易 総 額 については 2014 年 通 年 が 1.5~2.0% 増 2015 年 が 0.0~2.0% 増 と 緩 やかな 増 加 にとどまるとの 予 測 を 示 した(2014 年 12 月 4 日 記 事 参 照 ) <インフレ 率 は 0.5~1.5%と 軟 化 傾 向 が 続 く 見 通 し> シンガポール 通 貨 金 融 庁 (MAS 中 央 銀 行 に 相 当 )によると 軟 化 し 始 めている 消 費 者 物 価 指 数 (CPI) 上 昇 率 は 2014 年 に 1.0~1.5% 2015 年 には 0.5~1.5%と 予 測 し その 軟 化 傾 向 が 続 くとの 見 方 を 示 し た その 背 景 には これまで CPI の 主 な 上 昇 圧 力 になっていた マイカー 規 制 策 による 自 動 車 購 入 に 必 要 な 自 動 車 所 有 権 証 書 (COE) 価 格 と 住 宅 賃 料 が 緩 やかな 下 落 傾 向 をみせていることがある 前 者 につ いては 2015 年 に COE 供 給 が 増 加 すると 見 込 まれることから COE 価 格 が 是 正 される 見 込 みだ た だし 買 い 替 え 需 要 に 対 する COE 供 給 増 加 にとどまるとみられることから その 価 格 低 下 の 幅 は 緩 や かなものとなる 後 者 については 外 国 人 労 働 者 の 雇 用 規 制 が 強 化 され 外 国 人 駐 在 員 数 の 増 加 が 抑 えら れるのに 加 えて 新 規 の 民 間 住 宅 が 続 々と 完 成 して 供 給 が 加 速 することから 2015 年 の 住 宅 賃 料 は 緩 やかに 低 下 していくとみられる 一 方 MAS は 住 宅 関 連 費 と 民 間 輸 送 費 を 除 くコアインフレ 率 について 輸 入 食 材 のコスト 高 とタイ トな 雇 用 環 境 による 人 件 費 上 昇 が 商 品 価 格 に 転 嫁 される 可 能 性 などを 踏 まえ 2014 年 が 2.0~2.5% 2015 年 が 2.0~3.0%と CPI 上 昇 率 よりもやや 高 めを 見 込 む ただし 今 後 のコアインフレ 率 は

17 年 10 月 以 降 に 急 落 し 始 めた 原 油 価 格 の 動 向 次 第 との 見 方 も 併 せて 示 している 景 気 や 人 件 費 インフレに 大 きな 影 響 を 及 ぼしている 外 国 人 雇 用 規 制 は 2010 年 から 始 まった 労 働 生 産 性 向 上 による 成 長 モデルへの 転 換 に 伴 い これまで 段 階 的 に 強 化 されてきた 政 労 使 の 経 済 戦 略 委 員 会 (ESC)が 2010 年 2 月 に 発 表 した 向 こう 10 年 の 成 長 戦 略 目 標 ( 注 )に 基 づく 経 済 成 長 モデルの 転 換 は 2015 年 でちょうど 5 年 となり 折 り 返 し 地 点 を 迎 える ただ 雇 用 規 制 が 強 化 されているも のの 労 働 生 産 性 はこれまであまり 向 上 していない 2015 年 は 労 働 生 産 性 がどの 程 度 改 善 されるのか 成 長 戦 略 は 見 直 されるのか が 1 つの 焦 点 となるとみられる ( 注 ) 向 こう 10 年 の 労 働 生 産 性 を 年 率 2~3% 引 き 上 げ GDP を 年 間 3~5% 成 長 とすることを 目 標 としている ( 小 島 英 太 郎 ) (シンガポール) 11

18 タイ: 輸 出 拡 大 などで 3.5~4.5% 成 長 を 見 込 む 2015 年 1 月 5 日 バンコク 事 務 所 2014 年 のタイ 経 済 は 回 復 が 期 待 されたが 緩 やかな 回 復 にとどまる 見 通 しとなった しかし 2015 年 には 世 界 経 済 の 回 復 を 背 景 にした 輸 出 の 増 加 が 寄 与 し 本 格 的 な 回 復 に 向 かうものとみられている 消 費 は 増 加 基 調 をたどると 期 待 され 投 資 も 民 間 投 資 公 共 投 資 ともに 増 加 に 転 じる 見 込 み 外 国 人 観 光 客 数 も 増 加 が 見 込 まれており 景 気 回 復 の 追 い 風 となるだろう <2014 年 中 の 景 気 回 復 は 緩 やか> タイ 経 済 は 2014 年 第 1 四 半 期 に 政 府 の 景 気 刺 激 策 の 反 動 や 政 治 混 乱 の 影 響 などにより 大 洪 水 の 影 響 のあった 2011 年 第 4 四 半 期 以 来 9 期 ぶりのマイナス 成 長 に 陥 った 2014 年 5 月 にクーデターが 発 生 し 軍 主 導 のプラユット 内 閣 が 発 足 政 治 混 乱 の 先 行 きの 不 透 明 感 はある 程 度 払 拭 (ふっしょく) された その 後 消 費 者 信 頼 感 が 改 善 に 転 じたことや 中 断 されていた 大 型 の 投 資 認 可 が 再 開 されたこ となどから 早 期 の 景 気 回 復 が 期 待 されていたが 消 費 や 輸 出 の 改 善 が 予 想 以 上 に 遅 れ 景 気 の 回 復 は 緩 やかなものにとどまった こうした 状 況 を 踏 まえ 国 家 経 済 社 会 開 発 庁 (NESDB)は 11 月 17 日 2014 年 通 年 の 実 質 GDP 成 長 率 の 見 通 しを 1.5~2.0%から 1.0%に 下 方 修 正 するとともに 2015 年 の 成 長 率 見 通 しを 3.5~4.5%と 公 表 した 本 格 的 な 景 気 の 回 復 は 2015 年 に 持 ち 越 されることになった <2015 年 は 本 格 的 な 景 気 回 復 へ> NESDB は 2015 年 のタイ 経 済 の 見 通 しについて 特 に 世 界 経 済 が 回 復 することにより 貿 易 量 が 増 加 (4.8% 増 )し 特 に 輸 出 の 伸 びの 影 響 が 国 内 経 済 全 体 に 波 及 するとしている 消 費 については 2015 年 中 には 過 去 の 自 動 車 購 入 補 助 策 の 反 動 の 影 響 がなくなり 国 内 販 売 の 正 常 化 が 期 待 されることなどか ら 増 加 基 調 をたどるものとみている 最 近 の 原 油 価 格 の 下 落 傾 向 も 物 価 抑 制 に 寄 与 し 家 計 消 費 の 追 い 風 になるとしている 投 資 ( 国 内 総 資 本 形 成 )について NESDB は 民 間 投 資 では 中 断 していた 投 資 案 件 の 認 可 の 再 開 によ り 多 くの 案 件 が 2015 年 中 に 実 施 されるとして 増 加 を 見 込 んでいる 公 共 投 資 においても 大 型 の 運 輸 インフラプロジェクトへの 予 算 の 支 出 が 予 定 されていることから 特 に 高 い 伸 び(9.8% 増 )を 予 測 して いる また 重 要 産 業 である 観 光 業 においても 戒 厳 令 は 解 除 される 見 込 みはないものの 外 国 人 観 光 客 数 の 減 少 幅 が 縮 小 していることから 2015 年 には 増 加 に 転 じると 期 待 している この 結 果 2015 年 に は 輸 出 消 費 投 資 がいずれも 改 善 し 3.5~4.5%の 経 済 成 長 を 達 成 する 見 込 みとなっている 2015 年 以 降 のリスク 要 因 としては (1) 先 進 国 の 金 融 緩 和 や 引 き 締 めによる 為 替 相 場 の 大 幅 な 変 動 があり 得 ること (2) 労 働 コストが 上 昇 を 続 けていること (3) 先 進 国 の 政 策 変 更 により 投 資 が 先 進 国 に 向 かうこと (4) 国 際 農 産 品 価 格 の 下 落 傾 向 により 農 家 所 得 が 減 少 傾 向 にあること (5) 中 国 経 済 が 予 想 以 上 の 低 成 長 となる 見 込 みであること などが 挙 げられている 12

19 ( 若 松 寛 ) (タイ) 13

20 マレーシア:サービス 業 が 牽 引 し 成 長 率 5.0~6.0%を 維 持 2015 年 1 月 5 日 クアラルンプール 事 務 所 政 府 は 2015 年 の 実 質 GDP 成 長 率 について 2014 年 とほぼ 同 水 準 の 5.0~6.0%を 維 持 するとしてい る 産 業 別 では 引 き 続 きサービス 業 が 成 長 を 牽 引 する 一 方 で 物 価 上 昇 率 は 4.0~5.0%と 拡 大 を 予 想 している < 経 済 政 策 が 内 需 を 刺 激 > 政 府 は 2014 年 10 月 10 日 に 発 表 した エコノミックレポート 2014/2015 で 2015 年 の 実 質 GDP 成 長 率 の 見 通 しを 5.0~6.0%とした 安 定 成 長 を 予 測 する 背 景 として 政 府 は 経 済 変 革 プログラムや 2015 年 予 算 案 に 盛 り 込 まれた 経 済 政 策 が 内 需 をさらに 刺 激 することと 世 界 経 済 が 回 復 に 向 かうこと を 挙 げている 産 業 別 では 引 き 続 きサービス 業 や 製 造 業 が 成 長 の 牽 引 役 となる 2015 年 のサービス 業 は 5.6%の 成 長 を 想 定 旺 盛 な 消 費 や 観 光 キャンペーンが 卸 小 売 業 や 宿 泊 レストランなどのサービス 業 を 潤 すと している 製 造 業 は 電 気 電 子 産 業 への 需 要 が 支 えとなり 5.5%の 成 長 を 見 込 む 農 業 は 3.1% 成 長 の 予 測 で パーム 油 は 特 に 東 マレーシアの 生 産 地 域 が 拡 大 するために 生 産 増 が 見 込 まれる < 成 長 の 主 役 は 民 間 の 消 費 と 投 資 > 支 出 項 目 別 では 民 間 消 費 ( 成 長 率 5.6%) 民 間 投 資 (10.7%)が 成 長 を 主 導 する 民 間 消 費 は 2015 年 4 月 に 導 入 予 定 の 物 品 サービス 税 (GST)などが 消 費 拡 大 には 逆 風 になるものの 政 府 の 低 所 得 者 向 け 一 時 金 支 給 個 人 所 得 税 の 減 税 措 置 などが 緩 衝 材 になるとしている 投 資 は 教 育 輸 送 医 療 など のサービス 分 野 での 拡 大 が 期 待 されるとしている 政 府 消 費 は 政 府 の 物 品 サービスの 購 入 に 加 えて 公 務 員 給 与 の 増 額 を 反 映 して 3.8%の 成 長 が 見 込 まれている 一 方 公 共 投 資 は 2015 年 までの 5 ヵ 年 計 画 第 10 次 マスタープラン (10MP) 向 け 投 資 などにより 4.7% 成 長 を 見 込 む 財 貨 サービスの 輸 出 は 電 気 電 子 に 代 表 される 製 造 業 への 世 界 需 要 の 強 いことが 追 い 風 となり 2.1% 成 長 が 予 測 される 輸 入 は 国 内 において 中 間 財 や 資 本 財 の 需 要 が 高 まることなどから 4.0%の 増 加 を 見 込 む 輸 入 の 伸 びが 輸 出 を 上 回 ることから 純 輸 出 は 前 年 比 減 と 想 定 している < 財 政 再 建 に 政 府 は 自 信 > マレーシア 経 済 の 懸 念 要 因 である 物 価 上 昇 率 については 2015 年 は GST 導 入 や 補 助 金 の 削 減 により 2014 年 の 3.3%から 跳 ね 上 がり 4.0~5.0%と 予 測 する しかし これは 特 殊 要 因 による 一 時 的 な 現 象 で 2016 年 にはこれまでの 長 期 トレンドに 戻 るとしている 財 政 赤 字 について 政 府 は 経 済 成 長 と GST 導 入 補 助 金 削 減 などの 財 政 再 建 を 進 め 2015 年 は GDP 比 で 3.0%にまで 減 らし 2020 年 には 財 政 を 均 衡 させる 計 画 だ 14

21 ( 新 田 浩 之 ) (マレーシア) 15

22 インドネシア: 政 府 の 成 長 率 目 標 5.8% 達 成 は 困 難 か 2015 年 1 月 5 日 ジャカルタ 事 務 所 2014 年 第 1~ 第 3 四 半 期 の 実 質 GDP 成 長 率 は 前 年 同 期 比 で 5.1%だった 2014 年 通 年 では 政 府 目 標 ( 補 正 予 算 指 標 )の 5.5%を 下 回 り 5.0% 前 後 になると 見 込 まれる 2015 年 については 政 府 が 予 算 指 標 で 5.8%とする 一 方 アジア 開 発 銀 行 (ADB)は 5.8% IMF は 5.5% 世 界 銀 行 は 5.2% OECD は 5.2%と 予 想 している <2014 年 は 成 長 率 5% 前 後 に 低 下 > 政 治 社 会 情 勢 の 安 定 を 背 景 に 2010 年 以 降 3 年 連 続 で 6% 台 の 成 長 を 記 録 した 国 内 経 済 は 2013 年 に 減 速 し 4 年 ぶりに6%を 下 回 る 5.8%となった 2014 年 に 入 ってからも 経 済 成 長 は 伸 び 悩 み 通 年 で5.0% 前 後 の 水 準 になるとみられる( 各 機 関 予 測 :ADB が 5.3% IMF が 5.2% 世 界 銀 行 が 5.2%) 2014 年 は 内 需 が 引 き 続 き 成 長 を 牽 引 する 一 方 1 月 から 導 入 された 新 鉱 業 法 に 規 定 された 鉱 物 資 源 の 禁 輸 政 策 による 輸 出 の 減 退 がみられた 中 国 欧 州 日 本 などでの 経 済 減 速 石 炭 パーム 油 ゴム 鉱 物 資 源 の 国 際 価 格 の 低 迷 なども 影 響 した また 2014 年 内 に 実 施 された 総 選 挙 および 大 統 領 選 挙 に よる 政 治 的 な 不 透 明 感 により 外 国 投 資 家 を 中 心 に 様 子 見 の 姿 勢 を 保 っていることから 対 内 投 資 も 大 きな 伸 びをみせていない 通 貨 ルピアについては 構 造 的 な 貿 易 赤 字 や 米 国 の 金 融 緩 和 縮 小 観 測 を 背 景 に 2013 年 半 ばから 急 速 なルピア 安 が 進 行 し アジア 域 内 通 貨 で 最 も 大 きな 下 落 幅 (2013 年 に 約 2 割 の 下 落 )となっていた 2014 年 に 入 ってからは 3 月 にジョコ ウィドド 氏 が 闘 争 民 主 党 の 大 統 領 候 補 になることが 発 表 される と その 期 待 感 から 5 月 までに 約 100 億 ルピアの 証 券 投 資 が 流 入 し ルピア 高 に 反 転 した しかし ジ ョコ 氏 勝 利 の 前 提 で 動 いていた 金 融 市 場 は その 後 も 解 消 されない 貿 易 赤 字 やジョコ 氏 が 大 統 領 選 挙 で 苦 戦 している 状 況 を 受 け 6 月 から 再 びルピア 売 りの 傾 向 となるなど 資 金 の 流 出 入 の 激 しい 展 開 とな った 2015 年 の 経 済 成 長 率 は 国 家 予 算 目 標 で 5.8%としているものの 主 要 なエコノミストや 各 国 際 機 関 は 達 成 困 難 との 見 方 を 示 している 2014 年 10 月 に 就 任 したジョコ 大 統 領 は 大 統 領 選 キャンペーン 中 に 経 済 成 長 率 目 標 を 7%とする 公 約 を 掲 げており その 実 現 に 向 けた 財 政 構 造 改 革 に 着 手 することが 期 待 されている とはいえ その 成 果 が 出 るまでに 一 定 期 間 が 必 要 との 見 方 が 強 い 11 月 18 日 から 断 行 し た 燃 料 補 助 金 の 削 減 は 同 補 助 金 が 歳 出 の 約 15%を 占 めて 財 政 を 大 きく 圧 迫 してきたことから 構 造 改 革 の 第 1 弾 として 大 統 領 のリーダーシップを 評 価 する 声 が 出 ている しかし この 削 減 によりインフレ が 進 んで 消 費 が 低 迷 することや 中 央 銀 行 の 政 策 金 利 ( 中 銀 レート) 引 き 上 げが 経 済 成 長 よりも 通 貨 防 衛 を 優 先 するというメッセージになり 企 業 による 投 資 マインドを 悪 化 させるなど 短 期 的 な 影 響 は 避 け られない < 経 常 赤 字 は 3 年 連 続 の 見 込 み> 輸 出 は 全 体 の 約 5 割 強 を 一 次 産 品 に 依 存 する 構 造 となっているが 世 界 経 済 の 減 速 資 源 価 格 の 下 落 に 加 え 2014 年 から 開 始 した 鉱 物 資 源 の 禁 輸 により 減 速 している 輸 入 は 好 調 な 内 需 や 設 備 投 資 に 16

23 伴 う 資 本 財 原 材 料 需 要 の 増 加 石 油 ガス 分 野 における 輸 入 超 過 もみられることから 貿 易 収 支 の 悪 化 が 続 いている 単 月 ベースでは 2014 年 4 月 の 貿 易 収 支 は 2013 年 7 月 に 記 録 した 過 去 最 大 の 23 億 9,000 万 ドルの 赤 字 に 次 ぐ19 億 6,000 万 ドルの 赤 字 となった 2014 年 1~10 月 の 貿 易 赤 字 累 計 額 は16 億 4,540 万 ドルに 達 し 通 年 でも 赤 字 となる 見 通 しだ 2012 年 は 16 億 ドル 2013 年 は 40 億 ドルとそれぞれ 貿 易 赤 字 になっており 赤 字 幅 は 若 干 改 善 するものの 3 年 連 続 の 赤 字 となる 見 通 しだ 一 方 対 内 直 接 投 資 は 過 去 最 高 のペースで 増 加 が 続 き 2014 年 第 1~ 第 3 四 半 期 の 外 国 投 資 は 217 億 4,500 万 ドルに 達 した 国 別 にみると 日 本 からの 投 資 はシンガポールの 49 億 ドルに 続 く 20 億 4,000 万 ドルに 上 るものの 通 年 では 国 別 で 首 位 となった 2013 年 の 47 億 ドルには 届 かないペースで 推 移 して いる 業 種 は 自 動 車 や 二 輪 車 などを 中 心 とした 製 造 業 によるものが 多 くを 占 めるが これに 加 え 不 動 産 金 融 IT 流 通 などの 第 三 次 産 業 への 拡 大 も 目 立 つ 大 型 投 資 が 一 巡 し 製 造 業 よりも 投 資 規 模 が 小 さい 第 三 次 産 業 での 進 出 の 比 率 が 増 えることで 今 後 は 件 数 ベースでは 不 変 もしくは 微 増 となる 見 通 しで 金 額 ベースでは 2013 年 をピークに 減 少 するとみられる 2015 年 は ジョコ 政 権 による 構 造 改 革 の 実 行 に 注 目 が 集 まる 前 政 権 が 可 決 した 2015 年 国 家 予 算 は 1 月 に 補 正 予 算 が 編 成 される 予 定 だ 燃 料 補 助 金 の 削 減 により 確 保 した 財 源 を インフラ 整 備 教 育 医 療 などの 生 産 的 な 分 野 へ 振 り 向 けることが 期 待 できる また 税 収 目 標 を 引 き 上 げ その 実 現 のため に 徴 税 強 化 を 図 る 動 きも 予 想 される 国 際 収 支 では 経 常 収 支 改 善 の 観 点 から これまでの 一 次 産 品 輸 出 への 依 存 から 脱 却 し 高 付 加 価 値 品 の 輸 出 に 向 けた 産 業 構 造 の 高 度 化 の 取 り 組 みが 期 待 される また 政 府 は 経 常 収 支 の 赤 字 を 埋 める 資 本 収 支 のうち 直 接 投 資 の 呼 び 込 みが 重 要 と 認 識 しており フランキー 投 資 調 整 庁 (BKPM) 新 長 官 の 下 同 庁 における 投 資 許 認 可 のワンストップサービス(PTSP)を 早 急 に 実 現 する 方 針 を 示 すなど 投 資 環 境 整 備 や 投 資 誘 致 に 努 める 政 策 に 通 じた 多 数 の 専 門 家 を 起 用 した 今 回 の 勤 労 内 閣 には 実 行 力 を 伴 う 各 種 改 革 を 期 待 する 声 が 強 いものの 同 時 に 国 会 ではジョコ 大 統 領 陣 営 が 少 数 与 党 にとどま っており 政 治 基 盤 の 不 安 定 さも 指 摘 されている 17

24 ( 藤 江 秀 樹 ) (インドネシア) 18

25 フィリピン: 成 長 目 標 7.0~8.0%を 維 持 2015 年 1 月 5 日 マニラ 事 務 所 2014 年 8 月 から 10 月 にかけて 国 際 機 関 から 発 表 された 同 年 のフィリピンの 経 済 成 長 率 に 関 する 予 測 値 は 当 初 の 数 値 から 下 方 修 正 されている 11 月 に 発 表 された 1~9 月 期 の 実 績 は 5.8%にとどまっ たことにより 政 府 の 通 年 目 標 の 下 限 (6.5%)の 達 成 が 困 難 になっている 政 府 は 2014 年 第 4 四 半 期 以 降 災 害 復 興 支 援 を 含 む 政 府 支 出 の 増 大 などにより 経 済 は 再 び 加 速 されるとし 2015 年 の 目 標 値 については 従 来 の 7.0~8.0%を 維 持 する としている < 国 際 機 関 は 年 の 成 長 予 測 を 下 方 修 正 > 国 際 機 関 による 2014 年 の 経 済 成 長 率 予 測 は 9 月 発 表 のアジア 開 発 銀 行 (ADB)と 10 月 発 表 の IMF の 予 測 値 がともに 6.2%( 前 者 はマイナス 0.2 ポイント 後 者 はマイナス 0.3 ポイント 修 正 )となった 学 術 研 究 機 関 などには 6% 台 とする 予 測 がある 一 方 香 港 上 海 銀 行 (HSBC)の 5.8%をはじめ 民 間 金 融 機 関 は 軒 並 み 5~6%と 予 測 している 2014 年 の 成 長 率 の 第 3 四 半 期 実 績 は 5.3%と 発 表 され 1~9 月 期 でも 5.8%にとどまった 国 家 経 済 開 発 庁 のバリサカン 長 官 は 政 府 目 標 の 下 限 (6.5%) 達 成 には 第 4 四 半 期 に 8.2%の 成 長 が 必 要 であり これが チャレンジング( 達 成 は 容 易 ではない) であると 認 めた 成 長 が 鈍 化 した 要 因 としては 2013 年 に 問 題 となった 優 先 開 発 補 助 金 (PDAF 通 称 :ポークバレル) に 続 き 2014 年 には 支 出 促 進 計 画 (DAP)の 違 憲 性 も 問 われるに 及 んで 政 府 による 積 極 支 出 の 難 度 が 高 まったこと 2013 年 後 半 以 降 の 建 設 不 動 産 開 発 引 き 締 め 策 の 効 果 により 同 分 野 での 民 間 の 投 資 が 抑 制 されたこと 金 利 引 き 上 げによる 証 券 取 引 の 縮 小 などでサービス 業 の 成 長 が 鈍 化 したこと 農 業 部 門 がマイナス 成 長 になったこと などがある <カギとなる 政 府 支 出 金 融 政 策 は 再 び 経 済 刺 激 の 方 向 > 2015 年 については ADB が 6.4% IMF が 6.3%と 2014 年 よりもやや 高 めに 予 測 している これ らは 海 外 就 労 者 の 送 金 IT-BPO( 業 務 委 託 ) 分 野 の 売 り 上 げ 増 商 品 輸 出 など 外 貨 収 入 の 増 加 が 期 待 できることに 加 え 政 府 の 堅 実 なマクロ 経 済 運 営 を 評 価 したものだ ただし 政 府 が 積 極 的 に 支 出 を 増 加 させることが 成 長 率 を 押 し 上 げる 条 件 としている フィリピン 政 府 は 2015 年 の 目 標 値 を 従 来 どおりの 7.0~8.0%で 維 持 している そのためには 災 害 復 興 支 援 の 取 り 組 みの 加 速 2015 年 度 予 算 案 で 示 された GDP 比 4% のインフラ 投 資 目 標 の 達 成 など 2013 年 末 以 降 停 滞 した 政 府 支 出 の 再 加 速 が 必 要 とみられる 金 融 政 策 面 では 中 央 銀 行 が 2014 年 11 月 から 再 び 政 策 金 利 引 き 下 げに 動 いており それに 先 立 ち 8 月 には 不 動 産 建 設 部 門 に 関 する ストレステストを 実 施 した 結 果 バブルというべき 状 況 にはない とのコメントを 発 表 するなど 景 気 浮 揚 的 なスタンスだ 2015 年 は フィリピンが APEC の 議 長 国 となることや 2015 年 後 半 から 次 回 国 政 選 挙 に 向 けた 政 府 支 出 の 増 加 が 見 込 まれることにより プラス 効 果 を 期 待 する 向 きもある 19

26 ( 石 川 雅 啓 ) (フィリピン) 20

27 ベトナム: 工 業 建 設 業 が 牽 引 政 府 は 6.2% 成 長 見 込 む 2015 年 1 月 6 日 ハノイ 事 務 所 政 府 は 2015 年 の 実 質 GDP 成 長 率 を 6.2% インフレ 率 を 5% 程 度 に 設 定 した 2014 年 同 様 2015 年 以 降 も 工 業 建 設 業 が 経 済 成 長 を 牽 引 するとみられている マクロ 経 済 の 不 安 定 要 素 といわれたイン フレと 為 替 が 引 き 続 き 安 定 し 経 常 収 支 も 黒 字 が 続 いていることから 信 用 格 付 け 機 関 の 評 価 も 引 き 上 げられた 一 方 で 国 内 需 要 と 企 業 への 貸 し 出 しの 伸 び 悩 みが 成 長 の 阻 害 要 因 となっている < 輸 出 が 好 調 で 製 造 業 が 高 い 伸 び> 2014 年 の 成 長 率 は 第 1 四 半 期 5.1% 第 2 四 半 期 5.4% 第 3 四 半 期 6.2%と 徐 々に 勢 いがついてい る また 年 初 から 9 ヵ 月 間 の 成 長 率 は 5.6%となっている グエン タン ズン 首 相 は 2014 年 12 月 2 日 にハノイ 市 で 開 催 されたベトナム ビジネス フォーラムにおいて 当 初 目 標 の 5.8%を 超 え 5.9% の 達 成 が 可 能 との 見 解 を 示 した 2014 年 の 経 済 成 長 の 原 動 力 となったのが 工 業 建 設 業 だ 年 初 9 ヵ 月 の 成 長 率 は 6.4%と 農 林 水 産 業 の 3.0% サービス 業 の 6.0%と 比 べても 高 く 過 去 3 年 でみても 2012 年 5.8% 2013 年 5.2%よ り 高 い 伸 びとなっており 経 済 成 長 を 牽 引 している 特 に 製 造 業 は 8.6%と 高 い 伸 びを 示 した その 背 景 として 輸 出 が 好 調 であることが 挙 げられる ベ トナムに 生 産 拠 点 を 持 つサムスン 電 子 の 携 帯 電 話 生 産 が 2014 年 年 初 9 ヵ 月 間 で 1 億 7,230 万 台 ( 前 年 同 期 比 47.3% 増 )だったことが 大 きい 次 いで 欧 米 を 中 心 に 輸 出 される 縫 製 品 (9.9% 増 )や 靴 (19.8% 増 )の 生 産 も 堅 調 な 伸 びを 示 している 政 府 の 金 融 政 策 担 当 者 は 2015 年 以 降 も 工 業 建 設 業 がベトナ ム 経 済 の 成 長 を 牽 引 すると 期 待 を 寄 せる <インフレ 率 と 為 替 も 安 定 > マクロ 経 済 の 不 安 定 要 素 といわれたインフレ 率 と 為 替 も 安 定 している インフレ 率 は 2014 年 11 月 現 在 前 年 同 期 比 で 4.3%と 当 初 政 府 が 目 標 としていた 7%を 下 回 る 見 込 みだ その 要 因 として 世 界 の 原 油 市 況 の 下 落 により 当 地 のガソリン 代 が 7 月 末 から 10 回 連 続 して 引 き 下 げられたことがある こ れまで ガソリン 代 の 引 き 上 げは 輸 送 コストの 上 昇 さらに 製 品 コストに 転 嫁 されるためインフレ 率 上 昇 の 大 きな 要 因 となっていた そのほか インフレ 率 上 昇 の 要 因 となる 医 療 費 教 育 費 電 力 価 格 も 政 府 が 価 格 を 調 整 したことによ り 上 昇 が 抑 えられている 政 府 金 融 政 策 担 当 者 は 2015 年 以 降 世 界 の 原 油 市 況 の 状 況 に 変 化 がみられ ないことから インフレ 率 も 安 定 するとみている 為 替 は 国 家 銀 行 ( 中 央 銀 行 )が 2014 年 6 月 にベトナム ドンに 対 するドルのコアレートを 1 ドル =2 万 1,036 ドンから 1% 切 り 下 げ 2 万 1,246 ドンにすることを 発 表 して 以 来 切 り 下 げていない これまで 急 激 なドン 安 の 要 因 となっていた 貿 易 収 支 に 関 して 政 府 は 2014 年 の 輸 出 を 1,480 億 ドル( 前 年 比 12.1% 増 ) 輸 入 を 1,465 億 ドル(11.0% 増 )で 15 億 ドルの 貿 易 黒 字 になると 予 想 している 21

28 他 方 政 府 は 2014 年 の 外 国 直 接 投 資 実 行 額 が 125 億 ドル( 前 年 比 8.7% 増 ) ODA も 55 億 ドル(7.1% 増 ) 国 外 に 住 むベトナム 人 からの 送 金 が 120 億 ドル(10.0% 増 ) 流 入 すると 見 込 んでいる さらに 外 貨 準 備 高 も 2013 年 末 の 285 億 ドルから 2014 年 時 点 で 357 億 ドル( 見 込 み)と 大 きく 増 加 してい る このため 国 家 銀 行 関 係 者 は 2014 年 中 のドンの 切 り 下 げはないとの 見 解 だ マクロ 経 済 が 安 定 していることや 経 常 収 支 が 2012 年 から 黒 字 が 続 いていることもあり 信 用 格 付 け 機 関 ムーディーズは 2014 年 7 月 にベトナム 国 債 の 評 価 を B2 から B1 へ フィッチは 11 月 にベ トナムの 外 貨 建 てと 自 国 通 貨 建 ての 格 付 けを B+ から BB- へ 引 き 上 げた 政 府 はこれら 格 付 け 引 き 上 げを 追 い 風 に 2010 年 以 来 となるドル 建 て 国 債 (いわゆるソブリン 債 )を 10 億 ドル 発 行 している < 企 業 への 貸 し 出 しは 伸 び 悩 み> ズン 首 相 は 2014 年 10 月 に 開 催 された 国 会 において 2015 年 の 成 長 率 を 6.2% インフレ 率 5% 程 度 に 設 定 加 えて 8 月 には 年 社 会 経 済 発 展 戦 略 構 築 に 向 けて 2016~2020 年 の 成 長 率 を 年 平 均 6.5~7.0%にするよう 指 示 している IMF は 2015 年 のベトナムの 名 目 GDP を 2,045 億 ドル 1 人 当 たりの GDP を 2,233.5 ドルと 見 込 ん でいる 2013 年 の 政 府 報 告 では 1 人 当 たり GDP を 2015 年 までに 2,200~2,300 ドル 2011 年 1 月 の 第 11 回 ベトナム 共 産 党 大 会 で 承 認 された 2011~2020 年 社 会 経 済 開 発 戦 略 では 2020 年 までに 3,000 ~3,200 ドルにすることが 明 記 されている 2015 年 の 予 測 はそれらの 目 標 に 沿 ったものといえる 一 方 世 界 銀 行 は 5.4%( 注 ) アジア 開 発 銀 行 は 5.7%と 政 府 より 低 い 成 長 率 を 見 込 んでいる その 背 景 には 国 内 需 要 の 伸 びがそれほど 大 きくないことがある 小 売 売 上 高 は 2014 年 年 初 10 ヵ 月 で 前 年 同 期 比 11.1% 増 インフレ 分 を 差 し 引 いて 6.6% 増 となっており 新 興 国 にしては 低 い 伸 びとの 声 も 聞 かれる( 当 地 日 系 金 融 機 関 ) 政 府 は 2013 年 6 月 から 30 兆 ドンの 住 宅 ローンなどへの 低 利 融 資 を 行 っているが 実 施 されているのは 2014 年 10 月 時 点 で 融 資 全 体 の 12%ほどにとどまっている 懸 案 となっている 不 良 債 権 比 率 は 2014 年 9 月 時 点 で 3.9% 2014 年 10 月 の 政 府 の 閣 議 報 告 による と 2012 年 9 月 に 不 良 債 権 と 認 定 した 総 額 の 54.3%を 処 理 2015 年 末 には 3%にする 目 標 を 掲 げてい る しかし 商 業 銀 行 の 企 業 への 貸 し 出 しを 示 す 信 用 成 長 率 をみると 2013 年 が 12.7% 増 2014 年 は 世 界 銀 行 予 測 で 10.0% 増 と 大 きな 伸 びがみられない 金 融 機 関 の 融 資 先 は 民 間 企 業 より 依 然 として 経 営 が 非 効 率 かつ 不 良 債 権 額 が 多 いといわれる 国 有 企 業 になるようだ ある 商 業 銀 行 は 国 有 企 業 への 融 資 が 全 体 の 5 割 という 国 有 企 業 への 融 資 が 多 いのは 長 年 にわたる 取 引 による 信 用 があるためともいわれるが 民 間 特 に 中 小 企 業 とはこうした 関 係 が 醸 成 されていないことが 多 く 2012 年 以 降 の 不 良 債 権 問 題 の 顕 在 化 により 金 融 機 関 が 企 業 への 融 資 に 慎 重 になっていることもある このような 構 造 を 変 えていくことが 経 済 成 長 のカギを 握 るといえよう 22

29 ( 注 )2014 年 12 月 3 日 に 世 界 銀 行 ハノイ 事 務 所 が 記 者 会 見 を 開 き 2015 年 の 実 質 GDP 成 長 率 を 5.6% に 上 方 修 正 した ( 佐 藤 進 ) (ベトナム) 23

30 ミャンマー: 成 長 率 8.5%を 見 込 む 日 本 企 業 の 本 格 進 出 に 期 待 2015 年 1 月 6 日 ヤンゴン 事 務 所 テインセイン 政 権 は 2015 年 で 5 年 目 を 迎 える 同 年 末 には 総 選 挙 が 予 定 されており 最 大 与 党 であ る 連 邦 団 結 発 展 党 (USDP)が 政 権 の 座 を 守 るのか それともアウンサンスーチー 氏 率 いる 国 民 民 主 連 盟 (NLD)が 勝 利 し 同 氏 が 大 統 領 の 座 を 射 止 めるのか 注 目 が 集 まる IMF 推 定 では 2015 年 の 経 済 成 長 率 は 8.5% 日 本 が 官 民 挙 げて 開 発 を 進 めるティラワ 経 済 特 区 (SEZ)も 2015 年 内 の 稼 働 を 目 指 し ており 日 本 企 業 の 進 出 ラッシュに 期 待 が 高 まる < 注 目 される 2015 年 総 選 挙 の 行 方 > 最 大 与 党 の USDP は 国 軍 の 影 響 力 を 強 く 保 持 しており 2011 年 3 月 のテインセイン 政 権 発 足 当 初 は 国 際 社 会 から 批 判 的 に 受 け 止 められることが 多 かったが NLD のアウンサンスーチー 氏 と 協 力 関 係 を 築 くことにより ミャンマーを 国 際 社 会 の 舞 台 に 復 帰 させた 外 国 投 資 法 や 経 済 特 区 法 の 整 備 で 外 国 企 業 から 多 くの 投 資 を 呼 び 込 むことにも 成 功 しつつある IMF は 2015 年 のミャンマーの 経 済 成 長 率 を 8.5%と 推 定 し 世 界 各 国 からの 投 資 がさらに 増 加 することを 要 因 の 1 つとしている このように 外 資 を 積 極 的 に 受 け 入 れ 自 国 の 経 済 発 展 へとつなげる 姿 勢 は 仮 に 政 権 が 交 代 したとしても 継 続 すると みられる 今 のところ 総 選 挙 は 2015 年 末 に 実 施 されることになっており 新 政 権 が 誕 生 するのは 2016 年 3 月 の 予 定 だ 2014 年 は ASEAN 議 長 国 として 2015 年 の ASEAN 経 済 共 同 体 (AEC)の 発 足 などに 向 けた 一 連 の 国 際 会 議 をホスト 国 として 開 催 し 着 実 に 実 績 を 重 ねた ASEAN 域 内 の 関 税 撤 廃 など 貿 易 投 資 の 自 由 化 や 経 済 統 合 が 進 んでいく 中 で 後 発 開 発 途 上 国 であるミャンマーが いかにその 流 れを 生 かし 経 済 発 展 を 継 続 させていくか 真 価 が 問 われることになるだろう <2015 年 内 に 始 動 するティラワ SEZ に 期 待 > 日 本 の 官 民 が 開 発 を 進 めているティラワ SEZ については 第 1 フェーズ 211 ヘクタールの 開 発 が 2015 年 内 に 完 成 予 定 とされている 既 に 日 本 企 業 を 含 む 多 くの 企 業 が 進 出 を 表 明 しており 電 力 や 上 下 水 道 などの 周 辺 インフラ 開 発 についても 日 本 政 府 による 円 借 款 を 中 心 に 同 時 進 行 で 進 められている これまでミャンマーに 大 きな 関 心 を 寄 せながらもインフラの 未 整 備 がネックとなり 投 資 に 踏 み 切 れ なかった 企 業 は 数 多 くある 投 資 内 容 についても 電 力 消 費 が 比 較 的 少 なく 済 むアパレルや 製 靴 業 など が 中 心 だったが 基 礎 インフラが 十 分 に 整 備 されれば 他 分 野 の 産 業 も 多 く 呼 び 込 めるだろう ティラ ワ 開 発 がきっかけとなり 2015 年 は 日 本 を 含 む 外 国 企 業 からの 製 造 業 投 資 がさらに 加 速 することが 期 待 されている 24

31 ( 浜 口 聡 ) (ミャンマー) 25

32 ラオス: 緊 縮 財 政 下 6.4%に 成 長 鈍 化 の 見 込 み 2015 年 1 月 6 日 ビエンチャン 事 務 所 ラオスの 2014 年 の 実 質 GDP 成 長 率 は 7.5%が 見 込 まれている 2015 年 については 緊 縮 財 政 による 公 共 投 資 の 大 幅 な 減 少 などにより 6.4%に 鈍 化 する 見 込 みだ 外 交 面 では ラオスは 2015 年 に 建 国 40 周 年 を 迎 え また 日 本 とラオス 間 においては 外 交 関 係 樹 立 60 周 年 の 節 目 の 年 となる 中 で ラオス 政 府 の 対 外 関 係 を 含 めた 経 営 運 営 も 注 目 される <2014 年 は GDP 成 長 率 7.5%の 見 込 み> 世 界 銀 行 によると 2014 年 のラオスの 実 質 GDP 成 長 率 は 7.5%の 見 込 み ラオス 政 府 は 1 人 当 たり GDP が 前 年 の 1,534 ドルから 1,692 ドルに 増 加 したと 発 表 している ラオス 経 済 は 引 き 続 き 大 規 模 開 発 ( 水 力 ダムや 鉱 山 開 発 など)に 伴 う 建 設 関 連 産 業 や 鉱 物 関 連 木 材 産 業 サービス 業 が 牽 引 した 一 方 で 歳 入 不 足 による 公 共 事 業 の 一 部 棚 上 げや 公 務 員 への 手 当 の 廃 止 非 資 源 セクター 投 資 の 減 少 など による 影 響 を 受 けた 一 方 2015 年 の 実 質 GDP 成 長 率 は 6.4%に 減 速 する 見 通 しだ これは 厳 しい 財 政 引 き 締 めや 資 源 管 理 の 厳 格 化 による 木 材 輸 出 の 減 少 周 辺 国 の 成 長 の 減 速 に 影 響 されるためとされている 公 共 投 資 に ついては 緊 縮 財 政 のため ラオス 政 府 は 2014 年 度 (2013 年 10 月 ~2014 年 9 月 )の 2,420 事 業 1 兆 キープ( 約 150 億 円 1 キープ= 約 円 )から 2015 年 度 には 745 事 業 2,650 億 キープまで 大 幅 に 削 減 する 計 画 だ さらに 公 務 員 給 与 の 引 き 上 げ 案 も 棚 上 げとなった これにより 財 政 赤 字 は 2014 年 の GDP 比 で 4.5%から 4.2%に 縮 小 する 見 込 みとなっている < 技 能 労 働 者 不 足 が 課 題 に> 産 業 別 にみると 2015 年 中 にはホングサーリグナイト 火 力 発 電 所 1,878 メガワット(MW) やナ ムカン 2 水 力 発 電 所 (120MW)を 含 む 7 発 電 所 が 完 成 し 全 国 の 総 発 電 容 量 は 2014 年 末 の 3,300MW から 5,549MW と 大 幅 に 増 加 する 見 込 み これによる 電 力 輸 出 の 急 増 が 期 待 され 鉱 物 資 源 開 発 ととも に 資 源 エネルギー 分 野 は 引 き 続 きラオス 経 済 の 大 きな 牽 引 力 となるだろう また 製 造 業 では ビエンチ ャンやサバナケットを 中 心 とした 経 済 特 区 の 開 発 が 進 み タイプラスワンとして 日 系 やタイ 企 業 の 進 出 が 引 き 続 き 進 むとみられる 国 民 の 73%が 就 労 する 農 林 業 ではコーヒー バナナ メイズなどの 主 要 農 林 産 物 の 生 産 が 拡 大 し 10 年 ほど 前 からの 投 資 ブームによる 天 然 ゴムの 採 集 が 本 格 化 していることから 輸 出 の 増 大 が 見 込 まれる 長 期 的 な 成 長 阻 害 要 因 として 労 動 者 特 に 技 能 労 動 者 不 足 は 製 造 業 やサービス 業 における 大 きな 課 題 になっている また 30 万 人 近 いラオス 人 労 動 者 がタイで 出 稼 ぎをしており タイ 政 府 が 実 施 してい る 非 合 法 労 動 者 への 厳 罰 化 と 合 法 化 措 置 の 行 方 が 注 目 される そのほかには 首 都 ビエンチャンを 中 心 に 開 発 が 進 むショッピングモールなどをめぐる 中 国 系 資 本 の 大 型 不 動 産 開 発 や 建 設 費 70 億 ドルとさ れる 中 国 ラオス 鉄 道 の 進 展 がラオス 経 済 へ 大 きな 影 響 を 与 えるだろう 2015 年 はラオス 建 国 40 周 年 を 迎 え これを 記 念 した 中 国 のソフトローン( 貸 し 出 し 条 件 の 緩 やかな 借 款 )2 億 5,000 万 ドルによる 通 信 衛 星 の 打 ち 上 げも 予 定 されている 日 本 とラオスの 外 交 関 係 樹 立 60 26

33 周 年 を 迎 える 節 目 に 当 たっており 日 本 企 業 の 動 向 が 注 目 される ( 山 田 健 一 郎 ) (ラオス) 27

34 カンボジア: 建 設 や 縫 製 製 靴 業 などは 2 桁 台 の 高 成 長 を 見 込 む 2015 年 1 月 6 日 プノンペン 事 務 所 都 市 部 を 中 心 とした 所 得 の 向 上 を 背 景 に 2011 年 から 4 年 連 続 で 7% 台 の 高 成 長 を 続 け 2015 年 の GDP 成 長 率 も 農 業 は 3.8%にとどまるものの 建 設 ホテル レストラン 縫 製 製 靴 業 不 動 産 金 融 は 2 桁 台 の 成 長 が 見 込 まれる 主 力 産 業 である 縫 製 製 靴 業 は 引 き 続 き 輸 出 拡 大 が 見 込 まれ 好 調 に 推 移 する 見 通 しだが 一 方 で 最 低 賃 金 の 上 昇 による 経 済 への 影 響 も 懸 念 される < 都 市 部 での 所 得 向 上 が 背 景 に> 経 済 財 政 省 は 2014 年 の 実 質 GDP 成 長 率 ( 予 測 値 )を 7.0%とし 2015 年 も 引 き 続 き 7.0%の 見 通 し としている 2013 年 の 7.5%に 比 べやや 鈍 化 するものの 2014 年 は 2011 年 から 4 年 連 続 で 7% 台 の 高 成 長 を 維 持 する 見 通 しだ この 要 因 として 都 市 部 での 所 得 の 向 上 を 背 景 とした 卸 小 売 業 不 動 産 業 それに 伴 う 建 設 業 の 好 調 また 外 国 人 観 光 客 増 加 に 伴 う 観 光 関 連 サービス 業 の 成 長 が 挙 げられる 主 要 輸 出 品 目 の 縫 製 品 の 輸 出 増 大 も 寄 与 している これまでは 米 国 が 主 な 輸 出 先 だったが カンボジア 縫 製 製 造 業 協 会 (GMAC) のカン モニカ 事 務 次 長 は EU に 武 器 以 外 全 ての 産 品 を 関 税 ゼロで 輸 出 できる EBA(Everything But Arms deal) 制 度 の 適 用 を 受 けており 将 来 的 に EU の 市 場 は 米 国 市 場 を 上 回 るだろう と 話 し 縫 製 品 の 販 路 拡 大 に 意 欲 を 示 す 経 済 財 政 省 のデータにおける 産 業 別 GDP 成 長 率 をみると 主 要 産 業 である 農 業 の 2015 年 GDP 成 長 率 見 通 しは 3.8%と 緩 やかな 増 加 にとどまるが 建 設 業 (16.1%) ホテル レストラン(14.6%) 縫 製 製 靴 業 (13.7%) 不 動 産 (11.8%) 金 融 (11.6%)では 2 桁 台 の 成 長 が 予 想 されている 縫 製 を 中 心 とする 製 造 業 分 野 への 外 国 企 業 の 投 資 拡 大 も 成 長 率 の 伸 びに 大 きく 寄 与 している 日 本 からの 進 出 企 業 は 商 業 省 の 登 録 ベースでは 2014 年 1~7 月 で 169 社 に 上 っており 2013 年 実 績 ( 年 間 179 社 ) を 大 きく 上 回 ることが 予 想 される < 最 低 賃 金 上 昇 など 懸 念 材 料 も> 一 方 で 2015 年 の 縫 製 製 靴 工 場 の 労 働 者 の 最 低 賃 金 が 128 ドルに 28% 引 き 上 げられる(2014 年 12 月 17 日 記 事 参 照 )ことにより 特 に 工 業 分 野 での 外 資 企 業 の 撤 退 の 可 能 性 や 新 たな 参 入 意 欲 の 減 退 など 経 済 全 体 への 影 響 が 懸 念 される 世 界 銀 行 は 2014 年 10 月 の カンボジア 経 済 アップデート 報 告 で 労 働 争 議 のリスクに 加 えて 洪 水 など 気 候 変 動 によるリスクを 経 済 成 長 の 押 し 下 げ 要 因 として 挙 げている また 隣 国 タイからの 観 光 客 増 大 により 観 光 業 が 回 復 するとしながらも 同 国 によるコメ 輸 出 が 回 復 することで コメ 価 格 の 下 落 リスクを 示 唆 している カンボジアの 経 済 成 長 は 国 外 からの 資 本 流 入 によって 支 えられている より 魅 力 的 な 投 資 先 候 補 とな るためにも 国 内 発 電 所 の 開 発 や 送 電 線 網 の 拡 充 隣 国 と 結 ぶ 主 要 道 路 の 拡 張 橋 の 建 設 などのインフ ラ 整 備 が 急 務 となっている 28

35 ( 上 田 委 枝 ) (カンボジア) 29

36 インド: 国 際 機 関 は 成 長 率 6.4%と 予 測 モディ 政 権 の 改 革 に 注 目 2015 年 1 月 6 日 ニューデリー 事 務 所 インドの 経 済 成 長 は 改 善 の 方 向 に 向 かっている 足 元 のインフレは 落 ち 着 きをみせるものの 依 然 と して 利 下 げは 行 われていない 2015 年 度 (2015 年 4 月 ~2016 年 3 月 )の 経 済 成 長 率 について 政 府 は 公 式 予 測 を 発 表 していないが IMF や 世 界 銀 行 は 6.4%を 予 測 している 持 続 的 成 長 には 製 造 業 の 強 化 が 課 題 となる 2 年 目 を 迎 えるモディ 首 相 が どのような 経 済 改 革 を 実 行 できるかに 注 目 が 集 まる < 落 ち 着 きをみせるインフレ> 直 近 2014 年 度 第 2 四 半 期 (7~9 月 )の 実 質 GDP 成 長 率 は 前 年 同 期 比 5.3%となり 第 1 四 半 期 に 続 いて 5%を 上 回 る 成 長 をみせた ただ 製 造 業 が 0.1% 増 にとどまり 全 体 を 押 し 下 げた 2014 年 度 通 年 の 成 長 率 について 政 府 は 2014 年 7 月 発 表 の 経 済 白 書 で 5.4~5.9%という 予 測 を 発 表 して いる 一 方 足 元 のインフレは 落 ち 着 きをみせている 2014 年 10 月 の 卸 売 物 価 指 数 (WPI) 上 昇 率 は 1.8% に 低 下 した インドが 8 割 以 上 を 輸 入 に 頼 る 原 油 価 格 は 下 落 が 続 いており 11 月 は 前 年 同 月 比 3 割 減 の 1 バレル=77.58 ドルとなった このような 状 況 下 インド 準 備 銀 行 (RBI)は 12 月 の 金 融 政 策 レビューで 利 下 げに 踏 み 切 らず 政 策 金 利 を 8.0%に 据 え 置 いた この 背 景 には モンスーンの 不 順 によるカリフ 期 ( 雨 期 )の 農 作 物 の 価 格 上 昇 2015 年 の 米 国 の 利 上 げ 予 測 を 踏 まえたドル 高 ルピー 安 懸 念 が 輸 入 物 価 に 与 える 影 響 など イ ンフレ 要 因 が 完 全 に 払 拭 (ふっしょく)できていないことがある 高 金 利 政 策 の 継 続 は 企 業 の 設 備 投 資 を 鈍 らせ 消 費 者 の 購 買 意 欲 を 減 退 させるとして 産 業 界 から 強 い 利 下 げ 要 望 が 出 ていた <2 年 目 のモディ 政 権 の 運 営 には 困 難 も> 2015 年 度 の 経 済 成 長 率 について 政 府 は 公 式 な 予 測 を 発 表 していないが RBI がマクロ 経 済 指 標 に 関 するエコノミストの 意 見 を 取 りまとめた フォーキャスター 調 査 (2014 年 11 月 発 行 )は 6.5% IMF や 世 界 銀 行 は 6.4%と 予 測 している モディ 政 権 は 製 造 業 の 振 興 のため 2014 年 9 月 に メーク イン インディア をスローガンに 政 府 が 奨 励 する 25 業 種 を 発 表 2022 年 までに GDP に 占 める 製 造 業 の 割 合 を 現 状 の 16%から 25%まで 引 き 上 げるとした ただ 具 体 的 な 産 業 振 興 策 や 新 しいインセンティブなどは 発 表 されておらず 産 業 界 からは 次 の 一 手 を 期 待 する 声 が 高 まっている また 投 資 環 境 の 改 善 に 資 するものとして 物 品 サー ビス 税 (GST)の 早 期 導 入 硬 直 的 な 土 地 収 用 法 や 労 働 法 の 改 正 などの 経 済 改 革 に 国 内 外 の 強 い 期 待 が ある ジャイトレー 財 務 相 は 2015 年 度 予 算 案 (2015 年 2 月 末 に 発 表 )に 注 目 してほしい と 発 言 し ている しかし モディ 首 相 率 いるインド 人 民 党 (BJP)は 国 会 の 上 院 では 過 半 数 を 制 しておらず 法 案 改 正 を 伴 う 改 革 には 困 難 が 予 想 される 2 年 目 を 迎 え 経 済 運 営 に 関 するモディ 政 権 のかじ 取 りに 注 目 が 集 まる 30

37 ( 西 澤 知 史 ) (インド) 31

38 スリランカ: 政 府 は 8.2%の 高 成 長 を 見 込 む 2015 年 1 月 14 日 コロンボ 事 務 所 2014 年 9 月 18 日 に 閣 議 承 認 されたスリランカの 2015 年 予 算 案 によると 2015 年 は 8.2%の 成 長 が 見 込 まれている IMF 発 表 の 世 界 経 済 見 通 し (2014 年 10 月 )は 2015 年 のスリランカの 成 長 率 を 6.5%とし 政 府 側 の 数 字 ほどではないが 高 い 経 済 成 長 が 予 想 されている <どのセクターも 全 般 的 に 成 長 > スリランカ 中 央 銀 行 の 経 済 開 発 の 現 状 年 の 主 要 点 と 2015 年 の 見 通 し (2014 年 10 月 )に よると 2015 年 は 官 民 の 投 資 が 堅 調 に 拡 大 し IT のような 新 産 業 だけでなくアパレルやゴムといった 伝 統 的 な 産 業 の 多 くも 好 調 で どのセクターも 全 般 的 に 成 長 するとされている 観 光 収 入 や 海 外 出 稼 ぎ 労 働 者 の 本 国 送 金 も 増 加 することが 予 想 され 経 常 収 支 の 赤 字 は 2014 年 の GDP 比 3.8%( 世 界 銀 行 推 計 値 )から 約 3%に 縮 小 する 見 通 しだ セクター 別 にみると まず 農 業 ではコメ 牛 乳 砂 糖 といった 主 要 農 産 品 の 生 産 が 増 えることにより 輸 入 コストの 低 減 が 期 待 される 輸 出 作 物 では ココナツの 生 産 は 落 ち 込 むが 天 然 ゴムや 水 産 物 が 世 界 市 場 での 需 要 の 高 まりを 受 けて 増 加 するとみられている 工 業 では テキスタイル 衣 料 品 ゴム 製 品 窯 業 製 品 については 先 進 国 の 景 気 回 復 を 受 けて 輸 出 需 要 が 増 大 すると 予 想 されている 飲 食 部 門 も 好 調 な 観 光 業 に 牽 引 されるかたちで 国 内 需 要 の 増 加 が 見 込 まれている 5% 未 満 という 低 いインフレ 率 を 背 景 に 金 利 が 低 く 抑 えられ 為 替 レートが 安 定 し 製 造 業 にとって 望 ましいビジネス 環 境 が 整 うとみられる サービス 業 については 先 進 国 の 輸 入 増 でスリランカの 貨 物 取 扱 量 が 増 え 荷 役 関 連 サービスが 大 き な 収 益 を 上 げるとみられている ホテル レストラン 関 連 も 2012 年 以 降 外 国 人 観 光 客 が 毎 年 100 万 人 を 超 える 観 光 業 の 好 調 さに 支 えられて 高 い 成 長 を 維 持 する 見 通 しだ 貿 易 も 力 強 い 輸 入 は ホテル 建 設 などの 観 光 事 業 港 湾 空 港 の 改 修 や 開 発 事 業 電 力 や 道 路 など のインフラ 整 備 事 業 の 増 加 に 伴 い 中 間 財 や 投 資 財 の 増 加 が 見 込 まれる 輸 出 は 輸 入 より 高 い 伸 びが 見 込 まれ 貿 易 収 支 の 赤 字 はさらに 縮 小 するとみられる サービス 収 支 も 港 湾 空 港 利 用 の 活 況 IT サービス 輸 出 の 増 加 好 調 な 観 光 業 のおかげで 良 好 とされる 海 外 労 働 者 の 本 国 送 金 も 増 加 が 見 込 まれ ており 2015 年 度 の 経 常 収 支 は 大 幅 に 改 善 する 見 通 しだ 政 府 と 中 央 銀 行 は 2015 年 以 降 の 成 長 の 牽 引 役 として IT およびビジネス プロセス アウトソー シング(BPO) を 位 置 付 けているが 同 国 経 済 の 慢 性 的 な 貿 易 赤 字 体 質 を 改 善 するには こうした 付 加 価 値 の 高 い 輸 出 産 業 の 育 成 が 求 められている 32

39 ( 小 濱 和 彦 ) (スリランカ) 33

40 パキスタン: 経 済 はやや 上 向 く 見 通 しも 政 情 と 治 安 は 不 透 明 2015 年 1 月 6 日 カラチ 事 務 所 パキスタンでは 民 主 選 挙 で 2013 年 6 月 にシャリフ 政 権 が 発 足 し 政 情 治 安 の 改 善 に 期 待 が 高 ま っていたが 2014 年 はイスラム 過 激 派 によるテロや 大 規 模 な 野 党 デモが 発 生 し 先 行 き 不 透 明 感 が 高 まっている 経 済 成 長 率 はやや 上 向 く 見 通 し また IMF の 拡 大 信 用 供 与 スキームの 下 で 約 11 億 ド ルの 融 資 が 実 行 されることが 2014 年 12 月 に 発 表 された < 改 善 の 兆 しみえぬインドとの 関 係 > 2014 年 8 月 から 下 院 で 野 党 第 2 の 勢 力 を 持 つパキスタン 正 義 運 動 (PTI)のイムラン カーン 党 首 が 主 導 する 反 政 府 運 動 が 生 じており 首 都 イスラマバードでの 座 り 込 み 抗 議 や 大 規 模 な 集 会 デモ 隊 と 警 察 の 衝 突 などが 起 きている カーン 党 首 はシャリフ 政 権 に 対 し 退 陣 を 求 めており 再 度 の 大 規 模 デモを 呼 び 掛 けている 2015 年 も 先 行 き 不 透 明 な 政 治 情 勢 となりそうだ パキスタン 軍 は 2014 年 6 月 アフガニスタンと 国 境 を 接 する 部 族 地 域 の 北 ワジリスタンにおいて パキスタン タリバン 運 動 (TTP)などのイスラム 過 激 派 武 装 勢 力 に 対 する 掃 討 作 戦 を 開 始 した こ の 影 響 で 6 月 のカラチ 空 港 襲 撃 11 月 のラホール 近 郊 のワガ 国 境 での 爆 弾 テロなど 軍 や 治 安 部 隊 関 係 者 だけでなく 不 特 定 多 数 を 狙 った 報 復 攻 撃 が 頻 発 し 国 際 社 会 でのパキスタンのイメージ 悪 化 につな がっている パキスタンでは 2016 年 に 南 アジア 地 域 協 力 連 合 (SAARC) 首 脳 会 議 の 開 催 が 決 定 して いる 2014 年 11 月 にネパールで 開 催 された 第 18 回 SAARC 首 脳 会 議 でシャリフ 首 相 が 自 国 開 催 を 議 長 国 として 歓 迎 する 意 向 を 表 明 しており イメージ 改 善 を 図 りたいところだ 外 交 においては インドとの 関 係 改 善 が 焦 点 だ 2014 年 10 月 には 両 軍 が 国 境 を 挟 んで 砲 撃 戦 を 展 開 したり SAARC 首 脳 会 議 開 催 中 に 両 国 が 領 有 権 を 争 うカシミール 地 方 で 武 装 勢 力 とインド 治 安 部 隊 との 銃 撃 戦 が 発 生 したりした 同 会 議 では シャリフ 首 相 とインドのモディ 首 相 は 閉 会 式 のセレモニー で 握 手 をしただけで 会 談 は 行 われず 関 係 改 善 の 兆 しはみえていない 治 安 については 日 本 の 外 務 省 の 渡 航 情 報 によると 日 系 企 業 の 多 いカラチやラホールは 引 き 続 き 渡 航 の 是 非 を 検 討 する 地 域 に 指 定 されている 日 本 人 駐 在 員 の 間 では 治 安 は 当 面 は 良 くならないとい う 見 方 が 大 勢 だ < 工 業 が 牽 引 して 経 済 は 上 向 きに> 政 府 は 2014/15 年 度 (2014 年 7 月 ~2015 年 6 月 )の 経 済 成 長 率 の 目 標 を 5.1%としている IMF による 予 測 は 4.3% アジア 開 発 銀 行 (ADB)による 予 測 は 3.9%と 政 府 目 標 と 乖 離 はあるが 前 年 度 の 実 質 経 済 成 長 率 が 4.1%だったため おおむね 経 済 は 少 し 上 向 くか またはほぼ 横 ばい 状 態 になる 見 通 しだ 産 業 別 では 工 業 が 伸 びるとみられる ADB の Asian Development Outlook によると 大 規 模 製 造 業 の 伸 び 率 が 2014 年 7~12 月 に 6.7%と 前 年 同 期 の 3 倍 になっている 民 間 信 用 は 増 加 し 財 政 赤 字 は 抑 制 気 味 で 政 策 金 利 は 2013 年 11 月 に 10%に 引 き 上 げられた 後 は 変 わらず 消 費 者 物 価 上 昇 率 もやや 落 ち 着 きそうだ 34

41 需 要 面 からみると パキスタンでは 継 続 して 流 入 する 国 外 労 働 者 による 送 金 や 低 インフレ 率 銀 行 ロ ーンの 伸 びに 支 えられて 盛 んな 民 間 消 費 が 経 済 成 長 を 牽 引 している 状 況 に 変 化 はなさそうだ 経 済 改 革 に 関 して 財 政 赤 字 削 減 の 観 点 から 電 力 料 金 の 補 助 金 支 出 削 減 の 努 力 が 求 められている 送 配 電 時 の 電 力 損 失 対 策 や 盗 電 対 策 も 求 められている 大 規 模 製 造 業 の 景 況 回 復 に 伴 う 輸 入 の 伸 びが 輸 出 の 伸 びを 上 回 り 貿 易 収 支 の 赤 字 は 拡 大 しているが 国 外 送 金 が 伸 びるため 国 際 収 支 の 黒 字 幅 は 増 加 の 方 向 にある 減 少 傾 向 だった 外 資 準 備 高 は 安 定 し 始 めた 為 替 レートはややルピー 安 の 傾 向 にあるが IMF による 支 援 が 実 行 されればルピー 高 に 反 転 する 見 通 し IMF は 2013 年 9 月 に 3 年 間 で 66 億 4,000 万 ドルの 拡 大 信 用 ファシリティー(EFF)を 承 認 し こ れまで 第 1~3 次 のレビューが 行 われ 約 5 億 5,000 万 ドルが 供 与 済 みだ 2014 年 9 月 に 第 4 次 レビュ ーが 行 われ その 結 果 が IMF 理 事 会 で 承 認 された(プレスリリース 12 月 22 日 ) 7 億 2,000 万 SDR ( 注 約 11 億 ドル)が 供 与 されるもので 同 国 経 済 に 明 るい 材 料 となる ( 注 )SDR( 特 別 引 き 出 し 権 )は 加 盟 国 の 準 備 資 産 を 補 完 する 手 段 として IMF が 創 設 した 国 際 準 備 資 産 SDR の 価 値 は 主 要 4 大 国 地 域 の 国 際 通 貨 バスケットに 基 づいて 決 められ 自 由 利 用 可 能 通 貨 と 交 換 できる ( 久 木 治 ) (パキスタン) 35

42 バングラデシュ: 国 内 需 要 が 拡 大 6% 台 の 成 長 を 維 持 2015 年 1 月 6 日 ダッカ 事 務 所 2015 年 は 前 年 に 引 き 続 き 6% 台 の 経 済 成 長 を 維 持 することが 期 待 できる 基 幹 産 業 であるアパレル 製 品 の 輸 出 は 堅 調 に 増 加 し 出 稼 ぎ 労 働 による 国 外 送 金 が 回 復 しており 国 内 需 要 は 引 き 続 き 拡 大 する 見 込 みだ インフラの 未 整 備 などの 課 題 が 足 かせとなり 投 資 は 伸 び 悩 んでいるものの インフラ 整 備 のための 政 府 支 出 の 増 加 と それに 伴 う 民 間 投 資 の 増 大 が 見 込 まれる < 過 激 なゼネストは 沈 静 化 > 政 府 は 2014/15 年 度 (2014 年 7 月 ~2015 年 6 月 )の 実 質 GDP 成 長 率 の 予 測 を 7.3%と 発 表 した 一 方 アジア 開 発 銀 行 は 6.2% IMF は 6.4%とし 前 年 度 よりも 若 干 高 い 見 通 しを 示 している 前 年 度 は 2014 年 1 月 の 総 選 挙 をめぐり 暴 力 を 伴 うハルタル(ゼネスト)が 頻 発 したため 経 済 活 動 が 停 滞 し 実 質 GDP 成 長 率 は 6.1%にとどまった しかし 2014/15 年 度 に 入 ってからは 2 期 目 を 担 うアワミ 連 盟 の 下 治 安 は 落 ち 着 きを 取 り 戻 している 依 然 幾 つかの 不 安 定 要 因 は 残 るものの 暴 力 を 伴 うハルタルは 市 民 や 財 界 からの 批 判 を 招 くため 過 激 な 抗 議 活 動 は 控 えられる 傾 向 にある 物 価 もハルタルの 沈 静 化 に 伴 い 6% 台 で 落 ち 着 きをみせている < 国 外 送 金 と 衣 料 品 輸 出 は 増 加 へ> 前 年 度 の 国 外 送 金 は 減 少 傾 向 にあった その 背 景 には 2014 年 は 中 東 諸 国 でバングラデシュ 人 の 出 稼 ぎ 労 働 者 の 雇 用 を 一 時 的 に 規 制 する 動 きや ドルに 対 する 通 貨 タカ 高 の 影 響 で 非 正 規 ルートでの 送 金 が 増 加 したと 推 測 されている しかし 前 年 度 末 からタカ 安 に 振 れはじめ 2014/15 年 度 は 回 復 基 調 になっている 国 外 送 金 の 増 加 は 都 市 部 と 農 村 部 の 購 買 力 を 底 上 げする 要 因 となりそうだ また 輸 出 の 8 割 を 占 める 衣 料 品 も 増 加 傾 向 にある 前 年 度 の 衣 料 品 布 帛 (ふはく) ニット 製 品 の 輸 出 額 は 244 億 9,188 万 ドルで 前 年 度 比 12.9% 増 となった 引 き 続 き 建 物 の 防 災 耐 震 安 全 性 人 権 や 福 利 厚 生 などワーカーの 労 働 環 境 の 整 備 など 改 善 すべき 問 題 はあるが 安 価 で 豊 富 な 労 働 力 と 裾 野 の 広 い 縫 製 産 業 を 強 みとし 衣 料 品 輸 出 大 国 としての 地 位 は 揺 るがず 堅 調 な 輸 出 が 続 く 見 通 しだ <インフラ 整 備 に 伴 う 民 間 需 要 喚 起 の 見 込 み> インフラの 未 整 備 や 電 力 不 足 など 投 資 の 阻 害 要 因 を 取 り 除 く 取 り 組 みが 進 んでいる 円 借 款 の 案 件 で は ダッカ 都 市 圏 での 都 市 高 速 鉄 道 (MRT)の 建 設 ベラマラでのコンバインドサイクル 火 力 発 電 所 の 建 設 全 国 送 電 線 網 の 整 備 マタバリでの 超 々 臨 界 圧 石 炭 火 力 発 電 所 の 建 設 などが 調 印 されている 2014 年 9 月 の 安 倍 晋 三 首 相 のバングラデシュ 訪 問 で 4~5 年 をめどに 約 60 億 ドルの 経 済 協 力 実 施 が 表 明 さ れており 今 後 もインフラ 整 備 に 伴 う 民 間 需 要 の 喚 起 が 期 待 できそうだ 36

43 ( 酒 向 奈 穂 子 ) (バングラデシュ) 37

44 オーストラリア: 資 源 輸 出 や 住 宅 市 場 が 下 支 えし 回 復 へ 2015 年 1 月 6 日 シドニー 事 務 所 連 邦 政 府 は 2014 年 12 月 資 源 価 格 が 下 落 していることや 通 貨 オーストラリア ドル( 豪 ドル) 高 の 影 響 はあるものの 豪 ドルが 安 値 に 振 れ 始 めたこと 資 源 を 中 心 とする 輸 出 の 増 加 好 調 な 住 宅 市 場 が 経 済 を 下 支 えするとの 見 方 から 2014/15 年 度 (2014 年 7 月 ~2015 年 6 月 )の GDP 成 長 率 を 5 月 の 予 算 案 発 表 時 の 2.5% 2015/16 年 度 についても 3.0%に 据 え 置 いた 日 本 韓 国 中 国 との 経 済 連 携 協 定 (EPA)/ 自 由 貿 易 協 定 (FTA)が 発 効 した 場 合 貿 易 投 資 への 波 及 効 果 はオーストラリア 経 済 を 支 える 柱 となるが 構 造 的 な 高 コスト 体 質 を 改 善 し イノベーションを 通 じた 生 産 性 向 上 や 国 際 競 争 力 の 強 化 を 図 ることも EPA/FTA の 利 益 を 取 り 込 むカギとなりそうだ < 豪 ドル 高 への 警 戒 解 かず> 2013/14 年 度 は 資 源 投 資 の 縮 小 や 価 格 下 落 の 影 響 はあるものの 資 源 分 野 が 投 資 段 階 から 生 産 段 階 に 移 行 して 輸 出 量 を 増 加 させたこと 歴 史 的 低 水 準 にある 政 策 金 利 を 背 景 とした 住 宅 需 要 の 高 まりや 住 宅 投 資 の 流 入 で GDP 成 長 率 は 2.5%と 23 ヵ 年 度 連 続 のプラス 成 長 を 達 成 したが 潜 在 成 長 率 といわ れる 3%を 下 回 った 2014/15 年 度 は 資 源 価 格 の 下 落 や 引 き 続 く 豪 ドル 高 の 影 響 で 2.5%の 成 長 率 にと どまるものの 豪 ドルが 安 値 となり 資 源 輸 出 が 好 調 なのに 加 え 住 宅 市 場 が 経 済 を 下 支 えするとの 見 方 から 2015/16 年 度 には 3.0%まで 回 復 するとの 見 通 しが 連 邦 政 府 から 発 表 されている オーストラリア 準 備 銀 行 (RBA)は 世 界 経 済 の 成 長 鈍 化 や 豪 ドル 高 への 対 応 から 2011 年 11 月 以 降 政 策 金 利 の 引 き 下 げを 実 施 し 2014 年 12 月 時 点 で 2.50%と 過 去 最 低 水 準 を 維 持 している 先 行 きにつ いて RBA は 豪 ドル 高 を 懸 念 するスタンスをやや 弱 めているものの 依 然 として 実 体 経 済 から 想 定 さ れる 豪 ドルの 水 準 を 上 回 っているとして 警 戒 を 解 いておらず 今 後 の 経 済 成 長 や 需 要 喚 起 の 観 点 から 低 金 利 政 策 を 当 面 維 持 するとの 認 識 を 示 している < 貿 易 赤 字 はしばらく 続 くとの 見 方 も> オーストラリア 統 計 局 (ABS)によると 2013/14 年 度 の 貿 易 サービス 収 支 は 62 億 3,100 万 豪 ド ル( 約 6,231 億 円 1 豪 ドル= 約 100 円 )の 赤 字 となったものの 鉄 鉱 石 石 炭 の 輸 出 の 増 加 によって 赤 字 幅 は 2012/13 年 度 の 193 億 2,500 万 豪 ドルから 大 きく 縮 小 した 内 訳 をみると 財 の 収 支 が 70 億 6,800 万 豪 ドルの 黒 字 となる 一 方 で サービス 収 支 は 132 億 9,900 万 豪 ドルと 10 ヵ 年 度 連 続 の 赤 字 になった 月 次 の 動 向 をみると 財 の 収 支 が 鉄 鉱 石 石 炭 の 輸 出 量 の 増 加 を 背 景 に 2013 年 8 月 以 降 黒 字 幅 を 拡 大 させたことから 2014 年 に 入 って 貿 易 サービス 収 支 は 黒 字 に 転 じたが 4 月 以 降 鉄 鉱 石 をはじめとする 資 源 価 格 の 下 落 から 財 収 支 は 赤 字 に 転 じ その 結 果 貿 易 サービス 収 支 も 赤 字 に 転 じ ている 専 門 家 は 資 源 価 格 の 下 落 によって 貿 易 赤 字 はしばらく 続 くとみているが 鉄 鉱 石 の 輸 出 の 増 加 や 2015 年 に 本 格 化 する 天 然 ガス 輸 出 によって 中 期 的 には 純 輸 出 が 経 済 成 長 に 寄 与 すると 指 摘 している 資 源 投 資 の 縮 小 によって 資 本 財 輸 入 が 減 少 することで 貿 易 収 支 は 今 後 リバランスしていくとの 認 識 を 示 し ている 38

45 < 経 済 の 先 行 きには 不 透 明 感 も> 保 守 連 合 ( 自 由 党 国 民 党 ) 政 権 は 2013 年 9 月 の 連 邦 議 会 選 挙 の 主 な 選 挙 公 約 だった 炭 素 課 金 制 度 (いわゆる 炭 素 税 ) 鉱 物 資 源 利 用 税 の 資 源 関 連 税 を 廃 止 した また 日 本 韓 国 中 国 との 2 国 間 FTA( 日 本 については EPA)についても 韓 国 とは 2014 年 4 月 日 本 とは 2014 年 7 月 に 署 名 し 中 国 とは 2014 年 11 月 に 妥 結 に 至 るなど 今 後 のビジネス 活 性 化 に 向 けた 環 境 が 整 いつつある こうした 中 国 内 経 済 は 低 金 利 政 策 による 効 果 が 消 費 部 門 に 表 れているといわれているが 足 元 では 過 熱 気 味 だった 住 宅 ブームは 落 ち 着 きつつある 雇 用 情 勢 をみると 求 人 広 告 件 数 は 増 加 傾 向 にあるも のの 失 業 率 は 10 年 来 の 高 水 準 まで 悪 化 賃 金 の 伸 びも 緩 やかなものとなるなど 経 済 指 標 によって は 推 移 にばらつきがみられている 資 源 価 格 の 下 落 を 生 産 量 の 増 加 によって 相 殺 する 動 きがみられるが さらなる 資 源 価 格 の 下 落 が 資 源 関 連 企 業 の 利 益 を 圧 迫 するなど オーストラリア 経 済 の 先 行 きは 不 透 明 感 を 増 しつつあり 資 源 部 門 が 下 支 えする 底 堅 い 経 済 に 暗 い 影 を 落 としている 2014 年 12 月 15 日 に 発 表 された 中 間 経 済 財 政 見 通 し では 経 済 見 通 しは 2014/15 年 度 予 算 案 で 示 された 見 通 しを 維 持 したものの 資 源 価 格 の 下 落 の 影 響 による 歳 入 減 などから 資 産 売 却 を 含 めた 発 生 ベースの 財 政 収 支 は 予 算 案 の 見 通 し(259 億 豪 ドル)よりも 約 140 億 豪 ドル 多 い 398 億 豪 ドルに 拡 大 するとの 見 方 を 明 らかにした 39

46 ( 平 木 忠 義 ) (オーストラリア) 40

47 ニュージーランド: 内 需 拡 大 の 後 押 しで 3.4% 成 長 見 込 む 2015 年 1 月 15 日 アジア 大 洋 州 課 オークランド 事 務 所 ニュージーランド 経 済 は 内 需 の 拡 大 に 後 押 しされ 成 長 ペースを 維 持 している 政 府 が 2014 年 12 月 16 日 に 公 表 した 2014 年 度 経 済 財 政 中 間 報 告 見 直 し によると 2014 年 度 (2014 年 4 月 ~2015 年 3 月 )の 実 質 GDP 成 長 率 は 3.5%と 前 年 度 実 績 と 比 べて 0.3 ポイント 伸 びる 見 通 し 2015 年 度 は 3.4%と 前 年 度 とほぼ 横 ばいの 見 込 みだ < 住 宅 投 資 は 2 桁 の 伸 び> 政 府 は 予 算 案 とともに 毎 年 5 月 に 発 表 している 中 期 経 済 見 通 しを 12 月 に 見 直 して 発 表 している 2014 年 12 月 16 日 に 発 表 した 2014 年 度 経 済 財 政 中 間 報 告 見 直 し で 2014 年 度 の 実 質 GDP 成 長 率 を 3.5%と 5 月 の 予 算 発 表 時 の 見 通 しの 3.0%から 0.5 ポイント 引 き 上 げた 2013 年 12 月 に 示 した 2014 年 度 の 成 長 率 見 通 しは 2.7%だったので 見 直 しのたびに 上 方 修 正 されている 2015 年 度 については 3.4%の 見 通 しで 2014 年 度 と 比 べほぼ 横 ばいとなっている 経 済 成 長 の 伸 びを 牽 引 しているのは カンタベリー 地 震 からの 復 興 需 要 に 支 えられた 投 資 活 動 で 2014 年 の 実 質 GDP の 支 出 項 目 別 の 伸 びをみると 国 内 総 固 定 資 本 形 成 は 8.2%と 他 の 項 目 に 比 べて 圧 倒 的 に 高 い その 内 訳 をみると 2013 年 度 に 前 年 度 比 17.0% 増 に 達 した 住 宅 投 資 が 2014 年 度 は 15.3% 増 2015 年 度 も 12.2% 増 と 2 桁 の 伸 びで 推 移 する 見 通 しで しばらくはニュージーランド 経 済 を 牽 引 することになりそうだ また 証 券 投 資 も 堅 調 に 推 移 し 2016 年 度 まで 6~7% 程 度 の 伸 びが 期 待 でき そうだ このほか 民 間 消 費 も 2017 年 度 まで 3% 超 の 伸 びが 続 くと 予 測 されている 移 民 流 入 の 拡 大 により 人 口 の 増 加 が 続 き 家 計 の 需 要 が 高 まっていることが 背 景 にある 経 済 の 好 調 が 続 く 中 消 費 者 物 価 の 上 昇 が 懸 念 されてきた 2014 年 度 の 消 費 者 物 価 指 数 上 昇 率 は 1.3%と 前 年 度 の 1.5%から 低 下 する 見 通 しだが 2015 年 度 以 降 しばらくは 2% 程 度 で 安 定 して 推 移 するとみられている ニュージーランド 準 備 銀 行 (RBNZ)はインフレ 率 を 1~3%に 維 持 することを 政 策 目 標 としており 2014 年 はインフレへの 警 戒 感 から 政 策 金 利 の 段 階 的 な 引 き 上 げを 進 めた < 通 貨 高 の 是 正 が 輸 出 回 復 のカギ> ニュージーランド 経 済 の 懸 念 材 料 としては 自 国 通 貨 高 が 挙 げられる RBNZ は 2014 年 7 月 以 来 総 裁 が 会 見 を 開 くたびに ニュージーランド ドル 高 は 不 当 で 持 続 性 がない と 表 明 してきた 輸 出 収 入 が 低 迷 する 一 方 で 輸 入 は 促 進 され 貿 易 財 の 国 内 生 産 を 縮 小 させている ニュージーランドの 輸 出 の 3 割 程 度 を 占 める 乳 製 品 の 価 格 低 迷 も 懸 念 材 料 だ 今 後 為 替 相 場 の 調 整 が 進 んでいくとみられるが 状 況 が 改 善 していかなければ 輸 出 に 逆 風 が 吹 き 続 けることにもなる このような 状 況 下 2014 年 11 月 に 交 渉 が 妥 結 した 韓 国 との 自 由 貿 易 協 定 (FTA)などは 輸 出 拡 大 につながる 明 るい 材 料 だ 韓 国 側 の 関 税 引 き 下 げ 撤 廃 により 農 畜 産 品 などの 輸 出 拡 大 への 期 待 が 高 まっている 2013 年 度 に 前 年 度 比 0.3% 増 にとどまった 財 貨 サービスの 輸 出 は 回 復 し 2016 年 度 には 3.5%に 達 すると 予 想 されている 41

添 付 資 料 の 目 次 1. 当 四 半 期 決 算 に 関 する 定 性 的 情 報 2 (1) 経 営 成 績 に 関 する 説 明 2 (2) 財 政 状 態 に 関 する 説 明 2 (3) 連 結 業 績 予 想 などの 将 来 予 測 情 報 に 関 する 説 明 2 2.サマリー 情 報 ( 注 記 事 項 )に 関 する 事 項 3 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間

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