Transcription

1 2016 年 3 月 期 連 結 決 算 情 報 [ 米 国 会 計 基 準 ] 2016 年 4 月 28 日 TDK 株 式 会 社 問 合 せ 先 : 広 報 グループ TEL 03(6852)7102 ( 単 位 : 百 万 円,%) 期 前 期 ( ~ ) 当 期 ( ~ ) 増 減 科 目 金 額 売 上 高 比 金 額 売 上 高 比 金 額 増 減 率 売 上 高 1,082, ,152, ,695 営 業 利 益 72, , ,955 税 引 前 当 期 純 利 益 74, , ,322 当 社 株 主 に 帰 属 す る 当 期 純 利 益 49, , , 株 当 たり 当 社 株 主 に 帰 属 する 当 期 純 利 益 : - 基 本 392 円 78 銭 514 円 23 銭 - 希 薄 化 後 377 円 98 銭 504 円 66 銭 固 定 資 産 の 取 得 102, ,674-58, 減 価 償 却 費 80, , , 研 究 開 発 費 70, , , 金 融 収 支 1,083-1, 海 外 生 産 比 率 87.9% % - 従 業 員 数 88,076 人 - 91,648 人 - A

2

3

4 [ 目 次 ] 1. 経 営 成 績 (1) 経 営 成 績 に 関 する 分 析 P.2 (2) 財 政 状 態 に 関 する 分 析 P.6 (3) 利 益 配 分 に 関 する 基 本 方 針 及 び 当 期 次 期 の 配 当 P.7 2. 経 営 方 針 (1) 会 社 の 経 営 の 基 本 方 針 P.8 (2) 目 標 とする 経 営 指 標 P.8 (3) 中 長 期 的 な 会 社 の 経 営 戦 略 P.8 (4) 会 社 の 対 処 すべき 課 題 P.9 3. 会 計 基 準 の 選 択 に 関 する 基 本 的 な 考 え 方 P.9 4. 連 結 財 務 諸 表 等 (1) 連 結 貸 借 対 照 表 P.10 (2) 連 結 損 益 計 算 書 及 び 連 結 包 括 利 益 計 算 書 P.11 (3) 連 結 資 本 勘 定 計 算 書 P.12 (4) 連 結 キャッシュ フロー 計 算 書 P.13 (5) 継 続 企 業 の 前 提 に 関 する 注 記 P.14 (6) 連 結 財 務 諸 表 作 成 のための 基 本 となる 重 要 な 事 項 P.14 (7) セグメント 情 報 P.15 (8) 有 価 証 券 の 時 価 等 P.16 (9) デリバティブ 取 引 の 契 約 額 時 価 等 P.16 (10) 1 株 当 たり 情 報 P.17 (11) 重 要 な 後 発 事 象 P.17 (12) 連 結 補 足 資 料 P.18 1

5 定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 経 営 成 績 (1) 経 営 成 績 に 関 する 分 析 2016 年 3 月 31 日 に 終 了 しました 2016 年 3 月 期 (2015 年 4 月 1 日 から 2016 年 3 月 31 日 まで)の 連 結 業 績 は 次 のとおりです 当 期 における 世 界 経 済 は 原 油 価 格 の 下 落 や 為 替 の 変 動 が 見 られた 中 でも 米 国 や 欧 州 等 の 先 進 国 やアジ ア 地 域 の 成 長 により 全 体 では 緩 やかな 回 復 基 調 を 維 持 しました しかしながら 中 国 を 中 心 とした 新 興 国 経 済 の 成 長 には 減 速 感 も 見 られ 始 め その 影 響 が 先 進 国 経 済 にも 波 及 し 始 めました 原 油 安 や 新 興 国 経 済 の 減 速 が 継 続 しており 企 業 や 消 費 者 心 理 の 悪 化 等 により 世 界 経 済 が 下 振 れするリスクが 強 まってきておりま す 当 社 の 連 結 業 績 に 影 響 を 与 えるエレクトロニクス 市 場 を 概 観 しますと その 生 産 水 準 はセット 製 品 ( 最 終 財 )により 異 なっております スマートフォンの 生 産 は 中 国 市 場 においても 引 き 続 き 需 要 が 拡 大 したこと により 前 期 の 水 準 を 上 回 りました 自 動 車 の 生 産 は 米 国 での 堅 調 な 販 売 に 支 えられ 前 期 に 比 べ 若 干 増 加 しました 一 方 パソコンの 生 産 は Windows XP サポート 終 了 に 伴 う 買 い 替 え 需 要 が 底 堅 く 推 移 した 前 期 に 比 べ 減 少 しました また ハードディスクドライブ(HDD)の 生 産 も データセンター 向 けの 需 要 は 底 堅 く 推 移 しているものの パソコンの 需 要 減 やパソコン 内 部 のHDDからソリッドステートドライブ(S SD)への 置 換 えが 進 んだ 影 響 を 受 け 前 期 に 比 べ 大 幅 に 下 回 って 推 移 しました このような 経 営 環 境 の 中 当 社 の 連 結 業 績 は 次 のとおりとなりました ( 単 位 : 百 万 円,%) 期 前 期 当 期 ( ~ ) ( ~ ) 増 減 科 目 金 額 売 上 高 比 金 額 売 上 高 比 金 額 増 減 率 売 上 高 1,082, ,152, , 営 業 利 益 72, , , 税 引 前 当 期 純 利 益 74, , , 当 社 株 主 に 帰 属 す る 当 期 純 利 益 49, , , 株 当 たり 当 社 株 主 に 帰 属 する 当 期 純 利 益 : - 基 本 392 円 78 銭 514 円 23 銭 - 希 薄 化 後 377 円 98 銭 504 円 66 銭 当 期 における 対 米 ドル 及 びユーロの 期 中 平 均 為 替 レートは 120 円 13 銭 及 び 132 円 67 銭 と 前 期 に 比 べ 対 米 ドルで 9.4%の 円 安 対 ユーロで 4.5%の 円 高 となりました この 為 替 変 動 により 約 853 億 円 の 増 収 営 業 利 益 で 約 173 億 円 の 増 益 となりました 2

6 < 製 品 別 売 上 高 の 概 況 > ( 単 位 : 百 万 円,%) 前 期 当 期 期 ( ~ ) ( ~ ) 増 減 コ 製 品 区 分 ン デ ン サ 金 額 148,960 構 成 比 13.8 金 額 150,402 構 成 比 13.1 金 額 1,442 増 減 率 1.0 インダクティブデバイス 147, , , そ の 他 受 動 部 品 235, , , 受 動 部 品 計 531, , , 記 録 デ バ イ ス 260, , , その 他 磁 気 応 用 製 品 102, , , 磁 気 応 用 製 品 計 363, , , フ ィ ル ム 応 用 製 品 151, , , そ の 他 35, , , 合 計 1,082, ,152, , 海 外 売 上 高 ( 内 数 ) 989, ,061, , ( 注 ) 組 織 変 更 により 当 期 首 から インダクティブデバイス その 他 受 動 部 品 その 他 磁 気 応 用 製 品 のそれぞれ 一 部 製 品 を 報 告 セグメントに 属 さない その 他 に 区 分 変 更 しております これに 伴 い 前 期 の 数 値 についても 変 更 後 の 区 分 にあわせて 組 替 えております (1) 受 動 部 品 セグメント 当 セグメントは 1コンデンサ 事 業 2インダクティブデバイス 事 業 3その 他 受 動 部 品 で 構 成 され 売 上 高 は 5,757 億 46 百 万 円 ( 前 期 5,319 億 98 百 万 円 前 期 比 8.2% 増 )となりました コンデンサ 事 業 は セラミックコンデンサ アルミ 電 解 コンデンサ 及 びフィルムコンデンサから 構 成 さ れ 売 上 高 は 1,504 億 2 百 万 円 ( 前 期 1,489 億 60 百 万 円 前 期 比 1.0% 増 )となりました セラミック コンデンサの 販 売 は 自 動 車 市 場 向 けで 増 加 し アルミ 電 解 コンデンサ 及 びフィルムコンデンサの 販 売 も 自 動 車 市 場 向 けで 増 加 しました インダクティブデバイス 事 業 の 売 上 高 は 1,492 億 29 百 万 円 ( 前 期 1,472 億 82 百 万 円 前 期 比 1.3% 増 )となりました 自 動 車 市 場 向 けの 販 売 が 増 加 しました その 他 受 動 部 品 は 高 周 波 部 品 圧 電 材 料 部 品 回 路 保 護 部 品 及 びセンサで 構 成 されており 売 上 高 は 2,761 億 15 百 万 円 ( 前 期 2,357 億 56 百 万 円 前 期 比 17.1% 増 )となりました 高 周 波 部 品 の 販 売 は I CT( 情 報 通 信 技 術 ) 市 場 向 けで 大 幅 に 増 加 しました 圧 電 材 料 部 品 回 路 保 護 部 品 の 販 売 は ICT 市 場 向 けで 増 加 しました センサの 販 売 は 自 動 車 市 場 及 び 産 業 機 器 市 場 向 けで 増 加 しました (2) 磁 気 応 用 製 品 セグメント 当 セグメントは 1 記 録 デバイス 事 業 2その 他 磁 気 応 用 製 品 で 構 成 され 売 上 高 は 3,153 億 22 百 万 円 ( 前 期 3,633 億 47 百 万 円 前 期 比 13.2% 減 )となりました 記 録 デバイス 事 業 は 主 にHDD 用 ヘッドとHDD 用 サスペンションから 構 成 され 売 上 高 は 2,198 億 36 百 万 円 ( 前 期 2,605 億 6 百 万 円 前 期 比 15.6% 減 )となりました HDD 用 ヘッド 及 びHDD 用 サスペ ンションの 販 売 は HDD 生 産 水 準 が 低 調 に 推 移 したことにより 減 少 しました その 他 磁 気 応 用 製 品 は 電 源 及 びマグネットで 構 成 されており 売 上 高 は 954 億 86 百 万 円 ( 前 期 1,028 億 41 百 万 円 前 期 比 7.2% 減 )となりました 電 源 の 販 売 は 産 業 機 器 市 場 向 けで 増 加 しました 一 方 マグネットの 販 売 は 自 動 車 市 場 及 びICT 市 場 向 け(HDD 向 け)で 減 少 しました 3

7 (3)フィルム 応 用 製 品 セグメント 当 セグメントは エナジーデバイス( 二 次 電 池 ) 及 びアプライドフィルムで 構 成 され 売 上 高 は 2,223 億 59 百 万 円 ( 前 期 1,512 億 75 百 万 円 前 期 比 47.0% 増 )となりました エナジーデバイスの 販 売 は ICT 市 場 向 けで 大 幅 に 増 加 しました (4)その 他 その 他 は メカトロニクス( 製 造 設 備 ) 等 で 構 成 され 売 上 高 は 388 億 28 百 万 円 ( 前 期 359 億 40 百 万 円 前 期 比 8.0% 増 )となりました なお 上 記 3 つの 報 告 セグメント 及 びそれらに 属 さない その 他 の 区 分 を 構 成 する 主 な 事 業 は 下 記 の とおりです 区 分 受 動 部 品 磁 気 応 用 製 品 フィルム 応 用 製 品 その 他 構 成 する 主 な 事 業 セラミックコンデンサ アルミ 電 解 コンデンサ フィルムコンデンサ インダクティブデバイス(コイル フェライトコア トランス) 高 周 波 部 品 圧 電 材 料 部 品 回 路 保 護 部 品 センサ HDD 用 ヘッド HDD 用 サスペンション 電 源 マグネット エナジーデバイス( 二 次 電 池 ) アプライドフィルム メカトロニクス( 製 造 設 備 ) 等 < 海 外 売 上 高 の 概 況 > 海 外 売 上 高 の 合 計 は 前 期 の 9,893 億 48 百 万 円 から 7.3% 増 の 1 兆 612 億 3 百 万 円 となり 連 結 売 上 高 に 対 する 海 外 売 上 高 の 比 率 は 前 期 の 91.4%から 0.7 ポイント 増 加 し 92.1%となりました 詳 細 につい ては 18 ページの 連 結 補 足 資 料 をご 参 照 ください 4

8 <2017 年 3 月 期 の 連 結 見 通 し> 2017 年 3 月 期 の 連 結 業 績 見 通 し 固 定 資 産 の 取 得 減 価 償 却 費 研 究 開 発 費 の 見 通 しは 次 のとおりです ( 単 位 : 百 万 円,%) 期 2017 年 3 月 期 予 想 2016 年 3 月 期 実 績 2016 年 3 月 期 対 比 増 減 2016 年 4 月 発 表 科 目 金 額 金 額 売 上 高 1,160,000 1,152,255 営 業 利 益 74,000 93,414 税 引 前 当 期 純 利 益 73,000 91,839 当 社 株 主 に 帰 属 する 当 期 純 利 益 50,000 64,828 金 額 増 減 率 (%) 7, , , , 固 定 資 産 の 取 得 200, ,674 39, 減 価 償 却 費 95,000 83,224 11, 研 究 開 発 費 90,000 84,920 5, ( 為 替 の 前 提 ) * 通 期 の 平 均 為 替 レートは 対 米 ドル 110 円 対 ユーロ 125 円 を 想 定 しております 将 来 に 関 する 記 述 についての 注 意 事 項 この 資 料 には 当 社 または 当 社 グループ( 以 下 TDKグループといいます )に 関 する 業 績 見 通 し 計 画 方 針 経 営 戦 略 目 標 予 定 認 識 評 価 等 といった 将 来 に 関 する 記 述 があります これらの 将 来 に 関 する 記 述 は TDKグループが 現 在 入 手 している 情 報 に 基 づく 予 測 期 待 想 定 計 画 認 識 評 価 等 を 基 礎 として 作 成 しているものであり 既 知 または 未 知 のリスク 不 確 実 性 その 他 の 要 因 を 含 んでいるものです 従 って これらのリスク 不 確 実 性 その 他 の 要 因 による 影 響 を 受 けることがあるため TD Kグループの 将 来 の 実 績 経 営 成 績 財 務 状 態 が 将 来 に 関 する 記 述 に 明 示 的 または 黙 示 的 に 示 された 内 容 と 大 幅 に 異 なったものと なる 恐 れもあります また TDKグループはこの 資 料 を 発 行 した 後 は 適 用 法 令 の 要 件 に 服 する 場 合 を 除 き 将 来 に 関 する 記 述 を 更 新 または 修 正 して 公 表 する 義 務 を 負 うものではありません TDKグループの 主 たる 事 業 活 動 領 域 であるエレクトロニクス 市 場 は 常 に 急 激 な 変 化 に 晒 されています TDKグループに 重 大 な 影 響 を 与 え 得 る 上 記 のリスク 不 確 実 性 その 他 の 要 因 の 例 として 技 術 の 進 化 需 要 価 格 金 利 為 替 の 変 動 経 済 環 境 競 合 条 件 の 変 化 法 令 の 変 更 等 があります なお かかるリスクや 要 因 はこれらの 事 項 に 限 られるものではありません 5

9 (2) 財 政 状 態 に 関 する 分 析 (1) 当 期 末 の 資 産 負 債 及 び 株 主 資 本 の 状 況 総 資 産 1 兆 4,505 億 85 百 万 円 ( 前 期 末 比 3.3% 増 ) 株 主 資 本 6,753 億 61 百 万 円 ( 同 8.6% 減 ) 株 主 資 本 比 率 46.6% ( 同 6.0 ポイント 減 ) 当 期 末 の 資 産 は 前 期 末 と 比 較 して 463 億 3 百 万 円 増 加 しました 手 元 流 動 性 ( 現 金 及 び 現 金 同 等 物 短 期 投 資 有 価 証 券 )が 209 億 36 百 万 円 増 加 しました 売 上 債 権 が 118 億 71 百 万 円 減 少 した 一 方 有 形 固 定 資 産 が 603 億 85 百 万 円 増 加 しました 負 債 は 前 期 末 と 比 較 して 1,196 億 77 百 万 円 増 加 しました 短 期 借 入 債 務 及 び 一 年 以 内 返 済 予 定 の 長 期 借 入 債 務 が 580 億 62 百 万 円 未 払 退 職 年 金 費 用 が 414 億 49 百 万 円 それぞれ 増 加 しました 純 資 産 のうち 株 主 資 本 は 前 期 末 と 比 較 して 635 億 円 減 少 しました その 他 の 利 益 剰 余 金 が 463 億 49 百 万 円 増 加 した 一 方 外 貨 換 算 調 整 額 及 び 年 金 債 務 調 整 額 が 減 少 した 結 果 その 他 の 包 括 利 益 ( 損 失 ) 累 計 額 が 964 億 3 百 万 円 減 少 しました (2) 当 期 のキャッシュ フローの 状 況 ( 単 位 : 百 万 円 ) 前 期 当 期 増 減 営 業 活 動 によるキャッシュ フロー 142, ,563 8,713 投 資 活 動 によるキャッシュ フロー 127, ,585 13,273 財 務 活 動 によるキャッシュ フロー 35,243 29,305 64,548 為 替 変 動 の 影 響 額 33,961 19,919 53,880 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 増 加 14,256 20,364 6,108 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 首 残 高 250, ,104 14,256 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高 265, ,468 20,364 * 営 業 活 動 によって 得 たキャッシュ フローは 1,515 億 63 百 万 円 となり 前 年 同 期 比 87 億 13 百 万 円 増 加 しました 主 な 増 加 要 因 は 当 期 純 利 益 及 び 仕 入 債 務 の 増 加 です * 投 資 活 動 に 使 用 したキャッシュ フローは 1,405 億 85 百 万 円 となり 前 年 同 期 比 132 億 73 百 万 円 増 加 しました 主 な 増 加 要 因 は 固 定 資 産 の 取 得 の 増 加 です * 財 務 活 動 によって 得 たキャッシュ フローは 293 億 5 百 万 円 となり 前 年 同 期 の 財 務 活 動 に 使 用 したキャッシュ フローとの 差 は 645 億 48 百 万 円 となりました これは 主 に 短 期 借 入 債 務 の 増 加 によるものです 6

10 (3) キャッシュ フロー 指 標 のトレンド 2013 年 3 月 期 2014 年 3 月 期 2015 年 3 月 期 2016 年 3 月 期 1 株 主 資 本 比 率 (%) 時 価 ベースの 株 主 資 本 比 率 (%) キャッシュ フロー 対 有 利 子 負 債 比 率 ( 年 ) インタレスト カバレッジ レシオ( 倍 ) [ 注 ] 1 株 主 資 本 比 率 = 株 主 資 本 総 資 産 2 時 価 ベースの 株 主 資 本 比 率 = 株 式 時 価 総 額 (*1) 総 資 産 *1 株 式 時 価 総 額 = 期 末 株 価 終 値 ( 東 証 ) 期 末 発 行 済 株 式 数 ( 自 己 株 式 控 除 後 ) 3 キャッシュ フロー 対 有 利 子 負 債 比 率 = 有 利 子 負 債 (*2) 営 業 活 動 によるキャッシュ フロー(*3) *2 有 利 子 負 債 : 連 結 貸 借 対 照 表 上 の 短 期 借 入 債 務 一 年 以 内 返 済 予 定 の 長 期 借 入 債 務 及 び 長 期 借 入 債 務 *3 営 業 活 動 によるキャッシュ フロー : 連 結 キャッシュ フロー 表 上 の 営 業 活 動 による 純 現 金 収 入 4 インタレスト カバレッジ レシオ = 営 業 活 動 によるキャッシュ フロー 利 払 い(*4) *4 利 払 い : 連 結 損 益 計 算 書 上 の 支 払 利 息 (3) 利 益 配 分 に 関 する 基 本 方 針 及 び 当 期 次 期 の 配 当 当 社 は 長 期 的 な 企 業 価 値 の 拡 大 を 実 現 することが 株 主 価 値 の 拡 大 に 繋 がるとの 認 識 の 下 1 株 当 たり 利 益 の 成 長 を 通 じて 配 当 の 安 定 的 な 増 加 に 努 めることを 基 本 方 針 としております そのため エレクトロニ クス 市 場 における 急 速 な 技 術 革 新 に 的 確 に 対 応 すべく 重 点 分 野 の 新 製 品 や 新 技 術 を 中 心 に 成 長 へ 向 けた 積 極 的 な 投 資 を 行 うことで 長 期 的 な 企 業 価 値 の 拡 大 を 目 指 してまいります したがいまして 当 社 は 実 現 した 利 益 を 事 業 活 動 へ 積 極 的 に 再 投 資 した 上 で 連 結 ベースの 株 主 資 本 利 益 率 (ROE)や 株 主 資 本 配 当 率 (DOE)の 水 準 事 業 環 境 の 変 化 等 を 総 合 的 に 勘 案 して 配 当 を 行 うことといたします 当 期 末 の 1 株 当 たり 配 当 金 は 1 株 につき 60 円 とさせていただく 予 定 (2016 年 6 月 29 日 定 時 株 主 総 会 に 議 案 上 程 )です 当 期 の 年 間 配 当 金 は 昨 年 12 月 に 実 施 済 みの 中 間 配 当 金 60 円 と 合 わせ 年 120 円 となる 予 定 です 2017 年 3 月 期 の 1 株 当 たり 配 当 金 は 中 間 配 当 金 60 円 期 末 配 当 金 60 円 を 予 定 しております ( 単 位 : 円 ) 2017 年 3 月 期 見 通 し 2016 年 3 月 期 実 績 と 見 通 し 中 間 配 当 ( 実 績 ) 期 末 配 当 ( 見 通 し) 年 間 配 当 ( 見 通 し)

11 2. 経 営 方 針 (1) 会 社 の 経 営 の 基 本 方 針 当 社 は 世 界 初 の 磁 性 材 料 フェライトの 工 業 化 を 目 的 として 1935 年 ( 昭 和 10 年 )に 設 立 され 創 造 に よって 文 化 産 業 に 貢 献 する という 創 業 の 精 神 に 基 づき 受 動 部 品 磁 気 応 用 製 品 及 びフィルム 応 用 製 品 等 の 製 品 の 研 究 開 発 と 商 品 化 に 取 り 組 んでおります 今 後 も 活 力 あふれる 会 社 であり 続 けるために 常 に 新 しい 発 想 とたゆまぬチャレンジ 精 神 によって 株 主 顧 客 取 引 先 従 業 員 地 域 社 会 というすべてのステークホルダーに より 高 い 企 業 価 値 を 提 供 し 続 ける 企 業 でなければならないと 考 えております (2) 目 標 とする 経 営 指 標 当 社 グループは 経 営 の 基 本 方 針 を 具 現 化 してゆくため 具 体 的 に 次 の 項 目 を 指 標 として 事 業 活 動 を 展 開 しております ( 基 本 となる 重 要 な 経 営 指 標 ) * TVA(TDK Value Added) TVA は 事 業 活 動 によって 企 業 が 新 たに 創 造 した 付 加 価 値 を 計 る 指 標 であり 経 営 上 の 重 要 な 判 断 指 標 と して 採 用 しております TVA とは 投 下 資 本 に 見 合 った 収 益 状 況 を 示 す 当 社 グループ 独 自 の 付 加 価 値 指 標 で 利 払 前 税 引 後 利 益 と 資 本 コスト( 株 主 資 本 + 有 利 子 負 債 )を 比 較 する 指 標 です ( 環 境 を 管 理 する 指 標 ) * 二 酸 化 炭 素 排 出 量 削 減 目 標 当 社 グループが 地 球 環 境 との 共 生 を 推 進 するための 環 境 活 動 における 行 動 計 画 として 二 酸 化 炭 素 排 出 量 の 削 減 目 標 を 設 定 しております (3) 中 長 期 的 な 会 社 の 経 営 戦 略 当 社 グループは 2016 年 3 月 期 を 初 年 度 とする 中 期 3 か 年 計 画 を 策 定 し 持 続 的 な 成 長 による 企 業 価 値 のさらなる 拡 大 を 目 指 します グループの 連 携 を 進 化 させ さらなる 成 長 を 実 現 する という 基 本 方 針 のもとに 高 い 技 術 力 に 基 づく ゼロディフェクト 品 質 ( 不 良 品 ゼロ) を 追 求 するとともに スピー ド 経 営 による 真 のグローバル 化 を 推 進 してまいります 事 業 に 関 しましては 受 動 部 品 磁 気 応 用 製 品 フィルム 応 用 製 品 の 3 つのセグメントに 続 く 新 規 事 業 による 売 上 拡 大 を 加 速 し 収 益 性 を 向 上 してまいります 重 点 事 業 に 対 する 投 資 に 加 え 新 製 品 開 発 新 規 事 業 へ 効 率 的 に 投 資 を 実 施 しながら 中 期 的 には 営 業 利 益 率 10% 以 上 ROE10% 以 上 を 達 成 すること を 目 標 としてまいります 一 方 株 主 還 元 につきましては こうした 投 資 による 効 果 を 発 現 することで 一 株 当 たりの 成 長 を 通 じた 安 定 的 な 配 当 を 継 続 する 方 針 です また 持 続 的 な 成 長 と 中 長 期 的 な 企 業 価 値 の 向 上 を 目 的 に 2015 年 6 月 から 上 場 会 社 に 適 用 された コ ーポレートガバナンス コード を 受 け 当 社 グループは 適 切 な 情 報 開 示 と 透 明 性 の 確 保 に 努 め 取 締 役 会 の 役 割 責 務 を 適 切 に 果 たすとともに 株 主 及 び 投 資 家 との 建 設 的 なエンゲージメント( 対 話 )をさ らに 活 性 化 させてまいります 2015 年 12 月 に 当 社 は 創 立 80 周 年 を 迎 えました これを 機 に グループを 構 成 する 一 人 ひとりが 今 一 度 創 造 によって 文 化 産 業 に 貢 献 する という 創 業 の 精 神 に 立 ち 返 るとともに 成 長 のために 挑 戦 し 続 ける 風 土 の 醸 成 に 取 り 組 んでまいります 8

12 (4) 会 社 の 対 処 すべき 課 題 世 界 経 済 は 中 国 の 成 長 鈍 化 や 原 油 価 格 の 下 落 による 資 源 国 経 済 の 落 ち 込 みといった 懸 念 を 抱 えながら も 米 国 経 済 の 拡 大 を 背 景 に 全 体 としては 緩 やかな 回 復 基 調 にあります 自 動 車 やスマートフォン 等 のエ レクトロニクス 市 場 も 概 ね 堅 調 に 市 場 拡 大 が 進 んでいる 一 方 で 製 品 の 高 機 能 化 や 薄 型 化 安 全 性 水 準 の 高 度 化 が 進 んでおります そうした 中 特 に 車 載 用 をはじめとする 電 子 部 品 の 品 質 性 能 に 対 するお 客 様 からの 要 求 水 準 が 益 々 高 まってきております このような 現 状 を 踏 まえ 当 社 グループではゼロディフェクト 品 質 の 早 期 実 現 を 重 要 な 課 題 として 捉 え ております 材 料 から 製 造 までを 一 元 管 理 した 生 産 プロセスのさらなる 強 化 を 推 進 してまいります また 並 行 して 品 質 向 上 調 達 エネルギー 効 率 の 革 新 コスト 低 減 を 3 本 の 柱 としたモノづくり 改 革 を 加 速 し てまいります 中 期 3 か 年 計 画 初 年 度 においては 自 動 車 ICT 産 業 機 器 エネルギーの3 分 野 における 柱 事 業 と して 位 置 付 けた 5 事 業 (インダクティブデバイス 高 周 波 部 品 圧 電 材 料 部 品 記 録 デバイス(HDDヘ ッド) エナジーデバイス( 二 次 電 池 ))の 成 長 戦 略 を 推 進 してまいりました 今 後 は クアルコム 社 との 協 業 体 制 の 強 化 ミクロナス 社 の 買 収 等 により 戦 略 成 長 製 品 (センサ アクチュエータ エネルギーユ ニット 次 世 代 電 子 部 品 )の 拡 大 を 加 速 し IoT 市 場 における 事 業 機 会 の 獲 得 を 目 指 してまいります また 柱 事 業 の 一 つである 記 録 デバイス(HDDヘッド) 事 業 は パソコンの 需 要 減 SSDへの 置 換 等 によるHDD 市 場 縮 小 の 影 響 を 受 け 厳 しい 事 業 運 営 を 強 いられることが 見 込 まれます 自 社 の 生 産 規 模 の 適 正 化 および 先 端 技 術 力 による 製 品 サービスの 提 供 により 縮 小 する 市 場 においても 必 要 とされ る 存 在 であり 続 けることを 目 指 してまいります 一 方 一 部 の 事 業 については 抜 本 的 な 対 策 を 着 実 に 実 行 し 早 期 に 高 収 益 体 質 へ 転 換 することに 注 力 いたします また それぞれの 事 業 展 開 を 支 えるためには 中 長 期 的 な 視 点 に 立 った 技 術 開 発 製 品 開 発 が 欠 かせま せん その 役 割 を 担 う 本 社 開 発 機 能 は 情 報 通 信 デバイス 開 発 エネルギーデバイス 開 発 材 料 開 発 の 3 センター 制 へ 改 編 し 市 場 分 野 の 特 性 に 合 った 開 発 体 制 を 構 築 しております さらに 地 域 の 特 性 に 合 った 活 動 を 展 開 するために 米 国 欧 州 中 国 の 研 究 開 発 機 能 を 強 化 いたします 変 化 の 激 しいエレクトロニクス 市 場 においては 権 限 委 譲 によるスピード 経 営 が 強 く 求 められておりま す グローバル 企 業 にふさわしい 本 社 機 能 を 実 現 すべく 機 能 改 革 と 海 外 の 各 地 域 本 社 機 能 の 強 化 を 推 進 してまいります 事 業 強 化 にあたっては 環 境 の 側 面 にも 配 慮 し 顧 客 要 求 社 会 動 向 ( 省 エネルギー 法 規 制 遵 守 安 全 性 等 )に 適 合 した 製 品 を 供 給 していくとともに 企 業 活 動 で 生 じる 環 境 負 荷 の 低 減 ( 二 酸 化 炭 素 の 排 出 量 削 減 等 )を 進 めてまいります このように 企 業 市 民 として 社 会 と 共 生 することの 大 切 さを 改 めて 認 識 し 国 内 外 の 諸 法 規 を 遵 守 し コーポレートガバナンスの 一 層 の 充 実 を 図 ってまいります 3. 会 計 基 準 の 選 択 に 関 する 基 本 的 な 考 え 方 当 社 は 1974 年 7 月 に ADR( 米 国 預 託 証 券 )を 発 行 するにあたり 米 国 会 計 基 準 に 基 づき 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 を 開 始 しました 2009 年 4 月 にニューヨーク 証 券 取 引 所 の 上 場 は 廃 止 しましたが 米 国 における ADR プログラムは 継 続 しており 連 結 財 務 諸 表 についても 過 去 の 開 示 情 報 との 比 較 可 能 性 を 確 保 し 株 主 及 び 投 資 家 を 保 護 するという 観 点 から 引 き 続 き 米 国 会 計 基 準 を 用 いております なお 国 際 会 計 基 準 の 適 用 につきましては 国 内 外 の 諸 情 勢 を 考 慮 の 上 適 切 に 対 応 していく 方 針 であ ります 9

13 4. 連 結 財 務 諸 表 等 (1) 連 結 貸 借 対 照 表 期 資 産 の 部 前 期 末 当 期 末 ( 現 在 ) ( 現 在 ) 負 債 及 び 純 資 産 の 部 期 前 期 末 当 期 末 ( 現 在 ) ( 現 在 ) ( 単 位 : 百 万 円,%) 増 減 科 目 金 額 構 成 比 金 額 構 成 比 金 額 流 動 資 産 740, , 現 金 及 び 現 金 同 等 物 265, ,468 20,364 短 期 投 資 20,091 21,964 1,873 有 価 証 券 1,301-1,301 売 上 債 権 238, ,218 11,871 た な 卸 資 産 151, ,129 6,117 その 他 の 流 動 資 産 64,644 50,215 14,429 固 定 資 産 664, , ,550 投 資 45,733 35,335 10,398 有 形 固 定 資 産 427, ,639 60,385 そ の 他 の 資 産 191, ,617 4,437 資 産 合 計 1,404, ,450, ,303 ( 単 位 : 百 万 円,%) 増 減 科 目 金 額 構 成 比 金 額 構 成 比 金 額 流 動 負 債 387, , ,357 短 期 借 入 債 務 136, ,683 22,585 一 年 以 内 返 済 予 定 の 長 期 借 入 債 務 ,228 35,477 仕 入 債 務 111, ,664 1,073 未 払 費 用 等 118, ,892 5,556 その 他 の 流 動 負 債 21,101 19,767 1,334 固 定 負 債 258, , ,320 長 期 借 入 債 務 131, ,847 9,364 未 払 退 職 年 金 費 用 105, ,136 41,449 その 他 の 固 定 負 債 21,228 26,735 5,507 ( 負 債 合 計 ) 646, , ,677 資 本 金 32,641 32,641 - 資 本 剰 余 金 39,755 21,083 18,672 利 益 準 備 金 29,685 34,221 4,536 その 他 の 利 益 剰 余 金 661, ,508 46,349 その 他 の 包 括 利 益 ( 損 失 ) 累 計 額 5, ,285 96,403 自 己 株 式 18,497 17, ( 株 主 資 本 計 ) 738, , ,500 非 支 配 持 分 19, , ,874 ( 純 資 産 合 計 ) 758, , ,374 負 債 及 び 純 資 産 合 計 1,404, ,450, ,303 10

14 (2) 連 結 損 益 計 算 書 及 び 連 結 包 括 利 益 計 算 書 連 結 損 益 計 算 書 ( 単 位 : 百 万 円,%) 期 前 期 当 期 ( ~ ) ( ~ ) 増 減 科 目 金 額 売 上 高 比 金 額 売 上 高 比 金 額 増 減 率 売 上 高 1,082, ,152, , 売 上 原 価 802, , , 売 上 総 利 益 280, , , 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 207, , , 営 業 利 益 72, , , 営 業 外 損 益 : 受 取 利 息 及 び 受 取 配 当 金 4,075 4, 支 払 利 息 2,992 3, 為 替 差 益 ( 損 失 ) 1,846 2, そ の 他 2, ,382 計 2, , ,633 - 税 引 前 当 期 純 利 益 74, , , 法 人 税 等 21, , , 当 期 純 利 益 52, , , 非 支 配 持 分 帰 属 利 益 3, , , 当 社 株 主 に 帰 属 する 当 期 純 利 益 49, , , 連 結 包 括 利 益 計 算 書 ( 単 位 : 百 万 円 ) 期 前 期 当 期 ( ~ ) ( ~ ) 増 減 科 目 金 額 金 額 金 額 当 期 純 利 益 52,779 66,623 13,844 その 他 の 包 括 利 益 ( 損 失 )- 税 効 果 調 整 後 : 外 貨 換 算 調 整 額 92,481 61, ,653 年 金 債 務 調 整 額 13,804 31,555 17,751 有 価 証 券 未 実 現 利 益 ( 損 失 ) 4,463 6,994 11,457 その 他 の 包 括 利 益 ( 損 失 ) 合 計 83,140 99, ,861 包 括 利 益 ( 損 失 ) 135,919 33, ,017 非 支 配 持 分 帰 属 包 括 利 益 6,158 1,371 4,787 当 社 株 主 に 帰 属 する 包 括 利 益 ( 損 失 ) 129,761 34, ,230 11

15 (3) 連 結 資 本 勘 定 計 算 書 前 期 ( ~ ) 期 首 残 高 連 結 子 会 社 による 資 本 取 引 及 びその 他 現 金 配 当 金 利 益 準 備 金 への 振 替 額 包 括 利 益 当 期 純 利 益 その 他 の 包 括 利 益 包 括 利 益 計 自 己 株 式 の 取 得 自 己 株 式 の 売 却 期 末 残 高 前 期 ( ~ ) 期 首 残 高 連 結 子 会 社 による 資 本 取 引 及 びその 他 現 金 配 当 金 利 益 準 備 金 への 振 替 額 包 括 利 益 当 期 純 利 益 その 他 の 包 括 利 益 包 括 利 益 計 自 己 株 式 の 取 得 自 己 株 式 の 売 却 期 末 残 高 当 期 ( ~ ) 期 首 残 高 連 結 子 会 社 による 資 本 取 引 及 びその 他 現 金 配 当 金 利 益 準 備 金 への 振 替 額 包 括 利 益 当 期 純 利 益 その 他 の 包 括 利 益 ( 損 失 ) 包 括 利 益 ( 損 失 ) 計 自 己 株 式 の 取 得 自 己 株 式 の 売 却 期 末 残 高 ( 単 位 : 百 万 円 ) 資 本 金 資 本 剰 余 金 利 益 準 備 金 その 他 の 包 括 その 他 の 利 益 ( 損 失 ) 利 益 剰 余 金 累 計 額 自 己 株 式 株 主 資 本 計 32,641 57,635 26, ,919 87,134 19, ,327 17, ,153 10,067 10,067 3,034 3,034-49,440 49,440 80,321 80, , ,641 39,755 29, ,159 5,882 18, ,861 非 支 配 持 分 純 資 産 合 計 16, ,243 3,556 19, ,439-3,339 52,779 2,819 83,140 6, , , ,007 資 本 金 資 本 剰 余 金 利 益 準 備 金 その 他 の 利 益 剰 余 金 その 他 の 包 括 利 益 ( 損 失 ) 累 計 額 自 己 株 式 32,641 39,755 29, ,159 5,882 18,497 18, , ,864 4,536 4,536 ( 単 位 : 百 万 円 ) 株 主 資 本 計 738,861 15,155 13,864-64,828 64,828 99,297 99,297 34, ,641 21,083 34, , ,285 17, ,361 当 期 ( ~ ) 非 支 配 持 分 純 資 産 合 計 期 首 残 高 19, ,007 連 結 子 会 社 による 資 本 取 引 及 びその 他 11,068 26,223 現 金 配 当 金 利 益 準 備 金 への 振 替 額 ,041 - 包 括 利 益 当 期 純 利 益 1,795 66,623 その 他 の 包 括 利 益 ( 損 失 ) ,721 包 括 利 益 ( 損 失 ) 計 自 己 株 式 の 取 得 自 己 株 式 の 売 却 期 末 残 高 1,371 9,272 33, ,633 12

16 (4) 連 結 キャッシュ フロー 計 算 書 ( 単 位 : 百 万 円 ) 期 前 期 当 期 ( ~ ) ( ~ ) 科 目 金 額 金 額 営 業 活 動 によるキャッシュ フロー 当 期 純 利 益 52,779 66,623 営 業 活 動 による 純 現 金 収 入 との 調 整 減 価 償 却 費 80,249 83,224 資 産 負 債 の 増 減 売 上 債 権 の 減 少 ( 増 加 ) 4,919 7,262 た な 卸 資 産 の 減 少 ( 増 加 ) 4,368 10,591 仕 入 債 務 の 増 加 ( 減 少 ) 12,375 16,460 未 払 費 用 等 の 増 加 ( 減 少 ) 7, その 他 の 資 産 負 債 の 増 減 ( 純 額 ) 3, そ の 他 17,101 3,543 営 業 活 動 に よ る 純 現 金 収 入 142, ,563 投 資 活 動 によるキャッシュ フロー 固 定 資 産 の 取 得 102, ,674 短 期 投 資 の 売 却 及 び 償 還 21,828 30,348 短 期 投 資 の 取 得 30,861 27,352 有 価 証 券 の 売 却 及 び 償 還 707 4,833 有 価 証 券 の 取 得 248 1,112 子 会 社 の 取 得 - 取 得 現 金 控 除 後 - 15,165 貸 付 に よ る 支 出 26, 貸 付 金 の 回 収 に よ る 収 入 1,327 21,605 固 定 資 産 の 売 却 等 7,698 3,918 そ の 他 1,083 3,162 投 資 活 動 に よ る 純 現 金 支 出 127, ,585 財 務 活 動 によるキャッシュ フロー 長 期 借 入 債 務 に よ る 調 達 額 34,777 22,700 長 期 借 入 債 務 の 返 済 額 37,320 1,289 短 期 借 入 債 務 の 増 減 ( 純 額 ) ,213 配 当 金 支 払 10,069 13,864 非 支 配 持 分 の 取 得 24,633 28,504 そ の 他 2, 財 務 活 動 による 純 現 金 収 入 ( 支 出 ) 35,243 29,305 為 替 変 動 による 現 金 及 び 現 金 同 等 物 への 影 響 額 33,961 19,919 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 増 加 14,256 20,364 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 首 残 高 250, ,104 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高 265, ,468 13

17 (5) 継 続 企 業 の 前 提 に 関 する 注 記 該 当 事 項 なし (6) 連 結 財 務 諸 表 作 成 のための 基 本 となる 重 要 な 事 項 1. 当 社 の 連 結 財 務 諸 表 は 米 国 において 一 般 に 公 正 妥 当 と 認 められる 会 計 原 則 に 基 づいて 作 成 しております また たな 卸 資 産 は 従 来 通 り 低 価 法 により 評 価 し 原 価 は 主 として 平 均 法 により 計 算 し ております 年 3 月 31 日 現 在 の 連 結 子 会 社 は 国 内 14 社 海 外 115 社 の 計 129 社 持 分 法 適 用 関 連 会 社 は 国 内 4 社 海 外 3 社 の 計 7 社 です 当 期 において 特 定 子 会 社 である EPCOS (Anhui) Feida Electronics Co.,Ltd の 保 有 株 式 を 売 却 したことにより 連 結 の 範 囲 から 除 外 しております また Micronas Semiconductor Holding AG 及 びその 子 会 社 を 買 収 したことにより 当 該 11 社 を 連 結 の 範 囲 に 含 めております 3. 連 結 損 益 計 算 書 連 結 包 括 利 益 計 算 書 及 び 連 結 キャッシュ フロー 計 算 書 において 前 期 まで 非 支 配 持 分 控 除 前 当 期 純 利 益 と 表 示 していた 勘 定 科 目 を 当 期 純 利 益 に 名 称 変 更 し 表 示 しております 年 11 月 米 国 財 務 会 計 基 準 審 議 会 は 会 計 基 準 編 纂 書 更 新 号 繰 延 税 金 の 貸 借 対 照 表 上 の 分 類 を 発 行 しました 本 基 準 は 繰 延 税 金 に 関 する 表 示 の 簡 素 化 を 行 うため 連 結 貸 借 対 照 表 において 繰 延 税 金 資 産 及 び 負 債 を 非 流 動 区 分 に 分 類 することを 要 求 しています 当 社 は 当 期 より 本 基 準 を 早 期 適 用 しております 本 基 準 の 適 用 にあたり 当 社 は 過 年 度 にお ける 連 結 貸 借 対 照 表 を 遡 及 的 に 修 正 しておりません 5. 下 記 項 目 につきましては 当 決 算 短 信 における 開 示 の 必 要 性 が 大 きくないと 考 えられるため 省 略 しております 連 結 財 務 諸 表 に 関 する 注 記 事 項 リース 取 引 関 連 当 事 者 との 取 引 税 効 果 会 計 金 融 商 品 退 職 給 付 ストック オプション 等 企 業 結 合 等 賃 貸 不 動 産 資 産 除 去 債 務 14

18 (7) セグメント 情 報 当 社 の 事 業 のセグメントは 受 動 部 品 磁 気 応 用 製 品 及 び フィルム 応 用 製 品 の 3 つの 報 告 セグ メントとそれらに 属 さない その 他 に 分 類 されます なお 組 織 変 更 により 当 期 首 から 受 動 部 品 磁 気 応 用 製 品 のそれぞれ 一 部 製 品 を 報 告 セグメント に 属 さない その 他 に 区 分 変 更 しております これに 伴 い 前 期 の 数 値 についても 変 更 後 の 区 分 にあわせ て 組 替 えております また 売 上 高 の 詳 細 につきましては 18 ページをご 参 照 ください 事 業 セグメント 売 上 高 ( 単 位 : 百 万 円,%) 前 期 当 期 ( ~ ) ( ~ ) 増 減 金 額 構 成 比 金 額 構 成 比 金 額 増 減 率 外 部 顧 客 に 対 する 売 上 高 531, , , 受 動 部 品 セ グ メ ン ト 間 取 引 3,024 2, 計 535, ,541 43, 外 部 顧 客 に 対 する 売 上 高 363, , , 磁 気 応 用 製 品 セ グ メ ン ト 間 取 引 計 363, ,647 47, 外 部 顧 客 に 対 する 売 上 高 151, , , フィルム 応 用 製 品 セ グ メ ン ト 間 取 引 2,906 2, 計 154, ,348 71, 外 部 顧 客 に 対 する 売 上 高 35, , , そ の 他 セ グ メ ン ト 間 取 引 12,921 17,289 4, 計 48,861 56,117 7, セグメント 間 取 引 消 去 19,053 23,398 4,345 合 計 1,082, ,152, , 事 業 セグメント 利 益 ( 単 位 : 百 万 円,%) 前 期 当 期 ( ~ ) ( ~ ) 増 減 金 額 売 上 高 比 金 額 売 上 高 比 金 額 増 減 率 受 動 部 品 36, , , 磁 気 応 用 製 品 29, , , フ ィ ル ム 応 用 製 品 24, , , そ の 他 , , 小 計 91, , , 全 社 及 び 消 去 18,957 24,421 5,464 営 業 利 益 72, , ,

19 (8) 有 価 証 券 の 時 価 等 ( 単 位 : 百 万 円 ) 取 得 原 価 総 未 実 現 利 益 総 未 実 現 損 失 公 正 価 値 2015 年 3 月 31 日 現 在 有 価 証 券 ( 負 債 証 券 ): 国 債 1, ,301 投 資 ( 負 債 証 券 ): コマーシャルペーパー 公 共 事 業 債 投 資 ( 持 分 証 券 ): 製 造 業 8,407 14, ,058 そ の 他 1,175 1,032-2,207 投 資 ( 投 資 信 託 ) 合 計 11,947 16, , 年 3 月 31 日 現 在 投 資 ( 負 債 証 券 ): コマーシャルペーパー 公 共 事 業 債 投 資 ( 持 分 証 券 ): 製 造 業 2,701 5, ,699 そ の 他 1, ,619 投 資 ( 投 資 信 託 ) ,289 1, ,215 合 計 4,935 5, ,649 (9) デリバティブ 取 引 の 契 約 額 時 価 等 ( 単 位 : 百 万 円 ) 期 前 期 2015 年 3 月 31 日 現 在 種 別 契 約 額 貸 借 対 照 表 計 上 額 公 正 価 値 先 物 為 替 予 約 通 貨 スワップ 92,963 40, , ,322 ( 単 位 : 百 万 円 ) 期 当 期 2016 年 3 月 31 日 現 在 種 別 契 約 額 貸 借 対 照 表 計 上 額 公 正 価 値 先 物 為 替 予 約 直 物 為 替 先 渡 取 引 通 貨 スワップ 通 貨 オプション 商 品 先 物 取 引 104,623 4,345 39, ,

20 (10) 1 株 当 たり 情 報 項 目 当 社 株 主 に 帰 属 する 当 期 純 利 益 期 前 期 当 期 ( ~ ) ( ~ ) 基 本 希 薄 化 後 基 本 希 薄 化 後 ( 単 位 : 百 万 円 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 49,440 47,703 64,828 63,784 加 重 平 均 発 行 済 普 通 株 式 数 ストックオプション 行 使 による 増 加 株 式 数 加 重 平 均 発 行 済 普 通 株 式 数 - 合 計 ( 単 位 : 千 株 ) ( 単 位 : 千 株 ) 125, , , , , , , ,390 ( 単 位 : 円 ) ( 単 位 : 円 ) 1 株 当 たり 当 社 株 主 に 帰 属 する 当 期 純 利 益 ( 注 ) 当 社 株 主 に 帰 属 する 当 期 純 利 益 に 対 する 希 薄 化 は 連 結 子 会 社 が 発 行 するストックオプションの 行 使 を 仮 定 し た 場 合 の 利 益 の 減 少 により 生 じております (11) 重 要 な 後 発 事 象 該 当 事 項 なし 17

21 (12) 連 結 補 足 資 料 1. 為 替 レート 期 前 期 当 期 ( 現 在 ) ( 現 在 ) 項 目 US$=\ EURO=\ US$=\ EURO=\ 期 末 日 海 外 売 上 高 ( 単 位 : 百 万 円,%) 期 前 期 当 期 ( ~ ) ( ~ ) 増 減 地 域 金 額 構 成 比 金 額 構 成 比 金 額 増 減 率 米 州 89, , , 欧 州 146, , ア ジ ア 他 753, , , 海 外 売 上 高 合 計 989, ,061, , 日 本 93, , , 連 結 売 上 高 1,082, ,152, , ( 注 ) 海 外 売 上 高 は 売 上 先 の 地 域 別 に 基 づくものであります 3. 製 品 別 売 上 高 の 四 半 期 推 移 期 ( 単 位 : 百 万 円,%) 製 品 区 分 金 額 構 成 比 金 額 構 成 比 金 額 構 成 比 金 額 構 成 比 コンデンサ インダクティブデバイス その 他 受 動 部 品 受 動 部 品 36,490 35,696 49, , ,308 37,085 55, , ,518 38,071 67, , ,644 36,430 62, , 記 録 デバイス その 他 磁 気 応 用 製 品 59,074 26, ,739 25, ,088 25, ,605 25, 磁 気 応 用 製 品 85, , , , フィルム 応 用 製 品 22, , , , そ の 他 7, , , , 合 計 237, , , , 期 前 第 1 四 半 期 前 第 2 四 半 期 前 第 3 四 半 期 前 第 4 四 半 期 ( ~ ) ( ~ ) ( ~ ) ( ~ ) 当 第 1 四 半 期 当 第 2 四 半 期 当 第 3 四 半 期 ( ~ ) ( ~ ) ( ~ ) ( 単 位 : 百 万 円,%) 当 第 4 四 半 期 ( ~ ) 製 品 区 分 金 額 構 成 比 金 額 構 成 比 金 額 構 成 比 金 額 構 成 比 コンデンサ インダクティブデバイス その 他 受 動 部 品 受 動 部 品 39,126 37,895 70, , ,461 38,570 72, , ,423 37,356 67, , ,392 35,408 65, , 記 録 デバイス その 他 磁 気 応 用 製 品 54,585 24, ,707 24, ,501 23, ,043 22, 磁 気 応 用 製 品 79, , , , フィルム 応 用 製 品 43, , , , そ の 他 9, , , , 合 計 279, , , , ( 注 ) 組 織 変 更 により 当 期 首 から インダクティブデバイス その 他 受 動 部 品 その 他 磁 気 応 用 製 品 のそれぞれ 一 部 製 品 を 報 告 セグメン トに 属 さない その 他 に 区 分 変 更 しております これに 伴 い 前 期 の 数 値 についても 変 更 後 の 区 分 にあわせて 組 替 えております 18

22 役 員 の 異 動 (2016 年 6 月 29 日 予 定 ) 1. 取 締 役 ( 新 任 候 補 退 任 予 定 ) 新 任 取 締 役 候 補 石 黒 成 直 ( 常 務 執 行 役 員 磁 気 ヘッド&センサビジネスカンパニー CEO ( 兼 ) 磁 気 ヘッド&センサビジネスカンパニー 磁 気 センサビジネスグループ ゼネラルマネージャー) 山 西 哲 司 ( 執 行 役 員 経 理 グループ ゼネラルマネージャー) 退 任 予 定 取 締 役 小 林 敦 夫 ( 専 務 執 行 役 員 磁 性 製 品 担 当 ) 植 村 博 之 ( 専 務 執 行 役 員 電 子 部 品 ビジネスカンパニー CEO) 19