政 策 調 査 部 主 任 研 究 員 大 嶋 寧 子 当 レポートは 情 報 提 供 のみを 目 的 として 作 成 されたものであり 商 品 の 勧 誘 を 目 的 としたものではあり ません 本 資 料 は 当 社 が

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1 みずほリポート 年 6 月 日 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 増 加 と 働 き 方 を 巡 る 問 題 本 稿 では 貯 蓄 残 高 がゼロまたは 少 ない 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 増 加 に 焦 点 をあて 働 き 方 との 関 わりや 無 貯 蓄 低 貯 蓄 克 服 の 手 段 としての 共 働 きの 有 効 性 を 考 察 した 働 き 方 との 関 わりを 見 ると 勤 労 者 世 帯 と 自 営 業 者 世 帯 の 双 方 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 が 増 加 している 特 に 前 者 は 二 人 以 上 世 帯 に 占 める 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 上 昇 への 寄 与 が 大 きい 勤 労 者 世 帯 の 中 では 労 務 作 業 者 世 帯 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 増 加 が 目 立 つ 無 貯 蓄 低 貯 蓄 の 予 備 軍 が 相 対 的 に 多 いこと 黒 字 の 減 少 テンポが 急 速 だったことが 影 響 したと 考 えられる 夫 の 定 期 収 入 が 少 ない 世 帯 が 黒 字 を 確 保 するためには 妻 が 本 格 的 に 就 労 する 必 要 がある 妻 が 家 計 補 助 的 に 働 くだけでは 無 貯 蓄 低 貯 蓄 克 服 の 有 効 策 とならない 場 合 がある 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 増 加 に 歯 止 めをかけるためには 成 長 産 業 への 移 行 を 支 える 就 労 支 援 等 の 強 化 に 加 え 女 性 の 本 格 就 業 を 支 えるインフラの 整 備 や 男 女 の 働 き 方 の 見 直 しが 急 がれる

2 政 策 調 査 部 主 任 研 究 員 大 嶋 寧 子 当 レポートは 情 報 提 供 のみを 目 的 として 作 成 されたものであり 商 品 の 勧 誘 を 目 的 としたものではあり ません 本 資 料 は 当 社 が 信 頼 できると 判 断 した 各 種 データに 基 づき 作 成 されておりますが その 正 確 性 確 実 性 を 保 証 するものではありません また 本 資 料 に 記 載 された 内 容 は 予 告 なしに 変 更 されることもあ ります

3 目 次 I. はじめに II. 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 を 巡 る 近 年 の 状 況. 急 上 昇 する 金 融 資 産 を 持 たない 世 帯 の 割 合. 各 種 統 計 から 見 た 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 動 向 III. 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 と 働 き 方. 世 帯 主 の 職 業 別 産 業 別 に 見 た 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 動 向 () 勤 労 者 世 帯 自 営 業 世 帯 で 増 える 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 () どのような 世 帯 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 層 が 増 えているのか (3) なぜ 労 務 作 業 者 世 帯 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 が 増 加 しているのか 8. 共 働 きは 無 貯 蓄 低 貯 蓄 克 服 の 有 効 な 手 段 となっているのか () 世 帯 内 就 業 者 数 の 増 加 だけでは 必 ずしも 無 貯 蓄 低 貯 蓄 を 克 服 できない () 妻 の 本 格 就 業 と 無 貯 蓄 低 貯 蓄 の 克 服 IV. おわりに [ 補 論 ] 各 種 調 査 に 見 られる 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 の 相 違 について 6

4 I. はじめに 貯 蓄 残 高 がゼロの 世 帯 あるいは 少 額 に 止 まる 世 帯 が 増 えている 家 計 が 一 定 の 貯 蓄 残 高 を 保 有 する 主 な 動 機 は 遺 産 動 機 などを 除 けば 将 来 の 所 得 減 少 や 支 出 の 増 加 に 対 する 備 え をもつこと により 生 活 水 準 を 維 持 することにあると 考 えられる 貯 蓄 残 高 がゼロ あるいは 少 額 の 家 計 は 失 業 や 病 気 などで 収 入 や 支 出 が 大 幅 に 変 動 した 際 容 易 に 生 活 が 困 窮 しかねない つまり こうした 世 帯 の 増 加 は 収 入 や 支 出 を 巡 る 様 々なリスクに 脆 弱 な 世 帯 が 増 えていることを 意 味 する こうした 世 帯 が 増 加 してきた 最 大 の 要 因 として 考 えられるのは 家 計 が 受 け 取 る 収 入 の 減 少 である 特 に バブル 崩 壊 後 の 賃 金 低 迷 は 現 役 世 代 の 世 帯 がフローの 貯 蓄 を 行 う 余 力 を 低 下 させてきた 懸 念 が 大 きい そこで 本 稿 では 貯 蓄 残 高 がゼロまたは 少 額 の 世 帯 に 着 目 し 働 き 方 との 関 わりを 考 察 す る また 世 帯 内 の 就 業 者 の 増 加 特 に 夫 婦 共 働 きが 家 計 がフローの 貯 蓄 を 行 う 余 力 を 確 保 する 上 で どの 程 度 の 有 効 性 を 持 っているのかを 検 討 する なお 一 般 に 貯 蓄 と 言 う 場 合 手 取 り 収 入 から 支 出 を 差 し 引 いた 残 り( 黒 字 )の 一 部 を 金 融 資 産 などとして 積 み 上 げるフローの 貯 蓄 行 動 と その 結 果 として 積 みあがったストックとしての 貯 蓄 残 高 の 双 方 を 意 味 しうる 用 語 の 混 乱 を 避 けるため 以 下 本 稿 で 貯 蓄 という 場 合 は ストック としての 貯 蓄 残 高 (ここでは 貯 蓄 から 負 債 を 差 し 引 いた 正 味 資 産 ではなく グロスとしての 貯 蓄 残 高 を 指 す また 実 物 資 産 は 貯 蓄 に 含 まれない)を 意 味 することとし 貯 蓄 残 高 がゼロまたは 少 額 の 世 帯 を 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 と 呼 ぶ その 上 で フローの 貯 蓄 行 動 に 言 及 する 場 合 は これを 明 記 する II. 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 を 巡 る 近 年 の 状 況. 急 上 昇 する 金 融 資 産 を 持 たない 世 帯 の 割 合 年 月 日 に 公 表 された 金 融 広 報 中 央 委 員 会 家 計 の 金 融 行 動 に 関 する 世 論 調 査 ( 以 下 金 融 行 動 世 論 調 査 と 呼 ぶ) によれば 二 人 以 上 世 帯 のうち 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 の 割 合 は98 年 代 末 より 上 昇 傾 向 にあり 年 には8.6%を 記 録 した 図 表 は 同 調 査 に 基 づき99 年 代 末 以 降 の 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 の 割 合 を 世 帯 主 の 年 齢 階 級 別 に 見 たものだ これによると 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 の 割 合 は 6 年 にか けて 横 ばい 又 は 低 下 する 期 間 があるものの 3 歳 代 歳 代 6 歳 代 以 降 のそれぞれで お おむね 上 昇 傾 向 にあるという 点 で 共 通 している ただし その 傾 向 は 現 役 世 代 でより 顕 著 と 見 て 良 さそうだ 997 年 の 時 点 では 3 歳 代 歳 代 6 歳 代 以 降 の 世 帯 のうち 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 の 割 合 に 大 きな 差 はなかったが 年 代 以 降 は3 歳 代 及 び 歳 代 世 帯 における 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 の 割 合 が 6 歳 以 上 世 帯 のそれを 常 に 上 回 って 推 移 している

5 . 各 種 統 計 から 見 た 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 動 向 ただし 金 融 行 動 世 論 調 査 における 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 を そのまま 全 く 余 裕 資 金 がない 世 帯 と 見 ることは 早 計 となる 可 能 性 がある そもそも 家 計 の 貯 蓄 状 況 に 関 するデータを 得 ら れる 統 計 には 金 融 行 動 世 論 調 査 の 他 にも 厚 生 労 働 省 国 民 生 活 基 礎 調 査 や 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) などがあるが それぞれの 統 計 で 把 握 できる 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 貯 蓄 のない 世 帯 貯 蓄 額 が 少 ない 世 帯 の 割 合 には 差 があり 注 意 が 必 要 である これに 関 して 図 表 は 金 融 行 動 世 論 調 査 の 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 国 民 生 活 基 礎 調 査 の 貯 蓄 がない 世 帯 及 び 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) の 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 の 割 合 を 示 している ここではデータの 定 義 を 揃 えるために 二 人 以 上 世 帯 のデータを 用 い 統 計 の 継 続 性 を 考 慮 し 年 以 降 のデータを 示 している 図 表 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 の 割 合 ( 世 帯 主 年 齢 別 ) (%) 3 3 歳 代 3 歳 代 6 歳 以 上 ( 年 ) ( 注 ) 二 人 以 上 世 帯 ( 資 料 ) 金 融 広 報 中 央 委 員 会 家 計 の 金 融 行 動 に 関 する 世 論 調 査 ( 二 人 以 上 世 帯 調 査 ) 総 務 省 は 年 まで 各 年 の 年 末 時 点 の 貯 蓄 負 債 の 動 向 を 示 す 貯 蓄 動 向 調 査 を 公 表 してきたが 同 調 査 は 年 より 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) へと 再 編 された しかし 貯 蓄 動 向 調 査 における 貯 蓄 残 高 は 年 末 時 点 の 数 値 であるのに 対 し 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) の 年 平 均 結 果 は 毎 月 調 査 で 明 らかにされた 貯 蓄 残 高 の 年 平 均 額 であるため 貯 蓄 動 向 調 査 と 接 続 しない また 厚 生 労 働 省 国 民 生 活 基 礎 調 査 は 3 年 に 度 貯 蓄 を 含 む 詳 細 な 調 査 を 行 っている しかし 貯 蓄 に 関 する 調 査 結 果 を 見 る と 998 年 以 前 の 調 査 では 貯 蓄 残 高 の 有 無 が 不 詳 の 世 帯 及 び 貯 蓄 があってもその 額 が 不 詳 の 世 帯 の 割 合 が 合 計 で 回 答 世 帯 の% 程 度 に 止 まるのに 対 し 年 代 以 降 の 調 査 ではとの 世 帯 が 合 計 で 回 答 世 帯 の 割 程 度 を 占 めるように 貯 蓄 の 有 無 やその 額 が 不 詳 の 世 帯 の 割 合 が 大 きく 異 なる したがって 国 民 生 活 基 礎 調 査 を 用 いて 99 年 代 までと 年 代 以 降 のデータを 時 系 列 で 見 る 上 では 注 意 が 必 要 と 考 えられる

6 これによると 金 融 行 動 世 論 調 査 における 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 の 割 合 と 比 べて 国 民 生 活 基 礎 調 査 や 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) における 貯 蓄 がない 世 帯 や 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 の 割 合 は 低 い 傾 向 にある 例 えば 国 民 生 活 基 礎 調 査 によれば 年 の 貯 蓄 が ない 世 帯 の 割 合 は 9.3%に 止 まっており むしろ 同 調 査 の 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 の 割 合 (9.3%)が 同 年 の 金 融 行 動 世 論 調 査 における 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 の 割 合 (.3%) に 近 い さらに 国 民 生 活 基 礎 調 査 と 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) の 年 のデータを 比 べると 前 者 で 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 の 割 合 が 9.3%であるのに 対 し 後 者 の 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 の 割 合 は.3%に 止 まるように 無 貯 蓄 低 貯 蓄 の 定 義 が 同 じであるにも 関 わらず 差 が 存 在 す る このように 統 計 によって 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 の 割 合 や 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 の 割 合 が 異 なる 背 景 を 公 表 統 計 から 正 確 に 把 握 することは 難 しいものの 金 融 資 産 ( 貯 蓄 )の 範 囲 の 違 いや 回 答 者 の 構 成 の 相 違 質 問 票 の 特 性 が 影 響 している 可 能 性 がある 例 えば 金 融 行 動 世 論 調 査 における 金 融 資 産 には 自 営 業 者 が 事 業 用 に 保 有 する 金 融 資 産 や 給 与 振 込 口 座 振 替 など 決 済 目 的 で 用 いている 預 貯 金 口 座 に 一 時 的 に 滞 留 する 預 貯 金 が 含 まれないなど 金 融 資 産 の 範 囲 がや や 限 定 的 に 定 義 されている 図 表 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 割 合 の 推 移 (%) 金 融 行 動 世 論 調 査 国 民 生 活 基 礎 調 査 国 民 生 活 基 礎 調 査 家 計 調 査 金 融 資 産 なし 貯 蓄 なし 貯 蓄 万 円 未 満 貯 蓄 万 円 未 満 二 人 以 上 世 帯 二 人 以 上 世 帯 二 人 以 上 世 帯 二 人 以 上 世 帯 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 ( 注 ). 貯 蓄 万 円 未 満 には 貯 蓄 残 高 がゼロの 世 帯 も 含 まれる. 国 民 生 活 基 礎 調 査 では 貯 蓄 の 有 無 不 詳 及 び 貯 蓄 があってもその 額 が 不 詳 世 帯 の 割 合 が 合 計 で 割 を 超 えるため 貯 蓄 なし 世 帯 及 び 貯 蓄 万 円 未 満 世 帯 の 算 出 にあたっては 分 母 を 総 数 - 貯 蓄 の 有 無 不 詳 世 帯 - 貯 蓄 額 不 詳 世 帯 を)とした なお 金 融 行 動 世 論 調 査 および 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) では 金 融 資 産 の 保 有 あるいは 貯 蓄 残 高 別 の 世 帯 分 布 について 不 詳 の 項 目 は 設 けられていない ( 資 料 ) 金 融 広 報 中 央 委 員 会 家 計 の 金 融 行 動 に 関 する 世 論 調 査 厚 生 労 働 省 国 民 生 活 基 礎 調 査 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) 年 報 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 3

7 一 方 国 民 生 活 基 礎 調 査 や 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) の 貯 蓄 には 営 業 用 の 貯 蓄 が 含 まれるほか 給 与 振 込 口 座 振 替 など 一 時 的 にしか 口 座 に 止 まらない 預 貯 金 が 必 ずしも 排 除 されて いない さらに 国 民 生 活 基 礎 調 査 では 無 職 の 世 帯 や 低 収 入 世 帯 の 中 に 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) と 比 較 して 生 活 に 困 窮 した 世 帯 がより 多 く 含 まれている 可 能 性 があり これが 同 じ 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 であっても 回 答 者 に 占 める 割 合 に 差 がある 一 因 となっている 可 能 性 がある( 統 計 によって 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 が 異 なる 背 景 については 補 論 各 種 調 査 に 見 られる 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 の 相 違 について でより 詳 細 に 検 討 ) このように 統 計 によって 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 に 違 いがあるものの 前 掲 図 表 を 見 る 限 り 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 のシェアが 年 代 以 降 も 緩 やかに 拡 大 してきたという 点 は いずれの 統 計 でも 共 通 している 以 下 では これまで 見 たような 統 計 ごとの 特 徴 を 踏 まえた 上 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 と 働 き 方 の 関 わりを 見 ていくこととしたい III. 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 と 働 き 方 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 と 働 き 方 の 関 わりを 見 る 上 では 貯 蓄 の 範 囲 が 金 融 行 動 世 論 調 査 と 比 較 し て 限 定 的 でないこと 国 民 生 活 基 礎 調 査 と 比 べて 回 答 者 に 生 活 困 窮 者 がより 多 く 含 まれるバイア スが 少 ないと 見 られること なにより 家 計 の 就 業 に 関 する 状 況 や 家 計 収 支 との 関 係 を 把 握 しやすい ことから 以 下 では 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) を 中 心 にデータを 検 証 していくこととしたい なお 家 計 の 貯 蓄 状 況 については 年 に 一 度 行 われる 総 務 省 全 国 消 費 実 態 調 査 でもある 程 度 把 握 することが 可 能 である この 調 査 はサンプル 数 が 多 く 詳 細 な 分 析 に 向 いているが 最 新 の 調 査 が 9 年 とやや 古 いことから ある 一 時 点 のデータを 細 かく 見 る 際 に 使 用 することとしたい なお 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) では 貯 蓄 残 高 別 の 世 帯 分 布 を 見 る 上 で 貯 蓄 が 万 円 未 満 が 最 小 単 位 として 設 定 されており ここに 貯 蓄 がゼロの 世 帯 も 含 まれる 以 下 ではこの 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 を 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 とし その 動 向 を 見 ていくこととする. 世 帯 主 の 職 業 別 産 業 別 に 見 た 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 動 向 () 勤 労 者 世 帯 自 営 業 世 帯 で 増 える 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 まず 世 帯 業 態 別 ( 勤 労 者 世 帯 自 営 業 者 世 帯 その 他 世 帯 )に 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 を 確 認 しよう( 図 表 3) ここでの 勤 労 者 世 帯 は 世 帯 主 の 職 業 が 労 務 作 業 者 民 間 職 員 官 公 職 員 の 世 帯 を 自 営 業 者 世 帯 は 世 帯 主 の 職 業 が 商 人 及 び 職 人 個 人 経 営 者 農 林 漁 業 従 事 者 の 世 帯 を 指 す 家 計 調 査 の 定 義 では 労 務 作 業 者 は 主 に 身 体 を 使 って 労 働 する 仕 事 に 従 事 する 人 とされて おり 具 体 的 には 製 造 工 程 従 事 者 運 転 士 運 転 手 配 達 員 清 掃 員 建 設 作 業 者 販 売 店 員 など 幅 広 い 産 業 の 現 業 部 門 で 働 く 人 を 指 す 一 方 民 間 職 員 は 書 記 的 技 術 的 又 は 管 理 的 な 仕 事 に 就 く 人 とされており いわゆる 民 間 ホワイトカラー 職 の 人 を 指 す また その 他 世 帯 は 世 帯 主 が 法 人 経 営 者 自 由 業 者 その 他 無 職 の 世 帯 を 指 すが その 内 訳 を 見 ると 世 帯 主 が 無 職 の 世 帯 が 大 多 数 を 占

8 めている 図 表 3 によると 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 はその 他 世 帯 で 相 対 的 に 低 く 年 代 半 ば 以 降 はほ ぼ 横 ばいで 推 移 している 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) のその 他 世 帯 には 金 融 資 産 を 一 定 額 保 有 する 高 年 齢 者 世 帯 が 多 く 含 まれている 可 能 性 があり( 補 論 各 種 調 査 に 見 られる 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 の 相 違 について 参 照 ) これがその 他 世 帯 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 が 低 水 準 で 安 定 して いる 一 因 と 考 えられる これに 対 し 勤 労 者 世 帯 と 自 営 業 者 世 帯 については 年 代 に 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 が 上 昇 しており 年 にはそれぞれ 3.9%.9%となった このように 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) で 見 る 限 り 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 増 加 は 主 に 世 帯 主 が 働 いている 世 帯 で より 顕 著 な 傾 向 となっている () どのような 世 帯 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 層 が 増 えているのか なかでも 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 増 加 に 大 きく 寄 与 しているのが 勤 労 者 世 帯 である 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) によれば 二 人 以 上 世 帯 に 占 める 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 は - 年 に 7.6% から.3%へと 上 昇 した このうち 勤 労 者 世 帯 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 が 増 加 していること(8.7% 3.9%)による 寄 与 率 は 7% 程 度 に 上 る 従 って 勤 労 者 世 帯 の 状 況 をより 詳 細 に 見 ることは 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 増 加 と 働 き 方 の 関 係 を 考 える 上 でも 有 効 と 考 えられる 図 表 3 世 帯 業 態 別 に 見 た 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 6 (%) 勤 労 者 世 帯 自 営 業 者 世 帯 8 6 その 他 世 帯 ( 年 ) ( 注 ) 勤 労 者 世 帯 は 世 帯 主 の 職 業 が 労 務 作 業 者 民 間 職 員 官 公 職 員 の 世 帯 を 指 す 自 営 業 者 世 帯 は 世 帯 主 の 職 業 が 商 人 及 び 職 人 個 人 経 営 者 農 林 漁 業 従 事 者 の 世 帯 を その 他 世 帯 は 世 帯 主 が 法 人 経 営 者 自 由 業 者 その 他 無 職 の 世 帯 を 指 す ( 資 料 ) 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) 年 報 各 年 版 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成

9 まず 二 人 以 上 の 勤 労 者 世 帯 について 年 間 収 入 階 級 別 に 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 がどのように 変 化 したのかを 見 たものが 図 表 である これに 基 づいて 年 と 年 を 比 較 すると 年 収 3 万 円 未 満 の 世 帯 だけでなく 年 収 3 万 円 以 上 万 円 未 満 及 び 年 収 万 円 以 上 7 万 円 未 満 の 世 帯 でも 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 が 上 昇 している また 同 じ 図 表 ( 参 考 部 分 )で 年 間 収 入 階 級 別 の 世 帯 構 成 比 を 見 ると 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 が 相 対 的 に 低 い 年 収 7 万 円 以 上 の 世 帯 のシ ェアが 低 下 する 一 方 年 収 3 万 円 以 上 万 円 未 満 及 び 年 収 万 円 以 上 7 万 円 未 満 の 世 帯 のシェアが 拡 大 している つまり 年 収 3 万 円 未 満 の 世 帯 だけでなく 年 収 3 万 円 以 上 7 万 円 未 満 の 中 所 得 層 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 が 増 加 したこと この 年 収 階 級 の 世 帯 のシェアが 拡 大 したこと が 勤 労 者 世 帯 全 体 に 占 める 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 増 加 に 寄 与 したと 考 えられる このように 年 間 収 入 万 円 未 満 の 世 帯 のいずれにおいても 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 が 増 えている ことには 世 帯 の 選 好 の 変 化 など 所 得 以 外 の 要 因 が 反 映 されている 可 能 性 が 伺 える しかし 勤 労 者 世 帯 の 中 でも 年 間 収 入 が 相 対 的 に 低 い 世 帯 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 の 上 昇 幅 が 大 きいことは 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 増 加 が 働 き 方 の 問 題 と 密 接 に 関 わっている 可 能 性 を 示 唆 している そこで 以 下 では 世 帯 主 がどのような 働 き 方 を 行 っているかに 着 目 して 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 増 加 との 関 わり を 見 ていく まず 世 帯 主 の 職 業 別 に 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 を 見 たものが 図 表 である これによると 世 帯 主 が 労 務 作 業 者 の 世 帯 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 が 急 速 に 上 昇 している( 年 :.3% 年 :.9%) 民 間 職 員 及 び 官 公 庁 職 員 世 帯 でも 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 のシェアは 拡 大 基 調 にあるもの の そのテンポは 労 務 作 業 者 世 帯 と 比 べて 緩 やかなものに 止 まっている 図 表 年 間 収 入 階 級 別 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 割 合 の 変 化 ( 年 と 年 の 比 較 ) 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 割 合 年 年 変 化 (- 年 ) 年 年 変 化 (- 年 ) (%) (%) (%ポイント) (%) (%) (%ポイント) 3 万 円 未 満 万 円 未 満 万 円 未 満 万 円 未 満 万 円 以 上 6 - ( 注 ) 二 人 以 上 の 勤 労 者 世 帯 年 間 収 入 とは 過 去 年 間 の 実 収 入 ( 現 金 収 入 ) を 指 す ( 資 料 ) 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) 年 報 年 年 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 ( 参 考 ) 所 得 階 級 別 の 構 成 比 6

10 また 世 帯 主 の 勤 め 先 産 業 別 に 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 の 変 化 を 見 たものが 図 表 6 である( 産 業 分 類 の 変 更 により ここでは 3 年 と 年 の 比 較 を 行 っている) 図 表 の 折 れ 線 グラフで 示 す ように 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 がより 大 きく 上 昇 しているのは 世 帯 主 の 勤 め 先 産 業 が 卸 売 小 売 業 や 建 設 業 の 世 帯 である 一 方 製 造 業 やその 他 のサービス 業 では 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 の 上 昇 幅 は 相 対 的 に 小 さいものの これら 世 帯 は 二 人 以 上 の 勤 労 者 世 帯 の 3%を 占 めており 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 のシェアの 拡 大 に 寄 与 している 最 後 に 勤 労 者 世 帯 のうち 世 帯 主 の 勤 め 先 企 業 規 模 別 に 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 の 変 化 を 見 た ものが 図 表 7 である ここでは データを 入 手 可 能 な 年 と 年 の 比 較 を 行 った ここから 分 かるように 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 は 世 帯 主 の 勤 め 先 企 業 規 模 に 関 わらず 上 昇 しているものの 概 ね 企 業 規 模 が 小 さいほど 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 の 上 昇 加 幅 が 大 きいと 言 える 図 表 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 割 合 の 推 移 ( 職 業 別 ) (%) 労 務 作 業 者 世 帯 図 表 6 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 割 合 の 変 化 ( 産 業 別 ) (%) (%ポイント) 3 3 年 の 変 化 ( 右 目 盛 ) 年 産 業 平 均 産 業 平 均 ( 年 ) 6.. 民 間 職 員 世 帯. 3.. 官 公 職 員 世 帯 ( 年 ) ( 注 ). 二 人 以 上 の 勤 労 者 世 帯. 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 は 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 を 指 す 労 務 作 業 者 世 帯 は 常 用 雇 用 労 務 作 業 者 世 帯 と 臨 時 日 々 雇 用 労 務 作 業 者 世 帯 に 分 類 可 能 であ るが 後 者 のサンプル 数 が 少 なく 変 動 が 大 きいた め ここでは 労 務 作 業 者 全 体 の 推 移 を 示 している ( 資 料 ) 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) 年 報 各 年 版 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 卸 売 小 売 業 建 設 業 公 務 製 造 業 金 融 保 険 業 サ そ ー の ビ 他 ス の ( 注 ) 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 は 貯 蓄 万 円 未 満 の 世 帯 を 指 す 3 年 と 年 の 比 較 を 可 能 にするため ここでは そ の 他 のサービス について 全 産 業 から 卸 売 小 売 業 建 設 業 公 務 製 造 業 金 融 保 険 業 を 除 いた 全 ての 産 業 とした その 他 のサービス には 年 の 産 業 分 類 では 情 報 通 信 業 運 輸 郵 便 業 学 術 研 究 技 術 専 門 サービス 業 宿 泊 業 飲 食 サービス 業 教 育 学 習 支 援 業 医 療 福 祉 これら 以 外 のサービス が 含 まれる ( 資 料 ) 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) 年 報 3 年 年 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成.. 7

11 以 上 をまとめると 年 代 以 降 に 勤 労 者 世 帯 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 が 上 昇 した 主 要 な 要 因 の 一 つとして 労 務 作 業 者 世 帯 における 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 増 加 が 挙 げられよう 労 務 作 業 者 の 仕 事 と 定 義 される 内 容 が 製 造 工 程 従 事 者 運 転 士 運 転 手 配 達 員 清 掃 員 建 設 作 業 者 販 売 店 員 などであることは これらに 従 事 する 人 が 多 い 卸 売 小 売 業 建 設 業 製 造 業 等 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 が 増 えていることと 整 合 的 である (3) なぜ 労 務 作 業 者 世 帯 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 が 増 加 しているのか 前 節 で 見 たように 民 間 職 員 世 帯 や 官 公 職 員 世 帯 でも 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 が 増 加 傾 向 にあるものの 労 務 作 業 者 世 帯 における 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 増 加 ペースは 急 速 である その 背 景 として 第 一 に 管 理 職 や 事 務 職 などの 労 働 者 より 現 業 部 門 で 働 く 労 働 者 の 賃 金 がより 急 速 に 減 少 したことが 家 計 が フローの 貯 蓄 を 行 う 余 力 を 低 下 させたことが 考 えられる これに 関 し 図 表 8 は 厚 生 労 働 省 賃 金 構 造 基 本 統 計 調 査 を 用 いて 労 務 作 業 者 の 定 義 に 近 い 生 産 労 働 者 と 民 間 職 員 の 定 義 に 近 い 管 理 事 務 技 術 労 働 者 について 労 働 者 数 現 金 給 与 総 額 の 変 化 を 見 たものである ここでは 世 帯 主 の 大 多 数 を 占 める 男 性 について 上 記 調 査 でデータが 入 手 でき さらに 労 働 者 全 体 に 占 めるシェアの 大 きい 製 造 業 と 建 設 業 の 結 果 を 示 している 図 表 7 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 割 合 の 変 化 ( 世 帯 主 勤 め 先 企 業 規 模 別 ) (%) (%ポイント) 年 平 均 年 の 変 化 ( 右 目 盛 ) 人 未 満 9 人 3 9 人 以 上 人 ( 注 ) 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 はここでは 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 を 指 す ( 資 料 ) 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) 年 報 年 年 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 官 公 庁 図 表 8 生 産 労 働 者 と 管 理 事 務 技 術 労 働 者 の 賃 金 労 働 者 数 の 伸 び 現 金 給 与 総 額 伸 び 率 (%) 伸 び 率 (%) 構 成 比 (%) ( 年 ) ( 年 ) 年 産 業 計 製 造 業 建 設 業 生 産 労 働 者 管 理 事 務 技 術 労 働 者 生 産 労 働 者 管 理 事 務 技 術 労 働 者 労 働 者 数 ( 注 ) 男 性 ( 資 料 ) 厚 生 労 働 省 賃 金 構 造 基 本 統 計 調 査 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 8

12 これによると 建 設 業 では 管 理 事 務 技 術 労 働 者 生 産 労 働 者 ともに 労 働 者 は 割 程 度 減 少 す る 一 方 平 均 賃 金 は 管 理 事 務 技 術 労 働 者 でマイナス 3.% 生 産 労 働 者 でマイナス 3.8%となった これに 対 し 製 造 業 では 管 理 事 務 技 術 労 働 者 生 産 労 働 者 ともに 労 働 者 は 約 割 減 少 したが 平 均 賃 金 は 管 理 事 務 技 術 労 働 者 でマイナス.7% 生 産 労 働 者 はマイナス.9%となった つまり 建 設 業 では 職 種 に 関 わらず 賃 金 労 働 者 数 が 大 幅 に 減 少 したのに 対 し 製 造 業 では 管 理 事 務 技 術 労 働 者 生 産 労 働 者 ともに 労 働 者 の 減 少 が 進 む 一 方 賃 金 削 減 は 現 業 部 門 を 中 心 に 進 んだと 言 える 実 際 - 年 にかけて 労 務 作 業 者 世 帯 における 勤 め 先 収 入 ( 世 帯 主 )はマイナス. 万 円 となったのに 対 し 民 間 職 員 世 帯 のそれはマイナス. 万 円 に 止 まったように 労 務 作 業 者 世 帯 でよ り 勤 労 収 入 が 減 少 している なお 同 じ 期 間 に 官 公 職 員 世 帯 の 世 帯 主 勤 め 先 収 入 はマイナス. 万 円 と 労 務 作 業 者 世 帯 以 上 に 急 速 に 減 少 している このような 状 況 にも 関 わらず 官 公 職 員 世 帯 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 の 上 昇 が 緩 やかなものに 止 まった 背 景 については 後 述 する 第 二 に 労 務 作 業 者 世 帯 で もともと 月 々 確 保 できていた 黒 字 が 相 対 的 に 少 なく 収 支 がより 赤 字 化 しやすい 状 況 にあったこと さらに 同 世 帯 でもともと 貯 蓄 残 高 が 少 ない 無 貯 蓄 低 貯 蓄 の 予 備 軍 世 帯 がより 多 く 存 在 したことが 挙 げられる その 結 果 勤 め 先 収 入 の 減 少 によって 同 世 帯 が 月 々 の 可 処 分 所 得 から 黒 字 を 確 保 しにくくなると 貯 蓄 の 取 り 崩 しによって 無 貯 蓄 低 貯 蓄 の 状 態 に 陥 る 世 帯 が 増 えたと 考 えられる これに 関 し 図 表 9 は 労 務 作 業 者 世 帯 民 間 職 員 世 帯 官 公 職 員 世 帯 について - 年 の 黒 字 額 の 変 化 を 要 因 分 解 したものだ 黒 字 はその 月 々に 家 計 が 使 えるお 金 ( 可 処 分 所 得 )と 消 費 支 出 の 差 額 として 定 義 され 最 終 的 にフローの 貯 蓄 や 住 宅 ローン 等 の 借 金 返 済 に 回 される つまり 黒 字 に 影 響 した 要 因 を 見 ることで 家 計 がフローの 貯 蓄 を 行 う 余 力 に 影 響 した 要 因 を 見 ることが 出 来 る 図 表 9 黒 字 額 変 化 の 要 因 分 解 ( 職 業 別 ).. (- 年 の 変 化 万 円 ) 消 費 支 出 削 減 による 影 響 金 融 資 産 純 増 -. 黒 字 額 変 化 -.3 勤 労 収 入 減 少 による 影 響 -6. 税 社 会 保 険 料 上 昇 による 影 響 -8. 労 務 世 作 帯 業 者 民 世 間 帯 職 員 その 他 実 収 入 減 少 による 黒 字 変 化 官 世 公 帯 職 員 ( 注 ) 黒 字 は 可 処 分 所 得 から 消 費 支 出 を 差 し 引 いた 額 として 計 算 される ( 資 料 ) 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) 年 報 年 年 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 9

13 図 表 9 によると 全 ての 世 帯 で 勤 労 収 入 の 減 少 によって 黒 字 が 減 少 している 黒 字 の 減 少 幅 が 最 も 大 きいのは 勤 労 収 入 の 減 少 幅 が 大 きい 官 公 職 員 世 帯 (マイナス.3 万 円 )で これに 労 務 作 業 者 世 帯 ( 同. 万 円 ) 民 間 職 員 世 帯 ( 同. 万 円 )が 続 く いずれの 世 帯 でも 消 費 支 出 の 削 減 は 黒 字 を 押 し 上 げているものの 勤 労 収 入 の 減 少 と 比 べるとその 規 模 は 小 さなものに 止 まり 結 果 として 黒 字 は 減 少 した その 影 響 が 大 きかったのは 労 務 作 業 者 世 帯 である 年 時 点 で 各 世 帯 が 確 保 していた 黒 字 を 見 ると 労 務 作 業 者 世 帯 で 万 円 民 間 職 員 世 帯 で 3 万 円 官 公 職 員 世 帯 で 万 円 であった( 図 表 ) このように 年 時 点 で 確 保 できていた 黒 字 がより 小 さかった 結 果 - 年 にかけて 労 務 作 業 者 世 帯 の 黒 字 減 少 率 はマイナス %となり 官 公 職 員 世 帯 の %を 上 回 った 官 公 職 員 世 帯 では 年 時 点 で 相 対 的 に 大 きな 黒 字 を 確 保 できていたため 年 にかけての 大 幅 な 黒 字 減 少 の インパクトがある 程 度 緩 和 されたと 言 える なお 民 間 職 員 世 帯 の 黒 字 減 少 幅 は 小 さかったため 黒 字 減 少 率 は 7%に 止 まった 次 に 図 表 で 世 帯 主 職 業 別 に 貯 蓄 残 高 の 分 布 を 見 ると 労 務 作 業 者 世 帯 で 貯 蓄 残 高 が 万 円 の 世 帯 の 割 合 が 民 間 職 員 世 帯 や 官 公 職 員 世 帯 より 高 いように 無 貯 蓄 低 貯 蓄 の 予 備 軍 と 言 える 層 がより 厚 く 存 在 している こうしたなか 勤 め 先 収 入 の 減 少 によって 黒 字 がより 急 速 に 減 少 した 労 務 作 業 者 世 帯 では 特 に 無 貯 蓄 低 貯 蓄 予 備 軍 世 帯 で 貯 蓄 を 取 り 崩 し 無 貯 蓄 低 貯 蓄 に 陥 る 世 帯 が 増 えたと 推 察 される 図 表 - 年 の 黒 字 を 巡 る 状 況 ( 職 業 別 ) ( 万 円 ) (%) - 年 の 黒 字 減 少 率 ( 右 目 盛 ) 黒 字 額 ( 年 ) ( 左 目 盛 ) 3 7 労 務 作 業 者 世 帯 民 間 職 員 世 帯 官 公 職 員 世 帯 図 表 世 帯 主 職 業 別 貯 蓄 残 高 の 分 布 (%) 万 円 未 満 3 無 貯 蓄 低 貯 蓄 予 備 軍 労 務 作 業 者 世 帯 民 間 職 員 世 帯 官 公 職 員 世 帯 万 円 以 上 ( 注 ). 二 人 以 上 の 勤 労 者 世 帯. 黒 字 は 可 処 分 所 得 から 消 費 支 出 を 差 し 引 いた 額 として 計 算 ( 資 料 ) 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) 年 報 年 年 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 ( 貯 蓄 残 高 ) ( 注 ) 二 人 以 上 の 勤 労 者 世 帯 年 ( 資 料 ) 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) 年 報 年 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成

14 . 共 働 きは 無 貯 蓄 低 貯 蓄 克 服 の 有 効 な 手 段 となっているのか 前 節 で 見 たように 年 時 点 でフローの 貯 蓄 の 源 泉 としての 黒 字 が 少 なく さらに 貯 蓄 残 高 が 少 ない 世 帯 が 多 い 労 務 作 業 者 世 帯 で 年 にかけて 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 が 増 加 している これは 貯 蓄 の 確 保 という 点 でより 困 難 を 抱 えてきた 世 帯 で この 年 間 にさらに 厳 しい 状 況 が 生 じたことを 意 味 する しかし 仮 に 世 帯 主 の 勤 め 先 収 入 が 減 少 したとしても 家 計 が 世 帯 収 入 を 底 上 げし フローの 貯 蓄 を 行 う 余 力 を 確 保 する 手 段 がない 訳 ではない 例 えば 共 働 きを 行 うなど 世 帯 内 の 就 業 者 数 を 増 や すことで 世 帯 収 入 を 底 上 げすることは 一 つの 有 効 な 方 策 となろう 以 下 では 共 働 きという 世 帯 内 の 働 き 方 の 選 択 が 無 貯 蓄 低 貯 蓄 の 克 服 という 観 点 から 見 てどのような 場 合 に 有 効 な 手 段 となって いるのかを 考 察 する () 世 帯 内 就 業 者 数 の 増 加 だけでは 必 ずしも 無 貯 蓄 低 貯 蓄 を 克 服 できない まず 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) より 二 人 以 上 の 勤 労 者 世 帯 のうち 世 帯 内 の 有 業 者 数 別 に 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 の 割 合 を 確 認 したものが 図 表 である これによると 有 業 人 員 三 人 の 世 帯 では 有 業 人 員 一 人 または 二 人 の 世 帯 と 比 較 して 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 が 相 対 的 に 低 く 上 昇 テンポも 緩 やかである 6 (%) 図 表 有 業 人 員 別 に 見 た 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 有 業 人 員 一 人 有 業 人 員 二 人 8 有 業 人 員 三 人 ( 年 ) ( 注 ) 二 人 以 上 の 勤 労 者 世 帯 有 業 人 員 四 人 以 上 の 世 帯 はサンプル 数 が 少 なく 年 による 変 動 が 大 きいために 割 愛 ( 資 料 ) 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) 年 報 各 年 版 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成

15 一 方 有 業 人 員 一 人 の 世 帯 と 二 人 の 世 帯 を 比 べると 前 者 と 比 べて 後 者 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 が 明 確 に 低 い 傾 向 は 確 認 できない 確 かに 6 年 頃 までは 有 業 人 員 二 人 の 世 帯 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 がより 低 い 傾 向 があったものの 7 年 より 両 者 の 差 は 縮 小 し 概 ね 同 水 準 で 推 移 してい る つまり 年 代 後 半 以 降 は 世 帯 内 の 有 業 人 員 が 一 人 から 二 人 に 増 えることは 必 ずしも 無 貯 蓄 低 貯 蓄 に 陥 るリスクを 低 下 させる 手 段 となっていないということになる こうした 背 景 として - 年 にかけて 世 帯 主 の 賃 金 低 下 を 補 うために これまで 有 業 人 員 一 人 だった 世 帯 で 二 人 目 が 働 く 例 が 増 える 一 方 二 人 目 の 就 業 による 世 帯 収 入 の 増 加 が 一 人 目 ( 世 帯 主 )の 賃 金 低 下 を 十 分 補 っていないことがあると 考 えられる 実 際 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) で 二 人 以 上 の 勤 労 者 世 帯 について 有 業 人 員 別 の 構 成 を 見 ると - 年 にかけて 有 業 者 二 人 の 世 帯 の 割 合 は %から %に 上 昇 した 一 方 この 有 業 者 が 二 人 の 世 帯 のうち 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 の 割 合 は 年 の 7.9%から 年 の.%まで 上 昇 している () 妻 の 本 格 就 業 と 無 貯 蓄 低 貯 蓄 の 克 服 それでは どのような 場 合 に 共 働 きが 無 貯 蓄 低 貯 蓄 克 服 の 有 効 な 手 段 となりうるのだろうか 具 体 的 には 家 計 が 黒 字 を 確 保 し 貯 蓄 の 取 り 崩 しを 回 避 できる 可 能 性 が 高 まるのだろうか これに 関 し 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) ではこれ 以 上 の 詳 細 なデータを 得 られないため 総 務 省 全 国 消 費 実 態 調 査 9 年 を 用 いて 夫 が 勤 労 者 の 共 働 き 世 帯 の 黒 字 の 動 向 を 見 たものが 図 表 3 である ここでは 夫 の 定 期 収 入 妻 の 収 入 別 に 黒 字 ( 可 処 分 所 得 から 消 費 支 出 を 差 し 引 いた 額 )と 黒 字 率 ( 黒 字 が 可 処 分 所 得 に 占 める 割 合 )を 整 理 している また 夫 の 年 齢 平 均 のデータを 見 る 場 合 夫 の 定 期 収 入 が 低 い 世 帯 で 夫 の 平 均 年 齢 が 低 くなるなど 世 帯 の 分 布 に 偏 りが 生 じてしまうことから ここでは 夫 の 年 齢 階 級 別 のデータを 示 している 図 表 3 夫 の 定 期 収 入 妻 の 収 入 別 に 見 た 黒 字 黒 字 率 ( 二 人 以 上 夫 が 勤 労 者 の 共 働 き 世 帯 ) 夫 の 定 期 収 入 万 円 未 満 夫 の 定 期 収 入 万 円 以 上 夫 3 歳 未 満 夫 339 歳 夫 9 歳 夫 9 歳 妻 の 収 入 万 円 未 満 妻 の 収 入 万 円 以 上 妻 の 収 入 万 円 未 満 妻 の 収 入 万 円 以 上 黒 字 ( 万 円 ) 黒 字 率 (%) 3 3 黒 字 ( 万 円 ) 黒 字 率 (%) 黒 字 ( 万 円 ) 黒 字 率 (%) 黒 字 ( 万 円 ) - 9 黒 字 率 (%) - 6 ( 資 料 ) 総 務 省 全 国 消 費 実 態 調 査 9 年 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成

16 ここから 分 かるのは 夫 の 収 入 が 相 対 的 に 低 い 世 帯 の 場 合 妻 が 家 計 補 助 的 に 働 くだけでは 黒 字 の 確 保 が 難 しいことである すなわち 夫 の 定 期 収 入 が 月 額 万 円 未 満 の 世 帯 の 場 合 妻 の 収 入 が 月 額 万 円 未 満 では 3 歳 代 以 降 で 赤 字 ( 黒 字 がマイナス 表 示 )となっており 子 育 てなどで 生 計 費 が 膨 らむ 時 期 に 可 処 分 所 得 で 消 費 支 出 をカバーしにくい 状 況 が 伺 える これに 対 し 夫 の 定 期 収 入 が 万 円 未 満 の 世 帯 でも 妻 の 収 入 が 月 額 万 円 以 上 の 場 合 一 定 の 黒 字 を 確 保 できており その 額 は 夫 の 定 期 収 入 が 万 円 以 上 で 妻 の 収 入 が 月 額 万 未 満 の 世 帯 の 黒 字 と 同 程 度 (69 万 円 )となっている なお 共 働 き 世 帯 の 中 で 最 も 家 計 に 余 裕 があるのは 夫 の 定 期 収 入 が 月 額 万 円 以 上 かつ 妻 の 収 入 が 月 額 万 円 以 上 の 世 帯 であり 黒 字 率 ( 黒 字 が 可 処 分 所 得 に 占 める 割 合 )は 3 割 程 度 に 上 る ここから 分 かるように 夫 の 収 入 が 相 対 的 に 少 ない 世 帯 あるい は 夫 の 収 入 が 一 定 額 以 下 まで 低 下 した 状 況 で 家 計 がフローの 貯 蓄 を 行 う 余 力 を 確 保 するためには 妻 がより 本 格 的 な 就 業 を 行 う 必 要 がある なお 妻 の 収 入 が 高 い 場 合 に 家 計 が 黒 字 を 確 保 しやすい 点 については Ⅲ..()で 見 た 世 帯 主 の 職 業 別 の 家 計 収 支 からも 確 認 できる 前 掲 の 図 表 で 見 たように 世 帯 主 の 職 業 別 に 見 た 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 は 官 公 職 員 世 帯 で 最 も 低 い 水 準 で 推 移 している 前 述 のように 世 帯 主 の 勤 め 先 収 入 ( 一 カ 月 あたり)について 年 の 変 化 をみると 民 間 職 員 世 帯 でマイナス. 万 円 労 務 作 業 者 世 帯 でマイナス. 万 円 であったのに 対 し 官 公 職 員 世 帯 ではマイナス. 万 円 と 減 少 幅 が 大 きかった しかし 年 時 点 で 世 帯 主 の 勤 め 先 収 入 が 他 の 世 帯 よりも 高 水 準 であったことに 加 え 妻 の 勤 め 先 収 入 が 労 務 作 業 者 世 帯 民 間 職 員 世 帯 の 約 倍 に 相 当 する 万 円 を 維 持 したことが( 図 表 ) 官 公 職 員 世 帯 の 勤 め 先 収 入 全 体 の 安 定 とフローの 貯 蓄 を 行 う 余 力 の 維 持 に 貢 献 したと 考 えられる 図 表 世 帯 あたり 勤 め 先 収 入 の 総 額 内 訳 に 見 られる 変 化 ( 世 帯 主 職 業 別 ) ( 万 円 ) その 他 世 帯 主 配 偶 者 世 帯 主 勤 め 先 収 入 労 務 作 業 者 世 帯 民 間 職 員 世 帯 官 公 職 員 世 帯 ( 年 ) ( 注 ) 二 人 以 上 の 勤 労 者 世 帯 ( 資 料 ) 総 務 省 家 計 調 査 ( 家 計 収 支 編 詳 細 結 果 表 ) より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 3

17 このように 官 公 職 員 世 帯 で 世 帯 主 の 配 偶 者 の 勤 め 先 収 入 が 多 い 背 景 には 夫 が 官 公 職 員 の 世 帯 で 妻 が 公 務 員 として 働 くケースが 相 対 的 に 多 く 3 妻 のフルタイム 勤 務 によって 世 帯 主 の 配 偶 者 の 妻 の 勤 め 先 収 入 が 押 し 上 げられていることがあると 考 えられる 実 際 公 務 員 として 働 く 女 性 の 場 合 専 門 職 などと 同 様 に 出 産 した 女 性 の 就 業 継 続 率 が 高 く その 背 景 として 育 児 休 業 の 利 用 可 能 性 の 高 さが 指 摘 されている( 仙 田 ()) また 夫 の 公 務 員 就 業 は 長 時 間 労 働 や 転 勤 の 少 なさから 妻 の 就 業 を 促 す 方 向 に 寄 与 するという 指 摘 もある( 黒 宮 (3)) つまり 女 性 にとっての 育 児 休 業 の 取 得 のしや すさや 夫 が 育 児 を 行 いやすい 働 き 方 夫 の 転 勤 によるキャリアの 中 断 が 生 じ 難 い 環 境 は 女 性 の 就 業 継 続 を 支 えることを 通 じて 官 公 職 員 世 帯 がフローの 貯 蓄 を 行 う 余 力 を 確 保 する 鍵 の 一 つとなって いる 可 能 性 がある このことは 労 務 作 業 者 世 帯 の 妻 や 民 間 職 員 世 帯 にも 当 てはまる つまり 女 性 が 出 産 で 離 職 する ことを 防 ぐ 支 援 や 子 育 てが 一 段 落 した 女 性 の 本 格 就 業 を 支 える 保 育 の 拡 充 や 再 就 職 支 援 が 世 帯 主 賃 金 が 全 般 的 に 低 迷 するなかで 家 計 が 無 貯 蓄 低 貯 蓄 を 克 服 する 鍵 となる 可 能 性 が 高 い IV. おわりに 本 稿 では 二 人 以 上 の 勤 労 者 世 帯 を 中 心 に 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 動 向 と 働 き 方 との 関 わりを 見 て きた 年 代 以 降 も 勤 労 者 世 帯 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 が 増 加 している 大 きな 要 因 として 現 業 部 門 で 働 く 労 働 者 の 賃 金 低 下 が もともと 黒 字 を 確 保 する 余 力 が 相 対 的 に 小 さく 無 貯 蓄 低 貯 蓄 予 備 軍 が 多 い 労 務 作 業 者 世 帯 で 実 際 に 無 貯 蓄 低 貯 蓄 に 陥 る 世 帯 を 増 やしていることがあると 考 えられる もちろん 民 間 職 員 世 帯 や 官 公 職 員 世 帯 でも 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 が 上 昇 しているように 賃 金 低 下 の 影 響 は 勤 労 者 世 帯 全 般 に 及 んでいるものの 日 本 の 中 間 層 を 形 成 してきた 労 務 作 業 者 世 帯 で 家 計 の 余 裕 度 が 少 ない 世 帯 が 急 速 に 増 加 していることは 大 きな 問 題 である 本 稿 で 見 たように 世 帯 主 の 収 入 が 低 い 世 帯 がフローの 貯 蓄 を 行 う 余 力 を 確 保 するためには 単 に 世 帯 内 の 就 業 者 数 を 増 やすだけでは 十 分 でない 世 帯 内 の 二 人 目 の 就 業 者 が 本 格 的 に 働 いて 一 定 額 以 上 の 勤 労 収 入 を 確 保 することが 必 要 である 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 増 加 に 歯 止 めをかける 上 で 幾 つかの 方 策 が 考 えられる まず 製 造 業 や 建 設 業 の 現 業 部 門 など 労 働 者 数 と 賃 金 がともに 減 少 する 分 野 から 成 長 産 業 への 労 働 力 の 移 動 を 進 める ことが 必 要 である そのためには サービス 業 などで 質 の 高 い 雇 用 機 会 を 創 出 すること 成 長 産 業 へ の 労 働 力 の 移 動 を 支 える 職 業 訓 練 や 就 労 支 援 を 強 化 することが 求 められる また 結 婚 出 産 した 女 性 が 本 格 的 に 働 いて 家 計 を 支 えられる 環 境 を 整 備 することも 重 要 である 配 偶 者 のいる 女 性 の 就 業 継 続 に 影 響 する 要 因 に 関 しては 様 々な 実 証 研 究 が 行 われており 夫 の 所 得 妻 の 職 種 賃 金 学 歴 家 庭 内 の 支 援 ( 夫 の 育 児 参 加 や 労 働 時 間 ) 保 育 や 育 児 休 業 の 利 用 しやすさ 親 世 代 との 同 居 近 住 子 育 てに 関 わる 価 値 観 などが 影 響 することが 指 摘 されている( 大 嶋 (9)) 3 総 務 省 国 勢 調 査 年 によれば 夫 が 就 業 者 の 世 帯 のうち 妻 が 就 業 している 割 合 は 6% 夫 が 公 務 員 ( 他 に 分 類 されないもの) の 世 帯 のうち 妻 が 就 業 している 割 合 は 6%と ともに 6 割 程 度 である しかし 夫 が 就 業 者 かつ 妻 が 就 業 している 世 帯 のうち 妻 が 公 務 員 の 割 合 は %であるのに 対 し 夫 が 公 務 員 かつ 妻 が 就 業 している 世 帯 のうち 妻 が 公 務 員 の 世 帯 は 7%に 上 る

18 そうであるならば 待 機 児 童 の 多 い 大 都 市 圏 を 中 心 に 子 育 てを 社 会 で 支 えるインフラを 充 実 する ことや 夫 婦 ともに 育 児 家 事 を 分 担 できる 環 境 整 備 などが 女 性 の 本 格 就 業 を 進 める 上 での 優 先 課 題 となろう 特 に 質 の 高 い 保 育 や 放 課 後 児 童 クラブの 供 給 を 拡 大 すること 男 性 も 含 めて 仕 事 と 育 児 を 両 立 できる 働 き 方 をより 強 力 な 形 で 推 進 すること 夫 の 転 勤 や 出 産 で 一 度 離 職 した 女 性 が 再 び 本 格 的 に 就 業 するために 職 業 訓 練 や 就 労 指 導 などの 支 援 をより 強 化 することが 課 題 となろう このほか 女 性 にとっての 良 質 な 雇 用 機 会 を 増 やすことも 必 要 である 女 性 の 就 業 率 は 上 昇 傾 向 に あるものの 女 性 がキャリア 形 成 の 可 能 性 や 安 定 した 所 得 を 得 られる 仕 事 を 確 保 できる 可 能 性 はむし ろ 低 下 している その 背 景 には 女 性 が 活 躍 してきた 事 務 職 や 製 造 等 作 業 職 販 売 職 などで 正 社 員 から 非 正 社 員 への 置 き 換 えが 進 んできたこと 近 年 雇 用 の 拡 大 が 著 しい 専 門 技 術 職 やサービス 職 など でもその 中 身 が 非 正 社 員 中 心 となっていることがある( 大 嶋 ()) 非 正 社 員 への 教 育 訓 練 投 資 を 行 なう 企 業 への 支 援 職 場 限 定 型 正 社 員 や 職 務 限 定 型 正 社 員 など 多 様 な 正 社 員 の 推 進 を 通 じて 良 質 な 雇 用 機 会 を 拡 大 していく 必 要 がある このほか 配 偶 者 のいる 女 性 の 就 業 調 整 を 促 す 制 度 の 見 直 しも 課 題 であろう 夫 婦 と 子 どもからな る 妻 が 有 業 者 の 世 帯 について 見 ると 妻 の 年 収 が 万 円 未 満 の 世 帯 が 約 割 万 円 未 満 の 世 帯 が 約 6 割 を 占 める( 厚 生 労 働 省 就 業 構 造 基 本 調 査 7 年 ) 背 景 に 3 万 円 の 壁 3 万 円 の 壁 といわれるように 税 制 や 社 会 保 険 制 度 の 設 計 上 配 偶 者 のいる 女 性 が 一 定 額 以 上 の 賃 金 を 得 ると 夫 婦 で 合 算 した 可 処 分 所 得 が 減 少 するため 女 性 がこの 範 囲 に 納 まるように 就 労 調 整 を 行 っているこ とが 様 々な 研 究 で 指 摘 されている このような 制 度 設 計 についても 女 性 の 本 格 就 業 を 促 す 観 点 か ら 見 直 していくことが 必 要 であろう [ 参 考 文 献 ] 大 嶋 寧 子 (9) 就 業 ニーズ 別 にみた 女 性 雇 用 促 進 の 課 題 - 歳 の 有 配 偶 女 性 の 就 業 希 望 は 68 万 人 規 模 みずほリポート 9 年 7 月 8 日 大 嶋 寧 子 () 不 安 家 族 働 けない 転 落 社 会 を 克 服 せよ 日 本 経 済 新 聞 出 版 社 黒 宮 亜 希 子 (3) 仕 事 と 子 育 ての 両 立 を 規 定 する 要 因 はなにか- 先 行 研 究 のフレームと 今 後 の 展 望 - 同 志 社 社 会 学 研 究 会 同 志 社 社 会 学 研 究 No. 7 pp.3-9 仙 田 幸 子 () 既 婚 女 性 の 就 業 継 続 と 育 児 資 源 の 関 係 - 職 種 と 出 生 コーホートを 手 がかりにして- 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 人 口 問 題 研 究 No.8- pp.- 内 閣 府 () 無 貯 蓄 世 帯 比 率 の 比 較 今 週 の 指 標 No.77 厚 生 労 働 省 就 業 構 造 基 本 調 査 によれば 997 年 から 7 年 にかけて 配 偶 者 のいない 女 性 雇 用 者 のうち 正 社 員 の 割 合 は 69% から %まで 低 下 した また 配 偶 者 のいる 女 性 雇 用 者 のうち 正 社 員 の 割 合 も 6%から 38%へと 低 下 した 3 万 円 の 壁 とは 所 得 税 制 における 配 偶 者 控 除 制 度 やこれに 準 じた 夫 の 勤 め 先 企 業 の 配 偶 者 手 当 の 存 在 により 妻 の 年 収 が 3 万 円 を 超 える 場 合 に 夫 婦 の 可 処 分 所 得 が 低 下 することを 指 す これに 対 し 3 万 円 の 壁 とは 公 的 年 金 等 の 社 会 保 険 制 度 において サラリーマンや 公 務 員 などの 妻 が 夫 の 扶 養 の 範 囲 内 ( 年 収 3 万 円 未 満 )の 場 合 保 険 料 の 納 付 を 求 められないのに 対 し この 範 囲 を 超 えると 妻 が 夫 の 扶 養 の 範 囲 を 外 れ 自 ら 社 会 保 険 料 の 負 担 を 求 められ 夫 婦 の 可 処 分 所 得 が 大 幅 に 減 少 することを 指 す

19 [ 補 論 ] 各 種 調 査 に 見 られる 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 の 相 違 について. 金 融 行 動 世 論 調 査 で 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 割 合 が 高 い 背 景 家 計 の 金 融 資 産 あるいは 貯 蓄 の 保 有 状 況 を 把 握 できる 統 計 には 金 融 広 報 中 央 委 員 会 家 計 の 金 融 行 動 に 関 する 世 論 調 査 厚 生 労 働 省 国 民 生 活 基 礎 調 査 総 務 省 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) な どがある しかし 本 稿 で 見 たように それぞれの 統 計 で 把 握 できる 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 や 貯 蓄 がない 世 帯 ( 貯 蓄 が 一 定 額 未 満 の 世 帯 ) の 割 合 には 無 視 できない 差 がある 特 に 金 融 行 動 世 論 調 査 では 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 の 割 合 が 他 の 統 計 と 比 較 して 高 く その 理 由 を 理 解 したうえで 適 切 に 利 用 する 必 要 がある その 背 景 として 第 一 に 金 融 行 動 世 論 調 査 で 金 融 資 産 に 営 業 用 の 貯 蓄 が 除 外 されていること が 考 えうる( 参 考 図 表 ) 具 体 的 には 金 融 行 動 世 論 調 査 における 金 融 資 産 には 預 貯 金 や 生 命 保 険 損 害 保 険 個 人 年 金 保 険 債 券 株 式 投 資 信 託 財 形 などの 金 融 商 品 が 含 まれるが 商 工 業 や 農 林 漁 業 等 事 業 のために 保 有 する 金 融 資 産 は 除 かれると 定 義 されている これに 対 し 国 民 生 活 基 礎 調 査 及 び 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) における 貯 蓄 の 定 義 は 金 融 行 動 世 論 調 査 とおおむね 重 なるものの 家 計 用 ( 個 人 用 )だけでなく 営 業 用 の 貯 蓄 も 含 まれるとされている 金 融 資 産 貯 蓄 の 種 類 参 考 図 表 各 種 調 査 における 金 融 資 産 貯 蓄 の 種 類 金 融 行 動 世 論 調 査 < 金 融 資 産 > 国 民 生 活 基 礎 調 査 < 貯 蓄 > 家 計 調 査 < 貯 蓄 > 銀 行 等 (ゆうちょ 銀 行 金 融 機 関 (ゆうちょ 銀 行 銀 行 銀 行 信 用 金 庫 信 用 組 合 信 用 金 庫 農 業 共 同 組 合 等 )への 預 貯 金 (ゆうちょ 銀 行 の 貯 金 農 協 労 働 金 庫 その 他 金 融 機 関 )の 通 常 貯 金 普 通 預 金 定 額 定 期 外 貨 預 金 含 む) 通 常 貯 金 普 通 預 金 当 座 預 金 貯 金 ( 預 金 ) 積 立 貯 金 ( 預 金 ) 積 立 貯 金 ( 預 金 ) 定 期 定 額 貯 金 ( 当 座 預 金 等 預 金 ) その 他 預 貯 金 生 命 保 険 個 人 年 金 保 険 生 命 保 険 損 害 保 険 生 命 保 険 個 人 年 金 保 険 損 害 保 険 簡 易 保 険 ( 掛 け 捨 てを 簡 易 保 険 ( 保 険 商 品 年 金 商 品 損 害 保 険 除 く) 掛 け 捨 て 除 く) 株 式 株 式 投 資 信 託 債 券 公 社 債 信 託 金 銭 信 託 貸 付 信 託 財 形 貯 蓄 ( 一 般 財 形 財 形 年 金 財 形 住 宅 ) 株 式 株 式 投 資 信 託 債 券 公 社 債 投 資 信 託 金 銭 信 託 貸 付 信 託 その 他 の 預 貯 金 ( 財 形 貯 蓄 社 内 預 金 等 ) 株 式 株 式 投 資 信 託 債 券 公 社 債 信 託 貸 付 信 託 金 銭 信 託 社 内 預 金 その 他 の 預 貯 金 備 考 その 他 金 融 商 品 ( 抵 当 証 券 金 貯 蓄 口 座 金 融 派 生 商 品 ) 商 工 業 や 農 林 漁 業 等 事 業 の ために 保 有 している 金 融 資 産 や 給 与 振 込 口 座 振 替 など 一 時 的 にしか 口 座 にとどまら ないような 預 貯 金 は 含 めない ( 資 料 ) 各 種 調 査 の 用 語 説 明 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 家 計 用 だけでなく 個 人 営 業 の ための 分 も 含 む 個 人 用 だけでなく 営 業 用 の ものを 含 む 6

20 この 点 に 関 して 世 帯 主 の 職 業 別 構 成 を 確 認 すると 金 融 行 動 世 論 調 査 6 年 ( 世 帯 主 の 職 業 別 構 成 比 は 6 年 まで 提 供 されているため ここでは 6 年 のデータを 見 ている)では 回 答 世 帯 のうち 自 営 業 主 及 び 農 林 漁 業 者 世 帯 が %を 占 めるのに 対 し 国 民 生 活 基 礎 調 査 年 では 最 多 所 得 者 の 職 業 が 自 営 業 主 の 世 帯 は 3% 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) 年 では 個 人 経 営 世 帯 ( 世 帯 主 が 商 人 及 び 職 人 自 営 業 主 農 林 漁 業 従 事 者 )の 割 合 が 3%と 金 融 行 動 世 論 調 査 で 自 営 業 者 の 割 合 が 最 も 高 い 6 また 金 融 行 動 世 論 調 査 では 自 営 業 主 及 び 農 林 漁 業 者 世 帯 のうち 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 の 割 合 は 6%であり 自 営 業 主 及 び 農 林 漁 業 者 世 帯 以 外 の % と 比 較 して 高 い ただし 金 融 行 動 世 論 調 査 6 年 より 仮 に 自 営 業 主 及 び 自 営 業 主 世 帯 の 構 成 比 が 3%まで 低 下 (それ 以 外 の 世 帯 の 構 成 比 が 87%へと 上 昇 )する 場 合 の 影 響 を 試 算 すると 金 融 資 産 を 保 有 しな い 世 帯 の 割 合 は.3%ポイント 低 下 するに 止 まり その 影 響 は 限 定 的 である したがって 金 融 行 動 世 論 調 査 で 自 営 業 世 帯 や 農 林 漁 業 世 帯 の 割 合 が 高 いことは 同 調 査 における 金 融 資 産 を 保 有 しな い 世 帯 の 割 合 を 他 の 調 査 よりも 高 めている 一 因 ではあるものの その 影 響 は 小 さいと 考 えられる 次 に 金 融 行 動 世 論 調 査 では 金 融 資 産 には 給 与 振 込 口 座 振 替 など 一 時 的 にしか 口 座 に 止 ま らない 預 貯 金 を 含 まないとされているのに 対 し 国 民 生 活 基 礎 調 査 及 び 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) の 質 問 票 では そうした 預 貯 金 を 貯 蓄 から 排 除 するとの 記 述 は 特 に 見 当 たらない そのため 国 民 生 活 基 礎 調 査 及 び 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) で 回 答 者 は 給 与 振 込 口 座 等 に 滞 留 する 小 額 の 預 金 も 貯 蓄 と 認 識 し その 分 両 調 査 で 貯 蓄 がない 世 帯 や 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 の 割 合 が 低 く なっている 可 能 性 がある これについては 内 閣 府 ()でも 貯 蓄 がより 少 ない 世 帯 で 一 時 的 な 預 貯 金 が 貯 蓄 と 認 識 され ている 可 能 性 が 指 摘 されている そこで 内 閣 府 ()の 分 析 を 参 考 に 年 のデータについて 金 融 資 産 又 は 貯 蓄 を 保 有 する 世 帯 のうち その 額 が 万 円 未 満 の 世 帯 の 割 合 を 確 認 すると 金 融 行 動 世 論 調 査 では 7%に 止 まるのに 対 し 国 民 生 活 基 礎 調 査 では %とやや 高 くなっている 7 少 額 の 金 融 資 産 を 保 有 する 世 帯 の 割 合 が 金 融 行 動 世 論 調 査 でより 低 いのは これが 同 調 査 で 定 義 さ れる 金 融 資 産 に 少 額 の 滞 留 預 金 が 含 まれていないことによる 可 能 性 がある ただし これが 金 融 行 動 世 論 調 査 で 金 融 資 産 を 保 有 しない 世 帯 の 割 合 が 他 の 調 査 よりも 高 い 理 由 のうち どの 程 度 を 説 明 しうるかについては 公 表 データから 判 断 することは 困 難 である. 国 民 生 活 基 礎 調 査 と 家 計 調 査 で 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 が 異 なる 背 景 また 国 民 生 活 基 礎 調 査 及 び 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) の 二 つについても 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 の 割 合 が 異 なる その 理 由 としてまず 二 つの 調 査 では 同 じ 無 職 世 帯 や 収 入 が 少 ない 世 帯 であっても その 中 身 が 異 なることが 考 えられる まず 国 民 生 活 基 礎 調 査 年 で 回 答 世 帯 の 仕 事 別 (ここでは 最 多 所 得 者 の 仕 事 で 分 類 される)の 分 布 と 貯 蓄 の 動 向 を 見 ると 仕 事 が 無 い 又 6 金 融 行 動 世 論 調 査 及 び 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) は 二 人 以 上 の 世 帯 国 民 生 活 基 礎 調 査 は 全 世 帯 に 占 める 割 合 7 いずれも 二 人 以 上 世 帯 なお 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) では 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 に 貯 蓄 がゼロの 世 帯 が 含 まれ 貯 蓄 を 保 有 するが 万 円 未 満 の 世 帯 の 割 合 を 特 定 出 来 ないため ここではデータを 示 していない 7

21 は 就 業 状 況 が 不 明 の 世 帯 は 9%を 占 め これらの 世 帯 のうち 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 は 6% に 上 る 一 方 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) 年 では 回 答 世 帯 のうち 有 業 人 員 がいない 世 帯 が %を 占 めるものの( 分 類 上 就 業 状 態 が 不 明 の 世 帯 はなし) これら 世 帯 のうち 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 割 合 は 6%と 少 ない また 同 じ 収 入 が 少 ない 世 帯 であっても 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) の 世 帯 の 方 が 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 が 低 い 国 民 生 活 基 礎 調 査 では 所 得 第 一 分 位 世 帯 ( 世 帯 収 入 を 下 から 並 べて 下 位 %に 入 る 世 帯 )のうち 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 が 3%を 占 めるのに 対 し 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) では 所 得 第 一 分 位 世 帯 のうち 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 割 合 は %に 止 まる これらからは 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) における 有 業 者 のいない 世 帯 や 低 収 入 世 帯 の 中 には フローの 収 入 は 少 ないものの 貯 蓄 をある 程 度 確 保 している 高 齢 者 世 帯 などがより 多 く 含 まれている 可 能 性 があることが 伺 える これに 対 し 国 民 生 活 基 礎 調 査 の 場 合 無 職 かつ 低 貯 蓄 の 世 帯 の 割 合 が 高 いこと 低 収 入 かつ 低 貯 蓄 の 割 合 が 高 いことなどから 判 断 するに 家 計 調 査 よりもフロー ス トック 両 面 で 経 済 的 余 裕 の 少 ない 失 業 者 世 帯 や 高 齢 者 世 帯 がより 多 く 含 まれている 可 能 性 がある こ れが 国 民 生 活 基 礎 調 査 と 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) で 貯 蓄 が 万 円 未 満 の 世 帯 の 割 合 が 異 なる 一 因 となっていると 考 えられるものの そうしたサンプルの 偏 りが 両 者 の 違 いをどの 程 度 説 明 するかを 確 認 することは 困 難 である このほか より 影 響 は 小 さいと 推 察 されるものの 二 つの 統 計 で 質 問 の 仕 方 の 違 いがやや 異 なるこ とが 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 の 差 に 影 響 している 可 能 性 がある 具 体 的 には その 他 の 預 貯 金 という 項 目 について 国 民 生 活 基 礎 調 査 では その 他 の 預 貯 金 ( 財 形 貯 蓄 社 内 預 金 等 ) と 例 示 されているため 回 答 世 帯 が 金 融 機 関 に 預 けていない 雑 多 な 余 裕 資 金 を 貯 蓄 から 除 外 している 可 能 性 がある これに 対 し 家 計 調 査 ( 貯 蓄 負 債 編 ) では その 他 の 預 貯 金 という 項 目 の 詳 細 は 示 されておらず 回 答 世 帯 がタンス 預 金 等 の 余 裕 資 金 についても 貯 蓄 に 含 めている 可 能 性 があ る ただし このような タンス 預 金 要 因 についても 個 々の 回 答 者 に その 他 預 貯 金 の 具 体 的 内 容 を 問 わない 限 り その 影 響 を 正 確 に 測 ることは 難 しい 以 上 を 総 合 すると 各 種 調 査 に 見 られる 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 の 割 合 の 相 違 については 公 表 データ からその 理 由 を 定 量 的 に 把 握 することは 難 しい 様 々なデータから 金 融 資 産 ( 貯 蓄 )の 範 囲 や 回 答 世 帯 の 中 身 の 違 いが 一 定 程 度 影 響 していると 考 えられるものの いずれも 傍 証 に 過 ぎず より 厳 密 な 検 証 には 個 票 の 検 証 あるいは 回 答 者 に 関 するより 詳 細 な 属 性 情 報 が 必 要 である いずれにしても 無 貯 蓄 低 貯 蓄 世 帯 のデータは 以 上 のような 統 計 ごとの 特 徴 に 十 分 留 意 した 上 で 使 用 することが 重 要 であろう 8

第25回税制調査会 総25-1

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