第 1 章 第 1 節 計 画 の 目 的 第 1 節 計 画 の 目 的 名 古 屋 市 は これまで 伊 勢 湾 台 風 や 東 海 豪 雨 などの 自 然 災 害 に 見 舞 われ 多 くの 尊 い 命 や 貴 重 な 財 産 を 自 然 の 猛 威 により 失 ってきた また 今 日 では

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1 第 1 章 総 則

2 第 1 章 第 1 節 計 画 の 目 的 第 1 節 計 画 の 目 的 名 古 屋 市 は これまで 伊 勢 湾 台 風 や 東 海 豪 雨 などの 自 然 災 害 に 見 舞 われ 多 くの 尊 い 命 や 貴 重 な 財 産 を 自 然 の 猛 威 により 失 ってきた また 今 日 では 名 古 屋 市 を 含 むこの 地 方 は 南 海 トラ フで 発 生 する 大 規 模 地 震 による 甚 大 かつ 広 範 囲 な 災 害 の 発 生 が 危 惧 されている こうした 状 況 のもと 名 古 屋 市 においては 平 成 18 年 名 古 屋 市 防 災 条 例 ( 平 成 18 年 名 古 屋 市 条 例 第 66 号 以 下 防 災 条 例 という )を 定 め 自 分 で 自 分 や 自 分 の 家 族 を 守 るという 自 助 地 域 の 住 民 や 事 業 者 の 助 け 合 いによる 共 助 行 政 が 市 民 や 事 業 者 の 活 動 を 支 援 し それらの 者 の 安 全 を 確 保 するという 公 助 の 理 念 を 念 頭 に 市 民 事 業 者 及 び 市 が 協 働 して 安 全 で 安 心 して 暮 らせる 災 害 に 強 いまちづくりを 進 めていくことを 目 指 している この 計 画 は 災 害 対 策 基 本 法 ( 昭 和 36 年 法 律 第 223 号 以 下 災 対 法 という ) 第 42 条 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 ( 昭 和 53 年 法 律 第 73 号 以 下 大 震 法 という ) 第 6 条 及 び 南 海 トラフ 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 の 推 進 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 平 成 14 年 法 律 第 92 号 以 下 南 海 トラフ 推 進 法 と いう ) 第 5 条 の 規 定 に 基 づき 暴 風 竜 巻 豪 雨 洪 水 崖 崩 れ 土 石 流 高 潮 地 震 津 波 地 滑 りその 他 の 異 常 な 自 然 現 象 又 は 大 規 模 な 火 災 爆 発 放 射 性 物 質 の 大 量 放 出 車 両 船 舶 航 空 機 等 による 集 団 的 大 事 故 並 びに 産 業 災 害 等 に 対 処 するため 名 古 屋 市 防 災 会 議 が 市 域 ( 石 油 コンビ ナート 等 災 害 防 止 法 にかかる 特 別 防 災 区 域 を 除 く )にかかる 防 災 に 関 し 市 及 び 関 係 機 関 が 処 理 すべき 事 務 並 びに 業 務 の 大 綱 を 中 心 として 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 及 び 災 害 復 旧 について 総 合 的 な 計 画 を 定 め 計 画 的 かつ 効 率 的 な 防 災 行 政 の 推 進 と 住 民 の 積 極 的 な 協 力 による 諸 活 動 の 円 滑 な 実 施 を 図 り もって 防 災 の 万 全 を 期 することを 目 的 とする また 平 成 23 年 3 月 11 日 に 発 生 した 東 日 本 大 震 災 を 起 因 とする 東 京 電 力 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 の 事 故 による 放 射 性 物 質 の 拡 散 状 況 を 考 慮 すると 本 市 には 原 子 力 発 電 所 又 は 原 子 炉 施 設 は 立 地 して おらず 予 防 的 防 護 措 置 を 実 施 する 準 備 区 域 (PAZ:PrecautionaryActionZone 原 子 力 施 設 から 半 径 5kmを 目 安 ) 及 び 緊 急 時 防 護 措 置 を 準 備 する 区 域 (UPZ:UrgentProtectiveActionPlanningZone 原 子 力 施 設 から 概 ね30km)に 含 まれていない しかし 静 岡 県 福 井 県 などに 立 地 する 原 子 力 発 電 所 等 において 原 子 力 緊 急 事 態 が 発 生 した 場 合 に 備 え 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 の 保 護 を 最 優 先 に 考 え 市 民 の 心 理 的 動 揺 や 混 乱 をできる 限 り 低 く 抑 え 風 評 被 害 を 始 めとする 社 会 的 混 乱 に 基 づ く 市 民 生 活 や 地 域 産 業 に 係 るダメージを 最 小 限 に 抑 えることを 目 的 とする 防 災 条 例 で 定 める 施 策 と 計 画 が 着 実 に 実 行 されることで 両 者 が 車 輪 の 両 輪 となって より 一 層 災 害 に 強 いまちを 実 現 し 後 の 世 代 に 安 全 で 安 心 して 暮 らせるまち 名 古 屋 を 引 き 継 ぐことが できるものと 信 じる - 9 -

3 第 1 章 第 2 節 計 画 の 性 格 等 第 2 節 計 画 の 性 格 等 第 1 計 画 の 性 格 1 この 計 画 は 災 害 に 対 処 するための 基 本 的 な 計 画 を 定 めるものであり 共 通 編 風 水 害 等 災 害 対 策 計 画 編 地 震 災 害 対 策 計 画 編 原 子 力 災 害 対 策 計 画 編 産 業 災 害 対 策 計 画 編 附 属 資 料 編 の 構 成 とする 2 共 通 編 は 各 種 災 害 に 共 通 する 総 則 及 び 予 防 計 画 を 取 りまとめる 3 風 水 害 等 災 害 対 策 計 画 編 地 震 災 害 対 策 計 画 編 及 び 原 子 力 災 害 対 策 計 画 編 は 災 害 応 急 対 策 計 画 及 び 災 害 復 旧 計 画 について 取 りまとめる (1) 災 害 応 急 対 策 計 画 災 害 に 対 する 応 急 対 策 計 画 について 取 りまとめる (2) 災 害 復 旧 計 画 災 害 に 対 する 復 旧 計 画 について 取 りまとめる 4 産 業 災 害 対 策 計 画 編 は 産 業 災 害 の 防 災 に 関 し 必 要 な 事 項 を 定 める 5 附 属 資 料 編 は 各 種 災 害 に 関 する 資 料 を 取 りまとめる 6 名 古 屋 市 の 各 局 室 区 及 び 関 係 機 関 は この 計 画 に 定 める 方 針 に 従 い 防 災 対 策 の 向 上 に 努 め るとともに 災 害 対 策 に 係 る 諸 活 動 を 行 うにあたっての 具 体 的 なマニュアル 等 を 作 成 し 防 災 に 対 する 万 全 を 期 するものとする 7 この 計 画 を 効 果 的 に 推 進 するため 防 災 に 関 する 政 策 方 針 決 定 過 程 をはじめとする 様 々な 場 面 における 女 性 や 高 齢 者 障 害 者 などの 参 画 を 拡 大 し 男 女 共 同 参 画 その 他 多 様 な 視 点 を 取 り 入 れた 防 災 体 制 を 確 立 するよう 努 めるものとする 第 2 計 画 の 修 正 この 計 画 は 災 対 法 第 42 条 の 規 定 に 基 づき 本 市 をとりまく 諸 条 件 の 変 化 をみきわめ 毎 年 検 討 を 加 え 必 要 があると 認 めるときには これを 修 正 するなど 弾 力 的 な 運 用 を 図 っていくものとする 第 3 計 画 の 習 熟 名 古 屋 市 の 各 局 室 区 及 び 関 係 機 関 は 平 素 から 研 修 訓 練 等 の 機 会 をとらえ 本 計 画 及 びこの 計 画 に 基 づく 各 種 業 務 規 程 マニュアル 等 の 習 熟 に 努 めなければならない ( 資 料 ) 名 古 屋 市 防 災 会 議 条 例 ( 附 属 資 料 編 413 ページ) 名 古 屋 市 防 災 会 議 運 営 要 綱 ( 附 属 資 料 編 415 ページ)

4 第 1 章 第 3 節 各 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 3 節 各 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 名 古 屋 市 及 び 関 係 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 は 概 ね 次 のとおりである 第 1 名 古 屋 市 1 名 古 屋 市 防 災 会 議 に 関 する 事 務 2 防 災 に 関 する 組 織 の 整 備 3 防 災 に 関 する 調 査 研 究 4 都 市 防 災 構 造 の 強 化 5 防 災 に 関 する 施 設 及 び 設 備 の 設 置 整 備 6 防 災 に 関 する 物 資 及 び 資 材 の 備 蓄 整 備 7 防 災 に 関 する 知 識 の 普 及 並 びに 防 災 に 関 する 教 育 及 び 訓 練 の 実 施 8 自 主 防 災 組 織 等 地 域 防 災 力 の 充 実 整 備 9 ボランティアによる 防 災 活 動 の 環 境 整 備 10 災 害 予 警 報 を 始 めとする 災 害 に 関 する 情 報 ( 東 海 地 震 に 関 する 警 戒 宣 言 東 海 地 震 に 関 連 する 情 報 等 を 含 む )の 収 集 伝 達 並 びに 避 難 の 勧 告 又 は 指 示 及 び 災 害 広 報 広 聴 11 災 害 情 報 の 収 集 伝 達 及 び 被 害 調 査 12 消 防 水 防 その 他 の 応 急 措 置 13 避 難 地 避 難 路 消 防 用 施 設 その 他 地 震 防 災 上 緊 急 に 整 備 すべき 施 設 等 の 整 備 14 消 防 浸 水 対 策 救 助 その 他 防 災 に 関 する 業 務 施 設 設 備 の 整 備 15 緊 急 輸 送 の 確 保 16 被 災 者 の 応 急 救 助 及 び 保 護 17 公 共 土 木 施 設 農 地 及 び 農 業 用 施 設 等 に 対 する 応 急 措 置 18 災 害 時 の 医 療 清 掃 防 疫 その 他 の 保 健 衛 生 に 関 する 応 急 措 置 19 文 教 対 策 20 地 震 防 災 応 急 対 策 を 実 施 すべき 事 業 所 等 に 対 し 必 要 に 応 じそのとるべき 措 置 について 指 示 要 請 又 は 勧 告 21 農 産 物 家 畜 林 産 物 及 び 水 産 物 に 対 する 応 急 措 置 22 災 害 復 旧 復 興 23 道 路 の 通 行 禁 止 又 は 制 限 警 戒 区 域 の 設 定 その 他 社 会 秩 序 の 維 持 24 被 災 児 童 生 徒 等 に 対 する 応 急 の 教 育 25 被 災 建 築 物 宅 地 の 応 急 危 険 度 判 定 活 動 26 危 険 物 施 設 の 保 安 確 保 に 必 要 な 指 導 助 言 及 び 立 入 検 査 27 地 下 街 等 の 保 安 確 保 に 必 要 な 消 防 設 備 の 指 導 助 言 及 び 立 入 検 査 28 公 共 土 木 施 設 農 地 及 び 農 林 水 産 用 施 設 等 の 新 設 改 良 及 び 災 害 復 旧 29 東 海 地 震 注 意 情 報 が 発 表 された 段 階 から 応 急 復 旧 に 必 要 な 人 員 資 機 材 の 確 認 30 放 射 性 物 質 による 汚 染 の 除 去 への 協 力 31 原 子 力 災 害 発 生 時 における 飲 料 水 食 品 等 の 摂 取 制 限

5 第 1 章 第 3 節 各 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 32 原 子 力 災 害 発 生 時 における 風 評 被 害 等 の 未 然 防 止 被 害 軽 減 のための 広 報 第 2 指 定 地 方 行 政 機 関 東 海 財 務 局 1 災 害 復 旧 事 業 等 のための 財 政 融 資 資 金 による 短 期 貸 付 及 び 長 期 貸 付 2 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 においては 現 地 における 災 害 の 実 情 資 金 の 需 要 状 況 等 に 応 じ 関 係 機 関 と 緊 密 な 連 絡 を 取 りつつ 民 間 金 融 機 関 等 に 対 して 機 を 逸 せず 必 要 と 認 められる 範 囲 内 で 適 切 な 措 置 の 要 請 3 災 害 が 発 生 した 場 合 又 は 警 戒 宣 言 が 発 せられた 場 合 の 応 急 措 置 等 のために 必 要 な 当 局 管 理 の 国 有 財 産 にかかる 無 償 貸 付 等 の 措 置 4 災 害 復 旧 事 業 費 の 査 定 立 会 いに 際 しては 災 害 復 旧 事 業 の 公 平 かつ 適 正 な 実 施 を 期 するとともに 民 生 の 安 定 を 図 る 上 からできるだけ 早 期 に 災 害 復 旧 事 業 を 実 施 することができるようにする 5 警 戒 宣 言 時 必 要 に 応 じて 適 当 と 認 める 機 関 又 は 団 体 と 緊 密 な 連 絡 を 取 りつつ 民 間 金 融 機 関 等 に 対 し その 業 務 の 円 滑 な 遂 行 を 確 保 するため 適 切 な 措 置 を 講 じるよう 要 請 6 原 子 力 緊 急 事 態 宣 言 が 発 せられた 場 合 の 応 急 措 置 等 のために 必 要 な 当 局 管 理 の 国 有 財 産 にかかる 無 償 貸 付 等 の 措 置 東 海 北 陸 厚 生 局 1 災 害 状 況 の 情 報 収 集 連 絡 調 整 2 関 係 職 員 の 派 遣 3 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 東 海 農 政 局 1 農 地 海 岸 保 全 事 業 農 地 防 災 事 業 地 すべり 防 止 区 域 内 の 農 地 地 域 に 係 る 地 すべり 対 策 事 業 等 の 防 災 に 係 る 国 土 保 全 対 策 の 推 進 2 農 作 物 農 地 農 業 用 施 設 等 の 被 害 状 況 に 関 する 情 報 収 集 3 被 災 地 に 生 鮮 食 料 品 農 畜 産 用 資 材 等 の 円 滑 な 供 給 を 図 るため 必 要 な 指 導 の 実 施 4 被 災 地 における 農 作 物 等 の 病 害 虫 防 除 に 関 する 応 急 措 置 についての 指 導 5 農 地 農 業 用 施 設 等 の 災 害 時 における 応 急 措 置 について 指 導 を 行 うとともに これらの 災 害 復 旧 事 業 の 実 施 及 び 指 導 の 実 施 6 直 接 管 理 し 又 は 工 事 中 の 農 地 農 業 用 施 設 等 について 応 急 措 置 の 実 施 7 地 方 公 共 団 体 の 要 請 に 応 じ 農 林 水 産 省 の 保 有 する 土 地 改 良 機 械 の 貸 付 け 等 の 実 施 8 被 災 農 業 者 等 の 経 営 維 持 安 定 に 必 要 な 資 金 の 融 通 等 についての 指 導 9 被 害 を 受 けた 関 係 業 者 団 体 の 被 害 状 況 の 把 握 10 食 料 の 円 滑 な 確 保 価 格 の 高 騰 に 関 する 情 報 を 収 集 し 消 費 者 に 提 供 するための 緊 急 相 談 窓 口 の 設 置 11 応 急 用 食 料 の 供 給 支 援 に 充 てる 在 庫 量 の 調 査 及 び 調 達 並 びに 供 給 体 制 の 整 備 12 必 要 に 応 じ 職 員 の 派 遣 による 食 料 供 給 活 動 の 支 援 13 原 子 力 災 害 発 生 時 における 農 業 への 影 響 に 関 する 情 報 等 の 収 集 連 絡

6 第 1 章 第 3 節 各 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 中 部 森 林 管 理 局 1 国 有 林 野 の 崩 壊 地 及 び 崩 壊 のおそれのある 箇 所 について 山 腹 渓 間 工 事 等 の 治 山 事 業 を 実 施 す るとともに 災 害 により 被 害 等 を 受 けた 施 設 等 については 国 有 林 野 事 業 施 設 等 に 係 る 災 害 対 策 取 扱 い 要 領 に 基 づく 復 旧 2 国 有 林 野 の 火 災 を 予 防 し 火 災 が 発 生 した 場 合 には 消 防 機 関 等 と 連 携 しながら 森 林 被 害 の 拡 大 防 止 のための 必 要 な 措 置 等 の 応 急 対 策 3 国 有 林 野 からの 林 産 物 等 の 流 失 予 防 対 策 を 実 施 するとともに 災 害 発 生 に 当 たっては 極 力 部 外 へ 危 害 を 及 ぼさないよう 処 置 する 4 災 害 復 旧 用 材 の 供 給 被 災 地 等 における 木 材 の 需 要 安 定 等 について 都 道 府 県 知 事 等 から 要 請 が あった 場 合 国 有 林 材 の 供 給 の 促 進 輸 送 販 売 の 実 施 木 材 関 係 団 体 等 への 要 請 等 に 努 め 災 害 救 助 及 び 災 害 復 旧 への 協 力 5 都 道 府 県 市 町 村 等 から 災 害 応 急 対 策 に 必 要 な 機 械 器 具 等 の 貸 付 又 は 使 用 の 要 請 への 協 力 中 部 経 済 産 業 局 1 所 掌 事 務 に 係 る 災 害 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 2 電 気 ガス 等 の 供 給 確 保 3 中 小 企 業 者 の 災 害 復 旧 に 必 要 な 資 金 等 の 支 援 4 災 害 時 における 物 資 の 安 定 的 供 給 確 保 に 係 る 情 報 収 集 及 び 経 済 産 業 省 関 係 部 署 と 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 中 部 近 畿 産 業 保 安 監 督 部 1 所 掌 事 務 に 係 る 災 害 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 2 火 薬 類 高 圧 ガス 等 所 掌 に 係 る 危 険 物 又 はその 施 設 電 気 施 設 ガス 施 設 等 の 保 安 の 確 保 に 必 要 な 監 督 及 び 指 導 中 部 運 輸 局 1 所 掌 事 務 に 係 る 災 害 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 2 海 上 における 物 資 及 び 旅 客 の 輸 送 を 確 保 するため 船 舶 の 調 達 のあっせん 特 定 航 路 への 就 航 勧 奨 3 港 湾 荷 役 が 円 滑 に 行 われるよう 必 要 な 指 導 4 緊 急 海 上 輸 送 の 要 請 に 速 やかに 対 応 できるよう 船 舶 運 航 事 業 者 等 との 連 絡 体 制 を 強 化 し 船 舶 動 静 の 把 握 及 び 緊 急 時 の 港 湾 荷 役 態 勢 の 確 保 5 特 に 必 要 があると 認 めるときは 船 舶 運 航 事 業 者 若 しくは 港 湾 運 送 事 業 者 に 対 する 航 海 命 令 又 は 公 益 命 令 6 鉄 道 軌 道 及 びバスの 安 全 運 行 の 確 保 に 必 要 な 指 導 監 督 7 自 動 車 道 の 通 行 の 確 保 に 必 要 な 指 導 監 督 8 陸 上 における 物 資 及 び 旅 客 輸 送 を 確 保 するため 自 動 車 の 調 達 あっせん 輸 送 の 分 担 う 回 輸 送 代 替 輸 送 等 の 指 導

7 第 1 章 第 3 節 各 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 9 緊 急 陸 上 輸 送 の 要 請 に 速 やかに 対 応 できるよう 関 係 運 送 事 業 者 団 体 及 び 運 送 事 業 者 との 連 絡 体 制 を 確 立 し 緊 急 輸 送 に 使 用 しうる 車 両 等 の 把 握 及 び 緊 急 時 の 出 動 体 制 の 整 備 10 特 に 必 要 があると 認 めるときは 自 動 車 運 送 事 業 者 に 対 する 輸 送 命 令 11 情 報 連 絡 員 (リエゾン) 及 び 緊 急 災 害 対 策 派 遣 隊 (TEC-FORCE)を 派 遣 し 被 災 状 況 の 迅 速 な 把 握 被 害 の 発 生 及 び 拡 大 の 防 止 被 災 地 の 早 期 復 旧 その 他 災 害 応 急 対 策 に 対 する 支 援 を 実 施 名 古 屋 海 上 保 安 部 1 海 難 救 助 緊 急 輸 送 排 出 油 等 の 防 除 被 災 者 の 救 助 救 援 活 動 2 交 通 整 理 航 路 障 害 物 の 除 去 等 の 海 上 交 通 の 安 全 確 保 3 海 上 における 治 安 の 維 持 不 法 投 棄 等 の 取 締 り 4 船 舶 臨 海 施 設 釣 り 客 等 に 対 し 東 海 地 震 注 意 情 報 警 戒 宣 言 その 他 地 震 等 に 関 する 情 報 の 伝 達 及 び 周 知 5 海 上 の 安 全 確 保 を 図 るため 船 舶 に 対 し 避 難 勧 告 移 動 命 令 及 び 危 険 物 積 載 船 舶 臨 海 施 設 に 必 要 な 保 安 措 置 の 指 示 6 原 子 力 災 害 発 生 時 における 情 報 の 収 集 及 び 海 上 保 安 庁 等 への 通 報 7 原 子 力 災 害 発 生 時 における 海 上 における 環 境 放 射 線 モニタリングへの 支 援 8 原 子 力 災 害 発 生 時 における 周 辺 海 域 の 在 船 舶 等 に 対 する 情 報 周 知 名 古 屋 地 方 気 象 台 1 気 象 地 象 水 象 の 観 測 及 びその 成 果 の 収 集 発 表 2 気 象 業 務 に 必 要 な 観 測 予 報 通 信 施 設 整 備 3 気 象 地 象 ( 地 震 にあっては 発 生 した 断 層 運 動 による 地 震 動 に 限 る) 水 象 の 予 報 及 び 特 別 警 報 警 報 注 意 報 並 びに 台 風 大 雨 竜 巻 等 突 風 に 関 する 情 報 等 を 適 時 的 確 に 防 災 機 関 に 伝 達 すると ともに これらの 機 関 や 報 道 機 関 を 通 じて 住 民 への 周 知 4 気 象 庁 が 発 表 する 緊 急 地 震 速 報 ( 警 報 )について 緊 急 地 震 速 報 の 利 用 の 心 得 などの 周 知 広 報 5 名 古 屋 市 が 行 う 避 難 勧 告 等 の 判 断 伝 達 マニュアルやハザードマップ 等 の 作 成 に 関 する 技 術 的 な 支 援 協 力 6 災 害 の 発 生 が 予 想 されるときや 災 害 発 生 時 における 気 象 状 況 の 推 移 や その 予 想 の 解 説 等 に 関 する 名 古 屋 市 への 情 報 提 供 7 名 古 屋 市 やその 他 の 防 災 関 係 機 関 との 連 携 による 防 災 気 象 情 報 の 理 解 促 進 や 防 災 知 識 の 普 及 啓 発 のための 活 動 の 実 施 東 海 総 合 通 信 局 1 災 害 時 に 備 えての 電 気 通 信 施 設 ( 有 線 電 気 通 信 施 設 及 び 無 線 通 信 施 設 )の 整 備 のための 調 整 及 び 電 波 の 監 理 2 災 害 時 における 電 気 通 信 の 確 保 のための 応 急 対 策 及 び 非 常 の 場 合 の 無 線 通 信 の 監 理 3 被 災 地 区 における 電 気 通 信 施 設 の 被 害 状 況 の 調 査 4 非 常 通 信 訓 練 の 計 画 及 びその 実 施 についての 指 導

8 第 1 章 第 3 節 各 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 5 非 常 通 信 協 議 会 の 運 営 6 通 信 インフラに 支 障 が 発 生 した 被 災 地 の 地 方 公 共 団 体 等 への 衛 星 携 帯 電 話 等 の 災 害 対 策 用 移 動 通 信 機 器 及 び 災 害 対 策 用 移 動 電 源 車 の 貸 与 愛 知 労 働 局 1 被 災 労 働 者 事 業 主 等 からの 労 働 条 件 安 全 衛 生 及 び 労 災 保 険 に 関 する 相 談 2 被 災 労 働 者 に 対 する 労 災 補 償 の 迅 速 給 付 3 災 害 応 急 工 事 災 害 復 旧 工 事 等 を 行 う 事 業 者 に 対 する 監 督 指 導 4 労 災 病 院 労 災 保 険 指 定 病 院 等 への 医 師 等 派 遣 要 請 医 薬 品 の 提 供 要 請 等 5 被 災 者 に 対 する 職 業 相 談 職 業 紹 介 等 窓 口 の 設 置 6 化 学 設 備 を 有 する 事 業 主 に 対 して 危 険 物 有 害 物 の 漏 えい 等 による 災 害 防 止 のための 監 督 指 導 等 を 実 施 し 労 働 者 の 安 全 衛 生 の 確 保 7 災 害 による 事 業 の 閉 鎖 事 業 活 動 の 縮 小 等 により 失 業 した 人 に 対 して 職 業 相 談 を 行 うとともに 就 職 先 の 確 保 8 激 甚 災 害 に 対 処 するための 特 別 の 財 政 援 助 等 に 関 する 法 律 第 25 条 に 基 づき 雇 用 保 険 求 職 者 給 付 におけ る 基 本 手 当 の 支 給 9 原 子 力 事 故 の 発 生 に 係 る 厚 生 労 働 省 への 通 報 10 原 子 力 災 害 発 生 時 における 事 業 者 に 対 する 労 働 者 退 避 等 の 措 置 の 指 示 中 部 地 方 整 備 局 1 所 管 区 域 の 河 川 道 路 施 設 等 の 緊 急 点 検 2 情 報 連 絡 員 (リエゾン) 等 及 び 緊 急 災 害 対 策 派 遣 隊 (TEC-FORCE)の 派 遣 による 被 災 地 方 公 共 団 体 等 が 行 う 被 災 状 況 の 迅 速 な 把 握 被 害 の 発 生 及 び 拡 大 の 防 止 被 災 地 の 早 期 復 旧 その 他 災 害 応 急 対 策 に 対 する 支 援 3 道 路 啓 開 等 緊 急 交 通 確 保 道 路 施 設 及 び 堤 防 水 門 等 河 川 管 理 施 設 の 災 害 応 急 対 策 工 事 4 災 害 復 旧 工 事 の 施 工 等 5 港 湾 における 緊 急 物 資 輸 送 ルートの 確 保 に 関 する 計 画 指 導 及 び 事 業 実 施 6 海 上 流 出 油 災 害 に 対 する 防 除 等 の 措 置 7 災 害 予 防 (1) 所 管 施 設 の 地 震 に 対 する 安 全 性 を 確 保 するため 緊 急 性 の 高 い 箇 所 から 計 画 的 重 点 的 に 耐 震 性 の 確 保 (2) 地 震 発 生 後 の 応 急 復 旧 を 円 滑 に 進 めるために 災 害 応 急 復 旧 用 資 機 材 について 備 蓄 等 を 推 進 (3) 防 災 訓 練 は 簡 易 画 像 伝 送 システム 等 による 被 災 調 査 報 告 等 の 機 動 力 を 生 かした 実 践 的 な 方 法 をもっ て 実 施 (4) 大 規 模 災 害 による 被 災 施 設 の 復 旧 等 をより 迅 速 確 実 効 果 的 に 行 うため 公 共 土 木 施 設 等 の 被 災 状 況 モニター 制 度 及 びボランティアによる 活 動 で 被 災 状 況 の 情 報 収 集 活 動 を 行 う 防 災 エキスパート 制 度 を 活 用 (5) 港 湾 における 緊 急 物 資 輸 送 ルートの 確 保 に 関 する 計 画 指 導 及 び 事 業 実 施

9 第 1 章 第 3 節 各 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 8 地 震 防 災 応 急 対 策 (1) 警 戒 宣 言 時 緊 急 輸 送 路 を 確 保 する 等 の 目 的 で 実 施 される 交 通 規 制 への 協 力 (2) 道 路 利 用 者 に 対 して 地 震 予 知 情 報 及 び 道 路 障 害 規 制 等 の 情 報 提 供 を 道 路 情 報 板 や 道 の 駅 等 の 道 路 情 報 提 供 装 置 を 用 いて 行 い 情 報 の 周 知 を 図 るとともに 低 速 走 行 の 呼 びかけ 実 施 (3) 情 報 連 絡 員 (リエゾン) 等 及 び 緊 急 災 害 対 策 派 遣 隊 (TEC-FORCE)の 派 遣 による 被 災 地 方 公 共 団 体 等 が 行 う 被 災 状 況 の 迅 速 な 把 握 被 害 の 発 生 及 び 拡 大 の 防 止 被 災 地 の 早 期 復 旧 その 他 災 害 応 急 対 策 に 対 する 支 援 9 応 急 復 旧 (1) 気 象 庁 が 地 方 整 備 局 管 内 で 震 度 4 以 上 を 発 表 した 場 合 自 動 的 に 職 員 が 参 集 する 等 の 災 害 対 策 体 制 を 整 え 所 掌 業 務 を 実 施 (2) 災 害 発 生 後 の 応 急 対 策 を 実 施 する 際 防 災 関 係 機 関 と 密 接 な 連 絡 を 保 ち 協 力 を 実 施 (3) 災 害 発 生 時 における 緊 急 輸 送 道 路 の 確 保 として 関 係 機 関 と 調 整 を 図 りつつ 路 上 障 害 物 の 除 去 等 を 実 施 (4) 地 震 発 生 後 体 制 を 速 やかに 整 え 所 管 施 設 の 緊 急 点 検 を 実 施 (5) 港 湾 海 岸 保 全 施 設 等 の 被 災 に 対 する 総 合 的 な 応 急 対 策 並 びに 応 急 復 旧 に 関 する 計 画 助 言 及 び 事 業 を 実 施 (6) 飛 行 場 の 被 災 に 際 しては 必 要 に 応 じ 総 合 的 な 応 急 対 策 及 び 応 急 復 旧 工 事 を 施 行 (7) 海 上 の 流 出 油 災 害 に 対 し 防 除 等 必 要 な 措 置 を 実 施 (8) 県 からの 要 請 に 基 づく 災 害 対 策 用 建 設 機 械 等 の 貸 付 (9) 航 路 啓 開 に 関 する 計 画 に 基 づく 津 波 流 出 物 の 除 去 等 による 海 上 緊 急 輸 送 路 の 確 保 第 3 愛 知 県 1 災 害 予 警 報 を 始 めとする 災 害 に 関 する 情 報 ( 地 震 予 知 情 報 等 警 戒 宣 言 を 含 む )の 収 集 伝 達 及 び 被 害 調 査 2 災 害 救 助 法 に 基 づく 被 災 者 の 救 助 3 自 衛 隊 に 対 する 派 遣 要 請 4 その 他 市 町 村 の 災 害 事 務 又 は 業 務 の 実 施 についての 総 合 調 整 5 防 災 上 必 要 な 教 育 及 び 訓 練 並 びに 防 災 思 想 の 普 及 6 避 難 地 避 難 路 その 他 地 震 防 災 上 緊 急 に 整 備 すべき 施 設 等 の 整 備 7 自 主 防 災 組 織 の 育 成 及 びボランティアによる 防 災 活 動 の 環 境 の 整 備 8 災 害 広 報 ( 地 震 予 知 情 報 等 警 戒 宣 言 を 含 む ) 9 地 震 防 災 応 急 対 策 について 市 長 に 指 示 し 又 は 他 の 市 町 村 長 に 応 援 の 指 示 10 緊 急 通 行 車 両 等 の 確 認 証 明 書 発 行 11 避 難 の 勧 告 指 示 の 代 行 12 市 町 村 の 実 施 する 被 災 者 の 救 助 の 応 援 及 び 調 整 13 災 害 時 の 医 療 防 疫 その 他 保 健 衛 生 に 関 する 応 急 措 置 14 市 町 村 の 実 施 する 消 防 活 動 及 び 浸 水 対 策 活 動 に 対 する 指 示 及 び 調 整 15 被 災 児 童 生 徒 等 に 対 する 応 急 教 育

10 第 1 章 第 3 節 各 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 16 緊 急 車 両 の 通 行 を 確 保 するための 道 路 啓 開 17 公 共 土 木 施 設 農 地 及 び 農 業 用 施 設 等 に 対 する 応 急 措 置 18 農 産 物 家 畜 林 産 物 及 び 水 産 物 に 対 する 応 急 措 置 19 消 防 浸 水 対 策 救 助 その 他 防 災 に 関 する 業 務 施 設 設 備 の 整 備 20 公 共 土 木 施 設 農 地 及 び 農 林 水 産 用 施 設 等 の 新 設 改 良 及 び 災 害 復 旧 21 救 助 物 資 化 学 消 火 薬 剤 等 必 要 器 材 の 供 給 又 は 調 達 若 しくはあっせん 22 危 険 物 施 設 の 保 安 確 保 に 必 要 な 指 導 助 言 及 び 立 入 検 査 23 地 下 街 等 の 保 安 確 保 に 必 要 な 消 防 設 備 の 指 導 及 び 助 言 24 県 の 管 理 する 港 湾 区 域 及 び 港 湾 施 設 の 維 持 管 理 等 25 有 毒 性 ガス 危 険 物 等 の 発 生 及 び 漏 えい( 流 出 )による 人 体 環 境 に 及 ぼす 影 響 の 調 査 並 びにその 対 策 等 安 全 確 保 26 防 災 ヘリコプター 衛 星 通 信 車 載 局 を 活 用 するとともに 調 査 班 を 編 成 し 被 害 状 況 の 把 握 27 市 町 村 の 実 施 する 被 災 建 築 物 宅 地 の 応 急 危 険 度 判 定 活 動 に 対 する 支 援 調 整 28 被 災 者 生 活 再 建 支 援 法 に 基 づき 被 災 世 帯 に 対 する 支 援 金 の 支 給 に 関 する 事 務 29 原 子 力 事 業 者 との 通 報 連 絡 体 制 の 整 備 30 環 境 放 射 線 モニタリングの 実 施 31 原 子 力 災 害 発 生 時 における 健 康 被 害 防 止 に 係 る 整 備 32 放 射 性 物 質 による 汚 染 除 去 への 協 力 33 原 子 力 災 害 発 生 時 における 飲 料 水 食 品 等 の 摂 取 制 限 34 原 子 力 災 害 発 生 時 における 各 種 制 限 措 置 の 解 除 指 示 35 原 子 力 災 害 発 生 時 における 心 身 の 健 康 相 談 体 制 の 整 備 36 原 子 力 災 害 に 対 する 国 の 専 門 家 の 派 遣 要 請 第 4 愛 知 県 警 察 1 災 害 時 における 警 備 対 策 及 び 交 通 対 策 等 の 企 画 調 整 及 び 推 進 2 災 害 警 備 に 関 する 災 害 非 常 用 物 資 及 び 装 備 資 機 材 の 整 備 3 津 波 に 関 する 予 警 報 の 伝 達 4 被 害 実 態 の 早 期 把 握 と 情 報 ( 東 海 地 震 に 関 する 警 戒 宣 言 地 震 予 知 情 報 等 を 含 む )の 伝 達 5 災 害 を 拡 大 させるおそれのある 設 備 又 は 物 件 の 除 去 6 避 難 の 指 示 又 は 警 告 及 び 誘 導 7 人 命 救 助 8 行 方 不 明 者 の 捜 索 及 び 死 体 の 検 視 9 災 害 時 又 は 警 戒 宣 言 発 令 時 等 における 交 通 秩 序 の 保 持 10 警 察 広 報 11 災 害 時 における 各 種 犯 罪 の 予 防 及 び 取 締 り 12 他 の 機 関 の 行 う 災 害 応 急 対 策 又 は 地 震 防 災 応 急 対 策 に 対 する 協 力 13 緊 急 輸 送 の 確 保 のため 車 両 の 通 行 を 禁 止 制 限 14 緊 急 通 行 車 両 等 の 事 前 審 査 及 び 確 認

11 第 1 章 第 3 節 各 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 15 社 団 法 人 愛 知 県 警 備 業 協 会 との 協 定 に 基 づき 警 備 員 の 出 動 要 請 16 社 団 法 人 日 本 自 動 車 連 盟 中 部 本 部 愛 知 支 部 との 協 定 に 基 づき 車 両 等 の 除 去 活 動 の 協 力 要 請 17 銃 砲 刀 剣 類 危 険 物 の 流 出 等 の 事 実 確 認 と 安 全 に 向 けた 措 置 18 原 子 力 災 害 発 生 時 における 避 難 の 誘 導 及 び 屋 内 退 避 の 呼 び 掛 け 第 5 自 衛 隊 1 民 生 支 援 道 路 啓 開 等 の 応 急 救 援 活 動 2 堤 防 橋 梁 等 の 応 急 復 旧 倒 壊 焼 失 浸 水 地 域 の 整 理 等 二 次 災 害 防 止 等 の 緊 急 性 を 有 する 応 急 復 旧 活 動 3 災 害 派 遣 の 準 備 (1) 防 災 関 係 資 料 ( 災 害 派 遣 に 必 要 な 情 報 )の 収 集 (2) 災 害 派 遣 計 画 を 作 成 (3) 災 害 派 遣 計 画 に 基 づく 訓 練 を 実 施 し 本 部 訓 練 を 含 めた 防 災 訓 練 等 に 積 極 的 に 参 加 4 東 海 地 震 注 意 情 報 に 伴 う 措 置 (1) 各 部 隊 は 災 害 派 遣 準 備 を 促 進 (2) 連 絡 班 及 び 偵 察 班 の 派 遣 準 備 (3) 北 陸 及 び 滋 賀 県 所 在 部 隊 を 東 海 地 区 へ 集 中 (4) 航 空 機 の 一 部 を 守 山 駐 屯 地 等 に 移 動 し 指 揮 連 絡 活 動 を 実 施 5 警 戒 宣 言 時 の 措 置 (1) 災 害 派 遣 準 備 を 促 進 (2) 所 要 の 地 点 に 偵 察 班 を 派 遣 (3) 必 要 に 応 じ 航 空 偵 察 を 実 施 (4) 地 震 警 戒 本 部 ( 状 況 により 他 の 機 関 )へ 連 絡 班 ( 連 絡 幹 部 )を 派 遣 6 発 災 後 の 対 処 (1) 即 時 救 援 活 動 人 命 救 助 を 最 優 先 した 即 時 救 援 活 動 を 実 施 (2) 応 急 救 援 活 動 引 き 続 き 応 急 救 援 活 動 を 実 施 (3) 本 格 対 処 対 処 構 想 に 基 づき 被 害 の 状 況 を 把 握 しつつ 関 係 機 関 と 密 接 に 調 整 し 総 力 を 結 集 して 効 率 的 な 救 助 活 動 を 実 施 7 原 子 力 災 害 発 生 時 における 緊 急 時 モニタリングの 支 援 第 6 指 定 公 共 機 関 日 本 郵 便 株 式 会 社 災 害 が 発 生 した 場 合 において 災 害 の 態 様 被 害 者 被 災 地 の 実 情 に 応 じ 次 のとおり 郵 便 業 務 に 係 る 災 害 特 別 事 務 取 扱 い 及 び 援 護 対 策 を 迅 速 かつ 的 確 に 実 施 する 1 被 災 者 の 安 否 通 信 等 の 便 宜 を 図 るため 被 災 地 の 支 店 及 び 郵 便 局 において 被 災 世 帯 に 対 し 通

12 第 1 章 第 3 節 各 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 常 葉 書 などの 無 償 交 付 2 被 災 者 が 出 す 郵 便 物 の 料 金 免 除 の 実 施 3 被 災 者 の 救 助 を 行 う 地 方 公 共 団 体 日 本 赤 十 字 社 その 他 総 務 省 令 で 定 める 法 人 又 は 団 体 にあて た 救 助 用 の 現 金 書 留 郵 便 物 等 の 料 金 免 除 の 実 施 4 被 災 者 の 救 助 を 行 う 団 体 が 被 災 者 に 配 布 する 救 助 物 資 を 購 入 するために 必 要 な 費 用 に 充 てるため あらかじめ 当 該 団 体 からの 申 請 に 基 づき 総 務 大 臣 の 認 可 を 得 て お 年 玉 付 郵 便 葉 書 等 寄 附 金 の 配 布 5 災 害 の 発 生 時 又 はそのおそれがある 場 合 における 可 能 な 限 りの 窓 口 業 務 確 保 日 本 赤 十 字 社 1 必 要 に 応 じ 所 定 の 常 備 救 護 班 が 迅 速 に 出 動 できる 体 制 を 整 備 するため 平 時 から 計 画 的 に 救 護 員 を 要 請 確 保 するとともに 医 療 器 材 医 薬 品 血 液 製 剤 の 現 有 数 の 確 認 救 護 資 材 の 整 備 点 検 等 2 医 療 助 産 死 体 の 処 理 ( 一 時 保 存 を 除 く ) 業 務 の 実 施 3 血 液 製 剤 の 確 保 と 供 給 4 日 頃 から 備 蓄 してある 赤 十 字 救 援 物 資 ( 毛 布 緊 急 セット 等 )を 被 災 者 のニーズに 応 じて 配 分 ( 配 分 に あたっては 地 方 公 共 団 体 や 防 災 ボランティア 等 の 協 力 を 得 ながら 行 う ) 5 義 援 金 の 受 付 と 配 分 ( 配 分 については 地 方 公 共 団 体 その 他 関 係 団 体 と 配 分 委 員 会 を 組 織 して 義 援 金 の 迅 速 公 平 な 配 分 に 努 める ) 中 日 本 高 速 道 路 株 式 会 社 1 警 戒 宣 言 地 震 予 知 情 報 等 の 伝 達 2 高 速 自 動 車 国 道 の 改 築 維 持 修 繕 又 はその 管 理 を 行 うとともに 災 害 復 旧 を 実 施 独 立 行 政 法 人 水 資 源 機 構 1 愛 知 用 水 の 施 設 (ダム 調 整 池 頭 首 工 用 排 水 路 水 門 等 )の 機 能 の 維 持 に 努 めるとともに これらの 施 設 の 災 害 復 旧 を 実 施 2 東 海 地 震 注 意 情 報 が 発 表 されたときは 中 部 支 社 等 に 防 災 本 部 を 設 置 し 地 震 防 災 応 急 対 策 の 円 滑 な 推 進 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 本 部 1 所 管 する 国 立 病 院 機 構 の 病 院 において 医 療 救 護 班 を 編 成 し 知 事 の 応 援 要 請 に 基 づき 直 ちにこれ を 出 動 させ 被 害 者 の 医 療 及 び 助 産 を 実 施 2 所 管 する 国 立 病 院 機 構 の 病 院 をして その 可 能 な 範 囲 において 被 災 傷 病 者 の 収 容 治 療 を 実 施 3 前 記 の 活 動 については 必 要 と 認 める 場 合 には 東 海 北 陸 ブロック 事 務 所 をして 医 療 救 護 班 の 活 動 支 援 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 株 式 会 社 エヌ ティ ティ ドコモ 東 海 KDDI 株 式 会 社 1 重 要 通 信 の 確 保 及 び 施 設 設 備 の 応 急 対 策

13 第 1 章 第 3 節 各 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 2 被 災 地 の 応 急 通 信 確 保 3 災 害 時 における 情 報 ( 地 震 予 知 情 報 警 戒 宣 言 ) 等 の 正 確 かつ 迅 速 な 収 集 伝 達 4 地 震 予 知 情 報 警 戒 宣 言 等 が 発 せられた 場 合 及 び 災 害 応 急 措 置 の 実 施 に 通 信 が 必 要 な 場 合 に 通 信 設 備 の 優 先 的 利 用 5 発 災 後 に 備 えた 災 害 応 急 対 策 用 資 機 材 及 び 人 員 の 配 備 6 気 象 等 警 報 を 市 町 村 へ 連 絡 7 災 害 時 における 公 衆 通 信 携 帯 電 話 の 通 信 の 確 保 並 びに 被 災 施 設 及 び 設 備 の 早 期 復 旧 8 契 約 約 款 等 に 基 づき 災 害 関 係 電 報 電 話 料 金 災 害 関 係 携 帯 電 話 料 金 等 の 免 除 9 通 信 施 設 の 耐 災 害 性 を 強 化 10 発 災 直 後 の 輻 輳 対 策 措 置 日 本 放 送 協 会 1 気 象 予 警 報 等 の 放 送 周 知 2 災 害 情 報 及 び 災 害 対 策 に 関 する 放 送 3 平 常 時 から 防 災 知 識 の 普 及 に 関 する 放 送 の 実 施 4 災 害 時 における 放 送 送 出 を 確 保 するため 放 送 施 設 の 整 備 拡 充 5 警 戒 宣 言 等 の 伝 達 及 び 地 震 防 災 応 急 対 策 の 実 施 状 況 等 の 報 告 ( 部 内 ) 6 警 戒 宣 言 等 が 発 せられた 場 合 及 び 激 甚 な 大 規 模 災 害 が 発 生 した 場 合 には 災 害 対 策 本 部 を 設 置 し 万 全 な 体 制 を 整 備 7 地 震 防 災 応 急 対 策 のための 動 員 及 び 準 備 活 動 8 地 震 災 害 及 び 社 会 的 混 乱 の 防 止 を 目 的 とした 地 震 予 知 情 報 等 の 放 送 東 海 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 日 本 貨 物 鉄 道 株 式 会 社 1 応 急 輸 送 対 策 2 被 災 旅 客 者 の 応 急 救 護 及 び 避 難 誘 導 ( 東 海 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 のみ) 3 鉄 道 車 両 等 による 救 援 物 資 避 難 者 等 の 緊 急 輸 送 の 協 力 4 線 路 ずい 道 橋 りょう 停 車 場 盛 土 電 気 施 設 その 他 輸 送 に 直 接 関 係 ある 施 設 の 保 守 管 理 5 警 戒 宣 言 時 に 正 確 かつ 迅 速 な 情 報 伝 達 6 地 震 災 害 警 戒 本 部 等 を 設 置 し 地 震 防 災 応 急 対 策 の 円 滑 な 推 進 7 旅 客 の 避 難 救 護 8 列 車 の 運 転 規 制 9 発 災 後 の 早 期 復 旧 を 期 するため その 準 備 体 制 10 災 害 により 線 路 が 不 通 となった 場 合 は 自 動 車 による 代 行 輸 送 連 絡 社 線 による 振 替 輸 送 等 11 死 傷 者 の 救 護 及 び 処 置 12 対 策 本 部 は 運 転 再 開 に 当 たり 必 要 により 抑 止 列 車 の 車 両 の 検 査 乗 務 員 の 円 滑 な 手 配 等 13 災 害 対 策 に 必 要 な 物 資 及 び 避 難 者 等 の 人 員 の 輸 送 に 関 する 協 力 東 邦 ガス 株 式 会 社

14 第 1 章 第 3 節 各 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 災 害 時 におけるガス 供 給 の 確 保 及 び 広 報 2 ガス 施 設 の 災 害 予 防 措 置 を 講 ずるとともに 地 震 防 災 応 急 対 策 に 係 る 措 置 3 東 海 地 震 注 意 情 報 が 発 表 された 場 合 災 害 対 策 本 部 を 設 置 し 地 震 防 災 応 急 対 策 4 発 災 後 は 被 災 施 設 の 復 旧 を 実 施 し 早 期 供 給 再 開 中 部 電 力 株 式 会 社 1 電 力 設 備 の 災 害 予 防 措 置 の 実 施 2 東 海 地 震 注 意 情 報 または 警 戒 宣 言 発 表 時 における 電 力 施 設 の 応 急 安 全 措 置 等 災 害 予 防 に 必 要 な 応 急 対 策 の 実 施 3 発 災 後 の 被 災 状 況 調 査 及 び 早 期 復 旧 4 災 害 時 における 電 力 供 給 の 確 保 及 び 広 報 5 他 電 力 会 社 との 電 力 緊 急 融 通 のための 対 策 の 実 施 6 原 子 力 防 災 体 制 の 整 備 7 放 射 線 測 定 設 備 及 び 原 子 力 防 災 資 機 材 等 の 整 備 8 緊 急 事 態 応 急 対 策 等 の 活 動 で 使 用 する 施 設 及 び 設 備 の 整 備 点 検 9 原 子 力 防 災 教 育 の 実 施 10 関 係 機 関 との 連 携 11 原 子 力 災 害 状 況 の 把 握 及 び 県 への 情 報 伝 達 報 告 12 原 子 力 災 害 発 生 時 における 応 急 措 置 緊 急 事 態 応 急 対 策 の 実 施 13 放 射 性 物 質 による 汚 染 除 去 への 協 力 第 7 指 定 地 方 公 共 機 関 名 古 屋 港 管 理 組 合 1 港 湾 施 設 ( 水 門 こう 門 護 岸 防 潮 壁 貯 木 場 等 ) 海 岸 保 全 施 設 等 の 維 持 管 理 及 び 災 害 復 旧 2 港 湾 における 緊 急 物 資 及 び 人 員 輸 送 用 岸 壁 等 の 応 急 対 策 の 指 導 協 力 一 般 社 団 法 人 愛 知 県 トラック 協 会 1 災 害 対 策 用 物 資 の 配 送 体 制 の 確 保 2 災 害 時 における 応 急 輸 送 対 策 3 緊 急 輸 送 実 働 訓 練 の 実 施 及 び 機 関 誌 による 広 報 事 業 4 警 戒 宣 言 時 非 常 配 備 体 制 に 入 り 緊 急 輸 送 対 策 本 部 を 設 置 5 緊 急 輸 送 対 策 本 部 は 県 下 12 地 区 部 会 に 対 し 非 常 配 備 体 制 の 発 令 と 対 策 支 部 の 設 置 を 指 示 6 対 策 本 部 及 び 支 部 は 出 動 可 能 な 車 両 及 び 要 員 の 数 を 調 査 し その 確 保 に 努 め 次 の 事 項 を 伝 達 (1) 乗 務 員 の 招 集 及 び 点 呼 (2) 車 両 (ホロ 等 を 含 む ) 燃 料 の 点 検 及 び 整 備 (3) 必 要 なパーツ 類 スペアタイヤ 信 号 旗 発 煙 筒 消 火 器 救 急 箱 緊 急 輸 送 車 表 示 幕 の 整 備 及 び 非 常 用 食 糧 の 携 行 7 発 災 後 再 度 出 動 可 能 な 車 両 及 び 要 員 数 を 把 握

15 第 1 章 第 3 節 各 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 8 災 害 応 急 活 動 のため 各 機 関 からの 車 両 借 上 げ 要 請 に 対 する 配 車 の 実 施 9 原 子 力 災 害 対 策 用 物 資 の 輸 送 に 対 する 協 力 名 古 屋 鉄 道 株 式 会 社 近 畿 日 本 鉄 道 株 式 会 社 株 式 会 社 東 海 交 通 事 業 名 古 屋 臨 海 高 速 鉄 道 株 式 会 社 愛 知 高 速 交 通 株 式 会 社 東 海 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 日 本 貨 物 鉄 道 株 式 会 社 に 準 ずる 名 古 屋 高 速 道 路 公 社 1 所 管 区 域 の 道 路 施 設 等 の 防 災 管 理 2 車 両 の 応 急 安 全 措 置 3 道 路 啓 開 等 緊 急 交 通 確 保 道 路 施 設 等 の 災 害 応 急 対 策 工 事 4 災 害 復 旧 工 事 の 施 行 等 中 日 新 聞 社 朝 日 新 聞 名 古 屋 本 社 毎 日 新 聞 中 部 本 社 読 売 新 聞 中 部 本 社 中 部 経 済 新 聞 社 災 害 時 における 広 報 活 動 及 び 被 害 状 況 等 の 速 報 日 本 放 送 協 会 に 準 ずる 中 部 日 本 放 送 株 式 会 社 東 海 ラジオ 放 送 株 式 会 社 東 海 テレビ 放 送 株 式 会 社 名 古 屋 テレビ 放 送 株 式 会 社 中 京 テレビ 放 送 株 式 会 社 テレビ 愛 知 株 式 会 社 株 式 会 社 エフエム 愛 知 株 式 会 社 エフエ ム 名 古 屋 日 本 放 送 協 会 に 準 ずる 第 8 その 他 の 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 等 消 防 団 1 防 災 に 関 する 知 識 の 普 及 並 びに 防 災 に 関 する 教 育 及 び 訓 練 の 実 施 2 災 害 情 報 の 収 集 伝 達 及 び 被 害 調 査 3 消 防 水 防 その 他 の 応 急 措 置 4 被 災 者 の 応 急 救 助 及 び 保 護 5 災 害 発 生 に 備 えた 災 害 応 急 対 策 用 資 機 材 人 員 の 配 備 6 地 震 予 知 情 報 警 戒 宣 言 等 の 収 集 伝 達 7 地 震 予 知 情 報 警 戒 宣 言 等 の 広 報 市 区 社 会 福 祉 協 議 会 1 市 との 連 携 により 市 区 災 害 ボランティアセンターの 運 営 に 協 力 する 2 NPO 等 と 連 携 し 一 般 ボランティアの 派 遣 依 頼 及 び 活 動 紹 介 に 関 する 調 整 を 行 う 名 古 屋 市 医 師 会 医 療 救 護 班 による 応 急 医 療 活 動 及 び 感 染 症 の 予 防 その 他 保 健 活 動 への 協 力

16 第 1 章 第 3 節 各 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 医 療 及 び 助 産 活 動 への 協 力 2 防 疫 その 他 保 健 衛 生 活 動 への 協 力 名 古 屋 市 歯 科 医 師 会 歯 科 医 療 救 護 班 による 医 療 救 護 活 動 その 他 保 健 活 動 への 協 力 1 歯 科 保 健 医 療 活 動 への 協 力 2 身 元 確 認 活 動 への 協 力 名 古 屋 市 薬 剤 師 会 災 害 時 医 療 活 動 及 び 医 薬 品 等 供 給 センターへの 協 力 1 医 薬 品 等 の 供 給 及 び 保 管 管 理 活 動 への 協 力 2 医 薬 品 等 の 適 正 使 用 に 関 する 活 動 への 協 力 公 立 大 学 法 人 名 古 屋 市 立 大 学 ( 以 下 市 立 大 学 という ) 医 療 救 護 班 による 応 急 医 療 活 動 農 業 協 同 組 合 商 工 会 議 所 等 産 業 経 済 団 体 病 院 社 会 福 祉 施 設 等 の 厚 生 社 会 事 業 団 体 危 険 物 施 設 等 防 災 上 重 要 な 施 設 を 有 する 事 業 所 自 主 防 災 組 織 等 それぞれの 業 務 に 応 じた 防 災 上 必 要 な 活 動 及 び 市 の 行 う 防 災 活 動 に 対 する 協 力 産 業 経 済 団 体 農 業 協 同 組 合 森 林 組 合 漁 業 協 同 組 合 商 工 会 等 は 被 害 調 査 を 行 い 対 策 指 導 並 びに 必 要 資 機 材 及 び 融 資 のあっせんについて 協 力 文 化 厚 生 社 会 団 体 日 赤 奉 仕 団 青 年 団 等 は 被 災 者 の 救 助 活 動 義 援 金 品 の 募 集 等 について 協 力 危 険 物 施 設 の 管 理 者 危 険 物 施 設 の 管 理 者 は 防 災 管 理 上 必 要 な 措 置 を 行 い 防 災 活 動 について 協 力 その 他 重 要 な 施 設 の 管 理 者 その 他 重 要 な 施 設 の 管 理 者 は 防 災 管 理 上 必 要 な 措 置 を 行 い 防 災 活 動 について 協 力

17 第 1 章 第 4 節 本 市 の 概 況 第 4 節 本 市 の 概 況 第 1 自 然 的 条 件 1 位 置 面 積 名 古 屋 市 の 位 置 は 東 経 136 度 47 分 30 秒 ~137 度 3 分 39 秒 北 緯 35 度 2 分 01 秒 ~35 度 15 分 38 秒 で 本 州 のほぼ 中 央 に 位 置 している 面 積 は km 2 で 最 大 距 離 は 東 西 24.55km 南 北 25.08kmである 2 地 形 地 質 名 古 屋 市 の 地 形 は 北 部 から 庄 内 川 沿 いに 名 古 屋 港 に 至 る 地 域 に 広 がる 沖 積 平 野 堀 川 以 東 に 発 達 している 段 丘 からなる 台 地 及 びそれに 連 なる 丘 陵 地 から 構 成 されている 濃 尾 平 野 の 一 部 をなす 沖 積 平 野 は 全 体 に 北 から 南 にかけてゆるやかに 傾 斜 しており 北 部 では おおむね 海 抜 5m 前 後 西 部 から 南 部 にかけては 海 抜 2.5m 以 下 となっている 特 に 港 区 南 陽 町 中 川 区 富 田 町 及 び 名 古 屋 港 をとりまく 地 域 の 大 部 分 は いわゆる 海 抜 ゼロ メートル( 平 均 海 面 以 下 ) 地 帯 が 広 がっている 堀 川 左 岸 に 沿 って 名 古 屋 城 から 熱 田 神 宮 に 至 るほぼ 南 北 線 を 境 界 として その 東 側 には 中 位 段 丘 が 発 達 している この 段 丘 は 熱 田 台 地 と 呼 ばれ 濃 尾 平 野 の 東 縁 部 を 形 成 しており おおむね 海 抜 10~20m の 高 さで 本 市 中 心 部 から 瑞 穂 運 動 場 と 末 盛 通 を 結 ぶ 線 ( 田 代 町 線 )まで 東 に 広 がっている この 熱 田 台 地 より 東 の 守 山 猪 高 天 白 鳴 海 に 至 る 一 帯 は 海 抜 60~80m 程 度 の 丘 陵 地 を 形 成 し 尾 張 丘 陵 に 連 なっている この 東 部 の 丘 陵 地 には 天 白 川 矢 田 川 などの 河 川 が 流 れ 流 域 沿 いには 沖 積 低 地 が 複 雑 に 分 布 している なお 本 市 の 最 高 地 点 は 守 山 区 大 字 上 志 段 味 の 東 谷 山 頂 で 海 抜 m 最 低 地 点 は 港 区 新 茶 屋 4 丁 目 でマイナス 1.73m である 本 市 の 地 盤 を 形 成 している 地 質 は 守 山 区 志 段 味 小 幡 や 名 東 区 高 針 上 社 などにあらわれてい る 第 三 紀 の 地 質 の 時 代 に 堆 積 した 地 層 が 西 ないし 西 南 部 に 向 かって 緩 やかに 傾 斜 して 地 下 に 沈 み その 上 部 を 第 四 紀 の 地 質 時 代 に 堆 積 した 更 新 統 ( 洪 積 層 ) 完 新 統 ( 沖 積 層 )が 覆 うという 構 造 と なっている 第 三 紀 鮮 新 統 は 瀬 戸 層 群 矢 田 川 累 層 と 呼 ばれ その 下 位 には 同 じ 瀬 戸 層 群 の 瀬 戸 陶 土 層 が 分 布 している これらは ともに 第 三 紀 鮮 新 世 時 代 に 堆 積 したものである 矢 田 川 累 層 は 厚 さ 200m 前 後 で 主 に 礫 砂 礫 砂 シルト 粘 土 から 構 成 されており その 内 には 何 枚 かの 亜 炭 層 火 山 灰 層 を 挟 んでいる 第 四 紀 のうち 更 新 世 の 時 代 に 堆 積 した 更 新 統 ( 洪 積 層 )は 矢 田 川 累 層 を 不 整 合 に 覆 っており 主 に 砂 礫 礫 砂 粘 土 で 構 成 されている 更 新 統 ( 洪 積 層 )の 層 序 は 下 から 唐 山 層 八 事 層 熱 田 層 大 曽 根 層 となっている 沖 積 平 野 を 構 成 している 第 四 紀 のうち 完 新 世 の 時 代 に 堆 積 した 完 新 統 ( 沖 積 層 )は 南 陽 層 と 呼 ばれ 砂 粘 土 シルトなどから 構 成 されている 完 新 統 ( 沖 積 層 )は 中 央 部 の 台 地 をとり 囲 む 形 で 北 から 西 南 の 地 域 に 堆 積 しており 南 部 臨 海 地 域 では 20m 以 上 の 厚 さがある

18 第 1 章 第 4 節 本 市 の 概 況 全 般 に 地 盤 の 良 好 とされる 第 三 紀 鮮 新 統 第 四 紀 更 新 統 ( 洪 積 層 )からなる 市 中 央 部 の 台 地 や 東 部 丘 陵 地 に 対 し 完 新 統 ( 沖 積 層 )の 堆 積 している 市 北 部 から 西 南 地 域 一 帯 は 地 盤 が 軟 らかい とりわけ 庄 内 川 などの 河 川 流 域 や 名 古 屋 港 周 辺 の 水 分 を 多 く 含 んだ 砂 層 が 厚 く 堆 積 している 地 域 では 地 震 時 に 液 状 化 現 象 が 発 生 し 易 いとされている 名 古 屋 市 における 地 質 概 要 図 を 掲 載 した 3 河 川 市 域 内 を 流 下 する 河 川 としては 庄 内 川 ( 一 級 河 川 ) 水 系 と 天 白 川 ( 二 級 河 川 ) 水 系 に 代 表 され るものと これらに 連 なる 準 用 河 川 がある 4 断 層 (1) 概 要 新 編 日 本 の 活 断 層 ( 活 断 層 研 究 会 1991 東 京 大 学 出 版 )によれば 名 古 屋 市 の 南 部 に 存 在 が 推 定 される 伏 在 断 層 といて 天 白 河 口 断 層 が 記 載 されている (2) 断 層 調 査 断 層 調 査 は 阪 神 淡 路 大 震 災 の 教 訓 として 直 下 型 地 震 を 引 き 起 こす 可 能 性 のある 断 層 について 全 国 的 に 進 められており 名 古 屋 市 においても 平 成 8 年 度 から 10 年 度 の 3 か 年 をかけて 存 在 が 推 定 されながら 詳 細 明 らかになっていない 天 白 河 口 断 層 を 対 象 に 調 査 を 実 施 した (3) 調 査 結 果 学 識 経 験 者 等 で 編 成 される 名 古 屋 市 断 層 調 査 委 員 会 において 総 合 的 な 解 析 を 行 い 今 後 天 白 河 口 断 層 が 活 動 する 可 能 性 は 極 めて 低 く 活 断 層 ではないといえる と 評 価 された (4) 断 層 の 分 布 天 白 河 口 断 層 の 分 布 位 置 は 本 節 の 最 終 ページ 記 載 図 のとおりである 5 気 候 名 古 屋 市 は 伊 勢 湾 に 面 してはいるが 外 洋 から 離 れているので 黒 潮 の 直 接 の 影 響 をほとんど 受 けず 内 陸 性 に 近 い 気 候 となっている このため 冬 季 は 夜 間 から 明 け 方 にかけての 冷 え 込 みが 厳 しく 最 低 気 温 は 東 京 大 阪 に 比 べて かなり 低 い 逆 に 夏 は 暑 さが 厳 しく 最 高 気 温 が 35 を 超 える 猛 暑 日 が 平 年 で 11.5 日 もある 伊 勢 湾 周 辺 は 全 国 的 にみて 雨 量 の 少 ない 地 域 で 名 古 屋 の 年 間 日 照 時 間 は 他 の 大 都 市 より 多 い しかし 冬 季 は 比 較 的 雲 が 多 く 関 東 平 野 はもちろん 愛 知 県 内 でも 三 河 平 野 に 比 べて 晴 天 の 日 が 少 ない これは 北 西 から 西 方 にかけて 広 大 な 濃 尾 平 野 を 隔 てて 1,000m 級 の 伊 吹 養 老 鈴 鹿 の 山 脈 があるのみで しかも 若 狭 湾 と 伊 勢 湾 を 結 ぶ 線 が 本 州 で 最 も 狭 く 僅 か 120~160km の 近 距 離 で 日 本 海 に 通 じており このため 雲 の 多 い 日 本 海 側 の 気 象 の 影 響 を 受 けやすいからである この 点 名 古 屋 の 冬 の 気 候 は 太 平 洋 側 型 のなかに 日 本 海 側 型 の 気 候 もおびているといえる 降 水 量 は 太 平 洋 側 型 になっており 月 降 水 量 の 変 化 からみると 梅 雨 期 の 6~7 月 と 台 風 や 秋 の 長 雨 時 期 の 9 月 に ほぼ 同 じくらいの 降 水 量 のピークが 見 られる 近 畿 以 西 の 西 日 本 では 前 者 の 方 が また 関 東 以 東 の 東 日 本 では 後 者 の 方 がそれぞれ 多 くなっており 降 水 量 については 名 古 屋 は 東 西 日 本 の 中 間 型 ということができる

19 第 1 章 第 4 節 本 市 の 概 況 第 2 社 会 的 条 件 災 害 は 気 象 地 象 及 び 地 形 地 質 等 の 自 然 的 条 件 と 人 口 土 地 利 用 等 の 社 会 的 条 件 により さま ざまな 態 様 をとって 現 れる 本 市 における 主 な 社 会 的 条 件 の 現 況 は 次 のとおりである 1 人 口 (1) 全 体 人 口 本 市 の 人 口 は 高 度 成 長 期 における 産 業 の 発 展 にともなう 人 口 の 都 市 集 中 や 隣 接 市 町 村 の 編 入 による 市 域 の 拡 大 により 増 加 してきたが 昭 和 40 年 代 以 降 産 業 構 造 の 変 化 都 市 の 過 密 化 等 か ら 周 辺 地 域 への 人 口 流 出 現 象 が 始 まり 平 成 5 年 以 降 人 口 は 減 少 傾 向 にあった その 後 平 成 9 年 以 降 は 再 び 増 加 の 傾 向 にある 人 口 の 動 きを 行 政 区 別 にみると 半 数 程 度 の 区 では 増 加 傾 向 にあるが その 他 の 区 では 減 少 傾 向 を 示 している (2) 昼 間 人 口 本 市 は 地 域 の 中 核 都 市 として 昼 間 には 周 辺 市 町 村 から 多 数 の 通 勤 通 学 者 が 流 入 するとともに 市 内 の 人 口 移 動 もあり 都 心 部 に 位 置 する 中 区 では 昼 間 人 口 は 夜 間 人 口 の 約 4 倍 となる (3) 高 齢 者 人 口 災 害 対 策 上 留 意 すべき 65 歳 以 上 の 人 口 の 分 布 を 見 ると 北 区 中 村 区 南 区 といった 区 で 総 人 口 に 占 める 割 合 が 高 くなっている 2 土 地 利 用 本 市 においては 都 心 部 や 駅 ターミナル 地 域 を 中 心 に 高 層 建 築 物 地 下 街 複 合 用 途 ビル 大 規 模 アミューズメント 施 設 などが 次 々に 建 設 されている また 南 部 の 臨 海 地 域 では 石 油 基 地 や 化 学 工 場 などを 中 心 にした 石 油 コンビナートや 工 場 群 が 立 地 するとともに 地 盤 の 液 状 化 が 懸 念 される 地 域 での 宅 地 開 発 も 進 んでいる 一 方 都 心 周 辺 地 域 のいわゆるインナーシティと 呼 ばれる 既 成 市 街 地 域 では 木 造 家 屋 密 集 地 域 や 道 路 狭 隘 地 域 が 存 在 している ( 資 料 ) 市 域 を 流 下 する 一 級 河 川 ( 附 属 資 料 編 13 ページ) 市 域 を 流 下 する 二 級 河 川 ( 附 属 資 料 編 14 ページ) 市 域 を 流 下 する 準 用 河 川 ( 附 属 資 料 編 15 ページ) その 他 の 主 な 河 川 水 路 運 河 ( 附 属 資 料 編 17 ページ) 名 古 屋 の 気 候 表 ( 平 年 値 ) ( 附 属 資 料 編 18 ページ) 名 古 屋 の 気 候 表 ( 極 値 ) ( 附 属 資 料 編 19 ページ) 東 海 地 方 に 接 近 した 台 風 の 数 ( 附 属 資 料 編 20 ページ) 主 な 風 水 害 ( 伊 勢 湾 台 風 以 降 ) ( 附 属 資 料 編 22 ページ)

20 第 1 章 第 4 節 本 市 の 概 況

21 第 1 章 第 4 節 本 市 の 概 況

22 第 1 章 第 4 節 本 市 の 概 況

23 第 1 章 第 5 節 市 民 等 の 基 本 的 責 務 第 5 節 市 民 等 の 基 本 的 責 務 ひとたび 広 域 的 災 害 や 大 規 模 災 害 が 発 生 した 場 合 行 政 が 行 う 公 助 には 限 界 がある つまり 防 災 の 基 本 は 自 らの 身 の 安 全 は 自 ら 守 る であり すべての 市 民 企 業 団 体 が 防 災 に 関 するこの 基 本 的 責 務 を 有 する 第 1 市 民 の 責 務 自 らの 身 の 安 全 は 自 ら 守 る が 防 災 の 基 本 であり 市 民 はその 自 覚 を 持 ち 平 常 時 より 災 害 に 対 する 備 えを 心 がけるとともに 自 宅 の 耐 震 点 検 等 家 具 等 の 固 定 ガラスの 飛 散 防 止 など 自 宅 の 耐 震 性 を 充 分 把 握 するとともに 災 害 の 発 生 時 には 自 らの 身 の 安 全 を 守 るよう 行 動 しなければならない また 災 害 時 には 初 期 消 火 を 行 う 近 隣 の 負 傷 者 災 害 時 要 援 護 者 を 助 ける 避 難 場 所 で 自 ら 活 動 する あるいは 国 公 共 機 関 県 市 等 が 行 っている 防 災 活 動 に 協 力 するなど 防 災 への 寄 与 に 努 めなければならない また 市 民 自 らが 主 体 的 に 判 断 し 行 動 できることが 重 要 であるため 過 去 に 発 生 した 災 害 による 教 訓 を 伝 承 するよう 努 めなければならない 第 2 事 業 者 の 責 務 事 業 者 は 災 害 時 の 企 業 の 果 たす 役 割 ( 従 業 員 顧 客 の 安 全 経 済 活 動 の 維 持 地 域 住 民 への 貢 献 ) を 十 分 認 識 し 各 企 業 において 災 害 時 行 動 マニュアルの 作 成 防 災 体 制 の 整 備 防 災 訓 練 等 を 実 施 す るなど 防 災 活 動 の 推 進 に 努 めなければならない

24 第 1 章 第 6 節 風 水 害 の 想 定 第 6 節 風 水 害 の 想 定 第 1 災 害 想 定 の 基 準 1 想 定 の 基 準 災 害 の 想 定 にあたっては 名 古 屋 市 の 地 理 的 条 件 を 考 慮 し 過 去 において 被 った 災 害 のうちから 最 も 頻 度 の 高 い 水 害 すなわち 台 風 及 び 集 中 豪 雨 による 高 潮 洪 水 内 水 氾 濫 による 被 害 を 想 定 す ることとし 火 災 及 び 爆 発 等 による 被 害 については 上 記 の 想 定 の 内 に 含 まれるものとして 取 り 扱 う 2 想 定 の 諸 要 素 災 害 想 定 における 諸 要 素 は 次 のとおりとする (1) 高 潮 台 風 期 平 均 満 潮 位 において 伊 勢 湾 台 風 級 の 台 風 が 来 襲 した 場 合 を 想 定 する (2) 河 川 洪 水 庄 内 川 水 系 河 川 整 備 基 本 方 針 で 想 定 している 200 年 に1 回 程 度 発 生 する 可 能 性 のある 規 模 の 洪 水 が 発 生 し 最 も 被 害 が 甚 大 となる 箇 所 で 破 堤 した 場 合 を 想 定 する (3) 内 水 氾 濫 平 成 12 年 9 月 集 中 豪 雨 時 に 総 雨 量 が 最 も 大 きかった 市 内 観 測 所 の 雨 が 市 域 全 域 に 降 った 場 合 を 想 定 する 第 2 被 害 の 想 定 1 被 害 想 定 前 記 想 定 による 名 古 屋 市 域 内 における 被 災 推 計 を 下 記 のとおり 想 定 する 災 害 種 別 水 害 種 別 高 潮 洪 水 内 水 氾 濫 被 災 面 積 km 2 km 2 Km 被 災 棟 数 棟 棟 棟 - 118,000 55,000 被 災 世 帯 数 世 帯 世 帯 世 帯 - 163,000 76,000 被 災 人 員 人 人 人 - 426, ,000 被 災 世 帯 数 人 員 は 平 成 7 年 度 国 勢 調 査 メッシュ 統 計 に 基 づく 被 災 棟 数 は 第 90 回 名 古 屋 市 統 計 年 鑑 平 成 11 年 度 版 に 基 づく ( 資 料 ) 災 害 の 種 類 ( 附 属 資 料 編 24 ページ)

25 第 1 章 第 7 節 地 震 及 び 被 害 の 想 定 第 7 節 地 震 及 び 被 害 の 想 定 本 計 画 を 策 定 するための 基 礎 資 料 とするため 名 古 屋 市 防 災 会 議 地 震 対 策 専 門 委 員 会 および 関 係 機 関 がと りまとめた 被 害 想 定 結 果 の 概 要 を 以 下 に 記 す 第 1 建 物 被 害 火 災 被 害 人 的 被 害 1 想 定 地 震 と 選 定 理 由 (1) 海 溝 型 地 震 ア 南 海 トラフ 地 震 平 成 26 年 3 月 28 日 名 古 屋 市 は 南 海 トラフ 地 震 が 発 生 した 場 合 に 著 しい 地 震 災 害 が 生 ずるおそれが あるため 地 震 防 災 対 策 を 推 進 する 必 要 がある 地 域 として 南 海 トラフ 地 震 防 災 対 策 推 進 地 域 として 指 定 されたため 以 下 の2つの 地 震 を 想 定 地 震 とした (ア) 過 去 の 地 震 を 考 慮 した 最 大 クラス( 以 下 過 去 地 震 考 慮 という ) 南 海 トラフ 沿 いでは おおむね100 年 ~200 年 の 間 隔 で 海 溝 型 の 大 地 震 が 繰 り 返 し 発 生 しており 南 海 トラフで 繰 り 返 し 発 生 する 巨 大 地 震 として 宝 永 地 震 以 降 の5つの 地 震 を 参 考 に 想 定 した 最 大 クラスとなる 地 震 (イ) あらゆる 可 能 性 を 考 慮 した 最 大 クラス( 以 下 あらゆる 可 能 性 考 慮 という ) 千 年 に 一 度 あるいはそれよりももっと 発 生 頻 度 が 低 いが 仮 に 発 生 すれば 甚 大 な 被 害 をもたらす 地 震 として あらゆる 可 能 性 を 考 慮 した 最 大 クラスの 地 震 イ 想 定 東 海 地 震 平 成 14 年 4 月 24 日 に 名 古 屋 市 はこの 地 震 により 著 しい 災 害 が 生 ずるおそれのある 地 域 として 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 に 指 定 されたため 想 定 地 震 とした ウ 想 定 東 南 海 地 震 及 び 想 定 東 海 東 南 海 連 動 地 震 平 成 15 年 12 月 17 日 に 名 古 屋 市 は 東 南 海 南 海 地 震 防 災 対 策 推 進 地 域 の 指 定 を 受 け 地 域 指 定 の 対 象 となった 地 震 のうち 名 古 屋 市 に 大 きな 被 害 を 及 ぼす 可 能 性 が 高 く 高 い 発 生 確 率 が 公 表 されている 想 定 東 南 海 地 震 及 び 同 時 発 生 の 確 率 が 高 いとされている 想 定 東 海 東 南 海 地 震 連 動 を 想 定 地 震 とした (2) 内 陸 型 地 震 濃 尾 地 震 名 古 屋 市 域 に 大 きな 被 害 を 及 ぼす 可 能 性 が 高 く 直 下 型 地 震 の 備 えという 観 点 で 想 定 地 震 とした 2 地 震 動 の 予 測 南 海 トラフ 地 震 は 東 海 東 南 海 南 海 三 連 動 地 震 等 の 被 害 想 定 及 び 防 災 減 災 対 策 推 進 のための 調 査 検 討 業 務 ( 平 成 年 度 名 古 屋 市 ) 想 定 東 海 地 震 想 定 東 南 海 地 震 及 び 想 定 東 海 東 南 海 連 動 地 震 は 東 海 地 震 等 震 度 分 布 調 査 ( 平 成 15 年 度 名 古 屋 市 ) 濃 尾 地 震 は 名 古 屋 市 地 震 被 害 想 定 調 査 ( 平 成 7 年 8 年 名 古 屋 市 )( 地 震 編 資 料 (1)から(12))による

26 第 1 章 第 7 節 地 震 及 び 被 害 の 想 定 想 定 地 震 名 予 測 震 度 南 海 トラフ 地 震 ( 過 去 地 震 考 慮 ) 5 強 ~6 強 南 海 トラフ 地 震 (あらゆる 可 能 性 考 慮 ) 5 弱 ~7 想 定 東 海 地 震 4~6 弱 想 定 東 南 海 地 震 5 弱 ~6 強 想 定 東 海 地 震 東 南 海 連 動 地 震 5 弱 ~6 強 濃 尾 地 震 5 強 ~7 3 津 波 予 測 南 海 トラフ 地 震 は 東 海 東 南 海 南 海 三 連 動 地 震 等 の 被 害 想 定 及 び 防 災 減 災 対 策 推 進 のための 調 査 検 討 業 務 ( 平 成 年 度 名 古 屋 市 ) 想 定 東 海 地 震 想 定 東 南 海 地 震 及 び 想 定 東 海 東 南 海 連 動 地 震 は 平 成 15 年 3 月 愛 知 県 防 災 会 議 地 震 部 会 愛 知 県 東 海 地 震 東 南 海 地 震 被 害 予 測 調 査 による 名 古 屋 港 における 津 波 到 達 時 間 津 波 水 位 について 予 測 した 結 果 は 次 のとおりである( 地 震 編 資 料 ) 想 定 地 震 名 津 波 到 達 時 間 沿 岸 における 最 高 水 位 南 海 トラフ 地 震 ( 過 去 地 震 考 慮 ) 102 分 (30cm) T.P. 3.3m ( 昭 和 埠 頭 他 8 地 点 ) 南 海 トラフ 地 震 (あらゆる 可 能 性 考 慮 ) 96 分 (30cm) T.P.3.6m ( 昭 和 埠 頭 他 5 地 点 ) 想 定 東 海 地 震 90 分 程 度 ( 第 1 波 ) TP2.4m ( 昭 和 埠 頭 ) 想 定 東 南 海 地 震 90 分 程 度 ( 第 1 波 ) TP2.3m ( 昭 和 埠 頭 ) 想 定 東 海 東 南 海 地 震 連 動 90 分 程 度 ( 第 1 波 ) TP2.5m ( 昭 和 埠 頭 ) ( 朔 望 平 均 満 潮 位 時 点 ) 4 被 害 の 想 定 南 海 トラフ 地 震 は 東 海 東 南 海 南 海 三 連 動 地 震 等 の 被 害 想 定 及 び 防 災 減 災 対 策 推 進 のための 調 査 検 討 業 務 ( 平 成 年 度 名 古 屋 市 ) 想 定 東 海 地 震 想 定 東 南 海 地 震 及 び 想 定 東 海 東 南 海 連 動 地 震 の 被 害 の 想 定 は 平 成 15 年 3 月 愛 知 県 防 災 会 議 地 震 部 会 愛 知 県 東 海 地 震 東 南 海 地 震 被 害 予 測 調 査 濃 尾 地 震 の 被 害 の 想 定 は 平 成 7 8 年 名 古 屋 市 地 震 被 害 想 定 調 査 による (1) 建 物 被 害 区 分 南 海 トラフ 地 震 ( 過 去 地 震 考 慮 ) 南 海 トラフ 地 震 (あらゆる 可 能 性 考 慮 ) 海 溝 型 地 震 想 定 東 海 地 震 想 定 東 南 海 地 震 想 定 東 海 東 南 海 地 震 連 動 内 陸 型 地 震 濃 尾 地 震 全 壊 数 約 15,000 棟 約 66,000 棟 約 2,700 棟 約 16,000 棟 約 21,000 棟 約 23,400 棟 半 壊 数 約 85,000 棟 約 130,000 棟 約 15,000 棟 約 50,000 棟 約 59,000 棟 約 99,000 棟

27 第 1 章 第 7 節 地 震 及 び 被 害 の 想 定 (2) 火 災 被 害 区 分 南 海 トラフ 地 震 ( 過 去 地 震 考 慮 ) 南 海 トラフ 地 震 (あらゆる 可 能 性 考 慮 ) 海 溝 型 地 震 想 定 東 海 地 震 想 定 東 南 海 地 震 想 定 東 海 東 南 海 地 震 連 動 内 陸 型 地 震 濃 尾 地 震 出 火 数 約 140 件 約 350 件 約 30 件 約 200 件 約 260 件 約 180 件 焼 失 棟 数 約 4,900 棟 約 66,000 棟 約 40 棟 約 2,200 棟 約 6,200 棟 約 8,600 棟 ( 南 海 トラフ 地 震 は 冬 夕 18 時 その 他 は 夕 6 時 ) (3) 人 的 被 害 区 分 南 海 トラフ 地 震 ( 過 去 地 震 考 慮 )) 1 南 海 トラフ 地 震 (あらゆる 可 能 性 考 慮 ) 1 海 溝 型 地 震 想 定 東 海 地 震 2 想 定 東 南 海 地 震 2 想 定 東 海 東 南 海 地 震 連 動 2 内 陸 型 地 震 濃 尾 地 震 3 死 者 数 約 1,400 名 約 6,700 名 約 20 名 約 310 名 約 420 名 約 2,500 名 負 傷 者 数 約 5,100 名 約 15,000 名 約 3,800 名 約 17,000 名 約 21,000 名 約 44,000 名 ( 1 冬 深 夜 2 朝 5 時 3 朝 6 時 ) (4) 被 災 ( 難 ) 者 海 溝 型 地 震 内 陸 型 地 震 区 分 避 災 ( 難 ) 者 南 海 トラフ 地 震 ( 過 去 地 震 考 慮 ) 南 海 トラフ 地 震 (あらゆる 可 能 性 考 慮 ) 想 定 東 海 地 震 想 定 東 南 海 地 震 想 定 東 海 東 南 海 地 震 連 動 濃 尾 地 震 約 138,000 名 - 約 24,000 名 約 110,000 名 約 170,000 名 約 390,000 名 ( 濃 尾 地 震 以 外 は 発 災 1 日 後 の 避 難 所 生 活 者 数 ) (あらゆる 可 能 性 を 考 慮 した 最 大 クラスについては 推 計 していない) 第 2 ライフライン 被 害 1 南 海 トラフ 地 震 は 東 海 東 南 海 南 海 三 連 動 地 震 等 の 被 害 想 定 及 び 防 災 減 災 対 策 推 進 のための 調 査 検 討 業 務 ( 平 成 年 度 名 古 屋 市 )による 被 害 予 測 結 果 は 以 下 のとおりである 区 分 内 容 通 信 固 定 電 話 不 通 回 線 数 ( 率 ) 発 災 直 後 約 413 千 回 線 ( 約 89%) 通 信 携 帯 電 話 停 波 基 地 局 率 発 災 1 日 後 約 81% ガス 都 市 ガス 復 旧 対 象 戸 数 ( 率 ) 発 災 直 後 約 48 千 戸 ( 約 5%) ガス LPガス 機 能 支 障 戸 数 ( 率 ) 発 災 直 後 約 11 千 戸 ( 約 20%) 電 力 停 電 軒 数 ( 率 ) 発 災 直 後 約 1,228 千 軒 ( 約 89%) 上 水 道 断 水 戸 数 ( 率 ) 発 災 直 後 約 357 千 戸 ( 約 30%) 下 水 道 機 能 支 障 人 口 ( 率 ) 発 災 直 後 約 61 千 人 ( 約 3%) ( 被 害 量 最 大 値 )

28 第 1 章 第 7 節 地 震 及 び 被 害 の 想 定 2 ライフライン 施 設 の 被 害 または 市 内 における 機 能 支 障 程 度 について 各 関 係 機 関 がとりまとめた 結 果 は 以 下 のとおりである (1) 電 信 電 話 ( 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 名 古 屋 支 店 ) ア 想 定 地 震 兵 庫 県 南 部 地 震 規 模 の 内 陸 直 下 型 大 地 震 イ 被 害 想 定 被 害 想 定 項 目 設 備 名 被 害 結 果 地 下 ケーブル 約 12km アクセス 系 設 備 架 空 ケーブル 約 120km 電 柱 約 1,700 本 機 能 支 障 設 備 加 入 電 話 約 10 万 加 入 (2) 都 市 ガス( 東 邦 ガス 株 式 会 社 ) ア 想 定 地 震 想 定 東 海 地 震 東 南 海 地 震 東 海 東 南 海 地 震 イ 被 害 想 定 の 範 囲 本 支 管 供 給 管 内 管 ウ 被 害 想 定 想 定 東 海 地 震 東 南 海 地 震 東 海 東 南 海 地 震 特 に 名 古 屋 市 南 西 部 において 液 状 化 の 影 響 により 建 物 や 導 管 に 被 害 が 発 生 すると 予 想 される 地 域 について 局 所 的 に 供 給 停 止 する 可 能 性 がある (3) 電 力 ( 中 部 電 力 株 式 会 社 ) ア 想 定 地 震 想 定 東 海 東 南 海 南 海 連 動 地 震 イ 被 害 状 況 火 力 発 電 所 が 立 地 する 太 平 洋 沿 岸 地 域 を 中 心 に 広 域 かつ 大 規 模 な 被 災 が 想 定 されることから 発 生 直 後 の 供 給 力 は 相 当 減 少 する 可 能 性 がある 一 方 で お 客 さま 設 備 の 被 災 により 電 力 需 要 も 大 きく 減 少 する 可 能 性 がある これら 需 給 バランスの 不 均 衡 等 により 被 災 直 後 においては 名 古 屋 市 内 のほぼ 全 域 で 停 電 が 発 生 する 可 能 性 がある また 流 通 設 備 についても 影 響 を 受 けることが 想 定 される (4) 水 道 ( 名 古 屋 市 上 下 水 道 局 ) ア 想 定 地 震 南 海 トラフ 地 震 想 定 東 海 地 震 想 定 東 南 海 地 震 想 定 東 海 東 南 海 連 動 地 震 濃 尾 地 震 イ 被 害 想 定 (ア) 水 道 基 幹 施 設 取 水 場 導 水 管 浄 水 場 配 水 場 送 配 水 幹 線 などの 基 幹 施 設 は 耐 震 設 計 基 準 及 び 耐 震 診 断 に 基 づく 整 備 の 結 果 想 定 東 海 東 南 海 連 動 地 震 については 被 害 は 軽 微 と 想 定 され 南 海 トラフ 地 震 濃 尾 地 震 については 一 部 に 被 害 はあるものの 系 統 相 互 のバックアップ 等 により 基 本 的 機 能 の 支 障 となる 大 きな 被 害 は 生 じないと 想 定 される ただし 広 域 な 停 電 が 発 生 した 場 合 は 一

29 第 1 章 第 7 節 地 震 及 び 被 害 の 想 定 部 の 施 設 について 送 配 水 能 力 の 低 下 が 想 定 される (イ) 管 路 市 の 西 部 南 部 及 び 庄 内 川 天 白 川 山 崎 川 の 流 域 など 軟 弱 地 盤 で 液 状 化 が 発 生 し 易 い 地 域 を 中 心 に 多 くの 被 害 が 発 生 すると 予 想 される 地 震 による 想 定 断 水 戸 数 は 次 のように 想 定 される 想 定 地 震 南 海 トラフ 地 震 想 定 想 定 想 定 東 海 東 ( 過 去 地 震 考 慮 ) 東 海 地 震 東 南 海 地 震 南 海 連 動 地 震 濃 尾 地 震 発 災 断 水 戸 数 ( 戸 ) 約 357,000 65, , , ,832 直 後 断 水 率 (%) 約 発 災 断 水 戸 数 ( 戸 ) 約 70,000* 33, , , ,950 4 日 後 断 水 率 (%) 約 6* * 発 災 から7 日 後 の 想 定 断 水 戸 数 及 び 断 水 率 (5) 工 業 用 水 道 ( 名 古 屋 市 上 下 水 道 局 ) ア 想 定 地 震 南 海 トラフ 地 震 想 定 東 海 地 震 東 南 海 地 震 想 定 東 海 東 南 海 連 動 地 震 濃 尾 地 震 イ 被 害 想 定 (ア) 工 業 用 水 道 基 幹 施 設 浄 水 場 配 水 幹 線 などの 基 幹 施 設 は 耐 用 年 数 を 超 え 更 新 されていない 施 設 について 南 海 トラフ 地 震 により 一 部 で 機 能 が 停 止 する 被 害 が 想 定 される (イ) 管 路 給 水 区 域 が 市 の 西 部 南 部 であるため 被 害 予 測 調 査 結 果 などから 配 水 管 給 水 装 置 ともに 多 くの 被 害 が 発 生 すると 想 定 される (6) 下 水 道 ( 名 古 屋 市 上 下 水 道 局 ) ア 想 定 地 震 南 海 トラフ 地 震 想 定 東 海 地 震 想 定 東 南 海 地 震 想 定 東 海 東 南 海 連 動 地 震 濃 尾 地 震 イ 被 害 想 定 (ア) 下 水 道 基 幹 施 設 水 処 理 センター ポンプ 所 などの 基 幹 施 設 については 南 海 トラフ 地 震 想 定 東 海 東 南 海 連 動 地 震 濃 尾 地 震 において 側 方 流 動 による 甚 大 な 被 害 は 生 じないものの 液 状 化 や 地 震 動 による 被 害 が 想 定 される (イ) 管 路 地 震 による 下 水 本 管 の 被 害 率 は 次 のように 想 定 される 想 定 地 震 想 定 東 海 東 南 海 連 動 地 震 濃 尾 地 震 管 きょ 被 害 率 (%) 管 きょ 被 害 率 = 管 きょ 被 害 延 長 / 管 きょ 全 延 長 注 ) 管 きょ 被 害 延 長 : 復 旧 が 必 要 とされる 管 きょ 延 長 想 定 地 震 南 海 トラフ 地 震 ( 過 去 地 震 考 慮 ) 機 能 支 障 人 口 ( 率 ) 約 61,000 人 ( 約 3%)

30 第 1 章 第 8 節 原 子 力 災 害 の 想 定 第 8 節 原 子 力 災 害 の 想 定 第 1 災 害 の 想 定 この 計 画 の 作 成 にあたり 想 定 とした 災 害 は 次 のとおりである 1 放 射 性 物 質 災 害 放 射 性 物 質 ( 放 射 性 同 位 元 素 等 による 放 射 線 障 害 の 防 止 に 関 する 法 律 に 規 定 する 放 射 性 同 位 元 素 等 をい い 次 の2に 記 載 する 核 燃 料 物 質 等 を 除 く )の 取 扱 いに 係 る 災 害 をいう 2 原 子 力 等 災 害 本 市 における 核 燃 料 物 質 等 ( 原 子 力 基 本 法 第 3 条 第 1 項 に 規 定 する 核 燃 料 物 質 核 原 料 物 質 をいう )の 事 業 所 外 の 運 搬 中 の 事 故 による 災 害 及 び 県 外 における 原 子 力 発 電 所 又 は 原 子 炉 施 設 ( 以 下 原 子 力 発 電 所 等 という )の 事 故 の 発 生 に 伴 う 災 害 をいう なお 想 定 する 原 子 力 発 電 所 等 は 次 のとおりである 原 子 力 発 電 所 又 は 原 子 炉 施 設 名 事 業 所 名 所 在 地 本 市 境 まで の 距 離 原 子 炉 浜 岡 原 子 力 発 電 所 中 部 電 力 株 式 会 社 静 岡 県 御 前 崎 市 佐 倉 約 114km 5 基 1 美 浜 発 電 所 福 井 県 三 方 郡 美 浜 町 丹 正 約 96km 3 基 2 大 飯 発 電 所 関 西 電 力 株 式 会 社 福 井 県 大 飯 郡 おおい 町 大 島 約 112km 4 基 高 浜 発 電 所 福 井 県 大 飯 郡 高 浜 町 田 ノ 浦 約 125km 4 基 敦 賀 発 電 所 高 速 増 殖 炉 研 究 開 発 センター(もんじゅ) 日 本 原 子 力 発 電 株 式 会 社 国 立 研 究 開 発 法 人 日 本 原 子 力 研 究 開 発 機 構 福 井 県 敦 賀 市 明 神 町 約 95km 2 基 3 福 井 県 敦 賀 市 白 木 約 97km 1 基 1 浜 岡 原 子 力 発 電 所 の1 号 機 及 び2 号 機 は 廃 炉 措 置 作 業 中 2 美 浜 発 電 所 の1 号 機 及 び2 号 機 は 廃 炉 に 向 けた 手 続 中 3 敦 賀 発 電 所 の1 号 機 は 廃 炉 に 向 けた 手 続 中 4 これらの 施 設 で 事 故 が 発 生 した 場 合 を 想 定 し 国 等 が 行 ったシミュレーション 結 果 を 計 画 の 策 定 にあ たり 参 考 とした 第 2 地 理 的 条 件 などによる 原 子 力 災 害 に 対 する 考 え 方 東 日 本 大 震 災 を 起 因 とした 東 京 電 力 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 の 事 故 を 受 けて 原 子 力 災 害 対 策 特 別 措 置 法 が 改 正 された また 環 境 省 の 外 局 として 設 置 された 原 子 力 規 制 委 員 会 により 原 子 力 災 害 対 策 指 針 が 規 定 された 同 法 の 定 めにより 同 指 針 により 規 定 する 原 子 力 災 害 対 策 重 点 区 域 (PAZ U PZ) 内 の 地 方 公 共 団 体 においては 地 域 防 災 計 画 に 原 子 力 災 害 対 策 編 を 策 定 することが 義 務 付 けら れた

31 第 1 章 第 8 節 原 子 力 災 害 の 想 定 その 後 平 成 27 年 4 月 に 原 子 力 災 害 対 策 指 針 が 改 正 され 原 子 力 災 害 における 緊 急 時 の 防 護 措 置 の 判 断 あたって 緊 急 時 迅 速 放 射 能 影 響 予 測 システム(SPEEDI) 等 の 予 測 的 手 法 は 活 用 しないと いう 考 え 方 が 示 された また UPZ 外 の 地 域 では 国 が 主 体 となって 緊 急 時 モニタリングを 実 施 す ることとし プルーム 通 過 時 の 防 護 措 置 が 必 要 となる 事 態 に 至 るおそれがある 場 合 には 放 射 性 物 質 が 到 達 する 前 に 予 防 的 な 屋 内 退 避 を 実 施 することを 基 本 とした 一 方 PAZ 外 の 地 域 における 安 定 ヨウ 素 剤 の 配 布 服 用 については 原 子 力 規 制 委 員 会 が 必 要 性 を 判 断 し 原 子 力 災 害 対 策 本 部 又 は 地 方 公 共 団 体 が 指 示 を 出 すこととしている 愛 知 県 及 び 本 市 は 原 子 力 災 害 対 策 重 点 区 域 (PAZ,UPZ)には 指 定 されていない しかしな がら 東 京 電 力 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 の 事 故 に 鑑 み 原 子 力 災 害 が 広 範 囲 に 渡 り 被 害 をもたらす 可 能 性 があることを 考 慮 し 次 の 事 項 を 主 眼 とした 対 策 を 講 ずることとする モニタリングの 充 実 放 射 性 物 質 及 び 放 射 線 による 影 響 は 五 感 に 感 じられないが 測 定 器 を 使 用 するこ とで 的 確 に 計 測 できるため 各 モニタリングポスト 及 び 市 内 各 所 での 空 間 放 射 線 量 率 等 の 測 定 を 実 施 す る 情 報 管 理 国 県 関 係 市 町 村 及 び 原 子 力 事 業 者 等 との 連 携 を 緊 密 に 保 ち 正 確 な 情 報 の 共 有 化 を 図 る 情 報 提 供 市 民 の 具 体 的 な 行 動 につながるような 科 学 的 根 拠 に 基 づく 明 確 かつ 具 体 的 な 基 準 を 提 示 す るとともに 適 宜 適 切 に 正 確 な 安 心 情 報 を 提 供 する 広 域 避 難 の 受 入 れ ひとたび 原 子 力 災 害 が 発 生 すれば 他 の 自 治 体 において 多 数 の 避 難 者 が 発 生 するこ とが 予 測 される そのため 本 市 は 国 県 及 び 原 子 力 事 業 者 等 と 連 携 を 図 り 災 害 対 策 基 本 法 第 86 条 の2に 基 づき 避 難 者 の 受 入 れについて 想 定 する 安 定 ヨウ 素 剤 の 備 蓄 本 市 において 重 要 なプルーム 通 過 時 の 被 ばく 防 護 措 置 のうち 安 定 ヨウ 素 剤 の 備 蓄 及 び 服 用 については 以 下 の 課 題 があるため 継 続 検 討 課 題 とし 国 の 更 なる 動 向 や 他 の 地 方 公 共 団 体 からの 情 報 収 集 等 を 行 う ヨウ 素 以 外 の 放 射 性 物 質 に 効 果 が 無 い 投 与 の 有 効 タイミングが 狭 い 配 付 投 与 の 手 順 を 整 備 し 対 象 者 全 員 に 届 ける 必 要 がある 副 作 用 発 生 時 の 責 任 の 所 在 が 不 明 確 緊 急 時 における 服 用 指 示 について 責 任 の 所 在 の 明 確 化 が 必 要

32 第1章 第8節 原子力災害の想定 [参考 国のシミュレーション結果について 平成24年10月24日公表 ] 1 目的 防災対策を重点的に充実するべき地域の参考とするため 2 条件 ①サイト出力に対応した放射性物質が一度に放出したと仮定 ②放出継続時間は10時間 ③地形情報は考慮されていない ④年間を通じた気象条件などを踏まえ 総体としての拡散の傾向を表したもの 浜岡原子力発電所 美浜発電所 大飯発電所 高浜発電所 敦賀発電所 注意 高速増殖炉研究開発センター(もんじゅ)は調査対象外 資料 放射性物質保有事業所 附属資料編 80ページ