ま え が き 京 丹 後 市 交 通 安 全 対 策 会 議 では 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 交 通 事 故 から 守 るため 合 併 した 平 成 16 年 度 に 第 1 次 京 丹 後 市 交 通 安 全 計 画 を 策 定 また 平 成 18 年 度 に は 第 2

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1 第 3 次 京 丹 後 市 交 通 安 全 計 画 ( 案 ) ( 平 成 23 年 度 ~27 年 度 ) ~ 交 通 事 故 のない 京 丹 後 市 を 目 指 して~ 京 丹 後 市 交 通 安 全 対 策 会 議

2 ま え が き 京 丹 後 市 交 通 安 全 対 策 会 議 では 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 交 通 事 故 から 守 るため 合 併 した 平 成 16 年 度 に 第 1 次 京 丹 後 市 交 通 安 全 計 画 を 策 定 また 平 成 18 年 度 に は 第 2 次 京 丹 後 市 交 通 安 全 計 画 を 策 定 し 市 民 の 理 解 と 協 力 を 得 ながら 京 都 府 関 係 機 関 団 体 そして 地 域 が 一 体 となり 様 々な 交 通 安 全 対 策 を 講 じてきた その 結 果 平 成 13 年 から 平 成 17 年 の 市 内 における 交 通 事 故 発 生 件 数 は1,336 件 負 傷 者 数 1,748 人 死 者 数 25 人 に 対 し 平 成 18 年 から 平 成 22 年 までの 交 通 事 故 発 生 件 数 1,157 件 負 傷 者 数 1,467 人 死 者 数 35 人 と 交 通 事 故 発 生 件 数 や 負 傷 者 数 は 減 っているものの 死 者 数 において10 人 が 増 加 しており 大 変 残 念 な 結 果 となった 今 後 は 道 路 環 境 整 備 に 伴 い 市 外 からの 流 入 自 動 車 数 の 増 加 等 による くるま 社 会 の 一 層 の 進 展 が 予 想 されることや 京 丹 後 市 内 では 更 に 高 齢 化 の 進 行 に 伴 い このままだと 今 後 一 層 高 齢 者 が 当 事 者 となる 交 通 事 故 発 生 件 数 及 び 死 傷 者 数 は 増 えていくことが 予 想 さ れる このような 観 点 から 当 会 議 では 京 都 府 交 通 安 全 対 策 会 議 が 策 定 した 第 9 次 京 都 府 交 通 安 全 計 画 に 基 づき 市 内 における 第 2 次 京 丹 後 市 交 通 安 全 計 画 の 総 括 を 踏 まえ た 計 画 とし また 京 丹 後 市 が 策 定 した 第 1 次 京 丹 後 市 総 合 計 画 後 期 基 本 計 画 の 実 現 のための 長 期 ビジョンである 災 害 に 強 く 快 適 で 暮 らしやすいうるおい 安 全 都 市 を 目 指 し 安 全 で 円 滑 かつ 快 適 な 交 通 社 会 を 実 現 するため 府 市 京 丹 後 警 察 署 関 係 機 関 団 体 と 連 携 し 交 通 の 現 状 や 地 域 の 実 情 等 を 踏 まえ 交 通 の 安 全 に 関 する 施 策 に 対 し 平 成 23 年 度 から27 年 度 までの5 年 間 の 陸 上 海 上 交 通 の 安 全 に 関 する 総 合 的 かつ 長 期 的 な 施 策 の 大 綱 として 第 3 次 京 丹 後 市 交 通 安 全 計 画 を 定 めるものである

3 目 次 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 1 現 行 計 画 における 取 組 みの 成 果 と 課 題 3 第 1 章 道 路 交 通 の 安 全 6 第 1 節 道 路 交 通 事 故 の 現 状 と 道 路 交 通 安 全 対 策 を 考 える 視 点 6 1 道 路 交 通 事 故 の 現 状 と 今 後 の 見 通 し 6 (1) 道 路 交 通 事 故 の 現 状 6 (2) 道 路 交 通 を 取 り 巻 く 状 況 の 展 望 及 び 交 通 事 故 の 見 通 し 7 2 道 路 交 通 安 全 対 策 を 考 える 視 点 7 (1) 高 齢 者 及 び 子 どもの 安 全 確 保 7 (2) 歩 行 者 及 び 自 転 車 の 安 全 確 保 8 (3) 生 活 道 路 及 び 幹 線 道 路 における 安 全 確 保 8 3 本 計 画 における 目 標 9 第 2 節 講 じようとする 施 策 10 1 道 路 交 通 環 境 の 整 備 10 (1) 道 路 の 新 設 改 築 による 交 通 安 全 対 策 の 推 進 10 (2) 交 通 安 全 施 設 等 整 備 事 業 の 推 進 11 (3) 効 果 的 な 交 通 規 制 の 推 進 12 (4) 自 転 車 利 用 環 境 の 総 合 的 整 備 13 (5) 総 合 的 な 駐 車 対 策 の 推 進 13 (6) 地 域 住 民 等 と 一 体 となった 安 全 な 道 路 交 通 環 境 の 整 備 14 (7) 交 通 需 要 マネジメントの 推 進 14 (8) 災 害 に 備 えた 道 路 交 通 環 境 の 整 備 14 (9)その 他 の 道 路 交 通 環 境 の 整 備 14 2 交 通 安 全 思 想 の 普 及 徹 底 15 (1) 段 階 的 かつ 体 系 的 な 交 通 安 全 教 育 の 推 進 16 (2) 交 通 安 全 に 関 する 普 及 啓 発 活 動 の 推 進 18 (3) 交 通 の 安 全 に 関 する 民 間 団 体 の 主 体 的 活 動 の 推 進 等 21 (4) 住 民 の 参 加 協 働 の 推 進 21 3 安 全 運 転 の 確 保 21 (1) 運 転 者 教 育 等 の 充 実 21 (2) 安 全 運 転 管 理 の 推 進 22 (3) 自 動 車 運 送 事 業 者 等 の 行 う 運 行 管 理 の 充 実 22 (4) 交 通 労 働 災 害 の 防 止 等 22 (5) 道 路 交 通 に 関 連 する 情 報 の 充 実 22 4 車 両 の 安 全 性 の 確 保 23 5 道 路 交 通 秩 序 の 維 持 23

4 (1) 交 通 の 指 導 取 締 りの 強 化 等 23 (2) 暴 走 族 対 策 の 強 化 23 6 救 助 救 急 体 制 等 の 整 備 24 (1) 救 助 救 急 体 制 の 整 備 24 (2) 救 急 医 療 体 制 の 整 備 25 (3) 救 急 関 係 機 関 の 協 力 関 係 の 確 保 等 25 7 交 通 事 故 被 害 者 対 策 等 の 充 実 26 (1) 無 保 険 ( 無 共 済 ) 車 両 対 策 の 徹 底 26 (2) 交 通 事 故 被 害 者 対 策 の 充 実 26 第 2 章 鉄 道 交 通 の 安 全 27 第 1 節 鉄 道 事 故 の 状 況 と 交 通 安 全 対 策 の 今 後 の 方 向 27 第 2 節 講 じようとする 施 策 27 1 鉄 道 交 通 環 境 の 整 備 27 2 鉄 道 構 造 物 の 耐 震 性 の 強 化 27 3 鉄 道 交 通 の 安 全 に 関 する 知 識 の 普 及 27 4 鉄 道 の 安 全 な 運 行 の 確 保 27 第 3 章 踏 切 道 における 交 通 の 安 全 29 第 1 節 踏 切 事 故 の 状 況 と 交 通 安 全 対 策 の 今 後 の 方 向 29 第 2 節 講 じようとする 施 策 29 1 踏 切 道 の 立 体 交 差 化 及 び 構 造 の 改 良 の 促 進 29 2 踏 切 保 安 設 備 の 整 備 及 び 交 通 規 制 の 実 施 29 3 踏 切 道 の 統 廃 合 の 促 進 29 4 その 他 踏 切 道 の 交 通 の 安 全 と 円 滑 化 を 図 るための 措 置 29 第 4 章 海 上 交 通 の 安 全 30 第 1 節 海 難 等 のない 社 会 を 目 指 して 30 1 京 丹 後 市 の 沿 岸 海 域 を 巡 る 現 状 30 2 第 八 管 区 海 上 保 安 部 における 船 舶 海 難 の 発 生 状 況 30 3 本 計 画 における 目 標 31 第 2 節 講 じようとする 施 策 31 1 海 上 交 通 の 安 全 に 関 する 知 識 の 普 及 31 2 小 型 船 舶 等 の 安 全 対 策 の 促 進 31 3 漁 船 の 安 全 対 策 の 促 進 31 4 水 上 オートバイの 安 全 対 策 の 促 進 31

5 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 1 交 通 事 故 のない 社 会 を 目 指 して 真 に 豊 かで 活 力 のある 社 会 を 構 築 していくためには その 前 提 として 市 民 すべての 願 いで ある 安 心 で 安 全 に 暮 らせる 社 会 を 実 現 することが 極 めて 重 要 である 交 通 事 故 による 被 害 者 数 が 災 害 や 犯 罪 等 他 の 危 険 によるものと 比 べても 圧 倒 的 に 多 いことを 考 えると 交 通 安 全 の 確 保 は 安 心 で 安 全 な 社 会 の 実 現 を 図 っていくための 重 要 な 要 素 である 人 命 尊 重 の 理 念 に 基 づき 究 極 的 には 交 通 事 故 のない 社 会 を 目 指 し また 交 通 事 故 被 害 者 の 存 在 に 思 いをいたし 交 通 事 故 を 起 こさないという 意 識 の 下 悲 惨 な 交 通 事 故 の 根 絶 を 図 る とともに 死 傷 者 根 絶 に 向 け 最 大 限 の 尽 力 を 行 う 2 人 優 先 の 交 通 安 全 思 想 自 動 車 と 比 較 して 弱 い 立 場 にある 歩 行 者 中 でも 高 齢 者 子 ども 障 害 者 等 に 対 して 配 慮 や 思 いやりの 気 持 ちを 持 ち 安 全 を 一 層 確 保 することが 必 要 となる このように 人 優 先 の 交 通 安 全 思 想 を 基 本 とした 施 策 を 推 進 していくことが 重 要 である 3 人 間 交 通 機 関 交 通 環 境 の3 要 素 本 計 画 においては このような 観 点 から 交 通 社 会 を 構 成 する 人 間 車 両 等 の 交 通 機 関 及 びそれらが 活 動 する 場 としての 交 通 環 境 の 三 つの 要 素 について それら 相 互 の 関 連 を 考 慮 しながら 交 通 事 故 の 科 学 的 な 調 査 分 析 や 交 通 安 全 に 関 する 効 果 評 価 予 測 等 を 充 実 さ せ その 成 果 も 踏 まえ 適 切 かつ 効 果 的 な 施 策 を 総 合 的 に 策 定 し これを 市 民 の 理 解 と 協 力 の 下 交 通 安 全 対 策 を 強 力 に 推 進 するものとする (1) 人 間 に 係 る 安 全 対 策 交 通 機 関 の 安 全 な 運 転 を 確 保 するため 運 転 する 人 間 の 知 識 技 能 の 向 上 交 通 安 全 意 識 の 徹 底 指 導 取 締 りの 強 化 運 転 管 理 の 改 善 労 働 条 件 の 適 正 化 等 を 図 るとともに 歩 行 者 等 の 安 全 な 移 動 を 確 保 するため 歩 行 者 等 の 交 通 安 全 意 識 の 徹 底 指 導 の 強 化 を 図 る また 交 通 社 会 に 参 加 する 市 民 一 人 ひとりが 自 ら 安 心 で 安 全 な 交 通 社 会 を 構 築 していこ うとする 前 向 きな 意 識 を 持 つようになることが 極 めて 重 要 であることから 交 通 安 全 に 関 す る 教 育 普 及 啓 発 活 動 を 充 実 させるとともに すべての 市 民 が 交 通 社 会 における 責 務 を 自 覚 し 交 通 法 規 が 遵 守 されるよう 徹 底 する (2) 交 通 機 関 に 係 る 安 全 対 策 人 間 はエラーを 犯 すものという 前 提 の 下 で それらのエラーが 事 故 に 結 びつかないように 車 両 等 の 構 造 設 備 装 置 等 の 安 全 性 を 高 めるとともに 各 交 通 機 関 の 高 い 安 全 水 準 を 確 保 - 1 -

6 できる 体 制 を 充 実 させる (3) 交 通 環 境 に 係 る 安 全 対 策 機 能 分 担 された 道 路 網 の 整 備 交 通 安 全 施 設 等 の 整 備 効 果 的 な 交 通 規 制 の 推 進 交 通 に 関 する 情 報 の 提 供 の 充 実 施 設 の 老 朽 化 対 策 等 を 図 るとともに 複 雑 化 する 交 通 状 況 に 起 因 する 接 触 の 危 険 を 排 除 するため 必 要 な 方 策 を 講 じて 交 通 の 流 れを 秩 序 付 け もって 安 全 な 運 行 を 図 ることが 大 切 である 4 救 助 救 急 活 動 及 び 被 害 者 支 援 に 係 る 安 全 対 策 交 通 事 故 が 発 生 した 場 合 に 負 傷 者 の 救 命 を 図 り また その 被 害 を 最 小 限 に 抑 えるため 迅 速 な 救 助 救 急 活 動 の 充 実 負 傷 者 の 治 療 の 充 実 を 図 るとともに 交 通 事 故 被 害 者 等 ( 交 通 事 故 の 被 害 者 及 びその 家 族 又 は 遺 族 以 下 同 じ )も 対 象 とした 犯 罪 被 害 者 等 基 本 法 ( 平 成 16 年 法 律 第 161 号 )の 制 定 を 踏 まえ 交 通 安 全 の 分 野 においても 一 層 の 被 害 者 支 援 の 充 実 を 図 る 5 参 加 協 働 型 の 安 全 対 策 交 通 事 故 防 止 のためには 関 係 機 関 団 体 の 緊 密 な 連 携 の 下 に 施 策 を 推 進 することはもとよ り 市 民 の 主 体 的 な 交 通 安 全 活 動 を 積 極 的 に 促 進 することが 重 要 であることから 市 が 行 う 交 通 の 安 全 に 関 する 施 策 の 計 画 段 階 から 市 民 が 参 加 できる 仕 組 みづくり 市 民 が 主 体 的 に 行 う 交 通 安 全 総 点 検 地 域 の 特 性 に 応 じて 行 う 交 通 安 全 活 動 等 により 参 加 協 働 型 の 交 通 安 全 活 動 を 推 進 する 6 効 果 的 効 率 的 な 安 全 対 策 地 域 の 交 通 実 態 に 応 じて 少 ない 予 算 で 最 大 限 の 効 果 を 上 げることができるような 対 策 に 集 中 して 取 り 組 み 交 通 の 安 全 に 関 する 施 策 相 互 を 有 機 的 に 連 携 させ 総 合 的 かつ 効 果 的 に 実 施 する さらに 交 通 の 安 全 は 交 通 需 要 や 交 通 の 円 滑 性 快 適 性 と 密 接 な 関 連 を 有 することか ら 自 動 車 交 通 量 の 拡 大 の 抑 制 等 によりこれらの 視 点 にも 十 分 配 慮 するとともに 沿 道 の 土 地 利 用 や 道 路 利 用 のあり 方 も 視 野 に 入 れた 取 り 組 みを 行 うほか 地 震 や 津 波 等 に 対 する 防 災 の 観 点 にも 適 切 な 配 慮 を 行 う 必 要 がある 7 公 共 交 通 機 関 等 に 係 る 安 全 対 策 市 民 の 日 常 生 活 を 支 え 一 たび 交 通 事 故 等 が 発 生 した 場 合 には 大 きな 被 害 となる 公 共 交 通 機 関 等 の 一 層 の 安 全 を 確 保 するため 保 安 監 査 の 充 実 強 化 を 図 るとともに 事 業 者 が 社 内 一 丸 となった 安 全 管 理 体 制 を 構 築 改 善 し その 実 施 状 況 を 確 認 する 運 輸 安 全 マネジメント 評 価 を 充 実 強 化 する - 2 -

7 現 行 計 画 における 取 り 組 みの 成 果 と 課 題 1. 第 2 次 交 通 安 全 計 画 策 定 後 の 状 況 平 成 19 年 3 月 京 丹 後 市 では 平 成 18 年 度 から22 年 度 までの5 年 間 安 全 で 円 滑 か つ 快 適 な 交 通 社 会 の 形 成 に 向 けて 陸 上 海 上 交 通 の 安 全 に 関 する 総 合 的 かつ 長 期 的 な 施 策 の 大 綱 として 交 通 安 全 対 策 会 議 にて 第 2 次 京 丹 後 市 交 通 安 全 計 画 を 定 めた 以 後 市 内 における 道 路 交 通 の 現 状 や 地 域 の 実 情 等 を 踏 まえ 自 動 車 と 比 較 し 弱 い 立 場 にある 歩 行 者 中 でも 高 齢 者 身 体 障 害 者 子 ども 等 の 交 通 弱 者 の 安 全 を 一 層 確 保 するた め 人 優 先 の 交 通 安 全 思 想 を 基 本 とし 交 通 事 故 死 者 数 を 限 りなくゼロに 近 づけること を 目 標 に 種 々の 交 通 安 全 施 策 を 進 めてきたところである (1) 施 策 の 取 り 組 み 状 況 1 道 路 交 通 の 安 全 人 優 先 の 視 点 に 立 った 交 通 安 全 対 策 として 各 世 代 に 応 じた 交 通 安 全 意 識 や 交 通 マナーの 向 上 などを 図 るため 関 係 機 関 や 市 交 通 安 全 指 導 員 等 が 連 携 し 市 内 各 地 で 開 催 されるイベント 保 育 所 幼 稚 園 小 中 学 校 における 交 通 安 全 教 室 や 地 域 での 高 齢 者 の 集 まりに 積 極 的 に 出 向 き 児 童 生 徒 や 高 齢 者 に 対 する 交 通 事 故 防 止 等 の 意 識 づけに 取 り 組 んだ 道 路 交 通 環 境 においては 交 通 弱 者 に 配 慮 した 自 動 車 利 用 の 抑 制 と 道 路 交 通 の 円 滑 化 を 図 るため 公 共 交 通 機 関 の 利 用 促 進 と 駅 周 辺 に 新 たに2つの 市 営 駐 車 場 を 増 設 する 等 パークアンドライドを 推 進 した また 地 域 の 交 通 安 全 意 識 の 高 まりを 受 け 地 域 密 着 型 の 道 路 環 境 の 整 備 が 行 われるなど 安 全 かつ 円 滑 な 道 路 交 通 環 境 の 整 備 が 進 んだ 平 成 22 年 には 増 加 傾 向 にある 高 齢 運 転 者 の 関 係 する 事 故 を 受 け 身 分 証 明 書 とな る 顔 写 真 入 りの 住 民 基 本 台 帳 カードの 無 料 交 付 及 び 公 共 交 通 機 関 の 利 用 促 進 にもつなが る 北 近 畿 タンゴ 鉄 道 シルバー 全 線 定 期 券 (3ヶ 月 券 )を 交 付 する 高 齢 者 運 転 免 許 証 自 主 返 納 支 援 事 業 に 新 たに 取 り 組 み 結 果 年 間 51 件 の 自 主 返 納 者 数 に 対 し 9 月 の 制 度 開 始 以 後 に 返 納 した 高 齢 運 転 者 が29 人 と 運 転 免 許 証 を 返 納 されるかたへの 支 援 を 行 った 更 に 災 害 時 や 緊 急 時 の 対 応 を 迅 速 に 行 い 交 通 事 故 に 起 因 する 負 傷 者 の 救 命 率 の 向 上 を 図 るため 救 急 隊 員 の 教 育 訓 練 を 目 的 に 関 係 機 関 へ 積 極 的 に 派 遣 したほか 応 急 手 当 やAEDの 取 扱 研 修 にも 努 めた 2 鉄 道 交 通 の 安 全 鉄 道 交 通 の 安 全 については 鉄 道 事 故 の 状 況 と 交 通 安 全 対 策 の 今 後 の 方 向 として 鉄 道 事 故 の 死 者 数 ゼロの 目 標 を 掲 げた - 3 -

8 平 成 20 年 11 月 に 実 施 した 鉄 道 事 故 対 応 合 同 訓 練 では 北 近 畿 タンゴ 鉄 道 株 式 会 社 市 消 防 本 部 京 丹 後 警 察 署 における 列 車 事 故 想 定 訓 練 を 行 うなど 有 事 における 救 助 訓 練 や 鉄 道 交 通 環 境 の 整 備 鉄 道 の 安 全 な 運 行 の 確 保 を 行 っており 近 年 他 の 鉄 道 で 発 生 したような 大 規 模 な 脱 線 やトンネル 火 災 等 の 鉄 道 事 故 は 無 く 北 近 畿 タンゴ 鉄 道 宮 津 線 における 鉄 道 交 通 の 目 標 を 達 成 することが 出 来 た 今 後 も 高 い 信 頼 性 を 保 持 し 鉄 道 事 故 の 死 者 数 ゼロを 目 指 し 引 き 続 き 鉄 道 交 通 の 安 全 を 促 進 する 3 踏 切 道 における 交 通 の 安 全 北 近 畿 タンゴ 鉄 道 宮 津 線 における 京 丹 後 市 内 での 踏 切 道 (48 箇 所 )での 事 故 発 生 件 数 及 び 死 者 数 は0 件 であり 目 標 を 達 成 することが 出 来 た これは 踏 切 における 構 造 改 良 や 踏 切 保 安 設 備 等 の 改 良 促 進 により 踏 切 道 における 安 全 性 の 確 保 が 進 んでものと 考 えられる しかしながら 幅 員 改 良 や 遮 断 装 置 等 の 改 良 が 必 要 な 踏 切 道 は 残 っており 特 に 交 通 量 の 多 い 踏 切 道 における 交 通 の 安 全 について 更 なる 整 備 を 促 進 する 4 海 上 交 通 の 安 全 京 丹 後 市 は 日 本 海 に 面 しており 年 間 を 通 して 海 上 や 湾 内 でのマリンレジャーが 活 発 に 行 なわれており 海 上 交 通 における 船 舶 海 難 発 生 件 数 は 第 八 管 区 海 上 保 安 本 部 管 内 で145 件 であるものの 京 丹 後 市 海 域 における 船 舶 海 難 による 死 者 数 は0であり 目 標 を 達 成 できた しかしながら 船 舶 海 難 は 毎 年 発 生 しており その 原 因 の 大 半 は 見 張 り 不 十 分 や 機 関 取 扱 不 良 といった 人 為 的 要 因 によるものである これらの 事 故 は 特 にマリンレジャー 愛 好 家 に 多 いことから 市 内 のマリーナにて 実 施 される 免 許 更 新 講 習 等 の 機 会 を 通 じ 船 舶 海 難 防 止 に 努 めた また 漁 業 関 係 従 事 者 に 対 しては 漁 協 等 の 関 係 機 関 と 一 緒 になって 海 上 交 通 安 全 対 策 の 啓 発 を 行 った 2. 第 2 次 交 通 安 全 計 画 策 定 の 総 括 第 2 次 交 通 安 全 計 画 においては 交 通 事 故 による 死 者 数 を 限 りなくゼロに 近 づけ 市 民 を 交 通 事 故 の 脅 威 から 守 る ことを 究 極 の 目 標 として 掲 げ 交 通 安 全 意 識 など 人 間 に 対 す る 交 通 安 全 対 策 車 輌 等 の 交 通 機 関 が 原 因 となる 事 故 防 止 対 策 交 通 安 全 施 設 等 の 整 備 や 交 通 規 制 など 交 通 環 境 に 関 わる 安 全 対 策 を 総 合 的 に 行 ってきたが 第 2 次 計 画 の5 年 間 で 交 通 事 故 により35 人 の 尊 い 命 が 奪 われ 第 1 次 計 画 期 間 ( )の25 人 に 比 べ10 人 も 増 加 するという 大 変 残 念 な 結 果 となった 近 年 の 特 徴 として 重 篤 なケースになることが 多 い 高 齢 者 の 関 わる 交 通 事 故 が 増 加 している ( ) 第 1 次 京 丹 後 市 交 通 安 全 計 画 は 平 成 16 年 度 からの2 年 間 ですが 第 1 次 計 画 期 間 としては 旧 町 の 期 間 を 引 き 継 いで 平 成 13 年 度 から 平 成 17 年 度 までの5 年 間 としています

9 ことが 挙 げられ 平 成 22 年 においては 全 ての 交 通 事 故 死 者 6 人 全 員 が 高 齢 者 であった 他 方 鉄 道 交 通 踏 切 道 交 通 海 上 交 通 にあっては 事 故 死 者 ゼロの 目 標 を 達 成 できた 道 路 の 交 通 安 全 においては 引 き 続 き 交 通 事 故 死 者 数 ゼロを 目 標 に 市 交 通 安 全 指 導 員 や 関 係 機 関 等 と 一 緒 に 地 域 ぐるみの 交 通 安 全 意 識 の 向 上 や 地 域 密 着 型 の 道 路 交 通 安 全 施 設 整 備 などによる 交 通 環 境 の 整 備 推 進 を 図 り 交 通 事 故 死 者 全 体 の3 分 の2を 占 める 高 齢 者 の 関 わ る 交 通 事 故 とりわけ 薄 暮 時 や 夜 間 における 交 通 事 故 発 生 件 数 が 約 半 数 を 占 めており 自 転 車 利 用 者 の 交 通 事 故 更 には 子 どもへの 交 通 安 全 対 策 を 強 化 する 必 要 がある 更 に 平 成 19 年 には 幹 線 道 路 において 通 学 中 の 生 徒 2 人 の 尊 い 命 が 失 われる 決 して 起 き てはならない 事 故 が 発 生 したことを 鑑 み 幹 線 道 路 や 生 活 道 路 における 安 全 を 確 保 する 道 路 整 備 を 推 進 する 必 要 がある 3. 第 3 次 交 通 安 全 計 画 策 定 への 課 題 第 3 次 京 丹 後 市 交 通 安 全 計 画 の 策 定 に 当 たっては 第 9 次 京 都 府 交 通 安 全 計 画 を 基 本 とし 第 2 次 交 通 安 全 計 画 の 総 括 を 踏 まえた 計 画 とするため 道 路 交 通 の 安 全 については 交 通 事 故 死 亡 者 の3 分 の2を 占 める 高 齢 者 が 関 わる 交 通 事 故 の 防 止 のための 対 策 と 自 転 車 走 行 時 に おける 交 通 安 全 指 導 などの 更 なる 取 り 組 みが 必 要 となっていることから 各 種 の 交 通 安 全 啓 発 事 業 の 実 施 に 当 たっては 特 に 高 齢 者 や 子 どもの 安 全 対 策 に 主 眼 を 置 き 関 係 機 関 や 市 交 通 安 全 指 導 員 による 事 業 だけではなく 市 民 を 巻 き 込 んだ 交 通 安 全 啓 発 活 動 に 取 り 組 む 必 要 が ある 具 体 的 には 保 育 所 幼 稚 園 小 中 学 校 での 交 通 安 全 教 室 の 定 期 的 な 開 催 高 齢 者 交 通 安 全 教 室 のこれまでにも 増 しての 開 催 や 市 内 各 地 で 開 催 されるイベントや 地 域 行 事 の 中 で 高 齢 運 転 者 への 運 転 免 許 証 自 主 返 納 制 度 の 周 知 子 どもの 自 転 車 利 用 時 におけるヘルメットの 着 用 義 務 の 徹 底 を 推 進 する 加 えて 国 府 道 において 高 齢 者 や 子 どもが 安 心 して 道 路 を 利 用 できる 交 通 環 境 の 整 備 につ いて 引 き 続 き 地 域 密 着 型 の 整 備 などの 要 請 と 地 域 からの 提 案 支 援 を 行 うとともに 市 道 に おいても 安 心 安 全 な 交 通 環 境 の 整 備 を 図 る 必 要 がある 交 通 安 全 意 識 づくりと 交 通 環 境 の 整 備 の 推 進 を 効 果 的 に 実 施 し かつ 実 効 性 を 持 たせるた めに 市 民 自 らが 交 通 安 全 の 大 切 さを 再 認 識 する 市 民 交 通 安 全 の 日 ( 仮 称 ) を 定 めること とする - 5 -

10 第 1 章 道 路 交 通 の 安 全 第 1 節 道 路 交 通 事 故 の 現 状 と 道 路 交 通 安 全 対 策 を 考 える 視 点 市 域 においては 合 併 前 は 旧 町 ごとの 交 通 安 全 計 画 合 併 後 は 平 成 16 年 度 策 定 の 第 1 次 京 丹 後 市 交 通 安 全 計 画 平 成 18 年 度 策 定 の 第 2 次 京 丹 後 市 交 通 安 全 計 画 に 基 づき 道 路 交 通 環 境 の 整 備 をはじめとする 交 通 安 全 対 策 等 が 実 施 されてきたところである 平 成 20 年 に 交 通 事 故 死 者 数 は 9 人 という 状 況 の 中 市 は 交 通 死 亡 事 故 多 発 非 常 事 態 宣 言 を 行 い 交 通 安 全 に 取 り 組 み 円 滑 かつ 快 適 な 交 通 環 境 の 実 現 と 死 亡 事 故 の 減 少 に 向 けて 交 通 安 全 啓 発 及 び 施 設 整 備 を 進 めてきたところである 特 に 幹 線 道 路 の 整 備 により 交 通 量 が 大 幅 に 増 加 するなど 交 通 環 境 が 大 きく 変 化 しており こうした 道 路 施 設 整 備 は 市 民 生 活 の 利 便 性 向 上 に 大 きく 寄 与 している これらの 交 通 環 境 の 変 化 を 背 景 に 市 民 の 交 通 利 用 頻 度 が 活 発 化 多 様 化 する 中 道 路 整 備 を はじめとする 交 通 環 境 の 充 実 と 交 通 安 全 意 識 の 高 揚 を 図 るため 市 民 参 加 型 の 活 動 を 展 開 する 必 要 がある 1 道 路 交 通 事 故 の 現 状 と 今 後 の 見 通 し (1) 道 路 交 通 事 故 の 現 状 ( 資 料 : 表 1) 平 成 22 年 中 における 市 内 の 道 路 交 通 事 故 の 発 生 件 数 及 び 負 傷 者 数 は 発 生 件 数 236 件 負 傷 者 数 313 人 と 近 年 では 減 少 傾 向 にある 死 者 数 においては 平 成 13 年 から17 年 の5 年 間 の25 人 に 比 して 平 成 18 年 から 平 成 22 年 までは35 人 と 10 人 が 増 加 しており 様 々な 交 通 安 全 対 策 を 行 ったにもか かわらず 薄 暮 時 や 夜 間 の 歩 行 時 自 転 車 走 行 時 における 死 亡 事 故 が 約 4 割 発 生 しており 死 者 数 を 限 りなくゼロに 近 づける 目 標 を 達 成 することができなかった 以 上 に 大 変 残 念 な 結 果 となった 近 年 の 交 通 死 亡 事 故 の 発 生 状 況 をみると その 特 徴 は 次 のとおりである 1 65 歳 以 上 の 高 齢 者 の 死 者 数 が 高 水 準 で 推 移 しており 過 去 3 年 間 では 全 死 者 数 の9 割 を 占 めている 2 歩 行 中 の 死 者 数 が 約 5 割 を 占 めている 3 夜 間 における 死 者 数 が 約 2 割 で 推 移 している 4 平 成 22 年 における 道 路 別 発 生 状 況 は 一 般 国 道 2 人 主 要 地 方 道 ( 府 道 )2 人 一 般 府 道 1 人 の 計 5 人 と 国 道 府 道 での 発 生 死 者 数 は 全 死 者 数 6 人 の 約 83%を 占 め ている - 6 -

11 5 近 年 の 月 別 発 生 状 況 は2 月 4 月 6 月 7 月 9 月 11 月 に 発 生 している これは ア 高 齢 化 の 一 層 の 進 行 により 死 亡 事 故 の 当 事 者 となる 比 率 の 高 い 高 齢 者 人 口 及 び 高 齢 者 運 転 免 許 保 有 者 数 が 増 加 しているとともに 高 齢 者 の 交 通 行 動 の 機 会 が 増 大 していること イ 道 路 交 通 法 ( 昭 和 35 年 法 律 第 105 号 ) 遵 守 の 意 識 が 低 いこと ウ 夜 間 の 交 通 量 が 近 年 においても 増 加 傾 向 で 推 移 していること 等 によるものと 考 えられる (2) 道 路 交 通 を 取 り 巻 く 状 況 の 展 望 及 び 交 通 事 故 の 見 通 し( 資 料 : 表 2 表 3 表 8 表 8-1 表 8-2 表 8-3) 本 市 の 高 齢 化 率 は 平 成 27 年 には34.6%( 推 計 値 平 成 23 年 :29.91%) まで 上 昇 することが 予 想 され 高 齢 者 における 歩 行 時 や 自 転 車 走 行 時 の 交 通 事 故 の 増 加 も 更 に 予 想 される 道 路 環 境 整 備 に 伴 う 市 外 からの 流 入 自 動 車 の 増 加 や 高 齢 化 が 進 む 中 道 路 交 通 の 量 的 拡 大 に 加 え 交 通 死 亡 事 故 の 当 事 者 となる 比 率 の 高 い 高 齢 者 人 口 の 増 加 は 今 後 も 道 路 交 通 に 大 きな 影 響 を 与 えるものと 考 えられる 2 道 路 交 通 安 全 対 策 を 考 える 視 点 第 1 次 計 画 期 間 と 第 2 次 計 画 期 間 との 比 較 で 道 路 交 通 事 故 の 発 生 件 数 並 びに 道 路 交 通 事 故 による 負 傷 者 数 が 減 少 していることは これまでの 交 通 安 全 計 画 に 基 づき 実 施 されてきた 対 策 に 一 定 の 効 果 があったものと 考 えられるが 一 方 で 死 者 数 は 増 加 しており このことを 真 剣 に 受 け 止 めることが 必 要 である このため 従 来 の 交 通 安 全 対 策 を 基 本 としつつ 道 路 交 通 を 取 り 巻 く 情 勢 の 変 化 を 踏 まえ また 実 際 に 発 生 した 交 通 事 故 に 関 する 情 報 の 収 集 分 析 を 充 実 し より 効 果 的 な 対 策 への 改 善 を 図 るとともに 有 効 性 が 見 込 まれる 新 たな 対 策 を 推 進 する 対 策 の 実 施 に 当 たっては 可 能 な 限 り 対 策 ごとの 目 標 を 設 定 するとともに その 実 施 後 において 効 果 の 検 証 評 価 を 行 い 必 要 に 応 じて 改 善 していくことも 必 要 である 本 計 画 においては 1 道 路 交 通 環 境 の 整 備 2 交 通 安 全 思 想 の 普 及 徹 底 3 安 全 運 転 の 確 保 4 車 両 の 安 全 性 の 確 保 5 道 路 交 通 秩 序 の 維 持 6 救 助 救 急 活 動 の 充 実 7 交 通 事 故 被 害 者 対 策 等 の 充 実 といった7つの 柱 により 国 府 関 係 機 関 団 体 等 の 緊 密 な 連 携 の 下 に 交 通 安 全 対 策 を 実 施 することとし 次 の3つの 視 点 を 重 視 して 今 後 の 対 策 の 推 進 を 図 って いくものとする (1) 高 齢 者 及 び 子 どもの 安 全 確 保 交 通 事 故 死 に 占 める 高 齢 者 の 割 合 が 高 いこと 今 後 も 一 層 の 高 齢 化 が 進 行 することを - 7 -

12 踏 まえると 高 齢 者 が 安 心 して 安 全 に 外 出 したり 移 動 したりできるような 交 通 社 会 の 形 成 が 必 要 である その 際 には 高 齢 者 が 主 として 歩 行 及 び 自 転 車 等 を 交 通 手 段 として 利 用 する 場 合 と 自 動 車 を 運 転 する 場 合 の 相 違 に 着 目 し それぞれの 特 性 を 理 解 した 対 策 を 構 築 すべきで ある また 高 齢 者 が 交 通 社 会 に 参 加 しやすくすることを 可 能 にするため 年 齢 等 にか かわらず 多 様 な 人 々が 利 用 しやすいよう 都 市 や 生 活 環 境 を 設 計 するとの 考 え 方 に 基 づき バリアフリー 化 された 道 路 交 通 環 境 の 形 成 を 図 ることも 重 要 である また 高 齢 者 の 交 通 安 全 を 図 っていくためには 交 通 安 全 活 動 を 高 齢 者 が 日 常 的 に 利 用 する 機 会 の 多 い 医 療 機 関 や 福 祉 施 設 等 と 連 携 して 実 施 していくことや 高 齢 者 の 事 故 が 居 住 地 の 近 くで 発 生 することが 多 いことから 地 域 における 生 活 に 密 着 した 交 通 安 全 活 動 を 充 実 させること 等 多 様 な 高 齢 者 の 交 通 安 全 行 動 を 踏 まえた 総 合 的 な 交 通 安 全 対 策 を 推 進 することが 重 要 である さらに 安 心 して 子 どもを 生 み 育 てることができる 社 会 を 実 現 するためには 通 学 路 の 歩 道 整 備 を 推 進 する 等 子 どもを 交 通 事 故 から 守 る 観 点 からの 交 通 安 全 対 策 が 一 層 求 められる (2) 歩 行 者 及 び 自 転 車 の 安 全 確 保 京 丹 後 市 では 近 年 交 通 事 故 死 者 数 に 占 める 歩 行 者 の 割 合 が 約 5 割 を 占 めており 特 に 高 齢 者 では 交 通 事 故 死 者 数 に 占 める 歩 行 者 の 割 合 が 約 半 数 を 占 めている 安 心 で 安 全 な 社 会 の 実 現 を 図 るためには 自 動 車 と 比 較 して 弱 い 立 場 にある 歩 行 者 の 安 全 を 確 保 することが 必 要 不 可 欠 であり 特 に 高 齢 者 や 子 どもにとって 身 近 な 道 路 の 安 全 性 を 高 めることがより 一 層 求 められている このような 情 勢 等 を 踏 まえ 人 優 先 の 考 えの 下 通 学 路 生 活 道 路 幹 線 道 路 等 において 歩 道 の 整 備 等 による 歩 行 空 間 の 確 保 を 一 層 積 極 的 に 進 めるなど 歩 行 者 の 安 全 確 保 を 図 る 対 策 を 推 進 していく 必 要 がある また 歩 行 者 に 危 険 迷 惑 を 及 ぼす 自 転 車 運 転 などが 跡 を 絶 たず 全 交 通 事 故 に 占 め る 自 転 車 事 故 の 割 合 が 約 2 割 を 占 めていることから 京 都 府 自 転 車 の 安 全 な 利 用 の 促 進 に 関 する 条 例 ( 平 成 19 年 京 都 府 条 例 第 50 号 )により 自 転 車 事 故 対 策 の 推 進 に 努 め るとともに 自 転 車 利 用 者 の 交 通 規 範 意 識 の 更 なる 向 上 を 目 指 し 自 転 車 事 故 抑 止 に 向 けて 取 り 組 んでいくこととする (3) 生 活 道 路 及 び 幹 線 道 路 における 安 全 確 保 人 優 先 の 交 通 安 全 思 想 を 基 本 とした 施 策 を 推 進 する 上 で 生 活 道 路 における 安 全 確 保 は 重 要 な 要 素 である 今 後 は 生 活 道 路 において 自 動 車 の 速 度 抑 制 を 図 るための 道 路 交 通 環 境 の 整 備 交 通 指 導 取 締 りの 強 化 安 全 な 走 行 の 普 及 等 の 対 策 を 講 じるととも に 幹 線 道 路 を 走 行 すべき 自 動 車 が 生 活 道 路 へ 流 入 することを 防 止 するため 幹 線 道 路 に おける 交 通 安 全 対 策 及 び 交 通 流 の 円 滑 化 を 推 進 するなど 生 活 道 路 における 交 通 の 安 全 を 確 保 するための 総 合 的 な 対 策 を 一 層 推 進 する 必 要 がある このためには 地 域 住 民 の - 8 -

13 主 体 的 な 参 加 と 取 り 組 みが 不 可 欠 であり 対 策 の 検 討 や 関 係 者 間 での 合 意 形 成 において 中 心 的 な 役 割 を 果 たす 人 材 の 育 成 も 重 要 な 課 題 となる また 幹 線 道 路 における 交 通 事 故 死 者 数 は 依 然 として 高 い 水 準 である このよう な 状 況 を 踏 まえ 幹 線 道 路 における 対 策 については 事 故 危 険 箇 所 における 集 中 的 な 事 故 防 止 対 策 や 交 通 規 制 等 を 実 施 し 総 合 的 な 交 通 安 全 対 策 を 推 進 する 3 本 計 画 における 目 標 交 通 事 故 による 死 者 数 を 限 りなくゼロに 近 づけ 市 民 を 交 通 事 故 の 脅 威 から 守 る こと が 究 極 の 目 標 である なお 京 丹 後 市 総 合 計 画 後 期 基 本 計 画 ( 平 成 22 年 3 月 ) においては 平 成 26 年 度 までに 人 身 事 故 発 生 件 数 を200 件 ( 平 成 22 年 件 数 :236 件 )とする 目 標 があり 平 成 27 年 度 では 更 なる 減 少 を 目 標 とする そのため 市 及 び 関 係 機 関 団 体 は 市 民 の 理 解 と 協 力 の 下 に 第 2 節 に 掲 げる 諸 施 策 を 総 合 的 かつ 強 力 に 推 進 する - 9 -

14 第 2 節 講 じようとする 施 策 1 道 路 交 通 環 境 の 整 備 道 路 交 通 環 境 の 整 備 については これまでも 関 係 機 関 が 連 携 し 生 活 道 路 と 幹 線 道 路 の 両 面 で 対 策 を 推 進 してきたところである 今 後 道 路 交 通 環 境 の 整 備 を 考 えるに 当 たっては 事 故 要 因 や 有 効 な 対 策 について 十 分 な 分 析 を 行 った 上 で 地 域 の 実 情 を 踏 まえつつ また 地 元 住 民 が 計 画 や 事 業 の 実 施 に 積 極 的 に 参 画 協 力 していく 仕 組 みを 活 かすなど 効 果 的 かつ 効 率 的 に 交 通 安 全 施 設 等 整 備 事 業 を 推 進 する また 子 どもを 事 故 から 守 り 高 齢 者 や 障 害 者 が 安 心 して 安 全 に 外 出 できる 交 通 社 会 の 形 成 を 図 る 観 点 から 安 心 安 全 な 歩 行 空 間 が 確 保 された 人 優 先 の 道 路 交 通 環 境 整 備 の 強 化 を 図 っていくこととする (1) 道 路 の 新 設 改 築 による 交 通 安 全 対 策 の 推 進 人 優 先 の 安 全 安 心 な 歩 行 空 間 の 整 備 地 域 の 協 力 を 得 ながら 通 学 路 生 活 道 路 市 街 地 の 幹 線 道 路 等 において 歩 道 を 積 極 的 に 整 備 するなど 人 の 視 点 に 立 った 交 通 安 全 対 策 を 推 進 していく 特 に 交 通 の 安 全 を 確 保 する 必 要 がある 道 路 において 歩 道 等 の 整 備 効 果 的 な 交 通 規 制 を 推 進 するとともにコ ミュニティ 道 路 の 整 備 等 による 車 両 の 速 度 の 抑 制 や 自 動 車 自 転 車 歩 行 者 等 の 交 通 が 分 離 された 安 全 な 道 路 交 通 環 境 を 形 成 することとする ア 適 切 に 機 能 分 担 された 道 路 網 の 整 備 交 通 事 故 を 防 止 し 安 全 かつ 快 適 な 交 通 を 確 保 するため 幹 線 道 路 から 居 住 地 域 内 道 路 に 至 るネットワークによって 適 切 に 機 能 が 分 担 されるよう 道 路 の 体 系 的 な 整 備 を 推 進 するとともに 他 の 交 通 機 関 との 連 携 強 化 を 図 る 道 路 整 備 を 促 進 する 1 通 過 交 通 の 排 除 と 交 通 の 効 果 的 な 分 散 により 道 路 の 著 しい 混 雑 交 通 事 故 の 多 発 等 の 防 止 を 図 るため バイパス 等 の 整 備 を 推 進 する 2 自 動 車 と 歩 行 者 を 分 離 するため 道 路 の 改 良 工 事 を 積 極 的 に 推 進 する 3 駅 駐 輪 場 等 を 利 用 する 自 転 車 等 が 近 年 顕 著 になっているため 駐 輪 場 ( 原 動 機 付 自 転 車 の 駐 車 を 含 む )の 整 備 を 図 る イ 改 築 による 道 路 交 通 環 境 の 整 備 交 通 事 故 の 多 発 等 を 防 止 し 安 全 かつ 円 滑 快 適 な 交 通 環 境 を 確 保 するため 次 の 方 針 により 道 路 の 改 築 事 業 を 推 進 する 1 道 路 空 間 の 再 配 分 再 構 築 により 自 動 車 と 独 立 した 歩 行 者 の 安 全 と 生 活 環 境 の 改 善 を 図 るため 歩 道 等 を 設 置 するための 既 存 道 路 の 拡 幅 等 道 路 改 築 事 業 を 積 極

15 的 に 推 進 する 2 一 般 道 路 の 新 設 改 築 に 当 たっては 地 域 性 交 通 状 況 等 を 勘 案 し 必 要 がある 場 合 においては 排 水 性 能 すべり 抵 抗 性 能 等 路 面 に 必 要 な 性 能 を 有 する 舗 装 構 造 とし 道 路 環 境 の 改 善 に 努 めるとともに 駅 周 辺 道 路 等 におけるバリアフリー 化 を 図 りながら 交 通 安 全 施 設 についても 併 せて 整 備 することとし 車 両 停 車 帯 道 路 照 明 防 護 さく 等 の 整 備 を 図 る 3 生 活 道 路 と 観 光 通 過 交 通 を 適 切 に 分 離 するための 整 備 を 推 進 するとともに 景 観 保 全 にも 配 慮 した 整 備 を 推 進 する ウ 災 害 発 生 時 に 備 えた 安 全 の 確 保 豪 雨 豪 雪 地 震 津 波 等 による 災 害 が 発 生 した 場 合 においても 安 全 で 安 心 な 生 活 を 支 える 道 路 交 通 を 確 保 し 地 域 の 孤 立 等 を 避 けるための 生 命 線 となる 道 路 の 整 備 や 道 路 の 防 災 対 策 緊 急 輸 送 道 路 を 中 心 とした 橋 梁 等 の 耐 震 補 強 雪 崩 対 策 を 推 進 す る エ 地 域 に 応 じた 安 全 の 確 保 地 域 の 実 情 に 応 じた 交 通 の 安 全 を 確 保 するため 沿 道 地 域 の 人 々のニーズや 道 路 の 利 用 実 態 交 通 流 の 実 態 等 を 把 握 し その 特 性 に 応 じた 道 路 交 通 環 境 の 整 備 を 行 う 車 道 における 冬 期 の 安 全 な 交 通 を 確 保 するため 冬 期 積 雪 凍 結 路 面 対 策 として 適 時 適 切 な 除 雪 態 勢 の 充 実 に 努 めるとともに 生 活 に 密 着 した 主 要 幹 線 道 路 や 橋 梁 峠 付 近 については 消 雪 パイプの 設 置 消 雪 装 置 の 整 備 を 積 極 的 に 推 進 する また 冬 季 の 積 雪 期 間 における 歩 道 や 通 学 路 の 安 全 確 保 については 行 政 だけの 取 り 組 みには 限 界 があるため 当 該 地 域 住 民 の 協 力 を 得 ながら 歩 行 者 空 間 の 確 保 などに 努 めていく (2) 交 通 安 全 施 設 等 整 備 事 業 の 推 進 交 通 事 故 の 多 発 している 道 路 その 他 緊 急 に 交 通 の 安 全 を 確 保 する 必 要 がある 道 路 につ いて 次 の 方 針 により 整 備 することとし 安 全 かつ 円 滑 快 適 な 交 通 環 境 の 確 立 を 図 る ため 総 合 的 かつ 計 画 的 な 交 通 安 全 施 設 整 備 事 業 の 推 進 を 図 る ア 事 故 多 発 地 点 対 策 の 推 進 1 自 動 車 交 通 の 安 全 と 円 滑 化 を 確 保 するため 事 故 多 発 地 点 のうち 緊 急 度 の 高 い 箇 所 について 詳 細 な 事 故 分 析 を 行 い これに 基 づき 交 差 点 改 良 付 加 車 線 等 の 整 備 を 改 築 事 業 による 整 備 と 併 せて 重 点 的 に 実 施 する 2 道 路 の 構 造 及 び 交 通 の 実 態 を 勘 案 して 交 通 事 故 が 発 生 する 危 険 性 の 高 い 交 差 点 等 に 信 号 機 の 設 置 を 促 進 する また 既 存 の 信 号 機 については 交 通 状 況 の 変 化 に 合 理 的 に 対 応 できるように 集 中 制 御 化 系 統 化 速 度 感 応 化 等 の 高 度 化 を 推 進 する 3 道 路 の 構 造 交 通 の 状 況 等 に 応 じた 交 通 の 安 全 を 確 保 するために 道 路 標 識 の 大

16 型 化 灯 火 化 自 発 光 化 設 置 場 所 の 統 合 改 善 や 見 やすい 道 路 標 示 への 改 善 等 の 交 通 安 全 施 設 等 の 整 備 に 努 める 4 依 然 として 多 発 している 夜 間 の 死 亡 事 故 に 対 処 するため 国 道 府 道 等 の 道 路 照 明 視 線 誘 導 標 等 の 設 置 による 夜 間 事 故 防 止 対 策 を 推 進 する イ 高 齢 者 児 童 幼 児 等 の 社 会 参 加 を 支 援 するバリアフリー 等 に 配 慮 した 歩 行 空 間 等 の 整 備 1 歩 行 者 及 び 自 転 車 利 用 者 の 安 全 で 快 適 な 通 行 を 確 保 するため 歩 行 者 等 の 交 通 事 故 が 発 生 する 危 険 性 の 高 い 区 間 等 について 改 築 事 業 等 による 整 備 とあわせて 歩 道 の 整 備 を 重 点 的 に 実 施 する 2 高 齢 者 身 体 障 害 者 等 の 自 立 した 日 常 生 活 及 び 社 会 生 活 を 確 保 するため 駅 公 共 施 設 福 祉 施 設 病 院 等 の 周 辺 を 中 心 に 平 坦 性 が 確 保 された 幅 の 広 い 歩 道 音 響 式 信 号 機 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロック 昇 降 装 置 付 き 立 体 横 断 施 設 身 体 障 害 者 用 の 駐 車 ます 等 を 有 する 自 動 車 駐 車 場 等 を 整 備 するとともに 改 築 事 業 等 と 併 せた 電 線 類 の 地 中 化 を 推 進 する 音 響 信 号 機 については 視 覚 障 害 者 の 歩 行 安 全 確 保 のため 道 路 横 断 時 の 方 向 性 がより 明 確 で 誘 導 性 が 高 い 擬 音 式 の 異 種 鳴 き 交 わし 方 式 へ の 統 一 を 要 請 する また 北 近 畿 タンゴ 鉄 道 宮 津 線 の 駅 で 上 下 線 の 分 離 された 駅 については 高 齢 者 障 害 者 等 の 移 動 等 の 円 滑 化 の 促 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 18 年 法 律 第 91 号 ) に 基 づ き エレベーター 等 を 設 置 し 身 体 障 害 者 等 の 社 会 参 加 を 積 極 的 に 推 進 する 3 高 齢 運 転 者 の 増 加 に 対 応 するため 道 路 標 識 の 灯 火 化 大 型 化 自 発 光 化 可 変 化 道 路 標 示 の 高 輝 度 化 等 高 齢 運 転 者 に 見 やすくわかりやすい 道 路 標 識 路 面 表 示 の 整 備 を 図 る 4 児 童 幼 児 の 通 行 の 安 全 を 確 保 するため 歩 道 等 の 整 備 押 しボタン 式 信 号 機 歩 行 者 用 灯 器 等 の 整 備 横 断 歩 道 の 拡 充 により 通 学 路 通 園 路 の 整 備 を 図 り ま た 積 雪 時 における 除 雪 に 努 める (3) 効 果 的 な 交 通 規 制 の 推 進 道 路 における 危 険 を 防 止 し その 他 交 通 の 安 全 と 円 滑 化 を 図 り 道 路 網 全 体 の 中 でそれ ぞれの 道 路 の 社 会 的 機 能 道 路 の 構 造 交 通 安 全 施 設 の 整 備 状 況 交 通 流 量 の 状 況 等 地 域 の 実 態 等 に 応 じ 関 係 機 関 と 連 携 の 下 に 効 果 的 な 交 通 規 制 の 実 施 を 促 進 する ア 地 域 の 特 性 に 応 じた 交 通 規 制 主 として 通 過 交 通 の 用 に 供 される 道 路 については 駐 停 車 禁 止 転 回 禁 止 指 定 方 向 外 進 行 禁 止 進 行 方 向 別 通 行 区 分 等 交 通 流 を 整 序 化 するための 交 通 規 制 を 促 進 する イ 幹 線 道 路 における 交 通 規 制 1 幹 線 道 路 については 交 通 の 安 全 と 円 滑 化 を 図 るため 道 路 の 構 造 交 通 安 全 施 設 の 整 備 状 況 交 通 流 量 の 状 況 等 を 勘 案 しつつ 速 度 規 制 追 い 越 しのための

17 右 側 部 分 はみ 出 し 通 行 禁 止 規 制 等 について 見 直 しを 行 い その 適 正 化 を 図 る ウ 事 故 多 発 地 域 における 重 点 的 交 通 規 制 交 通 事 故 の 多 発 する 地 域 路 線 等 においては 事 故 原 因 の 調 査 分 析 結 果 を 踏 まえ 速 度 規 制 追 い 越 しのための 右 側 部 分 はみ 出 し 通 行 禁 止 歩 行 者 横 断 禁 止 等 の 効 果 的 な 交 通 規 制 を 重 点 的 に 促 進 する エ 災 害 発 生 時 における 交 通 規 制 災 害 発 生 時 は 必 要 に 応 じて 緊 急 交 通 路 を 確 保 し それに 伴 う 混 乱 を 最 小 限 に 抑 える また 災 害 対 策 基 本 法 ( 昭 和 36 年 法 律 第 223 号 )による 通 行 禁 止 等 の 交 通 規 制 を 迅 速 かつ 的 確 に 行 うため 被 災 地 への 車 両 流 入 を 抑 制 するとともに 迂 回 誘 導 広 報 を 行 い 併 せて 災 害 の 状 況 や 交 通 規 制 等 に 関 する 情 報 を 提 供 する 交 通 情 報 板 等 の 整 備 を 促 進 する (4) 自 転 車 利 用 環 境 の 総 合 的 整 備 人 優 先 の 安 全 安 心 な 歩 行 空 間 の 整 備 に 掲 げた 自 転 車 走 行 の 安 全 な 道 路 環 境 づくりに 加 えて 次 の 整 備 を 図 る ア 自 転 車 等 の 駐 車 対 策 については 自 転 車 の 安 全 利 用 の 促 進 及 び 自 転 車 等 の 駐 車 対 策 の 総 合 的 推 進 に 関 する 法 律 ( 昭 和 55 年 法 律 第 87 号 ) に 基 づき 施 策 を 推 進 する このため 自 転 車 等 の 駐 車 需 要 の 多 い 地 域 及 び 今 後 駐 車 需 要 が 著 しく 多 くなることが 予 想 される 地 域 を 中 心 に 自 転 車 駐 車 場 の 整 備 を 推 進 する イ 鉄 道 の 駅 周 辺 等 における 放 置 自 転 車 等 については 市 道 路 管 理 者 鉄 道 事 業 者 等 が 適 切 な 連 携 の 下 に 駅 前 広 場 や 市 営 駐 車 場 及 び 道 路 に 放 置 されている 自 転 車 等 の 整 理 撤 去 等 の 推 進 を 図 る ウ 自 転 車 利 用 者 に 対 し 交 通 社 会 における 責 任 の 自 覚 を 求 めるため 自 転 車 の 点 検 整 備 自 転 車 の 安 全 な 乗 り 方 道 路 交 通 法 ( 昭 和 35 年 法 律 第 105 号 ) その 他 の 法 令 の 遵 守 正 しい 駐 車 方 法 等 に 関 する 教 育 及 び 広 報 活 動 を 推 進 する (5) 総 合 的 な 駐 車 対 策 の 推 進 ア 秩 序 ある 駐 車 の 推 進 市 街 地 における 違 法 な 路 上 駐 車 を 抑 制 するため 市 内 道 路 及 び 交 通 の 状 況 等 を 把 握 し 適 切 な 駐 車 禁 止 規 制 を 促 進 する イ バリアフリー 化 のための 駐 車 対 策 の 推 進 交 通 バリアフリー 法 に 基 づき 高 齢 者 身 体 障 害 者 等 の 移 動 が 見 込 まれる 道 路 では 横 断 歩 道 上 等 の 違 法 駐 車 車 両 に 対 する 取 締 りを 促 進 する ウ 違 法 駐 車 締 め 出 し 気 運 の 醸 成 高 揚 違 法 駐 車 の 排 除 及 び 自 動 車 の 保 管 場 所 の 確 保 等 について 市 民 への 広 報 啓 発 活 動 を 行 うとともに 関 係 機 関 団 体 との 密 接 な 連 携 を 図 り 地 域 交 通 安 全 活 動 推 進 委 員 や 交

18 通 安 全 指 導 員 また 交 通 安 全 協 会 員 等 の 積 極 的 な 協 力 の 下 に 地 域 ぐるみで 違 法 駐 車 締 め 出 し 気 運 の 醸 成 高 揚 を 図 る (6) 地 域 住 民 等 と 一 体 となった 安 全 な 道 路 交 通 環 境 の 整 備 安 全 な 道 路 交 通 環 境 の 整 備 に 当 たっては 道 路 を 利 用 する 人 の 視 点 を 活 かすことが 重 要 であることから 小 学 校 自 治 会 地 域 住 民 や 道 路 利 用 者 などの 主 体 的 な 参 加 の 下 に 交 通 安 全 施 設 等 の 点 検 を 行 う 交 通 安 全 総 点 検 を 積 極 的 に 推 進 するとともに ヒヤリ 地 図 を 作 成 するなど 道 路 利 用 者 が 日 常 感 じている 意 見 を 広 く 取 り 入 れ 道 路 交 通 環 境 の 整 備 に 反 映 する 特 に 山 間 部 等 においては 沿 道 の 樹 木 による 視 界 阻 害 の 除 去 に 努 め 交 通 安 全 に 配 慮 した 道 路 交 通 環 境 の 整 備 を 図 る (7) 交 通 需 要 マネジメントの 推 進 過 度 な 自 動 車 利 用 の 抑 制 と 道 路 交 通 の 円 滑 化 を 図 るため バイパスの 整 備 や 交 差 点 の 改 良 等 の 交 通 容 量 の 拡 大 策 パークアンドライドの 推 進 等 に 加 えて 一 人 ひとりの 交 通 行 動 を 自 発 的 より 環 境 負 荷 の 小 さなものへと 誘 導 するモビリティ マネジメント 施 策 を 推 進 す る ア 公 共 交 通 機 関 利 用 の 促 進 鉄 道 バス 等 の 公 共 交 通 機 関 の 整 備 を 支 援 し 公 共 交 通 機 関 への 転 換 による 円 滑 な 道 路 交 通 の 実 現 を 図 る さらに 鉄 道 バス 事 業 者 による 運 行 頻 度 運 行 時 間 の 見 直 し 乗 り 継 ぎ 改 善 等 に よる 継 ぎ 目 のない 公 共 交 通 の 実 現 を 図 ること 等 により 利 用 者 の 利 便 性 の 向 上 を 図 る とともに 鉄 道 バスの 通 勤 利 用 を 促 進 する また 鉄 道 駅 バス 停 までのアクセス 確 保 のために パークアンドライド 駐 車 場 駅 前 広 場 等 の 整 備 を 促 進 し 交 通 結 節 機 能 を 強 化 する (8) 災 害 に 備 えた 道 路 交 通 環 境 の 整 備 豪 雨 豪 雪 地 震 津 波 等 の 災 害 が 発 生 した 場 合 においても 安 全 で 安 心 な 生 活 を 支 える 道 路 交 通 を 確 保 することとする また 大 規 模 地 震 の 発 生 時 においても 被 災 地 の 救 援 活 動 や 緊 急 物 資 輸 送 に 不 可 欠 な 緊 急 輸 送 道 路 を 確 保 するため 市 が 京 丹 後 建 設 業 協 会 と 京 丹 後 市 建 設 業 協 栄 会 の2 団 体 と 締 結 した 道 路 障 害 物 除 去 等 応 急 対 策 活 動 に 関 する 協 定 に 基 づき 民 間 と 連 携 し た 災 害 対 策 を 行 う (9)その 他 の 道 路 交 通 環 境 の 整 備 ア 重 大 交 通 事 故 の 再 発 防 止

19 社 会 的 に 大 きな 影 響 を 与 える 重 大 事 故 が 発 生 した 際 には 速 やかに 警 察 と 連 携 を 密 にし 当 該 箇 所 の 道 路 交 通 環 境 等 事 故 発 生 の 要 因 について 調 査 し 発 生 要 因 に 即 した 所 要 の 対 策 を 早 急 に 講 ずることにより 同 様 な 事 故 の 再 発 防 止 を 図 る イ 道 路 使 用 及 び 占 用 の 適 正 化 等 1 道 路 使 用 及 び 占 用 の 抑 制 工 作 物 の 設 置 工 事 等 のための 道 路 の 使 用 及 び 占 用 の 許 可 に 当 たっては 道 路 の 構 造 を 保 全 し 安 全 かつ 円 滑 な 道 路 交 通 を 確 保 するため 原 則 として 抑 制 する 方 針 の 下 に 適 正 な 運 用 を 行 う また 道 路 使 用 及 び 占 用 許 可 条 件 の 履 行 占 用 物 件 等 の 維 持 管 理 の 適 正 化 を 図 り 特 に 地 下 埋 設 物 の 管 理 について 指 導 を 強 化 するとともに 歩 道 上 道 路 上 の 電 柱 等 の 既 設 許 可 物 件 については 実 態 調 査 を 行 い 必 要 に 応 じては 占 用 者 に 対 し 厳 重 な 是 正 と 撤 去 を 求 める 2 不 法 占 拠 物 件 等 の 排 除 道 路 交 通 の 妨 害 となる 不 法 占 用 物 件 については 強 力 な 取 締 りによりその 排 除 を 行 うとともに 不 法 占 用 等 の 防 止 を 図 るための 啓 発 活 動 の 実 施 に 努 める 3 道 路 の 掘 り 返 しの 規 制 等 道 路 の 掘 り 返 しを 行 う 占 用 工 事 等 については 無 秩 序 な 掘 り 返 しと 工 事 に 伴 う 事 故 を 防 止 するため 極 力 これを 抑 制 するとともに 計 画 的 な 占 用 工 事 等 の 施 行 につ いて 合 理 的 な 調 整 を 図 る ウ 道 路 法 に 基 づく 通 行 の 禁 止 又 は 制 限 道 路 の 構 造 を 保 全 し 交 通 の 危 険 を 防 止 するため 道 路 の 破 損 決 壊 又 は 異 常 気 象 等 により 交 通 が 危 険 と 認 められる 場 合 及 び 道 路 工 事 のためやむを 得 ないと 認 められる 場 合 には 道 路 法 ( 昭 和 27 年 法 律 第 180 号 ) に 基 づき 迅 速 かつ 的 確 に 通 行 の 禁 止 又 は 制 限 を 行 うとともに 道 路 パトロール 等 により 交 通 の 危 険 となる 状 況 等 の 早 期 発 見 に 努 める エ 子 どもの 遊 び 場 等 の 確 保 子 どもの 遊 び 場 の 不 足 を 解 消 し 路 上 遊 戯 等 による 交 通 事 故 の 防 止 に 資 するととも に 児 童 の 安 全 な 遊 び 場 を 確 保 するため 児 童 遊 園 の 整 備 を 推 進 する オ 電 線 類 の 地 中 化 等 の 推 進 景 観 の 整 備 安 全 で 円 滑 な 道 路 交 通 や 良 好 な 歩 行 空 間 の 確 保 等 を 図 るため 従 来 の 地 中 化 方 式 よりもコンパクトで 低 コストな 電 線 共 同 溝 等 による 電 線 類 の 地 中 化 を 推 進 する また 市 民 の 理 解 を 得 た 上 で 道 路 地 内 の 電 柱 の 民 地 移 転 を 促 進 する 2 交 通 安 全 思 想 の 普 及 徹 底 交 通 安 全 意 識 と 交 通 マナーの 向 上 を 図 るため 交 通 安 全 教 育 指 針 ( 平 成 10 年 国 家 公 安 委

20 員 会 告 示 第 15 号 ) 等 を 活 用 し 幼 児 から 高 齢 者 に 至 るまで 心 身 の 発 達 段 階 やライフステ ージに 応 じた 段 階 的 かつ 体 系 的 な 交 通 安 全 教 育 を 行 う 特 に 高 齢 者 に 対 しては 高 齢 者 自 身 の 交 通 安 全 意 識 の 向 上 を 図 るとともに 他 の 世 代 に 対 しても 高 齢 者 の 特 性 を 知 り その 上 で 高 齢 者 を 保 護 し 高 齢 者 に 配 慮 する 意 識 を 高 めるための 啓 発 指 導 を 強 化 する また 自 転 車 利 用 者 に 対 しては 自 転 車 は 車 両 であり 道 路 を 通 行 する 場 合 は 車 両 としてのルールを 遵 守 するとともに 交 通 マナーを 実 践 しなければならないことの 理 解 を 徹 底 させるよう 自 動 車 教 習 所 をはじめ 専 門 的 知 識 を 有 する 民 間 企 業 事 業 所 や 市 交 通 安 全 指 導 員 自 転 車 安 全 利 用 推 進 員 の 協 力 も 得 ながら 各 年 齢 層 の 特 性 に 応 じた 段 階 的 な 自 転 車 交 通 安 全 教 育 を 実 施 する 特 に 自 転 車 を 使 用 することが 多 い 児 童 中 学 生 及 び 高 校 生 に 対 しては 将 来 の 運 転 者 教 育 の 基 礎 となる 自 転 車 の 安 全 利 用 に 関 する 指 導 を 徹 底 する その 際 には 京 都 府 自 転 車 の 安 全 な 利 用 の 促 進 に 関 する 条 例 ( 平 成 19 年 京 都 府 条 例 第 50 号 )に 基 づき 関 係 機 関 と 連 携 し 効 果 的 な 自 転 車 交 通 安 全 教 育 の 実 施 に 努 めるとともに 京 丹 後 市 交 通 安 全 計 画 等 の 周 知 に 努 め 自 転 車 を 安 全 に 利 用 する 気 運 の 高 揚 を 図 る 学 校 においては 学 習 指 導 要 領 等 に 基 づく 関 連 教 科 領 域 や 道 徳 総 合 的 な 学 習 の 時 間 特 別 活 動 及 び 自 立 活 動 など 教 育 活 動 全 体 を 通 じて 計 画 的 かつ 組 織 的 な 指 導 に 努 めるととも に 学 校 保 健 安 全 法 に 基 づき 策 定 された 学 校 安 全 計 画 を 踏 まえ 児 童 生 徒 等 に 対 する 登 下 校 を 含 めた 学 校 生 活 その 他 の 日 常 生 活 における 安 全 に 関 する 指 導 を 実 施 する 障 害 のある 児 童 生 徒 等 に 対 しては その 障 害 の 特 性 を 踏 まえ 交 通 安 全 に 関 する 指 導 に 配 慮 する 交 通 安 全 教 育 普 及 啓 発 活 動 については 京 丹 後 市 交 通 安 全 対 策 協 議 会 をはじめ 関 係 機 関 団 体 等 地 域 社 会 及 び 家 庭 がそれぞれの 特 性 を 生 かし 互 いに 連 携 をとりながら 地 域 ぐるみ の 活 動 が 推 進 されるよう 促 す 特 に 交 通 安 全 教 育 普 及 啓 発 活 動 に 当 たる 教 職 員 や 行 政 機 関 の 職 員 の 指 導 力 の 向 上 を 図 るとともに 地 域 における 民 間 の 指 導 者 を 育 成 することなどによ り 地 域 の 実 情 に 即 した 自 主 的 な 活 動 を 促 進 する また 交 通 安 全 教 育 普 及 啓 発 活 動 の 意 義 重 要 性 等 について 関 係 者 の 意 識 が 深 まるよう 努 めるとともに 交 通 安 全 教 育 普 及 啓 発 活 動 の 効 果 について 検 証 評 価 を 行 うことにより 効 果 的 な 実 施 に 努 める (1) 段 階 的 かつ 体 系 的 な 交 通 安 全 教 育 の 推 進 ア 幼 児 に 対 する 交 通 安 全 教 育 幼 児 に 対 する 交 通 安 全 教 育 は 心 身 の 発 達 段 階 や 地 域 の 実 情 に 応 じて 基 本 的 な 交 通 ルールを 遵 守 し 交 通 マナーを 実 践 する 態 度 を 習 得 させるとともに 日 常 生 活 において 交 通 安 全 のきまりを 理 解 し 安 全 に 道 路 を 通 行 するために 必 要 な 基 本 的 な 技 能 及 び 知 識 を 交 通 安 全 指 導 員 が 交 通 教 室 等 を 通 して 修 得 させることを 目 標 とする 1 幼 稚 園 保 育 所 においては 家 庭 及 び 関 係 機 関 団 体 等 と 連 携 協 力 を 図 りながら 日 常 の 教 育 保 育 活 動 を 通 して 交 通 安 全 教 育 を 計 画 的 かつ 継 続 的 に 行 う 2 家 庭 における 適 切 な 指 導 交 通 安 全 についての 積 極 的 な 話 し 合 い 等 が 行 われるよう

21 保 護 者 に 対 する 交 通 安 全 講 習 会 等 の 実 施 に 努 めるとともに チャイルドシートの 正 し い 着 用 の 徹 底 を 始 め 幼 児 に 対 する 交 通 安 全 教 育 活 動 の 積 極 的 な 推 進 を 図 る イ 小 学 生 に 対 する 交 通 安 全 教 育 小 学 生 に 対 する 交 通 安 全 教 育 は 心 身 の 発 達 段 階 や 地 域 の 実 情 に 応 じて 歩 行 者 及 び 自 転 車 の 利 用 者 として 必 要 な 技 能 と 知 識 を 習 得 させるとともに 道 路 及 び 交 通 の 状 況 に 応 じて 安 全 に 道 路 を 通 行 するために 道 路 における 危 険 を 予 測 し これを 回 避 して 安 全 に 通 行 する 意 識 及 び 能 力 を 高 めることを 目 標 とする 1 小 学 校 においては 家 庭 地 域 及 び 関 係 機 関 団 体 等 と 連 携 協 力 を 図 りながら 教 科 や 道 徳 総 合 的 な 学 習 の 時 間 学 級 活 動 児 童 会 活 動 学 校 行 事 等 の 学 校 教 育 活 動 全 体 を 通 じて 歩 行 者 としての 心 得 自 転 車 の 安 全 な 利 用 乗 り 物 の 安 全 な 利 用 交 通 ルールの 意 味 及 び 必 要 性 等 について 交 通 安 全 教 育 の 推 進 に 努 める 2 小 学 校 における 交 通 安 全 教 育 を 計 画 的 に 実 施 し 効 果 的 なものとするため 指 導 用 参 考 資 料 等 を 作 成 配 布 するとともに 児 童 に 対 して 自 転 車 運 転 免 許 証 を 交 付 する 自 転 車 教 室 の 実 施 等 による 参 加 体 験 実 践 型 の 交 通 安 全 教 育 の 実 施 交 通 安 全 教 育 の あり 方 や 実 践 に 関 する 調 査 研 究 教 員 等 を 対 象 とした 研 修 会 等 の 実 施 に 努 める 3 関 係 機 関 団 体 は 小 学 校 において 行 われる 交 通 安 全 教 育 の 支 援 を 行 う ウ 中 学 生 に 対 する 交 通 安 全 教 育 中 学 生 に 対 する 交 通 安 全 教 育 は 日 常 生 活 における 交 通 安 全 に 必 要 な 事 柄 特 に 自 転 車 で 安 全 に 道 路 を 通 行 するために 必 要 な 技 能 と 知 識 を 十 分 に 習 得 させるとともに 道 路 を 通 行 する 場 合 は 思 いやりをもって 自 己 の 安 全 ばかりでなく 他 の 人 々の 安 全 に も 配 慮 できるようにすることを 目 標 とする 中 学 校 においては 家 庭 及 び 関 係 機 関 団 体 等 と 連 携 協 力 を 図 りながら 教 科 道 徳 総 合 的 な 学 習 の 時 間 学 級 活 動 生 徒 会 活 動 学 校 行 事 等 の 学 校 教 育 活 動 全 体 を 通 じて 歩 行 者 としての 心 得 自 転 車 の 安 全 な 利 用 自 動 車 等 の 特 性 危 険 の 予 測 と 回 避 標 識 等 の 意 味 応 急 手 当 等 の 交 通 安 全 教 育 の 推 進 に 努 める エ 高 校 生 に 対 する 交 通 安 全 教 育 高 校 生 に 対 する 交 通 安 全 教 育 は 日 常 生 活 における 交 通 安 全 に 必 要 な 事 柄 特 に 二 輪 車 の 運 転 者 及 び 自 転 車 の 利 用 者 として 安 全 に 道 路 を 通 行 するために 必 要 な 技 能 と 知 識 を 習 得 させるとともに 交 通 社 会 の 一 員 として 交 通 ルールを 遵 守 し 自 他 の 生 命 を 尊 重 するなど 責 任 を 持 って 行 動 することができる 健 全 な 社 会 人 を 育 成 することを 目 標 とする 高 等 学 校 においては 関 係 機 関 団 体 等 と 連 携 協 力 を 図 りながら 各 教 科 総 合 的 な 学 習 の 時 間 特 別 活 動 など 学 校 の 教 育 活 動 全 体 を 通 じて 自 転 車 の 安 全 な 利 用 自 動 車 等 の 特 性 危 険 の 予 測 と 回 避 運 転 者 の 責 任 応 急 手 当 等 について 更 に 理 解 を 深 める とともに 生 徒 の 多 くが 近 い 将 来 普 通 免 許 等 を 取 得 することが 予 想 されることから 学 校 家 庭 地 域 社 会 等 と 連 携 を 図 りながら 免 許 取 得 前 の 教 育 としての 性 格 を 重 視 し た 交 通 安 全 教 育 の 充 実 を 図 る

22 オ 成 人 に 対 する 交 通 安 全 教 育 成 人 に 対 する 交 通 安 全 教 育 は 自 動 車 等 の 安 全 運 転 の 確 保 の 観 点 から 免 許 取 得 時 及 び 免 許 取 得 後 の 運 転 者 の 教 育 を 中 心 として 促 進 し 社 会 人 等 に 対 する 交 通 安 全 教 育 の 充 実 に 努 める 1 公 安 委 員 会 が 行 う 各 種 講 習 自 動 車 教 習 所 等 が 受 講 者 の 特 性 に 応 じて 行 う 運 転 者 教 育 及 び 事 業 所 の 安 全 運 転 管 理 の 一 環 として 安 全 運 転 管 理 者 運 行 管 理 者 等 が 行 う 交 通 安 全 教 育 の 充 実 を 呼 びかける 2 社 会 人 を 対 象 とした 学 級 講 座 などにおける 交 通 安 全 教 育 の 実 施 など 公 民 館 等 の 社 会 教 育 施 設 における 交 通 安 全 のための 諸 活 動 を 推 進 するとともに 関 係 機 関 団 体 における 実 践 活 動 を 促 進 する カ 高 齢 者 に 対 する 交 通 安 全 教 育 高 齢 者 に 対 する 交 通 安 全 教 育 は 加 齢 に 伴 う 身 体 機 能 の 変 化 が 歩 行 者 又 は 運 転 者 とし ての 交 通 行 動 に 及 ぼす 影 響 を 理 解 させるとともに 道 路 及 び 交 通 の 状 況 に 応 じて 安 全 に 道 路 を 通 行 するために 必 要 な 実 践 的 技 能 及 び 交 通 ルール 等 の 知 識 を 習 得 させることを 目 標 とする 1 高 齢 者 に 対 する 交 通 安 全 教 育 を 効 果 的 なものとするため 教 材 教 具 等 の 充 実 に 努 めるとともに 歩 行 シミュレーター 等 の 活 用 等 による 参 加 体 験 実 践 型 の 交 通 安 全 教 育 を 積 極 的 に 促 進 する 2 関 係 機 関 ボランティア 団 体 福 祉 関 係 者 等 と 連 携 して 高 齢 者 の 交 通 安 全 教 室 等 を 開 催 するとともに 高 齢 者 に 対 する 社 会 教 育 活 動 福 祉 活 動 各 種 の 催 し 等 の 多 様 な 機 会 を 活 用 した 交 通 安 全 教 育 を 促 進 する 3 高 齢 者 の 事 故 実 態 に 応 じた 具 体 的 な 指 導 と 併 せて 反 射 材 の 活 用 等 交 通 安 全 用 品 の 普 及 に 努 める 4 家 庭 において 適 切 な 助 言 等 が 行 われるよう 家 庭 の 交 通 安 全 意 識 の 高 揚 や 家 庭 の 中 での 話 し 合 いによる 交 通 安 全 普 及 啓 発 の 促 進 に 努 める 5 高 齢 運 転 者 の 交 通 事 故 の 状 況 を 詳 細 に 分 析 するなどして 適 正 検 査 の 充 実 方 策 の 見 直 し 検 討 を 行 う (2) 交 通 安 全 に 関 する 普 及 啓 発 活 動 の 推 進 ア 交 通 安 全 運 動 の 推 進 市 民 一 人 ひとりに 広 く 交 通 安 全 思 想 の 普 及 浸 透 を 図 り 交 通 ルールの 遵 守 と 正 しい 交 通 マナーの 実 践 を 習 慣 づけるとともに 市 民 自 身 による 道 路 交 通 環 境 の 改 善 に 向 けた 取 り 組 みにより 市 民 自 らの 交 通 安 全 に 対 する 意 識 改 革 を 推 進 するため 市 民 交 通 安 全 の 日 ( 仮 称 )を 定 めることを 検 討 するなど 本 市 交 通 安 全 対 策 協 議 会 等 の 構 成 機 関 団 体 が 相 互 に 連 携 して 交 通 安 全 運 動 を 組 織 的 継 続 的 に 展 開 する 交 通 安 全 運 動 の 実 施 に 当 たっては 事 前 に 運 動 の 趣 旨 実 施 期 間 重 点 目 標 を 広 く 住

23 民 に 周 知 し 住 民 が 参 加 できる 交 通 安 全 運 動 の 充 実 発 展 に 努 める 特 に 交 通 死 亡 事 故 の 多 発 時 等 の 緊 急 時 においては 交 通 死 亡 事 故 多 発 警 報 交 通 死 亡 事 故 多 発 非 常 事 態 宣 言 を 発 令 し 市 警 察 及 び 関 係 機 関 団 体 が 連 携 協 力 し 総 合 的 かつ 集 中 的 な 取 り 組 みを 実 施 する イ 自 転 車 の 安 全 利 用 の 推 進 京 都 府 自 転 車 の 安 全 な 利 用 の 促 進 に 関 する 条 例 ( 平 成 19 年 京 都 府 条 例 第 50 号 ) に 基 づき 自 転 車 に 関 する 事 故 の 防 止 自 転 車 の 秩 序 ある 利 用 の 推 進 及 び 自 転 車 を 安 全 かつ 快 適 に 利 用 できる 環 境 の 形 成 に 努 める 自 転 車 が 道 路 を 通 行 する 場 合 は 車 両 としてのルールを 遵 守 するとともに 交 通 マナー を 実 践 しなければならないことを 周 知 するとともに 自 転 車 乗 用 中 の 交 通 事 故 や 自 転 車 による 迷 惑 行 為 を 防 止 するため 歩 行 者 や 他 の 車 両 に 配 慮 した 通 行 等 自 転 車 の 正 しい 乗 り 方 に 関 する 普 及 啓 発 の 強 化 を 図 る 特 に 自 転 車 の 歩 道 通 行 時 におけるルールについ ての 周 知 徹 底 を 図 る 自 転 車 も 加 害 者 となる 側 面 を 有 しており 自 転 車 利 用 者 には 交 通 に 参 加 する 者 と しての 十 分 な 自 覚 責 任 が 求 められることから そうした 意 識 の 啓 発 を 図 る 薄 暮 の 時 間 帯 から 夜 間 にかけて 自 転 車 の 重 大 事 故 が 多 発 する 傾 向 にあることを 踏 まえ 自 転 車 の 前 照 灯 等 の 早 めの 点 灯 の 推 奨 自 転 車 の 側 面 等 への 反 射 材 の 取 付 けを 促 進 する ほか 携 帯 電 話 やイヤホン ヘッドホンを 使 用 しながらの 運 転 をしないなどの 遵 守 事 項 が 徹 底 されるよう 広 報 啓 発 等 を 実 施 する 1 自 転 車 の 点 検 整 備 の 促 進 交 通 安 全 教 育 街 頭 啓 発 自 転 車 販 売 時 等 の 機 会 を 通 じて 自 転 車 利 用 者 が 定 期 的 に 点 検 整 備 を 受 ける 気 運 を 醸 成 する 2 自 転 車 損 害 保 険 等 の 普 及 の 促 進 自 転 車 事 故 による 被 害 者 の 救 済 に 資 するため TSマーク 付 帯 保 険 ( 運 営 : 財 団 法 人 日 本 交 通 管 理 技 術 協 会 ) 自 動 車 保 険 及 び 一 般 の 傷 害 保 険 並 びに 火 災 保 険 等 に 付 帯 さ れる 保 険 など 自 転 車 損 害 保 険 等 の 普 及 に 努 める 3 乗 車 用 ヘルメットの 着 用 促 進 京 都 府 自 転 車 の 安 全 な 利 用 の 促 進 に 関 する 条 例 ( 平 成 19 年 京 都 府 条 例 第 50 号 ) 及 び 京 都 府 自 転 車 安 全 利 用 促 進 計 画 に 基 づき 自 転 車 に 同 乗 する 幼 児 すべてに 乗 車 用 ヘルメットの 着 用 がなされるよう 幼 児 が 同 乗 中 の 自 転 車 の 危 険 性 や 事 故 実 態 に ついて 幼 稚 園 等 と 連 携 した 保 護 者 向 け 広 報 啓 発 を 推 進 するとともに 街 頭 において は 幼 児 向 け 自 転 車 用 ヘルメットの 着 用 指 導 を 徹 底 する 自 転 車 に 乗 車 する 児 童 についても 積 極 的 に 乗 車 用 ヘルメットの 着 用 促 進 を 図 ると ともに SGマーク( 運 営 : 財 団 法 人 製 品 安 全 協 会 )の 表 示 のある 乗 車 用 ヘルメット の 普 及 を 促 進 する ウ 全 ての 座 席 におけるシートベルト 及 びチャイルドシートの 正 しい 着 用 の 徹 底 等

24 自 動 車 乗 車 中 の 死 亡 事 故 において シートベルト 非 着 用 者 が 高 い 比 率 を 占 めているこ とから シートベルト 及 びチャイルドシートの 効 果 及 び 正 しい 着 用 方 法 についての 理 解 を 求 め 全 ての 座 席 におけるシートベルト 及 びチャイルドシートの 正 しい 着 用 の 徹 底 を 図 る このため 府 域 一 斉 シートベルト チャイルドシート 着 用 推 進 街 頭 啓 発 活 動 等 を 通 じて 関 係 機 関 団 体 等 と 連 携 して 普 及 啓 発 活 動 を 展 開 し シートベルト チャイルド シートの 着 用 推 進 を 図 り 正 しい 着 用 の 普 及 啓 発 に 努 める エ 反 射 材 用 品 の 普 及 促 進 薄 暮 の 時 間 帯 から 夜 間 における 視 認 性 を 高 め 歩 行 者 及 び 自 転 車 利 用 者 の 事 故 防 止 に 効 果 が 期 待 できる 反 射 材 用 品 や 自 発 光 式 ライト 等 の 普 及 を 図 るため 各 種 広 報 媒 体 を 活 用 して 積 極 的 な 広 報 啓 発 を 推 進 する 反 射 材 用 品 等 は 歩 行 中 の 交 通 事 故 死 者 数 の 中 で 占 める 割 合 が 高 い 高 齢 者 に 対 しては 特 にその 普 及 の 促 進 を 図 る また 衣 服 や 靴 鞄 等 の 身 の 回 り 品 への 反 射 材 用 品 の 組 み 込 みを 推 奨 する オ 飲 酒 運 転 根 絶 に 向 けた 規 範 意 識 の 確 立 飲 酒 運 転 は 重 大 交 通 事 故 に 直 結 する 極 めて 悪 質 危 険 な 犯 罪 である この 悲 惨 な 交 通 事 故 の 要 因 となる 飲 酒 運 転 の 根 絶 を 図 るため 飲 酒 運 転 の 危 険 性 や 飲 酒 運 転 による 交 通 事 故 の 実 態 を 周 知 するための 交 通 安 全 教 育 や 広 報 啓 発 を 引 き 続 き 推 進 するとともに 交 通 ボランティアや 安 全 運 転 管 理 者 酒 類 製 造 販 売 業 者 酒 類 提 供 飲 食 店 駐 車 場 関 係 者 等 と 連 携 してハンドルキーパー 運 動 の 普 及 啓 発 に 努 めるなど 地 域 職 域 等 におけ る 飲 酒 運 転 根 絶 の 取 り 組 みを 更 に 進 め 飲 酒 運 転 をしない させない という 市 民 の 規 範 意 識 の 確 立 を 図 る カ 走 行 中 の 携 帯 電 話 の 使 用 及 びカーナビゲーション 装 置 等 の 画 像 の 注 視 の 危 険 性 に 関 す る 広 報 啓 発 交 通 安 全 運 動 等 の 機 会 を 捉 え 走 行 中 の 携 帯 電 話 の 使 用 及 びカーナビゲーション 装 置 等 の 画 像 の 注 視 の 危 険 性 について 具 体 的 な 事 故 事 例 等 を 紹 介 するなどして 周 知 徹 底 を 図 る キ 交 通 の 安 全 に 関 する 広 報 の 推 進 市 民 一 人 ひとりの 交 通 安 全 に 対 する 関 心 と 意 識 を 高 め 交 通 ルールの 遵 守 と 正 しい 交 通 マナーの 実 践 を 習 慣 付 けるため 交 通 の 安 全 に 関 する 広 報 について 関 係 機 関 団 体 等 との 緊 密 な 連 携 の 下 広 報 紙 ケーブルテレビ ラジオ 新 聞 インターネット 等 の 広 報 媒 体 を 活 用 して 交 通 事 故 等 の 実 態 を 踏 まえた 広 報 日 常 生 活 に 密 着 した 内 容 の 広 報 等 実 効 の 上 がる 広 報 活 動 を 推 進 する ク その 他 の 普 及 啓 発 活 動 の 推 進 1 高 齢 者 の 交 通 事 故 を 防 止 するため 他 の 年 齢 層 に 高 齢 者 の 特 性 についての 理 解 を 求 めるとともに 高 齢 運 転 者 標 識 ( 高 齢 者 マーク)を 取 り 付 けた 自 動 車 への 保 護 意 識 の

25 高 揚 を 図 る (3) 交 通 の 安 全 に 関 する 民 間 団 体 の 主 体 的 活 動 の 推 進 等 民 間 団 体 における 指 導 者 養 成 や 啓 発 行 事 等 の 交 通 安 全 活 動 に 対 し 支 援 並 びに 交 通 安 全 活 動 に 必 要 な 資 料 情 報 の 提 供 を 行 い 交 通 安 全 運 動 に 自 主 的 に 取 り 組 む 体 制 の 整 備 を 促 す また 地 域 団 体 事 業 所 については それぞれの 立 場 に 応 じた 交 通 安 全 活 動 が 効 果 的 か つ 積 極 的 に 行 われるよう 全 国 交 通 安 全 運 動 や 交 通 事 故 防 止 府 民 運 動 等 の 機 会 を 利 用 して 協 力 を 依 頼 する さらに 交 通 の 安 全 は 市 民 一 人 ひとりの 安 全 意 識 に 支 えられていることから 行 政 と 市 民 の 協 力 連 携 による 交 通 安 全 対 策 を 推 進 する (4) 住 民 の 参 加 協 働 の 推 進 交 通 の 安 全 は 住 民 の 安 全 意 識 により 支 えられることから 住 民 自 らが 交 通 安 全 に 関 す る 意 識 改 革 を 進 めることが 重 要 である このため 地 域 の 安 心 安 全 に 関 わる 様 々な 団 体 が 交 番 や 駐 在 所 を 核 に 警 察 行 政 と 連 携 を 取 りながら 地 域 の 実 情 に 応 じた 防 犯 や 交 通 安 全 活 動 等 に 取 り 組 む 府 民 協 働 防 犯 ステーション 等 を 活 用 して 警 察 署 保 護 者 教 師 地 域 等 が 一 体 となって 交 通 安 全 活 動 に 取 り 組 むよう 住 民 の 参 加 協 働 を 積 極 的 に 進 める 3 安 全 運 転 の 確 保 (1) 運 転 者 教 育 等 の 充 実 安 全 運 転 を 確 保 するためには 運 転 者 の 能 力 や 資 質 の 向 上 を 図 ることが 必 要 であり こ のため 運 転 者 のみならず これから 運 転 免 許 を 取 得 しようとする 者 までを 含 めた 運 転 者 教 育 等 の 充 実 に 努 める 特 に 今 後 大 幅 に 増 加 することが 予 想 される 高 齢 運 転 者 に 対 する 教 育 の 充 実 を 図 る ア 二 輪 車 安 全 運 転 対 策 の 促 進 二 輪 車 運 転 者 に 対 する 安 全 教 育 を 充 実 強 化 するため 危 険 予 測 と 安 全 運 転 危 険 箇 所 の 模 擬 走 行 体 験 など 現 実 の 交 通 に 即 した 自 動 二 輪 車 安 全 運 転 講 習 及 び 原 動 機 付 自 転 車 等 安 全 技 能 講 習 の 促 進 に 努 める イ 高 齢 運 転 者 対 策 の 充 実 1 高 齢 者 に 対 する 教 育 の 充 実 地 域 の 交 通 実 態 に 応 じた 講 習 内 容 の 充 実 を 図 るなど より 効 果 的 な 高 齢 者 講 習 の 実 施 に 努 める 特 に 講 習 予 備 検 査 ( 認 知 機 能 検 査 )に 基 づく 高 齢 者 講 習 においては 検 査 の 結 果

26 に 基 づくきめ 細 かな 教 育 に 努 めるとともに その 実 施 状 況 を 調 査 し 検 査 の 判 定 基 準 が 適 正 なものであるかどうかなどについて 検 証 を 行 う 2 運 転 免 許 証 自 主 返 納 制 度 等 の 普 及 促 進 ( 表 :8-3) 運 転 免 許 証 を 自 主 返 納 した 者 の 支 援 のため 身 分 証 明 書 となる 住 民 基 本 台 帳 カード 及 び 北 近 畿 タンゴ 鉄 道 シルバー 全 線 定 期 券 の 無 料 交 付 を 行 う 高 齢 者 運 転 免 許 証 自 主 返 納 支 援 事 業 の 普 及 を 図 ることで 高 齢 者 の 公 共 交 通 機 関 利 用 の 促 進 を 図 る 3 高 齢 運 転 者 標 識 ( 高 齢 者 マーク)の 活 用 高 齢 者 に 対 して 加 齢 に 伴 い 生 ずる 身 体 機 能 の 低 下 が 自 動 車 の 運 転 に 影 響 を 及 ぼす おそれがあることを 認 識 させ 運 転 時 の 安 全 意 識 を 高 めるため 高 齢 者 マークの 積 極 的 な 使 用 の 促 進 を 図 る (2) 安 全 運 転 管 理 の 推 進 安 全 運 転 管 理 者 及 び 副 安 全 運 転 管 理 者 に 対 する 講 習 を 充 実 し 資 質 及 び 安 全 意 識 の 向 上 を 図 るとともに 事 業 所 内 で 交 通 安 全 が 適 切 に 行 われるよう 安 全 運 転 管 理 者 等 への 指 導 や 安 全 運 転 管 理 者 等 の 未 選 任 事 業 所 の 一 掃 を 図 り 企 業 内 の 安 全 運 転 管 理 体 制 の 充 実 安 全 運 転 管 理 業 務 の 徹 底 を 図 る (3) 自 動 車 運 送 事 業 者 等 の 行 う 運 行 管 理 の 充 実 自 動 車 運 送 事 業 者 等 に 対 して 運 行 管 理 の 徹 底 を 図 るため 過 労 運 転 過 積 載 の 防 止 等 運 行 の 安 全 を 確 保 するための 指 導 の 徹 底 を 関 係 機 関 に 要 請 する (4) 交 通 労 働 災 害 の 防 止 等 交 通 労 働 災 害 防 止 のためのガイドラインの 周 知 徹 底 を 行 うとともに 事 業 所 における 管 理 体 制 の 確 立 適 正 な 労 働 時 間 等 の 管 理 適 正 な 走 行 管 理 運 転 者 に 対 する 健 康 管 理 交 通 労 働 災 害 防 止 と 安 全 意 識 の 高 揚 等 の 啓 発 に 努 める (5) 道 路 交 通 に 関 連 する 情 報 の 充 実 ア 道 路 交 通 情 報 の 充 実 高 度 化 多 様 化 する 道 路 利 用 者 のニーズに 応 え 道 路 利 用 者 に 対 し 必 要 な 道 路 交 通 情 報 を 提 供 することにより 安 全 かつ 円 滑 な 道 路 交 通 を 確 保 するため CATV 網 ケーブ ルネットワーク 整 備 等 新 たな 情 報 通 信 技 術 の 活 用 を 図 りつつ 道 路 標 識 道 路 交 通 情 報 版 等 の 既 存 の 情 報 収 集 提 供 体 制 の 一 層 の 充 実 を 図 る イ 気 象 情 報 等 の 充 実 道 路 交 通 に 影 響 を 及 ぼす 台 風 大 雨 竜 巻 等 の 激 しい 突 風 地 震 津 波 大 雪 等 の 自 然 現 象 に 関 する 情 報 を 即 時 発 表 及 び 迅 速 な 伝 達 に 努 める

27 4 車 両 の 安 全 性 の 確 保 現 在 エレクトロニクス 技 術 の 自 動 車 への 利 用 範 囲 の 拡 大 を 始 めとして 自 動 車 に 関 する 技 術 の 進 歩 は 目 覚 ましく 車 両 の 安 全 対 策 として 効 果 が 期 待 できる 範 囲 は 確 実 に 拡 大 してい ることから 今 後 車 両 の 安 全 対 策 を 拡 充 強 化 することが 必 要 である このような 認 識 の 下 車 両 構 造 に 起 因 するとされる 事 故 について 対 策 を 講 ずるとともに 主 に 運 転 ミス 等 の 人 的 要 因 に 起 因 するとされる 事 故 についても 車 両 構 造 面 からの 対 策 を 呼 びかけることで できる 限 り 交 通 事 故 の 未 然 防 止 を 図 る 5 道 路 交 通 秩 序 の 維 持 交 通 ルール 無 視 による 交 通 事 故 を 防 止 するためには 交 通 指 導 取 締 り 交 通 事 故 事 件 捜 査 暴 走 族 取 締 り 等 を 通 じ 道 路 交 通 秩 序 の 維 持 を 図 る 必 要 がある このため 交 通 事 故 実 態 等 を 的 確 に 分 析 し 死 亡 事 故 等 重 大 事 故 に 直 結 する 悪 質 性 危 険 性 迷 惑 性 の 高 い 違 反 に 重 点 を 置 いた 交 通 指 導 取 締 りを 推 進 する また 暴 走 族 対 策 を 強 力 に 推 進 するため 関 係 機 関 団 体 が 連 携 し 地 域 ぐるみでの 暴 走 族 追 放 気 運 の 高 揚 に 努 め 暴 走 行 為 をさせない 環 境 づくりを 推 進 するとともに 取 締 り 体 制 及 び 装 備 資 機 材 の 充 実 強 化 を 図 る (1) 交 通 の 指 導 取 締 りの 強 化 等 道 路 における 危 険 を 防 止 し 交 通 の 安 全 と 円 滑 化 の 確 保 など 道 路 交 通 の 秩 序 を 維 持 する ため 交 通 の 指 導 取 締 り 体 制 の 充 実 を 図 る 特 に 本 市 における 交 通 事 故 は 国 道 178 号 国 道 312 号 国 道 482 号 や 府 道 を はじめ 市 内 幹 線 道 路 で 多 く 発 生 しているため これら 交 通 事 故 を 誘 発 したり 円 滑 交 通 を 阻 害 する 要 因 となる 飲 酒 運 転 無 免 許 運 転 速 度 超 過 等 の 悪 質 危 険 性 迷 惑 性 の 高 い 違 反 に 重 点 を 置 いた 交 通 指 導 取 締 りを 促 進 する また 自 転 車 利 用 者 による 飲 酒 無 灯 火 二 人 乗 り 信 号 無 視 並 走 一 時 不 停 違 反 に 対 し 積 極 的 に 指 導 警 告 を 行 う (2) 暴 走 族 対 策 の 強 化 暴 走 行 為 等 による 道 路 交 通 の 危 険 や 騒 音 等 市 民 の 安 全 かつ 平 穏 な 日 常 生 活 に 重 大 な 影 響 を 与 えている 暴 走 族 等 に 対 し 京 都 府 暴 走 族 等 の 追 放 の 促 進 に 関 する 条 例 に 沿 って 暴 走 族 等 を 許 さない 社 会 環 境 づくり 会 の 関 係 機 関 団 体 等 が 連 携 し 効 果 的 な 暴 走 族 対 策 を 促 進 する ア 暴 走 族 追 放 気 運 の 高 揚 及 び 家 庭 学 校 等 における 青 少 年 への 指 導 の 充 実 を 図 るため 京 丹 後 市 交 通 安 全 対 策 協 議 会 の 活 動 を 中 心 に 自 治 会 や 関 係 団 体 車 両 販 売 店 等 の 理 解 と 協 力 を 求 め 積 極 的 な 広 報 活 動 を 行 うとともに 暴 走 族 問 題 と 青 少 年 の 非 行 等 問 題 行 動 との 関 連 性 に 鑑 み 教 育 委 員 会 青 少 年 育 成 団 体 等 と 連 携 し 家 庭 学 校 職 場 地

28 域 等 において 青 少 年 が 暴 走 族 に 加 入 しないよう 適 切 な 指 導 活 動 を 推 進 する イ 暴 走 族 等 を 許 さない 社 会 環 境 づくり 暴 走 族 等 の 集 結 場 所 として 利 用 されやすい 駐 車 場 等 の 管 理 の 徹 底 を 図 るとともに 自 治 会 関 係 機 関 団 体 等 の 協 力 により 集 結 や 暴 走 行 為 をさせないための 環 境 づくりを 推 進 する ウ 暴 走 族 等 に 対 する 指 導 取 締 りの 強 化 集 団 暴 走 行 為 爆 音 暴 走 行 為 等 の 悪 質 事 犯 の 検 挙 補 導 解 散 に 向 けた 指 導 不 正 改 造 車 の 取 締 り 等 の 強 化 を 関 係 機 関 に 強 く 要 請 する エ 車 両 の 不 正 改 造 の 防 止 暴 走 行 為 を 助 長 する 車 両 部 品 の 販 売 自 粛 を 促 進 するとともに 整 備 事 業 者 等 に 対 する 指 導 を 強 化 する また 警 察 等 関 係 機 関 と 連 携 して 不 正 改 造 車 両 の 取 締 りの 強 化 と 併 せて 改 造 を 行 っ た 者 及 び 改 造 車 両 を 使 用 した 者 に 対 する 責 任 追 及 を 徹 底 する 6 救 助 救 急 体 制 等 の 整 備 ( 資 料 : 表 4 表 5 表 6 表 7-1 表 7-2) (1) 救 助 救 急 体 制 の 整 備 ア 救 助 体 制 の 整 備 拡 充 交 通 事 故 に 起 因 する 救 助 救 急 活 動 の 増 大 及 び 事 故 の 種 類 内 容 の 複 雑 多 様 化 に 対 処 し 交 通 事 故 による 負 傷 者 の 救 命 を 図 るとともに 被 害 を 最 小 限 に 止 めるため 救 助 体 制 の 整 備 拡 充 を 図 り 救 助 活 動 の 円 滑 な 実 施 に 努 める イ 救 急 事 故 現 場 及 び 搬 送 途 上 における 応 急 措 置 等 の 充 実 交 通 事 故 に 起 因 する 負 傷 者 の 救 命 効 果 の 向 上 を 図 るため 救 急 救 命 士 の 養 成 配 置 等 の 促 進 高 規 格 救 急 自 動 車 の 整 備 拡 充 一 般 の 救 急 隊 員 の 行 う 応 急 処 置 等 の 充 実 救 急 現 場 及 び 搬 送 途 上 における 医 師 の 指 示 又 は 指 導 助 言 の 下 に 救 急 救 命 士 を 含 めた 救 急 隊 員 による 応 急 措 置 等 の 質 を 確 保 するメディカルコントロール 体 制 の 充 実 を 図 る ウ 集 団 救 助 救 急 体 制 の 整 備 多 数 の 負 傷 者 が 発 生 する 大 事 故 に 対 処 するため 関 係 機 関 の 連 絡 体 制 の 整 備 及 び 集 団 救 助 救 急 訓 練 の 実 施 等 集 団 救 助 救 急 体 制 の 整 備 を 促 進 する また 土 砂 崩 れ 等 による 負 傷 者 の 救 助 体 制 については 一 刻 も 早 い 救 急 処 置 を 実 施 す るため 事 故 現 場 における 救 出 活 動 に 即 応 できるよう 重 機 等 を 所 有 する 事 業 所 等 の 協 力 を 得 て 救 出 活 動 を 実 施 し 負 傷 者 の 救 命 を 図 るとともに 被 害 を 最 小 限 に 止 める 救 助 体 制 の 整 備 を 図 る エ 救 助 救 急 設 備 等 の 整 備 及 びドクターヘリ 運 用 の 推 進 救 助 工 作 車 救 助 用 資 機 材 高 規 格 救 急 自 動 車 高 度 救 命 処 置 用 資 機 材 等 の 整 備 を 推 進 する

29 また 交 通 事 情 等 から 時 間 を 要 する 現 場 や 地 理 的 制 約 がある 現 場 を 中 心 に 関 西 広 域 連 合 で 運 航 実 施 しているドクターヘリの 運 用 により 緊 急 により 専 門 的 で 高 度 な 治 療 を 要 する 患 者 の 搬 送 を 積 極 的 に 推 進 する また 京 都 府 広 域 消 防 相 互 応 援 協 定 に 基 づいて 24 時 間 運 用 が 始 まった 京 都 市 消 防 ヘリコプターでの 救 助 活 動 や 緊 急 に 高 度 な 治 療 を 要 する 患 者 の 遠 隔 病 院 への 搬 送 にも 活 用 していく オ 救 助 隊 員 及 び 救 急 隊 員 の 教 育 訓 練 の 充 実 救 助 救 急 現 場 及 び 搬 送 途 上 における 応 急 措 置 の 高 度 化 に 対 応 する 救 助 救 急 隊 員 の 養 成 と 資 質 の 向 上 を 図 るため 救 急 隊 員 の 実 習 受 入 機 関 である 各 医 療 機 関 及 び 医 師 会 と の 連 携 を 密 にするとともに 京 都 府 立 消 防 学 校 等 における 教 育 訓 練 に 積 極 的 に 派 遣 する など 教 育 訓 練 の 充 実 を 図 る カ 救 急 業 務 の 高 度 化 プレホスピタルケア( 救 急 現 場 及 び 搬 送 途 上 における 応 急 措 置 )の 向 上 のため 高 規 格 救 急 自 動 車 高 度 救 命 処 置 用 資 機 材 の 整 備 に 努 め 救 急 医 療 施 設 における 救 急 救 命 士 の 実 地 訓 練 など 教 育 訓 練 の 充 実 を 一 層 促 進 して 救 急 救 命 士 の 資 質 の 向 上 を 図 る キ 応 急 手 当 の 普 及 1 消 防 機 関 保 健 所 医 療 機 関 その 他 関 係 機 関 団 体 等 が 連 携 して 救 急 の 日 救 急 医 療 週 間 等 の 機 会 を 通 じて 市 民 に 対 する 応 急 手 当 の 知 識 及 び 技 術 の 普 及 啓 発 を 推 進 する 2 自 動 車 教 習 所 における 教 習 や 運 転 免 許 の 更 新 時 講 習 等 において 応 急 手 当 に 関 す る 知 識 技 術 の 普 及 に 努 める 3 学 校 においては 中 学 校 高 等 学 校 の 教 科 保 健 体 育 において 止 血 法 や 包 帯 法 心 肺 蘇 生 法 等 の 応 急 手 当 について 指 導 の 充 実 を 図 るとともに 心 肺 蘇 生 法 の 実 習 や AEDの 知 識 の 普 及 を 含 む 各 種 講 習 会 の 開 催 により 教 員 の 指 導 力 の 向 上 を 図 る 4 救 命 講 習 会 を 開 催 し AEDを 活 用 した 心 肺 蘇 生 法 等 の 応 急 手 当 の 普 及 啓 発 を 行 うなど AEDの 市 内 公 共 施 設 の 設 置 促 進 と 使 用 方 法 の 研 修 充 実 に 努 める (2) 救 急 医 療 体 制 の 整 備 京 都 府 が 主 体 となって 推 進 する 健 やか 長 寿 の 京 都 ビジョン( 京 都 府 保 健 医 療 計 画 ) に 基 づく 体 系 的 な 救 急 医 療 体 制 の 整 備 充 実 に 協 力 するとともに 救 急 告 示 医 療 機 関 に 対 し て 救 急 医 療 についての 積 極 的 な 受 入 れ 協 力 を 求 め 一 体 となって 救 急 医 療 体 制 の 向 上 を 図 る (3) 救 急 関 係 機 関 の 協 力 関 係 の 確 保 等 救 急 医 療 患 者 の 迅 速 円 滑 な 収 容 体 制 の 確 保 と 協 力 関 係 の 確 保 等 救 急 医 療 機 関 への 迅 速 円 滑 な 収 容 を 確 保 するため 消 防 法 ( 昭 和 23 年 7 月 24 日 法 律 第 186 号 )に 基 づき 平 成 22 年 12 月 に 京 都 府 によって 傷 病 者 の 搬 送 及 び 受 け 入 れ

30 に 関 する 実 施 基 準 が 策 定 され 救 命 救 急 の 観 点 から 医 療 圏 単 位 による 適 切 な 救 急 病 院 の 選 定 が 図 れることとなった これによって 一 層 の 救 急 医 療 機 関 と 消 防 機 関 等 相 互 の 緊 密 な 連 携 協 力 体 制 の 確 保 を 推 進 する また ドクターヘリについては 関 西 広 域 連 合 による 円 滑 な 共 同 運 航 が 図 られるよう 情 報 の 共 有 等 について 基 地 病 院 の 公 立 豊 岡 病 院 を 中 心 に 関 係 機 関 相 互 の 協 力 連 絡 体 制 を 強 化 する 7 交 通 事 故 被 害 者 対 策 等 の 充 実 (1) 無 保 険 ( 無 共 済 ) 車 両 対 策 の 徹 底 自 賠 責 保 険 ( 自 賠 責 共 済 )の 期 限 切 れ 掛 け 忘 れ 等 に 注 意 するよう 市 民 に 広 報 し 無 保 険 ( 無 共 済 ) 車 両 の 運 行 防 止 の 徹 底 を 図 る (2) 交 通 事 故 被 害 者 対 策 の 充 実 ( 資 料 : 表 11) 京 都 府 が 実 施 する 交 通 遺 児 奨 学 金 等 支 給 事 業 を 始 めとする 各 種 奨 学 金 制 度 や 独 立 行 政 法 人 自 動 車 事 故 対 策 機 構 が 行 う 交 通 遺 児 等 に 対 する 生 活 資 金 貸 し 付 け 重 度 後 遺 障 害 者 に 対 する 介 護 料 の 支 給 等 交 通 遺 児 育 成 基 金 の 行 う 交 通 遺 児 育 成 のための 基 金 事 業 の 支 援 制 度 などについて 広 報 する

31 第 2 章 鉄 道 交 通 の 安 全 第 1 節 鉄 道 事 故 の 状 況 と 交 通 安 全 対 策 の 今 後 の 方 向 鉄 道 における 運 転 事 故 は 長 期 的 には 減 少 傾 向 にあるが 一 たび 列 車 の 衝 突 や 脱 線 等 が 発 生 すると 多 数 の 死 傷 者 を 生 じるおそれがある こうした 状 況 を 踏 まえ 運 航 事 業 者 である 北 近 畿 タンゴ 鉄 道 と 一 体 となって 市 民 の 理 解 と 協 力 の 下 第 2 節 に 掲 げる 諸 施 策 を 総 合 的 かつ 強 力 に 促 進 することにより 乗 客 乗 員 の 死 者 数 ゼロの 継 続 及 び 運 転 事 故 全 体 の 減 少 を 目 指 すものとする 第 2 節 講 じようとする 施 策 1 鉄 道 交 通 環 境 の 整 備 ア 鉄 道 交 通 の 安 全 を 確 保 するためには 鉄 道 線 路 運 転 保 安 設 備 等 の 鉄 道 施 設 について 常 に 高 い 信 頼 性 を 保 持 し システム 全 体 としての 安 全 性 の 基 礎 を 構 築 する 必 要 があるた め 鉄 道 事 業 者 による 安 全 対 策 の 促 進 を 図 る 鉄 道 施 設 の 維 持 管 理 及 び 補 修 を 適 切 に 実 施 する また 多 発 する 自 然 災 害 へ 対 応 するために 軌 道 や 路 盤 等 の 集 中 豪 雨 等 への 対 策 の 強 化 駅 部 等 の 耐 震 性 の 強 化 等 を 推 進 する イ 駅 施 設 等 については 高 齢 者 身 体 障 害 者 等 の 安 全 利 用 にも 十 分 配 慮 し 段 差 の 解 消 転 落 防 止 設 備 等 の 整 備 によるバリアフリー 化 を 推 進 する 2 鉄 道 構 造 物 の 耐 震 性 の 強 化 耐 震 対 策 が 必 要 な 橋 梁 やトンネルについては 鉄 道 構 造 物 の 耐 震 性 の 強 化 を 促 進 する 3 鉄 道 交 通 の 安 全 に 関 する 知 識 の 普 及 鉄 道 事 故 の 約 80%を 占 める 踏 切 障 害 事 故 と 人 身 障 害 事 故 の 多 くは 鉄 道 利 用 者 や 踏 切 通 行 者 鉄 道 沿 線 住 民 等 が 関 係 するものであることから これらの 事 故 の 防 止 には 鉄 道 事 業 者 による 安 全 対 策 に 加 えて 利 用 者 等 の 理 解 と 協 力 が 必 要 である このため 鉄 道 事 業 者 と の 連 携 の 下 安 全 に 関 する 知 識 を 利 用 者 等 に 的 確 に 提 供 するため 鉄 道 の 安 全 に 関 する 正 し い 知 識 の 普 及 を 促 進 する 4 鉄 道 の 安 全 な 運 行 の 確 保 列 車 の 運 行 管 理 の 改 善 及 び 駅 員 等 の 資 質 の 向 上 列 車 事 故 又 は 災 害 が 発 生 した 場 合 に 鉄 道 事 業 者 に 対 し ダイヤの 乱 れ 事 故 の 発 生 等 の

32 際 列 車 の 運 行 状 況 を 的 確 に 把 握 し 緊 急 連 絡 迅 速 な 応 急 復 旧 による 運 行 の 確 保 応 急 輸 送 体 制 の 充 実 等 迅 速 かつ 適 切 な 措 置 を 講 じるよう 運 行 管 理 の 改 善 を 促 進 するとともに 駅 員 等 に 対 しては 乗 客 への 親 切 な 情 報 提 供 適 切 な 対 応 に 努 めることができるよう 資 質 の 向 上 と 指 導 を 促 進 する

33 第 3 章 踏 切 道 における 交 通 の 安 全 第 1 節 踏 切 事 故 の 状 況 と 交 通 安 全 対 策 の 今 後 の 方 向 踏 切 事 故 は 長 期 的 には 減 少 傾 向 にある 一 方 で 市 内 における 北 近 畿 タンゴ 鉄 道 宮 津 線 の 踏 切 事 故 は 平 成 22 年 度 こそ0 件 であったが 踏 切 事 故 は 重 大 な 事 故 となるものであり 施 設 面 の 整 備 と 併 せて 踏 切 道 通 行 者 の 安 全 意 識 の 向 上 を 図 るため 安 全 教 育 広 報 啓 発 活 動 につ いても 積 極 的 に 推 進 する 第 2 節 講 じようとする 施 策 1 踏 切 道 の 立 体 交 差 化 及 び 構 造 の 改 良 の 促 進 バイパス 等 道 路 の 新 設 改 築 に 当 たっては 極 力 立 体 交 差 化 を 促 進 する また 自 動 車 が 通 行 する 踏 切 道 で 幅 員 が 接 続 する 道 路 の 幅 員 よりも 狭 いものや 踏 切 道 の 舗 装 が 悪 いもの 等 については 構 造 改 良 を 促 進 する 2 踏 切 保 安 設 備 の 整 備 及 び 交 通 規 制 の 実 施 ( 資 料 : 表 10) 踏 切 遮 断 機 の 整 備 された 踏 切 道 は 事 故 発 生 率 が 低 いことから 踏 切 道 の 利 用 状 況 踏 切 道 の 幅 員 交 通 規 制 の 実 施 状 況 等 を 勘 案 し 踏 切 遮 断 機 の 整 備 を 促 進 するとともに 自 動 車 通 行 禁 止 等 の 交 通 規 制 の 実 施 見 直 しを 促 進 する 3 踏 切 道 の 統 廃 合 の 促 進 踏 切 道 の 立 体 交 差 化 構 造 改 良 等 の 事 業 の 実 施 に 併 せて 近 接 踏 切 道 の 統 廃 合 を 進 めると ともに これら 以 外 の 踏 切 道 についても その 利 用 状 況 迂 回 路 の 状 況 等 を 勘 案 し 地 域 住 民 の 通 行 に 特 に 支 障 を 及 ぼさないと 認 められるものについて 統 廃 合 を 促 進 する 4 その 他 踏 切 道 の 交 通 の 安 全 と 円 滑 化 を 図 るための 措 置 踏 切 道 における 交 通 の 安 全 と 円 滑 化 を 図 るため 必 要 に 応 じて 踏 切 道 予 告 標 の 設 置 を 進 めるとともに 関 係 機 関 との 連 携 の 下 に 車 両 等 の 踏 切 通 行 時 の 違 反 行 為 に 対 する 交 通 指 導 取 締 り 等 を 促 進 する また 踏 切 事 故 の 原 因 は 自 動 車 等 の 直 前 横 断 無 謀 運 行 運 転 操 作 の 誤 りなど 道 路 通 行 側 に 起 因 するものが 多 いことに 鑑 み 関 係 機 関 団 体 等 の 連 携 による 踏 切 事 故 防 止 キャン ペーン を 実 施 するなどして 自 動 車 運 転 者 や 歩 行 者 等 の 踏 切 道 通 行 者 に 対 して 安 全 意 識 の 向 上 及 び 踏 切 支 障 時 における 非 常 ボタンの 操 作 や 発 炎 筒 の 操 作 等 の 緊 急 措 置 の 周 知 徹 底 を 図 るための 広 報 活 動 等 を 促 進 する

34 第 4 章 海 上 交 通 の 安 全 第 1 節 海 難 等 のない 社 会 を 目 指 して 1 京 丹 後 市 の 沿 岸 海 域 を 巡 る 現 状 ( 資 料 : 表 12) 日 本 海 に 面 する 本 市 の 沿 岸 海 域 には 京 都 府 の 管 轄 する1 港 湾 及 び1 漁 港 と 本 市 が 管 轄 す る12の 漁 港 があり 住 民 の 暮 らしを 支 える 漁 業 活 動 が 活 発 に 行 われ 加 えて マリンレジ ャーも 活 発 である また 近 年 では 漁 船 を 遊 覧 船 として 使 用 する 観 光 的 事 業 も 実 施 されており 本 市 の 沿 岸 海 域 には 多 数 の 船 が 海 上 を 航 行 している 状 況 にある このような 中 海 上 における 船 舶 の 事 故 である 船 舶 海 難 が 発 生 すれば 尊 い 人 命 を 失 う 危 険 性 が 高 いことはもちろん 本 市 の 産 業 活 動 に 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 もあることから 船 舶 海 難 の 発 生 を 未 然 に 防 止 することを 第 一 とし 船 舶 海 難 が 発 生 した 場 合 には 第 八 管 区 海 上 保 安 本 部 をはじめ 漁 業 協 同 組 合 日 本 水 難 救 済 会 マリンレスキュー 網 野 救 難 所 等 の 協 力 も 得 ながら 乗 船 者 等 の 迅 速 かつ 的 確 な 捜 索 救 助 救 急 活 動 を 行 うなど 船 舶 海 難 等 のない 社 会 を 目 指 した 海 上 交 通 の 安 全 対 策 を 推 進 する 必 要 がある 2 第 八 管 区 海 上 保 安 本 部 における 船 舶 海 難 の 発 生 状 況 第 八 管 区 海 上 保 安 本 部 における 平 成 22 年 の 船 舶 海 難 の 特 徴 は 次 のとおりとなっている (1) 用 途 別 船 舶 海 難 隻 数 本 市 沿 岸 海 域 を 管 轄 する 第 八 管 区 海 上 保 安 部 における 平 成 22 年 の 海 上 事 故 の 発 生 状 況 は 船 舶 隻 数 145 隻 で 前 年 より3 隻 増 加 している 用 途 別 に 見 ると プレジャーボート71 隻 漁 船 48 隻 遊 漁 船 15 隻 貨 物 船 6 隻 タンカー2 隻 旅 客 船 1 隻 その 他 2 隻 となった ア プレジャーボート 海 難 の 特 徴 プレジャーボート 海 難 71 隻 について 見 ると 機 関 故 障 21 隻 とバッテリー 過 放 電 や 燃 料 欠 乏 等 による 運 航 阻 害 は10 隻 で 約 4 割 を 占 めており その 内 の 約 5 割 が 機 関 の 整 備 不 良 や 取 扱 不 注 意 による イ 漁 船 海 難 の 特 徴 漁 船 海 難 48 隻 について 見 ると 衝 突 11 隻 と 乗 揚 げ4 隻 で 約 4 割 を 占 めており そ の 内 の 約 8 割 が 見 張 り 不 十 分 や 居 眠 り による (2) 船 舶 海 難 に 伴 う 死 亡 行 方 不 明 者 数 船 舶 海 難 に 伴 う 死 亡 行 方 不 明 者 数 は1 人 で 前 年 に 比 べ7 人 減 少 した なお 京 丹 後 市 海 域 においては0 人 であった ( ) 用 途 は 漁 船 によるものであり 気 象 海 象 不 注 意 によ ( ) 京 丹 後 市 海 域 における 船 舶 海 難 の 死 亡 行 方 不 明 者 数 については 特 別 に 舞 鶴 海 上 保 安 本 部 に 協 力 いただき 本 市 海 域 内 における 当 該 人 数 を 記 載 したものです