第 1 章 総 則 第 1 章 総 則 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的 と 構 成 第 1 節 計 画 の 目 的 と 構 成 平 成 23 年 3 月 11 日 に 発 生 した 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 と 大 津 波 ( 以 下, 東 日 本 大 震 災 と

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1 気 仙 沼 市 議 会 全 員 協 議 会 説 明 資 料 資 料 3 目 次 気 仙 沼 市 地 域 防 災 計 画 [ 津 波 災 害 対 策 編 ] < 目 次 > 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的 と 構 成 第 2 節 各 機 関 の 役 割 と 業 務 大 綱 第 3 節 気 仙 沼 市 の 概 況 第 4 節 津 波 対 策 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 1 節 総 則 第 2 節 津 波 に 強 いまちの 形 成 第 3 節 海 岸 河 川 施 設 等 の 災 害 対 策 第 4 節 交 通 施 設 の 災 害 対 策 第 5 節 都 市 の 防 災 対 策 第 6 節 建 築 物 等 の 安 全 化 対 策 第 7 節 ライフライン 施 設 等 の 予 防 対 策 第 8 節 危 険 物 施 設 等 の 予 防 対 策 第 9 節 職 員 の 配 備 体 制 第 10 節 情 報 通 信 網 の 整 備 第 11 節 防 災 拠 点 等 の 整 備 第 12 節 相 互 応 援 受 援 体 制 の 整 備 第 13 節 緊 急 輸 送 体 制 の 整 備 第 14 節 医 療 救 護 体 制 の 整 備 第 15 節 火 災 予 防 対 策 第 16 節 避 難 収 容 対 策 第 17 節 食 料, 飲 料 水 及 び 生 活 物 資 の 確 保 第 18 節 ボランティアの 受 入 れ 体 制 の 整 備 第 19 節 支 援 団 体 の 受 入 れ 体 制 の 整 備 第 20 節 要 配 慮 者 外 国 人 旅 行 客 対 策 第 21 節 廃 棄 物 対 策 第 22 節 防 災 知 識 の 普 及 第 23 節 地 震 津 波 防 災 訓 練 の 実 施 第 24 節 自 主 防 災 組 織 の 育 成 第 25 節 企 業 等 の 防 災 対 策 の 推 進 第 26 節 防 災 のための 調 査 研 究 第 27 節 津 波 監 視 体 制, 伝 達 体 制 の 整 備 第 28 節 複 合 災 害 対 策 第 3 章 災 害 応 急 対 策 第 1 節 防 災 活 動 体 制 第 2 節 情 報 の 収 集 伝 達 体 制 第 3 節 災 害 広 報 活 動 第 4 節 災 害 救 助 法 の 適 用 第 5 節 救 急 救 助 活 動 第 6 節 医 療 救 護 活 動 第 7 節 消 火 活 動 第 8 節 交 通 輸 送 活 動 第 9 節 ヘリコプターの 活 動 第 10 節 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 第 11 節 相 互 応 援 活 動 第 12 節 避 難 活 動 第 13 節 応 急 住 宅 等 の 確 保 第 14 節 食 料 飲 料 水 及 び 生 活 必 需 品 の 調 達 供 給 活 動 第 15 節 相 談 活 動 第 16 節 ボランティアの 受 け 入 れ 第 17 節 支 援 団 体 の 受 け 入 れ 第 18 節 要 配 慮 者 外 国 人 旅 行 客 対 応 第 19 節 愛 玩 動 物 の 収 容 対 策 第 20 節 防 疫 保 健 衛 生 活 動 第 21 節 遺 体 等 の 捜 索 処 理 埋 葬 第 22 節 社 会 秩 序 の 維 持 活 動 第 23 節 廃 棄 物 処 理 活 動 第 24 節 教 育 活 動 第 25 節 防 災 資 機 材 及 び 労 働 力 の 確 保 第 26 節 公 共 土 木 施 設 等 の 応 急 復 旧 第 27 節 ライフライン 施 設 等 の 応 急 復 旧 第 28 節 危 険 物 施 設 等 の 安 全 確 保 第 29 節 農 林 水 産 業 の 応 急 対 策 第 30 節 二 次 災 害 防 止 対 策 第 31 節 応 急 公 用 負 担 等 の 実 施 第 4 章 災 害 復 旧 復 興 対 策 第 1 節 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 2 節 生 活 再 建 支 援 第 3 節 被 災 者 の 生 活 相 談 や 見 守 りなどの 措 置 第 4 節 住 宅 復 旧 支 援 第 5 節 産 業 復 興 の 支 援 第 6 節 都 市 基 盤 の 復 興 対 策 第 7 節 義 援 金 の 受 入 れ, 配 分 第 8 節 激 甚 災 害 の 指 定 第 9 節 災 害 対 応 の 検 証

2 第 1 章 総 則 第 1 章 総 則 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的 と 構 成 第 1 節 計 画 の 目 的 と 構 成 平 成 23 年 3 月 11 日 に 発 生 した 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 と 大 津 波 ( 以 下, 東 日 本 大 震 災 と いう )は, 人 知 を 超 えた 猛 威 をふるい, 市 内 で 1 千 3 百 人 を 超 える 多 くの 人 命 を 奪 い, 市 域 及 び 市 民 の 財 産 に 甚 大 な 被 害 を 与 えた, 未 曽 有 の 大 災 害 であった このような 災 害 の 発 生 を 完 全 に 防 ぐことは 不 可 能 であるが, 今 後 は, 東 日 本 大 震 災 をはじめとした 過 去 の 災 害 におけ る 教 訓 を 踏 まえ, 効 果 的 な 災 害 対 策 を 講 じるとともに, 強 い 揺 れや 長 い 揺 れを 感 じた 場 合 や 津 波 警 報 等 が 発 表 された 場 合 に, 迷 うことなく 迅 速 かつ 自 主 的 にできるだけ 高 い 場 所 に 避 難 を 開 始 するなど, 避 難 行 動 をとることの 重 要 性 を 啓 発 し, 住 民 一 人 一 人 の 自 覚 及 び 努 力 を 促 すことによって, 被 害 を 軽 減 していくことを 目 指 すものとする <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P1> また, 災 害 の 発 生 を 完 全 に 防 ぐことは 不 可 能 であることから, 災 害 時 の 被 害 を 最 小 化 する 減 災 の 考 え 方 を 防 災 の 基 本 方 針 とし,たとえ 被 災 したとしても 人 命 が 失 われないことを 最 重 視 し,また 経 済 的 被 害 ができるだけ 少 なくなるよう,さまざまな 対 策 を 組 み 合 わせて 災 害 に 備 える <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P3> < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P1-1> 第 1 計 画 の 目 的 この 計 画 は, 過 去 に 発 生 した 多 くの 地 震 津 波 災 害 を 教 訓 として, 市 民 生 活 の 各 分 野 にわた り 重 大 な 影 響 を 及 ぼすおそれのある 地 震 津 波 災 害, 特 に 政 府 の 調 査 機 関 から 公 表 された 長 期 評 価 により, 発 生 の 可 能 性 が 極 めて 高 い 宮 城 県 沖 地 震 をはじめとする 海 溝 型 地 震, 及 び 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 の 推 進 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 平 成 16 年 法 律 第 27 号 以 下 日 本 海 溝 特 措 法 という) 第 6 条 第 1 項 の 規 程 に 基 づき, 日 本 海 溝 特 措 法 の 推 進 地 域 において, 想 定 される 津 波 からの 防 護 及 び 円 滑 な 避 難 の 確 保 に 関 する 事 項, 地 震 防 災 上 緊 急 に 整 備 すべき 施 設 等 の 整 備 に 関 する 事 項 等 を 定 め, 当 該 地 域 における 地 震 防 災 対 策 の 推 進 を 図 り, 気 仙 沼 市 の 地 域 内 での 予 防, 応 急 及 び 復 旧 復 興 対 策 に 関 し, 気 仙 沼 市, 宮 城 県, 指 定 地 方 行 政 機 関, 指 定 公 共 機 関, 指 定 地 方 公 共 機 関 等 ( 以 下 防 災 関 係 機 関 という)が 処 理 すべ き 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 等 を 定 め, 地 震 津 波 による 被 害 の 低 減 を 目 的 とする なお,この 計 画 は 大 規 模 地 震 災 害 に 対 処 することを 前 提 に 策 定 したものであるが, 大 規 模 地 震 災 害 に 至 らない 場 合 にあってもこの 計 画 を 準 用 しながら 対 処 するものとする 第 1 計 画 の 目 的 この 計 画 は, 過 去 に 発 生 した 多 くの 地 震 津 波 災 害 を 教 訓 として, 市 民 生 活 の 各 分 野 にわた り 重 大 な 影 響 を 及 ぼすおそれのある 地 震 津 波 災 害, 特 に 政 府 の 調 査 機 関 から 公 表 された 長 期 評 価 により, 発 生 の 可 能 性 が 極 めて 高 い 宮 城 県 沖 地 震 をはじめとする 海 溝 型 地 震 による 津 波 災 害, 及 び 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 の 推 進 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 平 成 16 年 法 律 第 27 号 以 下 日 本 海 溝 特 措 法 という ) 第 6 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき, 日 本 海 溝 特 措 法 の 推 進 地 域 において, 想 定 される 津 波 からの 防 護 及 び 円 滑 な 避 難 の 確 保 に 関 する 事 項, 地 震 防 災 上 緊 急 に 整 備 すべき 施 設 等 の 整 備 に 関 する 事 項 等 を 定 め, 当 該 地 域 における 地 震 防 災 対 策 の 推 進 を 図 り, 気 仙 沼 市 の 地 域 内 での 予 防, 応 急 及 び 復 旧 復 興 対 策 に 関 し, 気 仙 沼 市, 宮 城 県, 指 定 地 方 行 政 機 関, 指 定 公 共 機 関, 指 定 地 方 公 共 機 関 等 ( 以 下 防 災 関 係 機 関 という) が 処 理 すべき 事 務 または 業 務 の 大 綱 等 を 定 め, 地 震 津 波 による 被 害 の 低 減 を 目 的 とする なお,この 計 画 は 大 規 模 地 震 災 害 に 対 処 することを 前 提 に 策 定 したものであるが, 大 規 模 地 震 津 波 災 害 に 至 らない 場 合 にあってもこの 計 画 を 準 用 しながら 対 処 するものとする 1-1 日 本 海 特 措 法 編 第 1 章 総 則 より) 第 1 節 推 進 計 画 の 目 的 この 計 画 は, 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 の 推 進 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 平 成 16 年 法 律 第 27 号 以 下 法 という ) 第 6 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき, 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 防 災 対 策 推 進 地 域 について, 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 に 伴 い 発 生 する 津 波 からの 防 護 及 び 円 滑 な 避 難 の 確 保 に 関 する 事 項, 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 < 日 本 海 特 措 法 編 の 内 容 は 上 記 に 統 合 >

3 第 1 章 総 則 海 溝 型 地 震 に 関 し 地 震 防 災 上 緊 急 に 整 備 すべき 施 設 等 の 整 備 に 関 する 事 項 等 を 定 め, 当 該 地 域 における 地 震 防 災 対 策 の 推 進 を 図 ることを 目 的 とする 第 2 計 画 の 性 格 と 構 成 この 計 画 は, 災 害 対 策 基 本 法 ( 昭 和 36 年 法 律 第 223 号 ) 第 42 条 の 規 定 に 基 づく 気 仙 沼 市 地 域 防 災 計 画 の 震 災 対 策 編 として, 気 仙 沼 市 防 災 会 議 が 策 定 する 計 画 であり, 気 仙 沼 市 の 地 域 における 地 震 津 波 防 災 対 策 に 関 して, 総 合 的 かつ 基 本 的 な 性 格 を 有 するものである 防 災 に 関 する 計 画 の 体 系 は, 下 図 のとおりである 第 2 計 画 の 性 格 と 構 成 この 計 画 は, 災 害 対 策 基 本 法 ( 昭 和 36 年 法 律 第 223 号 ) 第 42 条 の 規 定 に 基 づく 気 仙 沼 市 地 域 防 災 計 画 の 津 波 対 策 編 として, 気 仙 沼 市 防 災 会 議 が 策 定 する 計 画 であり, 気 仙 沼 市 の 地 域 における 地 震 津 波 防 災 対 策 に 関 して, 総 合 的 かつ 基 本 的 な 性 格 を 有 するものである 防 災 に 関 する 計 画 の 体 系 は, 下 図 のとおりである 災 害 対 策 基 本 法 災 害 対 策 基 本 法 防 災 基 本 計 画 防 災 業 務 計 画 各 省 庁 防 災 基 本 計 画 防 災 業 務 計 画 各 省 庁 国 宮 城 県 地 域 防 災 計 画 県 国 宮 城 県 地 域 防 災 計 画 県 気 仙 沼 市 地 域 防 災 計 画 気 仙 沼 市 総 合 計 画 気 仙 沼 市 地 域 防 災 計 画 気 仙 沼 市 総 合 計 画 震 災 対 策 編 風 水 害 等 災 害 対 策 編 日 本 海 溝 特 措 法 編 資 料 編 第 1 章 総 則 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 3 章 災 害 応 急 対 策 第 4 章 災 害 復 旧 復 興 対 策 第 5 章 津 波 対 策 風 水 害 等 災 害 対 策 編 地 震 災 害 対 策 編 津 波 災 害 対 策 編 原 子 力 災 害 対 策 編 ( 暫 定 版 ) 日 本 海 溝 特 措 法 編 第 1 章 総 則 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 3 章 災 害 応 急 対 策 第 4 章 災 害 復 旧 復 興 対 策 第 5 章 津 波 対 策 1-2 資 料 編 気 仙 沼 市 地 域 防 災 計 画 ( 震 災 対 策 編 )の 構 成 気 仙 沼 市 地 域 防 災 計 画 ( 震 災 対 策 編 )の 構 成 第 3 計 画 の 構 成 第 3 計 画 の 構 成 1 第 1 章 総 則 気 仙 沼 市 及 び 防 災 関 係 機 関 が 地 震 津 波 災 害 等 に 対 して 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 等 について 定 める 1 第 1 章 総 則 気 仙 沼 市 及 び 防 災 関 係 機 関 が 地 震 津 波 災 害 等 に 対 して 処 理 すべき 事 務 または 業 務 の 大 綱 等 について 定 める 2 第 2 章 災 害 予 防 対 策 地 震 津 波 等 が 発 生 した 場 合 の 被 害 を 最 小 限 にとどめるための 措 置 等 について 定 める 2 第 2 章 災 害 予 防 対 策 地 震 津 波 等 が 発 生 した 場 合 の 被 害 を 最 小 限 にとどめるための 措 置 等 について 定 める 3 第 3 章 災 害 応 急 対 策 地 震 津 波 災 害 等 が 発 生 し, 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 に, 被 害 を 低 減 し, 又 は 応 急 3 第 3 章 災 害 応 急 対 策 地 震 津 波 災 害 等 が 発 生 し,または 発 生 するおそれがある 場 合 に, 被 害 を 低 減 し,または

4 第 1 章 総 則 対 応 を 行 うなど, 地 震 津 波 災 害 等 の 拡 大 を 阻 止 するための 措 置 等 について 定 める 応 急 対 応 を 行 うなど, 地 震 津 波 災 害 等 の 拡 大 を 阻 止 するための 措 置 等 について 定 める 4 第 4 章 災 害 復 旧 復 興 対 策 地 震 津 波 災 害 等 の 復 旧 に 当 たっての 各 種 援 護 措 置, 公 共 施 設 の 災 害 復 旧, 復 興 の 基 本 的 な 考 え 方 等 について 定 める 4 第 4 章 災 害 復 旧 復 興 対 策 地 震 津 波 災 害 等 の 復 旧 に 当 たっての 各 種 援 護 措 置, 公 共 施 設 の 災 害 復 旧, 復 興 の 基 本 的 な 考 え 方 等 について 定 める 5 第 5 章 津 波 対 策 津 波 災 害 に 対 し 想 定 される 被 害, 予 防 対 策, 応 急 対 策 等 について 定 める 5 第 5 章 津 波 対 策 津 波 災 害 に 対 し 想 定 される 被 害, 予 防 対 策, 応 急 対 策 等 について 定 める 第 4 計 画 の 修 正 この 計 画 は, 災 害 対 策 基 本 法 第 42 条 の 規 定 に 基 づき 毎 年 検 討 を 加 え, 必 要 があると 認 めると きは 修 正 し, 地 震 津 波 防 災 対 策 の 確 立 に 万 全 を 期 す 第 4 計 画 の 修 正 1 修 正 の 概 要 この 計 画 は, 災 害 対 策 基 本 法 第 42 条 の 規 定 に 基 づき 毎 年 検 討 を 加 え, 必 要 があると 認 める ときは 修 正 し, 地 震 津 波 防 災 対 策 の 確 立 に 万 全 を 期 す 今 回 の 修 正 においては, 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 による 津 波 対 策 を 盛 り 込 んだ 修 正 を 加 えた 2 見 直 し 方 針 (1) 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 の 反 映 東 日 本 大 震 災 は, 大 津 波 が 襲 来 した 沿 岸 部 を 中 心 に, 本 市 に 甚 大 な 被 害 をもたらした 本 市 は, 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 を 踏 まえ,これまで 実 施 してきた 防 災 対 策 の 一 層 の 強 化 を 図 り, 住 民 の 生 命, 身 体 及 び 財 産 を 津 波 災 害 から 守 り, 安 全 安 心 なまちづくりを 進 める (2) 市 の 検 証 結 果 等 の 反 映 東 日 本 大 震 災 の 主 な 特 徴 としては, 津 波 による 被 害 が 甚 大, 被 災 地 域 が 広 大, 中 長 期 にわたる 災 害 対 応 が 挙 げられており, 大 震 災 から 得 られた 教 訓 や 課 題 のほか, 市 がまとめ た 気 仙 沼 市 東 日 本 大 震 災 における 災 害 対 応 とその 検 証 ( 案 ) ( 以 下, 市 検 証 という ) の 結 果 を 踏 まえ, 幅 広 く 検 討 し, 修 正 可 能 なものから 見 直 すものとした (3) 国, 県 の 上 位 計 画 の 見 直 し 内 容 の 反 映 国 の 防 災 基 本 計 画, 宮 城 県 地 域 防 災 計 画 の 見 直 しを 踏 まえ,その 修 正 内 容 を 検 討 し, 修 正 可 能 なものから, 気 仙 沼 市 地 域 防 災 計 画 ( 津 波 災 害 対 策 編 ) の 見 直 しに 反 映 した (4) 津 波 対 策 の 強 化 地 震 に 伴 う 被 害 としては, 主 に 揺 れによるものと 津 波 によるものとがあるが, 特 に 今 回, 津 波 被 害 が 甚 大 だったことから, 津 波 対 策 を 強 化 するため, 主 として 津 波 による 災 害 に 対 す るものは 津 波 災 害 対 策 編 として, 主 として 揺 れによる 災 害 に 対 するものは 別 途 地 震 災 害 対 策 編 として 記 述 している 両 者 は 重 なるところもあるが, 両 編 合 わせて 震 災 対 策 のた めに 活 用 されるべきものである 1-3 第 5 計 画 の 習 熟 等 気 仙 沼 市 は, この 計 画 を 市 職 員, 防 災 関 係 機 関 職 員 及 び 住 民 に 周 知 する さらに, 気 仙 沼 市 及 び 防 災 関 係 機 関 は, 平 素 から, 所 属 職 員 に 対 する 災 害 時 の 役 割 を 踏 まえ た 実 践 的 な 教 育, 訓 練 の 実 施 などを 通 じて,この 計 画 の 習 熟 に 努 め, 地 震 津 波 災 害 への 対 応 第 5 計 画 の 習 熟 等 気 仙 沼 市 は, この 計 画 を 市 職 員, 防 災 関 係 機 関 職 員 及 び 住 民 に 周 知 する さらに, 気 仙 沼 市 及 び 防 災 関 係 機 関 は, 平 素 から, 所 属 職 員 に 対 する 災 害 時 の 役 割 を 踏 まえ た 実 践 的 な 教 育, 訓 練 の 実 施 などを 通 じて,この 計 画 の 習 熟 に 努 め, 地 震 津 波 災 害 への 対 応

5 第 1 章 総 則 能 力 を 高 める 能 力 を 高 める 第 6 基 本 方 針 大 規 模 災 害 は, 時 として 人 知 を 超 えた 猛 威 をふるい, 多 くの 人 命 を 奪 うとともに, 住 民 の 財 産 に 甚 大 な 被 害 を 与 えてきた 災 害 の 発 生 を 完 全 に 防 ぐことは 不 可 能 であるが, 効 果 的 な 災 害 対 策 を 講 じるとともに, 一 人 一 人 の 自 覚 及 び 努 力 を 促 すことによって,できるだけその 被 害 を 軽 減 していくことを 目 指 す 防 災 対 策 については, 災 害 の 規 模 が 想 定 よりも 大 きい 可 能 性 も 十 分 に 視 野 に 入 れ 計 画 を 見 直 すものの, 大 規 模 災 害 時 は, 市 や 防 災 関 係 機 関 だけの 対 応 だけでは 困 難 であることから, 住 民, 民 間 などの 協 力 のもと, 進 めることが 重 要 である また, 地 域 住 民 の 自 助 共 助 の 発 揮, 行 政 機 関 の 業 務 継 続 力 の 強 化 などによる 災 害 からの 復 元 力 の 向 上 のほか, 被 災 地 の 迅 速 かつ 円 滑 な 復 興 の 推 進 を 図 るため, 市 及 び 関 係 団 体 等 が 総 力 を 結 集 して, 復 興 とさらなる 発 展 を 目 指 すものとする 1 減 災 に 向 けた 対 策 の 推 進 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 を 踏 まえ, 同 震 災 クラスの 地 震 を 想 定 した 防 災 体 制 の 確 立 を 図 るとと もに,そういった 最 大 クラスの 地 震 に 対 しては, 被 害 の 最 小 化 を 主 眼 とする 減 災 の 考 え 方 に 基 づき, 対 策 を 講 ずることが 重 要 である そのため, 海 岸 保 全 施 設 等 のハード 対 策 によって 津 波 による 被 害 をできるだけ 軽 減 すると ともに,それを 超 える 津 波 に 対 しては, 避 難 道, 避 難 ビルのほか, 防 災 教 育 の 徹 底 など,ソ フト 対 策 により 人 命 が 失 われないことを 最 重 視 し,また 経 済 的 被 害 ができるだけ 少 なくなる よう,さまざまな 対 策 を 組 み 合 わせて 災 害 に 備 えなければならない < 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 を 教 訓 とした 地 震 津 波 対 策 に 関 する 専 門 調 査 会 報 告 P15,H23 防 災 基 本 計 画 P2> 災 害 応 急 対 策, 災 害 復 旧 復 興 を 迅 速 かつ 円 滑 に 行 うための 体 制 整 備 津 波 による 被 害 を 軽 減 するためには, 津 波 が 発 生 した 場 合 に, 迅 速 かつ 円 滑 に 災 害 応 急 対 策, 災 害 復 旧 復 興 を 実 施 するための 備 えを 十 分 に 行 う 必 要 がある <H23 防 災 基 本 計 画 P16 >そのため, 市 における 災 害 対 策 の 基 本 方 針 を 整 理 した 地 域 防 災 計 画 を 適 切 に 更 新 するとと もに,これに 基 づき, 非 常 時 優 先 業 務 を 定 める 業 務 継 続 計 画 (BCP)や 各 種 災 害 対 応 マニュア ルを 作 成 し,より 迅 速 かつ 効 率 的 な 災 害 対 応 を 目 指 す 必 要 がある < 庁 内 ワーキング 会 議 > また, 避 難 勧 告 等 の 情 報 伝 達 体 制 や 津 波 観 測 体 制 の 充 実 強 化 を 図 るとともに, 具 体 的 か つ 実 践 的 な 地 域 毎 の 特 性 に 応 じた 地 域 別 避 難 計 画 避 難 マップ 等 の 整 備, 防 災 教 育, 防 災 訓 練 の 充 実, 避 難 場 所 や 避 難 路 避 難 階 段 の 整 備 などのまちづくりと 一 体 となった 地 域 防 災 力 の 向 上 に 努 める 必 要 がある < 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 を 教 訓 とした 地 震 津 波 対 策 に 関 す る 専 門 調 査 会 報 告 P16~19>< 市 検 証 P45> 3 津 波 避 難 を 迅 速 かつ 円 滑 に 行 うための 体 制 整 備 津 波 による 人 的 被 害 を 軽 減 する 方 策 は, 住 民 等 の 避 難 行 動 が 基 本 となる 海 岸 保 全 施 設 等 の 施 設 整 備 に 過 度 に 期 待 することなく, 大 きな 地 震 が 発 生 すれば, 迷 うことなく 迅 速 かつ 自

6 第 1 章 総 則 主 的 にできるだけ 高 い 場 所 に 避 難 を 開 始 するなど, 避 難 行 動 をとることの 重 要 性 を 啓 発 し, 住 民 等 の 防 災 意 識 の 向 上 にも 努 め, 確 実 な 避 難 行 動 に 結 び 付 けていく 必 要 がある そのため, 津 波 警 報 注 意 報 等 の 情 報 伝 達 体 制 や 地 震 津 波 観 測 体 制 の 充 実 強 化 を 図 る とともに, 具 体 的 かつ 実 践 的 な 地 域 毎 の 特 性 に 応 じた 地 域 別 避 難 計 画 避 難 マップ 等 の 整 備, 防 災 教 育, 防 災 訓 練 の 充 実, 避 難 場 所 津 波 避 難 ビル 等 や 避 難 路 避 難 階 段 の 整 備 などのま ちづくりと 一 体 となった 地 域 防 災 力 の 向 上 に 努 める 必 要 がある < 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 を 教 訓 とした 地 震 津 波 対 策 に 関 する 専 門 調 査 会 報 告 P16~19>< 市 検 証 P45> 4 大 規 模 災 害 時 における 広 域 応 援 受 援 体 制 の 充 実 強 化 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 を 踏 まえ, 想 定 外 の 大 規 模 災 害 が 起 きても, 行 政, 防 災 機 関 が 的 確 に 対 応 できる 体 制 を 整 えなければならない そのため, 近 隣 市 町 村 のみならず, 都 道 府 県 の 区 域 を 越 えた 地 方 公 共 団 体 間 における 相 互 応 援 協 定 の 締 結 などにより, 広 域 応 援 受 援 について 円 滑 に 実 施 できる 体 制 となっているほ か, 災 害 に 備 え, 多 種 多 様 な 団 体 との 災 害 時 の 応 援 協 定 の 締 結 を 推 進 する 必 要 がある < 地 域 防 災 計 画 における 地 震 津 波 対 策 の 充 実 強 化 に 関 する 検 討 会 報 告 書 P67>< 市 検 証 P23 > 5 被 災 者 等 への 適 時 的 確 な 情 報 伝 達 大 規 模 地 震 発 生 時 においては, 地 震 及 び 津 波 の 被 害, 余 震 の 状 況, 二 次 災 害 の 危 険 性 に 関 する 情 報, 安 否 情 報,ライフラインや 交 通 施 設 等 の 公 共 施 設 等 の 復 旧 状 況, 医 療 機 関 などの 生 活 関 連 情 報,それぞれの 機 関 が 講 じている 施 策 に 関 する 情 報, 交 通 規 制, 被 災 者 生 活 支 援 に 関 する 情 報 等, 多 様 な 情 報 に 関 し, 流 言, 飛 語 等, 曖 昧 で 不 確 実 な 内 容 での 情 報 が 広 まる ことにより, 社 会 的 混 乱 が 生 じる 可 能 性 がある これを 防 止 し, 民 心 の 安 定 を 図 るとともに, 被 災 地 の 住 民 等 の 適 切 な 判 断 と 行 動 を 助 け, 住 民 等 の 安 全 を 確 保 するためには, 正 確 かつわかりやすい 情 報 の 速 やかな 公 表 と 伝 達, 広 報 活 動 が 重 要 である <H23 防 災 基 本 計 画 P109 他 >< 市 検 証 P29,P31> 自 助 共 助 による 取 組 みの 強 化 大 規 模 災 害 時 に 市 民 の 命 を 守 ることは, 行 政 による 応 急 活 動 だけでは 困 難 であり, 住 民 一 人 一 人 が 防 災 に 対 する 意 識 を 高 め, 住 民, 事 業 者 自 らがそれぞれ 事 前 の 対 策 で 被 害 を 減 らす とともに, 行 政 も 後 押 しすることが 必 要 である そのため, 市 はもとより, 自 らの 身 の 安 全 は 自 らが 守 る との 観 点 から, 住 民, 事 業 者 等 様 々な 主 体 による 自 助 共 助 の 取 組 みを 強 化 するとともに, 住 民 等 との 協 働 により, 組 織 団 体 が 積 極 的 に 地 域 を 守 るような 社 会 の 構 築 を 推 進 する <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 1-2> 7 二 次 災 害 の 防 止 大 規 模 地 震 の 発 生 時 においては, 余 震 または 降 雨 等 による 水 害 土 砂 災 害, 余 震 による 建

7 第 1 章 総 則 築 物, 構 造 物 の 倒 壊 等, 地 盤 沈 下 による 浸 水 等, 二 次 災 害 発 生 の 可 能 性 が 高 まる これを 防 止 するため, 二 次 災 害 を 防 止 する 体 制 の 整 備 や 資 機 材 の 備 蓄 を 行 うとともに, 迅 速 かつ 円 滑 な 応 急 対 策 を 実 施 するための 通 信 施 設 等, 及 び 二 次 災 害 を 防 止 するための 国 土 保 全 施 設 等 に 加 え, 被 災 者 の 生 活 確 保 のため,ライフライン 及 び 公 共 施 設 の 応 急 復 旧 を 迅 速 に 行 う 必 要 がある <H23 防 災 基 本 計 画 P87 P114 他 > 8 迅 速 かつ 適 切 な 災 害 廃 棄 物 処 理 大 規 模 地 震 発 生 時 においては, 大 量 の 災 害 廃 棄 物 が 発 生 し, 救 助 活 動 や 応 急 対 策 活 動 等 に 著 しい 支 障 を 与 える そのため, 津 波 による 危 険 の 著 しい 区 域 については, 災 害 廃 棄 物 の 発 生 を 抑 制 するため, 建 築 物 の 耐 浪 化 等 に 努 め, 大 量 の 災 害 廃 棄 物 の 発 生 に 備 え, 広 域 処 理 体 制 を 確 立 する 必 要 が ある <H23 防 災 基 本 計 画 P88> なお, 現 実 には, 津 波 被 害 による 廃 棄 物 処 理 は, 一 市 町 村 では 限 界 があり, 国 の 責 任 にお いて 処 理 することを 前 提 に, 市 においては, 津 波 被 害 の 初 期 対 応 としての 廃 棄 物 処 理 計 画 を 定 める 必 要 がある 9 要 配 慮 者 対 応 高 齢 者, 障 害 者, 外 国 人, 乳 幼 児, 妊 産 婦 等 の 要 配 慮 者 においては, 避 難 に 関 する 情 報 伝 達, 避 難 時 の 支 援, 孤 立 集 落 や 孤 立 地 区 での 二 次 災 害, 避 難 所 等 での 健 康 維 持 など, 様 々な 過 程 において, 多 くの 問 題 が 介 在 している そのため, 平 常 時 から 要 配 慮 者 に 関 する 情 報 の 把 握 及 び 関 係 者 との 共 有 を 図 り, 避 難 行 動 要 支 援 者 の 避 難 対 策 の 充 実 強 化, 防 災, 医 療, 保 健, 福 祉 等 の 各 専 門 分 野 の 連 携 による 支 援 体 制 の 整 備 や 方 策 の 検 討, 情 報 伝 達, 物 資, 避 難 場 所 や 応 急 仮 設 住 宅 等 における 配 慮 等 が 必 要 である <H23 防 災 基 本 計 画 書 各 項 目 より>< 市 検 証 P71> 携 帯 電 話 インターネット 等 の 情 報 通 信 ネットワークの 耐 災 化, 補 完 的 機 能 の 充 実 大 規 模 地 震 災 害 時 においては, 情 報 伝 達 を 確 実 に 行 うことが 重 要 となる 災 害 時 における 情 報 通 信 の 重 要 性 に 鑑 み, 緊 急 速 報 メールが 有 する 一 斉 同 報 機 能 を 活 用 し て 広 く 普 及 している 携 帯 電 話 で 避 難 勧 告 を 伝 達 するなど, 携 帯 電 話,インターネット 等 の 情 報 通 信 ネットワークを 活 用 し, 伝 達 手 段 の 耐 災 化, 多 重 化, 多 様 化 を 図 る 必 要 がある < 市 検 証 P29> 11 複 合 災 害 の 考 慮 災 害 対 応 においては, 一 つの 災 害 が 他 の 災 害 を 誘 発 し,それぞれが 原 因 となり,あるいは 結 果 となって 全 体 としての 災 害 を 大 きくすることを 意 識 し,より 厳 しい 事 態 を 想 定 した 対 策 を 講 じる 必 要 がある <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 1-2> 12 多 様 な 主 体 の 参 画 による 防 災 対 策 の 確 立

8 第 1 章 総 則 地 域 における 生 活 者 の 多 様 な 視 点 を 反 映 した 防 災 対 策 の 実 施 により 地 域 の 防 災 力 向 上 を 図 るため, 防 災 に 関 する 政 策 方 針 決 定 過 程 及 び 防 災 の 現 場 における 女 性 や 高 齢 者, 障 害 者 な どの 参 画 を 拡 大 し, 男 女 共 同 参 画 その 他 の 多 様 な 視 点 を 取 り 入 れた 防 災 体 制 を 確 立 する 必 要 がある 13 円 滑 な 復 旧 復 興 被 災 地 の 復 旧 復 興 については, 被 災 者 の 生 活 再 建 を 支 援 し, 再 度 災 害 の 防 止 に 配 慮 した 施 設 の 復 旧 等 を 図 り,より 安 全 性 に 配 慮 した 地 域 振 興 のための 基 礎 的 な 条 件 づくりを 目 指 す また, 災 害 により 地 域 の 社 会 経 済 活 動 が 低 下 する 状 況 に 鑑 み, 可 能 な 限 り 迅 速 かつ 円 滑 な 復 旧 復 興 を 図 る <H24 防 災 基 本 計 画 2-3-0,H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P96> < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P1-3> 1-7

9 第 1 章 総 則 第 2 節 各 機 関 の 役 割 と 業 務 大 綱 第 2 節 各 機 関 の 役 割 と 業 務 大 綱 第 1 目 的 災 害 対 策 の 総 合 的 かつ 円 滑 な 実 施 を 図 るため, 市, 県 及 び 関 係 機 関 は 防 災 体 制 を 整 備 し, 防 災 関 係 機 関 相 互 の 連 携 を 強 化 していくものとする また, 防 災 関 係 機 関 の 処 理 すべき 業 務 の 大 綱 を 明 確 にし, 地 震 災 害 防 止 のため 相 互 に 協 力 するものとする 第 1 目 的 災 害 対 策 の 総 合 的 かつ 円 滑 な 実 施 を 図 るため, 市, 県 及 び 関 係 機 関 は 防 災 体 制 を 整 備 し, 防 災 関 係 機 関 相 互 の 連 携 を 強 化 していくものとする また, 防 災 関 係 機 関 の 処 理 すべき 業 務 の 大 綱 を 明 確 にし, 地 震 災 害 防 止 のため 相 互 に 協 力 するものとする 第 2 組 織 1 防 災 会 議 気 仙 沼 市 防 災 会 議 は, 気 仙 沼 市 長 を 会 長 として, 災 害 対 策 基 本 法 第 16 条 第 6 項 の 規 定 に 基 づく 気 仙 沼 市 防 災 会 議 条 例 第 3 条 第 5 項 に 規 定 する 機 関 の 長 等 を 委 員 として 組 織 す るもので, 気 仙 沼 市 における 防 災 に 関 する 計 画 を 作 成 し,その 実 施 の 推 進 を 図 るとともに, 災 害 情 報 の 収 集 及 び 関 係 機 関 相 互 の 連 絡 調 整 等 を 行 うことを 所 掌 事 務 とする 第 2 組 織 1 防 災 会 議 気 仙 沼 市 防 災 会 議 は, 気 仙 沼 市 長 を 会 長 として, 災 害 対 策 基 本 法 第 16 条 第 6 項 の 規 定 に 基 づく 気 仙 沼 市 防 災 会 議 条 例 第 3 条 第 5 項 に 規 定 する 機 関 の 長 等 を 委 員 として 組 織 す るもので, 気 仙 沼 市 における 防 災 に 関 する 計 画 を 作 成 し,その 実 施 の 推 進 を 図 るとともに, 災 害 情 報 の 収 集 及 び 関 係 機 関 相 互 の 連 絡 調 整 等 を 行 う 並 びに 防 災 に 関 する 重 要 事 項 を 審 議 す ることを 所 掌 事 務 とする 2 災 害 対 策 本 部 等 気 仙 沼 市 の 地 域 内 において 地 震 津 波 災 害 が 発 生 し, 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 は, 災 害 対 策 基 本 法 第 23 条 に 基 づく 気 仙 沼 市 災 害 対 策 本 部 並 びに 各 関 係 機 関 の 防 災 組 織 をもって 応 急 対 策 を 実 施 する また, 局 地 災 害 の 応 急 対 策 を 強 力 に 推 進 するため, 特 に 必 要 と 認 めるときは, 災 害 対 策 基 本 法 第 23 条 第 5 項 に 基 づき, 現 地 災 害 対 策 本 部 を 設 置 する 災 害 対 策 本 部 等 の 組 織 及 び 運 営 等 については, 気 仙 沼 市 災 害 対 策 本 部 等 の 設 置 及 び 運 営 に 関 する 活 動 要 領 において 定 めるほか, 各 々の 防 災 関 係 機 関 において 定 める 2 災 害 対 策 本 部 等 気 仙 沼 市 の 地 域 内 において 地 震 津 波 災 害 が 発 生 し,または 発 生 するおそれがある 場 合 は, 災 害 対 策 基 本 法 第 23 条 に 基 づく 気 仙 沼 市 災 害 対 策 本 部 並 びに 各 関 係 機 関 の 防 災 組 織 をも って 応 急 対 策 を 実 施 する また, 局 地 災 害 の 応 急 対 策 を 強 力 に 推 進 するため, 特 に 必 要 と 認 めるときは, 災 害 対 策 基 本 法 第 23 条 第 5 項 に 基 づき, 現 地 災 害 対 策 本 部 を 設 置 する 災 害 対 策 本 部 等 の 組 織 及 び 運 営 等 については, 気 仙 沼 市 災 害 対 策 本 部 等 の 設 置 及 び 運 営 に 関 する 活 動 要 領 において 定 めるほか, 各 々の 防 災 関 係 機 関 において 定 める 1-8 第 3 各 機 関 の 役 割 1 気 仙 沼 市 気 仙 沼 市 は, 防 災 の 第 一 次 的 責 任 を 有 する 基 礎 的 な 地 方 公 共 団 体 として,その 地 域 並 びに 地 域 住 民 の 生 命, 身 体 及 び 財 産 を 災 害 から 保 護 するため, 防 災 関 係 機 関, 及 び 他 の 地 方 公 共 団 体 の 協 力 を 得 て 防 災 活 動 を 実 施 する 第 3 各 機 関 の 役 割 1 気 仙 沼 市 気 仙 沼 市 は, 防 災 の 第 一 次 義 的 責 任 を 有 する 基 礎 的 な 地 方 公 共 団 体 として,その 地 域 並 び に 地 域 住 民 の 生 命, 身 体 及 び 財 産 を 災 害 から 保 護 するため, 防 災 関 係 機 関, 及 び 他 の 地 方 公 共 団 体 の 協 力 を 得 て 防 災 活 動 を 実 施 する 2 宮 城 県 の 機 関 宮 城 県 及 び 地 方 機 関 は, 自 ら 防 災 活 動 を 実 施 するとともに, 市 及 び 防 災 関 係 機 関 が 処 理 す る 防 災 に 関 する 事 務 又 は 業 務 を 支 援 する 2 宮 城 県 の 機 関 宮 城 県 及 び 地 方 機 関 は, 自 ら 防 災 活 動 を 実 施 するとともに, 市 及 び 防 災 関 係 機 関 が 処 理 す る 防 災 に 関 する 事 務 または 業 務 を 支 援 する 3 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 地 方 行 政 機 関 は, 指 定 行 政 機 関 及 び 他 の 指 定 地 方 行 政 機 関 と 相 互 に 協 力 して 防 災 活 動 を 実 施 するとともに, 市 の 防 災 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう 協 力, 指 導, 助 言 する 3 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 地 方 行 政 機 関 は, 指 定 行 政 機 関 及 び 他 の 指 定 地 方 行 政 機 関 と 相 互 に 協 力 して 防 災 活 動 を 実 施 するとともに, 市 の 防 災 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう 協 力, 指 導, 助 言 する

10 第 1 章 総 則 4 指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 は,その 業 務 の 公 共 性 又 は 公 益 性 を 踏 まえ, 自 ら 防 災 活 動 を 実 施 するとともに, 市 の 防 災 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう 協 力 する 4 指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 は,その 業 務 の 公 共 性 または 公 益 性 を 踏 まえ, 自 ら 防 災 活 動 を 実 施 するとともに, 市 の 防 災 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう 協 力 する 5 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 等 は, 平 素 から 災 害 予 防 体 制 の 整 備 を 図 るとと もに, 災 害 時 には 防 災 対 策 業 務 を 行 い, 市 その 他 の 防 災 関 係 機 関 の 防 災 活 動 に 協 力 する 5 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 等 は, 平 素 から 災 害 予 防 体 制 の 整 備 を 図 るとと もに, 災 害 時 には 防 災 対 策 業 務 を 行 い, 市 その 他 の 防 災 関 係 機 関 の 防 災 活 動 に 協 力 する 6 住 民 住 民 は, 自 らの 生 命 は 自 ら 守 る ということを 基 本 に, 地 震 に 関 する 知 識, 災 害 に 対 する 平 素 からの 心 得 や 災 害 発 生 時 の 心 得 など, 平 時 から 地 域, 家 庭, 職 場 等 で 地 震 災 害 から 身 を 守 るために, 積 極 的 な 取 り 組 みに 努 める また, 自 発 的 に 防 災 活 動 へ 参 加 するなど,それぞ れの 立 場 において 防 災 に 寄 与 するよう 努 める 6 住 民 住 民 は, 自 らの 生 命 は 自 ら 守 る ということを 基 本 に, 津 波 に 関 する 知 識, 災 害 に 対 する 平 素 からの 心 得 や 災 害 発 生 時 の 心 得 など, 平 常 時 から 地 域, 家 庭, 職 場 等 で 津 波 災 害 から 身 を 守 るために, 積 極 的 な 取 り 組 みに 努 める また, 自 発 的 に 防 災 活 動 へ 参 加 するなど,それ ぞれの 立 場 において 防 災 に 寄 与 するよう 努 める さらに,3 日 分 の 食 料 や 生 活 物 資 の 備 蓄, 非 常 持 出 品 の 準 備 等, 家 庭 での 予 防 安 全 対 策 に 努 める 地 域 内 の 住 民 は, 自 主 防 災 組 織 や 防 災 訓 練 への 参 加, 自 発 的 な 被 災 者 の 救 助 救 急 活 動 へ の 協 力 など,それぞれの 立 場 において 防 災, 減 災 に 寄 与 するよう 努 める また, 過 去 の 災 害 から 得 られた 教 訓 の 伝 承 や 災 害 の 未 然 防 止, 被 害 の 拡 大 防 止 及 び 災 害 の 復 旧 に 寄 与 するよう 努 める <4 県 防 災 会 議 [ 震 災 地 震 編 ] P1-6><H23 防 災 基 本 計 画 P99> 企 業 企 業 は, 災 害 時 の 企 業 の 果 たす 役 割 を 十 分 に 認 識 し, 防 災 体 制 の 整 備, 防 災 訓 練 の 実 施, 事 業 所 の 耐 震 化 耐 浪 化 などに 加 え, 災 害 時 の 緊 急 時 に 重 要 業 務 の 継 続 早 期 復 旧 を 達 成 する ための 事 業 継 続 計 画 (BCP)を 策 定 運 用 するよう 努 めることにより, 予 想 被 害 からの 事 業 復 旧 の 手 順 化, 取 引 先 とのサプライチェーンの 確 保 を 行 うなど 事 業 継 続 力 の 向 上 に 努 める また, 災 害 発 生 時 における 帰 宅 困 難 者 対 策 として, 従 業 員 等 を 一 定 期 間 事 業 所 等 内 に 留 めて おくことができるよう, 平 常 時 からの 積 極 的 な 広 報 や 必 要 な 物 資 の 備 蓄 等 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 地 震 編 ] P1-6><H23 防 災 基 本 計 画 P72,P85> < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P1-6> 第 4 防 災 機 関 の 業 務 大 綱 1 気 仙 沼 市 (1) 気 仙 沼 市 防 災 会 議 及 び 気 仙 沼 市 災 害 対 策 本 部 に 関 する 事 務 (2) 防 災 に 関 する 組 織 の 整 備 及 び 住 民 の 自 主 防 災 組 織 の 育 成 指 導 (3) 防 災 に 関 する 施 設 設 備 の 整 備 (4) 防 災 訓 練 並 びに 防 災 上 必 要 な 教 育 及 び 広 報 の 実 施 (5) 災 害 情 報 の 収 集 伝 達 及 び 広 報 並 びに 被 害 状 況 の 調 査 及 び 県 災 害 対 策 本 部 等 への 報 告 第 4 防 災 機 関 の 業 務 大 綱 1 気 仙 沼 市 (1) 気 仙 沼 市 防 災 会 議 及 び 気 仙 沼 市 災 害 対 策 本 部 に 関 する 事 務 (2) 防 災 に 関 する 組 織 の 整 備 及 び 住 民 の 自 主 防 災 組 織 の 育 成 指 導 (3) 防 災 に 関 する 施 設 設 備 の 整 備 (4) 防 災 訓 練 並 びに 防 災 上 必 要 な 教 育 及 び 広 報 の 実 施 (5) 災 害 情 報 の 収 集 伝 達 及 び 広 報 並 びに 被 害 状 況 の 調 査 及 び 県 災 害 対 策 本 部 等 への 報 告

11 第 1 章 総 則 (6) 避 難 の 指 示, 勧 告 及 び 避 難 所 の 開 設 (7) 避 難 対 策, 消 防 水 防 活 動 等 防 災 対 策 の 実 施 (8) 被 災 者 に 対 する 救 助 及 び 救 護 並 びに 復 興 援 助 (9) 水, 食 料 その 他 物 資 の 備 蓄 及 び 確 保 (10) 清 掃, 防 疫 その 他 保 健 衛 生 の 実 施 (11) 危 険 物 施 設 等 の 保 安 対 策 及 び 災 害 発 生 時 における 被 害 拡 大 防 止 のための 応 急 対 策 (12) 市 立 小 中 学 校 等 の 応 急 教 育 対 策 (13) 自 主 防 災 組 織 の 育 成 及 びボランティアによる 防 災 活 動 の 環 境 整 備 (14) 被 害 に 応 じた 市 税 の 措 置 (15) 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 ( 震 災 時 のみ), 被 災 宅 地 危 険 度 判 定 業 務 に 関 する 事 務 (16) 災 害 時 医 療 体 制 の 整 備 (17) その 他 災 害 発 生 による 被 害 の 軽 減 又 は 拡 大 阻 止 のための 措 置 (6) 避 難 の 指 示, 勧 告 及 び 避 難 所 の 開 設 (7) 避 難 対 策, 消 防 水 防 活 動 等 防 災 対 策 の 実 施 (8) 被 災 者 に 対 する 救 助 及 び 救 護 並 びに 復 興 援 助 (9) 水, 食 料 その 他 物 資 の 備 蓄 及 び 確 保 (10) 清 掃, 防 疫 その 他 保 健 衛 生 の 実 施 (11) 危 険 物 施 設 等 の 保 安 対 策 及 び 災 害 発 生 時 における 被 害 拡 大 防 止 のための 応 急 対 策 (12) 市 立 幼 稚 園, 小 中 学 校 等 の 応 急 教 育 対 策 (13) 自 主 防 災 組 織 の 育 成 及 びボランティアによる 防 災 活 動 の 環 境 整 備 (14) 被 害 に 応 じた 市 税 の 措 置 (15) 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 ( 震 災 時 のみ), 被 災 宅 地 危 険 度 判 定 業 務 に 関 する 事 務 (16) 災 害 時 医 療 体 制 の 整 備 (17) その 他 災 害 発 生 による 被 害 の 軽 減 または 拡 大 阻 止 のための 措 置 2 気 仙 沼 本 吉 地 域 広 域 行 政 事 務 組 合 消 防 本 部 (1) 水 災, 火 災 その 他 の 災 害 の 予 防 警 戒 及 び 防 御 (2) 水 災, 火 災 その 他 の 災 害 の 救 急 及 び 救 助 の 情 報 (3) 人 命 の 救 助, 応 急 救 護 及 び 救 急 (4) 危 険 物 施 設, 消 防 用 設 備 等 及 び 火 気 使 用 設 備 器 具 等 の 規 制 指 導 (5) 火 薬 類 の 保 安 対 策 (6) 住 民 の 防 災 意 識 の 普 及, 防 災 行 動 力 の 向 上 及 び 事 業 所 の 自 主 防 災 体 制 の 育 成 指 導 (7) 消 防 計 画 に 関 する 事 務 2 気 仙 沼 本 吉 地 域 広 域 行 政 事 務 組 合 消 防 本 部 (1) 水 災, 火 災 その 他 の 災 害 の 予 防 警 戒 及 び 防 御 (2) 水 災, 火 災 その 他 の 災 害 の 救 急 及 び 救 助 の 情 報 収 集 及 び 伝 達 (3) 人 命 の 救 助, 応 急 救 護 及 び 救 急 (4) 危 険 物 施 設, 消 防 用 設 備 等 及 び 火 気 使 用 設 備 器 具 等 の 規 制 指 導 (5) 火 薬 類 の 保 安 対 策 (6) 住 民 の 防 災 意 識 の 普 及, 防 災 行 動 力 の 向 上 及 び 事 業 所 の 自 主 防 災 体 制 の 育 成 指 導 (7) 消 防 計 画 に 関 する 事 務 気 仙 沼 市 教 育 委 員 会 (1) 市 立 学 校 施 設 等 の 災 害 状 況 把 握 及 び 対 応 (2) 市 立 学 校 幼 稚 園 の 幼 児 児 童 生 徒 の 安 全 確 保 (3) 市 立 学 校 の 応 急 教 育 の 実 施 (4) 社 会 教 育 施 設, 社 会 体 育 施 設 等 の 災 害 状 況 把 握 及 び 対 応 (5) 避 難 所 としての 施 設 管 理 及 び 開 設 運 営 への 協 力 3 宮 城 県 の 機 関 (1) 宮 城 県 ア 宮 城 県 防 災 会 議 ( 以 下 県 防 災 会 議 という ) イ 宮 城 県 災 害 対 策 本 部 ( 以 下 県 対 策 本 部 という ) ウ 防 災 に 関 する 施 設 設 備 の 整 備 エ 通 信 体 制 の 整 備 強 化 オ 防 災 訓 練 並 びに 防 災 上 必 要 な 教 育 及 び 広 報 の 実 施 カ 情 報 の 収 集 伝 達 及 び 広 報 キ 自 衛 隊 への 災 害 派 遣 要 請 4 宮 城 県 の 機 関 (1) 宮 城 県 ア 宮 城 県 防 災 会 議 ( 以 下 県 防 災 会 議 という ) イ 宮 城 県 災 害 対 策 本 部 ( 以 下 県 対 策 本 部 という ) ウ 防 災 に 関 する 施 設 設 備 の 整 備 エ 通 信 体 制 の 整 備 強 化 オ 防 災 訓 練 並 びに 防 災 上 必 要 な 教 育 及 び 広 報 の 実 施 カ 情 報 の 収 集 伝 達 及 び 広 報 キ 自 衛 隊 への 災 害 派 遣 要 請

12 第 1 章 総 則 ク 防 災 に 関 する 物 資 資 機 材 の 備 蓄 及 び 供 給 の 促 進 ケ 公 共 施 設 等 の 防 災 措 置 コ 交 通 及 び 緊 急 輸 送 の 確 保 サ 災 害 救 助 に 関 する 物 資 の 備 蓄 整 備 及 び 被 災 者 に 対 する 救 助 並 びに 救 護 救 援 シ 火 薬 類 高 圧 ガス 危 険 物 施 設 等 の 保 安 対 策 及 び 災 害 発 生 時 における 被 害 の 拡 大 防 止 のための 応 急 措 置 ス 保 健 衛 生, 文 教 対 策 セ 自 主 防 災 組 織 の 育 成 及 びボランティアによる 防 災 活 動 の 環 境 整 備 ソ 市 町 村 及 び 防 災 関 係 機 関 等 が 実 施 する 防 災 事 務 又 は 業 務 の 調 整 タ 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 ( 震 災 時 のみ), 被 災 宅 地 危 険 度 判 定 事 務 に 関 する 支 援 チ その 他 災 害 発 生 の 防 ぎょ 又 は 拡 大 防 止 のための 措 置 (2) 宮 城 県 気 仙 沼 地 方 振 興 事 務 所 ア 宮 城 県 災 害 対 策 本 部 気 仙 沼 地 方 支 部 運 営 の 総 合 調 整 イ 気 仙 沼 市 及 び 防 災 関 係 機 関 等 との 連 絡 調 整 ウ 通 信 連 絡 体 制 の 確 保 エ 情 報 の 収 集 伝 達 及 び 広 報 オ 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 に 関 する 事 務 カ 相 互 応 援 対 策 に 関 する 事 務 キ 消 防 対 策 に 関 する 事 務 ク 県 民 相 談 及 び 復 興 意 欲 の 振 興 ケ 消 費 流 通 の 緊 急 対 策 コ 中 小 企 業 の 経 営 相 談 サ 労 務 供 給 対 策 及 び 商 工 労 政 対 策 シ 食 料 供 給 対 策 ス 防 災 に 関 する 物 資 資 機 材 の 備 蓄 及 び 供 給 の 促 進 セ 農 林 業 対 策 ソ 海 岸 保 全 対 策 タ 水 産 対 策 チ 漁 港 対 策 ツ 海 岸 保 全 対 策 テ 農 業 農 村 整 備 事 業 対 策 (3) 宮 城 県 気 仙 沼 県 税 事 務 所 ア 税 の 措 置 に 関 する 事 務 (4) 宮 城 県 気 仙 沼 保 健 福 祉 事 務 所 ア 医 療 救 護 対 策 イ 防 疫 対 策 ウ 被 災 者 の 救 護 対 策 及 びその 他 生 活 福 祉 ク 防 災 に 関 する 物 資 資 機 材 の 備 蓄 及 び 供 給 の 促 進 ケ 公 共 施 設 等 の 防 災 措 置 及 び 災 害 復 旧 事 業 の 計 画 実 施 コ 交 通 及 び 緊 急 輸 送 の 確 保 サ 災 害 救 助 に 関 する 物 資 の 備 蓄 整 備 及 び 被 災 者 に 対 する 救 助 並 びに 救 護 救 援 シ 火 薬 類 高 圧 ガス 危 険 物 施 設 等 の 保 安 対 策 及 び 災 害 発 生 時 における 被 害 の 拡 大 防 止 のための 応 急 措 置 ス 保 健 衛 生, 文 教 対 策 セ 自 主 防 災 組 織 の 育 成 及 びボランティアによる 防 災 活 動 の 環 境 整 備 ソ 市 町 村 及 び 防 災 関 係 機 関 等 が 実 施 する 防 災 事 務 または 業 務 の 調 整 タ 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 ( 震 災 時 のみ), 被 災 宅 地 建 物 応 急 危 険 度 判 定 事 務 に 関 する 支 援 チ その 他 災 害 発 生 の 防 御 または 拡 大 防 止 のための 措 置 (2) 宮 城 県 気 仙 沼 地 方 振 興 事 務 所 ア 宮 城 県 災 害 対 策 本 部 気 仙 沼 地 方 支 部 運 営 の 総 合 調 整 イ 気 仙 沼 市 及 び 防 災 関 係 機 関 等 との 連 絡 調 整 ウ 被 害 情 報 の 収 集 報 告 等 エ 県 職 員 の 初 動 派 遣 等 に 関 すること オ 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 に 関 する 事 務 カ 消 防 対 策 に 関 する 事 務 キ 市 民 相 談 ク 商 工 業 対 策 ケ 食 料 供 給 対 策 コ 防 災 に 関 する 物 資 資 機 材 の 備 蓄 及 び 供 給 の 促 進 サ 農 林 業 対 策 シ 海 岸 保 全 対 策 ス 水 産 対 策 セ 漁 港 対 策 ソ 農 業 農 村 基 盤 整 備 事 業 対 策 (3) 宮 城 県 気 仙 沼 県 税 事 務 所 ア 税 の 措 置 に 関 する 事 務 (4) 宮 城 県 気 仙 沼 保 健 福 祉 事 務 所 ア 医 療 救 護 対 策 イ 防 疫 対 策 ウ 被 災 者 の 救 護 対 策 及 びその 他 生 活 福 祉 1-11

13 第 1 章 総 則 エ 災 害 救 助 法 に 基 づく 災 害 救 助 業 務 オ 給 水 対 策 カ 廃 棄 物 処 理 対 策 キ その 他 の 保 健 環 境 対 策 (5) 宮 城 県 気 仙 沼 土 木 事 務 所 ア 水 防 対 策 イ 住 宅 対 策 ウ 交 通 施 設, 障 害 物 の 除 去 対 策 エ 港 湾 対 策 オ 海 岸 保 全 対 策 カ その 他 の 土 木 建 築 関 係 対 策 エ 災 害 救 助 法 に 基 づく 災 害 救 助 業 務 オ 給 水 対 策 カ 廃 棄 物 処 理 対 策 キ その 他 の 保 健 環 境 対 策 (5) 宮 城 県 気 仙 沼 土 木 事 務 所 ア 水 防 対 策 イ 住 宅 対 策 ウ 交 通 施 設, 障 害 物 の 除 去 対 策 エ 港 湾 対 策 オ 海 岸 保 全 対 策 カ その 他 の 土 木 建 築 関 係 対 策 (6) 宮 城 県 南 三 陸 教 育 事 務 所 ア 市 立 学 校 施 設 等 の 災 害 状 況 把 握 及 び 情 報 共 有 イ 市 立 学 校 の 応 急 教 育 の 実 施 に 関 する 総 合 調 整 ウ 防 災 担 当 教 諭 の 育 成 指 導 エ 防 災 訓 練 並 びに 防 災 上 必 要 な 教 育 の 実 施 に 関 する 支 援 (7) 宮 城 県 立 学 校 ア 学 校 施 設 等 の 災 害 対 策 イ 児 童 生 徒 の 安 全 対 策 ウ 学 校 教 育 活 動 の 応 急 対 策 エ 避 難 所 等 としての 施 設 管 理 及 び 開 設 運 営 の 協 力 指 定 地 方 行 政 機 関 (1) 東 北 農 政 局 ( 食 糧 部, 消 費 安 全 部 ) ア 災 害 時 における 主 要 食 糧 等 の 需 給 対 策 (2) 関 東 東 北 産 業 保 安 監 督 部 東 北 支 部 ア 災 害 時 における 火 薬 類 高 圧 ガス 都 市 ガス 及 び 電 気 施 設 等 の 保 安 対 策 及 び 応 急 復 旧 対 策 (3) 東 北 森 林 管 理 局 宮 城 北 部 森 林 管 理 署 気 仙 沼 事 務 所 ア 森 林 治 山 による 災 害 防 止 事 項 イ 保 安 林 保 安 施 設 地 すべり 防 止 施 設 等 の 整 備 及 びその 防 災 管 理 ウ 山 火 事 防 止 対 策 エ 災 害 復 旧 用 材 ( 国 有 林 材 ) の 供 給 の 促 進 オ 林 道 の 適 正 な 管 理 (4) 東 北 運 輸 局 気 仙 沼 海 事 事 務 所 ア 船 舶 港 湾 荷 役 施 設 等 の 保 安 対 策 イ 災 害 時 における 輸 送 用 車 両 のあっせん 確 保 及 び 海 上 応 急 輸 送 (5) 第 二 管 区 海 上 保 安 本 部 宮 城 海 上 保 安 部 気 仙 沼 海 上 保 安 署 5 指 定 地 方 行 政 機 関 (1) 東 北 農 政 局 ( 食 糧 部, 消 費 安 全 部 ) ア 災 害 時 における 主 要 食 料 等 の 需 給 対 策 (2) 関 東 東 北 産 業 保 安 監 督 部 東 北 支 部 ア 災 害 時 における 火 薬 類 高 圧 ガス 都 市 ガス 簡 易 ガス 及 び 電 気 施 設 等 の 保 安 対 策 並 びに 応 急 復 旧 対 策 (3) 東 北 森 林 管 理 局 宮 城 北 部 森 林 管 理 署 気 仙 沼 事 務 所 ア 森 林 治 山 による 災 害 防 止 事 項 イ 保 安 林 保 安 施 設 地 すべり 防 止 施 設 等 の 整 備 及 びその 防 災 管 理 ア 山 火 事 防 止 対 策 イ 災 害 復 旧 用 材 ( 国 有 林 材 ) の 供 給 の 促 進 ウ 林 道 の 適 正 な 管 理 (4) 東 北 運 輸 局 気 仙 沼 海 事 事 務 所 ア 船 舶 港 湾 荷 役 施 設 等 の 保 安 対 策 イ 災 害 時 における 輸 送 用 車 両 のあっせん 確 保 及 び 海 上 応 急 輸 送 (5) 第 二 管 区 海 上 保 安 本 部 宮 城 海 上 保 安 部 気 仙 沼 海 上 保 安 署

14 第 1 章 総 則 ア 防 災 訓 練 に 関 すること イ 海 上 防 災 講 習 会 等 啓 蒙 活 動 に 関 する 事 項 ウ 調 査 研 究 に 関 する 事 項 エ 警 報 等 の 伝 達 に 関 する 事 項 オ 情 報 の 収 集 に 関 する 事 項 カ 活 動 体 制 の 確 立 に 関 する 事 項 キ 海 難 救 助 等 に 関 する 事 項 ク 緊 急 輸 送 に 関 する 事 項 ケ 物 資 の 無 償 貸 与 又 は 譲 与 に 関 する 事 項 コ 関 係 機 関 等 の 防 災 応 急 対 策 の 実 施 に 対 する 支 援 に 関 する 事 項 サ 流 出 油 等 の 防 除 に 関 する 事 項 シ 海 上 交 通 安 全 の 確 保 に 関 する 事 項 ス 警 戒 区 域 の 設 定 に 関 する 事 項 セ 治 安 の 維 持 に 関 する 事 項 ソ 危 険 物 の 保 安 措 置 に 関 する 事 項 タ 海 洋 環 境 の 汚 染 防 止 に 関 する 事 項 (6) 宮 城 労 働 基 準 局 石 巻 労 働 基 準 監 督 署 ア 工 場 事 業 所 における 労 働 安 全 衛 生 法 に 基 づく 労 働 災 害 防 止 の 監 督 指 導 イ 労 働 者 の 被 害 状 況 の 調 査 及 び 復 旧 作 業 による 二 次 災 害 防 止 のための 監 督 指 導 ウ 地 すべり 危 険 箇 所 崩 壊 危 険 箇 所 等 における 工 事 着 手 前 の 事 前 審 査 ( 労 働 安 全 衛 生 法 第 88 条 )の 強 化 及 び 着 工 後 の 労 働 災 害 防 止 のための 監 督 指 導 エ 事 業 者 からの 報 告 に 基 づく 放 射 性 物 質 又 は 放 射 性 物 質 による 汚 染 物 の 漏 洩 の 事 故 の 確 認 オ 被 害 労 働 者 の 業 務 上 業 務 外 及 び 通 勤 途 上 通 勤 途 上 外 の 早 期 認 定 並 びに 労 災 保 険 金 の 迅 速 支 払 い カ 労 働 基 準 法 第 33 条 による 非 常 災 害 等 の 理 由 による 労 働 時 間 延 長 休 日 労 働 許 可 申 請 書 の 迅 速 処 理 と 過 労 防 止 の 指 導 (7) 東 北 地 方 整 備 局 仙 台 河 川 国 道 事 務 所 気 仙 沼 国 道 維 持 出 張 所 ア 一 般 国 道 区 間 の 維 持 修 繕 工 事, 除 雪 等 の 実 施,その 他 の 管 理 イ 一 般 国 道 区 間 の 交 通 確 保 及 び 災 害 復 旧 事 業 の 実 施 ア 防 災 訓 練 に 関 すること イ 海 上 防 災 講 習 会 等 啓 発 活 動 に 関 する 事 項 ウ 調 査 研 究 に 関 する 事 項 エ 警 報 等 の 伝 達 に 関 する 事 項 オ 情 報 の 収 集 に 関 する 事 項 カ 活 動 体 制 の 確 立 に 関 する 事 項 キ 海 難 救 助 等 に 関 する 事 項 ク 緊 急 輸 送 に 関 する 事 項 ケ 物 資 の 無 償 貸 与 または 譲 与 に 関 する 事 項 コ 関 係 機 関 等 の 防 災 応 急 対 策 の 実 施 に 対 する 支 援 に 関 する 事 項 サ 流 出 油 等 の 防 除 に 関 する 事 項 シ 海 上 交 通 安 全 の 確 保 に 関 する 事 項 ス 警 戒 区 域 の 設 定 に 関 する 事 項 セ 治 安 の 維 持 に 関 する 事 項 ソ 危 険 物 の 保 安 措 置 に 関 する 事 項 タ 海 洋 環 境 の 汚 染 防 止 に 関 する 事 項 (6) 宮 城 労 働 局 石 巻 労 働 基 準 監 督 署 ア 工 場 事 業 所 における 労 働 安 全 衛 生 法 ( 昭 和 47 年 法 律 第 57 号 )に 基 づく 労 働 災 害 防 止 の 監 督 指 導 イ 労 働 者 の 被 害 状 況 の 調 査 及 び 復 旧 作 業 除 染 作 業 による 二 次 災 害 防 止 のための 監 督 指 導 ウ 地 すべり 危 険 箇 所 崩 壊 危 険 箇 所 等 における 工 事 着 手 前 の 事 前 審 査 ( 労 働 安 全 衛 生 法 第 88 条 )の 強 化 及 び 着 工 後 の 労 働 災 害 防 止 のための 監 督 指 導 エ 事 業 者 からの 報 告 に 基 づく 放 射 性 物 質 または 放 射 性 物 質 による 汚 染 物 の 漏 洩 の 事 故 の 確 認 オ 被 害 労 働 者 の 業 務 上 業 務 外 及 び 通 勤 途 上 通 勤 途 上 外 の 早 期 認 定 並 びに 労 災 保 険 金 の 迅 速 支 払 い カ 労 働 基 準 法 第 33 条 ( 昭 和 22 年 法 律 第 49 号 ) 第 33 条 による 非 常 災 害 等 の 理 由 によ る 労 働 時 間 延 長 休 日 労 働 許 可 申 請 書 の 迅 速 処 理 と 過 労 防 止 の 指 導 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P1-11> (7) 東 北 地 方 整 備 局 仙 台 河 川 国 道 事 務 所 気 仙 沼 国 道 維 持 出 張 所 ア 一 般 国 道 区 間 の 維 持 修 繕 工 事, 除 雪 等 の 実 施,その 他 の 管 理 イ 一 般 国 道 区 間 の 交 通 確 保 及 び 災 害 復 旧 事 業 の 実 施 自 衛 隊 ( 陸 上 自 衛 隊 第 22 普 通 科 連 隊 ) (1) 災 害 発 生 時 における 人 命 及 び 財 産 保 護 のための 救 援 活 動 (2) 災 害 時 における 応 急 復 旧 活 動 (3) 災 害 時 における 緊 急 医 療 活 動 6 自 衛 隊 ( 陸 上 自 衛 隊 第 22 普 通 科 連 隊 ) (1) 災 害 発 生 時 における 人 命 及 び 財 産 保 護 のための 救 援 活 動 (2) 災 害 時 における 応 急 復 旧 活 動 (3) 災 害 時 における 応 急 医 療 救 護 防 疫 活 動 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ]P1-12>

15 第 1 章 総 則 6 指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 (1) 東 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 宮 城 支 店 気 仙 沼 営 業 支 店 ア 災 害 に 強 く 信 頼 性 の 高 い 通 信 設 備 の 構 築 イ 災 害 を 受 けた 通 信 設 備 の 早 期 復 旧 及 び 気 象 予 警 報 の 伝 達 ウ 通 信 ふくそうの 緩 和 及 び 重 要 な 通 信 の 確 保 (2) 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部 気 仙 沼 市 地 区 ア 医 療 救 護 イ 救 援 物 資 の 備 蓄 及 び 配 分 ウ 義 援 金 品 の 受 付 及 び 配 分 エ その 他 災 害 救 護 に 必 要 な 業 務 (3) 東 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 盛 岡 支 社 大 船 渡 線 営 業 所 ア 鉄 道 施 設 の 整 備 保 全 イ 災 害 復 旧 工 事 の 実 施 管 内 全 列 車 の 運 転 中 止 手 配 措 置 エ 人 命 救 助 オ 被 災 箇 所 の 調 査, 把 握 カ 抑 止 列 車 の 乗 客 代 行 輸 送 の 確 保 キ 旅 客 の 給 食 確 保 ク 通 信 網 の 確 保 ケ 鉄 道 施 設 の 復 旧 保 全 コ 救 援 物 資 及 び 輸 送 の 確 保 サ 列 車 運 行 の 広 報 活 動 シ 災 害 時 における 救 助 物 資 及 び 人 員 輸 送 確 保 (4) 日 本 通 運 株 式 会 社 気 仙 沼 支 店 ア 災 害 対 策 に 必 要 な 物 資 の 輸 送 確 保 イ 災 害 時 の 応 急 輸 送 対 策 (5) 東 北 電 力 株 式 会 社 気 仙 沼 営 業 所 7 指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 (1) 東 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 宮 城 支 店 気 仙 沼 営 業 支 店 ア 災 害 に 強 く 信 頼 性 の 高 い 通 信 設 備 の 構 築 イ 電 気 通 信 システムの 信 頼 性 向 上 ウ 災 害 時 に 重 要 通 信 を 疎 通 させるための 通 信 ふくそうの 緩 和, 及 び 通 信 手 段 の 確 保 エ 災 害 を 受 けた 通 信 設 備 の 早 期 復 旧 オ 災 害 復 旧 及 び 被 災 地 における 情 報 流 通 について, 県, 市 町 村 及 び 防 災 関 係 機 関 との 連 携 (2) 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部 気 仙 沼 市 地 区 ア 医 療 救 護 イ 救 援 物 資 の 備 蓄 及 び 配 分 ウ 災 害 時 の 血 液 製 剤 の 供 給 エ 義 援 金 品 の 受 付 及 び 配 分 オ その 他 災 害 救 護 に 必 要 な 業 務 (3) 東 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 盛 岡 支 社 大 船 渡 線 営 業 所 ア 鉄 道 施 設 の 整 備 保 全 イ 災 害 復 旧 工 事 の 実 施 ウ 管 内 全 列 車 の 運 転 中 止 手 配 措 置 エ 人 命 救 助 オ 被 災 箇 所 の 調 査, 把 握 カ 抑 止 列 車 の 乗 客 代 行 輸 送 の 確 保 キ 旅 客 の 給 食 確 保 ク 通 信 網 の 確 保 ケ 鉄 道 施 設 の 復 旧 保 全 コ 救 援 物 資 及 び 輸 送 の 確 保 サ 列 車 運 行 の 広 報 活 動 シ 災 害 時 における 救 助 物 資 及 び 人 員 輸 送 確 保 (4) 東 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 気 仙 沼 BRT 営 業 所 ア BRT 専 用 自 動 車 道 の 整 備 保 全 イ 災 害 復 旧 工 事 の 実 施 ウ 人 命 救 助 エ 被 災 箇 所 の 調 査, 把 握 オ 災 害 時 における 緊 急 避 難 輸 送 カ 災 害 時 における 救 助 物 資 及 び 人 員 輸 送 確 保 (5) 日 本 通 運 株 式 会 社 気 仙 沼 支 店 ア 災 害 対 策 に 必 要 な 物 資 の 輸 送 確 保 イ 災 害 時 の 応 急 輸 送 対 策 (6) 東 北 電 力 株 式 会 社 気 仙 沼 営 業 所 1-14

16 第 1 章 総 則 ア 電 力 供 給 施 設 の 防 災 対 策 イ 災 害 時 における 電 力 供 給 の 確 保 (6) 日 本 郵 政 公 社 気 仙 沼 郵 便 局 ア 災 害 時 における 公 社 の 業 務 運 営 の 確 保 イ 災 害 時 における 公 社 の 業 務 に 係 る 災 害 特 別 事 務 取 扱 い 及 び 援 護 対 策 (7) 社 団 法 人 宮 城 県 トラック 協 会 気 仙 沼 支 部 ア 災 害 時 における 緊 急 物 資 のトラック 輸 送 確 保 (8) 社 団 法 人 宮 城 県 エルピーガス 協 会 三 陸 支 部 気 仙 沼 班 ア 液 化 石 油 ガスの 災 害 防 止 及 び 災 害 時 の 供 給 確 保 及 び 情 報 提 供 (9) 株 式 会 社 ミヤコーバス 気 仙 沼 営 業 所 ア 災 害 時 における 緊 急 避 難 輸 送 イ 災 害 時 におけるバス 路 線 状 況 の 情 報 収 集 及 び 伝 達 ウ 災 害 非 常 時 における 無 線 通 信 による 情 報 の 伝 達 ア 電 力 供 給 施 設 の 防 災 対 策 イ 災 害 時 における 電 力 供 給 の 確 保 (7) 日 本 郵 便 株 式 会 社 気 仙 沼 郵 便 局 ア 災 害 時 の 業 務 運 営 の 確 保 イ 災 害 時 の 事 業 に 係 る 災 害 特 別 事 務 取 扱 い< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ]P1-13> (8) 社 団 法 人 宮 城 県 トラック 協 会 気 仙 沼 支 部 ア 災 害 時 における 緊 急 物 資 のトラック 輸 送 確 保 (9) 一 般 社 団 法 人 宮 城 県 エルピーガス 協 会 三 陸 支 部 気 仙 沼 班 ア 液 化 石 油 ガスの 災 害 防 止 及 び 災 害 時 の 供 給 確 保 及 び 情 報 提 供 (10) 株 式 会 社 ミヤコーバス 気 仙 沼 営 業 所 ア 災 害 時 における 緊 急 避 難 輸 送 イ 災 害 時 におけるバス 路 線 状 況 の 情 報 収 集 及 び 伝 達 ウ 災 害 非 常 時 における 無 線 通 信 による 情 報 の 伝 達 7 気 仙 沼 警 察 署 (1) 災 害 情 報 の 収 集 伝 達 (2) 被 災 者 の 救 出 及 び 負 傷 者 の 救 護 (3) 行 方 不 明 者 の 捜 索 (4) 死 者 の 検 視 見 分 (5) 交 通 規 制 及 び 交 通 秩 序 の 確 保 (6) 犯 罪 の 予 防,その 他 社 会 秩 序 の 維 持 (7) 避 難 誘 導 及 び 避 難 場 所 の 警 戒 (8) 危 険 箇 所 の 警 戒 (9) 災 害 警 備 に 関 する 広 報 活 動 8 気 仙 沼 警 察 署 (1) 災 害 情 報 の 収 集 伝 達 市, 消 防 署 等 と 連 携 した 災 害 情 報 の 収 集 共 有 と 住 民 への 伝 達 (2) 被 災 者 の 救 出 及 び 救 助 (3) 行 方 不 明 者 の 捜 索 (4) 死 者 の 検 視 見 分 (5) 交 通 規 制, 緊 急 交 通 路 の 確 保 及 び 交 通 秩 序 の 維 持 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P1-15> (6) 犯 罪 の 予 防,その 他 社 会 秩 序 の 維 持 (7) 避 難 誘 導 及 び 避 難 場 所 の 警 戒 (8) 危 険 箇 所 の 警 戒 (9) 災 害 警 備 に 関 する 広 報 活 動 気 仙 沼 市 教 育 委 員 会 (1) 市 立 学 校 施 設 等 の 災 害 状 況 把 握 及 び 対 応 (2) 市 立 学 校 幼 稚 園 の 幼 児 児 童 生 徒 の 安 全 確 保 (3) 市 立 学 校 の 応 急 教 育 の 実 施 (4) 社 会 教 育 施 設, 社 会 体 育 施 設 等 の 災 害 状 況 把 握 及 び 対 応 (5) 避 難 所 としての 施 設 管 理 < 前 へ 移 動 > 9 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 (1) 病 院 等 医 療 機 関 ア 災 害 時 における 負 傷 者 等 の 応 急 措 置 (2) 社 団 法 人 気 仙 沼 市 医 師 会 ア 災 害 時 における 医 療 救 護 活 動 (3) 大 島 汽 船 株 式 会 社 9 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 (1) 病 院 等 医 療 機 関 ア 災 害 時 における 負 傷 者 等 の 応 急 措 置 (2) 社 団 法 人 気 仙 沼 市 医 師 会 ア 災 害 時 における 医 療 救 護 活 動 (3) 大 島 汽 船 株 式 会 社

17 第 1 章 総 則 ア 施 設 利 用 者 乗 船 者 の 救 護 及 び 避 難 誘 導 に 関 すること イ 災 害 時 における 輸 送 旅 客 船 の 確 保 (4) 社 会 福 祉 法 人 気 仙 沼 市 社 会 福 祉 協 議 会 ア 災 害 時 要 援 護 者 の 調 査 把 握 イ 被 災 者 ニーズの 把 握 ウ 災 害 ボランティアセンターの 設 置, 運 営 エ ボランティア 保 険 の 加 入 (5) 各 漁 業 協 同 組 合 及 び 農 業 協 同 組 合 ア 気 象 情 報 及 び 災 害 避 難 情 報 の 収 受 及 び 伝 達 イ 漁 場 及 び 漁 業 用 施 設 並 びに 農 地 及 び 農 業 用 施 設 に 対 する 防 災 対 策 ウ 災 害 時 における 主 要 食 糧 等 の 需 給 対 策 エ り 災 組 合 員 に 対 する 災 害 復 旧 資 金 の 融 資, 及 び 資 材 の 確 保 及 びあっせんに 関 する 事 項 (6) 気 仙 沼 商 工 会 議 所, 本 吉 唐 桑 商 工 会 ア 災 害 時 における 生 活 必 需 物 資 等 の 需 給 対 策 イ 災 害 時 の 物 価 安 定 対 策 ウ り 災 商 工 業 者 に 対 する 災 害 復 興 資 金 の 融 資 のあっせん (7) 気 仙 沼 市 森 林 組 合 ア 森 林 治 水 及 び 治 山 による 災 害 防 除 及 び 応 急 対 策 イ 災 害 時 における 木 材 の 供 給 ア 施 設 利 用 者 乗 船 者 の 救 護 及 び 避 難 誘 導 に 関 すること イ 災 害 時 における 輸 送 旅 客 船 の 確 保 (4) 社 会 福 祉 法 人 気 仙 沼 市 社 会 福 祉 協 議 会 ア 要 配 慮 者 の 調 査 把 握 イ 被 災 者 ニーズの 把 握 ウ 災 害 ボランティアセンターの 設 置, 運 営 エ ボランティア 保 険 の 加 入 (5) 各 漁 業 協 同 組 合 及 び 農 業 協 同 組 合 ア 気 象 情 報 及 び 災 害 避 難 情 報 の 収 受 及 び 伝 達 イ 漁 場 及 び 漁 業 用 施 設 並 びに 農 地 及 び 農 業 用 施 設 に 対 する 防 災 対 策 ウ 災 害 時 における 主 要 食 糧 等 の 需 給 対 策 エ り 災 組 合 員 に 対 する 災 害 復 旧 資 金 の 融 資, 及 び 資 材 の 確 保 及 びあっせんに 関 する 事 項 (6) 気 仙 沼 商 工 会 議 所, 本 吉 唐 桑 商 工 会 ア 災 害 時 における 生 活 必 需 物 資 等 の 需 給 対 策 イ 災 害 時 の 物 価 安 定 対 策 ウ り 災 商 工 業 者 に 対 する 災 害 復 興 資 金 の 融 資 のあっせん (7) 気 仙 沼 市 森 林 組 合 ア 森 林 治 水 及 び 治 山 による 災 害 防 除 及 び 応 急 対 策 イ 災 害 時 における 木 材 の 供 給 1-16 ( 日 本 海 特 措 法 編 第 1 章 総 則 より) 第 2 節 防 災 関 係 機 関 が 地 震 発 生 時 の 災 害 応 急 対 策 として 行 う 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 本 市 の 地 域 に 係 る 地 震 防 災 に 関 し, 本 市 の 区 域 内 の 公 共 的 団 体 その 他 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 ( 以 下 防 災 関 係 機 関 という )の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 は, 別 表 1 のとおりで ある < 日 本 海 特 措 法 編 の 内 容 は 上 記 に 統 合 >

18 第 1 章 総 則 第 3 節 気 仙 沼 市 の 概 況 ( 震 災 対 策 編 第 5 章 津 波 対 策 第 1 節 第 1 と 同 内 容 ) 第 3 節 気 仙 沼 市 の 概 況 第 1 自 然 条 件 1 位 置 本 市 は, 宮 城 県 の 北 東 端 に 位 置 し, 東 西 約 19.7km, 南 北 約 20.6km, 面 積 約 227k m2を 有 する 東 は 太 平 洋 に 面 し, 西 は 岩 手 県 一 関 市, 南 は 本 吉 町, 北 は 岩 手 県 陸 前 高 田 市 と 隣 接 し ている 第 1 地 理 的 特 性 と 過 去 の 津 波 災 害 1 位 置 本 市 は, 宮 城 県 の 北 東 端 に 位 置 し, 東 は 太 平 洋 に 面 し, 西 は 岩 手 県 一 関 市, 宮 城 県 登 米 市, 南 は 宮 城 県 南 三 陸 町, 北 は 岩 手 県 陸 前 高 田 市 と 隣 接 している 2 地 勢 (1) 地 形 気 仙 沼 市 の 地 形 は, 隣 接 市 町 境 界 周 辺 に 広 がる 北 上 山 地 支 脈 の 山 地 と, 山 地 から 海 岸 部 にのびる 斜 面, 丘 陵 地 が 大 半 を 占 め, 平 地 部 が 少 ない 周 囲 の 山 地 は, 南 西 部 の 大 森 山 ( 標 高 756m)を 最 高 点 として, 約 200mから 500mの 稜 線 で 本 市 を 囲 んでおり, 太 平 洋 に 面 した 東 部 の 山 地 は 唐 桑 半 島 を 形 成 し,また, 一 部 の 山 地 はその 稜 線 を 気 仙 沼 湾 に 突 き 出 している また,これらの 山 地 を 源 とする 河 川 は, 山 間 に 狭 隘 な 平 地 を 形 成 しながら, 気 仙 沼 湾 に 注 いでいる 気 仙 沼 湾 は, 西 湾 と 東 湾 からなり, 湾 の 幅 は 湾 口 において 西 湾 では 約 2 km, 東 湾 では 約 3.5 kmで, 湾 奥 では 百 数 十 mと 次 第 に 狭 まっており, 湾 口 から 湾 奥 までの 距 離 は 約 10 kmと なっている 水 深 は, 湾 口 及 び 東 湾 大 島 瀬 戸 で 20mを 越 えるが, その 他 はほとんどが 10 mより 浅 い 丘 陵 地 帯 については, 標 高 が 数 十 mから 200mほどで 起 伏 に 富 んでおり, 山 地 から 海 岸 部 に 続 いている 気 仙 沼 湾 沿 岸 のうち, 湾 奥 の 市 中 心 部 は 北 部, 西 部 及 び 南 西 部 から 流 れ 込 む 河 川 によっ て 運 ばれた 沖 積 層 と 海 面 埋 立 地 である 東 岸 は 山 地 が 海 に 迫 り, 西 岸 は 西 部 の 山 地 から 連 なる 平 地 がある 沿 岸 部 の 海 抜 は 概 ね 10m 未 満 である 湾 口 部 に 位 置 する 離 島 大 島 は, 島 北 部 の 亀 山 ( 標 高 235m)を 最 高 点 として, 標 高 20m から 50mほどの 丘 陵 が 海 岸 に 接 し, 沿 岸 に 狭 隘 な 平 地 が 点 在 する 東 部 の 唐 桑 半 島 は, 半 島 基 部 の 早 馬 山 ( 標 高 221m)を 最 高 点 として, 中 央 の 稜 線 からの 丘 陵 が 海 岸 に 接 する (2) 河 川 市 内 最 大 の 河 川 である 大 川 は, 本 市 の 西 隣 の 岩 手 県 一 関 市 室 根 町 を 源 とし, 西 部 の 山 地 に 渓 谷 を 形 成 して 市 内 に 流 れ 込 み, 市 中 心 部 を 通 って 気 仙 沼 湾 に 注 いでいる 大 川 には, 北 西 部 の 山 地 から 名 木 沢 川, 八 瀬 川, 松 川 が, 西 部 及 び 南 西 部 の 山 地 から 廿 一 川, 金 成 沢 川, 神 山 川 が 合 流 している 北 部 の 山 地 からは 鹿 折 川 が 気 仙 沼 湾 奥 に, 南 西 部 の 山 地 からは 面 瀬 川 が 気 仙 沼 湾 西 岸 に 注 いでいる 以 上 の 河 川 は, 河 口 域 に 沖 積 平 野 を 形 成 している 唐 桑 地 区 の 河 川 は, 北 東 部 の 山 地 から 青 野 沢 川, 只 越 川 が 広 田 湾 に 注 いでおり, 気 仙 沼 2 地 勢 (1) 地 形 気 仙 沼 市 の 地 形 は, 隣 接 市 町 境 界 周 辺 に 広 がる 北 上 山 地 支 脈 の 山 地 と, 山 地 から 海 岸 部 にのびる 斜 面, 丘 陵 地 が 大 半 を 占 め, 平 地 部 が 少 ない 周 囲 の 山 地 は, 南 西 部 の 大 森 山 ( 標 高 756m)を 最 高 点 として, 約 200mから 500mの 稜 線 で 本 市 を 囲 んでおり, 太 平 洋 に 面 した 東 部 の 山 地 は 唐 桑 半 島 を 形 成 し,また, 一 部 の 山 地 はその 稜 線 を 気 仙 沼 湾 に 突 き 出 している 南 西 部 は 岩 手 県 に 接 して 長 崎 山 の 諸 峠 をへ て 南 は 田 束 山 に 至 る < 本 吉 町 合 併 に 伴 う 追 記 > また,これらの 山 地 を 源 とする 河 川 は, 山 間 に 狭 隘 な 平 地 を 形 成 しながら, 気 仙 沼 湾 に 注 いでいる 気 仙 沼 湾 は, 西 湾 と 東 湾 からなり, 湾 の 幅 は 湾 口 において 西 湾 では 約 2 km, 東 湾 では 約 3.5 kmで, 湾 奥 では 百 数 十 mと 次 第 に 狭 まっており, 湾 口 から 湾 奥 までの 距 離 は 約 10 kmと なっている 水 深 は, 湾 口 及 び 東 湾 大 島 瀬 戸 で 20mを 越 えるが, その 他 はほとんどが 10 mより 浅 い 丘 陵 地 帯 については, 標 高 が 数 十 mから 200mほどで 起 伏 に 富 んでおり, 山 地 から 海 岸 部 に 続 いている 気 仙 沼 湾 沿 岸 のうち, 湾 奥 の 市 中 心 部 は 北 部, 西 部 及 び 南 西 部 から 流 れ 込 む 河 川 によっ て 運 ばれた 沖 積 層 と 海 面 埋 立 地 である 東 岸 は 山 地 が 海 に 迫 り, 西 岸 は 西 部 の 山 地 から 連 なる 平 地 がある 沿 岸 部 の 海 抜 は 概 ね 10m 未 満 である 湾 口 部 に 位 置 する 離 島 大 島 は, 島 北 部 の 亀 山 ( 標 高 235m)を 最 高 点 として, 標 高 20m から 50mほどの 丘 陵 が 海 岸 に 接 し, 沿 岸 に 狭 隘 な 平 地 が 点 在 する 東 部 の 唐 桑 半 島 は, 半 島 基 部 の 早 馬 山 ( 標 高 221m)を 最 高 点 として, 中 央 の 稜 線 からの 丘 陵 が 海 岸 に 接 する (2) 河 川 市 内 最 大 の 河 川 である 大 川 は, 本 市 の 西 隣 の 岩 手 県 一 関 市 室 根 町 を 源 とし, 西 部 の 山 地 に 渓 谷 を 形 成 して 市 内 に 流 れ 込 み, 市 中 心 部 を 通 って 気 仙 沼 湾 に 注 いでいる 大 川 には, 北 西 部 の 山 地 から 名 木 沢 川, 八 瀬 川, 松 川 が, 西 部 及 び 南 西 部 の 山 地 から 廿 一 川, 金 成 沢 川, 神 山 川 が 合 流 している 北 部 の 山 地 からは 鹿 折 川 が 気 仙 沼 湾 奥 に, 南 西 部 の 山 地 からは 面 瀬 川 が 気 仙 沼 湾 西 岸 に 注 いでいる 以 上 の 河 川 は, 河 口 域 に 沖 積 平 野 を 形 成 している 1-17

19 第 1 章 総 則 東 湾 奥 部 の 山 地 から 東 舞 根 川 が 東 湾 に 注 いでいる このほか, 気 仙 沼 湾 には 小 規 模 な 河 川 が 多 数 流 れ 込 んでいるが, いずれも 狭 隘 な 山 地 を 経 て 低 地 帯 に 入 ることから, 増 水 及 び 隘 水 の 危 険 をはらんでいる (3) 海 岸 気 仙 沼 市 の 海 岸 線 は, 大 島 を 含 み kmに 達 している 海 岸 の 特 質 としては, 起 伏 に 富 み, 回 折 の 進 んだ 山 地 又 は 丘 陵 の 一 部 が 沈 水 した,リアス 式 海 岸 である 太 平 洋 から 入 り 込 む 気 仙 沼 湾 は 入 江 が 深 く, 湾 口 に 大 島 が 位 置 するため, 静 穏 な 天 然 の 良 港 となっている 湾 奥 に 広 がる 市 街 地 や 沿 岸 の 狭 隘 な 平 地 に 点 在 する 集 落 は, 過 去 に 津 波 高 潮 の 被 害 を 受 けており, 特 に 近 代 の 明 治 や 昭 和 の 三 陸 大 津 波 の 被 害 は 甚 大 なものであった 津 波 による 船 舶 や 養 殖 施 設 等 の 漂 流 物 被 害 など, 津 波 災 害 の 危 険 が 極 めて 大 きいと 言 え る 地 震 による 影 響 は, 一 般 に, 振 動 は 沖 積 層 で 特 に 増 幅 されると 考 えられ, さらに, 砂 層 の 堆 積 した 平 地 や 埋 立 地 では 液 状 化 現 象 の 発 生 も 想 定 される (4) 地 盤 気 仙 沼 市 土 地 分 類 調 査 ( 昭 和 63 年 気 仙 沼 市 作 成 )によれば, 本 市 の 地 盤 の 特 徴 は, 次 の とおりである ア 山 地 帯 北 上 山 地 の 南 部 に 位 置 する 本 市 の 標 高 200mから 500mの 山 地 は, 古 生 代 及 び 中 生 代 の 粘 板 岩 を 主 に, 砂 岩, れき 岩 及 び 石 灰 岩 とその 互 層 から 成 っており, 新 鮮 部 は 堅 硬 であ るが, 尾 根 と 緩 傾 斜 面 部 では 風 化 して 土 砂 角 れき 化 している イ 丘 陵 地 帯 西 部 の 山 地 から 低 地 に 至 る 概 ね 標 高 50mから 100mの 丘 陵 は, 古 生 代, 中 生 代 の 基 盤 岩 及 びこれを 覆 う 新 生 代 第 三 紀 の 千 岩 田 層, 第 四 紀 の 松 崎 層 からなる ウ 平 野 地 帯 海 抜 1~5mの 海 岸 平 野 では, 第 四 紀 の 沖 積 層 及 び 埋 立 盛 土 等 のれき, 砂 及 び 粘 土 等 が 分 布 している エ 地 盤 沈 下 地 帯 下 八 瀬 ~ 東 中 才 間 にある 中 部 粘 土 層 が 基 盤 岩 の 谷 部 を 埋 めており, 気 仙 沼 大 橋 から 県 合 同 庁 舎 にかけては 厚 さ 20m 以 上 に 達 している この 粘 土 層 が 圧 密 収 縮 の 状 態 を 呈 し, 地 盤 沈 下 を 発 生 させる 要 因 ともなっている 朝 日 町, 弁 天 町, 潮 見 町 及 び 浜 町 を 中 心 に 分 布 している 唐 桑 地 域 の 河 川 は, 北 東 部 の 山 地 から 青 野 沢 川, 只 越 川 が 広 田 湾 に 注 いでおり, 気 仙 沼 東 湾 奥 部 の 山 地 から 東 舞 根 川 が 東 湾 に 注 いでいる このほか, 気 仙 沼 湾 には 小 規 模 な 河 川 が 多 数 流 れ 込 んでいるが, いずれも 狭 隘 な 山 地 を 経 て 低 地 帯 に 入 ることから, 増 水 及 び 隘 水 の 危 険 をはらんでいる 本 吉 地 域 の 河 川 は, 西 部 の 山 岳 より 水 を 集 め 西 から 東 へ 起 伏 に 沿 って 蛇 行 し, 本 吉 地 域 の 中 央 を 北 西 から 南 東 に 向 って 津 谷 川 となって 流 れている このほか, 沖 の 田 川, 滝 根 川 など があるが 総 じて 小 河 川 である < 本 吉 町 合 併 に 伴 う 追 記 > (3) 海 岸 気 仙 沼 市 の 海 岸 線 は, 大 島 を 含 み kmに 達 している 海 岸 の 特 質 としては, 起 伏 に 富 み, 回 折 の 進 んだ 山 地 または 丘 陵 の 一 部 が 沈 水 した,リアス 式 海 岸 である 太 平 洋 から 入 り 込 む 気 仙 沼 湾 は 入 江 が 深 く, 湾 口 に 大 島 が 位 置 するため, 静 穏 な 天 然 の 良 港 となっている 湾 奥 に 広 がる 市 街 地 や 沿 岸 の 狭 隘 な 平 地 に 点 在 する 集 落 は, 過 去 に 津 波 高 潮 の 被 害 を 受 けており, 特 に 近 代 の 明 治 や 昭 和 の 三 陸 大 津 波 の 被 害 は 甚 大 なものであった 津 波 による 船 舶 や 養 殖 施 設 等 の 漂 流 物 被 害 など, 津 波 災 害 の 危 険 が 極 めて 大 きいと 言 え る 地 震 による 影 響 は, 一 般 に, 振 動 は 沖 積 層 で 特 に 増 幅 されると 考 えられ, さらに, 砂 層 の 堆 積 した 平 地 や 埋 立 地 では 液 状 化 現 象 の 発 生 も 想 定 される (4) 地 盤 気 仙 沼 市 土 地 分 類 調 査 ( 昭 和 63 年 気 仙 沼 市 作 成 )によれば, 本 市 の 地 盤 の 特 徴 は, 次 の とおりである ア 山 地 帯 北 上 山 地 の 南 部 に 位 置 する 本 市 の 標 高 200mから 500mの 山 地 は, 古 生 代 及 び 中 生 代 の 粘 板 岩 を 主 に, 砂 岩, れき 岩 及 び 石 灰 岩 とその 互 層 から 成 っており, 新 鮮 部 は 堅 硬 であ るが, 尾 根 と 緩 傾 斜 面 部 では 風 化 して 土 砂 角 れき 化 している イ 丘 陵 地 帯 西 部 の 山 地 から 低 地 に 至 る 概 ね 標 高 50mから 100mの 丘 陵 は, 古 生 代, 中 生 代 の 基 盤 岩 及 びこれを 覆 う 新 生 代 第 三 紀 の 千 岩 田 層, 第 四 紀 の 松 崎 層 からなる ウ 平 野 地 帯 海 抜 1~5mの 海 岸 平 野 では, 第 四 紀 の 沖 積 層 及 び 埋 立 盛 土 等 のれき, 砂 及 び 粘 土 等 が 分 布 している エ 地 盤 沈 下 地 帯 下 八 瀬 ~ 東 中 才 間 にある 中 部 粘 土 層 が 基 盤 岩 の 谷 部 を 埋 めており, 気 仙 沼 大 橋 から 県 国 合 同 庁 舎 にかけては 厚 さ 20m 以 上 に 達 している この 粘 土 層 が 圧 密 収 縮 の 状 態 を 呈 し, 地 盤 沈 下 を 発 生 させる 要 因 ともなっている 朝 日 町, 弁 天 町, 潮 見 町 及 び 浜 町 を 中 心 に 分 布 している 1-18

20 第 1 章 総 則 3 気 象 気 仙 沼 市 は, その 緯 度 からみると 寒 冷 地 域 にあるが, 海 洋 に 面 し,かつ 暖 流 の 影 響 を 受 け ていることから, 比 較 的 温 暖 である 3 月 から5 月 までは 気 圧 配 置 に 伴 うフェーン 現 象 がみられ, 火 災 多 発 期 となり, 5 月 下 旬 から8 月 上 旬 までは 梅 雨 前 線 が 停 滞 し 雨 期 となる また, 梅 雨 期 にはやませの 吹 き 込 みによ り 冷 害 が 発 生 することもある 7 月 から 10 月 までは 台 風 の 進 行 圏 内 に 入 る 11 月 から3 月 ま では 降 雨 及 び 降 雪 は 少 なく, 空 気 が 乾 燥 するとともに 北 西 の 季 節 風 が 強 く, 火 災 が 発 生 しや すい 条 件 となる ( 掲 載 なし) 第 2 社 会 条 件 1 人 口 及 び 世 帯 数 気 仙 沼 市 の 人 口 は, 出 生 数 の 増 加 や 産 業 の 発 展 に 伴 う 人 口 の 流 入 などにより, 増 加 してき たが, 昭 和 56 年 を 境 に 出 生 数 の 減 少, 産 業 構 造 の 変 化 や 若 年 層 の 流 出 により, 減 少 に 転 じて いる 平 成 17 年 の 国 勢 調 査 では 66,423 人 で, 平 成 12 年 の 70,293 人 ( 旧 市 町 合 計 )から 3,870 人 (5.5%) の 減 少 となっており, また, 住 民 登 録 人 口 では, 平 成 18 年 3 月 末 では 66,798 人 で, 平 成 17 年 3 月 末 の 67,742 人 から 944 人 (1.4%) の 減 少 となっている これに 対 し, 世 帯 数 はこれまで 増 加 していたが, 平 成 17 年 の 国 勢 調 査 では 22,186 世 帯 で, 平 成 12 年 の 22,361 世 帯 から 175 世 帯 (0.8%)の 減 少 となっており, また, 住 民 登 録 世 帯 数 で は, 平 成 18 年 3 月 末 では 22,875 世 帯 で, 平 成 17 年 3 月 末 の 22,812 世 帯 から 63 世 帯 (0.3%) の 増 加 となっている 人 口 の 動 態 を 地 区 別 にみると, 松 岩 階 上 地 区 で 増 加 しているが, そのほかは 減 少 してお り, 特 に 中 心 部 の 気 仙 沼 地 区 の 減 少 は 著 しく, 市 街 地 中 心 部 から 周 辺 への 移 動 が 見 受 けられ る 世 帯 数 については, 全 体 的 に 増 加 の 傾 向 にあるが, 地 区 別 の 傾 向 は 人 口 とほぼ 同 様 であ る ただし, 土 地 区 画 整 理 地 の 東 新 城 地 区 については, 平 成 8 年 以 降, 人 口 世 帯 数 とも 増 加 している なお, 一 世 帯 当 たりの 世 帯 人 員 は 減 少 を 続 けており, 一 人 世 帯, 高 齢 者 世 帯 の 増 加 が 顕 著 である また, 昼 間 人 口 については, 周 辺 市 町 村 からの 流 入 人 口 を 含 め, 市 の 中 心 部 が 夜 間 人 口 をかなり 上 回 り, 逆 に 周 辺 部 は 下 回 っている ことに 周 辺 部 では, 昼 間 には 高 齢 者 のみ の 世 帯 が 存 在 することになる ( 掲 載 なし) 1-19 国 勢 調 査 における 人 口 の 推 移 各 年 10 月 1 日 現 在, 単 位 ; 人 ) 年 人 口 過 去 5 年 間 の 増 減 地 区 別 人 口 気 仙 沼 鹿 折 松 岩 新 月 階 上 大 島 唐 桑 昭 和 40 70,917 2,134 28,494 9,479 6,905 4,561 5,085 5,360 11, ,063 3,146 29,868 10,457 7,808 4,550 5,229 5,353 10, ,060 2,997 30,392 10,926 9,402 4,817 5,784 5,295 10, ,863 1,803 29,659 11,063 10,959 5,072 6,759 5,039 10,312

21 第 1 章 総 則 60 78, ,403 10,721 11,800 5,186 7,141 4,886 10,096 平 成 2 75,276 2,957 26,287 10,132 11,837 5,158 7,567 4,597 9, ,276 3,000 24,560 9,371 11,988 5,010 7,827 4,243 9, ,293 1,983 22,849 9,053 12,053 5,309 8,260 3,928 8, ,423 3,870 20,851 8,490 11,928 5,290 8,234 3,527 8,103 国 勢 調 査 における 世 帯 数 の 推 移 各 年 10 月 1 日 現 在, 単 位 ; 世 帯 ) 年 世 帯 数 過 去 5 年 間 の 増 減 地 区 別 人 口 気 仙 沼 鹿 折 松 岩 新 月 階 上 大 島 唐 桑 昭 和 40 15,139 2,343 7,202 2,120 1, , ,321 2,182 8,154 2,500 1, ,014 1, ,174 1,853 8,693 2,688 2,228 1,083 1,266 1,077 2, ,695 1,521 8,969 2,838 2,816 1,199 1,573 1,110 2, , ,796 2,796 3,111 1,253 1,740 1,140 2,219 平 成 2 21, ,620 2,739 3,271 1,308 1,967 1,143 2, , ,608 2,691 3,477 1,362 2,179 1,122 2, , ,557 2,677 3,725 1,617 2,430 1,103 2, , ,157 2,632 3,857 1,695 2,562 1,077 2,204 国 勢 調 査 における 労 働 力 人 口 の 推 移 ( 各 年 10 月 1 日 現 在, 単 位 ; 人 ) 年 労 働 力 人 口 就 業 者 数 完 全 失 業 者 第 1 次 産 業 第 2 次 産 業 第 3 次 産 業 分 類 不 能 1-20 昭 和 45 38,206 14,594 7,136 15, ,711 11,699 8,292 16, ,031 9,883 9,188 18, , ,523 9,270 9,357 19, ,688 平 成 2 39,252 7,893 10,237 19, , ,762 6,186 10,406 20, , ,485 4,351 10,068 19, ,190 2 土 地 利 用 気 仙 沼 湾 奥 の 海 岸 沿 いは, 古 くから 港 として 集 落 が 張 りつき, 地 先 を 埋 め 立 てながら 南 部 に 向 かって 発 展 し, 商 業 地 区, 工 業 地 区 等 を 形 成 するとともに, 海 岸 に 臨 む 丘 陵 傾 斜 地 には 住 宅 地 が 形 成 され,これが 中 心 市 街 地 となっている 周 辺 地 区 については, 山 地 の 森 林 地 帯 に 囲 まれるように 山 間 丘 陵 地 の 農 耕 地 帯 が 広 がり, 気 仙 沼 湾 沿 岸 には 漁 業 集 落 が 点 在 している このような 概 況 は, 中 心 市 街 地 の 過 密 化, 各 地 の 土 地 区 画 整 理 事 業 の 実 施, 丘 陵 地 帯 の 宅 地 開 発 及 び 道 路 整 備 の 拡 充 等 により 昭 和 50 年 代 ごろから 変 化 しはじめ, 現 在 では, 中 心 市 街 ( 掲 載 なし)

22 第 1 章 総 則 地 の 人 口 世 帯 数 の 減 少 や 市 街 地 周 辺 の 区 画 整 理 地 における 住 宅 地 商 業 地 の 拡 大, 松 岩 階 上 地 区 の 丘 陵 地 の 宅 地 化 が 進 んでいる 中 心 部 及 び 隣 接 して 拡 大 しつつある 市 街 地 は, 火 災 の 発 生 や, 延 焼 の 危 険 度 が 高 い 木 造 住 宅 の 密 集 地 区 や 危 険 物 施 設 が 混 在 する また, 中 心 市 街 地 南 部 の 臨 海 地 域 には 商 工 業, 漁 港, 港 湾 施 設, 石 油 タンク 等 が 立 地 して おり,いずれも 埋 立 地 であることから 地 震 時 の 液 状 化 現 象 等 による 被 害 が 考 えられる 宅 地 開 発 によって 急 速 に 住 宅 地 化 しつつある 地 区 については, 消 防 水 利 等 の 整 備 について も 配 慮 する 必 要 がある なお, 気 仙 沼 湾 広 田 湾 沿 岸 に 点 在 する 漁 業 集 落 は, 中 心 部 市 街 地 とともに, 津 波 災 害 対 策 に 万 全 を 期 さなければならない 3 道 路 本 市 の 道 路 状 況 は, 岩 手 県 陸 前 高 田 市 から 本 市 を 南 北 に 縦 断 し, 本 吉 町 に 抜 ける 国 道 45 号, 市 街 地 から 岩 手 県 一 関 市 へ 抜 ける 国 道 284 号, 主 要 地 方 道 並 びに 一 般 県 道, 住 民 の 日 常 生 活 に 密 着 した 市 道 により 構 成 されている ( 掲 載 なし) 4 鉄 道 本 市 の 鉄 道 の 状 況 は,JR 気 仙 沼 線 が 市 街 地 の 気 仙 沼 駅 から 沿 岸 部 を 通 り, 本 市 を 南 北 に 走 っている また,JR 大 船 渡 線 が 岩 手 県 大 船 渡 市 から 気 仙 沼 駅 を 通 り, 岩 手 県 一 関 市 へ 走 っている ( 掲 載 なし) 1-21 第 3 過 去 の 地 震 津 波 災 害 ( 震 災 対 策 編 第 5 章 津 波 対 策 第 1 節 第 1 と 同 内 容 ) 本 市 に 被 害 をもたらした 主 な 地 震 の 震 源 地 は, 過 去 の 記 録 からみるとそのほとんどが 宮 城 県 沖, 岩 手 県 沖, 三 陸 沖, 北 海 道 沖 及 び 宮 城 県 内 陸 部 である このうち, 明 治 期 以 降 の 地 震 津 波 災 害 の 主 なものは 次 のとおりである 震 源 マグニチュード 参 照 データ: 日 本 被 害 津 波 総 覧 : 渡 辺 偉 夫 著 第 3 本 市 に 被 害 を 及 ぼした, 主 な 過 去 の 津 波 災 害 本 市 に 被 害 をもたらした 主 な 地 震 の 震 源 地 は, 過 去 の 記 録 からみるとそのほとんどが 宮 城 県 沖, 岩 手 県 沖, 三 陸 沖, 北 海 道 沖 及 び 宮 城 県 内 陸 部 である このうち, 明 治 期 以 降 の 地 震 津 波 災 害 の 主 なものは 次 のとおりである 震 源 マグニチュード 参 照 データ: 日 本 被 害 津 波 総 覧 : 渡 辺 偉 夫 著 1 明 治 三 陸 地 震 津 波 (1) 発 生 日 時 明 治 29 年 (1896 年 )6 月 15 日 19 時 32 分 (2) 震 源 三 陸 はるか 沖 ( 東 経 144, 北 緯 36.5 ) (3) 規 模 M=6.8 Mt=8.2( 津 波 マク ニチュート ) (4) 被 害 状 況 地 震 の 被 害 は 無 し 中 規 模 の 地 震 動 であったが, 約 30 分 後 に 三 陸 沿 岸 に 破 壊 的 な 津 波 をもたらした 津 波 来 襲 直 前 に 鳴 動 を 聞 いた 地 区 もある 市 内 の 被 害 状 況 は 次 のとおりである 地 区 名 流 失 家 屋 死 者 負 傷 者 備 考 ( 波 高 記 録 ) 鹿 折 村 鶴 ケ 浦 東 湾 奥 5.1m 松 岩 村 1 片 浜 3.5m 階 上 村 杉 ノ 下 明 戸 10m, 長 磯 最 知 2~4.7m 1 明 治 三 陸 地 震 津 波 (1) 発 生 日 時 明 治 29 年 (1896 年 )6 月 15 日 19 時 32 分 (2) 震 源 三 陸 はるか 沖 ( 北 緯 39.5, 東 経 144 ) (3) 規 模 M=6.8(マグニチュード) M to =8.3( 津 波 マグニチュード) (4) 被 害 状 況 地 震 の 被 害 はなし 中 規 模 の 地 震 動 であったが, 約 30 分 後 に 三 陸 沿 岸 に 破 壊 的 な 津 波 をもたらした 津 波 来 襲 直 前 に 鳴 動 を 聞 いた 地 区 もある 市 内 の 被 害 状 況 は 次 のとおりである 地 区 名 流 失 家 屋 死 者 負 傷 者 備 考 ( 波 高 記 録 ) 鹿 折 村 鶴 ケ 浦 東 湾 奥 5.1m 松 岩 村 1 片 浜 3.5m 階 上 村 杉 ノ 下 明 戸 10m, 長 磯 最 知 2~4.7m

23 第 1 章 総 則 大 島 村 田 中 浜 8.7m, 横 沼 駒 形 5.4m 唐 桑 村 小 鯖 7.5m, 鮪 立 4.0m, 宿 浦 4.3m, 舞 根 5.9m, 石 浜 8.5m, 只 越 8.5m, 大 沢 6.4m 合 計 322 1, 注 ) 波 路 上 地 区 の 被 害 では, 津 波 は 波 路 上 杉 ノ 下, 明 戸 方 面 から 浸 入 し, 瀬 向 を 通 って, 波 路 上 漁 港 に 抜 けた 浸 入 時 の 波 高 は 10mで, 地 上 2 mから 6 mの 高 さで 通 過 したと 推 測 され る 明 戸 地 区 では 被 災 前 人 口 558 人 中, 死 者 432 人 という 惨 状 で,その 後 集 団 移 転 をしてい る 小 鯖 地 区 では 被 災 前 人 口 359 人 中, 死 者 数 115 人 只 越 地 区 では, 同 人 口 406 人 中, 死 者 数 237 人 大 沢 地 区 では 同 人 口 685 人 中, 死 者 数 178 人 で,その 後 集 団 移 転 をしてい る 2 昭 和 三 陸 地 震 津 波 (1) 発 生 日 時 昭 和 8 年 (1933 年 )3 月 3 日 2 時 31 分 (2) 震 源 三 陸 はるか 沖 ( 東 経 , 北 緯 39 14, 深 さ 10 km) (3) 規 模 M=8.1 Mt=8.3 (4) 被 害 状 況 地 震 の 被 害 は 少 ない 強 い 地 震 のあと, 約 30 分 後 に 津 波 が 三 陸 沿 岸 を 襲 っ た 市 内 の 状 況 は 次 のとおりである 大 島 村 田 中 浜 8.7m, 横 沼 駒 形 5.4m 唐 桑 村 小 鯖 7.5m, 鮪 立 4.0m, 宿 浦 4.3m, 舞 根 5.9m, 石 浜 8.5m, 只 越 8.5m, 大 沢 6.4m 小 泉 村 蔵 内 7.4m, 歌 生 8.0m, 今 朝 磯 13.6m, 二 十 一 浜 8.0m, 町 区 6.4m 御 岳 村 大 沢 8.0m 大 谷 村 平 磯 10.0m, 大 谷 8.6m 合 計 458 1, 参 照 テ ータ: 日 本 被 害 津 波 総 覧 注 ) 波 路 上 地 区 の 被 害 では, 津 波 は 波 路 上 杉 ノ 下, 明 戸 方 面 から 浸 入 し, 瀬 向 を 通 って, 波 路 上 漁 港 に 抜 けた 浸 入 時 の 波 高 は 10mで, 地 上 2mから 6mの 高 さで 通 過 したと 推 測 される 明 戸 地 区 では 被 災 前 人 口 558 人 中, 死 者 432 人 という 惨 状 で,その 後 集 団 移 転 をしてい る 小 鯖 地 区 では 被 災 前 人 口 359 人 中, 死 者 数 115 人 只 越 地 区 では, 同 人 口 406 人 中, 死 者 数 237 人 大 沢 地 区 では 同 人 口 685 人 中, 死 者 数 178 人 で,その 後 集 団 移 転 をしてい る 小 泉 村 の 二 十 一 浜 地 区 では,37 戸 のうち 33 戸 が 被 災 し,304 人 中, 死 者 147 人 大 谷 村 の 大 谷 地 区 では,99 戸 のうち 69 戸 が 被 災 し,710 人 中, 死 者 241 人, 負 傷 者 60 人 2 昭 和 三 陸 地 震 津 波 (1) 発 生 日 時 昭 和 8 年 (1933 年 )3 月 3 日 02 時 31 分 (2) 震 源 三 陸 はるか 沖 ( 北 緯 39 14, 東 経 , 深 さ 10 km) (3) 規 模 M=8.1(マグニチュード) M to =8.2( 津 波 マグニチュード) (4) 被 害 状 況 地 震 の 被 害 は 少 ない 強 い 地 震 のあと, 約 30 分 後 に 津 波 が 三 陸 沿 岸 を 襲 っ た 市 内 の 状 況 は 次 のとおりである 1-22 地 区 名 流 失 家 屋 死 者 負 傷 者 備 考 ( 波 高 記 録 ) 鹿 折 村 鶴 ケ 浦 湾 奥 4.5m, 梶 ケ 浦 1.9m 松 岩 村 片 浜 1.7m, 尾 崎 3.5m 階 上 村 杉 ノ 下 3~4m, 最 知 2m, 長 磯 2.8m 大 島 村 長 崎 4.3m, 横 沼 6.0m, 駒 形 5.0m, 要 害 5.0m 唐 桑 村 小 鯖 鮪 立 3.3m, 宿 浦 2.4m, 舞 根 3.0m, 石 浜 5.6m, 只 越 7.0m, 大 沢 3.5m 合 計 参 照 テ ータ: 日 本 被 害 津 波 総 覧 注 ) 津 波 の 様 相 及 び 被 害 地 区 は 明 治 三 陸 地 震 津 波 とほぼ 同 様 杉 ノ 下 地 区 では 明 治 29 年 と 同 様 に 浸 入 し 波 路 上 瀬 向 方 面 に 抜 けた 地 区 名 流 失 家 屋 死 者 負 傷 者 備 考 ( 波 高 記 録 ) 鹿 折 村 鶴 ケ 浦 湾 奥 4.5m, 梶 ケ 浦 1.9m 松 岩 村 片 浜 1.7m, 尾 崎 3.5m 階 上 村 杉 ノ 下 3~4m, 最 知 2m, 長 磯 2.8m 大 島 村 長 崎 4.3m, 横 沼 6.0m, 駒 形 5.0m, 要 害 5.0m 唐 桑 村 小 鯖 鮪 立 3.3m, 宿 浦 2.4m, 舞 根 3.0m, 石 浜 5.6m, 只 越 7.0m, 大 沢 3.5m 小 泉 村 御 岳 村 大 谷 村 合 計 参 照 テ ータ: 日 本 被 害 津 波 総 覧

24 第 1 章 総 則 明 戸 杉 ノ 下 地 区 の 民 家 の 高 台 への 移 動, 最 知 付 近 の 石 積 護 岸 整 備 が 被 害 を 軽 減 した ほか, 旧 気 仙 沼 市 域 の 被 害 は, 全 半 壊 11, 床 上 床 下 浸 水 134, 只 越 地 区 では 24 人 の 死 者 を 生 じ,その 後 集 団 移 転 をしている 小 鯖 地 区, 宿 浦 地 区 でも 集 団 移 転 を 行 い 大 沢 地 区 では 分 散 移 転 をしている 注 ) 津 波 の 様 相 及 び 被 害 地 区 は 明 治 三 陸 地 震 津 波 とほぼ 同 様 杉 ノ 下 地 区 では 明 治 29 年 と 同 様 に 浸 入 し 波 路 上 瀬 向 方 面 に 抜 けた 明 戸 杉 ノ 下 地 区 の 民 家 の 高 台 への 移 転, 最 知 付 近 の 石 積 護 岸 整 備 が 被 害 を 軽 減 した ほ か, 旧 気 仙 沼 市 域 の 被 害 は, 全 半 壊 11 戸, 床 上 床 下 浸 水 134 戸, 只 越 地 区 では 24 人 の 死 者 を 生 じ,その 後 集 団 移 転 をしている 小 鯖 地 区, 宿 浦 地 区 でも 集 団 移 転 を 行 い 大 沢 地 区 では 分 散 移 転 をしている 3 チリ 地 震 津 波 (1) 発 生 日 時 昭 和 35 年 (1960 年 )5 月 23 日 04 時 11 分 ( 日 本 時 間 ) (2) 震 源 チ リ 沖 (3) 規 模 M=8.5 Mt=9.4 (4) 被 害 状 況 津 波 は 約 23 時 間 をかけて 太 平 洋 をわたり 日 本 の 太 平 洋 岸 全 域 に 襲 来 した 本 市 では,5 月 24 日 午 前 4 時 過 ぎに 第 1 波 が 観 測 されたあと, 引 き 潮 と 上 げ 潮 が 繰 り 返 し, 正 午 近 く 第 9 波 まで 観 測 され, 市 内 各 地 が 浸 水 した 異 常 な 引 き 潮 による 注 意 の 喚 起 や 津 波 の 勢 いの 弱 さ, 昭 和 8 年 の 津 波 体 験 の 記 憶 等 か ら, 速 やかな 避 難 が 行 われたこともあり, 人 的 な 被 害 は 少 なかった 市 内 の 被 害 の 状 況 は 次 のとおりである なお, 本 市 はこの 津 波 被 害 により 災 害 救 助 法 の 適 用 を 受 けた 3 チリ 地 震 津 波 (1) 発 生 日 時 昭 和 35 年 (1960 年 )5 月 23 日 04 時 11 分 ( 日 本 時 間 ) (2) 震 源 チリ 沖 ( 南 緯 39.5, 西 経 74.5 ) (3) 規 模 M=8.5(マグニチュード) M t =9.4( 津 波 マグニチュード) (4) 被 害 状 況 津 波 は 約 23 時 間 をかけて 太 平 洋 をわたり 日 本 の 太 平 洋 岸 全 域 に 襲 来 した 本 市 では,5 月 24 日 午 前 4 時 過 ぎに 第 1 波 が 観 測 されたあと, 引 き 潮 と 上 げ 潮 が 繰 り 返 し, 正 午 近 く 第 9 波 まで 観 測 され, 市 内 各 地 が 浸 水 した 異 常 な 引 き 潮 による 注 意 の 喚 起 や 津 波 の 勢 いの 弱 さ, 昭 和 8 年 の 津 波 体 験 の 記 憶 等 から, 速 やかな 避 難 が 行 われたこともあり, 人 的 な 被 害 は 少 なかった 市 内 の 被 害 の 状 況 は 次 の とおりである なお, 本 市 はこの 津 波 被 害 により 災 害 救 助 法 の 適 用 を 受 けた 1-23 地 区 名 流 出 世 帯 全 壊 世 帯 半 壊 世 帯 備 考 ( 波 高 記 録 ) 気 仙 沼 3 6 港 町 2.9m 鹿 折 鶴 ケ 浦 3.3m, 梶 ケ 浦 2.5m, 小 々 汐 2.5m 松 岩 4 前 浜 2.1m, 尾 崎 片 浜 2.6m 階 上 3 最 知 2.9m, 波 路 上 漁 港 2.4m, 杉 ノ 下 3.8m, 千 岩 田 3.8m, 川 原 4.6m 大 島 1 6 磯 草 3.4m, 長 崎 2.5m, 横 沼 2.8m 唐 桑 小 鯖 2.9m, 鮪 立 2.7m, 宿 浦 2.8m, 津 本 2.0m, 只 越 3.7m, 大 沢 5.1m 合 計 参 照 テ ータ: 日 本 被 害 津 波 総 覧, 海 岸 事 業 計 画 ( 漁 港 ) 注 ) チリ 地 震 津 波 では, 気 仙 沼 湾 の 湾 奥 ほど 波 高 が 高 くなり, 浸 水 被 害 を 受 けた 松 岩 漁 港 から 出 漁 した 船 が 転 覆 し 2 人 が 行 方 不 明 となっている 階 上 地 区 の 最 知 では 高 さが 2.9 mで, 国 道 45 号 付 近 まで 浸 水 している ほか, 旧 気 仙 沼 市 域 の 被 害 は, 全 半 壊 51 世 帯, 床 上 床 下 浸 水 2040 世 帯 となっており, 旧 唐 桑 町 域 では, 半 壊 1 世 帯, 床 上 床 下 浸 水 124 世 帯 となっている 地 区 名 流 失 世 帯 全 壊 世 帯 半 壊 世 帯 備 考 ( 波 高 記 録 ) 気 仙 沼 3 6 港 町 2.9m 鹿 折 鶴 ケ 浦 3.3m, 梶 ケ 浦 2.5m, 小 々 汐 2.5m 松 岩 4 前 浜 2.1m, 尾 崎 片 浜 2.6m 階 上 3 最 知 2.9m, 波 路 上 漁 港 2.4m, 杉 ノ 下 3.8m, 千 岩 田 3.8m, 川 原 4.6m 大 島 1 6 磯 草 3.4m, 長 崎 2.5m, 横 沼 2.8m 唐 桑 小 鯖 2.9m, 鮪 立 2.7m, 宿 浦 2.8m, 津 本 2.0m, 只 越 3.7m, 大 沢 5.1m 本 吉 3 合 計 参 照 テ ータ: 日 本 被 害 津 波 総 覧, 海 岸 事 業 計 画 ( 漁 港 ) 注 ) チリ 地 震 津 波 では, 気 仙 沼 湾 の 湾 奥 ほど 波 高 が 高 くなり, 浸 水 被 害 を 受 けた 松 岩 漁 港 から 出 漁 した 船 が 転 覆 し 2 人 が 行 方 不 明 となっている 階 上 地 区 の 最 知 では 高 さが 2.9mで, 国 道 45 号 付 近 まで 浸 水 している ほか, 旧 気 仙 沼 市 域 の 被 害 は, 全 半 壊 51 世 帯, 床 上 床 下 浸 水 2040 世 帯 となっており,

25 第 1 章 総 則 旧 唐 桑 町 域 では, 半 壊 1 世 帯, 床 上 床 下 浸 水 124 世 帯, 旧 本 吉 町 域 では, 半 壊 3 世 帯, 床 下 浸 水 5 世 帯 となっている 4 十 勝 沖 地 震 津 波 (1) 発 生 日 時 昭 和 43 年 (1968 年 ) 5 月 16 日 09 時 49 分 (2) 震 源 三 陸 はるか 沖 ( 北 緯 39 25, 東 経 , 深 さ0km) (3) 規 模 M=7.2 Mt=7.4 (4) 被 害 状 況 陸 上 への 浸 水 は 見 られなかったが, 養 殖 漁 場 への 被 害 は 大 きかった 市 内 の 状 況 は 次 のとおりである 死 者 1 人 は 浜 で 引 き 波 にさらわれたもの 人 的 被 害 死 者 1 人 養 殖 施 設 等 ( かき, わかめ, ほたて, のり) 536,101 千 円 海 岸 護 岸 1,500 千 円 校 舎 一 部 破 損 等 136 千 円 合 計 537,737 千 円 4 十 勝 沖 地 震 津 波 (1) 発 生 日 時 昭 和 43 年 (1968 年 ) 5 月 16 日 09 時 49 分 (2) 震 源 三 陸 はるか 沖 ( 北 緯 40 44, 東 経 , 深 さ0km) (3) 規 模 M=7.9(マグニチュード) M to =8.1( 津 波 マグニチュード) (4) 被 害 状 況 陸 上 への 浸 水 は 見 られなかったが, 養 殖 漁 場 への 被 害 は 大 きかった 市 内 の 被 害 状 況 は 次 のとおりである 死 者 1 人 は 浜 で 引 き 波 にさらわれたも の 人 的 被 害 死 者 1 人 養 殖 施 設 等 ( かき, わかめ, ほたて, のり) 604,101 千 円 海 岸 護 岸 1,500 千 円 校 舎 一 部 破 損 等 136 千 円 合 計 604,737 千 円 5 宮 城 県 沖 地 震 (1) 発 生 日 時 昭 和 53 年 (1978 年 )6 月 12 日 17 時 14 分 (2) 震 源 宮 城 県 沖 ( 北 緯 38 09, 東 経 , 深 さ 40 km) (3) 規 模 M=7.4 震 度 仙 台 5, 石 巻 5, 福 島 5, 大 船 渡 5 (4) 被 害 状 況 仙 台 市 を 中 心 として 甚 大 な 地 震 被 害 が 発 生 した 都 市 型 地 震 被 害 として, ライフライン 被 害 が 住 民 生 活 に 大 きな 影 響 を 与 えた 津 波 警 報 も 発 表 されたが 被 害 はなか った 本 市 での 津 波 高 は 内 湾 で 0.6mであった 市 内 の 状 況 は 次 のとおりである 人 的 被 害 負 傷 者 1 人 住 家 等 被 害 ( 半 壊 12, 一 部 破 損 180, 非 住 家 被 害 10) 212,150 千 円 医 療 衛 生 施 設 14,891 千 円 商 工 関 係 763,220 千 円 水 産 関 係 49,701 千 円 農 林 関 係 580 千 円 教 育 関 係 56,960 千 円 土 木 関 係 96,347 千 円 合 計 1,193,849 千 円 5 宮 城 県 沖 地 震 (1) 発 生 日 時 昭 和 53 年 (1978 年 )6 月 12 日 17 時 14 分 (2) 震 源 宮 城 県 沖 ( 北 緯 38 09, 東 経 , 深 さ 40 km) (3) 規 模 M=7.4(マグニチュード) M to =7.4( 津 波 マグニチュード) 震 度 仙 台 5, 石 巻 5, 福 島 5, 大 船 渡 5 (4) 被 害 状 況 仙 台 市 を 中 心 として 甚 大 な 地 震 被 害 が 発 生 した 都 市 型 地 震 被 害 として, ライフライン 被 害 が 住 民 生 活 に 大 きな 影 響 を 与 えた 津 波 警 報 も 発 表 されたが 津 波 による 被 害 はなかった 本 市 での 津 波 高 は 内 湾 で 0.6mであった 市 内 の 被 害 状 況 は 次 のとおりである 人 的 被 害 負 傷 者 1 人 住 家 等 被 害 ( 半 壊 12, 一 部 破 損 293, 非 住 家 被 害 10) 253,830 千 円 医 療 衛 生 施 設 15,571 千 円 商 工 関 係 864,230 千 円 水 産 関 係 49,981 千 円 農 林 関 係 1,930 千 円 教 育 関 係 59,466 千 円 土 木 関 係 100,246 千 円 合 計 1,345,254 千 円 北 海 道 東 方 沖 地 震 津 波 (1) 発 生 日 時 平 成 6 年 (1994 年 )10 月 4 日 22 時 23 分 (2) 震 源 北 海 道 東 方 沖 ( 北 緯 43 22, 東 経 , 深 さ 30 km) 6 北 海 道 東 方 沖 地 震 津 波 (1) 発 生 日 時 平 成 6 年 (1994 年 )10 月 4 日 22 時 22 分 (2) 震 源 北 海 道 東 方 沖 ( 北 緯 43 22, 東 経 , 深 さ 23 km)

26 第 1 章 総 則 (3) 規 模 M=8.1 震 度 大 船 渡 4 (4) 被 害 状 況 北 海 道 東 部 を 中 心 に 地 震 津 波 被 害 が 発 生 本 市 では 地 震 被 害 はなかった ものの, 津 波 により 浸 水 被 害 を 受 けた 潮 位 津 波 観 測 システムの 記 録 では, 津 波 の 第 1 波 は 杉 ノ 下 漁 港 に 23 時 46 分, 南 町 海 岸 に 23 時 59 分 に 到 達 し, 以 後 大 小 の 波 が 押 し 寄 せた 市 内 の 状 況 は 次 のとおりである 地 区 名 床 上 浸 水 床 下 浸 水 合 計 津 波 の 概 要 気 仙 沼 鹿 折 最 大 時 の 波 高 は, 杉 ノ 下 漁 港 で 60 cm, 南 町 海 岸 で 1 m 被 害 調 査 では, 魚 町 南 町 で 床 上 50 cmから 60 cm, 魚 市 場 前 から 潮 見 町 まで 合 計 は, 床 上 20 cmから 30 cm, 浪 板 大 浦 で 床 上 30 cm 程 度 (3) 規 模 M=8.1(マグニチュード) M to =8.2( 津 波 マグニチュード) 震 度 大 船 渡 4 (4) 被 害 状 況 北 海 道 東 部 を 中 心 に 地 震 津 波 被 害 が 発 生 本 市 では 地 震 被 害 はなかった ものの, 津 波 により 浸 水 被 害 を 受 けた 潮 位 津 波 観 測 システムの 記 録 では, 津 波 の 第 1 波 は 杉 ノ 下 漁 港 に 23 時 46 分, 南 町 海 岸 に 23 時 59 分 に 到 達 し, 以 後 大 小 の 波 が 押 し 寄 せた 市 内 の 状 況 は 次 のとおりである 地 区 名 床 上 浸 水 床 下 浸 水 合 計 津 波 の 概 要 気 仙 沼 鹿 折 最 大 時 の 波 高 は, 杉 ノ 下 漁 港 で 60 cm, 南 町 海 岸 で 1 m 被 害 調 査 では, 魚 町 南 町 で 床 上 50 cmから 60 cm, 魚 市 場 前 から 潮 見 町 まで 合 計 は, 床 上 20 cmから 30 cm, 浪 板 大 浦 で 床 上 30 cm 程 度 住 家 等 被 害 以 外 の 被 害 商 工 関 係 水 産 関 係 合 計 28,990 千 円 77,799 千 円 106,789 千 円 住 家 等 被 害 以 外 の 被 害 商 工 関 係 水 産 関 係 合 計 28,990 千 円 77,799 千 円 106,789 千 円 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 津 波 ( 東 日 本 大 震 災 ) (1) 発 生 日 時 平 成 23 年 (2011 年 )3 月 11 日 14 時 46 分 (2) 震 源 三 陸 沖 ( 北 緯 , 東 経 , 深 さ 24 km) (3) 規 模 M=9.0(マグニチュード) 震 度 赤 岩 6 弱, 笹 が 陣 5 強, 本 吉 町 5 強 (4) 被 害 状 況 三 陸 沖 を 震 源 とするマグニチュード 9.0 の 地 震 により, 東 北 地 方 から 関 東 地 方 北 部 の 太 平 洋 側 を 中 心 に 北 海 道 から 沖 縄 までの 広 い 範 囲 で 津 波 を 観 測 本 市 では 最 大 20m を 超 えるような 歴 史 的 な 大 津 波 が 沿 岸 地 域 を 襲 い, 大 規 模 な 津 波 火 災 も 発 生 した 市 内 の 状 況 は 次 のとおりである 地 区 名 全 壊 大 規 模 半 壊 半 壊 一 部 破 損 合 計 全 棟 数 割 合 気 仙 沼 12,185 1,908 1,473 4,267 19,833 44, % 唐 桑 1, ,558 7, % 本 吉 2, ,681 11, % 合 計 16,455 2,307 1,893 5,417 26,072 63, % 平 成 25 年 9 月 30 日 現 在

27 第 1 章 総 則 人 的 被 害 死 者 1,241 人 [H 時 点, 気 仙 沼 市 ] (5) 津 波 の 概 況 地 区 名 最 大 津 波 高 (m) 1 津 波 到 達 時 刻 2 気 仙 沼 時 29 分 頃 階 上 時 24 分 頃 大 島 - 15 時 23 分 頃 唐 桑 本 吉 時 23 分 頃 3 ( 1) 土 木 学 会 調 査 結 果 ( 2) FRICS 第 1 回 気 仙 沼 市 津 波 避 難 計 画 検 討 委 員 会 資 料 参 考 資 料 より ( 3) 本 吉 の 津 波 到 達 時 刻 は, 消 防 団 無 線 通 信 記 録 より 1-26

28 第 1 章 総 則 ( 第 5 章 津 波 対 策 より) 第 4 節 津 波 対 策 第 3 津 波 対 策 の 方 向 性 本 市 域 は,リアス 式 地 形 の 天 然 の 良 港 のため, 全 国 屈 指 の 水 産 都 市 として, 水 産 物 の 流 通, 第 1 津 波 対 策 の 方 向 性 加 工 及 び 沿 岸 漁 業 を 中 心 とする 漁 業 集 落 や, 一 般 住 宅 が 海 岸 部 の 平 地 に 集 積 しており, 経 済 的 本 市 域 は,リアス 式 地 形 の 天 然 の 良 港 のため, 全 国 屈 指 の 水 産 都 市 として, 水 産 物 の 流 通, な 利 点 のある 地 形 となっている 加 工 及 び 沿 岸 漁 業 を 中 心 とする 漁 業 集 落 や, 一 般 住 宅 が 海 岸 部 の 平 地 に 集 積 しており, 経 済 的 反 面, 海 岸 部 への 集 積 という 立 地 条 件 のため, 過 去 において, 明 治 三 陸, 昭 和 三 陸,チリ 地 な 利 点 のある 地 形 となっている 震 津 波 により, 多 くの 尊 い 人 命 が 失 われている 反 面, 海 岸 部 への 集 積 という 立 地 条 件 のため, 過 去 において, 明 治 三 陸, 昭 和 三 陸,チリ 地 その 後, 市 及 び 県 による 海 岸 堤 防 等 のハード 施 設 の 整 備 や, 住 民 の 早 期 避 難 を 目 的 とした 津 震 津 波, 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 による 津 波 により, 多 くの 尊 い 人 命 が 失 われている 波 計 等 の 情 報 収 集 機 器, 防 災 行 政 無 線 等 の 伝 達 機 器 の 整 備, 及 び 自 主 避 難 を 促 すための 啓 発 事 その 後, 市 及 び 県 による 海 岸 堤 防 等 のハード 施 設 の 整 備 や, 住 民 の 早 期 避 難 を 目 的 とした 津 業 など,ソフト 対 策 も 進 められてきた 波 計 等 の 情 報 収 集 機 器, 防 災 行 政 無 線 等 の 伝 達 機 器 の 整 備, 及 び 自 主 避 難 を 促 すための 啓 発 事 これまでの 津 波 対 策 においては, 津 波 の 高 さと 浸 水 被 害 を 主 な 対 象 として 進 められてきたが, 業 など,ソフト 対 策 も 進 められてきた 2004 年 12 月 26 日 に 発 生 したインド 洋 大 津 波 による 未 曾 有 の 被 害 により, 津 波 の 流 れと 漂 流 物 また, 津 波 対 策 においては, 津 波 の 高 さと 浸 水 被 害 を 主 な 対 象 として 進 められてきたが,2004 による 被 害 形 態 が 明 らかになったことから, 沿 岸 域 の 施 設 被 害, 漂 流 物 被 害 を 想 定 した 住 民 の 年 12 月 26 日 に 発 生 したインド 洋 大 津 波 による 未 曾 有 の 被 害 により, 津 波 の 流 れと 漂 流 物 によ 迅 速 な 避 難 と, 浸 水, 流 出 及 び 漂 流 物 などによる 二 次 被 害 防 止 のための 防 護 施 設 など, 海 岸 事 る 被 害 形 態 が 明 らかになったことから, 沿 岸 域 の 施 設 被 害, 漂 流 物 被 害 を 想 定 した 住 民 の 迅 速 業 や 漁 港 港 湾 事 業 等 との 連 携 を 図 ったハード ソフト 一 体 となった 総 合 的 な 対 策 に 努 める な 避 難 と, 浸 水, 流 出 及 び 漂 流 物 などによる 二 次 被 害 防 止 のための 防 護 施 設 など, 海 岸 事 業 や 漁 港 港 湾 事 業 等 との 連 携 を 図 ったハード ソフト 一 体 となった 総 合 的 な 対 策 に 努 める さらに, 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 による 津 波 での 想 定 を 超 える 規 模 の 津 波 による 未 曾 有 の 被 害 を 受 け, 最 大 クラスの 津 波 に 備 えての 堤 防 等 の 海 岸 保 全 施 設 の 整 備 は 現 実 的 ではないことから, 国, 県, 市 においては, 最 大 クラスの 津 波 規 模 は 想 定 しないものの 発 生 頻 度 の 高 い 津 波 に 備 え た 海 岸 保 全 施 設 の 整 備 を 進 める さらに,これらの 堤 防 や 水 門 陸 閘 といった 施 設 整 備 だけでな く, 発 生 品 度 は 低 いものの 最 大 クラスの 津 波 に 備 えても, 緊 急 避 難 のための 施 設 整 備 や 避 難 計 画 など ハードとソフトの 総 合 対 策 で, 住 民 の 生 命 財 産 を 守 る 対 策 に 努 める 1-27

29 第 1 章 総 則 ( 第 5 章 津 波 対 策 より) 第 2 節 津 波 浸 水 域 等 の 予 測 ( 掲 載 なし) 第 1 津 波 浸 水 域 予 測 調 査 結 果 の 概 要 宮 城 県 宮 城 県 では, 過 去 の 津 波 被 害 に 鑑 み, 有 効 な 津 波 対 策 を 講 じるため, 昭 和 59 年 度 ~61 年 度 に 津 波 被 害 想 定 調 査 を 行 っている その 後, 調 査 に 用 いる 各 種 データの 精 度 の 向 上 や 予 測 手 法 に 改 良 が 加 えられてきていることから, 第 三 次 宮 城 県 地 震 被 害 想 定 調 査 結 果 において 新 たに 津 波 浸 水 域 予 測 図 を 作 成 した 第 2 地 震 被 害 想 定 と 津 波 浸 水 域 等 の 予 測 県 は, 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 を 踏 まえた 新 たな 津 波 浸 水 想 定 を 実 施 しているところであり, 本 市 においてもその 結 果 を 待 って 本 計 画 の 前 提 とする 津 波 浸 水 域 の 予 測 とする なお, 県 の 想 定 が 発 表 されるまでは, 当 面, 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 津 波 の 浸 水 区 域 を 津 波 浸 水 域 として 想 定 する 1 津 波 想 定 のための 想 定 地 震 地 震 被 害 想 定 調 査 で 用 いられた 宮 城 県 沖 地 震 の 単 独 及 び 連 動 に 加 え,1933 年 の 昭 和 三 陸 地 震 を 想 定 した 2 津 波 浸 水 予 測 の 対 象 範 囲 及 び 想 定 項 目 宮 城 県 沿 岸 域 全 域 を 対 象 とし 浸 水 域 予 測 図, 最 大 津 波 高 及 び 時 間 ごとの 津 波 高 等 を 予 測 した ( 計 算 格 子 間 隔 50m) 3 調 査 結 果 以 下 は, 気 仙 沼 市 に 関 連 する 宮 城 県 沖 地 震 単 独, 連 動 の 調 査 結 果 の 概 要 である なお,この 結 果 は 想 定 であり, 実 際 には 速 く 到 達 することや,より 高 い 津 波 高 となることな どもある (1) 津 波 の 高 さ 特 に 外 洋 に 面 した 地 区 では,5m 以 上 の 津 波 高 となるところも 多 く 生 じている (2) 浸 水 面 積 津 波 高 が 高 く, 海 岸 沿 いの 階 上 地 区 及 び 湾 内 の 低 地 部 が, 広 く 浸 水 する 想 定 がされて いる (3) 津 波 の 到 達 時 間 ( 津 波 高 が 20cm に 達 する 時 間 ) 約 18 分 となっているが, 引 き 波 の 後 の 押 し 波 に 変 化 してからの 時 間 なので, 引 き 波 を 考 慮 すると,14 分 頃 から 到 達 し, 影 響 を 及 ぼすことが 想 定 される (4) 最 高 水 位 の 到 達 時 間 最 高 水 位 の 到 達 であることから, 住 民 への 説 明 には 注 意 が 必 要 である 第 3 想 定 される 津 波 の 考 え 方 参 照 : 宮 城 県 地 域 防 災 計 画 1 発 生 頻 度 は 極 めて 低 いものの, 発 生 すれば 甚 大 な 被 害 をもたらす 最 大 クラスの 津 波 あらゆる 可 能 性 を 考 慮 した 最 大 クラスの 巨 大 な 津 波 を 想 定 し, 住 民 等 の 生 命 を 守 ることを 最 優 先 とし, 住 民 の 避 難 を 軸 に,とりうる 手 段 をつくした 総 合 的 な 津 波 対 策 を 確 立 する 2 最 大 クラスの 津 波 に 比 べて 発 生 頻 度 が 高 く, 大 きな 被 害 をもたらす 津 波 人 命 保 護 に 加 え, 住 民 財 産 の 保 護, 地 域 の 経 済 活 動 の 安 定 化, 効 率 的 な 生 産 拠 点 の 確 保 の 観 点 から, 海 岸 保 全 施 設 を 整 備 し, 津 波 からの 防 護 を 図 る 3 津 波 地 震 や 遠 地 津 波 必 ずしも 揺 れの 大 きい 地 震 を 伴 わない 津 波 に 対 し, 最 大 クラスの 津 波 に 比 べて 発 生 頻 度 が 高 く, 大 きな 被 害 をもたらす 津 波 と 同 様, 人 命 保 護 に 加 え, 住 民 財 産 の 保 護, 地 域 の 経 済 活 動 の 安 定 化, 効 率 的 な 生 産 拠 点 の 確 保 の 観 点 から, 海 岸 保 全 施 設 を 整 備 し, 津 波 からの 防 護 を 図 る < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P1-39> 1-28 第 2 国 の 機 関 による 調 査 結 果 の 概 要 中 央 防 災 会 議 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 による 災 害 から 国 民 の 生 命, 財 産 を 保 護 するため, 推 進 地 域 の 指 定, 基 本 計 画 の 作 成, 地 震 観 測 施 設 等 の 整 備, 地 震 防 災 上 緊 急 に 整 備 すべき 施 設 等 の 整 備 について 特 別 の 措 置 を 図 ることを 目 的 として, 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 の 推 進 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 以 下, 日 本 海 溝 特 措 法 という ) が 施 行 された 政 府 の 中 央 防 災 会 議 の 専 門 委 員 会 による 調 査 結 果 に 基 づいて, 震 度 6 以 上 の 箇 所 が 存 在,

30 第 1 章 総 則 又 は 津 波 浸 水 深 2m 以 上 ( 高 さ3m 以 上 )の1 都 4 県 130 市 町 村 が 推 進 地 域 として 指 定 された 日 本 海 溝 特 措 法 に 基 づいて, 市 が 地 域 防 災 計 画 において 定 めることについては, 日 本 海 溝 特 措 法 編 において 定 める ( 掲 載 なし) 第 3 国 の 機 関 による 調 査 結 果 の 概 要 国 土 交 通 省, 農 林 水 産 省, 水 産 庁 沿 岸 域 の 津 波 による 施 設 被 害, 漂 流 物 被 害 等 を 想 定 し, 地 震 及 び 津 波 対 策 の 強 化 対 策 の 検 討 が 国 土 交 通 省, 水 産 庁 等, 国 の 機 関 により 行 われている 検 討 に 当 たって, 本 市 がモデルケースとなっていることから,その 被 害 想 定 及 び 対 策 案 等 を 考 慮 し, 今 後 の 防 災 対 策 の 推 進 に 役 立 てるものである 1 沿 岸 部 と 背 後 地 の 連 携 による 総 合 的 な 津 波 災 害 軽 減 方 策 検 討 調 査 ( 平 成 18 年 3 月 ) 農 林 水 産 省 農 村 振 興 局, 農 林 水 産 省 水 産 庁, 国 土 交 通 省 河 川 局, 国 土 交 通 省 住 宅 局, 国 土 交 通 省 港 湾 局 (1) 被 害 想 定 項 目 対 象 : 気 仙 沼 湾 内 ア 浸 水 被 害 等 の 被 害 予 測 検 討 手 法 : 津 波 遡 上 シミュレーション(( 独 ) 港 湾 空 港 技 術 研 究 所 モデル) 計 算 条 件 : 格 子 間 隔 最 小 2m, 再 現 時 間 5 時 間, 想 定 地 震 明 治 三 陸 地 震 被 害 状 況 : 漁 港 施 設, 及 び 港 湾 地 区 と 背 後 地 の 広 範 囲 で 浸 水 被 害 が 発 生 する 家 屋 浸 水 被 害 の 他, 道 路, 線 路 の 冠 水 による 復 旧 活 動 の 遅 れが 考 えら れる イ 流 出 漂 流 物 被 害 予 測 流 出 漂 流 シミュレーション( 数 値 モデル: 後 藤 モデル ( 1983)) 計 算 条 件 :アと 同 じ 被 害 状 況 : 港 湾 埠 頭 の 貨 物 船,ドルフィン 係 留 タンカー, 小 型 船 の 漂 流 沿 岸 に 駐 車 するほとんどの 車 両 が 陸 上 及 び 海 上 へ 流 出 する ウ 家 屋 破 壊 状 況 予 測 家 屋 破 壊 判 定 計 算 計 算 条 件 :2m 格 子 モデルの 計 算 結 果 と 飯 塚 松 富 (2000)の 判 定 条 件 を 利 用 被 害 状 況 : 海 岸 線 沿 い, 魚 市 場 背 後 等 で 木 造 家 屋 が 大 破 する 可 能 性 エ 油 の 流 出 予 測 油 流 出 シミュレーション( 数 値 モデル: 後 藤 モデル(1983)) 計 算 条 件 : 格 子 間 隔 最 小 10m, 再 現 時 間 想 定 地 震 はアと 同 じ 被 害 状 況 : 港 湾 地 区 及 び 背 後 地, 湾 内 への 油 の 流 出 が 発 生 (2) 検 討 項 目 ア 津 波 による 浸 水 流 出 被 害 の 軽 減 を 図 る 効 果 的 な 防 護 施 設 の 整 備 法 策 湾 内 防 潮 施 設 の 整 備 下 水 道 等 の 排 水 口 からの 逆 流 防 止 ほか イ 漂 流 物 となった 車 両, 港 湾 貨 物, 船 舶, 養 殖 資 機 材 等 による2 次 被 害 防 止 策 係 留 強 化 対 策 車 両 流 出 防 止 のための 防 止 柵 の 設 置 ほか ウ 迅 速 な 避 難 と 効 率 的 な 安 全 性 確 保 のための 既 存 民 間 建 築 物 の 活 用 を 含 む 避 難 施 設 の 確 保 1-29

31 第 1 章 総 則 津 波 避 難 ビルの 収 容 者 数 の 不 足 対 策 警 報 伝 達 装 置 の 整 備 ほか エ 貯 油 施 設 からの 油 の 流 出 防 止 策 防 油 堤 の 嵩 上 げ 防 油 堤 の 耐 地 震 性 耐 液 状 化 性 耐 津 波 性 の 確 保 ほか (3) その 他 の 被 害 想 定 津 波 による 大 島 地 区 への 海 底 配 水 管 の 被 害 も 想 定 される ( 掲 載 なし) 2 災 害 に 強 い 漁 業 地 域 づくりガイドライン( 平 成 18 年 3 月 ) 水 産 庁 漁 港 漁 場 整 備 部 (1) 被 害 想 定 項 目 ア 津 波 の 最 大 流 速 に 基 づく 避 難 海 域 の 検 討 計 算 条 件 : 格 子 間 隔 最 小 2m 想 定 地 震 宮 城 県 沖 地 震 ( 連 動 ), 明 治 三 陸 地 震 検 討 結 果 : 移 動 速 度 15 km/h の 漁 船 が 湾 奥 部 で 操 業 していた 場 合 には, 避 難 海 域 到 達 前 の 津 波 遭 遇 の 危 険 性 が 予 測 される イ 浸 水 被 害 の 検 討 計 算 条 件 : 格 子 間 隔 最 小 2m 想 定 地 震 明 治 三 陸 地 震, 波 路 上 地 区 検 討 結 果 : 避 難 場 所 ( 琴 平 神 社, 杉 の 下 高 台 )は 浸 水 せず, 設 定 は 適 切 である 津 波 避 難 ビル( 向 洋 高 校, 岩 井 先 プロムナードセンター)の 設 定 は 緊 急 避 難 施 設 としての 配 置 は 適 切 である 大 半 の 木 造 家 屋 は 大 破 すると 予 測 される ウ 養 殖 施 設 の 漂 流 の 検 討 計 算 条 件 : 格 子 間 隔 最 小 2m 想 定 地 震 明 治 三 陸 地 震 検 討 結 果 : 津 波 の 来 襲 と 共 に 養 殖 施 設 のロープが 切 断 し, 漂 流 する 漂 流 物 は 湾 全 体 に 漂 流 するため, 船 舶 航 行 への 支 障 が 懸 念 される 海 路 の 途 絶 により 大 島 地 区 全 体 の 孤 立 の 可 能 性 がある エ 漁 港 周 辺 漂 流 物 の 挙 動 予 測 計 算 条 件 : 格 子 間 隔 最 小 2m 想 定 地 震 明 治 三 陸 地 震 検 討 結 果 : 漁 港 内 の 小 型 漁 船 のロープ 破 断 による 漂 流 車 両 の 流 出 及 び 散 乱 (2) 検 討 項 目 ア 漁 業 地 域 における 就 労 者 来 訪 者 の 安 全 性 の 確 保 情 報 伝 達 施 設 や 避 難 場 所 避 難 路 等 の 整 備 ほか イ 水 産 物 流 通 機 能 の 確 保 水 産 物 の 流 通 拠 点 となっている 漁 港 での 耐 震 性 の 確 保 ほか ウ 漁 村 の 総 合 的 な 防 災 対 策 地 域 と 一 体 となった 防 災 体 制 の 検 討 ほか 1-30

32 第 2 章 災 害 予 防 対 策 2 章 災 害 予 防 対 策 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 1 節 総 則 第 1 東 日 本 大 震 災 の 主 な 特 徴 東 日 本 大 震 災 での 地 震 は,マグニチュード 9.0 の 規 模 の 巨 大 な 地 震 が, 複 数 の 領 域 を 連 動 さ せた 広 範 囲 の 震 源 域 をもつ 地 震 として 発 生 したものであり, 栗 原 市 の 最 大 震 度 7をはじめ, 県 内 のほとんどで 震 度 6 弱 以 上 の 強 い 揺 れを 記 録 するとともに, 巨 大 な 津 波 を 引 き 起 こしている 地 震 の 揺 れによる 建 物 被 害 は, 地 震 動 の 周 期 特 性 等 により, 地 震 規 模 を 考 えるとそれほど 大 きくなかったものの, 東 北 地 方 から 関 東 地 方 にかけて 埋 立 地 や 旧 河 道 などで 液 状 化 に 伴 う 家 屋 被 害 が 発 生 するなど, 広 範 囲 に 渡 って 多 数 の 建 築 物 において 全 壊, 半 壊, 一 部 損 壊 等 の 被 害 が あった また,ライフラインや 交 通 施 設 に 甚 大 な 被 害 をもたらした 長 周 期 地 震 動 による 被 害 についても, 超 高 層 ビルの 天 井 材 の 落 下 やエレベーターの 損 傷 等 の 被 害 が 震 源 から 遠 く 離 れた 地 域 においても 報 告 されている 今 回, 従 前 の 想 定 を 超 えた 規 模 の 地 震 や 被 害 が 発 生 したことを 重 く 受 け 止 め,これまでの 想 定 の 考 え 方 を 根 本 的 に 見 直 すとともに, 主 に 以 下 のような 問 題 点 を 踏 まえ, 災 害 予 防 対 策 を 充 実 強 化 していく 必 要 がある < 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 を 教 訓 とした 地 震 津 波 対 策 に 関 する 専 門 調 査 会 報 告 > 1 行 政 機 能 の 低 下 東 日 本 大 震 災 において, 耐 震 性 が 十 分 に 確 保 されていなかった 本 庁 舎 及 び 唐 桑 総 合 支 所 庁 舎 では, 地 震 発 生 後, 庁 舎 自 体 の 安 全 性 が 確 認 できなかったため, 職 員 は 庁 舎 外 へ 退 避 せざ るを 得 ず, 初 動 期 の 円 滑 な 対 応 に 支 障 をきたした < 市 検 証 > 2 大 規 模 広 域 災 害 東 日 本 大 震 災 発 生 時 においては, 地 震 発 生, 津 波 襲 来 による 混 乱 で 相 互 応 援 協 定 の 締 結 先 とは 十 分 な 連 絡 連 携 を 図 ることができなかった ( 一 方 で, 防 災 協 定 を 締 結 していた 東 京 都 目 黒 区, 岩 手 県 一 関 市 などの, 日 常 から 連 絡 をよく 取 り 合 っていた 自 治 体 とは, 即 座 に 応 援 が 自 発 的 に 動 いた)< 市 検 証 > 3 物 資 の 不 足 備 蓄 物 資 は 被 災 直 後 に 底 をつき, 盛 岡, 仙 台 など 遠 隔 地 まで 物 資 調 達 に 当 たるなど,その 確 保 に 時 間 を 要 した 特 に, 飲 料 水,ガソリン, 医 薬 品 の 深 刻 な 不 足 も 見 られた < 市 検 証 > 4 不 十 分 な 要 配 慮 者 対 策 本 市 では, 高 齢 者, 障 害 者 等 の 要 配 慮 者 の 支 援 のための 情 報 の 取 りまとめの 最 中 に 震 災 が 発 生 した このため 要 配 慮 者 の 支 援 方 法 が 統 一 されておらず, 現 場 判 断 での 避 難 誘 導 や 多 く の 避 難 所 に 要 配 慮 者 が 分 散 するなど, 要 配 慮 者 への 対 策 が 十 分 とは 言 えなかった < 市 検 証 > 5 地 域 防 災 力 の 重 要 性 の 再 認 識 本 市 では, 住 民 事 業 所 の 協 力 により 児 童 や 要 介 護 者 の 避 難 支 援 が 行 われたり, 学 校 等 の 教 育 施 設 で 日 頃 から 津 波 に 対 する 対 応 が 想 定 されており, 児 童 等 の 円 滑 な 避 難 誘 導 が 行 われ 2-1

33 第 2 章 災 害 予 防 対 策 るなど, 従 来 からの 自 助 共 助 による 津 波 対 策 の 効 果 がみられたことから, 改 めて, 自 助 共 助 の 必 要 性, 防 災 教 育 の 重 要 性 が 再 認 識 されている < 市 検 証 > 6 津 波 被 害 の 拡 大 東 日 本 大 震 災 では, 従 来 の 津 波 ハザードマップで 示 されていた 津 波 浸 水 予 測 を 大 きく 上 回 り,その 外 側 でも 人 的 被 害 が 発 生 した また, 過 去 の 経 験 等 から, 地 震 直 後 に 避 難 しなかっ た 方 も 多 かった < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-1> 7 避 難 指 示 等 の 住 民 への 情 報 伝 達 の 課 題 東 日 本 大 震 災 では, 防 災 行 政 無 線 に 限 らず, 近 年 発 達 している 多 様 な 情 報 通 信 手 段 を 活 用 して 避 難 情 報 の 伝 達 が 試 みられたが, 自 動 車 の 日 常 利 用 が 一 般 的 な 本 市 においては 自 動 車 で の 避 難 者 に 対 する 情 報 伝 達 が 課 題 となった < 市 検 証 > 8 津 波 からの 避 難 の 阻 害 東 日 本 大 震 災 では, 避 難 した 場 所 が 津 波 の 被 害 にあった, 人 が 多 くて 入 りきらなかった, 救 助 が 来 るまでに 時 間 がかかったといった 避 難 場 所 の 問 題 や, 昼 間 人 口 の 多 い 南 気 仙 沼 地 区 から 大 川 を 渡 って 西 方 向 に 避 難 しようとした 自 動 車 での 避 難 による 渋 滞 で, 逃 げる 途 中 に 津 波 に 巻 き 込 まれたといった 避 難 路 上 の 問 題 など, 津 波 からの 避 難 において 多 くの 問 題 が 発 生 した < 地 域 防 災 計 画 における 地 震 津 波 対 策 の 充 実 強 化 に 関 する 検 討 会 報 告 書, 津 波 避 難 のための 施 設 整 備 指 針 等 より>< 市 検 証 > 第 2 基 本 的 考 え 方 津 波 から 住 民 の 生 命, 身 体 及 び 財 産 を 守 り, 安 全 安 心 に 暮 らせるまちづくり 実 現 のため, 本 市 及 び 県, 防 災 関 係 機 関 等 は,あらゆる 可 能 性 を 考 慮 した 最 大 クラスの 津 波 に 対 し, 被 害 の 最 小 化 を 主 眼 とする 減 災 の 考 え 方 に 基 づき, 海 岸 保 全 施 設 等 の 整 備 や 高 台 移 転 といったハ ード 対 策 と 津 波 からの 避 難 を 中 心 とするソフト 対 策 とを 組 み 合 わせた 津 波 災 害 予 防 対 策 を, 総 力 を 挙 げて 講 じるものである < 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 を 教 訓 とした 地 震 津 波 対 策 に 関 す る 専 門 調 査 会 報 告 >< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-2> 2-2 第 3 想 定 する 津 波 の 考 え 方 1 発 生 頻 度 は 極 めて 低 いものの, 発 生 すれば 甚 大 な 被 害 をもたらす 最 大 クラスの 津 波 ( 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 津 波 ) あらゆる 可 能 性 を 考 慮 した 最 大 クラスの 巨 大 な 津 波 を 想 定 し, 住 民 等 の 生 命 を 守 ることを 最 優 先 として, 住 民 等 の 避 難 を 軸 に,そのための 住 民 の 防 災 意 識 の 向 上 及 び 海 岸 保 全 施 設 等 の 整 備, 浸 水 を 防 止 する 機 能 を 有 する 交 通 インフラ 等 の 活 用, 土 地 のかさ 上 げ, 避 難 場 所 津 波 避 難 ビル 等 や 避 難 路 避 難 階 段 等 の 整 備 確 保 等 の 警 戒 避 難 体 制 の 整 備, 津 波 浸 水 想 定 を 踏 まえた 土 地 利 用 建 築 制 限 高 台 移 転 等 ハード ソフトの 施 策 を 柔 軟 に 組 み 合 わせて 総 動 員 する 多 重 防 御 による 地 域 づくりを 推 進 するとともに, 臨 海 部 の 産 業 物 流 機 能 への 被 害 軽 減 など, 地 域 の 状 況 に 応 じた 総 合 的 な 対 策 を 講 じるものとする <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P44>

34 第 2 章 災 害 予 防 対 策 2 最 大 クラスの 津 波 に 比 べて 発 生 頻 度 が 高 く, 大 きな 被 害 をもたらす 津 波 ( 宮 城 県 沖 地 震, 昭 和 三 陸 地 震 津 波 ) 人 命 保 護 に 加 え, 住 民 財 産 の 保 護, 地 域 の 経 済 活 動 の 安 定 化, 効 率 的 な 生 産 拠 点 の 確 保 の 観 点 から, 海 岸 保 全 施 設 を 整 備 し, 津 波 からの 防 護 を 図 る 3 津 波 地 震 や 遠 地 津 波 等 ( 明 治 三 陸 地 震 津 波,チリ 地 震 津 波 ) 必 ずしも 揺 れの 大 きい 地 震 を 伴 わない 津 波 に 対 する 知 識 の 普 及, 津 波 監 視 体 制, 伝 達 体 制 の 整 備, 及 び 発 生 頻 度 が 高 い 津 波 同 様 に 人 命 保 護 に 加 え, 住 民 財 産 の 保 護, 地 域 の 経 済 活 動 の 安 定 化, 効 率 的 な 生 産 拠 点 の 確 保 の 観 点 から, 海 岸 保 全 施 設 を 整 備 し, 津 波 からの 防 護 を 図 る 本 震 により 海 岸 保 全 施 設 等 が 被 災 した 場 合 の 復 旧 の 過 程 において,これらの 本 災 害 の 後 に 発 生 が 予 想 される 余 震 や 誘 発 地 震 による 津 波 に 対 しては, 被 害 が 大 きくなることが 予 想 され ることから, 注 意 が 必 要 である なお, 本 計 画 は, 最 新 の 知 見 により, 来 るべき 災 害 について 一 定 の 条 件 の 想 定 のもとに 作 成 しているが, 自 然 現 象 は 大 きな 不 確 定 要 素 を 伴 うことから, 想 定 には 限 界 があることに 留 意 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-2> 2-3

35 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 1 節 地 震 防 災 対 策 事 業 第 2 節 津 波 に 強 いまちの 形 成 第 1 目 的 市 は 社 会 的 条 件, 自 然 的 条 件 を 総 合 的 に 勘 案 し, 危 険 度, 緊 急 性 の 高 いものから 優 先 的 に 計 画 を 定 め, 地 震 防 災 対 策 事 業 を 実 施 していくとともにその 管 理 に 努 め, 災 害 に 強 い 地 域 づくり を 推 進 する 大 規 模 地 震 による 建 物 倒 壊, 土 砂 崩 れ, 構 造 物 の 破 損,また, 火 災 等 の 二 次 災 害 による 人 的, 物 的 被 害 を 最 小 限 にとどめるため, 個 々の 建 築 物 等 の 耐 震 化, 不 燃 化 の 推 進 や, 避 難, 緊 急 輸 送 を 確 保 するための 道 路, 漁 港, 港 湾 施 設 の 整 備, 土 砂 災 害 対 策 等 の 必 要 な 事 業 の 実 施 につい て 定 める 第 1 目 的 市 は 津 波 からの 迅 速 かつ 確 実 な 避 難 を 実 現 するため, 徒 歩 による 避 難 を 原 則 として, 地 域 の 実 情 を 踏 まえつつ,できるだけ 短 時 間 で 避 難 が 可 能 となるようなまちづくりを 目 指 す <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P45>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-5> 第 2 津 波 避 難 を 考 慮 した 土 地 利 用 計 画 施 設 配 置 各 課 市 は, 浸 水 の 危 険 性 の 低 い 地 域 を 居 住 地 域 とするような 土 地 利 用 計 画,できるだけ 短 時 間 で 避 難 が 可 能 となるような 避 難 場 所 津 波 避 難 ビル 等, 及 び 避 難 路 避 難 階 段 等 の 整 備 など, 避 難 関 連 施 設 の 計 画 的 整 備 や 民 間 施 設 の 活 用 による 避 難 関 連 施 設 の 確 保, 公 共 施 設 の 耐 浪 化 等 に 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P46,H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 >< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-5> 第 2 防 災 事 業 の 推 進 各 課 市 は, 災 害 を 防 除 するため, 海 岸, 治 山 等 の 保 全 事 業, 建 物 の 不 燃 化 及 び 耐 震 性 の 確 保, 災 害 危 険 区 域 における 安 全 対 策 等 の 事 項 について 短 中 長 期 計 画 を 樹 立 し,その 推 進 を 図 る なお, 地 震 防 災 上 緊 急 に 整 備 すべきものは, 宮 城 県 地 震 防 災 緊 急 事 業 五 箇 年 計 画 に 計 上 し, 計 画 に 基 づいてその 推 進 を 図 る 資 料 編 : 宮 城 県 地 震 防 災 緊 急 事 業 五 箇 年 計 画 ( 気 仙 沼 市 分 ) 第 3 計 画 相 互 の 有 機 的 な 連 携 各 課 <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P46> 市 は, 地 域 防 災 計 画, 都 市 計 画 等 の 計 画 相 互 の 有 機 的 な 連 携 を 図 るため, 関 係 部 局 による 共 同 での 計 画 作 成 など, 津 波 防 災 の 観 点 からのまちづくりに 努 める また, 都 市 計 画 等 を 担 当 す る 職 員 に 対 して,ハザードマップ 等 を 用 いた 防 災 教 育 を 行 い, 日 常 の 計 画 行 政 の 中 に 防 災 の 観 点 を 取 り 入 れるよう 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P46>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-5> 第 4 津 波 防 災 地 域 づくりに 関 する 法 律 に 基 づく 対 応 各 課 <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P46, 津 波 防 災 地 域 づくりの 推 進 に 関 する 基 本 的 な 指 針 > (1) 津 波 災 害 警 戒 区 域 に 関 する 対 応 市 は, 津 波 災 害 警 戒 区 域 の 指 定 のあった 場 合 に, 以 下 の 対 応 を 行 う ア 地 域 防 災 計 画 での 考 慮 市 は, 津 波 災 害 警 戒 区 域 ごとに, 津 波 に 関 する 情 報, 予 報 及 び 警 報 伝 達 に 関 する 事 項, 避 難 場 所 及 び 避 難 経 路 に 関 する 事 項, 津 波 避 難 訓 練 に 関 する 事 項 または 主 として 要 配 慮 者 が 利 用 する 社 会 福 祉 施 設, 学 校, 医 療 施 設 の 名 称 及 び 所 在 地 等 について 定 める イ 要 配 慮 者 等 が 利 用 する 施 設 での 対 応 強 化 市 は, 津 波 災 害 警 戒 区 域 内 において, 主 として 要 配 慮 者 が 利 用 する 社 会 福 祉 施 設, 医 療 施 設 等 については, 津 波 発 生 時 に 当 該 施 設 の 利 用 者 の 津 波 発 生 時 の 円 滑 かつ 迅 速 な 避 難 の 確 保 が 図 られるよう, 津 波 に 関 する 情 報, 予 報 及 び 警 報 の 伝 達 方 法 を 定 める ウ 住 民 への 周 知 徹 底 市 は, 気 仙 沼 市 地 域 防 災 計 画 に 基 づき, 津 波 に 関 する 情 報 の 伝 達 方 法, 避 難 場 所 及 び 避 難 経 路, 円 滑 な 警 戒 避 難 を 確 保 する 上 で 必 要 な 事 項 について 住 民 に 周 知 するため,こ れらの 事 項 を 記 載 した 印 刷 物 の 配 布 その 他 の 必 要 な 措 置 を 講 じる エ 施 設 所 有 者 または 管 理 者 の 取 組 支 援 2-4

36 第 2 章 災 害 予 防 対 策 市 は, 津 波 災 害 警 戒 区 域 内 の 避 難 促 進 施 設 に 係 る 避 難 確 保 計 画 の 作 成 または 避 難 訓 練 の 実 施 に 関 し 必 要 な 助 言 または 勧 告 等 を 行 い, 施 設 所 有 者 または 管 理 者 による 取 組 の 支 援 に 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P46 47> (2) 津 波 防 災 地 域 づくりを 総 合 的 に 推 進 するための 計 画 の 作 成 市 は, 津 波 災 害 警 戒 区 域 の 指 定 のあった 場 合 に, 推 進 計 画 区 域 の 設 定, 海 岸 保 全 施 設 等, 海 岸 防 災 林 や 避 難 施 設 の 配 置, 土 地 利 用 や 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 等 を 定 める 津 波 防 災 地 域 づ くりを 総 合 的 に 推 進 するための 計 画 ( 推 進 計 画 )を 作 成 する <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-5> 第 5 災 害 危 険 区 域 の 設 定 に 伴 う 対 応 建 築 住 宅 課 市 は, 気 仙 沼 市 災 害 危 険 区 域 に 関 する 条 例 により 津 波 等 による 危 険 の 著 しい 区 域 を 災 害 危 険 区 域 として 指 定 した 区 域 について, 区 域 内 の 建 築 制 限 を 行 うとともに, 防 潮 堤 の 整 備 など 津 波 防 災 対 策 の 進 展 にあわせ, 適 切 に 災 害 危 険 区 域 の 見 直 しを 行 う 2-5

37 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 2 節 地 盤 にかかる 施 設 等 の 災 害 対 策 ( 掲 載 なし) 第 1 目 的 市, 県 及 び 防 災 関 係 機 関 は, 地 震 に 伴 う 土 砂 災 害 等 を 未 然 に 防 止 し, 被 害 の 軽 減 を 図 るため の 危 険 箇 所 の 実 態 を 調 査 し, 危 険 箇 所 における 災 害 防 止 策 を 講 じるとともに, 住 民 に 対 して 災 害 の 防 止 について, 啓 発 及 び 周 知 を 図 るものとする 第 2 土 砂 災 害 防 止 対 策 の 推 進 危 機 管 理 課, 農 林 課, 土 木 課, 都 市 計 画 課, 総 務 企 画 課, 建 設 課, 県 地 方 振 興 事 務 所 農 林 振 興 部, 県 土 木 事 務 所 1 急 傾 斜 地 崩 壊 対 策 事 業, 土 石 流 対 策 事 業 (1) 危 険 箇 所 の 実 態 調 査 及 び 防 災 パトロールの 強 化 市 及 び 県 は, 土 砂 災 害 を 未 然 に 防 止 するため, 危 険 が 予 想 される 地 域 の 実 態 を 常 に 把 握 し, 特 に 急 傾 斜 地 の 崩 壊 による 災 害 の 防 止 に 関 する 法 律 により 指 定 された 崩 壊 危 険 区 域 については, 重 点 的 に 査 察 指 導 を 行 い, 関 係 機 関 と 協 力 し 随 時 のパトロールを 実 施 する (2) 所 有 者 等 に 対 する 防 災 措 置 の 指 導 市 及 び 県 は, 被 害 の 発 生 が 予 想 される 箇 所 については, 必 要 に 応 じ 土 地 所 有 者, 管 理 者 及 び 借 地 権 者 等 に 対 し, 排 水 施 設 及 び 擁 壁 等 の 防 災 措 置 を 自 ら 実 施 するよう 指 導 する (3) 急 傾 斜 地 崩 壊 (がけ 崩 れ) 危 険 箇 所 の 防 災 措 置 急 傾 斜 地 崩 壊 防 止 施 設 の 整 備 については, 本 来,がけの 所 有 者 あるいは 管 理 者 が 自 ら 実 施 することを 原 則 としているが, 本 人 による 実 施 が 困 難 あるいは 不 適 当 な 自 然 がけについ ては, 急 傾 斜 地 崩 壊 による 災 害 の 防 止 に 関 する 法 律 に 基 づき, 県 が 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 区 域 に 指 定 し, 行 為 の 制 限 による 防 災 体 制 の 確 立 及 び 危 険 度 の 高 い 箇 所 から 積 極 的 に 防 止 工 事 を 実 施 する (4) 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 県 は, 土 砂 災 害 を 未 然 に 防 止 し,その 被 害 の 軽 減 を 図 るため 被 害 の 発 生 するおそれのあ る 地 域 をあらかじめ 調 査 し, 土 砂 災 害 防 止 法 に 基 づく 土 砂 災 害 警 戒 区 域, 土 砂 災 害 特 別 警 戒 区 域 の 把 握 指 定 に 努 め, 当 該 土 砂 災 害 特 別 警 戒 区 域 について 以 下 の 措 置 を 講 じる 住 宅 宅 地 分 譲 地, 社 会 福 祉 施 設 等 のための 開 発 行 為 に 関 する 許 可 建 築 基 準 法 に 基 づく 建 築 物 の 構 造 規 制 土 砂 災 害 時 に 著 しい 損 壊 が 生 じる 建 築 物 に 対 する 移 転 等 の 勧 告 勧 告 による 移 転 者 への 融 資, 資 金 の 確 保 市 は, 土 砂 災 害 (がけ 崩 れ, 土 石 流 等 )による 被 害 を 防 ぐため,き, 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等, 土 砂 災 害 を 被 るおそれのある 箇 所 を 地 域 防 災 計 画 に 掲 載 するとともに, 防 災 マップの 作 成,パンフレット 等 により 周 辺 住 民 に 対 し 周 知 徹 底 を 図 り, 円 滑 な 警 戒 避 難 が 行 われる よう 努 めるものとする さらに, 災 害 時 要 援 護 者 施 設 がある 場 合 には, 当 該 施 設 の 利 用 者 の 円 滑 な 警 戒 避 難 が 行 われるよう 土 砂 災 害 に 関 する 情 報, 予 報 及 び 警 報 の 伝 達 方 法 について 周 知 徹 底 を 図 るもの とする 2-6

38 第 2 章 災 害 予 防 対 策 また, 県 の 砂 防 総 合 情 報 システム(MIDSKI) による 土 砂 災 害 情 報 を 活 用 し, 住 民 の 避 難 体 制 の 強 化 に 努 める ( 掲 載 なし) 資 料 編 : 土 砂 災 害 危 険 箇 所 ( 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所, 土 石 流 危 険 渓 流, 山 地 災 害 危 険 地 区 ) 資 料 編 : 土 砂 災 害 警 戒 区 域, 土 砂 災 害 特 別 警 戒 区 域 第 3 農 業 施 設 等 農 林 課, 産 業 課, 県 地 方 振 興 事 務 所 農 林 振 興 部 1 農 業 農 村 における 基 盤 整 備 の 推 進 市 及 び 県 は, 農 業 施 設 の 耐 震 性 の 確 保, 防 災 上 の 機 能 も 有 する 基 幹 的 な 農 村 基 盤 施 設 の 整 備, 防 災 に 配 慮 した 土 地 利 用 への 誘 導 等 により, 地 震 に 強 い 農 村 構 造 の 形 成 を 図 るため,み やぎ 農 業 農 村 整 備 基 本 計 画, 市 総 合 計 画 及 び 宮 城 県 地 震 防 災 緊 急 事 業 五 箇 年 計 画 に 基 づき, 農 業 農 村 整 備 事 業 等 を 推 進 する 2 農 業 施 設 の 耐 震 性 の 改 善 市 及 び 県 は, 新 築, 増 改 築 される 農 業 施 設 について, 宮 城 県 地 震 地 盤 図 等 を 参 考 にしなが ら 耐 震 基 準 に 基 づいた 整 備 の 促 進, 防 火 性 の 向 上, 給 水 給 電 施 設 の 充 実 等 を 図 る なお, 施 設 の 設 置 に 当 たっては, 地 盤 改 良 等 により 液 状 化 の 発 生 を 防 止 するとともに, 液 状 化 が 発 生 した 場 合 においても 施 設 の 被 害 を 防 止 する 対 策 を 適 切 に 実 施 する 3 農 業 施 設 に 係 る 情 報 の 収 集 連 絡 体 制 の 整 備 市 及 び 県 は, 農 業 施 設 が 被 災 することにより 生 じる 水 害, 土 砂 災 害 の 危 険 区 域 の 周 知,あ るいはこれらの 災 害 を 防 止 するための 迅 速 な 情 報 の 収 集 伝 達 に 必 要 な 情 報 システムや 観 測 機 器 の 整 備 等 を 推 進 する 4 農 業 被 害 の 軽 減 対 策 市 は, 農 業, 畜 産 業, 養 蚕 業 に 係 る 災 害 時 の 適 切 な 対 処 のため, 営 農 機 材, 肥 料, 農 薬, 種 子, 飼 料 等 資 機 材 確 保 の 体 制 整 備 に 努 めるとともに, 農 業 従 事 者 に 対 して 耐 震 対 策 及 び 資 材 の 保 管 等 について 適 切 な 指 導 を 行 う 2-7 第 4 液 状 化 対 策 の 推 進 都 市 計 画 課,ガス 水 道 部, 県 土 木 事 務 所 液 状 化 現 象 は, 地 震 の 際 に 地 盤 の 強 度 が 低 下 し, 液 体 のようになってしまう 現 象 で, 地 震 動 はそれほどではなくても, 地 盤 の 支 持 力 が 低 下 して 建 物 が 傾 いたり, 地 中 の 埋 設 管 に 浮 力 が 働 いて 浮 き 上 がる 等 の 被 害 が 発 生 する このため, 市 及 び 各 施 設 管 理 者 は, 防 災 上 特 に 重 要 な 施 設 の 設 置 に 当 たっては 地 盤 改 良 等 を 行 い, 液 状 化 の 発 生 を 防 止 する 対 策 や 液 状 化 が 発 生 した 場 合 においても 施 設 の 被 害 を 最 小 限 に 防 止 する 対 策 等 を 実 施 する 第 5 地 盤 沈 下 防 止 対 策 環 境 課, 県 保 健 福 祉 事 務 所 海 岸 部 や 河 川 沿 岸 等 に 面 した 地 盤 沈 下 地 帯 は, 浸 水 等 の 被 害 に 対 して 脆 弱 である 特 に 鹿 折 川 河 口 地 域 や 内 の 脇 地 域 の 沿 岸 部 に 分 布 しているゼロメートル 地 帯 はその 危 険 性 が 高 いことか ら, 市 及 び 県 はその 未 然 防 止 に 努 めるものとする 1 市 及 び 県 は, 地 盤 沈 下 状 況 を 把 握 するため, 精 密 水 準 測 量 調 査 や 地 下 水 位 観 測 井 による 監

39 第 2 章 災 害 予 防 対 策 視 を 継 続 して 実 施 する 2 地 盤 沈 下 の 原 因 のひとつが 地 下 水 の 過 剰 揚 水 と 考 えられることから, 市 は, 県 や 気 仙 沼 市 地 下 水 利 用 対 策 協 議 会 と 連 携 し, 地 下 水 の 適 正 利 用 に 努 める 2-8

40 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 3 節 海 岸 河 川 施 設 等 の 災 害 対 策 第 3 節 海 岸 河 川 施 設 等 の 災 害 対 策 第 1 目 的 海 岸, 河 川, 港 湾 漁 港 等 の 各 種 公 共 土 木 施 設 の 耐 震 性 の 強 化 及 び 被 害 軽 減 のための 諸 施 策 の 実 施 について 定 める 第 1 目 的 海 岸, 河 川, 港 湾 漁 港 等 の 各 種 公 共 土 木 施 設 の 耐 震 性 の 強 化 及 び 被 害 軽 減 のための 諸 施 策 の 実 施 について 定 める これまで 整 備 されてきた 海 岸 保 全 施 設 等 は, 比 較 的 発 生 頻 度 の 高 い 津 波 等 を 想 定 してきたも のであり, 一 定 の 津 波 高 までの 被 害 抑 止 には 効 果 を 発 揮 してきた しかし, 東 日 本 大 震 災 にお いては, 設 計 対 象 の 津 波 高 をはるかに 超 える 津 波 が 襲 来 してきたことから, 水 位 低 減, 津 波 到 達 時 間 の 遅 延, 海 岸 線 の 維 持 などで 一 定 の 効 果 がみられたものの, 海 岸 保 全 施 設 等 の 多 くが 被 災 し, 背 後 地 において 甚 大 な 津 波 被 害 が 生 じた また, 水 門 陸 閘 閉 鎖 にあたった 消 防 団 員 が 数 多 く 犠 牲 になったという 問 題 も 発 生 している しかし, 最 大 クラスの 津 波 に 備 えて, 海 岸 保 全 施 設 等 の 整 備 の 対 象 とする 津 波 高 を 大 幅 に 高 くすることは, 施 設 整 備 に 必 要 な 費 用, 海 岸 の 環 境 や 利 用 に 及 ぼす 影 響 などの 観 点 から 現 実 的 ではない 国, 県 の 津 波 対 策 に 関 する 基 本 的 な 考 え 方 によれば, 人 命 保 護 に 加 え, 住 民 財 産 の 保 護, 地 域 の 経 済 活 動 の 安 定 化, 効 率 的 な 生 産 拠 点 の 確 保 の 観 点 から, 引 き 続 き, 比 較 的 発 生 頻 度 の 高 い 一 定 程 度 の 津 波 高 に 対 して 海 岸 保 全 施 設 等 の 整 備 を 進 めることとしている < 海 岸 堤 防 の 整 備 方 針 について( 宮 城 県 ), 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 を 教 訓 とした 地 震 津 波 対 策 に 関 する 専 門 調 査 会 報 告 >さらに, 海 岸 保 全 施 設 等 の 整 備 に 当 たり, 東 日 本 大 震 災 での 海 岸 保 全 施 設 等 そのものの 被 災 も 踏 まえ, 設 計 対 象 の 津 波 高 を 超 えた 場 合 でも 海 岸 保 全 施 設 等 の 整 備 効 果 が 発 揮 できるような 構 造 物 とするよう 努 めるとしている < 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 を 教 訓 と した 地 震 津 波 対 策 に 関 する 専 門 調 査 会 報 告 >< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-10> 2-9 第 2 海 岸 保 全 施 設 危 機 管 理 課, 水 産 課, 農 林 課, 土 木 課, 総 務 企 画 課, 産 業 課, 県 地 方 振 興 事 務 所, 同 水 産 漁 港 部, 同 農 林 振 興 部, 同 南 三 陸 支 所, 県 土 木 事 務 所 本 市 の 海 岸 線 延 長 は kmに 達 し, 起 伏 に 富 み, 山 地 又 は 丘 陵 の 一 部 が 沈 水 したリアス 式 の 地 形 となっている また, 三 陸 海 岸 は 過 去 において, 幾 度 となく 津 波 などの 被 害 を 被 っており, 被 害 を 最 小 限 に 食 い 止 めることが 住 民 の 悲 願 でもある 第 2 海 岸 保 全 施 設 の 整 備 危 機 管 理 課, 水 産 基 盤 整 備 課, 農 林 課, 土 木 課, 総 務 企 画 課, 産 業 課, 県 地 方 振 興 事 務 所, 同 水 産 漁 港 部, 同 農 林 振 興 部, 同 南 三 陸 支 所, 県 土 木 事 務 所, 宮 城 北 部 森 林 管 理 署 本 市 の 海 岸 線 延 長 は kmに 達 し, 起 伏 に 富 み, 山 地 または 丘 陵 の 一 部 が 沈 水 したリアス 式 の 地 形 となっている また, 三 陸 海 岸 は 過 去 において, 幾 度 となく 津 波 などの 被 害 を 被 ってお り, 被 害 を 最 小 限 に 食 い 止 めることが 住 民 の 悲 願 でもある 1 海 岸 保 全 事 業 の 推 進 海 岸 管 理 者 は, 震 災 を 低 減 し 又 は 震 災 が 発 生 した 場 合 における 被 害 の 拡 大 を 防 ぐため, 適 宜 耐 震 点 検 等 を 実 施 し, 改 善 が 必 要 な 施 設 については, 随 時 改 修 を 進 めるなど 海 岸 保 全 施 設 の 維 持 管 理 を 強 化 し, 津 波 等 の 防 災 対 策 に 万 全 を 期 す なお, 災 害 に 関 する 危 険 区 域 の 周 知 又 は 災 害 を 防 止 するため, 海 岸 事 業 等 による 津 波 観 測 予 測 システム(TIMING ネットワークシステム 等 )の 整 備 など, 現 行 の 潮 位 津 波 観 測 システムと 連 携 し た 情 報 の 収 集 伝 達 に 必 要 な 施 設 及 び 観 測 機 器 等 の 整 備 を 推 進 する 2 海 岸 保 全 区 域 の 指 定 等 海 岸 管 理 者 は, 海 水 又 は 地 盤 の 変 動 による 被 害 から 海 岸 を 防 護 するため 必 要 があるときは, 1 事 業 の 実 施 各 海 岸 管 理 者 は, 海 岸 保 全 基 本 計 画 等 に 基 づき, 海 岸 堤 防 ( 防 波 堤 ), 防 潮 水 門 等 の 海 岸 保 全 施 設 を, 緊 急 性 の 高 い 地 域 から, 計 画 的 かつ 総 合 的 に 整 備 する また, 各 施 設 については, 地 震 発 生 後 の 防 御 機 能 の 維 持 のため, 耐 震 診 断 や 補 強 による 耐 震 性 の 確 保 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P45> なお, 海 岸 管 理 者 は, 津 波 発 生 時 において 海 岸 保 全 施 設 より 海 側 から 円 滑 に 避 難 が 行 える よう, 市 が 作 成 する 避 難 計 画 と 県 の 整 備 計 画 との 調 整 を 図 りつつ, 避 難 口 もしくは 避 難 階 段 スロープ 等 の 設 置 の 検 討 における 整 合 を 図 る 2 陸 閘 等 の 維 持 管 理

41 第 2 章 災 害 予 防 対 策 防 護 すべき 海 岸 区 域 を 海 岸 保 全 区 域 として 指 定 し, 土 石 の 採 取, 掘 削 その 他 の 行 為 を 制 限 又 は 禁 止 する 等 の 措 置 を 講 じ, 海 岸 の 維 持 管 理 に 万 全 を 期 す ( 第 5 章 津 波 対 策 より) 第 3 節 海 岸 保 全 施 設 の 整 備 第 1 目 的 市 は, 県 等 防 災 関 係 機 関 とともに, 津 波 被 害 を 軽 減 防 止 するための 海 岸 の 全 施 設 等 の 維 持 管 理 の 強 化 や, 必 要 な 施 設 の 整 備 を 実 施 し, 津 波 防 災 対 策 の 推 進 を 図 る 第 2 海 岸 保 全 施 設 等 の 整 備 気 仙 沼 市, 宮 城 県 本 市 の 海 岸 総 延 長 は kmで,リアス 式 地 形 の, 津 波 が 発 生 した 場 合 には 被 害 を 受 けやす い 地 理 的 立 地 条 件 下 にある 1 事 業 の 実 施 各 海 岸 管 理 者 は, 海 岸 保 全 基 本 計 画 等 に 基 づき, 海 岸 堤 防 等 の 施 設 を, 緊 急 性 に 配 慮 す るとともに,ソフト 対 策 や 他 の 施 設 整 備 事 業 と 連 携 し, 総 合 的 かつ 計 画 的 に 整 備 する 2 既 設 防 潮 施 設 の 維 持 管 理 各 海 岸 管 理 者 は, 既 設 の 堤 防 や 護 岸, 及 び 防 潮 水 門, 陸 閘 など, 日 頃 から 保 守 点 検 を 行 い, 維 持 管 理 に 努 めるとともに, 防 潮 水 門, 陸 閘 の 自 動 操 作 システム 等 の 管 理 の 高 度 化 に 向 けた 整 備 を 促 進 する 3 海 岸 保 全 区 域 の 指 定 県 は, 海 水 又 は 地 盤 の 変 動 による 被 害 から 防 護 するため 必 要 があるときは, 防 護 すべき 海 岸 区 域 を 海 岸 保 全 区 域 として 指 定 し, 海 岸 保 全 に 万 全 を 期 すものとする 各 海 岸 管 理 者 は, 水 門 や 陸 閘 について 日 頃 から 保 守 点 検 を 行 い, 気 仙 沼 市 地 域 防 災 計 画 や 管 理 操 作 に 関 する 地 域 の 協 力 体 制 などを 踏 まえて, 自 動 化 遠 隔 化 など 管 理 の 高 度 化 の 必 要 性 なども 検 討 し, 適 切 な 維 持 管 理 に 努 めるものとする 3 海 岸 保 全 施 設 被 災 時 の 対 策 <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P45> 各 海 岸 管 理 者 は, 津 波 により 海 岸 保 全 施 設 等 が 被 災 した 場 合 でも,その 復 旧 を 迅 速 に 行 う ことができるよう 施 設 の 補 修 または 新 設 の 際 に 構 造 上 の 工 夫 に 努 めるなど, 予 め 対 策 をとる とともに, 海 岸 保 全 施 設 等 の 整 備 効 果 が 十 分 発 揮 できるよう 適 切 に 維 持 管 理 する 4 海 岸 保 全 区 域 の 指 定 県 は, 津 波 の 被 害 から 防 護 するため 必 要 があるときは, 防 護 すべき 海 岸 区 域 を 海 岸 保 全 区 域 として 指 定 し, 海 岸 保 全 に 万 全 を 期 す 5 海 岸 堤 防 の 整 備 (1) 海 岸 堤 防 の 基 本 計 画 堤 防 高 について 県 は, 痕 跡 高 や 歴 史 記 録 文 献 等 の 調 査 で 判 明 した 過 去 の 津 波 の 実 績 と, 必 要 に 応 じて 行 うシミュレーションに 基 づくデータを 用 いて, 一 定 頻 度 数 十 年 から 百 数 十 年 に 一 度 程 度 で 発 生 する 津 波 の 高 さを 想 定 し,その 高 さを 基 準 として, 海 岸 堤 防 の 計 画 堤 防 高 を 決 定 する (2) 海 岸 堤 防 の 計 画 位 置 について 海 岸 堤 防 の 位 置 については, 本 市 の 復 興 まちづくり 計 画 と 整 合 を 図 りながら, 海 岸 堤 防 の 計 画 位 置 を 決 定 する (3) 海 岸 堤 防 の 整 備 高 さについて 海 岸 堤 防 の 整 備 については, 本 市 の 復 興 まちづくり 計 画 と 整 合 を 図 りながら, 緩 傾 斜 堤 防 や 直 立 堤 防,まちづくりにおける 盛 土 と 特 殊 堤 の 組 み 合 わせなど, 構 造 について 十 分 検 討 を 行 い, 海 岸 堤 防 の 基 本 計 画 堤 防 高 を 確 保 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-12> 2-10 第 3 河 川 管 理 施 設 等 危 機 管 理 課, 土 木 課, 建 設 課, 県 土 木 事 務 所, 消 防 本 部 本 市 の 河 川 は, 県 管 理 10 河 川 ( 総 延 長 km), 市 管 理 194 河 川 ( 総 延 長 km)で あり,それらの 河 川 の 沖 積 地 では,その 地 形 上 から 浸 水 被 害 を 受 けやすい 状 況 にある 河 川 管 理 者 は, 震 災 を 防 止 し 又 は 震 災 が 発 生 した 場 合 における 被 害 の 拡 大 を 防 ぐため, 河 川 施 設 の 維 持 管 理 を 強 化 するとともに, 治 水 事 業 を 計 画 的 かつ 総 合 的 に 推 進 し, 耐 震 性 の 確 保 に 努 め, 防 災 対 策 に 万 全 を 期 すものとする また, 県 内 の 雨 量 や 河 川 水 位 情 報 をリアルタイムに 収 集 処 理 している 宮 城 県 河 川 流 域 情 報 システム(MIRAI) の 活 用 を 図 りながら, 二 次 災 害 の 防 止 や 水 防 活 動 等 に 万 全 を 期 すものとする 市 は, 地 震 時 等 においては 救 援 活 動 の 拠 点 として, 出 水 時 には 水 防 活 動 の 拠 点 となる, 防 災 拠 点 等 の 整 備 を 進 める 資 料 編 : 知 事 管 理 河 川 の 重 要 水 防 区 域 箇 所 第 3 河 川 管 理 施 設 の 整 備 危 機 管 理 課, 土 木 課, 建 設 課, 県 土 木 事 務 所, 消 防 本 部 本 市 の 河 川 は, 県 管 理 16 河 川 ( 総 延 長 km), 市 管 理 246 河 川 ( 総 延 長 km)で あり,それらの 河 川 の 沖 積 地 では,その 地 形 上 から 浸 水 被 害 を 受 けやすい 状 況 にある 河 川 管 理 者 は, 震 災 を 防 止 しまたは 震 災 が 発 生 した 場 合 における 被 害 の 拡 大 を 防 ぐため, 河 川 施 設 の 維 持 管 理 を 強 化 するとともに, 治 水 事 業 を 計 画 的 かつ 総 合 的 に 推 進 し, 耐 震 性 の 確 保 に 努 め, 防 災 対 策 に 万 全 を 期 すものとする また, 県 内 の 雨 量 や 河 川 水 位 情 報 をリアルタイムに 収 集 処 理 している 宮 城 県 河 川 流 域 情 報 システム(MIRAI) の 活 用 を 図 りながら, 二 次 災 害 の 防 止 や 水 防 活 動 等 に 万 全 を 期 すものとする 市 は, 地 震 時 等 においては 救 援 活 動 の 拠 点 として, 出 水 時 には 水 防 活 動 の 拠 点 となる, 防 災 拠 点 等 の 整 備 を 進 める 資 料 編 : 知 事 管 理 河 川 の 重 要 水 防 区 域 箇 所 ( 第 5 章 津 波 対 策 より) 1 事 業 の 実 施 <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P45>

42 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 3 河 川 管 理 施 設 の 整 備 気 仙 沼 市, 宮 城 県 1 事 業 の 実 施 河 川 管 理 者 は, 社 会 資 本 五 箇 年 計 画 等 に 基 づき, 堤 防 等 河 川 管 理 施 設 について 安 全 性 に 十 分 考 慮 しながら 計 画 的 に 整 備 する 2 既 設 防 潮 水 門 等 の 維 持 管 理 河 川 管 理 者 は, 既 設 河 川 堤 防 や, 護 岸 及 び 防 潮 水 門 について 日 頃 から 保 守 点 検 を 行 い, 維 持 管 理 に 努 めるとともに, 防 潮 水 門 等 の 遠 隔 化 操 作 に 向 けた 整 備 を 促 進 する ( 日 本 海 特 措 法 編 第 4 章 津 波 からの 防 護 及 び 地 震 発 生 時 の 応 急 対 策 等 より) 第 1 節 津 波 からの 防 護 のための 施 設 の 整 備 等 2 河 川, 海 岸, 港 湾 及 び 漁 港 の 管 理 者 は, 次 の 事 項 について 必 要 性 に 応 じ, 計 画 等 を 定 める ものとする (1) 防 潮 提, 堤 防, 水 門 等 の 点 検 方 針 計 画 (2) 防 潮 提, 堤 防, 水 門 等 の 自 動 化 遠 隔 操 作 化 補 強 等 必 要 な 施 設 の 整 備 計 画 (3) 水 門 や 陸 閘 等 の 閉 鎖 を 迅 速 確 実 に 行 うための 体 制, 手 順 及 び 平 常 時 の 管 理 方 法 (4) 津 波 により 孤 立 が 懸 念 される 地 域 のヘリポート,ヘリコプター 臨 時 発 着 場, 港 湾, 漁 港 等 の 整 備 計 画 (5) 情 報 伝 達 システムの 整 備 計 画 河 川 管 理 者 は, 河 川 整 備 基 本 方 針 及 び 河 川 整 備 計 画 に 基 づき, 堤 防 等 河 川 管 理 施 設 につい て, 安 全 性 に 十 分 考 慮 しながら 計 画 的 に 整 備 するとともに, 地 震 発 生 後 の 防 御 機 能 の 維 持 の ため, 耐 震 診 断 や 補 強 による 耐 震 性 の 確 保 を 図 る 2 津 波 遡 上 の 影 響 の 考 慮 河 川 管 理 者 は, 河 川 津 波 対 策 として, 津 波 遡 上 の 影 響 を 考 慮 した 堤 防 の 高 さを 確 保 するこ とにより, 施 設 計 画 上 の 津 波 の 遡 上 流 下 に 伴 う 氾 濫 防 止 を 図 る < 河 川 への 遡 上 津 波 対 策 に 関 する 緊 急 提 言 P2> 3 水 門 陸 閘 等 の 維 持 管 理 河 川 管 理 者 は, 水 門 陸 閘 等 について 日 頃 から 保 守 点 検 を 行 い, 維 持 管 理 に 努 めるととも に, 水 門 陸 閘 等 の 自 動 化 遠 隔 操 作 化 や 内 水 排 除 施 設 の 耐 水 機 能 の 確 保 <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P47>など, 機 能 改 善 に 向 けた 整 備 を 促 進 する 4 電 源, 制 御 設 備 の 多 重 化 及 び 代 替 設 備 確 保 河 川 管 理 者 は, 河 口 堰, 水 門 等 において, 電 源 設 備 や 制 御 設 備 等, 浸 水 や 流 水 に 対 して 被 災 しやすい 設 備 については, 高 所 への 設 置 や 耐 水 化 を 図 るとともに, 従 来 の 予 備 発 電 機 に 加 え, 可 搬 式 発 動 発 電 機 の 取 り 込 みを 可 能 とするなど, 電 源 や 制 御 設 備 の 多 重 化 や 代 替 設 備 と の 接 続 を 容 易 にするなどの 対 策 もあわせて 検 討 する 5 外 部 電 源 喪 失 時 への 備 え 河 川 管 理 者 は, 外 部 電 源 が 喪 失 しても 制 御 電 源 のバックアップ 機 能 により 油 圧 バルブを 開 いてゲートを 閉 める 等, 非 常 時 においても 最 低 限 のゲート 機 能 が 確 保 されるような 設 備 を 確 保 するよう 努 める < 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえた 堰 水 門 等 の 設 計, 操 作 のあり 方 について( 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえた 河 口 堰 水 門 等 技 術 検 討 委 員 会 )P20> < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-14> 2-11 第 4 港 湾 漁 港 等 の 施 設 の 耐 震 化 水 産 基 盤 整 備 課, 産 業 課, 県 土 木 事 務 所, 県 地 方 振 興 事 務 所 水 産 漁 港 部 1 主 要 施 設 の 耐 震 性 確 保 県 は, 岸 壁 等 港 湾 漁 港 等 の 主 要 施 設 について, 地 質 調 査 や 経 済 的 な 対 策 工 法 の 検 討 を 進 め, 地 震 により 施 設 が 被 災 し, 津 波 に 対 して 十 分 な 防 御 機 能 を 発 揮 できない 事 態 が 生 じない ように, 耐 震 診 断 や 補 強 による 耐 震 性 の 確 保 を 図 るよう 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-14> 2 防 災 空 間 の 確 保 市 は, 港 湾 及 び 漁 港 区 域 において, 一 時 的 な 防 災 空 間 としても 活 用 できる 緑 地,ヘリポー ト 等 の 整 備 を 進 めるよう 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P45> 第 5 道 路 盛 土 等 の 活 用 土 木 課, 建 設 課, 県 土 木 事 務 所 道 路 管 理 者 は, 内 陸 での 浸 水 を 防 止 する 機 能 を 有 する 道 路 盛 土 等 を 活 用 し, 多 重 防 御 を 図 る < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-14><H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P45>

43 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 4 農 地, 農 業 施 設 農 林 課, 産 業 課, 県 地 方 振 興 事 務 所 農 林 振 興 部 1 農 地, 農 業 施 設 の 災 害 の 防 止 市 及 び 県 は, 浸 水, 土 砂 災 害 等 に 対 して, 農 地, 農 業 施 設 等 を 防 護 するため, 農 業 用 用 排 水 施 設 の 整 備, 老 朽 ため 池 の 補 強, 低 湿 地 地 域 における 排 水 対 策, 農 地 の 浸 食 対 策 等 につ いて,みやぎ 農 業 農 村 整 備 基 本 計 画 等 に 則 し 総 合 的 に 農 地 防 災 事 業 を 推 進 し, 災 害 の 発 生 防 止 を 図 る また, 既 存 のため 池 の 貯 水 量 に 緊 急 防 災 用 水 量 を 付 加 させるために,ため 池 の 浚 渫 又 は 築 堤 等 を 行 うとともに, 緊 急 時 の 消 防 水 利 や 生 活 用 水 を 確 保 するため, 水 路 等 を 整 備 し, 地 域 の 総 合 的 な 防 災 安 全 度 を 高 める 2 集 落 の 安 全 確 保 市 及 び 県 は, 集 落 の 安 全 確 保 を 図 るため, 避 難 路, 避 難 地, 延 焼 遮 断 帯, 防 火 活 動 拠 点 と なる 農 道, 農 業 集 落 道 及 び 農 村 公 園 緑 地, 緊 急 時 に 消 防 用 水 や 生 活 用 水 として 取 水 すること ができる 農 業 用 用 排 水 施 設, 災 害 時 の 情 報 伝 達 を 行 うために 必 要 な 情 報 基 盤 施 設 について, 緊 急 的 な 利 用 も 考 慮 し, 下 記 内 容 の 整 備 を 推 進 する (1) 避 難 路 や 避 難 地 等 の 確 保 緊 急 車 両 の 通 行 及 び 避 難 路 の 確 保 のための 農 道 集 落 道 の 整 備 災 害 時 の 避 難 地 や 災 害 対 策 拠 点 としての 利 活 用 ができる 農 村 公 園 緑 地 の 整 備 (2) 消 防 用 施 設 の 確 保 防 火 用 水 が 確 保 されていない 地 域 での 防 火 用 水 等 の 整 備 耐 震 性 防 火 水 槽 整 備 (3) 集 落 の 防 災 施 設 整 備 老 朽 ため 池 の 改 修, 地 すべり 工, 土 留 工, 雨 水 排 水 路 等 の 整 備 防 災 上 補 強 が 必 要 な 既 存 の 橋 りょう 等 の 公 共 施 設 の 整 備 (4) 災 害 情 報 の 伝 達 施 設 の 確 保 農 業 情 報, 災 害 時 の 情 報 伝 達 を 行 うために 必 要 なCATVや 防 災 無 線 の 整 備 第 6 農 業 用 施 設 等 における 地 震 津 波 対 策 農 林 課, 産 業 課, 県 地 方 振 興 事 務 所 農 林 振 興 部 地 震 津 波 による 農 業 被 害 については, 農 業 用 施 設 の 損 壊, 津 波 により 海 水 が 浸 水 すること による 土 地 作 物 の 塩 害 等 が 想 定 される これらはいずれも 半 年 ~ 数 年 程 度 の 間, 農 地 の 利 用 を 不 能 にする 可 能 性 があることから, 市 は, 国 の 協 力 の 下,これらの 被 害 を 防 止 するため, 堤 防 等 の 整 備 を 推 進 する また, 重 度 の 被 害 でなければ 散 水 や 灌 排 水 による 被 害 の 軽 減 も 不 可 能 ではないことから, 市 は, 国, 県 の 行 う 用 水 確 保, 排 水 機 能 の 強 化 に 協 力 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-14> 第 7 工 事 の 中 断 等 の 措 置 水 産 基 盤 整 備 課, 農 林 課, 土 木 課, 産 業 課, 建 設 課, 県 土 木 事 務 所, 県 地 方 振 興 事 務 所 水 産 漁 港 部 河 川, 海 岸, 港 湾 及 び 漁 港 の 管 理 者 は, 地 震 による 津 波 の 発 生 が 予 想 された 場 合 は 直 ちに, 水 門 及 び 陸 閘 の 閉 鎖, 工 事 中 の 場 合 は 工 事 の 中 断 等 の 措 置 を 講 ずるものとする 第 8 内 水 排 水 施 設 等 の 措 置 農 林 課, 土 木 課, 下 水 道 課, 産 業 課, 建 設 課, 県 土 木 事 務 所 内 水 排 水 施 設 の 管 理 者 は, 施 設 の 管 理 上 必 要 な 操 作 を 行 うための 非 常 用 発 電 装 置 の 整 備, 点 検 その 他 所 要 の 被 災 防 止 措 置 を 講 じておくものとする 2-12 ( 日 本 海 特 措 法 編 第 4 章 津 波 からの 防 護 及 び 地 震 発 生 時 の 応 急 対 策 等 より) 第 1 節 津 波 からの 防 護 のための 施 設 の 整 備 等 1 河 川, 海 岸, 港 湾 及 び 漁 港 の 管 理 者 は, 地 震 による 津 波 の 発 生 が 予 想 された 場 合 は 直 ちに, 水 門 及 び 陸 閘 の 閉 鎖, 工 事 中 の 場 合 は 工 事 の 中 断 等 の 措 置 を 講 ずるものとする また, 内 水 排 除 施 設 等 は, 施 設 の 管 理 上 必 要 な 操 作 を 行 うための 非 常 用 発 電 装 置 の 整 備, 点 検 その 他 所 要 の 被 災 防 止 措 置 を 講 じておくものとする

44 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 4 節 交 通 施 設 の 災 害 対 策 第 4 節 交 通 施 設 の 災 害 対 策 第 1 目 的 道 路, 港 湾 等 は 地 域 の 社 会 活 動 を 支 える 重 要 な 施 設 であることから, 基 準 に 基 づいた 耐 震 対 策 を 実 施 し, 安 全 確 保 に 努 める 第 1 目 的 道 路, 港 湾 等 は 地 域 の 社 会 活 動 を 支 える 重 要 な 施 設 であるこれらの 施 設 が 被 災 した 場 合 には, 住 民 の 避 難, 救 助 活 動, 物 資 の 輸 送 などの 各 種 の 応 急 対 策 活 動 を 著 しく 阻 害 する よって, 道 路, 港 湾, 鉄 道 等 の 交 通 施 設 の 整 備 や 補 強 補 修 等 に 当 たっては, 未 整 備 部 分 の 解 消 等 ネット ワークの 充 実, 施 設 機 能 の 代 替 性 の 確 保, 各 交 通 施 設 の 間 の 連 携 の 強 化 等 により, 大 規 模 災 害 発 生 時 の 輸 送 手 段 の 確 保 等 に 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P45>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-16> 第 2 道 路 施 設 土 木 課, 建 設 課, 県 土 木 事 務 所, 国 道 維 持 出 張 所 道 路 管 理 者 は, 防 災 点 検 及 び 震 災 点 検 等 で 対 応 が 必 要 とされた 箇 所 について, 緊 急 輸 送 道 路 や 緊 急 性 が 高 い 路 線 及 び 箇 所 から 順 次, 補 強 及 び 整 備 を 実 施 する また, 市 は 地 震 災 害 対 策 上 必 要 とする 道 路, 施 設 について, 道 路 整 備 計 画 等 に 基 づき 緊 急 を 要 する 施 設 から 随 時 整 備 を 進 める 1 道 路 道 路 法 面 の 崩 壊, 路 面 の 損 壊, 道 路 施 設 の 変 状 や 破 壊 等 の 被 害 が 想 定 される 危 険 箇 所 につ いて, 防 災 工 事 等 を 実 施 するとともに, 道 路 の 改 築 や 新 設 に 当 たっては, 耐 震 基 準 に 基 づい た 整 備 を 図 る 第 2 道 路 施 設 水 産 基 盤 整 備 課, 土 木 課, 建 設 課, 県 土 木 事 務 所, 県 地 方 振 興 事 務 所 水 産 漁 港 部, 国 道 維 持 出 張 所 道 路 管 理 者 は, 地 震 直 後 の 道 路 網 断 絶 による 避 難 行 動 や 初 動 活 動 の 阻 害 を 防 ぐため, 防 災 点 検 及 び 震 災 点 検 等 で 対 応 が 必 要 とされた 箇 所 について, 緊 急 輸 送 道 路 や 緊 急 性 が 高 い 路 線 及 び 箇 所 から 順 次, 補 強 及 び 整 備 を 実 施 する また, 市 は, 地 震 津 波 災 害 対 策 上 必 要 とする 道 路 施 設 については, 地 震 防 災 緊 急 事 業 五 箇 年 計 画 等 に 基 づき 緊 急 を 要 する 施 設 から 随 時 整 備 を 進 める 1 道 路 (1) 耐 震 性 の 強 化 道 路 法 面 の 崩 壊, 路 面 の 損 壊, 道 路 施 設 の 変 状 や 破 壊 等 の 被 害 が 想 定 される 危 険 箇 所 に ついて, 防 災 工 事 等 を 実 施 するとともに, 道 路 の 改 築 や 新 設 に 当 たっては, 耐 震 基 準 に 基 づいた 整 備 を 図 る (2) 避 難 路 避 難 階 段 の 整 備 住 民 が 徒 歩 で 確 実 に 安 全 な 場 所 に 避 難 できるよう, 地 震 の 揺 れを 考 慮 した 避 難 路 避 難 階 段 を 整 備 し,その 周 知 に 努 めるとともに,その 安 全 性 の 点 検 及 び 避 難 時 間 短 縮 のための 工 夫 改 善 に 努 める なお, 避 難 路 の 整 備 に 当 たっては, 地 震 の 揺 れによる 段 差 の 発 生, 避 難 車 両 の 増 加, 停 電 時 の 信 号 滅 灯 などによる 交 通 渋 滞 や 事 故 の 発 生 等 を 十 分 考 慮 するとともに, 地 震 による 沿 道 建 築 物 の 倒 壊, 落 橋, 土 砂 災 害, 液 状 化 等 の 影 響 により 避 難 路 等 が 寸 断 されないよう 耐 震 化 対 策 を 実 施 し, 安 全 性 の 確 保 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P48> (3) 避 難 路 の 安 全 対 策 避 難 計 画 に 位 置 づけられる 避 難 路 においては, 安 全 性 や 機 能 性 を 確 保 されているかを 確 認 の 上, 問 題 箇 所 を 抽 出 し, 道 路 の 改 築 や 新 設 を 含 め, 必 要 な 対 策 を 講 じる < 津 波 避 難 のための 施 設 整 備 指 針 P42> (4) 信 頼 性 の 高 い 道 路 網 の 形 成 緊 急 輸 送 ルートの 確 保 を 早 期 に 確 実 に 図 るため, 主 要 な 市 街 地 等 と 高 速 道 路 のアクセス 強 化,ネットワーク 機 能 の 向 上, 道 路 情 報 ネットワークシステム, 道 路 防 災 対 策 等 を 通 じ て 安 全 性, 信 頼 性 の 高 い 道 路 網 の 整 備 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P63> 2-13

45 第 2 章 災 害 予 防 対 策 2 橋 りょう 落 橋, 変 状 等 の 被 害 が 想 定 される 道 路 橋, 横 断 歩 道 橋, 側 道 橋 等 については, 橋 りょう 補 強 工 事 を 実 施 し 耐 震 性 を 高 める 3 トンネル 覆 工 コンクリートや 付 帯 施 設 の 落 下, 坑 口 部 法 面 の 岩 盤 崩 落 などが 想 定 されるトンネルに ついては, 優 先 して 補 強 対 策 を 実 施 する 4 道 路 付 属 施 設 道 路 標 識, 道 路 監 視 装 置 (CCTV), 道 路 情 報 提 供 装 置, 電 線 共 同 溝 などの 道 路 施 設 について, 道 路 情 報 の 迅 速 正 確 な 提 供 を 行 うための 整 備 等 を 図 る 資 料 編 : 道 路 災 害 危 険 箇 所 (5) 道 路 管 理 者 間 の 情 報 共 有 化 通 行 止 めや 迂 回 路 の 設 置, 地 盤 沈 下 による 冠 水 対 策 などについては, 市 及 び 県, 国 の 間 で の 情 報 の 共 有 化 を 図 る 2 橋 梁 落 橋, 変 状 等 の 被 害 が 想 定 される 道 路 橋 については, 橋 梁 補 強 工 事 を 実 施 し 耐 震 性 耐 浪 性 を 高 めるとともに, 今 後 耐 浪 性 についても 検 討 を 進 める 3 トンネル 覆 工 コンクリートや 付 帯 施 設 の 落 下, 坑 口 部 法 面 の 岩 盤 崩 落 などが 想 定 されるトンネルに ついては, 優 先 して 補 強 対 策 を 実 施 する 4 道 路 付 属 施 設 (1) 災 害 情 報 システムの 構 築 道 路 管 理 者 は, 災 害 防 止 に 当 たり 道 路 情 報 の 迅 速 正 確 な 提 供 を 行 うために, 凍 結 検 知 器, 積 雪 深 計, 雨 量 計, 水 位 計 等 の 機 器 及 び 道 路 情 報 提 供 装 置 の 整 備 を 進 め,これらを 有 機 的 に 運 用 するための 災 害 情 報 システムの 拡 充 に 努 める (2) 避 難 誘 導 標 識 の 整 備 市 は, 道 路 管 理 者 と 調 整 の 上, 避 難 計 画 に 位 置 づけられる 避 難 対 象 地 域 から,いつでも 誰 でも 安 全 かつ 迅 速 に 避 難 を 行 うことを 支 援 するための 避 難 誘 導 標 識 の 整 備 に 努 める < 津 波 避 難 のための 施 設 整 備 指 針 P57> 5 交 通 管 制 施 設 (1) 道 路 交 通 管 理 体 制 の 整 備 警 察 本 部 は, 広 域 交 通 管 理 体 制 の 整 備 を 図 るとともに 信 号 機, 交 通 情 報 板 及 び 交 通 管 制 センター 等 交 通 管 制 施 設 の 耐 震 性 や, 津 波 災 害 に 対 する 安 全 性 を 確 保 し, 災 害 時 の 道 路 交 通 管 理 体 制 を 整 備 する<H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P63> (2) 交 通 規 制 内 容 の 計 画 及 び 周 知 設 定 された 津 波 想 定 に 対 応 する 交 通 規 制 の 内 容 を, 広 域 的 な 整 合 性 に 配 慮 しつつ, 予 め 計 画 し 周 知 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-17> 6 三 陸 沿 岸 道 路 の 緊 急 連 絡 路 緊 急 避 難 階 段 の 設 置 南 三 陸 町 境 ~ 本 吉 IC( 仮 ) 間 と 気 仙 沼 IC( 仮 )~ 岩 手 県 境 間 に 緊 急 連 絡 路 3ヶ 所, 緊 急 避 難 階 段 7ヶ 所 の 建 設 が 計 画 されている 2-14 第 3 港 湾 施 設 県 土 木 事 務 所 港 湾 施 設 は, 災 害 発 生 初 期 における 避 難, 救 助, 緊 急 物 資 及 び 復 旧 資 材 等 の 緊 急 輸 送 活 動 を 確 保 するための 防 災 拠 点 として 極 めて 重 要 な 役 割 を 果 たす 施 設 であるばかりでなく, 災 害 発 生 後 長 時 間 にわたり, 一 定 の 生 産 活 動 及 び 生 活 活 動 を 確 保 するために 必 要 な 最 低 限 度 の 物 流 機 能 を 維 持 するための 極 めて 重 要 な 施 設 である このため, 港 湾 管 理 者 は, 耐 震 性 に 考 慮 した 港 湾 施 設 の 整 備 に 努 めるとともに, 被 災 地 にお ける 物 資 輸 送 の 拠 点 として 支 障 が 生 じることのないよう, 施 設 の 維 持 管 理 に 努 める 第 3 港 湾 施 設 県 土 木 事 務 所 1 港 湾 施 設 の 整 備 (1) 港 湾 施 設 の 位 置 づけ 港 湾 施 設 は, 災 害 発 生 初 期 における 避 難, 救 助, 緊 急 物 資 及 び 復 旧 資 材 等 の 緊 急 輸 送 活 動 を 確 保 するための 防 災 拠 点 として 極 めて 重 要 な 役 割 を 果 たす 施 設 であるばかりでなく, 災 害 発 生 後 長 時 間 にわたり, 一 定 の 生 産 活 動 及 び 生 活 活 動 を 確 保 するために 必 要 な 最 低 限 度 の 物 流 機 能 を 維 持 するための 極 めて 重 要 な 施 設 である (2) 港 湾 施 設 の 整 備 及 び 管 理

46 第 2 章 災 害 予 防 対 策 港 湾 管 理 者 は, 震 災 後 最 低 限 度 の 物 資 輸 送 が 確 保 できるよう 施 設 の 整 備 や 維 持 管 理 に 努 め る 2 港 湾 施 設 における 避 難 対 策 (1) 避 難 対 策 の 検 討 港 湾 管 理 者 は, 市 と 協 働 で 防 護 ラインの 外 側 で 働 く 人 々や 利 用 者 が 津 波 から 円 滑 に 避 難 できるよう, 避 難 施 設 を 確 保 するとともに, 避 難 方 策 を 予 め 検 討 する (2) 避 難 に 係 るガイドラインの 策 定 港 湾 管 理 者 は, 港 湾 労 働 者 や 港 湾 を 来 訪 する 方 々の 避 難 のため, 避 難 に 係 るガイドライ ンを 策 定 するよう 努 めるとともに, 各 港 湾 において, 国, 県, 沿 岸 市 町 及 び 港 湾 立 地 企 業 等 と 相 互 連 携 を 図 りつつ, 具 体 的 な 対 策 の 検 討 を 進 める (3) 避 難 に 係 る 案 内 表 示 の 整 備 港 湾 管 理 者 は, 港 内 に 海 抜 表 示 の 案 内 板 やスピーカーを 設 置 する 等, 港 湾 利 用 者 に 避 難 等 の 重 要 性 を 分 かりやすく 伝 達 する 案 内 表 示 の 充 実 を 図 る < 港 湾 における 地 震 津 波 対 策 のあり 方 ( 国 土 交 通 省 )P8,14,15> < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-17> 資 料 編 : 道 路 災 害 危 険 箇 所 第 4 漁 港 施 設 水 産 課, 産 業 課, 県 地 方 振 興 事 務 所 水 産 漁 港 部 漁 港 管 理 者 は, 被 災 等 に 関 する 危 険 区 域 の 周 知 及 びこれらの 災 害 を 防 止 し, 迅 速 な 情 報 の 収 集 及 び 情 報 伝 達 施 設 の 整 備 を 推 進 するとともに, 耐 震 性 を 考 慮 した 岸 壁 等 の 漁 港 施 設 の 整 備 を 行 い, 防 災 拠 点 漁 港 としての 気 仙 沼 漁 港 及 びその 補 完 漁 港, 離 島 の 漁 港 について, 重 点 的 かつ 総 合 的 な 整 備 の 促 進 を 図 る また, 災 害 に 強 い 漁 業 地 域 づくりガイドライン ( 平 成 18 年 3 月 水 産 庁 漁 業 漁 場 整 備 部 )に 沿 って 漁 業 地 域 における 就 労 者 来 訪 者 の 安 全 の 確 保 水 産 物 流 通 機 能 の 確 保 漁 村 の 総 合 的 な 防 災 対 策 を 図 るものとする 資 料 編 : 県 市 の 指 定 漁 港 一 覧 資 料 編 : 災 害 に 強 い 漁 業 地 域 づくりガイドライン( 概 要 ) 第 5 鉄 道 施 設 東 日 本 旅 客 鉄 道 ( 株 ) 鉄 道 事 業 者 は, 橋 梁, 土 地 構 造 物 等 の 施 設 を 主 体 に, 必 要 により 補 強 対 策 を 推 進 し, 耐 震 性 の 向 上 を 図 るとともに, 地 震 津 波 等 による 異 常 事 態 が 発 生 したときは, 運 転 規 制 等 によって 災 害 の 防 止 を 図 る また, 土 木 建 造 物 の 変 状 若 しくは, 既 変 状 の 進 行 の 有 無 を 把 握 するため, 定 期 検 査 を 実 施 するとともに, 線 路 等 災 害 警 備 計 画 を 作 成 し, 地 震 時 等 の 線 路 巡 回 計 画 を 定 め る さらに, 線 路 に 近 接 する 施 設 の 落 下, 倒 壊 による 線 路 への 被 害 を 防 止 するため, 関 係 官 公 庁, 施 設 管 理 関 係 者 に 施 設 の 整 備 を 要 請 する なお, 地 震 発 生 後 の 早 期 復 旧 を 期 するため, 次 により 復 旧 体 制 を 整 備 するとともに 発 生 した 事 態 の 周 知 に 努 める 1 復 旧 要 員 の 確 保 及 び 関 係 機 関 との 協 力 応 援 体 制 2 復 旧 用 資 材 機 器 の 手 配 3 防 災 意 識 の 普 及 向 上 第 4 漁 港 施 設 水 産 基 盤 整 備 課, 産 業 課, 県 地 方 振 興 事 務 所 水 産 漁 港 部 漁 港 管 理 者 は, 被 災 することにより 生 じる 災 害 に 関 する 危 険 区 域 の 周 知 及 びこれらの 災 害 を 防 止 するため, 迅 速 な 情 報 の 収 集 及 び 情 報 伝 達 施 設 の 整 備 を 推 進 するとともに, 地 震 発 生 後 の 防 御 機 能 の 維 持 のため<H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P45>, 耐 震 性 を 考 慮 した 岸 壁, 防 波 堤 等 の 漁 港 施 設 整 備 を 行 い, 防 災 拠 点 漁 港 としての 気 仙 沼 漁 港 及 びその 補 完 漁 港, 離 島 の 漁 港 に ついて, 重 点 的 かつ 総 合 的 な 整 備 の 促 進 を 図 る < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-18> 資 料 編 : 県 市 の 指 定 漁 港 一 覧 資 料 編 : 災 害 に 強 い 漁 業 地 域 づくりガイドライン( 概 要 ) 第 5 鉄 道 施 設 東 日 本 旅 客 鉄 道 ( 株 ) 1 耐 震 性 の 強 化 鉄 道 事 業 者 は, 橋 梁, 土 地 構 造 物 等 の 施 設 を 主 体 に, 必 要 により 補 強 対 策 を 推 進 し, 耐 震 性 の 強 化 の 向 上 を 図 る 2 異 常 事 態 発 生 時 の 対 策 検 討 鉄 道 事 業 者 は, 地 震 津 波 等 による 異 常 事 態 が 発 生 したときは, 運 転 規 制 や 車 両 停 止 時 の 避 難 誘 導 を 行 えるよう, 予 め 対 策 を 検 討 する 3 線 路 巡 回 計 画 の 策 定 鉄 道 事 業 者 は, 土 木 建 造 物 の 変 状 もしくは, 既 変 状 の 進 行 の 有 無 を 把 握 するため, 定 期 検 査 を 実 施 するとともに, 線 路 等 災 害 警 備 計 画 を 作 成 し, 地 震 津 波 発 生 後 の 線 路 巡 回 計 画 を 定 める 4 線 路 に 近 接 する 施 設 の 対 策 2-15

47 第 2 章 災 害 予 防 対 策 鉄 道 事 業 者 は, 線 路 に 近 接 する 施 設 の 落 下, 倒 壊 による 線 路 への 被 害 を 防 止 するため, 関 係 官 公 庁, 施 設 管 理 関 係 者 に 施 設 の 整 備 を 要 請 する 5 復 旧 体 制 の 整 備 鉄 道 事 業 者 は, 地 震 津 波 発 生 後 の 早 期 復 旧 を 期 するため, 次 により 復 旧 体 制 を 整 備 する (1) 復 旧 要 員 の 確 保 及 び 関 係 機 関 との 協 力 応 援 体 制 (2) 復 旧 用 資 材 機 器 の 手 配 (3) 防 災 意 識 の 普 及 向 上 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-18> 第 6 旅 客 船 施 設 大 島 汽 船 株 式 会 社 大 島 汽 船 株 式 会 社 は, 利 用 者 に 対 して 災 害 に 関 する 危 険 区 域 の 周 知 及 び 災 害 発 生 時 の 行 動 に ついて 周 知 するとともに, 災 害 時 における 大 島 への 緊 急 輸 送 等 も 考 慮 し, 早 期 の 復 旧 がなされ るよう 体 制 整 備 について 検 討 を 図 る 第 6 旅 客 船 施 設 大 島 汽 船 株 式 会 社 大 島 汽 船 株 式 会 社 は, 利 用 者 に 対 して 災 害 に 関 する 危 険 区 域 の 周 知 及 び 災 害 発 生 時 の 行 動 に ついて 周 知 するとともに, 災 害 時 における 大 島 への 緊 急 輸 送 等 も 考 慮 し, 早 期 の 復 旧 がなされ るよう 体 制 整 備 について 検 討 を 図 る 第 7 津 波 による 漂 流 物 発 生 抑 制, 津 波 火 災 対 策 の 推 進 危 機 管 理 課, 水 産 課, 水 産 基 盤 整 備 課 県 土 木 事 務 所, 県 地 方 振 興 事 務 所 水 産 漁 港 部 市 及 び 県 は, 港 湾 漁 港 における 防 波 堤 の 整 備 改 良, 船 舶 係 留 の 徹 底 強 化, 養 殖 筏 の 係 留 強 化, 貯 木 の 囲 い 込 み, 上 屋 の 耐 浪 性 強 化, 漂 流 物 防 止 柵 の 設 置, 海 岸 付 近 における 駐 車 自 粛 の 呼 びかけ 等 の 漂 流 物 発 生 の 抑 制 対 策 を 強 化 する また, 漂 流 物 の 石 油 タンク 等 の 危 険 物 施 設 への 衝 突 回 避 や 石 油 タンクの 流 失 を 防 止 するた め, 防 護 壁 の 整 備 等 の 対 策 を 実 施 するよう, 関 係 事 業 者 を 指 導 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-20> 2-16

48 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 5 節 都 市 の 防 災 対 策 第 5 節 都 市 の 防 災 対 策 第 1 目 的 市 は, 大 規 模 な 震 災 などにおける, 災 害 に 対 する 危 険 性 を 把 握 し, 火 災 の 拡 大 防 止 や 避 難 の 安 全 を 確 保 した, 防 災 力 の 高 いまちづくりを 進 める 大 規 模 地 震 による 建 物 倒 壊, 土 砂 崩 れ, 構 造 物 の 破 損,また, 火 災 等 の 二 次 災 害 による 人 的, 物 的 被 害 を 最 小 限 にとどめるため, 個 々 の 建 築 物 等 の 耐 震 化, 不 燃 化 の 推 進 に 加 え, 市 街 地 や 農 村 の 面 的 視 点 からの 整 備, 土 砂 災 害 対 策 等 の 必 要 な 事 業 の 実 施 について 定 める 第 1 目 的 市 は, 大 規 模 な 震 災 などにおける, 災 害 に 対 する 危 険 性 を 把 握 し, 火 災 の 拡 大 防 止 や 避 難 の 安 全 を 確 保 した, 防 災 力 の 高 いまちづくりを 進 める 大 規 模 地 震 による 建 物 倒 壊, 土 砂 崩 れ, 構 造 物 の 破 損,また, 火 災 等 の 二 次 災 害 による 人 的, 物 的 被 害 を 最 小 限 にとどめるため, 個 々 の 建 築 物 等 の 耐 震 化, 不 燃 化 の 推 進 に 加 え, 市 街 地 や 農 村 の 面 的 視 点 からの 整 備, 土 砂 災 害 対 策 等 の 必 要 な 事 業 の 実 施 について 定 める また, 津 波 からの 迅 速 かつ 確 実 な 避 難 を 実 現 するた め,できるだけ 短 時 間 で 避 難 が 可 能 となるような 都 市 施 設 の 整 備 を 行 う <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P45>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-21> 第 2 市 街 地 開 発 事 業 等 の 推 進 都 市 計 画 課, 県 土 木 事 務 所 市 及 び 県 は, 都 市 計 画 法 等 に 基 づき, 土 地 の 合 理 的 で 健 全 な 高 度 利 用, 耐 震 化 不 燃 化, 環 境 整 備 を 効 果 的 に 推 進 する また, 木 造 密 集 市 街 地 等 の 市 街 地 再 開 発 事 業 や, 都 市 計 画 道 路 整 備 事 業 等 を 通 じ, 防 災 性 の 高 い 市 街 地 の 形 成 を 推 進 する 第 2 市 街 地 開 発 事 業 等 の 推 進 都 市 計 画 課, 県 土 木 事 務 所 1 低 層 木 造 建 築 物 等 密 集 市 街 地 対 策 の 推 進 市 は, 都 市 再 開 発 法 ( 昭 和 44 年 法 律 第 38 号 )に 基 づき, 低 層 木 造 建 築 物 等 の 密 集 した 不 健 全 な 既 成 市 街 地 を 改 造 し, 土 地 の 合 理 的 で 健 全 な 高 度 利 用, 都 市 の 不 燃 化, 環 境 の 整 備 改 善 を 効 果 的 に 推 進 する 2 既 存 建 築 物 の 耐 震 化 の 推 進 県 及 び 市 町 村 は, 耐 震 化 を 促 進 すべき 比 較 的 古 い 建 築 物 が 多 く 立 地 する 地 区 等 において, 既 存 建 築 物 の 耐 震 化 に 関 する 計 画 作 成 及 び 診 断 を 積 極 的 に 行 い,さらに, 市 街 地 総 合 再 生 計 画 を 立 て, 耐 震 改 修 を 必 要 とする 建 築 物 に 対 し, 優 良 建 築 物 等 整 備 事 業 により 支 援 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-21> 2-17 第 3 土 地 区 画 整 理 事 業 の 推 進 都 市 計 画 課 市 は, 県 の 指 導 のもと, 土 地 区 画 整 理 法 ( 昭 和 29 年 法 律 第 119 号 )に 基 づき, 防 災 性 の 高 い 市 街 地 の 形 成 を 目 指 し, 安 全 な 住 居 系 市 街 地 の 整 備 を 行 うため, 土 地 区 画 整 理 事 業 による 市 街 地 の 整 備 を 図 る なお, 防 災 街 区 の 整 備 のみでは, 都 市 防 災 対 策 として 十 分 な 目 的 は 達 せられないため, 市 は, 気 仙 沼 市 地 域 防 災 計 画 と 都 市 計 画 との 関 連 に 配 慮 し, 市 街 地 の 整 備 を 行 う < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-21> 第 3 都 市 公 園 危 機 管 理 課, 都 市 計 画 課, 県 土 木 事 務 所 市 及 び 県 は, 避 難 路, 避 難 場 所, 延 焼 遮 断 帯 及 び 防 災 活 動 拠 点 としての 機 能 を 有 する 都 市 公 園 の 整 備 促 進 を 図 るとともに, 避 難 場 所 に 指 定 する 公 園 については, 必 要 に 応 じ, 食 料, 医 薬 品 等 災 害 応 急 対 策 に 必 要 な 備 蓄 倉 庫, 耐 震 性 貯 水 槽 等 の 整 備 による 防 災 機 能 の 充 実 に 努 める 第 4 都 市 公 園 危 機 管 理 課, 都 市 計 画 課, 県 土 木 事 務 所 市 及 び 県 は, 避 難 路, 避 難 場 所, 延 焼 遮 断 帯 及 び 防 災 活 動 拠 点 としての 機 能 を 有 する 都 市 公 園 の 整 備 促 進 を 図 るとともに, 避 難 場 所 に 指 定 する 都 市 公 園 については, 必 要 に 応 じ, 食 料, 医 薬 品 等 災 害 応 急 対 策 に 必 要 な 備 蓄 倉 庫, 耐 震 性 貯 水 槽 等 の 整 備 による 防 災 機 能 の 充 実 に 努 め る 第 5 津 波 避 難 を 考 慮 した 都 市 施 設 の 整 備 危 機 管 理 課, 都 市 計 画 建 築 住 宅 課, 県 土 木 事 務 所 1 津 波 避 難 施 設 等 の 整 備

49 第 2 章 災 害 予 防 対 策 市 は,できるだけ 短 時 間 で 避 難 が 可 能 となるような 避 難 場 所 津 波 避 難 ビル 等, 避 難 路 避 難 階 段 などの 避 難 関 連 施 設 の 都 市 計 画 と 連 携 した 計 画 的 整 備 や 民 間 施 設 の 活 用 による 確 保, 建 築 物 や 公 共 施 設 の 耐 浪 化 等 を 行 う なお, 事 業 の 実 施 に 当 たっては, 効 率 的 効 果 的 に 行 われるよう 配 慮 する 2 特 に 配 慮 を 用 する 施 設 の 立 地 誘 導 市 は, 行 政 関 連 施 設, 要 配 慮 者 に 関 わる 施 設 等 については,できるだけ 浸 水 の 危 険 性 の 低 い 場 所 に 立 地 するよう 整 備 し, 中 長 期 的 には 浸 水 の 危 険 性 のより 低 い 場 所 への 誘 導 を 図 る < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-21><H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P46> 2-18

50 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 6 節 建 築 物 等 の 耐 震 化 対 策 第 6 節 建 築 物 等 の 安 全 化 対 策 第 1 目 的 地 震 による 建 築 物 等 の 損 壊 等 を 軽 減 するため, 耐 震 化, 不 燃 化 等 必 要 な 事 業 の 実 施 について 定 める 特 に 地 震 防 災 上 緊 急 に 整 備 すべき 施 設 等 の 整 備 は 早 期 に 行 うものとし, 具 体 的 な 事 業 施 行 等 にあたっては 施 設 全 体 が 未 完 成 であっても, 一 部 の 完 成 により 相 応 の 効 果 が 発 揮 される よう 整 備 の 順 序 及 び 方 法 について 考 慮 するものとする 第 1 目 的 津 波 に 強 いまちづくりを 進 める 上 で, 公 共 建 築 物, 一 般 建 築 物 の 耐 震 性, 不 燃 性, 耐 浪 性 の 確 保 に 努 めるとともに, 津 波 に 対 する 安 全 性 を 一 層 高 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-23> 第 2 公 共 建 築 物 財 政 課, 都 市 計 画 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 教 育 委 員 会, 気 仙 沼 市 立 病 院 市 は, 庁 舎, 消 防 施 設, 学 校, 病 院, 社 会 福 祉 施 設 等, 不 特 定 多 数 の 方 を 収 容 する 施 設, 特 に 防 災 上 重 要 な 公 共 建 築 物 の 耐 震 性 の 向 上 に 努 める 第 2 公 共 建 築 物 財 政 課, 都 市 計 画 課, 建 築 住 宅 課, 災 害 公 営 住 宅 整 備 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 教 育 委 員 会, 気 仙 沼 市 立 病 院, 市 立 本 吉 病 院 市 は, 次 の 点 に 留 意 しつつ, 庁 舎, 消 防 施 設, 学 校, 病 院, 社 会 福 祉 施 設 等, 不 特 定 多 数 の 方 を 収 容 する 施 設, 特 に 防 災 上 重 要 な 公 共 建 築 物 の 耐 震 性 の 向 上 に 努 める (1) 耐 震 性, 不 燃 性, 耐 浪 性 の 確 保 市 は, 庁 舎, 消 防 施 設, 学 校 等 の 行 政 関 連 施 設, 病 院 等 の 医 療 施 設, 社 会 福 祉 施 設 等 要 配 慮 者 に 関 わる 施 設 等 の 不 特 定 多 数 収 容 施 設 等, 常 に 防 災 上 重 要 な 公 共 建 築 物 について, 一 層 の 耐 震 性, 不 燃 性, 耐 浪 性 の 確 保 を 図 る (2) 停 電 対 策 の 強 化 市 は, 及 び 施 設 管 理 者 は, 地 震 時 の 停 電 に 備 え,バッテリー, 無 停 電 電 源 装 置, 太 陽 光 発 電 等 の 自 家 発 電 設 備 等 の 整 備 に 努 める < 他 県 参 考,H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > (3) 特 に 配 慮 を 要 する 施 設 の 防 災 拠 点 化 行 政 関 連 施 設, 要 配 慮 者 に 関 わる 施 設 等 については, 浸 水 の 危 険 性 のより 低 い 場 所 への 誘 導 を 図 るが,やむを 得 ず 浸 水 のおそれのある 場 所 に 立 地 する 場 合, 市 及 び 施 設 管 理 者 は, 建 築 物 の 耐 浪 化, 非 常 用 電 源 の 設 置 場 所 の 工 夫, 情 報 通 信 施 設 の 整 備 や 必 要 な 物 資 の 備 蓄 等 により 施 設 の 防 災 拠 点 化 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P46 48> < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-23> 庁 舎 等 市 は, 地 震 による 建 築 物 の 被 害 を 最 小 限 にとどめるため, 県 の 定 める 県 有 建 築 物 の 耐 震 診 断 実 施 方 針 ( 平 成 8 年 2 月 制 定 ) 等 に 準 じ, 防 災 上 重 要 な 施 設, 災 害 時 に 甚 大 な 人 的 被 害 のおそれのある 建 築 物 等 について, 建 築 年 次 に 留 意 しながら 耐 震 診 断 や 補 強 工 事 等 を 実 施 す るよう 努 める なお, 新 築, 改 築 の 際 には, 耐 震 性 の 確 保 を 図 るものとする 2 教 育 保 育 所 施 設 学 校 等 教 育 施 設 等 の 管 理 者 及 び 市 は, 災 害 時 における 幼 児 児 童 生 徒, 教 職 員 等 の 安 全 の 確 保 及 び 避 難 場 所 としての 機 能 を 確 保 するため, 次 の 対 策 を 講 じる なお, 学 校 教 育 施 設 及 び 社 会 教 育 施 設 については, 教 育 施 設 整 備 計 画 の 策 定 により 計 画 的 な 整 備 を 図 る 1 庁 舎 等 市 は, 地 震 による 建 築 物 の 被 害 を 最 小 限 にとどめるため, 県 の 定 める 県 有 建 築 物 の 耐 震 診 断 実 施 方 針 ( 平 成 8 年 2 月 制 定 ) 等 に 準 じ, 防 災 上 重 要 な 施 設, 災 害 時 に 甚 大 な 人 的 被 害 のおそれのある 建 築 物 等 について, 建 築 年 次 に 留 意 しながら 耐 震 診 断 や 補 強 工 事 等 を 実 施 す るよう 努 める なお, 新 築, 改 築 の 際 には, 耐 震 性 の 確 保 を 図 るものとする 2 教 育 保 育 所 施 設 学 校 等 教 育 施 設 等 の 管 理 者 及 び 市 は, 災 害 時 における 幼 児 児 童 生 徒, 教 職 員 等 の 安 全 の 確 保 及 び 避 難 場 所 としての 機 能 を 確 保 するため, 次 の 対 策 を 講 じる なお, 学 校 教 育 施 設 及 び 社 会 教 育 施 設 については, 教 育 施 設 整 備 計 画 の 策 定 により 計 画 的 な 整 備 を 図 る

51 第 2 章 災 害 予 防 対 策 (1) 校 舎 等 の 耐 震 性 の 強 化 校 舎 等 の 耐 震 性 の 強 化 を 図 るとともに, 教 育 施 設 としての 機 能 向 上 を 基 本 に 防 災 機 能 の 整 備 拡 充 に 努 める (2) 設 備 備 品 等 の 安 全 管 理 設 備 ( 照 明 設 備 等 ) 及 び 備 品 (ロッカー, 実 験 実 習 機 器 等 ) 等 の 設 置 に 当 たっては, 転 倒 落 下 等 の 防 止 について,その 安 全 性 を 強 化 するとともに, 災 害 時 において, 幼 児 児 童 生 徒, 教 職 員 の 避 難 通 路 が 確 保 できるよう 設 置 場 所 等 について 十 分 配 慮 する (3) 水 泳 プールの 防 災 機 能 等 の 整 備 災 害 時 における 防 火 用 水 を 確 保 するため, 水 泳 プールの 耐 震 性 の 強 化 を 図 る 3 病 院 施 設 市 は, 災 害 時 における 医 療 体 制 の 確 保, 及 び 施 設 利 用 者 の 安 全 を 図 るため, 移 設 を 含 めた 各 種 の 対 策 実 施 について 検 討 し, 推 進 を 図 る (1) 校 舎 等 の 耐 震 性 の 強 化 校 舎 等 の 耐 震 性 の 強 化 を 図 るとともに, 教 育 施 設 としての 機 能 向 上 を 基 本 に 防 災 機 能 の 整 備 拡 充 に 努 める (2) 設 備 備 品 等 の 安 全 管 理 設 備 ( 照 明 設 備 等 ) 及 び 備 品 (ロッカー, 実 験 実 習 機 器 等 ) 等 の 設 置 に 当 たっては, 転 倒 落 下 等 の 防 止 について,その 安 全 性 を 強 化 するとともに, 災 害 時 において, 幼 児 児 童 生 徒, 教 職 員 の 避 難 通 路 が 確 保 できるよう 設 置 場 所 等 について 十 分 配 慮 する (3) 水 泳 プールの 防 災 機 能 等 の 整 備 災 害 時 における 防 火 用 水 を 確 保 するため, 水 泳 プールの 耐 震 性 の 強 化 を 図 る 3 病 院 施 設 市 は, 災 害 時 における 医 療 体 制 の 確 保, 及 び 施 設 利 用 者 の 安 全 を 図 るため, 移 設 を 含 めた 各 種 の 対 策 実 施 について 検 討 し, 推 進 を 図 る 4 その 他 市 は, 市 営 住 宅, 災 害 公 営 住 宅 の 防 災 機 能 の 向 上 を 図 る 第 3 一 般 建 築 物 都 市 計 画 課, 県 土 木 事 務 所 市 は, 公 共 建 築 物 とともに, 百 貨 店,ホテル, 病 院 等 多 数 の 住 民 が 集 まる 建 築 物 や, 危 険 物 施 設,さらには 一 般 住 宅 等 の 耐 震 性 の 強 化 について, 県 と 連 携 して, 耐 震 診 断, 耐 震 改 修 への 支 援 など 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 を 図 る また, 広 報 等 を 活 用 して, 建 築 物 の 所 有 者, 管 理 者 に 対 し, 耐 震 化 の 重 要 性 についての 啓 発 に 努 める 第 3 一 般 建 築 物 都 市 計 画 建 築 住 宅 課, 県 土 木 事 務 所 市 は, 公 共 建 築 物 とともに, 百 貨 店,ホテル, 病 院 等 多 数 の 住 民 が 集 まる 建 築 物 や, 危 険 物 施 設,さらには 一 般 住 宅 等 の 耐 震 性 の 強 化 について, 県 と 連 携 して, 耐 震 診 断, 耐 震 改 修 への 支 援 など 建 築 物 の 耐 震 化 耐 浪 性 の 促 進 を 図 る また, 広 報 等 を 活 用 して, 建 築 物 の 所 有 者, 管 理 者 に 対 し, 耐 震 化 の 重 要 性 についての 啓 発 に 努 める 施 設 の 管 理 者 は,やむを 得 ず 津 波 に よる 被 災 の 危 険 性 の 高 い 箇 所 に 立 地 する 場 合 は, 浸 水 対 策, 鉄 筋 コンクリート 造 等 の 堅 ろうな 建 築 物 とする 等 の 耐 浪 性 の 確 保 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-24> 2-20 第 4 ブロック 塀 等 の 安 全 対 策 都 市 計 画 課, 県 土 木 事 務 所 昭 和 53 年 (1978 年 )の 宮 城 県 沖 地 震 におけるブロック 塀 倒 壊 による 被 害 を 契 機 として, 建 築 基 準 法 施 行 令 の 改 正 ( 昭 和 56 年 6 月 1 日 施 行 )により,ブロック 塀, 石 塀 の 安 全 基 準 がより 厳 しくなっている 市 では, 宮 城 県 沖 地 震 以 降, 戸 別 訪 問 によりブロック 塀, 石 塀 の 安 全 点 検 を 推 進 し, 耐 震 補 強 方 法 等 の 指 導 を 行 うとともに,スクールゾーン 内 その 他 の 通 学 路 等 における 倒 壊 防 止 などの 安 全 対 策 を 実 施 しているが,さらなる 安 全 指 導 等 により 倒 壊 防 止 に 努 める また, 通 学 路 及 び 避 難 路 沿 いのブロック 塀 が 倒 壊 した 場 合 の 危 険 性 について 住 民 への 周 知 に 努 める 第 4 ブロック 塀 等 の 安 全 対 策 都 市 計 画 建 築 住 宅 課, 県 土 木 事 務 所 昭 和 53 年 (1978 年 )の 宮 城 県 沖 地 震 におけるブロック 塀 倒 壊 による 被 害 を 契 機 として, 建 築 基 準 法 施 行 令 の 改 正 ( 昭 和 56 年 6 月 1 日 施 行 )により,ブロック 塀, 石 塀 の 安 全 基 準 がより 厳 しくなっている 市 では, 宮 城 県 沖 地 震 以 降, 戸 別 訪 問 によりブロック 塀, 石 塀 の 安 全 点 検 を 推 進 し, 耐 震 補 強 方 法 等 の 指 導 を 行 うとともに,スクールゾーン 内 その 他 の 通 学 路 等 における 倒 壊 防 止 などの 安 全 対 策 を 実 施 しているが,さらなる 安 全 指 導 等 により 倒 壊 防 止 に 努 める また, 通 学 路 及 び 避 難 路 沿 いのブロック 塀 が 倒 壊 した 場 合 の 危 険 性 について 住 民 への 周 知 に 努 める さらに, 通 学 路 及 び 避 難 道 路 沿 いの 住 民 や 施 設 管 理 者 は, 日 頃 からの 点 検 や, 必 要 に 応 じて 補 強, 撤 去 等 を 行 う 新 たに 設 置 する 場 合 には 施 工, 設 置 基 準 を 遵 守 するなど,ブロッ ク 塀 の 転 倒 防 止 策 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P10>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-25> 第 5 落 下 物 防 止 対 策 都 市 計 画 課, 県 土 木 事 務 所 市 は, 家 屋 内 の 家 具 転 倒 防 止 及 び 照 明 器 具 の 落 下, 及 び 窓 ガラスの 破 損 及 び 飛 散 防 止 対 策 に 第 5 落 下 物 防 止 対 策 都 市 計 画 建 築 住 宅 課, 県 土 木 事 務 所 市 は, 家 屋 内 の 家 具 転 倒 防 止 及 び 照 明 器 具 の 落 下, 及 び 窓 ガラスの 破 損 及 び 飛 散 防 止 対 策 に

52 第 2 章 災 害 予 防 対 策 ついて,また 屋 外 の 看 板 等 の 施 設 の 落 下 防 止 についても, 県 と 協 力 し 広 報 等 を 活 用 して 住 民 へ の 周 知 に 努 める ついて,また 屋 外 の 看 板 等 の 施 設 の 落 下 防 止 についても, 県 と 協 力 し 広 報 等 を 活 用 して 住 民 へ の 周 知 に 努 める さらに, 施 設 管 理 者 は, 日 頃 からの 点 検 や, 必 要 に 応 じて 補 強 を 行 うとともに, 新 たに 設 置 する 場 合 には 施 工, 設 置 基 準 を 遵 守 するなど, 天 井 材 等 の 非 構 造 部 材 の 脱 落 防 止 等 の 落 下 物 対 策 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P10>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-25> 第 6 建 物 内 の 安 全 対 策 危 機 管 理 課, 消 防 本 部 市 は, 家 具 の 転 倒, 落 下 物,ガラスの 飛 散 による 負 傷 等 の 被 害 を 軽 減 するための 対 策 につい て, 普 及 啓 発 に 努 めるとともに, 個 人 住 宅 に 対 する 被 害 防 止 対 策 を 支 援 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-25> 第 7 エレベーターを 有 する 建 築 物 における 安 全 対 策 各 課 1 エレベーターの 閉 じ 込 め 防 止 対 策 の 推 進 エレベーターを 有 する 建 築 物 の 施 設 管 理 者 は, 地 震 発 生 時 のエレベーターの 閉 じ 込 め 被 害 を 防 止 するため, 地 震 時 管 制 運 転 装 置 の 設 置 等 エレベーターにおける 閉 じ 込 め 防 止 対 策 の 推 進 に 努 めるとともに, 揺 れや 停 電 によりエレベーターが 停 止 し, 閉 じ 込 められた 場 合 の 復 旧 方 策 について, 情 報 の 共 有 化 など 関 係 団 体 等 と 連 携 し 対 策 を 進 める 2 長 周 期 振 動 対 策 及 び 啓 発 の 実 施 エレベーターを 有 する 建 築 物 の 施 設 管 理 者 は, 長 周 期 地 震 動 対 策 を 講 じるよう 努 めるとと もに, 居 住 者 等 に 対 し, 家 具 の 転 倒 防 止,ガラスの 飛 散 防 止 などの 防 災 対 策 について, 啓 発 に 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P10>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-25> 2-21 第 8 津 波 災 害 特 別 警 戒 区 域 の 建 築 物 の 安 全 対 策 各 課 市 は, 津 波 災 害 特 別 警 戒 区 域 の 指 定 のあったときは, 区 域 内 において, 津 波 から 逃 げること が 困 難 な 避 難 行 動 要 支 援 者 が 利 用 する 一 定 の 社 会 福 祉 施 設, 学 校 及 び 医 療 施 設 の 建 築 について, 津 波 が 来 襲 した 場 合 であっても 倒 壊 を 防 ぐとともに, 居 室 の 床 面 の 高 さが 津 波 の 水 深 以 上 とな るように 制 限 するなど, 施 設 等 の 建 築 物 の 津 波 に 対 する 安 全 性 の 確 保 を 促 進 する <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P10, 津 波 防 災 地 域 づくり 法 基 本 指 針 P19> なお, 津 波 災 害 特 別 警 戒 区 域 の 指 定 がない 場 合 においても, 津 波 による 危 険 の 著 しい 区 域 に ついては, 災 害 廃 棄 物 の 発 生 を 抑 制 するため, 浸 水 対 策, 鉄 筋 コンクリート 造 等 の 堅 ろうな 建 築 物 とする 等 の 建 築 物 の 耐 浪 化 等 に 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P68> < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-26> 第 9 家 屋 被 害 認 定 の 迅 速 化 税 務 課 市 は, 県 が 実 施 する 家 屋 の 被 害 認 定 のための 研 修 等 を 活 用 し, 災 害 時 の 家 屋 被 害 認 定 の 迅 速 化 に 努 める <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 >< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-26>

53 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 7 節 ライフライン 施 設 等 の 予 防 対 策 第 7 節 ライフライン 施 設 等 の 予 防 対 策 第 1 目 的 上 下 水 道, 電 力,ガス, 電 話 等 のライフライン 関 係 機 関 においては, 各 施 設 の 被 害 を 最 小 限 にするため, 耐 震 性 の 強 化 及 び 代 替 施 設 の 確 保, 系 統 の 多 重 化 等 の 諸 施 策 の 実 施 について 定 め る 第 1 目 的 上 下 水 道, 電 力,ガス, 電 話 等 のライフライン 関 係 機 関 においては, 各 施 設 の 被 害 を 最 小 限 にするため, 耐 震 性 の 強 化 及 び 代 替 施 設 の 確 保, 系 統 の 多 重 化 等 の 諸 施 策 の 実 施 について 定 め る 第 2 水 道 施 設 管 理 課, 工 務 課, 唐 桑 水 道 事 務 所 1 水 道 施 設 の 耐 震 性 強 化 (1) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 災 害 時 においても 断 水 等 の 影 響 を 最 小 限 に 食 い 止 め, 容 易 な 復 旧 を 可 能 とすることを 基 本 として, 貯 水 取 水 浄 水 施 設, 導 水 管 送 水 管 配 水 管 及 び 配 水 池 など 基 幹 施 設 並 びに 避 難 所, 医 療 機 関 等 の 重 要 施 設 に 配 水 する 管 路 の 耐 震 性 の 強 化 を 優 先 順 位 を 定 めて 計 画 的 に 行 う (2) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 水 道 システム 全 体 の 安 定 性 を 強 化 するため, 水 源 の 複 数 化, 送 水 管 配 水 幹 線 の 相 互 連 絡, 配 水 管 網 のブロック 化 を 図 るとともに, 水 道 事 業 間 の 連 絡 管 整 備 を 推 進 する (3) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 緊 急 時 に 応 急 給 水 用 の 水 を 確 保 できるよう, 配 水 池 容 量 の 拡 大, 緊 急 遮 断 弁 の 設 置 及 び 応 急 給 水 施 設 の 整 備 等 を 計 画 的 に 推 進 する (4) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 水 道 管 の 破 裂 等 による 二 次 災 害 を 防 ぐための 措 置 を 行 う また, 施 設 の 耐 震 補 強 などの 対 策 に 努 める ( 日 本 海 溝 特 措 法 編 第 4 章 ) 津 波 からの 防 護 及 び 地 震 発 生 時 の 応 急 対 策 等 より) 第 5 節 水 道, 電 気,ガス, 通 信 関 係 機 関 の 対 策 1 水 道 水 道 管 の 破 裂 等 により 津 波 からの 円 滑 な 避 難 が 阻 害 されないよう 措 置 を 講 じる また, 海 底 配 水 管 の 津 波 への 防 護 や 施 設 の 耐 震 補 強 などの 対 策 に 努 めるものとする 2 耐 震 化 事 業 の 推 進 (1) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 耐 震 管 への 布 設 更 新 事 業 を 推 進 し, 地 震 に 強 い 管 路 の 普 及 を 図 り, 水 道 の 安 定 供 給 を 図 る (2) 緊 急 遮 断 弁 設 置 事 業 ( 配 水 池 への 緊 急 遮 断 弁 設 置 ) 配 水 管 が, 地 震 動 等 による 自 然 破 裂 により 破 損 し, 配 水 が 一 定 水 量 より 増 量 した 場 合, 緊 急 遮 断 弁 が 作 動 し 配 水 が 停 止 するが, 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 火 災 等 緊 急 時 を 想 定 し, 最 低 水 量 ( 約 10 分 の1)を 配 水 する 3 復 旧 用 資 機 材 の 整 備 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 水 道 施 設 が 被 災 した 場 合 に, 直 ちに 応 急 対 策 に 着 手 できるよ う 復 旧 用 資 機 材 を 計 画 的 に 整 備 する 4 給 水 用 資 機 材 の 整 備 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 飲 料 水 供 給 のための 給 水 車, 給 水 タンク, 給 水 ポリタンク, 非 常 用 飲 料 水 袋 及 び 緊 急 時 用 浄 水 装 置 を 配 備 する 特 に, 緊 急 時 用 浄 水 装 置 は, 水 道 事 務 所, 広 域 防 災 センター, 気 仙 沼 消 防 署 大 島 出 張 所 に 第 2 水 道 施 設 管 理 課, 工 務 課, 浄 水 課, 唐 桑 水 道 事 務 所, 本 吉 水 道 事 務 所 1 水 道 施 設 の 耐 震 性 強 化 (1) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 災 害 時 においても 断 水 等 の 影 響 を 最 小 限 に 食 い 止 め, 容 易 な 復 旧 を 可 能 とすることを 基 本 として, 貯 水 取 水 浄 水 施 設, 導 水 管 送 水 管 配 水 管 及 び 配 水 池 など 基 幹 施 設 並 びに 避 難 所, 医 療 機 関 等 の 重 要 施 設 に 配 水 する 管 路 の 耐 震 性 耐 浪 性 の 強 化 を 優 先 順 位 を 定 めて 計 画 的 に 行 う (2) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 水 道 システム 全 体 の 安 定 性 を 強 化 するため, 水 源 の 複 数 化, 送 水 管 配 水 幹 線 の 相 互 連 絡, 配 水 管 網 のブロック 化 を 図 るとともに, 水 道 事 業 間 の 連 絡 管 整 備 を 推 進 する (3) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 緊 急 時 に 応 急 給 水 用 の 水 を 確 保 できるよう, 配 水 池 容 量 の 拡 大, 緊 急 遮 断 弁 の 設 置 及 び 応 急 給 水 施 設 の 整 備 等 を 計 画 的 に 推 進 する (4) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 水 道 管 の 破 裂 等 による 二 次 災 害 を 防 ぐための 措 置 を 行 う また, 施 設 の 耐 震 補 強 などの 対 策 に 努 める (5) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 災 害 時 における 水 道 水 の 安 定 供 給 を 確 保 するため, 浄 水 場 等 への 非 常 用 自 家 発 電 機 等 を 整 備 する <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P48>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-29> 2 耐 震 化 事 業 の 推 進 (1) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 耐 震 管 への 布 設 更 新 事 業 を 推 進 し, 地 震 津 波 に 強 い 管 路 の 普 及 を 図 り, 水 道 の 安 定 供 給 を 図 る (2) 緊 急 遮 断 弁 設 置 事 業 ( 配 水 池 への 緊 急 遮 断 弁 設 置 ) 配 水 管 が, 地 震 動 等 による 自 然 破 裂 により 破 損 し, 配 水 が 一 定 水 量 より 増 量 した 場 合, 緊 急 遮 断 弁 が 作 動 し 配 水 が 停 止 するが, 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 火 災 等 緊 急 時 を 想 定 し, 最 低 水 量 ( 約 10 分 の1)を 配 水 する 3 復 旧 用 資 機 材 の 整 備 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 水 道 施 設 が 被 災 した 場 合 に, 直 ちに 応 急 対 策 に 着 手 できるよ う 復 旧 用 資 機 材 を 計 画 的 に 整 備 する 4 給 水 用 資 機 材 の 整 備 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 飲 料 水 供 給 のための 給 水 車, 給 水 タンク, 給 水 ポリタンク, 非 常 用 飲 料 水 袋 及 び 緊 急 時 用 浄 水 装 置 を 配 備 する 特 に, 大 島 地 区 の 緊 急 時 用 浄 水 装 置 は, 中 山 配 水 池 に 配 備 し, 水 道 事 務 所, 広 域 防 災 セン 2-22

54 第 2 章 災 害 予 防 対 策 配 備 し, 大 島 については 復 旧 までの 間, 島 内 の 水 源 等 を 浄 化 装 置 を 用 い, 飲 料 水 として 活 用 できるよう 努 める 5 管 路 図 等 の 整 備 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 災 害 時 において 適 切 な 対 応 がとれるよう, 日 頃 から 管 理 図 等 の 整 備 を 図 り, 施 設 の 現 況 把 握 に 努 める 6 危 機 管 理 体 制 の 確 立 (1) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 日 常 の 維 持 管 理 業 務 を 着 実 に 行 うことはもとより, 震 災 時 における 水 道 施 設 の 被 災 予 測 を 踏 まえた 緊 急 時 の 指 揮 命 令 系 統, 初 動 体 制, 通 信 手 段, 相 互 応 援 体 制 及 び 応 急 給 水, 応 急 復 旧 活 動 等 に 関 する 行 動 計 画 を 作 成 する (2) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 知 事 から 水 道 用 水 の 緊 急 応 援 の 指 示 ( 水 道 法 第 40 条 )があ った 場 合 等 を 想 定 し, 県 の 行 動 計 画 と 整 合 性 のある 行 動 指 針 を 作 成 する (3) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 応 急 給 水 及 び 応 急 復 旧 対 策 が 円 滑 になされるように, 給 水 施 設 の 応 急 措 置, 復 旧 資 機 材 の 調 達 等 について 調 整 し 態 勢 の 整 備 に 努 める ター, 気 仙 沼 消 防 署 大 島 出 張 所 に 配 備 し, 大 島 については 復 旧 までの 間, 島 内 の 水 源 等 から 浄 化 装 置 を 用 い, 飲 料 水 として 活 用 できるよう 努 める 5 管 路 図 等 の 整 備 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 災 害 時 において 適 切 な 対 応 がとれるよう, 日 頃 から 管 理 路 図 等 の 整 備 を 図 り, 施 設 の 現 況 把 握 に 努 める 6 危 機 管 理 体 制 の 確 立 (1) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 日 常 の 維 持 管 理 業 務 を 着 実 に 行 うことはもとより, 津 波 発 生 時 における 水 道 施 設 の 被 災 予 測 を 踏 まえた 緊 急 時 の 指 揮 命 令 系 統, 初 動 体 制, 通 信 手 段, 相 互 応 援 体 制 及 び 応 急 給 水, 応 急 復 旧 活 動 等 に 関 する 行 動 計 画 及 をびマニュアル 作 成 する (2) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 知 事 から 水 道 用 水 の 緊 急 応 援 の 指 示 ( 水 道 法 第 40 条 )があ った 場 合 等 を 想 定 し, 県 の 行 動 計 画 と 整 合 性 のある 行 動 指 針 を 作 成 する (3) 市 長 ( 水 道 事 業 管 理 者 )は, 応 急 給 水 及 び 応 急 復 旧 対 策 が 円 滑 になされるように, 給 水 施 設 の 応 急 措 置, 復 旧 資 機 材 の 調 達 等 について 調 整 し 態 勢 の 整 備 に 努 める 第 3 下 水 道 施 設 下 水 道 課, 建 設 課 市 長 は, 下 水 道 施 設 の 被 災 が 市 民 生 活 へ 多 大 な 影 響 を 与 えることにかんがみ, 施 設 の 被 害 及 び 影 響 を 最 小 限 に 食 い 止 めるため 施 設 の 耐 震 性 等 の 向 上 を 図 り, 災 害 予 防 を 推 進 するとともに 災 害 対 策 資 材 の 確 保, 他 機 関 との 連 絡 協 力 体 制 の 整 備 に 努 める 1 下 水 道 施 設 計 画 下 水 道 施 設 の 新 設 は, 高 い 耐 震 性 を 確 保 し, 既 存 の 施 設 については, 更 新 などにあわせて 津 波 への 浸 水 対 策 なども 含 め 継 続 的 な 改 良 を 実 施 する 2 下 水 道 施 設 維 持 管 理 下 水 道 台 帳 の 整 理, 保 管 に 万 全 を 期 すとともに, 下 水 道 施 設 を 定 期 的 に 巡 視 及 び 点 検 し, 常 時, 施 設 及 び 機 能 状 態 の 把 握 に 努 める 3 下 水 道 防 災 体 制 機 能 の 早 期 復 旧 及 び 機 能 低 下 を 防 ぐ 措 置 を 円 滑 に 実 施 するため, 下 水 道 防 災 マニュアルの 策 定, 災 害 対 策 資 機 材 の 確 保 及 び 他 機 関 との 連 絡 協 力 体 制 の 整 備 に 努 める 資 料 編 : 雨 水 排 水 施 設 (ポンプ 場 ) 第 3 下 水 道 施 設 下 水 道 課, 建 設 課 市 長 は, 下 水 道 施 設 の 被 災 が 市 民 生 活 へ 多 大 な 影 響 を 与 えることにかんがみ, 施 設 の 被 害 及 び 影 響 を 最 小 限 に 食 い 止 めるため 施 設 の 耐 震 性 耐 浪 性 等 の 向 上 を 図 り, 災 害 予 防 を 推 進 する とともに 災 害 対 策 資 材 の 確 保, 他 機 関 との 連 絡 協 力 体 制 の 整 備 に 努 める 1 下 水 道 施 設 計 画 下 水 道 施 設 の 新 設 は, 高 い 耐 震 性 を 確 保 し, 既 存 の 施 設 については, 更 新 などにあわせて 津 波 への 浸 水 対 策 なども 含 め 継 続 的 な 改 良 を 実 施 し, 耐 震 性 の 向 上 や 液 状 化 対 策 を 計 画 的 に 推 進 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-30> 2 下 水 道 施 設 維 持 管 理 下 水 道 台 帳 の 整 理, 保 管 に 万 全 を 期 すとともに, 下 水 道 施 設 を 定 期 的 に 巡 視 及 び 点 検 し, 常 時, 施 設 及 び 機 能 状 態 の 把 握 に 努 める 3 下 水 道 防 災 体 制 機 能 の 早 期 復 旧 及 び 機 能 低 下 を 防 ぐ 措 置 を 円 滑 に 実 施 するため, 被 災 予 測 を 踏 まえた 下 水 道 防 災 マニュアルの 策 定, 災 害 対 策 資 機 材 の 確 保 及 び 他 機 関 との 連 絡 協 力 体 制 の 整 備 に 努 め る < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-30> 資 料 編 : 雨 水 排 水 施 設 (ポンプ 場 ) 2-23 第 4 電 力 施 設 東 北 電 力 ( 株 ) 気 仙 沼 営 業 所 電 気 事 業 の 管 理 者 等 については, 津 波 から 円 滑 な 避 難 を 確 保 するため, 津 波 警 報 等 の 伝 達 や 避 難 時 の 照 明 の 確 保 等 が 必 要 なことから, 電 力 供 給 や 早 期 復 旧 のための 体 制 確 保 等, 以 下 のと おり 必 要 な 措 置 を 講 じるとともに, 火 災 等 の 二 次 災 害 の 防 止 に 必 要 な 利 用 者 によるブレーカー の 開 放 等 の 措 置 に 関 する 広 報 を 実 施 するものとする 1 送 電 設 備 (1) 架 空 電 線 路 第 4 電 力 施 設 東 北 電 力 ( 株 ) 気 仙 沼 営 業 所 電 気 事 業 の 管 理 者 等 については, 津 波 から 円 滑 な 避 難 を 確 保 するため, 津 波 警 報 等 の 伝 達 や 避 難 時 の 照 明 の 確 保 等 が 必 要 なことから, 電 力 供 給 や 早 期 復 旧 のための 体 制 確 保 等, 以 下 のと おり 必 要 な 措 置 を 講 じるとともに, 火 災 等 の 二 次 災 害 の 防 止 に 必 要 な 利 用 者 によるブレーカー の 開 放 等 の 措 置 に 関 する 広 報 を 実 施 するものとする 1 送 電 設 備 (1) 架 空 電 線 路

55 第 2 章 災 害 予 防 対 策 電 気 設 備 の 技 術 基 準 に 規 定 されている 風 圧 荷 重 が 地 震 動 による 荷 重 を 上 回 るため, 同 基 準 に 基 づき 設 計 を 行 う (2) 地 中 電 線 路 終 端 接 続 箱, 給 油 装 置 については 変 電 所 等 における 電 気 設 備 の 耐 震 対 策 指 針 に 基 づ き 設 計 を 行 う 洞 道 は, 土 木 学 会 トンネル 標 準 示 方 書 等 に 基 づき 設 計 を 行 う また, 地 盤 条 件 に 応 じて, 可 とう 性 のある 継 手 や 管 路 を 採 用 するなど 耐 震 性 を 配 慮 した 設 計 とする 2 変 電 設 備 (1) 機 器 の 耐 震 は 変 電 設 備 の 重 要 度,その 地 域 で 予 想 される 地 震 動 等 を 勘 案 するほか, 電 気 技 術 指 針 変 電 所 等 における 電 気 設 備 の 耐 震 対 策 指 針 に 基 づいて 設 計 を 行 う (2) 建 物 については, 建 築 基 準 法 による 耐 震 設 計 を 行 う 3 配 電 設 備 (1) 架 空 電 線 路 電 気 設 備 の 技 術 基 準 に 規 定 されている 風 圧 荷 重 が, 地 震 動 による 荷 重 を 上 回 ることから, 同 技 術 基 準 に 基 づき 設 計 を 行 う (2) 地 中 電 線 路 地 盤 条 件 に 応 じて, 可 とう 性 のある 継 ぎ 手 や 管 路 を 採 用 するなど 耐 震 性 を 配 慮 した 設 計 とする 4 通 信 設 備 昭 和 53 年 宮 城 県 沖 地 震 後 に 見 直 した 耐 震 設 計 基 準 値 に 基 づき 設 計 する ( 日 本 海 溝 特 措 法 編 第 4 章 ) 津 波 からの 防 護 及 び 地 震 発 生 時 の 応 急 対 策 等 より) 第 5 節 水 道, 電 気,ガス, 通 信 関 係 機 関 の 対 策 2 電 気 電 気 事 業 の 管 理 者 等 については, 津 波 から 円 滑 な 避 難 を 確 保 するため, 津 波 警 報 等 の 伝 達 や 避 難 時 の 照 明 の 確 保 等 が 必 要 なことから, 電 力 供 給 のための 体 制 確 保 等 必 要 な 措 置 を 講 じるとともに, 火 災 等 の 二 次 災 害 の 防 止 に 必 要 な 利 用 者 によるブレ-カ-の 開 放 等 の 措 置 に 関 する 広 報 を 実 施 するものとする 電 気 設 備 の 技 術 基 準 に 規 定 されている 風 圧 荷 重 が 地 震 動 による 荷 重 を 上 回 るため, 同 基 準 に 基 づき 設 計 を 行 う (2) 地 中 電 線 路 終 端 接 続 箱, 給 油 装 置 については 変 電 所 等 における 電 気 設 備 の 耐 震 対 策 指 針 に 基 づ き 設 計 を 行 う 洞 道 は, 土 木 学 会 トンネル 標 準 示 方 書 等 に 基 づき 設 計 を 行 う また, 地 盤 条 件 に 応 じて, 可 とう 性 のある 継 手 や 管 路 を 採 用 するなど 耐 震 性 を 配 慮 した 設 計 とする 2 変 電 設 備 (1) 機 器 の 耐 震 は 変 電 設 備 の 重 要 度,その 地 域 で 予 想 される 地 震 動 等 を 勘 案 するほか, 電 気 技 術 指 針 変 電 所 等 における 電 気 設 備 の 耐 震 対 策 指 針 に 基 づいて 設 計 を 行 う (2) 建 物 については, 建 築 基 準 法 による 耐 震 設 計 を 行 う 3 配 電 設 備 (1) 架 空 電 線 路 電 気 設 備 の 技 術 基 準 に 規 定 されている 風 圧 荷 重 が, 地 震 動 による 荷 重 を 上 回 ることから, 同 技 術 基 準 に 基 づき 設 計 を 行 う (2) 地 中 電 線 路 地 盤 条 件 に 応 じて, 可 とう 性 のある 継 ぎ 手 や 管 路 を 採 用 するなど 耐 震 性 を 配 慮 した 設 計 とする 4 通 信 設 備 昭 和 53 年 宮 城 県 沖 地 震 後 に 見 直 した 耐 震 設 計 基 準 値 に 基 づき 設 計 する 5 電 力 供 給 体 制 及 び 広 報 の 実 施 電 気 事 業 の 管 理 者 等 については, 電 力 供 給 や 早 期 復 旧 のための 体 制 確 保 等 必 要 な 措 置 を 講 じるとともに, 火 災 等 の 二 次 災 害 の 防 止 に 必 要 な 利 用 者 によるブレーカーの 開 放 等 の 措 置 に 関 する 広 報 を 実 施 する < 日 本 海 溝 特 措 法 編 > < 県 防 災 会 議 [ 震 災 地 震 編 ] P2-25> 6 復 旧 迅 速 化 のための 連 携 強 化 電 力 施 設 管 理 者 は, 協 力 会 社 社 員 を 含 めた 緊 急 通 行 の 協 議, 現 場 へ 到 着 するための 道 路 情 報 の 入 手, 車 両 燃 料 の 確 保, 衛 星 写 真 の 活 用, 工 業 用 水 等 の 早 急 な 確 保 等 について, 復 旧 迅 速 化 のため 関 係 機 関 との 連 携 強 化 を 図 る < 電 気 設 備 地 震 対 策 WG 報 告 書 の 概 要 について( 経 済 産 業 省 ) P8>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-31> 2-24 第 5 ガス 施 設 ガス 課, 県 地 方 振 興 事 務 所,( 社 ) 宮 城 県 エルピーガス 協 会 三 陸 支 部 気 仙 沼 班 1 液 化 石 油 ガス 施 設 (1) 液 化 石 油 ガス 販 売 事 業 者 は, 液 化 石 油 ガスの 保 安 の 確 保 及 び 取 引 の 適 正 化 に 関 する 法 律 及 び 県 が 毎 年 定 める 液 化 石 油 ガス 販 売 事 業 者 等 保 安 対 策 指 針 に 基 づき, 地 震 災 害 によって 被 災 した 家 屋 等 においても, 液 化 石 油 ガス 施 設 による 災 害 が 発 生 しないように, 常 日 頃 から 消 費 者 に 対 して 次 の 対 策 を 講 じるとともに, 緊 急 時 連 絡 体 制 及 び 緊 急 資 機 材 の 整 備 を 図 る 第 5 ガス 施 設 ガス 課, 県 地 方 振 興 事 務 所, 消 防 本 部,( 一 社 ) 宮 城 県 エルピーガス 協 会 三 陸 支 部 気 仙 沼 班, 関 東 東 北 産 業 保 安 監 督 部 東 北 支 部 1 液 化 石 油 ガス 施 設 (1) 液 化 石 油 ガス 販 売 事 業 者 は, 液 化 石 油 ガスの 保 安 の 確 保 及 び 取 引 の 適 正 化 に 関 する 法 律 ( 昭 和 42 年 法 律 第 149 号 ) 及 び 県 が 毎 年 定 める 液 化 石 油 ガス 販 売 事 業 者 等 保 安 対 策 指 針 に 基 づき, 地 震 災 害 によって 被 災 した 家 屋 等 においても, 液 化 石 油 ガス 施 設 による 災 害 が 発 生 しないように, 常 日 頃 から 消 費 者 に 対 して 次 の 対 策 を 講 じるとともに, 緊 急 時 連 絡 体 制 及 び 緊 急 資 機 材 の 整 備 を 図 る

56 第 2 章 災 害 予 防 対 策 ア 消 費 者 全 戸 への 安 全 器 具 (ガス 漏 れ 警 報 器,ヒューズコック,S 型 メーター 等 )の 設 置 とその 期 限 管 理 及 び 集 中 監 視 システムの 普 及 導 入 の 推 進 イ 耐 震 性 の 確 認 (チェーン 止 め 等 による 転 倒 転 落 防 止 状 況 の 把 握 )と 向 上 (ガス 放 出 防 止 装 置 等 の 設 置 ) ウ 各 設 備 の 定 期 点 検 等 ( 特 に 埋 設 管 や 地 下 ピット)の 着 実 な 実 施 と 基 準 不 適 合 設 備 の 解 消 エ 周 知 内 容 の 充 実 ( 災 害 時 の 対 応 等 )と 多 様 化 ( 高 齢 者 世 帯 や 外 国 人 世 帯 に 対 する 工 夫 等 ) (2) ( 社 ) 宮 城 県 エルピーガス 協 会 三 陸 支 部 気 仙 沼 班 は, 日 頃 から 保 安 啓 蒙 の 一 環 として, 災 害 の 際 の 対 処 方 法 の 周 知 徹 底 に 努 める その 他, 液 化 石 油 ガス 販 売 事 業 者 相 互 の 支 援 体 制 の 充 実 強 化 をはじめとした 必 要 な 災 害 予 防 対 策 は, 長 期 的 に 検 討 推 進 を 図 る (3) 県 は 上 記 (1),(2)の 各 内 容 に 関 して 適 宜, 指 導 助 言 ( 立 入 検 査 を 含 む)することにより, その 完 遂 を 支 援 する (4) 関 東 東 北 産 業 保 安 監 督 部 東 北 支 部 は, 液 化 石 油 ガス 販 売 事 業 者 に 対 し, 保 安 監 督 を 強 化 するとともに, 保 安 教 育 の 徹 底, 自 主 保 安 体 制 の 整 備 を 図 り, 災 害 の 防 止 に 努 める 2 都 市 ガス 施 設 (1) 市 長 (ガス 事 業 管 理 者 )は, ガス 事 業 法 ガス 導 管 耐 震 設 計 指 針 ( 日 本 ガス 協 会 )に 基 づき, 法 定 点 検 などの 適 切 な 対 応 を 実 施 し 災 害 予 防 に 努 める また, 地 震 災 害 によって 被 災 した 家 屋 等 においても, 都 市 ガス 施 設 による 災 害 が 発 生 し ないように, 常 日 頃 から 使 用 者 に 対 して 次 の 対 策 を 講 じるとともに, 緊 急 時 連 絡 体 制 及 び 緊 急 資 器 材 の 整 備 を 図 る ア 消 費 者 全 戸 への 安 全 器 具 (ガス 漏 れ 警 報 器,ヒューズコック,S 型 メーター 等 )の 設 置 とその 期 限 管 理 及 び 集 中 監 視 システムの 普 及 導 入 の 推 進 イ 耐 震 性 の 確 認 (チェーン 止 め 等 による 転 倒 転 落 防 止 状 況 の 把 握 )と 向 上 (ガス 放 出 防 止 装 置 等 の 設 置 ) ウ 各 設 備 の 定 期 点 検 等 ( 特 に 埋 設 管 や 地 下 ピット)の 着 実 な 実 施 と 基 準 不 適 合 設 備 の 解 消 エ 周 知 内 容 の 充 実 ( 災 害 時 の 対 応 等 )と 多 様 化 ( 高 齢 者 世 帯 や 外 国 人 世 帯 に 対 する 工 夫 等 ) (2) ( 一 社 ) 宮 城 県 エルピーガス 協 会 三 陸 支 部 気 仙 沼 班 は, 日 頃 から 保 安 啓 蒙 の 一 環 として, 災 害 の 際 の 対 処 方 法 の 周 知 徹 底 に 努 める その 他, 液 化 石 油 ガス 販 売 事 業 者 相 互 の 支 援 体 制 の 充 実 強 化 をはじめとした 必 要 な 災 害 予 防 対 策 は, 長 期 的 に 検 討 推 進 を 図 る (3) 県 は 上 記 (1),(2)の 各 内 容 に 関 して 適 宜, 指 導 助 言 ( 立 入 検 査 を 含 む)することにより, その 完 遂 を 支 援 する (3) 関 東 東 北 産 業 保 安 監 督 部 東 北 支 部 県 ( 地 方 振 興 事 務 所 )および 消 防 本 部 は, 液 化 石 油 ガ ス 販 売 事 業 者 に 対 し, 保 安 監 督 を 強 化 するとともに, 保 安 教 育 の 徹 底, 自 主 保 安 体 制 の 整 備 を 図 り, 災 害 の 防 止 に 努 める (3) 県 ( 地 方 振 興 事 務 所 ) 及 び 消 防 本 部 は, 上 記 (1),(2)の 各 内 容 に 関 して 適 宜, 指 導 助 言 ( 立 入 検 査 を 含 む)することにより,その 完 遂 を 支 援 する また, 液 化 石 油 ガス 販 売 業 者 に 対 し, 保 安 監 督 を 強 化 するとともに, 保 安 教 育 の 徹 底, 自 主 保 安 体 制 の 整 備 を 図 り, 災 害 防 止 に 努 める 2 簡 易 ガス 施 設 (1) 簡 易 ガス 事 業 者 は, ガス 事 業 法 ガス 導 管 耐 震 設 計 指 針 ( 日 本 ガス 協 会 )に 基 づき, 法 定 点 検 などの 適 切 な 対 応 を 実 施 し 災 害 予 防 に 努 める また, 地 震 津 波 災 害 によって 被 災 した 家 屋 等 においても, 簡 易 ガス 施 設 による 災 害 が 発 生 しないように, 常 日 頃 から 使 用 者 に 対 して 次 の 対 策 を 講 じるとともに, 緊 急 時 連 絡 体 制 及 び 緊 急 資 器 材 の 整 備 を 図 る ア 使 用 者 全 戸 への 安 全 器 具 (ガス 漏 れ 警 報 器,マイコンメーター 等 )の 設 置 イ 耐 震 性 耐 浪 性 の 向 上 (ガス 導 管, 災 害 時 における 事 務 所 機 能 の 充 実 ) ウ 各 設 備 の 定 期 点 検 等 の 着 実 な 実 施 エ 周 知 内 容 の 充 実 ( 災 害 時 の 対 応 等 )と 多 様 化 ( 高 齢 者 世 帯 や 外 国 人 世 帯 等 への 対 応 等 ) (2) 関 東 東 北 産 業 保 安 監 督 部 東 北 支 部 は,ガス 事 業 者 に 対 し, 保 安 監 督 を 強 化 するとともに, 保 安 教 育 の 徹 底, 自 主 保 安 体 制 の 整 備 を 図 り, 災 害 防 止 に 努 める 3 都 市 ガス 施 設 (1) 市 長 (ガス 事 業 管 理 者 )は, ガス 事 業 法 ( 昭 和 29 年 法 律 第 51 号 ) ガス 導 管 耐 震 設 計 指 針 ( 日 本 ガス 協 会 )に 規 定 する 保 安 規 程 に 基 づき, 法 定 点 検 などの 適 切 な 対 応 を 実 施 し 災 害 予 防 に 努 める また, 地 震 津 波 災 害 によって 被 災 した 家 屋 等 においても, 都 市 ガス 施 設 による 災 害 が 発 生 しないように, 常 日 頃 から 使 用 者 に 対 して 次 の 対 策 を 講 じるとともに, 緊 急 時 連 絡 体 2-25

57 第 2 章 災 害 予 防 対 策 ア 使 用 者 全 戸 への 安 全 器 具 (ガス 漏 れ 警 報 器,マイコンメーター 等 )の 設 置 イ 耐 震 性 の 向 上 (ガス 導 管 の 地 区 分 割, 緊 急 操 作 設 備 の 充 実, 高 耐 震 性 の 継 手 の 選 択 等 ) ウ 各 設 備 の 定 期 点 検 等 の 着 実 な 実 施 と, 基 準 不 適 合 設 備 の 解 消 エ 周 知 内 容 の 充 実 ( 災 害 時 の 対 応 等 )と 多 様 化 ( 高 齢 者 世 帯 や 外 国 人 世 帯 等 への 対 応 等 ) (2) 関 東 東 北 産 業 保 安 監 督 部 東 北 支 部 は,ガス 事 業 者 に 対 し, 保 安 監 督 を 強 化 するとともに, 保 安 教 育 の 徹 底, 自 主 保 安 体 制 の 整 備 を 図 り, 災 害 の 防 止 に 努 める 3 事 前 の 被 害 防 止 措 置 ガス 事 業 の 管 理 者 等 については, 津 波 からの 円 滑 な 避 難 を 確 保 するため, 火 災 等 の 二 次 災 害 防 止 のための 利 用 者 によるガス 栓 閉 止, 液 化 石 油 ガスボンベの 転 倒 防 止 等 必 要 な 措 置 に 関 する 広 報 を 実 施 するものとする 制 及 び 緊 急 資 器 材 の 整 備 を 図 る ア 使 用 者 全 戸 への 安 全 器 具 (ガス 漏 れ 警 報 器,マイコンメーター 等 )の 設 置 イ 耐 震 性 耐 浪 性 の 向 上 (ガス 導 管 の 地 区 分 割, 緊 急 操 作 設 備 の 充 実, 高 耐 震 性 の 継 手 の 選 択 等, 災 害 時 における 事 務 所 機 能 の 充 実 ) ウ 各 設 備 の 定 期 点 検 等 の 着 実 な 実 施 と, 基 準 不 適 合 設 備 の 解 消 エ 周 知 内 容 の 充 実 ( 災 害 時 の 対 応 等 )と 多 様 化 ( 高 齢 者 世 帯 や 外 国 人 世 帯 等 への 対 応 等 ) (2) 関 東 東 北 産 業 保 安 監 督 部 東 北 支 部 は,ガス 事 業 者 に 対 し, 保 安 監 督 を 強 化 するとともに, 保 安 教 育 の 徹 底, 自 主 保 安 体 制 の 整 備 を 図 り, 災 害 の 防 止 に 努 める 4 事 前 の 被 害 防 止 措 置 ガス 事 業 の 管 理 者 等 については, 津 波 からの 円 滑 な 避 難 を 確 保 するため, 火 災 等 の 二 次 災 害 防 止 のための 利 用 者 によるガス 栓 閉 止, 液 化 石 油 ガスボンベの 転 倒 防 止 等 必 要 な 措 置 に 関 する 広 報 を 実 施 するものとする ( 日 本 海 溝 特 措 法 編 第 4 章 ) 津 波 からの 防 護 及 び 地 震 発 生 時 の 応 急 対 策 等 より) 第 5 節 水 道, 電 気,ガス, 通 信 関 係 機 関 の 対 策 3 ガ ス ガス 事 業 者 及 び 液 化 石 油 ガス 販 売 事 業 者 は, 利 用 者 に 対 しガス 栓 閉 止, 液 化 石 油 ガス ボンベの 転 倒 防 止 等 必 要 な 措 置 に 関 する 広 報 を 実 施 し, 火 災 等 の 二 次 災 害 を 防 止 すると ともに 円 滑 な 避 難 を 確 保 するものとする 2-26 第 6 電 信 電 話 施 設 東 日 本 電 信 電 話 ( 株 ) 宮 城 支 店 気 仙 沼 営 業 支 店 1 設 備 の 災 害 予 防 東 日 本 電 信 電 話 ( 株 ) 宮 城 支 店 気 仙 沼 営 業 支 店 は, 電 気 通 信 施 設 の 公 共 性 にかんがみ, 災 害 時 においても 重 要 通 信 を 確 保 できるように 平 時 から 設 備 を 強 固 にし, 災 害 に 強 く, 信 頼 性 の 高 い 通 信 設 備 の 設 計, 設 置 を 図 るとともに, 直 接 的 な 被 害 を 受 けなかった 都 市 相 互 の 通 信 が 途 絶 したり,ふくそうしたりしないように 通 信 網 の 整 備 をさらに 促 進 する (1) 電 気 通 信 施 設 の 耐 震 耐 火 対 策 主 要 な 電 気 通 信 設 備 等 について, 大 規 模 地 震 に 耐 えるように 調 査 点 検 を 実 施 し, 引 き 続 き 耐 震 化, 耐 火 構 造 化 を 推 進 する また, 通 信 ケーブルの 地 中 化 は, 震 災 においても 信 頼 性 の 高 いことが 確 認 されたことから,さらに 地 中 化 の 推 進 を 図 る (2) 通 信 網 の 整 備 充 実 バックアップシステムの 確 立, 主 要 伝 送 路 のループ 構 成, 他 ルート 構 成 あるいは2ルー ト 構 成 による 通 信 網 の 整 備 充 実 を 図 り, 通 信 網 システムの 信 頼 性 向 上 に 努 める (3) 災 害 対 策 用 機 器 の 配 置 可 搬 型 無 線 機,ポータブル 衛 星 車 及 び 移 動 電 源 車 等 災 害 対 策 用 機 器 の 整 備 充 実 を 図 る 第 6 電 信 電 話 施 設 東 日 本 電 信 電 話 ( 株 ) 宮 城 支 店 気 仙 沼 営 業 支 店 1 設 備 の 災 害 予 防 東 日 本 電 信 電 話 ( 株 ) 宮 城 支 店 気 仙 沼 営 業 支 店 電 気 通 信 事 業 者 は, 電 気 通 信 施 設 の 公 共 性 にかんがみ, 災 害 時 においても 重 要 通 信 を 確 保 できるように 平 常 時 から 設 備 を 強 固 にし, 災 害 に 強 く, 信 頼 性 の 高 い 通 信 設 備 の 設 計, 設 置 の 推 進 に 努 め, 県 及 び 市 町 村 の 被 害 想 定 を 考 慮 した 基 幹 的 設 備 の 地 理 的 分 散, 応 急 復 旧 機 材 の 配 備 を 図 るとともに, 直 接 的 な 被 害 を 受 け なかった 都 市 相 互 の 通 信 が 途 絶 したり,ふくそうしたりしないように 通 信 網 の 整 備 をさらに 促 進 し, 電 気 通 信 設 備 の 安 全 信 頼 性 強 化 に 向 けた 取 組 の 推 進 に 努 める (1) 電 気 通 信 施 設 の 耐 震 防 火 水 防 対 策 主 要 な 電 気 通 信 設 備 等 について, 大 規 模 地 震 津 波 に 耐 えるように 調 査 点 検 を 実 施 し, 引 き 続 き 耐 震 対 策, 防 火 対 策, 水 防 対 策 や,やむを 得 ず 津 波 による 被 災 の 危 険 性 の 高 い 箇 所 に 設 置 する 場 合 は, 電 気 通 信 設 備 の 上 階 設 置 等 の 耐 浪 性 を 推 進 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-33> (2) 通 信 網 の 整 備 充 実 バックアップシステムの 確 立, 主 要 伝 送 路 のループ 構 成, 他 ルート 構 成 あるいは2ルー ト 構 成 による 通 信 網 の 整 備 充 実 を 図 り, 通 信 網 システムの 信 頼 性 向 上 に 努 める (3) 災 害 対 策 用 機 器 の 配 置 可 搬 型 無 線 装 置, 衛 星 通 信 装 置 及 び 移 動 電 源 車 等 災 害 対 策 用 機 器 の 整 備 充 実 を 図 る

58 第 2 章 災 害 予 防 対 策 2 体 制 の 整 備 日 常 における 防 災 準 備 体 制 の 整 備 を 図 るとともに, 災 害 時 における 復 旧 要 員 の 確 保 及 び 広 域 応 援 体 制 の 確 立 を 図 る 3 災 害 復 旧 用 資 機 材 の 確 保 災 害 発 生 時 の 通 信 を 確 保 し, 電 気 通 信 設 備 を 迅 速 に 復 旧 するため, 災 害 復 旧 用 資 機 材 の 配 置 充 実 を 図 るとともに, 全 国 からの 資 機 材 の 調 達 体 制 の 確 立 を 図 る 日 本 海 溝 特 措 法 編 第 4 章 ) 津 波 からの 防 護 及 び 地 震 発 生 時 の 応 急 対 策 等 より) 第 5 節 水 道, 電 気,ガス, 通 信 関 係 機 関 の 対 策 4 通 信 通 信 事 業 の 管 理 者 は, 津 波 警 報 等 の 情 報 を 確 実 に 伝 達 するため, 電 源 の 確 保 等 や 地 震 発 生 後 に 通 信 回 線 が 輻 輳 した 場 合 の 対 策 等 の 措 置 を 講 じるものとする (1) 指 定 公 共 機 関 東 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 が 行 う 措 置 (2) 県 が 行 う 支 援 の 措 置 2 体 制 の 整 備 日 常 における 防 災 準 備 体 制 の 整 備 を 図 るとともに, 災 害 時 における 復 旧 要 員 の 確 保 及 び 広 域 応 援 体 制 の 確 立 を 図 る 3 災 害 復 旧 用 資 機 材 の 確 保 災 害 発 生 時 の 通 信 を 確 保 し, 電 気 通 信 設 備 を 迅 速 に 復 旧 するため, 災 害 復 旧 用 資 機 材 の 配 置 充 実 を 図 るとともに, 全 国 からの 資 機 材 の 調 達 体 制 の 確 立 を 図 る 4 停 電 とふくそう 対 策 非 常 電 源 の 確 保 や 地 震 発 生 後 に 通 信 回 線 がふくそうした 場 合 の 対 策 等 の 措 置 を 講 じる < 日 本 海 溝 特 措 法 編 >< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-33> 第 7 共 同 溝 電 線 共 同 溝 の 整 備 危 機 管 理 課, 東 北 電 力 ( 株 ) 気 仙 沼 営 業 所, 東 日 本 電 信 電 話 ( 株 ) 宮 城 支 店 市 は, 関 係 機 関 と 密 接 な 連 携 をとりつつ,ライフライン 共 同 収 容 施 設 としての 共 同 溝 電 線 共 同 溝 の 整 備 等 を 検 討 する <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P48>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-33> 2-27

59 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 8 節 危 険 物 施 設 等 の 予 防 対 策 第 8 節 危 険 物 施 設 等 の 予 防 対 策 第 1 目 的 震 災 時 において, 危 険 物 施 設 等 の 火 災 や 危 険 物 の 流 出 等 が 発 生 した 場 合 には, 周 辺 地 域 に 多 大 の 被 害 を 及 ぼすおそれがある このため, 各 施 設 の 自 主 保 安 体 制 の 充 実 強 化 について 指 導 を 徹 底 する 等, 地 震 対 策 と 防 災 教 育 を 推 進 し,また, 各 危 険 物 施 設 等 の 耐 震 性 能 の 向 上 を 図 るものとする 第 1 目 的 震 災 時 において, 危 険 物 施 設 等 の 火 災 や 危 険 物 の 流 出 等 が 発 生 した 場 合 には, 周 辺 地 域 に 多 大 の 被 害 を 及 ぼすおそれがある このため, 各 施 設 の 自 主 保 安 体 制 の 充 実 強 化 について 指 導 を 徹 底 する 等, 地 震 津 波 対 策 と 防 災 教 育 を 推 進 し,また, 各 危 険 物 施 設 等 の 耐 震 耐 浪 性 能 の 向 上 を 図 るとともに, 緩 衝 地 帯 の 整 備 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P49>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-34> 第 2 危 険 物 施 設 危 機 管 理 課, 消 防 本 部, 取 扱 業 者 市 及 び 消 防 機 関 は, 危 険 物 タンク 貯 蔵 所, 給 油 取 扱 所 等 危 険 物 施 設 の 自 主 保 安 体 制 の 充 実 強 化 について 次 のような 指 導 をし, 地 震 対 策 と 防 災 教 育 の 推 進 を 図 る 1 安 全 指 導 の 強 化 危 険 物 事 業 所 の 管 理 者, 危 険 物 取 扱 者 及 び 危 険 物 保 安 監 督 者 等 の 安 全 管 理 の 向 上 を 図 るた め, 講 習 会 等 の 保 安 教 育 を 実 施 する 2 耐 震 性 強 化 の 指 導 危 険 物 施 設 の 耐 震 設 計 基 準 については, 年 々 強 化 され, 地 震 に 対 する 構 造 上 の 安 全 対 策 が 講 じられているところであるが, 法 令 に 定 められている 技 術 上 の 基 準 に 適 合 した 状 態 を 維 持 するよう 指 導 し,また, 耐 震 性 強 化 についての 指 導 を 行 う 3 自 衛 消 防 組 織 等 の 育 成 事 業 所 における 自 衛 消 防 組 織 等 の 育 成 を 推 進 するとともに, 効 果 的 な 自 主 防 災 体 制 の 確 立 を 図 る 4 防 災 用 資 機 材 の 整 備 複 雑 多 様 化 する 危 険 物 への 備 えとして, 化 学 消 防 力 の 強 化 に 努 めるとともに, 事 業 所 に 対 しても 資 機 材 の 整 備, 備 蓄 の 促 進 について 指 導 する 第 2 危 険 物 施 設 危 機 管 理 課, 消 防 本 部, 取 扱 業 者 市 及 び 消 防 機 関 は, 危 険 物 タンク 貯 蔵 所, 給 油 取 扱 所 等 危 険 物 施 設 の 自 主 保 安 体 制 の 充 実 強 化 について 次 のような 指 導 をし, 地 震 津 波 対 策 と 防 災 教 育 の 推 進 を 図 る 1 安 全 指 導 の 強 化 危 険 物 事 業 所 の 管 理 者, 危 険 物 取 扱 者 及 び 危 険 物 保 安 監 督 者 等 の 安 全 管 理 の 向 上 を 図 るた め, 講 習 会 等 の 保 安 教 育 を 実 施 する 2 施 設 基 準 維 持 の 指 導 危 険 物 施 設 の 耐 震 設 計 基 準 については, 年 々 強 化 され, 地 震 に 対 する 構 造 上 の 安 全 対 策 が 講 じられているところであるが, 法 令 に 定 められている 技 術 上 の 基 準 に 適 合 した 状 態 を 維 持 するよう 指 導 し,また, 耐 震 性 強 化 についての 指 導 を 行 う 3 自 衛 消 防 組 織 等 の 育 成 事 業 所 における 自 衛 消 防 組 織 等 の 育 成 を 推 進 するとともに, 効 果 的 な 自 主 防 災 体 制 の 確 立 を 図 る 4 防 災 用 資 機 材 の 整 備 複 雑 多 様 化 する 危 険 物 への 備 えとして, 化 学 消 防 力 の 強 化 に 努 めるとともに, 事 業 所 に 対 しても 資 機 材 の 整 備, 備 蓄 の 促 進 について 指 導 する 5 広 報 啓 発 の 推 進 危 険 物 安 全 協 会 等 の 関 係 団 体 の 育 成 に 努 め,これら 団 体 を 通 じて 事 業 所 及 び 一 般 の 住 民 に 対 し, 危 険 物 等 による 災 害 防 止 について 広 報, 啓 発 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-35> 2-28 資 料 編 : 危 険 物 規 制 対 象 製 造 所 等 資 料 編 : 危 険 物 規 制 対 象 製 造 所 等 第 3 高 圧 ガス 施 設 県 地 方 振 興 事 務 所, 取 扱 業 者 1 高 圧 ガス 製 造 所 販 売 所 貯 蔵 所 等 の 事 業 者 は, 法 令 の 耐 震 基 準 を 遵 守 し, 日 頃 から 高 圧 ガス 施 設 の 保 守 管 理 を 行 うとともに, 緊 急 時 連 絡 体 制 の 整 備 を 図 り, 併 せて 事 業 者 間 の 相 互 応 援 体 制 の 整 備 について 一 層 の 推 進 を 図 る 2 宮 城 県 高 圧 ガス 保 安 協 会 等 関 係 団 体 と 密 接 な 連 携 を 図 りつつ, 各 種 検 査 や 講 習 会 等 を 通 じ, 指 導 助 言 するとともに, 耐 震 化 対 策 や 設 備 等 の 安 全 化 を 図 る 第 3 高 圧 ガス 施 設 県 地 方 振 興 事 務 所, 取 扱 業 者 1 高 圧 ガス 製 造 所 販 売 所 貯 蔵 所 等 の 事 業 者 は, 法 令 の 耐 震 基 準 を 遵 守 し, 日 頃 から 高 圧 ガス 施 設 の 保 守 管 理 を 行 うとともに, 緊 急 時 連 絡 体 制 の 整 備 を 図 り, 併 せて 事 業 者 間 の 相 互 応 援 体 制 の 整 備 について 一 層 の 推 進 を 図 る 2 宮 城 県 高 圧 ガス 保 安 協 会 等 関 係 団 体 と 密 接 な 連 携 を 図 りつつ, 各 種 検 査 や 講 習 会 等 を 通 じ, 指 導 助 言 するとともに, 耐 震 耐 浪 化 対 策 や 設 備 等 の 安 全 化 を 図 る

60 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 4 火 薬 類 製 造 販 売 施 設 県, 消 防 本 部, 警 察, 取 扱 業 者 1 火 薬 類 製 造 販 売 等 の 事 業 者 は, 火 薬 類 取 締 法 等 に 基 づき, 火 薬 類 製 造 施 設 火 薬 庫 等 につ いて, 地 震 が 発 生 した 場 合, 火 薬 類 による 災 害 が 発 生 しないよう 次 の 対 策 を 講 じるとともに, 緊 急 時 連 絡 体 制 の 整 備 を 行 う (1) 定 期 自 主 検 査, 保 安 教 育 を 確 実 に 実 施 する (2) 製 造 施 設 火 薬 庫 の 維 持 点 検 に 努 める 2 ( 社 ) 宮 城 県 火 薬 類 保 安 協 会 は, 事 業 主, 保 安 責 任 者 及 び 従 事 者 に 対 する 保 安 教 育 講 習 会 を 実 施 し, 保 安 意 識 の 高 揚 を 図 る 3 消 防 関 係 機 関 は,(1)について 立 入 検 査 等 を 通 じて, 適 宜 指 導 助 言 を 行 う 4 県 は,(1)について 消 防 関 係 機 関 に 対 し, 適 宜 助 言 を 行 うとともに,(2)について 自 主 保 安 体 制 の 確 立 推 進 を 支 援 する なお, 警 察 は, 安 全 性 の 確 保 のため 火 薬 類 を 取 り 扱 う 製 造 業 者 販 売 業 者 及 び 消 費 者 等 に 対 して, 関 係 機 関 団 体 と 協 力 して 指 導, 取 締 りを 行 う 5 関 東 東 北 産 業 保 安 監 督 部 東 北 支 部 は, 保 安 監 督 を 強 化 するとともに, 保 安 教 育 の 徹 底 自 主 保 安 体 制 の 整 備 を 図 り, 災 害 の 防 止 に 努 める 第 4 火 薬 類 製 造 販 売 施 設 宮 城 県, 消 防 本 部, 警 察 署, 取 扱 業 者 1 火 薬 類 製 造 販 売 等 の 事 業 者 は, 火 薬 類 取 締 法 等 に 基 づき, 火 薬 類 製 造 施 設 火 薬 庫 等 につ いて, 地 震 津 波 が 発 生 した 場 合, 火 薬 類 による 災 害 が 発 生 しないよう 次 の 対 策 を 講 じると ともに, 緊 急 時 連 絡 体 制 の 整 備 を 行 う (1) 定 期 自 主 検 査, 保 安 教 育 を 確 実 に 実 施 する (2) 製 造 施 設 火 薬 庫 の 維 持 点 検 に 努 める 2 ( 社 ) 宮 城 県 火 薬 類 保 安 協 会 は, 事 業 主, 保 安 責 任 者 及 び 従 事 者 に 対 する 保 安 教 育 講 習 会 を 実 施 し, 保 安 意 識 の 高 揚 を 図 る 3 消 防 関 係 機 関 は,(1)について 立 入 検 査 等 を 通 じて, 適 宜 指 導 助 言 を 行 う 4 県 は,(1)について 消 防 関 係 機 関 に 対 し, 適 宜 助 言 を 行 うとともに,(2)について 自 主 保 安 体 制 の 確 立 推 進 を 支 援 する なお, 警 察 は, 安 全 性 の 確 保 のため 火 薬 類 を 取 り 扱 う 製 造 業 者 販 売 業 者 及 び 消 費 者 等 に 対 して, 関 係 機 関 団 体 と 協 力 して 指 導, 取 締 りを 行 う 5 関 東 東 北 産 業 保 安 監 督 部 東 北 支 部 は, 保 安 監 督 を 強 化 するとともに, 保 安 教 育 の 徹 底 自 主 保 安 体 制 の 整 備 を 図 り, 災 害 の 防 止 に 努 める 第 5 毒 物 劇 物 貯 蔵 施 設 県 保 健 福 祉 事 務 所, 取 扱 業 者 宮 城 県 気 仙 沼 保 健 福 祉 事 務 所 は, 以 下 の 項 目 について 対 応 を 図 るものとする 1 毒 物 劇 物 貯 蔵 施 設 の 把 握 運 搬 する 上 で 規 制 を 受 ける 毒 物 劇 物 (39 種 類 )に 関 し, 毒 物 劇 物 製 造 業 者, 毒 物 劇 物 販 売 業 者, 法 的 に 届 出 が 必 要 な 業 務 上 取 扱 者,それ 以 外 の 業 務 上 取 扱 者 の 容 量 1 立 方 メー トル 以 上 の 貯 蔵 設 備 (タンク 等 )を 有 する 施 設 を 把 握 しておく 2 該 当 施 設 責 任 者 に 対 し, 施 設 毎 に 危 険 防 止 規 定 を 作 成 するよう 指 導 する 3 該 当 施 設 を 有 する 事 業 者 に 対 し, 広 域 的 に 対 処 するため, 県 毒 劇 物 協 会 のもとに 組 織 化 す るよう 働 きかける 4 毒 物 の 安 全 性 の 確 保 のため 毒 物 等 を 所 掌 する 販 売 業 者, 製 造 業 者 及 び 取 扱 業 者 に 対 して, 関 係 機 関 団 体 と 協 力 して 指 導 を 行 い, 警 察 は 取 締 まりを 行 う 第 5 毒 物 劇 物 貯 蔵 施 設 県 保 健 福 祉 事 務 所, 警 察 署, 取 扱 業 者 宮 城 県 気 仙 沼 保 健 福 祉 事 務 所 は, 以 下 の 項 目 について 対 応 を 図 るものとする 1 毒 物 劇 物 貯 蔵 施 設 の 把 握 運 搬 する 上 で 規 制 を 受 ける 毒 物 劇 物 (23 種 類 )に 関 し, 毒 物 劇 物 製 造 業 者, 毒 物 劇 物 販 売 業 者, 法 的 に 届 出 が 必 要 な 業 務 上 取 扱 者,それ 以 外 の 業 務 上 取 扱 者 の 容 量 1 立 方 メー トル 以 上 の 貯 蔵 設 備 (タンク 等 )を 有 する 施 設 を 把 握 しておく 2 該 当 施 設 責 任 者 に 対 し, 施 設 毎 に 危 害 防 止 規 定 を 作 成 するよう 指 導 する 3 該 当 施 設 を 有 する 事 業 者 に 対 し, 広 域 的 に 対 処 するため, 県 毒 劇 物 協 会 のもとに 組 織 化 す るよう 働 きかける 4 毒 物 の 安 全 性 の 確 保 のため 毒 物 等 を 所 掌 する 販 売 業 者, 製 造 業 者 及 び 取 扱 業 者 に 対 して, 関 係 機 関 団 体 と 協 力 して 指 導 を 行 い, 警 察 は 取 締 まりを 行 う 5 災 害 で 散 乱 した 毒 物 劇 物 の 状 況 把 握 や 回 収 及 び 二 次 災 害 に 対 する 注 意 喚 起 を 早 急 に 行 う よう, 体 制 の 整 備 を 図 る 2-29 第 6 危 険 物 流 出 の 防 止 気 仙 沼 市, 宮 城 県, 海 上 保 安 署, 警 察 署, 消 防 署, 各 機 関 1 連 絡 体 制 の 整 備 市 及 び 防 災 関 係 機 関 は, 河 川 及 び 海 上 へ 石 油 等 の 危 険 物 が 流 出 した 場 合 における 応 急 対 策 が 迅 速 に 行 われるよう, 気 仙 沼 流 出 油 災 害 対 策 協 議 会 等 により, 相 互 の 連 絡 体 制 を 確 立 する 2 防 除 組 織 等 (1) 海 上 への 流 出 海 上 保 安 署 は, 海 上 における 危 険 物 流 出 の 状 況 が 判 明 したときは, 必 要 に 応 じ 速 やかに 第 6 危 険 物 流 出 の 防 止 気 仙 沼 市, 宮 城 県, 海 上 保 安 署, 警 察 署, 消 防 署, 各 機 関 1 連 絡 体 制 の 整 備 市 及 び 防 災 関 係 機 関 は, 河 川 及 び 海 上 へ 石 油 等 の 危 険 物 が 流 出 した 場 合 における 応 急 対 策 が 迅 速 に 行 われるよう, 気 仙 沼 流 出 油 災 害 対 策 協 議 会 等 により, 相 互 の 連 絡 体 制 を 確 立 する 2 防 除 組 織 等 (1) 海 上 への 流 出 海 上 保 安 署 は, 海 上 における 危 険 物 流 出 の 状 況 が 判 明 したときは, 必 要 に 応 じ 速 やかに

61 第 2 章 災 害 予 防 対 策 気 仙 沼 流 出 油 災 害 対 策 協 議 会 を 招 集 し, 現 場 総 合 調 整 本 部 を 設 置 して, 活 動 の 総 合 調 整 を 行 い, 防 災 関 係 機 関 は, 現 場 総 合 調 整 本 部 の 調 整 のもとに, 連 携 して 防 除 活 動 を 実 施 する ただし, 爆 発 等 のおそれ 及 び 付 近 住 民 への 影 響 など, 甚 大 な 被 害 が 想 定 され, 当 該 流 出 事 故 への 全 市 的 な 対 応 が 必 要 との 判 断 に 基 づき, 気 仙 沼 市 災 害 対 策 本 部 が 設 置 された 際 に は,これに 移 行 する (2) 河 川 及 び 道 路 等 への 流 出 河 川 管 理 者 及 び 道 路 管 理 者 は, 危 険 物 流 出 の 状 況 が 判 明 したときは, 速 やかに 消 防 機 関 及 び 警 察 に 連 絡 するとともに, 関 係 機 関 が 連 携 して, 防 除 活 動 を 行 う なお, 流 出 状 況 により, 海 上 への 拡 散 のおそれがあると 認 められるときは, 海 上 保 安 署 と 連 携 し(1)の 体 制 へ 移 行 する 3 資 機 材 等 の 整 備 気 仙 沼 流 出 油 災 害 対 策 協 議 会 に 加 盟 する 防 災 関 係 機 関 は, 流 出 危 険 物 の 防 除 に 必 要 な 消 火 薬 剤,オイルフェンス, 吸 着 マット, 中 和 剤 等 の 資 機 材 の 整 備 に 努 める 4 危 険 物 流 出 防 止 の 啓 発 市, 消 防 機 関, 海 上 保 安 署 及 び 道 路 河 川 漁 港 港 湾 の 各 管 理 者 は, 広 報 紙,パンフレ ット 等 により, 事 業 所, 船 舶 等 に 対 して 危 険 物 流 出 防 止 の 周 知 徹 底 及 び 防 除 資 機 材 の 備 蓄 等 について 啓 発 を 図 る 気 仙 沼 流 出 油 災 害 対 策 協 議 会 を 招 集 し, 現 場 総 合 調 整 本 部 を 設 置 して, 活 動 の 総 合 調 整 を 行 い, 防 災 関 係 機 関 は, 現 場 総 合 調 整 本 部 の 調 整 のもとに, 連 携 して 防 除 活 動 を 実 施 する ただし, 爆 発 等 のおそれ 及 び 付 近 住 民 への 影 響 など, 甚 大 な 被 害 が 想 定 され, 当 該 流 出 事 故 への 全 市 的 な 対 応 が 必 要 との 判 断 に 基 づき, 気 仙 沼 市 災 害 対 策 本 部 が 設 置 された 際 に は,これに 移 行 する (2) 河 川 及 び 道 路 等 への 流 出 河 川 管 理 者 及 び 道 路 管 理 者 は, 危 険 物 流 出 の 状 況 が 判 明 したときは, 速 やかに 消 防 機 関 及 び 警 察 に 連 絡 するとともに, 関 係 機 関 が 連 携 して, 防 除 活 動 を 行 う なお, 流 出 状 況 により, 海 上 への 拡 散 のおそれがあると 認 められるときは, 海 上 保 安 署 と 連 携 し(1)の 体 制 へ 移 行 する 3 資 機 材 等 の 整 備 気 仙 沼 流 出 油 災 害 対 策 協 議 会 に 加 盟 する 防 災 関 係 機 関 は, 流 出 危 険 物 の 防 除 に 必 要 な 消 火 薬 剤,オイルフェンス, 吸 着 マット, 中 和 剤 等 の 資 機 材 の 整 備 に 努 める 4 危 険 物 流 出 防 止 の 啓 発 市, 消 防 機 関, 海 上 保 安 署 及 び 道 路 河 川 漁 港 港 湾 の 各 管 理 者 は, 広 報 紙,パンフレ ット 等 により, 事 業 所, 船 舶 等 に 対 して 危 険 物 流 出 防 止 の 周 知 徹 底 及 び 防 除 資 機 材 の 備 蓄 等 について 啓 発 を 図 る 第 7 各 施 設 の 予 防 対 策 取 扱 業 者 各 施 設 管 理 者 は, 緊 急 停 止 措 置, 貯 蔵 タンク 等 の 緊 急 遮 断 弁 の 設 置 について 検 討 するととも に, 応 急 措 置 または 代 替 措 置 により, 機 能 を 速 やかに 回 復 することができるように 計 画 を 策 定 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-34> 2-30

62 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 9 節 職 員 の 配 備 体 制 第 9 節 職 員 の 配 備 体 制 第 1 目 的 災 害 が 発 生 し, 又 は 発 生 するおそれがある 場 合, 災 害 の 規 模 に 応 じて 必 要 な 職 員 を 配 備 動 員 し,その 活 動 体 制 に 万 全 を 期 すものとする このため, 平 常 時 から 各 組 織 の 配 備 動 員 計 画 を 定 めておくものとする なお, 休 日, 夜 間 等 の 勤 務 時 間 外 の 参 集 体 制 についても, 同 様 に 定 めておくものとする 第 1 目 的 災 害 が 発 生 し,または 発 生 するおそれがある 場 合, 災 害 の 規 模 に 応 じて 必 要 な 職 員 を 配 備 動 員 し,その 活 動 体 制 に 万 全 を 期 すものとする このため, 平 常 時 から 各 組 織 の 配 備 動 員 計 画 を 定 めておくものとする なお, 休 日, 夜 間 等 の 勤 務 時 間 外 の 参 集 体 制 についても, 同 様 に 定 めておくものとする 第 2 市 の 配 備 体 制 気 仙 沼 市 1 配 備 基 準 配 備 体 制 市 は, 地 震 で 被 害 が 発 生 したとき, 又 は 津 波 注 意 報 津 波 警 報 が 発 表 された 場 合 には, 速 やかに 配 備 体 制 を 敷 く なお, 通 常 の 交 通 機 関 の 利 用 ができない 事 情 等 の 発 生 の 可 能 性 を 勘 案 し, 配 備 体 制 及 び 参 集 場 所 等 の 職 員 の 参 集 計 画 を 定 めるものとする 配 備 体 制 及 び 職 員 の 参 集, 動 員 等 については, 各 部 署 の 分 掌 事 務 に 応 じて 作 成 された 配 備 編 成 計 画 によるものとする ( 気 仙 沼 市 災 害 対 策 本 部 等 の 設 置 及 び 運 営 に 関 する 活 動 要 領 ) また, 職 員 は 地 震 発 生 後 の 情 報 等 の 収 集 に 積 極 的 に 努 め, 参 集 に 備 えるとともに, 発 生 の 程 度 を 勘 案 し, 動 員 命 令 を 待 つことなく, 自 己 の 判 断 により 定 められた 場 所 に 参 集 する よう 努 めるものとする 2 指 揮 命 令 系 統 市 長 が 不 在 等 により 災 害 対 策 本 部 長 として 指 揮 をとれない 場 合, 副 市 長, 危 機 管 理 監 の 順 に 指 揮 をとる 3 災 害 対 策 本 部 の 設 置 及 び 廃 止 災 害 対 策 本 部 は, 市 内 に 相 当 規 模 以 上 の 災 害 が 発 生, 若 しくは 発 生 するおそれがある 場 合 において, 自 動 的 ( 市 内 で 震 度 5 弱 以 上 の 地 震 が 観 測 されたとき, 又 は 津 波 警 報 が 発 表 され たとき)に, 又 は 市 長 が 特 に 必 要 と 認 めた 場 合 において 設 置 し, 災 害 の 危 機 が 解 消, 又 は 災 害 に 対 する 応 急 対 策 がおおむね 完 了 したと 市 長 が 認 めたときに 廃 止 する そのために, 平 常 時 から, 自 動 設 置 となる 場 合 と, 市 長 が 必 要 と 認 めた 場 合 における 指 示 系 統 をあらかじめ 周 知 しておく なお, 設 置 及 び 廃 止 した 場 合 は,その 旨 を 直 ちに 県 に 報 告 するとともに, 看 板 等 を 市 災 害 対 策 本 部 前 に 掲 示 する 第 2 市 の 配 備 体 制 気 仙 沼 市 1 配 備 基 準 配 備 体 制 市 は, 地 震 で 被 害 が 発 生 したとき,または 津 波 注 意 報 津 波 警 報 が 発 表 された 場 合 には, 速 やかに 配 備 体 制 を 敷 く なお, 通 常 の 交 通 機 関 の 利 用 ができない 事 情 等 の 発 生 の 可 能 性 を 勘 案 し, 配 備 体 制 及 び 参 集 場 所 等 の 職 員 の 参 集 計 画 を 定 めるものとする 配 備 体 制 及 び 職 員 の 参 集, 動 員 等 については, 各 部 署 の 分 掌 事 務 に 応 じて 作 成 された 配 備 編 成 計 画 によるものとする ( 気 仙 沼 市 災 害 対 策 本 部 等 の 設 置 及 び 運 営 に 関 する 活 動 要 領 ) また, 職 員 は 地 震 発 生 後 の 情 報 等 の 収 集 に 積 極 的 に 努 め, 参 集 に 備 えるとともに, 発 生 の 程 度 を 勘 案 し, 動 員 命 令 を 待 つことなく, 自 己 の 判 断 により 定 められた 場 所 に 参 集 するよう 努 めるものとする 2 指 揮 命 令 系 統 市 長 が 不 在 等 により 災 害 対 策 本 部 長 として 指 揮 をとれない 場 合, 副 市 長, 危 機 管 理 監 の 順 に 指 揮 をとる 3 災 害 対 策 本 部 の 設 置 及 び 廃 止 災 害 対 策 本 部 は, 市 内 に 相 当 規 模 以 上 の 災 害 が 発 生,もしくは 発 生 するおそれがある 場 合 において, 自 動 的 ( 市 内 で 震 度 5 弱 以 上 の 地 震 が 観 測 されたとき,または 津 波 警 報 が 発 表 さ れたとき)に,または 市 長 が 特 に 必 要 と 認 めた 場 合 において 設 置 し, 災 害 の 危 機 が 解 消,ま たは 災 害 に 対 する 応 急 対 策 がおおむね 完 了 したと 市 長 が 認 めたときに 廃 止 する そのために, 平 常 時 から, 自 動 設 置 となる 場 合 と, 市 長 が 必 要 と 認 めた 場 合 における 指 示 系 統 を 予 め 周 知 しておく なお, 設 置 及 び 廃 止 した 場 合 は,その 旨 を 直 ちに 県 に 報 告 するとともに, 看 板 等 を 市 災 害 対 策 本 部 前 に 掲 示 する 2-31 第 3 防 災 関 係 機 関 等 の 配 備 体 制 防 災 関 係 機 関 防 災 関 係 機 関 は, 地 震 津 波 による 災 害 が 発 生 し, 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 は, 必 要 な 職 員 を 動 員 し, 市 災 対 本 部 及 び 県 と 相 互 に 協 力 のうえ, 総 合 的 な 防 災 対 策 の 推 進 を 図 るため, 法 令, 防 災 業 務 計 画, 県 及 び 市 地 域 防 災 計 画 等 の 定 めるところにより,その 所 掌 事 務 に 係 る 災 害 応 急 対 策 を 速 やかに 実 施 できる 体 制 を 整 備 する また, 各 防 災 関 係 機 関 間 の 連 携 を 確 保 するため, 必 要 に 応 じて 市 災 対 本 部 への 要 員 の 派 遣 に 第 3 防 災 関 係 機 関 等 の 配 備 体 制 防 災 関 係 機 関 防 災 関 係 機 関 は, 地 震 津 波 による 災 害 が 発 生 し,または 発 生 するおそれがある 場 合 は, 必 要 な 職 員 を 動 員 し, 市 災 対 本 部 及 び 県 と 相 互 に 協 力 の 上, 総 合 的 な 防 災 対 策 の 推 進 を 図 るため, 法 令, 防 災 業 務 計 画, 県 及 び 市 地 域 防 災 計 画 等 の 定 めるところにより,その 所 掌 事 務 に 係 る 災 害 応 急 対 策 を 速 やかに 実 施 できる 体 制 を 整 備 する また, 各 防 災 関 係 機 関 間 の 連 携 を 確 保 するため, 必 要 に 応 じて 市 災 対 本 部 への 出 席 及 び 要 員

63 第 2 章 災 害 予 防 対 策 ついて,あらかじめ 定 めておく 病 院, 不 特 定 多 数 の 集 客 施 設, 老 人 ホーム 等 災 害 時 要 援 護 者 収 容 施 設, 教 育 施 設 等 の 管 理 者 は, 大 規 模 地 震 津 波 災 害 に 備 えて 職 員 の 緊 急 配 備 体 制 を 整 備 する の 派 遣 について, 予 め 定 めておく 病 院, 不 特 定 多 数 の 集 客 施 設, 老 人 ホーム 等 要 配 慮 者 収 容 施 設, 教 育 施 設 等 の 管 理 者 は, 大 規 模 地 震 津 波 災 害 に 備 えて 職 員 の 緊 急 配 備 体 制 を 整 備 する 第 4 防 災 担 当 職 員 等 の 育 成 危 機 管 理 課 市 は, 専 門 的 知 見 を 有 する 防 災 担 当 職 員 の 確 保 及 び 育 成 に 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P14> < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-82> 第 5 マニュアルの 作 成 危 機 管 理 課 1 応 急 活 動 のためのマニュアル 作 成 市 は, 災 害 発 生 時 に 講 ずべき 対 策 等 を 体 系 的 に 整 理 した 応 急 活 動 のためのマニュアルを 作 成 し, 職 員 に 周 知 するとともに 定 期 的 に 訓 練 を 行 い, 活 動 手 順, 使 用 する 資 機 材 や 装 備 の 使 用 方 法 等 の 習 熟, 他 の 職 員, 機 関 等 との 連 携 等 について 徹 底 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P14>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-82> 第 6 業 務 継 続 計 画 (BCP)の 改 定 危 機 管 理 課, 各 課 1 業 務 継 続 性 の 確 保 (1) 業 務 継 続 体 制 の 確 保 市 は, 実 効 性 ある 業 務 継 続 体 制 を 確 保 するため, 食 料 等 必 要 な 資 源 の 継 続 的 な 確 保, 定 期 的 な 教 育 訓 練 点 検 等 の 実 施, 訓 練 等 を 通 じた 経 験 の 蓄 積 や 状 況 の 変 化 等 に 応 じた 体 制 の 見 直 し, 代 替 施 設 等 の 検 討 など 計 画 的 に 行 う <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P15> (2) 業 務 継 続 体 制 の 検 証 と 計 画 の 見 直 し 市 は, 定 期 的 に 防 災 訓 練 や 業 務 継 続 体 制 の 点 検, 評 価 及 び 検 証 を 行 い, 必 要 に 応 じて 業 務 継 続 計 画 の 見 直 しを 行 う 2 電 源 及 び 非 常 用 通 信 手 段 の 確 保 対 策 (1) 電 源 及 び 非 常 用 通 信 手 段 の 確 保 市 は,それぞれの 機 関 の 防 災 中 枢 機 能 を 果 たす 施 設 設 備 において, 自 家 発 電 設 備 等 の 整 備 を 図 り, 十 分 な 期 間 の 発 電 が 可 能 となるような 燃 料 の 備 蓄 や 通 信 途 絶 時 に 備 えた 衛 星 携 帯 電 話 の 整 備 等, 非 常 用 通 信 手 段 の 確 保 に 努 める (2) 再 生 可 能 エネルギーの 導 入 推 進 市 は, 県 と 連 携 し, 大 規 模 停 電 や 計 画 停 電 を 想 定 し, 応 急 活 動 の 拠 点 となる 施 設 などへ の 太 陽 光 発 電 その 他 の 再 生 可 能 エネルギー 等 の 導 入 を 推 進 する 3 データ 管 理 の 徹 底 市 は, 戸 籍, 住 民 基 本 台 帳, 固 定 資 産 台 帳, 地 籍, 公 共 施 設 地 下 埋 設 物 等 の 情 報, 及 び 測 量 図 面 等 データの 整 備 保 存 並 びにバックアップ 体 制 の 強 化 等 による 重 要 データの 消 失 を 防 止 す るとともに,これらを 扱 う 情 報 システムを 継 続 的 に 維 持 稼 働 させることができるよう, 整 備 保 全 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P15 60,6ヶ 月 P251, 地 域 防 災 計 画 における 地 震 津 波 対 策 の 充 実 強 化 に 関 する 検 討 会 報 告 書 P173,H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 2-32

64 第 2 章 災 害 予 防 対 策 >< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-83> 第 7 人 材 確 保 対 策 危 機 管 理 課 市 は, 発 災 後 の 円 滑 な 応 急 対 応, 復 旧 復 興 のため, 公 的 機 関 の 退 職 者 の 活 用 や 民 間 の 人 材 の 任 期 付 き 雇 用 等 の 人 材 確 保 方 策 を 予 め 整 えるように 努 める <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 >< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-82> 第 8 庁 内 の 応 援 及 び 協 力 体 制 総 務 課 市 は, 大 規 模 災 害 時 にや 職 員 不 足 を 把 握 した 際 に, 直 ちに 他 班 と 調 整 の 上 応 援 協 力 体 制 を 整 え, 他 班 に 応 援 の 要 請 を 行 えるよう, 各 部 各 班 の 動 員 状 況 の 報 告 様 式 等 を 整 備 し, 庁 内 の 応 援 協 力 や 他 班 に 応 援 の 要 請 を 行 える 体 制 を 整 えるように 努 める < 職 員 アンケート> 2-33

65 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 10 節 情 報 通 信 網 の 整 備 第 10 節 情 報 通 信 網 の 整 備 第 1 目 的 大 規 模 災 害 時 には 通 信 回 線 の 不 通,ふくそうの 事 態 が 予 想 されることから, 市 及 び 防 災 関 係 機 関 は 情 報 収 集 伝 達 手 段 の 複 数 化 と 施 設 の 耐 震 化 を 図 ることで 災 害 発 生 時 の 応 急 対 策 を 迅 速 に 推 進 するものとする 第 1 目 的 大 規 模 災 害 時 には 通 信 回 線 の 不 通,ふくそうの 事 態 が 予 想 されることから, 市 及 び 防 災 関 係 機 関 は 情 報 収 集 伝 達 手 段 の 複 数 化 と 施 設 の 耐 震 化 を 図 ることで 災 害 発 生 時 の 応 急 対 策 を 迅 速 に 推 進 するものとする また, 災 害 時 に 必 要 となる 防 災 物 資 資 機 材 等 の 整 備 については, 防 災 活 動 拠 点 と 関 連 づけ て 整 備 拡 充 を 図 る < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-52> 第 2 市 における 通 信 網 の 整 備 秘 書 広 報 課, 危 機 管 理 課, 環 境 課, 農 林 課, 土 木 課,ガス 水 道 部, 総 務 企 画 課 1 気 仙 沼 市 防 災 行 政 無 線 の 整 備 拡 充 市 は, 住 民 等 への 情 報 提 供 や 被 害 情 報 等 の 収 集 伝 達 手 段, 及 び 応 急 対 策 を 実 施 するために 必 要 な 通 信 施 設 を 整 備 するものとする なお, 市 町 合 併 に 伴 う 防 災 行 政 無 線 の 運 用 については, 国 の 指 導 に 基 づき, 適 切 な 対 応 を 図 るものとする また, 防 災 行 政 無 線 のデジタル 化 への 移 行 を 進 めるとともに, 停 電 時 の 電 源 を 確 保 する 無 停 電 電 源 装 置, 非 常 発 電 装 置 等 の 非 常 用 電 源 設 備 等 の 整 備 を 促 進 するものとし, 各 設 備 にお いては, 耐 震 性 の 強 化 に 努 める 2 管 理 体 制 の 整 備 市 は, 日 常 的 な 管 理 運 用, 維 持 補 修 等 の 体 制 の 整 備 に 努 めるとともに, 防 災 訓 練 等 におい て 停 電 時 を 想 定 した 実 践 的 な 訓 練 を 実 施 し, 活 用 の 円 滑 化 を 図 る 3 市 の 通 信 施 設 の 現 状 (1) 防 災 行 政 無 線 ( 同 報 系 ) (2) 防 災 行 政 無 線 ( 移 動 系 ) (3) 地 域 衛 星 通 信 ネットワーク( 県 防 災 無 線 ) (4) 簡 易 無 線, 業 務 用 無 線 (5) 一 般 公 衆 回 線 ( 災 害 時 優 先 電 話 ) (6) 携 帯 電 話 等 (7) インターネット 第 2 市 における 通 信 網 の 整 備 秘 書 広 報 課, 危 機 管 理 課, 震 災 復 興 企 画 課 ( 情 報 化 推 進 室 ), 環 境 廃 棄 物 対 策 課, 農 林 課, 土 木 課, 総 務 企 画 課,ガス 水 道 部 1 気 仙 沼 市 防 災 行 政 無 線 の 整 備 拡 充 市 は, 住 民 等 への 情 報 提 供 や 被 害 情 報 等 の 収 集 伝 達 手 段, 及 び 応 急 対 策 を 実 施 するために 必 要 な 通 信 施 設 を 整 備 するものとする なお, 市 町 合 併 に 伴 う 防 災 行 政 無 線 の 運 用 については, 国 の 指 導 に 基 づき, 適 切 な 対 応 を 図 るものとする また, 防 災 行 政 無 線 のデジタル 化 への 移 行 を 進 めるとともに, 停 電 時 の 電 源 を 確 保 する 無 停 電 電 源 装 置, 非 常 発 電 装 置 等 の 非 常 用 電 源 設 備 等 を 整 備 を 促 進 するものとし, 各 設 備 にお いては, 耐 震 性 の 強 化 に 努 める さらに, 消 防 庁 より 伝 達 される 津 波 警 報 注 意 報 等 の 防 災 情 報 を 受 信 する 全 国 瞬 時 警 報 システム(J-ALERT)により, 自 動 的 にその 内 容 を 同 報 無 線 を 通 じ て 放 送 し 住 民 へ 周 知 する 2 管 理 体 制 の 整 備 市 は, 日 常 的 な 管 理 運 用, 維 持 補 修 等 の 体 制 の 整 備 に 努 めるとともに, 防 災 訓 練 等 におい て 停 電 時 を 想 定 した 実 践 的 な 訓 練 を 実 施 し, 活 用 の 円 滑 化 を 図 る 3 市 の 通 信 施 設 の 現 状 (1) 防 災 行 政 無 線 ( 同 報 系 ) (2) 防 災 行 政 無 線 ( 移 動 系 ) (3) 地 域 衛 星 通 信 ネットワーク( 県 防 災 無 線 ) (4) 簡 易 無 線, 業 務 用 無 線 (5) 一 般 公 衆 回 線 ( 災 害 時 優 先 電 話 ) (6) 衛 星 携 帯 電 話 携 帯 電 話 等 (7) インターネット 4 情 報 伝 達 ルートの 多 重 化 市 は, 県 及 び 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し, 災 害 時 における 緊 急 情 報 連 絡 を 確 保 するため, 無 線 通 信 ネットワークの 整 備 拡 充 の 推 進 及 び 相 互 接 続 等 によるネットワーク 間 の 連 携 の 確 保 を 図 るとともに, 有 無 線 系, 地 上 系 衛 星 系 等 による 伝 送 路 の 多 ルート 化 及 び 関 連 装 置 の 二 重 化 を 推 進 する <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P58> 特 に, 消 防 団 員 等 を 含 む 地 域 の 防 災 関 係 者 への 確 実 かつ 迅 速 な 情 報 伝 達 手 段 の 充 実 を 図 る 2-34

66 第 2 章 災 害 予 防 対 策 よう 努 める < 防 災 情 報 の 活 用 に 係 るプロジェクトチーム 検 討 報 告 ( 内 閣 府 )P6> さらに,カーナビゲーションシステムなどを 活 用 した 車 利 用 者 への 津 波 情 報 避 難 情 報 等 の 情 報 伝 達 ルートの 整 備 について 検 討 する また, 停 電 時 の 電 源 を 確 保 するため, 無 停 電 電 源 装 置, 直 流 電 源 装 置, 非 常 用 発 電 設 備, 再 生 可 能 エネルギー 等 の 非 常 用 電 源 設 備 の 整 備 を 促 進 し, 各 設 備 等 については 耐 震 性 耐 浪 性 の 強 化 に 努 める 5 地 域 住 民 等 に 対 する 通 信 手 段 の 整 備 (1) 地 域 住 民 等 からの 情 報 収 集 体 制 の 整 備 市 は, 災 害 発 生 時 の 被 災 状 況 や 問 題 発 生 状 況 を 幅 広 く 迅 速 に 把 握 するため, 衛 星 携 帯 電 話, 衛 星 通 信, 電 子 メール, 防 災 行 政 無 線 等 の 通 信 手 段 を 活 用 し, 民 間 企 業, 報 道 機 関, 住 民 等 からの 情 報 等 の 多 様 な 災 害 関 連 情 報 等 の 収 集 体 制 の 整 備 に 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P57> (2) 情 報 伝 達 手 段 の 確 保 市 は, 災 害 時 の 情 報 伝 達 手 段 として, 防 災 行 政 無 線 のみならず, 気 仙 沼 市 災 害 情 報 シス テムを 活 用 し, 公 共 情 報 コモンズを 介 して,NHK, 民 間 放 送,コミュニティ FM( 災 害 時 臨 時 FM 局 が 開 設 された 場 合 を 含 む) 等 のメディアへの 情 報 配 信 や 携 帯 電 話 ( 緊 急 速 報 メール 機 能 を 含 む ) 等 のほか,アマチュア 無 線 等 情 報 ボランティアの 協 力 等 について 検 討 し, 災 害 時 における 多 様 な 通 信 連 絡 手 段 の 整 備 充 実 に 努 める (3) 要 配 慮 者 への 配 慮 市 は 災 要 配 慮 者 個 々の 特 性 に 配 慮 した 通 信 の 確 保 を 検 討 する < 災 害 時 における 情 報 通 信 の 在 り 方 に 関 する 調 査 結 果 ( 概 要 )( 総 務 省 ), 災 害 時 要 援 護 者 の 避 難 支 援 ガイドライン ( 災 害 時 要 援 護 者 の 避 難 対 策 に 関 する 検 討 会 ), 専 門 部 会 委 員 意 見 > 6 孤 立 想 定 地 域 の 通 信 手 段 の 確 保 市 は, 津 波 発 生 時 に 孤 立 が 予 想 される 地 域 において, 災 害 時 優 先 電 話, 衛 星 携 帯 電 話 等 の 公 衆 通 信 網 のみならず, 防 災 行 政 無 線 ( 移 動 系 ) 等 の 多 様 な 通 信 手 段 の 確 保 に 努 め, 防 災 訓 練 等 を 通 じ, 通 信 機 器 や 非 常 用 電 源 の 使 用 方 法 の 習 熟 に 努 める 7 非 常 用 電 源 の 確 保 市 は, 非 常 災 害 時 の 通 信 の 確 保 を 図 るため, 非 常 用 電 源 設 備 を 整 備 するとともに, 燃 料 の 確 保 が 困 難 な 場 合 を 考 慮 し, 非 常 用 の 燃 料 確 保 に 努 める また, 無 線 設 備 や 非 常 用 電 源 設 備 の 保 守 点 検 の 実 施 と 的 確 な 操 作 の 徹 底, 津 波 により 浸 水 する 危 険 性 が 低 い 堅 固 な 場 所 への 設 置 等 に 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P58> 8 大 容 量 データ 処 理 への 対 応 市 は, 災 害 時 における 画 像 等 の 大 容 量 データの 通 信 を 可 能 とするため, 通 信 ネットワーク の 体 系 的 な 整 備 に 努 めるとともに, 大 量 のデータ 処 理 によるサーバ 負 荷 の 軽 減 のため,サー バの 分 散 を 図 るよう 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P58 等 > なお,サーバについては,データのバックアップや 非 常 用 電 源 設 備 の 確 保 を 図 るとともに, 津 波 により 浸 水 する 危 険 性 が 低 い 堅 固 な 場 所 への 設 置 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-73> 2-35

67 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 3 消 防 無 線 通 信 施 設 消 防 本 部 消 防 本 部 は, 災 害 時 における 情 報 伝 達 が 確 実 に 行 えるように 連 絡 体 制 を 整 備 する 消 防 無 線 通 信 施 設 として, 固 定 局, 基 地 局 のほか, 車 載, 携 帯 等 の 移 動 局 を 整 備 し, 日 頃 か ら 無 線 通 信 施 設 の 保 守 点 検 等 管 理 体 制 の 充 実 を 図 り, 災 害 時 の 通 信 手 段 の 確 保 に 努 める 第 3 消 防 無 線 通 信 施 設 消 防 本 部 消 防 本 部 は, 災 害 時 における 情 報 伝 達 が 確 実 に 行 えるように 連 絡 体 制 を 整 備 する 消 防 無 線 通 信 施 設 として, 固 定 局, 基 地 局 のほか, 車 載, 携 帯 等 の 移 動 局 を 整 備 し, 日 頃 か ら 無 線 通 信 施 設 の 保 守 点 検 等 管 理 体 制 の 充 実 を 図 り, 災 害 時 の 通 信 手 段 の 確 保 に 努 める 第 4 通 信 回 線 の 確 保 危 機 管 理 課 市 は, 東 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 と 協 議 し, 市 有 施 設 に 関 する 電 話 回 線 をできるだけ 災 害 時 優 先 電 話 としての 指 定 に 努 め, 通 信 回 線 の 確 保 に 努 めると 共 に, 大 島 地 区 に 設 置 している 孤 立 防 止 用 無 線, 臨 時 電 話 回 線 の 使 用 方 法 の 習 熟 に 努 め, 大 島 の 情 報 途 絶 の 防 止 に 努 める 第 4 通 信 回 線 の 確 保 危 機 管 理 課 市 は, 東 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 宮 城 支 店 と 協 議 し, 市 有 施 設 に 設 置 している 電 話 回 線 をでき るだけ 災 害 時 優 先 電 話 としての 指 定 に 努 め, 通 信 回 線 の 確 保 に 努 めると 共 に, 大 島 地 区 に 設 置 している 孤 立 防 止 用 衛 星 電 話, 特 設 公 衆 電 話 の 使 用 方 法 の 習 熟 に 努 め, 大 島 の 通 信 途 絶 の 防 止 に 努 める 第 5 宮 城 県 防 災 情 報 システム 等 との 連 携 危 機 管 理 課, 土 木 課, 総 務 企 画 課 市 は, 災 害 に 関 する 情 報 の 収 集 伝 達 は, 県 が 整 備 する 地 域 衛 星 通 信 ネットワーク, 総 合 防 災 情 報 システム(MIDORI), 県 土 木 部 総 合 情 報 システム(MIRAI,MIDSKI), 及 び 震 度 情 報 ネットワ ーク 等 を 活 用 し, 情 報 収 集 並 びに 県 と 緊 密 な 連 携 を 図 る 第 5 宮 城 県 防 災 情 報 システム 等 との 連 携 危 機 管 理 課, 土 木 課, 総 務 企 画 課 市 は, 災 害 に 関 する 情 報 の 収 集 伝 達 は, 県 が 整 備 する 地 域 衛 星 通 信 ネットワーク, 総 合 防 災 情 報 システム(MIDORI), 県 土 木 部 総 合 情 報 システム(MIRAI,MIDSKI), 及 び 震 度 情 報 ネットワ ーク 等 を 活 用 し, 情 報 収 集 並 びに 県 と 緊 密 な 連 携 を 図 る 第 6 災 害 情 報 収 集 に 関 するシステムの 整 備 危 機 管 理 課 市 は, 国, 県 及 び 関 係 機 関 と 連 携 し, 津 波 情 報 共 有 システム(TIMING ネットワークシステム 等 ) 等, 災 害 情 報 収 集 に 関 するシステムの 整 備 を 進 め, 早 期 避 難 等 に 役 立 てるようにする また, 災 害 関 係 情 報 を 市 のホームページに 掲 載 するなど, 住 民, 関 係 機 関 への 情 報 提 供 に 努 める 第 6 災 害 情 報 収 集 に 関 するシステムの 整 備 危 機 管 理 課 市 は, 国, 県 及 び 関 係 機 関 と 連 携 し, 津 波 情 報 共 有 システム(TIMING ネットワークシステム 等 ) 等, 災 害 情 報 収 集 に 関 するシステムの 整 備 を 進 め, 早 期 避 難 等 に 役 立 てるようにする また, 災 害 関 係 情 報 を 市 のホームページに 掲 載 するなど, 住 民, 関 係 機 関 への 情 報 提 供 に 努 める 2-36 第 7 マスメディアとの 連 携 について 秘 書 広 報 課, 危 機 管 理 課 市 は, 災 害 に 関 する 情 報 について, 広 く 住 民 等 に 周 知 を 図 る 必 要 がある 場 合 には, 地 元 の 新 聞 社,テレビ 放 送 支 局 等 の 各 マスメディアと 連 携 を 図 り, 情 報 伝 達 に 努 める 第 7 マスメディアとの 連 携 について 秘 書 広 報 課, 危 機 管 理 課 市 は, 災 害 に 関 する 情 報 について, 広 く 住 民 等 に 周 知 を 図 る 必 要 がある 場 合 には, 地 元 の 新 聞 社,テレビ 放 送 支 局 等 の 各 マスメディアと 連 携 を 図 り, 情 報 伝 達 に 努 める 第 8 その 他 の 通 信 網 の 整 備 危 機 管 理 課, 企 画 政 策 課, 関 係 機 関 市 は, 災 害 時 における 多 様 な 通 信 連 絡 網 の 確 保 のため,ケーブルテレビ,インターネット 等 の 関 連 企 業 の 協 力 を 得 るほか, 各 種 無 線 設 備 等 の 整 備 に 努 める また,アマチュア 無 線 等 情 報 ボランティアの 協 力 を 得 ることや, 漁 業 協 同 組 合 を 通 じた 沿 岸 漁 業 従 事 者 への 情 報 連 絡 がなされるよう 体 制 の 整 備 に 努 める 第 8 その 他 の 通 信 網 の 整 備 危 機 管 理 課, 震 災 復 興 企 画 課, 関 係 機 関 市 は, 災 害 時 における 多 様 な 通 信 連 絡 網 の 確 保 のため,ケーブルテレビ,インターネット 等 の 関 連 企 業 の 協 力 を 得 るほか, 各 種 無 線 設 備 等 の 整 備 に 努 める また,アマチュア 無 線 等 情 報 ボランティアの 協 力 を 得 ることや, 漁 業 協 同 組 合 を 通 じた 沿 岸 漁 業 従 事 者 への 情 報 連 絡 がなされるよう 体 制 の 整 備 に 努 める

68 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 11 節 防 災 拠 点 等 の 整 備 第 11 節 防 災 拠 点 等 の 整 備 第 1 目 的 震 災 時 における 防 災 対 策 を 推 進 する 上 で 重 要 となる 防 災 拠 点 等 の 整 備 を 図 るものとし,あわ せて 防 災 物 資 資 機 材 等 の 整 備 拡 充 を 図 るものとする 第 1 目 的 震 災 時 における 防 災 対 策 を 推 進 する 上 で 重 要 となる 防 災 拠 点 等 の 整 備 を 図 るものとし,あわ せて 防 災 物 資 資 機 材 等 の 整 備 拡 充 を 図 るものとする 第 2 防 災 拠 点 の 整 備 危 機 管 理 課, 財 政 課, 消 防 本 部 市 は, 災 害 時 において 広 域 的 な 応 援 人 員 の 集 結 や 各 種 物 資 の 集 積 が 可 能 となる 防 災 拠 点 施 設 としての, 気 仙 沼 本 吉 広 域 防 災 センターを 中 核 に, 既 存 施 設 を 有 効 に 活 用 し 対 応 するものと する 市 は, 庁 舎 等 の 改 築 及 び 耐 震 化 を 図 るとともに, 大 規 模 地 震 時 における 災 害 対 策 本 部 機 能 の 代 替 性 の 確 保, 及 び 災 害 現 場 での 効 率 的 な 災 害 応 急 活 動 のため, 活 動 拠 点 施 設 等 の 分 散 配 置 や 防 災 資 機 材 の 配 備 に 努 める 第 2 防 災 拠 点 の 整 備 危 機 管 理 課, 財 政 課, 防 災 センター 市 は, 災 害 時 において 広 域 的 な 応 援 人 員 の 集 結 や 各 種 物 資 の 集 積 が 可 能 となる 防 災 拠 点 施 設 としての, 気 仙 沼 本 吉 広 域 防 災 センターを 中 核 に, 既 存 施 設 を 有 効 に 活 用 し 対 応 するものと する 市 は, 庁 舎 等 の 改 築 及 び 耐 震 化 を 図 るとともに, 大 規 模 地 震 時 における 災 害 対 策 本 部 機 能 の 代 替 性 の 確 保, 及 び 災 害 現 場 での 効 率 的 な 災 害 応 急 活 動 のため, 活 動 拠 点 施 設 等 の 分 散 配 置 や 防 災 資 機 材 の 配 備 に 努 めるとともに, 東 日 本 大 震 災 の 経 験 を 活 かし, 集 配 の 拠 点 施 設 を 検 討 す る 気 仙 沼 本 吉 広 域 防 災 センターの 概 要 名 称 気 仙 沼 本 吉 広 域 防 災 センター 所 在 地 気 仙 沼 市 赤 岩 五 駄 鱈 43-2 面 積 敷 地 面 積 6,225.02m2, 延 べ 床 面 積 2,730.52m2 施 設 の 内 容 1 階 センター 案 内 室, 展 示 ホール, 一 時 避 難 集 合 場 所, 車 庫, 消 火 体 験 室, コミュニティールーム, 救 急 救 護 室, 食 堂, 仮 眠 室 2 階 広 域 消 防 本 部 事 務 室, 気 仙 沼 消 防 署 事 務 室, 防 災 センター 事 務 室, 災 害 対 策 作 戦 室, 災 害 情 報 機 器 室, 視 聴 覚 研 修 室,コミュニティー 室, 図 書 室, 資 料 室 3 階 多 目 的 ホール 備 蓄 倉 庫 (229.95m2), 訓 練 塔 (299.75m2) 気 仙 沼 本 吉 広 域 防 災 センターの 概 要 名 称 気 仙 沼 本 吉 広 域 防 災 センター 所 在 地 気 仙 沼 市 赤 岩 五 駄 鱈 43-2 面 積 敷 地 面 積 6,225.02m2, 延 べ 床 面 積 2,730.52m2 施 設 の 内 容 1 階 センター 案 内 室, 展 示 ホール, 一 時 避 難 集 合 場 所, 車 庫, 消 火 体 験 室, コミュニティールーム, 救 急 救 護 室, 食 堂, 仮 眠 室 2 階 広 域 消 防 本 部 事 務 室, 気 仙 沼 消 防 署 事 務 室, 防 災 センター 事 務 室, 災 害 対 策 作 戦 室, 災 害 情 報 機 器 室, 視 聴 覚 研 修 室,コミュニティー 室, 図 書 室, 資 料 室 3 階 多 目 的 ホール 備 蓄 倉 庫 (229.95m2), 訓 練 塔 (299.75m2) 2-37 第 3 防 災 拠 点 機 能 の 確 保 充 実 危 機 管 理 課, 財 政 課, 総 務 企 画 課, 消 防 本 部 1 市 は, 防 災 拠 点 施 設 において, 物 資 の 供 給 が 相 当 困 難 な 場 合 を 想 定 した 食 料, 飲 料 水, 燃 料 等 の 適 切 な 備 蓄 及 び 調 達 輸 送 体 制 の 整 備, 通 信 途 絶 時 に 備 えた 衛 星 携 帯 電 話 等 の 非 常 用 通 信 手 段 の 確 保 を 図 る また, 備 蓄 品 は 消 費 期 限 を 考 慮 し, 随 時 更 新 を 行 う <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P16,61> 2 市 は, 庁 舎 等 の 防 災 拠 点 について, 被 災 した 場 合 の 代 替 拠 点 等 バックアップ 対 策 について 検 討 する また,これらの 代 替 施 設 においても 最 低 限 必 要 な 対 応 ができるよう, 衛 星 携 帯 電 話 等 の 通 信 設 備 の 設 置 や 非 常 用 発 電 機 の 燃 料 確 保 の 方 法 について 検 討 する < 市 検 証 > 3 市 は, 災 害 時 に 地 域 住 民 が 避 難 してくることも 想 定 し, 食 料 飲 料 水 物 資 医 薬 品 など の 備 蓄 を 行 うとともに, 避 難 してくる 住 民 への 支 援 策 を 検 討 するよう 努 める < 市 検 証 > 4 市 は, 機 関 相 互 の 応 援 が 円 滑 に 行 えるよう, 警 察 消 防 自 衛 隊 等 の 部 隊 の 展 開, 宿 営 の 拠 点,ヘリポート, 物 資 搬 送 設 備 等 の 救 援 活 動 拠 点 の 確 保 に 努 めるとともに, 候 補 地 のリス

69 第 2 章 災 害 予 防 対 策 ト 化 を 図 る < 市 検 証 > < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-84> 第 3 防 災 ヘリポート 使 用 体 制 の 整 備 危 機 管 理 課, 県 土 木 事 務 所 市 は, 地 震 津 波 災 害 時 における 消 防 防 災 ヘリコプターの 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう, 県 及 び 自 衛 隊 等 との 連 絡 を 緊 密 にするとともに,ヘリポート 適 地 を 確 保 し,その 整 備 を 図 る 飛 行 場 外 離 着 陸 場 ( 適 地 ) 名 称 所 在 地 管 理 者 水 利 最 寄 りの 消 防 署 からの 所 要 時 間 五 右 衛 門 ケ 原 気 仙 沼 市 下 八 瀬 運 動 場 教 育 委 員 会 消 火 栓 気 仙 沼 消 防 署 10 分 気 仙 沼 気 仙 沼 市 朝 日 町 11-1 終 末 処 理 場 広 場 下 水 道 課 消 火 栓 気 仙 沼 消 防 署 5 分 大 島 みどりの 気 仙 沼 市 高 井 ふれあい 広 場 教 育 委 員 会 消 火 栓 大 島 出 張 所 3 分 気 仙 沼 港 宮 城 県 気 仙 沼 朝 日 町 5 荷 さ ば き 地 土 木 事 務 所 消 火 栓 気 仙 沼 消 防 署 5 分 唐 桑 運 動 場 唐 桑 町 明 戸 304 気 仙 沼 市 教 育 委 員 会 唐 桑 出 張 所 2 分 第 4 防 災 ヘリポート 使 用 体 制 の 整 備 危 機 管 理 課, 県 土 木 事 務 所 市 は, 地 震 津 波 災 害 時 における 消 防 防 災 ヘリコプターの 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう, 県 及 び 自 衛 隊 等 との 連 絡 を 緊 密 にするとともに, 現 在, 市 域 内 にヘリポート 適 地 を 設 定 すること が 困 難 なため, 近 隣 市 町 域 において 利 用 できるヘリポート 適 地 を 確 保 する 飛 行 場 外 離 着 陸 場 ( 適 地 ) 最 寄 りの 消 防 署 からの 名 称 所 在 地 管 理 者 水 利 所 要 時 間 五 右 衛 門 ケ 原 気 仙 沼 市 下 八 瀬 運 動 場 教 育 委 員 会 消 火 栓 気 仙 沼 消 防 署 10 分 気 仙 沼 気 仙 沼 市 朝 日 町 11-1 終 末 処 理 場 広 場 下 水 道 課 消 火 栓 気 仙 沼 消 防 署 5 分 大 島 みどりの 気 仙 沼 市 高 井 ふれあい 広 場 教 育 委 員 会 消 火 栓 大 島 出 張 所 3 分 気 仙 沼 港 宮 城 県 気 仙 沼 朝 日 町 5 荷 さ ば き 地 土 木 事 務 所 消 火 栓 気 仙 沼 消 防 署 5 分 唐 桑 小 学 校 気 仙 沼 市 唐 桑 町 明 戸 304 唐 桑 出 張 所 2 分 運 動 場 教 育 委 員 会 本 吉 町 津 谷 桜 子 本 吉 響 高 校 宮 城 県 第 4 防 災 用 資 機 材 等 の 整 備 各 課, 各 機 関 1 市 及 び 消 防 本 部 が 整 備 する 資 機 材 (1) 防 災 用 資 機 材 応 急 活 動 用 資 機 材 について, 防 災 活 動 拠 点 の 整 備 と 関 連 づけて 整 備 充 実 を 図 る また, 災 害 時 の 自 主 防 災 組 織 の 円 滑 な 活 動 に 必 要 な 防 災 資 機 材 についても 整 備 に 努 める (2) 水 防 用 資 機 材 地 震 津 波 災 害 時 における 水 防 用 資 機 材 の 充 実 強 化 を 図 るとともに, 二 次 災 害 等 被 害 の 拡 大 防 止 に 資 する 資 機 材 の 整 備 充 実 を 図 る (3) 防 災 特 殊 車 両 等 災 害 対 策 に 必 要 な 車 両 等 の 整 備 充 実 を 図 る (4) 化 学 消 火 薬 剤 等 化 学 消 火 薬 剤 等 の 備 蓄 に 努 める 2 防 災 関 係 機 関 防 災 関 係 機 関 は, 災 害 応 急 対 策 の 実 施 に 当 たり, 必 要 となる 防 災 用 資 機 材 の 整 備 充 実 を 図 第 5 防 災 用 資 機 材 等 の 整 備 各 課, 各 機 関 1 市 及 び 消 防 本 部 が 整 備 する 資 機 材 (1) 防 災 用 資 機 材 応 急 活 動 用 資 機 材 について, 防 災 活 動 拠 点 の 整 備 と 関 連 づけて 整 備 充 実 を 図 る また, 災 害 時 の 自 主 防 災 組 織 の 円 滑 な 活 動 に 必 要 な 防 災 資 機 材 についても 整 備 に 努 める (2) 水 防 用 資 機 材 地 震 津 波 災 害 時 における 水 防 用 資 機 材 の 充 実 強 化 を 図 るとともに, 二 次 災 害 等 被 害 の 拡 大 防 止 に 資 する 資 機 材 の 整 備 充 実 を 図 る (3) 防 災 特 殊 車 両 等 災 害 対 策 に 必 要 な 車 両 等 の 整 備 充 実 を 図 る (4) 化 学 消 火 薬 剤 等 化 学 消 火 薬 剤 等 の 備 蓄 に 努 める 2 防 災 関 係 機 関 防 災 関 係 機 関 は, 災 害 応 急 対 策 の 実 施 に 当 たり, 必 要 となる 防 災 用 資 機 材 の 整 備 充 実 を 図

70 第 2 章 災 害 予 防 対 策 る なお, 関 係 機 関, 団 体 等 が 保 持 している 防 災 用 資 機 材 について, 災 害 時 に 速 やかに 調 達 活 用 できるよう, 連 携 体 制 の 整 備 に 努 める る なお, 関 係 機 関, 団 体 等 が 保 持 している 防 災 用 資 機 材 について, 災 害 時 に 速 やかに 調 達 活 用 できるよう, 連 携 体 制 の 整 備 に 努 める 資 料 編 : 水 防 倉 庫 備 蓄 状 況 資 料 編 : 水 防 倉 庫 備 蓄 状 況 第 6 防 災 用 資 機 材 の 確 保 対 策 危 機 管 理 課, 各 課 1 地 域 内 での 確 保 対 策 市 は, 燃 料, 発 電 機, 建 設 機 械 等 の 応 急 復 旧 活 動 時 に 時 に 有 用 な 資 機 材 が 地 域 内 で 確 保 できるよう 努 めるとともに, 地 域 内 の 備 蓄 量, 供 給 事 業 者 の 保 有 量 を 把 握 した 上 で, 不 足 が 懸 念 される 場 合 には, 関 係 機 関 や 民 間 事 業 者 との 連 携 に 努 める < 東 日 本 大 震 災 における 震 災 関 連 死 に 関 する 報 告 ( 復 興 庁 )P9,H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 3-1-5> 2 防 災 用 備 蓄 拠 点 の 整 備 市 は,スーパー, 百 貨 店,コンビニエンスストア, 生 活 協 同 組 合 等 の 小 売 業 に 係 る 流 通 業 者 及 び 物 流 業 者 と 連 携 し, 緊 急 用 物 資 の 備 蓄 拠 点 の 確 保 及 び 物 流 体 制 の 構 築 を 図 る 3 救 助 用 重 機 等 の 確 保 対 策 市 は, 災 害 発 生 時 において, 倒 壊 建 築 物 からの 人 命 救 助 に 建 設 用 大 型 重 機 が 必 要 となるた め, 災 害 時 におけるこれら 大 型 重 機 の 確 保 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-86> 2-39

71 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 12 節 応 援 体 制 の 整 備 第 12 節 相 互 応 援 受 援 体 制 の 整 備 第 1 目 的 大 規 模 地 震 津 波 災 害 時 においては, 災 害 応 急 対 策 の 実 施 が 困 難 となる 場 合 があることから, 被 災 していない 地 域 の 機 関 等 の 協 力 が 必 要 となる このため, 他 の 地 方 公 共 団 体 等 との 広 域 的 相 互 応 援 体 制 及 び 企 業 団 体 等 からの 支 援 も 含 め た 体 制 の 整 備 充 実 を 図 るものとする 第 1 目 的 大 規 模 地 震 津 波 災 害 時 においては, 災 害 応 急 対 策 の 実 施 が 困 難 となる 場 合 があることから, 被 災 していない 地 域 の 機 関 等 の 協 力 が 必 要 となる このため, 他 の 地 方 公 共 団 体 等 との 広 域 的 相 互 応 援 受 援 体 制 及 び 企 業 団 体 等 からの 支 援 も 含 めた 体 制 の 整 備 充 実 を 図 るものとする また 市 は, 相 互 応 援 協 定 の 締 結 に 当 たり, 近 隣 の 市 町 村 に 加 え, 大 規 模 な 災 害 等 による 同 時 被 災 を 避 ける 観 点 から, 遠 方 に 所 在 する 市 町 村 との 間 の 協 定 締 結 も 考 慮 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-87> 第 2 災 害 時 相 互 応 援 協 定 の 締 結 等 危 機 管 理 課, 各 課 1 相 互 応 援 協 定 の 締 結 等 市 は, 他 の 地 方 公 共 団 体 との 相 互 応 援 協 力 活 動 等 が 円 滑 に 行 われるよう, 必 要 に 応 じて 事 前 に 災 害 時 の 相 互 応 援 に 関 する 協 定 を 締 結 する 協 定 の 締 結 に 当 たっては, 連 絡 体 制 の 確 保 及 び 応 援 要 請 事 項 の 的 確 な 伝 達 などについて 実 施 細 目 を 設 け, 実 践 的 な 内 容 とする 資 料 編 : 災 害 時 相 互 応 援 協 定 等 の 締 結 状 況 2 宮 城 県 市 町 村 相 互 応 援 協 定 等 県 及 び 市 は, 災 害 時 における 宮 城 県 市 町 村 相 互 応 援 協 定, 岩 手 宮 城 県 際 市 町 災 害 時 相 互 応 援 協 定 に 基 づき, 平 常 時 から 連 携 強 化 を 図 り 相 互 応 援 体 制 の 確 立 に 努 めるものとす る 3 企 業 団 体 等 との 協 定 等 市 は, 災 害 への 対 応 を 迅 速 かつ 適 切 に 行 うため, 気 仙 沼 市 防 災 対 策 企 業 団 体 登 録 の 活 用, 及 び 協 定 の 締 結 等 により, 企 業 団 体 等 の 協 力 を 得 て 応 急 対 応 が 実 施 されるよう, 体 制 の 整 備 に 努 める 資 料 編 : 気 仙 沼 市 防 災 対 策 協 力 企 業 団 体 登 録 の 概 念 図 4 日 本 水 道 協 会 宮 城 県 支 部 等 の 相 互 応 援 体 制 自 力 により3 日 以 内 に, 平 常 時 の 給 水 能 力 が 回 復 できない 事 態 発 生 の 場 合 は, 日 本 水 道 協 会 宮 城 県 支 部 水 道 施 設 の 災 害 に 伴 う 相 互 応 援 計 画 に 基 づき, 相 互 に 応 援 することにより, 被 災 地 の 給 水 能 力 の 速 やかな 回 復 を 図 り,もって 非 常 事 態 下 の 住 民 生 活 の 安 定 を 確 保 する また, 宮 城 県 支 部 内 で 対 応 が 不 可 能 な 災 害 が 発 生 した 場 合 においては, 日 本 水 道 協 会 東 北 地 方 支 部 に 応 援 を 要 請 する 5 社 団 法 人 日 本 ガス 協 会 の 相 互 応 援 体 制 等 地 震 津 波 等 の 非 常 事 態 が 発 生 し, 導 管 又 は 製 造 設 備 の 被 害 が 大 きく, 広 範 囲 にわたり 供 給 停 止 となり, 被 災 事 業 者 単 独 では 復 旧 に 日 数 を 要 する 場 合, 社 団 法 人 日 本 ガス 協 会 地 震 洪 水 等 非 常 事 態 における 救 援 措 置 要 綱 により, 速 やかに 復 旧 し, 被 災 地 住 民 の 人 心 及 び 生 活 の 安 定 を 確 保 するため, 応 援 を 要 請 する 第 2 災 害 時 相 互 応 援 協 定 の 締 結 等 危 機 管 理 課, 各 課 1 相 互 応 援 協 定 の 締 結 等 市 は, 他 の 地 方 公 共 団 体 との 相 互 応 援 協 力 活 動 等 が 円 滑 に 行 われるよう, 必 要 に 応 じて 事 前 に 災 害 時 の 相 互 応 援 に 関 する 協 定 を 締 結 する 協 定 の 締 結 に 当 たっては, 連 絡 体 制 の 確 保 及 び 応 援 要 請 事 項 の 的 確 な 伝 達 などについて 実 施 細 目 を 設 け, 実 践 的 な 内 容 とする 資 料 編 : 災 害 時 相 互 応 援 協 定 等 の 締 結 状 況 2 宮 城 県 市 町 村 相 互 応 援 協 定 等 県 及 び 市 は, 災 害 時 における 宮 城 県 市 町 村 相 互 応 援 協 定, 岩 手 宮 城 県 際 市 町 災 害 時 相 互 応 援 協 定 に 基 づき, 平 常 時 から 連 携 強 化 を 図 り 相 互 応 援 体 制 の 確 立 に 努 めるものとす る 3 企 業 団 体 等 との 協 定 等 市 は, 災 害 への 対 応 を 迅 速 かつ 適 切 に 行 うため, 気 仙 沼 市 防 災 対 策 企 業 団 体 登 録 の 活 用, 及 び 協 定 の 締 結 等 により, 企 業 団 体 等 の 協 力 を 得 て 応 急 対 応 が 実 施 されるよう, 体 制 の 整 備 に 努 める また, 各 課 において 応 急 対 策 に 関 わる 物 資 資 機 材 のうち 災 害 時 に 調 達 が 必 要 となる 対 象 の 整 理 を 行 い,それに 基 づいた 協 定 の 締 結 等 を 検 討 する < 職 員 アンケート> 資 料 編 : 気 仙 沼 市 防 災 対 策 協 力 企 業 団 体 登 録 の 概 念 図 4 日 本 水 道 協 会 宮 城 県 支 部 等 の 相 互 応 援 体 制 自 力 により3 日 以 内 に, 平 常 時 の 給 水 能 力 が 回 復 できない 事 態 発 生 の 場 合 は, 日 本 水 道 協 会 宮 城 県 支 部 水 道 施 設 の 災 害 に 伴 う 相 互 応 援 計 画 に 基 づき, 相 互 に 応 援 することにより, 被 災 地 の 給 水 能 力 の 速 やかな 回 復 を 図 り,もって 非 常 事 態 下 の 住 民 生 活 の 安 定 を 確 保 する また, 宮 城 県 支 部 内 で 対 応 が 不 可 能 な 災 害 が 発 生 した 場 合 においては, 日 本 水 道 協 会 東 北 地 方 支 部 に 応 援 を 要 請 する 5 社 団 法 人 ( 一 社 ) 日 本 ガス 協 会 の 相 互 応 援 体 制 等 地 震 津 波 等 の 非 常 事 態 が 発 生 し, 導 管 または 製 造 設 備 の 被 害 が 大 きく, 広 範 囲 にわたり 供 給 停 止 となり, 被 災 事 業 者 単 独 では 復 旧 に 日 数 を 要 する 場 合, 社 団 法 人 ( 一 社 ) 日 本 ガス 協 会 地 震 洪 水 等 非 常 事 態 における 救 援 措 置 要 綱 により, 速 やかな 復 旧 と, 被 災 地 住 民 の 人 心 及 び 生 活 の 安 定 を 確 保 するため, 応 援 を 要 請 する 2-40

72 第 2 章 災 害 予 防 対 策 6 訓 練 及 び 情 報 交 換 の 実 施 応 援 体 制 の 強 化 充 実 のため, 必 要 に 応 じ 協 定 締 結 団 体 間 での 平 常 時 における 訓 練 を 実 施 す るとともに, 災 害 時 の 具 体 の 応 援 等 に 係 る 情 報 交 換 を 行 う 6 訓 練 及 び 情 報 交 換 の 実 施 応 援 体 制 の 強 化 充 実 のため, 必 要 に 応 じ 協 定 締 結 団 体 間 での 平 常 時 における 訓 練 を 実 施 す るとともに, 災 害 時 の 具 体 の 応 援 等 に 係 る 情 報 交 換 を 行 う 第 3 県 等 の 各 種 相 互 応 援 体 制 の 現 状 各 機 関 市 は, 市, 防 災 関 係 機 関 及 び 災 害 時 相 互 応 援 協 定 締 結 市 町 村 のみでは, 災 害 応 急 対 策 が 難 し い 場 合 には, 対 応 が 図 られるよう, 県 に 対 し 協 力 を 依 頼 する 1 消 防 相 互 応 援 体 制 県 で 締 結 している 宮 城 県 広 域 消 防 相 互 応 援 協 定 宮 城 県 広 域 航 空 消 防 応 援 協 定 宮 城 県 内 航 空 消 防 応 援 協 定 及 び 宮 城 県 防 災 ヘリコプターを 使 用 した 大 規 模 特 殊 災 害 時 にお ける 広 域 航 空 消 防 応 援 に 関 する 協 定 等 により, 応 援 体 制 の 実 効 性 の 確 保 を 図 る 2 北 海 道 東 北 8 道 県 における 相 互 応 援 知 事 は, 応 急 措 置 を 実 施 するため 必 要 があると 認 めるときは, 北 海 道 及 び 新 潟 県 を 含 む 東 北 8 道 県 で 締 結 した 大 規 模 災 害 時 の 北 海 道 東 北 8 道 県 相 互 応 援 に 関 する 協 定 に 基 づき 応 援 を 要 請 する 3 全 国 知 事 会 における 相 互 応 援 知 事 は, 大 規 模 災 害 時 の 北 海 道 東 北 8 道 県 相 互 応 援 に 関 する 協 定 に 基 づく 応 急 対 策 が 十 分 に 実 施 できない 場 合 には, 全 国 都 道 府 県 における 災 害 時 の 広 域 応 援 に 関 する 協 定 に 基 づく 応 援 の 要 請 を 全 国 知 事 会 事 務 局 に 対 して 行 う 4 東 北 地 方 における 国 土 交 通 省 所 管 公 共 施 設 の 災 害 時 の 相 互 応 援 東 北 地 方 における 国 土 交 通 省 所 管 公 共 施 設 の 災 害 時 の 相 互 応 援 に 関 する 申 し 合 わせ に より, 県 土 木 部 は, 大 規 模 災 害 発 生 直 後 に, 円 滑 かつ 迅 速 な 応 急 復 旧 を 行 うため, 応 援 協 力 を 得 る 体 制 の 整 備 に 努 める 5 緊 急 消 防 援 助 隊 の 編 成 大 規 模 災 害 時 において, 宮 城 県 内 の 消 防 力 で 十 分 な 救 援 活 動 を 実 施 することができないと 認 められる 場 合 は, 消 防 本 部 は 緊 急 消 防 援 助 隊 からの 応 援 を 受 けることができる 6 広 域 緊 急 援 助 隊 の 編 成 広 域 緊 急 援 助 隊 は, 全 国 すべての 都 道 府 県 警 察 に 設 置 され, 国 内 において 大 規 模 な 災 害 が 発 生 し, 又 はそのおそれがある 場 合, 都 道 府 県 の 枠 を 越 えて 迅 速 に 出 動 し, 直 ちに 被 害 情 報 や 交 通 情 報 の 収 集, 被 災 者 の 救 出 救 助, 緊 急 交 通 路 の 確 保 等 の 活 動 に 従 事 する 第 3 県 等 の 各 種 相 互 応 援 体 制 の 現 状 各 機 関 市 は, 市, 防 災 関 係 機 関 及 び 災 害 時 相 互 応 援 協 定 締 結 市 町 村 のみでは, 災 害 応 急 対 策 が 難 し い 場 合 には, 対 応 が 図 られるよう, 県 に 対 し 協 力 を 依 頼 する 1 消 防 相 互 応 援 体 制 県 で 締 結 している 宮 城 県 広 域 消 防 相 互 応 援 協 定 宮 城 県 広 域 航 空 消 防 応 援 協 定 宮 城 県 内 航 空 消 防 応 援 協 定 及 び 宮 城 県 防 災 ヘリコプターを 使 用 した 大 規 模 特 殊 災 害 時 におけ る 広 域 航 空 消 防 応 援 に 関 する 協 定 等 により, 応 援 体 制 の 実 効 性 の 確 保 を 図 る 2 北 海 道 東 北 8 道 県 における 相 互 応 援 知 事 は, 応 急 措 置 を 実 施 するため 必 要 があると 認 めるときは, 北 海 道 及 び 新 潟 県 を 含 む 東 北 8 道 県 で 締 結 した 大 規 模 災 害 時 の 北 海 道 東 北 8 道 県 相 互 応 援 に 関 する 協 定 に 基 づき 応 援 を 要 請 する 3 全 国 知 事 会 における 相 互 応 援 知 事 は, 大 規 模 災 害 時 の 北 海 道 東 北 8 道 県 相 互 応 援 に 関 する 協 定 に 基 づく 応 急 対 策 が 十 分 に 実 施 できない 場 合 には, 全 国 都 道 府 県 における 災 害 時 の 広 域 応 援 に 関 する 協 定 に 基 づく 応 援 の 要 請 を 全 国 知 事 会 事 務 局 に 対 して 行 う 4 東 北 地 方 における 国 土 交 通 省 所 管 公 共 施 設 の 災 害 時 の 相 互 応 援 東 北 地 方 における 国 土 交 通 省 所 管 公 共 施 設 の 災 害 時 の 相 互 応 援 に 関 する 申 し 合 わせ に より, 県 土 木 部 は, 大 規 模 災 害 発 生 直 後 に, 円 滑 かつ 迅 速 な 応 急 復 旧 を 行 うため, 応 援 協 力 を 得 る 体 制 の 整 備 に 努 める 5 緊 急 消 防 援 助 隊 の 編 成 大 規 模 災 害 時 において, 宮 城 県 内 の 消 防 力 で 十 分 な 救 援 活 動 を 実 施 することができないと 認 められる 場 合 は, 消 防 本 部 は 緊 急 消 防 援 助 隊 からの 応 援 を 受 けることができる 緊 急 消 防 援 助 隊 は, 全 国 の 消 防 機 関 相 互 の 援 助 体 制 確 立 のため 編 成 され, 大 規 模 災 害 時 に おいて, 災 害 の 発 生 した 市 町 村 の 属 する 都 道 府 県 の 消 防 力 では 十 分 な 救 援 活 動 を 実 施 するこ とが 出 来 ないと 認 められる 場 合 に, 知 事 の 要 請 または 緊 急 を 要 する 場 合 の 消 防 庁 長 官 の 指 示 により 出 動 する 6 広 域 緊 急 援 助 隊 の 編 成 広 域 緊 急 援 助 隊 は, 全 国 すべての 都 道 府 県 警 察 に 設 置 され, 国 内 において 大 規 模 な 災 害 が 発 生 し,またはそのおそれがある 場 合, 都 道 府 県 の 枠 を 越 えて 迅 速 に 出 動 し, 直 ちに 被 害 情 報 や 交 通 情 報 の 収 集, 被 災 者 の 救 出 救 助, 緊 急 交 通 路 の 確 保 等 の 活 動 に 従 事 する 6 警 察 災 害 派 遣 隊 の 編 成 警 察 災 害 派 遣 隊 は, 全 国 すべての 都 道 府 県 警 察 に 設 置 され, 広 域 緊 急 援 助 隊 の 即 応 部 隊 及 び 特 別 警 備 部 隊 等 の 一 部 部 隊 で 構 成 されている 警 察 災 害 派 遣 隊 は, 国 内 において 大 規 模 な 災 害 が 発 生 し,またはそのおそれがある 場 合, 2-41

73 第 2 章 災 害 予 防 対 策 都 道 府 県 の 枠 を 越 えて 迅 速 に 出 動 し, 直 ちに 被 害 情 報 や 交 通 情 報 の 収 集, 被 災 者 の 救 出 救 助, 緊 急 交 通 路 の 確 保, 検 視, 検 分 等 の 活 動 に 従 事 する 第 4 支 援 体 制 の 検 討 各 機 関 市 は, 市 内 の 被 害 が 少 なく, 災 害 対 応 及 び 通 常 業 務 への 影 響 に 支 障 がない 場 合 における, 相 互 応 援 協 定 締 結 市 町 村 等, 他 の 自 治 体 への 支 援 体 制 について 検 討 を 図 るものとする 第 4 支 援 体 制 の 検 討 各 機 関 市 は, 市 内 の 被 害 が 少 なく, 災 害 対 応 及 び 通 常 業 務 への 影 響 に 支 障 がない 場 合 における, 相 互 応 援 協 定 締 結 市 町 村 等, 他 の 自 治 体 への 支 援 体 制 について 検 討 を 図 るものとする 第 5 非 常 時 連 絡 体 制 の 確 保 危 機 管 理 課, 各 課 市 は, 災 害 発 生 直 後 から, 連 携 した 応 急 対 策 活 動 が 必 要 な 災 害 時 応 援 協 定 の 締 結 機 関 とは, 確 実 に 連 絡 がとれるように, 非 常 時 の 通 信 手 段 を 確 保 するよう 努 める また, 通 信 不 通 時 の 連 絡 方 法 ( 担 当 者 が 集 合 する 場 所 など)についても, 事 前 にルールを 決 めておくなど, 連 絡 体 制 の 確 保 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-92> 第 6 資 機 材 及 び 施 設 等 の 相 互 利 用 危 機 管 理 課, 各 課 1 相 互 応 援 体 制 の 強 化 市 及 び 県 は, 食 料, 飲 料 水, 燃 料, 生 活 必 需 品, 医 薬 品, 血 液 製 剤 及 び 所 要 の 資 機 材 の 調 達 並 びに 広 域 的 な 避 難 に 必 要 となる 施 設 等 の 相 互 利 用 等 に 関 する 応 援 体 制 の 充 実 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-92><H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P15 60> 2 運 用 方 法 等 の 検 討 市 は, 県, 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し, 資 機 材 及 び 施 設 等 に 関 する 情 報 の 共 有, 広 域 応 援 部 隊 や 応 急 活 動 用 備 蓄 資 機 材 の 被 災 市 町 村 への 配 分 方 法 や 各 市 町 村 での 部 隊 の 効 率 的 運 用 方 法 等 について 予 め 検 討 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-92> 2-42 第 7 救 援 活 動 拠 点 の 確 保 危 機 管 理 課 市 は, 機 関 相 互 の 応 援 が 円 滑 に 行 えるよう, 警 察 消 防 自 衛 隊 等 の 部 隊 の 展 開, 宿 営 の 拠 点,ヘリポート, 物 資 搬 送 設 備 等 の 救 援 活 動 拠 点 の 確 保 に 努 めるとともに, 候 補 地 のリスト 化 を 図 る < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-92> <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P60> 第 8 民 間 事 業 者 や 関 係 団 体 との 連 携 強 化 危 機 管 理 課, 各 課 市 は, 他 市 町 村 等 関 係 機 関 間 や, 平 常 時 からその 所 管 事 務 に 関 係 する 企 業, 団 体 等 との 間 で 応 援 協 定 の 締 結 を 進 めるとともに, 予 め 応 援 部 隊 の 活 動 拠 点 を 確 保 し, 訓 練 を 実 施 するな ど, 日 頃 から 連 携 強 化 を 進 めることにより, 災 害 発 生 時 に 各 主 体 が 迅 速 かつ 効 果 的 な 災 害 応 急 対 策 等 が 行 える 体 制 の 整 備 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-92> また, 民 間 事 業 者 に 委 託 可 能 な 災 害 対 策 に 係 る 業 務 ( 被 災 情 報 の 整 理, 支 援 物 資 の 管 理 輸 送 等 )については, 予 め 民 間 事 業 者 との 間 で 協 定 を 締 結 しておくなど, 民 間 事 業 者 のノウハウ や 能 力 等 の 活 用 を 図 る <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 2-1-5>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波

74 第 2 章 災 害 予 防 対 策 編 ] P2-92> 第 9 相 互 応 援 受 援 体 制 の 強 化 充 実 危 機 管 理 課, 各 課 (1) 平 常 時 からの 連 携 市 は, 協 定 に 基 づく 応 援 受 援 体 制 の 実 効 性 を 確 保 するため, 平 常 時 においては 大 規 模 災 害 時 の 具 体 の 応 援 等 に 係 る 情 報 交 換 を 行 うとともに, 必 要 に 応 じて 各 種 訓 練 の 実 施 に 努 める (2) 受 援 計 画 の 作 成 市 は, 応 援 要 請 後, 他 市 町 村 からの 応 援 部 隊 が 効 率 的 に 応 援 活 動 を 実 施 できるよう, 受 入 窓 口 や 指 揮 系 統 の 明 確 化 及 びマニュアルを 整 備 するとともに, 職 員 への 周 知 徹 底 を 図 る 併 せて, 国, 県 の 関 係 機 関 等 からの 支 援 を 含 む, 他 機 関 からの 応 援 を 受 け 入 れるための 受 援 計 画 を 作 成 する < 地 域 防 災 計 画 における 地 震 津 波 対 策 の 充 実 強 化 に 関 する 検 討 会 報 告 書 P67 70> (3) 連 携 体 制 の 構 築 市 は, 他 市 町 村 への 応 援 要 請 が 迅 速 に 行 えるよう, 予 め 他 市 町 村 と 要 請 の 手 順, 連 絡 調 整 窓 口, 連 絡 の 方 法 を 取 り 決 めておくとともに, 連 絡 先 の 共 有 を 徹 底 しておくなど, 必 要 な 準 備 を 整 える 必 要 がある <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > (4) 他 市 町 村 への 応 援 体 制 市 は, 他 市 町 村 において 災 害 が 発 生 した 際 には, 応 援 協 定 等 により 必 要 な 支 援 が 円 滑 に 行 える 体 制 の 整 備 に 努 める < 市 検 証 P22,23> 2-43

75 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 13 節 緊 急 輸 送 体 制 の 整 備 第 13 節 緊 急 輸 送 体 制 の 整 備 第 1 目 的 物 資 等 の 緊 急 輸 送 は, 情 報 収 集 伝 達 と 併 せて 災 害 応 急 対 策 活 動 の 中 心 をなすものであり, 効 率 的 な 緊 急 輸 送 の 実 施 のため, 輸 送 路 及 び 輸 送 手 段 等 の 確 保 について 定 める 第 1 目 的 物 資 等 の 緊 急 輸 送 は, 情 報 収 集 伝 達 と 併 せて 災 害 応 急 対 策 活 動 の 中 心 をなすものであり, 効 率 的 な 緊 急 輸 送 の 実 施 のため, 輸 送 路 及 び 輸 送 手 段 等 の 確 保 について 定 める 第 2 緊 急 輸 送 道 路 の 確 保 危 機 管 理 課, 水 産 課, 土 木 課, 県 地 方 振 興 事 務 所, 同 水 産 漁 港 部, 県 土 木 事 務 所, 警 察 署, 国 道 維 持 出 張 所 1 緊 急 輸 送 路, 関 係 施 設 の 整 備 道 路 管 理 者 は, 宮 城 県 防 災 情 報 連 絡 協 議 会 が 作 成 する 緊 急 道 路 ネットワーク 計 画 に 基 づく 緊 急 輸 送 道 路 を 避 難, 救 助, 物 資 輸 送, 施 設 の 復 旧, 防 災 活 動 拠 点 との 連 絡 など, 応 急 対 策 活 動 を 実 施 するために 特 に 重 要 となる 道 路 とし, 関 係 機 関 と 連 携 して 防 災 対 策 を 推 進 する また, 市 は 倒 壊, 崩 壊 により 道 路 の 機 能 が 失 われることのないよう, 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 の 建 築 物 の 耐 震 化 が 促 進 されるよう 啓 発 に 努 める また, 漁 港 管 理 者 等 は, 防 災 拠 点 として 位 置 づけられている 気 仙 沼 漁 港 等 の 施 設 について, 緊 急 輸 送 に 関 連 するものから 整 備 確 保 を 図 る なお, 漁 港 港 湾 管 理 者 は, 係 留, 水 域 施 設 など, 緊 急 輸 送 の 海 のルートの 確 保 のため, 整 備 に 努 めるとともに, 防 災 関 係 機 関 との 協 力 体 制 の 確 立 を 図 る 2 緊 急 輸 送 道 路 の 整 備 道 路 管 理 者 は, 緊 急 輸 送 道 路 の 確 保 のため, 障 害 物 除 去, 応 急 復 旧 等 に 必 要 な 人 員, 資 機 材 の 確 保 について 関 係 機 関 との 協 定 等, 協 力 体 制 を 確 立 する 広 域 農 道 等 の 管 理 者 は, 緊 急 輸 送 道 路 として 確 保 できるよう 管 理 し, 整 備 に 努 める 3 交 通 規 制 等 の 体 制 警 察 は, 緊 急 通 行 路 を 確 保 するため, 必 要 な 安 全 施 設 の 整 備 事 業 又 は 交 通 管 理 対 策 に 関 し て 定 める (1) 交 通 規 制 計 画 災 害 による 交 通 の 混 乱 を 防 止 し, 住 民 等 の 避 難 路 及 び 緊 急 通 行 路 を 確 保 するため,あら かじめ 交 通 規 制 計 画 及 び 交 通 管 制 センターの 運 用 計 画 を 策 定 する 交 通 規 制 計 画 の 策 定 に 当 たっては, 次 に 掲 げる 道 路 について, 避 難 計 画, 緊 急 輸 送 計 画, 道 路 警 戒 計 画 及 び 隣 接 する 県 警 察 等 の 交 通 規 制 計 画 と 整 合 性 のとれた 計 画 を 策 定 する ア 警 察 庁 が 指 定 する 広 域 交 通 規 制 対 象 道 路 イ 緊 急 通 行 路, 避 難 路 その 他 の 防 災 上 重 要 な 幹 線 道 路 ウ 広 域 的 な 避 難 場 所 等 防 災 上 重 要 な 施 設 の 周 辺 道 路 エ 津 波 の 来 襲, 崖 崩 れ 等 の 発 生 が 予 想 される 施 設 の 周 辺 道 路 オ その 他 防 災 上 交 通 規 制 計 画 を 策 定 しておく 必 要 のある 道 路 (2) 交 通 管 理 体 制 及 び 交 通 管 制 施 設 等 の 整 備 災 害 発 生 時 における 広 域 交 通 管 理 体 制 の 整 備 を 図 るとともに, 信 号 機, 交 通 情 報 板, 交 通 管 制 センター 等 交 通 管 制 施 設 について 耐 震 性 の 確 保 と 倒 壊, 破 損 等 の 緊 急 復 旧 体 制 の 確 第 2 緊 急 輸 送 道 路 の 確 保 危 機 管 理 課, 水 産 基 盤 整 備 課, 土 木 課, 県 地 方 振 興 事 務 所, 同 水 産 漁 港 部, 県 土 木 事 務 所, 警 察 署, 国 道 維 持 出 張 所 1 緊 急 輸 送 路, 関 係 施 設 の 整 備 道 路 管 理 者 は, 宮 城 県 防 災 情 報 連 絡 協 議 会 が 作 成 する 緊 急 道 路 ネットワーク 計 画 に 基 づく 緊 急 輸 送 道 路 を 避 難, 救 助, 物 資 輸 送, 施 設 の 復 旧, 防 災 活 動 拠 点 との 連 絡 など, 応 急 対 策 活 動 を 実 施 するために 特 に 重 要 となる 道 路 とし, 関 係 機 関 と 連 携 して 防 災 対 策 を 推 進 する また, 市 は 倒 壊, 崩 壊 により 道 路 の 機 能 が 失 われることのないよう, 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 の 建 築 物 の 耐 震 化 が 促 進 されるよう 啓 発 に 努 める また, 漁 港 管 理 者 等 は, 防 災 拠 点 として 位 置 づけられている 気 仙 沼 漁 港 等 の 施 設 について, 緊 急 輸 送 に 関 連 するものから 整 備 確 保 を 図 る なお, 漁 港 港 湾 管 理 者 は, 係 留, 水 域 施 設 など, 緊 急 輸 送 の 海 のルートの 確 保 のため, 整 備 に 努 めるとともに, 防 災 関 係 機 関 との 協 力 体 制 の 確 立 を 図 る 2 緊 急 輸 送 道 路 の 整 備 道 路 管 理 者 は, 緊 急 輸 送 道 路 の 確 保 のため, 障 害 物 除 去, 応 急 復 旧 等 に 必 要 な 人 員, 資 機 材 の 確 保 について 関 係 機 関 との 協 定 等, 協 力 体 制 を 確 立 する 広 域 農 道 等 の 管 理 者 は, 緊 急 輸 送 道 路 として 確 保 できるよう 管 理 し, 整 備 に 努 める 3 交 通 規 制 等 の 体 制 警 察 は, 緊 急 通 行 路 を 確 保 するため, 必 要 な 安 全 施 設 の 整 備 事 業 または 交 通 管 理 対 策 に 関 して 定 める (1) 交 通 規 制 計 画 災 害 による 交 通 の 混 乱 を 防 止 し, 住 民 等 の 避 難 路 及 び 緊 急 通 行 路 を 確 保 するため, 予 め 交 通 規 制 計 画 及 び 交 通 管 制 センターの 運 用 計 画 を 策 定 する 交 通 規 制 計 画 の 策 定 に 当 たっては, 次 に 掲 げる 道 路 について, 避 難 計 画, 緊 急 輸 送 計 画, 道 路 警 戒 計 画 及 び 隣 接 する 県 警 察 等 の 交 通 規 制 計 画 と 整 合 性 のとれた 計 画 を 策 定 する ア 警 察 庁 が 指 定 する 広 域 交 通 規 制 対 象 道 路 イ 緊 急 通 行 路, 避 難 路 その 他 の 防 災 上 重 要 な 幹 線 道 路 ウ 広 域 的 な 避 難 場 所 等 防 災 上 重 要 な 施 設 の 周 辺 道 路 エ 津 波 の 来 襲, 崖 崩 れ 等 の 発 生 が 予 想 される 施 設 の 周 辺 道 路 オ その 他 防 災 上 交 通 規 制 計 画 を 策 定 しておく 必 要 のある 道 路 (2) 交 通 管 理 体 制 及 び 交 通 管 制 施 設 等 の 整 備 災 害 発 生 時 における 広 域 交 通 管 理 体 制 の 整 備 を 図 るとともに, 信 号 機, 交 通 情 報 板, 交 通 管 制 センター 等 交 通 管 制 施 設 について 耐 震 性 の 確 保 と 倒 壊, 破 損 等 の 緊 急 復 旧 体 制 の 確 2-44

76 第 2 章 災 害 予 防 対 策 立 を 図 る また, 災 害 発 生 時 の 交 通 規 制 を 円 滑 に 行 うため 交 通 規 制 資 機 材 の 整 備 等 事 前 の 対 策 を 行 う 立 を 図 る また, 災 害 発 生 時 の 交 通 規 制 を 円 滑 に 行 うため 交 通 規 制 資 機 材 の 整 備 等 事 前 の 対 策 を 行 う (3) 災 害 発 生 時 の 運 転 者 の 義 務 の 周 知 災 害 発 生 時 において, 災 害 応 急 対 策 等 に 必 要 な 人 員, 物 資 等 の 緊 急 輸 送 等 を 確 保 するた めに 交 通 規 制 が 実 施 された 場 合,できる 限 り 安 全 な 方 法 により 車 両 を 左 側 に 停 止 させる, 避 難 のために 車 を 利 用 しない,といった 車 両 の 運 転 者 の 義 務 等 について 周 知 を 図 る < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-112> <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P63> < 災 害 対 策 基 本 法 第 76 条 の 2> 4 応 急 復 旧 体 制 の 整 備 道 路 管 理 者 は, 発 災 後 の 道 路 の 障 害 物 除 去 による 道 路 啓 開, 応 急 復 旧 等 に 必 要 な 人 員, 資 機 材 等 の 確 保 について 建 設 業 者 との 協 定 の 締 結 に 努 める また, 道 路 啓 開 等 を 迅 速 に 行 うため, 道 路 管 理 者 相 互 の 連 携 の 下, 予 め 応 急 復 旧 計 画 を 立 案 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-112> <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P17> 第 3 緊 急 輸 送 体 制 危 機 管 理 課,トラック 協 会 1 緊 急 通 行 車 両 等 の 事 前 届 出 災 害 発 生 時 には, 事 務 手 続 きの 処 理 に 時 間 を 要 することが 想 定 されることから, 円 滑 な 対 応 を 図 るためにも, 市 は, 市 有 車 両 について 事 前 届 出 を 行 い 届 出 済 証 の 交 付 を 受 けておくも のとする 2 関 係 機 関 の 輸 送 体 制 市 は, 緊 急 物 資 輸 送 に 必 要 なトラックの 調 達 について,( 社 ) 宮 城 県 トラック 協 会 気 仙 沼 市 部 等 各 関 係 機 関 と 連 携 体 制 を 整 備 するとともに, 必 要 に 応 じた 協 定 の 締 結 を 図 る 第 3 緊 急 輸 送 体 制 危 機 管 理 課, 民 間 輸 送 事 業 所 1 緊 急 通 行 車 両 等 の 事 前 届 出 災 害 発 生 時 には, 事 務 手 続 きの 処 理 に 時 間 を 要 することが 想 定 されることから, 円 滑 な 対 応 を 図 るためにも, 市 は, 市 有 車 両 について 事 前 届 出 を 行 い 届 出 済 証 の 交 付 を 受 けておくも のとする 2 緊 急 輸 送 に 関 する 協 定 市 は, 緊 急 輸 送 に 必 要 なトラックの 調 達 について, 県 等 各 機 関 との 連 携 体 制 を 整 備 すると ともに, 緊 急 輸 送 の 円 滑 な 実 施 と 物 資 の 安 定 的 な 供 給 を 目 指 し, 必 要 に 応 じて( 社 ) 宮 城 県 ト ラック 協 会 気 仙 沼 支 部 や 民 間 輸 送 事 業 者 等 と 協 定 の 締 結 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-113> <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P64> 3 燃 料 優 先 協 定 の 締 結 市 は, 災 害 時 における 燃 料 供 給 について,ガソリンスタンド 等 から 必 要 な 給 油 を 確 実 に 受 けられるように, 優 先 順 位 や 費 用 措 置 などを 含 め, 民 間 企 業 等 と 協 定 の 締 結 に 努 める < 地 域 防 災 計 画 における 地 震 津 波 対 策 の 充 実 強 化 に 関 する 検 討 会 報 告 書 P62,6ヶ 月 > また, 災 害 応 急 対 策 に 従 事 する 車 両 に 対 し, 支 援 物 資 輸 送 のための 民 間 トラック 等 も 含 め て 優 先 給 油 を 行 う 方 策 を 検 討 しておく < 東 日 本 大 震 災 における 震 災 関 連 死 に 関 する 報 告 ( 復 興 庁 )P9> 4 復 旧 体 制 の 整 備 道 路 管 理 者 は, 橋 梁, 一 般 道 と 高 速 道 や 鉄 道 の 立 体 交 差 地 点,トンネル 等 の 重 要 構 造 物 が 被 災 した 場 合 を 想 定 し, 応 急 復 旧 のための 資 機 材 について 事 前 の 備 蓄 や 整 備 を 行 う また, 災 害 時 における 建 設 業 者 等 との 協 力 体 制 の 充 実 強 化 を 図 るとともに, 道 路 管 理 者 相 互 の 連 携 強 化 に 努 める 2-45

77 第 2 章 災 害 予 防 対 策 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-113> 第 4 漁 港 港 湾 機 能 の 確 保 危 機 管 理 課, 水 産 基 盤 整 備 課, 県 地 方 振 興 事 務 所 水 産 漁 港 部, 県 土 木 事 務 所 港 湾 管 理 者 及 び 漁 港 管 理 者 は, 港 湾 の 危 険 物 障 害 物 の 除 去, 航 路 啓 開 ( 特 に 気 仙 沼 - 大 島 航 路 の 啓 開 ), 応 急 復 旧 等 に 必 要 な 人 員, 資 機 材 等 の 確 保 に 関 する 建 設 業 者 等 との 協 定 の 締 結 等 必 要 な 対 策 を 講 じる < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-114> 第 4 ヘリコプターの 活 用 による 緊 急 輸 送 気 仙 沼 市, 宮 城 県, 防 災 関 係 機 関 市 は, 災 害 による 道 路 被 害, 及 び 津 波 による 漂 流 物 等 により 大 島 への 航 路 が 寸 断 された 場 合 などにおいて, 物 資 輸 送 や 負 傷 者 等 の 人 員 搬 送 が 必 要 な 場 合, 県 及 び 防 災 関 係 機 関 に 依 頼 し, 輸 送 手 段 の 確 保 に 努 める なお, 離 着 陸 場 及 び 輸 送 道 路 の 障 害 物 除 去 について 早 期 対 応 に 努 める 第 5 ヘリコプターの 活 用 による 緊 急 輸 送 気 仙 沼 市, 宮 城 県, 防 災 関 係 機 関 市 は, 災 害 による 道 路 被 害, 及 び 津 波 による 漂 流 物 等 により 大 島 への 航 路 が 寸 断 された 場 合 などにおいて, 物 資 輸 送 や 負 傷 者 等 の 人 員 搬 送 が 必 要 な 場 合, 県 及 び 防 災 関 係 機 関 に 依 頼 し, 輸 送 手 段 の 確 保 に 努 める なお, 離 着 陸 場 及 び 輸 送 道 路 の 障 害 物 除 去 について 早 期 対 応 に 努 める 第 6 建 物 屋 上 の 対 空 表 示 (ヘリサイン)の 整 備 危 機 管 理 課, 各 機 関 1 整 備 の 検 討 市 は, 大 規 模 災 害 時 における 緊 急 消 防 援 助 隊 の 航 空 部 隊 や 自 衛 隊 等 他 機 関 ヘリコプターの 応 援 活 動 が 円 滑 に 行 えるよう, 建 物 屋 上 ( 病 院, 役 所, 学 校 等 )に, 予 め 割 り 振 りをした 番 号 や 施 設 名 称 を 塗 料 で 大 きく 表 示 するなどの 対 空 表 示,いわゆるヘリサインの 整 備 について 検 討 する 2 情 報 共 有 市 は, 数 字 表 示, 文 字 表 示 いずれについても, 対 空 表 示 に 対 応 する 座 標 一 覧 表 を 作 成 し, ヘリコプターを 有 する 各 関 係 機 関 に 対 して 事 前 配 布 し, 情 報 を 共 有 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-112> 2-46 第 5 船 舶 の 活 用 による 緊 急 輸 送 気 仙 沼 市, 大 島 汽 船, 漁 業 協 同 組 合 市 は, 災 害 における 大 島 への 緊 急 物 資 の 船 舶 輸 送 について, 大 島 汽 船, 漁 業 協 同 組 合 等 関 係 機 関 と 対 応 について 検 討 を 行 い, 体 制 整 備 に 努 める 第 7 船 舶 の 活 用 による 緊 急 輸 送 気 仙 沼 市, 大 島 汽 船 株 式 会 社, 漁 業 協 同 組 合 市 は, 災 害 における 大 島 への 緊 急 物 資 の 船 舶 輸 送 について, 大 島 汽 船, 漁 業 協 同 組 合 等 関 係 機 関 と 対 応 について 検 討 を 行 い, 体 制 整 備 に 努 める

78 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 14 節 医 療 救 護 体 制 の 整 備 第 14 節 医 療 救 護 体 制 の 整 備 第 1 目 的 大 規 模 な 地 震 津 波 災 害 時 には 多 数 の 負 傷 者 が 出 ることや 交 通 機 関, 通 信 網 の 混 乱 等 が 想 定 されるため, 災 害 発 生 時 の 対 応 について 医 薬 品 等 の 備 蓄 も 含 めて 検 討, 整 備 する 第 1 目 的 大 規 模 地 震 津 波 災 害 時 には, 同 時 に 多 数 の 負 傷 者 の 発 生 が 予 想 され,また, 医 療 機 関 の 被 災,ライフラインの 機 能 停 止, 交 通 通 信 網 の 混 乱 等 により 十 分 な 診 療 提 供 体 制 が 確 保 できな い 可 能 性 があり, 迅 速 な 医 療 救 護 が 要 求 される このため, 市 及 び 県 は, 医 療 関 係 機 関 と 緊 密 な 連 携 を 図 りながら, 住 民 の 生 命 と 健 康 を 守 る ため, 医 療 救 護 体 制 の 整 備 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-93> 第 2 医 療 救 護 体 制 の 整 備 危 機 管 理 課, 健 康 介 護 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 気 仙 沼 市 立 病 院, 県 保 健 福 祉 事 務 所, 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部, 市 医 師 会, 市 歯 科 医 師 会, 市 薬 剤 師 会 1 関 係 機 関 との 連 携 等 市 は, 県 と 連 携 し, 平 時 から 関 係 機 関 との 医 療 及 び 保 健 情 報 の 交 換 を 実 施 するとともに, 災 害 時 においては, 医 療 機 関 の 稼 働 状 況, 医 師 看 護 師 等 スタッフの 状 況, 医 薬 品 等 の 調 達 状 況 等, 災 害 医 療 に 係 る 情 報 収 集 及 び 提 供 を 行 えるよう 努 める 第 2 医 療 救 護 体 制 の 整 備 危 機 管 理 課, 健 康 増 進 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 気 仙 沼 市 立 病 院, 市 立 本 吉 病 院, 県 保 健 福 祉 事 務 所, 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部, 市 医 師 会, 市 歯 科 医 師 会, 市 薬 剤 師 会 1 市 の 役 割 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-100> (1) 医 療 救 護 活 動 の 担 当 部 門 の 設 置 ア 市 は, 津 波 災 害 が 発 生 したときに 円 滑 な 医 療 救 護 活 動 を 実 施 するために, 市 災 害 対 策 本 部 内 に 医 療 救 護 を 担 当 する 部 門 を 設 けること 及 び 責 任 者 を 予 め 定 める イ 市 は, 病 院, 救 護 所 の 被 害 状 況 や 傷 病 者 の 受 入 情 報 の 収 集 方 法 を 予 め 定 める ウ 市 は, 医 療 救 護 体 制 について 県 が 設 置 する 医 療 救 護 活 動 の 担 当 部 門 への 連 絡 方 法 につ いて 予 め 定 める (2) 医 療 救 護 所 の 指 定 ア 市 は, 市 医 師 会 等 医 療 機 関 の 協 力 を 得 て, 予 め 初 期 医 療 救 護 に 相 当 する 応 急 処 置 等 を 行 うための 医 療 救 護 所 を 指 定 する また 重 症 患 者 等 の 処 置 及 び 収 容 を 行 う 病 院 を 予 め 指 定 する イ 市 は 医 療 救 護 所 の 名 称 と 場 所 を, 日 頃 から 住 民 に 周 知 する ウ 市 は, 障 害 者 などの 要 配 慮 者 が 避 難 する 福 祉 避 難 所,あるいは 福 祉 施 設 において, 医 療 救 護 の 支 援 が 必 要 となるときは, 地 域 災 害 医 療 支 部 ( 気 仙 沼 保 健 福 祉 事 務 所 )に 医 療 救 護 班 の 派 遣 を 要 請 することとし, 要 請 と 受 入 に 係 る 計 画 を 事 前 に 策 定 する エ 市 は, 気 仙 沼 保 健 福 祉 事 務 所 との 間 で, 市 が 医 療 救 護 所 の 設 置 する 予 定 場 所 を 情 報 共 有 を 行 う (3) 医 療 救 護 班 等 の 受 け 入 れ ア 市 立 病 院 と 市 医 師 会 は 協 力 し,DMATや, 医 療 救 護 班 の 受 け 入 れ 及 びその 対 応 に 努 める 2 関 係 機 関 との 連 携 等 (1) 地 域 医 療 関 係 機 関 との 連 携 体 制 市 は, 県 と 連 携 し, 平 時 から 関 係 機 関 との 医 療 及 び 保 健 情 報 の 交 換 を 実 施 するとともに, 災 害 時 においては, 医 療 機 関 の 稼 働 状 況, 医 師 看 護 師 等 スタッフの 状 況, 医 薬 品 等 の 調 達 状 況 等, 災 害 医 療 に 係 る 情 報 収 集 及 び 提 供 を 行 えるよう 努 める また 市 医 師 会 と 活 動 体 制 や 内 容 について 事 前 に 協 議 しておくとともに, 必 要 に 応 じ 協 定 を 締 結 するよう 努 める 2-47

79 第 2 章 災 害 予 防 対 策 2 災 害 時 の 関 係 団 体 との 協 力 体 制 の 確 立 市 は, 災 害 時 の 医 療 救 護 について, 県 が 締 結 している 宮 城 県 医 師 会 等 との 協 定 に 準 じ, 市 としてもあらかじめ 気 仙 沼 市 医 師 会 と 協 定 を 締 結 するなど, 万 全 な 応 急 体 制 の 整 備 を 図 る また, 歯 科 医 師 会 及 び 薬 剤 師 会 等 医 療 関 係 団 体 と 連 携 し, 連 絡 体 制, 医 療 及 び 医 薬 品 等 の 支 援 等 について 検 討 整 備 する 3 災 害 時 対 応 マニュアルの 作 成 災 害 時 における 迅 速 円 滑 な 応 急 活 動 の 実 施 のため, 関 係 機 関 の 連 携 のもとに 活 動 マニュ アルの 整 備 に 努 める 4 災 害 時 相 互 応 援 体 制 等 本 市 のみの 対 応 では 困 難 な 場 合 には, 災 害 時 相 互 応 援 協 定 締 結 市 町 村 等 並 びに 県 及 び 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部 への 応 援 要 請 を 行 う 5 気 仙 沼 市 保 健 福 祉 施 設 の 活 用 市 民 健 康 管 理 センター すこやか 及 び 保 健 福 祉 センターは, 災 害 時 において 救 護 所, 避 難 所 及 び 保 健 活 動 の 拠 点 として 活 用 されるよう 整 備 を 進 める 第 3 災 害 拠 点 病 院 気 仙 沼 市 立 病 院, 健 康 介 護 課, 県 保 健 福 祉 事 務 所 気 仙 沼 市 立 病 院 は, 県 により, 災 害 拠 点 病 院 のうち 気 仙 沼 医 療 圏 における 地 域 災 害 医 療 セン ターに 指 定 されており, 院 内 の 防 災 体 制 の 整 備 に 努 めるとともに, 市 及 び 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し, 災 害 時 の 応 急 対 応 を 実 施 する なお, 地 域 災 害 医 療 センターは, 次 の 機 能 を 有 するよう 整 備 する 1 多 発 外 傷, 挫 滅 症 候 群, 広 範 囲 熱 傷 等 の 災 害 時 に 多 発 する 重 篤 救 急 患 者 の 救 命 医 療 を 行 う ための 高 度 の 診 療 機 能 を 有 し, 被 災 地 からの 重 症 傷 病 者 を 受 け 入 れる 機 能 2 傷 病 者 等 の 受 け 入 れ 及 び 搬 出 を 行 う 広 域 搬 送 への 対 応 機 能 3 自 己 完 結 型 の 医 療 救 護 チームの 派 遣 機 能 4 地 域 の 医 療 機 関 への 応 急 用 資 機 材 の 貸 出 機 能 (2) 医 療 救 護 班 の 編 成 ア 市 は, 地 域 の 実 情 に 合 わせた 医 療 救 護 班 を 予 め 編 成 しておく 編 成 に 当 たっては 市 医 師 会, 市 立 病 院 の 協 力 を 得 る 独 自 で 医 療 救 護 班 編 成 が 困 難 な 場 合 は, 気 仙 沼 保 健 福 祉 事 務 所 ( 保 健 所 )の 協 力 のもと, 編 成 する イ 市 で 編 成 された 医 療 救 護 班 については, 気 仙 沼 保 健 福 祉 事 務 所 へ 報 告 する 変 更 した 場 合 も 同 様 とする 3 応 急 救 護 設 備 の 整 備 と 点 検 市 は, 震 災 が 発 生 した 場 合, 直 ちに 医 療 救 護 活 動 が 円 滑 に 開 始 できるよう 応 急 救 護 設 備 等 の 整 備 に 努 めるとともに, 定 期 的 に 点 検 を 行 う 4 医 療 機 関 の 役 割 (1) 医 療 機 関 ア すべての 医 療 機 関 は, 災 害 時 における 救 急 患 者 への 医 療 支 援 に 備 え, 災 害 時 における 情 報 の 収 集 発 信 方 法, 救 急 患 者 の 受 入 れ 方 法, 医 療 救 護 班 DMAT 等 の 派 遣 及 び 受 入 の 方 法 を 記 載 した 災 害 対 策 マニュアルを 作 成 するとともに, 業 務 継 続 計 画 (BCP)の 作 成 に 努 める イ 透 析 医 療 機 関 は, 被 災 により 人 工 透 析 が 困 難 となる 場 合 に 備 え, 他 の 医 療 機 関 との 協 力 体 制 を 確 立 する ウ 人 工 呼 吸 器 等 を 使 用 している 患 者 の 入 院 が 想 定 される 医 療 機 関 は, 災 害 時 におけるこ れらの 患 者 の 搬 送 先 等 について 計 画 を 策 定 するよう 努 める (2) 災 害 拠 点 病 院 気 仙 沼 市 立 病 院, 健 康 増 進 課, 県 保 健 福 祉 事 務 所 ア 災 害 拠 点 病 院 である 気 仙 沼 市 立 病 院 は, 災 害 の 発 生 に 備 え, 患 者 の 安 全 確 保,ライフ ラインが 機 能 停 止 した 場 合 における 診 療 機 能 の 維 持 ( 業 務 継 続 計 画 ), 重 症 患 者 の 受 入 れ 及 び 搬 送,DMAT 及 び 医 療 救 護 班 の 編 成 派 遣, 他 の 医 療 機 関 から 派 遣 されたDMA T 及 び 医 療 救 護 班 の 受 入 れ, 地 域 の 医 療 機 関 への 応 急 用 医 療 資 機 材 の 貸 出 しなどについ て 記 載 した 災 害 対 応 マニュアルを 作 成 する イ 災 害 拠 点 病 院 は, 災 害 対 応 マニュアルに 基 づき, 定 期 的 な 防 災 訓 練 を 実 施 する ウ 災 害 拠 点 病 院 においては,ヘリポートの 整 備 に 努 める <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > エ 災 害 拠 点 病 院 は, 適 切 な 容 量 の 受 水 槽 の 保 有 や, 停 電 時 にも 使 用 可 能 な 井 戸 設 備 の 整 備, 優 先 的 な 給 水 協 定 の 締 結 等,あらゆる 手 段 を 講 じて 診 療 時 に 必 要 な 水 の 確 保 に 努 め る オ 災 害 拠 点 病 院 は, 食 料, 飲 料 水, 医 薬 品 等 の 備 蓄 について, 流 通 を 通 じて 適 切 に 供 給 されるまでの 適 当 な 期 間 に 必 要 な 量 として,3 日 分 程 度 を 確 保 するよう 努 める この 際, 災 害 時 に 多 数 の 患 者 が 来 院 することや 職 員 が 帰 宅 困 難 となることを 想 定 する カ 災 害 拠 点 病 院 は, 自 家 発 電 機 用 燃 料 の 備 蓄 量 として, 停 電 を 想 定 し,3 日 分 程 度 を 確 保 するよう 努 める < 災 害 医 療 等 のあり 方 に 関 する 検 討 会 報 告 書 ( 厚 生 労 働 省 ) P6~7> < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-100> 2-48

80 第 2 章 災 害 予 防 対 策 (3) 地 域 災 害 拠 点 病 院 に 準 じる 病 院 市 立 本 吉 病 院 は, 災 害 拠 点 病 院 に 準 じた 病 院 として 医 療 救 護 体 制 の 整 備 に 努 める 県 内 の 災 害 拠 点 病 院 区 分 二 次 医 療 圏 名 医 療 機 関 名 所 在 地 電 話 基 幹 災 害 仙 台 市 宮 城 野 区 宮 城 野 仙 台 医 療 圏 仙 台 医 療 センター 医 療 センター 仙 南 医 療 圏 公 立 刈 田 総 合 病 院 白 石 市 福 岡 蔵 本 字 下 原 沖 仙 台 市 立 病 院 仙 台 市 若 林 区 清 水 小 路 東 北 大 学 病 院 仙 台 市 青 葉 区 星 陵 町 仙 台 医 療 圏 仙 台 赤 十 字 病 院 仙 台 市 太 白 区 八 木 山 本 町 仙 台 市 青 葉 区 台 原 東 北 労 災 病 院 地 域 災 害 仙 台 市 宮 城 野 区 福 室 東 北 厚 生 年 金 病 院 医 療 センター 大 崎 市 古 川 千 手 寺 町 大 崎 医 療 圏 大 崎 市 民 病 院 栗 原 医 療 圏 栗 原 市 立 栗 原 中 央 病 院 栗 原 市 築 館 宮 野 中 央 登 米 医 療 圏 登 米 市 立 佐 沼 病 院 登 米 市 迫 町 佐 沼 字 下 田 中 石 巻 医 療 圏 石 巻 赤 十 字 病 院 石 巻 市 蛇 田 字 西 道 下 気 仙 沼 医 療 圏 気 仙 沼 市 立 病 院 気 仙 沼 市 田 中 県 内 の 災 害 拠 点 病 院 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-96> 区 分 医 療 機 関 名 所 在 地 電 話 基 幹 災 害 拠 点 病 院 地 域 災 害 拠 点 病 院 仙 台 医 療 センター 公 立 刈 田 総 合 病 院 みやぎ 県 南 中 核 病 院 仙 台 市 立 病 院 東 北 大 学 病 院 仙 台 赤 十 字 病 院 東 北 労 災 病 院 東 北 薬 科 大 学 病 院 仙 台 オープン 病 院 坂 総 合 病 院 大 崎 市 民 病 院 栗 原 市 立 栗 原 中 央 病 院 登 米 市 立 登 米 市 民 病 院 石 巻 赤 十 字 病 院 気 仙 沼 市 立 病 院 仙 台 市 宮 城 野 区 宮 城 野 白 石 市 福 岡 蔵 本 字 下 原 沖 柴 田 郡 大 河 原 町 字 西 仙 台 市 若 林 区 清 水 小 路 仙 台 市 青 葉 区 星 陵 町 仙 台 市 太 白 区 八 木 山 本 町 仙 台 市 青 葉 区 台 原 仙 台 市 宮 城 野 区 福 室 仙 台 市 宮 城 野 区 鶴 ヶ 谷 塩 釜 市 錦 町 大 崎 市 古 川 千 手 寺 町 栗 原 市 築 館 宮 野 中 央 登 米 市 迫 町 佐 沼 字 下 田 中 石 巻 市 蛇 田 字 西 道 下 気 仙 沼 市 田 中 災 害 医 療 の 医 療 圏 は, 全 県 一 圏 域 ( 第 6 次 宮 城 県 地 域 医 療 計 画 ) 在 宅 要 医 療 患 者 の 医 療 救 護 体 制 ア 市 は, 人 工 透 析, 人 工 呼 吸 器 使 用, 在 宅 酸 素 療 法,インスリン 治 療, 結 核 その 他 在 宅 で 薬 剤 治 療, 医 療 処 置 を 必 要 とする 在 宅 要 医 療 患 者 の 災 害 時 医 療 について, 必 要 な 医 療 が 確 保 できるように, 医 療 体 制 を 整 備 する

81 第 2 章 災 害 予 防 対 策 イ 医 療 機 関 は, 自 院 で 診 療 を 行 っている 在 宅 要 医 療 患 者 の 台 帳 の 整 備 に 努 めるとともに, 災 害 時 の 対 応 について 市 と 協 議 し, 患 者 に 周 知 する 被 災 により 診 療 が 困 難 となる 場 合 に 備 え, 他 の 医 療 機 関 との 協 力 体 制 を 確 立 するよう 努 め る < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-101> 第 3 情 報 連 絡 体 制 の 整 備 危 機 管 理 課, 健 康 増 進 課, 気 仙 沼 市 立 病 院, 市 立 本 吉 病 院 1 災 害 時 情 報 伝 達 手 段 の 確 保 ア 市 は, 災 害 時 の 情 報 連 絡 体 制 を 確 保 するため, 衛 星 電 話, 災 害 時 優 先 電 話,MCA 無 線 等 の 複 数 の 通 信 手 段 の 整 備 に 努 める イ 災 害 拠 点 病 院 は, 宮 城 県 救 急 医 療 情 報 システム( 災 害 モード)による 情 報 収 集 に 加 え, 災 害 時 の 通 信 手 段 を 確 保 するため, 衛 星 電 話 を 保 有 するとともに, 衛 星 回 線 インターネット が 利 用 できる 環 境 を 整 備 する ウ 救 急 告 示 病 院 及 び 透 析 医 療 機 関 は, 衛 星 電 話, 災 害 時 優 先 電 話,MCA 無 線 等 を 含 めた 複 数 の 通 信 手 段 の 保 有 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-102> 第 4 その 他 の 医 療 救 護 体 制 の 整 備 危 機 管 理 課, 高 齢 介 護 課, 健 康 増 進 課, 唐 桑 総 合 支 所 保 健 福 祉 課, 気 仙 沼 市 立 病 院, 市 立 本 吉 病 院 1 災 害 時 対 応 マニュアルの 作 成 災 害 時 における 迅 速 円 滑 な 応 急 活 動 の 実 施 のため, 関 係 機 関 の 連 携 のもとに 活 動 マニュ アルの 整 備 に 努 める 2 災 害 時 相 互 応 援 体 制 等 本 市 のみの 対 応 では 困 難 な 場 合 には, 災 害 時 相 互 応 援 協 定 締 結 市 町 村 等 並 びに 県 及 び 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部 への 応 援 要 請 を 行 う 3 気 仙 沼 市 保 健 福 祉 施 設 の 活 用 市 民 健 康 管 理 センター すこやか 及 び 市 保 健 福 祉 センター 燦 さん 館 は, 災 害 時 にお いて 救 護 所, 避 難 所 及 び 保 健 活 動 の 拠 点 として 活 用 されるよう 整 備 を 進 める 2-50 第 4 医 薬 品, 医 療 資 機 材 等 の 整 備 健 康 介 護 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 保 健 福 祉 課, 県 保 健 福 祉 事 務 所, 気 仙 沼 市 立 病 院, 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部, 市 医 師 会, 市 歯 科 医 師 会, 市 薬 剤 師 会 市 は, 県 保 健 福 祉 事 務 所, 市 医 師 会, 市 歯 科 医 師 会, 市 薬 剤 師 会 及 び 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部 等 との 連 携 及 び 医 薬 品 販 売 業 者 等 との 協 定 の 締 結 などにより, 医 薬 品, 医 療 資 機 材 等 の 確 保 及 び 整 備 に 努 め,また, 血 液 センターの 協 力 を 得 て, 必 要 な 血 液 製 剤 の 確 保 に 努 める 第 5 医 薬 品, 医 療 資 機 材 等 の 整 備 健 康 増 進 課, 保 健 福 祉 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 県 保 健 福 祉 事 務 所, 気 仙 沼 市 立 病 院, 市 立 本 吉 病 院, 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部, 市 医 師 会, 市 歯 科 医 師 会, 市 薬 剤 師 会 市 は, 県 保 健 福 祉 事 務 所, 市 医 師 会, 市 歯 科 医 師 会, 宮 城 県 薬 剤 師 会 気 仙 沼 支 部 ( 気 仙 沼 薬 剤 師 会 ) 及 び 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部 等 との 連 携 及 び 医 薬 品 販 売 業 者 等 と 発 災 時 の 医 薬 品 等 供 給 に 関 する 協 定 の 締 結 などにより, 医 療 救 護 所 で 使 用 する 医 薬 品 等 の 確 保 に 努 める また, 医 療 救 護 所 で 医 薬 品 の 管 理 等 を 行 う 薬 剤 師 の 派 遣 について, 気 仙 沼 市 医 師 会 や 宮 城 県 薬 剤 師 会 気 仙 沼 支 部 ( 気 仙 沼 薬 剤 師 会 )と 予 め 協 議 する

82 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 15 節 火 災 予 防 対 策 第 15 節 火 災 予 防 対 策 第 1 目 的 地 震 津 波 に 伴 う 火 災 は, 同 時 多 発 的 に 発 生 することが 予 想 され, 大 規 模 災 害 になる 可 能 性 が 高 い このため, 出 火 防 止 はもとより, 初 期 消 火, 火 災 の 延 焼 防 止 のため, 火 災 予 防 対 策 の 徹 底 に 努 めるものとする 第 1 目 的 地 震 津 波 に 伴 う 火 災 は, 同 時 多 発 的 に 発 生 することが 予 想 され, 津 波 発 生 時 には, 海 上 に 流 れ 出 た 油 や, 引 火 して 流 れる 家 やがれき, 車 などにより, 広 く 延 焼 し, 大 規 模 災 害 になる 可 能 性 が 高 い 地 震 により 発 生 する 火 災 は, 津 波 からの 迅 速 な 避 難 の 支 障 となることから, 県, 市 及 び 防 災 関 係 機 関 は, 出 火 防 止 はもとより, 初 期 消 火, 火 災 の 延 焼 防 止 のため, 火 災 予 防 対 策 の 徹 底 に 努 めるとともに, 津 波 発 生 時 の 引 火 に 対 する 予 防 対 策 を 講 じる < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-107> 第 2 出 火 防 止, 火 災 予 防 の 徹 底 消 防 本 部 地 震 災 害 時 の 出 火 要 因 には, 熱 源 等 としてのガス, 石 油, 電 気 等 の 火 気 使 用 設 備 器 具 のほ かに 危 険 物, 化 学 薬 品 等 からの 出 火 が 考 えられ, 相 当 数 の 火 災 の 発 生 が 予 想 される このため, 消 防 機 関 は, 出 火 につながる 要 因 を 分 析, 検 討 し,あらゆる 施 策 を 講 じて 安 全 化 を 図 る また, 住 民 の 防 災 意 識 の 高 揚 と 防 災 行 動 力 の 向 上 を 図 ることによって, 地 震 災 害 時 における 出 火 をできる 限 り 防 止 する 1 火 気 使 用 設 備 器 具 の 安 全 化 地 震 時 には, 火 気 使 用 設 備 器 具 等 から 出 火 する 危 険 性 が 極 めて 高 いと 考 えられる 消 防 機 関 は, 火 災 予 防 条 例 に 基 づき, 耐 震 安 全 装 置 付 き 石 油 燃 焼 器 具 の 普 及 徹 底, 火 気 使 用 設 備 の 固 定 等 各 種 の 安 全 対 策 を 推 進 するとともに, 住 宅 用 防 災 機 器 の 普 及, 火 気 使 用 設 備 器 具 の 点 検, 整 備 についての 指 導 を 行 う 2 住 民 指 導 の 強 化 消 防 機 関 は, 各 家 庭 における 出 火 防 止 措 置 の 徹 底 を 図 るため, 住 民 一 人 ひとりの 出 火 防 止 に 関 する 知 識 及 び 地 震 に 対 する 備 えなどの 防 災 教 育 を 推 進 する また, 防 火 思 想 の 啓 発 や 災 害 の 未 然 防 止 に 着 実 な 成 果 をあげている 民 間 の 防 火 組 織 として の 婦 人 防 火 クラブ, 幼 少 年 消 防 クラブ 等 が 全 域 に 設 立 されるよう 育 成 指 導 を 強 化 する 3 出 火 防 止 のための 査 察 指 導 消 防 機 関 は, 大 地 震 が 発 生 した 場 合, 人 命 への 影 響 が 極 めて 高 い 飲 食 店, 百 貨 店, 病 院 等 の 防 火 対 象 物 及 び 多 量 の 火 気 を 使 用 する 工 場 等 に 対 して 重 点 的 に 立 入 検 査 を 実 施 し, 火 気 使 用 設 備 器 具 等 への 可 燃 物 の 転 倒 落 下 防 止 措 置, 震 災 時 における 従 業 員 の 対 応 等 について 指 導 する 4 初 期 消 火 体 制 の 強 化 地 震 発 生 時 の 延 焼 火 災 を 防 止 するためには, 出 火 の 未 然 防 止 とともに, 初 期 消 火 対 策 が 重 要 である このため, 消 防 機 関 は, 家 庭, 事 業 所 及 び 地 域 における 自 主 防 災 体 制 を 充 実 強 化 し, 防 災 教 育, 防 災 訓 練 により 住 民 の 防 災 行 動 力 を 高 めて 初 期 消 火 体 制 の 確 立 を 図 る 5 火 災 予 防 措 置 第 2 出 火 防 止, 火 災 予 防 の 徹 底 消 防 本 部 地 震 災 害 時 の 出 火 要 因 には, 熱 源 等 としてのガス, 石 油, 電 気 等 の 火 気 使 用 設 備 器 具 のほ かに 危 険 物, 化 学 薬 品 等 からの 出 火 が 考 えられ, 相 当 数 の 火 災 の 発 生 が 予 想 される これらは, 津 波 からの 迅 速 な 避 難 の 支 障 となることから, 消 防 機 関 は, 出 火 につながる 要 因 を 分 析, 検 討 し,あらゆる 施 策 を 講 じて 安 全 化 を 図 る また, 住 民 の 防 災 意 識 の 高 揚 と 防 災 行 動 力 の 向 上 を 図 ることによって, 地 震 災 害 時 における 出 火 をできる 限 り 防 止 する 1 火 気 使 用 設 備 器 具 の 安 全 化 地 震 時 には, 火 気 使 用 設 備 器 具 等 から 出 火 する 危 険 性 が 極 めて 高 いと 考 えられる 消 防 機 関 は, 県 火 災 予 防 条 例 に 基 づき, 耐 震 安 全 装 置 付 き 石 油 燃 焼 器 具 の 普 及 徹 底, 火 気 使 用 設 備 の 固 定 等 各 種 の 安 全 対 策 を 推 進 するとともに, 住 宅 用 防 災 機 器 の 普 及, 火 気 使 用 設 備 器 具 の 点 検, 整 備 についての 指 導 を 行 う 2 防 災 教 育 の 推 進 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-107> 消 防 機 関 は, 各 家 庭 における 出 火 防 止 措 置 の 徹 底 を 図 るため, 住 民 一 人 ひとりの 出 火 防 止 に 関 する 知 識 及 び 地 震 に 対 する 備 えなどの 防 災 教 育 を 推 進 する また, 防 火 思 想 の 啓 発 や 災 害 の 未 然 防 止 に 着 実 な 成 果 をあげている 民 間 の 防 火 組 織 として の 婦 人 防 火 クラブ, 幼 少 年 消 防 クラブ 等 が 全 域 に 設 立 されるよう 育 成 指 導 を 強 化 する 3 出 火 防 止 のための 査 察 指 導 消 防 機 関 は, 大 地 震 が 発 生 した 場 合, 人 命 への 影 響 が 極 めて 高 い 飲 食 店, 百 貨 店, 病 院 等 の 防 火 対 象 物 及 び 多 量 の 火 気 を 使 用 する 工 場 等 に 対 して 重 点 的 に 立 入 検 査 を 実 施 し, 火 気 使 用 設 備 器 具 等 への 可 燃 物 の 転 倒 落 下 防 止 措 置, 震 災 時 における 従 業 員 の 対 応 等 について 指 導 する 4 初 期 消 火 体 制 の 強 化 地 震 発 生 時 の 延 焼 火 災 を 防 止 するためには, 出 火 の 未 然 防 止 とともに, 初 期 消 火 対 策 が 重 要 である このため, 消 防 機 関 は, 家 庭, 事 業 所 及 び 地 域 における 自 主 防 災 体 制 を 充 実 強 化 し, 防 災 教 育, 防 災 訓 練 により 住 民 の 防 災 行 動 力 を 高 めて 初 期 消 火 体 制 の 確 立 を 図 る 5 火 災 予 防 措 置 2-51

83 第 2 章 災 害 予 防 対 策 (1) 予 防 査 察 指 導 の 強 化 (2) 漏 電 による 火 災 の 防 止 (3) 消 防 用 設 備 等 の 設 置 普 及 (4) 住 宅 防 火 対 策 の 推 進 (1) 予 防 査 察 指 導 の 強 化 (2) 漏 電 による 火 災 の 防 止 (3) 消 防 用 設 備 等 の 設 置 普 及 (4) 住 宅 防 火 対 策 の 推 進 第 3 津 波 による 出 火 防 止, 火 災 予 防 の 徹 底 ガス 課, 消 防 本 部, 宮 城 県, 事 業 所,( 一 社 ) 宮 城 県 エルピーガス 協 会 三 陸 支 部 気 仙 沼 班, 宮 城 県 石 油 商 業 協 同 組 合 気 仙 沼 支 部 1 津 波 による 火 災 津 波 発 生 時 の 火 災 は, 津 波 により 建 築 物 や 自 動 車, 船 舶 などが 押 し 流 され, 大 量 の 漂 流 物 が 発 生 し, 石 油 貯 蔵 タンクからの 漏 洩 油 や 高 圧 ガス 設 備 の 爆 発 等 から,それらの 漂 流 物 に 引 火 し, 延 焼 することが, 主 な 要 因 と 考 えられる 県 は, 石 油 貯 蔵 施 設 や 高 圧 ガス 施 設 を 有 する 事 業 者 に 対 し, 関 係 施 設 の 耐 浪 化 や, 津 波 災 害 時 の 石 油,ガス 等 の 漏 洩 防 止 を 図 るため, 関 連 施 設 において, 津 波 被 災 時 における 浸 水 対 策, 津 波 到 達 前 の 緊 急 停 止 措 置, 貯 蔵 タンク 等 の 緊 急 遮 断 弁 の 設 置, 容 器 やローリーの 事 業 所 外 への 流 出 防 止 策 等 について 検 討 するよう 指 導 を 行 う < 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえた 危 険 物 施 設 等 の 地 震 津 波 対 策 のあり 方 に 係 る 検 討 報 告 書, 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえた 高 圧 ガス 施 設 等 の 地 震 津 波 対 策 について> 2 津 波 による 被 害 発 生 時 への 備 え 液 化 石 油 ガス 販 売 事 業 者 は,ガス 設 備 が 津 波 により 破 損, 流 失 し,ガスが 漏 洩 しないよう 流 失 防 止 策 を 講 ずるよう 努 める 高 圧 ガス 施 設 管 理 者 は, 事 業 所 内 の 高 圧 ガス 設 備 等 が 津 波 により 破 損, 流 出 し,ガスが 漏 洩 した 場 合 等 の 被 害 を 想 定 し, 市 及 び 消 防 本 部 に 情 報 を 提 供 するよう 努 める また, 機 器 等 が 正 常 に 作 動 しなくなった 場 合 でも 高 圧 ガス 設 備 を 安 全 な 状 態 にすること, 配 管 が 損 傷 してもガスの 大 量 漏 洩 を 防 止 することに 配 慮 し,そのための 設 備 的 な 対 応, 判 断 基 準 の 設 定, 操 作 手 順 等 の 整 備, 日 常 の 訓 練 等 に 努 める < 電 気 設 備 地 震 対 策 WG 報 告 書 の 概 要 について( 経 済 産 業 省 )P26,27> < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-108> 2-52 第 3 消 防 力 の 強 化 危 機 管 理 課, 消 防 本 部 1 消 防 資 機 材 等 の 整 備 市 及 び 消 防 機 関 は, 消 防 力 の 整 備 方 針 ( 平 成 17 年 消 防 庁 告 示 第 9 号 )に 基 づく 消 防 施 設 整 備 計 画 により, 消 防 ポンプ 自 動 車 など 消 火 活 動 に 必 要 な 車 両 及 び 資 機 材 等 の 増 強 と 更 新 を 図 る ものとする なお, 地 震 防 災 上 緊 急 に 整 備 すべき 施 設 等 に 関 するものについては, 宮 城 県 地 震 防 災 緊 急 事 業 五 箇 年 計 画 に 基 づき 整 備 促 進 を 図 る 2 消 防 団 の 育 成 消 防 団 は, 常 備 消 防 と 並 んで 地 域 社 会 における 消 防 防 災 の 中 核 として 救 出 救 助, 消 火 等 を 始 めとする 防 災 活 動 において 重 要 な 役 割 を 果 たしている しかしながら, 近 年 の 消 防 団 第 4 消 防 力 の 強 化 危 機 管 理 課, 消 防 本 部 1 消 防 資 機 材 等 の 整 備 市 及 び 消 防 機 関 は, 消 防 力 の 整 備 方 針 ( 平 成 17 年 消 防 庁 告 示 第 9 号 )に 基 づく 消 防 施 設 整 備 計 画 により, 消 防 ポンプ 自 動 車 など 消 火 活 動 に 必 要 な 車 両 及 び 資 機 材 等 の 増 強 と 更 新 を 図 る ものとする なお, 地 震 防 災 上 緊 急 に 整 備 すべき 施 設 等 に 関 するものについては, 宮 城 県 地 震 防 災 緊 急 事 業 五 箇 年 計 画 に 基 づき 整 備 促 進 を 図 る 2 消 防 団 の 育 成 消 防 団 は, 常 備 消 防 と 並 んで 地 域 社 会 における 消 防 防 災 の 中 核 として 救 出 救 助, 消 火 等 を 始 めとする 防 災 活 動 において 重 要 な 役 割 を 果 たしている しかしながら, 近 年 の 消 防 団 は 団

84 第 2 章 災 害 予 防 対 策 は 団 員 数 の 減 少, 高 齢 化,サラリーマン 化 等 の 問 題 を 抱 えており,その 育 成 強 化 を 図 る ことが 必 要 となってきている このため, 市 は 次 のとおり 消 防 団 の 育 成 強 化 を 図 り, 地 域 社 会 の 防 災 体 制 の 推 進 を 図 る (1) 消 防 団 員 の 知 識 技 能 等 は, 地 域 社 会 にとって 有 用 なものであることから,これらを 地 域 社 会 に 広 め, 地 域 住 民 の 消 防 団 活 動 に 対 する 理 解 を 促 し,ひいては 消 防 団 への 参 加 協 力 の 環 境 づくりを 推 進 する (2) 消 防 団 員 数 が 減 少 の 傾 向 にあることから, 事 業 所 に 対 する 協 力 要 請 及 び 女 性 消 防 団 員 の 加 入 促 進, 及 び 機 能 別 分 団 の 結 成 等 を 通 じて 消 防 団 員 の 確 保 に 努 める また, 消 防 団 員 の 資 質 向 上 を 図 るため, 教 育 訓 練 の 充 実 を 図 る (3) 市 は, 国 県 との 協 力 により, 消 防 団 施 設 設 備 の 充 実 に 努 める 第 4 消 防 水 利 の 整 備 危 機 管 理 課, 消 防 本 部 大 規 模 地 震 災 害 時 には, 消 防 施 設 等 も 被 害 を 受 け, 消 防 水 利 を 確 保 することができなくなる ことが 予 想 されるため, 市 及 び 消 防 機 関 は, 消 火 栓 及 び 防 火 水 槽 等 の 消 防 水 利 の 設 置 に 際 して は 耐 震 性 を 考 慮 するとともに, 河 川 等 の 自 然 水 利,プール,ため 池, 用 排 水 路 などの 現 状 を 把 握 し, 消 防 水 利 としての 活 用 を 促 進 する 員 数 の 減 少, 高 齢 化,サラリーマン 化 等 の 問 題 を 抱 えており,その 育 成 強 化 を 図 ることが 必 要 となってきている このため, 市 は 次 のとおり 消 防 団 の 育 成 強 化 を 図 り, 地 域 社 会 の 防 災 体 制 の 推 進 を 図 る (1) 消 防 団 員 の 知 識 技 能 等 は, 地 域 社 会 にとって 有 用 なものであることから,これらを 地 域 社 会 に 広 め, 地 域 住 民 の 消 防 団 活 動 に 対 する 理 解 を 促 し,ひいては 消 防 団 への 参 加 協 力 の 環 境 づくりを 推 進 する (2) 消 防 団 員 数 が 減 少 の 傾 向 にあることから, 事 業 所 に 対 する 協 力 要 請 及 び 女 性 消 防 団 員 の 加 入 促 進, 及 び 機 能 別 分 団 の 結 成 等 を 通 じて 消 防 団 員 の 確 保 に 努 める また, 消 防 団 員 の 資 質 向 上 を 図 るため, 教 育 訓 練 の 充 実 を 図 る (3) 市 は, 消 防 団 施 設 設 備 の 充 実, 安 全 靴 等 団 員 の 基 本 装 備 の 充 実, 安 全 対 策 の 強 化, 情 報 伝 達 体 制 や 無 線 通 信 機 器 の 整 備, 長 期 化 した 場 合 の 備 え 等 について 充 実 に 努 める < 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえた 大 規 模 災 害 時 における 消 防 団 活 動 のあり 方 等 に 関 する 検 討 会 報 告 書 ( 消 防 庁 )P12, 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえた 今 後 の 消 防 防 災 体 制 のあり 方 に 関 する 答 申 ( 消 防 庁 )P6>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-109> 3 連 携 強 化 市 は, 平 常 時 から 消 防 本 部, 消 防 団 及 び 自 主 防 災 組 織 等 との 連 携 強 化 を 図 り, 区 域 内 の 被 害 想 定 の 実 施 及 びそれに 伴 う 消 防 水 利 の 確 保, 消 防 体 制 の 整 備 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-109> <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P93> 第 5 消 防 水 利 の 整 備 危 機 管 理 課, 消 防 本 部 大 規 模 地 震 津 波 災 害 時 には, 消 防 施 設 等 も 被 害 を 受 け, 消 防 水 利 を 確 保 することができな くなることが 予 想 されるため, 市 及 び 消 防 機 関 は, 消 火 栓 及 び 防 火 水 槽 等 の 消 防 水 利 の 設 置 に 際 しては 耐 震 性 を 考 慮 するとともに, 河 川 等 の 自 然 水 利,プール,ため 池, 用 排 水 路 などの 現 状 を 把 握 し, 消 防 水 利 としての 活 用 を 促 進 する 2-53 第 5 火 災 予 防 措 置 危 機 管 理 課, 消 防 本 部 1 予 防 査 察 指 導 の 強 化 火 災 を 未 然 に 防 止 するためには, 消 防 機 関 等 による 予 防 査 察 が 最 も 効 果 があるので,これ を 計 画 的, 継 続 的 に 実 施 するとともに 消 防 用 設 備 に 関 する 法 令 の 趣 旨 を 防 火 対 象 物 の 関 係 者 に 徹 底 し,また, 予 防 査 察 の 結 果 について 研 究 を 行 い, 査 察 指 導 の 向 上 を 図 る なお, 火 災 の 防 止 は,その 建 物 等 の 維 持 管 理 状 況 に 負 うところが 大 であり, 定 期 点 検 報 告 制 度 の 普 及 促 進 や, 人 命 への 影 響 が 極 めて 高 い 地 下 街, 飲 食 店, 百 貨 店, 病 院 等 の 防 火 対 象 物 及 び 多 量 の 火 気 を 使 用 する 工 場 等 に 対 して 重 点 的 に 立 入 検 査 を 実 施 し, 管 理 権 限 者 に 対 し て 指 導 助 言 等 を 行 う 2 漏 電 による 火 災 の 防 止 配 電 設 備 については, 一 定 の 基 準 による 工 事 と 適 切 な 検 査 の 実 施 により 施 行 の 完 全 を 期 し, 保 守 に 当 たっては 巡 視 点 検 による 不 良 個 所 の 早 期 発 見 と 改 修 に 努 める また, 需 要 設 備 については, 新 増 設 調 査 並 びに 定 期 調 査 により 不 良 個 所 の 改 修 を 需 要 家 に 第 6 火 災 予 防 措 置 危 機 管 理 課, 消 防 本 部 1 予 防 査 察 指 導 の 強 化 火 災 を 未 然 に 防 止 するためには, 消 防 機 関 等 による 予 防 査 察 が 最 も 効 果 があるので,これ を 計 画 的, 継 続 的 に 実 施 するとともに 消 防 用 設 備 に 関 する 法 令 の 趣 旨 を 防 火 対 象 物 の 関 係 者 に 徹 底 し,また, 予 防 査 察 の 結 果 について 研 究 を 行 い, 査 察 指 導 の 向 上 を 図 る なお, 火 災 の 防 止 は,その 建 物 等 の 維 持 管 理 状 況 に 負 うところが 大 であり, 定 期 点 検 報 告 制 度 の 普 及 促 進 や, 人 命 への 影 響 が 極 めて 高 い 地 下 施 設, 飲 食 店, 百 貨 店, 病 院 等 の 防 火 対 象 物 及 び 多 量 の 火 気 を 使 用 する 工 場 等 に 対 して 重 点 的 に 立 入 検 査 を 実 施 し, 管 理 権 限 者 に 対 して 指 導 助 言 等 を 行 う 2 漏 電 による 火 災 の 防 止 配 電 設 備 については, 一 定 の 基 準 による 工 事 と 適 切 な 検 査 の 実 施 により 施 行 の 完 全 を 期 し, 保 守 に 当 たっては 巡 視 点 検 による 不 良 個 所 の 早 期 発 見 と 改 修 に 努 める また, 需 要 設 備 については, 新 増 設 調 査 並 びに 定 期 調 査 により 不 良 個 所 の 改 修 を 需 要 家 に

85 第 2 章 災 害 予 防 対 策 通 知 するとともに, 工 事 施 工 業 者 の 技 術 向 上 を 図 る 一 般 公 衆 に 対 しては, 電 気 の 正 しい 取 扱 いと 適 正 配 線 の 重 要 性 について 啓 発, 宣 伝 に 努 め る 特 に, 災 害 発 生 の 予 想 される 時 期 には 特 別 点 検, 特 別 巡 視 を 行 う 3 消 防 用 設 備 等 の 設 置 普 及 火 災 による 人 的 物 的 被 害 の 軽 減 を 図 るため, 早 期 発 見, 初 期 消 火 及 び 避 難 等 に 有 効 な 消 防 設 備 の 適 正 な 設 置 及 び 維 持 管 理 について 指 導 するとともに, 消 防 設 備 士 の 資 質 向 上 を 図 る 4 住 宅 防 火 対 策 の 推 進 住 宅 火 災 の 防 止 については, 防 炎 物 品 及 び 防 炎 製 品 の 使 用 が 出 火, 延 焼 拡 大 の 阻 止 に 有 効 であることを 周 知 し, 特 に, 就 寝 時 間 帯 及 び 高 齢 者 世 帯 における 火 災 死 亡 率 が 高 くなる 傾 向 にあることから, 住 宅 用 火 災 報 知 器 の 設 置 が 義 務 づけられ, 機 器 の 普 及 促 進 に 努 めるととも に, 住 宅 防 火 診 断 等 防 火 に 関 する 生 活 改 善 について 指 導 助 言 を 行 い, 住 宅 火 災 の 軽 減 を 図 る 通 知 するとともに, 工 事 施 工 業 者 の 技 術 向 上 を 図 る 一 般 公 衆 に 対 しては, 電 気 の 正 しい 取 扱 いと 適 正 配 線 の 重 要 性 について 啓 発, 宣 伝 に 努 め る 特 に, 災 害 発 生 の 予 想 される 時 期 には 特 別 点 検, 特 別 巡 視 を 行 う 2 消 防 用 設 備 等 の 設 置 普 及 火 災 による 人 的 物 的 被 害 の 軽 減 を 図 るため, 早 期 発 見, 初 期 消 火 及 び 避 難 等 に 有 効 な 消 防 設 備 の 適 正 な 設 置 及 び 維 持 管 理 について 指 導 するとともに, 消 防 設 備 士 の 資 質 向 上 を 図 る 3 住 宅 防 火 対 策 の 推 進 住 宅 火 災 の 防 止 については, 防 炎 物 品 及 び 防 炎 製 品 の 使 用 が 出 火, 延 焼 拡 大 の 阻 止 に 有 効 であることを 周 知 し, 特 に, 就 寝 時 間 帯 及 び 高 齢 者 世 帯 における 火 災 死 亡 率 が 高 くなる 傾 向 にあることから, 住 宅 用 火 災 報 知 器 の 設 置 が 義 務 づけられ, 機 器 の 普 及 促 進 に 努 めるととも に, 住 宅 防 火 診 断 等 防 火 に 関 する 生 活 改 善 について 指 導 助 言 を 行 い, 住 宅 火 災 の 軽 減 を 図 る 第 6 消 防 計 画 の 整 備 強 化 危 機 管 理 課, 消 防 本 部 市 及 び 消 防 機 関 は, 消 防 組 織 法 に 基 づき, 震 災 時 において, 消 防 本 部 及 び 消 防 団 が 適 切 かつ 効 果 的 な 警 防 活 動 を 行 うための 活 動 体 制, 活 動 要 領 の 基 準 等 を 定 める 消 防 計 画 の 一 層 の 充 実 を 図 る 第 7 消 防 計 画 の 整 備 強 化 危 機 管 理 課, 消 防 本 部 市 及 び 消 防 機 関 は, 消 防 組 織 法 に 基 づき, 震 災 時 において, 消 防 本 部 及 び 消 防 団 が 適 切 かつ 効 果 的 な 警 防 活 動 を 行 うための 活 動 体 制, 活 動 要 領 の 基 準 等 を 定 める 消 防 計 画 の 一 層 の 充 実 を 図 る 第 7 海 上 における 火 災 の 防 止 気 仙 沼 市, 消 防 本 部, 海 上 保 安 署 消 防 本 部 及 び 海 上 保 安 署 は 以 下 のとおり, 海 上 における 火 災 の 防 止 に 努 めるものとする 1 地 震 津 波 による 火 災 の 防 止 (1) 危 険 物 積 載 船 特 に 危 険 物 積 載 船 が 岸 壁 係 留 中 又 は 荷 役 中 における 地 震 津 波 による 船 体 の 破 損, 荷 役 装 置, 配 管 等 の 損 害 による 危 険 物 の 流 出 及 び 火 災 発 生 は, 大 規 模 災 害 になると 予 想 される ので, 地 震 発 生 時 には 荷 役 の 即 時 中 止, 又, 状 況 に 応 じて 係 留 の 強 化, 沖 出 し 避 難 のため の 出 港 準 備 等 の 指 導 を 強 化 する (2) 一 般 船 舶 地 震 発 生 時 には, 係 留 施 設 の 損 壊 護 岸 の 陥 没 船 体 の 破 損 等 による 火 災 発 生 も 予 想 さ れるので, 船 内 の 火 気 管 理 等 の 指 導 を 強 化 する 2 火 災 の 予 防 (1) 在 港 船 の 臨 船 指 導 により, 備 え 付 け 義 務 を 有 する 船 舶 の 消 防 設 備 等 を 点 検 し, 指 導 を 強 化 する (2) 防 災 措 置 実 施 機 関, 関 係 民 間 団 体 等 との 相 互 連 絡 の 強 化, 事 故 対 策 に 関 する 計 画 の 策 定, 必 要 資 機 材 の 備 蓄 整 備 を 図 る (3) 危 険 物 積 載 船 舶 乗 組 員 及 び 関 係 者 の 防 災 思 想 の 啓 発 教 育 訓 練 講 習 会 を 実 施 する 3 海 上 保 安 署 の 措 置 (1) 危 険 物 高 圧 ガス 積 載 船 舶 に 対 する 安 全 規 制 の 遵 守 等 安 全 についての 指 導 監 督 (2) 危 険 物 高 圧 ガス 荷 役 岸 壁 ( 桟 橋 )における 安 全 対 策 の 指 導 第 8 海 上 における 火 災 の 防 止 気 仙 沼 市, 消 防 本 部, 海 上 保 安 署 消 防 本 部 及 び 海 上 保 安 署 は 以 下 のとおり, 海 上 における 火 災 の 防 止 に 努 めるものとする 1 地 震 津 波 による 火 災 の 防 止 (1) 危 険 物 積 載 船 特 に 危 険 物 積 載 船 が 岸 壁 係 留 中 または 荷 役 中 における 地 震 津 波 による 船 体 の 破 損, 荷 役 装 置, 配 管 等 の 損 害 による 危 険 物 の 流 出 及 び 火 災 発 生 は, 大 規 模 災 害 になると 予 想 され るので, 地 震 発 生 時 には 荷 役 の 即 時 中 止,また, 状 況 に 応 じて 係 留 の 強 化, 沖 出 し 避 難 の ための 出 港 準 備 等 の 指 導 を 強 化 する (2) 一 般 船 舶 地 震 発 生 時 には, 係 留 施 設 の 損 壊 護 岸 の 陥 没 船 体 の 破 損 等 による 火 災 発 生 も 予 想 さ れるので, 船 内 の 火 気 管 理 等 の 指 導 を 強 化 する 2 火 災 の 予 防 (1) 在 港 船 の 臨 船 指 導 により, 備 え 付 け 義 務 を 有 する 船 舶 の 消 防 設 備 等 を 点 検 し, 指 導 を 強 化 する (2) 防 災 措 置 実 施 機 関, 関 係 民 間 団 体 等 との 相 互 連 絡 の 強 化, 事 故 対 策 に 関 する 計 画 の 策 定, 必 要 資 機 材 の 備 蓄 整 備 を 図 る (3) 危 険 物 積 載 船 舶 乗 組 員 及 び 関 係 者 の 防 災 思 想 の 啓 発 教 育 訓 練 講 習 会 を 実 施 する 3 海 上 保 安 署 の 措 置 (1) 危 険 物 高 圧 ガス 積 載 船 舶 に 対 する 安 全 規 制 の 遵 守 等 安 全 についての 指 導 監 督 (2) 危 険 物 高 圧 ガス 荷 役 岸 壁 ( 桟 橋 )における 安 全 対 策 の 指 導 2-54

86 第 2 章 災 害 予 防 対 策 (3) 危 険 物 積 載 船 舶 の 入 港 時 における 警 戒 及 び 港 内 整 理 ア 危 険 物 積 載 船 舶 に 対 し,その 停 泊 場 所 を 指 導 する イ 危 険 物 積 載 船 舶 の 荷 役 について, 監 督 指 導 に 当 たるとともに, 特 に 津 波 等 異 常 気 象 の 兆 しがあり, 災 害 発 生 が 予 想 される 場 合 には, 海 上 保 安 署 ( 宮 城 海 上 保 安 部 )は, 荷 役 中 止 を 勧 告 し, 必 要 があれば 港 外 に 避 難 させる また, 緊 急 を 要 する 場 合 には, 荷 役 中 止,ま たは 港 外 移 動 を 命 ずる ウ 危 険 物 積 載 船 舶 の 立 入 検 査 を 行 い, 危 険 物 積 載 船 舶 の 輸 送 及 び 貯 蔵 規 則 並 びに 海 洋 汚 染 及 び 海 上 災 害 の 防 止 に 関 する 法 律 等 関 係 法 令 の 遵 守 取 締 りを 行 うとともに, 災 害 防 止 に 関 し 必 要 な 指 導 を 行 う エ 荷 役 関 係 企 業 の 安 全 体 制 について 指 導 を 行 うとともに, 特 に 災 害 発 生 に 備 え, 消 防 設 備 及 び 流 出 油 防 除 用 資 機 材 の 備 付 け 管 理 についての 指 導 を 強 化 する オ 付 近 航 行 船 舶 及 び 港 内 作 業 船 に 対 し 接 近 しないよう 指 導 するとともに, 付 近 における 火 気 使 用 を 禁 止 する カ 危 険 物 積 載 船 舶 の 港 内 航 行 について, 付 近 一 般 船 舶 及 び 作 業 船 等 の 注 意 を 喚 起 すること はもちろん, 必 要 があれば 巡 視 艇 により 付 近 水 域 の 交 通 整 理 を 行 い,また, 港 内 工 事 の 場 合 には 作 業 を 一 時 中 止 させる 等 の 措 置 を 講 ずる キ 一 般 船 舶 に 対 する 船 内 火 気 管 理 の 指 導 の 強 化 4 消 防 機 関 の 措 置 (1) 沿 岸 危 険 物 施 設 所 有 者 等 に 対 する 海 上 流 出 油 防 止 に 関 する 指 導 取 締 り (2) 消 火 薬 剤, 油 処 理 剤 及 びオイルフェンス 等 海 上 災 害 に 必 要 な 資 機 材 の 整 備 5 危 険 物 高 圧 ガス 荷 役 岸 壁 ( 桟 橋 )の 安 全 確 保 と 自 主 保 安 体 制 の 強 化 (1) 関 係 事 業 所 等 は, 危 険 物 高 圧 ガス 荷 役 岸 壁 ( 桟 橋 )の 安 全 について 常 に 注 意 するとと もに,パイプライン 等 の 設 備 について 災 害 発 生 の 危 険 防 止 に 必 要 な 点 検 を 行 う (2) タンカー 接 岸 の 際, 関 係 事 業 所 等 は 防 災 体 制 を 強 化 するとともに, 予 防 対 策 の 万 全 を 期 し,また, 油 の 流 失 に 備 え,オイルフェンス 及 び 油 処 理 剤 等, 流 出 油 防 除 用 資 機 材 の 整 備 強 化 を 図 る (3) 危 険 物 積 載 船 舶 の 入 港 時 における 警 戒 及 び 港 内 整 理 ア 危 険 物 積 載 船 舶 に 対 し,その 停 泊 場 所 を 指 導 する イ 危 険 物 積 載 船 舶 の 荷 役 について, 監 督 指 導 に 当 たるとともに, 特 に 津 波 等 異 常 気 象 の 兆 しがあり, 災 害 発 生 が 予 想 される 場 合 には, 海 上 保 安 署 ( 宮 城 海 上 保 安 部 )は, 荷 役 中 止 を 勧 告 し, 必 要 があれば 港 外 に 避 難 させる また, 緊 急 を 要 する 場 合 には, 荷 役 中 止,ま たは 港 外 移 動 を 命 ずる ウ 危 険 物 積 載 船 舶 の 立 入 検 査 を 行 い, 危 険 物 積 載 船 舶 の 輸 送 及 び 貯 蔵 規 則 並 びに 海 洋 汚 染 及 び 海 上 災 害 の 防 止 に 関 する 法 律 等 関 係 法 令 の 遵 守 取 締 りを 行 うとともに, 災 害 防 止 に 関 し 必 要 な 指 導 を 行 う エ 荷 役 関 係 企 業 の 安 全 体 制 について 指 導 を 行 うとともに, 特 に 災 害 発 生 に 備 え, 消 防 設 備 及 び 流 出 油 防 除 用 資 機 材 の 備 付 け 管 理 についての 指 導 を 強 化 する オ 付 近 航 行 船 舶 及 び 港 内 作 業 船 に 対 し 接 近 しないよう 指 導 するとともに, 付 近 における 火 気 使 用 を 禁 止 する カ 危 険 物 積 載 船 舶 の 港 内 航 行 について, 付 近 一 般 船 舶 及 び 作 業 船 等 の 注 意 を 喚 起 すること はもちろん, 必 要 があれば 巡 視 艇 により 付 近 水 域 の 交 通 整 理 を 行 い,また, 港 内 工 事 の 場 合 には 作 業 を 一 時 中 止 させる 等 の 措 置 を 講 ずる キ 一 般 船 舶 に 対 する 船 内 火 気 管 理 の 指 導 の 強 化 4 消 防 機 関 の 措 置 (1) 沿 岸 危 険 物 施 設 所 有 者 等 に 対 する 海 上 流 出 油 防 止 に 関 する 指 導 取 締 り (2) 消 火 薬 剤, 油 処 理 剤 及 びオイルフェンス 等 海 上 災 害 に 必 要 な 資 機 材 の 整 備 4 危 険 物 高 圧 ガス 荷 役 岸 壁 ( 桟 橋 )の 安 全 確 保 と 自 主 保 安 体 制 の 強 化 (1) 関 係 事 業 所 等 は, 危 険 物 高 圧 ガス 荷 役 岸 壁 ( 桟 橋 )の 安 全 について 常 に 注 意 するとと もに,パイプライン 等 の 設 備 について 災 害 発 生 の 危 険 防 止 に 必 要 な 点 検 を 行 う (2) タンカー 接 岸 の 際, 関 係 事 業 所 等 は 防 災 体 制 を 強 化 するとともに, 予 防 対 策 の 万 全 を 期 し,また, 油 の 流 失 に 備 え,オイルフェンス 及 び 油 処 理 剤 等, 流 出 油 防 除 用 資 機 材 の 整 備 強 化 を 図 る 2-55

87 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 16 節 避 難 収 容 対 策 第 16 節 避 難 収 容 対 策 第 1 目 的 大 規 模 地 震 津 波 災 害 及 び 火 災 等 二 次 災 害 が 発 生 した 場 合 における 避 難 場 所, 避 難 所, 避 難 経 路 等 について 定 めるとともに, 速 やかに 開 設, 運 営 ができるように 実 施 計 画 を 定 める 第 1 目 的 大 規 模 津 波 災 害 時 には, 避 難 者 が 多 数 発 生 するおそれがある このため 市 は, 人 命 を 守 るこ とを 最 優 先 に, 救 助 の 万 全 を 期 するため, 必 要 な 計 画 の 作 成, 並 びに 労 務, 施 設, 設 備, 物 資 及 び 資 金 の 確 保 に 努 め, 緊 急 に 避 難 する 場 所 としての 避 難 場 所 津 波 避 難 ビル 等 及 び 避 難 路 避 難 階 段 等 の 整 備 など, 災 害 発 生 後 に 住 民 等 が 円 滑 に 避 難 できるよう, 避 難 対 策 を 強 化 する また, 大 規 模 津 波 災 害 時 には, 津 波,あるいは 火 災 等 二 次 災 害 により, 避 難 が 長 期 化 するおそ れがあるため, 平 常 時 から, 被 災 者 支 援 を 担 当 する 部 署 を 明 確 化 し, 披 災 者 支 援 の 仕 組 みの 整 備 等 に 努 める <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 >< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-115 P2-128> 第 2 徒 歩 避 難 の 原 則 の 周 知 危 機 管 理 課, 警 察 署 1 徒 歩 避 難 の 原 則 地 震 津 波 発 生 時 には, 家 屋 の 倒 壊, 落 下 物, 道 路 の 損 傷, 渋 滞 交 通 事 故 等 が 発 生 する おそれがあることから, 津 波 発 生 時 の 避 難 については, 徒 歩 によることを 原 則 とする このため, 市 は, 自 動 車 免 許 所 有 者 に 対 する 継 続 的 な 啓 発 を 行 うなど, 徒 歩 避 難 の 原 則 の 周 知 に 努 める 2 自 動 車 での 避 難 方 策 の 検 討 市 内 の 各 地 域 において, 津 波 到 達 時 間, 避 難 場 所 までの 距 離, 避 難 行 動 要 支 援 者 の 存 在, 避 難 路 の 状 況 等 のほか 地 域 の 実 情 を 踏 まえ,やむを 得 ず 自 動 車 により 避 難 せざるを 得 ない 場 合 において, 市 は, 避 難 者 が 自 動 車 で 安 全 かつ 確 実 に 避 難 できる 方 策 を 予 め 検 討 する 検 討 に 当 たっては, 警 察 と 十 分 調 整 しつつ, 自 動 車 避 難 に 伴 う 危 険 性 の 軽 減 方 策 とともに, 自 動 車 による 避 難 には 限 界 量 があることを 認 識 し, 限 界 量 以 下 に 抑 制 するよう 各 地 域 で 合 意 形 成 を 図 る 特 に 自 動 車 による 避 難 が 想 定 されるのは, 次 の 場 合 であることについて, 合 意 形 成 を 図 る [ 自 動 車 による 避 難 が 容 認 される 場 合 ] 徒 歩 での 避 難 が 困 難 な 方 と,その 支 援 者 近 くに 高 台 等 がなく, 自 動 車 でないと 遠 くて 行 けないか, 間 に 合 わない 場 合 <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P56, 津 波 避 難 対 策 検 討 ワーキンググループ 報 告 ( 内 閣 府 等 ) P23,H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-115>< 市 民 アンケート 結 果, 避 難 シミュレーション 結 果 > 2-56 第 2 避 難 場 所 の 確 保 危 機 管 理 課, 財 政 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 水 産 課, 都 市 計 画 課, 教 育 委 員 会 1 避 難 場 所 の 確 保 市 は, 大 規 模 な 地 震 による 火 災, 津 波 等 の 災 害 から 管 内 の 住 民 が 一 時 的 に 避 難 する 場 所 に ついて, 公 園, 学 校 のグラウンドなどの 広 場 や, 高 台 等 を 対 象 として 定 めておく また, 学 校 等 教 育 施 設 を 避 難 場 所 として 指 定 する 場 合 は, 災 害 時 に 的 確 な 対 応 がとれるよ う,あらかじめ 当 該 施 設 の 管 理 者 及 び 施 設 を 所 管 する 教 育 委 員 会 等 と 十 分 に 協 議 する 第 3 避 難 場 所 の 確 保 危 機 管 理 課, 財 政 課, 水 産 課, 都 市 計 画 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 教 育 委 員 会 1 市 の 対 応 (1) 避 難 場 所 の 指 定 及 び 周 知 徹 底 市 は, 大 規 模 な 地 震 による 火 災, 津 波 等 の 災 害 から 管 内 の 住 民 が 一 時 避 難 するための 場 所 について, 公 園, 学 校 のグラウンドなどの 広 場 や, 高 台 等 を 対 象 として 定 めておく また, 学 校 等 教 育 施 設 を 避 難 場 所 として 指 定 する 場 合 は, 災 害 時 に 的 確 な 対 応 がとれる よう, 予 め 当 該 施 設 の 管 理 者 及 び 施 設 を 所 管 する 教 育 委 員 会 等 と 十 分 に 協 議 する なお, 指 定 した 場 合 は, 誘 導 標 識 の 設 置 等 により, 住 民 や 外 来 者 への 周 知 徹 底 に 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P64>

88 第 2 章 災 害 予 防 対 策 2 津 波 時 一 時 避 難 場 所 の 指 定 市 は, 津 波 時 において 付 近 に 高 台 のない 地 域 の 住 民 が 避 難 する 場 所 として, 公 共 施 設 のほ か 民 間 施 設 の 使 用 協 力 も 含 め, 中 層 以 上 のRC 構 造 等 の 建 築 物 を 津 波 時 一 時 避 難 場 所 に 指 定 する 3 場 所 の 選 定 について 市 は, 避 難 場 所 の 選 定 にあたっては, 高 齢 者, 障 害 者 及 び 乳 児 を 連 れた 方 などでも 歩 い て 避 難 ができる 程 度 の 近 傍 に 確 保 するようにし, 次 の 条 件 に 留 意 する (1) 建 物 は 十 分 な 耐 震 性 を 有 すること (2) 火 災 による 輻 射 熱 による 被 害 の 危 険 性 のない 場 所 であること (3) 津 波, 浸 水 等 の 被 害 のおそれのない 場 所 であること ( 津 波 の 危 険 性 を 考 慮 し, 短 時 間 で 十 分 な 標 高 の 位 置 に 避 難 できる 場 所 であること) (4) 地 割 れ,がけ 崩 れ 等 土 砂 災 害 のおそれのない 場 所 であること (5) 臨 時 ヘリポートあるいはヘリコプター 着 陸 可 能 地 点 に 近 いこと (6) 対 象 とする 地 区 の 住 民 を 収 容 する 広 さを 確 保 すること (7) 危 険 物 施 設 等 が 近 くに 無 いこと 資 料 編 : 避 難 場 所 及 び 避 難 所, 津 波 時 一 時 避 難 場 所 (2) 津 波 時 一 時 避 難 場 所 の 指 定 市 は, 津 波 時 において 付 近 に 高 台 のない 地 域 の 住 民 が 避 難 する 場 所 として, 公 共 施 設 の ほか 民 間 施 設 の 使 用 協 力 も 含 め, 中 層 以 上 のRC 構 造 等 の 建 築 物 を 津 波 時 一 時 避 難 場 所 に 指 定 する 指 定 避 難 場 所 と 同 様 に, 市 は, 誘 導 標 識 の 設 置 等 により, 住 民 や 外 来 者 への 周 知 徹 底 に 努 める (3) 交 流 拠 点 の 避 難 場 所 への 活 用 市 は, 高 齢 化, 人 口 減 少 が 進 む 中 で, 学 校, 公 民 館 等 の 社 会 教 育 施 設, 社 会 福 祉 施 設 等 を 地 域 住 民 の 交 流 拠 点 として 整 備 を 進 め,これらを 緊 急 時 の 避 難 場 所 として 活 用 し, 災 害 時 の 避 難 が 容 易 となるよう 努 める (4) 通 信 設 備 の 確 保 市 は, 避 難 場 所 と 位 置 付 けられる 学 校 等 に, 通 信 設 備 の 整 備 等 を 進 めるよう 努 める < 東 日 本 大 震 災 における 震 災 関 連 死 に 関 する 報 告 ( 復 興 庁 )P6,H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > (5) 避 難 場 所 の 条 件 避 難 場 所 として 指 定 する 場 合, 高 齢 者, 障 害 者, 幼 児, 妊 産 婦 等 でも 歩 いて 避 難 できる 程 度 の 近 傍 に 確 保 するよう 地 域 別 に 指 定 し, 次 の 条 件 に 留 意 する ア 建 物 は 十 分 な 耐 震 性 を 有 すること イ 火 災 による 輻 射 熱 による 被 害 の 危 険 性 のない 場 所 であること ウ 津 波 浸 水 深 以 上 の 高 さを 有 し, 浸 水 等 の 漂 流 物 等 の 二 次 被 害 のおそれのない 場 所 であ ること <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P64> エ 地 割 れ, 崖 崩 れのおそれのない 場 所 であること オ 臨 時 ヘリポートあるいはヘリコプター 着 陸 可 能 地 点 に 至 近 であること ただし, 臨 時 ヘリポート 等 と 重 なる 可 能 性 があるため, 事 前 に 整 合 を 確 認 すること < 津 波 避 難 の ための 施 設 整 備 指 針 P19> カ 対 象 とする 地 区 の 住 民, 就 業 者, 観 光 客, 幹 線 道 路 通 行 者 等 を 収 容 する 広 さを 確 保 す ること < 津 波 避 難 のための 施 設 整 備 指 針 P41> キ 危 険 物 施 設 等 が 近 くにないこと ク 夜 間 照 明 及 び 情 報 機 器 等 を 備 えていること < 津 波 避 難 のための 施 設 整 備 指 針 P19 > ケ 建 物 の 場 合 は, 避 難 生 活 の 環 境 を 良 好 に 保 つために, 換 気, 照 明 等 の 設 備 が 整 備 され ていることが 望 ましい <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > コ 指 定 避 難 場 所 及 びその 近 辺 で,2 日 程 度 宿 泊 できるだけの 毛 布, 食 料 が 備 蓄 されてい ることが 望 ましい サ 被 害 情 報 入 手 に 資 する 情 報 機 器 ( 戸 別 受 信 機,ラジオ 等 )が 優 先 的 に 整 備 されているこ とが 望 ましい < 津 波 避 難 のための 施 設 整 備 指 針 P19,H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P64> < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-115> 資 料 編 : 避 難 場 所 及 び 避 難 所, 津 波 時 一 時 避 難 場 所 2-57

89 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 4 津 波 避 難 ビル 等 の 確 保 危 機 管 理 課 < 津 波 避 難 のための 施 設 整 備 指 針 P21,P39> 1 本 市 の 対 応 (1) 津 波 避 難 ビル 等 の 指 定 市 は, 避 難 場 所 への 避 難 が 困 難 な 地 域 の 避 難 者 や, 避 難 が 遅 れた 避 難 者 が 緊 急 に 避 難 す るために, 津 波 避 難 ビル 等 を 予 め 定 めておく (2) 津 波 避 難 ビル 等 の 条 件 避 難 ビル 等 の 指 定 については, 次 の 条 件 に 留 意 する ア RCまたはSRC 構 造 であること イ 建 物 は 十 分 な 耐 震 性 耐 浪 性 を 有 すること ウ 進 入 口 への 円 滑 な 誘 導 が 可 能 であること なお, 上 記 条 件 以 外 にも, 想 定 浸 水 深 さに 相 当 する 階 に2を 加 えた 階 に 避 難 スペースを 確 保 できる 建 築 物 であること, 避 難 路 に 面 していること, 外 部 から 避 難 が 可 能 な 階 段 があ ること, 長 期 的 な 孤 立 を 防 ぐため, 津 波 終 息 後 に 極 力 早 期 に 安 全 な 地 域 からのアクセスが 確 保 されることが 望 ましい (3) 津 波 避 難 ビル 等 の 充 足 状 況 の 確 認 市 は, 避 難 が 想 定 される 地 区 の 住 民, 就 業 者, 観 光 客, 幹 線 道 路 通 行 者 等 に 対 する 津 波 避 難 ビル 等 の 充 足 状 況 を 確 認 し, 不 足 する 場 合 は, 新 たな 指 定 や 整 備 について 検 討 する (4) 津 波 災 害 警 戒 区 域 内 等 での 留 意 事 項 市 は, 津 波 災 害 警 戒 区 域 内 等 において, 津 波 浸 水 想 定 に 定 める 水 深 に 係 る 水 位 に, 建 築 物 等 の 前 面 でのせき 上 げによる 津 波 の 水 位 の 上 昇 を 考 慮 した 水 位 ( 基 準 水 位 ) 以 上 の 場 所 に 避 難 場 所 が 配 置 され, 安 全 な 構 造 である 民 間 等 の 建 築 物 について, 津 波 避 難 ビル 等 の 避 難 場 所 として 確 保 する 場 合 には, 管 理 協 定 の 締 結 や 指 定 をすることなどにより,いざという 時 に 確 実 に 避 難 できるような 体 制 の 構 築 に 努 めるとともに, 建 築 物 の 耐 浪 化 及 び 非 常 用 発 電 機 の 設 置 場 所 の 工 夫, 情 報 通 信 施 設 の 整 備 や 必 要 な 物 資 の 備 蓄 など 防 災 拠 点 化 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P47,H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-117> 2-58 第 4 避 難 経 路 の 確 保 危 機 管 理 課, 土 木 課 市 は,あらかじめ 避 難 場 所 及 び 避 難 所 への 避 難 経 路 を 示 すとともに, 避 難 経 路 沿 いに 案 内 標 識 等 を 設 置 するなど, 安 全 で 速 やかな 避 難 活 動 が 実 施 できるよう 配 慮 する なお, 避 難 路 とし て 指 定 する 場 合 には, 次 の 事 項 に 留 意 する (1) 十 分 な 幅 員 があること (2) 万 一 に 備 えた 複 数 路 の 確 保 (3) 津 波,がけ 崩 れ 等 の 危 険 箇 所 を 通 過 しない 経 路 の 選 定 また, 冬 期 においては 避 難 経 路 ということも 考 慮 し, 除 雪, 防 雪, 凍 雪 害 防 止 のため 必 要 な 措 置 を 講 ずる 第 5 避 難 経 路 の 確 保 危 機 管 理 課, 水 産 基 盤 整 備 課, 農 林 課, 土 木 課, 都 市 計 画 課, 県 地 方 振 興 事 務 所 水 産 漁 港 部 市 は, 避 難 場 所, 避 難 所 への 経 路 を 避 難 路 として 指 定 する 場 合, 次 の 事 項 に 留 意 する (1) 十 分 な 幅 員 があること (2) 万 一 に 備 えた 複 数 路 の 確 保 (3) 津 波, 崖 崩 れ 等 の 危 険 箇 所 を 通 過 しない 経 路 の 選 定 (4) 海 岸 沿 い 河 川 の 河 口 沿 いの 道 路 は 極 力 避 けること (5) 高 台 等 の 避 難 場 所 避 難 目 標 地 点 へ 向 け, 極 力 直 線 的 であること (6) 自 動 車 での 避 難 が 想 定 される 場 合 は, 極 力 歩 車 分 離 とし, 自 動 車 を 路 側 に 置 いても 緊 急 車 両 が 通 行 可 能 な 幅 員 であること

90 第 2 章 災 害 予 防 対 策 資 料 編 : 避 難 場 所 経 路 図 (7) 救 出 や 二 次 的 な 避 難 を 考 慮 し, 極 力 周 辺 地 盤 より 高 い 路 面 高 を 確 保 すること < 津 波 避 難 のための 施 設 整 備 指 針 P42> 市 は, 上 記 条 件 を 満 たす 避 難 路 を 選 定 した 場 合, 周 辺 道 路 の 交 通 規 制 について 道 路 管 理 者 等 と 協 議 し, 避 難 路 の 確 保 を 図 るとともに, 特 にスクールゾーンにおける 危 険 施 設 (ブロック 塀 等 )の 調 査 を 行 い, 避 難 経 路 の 変 更 や 危 険 要 因 等 の 排 除 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-119> 資 料 編 : 避 難 場 所 経 路 図 第 6 避 難 路 等 の 整 備 危 機 管 理 課, 水 産 基 盤 整 備 課, 農 林 課, 土 木 課, 都 市 計 画 課, 気 仙 沼 地 方 振 興 事 務 所 水 産 漁 港 部 1 避 難 路 避 難 階 段 の 整 備 改 善 市 は, 住 民 が 徒 歩 で 確 実 に 安 全 な 場 所 に 避 難 できるよう, 地 域 の 実 情 に 応 じ, 適 宜, 避 難 路 避 難 階 段 を 整 備 し,その 周 知 に 努 めるとともに,その 安 全 性 の 点 検 及 び 避 難 時 間 短 縮 の ための 工 夫 改 善 に 努 める また, 国 と 調 整 を 図 りながら, 三 陸 沿 岸 道 路 における 緊 急 連 絡 路 避 難 階 段 の 整 備 を 推 進 する 2 津 波 避 難 の 迅 速 化 の 考 慮 市 は, 避 難 路 の 整 備 に 当 たっては, 地 震 の 揺 れによる 段 差 の 発 生, 避 難 車 両 の 増 加, 停 電 時 の 信 号 滅 灯 などによる 交 通 渋 滞 や 事 故 の 発 生 等 を 十 分 考 慮 するとともに, 地 域 の 実 情 に 応 じて 高 台 方 向 に 向 かう 車 線 の 拡 幅 や 多 車 線 化 など, 津 波 避 難 の 迅 速 化 も 念 頭 に 置 いた 検 討 を 行 う < 津 波 対 策 検 討 ワーキンググループ 報 告 ( 内 閣 府 )P24> 3 避 難 路 等 の 安 全 性 の 向 上 市 は, 避 難 経 路 における 電 線 の 地 中 化, 避 難 経 路 に 面 する 建 物 の 耐 震 化,ブロック 塀 の 転 倒 防 止, 落 橋 防 止, 盛 土 部 の 沈 下 防 止, 液 状 化 等 の 影 響 により 避 難 路 等 が 寸 断 されないよう 耐 震 化 対 策 を 実 施 するとともに, 三 陸 沿 岸 道 路 等 の 緊 急 車 両 通 行 口 等 の 緊 急 的 な 利 用 など, 津 波 発 生 時 のみ 通 行 可 能 とする 道 路 等 の 利 用 ルールを 県, 市 及 び 道 路 管 理 者 等 が 一 体 となっ て 検 討 する < 津 波 対 策 検 討 ワーキンググループ 報 告 ( 内 閣 府 )P23~24,H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > 4 避 難 誘 導 標 識 等 の 設 置 (1) 避 難 誘 導 標 識 等 の 整 備 市 は, 指 定 した 避 難 路 について, 避 難 誘 導 標 識 等 を 設 置 し, 過 去 の 災 害 時 や 今 後 予 想 さ れる 津 波 による 浸 水 域 や 浸 水 高, 避 難 場 所 津 波 避 難 ビル 等 や 避 難 路 避 難 階 段 の 位 置 な どをまちの 至 る 所 に 示 すことや, 蓄 光 石 やライト, 太 陽 光 パネルを 活 用 した 避 難 誘 導 灯 を 整 備 し, 夜 間 でも 分 かりやすく 誘 導 できるよう 表 示 するなど, 住 民 が 日 常 の 生 活 の 中 で, 常 に 津 波 災 害 の 危 険 性 を 認 知 し, 円 滑 な 避 難 ができるような 取 組 を 行 う (2) 多 言 語 化 の 推 進 市 は, 避 難 場 所 や 避 難 経 路 の 標 示 等, 災 害 に 関 する 案 内 板 等 については, 多 言 語 の 併 記 2-59

91 第 2 章 災 害 予 防 対 策 標 示 を 進 め, 外 国 人 の 避 難 に 支 障 のないよう 努 める (3) 浸 水 高 表 示 に 関 する 留 意 点 市 は, 浸 水 高 等 の 高 さ をまちの 中 に 示 す 場 合 には, 過 去 の 津 波 災 害 時 の 実 績 水 位 を 示 すのか,あるいは 予 測 値 を 示 すのか, 数 値 が 海 抜 なのか, 浸 水 高 なのかなどについて, 住 民 等 に 分 かりやすく 示 すよう 留 意 する 5 道 路 の 交 通 容 量 の 確 認 東 日 本 大 震 災 時 の 避 難 行 動 においては, 自 動 車 の 利 用 が 非 常 に 多 く, 避 難 路 の 問 題 点 とし ても 渋 滞 等 の 自 動 車 に 関 する 問 題 点 が 多 く 挙 げられていたことから, 市 は, 原 則 徒 歩 の 徹 底 を 図 りながら, 自 動 車 での 避 難 が 多 く 発 生 する 恐 れがある 場 合 は, 交 差 点 部 や 橋 梁 部 な ど,ボトルネックとなる 可 能 性 のある 場 所 において, 十 分 な 容 量 が 確 保 されているかの 確 認 を 行 う < 津 波 避 難 のための 施 設 整 備 指 針 P51 P52> < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-119> 第 7 避 難 誘 導 体 制 の 整 備 危 機 管 理 課, 高 齢 介 護 課, 健 康 増 進 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 地 域 包 括 支 援 センター 1 行 動 ルールの 策 定 市 は, 消 防 職 団 員, 水 防 団 員, 警 察 官, 職 員 など 防 災 対 応 や 避 難 誘 導 支 援 にあたる 者 の 危 険 を 回 避 するため, 特 定 の 避 難 支 援 者 に 過 度 な 負 担 とならないよう 役 割 分 担 等 の 明 確 化, 津 波 到 達 時 間 を 踏 まえ 避 難 支 援 者 の 安 全 を 優 先 した 上 での 避 難 誘 導 支 援 や 行 動 の 内 容 と 退 避 の 判 断 基 準, 津 波 の 危 険 地 域 から 高 台 等 の 安 全 な 場 所 へ 向 かう 巡 回 ルートや 水 門 陸 閘 等 の 閉 鎖 ルート 等, 具 体 的 な 対 応 方 策 についての 行 動 ルールを 定 め, 住 民 等 に 周 知 する 特 に, 避 難 誘 導 等 に 従 事 する 者 は 津 波 到 達 時 間 の 10 分 前 には 安 全 な 高 台 に 退 避 を 完 了 す ることを 徹 底 する 2 避 難 誘 導 支 援 の 訓 練 の 実 施 市 は, 避 難 誘 導 支 援 の 訓 練 を 実 施 することにより, 避 難 誘 導 等 の 活 動 における 問 題 点 を 検 証 し, 行 動 ルール 等 を 必 要 に 応 じて 見 直 しを 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P56, 津 波 避 難 対 策 検 討 ワーキンググループ 報 告 ( 内 閣 府 等 )P25,H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > 3 避 難 行 動 要 支 援 者 の 避 難 誘 導 体 制 の 整 備 市 は, 高 齢 者, 障 害 者, 乳 幼 児, 妊 産 婦 等 の 避 難 行 動 要 支 援 者 を 適 切 に 避 難 誘 導 し, 安 否 確 認 を 行 うため, 地 域 住 民, 自 主 防 災 組 織 等 の 協 力 を 得 ながら, 平 常 時 より, 避 難 行 動 要 支 援 者 に 関 する 情 報 の 把 握 及 び 関 係 者 との 共 有 に 努 めるとともに, 上 記 の 行 動 ルールを 踏 まえ つつ,これらの 者 に 係 る 避 難 誘 導 体 制 の 整 備 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P56 > 4 情 報 入 手 手 段 装 備 の 確 保 市 は, 避 難 誘 導 支 援 者 等 が 津 波 警 報 等 を 確 実 に 入 手 するための 複 数 の 情 報 入 手 手 段 装 備 や, 消 防 団 体 等 の 避 難 支 援 者 へ 退 避 を 指 示 できる 通 信 手 段 ( 移 動 系 無 線 等 ) 及 び 受 傷 事 故 2-60

92 第 2 章 災 害 予 防 対 策 を 防 止 するための 装 備 の 充 実 を 図 る <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > 第 8 避 難 行 動 要 支 援 者 の 支 援 方 策 危 機 管 理 課, 高 齢 介 護 課, 地 域 づくり 推 進 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 地 域 包 括 支 援 センター 1 避 難 行 動 要 支 援 者 の 支 援 方 策 の 検 討 市 は, 地 震 津 波 等 災 害 発 生 時 に 避 難 行 動 要 支 援 者 の 避 難 誘 導, 救 助 を 優 先 して 行 うとと もに, 避 難 行 動 要 支 援 者 等 が 津 波 からの 避 難 後 に 命 の 危 険 にさらされる 事 態 を 防 ぐため, 防 災, 医 療, 保 健, 福 祉 等 の 各 専 門 分 野 が 連 携 した 支 援 方 策 を 検 討 する <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P56> 2 避 難 行 動 要 支 援 者 の 支 援 体 制 の 整 備 市 は, 避 難 行 動 要 支 援 者 を 適 切 に 避 難 誘 導 し, 安 否 確 認 を 行 うため, 地 域 住 民, 自 主 防 災 組 織, 民 生 委 員 児 童 委 員, 介 護 保 険 事 業 者, 障 害 福 祉 サービス 事 業 者,ボランティア 団 体 等 の 多 様 な 主 体 の 協 力 を 得 ながら, 避 難 行 動 要 支 援 者 の 了 解 を 得 た 上 で, 平 常 時 より 要 配 慮 者 に 関 する 情 報 を 把 握 し, 関 係 者 との 共 有 に 努 めるとともに, 要 配 慮 者 への 対 応 を 強 化 する ため, 情 報 伝 達 体 制 の 整 備, 避 難 誘 導 体 制 の 整 備, 避 難 訓 練 の 実 施 を 強 化 する <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > 3 社 会 福 祉 施 設 等 における 対 応 (1) 動 員 計 画 及 び 非 常 召 集 体 制 等 の 確 立 社 会 福 祉 施 設 等 の 管 理 者 は, 災 害 時 の 迅 速 かつ 的 確 な 対 応 を 行 うため, 予 め 自 衛 防 災 組 織 等 を 整 備 し, 動 員 計 画 や 非 常 招 集 体 制 等 の 確 立 に 努 める (2) 緊 急 時 情 報 伝 達 手 段 の 確 保 市 及 び 社 会 福 祉 施 設 等 の 管 理 者 は, 津 波 災 害 の 発 生 に 備 え, 停 電 や 回 線 のふくそう 等 を 考 慮 しつつ, 消 防 機 関 等 への 緊 急 通 報 のための 情 報 伝 達 手 段 の 整 備 を 図 る < 他 県 参 考 > (3) 非 常 時 持 ち 出 し 品 の 確 保 対 策 社 会 福 祉 施 設 等 の 管 理 者 は, 入 居 者 の 名 簿 やカルテ 等 のデータのバックアップ, 就 寝 中 の 避 難 に 備 えた 着 替 えや 防 寒 具 等 の 避 難 場 所 での 備 蓄 など 持 ち 出 し 品 の 確 保 に 時 間 を 掛 け ない 工 夫 を 普 段 から 行 っておくよう 努 める < 津 波 対 策 検 討 ワーキンググループ 報 告 ( 内 閣 府 等 )P29> 4 在 宅 者 対 応 (1) 情 報 共 有 及 び 避 難 支 援 計 画 の 策 定 市 は, 予 め 自 主 防 災 組 織 や 地 域 の 福 祉 関 係 者 等 と 連 携 し, 要 配 慮 者 の 了 解 を 得 た 上 で, 要 配 慮 者 に 関 する 情 報 の 把 握 及 び 共 有 を 図 るとともに, 避 難 支 援 計 画 の 策 定 等 に 努 める < 他 県 参 考 > (2) 避 難 支 援 に 配 慮 した 方 策 の 検 討 市 は, 避 難 支 援 計 画 を 検 討 する 中 で, 要 配 慮 者 を 抱 えている 家 庭 において, 避 難 したこ とを 玄 関 に 表 示 する 等, 避 難 支 援 に 配 慮 した 方 策 の 検 討 も 行 う < 津 波 対 策 検 討 ワーキ ンググループ 報 告 ( 内 閣 府 等 )P27> (3) 在 宅 人 工 呼 吸 器 使 用 者 への 対 応 2-61

93 第 2 章 災 害 予 防 対 策 市 は, 県 の 協 力 により, 災 害 時 の 停 電 が 命 に 直 結 する 在 宅 人 工 呼 吸 器 使 用 者 について 情 報 の 把 握, 及 び 災 害 時 個 別 支 援 計 画 を 策 定 するなど, 対 策 強 化 を 図 る 5 外 国 人 等 への 対 応 市 は, 言 語, 生 活 習 慣, 防 災 知 識 や 防 災 意 識 の 異 なる 外 国 人 や 旅 行 者 等 が, 災 害 発 生 時 に 迅 速 かつ 的 確 な 行 動 がとれるよう, 以 下 のような 環 境 の 整 備 に 努 める (1) 地 域 全 体 での 避 難 行 動 要 支 援 者 の 支 援 体 制 の 整 備 に 努 める (2) 避 難 場 所 や 避 難 路 の 標 識 等 について,ピクトグラムの 活 用 等 によりわかりやすく 効 果 的 なものとするとともに, 多 言 語 化 を 推 進 する (3) 多 言 語 による 防 災 教 育 や 外 国 人 も 対 象 とした 防 災 訓 練 の 普 及 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-121> 第 9 消 防 機 関 等 の 対 応 危 機 管 理 課, 消 防 本 部 1 消 防 職 員 の 安 全 確 保 対 策 市 及 び 消 防 本 部 は, 消 防 職 員 の 安 全 及 び 消 防 活 動 の 継 続 を 図 るとともに, 住 民 の 避 難 誘 導 を 行 うため, 職 員 の 身 に 津 波 による 危 険 が 迫 れば 消 防 職 員 も 退 避 する ということを 基 本 とし,このことを 事 前 に 住 民 に 周 知 し, 理 解 を 得 ておくよう 努 める また, 津 波 の 浸 水 想 定 区 域 内 の 活 動 については, 津 波 到 達 時 間 内 での 活 動 可 能 時 間 を 判 断 し,その 時 間 の 中 で 活 動 するよう, 予 めルール 化 を 図 る < 大 規 模 災 害 発 生 時 におけ る 消 防 本 部 の 効 果 的 な 初 動 活 動 のあり 方 について( 消 防 庁 )P18> 2 消 防 団 員 の 安 全 確 保 対 策 市 は, 津 波 到 達 予 想 時 間 が 短 い 地 域 における 退 避 優 先 等 の 退 避 ルールの 確 立 及 び 水 門 等 の 閉 鎖 活 動 の 最 小 化 や 退 避 誘 導 活 動 等 の 最 適 化 などの 津 波 災 害 時 の 消 防 団 活 動 の 明 確 化 を 図 る とともに, 以 下 の 内 容 を 含 む, 津 波 災 害 時 の 消 防 団 活 動 安 全 管 理 マニュアルの 作 成 に 努 め る (1) 退 避 のルールを 確 立 し, 住 民 への 事 前 説 明 により 理 解 を 得 ること (2) 指 揮 者 の 下, 複 数 人 で 活 動 すること (3) 津 波 到 達 予 想 時 間 を 基 に, 出 動 及 び 退 避 に 要 する 時 間 を 踏 まえ, 活 動 可 能 時 間 を 設 定 す ること (4) 活 動 可 能 時 間 の 経 過 前 でも, 危 険 を 察 知 した 場 合 は, 直 ちに 退 避 命 令 を 出 すこと < 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえた 大 規 模 災 害 時 における 消 防 団 活 動 のあり 方 等 に 関 する 検 討 会 報 告 書 ( 消 防 庁 )P10> 2-62 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-122> 第 10 教 育 機 関 等 における 対 応 危 機 管 理 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 教 育 委 員 会 1 児 童 生 徒 等 の 安 全 対 策 (1) 引 渡 しに 関 するルールの 策 定

94 第 2 章 災 害 予 防 対 策 学 校, 幼 稚 園, 保 育 所 等 の 校 長, 園 長 または 所 長 は, 引 渡 しに 関 するルールを 定 め, 保 護 者 への 周 知 を 行 う 第 5 避 難 計 画 の 整 備 危 機 管 理 課, 財 政 課,まちづくり 推 進 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 教 育 委 員 会, 気 仙 沼 市 立 病 院, 消 防 本 部, 海 上 保 安 署, 警 察 署 1 市 の 対 応 市 は 関 係 機 関 と 協 議 し, 下 記 の 事 項 に 留 意 して 避 難 計 画 を 整 備 する (1) 避 難 の 勧 告 又 は 指 示 を 行 う 基 準 及 び 伝 達 方 法 (2) 避 難 場 所 の 名 称, 所 在 地, 収 容 人 員 (3) 避 難 所 の 名 称, 所 在 地, 収 容 人 員 (4) 避 難 経 路 及 び 誘 導 方 法 (5) 安 全 海 域 の 設 定 に 関 すること 2 避 難 対 策 について 地 震 発 生 時 において 津 波 による 避 難 の 勧 告 又 は 指 示 の 対 象 となる 地 区 は, 別 表 のとおりで ある また, 市 は 災 害 救 助 法 の 適 用 となる 避 難 対 策 について, 適 切 な 対 応 を 行 うものとする 3 事 前 の 周 知 について 市 及 び 関 係 機 関 は2に 掲 げる 地 区 住 民 に 対 し, 次 の 事 項 をあらかじめ 十 分 周 知 を 図 るもの とする (1) 地 区 の 範 囲 (2) 想 定 される 危 険 の 範 囲 (3) 避 難 場 所 ( 屋 内, 屋 外 の 種 別 ) (4) 避 難 場 所 に 至 る 経 路 (5) 避 難 の 勧 告 又 は 指 示 の 伝 達 方 法 (6) 避 難 場 所 にある 設 備, 物 資 等 及 び 避 難 場 所 において 行 われる 救 護 の 措 置 等 (7) その 他 避 難 に 関 する 注 意 事 項 ( 防 火, 持 ち 出 し 品, 服 装, 車 の 使 用 禁 止, 防 犯 等 ) (8) 安 全 海 域 に 関 する 事 項 ( 第 5 章 津 波 対 策 より) 第 5 避 難 計 画 の 作 成 気 仙 沼 市, 宮 城 県 1 県 は, 沿 岸 市 町 の 避 難 計 画 策 定 の 支 援 を 行 うため, 第 三 次 地 震 被 害 想 定 調 査 において 津 波 浸 水 予 測 図 を 作 成 し, 市 町 村 等 へ 提 供 する 2 市 は, 県 の 津 波 浸 水 予 測 図 等 により,また 国 が 作 成 した H17 年 度 沿 岸 部 と 背 後 地 の 連 携 に よる 総 合 的 な 津 波 災 害 軽 減 方 策 検 討 委 員 会 災 害 に 強 い 漁 業 地 域 づくりガイドライン により, 避 難 場 所 避 難 経 路 等 を 明 示 した 避 難 計 画 の 策 定 を 行 う 3 市 は 自 治 会 自 主 防 災 組 織, 学 校 等, 沿 岸 地 域 住 民 や 児 童 生 徒 を 対 象 としたワークショッ プを 開 催 するなど, 防 災 マップなどによる,きめの 細 かい 地 域 ごとの 避 難 計 画 を 策 定 するため の 支 援 を 行 う また, 県 及 び 防 災 関 係 機 関 は, 市 が 行 う 沿 岸 住 民 への 支 援 に 対 して 協 力 するも 第 11 津 波 避 難 計 画 の 作 成 危 機 管 理 課, 財 政 課, 地 域 づくり 推 進 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 教 育 委 員 会, 気 仙 沼 市 立 病 院, 防 災 関 係 機 関, 消 防 本 部, 海 上 保 安 署, 警 察 署, 市 立 本 吉 病 院 1 市 の 対 応 (1) 津 波 避 難 計 画 の 策 定 及 び 周 知 徹 底 市 は, 県 が 作 成 する 津 波 浸 水 予 測 図 をもとに, 具 体 的 な 津 波 避 難 シミュレーションや 訓 練 の 実 施 等 を 通 じて, 避 難 対 象 地 域, 避 難 場 所 避 難 施 設, 避 難 路, 避 難 経 路, 津 波 情 報 の 収 集 伝 達 の 方 法, 避 難 勧 告 指 示 の 具 体 的 な 発 令 基 準, 避 難 訓 練 の 内 容 等 を 明 示 した, 具 体 的 かつ 実 践 的 な 津 波 避 難 計 画 の 策 定 を 行 うとともに,その 内 容 の 住 民 等 への 周 知 徹 底 を 図 る < 津 波 避 難 のための 施 設 整 備 指 針 P15,H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P55,H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > 住 民 への 周 知 内 容 ア 避 難 対 象 地 域 イ 避 難 の 勧 告 または 指 示 を 行 う 具 体 的 な 発 令 基 準 及 び 伝 達 方 法 ウ 津 波 情 報 の 収 集 伝 達 の 方 法 エ 避 難 路 及 び 避 難 経 路, 誘 導 方 法 オ 避 難 所 の 名 称, 所 在 地, 収 容 人 員 カ 避 難 場 所 の 名 称, 所 在 地, 収 容 人 員 など (2) 地 域 ごとの 避 難 計 画 策 定 支 援 市 は, 津 波 避 難 計 画 の 策 定 に 当 たり, 自 治 会 自 主 防 災 組 織 等, 沿 岸 地 域 住 民 がワーク ショップなどを 開 催 するなど, 住 民, 自 主 防 災 組 織, 消 防 機 関, 警 察, 学 校 等 の 多 様 な 主 体 の 参 画 により, 津 波 避 難 マップなどのよりきめの 細 かい 地 域 ごとの 避 難 計 画 を 策 定 する ための 支 援 を 行 う < 第 5 章 津 波 対 策,H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > (3) 地 域 防 災 力 の 向 上 市 は,ハザードマップの 整 備, 防 災 教 育, 防 災 訓 練 の 充 実, 避 難 場 所 津 波 避 難 ビル 等 や 避 難 路 避 難 階 段 の 整 備 確 保 等 のまちづくりと 一 体 となった 地 域 防 災 力 の 向 上 に 努 め る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P55>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-123> (4) 避 難 行 動 要 支 援 者 への 配 慮 市 は, 避 難 計 画 の 作 成 に 当 たり, 危 機 管 理 課 と 社 会 福 祉 事 務 所 等 との 連 携 の 下, 消 防 団, 自 主 防 災 組 織 等 の 防 災 関 係 機 関 及 び 社 会 福 祉 協 議 会, 民 生 委 員 等 の 福 祉 関 係 者 と 協 力 し, 避 難 行 動 要 支 援 者 情 報 の 共 有 や, 避 難 支 援 者 を 予 め 明 確 にするなど, 避 難 行 動 要 支 援 者 の 避 難 支 援 の 体 制 構 築 に 配 慮 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-123> 2-63

95 第 2 章 災 害 予 防 対 策 のとする 4 避 難 所 開 設 に 係 る 対 応 市 は, 避 難 所 を 開 設 した 場 合 は, 当 該 避 難 所 に 必 要 な 設 備 及 び 資 機 材 の 配 備, 食 料 等 生 活 必 需 品 の 調 達, 確 保 並 びに 職 員 の 派 遣 を 行 うものとする 特 に, 冬 期 においては, 暖 房 等 の 避 難 生 活 環 境 の 確 保 について 配 慮 をする 5 自 主 防 災 組 織 等 の 対 応 地 域 の 自 主 防 災 組 織 及 び 施 設 又 は 事 業 所 の 自 営 消 防 組 織 は 避 難 の 勧 告 又 は 指 示 があっ たときは,あらかじめ 定 めた 避 難 計 画 及 び 市 災 害 対 策 本 部 の 指 示 に 従 い, 住 民, 従 業 員, 入 場 者 等 の 避 難 誘 導 のため 必 要 な 措 置 をとるものとする 6 災 害 時 要 援 護 者 への 対 応 他 人 の 介 護 等 を 要 する 者 に 対 しては, 支 援 を 行 う 者 の 避 難 に 要 する 時 間 に 配 慮 しつつ, 次 の 点 に 留 意 するものとする (1) 市 は,あらかじめ 自 治 会 行 政 区 単 位 に, 在 宅 の 高 齢 者, 障 害 者 等 の 避 難 にあたり 介 護 を 要 する 災 害 時 要 援 護 者 について, 支 援 ネットワークへの 登 録 情 報 を 提 供 するとともに, 介 護 者 の 有 無 及 び, 地 域 的 な 状 況 について 把 握 するものとする (2) 津 波 の 発 生 のおそれにより, 市 長 より 避 難 の 勧 告 又 は 指 示 が 行 われたときは,(1)に 掲 げ る 者 の 避 難 場 所 までの 介 護 及 び 搬 送 は, 家 族, 自 治 会, 自 主 防 災 組 織 など, 要 援 護 者 支 援 ネットワークに 基 づき, 可 能 な 範 囲 で 行 うものとする (3) 地 震 が 発 生 した 場 合, 市 は(1)に 掲 げる 者 を 収 容 する 施 設 のうち 自 ら 管 理 するものについ て, 収 容 者 等 に 対 し 必 要 な 救 護 を 行 うものとする 7 外 国 人 等 への 対 応 市 は,あらかじめ 研 修 生 等 を 抱 える 関 係 事 業 者 等 と 協 議 して, 外 国 人 等 に 対 する 避 難 誘 導 等 の 対 応 について 定 めるものとする 8 避 難 所 での 救 護 内 容 避 難 所 での 救 護 に 当 たっては, 次 の 点 に 留 意 するものとする (1) 市 が 避 難 所 において 避 難 者 に 対 し 実 施 する 救 護 の 内 容 は 次 のとおりとする ア 避 難 所 施 設 等 への 収 容 イ 飲 料 水, 主 要 食 糧 及 び 毛 布 の 供 給 ウ その 他 必 要 な 措 置 (2) 市 は(1)に 掲 げる 救 護 に 必 要 な 物 資, 資 機 材 の 調 達 及 び 確 保 を 図 るため, 次 の 措 置 をとる ものとする ア 流 通 在 庫 の 引 き 渡 し 等 の 要 請 イ 県 に 対 し 県 及 び 他 の 市 町 村 が 備 蓄 している 物 資 等 の 供 給 要 請 ウ その 他 必 要 な 措 置 9 住 民 等 への 意 識 啓 発 市 及 び 関 係 機 関 は, 居 住 者 等 が 津 波 来 襲 時 に 的 確 な 避 難 を 行 うことができるよう, 津 波 避 難 に 関 する 意 識 啓 発 のための 方 策 を 実 施 する (5) 外 国 人 等 への 対 応 市 は, 予 め 研 修 生 等 を 抱 える 関 係 事 業 者 等 と 協 議 して, 外 国 人 等 に 対 する 避 難 誘 導 等 の 対 応 について 定 めるものとする 2 避 難 所 での 救 護 内 容 避 難 所 での 救 護 に 当 たっては, 次 の 点 に 留 意 するものとする (1) 市 が 避 難 所 において 避 難 者 に 対 し 実 施 する 救 護 の 内 容 は 次 のとおりとする ア 避 難 所 施 設 等 への 収 容 イ 飲 料 水, 主 要 食 糧 及 び 毛 布 の 供 給 ウ その 他 必 要 な 措 置 (2) 市 は(1)に 掲 げる 救 護 に 必 要 な 物 資, 資 機 材 の 調 達 及 び 確 保 を 図 るため, 次 の 措 置 をとる ものとする ア 流 通 在 庫 の 引 き 渡 し 等 の 要 請 イ 県 に 対 し 県 及 び 他 の 市 町 村 が 備 蓄 している 物 資 等 の 供 給 要 請 ウ その 他 必 要 な 措 置 3 住 民 等 への 意 識 啓 発 市 及 び 関 係 機 関 は, 居 住 者 等 が 津 波 来 襲 時 に 的 確 な 避 難 を 行 うことができるよう, 津 波 避 難 に 関 する 意 識 啓 発 のための 方 策 を 実 施 する 2-64

96 第 2 章 災 害 予 防 対 策 10 公 的 施 設 等 の 管 理 者 学 校, 病 院,デパート,ホール 等 不 特 定 多 数 の 人 が 集 まる 施 設 の 管 理 者 は, 大 規 模 災 害 を 想 定 した 施 設 利 用 者 の 避 難 誘 導 計 画 について 定 め, 従 業 員 等 に 周 知 徹 底 を 図 る ( 日 本 海 特 措 法 編 第 4 章 津 波 からの 防 護 及 び 地 震 発 生 時 の 応 急 対 策 等 より) 第 3 節 避 難 対 策 等 1 対 策 計 画 作 成 区 域 及 び 避 難 対 象 地 区 は, 別 表 6のとおりである なお, 市 は 別 に 定 める 基 準 に 基 づき, 耐 震 診 断 等 を 行 い, 原 則 として 老 人, 子 ども, 病 人, 障 害 者 等 災 害 時 要 援 護 者 の 保 護 のために 必 要 に 応 じて 行 う 屋 内 避 難 に 使 用 する 建 物 を 明 示 するよう 努 めるものとする 2 市 は,1に 掲 げる 地 区 ごとに, 次 の 事 項 について 関 係 地 区 住 民 にあらかじめ 十 分 周 知 を 図 る ものとする (1) 地 区 の 範 囲 (2) 想 定 される 危 険 の 範 囲 (3) 避 難 場 所 ( 屋 内, 屋 外 の 種 別 ) (4) 避 難 場 所 に 至 る 経 路 (5) 避 難 の 勧 告 又 は 指 示 の 伝 達 方 法 (6) 避 難 場 所 にある 設 備, 物 資 等 及 び 避 難 場 所 において 行 われる 救 護 の 措 置 等 (7) その 他 避 難 に 関 する 注 意 事 項 ( 集 団 避 難, 防 火, 防 犯, 持 出 品, 服 装, 車 の 使 用 の 禁 止 等 ) 3 市 は, 地 域 住 民 の 一 時 的 な 受 け 入 れや, 避 難 生 活 者 の 受 入 れなど, 必 要 に 応 じて 別 表 7に 掲 げる 避 難 所 を 開 設 する 避 難 所 を 開 設 した 場 合 は, 冬 期 の 暖 房 対 策 等, 当 該 避 難 所 に 必 要 な 設 備 及 び 資 機 材 の 配 備, 食 料 等 生 活 必 需 品 の 調 達, 確 保 並 びに 職 員 の 派 遣 を 行 うものとし, 災 害 救 助 法 の 適 用 となる 避 難 対 策 について, 適 切 な 対 応 を 行 うものとする 4 地 域 の 自 主 防 災 組 織 及 び 施 設 又 は 事 業 所 の 自 衛 消 防 組 織 は, 避 難 の 勧 告 又 は 指 示 があったと き, 又 は 状 況 に 応 じて,あらかじめ 定 めた 避 難 計 画 及 び 市 災 害 対 策 本 部 の 指 示 に 従 い, 住 民, 従 業 員, 入 場 者 等 の 避 難 誘 導 のため 必 要 な 措 置 をとるものとする 5 災 害 時 の 避 難 にあたり 援 護 等 を 要 する 者 に 対 しては, 支 援 者 の 避 難 に 要 する 時 間 に 配 慮 しつ つ, 次 の 点 に 留 意 するものとする (1) 市 は,あらかじめ 自 治 会 ( 自 主 防 災 組 織 ) 単 位 に, 在 宅 の 高 齢 者, 乳 幼 児, 障 害 者, 病 人 等 の 避 難 にあたり 他 人 の 介 護 を 要 する 災 害 時 要 援 護 者 の 人 数 及 び 介 護 者 の 有 無 等 の 把 握 に 努 めるものとする (2) 津 波 発 生 のおそれにより, 市 長 から 避 難 の 勧 告 又 は 指 示 が 行 われたときは,(1)に 掲 げる 者 の 避 難 場 所 までの 介 護 及 び 担 送 は, 原 則 として 本 人 の 親 族 又 は 地 域 の 消 防 団 自 主 防 災 組 織 等 の 指 定 する 者 が 担 当 するものとし, 市 は 自 主 防 災 組 織 等 を 通 じ 介 護 又 は 担 送 に 必 要 な 支 援 をするものとする (3) 地 震 が 発 生 した 場 合, 市 は(1)に 掲 げる 者 を 収 容 する 施 設 のうち 自 ら 管 理 するものに 3 公 的 施 設 等 の 管 理 者 学 校, 病 院,デパート, 公 民 館, 駅,その 他 不 特 定 多 数 の 人 が 利 用 する 施 設 の 管 理 者 は, 大 規 模 津 波 災 害 を 想 定 した 施 設 利 用 者 の 避 難 誘 導 計 画 について 定 め, 職 員 等 に 周 知 徹 底 を 図 るとともに, 訓 練 の 実 施 に 努 める なお,この 際, 多 数 の 避 難 者 の 集 中 や 混 乱 にも 配 慮 した 計 画, 訓 練 とするよう 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P55>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-127> ( 日 本 海 特 措 法 編 の 内 容 は, 上 記 に 統 合 ) 2-65

97 第 2 章 災 害 予 防 対 策 ついて, 収 容 者 等 に 対 し, 必 要 な 救 護 を 行 うものとする 6 市 は,あらかじめ 関 係 事 業 者 と 協 議 して, 外 国 人, 出 張 者 等 に 対 する 避 難 誘 導 等 の 対 応 につ いて 定 めるものとする 7 市 は, 避 難 経 路 の 除 雪 防 雪 凍 雪 害 防 止 のため 必 要 な 措 置 を 講 ずるものとする 8 避 難 所 での 救 護 に 当 たっては, 次 の 点 に 留 意 するものとする (1) 市 が 避 難 所 において 避 難 者 に 対 し 実 施 する 救 護 の 内 容 は 次 のとおりとする ア 施 設 への 収 容 イ 飲 料 水, 主 要 食 糧 及 び 毛 布 等 の 供 給 ウ その 他 必 要 な 措 置 (2) 市 は(1)に 掲 げる 救 護 に 必 要 な 物 資 等 の 調 達 及 び 確 保 を 図 るため, 次 の 措 置 をとるものとする ア 流 通 在 庫 の 引 き 渡 し 等 の 要 請 イ 県 に 対 し 県 及 び 他 の 市 町 村 が 備 蓄 している 物 資 等 の 供 給 要 請 ウ その 他 必 要 な 措 置 9 市 は, 居 住 者 等 が 津 波 来 襲 時 に 的 確 な 避 難 を 行 うことができるよう, 津 波 避 難 に 関 する 意 識 啓 発 のための 対 策 を 実 施 する 第 6 避 難 に 関 する 広 報 秘 書 広 報 課, 危 機 管 理 課 市 は, 指 定 避 難 所 等 を 明 示 した 標 識 等 の 設 置 について 進 める なお, 夜 間 照 明 付 きの 標 識 の 設 置 や 外 国 語 の 併 記 についても 考 慮 する また, 避 難 場 所, 避 難 所, 避 難 経 路, 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 を 記 載 した 防 災 マップの 配 布 等 を 行 うとともに, 避 難 する 場 合 の 広 報 活 動 に 際 し, 広 報 車, 防 災 行 政 無 線 等 の 整 備 を 推 進 する 第 12 避 難 に 関 する 広 報 秘 書 広 報 課, 危 機 管 理 課 市 は, 指 定 避 難 所 等 を 明 示 した 表 示 板 の 整 備 を 積 極 的 に 実 施 する なお, 夜 間 照 明 付 きの 標 識 の 設 置 や 外 国 語 の 併 記 についても 考 慮 する 避 難 場 所, 避 難 所, 避 難 路 等 を 記 載 した 地 図 の 住 民 への 作 成 配 布 等 を 積 極 的 に 行 う また, 実 際 に 避 難 することになった 場 合 の 広 報 活 動 を 考 慮 し, 広 報 車, 同 報 無 線 等 の 整 備 を 推 進 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-127> 2-66 第 3 避 難 所 の 確 保 危 機 管 理 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 教 育 委 員 会 1 避 難 所 の 確 保 市 は 地 震 津 波 による 家 屋 の 倒 壊, 焼 失 等 により 住 居 を 喪 失 した 住 民 を 収 容 する 施 設 をあ らかじめ 選 定, 確 保 し, 整 備 を 図 る この 場 合, 避 難 収 容 施 設 は 原 則 として 公 共 建 物 とし, 停 電, 断 水,ガスの 供 給 停 止 など 事 態 においても 対 応 がなされるように 配 慮 するとともに, 住 民 に 対 して 周 知 に 努 める 2 避 難 所 の 選 定 要 件 第 13 避 難 所 の 確 保 総 務 課, 危 機 管 理 課, 環 境 課, 高 齢 介 護 課, 健 康 増 進 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 地 域 包 括 支 援 センター, 教 育 委 員 会, 県 教 育 事 務 所 1 避 難 所 の 選 定 と 周 知 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-128> 市 は, 地 震 津 波 による 家 屋 の 倒 壊, 焼 失, 流 失 等 により 住 居 を 喪 失 した 住 民 等 を 収 容 す るための 避 難 所 として, 避 難 収 容 施 設 を 予 め 選 定, 確 保 し, 整 備 を 図 るとともに, 位 置 や 避 難 に 当 たっての 方 法 を 住 民 に 周 知 する この 場 合, 避 難 収 容 施 設 は 原 則 として 公 共 建 築 物 とし, 停 電, 断 水,ガスの 供 給 停 止 など の 事 態 に 耐 えうる 施 設 とする 2 避 難 場 所 と 避 難 所 の 違 いの 周 知 徹 底 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-128> 市 は, 避 難 所 の 整 備 に 当 たり,これらを 津 波 から 緊 急 に 避 難 する 避 難 場 所 としても 使 用 で きるよう,できるだけ 浸 水 の 危 険 性 が 低 く,かつ, 避 難 後 においても 孤 立 せず, 津 波 の 襲 来 状 況 によってはさらなる 避 難 が 可 能 となるような 場 所 に 整 備 するよう 努 める 一 方 で, 専 ら 避 難 生 活 を 送 る 場 所 として 整 備 された 避 難 所 を 津 波 から 緊 急 に 避 難 する 避 難 場 所 と 間 違 わない よう, 両 者 の 違 いについて 住 民 への 周 知 徹 底 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P47> 3 避 難 所 の 選 定 要 件

98 第 2 章 災 害 予 防 対 策 (1) 第 2 避 難 場 所 の 確 保 で 示 した 条 件 を 満 たすところに 建 っている 施 設 であること (2) 救 援, 救 護 活 動 を 実 施 することが 可 能 であること (3) 給 水, 給 食 等 の 救 助 活 動 が 可 能 であること (4) その 他 被 災 者 が 生 活 する 上 で, 市 が 適 当 と 認 める 場 所 であること (5) 建 物 は 十 分 な 耐 震 性 を 有 すること 3 避 難 所 の 管 理 等 市 は, 災 害 時 における 避 難 所 の 開 設, 管 理 運 営 が 速 やかに 行 われるよう, 次 の 事 項 に 留 意 する (1) 避 難 所 の 管 理 責 任 者 の 選 任 (2) 避 難 所 の 運 営 に 必 要 な 資 機 材 等 の 整 備 (3) 避 難 者 数 を 想 定 した 飲 料 水, 食 料, 毛 布 等 の 備 蓄 (4) 避 難 所 開 設 運 営 マニュアル 等 の 作 成 (5) 学 校 等 教 育 施 設 を 避 難 所 として 指 定 する 場 合 は,あらかじめ 施 設 の 管 理 者 及 び 施 設 を 所 管 する 教 育 委 員 会 等 と 使 用 する 施 設 の 区 分 ( 校 庭, 体 育 館, 教 室 等 の 指 定 や 使 用 順 位 等 ) や 運 営 体 制 等 について 十 分 に 協 議 し, 災 害 時 及 び 災 害 復 旧 後 の 教 育 活 動 が 速 やかに 正 常 化 へ 移 行 できる 体 制 の 整 備 (6) 施 設 設 備 や 周 辺 地 域 の 状 況 の 変 化 に 伴 う 避 難 所 の 適 性 及 び 避 難 機 能 の 整 備 充 実 (7) ボランティア 活 動 が 円 滑 に 行 われるようにする 準 備 (8) 災 害 時 要 援 護 者 が 安 心 して 生 活 できる 福 祉 避 難 所 の 指 定 (9) 避 難 所 施 設 開 放 のための 鍵 の 保 管 者 の 複 数 化, 明 確 化 (1) 本 節 第 3 避 難 場 所 の 確 保 で 示 した 条 件 を 満 たす 場 所 に 立 地 する 施 設 であること (2) 救 援, 救 護 活 動 を 実 施 することが 可 能 であること (3) 給 水, 給 食 等 の 救 助 活 動 が 可 能 であること (4) その 他 被 災 者 が 生 活 する 上 で, 市 が 適 当 と 認 める 場 所 であること (5) 建 物 は 十 分 な 耐 震 性 を 有 すること 4 避 難 所 の 施 設 設 備 の 整 備 (1) 避 難 所 の 施 設 の 整 備 市 は, 避 難 所 において, 貯 水 槽, 井 戸, 仮 設 トイレ,マット, 簡 易 ベッド, 非 常 用 電 源, 防 災 無 線 ( 移 動 系 ) 等 の 通 信 機 器, 公 衆 電 話 の 電 話 回 線 等 のほか, 暑 さ 寒 さ 対 策 として の 空 調, 洋 式 トイレなど 高 齢 者, 障 害 者, 乳 幼 児, 妊 産 婦 等 の 要 配 慮 者 にも 配 慮 した 施 設 設 備 の 整 備 に 努 めるとともに,テレビ,ラジオ 等 被 災 者 による 災 害 情 報 の 入 手 に 資 する 機 器 の 整 備 に 努 める <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 , 専 門 部 会 委 員 意 見 > (2) 物 資 等 の 備 蓄 市 は, 指 定 された 避 難 所 または 備 蓄 施 設 の 確 保 や, 避 難 所 ごとに 避 難 者 数 を 想 定 し, 食 料, 飲 料 水, 常 備 薬, 炊 きだし 用 具, 毛 布 のほか, 要 配 慮 者 に 対 応 した 物 資 の 備 蓄 に 努 め る < 専 門 部 会 委 員 意 見 > (3) 津 波 の 被 害 のおそれのある 場 所 での 対 応 市 は,やむを 得 ず 津 波 による 被 害 のおそれのある 場 所 を 避 難 所 に 指 定 する 場 合 は, 建 築 物 の 耐 浪 化 及 び 非 常 用 発 電 機 の 設 置 場 所 の 工 夫, 情 報 通 信 施 設 の 整 備 や 必 要 な 物 資 の 備 蓄 など 防 災 拠 点 化 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P64> 5 避 難 所 の 運 営 管 理 体 制 の 整 備 (1) 市 は, 住 民 等 に 対 し, 予 め, 避 難 所 の 運 営 管 理 のために 必 要 な 知 識 等 の 住 民 への 普 及 に 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P64> (2) 避 難 所 の 管 理 責 任 者 を 予 め 定 める (3) 避 難 所 の 運 営 に 女 性 の 参 画 を 推 進 し, 男 女 のニーズの 違 い 等, 男 女 双 方 の 視 点 に 配 慮 で きるよう, 事 前 に 運 営 体 制 を 検 討 する (4) 避 難 所 の 運 営 に 必 要 な 資 機 材 等 を 予 め 整 備 する (5) 運 営 に 必 要 な 事 項 について 予 めマニュアル 等 を 作 成 し 配 置 する (6) ボランティア 活 動 が, 円 滑 に 行 われるよう 予 め 準 備 する (7) 市 は, 避 難 者 情 報 の 収 集 に 際 し, 個 人 情 報 を 保 護 しつつ,より 円 滑 に 避 難 者 情 報 の 収 集 が 行 われるよう, 事 前 に 避 難 所 の 管 理 責 任 者 との 間 で 実 施 ルールを 定 めるよう 努 める (8) より 早 い 段 階 での 避 難 所 の 衛 生 状 況 の 改 善 と, 感 染 症 対 策 のため, 避 難 所 における 感 染 症 サーベイランスの 実 施 時 期 と 実 施 体 制 を 事 前 に 検 討 する (9) 指 定 した 避 難 所 については, 施 設 設 備 や 周 辺 地 域 の 状 況 の 変 化 を 調 査 して, 定 期 的 に 避 難 所 としての 適 性 について 当 該 施 設 の 管 理 者 等 と 検 討 を 行 い, 避 難 機 能 の 整 備 充 実 に 努 める (10) 市 は, 避 難 所 運 営 に 住 民 の 協 力 が 得 られるよう, 平 常 時 から 避 難 所 の 施 設 管 理 者, 自 治 会 自 主 防 災 組 織 からなる 組 織 の 設 置 を 促 進 し, 地 域 における 避 難 所 運 営 に 関 する 知 識 の 2-67

99 第 2 章 災 害 予 防 対 策 普 及 や 避 難 所 運 営 訓 練 の 実 施 などの 支 援 を 行 う < 避 難 所 における 良 好 な 生 活 環 境 の 確 保 に 向 けた 取 組 指 針, 市 民 アンケート 結 果 > 6 県 有 施 設 を 避 難 所 とする 場 合 の 対 応 市 は, 県 有 施 設 を 避 難 所 として 指 定 する 場 合 は, 予 め 県 と 使 用 する 施 設 の 区 分 ( 施 設 ごとの 個 別 指 定 や 使 用 順 位 等 )や 運 営 体 制 等 について 十 分 に 協 議 し, 防 災 拠 点 としての 機 能 が 損 なわ れないよう 努 める 7 学 校 教 育 施 設 を 避 難 所 とする 場 合 の 対 応 (1) 避 難 所 指 定 運 営 体 制 についての 協 議 市 は, 学 校 等 教 育 施 設 ( 私 立 学 校 を 含 む)を 避 難 所 として 指 定 する 場 合, 予 め 当 該 施 設 の 管 理 者 及 び 施 設 を 所 管 する 教 育 委 員 会 等 と 使 用 する 施 設 の 区 分 ( 校 庭, 体 育 館, 教 室 等 の 個 別 指 定 や 使 用 順 位 等 )や 運 営 体 制 等 について 十 分 に 協 議 し, 災 害 時 及 び 災 害 復 旧 後 の 教 育 活 動 が 速 やかに 正 常 化 へ 移 行 できるよう 努 める なお, 県 立 私 立 学 校 を 避 難 所 として 指 定 する 場 合 には, 予 め 当 該 学 校 長 等 と 災 害 時 の 避 難 所 利 用 に 関 する 協 定 締 結 等 を 行 っておく (2) 学 校 防 災 マニュアル 作 成 の 促 進 学 校 と 市 は, 学 校 での 避 難 所 運 営 が 円 滑 に 行 われるよう, 県 教 育 委 員 会 が 示 す, 学 校 市 地 域 との 連 携 体 制 に 係 る 基 本 的 な 考 え 方 や 避 難 所 運 営 との 関 連 における 学 校 防 災 マニ ュアル 作 成 のポイント 等 に 基 づき,マニュアル 作 成 に 取 り 組 む (3) 防 災 機 能 の 強 化 市 は, 市 立 の 義 務 教 育 諸 学 校 等 施 設 について, 天 井 材 や 外 装 材 等 の 非 構 造 部 材 も 含 めた 耐 震 化 を 推 進 するとともに, 貯 水 槽, 備 蓄 倉 庫,トイレ, 自 家 発 電 装 置, 通 信 設 備 等 を 整 備 することにより, 災 害 時 の 応 急 避 難 場 所 として, 防 災 機 能 の 強 化 に 努 める 8 福 祉 避 難 所 の 確 保 (1) 福 祉 避 難 所 の 整 備 及 び 指 定 市 は, 県 と 連 携 を 図 りながら, 社 会 福 祉 施 設, 公 共 宿 泊 施 設 等 の 管 理 者 との 協 議 により, 要 配 慮 者 が 介 護 医 療 的 ケアなどの 相 談 等 の 必 要 な 支 援 が 受 けられるなど, 安 心 して 生 活 ができるよう 配 慮 がなされた 福 祉 避 難 所 の 整 備 や, 民 間 の 特 別 養 護 老 人 ホーム 等 の 施 設 を 福 祉 避 難 所 として 指 定 するように 努 める さらに, 福 祉 避 難 所 運 営 に 必 要 な 事 項 について 予 めマニュアル 等 を 作 成 し 配 置 を 行 う (2) 他 市 町 村 での 受 入 れ 拠 点 の 確 保 市 は, 福 祉 避 難 所 等 での 受 入 れが 困 難 な 在 宅 の 要 配 慮 者 や 被 災 した 施 設 の 利 用 者 等 を 市 域 を 越 えて 受 け 入 れる 拠 点 の 確 保 に 努 める 9 広 域 避 難 の 対 策 市 は, 大 規 模 広 域 災 害 時 に 円 滑 な 広 域 避 難 が 可 能 となるよう, 他 県 や 他 市 町 村 との 広 域 一 時 滞 在 に 係 る 応 援 協 定 を 締 結 するなど, 発 災 時 の 具 体 的 な 避 難 受 入 方 法 を 含 めた 手 順 等 を 定 めるよう 努 める <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-128> 10 避 難 の 長 期 化 対 策 高 齢 介 護 課, 健 康 増 進 課, 地 域 包 括 支 援 センター, 社 会 福 祉 事 務 所, 2-68

100 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 7 応 急 仮 設 住 宅 対 策 都 市 計 画 課, 宮 城 県 市 は, 県 が 行 う 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 に 関 して, 建 設 用 地 の 確 保 に 努 めるものとする 災 害 救 助 法 が 適 用 され 知 事 から 市 長 に 委 任 がなされた 際 には, 県 と 社 団 法 人 プレハブ 建 築 協 会 が 締 結 している 協 定 に 基 づき,また, 宮 城 県 建 設 業 協 会 気 仙 沼 支 部 等 との 連 携 により 対 策 を 図 るものとする 1 実 施 責 任 者 (1) 応 急 仮 設 住 宅 の 設 置 は, 災 害 救 助 法 が 適 用 された 場 合 は, 知 事 が 行 う (2) 市 長 は,これに 協 力 し, 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 地 を 確 保 するとともに, 県 が 直 接 建 設 する ことが 困 難 な 場 合 は, 県 からの 委 任 を 受 けて 自 らが 行 う (3) 災 害 救 助 法 が 適 用 されない 場 合 は, 災 害 の 規 模 範 囲, 被 害 の 程 度 により 同 法 の 定 める 基 準 に 準 じ, 市 長 が 実 施 する 県 保 健 福 祉 事 務 所 (1) 健 康 調 査 栄 養 提 供 状 況 調 査 の 実 施 避 難 生 活 の 長 期 化 が 見 込 まれる 場 合, 早 期 の 健 康 調 査 栄 養 提 供 状 況 調 査 の 実 施 と,そ の 結 果 に 基 づく, 健 康 管 理, 栄 養 指 導, 食 事 の 改 善, 栄 養 補 助 食 の 提 供 が 必 要 である 避 難 所 の 健 康 調 査 栄 養 提 供 状 況 調 査 は, 被 災 者 の 健 康 維 持 においては 重 要 であること から, 県 および 市 は, 災 害 時 の 避 難 所 調 査 の 実 施 方 法 体 制 や, 健 康 管 理, 栄 養 指 導, 食 事 の 改 善, 栄 養 補 助 食 の 提 供 を 行 う 体 制 を 整 備 する (2) 要 配 慮 者 及 び 女 性 への 配 慮 市 は, 避 難 所 の 設 備 の 整 備 について,プライバシーの 確 保 等 に 配 慮 するとともに, 出 入 口 の 段 差 の 解 消 や 表 示 の 外 国 語 併 記 のほか, 空 調, 洋 式 トイレや 簡 易 ベッドなど 高 齢 者, 障 害 者, 外 国 人, 乳 幼 児, 妊 産 婦 等 の 要 配 慮 者 への 配 慮 や, 女 性 専 用 の 物 干 し 場, 更 衣 室, 授 乳 室 の 設 置, 避 難 所 での 安 全 性 の 確 保 など 女 性 や 子 育 て 家 庭 への 配 慮 を 積 極 的 に 行 う < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-131> 11 避 難 所 における 愛 玩 護 動 物 の 対 策 環 境 課, 県 保 健 福 祉 事 務 所 市 は, 避 難 所 におけるペットの 扱 いについて, 鳴 き 声, 臭 い,アレルギー 対 策, 衛 生 面 に 関 する 問 題 などから, 生 活 スペースから 離 れた 場 所 でケージにおいて 飼 育 するなどの 注 意 事 項 を 可 能 な 限 り 避 難 所 マニュアルに 記 載 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-132> 第 14 応 急 仮 設 住 宅 対 策 都 市 計 画 課, 建 築 住 宅 課, 宮 城 県 1 応 急 仮 設 住 宅 の 確 保 (1) 応 急 仮 設 住 宅 の 整 備 県 は,( 社 )プレハブ 建 築 協 会 との 災 害 時 における 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 に 関 する 協 定 に 基 づき, 応 急 仮 設 住 宅 の 整 備 に 要 する 資 機 材 及 び 公 有 地 等 建 設 可 能 な 用 地 の 把 握 に 努 め るほか, 災 害 の 規 模 により, 地 元 企 業 の 活 用 による 応 急 仮 設 住 宅 (プレハブ 仮 設 住 宅 )の 整 備 確 保 を 行 う (1) 居 住 施 設 の 供 給 体 制 の 整 備 市 は, 災 害 時 における 被 災 者 用 の 住 居 として 利 用 可 能 な 公 営 住 宅 空 き 家 等 の 把 握 及 び, 応 急 仮 設 住 宅 用 の 用 地 の 把 握 等,( 社 )プレハブ 建 築 協 会 と 連 携 を 図 って 応 急 仮 設 住 宅 の 整 備 に 要 する 供 給 体 制 の 整 備 に 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P64 P65,H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-132> 2-69 第 15 被 災 者 等 への 情 報 伝 達 体 制 等 の 整 備 秘 書 広 報 課, 危 機 管 理 課 <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P65> 1 情 報 伝 達 手 段 の 確 保 (1) 多 様 な 伝 達 手 段 の 確 保 市 は, 被 災 者 等 への 情 報 伝 達 手 段 として, 特 に 防 災 行 政 無 線 等 の 無 線 系 整 備 を 図 るとと もに,CATV,コミュニティ FM 等 のメディアの 活 用,アマチュア 無 線 等 情 報 ボランティアの

101 第 2 章 災 害 予 防 対 策 協 力, 携 帯 電 話 ( 緊 急 速 報 メール 機 能 を 含 む),ソーシャルメディア, 衛 星 携 帯 電 話 やワン セグなどのあらゆる 媒 体 の 活 用 による 多 様 な 伝 達 手 段 の 整 備 に 努 める <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > (2) 多 様 な 主 体 への 情 報 伝 達 体 制 の 整 備 市 は, 要 配 慮 者, 災 害 により 孤 立 化 する 危 険 のある 地 域 の 被 災 者, 在 宅 での 避 難 者, 応 急 仮 設 住 宅 として 供 与 される 賃 貸 住 宅 への 避 難 者, 所 在 が 把 握 できる 広 域 避 難 者 等 の 情 報 入 手 困 難 な 被 災 者 等 に 対 しても, 確 実 に 情 報 伝 達 できるよう 必 要 な 体 制 の 整 備 を 図 る < H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > 2 役 割 責 任 の 明 確 化 市 は, 被 災 者 等 に 対 して, 必 要 な 情 報 が 確 実 に 伝 達 され,かつ 共 有 されるように,その 際 の 役 割 責 任 等 の 明 確 化 に 努 める 3 生 活 情 報 伝 達 体 制 施 設 設 備 の 整 備 市 及 び 放 送 事 業 者 等 は, 地 震 に 関 する 情 報 及 び 被 災 者 に 対 する 生 活 情 報 を 常 に 伝 達 できる よう,その 体 制 及 び 施 設 設 備 の 整 備 を 図 る 4 居 住 地 以 外 の 市 町 村 への 避 難 者 への 対 応 市 は, 居 住 地 以 外 の 市 町 村 に 避 難 する 被 災 者 に 対 して 必 要 な 情 報 や 支 援 サービスを 容 易 かつ 確 実 に 受 け 渡 すことのできるよう, 被 災 者 の 所 在 地 等 の 情 報 を 避 難 元 と 避 難 先 の 市 町 村 が 共 有 する 仕 組 みの 円 滑 な 運 用 強 化 を 図 る <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > 5 被 害 安 否 情 報 収 集 伝 達 体 制 の 確 保 放 送 事 業 者, 通 信 事 業 者 等 は, 被 害 に 関 する 情 報, 被 災 者 の 安 否 情 報 等 について, 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 に 係 る 体 制 の 整 備 に 努 める また, 県 は, 安 否 情 報 の 確 認 のためのシステムの 効 果 的, 効 率 的 な 活 用 が 図 られるよう 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-134> 2-70 第 16 孤 立 集 落 対 策 危 機 管 理 課 1 市 は, 中 山 間 地 域, 沿 岸 地 域 などの 集 落 のうち, 道 路 交 通 または 海 上 交 通 による 外 部 から のアクセスが 困 難 となり, 住 民 生 活 が 困 難 もしくは 不 可 能 となるおそれのある 地 域 について, 集 落 と 市 の 間 の 通 信 途 絶 を 防 止 するため, 衛 星 携 帯 電 話, 防 災 行 政 無 線 ( 移 動 系 ), 公 衆 電 話 等, 地 域 の 実 情 に 応 じて 適 切 な 通 信 手 段 を 確 保 するとともに, 定 期 的 に 通 信 訓 練 などを 行 い, 機 器 の 操 作 方 法 の 習 熟 を 図 る 2 市 は, 通 信 機 器 のための 非 常 用 電 源 の 確 保 及 び 停 電 時 の 確 実 な 切 り 替 え, 保 守 点 検, 非 常 用 発 電 機 の 燃 料 の 確 保 を 図 る また 市 は, 防 災 訓 練 等 を 通 じ, 通 信 機 器 や 非 常 用 電 源 の 使 用 方 法 の 習 熟 を 図 る 3 市 は, 孤 立 の 可 能 性 に 応 じて, 飲 料 水, 食 料 等 の 生 活 物 資, 負 傷 者 発 生 に 備 えた 医 薬 品, 救 出 用 具, 簡 易 トイレ 等 の 備 蓄 に 努 める この 際, 公 的 な 備 蓄 のみならず, 自 主 防 災 組 織 及 び 個 々の 世 帯 レベルでの 備 蓄 の 促 進 にも 留 意 する 4 市 は,できるだけ 浸 水 の 危 険 性 が 低 い 場 所 に 避 難 施 設 を 確 保 整 備 するとともに, 国 と 調 整 を 図 りながら, 三 陸 沿 岸 道 路 における 避 難 者 の 救 援 待 機 場 所 として, 防 災 拠 点 の 整 備 を 推 進 し, 予 め 住 民 に 対 し 周 知 する

102 第 2 章 災 害 予 防 対 策 また, 施 設 の 耐 震 化 耐 浪 化 等 を 推 進 する 5 市 及 び 国, 県 は, 交 通 途 絶 から 集 落 が 孤 立 することを 防 止 するため, 危 険 箇 所 や 橋 等 に 対 する 予 防 対 策 を 推 進 するとともに, 周 辺 住 民 に 危 険 箇 所 を 周 知 する 6 防 災 関 係 機 関 は, 集 落 が 孤 立 した 際, 早 急 な 復 旧 が 図 れるよう 関 係 機 関 との 応 援 体 制 を 整 備 する 7 市 は, 津 波 による 孤 立 が 懸 念 される 地 域 へのヘリポート,ヘリコプター 臨 時 発 着 所 の 確 保 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-134> 2-71

103 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 17 節 食 料, 飲 料 水 及 び 生 活 物 資 の 確 保 第 17 節 食 料, 飲 料 水 及 び 生 活 物 資 の 確 保 第 1 目 的 発 災 直 後 から, 被 災 者 に 対 し 円 滑 に 食 料, 飲 料 水 及 び 生 活 物 資 の 供 給 が 行 われるよう, 物 資 の 備 蓄 並 びに 調 達 体 制 の 整 備 について 定 める 第 1 目 的 住 宅 の 被 災 等 による 食 料, 飲 料 水 及 び 生 活 物 資 の 喪 失, 流 通 機 能 の 一 時 的 な 停 止 や 低 下 等 が 起 こった 場 合 には, 被 災 者 への 生 活 救 援 物 資 の 迅 速 な 供 給 が 必 要 である このため, 発 災 直 後 から, 時 間 経 過 に 応 じ, 被 災 者 に 対 し 円 滑 に 食 料, 飲 料 水, 燃 料 及 び 生 活 物 資 の 供 給 が 行 われるよう, 市 及 び 関 係 機 関 は 物 資 の 備 蓄, 調 達, 及 び 輸 送 体 制 の 整 備 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P17 65>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-136> 第 2 住 民 等 のとるべき 措 置 危 機 管 理 課, 総 務 企 画 課 1 住 民 は, 防 災 の 基 本 である 自 らの 身 は 自 らで 守 る という 原 則 に 基 づき, 最 低 3 日 分 の 食 料 (そのまま 食 べられるか, 簡 単 な 調 理 で 食 べられるレトルトのご 飯, 缶 詰 など) 及 び 飲 料 水 ( 缶 入 りやペットボトルのミネラルウォーターなど),また 衣 類, 貴 重 品 等 を 非 常 時 に 持 ち 出 しができる 状 態 で 備 蓄 するよう 努 める また, 家 族 構 成 を 考 慮 して, 避 難 するときに 持 ち 出 す 必 要 最 低 限 の 生 活 用 品 についても 準 備 しておくよう 努 める 2 事 業 所 等 は, 災 害 発 生 に 備 えて, 社 員 やその 家 族,さらには 地 域 住 民 も 考 慮 しながら 食 料, 飲 料 水 の 備 蓄 に 努 める 3 市 は, 住 民 が 食 料, 飲 料 水, 生 活 用 品 等 の 備 蓄 を 自 発 的 に 取 り 組 むよう 啓 発 に 努 める 第 2 住 民 等 のとるべき 措 置 危 機 管 理 課, 総 務 企 画 課 1 住 民 は, 防 災 の 基 本 である 自 らの 身 は 自 らで 守 る という 原 則 に 基 づき, 最 低 3 日 分 の 食 料 (そのまま 食 べられるか, 簡 単 な 調 理 で 食 べられるレトルトのご 飯, 缶 詰 など) 及 び 飲 料 水 ( 缶 入 りやペットボトルのミネラルウォーターなど),また 衣 類, 貴 重 品 等 を 非 常 時 に 持 ち 出 しができる 状 態 で 備 蓄 するよう 努 める 2 住 民 は, 家 族 構 成 を 考 慮 して, 避 難 するときに 持 ち 出 す 最 低 限 の 生 活 用 品 についても, 併 せて 準 備 しておくよう 努 める 3 住 民 は, 地 域 における 住 民 相 互 扶 助 の 仕 組 みづくりを 進 め, 最 小 限 度 の 被 害 に 抑 止 するた めの 防 災 体 制 の 構 築 に 努 める 4 事 業 所 等 は, 災 害 発 生 に 備 えて, 社 員 やその 家 族,さらには 地 域 住 民 も 考 慮 しながら,3 日 分 の 食 料, 飲 料 水 の 備 蓄 に 努 める 5 市 は, 住 民 等 が 食 料, 飲 料 水, 生 活 用 品 の 備 蓄 について, 自 発 的 に 取 組 むよう 啓 発 に 努 め る 6 市 は, 小 口 混 載 の 支 援 物 資 を 送 ることは 被 災 市 町 村 の 負 担 になることなど, 被 災 地 支 援 に 関 する 知 識 の 普 及 に 努 める <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-136> 2-72 第 3 食 料 及 び 生 活 物 資 等 の 確 保 危 機 管 理 課 1 初 期 の 対 応 に 十 分 な 備 蓄 量 の 確 保 市 は, 備 蓄 を 行 うに 当 たって, 備 蓄 場 所, 品 目, 数 量 等 の 点 検 洗 い 出 しの 調 査 を 行 い, 大 規 模 な 津 波 が 発 生 した 場 合 には, 物 資 の 調 達 や 輸 送 が 平 常 時 のようには 実 施 できないとい う 認 識 に 立 ち, 各 々で 想 定 される 最 大 避 難 者 数 の3 日 分 等, 初 期 の 対 応 に 十 分 な 量 の 物 資 を 備 蓄 する <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P19, 他 県 参 考,H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > 2 集 中 備 蓄 分 散 備 蓄 体 制 の 整 備 市 は, 仮 設 トイレや 投 光 器 など 物 資 の 性 格 に 応 じ, 大 型 で 数 量 が 少 なく, 緊 急 性 を 要 しな いものは 防 災 拠 点 等 への 集 中 備 蓄, 災 害 発 生 後 に 被 災 地 において 大 量 に 必 要 となり 迅 速 に 対 応 すべきものは, 避 難 場 所 の 位 置 を 勘 案 した 倉 庫 等 への 分 散 備 蓄 を 行 い,それぞれの 備 蓄 拠 点 を 設 けるなど, 体 制 の 整 備 に 努 める

104 第 2 章 災 害 予 防 対 策 3 備 蓄 拠 点 の 整 備 市 は, 備 蓄 拠 点 について, 輸 送 拠 点 として 指 定 するなど, 物 資 の 緊 急 輸 送 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう 予 め 体 制 を 整 備 する <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P17 65, 地 域 防 災 計 画 における 地 震 津 波 対 策 の 充 実 強 化 に 関 する 検 討 会 報 告 書 P63> 4 備 蓄 物 資 の 選 定 時 の 配 慮 市 は, 備 蓄 物 資 の 選 定 に 当 たり, 栄 養 士 等 の 協 力 を 得 ながら, 高 齢 者, 障 害 者, 乳 幼 児, 妊 産 婦 等 の 要 配 慮 者, 女 性 や 子 育 て 家 庭 の 避 難 生 活,アレルギー 対 策, 避 難 生 活 の 長 期 化 に おける 栄 養 バランス 等 について 配 慮 する < 東 日 本 大 震 災 における 震 災 関 連 死 に 関 する 報 告 ( 復 興 庁 )P9> 資 料 編 : 災 害 対 策 用 備 蓄 物 品 の 現 況, 防 災 センターの 備 蓄 物 品 の 現 況 第 3 食 料 及 び 生 活 物 資 の 確 保 危 機 管 理 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 水 産 課, 農 林 課, 商 工 課, 総 務 企 画 課, 県 地 方 振 興 事 務 所, 同 農 林 振 興 部, 東 北 農 政 局 1 食 料 の 備 蓄 及 び 調 達 (1) 非 常 食 の 備 蓄 及 び 調 達 市 は, 被 害 想 定 などを 参 考 にしながら 最 小 限 の 非 常 食 の 備 蓄 に 努 めるほか, 被 災 地 にお ける 迅 速 な 対 応 を 図 るため, 分 散 備 蓄 を 行 う また, 非 常 食 の 備 蓄 を 補 完 するため, 関 係 業 界 等 とあらかじめ 協 定 を 締 結 するなど, 災 害 時 における 調 達 先 を 確 保 しておく (2) 食 料 の 供 給 体 制 市 は, 緊 急 時 における 食 料 ( 米 穀 ) 及 び 乾 パンの 供 給 体 制 については, 県 に 要 請 し, 県 が 協 定 を 締 結 している 東 北 農 政 局 消 費 安 全 部 を 通 じて 供 給 を 受 ける (3) 副 食 品 等 市 は, 副 食 品 等 については 企 業 との 協 定 の 締 結 を 推 進 するほか, 関 係 企 業 等 との 協 力 関 係 を 構 築 する (4) その 他 市 は, 上 記 の 他,あらゆる 手 段 を 通 じて 各 種 物 資 の 調 達 を 行 い, 被 災 者 への 提 供 に 努 め る 2 生 活 物 資 の 確 保 市 は, 被 害 想 定 などを 参 考 にして 最 小 限 の 生 活 物 資 の 備 蓄 に 努 め, 被 災 地 における 迅 速 な 対 応 を 図 るため, 分 散 備 蓄 を 行 う また, 生 活 物 資 の 備 蓄 を 補 完 するため, 関 係 機 関 との 協 定 や, 災 害 時 支 援 登 録 及 び 県 の 災 害 支 援 目 録 への 登 録 について 企 業 等 及 び 関 係 業 界 等 へ 協 力 を 依 頼 し, 災 害 時 における 調 達 先 を 確 保 する 第 4 食 料 及 び 生 活 物 資 等 の 調 達 体 制 危 機 管 理 課, 産 業 再 生 戦 略 課, 水 産 課, 商 工 課, 農 林 課, 総 務 企 画 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 県 地 方 振 興 事 務 所, 同 農 林 振 興 部, 東 北 農 政 局 1 食 料 の 調 達 (1) 市 は, 大 規 模 な 地 震 が 発 生 した 場 合 の 被 害 を 想 定 し, 必 要 とされる 食 料 ( 米 穀, 乾 パン, 野 菜, 果 実, 乳 製 品 等 )について 予 め 調 達 体 制 を 整 備 し,それらの 供 給 確 保 に 努 める (2) 市 は, 非 常 食 の 備 蓄 を 補 完 するため, 関 係 業 界 等 と 予 め 協 定 を 締 結 するなど, 災 害 時 に おける 調 達 先 を 確 保 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 地 震 編 ] P2-114> 2 生 活 物 資 の 調 達 市 は, 応 急 生 活 物 資 を 供 給 するため, 予 め, 関 係 業 界 と 協 議 し, 災 害 時 における 応 急 生 活 物 資 供 給 等 の 協 力 に 関 する 協 定 を 締 結 し, 供 給 範 囲 や 供 給 手 順 をルール 化 するなど 物 資 調 達 のための 体 制 を 整 備 する また, 災 害 救 助 法 が 適 用 される 大 規 模 な 地 震 が 発 生 した 場 合 の 被 害 を 想 定 し, 調 達 先 との 連 絡 方 法, 物 資 の 輸 送 方 法 等 について, 十 分 調 整 する なお, 供 給 する 物 資 の 選 定 に 当 たっては, 高 齢 者, 障 害 者, 乳 幼 児, 妊 産 婦 等 の 要 配 慮 者, 女 性 や 子 育 て 家 庭 の 避 難 生 活,アレルギー 対 策, 避 難 生 活 の 長 期 化 における 栄 養 バランス 等 について 配 慮 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 地 震 編 ] P2-115> 2-73 資 料 編 : 災 害 対 策 用 備 蓄 物 品 の 現 況, 防 災 センターの 備 蓄 物 品 の 現 況 第 4 飲 料 水 及 び 応 急 給 水 資 機 材 の 確 保 管 理 課, 工 務 課, 浄 水 課, 唐 桑 水 道 事 業 所 市 は, 被 害 想 定 などを 参 考 にしながら 緊 急 時 用 貯 水 施 設 や 浄 水 場, 配 水 池 等 における 応 急 給 水 の 確 保 に 努 めるほか, 応 急 給 水 に 必 要 な 飲 料 水 容 器, 給 水 車, 給 水 タンク 及 び 浄 水 装 置 等 の 第 5 飲 料 水 及 び 応 急 給 水 資 機 材 の 確 保 危 機 管 理 課, 管 理 課, 工 務 課, 浄 水 課, 総 務 企 画 課, 唐 桑 水 道 事 業 所, 本 吉 水 道 事 務 所 市 は, 被 害 想 定 などを 参 考 にしながら 緊 急 時 用 貯 水 施 設 や 浄 水 場, 配 水 池 等 における 応 急 給

105 第 2 章 災 害 予 防 対 策 応 急 給 水 資 機 材 を 整 備 する なお, 浄 水 装 置 については,プール 及 び 井 戸 での 活 用 のため, 防 災 訓 練 等 において,その 操 作 方 法 の 習 熟 を 図 る 市 は, 日 本 水 道 協 会 宮 城 県 支 部 などの 関 係 機 関 と 連 携 を 図 り, 必 要 に 応 じ, 関 係 機 関 に 応 援 要 請 ができる 体 制 を 整 えるなど 応 急 体 制 の 確 立 を 図 る 資 料 編 : 地 域 内 所 在 の 給 水 資 機 材 水 の 確 保 に 努 めるほか, 応 急 給 水 に 必 要 な 飲 料 水 容 器, 給 水 車, 給 水 タンク 及 び 浄 水 装 置 等 の 応 急 給 水 資 機 材 を 整 備 する なお, 浄 水 装 置 については,プール 及 び 井 戸 での 活 用 のため, 防 災 訓 練 等 において,その 操 作 方 法 の 習 熟 を 図 る 市 は, 日 本 水 道 協 会 宮 城 県 支 部 などの 関 係 機 関 と 連 携 を 図 り, 必 要 に 応 じ, 関 係 機 関 に 応 援 要 請 ができる 体 制 を 整 えるなど 応 急 体 制 の 確 立 を 図 る 資 料 編 : 地 域 内 所 在 の 給 水 資 機 材 第 6 ガスの 調 達, 供 給 体 制 の 整 備 ガス 課,( 一 社 ) 宮 城 県 エルピーガス 協 会 三 陸 支 部 気 仙 沼 班 1 市 長 (ガス 事 業 管 理 者 )は, 被 害 想 定 などを 参 考 にし, 震 災 時 における 応 急 ガス 供 給 に 必 要 な 資 機 材 を 予 め 整 備 する 2 市 長 (ガス 事 業 管 理 者 )は, 日 本 ガス 協 会 などの 関 係 機 関 と 連 携 を 図 り, 必 要 に 応 じ, 関 係 機 関 に 応 援 要 請 ができる 体 制 を 整 えるなど 応 急 体 制 の 確 立 を 図 る 3 市 長 (ガス 事 業 管 理 者 ) 及 び( 一 社 ) 宮 城 県 エルピーガス 協 会 三 陸 支 部 気 仙 沼 班 は, 災 害 発 生 時 において 可 能 な 限 り 早 期 に 生 活 基 盤 の 復 旧 を 図 るため, 協 定 等 を 締 結 するなどして, 応 急 ガス 供 給 に 迅 速 な 対 応 を 図 れるよう 努 める 第 7 燃 料 の 確 保 危 機 管 理 課, 財 政 課 1 燃 料 の 調 達, 供 給 体 制 の 整 備 (1) 燃 料 の 確 保 に 関 する 協 定 等 市 は, 災 害 発 生 時 において 可 能 な 限 り 早 期 に 生 活 基 盤 の 復 旧 を 図 るため, 石 油 商 業 協 同 組 合 等 と 必 要 な 協 定 等 を 締 結 するなどして, 災 害 応 急 対 策 に 必 要 な 車 両 に 対 し, 優 先 的 な 給 油 を 受 ける 給 油 所 を 指 定 しておくよう 努 める (2) 情 報 連 絡 体 制 の 確 立 市 は, 石 油 商 業 協 同 組 合 等 や 県 と 災 害 発 生 時 における 情 報 連 絡 体 制 を 確 立 する 2 重 要 施 設 災 害 応 急 対 策 車 両 等 の 指 定 (1) 停 電 時 の 対 策 強 化 重 要 施 設 の 管 理 者 は, 災 害 に 伴 う 停 電 が 発 生 した 場 合 においても, 電 力 を 賄 うことがで きるよう, 自 家 発 電 設 備 を 備 えるとともに, 必 要 な 燃 料 の 備 蓄 を 行 うよう 努 める (2) 平 常 時 からの 燃 料 確 保 災 害 応 急 対 策 車 両 に 指 定 された 車 両 の 所 有 者 または 使 用 者 は, 日 頃 から 燃 料 を 満 量 近 く 給 油 しておくことを 心 がける 3 災 害 応 急 対 策 車 両 専 用 優 先 給 油 所 の 指 定 市 は, 協 定 などに 基 づき, 災 害 発 生 時 において 災 害 応 急 対 策 車 両 が 専 用 または 優 先 して 給 油 が 受 けられる 給 油 所 を 予 め 指 定 しておくとともに, 災 害 対 応 力 の 強 化 に 努 める 市 から 指 定 のあった 災 害 応 急 対 策 車 両 専 用 優 先 給 油 所 は, 市 と 協 力 して 日 頃 からその 旨 を 明 示 し, 災 害 時 に 混 乱 が 生 じないよう 周 知 を 図 る 2-74

106 第 2 章 災 害 予 防 対 策 4 普 及 啓 発 (1) 燃 料 管 理 等 の 普 及 啓 発 市 は, 災 害 発 生 時 の 燃 料 の 供 給 不 足 に 伴 う 混 乱 を 防 止 するため, 日 頃 から 住 民 及 び 事 業 者,また 透 析 患 者, 妊 婦 など 通 院 が 必 要 な 方 や 医 療 従 事 者 等 に 対 し, 車 両 の 燃 料 を 日 頃 か ら 半 分 以 上 としておくよう 心 掛 けるなど, 災 害 発 生 時 に 備 えた 燃 料 管 理 などの 普 及 啓 発 を 行 う < 職 員 アンケート> (2) 車 両 を 要 する 住 民 等 の 自 助 努 力 の 徹 底 日 常 生 活 や 事 業 活 動 において, 車 両 が 必 要 不 可 欠 な 住 民 及 び 事 業 所,また 透 析 患 者 や 妊 婦 など 通 院 が 必 要 な 方 や 医 療 従 事 者 等 は, 車 両 の 燃 料 を 日 頃 から 半 分 以 上 としておくよう 心 掛 けるなど, 自 助 努 力 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-141> 2-75

107 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 18 節 ボランティアの 受 入 れ 第 18 節 ボランティアの 受 入 れ 体 制 の 整 備 第 1 目 的 災 害 発 生 後 の 救 援 活 動 等 におけるボランティアの 役 割 の 重 要 性 を 認 識 し,ボランティア 活 動 への 支 援 及 びボランティアの 育 成 並 びに 防 災 関 係 機 関 等 との 連 携, 機 能 分 担 等 について 定 める 第 1 目 的 市 は, 災 害 時 の 被 災 者 への 救 援 活 動 や 市 の 応 急 対 策 への 協 力 等 におけるボランティアの 役 割 の 重 要 性 を 認 識 し,ボランティアの 受 入 れ 体 制 の 整 備 並 びに 社 会 福 祉 協 議 との 連 携, 機 能 分 担 等 について 定 める < 庁 内 ワーキング> 第 2 ボランティアの 定 義 と 役 割 1 ボランティアの 定 義 等 災 害 時 のボランティアの 定 義 としては, 災 害 対 策 基 本 法 においては 被 災 者 の 援 護 等 のた めに 自 発 的 に 防 災 活 動 に 参 加 する 者 との 意 味 合 いを 持 つものとされている ボランティアは,その 職 能 によって, 専 門 的 な 知 識 や 技 能 を 活 用 する 専 門 ボランティアと それ 以 外 の 一 般 ボランティアに 区 分 され,また, 組 織 や 団 体 の 一 員 として 活 動 するボランテ ィアと, 組 織 や 団 体 に 属 さず 個 人 として 参 加 するボランティアに 区 分 される 2 ボランティアの 役 割 (1) 生 活 支 援 に 関 する 業 務 ア 避 難 所 の 運 営 補 助 イ 炊 き 出 し, 食 料 等 の 配 布 ウ 救 援 物 資 等 の 仕 分 け, 輸 送 エ 高 齢 者, 障 害 者 等 の 介 護 補 助 オ 清 掃 活 動 カ その 他 被 災 地 での 軽 作 業 (2) 専 門 的 な 知 識 を 要 する 業 務 ア 救 護 所 等 での 医 療, 看 護, 保 健 予 防 イ 被 災 建 築 物 宅 地 の 危 険 度 判 定 ウ 砂 防 関 係 施 設 等 診 断 エ 外 国 人 のための 通 訳 オ 被 災 者 のメンタルヘルスケア カ 高 齢 者, 障 害 者 等 の 介 護 キ アマチュア 無 線 等 を 利 用 した 情 報 通 信 事 務 ク 公 共 土 木 施 設 の 調 査 等 ケ その 他 専 門 的 な 技 術 知 識 が 必 要 な 業 務 第 2 ボランティアの 定 義 と 役 割 1 ボランティアの 定 義 等 災 害 時 のボランティアの 定 義 としては, 災 害 対 策 基 本 法 においては 被 災 者 の 援 護 等 のた めに 自 発 的 に 防 災 活 動 に 参 加 する 者 との 意 味 合 いを 持 つものとされている ここでのボランティアは, 団 体 としてではなく, 個 人 で 被 災 者 への 救 援 活 動 や 市 の 応 急 対 策 への 協 力 等 の 支 援 を, 無 償 で 行 う 主 体 とする 2 ボランティアの 役 割 (1) 生 活 支 援 に 関 する 業 務 ア 避 難 所 の 運 営 補 助 イ 炊 き 出 し, 食 料 等 の 配 布 ウ 救 援 物 資 等 の 仕 分 け, 輸 送 エ 高 齢 者, 障 害 者 等 の 介 護 補 助 オ 清 掃 活 動 カ その 他 被 災 地 での 軽 作 業 キ その 他 個 人 の 保 有 する 専 門 知 識 資 格 技 能 を 生 かした 支 援 活 動 (2) 専 門 的 な 知 識 を 要 する 業 務 ア 救 護 所 等 での 医 療, 看 護, 保 健 予 防 イ 被 災 建 築 物 宅 地 の 危 険 度 判 定 ウ 砂 防 関 係 施 設 等 診 断 エ 外 国 人 のための 通 訳 オ 被 災 者 のメンタルヘルスケア カ 高 齢 者, 障 害 者 等 の 介 護 キ アマチュア 無 線 等 を 利 用 した 情 報 通 信 事 務 ク 公 共 土 木 施 設 の 調 査 等 ケ その 他 専 門 的 な 技 術 知 識 が 必 要 な 業 務 2-76 第 3 ボランティアの 活 動 の 環 境 整 備 社 会 福 祉 事 務 所, 地 域 づくり 推 進 課, 危 機 管 理 課 市 は, 社 会 福 祉 協 議 会 等 との 連 携 を 図 り, 災 害 時 においてボランティアの 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう,その 活 動 環 境 の 整 備 を 図 る その 際, 平 常 時 の 登 録, 研 修 訓 練, 災 害 時 にお けるボランティアの 受 入 れ 調 整 を 行 う 体 制, 活 動 拠 点 の 確 保, 活 動 上 の 安 全 確 保, 被 災 者 二

108 第 2 章 災 害 予 防 対 策 ーズ 等 の 情 報 提 供 方 策 等 について, 整 備 を 推 進 する <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > < 県 防 災 会 議 [ 震 災 地 震 編 ] P2-44> < 庁 内 ワーキング> 第 3 ボランティア 関 係 団 体 との 連 携 強 化 危 機 管 理 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 土 木 課, 都 市 計 画 課, 県 土 木 事 務 所, 県 保 健 福 祉 事 務 所, 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部, 社 会 福 祉 協 議 会 市 は, 災 害 時 のボランティア 受 入 れ,ボランティアニーズの 把 握 等 について, 気 仙 沼 市 社 会 福 祉 協 議 会,みやぎ 災 害 救 援 ボランティアセンター 及 び 日 本 赤 十 字 社 等 と 連 携 を 図 る 1 気 仙 沼 市 災 害 ボランティアセンター 大 規 模 災 害 発 生 時, 必 要 に 応 じて 気 仙 沼 市 社 会 福 祉 協 議 会 が 中 心 となり, 気 仙 沼 市 災 害 ボ ランティアセンター を 設 置 し, 災 害 対 策 本 部, 関 係 機 関, 災 害 支 援 NPO 等 と 連 携 を 図 り ながら, 各 地 からの 一 般 ボランティアの 受 け 入 れ 及 び 被 災 者 のニーズ 把 握,コーディネート ( 振 り 分 け),ボランティアコーディネーターの 要 請,ボランティア 受 け 入 れ 拠 点 の 整 備 など を 行 い, 被 災 者 の 救 援, 救 助, 支 援 活 動 を 実 施 する 第 4 ボランティアの 受 入 れ 体 制 の 整 備 危 機 管 理 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 社 会 福 祉 協 議 会 市 は, 災 害 時 のボランティアの 受 入 れ 体 制 の 整 備 について, 気 仙 沼 市 社 会 福 祉 協 議 会 と 連 携 を 図 る 1 気 仙 沼 市 社 会 福 祉 協 議 会 社 会 福 祉 協 議 会 は, 厚 生 労 働 省 防 災 業 務 計 画 において, 災 害 時 はボランティアの 拠 点 とし て, 被 災 者 ニーズの 把 握 や 具 体 的 活 動 内 容 の 指 示, 必 要 な 物 資 の 提 供 等 を 行 うこととされて いる このため, 災 害 時 には 気 仙 沼 市 社 会 福 祉 協 議 会 が 中 心 となって, 速 やかに 気 仙 沼 市 災 害 ボランティアセンター ( 以 下, 市 災 害 ボランティアセンターという )を 立 ち 上 げられるよ う, 平 常 時 から 市, 関 係 団 体 等 の 協 力 も 得 ながら, 次 のような 準 備, 取 組 を 行 う (1) 災 害 ボランティアコーディネーターの 養 成 平 常 時 から, 被 災 者, 市 及 びボランティアを 結 びつける 調 整 役 となる 市 災 害 ボランティ アコーディネーターを 市 民 から 募 集 し 養 成 する このため, 市 民 が 市 災 害 ボランティア 活 動 等 に 積 極 的 に 携 わるための 相 談 や 情 報 提 供 等 に 努 めるとともに, 市 とも 協 力 し, 市 災 害 ボランティアコーディネーターとしての 知 識 経 験 や 市 災 害 ボランティアセンターの 運 営 の 知 識 経 験 を 持 つ 人 材 の 確 保, 育 成 及 び 連 携 強 化 に 努 める (2) ボランティアの 受 入 れ 拠 点 の 整 備 平 常 時 から,ボランティアの 受 入 れ 拠 点 となる 市 災 害 ボランティアセンター 及 びその 支 部 であるサテライトセンターの 設 置 場 所 について 定 めておく さらに, 市 災 害 ボランティアセンター 責 任 者 の 決 定 や 担 当 者 の 役 割 分 担, 通 信 手 段 の 確 保 や 情 報 の 受 発 信 のルートの 検 討, 資 機 材 のリストアップと 調 達 方 法 の 確 認, 受 入 れ 手 順 確 認 や 書 式 の 作 成, 活 動 資 金 の 確 保 など, 具 体 的 な 準 備 を 行 うとともに 必 要 な 訓 練 を 行 う (3) 受 入 れ 体 制 の 整 備 社 会 福 祉 協 議 会 は,ボランティアに 対 するニーズと 活 動 とのマッチングについて, 予 め 災 害 時 に 想 定 されるニーズの 整 理 を 行 うとともに, 必 要 とされるボランティアの 活 動 内 容 をホームページ 等 で 情 報 発 信 するための 環 境 整 備 やボランティアの 事 前 登 録 制 度 の 活 用 な どにより, 受 入 れのための 体 制 を 構 築 するよう 努 める 2 行 政 の 支 援 (1) 社 会 福 祉 協 議 会 の 活 動 支 援 市 は, 社 会 福 祉 協 議 会 の 行 うボランティアの 受 入 れに 必 要 な 環 境 整 備 やリーダーの 養 成 などの 体 制 づくりを, 社 会 福 祉 協 議 会 と 連 携 して 実 施 するとともに, 必 要 な 支 援 を 行 う (2) ボランティアセンター 運 営 のための 研 修 訓 練 の 実 施 支 援 市 は, 社 会 福 祉 協 議 会 と 連 携 し, 市 災 害 ボランティアセンターの 運 営 に 関 する 研 修 やセ 2-77

109 第 2 章 災 害 予 防 対 策 2 日 本 赤 十 字 社 の 活 動 体 制 (1) 赤 十 字 の 防 災 ボランティア ア 赤 十 字 奉 仕 団 員 イ 防 災 ボランティア 活 動 に 参 加 を 希 望 し, 必 要 な 研 修 訓 練 を 受 け, 防 災 ボランティア としての 登 録 をした 個 人 又 は 団 体 ウ 災 害 発 生 時 に 防 災 ボランティアとして 活 動 に 参 加 することを 希 望 する 個 人 又 は 団 体 (2) 活 動 内 容 防 災 ボランティアは, 日 本 赤 十 字 社 が 行 う 災 害 救 護 活 動 に 参 加 協 力 する また, 日 本 赤 十 字 社 の 仲 介 により, 行 政 機 関 等 の 要 請 を 受 け, 各 人 又 は 各 団 体 の 技 能 や 特 色 を 活 かし た 活 動 を 積 極 的 に 行 う (3) 関 係 機 関 との 連 携 日 本 赤 十 字 社 は, 防 災 ボランティア 活 動 を 有 効 に 推 進 するため, 活 動 場 所, 活 動 内 容, 受 け 入 れ 等 について 詳 細 な 情 報 を 必 要 とするので, 常 に 関 係 機 関 との 密 接 な 連 絡 体 制 の 維 持 に 努 める (4) 研 修 及 び 訓 練 日 本 赤 十 字 社 は, 赤 十 字 奉 仕 団 に 対 しては, 日 頃 の 活 動 や 研 修 を 通 して 防 災 ボランティ ア 活 動 への 積 極 的 な 参 加 を 促 し, 中 心 的 な 役 割 を 担 えるような 体 制 を 整 備 する また, 参 加 を 希 望 する 個 人 又 は 団 体 については, 適 時 研 修 会 等 を 開 催 し, 又 は 講 師 を 派 遣 するなど, できる 限 りの 便 宜 を 図 る (5) 防 災 ボランティアの 登 録 日 本 赤 十 字 社 は, 防 災 ボランティアの 登 録 については,あらかじめ 行 うこととするが, 各 人 の 特 殊 技 能 等 による 機 能 別 照 会 についても 考 慮 する (6) 災 害 発 生 時 の 防 災 ボランティア 受 入 れ 日 本 赤 十 字 社 は, 災 害 発 生 時 に 活 動 参 加 を 申 し 出 るものについては, 活 動 に 先 立 って 登 録 の 上,その 業 務 内 容 等 に 関 する 研 修 訓 練 等 を 行 うこととし, 特 に 安 全 については 十 分 に 考 慮 する (7) 防 災 ボランティア リーダーの 養 成 日 本 赤 十 字 本 社 は, 活 動 を 円 滑 かつ 安 全 に 行 うため,これらの 連 絡 調 整 にあたる 防 災 ボランティア リーダーを 養 成 する 支 部 はこれを 補 佐 する 地 域 リーダーを 養 成 する (8) 補 償 日 本 赤 十 字 社 は, 赤 十 字 奉 仕 団 員 及 び 防 災 ボランティアに 登 録 したものに 対 し, 日 本 赤 十 字 社 救 急 防 災 ボランティア 保 険 への 加 入 を 勧 誘 し, 安 全 で 積 極 的 な 活 動 ができるよ う 努 める 3 その 他 の 民 間 団 体 との 連 絡,ボランティアの 育 成 市 は, 災 害 応 急 対 策 を 実 施 するに 当 たり, 市 内 において 協 力 を 求 めることのできる 民 間 団 体 と 平 時 から 連 絡 をとり, 円 滑 な 活 動 ができるよう 相 互 の 協 力 に 努 める ンター 運 営 訓 練 の 実 施 に 関 する 支 援 を 行 う < 県 防 災 会 議 [ 震 災 地 震 編 ] P2-46>< 庁 内 ワーキング> 2 日 本 赤 十 字 社 の 活 動 体 制 (1) 赤 十 字 の 防 災 ボランティア ア 赤 十 字 奉 仕 団 員 イ 防 災 ボランティア 活 動 に 参 加 を 希 望 し, 必 要 な 研 修 訓 練 を 受 け, 防 災 ボランティア としての 登 録 をした 個 人 又 は 団 体 ウ 災 害 発 生 時 に 防 災 ボランティアとして 活 動 に 参 加 することを 希 望 する 個 人 又 は 団 体 (2) 活 動 内 容 防 災 ボランティアは, 日 本 赤 十 字 社 が 行 う 災 害 救 護 活 動 に 参 加 協 力 する また, 日 本 赤 十 字 社 の 仲 介 により, 行 政 機 関 等 の 要 請 を 受 け, 各 人 又 は 各 団 体 の 技 能 や 特 色 を 活 かし た 活 動 を 積 極 的 に 行 う (3) 関 係 機 関 との 連 携 日 本 赤 十 字 社 は, 防 災 ボランティア 活 動 を 有 効 に 推 進 するため, 活 動 場 所, 活 動 内 容, 受 け 入 れ 等 について 詳 細 な 情 報 を 必 要 とするので, 常 に 関 係 機 関 との 密 接 な 連 絡 体 制 の 維 持 に 努 める (4) 研 修 及 び 訓 練 日 本 赤 十 字 社 は, 赤 十 字 奉 仕 団 に 対 しては, 日 頃 の 活 動 や 研 修 を 通 して 防 災 ボランティ ア 活 動 への 積 極 的 な 参 加 を 促 し, 中 心 的 な 役 割 を 担 えるような 体 制 を 整 備 する また, 参 加 を 希 望 する 個 人 又 は 団 体 については, 適 時 研 修 会 等 を 開 催 し, 又 は 講 師 を 派 遣 するなど, できる 限 りの 便 宜 を 図 る (5) 防 災 ボランティアの 登 録 日 本 赤 十 字 社 は, 防 災 ボランティアの 登 録 については,あらかじめ 行 うこととするが, 各 人 の 特 殊 技 能 等 による 機 能 別 照 会 についても 考 慮 する (6) 災 害 発 生 時 の 防 災 ボランティア 受 入 れ 日 本 赤 十 字 社 は, 災 害 発 生 時 に 活 動 参 加 を 申 し 出 るものについては, 活 動 に 先 立 って 登 録 の 上,その 業 務 内 容 等 に 関 する 研 修 訓 練 等 を 行 うこととし, 特 に 安 全 については 十 分 に 考 慮 する (7) 防 災 ボランティア リーダーの 養 成 日 本 赤 十 字 本 社 は, 活 動 を 円 滑 かつ 安 全 に 行 うため,これらの 連 絡 調 整 にあたる 防 災 ボランティア リーダーを 養 成 する 支 部 はこれを 補 佐 する 地 域 リーダーを 養 成 する (8) 補 償 日 本 赤 十 字 社 は, 赤 十 字 奉 仕 団 員 及 び 防 災 ボランティアに 登 録 したものに 対 し, 日 本 赤 十 字 社 救 急 防 災 ボランティア 保 険 への 加 入 を 勧 誘 し, 安 全 で 積 極 的 な 活 動 ができるよ う 努 める 3 その 他 の 民 間 団 体 との 連 絡,ボランティアの 育 成 市 は, 災 害 応 急 対 策 を 実 施 するに 当 たり, 市 内 において 協 力 を 求 めることのできる 民 間 団 体 と 平 時 から 連 絡 をとり, 円 滑 な 活 動 ができるよう 相 互 の 協 力 に 努 める 2-78

110 第 2 章 災 害 予 防 対 策 また, 気 仙 沼 市 社 会 福 祉 協 議 会,みやぎ 災 害 救 援 ボランティアセンター 及 び 赤 十 字 奉 仕 団 と 連 携 し, 住 民 に 対 しボランティアに 関 する 情 報 提 供 等 を 行 い,ボランティアの 育 成 に 努 め る 4 専 門 ボランティア (1) 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 は, 地 震 により 被 災 を 受 けた 建 築 物 について,その 後 の 余 震 活 動 に 対 する 安 全 性 を 判 定 するものである 県 は,こうした 判 定 作 業 にボランティア 活 動 として 従 事 する 民 間 判 定 士 等 を 対 象 に 宮 城 県 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 として 養 成, 登 録 を 行 っている (2) 砂 防 ボランティア 大 規 模 な 土 砂 災 害 等 が 発 生 した 場 合, 県 市 の 砂 防 担 当 職 員 のみでは 二 次 災 害 の 防 止 に 対 して 迅 速 かつ 十 分 な 対 応 は 不 可 能 である このため, 市 及 び 県 は, 宮 城 県 砂 防 ボランテ ィア 協 会 との 連 携 を 図 り, 二 次 災 害 の 防 止 に 努 める (3) 防 災 エキスパート 制 度 防 災 エキスパート 制 度 は, 公 共 土 木 施 設 の 調 査, 計 画, 設 計, 積 算, 施 工, 管 理, 契 約, 用 地 等 行 政 上 の 事 務 処 理, 施 設 の 維 持 管 理 等 に 長 年 携 わった 人 に, 専 門 的 な 分 野 でのボラ ンティア 活 動 へ 従 事 してもらうべく, 東 北 地 方 整 備 局 が 発 足 させた 制 度 である 東 北 地 方 整 備 局 は, 災 害 が 発 生 した 際 には,この 制 度 により 迅 速, 確 実, 効 果 的 に 直 轄 管 理 施 設 の 被 災 状 況 を 把 握 し, 二 次 災 害 防 止 の 応 急 処 理 及 び 応 急 復 旧 と 本 復 旧 の 各 ( 案 )を 管 轄 す る 河 川 国 道 事 務 所 等 に 提 案 する また, 気 仙 沼 市 社 会 福 祉 協 議 会,みやぎ 災 害 救 援 ボランティアセンター 及 び 赤 十 字 奉 仕 団 と 連 携 し, 住 民 に 対 しボランティアに 関 する 情 報 提 供 等 を 行 い,ボランティアの 育 成 に 努 め る 4 専 門 ボランティア (1) 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 は, 地 震 により 被 災 を 受 けた 建 築 物 について,その 後 の 余 震 活 動 に 対 する 安 全 性 を 判 定 するものである 県 は,こうした 判 定 作 業 にボランティア 活 動 として 従 事 する 民 間 判 定 士 等 を 対 象 に 宮 城 県 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 として 養 成, 登 録 を 行 っている (2) 砂 防 ボランティア 大 規 模 な 土 砂 災 害 等 が 発 生 した 場 合, 県 市 の 砂 防 担 当 職 員 のみでは 二 次 災 害 の 防 止 に 対 して 迅 速 かつ 十 分 な 対 応 は 不 可 能 である このため, 市 及 び 県 は, 宮 城 県 砂 防 ボランテ ィア 協 会 との 連 携 を 図 り, 二 次 災 害 の 防 止 に 努 める (3) 防 災 エキスパート 制 度 防 災 エキスパート 制 度 は, 公 共 土 木 施 設 の 調 査, 計 画, 設 計, 積 算, 施 工, 管 理, 契 約, 用 地 等 行 政 上 の 事 務 処 理, 施 設 の 維 持 管 理 等 に 長 年 携 わった 人 に, 専 門 的 な 分 野 でのボラ ンティア 活 動 へ 従 事 してもらうべく, 東 北 地 方 整 備 局 が 発 足 させた 制 度 である 東 北 地 方 整 備 局 は, 災 害 が 発 生 した 際 には,この 制 度 により 迅 速, 確 実, 効 果 的 に 直 轄 管 理 施 設 の 被 災 状 況 を 把 握 し, 二 次 災 害 防 止 の 応 急 処 理 及 び 応 急 復 旧 と 本 復 旧 の 各 ( 案 )を 管 轄 す る 河 川 国 道 事 務 所 等 に 提 案 する 2-79

111 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 19 節 支 援 団 体 の 受 入 れ 体 制 の 整 備 < 庁 内 ワーキング> 第 1 目 的 市 は, 被 災 者 への 救 援 活 動 や 市 の 応 急 対 策 への 協 力 等 における 支 援 団 体 の 役 割 の 重 要 性 を 認 識 し, 支 援 団 体 の 受 入 れ 体 制 の 整 備 並 びに 関 係 機 関 等 との 連 携, 機 能 分 担 等 について 定 める < 庁 内 ワーキング> 第 2 支 援 団 体 の 定 義 と 役 割 1 支 援 団 体 の 定 義 等 支 援 団 体 は, 個 人 で 活 動 を 行 う 個 人 ボランティアと 区 別 され, 団 体 として 被 災 者 への 救 援 活 動 や 市 の 応 急 対 策 への 協 力 等 をおこなう 主 体 とする 支 援 団 体 には, 任 意 団 体,NPO, 公 益 法 人, 宗 教 法 人, 企 業, 地 縁 団 体 など 様 々な 形 態 がある また, 個 人 ボランティアと 同 様 に 支 援 活 動 の 無 償 性 を 掲 げる 支 援 団 体 がある 一 方 で, 支 援 内 容 によっては 有 償 や 実 費 弁 償 の 支 援 活 動 となる 場 合 もある 2 支 援 団 体 の 特 徴 と 支 援 分 野 支 援 団 体 の 特 徴 と 支 援 分 野 の 代 表 例 は 以 下 のとおりである 1 専 門 性 : 団 体 の 保 有 する 専 門 知 識 や 技 能 を 活 用 した 支 援 を 行 う 団 体 ( 支 援 分 野 の 例 : 福 祉, 医 療, 情 報 通 信,ボランティアセンター 運 営 支 援 等 ) 2 組 織 性 : 多 数 の 団 体 所 属 メンバーのマンパワーや 組 織 力 を 活 用 して 支 援 にあたる 団 体 ( 支 援 分 野 の 例 : 宗 教 団 体, 労 組, 日 赤 など 全 国 的 組 織 力 による 多 様 な 支 援 ) 3 地 域 性 : 平 常 時 から 地 縁 的 なつながりで 地 域 を 特 定 して 活 動 する 団 体 ( 支 援 分 野 の 例 : 特 定 地 域 の 被 災 者 支 援,まちづくり 支 援, 互 助 活 動 ) 4 半 官 半 民 性 : 支 援 団 体 の 団 体 母 体 が 公 益 法 人 行 政 が 組 織 する 制 度 ボランティア 団 体 ( 支 援 分 野 の 例 : 福 祉, 医 療, 建 築 土 木 などの 技 術 的 支 援 ) 5 企 業 性 : 企 業 が 母 体 で 企 業 の 保 有 する 組 織 力 人 的 物 的 資 源 を 活 用 する 団 体 ( 支 援 分 野 の 例 : 物 流 支 援, 支 援 物 資 提 供, 警 備 交 通 整 理 等 ) 2-80 第 3 支 援 団 体 の 活 動 の 環 境 整 備 社 会 福 祉 事 務 所, 地 域 づくり 推 進 課, 関 係 課 市 は, 支 援 団 体 との 連 携 を 図 り, 災 害 時 において 支 援 団 体 の 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう, その 活 動 環 境 の 整 備 を 図 る 具 体 的 には, 市 は, 各 課 の 行 なう 災 害 時 の 応 急 対 策 上, 支 援 を 得 ることが 有 益 な 団 体 団 体 の 特 性 に 応 じて, 必 要 に 応 じて 担 当 課 で 協 定 締 結 等 の 適 切 な 連 携 体 制 の 確 保 に 努 める 第 4 支 援 団 体 の 受 入 れ 体 制 の 整 備 地 域 づくり 推 進 課, 土 木 課, 建 築 住 宅 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 県 土 木 事 務 所, 県 保 健 福 祉 事 務 所, 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部, 社 会 福 祉 協 議 会 市 は, 災 害 時 の 支 援 団 体 の 受 入 れ 体 制 の 整 備 について 検 討 するとともに, 気 仙 沼 市 社 会 福 祉 協 議 会, 日 本 赤 十 字 社, 各 種 の 国, 県 が 組 織 する 制 度 ボランティアと 連 携 を 図 る

112 第 2 章 災 害 予 防 対 策 1 市 市 は, 災 害 時 に 支 援 団 体 の 受 入 れが 迅 速 かつ 円 滑 に 行 えるよう, 次 の 準 備, 取 組 みを 行 う (1) 支 援 団 体 の 受 入 れ 体 制 の 整 備 支 援 団 体 の 受 入 れ 調 整 を 担 当 する 各 課 は, 平 時 からの 支 援 団 体 との 協 議 に 基 づき, 災 害 市 の 支 援 団 体 の 受 入 れ 調 整 を 行 う 体 制 を 整 備 するとともに, 各 課 の 応 急 対 策 における 支 援 ニーズや 被 災 者 二 ーズ 等 の 情 報 提 供 体 制 の 整 備 を 推 進 する (2) 市 災 害 ボランティアセンターとの 連 携 強 化 市 は, 気 仙 沼 市 社 会 福 祉 協 議 会 と 協 議 し, 市 災 害 ボランティアセンターの 運 営 の 経 験 が 豊 富 で, 気 仙 沼 市 災 害 ボランティアセンターの 支 援 が 可 能 な 支 援 団 体 との 協 定 等 の 締 結 を 検 討 するなど, 平 時 からの 必 要 な 調 整, 連 携 の 強 化 を 行 う (3) 支 援 団 体 との 全 体 調 整 体 制 の 整 備 大 規 模 な 災 害 の 場 合 には 各 種 の 支 援 団 体 の 活 動 と 個 人 ボランティアの 支 援 活 動 の 調 整 が 必 要 となる このため, 市 は, 支 援 団 体, 社 会 福 祉 協 議 会 と 協 議 し, 支 援 活 動 の 全 体 調 整 会 議 等 の 実 施 体 制 の 整 備 に 努 める 2 日 本 赤 十 字 社 の 活 動 体 制 (1) 赤 十 字 の 防 災 ボランティア ア 赤 十 字 奉 仕 団 員 イ 防 災 ボランティア 活 動 に 参 加 を 希 望 し, 必 要 な 研 修 訓 練 を 受 け, 防 災 ボランティア としての 登 録 をした 個 人 または 団 体 ウ 災 害 発 生 時 に 防 災 ボランティアとして 活 動 に 参 加 することを 希 望 する 個 人 または 団 体 (2) 活 動 内 容 防 災 ボランティアは, 日 本 赤 十 字 社 が 行 う 災 害 救 護 活 動 に 参 加 協 力 する また, 日 本 赤 十 字 社 の 仲 介 により, 行 政 機 関 等 の 要 請 を 受 け, 各 人 または 各 団 体 の 技 能 や 特 色 を 活 か した 活 動 を 積 極 的 に 行 う (3) 関 係 機 関 との 連 携 日 本 赤 十 字 社 は, 防 災 ボランティア 活 動 を 有 効 に 推 進 するため, 活 動 場 所, 活 動 内 容, 受 け 入 れ 等 について 詳 細 な 情 報 を 必 要 とするので, 常 に 関 係 機 関 との 密 接 な 連 絡 体 制 の 維 持 に 努 める (4) 研 修 及 び 訓 練 日 本 赤 十 字 社 は, 赤 十 字 奉 仕 団 に 対 しては, 日 頃 の 活 動 や 研 修 を 通 して 防 災 ボランティ ア 活 動 への 積 極 的 な 参 加 を 促 し, 中 心 的 な 役 割 を 担 えるような 体 制 を 整 備 する また, 参 加 を 希 望 する 個 人 または 団 体 については, 適 時 研 修 会 等 を 開 催 し,または 講 師 を 派 遣 する など,できる 限 りの 便 宜 を 図 る (5) 防 災 ボランティアの 登 録 日 本 赤 十 字 社 は, 防 災 ボランティアの 登 録 については, 予 め 行 うこととするが, 各 人 の 特 殊 技 能 等 による 機 能 別 照 会 についても 考 慮 する (6) 災 害 発 生 時 の 防 災 ボランティア 受 入 れ 日 本 赤 十 字 社 は, 災 害 発 生 時 に 活 動 参 加 を 申 し 出 るものについては, 活 動 に 先 立 って 登 2-81

113 第 2 章 災 害 予 防 対 策 録 の 上,その 業 務 内 容 等 に 関 する 研 修 訓 練 等 を 行 うこととし, 特 に 安 全 については 十 分 に 考 慮 する (7) 防 災 ボランティア リーダーの 養 成 日 本 赤 十 字 本 社 は, 活 動 を 円 滑 かつ 安 全 に 行 うため,これらの 連 絡 調 整 にあたる 防 災 ボランティア リーダーを 養 成 する 支 部 はこれを 補 佐 する 地 域 リーダーを 養 成 する (8) 補 償 日 本 赤 十 字 社 は, 赤 十 字 奉 仕 団 員 及 び 防 災 ボランティアに 登 録 したものに 対 し, 日 本 赤 十 字 社 救 急 防 災 ボランティア 保 険 への 加 入 を 勧 誘 し, 安 全 で 積 極 的 な 活 動 ができるよ う 努 める 4 その 他 の 地 域 の 支 援 団 体 の 育 成 連 携 体 制 の 整 備 市 は, 応 急 対 策 を 実 施 するに 当 たり, 市 内 において 協 力 を 求 めることのできる 地 域 の 支 援 団 体 を 育 成 するととともに, 平 常 時 から 連 携 体 制 を 強 化 し, 災 害 時 に 円 滑 な 活 動 ができるよ う 相 互 の 協 力 に 努 める 5 制 度 ボランティア 団 体 等 市 の 関 係 課 は, 以 下 に 代 表 される 制 度 ボランティア 団 体 等 の 円 滑 な 受 入 れのため, 平 常 時 か 下 記 の 制 度 ボランティア 等 を 所 管 する 機 関 団 体 等 との 協 働 のための 必 要 な 調 整 を 行 う (1) 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 は, 地 震 により 被 災 を 受 けた 建 築 物 について,その 後 の 余 震 活 動 に 対 する 安 全 性 を 判 定 するものである 県 は,こうした 判 定 作 業 にボランティア 活 動 として 従 事 する 民 間 判 定 士 等 を 対 象 に 宮 城 県 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 として 養 成, 登 録 を 行 っている (2) 砂 防 ボランティア 大 規 模 な 土 砂 災 害 等 が 発 生 した 場 合, 県 市 の 砂 防 担 当 職 員 のみでは 二 次 災 害 の 防 止 に 対 して 迅 速 かつ 十 分 な 対 応 は 不 可 能 である このため, 市 及 び 県 は, 宮 城 県 砂 防 ボランテ ィア 協 会 との 連 携 を 図 り, 二 次 災 害 の 防 止 に 努 める (3) 防 災 エキスパート 制 度 防 災 エキスパート 制 度 は, 公 共 土 木 施 設 の 調 査, 計 画, 設 計, 積 算, 施 工, 管 理, 契 約, 用 地 等 行 政 上 の 事 務 処 理, 施 設 の 維 持 管 理 等 に 長 年 携 わった 人 に, 専 門 的 な 分 野 でのボラ ンティア 活 動 へ 従 事 してもらうべく, 東 北 地 方 整 備 局 が 発 足 させた 制 度 である 東 北 地 方 整 備 局 は, 災 害 が 発 生 した 際 には,この 制 度 により 迅 速, 確 実, 効 果 的 に 直 轄 管 理 施 設 の 被 災 状 況 を 把 握 し, 二 次 災 害 防 止 の 応 急 処 理 及 び 応 急 復 旧 と 本 復 旧 の 各 ( 案 )を 管 轄 する 河 川 国 道 事 務 所 等 に 提 案 する (4) 水 防 協 力 団 体 市 は, 水 防 法 に 基 づき, 監 視, 警 戒 その 他 の 水 防 活 動 に 協 力 を 得 られる 水 防 協 力 団 体 の 指 定 制 度 について 活 用 の 検 討 を 図 るとともに, 協 力 が 必 要 な 法 人 団 体 について 調 査 し, 当 該 法 人 団 体 と 協 議 し, 指 定 申 請 の 働 きかけを 行 う さらに, 水 防 協 力 団 体 に 指 定 した 場 合 は, 当 該 団 体 に 対 し, 防 災 安 全 交 付 金 等 の 効 果 促 進 事 業 等 を 活 用 した 支 援 が 可 能 で ある 旨 を 周 知 し,その 活 用 を 促 進 する 2-82

114 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 19 節 災 害 時 要 援 護 者 外 国 人 旅 行 客 対 策 第 1920 節 要 配 慮 者 外 国 人 旅 行 客 対 策 第 1 目 的 大 規 模 地 震 津 波 災 害 時 には, 高 齢 者, 障 害 者 等 の 災 害 時 要 援 護 者,また 市 内 在 住 の 外 国 人, あるいは 旅 行 客 等 も 被 災 することが 考 えられ, 避 難 後 の 生 活 にも 精 神 的, 身 体 的 ハンディキャ ップを 負 うことが 予 想 されるため,その 対 策 について 整 備 しておくものとする 第 1 目 的 大 規 模 地 震 津 波 災 害 時 には, 高 齢 者, 障 害 者, 乳 幼 児, 妊 産 婦 等 の 要 配 慮 者,また 市 内 に 在 住 する 外 国 人,あるいは 団 体 旅 行 客 等 も 被 災 することが 考 えられ,その 場 合 一 般 市 民 より 危 険 であることが 予 想 され,さらに 避 難 後 の 生 活 にも 精 神 的, 身 体 的 なハンディキャップを 負 う ことが 予 想 されるため, 市 及 び 関 係 機 関 は,その 対 策 について 整 備 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-143> 第 2 要 配 慮 者 避 難 支 援 計 画 の 策 定 危 機 管 理 課, 高 齢 介 護 課, 健 康 増 進 課, 保 健 福 祉 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 地 域 包 括 支 援 センター 1 要 配 慮 者 避 難 支 援 計 画 ( 仮 称 )の 策 定 市 は, 災 害 対 策 基 本 法 及 び 避 難 行 動 要 支 援 者 の 避 難 行 動 支 援 に 関 する 取 組 指 針 ( 平 成 25 年 8 月, 以 下, 取 組 指 針 という )に 基 づき, 地 域 防 災 計 画 において, 市 内 に 居 住 する 要 配 慮 者 のうち, 災 害 に 際 して 自 ら 避 難 することが 困 難 で 避 難 の 支 援 を 要 する 避 難 行 動 要 支 援 者 の 名 簿 作 成 や 避 難 支 援 に 関 わる 措 置 にについて 具 体 的 な 実 施 内 容, 手 順 を 定 めることとなるが, これらを 要 配 慮 者 避 難 支 援 計 画 ( 仮 称 ) において 定 める なお, 要 配 慮 者 避 難 支 援 計 画 ( 仮 称 ) は 従 前 の 災 害 時 要 援 護 者 の 避 難 支 援 ガイドライン ( 平 成 18 年 3 月 改 訂, 以 下 ガイドライン という )で 示 された 災 害 時 要 援 護 者 避 難 支 援 プランの 全 体 計 画 に 該 当 する 2 個 別 計 画 の 策 定 市 は, 名 簿 情 報 に 基 づき 避 難 行 動 要 支 援 者 一 人 ひとりに 対 する 支 援 方 法 を 定 める 個 別 計 画 を 策 定 するよう 努 める 個 別 計 画 では, 予 め, 一 人 ひとりの 避 難 行 動 要 支 援 者 に 対 し, 複 数 の 避 難 支 援 者 を 定 め, 支 援 方 法, 避 難 先 を 決 めておくなどの 具 体 的 な 計 画 を 策 定 するよう 努 める 個 別 計 画 の 策 定 にあたっては, 避 難 支 援 のコーディネーターとなる 民 生 委 員 や 社 会 福 祉 協 議 会, 自 主 防 災 組 織, 自 治 会, 福 祉 事 業 者 等 の 協 力 を 得 て 策 定 する < 災 対 法 改 正 > 2-83 第 2 高 齢 者, 障 害 者 等 の 対 策 危 機 管 理 課, 健 康 介 護 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 県 保 健 福 祉 事 務 所 一 般 に 要 援 護 者 と 考 えられる, 障 害 者, 介 護 を 必 要 とする 高 齢 者,ひとり 暮 らしの 高 齢 者, 保 護 を 必 要 とする 児 童 等 ( 以 下 災 害 時 要 援 護 者 という )に 関 し, 市, 社 会 福 祉 施 設 及 び 介 護 老 人 保 健 施 設 ( 以 下 社 会 福 祉 施 設 等 という ) 及 び 防 災 関 係 機 関 は, 災 害 時 要 援 護 者 の 身 体 機 能 などを 考 慮 しながら, 平 常 時 から, 社 会 福 祉 施 設 等 における 予 防 対 策 や, 緊 急 通 報 シス テム, 災 害 時 要 援 護 者 支 援 に 関 する 要 綱 を 整 備 し,それに 基 づくネットワークなどの 各 種 の 防 災 対 策 を 講 じ, 災 害 予 防 に 万 全 を 期 す 1 社 会 福 祉 施 設 等 の 予 防 対 策 (1) 防 災 点 検 及 び 防 災 資 機 材 の 配 備 社 会 福 祉 施 設 等 の 管 理 者 は, 定 期 的 に 施 設 の 耐 久 性 耐 火 性 を 点 検 し, 建 築 年 数 や 老 朽 第 3 高 齢 者, 障 害 者 等 の 対 策 危 機 管 理 課, 高 齢 介 護 課, 健 康 増 進 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 地 域 包 括 支 援 センター, 県 保 健 福 祉 事 務 所 一 般 に 要 配 慮 者 と 考 えられる, 障 害 者, 介 護 を 必 要 とする 高 齢 者,ひとり 暮 らしの 高 齢 者, 保 護 を 必 要 とする 児 童 等 ( 以 下 要 配 慮 者 という )に 関 し, 市, 社 会 福 祉 施 設 及 び 介 護 老 人 保 健 施 設 ( 以 下 社 会 福 祉 施 設 等 という ) 及 び 防 災 関 係 機 関 は, 要 配 慮 者 の 身 体 機 能 などを 考 慮 しながら, 平 常 時 から, 社 会 福 祉 施 設 等 における 予 防 対 策 や, 緊 急 通 報 システム, 要 配 慮 者 支 援 に 関 する 要 綱 を 整 備 し,それに 基 づくネットワークなどの 各 種 の 防 災 対 策 を 講 じ, 災 害 予 防 に 万 全 を 期 す 1 社 会 福 祉 施 設 等 の 安 全 確 保 対 策 (1) 防 災 点 検 及 び 防 災 資 材 の 配 備 社 会 福 祉 施 設 等 は, 定 期 的 に 施 設 の 耐 久 性 耐 火 性 を 点 検 し, 建 築 年 数 や 老 朽 度 合 い 等

115 第 2 章 災 害 予 防 対 策 度 合 い 等 に 応 じて 必 要 な 修 繕 補 強 等 を 行 う 特 に, 施 設 内 部 や 周 辺 のバリアフリー 化 に 努 める また, 防 災 資 機 材 や 日 常 生 活 及 び 福 祉 サービスに 必 要 な 物 資 を 配 備 する (2) 防 災 教 育 及 び 避 難 誘 導 方 法 の 確 立 社 会 福 祉 施 設 等 の 管 理 者 は, 消 防 機 関 等 の 指 導 を 受 け, 消 防 計 画 等 をもとに, 入 所 者 及 び 従 事 者 等 に 対 し, 避 難 経 路 及 び 避 難 場 所 を 周 知 し, 基 本 的 な 防 災 行 動 がとれるよう 防 災 教 育 を 行 い, 定 期 的 に 防 災 訓 練 を 実 施 する また, 施 設 の 構 造 や 利 用 者 の 身 体 的 特 徴 を 考 慮 し 避 難 誘 導 方 法 を 確 立 しておく 2 在 宅 の 災 害 時 要 援 護 者 の 対 策 市 は, 民 生 児 童 委 員 及 び 社 会 福 祉 協 議 会 等 と 連 携 し, 災 害 時 要 援 護 者 支 援 ネットワーク 等 を 活 用 しながら, 在 宅 の 災 害 時 要 援 護 者 を 把 握 しておくとともに, 自 治 会 等 近 隣 の 助 け 合 い に 活 用 するため, 登 録 台 帳 等 により 情 報 の 共 有 に 努 める なお, 個 人 情 報 保 護 の 観 点 から, 申 請 時 の 同 意 とその 後 の 保 管 には 厳 重 に 注 意 するものとする また, 訪 問 により, 火 気 使 用 の 注 意 や 家 具 の 転 倒 防 止, 避 難 場 所 の 周 知 など, 災 害 予 防 啓 発 に 努 める に 応 じて 必 要 な 修 繕 等 を 行 い, 災 害 に 対 する 安 全 性 の 確 保 に 努 める 特 に, 施 設 内 部 や 周 辺 のバリアフリー 化 に 努 める また, 電 気, 水 道 等 の 供 給 停 止 に 備 え, 入 所 者 が 最 低 限 度 の 生 活 維 持 に 必 要 な 食 料, 飲 料 水, 医 薬 品 類 等 の 備 蓄 を 行 うとともに, 施 設 機 能 の 応 急 復 旧 や 治 療 等 に 必 要 な 非 常 用 自 家 発 電 機 等 の 防 災 設 備 の 整 備 に 努 める (2) 組 織 体 制 の 整 備 社 会 福 祉 施 設 等 は, 予 め 防 災 組 織 を 整 え, 施 設 職 員 の 任 務 分 担, 動 員 計 画, 施 設 関 係 者 緊 急 連 絡 体 制, 県 へのライフライン 等 の 被 害 復 旧 状 況 報 告 体 制 等 を 盛 り 込 んだ 非 常 災 害 に 関 する 具 体 的 計 画 を 作 成 する また, 沿 岸 市 町 と 連 携 し, 施 設 相 互 間 並 びに 他 の 施 設, 近 隣 住 民, 自 主 防 災 組 織,ボランティア 組 織 等 との 日 常 の 連 携 が 密 になるよう 努 め, 入 所 者 の 実 態 等 に 応 じた 協 力 が 得 られるよう 体 制 づくりを 行 う (3) 防 災 教 育 及 び 避 難 誘 導 方 法 の 確 立 社 会 福 祉 施 設 等 は, 入 所 者 及 び 従 事 者 等 に 対 し, 避 難 経 路 及 び 避 難 場 所 を 周 知 し, 基 本 的 な 防 災 行 動 がとれるよう, 災 害 に 関 する 基 礎 的 な 知 識 や 災 害 時 にとるべき 行 動 等 につい て 理 解 や 関 心 を 高 めるための 防 災 教 育 を 行 う また, 入 所 者 及 び 従 事 者 が, 発 災 時 におい て 適 切 な 行 動 がとれるよう, 施 設 の 構 造 や 入 所 者 の 判 断 能 力, 行 動 能 力 等 の 実 態 に 応 じた 防 災 訓 練 を 定 期 的 に 実 施 し, 施 設 の 構 造 や 利 用 者 の 身 体 的 特 徴 を 考 慮 した 避 難 誘 導 方 法 を 確 立 する (4) 業 務 継 続 体 制 の 構 築 社 会 福 祉 施 設 等 は, 施 設 や 設 備 が 大 きく 被 災 し 入 所 者 が 施 設 での 生 活 が 継 続 できない 場 合 には, 介 護 環 境 を 確 保 できる 他 の 同 種 または 類 似 の 施 設 に 利 用 者 を 避 難 させるとともに, 他 施 設 からの 介 護 職 員 等 の 応 援 派 遣 等 により 介 護 の 継 続 が 可 能 な 体 制 を 整 えることが 速 や かにできるよう, 予 め 施 設 間 において 業 務 継 続 に 関 する 体 制 づくりを 行 う < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-143> 2 在 宅 の 要 配 慮 者 の 対 策 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-144> 市 は, 民 生 児 童 委 員 及 び 社 会 福 祉 協 議 会 等 と 連 携 し, 災 害 時 要 援 護 者 支 援 ネットワーク 等 を 活 用 しながら, 在 宅 の 要 配 慮 者 を 把 握 しておくとともに, 自 治 会 等 近 隣 の 助 け 合 いに 活 用 するため, 登 録 台 帳 等 により 情 報 の 共 有 に 努 める なお, 個 人 情 報 保 護 の 観 点 から, 申 請 時 の 同 意 とその 後 の 保 管 には 厳 重 に 注 意 するものとする また, 訪 問 により, 火 気 使 用 の 注 意 や 家 具 の 転 倒 防 止, 避 難 場 所 の 周 知 など, 災 害 予 防 啓 発 に 努 める (1) 要 配 慮 者 の 把 握 市 は, 災 害 による 犠 牲 者 となりやすいよう 配 慮 者 の 把 握 に 努 め, 発 災 時 に 迅 速 な 対 応 が とれるよう 備 える なお, 市 は, 次 の 事 項 に 留 意 し 把 握 等 を 行 う ア 要 配 慮 者 の 所 在 把 握 (ア) 市 は, 住 民 登 録 や 福 祉 などの 各 担 当 部 門 が 保 有 する 情 報 から, 事 前 に 要 配 慮 者 をリ ストアップし,どのような 要 配 慮 者 ( 電 源 を 必 要 とする 医 療 機 器 の 使 用 の 有 無 を 含 む ) がどこに 住 んでいるのかの 所 在 情 報 を 取 りまとめるように 努 める この 場 合, 災 害 時 2-84

116 第 2 章 災 害 予 防 対 策 (1) 緊 急 通 報 システム 市 は, 在 宅 の 災 害 時 要 援 護 者 については,すでに 整 備 済 みである 独 居 高 齢 者 や 障 害 者 を 対 象 とした 緊 急 通 報 システム を 活 用 しながら 対 応 する 緊 急 通 報 システムは,ひと り 暮 らし 高 齢 者 等 の 自 宅 に 設 置 された 電 話 機 と, 緊 急 通 報 センターに 設 置 されたワークス テーションを 電 話 回 線 で 結 んだシステムである ひとり 暮 らし 高 齢 者 等 に 急 病 や 事 故 など 突 発 的 な 事 態 が 発 生 したときは, 身 につけてい るペンダント( 小 型 無 線 発 信 器 )を 押 すことにより, 家 庭 用 緊 急 通 報 機 器 から 緊 急 通 報 受 信 センターへ 自 動 発 信 する 緊 急 通 報 センターのワークステーションでは, 発 信 された 通 報 を 自 動 受 信 し, 発 信 者 の 名 前 住 所 病 歴 協 力 員 (ボランティア 等 )の 電 話 番 号 等 関 係 情 報 を 表 示 し, 救 援 体 制 を 支 援 する には 防 災 関 係 機 関 等 に 開 示 されることなどについて 事 前 に 本 人 またはその 家 族 から 同 意 を 得 ておく また, 平 常 時 から 要 配 慮 者 と 接 している 高 齢 介 護 課, 健 康 増 進 課, 地 域 包 括 支 援 セ ンター, 社 会 福 祉 事 務 所, 社 会 福 祉 協 議 会, 民 生 委 員,ケアマネージャー, 介 護 職 員 等 の 福 祉 サービス 提 供 者, 障 害 者 団 体 等 の 福 祉 関 係 者 との 連 携 に 努 める (イ) 市 は, 自 主 防 災 組 織 や, 自 治 会 や 町 内 会 などの 地 域 コミュニティを 活 用 するなど, 地 域 における 共 助 による 所 在 把 握 の 取 組 を 推 進 する イ 所 在 情 報 の 管 理 (ア) 常 に 最 新 の 情 報 を 把 握 し, 内 容 を 更 新 の 上, 関 係 者 で 共 有 する 体 制 を 構 築 する (イ) 災 害 時 における 関 係 機 関 の 役 割 を 踏 まえ, 要 配 慮 者 情 報 の 開 示 時 期, 開 示 先 の 対 象 機 関, 開 示 範 囲 を 定 めておく (ウ) 個 人 情 報 保 護 の 観 点 から,コンピュータを 利 用 してのデータベース 化 やGIS 化 な どを 進 めると 共 に,データの 漏 洩 防 止 等 の 適 切 な 管 理 を 行 い, 緊 急 時 にアクセスでき るよう, 常 に 必 要 最 低 限 の 情 報 が 取 り 出 せるように 整 備 する なお, 災 害 による 電 源 喪 失 やコンピュータの 破 損 等 を 考 慮 し, 紙 媒 体 での 情 報 も 保 管 しておく (2) 支 援 体 制 の 整 備 市 は,ガイドラインや 手 引 きを 参 考 とし, 自 主 防 災 組 織 の 育 成 及 び 指 導 並 びに 社 会 福 祉 施 設 等 への 指 導 を 通 じ, 災 害 時 における 情 報 伝 達 や 救 助, 避 難 誘 導 等 において 予 め 何 をす べきかを 定 めるなど, 自 治 会 や 町 内 会 などの 地 域 社 会 全 体 で 要 配 慮 者 を 支 援 するための 体 制 づくりを 行 う なお, 体 制 づくりに 当 たっては, 地 域 における 生 活 者 の 多 様 な 視 点 を 反 映 させるため, 女 性 の 積 極 的 な 参 加 が 得 られるよう 努 める (3) 防 災 設 備 等 の 整 備 聴 覚 障 害 者 等 への 災 害 情 報 の 伝 達 を 効 果 的 に 行 うための 文 字 放 送 受 信 装 置 等 の 普 及 に 努 めるとともに, 在 宅 者 の 安 全 性 を 高 めるため, 自 動 消 火 装 置 及 び 火 災 報 知 器 等 の 設 置 を 推 進 する (4) 緊 急 通 報 システム 市 は, 在 宅 の 要 配 慮 者 については, 独 居 高 齢 者 や 障 害 者 を 対 象 とした 緊 急 通 報 システ ム を 活 用 しながら 対 応 する 緊 急 通 報 システムは,ひとり 暮 らし 高 齢 者 等 の 自 宅 に 設 置 された 電 話 機 と, 緊 急 通 報 センターに 設 置 されたワークステーションを 電 話 回 線 で 結 んだ システムである ひとり 暮 らし 高 齢 者 等 に 急 病 や 事 故 など 突 発 的 な 事 態 が 発 生 したときは, 身 につけてい るペンダント( 小 型 無 線 発 信 器 )を 押 すことにより, 家 庭 用 緊 急 通 報 機 器 から 緊 急 通 報 受 信 センターへ 自 動 発 信 する 緊 急 通 報 センターのワークステーションでは, 発 信 された 通 報 を 自 動 受 信 し, 発 信 者 の 名 前 住 所 病 歴 協 力 員 (ボランティア 等 )の 電 話 番 号 等 関 係 情 報 を 表 示 し, 救 援 体 制 を 支 援 する (5) 相 互 協 力 体 制 の 整 備 2-85

117 第 2 章 災 害 予 防 対 策 市 は, 社 会 福 祉 協 議 会, 民 生 委 員,ケアマネージャー, 介 護 職 員 等 の 福 祉 サービス 提 供 者, 障 害 者 団 体 等 の 福 祉 関 係 者, 要 配 慮 者 の 近 隣 住 民 ( 自 主 防 災 組 織 等 ),ボランティア 組 織 などとの 連 携 により, 要 配 慮 者 の 安 全 確 保 に 関 する 相 互 協 力 体 制 を 整 備 する 資 料 編 : 災 害 時 要 援 護 者 支 援 ネットワーク 概 念 図, 緊 急 通 報 システム 概 念 図 資 料 編 : 災 害 時 要 援 護 者 支 援 ネットワーク 概 念 図, 緊 急 通 報 システム 概 念 図 3 福 祉 避 難 所 の 確 保 (1) 福 祉 避 難 所 の 指 定 市 は, 施 設 の 津 波 や 土 砂 災 害 等 の 被 災 リスクに 対 する 安 全 性 確 保 やバリアフリー 化, 避 難 スペースが 確 保 されているなど, 要 援 護 者 のために 特 別 の 配 慮 がなされた 施 設 や, 民 間 の 特 別 養 護 老 人 ホーム 等 の 施 設 を 福 祉 避 難 所 として 指 定 するように 努 める さらに, 福 祉 避 難 所 運 営 に 必 要 な 事 項 について 予 めマニュアル 等 を 作 成 し 配 置 しておくこ と (2) 市 域 を 超 えた 要 配 慮 者 の 受 入 れ 体 制 の 構 築 市 は, 県 と 連 携 を 図 りながら, 市 での 受 入 れが 困 難 な 在 宅 の 要 配 慮 者 を 想 定 し, 市 域 を 越 えて 受 け 入 れる 体 制 の 構 築 に 努 める (3) 福 祉 避 難 所 の 構 造 設 備 市 は, 県 と 連 携 を 図 りながら, 福 祉 避 難 所 において, 要 援 護 者 が 避 難 生 活 を 送 るために 必 要 となる 洋 式 トイレ, 車 椅 子, 簡 易 ベッド 等 の 障 害 者 高 齢 者 を 考 慮 した 設 備 や,ミル ク,ほ 乳 びん 等 の 乳 児 用 備 品, 及 び 授 乳 に 配 慮 するための 設 備 といった, 女 性 や 子 育 て 家 庭 に 十 分 配 慮 した 構 造 設 備 の 配 備 に 努 める (4) 支 援 対 策 要 員 の 確 保 市 は, 県 と 連 携 を 図 りながら, 福 祉 避 難 所 において, 要 配 慮 者 の 介 護 医 療 的 ケアなど 相 談 や 介 助 などの 支 援 対 策 が 円 滑 に 実 施 できる 要 員 の 確 保 に 努 める なお, 県 においては, 広 域 避 難 時 の 要 配 慮 者 の 支 援 体 制 における, 市 や 保 健 福 祉 事 務 所 等 関 係 機 関 間 の 連 携 強 化 と 情 報 の 共 有 化 を 図 るとともに, 早 期 に 福 祉 避 難 所 で 介 護 士 等 が 活 動 できるよう, 市 を 支 援 する 4 福 祉 サービスの 継 続 と 関 係 機 関 の 連 携 市 は, 災 害 時 における 福 祉 サービスの 運 用 方 針 等 に 関 し, 国 や 県 と 密 接 に 連 絡 をとるとと もに, 介 護 医 療 的 ケアなどの 福 祉 サービスの 継 続 に 必 要 な 体 制 を 確 保 する 具 体 的 には 関 係 者 間 で 密 接 な 連 携 を 図 り, 他 の 地 方 公 共 団 体 等 からの 広 域 的 な 応 援 派 遣 や 受 入 れも 活 用 しながら 福 祉 サービスの 継 続 に 必 要 な 体 制 を 整 える 5 家 族 を 含 めた 防 災 訓 練 の 実 施 市 は, 近 隣 住 民, 自 主 防 災 組 織, 地 域 ケアシステムの 在 宅 ケアチームやボランティア 組 織 などの 協 力 により, 要 配 慮 者 やその 家 族 を 含 めた 防 災 訓 練 の 実 施 に 努 める 6 要 配 慮 者 自 身 の 備 え 市 は, 平 常 時 に 要 援 護 者 自 身 あるいは 家 族 ができる 範 囲 で 準 備 をしておく, 以 下 のような 自 助 の 考 え 方 についても, 普 及 に 努 める 2-86

118 第 2 章 災 害 予 防 対 策 (1) 避 難 する 場 合 は, 避 難 場 所 を 書 いた 紙 を 玄 関 に 貼 っておく (2) 防 災 用 品 をそろえる (3) 貴 重 物 品 をまとめておく (4) 近 所 の 人 に 災 害 時 の 支 援 について 依 頼 しておく (5) 防 災 訓 練 に 参 加 する など < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-147> 第 3 外 国 人 への 対 策 危 機 管 理 課,まちづくり 推 進 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 水 産 課, 商 工 課, 観 光 課, 教 育 委 員 会 1 市 は, 災 害 発 生 時 に 言 語 の 不 自 由 さで 外 国 人 が 孤 立 せず, 迅 速 かつ 的 確 な 対 応 ができるよ う, 地 域 での 交 流 の 重 要 性 を 広 く 啓 発 するとともに, 関 係 事 業 者, 及 び 関 係 団 体 との 連 携 を 図 り, 地 域 に 住 む 外 国 人 に 対 し, 次 のような 対 策 を 実 施 し, 災 害 予 防 の 周 知 に 努 める (1) 外 国 人 登 録 の 際 の 防 災 に 関 する 啓 発 (2) 外 国 語 対 応 の 防 災 マップ 行 動 マニュアル 等 を 作 成 配 布 (3) 避 難 場 所 案 内 板 等 への 外 国 語 の 併 記 (4) 地 域 住 民 の 協 力 のもとでの 外 国 人 を 含 めた 防 災 訓 練 等 の 実 施 (5) 水 産 業, 商 工 業 等 の 外 国 人 研 修 生 等 への 研 修 時 の 啓 発 2 市 は, 日 本 赤 十 字 社 を 通 して, 外 国 から 照 会 のある 在 日 外 国 人 の 安 否 調 査 について, 関 係 機 関 との 連 絡 や,ボランティアの 協 力 を 得 て, 所 在 安 否 の 確 認 を 行 い, 調 査 依 頼 先 に 回 答 する 第 4 旅 行 客 への 対 策 観 光 課 陸 中 海 岸 国 立 公 園 の 南 部 景 勝 地 である 本 市 には, 毎 年 200 万 人 前 後 の 観 光 客 が 訪 れており, 災 害 時 の 観 光 客 の 処 遇 に 配 慮 する 必 要 がある このため 市 は, 災 害 時 の 観 光 客 をはじめとする 旅 行 客 の 被 害 状 況 の 把 握 について, 観 光 協 会 や 宿 泊 関 係 団 体 と 連 携 を 図 りながら 対 応 するとと もに, 県 並 びに 日 本 旅 行 業 協 会 東 北 支 部 及 び 全 国 旅 行 業 協 会 宮 城 県 支 部 に 対 して 協 力 を 要 請 す るなど, 情 報 連 絡 体 制 をあらかじめ 整 備 する 小 田 の 浜 海 水 浴 場,お 伊 勢 浜 海 水 浴 場, 御 崎, 巨 釜 半 造, 岩 井 崎 などの 観 光 地 については, 地 元 観 光 関 係 団 体 との 情 報 連 絡 体 制 をあらかじめ 整 備 し, 地 域 住 民 とともに 海 水 浴 客 なども 含 めた 避 難 体 制 を 整 備 する また, 迅 速 な 被 災 状 況 の 把 握 や 応 急 対 策 に 関 する 情 報 提 供 が 行 えるよう, 観 光 関 係 団 体 や 旅 客 運 送 業 者 との 連 携 について, 必 要 に 応 じて 協 定 の 締 結 等 を 含 めた 体 制 整 備 を 図 る 第 4 外 国 人 への 対 策 危 機 管 理 課, 地 域 まちづくり 推 進 課, 水 産 課, 商 工 課, 観 光 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 教 育 委 員 会 1 市 は, 災 害 発 生 時 に 言 語 の 不 自 由 さで 外 国 人 が 孤 立 せず, 迅 速 かつ 的 確 な 対 応 ができるよ う, 地 域 での 交 流 の 重 要 性 を 広 く 啓 発 するとともに, 関 係 事 業 者, 及 び 外 国 人 ネットワーク の 関 係 団 体 との 連 携 を 図 り, 地 域 に 住 む 外 国 人 に 対 し, 次 のような 対 策 を 実 施 し, 災 害 予 防 の 周 知 に 努 めるとともに, 外 国 人 相 談 窓 口 の 充 実 を 図 る < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-147> (1) 外 国 人 登 録 の 際 の 防 災 に 関 する 啓 発 (2) 外 国 語 対 応 の 防 災 マップ 行 動 マニュアル 等 を 作 成 配 布 (3) 避 難 場 所 案 内 板 等 への 外 国 語 の 併 記 (4) 地 域 住 民 の 協 力 のもとでの 外 国 人 を 含 めた 防 災 訓 練 等 の 実 施 (5) 水 産 業, 商 工 業 等 の 外 国 人 研 修 生 等 への 研 修 時 の 啓 発 2 市 は, 日 本 赤 十 字 社 を 通 して, 外 国 から 照 会 のある 在 日 外 国 人 の 安 否 調 査 について, 関 係 機 関 との 連 絡 や,ボランティアの 協 力 を 得 て, 所 在 安 否 の 確 認 を 行 い, 調 査 依 頼 先 に 回 答 する 第 5 旅 行 客 への 対 策 観 光 課 陸 中 海 岸 三 陸 復 興 国 立 公 園 の 南 部 景 勝 地 である 本 市 には, 毎 年 200 万 人 前 後 の 観 光 客 が 訪 れ ており, 災 害 時 の 観 光 客 の 処 遇 に 配 慮 する 必 要 がある このため 市 は, 災 害 時 の 観 光 客 をはじ めとする 旅 行 客 の 被 害 状 況 の 把 握 について, 観 光 協 会 や 宿 泊 関 係 団 体 と 連 携 を 図 りながら 対 応 するとともに, 県 並 びに 日 本 旅 行 業 協 会 東 北 支 部 及 び 全 国 旅 行 業 協 会 宮 城 県 支 部 に 対 して 協 力 を 要 請 するなど, 情 報 連 絡 体 制 を 予 め 整 備 する 小 田 の 浜 海 水 浴 場,お 伊 勢 浜 海 水 浴 場, 御 崎, 巨 釜 半 造, 岩 井 崎 などの 観 光 地 については, 地 元 観 光 関 係 団 体 との 情 報 連 絡 体 制 を 予 め 整 備 し, 地 域 住 民 とともに 海 水 浴 客 なども 含 めた 避 難 体 制 を 整 備 する また, 迅 速 な 被 災 状 況 の 把 握 や 応 急 対 策 に 関 する 情 報 提 供 が 行 えるよう, 観 光 関 係 団 体 や 旅 客 運 送 業 者 との 連 携 について, 必 要 に 応 じて 協 定 の 締 結 等 を 含 めた 体 制 整 備 を 図 る さらに, 市 は,ホテル 旅 館 等 観 光 施 設 所 有 者 と 連 携 し, 避 難 場 所, 経 路 確 認 の 徹 底 や 観 光 客 参 加 の 防 災 訓 練 に 配 慮 する 2-87

119 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 20 節 廃 棄 物 対 策 第 2021 節 廃 棄 物 対 策 第 1 目 的 大 規 模 地 震 津 波 の 発 災 後, 大 量 に 発 生 する 廃 棄 物 や 倒 壊 落 下 等 による 障 害 物 は, 住 民 の 生 活 に 混 乱 をもたらすため, 処 理 施 設 の 耐 震 化 を 図 るとともに, 収 集 処 理 体 制 の 整 備 について 定 める 第 1 目 的 大 規 模 地 震 津 波 発 生 後, 大 量 に 発 生 する 廃 棄 物 ( 粗 大 ゴミ, 不 燃 性 ゴミ, 生 ゴミ,し 尿 など) や 倒 壊 物 落 下 物 等 による 障 害 物 は, 住 民 の 生 活 に 著 しい 混 乱 をもたらすことが 予 想 される このため, 県, 市 町 村 及 び 関 係 機 関 は, 処 理 施 設 の 耐 震 化 等 を 図 るとともに, 廃 棄 物 処 理 活 動 が 迅 速 に 行 われるよう, 大 量 の 災 害 廃 棄 物 が 発 生 した 場 合 には, 市 内 建 設 業 者 等 との 応 援 体 制 を 構 築 し, 広 域 処 理 も 含 めた 災 害 廃 棄 物 の 処 理 処 分 体 制 の 確 立 を 図 る < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-151> 第 2 処 理 体 制 環 境 課, 県 保 健 福 祉 事 務 所, 気 仙 沼 地 方 衛 生 処 理 組 合, 気 仙 沼 清 掃 事 業 協 業 組 合 1 市 の 役 割 市 は, 災 害 時 における 処 理 を 適 正 かつ 円 滑 に 行 うため, 廃 棄 物 の 処 理 に 関 する 計 画 等 をあ らかじめ 定 めるものとする また, 災 害 時 において 処 理 能 力 を 超 える 場 合 及 びゴミ,し 尿 等 の 廃 棄 物 処 理 施 設 等 が 被 災 し, 使 用 不 能 になった 場 合 の 対 策 として, 災 害 時 相 互 応 援 協 定 締 結 市 町 村 及 び 廃 棄 物 関 係 団 体 等 と 調 整 し, 災 害 時 の 相 互 協 力 体 制 を 整 備 する 2 県 の 役 割 県 は, 市 町 村 がその 責 務 を 十 分 果 たすために 必 要 な 技 術 的 援 助 を 行 うとともに, 都 道 府 県 間 及 び 市 町 村 間 における 広 域 支 援 体 制 の 整 備 に 関 し, 必 要 な 指 導 助 言 その 他 の 支 援 を 行 う 3 事 業 者 の 役 割 事 業 者 は,その 事 業 に 関 連 して 発 生 した 災 害 廃 棄 物 等 の 性 状 等 に 精 通 していることから, 自 らの 責 任 において 適 正 に 処 理 するための 体 制 の 整 備 に 努 める 第 2 処 理 体 制 環 境 課, 廃 棄 物 対 策 課, 災 害 廃 棄 物 対 策 課, 県 保 健 福 祉 事 務 所, 気 仙 沼 清 掃 事 業 協 業 組 合, 気 仙 沼 地 方 衛 生 処 理 組 合 1 市 の 役 割 市 は, 災 害 時 における 処 理 を 適 正 かつ 円 滑 に 行 うため, 廃 棄 物 の 処 理 に 関 する 計 画 等 を 予 め 定 めるものとする また, 災 害 時 において 処 理 能 力 を 超 える 場 合 及 びゴミ,し 尿 等 の 廃 棄 物 処 理 施 設 等 が 被 災 し, 使 用 不 能 になった 場 合 の 対 策 として, 災 害 時 相 互 応 援 協 定 締 結 市 町 村 及 び 廃 棄 物 関 係 団 体 等 と 調 整 し, 災 害 時 の 相 互 協 力 体 制 を 整 備 する なお, 現 実 には, 津 波 被 害 による 廃 棄 物 処 理 は, 一 市 町 村 では 限 界 があり, 国 の 責 任 にお いて 処 理 することを 前 提 に, 市 においては, 津 波 被 害 の 初 期 対 応 としての 廃 棄 物 処 理 計 画 を 定 めるも 必 要 がある また, 災 害 時 の 廃 棄 物 処 理 について 予 め 国 及 び 県 と 調 整 を 図 る 必 要 が ある 初 期 対 応 について 1 市 内 建 築 土 木 業 者 の 稼 働 確 認 と 応 援 機 材 の 手 配 2 市 内 各 所 へ 仮 置 き 場 の 設 定 管 理 委 託 3 市 と 県 と 国 との 管 理 区 分 に 従 った 廃 棄 物 の 撤 去 と 分 別, 仮 置 き 場 への 搬 入 4 搬 入 時 に 分 別 が 徹 底 するよう 暫 定 的 な 処 理 方 針 の 樹 立 5 廃 棄 物 の 規 模 により, 焼 却 炉 の 設 置 を 国 と 協 議 6 他 の 被 災 していない 自 治 体 との 広 域 処 理 の 打 診 協 議 2 県 の 役 割 県 は, 市 町 村 がその 責 務 を 十 分 果 たせるように 必 要 な 技 術 的 援 助 を 行 うとともに, 大 量 の 災 害 廃 棄 物 処 理 を 考 慮 した 都 道 府 県 間 及 び 市 町 村 間 における 広 域 支 援 体 制 の 確 立 を 図 り,ま たこのために 必 要 な 指 導 助 言 その 他 の 支 援 を 行 う 3 事 業 者 の 役 割 事 業 者 は,その 事 業 に 関 連 して 発 生 した 災 害 廃 棄 物 等 の 性 状 等 に 精 通 していることから, 自 らの 責 任 において 適 正 に 処 理 するための 体 制 の 整 備 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-151> 2-88

120 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 3 主 な 措 置 内 容 危 機 管 理 課, 環 境 課, 県 地 方 振 興 事 務 所, 県 保 健 福 祉 事 務 所 市 は, 廃 棄 物 処 理 等 に 係 る 災 害 時 応 急 体 制 を 整 備 するため, 県 等 関 係 機 関 と 連 携 を 図 り, 以 下 の 措 置 を 行 うよう 努 める 1 緊 急 出 動 体 制 の 整 備 (1) 一 般 廃 棄 物 処 理 施 設 の 補 修 等 に 必 要 な 資 機 材 の 備 蓄 (2) 収 集 運 搬 車 両 や 清 掃 機 器 等 の 常 時 使 用 可 能 とする 整 備 (3) 廃 棄 物 の 収 集 処 理 に 必 要 な 人 員 収 集 運 搬 車 両 等 が 不 足 する 場 合 の 対 策 の 検 討 2 応 急 体 制 の 確 保 (1) 生 活 ごみや 災 害 により 生 じた 廃 棄 物 の 一 時 保 管 場 所 である 仮 置 場 の 配 置 計 画 の 作 成 (2) し 尿, 生 活 ごみ 及 びがれき 等 の 広 域 的 な 処 理 処 分 計 画 の 作 成 (3) 近 隣 自 治 体 等 との 協 力 応 援 体 制 の 整 備 3 避 難 所 の 生 活 環 境 の 確 保 (1) 仮 設 トイレやその 管 理 に 必 要 な 消 毒 剤, 脱 臭 剤 等 の 備 蓄 (2) (1)の 調 達 を 迅 速 かつ 円 滑 に 行 う 体 制 の 整 備 第 3 主 な 措 置 内 容 危 機 管 理 課, 環 境 課, 廃 棄 物 対 策 課, 災 害 廃 棄 物 対 策 課, 県 地 方 振 興 事 務 所, 県 保 健 福 祉 事 務 所, 気 仙 沼 清 掃 事 業 協 業 組 合 市 は, 廃 棄 物 処 理 等 に 係 る 災 害 時 応 急 体 制 を 整 備 するため, 県 等 関 係 機 関 と 連 携 を 図 り, 以 下 の 措 置 を 行 うよう 努 める 1 緊 急 出 動 体 制 の 整 備 (1) 一 般 廃 棄 物 処 理 施 設 及 び 収 集 運 搬 車 両 並 びに 清 掃 機 器 等 の 常 時 使 用 を 可 能 とする 整 備 の 補 修 等 に 必 要 な 資 機 材 の 備 蓄 (2) 収 集 運 搬 車 両 や 清 掃 機 器 等 の 常 時 使 用 可 能 とする 整 備 (2) 廃 棄 物 の 収 集 処 理 に 必 要 な 人 員 収 集 運 搬 車 両 等 が 不 足 する 場 合 の 対 策 の 検 討 (3) 緊 急 出 動 に 必 要 な 資 機 材 の 備 蓄 2 応 急 体 制 の 確 保 (1) 生 活 ごみや 災 害 により 生 じた 廃 棄 物 (がれき)の 分 別 収 集 体 制 や 一 時 保 管 場 所 である 仮 置 場 の 配 置 計 画 の 作 成 (2) し 尿, 生 活 ごみ 及 びがれき 等 の 広 域 的 な 処 理 処 分 計 画 の 作 成 (3) 近 隣 自 治 体 等 との 協 力 応 援 体 制 の 整 備 3 避 難 所 の 生 活 環 境 の 確 保 (1) 仮 設 トイレやその 管 理 に 必 要 な 消 毒 剤, 脱 臭 剤 等 の 備 蓄 (2) (1)の 調 達 を 迅 速 かつ 円 滑 に 行 う 体 制 の 整 備 第 4 海 に 流 出 した 災 害 廃 棄 物 の 処 理 体 制 の 構 築 危 機 管 理 課, 廃 棄 物 対 策 課, 災 害 廃 棄 物 対 策 課, 水 産 課, 県 気 仙 沼 地 方 振 興 事 務 所 水 産 漁 港 部, 県 土 木 事 務 所 市 は, 津 波 により 海 に 流 失 した 災 害 廃 棄 物 の 処 理 について, 公 物 管 理 上, 船 舶 の 航 行 上 及 び 漁 業 従 事 上 の 支 障 の 除 去 の 必 要 性 等 を 考 慮 し, 災 害 廃 棄 物 の 状 況 把 握, 地 域 や 海 域 の 実 情 に 応 じた 措 置, 種 類 や 性 状 に 応 じた 適 切 な 処 理 等, 必 要 な 措 置 を 講 ずることができるよう, 予 め 関 係 機 関 等 の 連 携 協 力 体 制 を 構 築 する なお, 体 制 の 構 築 に 当 たっては, 塩 分 を 含 んだ 災 害 廃 棄 物 の 取 扱 い, 悪 臭 害 虫 対 策,PC Bが 含 まれたトランス 等 の 電 気 機 器 や 農 薬 等 の 薬 品 が 入 ったもの 等 の 有 害 な 物 質 等 の 取 扱 いに ついて, 十 分 に 考 慮 する < 東 日 本 大 震 災 により 海 に 流 出 した 災 害 廃 棄 物 の 処 理 指 針 より> < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-151> 2-89

121 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 21 節 積 雪 期 における 地 震 災 害 予 防 ( 掲 載 なし) 第 1 目 的 積 雪 期 の 地 震 被 害 の 軽 減 を 図 るため, 除 雪 体 制 の 強 化, 危 険 箇 所 の 整 備, 避 難 体 制 等 につい て 定 める 第 2 除 雪 体 制 等 の 整 備 土 木 課, 建 設 課, 消 防 本 部, 県 土 木 事 務 所, 国 道 維 持 出 張 所, 消 防 団 道 路 管 理 者 は, 相 互 の 連 携 のもと 除 雪 を 推 進 する また, 市 は, 積 雪 期 の 建 物 倒 壊 防 止 のため, 雪 処 置 についての 広 報 を 行 うとともに, 自 力 で 住 家 の 雪 処 置 が 困 難 な 世 帯 等 への 援 助 について, 地 域 の 助 け 合 いによる 相 互 扶 助 体 制 が 確 立 さ れるよう 啓 発 に 努 める また, 積 雪 期 においては, 消 防 水 利 の 確 保 が 困 難 になるおそれがあることから, 消 防 機 関 に おいては, 積 雪 期 における 消 防 水 利 の 確 保 について 配 慮 する 第 3 避 難 所 体 制 の 整 備 危 機 管 理 課, 教 育 委 員 会 市 は, 冬 期 における 災 害 発 生 時 の 避 難 所 の 開 設 運 営 にあたっては, 特 に 被 災 者 の 寒 冷 対 策 に 留 意 し, 暖 房 器 具 等 の 確 保 に 努 める また, 山 間 部 においては, 集 落 間 の 交 通 の 確 保 が 困 難 になるおそれがあることから, 市 は, 地 域 住 民 の 協 力 を 得 て, 地 区 集 会 所 等 を 避 難 所 として 活 用 することも 考 慮 する 2-90

122 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 22 節 防 災 知 識 の 普 及 第 22 節 防 災 知 識 の 普 及 第 1 目 的 市 及 び 防 災 関 係 機 関 は, 所 属 職 員 に 対 し, 自 らが 行 うべき 防 災 の 役 割 の 習 熟 のため, 地 震 津 波 防 災 知 識 の 普 及 に 努 めるとともに, 住 民 に 対 しても 自 助 共 助 という 防 災 の 基 本 を 中 心 にその 普 及 啓 発 に 努 めるものとする 第 1 目 的 東 日 本 大 震 災 で 被 災 した 市 民 の 中 には, 過 去 に 津 波 が 来 ていないという 経 験 や, 海 から 離 れて いたために 大 丈 夫 という 認 識 で 被 害 にあったり, 地 震 直 後 に 避 難 せず, 家 族 知 人 親 戚 を 探 したり, 被 害 状 況 を 確 認 したりする 人 もおり, 早 急 な 避 難 行 動 をとる 防 災 意 識 が 低 い 状 況 が 見 られた 自 らの 身 の 安 全 は 自 らが 守 るのが 防 災 の 基 本 であり, 市 民 はその 自 覚 を 持 ち, 平 常 時 より, 災 害 に 対 する 備 えを 心 がけるとともに, 発 災 時 には 自 らの 身 の 安 全 を 守 るよう 行 動 することが 重 要 である また, 災 害 時 には, 近 隣 の 負 傷 者, 要 配 慮 者 を 助 ける, 避 難 場 所 で 自 ら 活 動 する, あるいは, 国, 公 共 機 関, 地 方 公 共 団 体 等 が 行 っている 防 災 活 動 に 協 力 するなど, 防 災 への 寄 与 に 努 めることが 求 められる このため, 住 民 が 自 らを 災 害 から 守 る 自 助, 地 域 社 会 がお 互 いを 守 る 共 助 という 防 災 の 基 本 を 中 心 に, 防 災 教 育, 講 演 会 等 の 事 業 を 積 極 的 に 実 施 しながらその 普 及 啓 発 に 努 め, 自 主 防 災 思 想 の 普 及, 徹 底 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P49>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-37> 第 2 防 災 知 識 の 普 及, 徹 底 危 機 管 理 課, 総 務 課, 水 産 課, 総 務 企 画 課, 消 防 本 部, 県 地 方 振 興 事 務 所, 県 土 木 事 務 所, 海 上 保 安 署, 関 係 機 関 1 職 員 への 防 災 知 識 の 普 及 市 は 全 職 員 を 対 象 として, 地 震 が 発 生 した 場 合 における 地 震 災 害 応 急 対 策 の 円 滑 な 実 施 を 図 るため, 関 係 マニュアルの 作 成 配 布, 研 修 会 等 必 要 な 防 災 教 育 を 行 うものとする また 防 災 関 係 機 関 は, 各 々 必 要 な 施 策 を 講 じ 職 員 の 防 災 意 識 の 向 上 に 努 めるものとする 内 容 については 下 記 の 通 りである (1) 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 ( 宮 城 県 沖 地 震 )に 伴 い 発 生 すると 予 想 される, 地 震 動 及 び 津 波 に 関 する 知 識 (2) 地 震 津 波 に 関 する 一 般 的 な 知 識 (3) 地 震 発 生 時 に 具 体 的 にとるべき 行 動 に 関 する 知 識 (4) 職 員 等 が 果 たすべき 役 割 (5) 地 震 防 災 対 策 として 現 在 講 じられている 対 策 に 関 する 知 識 (6) 今 後 地 震 対 策 として 取 り 組 む 必 要 のある 課 題 第 2 防 災 知 識 の 普 及, 徹 底 総 務 課, 危 機 管 理 課, 水 産 課, 観 光 課, 総 務 企 画 課, 消 防 本 部, 県 地 方 振 興 事 務 所, 県 土 木 事 務 所, 海 上 保 安 署, 関 係 機 関 1 職 員 への 防 災 知 識 の 普 及 市 は 全 職 員 を 対 象 として, 地 震 が 発 生 した 場 合 における 地 震 災 害 応 急 対 策 の 円 滑 な 実 施 を 図 るため, 関 係 マニュアルの 作 成 配 布, 研 修 会, 防 災 訓 練 等 を 通 じて 防 災 に 関 する 制 度, 自 らが 行 うべき 役 割 等 について 習 熟 する 機 会 を 積 極 的 かつ 継 続 的 に 設 け, 所 掌 事 務 を 熟 知 さ せるとともに, 必 要 な 防 災 教 育 を 行 うものとする また 防 災 関 係 機 関 は, 各 々 必 要 な 施 策 を 講 じ 職 員 の 防 災 意 識 の 向 上 に 努 めるものとする 内 容 については 下 記 の 通 りである (1) 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 ( 宮 城 県 沖 地 震 )に 伴 い 発 生 すると 予 想 される, 地 震 動 及 び 津 波 に 関 する 知 識 (2) 地 震 津 波 に 関 する 一 般 的 な 知 識 (3) 地 震 発 生 時 に 具 体 的 にとるべき 行 動 に 関 する 知 識 (4) 職 員 等 が 果 たすべき 役 割 (5) 地 震 防 災 対 策 として 現 在 講 じられている 対 策 に 関 する 知 識 (6) 今 後 地 震 対 策 として 取 り 組 む 必 要 のある 課 題 (7) 家 庭 及 び 地 域 における 防 災 対 策 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-37> 住 民 への 防 災 知 識 の 普 及 市 は, 住 民 の 防 災 意 識 の 向 上 を 図 るため, 総 合 防 災 訓 練, 防 災 に 関 する 講 演 会 等 を 実 施 し, 2 住 民 への 防 災 知 識 の 普 及 (1) 防 災 関 連 行 事 の 実 施

123 第 2 章 災 害 予 防 対 策 住 民 に 対 し, 危 険 性 及 び 早 期 避 難 の 重 要 性 を 周 知 させるとともに, 最 低 3 日 分 の 食 料, 飲 料 水 等 の 備 蓄, 非 常 持 出 品 ( 救 急 箱, 懐 中 電 灯,ラジオ, 乾 電 池 等 )の 準 備 等 家 庭 での 予 防 安 全 対 策, 注 意 報 警 報 実 施 時 や 避 難 勧 告 等 発 表 時 にとるべき 行 動, 避 難 場 所 での 行 動 等 防 災 知 識 の 普 及 啓 発 を 図 るものとする また, 災 害 時 の 家 族 内 の 連 絡 体 制 の 確 保 を 促 すものと する 実 施 に 際 しては, 広 報 紙 等 を 活 用 し 広 く 周 知 するとともに, 地 元 住 民 の 積 極 的 な 参 加 を 呼 びかける この 際, 防 災 関 係 機 関 もこれらの 行 事 に 積 極 的 に 参 加 し, 各 々の 役 割 等 を 住 民 に 周 知 させる また,1 月 15 日 から 21 日 までの 防 災 とボランティア 週 間,1 月 17 日 の 防 災 とボラン ティアの 日 にも 企 画,イベント 等 の 実 施 に 努 める なお, 防 災 知 識 等 の 普 及 にあたっては, 関 係 機 関 と 協 力 して 実 施 するものとし, 外 国 語 パ ンフレット 等 の 作 成 配 布 や 障 害 者, 高 齢 者 の 常 備 品 等 の 点 検, 介 護 者 の 役 割 の 確 認 等, 外 国 人, 高 齢 者, 障 害 者 等 災 害 時 要 援 護 者 に 配 慮 をし, 災 害 をイメージし 易 い 印 刷 物,ビデオ 等 の 映 像 などを 用 い, 防 災 マップ 作 成 のワークショップなど 地 域 の 実 情 に 合 わせて 実 施 し, 具 体 的 な 手 法 により 自 助 努 力 を 促 し, 地 域 防 災 力 の 向 上 を 図 ることにも 留 意 しながら, 実 践 的 な 教 育 啓 発 を 行 うものとする 内 容 については 次 の 事 項 を 含 むものとする (1) 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 ( 宮 城 県 沖 地 震 )に 伴 い 発 生 すると 予 想 される, 地 震 動 及 び 津 波 に 関 する 知 識 (2) 地 震 津 波 に 関 する 一 般 的 な 知 識 (3) 地 震 が 発 生 した 場 合 における 出 火 防 止, 近 隣 の 人 々と 協 力 して 行 う 救 助 活 動, 自 動 車 運 行 の 自 粛 等, 防 災 上 とるべき 行 動 に 関 する 知 識 (4) 正 確 な 情 報 入 手 の 方 法 (5) 防 災 関 係 機 関 が 講 ずる 災 害 応 急 対 策 等 の 内 容 (6) 各 地 域 における 避 難 対 象 地 区, 土 砂 災 害 危 険 箇 所 に 関 する 知 識 (7) 各 地 域 における 避 難 地 及 び 避 難 に 関 する 知 識 (8) 日 頃, 住 民 が 実 施 しうる 応 急 手 当, 生 活 必 需 品 の 備 蓄, 家 具 の 固 定, 出 火 防 止 等 の 対 策 の 内 容 (9) 住 宅 の 耐 震 診 断 と 必 要 な 耐 震 改 修 の 実 施 市 は 関 係 機 関 の 協 力 を 得 て 災 害 時 の 連 絡 方 法 として, 公 衆 電 話 の 活 用, 災 害 用 伝 言 ダイヤル 171 や 通 信 事 業 者 が 提 供 する 災 害 用 伝 言 板 の 周 知 を 図 る ア 総 合 防 災 訓 練, 講 演 会 等 の 実 施 市 は, 住 民 の 防 災 意 識 の 向 上 を 図 るため, 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し, 総 合 防 災 訓 練, 防 災 に 関 する 講 演 会 等 を 実 施 する 実 施 に 際 しては, 広 報 誌,パンフレット, 新 聞 広 告 及 びインターネット 等 の 多 種 多 様 な 広 報 媒 体 を 活 用 し, 広 く 周 知 するとともに, 地 元 住 民 の 積 極 的 な 参 加 を 呼 びかける この 際, 防 災 関 係 機 関 もこれらの 行 事 に 積 極 的 に 参 加 し, 各 々の 役 割 等 を 住 民 に 周 知 す る イ 防 災 とボランティア 関 連 行 事 の 実 施 市 は, 毎 年 1 月 15 日 から 21 日 までの 防 災 とボランティア 週 間,1 月 17 日 の 防 災 とボランティアの 日 にも 広 く 地 元 住 民 を 対 象 とした, 防 災 関 連 行 事 の 実 施 に 努 める (2) ハザードマップ 等 の 活 用 ア 各 種 防 災 関 連 データの 発 信 市 は, 住 民 等 の 防 災 意 識 の 向 上 及 び 防 災 対 策 に 係 る 地 域 の 合 意 形 成 の 促 進 のため, 防 災 に 関 する 様 々な 動 向 や 各 種 データを 分 かりやすく 発 信 する イ リスクコミュニケーションの 実 施 市 は, 津 波 に 関 する 想 定 予 測 の 不 確 実 性 を 踏 まえ, 津 波 発 生 時 に, 刻 々と 変 わる 状 況 に 臨 機 応 変 の 避 難 行 動 を 住 民 等 が 取 ることができるよう,ハザードマップ 等 を 活 用 し, 防 災 教 育 等 を 通 じた 関 係 主 体 による 危 機 意 識 の 共 有 (リスクコミュニケーション)に 努 め, 津 波 想 定 の 数 値 等 の 正 確 な 意 味 の 理 解 の 促 進 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P51> (3) 普 及 啓 発 の 実 施 ア 津 波 の 危 険 性 等 の 周 知 市 は, 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し, 住 民 等 に 対 し, 津 波 による 人 的 被 害 を 軽 減 する 方 策 は, 避 難 行 動 が 基 本 となることを 踏 まえ, 津 波 警 報 等 や 避 難 指 示 等 の 意 味 と 内 容 のほか, 津 波 災 害 時 のシミュレーション 結 果 等 を 示 しながらその 危 険 性 を 周 知 する イ 住 民 への 普 及 啓 発 事 項 市 は, 教 育 機 関, 民 間 団 体 等 との 密 接 な 連 携 の 下, 以 下 の 事 項 について, 防 災 に 関 す るテキストやマニュアルの 配 布, 広 報 誌,パンフレット,ホームページ,メール,ソー シャル ネットワーキング サービス(SNS) 等 の 多 種 多 様 な 広 報 媒 体 の 活 用 や, 防 災 をテ ーマとした 研 修 や 講 演 会, 講 習 会,シンポジウム, 座 談 会, 実 地 研 修 等 の 開 催 等 により, 普 及 啓 発 を 図 る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P49, 日 本 海 溝 特 措 法 編 第 7 章, H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > 2-92 住 民 等 への 普 及 啓 発 を 図 る 事 項 (ア) 地 震 発 生 時 及 び 緊 急 地 震 速 報 を 見 聞 きしたときにとるべき 身 を 守 る 行 動 (イ) 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 に 伴 い 発 生 すると 予 想 される 地 震 動 及 び 津 波 に 関 する 知 識 (ウ) 地 震 津 波 に 関 する 一 般 的 な 知 識

124 第 2 章 災 害 予 防 対 策 (エ) 災 害 危 険 性 に 関 する 情 報 各 地 域 における 避 難 対 象 地 区 孤 立 する 可 能 性 のある 地 域 内 集 落 など (オ) 避 難 行 動 に 関 する 知 識 宮 城 県 の 沿 岸 はどこでも 津 波 が 襲 来 する 可 能 性 があること 強 い 地 震 ( 震 度 4 程 度 )を 感 じたときまたは 弱 い 地 震 であっても 長 い 時 間 ゆっくり とした 揺 れを 感 じたときは, 迷 うことなく 迅 速 かつ 自 主 的 にできるだけ 高 い 場 所 に 避 難 すること 大 津 波 警 報 を 見 聞 きしたら 速 やかに 避 難 するとともに, 低 い 場 所 や 沿 岸 部 では 津 波 警 報, 海 岸 保 全 施 設 等 より 海 側 にいる 人 は 津 波 注 意 報 でも 避 難 する 必 要 があるこ と < 津 波 避 難 対 策 検 討 ワーキンググループ 報 告 ( 内 閣 府 )P8,H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > 避 難 は 徒 歩 を 原 則 とすること 自 動 車 による 避 難 が 想 定 されのは, 次 の 場 合 であること 徒 歩 での 避 難 困 難 な 方 とその 避 難 支 援 者 近 くに 高 台 等 がなく 自 動 車 でないと 遠 くて 行 けないか, 間 に 合 わない 場 合 < 市 民 アンケート 結 果 より> 自 ら 率 先 して 避 難 行 動 を 取 ることが 他 の 地 域 住 民 の 避 難 を 促 すこと 津 波 が 河 川 を 遡 上 すること 津 波 警 報 が 解 除 されるなど, 安 全 が 確 認 されるまでは 避 難 行 動 を 続 けること 各 地 域 における 避 難 地 及 び 避 難 路 に 関 する 知 識 など (カ) 津 波 の 特 性 に 関 する 情 報 津 波 の 第 一 波 は 引 き 波 だけでなく 押 し 波 から 始 まることもあること 第 一 波 が 最 大 とは 限 らないこと 津 波 は 繰 り 返 し 襲 ってくること 第 二 波, 第 三 波 などの 後 続 波 の 方 が 大 きくなる 可 能 性 や 数 時 間 から 場 合 によって は 一 日 以 上 にわたり 津 波 が 継 続 する 可 能 性 があること 強 い 揺 れを 伴 わず, 危 険 を 体 感 しないままに 押 し 寄 せる,いわゆる 津 波 地 震 や 遠 地 地 震 の 発 生 の 可 能 性 など (キ) 津 波 に 関 する 想 定 予 測 の 不 確 実 性 地 震 津 波 は 自 然 現 象 であり, 想 定 を 超 える 可 能 性 があること 地 震 発 生 直 後 に 発 表 される 津 波 警 報 注 意 報 等 の 精 度 には 一 定 の 限 界 があること 浸 水 想 定 区 域 外 でも 浸 水 する 可 能 性 があること <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > 避 難 場 所 の 孤 立 や 避 難 場 所 自 体 の 被 災 も 有 り 得 ること 津 波 は 地 形 に 影 響 されるため 津 波 高 や 浸 水 域 が 変 わってくること など (ク) 家 庭 内 での 予 防 安 全 対 策 3 日 分 の 食 料, 飲 料 水, 携 帯 トイレ,トイレットペーパー 等 の 備 蓄 2-93

125 第 2 章 災 害 予 防 対 策 ( 日 本 海 特 措 法 編 第 7 章 地 震 防 災 上 緊 急 に 必 要 な 教 育 及 び 広 報 に 関 する 計 画 より) 市 は, 防 災 関 係 機 関, 地 域 の 自 主 防 災 組 織, 事 業 所 等 の 自 衛 消 防 組 織 等 と 協 力 して, 地 震 防 災 非 常 持 出 品 ( 救 急 箱, 懐 中 電 灯,ラジオ, 乾 電 池 等 )の 準 備 負 傷 の 防 止 や 避 難 路 の 確 保 の 観 点 からの 家 具 ブロック 塀 の 転 倒 防 止 対 策 など 災 害 時 の 家 族 内 の 連 絡 行 動 ルールを 事 前 に 決 めること など <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > (ケ) 災 害 時 にとるべき 行 動 近 隣 の 人 々と 協 力 して 行 う 救 助 活 動 自 動 車 運 行 の 自 粛 その 他 警 報 注 意 報 発 表 時 や 避 難 指 示, 避 難 勧 告 等 の 発 令 時 にとるべき 行 動 避 難 場 所 での 行 動 など (コ) その 他 正 確 な 情 報 入 手 の 方 法 防 災 関 係 機 関 が 講 ずる 災 害 応 急 対 策 等 の 内 容 災 害 時 の 家 族 内 の 連 絡 体 制 の 確 保 帰 宅 困 難 者 の 発 生 を 抑 制 するための むやみに 移 動 しないこと < 他 県 参 考 > など < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-38> (4) 災 害 時 要 援 護 者 及 び 観 光 客 等 への 配 慮 ア 災 害 時 要 援 護 者 への 配 慮 市 は, 防 災 知 識 等 の 普 及 に 当 たり, 外 国 語 パンフレット 等 の 作 成 配 布 や 障 害 者, 高 齢 者 の 常 備 品 等 の 点 検, 介 護 者 の 役 割 の 確 認 等, 高 齢 者, 障 害 者, 外 国 人 等 の 要 配 慮 者 に 配 慮 し, 地 域 において 要 配 慮 者 を 支 援 する 体 制 が 整 備 されるよう 努 めるとともに, 被 災 時 の 男 女 のニーズの 違 い 等 男 女 双 方 の 視 点 に 十 分 配 慮 する <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P51> イ 観 光 客 等 への 対 応 市 は, 現 地 の 地 理 に 不 案 内 な 観 光 客 等 に 対 しては, 避 難 等 に 必 要 なパンフレットやチ ラシの 配 布 に 努 めるとともに, 施 設 管 理 者 は, 津 波 注 意, 津 波 避 難 場 所 及 び 津 波 避 難 ビ ルを 示 す 標 識 を 設 置 する 等, 広 報 に 努 める (5) 災 害 時 の 連 絡 方 法 の 普 及 ア 災 害 時 通 信 手 段 の 利 用 推 進 東 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 宮 城 支 店 は, 災 害 時 の 連 絡 方 法 として, 公 衆 電 話 等 の 活 用, 災 害 用 伝 言 ダイヤル 171 や 災 害 用 伝 言 板 web171 の 利 用 推 進 を 図 り, 市 は,その 仕 組 みや 利 用 方 法 等 の 周 知 に 努 める <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > イ 災 害 時 通 信 方 法 の 普 及 促 進 携 帯 電 話 事 業 者 各 社 は, 災 害 用 伝 言 板 サービス, 災 害 用 音 声 お 届 けサービスなどの 普 及 を 促 進 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-40> ( 日 本 海 特 措 法 編 の 内 容 は 上 記 に 統 合 ) 2-94

126 第 2 章 災 害 予 防 対 策 上 必 要 な 教 育 及 び 広 報 を 推 進 するものとする 1 市 職 員 に 対 する 教 育 全 職 員 を 対 象 として, 地 震 が 発 生 した 場 合 における 地 震 災 害 応 急 対 策 の 円 滑 な 実 施 を 図 るため, 必 要 な 防 災 教 育 を 行 うものとする 防 災 教 育 の 内 容 は 次 の 事 項 を 含 むものとする (1) 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 に 伴 い 発 生 すると 予 想 される 地 震 動 及 び 津 波 に 関 する 知 識 (2) 地 震 津 波 に 関 する 一 般 的 な 知 識 (3) 地 震 が 発 生 した 場 合 に 具 体 的 にとるべき 行 動 に 関 する 知 識 (4) 職 員 等 が 果 たすべき 役 割 (5) 地 震 防 災 対 策 として 現 在 講 じられている 対 策 に 関 する 知 識 (6) 今 後 地 震 対 策 として 取 り 組 む 必 要 のある 課 題 (7) 家 庭 内 での 地 震 防 災 対 策 の 内 容 (8) 救 急 救 命 講 習 等, 応 急 手 当 の 方 法 2 住 民 等 に 対 する 教 育 市 は, 関 係 機 関 と 協 力 して, 住 民 等 に 対 する 防 災 教 育 を 実 施 するものとする 防 災 教 育 広 報 は, 地 域 の 実 態 に 応 じて 地 域 単 位, 職 場 単 位 等 で 行 うものとし,その 内 容 は, 次 の 事 項 を 含 むものとする なお,その 教 育 広 報 の 方 法 として, 印 刷 物,ビデオ 等 の 映 像, 各 種 集 会 の 実 施 など 地 域 の 実 情 に 合 わせた,より 具 体 的 な 手 法 により, 自 助 努 力 を 促 し, 地 域 防 災 力 の 向 上 が 図 られる ように 留 意 しながら, 実 践 的 な 教 育 広 報 を 行 うものとする (1) 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 に 伴 い 発 生 すると 予 想 される 地 震 動 及 び 津 波 に 関 する 知 識 (2) 地 震 津 波 に 関 する 一 般 的 な 知 識 (3) 地 震 が 発 生 した 場 合 における 出 火 防 止, 初 期 消 火 及 び 自 動 車 運 行 の 自 粛 等 防 災 上 とる べき 行 動 に 関 する 知 識 (4) 正 確 な 情 報 入 手 の 方 法 (5) 防 災 関 係 機 関 が 講 ずる 災 害 応 急 対 策 等 の 内 容 (6) 各 地 域 における 避 難 対 象 地 区, 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 等 に 関 する 知 識 (7) 各 地 域 における 避 難 地 及 び 避 難 路 に 関 する 知 識 (8) 避 難 生 活 に 関 する 知 識 (9) 平 素 住 民 が 実 施 しうる 応 急 手 当, 生 活 必 需 品 の 備 蓄, 家 具 の 固 定, 出 火 防 止,ブロッ ク 塀 の 倒 壊 防 止 等 の 家 庭 内 対 策 の 内 容 (10) 住 宅 の 耐 震 診 断 と 必 要 な 耐 震 改 修 の 内 容 児 童, 生 徒 等 に 対 する 教 育 広 報

127 第 2 章 災 害 予 防 対 策 市 は, 教 育 委 員 会, 学 校 等 と 連 携 し, 年 齢 に 応 じた 内 容 によって, 地 域 における 災 害 の 危 険 性 等 について 理 解 がなされるよう 配 慮 し, 災 害 発 生 時 に 命 を 守 ることができるような 教 育 広 報 について 実 施, 又 は 支 援 を 行 う 4 防 災 上 重 要 な 施 設 管 理 者 に 対 する 教 育 広 報 市, 県, 及 び 市 の 地 域 を 管 轄 する 指 定 地 方 行 政 機 関, 指 定 公 共 機 関, 指 定 地 方 公 共 機 関 等 の 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 は, 各 々の 機 関 の 職 員 に 対 して 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 等 に 対 する 教 育 広 報 を 行 い, 事 前 の 対 策 を 行 うものとする 5 自 動 車 運 転 者 に 対 する 教 育 広 報 市 は 関 係 機 関 と 連 携 し, 自 動 車 運 転 者 に 対 して, 災 害 発 生 時 における 円 滑 かつ 適 正 な 行 動 が なされるよう 教 育 広 報 を 行 うものとする 6 旅 行 客 等 に 対 する 広 報 市 は, 現 地 の 地 理 に 不 案 内 な 観 光 客 をはじめとする 旅 行 客 等 が, 災 害 発 生 時 に 円 滑 な 行 動 が できるよう,ホームページでの 啓 発 や, 津 波 時 の 避 難 場 所 及 び 津 波 避 難 ビルを 示 す 標 識 等 の 設 置 等 により 広 報 を 行 うものとする 7 相 談 窓 口 の 設 置 市 は, 地 震 対 策 の 実 施 上 の 相 談 を 受 けるため 必 要 な 窓 口 を 設 置 するとともに,その 旨 周 知 徹 底 を 図 るものとする (6) 相 談 窓 口 の 設 置 市 は, 地 震 津 波 対 策 の 実 施 上 の 相 談 を 受 けるため 必 要 な 窓 口 を 設 置 するとともに,そ の 旨 周 知 徹 底 を 図 る 沿 岸 部 住 民 及 び 船 舶 への 防 災 知 識 の 普 及 (1) 関 係 事 業 者 に 対 し, 防 災 訓 練 への 積 極 的 な 参 加 促 進 を 図 る (2) 漁 業 者 や 海 岸 等 の 利 用 者 に 対 しては 次 により 地 震 災 害 その 他 の 災 害 への 対 応 に 関 する 指 導 を 行 い, 防 災 知 識 の 普 及 及 び 防 災 意 識 の 高 揚 を 図 る ア 防 災 に 関 する 講 演 会 を 開 催 するほか, 各 種 講 習 会 等 を 活 用 して 防 災 に 関 する 講 習 を 行 うとともに 防 災 関 係 資 料 の 配 付 等 を 行 う イ 各 種 行 事 を 活 用 して 防 災 関 係 資 料 の 配 付 等 を 行 う ウ 海 上 保 安 署 では, 訪 船 指 導 等 に 併 せて 防 災 関 係 資 料 の 配 付 等 を 行 う 3 海 岸 等 利 用 者 及 び 船 舶 への 防 災 知 識 の 普 及 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-41> (1) 関 係 事 業 者 に 対 し, 防 災 訓 練 への 積 極 的 な 参 加 促 進 を 図 る (2) 海 岸 等 の 利 用 者 に 対 しては, 次 により 地 震 津 波 災 害 その 他 の 災 害 への 対 応 に 関 する 指 導 を 行 い, 防 災 知 識 の 普 及 及 び 防 災 意 識 の 高 揚 を 図 る ア 防 災 に 関 する 講 演 会 を 開 催 するほか, 各 種 講 習 会 を 活 用 して 防 災 に 関 する 講 習 を 行 う とともに 防 災 関 係 資 料 の 配 付 等 を 行 う イ 各 種 行 事 を 活 用 して 防 災 関 係 資 料 の 配 付 等 を 行 う ウ 海 上 保 安 署 では, 船 舶 への 立 入 検 査 や 訪 船 指 導 に 併 せて 防 災 関 係 資 料 の 配 付 等 を 行 う (3) 船 舶 への 防 災 知 識 の 普 及 市 は, 以 下 を 基 本 として, 予 め 地 域 特 性 に 応 じた 避 難 ルールについて 検 討 する ア 沖 合 で 航 行 操 業 中 に 津 波 警 報, 津 波 注 意 報 が 発 表 されたら, 直 ちに 陸 から 離 れた 水 深 の 深 い 安 全 水 域 ( 以 下, 沖 という )へ 避 難 すること ただし, 沖 合 であっても, 海 底 地 形, 港 形 によって 沖 への 避 難 が 困 難 な 地 域 では, 陸 上 への 避 難 を 検 討 する イ 沖 へ 退 避 した 船 舶 は, 津 波 警 報, 津 波 注 意 報 が 解 除 されるまで 岸 や 港 へは 近 づかない こと ウ 港 内 で 作 業 中 ( 係 留 中 )に 津 波 警 報, 津 波 注 意 報 が 発 表 されたら, 直 ちに 陸 上 の 避 難 場

128 第 2 章 災 害 予 防 対 策 所 へ 避 難 すること 4 津 波 によって 浸 水 が 予 想 される 地 域 での 防 災 知 識 の 普 及 (1) 津 波 ハザードマップの 整 備 ア ハザードマップの 作 成 周 知 市 は, 津 波 によって 浸 水 が 予 想 される 地 域 として, 市 は 県 の 津 波 浸 水 想 定 に 基 づき 津 波 浸 水 想 定 を 設 定 するとともに, 当 該 津 波 浸 水 想 定 を 踏 まえて 避 難 場 所, 避 難 路 等 を 示 す 津 波 ハザードマップの 整 備 を 行 い, 住 民 等 に 対 し 周 知 を 図 る イ ハザードマップの 有 効 活 用 市 は, 津 波 ハザードマップが 住 民 等 の 避 難 に 有 効 に 活 用 されるよう,その 内 容 を 十 分 検 討 するとともに, 土 地 取 引 における 津 波 ハザードマップの 活 用 等 を 通 じて,その 内 容 を 理 解 してもらうよう 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P51> (2) 日 常 生 活 の 中 での 情 報 掲 示 ア 円 滑 な 避 難 を 支 援 するための 情 報 掲 示 市 は, 過 去 の 災 害 時 や 今 後 予 想 される 津 波 による 浸 水 域 や 浸 水 高, 避 難 場 所 津 波 避 難 ビル 等 や 避 難 路 避 難 階 段 の 位 置 等 をまちの 至 る 所 に 示 すことや, 蓄 光 石 やライトを 活 用 して 夜 間 でも 分 かりやすく 誘 導 できるよう 表 示 するなど, 住 民 が 日 常 の 生 活 の 中 で, 常 に 津 波 災 害 の 危 険 性 を 認 知 し, 円 滑 な 避 難 ができるような 取 組 を 行 う イ 浸 水 高 等 を 示 す 場 合 の 留 意 点 市 は, 浸 水 高 等 の 高 さ をまちの 中 に 示 す 場 合 には, 過 去 の 津 波 災 害 時 の 実 績 水 位 を 示 すのか,あるいは 予 測 値 を 示 すのか, 数 値 が 海 抜 なのか, 浸 水 高 なのかなどについ て, 住 民 等 に 分 かりやすく 示 すよう 留 意 する <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P51> (3) 観 光 客, 海 水 浴 客 等 の 一 時 滞 在 者 への 周 知 市 は, 観 光 地, 観 光 施 設, 海 水 浴 場, 釣 りスポット, 鉄 道 駅 及 び 乗 船 場 といった 観 光 客 等 の 一 時 滞 在 者 が 多 く 見 込 まれる 箇 所 や, 津 波 による 浸 水 が 予 想 される 地 域 内 を 通 行 する 車 両 の 多 い 道 路 の 沿 道 において, 津 波 浸 水 域 や 浸 水 高, 避 難 場 所 津 波 避 難 ビル 等 や 避 難 路 避 難 階 段 の 位 置 や 方 向 を 示 すなど, 一 時 滞 在 者 や 通 行 者 も 津 波 災 害 の 危 険 性 を 認 知 し, 円 滑 な 避 難 ができるような 整 備 を 行 う 5 ドライバーへの 啓 発 (1) 徒 歩 による 避 難 の 原 則 の 徹 底 市 は, 警 察 と 連 携 し, 運 転 免 許 の 取 得 時 や 運 転 免 許 証 の 更 新 時 等 において, 徒 歩 による 避 難 の 原 則 の 徹 底 と 地 域 の 状 況 に 応 じた 避 難 方 法 についての 周 知 に 努 める その 中 で, 津 波 発 生 時 には, 地 震 に 伴 う 道 路 の 損 傷 や 一 人 一 人 の 自 動 車 の 使 用 により 渋 滞 を 招 く 可 能 性 があることなど,ドライバーに 対 し, 自 動 車 による 避 難 のデメリットを 周 知 する (2) 運 転 中 における 発 災 時 の 対 応 の 周 知 市 は, 可 能 な 限 り 道 路 外 へ 駐 車 し 徒 歩 避 難 とすること,やむを 得 ず 道 路 に 駐 車 して 避 難 する 場 合 には 緊 急 車 両 等 の 通 行 の 妨 げとならないよう 配 慮 し,ドアロックはせずにエンジ ンキーは 付 けたままとすること 等 も, 併 せて 周 知 に 努 める < 津 波 避 難 対 策 検 討 ワーキ 2-97

129 第 2 章 災 害 予 防 対 策 ンググループ 報 告 ( 内 閣 府 等 )P36> 6 社 会 教 育 施 設 や 防 災 拠 点 の 活 用 市 は, 公 民 館 等 の 社 会 教 育 施 設 を 活 用 するなど, 地 域 コミュニティにおける 多 様 な 主 体 の 関 わりの 中 で 防 災 に 関 する 教 育 の 普 及 推 進 を 図 る <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > また, 防 災 拠 点 に 防 災 教 育 の 機 能 を 有 する 設 備 を 整 備 し, 平 常 時 から 防 災 教 育 を 行 うため の 拠 点 としての 活 用 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-41> 第 3 学 校 等 教 育 機 関 等 における 防 災 教 育 危 機 管 理 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 教 育 委 員 会, 宮 城 県 1 学 校, 幼 稚 園, 保 育 所 等 における 防 災 知 識 の 普 及 校 長 又 は 園 長 所 長 は, 児 童 生 徒, 幼 児 の 災 害 に 関 する 知 識 が 深 まるよう, 日 頃 から 必 要 な 安 全 教 育 を 充 実 するとともに, 災 害 時 において 児 童 生 徒, 幼 児 が 自 らの 安 全 を 確 保 す るため 必 要 な 能 力 行 動 を 身 につけさせるため, 防 災 訓 練 や 避 難 訓 練 等 を 定 期 的 に 実 施 する 2 防 災 講 座 の 実 施 市 及 び 教 育 委 員 会 は, 住 民 向 け 各 種 防 災 講 座 で 防 災 に 関 する 内 容 を 取 り 入 れ, 地 域 住 民 に 対 する 防 災 意 識 の 啓 発 普 及 を 図 る 3 防 災 教 育 の 充 実 県 及 び 市 並 びに 教 育 委 員 会 は, 防 災 教 育 の 充 実 のために 必 要 な 機 材 資 料 等 を 整 備 すると ともに, 指 導 にあたる 教 員 等 の 指 導 力 の 向 上 に 努 める 第 3 学 校 等 教 育 機 関 等 における 防 災 教 育 危 機 管 理 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 教 育 委 員 会, 宮 城 県, 県 教 育 事 務 所 1 学 校 等 教 育 機 関 等 は, 県 及 び 市, 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し, 住 んでいる 地 域 の 特 徴 や 過 去 の 津 波 の 教 訓 等 について 継 続 的 な 防 災 教 育 に 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P50> 2 防 災 教 育 においては, 自 然 災 害 等 の 危 険 に 際 して 自 らの 命 を 守 り 抜 くため 主 体 的 に 行 動 する 態 度 を 育 成 するとともに, 災 害 後 の 生 活, 復 旧, 復 興 を 支 えるための 支 援 者 となる 視 点 から, 安 全 で 安 心 な 社 会 づくりに 貢 献 する 意 識 を 高 めるよう 努 める < 東 日 本 大 震 災 を 受 けた 防 災 教 育 防 災 管 理 等 に 関 する 有 識 者 会 議 中 間 とりまとめ( 東 日 本 大 震 災 を 受 けた 防 災 教 育 防 災 管 理 等 に 関 する 有 識 者 会 議 )P4 P6> 3 児 童 生 徒 等 に 対 する 防 災 教 育 は, 以 下 のように 努 める (1) 保 育 所, 幼 稚 園, 小 学 校, 中 学 校, 高 等 学 校, 中 等 教 育 学 校 及 び 特 別 支 援 学 校 等 ( 以 下 学 校 等 という )においては, 地 域 の 実 情 に 合 わせた 学 校 安 全 計 画 等 を 策 定 し, 幼 児, 児 童 及 び 生 徒 の 発 達 段 階 に 応 じた 防 災 教 育 を 行 い, 防 災 に 関 する 知 識 の 普 及 啓 発, 防 災 意 識 の 高 揚 を 図 る (2) 地 理 的 要 件 など 地 域 の 実 情 に 応 じ, 津 波 等 様 々な 災 害 を 想 定 した 防 災 教 育 を 行 う (3) 災 害 時 に 一 人 一 人 がどのように 行 動 すべきかなどを 自 ら 考 え, 学 ばせる 自 立 的 に 行 動 するための 防 災 教 育 や, 学 校 を 核 とした 地 域 での 避 難 訓 練 や 避 難 所 運 営 などを 行 う 地 域 活 動 と 連 携 した 実 践 的 な 防 災 教 育 の 視 点 による 指 導 を 行 う 実 施 に 当 たっては, 登 下 校 時 など 学 校 外 も 含 めたあらゆる 場 面 を 想 定 し, 授 業 等 による 指 導 や 避 難 訓 練 等 の 体 験 的 学 習 の 充 実 に 努 める 4 市 教 育 委 員 会 及 び 社 会 教 育 関 係 機 関 は, 市 民 向 けの 各 種 講 座 で 防 災 に 関 する 内 容 を 取 り 入 れ, 地 域 住 民 に 対 する 防 災 意 識 の 啓 発 普 及 を 図 る 5 市 教 育 委 員 会 は, 防 災 教 育 の 充 実 のために 各 学 校 に 防 災 主 任 を 配 置 し, 必 要 な 教 材 資 料 等 を 整 備 するとともに, 指 導 にあたる 教 員 等 の 指 導 力 の 向 上 のために 必 要 な 研 修 を 充 実 させ る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P50> なお, 私 立 学 校 においても, 防 災 教 育 の 指 導 に 当 たる 教 員 等 の 指 導 力 の 向 上 に 努 める 6 市 教 育 委 員 会 は, 全 国 の 取 組 事 例 を 踏 まえ, 学 校 における 体 系 的 な 防 災 教 育 に 関 する 指 導 内 容 の 整 理, 防 災 意 識 の 向 上 に 向 けた 学 校 教 育 の 現 場 における 取 組 方 針 や 指 導 の 手 引 き 等 の 整 備, 防 災 教 育 のための 指 導 時 間 の 確 保 など, 防 災 に 関 する 教 育 の 充 実 に 努 める 2-98

130 第 2 章 災 害 予 防 対 策 7 市 教 育 委 員 会 は, 学 校 において, 外 部 の 専 門 家 や 保 護 者 等 の 協 力 の 下, 防 災 に 関 する 計 画 やマニュアルの 策 定 が 行 われるよう 促 すとともに, 教 職 員 を 対 象 とした 防 災 教 育 の 研 修 など, 防 災 教 育 や 防 災 主 任 による 各 学 校 での 取 組 について, 積 極 的 に 支 援 を 行 う <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 , 津 波 避 難 対 策 検 討 ワーキンググループ 報 告 ( 内 閣 府 等 )P33 35> 8 教 育 委 員 会 は, 生 涯 学 習 教 育 内 容 の 中 に 防 災 関 係 の 事 項 を 取 り 上 げるほか, 防 災 関 連 の 講 座 等 を 実 施 し, 津 波 防 災 上 必 要 な 知 識 の 普 及 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-43> 4 住 民 の 取 り 組 み 被 害 の 大 きさは, 事 前 の 対 策 や 心 構 えによって 異 なることから, 住 民 は 被 害 の 軽 減 につな がるよう 普 段 から 家 屋 等 の 耐 震 化, 家 具 の 転 倒 防 止 対 策, 家 族 内 の 連 絡 体 制 の 確 保 や 非 常 持 ち 出 し 品 の 確 認 などを 行 うとともに, 地 域 での 自 主 防 災 組 織 やボランティア 活 動 への 積 極 的 な 参 加 や, 地 震 津 波 に 関 する 正 しい 知 識 などの 防 災 知 識 の 習 得 に 努 める 第 4 住 民 の 取 組 住 民, 自 主 防 災 組 織 住 民 は, 過 去 の 災 害 から 得 られた 教 訓 の 伝 承 に 努 め,また, 自 らも 災 害 に 備 える 手 段 を 講 ず るとともに, 自 発 的 な 防 災 活 動 に 参 加 し, 防 災 意 識 の 向 上 を 図 る また, 自 助 共 助 の 意 識 を 持 ち, 一 人 一 人 が 平 常 時 より 災 害 に 対 する 備 えを 心 がけると ともに, 発 災 時 には 自 らの 身 の 安 全 を 守 るよう 行 動 し, 災 害 時 には, 初 期 消 火, 近 隣 の 負 傷 者 を 救 助 するなどの, 防 災 への 寄 与 に 努 める 1 食 料 飲 料 水 等 の 備 蓄 概 ね3 日 分 に 相 当 する 量 の 食 料 及 び 飲 料 水 等 の 備 蓄, 非 常 持 出 や 定 期 的 な 点 検, 玄 関 や 寝 室 への 配 置 などに 努 める 2 家 具 等 の 転 倒 対 策 家 具 ブロック 塀 等 の 転 倒 防 止 対 策 や, 寝 室 等 における 家 具 の 配 置 の 見 直 しなどに 努 める 3 家 族 内 連 絡 体 制 の 構 築 発 災 当 初 の 安 否 確 認 等 によるふくそうを 回 避 するため, 災 害 用 伝 言 板 や 災 害 用 伝 言 ダイヤ ル, SNS 等 の 利 用 など, 複 数 の 手 段 による 災 害 時 の 家 族 内 の 連 絡 体 制 の 確 保 に 努 める 4 防 災 訓 練 への 参 加 地 域 で 実 施 する 防 災 訓 練 への 積 極 的 参 加 による, 初 期 消 火 など 初 歩 的 な 技 術 の 習 得 や 地 域 内 での 顔 の 見 える 関 係 の 構 築 に 努 める 5 防 災 関 連 設 備 等 の 準 備 非 常 用 持 出 袋 の 準 備, 消 火 器 等 消 火 資 機 材 や 住 宅 用 火 災 警 報 器 の 設 置,その 他 防 災 関 連 設 備 等 の 整 備 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-44> 2-99 第 5 災 害 教 訓 の 伝 承 危 機 管 理 課, 観 光 課, 教 育 委 員 会 最 大 クラスの 津 波 の 発 生 頻 度 は 低 いものの,ひとたび 発 生 すれば 甚 大 な 被 害 が 発 生 するおそ れがあることから,どのような 状 況 下 にあっても 住 民 等 が 確 実 に 避 難 するよう, 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 を 活 かし, 今 後 の 地 震 津 波 対 策 を 強 化 するため, 歴 史 的 資 料 の 活 用 に 基 づく 災 害 教 訓 防 災 文 化 の 伝 承 を 行 い, 時 間 の 経 過 とともに 東 日 本 大 震 災 の 経 験 や 記 憶 が 風 化 し, 忘 却 されな いようにしっかり 後 世 に 引 き 継 ぐ < 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 を 教 訓 とした 地 震 津 波 対 策 に 関 する 専 門 調 査 会 報 告 P29 40> 1 資 料 の 収 集 及 び 公 開

131 第 2 章 災 害 予 防 対 策 市 は, 過 去 に 起 こった 大 災 害 の 教 訓 や 災 害 文 化 を 確 実 に 後 世 に 伝 えていくため, 大 災 害 に 関 する 調 査 分 析 結 果 や 映 像 を 含 めた 各 種 資 料 をアーカイブとして 広 く 収 集 整 理 し, 適 切 に 保 存 するとともに, 広 く 一 般 の 人 々が 閲 覧 できるよう 公 開 に 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P53> 2 伝 承 機 会 の 定 期 的 な 実 施 市 は, 学 校 等 教 育 機 関, 企 業,NPO 等 と 相 互 に 連 携 し, 過 去 の 災 害 の 脅 威 や 体 験 談 等 を 語 り 継 ぐ 機 会 の 定 期 的 な 実 施 等 により, 住 民 が 自 ら 災 害 教 訓 の 伝 承 に 努 め, 過 去 の 災 害 を 風 化 させず, 防 災 意 識 を 啓 発 するよう 努 める <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 , 津 波 避 難 対 策 検 討 ワーキンググループ 報 告 ( 内 閣 府 等 )P36> 3 石 碑 やモニュメントの 継 承 市 は, 災 害 に 関 する 石 碑 やモニュメント 等 の 持 つ 意 味 を 正 しく 後 世 に 伝 えていくよう 努 め る <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P53> 4 伝 承 の 取 組 住 民 は, 自 ら 災 害 教 訓 の 伝 承 に 努 める 市 は, 災 害 教 訓 の 伝 承 の 重 要 性 についても 啓 発 を 行 うほか, 大 規 模 災 害 に 関 する 調 査 分 析 結 果 や 映 像 を 含 めた 各 種 資 料 の 収 集 保 存 公 開 等 により, 市 民 が 災 害 教 訓 を 伝 承 する 取 組 を 支 援 する <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-45> 2-100

132 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 23 節 地 震 津 波 防 災 訓 練 の 実 施 第 23 節 地 震 津 波 防 災 訓 練 の 実 施 第 1 目 的 防 災 意 識 の 普 及, 高 揚 を 図 り, 地 震 津 波 発 生 時 において, 市, 防 災 関 係 機 関 及 び 地 域 住 民 等 が 連 携 の 図 り, 初 動, 避 難, 応 急 対 策 が 速 やかに 実 施 できるよう, 地 震 津 波 防 災 訓 練 の 実 施 について 定 める 第 1 目 的 防 災 意 識 の 普 及, 高 揚 を 図 り, 地 震 津 波 発 生 時 において, 市, 防 災 関 係 機 関 及 び 地 域 住 民 等 が 連 携 を 図 り, 初 動, 避 難, 応 急 対 策 が 速 やかに 実 施 できるよう, 地 震 津 波 防 災 訓 練 の 実 施 について 定 める ( 日 本 海 特 措 法 編 第 6 章 第 6 章 防 災 訓 練 計 画 より) 1 市 及 び 防 災 関 係 機 関 は, 地 震 防 災 対 策 推 進 計 画 の 熟 知, 関 係 機 関 及 び 住 民 の 自 主 防 災 体 制 との 協 調 体 制 の 強 化 を 目 的 として, 推 進 地 域 に 係 る 大 規 模 な 地 震 を 想 定 した 防 災 訓 練 を 実 施 するものとする 2 1の 防 災 訓 練 は, 冬 期 の 実 施 も 検 討 し, 少 なくとも 年 1 回 以 上 実 施 するものとする 3 1の 防 災 訓 練 は, 地 震 発 生 から 津 波 来 襲 までの 円 滑 な 津 波 避 難 のための 災 害 応 急 対 策 を 中 心 とする 4 市 は, 自 主 防 災 組 織 等 の 参 加 を 得 て 訓 練 を 行 う 場 合 には, 県 に 対 し, 必 要 に 応 じて 助 言 と 指 導 を 求 めるものとする 5 市 は, 県, 防 災 関 係 機 関, 自 主 防 災 組 織 等 と 連 携 して, 次 のようなより 具 体 的 かつ 実 践 的 な 訓 練 を 行 う (1) 要 員 参 集 訓 練 及 び 本 部 運 営 訓 練 (2) 災 害 時 要 援 護 者, 滞 留 旅 客 等 に 対 する 避 難 誘 導 訓 練 (3) 津 波 警 報 等 の 情 報 収 集, 伝 達 訓 練 (4) 災 害 の 発 生 の 状 況, 避 難 勧 告 指 示, 自 主 避 難 による 各 避 難 場 所 等 への 避 難 者 の 人 数 等 について, 迅 速 かつ 的 確 に 県 及 び 防 災 関 係 機 関 に 伝 達 する 訓 練 第 2 防 災 訓 練 の 実 施 とフィードバック 危 機 管 理 課 1 定 期 的 な 実 施 市 は, 定 期 的 な 防 災 訓 練 を, 夜 間 等 様 々な 条 件 に 配 慮 し, 居 住 地, 職 場, 学 校 等 において きめ 細 かく 実 施 または 行 うよう 指 導 し, 住 民 の 津 波 発 生 時 の 避 難 行 動, 基 本 的 な 防 災 用 資 機 材 の 操 作 方 法 等 の 習 熟 を 図 る 2 地 域 の 実 情 に 応 じた 内 容 市 は, 防 災 訓 練 を 年 1 回 以 上 実 施 し, 地 震 発 生 から 津 波 来 襲 までの 円 滑 な 津 波 避 難 のため の 災 害 応 急 対 策 について 盛 り 込 むなど, 地 域 の 実 情 に 応 じた 内 容 とする また, 避 難 行 動 に 支 障 をきたすと 考 えられる 冬 期 における 実 施 する < 日 本 海 溝 特 措 法 編 第 6 章 > 3 具 体 的 かつ 実 践 的 な 内 容 市 は, 津 波 災 害 を 想 定 した 訓 練 の 実 施 に 当 たり, 津 波 到 達 時 間 の 予 測 は 比 較 的 正 確 である ことを 考 慮 しつつ, 最 大 クラスの 津 波 やその 到 達 時 間 を 踏 まえた 具 体 的 かつ 実 践 的 な 訓 練 を 行 うよう 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P51> 4 目 的 及 び 内 容 の 明 確 な 設 定 市 は, 防 災 訓 練 を 行 うに 当 たり, 訓 練 の 目 的 を 具 体 的 に 設 定 し, 訓 練 内 容 を 明 確 にした 上 で, 津 波 及 び 被 害 の 想 定 を 明 らかにするとともに, 予 め 設 定 した 訓 練 効 果 が 得 られるよう, 訓 練 参 加 者, 使 用 する 器 材 及 び 実 施 時 間 等 の 訓 練 環 境 などについて 具 体 的 な 設 定 を 行 い, 参 加 者 自 身 の 判 断 も 求 められる 内 容 を 盛 り 込 むなど 実 践 的 なものとなるよう 工 夫 する 5 課 題 の 発 見 市 は, 災 害 対 応 業 務 に 習 熟 するための 訓 練 に 加 え, 課 題 を 発 見 するための 訓 練 の 実 施 にも 努 める <H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > 6 フィードバック 市 は, 訓 練 後 には 訓 練 成 果 を 取 りまとめ, 課 題 等 を 明 らかにし, 必 要 に 応 じ 体 制 等 の 改 善 を 行 うとともに, 次 回 の 訓 練 に 反 映 させるよう 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P68 > < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-46> 第 2 総 合 防 災 訓 練 気 仙 沼 市, 消 防 本 部, 宮 城 県, 関 係 機 関 市 は, 大 規 模 な 地 震 及 び 津 波 を 想 定 した 総 合 防 災 訓 練 を 年 1 回 以 上 実 施 するものとし, 地 域 住 民, 防 災 関 係 機 関 等 の 参 加 を 得 ながら 実 践 的 な 訓 練 となるよう 努 める 6 月 12 日 ( 県 民 防 災 の 日 ),9 月 1 日 ( 防 災 の 日 ) この 際 の 訓 練 内 容 は 次 のとおりとし, 災 害 時 要 援 護 者 への 配 慮 やボランティア 活 動 を 想 定 し 第 3 総 合 防 災 訓 練 気 仙 沼 市, 消 防 本 部, 宮 城 県, 関 係 機 関 市 は, 大 規 模 な 地 震 及 び 津 波 を 想 定 した 総 合 防 災 訓 練 を 年 1 回 以 上 実 施 するものとし, 地 域 住 民, 防 災 関 係 機 関 等 の 参 加 を 得 ながら 実 践 的 な 訓 練 となるよう 努 める 6 月 12 日 ( 県 民 防 災 の 日 ),9 月 1 日 ( 防 災 の 日 ),11 月 5 日 ( 津 波 防 災 の 日 ) この 際 の 訓 練 内 容 は 次 のとおりとし, 災 害 時 要 援 護 者 への 配 慮 やボランティア 活 動 を 想 定 し

133 第 2 章 災 害 予 防 対 策 た 実 践 的 な 訓 練 内 容 となるよう 努 め, 訓 練 実 施 後 は 訓 練 結 果 内 容 について 事 後 検 討 を 行 う なお, 総 合 防 災 訓 練 より 規 模 の 小 さい, 地 域 における 訓 練 を 実 施 する 際 にも 内 容 を 準 用 する とともに, 避 難 に 支 障 を 来 すと 想 定 される 夜 間 や 冬 期 の 訓 練 の 実 施 についても 検 討 する た 実 践 的 な 訓 練 内 容 となるよう 努 め, 訓 練 実 施 後 は 訓 練 結 果 内 容 について 事 後 検 討 を 行 う なお, 総 合 防 災 訓 練 より 規 模 の 小 さい, 地 域 における 訓 練 を 実 施 する 際 にも 内 容 を 準 用 する とともに, 避 難 に 支 障 をきたすと 想 定 される 夜 間 や 冬 期 の 訓 練 の 実 施 についても 検 討 する 1 訓 練 内 容 (1) 災 害 対 策 本 部 ( 現 地 災 害 対 策 本 部 ) 設 置 運 用 訓 練 (2) 職 員 非 常 招 集 訓 練 (3) 通 信 情 報 収 集 伝 達 訓 練 ( 市 から 県, 関 係 機 関 への 伝 達 を 含 む) (4) 広 報 訓 練 (5) 火 災 防 御 訓 練 (6) 緊 急 輸 送 訓 練 (7) 公 共 施 設 復 旧 訓 練 (8) ガス 漏 洩 事 故 処 理 訓 練 (9) 避 難 訓 練 ( 沿 岸 地 区 においては 円 滑 な 津 波 避 難 ) (10) 救 出 救 護 訓 練 (11) 警 備, 交 通 規 制 訓 練 (12) 炊 き 出 し, 給 水 訓 練 (13) 水 門 陸 こう 等 の 操 作 訓 練 (14) 水 害 防 止 訓 練 (15) 自 衛 隊 災 害 派 遣 要 請 訓 練 (16) 災 害 時 要 援 護 者, 滞 留 旅 客 等 に 対 する 避 難 誘 導 訓 練 (17) その 他 ( 訓 練 内 容 ) 1 災 害 対 策 本 部 ( 現 地 災 害 対 策 本 部 ) 設 置 運 用 訓 練 2 職 員 非 常 招 集 訓 練 3 通 信 情 報 収 集 伝 達 訓 練 ( 市 から 県, 関 係 機 関 への 伝 達 を 含 む) 4 広 報 訓 練 5 火 災 防 御 訓 練 6 緊 急 輸 送 訓 練 7 公 共 施 設 復 旧 訓 練 8 ガス 漏 洩 事 故 処 理 施 設 応 急 復 旧 訓 練 9 避 難 訓 練 ( 沿 岸 地 区 においては 円 滑 な 津 波 避 難 ) 10 救 出 救 護 訓 練 11 警 備, 交 通 規 制 訓 練 12 炊 き 出 し, 給 水 訓 練 13 防 潮 堤 の 水 門, 陸 閘 等 の 締 切 操 作 訓 練 14 水 害 防 止 訓 練 15 自 衛 隊 災 害 派 遣 要 請 等 訓 練 16 避 難 所 運 営 訓 練 < 地 域 防 災 計 画 における 地 震 津 波 対 策 の 充 実 強 化 に 関 する 検 討 会 報 告 書 P38> 17 その 他 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-48> 第 3 防 災 関 係 機 関 等 の 防 災 訓 練 各 機 関 防 災 関 係 機 関 は, 災 害 時 における 自 らの 役 割 を 中 心 に, 少 なくとも 年 1 回 以 上 定 期 的 に 防 災 訓 練 を 行 い,あるいは 市 の 実 施 する 訓 練 に 積 極 的 に 参 加 することとし, 訓 練 実 施 に 際 しては 次 の 事 項 に 配 慮 する 1 想 定 災 害 の 規 模, 地 域 被 害 の 程 度 等 を 明 らかにする 2 関 係 各 機 関, 一 般 住 民 等 と 連 携, 協 力 しながら 行 う 3 災 害 時 要 援 護 者 に 配 慮 するなどできるだけ 実 践 的 な 内 容 とする 4 訓 練 結 果 について, 事 後 に 検 討 を 行 う 第 4 防 災 関 係 機 関 の 防 災 訓 練 各 機 関 市 等 の 防 災 関 係 機 関 は, 災 害 時 における 自 らの 役 割 を 中 心 に, 少 なくとも 年 1 回 以 上 定 期 的 に 防 災 訓 練 を 行 い,あるいは 地 方 自 治 体 の 実 施 する 訓 練 に 積 極 的 に 参 加 することとし, 訓 練 実 施 に 際 しては 次 の 事 項 に 配 慮 する 1 実 践 的 かつ 効 果 的 な 訓 練 の 推 進 訓 練 実 施 において 重 要 となる 状 況 設 定 及 び 被 害 想 定 並 びに 応 急 対 策 として 講 ずるべき 事 項 (シナリオ)については, 過 去 の 大 震 災 の 教 訓 を 踏 まえ,より 実 践 的 かつ 起 こり 得 る 最 悪 の 事 態 を 想 定 して 作 成 し, 訓 練 を 行 う 2 防 災 関 係 機 関 の 多 数 参 加 連 携 する 訓 練 の 実 施 組 織 を 超 えた 防 災 対 策 を 推 進 していくためには, 各 主 体 単 独 による 訓 練 だけでなく,でき る 限 り 多 くの 機 関 と 連 携 し, 訓 練 の 実 施 を 通 じて 相 互 の 補 完 性 を 高 めていく 3 災 害 被 害 を 軽 減 する 防 災 訓 練 の 工 夫 充 実 住 民 が 積 極 的 に 防 災 訓 練 に 参 加 することや, 自 らの 災 害 に 対 する 準 備 を 充 実 させることが

134 第 2 章 災 害 予 防 対 策 できるような 訓 練 内 容 の 工 夫 充 実 に 努 める 4 男 女 共 同 参 画 及 び 要 配 慮 者 の 視 点 に 立 った 訓 練 の 実 施 訓 練 の 実 施 に 当 たっては, 男 女 共 同 参 画 の 視 点 を 取 り 入 れ, 女 性 の 積 極 的 な 参 加 が 得 られ るよう 努 めるとともに, 高 齢 者, 障 害 者, 乳 幼 児, 妊 産 婦 等 の 要 配 慮 者 の 視 点 に 立 ち, 要 配 慮 者 本 人 の 参 加 を 得 て 避 難 所 への 避 難 誘 導 訓 練 等 を 行 うことなどに 努 める 5 訓 練 の 客 観 的 な 分 析 評 価 の 実 施 訓 練 終 了 後 には, 参 加 者 の 意 見 交 換, 訓 練 見 学 者 等 からの 意 見 聴 取 等 を 通 じ 訓 練 の 客 観 的 な 分 析 評 価 を 行 い, 課 題 等 を 明 らかにした 上, 必 要 に 応 じ 訓 練 のあり 方, 防 災 マニュアル 等 の 見 直 し 等 を 行 い, 実 効 性 のある 防 災 組 織 体 制 等 の 維 持, 整 備 を 図 る < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-48> 第 5 通 信 関 係 機 関 の 非 常 通 信 訓 練 危 機 管 理 課, 東 北 総 合 通 信 局 市 及 び 非 常 通 信 協 議 会 を 構 成 する 各 機 関 は, 災 害 時 における 防 災 関 係 機 関 相 互 の 通 信 連 絡 を 迅 速 かつ 確 実 に 行 うため, 原 則 として 年 1 回 以 上 非 常 通 信 訓 練 を 実 施 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-49> 第 6 学 校 等 の 防 災 訓 練 危 機 管 理 課, 教 育 委 員 会 1 津 波 によって 浸 水 が 予 想 される 地 域 に 所 在 する 学 校 は, 津 波 警 報 発 表 を 想 定 し, 浸 水 が 予 想 される 地 域 の 外 側,もしくは 津 波 避 難 ビル 等, 津 波 に 対 し 安 全 な 場 所 への 避 難 訓 練 を 実 施 する 2 自 然 学 校, 校 外 学 習 等 で 海 浜 部 を 利 用 する 場 合 は, 事 前 に 津 波 防 災 学 習 を 実 施 するととも に, 避 難 訓 練 の 実 施 に 努 める 3 津 波 災 害 を 想 定 し, 地 域, 保 護 者 と 連 携 した 防 災 訓 練 を 実 施 する 4 避 難 訓 練 を 実 施 する 際 には, 障 害 のある 児 童 生 徒 も 円 滑 に 避 難 することができるよう 配 慮 する 5 津 波 によって 浸 水 が 予 想 される 地 域 以 外 の 学 校 も 含 め, 津 波 警 報 発 表 の 際, 学 校 が 避 難 場 所 や 避 難 所 となることを 想 定 し, 市 は 学 校 と 連 携 して 避 難 所 運 営 訓 練 を 実 施 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-49> 第 7 企 業 の 防 災 訓 練 事 業 所 1 津 波 によって 浸 水 が 予 想 される 地 域 に 所 在 する 企 業 は, 津 波 警 報 発 表 を 想 定 し, 浸 水 が 予 想 される 地 域 の 外 側,もしくは 津 波 避 難 ビル 等, 津 波 に 対 し 安 全 な 場 所 への 避 難 訓 練 を 実 施 する 2 津 波 避 難 ビル 等 として 指 定 されている 場 合 は, 津 波 警 報 発 表 の 際, 企 業 が 一 時 的 な 避 難 場 所 となることを 想 定 し, 避 難 場 所 の 運 営 訓 練 を 実 施 する 3 災 害 発 生 時 に 備 え, 周 辺 自 治 体 及 び 各 自 治 会, 地 域 住 民 の 方 々 並 びに 各 企 業 事 業 所 によ る 防 災, 被 害 軽 減 のため 地 域 で 助 けあう 共 助 の 体 制 を 構 築 するための 合 同 訓 練 の 実 施 に 努 める

135 第 2 章 災 害 予 防 対 策 ( 訓 練 内 容 ) 避 難 訓 練 消 火 訓 練 救 急 救 命 訓 練 災 害 発 生 時 の 安 否 確 認 方 法 災 害 発 生 時 の 対 応 ( 帰 宅 抑 制 事 態, 帰 宅 方 法, 自 宅 待 機 等 ) 災 害 時 の 危 険 物, 有 害 物 の 漏 洩 等 の 対 処 訓 練 災 害 救 助 訓 練 市, 自 治 会, 他 企 業 との 合 同 防 災 訓 練 施 設 設 備 使 用 不 能 の 場 合 の 対 応 訓 練 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-49> 第 8 訓 練 及 び 普 及 内 容 危 機 管 理 課 市 等 の 防 災 関 係 機 関 は, 津 波 警 戒 に 関 する 地 域 住 民 への 周 知 徹 底 を 図 るため, 啓 発 用 の 標 識 や 多 数 の 地 域 住 民 も 参 加 した 津 波 防 災 訓 練 の 実 施 等 を 通 じて 次 の 内 容 の 普 及 を 図 る < 考 えられる 訓 練 内 容 > 1 津 波 予 報, 津 波 情 報 等 の 収 集, 伝 達 初 動 体 制 や 情 報 の 収 集 伝 達 ルートの 確 認, 操 作 方 法 の 習 熟 の 他, 同 報 無 線 の 可 聴 範 囲 の 確 認, 住 民 等 への 広 報 文 案 の 適 否 ( 平 易 で 分 かりやすい 表 現 か) 等 を 検 証 する 2 津 波 避 難 訓 練 避 難 計 画 において 設 定 した 避 難 経 路 や 避 難 路 を 実 際 に 避 難 することにより,ルートや 避 難 標 識 の 確 認, 避 難 の 際 の 危 険 性 等 を 把 握 しておく 歩 行 困 難 な 者 にとっては, 最 短 距 離 のル ートが 最 短 時 間 のルートとは 限 らない 場 合 によっては 民 有 地 等 に 避 難 する 必 要 があり, 地 域 社 会 の 中 で 理 解 を 得 ておく 必 要 がある また, 夜 間 訓 練 等 の 実 施 により 街 灯 等 の 確 認 も 必 要 である 3 津 波 防 災 施 設 操 作 訓 練 誰 が, 何 時,どのような 手 順 で 閉 鎖 操 作 等 を 実 施 するのか 津 波 予 想 到 達 時 間 内 に 操 作 完 了 が 可 能 か 地 震 動 等 により 操 作 不 能 となった 場 合 の 対 応 はどうするか などの 現 実 に 起 こり 得 る 想 定 の 中 で 訓 練 を 実 施 する 4 津 波 監 視 訓 練 高 台 等 の 安 全 地 域 からの 目 視, 監 視 用 カメラ, 検 潮 器 等 の 津 波 観 測 機 器 を 用 いて, 津 波 監 視 の 方 法 の 習 熟, 監 視 結 果 の 把 握 理 解, 災 害 応 急 対 策 への 活 用 等 について 訓 練 を 実 施 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-50> 一 般 住 民 に 対 する 内 容 (1) 強 い 地 震 ( 震 度 4 程 度 以 上 )を 感 じたとき,または 弱 い 地 震 であっても 比 較 的 長 い 時 間 ゆ

136 第 2 章 災 害 予 防 対 策 っくりとした 揺 れを 感 じたときは, 直 ちに 海 岸 から 離 れ, 急 いで 安 全 な 場 所 に 避 難 する (2) 正 しい 情 報 をラジオ,テレビ, 無 線 放 送 等 を 通 じて 入 手 する (3) 地 震 を 感 じなくても, 津 波 警 報 が 発 表 されたときは, 直 ちに 海 岸 から 離 れ, 急 いで 安 全 な 場 所 に 避 難 する 津 波 注 意 報 が 発 表 されたときは, 直 ちに 海 からあがって 海 岸 に 近 づか ない (4) 津 波 は 繰 り 返 し 来 襲 し, 第 一 波 より 後 からの 波 の 方 が 高 くなることがあるので, 津 波 警 報 注 意 報 が 解 除 され 安 全 になるまで 避 難 行 動 を 止 めない (5) 津 波 注 意 報 でも 海 水 浴 や 磯 釣 り 等 は 危 険 なので 行 わない (6) 過 去 の 経 験 から, 津 波 は 引 き 波 から 始 まる と 言 い 伝 えられているが, 押 し 波 から 始 ま ることもあることから, 誤 った 認 識 により 不 適 切 な 行 動 を 取 らない < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-50> 2 船 舶 に 対 する 内 容 (1) 強 い 地 震 ( 震 度 4 程 度 以 上 )を 感 じたとき,または 弱 い 地 震 であっても 比 較 的 長 い 時 間 ゆ っくりとした 揺 れを 感 じたときは, 津 波 が 来 る 恐 れがあることを 念 頭 に,ラジオ,テレビ, 無 線 放 送 等 を 通 じて 情 報 入 手 に 努 める (2) 津 波 警 報 注 意 報 等 が 発 表 された 場 合, 津 波 到 達 予 想 時 刻 を 考 慮 の 上, 退 避 可 能 なとき は 直 ちに 港 外 ( 水 深 の 深 い, 広 い 海 域 )へ 退 避 し,それが 困 難 なときは 増 し 舫 いを 取 る 等, 可 能 な 流 出 防 止 措 置 を 講 じて 高 台 へ 避 難 する なお,これらの 措 置 を 講 ずる 暇 がない 場 合 は, 直 ちに 高 台 へ 避 難 する 等, 人 命 を 最 優 先 に 対 処 する (3) 津 波 は 繰 り 返 し 来 襲 し, 第 一 波 より 後 からの 波 の 方 が 高 くなることがあるので, 津 波 警 報 注 意 報 が 解 除 され 安 全 になるまで 避 難 行 動 を 止 めない < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-51> 2-105

137 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 24 節 自 主 防 災 組 織 の 育 成 第 24 節 自 主 防 災 組 織 の 育 成 第 1 目 的 大 規 模 災 害 が 発 生 した 場 合 の 被 害 を 最 小 限 に 食 い 止 めるためには, 地 域 住 民, 事 業 所 等 が 連 携 し 迅 速 かつ 的 確 な 行 動 をとることが 不 可 欠 である このため, 自 分 たちのまちは 自 分 たちの 手 で 守 る 自 主 防 災 組 織 結 成 の 促 進 及 び 育 成 指 導 について 努 めるものとする 第 1 目 的 大 規 模 災 害 が 発 生 した 場 合 の 被 害 を 最 小 限 に 食 い 止 めるためには, 地 域 住 民, 事 業 所 等 が 連 携 し 迅 速 かつ 的 確 な 行 動 をとることが 不 可 欠 である このため, 自 分 たちのまちは 自 分 たちの 手 で 守 る 自 主 防 災 組 織 結 成 の 促 進 及 び 育 成 指 導 について 努 めるものとする このため, 市 は, 地 域 住 民 及 び 事 業 所 による 自 主 防 災 組 織 等 の 育 成 強 化 を 図 り, 消 防 団 と これらの 組 織 との 連 携 等 を 通 じて 地 域 コミュニティにおける 防 災 体 制 の 充 実 を 図 る また, 研 修 の 実 施 等 による 防 災 指 導 員 の 育 成, 多 様 な 世 代 が 参 加 できるような 環 境 の 整 備 等 により,これらの 組 織 活 動 の 日 常 化 や 防 災 訓 練 等 の 実 施 を 促 進 する < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-52> <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P52> 第 2 地 域 における 自 主 防 災 組 織 の 果 たすべき 役 割 1 自 主 防 災 組 織 の 必 要 性 大 規 模 地 震 津 波 発 生 時 には, 消 火, 救 出 救 護 及 び 避 難 誘 導 等 広 範 囲 な 対 応 が 必 要 となる が,すべての 面 で 行 政 が 対 応 することは 極 めて 困 難 である 災 害 時 の 被 害 の 防 止 又 は 軽 減 を 図 るためには, 住 民 が 自 らを 災 害 から 守 る 自 助, 地 域 社 会 がお 互 いを 守 る 共 助 という 防 災 の 基 本 理 念 のもと, 自 主 的 な 防 災 活 動 として, 出 火 防 止, 初 期 消 火, 被 災 者 の 救 出 救 護, 避 難 等 を 行 うことが 必 要 であり, 特 に 高 齢 者, 障 害 者 等 の 災 害 時 要 援 護 者 の 所 在 を 把 握 し, 救 出 救 護 体 制 を 整 備 するなどの 配 慮 が 必 要 である 2 自 主 防 災 組 織 の 活 動 にあたって 地 域 住 民 が 大 規 模 災 害 時 に 多 様 な 活 動 を 実 施 するには, 住 民 自 らが 自 らの 身 地 域 は 自 らで 守 る という 意 識 のもとに 行 動 することが 必 要 である また, 住 民 自 身 の 地 震 に 対 する 知 識 や 防 災 資 機 材 の 円 滑 な 活 用 が 自 主 防 災 組 織 の 活 動 を 支 えることとなる 第 2 地 域 における 自 主 防 災 組 織 の 果 たすべき 役 割 1 自 主 防 災 組 織 の 必 要 性 大 規 模 地 震 津 波 発 生 時 には, 消 火, 救 出 救 護 及 び 避 難 誘 導 等 広 範 囲 な 対 応 が 必 要 となる が,すべての 面 で 行 政 が 対 応 することは 極 めて 困 難 である 災 害 時 の 被 害 の 防 止 または 軽 減 を 図 るためには, 住 民 が 自 らを 災 害 から 守 る 自 助, 地 域 社 会 がお 互 いを 守 る 共 助 という 防 災 の 基 本 理 念 のもと, 自 主 的 な 防 災 活 動 として, 出 火 防 止, 初 期 消 火, 被 災 者 の 救 出 救 護, 避 難 等 を 行 うことが 必 要 であり, 特 に 高 齢 者, 障 害 者 等 の 要 配 慮 者 の 所 在 を 把 握 し, 救 出 救 護 体 制 を 整 備 するなどの 配 慮 が 必 要 である 2 自 主 防 災 組 織 の 活 動 にあたって 地 域 住 民 が 大 規 模 災 害 時 に 多 様 な 活 動 を 実 施 するには, 住 民 自 らが 自 らの 身 地 域 は 自 らで 守 る という 意 識 のもとに 行 動 することが 必 要 である また, 住 民 自 身 の 地 震 に 対 する 知 識 や 防 災 資 機 材 の 円 滑 な 活 用 が 自 主 防 災 組 織 の 活 動 を 支 えることとなる 第 3 自 主 防 災 組 織 の 育 成 指 導 危 機 管 理 課, 総 務 企 画 課, 消 防 本 部, 宮 城 県 1 自 主 防 災 組 織 の 現 状 本 市 の 自 主 防 災 組 織 は, 各 自 治 会 及 び 行 政 区 ごとの 結 成 を 基 本 として 地 域 住 民 が 主 体 とな った 組 織 づくりが 推 進 されている 第 3 自 主 防 災 組 織 の 育 成 指 導 危 機 管 理 課, 総 務 企 画 課, 消 防 本 部, 宮 城 県 1 自 主 防 災 組 織 の 現 状 本 市 の 自 主 防 災 組 織 は, 各 自 治 会 及 び 行 政 区 ごとの 結 成 を 基 本 として 地 域 住 民 が 主 体 とな った 組 織 づくりが 推 進 されている 資 料 編 : 自 主 防 災 組 織 等 の 結 成 状 況 資 料 編 : 自 主 防 災 組 織 等 の 結 成 状 況 2 市 の 役 割 市 は 災 害 対 策 基 本 法 第 5 条 の 規 定 に 基 づく, 自 主 防 災 組 織 育 成 の 主 体 として,その 組 織 化 に 積 極 的 に 取 り 組 む (1) 市 は 自 治 会, 町 内 会 等 に 対 する 指 導 助 言 を 積 極 的 に 行 い, 婦 人 防 火 クラブ 等 の 民 間 防 火 組 織 等 との 連 携 を 図 りながら, 組 織 率 の 向 上 と 実 効 性 のある 自 主 防 災 組 織 の 育 成 に 努 める (2) 市 は 県 と 協 力 し, 自 主 防 災 組 織 のリーダー 等 を 育 成 するために 研 修 会, 講 習 会 等 を 開 催 2 市 の 役 割 市 は 災 害 対 策 基 本 法 第 5 条 の 規 定 に 基 づく, 自 主 防 災 組 織 育 成 の 主 体 として,その 組 織 化 に 積 極 的 に 取 り 組 む (1) 市 は 自 治 会, 町 内 会 等 に 対 する 指 導 助 言 を 積 極 的 に 行 い, 婦 人 防 火 クラブ 等 の 民 間 防 火 組 織 等 との 連 携 を 図 りながら, 組 織 率 の 向 上 と 実 効 性 のある 自 主 防 災 組 織 の 育 成 に 努 める (2) 市 は 県 と 協 力 し, 自 主 防 災 組 織 のリーダー 等 を 育 成 するために, 研 修 会, 講 習 会 等 を 開

138 第 2 章 災 害 予 防 対 策 し, 地 域 における 自 主 防 災 組 織 活 動 の 推 進 を 図 る (3) 市 は, 自 主 防 災 組 織 の 円 滑 な 活 動 を 期 するため, 各 種 事 業 の 活 用 とあわせ, 防 災 資 機 材 の 配 備 について 考 慮 する (4) 市 は 地 域 の 自 主 防 災 組 織 連 絡 協 議 会 等 の 設 置 について 検 討 する (5) 市 は, 防 火 防 災 訓 練 災 害 補 償 共 済 制 度 への 加 入 により, 自 主 防 災 組 織, 婦 人 防 火 クラブ 及 び 少 年 消 防 クラブの 行 う 防 火 防 災 訓 練 に 参 加 した 者 が 当 該 訓 練 に 起 因 する 事 故 により 傷 害 を 受 けた 場 合 の 損 害 補 償 及 び 災 害 補 償 がなされるよう 配 慮 する 催 するとともに, 多 様 な 世 代 が 参 加 できるような 環 境 の 整 備 を 行 い,これらの 組 織 の 日 常 的 な 訓 練 の 実 施 を 促 す その 際, 女 性 の 参 画 の 促 進 に 努 める (3) 自 主 防 災 組 織 の 円 滑 な 活 動 を 期 するため, 平 常 時 においては 自 主 防 災 組 織 の 研 修 訓 練 の 場 となり, 災 害 時 においては, 避 難, 備 蓄 等 の 機 能 を 有 する 活 動 の 拠 点 となる 施 設 の 整 備 を 図 るとともに, 消 火, 救 助, 救 護 のための 防 災 資 機 材 の 配 備 について 考 慮 する (4) 市 は 地 域 の 自 主 防 災 組 織 と 消 防 団 との 連 携 等 を 通 じて 地 域 コミュニティの 防 災 体 制 の 充 実 を 図 るため, 防 災 関 係 機 関 と 協 力 し, 自 主 防 災 組 織 連 絡 協 議 会 の 設 置 について 取 り 組 む < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-52> <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P52> 第 4 自 主 防 災 組 織 の 活 動 危 機 管 理 課, 総 務 企 画 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 消 防 本 部 自 主 防 災 組 織 の 平 常 時, 及 び 災 害 発 生 時 における 主 な 活 動 内 容 は 以 下 のとおりであり, 市 は 自 主 防 災 組 織 への 周 知 に 努 め, 事 前 の 体 制 整 備 の 支 援 を 行 う 1 平 常 時 の 活 動 (1) 訓 練 の 実 施 等 ア 防 災 訓 練 への 参 加 災 害 が 発 生 したとき, 住 民 が 適 切 な 措 置 をとることができるようにするため, 自 主 防 災 組 織 は 市 及 び 防 災 関 係 機 関 等 が 実 施 する 防 災 訓 練 に 参 加 する イ 防 災 知 織 の 普 及 災 害 の 発 生 を 防 止 し, 被 害 の 軽 減 を 図 るためには, 住 民 一 人 ひとりの 日 頃 の 備 え 及 び 災 害 時 の 的 確 な 行 動 が 大 切 であることから, 自 主 防 災 組 織 においては, 集 会 等 を 利 用 し て 防 災 に 対 する 正 しい 知 識 の 普 及 を 図 る ウ 消 火 訓 練 の 実 施 自 主 防 災 組 織 は, 火 災 の 拡 大, 延 焼 を 防 ぐため, 消 防 用 機 器 を 使 用 して 消 火 に 必 要 な 技 術 等 を 習 得 する エ 避 難 訓 練 の 実 施 自 主 防 災 組 織 は, 避 難 の 要 領 を 熟 知 し, 避 難 場 所 まで 迅 速 かつ 安 全 に 避 難 できるよう 訓 練 を 実 施 する オ 救 出 救 護 訓 練 の 実 施 自 主 防 災 組 織 は, 消 防 機 関, 日 本 赤 十 字 社 等 が 実 施 する 救 急 法 の 訓 練, 講 習 に 参 加 す るなど, 被 災 者 の 救 出 活 動 及 び 負 傷 者 に 対 する 応 急 手 当 の 方 法 等 を 習 得 する (2) 防 災 点 検 の 実 施 災 害 発 生 時 において 被 害 の 拡 大 を 防 止 するため, 定 期 的 に 地 域 における 危 険 箇 所, 支 障 物 等 の 防 災 点 検 を 実 施 する (3) 防 災 用 資 機 材 の 整 備 点 検 自 主 防 災 組 織 が 災 害 時 に 速 やかな 応 急 活 動 を 実 施 するため, 活 動 に 必 要 な 資 機 材 を 組 織 として 整 備 することに 努 め,また, 整 備 した 資 機 材 については 日 頃 から 点 検 を 実 施 し, 非 常 時 の 早 急 な 使 用 に 対 応 ができるように 保 管 する 第 4 自 主 防 災 組 織 の 活 動 危 機 管 理 課, 総 務 企 画 課, 社 会 福 祉 事 務 所, 消 防 本 部 自 主 防 災 組 織 の 平 常 時, 及 び 災 害 発 生 時 における 主 な 活 動 内 容 は 以 下 のとおりであり, 市 は 自 主 防 災 組 織 への 周 知 に 努 め, 事 前 の 体 制 整 備 の 支 援 を 行 う 1 平 常 時 の 活 動 (1) 訓 練 の 実 施 等 ア 防 災 訓 練 への 参 加 災 害 が 発 生 したとき, 住 民 が 適 切 な 措 置 をとることができるようにするため, 自 主 防 災 組 織 は 市 及 び 防 災 関 係 機 関 等 が 実 施 する 防 災 訓 練 に 参 加 する イ 防 災 知 織 の 普 及 災 害 の 発 生 を 防 止 し, 被 害 の 軽 減 を 図 るためには, 住 民 一 人 ひとりの 日 頃 の 備 え 及 び 災 害 時 の 的 確 な 行 動 が 大 切 であることから, 自 主 防 災 組 織 においては, 集 会 等 を 利 用 し て 防 災 に 対 する 正 しい 知 識 の 普 及 を 図 る ウ 消 火 訓 練 の 実 施 自 主 防 災 組 織 は, 火 災 の 拡 大, 延 焼 を 防 ぐため, 消 防 用 機 器 を 使 用 して 消 火 に 必 要 な 技 術 等 を 習 得 する エ 避 難 訓 練 の 実 施 自 主 防 災 組 織 は, 避 難 の 要 領 を 熟 知 し, 避 難 場 所 まで 迅 速 かつ 安 全 に 避 難 できるよう 訓 練 を 実 施 する オ 救 出 救 護 訓 練 の 実 施 負 傷 者 や 溺 れた 者, 家 屋 の 倒 壊 やがけ 崩 れ 等 により 下 敷 きになった 者 などに 対 する 応 急 手 当 の 方 法 等 を 習 得 する (2) 防 災 点 検 の 実 施 災 害 発 生 時 において 被 害 の 拡 大 を 防 止 するため, 定 期 的 に 地 域 における 危 険 箇 所, 支 障 物 等 の 防 災 点 検 を 実 施 する (3) 防 災 用 資 機 材 の 整 備 点 検 自 主 防 災 組 織 が 災 害 時 に 速 やかな 応 急 活 動 を 実 施 するため, 活 動 に 必 要 な 資 機 材 を 組 織 として 整 備 することに 努 め,また, 整 備 した 資 機 材 については 日 頃 から 点 検 を 実 施 し, 非 常 時 の 早 急 な 使 用 に 対 応 ができるように 保 管 する (4) 要 配 慮 者 の 情 報 把 握 共 有 2-107

139 第 2 章 災 害 予 防 対 策 2 地 震 津 波 発 生 時 の 活 動 (1) 情 報 の 収 集 伝 達 及 び 関 係 機 関 との 連 絡 自 主 防 災 組 織 は, 地 域 内 に 発 生 した 被 害 の 状 況 を 迅 速 かつ 正 確 に 把 握 して 市 及 び 防 災 関 係 機 関 等 へ 報 告 するとともに, 防 災 関 係 機 関 の 提 供 する 情 報 を 住 民 に 伝 達 し, 的 確 な 応 急 活 動 を 実 施 するため,あらかじめ 次 の 事 項 を 決 めておく ア 避 難 誘 導 班 救 護 衛 生 班 炊 き 出 し 班 連 絡 班 被 害 調 査 班 等 イ 連 絡 をとる 防 災 関 係 機 関 とその 方 法 ウ 防 災 関 係 機 関 の 情 報 を 地 域 住 民 に 伝 達 する 責 任 者 及 びルート (2) 出 火 防 止 及 び 初 期 消 火 家 庭 に 対 しては, 火 の 元 の 始 末 など 出 火 防 止 のための 措 置 を 講 ずるように 呼 びかけとと もに, 火 災 が 発 生 した 場 合, 消 火 器, 水 バケツ 等 を 活 用 し, 隣 近 所 が 相 互 に 協 力 して 初 期 消 火 に 努 める (3) 救 出 救 護 活 動 の 実 施 がけ 崩 れ, 建 物 の 倒 壊 等 により 下 敷 きになった 者 が 発 生 したときは, 自 らの 安 全 を 確 保 しつつ, 救 出 用 資 機 材 を 使 用 して 速 やかに 救 出 活 動 を 実 施 する また, 自 主 防 災 組 織 をも ってしても 救 出 できない 者 については, 防 災 関 係 機 関 の 活 動 に 委 ねることになるので, 防 災 関 係 機 関 による 救 出 活 動 の 円 滑 な 実 施 に 必 要 な 情 報 の 提 供 等 を 行 う さらに, 負 傷 者 に 対 しては 応 急 手 当 を 実 施 するとともに, 医 師 の 治 療 を 必 要 とする 者 がいるときは 救 護 所 等 へ 搬 送 する (4) 避 難 の 実 施 市 長 から 避 難 勧 告 避 難 指 示 又 は 警 察 官 等 から 避 難 指 示 が 出 された 場 合 には, 自 主 防 災 組 織 のリーダー 等 は 住 民 に 対 して 周 知 徹 底 を 図 り, 迅 速 かつ 円 滑 に 避 難 場 所 に 誘 導 する 避 難 の 実 施 に 当 たっては, 次 の 点 に 留 意 する ア 自 主 防 災 組 織 のリーダー 等 は, 次 のような 危 険 を 確 認 しながら 避 難 を 実 施 する (ア) 市 街 地 火 災, 落 下 物, 危 険 物 (イ) 山 間 部, 起 伏 の 多 いところ がけ 崩 れ, 地 すべり (ウ) 海 岸 地 域 津 波 等 イ 円 滑 な 避 難 行 動 がとれるよう, 荷 物 はあらかじめ 用 意 しておいた 必 要 最 少 限 のものとす る ウ 高 齢 者, 幼 児, 障 害 者 その 他 自 力 で 避 難 することが 困 難 な 災 害 時 要 援 護 者 に 対 しては, 地 域 住 民 の 協 力 のもとに 避 難 させる (5) 炊 出 し 救 援 物 資 の 支 給 等 自 主 防 災 組 織 としての 炊 出 し 等 を 実 施 するほか, 市 が 実 施 する 給 水, 救 援 物 資 の 配 布 活 動 に 協 力 する 高 齢 者, 障 害 者 等 の 要 配 慮 者 を 適 切 に 避 難 誘 導 し, 安 否 確 認 を 行 うため, 地 域 住 民 や 民 生 委 員 等 の 協 力 を 得 ながら, 要 配 慮 者 の 了 解 を 得 た 上 で, 平 常 時 より 要 配 慮 者 に 関 する 情 報 の 把 握 及 び 関 係 者 との 共 有 に 努 める < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-53> 2 地 震 津 波 発 生 時 の 活 動 (1) 情 報 の 収 集 伝 達 及 び 関 係 機 関 との 連 絡 自 主 防 災 組 織 は, 地 域 内 に 発 生 した 被 害 の 状 況 を 迅 速 かつ 正 確 に 把 握 して 市 及 び 防 災 関 係 機 関 等 へ 報 告 するとともに, 防 災 関 係 機 関 の 提 供 する 情 報 を 住 民 に 伝 達 し, 的 確 な 応 急 活 動 を 実 施 するため, 予 め 次 の 事 項 を 決 めておく ア 避 難 誘 導 班 救 護 衛 生 班 炊 き 出 し 班 連 絡 班 被 害 調 査 班 等 イ 連 絡 をとる 防 災 関 係 機 関 とその 方 法 ウ 防 災 関 係 機 関 の 情 報 を 地 域 住 民 に 伝 達 する 責 任 者 及 びルート (2) 出 火 防 止 及 び 初 期 消 火 家 庭 に 対 しては, 火 の 元 の 始 末 など 出 火 防 止 のための 措 置 を 講 ずるように 呼 びかけとと もに, 火 災 が 発 生 した 場 合, 消 火 器, 水 バケツ 等 を 活 用 し, 隣 近 所 が 相 互 に 協 力 して 初 期 消 火 に 努 める (3) 救 出 救 護 活 動 の 実 施 がけ 崩 れ, 建 物 の 倒 壊 等 により 下 敷 きになった 者 が 発 生 したときは, 自 らの 安 全 を 確 保 しつつ, 救 出 用 資 機 材 を 使 用 して 速 やかに 救 出 活 動 を 実 施 する また, 自 主 防 災 組 織 をも ってしても 救 出 できない 者 については, 防 災 関 係 機 関 の 活 動 に 委 ねることになるので, 防 災 関 係 機 関 による 救 出 活 動 の 円 滑 な 実 施 に 必 要 な 情 報 の 提 供 等 を 行 う さらに, 負 傷 者 に 対 しては 応 急 手 当 を 実 施 するとともに, 医 師 の 治 療 を 必 要 とする 者 がいるときは 救 護 所 等 へ 搬 送 する (4) 避 難 の 実 施 市 長 から 避 難 勧 告 避 難 指 示 または 警 察 官 等 から 避 難 指 示 が 出 された 場 合 には, 自 主 防 災 組 織 のリーダー 等 は 住 民 に 対 して 周 知 徹 底 を 図 り, 迅 速 かつ 円 滑 に 避 難 場 所 に 誘 導 する 避 難 の 実 施 に 当 たっては, 次 の 点 に 留 意 する ア 自 主 防 災 組 織 のリーダー 等 は, 次 のような 危 険 を 確 認 しながら 避 難 を 実 施 する (ア) 市 街 地 火 災, 落 下 物, 危 険 物 (イ) 山 間 部, 起 伏 の 多 いところ がけ 崩 れ, 地 すべり (ウ) 海 岸 地 域 津 波 等 (エ) 河 川 決 壊 氾 濫 イ 円 滑 な 避 難 行 動 がとれるよう, 荷 物 は 予 め 用 意 しておいた 必 要 最 少 限 のものとする ウ 高 齢 者, 幼 児, 障 害 者 その 他 自 力 で 避 難 することが 困 難 な 災 害 時 要 援 護 者 に 対 しては, 地 域 住 民 の 協 力 のもとに 避 難 させる (5) 給 食 救 援 物 資 の 配 布 及 びその 協 力 被 害 の 状 況 によっては, 避 難 が 長 期 間 にわたり, 被 災 者 に 対 する 炊 き 出 しや 救 援 物 資 の 支 給 が 必 要 になる 2-108

140 第 2 章 災 害 予 防 対 策 これらの 活 動 を 円 滑 に 行 うためには, 組 織 的 な 活 動 が 不 可 欠 であるため, 自 主 防 災 組 織 と しても 炊 き 出 しを 行 うほか, 市 が 実 施 する 給 水, 救 援 物 資 の 配 布 活 動 に 協 力 する (6) 地 域 住 民 の 安 否 確 認 被 害 の 状 況 に 応 じて, 地 域 住 民 の 避 難 誘 導 や 被 害 状 況 の 把 握 のため, 自 らの 安 全 を 確 保 し つつ, 自 主 防 災 組 織 として, 自 治 会 長, 行 政 委 員, 民 生 児 童 委 員 等 と 協 力 して, 安 否 確 認 を 行 い, 市 ( 災 害 対 策 本 部 )に 報 告 する 第 5 自 主 防 犯 組 織 危 機 管 理 課, 警 察 署 市 は, 地 域 住 民 による 地 域 安 全 活 動 の 中 核 となる 防 犯 協 会 等 の 自 主 防 犯 組 織 に 対 して, 防 犯 パトロール 等 地 域 安 全 活 動 の 諸 活 動 に 関 し, 警 察 署 と 連 携 し 支 援 等 を 行 う 第 5 自 主 防 犯 組 織 危 機 管 理 課, 警 察 署 市 は, 警 察 署 と 連 携 し, 地 域 住 民 による 地 域 安 全 活 動 の 中 核 となる 自 主 防 犯 組 織 に 対 して, 防 犯 診 断 等 訓 練 の 実 施, 防 犯 パトロール 等 地 域 安 全 活 動 の 諸 活 動 に 使 用 する 資 機 材 の 整 備 等 に 関 し, 助 成 支 援 を 行 う < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-54> 2-109

141 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 25 節 企 業 等 の 防 災 対 策 の 推 進 第 25 節 企 業 等 の 防 災 対 策 の 推 進 第 1 目 的 企 業 等 は 自 ら 防 災 組 織 を 結 成 するなどして, 防 災 訓 練 に 努 めるほか, 地 域 と 連 携 した 実 践 的 な 訓 練 を 実 施 し, 地 域 防 災 力 の 向 上 に 寄 与 する 第 1 目 的 企 業 等 は 自 ら 防 災 組 織 を 結 成 するなどして, 防 災 訓 練 に 努 めるほか, 地 域 と 連 携 した 実 践 的 な 訓 練 を 実 施 し, 地 域 防 災 力 の 向 上 に 寄 与 する 第 2 企 業 等 の 役 割 気 仙 沼 市, 宮 城 県, 各 企 業 企 業 等 は, 直 接 の 防 災 関 係 機 関 ではないが, 地 震 津 波 発 生 の 際 には 組 織 自 らが 被 害 を 受 け るおそれがあることから, 企 業 各 々の 防 災 知 識 等 の 普 及 は 重 要 である また, 社 会 的 使 命 を 考 えると, 地 域 における 防 災 上 の 役 割 は, 決 して 小 さいものではない このため, 市, 県, 防 災 関 係 機 関 は 防 災 訓 練 等 の 機 会 をとらえ 訓 練 への 参 加 等 を 呼 びかけ, また, 企 業 等 自 らも 防 災 訓 練 を 積 極 的 に 実 施 する 第 2 企 業 等 の 防 災 対 策 の 推 進 気 仙 沼 市, 宮 城 県, 各 企 業 1 企 業 等 の 活 動 (1) 企 業 等 の 防 災 上 の 位 置 づけ 企 業 等 は, 直 接 の 防 災 関 係 機 関 ではないが, 地 震 津 波 発 生 の 際 には 組 織 自 らが 被 害 を 受 けるおそれがあることから, 企 業 各 々の 防 災 知 識 等 の 普 及 は 重 要 である また, 災 害 時 の 企 業 の 果 たす 役 割 ( 生 命 の 安 全 確 保, 二 次 災 害 の 防 止, 事 業 の 継 続, 地 域 貢 献 地 域 との 共 生 )を 十 分 に 認 識 し, 防 災 活 動 を 推 進 する 必 要 がある (2) 事 業 継 続 上 の 取 組 みの 実 施 企 業 等 は, 災 害 時 に 重 要 業 務 を 継 続 するための 事 業 継 続 計 画 (BCP)を 策 定 運 用 する よう 努 める また, 防 災 体 制 の 整 備, 防 災 訓 練 の 実 施, 事 業 所 の 耐 震 化 耐 浪 化 予 想 被 害 からの 事 業 復 旧 計 画 策 定, 各 計 画 の 点 検 見 直 し, 燃 料 電 力 等 の 重 要 なライフラインの 供 給 不 足 への 対 応 の 手 順 化, 取 引 先 とのサプライチェーンの 確 保 等 を 行 うなど 事 業 継 続 上 の 取 組 みの 継 続 的 な 実 施 に 努 める <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P12 52> (3) 事 業 継 続 計 画 (BCP)の 策 定 事 業 継 続 計 画 (BCP)においては, 災 害 発 生 後 の 緊 急 時 対 応 ( 人 命 救 助, 安 否 安 全 確 認 等 )と 復 旧 対 応 ( 片 付 け, 施 設 設 備 復 旧 等 )を 峻 別 し, 規 定 するとともに, 平 常 時 から 継 続 して 対 応 すべき 業 務 についても 配 慮 したものとする < 災 害 時 における 流 通 業 の 課 題 と 今 後 の 対 応 について( 経 済 産 業 省 )P25> (4) 帰 宅 困 難 者 対 策 の 実 施 地 震 津 波 発 生 時 に 公 共 交 通 機 関 が 運 行 を 停 止 した 場 合, 自 力 で 帰 宅 することが 困 難 な 帰 宅 困 難 者 の 発 生 が 懸 念 されることから, 企 業 等 は, むやみに 移 動 を 開 始 しない という 帰 宅 困 難 者 対 策 の 基 本 原 則 のもと, 従 業 員 等 を 一 定 期 間 事 業 所 等 内 に 留 めておくことがで きるよう, 必 要 な 物 資 を 備 蓄 するなどの, 帰 宅 困 難 者 対 策 を 講 じる <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P65>< 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-60> (5) 従 業 員 顧 客 への 津 波 防 災 啓 発 の 強 化 企 業 等 は, 従 業 員 顧 客 に 対 して, 以 下 の 事 項 を 含 む 津 波 防 災 啓 発 に 努 める ア 最 寄 の 避 難 場 所 等 の 周 知 イ 津 波 浸 水 想 定 の 把 握 及 び 周 知 ウ 津 波 時 の 自 動 車 利 用 の 自 粛 ( 自 動 車 による 長 距 離 の 帰 宅 の 抑 制 ) エ その 他 < 市 民 アンケート 結 果 > 市 及 び 防 災 関 係 機 関 の 役 割

142 第 2 章 災 害 予 防 対 策 (1) 防 災 に 関 するアドバイスの 実 施 市 及 び 防 災 関 係 機 関 は, 企 業 を 地 域 コミュニティの 一 員 としてとらえ, 地 域 の 防 災 訓 練 等 への 積 極 的 参 加 を 呼 びかけ, 防 災 に 関 するアドバイスを 行 う (2) 企 業 防 災 の 取 組 み 支 援 市 は, 企 業 防 災 の 取 組 に 資 する 情 報 の 提 供 等 を 進 めるとともに, 企 業 防 災 分 野 の 進 展 に 伴 って 増 大 することになる 事 業 継 続 計 画 (BCP) 策 定 等 に 向 けた 企 業 からのニーズへの 対 応 に 取 り 組 む (3) 企 業 の 防 災 力 向 上 対 策 市 は, 企 業 のトップから 一 般 職 員 に 至 る 職 員 の 防 災 意 識 の 高 揚 を 図 るとともに, 優 良 企 業 表 彰, 企 業 の 防 災 に 係 る 取 組 の 積 極 的 評 価 等 により 企 業 の 防 災 力 向 上 の 促 進 を 図 る < H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P52,H24 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 > < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-60> (4) 企 業 に 対 する 津 波 防 災 啓 発 の 強 化 市 は, 企 業 において 最 寄 の 避 難 場 所, 津 波 浸 水 想 定 に 関 する 情 報, 地 震 後 の 自 動 車 利 用 の 自 粛 の 必 要 性 等 の 津 波 防 災 知 識 の 向 上 が 図 られるよう, 啓 発 資 料 等 の 提 供, 講 習 会 の 開 催, 防 災 訓 練 の 実 施 及 び 参 加 の 促 進 を 図 るなど, 企 業 を 対 象 とした 津 波 防 災 啓 発 を 強 化 す る < 市 民 アンケート 結 果 > 第 3 企 業 等 の 防 災 活 動 企 業 等 は, 災 害 発 生 時 には 従 業 員, 利 用 者 等 の 安 全 を 守 るとともに, 地 域 における 災 害 が 拡 大 することのないよう 的 確 な 防 災 活 動 を 行 う 必 要 がある 特 に 大 規 模 災 害 発 生 時 には 行 政 や 住 民 のみならず, 企 業 等 における 組 織 的 な 応 急 活 動 が 災 害 の 拡 大 を 防 ぐ 意 味 で 重 要 である このため, 企 業 等 において 編 成 している 自 衛 消 防 組 織 等 は, 関 係 地 域 の 自 主 防 災 組 織 と 連 携 を 図 りながら, 企 業 及 び 地 域 の 安 全 の 確 保 に 積 極 的 に 努 める 企 業 等 における 防 災 活 動 は,おおむね 次 の 事 項 について,それぞれの 実 情 に 応 じて 行 う 1 防 災 訓 練 2 従 業 員 等 の 防 災 教 育 3 情 報 の 収 集 伝 達 体 制 の 確 立 4 火 災 その 他 災 害 予 防 対 策 5 避 難 対 策 の 確 立 6 応 急 救 護 7 飲 料 水, 食 料, 生 活 必 需 品 など 災 害 時 に 必 要 な 物 資 の 確 保 8 施 設 耐 震 化 の 推 進 9 施 設 の 地 域 避 難 所 としての 提 供 10 地 元 消 防 団 等 との 連 携 協 力 第 3 企 業 等 の 防 災 組 織 各 企 業 企 業 等 は, 従 業 員, 利 用 者 等 の 安 全 を 守 るとともに, 地 域 における 災 害 が 拡 大 することのな いよう 的 確 な 防 災 活 動 を 行 う 必 要 がある 特 に, 大 規 模 な 地 震 津 波 災 害 が 発 生 した 場 合 には, 行 政 や 住 民 のみならず, 企 業 等 における 組 織 的 な 応 急 活 動 が 災 害 の 拡 大 を 防 ぐ 上 で 重 要 である このため, 企 業 等 は, 自 衛 消 防 組 織 等 を 編 成 し, 関 係 地 域 の 自 主 防 災 組 織 と 連 携 を 図 りなが ら, 地 域 の 安 全 の 確 保 に 積 極 的 に 努 める 企 業 等 における 防 災 対 策 及 び 防 災 活 動 は,おおむね 次 の 事 項 について,それぞれの 実 情 に 応 じて 行 う 1 防 災 訓 練 2 従 業 員 等 の 防 災 教 育 ( 顧 客 従 業 員 への 避 難 場 所 の 周 知, 津 波 浸 水 想 定 情 報 の 周 知 ) 3 情 報 の 収 集 伝 達 体 制 の 確 立 4 火 災 その 他 災 害 予 防 対 策 5 避 難 対 策 の 確 立 ( 津 波 時 の 自 動 車 利 用 の 自 粛 ) 6 応 急 救 護 7 飲 料 水, 食 料, 生 活 必 需 品 など, 災 害 時 に 必 要 な 物 資 の 確 保 8 施 設 耐 震 化 耐 浪 化 の 推 進 9 施 設 の 地 域 避 難 所 としての 提 供 10 地 元 消 防 団 との 連 携 協 力 11 コンピュータシステム 及 びデータのバックアップ <H23 防 災 基 本 計 画 新 旧 対 照 表 P48> 2-111

143 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 26 節 防 災 のための 調 査 研 究 第 26 節 防 災 のための 調 査 研 究 第 1 目 的 地 震 に 関 する 調 査 研 究 については, 国 の 地 震 調 査 研 究 推 進 本 部 や 宮 城 県, 大 学 等 の 研 究 機 関 などで 行 われてきているが,これらの 機 関 に 積 極 的 に 協 力 連 携 することで 防 災 対 策 の 研 究 に 寄 与 する 第 1 目 的 地 震 に 関 する 調 査 研 究 については, 国 の 地 震 調 査 研 究 推 進 本 部 や 宮 城 県, 大 学 等 の 研 究 機 関 などで 行 われてきているが,これらの 機 関 に 積 極 的 に 協 力 連 携 することで 防 災 対 策 の 研 究 に 寄 与 する 第 2 気 仙 沼 市 の 取 り 組 み 危 機 管 理 課, 総 務 企 画 課 市 が 設 置 した, 潮 位 津 波 観 測 システム ( 潮 位 センサ 市 内 3 基,モニタカメラ1 台 )によ って, 潮 位 変 動 の 遠 隔 監 視 が, 市 庁 舎, 唐 桑 総 合 支 所, 防 災 センターにおいて 可 能 となってい る 異 常 潮 位 観 測 時 の 沿 岸 住 民 への 避 難 誘 導 に 役 立 てると 共 に,データの 記 録 に 努 め, 必 要 に 応 じて 関 係 機 関 へのデータ 提 供 等 により 研 究 の 推 進 に 寄 与 する また, 地 震 津 波 災 害 を 想 定 した 防 災 対 策 の 基 礎 となるべき 各 種 調 査 研 究 を 積 極 的 に 行 い, 災 害 対 策 の 一 層 の 充 実 に 努 める 第 2 気 仙 沼 市 の 取 り 組 み 危 機 管 理 課, 総 務 企 画 課 市 が 設 置 した, 潮 位 津 波 観 測 システム ( 潮 位 センサ 市 内 5 基,モニタカメラ8 台 )によ って, 潮 位 変 動 の 遠 隔 監 視 が, 市 庁 舎, 唐 桑 及 び 本 吉 総 合 支 所, 防 災 センターにおいて 可 能 と なっている 異 常 潮 位 観 測 時 の 沿 岸 住 民 への 避 難 誘 導 に 役 立 てると 共 に,データの 記 録 に 努 め, 必 要 に 応 じて 関 係 機 関 へのデータ 提 供 等 により 研 究 の 推 進 に 寄 与 する また, 地 震 津 波 災 害 を 想 定 した 防 災 対 策 の 基 礎 となるべき 各 種 調 査 研 究 を 積 極 的 に 行 い, 災 害 対 策 の 一 層 の 充 実 に 努 める 2-112

144 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 27 節 津 波 監 視 体 制, 伝 達 体 制 の 整 備 ( 第 5 章 津 波 対 策 第 5 節 より) 第 27 節 津 波 監 視 体 制, 伝 達 体 制 の 整 備 ( 第 5 章 津 波 対 策 第 5 節 より) 第 1 目 的 津 波 発 生 の 際, 住 民 の 早 期 避 難 のための, 津 波 監 視 観 測 や, 情 報 の 伝 達 体 制 の 整 備 を 図 る 第 1 目 的 津 波 発 生 の 際, 住 民 の 早 期 避 難 のための, 津 波 監 視 観 測 や, 情 報 の 伝 達 体 制 の 整 備 を 図 る 第 2 津 波 の 観 測, 予 報 体 制 の 整 備 仙 台 管 区 気 象 台 では, 地 震 及 び 震 度 観 測 点 の 増 設 や 津 波 観 測 施 設 の 機 能 強 化 等 の 整 備 を 行 い, テレメーターによる 地 震 の 観 測 結 果 に 基 づく 迅 速 な 津 波 予 報 警 報 注 意 報 の 発 表 に 努 める また, 津 波 の 観 測 値 もテレメーターにより 仙 台 管 区 気 象 台 に 集 約 し, 即 時 処 理 により 津 波 情 報 として 発 表 する 第 2 津 波 の 観 測, 予 報 体 制 の 整 備 仙 台 管 区 気 象 台 では, 地 震 及 び 震 度 観 測 点 の 増 設 や 津 波 観 測 施 設 の 機 能 強 化 等 の 整 備 を 行 い, テレメーターによる 地 震 の 観 測 結 果 に 基 づく 迅 速 な 津 波 予 報 警 報 注 意 報 の 発 表 に 努 める また, 津 波 の 観 測 値 もテレメーターにより 仙 台 管 区 気 象 台 に 集 約 し, 即 時 処 理 により 津 波 情 報 として 発 表 する 津 波 予 報 の 種 類, 解 説, 発 表 される 津 波 の 高 さ 津 波 による 災 害 のおそれがない 場 合 には, 津 波 の 心 配 はない 又 は 若 干 の 海 面 変 動 があ るかもしれないが 被 害 の 心 配 はない 旨 について, 地 震 情 報 に 含 めて 発 表 される 2 津 波 による 災 害 のおそれがなくなったと 認 められる 場 合 には, 津 波 警 報 解 除 又 は 津 波 注 意 報 解 除 として 速 やかに 発 表 される 第 3 津 波 監 視 体 制 の 整 備 危 機 管 理 課, 総 務 企 画 課, 消 防 本 部 市 は, 超 音 波 式 津 波 監 視 装 置, 監 視 カメラ 等 により, 市 庁 舎, 唐 桑 総 合 支 所, 防 災 センター 等 において, 潮 位 及 び 津 波 来 襲 時 の 海 面 の 変 動 監 視 を 行 うため, 施 設 の 維 持 管 理 及 び 改 良 に 努 めるとともに, 県 等 防 災 関 係 機 関 が 進 める 各 観 測 機 器 の 情 報 共 有 化 (ネットワーク 化 ) 等 によ り, 高 度 利 活 用 が 図 られるよう, 早 期 実 施 に 努 めるものとする 第 3 津 波 監 視 体 制 の 整 備 危 機 管 理 課, 総 務 企 画 課, 消 防 本 部 市 は, 超 音 波 式 津 波 監 視 装 置, 監 視 カメラ 等 により, 市 庁 舎, 唐 桑 総 合 支 所, 本 吉 総 合 支 所, 防 災 センター 等 において, 潮 位 及 び 津 波 来 襲 時 の 海 面 の 変 動 監 視 を 行 うため, 施 設 の 維 持 管 理 及 び 改 良 に 努 めるとともに, 県 等 防 災 関 係 機 関 が 進 める 各 観 測 機 器 の 情 報 共 有 化 (ネットワー ク 化 ) 等 により, 高 度 利 活 用 が 図 られるよう, 早 期 実 施 に 努 めるものとする 第 4 津 波 予 報, 避 難 指 示 等 の 伝 達 体 制 の 整 備 気 仙 沼 市, 宮 城 県, 消 防 本 部, 警 察 署, 海 上 保 安 署 1 県 の 対 応 県 は, 総 合 防 災 情 報 システム MIDORI を 活 用 し, 仙 台 管 区 気 象 台 からの 津 波 予 報 を 迅 速 に 沿 岸 市 町 に 伝 達 するとともに 初 動 体 制 の 確 立 を 図 る 第 4 津 波 予 報, 避 難 指 示 等 の 伝 達 体 制 の 整 備 気 仙 沼 市, 宮 城 県, 消 防 本 部, 警 察 署, 海 上 保 安 署 < 県 防 災 会 議 [ 震 災 津 波 編 ] P2-64> 1 県 の 対 応 県 は, 総 合 防 災 情 報 システム MIDORI を 活 用 し, 仙 台 管 区 気 象 台 からの 津 波 警 報 注 意