路 上 故 障 出 張 修 理 ワースト 20 故 障 内 容 件 数 予 防 効 果 1 タイヤパンク(スペアなし, 脱 着 工 具 なし) 2 ダイナモ(オルタネーター)チャージ 不 良 3 エンジンがかからない 4 シャシー 回 りのパイプ,ホースのエア 漏 れ 5 ファンベルトの 折 損 6
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- せいごろう なぐも
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1 目 次 路 上 故 障 出 張 修 理 ワースト 前 回 運 行 時 の 異 常 個 所 3 2エンジンまわりで 3 3 車 のまわりで( 左 側 ) 11 車 のまわりで( 前 側 ) 14 車 のまわりで( 右 側 ) 15 車 のまわりで( 後 ろ 側 ) 17 4 運 転 席 で 18 5 安 全 な 場 所 で 徐 行 しながら 24 6 困 ったときの 処 置 24 一 日 の 運 転 を 始 める 前 に 必 ず 日 常 ( 運 行 前 ) 点 検 を 行 ってください 簡 単 な 点 検 により 常 に 車 の 状 態 を 知 っておくと, 思 わぬトラブルを 未 然 に 防 止 できます 点 検 の 結 果 異 常 があるときは, 三 菱 ふそうサービス 工 場 で 修 理 を 受 けてから 運 行 してください エンジン 点 検 口 を 開 けて 点 検 する 項 目 もあります 安 全 には 十 分 注 意 してください 日 常 ( 運 行 前 ) 点 検 は 道 路 運 送 車 両 法 により 運 転 者 に 義 務 づけられています
2 路 上 故 障 出 張 修 理 ワースト 20 故 障 内 容 件 数 予 防 効 果 1 タイヤパンク(スペアなし, 脱 着 工 具 なし) 2 ダイナモ(オルタネーター)チャージ 不 良 3 エンジンがかからない 4 シャシー 回 りのパイプ,ホースのエア 漏 れ 5 ファンベルトの 折 損 6 トランスミッションコントロール 操 作 不 良 7 クラッチが 切 れない,すべる 8 バッテリー 不 良 9 エンジンの 回 転 が 上 がらない 10 ウォーターポンプ,ホースの 水 漏 れ 11 接 触 事 故 等 による 不 具 合 12 エンジンから 異 音 がでる 13 燃 料 漏 れ 14 スターターが 回 らない 15 その 他 の 電 気 関 係 の 故 障 16 エンジン 本 体 の 故 障 17 エンジンオーバーヒート 18 その 他 のシャシー 装 置 の 故 障 19 ワイパーが 作 動 しない 20 ギヤチェンジができない 印 日 常 ( 運 行 前 ) 点 検 印 定 期 点 検 路 上 故 障 の 大 半 は 日 常 点 検 や 定 期 点 検 で 予 防 ができます 1
3 印 の 項 目 は 車 の 走 行 距 離, 及 び 運 行 時 の 状 態 から 判 断 し, 適 切 な 時 期 に 行 ってください た とえば, 長 距 離 を 走 行 するとき, 洗 車, 給 油 を 行 うときなどを 目 安 に 行 ってください. 1 前 回 運 行 時 の 異 常 個 所 1. 前 日 または 前 回 運 行 時 に 異 常 のあった 個 所 の 点 検 4 運 転 席 で 1.ブレーキリザーバータンクの 液 量 2.ブレーキペダルの 踏 みしろ 3. 駐 車 ブレーキレバーの 引 きしろ 4. ウインドーウォッシャ の 液 量, 噴 射 状 態 5. ワイパーのふき 取 り 状 態 6. エンジンのかかり 具 合, 異 音 7. エンジンの 低 速 及 び 加 速 の 状 態 2 エンジンまわりで 1. エンジンオイルの 量 2. ファンベルトの 貼 り 具 合, 損 傷 3 車 のまわりで( 前 側 ) 1.ランプ 類 の 点 灯, 点 滅 具 合, 汚 れ, 損 傷 (ヘッドランプ,ターンシグナルランプ,フォグランプ) 3 車 のまわりで( 左 側 ) 1.タイヤの 点 検 空 気 圧,き 裂, 異 常 な 摩 耗 2. タイヤの 溝 の 深 さ 3. バッテリー 液 の 量 3 車 のまわりで( 後 ろ 側 ) 1.ランプ 類 の 点 灯, 点 滅 具 合, 汚 れ, 損 傷 (ターンシグナルランプ,ストップランプ,バックアップラ ンプ,ライセンスランプ) 5 安 全 な 場 所 で 徐 行 しながら 3 車 のまわりで( 右 側 ) 1.タイヤの 点 検 空 気 圧,き 裂, 異 常 な 摩 耗 2. タイヤの 溝 の 深 さ 3. 冷 却 水 の 量 1.ブレーキの 効 き 具 合 2
4 1 前 回 運 行 時 の 異 常 個 所 運 行 に 支 障 はありませんか? 前 日 または 前 回 の 運 行 時 の 異 常 個 所 について,その 個 所 がキチンと 修 理 され, 正 常 になって いるか 点 検 してください ( 自 分 で 修 理 できない 場 合 は, 最 寄 りの 三 菱 ふそうサービス 工 場 で 修 理 を 受 けてください) アドバイス わずかな 不 具 合 でも 見 落 としなくチェックしてください 2 エンジンまわりで 1.エンジンオイルの 量 点 検 の 方 法 はオイルレベルゲージで 行 う 方 法 と, 運 転 席 のオイルレベルチェックスイッチで 行 う 方 法 の2 種 類 があります なお,オイルレベルチェックスイッチで 行 う 点 検 は 簡 易 点 検 です 正 確 に 点 検 するときはオイルレベルゲージで 行 ってください オイルレベルゲージでの 点 検 キャブをチルトして 点 検 します 正 確 なエンジンオイル 量 が 点 検 できます キャブチルトでき ない 車 はエンジン 点 検 口 を 開 けます オイルレベルゲージを 抜 き 取 り, 付 着 したエンジンオイルを 布 で 拭 き 取 ります 再 びオイルレベルゲージをいっぱいに 差 し 込 み, 静 かに 抜 き 取 ります オイルレベルゲージに 付 着 したエンジンオイルの 位 置 が 切 り 欠 きの 範 囲 にあれば 良 好 です 不 足 のときは 指 定 のエンジンオイルをオイルフィラーから 補 給 します 範 囲 以 上 のときはオイルパンのドレーンプラグを 外 し,エンジンオイルを 抜 き 取 り 範 囲 内 に します 著 しくエンジンオイルが 汚 れているときはオイルを 交 換 します 点 検 後 はオイルレベルゲージをいっぱいに 差 し 込 みます 3
5 オイルレベルチェックスイッチでの 点 検 ( 簡 易 点 検 ) スイッチ 操 作 でキャブを 上 げずにエンジンオイル 量 の 点 検 が 出 来 ます ただし 簡 易 点 検 で すので 目 安 にしてください エンジンを 始 動 する 前 に,スイッチを CHK 側 に 押 します 点 灯 したウォーニングランプの 色 を 確 認 します 緑 色 :エンジンオイル 量 は 正 常 です 橙 色 :エンジンオイル 量 は 減 少 しています 橙 色 のウォーニングが 点 灯 したときは 指 定 のエンジ ンオイルを 補 給 します 点 検 のポイント 点 検 は 平 たんな 場 所 でエンジンを 止 めた 状 態 で 行 います 車 両 が 傾 いていたり,エンジン 運 転 時 や 停 止 直 後 では 正 確 なエンジンオイル 量 は 測 れません エンジンを 止 めてから30 分 以 上 置 いてから 点 検 してください エンジンを 止 めて,すぐにエンジンオイル 量 を 点 検 すると,エンジン 各 部 に 行 き 渡 っていた オイルがオイルパン 内 に 落 ちきらず,オイル 量 が 実 際 より 少 なく 表 示 される 場 合 がありま す エンジンは 必 ず 停 止 した 状 態 で 点 検 してください 故 障 の 原 因 エンジンオイル 不 足 は, 潤 滑 不 良 となりエンジンの 寿 命 を 縮 め, 最 悪 の 場 合 はエンジン 焼 付 き の 原 因 となります エンジンオイルは 定 められた 時 期 で 交 換 してください 補 給 オイルフィラーキャップの 周 りを 清 掃 し, 補 給 時 に ゴミなどが 入 らないようにします オイルフィラーキャップを 外 し,エンジンオイルを 補 給 します オイルフィラーキャップを 閉 め,5 分 以 上 おいてか らエンジンオイル 量 をオイルレベルゲージで 点 検 します エンジンオイルを 入 れすぎたときはオイルパンの ドレーンプラグから 抜 き 適 量 にします 注 意 補 給 時 にエンジンオイルをこぼさないよう 注 意 してください 排 気 管 などに 付 着 すると 火 災 の 原 因 になります こぼしたときは 完 全 にふき 取 ってくだ さい 4
6 2.ファンベルトの 張 り 具 合, 損 傷 点 検 ファンベルトを 点 検 するときは 必 ずエンジンを 停 止 してください エンジンの 回 転 部 分 に 触 れたり 近 づいたりすると, 手 や 衣 服 などが 巻 き 込 まれ 思 わぬけがをするおそれがあ ります ファンベルトの 点 検 キャブをチルトします キャブチルトできない 車 はエンジン 点 検 口 を 開 けます ベルトの 中 央 部 を 指 で 約 98N{10kgf}の 力 で 押 し,ベルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 であ るか 確 認 します また,ベルトに 損 傷 がないか 点 検 します 点 検 のポイント 点 検 時 にはベルトに 油 脂 を 付 着 させないでください ベルトのスリップの 原 因 になります 故 障 の 原 因 ベルトの 緩 みや 張 りすぎはオーバーヒート, 充 電 不 良 及 びオルタネーター,ウォーターポン プ 等 の 故 障 の 原 因 になります ベルトは 常 に 正 しい 張 りに 調 整 してください 5
7 FB,FD(4M40エンジン) 1 本 あたりのベルトの 張 り(mm) (ベルトの 中 央 を98N {10kgf}の 力 で 押 したときのたわみ 量 ) 1 ファンベルト 8~11 2 エアコン 用 ベルト 15~17 3 冷 凍 機 用 またはオルタネーター 用 ベルト 10~15 ファンベルトの 調 整 オルタネーター 部 ベルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 になるよう 調 整 します オル タネーターを 取 付 けている 上 下 のボルト,ナット( 印 )を 少 し 緩 めます 調 整 ボルトを 回 して,ベルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 になる よう 張 りを 調 整 します 右 に 回 せばベルトの 張 りは 強 くな ります 調 整 後,オルタネーター 取 付 けボルト,ナット( 印 )を 確 実 に 締 付 けます テンションプーリー 部 < 冷 凍 車 > テンションプーリー 取 付 けナット( 二 面 幅 : 22mm)を 約 1/2 回 転 左 に 回 し 緩 めます 調 整 ボルトを 回 して,ベルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 になる よう 張 りを 調 整 します 左 に 回 せばベルトの 張 りは 強 くな ります 調 整 後,テンションプーリー 取 付 けナットを 右 に 回 し 確 実 に 締 付 けます <エアコン, 冷 凍 機,オルタネーター 用 ベルト> テンションプーリー 取 付 けナット( 二 面 幅 : 14mm) を 約 1/2 回 転 左 に 回 し 緩 めます 調 整 ボルトを 回 して,ベルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 にな るよう 張 りを 調 整 します 左 に 回 せばベルトの 張 りは 強 くなります 調 整 後,テンションプーリー 取 付 けナットを 右 に 回 し 締 付 けます テンションプーリー 取 付 けナット 締 付 けトルク N m {kgf m} 44 {4.4} 6
8 FB,FD(4M42エンジン) 1 本 あたりのベルトの 張 り(mm) (ベルトの 中 央 を98N {10kgf}の 力 で 押 したときのたわみ 量 ) 1 ファンベルト 点 検 時, 使 用 ベルト 張 り 直 し 時 17~19 新 品 ベルト 張 り 時 14.5~16 2 エアコン 用 ベルト 18~ 冷 凍 機 用 またはオルタネーター 用 ベルト 17~20 ファンベルトの 調 整 オルタネーター 部 ベルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 になるよう 調 整 します オル タネーターを 取 付 けている 上 下 のナットを 少 し 緩 めます 調 整 ボルトを 回 して,ベルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 になる よう 張 りを 調 整 します 右 に 回 せばベルトの 張 りは 強 くな ります 調 整 後,オルタネーター 取 付 けナットを 確 実 に 締 付 けます テンションプーリー 部 < 冷 凍 車 > テンションプーリー 取 付 けナット( 二 面 幅 : 22mm)を 約 1/2 回 転 左 に 回 し 緩 めます 調 整 ボルトを 回 して,ベルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 になる よう 張 りを 調 整 します 左 に 回 せばベルトの 張 りは 強 くな ります 調 整 後,テンションプーリー 取 付 けナットを 右 に 回 し 確 実 に 締 付 けます テンションプーリー 取 付 けナット 締 付 けトルク N m {kgf m} 42.2 {4.3} 7
9 FE,FG,FF(4M5 系 エンジン) <FG70,FG72 除 く> 1 1 本 あたりのベルトの 張 り(mm) (ベルトの 中 央 を98N {10kgf}の 力 で 押 したときのたわみ 量 ) ファンベルト 点 検 時, 使 用 ベルト 張 り 直 し 時 新 品 ベルト 張 り 時 9~11 7~9 3 冷 凍 機 用 ベルト 6~8 ファンベルトの 調 整 オルタネーター 部 ベルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 になるよう 調 整 します オル タネーターを 取 付 けている 上 下 のボルト,ナット( 印 )を 少 し 緩 めます 調 整 ボルトを 回 して,ベルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 になる よう 張 りを 調 整 します 右 に 回 せばベルトの 張 りは 強 くな ります 調 整 後,オルタネーター 取 付 けボルト,ナット( 印 )を 確 実 に 締 付 けます テンションプーリー 部 テンションプーリー 取 付 けボルトを 左 に 回 し 緩 めます 調 整 ボルトを 左 に 回 し 緩 めます バーにメガネレンチ 等 をかけ, 矢 印 方 向 に 押 し 付 けベ ルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 になるよう 張 りを 調 整 しま す 調 整 ボルトを 右 に 回 し 確 実 に 締 付 けます テンションプーリー 取 付 けボルトを 右 に 回 し 確 実 に 締 付 けます 8
10 FG70,FG72(4M5 系 エンジン) 1 本 あたりのベルトの 張 り(mm) (ベルトの 中 央 を98N {10kgf}の 力 で 押 したときのたわみ 量 ) 1 ファンベルト 40A オルタネーター 装 着 車 50A,80A オルタネーター 装 着 車 点 検 時, 使 用 ベルト 張 り 直 し 時 新 品 ベルト 張 り 時 9~11 7~9 3 冷 凍 機 用 ベルト 6~8 ファンベルトの 調 整 オルタネーター 部 ベルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 になるよう 調 整 します オル タネーターを 取 付 けている 上 下 のボルト,ナット( 印 )を 少 し 緩 めます 調 整 ボルトを 回 して,ベルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 になる よう 張 りを 調 整 します 右 に 回 せばベルトの 張 りは 強 くな ります 調 整 後,オルタネーター 取 付 けボルト,ナット( 印 )を 確 実 に 締 付 けます テンションプーリー 部 テンションプーリー 取 付 けボルトを 左 に 回 し 緩 めます 調 整 ボルトを 左 に 回 し 緩 めます バーにメガネレンチ 等 をかけ, 矢 印 方 向 に 押 し 付 けベ ルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 になるよう 張 りを 調 整 し ます 調 整 ボルトを 右 に 回 し 確 実 に 締 付 けます テンションプーリー 取 付 けボルトを 右 に 回 し 確 実 に 締 付 けます テンションプーリー 部 FG70E 型 <4M51 型 :50A,80Aオルタネーター 装 着 車 > テンションプーリー 取 付 けナット(ナットの2 面 幅 22mm)を 約 1/2 回 転 緩 めます 調 整 ボルトを 回 して 張 りを 調 整 します 右 に 回 せば 張 り が 強 くなります 調 整 後 はテンションプーリー 取 付 けナットを 確 実 に 締 付 けます 9
11 FE(4D33エンジン) 1 本 あたりのベルトの 張 り(mm) (ベルトの 中 央 を98N {10kgf}の 力 で 押 したときのたわみ 量 ) 1 ファンベルト 12~16 2 エアコン 用 ベルト 16~20 ファンベルトの 調 整 オルタネーター 部 ベルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 になるよう 調 整 します オ ルタネーターを 取 付 けている 上 下 のボルト,ナット( 印 )を 少 し 緩 めます 調 整 ボルトを 回 して,ベルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 にな るよう 張 りを 調 整 します 右 に 回 せばベルトの 張 りは 強 くなります 調 整 後,オルタネーター 取 付 けボルト,ナット( 印 )を 確 実 に 締 付 けます テンションプーリー 部 テンションプーリー 取 付 けナット( 二 面 幅 : 22mm) を 約 1/2 回 転 左 に 回 し 緩 めます 調 整 ボルトを 回 して,ベルトのたわみ 量 が 基 準 値 内 に なるよう 張 りを 調 整 します 右 に 回 せばベルトの 張 り は 強 くなります 調 整 後,テンションプーリー 取 付 けナットを 右 に 回 し 確 実 に 締 付 けます 10
12 3 車 のまわりで( 左 側 ) 1.タイヤの 点 検 空 気 圧 の 点 検 タイヤ 接 地 部 のたわみ 状 態 を 見 て 空 気 圧 が 適 当 であるか 点 検 します エアゲージを 使 用 すれば 空 気 圧 は 正 確 に 点 検 できます 空 気 圧 が 不 良 のときは 標 準 空 気 圧 に 調 整 してください 点 検 のポイント 空 気 圧 の 点 検 及 び 調 整 は 必 ず 走 行 前 のタイヤが 冷 えている 状 態 で 行 ってください 走 行 直 後 はタイヤの 発 熱 によりタイヤ 内 の 空 気 が 膨 張 し, 空 気 圧 が 高 くなっています 異 常 ではありませんので 空 気 を 抜 かないでください タイヤが 冷 えれば 正 常 値 に 戻 ります 扁 平 タイヤは 外 観 から 空 気 圧 の 判 断 がしにくいので, 必 ずエアゲージで 点 検 してくださ い ダブルタイヤの 内 側 と 外 側 タイヤで 空 気 圧 の 差 をつけないでください タイヤの 標 準 空 気 圧 を 示 したコーションプレートが 運 転 席 側 ドアピラー 部 にはり 付 けてあります 故 障 の 原 因 空 気 圧 は 知 らないうちに 低 下 します 必 ず,エアゲー ジで 確 認 してください 空 気 圧 が 低 下 すると,タイヤ は 偏 って 摩 耗 することになるばかりか, 損 傷 を 起 こし やすくなり,タイヤが 過 熱 しバースト( 破 裂 )の 原 因 になります 思 わぬ 事 故 の 元 となりますので, 常 に 基 準 の 空 気 圧 に 調 整 してください 11
13 き 裂, 損 傷 及 び 異 常 な 摩 耗 の 点 検 タイヤの 接 地 面 や 側 面 にき 裂 や 損 傷 がないか, 極 端 にす り 減 っている 個 所 がないか 点 検 します タイヤにくぎ, 石,その 他 異 物 が 刺 さったり,かみ 込 ん だりしていないか 点 検 します タイヤ 溝 の 深 さ 点 検 タイヤ 溝 の 残 りの 深 さを 点 検 します 残 り 溝 が1.6mm 以 下 になるとスリップサイン 表 示 位 置 ( マーク)にスリップサイン( 溝 の 一 部 がな くなる)が 現 れます スリップサインの 出 たタイヤは 危 険 です 新 品 タイ ヤに 交 換 してください また, 一 般 走 行 時 と 高 速 走 行 時 では 残 り 溝 深 さ 限 度 が 異 なります 下 表 の 限 度 値 以 下 のタイヤは 新 品 に 交 換 してください タイヤ 溝 の 深 さの 限 度 (mm) 一 般 走 行 時 1.6 以 上 高 速 走 行 時 2.4 以 上 ( 下 記 タイヤ 以 外 ) 3.2 以 上 215/70Rタイヤ 225/80Rタイヤ 故 障 の 原 因 残 り 溝 が 少 ないとスリップや 高 速 走 行 時 のハイドロプレーニング 現 象 を 起 こしやすくなりま す ハイドロプレーニング 現 象 とは, 水 のたまった 路 面 を 高 速 走 行 するとき, 一 定 速 度 以 上 になるとタイヤが 路 面 から 浮 き 上 がり, 水 上 を 滑 走 する 状 態 になって 車 が 操 縦 不 能 になる 現 象 をいいます 12
14 2.バッテリー 液 量 の 点 検 バッテリー 液 面 がバッテリーケース 側 面 の UP PER レベルラインと LOWER レベルライ ンの 間 にあるか 点 検 します LOWER レベルライン 以 下 のときはバッテ リー 液 または 蒸 留 水 を UPPER レベルライン まで 補 給 します レベルライン 表 示 のないバッテリーは, 液 面 が 極 板 上 10~15mmが 正 常 範 囲 です バッテリーからは 引 火 性 の 水 素 ガスが 発 生 しています バッテリーの 近 くで 火 気 を 近 づけ たり, 火 花 を 飛 ばさないでください 水 素 ガスに 引 火 し 爆 発 するおそれがあり 危 険 です 使 用 済 みバッテリーはお 子 さまが 触 れない 場 所 に 保 管 してください 液 漏 れなどにより 失 明 ややけどの 原 因 になります バッテリー 液 は 希 硫 酸 ですので, 皮 膚 や 衣 服 に 付 着 するとその 部 分 が 侵 されます 取 扱 い には 十 分 注 意 してください 付 着 したときは 直 ちに 多 量 の 水 で 洗 い 流 し, 石 けんで 十 分 に 洗 ってください 万 一, 目 に 入 ったときは 直 ちに 多 量 の 清 水 で 洗 眼 した 後, 速 やかに 眼 科 医 の 治 療 をうけてください バッテリーを 取 扱 うときは 保 護 メガネとゴム 手 袋 を 着 用 して ください バッテリー 液 を 補 給 したときは 必 ず 充 電 または 走 行 してください 特 に 冬 期 はバッテリー 液 が 凍 結 しバッテリーケースを 破 損 するおそれがあります バッテリー 液 は 上 限 (UPPER)レベルラインを 超 えて 補 充 しないでください 上 限 (UPPER) 以 上 入 れると 液 があふれ,バッテリー 端 子 などの 腐 食 の 原 因 になりま す 故 障 の 原 因 バッテリー 液 量 が 下 限 (LOWER)レベルライン 以 下 のまま 使 わないでください 劣 化 を 早 めたり, 発 熱 や 爆 発 するおそれがあります 使 用 済 みバッテリーは 必 ず 端 子 が 上 面 になるよう 保 管 してください 横 倒 しにすると 液 漏 れや 火 災 の 原 因 になります 13
15 端 子 の 清 掃 端 子 部 に 緩 みや 腐 食 がないか 点 検 します 端 子 部 が 腐 食 し 白 い 粉 が 付 着 しているときは,ぬる ま 湯 でよく 洗 いふき 取 ります 端 子 部 が 著 しく 腐 食 しているときはバッテリーケーブルを 外 し,ワイヤ ーブラシや 紙 やすりで 磨 きます 清 掃 後 は 端 子 部 に グリースを 薄 く 塗 っておきます バッテリーを 外 すときは 必 ずバッテリーケーブルの 端 子 側 から 行 い, 取 付 けるときはバ ッテリーケーブルの 端 子 側 を 最 後 にしてください 端 子 がバッテリーに 接 続 されている と 工 具 などが 端 子 と 車 体 に 触 れたときにショートし 危 険 です バッテリーの 取 付 けは 確 実 に 行 ってください 取 付 けが 不 完 全 ですと, 走 行 中 の 振 動 で ケースや 極 板 を 傷 めバッテリーの 寿 命 を 短 くします バッテリーを 充 電 するときは 車 から 外 して 行 ってください バッテリーを 廃 却 するときは,バッテリー 販 売 業 者 に 処 理 を 依 頼 してください 車 のまわりで( 前 側 ) 1.ランプ 類 の 点 灯, 点 滅 具 合, 汚 れ, 損 傷 点 検 運 転 席 の 各 スイッチを 作 動 させ, 各 ランプの 点 灯, 点 滅 状 態 を 点 検 します 各 ランプ 類 のレンズの 汚 れや 損 傷 がないか 点 検 しま す 点 検 で 点 灯 や 点 滅 しないときは 球 切 れやヒューズ 切 れが 考 えられます 不 具 合 部 品 を 交 換 してください 不 具 合 部 品 を 交 換 しても 点 灯 や 点 滅 しないときは 三 菱 ふそうサービス 工 場 で 点 検 をお 受 けください 14
16 車 のまわりで( 右 側 ) 1.タイヤの 点 検 車 両 のまわりで( 左 側 )の 項 を 参 照 してください 2. 冷 却 水 量 の 点 検 <ダブルキャブ> 点 検 はエンジン 始 動 前 の 冷 却 水 が 冷 えているときに 行 います リザーバータンク 内 の 冷 却 水 面 が FULL と LOW の 線 の 間 にあれば 良 好 です 冷 却 水 面 が LOW の 線 より 下 の 場 合 は, 冷 却 系 統 から 冷 却 水 の 漏 れがないか 点 検 した 後, 冷 却 水 を FULL の 線 まで 補 給 してください 冷 却 水 が 異 常 に 減 少 しているときや, 短 期 間 で 再 び 減 少 するときは 冷 却 系 統 から 水 漏 れが 発 生 しているおそれがあります 駐 車 していた 地 面 に 水 が 残 っていれば, 水 漏 れが 考 えられ ます 冷 却 水 量 の 点 検 はエンジンを 始 動 する 前 に 行 いま す 冷 却 水 温 が 高 いと 温 度 による 水 の 膨 張 で 水 量 が 実 際 より 多 くなります 補 給 リザーバータンクのキャップを 外 し FULL の 線 まで 冷 却 水 を 補 給 します 補 給 後 はキ ャップを 確 実 に 取 付 けてください 15
17 ロングライフクーラントは 毒 性 がありますので 絶 対 に 飲 まないでください 誤 って 飲 んでし まったときはすぐにおう 吐 させ, 医 師 の 治 療 をお 受 けください ロングライフクーラントが 目 に 入 ったときはすぐに 清 水 で 洗 眼 し, 医 師 の 治 療 をお 受 けくだ さい ロングライフクーラントを 保 管 するときは 確 実 に 蓋 をして,お 子 さまの 手 の 届 かない 所 に 置 いてください ロングライフクーラントは 引 火 性 がありますので 火 気 に 近 づけないでください ロングライフクーラントが 皮 膚 や 衣 服 に 付 着 したときはすぐに 水 洗 いした 後, 石 けんで 洗 っ てください 不 凍 液, 防 錆 剤 及 び 他 銘 柄 のロングライフクーラントとの 混 用 はおこなわないでください 冷 却 水 を 補 給 するときは, 注 入 してあるロングライフクーラントと 同 一 銘 柄, 同 一 濃 度 を 用 いてください 水 だけを 補 給 しないでください 冷 却 水 の 濃 度 が 薄 くなり 防 錆 効 果, 凍 結 防 止 効 果 が 低 下 し ます ロングライフクーラントを 混 合 した 冷 却 水 は 産 業 廃 棄 物 として 処 理 してください ご 自 身 で 処 理 できないときは, 三 菱 ふそうサービス 工 場 に 処 理 をご 依 頼 ください 冷 却 水 はロングライフクーラントと 水 道 水 を 規 定 の 割 合 で 混 合 したものを 使 用 します ロングライフクーラントは 防 錆 と 凍 結 防 止 を 兼 ねていますので 年 間 を 通 じて 使 用 できます 稼 働 する 地 域 の 最 低 気 温 を 基 に 混 合 割 合 を 次 の 表 から 求 めます ロングライフクーラント 混 合 割 合 最 低 気 温 ( ) 割 合 (%) アドバイス ロングライフクーラントは30%~60%の 範 囲 で 使 用 してください 30% 以 下 になると 防 錆 効 果 が,60% 以 上 では 凍 結 防 止 効 果 が 低 下 します リザーバータンク 内 のロングライフクーラントを 混 合 した 冷 却 水 に 沈 殿 物 が 溜 まることが ありますが 機 能 上 問 題 ありません 16
18 車 のまわりで( 後 ろ 側 ) 1.ランプ 類 の 点 灯, 点 滅 具 合, 汚 れ, 損 傷 点 検 運 転 席 の 各 スイッチを 作 動 させ, 各 ランプの 点 灯, 点 滅 状 態 を 点 検 します ブレーキペダルを 踏 み 込 んで,ストップランプが 点 灯 するか 確 認 します ギヤを 後 退,オートマチック 車 は R にしたと き, 後 退 灯 が 点 灯 するか 確 認 します 各 ランプ 類 のレンズの 汚 れや 損 傷 がないか 点 検 し ます 点 検 で 点 灯 や 点 滅 しないときは 球 切 れやヒューズ 切 れが 考 えられます 不 具 合 部 品 を 交 換 してくださ い 不 具 合 部 品 を 交 換 しても 点 灯 や 点 滅 しないとき は 三 菱 ふそうサービス 工 場 で 点 検 をお 受 けくださ い 17
19 4 運 転 席 で 1.ブレーキリザーバータンク 液 量 の 点 検 ブレーキリザーバータンク 内 の 液 量 が 規 定 の 範 囲 に あるか 点 検 します 液 面 が MAX と MIN の 線 の 間 にあれば 良 好 です 液 面 が MIN の 線 より 下 の 場 合 は,ブレ ーキ 液 配 管 系 に 液 漏 れのないことを 確 認 した 後,ブレ ーキ 液 を 補 給 します 故 障 の 原 因 液 面 が 異 常 に 低 下 しているときは,ブレーキ 液 配 管 系 から 液 漏 れがしているおそれがありま す 速 やかに 三 菱 ふそうサービス 工 場 で 点 検 をお 受 けください ブレーキ 液 は 通 常,ほとんど 減 少 しないものです 液 が 減 ると きはブレーキ 液 配 管 系 からの 液 漏 れが 考 えられます なお, ディスクブレーキ 車 はブレーキパッドが 摩 耗 することによ り,リザーバータンクの 液 面 が 下 がります リザーバータンク 内 の 異 物 の 有 無 を 点 検 し, 異 物 が 沈 殿 しているときは 三 菱 ふそうサービ ス 工 場 で 点 検, 洗 浄 をお 受 けください 故 障 の 原 因 ブレーキ 液 は 必 ず1 年 ごとに 交 換 してください 長 期 間 使 用 しますと 水 分 を 吸 収 し 沸 点 が 大 幅 に 低 下 します 沸 点 が 低 下 するとベーパーロック 現 象 が 発 生 しやすくなり 危 険 です 18
20 ベーパーロック 現 象 とは, 長 い 下 り 坂 などブレーキをひんぱんに 使 用 すると,パッドやライニ ングが 極 度 に 高 温 になりブレーキ 液 が 沸 騰 し 気 泡 になります このため,ペダルを 踏 んでも 気 泡 が 圧 縮 されるため, 反 動 を 感 じず(スポンジ 現 象 という) 踏 力 が 十 分 伝 わらずブレーキが 効 かな くなる 現 象 をいいます 銘 柄 の 異 なるブレーキ 液 を 混 用 しないでください 混 用 するとブレーキ 液 の 性 状 が 変 化 し 沸 点 の 低 下 やブレーキ 部 品 が 損 傷 することがあります 銘 柄 の 異 なるブレーキ 液 を 使 用 す るときは 全 てのブレーキ 液 を 交 換 してください ブレーキ 液 にエンジンオイル, 軽 油,ギヤオイルなどの 鉱 物 油 を 混 用 させないでください 少 しでも 鉱 物 油 が 混 用 するとブレーキ 装 置 の 不 良,ブレーキの 引 きずりなどの 原 因 になり ます ブレーキ 液 は 吸 湿 性 が 強 いので, 点 検 や 補 給 及 び 保 管 中 に 水 分 が 混 入 しないよう 取 扱 いに は 注 意 してください ブレーキ 液 の 補 給 に 使 用 する 容 器 は 水 分, 鉱 物 性 オイルやゴミなどの 付 着 していないきれ いなものを 使 用 してください ブレーキ 液 を 補 給 するときはリザーバータンク 内 にゴミなどの 異 物 が 混 入 しないよう 注 意 してください 異 物 が 混 入 しますとブレーキ 装 置 の 故 障 の 原 因 になります ブレーキ 液 は 塗 装 をはがしますので,こぼしたときはすぐにふき 取 るか,よく 水 洗 いして ください ブレーキ 液 はリザーバータンクの MAX 線 以 上 は 補 給 しないでください リザーバータンクのキャップはブレーキ 液 の 補 給 以 外 は 開 けないでください また, 補 給 でキャップを 開 けたときは 確 実 に 閉 めてください 点 検 時 はリザーバータンクのキャップを 開 けないでください 19
21 2.ブレーキペダルの 踏 みしろ 点 検 ブレーキは 保 安 上 重 要 な 装 置 です 点 検 で 異 常 があったときは 走 行 せず 修 理 してください そ のまま 走 行 すると 重 大 な 事 故 につながります 異 常 が 認 められたときは 三 菱 ふそうサービス 工 場 に 連 絡 してください エンジンを 始 動 しアイドリング 回 転 状 態 にします ブレーキペダルをいっぱいに 踏 み 込 み, 床 板 との すきまが 規 定 値 であるか 点 検 します ブレーキペダルと 床 板 とのすきま(mm) ABS,Power-ABS 装 着 車 20 以 上 ABS,Power-ABS 非 装 着 車 40 以 上 ブレーキペダルの 踏 みごたえが 適 当 であるかも 点 検 します 故 障 の 原 因 柔 らかくスポンジを 踏 むように 感 じるときはブレーキ 液 漏 れや 空 気 の 混 入 が 考 えられます 異 常 があるときは 三 菱 ふそうサービス 工 場 で 点 検 をお 受 けください 3. 駐 車 ブレーキレバーの 引 きしろ 点 検 駐 車 ブレーキレバーを 解 放 した 状 態 から 約 295N {30kgf}の 操 作 力 で 引 いたときの 引 きしろが 規 定 値 であるか 点 検 します 規 定 値 以 外 のときは 三 菱 ふそうサービス 工 場 で 点 検 をお 受 けください 駐 車 ブレーキレバーの 引 きしろ 5~9ノッチ 20
22 4.ウインドーウォッシャーの 液 量, 噴 射 状 態 点 検 液 量 助 手 席 側 のドアを 開 けます ウインドーウォッシャー 液 の 量 を 点 検 窓 から 点 検 し ます 液 面 が 点 検 窓 から 見 えないときは,ウインドーウォ ッシャー 液 を 補 給 します キャップを 外 し,ウォッシャー 液 を 補 給 します ウォッシャー 液 補 給 後,キャップを 確 実 に 取 付 けま す ウォッシャー 液 は 純 正 ウインドーウォッシャー 液 と 水 道 水 を 規 定 の 割 合 で 混 合 します 混 合 割 合 は 外 気 温 により 異 なります 季 節 希 釈 割 合 凍 結 温 度 通 常 原 液 1: 水 道 水 2 約 -10 寒 冷 地 の 冬 期 原 液 1: 水 道 水 1 約 -20 石 けん 水 や 台 所 洗 剤 を 使 用 しないでください ノズルの 目 詰 まりや 塗 装 面 のしみなどの 原 因 に なります 噴 射 状 態 ウインドーウォッシャースイッチを ON にしウ ォッシャー 液 がフロントガラスに 噴 射 するか 点 検 します ウォッシャータンクにウォッシャー 液 があるのに 噴 射 しないときはウォッシャーノズルの 詰 まりが 考 えられます ノズル 穴 を 細 い 針 金 で 清 掃 します 清 掃 後 も 噴 射 しないときは 三 菱 ふそうサービス 工 場 で 点 検 をお 受 けください ウォッシャースイッチは 連 続 20 秒 以 上 操 作 しないでください モーターが 焼 き 付 くおそれ があります ウォッシャー 液 がないときはスイッチを 操 作 しないでください モーターが 焼 き 付 くおそ れがあります 21
23 5.ワイパーの 拭 き 取 り 状 態 点 検 ワイパーの 拭 き 取 り 状 態 を 点 検 するときはウォッシ ャースイッチを ON にしウォッシャー 液 をフロン トガラスに 噴 射 してから 行 います ワイパースイッチを INT, LO, HI に 操 作 し 正 しく 作 動 するか 点 検 します 作 動 状 態 に 異 常 があるときは 三 菱 ふそうサービス 工 場 で 点 検 を お 受 けください ワイパーの 拭 き 取 りにむらやビビリがあるときは, ワイパーブレードを 点 検 し 劣 化 しているときは 交 換 してください アドバイス ワイパーのからぶきはフロントガラスを 傷 付 けますので,ガラス 面 が 乾 いているときは 必 ずウ ォッシャー 液 を 噴 射 してから 動 かしてください 6.エンジンのかかり 具 合, 異 音 の 点 検 エンジンが 速 やかに 始 動 するか 点 検 します また,エンジン 始 動 時 及 びアイドリング 運 転 時 に 異 音 がないか 点 検 します 異 状 があるときは 三 菱 ふそうサービス 工 場 で 点 検 を お 受 けください 22
24 7.エンジンの 低 速 及 び 加 速 の 状 態 点 検 エンジンを 暖 機 運 転 した 状 態 で,アイドリング 回 転 が 円 滑 に 続 くか 点 検 します タコメーター 付 車 は 適 正 なアイドリング 回 転 数 であるか 点 検 します アイドリング 回 転 数 (rpm) FB,FD(4M40エンジン) 約 800 FB,FD(4M42エンジン) 約 650 FE,FG,FF(4D33,4M5 約 650 系 エンジン) FB,FDのアイドリング 回 転 数 はアイドリング 調 整 ボタンで 調 整 します FE,FG,FFのアイドリング 回 転 数 はアイドリ ング 調 整 ボタンをオートアイドルにしておけば 自 動 で 調 整 されます マニュアルアイドルのときは 手 動 で 調 整 します 車 の 周 りの 安 全 を 確 認 し, 徐 行 や 走 行 状 態 がスムーズか,またアクセルペダルを 徐 々に 踏 み 込 んだときペダルに 引 っ 掛 かりがなくエンジン 回 転 が 円 滑 に 上 昇 するか 点 検 します 走 行 状 態 が 不 安 定 だったり,アクセルペダルの 踏 み 込 み 量 に 対 し 車 のスピードが 追 従 しない ときは, 三 菱 ふそうサービス 工 場 で 点 検 をお 受 けください 23
25 5 安 全 な 場 所 で 徐 行 しながら 1.ブレーキの 効 き 具 合 点 検 車 の 周 りの 安 全 を 確 認 します 車 を 徐 行 させブレーキペダルを 踏 み 込 み,ブレーキ の 効 き 具 合, 片 効 きがないか 点 検 します また,ブレーキペダル 操 作 時 はペダルがスムーズに 踏 み 込 め, 引 っかかりや 踏 力 の 急 激 な 変 動 等 がない か 点 検 します 異 常 があるときは 走 行 せず 三 菱 ふそうサービス 工 場 に 連 絡 してください 6 困 ったときの 処 置 車 載 工 具 の 格 納 場 所 運 転 席, 助 手 席 の 後 部 下 に 格 納 されています 使 用 するときはシートの 背 もたれを 前 方 に 倒 して 取 り 出 します ダブルキャブ 車 は 後 席 シート 下 の 物 入 れに 収 納 して あります 使 用 するときはシートクッションを 持 ち 上 げて 取 り 出 します 24
26 1.オーバーヒートしたとき プレッシャーキャップは 水 温 が 下 がってから 外 すか,キャップを 布 などで 覆 ってからゆっく りと 開 けてください むやみに 外 すと 熱 湯 や 蒸 気 が 噴 き 出 し,やけどをするおそれがありま す オーバーヒートしたときはリザーバータンク 以 外 にラジエーター 本 体 の 冷 却 水 が 不 足 してい ることがあります 水 温 計 の 針 がレッドゾーンを 示 しているときはエ ンジンがオーバーヒートを 起 こしています 安 全 な 場 所 に 停 車 し,アイドリング 調 整 ボタンでエ ンジンをアイドリングよりやや 高 めで 回 し 続 け 冷 却 します 針 が 水 温 計 の 中 央 付 近 まで 下 がってきたらエンジ ンを 止 め, 次 の 点 検, 処 置 を 行 います ラジエーターホースなどから 冷 却 水 が 漏 れていな いか 点 検 します ファンベルトが 切 れていないか,またベルトの 張 りは 正 常 か 点 検 します ロックを 解 除 し,プレッシャーキャップを 左 に 回 し 外 します 冷 却 水 が 不 足 しているときは 給 水 口 まで 補 給 しま す プレッシャーキャップを 右 に 回 し 締 め 込 み,ロッ クをエンジン 側 の 溝 に 確 実 に 固 定 します リザーバータンクのキャップを 外 し FULL の 線 まで 冷 却 水 を 補 給 します 補 給 後 はキャップ を 確 実 に 取 付 けてください エンジンをすぐに 止 めないでください 水 温 が 急 上 昇 しエンジンが 焼 付 くことがあります アイドリング 調 整 ボタンでエンジンをアイドリングよりやや 高 めで 回 し 続 けて 冷 却 してから 止 めてください 冷 たい 水 を 急 に 入 れるとエンジンにき 裂 が 入 ることがあります 少 しずつ 補 給 してください 25
27 2.ヒューズが 切 れたとき ヒューズの 交 換 スタータースイッチを LOCK, 各 スイッチ を OFF にします ヒューズボックスはセンターパネルの 下 にありま す ヒューズは 他 にハイカレントヒューズボックスの 中 にもあります カバーの 下 側 を 手 前 に 引 いて 取 外 します カバーを 取 付 けるときは, 上 側 のつめを 合 わせ 差 し 込 んでから 下 側 を 押 し 込 みます ヒューズの 交 換 はヒューズボックスにあるヒュー ズプラーでヒューズをはさみ, 抜 き 取 ります ヒューズの 使 用 先 及 びアンペア 数 (A)はトレー 裏 側 に 記 載 されています ヒューズが 切 れているときは, 必 ず 記 載 されたア ンペア 数 のスペアヒューズに 交 換 します ヒューズは 必 ず 純 正 部 品 を 使 用 し, 規 定 のアンペア 数 の 物 と 交 換 してください 規 定 のアンペア 数 以 外 の 物 や 針 金 等 を 使 うと 火 災 を 起 こすおそれがあります ヒューズがたびたび 切 れるときは 三 菱 ふそうサービス 工 場 で 点 検 をお 受 けください ヒューズボックスのカバー 周 辺 には 水 などをかけないでください 万 一,かかってしまっ たときはヒューズボックスに 水 滴 などが 入 っていないか 確 認 してください ヒューズの 使 用 先 及 びアンペア 数 (A)は,カバー 裏 側 に 記 載 されています 26
28 ハイカレントヒューズの 点 検 スタータースイッチを LOCK, 各 スイッチ を OFF にします ハイカレントヒューズボックスは 助 手 席 側 マット ガードの 後 ろにあります ボックスの 中 にはその 他 にヒューズもあります クランプを 下 げてカバーを 真 上 に 取 外 します カバーを 取 付 けるときは,カバーをボックスにかぶ せた 状 態 で 真 上 から 押 し 込 み,クリップの 穴 を 凸 部 に 合 わせ,カバーを 上 から 押 し 付 けたままクランプ で 固 定 します ハイカレントヒューズの 点 検 窓 からヒューズが 切 れていないか 点 検 します 切 れているときは 三 菱 ふ そうサービス 工 場 で 点 検 をお 受 けください ハイカレントヒューズは 必 ず 純 正 部 品 を 使 用 し, 規 定 のアンペア 数 の 物 と 交 換 してください 規 定 のアンペア 数 以 外 の 物 や 針 金 等 を 使 うと 火 災 を 起 こすおそれがあります 切 れたときは 三 菱 ふそうサービス 工 場 で 点 検 をお 受 けください カバーを 取 付 けるときは 必 ず 真 上 から 押 し 付 けたままクランプで 固 定 してください 車 両 内 側 に 無 理 に 押 し 込 むとカバーを 損 傷 するおそれがあります ハイカレントヒューズの 使 用 先 及 びアンペア 数 (A)は,カバー 裏 側 に 記 載 されています 27
29 エンジン 予 熱 回 路 のヒューズ 寒 冷 時 にインジケーターランプが 点 灯 しないとき は,グローリレーのヒューズが 切 れていないか 点 検 してください 切 れているときはバッテリーの 端 子 を 外 してから 新 品 のヒューズ(127A)に 交 換 してください ヒューズは 必 ず 純 正 部 品 を 使 用 し, 規 定 のアンペア 数 の 物 と 交 換 してください 規 定 の アンペア 数 以 外 の 物 を 使 うと 火 災 を 起 こすおそれがあります 切 れたときは 三 菱 ふそうサービス 工 場 で 点 検 をお 受 けください グローリレーの 一 方 の 端 子 には 常 時 電 気 がきています 必 ずバッテリーの 端 子 を 外 して から 交 換 作 業 を 行 ってください 28
30 3.バッテリーあがりのとき ブースターケーブルの 接 続 順 序 を 間 違 えないでください ブースターケーブルをフレームに 接 続 するときに 火 花 が 出 ることがありバッテリーから 発 生 している 水 素 ガスに 引 火 し, 爆 発 するおそれがあります バッテリーからできるだけ 離 れた 場 所 に 接 続 してください バッテリーあがりのためブースターケーブルを 使 用 して 救 援 車 のバッテリーと 接 続 してエン ジンを 始 動 するときは, 次 の 方 法 で 行 ってください 救 援 車 のエンジンを 止 めます ブースターケーブル( 赤 )を 故 障 車 バッテリー + 端 子 に 接 続 します 他 方 を 救 援 車 のバッテリー + 端 子 に 接 続 します ブースターケーブル( 黒 )を 救 援 車 バッテリーの - 端 子 に 接 続 し, 他 方 を 故 障 車 のバッテリーからできる だけ 離 れたフレームに 接 続 します 接 続 後, 救 援 車 のエンジンを 始 動 し,アイドリング よりやや 高 めの 回 転 数 にします 次 に 故 障 車 のエンジ ンを 始 動 します 寒 冷 時 などでエンジンがかかりにくいときは 救 援 車 のエンジン 始 動 後 数 分 たってから 行 ってください 故 障 車 のエンジン 始 動 後,ブースターケーブルを 接 続 したときと 逆 の 順 序 で 取 外 してください けん 引 または 押 しがけによるエンジンの 始 動 は 絶 対 に 行 わないでください ブレーキの 効 き が 悪 くなりハンドル 操 作 も 異 常 に 重 くなります ブースターケーブルをつなぐ 前 にバッテリー 液 量 を 確 認 してください バッテリー 液 量 が 下 限 (LOWER)レベルライン 以 下 で 充 電 すると 劣 化 を 早 めたり, 発 熱 や 爆 発 のおそれが あります 補 充 してから 行 ってください ブースターケーブルは 容 量 の 大 きいものを 使 用 してください 救 援 車 は 故 障 車 と 同 じ 電 圧 (FB,FDは12V,FE,FG,FFは24V)の 車 を 使 用 し てください 電 圧 は 右 側 ドア 部 の 表 示 で 確 認 してください バッテリーの 充 電 は 車 から 外 して 行 ってください 29
31 4. 燃 料 切 れになったとき エア 抜 き 方 法 燃 料 切 れでエンストしたときや 燃 料 フィルターを 交 換 したときは, 燃 料 系 統 中 に 空 気 が 入 って いるので 燃 料 を 補 給 しただけではエンジンを 始 動 することはできません 次 の 方 法 でエア 抜 きを 行 ってください 4M40エンジンはキャブを 上 げます キャブチル トできない 車 はエンジン 点 検 口 を 開 けます 燃 料 フィルターのエア 抜 きプラグを 緩 めます エア 抜 きプラグ 部 に 布 などを 当 て 手 動 ポンプを 押 し 燃 料 を 送 ります 気 泡 のない 燃 料 がエア 抜 きプラグ 部 から 出 てくるま で 送 り 続 けます 完 全 に 気 泡 がなくなったらエア 抜 きプラグを 確 実 に 締 付 けます さらに 手 動 ポンプを 押 す 力 が 大 きくな るまで 数 回 押 します エア 抜 き 終 了 後 こぼれた 燃 料 をよくふき 取 ってエン ジンを 始 動 してください 燃 料 漏 れがないか 確 認 してください こぼれた 軽 油 はきれいに 拭 き 取 ってください また, 必 ず 燃 料 漏 れがないか 確 認 してくださ い 燃 料 漏 れは 火 災 の 原 因 になります エア 抜 きの 際, 作 業 スペースが 狭 いので 周 囲 の 部 品 のエッジ(バリ) 等 でケガをしないよう 注 意 してください 30
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