Microsoft Word - H 意見書・弁明書の要旨 - コピー

Size: px
Start display at page:

Download "Microsoft Word - H2710221734意見書・弁明書の要旨 - コピー"

Transcription

1 意 見 書 弁 明 書 の 要 旨 本 件 審 査 請 求 執 行 停 止 申 立 ては 不 適 法 であること 1 本 来 国 には 審 査 請 求 執 行 停 止 の 申 立 適 格 は 認 められないこと (1) 法 定 受 託 事 務 に 係 る 処 分 に 対 する 行 政 不 服 審 査 法 による 審 査 請 求 及 び 執 行 停 止 申 立 ( 両 者 をあわせて 審 査 請 求 等 という)について 現 行 法 には 国 の 審 査 請 求 等 の 適 格 を 否 定 する 明 文 規 定 は 存 しない しかし 行 政 不 服 審 査 制 度 は 私 人 の 個 別 的 な 権 利 利 益 の 簡 易 迅 速 な 救 済 を 制 度 趣 旨 とするものである 加 害 者 は 国 家 公 共 団 体 なのであるから 被 害 者 たる 私 人 の 簡 易 迅 速 な 救 済 手 続 を 設 けておく 必 要 性 が 高 いことから 行 政 作 用 により 侵 害 された 私 人 の 個 別 的 な 権 利 利 益 を 厳 格 な 司 法 手 続 によ らないで 簡 易 迅 速 に 救 済 する 手 続 として 設 けられたものである この 制 度 趣 旨 より 本 来 国 には 国 に 請 求 等 適 格 が 認 められないものと 言 う べきであり 例 外 的 に 私 人 とまったく 同 様 の 立 場 で 個 別 の 権 利 義 務 が 侵 害 された 場 合 すなわち 固 有 の 資 格 ( 一 般 私 人 の 立 ちえない 立 場 )に 基 づ かない 場 合 にのみ 審 査 請 求 等 の 適 格 が 認 められるものと 言 うべきである (2) 法 定 受 託 事 務 に 対 する 審 査 請 求 等 を 認 めることに 対 してはそもそも 強 い 批 判 が 存 するものであり その 範 囲 は 私 人 の 簡 易 迅 速 な 救 済 の 必 要 性 という 趣 旨 を 逸 脱 することのないように 画 されるべきものである すなわち 地 方 公 共 団 体 のした 処 分 に 対 して 国 が 裁 定 をすることについては 国 と 地 方 公 共 団 体 が 対 等 な 関 係 であることと 矛 盾 して 不 合 理 であるとして 制 度 の 存 在 自 体 に 対 して 厳 しい 批 判 がなされているが 私 人 の 簡 易 迅 速 な 救 済 手 続 の 必 要 性 によってかろうじて 制 度 の 合 理 性 が 認 められているものであり この 制 度 趣 旨 を 超 えて 広 範 に 審 査 請 求 の 範 囲 を 認 めることはできない また とりわけ 国 が 審 査 請 求 をする 場 合 には 判 断 の 中 立 性 公 正 性 とい うことから 国 が 私 人 と 同 一 の 立 場 であるか 否 かということについて 厳 格 なうえにも 厳 格 に 判 断 されなければならない すなわち 国 の 特 定 の 機 関 が 不 服 申 し 立 てをした 場 合 に その 判 断 を 国 が 行 うことは 国 という 同 一 の 行 政 主 体 が 審 査 請 求 等 をしてこれに 対 する 判 断 をすることになる 国 が 一 定 の 行 政 目 的 の 実 現 のためにした 行 為 に 関 して 地 方 公 共 団 体 の 行 った 処 分 につ いて 地 方 公 共 団 体 の 処 分 の 当 否 を 国 が 判 断 するならば 国 の 意 図 した 目 的 にあわせた 結 論 ありきの 偏 頗 な 判 断 がなされるおそれがあることになる し たがって その 行 為 によって 実 現 しようとしている 目 的 を 踏 まえて 私 人 の 個 別 的 な 権 利 義 務 と 同 質 と 言 えるか 否 かが 検 討 されてなければならない 2 本 件 埋 立 承 認 出 願 は 固 有 の 資 格 に 基 づくものであること (1) 公 有 水 面 埋 立 承 認 出 願 は 国 のみが 行 えること ア 公 有 水 面 埋 立 法 は 国 と 私 人 は 明 確 に 区 別 して 規 定 しており 私 人 が 事 業 者 である 場 合 と 国 が 事 業 者 である 場 合 を 区 別 して 規 定 している すなわち 私 人 が 埋 立 事 業 主 体 となる 場 合 には 同 法 2 条 により 都 道 府 県 1

2 知 事 の 免 許 が 必 要 で 定 めているのに 対 し 国 が 埋 立 事 業 主 体 となる 場 合 には 同 法 42 条 1 項 により 都 道 府 県 知 事 の 承 認 が 必 要 であると 定 め ている このように 公 有 水 面 埋 立 法 は 私 人 が 事 業 主 体 となる 場 合 には 埋 立 の 免 許 出 願 という 制 度 を 設 け 他 方 国 が 埋 立 の 事 業 主 体 となる 場 合 には 埋 立 の 承 認 出 願 という 別 個 の 制 度 を 設 けているものであり 私 人 は 埋 立 の 承 認 出 願 を 行 うことはできない 埋 立 承 認 出 願 人 の 地 位 に 私 人 が 立 つことはできず 国 のみがなし 得 るも のであるから 固 有 の 資 格 に 基 づくことは 明 らかである イ もっとも 許 可 と 承 認 は いずれも 埋 立 権 を 設 定 するものであ り 許 可 承 認 の 効 力 がその 後 消 滅 したときは 特 定 の 公 有 水 面 を 埋 め 立 てて 土 地 を 造 成 して 埋 立 地 の 所 有 権 を 取 得 する 権 利 を 喪 失 し 既 に 行 われ た 埋 立 ては 法 的 根 拠 を 失 って 違 法 となり その 結 果 原 状 回 復 義 務 を 負 う ものと 解 すべきという 点 においては 両 者 には 共 通 している 部 分 もある しかし 公 有 水 面 埋 立 法 は 私 人 が 事 業 主 体 となる 場 合 ( 免 許 )と 国 が 事 業 主 体 となる 場 合 ( 承 認 )について 規 律 を 異 にしているものである 例 えば 同 法 22 条 1 項 は 私 人 が 事 業 主 体 となる 場 合 は 竣 工 認 可 手 続 が 必 要 であるとするのに 対 し 国 が 埋 立 事 業 主 体 となる 場 合 は 同 法 42 条 2 項 で 国 の 竣 工 認 可 手 続 は 免 除 され 国 は 通 知 をすれば 足 りるとされてい る また 私 人 が 事 業 主 体 となる 場 合 は 同 法 13 条 で 埋 立 ノ 免 許 ヲ 受 ケタル 者 ハ 埋 立 ニ 関 スル 工 事 ノ 著 手 及 工 事 ノ 竣 功 ヲ 都 道 府 県 知 事 ノ 指 定 スル 期 間 内 ニ 為 スヘシ と 定 めているが この 規 定 は 国 が 事 業 主 体 となる 場 合 には 準 用 されていない そのほか 免 許 料 の 徴 収 にかかる 規 定 や 罰 則 の 規 定 も 国 が 事 業 主 体 となる 場 合 には 準 用 されていないなど 公 有 水 面 埋 立 法 において 私 人 が 事 業 主 体 となる 場 合 と 国 が 事 業 主 体 となる 場 合 とで 異 なる 扱 いをし 国 については 一 般 私 人 が 立 ちえないような 立 場 を 定 めて いるのであるから 申 立 人 ( 審 査 請 求 者 )が 固 有 の 資 格 に 基 づいて 公 有 水 面 埋 立 承 認 出 願 を 行 ったものであることは 明 らかである (2) 実 質 的 に 考 察 しても 固 有 の 資 格 に 基 づくことは 明 らかであること ア 本 件 埋 立 は 条 約 に 基 づく 義 務 履 行 のために 行 うものであること 埋 立 必 要 理 由 書 には わが 国 の 平 和 と 安 全 を 保 つための 安 全 保 障 体 制 の 確 保 は 政 府 の 最 も 重 要 な 施 策 の 一 つであり 政 府 が 責 任 をもって 取 り 組 む 必 要 がある 日 米 両 政 府 は 普 天 間 飛 行 場 の 代 替 施 設 について 以 下 の 観 点 を 含 め 多 角 的 に 検 討 を 行 い 総 合 的 に 判 断 した 結 果 移 設 先 は 辺 野 古 とすることが 唯 一 の 有 効 な 解 決 策 であるとの 結 論 に 至 った 本 埋 立 てを 行 うことで 普 天 間 飛 行 場 の 代 替 施 設 が 建 設 され 日 米 両 政 府 の 喫 緊 の 課 題 となっている 普 天 間 飛 行 場 の 早 期 の 移 設 返 還 を 実 現 して 沖 縄 県 の 負 担 軽 減 を 図 ることが 可 能 となる また 在 日 米 軍 再 編 が 着 実 に 実 施 されることにより 日 米 安 全 保 障 体 制 が 強 化 され わが 国 の 安 全 と 共 にア ジア 太 平 洋 地 域 の 安 全 にも 寄 与 することが 可 能 となる などとされてい る 本 件 埋 立 承 認 出 願 は 基 地 提 供 という 外 交 防 衛 にかかる 条 約 上 の 義 務 2

3 の 履 行 という 目 的 をもってなされているものであり まさに 国 家 としての 立 場 においてなされる 一 連 の 行 為 にほかならない この 埋 立 必 要 理 由 に 示 された 利 益 は 外 交 防 衛 上 の 一 般 的 公 益 そのも のであって 行 政 不 服 審 査 制 度 によって 実 現 される 私 人 の 個 別 的 権 利 利 益 ではない 埋 立 てによる 利 益 は 外 交 防 衛 上 の 一 般 公 益 であって 行 政 不 服 審 査 制 度 が 救 済 の 対 象 とする 私 人 の 個 別 的 な 権 利 利 益 でないことより 固 有 の 資 格 ( 一 般 私 人 が 立 ちえないような 立 場 にある 状 態 )においてなされてい ることは 明 らかである イ 現 政 権 の 立 場 ( 平 成 22 年 5 月 28 日 閣 議 決 定 ) 沖 縄 防 衛 局 は 防 衛 大 臣 の 指 揮 命 令 に 服 し 防 衛 大 臣 と 国 土 交 通 大 臣 はと もに 内 閣 の 構 成 員 としての 一 体 性 を 有 し 閣 議 決 定 に 基 づく 方 向 性 を 同 じ くしている そして 平 成 22 年 5 月 28 日 に 日 米 安 全 保 障 協 議 委 員 会 において 承 認 された 事 項 に 関 する 当 面 の 政 府 の 取 組 について と 題 する 閣 議 決 定 において 国 は 日 米 両 国 政 府 は 普 天 間 飛 行 場 を 早 期 に 移 設 返 還 するために 代 替 の 施 設 をキャンプシュワブ 辺 野 古 崎 地 区 及 びこれに 隣 接 する 水 域 に 設 置 することとし 必 要 な 作 業 を 進 めていく ことを 決 定 し 現 政 権 はこれを 承 継 している 平 成 26 年 6 月 13 日 に 公 布 ( 施 行 は 公 布 後 2 年 以 内 であり 現 時 点 では 施 行 されていない )された 行 政 不 服 審 査 法 の 改 正 法 の 第 1 条 1 項 の 目 的 規 定 には 簡 易 迅 速 かつ 公 正 な 手 続 と 明 記 され 手 続 の 公 正 性 が 前 提 であることが 明 らかにされているが これは 創 設 的 な 規 定 ではなく 公 正 な 手 続 という 当 然 の 事 理 を その 重 要 性 に 鑑 み 目 的 として 明 記 したもの と 解 され 公 正 な 手 続 の 保 障 は 行 政 不 服 審 査 制 度 の 前 提 をなすものという べきである しかし 辺 野 古 移 設 を 唯 一 の 解 決 策 として 一 体 的 方 針 を 共 有 してい る 内 閣 の 内 部 において 一 般 私 人 たる 沖 縄 防 衛 局 と 公 正 中 立 な 審 査 庁 たる 国 土 交 通 大 臣 と 位 置 付 けて その 判 断 の 中 立 性 公 正 性 を 保 つ ことは 余 りにも 無 理 があるものである その 意 味 で 判 断 権 者 の 公 正 中 立 という 行 政 不 服 審 査 制 度 の 前 提 が 欠 落 しているのであり 自 作 自 演 出 来 レース や プレイヤー 兼 ジ ャッジ といった 批 判 を 免 れ 得 ない ウ 日 米 合 同 委 員 会 合 意 閣 議 決 定 防 衛 大 臣 告 示 は 私 人 がなしえないこと 日 米 両 政 府 は 平 成 26 年 6 月 20 日 の 日 米 合 同 委 員 会 で 米 軍 普 天 間 飛 行 場 移 設 先 となる 名 護 市 辺 野 古 沖 で 普 天 間 飛 行 場 の 代 替 施 設 の 工 事 完 了 の 日 まで 常 時 立 ち 入 り 禁 止 となる 臨 時 制 限 区 域 を 設 定 するとともに 日 米 地 位 協 定 に 基 づき 代 替 施 設 建 設 のため 日 本 政 府 が 同 区 域 を 共 同 使 用 する ことを 合 意 した そして 同 年 7 月 1 日 の 閣 議 において 日 本 国 とアメリカ 合 衆 国 と の 間 の 相 互 協 力 及 び 安 全 保 障 条 約 第 六 条 に 基 づく 地 位 に 関 する 協 定 第 2 条 に 基 づく 施 設 及 び 区 域 の 共 同 使 用, 使 用 条 件 変 更 及 び 追 加 提 供 につい て を 閣 議 決 定 し 同 月 2 日 に 防 衛 大 臣 が 告 示 ( 防 衛 省 告 示 第 123 号 )し 3

4 た これは まさに 私 人 は 絶 対 に 行 うことのできない 埋 立 事 業 であることを 示 しているものにほかならない 3 まとめ 以 上 のとおり 行 政 不 服 審 査 制 度 は 私 人 の 個 別 的 な 権 利 利 益 の 救 済 を 目 的 とするものであり 国 は 私 人 と 同 一 の 立 場 に 立 つ 場 合 ( 固 有 の 資 格 に 基 づ かない 場 合 )でなければ 審 査 請 求 等 の 適 格 を 有 しないものである しかるに 公 有 水 面 埋 立 法 は 私 人 が 事 業 主 体 となる 免 許 と 国 が 事 業 主 体 となる 承 認 を 明 確 に 区 別 して 規 律 しているのであるから 私 人 が 承 認 申 請 をすることは 不 可 能 であり 本 件 公 有 水 面 埋 立 承 認 出 願 が 固 有 の 資 格 に 基 づくことは 客 観 的 形 式 的 にも 明 らかである また 実 質 的 に 検 討 しても 本 件 埋 立 承 認 出 願 は 外 交 防 衛 上 という 一 般 公 益 のため 条 約 上 の 義 務 の 履 行 のための 一 連 の 手 続 としてなされたものであ り この 目 的 は 閣 議 決 定 をされているものである また 本 件 埋 立 など 基 地 建 設 事 業 を 実 施 するために 日 米 合 同 委 員 会 合 意 閣 議 決 定 防 衛 大 臣 告 示 によ って 臨 時 制 限 区 域 の 設 定 がなされているが これは 一 般 私 人 が 行 うことができ ず 国 にのみがなしうるものであり 沖 縄 防 衛 局 による 本 件 埋 立 承 認 出 願 が 固 有 の 資 格 に 基 づくことはあまりにも 明 らかというべきである 執 行 停 止 申 立 人 審 査 請 求 には 審 査 請 求 等 の 適 格 は 認 められず 本 件 執 行 停 止 申 立 本 件 審 査 請 求 は 不 適 法 であるから 却 下 されなければならない 4

5 本 件 埋 立 承 認 取 消 が 適 法 であること 第 1 概 要 公 有 水 面 埋 立 出 願 に 対 して 都 道 府 県 知 事 は 公 有 水 面 埋 立 法 第 4 条 第 1 項 各 号 のすべての 要 件 を 充 足 しなければ 承 認 することができないものであるが 本 件 については 同 項 第 1 号 の 要 件 (1 号 要 件 ) 及 び 第 2 号 の 要 件 (2 号 要 件 ) を 充 足 しないにもかかわらず 承 認 されたものであり その 判 断 に 係 る 考 慮 要 素 の 選 択 や 判 断 の 過 程 は 合 理 性 を 欠 いていたものであるから 本 件 埋 立 承 認 には 瑕 疵 があるものである 公 有 水 面 埋 立 法 第 4 条 は 当 該 地 方 公 共 団 体 の 公 益 を 保 護 するため 都 道 府 県 知 事 に 承 認 権 限 を 付 与 しているのであるから 都 道 府 県 知 事 は 当 該 地 方 公 共 団 体 の 公 益 を 保 護 するため その 権 限 を 行 使 すべき 責 務 を 負 っているもので ある そして 本 件 埋 立 必 要 理 由 には 実 証 的 根 拠 が 認 められず 承 認 を 取 り 消 すこと による 不 利 益 は 高 度 なものと 認 めることができないのに 対 し 本 件 埋 立 により 沖 縄 県 の 公 益 が 著 しく 害 されることになり 瑕 疵 ある 本 件 埋 立 承 認 を 放 置 する ことは 公 共 の 福 祉 の 要 請 に 照 らし 著 しく 不 当 であるから 瑕 疵 ある 本 件 埋 立 承 認 を 取 り 消 すことは 沖 縄 県 知 事 の 責 務 であり 本 件 埋 立 承 認 取 消 は 適 法 である 第 2 1 号 要 件 について 1 国 土 利 用 上 適 正 且 合 理 的 ナルコト の 意 義 公 有 水 面 埋 立 法 の 第 4 条 1 項 ( 同 法 第 42 条 3 項 で 承 認 に 準 用 )は その 柱 書 において 都 道 府 県 知 事 ハ 埋 立 ノ 免 許 ノ 出 願 左 ノ 各 号 ニ 適 合 スト 認 ムル 場 合 ヲ 除 クノ 外 埋 立 ノ 免 許 ヲ 為 スコトヲ 得 ズ とし 第 1 号 は 国 土 利 用 上 適 正 且 合 理 的 ナルコト と 定 めている この 国 土 利 用 上 適 正 且 合 理 的 ナルコト とは 埋 立 てにより 生 ずる 利 益 と 埋 立 てにより 失 われる 利 益 ( 生 ずる 不 利 益 )とを 比 較 衡 量 し 前 者 が 後 者 を 優 越 することを 意 味 するものであり これは 総 合 的 判 断 として 行 われなければな らないことを 意 味 するものと 解 される 2 埋 立 ての 必 要 性 (1) 埋 立 てにより 生 ずる 利 益 とは 埋 立 必 要 理 由 書 記 載 の 埋 立 必 要 理 由 にほか ならないものと 解 される 本 件 埋 立 承 認 出 願 は 海 兵 隊 航 空 基 地 の 建 設 を 目 的 とするものであり 海 兵 隊 航 空 基 地 新 設 の 動 機 は 普 天 間 飛 行 場 の 返 還 にあるとされる 普 天 間 飛 行 場 が 返 還 されるべきことは 当 然 であるが 普 天 間 飛 行 場 を 返 還 する 必 要 があるということと 本 件 埋 立 対 象 地 に 海 兵 隊 航 空 基 地 を 新 設 する こととは 次 元 の 異 なる 問 題 であり 普 天 間 飛 行 場 の 返 還 の 必 要 性 からただ ちに 本 件 埋 立 対 象 地 への 海 兵 隊 航 空 基 地 新 設 の 必 要 性 が 導 かれるものではな い あくまで 検 討 の 対 象 となるのは 本 件 埋 立 対 象 地 における 海 兵 隊 航 空 基 地 新 設 の 必 要 性 である しかし その 根 拠 については 埋 立 必 要 理 由 書 は 抽 象 的 なマジック ワー 5

6 ドを 羅 列 するだけで 具 体 的 な 根 拠 を 何 ら 示 していない 普 天 間 飛 行 場 代 替 施 設 を 県 内 に 移 設 しなければならないとする 理 由 すなわち 抑 止 力 軍 事 的 プレゼンスが 許 容 できない 程 度 に 低 下 すること 地 理 的 に 優 位 であること や 一 体 的 運 用 の 必 要 性 などについて なんら 具 体 的 実 証 的 説 明 はなく 埋 立 必 要 理 由 書 の 記 載 をもって 埋 立 必 要 理 由 を 認 めることはできないものであ る (2) 在 日 米 軍 全 体 のプレゼンスないし 抑 止 力 の 維 持 という 説 明 について ア 埋 立 必 要 理 由 書 は 在 沖 海 兵 隊 を 含 む 在 日 米 軍 全 体 のプレゼンスや 抑 止 力 を 低 下 させることはできない とする 安 保 条 約 に 基 づき 駐 留 する 在 日 米 軍 の 抑 止 力 ないし 軍 事 的 プレゼンスが 重 要 であるとしても なぜ 普 天 間 飛 行 場 を 県 外 等 に 移 設 すれば 在 日 米 軍 全 体 のプレゼンスないし 抑 止 力 が 許 容 できない 程 度 に 低 下 するのかとい うことについて 実 証 的 具 体 的 根 拠 はなんら 示 されていないものであり このような 説 明 をもって 本 事 業 は 極 めて 必 要 性 が 高 い と 認 めること はできない イ かえって 沖 縄 に 海 兵 隊 航 空 基 地 があることと 抑 止 力 については 検 証 結 果 報 告 書 が 指 摘 するとおり 沖 縄 県 は 在 沖 海 兵 隊 が, 国 内 の 他 の 都 道 府 県 に 移 転 した 場 合 においても, 沖 縄 には 嘉 手 納 飛 行 場 やホワイト ビーチなど, 米 空 軍, 米 海 軍, 米 陸 軍,さらに 陸 上 自 衛 隊, 海 上 自 衛 隊, 航 空 自 衛 隊 の 基 地 が 存 在 しており, 周 辺 国 が 沖 縄 に 手 出 しをするほど, 軍 事 的 なプレゼンスが 低 下 することはないのではないか と 具 体 的 な 根 拠 を 示 して 疑 問 があることが 明 らかにしている そもそも 米 国 領 以 外 には 海 兵 隊 はほとんど 駐 留 していないものであ る 2013 年 ( 平 成 25 年 )12 月 末 時 点 で 韓 国 を 除 く 東 アジア 太 平 洋 地 域 には 海 兵 隊 は1 万 6178 人 駐 留 しているが 日 本 への 駐 留 が1 万 5893 人 であり 日 本 韓 国 以 外 の 駐 留 人 数 は 195 人 に 過 ぎず 実 際 には 海 兵 隊 の 兵 力 はないに 等 しく 韓 国 についても 海 兵 隊 の 駐 留 人 数 は 1112 人 に 過 ぎないものであり 海 兵 隊 が 駐 留 しなければ 駐 留 米 軍 のプレゼンスない し 抑 止 力 がないということができないことは 明 らかである ウ なお 埋 立 必 要 理 由 書 は 抑 止 力 の 内 容 についてなんら 具 体 的 に 明 らか にしていないが 念 のため 述 べておくと 駐 留 米 軍 をトリップ ワイヤー ( 罠 の 仕 掛 け 線 )ないし 人 質 として 抑 止 力 を 説 明 する 立 場 からも 普 天 間 飛 行 場 の 移 設 によって 抑 止 力 が 失 われるという 論 理 は 成 り 立 ちえない たとえば 冷 戦 構 造 下 のベルリンへの 米 軍 駐 留 や 韓 国 への 米 軍 駐 留 の 意 義 について ベルリンや 韓 国 への 侵 攻 は 米 軍 を 攻 撃 することになり 受 入 国 への 攻 撃 によって 自 動 的 に 米 軍 が 参 加 することになることに 抑 止 力 があるとして 駐 留 米 軍 をトリップ ワイヤーないし 人 質 として 説 明 する 立 場 がある そして 普 天 間 飛 行 場 の 移 設 問 題 に このロジックがあては まると 主 張 されることがある しかし 普 天 間 飛 行 場 が 県 外 等 に 移 設 され ても 日 本 から 米 軍 の 駐 留 がなくなるものではないし 沖 縄 の 米 軍 駐 留 が なくなるものものではない そもそも 国 が 分 裂 して 国 境 線 を 挟 んで 対 立 している 状 況 での 駐 留 米 軍 の 意 義 に 関 する 議 論 が 異 なる 状 況 に 妥 当 する 6

7 とする 根 拠 も 明 らではない エ 以 上 のとおり 在 日 米 軍 全 体 のプレゼンスないし 抑 止 力 について 埋 立 必 要 理 由 書 はこれらの 語 を 具 体 性 実 証 性 のないマジック ワードとして 使 っているだけであり そのような 無 内 容 の 説 明 をもって 極 めて 必 要 性 が 高 い ということはできないものである (3) 一 体 的 運 用 の 必 要 性 地 理 的 に 優 位 であること などの 説 明 について 埋 立 必 要 理 由 書 は 海 兵 隊 の 一 体 的 運 用 の 必 要 性 などを 挙 げ 普 天 間 飛 行 場 を 県 外 等 に 移 設 すれば 海 兵 隊 の 機 動 性 即 応 性 といった 特 性 機 能 を 損 なう 懸 念 があるとし また 沖 縄 の 地 理 的 優 位 性 を 根 拠 として 県 外 等 移 設 が 適 切 でないとする しかし なぜ 県 外 移 設 等 によって 海 兵 隊 の 特 性 機 能 が 損 なわれるの か また 普 天 間 飛 行 場 に 配 備 された 航 空 部 隊 にとって 沖 縄 に 配 備 される ことがなぜ 必 要 であるのかについて 具 体 的 実 証 的 な 説 明 は 一 切 ないも のであり このような 埋 立 必 要 理 由 書 の 説 明 をもって 本 事 業 は 極 めて 必 要 性 が 高 い と 認 めることはできない ア 第 31 海 兵 機 動 展 開 隊 (31MEU)について (ア) 埋 立 必 要 理 由 書 は 米 海 兵 隊 は 司 令 部 陸 上 航 空 後 方 支 援 部 隊 を 組 合 わせて 一 体 的 に 運 用 する 組 織 構 造 を 有 するとしている たしかに 海 兵 隊 は 任 務 を 行 うべき 何 らかの 事 態 が 発 生 した 場 合 司 令 部 部 隊 陸 上 部 隊 航 空 部 隊 及 び 後 方 支 援 部 隊 が 一 体 となった 海 兵 空 地 任 務 部 隊 (MAGTF)を 編 成 して 作 戦 を 展 開 するところに その 特 性 があり MAGTF を 編 成 してその 機 能 をはたすものである しかし この 具 体 的 な 特 性 機 能 という 点 から なぜ 普 天 間 飛 行 場 に 配 備 されて いる 航 空 部 隊 を 県 外 等 に 移 設 することが 出 来 ないのかということについ ての 具 体 的 な 説 明 はまったくなされていない そこで 以 下 具 体 的 に 検 討 する MAGTF は 編 成 規 模 の 大 きい 順 に 1 海 兵 機 動 展 開 部 隊 (MEF/メ フ) 2 海 兵 機 動 展 開 旅 団 (MEB/メブ) 及 び3 海 兵 機 動 展 開 隊 (MEU/ ミュー)の3 段 階 が 存 在 するが 沖 縄 に 配 備 されている 兵 力 のみで 編 成 できるのは MEU1 個 のみである 海 兵 隊 が MEU を 編 成 して 任 務 を 行 う 場 合 には 米 海 軍 の 水 陸 両 用 戦 隊 の 揚 陸 艦 に 搭 乗 して 実 任 務 を 行 うことになる 日 本 に 配 備 されてい る 揚 陸 艦 は 長 崎 県 佐 世 保 基 地 の4 隻 であるが これに 搭 載 できる MAGTF は MEU1 個 のみである 水 陸 両 用 戦 隊 と MAGTF を 合 わせたものが 水 陸 両 用 即 応 群 (ARG/ア ーグ)であり 実 任 務 は ARG として 行 われることになる すなわち 31MEU の 約 2200~2500 名 ( 標 準 は 2000 名 )が 佐 世 保 から 展 開 して くる3 隻 の 強 襲 揚 陸 艦 に 搭 乗 して 洋 上 で 即 応 展 開 する 仕 組 みになって いる ( 森 本 敏 オスプレイの 謎 その 真 実 218 頁 )ものであり 具 体 的 に 機 動 性 即 応 性 が 問 題 となるのは MEU1 個 を 搭 載 した ARG の 機 動 性 即 応 性 である 沖 縄 に 配 備 された 第 31 海 兵 機 動 展 開 隊 (31MEU)が 実 任 務 を 行 う 際 7

8 には 米 海 軍 の 水 陸 両 用 戦 隊 と ARG を 編 成 して 行 うことになる しかし 沖 縄 には 海 兵 隊 基 地 は 存 在 しても 米 海 軍 の 水 陸 両 用 戦 隊 の 母 港 となる 海 軍 基 地 は 存 在 しない 揚 陸 艦 は 日 本 本 土 の 長 崎 県 佐 世 保 基 地 を 母 港 とするものである また 揚 陸 艦 に 搭 載 されるハリアー 戦 闘 機 は 山 口 県 岩 国 飛 行 場 に 配 備 されている 31MEU が 任 務 を 行 うためには 長 崎 県 佐 世 保 基 地 から 揚 陸 艦 が 沖 縄 県 具 志 川 市 のホワイトビーチに 回 航 されるのを 待 ち ヘリコプター 装 備 兵 員 等 を 搭 載 し そこでようやく 実 任 務 地 に 向 かうことになる 佐 世 保 基 地 に 停 泊 している 揚 陸 艦 が 出 撃 命 令 を 受 けてから 31MEU を 搭 載 して 沖 縄 を 出 港 するまでには 円 滑 に 最 短 時 間 で 準 備 が 進 むとし ても4 日 程 度 は 要 するとされている 水 陸 両 用 戦 隊 の 揚 陸 艦 の 母 港 から 海 を 挟 んだ 遠 隔 地 に 沖 縄 の 海 兵 隊 基 地 は 所 在 しているものであり 沖 縄 に 海 兵 隊 航 空 基 地 がなければ 機 動 性 即 応 性 が 失 われるとの 論 理 は 成 り 立 たちえない 普 天 間 飛 行 場 に 配 備 された 航 空 部 隊 は 揚 陸 艦 に 搭 載 されて 実 任 務 に つくものであり 揚 陸 艦 に 搭 載 された 後 に 即 応 性 機 動 性 といった 特 性 機 能 を 示 すことになるが 揚 陸 艦 の 母 港 は 日 本 本 土 にあるのだから 普 天 間 飛 行 場 の 県 外 移 設 等 によって 即 応 性 機 動 性 が 失 われることに はならない ちなみに 2011 年 ( 平 成 23 年 )3 月 11 日 に 発 生 した 東 北 大 震 災 の 際 佐 世 保 基 地 に 在 泊 中 であったドッグ 型 揚 陸 艦 は 輸 送 支 援 のため 北 海 道 に 向 い 同 月 15 日 には 北 海 道 苫 小 牧 港 に 入 港 しており 佐 世 保 基 地 の 揚 陸 艦 に 北 海 道 から 搭 乗 する 場 合 と 沖 縄 から 搭 乗 する 場 合 を 比 較 し ても 即 応 性 機 動 性 にさしたる 差 は 存 しないことになる (イ) また 31MEU は オーストラリア タイ フィリピンなどのアジア 太 平 洋 地 域 の 国 々をめぐり 共 同 訓 練 を 行 い 信 頼 関 係 を 醸 成 すること にその 重 要 な 役 割 があり アジア 太 平 洋 地 域 を 広 範 囲 に 巡 回 し 同 盟 国 との 共 同 訓 練 人 道 支 援 災 害 救 援 を 担 うことで アジア 太 平 洋 地 域 に おいてプレゼンスを 示 している 31MEU は 1 年 のうち 半 分 以 上 の 期 間 は 洋 上 展 開 をしているもので あるが 洋 上 展 開 をしている 際 には どの 地 域 から 乗 船 したのかは 関 係 がないものであるから この 点 からも 沖 縄 に 海 兵 隊 航 空 基 地 を 置 くこと は 必 然 とはいえない ちなみに 2011 年 ( 平 成 23 年 )3 月 11 日 に 発 生 した 東 北 大 震 災 に おける トモダチ 作 戦 には 31MEU と 長 崎 県 佐 世 保 基 地 の 第 11 水 陸 両 用 戦 隊 とで 構 成 される ARG も 参 加 したが 震 災 発 生 当 時 マレ ーシア インドネシアにあった ARG は 震 災 発 生 から6 日 後 の 同 月 17 日 には 秋 田 沿 岸 に 到 着 している (ウ) 訓 練 について 埋 立 必 要 理 由 は 平 素 から 日 常 的 に 各 構 成 要 素 が 一 体 となり 訓 練 を 行 うことで 優 れた 機 動 力 即 応 性 を 保 つとしている しかし 31MEU の 実 任 務 は 長 崎 県 佐 世 保 基 地 の 第 11 水 陸 両 用 戦 8

9 隊 と 一 体 として ARG を 構 成 して 行 われるものであるが ARG を 構 成 し ての 演 習 は 洋 上 で 行 われるものであり 沖 縄 に 海 兵 隊 航 空 基 地 が 所 在 しているために 洋 上 展 開 していない 時 期 には ARG としての 訓 練 を 行 う ことはできない また 広 大 な 演 習 場 のない 沖 縄 では 輸 送 ヘリが 装 甲 車 などの 大 型 貨 物 を 吊 り 下 げて 飛 行 する 訓 練 をすることもできず 米 本 土 の 訓 練 で 培 われ た 練 度 を 維 持 するための 総 合 的 訓 練 への 支 障 があるとの 指 摘 が 海 兵 隊 員 や 軍 事 評 論 家 らからなされている なお 31MEU を 構 成 する 主 力 部 隊 は 米 国 から 沖 縄 に 交 代 で 配 備 さ れる UDP 派 遣 (Unit Deployment Program の 略 で 部 隊 交 代 計 画 を 意 味 する )である 米 本 土 で 約 6か 月 の 編 成 解 除 展 開 準 備 錬 成 のため の 訓 練 日 本 での 約 6か 月 の 練 度 維 持 のための 訓 練 洋 上 での 約 6か 月 の 即 応 体 制 というローテーションであり 兵 員 は 常 に 入 れ 替 わっている ものである イ MEU を 超 える 規 模 の MAGTF について MEU を 超 える 規 模 の MAGTF は 国 外 県 外 の 各 地 に 分 散 配 備 され 今 後 更 なる 分 散 配 備 が 予 定 されている ⅢMEF(サードメフ)が 沖 縄 に 配 備 されているといっても 司 令 部 陸 上 航 空 後 方 支 援 部 隊 は 海 外 も 含 めて 分 散 配 置 されているものであり 分 散 配 置 が 海 兵 隊 の 一 体 性 を 損 なうものでないことを 示 している この 分 散 配 置 が 可 能 であることについては 有 事 における 部 隊 運 用 を 理 解 する 必 要 がある 現 在 太 平 洋 地 域 の 海 兵 隊 は 沖 縄 とハワイにほぼ 同 じ 規 模 の 地 上 航 空 後 方 支 援 部 隊 が 配 置 されている そして 山 口 県 岩 国 基 地 には 戦 闘 機 部 隊 がある これらを 統 合 する 司 令 部 が 沖 縄 にある こ の 配 置 運 用 で 仮 にフィリピンへ 作 戦 展 開 する 事 態 が 起 きたとする 沖 縄 から 海 兵 隊 の 地 上 航 空 後 方 支 援 の 各 部 隊 が 現 地 に 急 行 する ハワイ からも 部 隊 を 急 派 する 規 模 によってはカリフォルニアからも 増 派 され る そして 沖 縄 の 司 令 部 が 現 地 で 各 部 隊 と 合 流 し 統 合 指 揮 する このよ うに 海 兵 隊 は 現 地 集 合 型 の 運 用 を 採 用 しているため どこへでも 迅 速 な 対 応 が 可 能 である ( 屋 良 朝 博 基 地 問 題 の 実 相 と 構 造 島 袋 純 阿 部 裕 己 編 沖 縄 が 問 う 日 本 の 安 全 保 障 210 頁 )との 指 摘 もなされている MEU を 超 える 規 模 の MAGTF を 編 成 する 際 には 日 本 駐 留 の 兵 力 では 編 成 できず また 日 本 に 配 備 された 揚 陸 艦 には 搭 載 できないものである から 沖 縄 に 配 備 されていなければ 即 応 性 機 動 性 がはたせないというこ とにはならない ウ 海 兵 隊 基 地 について 沖 縄 の 地 理 的 優 位 性 は 認 められないこと (ア) 在 沖 海 兵 隊 が 実 任 務 を 行 う 際 には 長 崎 県 佐 世 保 基 地 を 母 港 とする 揚 陸 艦 に 搭 乗 して 任 務 につくものであり 1 年 のうちの 半 分 以 上 の 期 間 は 洋 上 展 開 をしているものである 1 年 の 大 半 の 期 間 を 占 める 洋 上 展 開 をしている 間 は 揚 陸 艦 が 航 行 し ている 場 所 から 目 的 地 に 向 かうことになるものであり 海 兵 隊 基 地 がど こに 所 在 しているのかは 問 題 とならない 9

10 31MEU は アジア 太 平 洋 地 域 の 同 盟 国 をめぐり 同 盟 国 との 共 同 訓 練 人 道 支 援 災 害 救 援 活 動 を 行 うことで 同 盟 国 との 信 頼 関 係 を 醸 成 する 活 動 を 行 い その 存 在 を 示 しているものあるから ヘリコプターが どこで 搭 載 されたか( 航 空 基 地 がどこに 所 在 しているのか)によって プレゼンスが 変 わるものではない (イ) 洋 上 展 開 していない 時 期 には 長 崎 県 佐 世 保 基 地 から 揚 陸 艦 が 具 志 川 市 のホワイトビーチに 回 航 されるのを 待 たなければならないものであ り 日 本 本 土 との 対 比 において 沖 縄 に 地 理 的 優 位 性 があることにはな らない (ウ) 海 兵 隊 の 駐 留 必 要 性 として 常 に 言 われることは 朝 鮮 半 島 有 事 との 関 係 である しかし 少 なくとも 日 本 本 土 との 対 比 において 朝 鮮 半 島 有 事 への 対 応 のために 日 本 本 土 ではなく 沖 縄 に 海 兵 隊 基 地 が 必 要 である ということはできない むしろ 朝 鮮 半 島 との 地 理 的 位 置 でいうならば 沖 縄 に 駐 留 すること は 朝 鮮 半 島 との 距 離 は 日 本 本 土 よりも 遠 ざかることになる 例 えば 沖 縄 ソウル 間 は 約 1260 キロメートルであるのに 対 し 福 岡 ソウル 間 は 約 534キロメートル 熊 本 ソウル 間 は 約 620キロメートルである 朝 鮮 半 島 有 事 への 対 応 は 日 本 本 土 と 沖 縄 との 対 比 において 沖 縄 に 地 理 的 優 位 性 があることの 根 拠 にはならないものである 海 兵 隊 に 即 していうならば 再 三 述 べているとおり 朝 鮮 半 島 で 任 務 を 行 うとしても 洋 上 展 開 している 期 間 であればそこから 朝 鮮 半 島 に 向 かうことになるから 沖 縄 の 地 理 的 位 置 は 関 係 がないものである 沖 縄 に 駐 留 している 部 隊 が 朝 鮮 半 島 に 向 かうためには 長 崎 県 佐 世 保 基 地 か ら 沖 縄 県 まで 揚 陸 艦 が 回 航 し これに 乗 船 をしてから 朝 鮮 半 島 に 向 かう ことになるものであるから 一 旦 朝 鮮 半 島 とは 逆 方 向 の 沖 縄 に 揚 陸 艦 が 向 かい 沖 縄 で 31MEU を 搭 載 してから 朝 鮮 半 島 に 向 かうことになる のである 朝 鮮 半 島 有 事 との 関 係 において 海 兵 隊 基 地 として 沖 縄 に 地 理 的 優 位 性 が 存 しないことは 明 らかである (エ) 沖 縄 の 地 理 的 優 位 性 の 根 拠 として 沖 縄 と 台 湾 海 峡 との 距 離 の 近 接 性 が 言 われることがある 日 本 本 土 より 沖 縄 が 台 湾 海 峡 に 近 いとしても 日 本 本 土 の 長 崎 県 佐 世 保 基 地 に 配 備 された 揚 陸 艦 が 到 着 することを 待 たなければならないこ とに 変 わりはなく 地 続 きで 佐 世 保 基 地 から 乗 艦 できる 地 域 との 優 劣 は なんら 明 らかにされていない また 朝 鮮 半 島 と 台 湾 海 峡 の 双 方 との 距 10

11 離 を 考 えても 例 えば 九 州 と 比 較 して 沖 縄 に 有 利 性 があるとは 言 えな い 検 証 結 果 報 告 書 が 地 理 的 位 置 関 係 を 素 直 に 見 る 限 り, 沖 縄 から ソウルは 1260km, 沖 縄 から 台 北 は 630km の 距 離 にあり, 一 方, 例 え ば 九 州 の 熊 本 からソウルは 620km, 熊 本 から 台 北 は 1240km であるか ら( 防 衛 省 第 1 次 回 答 書 平 成 23 年 12 月 19 日 ), 地 理 的 位 置 関 係 で 台 湾 海 峡 と 朝 鮮 半 島 への 距 離 をみた 場 合, 沖 縄 より 熊 本 の 方 が 地 理 的 に 優 れていると 見 るのが 事 実 に 沿 うものと 言 える なお, 沖 縄 県 は, 第 1 次 質 問 書 をもって, 防 衛 省 に 対 し, 何 故 日 本 の 中 で 沖 縄 におく 必 要 が あるのか,すなわち 本 土 に 配 備 した 場 合 との 比 較 における 沖 縄 配 備 の 優 位 性 について 質 問 をしているが, 国 からは 具 体 的 な 回 答 はなされてい ない としているとおり 海 兵 隊 基 地 について 沖 縄 が 地 理 的 優 位 性 を 有 するとする 具 体 的 実 証 的 根 拠 は 一 切 示 されていないものである さらに 本 件 で 問 題 とされているのは あくまでも 海 兵 隊 である 中 国 との 関 係 で 海 兵 隊 が 想 定 されていないことについては ジョージ ワ シントン 大 学 のマイク モチヅキ 教 授 は その 時 に 対 峙 する 米 軍 は 空 軍 と 海 軍 の 潜 水 艦 であって 海 兵 隊 ではありません だから 海 兵 隊 が いなくなると 不 安 だ という 日 本 国 民 の 意 識 は 間 違 っています とし 後 に 防 衛 大 臣 となる 森 本 敏 氏 は 野 村 総 合 研 究 所 主 任 研 究 員 であったと きに もともと 台 湾 海 峡 など 中 国 周 辺 に 海 兵 隊 が 投 入 される 可 能 性 は 極 めて 低 い としていたものである 軍 事 専 門 家 は 対 中 国 という 点 で 問 題 となるのは 空 軍 と 海 軍 であり 海 兵 隊 ではないとしているものである (オ) 海 兵 隊 は 揚 陸 艦 に 乗 船 して 洋 上 展 開 するものであるが 沖 縄 には 揚 陸 艦 の 母 港 となりうる 海 軍 施 設 は 存 しないものである また 海 兵 隊 は 沖 縄 では 訓 練 を 行 っているものであるが 射 程 の 長 い 実 弾 砲 撃 演 習 を 行 える 演 習 場 はなく(かつては 県 道 を 封 鎖 して 行 ってい た) 広 大 な 演 習 場 がない 沖 縄 では 訓 練 に 制 限 があり 沖 縄 に 駐 留 する 第 3 海 兵 師 団 第 12 海 兵 連 隊 による 実 弾 砲 撃 演 習 は 現 在 矢 臼 別 演 習 場 ( 北 海 道 ) 王 城 寺 原 演 習 場 ( 宮 城 県 ) 東 富 士 演 習 場 ( 静 岡 県 ) 日 出 生 台 演 習 場 ( 大 分 県 )の5ヵ 所 の 演 習 場 で 行 われている 揚 陸 艦 の 母 港 もなく 広 大 な 演 習 場 がないことは 海 兵 隊 基 地 の 地 理 的 条 件 として 優 位 であるとはいい 難 いものである 後 述 するとおり 沖 縄 の 海 兵 隊 移 駐 に 軍 事 的 根 拠 がないことは 米 国 米 軍 内 部 でも 指 摘 されてきていた また 1960 年 代 後 半 には 普 天 間 飛 行 場 は 軍 事 的 には 価 値 がないものと して 完 全 閉 鎖 が 予 定 されながら 首 都 圏 の 厚 木 基 地 の 航 空 機 被 害 をなくす ために 航 空 機 部 隊 の 移 設 先 とされたものである 海 兵 隊 基 地 の 沖 縄 集 中 は 日 本 本 土 の 米 軍 基 地 負 担 をなくすことで 日 本 本 土 の 反 米 軍 基 地 感 情 を 鎮 静 化 させるという 政 治 的 事 情 目 的 によっ ておこなわれたものであり 地 政 学 的 軍 事 的 理 由 によるものではない (キ) 沖 縄 の 基 地 の 脆 弱 性 は 米 国 米 軍 内 でかねてから 認 識 されていたもの であり 沖 縄 以 外 に 分 散 することにこそ 軍 事 的 合 理 性 が 存 するものであ 11

12 る 1957 年 ( 昭 和 32 年 )に 元 国 防 次 官 補 がアイゼンハワー 大 統 領 の 依 頼 に 応 じて 作 成 した 報 告 書 (ナッシュ レポート)においても 沖 縄 島 に 軍 事 力 が 集 中 していることは ソ 連 のミサイル 能 力 や 増 強 されている 中 国 の 軍 事 力 からみて 沖 縄 を 非 常 に 魅 力 的 で 脆 弱 なターゲットにして いる とし 更 なる 柔 軟 性 の 確 保 と 適 切 な 分 散 のために 適 当 な 部 隊 を 他 の 極 東 地 域 に 徐 々に 移 動 させることを 検 討 する よう 勧 告 していた ( 吉 次 公 介 ナッシュ レポート にみる 在 日 在 沖 米 軍 沖 縄 法 学 第 32 号 170 頁 ) 最 近 では 平 成 26 年 12 月 8 日 の 朝 日 新 聞 に ジョ ゼフ ナイ 元 国 防 次 官 補 が 中 国 の 弾 道 ミサイル 能 力 向 上 に 伴 い 固 定 化 された 基 地 の 脆 弱 性 を 検 討 する 必 要 がでてきた 卵 を1つのかごに 入 れておけば(すべて 割 れる)リスクが 増 す と 指 摘 し 在 日 米 軍 基 地 の7 割 超 が 沖 縄 に 集 中 していることは 軍 事 戦 略 上 のリスクになりつつ あるとの 見 方 を 示 しているものである (ク) 沖 縄 に 海 兵 隊 基 地 が 集 中 していることに 軍 事 的 地 理 的 必 然 性 がな く 他 地 域 への 分 散 が 政 治 的 に 困 難 であることが 理 由 であることは 防 衛 大 臣 らがこれを 認 めてきたものであった 森 本 敏 ( 当 時 ) 防 衛 大 臣 は 2012 年 ( 平 成 24 年 )12 月 25 日 の 防 衛 大 臣 記 者 会 見 において 普 天 間 の 辺 野 古 移 設 は 地 政 学 的 に 沖 縄 に 必 要 だから 辺 野 古 なのか それとも 本 土 や 国 外 に 受 入 れるところがないから 辺 野 古 なのか との 質 問 に 対 して 政 治 的 に 許 容 できるところが 沖 縄 にしかないので だから 簡 単 に 言 ってしまうと 軍 事 的 には 沖 縄 で なくても 良 いが 政 治 的 に 考 えると 沖 縄 がつまり 最 適 の 地 域 である と そういう 結 論 になる と 答 え 沖 縄 の 軍 事 的 地 理 的 必 然 性 を 端 的 に 否 定 していたものである 中 谷 防 衛 大 臣 ( 防 衛 大 学 校 卒 業 元 陸 上 自 衛 官 )は 平 成 13 年 4 月 から 平 成 14 年 9 月 にかけて 防 衛 庁 長 官 を 務 め 2014 年 ( 平 成 26 年 ) 12 月 24 日 に 防 衛 大 臣 に 任 命 されたものであるが 防 衛 大 臣 任 命 の 数 か 月 前 である 同 年 3 月 に 行 われたインタビュー(BOKUmedia ぼくメデ ィア)に 対 し できるだけ 日 本 各 地 に 分 散 できるところがないのかな と 探 していますけれど 理 解 をしてくれる 自 治 体 があれば 移 転 できます けれど 米 軍 反 対 とかいうところが 多 くて なかなか 米 軍 基 地 の 移 転 が 進 まないということで 沖 縄 に 集 中 しているというのが 現 実 なんで すね 九 州 とか 北 海 道 とかそういうところにもお 願 いはしています と 答 え 海 兵 隊 基 地 の 県 外 分 散 は 可 能 であることを 明 言 していた また かつて 小 泉 純 一 郎 ( 当 時 ) 首 相 は 平 成 16 年 (2004 年 )10 月 に 沖 縄 の 負 担 を 全 国 民 が 分 かち 合 おうということならば 本 土 移 転 国 外 移 転 の 両 方 を 考 えていい と 記 者 団 に 語 ったが 翌 年 6 月 23 日 の 戦 没 者 慰 霊 祭 の 際 に 記 者 団 に 質 問 された 際 には 総 論 賛 成 各 論 反 対 だ 負 担 軽 減 には 賛 成 しかし 自 分 の 所 には 来 てくれるなという 地 域 ば かりだ そこが 非 常 に 難 しい と 答 えていたものであった 12

13 (1) 沖 縄 への 米 軍 基 地 の 過 重 負 担 格 差 が 形 成 された 経 緯 ア 沖 縄 における 米 軍 基 地 の 形 成 経 緯 (ア) 日 本 本 土 と 沖 縄 の 米 軍 基 地 面 積 の 推 移 日 本 本 土 及 び 沖 縄 における 米 軍 基 地 ( 専 用 施 設 ) 面 積 の 推 移 は 以 下 の とおりである 日 本 (1972 年 以 降 は 沖 縄 を 除 く 面 積 ) 沖 縄 1945(S20) 年 4 万 5000 エーカー ( 約 182 km2) 1951(S26) 年 124 km2 1952(S27) 年 km2 1954(S29) 年 162 km2 1955(S30) 年 km2 1957(S32) 年 km2 1958(S33) 年 km2 1958(S33) 年 176 km2 1960(S35) 年 km2 1960(S35) 年 209 km2 1965(S40) 年 1970(S45) 年 km km2 1972(S47) 年 km2 1972(S47) 年 km2 1985(S60) 年 km2 1985(S60) 年 km2 2013(H25) 年 km2 2013(H25) 年 km2 1,400.0 米 軍 専 用 施 設 面 積 の 推 移 1, ,000.0 日 本 の 米 軍 専 用 施 設 沖 縄 の 米 軍 専 用 施 設 年 1955 年 1958 年 1961 年 1964 年 1967 年 1970 年 1973 年 1976 年 1979 年 1982 年 1985 年 1988 年 1991 年 1994 年 1997 年 2000 年 2003 年 2006 年 2009 年 2012 年 13

14 (イ) 沖 縄 への 海 兵 隊 移 駐 及 び 普 天 間 飛 行 場 が 航 空 基 地 拠 点 とされた 経 緯 a 海 兵 隊 基 地 の 沖 縄 へのシワ 寄 せ 1950 年 代 初 頭 沖 縄 の 米 軍 基 地 面 積 は 約 124 平 方 キロメートル (1951 年 昭 和 26 年 )であったのに 対 し 日 本 本 土 の 米 軍 基 地 面 積 は 平 方 キロメートル(1952 年 昭 和 27 年 )であり 沖 縄 の 米 軍 基 地 面 積 は 日 本 本 土 の 米 軍 基 地 面 積 の 10 パーセントに も 満 たないものであった そして 1950 年 代 を 通 じて 日 本 の 米 軍 基 地 面 積 は 大 きく 減 少 し 他 方 で 沖 縄 の 基 地 面 積 は 激 増 した すなわち 1960 年 ( 昭 和 35 年 ) には 日 本 の 米 軍 基 地 面 積 は 平 方 キロメーロルと4 分 の1 以 下 に 減 少 し 他 方 で 沖 縄 の 米 軍 基 地 面 積 は 約 209 平 方 キロメー トルと 約 1.7 倍 となった この 沖 縄 における 基 地 面 積 の 激 増 の 大 きな 要 因 となったのは 日 本 本 土 から 沖 縄 への 海 兵 隊 移 駐 であった 沖 縄 戦 の 主 力 を 担 った 海 兵 隊 部 隊 のほとんどは 降 伏 後 の 日 本 本 土 に 移 って 初 期 の 占 領 政 策 に 従 事 した 後 米 国 本 土 に 帰 還 した 沖 縄 の 占 領 政 策 を 行 ったのは 米 国 の 陸 軍 と 海 軍 であった 米 国 本 土 で 一 旦 解 散 した 海 兵 隊 の 部 隊 は 朝 鮮 戦 争 を 契 機 に 1953 年 ( 昭 和 28 年 )に 第 3 海 兵 師 団 として 再 結 成 され 日 本 本 土 に 派 遣 された キャンプ 岐 阜 とキャンプ 富 士 に 司 令 部 が 置 かれ 神 奈 川 県 横 須 賀 市 静 岡 県 御 殿 場 市 滋 賀 県 大 津 市 奈 良 県 奈 良 市 大 阪 府 和 泉 市 堺 市 兵 庫 県 神 戸 市 などに 分 散 駐 留 した 1950 年 代 には 日 本 本 土 でも 米 軍 基 地 や 演 習 は 住 民 から 目 に 見 え る 存 在 であった 日 本 国 との 平 和 条 約 ( 以 下 対 日 平 和 条 約 という )により 日 本 が 主 権 国 家 として 独 立 を 回 復 したにもかかわ らず 多 くの 米 軍 基 地 が 存 在 し 続 け 時 には 住 民 たちが 訓 練 に 巻 き 込 まれて 死 傷 者 が 出 るような 状 況 に 対 し 日 本 本 土 の 各 地 で 熾 烈 な 米 軍 基 地 への 反 対 運 動 があった とりわけ 1957 年 ( 昭 和 32 年 )1 月 に 発 生 した 薬 莢 拾 いをし ていた 農 家 の 主 婦 を 米 兵 が 射 殺 したジラード 事 件 は 日 本 社 会 に 大 きな 衝 撃 を 与 え 米 軍 への 批 判 が 相 次 ぎ 国 会 でも 野 党 が 米 軍 によ る 犯 罪 を 追 及 し 深 刻 な 政 治 問 題 へと 発 展 した 岸 首 相 は マッカ ーサー 駐 日 米 大 使 に 国 内 の 対 米 不 満 を 強 調 し 米 陸 上 兵 力 の 全 面 撤 退 を 訴 え アイゼンハワー 大 統 領 は 米 陸 上 兵 力 を 遅 滞 なく 日 本 から 撤 退 させることを 決 断 し 海 兵 隊 の 沖 縄 移 駐 が 加 速 された 1957 年 ( 昭 和 32 年 )6 月 21 日 の 岸 首 相 とアイゼンハワー 米 大 統 領 の 共 同 声 明 において 独 立 国 家 となった 日 本 と 米 国 との 対 等 が 強 調 され 米 国 が 明 年 中 に 日 本 国 内 の 合 衆 国 軍 隊 の 兵 力 を すべ ての 合 衆 国 地 上 戦 闘 部 隊 のすみやかな 撤 退 を 含 み 大 幅 に 削 減 す る ことを 約 束 した そして 1958 年 ( 昭 和 33 年 )にはすべて の 地 上 戦 闘 部 隊 の 撤 退 すなわち 海 兵 隊 の 日 本 からの 撤 退 が 実 現 し その 多 くが 沖 縄 へと 移 駐 した 14

15 この 海 兵 隊 の 日 本 本 土 から 沖 縄 への 移 駐 については その 軍 事 的 根 拠 も 定 かではなかった 1954 年 ( 昭 和 29 年 )4 月 1 日 統 合 参 謀 本 部 は 極 東 米 軍 の 包 括 的 な 再 配 置 計 画 を 作 成 したが この 計 画 では 日 本 駐 留 の 第 3 海 兵 師 団 を 米 国 本 国 に 1955 年 7 月 から9 月 にかけて 撤 退 させるとなっていた 1954 年 ( 昭 和 29 年 )7 月 26 日 ウィルソン 国 防 長 官 ( 前 職 は GM 社 の 社 長 という 実 業 家 である) は 日 本 から 本 国 に 撤 退 予 定 の 第 3 海 兵 師 団 を 沖 縄 に 移 駐 させるこ とを 提 案 し 各 軍 で 詳 しく 検 討 される 前 に 僅 か2 日 後 の 国 家 安 全 保 障 会 議 で 承 認 をされた この 決 定 に 対 し 東 京 の 極 東 軍 司 令 官 は 移 駐 コストと 土 地 接 収 の 観 点 から 海 兵 隊 の 沖 縄 移 駐 に 反 対 した ま た 統 合 参 謀 本 部 の 下 部 機 関 である 統 合 戦 略 計 画 委 員 会 が 同 年 11 月 にまとめた 検 討 結 果 では ソ 連 との 全 面 戦 争 が 勃 発 した 場 合 には 第 三 海 兵 師 団 はヨーロッパに 派 遣 されることが 予 定 されており 第 三 海 兵 師 団 を 沖 縄 に 移 駐 させることは 実 際 的 ではないとしていた 翌 年 5 月 那 覇 総 領 事 館 総 領 事 は 駐 日 大 使 に 国 防 長 官 の 決 定 はだれも 説 明 できない 深 刻 な 事 態 に 陥 っている 土 地 問 題 は 解 決 で きなくなるだろう と 打 電 し 日 本 本 土 から 沖 縄 への 海 兵 隊 の 移 駐 に 反 対 した 1957 年 ( 昭 和 32 年 ) 末 に 元 国 防 次 官 補 がアイゼンハワー 大 統 領 の 依 頼 によって 作 成 した 報 告 書 (ナッシュ レポート)は 沖 縄 の 海 兵 隊 は 機 動 性 に 欠 ける と 問 題 点 を 指 摘 していた 海 兵 隊 の 役 割 は 戦 争 となった 場 合 に 真 っ 先 に 戦 場 に 駆 けつけ 敵 前 上 陸 をは かることであり その 機 動 性 を 欠 いているということは 海 兵 隊 の 沖 縄 駐 留 は 軍 事 的 合 理 性 を 欠 いているということにほかならない 軍 事 的 合 理 性 を 欠 いたまま 日 本 国 内 の 反 米 軍 基 地 感 情 の 鎮 静 化 という 政 治 的 目 的 のために 海 兵 隊 の 沖 縄 移 駐 が 急 がれたことは 明 らかであった 日 本 本 では 1957 年 ( 昭 和 32 年 ) 中 には 伊 丹 飛 行 場 内 灘 演 習 場 など 1958 年 ( 昭 和 33 年 ) 中 には 新 潟 飛 行 場 小 牧 飛 行 場 キ ャンプ 岐 阜 など 1959 年 ( 昭 和 34 年 )には 北 海 道 演 習 場 辻 堂 演 習 場 キャンプ 千 歳 などが 返 還 されていき 近 畿 中 部 四 国 には ほとんど 米 軍 基 地 がなくなり 日 本 本 土 における 反 米 基 地 感 情 は 急 激 に 鎮 静 化 していった 1950 年 代 初 頭 の 日 本 の 独 立 回 復 時 から 1960 年 ( 昭 和 35 年 )の 安 保 改 定 までの 間 に 日 本 本 土 の 米 軍 基 地 面 積 は4 分 の1 以 下 に 減 少 していた 一 方 対 日 平 和 条 約 第 3 条 により 日 本 から 切 り 離 された 沖 縄 では あらたな 米 軍 基 地 建 設 のために いわゆる 銃 剣 とブルドーザー と 呼 ばれる 軍 用 地 の 強 制 接 収 も 行 われ 米 軍 基 地 が 拡 張 をされてい った そして 1956 年 ( 昭 和 31 年 )にはキャンプ シュワブ 辺 野 古 弾 薬 庫 1957 年 ( 昭 和 32 年 )にはキャンプ ハンセン 北 部 訓 練 15

16 場 キャンプ マクトリアス 1958 年 ( 昭 和 33 年 )にはキャンプ コートニーと 北 部 の 海 兵 隊 新 基 地 を 中 心 として 沖 縄 の 米 軍 基 地 が 拡 張 されていった 沖 縄 の 米 軍 基 地 面 積 は 1951 年 ( 昭 和 26 年 )には 124 平 方 キロ メートルであったものが 1960 年 ( 昭 和 35 年 )には 209 平 方 キロ メートルにまで 増 加 していた b 航 空 機 騒 音 被 害 の 沖 縄 へのシワ 寄 せ( 普 天 間 飛 行 場 が 第 36 海 兵 航 空 群 のホームベースとされた 経 緯 等 ) 普 天 間 飛 行 場 が 第 36 海 兵 航 空 軍 のホームベースとなったのは 1969 年 ( 昭 和 44 年 )のことであるが 日 本 本 土 の 基 地 負 担 の 軽 減 のためであった 米 国 防 総 省 が 1968 年 ( 昭 和 43) 年 12 月 に 策 定 した 在 日 米 軍 再 編 計 画 では 朝 鮮 半 島 有 事 の 際 に 海 兵 隊 の 航 空 機 は 到 着 までに 数 日 かかるため 決 定 的 な 役 割 を 果 たせないことや 牧 港 補 給 地 区 の 第 3 海 兵 補 給 群 は 財 政 的 組 織 的 に 非 効 率 などの 軍 事 的 理 由 を 挙 げ 普 天 間 飛 行 場 の 完 全 閉 鎖 のほか 第 26 連 隊 上 陸 団 を 米 本 土 へ 移 転 第 3 海 兵 補 給 軍 を 陸 軍 第 2 補 給 部 隊 に 統 合 するなど 在 沖 海 兵 隊 の 大 幅 な 削 減 が 提 案 されていた 完 全 閉 鎖 の 対 象 とされた 普 天 間 飛 行 場 は 1960 年 ( 昭 和 35 年 ) に 海 兵 隊 航 空 基 地 として 使 用 開 始 された 当 時 は 飛 行 場 と 周 辺 居 住 地 域 との 間 に 遮 蔽 もなかったものであり 1969 年 ( 昭 和 44 年 )の 時 点 においても ヘリコプター 部 隊 は 僅 かに 4 機 が 展 開 するのみであ った しかし 日 本 本 土 における 米 軍 基 地 負 担 を 軽 減 するため 普 天 間 飛 行 場 の 完 全 閉 鎖 を 含 む 在 沖 海 兵 隊 の 大 幅 削 減 の 計 画 は 見 送 られ 一 転 して 日 本 本 土 の 航 空 部 隊 の 移 駐 先 とされることとなった 国 防 総 省 は 当 時 撤 退 圧 力 が 高 まっていた 神 奈 川 県 の 厚 木 飛 行 場 に 展 開 する 航 空 機 の 移 転 先 として 岩 国 飛 行 場 と 普 天 間 飛 行 場 を 選 定 し 普 天 間 飛 行 場 は 完 全 閉 鎖 どころか 日 本 本 土 に 展 開 してい る 航 空 機 の 移 転 先 とされることになり 1969 年 ( 昭 和 44 年 )11 月 に 第 1 海 兵 航 空 団 第 36 海 兵 航 空 群 のホームベースとされた(( 川 名 晋 史 在 日 米 軍 基 地 再 編 を 巡 る 米 国 の 認 識 とその 過 程 起 点 とし ての 1968 年 国 相 安 全 保 障 第 42 巻 第 3 号 ) 日 本 の 首 都 圏 の 米 軍 航 空 機 騒 音 等 の 軽 減 の 必 要 という 政 治 的 事 情 により 軍 事 的 理 由 からは 閉 鎖 が 検 討 されていた 普 天 間 飛 行 場 が 第 36 海 兵 航 空 群 のホームベースとさたものであり そもそも 普 天 間 飛 行 場 が 海 兵 隊 航 空 基 地 の 拠 点 とされたことに 地 理 的 必 然 性 は なかったものである 他 方 1960 年 代 後 半 から 1970 年 代 前 半 にかけて 日 本 本 土 の 米 軍 基 地 は 首 都 圏 を 中 心 に 激 減 をした 1968 年 ( 昭 和 43 年 )の 米 軍 板 付 基 地 のF-4ファントム 戦 闘 機 が 九 州 大 学 構 内 に 墜 落 事 故 などにより 日 本 本 土 では 急 激 に 反 米 軍 16

17 基 地 感 情 が 高 まり 日 米 両 政 府 にとって 反 基 地 感 情 の 鎮 静 化 が 深 刻 な 政 治 課 題 となり 首 都 圏 を 中 心 とする 米 軍 基 地 の 整 理 縮 小 が 検 討 されることとなった 同 年 12 月 に 開 催 された 第 9 回 日 米 安 全 保 障 協 議 委 員 会 (SCC) において 日 米 双 方 が 日 本 のような 狭 隘 な 国 土 における 基 地 施 設 の 存 在 が 深 刻 な 問 題 を 惹 起 しているとの 認 識 を 示 し 米 軍 基 地 の 返 還 等 について 日 米 合 同 委 員 会 で 具 体 的 措 置 をとることとされた F 4 ファントム 戦 闘 機 の 墜 落 事 故 を 起 こした 板 付 基 地 は 軍 事 的 に は 朝 鮮 有 事 において 在 韓 米 空 軍 基 地 が 使 用 不 能 になった 場 合 には 決 定 的 に 重 要 な 役 割 を 果 たすと 位 置 づけられていたにもかかわらず ( 沖 縄 ソウル 間 は 1260 キロメートルであるのに 対 し 福 岡 ソ ウル 間 は 534 キロメートルと 半 分 にも 満 たない ) 1969 年 6 月 までに 分 散 作 戦 基 地 へ 転 換 (すなわち 運 用 停 止 )することとされた そして 1969 年 ( 昭 和 44 年 )6 月 の 日 米 合 同 委 員 会 における 中 間 報 告 までの 約 半 年 間 の 間 に 19 基 地 について 措 置 がとられた 同 年 12 月 の 第 12 回 SCC において 基 地 の 整 理 統 合 計 画 が 正 式 に 了 承 され 1971 年 ( 昭 和 46 年 )6 月 までに 横 田 基 地 からの 偵 察 部 隊 の 米 国 への 移 駐 や 戦 闘 部 隊 の 復 帰 直 前 の 沖 縄 嘉 手 納 基 地 へ の 移 駐 などが 決 まった 横 田 基 地 の 戦 闘 機 部 隊 は 1971 年 ( 昭 和 46 年 )3 月 から 沖 縄 嘉 手 納 基 地 への 移 駐 を 開 始 し 同 年 5 月 まで に 移 駐 を 完 了 した 輸 送 機 基 地 への 変 貌 した 横 田 基 地 の 航 空 機 騒 音 が 減 少 する 一 方 で 横 田 基 地 からのF-4 ファントム 戦 闘 機 の 移 駐 先 となった 嘉 手 納 基 地 の 基 地 機 能 は 強 化 され 戦 闘 機 騒 音 もさらに 激 化 することとなった 1973 年 ( 昭 和 48 年 )1 月 の 第 14 回 SCC において 関 東 平 野 地 域 における 施 設 区 域 の 整 理 統 合 計 画 ( 関 東 計 )が 了 承 され 同 月 中 に 日 米 合 同 委 員 会 で 関 東 計 画 の 実 施 が 合 意 された 関 東 計 画 の 内 容 は 1973 年 ( 昭 和 48 年 )から3 年 間 で 関 東 平 野 に 所 在 す る 空 軍 基 地 を 横 田 基 地 に 集 約 し 6つの 基 地 ( 府 中 空 軍 施 設 の 大 部 分 キャンプ 朝 霞 の 大 部 分 立 川 飛 行 場 関 東 村 住 宅 地 区 ジョン ソン 飛 行 場 の 大 部 分 水 戸 空 対 地 射 爆 撃 場 )を 日 本 に 返 還 するとい うものであり 日 本 本 土 の 米 軍 基 地 の 大 幅 削 減 はこうして 完 成 し 首 都 圏 を 中 心 として 目 に 見 える 形 で 米 軍 基 地 の 削 減 が 実 現 したこと により 日 本 本 土 における 米 軍 基 地 への 社 会 的 関 心 は 薄 れていった c 以 上 述 べたとおり 沖 縄 への 米 軍 基 地 集 中 という 構 造 は 日 本 本 土 の 反 米 軍 基 地 感 情 の 鎮 静 化 という 政 治 的 課 題 の 解 決 のため 日 本 本 土 に 駐 留 していた 海 兵 隊 日 本 の 首 都 圏 の 航 空 機 部 隊 の 沖 縄 への 移 駐 基 地 のしわ 寄 せによってつくられたものであり 地 理 的 軍 事 的 必 然 性 によるものではない (3) 埋 立 てによって 得 られる 利 益 に 関 するまとめ 安 保 条 約 に 基 づく 米 軍 の 日 本 駐 留 自 体 の 必 要 性 が 認 められることを 前 提 17

18 としても また 沖 縄 への 米 軍 海 兵 隊 の 駐 留 を 前 提 としても 海 兵 隊 航 空 基 地 を 沖 縄 に 置 かなければならないという 地 理 的 必 然 性 は 認 められず 普 天 間 飛 行 場 を 県 内 にしか 移 設 できないという 地 理 的 軍 事 的 根 拠 は 存 し ないものであり 埋 立 てによって 得 られる 利 益 は 相 対 的 に 高 度 なものと は 言 えないものである 3 埋 立 ての 遂 行 により 失 われる 利 益 ( 生 ずる 不 利 益 ) (1) 本 件 埋 立 は 全 国 の 在 日 米 軍 専 用 施 設 の 73.8 パーセントを 抱 える 沖 縄 県 内 において 米 軍 基 地 の 固 定 化 を 招 く 契 機 となり 基 地 負 担 について 格 差 や 過 重 負 担 の 固 定 化 に 繋 がるものである また 本 件 埋 立 対 象 地 は 自 然 環 境 的 観 点 から 極 めて 貴 重 な 価 値 を 有 する 地 域 であって いったん 本 件 埋 立 が 実 施 されると 現 況 の 自 然 への 回 復 がほぼ 不 可 能 であり また 今 後 本 件 埋 立 対 象 地 に 普 天 間 飛 行 場 代 替 施 設 が 建 設 さ れた 場 合 騒 音 被 害 の 増 大 は 住 民 の 生 活 や 健 康 に 大 きな 被 害 を 与 えるもので ある (2) 沖 縄 県 民 は 軍 事 戦 争 米 軍 基 地 の 存 在 のため 運 命 を 翻 弄 され 基 地 負 担 を 押 し 付 けられてきた そして 戦 後 70 年 を 経 過 した 今 日 においても 沖 縄 における 米 軍 基 地 の 存 在 は 沖 縄 の 振 興 開 発 を 進 める 上 で 大 きな 制 約 となっていることはもとよ り その 運 用 等 により 周 辺 住 民 をはじめ 県 民 生 活 に 様 々な 影 響 を 与 えている 日 本 の 国 土 面 積 のわずか 0.6 パーセントに 過 ぎない 狭 い 沖 縄 県 に 在 日 米 軍 専 用 施 設 面 積 の 73.8 パーセントに 及 ぶ 広 大 な 面 積 の 米 軍 基 地 ( 専 用 施 設 ) が 存 在 している 米 軍 基 地 は 県 土 面 積 の 約 10 パーセントを 占 め とりわ け 人 口 や 産 業 が 集 中 する 沖 縄 島 においては 約 18 パーセントを 米 軍 基 地 が 占 めている さらに 沖 縄 周 辺 には 28 か 所 の 水 域 と 20 ヵ 所 の 空 域 が 米 軍 の 訓 練 区 域 として 設 定 されるなど 陸 地 だけでなく 海 空 の 使 用 も 制 限 され ている 米 軍 基 地 には 日 本 国 内 法 令 が 適 用 されないものと 解 釈 運 用 されており また 日 米 地 位 協 定 による 排 他 的 管 理 権 などの 米 軍 の 特 権 が 認 められている ことから 地 方 公 共 団 体 からすれば 米 軍 基 地 の 存 在 とは 自 治 権 の 及 ばな い 地 域 存 在 にほかならない すなわち 県 土 面 積 の 約 10 パーセント 沖 縄 島 においては 約 18 パーセントにも 及 ぶ 地 域 について 自 治 権 が 奪 われて いることになり 巨 大 な 自 治 権 の 空 白 地 帯 となっている こうした 過 重 な 米 軍 基 地 の 存 在 は 都 市 形 成 や 交 通 体 系 の 整 備 並 びに 産 業 基 盤 の 整 備 など 地 域 の 振 興 開 発 を 図 る 上 で 大 きな 障 害 となっている 街 の 中 心 地 に 基 地 を 持 つ 沖 縄 島 中 部 の 主 要 都 市 では 周 辺 集 落 間 の 交 通 網 が 遮 断 さ れている また 基 地 周 辺 の 住 宅 商 業 地 域 はゾーニングもされないままス プロール 化 してできたため 住 宅 等 が 密 集 し 道 路 整 備 などが 不 十 分 な 状 況 になっている また 広 大 な 米 軍 基 地 の 存 在 は 県 民 生 活 や 自 然 環 境 に 様 々な 影 響 を 及 ぼ しており とりわけ 日 常 的 に 発 生 する 航 空 機 騒 音 による 基 地 周 辺 住 民 の 健 康 への 影 響 や 戦 闘 機 ヘリコプター 等 米 軍 機 の 墜 落 事 故 及 び 油 脂 類 赤 土 等 18

19 の 流 出 実 弾 演 習 による 山 林 火 災 や 被 弾 事 故 等 米 軍 基 地 に 起 因 する 事 件 事 故 等 による 県 民 生 活 及 び 環 境 への 影 響 が 問 題 となっている 飛 行 場 基 地 周 辺 においては 環 境 省 の 定 める 環 境 基 準 値 を 超 える 違 法 な 航 空 機 騒 音 が 発 生 しており 地 域 住 人 の 日 常 生 活 及 び 健 康 への 影 響 が 懸 念 され ている また 基 地 周 辺 の 学 校 では 授 業 が 度 々 中 断 されるなど 教 育 面 でも 影 響 が 出 ている キャンプ ハンセン 演 習 場 では 度 重 なる 実 弾 演 習 や それに 伴 う 山 林 火 災 の 発 生 等 により 大 切 な 緑 が 失 われ 山 肌 がむき 出 しになるなど かけが えのない 自 然 環 境 が 損 なわれている その 他 同 演 習 場 では 無 数 の 不 発 弾 が 存 在 し その 処 理 には 莫 大 な 費 用 と 長 い 年 月 を 要 することが 予 想 される 米 軍 航 空 機 関 連 の 事 故 は 復 帰 後 平 成 24 年 12 月 末 現 在 で 540 件 (うち 墜 落 43 件 ) 発 生 している 航 空 機 事 故 は 一 歩 間 違 えば 住 民 を 巻 き 込 む 大 惨 事 になりかねないものであり 周 辺 住 民 はもとより 県 民 に 大 きな 不 安 を 与 えている 平 成 10 年 7 月 にキャンプ ハンセン 内 で 発 生 した 海 兵 隊 所 属 のヘリコプ ター 墜 落 事 故 をはじめ 平 成 11 年 4 月 には 海 兵 隊 所 属 のヘリコプターが 北 部 訓 練 所 の 沖 合 に 墜 落 する 事 故 ( 乗 員 4 名 死 亡 ) 同 年 6 月 にはハリアー 機 が 嘉 手 納 飛 行 場 を 離 陸 後 滑 走 路 に 墜 落 する 事 故 平 成 14 年 8 月 には 嘉 手 納 基 地 所 属 の 戦 闘 機 が 沖 縄 本 島 の 南 約 60 マイル( 約 100 キロメートル)の 海 上 に 墜 落 する 事 故 平 成 16 年 8 月 13 日 には 沖 縄 国 際 大 学 構 内 への 海 兵 隊 所 属 のヘリコプター 墜 落 事 故 平 成 18 年 1 月 17 日 には 嘉 手 納 基 地 所 属 の 戦 闘 機 が 嘉 手 納 飛 行 場 から 北 東 へ 55 マイルの 訓 練 区 域 内 の 海 上 へ 墜 落 する 事 故 平 成 20 年 10 月 24 日 には 嘉 手 納 飛 行 場 のエアロクラブ 所 属 のセスナ 機 が 名 護 市 真 喜 屋 の 畑 地 に 墜 落 した 事 故 が 発 生 し 県 民 に 大 きな 不 安 と 衝 撃 を 与 えた その 他 米 軍 人 等 による 刑 法 犯 罪 は 沖 縄 県 警 察 本 部 の 統 計 によると 昭 和 47 年 の 日 本 復 帰 から 平 成 24 年 12 月 末 までに 5,801 件 にのぼり そのう ち 凶 悪 事 件 が 570 件 粗 暴 犯 が 1,045 件 も 発 生 するなど 県 民 の 生 命 生 活 及 び 財 産 に 大 きな 影 響 を 及 ぼしている そして 圧 倒 的 な 県 民 世 論 は 本 件 埋 立 に 反 対 をしている 平 成 7 年 10 月 21 日 に8 万 5000 人 が 参 加 した 基 地 の 整 理 縮 小 地 位 協 定 の 見 直 し 等 を 求 める 県 民 総 決 起 大 会 から 平 成 27 年 5 月 17 日 に3 万 5000 人 が 参 加 した 県 民 大 会 まで くり 返 して 基 地 の 整 理 縮 小 を 求 め 新 基 地 に 反 対 する 民 意 を 示 してきた 平 成 8 年 9 月 8 日 に 実 施 された 県 民 投 票 では 約 89 パーセン トが 日 米 地 位 協 定 の 見 直 し 及 び 基 地 の 整 理 縮 小 に 賛 成 し 平 成 9 年 12 月 21 日 に 実 施 された 名 護 市 住 民 投 票 では 過 半 数 が 新 基 地 建 設 に 反 対 をした 平 成 22 年 1 月 24 日 の 名 護 市 長 選 挙 平 成 26 年 1 月 29 日 の 名 護 市 長 選 挙 で は 辺 野 古 新 基 地 建 設 に 反 対 する 稲 嶺 進 候 補 が 当 選 をした 平 成 22 年 11 月 28 日 の 沖 縄 県 知 事 選 挙 では 日 米 合 意 の 見 直 しと 普 天 間 基 地 の 県 外 移 設 の 実 現 を 強 く 求 めることを 公 約 として 掲 げた 仲 井 眞 弘 多 候 補 が 当 選 した そ して 仲 井 眞 前 知 事 による 本 件 埋 立 承 認 後 の 平 成 26 年 11 月 16 日 に 行 われ た 沖 縄 県 知 事 選 挙 では 辺 野 古 新 基 地 建 設 に 反 対 する 翁 長 雄 志 候 補 が 本 件 19

20 埋 立 承 認 をした 仲 井 眞 弘 多 候 補 に 10 万 票 以 上 の 大 差 をつけて 当 選 した 平 成 26 年 12 月 14 日 に 行 われた 衆 議 院 選 挙 では 沖 縄 県 内 の 小 選 挙 区 のすべ てで 辺 野 古 新 基 地 建 設 に 反 対 する 候 補 が 当 選 した 今 日 新 たに 恒 久 的 な 海 兵 隊 航 空 基 地 を 沖 縄 県 内 に 建 設 することは 県 民 の 意 思 に 反 して この 70 年 余 に 及 ぶ 過 重 な 基 地 負 担 格 差 を さらに 将 来 にわたって 固 定 化 することにほかならない (3) 2 号 要 件 について 後 述 するとおり 本 件 埋 立 対 象 地 は 豊 かで 貴 重 な 自 然 生 態 系 をなし 希 少 生 物 等 の 生 息 地 として 極 めて 高 い 自 然 環 境 価 値 を 有 す る 地 域 である また 美 しい 眺 望 と 静 謐 さを 兼 ね 備 え 良 好 な 大 気 環 境 水 環 境 に 恵 まれ この 良 好 な 環 境 はリゾート 事 業 にとっても 高 い 価 値 を 有 する ものである そして 本 件 埋 立 を 遂 行 することは 辺 野 古 周 辺 の 生 態 系 海 域 生 物 (ウ ミガメ) サンゴ 類 海 草 藻 類 ジュゴンに 重 大 な 悪 影 響 を 与 えるものであ り また 埋 立 土 砂 による 外 来 種 の 侵 入 が 強 く 懸 念 され 航 空 機 騒 音 低 周 波 による 被 害 を 住 民 に 生 じさせものである (4) 埋 立 ての 遂 行 により 失 われる 利 益 ( 生 ずる 不 利 益 ) のまとめ 以 上 述 べたとおり 豊 かで 貴 重 な 自 然 環 境 と 良 好 な 生 活 環 境 を 破 壊 して 新 基 地 を 建 設 し 沖 縄 の 過 重 な 基 地 負 担 をさらに 将 来 にわたって 固 定 化 する 不 利 益 は 看 過 できないものであり 埋 立 てにより 失 われる 利 益 ( 生 ずる 不 利 益 ) は 重 大 である 4 1 号 要 件 の 充 足 ついての 結 論 本 件 埋 立 により 得 られる 利 益 と 本 件 埋 立 により 失 われる 利 益 ( 生 ずる 不 利 益 ) とを 比 較 衡 量 して 総 合 的 に 判 断 した 場 合 国 土 利 用 上 適 正 且 合 理 的 ナルコ ト とは 言 えず 法 第 4 第 1 項 第 1 号 の 要 件 を 充 足 していないものと 判 断 され 本 件 埋 立 承 認 には 瑕 疵 がある 5 1 号 要 件 に 係 る 考 慮 要 素 の 選 択 や 判 断 過 程 の 合 理 性 の 欠 如 執 行 停 止 申 立 人 審 査 請 求 者 は 執 行 停 止 申 立 書 審 査 請 求 書 において 前 知 事 の 判 断 に 不 合 理 な 点 はなく 裁 量 権 の 逸 脱 濫 用 は 認 められない として いるが 以 下 のとおり 1 号 要 件 ( 埋 立 ての 必 要 性 を 含 む )の 判 断 に 係 る 考 慮 要 素 の 選 択 や 判 断 の 過 程 は 合 理 性 を 欠 いていたものである (1) 埋 立 ての 必 要 性 埋 立 ての 必 要 性 ( 審 査 基 準 においては 埋 立 ての 必 要 性 及 び 法 第 4 条 第 1 項 第 1 号 の 周 辺 の 土 地 利 用 の 現 況 からみて 不 釣 り 合 いな 土 地 利 用 と なっていないか 埋 立 ての 規 模 及 び 位 置 が 適 切 か )について 具 体 的 実 質 的 な 審 査 を 行 った 形 跡 がみとめられないこと 抑 止 力 論 等 についての 沖 縄 県 と 防 衛 省 との 間 の2 次 にわたる 質 疑 応 答 についても 埋 立 ての 必 要 性 に ついての 本 件 審 査 の 対 象 としていないことなど 審 査 の 実 態 は 埋 立 必 要 理 由 書 の 記 載 の 形 式 的 な 確 認 にとどまっておりその 内 容 の 合 理 性 妥 当 性 等 について 検 討 を 行 っていないものと 判 断 される 埋 立 ての 必 要 性 の 審 査 については 1 本 件 審 査 結 果 において 普 天 間 飛 行 場 移 設 の 必 要 性 から 直 ちに 本 件 埋 立 対 象 地 ( 辺 野 古 地 区 )での 埋 立 ての 必 要 性 ( 審 査 基 準 においては 埋 立 ての 必 要 性 周 辺 の 土 地 20

21 利 用 の 現 況 からみて 不 釣 り 合 いな 土 地 利 用 となっていないか 埋 立 ての 規 模 及 び 位 置 が 適 切 か )があるとした 点 に 論 理 の 飛 躍 ( 審 査 の 欠 落 )がある こと 2 本 件 埋 立 必 要 理 由 書 で 説 明 している 本 件 埋 立 対 象 地 についての 埋 立 ての 必 要 性 については 重 大 な 疑 念 があり 埋 立 ての 必 要 性 が 存 在 すると 認 定 することは 困 難 であること 3その 審 査 の 実 態 においても 具 体 的 審 査 がなされていないことなどの 点 から 考 慮 要 素 の 選 択 や 判 断 の 過 程 は 合 理 性 を 欠 いていたものである (2) 自 然 環 境 及 び 生 活 環 境 等 2 号 要 件 に 関 して 後 述 するとおり 環 境 影 響 評 価 手 続 における 免 許 権 者 等 で 示 された 問 題 点 に 対 応 できていないこと 定 量 評 価 をしておらず 明 らか に 誤 った 記 載 があり その 他 記 載 に 丁 寧 さ 慎 重 さを 欠 くといった 問 題 点 が あることから 環 境 保 全 措 置 が 問 題 の 現 況 及 び 影 響 を 的 確 に 把 握 し これに 対 する 措 置 が 適 正 に 講 じられているとは 言 い 難 く かつその 程 度 も 十 分 とは 認 めがたいこと といった 問 題 点 がある また 環 境 影 響 評 価 手 続 での 問 題 や 環 境 保 全 措 置 については 事 後 的 に 必 要 に 応 じて 専 門 家 の 指 導 助 言 を 得 て 必 要 な 措 置 を 講 じる との 意 見 表 明 だけで 当 該 環 境 保 全 措 置 の 全 てが 適 正 かつ 十 分 と 認 められないこと 等 種 々の 問 題 がある 自 然 環 境 及 び 生 活 環 境 等 に 悪 影 響 が 生 じることについては 平 成 24 年 3 月 27 日 付 普 天 間 飛 行 場 代 替 施 設 建 設 事 業 に 係 る 環 境 影 響 評 価 書 に 対 する 意 見 ( 土 海 第 1317 号 農 港 第 1581 号 )( 以 下 知 事 意 見 という ) において 名 護 市 辺 野 古 沿 岸 全 域 を 事 業 実 施 区 域 とする 当 該 事 業 は 環 境 の 保 全 上 重 大 な 問 題 があると 考 える また 当 該 評 価 書 で 示 された 環 境 保 全 措 置 等 では 事 業 実 施 区 域 周 辺 の 生 活 環 境 及 び 自 然 環 境 の 保 全 を 図 ることは 不 可 能 である とされていたものであり また 本 件 埋 立 承 認 の 約 1か 月 前 に 提 出 された 平 成 25 年 11 月 29 日 付 公 有 水 面 埋 立 承 認 申 請 書 に 関 する 意 見 について( 回 答 ) ( 環 政 第 1033 号 )( 以 下 環 境 生 活 部 長 意 見 とい う )においては 当 該 事 業 の 承 認 申 請 書 に 示 された 環 境 保 全 措 置 等 では 不 明 な 点 があり 事 業 実 施 区 域 周 辺 域 の 生 活 環 境 及 び 自 然 環 境 の 保 全 について の 懸 念 が 払 拭 できない とされていたことを 考 えると 上 記 の 問 題 点 が 適 切 に 考 慮 されるべきことは 明 らかであり 考 慮 要 素 の 選 択 及 び 判 断 の 過 程 は 合 理 性 を 欠 いているものである 以 上 のとおり 自 然 環 境 等 及 び 生 活 環 境 等 ( 審 査 基 準 においては 法 第 4 条 第 1 項 第 1 号 の 埋 立 てにより 地 域 社 会 にとって 生 活 環 境 等 の 保 全 の 観 点 か らみて 現 に 重 大 な 意 味 をもっている 干 潟, 浅 海, 海 浜 等 が 失 われることにな らないか 及 び 埋 立 地 の 用 途 から 考 えられる 大 気, 水, 生 物 等 の 環 境 への 影 響 の 程 度 が 当 該 埋 立 てに 係 る 周 辺 区 域 の 環 境 基 準 に 照 らして 許 容 できる 範 囲 にとどまっているか )について 考 慮 要 素 の 選 択 や 判 断 の 過 程 は 合 理 性 を 欠 いていたものである (3) 沖 縄 県 における 過 重 な 基 地 負 担 や 基 地 負 担 についての 格 差 の 固 定 化 沖 縄 県 における 過 重 な 基 地 負 担 や 基 地 負 担 の 格 差 すなわち 戦 後 70 年 余 にわたって 沖 縄 県 に 広 大 な 米 軍 基 地 が 維 持 された 結 果 全 国 の 在 日 米 軍 専 用 施 設 の 73.8 パーセントが 沖 縄 県 に 集 中 して 他 の 地 域 との 著 しい 基 地 負 担 21

22 の 格 差 が 生 じていること 米 軍 基 地 には 排 他 的 管 理 権 等 のため 自 治 権 が 及 ば ないことにより 広 大 な 米 軍 基 地 の 存 在 が 沖 縄 県 の 地 域 振 興 の 著 しい 阻 害 要 因 となっていること 米 軍 基 地 に 起 因 する 様 々な 負 担 被 害 が 生 じていること 沖 縄 県 民 が 過 重 な 基 地 負 担 格 差 の 是 正 を 求 めていること 等 は 何 人 もが 知 っている 公 知 の 事 実 である そして 新 たに 海 兵 隊 航 空 基 地 を 建 設 すること は この 沖 縄 県 における 過 重 な 基 地 負 担 や 基 地 負 担 の 格 差 を 固 定 化 するもの であり その 不 利 益 は 顕 著 なものである 次 に 述 べるとおり 沖 縄 県 における 過 重 な 基 地 負 担 や 基 地 負 担 についての 格 差 の 固 定 化 という 不 利 益 は 国 土 利 用 上 適 正 且 合 理 的 ナルコト の 総 合 判 断 の 重 要 な 判 断 要 素 であると 考 えられるにもかかわらず 適 切 に 考 慮 され ていないのであるから 考 慮 要 素 の 選 択 及 び 判 断 の 過 程 は 合 理 性 を 欠 いてい るものである (4) 国 土 利 用 上 適 正 且 合 理 的 ナルコト 国 土 利 用 上 適 正 且 合 理 的 ナルコト という 要 件 はいわゆる 規 範 的 要 件 で あり 前 述 のとおり その 評 価 を 根 拠 づける 事 実 ( 埋 立 てにより 得 られる 利 益 )とその 評 価 を 障 害 する 事 実 ( 埋 立 てにより 失 われる 利 益 ( 生 ずる 不 利 益 )) を 総 合 的 に 判 断 して 行 うべきものである 先 に 検 討 したとおり 埋 立 てによって 得 られる 利 益 すなわち 埋 立 て の 必 要 性 については 埋 立 必 要 理 由 書 記 載 の 理 由 に 実 証 的 根 拠 が 認 めら れないのに 対 し 他 方 で 埋 立 てによって 失 われる 利 益 ( 生 ずる 不 利 益 )は 自 然 環 境 及 び 生 活 環 境 等 に 重 大 な 悪 影 響 を 与 え 沖 縄 県 における 過 重 な 基 地 負 担 や 基 地 負 担 についての 格 差 を 固 定 化 するものであるから その 不 利 益 の 程 度 は 重 いものであり 両 者 を 衡 量 すると 不 利 益 が 利 益 を 上 回 るものであ る 審 査 の 過 程 において このような 衡 量 がなされたものとは 認 められず 1 号 要 件 の 判 断 において 考 慮 要 素 の 選 択 及 び 判 断 の 過 程 は 合 理 性 を 欠 いてい たものである 6 小 括 以 上 述 べたとおり 本 件 埋 立 承 認 出 願 は 国 土 利 用 上 適 正 且 合 理 的 ナルコト という1 号 要 件 を 充 足 しないにもかかわらず 承 認 がなされたものであり その 判 断 に 係 る 考 慮 要 素 の 選 択 や 判 断 の 過 程 は 合 理 性 を 欠 いていたものであるか ら 1 号 要 件 を 充 足 するとした 承 認 の 判 断 には 瑕 疵 がある 22

23 第 3 2 号 要 件 について 1 2 号 要 件 の 意 義 公 有 水 面 埋 立 法 の 第 4 条 1 項 第 2 号 は 其 ノ 埋 立 ガ 環 境 保 全 及 災 害 防 止 ニ 付 十 分 配 慮 セラレタルモノナルコト と 定 めている 埋 立 を 取 り 巻 く 社 会 経 済 環 境 は 時 代 とともにその 様 相 を 異 にする 環 境 保 全 措 置 が 具 体 的 に 十 分 と 認 められるか どうかは 判 断 時 点 における 環 境 保 全 をめぐる 社 会 情 勢 を 考 慮 して 判 断 されるべきものである そして 近 年 は 世 界 的 に 環 境 保 全 に 対 する 取 組 みが 高 まりを 増 している 環 境 法 制 についていえば 平 成 4 年 6 月 にリオデジャネイロで 環 境 と 開 発 に 関 する 国 連 会 議 (リオ 地 球 サミット)が 開 催 された 後 の 平 成 5 年 環 境 基 本 法 が 制 定 された 同 法 は 環 境 保 全 について 環 境 を 健 全 で 恵 み 豊 かなものと して 維 持 することが 人 間 の 健 康 で 文 化 的 な 生 活 に 欠 くことのできないものであ ること 生 態 系 が 微 妙 な 均 衡 を 保 つことによって 成 り 立 っており 人 類 の 存 続 の 基 盤 である 限 りある 環 境 が 人 間 の 活 動 による 環 境 への 負 荷 によって 損 なわ れるおそれが 生 じていること を 踏 まえて 現 在 及 び 将 来 の 世 代 の 人 間 が 健 全 で 恵 み 豊 かな 環 境 の 恵 沢 を 享 受 するとともに 人 類 の 存 続 の 基 盤 である 環 境 が 将 来 にわたって 維 持 されるように 適 切 に 行 われなければならない とする( 同 法 3 条 ) この 理 念 のもと 同 法 は 第 21 条 において 環 境 の 保 全 上 の 支 障 を 防 止 するための 規 制 を 講 じなければならないとする さらに 平 成 9 年 には 環 境 影 響 評 価 法 が 制 定 され 平 成 20 年 には 生 物 多 様 性 の 価 値 と 重 要 性 を 指 摘 する 生 物 多 様 性 基 本 法 が 制 定 されるに 至 った このように 環 境 及 び 環 境 保 全 についての 価 値 重 要 性 は 時 代 とともに 大 きく 変 化 してきた 上 記 環 境 法 制 の 発 展 からもわかる 通 り 高 度 経 済 成 長 期 を 経 て 深 刻 な 公 害 問 題 を 経 験 したこの 数 十 年 の 間 に 社 会 の 環 境 に 対 する 意 識 や 環 境 保 全 に 求 める 水 準 は 相 当 に 高 くなってきているのである したがって 法 における 十 分 配 慮 との 要 件 を 充 足 するか 否 かは 環 境 保 全 についての 現 在 の 社 会 水 準 を 踏 まえた 慎 重 な 判 断 がなされなければならな い 2 本 件 埋 立 対 象 地 の 有 する 価 値 と 本 件 埋 立 による 損 失 (1) 本 件 埋 立 対 象 地 の 有 する 環 境 的 価 値 ア 自 然 環 境 (ア) 辺 野 古 崎 大 浦 湾 の 自 然 生 態 系 a 地 理 的 特 徴 辺 野 古 崎 大 浦 湾 は 沖 縄 県 のうち 沖 縄 島 名 護 市 東 海 岸 にあり 太 平 洋 に 面 する 地 区 に 位 置 する 同 地 域 は サンゴ 礁 が 広 がる 辺 野 古 崎 周 辺 と 外 洋 的 環 境 から 内 湾 的 環 境 の 特 徴 を 持 つ 大 浦 湾 が 一 体 となって 存 在 するという 極 めてまれな 地 理 的 特 徴 を 有 する そして 辺 野 古 崎 周 辺 のサンゴ 礁 には 準 絶 滅 危 惧 種 に 指 定 されているリュウキュウス ガモ ベニアマモなど7 種 の 海 草 の 藻 場 が 安 定 的 に 広 がっている 辺 野 古 崎 に 隣 接 する 大 浦 湾 は 全 体 的 に 水 深 が 深 くなっているが 湾 奥 は 海 底 が 砂 れきから 泥 へと 移 り 変 わり 水 深 が 深 くなるスロープラ 23

24 インに 沿 ってユビエダハマサンゴの 大 群 集 が 分 布 する 平 成 19 年 9 月 には 大 浦 湾 の 東 部 に 高 さ 12 メートル 幅 30 メートル 長 さ 50 メートルの 広 範 囲 にわたる 絶 滅 危 惧 種 のアオサンゴ 群 落 (チリビシの 青 サンゴ 群 集 )が 発 見 された 湾 奥 の 大 浦 川 や 汀 間 川 の 河 口 付 近 には オヒルギやメヒルギといった 大 規 模 なマングローブ 林 や 干 潟 が 広 がっ ている さらに 辺 野 古 崎 と 大 浦 湾 の 接 点 である 大 浦 湾 西 部 の 深 部 に は 琉 球 列 島 では 特 異 な 砂 泥 地 が 広 がっている b 生 態 系 の 特 徴 環 境 省 は 絶 滅 の 恐 れのある 野 生 生 物 ( 動 植 物 )について レッ ドリスト を 作 成 し 公 表 している レッドリストでは 絶 滅 危 惧 のカ テゴリーとして 保 全 の 必 要 性 の 高 い 順 に 絶 滅 危 惧 Ⅰ 類 (CR+EN) 絶 滅 危 惧 Ⅱ 類 (VU) 準 絶 滅 危 惧 (NT)の3 区 分 に 分 類 している 辺 野 古 崎 大 浦 湾 は レッドリストの 中 でも 最 も 要 保 全 性 の 高 い 絶 滅 危 惧 IA 類 (CR)に 指 定 されているジュゴンの 生 息 域 に 位 置 し 海 草 のみを 餌 とするジュゴンの 生 息 には 欠 かせない 餌 場 となってい る 同 地 域 のサンゴ 礁 には カクレクマノミなど 沖 縄 に 生 息 する6 種 のクマノミ 全 てが 観 察 され トカゲハゼのような 希 少 種 など 魚 類 が 豊 富 に 生 息 し 絶 滅 危 惧 Ⅱ 類 (VU)のエリグロアジサシなど 渡 り 鳥 の 生 息 地 ともなっている 公 益 財 団 法 人 世 界 自 然 保 護 基 金 ジャパン(W WFジャパン)が 平 成 21 年 に 行 った 調 査 では 大 浦 湾 においてわず か1 週 間 の 調 査 で 36 種 の 新 種 及 び 国 内 初 記 録 の 25 種 の 十 脚 甲 殻 類 (エビ カニ 類 )などの 生 息 が 確 認 されるなど 生 物 学 的 にも 貴 重 な 地 域 である 河 口 部 のマングローブ 干 潟 には トカゲハゼなどの 魚 類 のほか ミナミコメツキガニといった 甲 殻 類 シマカノコ マング ローブアマガイなどの 底 生 生 物 などレッドリスト 掲 載 の 生 物 が 多 数 生 息 している さらに 大 浦 湾 西 深 部 の 砂 泥 地 は 詳 細 な 生 息 地 が 知 ら れていなかったオキナワハナムシロや 新 種 の 甲 殻 類 など 特 異 的 な 生 物 群 と 希 少 種 が 分 布 するなど サンゴ 礁 の 発 達 する 琉 球 列 島 の 中 にあっ て 極 めて 特 異 な 生 物 相 を 有 する c 辺 野 古 崎 大 浦 湾 が 貴 重 な 自 然 環 境 として 評 価 されていること 豊 かな 自 然 環 境 を 有 する 辺 野 古 崎 大 浦 湾 は 沖 縄 県 の 自 然 環 境 の 保 全 に 関 する 指 針 ( 平 成 10 年 ) により 沿 岸 地 域 の 大 部 分 が 評 価 ランクⅠとして 自 然 環 境 の 厳 格 な 保 護 を 図 る 地 域 とされてきた また 同 地 域 は レッドリスト 掲 載 種 を 多 数 育 むなど 生 物 多 様 性 の 見 地 から 保 全 上 の 配 慮 をすべき 地 域 として 平 成 13 年 に 環 境 省 により 日 本 の 重 要 湿 地 500 に 選 定 されている さらに 海 洋 生 物 多 様 性 保 全 戦 略 ( 環 境 省 ; 平 成 23 年 )の 海 域 の 特 性 を 踏 まえた 対 策 の 推 進 の 記 述 においては 藻 場 干 潟 サンゴ 礁 などの 浅 海 域 の 湿 地 は 規 模 にかかわらず 貝 類 や 甲 殻 類 の 幼 生 仔 稚 魚 などが 移 動 分 散 する 際 に 重 要 な 役 割 を 果 たしている 場 合 があり 科 学 的 知 見 を 踏 まえ この ような 湿 地 間 の 相 互 のつながりの 仕 組 みや 関 係 性 を 認 識 し 残 された 藻 場 干 潟 やサンゴ 礁 の 保 全 相 互 のつながりを 補 強 する 生 物 の 住 み 24

25 場 所 の 再 生 修 復 創 造 を 図 っていくことが 必 要 である とされ そ の 重 要 性 が 強 調 されている 生 物 多 様 性 国 家 戦 略 に おいては ジュゴンについて 引 き 続 き 生 息 環 境 生 態 等 の 調 査 や 漁 業 者 との 共 生 に 向 けた 取 組 を 進 めるとともに 種 の 保 存 法 の 国 内 希 少 野 生 動 植 物 種 の 指 定 も 視 野 に 入 れ 情 報 の 収 集 等 に 努 めます と され その 保 全 が 急 務 となっている ジュゴンの 保 護 は 国 際 的 な 関 心 事 となっており 国 際 自 然 保 護 連 合 (IUCN)においては 平 成 12 年 平 成 16 年 に 次 いで 平 成 20 年 のバルセロナ 総 会 でも 2010 年 国 連 国 際 生 物 多 様 性 年 におけるジュゴ ン 保 護 の 推 進 が 決 議 されている d ラムサール 条 約 登 録 湿 地 要 件 を 充 たす 国 際 的 に 重 要 な 湿 地 であるこ と 埋 立 予 定 地 である 大 浦 湾 に 注 ぎ 込 む 大 浦 川 及 び 河 口 域 は 平 成 22 年 9 月 30 日 時 点 で 環 境 省 によりラムサール 条 約 湿 地 潜 在 候 補 地 として 選 定 されている ラムサール 条 約 ( 特 に 水 鳥 の 生 息 地 として 国 際 的 に 重 要 な 湿 地 に 関 する 条 約 )は 干 潟 をはじめとする 湿 地 保 全 の 重 要 性 が 国 際 的 に 認 識 されたことから 昭 和 46 年 に 採 択 され 以 後 湿 地 の 保 全 は 国 際 的 な 課 題 となっている 日 本 は 昭 和 55 年 にラムサ ール 条 約 を 批 准 し 現 在 の 日 本 における 同 条 約 登 録 湿 地 の 数 は 46 か 所 となっている ラムサール 条 約 は その 名 が 示 すとおり かつては 水 鳥 の 保 護 を 中 心 とした 条 約 であったが 現 在 では 広 く 湿 地 の 保 護 を 目 的 とするものとなっている 登 録 湿 地 の 基 準 については 現 在 は9 の 基 準 が 示 されており そのいずれかに 該 当 すれば 登 録 湿 地 の 要 件 を 充 たすものと 評 価 される 我 が 国 においては 国 際 的 に 重 要 な 湿 地 であること( 国 際 的 な 基 準 のうちいずれかに 該 当 すること) 国 の 法 律 ( 自 然 公 園 法 鳥 獣 保 護 法 など)により 将 来 にわたって 自 然 環 境 の 保 全 が 図 られること 地 元 住 民 などから 登 録 への 賛 意 が 得 られること が 登 録 基 準 とされており 国 際 的 に 重 要 な 湿 地 であ ること の 要 件 については 環 境 省 が 平 成 13 年 12 月 に 選 定 した 日 本 の 重 要 湿 地 500 から 登 録 湿 地 がほぼ 選 定 されるという 方 法 が 採 ら れている 辺 野 古 崎 大 浦 湾 については 上 記 のとおり 重 要 湿 地 500 選 に 含 まれている また ラムサール 条 約 登 録 湿 地 の 国 際 的 な 基 準 に 照 らしても 環 境 省 レッドリストにおいて 絶 滅 危 惧 種 IA 類 (CR) のジュゴンの 生 息 地 となっていること( 基 準 1) アマモ 類 の 大 きな 群 落 による 藻 場 が 形 成 されていること( 基 準 8) 大 浦 湾 についても 日 本 の 重 要 湿 地 500 への 選 定 理 由 とされている 危 急 種 である 底 生 生 物 が 多 く 生 息 することやマングローブ 林 の 前 後 に 存 する 水 溜 まり に 止 水 性 昆 虫 の 種 の 多 様 性 が 高 いことから 優 に 国 際 的 に 重 要 な 湿 地 の 要 件 は 充 たしていることとなる このように 辺 野 古 崎 周 辺 の 海 域 は ラムサール 条 約 締 結 のための 基 準 を 優 に 充 たしているもので あり 国 際 的 に 重 要 な 湿 地 であることは 明 らかである e 陸 域 生 物 の 要 保 護 性 も 高 いこと 25

26 陸 域 については 辺 野 古 ダム 周 辺 から 土 砂 が 採 取 され 森 林 が 改 変 さ れる 計 画 となっているが 当 該 区 域 には 国 指 定 天 然 記 念 物 であるカラ スバト 等 の 重 要 な 種 が 多 数 確 認 され 植 生 はリュウキュウマツ 群 落 等 から 沖 縄 島 北 部 の 極 相 林 であるイタジイ 群 落 への 遷 移 の 過 程 にあり 環 境 保 全 指 針 においてその 大 部 分 が 自 然 環 境 の 保 護 保 全 を 図 る 区 域 であるランクⅡと 評 価 される 区 域 である (イ) 辺 野 古 崎 大 浦 湾 に 生 息 する 希 少 生 物 等 の 価 値 a ジュゴン ジュゴンは 西 太 平 洋 からインド 洋 の 熱 帯 及 び 亜 熱 帯 の 浅 海 域 に 生 息 している 一 般 に 生 息 には 水 温 と 気 温 が 20 度 以 上 の 環 境 が 必 要 とされており 西 太 平 洋 における 分 布 域 では 沖 縄 県 の 周 辺 海 域 が 北 限 にあたる ジュゴンの 分 布 は 広 い 範 囲 に 及 ぶが 生 息 域 が 不 連 続 であるため それぞれの 集 団 ( 個 体 群 )が 地 域 固 有 のものである と 考 えられている 日 本 におけるジュゴンの 分 布 域 は 鹿 児 島 県 の 奄 美 大 島 以 南 と 考 えられていたが 近 年 ジュゴンの 目 撃 例 は 沖 縄 本 島 の 周 辺 海 域 に 限 られている ジュゴンは 国 際 自 然 保 護 連 合 (IUCN)のレッドデータブック において 野 生 絶 滅 種 に 次 ぐ 絶 滅 危 機 種 に 分 類 され そのうちの 危 急 ( 野 生 状 態 で 中 期 的 に 絶 滅 する 危 険 を 孕 んでいる 種 )に 分 類 され ており 世 界 の 多 くの 場 所 で 捕 獲 禁 止 とされている 日 本 哺 乳 類 学 会 は 沖 縄 ジュゴンについて 個 体 数 が 50 頭 未 満 であるとの 判 断 のもとに IUCN 基 準 上 の 近 絶 滅 種 ( 近 い 将 来 に 高 い 確 率 で 野 生 では 絶 滅 に 至 る 危 機 にある 種 )に 相 当 する 絶 滅 危 惧 種 に 指 定 し ている また 水 産 庁 の 日 本 の 希 少 な 野 生 生 物 に 関 するデータブ ック でも 同 じく 絶 滅 危 惧 種 に 指 定 されている このように ジュゴンは 最 も 絶 滅 が 危 惧 される 生 物 の 一 つとし て その 保 全 の 必 要 性 は 極 めて 大 きい b 海 草 藻 場 辺 野 古 から 宜 野 座 松 田 までの 礁 池 内 には 絶 滅 のおそれのある 野 生 生 物 の 種 のリスト- 植 物 Ⅰ( 維 管 束 植 物 ) (レッドリスト) において 準 絶 滅 危 惧 種 に 指 定 されているボウバアマモ リュウキ ュウアマモ リュウキュウスガモ 等 で 構 成 される 海 草 藻 場 が 広 がり 環 境 省 が 日 本 の 重 要 湿 地 500 として 選 定 している 水 底 で 海 草 類 が 群 落 状 に 生 育 する 場 所 をいう 海 草 藻 場 は 国 の 天 然 記 念 物 に 指 定 されているジュゴンの 餌 場 であることはもとよ り 水 質 を 浄 化 する 機 能 や 底 質 を 安 定 化 する 機 能 をもっており 生 物 の 繁 殖 場 生 育 場 としての 重 要 性 があることも 知 られている こ うしたさまざまな 機 能 により 海 草 藻 場 は 微 小 動 物 から 大 型 の 貝 カニ エビ ナマコ 魚 類 などに 至 る 様 々な 生 物 の 共 存 を 可 能 にし て 生 物 の 多 様 性 を 育 んでいる 海 草 藻 場 は まさに 辺 野 古 大 浦 湾 の 生 物 多 様 性 を 根 底 にて 支 26

27 えているものであるから その 存 在 価 値 は 高 く 保 全 の 必 要 性 も 極 めて 大 きい c ウミガメ 現 在 地 球 上 には7 種 ないし8 種 のウミガメ 類 が 生 息 しているが そのうちアカウミガメ アオウミガメ タイマイ ヒメウミガメ オ サガメの5 種 類 を 沖 縄 近 海 で 見 ることができる 嘉 陽 地 崎 (バン 崎 からギミ 崎 にかけて)や 安 部 地 崎 (ギミ 崎 から 安 部 崎 及 び 大 浦 湾 側 ) 等 は アカウミガメやアオウミガメの 上 陸 と 産 卵 がみられ とくに アカウミガメは 高 い 孵 化 率 が 観 察 されており 同 所 は ウミガメ 類 の 上 陸 産 卵 に 良 好 な 場 所 として 考 えられている アカウミガメやアオウミガメは ワシントン 条 約 において 最 も 厳 しく 規 制 される 附 属 書 Ⅰに 属 し 国 際 希 少 野 生 動 植 物 とされている d サンゴ 類 サンゴは ポリプと 呼 ばれる 本 体 と 石 灰 質 の 骨 格 部 分 でつくられた 動 物 であり 無 機 のポリプが 集 合 体 を 形 成 している サンゴをはじめ として 硬 い 骨 や 殻 をもった 生 物 たちが 死 んだあとに 多 くの 骨 や 殻 を 残 すが これらが 長 年 にわたって 積 りつもってサンゴ 礁 が 築 かれる サンゴは 二 酸 化 炭 素 を 吸 収 して 酸 素 を 供 給 するほか 炭 水 化 物 や タンパク 質 などの 有 機 物 を 作 り 出 しており それが 小 さな 生 物 たちの 栄 養 分 になっている また サンゴは 硬 い 骨 格 を 持 ち 枝 状 やテー ブル 状 の 複 雑 な 形 を 作 るため 生 物 たちの 最 適 な 住 処 となる したが って サンゴ 礁 では 豊 かな 生 態 系 が 広 がっている 辺 野 古 沿 岸 域 の 礁 斜 面 及 び 大 浦 湾 には 造 礁 サンゴ( 体 の 中 に 褐 虫 藻 を 住 まわせているサンゴ)が 分 布 するサンゴ 礁 地 形 が 発 達 している 特 に 大 浦 湾 には 浜 から 礁 斜 面 までいくつも 切 れ 込 みと 高 まりが 繰 り 返 す 地 形 になっており その 高 まりの 上 に 多 くの 種 類 からなるサンゴ 群 集 等 が 発 達 している 具 体 的 には 1チリビシのアオサンゴ 群 集 2ハマサンゴの 丘 3 ユビエダハマサンゴ 群 集 が 存 在 し 特 徴 的 なサンゴ 群 集 を 形 成 するほ か コモンサンゴ 類 キクメイシ 類 ミドリイシ 類 アガミサンゴな ど 多 種 のサンゴが 生 息 する なかでも チリビシのアオサンゴ 群 集 は 水 深 1~13 メートルの 斜 面 に 位 置 し 幅 約 30 メートル 長 さ 約 50 メートル 高 さ 約 12 メートルになる 国 内 最 大 級 の 群 集 である 前 述 のとおり サンゴ 礁 は 多 くの 生 物 の 種 の 保 存 に 大 きく 貢 献 す る 等 極 めて 重 要 な 役 割 を 果 たしている イ 生 活 環 境 等 事 業 実 施 区 域 周 辺 地 域 は その 周 辺 を 海 成 段 丘 や 島 嶼 が 織 りなす 美 しい 眺 望 と 畑 地 や 山 林 に 囲 まれた 静 謐 さを 兼 ね 備 え 良 好 な 大 気 環 境 水 環 境 を 有 する 地 域 である 文 化 的 にも 松 田 の 浜 東 松 根 の 浜 や ハーリーの 場 等 の 伝 統 的 行 事 や 祭 礼 等 の 場 が 存 在 しているほか 事 業 区 域 の 東 側 に 位 置 する 平 島 及 びその 周 辺 域 は 県 民 や 観 光 客 らのレクリエーションの 場 として 27

28 また 沖 縄 県 の 伝 統 行 事 である 浜 下 りの 場 として 利 用 されている 当 該 事 業 実 施 区 域 北 側 の 大 浦 湾 を 隔 てた 陸 域 に まさに 事 業 区 域 を 含 む 大 浦 湾 全 体 を 見 渡 す 様 にして 大 規 模 リゾート 施 設 が 存 在 することからも 分 かるとおり 沖 縄 島 東 海 岸 側 における 観 光 及 び 保 養 の 場 として 活 用 する ことのできる 資 源 としての 価 値 を 有 するものである 国 の 実 施 したアンケートにおいても 事 業 区 域 近 隣 を 利 用 する 人 々の 価 値 認 識 として 眺 めがよい 静 かである といった 快 適 さが 挙 げられて おり また 地 元 住 民 の 多 くが 豊 かな 生 活 環 境 を 有 する 地 域 に 親 しみが あり 愛 着 がある と 回 答 している ウ 国 又 は 地 方 公 共 団 の 計 画 等 (ア) 自 然 環 境 の 保 全 に 関 する 指 針 第 3 次 沖 縄 振 興 開 発 計 画 ( 沖 縄 振 興 特 別 措 置 法 3 条 の2)に 基 づき 平 成 6 年 3 月 に 沖 縄 環 境 管 理 計 画 が 策 定 され それを 受 けて 平 成 10 年 3 月 沖 縄 県 において 自 然 環 境 の 保 全 に 関 する 指 針 が 策 定 されて いる 同 指 針 は 陸 域 における 自 然 環 境 の 保 全 に 関 する 指 針 及 び 沿 岸 域 における 自 然 環 境 の 保 全 に 関 する 指 針 からなる 陸 域 における 自 然 環 境 の 保 全 に 関 する 指 針 では すぐれた 自 然 身 近 な 自 然 土 地 利 用 自 然 環 境 保 全 について 検 討 し 要 保 護 性 の 高 い 順 から 評 価 ランクⅠないしⅤに 区 分 している 沿 岸 域 における 自 然 環 境 の 保 全 に 関 する 指 針 では すぐれた 自 然 底 質 水 質 港 湾 漁 場 海 域 保 全 レクリエーション 等 について 検 討 し 要 保 護 性 の 高 い 順 から 評 価 ランクⅠないしⅣに 区 分 している 同 指 針 によれば 大 浦 湾 を 有 する 当 該 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 域 は 自 然 環 境 の 厳 正 な 保 護 を 図 る 区 域 として ランクⅠ( 自 然 環 境 の 厳 正 な 保 護 保 全 を 図 る 区 域 ) と 位 置 付 けられており 沖 縄 県 内 におい て 生 物 多 様 性 保 全 上 最 も 重 要 な 地 域 の 一 つとされている また 埋 立 土 砂 発 生 区 域 の 大 部 分 はリュウキュウマツ 群 落 等 から 沖 縄 島 北 部 の 極 相 林 であるイタジイ 群 落 へ 遷 移 が 進 む 自 然 環 境 の 保 護 保 全 を 図 る 区 域 で ランクⅡ( 自 然 環 境 の 保 護 保 全 を 図 る 区 域 ) に 位 置 づけられており 近 い 将 来 ランクⅠ になる 可 能 性 があるとされ ている (イ) 生 物 多 様 性 おきなわ 戦 略 生 物 多 様 性 基 本 法 13 条 は 都 道 府 県 及 び 市 町 村 は 生 物 多 様 性 国 家 戦 略 を 基 本 として 単 独 で 又 は 共 同 して 当 該 都 道 府 県 又 は 市 町 村 の 区 域 内 における 生 物 の 多 様 性 の 保 全 及 び 持 続 可 能 な 利 用 に 関 する 基 本 的 な 計 画 ( 以 下 生 物 多 様 性 地 域 戦 略 という )を 定 めるよう 努 めなけ ればならない と 定 め 沖 縄 県 はこれを 受 けて 平 成 25 年 3 月 生 物 多 様 性 の 保 全 と 持 続 可 能 な 利 用 に 関 する 県 の 基 本 的 な 計 画 として 生 物 多 様 性 国 家 戦 略 を 基 に 生 物 多 様 性 おきなわ 戦 略 を 策 定 している 同 戦 略 の 中 で 目 指 すべき 北 部 圏 域 の 将 来 像 としてジュゴンとそ の 生 息 環 境 の 保 全 ウミガメが 産 卵 する 砂 浜 の 保 全 また サンゴ 礁 の 28

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 例 規 整 備 * 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 例 規 整 備 公 布 年 月 日 番 号 平 成 24 年

More information

参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係 22 災 害 時 の 臨 港 道 路 における 放 置 車 両 対 策 の 充 実 強 化 東 京 都 現 在 提 案 実 現 後 災 害 時 における 放 置 車 両 の 移 動 権 限 の 付 与 等 大 規 模 災 害 発 生 時 の 放 置 車 両 対 策 ( 平 成 26 年 11 月 災 害 対 策 基 本 法 改 正 ) 管 理 者 管 理 対 象 放 置 車 両 の 移 動 権 限

More information

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等 私 立 大 学 等 研 究 設 備 整 備 費 等 補 助 金 ( 私 立 大 学 等 研 究 設 備 等 整 備 費 ) 交 付 要 綱 目 次 第 1 章 通 則 ( 第 1 条 - 第 4 条 ) 第 2 章 私 立 大 学 等 ( 第 5 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 専 修 学 校 ( 第 16 条 - 第 25 条 ) 第 4 章 補 助 金 の 返 還 ( 第 26 条 ) 第

More information

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定 62 (Q&A) 目 次 1 鑑 定 評 価 の 委 託 は 入 札 か 随 意 契 約 か またその 理 由 は 何 か 2 委 託 料 は 他 県 と 比 べて 妥 当 性 のある 金 額 か 3 地 価 公 示 ( 国 の 調 査 )との 違 いは 何 か また 国 の 調 査 結 果 はどう 活 用 しているか 4 路 線 価 を 利 用 しない 理 由 は 何 か 5 委 託 料 の 算

More information

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2) 第 11 章 建 築 物 の 建 ぺい 率 等 の 指 定 ( 都 市 計 画 法 第 41 条 ) 建 築 物 の 建 ぺい 率 等 の 指 定 ( 都 市 計 画 法 第 41 条 ) 法 律 ( 建 築 物 の 建 ぺい 率 等 の 指 定 ) 第 四 十 一 条 都 道 府 県 知 事 は 用 途 地 域 の 定 められていない 土 地 の 区 域 における 開 発 行 為 につい て 開

More information

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2) 第 12 章 市 街 化 調 整 区 域 内 の 土 地 における 建 築 等 の 制 限 1 開 発 許 可 を 受 けた 土 地 における 建 築 等 の 制 限 ( 都 市 計 画 法 第 42 条 ) 法 律 ( 開 発 許 可 を 受 けた 土 地 における 建 築 等 の 制 限 ) 第 四 十 二 条 何 人 も 開 発 許 可 を 受 けた 開 発 区 域 内 においては 第 三 十

More information

●電力自由化推進法案

●電力自由化推進法案 第 一 八 五 回 参 第 二 号 電 力 自 由 化 推 進 法 案 目 次 第 一 章 総 則 ( 第 一 条 - 第 三 条 ) 第 二 章 電 力 自 由 化 の 基 本 方 針 ( 第 四 条 - 第 九 条 ) 第 三 章 電 力 自 由 化 推 進 本 部 ( 第 十 条 - 第 十 九 条 ) 附 則 第 一 章 総 則 ( 目 的 ) 第 一 条 この 法 律 は 平 成 二 十

More information

根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 1 部 改 案 旧 照 文 昭 和 百 傍 線 部 改 部 改 案 現 服 服 管 研 修 研 修 罰 罰 附 附 総 総 休 懲 戒 服 管 研 休 懲 戒 服 研 修 修 福 祉 益 保 護 福 祉 益 保 護 根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監

More information

スライド 1

スライド 1 社 会 保 障 税 一 体 改 革 における 年 金 関 連 法 案 について 年 金 機 能 強 化 法 案 (3 月 30 日 提 出 ) 国 会 提 出 時 の 法 案 の 内 容 1 基 礎 年 金 国 庫 負 担 2 分 の1の 恒 久 化 2 受 給 資 格 期 間 の 短 縮 (25 年 10 年 ) 3 産 休 期 間 中 の 社 会 保 険 料 免 除 4 遺 族 基 礎 年 金

More information

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め 総 税 企 第 168 号 平 成 23 年 12 月 14 日 各 都 道 府 県 知 事 殿 総 務 省 自 治 税 務 局 長 ( 公 印 省 略 ) 東 日 本 大 震 災 に 係 る 地 方 税 の 取 扱 い 等 について 地 方 税 法 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 23 年 法 律 第 120 号 以 下 改 正 法 という ) 地 方 税 法 施 行 令 の 一

More information

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt 市 町 村 における 地 方 公 務 員 制 度 改 革 に 係 る 論 点 と 意 見 について ( 概 要 ) 神 奈 川 県 市 町 村 における 地 方 公 務 員 制 度 改 革 に 係 る 検 討 会 議 について 1 テーマ 地 方 公 務 員 制 度 改 革 ( 総 務 省 地 方 公 務 員 の 労 使 関 係 制 度 に 係 る 基 本 的 な 考 え 方 )の 課 題 の 整

More information

Microsoft Word - 101 第1章 定款.doc

Microsoft Word - 101 第1章 定款.doc 第 1 章 定 款 規 約 山 梨 県 土 地 改 良 事 業 団 体 連 合 会 定 款 昭 和 33 年 8 月 1 日 制 定 昭 和 33 年 10 月 9 日 認 可 第 1 章 総 則 ( 目 的 ) 第 1 条 この 会 は 土 地 改 良 事 業 を 行 う 者 ( 国 県 及 び 土 地 改 良 法 第 95 条 第 1 項 の 規 定 により 土 地 改 良 事 業 を 行 う

More information

Taro-01 議案概要.jtd

Taro-01 議案概要.jtd 資 料 1 平 成 28 年 第 1 回 志 木 市 議 会 定 例 会 市 長 提 出 議 案 等 概 要 1 2 第 1 号 議 案 企 画 部 政 策 推 進 課 志 木 市 将 来 ビジョン( 第 五 次 志 木 市 総 合 振 興 計 画 将 来 構 想 )の 策 定 について ( 政 策 推 進 課 ) 1 将 来 ビジョンとは? 2 志 木 市 がおかれている 状 況 3 まちづくりの

More information

Microsoft Word - 19年度(行情)答申第081号.doc

Microsoft Word - 19年度(行情)答申第081号.doc 諮 問 庁 : 防 衛 大 臣 諮 問 日 : 平 成 19 年 4 月 18 日 ( 平 成 19 年 ( 行 情 ) 諮 問 第 182 号 ) 答 申 日 : 平 成 19 年 6 月 1 日 ( 平 成 19 年 度 ( 行 情 ) 答 申 第 81 号 ) 事 件 名 : 海 上 における 警 備 行 動 ( 領 水 内 潜 没 航 行 潜 水 艦 ) 等 の 経 過 概 要 及 び 所

More information

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1 独 立 行 政 法 人 統 計 センター( 法 人 番 号 7011105002089)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 独 立 行 政 法 人 通 則 法 第 52 条 第 3 項 の 規 定 に 基 づき

More information

18 国立高等専門学校機構

18 国立高等専門学校機構 様 式 1 公 表 されるべき 事 項 独 立 行 政 法 人 国 立 高 等 専 門 学 校 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 当 機 構 役 員 給 与 規 則 で 文 部 科

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D20313431323235817988C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B8343836883898343839381698A4F8D91906C8DDE8A889770816A>

<4D6963726F736F667420576F7264202D20313431323235817988C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B8343836883898343839381698A4F8D91906C8DDE8A889770816A> 外 国 人 建 設 就 労 者 受 入 事 業 に 関 する 下 請 指 導 ガイドライン 第 1 趣 旨 復 興 事 業 の 更 なる 加 速 を 図 りつつ 2020 年 オリンピック パラリンピック 東 京 大 会 の 関 連 施 設 整 備 等 による 一 時 的 な 建 設 需 要 の 増 大 に 対 応 するため 2020 年 度 までの 緊 急 かつ 時 限 的 な 措 置 として 国

More information

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36 独 立 行 政 法 人 駐 留 軍 等 労 働 者 労 務 管 理 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 検 証 結 果 理 事 長 は 今 中 期 計 画 に 掲 げた 新 たな 要

More information

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について 平 成 25 年 度 独 立 行 政 法 日 本 学 生 支 援 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 日 本 学 生 支 援 機 構 は 奨 学 金 貸 与 事 業 留 学 生 支 援

More information

●幼児教育振興法案

●幼児教育振興法案 第 一 九 〇 回 衆 第 五 〇 号 幼 児 教 育 振 興 法 案 目 次 前 文 第 一 章 総 則 ( 第 一 条 - 第 八 条 ) 第 二 章 幼 児 教 育 振 興 基 本 方 針 等 ( 第 九 条 第 十 条 ) 第 三 章 基 本 的 施 策 ( 第 十 一 条 - 第 十 七 条 ) 附 則 幼 児 期 において 人 は その 保 護 者 や 周 囲 の 大 人 との 愛 情

More information

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案) 高 松 市 民 間 建 築 物 耐 震 改 修 等 事 業 補 助 金 交 付 要 綱 ( 目 的 ) 第 1 条 この 要 綱 は 耐 震 改 修 等 事 業 を 実 施 す る 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 又 は 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 所 有 者 ( 以 下 所 有 者 という )に 対 し 予 算 の 範 囲 内 に お い て 高 松 市

More information

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73> 国 立 大 学 法 人 茨 城 大 学 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 24 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 役 員 に 支 給 される 給 与 のうち 期 末 特 別 手 当 については 国 立 大 学 評 価 委 員 会

More information

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入 入 札 公 告 次 のとおり 一 般 競 争 入 札 に 付 します なお 本 業 務 の 契 約 締 結 は 当 該 業 務 に 係 る 平 成 27 年 度 予 算 の 執 行 が 可 能 となってい ることを 条 件 とします 平 成 27 年 2 月 17 日 独 立 行 政 法 人 鉄 道 建 設 運 輸 施 設 整 備 支 援 機 構 契 約 担 当 役 鉄 道 建 設 本 部 九 州

More information

〔自 衛 隊〕

〔自 衛 隊〕 基 交 付 金 及 び 調 整 交 付 金 等 総 務 省 所 管 (1) 基 交 付 金 ( 趣 旨 ) 基 交 付 金 は 国 有 提 供 施 設 等 所 在 市 町 村 助 成 交 付 金 に 関 する 法 律 ( 昭 和 32 年 法 律 104 号 ) の 定 めるところにより 国 が 所 有 する 固 定 資 産 のうち 米 軍 等 に 使 用 させている 固 定 資 産 並 びに 自

More information

1 平 成 27 年 度 土 地 評 価 の 概 要 について 1 固 定 資 産 税 の 評 価 替 えとは 地 価 等 の 変 動 に 伴 う 固 定 資 産 の 資 産 価 値 の 変 動 に 応 じ その 価 格 を 適 正 で 均 衡 のとれたものに 見 直 す 制 度 である 3 年 ご

1 平 成 27 年 度 土 地 評 価 の 概 要 について 1 固 定 資 産 税 の 評 価 替 えとは 地 価 等 の 変 動 に 伴 う 固 定 資 産 の 資 産 価 値 の 変 動 に 応 じ その 価 格 を 適 正 で 均 衡 のとれたものに 見 直 す 制 度 である 3 年 ご 平 成 27 年 度 固 定 資 産 ( 土 地 ) 評 価 替 えについて - 県 内 市 町 の 基 準 宅 地 の 評 価 額 - 市 町 名 区 分 所 在 地 ( 参 考 ) 27 年 度 27 年 度 24 年 度 修 正 率 評 価 額 評 価 額 評 価 額 変 動 率 H26.1.1~ H26.1.1 基 準 H26.7.1 修 正 H23.7.1 修 正 B/C-1 H26.7.1

More information

とする ( 減 免 額 の 納 付 ) 第 6 条 市 長 は 減 免 を 受 け た 者 が 偽 り そ の 他 不 正 な 方 法 に よ り 減 免 の 決 定 を 受 け た こ と を 知 っ た と き 前 の 申 告 が あ っ た と き 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 によ

とする ( 減 免 額 の 納 付 ) 第 6 条 市 長 は 減 免 を 受 け た 者 が 偽 り そ の 他 不 正 な 方 法 に よ り 減 免 の 決 定 を 受 け た こ と を 知 っ た と き 前 の 申 告 が あ っ た と き 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 によ 羽 曳 野 市 固 定 資 産 税 減 免 事 務 取 扱 要 綱 制 定 平 成 2 8 年 3 月 2 5 日 ( 趣 旨 ) 第 1 条 こ の 要 綱 は 羽 曳 野 市 税 条 例 ( 昭 和 57 年 羽 曳 野 市 条 例 第 28 号 以 下 条 例 という ) 第 75 条 に 規 定 す る 固 定 資 産 税 の 減 免 ( 以 下 減 免 と い う )の 取 扱 い に つ

More information

<5461726F2D926E88E6895E977089DB81608E528CFB8CA78C788E4082CC8D71>

<5461726F2D926E88E6895E977089DB81608E528CFB8CA78C788E4082CC8D71> 山 口 県 警 察 の 航 空 機 の 運 用 等 に 関 する 訓 令 平 成 6 年 9 月 1 日 本 部 訓 令 第 26 号 山 口 県 警 察 の 航 空 機 の 運 用 等 に 関 する 訓 令 を 次 のように 定 める 目 次 第 1 章 総 則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章 航 空 隊 ( 第 3 条 - 第 13 条 ) 第 3 章 運 用 ( 第 14- 第 25

More information

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令 岡 山 県 警 察 用 航 空 機 の 運 用 等 に 関 する 訓 令 ( 平 成 6 年 3 月 22 日 警 察 訓 令 第 9 号 ) 改 正 平 成 6 年 12 月 22 日 警 察 訓 令 第 26 号 平 成 12 年 3 月 14 日 警 察 訓 令 第 8 号 平 成 13 年 7 月 2 日 警 察 訓 令 第 19 号 平 成 21 年 3 月 19 日 警 察 訓 令 第

More information

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る 第 4 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 及 びNBC 攻 撃 による 災 害 への 対 処 等 市 は 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 への 対 処 等 については 原 則 として 県 地 域 防 災 計 画 ( 原 子 力 等 防 災 計 画 ) 等 に 定 められた 措 置 に 準 じた 措 置 を 講 ずるものとし また NBC 攻 撃 による 災 害 への 対 処 については 国 の

More information

平成24年度開設予定大学院等一覧(判定を「不可」とするもの)

平成24年度開設予定大学院等一覧(判定を「不可」とするもの) 平 成 24 年 度 開 設 予 定 大 学 院 等 一 覧 ( 判 定 を 不 可 とするもの) 1 研 究 科 を 設 置 するもの 1 校 平 成 23 年 12 月 区 分 大 学 院 名 研 究 科 名 専 攻 名 入 学 定 員 位 置 設 置 者 理 由 備 考 人 私 立 東 京 福 祉 大 学 大 学 院 経 営 学 研 究 科 群 馬 県 伊 勢 崎 市 学 校 法 人 ( 別

More information

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税 項 目 : 153. 不 動 産 取 得 税 岩 手 県 ( 商 工 労 働 観 光 部 企 業 立 地 推 進 課 ) 被 災 地 域 の 企 業 が 投 資 する 再 生 可 能 エネルギー 設 備 に 対 する 課 税 免 除 大 震 災 津 波 において 被 災 地 域 では 電 気 水 道 ガスなどのインフラ 機 能 が 喪 失 し 工 場 では 稼 働 再 開 まで 長 期 間 を 要

More information

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同 半 田 市 立 学 校 職 員 に 係 る 自 家 用 自 動 車 の 公 務 使 用 に 関 する 取 扱 要 領 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 要 領 は 公 務 の 円 滑 な 執 行 に 資 するため 半 田 市 立 学 校 に 勤 務 する 県 費 負 担 教 職 員 ( 以 下 学 校 職 員 という )が 出 張 に 際 し 職 員 等 の 旅 費 に 関 する 条 例 ( 昭 和

More information

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業 国 立 大 学 法 人 宮 崎 大 学 授 業 料 その 他 の 費 用 に 関 する 規 程 平 成 19 年 3 月 30 日 制 定 改 正 平 成 19 年 9 月 10 日 平 成 20 年 3 月 25 日 平 成 21 年 1 月 29 日 平 成 21 年 9 月 3 日 平 成 21 年 11 月 27 日 平 成 23 年 3 月 30 日 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 規

More information

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や 参 考 資 料 1-17 民 間 都 市 整 備 事 業 建 築 計 画 に 関 わる 関 連 制 度 の 整 理 都 市 開 発 諸 制 度 には 公 開 空 地 の 確 保 など 公 共 的 な 貢 献 を 行 う 建 築 計 画 に 対 して 容 積 率 や 斜 線 制 限 などの 建 築 基 準 法 に 定 める 形 態 規 制 を 緩 和 することにより 市 街 地 環 境 の 向 上 に

More information

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議 第 6 回 税 理 士 試 験 固 定 資 産 税 はじめに 第 一 問 については 個 別 理 論 題 の 出 題 であった 1については 固 定 資 産 評 価 員 及 び 固 定 資 産 評 価 補 助 員 に 関 する 出 題 であったが 個 別 理 論 での 出 題 であり 判 断 に 迷 う 点 もなく 高 得 点 を 取 ることが 可 能 な 問 題 であった については 区 分 所

More information

答申第585号

答申第585号 別 紙 諮 問 第 722 号 答 申 1 審 査 会 の 結 論 平 成 23 年 月 日 区 営 業 所 で 起 きた 物 損 事 故 に 関 する 全 ての 内 容 の 文 書 の 開 示 請 求 に 対 し 終 業 点 呼 記 録 簿 ほか7 件 を 対 象 公 文 書 として 特 定 し 一 部 開 示 と した 決 定 は 妥 当 である 2 審 査 請 求 の 内 容 (1) 審 査

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D20817990B3817A8E9096E291E63138358D86939A905C>

<4D6963726F736F667420576F7264202D20817990B3817A8E9096E291E63138358D86939A905C> 静 情 審 第 6 3 号 平 成 26 年 3 月 24 日 静 岡 県 知 事 様 静 岡 県 情 報 公 開 審 査 会 会 長 興 津 哲 雄 静 岡 県 情 報 公 開 条 例 第 19 条 の 規 定 に 基 づく 諮 問 について( 答 申 ) 平 成 25 年 11 月 7 日 付 け 静 空 総 第 141 号 による 下 記 の 諮 問 について 別 紙 のとおり 答 申 し ます

More information

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提 国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 財 務 省 主 計 局 給 与 共 済 課 長 調 査 主 任 土 谷 晃 浩 加 塩 雄 斗 1.はじめに ( 以 下 19 年 一 元 化 法 案 という )において 厚 退 職 給 付 ( 退 職 金 + 年 金 ( 事 業 主 分 ))の 官 民 均 衡 を 図 る 観 点 から 国 家 公 務 員 の 退 職 手

More information

3 独 占 禁 止 法 違 反 事 件 の 概 要 (1) 価 格 カルテル 山 形 県 の 庄 内 地 区 に 所 在 する5 農 協 が, 特 定 主 食 用 米 の 販 売 手 数 料 について, 平 成 23 年 1 月 13 日 に 山 形 県 酒 田 市 所 在 の 全 国 農 業 協

3 独 占 禁 止 法 違 反 事 件 の 概 要 (1) 価 格 カルテル 山 形 県 の 庄 内 地 区 に 所 在 する5 農 協 が, 特 定 主 食 用 米 の 販 売 手 数 料 について, 平 成 23 年 1 月 13 日 に 山 形 県 酒 田 市 所 在 の 全 国 農 業 協 平 成 26 年 度 における 東 北 地 区 の 独 占 禁 止 法 の 運 用 状 況 等 について 平 成 27 年 6 月 10 日 公 正 取 引 委 員 会 事 務 総 局 東 北 事 務 所 第 1 独 占 禁 止 法 違 反 事 件 の 処 理 状 況 1 公 正 取 引 委 員 会 は, 迅 速 かつ 実 効 性 のある 事 件 審 査 を 行 うとの 基 本 方 針 の 下, 国

More information

(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条

(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条 学 生 生 徒 等 の 納 入 金 に 関 する 規 則 平 成 15 年 12 月 16 日 規 則 第 19 号 沿 革 1 平 成 17 年 5 月 17 日 改 正 2 平 成 17 年 10 月 3 日 改 正 3 平 成 18 年 1 月 25 日 改 正 5 平 成 21 年 9 月 16 日 改 正 7 平 成 22 年 2 月 12 日 改 正 9 平 成 23 年 12 月 6

More information

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾 付 議 第 3 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 に 係 る 意 見 聴 取 に 関 する 議 案 平 成 26 年 2 月 高 知 県 議 会 定 例 会 提 出 予 定 の 条 例 議 案 に 係 る 地 方 教 育 行 政 の 組 織 及 び 運 営 に 関 する 法 律 ( 昭 和 31 年 法 律 第 162 号 )

More information

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ 簡 易 公 募 型 競 争 入 札 方 式 ( 総 合 評 価 落 札 方 式 )に 係 る 手 続 開 始 の 公 示 次 のとおり 指 名 競 争 入 札 参 加 者 の 選 定 の 手 続 を 開 始 します 平 成 28 年 9 月 20 日 分 任 支 出 負 担 行 為 担 当 官 東 北 地 方 整 備 局 秋 田 河 川 国 道 事 務 所 長 渡 邊 政 義 1. 業 務 概 要

More information

スライド 1

スライド 1 平 成 28 年 度 市 県 民 税 の 計 算 方 法 ( 鳥 取 市 ) まず 計 算 の 全 体 の 流 れを 示 すと 以 下 のようになります 総 所 得 金 - 所 得 控 除 = ( 千 円 未 満 切 り 捨 て ) 課 税 標 準 所 得 割 の 税 率 6% 所 得 割 の 税 率 4% 算 出 調 整 税 控 均 等 割 所 得 割 - - + 控 除 除 = 算 出 調 整

More information

1

1 精 華 町 個 人 情 報 保 護 条 例 改 正 に 向 けての 考 え 方 ( 案 ) 平 成 27 年 4 月 精 華 町 0 1 目 次 1 個 人 情 報 保 護 に 関 する 法 体 系 と 番 号 法 における 特 定 個 人 情 報 の 保 護 措 置... 1 2 番 号 法 と 精 華 町 個 人 情 報 保 護 条 例 における 個 人 情 報 の 定 義 上 の 差 異...

More information

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案) 三 郷 市 市 街 化 調 整 区 域 の 計 画 開 発 に お け る 地 区 計 画 の 取 り 扱 い 方 針 ( 案 ) 平 成 2 4 年 12 月 三 郷 市 ま ち づ く り 推 進 部 三 郷 市 市 街 化 調 整 区 域 の 計 画 開 発 における 地 区 計 画 の 取 り 扱 い 方 針 都 市 計 画 法 第 34 条 第 10 号 に 該 当 する 開 発 行 為

More information

Speed突破!Premium問題集 基本書サンプル

Speed突破!Premium問題集 基本書サンプル は じ め に 合 格 (うかる) 勉 強 とは 1 試 験 に 合 格 するのに 絶 対 的 に 必 要 なことは 問 いに 正 しく 答 えることである このあたりまえのことを 考 えたこと 有 りますか 2 試 験 問 題 の 出 題 (= 作 問 )の 仕 方 から 勉 強 方 法 を 考 える 択 一 試 験 では 必 ず 正 誤 が 問 われるのでついつい 思 考 が 二 者 択 一 的

More information

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の 地 域 づくり 一 括 交 付 金 の 交 付 に 関 する 要 綱 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 要 綱 は 川 西 市 地 域 分 権 の 推 進 に 関 する 条 例 ( 平 成 26 年 川 西 市 条 例 第 10 号 以 下 条 例 という ) 第 14 条 の 規 定 に 基 づく 地 域 づくり 一 括 交 付 金 ( 以 下 交 付 金 という )の 交 付 に 関 し 必 要

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D2087472D3188C091538AC7979D8B4B92F6814594F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

<4D6963726F736F667420576F7264202D2087472D3188C091538AC7979D8B4B92F6814594F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63> 飛 鳥 交 通 株 式 会 社 安 全 管 理 規 程 平 成 23 年 11 月 10 日 改 定 目 次 第 一 章 総 則 第 二 章 輸 送 の 安 全 を 確 保 するための 事 業 の 運 営 の 方 針 等 第 三 章 輸 送 の 安 全 を 確 保 するための 事 業 の 実 施 及 びその 管 理 の 体 制 第 四 章 輸 送 の 安 全 を 確 保 するための 事 業 の 実

More information

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン 参 考 資 料 2 第 2 回 懇 談 会 (H27.8.10) 能 勢 町 市 街 化 調 整 区 域 における 地 区 計 画 のガイドライン 平 成 25 年 8 月 大 阪 府 豊 能 郡 能 勢 町 目 次 1.ガイドラインの 趣 旨 1 2. 地 域 づくりの 基 本 的 な 考 え 方 1 3. 地 区 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 1 4. 地 区 計 画 策 定 にあたっての

More information

<4D F736F F D F5A91EE8BC F368C8E3393FA8DC48D F C8E323893FA916493C B95AA8D CE3816A>

<4D F736F F D F5A91EE8BC F368C8E3393FA8DC48D F C8E323893FA916493C B95AA8D CE3816A> 平 成 25 年 度 国 土 交 通 省 税 制 改 正 事 項 ( 住 宅 関 係 抜 粋 ) 平 成 25 年 5 月 国 土 交 通 省 住 宅 局 平 成 25 年 度 住 宅 関 連 税 制 の 改 正 概 要 ( 主 要 事 項 目 次 ) 1. 消 費 税 率 引 上 げを 踏 まえた 住 宅 取 得 対 策 P2 1 住 宅 ローン 減 税 P2 2 投 資 型 減 税 ( 現 金

More information

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc 諮 問 庁 : 国 税 庁 長 官 諮 問 日 : 平 成 19 年 9 月 6 日 ( 平 成 19 年 ( 行 個 ) 諮 問 第 86 号 ) 答 申 日 : 平 成 20 年 1 月 30 日 ( 平 成 19 年 度 ( 行 個 ) 答 申 第 94 号 ) 事 件 名 : 本 人 に 係 る 公 的 年 金 等 の 源 泉 徴 収 票 の 不 開 示 決 定 ( 存 否 応 答 拒 否

More information

別記

別記 富 山 大 学 における 授 業 料 その 他 の 費 用 に 関 する 規 則 平 成 17 年 10 月 1 日 制 定 平 成 18 年 4 月 1 日 改 正 平 成 18 年 9 月 21 日 改 正 平 成 19 年 4 月 1 日 改 正 平 成 20 年 4 月 1 日 改 正 平 成 21 年 4 月 1 日 改 正 平 成 22 年 4 月 1 日 改 正 平 成 27 年 4

More information

Ⅰ 平成14年度の状況

Ⅰ 平成14年度の状況 資 料 3-2 平 成 23 度 の 国 民 金 の 加 入 保 険 料 納 付 状 況 目 次 Ⅰ 平 成 23 度 の 被 保 険 者 の 状 況 1 国 民 金 被 保 険 者 の 動 向 1 2 第 1 号 被 保 険 者 の 動 向 (1) 第 1 号 被 保 険 者 の 資 格 取 得 者 数 の 状 況 2 (2) 第 1 号 被 保 険 者 数 の 齢 構 成 の 変 化 2 Ⅱ 平

More information

Microsoft Word - 19年度(行情)答申第076号.doc

Microsoft Word - 19年度(行情)答申第076号.doc 諮 問 庁 : 防 衛 大 臣 諮 問 日 : 平 成 19 年 3 月 26 日 ( 平 成 19 年 ( 行 情 ) 諮 問 第 153 号 ) 答 申 日 : 平 成 19 年 5 月 31 日 ( 平 成 19 年 度 ( 行 情 ) 答 申 第 76 号 ) 事 件 名 : 自 艦 隊 ( 作 ) 第 27 号 (15.1.14)の 一 部 開 示 決 定 に 関 する 件 答 申 書 第

More information

m07 北見工業大学 様式①

m07 北見工業大学 様式① 国 立 大 学 法 人 北 見 工 業 大 学 ( 法 人 番 号 6460305000387)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 当 該 法 人 の 主 要 事 業 は 教 育 研 究 事 業 である 役

More information

定款

定款 地 方 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 定 款 ( 昭 和 59 年 4 月 1 日 ) 変 更 昭 和 59 年 12 月 1 日 平 成 11 年 4 月 1 日 平 成 21 年 3 月 31 日 昭 和 60 年 3 月 31 日 平 成 12 年 5 月 12 日 平 成 21 年 8 月 7 日 昭 和 61 年 4 月 1 日 平 成 13 年 5 月 8 日 平 成 24 年

More information

東久留米市訓令乙第   号

東久留米市訓令乙第   号 東 久 留 米 市 就 学 援 助 費 事 務 処 理 要 綱 ( 目 的 ) 第 この 要 綱 は 就 学 困 難 な 児 童 及 び 生 徒 に 係 る 就 学 奨 励 についての 国 の 援 助 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 3 年 法 律 第 40 号 ) 学 校 給 食 法 ( 昭 和 29 年 法 律 第 60 号 ) 及 び 学 校 保 健 安 全 法 ( 昭 和 33 年 法

More information

16 日本学生支援機構

16 日本学生支援機構 様 式 1 公 表 されるべき 事 項 独 立 行 政 法 人 日 本 学 生 支 援 機 構 ( 法 人 番 号 7020005004962)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 日 本 学 生 支 援 機

More information

Microsoft Word - 全国エリアマネジメントネットワーク規約.docx

Microsoft Word - 全国エリアマネジメントネットワーク規約.docx 全 国 エリアマネジメントネットワーク 規 約 第 1 章 総 則 ( 名 称 ) 第 1 条 この 会 は 全 国 エリアマネジメントネットワーク( 以 下 本 会 という )と 称 する ( 目 的 ) 第 2 条 本 会 は 全 国 のエリアマネジメント 組 織 による 連 携 協 議 の 場 を 提 供 し エリアマネジメン トに 係 る 政 策 提 案 情 報 共 有 及 び 普 及 啓

More information

<6D33335F976C8EAE825081698CF6955C9770816A2E786C73>

<6D33335F976C8EAE825081698CF6955C9770816A2E786C73> 国 立 大 学 法 人 新 潟 大 学 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 18 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 本 学 が 定 める 役 員 に 支 給 する 期 末 特 別 手 当 (ボーナス)において, 役 員 の 本 給

More information

大阪府電子調達システムの開発業務 (第一期)に係る仕様書案に対する意見招請のお知らせ

大阪府電子調達システムの開発業務 (第一期)に係る仕様書案に対する意見招請のお知らせ 地 方 独 立 行 政 法 人 大 阪 府 立 病 院 機 構 公 告 第 83 号 平 成 28 年 度 における 地 方 独 立 行 政 法 人 大 阪 府 立 病 院 機 構 職 員 に 対 するストレスチェック 制 度 実 施 等 に 関 する 業 務 の 委 託 に 係 る 単 価 契 約 ( 単 価 の 設 定 を 契 約 の 主 目 的 とし 一 定 の 期 間 内 において 供 給

More information

公表表紙

公表表紙 国 立 大 学 法 人 山 梨 大 学 の 役 の 報 酬 給 与 等 について 国 立 大 学 法 人 等 の 役 員 の 報 酬 等 及 び の 給 与 の 水 準 の 公 表 方 法 等 について(ガイドライン) ( 平 成 17 年 2 月 7 日, 総 務 大 臣 策 定 )に 基 づく 公 表 平 成 26 年 9 月 国 立 大 学 法 人 山 梨 大 学 国 立 大 学 法 人 山

More information

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加 別 添 事 務 連 絡 平 成 27 年 12 月 18 日 日 本 年 金 機 構 厚 生 年 金 保 険 部 長 殿 厚 生 労 働 省 年 金 局 事 業 管 理 課 長 持 続 可 能 な 医 療 保 険 制 度 を 構 築 するための 国 民 健 康 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 による 健 康 保 険 法 及 び 船 員 保 険 法 改 正 内 容 の 一 部 に

More information

島根大学における学生等の授業料その他の費用に関する規則

島根大学における学生等の授業料その他の費用に関する規則 島 根 大 学 における 学 生 等 の 授 業 料 その 他 の 費 用 に 関 する 規 則 ( 平 成 16 年 島 大 規 則 第 164 号 ) ( 平 成 16 年 4 月 1 日 制 定 ) 平 成 17 年 3 月 31 日 一 部 改 正 平 成 17 年 9 月 26 日 一 部 改 正 平 成 1 8 年 3 月 8 日 一 部 改 正 平 成 18 年 9 月 19 日 一

More information

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc 佐 野 市 生 活 排 水 処 理 構 想 ( 案 ) 平 成 27 年 12 月 佐 野 市 目 次 1. 生 活 排 水 処 理 構 想 について 1.1 生 活 排 水 処 理 構 想 とは P.1 1.2 生 活 排 水 処 理 施 設 の 種 類 P.1 2. 佐 野 市 の 現 状 と 課 題 2.1 整 備 状 況 P.2 2.2 主 な 汚 水 処 理 施 設 P.2 2.3 生 活

More information

第 3 章 会 員 ( 会 員 の 資 格 ) 第 5 条 協 会 の 会 員 は 協 会 の 目 的 に 賛 同 して 入 会 した 次 の 各 号 に 掲 げる 者 とする (1) 軽 種 馬 を 生 産 する 者 (2) 軽 種 馬 を 育 成 する 者 (3) 馬 主 (4) 調 教 師 (

第 3 章 会 員 ( 会 員 の 資 格 ) 第 5 条 協 会 の 会 員 は 協 会 の 目 的 に 賛 同 して 入 会 した 次 の 各 号 に 掲 げる 者 とする (1) 軽 種 馬 を 生 産 する 者 (2) 軽 種 馬 を 育 成 する 者 (3) 馬 主 (4) 調 教 師 ( 一 般 社 団 法 人 日 本 競 走 馬 協 会 定 款 第 1 章 総 則 認 可 平 成 25 年 12 月 24 日 施 行 平 成 26 年 1 月 6 日 ( 名 称 ) 第 1 条 この 法 人 は 一 般 社 団 法 人 日 本 競 走 馬 協 会 ( 以 下 協 会 という ) と 称 する ( 事 務 所 ) 第 2 条 協 会 は 主 たる 事 務 所 を 東 京 都 港 区

More information

 

  障 害 者 政 策 委 員 会 第 2 小 委 員 会 ( 第 3 回 ) 資 料 一 覧 資 料 1-1 論 点 4 15 24 条 所 得 保 障 等 ( 年 金, 諸 手 当, 経 済 的 負 担 の 軽 減 等 )について に 関 する 厚 生 労 働 省 資 料 1 資 料 1-2 論 点 4 15 24 条 所 得 保 障 等 ( 年 金, 諸 手 当, 経 済 的 負 担 の 軽 減

More information

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 3 月 31 日 現 在 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資 産 の 部 ) ( 負 債 の 部 ) 流 動 資 産 85,772 流 動 負 債 22,025 現 金 及 び 預 金 49,232 営 業 未 払 金 1,392 営 業 未 収 入 金 6,597 未 払 金 1,173 前 払 費 用 313 未

More information

既 存 建 築 物 の 建 替 市 街 化 調 整 区 域 で 許 可 を 不 要 とする 取 扱 いについて 既 存 建 築 物 の 建 替 は 以 下 の1)~3)をすべて 満 たしている 場 合 に 可 能 です 1) 建 替 前 の 建 築 物 ( 以 下 既 存 建 築 物 という )につ

既 存 建 築 物 の 建 替 市 街 化 調 整 区 域 で 許 可 を 不 要 とする 取 扱 いについて 既 存 建 築 物 の 建 替 は 以 下 の1)~3)をすべて 満 たしている 場 合 に 可 能 です 1) 建 替 前 の 建 築 物 ( 以 下 既 存 建 築 物 という )につ 市 街 化 調 整 区 域 において 開 発 行 為 を 行 おうとする 者 は 開 発 許 可 を 開 発 行 為 が 伴 わない 建 築 物 の 新 築 等 を 行 おうとする 者 は 建 築 許 可 をあらかじめ 市 長 から 得 る 必 要 がありますが ここでは 許 可 を 不 要 とする 場 合 について 説 明 しています 区 分 市 街 化 調 整 区 域 建 築 物 を 建 築 したい

More information

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運 地 本 業 務 ニ ュ ー ス J R 東 海 労 静 岡 地 方 本 部 NO.1 8 2 0 1 2 年 6 月 1 9 日 発 行 者 : JR 東 海 労 静 岡 地 方 本 部 山 本 繁 明 申 6 号 に 関 する 幹 事 間 折 衝 を 開 催!! 6 月 15 日 地 本 は 静 岡 車 両 区 に お け る 構 内 運 転 士 に 対 す る 誤 支 給 及 び 戻 入 に つ

More information

はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ

はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ 求 償 権 の 管 理 回 収 に 関 する 事 例 研 究 (その2) - 平 成 23 年 度 求 償 権 管 理 回 収 等 事 務 研 修 会 から- 農 業 第 二 部 前 号 に 引 き 続 き 昨 年 9 月 に 開 催 された 求 償 権 管 理 回 収 等 事 務 研 修 会 で 求 償 権 の 管 理 回 収 事 例 研 究 として 掲 げられたテーマから4つの 事 例 について

More information

弁護士報酬規定(抜粋)

弁護士報酬規定(抜粋) はなみずき 法 律 事 務 所 弁 護 士 報 酬 規 定 ( 抜 粋 ) 2008 年 10 月 改 訂 2014 年 4 月 * 以 下 の 弁 護 士 報 酬 は いずれも 税 込 です ただし D E L の2の 表 に 基 づき 算 出 さ れた 金 額 については 消 費 税 を 上 乗 せした 額 を 弁 護 士 報 酬 とします 目 次 A 法 律 相 談 料 B 顧 問 料 C 手

More information

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱 山 ノ 内 町 福 祉 医 療 費 給 付 金 支 給 要 綱 平 成 20 年 3 月 31 日 告 示 第 19 号 改 正 平 成 20 年 7 月 7 日 告 示 第 46 号 平 成 21 年 3 月 31 日 告 示 第 25 号 平 成 21 年 8 月 3 日 告 示 第 46 号 平 成 22 年 3 月 24 日 告 示 第 17 号 平 成 23 年 6 月 28 日 告 示

More information

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社 北 秋 田 市 クリーンリサイクルセンターエネルギー 回 収 推 進 施 設 等 長 期 包 括 的 運 転 維 持 管 理 業 務 委 託 に 係 る 発 注 支 援 業 務 公 募 型 プロポ-ザル 実 施 要 領 1 プロポーザルの 目 的 この 要 領 は 平 成 30 年 4 月 から 運 転 を 予 定 している 北 秋 田 市 クリーンリサイクルセンター エネルギー 回 収 推 進 施

More information

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に 契 約 書 ( 案 ) 独 立 行 政 法 人 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 契 約 担 当 役 石 井 信 芳 ( 以 下 甲 という) と ( 以 下 乙 という)の 間 に 医 療 情 報 データベースに 関 するデータマッピング 業 務 ( 千 葉 大 学 医 学 部 附 属 病 院 )( 以 下 業 務 という)について 下 記 条 項 により 請 負 契 約 を 締 結 する

More information

目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た

目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た 市 民 税 減 免 取 扱 要 綱 函 館 市 財 務 部 目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た た め, 生 活 が 著 し く 困 難

More information

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農 国 営 かんがい 排 水 事 業 石 垣 島 地 区 事 業 の 概 要 本 事 業 は 沖 縄 本 島 から 南 西 約 400kmにある 石 垣 島 に 位 置 する 石 垣 市 の4,338haの 農 業 地 帯 において 農 業 用 水 の 安 定 供 給 を 図 るため 農 業 水 利 施 設 の 改 修 整 備 を 行 うものである 事 業 の 目 的 必 要 性 本 地 区 は さとうきびを

More information

<5461726F2D3933208CA795F18CB48D65816993648E718366815B835E816A20>

<5461726F2D3933208CA795F18CB48D65816993648E718366815B835E816A20> 住 民 監 査 請 求 に 係 る 監 査 結 果 第 1 監 査 の 請 求 1 請 求 人 新 潟 市 西 区 寺 尾 東 二 丁 目 23 番 37 号 山 下 省 三 2 請 求 の 要 旨 平 成 20 年 4 月 に 県 立 がんセンター 新 潟 病 院 に 採 用 された 職 員 に 対 する 以 下 の 赴 任 旅 費 の 支 出 は 違 法 不 当 である (1) 平 成 20 年

More information

国 立 研 究 開 発 法 人 日 本 原 子 力 研 究 開 発 機 構 防 災 業 務 計 画 平 成 17 年 10 月 1 日 制 定 平 成 25 年 3 月 8 日 修 正 平 成 26 年 6 月 19 日 修 正 平 成 27 年 12 月 1 日 修 正 国 立 研 究 開 発 法 人 日 本 原 子 力 研 究 開 発 機 構 国 立 研 究 開 発 法 人 日 本 原 子 力

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D2030385F303088A4926D8CA78E8497A79763927489808EF68BC697BF93998C798CB895E28F958BE08CF0957497768D6A2E646F63>

<4D6963726F736F667420576F7264202D2030385F303088A4926D8CA78E8497A79763927489808EF68BC697BF93998C798CB895E28F958BE08CF0957497768D6A2E646F63> 愛 知 県 私 立 幼 稚 園 授 業 料 等 軽 減 補 助 金 交 付 要 綱 ( 通 則 ) 第 1 条 愛 知 県 私 立 幼 稚 園 授 業 料 等 軽 減 補 助 金 ( 以 下 補 助 金 という )は 私 立 の 幼 稚 園 及 び 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 ( 以 下 幼 稚 園 等 という )に 在 籍 する 幼 児 の 就 園 に 係 る 父 母 負 担 の 軽

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D203032208E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A76905682C98AD682B782E993C195CA915B9275964082C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

<4D6963726F736F667420576F7264202D203032208E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A76905682C98AD682B782E993C195CA915B9275964082C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6 様 式 租 税 特 別 措 置 等 に 係 る 政 策 の 事 前 評 価 書 1 政 策 評 価 の 対 象 とした 産 業 活 力 の 再 生 及 び 産 業 活 動 の 革 新 に 関 する 特 別 措 置 法 に 基 づく 登 録 免 租 税 特 別 措 置 等 の 名 称 許 税 の 特 例 措 置 の 延 長 ( 国 税 32)( 登 録 免 許 税 : 外 ) 2 要 望 の 内 容

More information

定款  変更

定款  変更 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 定 款 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 定 款 第 1 章 総 則 ( 名 称 ) 第 1 条 この 法 人 は 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 ( 以 下 公 社 という )と 称 する ( 事 務 所 ) 第 2 条 公

More information

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の 消 防 法 施 行 令 別 表 第 1(6) 項 ロに 掲 げる 施 設 の 概 要 ( 細 目 欄 の 印 は275m2 未 満 の 施 設 が 想 定 されるものを 示 す ) 細 目 根 拠 法 令 規 定 規 模 要 件 根 拠 規 定 構 造 要 件 根 拠 規 定 参 考 資 料 10 老 短 期 入 所 施 設 ( ) (ショートステイ) 第 20 条 の3 ( 老 短 期 入 所 施

More information

Taro-29職員退職手当支給規程

Taro-29職員退職手当支給規程 国 立 研 究 開 発 法 人 水 産 研 究 教 育 機 構 職 員 退 職 手 当 支 給 規 程 平 成 1 8 年 4 月 1 日 付 け 1 7 水 研 本 第 2 0 5 8 号 改 正 平 成 1 8 年 1 0 月 1 日 付 け 1 8 水 研 本 第 1 0 7 7 号 改 正 平 成 1 9 年 4 月 1 日 付 け 1 8 水 研 本 第 1 7 8 0 号 改 正 平 成

More information

4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H27.12.18 H28.1

4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H27.12.18 H28.1 松 山 市 条 制 定 時 の 市 民 意 見 聴 取 経 過 表 ( 3 月 市 議 会 提 出 分 ) 総 務 部 文 書 法 制 作 成 条 名 条 の 概 要 提 出 日 番 号 手 続 の 種 別 実 施 日 ( 期 間 ) 実 施 した 聴 取 手 続 の 内 容 を 実 施 しない 場 合 はその 理 由 担 当 1 松 山 市 職 員 の 分 限 に 関 する 条 等 の 一 部 を

More information

スライド 1

スライド 1 公 的 年 金 制 度 の 健 全 性 及 び 信 頼 性 の 確 保 のための 厚 生 年 金 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 について 厚 生 労 働 省 年 金 局 公 的 年 金 制 度 の 健 全 性 及 び 信 頼 性 の 確 保 のための 厚 生 年 金 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 25 年 法 律 第 63 号 )の 概 要

More information

平 成 23 年 度 における 子 ども 手 当 の 支 給 等 に 関 する 特 別 措 置 法 の 概 要 配 付 資 料 趣 旨 現 下 の 子 ども 及 び 子 育 て 家 庭 をめぐる 状 況 に 鑑 み 平 成 24 年 度 からの 恒 久 的 な 子 どものための 金 銭 の 給 付 の 制 度 に 円 滑 に 移 行 できるよう 平 成 23 年 度 における 子 ども 手 当 の

More information

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱 新 ひだか 町 住 宅 新 築 リフォーム 耐 震 等 支 援 補 助 金 交 付 要 綱 平 成 26 年 6 月 27 日 要 綱 第 15 号 ( 目 的 ) 第 1 条 この 要 綱 は 住 宅 の 新 築 工 事 増 改 築 工 事 リフォーム 工 事 又 は 耐 震 補 強 工 事 ( 以 下 新 築 リフォーム 等 工 事 という ) を 行 う 者 に 対 し その 工 事 費 の

More information

【労働保険事務組合事務処理規約】

【労働保険事務組合事務処理規約】 労 働 保 険 事 務 組 合 事 務 処 理 規 約 第 1 章 総 則 ( 目 的 ) 第 1 条 この 規 約 は 熊 本 商 工 会 議 所 ( 以 下 本 所 という )の 定 款 第 7 条 第 18 項 の 規 定 により 本 所 が 労 働 保 険 の 保 険 料 の 徴 収 等 に 関 する 法 律 ( 以 下 法 という ) 第 4 章 及 び 石 綿 による 健 康 被 害 の

More information

Taro-条文.jtd

Taro-条文.jtd - 1 - 部 正 昭 和 部 正 目 ん 養 涵 養 ロ ん ロ 護 在 面 積 並 削 共 化 委 託 共 化 病 害 虫 駆 除 予 防 他 護 削 3 域 各 掲 げ ほ 全 努 - 2 - む ね 道 開 設 良 安 設 削 他 護 削 委 託 促 進 削 病 害 虫 駆 除 予 防 火 災 予 防 他 護 削 - 3 - 応 じ 6 案 作 学 識 験 意 聴 3 各 掲 げ ほ 掲 げ

More information

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc 答 申 第 1 審 議 会 の 結 論 名 古 屋 市 長 ( 以 下 実 施 機 関 という )が 本 件 異 議 申 立 ての 対 象 とな る 保 有 個 人 情 報 を 一 部 開 示 とした 決 定 は 妥 当 である 第 2 異 議 申 立 てに 至 る 経 過 1 平 成 27 年 5 月 29 日 異 議 申 立 人 は 名 古 屋 市 個 人 情 報 保 護 条 例 ( 平 成 17

More information

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 100 1 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 100 1 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便 石 巻 市 公 募 型 買 取 市 営 住 宅 の 供 給 計 画 に 関 する 選 定 基 準 制 定 平 成 24 年 10 月 10 日 改 正 平 成 25 年 5 月 1 日 改 正 平 成 26 年 7 月 8 日 改 正 平 成 27 年 12 月 4 日 改 正 平 成 28 年 6 月 27 日 第 1 目 的 この 基 準 は 石 巻 市 公 募 型 買 取 市 営 住 宅 制

More information

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補 美 作 市 防 犯 カメラ 設 置 支 援 事 業 補 助 金 交 付 要 綱 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 告 示 は 地 域 の 防 犯 活 動 を 推 進 し 安 全 安 心 のまちづくりの 実 現 を 図 るため 犯 罪 等 の 防 止 を 目 的 に 防 犯 カメラの 設 置 を 行 う 住 民 団 体 に 対 し 予 算 の 範 囲 内 において その 設 置 に 要 する 経 費

More information

<4D F736F F D2095BD90AC E D738FEE816A939A905C91E D862E646F63>

<4D F736F F D2095BD90AC E D738FEE816A939A905C91E D862E646F63> 諮 問 庁 : 国 土 交 通 大 臣 諮 問 日 : 平 成 20 年 6 月 16 日 ( 平 成 20 年 ( 行 情 ) 諮 問 第 363 号 ) 答 申 日 : 平 成 21 年 4 月 8 日 ( 平 成 21 年 度 ( 行 情 ) 答 申 第 1 号 ) 事 件 名 : 引 継 書 の 一 部 開 示 決 定 に 関 する 件 答 申 書 第 1 審 査 会 の 結 論 平 成 19

More information

https://www.takara-dic-net.jp/xeditor_ne/xeditor_web/html_gene.

https://www.takara-dic-net.jp/xeditor_ne/xeditor_web/html_gene. 平 成 23 年 3 月 期 第 1 四 半 期 決 算 短 信 日 本 基 準 ( 連 結 ) 平 成 22 年 8 月 11 日 上 場 会 社 名 松 井 建 設 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コ ー ド 番 号 1810 URL http://www.matsui-ken.co.jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 松 井 隆 弘 ( 役 職

More information

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A7937882CC8A549776816998568AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A7937882CC8A549776816998568AE98EBA8DEC90AC816A2E707074> 第 1 回 社 会 保 障 審 議 会 後 期 高 齢 者 医 療 の 在 り 方 に 関 する 特 別 部 会 平 成 1 8 年 1 0 月 5 日 資 料 2-1 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 の 概 要 現 行 の 医 療 保 険 制 度 の 基 本 構 造 老 人 保 健 制 度 75 歳 65 歳 国 保 老 人 保 健 制 度 退 職 者 医 療 制 度 75 歳 以 上 の 人

More information

(5) 事 業 者 等 自 転 車 及 び 自 動 車 の 製 造 輸 入 販 売 又 は 修 理 を 業 として 行 っている 者 及 びそ れらの 者 の 団 体 並 びにその 他 の 事 業 者 をいう (6) 所 有 者 等 自 動 車 の 所 有 権 占 有 権 若 しくは 使 用 権 を

(5) 事 業 者 等 自 転 車 及 び 自 動 車 の 製 造 輸 入 販 売 又 は 修 理 を 業 として 行 っている 者 及 びそ れらの 者 の 団 体 並 びにその 他 の 事 業 者 をいう (6) 所 有 者 等 自 動 車 の 所 有 権 占 有 権 若 しくは 使 用 権 を 深 谷 市 放 置 自 転 車 自 動 車 の 発 生 防 止 及 び 処 理 に 関 する 条 例 平 成 18 年 1 月 1 日 条 例 第 26 号 改 正 平 成 22 年 9 月 30 日 条 例 第 23 号 平 成 23 年 9 月 29 日 条 例 第 40 号 深 谷 市 放 置 自 転 車 自 動 車 の 発 生 防 止 及 び 処 理 に 関 する 条 例 目 次 第 1 章

More information

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 に 係 る 基 準 ( 案 )の 概 要 1. 子 ども 子 育 て 新 制 度 について 平 成 24 年 8 月 幼 児 期 の 学 校 教 育 保 育 の 総 合 的 な 提 供 保 育 の 量 的 拡 大 確 保 地 域 の 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 などを 目 的 に 子 ども 子 育 て3 法 (1 子 ども 子 育 て 支 援

More information

Taro-H26改正_溶け込み_中学授業

Taro-H26改正_溶け込み_中学授業 鳥 取 県 私 立 中 学 校 生 徒 授 業 料 減 免 補 助 金 交 付 要 綱 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 要 綱 は 鳥 取 県 補 助 金 等 交 付 規 則 ( 昭 和 32 年 鳥 取 県 規 則 第 22 号 以 下 規 則 とい う ) 第 4 条 の 規 定 に 基 づき 鳥 取 県 私 立 中 学 校 生 徒 授 業 料 減 免 補 助 金 ( 以 下 本 補 助 金

More information

Microsoft Word - 070219役員選挙規程.doc

Microsoft Word - 070219役員選挙規程.doc 役 員 選 挙 規 程 昭 和 55 年 10 月 21 日 制 定 昭 和 57 年 11 月 16 日 改 正 昭 和 61 年 5 月 27 日 改 正 昭 和 62 年 2 月 23 日 改 正 昭 和 63 年 3 月 7 日 改 正 平 成 2 年 5 月 14 日 改 正 平 成 6 年 5 月 24 日 改 正 平 成 8 年 2 月 27 日 改 正 平 成 11 年 2 月 23

More information