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1 クレール マラン 私 の 外 で (2008 年 )を 読 む 鈴 木 智 之 はじめに 病 いの 経 験 に 関 わる 一 冊 の 書 物 そのテクストによって 触 発 される 思 考 の 断 片 を 拾 い 集 め,つな ぎとめておくこと,ここでの 課 題 はひとまずこれに 尽 きている 取 り 上 げ ら れ る 著 作 は, ク レ ー ル マ ラ ン(Claire Marin) の 私 の 外 で(Hors de moi) (Editions Allia, 2008)である 著 者 クレール マランは,1974 年 にパリに 生 まれ,2003 年 に 高 等 師 範 学 校 で 哲 学 の 博 士 号 を 取 得 している( 博 士 論 文 のテーマは,19 世 紀 フランスの 哲 学 者 フェリ ックス ラヴェッソンに 関 するものである) 著 書 には, 私 の 外 で の 他 に, 病 いの 暴 力 生 の 暴 力 (V iolences de la maladie, violence de la vie) (Almand Colin, 2008), 熱 のない 人 間 (L Homme sans fièvre) (Armand Colin, 2013)がある また 共 著 として 自 己 の 試 練 (L Epreuve de soi) (Armand Colin, 2003), 苦 しみと 痛 み(Souffrance et douleur) (PUF,2013) 他 が 刊 行 されている 私 の 外 で には, 小 説 (roman) というジャンル 名 が 付 されている これがどのような 意 味 で 小 説 と 呼 びうるのかについては 検 討 の 余 地 があるとしても,さしあたりこの 著 作 は, 学 術 的 な 研 究 書 としてではなく,ひとつの 物 語 (un récit)として 受 け 取 ることができる ただし,それ はフィクションではない 語 られているのは, 著 者 自 身 の 病 いの 体 験 である マランは, 数 年 前 から (HM:8) 多 発 性 の 関 節 炎 を 伴 う 自 己 免 疫 疾 患 に 苦 しめられ,パリのラ ピティエ サルペ トリエール 病 院 に 何 度 かの 入 院 を 経 験 している 私 の 外 で は, 病 いの 暴 力 生 の 暴 力 や 熱 のない 人 間 とともに,この 著 者 自 身 の 病 気 体 験 から 生 み 落 されたものである ただし, 後 者 二 冊 が 哲 学 的 省 察 の 書 という 形 式 を 取 っているのに 対 し, 私 の 外 で は 明 確 には 分 類 し 難 いテクストとなっている 病 いの 経 験 を 語 りうる 固 有 の 文 体 (エクリチュール)が 追 求 されているという 点 では, 確 かに 文 学 として 読 むことができるし, 一 人 の 病 者 の 経 験 を 赤 裸 々につづったドキュメント- 闘 病 記 や 証 言 -として 位 置 づけ ることもできる もちろん, 生 の 体 験 に 根 差 した 哲 学 的 考 察 の 書 として 取 り 上 げることも 可 能 であ る しかし,ジャンルの 区 分 それ 自 体 に 強 い 意 味 があるわけではない むしろ, 小 説 という 衣 を 1

2 まとうことで, 学 術 的 な 定 型 にとらわれない 自 在 な 書 き 方 ( 病 いの 語 り 方 )を 模 索 することが 可 能 になっているように 見 える そうであるとすれば,とりあえずは, 何 が,どこから,どのような 声 によって 語 られているのかを,このテクストにそって 読 み 進 めていくしかないだろう ここで, 著 作 のタイトルについて 触 れておく Hors de moi. 直 訳 的 に 私 の 外 で としたが,この 言 葉 にはいくつかの 意 味 を 読 み 取 る ことができる まずは, 命 令 文 としてのニュアンス 私 のところから 出 て 行 って! ここには, 自 らの 身 体 に 侵 入 した 病 いを 外 に 追 い 払 ってしまいたい,という 思 いが 込 められている ただし,またのちにも 見 るように,マランの 場 合, 自 分 自 身 の 病 いを 自 分 の 中 に 侵 入 した 外 敵 と 見 なして,これを 外 部 へ と 掃 討 するような 闘 い 方 ( 語 り 方 )ができるわけではない 彼 女 の 疾 患 は, 自 分 自 身 を 守 るはずであった 免 疫 システムが, 自 分 自 身 に 向 けて 攻 撃 を 継 続 することによって 生 じている 彼 女 は, 自 分 自 身 と 病 い との 関 係 を, 単 純 な 自 己 対 外 敵 の 闘 いというメタファーに 託 す ことができない その 意 味 で 私 の 外 へ 出 て 行 きなさい という 言 葉 は,あらかじめ 空 回 りを 余 儀 なくされている また,フランス 語 のhors de soi (soiは 三 人 称 単 数 これを 一 人 称 単 数 に 置 き 換 えればhors de moi)という 表 現 には, 怒 りにかられて かっとなって 我 を 忘 れて という 意 味 もある 確 かに このテクストは, 終 始, 激 しい 怒 りの 感 情 によって 貫 かれている 疾 患 がもたらす 痛 みや 苦 しみへ の 怒 り,その 体 験 を 受 け 止 めることのない 医 療 者 や 周 囲 の 人 々への 怒 り,そして, 自 分 自 身 への 怒 り その 多 層 的 な 怒 りの 発 露 としてこの 著 作 は 書 かれている これが 表 題 の 第 二 の 含 意 である しかし, 実 際 のテクストの 中 でhors de moiという 表 現 が 使 われている 文 脈 では, 病 んでいる 身 体 が 自 分 自 身 の 一 部 ではなく,その 外 部 に 連 れ 出 されている 状 況,あるいは, 自 分 自 身 の 身 体 とそ こに 進 行 する 病 いの 現 実 を 一 歩 退 いたところから 見 すえようとする 私 の 意 識 のあり 方 が 指 し 示 されていることが 多 い 私 の 体 が 私 の 外 にある,そして,この 私 に 触 れるのではなく 私 の 身 体 に 手 を 伸 ばす 人 がいる,あるいは, 私 は 私 の 身 体 と 敵 対 的 に 向 き 合 おうとして いる こうした, 身 体 との 疎 隔 の 感 覚 と, 同 時 にそれを 体 験 しつつ 観 察 する 自 己 の 超 越 の 感 覚 が, この 表 題 の 三 つ 目 の 含 意 としてある それは, 第 一 の 含 意 に 関 わるところとはまた 少 し 別 の 位 相 に おいて, 病 む 身 体 と 自 己 との 関 係 を 問 い 直 している 自 分 の 身 体 が 病 い によって 占 拠 されていく 時,そしてそれが 医 療 的 ケアの 対 象 となる 時, 私 が 私 であるとはどのような 事 態 なのか これを 問 うことが 本 書 のひとつの 主 題 である いずれの 含 意 が 最 も 中 心 的 であるとは 言 いがたい いくつかの 意 味 を 集 約 する 形 で,このごくシ ンプルな 表 題 が 選 び 取 られているのである マランが 経 験 している 疾 患 の 正 確 な 診 断 名 は, 著 作 のどこにも 記 されていない 書 誌 をめぐる 周 辺 的 な 情 報 (Amazon. Franceの 紹 介 ページ)の 中 には, リューマチ 性 の 多 発 性 2

3 関 節 炎 に 類 する 自 己 免 疫 疾 患 (une maladie auto-immune proche d une polyarthrite rhumatoïde) という,いささか 曖 昧 な 言 葉 が 用 いられている 私 の 外 で における 記 述 から 疾 患 の 正 体 を 推 測 するのに 役 立 ちそうな 情 報 をピックアップ して, 病 名 の 推 理 を 試 みることはできる (1) しかし 私 たちにとっては, 正 確 な 病 名 をつきとめ ることや,その 疾 患 に 関 わる 医 療 情 報 を 収 集 することが 目 的 となるわけではない 著 者 が 明 ら かにしていない 病 名 を 詮 索 することが,テクストの 受 け 手 ( 語 りの 聴 き 手 )の 態 度 としてふさ わしいものとも 思 えない 免 疫 機 構 が 自 分 自 身 の 身 体 に 対 する 攻 撃 性 を 備 え, 関 節 を 冒 し, 身 体 の 動 きを 制 限 し, 身 体 の 変 形 をもたらし, 激 しい 疲 労 と, 時 に 激 しい 痛 みを 与 える 薬 (ステロイド 剤 )の 副 作 用 で 皮 膚 が 薄 く 透 け, 筋 肉 が 脆 弱 化 している そして, 今 のところ,この 疾 患 に 治 癒 をもたらす 手 段 は 見 いださ れていない テクストから 確 実 に 読 み 取 られるのは,こうした 事 実 である この 厳 しい 病 いの 体 験 に 対 して, 再 帰 的 反 省 の 主 体 が 言 葉 を 与 えようとしているとも 言 えるし, 他 のどこからも 言 葉 を 与 えられない 身 体 が 自 ら 声 を 発 することを 求 めているようにも 見 える 私 の 外 で は, 一 面 において, 怒 り にかられた 病 者 の,あるいは 病 む 身 体 の, 金 切 り 声 の 発 露 である しかし,それは 同 時 に, 自 分 自 身 の 生 の 現 実 を 醒 めた 視 点 で 記 述 し 尽 くそうとする, 卓 越 した 知 性 の 所 産 でもある では, 彼 女 は 何 を 求 めて,なぜこの 本 を 書 いているのか そして,このテクストを 読 むことを 通 じて, 私 たちは 何 を,いかに, 思 考 することをうながされているのか 以 下 では,マラン 自 身 の 他 の 著 作 や,そこで 言 及 されている 他 の 著 者 の 作 品 などを 適 宜 参 照 しながら,これを 考 えてみたい そのための 系 統 的 な 読 解 の 方 法 論 があるわけではない しかし, 読 みを 進 めていく 上 での 私 なり の 基 本 的 な 視 点 はある それは, 経 験 をめぐる 語 りは 乗 り 越 えがたい 困 難, 解 きがたい 矛 盾, 答 え きれない 問 題 を 起 点 ( 原 因 )として 立 ち 上 がるのだという 点 にある したがって, 以 下 では,テク ストの 中 に 埋 め 込 まれた 問 い を 掘 り 起 こしていこう ここでの 発 話 行 為 を 呼 び 起 こし,テクス トがそれをめぐって 思 考 を 展 開 させようとしている 矛 盾 や 困 難 とは 何 かを 考 えること そ して,その 問 題 に 対 するマランの 応 答 の 道 筋 をたどってみること これが 次 節 以 降 の 課 題 となる 1. 治 癒 しない ということ 私 の 外 で は 次 のように 書 き 出 されている 幸 福 な 結 末 は 訪 れないだろう 少 なくとも, 今 分 かっている 限 り これは, 繰 り 返 し 悪 くなっていく だけの, 悲 劇 的 な 物 語 (HM:7) この 病 いが 治 癒 する 見 込 みはないということ 有 力 な 治 療 の 手 段 はないということ その 確 認 か ら, 著 作 は 始 まっている 治 癒 しない という 事 実 認 識 は,マランの 発 話 を 規 定 する 前 提 条 件 で 3

4 あり, 治 らない 病 いを 生 きるとはどういうことなのか という 問 いは,この 著 作 全 体 の 底 に 流 れ る 基 調 的 な 主 題 でもある 私 は 治 らないだろう 私 は, 残 りの 人 生 をずっと, 病 いに 冒 されて 生 きるのだ 私 はそのために 死 ぬ だろう 運 よくどこかのウイルスが 私 の 弱 さにつけこんで,その 病 気 の 優 先 権 を 奪 ってしまわない 限 り そこに, 私 の 晩 年 の 確 かな 姿 がある 私 の 死 の 顔 が, 私 の 顔 である 私 は 確 実 に, 少 しずつ, 私 の 内 側 から 破 壊 されていく (HM:12) 確 かに 彼 女 は,すぐに(ごく 近 い 将 来 に) 命 を 失 うわけではない 症 状 に 対 する 医 療 的 対 処 の 方 法 が 皆 無 なわけでもない しかし, この 病 気 を 治 すことはできない (HM:12) ゆっくりと, あるいは 緩 急 の 変 化 を 伴 いながら, 疾 患 は 確 実 に 進 んでいくはずである その 見 通 し(あるいは, 見 通 しのなさと 言 うべきか)は, 生 きること をめぐる 二 重 の 問 いを 浮 上 させる 一 方 では, 治 癒 を 志 向 するところから 語 られる 希 望 の 言 説 が 実 質 的 にほぼ 失 効 している 状 態 を 生 きねばならないことへの 問 いかけ 回 復 を 目 指 すという 語 りは, 最 終 的 にたどり 着 くであ ろう 地 点 から 見 て,すでに 虚 しいものとなっている その 時, 病 者 は,どのようにして 医 療 と 関 わ り, 周 囲 の 人 々との 関 係 を 結 び, 病 いの 現 実 に 対 峙 していくことができるのか そしてそれは, 上 の 引 用 の 中 にもすでに 表 されているように, 死 の 優 位 のもとで 生 を 生 きることにつながっている 自 分 自 身 の 生 を, 死 に 向 かって 崩 壊 していく 過 程 として 受 け 止 め るということ 自 己 解 体 の 過 程, 延 長 された 執 行 猶 予 期 間 (HM:18)に 身 を 置 く 者 として, 自 分 自 身 の 生 を 受 け 止 める その 作 業 はどのような 言 葉 とともに 可 能 となるのか マランは,( 時 には 回 復 への 希 望 や 夢 になびきながら) 自 分 自 身 の 生 が 衰 弱 のベクトル しかもたないことを 見 すえた 上 で,このテクストを 書 き 続 けている 私 は 落 下 する 石 のようだ 唯 一 確 かなことは, 衰 弱 を 抑 えられないということだけ それでもまだ 悪 化 からの 反 転 を 望 むとすれば,それは,その 確 実 さがもたらさざるをえない 狂 気 を 免 れるためだけのこ とだ 病 者 は, 肉 の 重 みを 課 せられて,もはやひとつの 重 量 でしかない 常 に 落 ちていくだけ 空 気 抵 抗 だけが,その 存 在 を 確 かなものにしている だが,この 落 下 はスローモーションで 進 んでいく それ は,10 年,20 年,あるいは30 年 続 く 推 定 することは 難 しい 誰 もはっきりとは 告 げてくれない (HM:31) 彼 女 は, 回 復 の 軌 道 を 思 い 描 くことができないまま,この 病 いを 生 きている スローモーシ ョンで 進 んでいく 落 下 の 過 程 反 転 することのない 悪 化 の 過 程 その 経 験 が 語 られる 時, 私 たちはそこに 何 を 聴 き 取 ることができるだろうか この 問 いをマランとともに 考 えていく 際 に,ひとつの 先 行 するテクストの 存 在 を 確 認 しておくこ 4

5 とができるだろう それはG.カンギレムが,1978 年 に 著 した 治 癒 の 教 えは 可 能 か(Une pédagogie de la guérison est-elle possible?) という 一 文 である 必 ずしも 読 み 取 りやすいと 言 えな いこのテクストは,しかし, 確 実 にマランの 思 考 を 方 向 づける 導 きのひとつとなっている (2) この 論 考 においてカンギレムは, 治 癒 (guérison) という 事 態 をとらえる 認 識 枠 組 みの 転 換 を 踏 まえて, 医 療 は 病 む 人 の 生 を 前 にして 本 質 的 なジレンマに 遭 遇 するものであること,そして,そ の 現 実 に 対 峙 するためには, 医 療 行 為 を 導 く 判 断 の 根 拠 についての 根 底 的 な 問 い 直 し- 実 践 的 医 学 的 理 性 の 批 判 (une Critique de la raison médicale pratique) -が 必 要 であることを 説 いて いた 患 者 は 医 師 に 治 癒 を 求 め, 医 師 は 患 者 にこれを 提 供 しようとする( 治 癒 を 目 指 して 行 わ れる, 医 療 者 による 介 入 行 為 が 治 療 である) では, 生 命 体 が 病 いを 経 験 し,そこから 治 癒 す るとはどのような 事 態 なのか カンギレムは, 古 典 主 義 的 な 力 学 のパラダイムが 支 配 的 であった 時 代 (19 世 紀 中 葉 まで)には, 有 機 体 を 自 律 的 な 機 械 と 見 なし, 病 いをその 一 時 的 な 不 調 や 混 乱 と して 位 置 づけ, 治 癒 とは 身 体 システムを 元 の 状 態 に 復 帰 させることだとする 考 え 方 が 成 り 立 ってい たと 言 う しかし,19 世 紀 の 最 後 の 四 半 世 紀 以 降, 個 々の 有 機 体 ( 身 体 )を 閉 じた 機 構 と 見 なす のではなく, 環 境 との 相 互 作 用 の 中 で,これに 適 応 し, 同 時 に 自 己 システムの 動 的 な 均 衡 を 保 ち 続 けようとするものと 見 なす 視 点 が 浮 上 してきた それ 以 降, 生 命 体 は, 定 常 的 状 態 の 維 持 (ホメオ スタシス)を 図 りながらも, 後 戻 りすることのできない( 不 可 逆 な) 時 間 を 生 きるものとして 認 識 されるようになる そうなると, 病 気 からの 快 復 という 現 象 も,もはや 単 純 に 過 去 の 状 態 への 回 帰 とはとらえられなくなり, 新 たな 条 件 のもとでの 有 機 体 と 環 境 との 再 均 衡 化 の 過 程 と 考 えられるよ うになる しかしいずれにしても, 病 いとは, 生 命 体 が 環 境 との 関 係 の 中 で 発 揮 していた 能 力 が, 何 らかの 要 因 によって, 十 全 に( 従 来 通 りに) 実 現 できなくなる 事 態 である そして,この 機 能 的 失 調 が 亢 進 して 破 局 的 な 状 態 を 招 かないように, 医 療 は 技 術 的 な 介 入 を 試 み, 身 体 と 環 境 との 再 均 衡 化 を 図 ろうとする この 時, 医 療 実 践 が 何 を 目 指 すべきであるのかについて, 論 理 的 に 見 て 二 つのモデル がありうる ひとつは, 従 来 その 生 命 体 が 備 えていた(あるいは, 本 来 備 えているべき) 活 動 能 力 の 水 準 - 通 常 健 康 という 言 葉 で 指 示 されるような-を 回 復 するための, 修 復 的 な 努 力 がなされる 場 合 (カンギレムはこの 意 味 でguérisonという 言 葉 を 用 いている これを, 狭 義 の, 言 葉 の 強 い 意 味 での 治 癒 と 呼 ぶことができるだろう) もうひとつは, 残 されている 能 力 を 保 存 し, 有 機 体 と 環 境 との 現 状 の 相 互 関 係 の 中 で 新 しい 均 衡 の 条 件 を 探 していく( 何 らかの 形 で 縮 小 し た 能 力 にもとづいて, 新 しい 生 活 の 形 を 模 索 する) 場 合 がこれにあたる 後 者 は, 過 去 の 状 態 への 回 帰 ではなく, 疾 患 や 障 害 を 受 け 入 れつつ, 決 定 的 な 破 局 を 先 送 りしながら, 今 の 自 分 にできる 生 き 方 を 可 能 にしていくための 働 きかけである(そこで 行 われる 医 療 行 為 も 治 療 と 呼 ばれうる すべての 治 療 が 狭 い 意 味 での 治 癒 を 目 指 しているわけではない,ということになるだろう) 患 者 が 治 癒 を 求 め,これに 応 えて 医 師 が 治 療 を 行 おうとする 限 り, 医 療 はこの 二 つの 選 択 肢 の 後 者 の 内 にのみ 留 まることはできない カンギレムはそれを 次 のような 言 葉 づかいで 確 認 し 5

6 ている 健 康 な 有 機 体 は,その 能 力 のすべてを 実 現 できるような 形 で, 環 境 世 界 とのあいだに 折 り 合 いをつけて いる 病 理 的 な 状 態 とは,もともともっていた 環 境 への 介 入 の 範 囲 が 縮 小 することである この 時, 破 局 的 な 行 動 を 呼 び 起 こすような 状 況 を 回 避 しようとすることにばかり 執 心 したり, 残 されている 能 力 を 単 に 保 存 しようとするばかりであったりすることは, 応 答 責 任 (responsibilité) を 欠 いた 生 命 の 表 現 である (Canguilhem 2002:91-92) しかし, 他 方 において, 治 癒 を 求 めて 行 われる 治 療 的 介 入 は, 行 為 それ 自 体 において,ある いはその 結 果 として, 患 者 ( 病 む 人 )の 苦 しみを 増 大 させることがある 医 療 こそが 苦 しみの 源 泉 であるとしてこれを 根 底 から 批 判 しようとする 議 論 ( 例 えば,I イリイチの 脱 病 院 化 論 )は, しばしばこの 事 実 に 立 脚 している ここで 問 われることになるのは, 患 者 が 痛 みや 苦 しみを 覚 えても,なお 治 癒 を 目 標 点 として, 医 療 的 な 介 入 を 行 うかどうかである その 判 断 は,19 世 紀 的 な 機 械 モデルに 立 つ( 狭 義 の) 医 学 的 な 思 考 の 中 では 下 しきれない,と カンギレムは 言 う したがって 医 師 は,そうあってしかるべきと 思 われる 健 康 状 態 の 回 復 のために, 苦 痛 を 伴 う 努 力 を 患 者 に 強 いるべきか,あるいは 現 状 の 身 体 能 力 の 上 に, 環 境 の 要 求 する 新 たな 均 衡 状 態 を 探 り 当 てるよう 患 者 を 導 くべきか, 選 択 を 迫 られる では,こうした 認 識 の 上 に 医 療 はいかなる 営 みであろうとするのか その 答 えは, 病 む こと が 生 きる ということ( 生 命 過 程 )の 中 に 占 めている 位 置 をどのように 考 えるのかによって 変 わ ってくる 病 い を 健 康 という 理 想 からの 逸 脱 と 見 なし, 過 去 の 状 態 への 回 帰 や,さらなる 健 康 の 増 進 が 目 指 されているのであれば, 治 癒 に 向 けての 努 力 は,そこにどれほどの 苦 痛 が 伴 おうとも 正 当 化 されうる(あるいは,そこに 感 じられる 苦 しみは 試 練 として 教 育 的 な 意 味 を もつ) しかし,そうではなく, 生 命 体 ( 個 体 )は 環 境 との 関 わりにおいて 常 に 病 い の 可 能 性 に 開 かれており, 病 む ことを 通 じて 新 たな 規 範 的 状 態 に 移 行 しながら 衰 え を 経 験 していく のだと 見 なされるのであれば, 治 癒 に 志 向 した 医 療 技 術 の 適 用 は, 少 なくともある 閾 値 を 超 え た 時 点 で, 生 の 現 実 に 対 して 不 適 切 なものとなるだろう (3) もちろん, 病 いが 経 験 される 個 々の 時 点 において, 医 療 は,ほとんど 常 に, 前 者 の 考 え 方 が 求 め る 治 療 の 可 能 性 を 手 放 そうとしない 医 療 は, 治 癒 を 目 指 して 適 用 される 知 識 であり 技 術 であることを, 簡 単 に 放 棄 するわけにはいかない しかし,この 論 考 において,カンギレムが 最 後 に 強 調 するのは, 後 者 の 視 点 である 個 人 の 生 命 は,もともと 生 がもつ 力 の 縮 小 の 過 程 である 健 康 とは, 定 常 的 な 満 足 ではなく, 驚 異 的 な ア プリオリ 状 況 を 制 御 する 力 の 自 明 性 であるから,この 力 は, 相 次 いで 生 じる 教 育 [ 的 試 練 ]を 制 御 することによ って 消 耗 していく 治 癒 の 後 の 健 康 は,その 前 にあった 健 康 と 同 じものではない 治 癒 とは 元 の 状 態 へ 6

7 の 回 帰 ではないという 事 実 についての 明 晰 な 認 識 は, 病 者 を 過 去 の 状 態 への 固 執 から 解 放 することによ って, 可 能 な 限 り 諦 めずに 済 むようにという 病 者 の 探 求 を 助 ける (ibid.:98-99) 個 人 の 生 命 が, 生 のもつ 力 の 縮 小 の 過 程 であるならば, 個 々の 時 点 における 治 療 の 目 指 す ところは 元 の 状 態 への 回 帰 ではありえず, 最 終 的 な 破 綻 を 先 送 りするために 払 われる 努 力,も しくは, 継 続 的 な 下 降 曲 線 の 中 で 暫 定 的 に 保 たれる 均 衡 維 持 の 試 みにしかなりえない しかし,そ の 現 実 についての 認 識 こそ, 病 者 を 過 去 の 状 態 への 固 執 から 解 放 し, 同 時 に 可 能 な 限 り 諦 め ない ことを 教 えるのだと 言 うのである このように 論 じながら,カンギレムは,スコット フィッツジェラルドがその 作 品 中 に 記 した すべての 生 は 崩 壊 の 過 程 として 理 解 されうる という 言 葉 を 引 いてくる 第 一 級 の 知 性 のしるし は, 二 つの 矛 盾 する 考 え 方 の 上 に 留 まりながら,なお 行 動 する 可 能 性 を 失 わないことにある 例 え ば, 現 実 には 希 望 はないことを 理 解 しつつ,これを 決 然 として 変 えていこうとすることができなけ ればならない とフィッツジェラルドは 言 う これを 受 けて,カンギレムは 次 のように 彼 の 論 考 を 結 んでいる 治 癒 することを 学 ぶとは,ある 時 点 での 希 望 と, 最 終 的 な 破 綻 とのあいだにある 矛 盾 を 認 識 するすべを 学 ぶことである ある 時 点 での 希 望 にノンと 言 うことなく それが 知 性 によるものであるにせよ, 単 純 な 愚 かさによるものであるにせよ (ibid.:99) それぞれの 時 点 において 治 癒 すること への 希 望 が 失 われているわけではない(カンギレムは 決 して 治 癒 を 目 指 す 活 動 としての 医 療 を 否 定 しているわけではない) しかし, 病 む- 治 癒 す る という 出 来 事 の 反 復 は, 必 ずや 最 終 的 な 破 綻 に 向 かって 進 んでいく その 現 実 を 受 け 止 め た 上 で,なお ある 時 点 での 希 望 にノンと 言 うことなく 行 動 することはいかにして 可 能 なのか カンギレムはそれを 問 おうとしているのである ここに 提 起 されているのは, 諦 観 にもとづくもうひとつの 希 望 のもちようである,と 言 える かもしれない 生 きることは, 基 本 的 に 崩 壊 の 過 程 をたどること, 次 第 に 壊 れてゆき, 衰 えて ゆき, 最 終 的 な 破 綻 へとたどり 着 くまでの 傾 斜 を 歩 むことである 病 いとその 治 療 の 過 程 もまた, その 衰 退 の 道 を 反 転 させることはない それを 認 識 した 上 でなお, 個 々の 時 点 において, その 状 況 を 変 えていこうとする 行 為 を 断 念 しないこと そこにこそ,フィッツジェラルドの 言 う 知 性 の 働 きがある 自 分 自 身 の 治 らない 病 い の 経 験 を 語 ろうとする 時,マランは,カンギレムが 示 したこの 治 癒 の 教 え の 探 求 を 継 承 しようとしている 最 終 的 な 回 復 の 希 望 がないことを 理 解 しつつ, 破 綻 に 向 かう 自 分 自 身 の 生 に 対 して,そのつど 諦 めることなく 立 ち 向 かうすべを 探 り 当 てようとする 試 みが, 病 い の 体 験 をめぐる 哲 学 的 省 察 と, 文 学 的 記 述 につながっている 私 の 外 で に 負 わ された 課 題 は, すべての 生 は 崩 壊 の 過 程 として 理 解 されうる という 生 命 観 に 立 ちながら, 病 7

8 い の 現 実 に 対 峙 し 続 けるすべを 示 すことにある (4)(5) 2. 裸 体 とその 猥 褻 さ 私 の 外 で において 反 復 的 に 語 られるまたひとつのモチーフは, 医 療 の 場 において 他 者 の 目 に さらされる 身 体 の 裸 性 にある 先 に 見 た, 著 作 の 冒 頭 の 一 節 をもう 少 し 長 く 引 用 してみる 幸 福 な 結 末 は 訪 れないだろう 少 なくとも, 今 分 かっている 限 り これは, 繰 り 返 し 悪 くなっていく だけの, 悲 劇 的 な 物 語 溜 息 や,うめき 声 や, 涙 や, 叫 び 声 のあいまに, 沈 黙 が 挿 入 される 緊 迫 した 生 裸 の 体 が 人 の 目 にさらされる 少 なくとも, 私 の 体 はそう みだらなストーリー 私 の 裸 体 を 見 た 者 たちのほとんどは, 何 の 欲 望 も 抱 かず,それに 触 れていった 彼 らは, 処 置 をし, 検 査 をし, 手 術 をした 病 む 人 の 生 をさらしものにするのをためらわせるものが,まだ 何 か 残 っている だろうか 病 いによって 慎 みが 取 り 払 われて,それがその 人 の 存 在 全 体 に 感 染 する 何 度 も 開 かれては 閉 じられる 体 をさらすことに,もう 何 も 感 じない 肉 体 が, 人 の 手 で 巧 みに 修 復 され, 保 全 されること を,あきらめて 受 け 入 れる それはもう, 人 々が 手 を 突 っ 込 み,けれど 触 れることもなく 通 り 過 ぎてい く 物 でしかない 私 の 体 は 聖 域 ではない,それはもう 私 のものではない, 私 にはそれに 及 ぼす 力 も 権 利 もない 病 人 には,[ 身 体 と] 内 密 な 関 係 であることが 許 されない この 経 験 は,そこに 傷 を 残 さずに はいない それを 語 ることが, 本 当 の 意 味 で 暴 力 となるわけではない 悪 しきことはすでにもうなされ ている (HM:7) 確 かに, 患 者 になるということは,しばしば, 医 療 者 たちの 前 に 自 分 自 身 の 裸 体 をさらすという ことである そしてそれは, 他 のさまざまな 場 面 において 裸 になる 時 とは 異 なる 独 特 の 現 実 (リア リティ)を 構 成 する 他 の 多 くの 場 面 で, 裸 体 は 恥 じらい の 対 象 であり,それを 見 せることに も 見 ることにも 慎 み が 要 求 される その 慎 み が 解 除 される 場 面 において, 裸 の 体 は 欲 望 の 対 象 であり, 例 外 的 な 親 密 性 の 中 でのみ 触 れ 合 うことが 許 される 特 別 な 存 在 である 裸 体 とは 私 秘 的 領 域 (プライヴァシー)であり, 他 者 が 無 遠 慮 に 手 を 伸 ばすことを 禁 じられている 聖 域 でも ある 私 が, 他 者 によって 身 勝 手 に 侵 されることのない 存 在 であること,そして 私 が 性 的 な 存 在 で あることを 教 える, 特 異 なテリトリーとして 裸 の 身 体 はある しかし, 診 察 室 や 手 術 室 に 持 ち 込 まれた 病 者 の 体 はもはやそのようなものではない 人 々は, 何 の 欲 望 も 抱 かずに これに 触 れていく もちろん,そのことは 医 療 行 為 の 必 要 を 考 えれば 当 然 のことであるし, 医 療 者 のまなざしと 患 者 の 身 体 のあいだにそれ 以 上 の( 例 えば, 性 的 な) 意 味 が 発 生 してしまうことの 方 がはるかに 問 題 である しかし,それでも, 臨 床 の 場 における 裸 体 の 経 験 は, 傷 を 残 さずにはいない 冒 頭 の 一 節 においてマランは, 自 らの 臨 床 経 験 を,たくさんの 人 間 がこれに 触 れて 通 り 過 ぎてい 8

9 く みだらストーリー だと 語 っている だが,その みだらさ は, 少 なくとも 性 的 なまなざし を 注 がれる 身 体 の 猥 褻 さ とは 異 質 なものである 私 は 裸 だ 手 術 台 の 上 で, 病 院 のベッドの 上 で, 放 射 線 の 装 置 の 前 で そのままじっとしていてくだ さいと 言 われたまま すぐに 慣 れていくだろう 私 はじきに, 自 分 の 腕 や 手 で, 胸 や 性 器 を 無 駄 に 隠 そ うとしなくなっていくだろう すぐにも, 私 の 体 は, 私 には 関 係 のないものになっていく 私 は,あの 人 たちが,まるで 私 には 触 れていないかのように, 私 の 体 を 処 置 していくのに 任 せる あの 人 たちがす べてを 見 て,すべてを 調 べ 尽 くしてしまった 時 には,その 体 はもう 私 のものではない それは 私 から 切 り 離 され, 完 全 に 外 部 の 物 体 と 化 している (HM:53) この 時, 私 の 体 は 没 性 的 なもの と 化 し, 私 は 中 性 の, 欲 望 や 性 欲 や 生 殖 とは 無 縁 の もの (HM:53)となる そこにあるのは どんな 猥 褻 さなのか とマランは 問 いかける そして, 羞 恥 心 という 感 情 の 働 きを 奪 い 取 られてしまったことへの 怒 りに 駆 りたてられるかのように, 問 い を 重 ねていく 患 者 となってしまった 者 にとって, 猥 褻 (impudique)であるということが,まだ 何 かを 意 味 してい るのだろうか 自 分 の 体 が,あのありとあらゆるまなざしによって 掃 き 出 されてしまった 今, 私 の 羞 恥 心 (pudeur)の 内 にいったい 何 が 残 されているだろうか 人 間 的 なまなざしならば, 少 なくともそこ から 目 をそらすことができる それよりもずっと 冷 たい, 鋭 いまなざしによって, 断 面 図 にされ, 斑 点 状 に 彩 色 され, 骨 格 像 にされて, 人 に 見 られてしまったあとに,まだどんな 生 きいきとした 自 己 イメー ジが 残 されているというのか 自 分 の 体 を, 絶 え 間 なく, 回 診 にやってくる 医 者 たちや, 習 い 覚 えよう とするインターンたちや,ケアをする 看 護 師 たちの 前 にさらけ 出 すことを 強 いられ,そして 慣 らされて いく 時, 自 分 の 生 を 自 分 の 外 に 投 げ 出 すことの 猥 褻 さはどこにあるだろう 彼 らだけではなく, 宿 直 医 (médecin de garde)や 救 急 医 や, 発 作 が 外 国 で 起 こった 時 なら 何 を 言 っているのかが 分 からない 医 療 者 や, 飛 行 機 のスチュワーデスや, 悪 いタイミングでやってくる 同 僚 たちの 前 に 秘 められたもの, 内 密 なものの 内 の 何 が,まだ 残 されているのだろう 怒 りや 悲 しみ 体 がぼろぼろにされてしまった 時 に も, 他 の 人 たちがそれに 気 づくような, 自 分 の 心 理 的 存 在 の 樹 脂 (エキス)そのものを 形 づくっていたよ うな,そんな 感 情 が 残 されているだろうか (HM:54-55) 診 断 や 治 療 の 場 において 人 々の 目 にさらされる 裸 体 にも, 確 かに,ある 種 の 猥 褻 さ が 伴 って いる しかし,そこでは, 裸 であることへの 羞 恥 心 を 抱 くことが 許 されていない 人 々は 目 をそ らすべき 対 象 として,その 体 を 扱 うわけではない この 時, 病 者 は, 病 いによる 衰 弱 や 痛 みがも たらしていた 怒 りや 悲 しみ までも 剥 ぎ 取 られてしまう 病 院 のベッドに 横 たわって, 治 療 を 受 ける 身 になってまでそんなことを 言 い 募 るのは,いささか 子 どもじみたふるまいだ,と 言 うべきだろうか しかし 少 なくとも,その 喪 失 を 語 ることが, 9

10 秘 められたもの や 内 密 なもの を 再 請 求 するための 身 ぶりであることを 確 認 しておかねばな らない 裸 体 であることへの 恥 じらいとともに 奪 われていくのは, 自 分 自 身 の 身 体 に 対 する 内 密 性 (intimité) である 私 が 身 体 としてある, 身 体 的 存 在 としてふるまう 際 に, 私 はその 身 体 を 内 側 から 生 きることができる 特 権 的 な 一 者 として,この 世 界 の 内 にある 私 たちは, 身 体 的 な 所 作 の たびに,この 体 を 介 して 他 者 と 交 わるたびに,その 内 密 と 内 在 の 感 覚 を 確 かめている 観 察 され, 処 置 される 身 体 になると 同 時 に 奪 われていくのは,この 意 味 での 私 が 在 ることの 実 感 である マランに 限 らず, 病 む 人 の 口 からは 自 分 が( 医 療 者 によって) 物 のように 扱 われている とい う 訴 えが 発 せられることがある それは, 一 面 において, 患 者 の 人 格 性 に 目 を 向 けようとしない ( 俗 に 言 う 病 気 を 診 て, 病 人 を 見 ない ) 医 者 の 態 度 や 意 識 を 非 難 するものである しかし,おそ らくその 感 覚 の 生 起 には, 個 々の 医 師 や 看 護 師 の 良 心 の 問 題 には 還 元 できない 構 造 的 な 条 件 が 関 わ っている 病 んでいる 身 体 への 技 術 的 な 介 入 の 場 において, 病 む 人 の 体 に 向 き 合 うということは, 一 人 の 人 間 に 対 面 する 時 とは 異 質 な 関 わりを 結 ぶことである (6) そしてこの 特 異 な 関 係 性 は, 医 療 の 場 における 裸 体 の 扱 われ 方 の 内 に 端 的 に 現 れてくる 裸 体 にそそがれる 医 療 のまなざし それは 一 方 において,その 人 の 社 会 的 人 格 を 削 ぎ 落 としてい くものである マランは, 自 分 が 高 等 師 範 学 校 の 学 生 (ノルマリアン) であると 名 乗 ったこと で,ころりと 態 度 の 変 わった 医 師 のエピソードを 挙 げている その 前 日 まで, あの 女 は 素 っ 裸 で どうしようっていうんだ と 吐 き 捨 てていた 医 者 が, 彼 女 の 肩 書 を 知 って, もっと 早 く 言 ってく ださればよかったのに と 言 わんばかりの 顔 つきになる(HM:65) その 豹 変 ぶりにあきれながら, マランは, 病 気 はすべての 人 間 を 裸 にし,すべての 者 を,その 無 力 さにおいて 平 等 に 位 置 づけるの だと 論 じる 彼 はごく 初 歩 的 な 罠 にはまってしまった 裸 であることの 罠 服 を 剥 ぎ 取 られ, 弱 いものにされ, 無 力 なものにされた 私 たちを, 病 気 がすべて 平 等 に 位 置 づけるそのやり 方 取 るに 足 らないものにされて しまう 裸 にされた 私 はもはや 何 者 でもない 裸 にされた 私 はもはや 身 分 をもたない 何 も 罰 せられることな く, 私 を 侮 辱 することができる 病 いは 猥 褻 だ 病 む 身 体 は,その 醜 さを 人 々の 前 にさらす (HM: 66) しかし, 単 に 社 会 的 人 格 を 剥 奪 されるということだけが 問 われているわけではない それ 以 上 に, その 体 を, 不 可 分 のまとまりとして 生 きている(= 経 験 している) 人 間 の 存 在 が 看 過 されてし まうところに,より 根 深 い 暴 力 性 がある 要 するに, 体 はひとまとまりのものではない そのことが, 事 態 をシンプルにしてくれる 痛 みがある 10

11 のですか それでは,この 腕 を 外 して,おさまったらまたつけてくださいね 目 のチカチカが 鎮 まるま で,まぶたを 留 めておきましょう 神 経 はきっと, 関 節 の 境 目 や 臓 器 の 境 目 で 切 れているのだ 苦 痛 は, 解 剖 図 によって 定 められた 部 局 の 区 分 を,ご 丁 寧 に 尊 重 している (HM:71) 医 療 者 のまなざしは,それぞれの 専 門 領 域 ごとに 身 体 を 分 節 化 し,その 一 つひとつを 自 律 的 な 単 位 として 技 術 的 な 介 入 を 行 う まるで, 解 剖 図 によって 定 められた 部 局 の 区 分 ごとに, 神 経 が 切 り 離 されて 存 在 するかのように 医 者 は, 特 定 の 部 位 の 機 械 的 損 傷 を 修 復 するためにいる 専 門 家 であるとはそういうことなのである その 時, 人 々の 前 に 表 出 されなくなるのは, 身 体 として 生 きている(=この 身 体 を 内 在 的 に 生 き ている),したがってまた, 身 体 の 苦 しみを 小 さな 単 位 に 切 り 分 けることができない 私 という 経 験 主 体 である ところで, 西 洋 の(キリスト 教 文 化 の) 伝 統 の 中 で 考 えれば, 裸 であることへの 羞 恥 心 は, 人 間 が 知 恵 の 実 をかじってしまったこと,それゆえに 罪 を 負 い, 楽 園 から 追 放 されてしま ったところに 生 じるものである それ 以 来, 人 間 は 服 をまとうことによって 体 を 覆 い 隠 し, 隠 すことによってこれに 格 別 の 地 位 を 与 えてきた だから,それ 以 前 の 楽 園 に 暮 らす 人 間 にとっ ては, 裸 であることは 特 別 な 意 味 をもたない その 段 階 では, 人 は 裸 になる ことができないの だ,と 言 ってもいい すべてが 人 前 にさらされていても,それは 欲 望 の 対 象 にも, 禁 忌 の 対 象 にも ならない そこには 慎 み も 恥 じらい も 生 じない 逆 に, 人 はそれを 秘 匿 すべきものとして 覆 うことによって, 裸 である, 裸 になる ということを 発 明 する 服 をまとうことによって, 人 は 自 分 自 身 の 身 分 や 態 度 を 外 部 に 表 出 し, 同 時 に, 互 いの 目 に 直 接 さらされることを 忌 避 しあう ような 内 なるもの を 獲 得 する したがって, 服 を 脱 ぐことは,その 隠 されていた 何 かをさらけ 出 すことによって, 他 者 に 対 する 関 係 を 根 本 的 に 変 容 させる 行 為 である 他 者 の 服 を 剥 ぐことは, それをまとうことによって 構 成 されていた 社 会 的 な 人 格 (ペルソナ) を 奪 い 取 ることである その 時, 秘 匿 されていた 内 面 の 領 域 は 猥 褻 なもの として 立 ち 現 れる 欲 望 の 対 象 として 現 れる 裸 体 の 猥 褻 さ は, 覆 いを 取 り 除 きうる という 条 件 のもとで 成 立 する 一 種 の 仮 象 である(Aganben 2009=2012を 参 照 ) だが, 通 常 ならば 裸 体 をめぐって 成 立 するはずの,この 内 と 外 との 関 係, 自 己 と 他 者 の 関 係 は, 医 療 の 場 における 患 者 の 身 体 の 周 辺 には 成 立 しない 人 の 目 にさらされながら,その 身 体 は 隠 されていたはずの 深 み を 示 しえず,つるつるとした 表 面 としてのみ 現 れる(その 無 意 味 さにお いて,それは 楽 園 に 暮 らす 人 間 の 裸 体 に 似 通 っている) 目 前 の 対 象 ( 身 体 )がそのように 定 義 づけられることによって, 医 師 はそれを, 何 の 罪 も 犯 すことなく, 何 ら 罰 せられることなく 手 に 触 れ, 処 置 することができるようになる ではその 時,その 身 体 に 内 在 して 生 きているはずの 私 は,どこに 置 き 去 られているのか 私 とは 無 縁 の 物 として 処 置 されていく 身 体 の 固 有 の 存 在 の 仕 方, 経 験 のされ 方 を,どのように 指 し 示 すことができるのか ここで,まとっていた 服 を 剥 ぎ 取 られながら, 性 的 な 存 在 にもなれぬまま, 慎 みもなく 視 察 され, 11

12 何 の 欲 望 も 喚 起 しないまま 触 れられていく 体 のあり 方 を 臨 床 的 な 裸 性 (nudité clinique / clinical nudity) と 呼 んでみよう その 上 で 注 記 されねばならないのは,マラン 自 身 の 言 葉 ( その 体 は ( ) 完 全 に 外 部 の 物 体 と 化 している (53:21))に 反 して,この 臨 床 的 な 裸 性 において, 身 体 は 完 全 な 物 = 対 象 物 と 化 しているわけではなく,なお,それを 自 分 自 身 の 身 に 起 きた 出 来 事 として 経 験 する 意 識 主 体 がいるということである それは 当 たり 前 のことだ(そうでなければ,マランは この 体 験 を 語 ることができない) しかし,その 経 験 を 語 る 言 葉 が 人 々の 耳 に 届 くのは,ごく 稀 な ことではないだろうか 医 療 のまなざしの 対 象 としてベッドの 上 に 裸 体 をさらすということ その 特 異 な 経 験 を 語 る 言 葉 を, 患 者 は 与 えられていない 3. 言 葉 の 不 在 と 病 む 人 の 孤 独 だが, 病 者 がその 体 験 を 語 る 言 葉 を 持 ち 合 わせないということは, 裸 性 をめぐってのことに 限 られない A.W.フランクが 論 じたように, 病 いの 体 験 においては,それまで 慣 れ 親 しんだもの であった 身 体 が 見 知 らぬもの (Frank 1995=2002:19)として 立 ち 現 れる そして, 病 む 人 が 患 者 となって, 自 らの 身 体 ( 経 験 )を 医 療 の 実 践 に 委 ねる 時,その 現 実 を 言 い 表 すための 正 当 な 言 葉 を 発 する 権 限 が, 医 療 者 の 側 に 譲 り 渡 されて しまう 患 者 とは, 二 重 の 意 味 で, 自 分 自 身 の 身 体 経 験 に 関 する 言 語 的 空 白 を 生 きる 者 である 私 の 外 で には, 言 葉 をもたない 者,あるいは 言 語 的 な 弱 者 となった 病 者 の 経 験 が,いたるところに 書 きつけられている まずは, 自 分 自 身 の 身 体 経 験 に 対 して, 言 葉 による 表 現 がどうしようもない 遅 れ をとって 現 れてくるということ もうあとは 黙 るしかない 言 っても 何 もならないから, 時 には 言 うだけ 損 をすることもあるから 言 葉 はいつも, 辛 さに 遅 れをとり,ぎこちなく, 不 釣 合 いだから 言 葉 は 辛 さの 質 を 歪 める 混 然 とした 叫 び 声 を,はっきりと 区 切 られた 音 に 変 えてしまう このようにコントロールするということが,すで に 何 か 別 のことなのだ どうすれば 意 味 の 中 に, 意 味 のないものを 収 めることができるのか 苦 しみを, 論 理 的 な 文 の 構 成 に 従 わせようとすることができるのか 私 の 腕 の 血 管 から 火 のように 立 ち 上 るものが あり, 私 の 指 の 先 から 逃 れていくように 思 える 苦 痛 の 閃 光 は 私 がはっきりとそれを 認 識 するよりも 前 に 私 をとらえる 言 葉 はそのひらめきに 対 してどうしようもなく 遅 れてしまう 私 をむしばむこの 語 り がたきものを,どうすればいいのだろう (HM:25) 言 葉 は, 経 験 された 世 界 を 切 り 取 り, 分 節 化 し, 配 列 し, 論 理 的 な 記 述 の 可 能 性 の 中 に 組 み 入 れ る しかし, 焼 けつくような, 叫 びだすような 身 体 を 前 に, 習 い 覚 えた 言 葉 が 声 をもちえ ないことがある 文 は 息 切 れし, 単 語 はバラバラになり,それを 壁 に 投 げつけ, 破 壊 し, 破 裂 させ, 言 葉 を 苛 め, 大 音 響 12

13 の 音 楽 に 酔 う 時 のように, 乱 暴 に 痛 めつけ 粗 野 に 扱 うことに 酔 う (HM:25-26) 私 はぼろぼろに 崩 れていく, 剥 離 していく 言 葉 のもつ 穏 やかに 整 えられた 秩 序, 構 造 は, 突 然 跳 ね 上 がり 吹 き 上 がる 身 体, 密 かな 拷 問 に 対 して,もう 何 の 役 にも 立 たない 私 に 何 を 白 状 させようと 言 うの だろうか (HM:26) 言 葉 による 分 節 化 の 作 業 が 決 定 的 な 遅 れ を 強 いられるという 事 態 は, 病 む 身 体 に 限 らず,す べての 言 葉 と 体 の 関 係 において 同 様 であるのかもしれない しかし, 社 会 関 係 の 中 にあって 互 いの 身 体 経 験 を 伝 え 合 う 時 には, 慣 習 的 な 言 い 回 しの 中 で,おおよその 相 互 了 解 の 可 能 性 が 確 保 さ れている( 少 なくとも,そのように 人 々はふるまっている) のどが 渇 いた とか 鼻 がむずむず する という 言 葉 に 対 して, 感 覚 に 対 する 言 語 的 表 出 の 精 度 が 問 われたり, 表 現 のさらなる 洗 練 が 求 められたりすることは 稀 である だが, 病 む という 出 来 事 においては,その 身 体 経 験 こそが 問 題 の 焦 点 となる 病 者 は 何 らか の 痛 み や 苦 しみ を 体 験 し,それを 他 の 誰 かに 訴 えることによって 助 けを 求 めたり, 日 常 的 義 務 の 免 除 を 請 うたりしなければならない あるいは,それを 診 療 の 場 に 持 ち 込 んで, 症 状 を 医 師 に 伝 え, 診 断 を 獲 得 しなければならない(Jutel 2011) したがって, 病 者 とは, 自 己 の 身 体 的 な 経 験 を 言 語 化 する 義 務 を 負 っている 者 でもある ところが, 私 たちが 習 い 覚 えてきた 言 葉 は, しばしば, 語 られるべき 現 実 に 対 してどうしようもなく 不 適 格 で, 病 いの 体 験 の 質 を 歪 めることな しには 一 言 も 語 ることができない 病 む 人 は, 語 ることを 求 められながら,その 体 験 に 見 合 うだけ の 言 葉 を 与 えられないまま 人 々と 関 わっていかなければならない 病 者 は,そのような 状 況 をいか に 生 き 延 びていくのか ここに,マランにとってのひとつの 記 述 課 題 がある 時 として 彼 女 は, 語 ることを 断 念 し, 人 々が 期 待 する 言 葉 だけを 口 にするという 態 度 をとる 私 は 口 を 閉 ざすことを 覚 える 私 がもう 前 と 同 じようには 生 きられないということを, 人 は 理 解 する ことができない 私 が 嘘 をつくことを,みんなは 求 めている 社 会 的 に 生 きているということと, 病 ん でいるということの 二 律 背 反 が, 私 に 沈 黙 を 強 いる 私 が 彼 らのそばに 留 まりたいと 願 うのならば 私 は 家 族 や 友 達 には, 自 分 の 苦 痛 を 語 らない (HM:26) 病 んでいるということと 社 会 的 に 生 きているということは,すでに 二 律 背 反 である だから そこには 二 重 生 活 (HM:26)が 組 織 される 自 分 自 身 のストーリーは,それほど 人 々の 関 心 を 引 きつけるものではない それはむしろ, 人 を 怖 がらせ, 遠 ざけ, うんざりさせ, 不 安 にさ せ, 距 離 を 穿 つ (HM:27)ものであることに 彼 女 は 気 づく 自 分 が 人 々のそばにいたいと 願 う ならば,その 人 々が 求 める 言 葉 だけを 選 んで 話 さなければならない その 後 ろ 側 には, 常 に, 言 葉 にして 語 られることのなかった 体 験 が 取 り 残 される ただしそれは, 自 分 自 身 に 嘘 をつく ことではない,とマランは 言 う なぜなら, 嘘 をつく 13

14 ためには, 何 が 本 当 なのか を 知 っていなければならないからだ しかし, 何 が 本 当 に 起 こって いるのか について 確 信 をもつことはできない だから, 彼 女 は 複 数 の 言 葉 を 話 し,それだけの 数 のやり 方 で 生 活 について 考 える どの 言 葉 を 使 うのかは, 話 し 相 手 によって 調 節 する それは 嘘 をつくことではない それぞれの 人 が 理 解 することのできる,あるいは 我 慢 することのできる 種 類 の 情 報 を,それぞれの 人 に 示 すことだ (HM:27) 病 いの 経 験 をめぐる 語 りは, 強 い 社 会 的 な 期 待 に 取 り 巻 かれている ある 鋳 型 にはめてその 体 験 が 形 づくられ, 人 々にとって 聞 き 取 りやすい 言 葉 遣 い, 受 け 入 れやすい 筋 立 てにそって 物 語 られる ことが 求 められる その 雛 型 を 外 れた 言 葉 は, 容 易 に 聞 き 届 けられない その 意 味 において, 病 い の 体 験 もまた, 社 会 性 をもたなければならない(Frank 1998=2002 参 照 ) だが,そのようにして 聴 き 手 本 位 の 姿 勢 で, 語 られるべき 言 葉 が 選 び 取 られていく 時 には, 何 が 本 当 のことなのか が 分 かるか 否 かに 関 わらず, 自 分 自 身 の 経 験 は 誰 にも 聞 き 取 られていないと いう 思 いが 生 まれる 自 分 の 感 じている 苦 痛 は, 他 の 人 には 無 関 係 な,その 意 味 で 私 秘 的 な (privée) 体 験 に 留 まる こうして, 病 む 人 は 他 の 人 から 切 り 離 され る(HM:28) 苦 しみが 増 していけばいくほど 共 感 のためのエネルギー は 枯 渇 し, 伝 え 合 うことの 可 能 性 をあえて 考 えようとしな くなる 病 む 私 は, 人 々の 目 が 届 かない 地 下 の 生 活 (HM:29)に 入 ってい く この 言 語 的 な 脆 弱 さは, 医 者 との 関 係 においてさらに 増 幅 される マランは, 診 療 室 の 中 では, 医 師 に 相 対 する 時 には, 医 学 の 言 葉 で 自 分 の 状 態 を 伝 えようと 試 みる しかし, 彼 女 には,そ の 言 葉 がうまく 使 いこなせるわけではない 習 い 覚 えて, 見 よう 見 まねで 使 ってみる 他 者 の 言 葉 そのぎこちなさは, 彼 女 を 言 語 的 インセキュリティ (8) の 状 態 に 置 く 私 は 時 々ひとりで 病 院 に 行 く 製 薬 会 社 の 販 売 員 みたいに 予 約 を 入 れて 自 分 のちょっとした 病 状 を 説 明 しに 行 く 専 門 用 語 を 駆 使 して 私 は 自 分 の 症 状 をできる 限 り 医 学 的 に 描 き 出 す けれども, 身 についていない 外 国 語 を 話 す 時 のように,いつも, 話 がそれていって, 道 を 踏 み 外 してしまう 時 がある 私 は 医 者 のように 病 気 のことを 話 せない 私 は 実 際 の 経 験 上 の, 一 般 人 にとっての(vulgaire) 病 気 に ついて 話 す それが 同 じものではないことはよく 分 かっている 医 者 の 語 る 病 気 はきちんと 整 理 されて いる それは, 明 確 に 規 定 された 書 式 (プロトコール)に 従 って, 特 徴 的 な 諸 症 状 を 割 り 出 すことで 明 らかにされる 一 般 人 にとって 病 気 は,その 人 の 頭 の 中 にしかない それは, 一 覧 表 には 載 っていない 反 応 を 呼 び 起 こし, 従 わなければならないルールを 破 る もちろん,それはまともに 取 り 合 ってはもら えない (HM:69-70) マランは 医 学 の 言 葉 をきちんと 使 いこなせない それは 現 場 で 習 得 したもの にすぎず, 文 法 や 活 用 といった 基 礎 を 欠 いている それでも 頑 張 って 間 違 いを 直 していく だが, 自 分 にとって 重 要 だと 感 じられたこと,だからこそおずおずと 言 葉 にしてみたことが, 医 者 にとっ ては 意 味 のない 情 報 であることを, 折 に 触 れて 思 い 知 らされる 正 しい 言 葉 の 使 い 方 は, 相 手 14

15 によって 定 められている 何 が 取 り 上 げるに 値 する 事 実 であるのかも,その 正 しい 言 葉 の 使 い 手 が 判 断 する 言 語 運 用 能 力 に 媒 介 されて, 現 実 の 定 義 の 権 限 に 落 差 が 生 じている 病 む 人 は, 患 者 という 身 分 を 得 るためにも, 自 分 自 身 の 苦 しみを 和 らげる 手 段 を 獲 得 する ためにも, 医 師 に 対 して 自 らの 体 験 を 語 らねばならない だが, 何 が 語 られるにふさわしいものな のか,どのような 言 葉 づかいが 正 しい ものとして 受 け 入 れられるのかを, 語 り 手 は 熟 知 してい ない 彼 女 は, 言 葉 の 皮 をひっかくような 不 器 用 な 喋 り 方 しかできない 患 者 であるというこ とは,その 意 味 で, 言 語 主 体 としての 弱 さを 引 き 受 けることである 自 分 自 身 の 体 験 を 言 葉 にして 語 るための 力,あるいはその 言 葉 が 聞 き 届 けられるための 配 置 を 欠 いている 者 が,その 状 況 自 体 を 含 めて, 自 分 自 身 の 姿 を 語 り 直 そうとする 試 み 私 の 外 で は,そうした 言 語 的 状 況 についての 証 言 という 一 面 をもっている それは,A.W.フランクの 言 葉 を 借 りれば, 語 りの 再 請 求 (reclaiming) の 企 て,すなわち, 医 療 者 たちが 私 の 外 へと 連 れ 出 して,ばらばらに 切 り 刻 んでしまった 体 を, 私 自 身 の 言 葉 によって 取 り 戻 す 試 み, 病 い の 経 験 を 病 む 私 の 現 実 として 再 定 位 するための 言 語 的 作 業 である そしてそれは, 言 葉 を 奪 われたことによって 他 者 たちとの 交 わりから 遠 ざけられていた 病 者 が,その 孤 独 を 抜 け 出 し, 人 々のあいだに 自 分 の 場 所 を 作 り 直 そうとする 営 みでもある 4. 怒 り だが, 何 がこのテクストを 書 かせているのかと 問 うのであれば, 怒 り こそがその 原 動 力 であ ると 言 うのが, 最 も 的 確 であるようにも 思 える( 表 題 にも,そのような 含 意 が 込 められていること は 先 に 見 たとおりである Hors de moi このタイトルは 怒 りにかられて としてみてもいい) 怒 りが 私 にとって 当 たり 前 なものになっている それは 私 の 中 に 居 座 り, 出 ていこうとしない それ でも, 怒 りなしに 生 きていたことを 覚 えている 怒 りは, 恥 じらいの 素 振 りもなく 上 がり 込 んできて, 私 がうっかりしていたことにつけこんで, 自 分 の 土 地 だと 言 わんばかりに 身 を 落 ち 着 けてしまった 怒 りが 形 を 成 すために, 体 と 顔 を 必 要 としている そして 私 のそれを 選 んだのだ (HM:21) 怒 りは, 私 にとっての 病 いのしるし 怒 りは, 人 の 声 に 耳 を 貸 さない, 執 拗 な 病 いの 表 現 それを 忘 れ, 消 し 去 り,もうとりつかれたくないと 思 っている 私 よりも 執 念 深 い その 怒 りは, 医 学 の 教 科 書 に は 書 かれていない 哲 学 的 エッセイの 分 析 の 内 にも 見 いだすことはできない けれども,どんな 症 状 に もまして,その 怒 りこそが 病 いなのだ 怒 りは, 病 いが 灯 した 火, 体 に 刻 み 込 んだリズム, 呼 び 覚 まし た 飢 え 病 いが 預 け 入 れた,この 満 たされなさ,この 苛 立 ち,この 屈 辱 (HM:22) テクストのどこを 引 用 してもよいほど,それは 彼 女 の 語 りの 端 々に 表 れている 怒 り が 言 葉 を 生 み 落 し,すべての 言 葉 が 怒 り に 満 ちている この 感 情 がどのような 機 制 によって 生 まれ, 15

16 いかにして 言 葉 の 表 現 へと 結 びついているのかを 明 らかにすれば, 私 の 外 で という 著 作 の 成 り 立 ちが 理 解 されると 言 ってもよいほどである では, 怒 り はどこから 来 るのか それは, 自 分 自 身 の 身 体 に 対 して 自 分 が 無 力 化 させら れることへの 感 情 的 応 答 だと 言 えるかもしれない そのような 応 答 を 呼 び 起 こす 力 の 剥 奪 の 経 験 は,さまざまな 局 面 で 重 層 的 に 生 じている まずは, 病 む 身 体 が 他 律 化 し, 私 の 意 志 に 従 わないばかりか,その 意 識 的 な 了 解 さえも 拒 んで, 勝 手 に 変 質 していくということ もちろん, 健 康 な 身 体 もまたすべてが 意 識 的 に 統 制 で きるわけではない しかし,その 身 体 のあり 方 はおおむね 常 識 的 な 了 解 の 中 にとどまり,したがっ て, 一 時 的 な 失 調 や 危 機 が 生 じても, 私 はそれに 対 処 するすべを 心 得 ている 例 えば, 今, 熱 っぽくて, 体 がだるいのは,このところ 少 し 無 理 をして 疲 れがたまっているから であり, 数 日 仕 事 を 休 んで 休 養 すれば,きっと 回 復 できるに 違 いない と 思 える その 時, 私 の 身 体 は(た とえ 不 調 ではあっても), 私 にとって 予 測 可 能 で 統 制 可 能 なものとして 現 れている これに 対 して,マランは,なぜ 自 分 の 体 がこのような 状 態 になったのか,その 理 由 を 特 定 するこ とができない そして, 先 にも 述 べたように,どうすればこの 疾 患 を 治 すことができるのかも 分 か らない そこにあるのは, 原 因 も 解 決 法 もない 苦 しみである 理 由 のない 病 い なぜそれが 現 れたのかは 分 からない かろうじて 分 かっているのは, 女 性 や 若 者 や 黒 人 がそれに 罹 りやすいということ 私 は 白 人 の 女 だ 何 らかの 遺 伝 的 なつながりがあると 言 われてい る 罹 りやすい 体 質 があるのだという きっかけ 要 因 としてはストレスが 重 要 だと 書 かれている それ から,おそらく, 何 らかのワクチンが 次 々とわいてくる 問 いに 対 する,たくさんの おそらく そ の 問 いを 押 しとどめることができない おそらく 知 識 が 増 えれば 増 えるほど, 自 分 の 無 知 の 領 域 が 広 がってしまう ほとんど 何 も 分 かっていない 何 とか 症 状 を 抑 えようと 試 みている どうすれば 治 す ことができるのかは,もちろん 分 かっていない (HM:11-12) その 中 で,はっきりと 分 かっているのは, 自 分 自 身 がおそらくは 留 まることのない 解 体 と 瓦 解 の 過 程 を 生 きているということである 解 体 されずに 永 続 するものの 存 在 を,マランは 信 じることができない その 時, 失 われていくのは 自 分 自 身 に 対 する 信 頼 である 私 は 私 自 身 の 解 体 (déconstruction)に 直 面 する それは, 抽 象 的 で 魅 力 的 な 哲 学 的 概 念 ではない それは 身 体 と 意 識 のひそかな 瓦 解 (désagrégation)である 意 識 は,その 抗 いがたい 進 行 を 確 認 する ことしかできない 解 体 は, 私 の 生 物 学 的 機 能 の 隠 された 原 理 である 診 断 がなされた 時 から, 逆 流 を 始 めた 生 の 要 求 によってすべてが 定 義 し 直 される たえず 自 分 自 身 を 解 体 していくこと,どこにも 支 え をもたないということ 何 一 つ 安 定 したものはなく, 休 みなく 更 新 される 疑 念 にさいなまれる 自 分 が 何 者 であるのかが 常 に 賭 けの 対 象 となる 解 体 されざるもの, 永 続 するものの 存 在 をひとつも 信 じられ ない 土 台 としての 身 体 も, 停 泊 すべき 港 も, 支 点 もない 信 用 しないこと とりわけ, 自 分 自 身 を 16

17 (HM:15-16) 生 活 は 綻 びていくだけ なのだとマランは 思 う ほつれてはみ 出 している 糸 を 引 っ 張 ってみる と,するすると 編 目 がほどけ, 布 地 がその 形 を 失 ってしまう あるいは, 作 り 上 げられた 砂 の 城 が, 瞬 く 間 に 波 にさらわれて 崩 れ 落 ちていく その 様 を, 魅 入 られたように 見 つめている 子 ども の ように, 彼 女 は これまでの 自 分 の 生 が, 気 のふれた 身 体 の 刃 の 下 で 消 えていくのを 見 ている (HM:16) 生 が 私 をもてあそぶのだ と 彼 女 は 言 う 私 は 自 分 の 身 体 によって 翻 弄 されている そして, 進 行 していく 解 体 の 過 程 を 何 食 わぬ 顔 で やり 過 ごしてみても, ある 朝, 状 態 は 急 変 し,なす すべもなく 衰 弱 をもたらす 苦 しみによって, 見 分 けがつかないほどにやつれたその 姿 が, 否 応 なく 目 に 映 る (HM:17) 私 は,ただ 綻 びて 壊 れていく 過 程 を 目 撃 するだけの 存 在 であり,その 身 体 的 変 質 は, 統 制 の 可 能 性 にも 予 測 の 可 能 性 にも 開 かれていない 私 は, 私 自 身 の 生 に 対 し て, 徹 底 的 に 無 力 な 位 置 に 置 かれている そして,そのプロセスに 対 する 統 制 と 予 測 の 力 を 奪 われたまま 変 貌 していく 身 体 を 生 きるという こと それは, 私 が 私 ではないもの になっていくこと, 私 が 私 の 外 に 連 れ 出 され て いくことでもある この 病 いは, 私 を 私 の 外 に 連 れ 出 す 怒 りは,この 耐 えがたい 剥 奪 を 語 る 私 は, 私 自 身 の 生, 私 自 身 の 身 元 から, 切 断 されてしまう 私 はもう,これまでの 私 自 身 ではない それは, 自 然 の 消 耗, 老 い てゆく 生 命 体 の 避 けがたい 息 切 れの 結 果 とは 違 うものだ 私 にはもう 私 自 身 が 見 分 けられない 写 真 の 中 にも, 想 い 出 の 中 にも この 病 いは 私 を 見 知 らぬ 誰 かにしてしまった 自 分 自 身 を 取 り 戻 すためには, もっと 闘 わなければならない (HM:22) 彼 女 の 病 いは, 文 字 どおりの 意 味 で, 彼 女 を 変 貌 させていく 治 療 の 副 作 用 で, 顔 が リス の 顔 のように 膨 れ 上 がる 鏡 に 映 る 顔 が 見 知 らぬ 顔 になる 体 の 変 わり 方 が 早 すぎて, 内 的 な 身 体 図 式 が 追 いついていかない (HM:23) こみ 上 げる 憤 り (HM:23) 私 はもう,こ れまでの 私 自 身 ではない (HM:22) 私 はもう 生 きていない (HM:23)という 言 葉 が, 自 分 の 中 に 押 し 入 ってくる 病 いは, 変 容 した 身 体 のありように 合 わせて 定 常 的 な 均 衡 状 態 を 作 り 出 し, 新 しい 規 範 (9) を 生 み 出 すわけではない それは 常 に 規 範 を 揺 さぶり, 覆 し, 私 たちをそこか ら 引 き 離 す (HM:24)ものとしてある 怒 り は,まず 何 よりも,この 休 みなく 続 く 変 質,あ るいは,いつ 加 速 していくのか 予 測 のつかない 変 質, 私 を 私 ではないもの に 変 えていく 力 の 前 に なすすべがない ことに 向 けられている だが, 怒 り は 単 純 に, 病 いの 進 行 に 対 する 医 療 の 無 力 や, 身 体 的 変 質 に 対 する 主 体 の 無 力 だけを 指 し 示 すわけではない それと 同 時 に,この 苦 しみ を 生 きている 私 という 存 在 が 他 者 の 視 線 によって 無 化 されること,その 身 体 経 験 が 他 者 と 共 同 化 されることなく 別 様 の 解 釈 17

18 格 子 によって 掬 い 取 られていくこと, 自 分 自 身 の 経 験 を 語 る 場 への 私 自 身 の 参 入 の 権 利 が 奪 わ れてしまうことに 向 けられるものでもある あえて 概 念 的 に 区 分 すれば, 前 者 は 身 体 に 対 する 無 力 さ, 後 者 は 他 者 に 対 する 無 力 さ あるいは 社 会 的 な 無 力 さ への 怒 りであると 言 えるだろ う 病 む 人 の 社 会 的 な 無 力 さは, 一 面 において, 先 に 述 べた 言 葉 の 不 在 と 密 接 に 結 びついている 彼 女 はそれをうまく 言 うことができない 医 学 用 語 はとっても 複 雑 なのだ どこにもつなぎとめられ ていない, 出 発 点 が 見 えない まるで, 外 来 の 言 葉 みたいに そこには, 変 な 感 じで 音 だけが 並 んでい て, 音 楽 のようになめらかな 舌 の 動 きに 逆 らう 彼 女 は,その 音 楽 を 必 要 としている 医 者 たちを 前 に すると, 彼 女 はうろたえてしまう 敵 地 にいるように みんな 手 さぐりで 話 している, 何 も 見 えなくなって, 医 学 とその 語 彙 の 森 の 中 でどこに 向 かおうとし ているのかも 分 からずに その 言 葉 はいつも 私 たちの 手 を 逃 れていく, 私 たちがどんなに 努 力 をしても 話 すことは 受 難 (un calvaire)である どんな 言 葉 を 使 って, 何 を 言 えばいいのか, 分 からないのだか ら (HM:40) 言 語 的 に 分 節 化 され, 語 られるということ それは, 現 実 を 自 己 の 外 部 にあるものとして 対 象 化 し, 適 切 に 切 り 分 けられるべき 個 所 に 境 界 線 を 引 き, 相 互 の 連 関 を 秩 序 だったものとして 理 解 する ための 条 件 である しかし, 病 む 者 は, 病 む 身 体 を 語 るための 言 葉 を 与 えられていない 言 葉 の 不 在 によって, 私 が 対 象 を 切 り 分 けるという 基 本 的 な 主 客 の 構 図 が 成 り 立 たない だから, 私 が 自 分 自 身 の 生 をとらえ, 自 分 の 身 体 と 外 部 との 境 界 を 確 認 し, 自 分 の 身 体 を 起 点 に 世 界 を 秩 序 化 する,という 営 みが 攪 乱 される そうして, 突 然, 生 が 外 部 のもの, 隔 てられたものではなくなってしまう 分 割 線 はもはや 抽 象 的 な ものではない それは, 私 の 身 体 の 真 ん 中 を 横 切 っている それは, 両 目 を 分 かつ 中 心 線 をたどり, 鼻 梁 にそって 降 下 し, 唇 を 分 け, 首 筋 を 滑 り 降 り, 気 管 の 窪 みを 抜 けるのに 手 間 取 り, 胸 郭 を 開 き, 臍 の 緒 を 断 ち 切 り, 恥 丘 の 最 後 の 割 れ 目 を 確 かめる 病 いが 分 割 しているのは, 私 である 私 は 切 り 分 けら れる 物 である 私 は, 否 定 であり, 語 りの 攪 乱 要 因 であり, 転 覆 である 私 は, 嬉 しくもない 不 意 打 ち である 私 は 問 題 である 答 えは 見 つからないままである (HM:41) 病 いが 私 を 分 割 し, 私 が 攪 乱 要 因 となり, 嬉 しくもない 不 意 打 ち になる 身 体 としてこの 世 界 の 中 に 投 げ 込 まれ,その 身 体 を 座 標 軸 として 世 界 の 様 相 を 知 覚 し,そこに 生 じている 意 味 に 反 応 しているという 能 動 の 感 覚 が,ここでは 損 なわれている 私 の 体 が 分 割 され, 私 が 切 り 分 けられ, 答 えの 見 つからない 問 題 と 化 している この 無 力 さは,これもまた 先 に 見 たように, 自 らの 身 体 が 医 療 者 たちによって 処 置 される 経 験 と 結 びついている 18

19 何 年 ものあいだ, 何 らかの 形 で 医 療 の 世 界 に 属 している 何 十 人 という 男 たちや 女 たちによって 検 査 さ れてきた 彼 ら/ 彼 女 らが 自 分 のことを 動 物 のように 観 察 し, 興 味 深 げに 調 べ 上 げ, 物 を 扱 うように, 肉 を 扱 うように, 遠 慮 なく 処 置 し, 不 器 用 に,あるいは 乱 暴 に, 注 射 を 刺 し, 苛 立 ちながら,あるいは 焦 りながら, 血 液 や 肉 や 器 官 の 標 本 を 採 取 するのを 見 てきた 驚 いたような, 嘲 るような,あるいは 蔑 むようなまなざしを 体 で 受 け 止 めてきた その 時 にはもう,はじめは 自 分 自 身 の 裸 体 が 不 躾 にさらされ ることに 対 して 抱 いていた 感 情 を, 感 じ 取 ることができなくなっている 羞 恥 の, 不 快 の, 不 安 の, 高 ぶりの 感 情 を 残 されているのは, 屈 辱 への 怒 り あの 人 たちはもう, 自 分 たちの 内 に 人 間 を 見 てはい ない (HM:55) マランはもう, 自 分 の 裸 体 が 他 者 のまなざしにさらされることへの, 羞 恥 心 や 不 快 感 や 不 安 感 や 高 揚 感 を 感 じることができなくなっている そこに 残 されているのは,その 屈 辱 に 対 する 怒 り の 感 情 だけである 病 いとその 破 壊 的 な 力 に 慣 れてしまったたくさんのまなざしが, 淡 々と,だるそうに,あるいは 投 げ やりに,この 体 を 通 り 過 ぎて 行 ったあとには, 恥 じらいや 誇 りや 官 能 は,もうほとんどそこに 残 されて いない 体 は,もうずいぶん 長 いあいだ, 自 己 愛 的 な 喜 びの 場 ではなくなっている 体 は 人 々の 目 にさ らされた 世 界 に 落 ちて, 自 分 の 健 康 状 態 が 人 々の 会 話 の 話 題 になっている 病 む 人 に 対 して, 誰 もが, その 体 の 状 態 を, 最 も 秘 められた 隅 々にいたるまで, 尋 ねる 権 利 があると 思 っている (HM:55-56) だが,このように, 怒 り の 由 来 を, 身 体 経 験 に 対 する 意 識 主 体 の 無 力 さ,とりわけ, 自 己 の 経 験 を 言 語 化 する 力 の 喪 失 に 集 約 してしまうと, 事 態 を 少 し 概 念 的 に 整 理 しすぎることになるか もしれない 確 かに 言 語 主 体 としての 私 は, 私 の 身 体 に 生 じた 出 来 事 から 取 り 残 され,こ れを 適 切 に 把 握 し, 語 り, 統 制 するすべを 失 っている 言 葉 にして 語 ること, 論 じること, 論 理 的 な 筋 道 を 立 てることを 仕 事 (HM:40)にしてきたマランにとって,それは 屈 辱 的 な 事 態 なのだ しかし, 言 葉 の 遅 れ だけが 問 われているのではないだろう 彼 女 の 体 に 起 こること, 自 分 の 身 体 において 体 験 されたことの 質 感 そのものが, 彼 女 を 苛 立 たせ, 怒 らせている 例 えば, 押 しとどめることのできない 形 で, 自 分 の 体 が 解 体 していく 様 を 目 の 当 たりにするということ 破 壊 (démolition)が 進 んでいるのが 分 かる 私 の 破 壊 が 私 は 失 われた 領 地,あるいは 失 われよう としている 領 地 を 数 える 夜 間 の 略 奪 が 行 われている 夜 のあいだに, 痛 みが 攻 撃 を 仕 掛 け, 踵 や 手 首 のしなやかさを 奪 っていく 簡 単 な 動 作 が 簡 単 でなくなる いろいろなことが 厄 介 になる 別 の 生 が 現 れる 浸 食 していくように それは 過 去 のしるしを 消 していく 長 年 のあいだ, 私 の 生 は, 単 純 できれいな 道 筋 を,さらりと 描 かれた,ためらいのない 線 をたどってきた けれどもその 後, 気 づ かぬうちに, 手 つきに 自 信 がなくなり, 文 字 はよじれ, 文 章 はほとんど 読 めないものになっていった 19

20 存 在 がぼやけていく そこに,なお 意 味 を 与 えるための 策 を 編 み 出 さなければならない 進 むべき 道 が 放 棄 される 過 去 の 生 活 は 焼 き 払 われてしまう 別 の 生 活 を 立 ち 上 げなければならない 自 分 の 中 では, 何 もかもが 綻 び, 傷 んでいるというのに 密 かな 解 体 が 進 行 している 存 在 のすべてを とらえる, 身 体 の 解 体 見 えないところで 進 むこの 崩 壊 (désorganisation)によって, 生 活 は 揺 さぶら れ, 荒 廃 していく (HM:15) 破 壊 (démolition), 崩 壊 (désorganisation), 瓦 解 (désagrégation), 解 体 (déconstruction) 接 頭 辞 dé で 始 まる 言 葉 を 反 復 的 に,あるいは 互 換 的 に 使 いながら,マランは, 綻 んでいくば かりの 自 らの 生 をとらえようとする しかし,それはもちろん, 言 葉 によって 把 捉 することができ たとしても, 意 識 的 に 反 転 させることのできないプロセスである 意 識 は,その 抗 しがたい 進 行 を 確 認 することしかできない (HM:16)と 彼 女 は 記 す 抗 うことのできない 厳 粛 な 原 理 (HM:17)の 進 行 に,どうすれば 慣 れることができるのか,と 彼 女 は 問 う ほんの 一 時,その 瓦 解 の 進 行 が 止 まったように 見 えるとしても,それは 苦 痛 の 空 間 の 中 に 宙 づ りにされたつかの 間 の 一 瞬 (HM:17)にすぎない 悲 劇 を 待 ちながら, 何 食 わぬ 顔 をする 発 作 を 待 ちながら,その 攻 撃 を 待 ちながら この 休 息 を 信 じ るふりをする 執 行 猶 予 期 間 に 身 を 置 く そうして,そのたびにいつも, 自 分 が 覚 えているそれよりも 強 い 苦 しみに 見 舞 われることになる それにも 耐 えられるだろう, 慣 れてしまうだろうと 思 った 自 分 を 呪 う しかし,この 迂 闊 さゆえに, 少 しだけ 自 分 が 保 たれているのだ (HM17-18) そうして, 穏 やかに 推 移 していくことを 願 う 気 持 ちを 裏 切 って, 唐 突 に 解 体 が 進 んでしまっ た 自 分 自 身 の 身 体 を 見 いだす 落 下 は 夜 の 内 に 起 こる 昼 のあいだは,だんだん 痛 みが 強 まって,いつも, 眠 りがこの 増 進 する 感 覚 を 鎮 めてくれるだろうと 期 待 している けれども, 眠 っているあいだに, 鎮 痛 剤 と 睡 眠 薬 の 効 果 が 薄 れ ていくと, 落 下 が 加 速 し, 地 面 に 墜 落 してしまう 真 夜 中 に, 激 しい 衝 撃 で, 叫 び 声 やうめき 声 をあげ ながら,ベッドから 跳 び 起 きる 汗 をかいて, 投 げ 捨 てられたマネキンのようなばらばらの 姿 勢 で, 壊 れている 腕 や 脚 が 勝 手 な 方 向 に 折 れ 曲 がっている もうどうやっても, 胴 体 につなぎ 直 すことができ なくなってしまったかのように (HM:32) 自 分 自 身 の 生 に 対 する 怒 り あるいは 憤 り は,すべてが ばらばらに 壊 れていこうとす る,この 漸 進 的 な 解 体 を 強 いられているところに 生 じている あるいはまた, 脆 弱 化 した 自 分 自 身 の 皮 膚 において 生 じること 20

21 指 の 先 がちょっと 切 れただけ ほんの 数 ミリ, 深 くもない 取 るに 足 らないこと 気 にもしなくても いいくらいの あたりに 漂 っている 埃 か 何 かがたまたま 入 り 込 んでくるような, 小 さな 切 れ 目 手 を 動 かすと,そのたびに 肌 が 髪 に,スカーフの 糸 に,セーターの 編 目 に 引 っかかる 肌 がそこにしがみつく 感 じ そのたびに, 少 しだけ 広 がるように 思 える そこに 傷 があるということを 思 い 起 こさせるように そのほんの 小 さな 傷 が 耐 えがたいものになっていく 私 はすっかりそれに 気 を 取 られるようになる そ の 切 込 みから 私 がすっぱりと 割 れてしまうかのように, 私 のすべての 血 がそこから 流 れ 出 していくかの ように,この 数 ミリがおぞましい 裂 孔 となって, 命 が 私 をそこに 投 げ 出 してしまうかのように なぜこ の 切 り 傷 がこんなにも 私 にとりついてしまうのか なぜ 身 動 きするたびに, 私 はそこに 連 れ 戻 されるの か (HM:49) 治 療 (おそらくは,ステロイド 剤 の 使 用 による)によってもろくなった 彼 女 の 肌 は, ちょっと 引 っかかっただけ でも 簡 単 に 裂 けてしまう (HM:49) だから, 小 さな 体 の 動 きの 一 つひと つに 危 険 が 伴 っている 髪 に 手 を 通 してみるだけで,そこに 傷 が 生 まれ,その 痛 みが 耐 えがた いものになる この 日 々の 暮 らしのあちらこちらに 潜 む 痛 み の 危 険 を 回 避 するために, 神 経 を すり 減 らしながら 暮 らしている 私 の 体 のすべてが, 表 皮 を 剥 がされたようになる 私 の 神 経 が 剥 き 出 しの 糸 になる 痛 みによって 亢 進 した, 知 覚 の 新 たな 段 階 に 入 っていく 私 はすべてを 感 じ 取 るようになる すべてが 私 にとって 耐 え がたいものになりうる (HM:50) 皮 膚 は, 私 の 身 体 とその 外 部 の 世 界 を 隔 て, 何 者 かに 触 れることを 通 じて, 私 がそこにあること を 教 えてくれる しかし,ほとんどの 生 活 環 境 の 中 では, 皮 膚 を 介 して 世 界 に 触 れるという 営 みは 取 り 立 てて 危 険 なものではない 私 たちは 無 造 作 に 服 を 着 て 靴 を 履 き, 床 を 踏 み,テーブルに 手 を つき, 布 や 紙 を 手 に 取 る 私 たちが 触 れることへの 警 戒 心 を 発 揮 するのは, 目 前 に 注 意 すべき 何 か が 認 知 された 場 合 やその 先 に 何 があるのかが 予 測 できない 場 合 に 限 られる( 暗 闇 の 中 で 裸 足 で 海 岸 を 歩 く 時 には, 一 歩 ずつ, 尖 ったものやごつごつしたものを 踏 まないように, 恐 るおそる 足 を 踏 み 出 すのではないだろうか) しかし,マランの 肌 は, 外 的 な 世 界 との 接 触 をことごとく 危 険 に 満 ちた ものにしている だから 彼 女 は, 神 経 過 敏 になり,ちょっとした 接 触 にもナーバスになり, びくっとふるえては,かっとなり,あたりちらす 私 の 体 は,その 世 界 の 意 図 せざる 暴 力 を 包 んでいる 莢 である と 彼 女 は 言 う それは,うねりにさらわれて 裂 ける そうなればもう なす すべがない (HM:50) 自 己 の 身 体 とその 環 境 とを 分 かち,かつその 外 的 世 界 に 触 れている 表 皮 が, 著 しく 脆 弱 な 被 膜 になってしまっている 日 々の 生 活 を 形 づくる 慣 習 的 な 行 為 の 一 つひとつ( 環 境 世 界 に 触 れる 経 験 )に,そのつど, 身 体 を 傷 つけ 引 き 裂 く 危 険 性 が 伴 っている その 脆 弱 さに, 彼 女 は 苛 立 ち, 声 を 上 げる 皮 膚 は 外 的 な 世 界 からの 侵 入 を 守 る 働 きを, 著 しく 弱 めている 21

22 確 認 されるべきこと マランに 声 を 上 げること ことをうながしている 怒 り は, 何 らかの 意 味 で( 言 語 的 主 体 としての,あるいは 身 体 的 存 在 としての) 自 分 が 不 当 に 強 いられている 弱 さ に 由 来 している 怒 りに 満 ちた 言 葉 を 吐 き 出 すことは,その 感 情 を 発 散 させ, 気 分 を 落 ち 着 かせる(ガス 抜 きをする)ためだけになされているのではない(したがってまた, 怒 り とい うネガティヴな 感 情 が 抑 制 されればよいというわけではない) 怒 りの 表 出 は, 自 分 自 身 の 生 の (あるいは, 生 に 対 する) 無 力 さを 確 認 し, 同 時 にそれに 抗 おうとする 反 射 的 な 身 ぶりである 身 体 的 な 生 を 統 制 し 環 境 世 界 に 対 峙 するような 強 い 主 体 ではありえないことを 認 めた 上 で,この 生 の 暴 力 ( 身 体 システムの 自 己 解 体, 環 境 世 界 との 境 界 の 脆 弱 化 )にそれほど 簡 単 に 飲 み 込 まれて しまうわけもない 私 が,そのつど 悲 鳴 のような 声 を 発 する なけなしの 自 己 確 認 の 所 作,と 言 うべきかもしれない しかし, 脆 弱 化 していく 自 己 の 生 を 目 の 当 たりにした 時 には, 怒 り こそ が それでも 生 きていく だけのエネルギーが 残 されていることのしるしなのだとも 言 えるだろう 自 分 自 身 の 身 体 に 生 じている 出 来 事 は,どうやら 私 の 生 を 守 り 支 えようとするものとしては 推 移 していない その 意 味 での 身 体 の 他 律 性, 他 者 性,( 自 己 に 対 する) 敵 対 性 を 認 識 しながら, 私 がこの 身 体 とともに/において 生 きているということの 不 条 理 性 怒 り の 声 は,それに 対 して 投 げつけられている 5. 自 己 と 非 自 己 外 的 な 世 界 に 対 する 守 りの 脆 弱 さ それは, 皮 膚 に 触 れる 物 理 的 な 衝 撃 に 対 してのみ 生 じている わけではない 彼 女 の 疾 患 は, 免 疫 システムが 自 分 自 身 の 身 体 に 向 けて 発 動 するところに 生 じてい るので,その 力 を 抑 制 するための 治 療 が 行 われている 周 知 のように,それは, 外 部 から 身 体 の 中 に 侵 入 してくるものに 対 する 防 御 力 を 低 下 させる 私 はトランプを 組 み 上 げて 作 った 城 免 疫 の 防 御 を 故 意 に 引 き 下 げたことで, 私 は 剥 き 出 しの 傷 にな ってしまう どんなものでも, 私 の 中 に 侵 入 し, 炎 症 を 起 こさせ, 汚 すことができる 私 は 自 分 の 果 て しない 脆 弱 性 に 耐 えている すべてが 危 険 である 外 にあるものは 常 に 私 を 脅 かしている その 力 は 私 の 弱 さによって 倍 増 する 偏 執 的 に 私 を 狙 っている (HM:50) 免 疫 とは, 自 己 の 身 体 の 中 に 自 己 以 外 の 高 分 子 や 細 胞 が 進 入 した 際 に 生 じる 生 体 反 応 である それは たんに 微 生 物 から 体 を 守 る 生 体 防 御 のための 働 きではなく, 自 己 と 自 己 でないも の( 非 自 己 ) を 識 別 して, 非 自 己 を 排 除 して 自 己 の 全 体 性 を 守 るという 機 構 ( 多 田 2001:15)である しかし, 免 疫 学 の 知 見 によれば, 何 が 自 己 で, 何 が 非 自 己 なのか は 必 ずしも 明 確 ではない ( 同 :59) 免 疫 系 の 細 胞, 特 に 胸 腺 という 小 さな 臓 器 の 中 で 作 られたT 細 胞 (10) が 体 内 を 循 環 し, 自 分 自 身 の 細 胞 と 同 じ 旗 印 をもっていない 細 胞 を 発 見 するとこれに 22

23 対 する 免 疫 反 応 を 引 き 起 こすのであるが,ここで 識 別 される 自 己 と 非 自 己 の 境 界 は, も ともと 先 天 的 に 決 まっているのではなく,T 細 胞 が 胸 腺 という 環 境 の 中 で 発 達 する 間 に, 周 囲 の 自 己 の 成 分,ことに 自 己 MHC (11) と 反 応 しながら 確 立 されていく ( 同 :170)ものである 免 疫 シス テムは, 時 として 非 自 己 の 侵 入 に 過 剰 反 応 を 示 し アレルギー を 引 き 起 こしたり, 寛 容 であるべき 自 己 を 排 除 したりする これが 自 己 免 疫 疾 患 と 呼 ばれる( 自 己 免 疫 疾 患 は 大 き く 分 けると, 特 定 の 臓 器 に 局 限 して 病 気 を 起 こすものと, 全 身 の 血 管, 結 合 組 織, 関 節, 漿 膜 な ど, 体 中 のさまざまな 組 織 に 炎 症 が 広 がる 全 身 性 のものとに 区 分 される( 同 :172)) それは, 非 自 己 の 識 別 と 排 除 によって 構 成 される 自 己 の 体 制 を,その 内 側 から 崩 壊 させていくメカ ニズムの 発 動 である あらゆる 高 次 のシステムにとって,もっとも 恐 れられていることは,システム 内 部 でシステム 自 体 を 破 壊 するような 要 素 が 働 きだすことである もともとシステムというのは, 多 様 な 要 素 が 共 同 して 有 機 的 に 機 能 している 要 素 の 集 合 体 だから,その 原 理 そのものを 破 壊 するような 働 きが 現 われた 場 合 には, システムは 必 然 的 に 崩 壊 せざるをえない ( 多 田 2001:169) 先 述 のように,マランの 疾 患 名 称 が 正 確 に 何 であるのかは 示 されていないが,それが 全 身 性 の 自 己 免 疫 疾 患 であることは 確 かである 彼 女 の 身 体 システムは, 非 自 己 と 自 己 の 識 別 を 誤 っ て 自 己 を 攻 撃 し 始 めるような 働 きをビルトインしてしまった 彼 女 はそれを 次 のような 言 葉 で 表 している 私 の 生 は, 壮 大 な 誤 解 であり, 免 疫 的 な 過 失 であり, 二 次 被 害 である 私 の 体 は,それを 守 ろうと 思 いながら, 自 らを 攻 撃 してしまう かなりおかしなことだ 私 の 生 物 学 的 な 存 在 を,どうしようもない 過 失, 明 らかな 盲 目 性, 明 白 であるととともに 避 けがたい, 分 かりやすく 単 純 な 問 題 として 要 約 すると いうこと 細 胞 は 耳 が 聞 こえない 私 がどれだけ 叫 んでみても 無 駄 だ その 長 々とした 訴 えは,むなし く 消 え 去 ってしまう (HM:11) 免 疫 系 の 疾 患 に 対 する 治 療 は,どうしても 逆 説 的 な 構 図 を 取 らざるをえない それは, 自 己 の 身 体 を 守 るために, 自 己 を 守 るためのメカニズム( 免 疫 )を 脆 弱 化 させなければならないからである 自 己 は 自 己 によって 攻 撃 されており,その 攻 撃 を 鎮 静 化 させようとして 働 きかければ, 自 己 は 非 自 己 の 侵 入 に 対 して 脆 弱 なシステムとなるしかない 常 軌 を 逸 している この 病 気 はどんな 論 理 からも 外 れている 体 が, 怒 りのあまり, 外 部 の 物 ではな く, 自 分 自 身 に 襲 いかかっているかのようだ うっぷんを 晴 らすために, 壁 を 殴 りつける 時 のように ほとんどの 場 合 に, 自 分 一 人 で, 自 分 を 苦 しめている (HM:16) 23

24 免 疫 の 力 を 低 下 させるということは,そのシステムが 支 えている 生 命 体 としての 自 己 同 一 性 (アイデンティティ) を 脆 弱 化 させることである ( 心 臓 移 植 によって, 同 様 に 免 疫 の 抑 制 をは からねばならなくなった)J.L.ナンシーが 言 うように, アイデンティティと 免 疫 は 等 価 で, 一 方 は 他 方 に 一 致 する 一 方 を 低 下 させると, 他 方 も 低 下 する (Nancy 2000=2000:30) この 抜 け 出 しがたい 論 理 矛 盾 の 中 で, 病 い は, 外 部 から 侵 入 したものによって 蝕 まれていく 過 程 ではなく, 自 己 システムの 自 壊 作 用 として 受 け 止 められる 私 は 確 実 に, 少 しずつ, 私 の 内 側 から 破 壊 されていく (HM:12) それは 一 種 の 闘 い としてイメージされるものの, 自 己 と 他 者 ( 非 自 己 )との 闘 争 ではなく,ある 意 味 での 内 乱 ( 自 己 の 自 己 に 対 する 裏 切 り)とし て 理 解 される 彼 女 が 日 々に 感 じ 取 る 痛 み や 苦 しみ は, 自 分 自 身 を 破 壊 し 自 らを 犯 そ うとする 残 酷 な 生 命 過 程 を 生 きていることのしるしである 内 側 で 起 こっていること,この 体 の 中 で 作 動 する 残 酷 な 生 命 過 程 が 私 という 人 間 の 残 りの 部 分 を 侵 し ていく 私 は, 自 分 の 中 で 行 われている 戦 争 と 無 関 係 ではいられない この 身 体 による 身 体 への 裏 切 り, 自 分 が 何 をしたいのか 分 からず, 自 分 自 身 を 破 壊 し, 取 り 乱 し, 困 惑 と 怒 りの 中 で 自 らを 犯 そうとする 生 命 のスキゾフレニーに 対 して 私 はその 恐 ろしさを 知 っている 日 々の 苦 痛 の 中 で,それが 身 震 いし, 遠 く 反 響 しているのを 感 じる 私 はその 恐 ろしさを 知 っている 私 の 体 がそれを 伝 えている 私 はそれ を 聞 かずにはいられない 私 はそこに 自 分 自 身 を 見 いだす (HM:12-13) それは, 不 条 理 な 現 実 である しかし,この 自 己 破 壊 の 現 実 を 不 条 理 ととらえる 時, 私 たちはどこかで 生 命 ( 体 ) に 対 するナイーブな 信 頼 を 前 提 に 置 いているのかもしれない つま り, 生 物 の 体 は 本 来 自 己 を 守 るもの( 外 部 からの 侵 入 を 防 ぎ, 自 己 と 環 境 との 境 界 を 保 ちつつ, 適 切 な 均 衡 を 維 持 するように 働 くもの)であることを, 自 然 の 理 として 想 定 するからこそ,こ の 免 疫 システム の 作 動 を 裏 切 り として 受 け 止 めてしまうのかもしれないのだ マランの 思 考 は,このナイーブな 前 提 を 疑 ってかかるところへと 導 かれていく 私 の 外 で と 同 年 に 刊 行 された, 彼 女 のもうひとつの 著 作 は 病 いの 暴 力 生 の 暴 力 と 題 さ れている 病 い が 生 に 対 する 暴 力 として 位 置 づけられるのは 当 然 であると 思 われるし,そ れは 私 たちの 常 識 的 な 感 覚 に 見 合 っている しかし,マランはその 先 に, 実 は 生 (la vie) その ものが 暴 力 なのではないかと 問 い 始 めている 確 かさとゆるぎなさに 対 する 本 質 的 な 心 理 的 欲 求 は, 人 間 がそれを 再 創 造 してきたものとしてとらえ るような 生 のイメージの 中 に 投 影 されてきた 科 学 や 技 術 は,とりわけ 医 療 の 領 域 では,この 創 造 的 で 生 成 的 な 生 の 表 象 を 保 とうとするものであった すなわち, 生 は 躍 動 であり, 生 産 の 原 理 であり, 力 の 増 大 であり, 二 項 対 立 的 な 区 分 に 従 って, 衰 退 や 滅 亡 や 死 に 対 置 されるものである したがって, 科 学 や 技 術 は, 死 が 生 命 過 程 の 中 に 組 み 込 まれているということ, 循 環 する 自 然 がそれを 示 しているように, 生 命 そのものが 解 体 の 原 理 であることを 忘 れている 生 命 体 の 中 で 作 動 するこの 崩 壊 の 現 実 は, 肥 沃 で 24

25 生 成 的 な 生 という 慰 めの 像 によって 覆 い 隠 されている 偶 発 的 にではなく, 必 然 的 で 本 質 的 なものとし ての 解 体 という 考 え 方 は, 人 々が 生 に 期 待 する 穏 やかな 表 象 と 相 容 れることがない しかし, 生 命 に 内 在 するこの 解 体 の 論 理,さらには 自 己 解 体 の 論 理 は,ペシミスティックな 哲 学 の 理 論 的 幻 想 ではなく, 生 命 体 の 固 有 性 のひとつである ただし, 今 日 それが 現 代 の 生 物 学 によって 確 認 されているとしても, 容 易 には 受 け 入 れがたいものにとどまっているのである (VM:140) 生 命 はそれ 自 体 において 躍 動 であり 創 造 であり 生 成 であり,その 対 極 に 衰 退 や 滅 亡 や 死 が 位 置 づけられる 医 療 は,この 生 命 それ 自 体 の 豊 かな 生 成 の 力 を 維 持 促 進 するための 技 術 としてふるまい,そのような 生 のイメージ や 表 象 を 保 つことに 努 めて きた だが,それは 生 命 そのものが 崩 壊 の 原 理 であることを 忘 れている 生 きるということは 解 体 の 過 程 を 生 きるということであり, 病 いとは, 生 命 体 に 内 在 する 解 体 が 目 に 見 えるように なり, 明 らかになる 過 程 の 経 験 (VM:140)ではないのか,とマランは 問 う 病 いは, 今 日 の 表 象 を 支 配 しているようなそれとは 異 なる, 生 命 体 の 本 質 に 関 する 直 観 を 押 しつける (VM:141) すなわち, 身 体 はおのずから 健 康 を 求 めて, 個 体 の 生 の 健 やかな 延 長 を 求 めて 作 動 するのでは なく, 引 き 裂 かれ, 破 綻 し, 次 いで 解 体 し, 壊 れていく (VM:143)ことをむしろ 本 質 としてい る したがって, 自 己 の 身 体 を 生 きるということは,そこに 内 在 する 暴 力 性 を 受 け 止 め, 生 は 解 体 的 なものである という 現 実 を 迎 え 入 れることなのだ 近 代 の 医 学 は,この 生 命 体 そのものの 暴 力 性 を 否 認 するものとして 展 開 されてきた 病 む 身 体 は 常 に 治 癒 の 可 能 性 に 開 かれており, 身 体 はそれ 自 体 において 病 い を 乗 り 越 えよう とする 力 を 宿 している そして, 人 間 は 病 い を 試 練 として 受 け 止 め,その 克 服 に 向 けた 努 力 の 中 に, 生 の 本 質 にかなう 意 味 や 価 値 を 見 いだしうるのであると だが, 果 たして 本 当 にそうなのだろうか 病 いが, 口 当 たりよく 治 癒 の 論 理, 試 練 による 主 体 の 強 化 の 論 理 の 中 に 再 統 合 されるとしても,その 根 本 の 意 味 は, 反 対 に 主 体 の 脆 弱 化 を 示 している この 躓 きとしての 病 いの 現 実, 諸 力 の 消 耗 を 告 げる ものを, 私 たちは 辛 い 思 いをして 受 け 入 れる 病 いは, 衰 退 のしるし, 手 におえない 漂 流 のしるしであ り,それは 私 たちを 健 全 な 状 態, 健 康 から 次 第 に 遠 ざけていく 病 者 であるということ,それは 自 ら の 身 体 に 躓 く ことであり, 身 体 を 力 動 的 な 流 れから 引 き 離 し, 不 動 のはしけとなることを 余 儀 なくさ せる (VM:149) 病 む 身 体 は, 長 いあいだ 自 らの 規 範 として 現 れていたものから, 生 命 体 が 遠 ざかる 可 能 性 を 明 ら かにし,その 規 範 の 暫 定 的 で 可 変 的 な 性 格 を 示 唆 し,その 歴 史 性, 時 間 の 中 でそれが 変 わっていくこと の 不 可 避 性 を 示 す (VM:162) 私 たちはここで,マランの 思 考 が, 先 に 触 れたカンギレムのいささか 冷 徹 な 思 考 に 接 続 している 25

26 ことを 確 認 できるだろう 個 人 の 生 とは,その 始 まりからすでに, 生 の 力 の 縮 小 である (VM:160) すべての 認 識 は,そこから 始 まらなければならない そして, 自 己 免 疫 疾 患 という 現 実 は, 生 の 暴 力 性 と 盲 目 性 を 見 すえるこの 視 点 を 否 応 なく 私 たちに 要 求 する 免 疫 学 とともに,まさに 自 己 破 壊 が, 人 間 存 在 の 可 塑 的 な 進 化 の 本 質 的 要 素 として 現 れてくる (VM:164)のである きわめて 図 式 的 に 言 えば,ある 場 合 には, 免 疫 システムは 有 機 体 を 守 るのではなく,これを 攻 撃 する 自 分 自 身 のものと 外 部 のもの, 自 己 を 脅 かしかねないものを 区 別 することができなくなると, 自 分 自 身 が 守 るはずの 身 体 を 解 体 させるのである (VM:165) マランとともに, 自 己 免 疫 の 作 動 を 生 命 体 が 本 来 あるべき 状 態 からの 逸 脱 と 見 るのではなく,そ れもまた 生 命 が 自 らを 解 体 させていく 過 程 のひとつの 形 であると 見 なすことができるだろうか もしそうであるならば, 生 は 自 らを 解 体 させていくという 認 識 がすべての 起 点 に 置 かれることに なる この 現 実 を 明 晰 に 見 すえるところから, 新 しい 倫 理 もまた 生 まれるとマランは 考 えてい る そこに,カンギレムが 治 癒 の 教 え をめぐって 提 起 した 問 いへの,マランの 答 えがある カ ンギレムとともにマランは, 私 たちは 決 して 元 の 状 態 には 戻 らない のであり, 病 いとは 私 たち の 存 在 の 劣 化 であり,しかしそこにこそ 存 在 の 意 味 はある と 主 張 する 彼 女 に 言 わせれば, 弱 っていくということ が 私 たちの 存 在 そのものの 意 味 (VM:179)なのである しかし, 私 たちは それに 備 えるような 言 葉 を 持 ち 合 わせていない だからこそ, 彼 女 が 自 己 解 体 していく 自 分 自 身 を 見 すえ,それを 克 明 に 言 語 化 していくことに, 教 え としての,あるいは 証 言 と しての 意 味 がある 6. 治 癒 と 寛 解 マランが, 自 らの 病 いを 治 らないもの と 認 識 していること,そして,それどころか 生 の 本 質 は 自 己 解 体 にあるという 見 方 にたどり 着 こうとしていることを,ここまでに 見 てきた しかし,そ の 認 識 は 決 して, 医 療 的 行 為 を 無 意 味 なものとするわけではないし, 実 際 の 生 活 を 医 療 への 依 存 か ら 切 り 離 すわけでもない 医 療 実 践 は, 言 葉 の 狭 い 意 味 での 治 癒 を 期 待 することができない 場 合 でも, 病 む 身 体 に 介 入 し, 環 境 世 界 との 新 たな 均 衡 (それなりの 生 活 のありよう)を 実 現 しようと 試 みる ここで, 医 療 が 新 たな 目 標 として 設 定 する 状 態 は, 時 として 寛 解 (rémission) と 呼 ばれる 必 ずしも 元 の 状 態 に 回 帰 したわけではないとしても, 相 対 的 な 症 状 の 安 定 を 保 ち, 相 応 の 生 活 を 可 能 にするよ うな 身 体 的 条 件 の 構 築 それが, 寛 解 導 入 と 呼 ばれる 治 療 目 的 の 形 である マランの 疾 患 に 対 する 治 療 もまた,そのような 地 点 を 目 指 している そして, 実 際 に 彼 女 は,あ る 時, 医 師 から あなたは 寛 解 しました (HM:87)と 告 げられる それは 喜 ぶべき 事 態 で 26

27 ある この 先 しばらく,あなたの 病 状 が 酷 くなることはないでしょう,というお 告 げ 医 師 は 言 う もちろん, 痛 みはまだ 残 ります でもそれは 残 留 性 の 痛 みだとご 理 解 ください お 分 かりですね, こうして 今 は 寛 解 状 態 にあります それは 端 的 にこのあと 状 態 は 悪 くならないということです すでに 居 座 っている 痛 みはなくなりませんが,それが 強 くなることもないはずです この 先 も 髪 は 抜 けるでし ょう でも,たぶん, 昔 何 回 かあったようにごっそり 束 になってということにはならないでしょう あ の 時 は, 全 部 抜 けちゃわないように, 櫛 を 通 すのをあきらめなくてはなりませんでした (HM:87) 要 するに, 完 全 に 大 丈 夫 なわけではないのだ とマランは 認 識 する しかし, 寛 解 は 新 た な 理 想 として 私 たち に 与 えられている,と 医 師 は, 治 療 のことばかりでなく, 発 想 を 変 えて, スポーツをしたり,ゆっくり 休 んだり (HM:88)してはどうかと 勧 める つまり, 今 残 されている 身 体 的 能 力 の 上 に, 可 能 な 生 活 の 形 を 考 える 時 期 が 来 た,ということである フラン クの 言 葉 を 用 いれば,マランはここから 寛 解 者 の 社 会 (remission society) のメンバーとして, 病 いへの 配 慮 とともにある 生 活 に 歩 みを 進 めていかなければならない しかし,この 喜 ばしいはずの 宣 言 は, 彼 女 に 新 たな 不 安 をもたらしている おそらく, 一 番 予 想 外 であるのは, 寛 解 が 私 たちに 問 題 をさしだすということだ 公 式 には, 病 いは もう 私 たちの 苦 難 をなすもの, 執 拗 に 私 たちにとりついているものではありえなくなっている 重 篤 な 状 態 は 私 たちの 生 活 から 遠 ざかる それとともに, 応 急 の 対 応 や 不 安, 重 い 病 いであることに 関 わる 一 切 の 緊 張 もまた 症 状 が 現 れることへの, 診 断 への, 治 療 への, 入 院 への 恐 れ, 将 来 の 不 確 かさ, 度 重 なる 通 院, 治 療 の 副 作 用,いつ 起 こるかもしれない 悪 化, 器 官 の 損 傷, 修 復 手 術 最 悪 のこと 医 学 辞 典 では 十 行 に 凝 縮 されているが,インターネットでは 数 限 りないページにわたって 記 されている, 最 悪 のこと それがどのような 形 で 展 開 するにせよ,ともかく 最 悪 のこと それがいつも, 背 景 にひかえて いる 記 憶 の 中 には 病 院 での 想 い 出 がたくさん 蓄 えられていて,そいつを 養 い 続 けている 隣 りの 部 屋 で, 同 じ 病 気 で 死 んでいく,まだ 二 十 歳 の, 重 症 の 患 者 を 見 たのだ すべてが 混 然 としている 同 情 と, 度 を 超 した 怖 れと, 病 的 な 欲 望 と, 生 の 極 限 に 対 する 口 にしがたい 誘 惑 (HM:88-89) 疾 患 に 伴 う 困 難 は 緊 急 の 直 接 的 な 治 療 の 対 象 ではなくなり,いつまた 再 び 訪 れるか 分 からない 可 能 性 として, 日 常 の 背 景 にひかえる ものとなる それと 同 時 に, 同 じ 病 院 で 亡 くなっていった 若 い 患 者 の 記 憶 が, 怖 れ とともに 言 葉 にしがたい 誘 惑 を 伴 いながら, 呼 び 起 こされる 一 人 きりで 病 院 の 外 の 世 界 を 生 きていかねばならないということに,マランは 当 惑 を 覚 える 治 ったのではない 治 ることはない そうではなく, 危 機 の 状 態 と,それによって 許 されていた 特 別 扱 い,それによって 強 いられていた 生 活 全 体 の 配 置 から 抜 け 出 さなければならないのだ 命 綱 を 解 いて, 安 全 網 なしで, 頑 張 って 一 人 でやらなければならない 病 院 の 診 療 の 回 数 を 減 らし, 運 動 療 法 を 受 ける 27

28 のをやめ, 次 第 に 応 急 の 治 療 を 減 らしていく 一 人 きりで 公 式 には, 危 機 の 状 態 を 抜 け 出 しているの だ それは, 周 りの 人 が 自 分 の 手 を 離 すということ それで 幸 せになるのではなく, 見 捨 てられて, 前 よりももっと 脆 くなっていると 感 じる (HM:89) もちろん, 治 療 にすべての 意 識 を 向 けていた 状 態,すべてが 病 院 に 併 合 されていた 状 態 から の 離 脱 によって, 生 活 を 少 しでも 自 分 の 手 に 取 り 戻 すことができるだろう と 彼 女 は 期 待 する しかし, 寛 解 は 休 息 ではない それは, 再 発 のリスクの 計 算 を 伴 った, 新 しい 闘 いの 始 まり (HM:90)である 寛 解 者 の 生 活 とは,いつまた 豹 変 するかもしれない 身 体 への 不 安 を 抱 えながら,このチャンスを 利 用 して 今 できること を 最 大 限 に 実 現 することを 求 められるような,いささか 強 迫 的 な 状 態 の 継 続 に 他 ならない 現 に 医 師 はマランに 対 して,この 機 会 に 妊 娠 を 考 えてはどうか と 勧 めてい る ちょうどいいタイミングだから 五 年 後 にお 願 いされても 駄 目 ですよ と 言 って しかし 彼 女 には 解 体 していくこの 体 の 中 に,どうやって 命 を 生 みだせばいいのか 分 からない (HM:91) 医 療 者 の 目 から 見 れば, 与 えられている 可 能 性 を 最 大 限 に 生 かして, 人 生 を 豊 かにしようという 善 意 の 提 案 であっても,それは,いつまた 起 こるかも 分 からない 事 態 への 恐 れを 自 分 自 身 の 中 に 増 幅 させるだけのことでしかない 彼 女 はすでに, 病 む 身 体 が, 人 々の 合 理 的 な 計 算 や 期 待 を 平 気 で 裏 切 るような 盲 目 性 あ るいは 偶 発 性 に 満 ちているものであることを 知 っている 病 いに 相 対 した 時 には, 非 合 理 なものが 力 をふるうだけだ 用 心 していても 何 の 役 にも 立 たない 何 一 つ 予 見 することはできない 病 いは,それを 押 し 返 し 遅 らせようとする 私 たちの 努 力 を,ことごとく 挫 折 させる 病 いは, 私 たちには 理 解 することのできない,それ 自 らの 規 則 を 備 えている 私 たちは,あ る 種 の 無 頓 着 さを 決 め 込 むしかない 断 念 して, 意 図 的 に, 無 頓 着 さを 選 び 取 ること リスクがあるの は 仕 方 がないことなのだと 不 安 が 自 分 の 生 活 の 隅 々にまで 入 り 込 んでこないようにするために それ が 理 解 できない 人 もいる その 人 たちには, 私 たちの 足 の 踏 み 出 し 方 は 危 険 なものに 映 る もう 少 し 分 別 のある, 無 理 のない 計 画 にしてはどうかと 言 う でも, 危 険 は 外 にあるのではない それは 自 分 自 身 の 中 にある 私 が 安 全 でいられる 場 所 は 存 在 しない 私 は, 自 分 の 中 に 起 爆 装 置 を 抱 えている (HM: 92) 彼 女 は, 自 分 の 体 の 中 に 器 官 から 器 官 へと 動 いていく 液 状 爆 弾 を 抱 えている 心 臓, 肺, 胸, 脳 -それがたまたまどこにやってくるのかは 分 からない (HM:92) その 爆 弾 がいつ また 破 裂 するのかを 予 測 することはできない 自 分 自 身 の 身 体 的 状 態 に 対 する 見 通 しの 不 在,その 不 確 かさ に 対 してマランは, 合 理 的 な 計 算 や 予 測 によって 対 処 することはできない,と 感 じて いる ある 種 の 無 頓 着 を 決 め 込 むしかない のだ その 意 図 して 選 び 取 られる 無 頓 着 さ が, 周 囲 の 人 々を 不 安 にする リスクを 考 えて,もっと 用 心 深 く, 安 全 な 計 画 を 立 ててはどうかと, 28

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