「食べる力」をいただきたい

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1 この 内 容 は 2012 年 7 月 1 日 に マハラバ 文 庫 から 発 行 された 明 日 へ 帰 る 100 万 人 の 食 づくり 運 動 /6.25 集 会 東 日 本 大 震 災 報 告 記 録 集 を 一 部 編 集 して 掲 載 させていただい たものです 食 べる 力 をいただきたい 東 日 本 大 震 災 で 奪 われた1 万 6000 人 の 尊 い 命 のうち 3000 人 超 という 最 大 の 犠 牲 者 を 出 してしまった 宮 城 県 石 巻 市 パルシステムの 組 合 員 と 一 緒 に 商 品 を 作 り 上 げ また 交 流 を 深 めてきた 水 産 加 工 会 社 水 野 食 品 もまた 石 巻 港 で 甚 大 な 津 波 の 被 害 を 受 けた 震 災 当 日 パルシス テムに 商 談 に 来 ていた 水 野 専 務 が 現 地 に 戻 って 目 にしたも のは 当 社 は 石 巻 市 魚 町 で 味 噌 漬 粕 漬 け みりん 漬 けな どの 味 付 け 魚 を 製 造 しています パルシステム(パルシス テム 生 活 協 同 組 合 連 合 会 )さんには 銀 だら 西 京 漬 をはじめ 本 当 に 多 くの 商 品 をお 取 り 扱 い いただいてまいりました 4ヶ 所 の 工 場 は 石 巻 魚 港 と 隣 接 した 水 産 団 地 の 一 角 に 並 んでありましたが 2011 年 3 月 11 日 の 津 波 で7mくらいの 波 が 押 し 寄 せると 高 い 工 場 の2 階 の 床 まで 浸 水 し 1 階 部 分 はすべて 壊 れました 仕 事 に 携 わっていた 兄 たちや 甥 の 家 も 海 岸 から 近 く 全 損 制 限 区 域 が5ヶ 所 半 損 浸 水 が2ヶ 所 ありまし た また 本 当 に 残 念 なことに グループ 会 社 内 で7 名 の 従 業 員 が 亡 くなってしまいました 地 震 後 家 が 心 配 で 工 場 から 家 に 戻 る 途 中 の 車 のなかで 津 波 に 飲 み 込 まれ 犠 牲 となってしまったのです 石 巻 は 大 丈 夫 だろう 私 はちょうどその 日 茗 荷 谷 のパルシステムさんに 商 談 に 伺 い 帰 りの 電 車 の 中 で 地 震 に 遭 い 2 時 間 閉 じ 込 められました 車 中 では 乗 客 が 携 帯 テレビを 見 ながら 大 変 な 事 態 だ と 大 騒 ぎし ていました ようやく 地 上 に 出 ると パチンコ 店 の 大 画 面 テレビに 凄 い 人 だかりで 各 地 の 被 害 も 映 し 出 していましたが 私 は 石 巻 は 大 丈 夫 だろう と 思 っていました というのも むかしからチリ 沖 地 震 (1960 年 チリ 地 震 )の 話 を 聞 いて 育 ってきて 女 川 に は5mくらいの 波 が 来 たのに 石 巻 は1mくらいだったからです 実 際 当 初 の 報 道 では 岩 手 県 の 方 陸 前 高 田 気 仙 沼 が 大 変 な 被 害 を 受 けていることが 分 かったんですが 石 巻 のことはあ まりニュースにならなかったので 大 丈 夫 だろうと 高 をくくっていた あとで 思 えば なんとか

2 希 望 を 持 ちたい 一 心 だったんでしょう しかし そんなほのかな 期 待 を 裏 切 るように 実 際 には 9mの 波 が 石 巻 漁 港 に 押 し 寄 せ 私 の 工 場 のある 水 産 加 工 団 地 も 含 め 多 くの 命 を 奪 っていたのです 石 巻 市 では 震 度 6 強 の 激 しい 揺 れの 約 35 分 後 巨 大 津 波 ( 牡 鹿 地 区 の 観 測 地 点 で 最 大 8.6m 以 上 を 観 測 )が 防 波 堤 を 破 壊 し 港 湾 部 だけでなく 旧 北 上 川 河 口 部 から 市 街 地 までを 断 続 的 に 襲 い 市 域 の 約 13% 平 野 部 の 約 30%が 浸 水 した 門 脇 町 周 辺 では 次 々と 火 災 が 発 生 延 焼 し 全 住 家 の 約 7 割 が 被 災 うち 約 4 割 が 全 壊 ( 平 成 23 年 10 月 末 )する 大 惨 事 となった 石 巻 には 誰 一 人 として 連 絡 が 取 れないまま 暗 くなり 電 車 が 動 かないので 埼 玉 の 自 宅 まで 帰 るのを 諦 めて ほとんど 歩 いて 帰 宅 したのは 翌 日 の 夕 方 でした 甥 とやっと 連 絡 が 取 れたのは 地 震 の3 日 後 です その 時 分 かったのは 家 族 など 半 分 くらいの 安 否 でした 母 と 長 男 夫 婦 2 番 目 の 兄 は 中 国 研 修 生 と 小 学 校 に 従 業 員 も 甥 たちも 一 緒 にそれぞれ 山 側 の 大 きなスーパーや お 寺 に 行 ったり 避 難 しているとのことでした 甥 に 何 は 欲 しい? と 聴 くと 長 靴 だとか 服 軍 手 シャベルなどだと 一 面 瓦 礫 だら けで 危 なくて 歩 くこともままならいので 皆 を 探 しに 行 けないということでした その 頃 は 道 路 の 破 損 に 加 えて 福 島 第 1 原 発 の 事 故 が 重 大 な 局 面 に 入 っていて 石 巻 への 確 実 なルートは 不 明 でしたが 松 島 の 内 陸 側 はけっこう 通 れていて 一 般 道 をトラックで10 時 間 か けて 帰 ることができました すでに 地 震 から1 週 間 が 過 ぎてのことです 家 族 の 家 はみな 工 場 のある 水 産 加 工 団 地 から 少 し 旧 北 上 川 沿 いに 遡 ったところに 固 まって 立 っていました 津 波 は 川 を 遡 りながら 石 巻 の 内 陸 部 にまで 想 像 を 絶 する 被 害 をもたらしました 家 族 で 住 まいが 津 波 に 遭 わなかったのは 甥 の 家 1 軒 くらいでした 被 災 1 週 間 後 もなお 1 週 間 目 に 帰 った 時 にはまだ 車 のなかにご 遺 体 がありましたし 私 の 自 宅 兼 工 場 の 庭 には 近 所 の 家 の 屋 根 が5つくらい 重 なっていました 隣 家 の 瓦 礫 の 下 の 方 からお2 人 のご 遺 体 が 見 つかっ たのはもう6 月 の 末 くらいのことでした 一 番 上 の 兄 は 母 と 従 業 員 を 近 所 の 小 学 校 に 避 難 させ 私 の 会 社 は 近 くのスーパーに 避 難 しまし た 翌 日 もまだあたりには 水 が2m くらいあって 動 くこともままならなかったそうで 最 初 の 3 日 間 は 避 難 して 外 に 出 られなかったそうです 当 初 は 孤 立 状 態 で 食 糧 も 暖 房 器 具 もなく 誰 かの 持 っていた かっぱえびせん を 避 難 所 に いた100 人 以 上 で2 本 ずつ 分 け 合 った 話 を 聞 きました その2 3 日 の 劣 悪 な 環 境 がもとで 亡 くなった 方 も 多 いのです 叔 母 も 入 院 先 の 女 川 の 町 立 病 院 で 被 災 して 布 団 を 分 け 合 ったりして いるうちに 寒 さで 亡 くなりました 小 学 校 に 避 難 した 当 時 93 歳 の 母 も 4 月 末 に 誤 嚥 性 肺 炎 に なってしまい 3ヵ 月 くらい 意 識 不 明 に 陥 りました

3 復 興 への 道 石 巻 市 の 被 災 は 甚 大 です 亡 くなられた 方 は3000 人 を 超 え 行 方 不 明 者 の 方 もまだまだた くさんおられ 浸 水 地 域 も 多 くの 被 災 地 のなかで 群 を 抜 いていました 私 の 三 番 目 の 兄 の 会 社 で は 送 迎 バスが 流 され6 人 亡 くなっています 私 の 会 社 では 兄 たちも 従 業 員 もすぐ 非 難 したんです ところが 自 宅 が 心 配 になって 車 で 町 の 方 に 向 かわれた 方 の 多 く ここで 悲 惨 な 被 害 がでました 川 沿 いの 一 本 の 道 路 に 集 中 してしまい 渋 滞 で 動 けないとことに 津 波 が 襲 いかかったのです 私 の 会 社 でも 古 い 方 がおひとり 車 のなかで 動 けないまま 亡 くなられてしまいました 水 産 加 工 団 地 でも 仕 事 をし たまま あるいは 逃 げる 途 中 で 亡 くなられた 方 逆 に 逃 げられ ず 建 物 の2 階 にいたために 助 かった 方 など 生 死 の 境 は 運 不 運 というほか 言 葉 がありませ ん お 金 の 損 失 も 小 さくありません 生 協 向 けの 製 品 を 多 く 作 らせていただいた 工 場 は 原 料 被 害 がじつに 大 きくて 4 億 5 千 万 円 メロとか 銀 ダラなどの 原 料 が 高 価 なのに 加 えて 輸 入 魚 です から 4~5ヶ 月 前 から 原 料 を 確 保 しておかなければならないからです 他 の 冷 凍 庫 にも 原 料 が 3 億 円 分 ありました まさか 津 波 が 来 るとは 思 っていませんし 保 険 にも 入 っていません 工 場 1 階 にあった 機 械 も リフトも 車 も 全 部 流 されました やっぺっちゃ! 実 は 震 災 後 にはもう 工 場 は 再 開 できないと 思 っていました 被 害 は 想 像 よりも 遙 かに 大 きく 石 巻 市 で4000 人 近 くも 犠 牲 となり 亡 くなっている 上 に 土 地 が 全 体 的 に 低 くなってしまった 所 陥 没 してしまった 所 左 右 にずれてしまった 所 が 多 かったのです また 未 だ 余 震 も 多 く 瓦 礫 の 量 は 石 巻 市 だけで 岩 手 県 と 福 島 県 を 合 計 した 量 とほぼ 同 じくらいあると 言 うし どこを 見 て もとても 復 旧 できるように 思 えませんでした また 一 緒 に 工 場 をしている 社 長 の 二 番 目 の 兄 も67 歳 で 体 の 具 合 がいつも 悪 く 兄 の2 人 の 子 どもも 工 場 にいるのですが 仕 事 の 重 圧 で 大 変 だったのです 私 は 今 までたくさんの 方 々にお 世 話 になってきましたし 製 品 作 りも 案 外 楽 しかったので 工 場 を 続 けたいと 考 えていたので いや ぁ どうすんのこれから 仕 事 すんの? と 聞 いたら 田 舎 の 言 葉 ですが 当 たり 前 やっぺ っちゃ! と 息 子 たちやんなくても2 人 でやっぺっちゃ!! とむしろ 怒 って 言 うのですね 水 産 業 以 外 に 自 分 たちに 何 がやれんの と 2 週 間 目 には 兄 はもう 建 設 会 社 に 工 場 の 撤 去 を 依 頼 しました 水 産 市 場 は1m 近 く 地 盤 沈 下 し ていましたが 幸 いにも 当 社 はほとんど 下 がらなかった 当 時 そんなに 早 く 操 業 再 開 に 動 いた 会 社 はなかったと 思 います でも 何 とかしても 再 起 しようという 気 持 ちがありました 原 料 メーカーやお 取 引 先 からもお 見 舞 いの 電 話 を 一 杯 いただいたのですが 4 月 末 にある 原 料 メーカーさんから まさかこんなに 早 くお 支 払 いいただけるとは 思 ってなかった ありがとう

4 ございます という 電 話 を 頂 いた 兄 がちゃんと 支 払 いをしてくれたんです その 時 も 私 うれ しかったですね また 仕 事 をちゃんとするんだ 動 き 始 めたんだ と 石 巻 市 の 基 幹 産 業 の1つである 紙 パルプ 製 造 業 の 代 表 日 本 製 紙 株 式 会 社 は 石 巻 工 場 が 壊 滅 的 被 害 を 受 けながらも 被 災 直 後 の3 月 24 日 には 既 に 石 巻 からの 撤 退 はない と 考 えを 示 し ている しかし 水 産 加 工 団 地 に200を 超 える 会 社 が 工 場 を 連 ねていた 基 幹 産 業 である 水 産 加 工 業 においては なかなか 復 興 への 足 並 みが 揃 わなかった 最 初 はよしやるぞという 気 持 ちが 強 かったのですが なかなか 状 況 が 変 わらない 石 巻 の 水 産 加 工 業 者 は 14 分 の1の 方 が 水 産 業 をやめる 24 分 の1が すぐにでも 再 起 したい 3 残 り 半 分 が 行 政 の 援 助 の 条 件 次 第 で 存 続 を 決 める とそれぞれの 立 場 が 違 う 状 況 でした です から 水 産 加 工 団 地 の 道 路 の2m 嵩 上 げや 防 波 堤 の 建 設 などをめぐってまとまらない 話 も 多 か ったです 水 産 加 工 団 地 の 地 盤 沈 下 給 排 水 設 備 の 破 損 断 絶 冷 凍 庫 の 喪 失 など 被 害 が 甚 大 す ぎた 上 に 建 築 資 材 の 不 足 も 重 なり 何 回 もくじけそうになりました そんななか 5 月 に 初 めてパルシステムの 皆 さんに 石 巻 まで 来 ていただいて 工 場 が 再 開 した ら 商 品 をできるだけ 取 り 扱 いましょう というお 話 を 頂 いたことがすごく 励 みになりました 本 来 ならば 工 場 の 再 開 と 実 際 の 商 品 を 見 ていただくのが 先 です しかし そう 言 っていただけた おかげで ああ 前 のように 商 品 をつくればなんとかまたお 取 り 引 き 願 える 5 6 月 にはな んとしてもまた という 気 持 ちを 持 ち 直 すことができたんです 心 折 れそうなときもなお 6 月 までは 電 気 さえ 復 旧 していませんでした その 頃 になると 魚 の 臭 い ヘドロの 臭 いがひ どく ハエが 発 生 して 悲 惨 でした 当 社 も20km 沖 合 まで 行 って 傷 んだ 魚 の 在 庫 をぜんぶ 箱 から 出 して 投 棄 しました そういう 作 業 からこつこつ 始 めるしかないんです また 瓦 礫 のなか にはご 遺 体 もあり 水 産 加 工 団 地 全 体 に 消 毒 の 必 要 もありました とにかく 早 く 再 開 したい 一 心 で 石 巻 の 高 台 や 松 島 塩 竉 への 工 場 の 移 転 工 場 レンタル 他 メーカーへの 委 託 加 工 の 可 能 性 も 視 野 に 入 れました しかし 当 社 の 特 徴 である 原 料 仕 入 れ 下 ごしらえから 包 装 工 程 まで 工 場 で 一 貫 した 作 業 をする というコンセプトは 守 り 続 けたい な おかつ 製 品 欠 品 のない 余 裕 のある 生 産 規 模 衛 生 的 で 安 心 安 全 な 製 品 作 りの 大 切 さなどの 問 題 があります そして 兄 にも 強 くいわれましたが いままで 来 てくれた 従 業 員 さんが 来 れなくなる 所 はだめ と 当 社 は 早 い 段 階 で 再 開 を 決 めていたので 従 業 員 はできるだけ 解 雇 していません 従 業 員 の 再 雇 用 やその 家 族 の 生 活 問 題 水 産 加 工 団 地 の 利 便 性 資 金 的 な 問 題 これから 総 合 的 に 判 断 して やはり 元 の 石 巻 でもういちど 頑 張 ってみようと 決 めたのです 他 の 水 産 会 社 では 移 転 したり 委 託 加 工 するところもあり すぐ 事 業 を 始 めているところもあっ たので どんどん 遅 れるようですごく 焦 りはありました そして6 月 までは 何 度 も もうあき らめようか と 気 持 ちがくじけかけていました 本 当 に 大 丈 夫 だな と 思 ったのは7 月 8 月 になってからですね

5 水 野 食 品 では 津 波 の 被 害 を 免 れた 工 場 2 階 に 作 業 場 を 集 中 し 製 造 を 再 開 そして11 月 4 回 ついに 銀 だら 西 京 漬 が 復 活 する 震 災 からじつに 約 8ヶ 月 ぶりのことであった 10 月 15 日 くらいから 製 品 を 試 験 的 に 作 り 出 して これなら 間 違 いない というものができたのが25 日 くらいです ここまで 困 難 続 きでしたが 一 番 つらいの はやはり 製 品 を 作 れないということです パルシステム のカタログ マイキッチン ( 当 時 )を 見 て 自 分 のと ころの 商 品 がまったくない どこのお 店 にも 当 社 グルー プの 製 品 が 並 んでいない それがこんなに 悲 しいこ とだとは 思 ってもみなかったんです それまで 当 たり 前 のように なに 不 自 由 なく 商 品 作 りがで きていたが いざこのようになってみると 悲 しく 早 くおいしい 商 品 をお 届 けしたいという 気 持 ちが 日 々 強 まっていくのを 感 じました 工 場 の 従 業 員 からも 再 開 の 嬉 しさは 伝 わってきました パルシステムをはじめ 生 協 というの は 特 別 で 何 回 も 組 合 員 さんに 足 を 運 んでいただいて 一 緒 に 製 品 を 作 ってきた 思 いが 強 くありま す 私 もしょっちゅういろんな 会 合 に 出 てきたので みなさん 元 気 かな という 親 しみもあるし いい 加 減 なことはできない 他 の 御 取 り 引 き 先 とは 違 うんですよ 震 災 の 体 験 談 が 水 野 さん 口 から 語 られる 時 多 くの 人 はその 内 容 の 凄 まじさに 圧 倒 されると 同 時 の その 内 容 にそぐわないと 言 ってもいいほど 明 るい 語 り 口 と 笑 顔 にとまどうはずである この 迷 いを 感 じさせない 強 さと 明 るさはどこから 来 るのだろうか? よく 学 習 会 などで 水 野 さん なんでそんなに 明 るいの? と 聞 かれます そういうつもりも ないんですけど 小 さい 会 社 ですから 私 たちがしっかりしないとダメだし 自 分 で 方 向 性 が 決 め られますから そういうモチベーションはなくさないようにしているんです 母 も くよくよしててもしょうがない といつも 口 癖 のように 言 ってきました 地 震 で 一 時 は 危 篤 状 態 にまで 陥 った 母 ですが おかげさまで 持 ちこたえて いま94 歳 です 77 歳 くらいま で 工 場 にいて 生 協 さんの 会 合 や 勉 強 会 にも 良 く 出 ていたので 組 合 員 さんにも 結 構 友 達 が 多 く 病 院 までお 見 舞 いに 来 て 下 さった 方 もいらっしゃいました 石 巻 の 復 興 について うちみたいな 家 族 経 営 の 小 さなところが 頑 張 っても 大 して 変 わらないか もしれませんが 少 しでも 役 に 立 ちたい という 思 いもあります またこの 間 組 合 員 さんからも 心 配 の 声 や 水 野 さんの 味 が 好 きで 今 まで 待 っていました と いうありがたいメッセージをたくさんいただいて 今 でも 見 て 涙 してしまいますし 思 い 出 して は また 頑 張 らなくてはいけない という 力 にもなります 悲 しみのあとにこそ 私 は 高 校 2 年 生 の 時 交 通 事 故 で4ヶ 月 の 療 養 を 余 儀 なくされて 同 級 生 と 一 緒 に 卒 業 式 を 迎

6 えられない 悔 しさを 味 わいました 41 歳 の 時 には 大 腸 がんでS 字 結 腸 を 全 摘 出 する 手 術 と3ヶ 月 の 入 院 という 生 死 に 関 わるような 経 験 もしました でもいつの 間 にか そのような 事 も 忘 れ がちになってしまっていたのですね 今 回 の 地 震 と 津 波 で 辛 い 経 験 をしたせいでしょうか 病 院 のベットで これからはああしよう こうしよう と 考 えていた 自 分 を 思 い 出 してきました 今 回 の 災 害 の 悲 しみ 苦 しみは 遙 かに 深 く 生 涯 忘 れえぬこととなりましょう 多 くの 方 が 亡 くなられ たくさんの 大 切 なものを 失 って 思 い 出 すと 涙 が 出 てくることがあり ますが みなさんの 応 援 もあってチャンスをいただいた 挫 折 した 同 業 者 もいるなかで これだ け 早 く 再 開 できたからには 今 までと 同 じではダメだと 私 は 強 く 思 っています 幸 いなことに 我 社 は 食 べる で 支 え 合 う! というスローガンのもとに 皆 様 からお 金 に もまして 私 たちが 一 番 必 要 としている 食 べる 力 そのものをいただく 事 ができました 組 合 員 さんから 温 かいお 言 葉 をいただいたり たくさんの 方 においでいただいたりするたびに メソ メソなんてしていられない いい 加 減 なことはできないな より 良 い 商 品 を 作 って 御 恩 返 しし ないといけない と 感 じています 工 場 再 開 後 も たくさんのご 支 援 をいただいています 本 当 にたくさんの 応 援 ありがとうござ います あの 大 津 波 被 害 からあっという 間 でもあり 苦 しく 長 い 日 々でもありました 今 後 はこ のようにいつまでも 皆 様 のご 好 意 に 甘 えるのではなく 今 後 は 当 社 が 一 日 も 早 く 社 会 復 帰 し 社 会 貢 献 して たくさんの 方 からいただいた 幸 を 少 しでもお 返 ししなければならないと 考 えます 近 年 は 大 雨 台 風 などの 自 然 災 害 も 多 く 交 通 事 故 や 様 々な 悲 惨 な 事 故 凶 悪 な 犯 罪 も 頻 繁 に 起 こり 私 たち 以 上 にとても 悲 しくご 苦 労 されている 方 も 多 いのです 私 たちには 小 さな 力 しかありませんが それでも 今 までのように 何 事 もなく 過 ごすのではなく また 平 穏 であれば 良 いということでもなく それではむしろ 自 分 たち 自 身 が 頓 挫 してしまいそう で 社 会 貢 献 とか 地 球 のためにも とかそのようなモチベーションを 持 っていかなければな らないと 考 えています パルシステムの 組 合 員 職 員 の 皆 様 にはご 恩 にお 応 えできるよう 今 回 の 苦 難 を 良 い 糧 とし 初 心 に 帰 り 気 持 ちを 引 き 締 めて より 安 全 で 安 心 な よりおいしく 安 価 な 製 品 をお 届 けできるよう 皆 様 といつまでも 歩 み 続 けるよう 頑 張 ります いつの 日 も 水 野 食 品 さん また 製 品 作 りができて 良 かったネ! と 言 っていただけるような 工 場 にしたいと 強 く 思 います ありがとうございました

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<94ED8A518B4C985E8F5781698CB48D65816A2E786477> 平 成 23 年 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 銚 子 市 被 害 記 録 集 銚 子 市 平 成 24 年 3 月 刊 行 にあたって このたびの 東 日 本 大 震 災 により 被 災 された 皆 様 にこころからお 見 舞 い 申 し 上 げます また 復 旧 復 興 に 尽 力 されている 方 々に 敬 意 を 表 します 東 日 本 大 震 災 は 我 が 国 において 戦 後

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