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1 HIV/AIDS

2 英 文 原 書 図 書 情 報 UNAIDS/WHO Joint United Nations Programme on HIV/AIDS (UNAIDS) World Health Organization (WHO) 英 語 原 本 出 版 番 号 :UNAIDS/05.19E (English original, December 2005) 日 本 語 版 出 版 番 号 :UNAIDS/05.19J (Japanese translation, December 2005) Joint United Nations Programme on HIV/AIDS (UNAIDS) and World Health Organization (WHO) 2004 All rights reserved. Publications jointly produced by UNAIDS and WHO can be obtained from the UNAIDS Information Centre. Requests for permission to reproduce or translate UNAIDS publications whether for sale or for noncommercial distribution should also be addressed to the Information Centre at the address below, or by fax, at , or The designations employed and the presentation of the material in this publication do not imply the expression of any opinion whatsoever on the part of UNAIDS or WHO concerning the legal status of any country, territory, city or area or of its authorities, or concerning the delimitation of its frontiers or boundaries. The mention of specific companies or of certain manufacturers products does not imply that they are endorsed or recommended by UNAIDS or WHO in preference to others of a similar nature that are not mentioned. Errors and omissions excepted, the names of proprietary products are distinguished by initial capital letters. UNAIDS and WHO do not warrant that the information contained in this publication is complete and correct and shall not be liable for any damages incurred as a result of its use. この 著 作 に 関 するあらゆる 権 利 はUNAIDS( 国 連 合 同 エイズ 計 画 )およびWHO( 世 界 保 健 機 関 )が 保 有 します UNAIDS/WHOが 協 同 で 出 版 した 著 作 物 はUNAIDS 広 報 センターから 入 手 できます UNAIDS 著 作 物 の 複 製 あるいは 翻 訳 の 許 可 申 請 は 商 業 的 利 用 非 商 業 的 利 用 のどちらの 場 合 でも UNAIDS 広 報 センター 宛 てに 出 し てください あるい はFAX ( )でも 申 請 可 能 です この 著 作 物 に 記 載 されている 地 名 情 報 は 国 領 土 地 方 自 治 体 地 域 の 法 的 地 位 権 限 に 関 して および 境 界 線 境 界 地 帯 の 境 界 線 決 定 に 関 して UNAIDS/WHOのいかなる 意 見 を 述 べるもので はありません 特 定 の 会 社 名 あるいは 製 造 業 者 の 製 品 に 関 する 記 載 は UNAIDS/WHOがその 会 社 製 品 を 本 著 作 物 に 記 載 されていない 同 じ 性 質 を 持 つ 他 会 社 他 製 品 と 比 較 して 支 持 推 奨 するものでは ありません 誤 りや 脱 落 したものを 除 いて 特 許 薬 品 名 は 大 文 字 の イニシャルで 識 別 してあります UNAIDS/WHOはこの 著 作 物 に 記 載 してある 情 報 が 完 璧 正 確 で あると 保 証 するわけではありません またこの 著 作 物 に 記 載 してあ る 情 報 を 利 用 した 結 果 生 じうるいかなる 損 害 についても UNAIDS/WHOは 法 律 上 の 責 任 を 負 いません WHO Library Cataloguing-in-Publication Data UNAIDS. AIDS epidemic update : HIV infections epidemiology 2. Acquired immunodeficiency syndorome epidemiology 3. Disease outbreaks I. Title. ISBN X (NLM classification : WC ) UNAIDS - 20 avenue Appia Geneva 27 - Switzerland Telephone: (+41) Fax: (+41) Internet:

3 AIDS epidemic update Special Report on HIV Prevention December 2005

4 目 次 謝 辞 世 界 の HIV/AIDS 流 行 状 況 (2005 年 末 現 在 ) 1 序 文 2 予 防 の 強 化 :ユニバーサルアクセスへの 道 6 サハラ 以 南 アフリカ 17 アジア 31 東 欧 中 央 アジア 45 カリブ 海 沿 岸 53 ラテンアメリカ 59 北 アメリカ 西 中 ヨーロッパ 65 中 東 北 アフリカ 70 オセアニア 74 地 図 76 世 界 の 推 計 総 数 ( 成 人 子 供 ) 2005 年 末 現 在 77 HIV 感 染 者 ( 成 人 子 供 ) 推 計 総 数 2005 年 末 現 在 年 における 新 規 HIV 感 染 者 ( 成 人 子 供 ) 推 計 総 数 年 における AIDS による 死 亡 者 ( 成 人 子 供 ) 推 計 総 数 80 文 献 目 録 81

5 The 2005 AIDS epidemic update is a report from the Joint United Nations Programme on HIV/AIDS (UNAIDS) and the World Health Organization (WHO). It includes contributions from the United Nations Children s Fund (UNICEF), the United Nations Population Fund (UNFPA), and Hein Marais. AIDS epidemic upda te: December 2005

6 AIDS epidemic update: December 2005 世 界 の HIV/AIDS 流 行 状 況 (2005 年 末 現 在 ) 合 計 4,030 万 人 (3,670-4,530 万 人 ) HIV 感 染 者 数 (2005 年 末 現 在 ) 成 人 3,800 万 人 (3,450-4,260 万 人 ) 女 性 1,750 万 人 (1,620-1,930 万 人 ) 子 供 (15 歳 未 満 ) 230 万 人 ( 万 人 ) 2005 年 における 新 規 HIV 感 染 者 数 2005 年 における AIDS による 死 亡 者 数 合 計 490 万 人 ( 万 人 ) 成 人 420 万 人 ( 万 人 ) 子 供 (15 歳 未 満 ) 70 万 人 (63-82 万 人 ) 合 計 310 万 人 ( 万 人 ) 成 人 260 万 人 ( 万 人 ) 子 供 (15 歳 未 満 ) 57 万 人 (51-67 万 人 ) 推 計 値 の 右 の( ) 内 の 範 囲 に 実 際 の 数 値 が 存 在 する 推 計 値 範 囲 は 入 手 可 能 な 最 良 のデ ータを 基 にして 算 出 された 1

7 UNAIDS/WHO 序 文 1981 年 に 初 めてその 存 在 を 知 らしめて 以 来 後 天 性 免 疫 不 全 症 候 群 (エイズ)は 現 在 までに 2,500 万 人 以 上 の 命 を 奪 い 有 史 以 来 もっとも 破 壊 的 な 疾 病 のひとつとなった 近 年 世 界 の 多 くの 地 域 で 抗 HIV 薬 (ARV)による 治 療 とケアへのアクセスが 改 善 されてきてはいるものの 2005 年 エ イズによる 死 亡 者 は 310 万 人 (280 万 -360 万 人 )にのぼり その 50 万 人 以 上 (57 万 人 )は 子 ど もである ヒト 免 疫 不 全 ウイルス(HIV)とともに 生 きる 人 々の 総 数 は 過 去 最 高 のレベルに 達 し 推 計 4,030 万 人 (3,670 万 -4,530 万 人 )となった 2005 年 に HIV に 感 染 した 人 は 500 万 人 弱 である 単 位 : 千 万 人 5 世 界 のHIV 感 染 者 推 計 総 数 2001 年 年 HIV 感 染 者 総 数 グラフ 年 それでも 断 固 として 行 われた 協 調 介 入 に HIV が 屈 したというエビデンスもたくさんある 継 続 的 な 努 力 により 西 欧 諸 国 の 男 性 とセックスする 男 性 (MSM)や ウガンダの 若 者 タイとカ ンボジアのセックスワーカーとその 客 スペインとブラジルの 注 射 による 薬 物 使 用 者 (IDU)など では HIV 感 染 が 減 少 した 少 し 前 に 始 められた 予 防 プログラムが ついにケニアとジンバブエ ハイチの 都 市 部 の HIV 陽 性 率 低 下 をもたらしたという 新 たなエビデンスもある 過 去 2 年 間 で HIV 感 染 者 数 は 一 つの 地 域 を 除 いて 全 世 界 で 増 加 した 世 界 で 二 番 目 に 深 刻 な 影 響 を 受 けているカリブ 海 沿 岸 地 域 では 2005 年 の 同 地 域 全 体 の HIV 陽 性 率 は 2003 年 と 比 較 して 変 化 がなかった サハラ 以 南 のアフリカは 現 在 も HIV の 流 行 がもっとも 深 刻 な 地 域 であり HIV 感 染 者 数 は 2,580 万 人 (2,380 万 -2,890 万 人 )で 2003 年 に 比 べ 100 万 人 も 増 加 している 世 界 の HIV 感 染 者 の 3 分 の 2 女 性 の HIV 感 染 者 の 77%がサハラ 以 南 のアフリカに 集 中 している(17-30 ページ 参 照 ) 同 地 域 では 2005 年 約 240 万 人 (210 万 -270 万 人 )が HIV 関 連 の 疾 患 によって 亡 くなり 320 万 人 (280 万 -390 万 人 )が 新 たに HIV に 感 染 した 東 欧 と 中 央 アジア(45-52 ページ 参 照 ) 及 び 東 アジアでは 流 行 はますます 勢 いを 増 している 東 欧 と 中 央 アジアでは HIV 感 染 者 数 が 160 万 人 となり その 25%は 2003 年 からの 増 加 分 であ る エイズによる 死 亡 者 数 は 2 倍 の 6 万 2 千 人 になった 東 アジアでは 2005 年 の HIV 感 染 者 数 は 2003 年 に 比 べて 20% 増 え 87 万 人 となった HIV 感 染 者 に 占 める 女 性 の 割 合 も 大 きくなっている 2005 年 全 世 界 で 1,750 万 人 (1,620 万 -1,930 万 人 )の 女 性 が HIV に 感 染 しており その 数 は 2003 年 から 100 万 人 増 加 している この うち 1,350 万 人 (1,250 万 -1,510 万 人 )はサハラ 以 南 のアフリカに 集 中 している 女 性 HIV 感 染 者 の 増 加 は ほぼ 200 万 人 の 女 性 HIV 感 染 者 を 抱 える 南 東 南 アジアと 東 欧 中 央 アジアで も 顕 著 である 2

8 AIDS epidemic update: December 2005 HIV/AIDS に 関 する 地 域 別 推 計 値 特 徴 (2003 年 および 2005 年 ) HIV 感 染 者 数 新 規 HIV 感 染 者 数 成 人 HIV AIDS による 死 亡 者 数 ( 成 人 子 供 ) ( 成 人 子 供 ) 陽 性 率 (%) ( 成 人 子 供 ) サハラ 以 南 アフリカ 2005 年 2003 年 2,580 万 [2,380-2,890 万 ] 2,490 万 [2,300-2,790 万 ] 320 万 [ 万 ] 300 万 [ 万 ] 7.2 [ ] 7.3 [ ] 240 万 [ 万 ] 210 万 [ 万 ] 北 アフリカ 中 東 2005 年 2003 年 51 万 [ 万 ] 50 万 [ 万 ] [ ] [ ] 0.2 [ ] 0.2 [ ] [ ] [ ] 南 アジア 東 南 アジア 2005 年 2003 年 740 万 [450 1,100 万 ] 650 万 [ 万 ] 99 万 [ 万 ] 84 万 [ 万 ] 0.7 [ ] 0.6 [ ] 48 万 [29-74 万 ] 39 万 [24 59 万 ] 東 アジア 2005 年 2003 年 87 万 [ 万 ] 69 万 [ 万 ] 14 万 [ 万 ] 10 万 [ 万 ] 0.1 [ ] 0.1 [ ] [ ] [ ] オセアニア 2005 年 2003 年 [ ] [ ] [ ] [ ] 0.5 [ ] 0.4 [ ] [ ] 2000 [ ] ラテン アメリカ 2005 年 2003 年 180 万 [ 万 ] 160 万 [ 万 ] 20 万 [13 36 万 ] 17 万 [12 31 万 ] 0.6 [ ] 0.6 [ ] [ ] [ ] カリブ 海 沿 岸 2005 年 2003 年 30 万 [20 51 万 ] 30 万 [20 51 万 ] [ ] [ ] 1.6 [ ] 1.6 [ ] [ ] [ ] 東 欧 中 央 アジア 2005 年 2003 年 160 万 [ 万 ] 120 万 [ 万 ] 27 万 [14 61 万 ] 27 万 [12-68 万 ] 0.9 [ ] 0.7 [ ] [ ] [ ] 西 欧 中 欧 2005 年 2003 年 72 万 [57-89 万 ] 70 万 [55 87 万 ] [ ] [ ] 0.3 [ ] 0.3 [ ] < < 北 アメリカ 2005 年 2003 年 120 万 [ 万 ] 110 万 [ 万 ] [ ] [ ] 0.7 [ ] 0.7 [ ] [ ] [ ] 合 計 2005 年 2003 年 4,030 万 [3,670 4,530 万 ] 3,750 万 [3,400 4,190 万 ] 490 万 [ 万 ] 460 万 [ 万 ] 1.1 [ ] 1.1 [ ] 310 万 [ 万 ] 280 万 [ 万 ] 3

9 UNAIDS/WHO 女 性 についての HIV に 関 する 地 域 別 推 計 値 特 徴 (2003 年 および 2005 年 ) 地 域 年 成 人 (15-49 歳 ) 女 性 の HIV 感 染 者 数 サハラ 以 南 アフリカ ,350 万 [1,250 1,510 万 ] ,310 万 [1,210 1,460 万 ] 北 アフリカ 中 東 [ ] [ ] 南 東 南 アジア 万 [ 万 ] 万 [ 万 ] 東 アジア [ ] [ ] オセアニア [ ] [ ] ラテンアメリカ [ ] [ ] カリブ 海 沿 岸 [ ] [ ] 東 欧 中 央 アジア [ ] [ ] 西 中 欧 [ ] [ ] 北 アメリカ [ ] [ ] 合 計 ,750 万 [1,620 1,930 万 ] ,650 万 [1,520 1,820 万 ] 成 人 (15-49 歳 ) HIV 感 染 者 総 数 に 対 する 女 性 の 割 合 (%) 新 たな 成 果 HIV の 流 行 は 南 部 アフリカでも 猛 威 を 振 るい 続 けている(20-25 ページ 参 照 ) 南 部 アフリカ6 ヶ 国 (ボツワナ レソト ナミビア 南 アフリカ スワジランド ジンバブエ)の 妊 婦 の HIV 感 染 レベルは 20% 以 上 で そのなかでもボツワナとスワジランドの 妊 婦 の 感 染 レベルは 約 30%であ る 南 アフリカ 共 和 国 における HIV の 流 行 は 世 界 でももっとも 規 模 が 大 きく その 勢 いが 衰 える 兆 しはない 隣 国 モザンビークでも HIV 感 染 レベルは 驚 くほど 上 昇 している ジンバブエでは 国 全 体 の HIV 陽 性 率 が 低 下 する 兆 しはあるものの 妊 婦 の 感 染 レベルだけは 高 いままである(2004 年 現 在 21%) 全 体 的 な 感 染 レベルの 低 下 傾 向 を 持 続 するにはたいへんな 努 力 が 必 要 である 今 後 数 年 で 治 療 の 格 差 はさらに 縮 まる 兆 しはあるが 流 行 を 封 じ 込 めるほどのペース では 進 まないだろう エイズの 流 行 を 抑 えるには 迅 速 で 継 続 的 な HIV 予 防 が 必 要 だ アフリカ 南 部 に 比 べて HIV 陽 性 率 が 低 いアフリカ 東 部 では ウガンダで 1990 年 代 半 ばから 妊 婦 の HIV 陽 性 率 が 低 下 しているが 同 じ 現 象 が 現 在 ケニアの 都 市 部 でも 顕 著 である 両 国 とも おそらく 行 動 変 容 がこのような 傾 向 に 寄 与 していると 考 えられる しかし これらは 例 外 的 なケー スであり その 他 のアフリカ 東 部 地 域 は アフリカ 西 部 中 央 部 地 域 と 同 様 過 去 数 年 間 で HIV 陽 性 率 の 変 化 はほとんど 見 られない 4

10 AIDS epidemic update: December 2005 アジアとオセアニアでも 中 国 パプア ニューギニア ベトナムなどで 流 行 は 拡 大 している (31-44 ページ ページ 参 照 ) パキスタンとインドネシアでも 今 にも 深 刻 な 流 行 爆 発 が 起 こりそうな 憂 慮 すべき 兆 候 がある アジアでは IDU( 注 射 による 薬 物 使 用 )と 売 買 春 が 流 行 の 原 動 力 となっている 危 険 な 行 動 に 的 を 絞 ったプログラムを 必 要 な 規 模 で 実 施 するために 十 分 な 取 り 組 みをしている 国 はほんの 一 握 りである 2005 年 HIV 感 染 者 数 が 増 加 した 東 欧 と 中 央 アジアにつ いても 同 じことが 言 える 女 性 そのなかでも 貧 困 層 の 女 性 の HIV 感 染 がとくに 増 えている 北 ア メリカにもこれはあてはまる(45-52 ページ ページ 参 照 ) 格 差 を 縮 める ユニバーサル アクセスを 達 成 するためには 異 なったアプローチを 調 整 することが 必 要 となる 過 去 10 年 間 でエイズ 対 策 はかなり 拡 大 し 改 良 されてきた しかし それでもまだその 規 模 や ペースは 悪 化 を 続 ける 流 行 に 見 合 ったものにはなっていない 過 去 2 年 間 で 抗 HIV 治 療 へのアクセスは 目 覚 しく 改 善 された 治 療 を 必 要 とする 人 がその 機 会 を 得 られるのは いまや 北 米 や 西 欧 諸 国 のような 富 める 国 々だけではない アルゼンチン ブラ ジル チリ キューバなどの 国 々では 治 療 カバレージが 80%を 超 えている しかし このような 地 域 が 一 部 あるものの 南 米 やカリブ 海 地 域 東 欧 アジアの 大 部 分 そしてアフリカ 諸 国 などの 最 貧 国 では 状 況 は 異 なっている 2005 年 半 ば 現 在 抗 HIV 治 療 を 受 けているのは アフリカではそ れを 必 要 とする 人 々のせいぜい 10 人 に1 人 アジアでは 7 人 に1 人 である それでも 低 中 所 得 国 の 100 万 人 以 上 が 抗 HIV 治 療 のおかげでより 長 く より 良 い 生 活 が 送 れるようになっているのも 事 実 である 2003 年 末 からの 治 療 の 拡 大 で 2005 年 には 25 万 人 から 35 万 人 が 死 を 免 れた 2005 年 に 行 われた 目 覚 しい 治 療 拡 大 の 最 大 効 果 は 2006 年 以 降 に 表 れるだ ろう 今 後 数 年 で 治 療 の 格 差 はさらに 縮 まる 兆 しはあるが 流 行 を 封 じ 込 めるほどのペースでは 進 まな いだろう エイズの 流 行 を 抑 えるには 迅 速 で 継 続 的 な HIV 予 防 が 必 要 だということはこれまです っと 認 識 されてきた HIV 予 防 治 療 ケアと 影 響 緩 和 へのユニバーサル アクセスを 達 成 するた めに 各 国 が 最 大 限 に 協 力 し 合 うことを 国 際 社 会 は 保 証 しなければならない ユニバーサル アクセスを 達 成 するためには 異 なったアプローチを 調 整 することが 必 要 となる 予 防 治 療 ケア 影 響 緩 和 のゴールは 同 時 に 達 成 されるべきであり 順 位 付 けをして 行 ったり それぞれを 独 立 して 実 施 したりすべきではない 各 国 は 人 的 制 度 的 資 源 の 強 化 などのプログラム の 実 施 に 焦 点 を 当 てる 必 要 がある また これらのサービスを 最 大 限 に 統 合 するための 戦 略 を 開 始 しなければならない これら 全 てを 早 急 に 行 わなければならない しかし これはより 大 きい また 長 期 的 なチャレン ジの 一 部 に 過 ぎない エイズの 流 行 を 抑 えるには 社 会 的 な 不 平 等 や 不 公 正 といった 流 行 の 背 景 に ある 要 素 にも 取 り 組 む 必 要 がある スティグマや 差 別 女 性 差 別 やその 他 の 人 権 侵 害 など いまだ にアクセスの 深 刻 な 障 害 となっているものを 克 服 しなければならない また エイズによる 孤 児 や 人 的 制 度 的 能 力 の 喪 失 など エイズによって 新 たに 生 み 出 された 不 公 正 も 克 服 しなければならな い これらは 並 々ならぬ 対 応 を 必 要 とする 並 々ならぬチャレンジである 5

11 UNAIDS/WHO 予 防 の 強 化 : ユニバーサルアクセスへの 道 2005 年 世 界 の 新 規 HIV 感 染 件 数 は 約 500 万 件 サハラ 砂 漠 以 南 のアフリカだけで 320 万 件 にも 達 した また 同 年 エイズ 関 連 疾 患 で 亡 くなった 人 々の 数 は 300 万 人 に 達 し 50 万 人 (57 万 人 ) 以 上 が 子 供 であった 現 在 HIV と 共 に 生 きている 人 々の 総 数 は 4,030 万 人 となっており 1995 年 (1,990 万 人 )の 倍 以 上 になっている 状 況 が 改 善 している 国 も 増 えてはいるが 少 数 であ り エイズの 流 行 は それを 食 い 止 めようとするグローバルな 努 力 をしのぎ 続 けている HIV に 感 染 する 人 の 数 が 増 えるにつれて エイズで 亡 くなる 人 も 増 えるというのは 不 可 避 な 事 実 である 低 中 所 得 国 家 で 抗 HIV 療 法 を 受 けている 人 々の 数 は 2001 年 末 から 3 倍 に 増 えてい る しかしそれでもなお 2005 年 中 盤 時 点 で 必 要 としている 人 々の 中 で 同 療 法 を 受 けている 者 の 割 合 は アフリカでは 10 人 に1 人 アジアでは 7 人 に1 人 に 過 ぎない HIV 感 染 拡 大 のらせんサイ クルが 打 破 されなければ 抗 HIV 療 法 及 びケアを 急 速 に 拡 充 し 維 持 しようという 努 力 も 根 底 から 覆 されてしまいかねない 流 行 を 制 するためには HIV 予 防 努 力 は 同 時 に 治 療 とケアに 対 するアクセスを 拡 充 する 包 括 的 な 対 応 策 の 一 環 として 拡 充 強 化 されなければならないという 認 識 が 高 まりつつある( 国 連 エ イズ 合 同 計 画 2005) グローバル 及 び 国 家 レベルのコミットメントとこれらの 基 本 的 努 力 が 結 び ついて 初 めて 世 界 はユニバーサルアクセス( 万 人 が 予 防 治 療 ケアサービスを 平 等 に 利 用 でき る 状 態 )を 達 成 することができ 本 当 の 意 味 でエイズを 制 することができるようになるのである HIV 予 防 は 効 果 を 発 揮 している しかしより 一 層 の 強 化 が 必 要 課 題 はきわめて 大 きい 世 界 的 には HIV に 感 染 するリスクに 曝 されている 人 々の 中 で 基 本 的 な 予 防 サービスを 利 用 できる 人 の 割 合 は 5 人 に1 人 以 下 である( 国 連 エイズ 合 同 計 画 2004) ま た HIV と 共 に 生 きている 人 々の 中 で 抗 体 検 査 を 受 け 自 らが HIV に 感 染 していることを 知 って いるのは 10 人 に1 人 のみである 強 い 意 志 や 協 調 努 力 に 支 えられた 介 入 であれば HIV を 屈 服 させることができるという 証 拠 は 充 分 にある 多 くの 西 洋 諸 国 では 多 様 な 環 境 における 持 続 的 な 努 力 が 男 性 とセックスをする 男 性 (MSM) 間 の ウガンダでは 若 者 の タイやカンボジアではセックスワーカーとその 客 の スペ インとブラジルでは 注 射 器 による 薬 物 使 用 者 (IDU)の HIV 発 生 率 の 低 下 を 招 く 一 助 となってき た また しばらく 前 に 創 始 された 予 防 プログラムが ケニアやザンビア さらにはハイチ 都 市 部 における HIV 陽 性 率 を 現 在 低 下 させるのに 役 立 っているという 新 しい 証 拠 もある 6

12 AIDS epidemic update: December 2005 しかし 予 防 戦 略 が 規 模 強 度 長 期 的 なビジョンを 欠 いている 場 合 もしばしばある 予 防 介 入 が 流 行 を 制 するために 必 要 な 成 果 を 生 み 出 すためには 短 期 的 な 視 野 のプロジェクトを 長 期 的 な 計 画 に 基 づく 戦 略 に 変 換 する 必 要 がある 集 中 的 な 施 策 が 効 果 を 発 揮 した 場 合 数 々の 調 査 は HIV 予 防 努 力 は 集 中 的 に( 包 括 的 かつ 長 期 的 視 野 に 立 って) 行 われた 場 合 に 最 も 効 果 的 であることを 示 している たとえば タンザニアのムベヤ 地 域 で 実 施 された 集 中 的 な 予 防 プログラムは 1994 年 から 2000 年 にかけて コンドーム 使 用 性 感 染 症 治 療 件 数 増 加 などの 効 果 を 生 んだ これらの 変 化 は 同 時 期 に15~24 歳 の 女 性 におけるHIV 陽 性 率 を21% から 15%に 低 下 させるという 効 果 を 生 んだ(Jordan-Harder など 2004) しかし 同 国 のムワ ンザ 地 域 では HIV 予 防 努 力 がそれほど 集 中 的 ではなく 孤 立 していたため 同 様 の 効 果 を 生 まなかった 実 際 同 地 域 における HIV 陽 性 率 は 1994~1995 年 の6%から 1999~2000 年 の8%に 上 昇 してしまった(Mwaluko など 2003) エイズの 流 行 形 態 がひとつだけということはない 一 国 においても それはきわめて 多 様 な 形 態 を 取 りうる したがって 予 防 戦 略 は 流 行 の 多 様 性 に 取 り 組 むものでなければならず 正 確 な 疫 学 的 行 動 情 報 により エビデンス( 証 拠 )に 基 づくものでなければならない HIV に 対 する 包 括 的 な 対 応 を 確 実 に 行 うために 治 療 と 予 防 努 力 は 同 時 に 強 化 されなければならない しかしながらすべての 状 況 にとって 根 本 となるのは 規 模 強 度 一 貫 性 持 続 可 能 性 を 中 核 要 件 として 含 む 包 括 的 な 予 防 戦 略 である すべての 戦 略 は HIV 予 防 と 治 療 が 相 互 に 関 連 し 双 方 が 同 時 に 促 進 されるものでなければならないという 認 識 の 上 に 立 ったものでなければならない すべての HIV 予 防 努 力 に 適 用 可 能 なその 他 の 基 本 アプローチも 存 在 する 第 一 には HIV 予 防 は 国 家 政 府 が 流 行 を 抑 制 する 強 力 な 対 策 の 実 施 において 主 導 力 ( 資 源 配 分 も 含 め)を 発 揮 すべき 古 典 的 な 公 共 の 福 祉 的 介 入 であることを 認 める 必 要 があるということである 第 二 には すべての HIV 予 防 戦 略 は 人 々を HIV 感 染 のより 大 きな 危 機 にさらす 貧 困 ジェン ダー 間 の 不 平 等 特 定 の 人 口 集 団 の 疎 外 などの 要 因 とエイズとの 関 連 性 が 強 まっていることを 必 ず 考 慮 するようにする 必 要 があるということである 同 様 に 重 要 なのが 殺 ウイルス 剤 などの 新 技 術 の 開 発 及 び 実 施 女 性 用 コンドームなど 既 存 製 品 の 改 善 などであり これらは 対 応 策 の 選 択 肢 を 増 やし 包 括 的 な 予 防 戦 略 の 一 部 を 形 成 すべきも のである また 長 期 的 視 野 に 立 ったワクチン 開 発 も 必 要 である さらに すべての 予 防 戦 略 において 取 り 入 れなければならないアプローチは スティグマ( 偏 見 ) と 差 別 の 問 題 に 取 り 組 むこと HIV 感 染 のリスクが 最 も 高 い 人 々に 施 策 が 効 果 的 に 到 達 すること および HIV と 共 に 生 きている 人 々がエイズに 対 する 対 応 策 により 積 極 的 に 関 わることである 予 防 と 治 療 は 不 可 欠 なパートナー HIV に 対 する 包 括 的 な 対 応 を 確 実 に 行 うために 治 療 と 予 防 努 力 は 同 時 に 強 化 されなければな らない 様 々なシナリオを 比 較 した 数 学 的 モデル 化 によれば 効 果 的 な 予 防 及 び 治 療 が 協 調 して 拡 充 されるシナリオでは 防 止 された 新 規 HIV 感 染 及 び 死 亡 件 数 双 方 の 点 で メリットが 最 も 大 き くなることが 示 されている(Salomon など 2005) その 成 果 は 明 らかである HIV 治 療 の 成 功 は HIV 予 防 にとってより 効 果 的 な 環 境 をつくり 上 げることができる HIV 治 療 を 手 頃 なコスト 負 担 で 受 けられ 持 続 可 能 なものとするためには HIV 予 防 の 強 化 が 必 要 である エイズ 対 策 の 持 続 的 な 進 歩 は HIV 予 防 及 び 治 療 を 同 時 に 強 化 して 初 めて 実 現 できる 7

13 UNAIDS/WHO サハラ 砂 漠 以 南 のアフリカでは 包 括 的 な 予 防 と 治 療 の 総 合 対 策 は そのような 対 策 が 実 施 され なければ 2020 年 までに 起 こりうるであろう 新 規 感 染 件 数 の 55%を 防 止 できる(グラフ2 参 照 Salomon など 2005) 証 拠 及 び 経 験 は 抗 HIV 療 法 が 急 速 に 利 用 可 能 になることが HIV 抗 体 検 査 の 利 用 率 向 上 に 繋 がることを 示 している たとえばケニアでは 2000~2004 年 の 間 に 検 査 及 びカウンセリング 利 用 率 が 劇 的 に 増 加 し 一 方 でブラジルでも 利 用 件 数 が 2001~2003 年 に 3 倍 以 上 に 増 加 している (WHO 3 by 5 Progress Report 2005 年 6 月 ) ウガンダでも 同 様 の 事 態 が 起 こっている 利 用 者 不 足 から 閉 鎖 を 余 儀 なくされた 後 ウガンダ マサカのカウンセリング 及 び 抗 体 検 査 クリニック が 同 じ 病 院 で 抗 HIV 療 法 プログラムが 始 まった 2002 年 に 再 開 された その 数 ヶ 月 後 5,000 人 以 上 の 人 々が 自 発 的 にカウンセリング 及 び 検 査 を 受 けたが これは 2000 年 の 数 字 の 17 倍 に 匹 敵 す る(Mpiima など 2003) これにより ヘルスワーカーが 人 々にその 検 査 結 果 に 応 じて HIV 予 防 について 教 育 する 機 会 が 与 えられた 治 療 と 強 化 されたコミュニティーアウトリーチを 利 用 できることが エイズに 対 するより 開 放 的 な 姿 勢 につながり それが スティグマや 偏 見 を 打 破 する 一 助 となる 南 ア 共 和 国 のカエリチャで 抗 HIV 療 法 が 導 入 された 後 に 実 施 された 健 康 調 査 では 調 査 対 象 となったその 他 の 抗 HIV 療 法 が 導 入 されていない 7 カ 所 と 比 較 して より 高 いコンドーム 使 用 率 エイズクラブに 進 んで 参 加 する 姿 勢 HIV 抗 体 検 査 の 受 容 などが 見 られた(WHO, 2003) しかし 一 方 で 治 療 へのアクセスが 高 まるに 連 れて 別 の 課 題 も 浮 上 してくる 複 数 の 高 所 得 国 8

14 AIDS epidemic update: December 2005 で 抗 HIV 療 法 へのアクセスが 拡 充 するに 連 れて 安 全 でない 性 行 動 が 増 加 しているという 証 拠 があ る( 米 国 疾 病 対 策 予 防 センター 2002;Stolte など 2004) 変 化 する 予 防 ニーズ 課 題 及 び 機 会 に 関 する 我 々の 理 解 を 高 めるためのより 強 力 なオペレーショナルリサーチを 実 施 する 必 要 がある HIV を 具 体 的 状 況 の 中 で 捉 える 効 果 的 であるためには 予 防 プログラムは 人 々が 生 活 している 状 況 に 注 目 しなければならない 女 性 及 び 少 女 の 権 利 と 地 位 は 特 別 な 注 目 に 値 する サハラ 砂 漠 以 南 のアフリカ 及 びアジアからヨ ーロッパ ラテンアメリカ 太 平 洋 地 域 まで 世 界 中 で HIV に 感 染 している 女 性 の 数 は 増 え 続 けて いる 最 も 高 いリスクに 曝 されているのは しばしば 収 入 がほとんど あるいはまったくない 女 性 たちである 政 治 的 社 会 的 文 化 的 人 間 的 安 全 性 要 因 も 含 めた 広 範 な 不 平 等 が 女 性 や 少 女 の 状 況 を 悪 化 させている いくつかのアフリカ 南 部 諸 国 では HIV と 共 に 生 きている 全 若 者 の 4 分 の3 以 上 が 女 性 であり (WHO アフリカ 地 域 事 務 所 2003; 生 と 生 殖 に 関 する 健 康 リサーチユニット 及 び 医 療 リサーチユ ニット 2004) サハラ 砂 漠 以 南 のアフリカ 全 体 では 15~24 歳 の 若 い 女 性 は 若 い 男 性 より HIV 陽 性 である 可 能 性 が 少 なくとも 3 倍 に 達 する( 国 連 エイズ 合 同 計 画 2004) 多 くの 国 で 結 婚 をしていても また 貞 操 を 守 っていても 女 性 を HIV 感 染 から 護 るのに 充 分 ではない ハラレ(ジンバブエ) ダーバン 及 びソウェト( 南 ア 共 和 国 )の 女 性 では 66%が 生 涯 に 付 き 合 ったことがある 男 性 は1 人 である 79%が 少 なくとも 17 歳 ( 世 界 の 大 多 数 の 国 の 初 性 体 験 のおおよその 平 均 年 齢 )までは 性 交 渉 を 行 わなかったと 回 答 している しかし 若 い 女 性 の 40% が HIV 陽 性 であった(Meehan など 2004) 多 くの 女 性 が 1 人 のパートナーに 貞 操 を 守 ってい たにもかかわらず 感 染 したのである コロンビアでは 妊 産 婦 診 療 所 で HIV 陽 性 のテスト 結 果 が 出 た 女 性 の 72%が 1 人 の 相 手 と 安 定 的 な 関 係 を 保 っていると 述 べている またインドでは 新 規 感 染 のかなりの 部 分 が 結 婚 しているが ( 現 在 または 過 去 に)セックスワーカーを 頻 繁 に 利 用 した 夫 から 感 染 した 既 婚 女 性 の 間 で 発 生 している(アジアの 章 を 参 照 ) 9

15 UNAIDS/WHO 近 しいパートナーによるものであれ 見 ず 知 らずの 他 人 によるものであれ 女 性 や 少 女 に 対 する 性 的 及 びその 他 の 形 態 の 虐 待 が 彼 女 たちが HIV に 感 染 する 可 能 性 を 高 めることを 証 拠 が 示 して いる 女 性 や 少 女 に 対 する 高 いレベルの 性 的 暴 力 が 世 界 中 の 国 々で 報 告 されている 調 査 では たとえばバングラデシュ ブラジル エチオピア ナンビア タイなどの 3 分 の1から 2 分 の1の 女 性 が 自 らのパートナーにより 身 体 的 及 び/あるいは 性 的 に 暴 行 を 加 えられたと 述 べている(WHO 2005) HIV 予 防 活 動 を 成 功 させるためには 法 改 正 ( 所 有 権 も 含 む) 及 び 女 性 や 少 女 への 暴 力 の 問 題 に 取 り 組 み 減 少 させる 女 性 の 権 利 促 進 などのその 他 の 努 力 がともに 行 われる 必 要 がある (Maman など 2000) HIV に 対 するスティグマ( 偏 見 )とその 結 果 生 じる 実 際 のまたは 想 定 上 の 差 別 は 効 果 的 な HIV 予 防 対 策 にとって 恐 らく 最 も 大 きな 障 害 であると 思 われる また ジェンダーによる 不 平 等 の 問 題 に 長 期 的 な 影 響 を 与 えるためには HIV 予 防 努 力 に 男 性 や 少 年 を 関 与 させることも 必 要 である 男 性 を 関 与 させることは 彼 らが 女 性 及 び 少 女 の HIV に 対 する 脆 弱 性 を 左 右 するだけではなく 男 らしさやジェンダーについての 社 会 慣 習 上 の 規 範 が それ により 男 性 が 自 らの 健 康 をリスクに 曝 し 自 らの 身 を 守 るために 必 要 な 情 報 やサービスを 拒 むよう な 行 動 に 従 事 することを 奨 励 する 場 合 彼 らの HIV に 対 する 脆 弱 性 を 高 めるが 故 に 重 要 である 男 性 は 女 性 と 同 様 に 伝 統 的 なジェンダー 規 範 に 影 響 されている 男 女 双 方 を HIV 感 染 から 護 ろ うとし 男 性 が HIV 予 防 においてより 責 任 のある 役 割 を 担 うように 奨 励 するためには こうした 問 題 に 取 り 組 み 変 えなければならない ジェンダー 規 範 を 身 に 付 けていく 社 会 化 という 意 味 で 特 別 な 注 意 が 少 年 に 向 けられる 必 要 がある( 国 連 エイズ 合 同 計 画 2005) また 予 防 プログラム 諸 施 策 が 完 全 に 効 果 を 発 揮 するためには すべての 年 齢 グループの 人 々を 対 象 としなければならない いくつかの 国 で 年 長 者 の 間 の 感 染 率 が 上 昇 する 傾 向 が 出 現 しており これは この 年 齢 グループに 対 する 予 防 努 力 の 大 きな 欠 落 を 示 唆 するものである 可 能 性 がある 南 ア 共 和 国 では 34 歳 以 上 の 女 性 の HIV 陽 性 率 の 上 昇 が 特 に 著 しく またボツワナにおいても 同 様 のパターンが 出 現 しており 15~24 歳 までの 妊 婦 では 感 染 率 は 1999 年 以 来 横 這 い 状 態 である のに 25 歳 以 上 の 妊 婦 では 1992 年 以 来 陽 性 率 は 一 定 のペースで 上 昇 し 2003 年 に 測 定 された 際 には 43%に 達 していた ボツワナの 年 長 者 男 女 の 感 染 レベルは 予 想 以 上 に 高 く 45~49 歳 で 29% 50 代 前 半 で 21%に 達 している スティグマと 差 別 : 効 果 を 弱 める 要 因 HIV に 対 するスティグマ( 偏 見 )とその 結 果 生 じる 実 際 のまたは 想 定 上 の 差 別 は 効 果 的 な HIV 予 防 対 策 にとって 恐 らく 最 も 大 きな 障 害 であると 思 われる スティグマと 差 別 は 世 界 的 な 流 行 を 阻 止 しようとする 努 力 の 効 果 を 弱 め 流 行 のさらなる 拡 大 を 後 押 しする 理 想 的 な 風 土 を 醸 成 してし まう HIV に 対 するスティグマは 怖 れ そしてエイズをセックスや 疾 病 死 さらには 婚 前 性 交 渉 婚 外 性 交 渉 セックスワーク 男 性 間 のセックス 注 射 器 による 薬 物 使 用 などの 違 法 であったり 禁 じられていたり またはタブーである 場 合 もある 行 動 と 関 連 付 けることから 派 生 する スティグ マは HIV に 関 する 気 付 きや 知 識 の 不 足 からも 派 生 する そのようなスティグマは 特 定 の 人 々や グループをスケープゴートにし 彼 彼 女 らを 責 め 罰 したいという 衝 動 に 油 を 注 ぐ スティグマ は 既 存 の 偏 見 や 排 除 パターンに 乗 じて HIV 感 染 に 対 してすでにより 弱 い 立 場 にある 人 々をさら に 弱 い 立 場 へ 追 いやってしまう また スティグマを 怖 れることで HIV と 共 に 生 きている 人 々は HIV 予 防 努 力 によって 重 要 な 指 導 的 役 割 を 果 たす 意 欲 を 失 ってしまう スティグマは 他 者 を 直 接 的 に 害 し 彼 らがサービスや 権 利 を 享 受 できなくするような 方 法 で 人 々 に 行 動 させるよう 駆 り 立 てるが それは HIV に 関 連 した 差 別 という 形 態 を 取 る 行 動 である ステ ィグマは 予 防 サービスが 利 用 可 能 になっている 場 合 でさえも 多 くの 人 々がより 安 全 なセックス 10

16 AIDS epidemic update: December 2005 HIV と 共 に 生 きる 人 々の 予 防 対 策 への 参 加 HIV と 共 に 生 きる 人 々は HIV 予 防 推 進 に 貢 献 しうる 有 能 な 人 材 の 宝 庫 である 流 行 の 始 めか ら 流 行 予 防 戦 略 は その 計 画 実 施 及 び 評 価 に HIV と 共 に 生 きている 人 々に 有 意 義 な 方 法 で 参 加 してもらうことでより 効 果 的 なものとなってきた ジーパ(GIPA =Greater Involvement of People Living with HIV/AIDS:HIV/エイズと 共 に 生 きる 人 々の 一 層 積 極 的 な 参 加 )という 原 則 は HIV/エイズと 共 に 生 きる 人 々が 国 家 地 域 世 界 レベルのエイズ 対 策 に 全 面 的 に 参 加 するこ とを 保 証 することによって 対 策 を 推 進 する 政 治 的 法 的 社 会 的 環 境 の 創 生 を 促 すことを 目 的 と している ジーパ 原 則 は 1994 年 のパリ エイズサミットで 42 ヵ 国 が 合 意 して 公 式 に 承 認 され たものである しかしながら HIV 予 防 戦 略 は HIV に 感 染 していると 診 断 された 人 々の 特 有 の 予 防 ニーズの 取 り 込 みや 彼 らの 意 義 のある 参 加 のための 能 力 構 築 に 失 敗 してきた 彼 らの 参 加 が 名 ばかりのものに 過 ぎないレベルにとどまる 場 合 もしばしばしばであった しかし 効 果 的 な 対 応 を するためには こうした 状 況 を 変 えなければならない HIV と 共 に 生 きる 人 々にとっての 予 防 の 目 的 は 新 たな 性 感 染 症 に 感 染 することを 避 け HIV 関 連 の 疾 病 の 進 行 を 遅 らせ HIV の 他 者 への 感 染 を 回 避 できるように 彼 らをエンパワーすること である 予 防 カウンセリング 戦 略 は HIV 感 染 に 関 する 知 識 を 高 め より 安 全 なセックスの 実 践 スキルを 高 める その 他 の HIV 予 防 戦 略 には サービスと 予 防 必 需 品 提 供 の 規 模 拡 大 重 点 化 と 改 善 一 方 が HIV 陽 性 で 他 方 が 陰 性 のカップルに 対 するサービス 人 権 保 護 コミュニティー 動 員 能 力 の 強 化 アドボカシー 政 策 変 更 及 びコミュニティーアウェアネス(HIV に 対 する 気 付 き) 支 援 などが 含 まれる( 国 際 HIV/エイズアライアンス 2003) これらの 戦 略 は 個 別 にではな く 組 み 合 わされて 効 果 を 発 揮 する を 実 践 し HIV 検 査 を 受 け 感 染 していることをパートナーに 打 ち 明 けたり あるいは 治 療 を 求 め ることを 妨 げる たとえばウガンダでは 調 査 対 象 となった 女 性 の 半 数 以 上 男 性 の 半 数 弱 が 自 らが HIV に 感 染 していることを 家 族 のメンバーに 打 ち 明 けたくないと 答 えている(ウガンダ 保 健 省 2005) また ケニアのナイロビ ウガンダのカンパラ 及 びマサカの 若 者 を 対 象 にした 調 査 で は 現 実 の 秘 密 保 持 性 の 欠 如 またはその 恐 れが 経 済 的 に 利 用 しにくいことと 同 じくらい 自 発 的 検 査 やカウンセリングサービス 利 用 の 阻 害 要 因 となっていることが 明 らかになっている 社 会 的 に 弱 い 立 場 に 立 たされた 人 々における HIV 予 防 社 会 の 周 辺 部 分 に 追 いやられた 人 々は 特 別 な 感 染 リスクに 曝 されている このような 人 たちに おける 感 染 を 防 止 することは 世 界 の 多 くの 地 域 で 感 染 率 を 抑 止 する 際 に 大 きな 役 割 を 担 いうる 社 会 的 に 弱 い 立 場 に 立 たされた 主 な 人 々は セックスワーカー 注 射 器 による 薬 物 使 用 者 (IDU) 囚 人 そして 男 性 とセックスをする 男 性 (MSM)である インド カルカッタのソナガチ 地 区 で 創 始 されたようなセックスワーカー プロジェクトは 集 中 的 な 的 を 絞 ったプログラムの 実 施 により HIV 感 染 リスクの 低 減 が 可 能 になることを 示 した (P.33~34 参 照 ) より 大 きな 規 模 では タイは その HIV 戦 略 をリスクの 高 い 商 業 的 セックスの 減 少 に 絞 ることで 新 規 HIV 感 染 件 数 を 1991 年 の 14 万 人 から 2003 年 の 2 万 1,000 人 へと 減 らす ことができた(P.40 参 照 ) それほど 劇 的 ではないが 同 様 の 成 果 も カンボジア( 成 人 の 国 家 レベ ルの HIV 陽 性 率 が 1997 年 の3%から 2003 年 には 1.9%に 減 少 )とセックスワーカーに 対 する 集 中 的 なプログラムが 実 施 されたセネガル(HIV 陽 性 率 がすでに 10 年 にわたって 低 く 横 這 い 化 して いる)で 明 らかになっている しかし 個 別 の 成 功 事 例 はいくつかあるものの グローバルなレベ ルでは セックスワーカーを 予 防 対 策 の 対 象 に 含 める 率 は 低 い たとえば 東 地 中 海 沿 岸 諸 国 では HIV 予 防 プログラムの 対 象 となっているセックスワーカーの 割 合 は 0.5%であった( 国 連 エイズ 合 同 計 画 など 2004) 注 射 器 による 薬 物 使 用 は インド インドネシア イラン リビア パキスタン スペイン ウ クライナ ウルグアイ 及 びベトナムなどの 非 常 に 多 くの 国 々で 流 行 を 広 げている また セックス 11

17 UNAIDS/WHO ワーカーとその 客 そして IDU のネットワークが 重 複 することで 流 行 にさらに 勢 いが 加 わってし まっている 国 もある ブラジル 及 びスペインなどの 国 々でハームリダクション( 害 の 緩 和 )プログ ラムがある 程 度 の 成 功 を 収 めているという 事 例 もあるが 多 くの 国 々で IDU を 対 象 にした 予 防 プ ログラムが 持 続 的 な 効 果 を 生 むのに 充 分 なほど 広 範 なスケールでは 実 施 されていない IDU 及 び その 性 交 渉 の 相 手 を 対 象 にしたコンドームの 提 供 及 び 薬 物 代 替 療 法 などの 要 素 を 含 む 包 括 的 な 戦 略 を 緊 急 にスケールアップする 必 要 がある 今 日 世 界 では 1,000 万 人 の 人 々が 刑 務 所 に 収 監 されている 大 多 数 の 国 々で 収 監 されている 人 々の HIV 感 染 レベルは 一 般 国 民 よりも 有 意 に 高 くなっている ロシア 連 邦 では 刑 務 所 シス テムが そこに 収 監 されている 人 の 数 に 比 較 して 不 釣 り 合 いなほど 大 きな 被 害 を 受 けている 同 国 の 刑 務 所 における HIV 陽 性 率 は 一 般 の 国 民 の 間 の 陽 性 率 よりも 少 なくとも 4 倍 高 いと 推 定 され ている またイランでは 収 監 が HIV 感 染 の 最 も 大 きなリスク 要 因 となっているように 思 われる こうした 調 査 結 果 から 刑 務 所 内 における 包 括 的 な HIV 対 策 を 導 入 する 必 要 が 浮 かび 上 がる( 東 ヨーロッパ 中 央 アジアの 章 を 参 照 ) 12 性 感 染 症 と HIV の 感 染 拡 大 に 関 する 一 般 に 対 する 情 報 提 供 キャンペーンを 強 化 すべきである ラテンアメリカ カリブ 海 沿 岸 諸 国 アジア 中 央 ヨーロッパ さらにはおそらくそれほどでは ないが 東 ヨーロッパやアフリカなどの 多 くの 地 域 における 流 行 で 男 性 間 のセックスが 担 ってい る 目 立 った 役 割 については 充 分 に 研 究 されたり 取 り 組 まれたりしていない 世 界 の 大 多 数 の 地 域 で MSM を 対 象 にした 効 果 的 な 予 防 プログラムに 情 報 を 提 供 するために 必 要 な 疫 学 的 及 び 行 動 デ ータが 不 足 している 実 際 に 存 在 するデータが 示 すのは MSM の 感 染 率 が 高 いレベルに 達 してい るということである たとえば タイのバンコク インドのムンバイでは 最 高 17%もの HIV 陽 性 率 が MSM 間 で 検 知 されており さらに コロンビアのボゴタでも 20%という 陽 性 率 が 検 知 さ れている(Montano など 2005) MSM が HIV によりきわめて 深 刻 な 被 害 を 被 っているという データが 存 在 する 場 所 でさえ 多 くの 国 々で 彼 らの 予 防 ニーズは ほとんど 無 視 されている 若 者 女 性 や 少 女 貧 困 の 中 で 生 きている 人 々 移 民 労 働 者 紛 争 及 び 紛 争 後 の 状 況 下 で 生 きて いる 人 々 難 民 や 国 内 難 民 となった 人 々なども その 特 別 な 弱 い 立 場 を 考 慮 し 彼 らの 予 防 治 療 ケアの 情 報 サービスへのアクセスを 向 上 させるスケールアップした 介 入 を 必 要 としている 性 感 染 症 と HIV の 拡 大 性 感 染 症 を 予 防 し 治 療 することで HIV 感 染 のリスクを 減 らすことができる このことは セ ックスワーカーやその 客 など 数 多 くの 性 交 渉 の 相 手 を 有 する 可 能 性 が 最 も 高 いグループの 構 成 員 に 特 に 当 てはまる しかしながら 性 感 染 症 の 予 防 と 治 療 は 成 功 する 可 能 性 のある 予 防 戦 略 の 中 では とりわけ サハラ 砂 漠 以 南 のアフリカで 充 分 に 活 用 されていない 要 素 のままである 梅 毒 淋 病 クラミジア トリコモナス 症 性 器 ヘルペスなどのその 他 の 性 感 染 症 に 感 染 するこ とで 感 染 している 人 と 感 染 していないパートナーとの 間 の 無 防 備 なセックスにより HIV が 感 染 する 確 率 が 高 まる たとえば サハラ 砂 漠 以 南 のアフリカでは HSV2 ウイルス( 単 純 ヘルペスタ イプ2)への 感 染 は HIV 感 染 と 強 く 関 連 していると 思 われる(Auvert など 2001;Hayes など 1998;McFarland など 1999) 治 癒 不 可 能 な HSV2 は 生 涯 にわたって 周 期 的 に 性 器 に 潰 瘍 を つくる ジンバブエやタンザニアにおける 調 査 では 2つのウイルスは 互 いに 相 性 がよく 各 々が 人 がどちらか 一 方 のウイルスに 感 染 したり 他 方 のウイルスを 感 染 させたりする 確 率 を 高 める (McFarland など 1999;Del Mar など 2002) また バクテリア 性 膣 炎 ( 出 産 年 齢 の 女 性 が 発 症 する 一 般 的 な 膣 炎 症 )と HIV の 関 連 を 示 唆 する 調 査 もある 南 ア 共 和 国 で 実 施 された 新 しいリ サーチによれば バクテリア 性 膣 炎 に 感 染 することで 女 性 が HIV に 感 染 する 確 率 が 2 倍 に 高 ま ることが 示 されている(Myer など 2005) 男 性 用 ラテックス 製 コンドームは HIV 及 びその 他 の 性 感 染 症 を 減 らす 最 も 効 果 的 な 入 手 可 能 な テクノロジーである( 国 連 エイズ 合 同 計 画 / 国 連 人 口 基 金 /WHO 2004) 大 多 数 の 性 器 感 染 症 は コンドームを 使 用 することで 予 防 でき 多 くのバクテリア 性 性 感 染 症 ( 梅 毒 淋 病 及 びクラミジ

18 AIDS epidemic update: December 2005 ア)なども 抗 生 物 質 で 容 易 かつ 低 コストで 治 療 可 能 である( 国 連 エイズ 合 同 計 画 2004a) とこ ろが 不 幸 なことに サハラ 砂 漠 以 南 のアフリカのほとんどの 地 域 では 性 感 染 症 に 関 する 治 療 プ ログラムの 実 施 状 況 にバラツキがあり この 地 域 のほとんどの 国 々は 性 感 染 症 の 診 断 及 び 治 療 に より HIV 感 染 率 を 減 少 させる 潜 在 的 な 効 果 の 恩 恵 に 浴 していない 特 に 若 者 は 性 感 染 症 につい てほとんど 知 らない 傾 向 がある 自 らが 感 染 しているのではないかと 疑 う 人 々が 治 療 を 受 けるのに 消 極 的 であることも 多 く その 理 由 は 恥 ずかしさ 秘 密 保 持 の 原 則 が 護 られないのではないかと いう 懸 念 ヘルスケア 提 供 者 に 非 難 されたり 道 徳 的 に 責 められるのではないかという 怖 れ また 高 額 な 治 療 コストなど 様 々である 性 感 染 症 とHIV の 感 染 拡 大 に 関 する 一 般 に 対 する 情 報 提 供 キャンペーンを 強 化 すべきである 特 に 若 い 人 をターゲットにして 強 化 すべきである 性 感 染 症 治 療 クリニックで 秘 密 保 持 の 原 則 を 保 証 すること 若 者 にフレンドリーなサービスを 促 進 し 治 療 拠 点 数 を 増 やすこと そして 性 感 染 症 診 断 及 び 治 療 を 家 族 計 画 や 生 と 生 殖 に 関 する 健 康 サービスと 統 合 することなどの 方 策 の 実 施 が 必 要 である 子 供 への 重 点 施 策 :HIV がない 状 態 で 人 生 を 始 める HIV 感 染 予 防 策 が 取 られなければ HIV 陽 性 の 女 性 の 下 に 生 まれてきた 子 供 の 約 35%は HIV に 感 染 することになる 子 供 たちを 感 染 から 護 るカギを 握 るのは 両 親 の 感 染 を 防 止 することであ る 母 子 感 染 の 防 止 は 第 一 次 予 防 治 療 及 びケア 母 親 とその 子 供 及 び 家 族 へのサポートにとっ てきわめて 重 要 な 出 発 点 である 家 族 計 画 サービス 母 親 及 び 新 生 児 への 抗 HIV 薬 剤 の 提 供 安 全 な 分 娩 の 選 択 肢 新 生 児 授 乳 カウンセリング 及 び 支 援 などが 母 子 感 染 防 止 プログラムの 主 要 構 成 要 素 である このような 包 括 的 なアプローチを 実 施 することで 工 業 化 諸 国 では 母 親 から 新 生 児 への HIV 感 染 をほぼ 防 止 している しかしながら 陽 性 率 が 高 い 国 々では エイズが 5 歳 以 下 の 子 供 の 死 亡 原 因 となるケースが 増 加 している アフリカでは その 割 合 は 1990 年 の2%から 2003 年 には 6.5%に 上 昇 した(WHO, 2005a) 母 子 感 染 防 止 サービスの 普 及 状 況 は 多 くの 場 所 (バルバドス ボツワナ タイ ウクライナ ウルグアイ ザンビア)で 向 上 した しかしながら サハラ 砂 漠 以 南 のアフリカの 大 部 分 では 母 子 感 染 防 止 サービスの 普 及 は 未 だはるかに 不 足 しており 2003 年 に HIV 陽 性 率 が 最 も 高 かったこ の 地 域 の 30 のアフリカ 諸 国 では 防 止 サービスの 普 及 率 は 約 5%であった 母 子 感 染 防 止 サービ ス 拡 充 にとっての 障 害 は 不 適 切 な 出 産 前 のケアサービス 妊 婦 自 身 が 自 らが HIV に 感 染 にし ているかどうかを 知 らないこと スティグマと 差 別 などがある( 国 連 エイズ 合 同 計 画 2004a) 抗 HIV 療 法 による 予 防 措 置 への 不 充 分 なアクセスも 主 たる 懸 念 事 項 である たとえば 南 ア 共 和 国 では HIV 陽 性 であることが 判 明 した 約 3 万 3,000 人 の 妊 婦 のうち わずか1 万 8,857 名 しか 抗 HIV 療 法 による 予 防 措 置 を 受 けていなかった ケニア 及 びモザンビークでも その 割 合 は 同 様 であ る 対 照 的 に ウガンダ ザンビア ジンバブエでは 陽 性 が 判 明 したほぼすべての 女 性 が 抗 HIV 療 法 による 予 防 措 置 を 受 けていると 報 告 されている その 他 はるかに 基 本 的 なハードルも 存 在 する 母 子 感 染 防 止 サービスを 提 供 された 女 性 のかな りの 割 合 の 人 々が 検 査 前 カウンセリングを 受 けていない ガーナ 及 びタンザニアでは 検 査 前 カ ウンセリングを 受 けている 女 性 の 割 合 は ほぼ 半 分 であり ナイジェリアでは 4 分 の1 ブルキ ナファソでは わずか 18% ザンビアではわずか 13%であった 目 立 った 例 外 は ベニン ケニ ア ルワンダ 南 ア 共 和 国 ウガンダ ジンバブエであり これらの 国 々では 母 子 感 染 防 止 サー ビスを 受 けた 70%の 女 性 が 検 査 前 カウンセリングも 受 けていた さらに 陽 性 率 が 高 い 国 々のか なりの 数 の 女 性 が HIV が 母 親 から 子 供 に 感 染 する 可 能 性 があることを 知 らなかった このような 知 識 の 不 足 が しばしば 保 健 サービスの 提 供 者 がすでに 過 重 労 働 と 時 間 不 足 に 悩 んでいる 環 境 で カウンセリング 業 務 を 困 難 なものとしている 子 供 の 新 規 感 染 を 避 けるために 母 子 感 染 防 止 サービスが 高 い 質 を 保 ち 全 国 的 に 確 実 に 普 及 する よう 同 サービスを 拡 充 するべきである 万 人 にアクセスを 保 証 する 近 年 では 予 防 治 療 ケアから 構 成 される 包 括 的 HIV 対 策 が 必 要 であるという 国 際 的 なコン 13

19 UNAIDS/WHO センサスが 高 まった 政 治 家 の 意 欲 も 高 まり 市 民 社 会 グループによるアドボカシーも 高 まってい る さらに エイズ 対 応 策 のために 利 用 可 能 な 国 際 レベル 及 び 国 家 レベルの 財 源 も 大 きく 増 加 した これらの 進 展 により エイズの 被 害 を 受 けているすべての 国 々が 予 防 治 療 ケアへのユニバーサ ルアクセスに 向 けてより 一 層 努 力 を 強 化 し 弾 みをつける 大 きな 機 会 が 生 まれている 2005 年 6 月 メンバー 国 家 共 同 スポンサーの 国 連 諸 機 関 及 び 市 民 社 会 などから 成 る 国 連 エイ ズ 合 同 計 画 の 理 事 会 が HIV 予 防 治 療 ケアに 対 するユニバーサルアクセスを 達 成 するという 究 極 の 目 的 を 掲 げた HIV 予 防 強 化 のための 政 策 提 言 書 を 承 認 した この 政 策 提 言 書 には 予 防 措 置 の 不 足 を 埋 めるために 活 用 することができる 効 果 が 証 明 されたプログラムやアクションの 概 要 と ユニバーサルアクセスを 保 証 するために 必 要 となるであろう 12 の 最 も 基 本 的 な 政 策 アクションが 含 まれている( 以 下 の 囲 み 記 事 参 照 ) 国 連 エイズ 合 同 計 画 の HIV 予 防 強 化 政 策 提 言 書 には HIV 予 防 のために 不 可 欠 な 政 策 及 びプログラムに 基 づくアクションが 詳 述 されている HIV 予 防 に 不 可 欠 な 政 策 行 動 1. 人 権 が 促 進 擁 護 及 び 尊 重 され 差 別 を 根 絶 し スティグマ( 偏 見 )と 闘 うための 方 策 が 取 られること 2. 政 府 影 響 を 受 けているコミュニティー 非 政 府 組 織 信 仰 に 基 づく 組 織 教 育 セクタ ー マスコミ 民 間 及 び 労 働 組 合 などの 社 会 のあらゆるセクションによるリーダーシッ プを 構 築 し 維 持 すること 3. 予 防 戦 略 の 計 画 実 施 及 び 評 価 に HIV と 共 に 生 きる 人 々に 参 加 してもらい 不 可 欠 な 予 防 ニーズに 対 応 すること 4. 文 化 的 な 規 範 や 信 念 に それらが 予 防 努 力 の 支 援 に 果 たす 重 要 な 役 割 及 び それらが HIV 感 染 を 拡 大 させる 可 能 性 の 双 方 を 認 識 しながら 取 り 組 むこと 5. 女 性 及 び 少 女 の 感 染 に 対 する 脆 弱 性 を 減 らすために 男 性 や 少 年 もその 施 策 の 中 に 参 加 させつつ ジェンダー 間 の 平 等 性 を 促 進 し ジェンダーに 基 づく 規 範 に 取 り 組 むこと 6. HIV がどのように 感 染 するか 感 染 をどのように 防 ぐことができるかについての 知 識 と 気 付 きの 普 及 を 促 進 すること 7. HIV 予 防 と 性 の 健 康 及 び 生 と 生 殖 の 健 康 の 結 びつきを 促 進 すること 8. 予 防 ケア 治 療 の 連 携 におけるコミュニティーベースの 対 応 の 強 化 を 促 進 すること 9. 主 たる 影 響 を 受 けている 集 団 及 び 人 々の HIV 予 防 ニーズに 的 を 絞 ったプログラムを 促 進 すること 10. 全 セクターにおいて 特 に 保 健 及 び 教 育 部 門 などにおいて 財 政 的 人 的 組 織 的 能 力 を 動 員 し 強 化 すること 11. 効 果 的 で 証 拠 に 基 づく HIV 予 防 施 策 に 対 する 障 害 を 除 去 し スティグマや 差 別 と 戦 い HIV と 共 に 生 きる 人 々または HIV 感 染 に 関 して 弱 い 立 場 にある あるいは そのリス クが 高 い 人 々の 諸 権 利 を 擁 護 するための 法 的 枠 組 みを 検 討 改 革 すること 12. 新 しい 予 防 テクノロジーの 研 究 開 発 そのためのアドボカシー 活 動 に 対 して 充 分 な 投 資 が 行 われるよう 保 証 すること HIV 予 防 のための 不 可 欠 なプログラムに 基 づく 行 動 1. HIV の 性 的 感 染 を 予 防 する 2. HIV の 母 子 感 染 を 予 防 する 3. ハームリダクション 施 策 も 含 め 注 射 器 による 薬 物 使 用 による HIV 感 染 を 予 防 する 4. 血 液 供 給 の 安 全 性 を 保 証 する 14

20 AIDS epidemic update: December 保 健 施 設 における HIV 感 染 を 予 防 する 6. 自 発 的 な HIV カウンセリング 及 び 検 査 に 対 するアクセスを 促 進 し 同 時 に 秘 密 保 持 と 同 意 の 原 則 を 促 進 する 7. HIV 予 防 をエイズ 治 療 サービスに 統 合 する 8. 若 者 間 の HIV 予 防 に 重 点 的 に 取 り 組 む 9. 個 人 が 自 分 自 身 を 感 染 から 守 れるようにするために HIV 関 連 の 情 報 と 教 育 を 提 供 する 10. HIV 関 連 のスティグマと 差 別 に 対 峙 し それらを 緩 和 する 11. ワクチン 及 び 殺 ウイルス 剤 へのアクセス 及 び 使 用 の 準 備 をする 国 連 エイズ 合 同 計 画 理 事 会 が 示 したこの 見 解 は 最 近 表 明 されたグローバルなレベルでの 政 治 家 によるコミットメントによっても 確 認 されている 2005 年 にグレンイーグルで 開 かれた G8 サミ ットにおいても 参 加 国 は 2010 年 までに 必 要 としているすべての 人 々にできる 限 り 万 人 を 対 象 に した 治 療 アクセス 提 供 を 達 成 するという 目 標 を 掲 げた HIV 予 防 治 療 及 びケア 総 合 対 策 の 策 定 及 び 実 施 を 約 束 した また 国 連 総 会 2005 年 世 界 サミット 結 果 報 告 書 の 中 でも ユニバーサルアクセ スに 向 けての 施 策 拡 充 というコンセプトが 採 用 されている これらの 意 志 表 明 は 予 防 対 策 の 強 化 と 治 療 及 びケア 目 標 の 拡 充 は ひとつが 達 成 されてから もうひとつの 目 標 に 取 り 組 む あるいはひとつひとつばらばらにではなく すべてを 同 時 に 実 現 し なければならないという 見 解 を 増 進 させるものである 効 果 が 証 明 されている 幅 広 いプログラムやツールの 利 用 可 能 性 を 維 持 することが ユニバーサル アクセスを 保 証 するためのカギを 握 る プログラムは 他 国 からの ベストプラクティス アプロ ーチの 採 用 と 共 に 国 内 の 経 験 及 び 証 拠 に 基 づき 選 択 実 施 されるべきである 包 括 的 な HIV 予 防 プログラムを 実 施 することで 2002 年 から 2010 年 の 間 に 起 こりうる 4,500 万 件 の 新 規 感 染 の 中 2,900 万 件 (63%)を 防 止 することができると 推 計 されている(Stover など 2002) 総 合 的 HIV 予 防 プログラムは 治 療 及 びケアの 包 括 的 な 提 供 と 併 せて 実 施 された 場 合 に 新 規 HIV 感 染 及 び 死 亡 を 食 い 止 めるという 意 味 で 最 大 の 効 果 を 発 揮 する(Salomon など 2005) エイズは 知 的 で 力 強 く そして 並 外 れた 対 応 策 を 必 要 とする うまく 調 整 されていない 努 力 や 部 分 的 な 解 決 策 しか 提 供 しない 努 力 は 新 規 感 染 件 数 の 有 意 な 減 少 をもたらさない このグローバ ルな 流 行 の 拡 大 を 緩 慢 化 させ 食 い 止 めるたには 予 防 治 療 及 びケアすべてに 対 するユニバーサ ルアクセスが 早 急 に 求 められる 世 界 各 国 がこのような 方 法 で 力 を 合 わせて 同 時 に かつ 積 極 的 に HIV 予 防 治 療 ケア 施 策 を 拡 充 させれば 流 行 を 封 じ 込 め 縮 小 させる 本 当 の 意 味 で 包 括 的 なエイズに 対 するアプローチを 達 成 することができるであろう 新 しい 予 防 方 法 :ユニバーサルアクセスのための 革 新 女 性 用 コンドーム 避 妊 に 効 果 的 であり 使 用 者 にとっても 受 け 容 れやすいものであることが 示 されているが 女 性 用 コンドームは そのコストが 比 較 的 高 いために 国 家 レベルのプログラムでその 潜 在 的 可 能 性 を 完 全 には 実 現 していない 新 しいバージョンの Reality R 女 性 用 コンドームは 合 成 ニトリル 製 であ り そのため 相 当 に 低 価 格 である この 新 しい 避 妊 具 は 幅 広 く 受 け 容 れられ 活 用 される 可 能 性 を 有 している この 新 しい 避 妊 具 の 高 い 使 用 率 が 達 成 可 能 であれば 望 まれない 妊 娠 や HIV も 含 む 性 感 染 症 の 予 防 に 相 当 の 効 果 を 発 揮 するであろうと 期 待 されている 新 しい 女 性 用 コンドームに 加 えて ペッサリーの 効 果 や 子 宮 頚 管 を HIV/STI 感 染 から 護 るその 他 の 方 法 を 試 験 するトライ アルが 進 行 中 であり 2006 年 にはその 結 果 が 出 る 予 定 である 15

21 UNAIDS/WHO 男 性 の 割 礼 南 ア 共 和 国 で 行 われた 最 近 の 調 査 で 割 礼 をしている 男 性 の 感 染 の 可 能 性 は 割 礼 をしていない 男 性 よりも 少 なくとも 60% 低 いという 結 果 が 出 た ただし 男 性 の 割 礼 を 特 定 の HIV 予 防 ツー ルとして 奨 励 できるようになるためには この 有 望 な 調 査 結 果 を ケニアやウガンダで 現 在 進 行 中 の 調 査 により 確 認 しなければならない もし 効 果 が 確 認 されれば 男 性 の 割 礼 は 効 果 が 証 明 された 利 用 可 能 な HIV 予 防 の 選 択 肢 を 増 やすことになるが ただし その 一 方 で それが 正 しい 一 貫 したコンドームの 使 用 行 動 変 容 及 び 自 発 的 検 査 やカウンセリング 利 用 などの 既 存 の 効 果 的 な 戦 略 放 棄 の 原 因 となってはならない また 男 性 の 割 礼 は 男 性 の HIV 感 染 リスクをゼロ にするものではなく また 男 性 の 割 礼 が 女 性 の HIV に 感 染 リスクにどのような 効 果 を 有 するか は 知 られていない また 割 礼 が 現 在 行 われていない 文 化 において 割 礼 が HIV 感 染 リスクを 減 らすものなのか 減 らすとすれば どの 程 度 減 らすものであるのかを 明 らかにするのも 今 後 の 課 題 である 殺 ウイルス 剤 殺 ウイルス 剤 は 女 性 がコントロールできる 予 防 方 法 としては 最 も 有 望 なものである これは HIV の 流 行 に 大 きな 影 響 を 持 ちうる 現 在 HIV 殺 ウイルス 剤 には フェーズⅢの 臨 床 試 験 段 階 を 迎 えつつある あるいはすでにその 段 階 にある 4 種 類 の 候 補 フェーズⅡの 臨 床 試 験 段 階 にあ る5つの 候 補 フェーズⅠの 段 階 にある6つの 候 補 がある それらには 石 けん 酸 緩 衝 剤 海 草 から 抽 出 された 物 質 抗 HIV 化 合 物 などがある 数 学 的 モデル 化 によれば 60%の 効 果 の 殺 ウイルス 剤 でも HIV 感 染 に 相 当 の 影 響 を 与 えることが 証 明 されている 深 刻 な 流 行 を 抱 える 国 々で 20%の 女 性 が 常 用 するだけでも 3 年 間 で 相 当 数 の 新 規 感 染 が 避 けられる 可 能 性 がある (Rockefeller, 2001) 暴 露 前 予 防 投 薬 HIV の 性 的 感 染 そして 恐 らくは 注 射 器 による 感 染 を 予 防 する 暴 露 前 予 防 投 薬 (PrEP)は 予 防 措 置 を 講 じても HIV に 曝 される 可 能 性 のある 一 方 が HIV 陽 性 で 他 方 が HIV 陰 性 のカップル セックスワーカー MSM IDU に 効 果 が 期 待 できる 方 法 である 中 小 規 模 のフェーズⅡの 臨 床 試 験 がアトランタ 及 びサンフランシスコで 進 行 中 であり ボツワナ ガーナ そして 恐 らくタイ で 大 規 模 なフェーズⅡ/Ⅲの 臨 床 試 験 が 実 施 中 あるいは 計 画 されている しかしこれらの 研 究 の いくつかには 議 論 がつきまとっている 主 たる 論 点 は 臨 床 試 験 前 のコミュニティーコンサルテ ーションとインフォームドコンセントの 適 切 性 当 初 から 感 染 していると 判 定 された あるいは 調 査 の 途 中 に 感 染 していると 判 定 された 人 々に 対 する HIV 治 療 への 橋 渡 し また タイの 場 合 は IDU 間 の HIV 感 染 を 検 証 するために 企 画 された 調 査 における 清 潔 な 注 射 針 へのアクセス 不 足 で あった 2 件 (カンボジア ナイジェリア)の PrEP 調 査 がキャンセルされ もう 1 件 (カメル ーン)が 延 期 された コミュニティー 活 動 家 研 究 者 スポンサー その 他 の 人 々も 参 加 して 行 われたシアトルにおけるコンサルテーション 2つのアフリカ 地 域 アジア ジュネーブで 国 連 エイズ 合 同 計 画 が 主 導 した 一 連 のコンサルテーションは この 有 望 な 研 究 分 野 のトライアルの 計 画 における 問 題 の 識 別 に 役 立 った トライアルは 他 に 6 カ 所 で 進 んでいる ワクチン HIV を 克 服 するワクチンは 我 々にとって 最 大 の 期 待 の 星 である しかしワクチン 開 発 は 不 充 分 なリソース 臨 床 試 験 と 規 制 側 の 懸 念 知 的 財 産 についての 問 題 そして 科 学 的 な 意 味 での 困 難 さなど きわめて 困 難 な 課 題 を 抱 えている 現 在 フェーズⅠの 臨 床 段 階 にあるワクチン 候 補 が 17 フェーズⅠ/Ⅱの 段 階 にあるワクチンが4つ( 抗 HIV 細 胞 媒 介 性 免 疫 を 刺 激 する 可 能 性 のあ る 現 在 フェーズⅡb の 段 階 にある 有 望 なメルク 社 のアデノウイルス ベクターワクチンも 含 む) ある またフェーズⅢの 段 階 にあるものはひとつだけである( 米 国 国 立 衛 生 研 究 所 / 国 防 総 省 の ALVAC vcp 1521 カナリアポックスベクター/AIDSVAX プライムブーストワクチンの 臨 床 試 験 が 現 在 タイで 進 行 中 ) グローバル HIV ワクチンエンタープライズは 戦 略 的 科 学 プランを 中 心 に 世 界 中 の 科 学 者 活 動 家 資 金 提 供 者 その 他 の 人 々を 集 結 し 世 界 的 な HIV の 流 行 を 食 い 止 めるという 長 年 の 夢 の 実 現 にとって 最 良 の 方 法 である 効 果 的 な HIV ワクチンの 開 発 に 向 けての 進 展 を 速 めている 16

22 サハラ 以 南 アフリカ AIDS epidemic update: December 2005 HIV/AIDS に 関 する 推 計 値 特 徴 2003 年 末 現 在 および 2005 年 末 現 在 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 女 性 の 感 染 者 数 新 規 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 成 人 HIV 陽 性 率 (%) AIDS による 死 亡 者 数 ( 成 人 子 供 ) 2005 年 万 [ 万 ] 万 [ 万 ] 320 万 [ 万 ] 7.2 [ ] 240 万 [ 万 ] 2003 年 万 [ 万 ] 万 [ 万 ] 300 万 [ 万 ] 7.3 [ ] 210 万 [ 万 ] サハラ 以 南 のアフリカの 人 口 は 世 界 の 総 人 口 の 10%あまりである それにもかかわらず 世 界 の HIV 感 染 者 の 60% 以 上 2,580 万 人 (2,380 万 -2,890 万 人 )がこの 地 域 に 集 中 している 2005 年 同 地 域 では 推 定 320 万 人 (280 万 -390 万 人 )が 新 たに HIV に 感 染 し 240 万 人 (210 万 -270 万 人 )の 成 人 と 子 どもがエイズによって 命 を 落 とした 15 歳 から 24 歳 の 若 者 では 女 性 の 4.6%( %) 男 性 の 1.7( %)が HIV に 感 染 している 国 全 体 として 成 人 HIV 陽 性 率 が 低 下 する 傾 向 にある 国 々は ケニア ウガンダ ジンバブエの 3ヶ 国 である( 注 1) 南 部 アフリカ 諸 国 では ジンバブエを 除 き 流 行 の 勢 いが 弱 まる 様 子 はほ とんど 見 られない HIV 陽 性 率 は アンゴラを 除 く 南 部 アフリカ 全 域 で 際 立 って 高 いレベルを 維 持 しており 感 染 が 拡 大 しているモザンビークやスワジランドなど まだピークに 到 っていないと 思 われる 国 もいくつかある 西 部 中 部 アフリカでは HIV 陽 性 率 の 全 国 平 均 は 南 部 東 部 アフリ カ 諸 国 に 比 べてかなり 低 いものの ブルキナファソの 都 市 部 (で 陽 性 率 が 低 下 していること)を 除 いては HIV 感 染 レベルには 変 化 が 見 られない アフリカにおけるエイズの 流 行 を アフリカの 流 行 とひとくくりにしてしまうことが 不 適 切 で あるのと 同 じように 陽 性 率 を 国 レベルでだけ 見 ていると 実 状 が 見 えないことがある 例 えば 産 科 に 通 う 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 地 域 によって 大 きく 異 なる 国 が 多 い このような 地 域 差 は 流 行 が 多 様 であることや 流 行 が 状 況 的 な 要 素 に 左 右 されることを 浮 き 彫 りにするものでもある 予 防 や 治 療 とケア 影 響 緩 和 戦 略 を 効 果 的 に 実 施 するためには これらの 要 素 を 考 慮 に 入 れなければ ならない このような 要 素 のなかで 顕 著 なのは 女 性 たちの 社 会 的 および 社 会 経 済 的 地 位 である サハラ 以 南 のアフリカでは 女 性 の 感 染 者 が 際 立 って 多 く HIV に 関 する 知 識 も 乏 しいことが 多 い ( 次 の 囲 み 記 事 を 参 照 ) ( 注 1)HIV 陽 性 率 は 数 年 前 の HIV 発 生 ( 実 際 の 感 染 ) 率 を 反 映 しているため 陽 性 率 は 過 去 の 流 行 の 傾 向 を 表 したものだということを 心 に 留 めておかなければならない (HIV 陽 性 率 とは 感 染 した 時 期 を 問 わず HIV 陽 性 者 の 総 数 を 表 したものである 一 方 発 生 率 とは 新 たな 感 染 が 起 こっ た 割 合 である )アフリカ 東 部 やアフリカ 南 部 のように 流 行 が 急 激 に 拡 大 した 場 合 には 陽 性 率 の データは 流 行 拡 大 の 状 況 を 曖 昧 で 混 乱 したかたちで 表 現 してしまう 可 能 性 がある HIV 陽 性 率 に 変 化 がないことが 必 ずしも 流 行 の 沈 静 化 を 意 味 するとは 限 らないからである 悲 しいことだが 新 たに HIV に 感 染 する 人 の 数 とエイズで 亡 くなる 人 の 数 がほぼ 同 じである 可 能 性 もある 17

23 UNAIDS/WHO いまだに 乏 しい 知 識 サハラ 以 南 のアフリカの 多 くでは HIV 感 染 経 路 に 関 する 知 識 がいまだに 乏 しい 一 般 的 に 男 性 より も 女 性 また 都 市 部 よりも 地 方 に 住 む 人 々のほうが HIV に 関 する 知 識 が 乏 しい 成 人 の 10 人 に 1 人 以 上 が HIV に 感 染 している 10 ヶ 国 でさえも このような 傾 向 が 見 られる( 注 2) 2000 年 から 2004 年 に かけて 行 われたさまざまな 調 査 から カメルーン コートジボアール ケニア ナイジェリア セネガ ル ウガンダなどサハラ 以 南 のアフリカ 24 ヶ 国 で 歳 の 若 い 女 性 の 3 分 の 2 以 上 は HIV の 感 染 経 路 について 完 全 な 知 識 を 持 っていないことが 明 らかになった サハラ 以 南 のアフリカ 48 ヶ 国 のうちの 35 ヶ 国 からのデータによれば 若 い 女 性 に 比 べて 若 い 男 性 のほうが 平 均 して 20% HIV に 関 して 正 し い 知 識 を 持 っていた 教 育 レベルが 大 きく 影 響 しているのも 事 実 である(UNICEF, 2004) ルワンダの 若 い 女 性 に 関 して 言 えば 中 等 教 育 以 上 を 受 けた 者 のほうが 教 育 を 受 けていない 者 よりも HIV の 主 な 感 染 経 路 についての 知 識 を 持 つ 者 は 5 倍 も 多 かった(ルワンダ 保 健 省 2001) ( 注 2)ボツワナ 中 央 アフリカ 共 和 国 レソト マラウィ モザンビーク ナミビア 南 ア 共 和 国 スワジランド ザンビア タンザニア 方 法 論 に 関 する 問 題 どれくらいの 数 の 人 々が HIV のようなウイルスに 感 染 しているかを 正 確 に 測 定 する 現 実 的 な 方 法 は ない 科 学 者 が 適 切 なデータを 集 め HIV 感 染 の 経 路 と 速 度 についてのさまざまな 仮 定 を 細 かく 分 析 し HIV に 感 染 した 人 数 とエイズで 死 亡 した 人 の 数 を 推 定 する 数 学 的 なモデルを 作 る(Ward など 2004) サハラ 以 南 のアフリカのように おもに 異 性 間 の 性 感 染 によってエイズが 流 行 している 場 合 には 最 も 一 般 的 に 使 用 されるデータは 妊 婦 の 血 液 が 匿 名 で 検 査 される 産 科 からのサンプルである 当 然 デー タは 無 防 備 なセックスを 行 った 女 性 の HIV 陽 性 率 のみを 反 映 していることになる よって かなりの 数 の 歳 の 若 い 女 性 が 性 的 にまだ 活 発 でないことを 考 えると この 人 口 集 団 の HIV 陽 性 率 は 実 際 よ り 高 く 算 出 される 傾 向 がある また このデータは 男 性 や ( 次 ページへ 続 く) 18

24 AIDS epidemic update: December 2005 出 産 適 齢 期 以 下 およびそれ 以 上 の 年 代 の 女 性 無 防 備 なセックスをしない 女 性 の 陽 性 率 の 直 接 的 なエビデンスは 提 供 していない サンプルが 抽 出 される 産 科 は 都 市 部 か 都 市 周 辺 部 にあるこ とが 多 いことも HIV 陽 性 率 が 実 際 より 高 くなることにつながる 一 方 HIV によって 受 精 率 が 低 下 することを 考 えると 妊 婦 から 集 めたデータには HIV に 感 染 しているために 妊 娠 でき ない 相 当 数 いると 思 われる 女 性 の 数 は 反 映 されていない それでも 他 の 情 報 とエビデンス に 基 づく 仮 定 を 基 にしてデータを 調 整 することによって 妊 婦 の 陽 性 率 は 妥 当 な 範 囲 内 ま たは 不 確 実 性 の 範 囲 内 で 正 確 な 推 計 の 根 拠 を 提 供 している HIV 検 査 を 含 む 世 帯 調 査 は 男 女 およびさまざまな 年 代 の HIV 陽 性 率 に 関 する 全 国 的 なデ ータを 提 供 し 僻 地 からもサンプルをとることができる ( 次 ページへ 続 く) 19

25 UNAIDS/WHO しかし 世 帯 調 査 も 不 正 確 になることがある 例 えば 回 答 者 の 多 くが 検 査 を 拒 否 したり 特 定 の 質 問 にだけ 答 えたり 調 査 時 に 不 在 だったりすれば 潜 在 的 な 偏 向 が 調 査 データに 持 ち 込 まれることになる これは 近 年 アフリカ 諸 国 で 行 われている 世 帯 調 査 のなかでよく 起 こる 問 題 であり 無 回 答 の 割 合 は 8-42%と 報 告 されている 無 回 答 者 の 特 徴 がわかれば 推 定 数 を 調 整 することは 可 能 である しかし このような 調 査 では 通 常 不 在 や 参 加 拒 否 とそのような 人 の HIV 感 染 の 有 無 との 関 連 性 は 明 らかにならない 参 加 を 拒 否 したり 調 査 時 に 不 在 だった りすることと その 人 の HIV 感 染 の 可 能 性 が 高 いこととに 関 係 がある 可 能 性 がある よって 世 帯 調 査 の 無 回 答 率 が 高 くなれば HIV 陽 性 率 が 低 く 見 積 もられることになってしまう これまで 述 べた 方 法 のどれにも 長 所 と 短 所 がある 一 般 的 に 産 科 からのデータは 歳 の 年 齢 層 の HIV 感 染 傾 向 をはかるのに 有 効 である 一 方 全 国 的 な 世 帯 調 査 は 国 全 体 の 陽 性 率 と 若 者 や 男 性 地 方 在 住 者 への HIV の 広 がりを 明 らかにする 重 要 な 情 報 となる これら 2 つの 情 報 を 組 み 合 わせて 考 慮 すると さまざまなデータから HIV 感 染 レベルや 陽 性 率 (およ びエイズに 関 連 する 死 亡 者 数 )のより 正 確 な 推 計 値 が 得 られる しかし HIV とエイズに 関 す る 推 計 は それが 世 帯 調 査 からのものであれ センチネル サーベイランスデータからのもの であれ 慎 重 に 扱 う 必 要 があり データと 想 定 は 継 続 的 に 見 直 す 必 要 がある 本 章 のデータは 2 つの 情 報 を 組 み 合 わせたものである アフリカ 南 部 アフリカ 南 部 は 現 在 でも 世 界 的 にエイズの 流 行 の 中 心 である しかし 初 めてその 流 行 のひとつ が 沈 静 化 してきたという 兆 候 が 現 れている それはジンバブエである 新 たなエビデンスが 国 全 体 の 成 人 の HIV 陽 性 率 の 低 下 を 示 してい る 全 国 動 向 調 査 から 得 られた 最 近 のデータによれば 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 2002 年 の 26%から 2004 年 には 21%に 下 がっている その 他 のデータも 陽 性 率 の 低 下 がすでに 2000 年 から 始 まっ ていることを 示 している(ジンバブエ 保 健 および 児 童 福 祉 省 年 ) 地 域 的 な 調 査 にお け 性 的 行 動 の 変 化 が HIV 陽 性 率 の 低 下 に 寄 与 しているようである る 所 見 も 国 全 体 のエビデンスを 裏 付 けるものとなっている ハラレでは 妊 娠 中 あるいは 出 産 後 に 産 科 に 通 う 女 性 の HIV 陽 性 率 は 1999 年 の 35%から 2004 年 には 21%に 低 下 した ジンバブエ 東 部 でも 妊 婦 の 陽 性 率 の 低 下 に 伴 い 一 般 人 口 の 男 女 の 陽 性 率 も 低 下 していた(Mundandi など 2004) 歳 の 若 い 妊 婦 の HIV 陽 性 率 も 2000 年 から 2004 年 のあいだに 29%から 20%と 大 きく 低 下 し これは 新 たな HIV 感 染 の 割 合 ( 発 生 率 )が 低 下 していることを 示 唆 している ハラ レの 産 後 の 女 性 と 男 性 工 員 の HIV 発 生 率 と 地 方 のマニカランドの HIV 発 生 率 の 最 近 の 推 計 を 比 較 しても この 傾 向 が 確 認 できる(Hargrove など 2005;Mugurundi など 2005) 性 的 行 動 の 変 化 が HIV 陽 性 率 の 低 下 に 寄 与 しているようである 行 きずりの 相 手 とコンドーム を 使 用 する 割 合 は 男 性 で 86% 女 性 で 83%と 上 昇 し 最 近 の 全 国 的 および 地 域 的 な 調 査 からのデ ータも 性 行 為 の 相 手 の 数 が 減 っていることを 示 している(Mahomva 2004) 国 内 のいくつかの 地 域 では 死 亡 率 は 横 ばい 状 態 で これも 性 的 行 動 の 変 化 による HIV 発 生 率 の 低 下 が 顕 著 な 陽 性 率 低 下 につながったという 見 方 を 支 持 するものである 20

26 AIDS epidemic update: December 2005 しかし 妊 婦 の 5 人 に1 人 が HIV 陽 性 と 診 断 される 状 況 は 続 いており 相 変 わらず 世 界 で 最 も 高 い 感 染 レベルであることは 予 防 活 動 を 強 化 する 必 要 性 を 浮 き 彫 りにしている とくに 懸 念 され るのは 2005 年 に 数 万 人 の 国 民 が 強 制 移 住 させられたが これによる 人 口 移 動 配 偶 者 との 別 居 生 活 の 不 安 定 によって 現 在 の 沈 静 化 傾 向 が 逆 転 する 可 能 性 があることである(ヒューマンライト ウォッチ 2005) 残 念 ながら アフリカ 南 部 ではジンバブエを 除 き 流 行 が 沈 静 化 してきたというエビデンスは 見 られない 南 アフリカ 共 和 国 から 得 られた 新 たなデータから 産 科 に 通 う 妊 婦 の HIV 陽 性 率 が 2004 年 に 29.5%( %)と 史 上 最 高 に 達 したことが 明 らかになった( 南 ア 共 和 国 保 健 省 2005) 陽 性 率 は 歳 の 女 性 で 最 も 高 く この 年 齢 層 の 女 性 の 3 人 に1 人 以 上 が HIV 陽 性 者 である 歳 の 女 性 ではほぼ 3 分 の1が HIV に 感 染 している 国 内 で 最 も HIV の 影 響 が 深 刻 なクワ ズールー ナタル 州 では 陽 性 率 は 40%に 達 し 東 ケープ 州 フリーステイト 州 ハウテン 州 ン プマランガ 州 ノースウエスト 州 でも 27-31%と 際 立 って 高 い このような 最 新 のデータには 南 ア 共 和 国 の 流 行 の 際 立 った 特 徴 つまり 急 速 な 流 行 の 拡 大 が 表 れている 国 全 体 の 成 人 の HIV 陽 性 率 は 1990 年 には1% 未 満 であったにもかかわらず 10 年 21

27 UNAIDS/WHO 間 で 25%と 急 上 昇 した 10 代 後 半 (15-19 歳 )の 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 2000 年 以 降 ( 年 )15-16%で 歳 の 妊 婦 については 28-31%である( 保 健 省 2005) アフリカ 南 部 の 他 の 地 域 に 比 べて 流 行 の 時 期 は 遅 れているが 南 ア 共 和 国 では 現 在 エイズによ って 非 常 に 多 くの 人 々の 命 が 奪 われている 死 亡 届 に 関 する 最 近 の 研 究 から 15 歳 以 上 の 人 口 の 死 亡 者 数 が 1997 年 から 2002 年 の 間 に 62%も 増 加 していることがわかっており 歳 の 年 齢 層 では 死 亡 者 数 は 2 倍 以 上 になっていた 290 万 人 近 くの 死 亡 証 明 書 を 調 査 した 結 果 全 死 亡 者 数 の 3 分 の1 以 上 が 歳 であることがわかった( 南 ア 共 和 国 統 計 2005) グラフ7は 死 亡 者 数 の 年 齢 分 布 を 表 したものだが 死 亡 者 数 の 年 齢 分 布 はエイズ モデルによって 予 測 された 傾 向 とほぼ 一 致 しており 死 亡 原 因 のほとんどがエイズによるものであると 考 えられる 妊 婦 の HIV 陽 性 率 が 30%を 超 えるような 非 常 に 高 い HIV 陽 性 率 が ボツワナ レソト ナミビ ア スワジランドで 現 在 も 報 告 されている 陽 性 率 の 低 下 のエビデンスはまだ 見 られない スワジ ランドの 流 行 は 衰 えないままである 1992 年 にはほんの4%だった 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 2000 年 の 34%から 2004 年 には 43%に 急 上 昇 した (スワジランド 保 健 社 会 福 祉 省 2005) スワジ ランドでは 妊 婦 の HIV 陽 性 率 に 地 域 的 な 差 異 はほとんど 見 られない(スワジランド 保 健 社 会 福 祉 省 2002) 若 い 女 性 がより 安 全 な 行 動 を 取 り 入 れているという 兆 しがわずかにある たとえ ば 10 代 の 妊 娠 は 減 少 傾 向 にある しかし このように 流 行 が 広 がっていると 女 性 が 無 防 備 なセ ックスをすれば HIV に 感 染 する 可 能 性 が 非 常 に 高 い 2004 年 歳 の 妊 婦 の 56%が HIV 陽 性 である(スワジランド 保 健 社 会 福 祉 省 2004) スワジランドと 同 様 レソトでも 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 横 ばいだが 非 常 に 高 い 産 科 に 通 う 妊 婦 の HIV 陽 性 率 ( 中 央 値 )は 27%で 2003 年 の 29%に 比 べてわずかに 低 いだけである(レソト 保 健 社 会 福 祉 省 2005) 22 国 全 体 の HIV 陽 性 率 が 横 ばい 状 態 であるために 地 域 的 な 流 行 の 形 態 や 傾 向 が 見 えなくなって

28 AIDS epidemic update: December 2005 しまう 場 合 がある これはマラウィのような 比 較 的 小 さな 国 にもあてはまる マラウィの 妊 婦 の 陽 性 率 は 中 央 部 の 7% 弱 から 南 部 の 33%と 非 常 に 幅 がある 産 科 に 通 う 女 性 の 陽 性 率 の 全 国 平 均 が 20%と 横 ばい 状 態 である 一 方 で より 詳 しく 傾 向 を 分 析 してみると 懸 念 となることが2つある ひ とつは 地 方 部 の 産 科 における 妊 婦 の 陽 性 が 1999 年 の 12.1%から 2003 年 には 14.5%と 高 くなっ ていることであり もうひとつは 若 い 妊 婦 の 陽 性 率 が 歳 で 15% 歳 で 20%と 高 い ことである(マラウィ 保 健 人 口 省 2003) モザンビークの 流 行 も 南 ア 共 和 国 と 同 様 他 のアフリカ 南 部 諸 国 からは 時 期 的 に 遅 れている し かし 最 近 のデータによって 流 行 が 深 刻 化 していることがわかっており 国 内 全 域 で HIV 感 染 レ ベルは 高 くなっている 例 えば 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 2004 年 の 血 液 動 向 調 査 に 参 加 した 34 の 産 科 のうち 23 ヶ 所 で 上 昇 している 全 国 的 な 成 人 の HIV 陽 性 率 は 2002 年 から 2004 年 の 間 に 14% から 16%あまりになり とくにマラウィ 南 ア 共 和 国 ジンバブエとの 輸 送 路 になっている 地 域 で HIV は 急 速 に 広 がっている マラウィ 南 部 と 鉄 道 で 結 ばれているカイア 州 の 妊 婦 のHIV 陽 性 率 は 2001 年 の7%から 2004 年 には 19%とほぼ 3 倍 になった( 保 健 省 2005) ジンバブエおよび 南 ア 共 和 国 と 国 境 を 接 しているガザ 州 ( 南 ア 共 和 国 の 工 場 農 場 への 出 稼 ぎ 労 働 者 の 供 給 地 )や ジン バブエへの 主 要 輸 出 ルート 上 にあるソファラ 州 でも 感 染 レベルは 高 い 全 体 として モザンビーク で HIV 陽 性 率 が 最 も 高 く 急 激 な 伸 びを 見 せているのは 中 央 および 南 部 の 州 で ( 加 重 ) 平 均 陽 性 率 は 2004 年 それぞれ 18% 超 20%である 北 部 では 陽 性 率 は 9%と 低 めだが 上 昇 傾 向 にある (モザンビーク 保 健 省 2005) ザンビアの HIV 陽 性 率 も 高 いままである 全 国 的 な 歳 の 妊 婦 の 平 均 HIV 陽 性 率 は 1994 年 から 18-20%となっている 1998 年 から 2002 年 の 間 に 歳 の 妊 婦 の 陽 性 率 の 上 昇 がチ レンジェ マテロ カサマ カピリ ムポシ リビングストンなどで 見 られたことは 国 のあらゆ る 地 域 で 新 たな HIV 感 染 が 顕 著 に 続 いていることを 示 唆 している(Monze 2004) 地 方 在 住 者 に 比 べて 都 市 部 の 住 民 が HIV に 感 染 する 可 能 性 は 2 倍 になっている 感 染 レベルが 高 いのは カブ ウェ カピリ ムポシ リビングストン ンドラなど 主 要 な 輸 送 ルートの 都 市 や 町 で 2002 年 妊 婦 の 22-32%が HIV 陽 性 だった(ザンビア HIV/AIDS 委 員 会 2002) 23

29 UNAIDS/WHO アンゴラは 現 在 長 く 続 いた 内 戦 からの 復 興 途 上 であり アフリカ 南 部 諸 国 のなかでは 最 も HIV 陽 性 率 が 低 い 国 である 最 新 の HIV 動 向 調 査 では 妊 婦 の HIV 陽 性 者 は 推 定 2.8%( %)だっ た(アンゴラ 保 健 省 2004) 現 在 では 26 州 全 ての 産 科 からデータ 収 集 ができるなど HIV 動 向 調 査 が 拡 大 しているため 過 去 の 推 計 との 比 較 は 難 しい 最 近 の 傾 向 を 最 もよく 示 すと 思 われるのが 流 行 への 意 識 は 高 まりつつあるものの HIV に 関 する 重 要 な 知 識 の 認 識 はまだ 不 十 分 である 産 科 を 受 診 している 歳 の HIV 陽 性 率 である この 年 齢 層 の 感 染 は 比 較 的 最 近 だと 考 えら れるからである 若 い 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 7 つの 州 (クネネ クアンド クバンゴ ルアンダ 北 ルンダ 南 ルンデ ナミベ ウイゲ)で3% 弱 あるいは3% 以 上 だった データの 長 期 比 較 がで きるのは 首 都 のルアンダで 陽 性 率 は 1980 年 代 半 ば(1986 年 )の 0.3%から 2004 年 には 4.4%に なっている ルアンダの 女 性 セックスワーカーの HIV 陽 性 率 が 33%であるという 事 実 から 流 行 がさらに 拡 大 する 可 能 性 があることは 明 らかである(Grupo Tematico HIV/SIDA, 2002) より 詳 しく 見 てみると 地 域 的 な 差 異 がかなり 大 きく 最 も 流 行 が 深 刻 なのはナミビアと 国 境 にあるクネ ネ 州 とクアンド クバンゴ 州 である (ナミビアではアンゴラと 国 境 を 接 する 北 部 の 州 で 妊 婦 の HIV 感 染 レベルが 最 も 高 いことが 報 告 されている ) ナミビアの 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 北 西 部 の 僻 地 オプウォの 8.5%から アンゴラ ボツワナ ザ ンビアとの 国 境 にあるカプリヴィ 地 区 のカティマ ムリロの 42% 以 上 と 非 常 に 幅 がある ルーデリ ッツやスワコプムンド ウォルビス ベイ 港 では 陽 性 率 は 22-28%である ナミビアでは ボツ ワナや 南 ア 共 和 国 スワジランドの 最 も 深 刻 な 地 域 と 同 じくらい 流 行 の 勢 いが 強 いところもある 最 近 感 染 レベルの 低 下 が 見 られるカトゥトゥラやオシャカティなどでも 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は まだ 20%を 超 えている 2004 年 の 産 科 の 調 査 から 得 られた HIV 陽 性 率 の 全 国 平 均 はわずかに 低 下 したものの 流 行 が 落 ち 着 いてきていると 言 いきることはできない 産 科 を 受 診 している 歳 の 女 性 の 感 染 レベルが 場 所 によって 相 反 する 傾 向 を 示 していることも その 証 拠 である アンド ラ ニャンガナ オチワロンゴ ツメブの 若 い 妊 婦 の 陽 性 率 が 大 幅 に 低 下 している 一 方 で ナンク ドゥ オシャカティ ルンドゥ スワコプムンドなどでは 正 反 対 の 傾 向 が 見 られる(ナミビア 保 健 社 会 サービス 省 2004) ボツワナの 流 行 は 安 定 化 傾 向 にあるようで 妊 婦 の HIV 陽 性 率 の 全 国 平 均 は 2001 年 以 降 35-37%とあまり 変 化 がない 歳 の 妊 婦 の HIV 感 染 レベルは 1999 年 から 変 化 がないものの 25 歳 以 上 の 妊 婦 の 陽 性 率 は 1992 年 から 着 実 に 上 昇 しており 2003 年 には 43%になった ボツワ ナで 最 近 行 われた 世 帯 調 査 からの 予 備 データは ボツワナの 流 行 の 規 模 はかねて 示 唆 されていたよ りも 小 さいのではないかという 希 望 を 与 えるものだった(ボツワナ エイズ 調 整 機 関 2005) こ の 調 査 では 歳 の HIV 陽 性 者 は 25%と 推 定 され 過 去 に 産 科 のデータから 得 られた 割 合 (37%)(UNAIDS 2004)よりもはるかに 低 いことがわかった しかし この 数 字 の 解 釈 には 注 意 が 必 要 である というのは HIV 検 査 を 拒 否 した 参 加 者 が 44%にのぼるなど 無 回 答 率 が 非 常 に 高 いことから HIV 陽 性 率 が 実 際 より 低 く 見 積 もられてしまっている 可 能 性 があるからだ また 月 齢 18 ヶ 月 から 4 歳 までの 子 どもの 6%が HIV 陽 性 で そのほとんどが 母 子 感 染 によるものであ ることもこの 調 査 から 明 らかになった 歳 の 年 齢 層 で 29% 50 代 前 半 で 21%と 年 齢 の 高 い 男 女 の 感 染 レベルも 予 想 以 上 に 高 かった HIV に 関 する 知 識 格 差 もまだある 回 答 者 の 4 人 に 1 人 がコンドームを 常 時 使 用 することで HIV 感 染 を 予 防 できることを 知 らなかった また 性 感 染 を 予 防 する 3 つの 方 法 を 知 っていたのは 13%に 過 ぎなかった(ボツワナ エイズ 調 整 機 関 2005) 24

30 AIDS epidemic update: December 2005 マダガスカルでは 近 年 成 人 の 国 全 体 の HIV 陽 性 率 が 急 上 昇 し 2005 年 には 1.8%になった (マダガスカル 保 健 省 2005) 流 行 の 原 動 力 は 無 防 備 な 異 性 間 の 性 的 接 触 である 流 行 への 意 識 は 高 まりつつあるものの HIV に 関 する 重 要 な 知 識 の 認 識 はまだ 不 十 分 である 2003 年 から 2004 年 にかけて 調 査 が 行 われた 際 HIV の 性 感 染 を 防 ぐ 2 つの 方 法 とエイズに 関 する 3 つの 誤 解 を 指 摘 できたのは 5 人 に 1 人 もいなかった(マダガスカル 財 務 省 2005) 行 きずりの 相 手 との 前 回 の セックスでコンドームを 使 用 したと 答 えた 歳 の 若 者 は 男 性 では 12% 女 性 では 5%だった (エイズ 対 策 庁 2004) モーリシャスとセイシェルは 他 のアフリカ 南 部 諸 国 と 比 べると 流 行 の 規 模 ははるかに 小 さい しかし モーリシャスでは IDU に HIV 感 染 が 広 がっており IDU の 陽 性 率 は 10-20%というこ とがわかっている 保 健 当 局 によれば IDU の HIV 感 染 者 は 推 定 3,000 人 である また 女 性 セ ックスワーカーの 感 染 レベルも 3-7%と 高 い セイシェルでも 小 規 模 な 流 行 が 報 告 されており 1987 年 以 降 の HIV 感 染 者 の 報 告 数 は 400 人 未 満 である ここでは 異 性 間 の 性 行 為 が 主 な HIV の 感 染 経 路 だが 2000 年 以 降 男 性 間 のセックスによる 感 染 者 数 も 増 えている(セイシェル 感 染 症 管 理 局 2005) ヘロインなどの 薬 物 使 用 の 増 加 が 報 告 されているため 薬 物 注 射 が 主 な HIV 感 染 経 路 の 1 つになるだろうと 懸 念 される 深 刻 なエイズの 流 行 を 覆 すことができるという 希 望 を 与 え 続 けているのが アフリカ 東 部 の 数 カ 国 である アフリカ 東 部 深 刻 なエイズの 流 行 を 覆 すことができるという 希 望 を 与 え 続 けているのがアフリカ 東 部 の 数 カ 国 である ウガンダでは 1990 年 代 半 ば 以 降 全 国 的 に 妊 婦 の HIV 陽 性 率 が 低 下 しているが 同 じよ うな 傾 向 が 現 在 ケニアの 都 市 部 でも 見 られるようになっている なかには 感 染 レベルの 急 激 な 低 下 が 見 られるところもいくつかある 両 国 とも 行 動 変 容 がこのような 低 下 傾 向 に 寄 与 していると 思 われる しかし アフリカ 東 部 のその 他 の 地 域 では 過 去 数 年 間 HIV 陽 性 率 はわずかに 低 下 して いるか 変 化 のない 状 態 が 続 いている ウガンダでは 国 の HIV 対 策 の 結 果 国 全 体 の HIV 陽 性 率 は ピークとなった 1990 年 代 初 め (15% 超 )から 徐 々に 低 下 している 最 近 行 われた 調 査 とその 分 析 によって ウガンダの 流 行 に 関 して 明 らかになったことがひとつある それは 行 動 に 関 するデータからのもので 予 防 に 再 び 焦 点 を 当 てた 対 策 を 行 わなければ 今 までの 低 下 傾 向 は 続 かないということである 2004 年 から 2005 年 にかけて 行 われた 全 国 世 帯 調 査 で 男 性 は 女 性 に 比 べて 複 数 のセックスの 相 手 を 持 つことがわ かった 調 査 では 男 性 の 29% 女 性 では 4%が 過 去 12 ヶ 月 に 2 人 以 上 の 性 交 渉 の 相 手 を 持 ったと 答 えた コンドームの 使 用 はそれほど 一 般 的 ではなく 前 年 に 行 きずりの 相 手 とセックスをしたと 答 えた 男 女 のうち 前 回 のセックスでコンドームを 使 用 したと 答 えたのは 約 半 数 だった また HIV に 関 連 するスティグマがまだ 存 在 するというエビデンスもあり 回 答 者 の 半 数 が 家 族 が HIV に 感 染 した 場 合 その 事 実 を 隠 しておくと 答 えた(ウガンダ 保 健 省 2005) この 調 査 から 推 定 される 成 人 の HIV 陽 性 率 は 7%で 産 科 の HIV 検 査 から 集 められたデータか ら 得 られた 最 新 の 推 計 よりも 高 い (2003 年 ウガンダ 保 健 省 が 発 表 した 産 科 からの HIV 陽 性 率 は 6.2% )この 世 帯 調 査 によれば 歳 の 年 齢 層 の 10 人 に 1 人 が HIV 陽 性 で 中 高 年 の 陽 性 率 は 高 く 歳 の 男 性 のほぼ 7% 女 性 では 5%が HIV に 感 染 していると 推 定 されている 都 市 部 では 女 性 の HIV 陽 性 率 (13%)は 男 性 (7.3%)の 2 倍 になっている 一 方 で 農 村 部 では 25

31 UNAIDS/WHO それぞれ 7.2% 5.6%とあまり 差 はない 地 域 によって 感 染 レベルに 差 があり 西 ナイルで3% 未 満 と 最 も 低 く カンパラ 中 部 地 方 北 中 部 地 方 で 9% 強 と 最 も 高 い(ウガンダ 保 健 省 2005) このような 所 見 は 現 在 ラカイで 行 われている 縦 断 研 究 でも 顕 著 である この 調 査 では 歳 の 性 的 に 活 発 な 女 性 の 3 分 の 2 が 既 婚 者 だった ウガンダで 何 が 起 こったのか ウガンダ 南 部 のラカイの 44 集 落 で 行 われた 複 数 年 ( 年 )にわたる 研 究 の 最 近 からの 所 見 を 見 ると ウガンダにおける 流 行 の 経 過 がよりよく 理 解 できる HIV 陽 性 率 は 急 激 に 低 下 した 年 には 20%であった 女 性 の 陽 性 率 は 2003 年 には 13%になり 同 時 期 の 男 性 に 関 しては 15%から 9%に 低 下 している 一 般 的 にウガンダではこれまで このよ うな 低 下 は 行 動 変 容 によるところが 大 きかった しかし ラカイではそのような 行 動 変 容 が 一 様 に 見 られたわけではなく 研 究 者 も 禁 欲 や 忠 誠 というような 意 識 が 顕 著 になったとは 認 めて いない 婚 外 で 複 数 のパートナーを 持 つと 答 えた 10 代 の 若 者 はかなり 増 えて 2000 年 の 25% から 2003 年 にはほぼ 35%になった しかし 行 きずりの 相 手 とのコンドームの 使 用 は 以 前 に 比 べて 当 たり 前 になってきてはいる これはとくに 男 性 で 顕 著 で HIV 陽 性 率 を 下 げる 一 助 に なったと 思 われる(Wawer など 2005) しかし ラカイでの 陽 性 率 の 低 下 の 一 番 大 きな 原 動 力 となったのは 高 い 死 亡 率 のようである 研 究 者 たちが 計 算 したところによると 1994 年 から 2003 年 にラカイで 見 られた 6.2%という 陽 性 率 の 低 下 のうち 推 定 5%は 死 亡 率 が 上 昇 したこ とによるものである ラカイで 見 られた 傾 向 がどれだけ あるいはどの 程 度 ウガンダの 他 の 地 域 でも 起 こってい るのはわからない ラカイに 隣 接 するマサカ 地 区 では 1990 年 代 の HIV 発 生 率 の 低 下 は 明 ら かに 行 動 変 容 によるものだったと 考 えられている(Mbulaiteye など 2002) しかし ラカイ (と 国 内 の 他 の 地 区 )では 現 在 15 歳 から 24 歳 の 年 齢 層 の 男 女 の HIV 発 生 率 が 再 び 上 昇 して いるという 兆 候 がある このような 傾 向 は HIV 予 防 戦 略 を 再 び 活 性 化 する 必 要 性 を 浮 き 彫 りに している(Wawer など 2005) 26

32 AIDS epidemic update: December 2005 また この 年 齢 層 の 女 性 の 多 くが HIV に 感 染 していた HIV 陽 性 者 の 女 性 の 85% 男 性 の 90%が 既 婚 あるいは 結 婚 歴 があった 女 性 が 結 婚 しているときに HIV に 感 染 しやすいのは 複 数 の 性 交 渉 の 相 手 を 持 つ 男 性 のほとんどが 既 婚 者 であることからも 明 らかである ( 既 婚 男 性 で 複 数 の 性 交 渉 の 相 手 を 持 っているのは 45%で これに 対 して 既 婚 女 性 は 5%である ) 一 方 少 女 たちにとって は 禁 欲 は 選 択 肢 にならないことがわかった 14%の 女 性 が 初 めての 性 体 験 は 強 要 されたものだと 答 えているからである(Wawer など 2005) 陽 性 率 の 最 も 劇 的 な 低 下 が 見 られたのは ケニア 都 市 部 の 妊 婦 である ウガンダは 治 療 へのアクセスに 関 して 力 強 い 一 歩 を 踏 み 出 した 2005 年 半 ば 現 在 抗 HIV 治 療 を 必 要 とする 人 々の 約 3 分 の 1 が 治 療 を 受 けている これは ボツワナを 除 けば サハラ 以 南 のア フリカで 最 も 高 いカバレージである(UNAIDS/WHO 2005) 過 去 10 年 間 に 予 防 や 治 療 とケア に 関 してすばらしい 成 果 をあげてきたにもかかわらず ウガンダはまだ 流 行 を 克 服 できていない 最 近 の 調 査 結 果 は 抗 HIV 治 療 が 拡 大 し 流 行 が 成 熟 してきたことによって 生 じる 問 題 にも 対 応 できる 包 括 的 な 予 防 戦 略 を 改 めて 考 え 直 す 必 要 性 を 浮 き 彫 りにしている ケニアにおける 流 行 は 1990 年 代 後 半 にピークを 迎 え 成 人 の HIV 陽 性 率 は 10%になったが 2003 年 には 7%に 低 下 した 都 市 部 の 感 染 レベルは 地 方 よりも 早 く 1990 年 代 半 ばにピークとな り 地 方 の 感 染 レベルも 続 いて 低 下 したが 都 市 部 に 比 べてその 下 がり 方 は 遅 い(ケニア 保 健 省 2005) サハラ 以 南 のアフリカ 諸 国 で 国 全 体 の HIV 感 染 レベルの 低 下 が 継 続 して 見 られたのは 過 去 20 年 以 上 の 間 で 2 度 目 である 陽 性 率 の 最 も 劇 的 な 低 下 が 見 られたのは ケニア 都 市 部 の 妊 婦 である とくに ブシア メルー ナクル ティカでは 1999 年 の 28%から 2003 年 には 9%に 大 きく 低 下 した ガリッサ カジアド キシー キタレ キトゥイ ニエリでも 陽 性 率 はかなり 低 下 し 首 都 ナイロビでも 妊 婦 の 陽 性 率 は 低 下 している(Baltazar 2005) HIV 発 生 率 と 陽 性 率 の 低 下 は 行 動 変 容 による 可 能 性 もあるが エイズの 流 行 の 2 つの 自 然 の 経 過 によるものである 可 能 性 もある そのひとつが 流 行 が 成 熟 するにつれて 多 くの 人 々がエイ ズに 関 連 して 亡 くなり 死 亡 者 数 が 新 しい 感 染 者 数 よりも 多 くなるという 現 象 である その 結 果 HIV 陽 性 者 数 が 減 少 (また 陽 性 率 も 低 下 )する しかし 新 しく HIV に 感 染 する 割 合 が 低 下 し ているとは 限 らない もうひとつは 新 しい 流 行 の 初 期 段 階 では HIV は 感 染 する 危 険 の 最 も 高 い 人 々に 広 がるということである そのような 人 々が 死 亡 することによって その 集 団 は HIV 感 染 の 輪 から 外 れ HIV 発 生 率 が 低 下 し 陽 性 率 も 低 くなる つまり 行 動 変 容 は HIV 発 生 率 と 陽 性 率 の 低 下 に 影 響 する ほんの 一 つの 要 素 に 過 ぎないのである しかし ケニアの 場 合 には 最 近 多 くの 国 民 がより 安 全 な 性 行 動 をとるようになったというエ ビデンスもある 行 きずりの 相 手 とのコンドーム 使 用 も 増 えており とくに 女 性 では 前 回 の 行 き ずりの 相 手 とのセックスでコンドームを 使 用 したと 答 えた 者 の 割 合 は 1998 年 には 15%に 過 ぎな かったが 2003 年 にはほぼ 24%(23.9%)だった また 2 人 以 上 の 性 交 渉 の 相 手 を 持 っている と 答 えた 男 女 の 割 合 が 1993 年 から 2003 年 の 間 に 半 分 以 下 になった 若 い 男 女 の 初 交 年 齢 も 遅 く なる 傾 向 にある(Cheluget など 2004) また HIV 以 外 の 性 感 染 症 に 感 染 する 割 合 も 減 少 してい る 兆 候 が 見 られる これらはすべて HIV 情 報 提 供 キャンペーン 自 主 的 なカウンセリングと 検 査 プログラム 抗 HIV 治 療 への 漸 進 的 なアクセスが 背 景 にある しかし HIV 陽 性 率 の 低 下 は 国 内 の 全 ての 地 域 で 見 られるわけではなく HIV レベルと 傾 向 にはまだかなりばらつきがある 2004 年 の 産 科 の 陽 性 率 は バンバ(1.6%) ガリッサ(0.4%) カジアド(2%)など 低 いところでは2% 27

33 UNAIDS/WHO 以 下 で 高 いところではチュラインボ(14%) ブシア(16%) スバ(30%)などがある(Baltazar 2005) 最 近 の 世 帯 調 査 によると タンザニアでは 本 土 の 成 人 の7%が HIV 陽 性 者 である 都 市 部 では HIV 陽 性 率 は 平 均 11%で 地 方 部 の 2 倍 近 い 数 字 となっている HIV 感 染 はより 高 い 年 齢 の 人 口 集 団 で 急 増 しており 歳 の 女 性 で 13%に 達 している(タンザニア エイズ 委 員 会 2005) 産 科 に 通 う 女 性 の HIV 検 査 結 果 ( 陽 性 率 )は カゲラのほぼ 5%(4.8%)から ムベヤの 15% 強 (15.3%)と 感 染 傾 向 にばらつきがあることを 示 している(タンザニア 保 健 省 2004) しかし 現 在 のレベルに 落 ち 着 く 前 には 妊 婦 の 平 均 HIV 陽 性 率 が 20%を 超 え 36%に 達 する 産 科 が 10 年 前 (1994 年 )のムベヤにいくつかあったことも 心 に 留 めておく 必 要 がある(Jordan-Harder な ど 2004) 妊 婦 の HIV 陽 性 率 の 傾 向 から 流 行 全 体 は 比 較 的 変 化 のない 状 態 であることがわかる しか し タンザニアの 若 者 の 低 い 感 染 レベルや 世 帯 調 査 からわかった 5 年 前 に 比 べて 多 くの 人 々が 安 全 なセックスを 取 り 入 れていることが HIV 感 染 の 減 少 につながっている 2002 年 以 降 ダル エスサラームとムトゥワレ 地 域 では 産 科 で HIV 陽 性 と 診 断 される 数 はわずかに 減 少 しているが ドドマでは 増 加 している また 地 方 部 で 行 われた 最 近 の 調 査 では 既 婚 男 性 の 40%が 婚 外 の 性 交 渉 を 持 っていると 答 えている(Nko S など 2004) (ムベヤとルワカ 地 域 における 予 防 対 策 の 対 照 的 な 結 果 に 関 する 議 論 は HIV/AIDS 最 新 情 報 2004 年 版 を 参 照 のこと) ルワンダにおける 流 行 は 国 全 体 では 近 年 変 化 がないが 地 域 的 な 傾 向 の 違 いが 顕 著 である 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 上 昇 しているところもあり 変 化 がないところもあり ギコンドのように 低 下 しているところもある 全 体 として 都 市 部 の 陽 性 率 ( 中 央 値 )は2003 年 に6.4%と 地 方 部 (2.8%) に 比 べて 約 2 倍 である とくにキガリでは 年 に 35 歳 以 下 の 妊 婦 の 感 染 レベルが 下 が ったにもかかわらず 陽 性 率 は 最 も 高 い(Kayirangwa 2004) 国 がエイズ プログラムを 拡 大 し たことが 好 ましい 結 果 につながった 母 子 感 染 の 予 防 サービスを 提 供 しているサイトは 過 去 1 年 間 で 約 33% 増 加 し 自 主 的 なカウンセリングと 検 査 を 提 供 しているサイトも 増 え 抗 HIV 治 療 を 受 けている 陽 性 者 も 2004 年 の 8,700 人 から 2005 年 6 月 現 在 13,200 人 となり 約 50%も 増 加 した(Binagwaho 2005) 隣 国 ブルンジでは これといった 傾 向 は 認 識 できない ブルンジの 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は キレンバの 2%から 首 都 ブジュンブラ 近 郊 の 13%と ほとんどのセンチネル サーベイランス サイトでばらつきがある( 公 衆 衛 生 省 2004) 他 の 国 々と 比 べて エチオピアの 全 国 平 均 HIV 陽 性 率 は 推 定 4.4%と 低 いものの(エチオピア 保 健 省 2004) エイズへの 取 り 組 みは 多 くの 難 題 に 直 面 している HIV 陽 性 率 はおもに 都 市 部 で 高 く 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 1990 年 代 半 ばから 12-13%である 人 口 の 85%が 地 方 部 で 生 活 してい るエチオピアでは 地 方 部 の 成 人 の 陽 性 率 の 上 昇 (2000 年 には 1.9% 2003 年 には 2.6%)が 懸 念 となる 事 実 都 市 部 よりも 地 方 部 のほうが HIV 陽 性 者 数 が 増 えている(エチオピア 保 健 省 2004) 2004 年 HIV 陽 性 者 数 はおよそ 150 万 人 孤 児 の 数 は 450 万 人 以 上 (エイズによる 孤 児 50 万 人 を 含 む)で 影 響 を 受 けた 世 帯 に 適 切 な 治 療 ケア 支 援 を 提 供 するという 国 としてとてつもな い 課 題 に 直 面 している(UNAIDS 2004) 2003 年 成 人 の 死 亡 原 因 の 推 定 30%がエイズである エチオピアでは 2005 年 半 ばまでに 抗 HIV 治 療 を 受 けているのは それを 必 要 としている 人 々 の 10% 未 満 である(UNAIDS/WHO 2005) 隣 国 エリトリアの 流 行 についてはほとんど 新 しい 情 報 は 出 てきていない 2003 年 の HIV 調 査 で は 低 いレベル( 国 全 体 の 成 人 の HIV 陽 性 率 2.4%)のまま 変 化 がないことが 明 らかになっている しかし 西 部 の2%から 南 東 部 の7%と 地 域 によって 感 染 レベルにはばらつきがある(エリトリ ア 保 健 省 2004) 28 ごく 最 近 まで ソマリアの HIV 感 染 についてはほとんど 知 られていなかったが 2004 年 に 調 査

34 AIDS epidemic update: December 2005 が 行 われ HIV 感 染 レベルはまだ 低 いものの HIV は 全 国 に 広 がっていることが 明 らかになった 全 国 的 な 妊 婦 の 平 均 陽 性 率 は 0.6%で 最 も 高 いのが 首 都 モガディシュの 0.9% 最 も 低 いのがメル カで HIV 感 染 がほとんど 報 告 されなかった(WHO 2005) 一 方 性 感 染 症 の 治 療 を 受 けた 人 々 の4%(また モガディシュのある 一 つの 診 療 所 を 受 診 する 女 性 の7%)が HIV 陽 性 と 診 断 され ており 流 行 が 地 域 的 に 集 中 していることを 示 唆 している 国 を 荒 廃 させた 内 戦 から 国 を 再 建 しな ければならないため HIV 予 防 は 優 先 事 項 にはならなかっただろうと 思 われる HIV に 関 する 知 識 は 非 常 に 乏 しく コンドームの 使 用 もまれである 歳 の 若 い 男 性 でコンドームを 使 ったこ とがあるのは 13%に 過 ぎず 同 年 代 の 女 性 ではほんの 5%だった(WHO 2005) アフリカ 西 部 中 央 部 アフリカ 西 部 における 流 行 は 規 模 や 勢 いの 面 でさまざまである アフリカ 西 部 では これまでエ イズの 流 行 は 他 のサハラ 以 南 のアフリカ 地 域 に 比 べて 深 刻 ではなかった アフリカ 西 部 諸 国 では 成 人 の 全 国 平 均 HIV 陽 性 率 は 10%を 越 えたことはなく 妊 婦 の 陽 性 率 にも 大 きな 変 化 があったとい うエビデンスはない ナイジェリアは 南 ア 共 和 国 およびインドについで 世 界 で 3 番 目 に HIV 陽 性 者 の 多 い 国 で 2003 年 末 現 在 その 数 は 320 万 人 から 360 万 人 と 推 定 されている(UNAIDS 2004) 妊 婦 の HIV 陽 性 率 ( 中 央 値 )は 4%ほどになっている 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 南 西 部 の 2.3%から 北 中 部 の 7% と 幅 があるものの 1980 年 代 半 ばから 調 査 を 行 っている 産 科 で 変 化 はない クロスリバー 州 だけが 唯 一 の 例 外 で 年 には 4%だった 陽 性 率 が 2003 年 には 12%になり 感 染 レベルが 拡 大 している(ナイジェリア 保 健 省 2004) この 急 激 な 増 加 の 原 因 はわかっていない コートジボアールでは 都 市 部 の 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 1997 年 から 10% 程 度 地 方 部 ではその 半 分 程 度 と 一 定 している 唯 一 の 際 立 った 変 化 はセックスワーカーについてである 例 えば ア ビジャンでは HIV やその 他 の 性 感 染 症 の 陽 性 率 の 低 下 が 見 られた これはおそらく コンドーム の 使 用 が 増 えたことによるものだろう(Ekta など 2004) 残 念 なことに 内 戦 のために HIV に 関 するデータを 新 たに 集 めることができていない トーゴの HIV 感 染 レベル( 全 国 平 均 陽 性 率 が 約 4%)は 変 化 がないが 地 域 的 には 非 常 に 差 異 が ある 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 中 央 およびカラ 地 域 で 2% 以 下 と 低 いが マリタイム プラトー サ バネス 地 域 そして 首 都 のロメでは 7%を 超 えている(トーゴ 保 健 省 2004) 隣 国 ガーナの 流 行 は 同 様 に 一 定 レベルに 保 たれており 産 科 における HIV 陽 性 率 は 過 去 10 年 間 2.5%から 4%の 間 で 推 移 している その 北 に 位 置 するブルキナファソでは 2003 年 の 産 科 における HIV 陽 性 率 は 2.7%だったが 現 在 都 市 部 の 若 い 妊 婦 (15 24 歳 )の 陽 性 率 は 低 下 傾 向 にある 若 い 妊 婦 の 2003 年 の 陽 性 率 は 1.9%で 2001 年 (3.9%)の 半 分 となった(ブルキナファソ 大 統 領 府 2005) 首 都 ワガドゥグーでは セックスワーカーの HIV 感 染 レベルが 急 激 に 低 下 し 1994 年 には 検 査 を 受 け た 女 性 の 59%が HIV 陽 性 だったが 2002 年 には 21%になった(Kintin など 2004) これら 非 常 に 励 みになる 傾 向 である マリとセネガルでも HIV 感 染 レベルは 現 在 も 低 いままで 全 国 平 均 陽 性 率 2% 以 下 である (マ リ 保 健 省 2004;セネガル 公 衆 衛 生 予 防 医 学 省 2004) セネガルでは 年 に 行 わ れた 最 新 の HIV 動 向 調 査 でも 3%を 超 える HIV 陽 性 率 を 記 録 した 産 科 はなかった しかし 2005 年 の 人 口 統 計 および 保 健 調 査 では ギニア ビサウとの 国 境 沿 いの 南 部 の 町 のジガンショールの 成 人 女 性 の 陽 性 率 が3.4% コルダが2.7%だった( 人 間 開 発 調 査 センターとMEASURE DHS+ 2005) セックスワーカーの 陽 性 率 は 10 年 間 ほとんど 変 わらず ダカールで 21% ジガンショールで 30% 29

35 UNAIDS/WHO と 高 いレベルのままである(Gomes など 2005) カメルーンはアフリカ 中 央 部 の 中 で 最 も 流 行 が 深 刻 な 国 のひとつで 新 しい 世 帯 調 査 によると 2004 年 の 国 全 体 の HIV 陽 性 率 は 5.5%である(カメルーン 公 衆 衛 生 省 2004) アダマワ 北 東 南 東 の 3 地 域 では 女 性 の 陽 性 率 が 10% 以 上 に 達 している 国 全 体 では 歳 の 女 性 の 10 人 に1 人 が HIV 陽 性 である コンゴ 共 和 国 の HIV 陽 性 者 数 は 11 万 人 (あるいはそれ 以 上 )で HIV 陽 性 率 は 地 域 によって 非 常 に 大 きな 差 異 がある インポンドやジャンバラなどでは 陽 性 率 は 1%を 少 し 超 えるぐらいだが シビティでは 成 人 の 陽 性 率 は 10%である(コンゴ 共 和 国 保 健 省 2004) サハラ 以 南 のアフリカ 諸 国 における 治 療 とケアの 提 供 拡 大 の 昨 年 の 歩 みは 一 様 ではない 2005 年 半 ば 現 在 ボツワナとウガンダでは 少 なくとも 抗 HIV 治 療 を 必 要 とする 人 々の 3 人 に 1 人 が 治 療 を 受 けているが カメルーン コートジボアール ケニア マラウィ ザンビアではその 割 合 は 10-20%である しかし ほとんどの 地 域 でニーズは 満 たされていない 南 ア 共 和 国 では 抗 HIV 治 療 を 必 要 としている 人 々の 85%(ほぼ 90 万 人 )は 2005 年 半 ば 現 在 まだ 治 療 を 受 けられてい ない エチオピア ガーナ レソト モザンビーク ナイジェリア タンザニア ジンバブエなど の 国 々でも 必 要 としている 人 々の 90%あるいは 90% 以 上 が まだ 治 療 を 受 けることができないで いる(UNAIDS/WHO 2005) アフリカ 南 部 およびアフリカ 東 部 では アフリカ 中 央 部 の 一 部 地 域 と 同 様 に 深 刻 な 流 行 が 今 度 しばらくは 続 くだろうと 思 われる ウガンダや ごく 最 近 のケニア ジンバブエで 見 られた HIV 感 染 レベルの 低 下 から 必 要 な HIV 関 連 の 介 入 を 行 えば 流 行 の 流 れを 変 えられることは 確 認 され た しかしながら 陽 性 率 が 高 い 状 況 においては 社 会 の 中 にヴァルネラビリティ( 脆 弱 性 )を 生 み 出 してしまう 社 会 経 済 的 社 会 文 化 的 な 根 本 問 題 に 取 り 組 む 努 力 を 行 うことも 同 様 に 重 要 である そうすることによって 初 めて HIV 感 染 レベルを 低 下 させることが 必 要 な 地 域 において 感 染 レベルの 低 下 への 取 り 組 みを 開 始 させて それを 達 成 させることができた 場 合 に その 低 い 感 染 レベルを 維 持 することが 可 能 となる 30

36 アジア AIDS epidemic update: December 2005 HIV/AIDS に 関 する 推 計 値 特 徴 2003 年 末 現 在 および 2005 年 末 現 在 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 女 性 の 感 染 者 数 新 規 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 成 人 HIV 陽 性 率 (%) AIDS による 死 亡 者 数 ( 成 人 子 供 ) 2005 年 830 万 [ 万 ] 200 万 [ 万 ] 110 万 [ 万 ] 0.4 [ ] 52 万 [33-78 万 ] 2003 年 710 万 [ 万 ] 170 万 [ 万 ] 94 万 [ 万 ] 0.4 [ ] 42 万 [27-62 万 ] アジアにおける 国 家 レベルの HIV 感 染 レベルは 特 にアフリカなどのその 他 の 大 陸 に 比 べれば 低 い しかし 多 くのアジア 諸 国 はきわめて 大 きな 人 口 を 抱 えているため 国 家 レベルの 陽 性 率 が 低 くても 相 当 数 の 人 々が HIV と 共 に 生 きていることを 意 味 する 最 新 の 推 計 値 によれば 830 万 [540~1,200 万 ]の 人 々(200 万 [130~300 万 ]の 成 人 女 性 を 含 む)が 2005 年 に HIV と 共 に 生 きており この 1 年 間 の 新 規 感 染 者 数 は 110 万 [60~250 万 ] 人 に 達 する また 2005 年 エイズにより 亡 くなった 人 々の 数 は 約 52 万 [33~78 万 ] 人 に 達 する リスク 行 動 -しばしば 一 形 態 以 上 のリスク 行 動 -がアジアにおける 深 刻 なエイズの 流 行 を 持 続 させている リスク 行 動 -しばしば 一 形 態 以 上 のリスク 行 動 -がアジアにおける 深 刻 なエイズの 流 行 を 持 続 させている アジアにおける 多 くの 流 行 の 中 心 にあるのは 注 射 器 による 薬 物 使 用 とそのほとんど が 商 業 的 な 無 防 備 なセックスの 相 互 作 用 である しかしながら この 地 域 のほぼすべての 国 で そ のようなリスク 行 動 の 組 み 合 わせが 存 在 するという 事 実 が 予 防 戦 略 に 未 だほとんど 反 映 されていな い その 結 果 アジアにおける 流 行 の 多 くは 今 日 まで HIV の 拡 大 が 抑 止 されている 国 々も 含 め 過 渡 期 状 態 にある 中 国 HIV は 中 国 の 48%の 県 で また 31 省 自 治 区 及 び 直 轄 市 のすべてで 発 生 が 確 認 されている 拡 大 中 の 流 行 を 抑 止 するためには 予 防 努 力 の 強 化 が 必 要 となる( 国 家 評 議 会 エイズ 実 行 委 員 会 及 び 国 連 HIV/AIDS テーマグループ 2004) 今 日 までのところ 中 国 における 最 も 深 刻 な HIV の 流 行 は 特 定 の 国 民 グループ( 注 射 器 による 薬 物 使 用 者 (IDU) セックスワーカー 元 血 漿 献 血 者 及 びそのパートナー) また 特 定 の 地 域 特 に 同 国 の 南 部 及 び 西 部 に 集 中 している HIV 感 染 の 大 多 数 が 雲 南 省 河 南 省 さらには 広 西 チワン 族 自 治 区 で 見 られる 現 在 のところ 最 も 被 害 が 少 な いのが 青 海 省 及 びチベット 自 治 区 である( 国 家 評 議 会 エイズ 実 行 委 員 会 及 び 国 連 HIV/AIDS テー マグループ 2004) アジアの 他 の 多 くの 諸 国 と 同 様 に HIVは IDUのネットワークに 定 着 しており IDU 間 のHIV 陽 性 率 は 1990 年 代 後 半 に 急 速 に 高 まった その 後 陽 性 率 は 横 ばい 状 態 になったが いくつかの 地 域 では 高 いレベルにとどまったままである 31

37 UNAIDS/WHO 広 東 省 及 び 広 西 チワン 族 自 治 区 などの 南 部 の 行 政 地 域 の6 都 市 における IDU 間 の 陽 性 率 は 2002 年 には 18~56%に 達 しており また 雲 南 省 ではその 翌 年 20% 強 の IDU が HIV 陽 性 とな っていた( 中 国 国 家 エイズ/ 性 感 染 症 対 策 予 防 センター 2003 年 ) 中 国 は 1400 カ 所 の 注 射 針 交 換 施 設 1500 以 上 の 薬 物 治 療 クリニックを 推 定 で 200 万 人 の IDU が 暮 らしていると 目 されている (Zunyou, 2005) 中 国 南 部 及 び 西 部 の 複 数 の 省 に 設 立 する 計 画 を 発 表 している 女 性 セックスワーカーの 大 多 数 は 僻 地 の 農 村 部 の 出 身 であり 教 育 レベルも 低 く HIVについての 知 識 もほとんどもっていない 商 業 的 セックスは 中 国 における HIV 感 染 の 推 定 20%という 大 きな 部 分 を 占 めており これは 無 防 備 な 異 性 間 接 触 によるものである( 国 家 評 議 会 エイズ 実 行 委 員 会 及 び 国 連 HIV/AIDS テーマグ ループ 2004) 商 業 的 セックスは 男 性 とセックスをする 男 性 (MSM) 間 の HIV 感 染 でも 主 要 な 役 割 を 演 じており たとえば 南 部 の 深 圳 市 で 最 近 行 われた 男 性 セックスワーカーを 対 象 にした 調 査 では 調 査 対 象 者 の5%が HIV 陽 性 であった けれども 商 業 的 セックスと IDU が 重 複 して 行 われている 可 能 性 があることが 中 国 における 流 行 の 主 たる 要 因 となっている 可 能 性 が 高 い 最 近 の 行 動 調 査 によれば 女 性 薬 物 使 用 者 の 少 なくとも 半 数 がある 時 期 に 商 業 的 なセックスに 従 事 してい たという 結 果 が 示 されている(Yang など 2005) 四 川 省 では セックスワーカーの 2.5%が 注 射 により 薬 物 を 使 用 すると 述 べており ストリートを 活 動 拠 点 とするセックスワーカーでは その 割 合 は 5%に 達 する 後 者 が 相 手 をする 客 の 数 は 最 も 多 いにもかかわらず コンドームの 使 用 レベル は 最 も 低 い(MAP 2005a) また 四 川 省 では IDU 行 動 動 向 調 査 の 対 象 となった2 人 に1 人 の 割 合 の 女 性 が 調 査 の 前 月 金 銭 または 薬 物 と 引 き 替 えにセックスを 提 供 したと 回 答 している 問 題 を 複 雑 にしているのは コンドームなしで 売 春 行 為 に 及 ぶ 女 性 IDU の 場 合 不 潔 な 注 射 針 を 使 用 し ている 可 能 性 も 高 いという 事 実 である 安 全 でない 注 射 により HIV に 感 染 するリスクが 最 も 高 い 者 が HIV を 性 的 接 触 により 感 染 させる 最 も 高 い 可 能 性 を 有 しており これは 流 行 を 現 在 よりは るかに 深 刻 なものにする 可 能 性 のある 致 命 的 な 要 因 の 結 びつきである(MAP, 2005a) 女 性 セックスワーカーの 大 多 数 は 僻 地 の 農 村 部 の 出 身 であり 教 育 レベルも 低 く HIV につい ての 知 識 もほとんどもっていない 行 動 調 査 では 多 くのセックスワーカーは 自 らあるいはその 32

38 AIDS epidemic update: December 2005 客 に 性 感 染 症 の 症 状 が 見 られた 後 も 無 防 備 なセックスをし 続 けていることが 判 明 している(Yang など 2005) こうしたセックスワーカーを HIV やその 他 の 性 感 染 症 から 護 るためには 協 調 努 力 が 求 められる(Zhang など 2004) ただし この 領 域 に 関 しては 進 歩 の 兆 しもある コンドー ムを 常 用 する 習 慣 の 定 着 は 未 だ 不 十 分 だが たとえば 広 西 チワン 族 自 治 区 でコンドームを 常 用 し ているセックスワーカーの 数 が 2003 年 まったくコンドームを 使 用 しない 者 の 数 を 上 回 った (MAP 2005b) 一 方 四 川 省 では 2002 年 に 調 査 前 月 にすべての 客 に 対 してコンドームを 使 用 したと 回 答 したセックスワーカーは 調 査 対 象 者 の 約 半 数 に 過 ぎなかった(MAP, 2005b) 中 国 の 一 部 では ハイリスク 行 動 を 伴 うこれらの 国 民 層 からより 幅 広 い 国 民 層 へ HIV が 広 がる 兆 候 がある 未 婚 の 若 者 に 対 して 実 施 された 匿 名 検 査 の 結 果 1%の HIV 陽 性 率 が 検 知 されてお り また 薬 物 使 用 者 やセックスワーカー 間 に HIV が 流 行 している 地 域 では 妊 婦 間 の 陽 性 率 が 最 高 5%を 記 録 している 雲 南 省 新 疆 では 妊 婦 の HIV 陽 性 率 が それぞれ 1.3% 1.2%に 達 し ていた( 中 国 保 健 省 国 連 HIV/AIDS テーマグループ 2003) MSM 間 の HIV 感 染 に 関 するデータはきわめて 限 られている これまで 行 われた 数 少 ない 調 査 で は コンドーム 使 用 率 が 低 いという 結 果 が 出 ている(たとえば 常 徳 市 及 び 西 安 市 では 男 性 の 40% がコンドームを 使 用 しておらず 新 彊 では 33%がコンドームをほとんど あるいはまったく 使 っ ていない) また 高 い HIV 陽 性 率 も 確 認 されている( 年 の 北 京 における 調 査 では MSM の 3%が HIV 陽 性 であった)(Choi など 2003) 中 国 では 相 当 数 の 男 性 が 男 性 とセック スを 行 っている HIV がこの 国 民 層 に 浸 透 すれば より 深 刻 な HIV の 流 行 が 発 生 する 可 能 性 があ る 中 国 は 抗 HIV 療 法 を 必 要 とする 国 民 全 員 に 無 料 で 同 療 法 を 提 供 すると 2003 年 に 公 約 している が この 公 約 の 実 現 に 向 けての 進 展 速 度 は 遅 い 2005 年 6 月 時 点 で 抗 HIV 療 法 がすでに 開 始 さ れている 28 省 及 び 自 治 区 で 薬 剤 投 与 を 受 けている 人 の 数 は 約 2 万 人 だった( 中 国 保 健 省 2005) 複 数 の 制 約 要 因 が 中 国 におけるより 効 果 的 なエイズ 対 策 を 阻 害 している それらの 制 約 要 因 には 流 行 に 関 する 国 民 一 般 の 意 識 が 不 十 分 なこと HIV と 共 に 生 きる 人 々に 対 する 偏 見 (スティグマ) や 差 別 などが 挙 げられる その 結 果 HIV 検 査 及 びカウンセリングサービスを 受 ける 率 は 低 く こ の 傾 向 は スティグマや 差 別 が 減 り 統 合 的 な 予 防 治 療 及 びケアプログラムがより 幅 広 く 利 用 可 能 になるまでは 続 くものと 思 われる HIV 感 染 検 査 プログラムが インフォームドコンセント 秘 密 重 視 カウンセリングの 実 施 などの 原 則 に 基 づき 行 われることがきわめて 重 要 である インド 多 様 な 形 態 の 流 行 が 進 行 中 のインドでは 2003 年 510 万 人 の 国 民 が HIV と 共 に 生 きていると 推 計 される(NACO, 2004a) いくつかの 州 (タミールナドゥ アンドラプラデシュ カルナタカ 及 びマハラシュトラ)では HIV 感 染 の 拡 大 が 落 ち 着 いたように 見 えるが その 他 の 複 数 の 州 の 感 染 リスクが 高 い 国 民 グループでは 感 染 は 依 然 拡 大 している その 結 果 全 体 的 な HIV 陽 性 率 は 高 まり 続 けている 妊 婦 の 州 全 体 の 陽 性 率 は 貧 しく 人 口 密 度 が 高 いウットラプラデシュ 州 やビハ ール 州 などの 北 部 諸 州 では 依 然 として 非 常 に 低 い しかし これらの 州 には インドの 総 人 口 の 4 分 の1が 暮 らしており 比 較 的 小 幅 な HIV 感 染 率 の 上 昇 でも 膨 大 な 数 の 人 が 新 たにウイルスに 感 染 したことを 意 味 する インド 西 部 及 び 南 部 の 工 業 化 が 進 んだ4つの 州 (アンドラプラデシュ カルナタカ マハラシュ トラ 及 びタミールナドゥ) 及 びマニプル 及 びナーガランド 州 の 北 東 部 の 州 では 妊 婦 の HIV 陽 性 率 が1% 以 上 に 達 している(NACO, 2004a) 南 部 では 主 に 無 防 備 なセックスを 通 して また 北 東 部 では IDU を 通 して HIV は 都 市 部 以 外 の 地 域 にも 広 がっている カルナタカ 及 びナーガランド では 農 村 地 帯 の 妊 婦 の1% 以 上 が 2003 年 テストの 結 果 HIV 陽 性 であることが 判 明 した ( 現 在 または 過 去 に)セックスワーカーを 頻 繁 に 利 用 した 夫 から 感 染 した 既 婚 女 性 において 新 規 感 染 件 数 のかなりの 部 分 が 発 生 している 商 業 的 なセックスは (ナーガランド 及 びタミールナドゥ 州 の 場 合 IDU と 並 んで)インドのほとんどの 地 域 で 流 行 の 主 たる 要 因 となっている 2003 年 の HIV 動 向 調 査 によれば カルナタカの 商 業 的 セックスワーカーの 14% 及 びアンドラプラデシュの 19%が HIV に 感 染 していた(NACO, 2004b) マイソール 市 (カルナタカ 州 )のセックスワーカ 33

39 UNAIDS/WHO ーの 26%が HIV 陽 性 であるという 最 近 の 調 査 結 果 は 客 の 相 手 をする 際 にコンドームを 常 用 して いる 女 性 の 割 合 がわずか 14%に 過 ぎず 定 期 的 に 性 交 渉 をもつパートナーとのセックスにおいてコ ンドームを 一 度 も 使 用 したことがない 女 性 の 割 合 が 91%であるという 事 実 を 鑑 みれば 驚 くことで はない(Reza-Paul, 2005) 夫 から 感 染 した 既 婚 女 性 において 新 規 感 染 件 数 のかなりの 部 分 が 発 生 している カルカッタ( 西 ベンガル 州 )のソナーガチ 売 春 地 区 における 有 名 なセックスワーカーを 対 象 にし た 施 策 の 成 功 事 例 は セックスワーカーをエンパワーするセーファーセックスプログラムは HIV の 拡 大 を 食 い 止 めることができることを 示 している ソナーガチ 地 区 のコンドーム 使 用 率 は 85% にまで 高 まり 商 業 的 セックスワーカー 間 の HIV 陽 性 率 は 2004 年 には 4% 以 下 にまで 低 下 した (2001 年 には 同 率 は 11%を 上 回 っていた) 対 照 的 にムンバイでは 商 業 的 セックスの 最 中 に コンドーム 使 用 を 奨 励 する 努 力 も 散 発 的 で 断 片 的 なものではそれほど 効 果 がないことが 入 手 可 能 なデータが 示 しており 同 地 区 では 女 性 セックスワーカーの HIV 陽 性 率 は 2000 年 の 52%から 低 下 していない(NACO, 2004b) セックスワーカー 間 の HIV に 関 する 情 報 または 意 識 は 特 にストリートを 拠 点 に 働 いている 者 の 間 で 低 いように 思 われる 2001 年 にインドの 様 々な 地 域 で 行 われた 調 査 は ストリートを 拠 点 に 活 動 しているセックスワーカーの 30%がコンドームが HIV 感 染 を 防 止 することを 知 らず ハルヤ ナ 州 などのいくつかの 州 では 全 セックスワーカー( 売 春 施 設 及 びストリートを 拠 点 として 活 動 す る 者 も 含 め)の 半 分 弱 が コンドームが HIV 感 染 を 防 止 することを 知 らなかった また セック スワーカーのかなりの 割 合 の 者 ( 全 国 的 には 42%)が その 外 見 から 客 が HIV に 感 染 しているか 判 断 できると 考 えていた(MAP, 2005b) インド 北 東 部 特 に 薬 物 不 正 取 引 地 帯 いわゆる ゴールデントライアングル ゾーン 付 近 のマ ニプル ミゾラム 及 びナーガランド 州 では HIV 感 染 は 主 に IDU とその 性 交 渉 の 相 手 (その 中 には 売 春 買 春 行 為 を 行 う 者 もいる)に 集 中 している(Solomon など 2004) マニプル 州 ではセ ックスワークと 注 射 器 による 薬 物 使 用 の 重 複 傾 向 が 非 常 に 顕 著 であり 同 州 では IDU が 主 原 因 と なった 流 行 が 少 なくとも 10 年 間 続 いている 行 動 動 向 調 査 によれば 約 20%の 女 性 のセックスワ ーカーが 薬 物 注 射 も 行 っていると 述 べている 北 東 諸 州 では 約 半 数 のセックスワーカーが 注 射 器 による 薬 物 使 用 を 報 告 している(MAP, 2005a) マニプルなどの 州 では ハームリダクション 施 策 ( 注 射 針 及 びシリンジ 交 換 及 び 限 定 的 な 薬 物 代 替 プログラム)が 比 較 的 最 近 導 入 されている 同 州 の 最 新 データ(2003 年 )では IDU 間 の HIV 陽 性 率 が 24%となっており これは 1998 年 以 降 同 州 の IDU 間 で 検 出 された 最 も 低 いレベルであ るが データ 参 入 基 準 が 異 なるために 様 々な 調 査 から 得 られた HIV データを 直 接 比 較 するのは 困 難 である(NACO, 2004b) その 他 の 地 域 でも IDU 間 の 流 行 が 広 がっており たとえば ナーガ ランド 州 では 年 の HIV 陽 性 率 は 14%にも 達 している(NACO, 2004b) さらに 注 射 器 による 薬 物 使 用 はインドの 北 部 州 だけに 限 られるものではない 南 部 のタミールナ ドゥ 州 でも HIV 感 染 率 の 急 激 な 上 昇 が 見 られ 同 州 では 2001 年 の 25%に 対 して 2003 年 には IDU の 39%が HIV に 感 染 していた(NACO, 2004b) チェンナイ 市 (タミールナドゥ 州 )で 行 われた 小 規 模 な 調 査 (2003 年 に 実 施 された 標 識 サーベイランス 調 査 )では IDU のほぼ 3 分 の2(64%) が HIV 陽 性 であった(MAP, 2004) これらの IDU(その 大 部 分 が 男 性 )は HIV をその 性 交 渉 の 相 手 に 感 染 させる 可 能 性 もあり 女 性 の 感 染 者 数 も 増 えている インドの 多 様 な 流 行 の 中 で 男 性 間 のセックスがどのような 役 割 を 果 たしているかは 比 較 的 知 ら れていない セクシュアリティーのこの 複 雑 な 次 元 を 対 象 としたいくつかのインドにおける 調 査 に おいては 相 当 数 の 男 性 が その 他 の 男 性 とセックスをすることが 確 認 されている チェンナイの スラム 地 区 の 住 民 間 で 実 施 されたある 調 査 では 6%の 男 性 が 他 の 男 性 と 性 交 渉 を 経 験 していた 男 性 とセックスをする 男 性 の 約 7%が HIV 陽 性 であり その 半 数 以 上 が 既 婚 であった(Go など 2004) 34

40 AIDS epidemic update: December 2005 重 大 な 危 機 相 当 レベルの 注 射 器 による 薬 物 使 用 商 業 的 セックス 及 びコンドーム 使 用 の 習 慣 の 欠 如 などにも かかわらず 長 年 にわたって HIV の 流 行 を 回 避 してきた 国 々がある しかしながら 一 度 HIV が 感 染 のリスクが 高 い 国 民 集 団 の 中 で 流 行 の 足 がかりを 得 れば 高 リスク 集 団 内 さらにはその 外 に 広 範 に 広 がりうることが 複 数 のアジアの 国 々で 確 認 されている アジアにおける HIV 感 染 の 初 期 の 最 も 強 力 な 要 因 は 注 射 器 による 薬 物 使 用 である IDU 数 が 比 較 的 少 ない 場 合 でも 1 国 における HIV の 全 体 的 な 流 行 に IDU が 果 たす 役 割 は 大 きくなる 可 能 性 がある IDU の 大 多 数 は 性 的 に 活 動 的 であり 国 よっては 彼 らのかなりの 部 分 が 売 春 買 春 行 為 を 行 っている HIV に 感 染 した IDU はそのため 性 的 な 結 びつきのネットワークの 中 で 感 染 の クリティカルマス ( 感 染 が 広 がるのに 十 分 な 数 )が 達 成 される 手 助 けをしてしまい そこから HIV が 社 会 全 体 に 広 がっていく 可 能 性 が 生 まれるのである(MAP, 2005a) そのようなプロセスは 特 にインドネシア ベトナム そして 中 国 のいくつかの 地 域 などのアジア 諸 国 で 進 行 している そ の 影 響 が 早 期 に 食 い 止 められなければ これらの 国 々では 非 常 に 多 くの 数 の 新 規 HIV 感 染 者 が 発 生 してしまう 可 能 性 がある インドネシアの 首 都 ジャカルタのデータに 基 づくグラフ 11 は 当 初 は 小 規 模 であった IDU 間 の HIV 流 行 がどのように 広 がる 可 能 性 があるかを 示 している もし IDU 男 性 女 性 トランスジェンダーのセックスワーカー 及 びセックスワーカーの 客 たちのリス ク 行 動 が 2003 年 に 実 施 されたサーベイランスで 観 察 されたレベルから 変 化 しなければ ジャカル タでは この 10 年 で 大 規 模 な 流 行 が 広 がる 可 能 性 がある(グラフ 中 の 網 がけ 部 分 が 安 全 でない 薬 物 注 射 器 具 の 共 有 及 びそこから 派 生 した 感 染 の 連 鎖 に 由 来 するHIV の 性 的 感 染 を 示 す HIV は 薬 物 を 注 射 しているボーイフレンドから 薬 物 を 使 用 しない 女 性 に また 以 前 に 薬 物 を 使 用 した ことがある 客 から 感 染 したセックスワーカーから 別 の 客 に 広 がる 可 能 性 がある もしその 客 が 薬 物 を 注 射 する 際 に 常 に 消 毒 された 注 射 針 を 使 っていれば 感 染 の 連 鎖 のほぼ 全 体 が 避 けられるのであ る MAP, 2005a) インドネシアは エイズの 流 行 が 急 速 に 深 刻 化 する 瀬 戸 際 にある IDU 間 のリスク 行 動 が 一 般 的 なため 主 に 注 射 器 による 薬 物 使 用 に 起 因 する 流 行 がすでにこの 群 島 国 家 の 遠 隔 地 域 にも 広 がって しまっている ポンティアナク(ボルネオ 島 )などの 遠 隔 地 の 都 市 の 地 元 NGO が 創 始 したカウン セリング 及 び HIV 検 査 サービスでは 驚 くほど 高 い 感 染 率 が 検 知 されており 検 査 を 要 求 した 70% 以 上 の 人 々が 自 らが HIV に 感 染 していることを 発 見 している 彼 らの4 分 の3は IDU である 35

41 UNAIDS/WHO と 推 測 される(MAP, 2005a) 一 方 ジャカルタのリハビリテーションセンターに 入 所 中 の IDU 間 では 最 高 48%もの HIV 陽 性 率 が 検 知 されている(Riono 及 び Jazant, 2004) これらの IDU のほとんどが 若 く 比 較 的 高 い 教 育 水 準 を 誇 っており 家 族 とともに 生 活 している(Riono 及 び Jazant, 2004) このような 趨 勢 を 変 えるには 情 報 提 供 や 意 識 を 喚 起 するキャンペーン 以 上 の 施 策 が 必 要 である 大 多 数 の IDU は 清 潔 な 注 射 針 の 入 手 方 法 を 知 っているのに ほぼ 10 人 中 9 人 (88%)が 不 潔 な 注 射 器 具 をなお 使 用 している(Pisani, 2003) ひとつの 問 題 は IDU の 多 くが 清 潔 な 注 射 針 を 携 帯 することに 消 極 的 なことであるが その 理 由 は 注 射 針 を 携 帯 していると 警 察 に 薬 物 を 注 射 して いる(これは 犯 罪 である) 証 拠 だと 見 なされるのではないかと 怖 れるからである また IDU の 監 禁 も インドネシアの 流 行 における 目 立 った 特 徴 のひとつである たとえばジャカルタでは 1997 年 から 2001 年 にかけて IDU 間 の HIV 陽 性 率 がゼロから 47%に 急 増 している その 結 果 首 都 の 過 密 状 態 の 刑 務 所 で HIV の 感 染 が 2 年 後 の 1999 年 のゼロから 2002 年 に 25%に 急 増 した(MAP, 2005a) 予 防 及 び 代 替 療 法 サービスへのアクセスは 一 般 的 にきわめて 限 られている もしインドネ シアがその 流 行 拡 大 を 制 御 しようとするのであれば 法 的 及 び 制 度 環 境 を 効 果 的 な 予 防 戦 略 を 促 進 するために 改 革 する 必 要 もあるであろう 36 社 会 悪 と 戦 うといった 懲 罰 的 なキャンペーンは IDUやセックスワーカーを アウトリーチプログラムの 到 達 範 囲 外 に 追 いやってしまう 傾 向 がある ジャカルタの IDU の 半 数 以 上 が 性 的 に 活 動 的 であり 5 人 に1 人 は 買 春 行 為 を 行 っている しか しながら これら IDU の 約 4 分 の3が 商 業 的 セックスの 最 中 にコンドームを 使 用 していない( 保 健 リサーチセンター 及 び 保 健 省 2002) HIV が 商 業 的 セックスのネットワーク 内 に 侵 入 すると より 広 範 な HIV 感 染 が 起 こるのはほぼ 確 実 である 一 方 男 性 セックスワーカー 間 の 注 射 器 によ る 薬 物 使 用 率 もその 他 の 国 民 集 団 よりも 高 く これらの 男 性 の 多 くは 薬 物 を 購 入 する 資 金 を 得 る ために 売 春 行 為 を 行 っている(MAP, 2005a) また 男 性 セックスワーカーの 大 部 分 が 女 性 ともセッ クスをしている(Riono 及 び Jzant, 2004) 一 般 的 にコンドームの 使 用 頻 度 は あまり 使 わないか らほとんど 使 わないというレベルにとどまっている ジャカルタでは 商 業 的 セックスにおけるコ ンドーム 使 用 率 は 1996 年 ~2002 年 にかけてほとんど 変 化 せず その 後 若 干 上 がったものの 2004 年 時 点 で マッサージパーラーやクラブを 拠 点 に 活 動 しているセックスワーカーの 4 分 の3が 前 週 に 相 手 をした 客 に 対 してまったくコンドームを 使 用 しなかったと 答 えている ジャカルタの 売 春 施 設 地 区 では ほぼ 10 年 にも 及 び 予 防 施 策 が 実 施 されているのにもかかわらず セックスワーカー 及 びその 客 ともにコンドームの 使 用 をさらに 嫌 っている セックスワーカーの 85% 強 が 前 週 どの 客 に 対 してもコンドームを 使 用 しなかったと 述 べている(MAP, 2005b) その 理 由 の 一 端 は 警 察 が コンドームの 所 持 を 売 春 をしている 証 拠 と 考 え 女 性 を 逮 捕 することが 依 然 としてあるからである (MAP, 2005b) このような 状 況 では たとえば ソロングのセックスワーカーの HIV 陽 性 率 が 2003 年 に 17% に 達 し またインドネシアの 7 都 市 のセックスワーカーの 平 均 42%が 2003 年 に 淋 病 とクラミジア のいずれかまたは 双 方 に 感 染 していたとしても 不 思 議 ではない(MAP, 2004) リスクのネットワ ークがこのように 交 差 することで 特 にパプア 州 などのように 複 数 の 性 交 渉 相 手 を 有 することが 一 般 的 な 地 域 では HIV は 確 実 により 幅 広 い 国 民 層 に 広 がっていくであろう 同 州 の5つの 村 の 成 人 のほぼ1%が 抗 体 検 査 で HIV 陽 性 と 判 定 された(MAP, 2004) インドネシアは HIV 予 防 プロ グラムを 拡 大 強 化 する 緊 急 の 必 要 がある 注 射 器 による 薬 物 使 用 とセックスワークがきわめて 大 規 模 に 重 複 していることがベトナムにお ける 深 刻 な 流 行 の 呼 び 水 となっており 同 国 では HIV はすでに 全 64 省 と 全 市 に 拡 大 している HIV と 共 に 生 きている 人 々の 数 は 2000 年 から 倍 増 し 2005 年 には 推 定 26 万 3,000 人 (21 万 8,000 人 ~30 万 8,000 人 の 幅 がある)に 達 している(ベトナム 保 健 省 2005 年 ) 同 国 の IDU のほとん どは 若 く( 平 均 年 齢 は 25 歳 ) 不 潔 な 注 射 針 の 使 用 はきわめて 一 般 的 であり IDU の HIV 感 染 率 40%というレベルは 珍 しいことではない(Hien など 2004a) IDU の 約 3 人 に1 人 が HIV に 感 染 しており カントー 市 ハイフォン 市 ハノイ 市 ホーチミン 市 などでは HIV 陽 性 率 は

42 AIDS epidemic update: December 2005 相 当 高 くなっている(ベトナム 保 健 省 2005) ホーチミン 市 の 薬 物 を 使 用 しているセックスワーカーのコンドーム 使 用 率 は 薬 物 を 使 用 してい ないセックスワーカーの 約 半 分 であることが 別 の 調 査 で 示 されている(39 ページ 囲 み 記 事 参 照 ) (MAP, 2004) 反 対 に IDU の 50% 未 満 がセックスワーカーに 対 してコンドームを 常 用 していた (USAID など 2001) その 結 果 国 家 レベルのセックスワーカーの 平 均 HIV 陽 性 率 は 約 16%で あり ハイフォン 市 ホーチミン 市 ハノイ 市 カントー 市 などの 都 市 では 感 染 レベルはさらに 高 くなっている(ベトナム 保 健 省 2005) さらに 2003 年 に 行 われたホーチミン 市 の 調 査 では MSM の HIV 陽 性 率 は8%に 達 していた 特 にホーチミン 市 ( 同 市 は ベトナムにおける 全 HIV 感 染 件 数 の 約 4 分 の1を 占 め 成 人 間 の HIV 陽 性 率 が 2003 年 に 1.2%と 推 定 された) さらに 北 部 沿 岸 のクアンニン 市 ハイフォン 市 ( 同 市 では 成 人 の 約 1.1%が HIV に 感 染 していると 考 えられている)では さらに 大 規 模 な 流 行 が 差 し 迫 っている 可 能 性 が 高 い(ベトナム 保 健 省 2005 年 ) IDU 間 の 不 潔 な 注 射 針 の 使 用 及 びリスク の 高 い 性 行 為 を 減 らすプログラムが 不 可 欠 であり それと 同 時 にセックスワーカー その 客 そし て 彼 らのその 他 の 性 交 渉 の 相 手 間 の HIV の 性 的 感 染 を 減 らす 戦 略 も 欠 かすことができない 社 会 悪 と 戦 うといった 懲 罰 的 なキャンペーンは IDU やセックスワーカーをアウトリーチプログラム の 到 達 範 囲 外 に 追 いやってしまう 傾 向 がある またそれは 意 図 せずに リスクの 高 い 行 動 を 温 存 させてしまう 場 合 もある(Hien など 2004a) ベトナムにおける 流 行 は 対 策 が 遅 れれば 非 常 に 多 くの 人 命 が 失 われかねないレベルに 達 してしまった 同 時 に 同 国 のヘルスケアシステムは 将 来 的 に 毎 年 発 生 する 推 定 5,000~1 万 件 の 新 規 エイズ 発 症 件 数 に 対 応 する 準 備 も 行 う 必 要 がある (ベトナム 保 健 省 など 2003) パキスタンでは IDU やセックスワーカーの 高 いレベルのリスク 行 動 とエイズに 関 する 知 識 不 足 の 組 み 合 わせが HIV の 急 速 な 拡 大 を 助 長 し 新 しいデータは 同 国 は 深 刻 な HIV 流 行 の 瀬 戸 際 にある 可 能 性 があることを 示 唆 している(パキスタン 保 健 省 など 2005) 大 規 模 な 流 行 がカラチの IDU 間 ですでに 検 知 されており 2004 年 同 市 の IDU の 23%が HIV に 感 染 していることが 判 明 している(パキスタン 保 健 省 2005 年 ) ほんの 7 ヶ 月 前 に 検 査 を 実 施 した 際 には 同 じコミュニティーの HIV 陽 性 件 数 はわずか1 件 であった(Altaf など 2004) こ のような 流 行 がカラチだけに 長 期 間 とどまっている 可 能 性 は 低 い これらの IDU の 多 くは 都 市 から 都 市 へと 移 動 しており(カラチの IDU の 21%がその 他 の 都 市 でも 注 射 により 薬 物 を 使 用 して いた) 彼 らの 非 常 に 高 い 割 合 の 者 が 不 潔 な 注 射 器 具 を 使 用 している(カラチの IDU の 48%が 調 査 37

43 UNAIDS/WHO 前 週 に 不 潔 な 注 射 器 具 を 使 用 していた) ラホールにおけるリスク 行 動 率 はさらに 高 く IDU の82% が 不 潔 なシリンジを 調 査 前 週 に 使 用 しており 35%が 常 にそうしていると 答 え 51%が 調 査 前 年 に その 他 の 都 市 でも 注 射 を 行 ったと 答 えている(パキスタン 保 健 省 など 2005) また IDU 間 の HIV の 流 行 は パキスタンのシンド 州 で 2004 年 に 報 告 されており ラルカナという 街 では ほぼ 10% の IDU が HIV 陽 性 であった(Shahy など 2004) IDU( 及 びセックスワーカーの)HIV に 関 す る 知 識 はきわめて 低 いレベルにとどまっている カラチでは 4 分 の1の IDU がエイズについて 聞 いたことがなく 同 様 に 多 くの 者 が 不 潔 な 注 射 器 具 の 使 用 が HIV 感 染 の 原 因 となることを 知 らな かった(パキスタン 保 健 省 など 2005) 的 を 絞 った 予 防 プログラムが ハイリスク 行 動 が 交 差 するネットワーク 内 外 への HIV 拡 大 を 食 い 止 めるために 緊 急 に 必 要 とされている 一 方 パキスタンの 主 要 通 商 都 市 であるカラチでは セックスワーカーの 5 人 に1 人 がコンドー ムが 何 であるか 分 からず 4 分 の3がコンドームを 使 用 することで HIV を 予 防 できることを 知 らな かった( 実 際 彼 らの 3 分 の1は エイズを 聞 いたこともなかった) したがって 調 査 前 週 すべ ての 客 に 対 してコンドームを 使 用 したと 答 えた 女 性 セックスワーカーがわずか2%しかいなかった としても 不 思 議 ではない(MAP, 2005b) 知 識 不 足 と 低 いコンドーム 使 用 率 に 加 えて IDU とセ ックスワーカーの 高 い 頻 度 の 性 的 接 触 がある カラチ 及 びラホールの 女 性 セックスワーカーの 20% 以 上 が IDU に 売 春 行 為 を 行 っており 性 交 渉 の 最 中 にコンドームが 使 用 される 頻 度 はきわめて 低 い またラホールの IDU の 約 半 数 が 調 査 前 年 定 期 的 なパートナーと 性 交 渉 をもっており 3 分 の 1が 女 性 とのセックスに 対 して 金 を 払 い(そのうち 11%がコンドームを 常 用 している) ほぼ4 分 の1が 男 性 とのセックスに 金 を 払 っている(5%がコンドームを 常 用 していた)(パキスタン 保 健 省 など 2005) また 男 性 セックスワーカーも IDU に 対 して 売 春 を 行 い IDU の 20%が 調 査 前 年 金 を 払 って 肛 門 性 交 を 行 ったと 報 告 している(コンドームを 常 用 しているのは 彼 らの3%に 過 ぎ ない) その 結 果 性 感 染 症 の 発 生 率 は 高 く カラチでは IDU の 18%が 梅 毒 に 感 染 していること が 判 明 しており その 割 合 は 男 性 セックスワーカーでは 36% ヒジュラと 呼 ばれるトランスジェン ダーの 人 々では 60%に 達 する(パキスタン 保 健 省 など 2005) ハイリスク 行 動 の 重 複 の 程 度 を 考 慮 すれば パキスタンにおける HIV の 流 行 が 今 後 深 刻 さを 増 していく 可 能 性 はきわめて 高 い 的 を 絞 った 予 防 プログラムが ハイリスク 行 動 が 交 差 するネット ワーク 内 外 への HIV 拡 大 を 食 い 止 めるために 緊 急 に 必 要 とされている マレーシアにも その 流 行 が 突 如 爆 発 する 可 能 性 のある 要 素 がある 2004 年 HIV と 共 に 生 き ている 人 々の 数 は 約 5 万 2,000 人 に 達 し その 大 多 数 が 若 い 男 性 ( 年 齢 20~29 歳 )であり 彼 らの4 分 の3が IDU である(マレーシア 保 健 省 及 び WHO 2004 Huang 及 び Hussein, 2004) 注 射 器 による 薬 物 使 用 と HIV の 関 連 は マレーシア 東 部 で 最 も 顕 著 である ケランタンでは IDU の HIV 陽 性 率 が 2002 年 に 41%と 推 定 され ジョホール テレンガヌではそれぞれ 31% 28% であった(マレーシア 保 健 省 及 び WHO, 2004) より 最 近 では 27 のリハビリテーションセンタ ー 及 び 33 の 刑 務 所 で 検 査 を 受 けた IDU 間 の 陽 性 率 の 低 下 が 観 察 されているが この 趨 勢 は 薬 物 使 用 者 や IDU に 対 して 実 施 された 検 査 件 数 が 大 きく 増 加 したためである 可 能 性 もある(2000 年 の 検 査 件 数 は1 万 9,500 件 であったが 2002 年 には 5 万 350 件 に 増 加 している)(マレーシア 保 健 省 及 び WHO, 2004) HIV 発 生 事 由 の 中 で 性 的 接 触 が 占 める 割 合 が 増 加 しており(1995 年 には 7%であったが 2002 年 には 17%であった) このことは HIV が 一 般 国 民 の 間 にも 広 がっていることを 示 している たと えばクアラルンプールの 一 部 地 域 のセックスワーカーのHIV 陽 性 率 は 最 高 10%を 記 録 している( 保 健 省 及 び WHO, 2004) その 一 方 で 梅 毒 や 淋 病 の 報 告 件 数 が 1990 年 代 後 半 から 減 少 しており このことは リスクを 伴 う 性 的 行 為 が 懸 念 されているほどは 広 がっていないことを 示 唆 するもの である 可 能 性 もある 38

44 AIDS epidemic update: December 2005 注 射 器 による 薬 物 使 用 者 と 売 春 異 性 間 の 性 的 交 渉 による 流 行 は 商 業 的 セックスが 一 般 的 であり その 多 くが 注 射 器 により 薬 物 を 使 用 するセックスワーカーの 間 で 定 着 している 国 では 急 速 に 広 がる 可 能 性 が 高 い あるいは 多 くの IDU がセックスワーカーとセックスをする 場 合 にも それは 起 こりやすい その 他 の 客 が 感 染 後 より 多 くのセックスワーカーやそのガールフレンド 妻 に HIV を 感 染 させ HIV 感 染 のネ ットワークを 大 きく 拡 大 させてしまうからである 薬 物 使 用 とセックスワークの 組 み 合 わせは しばしば 致 命 的 である ベトナムのホーチミン 市 で 実 施 されたある 調 査 では 注 射 器 により 薬 物 を 使 用 するセックスワーカーの 約 半 数 が HIV に 感 染 しているのに 対 して 薬 物 を 使 用 しないセックスワーカーの HIV 感 染 率 はわずか 8%であることが 判 明 している この 調 査 に 参 加 したセックスワーカーの 38%が IDU であることを 鑑 みると 同 市 における 問 題 の 大 きさは 明 らかである さらに 薬 物 を 使 用 しているセックスワーカーがコンドー ムを 使 用 する 割 合 は 薬 物 を 使 用 していない 者 の 約 半 分 であることが 別 の 大 規 模 調 査 から 明 らか にされている 薬 物 を 注 射 し ( 注 射 器 具 を 消 毒 しない)ストリートを 拠 点 とするセックスワーカー の 場 合 注 射 器 による 薬 物 使 用 を 行 わないセックスワーカーよりもコンドーム 使 用 率 が 6 分 の1に なることも 明 らかになっている 言 葉 を 換 えれば HIV に 最 も 感 染 する 可 能 性 が 高 いセックスワー カーは 同 時 に コンドームを 常 用 する 可 能 性 が 最 も 低 い 者 ということになる 一 般 的 に 注 射 による 薬 物 を 使 用 するセックスワーカーの 割 合 が 低 くても 売 春 行 為 を 行 う 女 性 薬 物 使 用 者 の 割 合 は 高 くなる 傾 向 がある たとえば 中 国 の 四 川 省 では 行 動 サーベイランス 調 査 の 対 象 となった 女 性 IDU の 47%が 調 査 前 月 に 金 銭 または 薬 物 を 対 価 として 売 春 行 為 に 及 んだと 回 答 している 商 業 的 セックスでは コンドーム 使 用 率 はきわめて 高 い( 約 60%)と 言 われている が 定 期 的 な 性 交 渉 との 相 手 では コンドーム 使 用 率 は 17%である IDU 間 で 長 期 間 HIV の 流 行 が 続 いている 隣 接 する 雲 南 省 では 女 性 IDU の 21%が 売 春 を 行 っていた(そして 88%が 最 も 最 近 相 手 にした 客 とのセックスでコンドームを 使 用 したと 回 答 している) 一 方 買 春 をし HIV に 感 染 している IDU は HIV をセックスワーカーに 感 染 させる 可 能 性 が あり セックスワーカーは 常 にコンドームを 使 用 しなければ その 後 HIV を 他 の 客 に 感 染 させ る 可 能 性 がある 下 のグラフ 13 は タイを 除 いて IDU は 買 春 行 為 ではコンドームの 使 用 を 避 け る 傾 向 があることを 示 している 多 くの 場 所 で IDU は その 場 限 り あるいは 定 期 的 な 性 交 渉 を もつ 頻 度 がさらに 高 く 一 般 的 に これらの 性 交 渉 の 中 でコンドームが 使 用 される 頻 度 は 商 業 的 セックスの 場 合 よりもさらに 低 い たとえば インドのチェンナイ 市 では IDU の 46%が 結 婚 し ているか あるいは 同 棲 していた このことが チェンナイ 市 の 妊 婦 の HIV 陽 性 率 がインドでも 最 も 高 い 地 域 の 一 つになっている 理 由 であろう 39

45 UNAIDS/WHO 現 実 を 注 視 する アジアでは 頻 繁 にセックスワーカーを 利 用 する 男 性 は 少 数 派 である フィリピンの 保 健 施 設 で 1,200 名 以 上 の 男 性 を 対 象 に 行 われた 調 査 では 調 査 前 半 年 間 に 買 春 行 為 を 行 ったと 述 べた 男 性 の 割 合 はわずか 6%であり また ミャンマーでも 3,500 名 強 の 男 性 のうち 調 査 前 1 年 間 に 買 春 をしたと 述 べた 者 の 割 合 は 7%であった 一 方 タイ 中 央 部 では その 割 合 は 16%であった それ でもなお 多 くのアジア 諸 国 で 十 分 な 数 の 人 々が また 商 業 的 セックスがこの 地 域 の 流 行 の 主 た る 要 因 になるのに 十 分 な 頻 度 で 売 春 買 春 を 行 っている カンボジア 及 びタイは 1990 年 代 の 深 刻 な HIV の 流 行 がセックスワーク 産 業 に 集 中 した 事 例 である 双 方 の 国 ともにその 後 の 予 防 努 力 に より 流 行 をどうにか 食 い 止 めることができた 2000 年 初 頭 では 買 春 行 為 を 行 う 男 性 の 数 は 減 り 商 業 的 セックスにおけるコンドーム 使 用 率 は 高 くなった またセックスワーカーの 客 の HIV 陽 性 率 も 大 きく 減 り セックスワーカー 自 身 その 客 客 の 妻 やその 他 のガールフレンドや 子 供 が HIV に 感 染 する 可 能 性 が 大 きく 減 った(MAP, 2004b) 40 近 年 になって 予 防 努 力 は 強 化 されたが HIV は よりリスクが 低 い 人 口 集 団 の 間 で 広 範 に 拡 大 している 1997 年 に 3%で 頂 点 に 達 した 後 カンボジアにおける 成 人 の HIV 陽 性 率 は 2003 年 に3 分 の1 減 り 1.9%になった(HIV/エイズ 皮 膚 科 性 感 染 症 国 立 センター 2004) この 減 少 の 理 由 とし ては 死 亡 者 数 が 増 加 したこと 及 び 最 近 の 推 定 では 横 ばい 状 態 になる 前 の 1994 年 から 1998 年 にかけて HIV 発 生 率 が 低 下 したことが 挙 げられる セックスワーカーの HIV 感 染 の 状 況 をさら に 詳 しく 調 べてみると 売 春 施 設 を 拠 点 とする 及 び 売 春 施 設 を 拠 点 としないセックスワーカーの 新 規 感 染 者 数 は 1999 年 から 2002 年 にかけて 半 減 しており 前 者 の HIV 陽 性 率 は 1998 年 の 43% から 2003 年 の 21%に 低 減 している(Saphonn など 2005 HIV/エイズ 皮 膚 科 性 感 染 症 国 立 センター 2004) 行 動 変 化 がこれらの 発 生 率 トレンドをもたらした 一 因 だろうと 推 測 される ( HIV/AIDS 最 新 情 報 2004 年 末 を 参 照 のこと) これらの 変 化 は 持 続 される 必 要 がある 最 近 の 調 査 では 買 春 を 行 う 男 性 の 数 が 増 えていることが 示 されている 2001 年 タクシー 運 転 手 警 察 官 軍 人 の 約 22~26%が 調 査 前 3ヶ 月 間 に 買 春 行 為 を 行 ったと 述 べていたが その2 年 後 に 行 われた 調 査 では その 割 合 が 35%へと 増 加 している 幸 いなことにコンドームの 使 用 率 は 非 常 に 高 く 客 の 80%は 2003 年 の 調 査 前 3ヶ 月 間 に 商 業 的 セックスの 最 中 にコンドームを 常 用 したと 答 えており セックスワーカーについても 同 様 である セックスワーカーについては コンドーム 使 用 率 は 1990 年 代 後 半 から 一 貫 して 上 昇 している(HIV/エイズ 皮 膚 科 性 感 染 症 国 立 センター 2004) 一 方 全 国 レベルの 妊 婦 の 新 規 感 染 率 は 近 年 になって 横 這 い 状 態 になっているように 思 われる しかし 憂 慮 すべきひとつの 異 変 もある カンボジア 西 部 (タイ 国 境 沿 い)では 妊 婦 の HIV 発 生 率 は 大 幅 に 上 昇 している(1999 年 から 2002 年 にかけて 0.35%から 1.48%に 上 昇 ) この 地 域 は 同 国 でセックスワーカーの HIV 発 生 率 が 低 下 していない 唯 一 の 地 域 である(Saphonn な ど 2005) 国 内 移 動 率 が 高 いことが この 趨 勢 の 原 因 となっている 要 因 のひとつである 可 能 性 が ある タイは エイズ 対 策 が 成 功 したケースのひとつとして 広 く 賞 賛 されている 2003 年 には 成 人 の 推 計 HIV 陽 性 率 は 過 去 最 低 レベルの 約 1.5%まで 低 下 した( 国 連 合 同 エイズ 計 画 2004) しかしタイにおける 流 行 が 終 わったわけではまったくない 最 も 感 染 リスクが 高 い 人 々の 感 染 レ ベルが 一 般 よりはるかに 高 いという 事 実 が 今 日 までの 努 力 を 積 極 的 に 持 続 しなければならないこ とに 改 めて 気 づかせてくれる 売 春 施 設 を 拠 点 とする 女 性 セックスワーカーの 10% 強 が 2003 年 に HIV に 感 染 しており 治 療 クリニックを 利 用 している IDU の 45%が HIV に 感 染 していた タイにおける 予 防 努 力 が 減 退 しているか あるいはその 有 効 性 や 妥 当 性 が 弱 まっていることを 示 唆 する 兆 候 もいくつかある 買 春 行 為 を 行 うと 申 告 している 北 部 のタイ 男 性 間 では コンドームを 毎 回 使 うと 述 べている 者 の 割 合 は 55%に 過 ぎない(Lertpiriyasuwat など 2003) 同 一 地 域 の 若 年 男 性 では コンドーム 使 用 率 はさらに 低 く 常 にコンドームを 使 うと 述 べている 買 春 行 為 を 行 う これら 若 年 男 性 の 割 合 は3 分 の1 以 下 である 4 都 市 における 別 の 調 査 (バンコク 及 びチェンマイ

46 AIDS epidemic update: December 2005 を 含 む)では セックスワーカーがコンドームを 使 用 する 頻 度 は 全 回 数 の 51%に 過 ぎず それも ほとんどが 外 国 人 を 相 手 にするときだけということであった これは 2000 年 にバンコクで 報 告 さ れた 素 晴 らしい 96%という 数 字 と 比 べると 大 きな 差 がある タイ 人 の 客 の 場 合 約 4 人 に1 人 の 割 合 でしかコンドームを 使 うことはなかった(Buckingham 及 び Meister, 2003; UNDP, 2004) タイにとっての 現 在 の 課 題 は 予 防 戦 略 を 再 び 活 発 化 し 流 行 の 現 在 の 変 化 に 適 応 させることで ある そのためには 商 業 的 セックスのパターンが 変 化 した 状 況 におけるセーフセックスキャンペ ーンの 刷 新 が 求 められる 同 国 ではマッサージパーラーなどの 間 接 的 な セックスサービス 施 設 の 大 きな 増 加 がある(マッサージパーラーは 1998 年 の 8000 軒 から 2003 年 には1 万 2,200 軒 に 増 加 した) バンコクだけでも 3 万 4,000 人 の 女 性 がそのような 非 売 春 施 設 的 環 境 で 2003 年 に 売 春 を 行 っていた 100%コンドームプログラムアプローチを 用 いて この 形 態 のセックスワークを 規 制 することは 難 しく セックスワーカー 自 身 の 知 恵 と 潜 在 的 連 帯 性 を 利 用 するアウトリーチプロ グラムの 方 がこのような 人 々にアクセスするにはより 適 している(UNDP, 2004) タイにおける 流 行 は 10 年 前 と 比 較 しさらに 多 様 化 している セックスワーカーの 男 性 客 がその 妻 やガールフレンドに 感 染 させ その 結 果 年 間 新 規 HIV 感 染 件 数 の 半 数 がコンドームの 使 用 傾 向 が 非 常 に 低 い 婚 内 あるいは 決 まった 相 手 との 関 係 の 中 で 発 生 している(タイ HIV/AIDS ワーキン グループ 予 測 2001) 一 般 的 に 言 って より 多 くの 若 いタイ 人 特 に 女 性 が 婚 前 交 渉 を 行 ってい る 彼 らの 間 でも コンドームの 使 用 が 常 に 行 われているわけではなく 性 的 に 活 動 的 な 若 い 人 々 の 中 でコンドームを 常 用 している 人 の 割 合 は わずか 20%~30%に 過 ぎない (Punpanich など 2004; UNDP, 2004) 男 性 間 のセックスも 一 般 的 に 見 過 ごされているタイにおける 流 行 の 一 局 面 である バンコクに おける 最 近 のある 研 究 では MSM の 中 の 17%が HIV 陽 性 であり 彼 らのほぼ4 分 の1が 調 査 前 6ヶ 月 間 に 女 性 とも 性 交 渉 をもっていた(Van Griensven など, 2005) さらに タイにおける 流 行 で 軽 視 されている 側 面 が IDU が 演 じる 役 割 である IDU とセック スワーカー 間 の HIV 感 染 の 状 況 を 比 較 してみると 2つのトレンドが 浮 かび 上 がる HIV に 感 染 しているセックスワーカーの 割 合 は 1995 年 以 降 大 きく 減 少 した しかし IDU 間 では それとは 逆 の 現 象 が 発 生 しているのである IDU の HIV 陽 性 率 は 同 国 のすべての 地 域 で 上 昇 し 北 部 地 区 では 61%にも 達 しており(2000 年 ) バンコク 中 央 部 及 び 南 部 でも 2003 年 45% 以 上 となっ ている(Poshyachinda, 2005) この 10 年 間 に 発 生 した5 件 に1 件 の 新 規 HIV 感 染 が 安 全 でない 注 41

47 UNAIDS/WHO 射 器 による 薬 物 使 用 に 起 因 するものだと 推 測 されている(タイ HIV/AIDS ワーキングループ 予 測 2001) しかし タイにおける 予 防 施 策 でこの 領 域 に 焦 点 を 当 てているのは ごく 一 部 分 である インドネシアで 見 られるように 刑 務 所 への 収 監 がタイの IDU 間 でも HIV 感 染 の 大 きなリスク 要 因 となっているように 思 われる 同 国 北 部 では IDU の4 分 の1 以 上 (27%)が 薬 物 売 買 及 び 使 用 を 止 めさせようとする 政 府 による 特 別 施 策 実 施 前 にすでに 収 監 経 験 があると 述 べている(MAP, 2005a) 収 監 された 経 験 のない IDU では HIV 陽 性 率 は 20%であった しかし 収 監 され 刑 務 所 内 で 注 射 器 により 薬 物 を 使 用 したと 答 えている 者 の HIV 陽 性 率 は 49%であった これらのデー タは 多 くの IDU が 刑 務 所 内 で HIV に 感 染 した 可 能 性 が 高 いことを 示 している 別 のタイにおけ る 調 査 では 刑 務 所 に 送 られる 前 の 警 察 の 拘 置 施 設 における 不 潔 な 注 射 針 の 使 用 が HIV 感 染 の 可 能 性 を2 倍 に 高 めていたことも 示 されている(Buavirat A など 2003) 1990 年 代 にカンボジアやタイが HIV の 感 染 拡 大 を 防 止 するための 戦 略 を 計 画 し 導 入 しつつあっ た 最 中 に 別 の 深 刻 な 流 行 が 隣 国 のミャンマーで 始 まりつつあった 同 国 では 予 防 努 力 が 限 定 的 であったため HIV が 最 初 は 最 もリスクが 高 いグループに そしてその 後 彼 らの 外 に 簡 単 に 拡 大 し てしまう 結 果 となった その 結 果 ミャンマーは この 地 域 で 最 も 深 刻 なエイズの 流 行 を 抱 える 国 となり 妊 婦 の HIV 陽 性 率 が 2004 年 には 1.8%に 達 したと 推 定 されている(ミャンマー 保 健 省 2004) HIV と 共 に 生 きる 女 性 の 多 くにとって 主 たる HIV 関 連 のリスクは 注 射 器 による 薬 物 使 用 や 売 春 により HIV に 感 染 した 夫 やボーイフレンドとの 無 防 備 なセックスであった セックスワー カー 間 の 常 に 高 い HIV 陽 性 率 がミャンマーにおける 流 行 を 悪 化 させている 検 査 を 実 施 したとこ ろ セックスワーカーの4 人 に1 人 (27%)が HIV 陽 性 であることが 2004 年 に 判 明 しており セ ックスワーカーの 陽 性 率 は 1997 年 以 降 25%を 下 回 ったことはない 非 常 に 高 い HIV 陽 性 レベル が IDU の 間 でも 見 つかっており 2004 年 には ラショーの IDU の 60%が HIV 陽 性 と 判 定 されて おり ミチナーでは 47% 同 国 の 主 要 都 市 であるヤンゴンとマンダレーでもそれぞれ 25% 30% を 記 録 している 2004 年 度 の 国 全 体 の IDU 間 の HIV 陽 性 率 は 34%となっており 2001 年 からは 低 下 している(ミャンマー 保 健 省 2004 年 及 び 2005 年 ) 近 年 になって 予 防 努 力 は 強 化 されたが HIV は よりリスクが 低 い 人 口 集 団 の 間 で 広 範 に 拡 大 し ている (29 のうち)8カ 所 の 標 識 サーベイランス 拠 点 における 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 3%を 超 えて おり また その 他 の 性 感 染 症 の 治 療 を 求 める 男 性 の HIV 陽 性 率 は 2003 年 多 くの 施 設 で 5% を 上 回 っている また ヤンゴン 及 びマンダレーでは 軍 隊 新 規 加 入 者 の 各 々1.4% 1.8%が HIV 42

48 AIDS epidemic update: December 2005 に 感 染 していることが 判 明 している(ミャンマー 保 健 省 2004 年 ) 若 い 男 性 の 中 の 相 当 の 割 合 の 者 が 買 春 を 頻 繁 に 行 っているが 商 業 的 セックスにおけるコンドーム 使 用 率 に 関 する 国 レベルのデ ータはない 現 在 利 用 可 能 な 限 定 的 な 行 動 に 関 する 情 報 からは 不 鮮 明 な 状 況 しか 浮 かび 上 がって こないが 2001 年 に 始 まった 100%コンドームプログラム(2004 年 までに 58 の 町 で 導 入 された と 言 われている)がある 程 度 は 浸 透 している 可 能 性 もある(Thwe, 2004) しかし アジア 地 域 全 体 でも 最 も 深 刻 なものにすでになってしまっているエイズの 流 行 にミャンマーが 対 処 しようとする ならば はるかに 強 力 な 予 防 施 策 (IDU のための 包 括 的 プログラムも 含 め)が 求 められるであろう 2004 年 妊 産 婦 診 療 所 を 利 用 する 女 性 の 国 家 レベルの HIV 陽 性 率 の 中 央 値 は 1.5%であった(バ ゴーの 0%からムセの 5%まで) ほとんどの 都 市 部 で 陽 性 率 は 過 去 5 年 間 きわめて 一 定 しているが 15~19 歳 までの 若 者 の 間 では 明 らかな 減 少 が 見 られる 軍 隊 への 新 規 加 入 者 のHIV 感 染 率 は 1998 年 以 来 1.4% 及 び 2.5%の 間 になっていたが 2004 年 初 頭 には 1.6%を 記 録 していた(ミャンマー 保 健 省 2004 年 ) アジア 地 域 の 国 々は 大 規 模 かつ 包 括 的 な 予 防 サービスを 最 もそれを 必 要 とする 人 々に 対 して 提 供 することを 選 択 した 国 々の 事 例 に 留 意 する 必 要 がある アジアのほとんどの 国 が 大 規 模 な 流 行 を 食 い 止 める 機 会 を 有 している 国 家 レベルの 成 人 HIV 陽 性 率 が1%を 大 きく 下 回 るバングラデシュでは 流 行 の 初 期 の 段 階 で HIV 予 防 プログラムを 創 始 している 的 を 絞 った 予 防 努 力 が 功 を 奏 したこともあり 女 性 セックスワーカーの HIV 陽 性 率 は 低 いままであり( 異 なる 複 数 の 標 識 サーベイ 拠 点 で 0.2~1.5%) その 他 の 性 感 染 症 の 陽 性 率 も 1999 年 の 30%から 2002 年 の 10%に 低 下 した(バングラデシュ 保 健 及 び 家 族 福 祉 省 2004) し かし よりスピードの 速 い HIV 感 染 を 予 防 しようとするのであれば これらのイニシアチブの 質 を 向 上 させ 対 象 範 囲 を 拡 大 する 必 要 がある バングラデシュのセックスワーカーは 南 アジアの 他 のどの 国 よりも 高 い 顧 客 回 転 率 を 記 録 しており 商 業 的 セックスにおけるコンドームの 常 用 は 稀 である( 地 域 によって 0~12%のセックスワーカーが 新 規 客 に 対 してコンドームを 使 用 すると 答 えている) さらに リスクの 高 い 注 射 器 による 薬 物 使 用 が IDU 間 の HIV 感 染 レベルを 2000 ~2001 年 から 2002~2003 年 にかけて 1.7%から 4%へと 上 昇 させた 3 地 域 の 少 なくとも 約 半 数 の IDU が 最 近 薬 物 を 注 射 した 際 に 不 潔 な 器 具 を 使 ったと 述 べていることを 考 慮 すれば これらの HIV 感 染 トレンドは 継 続 するものと 思 われる 実 際 に 同 国 首 都 ダッカのある 地 域 では 2003 ~2004 年 の 調 査 でIDUの9%がHIV 陽 性 であることが 判 明 した( 同 市 のIDU 全 体 の 陽 性 率 は4%) ( 保 健 家 族 福 祉 省 2004 年 ) IDU の 多 く( 地 域 によっては5 人 に1 人 )が 買 春 を 行 い 買 春 を 行 う 者 の 間 では 10 人 に1 人 未 満 の 者 しか 調 査 前 年 の 商 業 的 セックスの 最 中 にコンドームを 常 用 し ていなかった( 保 健 及 び 家 族 福 祉 省 2004 年 ) 一 方 フィリピンの 国 家 レベルの 成 人 HIV 陽 性 率 は リスクが 高 い 人 々の 間 でも 低 いままであ る(Mateo など 2004) しかしながら 商 業 的 セックスにおけるコンドームの 使 用 が 滅 多 に 行 わ れず( 特 に 売 春 施 設 を 拠 点 としないセックスワーカー 間 で) 性 感 染 症 の 陽 性 率 が 上 がり 続 け ある 地 域 では IDU 間 の 不 潔 な 注 射 針 の 使 用 率 が 高 いことが 明 らかになっていることから(セブ 市 では 77%) この 趨 勢 が 変 化 するかもしれない 兆 候 もある(Mateo など 2004;Wi など 2002;フィ リピン 保 健 省 2003) 性 感 染 症 を 日 常 的 にスクリーニングする 強 力 なシステムや セックスワー カーのためのその 他 の HIV 予 防 サービスが セックスワーカー 間 の HIV 感 染 を 低 く 抑 える 一 助 と なってきた 可 能 性 がある(MAP, 2005b) しかしながら 同 国 の 対 応 策 には 複 数 のギャップが 残 存 している たとえば エイズに 関 する 情 報 及 び 教 育 施 策 を 強 化 する 必 要 があり 2003 年 に 実 施 さ れた 大 規 模 調 査 では 回 答 者 の 90% 以 上 が HIV 陽 性 の 人 と 一 緒 に 食 事 をすることで HIV に 感 染 すると 未 だ 考 えていることが 判 明 している 43

49 UNAIDS/WHO ラオス 人 民 民 主 共 和 国 でも 同 様 の 状 況 が 明 らかであり HIV 発 生 件 数 の 約 3 分 の2が2つの 地 域 で 発 生 している( 首 都 のビエンチャンとサワンナケート) 全 国 的 な HIV 陽 性 率 は 依 然 として 低 い が 2~3の 危 険 な 兆 候 も 見 られる 性 的 なサービスも 提 供 する 場 所 で 働 いている 女 性 の 間 での 淋 病 陽 性 率 は 高 く(13~14%) ビエンチャン 及 びサワンナケートでは 女 性 の 約 1%が HIV 陽 性 で あった(Phimphachanh 及 び Sayabounthavong 2004) 最 近 行 われたある 調 査 によれば ビエン チャンでは 若 い 男 性 が 近 年 より 性 的 に 活 動 的 になっている 彼 らの 約 60%が 2004 年 前 半 に2 人 以 上 の 女 性 のパートナーを 約 10%が1 人 以 上 の 男 性 パートナーを さらに 30% 以 上 が 少 なく とも1 回 買 春 を 行 っている(Toole など 2005) MSM の 大 多 数 は 女 性 ともセックスをしている これらの 調 査 結 果 は 性 感 染 症 の 治 療 サービス 向 上 も 含 む 包 括 的 な HIV 予 防 戦 略 の 必 要 性 を 示 し ている 日 本 では 年 間 HIV 感 染 報 告 数 が 1994~1995 年 から 倍 増 しており 2004 年 には 今 日 までで 最 も 高 い 780 件 に 達 した この 趨 勢 の 大 部 分 は MSM 間 の 感 染 増 大 に 起 因 するものである 2004 年 男 性 間 のセックスが 新 規 HIV 感 染 報 告 数 の 60%を 占 めていた また その 年 の 総 報 告 数 の 約 3 分 1が 30 歳 未 満 の 若 者 の 感 染 であり 若 い 男 女 における 性 行 動 の 活 発 化 および 安 全 でないセッ クスの 増 加 についての 以 前 に 発 表 された 報 告 と 一 致 するように 思 われる(Ono-Kihara など 2001 Nemoto, 2004) 対 応 の 遅 れは 許 されない アジア 地 域 の 国 々は 大 規 模 かつ 包 括 的 な 予 防 サービスを 最 もそれを 必 要 とする 人 々に 対 して 提 供 することを 選 択 した 国 々の 事 例 に 留 意 する 必 要 がある これらのすべての 場 合 で プログラムは 最 も 多 数 の 新 規 感 染 を 引 き 起 こしている 行 動 や 状 況 に 焦 点 を 当 てたものとなっていた つまり セ ックスワーカー( 男 女 )とその 客 が HIV の 感 染 から 自 らの 身 を 守 る 方 法 を 知 り 客 たちがコンド ームを 容 易 に 入 手 し しかも 彼 らがコンドームを 常 用 するよう 求 められる 環 境 づくりが 必 要 だと いうことである セックスワーカーも 高 い 質 の 性 感 染 症 サービスを 定 期 的 に 利 用 できるようにする 必 要 がある IDU も ハームリダクションや 薬 物 中 毒 治 療 サービスを 利 用 しやすくし また プロ グラムは 注 射 による 薬 物 使 用 と 商 業 的 セックスの 結 びつきの 問 題 に 取 り 組 まなければならない さらに 政 治 的 法 的 制 度 的 環 境 が 最 もリスクに 曝 されている 人 に 対 する 適 切 な HIV 予 防 サ ービスの 提 供 を 支 援 しなければならない エイズの 流 行 状 況 は 初 期 の HIV の 感 染 をなんとか 食 い 止 めた 国 も 含 め 複 数 のアジア 諸 国 で 現 在 変 化 しつつある 初 期 の 流 行 を 食 い 止 めた 国 たとえばカンボジアやタイは 変 化 する 流 行 状 況 により 積 極 的 に 取 り 組 む 必 要 がある そのためには 感 染 リスクが 高 く これまで 多 くの 国 々の 対 応 策 の 中 で 主 な 対 象 とされてこなかった 集 団 (IDU 売 春 施 設 を 拠 点 としない 者 も 含 むセックス ワーカー MSM など)における HIV 感 染 防 止 効 果 のあるプログラムを 企 画 し 実 施 することが 求 められる インドネシアとパキスタンにとっては 時 間 が 非 常 に 重 要 である 両 国 ともに 深 刻 な HIV の 流 行 を 避 けようと 思 えば 緊 急 にその 対 応 を 強 化 する 必 要 がある 一 方 で 流 行 が 長 期 間 続 いてい るその 他 の 国 では 非 常 に 多 くの 感 染 者 に 治 療 とケアを 提 供 するというさらなる 課 題 も 存 在 する 2005 年 アジアで 抗 HIV 療 法 を 必 要 としている 人 の 数 は 世 界 で2 番 目 に 多 い 110 万 人 と 推 定 さ れている 治 療 提 供 は 2004 年 初 頭 よりもかなり 拡 充 し 2005 年 中 盤 時 点 では 5 万 5,000 人 か ら 15 万 5,000 人 へとほぼ3 倍 となった この 治 療 拡 大 の 大 部 分 は タイ( 抗 HIV 薬 を 必 要 とする 人 々の 半 数 以 上 が 得 ている)と 中 国 における 強 力 な 施 策 に 起 因 するものである しかし 治 療 を 必 要 としている 約 85%の 人 々は 2005 年 中 旬 時 点 で 未 だ 治 療 を 受 けておらず きわめて 大 きな 課 題 が 未 解 決 のまま 残 されていることになる( 国 連 エイズ 行 動 計 画 /WHO, 2005) 44

50 東 欧 中 央 アジア AIDS epidemic update: December 2005 HIV/AIDS に 関 する 推 計 値 特 徴 2003 年 末 現 在 および 2005 年 末 現 在 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 女 性 の 感 染 者 数 新 規 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 成 人 HIV 陽 性 率 (%) AIDS による 死 亡 者 数 ( 成 人 子 供 ) 2005 年 160 万 [ 万 ] 2003 年 120 万 [ 万 ] 44 万 [30-62 万 ] 27 万 [14-61 万 ] 0.9 [ ] [ ] 31 万 [21-43 万 ] 27 万 [ ] 0.7 [ ] [ ] 東 欧 と 中 央 アジアの 流 行 は 拡 大 を 続 けており かつてないほど 広 い 地 域 に 大 きな 影 響 を 与 えてい る 2005 年 この 地 域 の HIV 感 染 者 数 は 推 定 160 万 人 (99 万 -230 万 人 )で その 数 は 10 年 足 らずでほぼ 20 倍 になっている 2005 年 にエイズによって 命 を 奪 われた 人 々は 2003 年 のほぼ 2 倍 の 62,000 人 (39,000-91,000 千 人 ) 昨 年 1 年 間 に 新 たに HIV に 感 染 した 人 の 数 はおよそ 27 万 人 (14 万 -61 万 人 )である また HIV 感 染 者 の 大 部 分 が 若 者 であり 2000 年 から 2004 年 の 間 に 報 告 された 感 染 者 のうち 75%が 30 歳 未 満 の 若 者 だった ちなみに 西 欧 諸 国 ではこの 割 合 は 33%である (Euro HIV, 2005) 流 行 の 傾 向 が 変 化 してきている 国 がいくつかある 新 たに HIV 陽 性 と 診 断 される 人 々のなかで 性 行 為 による 感 染 が 増 加 している 2004 年 に 報 告 された 感 染 者 数 のうち 無 防 備 なセックスによる 感 染 が 占 める 割 合 は カザフスタンとウクライナでは 30% 以 上 ベラルーシとモルドバ 共 和 国 では 45% 以 上 だった(Euro HIV, 2005) 女 性 の 感 染 も 増 えており その 多 くが 薬 物 注 射 で HIV に 感 染 した 男 性 パートナーからの 感 染 だった HIV 感 染 者 のほとんどはロシア 連 邦 とウクライナに 集 中 している ウクライナでは 年 々 新 たに HIV 感 染 する 人 々の 数 が 増 加 しており ロシアはヨーロッパのなかで 最 もエイズの 流 行 が 深 刻 な 国 となっている いまや この 2 つの 国 における 流 行 は 予 防 および 治 療 とケアへの 大 きなチャレン ジになっている HIV はトルクメニスタンを 除 く 旧 ソ 連 の 国 々に 集 中 している トルクメニスタンでは HIV の 流 行 に 関 する 情 報 がほとんどない 中 央 アジアやコーカサス 地 方 の 国 々は 流 行 の 初 期 にあると 思 われ る また 危 険 な 行 為 が 広 く 行 われている 南 東 ヨーロッパでは 予 防 対 策 を 強 化 しないかぎり 流 行 がその 勢 いを 強 める 可 能 性 がある ロシア 連 邦 2004 年 末 現 在 ロシア 連 邦 で 公 式 に 報 告 された HIV 感 染 者 数 は 約 30 万 人 である(ロシア 連 邦 エイズ センター 2005;Euro HIV, 2005) しかし 実 際 の 数 はもっと 多 く 2003 年 末 現 在 の HIV 感 染 者 数 は 86 万 人 (42 万 -140 万 人 )と 推 計 される(UNAIDS, 2004) 2001 年 から 2003 年 にかけて 新 規 感 染 者 登 録 数 は 激 減 した( HIV/AIDS 最 新 情 報 2004 年 末 現 在 を 参 照 )が

51 UNAIDS/WHO 年 になって34,000 人 近 くの 感 染 者 が 報 告 され それまでの 減 少 傾 向 に 終 止 符 が 打 たれた(Euro HIV, 2005) しかし 過 去 に 見 られた 報 告 数 の 減 少 は 流 行 の 現 実 の 衰 えを 反 映 したものではないらしい HIV 検 査 方 針 の 変 更 によって IDU や 受 刑 者 などリスクの 高 い 行 為 を 行 う 人 口 集 団 の 検 査 受 検 数 が 減 少 したのである(Pokrovsky, 2005) 若 者 が 新 たな HIV 感 染 の 矢 面 に 立 っている 毎 年 新 たな HIV 感 染 者 の 4 分 の 3 を 15 歳 から 29 歳 の 年 齢 層 が 占 めている(Pokrovskiy, 2005;Euro HIV, 2005;Field, 2004) ロシアにおける 流 行 の 中 心 は IDU の 若 者 である 2004 年 末 現 在 国 内 で 公 式 に 報 告 されている IDU の 数 は 34 万 人 であるが 実 際 の 数 はこの 4 倍 から 10 倍 だと 考 えられている( 消 費 者 の 権 利 と 福 祉 に 関 するロ 若 者 が 新 たな HIV 感 染 の 矢 面 に 立 っている シア 連 邦 サービス 2005;UNODC, 2005) ロシアでは 流 行 の 初 期 から 2004 年 上 旬 の 時 点 で 報 告 された 累 積 感 染 者 の 80% 以 上 が IDU である(ロシア 連 邦 エイズ センター 2004) 安 全 でない 薬 物 注 射 による 感 染 がまだ 大 部 分 を 占 めている IDU の 30-40%が HIV 感 染 の 可 能 性 を 高 める 行 為 である 清 潔 でない 注 射 針 や 注 射 器 の 使 用 を 行 っている その 結 果 IDU に HIV 感 染 が 広 が っている 地 域 がまだいくつか 報 告 されている サンクトペテルブルクで 最 近 行 われた 2 つの 調 査 で は IDU の 30% 以 上 が HIV 陽 性 だった(Verevochkin など 2005) また チェルノフツイとベ リキー ノブゴロドという 2 つの 地 方 都 市 では IDU の 陽 性 率 はそれぞれ 12%と 15%と 報 告 され ている(Smolskaya など 2005) チェルノフツイでは 73%の IDU が 他 人 の 使 った 注 射 針 や 注 射 器 を 使 いまわす(Smolskaya など 2005)など 危 険 な 行 為 が 非 常 に 多 いことを 考 えれば これ らの 数 字 はとくに 驚 くべきものではない これらと 著 しい 対 照 をなすのが 2003 年 から 2004 年 にかけて 北 西 部 のプスコフと 北 東 部 のトム スクで 行 われた ハームリダクション プログラムの 結 果 報 告 である 1998 年 に 始 まったプスコフ のプログラムの 利 用 者 は 市 内 の IDU の 約 80%で トムスクのプログラムは 最 近 始 まったばかりと いうこともあり 利 用 率 は 10%ほどである プスコフとトムスクでハームリダクション プログラ ムを 利 用 している IDU のうち 調 査 の 前 月 に 清 潔 でない 注 射 器 を 使 用 したのはそれぞれ わずか 6%と 8%だった これに 対 して プログラムを 利 用 していない IDU では プスコフで 19% トム スクで 30%と ハームリダクション プログラムのないノブゴロドの 31%とおなじくらい 高 い プ ログラムの 利 用 者 ではコンドームの 使 用 率 も 高 く 最 近 のセックスでコンドームを 使 ったプログラ ム 利 用 者 の 割 合 は プスコフで 43%( 非 利 用 者 では 28%) トムスクでは 58%( 同 30%)である プスコフとトムスクのIDUのHIV 感 染 レベルは ノブゴロドの14.7%に 比 べると それぞれ0.3% 2.1%と 大 幅 に 低 い(Eroshina など 2005a) 同 様 の 所 見 が ロシア 連 邦 の 15 都 市 で 行 われてい るハームリダクション プログラムのアセスメントに 共 通 して 見 られる 1 つの 例 外 を 除 いて 清 潔 でない 注 射 器 を 使 用 している IDU の 割 合 はプログラムの 非 利 用 者 より 利 用 者 のほうが 低 く そ の 差 が 非 常 に 大 きいところもある 受 刑 者 の 予 防 イニシアチブを 導 入 しようという 動 きはあるものの ロシアの 刑 務 所 内 の HIV 陽 性 率 は 極 端 に 高 い 受 刑 者 の HIV 陽 性 率 は 一 般 人 口 の 少 なくとも 4 倍 である (ロシア 法 務 省 更 正 局 およびロシア 連 邦 エイズ センター 2004) モスクワの 少 年 院 の 収 容 受 刑 者 ホームレス 一 時 収 容 所 に 収 容 されている 女 性 を 対 象 とした 最 近 の 研 究 では 少 女 の 半 数 以 上 一 時 収 容 所 の 女 性 の 3 分 の 2 ホームレス 女 性 の 4 分 の 3 が 性 感 染 症 に 感 染 していた HIV の 陽 性 率 は 男 性 収 容 者 で 2.9% 女 性 収 容 者 では 4% ホームレスの 女 性 では 1.8%だった HIV 陽 性 者 のほとんどが 無 防 備 な 売 買 春 あるいは 薬 物 注 射 で 感 染 したと 思 われる 46

52 AIDS epidemic update: December 2005 このような 人 口 集 団 の HIV 陽 性 率 は 一 般 人 口 に 比 べて 30 倍 から 120 倍 も 高 く モスクワの IDU の 陽 性 率 (6%)と 比 べても 大 幅 に 低 くはない (Shakarishvili など 2005) 2004 年 から 始 まっ た 薬 物 政 策 の 改 革 で ロシアの 薬 物 関 連 法 にも 変 化 が 見 られる ( 以 前 の 法 律 では 禁 止 薬 物 を 少 量 所 持 していただけでも 実 刑 判 決 が 下 りることもあった) 3 万 2 千 人 以 上 の 違 反 者 が 釈 放 されたり 減 刑 されたりしたことが 刑 務 所 や 留 置 所 での HIV 感 染 の 減 少 につながっている 一 方 で 流 行 は 拡 大 している IDU の 多 くは 性 的 に 活 発 である HIV に 感 染 すれば その 多 くが 安 全 なセックスをしないため 行 きずりの 相 手 や 決 まったパートナーに 感 染 させてしまう 可 能 性 が ある トリアッティおよびニズニイ ノブゴロドでの 調 査 では 男 性 IDU の 80% 以 上 が 調 査 前 月 のセックスでコンドームを 常 時 使 用 していなかったという 結 果 が 出 た(Lowndes など 2002; Filatov および Suharsky 2002;Rhodes など 2004) チェルノフツイとベリスキー ノブゴロ ドでは 性 的 に 活 発 な IDU のほぼ 半 数 が 行 きずりの 相 手 とのセックスでコンドームを 使 用 して いなかった(Smolskaya など 2005) 結 果 として 性 感 染 が 増 加 し 2001 年 には 報 告 された HIV 感 染 のなかで 性 感 染 が 占 める 割 合 は 6%だったが 2004 年 には 25%になった( 消 費 者 の 権 利 保 護 と 福 祉 に 関 するロシア 連 邦 サービス 2005) 女 性 の HIV 感 染 も 増 加 している ロシアの HIV 感 染 者 の 大 部 分 は 男 性 だが 累 積 感 染 者 報 告 数 の 38%は 女 性 であり これはかつてない 高 い 割 合 である 妊 婦 の HIV 感 染 レベルも 1998 年 の 0.01% 以 下 から 2003 年 には 0.11%になった 流 行 の 初 期 段 階 には 感 染 が IDU に 集 中 していたが 現 在 ではセックスワーカーとその 客 に 広 がっている そのほかにもいくつかの 要 素 が 異 性 間 の 性 行 為 による 感 染 の 増 加 に 寄 与 している そのほとん どが 社 会 経 済 的 な 変 化 から 生 じたもので 性 産 業 の 拡 大 やインフォーマル 経 済 にかなりの 数 の 移 動 労 働 者 (その 大 部 分 が 女 性 )が 出 現 したこと 仕 事 を 求 めて 移 動 する 女 性 の 増 加 などが 挙 げられる 流 行 が 女 性 に 広 がっていく 傾 向 は 若 者 にも 顕 著 である 2004 年 に 報 告 された 新 たな 感 染 者 のうち 10 代 後 半 (15 歳 から 20 歳 )の 女 性 が 占 める 割 合 は 同 年 代 の 男 性 に 比 べて 大 きかった このなかに は 薬 物 注 射 による 感 染 もあり 女 性 の IDU は 過 去 10 年 間 で 急 増 している それでも 女 性 の 感 染 経 路 の 多 くは HIV 陽 性 男 性 との 無 防 備 なセックスによるものである( 消 費 者 の 権 利 保 護 と 福 祉 に 関 するロシア 連 邦 サービス 2005) 流 行 の 初 期 段 階 には 感 染 が IDU に 集 中 していたが 現 在 では セックスワーカーとその 客 に 広 がっている また IDU の 行 きずりの 相 手 や 決 まったセックスの 相 手 (IDU ではない)にも 広 がっている このように 流 行 が 新 たな 段 階 を 迎 えているのは カリーニングラード クラスノダルスキー ク ライ ニズニイ ノブゴロド トベリなど 早 い 時 期 に HIV 感 染 が 報 告 された 都 市 である しか し モスクワやノブゴロド オレンブルグ ロストフ ヴォルゴグラードといった 都 市 や チェチ ェン 共 和 国 イングーシ カバルディノ バルカルスクといった 比 較 的 流 行 の 歴 史 が 浅 いところ でも このような 傾 向 が 見 られる このような 都 市 では 2004 年 に 新 たに 報 告 された HIV 感 染 者 の 半 数 以 上 が 無 防 備 なセックスによる 感 染 だった( 消 費 者 の 権 利 保 護 と 福 祉 に 関 するロシア 連 邦 サービス 2005) 近 年 セーフ セックス キャンペーンが 増 えてきてはいる しかし 若 者 を 対 象 にしてモスクワで 行 われた 調 査 は このようなキャンペーンを 数 と 規 模 の 両 面 でもっと 拡 大 し なければ 成 果 が 生 まれないことを 示 唆 している この 調 査 では 性 的 行 動 の 変 化 が 見 られないばか りか 20 代 の 若 者 のコンドーム 使 用 がわずかに 減 少 したことが 明 らかになった(FOCUS-MEDIA 公 衆 衛 生 および 社 会 開 発 財 団 2005) 47

53 UNAIDS/WHO 一 方 HIV 陽 性 の 母 親 から 生 まれる 子 どもの 数 も 増 加 しており 母 子 感 染 の 予 防 が 優 先 事 項 とな っている HIV 陽 性 の 妊 婦 数 は 過 去 6 年 間 で 激 増 し HIV 陽 性 の 母 親 から 生 まれた 子 どもの 数 は 現 在 13,000 人 となった(ロシア 連 邦 エイズ センター 2005) HIV 陽 性 の 母 親 とその 子 どもは 医 療 者 をはじめ 社 会 から 差 別 を 受 けていることが 最 近 の 調 査 で 明 らかになっている(ヒューマン ライト ウォッチ 2005 年 ) IDU やそのセックスの 相 手 またセックスワーカーとその 客 に 有 効 な 予 防 対 策 を 拡 大 しなけれ ば ロシア 連 邦 の 流 行 は 今 後 も 拡 大 を 続 けるだろう HIV と 薬 物 注 射 に 複 合 的 に 取 り 組 む 包 括 的 な 対 応 を とくに 若 者 向 けに 行 うことが 急 務 である 薬 物 使 用 の 予 防 薬 物 治 療 サービス ハームリ ダクション プログラム( 注 射 針 交 換 代 替 治 療 コンドームなど)といった 薬 物 に 関 連 するサー ビスは このような 対 応 の 核 となる 薬 物 使 用 者 が 多 いにもかかわらず いまだ 薬 物 使 用 者 の HIV 感 染 が 少 ない 地 域 にも このような 対 策 を 実 施 すべきである これまで 報 告 された HIV 感 染 者 の 半 数 以 上 が 集 中 している 10 の 地 域 を 越 えて 予 想 通 り 流 行 の 勢 いは 強 くなっている かくれんぼ ロシアの 流 行 は 1990 年 代 の 社 会 経 済 的 および 社 会 政 治 的 な 激 動 に 端 を 発 しており 驚 くべき 数 の IDU が HIV 感 染 の 流 行 の 原 動 力 となった そして IDU のほとんどが 失 業 中 の 若 者 だっ た これまでに 報 告 されている HIV 感 染 者 の 80% 以 上 が IDU で その 大 部 分 が 長 期 にわたる 薬 物 使 用 者 である 薬 物 注 射 を 短 期 間 試 してやめる 者 もいれば 薬 物 依 存 に 陥 ってしまう 者 もい る 例 えば トリアッティ 市 で 調 査 に 参 加 した IDU の 薬 物 使 用 年 数 は 5 年 以 上 が 半 数 3 年 から 5 年 が 4 分 の 1 だった(Rhodes など 2004a) 統 計 によっても 異 なるが ロシア 国 民 の 少 なくとも 1% おそらく 実 際 には 2%ほどが 薬 物 注 射 を 行 っており その 割 合 は 30 歳 未 満 の 男 性 で 5-8%くらいだと 推 定 される(Molotilov 2003) 1990 年 代 後 半 からロシアの 薬 物 注 射 は 自 家 製 薬 物 の 注 射 から ヘロイン 粉 末 の 注 射 に 移 行 してきた しかし 集 団 で 薬 物 注 射 を 行 う 行 為 つまり 注 射 器 具 を 何 度 も 利 用 するという 行 為 は 続 いている フロント ローディング バック ローディング と 呼 ばれる 薬 物 を 注 射 器 から 別 の 注 射 器 に 移 す 行 為 も 続 いている(Rhodes など 2004a) これらの 行 為 は HIV 感 染 の 可 能 性 を 飛 躍 的 に 高 めるものである 注 射 針 や 注 射 器 に 簡 単 にアクセスできれば HIV 感 染 する 可 能 性 が 低 くなるのは 世 界 中 で 十 分 にエビデンスのある 事 実 である(Rhodes など 2004a;Des Jarlais など 2002;Gibson など 2001) 前 述 のトリアッティ 市 での 調 査 では 薬 局 で 注 射 器 具 を 購 入 している IDU は 友 人 や 他 の IDU から 注 射 器 具 を 手 に 入 れている IDU に 比 べて 清 潔 でない 注 射 針 や 注 射 器 を 使 用 したり 使 用 させたりする 割 合 が 12 倍 も 低 いことがわかっている(Rhodes など 2004a) 近 年 国 内 で 注 射 器 交 換 プロジェクトが 増 えているが 流 行 の 勢 いに 追 いつくほどの 数 のプロジ ェクトは 行 われていない 薬 局 で 注 射 器 具 を 購 入 するのは 合 法 であるにもかかわらず 多 くの IDU が 清 潔 でない 注 射 器 具 を 使 用 し 続 けている 警 察 の 活 動 方 針 が 清 潔 でない 注 射 器 の 使 用 の 助 長 に 結 びついている 5 つの 都 市 で 行 われた 調 査 では 注 射 器 交 換 プログラムを 利 用 する IDU の 40%が 警 察 とのもめごとを 避 けるために 注 射 器 を 携 帯 しないと 答 えている 世 界 中 の 調 査 をみても 警 察 の 存 在 が 表 に 出 れば 出 るほど IDU は 注 射 器 具 を 持 ち 歩 かなくなる 傾 向 にあ ることは 明 らかである 注 射 針 交 換 プログラムを 利 用 する 者 も 少 なくなり 危 険 な 注 射 行 為 が 増 加 することになる(Aitken など 2002;Grund 2001) 実 際 トリアッティ 市 では 薬 物 使 用 で 逮 捕 されたことのある IDU は 一 度 も 逮 捕 歴 がない IDU と 比 較 すると 清 潔 でない 注 射 器 を 使 用 する 割 合 が 高 くなっている このようなことからも IDU への 注 射 器 配 布 をさらに 拡 大 す る 必 要 があるのは 明 らかである また 同 時 にコミュニティ ベースの 薬 物 治 療 と 薬 物 使 用 予 防 サ ービスへのアクセスの 拡 大 も 行 うべきである これらの 実 施 には 長 期 的 に HIV 予 防 の 環 境 を 整 備 できるような 警 察 機 関 と 公 衆 衛 生 機 関 との 革 新 的 なパートナーシップの 構 築 が 必 要 となる (Rhodes など 2004a) 48

54 AIDS epidemic update: December 2005 例 えば タタルスタン 共 和 国 イワノヴォ 州 ペルミ 州 チュメニ 州 などで HIV 感 染 者 数 が 急 増 している( 消 費 者 の 権 利 保 護 と 福 祉 に 関 するロシア 連 邦 サービス 2005) これ 以 上 の 広 がりを 防 ぐためにもタイムリーな 予 防 対 策 が 必 要 である より 効 果 的 な 予 防 プログラムが 必 要 であると 同 時 に 社 会 的 に 無 視 されている 人 口 集 団 も 含 めて 国 内 の HIV 感 染 者 への 治 療 とケアサービスを 確 実 に 行 わなければならない この 方 面 の 歩 みは 遅 い 2005 年 半 ばまでに 抗 HIV 治 療 を 必 要 とする 人 のうち それを 受 けることができているのは 10% 未 満 (ほんの 4,000 人 から 6,500 人 )である(UNAIDS/WHO 2005) 流 行 の 深 刻 化 に 従 って 対 策 を 拡 大 していかなければならないという 認 識 を ロシア 政 府 も 徐 々に 高 めてきているようである ハームリダクション プログラム(その 大 半 が 最 も 流 行 が 深 刻 な 10 地 域 を 対 象 としたもの)と 薬 物 治 療 の 拡 大 には かなりの 国 際 的 な 基 金 が 用 意 されている しかし 薬 物 使 用 者 の 健 康 と 社 会 的 な 安 定 を 強 化 し 抗 HIV 治 療 のアドヒアランスを 高 めるメタドン 代 替 療 法 はまだ 違 法 で ハームリダクション プログラムはほとんど 存 在 しない それでも 2004 年 に 始 まった 薬 物 政 策 の 改 革 は 一 歩 前 進 だといえるだろう エイズへの 国 内 予 算 の 支 出 も 増 加 し 治 療 とケアをより 多 くの 人 に 提 供 するために 追 加 資 金 が 割 り 当 てられている HIV 感 染 者 も 含 めて さ まざまな 関 係 者 を 総 動 員 するためには より 強 力 な 国 としてのリーダーシップとエイズ 対 策 の 調 整 が 必 要 である ウクライナ ウクライナは 成 人 の HIV 陽 性 率 が 推 計 1.4%と 現 在 でもヨーロッパで 最 も 流 行 が 深 刻 な 国 で ある 安 全 でない 薬 物 注 射 と 無 防 備 なセックスに 煽 られて 流 行 はいまだ 衰 えを 見 せない 新 たに 報 告 される HIV 感 染 者 数 は 増 加 し 続 けており 2004 年 には 12,400 人 を 超 えた これは 2003 年 の 約 1 万 人 の 25% 増 2000 年 の 報 告 数 の 2 倍 である(ウクライナ エイズセンター 2005a;Euro HIV, 2005) しかも この 数 字 は 実 際 の 数 をかなり 下 回 っていると 推 定 される なぜなら 報 告 される 数 字 は 公 式 な 検 査 機 関 で 検 査 を 受 けた 人 のみを 対 象 としているからである HIV 感 染 者 数 の 3 分 の 2 が 南 部 および 東 部 ウクライナの 10 地 域 から 報 告 されている しかし 他 の 地 域 にも 流 行 は 急 速 に 拡 大 しており 新 たに 感 染 者 数 が 急 増 したのはそれまであまり 影 響 を 受 けていないとされていたウクライナの 中 央 部 だった タイムリーで 有 効 な 予 防 対 策 が 大 きな 規 模 で 49

55 UNAIDS/WHO 導 入 されなければ これらの 都 市 はもちろん その 他 の 地 域 でも 流 行 が 急 速 に 拡 大 する 危 険 がある 薬 物 使 用 が 広 く 行 われているため 薬 物 注 射 は 現 在 でもウクライナにおける 流 行 の 大 きな 要 因 で ある IDU の 新 たな HIV 感 染 は 引 き 続 き 増 えている(ウクライナ エイズセンター 2005) IDU のほとんどが 若 い 男 性 だが 2004 年 に 報 告 された HIV 感 染 者 のうち 23%は 女 性 だった 最 も 流 行 が 深 刻 な 8 地 域 で 行 われた 調 査 によれば IDU の HIV 陽 性 率 はオデッサで 58% シンフェロポリ で 59%である(ウクライナ エイズセンター 2005b) 現 在 でも IDU の 間 では 危 険 な 行 為 が 広 く 行 われている 最 近 の 全 国 調 査 から 清 潔 でない 注 射 器 具 の 使 用 や 無 防 備 なセックスをしない IDU は 20%に 過 ぎないことがわかった(ウクライナ 保 健 省 2005) より 安 全 な 行 為 を 行 っているのは ハームリダクション プログラムの 利 用 者 である コンドームを 常 用 し かつ 清 潔 でない 注 射 器 を 使 用 しないと 答 えたのは プログラム 利 用 者 では 24%で 非 利 用 者 の 16%と 比 べて 高 い(ウクライ ナ 保 健 省 2005) ハームリダクション プログラムは 現 在 HIV 陽 性 率 の 高 い 数 都 市 で 行 われて いる しかし これらのプログラムのカバレージはいまだに 低 い 推 定 56 万 人 の IDU のうち 10% しかハームリダクション プログラムを 利 用 できていない(Balakireva など 2003) IDU を 対 象 とした 代 替 治 療 のパイロットプログラムが 行 われているものの カバレージは 限 られている 受 刑 者 や MSM など 脆 弱 な 人 口 集 団 に 届 くような 努 力 がさらに 必 要 である 流 行 にさらに 弾 みをつけるのは IDU と 売 買 春 を 両 方 行 うことである オデッサでは 薬 物 注 射 をしているセックスワーカーの 67%が HIV 陽 性 だった ドネツク ルツク ポルトヴァ シンフ ェロポリでは この 割 合 は 35%から 50%である オデッサとドネツクの 薬 物 注 射 をしない 女 性 セッ クスワーカーの HIV 陽 性 率 は 17%と 低 い(ウクライナ エイズセンター 2005b) 性 行 為 によっ て 新 たに HIV に 感 染 した 人 の 割 合 は 1999 年 から 2003 年 には 14%だったが 2004 年 には 32%を 超 えた(ウクライナ エイズセンター 2005b) その 多 くが 薬 物 注 射 で HIV に 感 染 したと 思 わ れる 相 手 とのセックスによって 感 染 したと 思 われる しかし 薬 物 注 射 をしたことのない 相 手 との セックスによって HIV に 感 染 する 人 の 割 合 も 増 えてきている(Grund J-P など 2005) これは ウクライナの 流 行 が 一 般 人 口 にも 広 がっており 女 性 の 感 染 が 増 加 していることを 示 している 2004 年 に 報 告 された 新 たな 感 染 者 のなかで 女 性 の 占 める 割 合 は 42%である(ウクライナ エイズ センター 2005a) 結 果 として HIV 陽 性 の 母 親 から 生 まれる 子 どもの 数 も 増 加 し グラフ 16 に 示 すようにその 数 は 2004 年 に 2,200 人 を 超 えた(ウクライナ エイズセンター 2005a) しかし 母 子 感 染 予 防 に 関 しては 進 展 が 見 られる ウクライナにおける HIV の 母 子 感 染 の 可 能 性 は 2001 年 の 28%から 2003 年 には 10%と 低 下 が 見 られ 東 欧 諸 国 で 最 も 低 くなっている(ウクライナ 保 健 省 2005) 受 刑 者 や MSM など 脆 弱 な 人 口 集 団 に 届 くような 努 力 がさらに 必 要 である 2004 年 末 現 在 国 内 の 刑 務 所 の 受 刑 者 のうち 約 12,700 人 が HIV 陽 性 と 診 断 されている そのうち 3,500 人 がまだ 服 役 中 である 最 近 の 調 査 によれば 受 刑 者 の HIV に 関 する 知 識 は 乏 しく HIV 感 染 の 予 防 方 法 を 知 っていたのは 39%に 過 ぎなかった しかし 刑 務 所 における 予 防 プログラムを 利 用 できた 者 で は 67%が 予 防 法 に 関 する 知 識 があった(ウクライナ 保 健 省 2005 年 ) MSM の 間 の 流 行 は 受 刑 者 に 比 べてさらに 表 に 出 ないため 2004 年 に 男 性 間 の 性 行 為 で 感 染 したと 報 告 されたのはほんの 9 件 だった 実 際 には MSM の HIV 陽 性 率 は 非 常 に 高 い 可 能 性 がある MSM を 対 象 としたはじ めてのセンチネル サーベイランスによれば オデッサで 検 査 を 受 けた MSM の 25 人 中 7 人 ミ コライブで 22 人 中 2 人 が HIV 陽 性 だった(ウクライナ エイズセンター 2005b) MSM はエイ ズに 関 する 知 識 や 意 識 も 低 く 危 険 な 行 為 が 一 般 的 である 国 内 7 都 市 で 行 われた 調 査 では 前 回 の 男 性 とのセックスでコンドームを 使 用 したと 答 えた 男 性 は 全 体 の 55%だった(ウクライナ 保 健 省 2005) 受 刑 者 と MSM 向 けの 予 防 活 動 を 強 化 し 拡 大 する 必 要 がある 50

56 AIDS epidemic update: December 2005 パイロットプログラムによってより 安 全 な 行 動 が 行 われるようになった 地 域 もある しかし そ の 数 は 少 なく 規 模 も 小 さいため 流 行 の 大 きさの 前 では 風 前 の 灯 に 過 ぎない HIV 薬 物 注 射 性 的 な 危 険 行 為 という 三 者 に 総 合 的 に 取 り 組 むために 国 として 大 規 模 な 対 策 を 行 わなければエイ ズの 流 行 は 拡 大 し 続 けるだろう 治 療 へのアクセスの 拡 大 より 多 くのより 強 力 な 予 防 プログラムが 必 要 であると 同 時 に 急 増 する HIV 感 染 者 とくに 脆 弱 な 人 口 集 団 に 治 療 とケアを 提 供 していくことも 急 務 である ウクライナで 抗 HIV 治 療 を 必 要 としているのは 1 万 7 千 人 を 超 えると 推 定 されている(WHO 2005 年 ) 世 界 エイズ 結 核 マラリア 対 策 基 金 の 支 援 によって ウクライナ 国 内 の 抗 HIV 治 療 へのアクセスは 急 速 に 拡 大 し ている 2004 年 9 月 以 降 の 1 年 間 で 2,400 人 以 上 の 患 者 が 治 療 を 受 け 6 ヶ 月 後 の 生 存 率 は 90% だった このようなプログラムの 拡 大 が 急 務 である 2005 年 の 7 ヶ 月 間 で 国 内 のエイズによ る 死 亡 者 は 1,138 人 で この 数 はこれまでのエイズによる 死 亡 者 総 数 の 5 分 の 1 にあたる(ウ クライナ エイズセンター 2005a) 治 療 費 を 負 担 できるかどうかが 重 要 な 問 題 となるが ウ クライナの 抗 HIV 薬 ( 最 初 の 組 み 合 わせ)はヨーロッパでもっとも 安 く 患 者 1 人 当 たり 年 間 260US ドルである 抗 HIV 薬 の 価 格 を 低 く 保 てるかどうかによって 国 内 で 治 療 が 継 続 し アクセスが 拡 大 できるかどうかが 決 まる バルト 海 諸 国 でも 流 行 は 拡 大 を 続 けているが 2000 年 代 初 期 に 比 べるとそのペースは 遅 くなって きている 現 在 までに 報 告 された HIV 感 染 者 の 総 数 は 少 ない それにもかかわらず バルト 諸 国 で 最 も 流 行 が 深 刻 なエストニアでは 感 染 者 数 が 2001 年 末 から 2004 年 のあいだに 2 倍 の 4,442 人 となった 1999 年 まで 年 間 報 告 数 は 10 数 件 に 留 まっていたが 2004 年 になってその 数 は 743 と 急 増 している 女 性 の 感 染 者 数 も 増 えており 2004 年 に 報 告 された HIV 感 染 者 数 のなかで 女 性 が 占 める 割 合 は 33%だった(Euro HIV, 2005;エストニア 健 康 保 護 視 察 団 2005) ラトビアでも HIV 感 染 者 数 は 急 増 しており 2005 年 半 ば 現 在 の 感 染 者 数 は 1999 年 の 6 倍 になった(2005 年 が 3,169 人 1999 年 が 492 人 ) しかし ラトビアでは 流 行 のペースは 衰 える 兆 しがあり 新 たな 感 染 者 数 は 2001 年 から 一 貫 して 減 少 傾 向 にある 2004 年 には 新 たな 感 染 者 の 36%を 女 性 が 占 めるな ど 女 性 の 感 染 は 増 えている また 30 歳 未 満 の 若 者 に 感 染 が 集 中 しており なかでも 際 立 ってい るのは HIV 陽 性 者 の 16%が 10 代 (15 歳 ~19 歳 )の 若 者 だということである(エイズ 予 防 センタ ー 2005) 2002 年 1 年 間 で 新 たに 報 告 された 感 染 者 数 が 5 倍 に 増 えたリトアニアでは 流 行 は いくらか 小 康 状 態 になったようだ 昨 年 の 新 規 報 告 数 は 135 件 で その 大 半 が 薬 物 注 射 による 感 染 だった(リトアニア エイズセンター 2005) 2004 年 末 現 在 6,200 人 が HIV 陽 性 と 診 断 されているベラルーシと 2,300 人 が HIV 陽 性 と 診 断 されているモルドバでは 流 行 の 勢 いは 衰 えていない ベラルーシでは 性 感 染 がさらに 増 え 2004 年 の 新 たな HIV 感 染 者 数 の 半 数 を 占 めている(ベラルーシ 厚 生 省 2005a) IDU も 強 力 な 要 因 で 最 近 の 調 査 によれば IDU の HIV 陽 性 率 はソリゴルスクで 26% ミンスクで 31% ジロ ビンで 34%である(ベラルーシ 厚 生 省 2005b) 他 のバルト 海 諸 国 と 同 様 新 たな HIV 感 染 の4 分 の3 以 上 が 30 歳 以 下 の 若 者 である ハイリスクな 行 為 が 一 般 的 に 行 われているという 調 査 結 果 があり 若 い IDU の 30%が 清 潔 でない 注 射 器 を 使 用 し 50%が 他 人 の 使 用 した 注 射 器 を 使 い 回 し ている(ベラルーシ 厚 生 省 2005b) モルドバ 共 和 国 では 感 染 者 に 占 める IDU の 割 合 は 2001 年 から 2004 年 にかけて 78%から 42%と 低 下 している 2004 年 に 新 たに 報 告 された HIV 感 染 者 のう ち 半 数 以 上 (55%)が 異 性 間 の 性 的 接 触 によるものである さまざまな 社 会 的 ネットワークに HIV 感 染 が 広 がっているという 兆 候 もある 例 えば 首 都 キシナウでのセンチネル サーベイランス 調 査 では セックスワーカーのほぼ 5% MSM の 2% 弱 が HIV 陽 性 だった(WHO ヨーロッパ 事 務 局 およびパストゥール 研 究 所 2003) 51

57 UNAIDS/WHO 中 央 アジアの 共 和 国 のなかでは ウズベキスタンの 流 行 の 進 行 がもっとも 激 しい 1999 年 に 報 告 された HIV 感 染 者 数 は 28 人 に 過 ぎなかったが 昨 年 は 2,016 人 で 累 積 数 は 5,600 人 となった (Euro HIV, 2005) 薬 物 注 射 が 流 行 の 原 動 力 となっており 首 都 タシケントと 周 辺 地 区 がその 中 心 である 流 行 を 後 押 ししているのは 薬 物 注 射 と 売 買 春 の 両 方 を 行 うことである 最 近 の 調 査 では タシケントの 女 性 セックスワーカーの HIV 陽 性 率 は 10%で 薬 物 を 手 に 入 れるために 売 春 をする 女 性 の 28%が HIV に 感 染 していた(Todd など 2005) カザフスタンの 流 行 も 薬 物 注 射 をする 若 者 に 集 中 している そのなかには 売 買 春 をしている 者 もいる 2004 年 末 までに 報 告 された HIV 感 染 者 数 は 4,700 人 で 4 年 前 の 3 倍 以 上 になった(Euro HIV, 2005) この 流 れを 変 えるには HIV に 関 する 知 識 を 高 めたり IDU の 危 険 な 行 為 を 減 らすように 促 したりする 対 策 を 行 う 必 要 がある センチネル サーベイランス 調 査 では HIV の 主 な 感 染 経 路 を 知 っている IDU は 半 数 にも 満 たず 注 射 器 の 使 い 回 しをするものは 60%にのぼった 推 定 20 万 人 の IDU と もちろんその 他 の 人 口 集 団 が HIV に 感 染 するのを 予 防 するためのプログラムはほとんどない(カザフスタン エイズセン ター 2005) 性 的 に 危 険 な 行 為 も 広 く 行 われている 最 近 のセックスでコンドームを 使 用 したと 答 えた IDU の 割 合 は 53%で セックスワーカーの 梅 毒 陽 性 率 は 25%である 男 性 間 のセックスが どれくらい 行 われているのかは 不 明 だが アルマトイ 市 の MSM はコンドームを 常 用 しない 傾 向 が 見 られ ほぼ3 分 の1(32%)が 挿 入 行 為 のあるセックスでコンドームを 一 度 も 使 ったことがない と 答 えた(カザフスタン エイズセンター 2005) キルギスタンでは 他 の 国 々と 比 べて 流 行 は それほど 劇 的 ではなく 2000 年 から 毎 年 約 150 人 の HIV 感 染 が 報 告 されている タジキスタン では これまでの HIV 感 染 者 数 の 半 数 以 上 が 2004 年 に 報 告 されている これは 検 査 数 が 増 えたこ とによるものだと 思 われる (Euro HIV, 2005) コーカサス 地 方 のアルメニアとアゼルバイジャンでは HIV 感 染 レベルは 低 く 比 較 的 安 定 して いる しかし どちらの 場 合 も HIV 感 染 が 突 然 増 える 可 能 性 がないとはいえない アゼルバイジ ャンの 首 都 バクーでの 調 査 から IDU と 通 りに 立 つセックスワーカーの HIV 陽 性 率 がかなり 高 い ことがわかっている(WHO ヨーロッパ 事 務 局 2004) アルメニアでは 最 近 まで 安 全 でないセッ クスによる 感 染 が 主 な 感 染 経 路 だった しかし 2004 年 には 薬 物 注 射 の 広 がりを 背 景 に 新 たに 報 告 された 感 染 者 の3 分 の2が 薬 物 注 射 による 感 染 となり 感 染 経 路 に 明 らかな 変 化 が 見 られた(Euro HIV, 2005) 南 東 ヨーロッパでは 新 規 HIV 感 染 者 報 告 数 は 少 数 ではあるが 薬 物 注 射 および 感 染 の 可 能 性 が 高 い 性 行 動 が 見 られる 国 もあり 一 旦 ウイルスが 侵 入 の 足 がかりを 固 めれば 急 激 に HIV 感 染 拡 大 が 進 行 する 可 能 性 がある この 地 域 では ルーマニアが 最 も 深 刻 な 影 響 を 受 けている ルーマニ アの 最 近 の 新 規 感 染 は 異 性 間 の 性 的 接 触 である(Euro HIV, 2005) 概 して 東 欧 と 中 央 アジアでは 現 在 得 られる HIV に 関 するデータは HIV 検 査 プログラムに 参 加 できる 人 々の 状 況 のみを 反 映 している つまり 当 局 や 検 査 サービスと 接 触 のない 人 口 集 団 で どれくらい HIV が 広 がっているかはよくわかっていない 例 えば 男 性 間 の 安 全 でないセックス についてはまだ 憶 測 の 域 を 出 ない 差 別 とスティグマにさらされている MSM についての 調 査 はほ とんど 行 われていないからである 手 元 にある 調 査 結 果 からは 無 防 備 なセックスが 高 いレベルで 行 われており かなり 多 くの MSM が 女 性 とも 性 的 関 係 を 持 っていることがわかっている(WHO ヨーロッパ 事 務 局 2004) 2005 年 半 ばまでの 12 ヶ 月 間 で 抗 HIV 治 療 を 受 けている 人 々の 数 は 11,000 人 から 20,000 人 と 約 2 倍 になった しかし 治 療 が 必 要 な 人 々の 数 には 到 底 及 ばず とくにロシア 連 邦 とウクライ ナで 状 況 は 深 刻 である 52

58 カリブ 海 沿 岸 AIDS epidemic update: December 2005 HIV/AIDS に 関 する 推 計 値 特 徴 2003 年 末 現 在 および 2005 年 末 現 在 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 女 性 の 感 染 者 数 新 規 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 成 人 HIV 陽 性 率 (%) AIDS による 死 亡 者 数 ( 成 人 子 供 ) 2005 年 30 万 [20-51 万 ] 2003 年 30 万 [20-51 万 ] 14 万 [ 万 ] [ ] 1.6 [ ] [ ] 14 万 [ 万 ] [ ] 1.6 [ ] [ ] カリブ 海 沿 岸 諸 国 の 2005 年 のエイズによる 死 亡 者 数 は 推 定 2 万 4,000 人 [1 万 6,000~4 万 人 ] に 達 し 15~44 歳 までの 成 人 間 の 主 要 死 亡 原 因 となっている カリブ 海 沿 岸 諸 国 では 総 計 で 30 万 人 (20~51 万 人 )の 人 々が HIV とともに 生 きており 2005 年 の 新 規 感 染 者 数 は3 万 人 [1 万 7,000~7 万 1,000 人 ]に 達 する カリブ 共 同 体 (カリコム) 地 域 では 24 万 人 [15 万 ~45 万 人 ] の 人 々が HIV と 共 に 生 きており 同 地 域 における 2005 年 度 の 新 規 感 染 者 数 は2 万 5,000 人 [1 万 2,000~6 万 5,000 人 ]に 達 する この 地 域 で 昨 年 エイズにより 死 亡 した 人 々は 2 万 人 [1 万 3,000 ~3 万 6,000 人 ] 以 上 である(*) 世 界 で2 番 目 に 被 害 が 深 刻 な 地 域 としてのカリブ 海 沿 岸 諸 国 の 情 勢 故 に 流 行 及 び 深 刻 さの 程 度 に 国 ごとに 大 きな 相 違 があることが 覆 い 隠 されてしまっている バルバドス ドミニカ 共 和 国 ジ ャマイカ 及 びスリナムでは 国 家 レベルの 成 人 の HIV 陽 性 率 が1%を 超 えると 推 定 され 一 方 で バハマ ガイアナ トリニダード トバコでは2% 以 上 ハイチでは3% 以 上 となっている その 一 方 でキューバでは 陽 性 率 は 未 だ 0.2% 未 満 のままである 流 行 に 対 する 監 視 対 応 方 法 で 進 歩 を 遂 げた 国 々も2~3あるが 不 適 切 な HIV サーベイラン スが 最 近 の 疫 学 的 趨 勢 についての 詳 細 な 理 解 の 妨 げとなっている 国 もいくつかある 不 幸 なことに このことは バハマ 及 びフランス 領 ガイアナなど 妊 婦 間 の HIV 感 染 レベルがすでに 危 険 なレベル に 達 してしまった 国 々に 当 てはまる このような 不 備 の 理 由 としては 資 源 の 制 約 があるが エイ ズの 流 行 規 模 を 公 表 する 行 政 監 督 官 側 の 消 極 的 な 姿 勢 も 要 因 のひとつである 可 能 性 がある この 地 域 の 流 行 の 主 たる 要 因 は 異 性 間 の 性 交 渉 であり( 今 日 まで 報 告 されている 全 エイズ 発 生 件 数 の4 分 の3 以 上 がこの 感 染 形 態 であると 記 録 されている) その 中 でも 極 貧 や 高 い 失 業 率 ジ ェンダー 間 の 不 平 等 などを 背 景 として 商 業 的 セックスが 目 立 った 要 因 となっている しかしながら 性 産 業 と HIV 感 染 の 相 互 作 用 についての 綿 密 な 調 査 は カリブ 海 沿 岸 諸 国 では 比 較 的 不 足 したま まである またさらに 不 充 分 なのは 男 性 間 のセックスが 多 くのカリブ 海 沿 岸 諸 国 で 演 じている 重 要 な 役 割 についての 認 知 である 男 性 間 のセックスに 起 因 する 報 告 された HIV 感 染 の 全 体 的 な 割 合 は 約 12%であるが 同 性 愛 嫌 悪 (ホモフォービア)と 同 性 間 の 性 的 関 係 に 汚 名 を 着 せる 社 会 文 化 的 なタブーが 根 強 いために 実 際 の 割 合 はこれより 高 い 可 能 性 がある(Inciardi など 2005) *カリコム 加 盟 国 :アンティグア バーブーダ バハマ バルバドス ベリーズ ドミニカ グレナダ ガイアナ ハイチ ジャマイカ モンセラート セントルシア セント クリストファーネヴィス セ ントビンセント グレナディーンズ スリナム トリニダード トバコ 53

59 UNAIDS/WHO 注 射 器 による 薬 物 使 用 (IDU)は 現 在 のところ HIV 感 染 の 原 因 としては 小 さなものであるが バミューダ 及 びプエルトリコでは IDU が HIV 感 染 の 主 たる 原 因 となっている 女 性 の 新 規 感 染 者 数 が 男 性 のそれを 上 回 っている 特 に 若 い 女 性 の 方 が 若 い 男 性 よりも HIV に 感 染 する 確 率 が 相 当 に 高 い たとえば トリニダード トバコでは 15~19 歳 の 女 性 の 方 が 同 年 代 の 男 性 よりも HIV 感 染 レベルが6 倍 も 高 い(Inciardi など 2005) 以 前 に 行 われた 調 査 で は ドミニカ 共 和 国 の 24 歳 以 下 の 女 性 の 場 合 ほぼ2 倍 またジャマイカの 10 代 の 女 性 の 場 合 2.5 倍 同 年 齢 の 男 性 よりも HIV に 感 染 する 確 率 が 高 いことが 示 されていた(MAP, 2003) 少 女 や 若 い 女 性 の 場 合 生 理 学 的 な 理 由 で 感 染 しやすいことが そのような 男 女 差 の 一 因 とも 言 えるが 若 い 女 性 が 年 長 の 男 性 と 付 き 合 うことが 比 較 的 一 般 的 に 行 われているという 事 実 も 重 要 である( 年 長 の 男 性 の 場 合 年 齢 を 経 ている 分 だけ HIV に 感 染 している 確 率 は 高 くなる) 国 によっては 性 的 活 動 が 比 較 的 早 く 始 まる 場 合 もあり 調 査 対 象 となったバルバドスの 15~29 歳 の 女 性 の4 分 の1 は 15 歳 になるまでには 性 的 に 活 動 的 になっていたと 答 えている また 同 じ 調 査 の 中 で 15~ 29 歳 の 男 性 のほぼ3 分 の1が 調 査 前 年 に 複 数 の 性 交 渉 相 手 がいたと 回 答 している(カリブ 海 沿 岸 諸 国 テクニカルエキスパートグループ 2004) このような 趨 勢 は 流 行 に 勢 いを 与 える 可 能 性 の あるものである カリブ 海 沿 岸 諸 国 における 最 近 のいくつかの 状 況 の 進 展 は 慎 重 な 楽 観 主 義 を 生 む 要 因 にもなっている その 一 方 で カリブ 海 沿 岸 諸 国 における 最 近 のいくつかの 状 況 の 進 展 は 慎 重 な 楽 観 主 義 を 生 む 要 因 にもなっている 世 界 で 最 も 歴 史 が 長 いハイチにおける 流 行 が 峠 を 越 えつつある 可 能 性 がある のである 全 体 的 に 言 って 1993 年 から 年 まで 検 査 の 結 果 HIV 陽 性 であることが 判 明 した 妊 婦 の 割 合 は 半 減 している(6.2%から 3.1%に) この 趨 勢 は 都 市 部 で( 都 市 部 では HIV 陽 性 率 は 1993 年 の 9.4%から 年 の 3.7%に 低 減 している) また 特 に 15~24 歳 の 若 者 の 間 で 顕 著 であり このことは HIV 感 染 の 大 きな 減 速 が 同 国 の 都 市 で 起 こっている 可 能 性 を 示 唆 するものである(Gaillard など 2004b) この 減 速 は ある 種 の 行 動 の 変 化 に 関 連 しているよう 54

60 AIDS epidemic update: December 2005 ハイチの 流 行 は 峠 を 越 えたのか? ハイチの 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 1990 年 中 盤 から 総 体 的 に 低 下 したが 同 国 の 都 市 部 及 び 農 村 部 の 趨 勢 は 顕 著 な 相 違 を 見 せている 1993 年 から 年 までの 比 較 データを 有 する5カ 所 の 標 識 拠 点 ( 同 国 の 各 地 に 分 散 している)から 得 られたデータでは 都 市 部 の 女 性 では HIV 陽 性 率 が9%から 3.7%に 急 激 に 低 下 したことが 明 らかになっている 一 方 さらに9カ 所 の 拠 点 から 得 られた 1996 年 と 年 との 比 較 データでは 都 市 部 の 女 性 で8%から4%へと HIV 陽 性 率 が 大 きく 低 下 していることが 示 されている(Gaillard など 2004b) このことは 都 市 部 の HIV 陽 性 率 が 1990 年 代 中 盤 にピークを 迎 え その 後 次 第 に 低 下 していることを 示 し ている しかしながら 半 都 市 及 び 農 村 部 の 女 性 では 変 化 は これよりはるかに 明 らかでない これらの 地 域 の 女 性 に 関 する 比 較 可 能 なデータを 有 する5つの 拠 点 における HIV 陽 性 率 は 1993 年 と 比 較 して 2003~2004 年 の 方 が 若 干 低 いに 過 ぎない(3.5%に 対 して 2.6%) これらのトレンドをどのように 説 明 したらよいのだろうか? ひとつには ハイチ 国 民 の 相 当 の 割 合 の 人 々が 性 行 動 を 変 えたと 報 告 している たとえば 1994 年 時 点 と 比 較 すると 2000 年 に は ほぼ 倍 の 男 女 がセックスを 控 えていると 述 べている( 以 前 の7% 弱 に 対 して 11%) さらに より 多 くの 人 々が パートナーをひとりに 限 定 していると 述 べている(1994 年 の 男 性 37% 女 性 20%に 対 して 2000 年 には 男 性 45% 女 性 32%) 一 方 で HIV 感 染 のより 大 きなリスクの 前 兆 となるような 行 動 変 化 の 証 拠 もある たとえば 若 いハイチ 人 はより 若 い 年 代 で 性 的 に 活 動 的 になりつつある 初 体 験 の 平 均 年 齢 は 1994 年 には 男 性 19.8 歳 女 性 18.3 歳 であったが その6 年 後 男 性 18.2 歳 女 性 17.5 歳 に 早 まっていた (Galliard など 2004b) それに 対 応 して 一 度 もセックスをしたことがないと 述 べている 15 ~19 歳 の 国 民 の 割 合 は この 年 齢 集 団 の 女 性 で 66% 男 性 で 48%に 減 少 している(1994 年 の それぞれ 71% 53%と 比 較 して)(Gaillard など 2004b) また 若 いハイチ 国 民 (15~24 歳 ) 間 のコンドーム 使 用 も 減 っている 2003 年 には 若 いハイチ 女 性 (15~24 歳 )のわずか 28% が 最 近 セックスをした 際 にコンドームを 使 用 したと 答 え 同 年 齢 の 男 性 の 場 合 その 割 合 は 37%であった 年 長 のハイチ 国 民 の 方 が HIV 感 染 を 避 けるためにより 慎 重 な 予 防 措 置 を 講 じ ているのかもしれない HIV 陽 性 率 の 低 下 は 24 歳 以 上 の 女 性 でより 顕 著 になっているように 見 える しかしながら エイズによる 死 亡 が 感 染 レベルの 観 察 された 低 下 の 相 当 部 分 を 占 める 可 能 性 は 高 い エイズによる 死 亡 が HIV 陽 性 率 の 低 下 を 促 進 しているとするならば 農 村 地 域 で 見 られ る 比 較 的 小 幅 な 感 染 レベルの 低 下 は 同 地 域 における HIV 発 生 率 は 依 然 として 高 いことを 示 し ている 可 能 性 もある その 場 合 エイズが 大 勢 の 人 々の 死 因 となり HIV と 共 に 生 きている 人 々 の 数 を 安 定 化 あるいは 若 干 減 少 させつつ 一 方 で 相 当 数 の 人 々が HIV に 感 染 しているという ことも 考 えられる さらに 近 年 における 社 会 政 治 的 な 混 乱 が HIV のより 速 い 拡 大 を 可 能 にす る 状 況 ( 難 民 化 社 会 的 不 安 定 及 び 生 活 不 安 など)を 引 き 起 こしている 可 能 性 もある したがっ て 強 力 で 持 続 的 な HIV 予 防 プログラムなしに 都 市 部 で 観 察 された HIV 陽 性 率 の 低 下 が 継 続 したり 農 村 部 へも 拡 大 するという 保 証 はない そのような 努 力 は 妊 婦 の HIV 陽 性 率 に 大 き なばらつきがある( 場 所 によって 1.8%から 約 7%まで)( 保 健 及 びハイチ 国 民 省 など 2004) という 事 実 を 考 慮 する 必 要 がある に 思 われる エイズによる 死 亡 が 重 要 な 要 因 であることは ほぼ 明 らかである(ボックス 内 参 照 ) また 地 方 では 陽 性 率 の 減 少 は はるかに 穏 やかである それでもなおハイチの HIV と 共 に 生 きる 人 々の 数 は カリブ 海 沿 岸 諸 国 で 最 も 多 く(2004 年 に 17 万 3,000 人 Gaillard など 2004a) HIV 予 防 措 置 の 強 化 が 同 国 では 不 可 欠 である ハイチとイスパニョーラ 島 を 共 有 しているドミニカ 共 和 国 でも エイズ 対 策 の 結 果 ある 程 度 の 効 果 が 出 ているように 思 われる 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 1990 年 代 後 半 から 低 下 し 続 けており 妊 婦 の 55

61 UNAIDS/WHO 全 体 的 HIV 陽 性 率 が 2004 年 の 標 識 サーベイランスで 計 測 された 1.4%でほぼ 安 定 している し かしながら いくつかの 場 所 (サンフアン デ ラ マグアナなど)では 妊 産 婦 診 療 所 における HIV 陽 性 率 は 2.7%であった(ドミニカ 共 和 国 公 衆 衛 生 及 び 社 会 サービス 省 2005a, 国 連 エイズ 合 同 計 画 /WHO, 2004) 首 都 のサント ドミンゴでは 2004 年 主 要 妊 産 婦 診 療 所 における 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 1.3%であり 1995 年 の2% 以 上 という 数 字 からは 大 きな 変 化 を 見 せている(ドミニ カ 共 和 国 公 衆 衛 生 及 び 社 会 サービス 省 2005a, 国 連 エイズ 合 同 計 画 /WHO, 2004) しかしながら 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 国 のその 他 の 地 域 では 相 当 高 く たとえば 西 部 のサンフアンでは 2.3% 東 部 のラ ロマーニャでは 2.5%に 達 している また bateye( 砂 糖 キビ 工 場 で 働 く 主 にハイチ 人 労 働 者 の 貧 しいコミュニティー)の 中 には 男 性 の 陽 性 率 5.5% 女 性 の 陽 性 率 4.7%が 検 知 されたと ころもある サント ドミンゴのセックスワーカー 間 で 検 知 された3~4%という 低 い HIV 感 染 レベルは この 社 会 階 層 の 人 々に 対 してコンドームの 常 用 などのより 安 全 な 行 動 を 奨 励 した 努 力 が 恐 らく 反 映 されたものである 首 都 での 調 査 では セックスワーカーの 87%が 最 近 売 春 をした 際 にコンドーム を 使 用 したと 報 告 しており 76%が 商 業 的 セックスの 最 中 にコンドームを 常 用 していると 答 えてい る(ドミニカ 共 和 国 保 健 省 2005b) 他 のカリブ 海 沿 岸 諸 国 同 様 ドミニカ 共 和 国 における HIV の 流 行 においても 男 性 間 のセックスは 重 要 な 役 割 を 担 っているが その 役 割 は 適 切 に 認 識 されて いない MSM を 対 象 にした3 都 市 (プエルト プラタ サマーナ 及 びサント ドミンゴ)におけ る 最 近 の 調 査 では 調 査 対 象 者 の 11%が HIV に 感 染 していた(Toro-Alfonso 及 び Varas-Diaz, 2004) また 別 の 調 査 でも MSM の 約 3 分 の1が 最 近 半 年 間 で 女 性 とも 性 交 渉 をもったと 答 えて おり その 半 年 間 にコンドームを 使 用 したと 述 べたのは その 半 数 に 過 ぎなかった バハマにおいても HIV 感 染 レベルは 低 下 しており HIV 予 防 施 策 を 改 善 したことが この 趨 勢 を 生 み 出 す 一 助 となっている 可 能 性 があることを 示 している 新 たに 報 告 された HIV 感 染 件 数 は 2000 年 の 409 件 から 2003 年 の 275 件 に 減 っており(32%の 減 少 ) 妊 婦 を 対 象 に 計 測 された HIV 陽 性 率 も 同 様 の 減 少 傾 向 を 示 している(1993 年 の 4.8%から 2002 年 の3%へ) また 性 感 染 症 クリ ニックの 患 者 間 の HIV 感 染 レベルも 低 下 している(カリブ 海 沿 岸 諸 国 テクニカルエキスパートグ ループ 2004;バハマ 公 衆 衛 生 省 2004) コミュニティーレベルのエイズの 臨 床 管 理 と 治 療 の 向 上 が HIV の 母 子 感 染 を 劇 的 に 減 らした またそれは 同 国 におけるエイズを 原 因 とする 年 間 死 亡 件 数 減 少 の 要 因 になっている 可 能 性 もある(2000 年 の 272 件 から 2003 年 の 185 件 に)(カリブ 海 沿 岸 諸 国 疫 学 センター PAHO WHO 2003) 2003 年 HIV に 感 染 している 人 の 少 なくとも 30% がコミュニティーレベルで 適 切 な 臨 床 管 理 を 受 けていたと 推 測 される バルバドスにおける 比 較 的 小 規 模 な 流 行 に 立 ち 向 かうための 取 り 組 み 強 化 も 成 果 を 生 んでいる ように 思 われる 1999 年 から 2003 年 にかけて 妊 婦 における 新 規 HIV 診 断 件 数 が 半 減 し( 陽 性 率 は 0.7%から 0.3%に 減 少 )(Kumar 及 び Singh, 2004) また 自 発 的 なカウンセリングや 検 査 サー ビス 利 用 の 拡 張 予 防 のための 抗 HIV 薬 の 提 供 などが HIV の 母 子 間 感 染 を 減 らした(St John など 2003) また 抗 HIV 療 法 へのアクセスが 拡 充 されたことで 1998 年 から 2003 年 にかけてエ イズによる 死 亡 件 数 が 半 減 し これは 2000 年 から 2002 年 にかけてバミューダでも 見 られたトレ ンドである(カリブ 海 沿 岸 諸 国 疫 学 センター 2004;カリブ 海 沿 岸 諸 国 疫 学 センター PAHO WHO 2003) ジャマイカでは ほとんどの HIV 感 染 が 都 市 部 で 起 こっており キングストン セント アン ドリュース セント ジェームスなどの 行 政 区 が 最 も 大 きな 被 害 を 受 けている 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は 1990 年 代 中 盤 から1~2%にとどまっているが 最 近 実 施 された 妊 産 婦 診 療 所 での HIV サ ーベイランス 調 査 では 地 域 (たとえば セント アン 及 び セント ジェームスなどの 行 政 区 ) によっては 陽 性 率 が 若 干 低 下 しつつある 可 能 性 もある(ジャマイカ 保 健 省 2004) ジャマイカ 国 民 の 大 部 分 が HIV 感 染 から 自 らを 護 るために 予 防 措 置 を 講 じている 兆 候 がある 過 去 10 年 間 に 行 われた 調 査 の 中 で 約 4 分 の3の 男 性 が その 場 限 りの 性 交 渉 の 相 手 との 最 近 の 性 交 渉 でコンドー 56

62 AIDS epidemic update: December 2005 ムを 使 用 したと 述 べている また 同 じ 行 動 を 報 告 した 女 性 の 割 合 も 1992 年 から 2000 年 にかけ てほぼ 倍 増 している(カリブ 海 沿 岸 諸 国 テクニカルエキスパートグループ 2004) ジャマイカの ように 無 防 備 な 異 性 間 の 性 交 渉 が トリニダード トバゴにおける 流 行 の 主 要 因 であるが 同 国 では 全 国 レベルの 成 人 の HIV 陽 性 率 が 2003 年 に3%をわずかに 上 回 った トバゴで 出 産 した 女 性 に 関 する 最 近 発 表 された 調 査 では 彼 女 たちの HIV 陽 性 率 は 2.6%であり 25 歳 以 下 の 者 では 陽 性 率 は 3.8%であった また きわめて 大 きな 割 合 の 女 性 が 性 感 染 症 である HSV2 にも 感 染 し ており アフリカでの 調 査 が 示 しているように これは HIV 感 染 のリスクを 大 きく 高 める 要 因 で ある(Duke など 2004;Weis など 2001) ガイアナとスリナムでは 深 刻 な 流 行 が 発 生 している ガイアナの 全 国 レベルの HIV 陽 性 率 は 2003 年 末 で 2.5%と 推 定 されており エイズが 25~44 歳 までの 人 々の 主 要 死 亡 要 因 となってい る( 国 連 エイズ 合 同 計 画 /WHO, 2004) 過 去 10 年 における 公 的 に 報 告 された HIV 発 生 件 数 の 急 速 な 増 加 は 流 行 が 深 刻 化 していることを 示 しており 性 感 染 症 診 療 所 に 通 っている 男 女 間 で 記 録 さ れた HIV 陽 性 率 も 高 くなっている(2002 年 男 性 で 15% 女 性 で 12%)(カリブ 海 沿 岸 諸 国 テク ニカルエキスパートグループ 2004) しかしながら HIV に 関 する 情 報 は 同 国 の 都 市 部 以 外 で は 限 られており 流 行 の 実 際 の 程 度 を 測 定 するのは 困 難 である 2003 年 末 時 点 における 成 人 スリナム 国 民 の HIV 陽 性 率 は2% 弱 であった 新 規 HIV 感 染 登 録 件 数 は 1990 年 代 半 ばから3 倍 に 増 加 (1996 年 の 104 件 から 2003 年 の 371 件 に)しているが こ のトレンドの 大 部 分 は 恐 らく 検 査 件 数 の 増 加 によるものと 思 われる MSM 間 で 検 知 された 高 いレベルの HIV 感 染 (2005 年 の 調 査 では7%)は 男 性 間 のセックスが スリナムにおける 流 行 の 特 徴 となっていることを 示 唆 しており 以 前 に 行 われた 調 査 では MSM の 約 3 分 の1は 女 性 とも 性 的 関 係 をもっていることが 示 されている(CAREC/PAHO, 2005b, Del Prado など 1998) MSM 間 の HIV に 関 する 知 識 は 高 いと 思 われる( 約 80%の 男 性 が 感 染 から 自 らを 護 る 方 法 を 少 な くとも3つは 知 っていた) 70%の 男 性 が 商 業 的 セックスの 最 中 にコンドームを 常 用 していると 述 べているが 別 の 調 査 では 男 性 セックスワーカーの3 人 に1 人 以 上 が HIV 陽 性 であるという 結 果 も 出 ている(CAREC/PAHO, 2005a 及 び 2005b) 女 性 セックスワーカーにおいても HIV 陽 性 率 がきわめて 高 いという 事 実 を 鑑 みても(2005 年 の 調 査 によれば 21%) 商 業 的 セックスがスリナ ムにおける 流 行 で 中 心 的 な 役 割 を 果 たしている 可 能 性 は 高 い(CAREC/PAHO, 2005b) 57

63 UNAIDS/WHO キューバにおける 流 行 は カリブ 海 沿 岸 諸 国 では 他 国 よりはるかに 小 規 模 なものであり 成 人 の HIV 陽 性 率 は 0.1% 以 下 と 推 定 されている(カリブ 海 沿 岸 諸 国 テクニカルエキスパートグルー プ 2004) しかしながら 新 規 HIV 感 染 件 数 は 増 加 しており キューバにおける 予 防 対 策 は 所 得 格 差 の 拡 大 や 性 産 業 の 発 展 なども 含 む HIV の 感 染 拡 大 にとっては 好 都 合 な 条 件 に 追 いついてい ないように 思 われる(Camara など 2003;Inciardi など 2005) 一 方 キューバにおける 母 子 感 染 予 防 プログラムはきわめて 高 い 効 果 を 保 っている すべての 妊 婦 は HIV 検 査 を 受 け 陽 性 の 結 果 が 出 た 者 は 抗 HIV 薬 を 受 け 取 っている この 政 策 及 び 全 体 的 に 低 い 感 染 率 の 結 果 2004 年 ま でに HIV に 感 染 した 状 態 で 誕 生 した 新 生 児 は 20 人 に 満 たない(Susman 2003 カリブ 海 沿 岸 諸 国 テクニカルエキスパートグループ 2004) さらに 抗 HIV 療 法 への 万 人 を 対 象 にした 無 料 サー ビスが エイズ 発 症 件 数 や 死 亡 率 を 低 く 抑 えている もし カリブ 海 沿 岸 諸 国 で 効 果 的 な 予 防 戦 略 を 実 現 し 維 持 しようとすれば HIV 及 び 行 動 サー ベイランスの 改 善 は 不 可 欠 である 特 に 欠 如 しているのは セックスワーカーや MSM などの 国 民 の 中 でもリスクに 曝 されている 人 々の 行 動 パターンやトレンド さらには そうした 行 動 が HIV 感 染 の 中 でどのような 特 徴 を 有 しているかに 関 する 信 頼 性 の 高 い 最 新 情 報 である 充 分 な 質 の HIV サーベイランスデータが 継 続 的 に 不 足 していることが 潜 在 的 に 効 果 的 な HIV 予 防 プログラム 策 定 の 障 害 となり また この 地 域 ではきわめて 格 差 のある 抗 HIV 療 法 導 入 の 効 果 の 阻 害 要 因 とな っている キューバでは 万 人 が 抗 HIV 療 法 にアクセスできており また バハマやバルバドス でも 治 療 の 普 及 率 は 比 較 的 高 いが カリブ 海 沿 岸 諸 国 で 最 も 深 刻 な 被 害 を 受 けている3つの 国 にお ける 治 療 へのアクセス 状 況 は 不 十 分 なものである トリニダード トバコでは 2005 年 9 月 時 点 で 抗 HIV 療 法 を 必 要 としている 人 々の 約 3 分 の1が 同 療 法 を 受 けており ハイチでは 12% ドミニ カ 共 和 国 では わずか 10%の 人 しか 同 療 法 を 受 けていない(PAHO, 2005) 58

64 ラテンアメリカ AIDS epidemic update: December 2005 HIV/AIDS に 関 する 推 計 値 特 徴 2003 年 末 現 在 および 2005 年 末 現 在 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 女 性 の 感 染 者 数 新 規 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 成 人 HIV 陽 性 率 (%) AIDS による 死 亡 者 数 ( 成 人 子 供 ) 2005 年 180 万 [ 万 ] 2003 年 160 万 [ 万 ] 58 万 [42-77 万 ] 20 万 [13-36 万 ] 0.6 [ ] [ ] 51 万 [37-68 万 ] 17 万 [12-31 万 ] 0.6 [ ] [ ] ラテンアメリカで HIV と 共 に 生 きている 人 々の 数 は 推 計 180 万 人 [140 万 ~240 万 人 ]に 増 加 した 2005 年 のエイズによる 死 亡 者 数 は 約 6 万 6,000 人 [5 万 2,000~8 万 6,000 人 ]に 達 し 新 規 感 染 者 数 は 20 万 人 [13 万 ~36 万 人 ]に 達 する 15~24 歳 までの 若 者 の 2005 年 における 陽 性 率 は 女 性 0.4% [ %] 男 性 0.6% [ %]であった 主 にその 人 口 の 大 きさ 故 に アルゼンチン ブラジル コロンビアなどの 南 米 諸 国 は この 地 域 における 最 大 の 流 行 の 発 生 地 となっている ブラジルだけで ラテンアメリカで HIV と 共 に 生 き ている 推 定 180 万 人 の 人 々の3 分 の1 以 上 を 占 めている しかし 最 も 高 い HIV 陽 性 率 は ベリー ズ グアテマラ ホンジュラスなどの 比 較 的 小 さい 国 々で 検 知 されており これらの 国 では 2003 年 末 の 成 人 の HIV 陽 性 率 は 約 1%かそれ 以 上 であった この 地 域 の 流 行 は 安 全 でないセックス( 男 性 間 及 び 男 女 間 )と 注 射 器 による 薬 物 利 用 が 様 々な 形 で 組 み 合 わさることで 勢 いを 増 している この 地 域 の 流 行 は 安 全 でないセックス( 男 性 間 及 び 男 女 間 )と 注 射 器 による 薬 物 利 用 が 様 々な 形 で 組 み 合 わさることで 勢 いを 増 している その 中 でも HIV 感 染 における 男 性 間 のセックスの 役 割 は 一 般 に 認 められているよりも 際 立 った 要 因 となっている ほぼすべてのラテンアメリカの 国 々 で 最 も 高 いレベルの HIV 感 染 が 男 性 とセックスをする 男 性 (MSM) 間 で 検 知 されている ま た2 番 目 に 高 い HIV 感 染 レベルは 複 数 の 横 断 的 研 究 を 最 近 まとめたものから 女 性 セックスワ ーカーの 間 で 検 知 されている MSM 間 の HIV 陽 性 率 は 地 域 によって2%から 28%にまで 及 び 女 性 セックスワーカーの 陽 性 率 は 0%から 6.3%に 達 する(Montano など 2005) 男 性 間 のセ ックスは アルゼンチン ボリビア ブラジル グアテマラ ペルーなどの 国 々のエイズ 報 告 件 数 の 25~35%を 占 めるものと 推 定 される 同 地 域 で 他 国 よりもはるかに 規 模 が 大 きく 人 口 も 多 いブラジルでは 同 国 の 全 26 州 に 浸 透 した 多 様 な 流 行 が 発 生 している 妊 婦 の 全 国 レベルの HIV 陽 性 率 は1% 以 下 にとどまっているが 新 規 HIV 感 染 者 の 中 に 占 める 女 性 の 割 合 は 増 加 しており 特 に 経 済 的 に 恵 まれない 環 境 で 暮 らして いる 女 性 が その 数 に 比 較 して 不 釣 り 合 いなほど 大 きい 感 染 リスクに 曝 されているように 思 われる (Marnis など 2003) 一 方 州 によっては 妊 婦 の 陽 性 率 が 高 いところもあり たとえば 南 部 のリオグランデ ド スル 州 のいくつかの 場 所 では 3~6%に 達 している( 国 連 エイズ 合 同 計 画 /WHO 2003) 59

65 UNAIDS/WHO 若 いブラジル 人 の 性 行 動 が 変 わりつつある 証 拠 があり たとえば その 開 始 が 低 年 齢 化 している 2004 年 のある 調 査 によれば より 低 年 齢 で しかもより 多 くの 相 手 とセックスをする 若 者 の 数 は 増 えている 15~24 歳 の 若 者 の3 分 の1(36%) 以 上 が 15 歳 の 誕 生 日 前 にセックスを 経 験 しており (25~39 歳 の 国 民 ではこの 割 合 は 21%) これまでに 10 人 以 上 の 相 手 と 性 交 渉 をもったことがあ ると 答 えた 者 が 20% 前 年 度 に5 人 以 上 の 相 手 とセックスをしたと 答 えた 者 も7%いた その 一 方 で HIV に 関 する 知 識 は 乏 しかった 15~24 歳 までの 者 の 中 で HIV がどのように 感 染 するかを 知 っていた 者 の 割 合 は わずか 62%であった 教 育 レベルが 比 較 的 低 い 若 者 が 流 行 について 最 も 知 らなかった 一 方 最 初 にセックスをした 際 にコンドームを 使 用 したと 報 告 している 若 者 の 割 合 は 1986 年 の 10% 以 下 から 2003 年 には 60% 以 上 へと 増 加 した(ブラジル 保 健 省 2005) コン ドーム 使 用 の 増 加 傾 向 は 前 述 のリスク 行 動 に 起 因 する HIV 感 染 の 影 響 を 緩 和 している 可 能 性 も ある また 徴 兵 新 兵 間 の HIV 陽 性 率 は 一 貫 して 低 かった(2002 年 には 1998 年 と 同 じ 0.08%) (ブラジル 保 健 省 2005) 一 方 で ブラジルの 都 市 では IDU が HIV 感 染 の 原 因 となっている 割 合 が 低 下 しているように 思 われる この 成 功 は 部 分 的 には ハームリダクションプログラムに 帰 することができる( 詳 細 は HIV/AIDS 最 新 情 報 2004 年 度 版 を 参 照 のこと) 国 家 レベルの HIV サーベイランスシステム から 得 られた 公 式 な 推 定 では ブラジルにおける 推 定 20 万 人 の 注 射 器 による 薬 物 使 用 者 (IDU) の4 分 の3が 現 在 不 潔 なシリンジを 使 用 していない しかし IDU が 全 エイズ 発 生 件 数 の 半 数 以 上 を 未 だ 占 めている 地 域 もある また 利 用 可 能 なデータは 女 性 セックスワーカーの HIV 感 染 レ ベルは 比 較 的 低 いことを 示 しており ある 大 規 模 調 査 に 参 加 した 約 3,000 人 のセックスワーカーの HIV 陽 性 率 は 6.1%であった(Chequer, 2005) アルゼンチンでは HIV は 主 に 男 性 の IDU とその 性 交 渉 の 相 手 間 また MSM 間 で 広 がった より 多 くの HIV に 感 染 した 男 性 から HIV が 妻 やガールフレンドに 感 染 するにつれて この 趨 勢 は 次 第 に 変 化 した ほとんどの 新 規 感 染 は 無 防 備 な 異 性 間 性 交 渉 の 最 中 に 発 生 しており HIV に 感 染 する 女 性 の 数 は 増 加 している 報 告 されたエイズ 発 生 件 数 の 中 での 男 女 比 は 1988 年 の 15:1 から 2004 年 の 3.:1に 縮 まっている 新 規 感 染 数 では その 比 率 は 2004 年 に 1.5:1となってお り 新 規 感 染 の 中 で 貧 困 都 市 部 における 発 生 件 数 の 占 める 割 合 が 不 釣 り 合 いに 高 くなっている(ア ルゼンチン 保 健 省 2004) 一 方 注 射 器 による 薬 物 使 用 と 男 性 間 セックスも 特 にエイズ 発 生 件 数 の 推 計 80%が 発 生 しているブエノスアイレス コルドバ サンタフェ 州 で HIV の 拡 大 に 勢 い を 与 え 続 けている たとえば ブエノスアイレスでの 検 査 では IDU の 約 44%が HIV 陽 性 であり また 様 々な 調 査 で MSM 間 の HIV 陽 性 率 が7~15%になっていることが 判 明 している (Weissenbacher など 2003;Pando など 2003;Segura など 2005 Montano など 2005 Bautista など 2004) チリとウルグアイでは HIV 感 染 の 大 部 分 は 都 市 部 に 集 中 している(チリ 国 家 エイズ 委 員 会 2003;ウルグアイ 国 家 エイズプログラム 2005) ウルグアイにおける HIV 報 告 件 数 の 約 4 分 の3 が 首 都 のモンテビデオ 内 及 び 周 辺 に 集 中 しているのに 対 して チリでは アントファガスタ サン ティアゴ タラパカ バルパライソが 最 も 被 害 が 深 刻 な 地 域 となっている それに 対 して パラグ アイでは HIV が 農 村 部 特 にアルゼンチンとブラジル 国 境 沿 いに 浸 透 している(パラグアイ 国 家 エイズプログラム 2005) 注 射 器 による 薬 物 使 用 及 び 男 性 間 のセックスが ウルグアイの 流 行 に おける 最 も 目 立 った 要 因 となっていると 思 われ HIV 報 告 件 数 の 約 4 分 の1が IDU(その 多 くが 25 歳 以 下 )であり HIV 診 断 数 の3 分 の1が 男 性 間 のセックスに 起 因 するものであった(Osimani, 2003) アンデス 山 脈 地 域 では 無 防 備 な 商 業 的 なセックスと 男 性 間 のセックスが 主 たる HIV の 感 染 経 路 となっている しかしながら より 多 くの 男 性 からその 妻 やガールフレンドに HIV が 感 染 する に 連 れて HIV 感 染 経 路 はより 多 様 化 しつつある ボリビアの 流 行 規 模 は 依 然 として 小 さく(その ほとんどがラ パスやサンタクルスなどの 都 市 部 に 集 中 している) 主 たる 要 因 は 商 業 的 セックスと 60

66 AIDS epidemic update: December 2005 男 性 間 のセックスにあるように 思 われる(ボリビア 保 健 省 及 び PAHO/WHO, 2003;Khalsa など 2003) 妊 産 婦 診 療 所 を 利 用 する 女 性 の HIV 陽 性 率 は 依 然 として1% 以 下 だが MSM 集 団 の 陽 性 率 は ラ パスでは 15% サンタクルスではほぼ 24%に 達 している(Montano など 2005) またボリ ビアにおいて 男 女 のストリートチルドレンが HIV に 感 染 しやすい 環 境 に 置 かれているという 事 実 は 最 近 まで 注 目 されてこなかった コチャバンバ 市 で 行 われた 調 査 では 調 査 対 象 となったスト リートで 暮 らす 若 者 の 3.5%が HIV と 共 に 生 きており その 半 数 が 性 交 渉 を 通 じて 感 染 したことが 明 らかになっている(Lambert など 2005) 一 方 女 性 セックスワーカーは 全 般 的 に 言 ってど うにか 感 染 を 回 避 しており たとえば コチャバンバ オルロ タリハでは 2002 年 の 陽 性 率 は1% ラ パスでは 0.5%であった( 同 市 の 保 健 当 局 は セックスワーカーの 70%がコンドームを 常 用 し ていると 推 定 している)(Carcamo 2004) しかしながら これらの 感 染 レベルは 性 感 染 症 診 療 所 に 定 期 検 診 に 訪 れる( 主 に 売 春 施 設 を 拠 点 に 活 動 する)セックスワーカー 間 で 記 録 されたもので ある ラテンアメリカのその 他 の 地 域 におけるパターンでは セックスワーカーの 感 染 リスクは 高 いことを 示 している けれども 現 状 では セックスワーカー 間 で 起 こりうる HIV の 感 染 拡 大 を 追 跡 調 査 した 調 査 はわずかしかなく こうしたデータの 不 足 傾 向 はボリビアだけでなく ラテンア メリカ 全 体 に 当 てはまる MSM に 対 する 予 防 活 動 や HIV 診 断 及 び 治 療 サービスを 拡 張 することが 不 可 欠 である セックスワーカー 間 での 予 防 努 力 を 維 持 することが 必 要 である 一 方 で MSM に 対 する 予 防 活 動 や HIV 診 断 及 び 治 療 サービスを 拡 張 することが 不 可 欠 である MSM は 社 会 的 偏 見 (スティグマ) や 差 別 を 受 け 続 けている 男 性 間 のセックスは エクアドルの 感 染 拡 大 においても 目 立 った 要 素 と なっているように 思 われ 同 国 では 2001 年 以 来 新 規 HIV 感 染 報 告 数 が 倍 増 し 2004 年 には 573 件 に 達 した(エクアドル 保 健 省 2005) 報 告 された HIV 発 生 件 数 の3 分 の2 以 上 が 男 性 であ り キト(ピチンチャ 州 )とグアヤキル(グアヤス 州 )では MSM の HIV 陽 性 率 がそれぞれ 17% と 23%に 達 していることが 判 明 している 女 性 セックスワーカー 間 の 陽 性 率 は 低 かった(2% 以 下 ) (エクアドル 保 健 省 2005) HIV に 感 染 している 女 性 の 多 くは 男 性 とのセックスで HIV に 感 染 した 夫 または 定 期 的 に 性 交 渉 をもつ 相 手 から 感 染 したと 思 われる コロンビアでは HIV は 当 初 ほとんど 男 性 に 感 染 し 今 日 まで 国 の 保 健 当 局 に 報 告 されたエイズ 発 生 件 数 の 83%は 男 性 の 感 染 事 例 である この 地 域 の 他 の 複 数 の 国 と 同 じように HIV 感 染 は MSM グループで 記 録 され(ボゴタでは 最 高 20%) コロンビアにおける 女 性 セックスワーカーの 陽 性 率 (たとえば ボゴタでは 年 に 0.8%)を 上 回 っている(Montano など 2005; Khalsa など 2003 Mejía など 2002) しかしながら MSM の 大 部 分 が 女 性 との 性 的 関 係 を 維 持 している その 結 果 流 行 のパターンが 変 化 し 特 にカリブ 海 沿 岸 地 域 及 び 同 国 の 北 東 部 で 女 性 感 染 件 数 が 増 加 している そのほとんどが 男 性 及 び/または 女 性 と 安 全 でないセックスをした 結 果 感 染 した 夫 またはボーイフレンドから HIV に 感 染 したものと 思 われる したがって HIV の 母 子 感 染 予 防 を 目 的 としたプロジェクトで HIV 陽 性 の 検 査 結 果 が 出 た 女 性 のうち 72%が1 人 の 男 性 と 安 定 的 な 関 係 にあり 90%が 自 らを 主 婦 と 称 していた(García など 2005) コロンビアでは HIV 感 染 が 相 当 広 がっている 兆 候 が 最 近 出 ており 若 者 (15~24 歳 ) 及 び 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は サンタンデル 及 びバジェの 1.2~1.3%からアトランティコの 2.4%に 達 してい る(Pietro など 2004) ジェンダー 間 の 不 平 等 が 広 がっていることに 加 えて 長 期 化 する 内 戦 に よって 引 き 起 こされた 強 制 的 移 住 が 女 性 が HIV に 感 染 するリスクを 高 めている(García, 2005) 一 方 同 国 では 国 家 的 イニシアチブとして HIV の 母 子 感 染 減 少 に 積 極 的 に 取 り 組 んでおり これ が そのエイズプログラムの 最 も 強 力 な 構 成 要 素 となっている ある 調 査 によれば この 措 置 によ り 分 娩 前 後 の HIV 感 染 が 40%から4% 以 下 に 減 ったという(García R など 2005) 61

67 UNAIDS/WHO ペルーにおける 妊 婦 の 全 国 的 な HIV 感 染 レベルは 低 いままである( 最 新 の 入 手 可 能 なデータで は 2002 年 に 0.2%)(ペルー 保 健 省 2004) しかしながら MSM 間 ではそれよりはるかに 高 い HIV 陽 性 率 が 記 録 されており 2002 年 の 調 査 では アレキパ イキトス プカルパ スジャーナ などの 都 市 では 6~12% リマでは 23%もの 高 い 陽 性 率 が 検 知 されている(ペルー 保 健 省 2005) 最 初 の2つの 都 市 を 除 くすべての 都 市 で 2000 年 以 降 感 染 レベルは 上 昇 している MSM の 大 部 分 ( 都 市 部 の 調 査 では 4 分 の3 以 上 )が 女 性 とも 性 交 渉 をもつために その 妻 やガールフレンド が HIV に 感 染 する 可 能 性 は 高 い(Guanira など 2004) 商 業 的 なセックスももうひとつの 顕 著 な 要 因 である 24 の 都 市 地 域 における 18~29 歳 の 男 性 のほぼ 半 数 (44%)が 買 春 を 行 ったことがあ ると 述 べており コンドーム 使 用 は 一 般 的 に 言 って 一 定 していない 抗 HIV 療 法 へのアクセスが 顕 著 に 改 善 されたところでは エイズによる 死 亡 率 が 減 少 しているようである 中 央 アメリカにおける HIV は 最 も 弱 い 立 場 の 集 団 と また 多 くの 国 で 幅 広 い 国 民 層 の 双 方 に 拡 大 している HIV は 主 に 無 防 備 なセックス( 男 女 間 及 び 男 性 間 )で 広 がっている 包 括 的 な HIV サーベイランス 情 報 は 不 完 全 なままであるが 入 手 可 能 なデータは 流 行 が 主 要 都 市 部 と 交 通 路 内 及 びその 周 辺 に 主 に 集 中 していることを 示 しているが 重 要 な 例 外 もある この 小 区 域 で HIV と 共 に 生 きる 人 々の 約 3 分 の1を 抱 えているホンジュラスで HIV は 多 様 な 形 態 で 確 実 に 浸 透 している 国 家 レベルの 成 人 HIV 陽 性 率 は 2%をちょうど 下 回 るレベルだ が エイズは ホンジュラスの 女 性 の 最 大 の 死 亡 原 因 であり 同 国 における 入 院 及 び 死 亡 件 数 全 体 の2 番 目 に 大 きい 原 因 であると 考 えられている( 国 連 エイズ 計 画 /WHO 2004) 1999 年 時 点 です でに 妊 婦 の HIV 陽 性 率 ( 中 央 値 )は 都 市 部 の 2.9%から 一 部 農 村 部 の 3.6%に 達 しており こ れらの 数 値 は 流 行 が 比 較 的 成 熟 し より 幅 広 い 国 民 層 に 広 がっていることを 示 唆 している しか しながら 商 業 的 セックスと 男 性 間 のセックスが 流 行 の 主 たる 要 因 であり 続 けている テグシガ ルパの 女 性 セックスワーカー 間 では 平 均 8~9%の HIV 陽 性 率 が 2001 年 に 検 知 されており ま た サン ペドロ スーラでも 13%の 陽 性 率 が 検 知 されている 主 要 都 市 部 の MSM 間 では 2002 年 に 12%が HIV と 共 に 生 きていることが 明 かされている( 国 連 エイズ 合 同 計 画 /WHO 2004 ホ ンジュラス 保 健 省 2003) そのような 調 査 結 果 は その 他 の 性 感 染 症 の 高 い 発 生 率 とともに ホ ンジュラスでは 流 行 拡 大 が 続 くのに 都 合 のよい 条 件 があることを 示 唆 している 中 央 アメリカ 地 域 のその 他 の 国 の 流 行 もまた 商 業 的 セックス 及 び 男 性 間 のセックスとの 関 連 性 が 強 い セックスワーカーの HIV 感 染 レベルには 大 きなバラツキがあるが ストリートを 拠 点 に 活 動 しており それ 故 に HIV 予 防 サービスの 到 達 がより 困 難 な 者 たちの 間 で 一 貫 して 高 くなってい る たとえば サン サルバドル 及 びプエルト デ アカジュトラ(エルサルバドル)では スト リートを 拠 点 とするセックスワーカーの 16%が HIV 陽 性 であることが 判 明 している(エルサルバ ドル 公 衆 保 健 及 び 社 会 支 援 省 2003) 決 まった 性 交 渉 の 相 手 間 のコンドーム 使 用 率 は 低 い 傾 向 が あるため セックスワーカーの 男 性 客 から HIV がその 妻 やガールフレンドへ 感 染 する 可 能 性 が 高 い 同 じことが 男 性 とも 女 性 ともセックスをする 男 性 にも 当 てはまる チナンデガ(ニカラグア) におけるある 調 査 が 示 しているように 女 性 にとっては 貞 操 を 守 ることは 感 染 から 自 らを 護 る ことにはほとんどならない ここでは 既 婚 女 性 のほうが セックスワーカーよりも HIV に 感 染 している 可 能 性 が2 倍 も 高 い( 国 連 エイズ 計 画 /WHO 2004) グアテマラにおける 流 行 は 規 模 の 点 でホンジュラスに 匹 敵 するものだが HIV に 関 するデータ 収 集 があまりにも 断 続 的 なために 最 近 の 趨 勢 の 信 頼 できる 評 価 ができない 入 手 可 能 な 情 報 は HIV の 流 行 状 況 に 地 域 ごとにバラツキがあることを 示 しており 山 岳 地 域 の 被 害 が 恐 らく 最 も 小 さ い ほとんどの HIV 感 染 が 都 市 部 及 び 国 を 横 切 る 交 通 路 及 び 通 商 路 沿 いで 起 きている 62

68 AIDS epidemic update: December 2005 いくつかの 性 感 染 症 診 療 所 における HIV サーベイランス 調 査 では HIV 感 染 事 例 は 見 つかって いないが その 他 では 最 高 9%の 陽 性 率 が 検 知 されている(たとえば イザバルにおいて) 妊 婦 の HIV 陽 性 率 は ほぼ0%から1% 超 (レタルウレウ 及 びサン マルコス)までバラツキがある ( 国 連 エイズ 合 同 計 画 /WHO 2004 グアテマラ 公 衆 衛 生 及 び 社 会 支 援 省 2003) 同 国 でも セ ックスワークが 主 要 な 役 割 を 演 じているように 思 われる ストリートを 拠 点 に 活 動 する 女 性 セック スワーカーでは 最 高 15%の HIV 陽 性 率 が 記 録 されている しかし 男 性 間 のセックスも 一 般 に 想 定 されている 以 上 に 大 きな 要 因 である 可 能 性 がある(グアテマラ 公 衆 衛 生 及 び 社 会 支 援 省 2003) グアテマラシティーでは ほぼ 12%の HIV 陽 性 率 が MSM 間 で 検 知 されており それら MSM の 5 人 に1 人 は 女 性 とも 定 期 的 に 性 的 関 係 を 有 している( 国 連 エイズ 合 同 計 画 /WHO 2004) 男 性 間 のセックスは エルサルバドル ニカラグア 及 びパナマの 比 較 的 小 規 模 な 流 行 においても 際 立 っており この3 国 ではそれぞれ 18% 9% 11%の HIV 陽 性 率 が MSM の 間 で 検 知 されて いる コスタリカでは 男 性 間 のセックスが 同 国 の 流 行 における 主 要 因 であることは 明 らかであり MSM は 全 エイズ 報 告 件 数 の3 分 の2 以 上 を 占 めている( 国 連 エイズ 合 同 計 画 /WHO 2004; 各 国 保 健 省 2003) メキシコにおける 国 家 レベルの 成 人 の HIV 陽 性 率 は 1%を 大 きく 下 回 ったままであるが そ の 流 行 状 況 は この 大 きな 国 全 体 で 様 々なパターンを 見 せている 公 的 に 報 告 されたエイズ 発 生 件 数 のほぼ 90%が 無 防 備 なセックスに 起 因 するものであり その 約 半 数 が 男 性 間 のセックスによるも のである(CENSIDA 2003) 2003 年 末 時 点 で HIV と 共 に 生 きている 成 人 数 は 16 万 人 と 推 定 さ れており その3 分 の2が 男 性 とのセックスで 感 染 したと 考 えられている 男 性 である( 国 連 エイズ 合 同 計 画 2004;Magis-Rodríguez など 2002) 一 方 無 防 備 なセックスは (バイセクシュア ルの) 男 性 パートナーとの 性 交 渉 を 通 じて HIV に 感 染 した 女 性 の 数 が 増 加 するにつれて 顕 著 にな ってきた HIV の 異 性 間 感 染 の 兆 候 が 増 えている 原 因 でもある(Magis など 2002) メキシコの 流 行 において 注 射 器 による 薬 物 使 用 が 果 たしている 役 割 は 見 極 めが 難 しいが 注 射 器 による 薬 物 使 用 との 関 連 がアメリカ 合 衆 国 国 境 沿 いの 都 市 で 観 察 されている(Minichielloa など 2002:Magis- Rodríqguez など 1997) メキシコの 流 行 において 移 民 が 果 たしている 役 割 については 何 度 も 推 測 の 対 象 になっているが 63

69 UNAIDS/WHO 確 定 的 な 結 論 は 未 だ 導 き 出 されていない ある 最 近 の 調 査 によれば 国 外 に 移 民 した 男 性 は 移 民 をしていない 男 性 よりも 前 年 度 に 平 均 約 2 倍 の 多 くの 性 交 渉 の 相 手 を 有 していた (Magis-Rodríguez C など 2004) 同 時 に 国 外 への 移 民 の 場 合 コンドームの 使 用 頻 度 が 相 当 に 高 いことも 判 明 している(Magis-Rodríguez C など 2004) とは 言 っても メキシコのいくつか の 地 方 におけるより 高 いエイズ 発 生 件 数 は HIV 感 染 と 米 国 への 移 民 との 関 連 の 可 能 性 を 示 唆 して いる(Magis-Rodríguez C など 2004) ラテンアメリカにおける 抗 HIV 療 法 へのアクセスはかなり 拡 大 しているが この 領 域 における ブラジルの 功 績 はユニークであり 続 けている 必 要 としている 国 民 全 員 に 抗 HIV 薬 剤 を 提 供 する というブラジルの 政 策 のもと HIV 感 染 が 進 行 した 人 々は 同 国 の 国 家 保 健 システム 経 由 で 抗 HIV 薬 を 入 手 することができる 抗 HIV 療 法 を 受 けているブラジル 人 の 数 は 増 加 し 続 けており 2005 年 9 月 には 約 17 万 人 に 達 している 抗 HIV 療 法 を 受 けている 患 者 の 服 薬 遵 守 (アドヒアランス) 率 は 75%と 推 定 されている 治 療 の 普 及 は アルゼンチン チリ キューバ メキシコ ウルグ アイ ベネズエラなどでも 進 んでいる(PAHO 2005)が 治 療 提 供 条 件 はブラジルほど 患 者 にと って 好 ましいものではない コスタリカとパナマのように 抗 HIV 療 法 へのアクセスが 顕 著 に 改 善 されたところでは エイズによる 死 亡 率 が 減 少 しているようである しかしその 他 の 地 域 特 に 中 央 アメリカの 貧 しい 国 々や 南 米 のアンデス 山 脈 地 域 では 治 療 拡 充 の 進 展 は 緩 慢 である たとえ ば 2004 年 エクアドルで 抗 HIV 療 法 を 受 けている 人 の 数 は 1,000 人 に 満 たず(エクアドル 保 健 省 2004) また エルサルバドル グアテマラ ホンジュラス ニカラグア 及 びパラグアイで も 抗 HIV 療 法 の 導 入 施 策 は 引 き 続 き 立 ち 遅 れている(PAHO 2005) 64

70 北 アメリカ 西 中 ヨーロッパ AIDS epidemic update: December 2005 HIV/AIDS に 関 する 推 計 値 特 徴 2003 年 末 現 在 および 2005 年 末 現 在 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 女 性 の 感 染 者 数 新 規 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 成 人 HIV 陽 性 率 (%) AIDS による 死 亡 者 数 ( 成 人 子 供 ) 2005 年 190 万 [ 万 ] 2003 年 180 万 [ 万 ] 49 万 [34-67 万 ] [ ] 0.5 [ ] [ ] 45 万 [32-62 万 ] [ ] 0.4 [ ] [ ] 北 アメリカ 西 中 央 ヨーロッパで HIV と 共 に 生 きている 人 々の 数 は 2005 年 190 万 人 [130 万 ~260 万 人 ]に 達 し 前 年 の 新 規 感 染 者 数 は 約 6 万 5,000 人 であった 抗 HIV 療 法 が 広 範 に 利 用 可 能 であるため エイズによる 死 亡 件 数 は 約 3 万 件 と 比 較 的 低 いレベルに 抑 えられている 全 体 的 に HIV 感 染 の 主 なパターンが 変 化 しつつあるいくつかの 国 で 予 防 努 力 が 変 化 する 流 行 形 態 に 追 いついていない 男 性 間 のセックス 及 びより 少 数 の 国 では 注 射 器 による 薬 物 使 用 が HIV 感 染 の 重 要 な 経 路 であり 続 けているが 無 防 備 な 異 性 間 性 交 渉 で 感 染 する 人 の 数 が 増 加 している 全 体 的 に HIV 感 染 の 主 なパターンが 変 化 しつつあるいくつかの 国 で 予 防 努 力 が 変 化 する 流 行 形 態 に 追 いついていない アメリカ 合 衆 国 (USA)で HIV と 共 に 生 きている 人 々の 推 計 数 は 2002 年 の 85 万 ~95 万 人 と いう 数 字 から 2003 年 末 で 初 めて 100 万 人 を 上 回 った( 米 国 疾 病 対 策 予 防 センター 2004a) 2003 年 末 で 米 国 における HIV 感 染 件 数 は 104 万 ~120 万 件 と 推 定 されている 感 染 者 数 が 増 加 してい るのは HIV と 共 に 生 きる 人 々が 抗 HIV 療 法 によってより 長 く 生 きるようになっているためで もあるが 一 方 で 流 行 の 当 初 10~15 年 間 で 達 成 された 予 防 措 置 の 成 功 を 適 応 維 持 させることに 失 敗 していることもその 一 因 となっている 約 3 万 2,000 件 の 新 規 HIV 感 染 件 数 が 秘 密 厳 守 を 原 則 にした 氏 名 に 基 づく 報 告 により 2003 年 33 州 で 記 録 されており この 数 値 は 1990 年 代 後 半 から 比 較 的 安 定 したままである(しかし この 33 の 報 告 州 の 中 には HIV と 共 に 生 きている 人 々 の 数 が 最 も 多 いカリフォルニア 州 とニューヨーク 州 が 含 まれていない) 米 国 で HIV と 共 に 生 きている 人 々の 大 多 数 は 男 性 とセックスをする 男 性 (MSM)であり 最 新 の 入 手 可 能 なデータによれば 男 性 間 のセックスが 2003 年 度 における 新 規 HIV 感 染 診 断 件 数 の 63%を 占 める 支 配 的 な 感 染 形 態 であり 続 けている( 米 国 疾 病 対 策 予 防 センター 2004a) 近 年 では リスクの 高 い 行 動 の 報 告 件 数 が 増 加 しており そのある 部 分 は 明 らかに 気 晴 らしのための 薬 物 使 用 に 関 連 している しかしながら 5 都 市 (ボルティモア ロサンゼルス マイアミ ニューヨー ク サフランシスコ)における 新 しい 調 査 では 様 々なトレンドが 明 らかになっている たとえばサンフランシスコにおける MSM 間 の HIV 感 染 率 は 以 前 推 定 されていたよりも 低 い ように 思 われる( 以 前 の 公 式 推 定 値 である 2.2%に 対 して 2004~2005 年 度 の 調 査 では 1.2%) しか し ボルティモアでは 8%の HIV 発 生 率 が MSM 間 で 検 知 されている 調 査 に 参 加 した 男 性 の 40%が HIV 陽 性 であり その 62%が 自 らが 感 染 していることに 気 づいていなかった( 米 国 疾 病 対 策 予 防 センター 2005) 全 般 的 に 米 国 で HIV と 共 に 生 きている 人 々の 4 分 の1は 自 らが 感 染 65

71 UNAIDS/WHO していることに 気 づいていないと 考 えられている 自 らが HIV に 感 染 しているかどうか 知 らない という 傾 向 は 特 にアフリカ 系 アメリカ 人 MSM の 間 で 顕 著 であり 前 述 の 5 都 市 における 調 査 で は HIV 陽 性 であったアフリカ 系 アメリカ 人 MSM の 約 3 分 の2が 自 らが 陽 性 であることに 気 づ いていなかった 他 国 と 同 じように 米 国 における 流 行 も 社 会 的 弱 者 を 窮 地 に 追 いやっている また 注 射 器 による 薬 物 使 用 は 女 性 の 間 でも 際 立 った HIV の 感 染 経 路 であり 続 けている 2003 年 HIV と 共 に 生 きるアメリカ 人 の 約 20%がこの 感 染 経 路 で 感 染 し 2003 年 に 新 たに HIV に 感 染 していると 診 断 された 女 性 では その 割 合 は 約 25%に 達 する アメリカンインディアン 及 びアラス カ 先 住 民 の 女 性 の 間 では その 割 合 は 2003 年 33%であった( 米 国 疾 病 対 策 予 防 センター 2004a) しかしながら HIV と 共 に 生 きている 女 性 の 場 合 安 全 でない 異 性 間 性 交 渉 が 主 たる 感 染 形 態 で あり 2003 年 にこの 感 染 経 路 で HIV に 感 染 した 女 性 は 73%と 推 定 される 年 間 新 規 感 染 者 におけ る 女 性 の 割 合 は 1990 年 代 後 半 に 増 加 し その 後 約 25%で 変 化 がない( 米 国 疾 病 対 策 予 防 センタ ー 2004a) HIV に 感 染 した 多 くの 女 性 にとって HIV に 感 染 する 主 たるリスク 要 因 は 注 射 器 による 薬 物 使 用 や 男 性 間 のセックスなどのしばしば 表 に 出 てこない 男 性 パートナーのリスク 行 動 で あり 続 けている(McMahon など 2004;Valleroy など 2004;Montgomery など 2003) 他 国 と 同 じように 米 国 における 流 行 も 社 会 的 弱 者 を 窮 地 に 追 いやっている たとえば ノー スキャロライナ 州 における 最 近 の 調 査 では HIV 陽 性 の 女 性 の 失 業 率 は 相 当 に 高 く 公 的 支 援 を 必 要 としていたり 金 銭 や 贈 与 物 とセックスを 交 換 しているという 結 果 が 示 されている(Leone など 2005) 米 国 における 流 行 の 注 目 を 引 く 特 徴 のひとつは HIV 感 染 がアフリカ 系 アメリカ 人 に 集 中 してい ることである アメリカ 全 人 口 に 占 める 割 合 はわずか 12.5%であるが アフリカ 系 アメリカ 人 は 2003 年 の 新 規 HIV 発 生 件 数 の 48%を 占 めていた( 米 国 疾 病 対 策 予 防 センター 2004a) HIV と 共 に 生 きるアフリカ 系 アメリカ 人 の 中 では 男 性 が 多 数 派 を 占 めているが アフリカ 系 アメリカ 人 の 女 性 もその 全 人 口 に 対 する 割 合 からすると 不 釣 り 合 いなほど 多 く HIV に 感 染 している いくつ かの 推 定 によると アフリカ 系 アメリカ 人 の 女 性 は 白 人 女 性 に 比 べて HIV に 感 染 する 可 能 性 が 12 倍 以 上 に 達 すると 言 われている 男 性 とセックスをする 若 い 男 性 (23~29 歳 )の 場 合 アフリ カ 系 アメリカ 人 の HIV 陽 性 率 (32%)は 同 年 齢 の 白 人 男 性 (7%)の 4 倍 以 上 であり 同 年 齢 のラテン 系 男 性 (14%)の 2 倍 以 上 であった また 2003 年 にエイズにより 亡 くなった 人 々の 2 人 に 1 人 は アフリカ 系 アメリカ 人 であった( 米 国 疾 病 対 策 予 防 センター 2004a) 2000 年 以 降 の 米 国 における 年 間 推 定 新 規 HIV 感 染 者 数 は 4 万 人 でほぼ 安 定 している( 米 国 疾 病 対 策 予 防 センター 2005) しかしながら 4 年 前 に 米 国 政 府 が 設 定 した 新 規 感 染 率 を 半 減 させ るという 目 標 を 達 成 するには 努 力 の 強 化 が 必 要 である 米 国 における 抗 HIV 療 法 の 導 入 以 降 の エイズに 関 連 する 死 亡 件 数 の 急 激 な 減 少 は 1990 年 代 後 半 には 落 ち 着 き 始 め 2000 年 以 降 年 間 平 均 1 万 7,500~1 万 8,500 件 となっている(グラフ20 参 照 )( 米 国 疾 病 対 策 予 防 センター 2004a) 最 近 の 推 計 では 抗 HIV 療 法 により のべで 約 200 万 年 相 当 の 人 生 が 救 われたが アフリカ 系 アメ リカ 人 はそのような 生 存 期 間 を 延 長 させる 治 療 の 恩 恵 に 平 等 に 浴 していないのではないかと 思 われ る(Walensky 等 2005) 別 の 最 近 の 研 究 では たとえばアフリカ 系 アメリカ 人 は その 他 の 国 民 グループと 比 較 して 抗 HIV 療 法 を 受 けている 割 合 が 半 分 であった(McQuillan など 2004) 2003 年 エイズにより 死 亡 したアフリカ 系 アメリカ 人 は 白 人 アメリカ 人 の 約 2 倍 に 達 する( 米 国 疾 病 対 策 予 防 センター 2004a) エイズは 25~54 歳 のアフリカ 系 アメリカ 人 の 男 性 の 死 亡 原 因 トップ3のひとつであり 66

72 AIDS epidemic update: December ~34 歳 のアフリカ 系 アメリカ 人 女 性 では ナンバーの1の 死 亡 原 因 であった( 米 国 疾 病 対 策 予 防 センター 2004a) カナダでは 2004 年 末 までに 5 万 8,000 件 の HIV 診 断 件 数 が 報 告 されているが 流 行 状 況 は 変 化 しつつある 過 去 5 年 間 で 年 間 新 規 HIV 感 染 数 は 20% 増 加 している(2000 年 の 2,111 件 から 2004 年 の 2,529 件 に) 女 性 が 新 規 感 染 件 数 の 4 分 の1を 占 めるようになっている(1995 年 の 10% 以 下 に 比 較 して) 女 性 の 間 では 15~29 歳 の 女 性 が 最 も 感 染 のリスクが 高 く この 年 齢 集 団 の 女 性 が 2004 年 の 新 規 感 染 件 数 の 42%を 占 めている(1985~1994 年 の 13%に 対 して) こうしたト レンドは 異 性 間 性 交 渉 を 原 因 とするHIV 感 染 件 数 の 割 合 の 増 加 に 対 応 しており(2004 年 で30%) 同 国 の 流 行 において 異 性 間 性 交 渉 の 増 加 と 流 行 の 成 熟 化 が 起 こっていることを 示 している 異 性 間 性 交 渉 を 原 因 とする 新 規 診 断 件 数 の 4 分 の1は サハラ 砂 漠 以 南 のアフリカ 及 びカリブ 海 沿 岸 諸 国 などの 高 陽 性 率 諸 国 からカナダにやってきた 人 々の 間 で 起 こったものであった(カナダ 公 衆 衛 生 局 2003) 同 時 に 注 射 器 による 薬 物 使 用 も 女 性 におけるHIV 感 染 の 主 要 感 染 形 態 であり 続 けており 2004 年 の 女 性 新 規 診 断 件 数 の 32%を 占 めていた 全 体 的 に 言 って 男 性 間 のセックスがカナダの 流 行 における 単 一 の 最 も 有 力 な 要 因 であり 続 けており 昨 年 の 新 規 HIV 診 断 件 数 の 45%を 占 めて いた 年 間 エイズ 診 断 件 数 は 急 激 に 低 下 したが(1994 年 の 1,776 件 から 2004 年 の 237 件 に) 新 規 診 断 件 数 の 中 でアフリカ 系 や 先 住 民 カナダ 人 が 占 める 割 合 が 増 大 している 1994 年 から 2004 年 にかけて アフリカ 系 カナダ 人 の 新 規 診 断 件 数 に 占 める 割 合 は 8.3%から 15.5%に 増 加 し 先 住 民 カナダ 人 では 2.3%から 14.8%に 増 加 した(カナダ 公 衆 衛 生 局 2005) 西 欧 では 50 万 人 以 上 の 人 々が HIV と 共 に 生 きている 西 欧 では 50 万 人 以 上 の 人 々が HIV と 共 に 生 きている その 数 は 複 数 の 国 でリスクの 高 い 性 行 動 が 復 活 する 兆 候 が 見 られるにつれて 増 加 し 続 けている 西 欧 における 最 大 の 変 化 は 複 数 の 国 で 新 規 HIV 感 染 の 主 な 原 因 として 異 性 間 性 交 渉 が 出 現 してきたことである 2004 年 の 2 万 件 以 上 の 新 規 HIV 感 染 診 断 件 数 (データが 入 手 可 能 でない イタリア ノルウェー スペインは 除 く) の 中 3 分 の1 以 上 が 女 性 であった 新 規 感 染 診 断 件 数 の 中 の 相 当 部 分 が 主 にサハラ 砂 漠 以 南 の アフリカの 国 々など 深 刻 な 流 行 を 抱 える 国 々 出 身 の 人 々である(Hamers 及 び Downs 2004) 67

73 UNAIDS/WHO 英 国 で 2000 年 以 降 HIV 新 規 感 染 診 断 件 数 が 倍 増 した(2000 年 の 3,499 件 から 2004 年 の 7,258 件 )のには 複 数 の 理 由 がある 検 査 件 数 の 増 加 がその 理 由 のひとつであり また 2000 年 に HIV 診 断 の 報 告 が 臨 床 医 師 に 義 務 付 けられ その 結 果 公 式 に 記 録 された 感 染 件 数 が 増 加 した(EuroHIV 2005) しかしながら 増 加 のほとんどは 異 性 間 の HIV 感 染 件 数 の 急 激 な 増 加 であり その 大 部 分 ( 約 80%)が 陽 性 率 の 高 い 国 々で 感 染 したものである 2004 年 に 診 断 された 4,000 件 の 異 性 間 の HIV 感 染 件 数 の 大 部 分 がサハラ 砂 漠 以 南 のアフリカで 発 生 したものである(EuroHIV, 2005: Dougan など 2005) 女 性 に 対 する 被 害 が 特 に 大 きい たとえば ロンドン 以 外 では 性 病 科 ク リニックにおける 以 前 には 検 知 されなかった 女 性 の HIV 感 染 が 2003 年 11%に 達 していた( 英 国 HIV 及 び 性 感 染 症 サーベイランス 協 力 グループ 2004) これらの 新 規 に 診 断 された HIV 感 染 のパ ターンは 主 な 取 り 組 み 課 題 となっている また 英 国 内 で HIV に 感 染 した 異 性 愛 者 の 人 々の HIV 診 断 件 数 も 1999 年 から 2003 年 にかけて 倍 増 している(158 件 から 341 件 に) その 他 の 性 感 染 症 の 診 断 件 数 もまた 増 加 し 続 けている 2003 年 にはイングランド ウェールズ 北 アイルランドにおける 梅 毒 診 断 件 数 は 2002 年 と 比 較 して 男 性 では 28% 女 性 では 32% 高 くなっていた( 英 国 HIV 及 び 性 感 染 症 サーベイランス 協 力 グループ 2004;Dougan など 2005) 一 方 で かつては 主 たる 感 染 形 態 であった 男 性 間 のセックスは 英 国 の 新 規 HIV 感 染 件 数 のお よそ 4 分 の1を 依 然 として 占 めている(2004 年 には 1,900 件 ) 1998 年 から 2004 年 にかけての 調 査 では ロンドンで 不 特 定 多 数 の 男 性 を 相 手 に 安 全 でないセックスをした 男 性 の 割 合 は 1998 年 か ら 2001 年 にかけて 急 増 した(6.7%から 15.2%に)ことが 示 されている(Elford など 2005a) 別 のロンドンにおける 調 査 では より 年 長 の MSM 間 の HIV 発 生 率 の 上 昇 が 検 知 されているが 若 い MSM では そのような 傾 向 は 見 られていない(Elford など 2005b) ブライトン ロンド ン マンチェスターで 行 われた 最 近 のコミュニティー 調 査 では MSM の9~14%が HIV と 共 に 生 きていることが 明 らかになり 検 査 の 結 果 HIV 陽 性 であることが 判 明 した 少 なくとも 3 人 に 1 人 が 自 らの 感 染 に 気 づいていなかった(Dodds など 2005) MSM を 対 象 にした 予 防 活 動 は これ らの 調 査 結 果 を 考 慮 する 必 要 がある 特 に 予 防 活 動 は HIV 感 染 状 況 社 会 経 済 状 況 及 び 社 会 文 化 アイデンティティーなど 対 象 グループの 多 様 なリスク 特 徴 を 反 映 したものである 必 要 がある (Elford など 2004) さらに MSM の 中 で HIV に 感 染 しているが その 感 染 に 気 づいていなか った 者 の 比 率 が 高 いこと( 最 近 の 調 査 では 20% 以 上 )を 考 えると 感 染 した 男 性 の 中 でより 大 きな 割 合 の 人 々に 対 する 診 断 及 び 治 療 イニシアチブの 強 化 も 必 要 である 2002 年 以 降 西 欧 において 男 性 間 のセックスに 起 因 する 年 間 HIV 新 規 感 染 件 数 は 若 干 減 少 し ている(5,453 件 から 2004 年 の 5,075 件 に) しかしながら ベルギー デンマーク ポルトガル スイスでは 若 干 の そしてドイツでは 相 当 の 増 加 が 記 録 されている(EuroHIV, 2005) ドイツで は MSM の 新 規 HIV 感 染 件 数 が 2001 年 から 2004 年 にかけてほぼ 倍 増 しており(530 件 から 982 件 に) 2004 年 に 2,058 件 を 数 えた 全 HIV 新 規 感 染 件 数 の 安 定 増 加 の 主 たる 原 因 となっている ( 同 件 数 は 2001 年 の 1,425 件 に 対 して 44%の 増 加 となっている) この 趨 勢 は 抗 体 検 査 が 幅 広 く 利 用 可 能 になった 1990 年 代 後 半 以 降 に 検 査 受 件 数 が 増 加 した 後 安 定 化 したため 新 規 感 染 件 数 の 純 増 を 反 映 したものであることはほぼ 確 実 である ドイツでは 男 性 間 のセックスが 以 前 より も 年 間 新 規 HIV 感 染 件 数 の 中 で 占 める 割 合 が 高 まっており 2001 年 の 37% 対 して 49%となって いる(Robert Koch Institut, 2005 EuroHIV, 2005) 同 様 の しかしより 局 地 的 な 流 行 のトレンドが 他 所 で 明 白 になっており ハイリスクな 性 行 動 の 復 活 を 反 映 して いくつかの 西 欧 の 大 都 市 で 性 的 感 染 による 流 行 が 継 続 している たとえば イタ リア ローマの 性 感 染 症 診 療 所 における 縦 断 法 による 調 査 の 結 果 新 規 HIV 感 染 の 劇 的 な 増 加 が 明 らかになった 2000~2003 年 にかけての 累 積 発 生 件 数 は 1984~1995 年 の 累 積 件 数 の 2 倍 に 及 び 1996~1999 年 のそれよりもはるかに 多 い(Giuliani など 2005) スペインのバルセロナ でも 梅 毒 やその 他 の 性 感 染 症 (STI)の 流 行 が 復 活 しており これは MSM 間 のハイリスク 行 68

74 AIDS epidemic update: December 2005 動 が 増 加 しているためである たとえば ある 外 来 STI 診 療 所 では 2002~2003 年 の 感 染 性 梅 毒 の 診 断 件 数 は 1993~1997 年 に 比 較 して 5 倍 の 増 加 が 記 録 されている(Vall Mayansなど 2004) 男 性 間 のセックスは デンマーク フランス オランダでも 流 行 の 主 たる 要 因 であり 続 けている フランスでは 2003 年 と 2004 年 新 規 HIV 感 染 件 数 の 約 20%が MSM におけるものであり そ のうち 58%が 最 近 の 感 染 であった(Lot など 2004 EuroHIV 2005) オランダでは 男 性 間 の 無 防 備 なセックスが 2003 年 2004 年 における 新 規 HIV 感 染 診 断 数 の 40% 以 上 を 占 めていた サ ーベイランスデータは 2000 年 以 降 無 防 備 な 性 交 渉 が 復 活 していることを 示 唆 している さらに 2003 年 MSM 間 における 淋 病 クラミジア 梅 毒 感 染 の 5 分 の1は すでに HIV に 感 染 してい る 男 性 に 起 きたものであった(Van de Laar 及 び Op de Coul 2004;EuroHIV 2005) MSM に 対 するセーファーセックスプログラムを 強 化 する 緊 急 な 必 要 性 が 複 数 の 国 で 満 たされないままの 状 態 である スペインでは メタドン 代 替 療 法 及 び 注 射 針 交 換 プロジェクトが 導 入 されて 以 来 IDU 間 の HIV 診 断 件 数 は 1990 年 代 に 大 きく 減 少 した しかし 2001 年 カタロニアの IDU 間 で 高 い HIV 陽 性 率 が 検 知 され 注 射 器 による 薬 物 使 用 は 同 国 北 東 部 及 びバレアレス 諸 島 で 特 に 広 がったままで ある(De la Fuente, 2003) IDU 間 の 新 規 HIV 感 染 件 数 は ポルトガルでも 急 減 し(2000 年 の 2,400 件 から 2004 年 の 1,000 件 に) 2004 年 では 新 規 HIV 感 染 件 数 の 3 分 の1 強 を 占 めるに 過 ぎ なくなっている(2002 年 にはこの 割 合 はほぼ 2 分 の 1 であった)(EuroHIV 2005) IDU を 対 象 にしたプログラムの 成 功 を 維 持 することに 加 えて 注 射 器 による 薬 物 使 用 がその 流 行 の 主 たる 要 因 である 国 々とっての 課 題 は 感 染 した IDU からその 性 的 パートナーへの HIV 感 染 を 食 い 止 めるこ とである(EuroHIV 2005) 英 国 と 同 様 に その 他 の 西 欧 地 域 における 最 も 顕 著 な 最 近 のトレンドは 安 全 でない 異 性 間 性 交 渉 を 原 因 とする 新 規 HIV 感 染 件 数 が 一 定 して 増 加 傾 向 にあること そして HIV 発 生 件 数 において 女 性 が 占 める 割 合 が 増 加 していることである ベルギー デンマーク フランス ドイツ 及 びス ウェーデンでは 異 性 間 性 交 渉 を 原 因 とする HIV 感 染 の 少 なくとも 3 分 の1が 恐 らく 特 にサハ ラ 砂 漠 以 南 のアフリカなどの 海 外 での 感 染 事 例 である 大 多 数 の HIV に 感 染 した 移 民 は 自 らが 感 染 していることに 気 づかず その 多 くは 女 性 である たとえば 2003 年 フランスで 異 性 間 性 交 渉 を 原 因 とするものとされた HIV 診 断 件 数 の 中 で 69%が 移 民 のものであり そのほぼ 3 分 の2 (65%)が 女 性 であった(Lot など 2004) 2004 年 の HIV データのある 18 の 西 欧 諸 国 で 女 性 は 新 規 診 断 件 数 の 35%を 占 めており 2000 年 の 29%から 増 加 している(EUroHIV 2005) 西 欧 における 予 防 治 療 及 びケア 戦 略 は 移 民 及 び 女 性 により 効 果 的 に 到 達 するように 改 められな ければならない 中 央 ヨーロッパでは 流 行 は 阻 止 され 小 規 模 にとどまっており ポーランドとトルコが 年 間 新 規 HIV 診 断 数 の 半 分 以 上 を 占 める ポーランドでは 2001 年 以 来 新 規 感 染 件 数 は 毎 年 次 第 に 増 加 しており 2004 年 には 656 件 に 達 している(EuroHIV 2005) ポーランドにおいて 長 い 間 主 要 感 染 要 因 であった 注 射 器 による 薬 物 使 用 は 現 在 新 規 感 染 の3 分 の1 以 下 となり 異 性 間 男 性 間 双 方 の 無 防 備 なセックスに 取 って 代 わられている ポーランドでは 現 在 HIV と 共 に 生 きる 人 々の 20% 以 上 を 女 性 が 占 めている( 国 家 エイズセンター 2005) 中 央 ヨーロッパでは 全 体 的 に 言 って 2004 年 に 感 染 形 態 が 判 別 されたケースの 約 半 数 が 無 防 備 な 異 性 間 の 性 交 渉 を 原 因 とするも のである チェコ 共 和 国 ハンガリー スロベニア 及 びスロバキア 共 和 国 などの5~6ヵ 国 でのみ 男 性 間 のセックスが 主 たる HIV 感 染 形 態 であると 思 われる 西 ヨーロッパと 北 アメリカは 依 然 として 抗 HIV 療 法 を 必 要 としている 大 多 数 の 人 々がこの 療 法 を 受 けることができる 世 界 で 唯 一 の 地 域 である その 結 果 1990 年 代 エイズによる 死 亡 件 数 は 激 減 した 西 欧 では この 傾 向 は 持 続 しており エイズによる 死 亡 件 数 は 2000 年 の 3,905 件 か ら 2004 年 の 2,252 件 へと 42%も 急 激 に 減 少 している(EuroHIV 2005) (それとは 対 照 的 に 抗 HIV 療 法 の 普 及 が 限 定 されている 東 ヨーロッパでは エイズによる 死 亡 件 数 が 2000 年 から 3 倍 に 増 加 している;EuroHIV 2005) この 地 域 における 主 要 課 題 は 予 防 努 力 を 強 化 し それを 変 化 する 流 行 パターンに 適 応 させて いくことである 69

75 UNAIDS/WHO 中 東 北 アフリカ HIV/AIDS に 関 する 推 計 値 特 徴 2003 年 末 現 在 および 2005 年 末 現 在 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 女 性 の 感 染 者 数 新 規 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 成 人 HIV 陽 性 率 (%) AIDS による 死 亡 者 数 ( 成 人 子 供 ) 2005 年 51 万 [ 万 ] 2003 年 50 万 [ 万 ] 22 万 [ 万 ] [ ] 0.2 [ ] [ ] 23 万 [ 万 ] [ ] 0.2 [ ] [ ] 中 東 北 アフリカにおけるエイズの 拡 大 は 継 続 しており 最 新 の 推 計 では 2005 年 の 新 規 HIV 感 染 者 数 は 6 万 7,000 人 [3 万 5,000~20 万 人 ]に 達 する この 地 域 では 約 51 万 人 [23 万 ~ 140 万 人 ]の 人 々が HIV と 共 に 生 きている また 推 定 5 万 8,000 人 [2 万 5,000~14 万 5,000 人 ]の 成 人 及 び 子 供 が 2005 年 エイズ 関 連 疾 患 のために 亡 くなった この 地 域 では HIV 動 向 調 査 が 弱 いが より 包 括 的 な 情 報 が 入 手 可 能 な 国 もある(アルジェリア リビア モロッコ ソマリア スーダン) 入 手 可 能 な 証 拠 からは アルジェリア リビア モロ ッコ ソマリアなどの 国 々で HIV 感 染 が 拡 大 している 趨 勢 が 示 されている( 特 に 若 年 集 団 に) こ の 地 域 における HIV 感 染 の 主 たる 形 態 は 無 防 備 な 性 交 渉 であるが 注 射 器 による 薬 物 使 用 も 次 第 に 重 要 な 要 因 になりつつある(イラン 及 びリビアの2ヵ 国 においては これが 支 配 的 な 感 染 形 態 になっている) また 汚 染 された 血 液 製 品 輸 血 または 医 療 機 関 における 感 染 防 止 方 策 の 欠 如 は 全 般 的 に 減 少 しているが 国 によっては 依 然 問 題 であり 続 けている 汚 染 された 血 液 に 起 因 する 全 エイズ 報 告 件 数 の 割 合 は 1993 年 の 12%から 2003 年 の 0.4%に 減 った(WHO/EMRO, 2005) スーダンを 除 いて 国 家 レベルの HIV 陽 性 率 は この 地 域 のすべての 国 で 低 い しかしながら 流 行 の 大 部 分 は 特 定 地 域 及 びセックスワーカーとその 客 注 射 器 による 薬 物 使 用 者 (IDU) 及 び 男 性 とセックスをする 男 性 (MSM)などの 特 定 のハイリスク 集 団 に 集 中 している この 地 域 で 他 よりもはるかに 被 害 が 深 刻 なのはスーダンであり 同 国 の 南 部 では 最 も 高 い 感 染 拡 大 状 況 が 検 知 されている また HIV が 北 部 でも 拡 大 している 可 能 性 を 示 唆 する 最 近 の 兆 候 もあ る HIV の 母 子 感 染 予 防 のためのパイロットプロジェクトの 一 環 として ハルツームで HIV 検 査 を 受 けることに 同 意 してくれた 少 数 の 女 性 の 間 では 陽 性 率 は1%を 若 干 下 回 るレベル(0.8%)で あった 首 都 の 性 感 染 症 診 療 所 に 通 っている 女 性 の 間 では 2% 強 が 2004 年 に 陽 性 であったが 一 方 で 大 学 生 や 南 部 北 部 諸 州 で 国 内 難 民 となった 人 々においても1%の HIV 陽 性 率 が 検 知 さ れている(スーダン 保 健 省 2005;スーダン 国 家 エイズ 防 止 プログラム 2004c 及 び 2004b) 内 戦 と 強 制 的 な 移 住 の 長 い 歴 史 を 有 する 国 では 国 内 難 民 となった 人 々がより 高 い HIV 感 染 の 可 能 性 に 直 面 することもある たとえば ハルツームで 2004 年 に 妊 産 婦 ケアを 求 めている 難 民 の 妊 婦 間 では 他 の 女 性 の 陽 性 率 が 0.3% 以 下 であったのに 比 較 し 1.6%の HIV 陽 性 率 が 検 知 された(ス ーダン 保 健 省 2005) 70

76 AIDS epidemic update: December 2005 スーダンにおける 予 防 努 力 は 近 年 になって 強 化 されてはいるが 最 近 行 われた 行 動 調 査 では エイズについて 聞 いたことがある 妊 婦 の 割 合 はわずか4 分 の3にとどまっており また 調 査 対 象 となった 女 性 の5 分 の1が HIV 陽 性 者 と 食 事 を 共 にすることで HIV に 感 染 する 可 能 性 があると 考 えていることが 判 明 している コンドーム 使 用 で HIV 感 染 を 防 止 することができることを 知 っ ていた 者 は わずか5%であり 女 性 の3 分 の2 以 上 がコンドームを 見 たこともなければ それに ついて 聞 いたこともなかった(スーダン 国 家 エイズ 防 止 プログラム 2004a) 特 別 に 感 染 リスクが 高 い 人 々(セックスワーカーなど)の 間 でも HIV に 関 する 知 識 は 乏 しく 予 防 的 行 動 は 稀 である 調 査 によれば セックスワーカーの 半 数 以 上 (55%)がコンドームを 見 たこともなければ 聞 いたこ ともないと 答 えており コンドームで HIV 感 染 を 予 防 できることを 知 っていたのは 20% 未 満 (17%)であった これら 女 性 セックスワーカーの HIV 陽 性 率 は 4.4%であった(スーダン 国 家 エイズ 防 止 プログラム 2004b) HIV に 関 する 知 識 と 行 動 についての 同 様 の 不 足 が 国 内 難 民 とな った 人 々の 間 でも 見 られた(スーダン 国 家 エイズ 防 止 プログラム 2004c) この 地 域 のその 他 のほとんど 国 々では HIV サーベイランスデータが 不 充 分 であるが 状 況 が 改 善 していると 思 われる 国 々もある その 一 例 がサウジアラビアである 同 国 の 首 都 リヤドで 実 施 さ れた 調 査 では HIV 感 染 の 約 半 数 が 異 性 間 性 交 渉 で 発 生 していたことが 示 されている HIV に 感 染 した 女 性 の 大 多 数 が 結 婚 しており その 夫 から 感 染 した また 男 性 のほとんどは 買 春 により 感 染 した(Abdulrahman など 2004) 男 性 間 のセックス 及 び 注 射 器 による 薬 物 使 用 は 感 染 原 因 の 中 では 少 数 派 であるが この 調 査 における 感 染 のかなりの 割 合 (26%)が 流 行 初 期 の 汚 染 され た 血 液 または 血 液 製 品 の 輸 血 に 起 因 するものであった 同 国 における 流 行 の 全 体 的 規 模 は 明 らかで はないが HIV と 共 に 生 きている 人 々の 数 は 1,000 人 強 から 8,000 人 以 上 と 推 定 される エジプトの 公 式 データは 主 に 無 防 備 なセックスを 主 要 因 とする 流 行 を 示 しており その 中 でも 異 性 間 性 交 渉 が 感 染 形 態 が 明 らかになっている 場 合 HIV 発 生 件 数 の 約 2 分 の1を 占 めており 男 性 間 のセックスが5 分 の1を 占 めていた 注 射 器 による 薬 物 使 用 は HIV 発 生 件 数 のわずか2% を 占 める 感 染 形 態 であった しかしながら 調 査 担 当 者 らは カイロの 注 射 器 による 薬 物 使 用 者 (IDU) 間 で 危 険 な 行 動 が 高 いレベルに 達 していることを 発 見 しており たとえば 調 査 の 対 象 と なった IDU の 半 数 以 上 が 調 査 前 月 不 潔 な 注 射 器 具 を 使 用 したと 述 べている(Elshimi, Warner-Smith 及 び Aon, 2004) モロッコで 妊 産 婦 診 療 所 に 通 う 女 性 の HIV 陽 性 率 は 依 然 として 非 常 に 低 いものの 1999 年 から 2003 年 にかけて 倍 増 しており 0.13%に 達 していた 一 方 セックスワーカーや 囚 人 の 間 では 陽 性 率 はそれぞれ 2.3% 0.8%と 相 当 に 高 い(モロッコ 保 健 省 ) 無 防 備 な 性 交 渉 (ほと んどが 異 性 間 )が 流 行 の 主 要 因 であり 男 性 間 及 び 注 射 器 による 薬 物 使 用 に 関 連 した 検 知 された HIV 発 生 件 数 の 割 合 は 小 さい 同 国 の 保 健 当 局 は 2003 年 に HIV と 共 に 生 きていた 人 々の 数 を1 万 3,000~1 万 6,000 人 と 推 定 しており その 中 の 半 数 以 上 が 大 カサブランカ 地 区 スス マサ ダラ 地 区 マラケシュ テンシフト アルハウズ 地 区 に 集 中 している アルジェリアの 2004 年 における 新 規 HIV 感 染 件 数 は 前 年 の2 倍 となった(266 件 ) これは 同 国 のこれまで 小 規 模 であった 流 行 が 急 激 な 拡 大 を 見 せる 前 触 れである 可 能 性 もあるが 同 国 にお ける 流 行 状 況 に 関 する 調 査 は 不 充 分 なままである 2004 年 末 までに 下 された 1,721 件 の 公 式 HIV 診 断 件 数 のほぼ4 分 の3についての 感 染 形 態 も 知 られておらず 感 染 ルートを 特 定 するのが 困 難 で ある(アルジェリア 保 健 省 2005) しかしながら 大 多 数 の 感 染 が 異 性 間 性 交 渉 により 発 生 して いるようであり 商 業 的 セックスが 特 に 他 所 よりも HIV 陽 性 率 がはるかに 高 い 南 部 で 顕 著 な 要 因 になっている 今 日 までに 記 録 された 最 も 高 い 感 染 レベルは セックスワーカー 間 に 見 られたも のであり 北 部 のオランで 1.7% 南 部 のタマンラセットでは9%にも 達 しており 後 者 では 2000 年 に 検 知 された2%から 陽 性 率 が 急 速 に 上 昇 している(Institut de formation paramédicale de Parnet, 2004; Fares など 2004) タマンラセットでは セックスワーカーに 加 えて 軍 人 や 移 民 などが 特 に HIV に 感 染 しやすいと 思 われる 71

77 UNAIDS/WHO チュニジアにおける 流 行 は 比 較 的 安 定 しているが 感 染 の 可 能 性 が 高 い 状 況 の 増 加 も 確 認 され ており 状 況 が 変 化 する 可 能 性 もある セックスワークが 増 加 していると 思 われ 非 常 に 限 定 的 で はあるが IDU もまた 広 がろうとしている 特 に 若 者 の HIV に 関 する 知 識 が 充 分 ではなく コン ドーム 利 用 率 も 限 られており このような 趨 勢 は 若 者 を HIV に 感 染 するリスクに 曝 すものであ る 対 照 的 にリビアでは 注 射 器 による 薬 物 使 用 が 流 行 の 主 要 因 となっており そのため 近 年 若 い 男 性 の HIV 感 染 が 急 増 している 1998 年 のベンガジ 子 供 病 院 における 院 内 感 染 の 発 生 以 降 リビ アは 2000 年 初 頭 までに 若 者 の 感 染 がほぼ 10 倍 に 増 加 したと 報 告 している 2004 年 末 までに 報 告 されたほぼ1 万 件 の HIV 発 生 件 数 の 80%までもが 今 世 紀 になってから 報 告 されたものであり これら 感 染 の 大 部 分 が 注 射 器 による 薬 物 使 用 の 結 果 と 思 われる リビアにおける 注 射 器 による 薬 物 使 用 の 程 度 は 測 定 困 難 だが そのほとんどが 首 都 のトリポリ 内 及 びその 周 辺 に 集 中 していると 思 われ 主 に 使 われている 薬 物 はヘロインである 同 国 の 国 家 エイズプログラムは 2003 年 末 に2 万 3,000 人 以 上 の 人 々が HIV と 共 に 生 きていたと 推 測 しており IDU そして 彼 らの 性 交 渉 の 相 手 を 護 ることにもなる HIV 予 防 施 策 を 実 施 するための 適 切 な 努 力 が 行 われなければ 感 染 者 数 が 増 加 し 続 ける 可 能 性 がある リビアの 国 家 エイズプログラムは 意 識 向 上 や 流 行 の 今 後 の 広 がりに 関 する 知 識 の 増 大 努 力 を 強 化 しているが 大 きな 課 題 も 残 っている 偏 見 (スティグマ)や 否 認 が 広 がっていると 言 われている ハイリスクグループに 的 を 絞 ったアプローチを 取 った HIV 予 防 プ ログラムをさらに 開 発 し 拡 充 する 緊 急 の 必 要 がある 地 域 全 体 で 特 にセックスワーク 及 び 男 性 間 のセックスの 役 割 を 含 む HIV 感 染 パターンについての 量 的 にも 質 的 にも 充 実 した 綿 密 な 情 報 が 求 められていることは 明 らかである 1990 年 代 後 半 から 同 様 の しかしより 大 きな 困 難 に 直 面 しているイランでは 増 加 する IDU 人 口 に 対 して 部 分 的 なハームリダクション 政 策 を 導 入 してきた HIV は IDU 間 で 感 染 を 拡 大 してお り 2003 年 には IDU 間 の 感 染 者 数 は 20 万 人 と 推 測 され 感 染 はさらに 拡 大 すると 予 測 される (Jenkins 及 び Robalino, 2003) テヘランの 公 共 薬 物 治 療 センターのユーザー 間 で 実 施 された1 件 の 新 しい 調 査 では HIV と 注 射 器 による 薬 物 使 用 収 監 そして 同 国 における 性 習 慣 の 密 接 な 関 係 が 示 されている IDU の 大 部 分 は 若 く( 平 均 年 齢 は 25 歳 ) その4 分 の3がヘロインを 注 射 してい る 不 潔 な 注 射 器 具 を 使 用 したことがある 者 の 約 40%は 刑 務 所 でも 同 じようにしていた(Zamani など 2005) 明 らかに 収 監 は HIV 感 染 のリスク 行 動 に 関 連 していると 思 われるが いくつか の 推 定 によれば イランにおける 総 囚 人 数 のおよそ 半 数 は 薬 物 関 連 の 罪 で 拘 置 または 有 罪 判 決 を 受 けた 者 であるということを 鑑 みると これは 困 った 事 実 である この 調 査 結 果 から 特 に 収 監 さ れている IDU 向 けに 効 果 が 確 認 されている 予 防 プログラムを 拡 充 する 必 要 性 が 強 く 認 識 される (Zamani など 2005) また イランが HIV の 流 行 を 抑 えようというのであれば 刑 務 所 以 外 でも 包 括 的 なハームリダクションプログラムを 拡 充 しなければならない 前 述 のテヘランにおける 調 査 に 参 加 した IDU の 大 多 数 が 性 的 にも 活 動 的 であり 多 くの 者 が 買 春 または 売 春 を 行 い コンドー ムを 使 ったことがある 性 的 に 活 動 的 な IDU の 割 合 がわずか 53%であるという 事 実 を 鑑 みれば 緊 急 に 対 策 を 講 じる 必 要 は 明 らかである(Zamani など 2005) より 以 前 に 行 われた 調 査 では IDU の 約 半 数 が 結 婚 しており 3 分 の1が 婚 外 性 交 渉 を 持 っていることが 判 明 しており( 国 連 エイズ 合 同 計 画 /WHO 2004) そのため IDU からそのセックスパートナーへの HIV 感 染 の 可 能 性 が 明 ら かに 存 在 することが 示 唆 されている(Zamani など 2005) 不 完 全 なものではあるが 利 用 可 能 な 証 拠 は セックスワーカーにおけるコンドーム 使 用 率 が 低 いことも セックスワーカーとその 客 を 感 染 の 危 機 に 曝 していることを 示 している 72

78 AIDS epidemic update: December 2005 この 地 域 のその 他 の 国 々における HIV の 流 行 についてはほとんど 知 られていない ヨルダンで は 約 600~1,000 人 の 人 々が HIV と 共 に 生 きていると 推 測 され 成 人 の HIV 陽 性 率 はきわめて 低 いと 思 われる( 約 0.02%) 感 染 の 約 半 数 は 無 防 備 なセックスに 起 因 するものであるが 若 者 を 対 象 にした 包 括 的 な 調 査 では その 場 限 りのセックスは 比 較 的 稀 であり 非 夫 婦 間 セックスを 行 う 者 の 間 のコンドーム 使 用 率 もある 程 度 高 い(40%)ことが 判 明 している また イエメンでは HIV 感 染 は 商 業 的 セックスと 関 連 していると 考 えられ バーレーン クウェート オマーンでは 注 射 器 による 薬 物 使 用 がより 顕 著 な 感 染 形 態 のように 思 われる 地 域 全 体 で 特 にセックスワーク 及 び 男 性 間 のセックスの 役 割 を 含 む HIV 感 染 パターンについ ての 量 的 にも 質 的 にも 充 実 した 綿 密 な 情 報 が 求 められていることは 明 らかである セックスワーク 男 性 間 のセックス 双 方 について 収 集 されている 情 報 は 乏 しく このことは 明 らかにされていない リスク 行 動 または 状 況 で HIV 感 染 が 拡 大 している 可 能 性 があることを 示 唆 している たとえば この 地 域 のいくつかの 国 では 不 適 切 なサーベイランスデータと 男 性 間 のセックスに 関 する 社 会 文 化 的 なタブーが 根 強 いために 男 性 間 のセックスが HIV 感 染 の 一 形 態 である 事 実 が 覆 い 隠 されて いる 可 能 性 もある また 刑 務 所 における HIV 感 染 についてもほとんど 知 られていないが 入 手 可 能 なデータは そうした 環 境 における 高 いリスクの 存 在 を 示 唆 している リビアのトリポリの 刑 務 所 では 18%の HIV 陽 性 率 が 報 告 されており 2002 年 にはスーダンで2% 2003 年 には モロ ッコで 約 1%が 報 告 されている(Sammud 2005;モロッコ 保 健 省 2005) この 地 域 では HIV 予 防 プログラムとサービスは 短 期 的 限 定 的 な 存 在 したり しなかった りの 状 態 である エイズに 関 する 知 識 は 一 般 的 に 貧 しく 最 も 感 染 リスクが 高 い 国 民 に 対 してさへ 予 防 施 策 が 乏 しい 中 東 及 び 北 アフリカでは より 効 果 的 な HIV 予 防 戦 略 を 導 入 するために 多 大 な 努 力 が 明 らかに 必 要 である 73

79 UNAIDS/WHO オセアニア HIV/AIDS に 関 する 推 計 値 特 徴 2003 年 末 現 在 および 2005 年 末 現 在 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 女 性 の 感 染 者 数 新 規 HIV 感 染 者 数 ( 成 人 子 供 ) 成 人 HIV 陽 性 率 (%) AIDS による 死 亡 者 数 ( 成 人 子 供 ) 2005 年 [ ] 2003 年 [ ] [ ] [ ] 0.5 [ ] [ ] [ ] [ ] 0.4 [ ] [ ] オセアニア 地 域 の HIV 感 染 者 は 推 計 74,000 人 (45, ,000 人 )である 2005 年 のエイズ による 死 亡 者 は 4,000 人 弱 (10,000 人 以 下 )で 新 たに HIV に 感 染 した 人 は 8,200 人 (2,400-25,000 人 )であるとみられている 2005 年 15 歳 から 24 歳 の 若 者 のうち 女 性 の 1.2%( %) 男 性 の 0.4%( %)が HIV と 共 に 生 きていると 推 計 される 現 在 ニウエやトケラウを 除 き オセアニアの 全 ての 国 や 地 域 で HIV 感 染 は 報 告 されている 流 行 はほとんどの 地 域 でまだ 初 期 段 階 だが 予 防 対 策 を 強 化 する 必 要 はある 2004 年 末 太 平 洋 諸 島 の 21 の 国 と 地 域 で 報 告 された 11,200 人 の HIV 感 染 者 のうち 90% 以 上 が 現 在 エイズの 流 行 が 猛 威 を 振 るっているパプア ニューギニアに 集 中 している パプア ニュ ーギニアでは 1997 年 以 降 HIV と 診 断 される 人 の 数 が 毎 年 ほぼ 30%ずつ 増 加 しており 2004 年 末 現 在 HIV 累 積 診 断 数 はおよそ 10,000 人 である 実 際 の 感 染 者 数 はその5 倍 の 可 能 性 がある (パプア ニューギニア 国 立 エイズ 協 議 会 およびパプア ニューギニア 保 健 省 2004) HIV 動 向 調 査 によれば 2003 年 産 科 に 通 う 妊 婦 の 陽 性 率 をみてみると ゴロカでは 2002 年 の 0.9%から 2%と 上 昇 し ラエでは 2.5% 首 都 ポートモレスビーでは 1.4%だった 2004 年 にポートモレスビ ーで 性 感 染 症 科 を 受 診 した 人 々のうち HIV 陽 性 と 診 断 されたのは 20% マウントハーゲンでは 6%だった HIV に 関 するデータは 2001 年 に 最 初 の 動 向 調 査 が 始 まったときよりもかなり 改 善 さ れたが HIV 動 向 調 査 の 多 くは 都 市 部 でしか 実 施 されてこなかった このため 国 内 20 州 のうち の 多 くからは 妊 婦 の HIV 陽 性 率 に 関 する 情 報 が 得 られていない 入 手 可 能 な 情 報 から 明 らかなのは おもに 売 買 春 と 行 きずりのセックスによる 異 性 間 の 性 行 為 が 感 染 経 路 になっていることである(パプア ニューギニア 国 立 エイズ 協 議 会 事 務 局 および 保 健 省 2004) 10 代 後 半 を 対 象 とした 調 査 によると この 年 齢 層 の 性 的 活 動 はかなり 活 発 で アルコール や 薬 物 使 用 の 割 合 も 高 い 若 者 は HIV/AIDS に 関 する 知 識 をいくらか 持 っているものの 予 防 情 報 やサービスへのアクセスがほとんどない 性 感 染 症 の 感 染 レベルが 非 常 に 高 いことも 性 的 に 危 険 な 行 為 が 広 がっていることの 表 れである ダルで 行 われた 調 査 から 明 らかになった 性 感 染 症 の 陽 性 率 は 梅 毒 が 19% クラミジアが 18% 淋 病 が 9%で ラエと 同 じかそれ 以 上 であった(パプア ニューギニア 国 立 エイズ 協 議 会 2004) (この 調 査 は 任 意 で 参 加 を 募 って 集 めた 比 較 的 少 ない 人 数 を 対 象 として 実 施 したので 結 果 に 偏 りがある 可 能 性 があることを 留 意 すべきである ) 74

80 AIDS epidemic update: December 2005 流 行 の 悪 化 を 防 ぐために HIV 予 防 プログラムを 拡 大 する 必 要 がある また 大 規 模 な 人 口 移 動 や 極 度 の 貧 困 女 性 に 対 する 性 暴 力 が 多 いことからもわかる 男 女 の 不 平 等 など 背 景 にある 要 因 と 取 り 組 んでいく 必 要 がある(パプア ニューギニア 国 立 エイズ 協 議 会 2004) オーストラリアはオセアニアで 流 行 の 歴 史 がもっとも 古 い 国 である 1995 年 から 2000 年 のあい だに 年 間 新 規 HIV 陽 性 診 断 件 数 は 約 25% 減 少 したが 2004 年 には 再 び 増 加 して 820 人 になり 2004 年 の HIV 感 染 者 数 は 14,800 人 と 推 計 される かなりの 人 々(31%)が 2003 年 に 陽 性 と 診 断 されており 危 険 な 行 為 が 復 活 していることを 反 映 している オーストラリアの HIV 感 染 の 多 く は 今 でも 男 性 間 のセックスによるものであり 流 行 が 始 まって 以 来 男 性 間 のセックスによる 感 染 者 は 報 告 数 全 体 の 68%を 占 めている しかし 異 性 間 の 性 行 為 による HIV 感 染 者 数 も 増 加 してお り 1996 年 以 前 には 全 体 の 7%に 過 ぎなかったが 2004 年 には 新 規 感 染 報 告 の 23% 以 上 を 占 める ようになった この 結 果 女 性 の 感 染 者 数 も 増 加 した ニュー サウスウェールズでは 2003 年 か ら 2004 年 の 間 に 新 たに HIV 陽 性 と 診 断 された 女 性 の 数 は 2 倍 になった 2000 年 から 2004 年 のあいだに 異 性 間 の 性 行 為 で HIV に 感 染 した 人 々のうち 半 数 以 上 が 陽 性 率 の 高 い 国 の 出 身 者 (33%)か 陽 性 率 が 高 い 国 のパートナーを 持 つ 人 (27%)だった(HIV 疫 学 および 臨 床 研 究 セン ター 2005) 先 住 民 族 と 非 先 住 民 族 とのあいだで HIV 陽 性 と 診 断 される 割 合 に 大 きな 違 いはないことが 最 近 報 告 された どちらの 場 合 もその 割 合 は 2000 年 以 降 わずかに 増 加 傾 向 にある しかし 違 うの は 主 な 感 染 経 路 である 先 住 民 族 では HIV 感 染 の 約 4 分 の 3 が 男 性 間 および 異 性 間 の 性 行 為 によ るもので 薬 物 注 射 による 感 染 は 20%である これに 対 して 非 先 住 民 族 の 薬 物 注 射 による 感 染 は 3%に 過 ぎない 先 住 民 族 の 女 性 HIV 感 染 者 の 3 分 の 1 が 安 全 でない 薬 物 注 射 を 行 ったことによ って HIV に 感 染 した(HIV 疫 学 および 臨 床 研 究 センター 2005) オーストラリアでは 抗 HIV 治 療 へのアクセスが 広 く 保 障 されており HIV 感 染 者 の 半 数 以 上 が 治 療 を 受 けている この 結 果 エイズと 診 断 されてからの 平 均 寿 命 は 1995 年 以 前 には 17 ヶ 月 だっ たが 2001 年 には 45 ヶ 月 になった(HIV 疫 学 および 臨 床 研 究 センター 2005) ニュージーランドの 流 行 は 比 較 的 小 規 模 である しかし 近 年 新 規 報 告 数 が 2 倍 になり 1999 年 には 80 人 未 満 だったが 2004 年 には 157 人 になった 男 性 間 のセックスによる 感 染 が 新 たな 感 染 の 約 半 数 を 占 めている また オーストラリアと 同 様 2004 年 に 異 性 間 のセックスで 感 染 した 人 々 の 90% 以 上 が 国 外 での 感 染 だった( 保 健 省 2005) エイズによる 死 亡 者 数 は 1990 年 半 ばから 減 少 を 続 けており これはおもに 抗 HIV 治 療 へのアクセスの 拡 大 によるものである 1990 年 にエ イズと 診 断 された 68 人 のうち 4 年 後 に 生 存 していたのは 7%に 過 ぎなかったが 2000 年 にエイ ズと 診 断 された 22 人 のうち 2004 年 末 に 生 存 していたのは 77%だった これは 北 米 や 西 欧 諸 国 で 見 られる 現 象 と 同 様 のものである HIV 感 染 レベルは その 他 のオセアニア 地 域 では 非 常 に 低 く 報 告 された 感 染 者 数 が 150 人 を 越 えているのは ニューカレドニア(246 人 ) グアム(173 人 ) フランス 領 ポリネシア(220 人 ) フィジー(171 人 )のみである( 太 平 洋 共 同 体 事 務 局 (SPC) 2005) これらのデータは 限 られた HIV 動 向 調 査 を 基 にしている 太 平 洋 諸 島 のなかにも 性 感 染 症 の 高 い 感 染 レベルが 報 告 されている 地 域 があるのを 考 えると 現 状 に 甘 んじていられる 国 や 地 域 はひとつもない バヌアツの 首 都 ポートヴィラでは 妊 婦 の 性 感 染 症 の 陽 性 率 が 淋 病 で 6% 梅 毒 で 13% クラミジアが 20%だった サモアではさらに 深 刻 で 首 都 アピアで 産 科 に 通 う 妊 婦 の 43%が 少 なくともひとつの 性 感 染 症 に 感 染 していた 2003 年 に 行 わ れた 調 査 によると 東 チモールのディリでは セックスワーカーの 4 分 の 1 が 淋 病 および(あるい は)クラミジアに 感 染 しており 60%がヘルペスウイルス(HSV2)に 感 染 していることがわかっ た タクシー 運 転 手 と MSM では 29%が HSV2 に 感 染 していた(ピサニおよびディリ STI 調 査 チーム 2004) 75

81 UNAIDS/WHO 2005 HIV

82 UNAIDS/WHO GLOBAL ESTIMATES FOR ADULTS AND CHILDREN, ,030 (3,670 4,530 ) 490 ( ) ( ) AIDS epidemic update: December

83 UNAIDS/WHO HIV ADULTS ANDHIV CHIV HILDREN ESTIMATED TO BE LIVING ( Europe 160 ( ( ( (450 1, ( ,580 (2,380-2, ( ) : 4,030 (3,670 4,530) AIDS epidemic update: December

薬 物 乱 用 等 も 感 染 の 一 因 となり 得 るため 薬 物 乱 用 者 についても 個 別 施 策 層 として 対 応 す る 必 要 がある なお 具 体 的 な 個 別 施 策 層 については 状 況 の 変 化 に 応 じて 適 切 な 見 直 し がなされるべきである さらに 施

薬 物 乱 用 等 も 感 染 の 一 因 となり 得 るため 薬 物 乱 用 者 についても 個 別 施 策 層 として 対 応 す る 必 要 がある なお 具 体 的 な 個 別 施 策 層 については 状 況 の 変 化 に 応 じて 適 切 な 見 直 し がなされるべきである さらに 施 後 天 性 免 疫 不 全 症 候 群 に 関 する 特 定 感 染 症 予 防 指 針 感 染 症 の 予 防 及 び 感 染 症 の 患 者 に 対 する 医 療 に 関 する 法 律 ( 平 成 10 年 法 律 第 114 号 ) 第 11 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 後 天 性 免 疫 不 全 症 候 群 に 関 する 特 定 感 染 症 予 防 指 針 ( 平 成 18 年

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