本 調 査 報 告 書 の 内 容 は 外 務 省 が 委 託 して 株 式 会 社 日 本 海 洋 科 学 が 実 施 した 平 成 24 年 度 政 府 開 発 援 助 海 外 経 済 協 力 事 業 委 託 費 によるニー ズ 調 査 の 結 果 を 取 りまとめたもので 外 務 省 の 公

Size: px
Start display at page:

Download "本 調 査 報 告 書 の 内 容 は 外 務 省 が 委 託 して 株 式 会 社 日 本 海 洋 科 学 が 実 施 した 平 成 24 年 度 政 府 開 発 援 助 海 外 経 済 協 力 事 業 委 託 費 によるニー ズ 調 査 の 結 果 を 取 りまとめたもので 外 務 省 の 公"

Transcription

1 平 成 24 年 度 政 府 開 発 援 助 海 外 経 済 協 力 事 業 委 託 費 による ニーズ 調 査 ファイナル レポート インドネシア タイ フィリピン インド ブラジル 開 発 途 上 国 における 造 船 船 舶 修 理 及 び 造 船 周 辺 産 業 育 成 平 成 25 年 3 月 (2013 年 ) 株 式 会 社 日 本 海 洋 科 学

2 本 調 査 報 告 書 の 内 容 は 外 務 省 が 委 託 して 株 式 会 社 日 本 海 洋 科 学 が 実 施 した 平 成 24 年 度 政 府 開 発 援 助 海 外 経 済 協 力 事 業 委 託 費 によるニー ズ 調 査 の 結 果 を 取 りまとめたもので 外 務 省 の 公 式 見 解 を 表 わしたもの ではありません また 本 報 告 書 では 受 託 企 業 によるビジネスに 支 障 を 来 す 可 能 性 があ ると 判 断 される 情 報 や 外 国 政 府 等 との 信 頼 関 係 が 損 なわれる 恐 れがある と 判 断 される 情 報 については 非 公 開 としています なお 企 業 情 報 につ いては 原 則 として2 年 後 に 公 開 予 定 です

3 目 次 目 次 図 表 リスト 巻 頭 写 真 略 語 集 要 約 はじめに 第 1 章 対 象 国 における 当 該 開 発 課 題 の 現 状 及 びニーズの 確 認 I. インドネシア 1. 調 査 対 象 国 地 域 の 現 状 及 びニーズの 確 認... I 対 象 国 の 政 治 経 済 の 概 況 :インドネシア... I 対 象 分 野 における 開 発 課 題... I 造 船 船 舶 修 理 業 の 現 状 調 査... I 造 船 周 辺 産 業 と 海 運 の 現 状 調 査... I 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 のニーズ 整 理... I 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 の 育 成 のための 開 発 課 題... I 対 象 国 の 関 連 計 画 政 策 および 法 制 度... I 造 船 業 の 振 興 方 針 と 政 策 (ニーズの 確 認 )... I その 他 関 連 規 則... I 対 象 国 の ODA 事 業 の 事 例 の 分 析... I-45 II. タイ 1. 調 査 対 象 国 地 域 の 現 状 及 びニーズの 確 認... II 対 象 国 の 政 治 経 済 の 概 況 :タイ... II 対 象 分 野 における 開 発 課 題... II 造 船 船 舶 修 理 業 の 現 状 調 査... II 造 船 周 辺 産 業 と 海 運 の 現 状 調 査... II 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 のニーズ 整 理... II 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 の 育 成 のための 開 発 課 題... II-28

4 1.3. 対 象 国 の 関 連 計 画 政 策 および 法 制 度... II 造 船 業 の 振 興 方 針 と 政 策 (ニーズの 確 認 )... II その 他 関 連 規 制 振 興 策... II 対 象 国 の ODA 事 業 の 事 例 の 分 析... II-40 III. フィリピン 1. 調 査 対 象 国 地 域 の 現 状 及 びニーズの 確 認... III 対 象 国 の 政 治 経 済 の 概 況... III 対 象 分 野 における 開 発 課 題... III 造 船 船 舶 修 理 業 の 現 状... III 造 船 周 辺 産 業 と 海 運 の 現 状 調 査... III 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 のニーズ 整 理... III 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 の 育 成 のための 開 発 課 題... III 対 象 国 の 関 連 計 画 政 策 および 法 制 度... III 造 船 業 の 振 興 方 針 と 政 策 (ニーズの 確 認 )... III その 他 関 連 規 制 振 興 策... III 対 象 国 の ODA 事 業 の 事 例 の 分 析... III-27 IV. インド 1. 調 査 対 象 国 地 域 の 現 状 及 びニーズの 確 認... IV 対 象 国 の 政 治 経 済 の 概 況... IV 対 象 分 野 における 開 発 課 題... IV 造 船 船 舶 修 理 業 の 現 状... IV 造 船 周 辺 産 業 と 海 運 の 現 状 調 査... IV 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 のニーズ 整 理... IV 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 の 育 成 のための 開 発 課 題... IV 対 象 国 の 関 連 計 画 政 策 および 法 制 度... IV 造 船 業 の 振 興 方 針 と 政 策 (ニーズの 確 認 )... IV その 他 関 連 規 制 振 興 策... IV 対 象 国 の ODA 事 業 の 事 例 の 分 析... IV-33

5 V. ブラジル 1. 調 査 対 象 国 地 域 の 現 状 及 びニーズの 確 認... V 対 象 国 の 政 治 経 済 の 概 況... V 対 象 分 野 における 開 発 課 題... V 造 船 船 舶 修 理 業 の 現 状 調 査... V 造 船 周 辺 産 業 と 海 運 の 現 状 調 査... V 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 のニーズ 整 理... V 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 の 育 成 のための 開 発 課 題... V 対 象 国 の 関 連 計 画 政 策 および 法 制 度... V 造 船 業 の 振 興 方 針 と 政 策 (ニーズの 確 認 )... V その 他 関 連 規 制 振 興 策... V 対 象 国 の ODA 事 業 の 事 例 の 分 析... V-42 第 2 章 我 が 国 中 小 企 業 等 が 有 する 製 品 技 術 の 分 析 2.1. 中 小 企 業 等 の 製 品 技 術 を 活 用 する 場 合 に 民 間 セクターに 求 められるニーズ 調 査 対 象 国 の 現 状 と 課 題 我 が 国 中 小 造 船 産 業 の 製 品 ( 船 舶 及 び 舶 用 工 業 )の 持 つ 技 術 中 小 企 業 等 が 有 する 製 品 技 術 を 取 り 巻 く 環 境 業 界 概 要 対 象 中 小 企 業 の 位 置 づけ 日 本 の 造 船 業 の 振 興 政 策 造 船 業 舶 用 工 業 の 課 題 造 船 業 海 外 進 出 実 績 と 造 船 業 の 海 外 進 出 支 援 計 画 又 は 事 業 活 用 が 見 込 まれる 中 小 造 船 業 舶 用 工 業 の 強 み 海 外 の 同 業 他 社 類 似 製 品 技 術 の 概 況 第 3 章 我 が 国 中 小 造 船 業 等 が 有 する 製 品 技 術 の ODA における 活 用 の 可 能 性 3.1. 対 象 国 が 抱 える 当 該 開 発 課 題 解 決 へ 活 用 が 期 待 できる 船 舶 造 船 設 備 技 術 等 対 象 国 の 造 船 船 舶 修 繕 等 に 係 るニーズと 求 められる 対 策 各 国 の 造 船 ニーズと 我 が 国 の 技 術 活 用 手 法

6 3.2. 中 小 企 業 が 有 する 製 品 技 術 等 を 活 用 した 新 規 ODA 事 業 の 提 案 及 び 当 該 開 発 課 題 解 決 への 貢 献 度 対 象 国 の 課 題 解 決 のための 我 が 国 中 小 造 船 関 係 企 業 が 有 する 技 術 等 を 活 用 した 新 規 事 業 検 討 の 手 法 我 が 国 中 小 造 船 関 係 企 業 が 有 する 技 術 等 を 活 用 した 新 規 事 業 及 び ODA 事 業 の 提 案 既 存 ODA との 効 果 的 な 連 携 策 ( 案 ) 第 4 章 我 が 国 中 小 造 船 業 等 が 有 する 製 品 技 術 等 を 活 用 したビジネスの 可 能 性 4.1. 今 回 の 調 査 で 得 た 情 報 等 をもとに ODA 事 業 及 び 中 長 期 的 ビジネス 展 開 のシナリオ インドネシアにおける ODA 事 業 及 び 民 間 事 業 展 開 のシナリオ タイにおける ODA 事 業 及 び 民 間 事 業 展 開 のシナリオ フィリピンにおける ODA 事 業 及 び 民 間 事 業 展 開 のシナリオ インドにおける ODA 事 業 及 び 民 間 事 業 展 開 のシナリオ ブラジルにおける ODA 事 業 及 び 民 間 事 業 展 開 のシナリオ 我 が 国 産 業 地 域 経 済 への 裨 益 効 果 中 国 地 方 の 造 船 業 四 国 地 方 の 造 船 業

7 図 表 リスト 図 I-1 主 要 産 業 等... I-4 図 I-2 インドネシアの 年 齢 構 成... I-4 図 I-3 インドネシア 主 要 造 船 所 所 在 地... I-5 図 I-4 PT.DOK SURABAYA 造 船 所 建 設 整 地 中... I-11 図 I-5 PT.DAYA RADAR 造 船 所 建 設 中 / 建 造 も 開 始 中... I-11 図 I-6 PT DUMAS 完 成 予 想 図 ( 工 事 着 工 )... I-11 図 I-7 インドネシア 建 造 売 上 実 績... I-12 図 I-8 インドネシア 船 舶 修 繕 売 上 実 績... I-12 図 I 年 におけるインドネシア 籍 貨 物 船 の 船 齢 構 成... I-18 図 I-10 インドネシア 籍 船 の 製 造 国 別 船 腹 量... I-19 図 I 年 におけるインドネシア 籍 船 の 割 合 と 投 資 額... I-19 図 I-12 予 想 される 国 内 海 上 輸 送 量 と 想 定 GDP 成 長 率... I-20 図 I-13 予 想 される 国 内 海 上 輸 送 量 ( 貨 物 輸 送 形 態 別 )... I-22 図 I 年 から 2024 年 までに 必 要 となる 内 航 船 への 投 資 額 予 測... I-24 図 II-1 タイ 産 業 別 GDP(2009)... II-4 図 II-2 タイ 主 要 輸 出 品 目 (2010)... II-4 図 II-3 タイの 年 齢 構 成... II-5 図 II-4 ASIMAR 造 船 所 配 置 図... II-10 図 II-5 ASIMAR 造 船 所 修 繕 用 フローテイングドック 2 基... II-11 図 II-6 ITALTHAI 造 船 所 配 置 図 ( 敷 地 面 積 : 112,000m 2 )... II-11 図 II-7 ITALTHAI 造 船 所 将 来 拡 張 計 画 図... II-12 図 II-8 新 造 船 建 造 売 上 げ... II-15 図 II-9 修 繕 売 上 げ... II-15 図 II-10 タイ 籍 船 種 内 訳 (2012)... II-19 図 II-11 タイ 籍 タンカー 船 齢 構 成... II-22 図 II-12 MPC ACT B.E.2521 (1978) & B.E.2548 (2005)... II-34 図 II-13 タイ 籍 船 舶 運 航 形 態... II-38 図 III-1 フィリピンの 年 齢 構 成... III-3 図 III-2 フィリピンの 産 業 構 造 と GDP(2011 年 )... III-4 図 III-3 フィリピンの 大 規 模 造 船 所 の 立 地... III-9 図 III-4 フィリピン 周 辺 の 外 航 船 の 航 路... III-15 図 IV-1 インドの 年 齢 構 成... IV-3 図 IV-2 インドの 経 済 成 長 率 の 推 移... IV-5 図 IV-3 インドの 産 業 構 造 と GDP(2011 年 )... IV-5 図 IV-4 インドの 造 船 所 の 立 地... IV-9 図 IV-5 コチン 造 船 所... IV-11

8 図 IV-6 インド 籍 船 の 船 齢 構 成... IV-18 図 IV-7 ABG 造 船 所 ダヘジ 及 びピパバブ 造 船 所... IV-19 図 IV-8 国 が 管 理 する 水 路... IV-29 図 V-1 ブラジルの 人 口 ピラミッド(2010)... V-2 図 V-2 ブラジル GDP 年 間 成 長 率 (2000~2011)... V-3 図 V-3 レアル/ 米 ドルレート( 月 末 値 )... V-3 図 V-4 ブラジル GDP および 一 人 当 たり GDP(2000~2011)... V-3 図 V-5 ブラジルと 中 南 米 諸 国 との 比 較... V-4 図 V-6 ブラジルの 主 要 商 品 別 輸 出 入... V-5 図 V-7 ブラジルの 国 / 地 域 別 対 内 直 接 投 資... V-5 図 V-8 対 GDP 比 投 資 額 (2002~2011) 左 図 と 投 資 額 成 長 率 (2004~2011) 右 図... V-6 図 V-9 ブラジルの 失 業 率... V-6 図 V-10 ブラジル 貿 易 概 況... V-7 図 V-11 ブラジル 造 船 所 の 新 造 船 竣 工 量 の 推 移... V-9 図 V-12 造 船 業 雇 用 者 数 の 推 移... V-9 図 V-13 ブラジル 国 内 調 達 政 策 以 後 のオフショア 設 備 建 造 量 の 推 移... V-10 図 V-14 Promef1 および 2 による 船 腹 引 き 渡 し 計 画... V-10 図 V-15 EBN 計 画 概 要... V-11 図 V-16 ブラジル 造 船 所 群 の 位 置 関 係 と 建 造 能 力... V-12 図 V-17 ブラジルでの 標 準 的 な 船 舶 建 造 の 流 れ... V-13 図 V-18 FMM の 貸 付 実 績 の 推 移... V-16 図 V-19 国 別 で 見 た 資 本 財 の 輸 入 額 の 推 移... V-18 図 V-21 部 品 製 造 コスト 構 成 にみるブラジル 国 内 企 業 と 外 国 企 業 との 比 較... V-23 図 V-22 トランスペトロ 社 の 保 有 船 舶 等 と 導 入 予 定 計 画... V-24 図 V-23 石 油 ガス 関 連 ブラジル 企 業 に 認 識 されている 主 な 制 度 上 経 営 上 の 課 題... V-29 図 V-24 ブラジル 船 舶 建 造 能 力 の 予 測... V-32 図 2-1 我 が 国 中 小 造 船 業 が 建 造 している 船 舶 の 例 図 2-2 造 船 の 工 程 図 2-3 スパーエコシップ(SES)の 概 要 図 2-4 代 表 的 な 舶 用 機 器 の 名 称 と 配 置 図 2-5 世 界 の 新 造 船 建 造 量 の 推 移 図 2-6 世 界 の 主 要 造 船 国 の 新 造 船 シェア(2011) 図 2-7 舶 用 工 業 製 品 の 生 産 輸 出 額 の 推 移 図 2-8 我 が 国 舶 用 工 業 製 品 の 仕 向 け 地 別 比 率 図 2-9 我 が 国 の 海 事 クラスター 図 2-10 我 が 国 の 中 小 造 船 事 業 者 の 新 造 船 実 績 の 推 移 図 2-11 我 が 国 の 造 船 事 業 者 数 の 推 移 と 建 造 能 力

9 図 2-12 我 が 国 の 船 舶 共 有 建 造 制 度 図 2-13 新 造 船 のコスト 比 率 図 3-1 造 船 プロセスにおける 課 題 と 課 題 解 決 のための 技 術 手 法 の 整 理 図 3-2 開 発 課 題 の 解 決 のための 事 業 実 施 プロセス 図 3-3 民 間 事 業 実 施 と ODA による 事 業 プロセス 図 4-1 我 が 国 の 造 船 所 の 立 地 場 所 図 4-2 中 国 運 輸 局 管 内 の 造 船 所 図 4-3 中 国 運 局 管 内 の 新 造 船 受 注 量 建 造 量 手 持 ち 工 事 量 (1,000GT) 図 4-4 四 国 運 輸 局 管 内 の 造 船 所 図 4-5 四 国 の 新 造 船 建 造 許 可 実 績 の 推 移 表 I-1 インドネシア 基 本 データ... I-2 表 I-2 政 治 概 況... I-3 表 I-3 調 査 対 象 国 の 人 口 構 成 比 較... I-5 表 I-4 インドネシア 造 船 業 の 概 要... I-6 表 I-5 インドネシア 造 船 所 地 域 と 造 船 所 数... I-6 表 I-6 インドネシア 造 船 工 業 会 会 員 リスト... I-7 表 I-7 主 要 造 船 所 名... I-10 表 I-8 新 規 造 船 所 建 設 予 定... I-11 表 I-9 インドネシア 船 舶 建 造 実 績... I-13 表 I-10 主 要 造 船 所 ISO 取 得 状 況... I-15 表 I-11 インドネシア 籍 船 舶 (2009 年 )... I-17 表 I-12 一 般 船 社 の 統 計 (2009 年 )... I-18 表 I-13 品 目 別 海 上 貨 物 量 と 輸 送 形 態... I-20 表 I-14 輸 送 形 態 別 海 上 輸 送 貨 物 量... I-21 表 I-15 内 航 船 需 要 予 測... I-23 表 I-16 インドネシア 船 主 の 新 造 船 計 画... I-24 表 I-17 インドネシア 国 内 舶 用 機 器 メーカーリスト... I-25 表 I-18 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 の 課 題... I-28 表 I-19 目 標 指 標... I-34 表 I-20 本 邦 により 技 術 支 援... I-45 表 I-21 本 邦 造 船 所 による 主 な 技 術 協 力 の 内 容 及 び 概 要... I-46 表 II-1 タイ 基 本 データ... II-2 表 II-2 政 治 概 況... II-3 表 II-3 調 査 対 象 国 の 人 口 構 成 比 較... II-5 表 II-4 タイ 造 船 所 概 要... II-6 表 II-5 造 船 所 及 び 海 事 関 連 会 社 地 域 別 内 枠... II-7 表 II-6 造 船 所 資 本 金 別 内 訳... II-8

10 表 II-7 タイ 造 船 工 業 会 所 属 造 船 所 会 員... II-9 表 II-8 タイ 造 船 工 業 会 舶 用 関 連 会 員... II-9 表 II-9 タイ 主 要 造 船 所 概 要... II-13 表 II-10 建 造 船 舶 ( 実 績 )リスト... II-16 表 II-11 タイ 籍 船 舶 内 訳... II-18 表 II-12 タイ 商 船 隊 乾 貨 物 船 DWT 内 訳 (500GRT 以 上 )... II-20 表 II-13 タイ 商 船 隊 液 体 貨 物 船 DWT 別 内 訳 (500GRT 以 上 )... II-20 表 II-14 タイ 商 船 隊 乾 貨 物 船 船 齢 別 内 訳 (500GRT 以 上 )... II-20 表 II-15 タイ 商 船 隊 液 体 貨 物 船 船 齢 別 内 訳 (500GRT 以 上 )... II-21 表 II-16 タンカー 航 路 船 齢 別 隻 数 区 分 (2012)... II-21 表 II-17 新 造 船 建 造 中 及 び 建 造 予 定 船 舶... II-22 表 II-18 舶 用 資 機 材 メーカーリスト... II-23 表 II-19 タイの 造 船 船 舶 修 理 業 の 課 題... II-26 表 II-20 海 事 局 マスタープラン(2011 年 ) 水 上 輸 送 重 点 施 策... II-36 表 II-21 モード 別 国 内 輸 送 (M.Ton-Km)シェア(2009 年 )... II-38 表 II-22 モード 別 国 内 輸 送 (M.Ton)シェア(2009 年 )... II-39 表 II-23 モード 別 国 際 輸 送 (Million Baht)シェア(2009 年 )... II-39 表 II-24 モード 別 国 際 輸 送 (Thousand Ton)シェア(2009 年 )... II-39 表 III-1 フィリピン 一 般 情 報... III-2 表 III-2 フィリピンの 政 治 概 要... III-3 表 III-3 フィリピンの 経 済 概 況... III-5 表 III-4 フィリピン 海 事 産 業 庁 のよる 造 船 事 業 者 の 分 類... III-6 表 III-5 フィリピン 造 船 船 舶 修 理 業 者 の 一 覧 (2012 年 データ)... III-7 表 III-6 フィリピンの 大 規 模 造 船 事 業 者 の 概 略... III-7 表 III-7 過 去 4 年 間 の 造 船 事 業... III-10 表 III-8 造 船 会 社 の 技 術 者 数 等... III-11 表 III-9 事 業 拡 張 が 可 能 な 比 資 本 造 船 所... III-16 表 III-10 フィリピンの 内 外 航 貨 物 の 推 移... III-22 表 III-11 フィリピンの 内 航 船 舶 数 トン 数... III-23 表 III-12 フィリピン 外 国 投 資 における 優 遇 制 度 の 比 較... III-25 表 III-13 PEZA による 造 船 投 資 候 補 地... III-26 表 III-14 内 航 海 運 近 代 化 計 画 第 1 期 の 実 績... III-27 表 III-15 フィリピンにおける 造 船 事 業 関 連 の ODA 事 例... III-28 表 III-16 内 航 海 運 近 代 化 計 画 第 2 期 の 実 績... III-29 表 IV-1 インド 一 般 情 報... IV-2 表 IV-2 インドの 政 治 体 制 等... IV-4 表 IV-3 インドの 経 済 概 況... IV-6 表 IV-4 造 船 会 社 の 種 類 及 びサイズ 別 建 造 能 力 (2011 年 3 月 末 現 在 )... IV-7

11 表 IV-5 インド 造 船 所 の 特 性 分 類... IV-10 表 IV-6 修 繕 需 要 が 見 込 まれる 船 舶... IV-11 表 IV-7 インド 造 船 所 の 建 造 実 績 (2003~2008)... IV-12 表 IV-8 インドの 2009 年 4 月 時 点 の 手 持 ち 工 事 量 ( 商 船 のみ)... IV-13 表 IV-9 主 要 機 器 と 製 造 国 リスト... IV-15 表 IV-10 インド 船 主 の 海 洋 関 連 船 舶 の 発 注 計 画... IV-16 表 IV-11 インド 船 主 の 貨 物 船 竣 工 予 定... IV-17 表 IV-12 インド 船 隊 の 船 齢 分 布 現 在... IV-26 表 IV-13 内 航 船 隊 の 船 齢 及 びサイズ 2010 年 12 月 現 在... IV-26 表 IV-14 インド 港 湾 の 貨 物 量 (1,000 トン)... IV-27 表 IV-15 インド 国 内 貨 物 別 の 主 要 内 航 航 路... IV-27 表 IV-16 インドにおける 造 船 事 業 関 連 の ODA 事 例... IV-34 表 V-1 ブラジル 政 府 の 造 船 政 策 と 造 船 事 情... V-8 表 V-2 ブラジル 造 船 所 における 船 舶 建 造 受 注 内 容... V-11 表 V-3 ブラジル 国 内 で 製 造 されている 舶 用 機 器... V-19 表 V-4 石 油 ガス 関 連 市 場 むけの 機 器 の 製 造 国... V-19 表 V-5 ブラジル 国 内 鋼 材 製 造 者 リスト... V-20 表 V-6 ブラジル 国 内 で 製 造 されていない 舶 用 機 器... V-22 表 V 年 1 月 時 点 で 新 規 開 設 を 予 定 している 造 船 所... V-25 表 V-8 海 洋 船 舶 の 船 種 による 登 録 船 舶 数 の 推 移 (2010~2011)... V-35 表 V-9 内 航 船 舶 の 船 種 による 登 録 船 舶 数 と 関 連 情 報 (2010~2011)... V-36 表 V-10 客 船 等 の 船 種 による 登 録 船 舶 数 の 推 移 (2010~2011)... V-36 表 V-11 ブラジルにおけるチャーター 船 の 船 種 別 およびチャーターの 種 類 別 隻 数 推 移. V-37 表 V-12 河 川 流 域 別 の 内 航 輸 送 における 主 要 貨 物 ( 単 位 :トン)... V-38 表 V-13 河 川 交 通 における 貨 物 量 の 推 移... V-38 表 V-14 沿 岸 内 航 船 における 貨 物 量 の 推 移... V-39 表 V-15 ブラジルにおける 辺 境 開 発 のための 各 種 優 遇 措 置... V-40 表 V-16 我 が 国 の 年 度 別 援 助 形 態 別 実 績... V-42 表 V-17 我 が 国 の 海 運 分 野 の 円 借 款 実 績... V-44 表 V-18 実 施 済 及 び 実 施 中 の 開 発 計 画 調 査 型 技 術 協 力 案 件 ( 開 発 調 査 案 件 を 含 む) ( 終 了 年 度 が 2006 年 度 以 降 のもの)... V-44 表 V 年 度 協 力 準 備 調 査 案 件... V-45 表 V-20 諸 外 国 の 対 ブラジル 経 済 協 力 実 績... V-45 表 V-21 国 際 機 関 の 対 ブラジル 経 済 協 力 実 績... V-45 表 2-1 調 査 対 象 国 の 造 船 船 舶 修 繕 業 の 等 に 関 する 政 策 表 2-2 調 査 対 象 国 の 造 船 船 舶 修 繕 業 の 課 題 調 査 結 果 表 2-3 造 船 船 舶 修 繕 分 野 における 調 査 対 象 国 共 通 の 課 題 表 2-4 世 界 の 製 造 業 における 時 間 当 たりの 労 働 コスト

12 表 2-5 我 が 国 の 造 船 業 の 海 外 進 出 実 績 進 出 計 画 等 (ヒアリングにより 作 成 ) 表 3-1 調 査 対 象 地 域 における 造 船 船 舶 修 繕 業 等 のニーズ 概 観 表 3-2 インドネシアのニーズと 課 題 表 3-3 タイのニーズと 課 題 表 3-4 フィリピンのニーズと 課 題 表 3-5 インドのニーズと 課 題 表 3-6 ブラジルのニーズと 課 題 表 3-7 日 本 の 中 小 造 船 業 の 強 みと 弱 み 表 3-8 船 舶 建 造 プロセスにおける 課 題 と 課 題 解 決 のための 技 術 手 法 表 3-9 インドネシアにおける 我 が 国 中 小 造 船 業 のニーズとシーズ 分 析 表 3-10 タイにおける 我 が 国 中 小 造 船 業 のニーズとシーズ 分 析 表 3-11 フィリピンにおける 我 が 国 中 小 造 船 業 のニーズとシーズ 分 析 表 3-12 インドにおける 我 が 国 中 小 造 船 業 のニーズとシーズ 分 析 表 3-13 ブラジルにおける 我 が 国 中 小 造 船 業 のニーズとシーズ 分 析 表 3-14 我 が 国 の 造 船 業 の 弱 み( 課 題 )とその 対 策 表 3-15 ODA 事 業 を 検 討 する 事 業 環 境 項 目 表 3-16 造 船 関 係 ODA 事 業 を 検 討 する 事 業 環 境 の 評 価 表 3-17 インドネシアで 想 定 される 事 業 の 範 囲 表 3-18 インドネシアでの 事 業 計 画 表 3-19 インドネシアでの ODA 事 業 案 (1) 表 3-20 インドネシアでの ODA 事 業 案 (2) 表 3-21 インドネシアでの ODA 事 業 案 (3) 表 3-22 タイで 想 定 される 事 業 の 範 囲 表 3-23 タイでの 事 業 計 画 表 3-24 タイでの ODA 事 業 案 表 3-25 フィリピンで 想 定 される 事 業 の 範 囲 表 3-26 フィリピンでの 事 業 計 画 表 3-27 フィリピンでの ODA 事 業 案 (1) 表 3-28 フィリピンでの ODA 事 業 案 (2) 表 3-29 インドにおいて 想 定 される 事 業 の 範 囲 表 3-30 インドにおける 事 業 計 画 表 3-31 インドにおける ODA 事 業 案 表 3-32 ブラジルにおける 想 定 される 事 業 の 範 囲 表 3-33 ブラジルにおける 事 業 計 画 (その1) 表 3-34 ブラジルにおける 事 業 計 画 (その 2) 表 3-35 ブラジルにおける ODA 事 業 案 (その1) 表 3-36 ブラジルにおける ODA 事 業 案 (その 2) 表 4-1 インドネシア 内 航 船 建 造 及 び 修 繕 のための 造 船 事 業 展 開 シナリオ

13 表 4-2 インドネシアに 進 出 を 計 画 している 我 が 国 中 小 造 船 企 業 と 計 画 概 要 表 4-3 タイ 新 造 船 建 造 及 び 修 繕 のための 造 船 事 業 展 開 のシナリオ 表 4-4 フィリピン 中 小 造 船 団 地 造 成 による 内 航 船 建 造 及 び 修 繕 事 業 展 開 のシナリオ 表 4-5 インド 内 航 船 舶 修 繕 能 力 強 化 計 画 の 事 業 展 開 のシナリオ 表 4-6 ブラジル オフショア 船 舶 修 繕 拡 充 事 業

14 フィリピン 民 間 造 船 所 でのフェリー 修 理 (カガヤンデオロ) インドネシア スラバヤ 港 日 本 の 中 古 船 を 改 造

15 略 語 集 AHTS Anchor Handling Tug, Support アンカーハンドリングタグ 支 援 船 BOI Board of Investment 投 資 庁 (タイ インド 共 通 ) CAGR Compound Annual Growth Rate 円 平 均 成 長 率 CO2 Carbon Di-Oxide 二 酸 化 炭 素 COC Certificate of Competency DWT Dead Weight Ton 載 貨 重 量 トン ERP Enterprise Resource Planning FDI Floating Production Storage and Offloading 浮 体 式 生 産 貯 蔵 積 出 設 備 FPSO Foreign Direct Investment 外 国 直 接 投 資 FTZ Free Trade Zone 自 由 貿 易 区 域 GDP Gross Domestic Product 国 内 総 生 産 GT Gross Tonnage 総 トン GRT Gross Registered Tonnage 登 録 総 トン IMO Indonesian Ship Owners Association インドネシア 船 主 協 会 INSA International Maritime Organization 国 際 海 事 機 関 LC Local Contents ブラジル 国 内 調 達 率 LCT Landing Craft Tank 上 陸 型 タンカー LNG Liquefied Natural Gas 液 化 天 然 ガス MARPOL The International Convention for the Prevention of Pollution from Ships 汚 染 防 止 条 約 ONGC Oil & Natural Gas Commission インド 石 油 ガス 委 員 会 OSV Offshore Support Vessels 海 洋 支 援 供 給 船 PEZA Philippine Economic Zone Agency フィリピン 経 済 区 庁 PPP Public Private Partnerships 官 民 パートナーシップ RoRo Roll On Roll Off ローロー 船 SEZ Special Economic Zone 経 済 特 区 VAT Value Added Tax 付 加 価 値 税 VLCC Very Large Crude Oil Carrier 大 型 原 油 操 船 海 洋

16 要 約 1. 対 象 国 における 当 該 開 発 課 題 の 現 状 及 びニーズの 確 認 調 査 対 象 国 5 カ 国 の 内 インドネシア 及 びフィリピンは 島 嶼 国 として タイ 及 びインドでは 長 い 海 岸 線 を 有 する 国 またブラジルでは 内 陸 の 物 資 輸 送 手 段 として 船 舶 が 経 済 活 動 や 住 民 生 活 に 欠 かせない 輸 送 手 段 としての 役 割 を 果 たし 内 航 海 運 の 整 備 が 重 要 となっている しかし 国 内 の 造 船 業 船 舶 修 繕 業 は 必 要 な 船 舶 を 建 造 する 経 済 力 技 術 力 資 機 材 調 達 能 力 建 造 管 理 能 力 等 が 不 足 しており その 結 果 船 主 の 多 くは 先 進 国 から 中 古 船 を 購 入 し 十 分 な 保 守 も 出 来 な いまま 運 航 しており 船 舶 の 安 全 性 が 確 保 されず 大 きな 海 難 事 故 に 繋 って 尊 い 人 命 財 産 が 失 われ 海 洋 環 境 に 影 響 を 与 えることがある 従 って まず 自 国 海 運 の 育 成 整 備 のための 内 航 船 隊 の 確 保 維 持 を 適 切 にできる 造 船 船 舶 修 繕 業 を 育 成 する 必 要 がある また 造 船 業 は 海 運 に 対 し 輸 送 需 要 に 合 致 した 安 全 な 船 舶 を 供 給 するという 海 上 輸 送 イ ンフラの 下 支 えの 側 面 に 加 え 関 連 工 業 の 裾 野 の 広 さ 労 働 集 約 型 資 本 集 約 型 技 術 集 約 型 産 業 という 特 徴 と 外 貨 獲 得 産 業 としても 開 発 効 果 が 大 きいため ブラジルでは 旺 盛 な 海 洋 開 発 需 要 インドネシア フィリピンでは 続 伸 する 世 界 の 海 上 輸 送 量 等 がインセンティブとなり 安 い 人 件 費 などを 利 用 して 造 船 業 を 国 内 産 業 の 核 の 一 つとして 育 成 を 図 りたい 希 望 を 有 しており 造 船 業 及 び 関 連 産 業 への 外 国 直 接 投 資 を 期 待 している さらに 近 年 では 内 航 船 舶 に 対 し 海 洋 環 境 の 保 護 のため タンカー 等 に 国 際 規 則 で 要 求 さ れる 船 体 の 二 重 構 造 規 定 等 を 国 内 にも 適 用 する 国 は 多 く また 船 舶 から 排 出 される CO 2 削 減 低 燃 費 の 内 航 船 を 求 める 傾 向 は 強 い しかし 調 査 対 象 国 では これらの 新 規 技 術 を 要 する 造 船 に 対 応 できず 技 術 製 品 は 先 進 国 からの 輸 入 に 依 存 しており 新 技 術 を 要 する 船 舶 の 建 造 に 対 する 技 術 指 導 等 の 要 望 がある 本 調 査 結 果 から 対 象 5 カ 国 の 造 船 船 舶 修 繕 および 周 辺 産 業 における 共 通 の 課 題 は 次 のと おり 造 船 施 設 機 器 造 船 技 術 人 材 の 能 力 ロジスティック 財 務 その 他 の 課 題 にまとめ ることができる 不 十 分 な 造 船 船 舶 修 繕 施 設 能 力 造 船 修 繕 技 術 人 材 能 力 の 不 足 調 達 管 理 等 ができな い (ロジス 調 査 国 共 通 の 課 題 と その 内 容 造 船 修 繕 設 備 能 力 が 限 定 されて 多 様 な 新 造 修 繕 需 要 に 対 応 できない 老 朽 化 した 造 船 船 舶 修 繕 施 設 により 新 造 修 繕 能 力 が 乏 しい 修 繕 においては 大 規 模 修 繕 重 要 なメンテナンスが 出 来 ていない インド ネシア タイ 対 象 国 の 現 状 フィリ ピン インド ブラジ 造 船 技 術 者 生 産 管 理 者 等 エンジニアが 不 足 商 船 造 船 設 計 を 外 国 から 購 入 独 自 の 設 計 ができない 造 船 の 経 験 に 乏 しい 商 船 殆 どの 機 器 材 料 を 輸 入 に 依 存 して 国 内 の 材 料 部 品 調 達 システムが 未 発 達 7~8 割 8 割 9 割 ル LC 規 制 輸 入 による 長 い 調 達 期 間 ( 通 関 手 続 き)がかかる - 要 約 -1

17 ティック) 財 務 状 況 が 悪 い 納 期 遅 延 品 質 不 良 による 財 務 体 質 が 悪 化 - 小 規 模 事 業 により 銀 行 融 資 受 け 入 れが 困 難 - ー - その 他 造 船 修 繕 部 品 の 輸 入 関 税 がかかる 老 朽 船 排 除 政 策 等 の 不 完 全 な 実 施 船 主 の 財 務 が 悪 く 国 内 発 注 新 造 船 が 少 ない - 注 : は 該 当 する は 一 部 該 当 する -は 該 当 しない を 示 す これらの 課 題 に 対 し 我 が 国 の 造 船 業 造 船 関 連 産 業 の 持 つ 技 術 の 導 入 船 舶 等 の 投 入 造 船 修 繕 業 自 体 への 参 画 等 により 課 題 解 決 が 期 待 される 特 に 造 船 修 繕 の 事 業 規 模 設 備 規 模 が 小 さい 対 象 国 では 次 に 記 すとおり 我 が 国 の 中 小 造 船 産 業 の 有 する 技 術 経 験 等 の 活 用 が 期 待 さ れている 2. 我 が 国 の 中 小 企 業 等 が 有 する 製 品 技 術 の 分 析 我 が 国 の 中 小 造 船 業 は 輸 出 船 の 建 造 また 様 々な 内 航 船 舶 の 建 造 において 技 術 ノウハウの 蓄 積 がある 更 に 我 が 国 造 船 業 は 鋼 材 機 器 主 補 機 電 気 部 品 等 の 製 造 産 業 が 発 達 し 国 内 船 主 と 協 力 して 船 舶 の 発 注 計 画 資 機 材 の 調 達 システム 等 の 海 事 クラスターを 永 年 形 成 してきた 対 象 国 の 課 題 解 決 ニーズと 我 が 国 の 中 小 造 船 業 等 の 事 業 に 裨 益 するために 我 が 国 の 有 する 次 の 優 れた 技 術 を 対 象 国 に 適 用 活 用 することが 可 能 と 考 えられる (1) 需 要 に 応 じた 多 種 多 様 な 船 舶 の 建 造 技 術 我 が 国 の 中 小 造 船 業 の 建 造 船 舶 は 輸 出 船 が 中 心 であり 国 際 基 準 に 合 致 した 各 種 貨 物 船 の 建 造 実 績 と 技 術 を 有 している また 様 々な 内 航 船 舶 では 様 々な 特 殊 貨 物 船 (セメント 船 LPG 船 等 ) 作 業 船 フェリーボート RoRo 船 等 も 建 造 しているため 各 国 の 造 船 需 要 に 合 致 した 様 々な 船 種 の 建 造 ニーズに 対 し 保 有 する 技 術 を 活 用 することができる (2) 生 産 設 備 及 び 効 率 的 建 造 技 術 船 舶 建 造 のプロセスは なるべく 短 期 間 に 建 造 を 終 了 し コストを 削 減 することが 重 要 であ る 日 本 の 造 船 業 は 船 台 期 間 の 短 縮 に 努 め ブロックとクレーンの 大 型 化 先 行 艤 装 率 の 増 加 などを 行 い 生 産 詳 細 設 計 能 力 が 高 く 設 計 現 場 が 一 体 となって 効 率 改 善 に 取 り 組 み 高 い 生 産 性 を 誇 っている (3) 工 程 管 理 及 び 品 質 造 船 所 は 手 持 ち 工 事 量 を 検 討 して 引 き 渡 し 日 と 建 造 線 表 が 作 成 される 建 造 線 表 から 進 水 鋼 材 の 加 工 組 立 搭 載 等 の 日 程 作 業 計 画 を 作 成 し 工 程 ごとの 作 業 手 順 を 決 定 し 能 率 の 向 上 を 図 っている 日 本 の 造 船 所 では これらの 情 報 手 順 事 務 取 扱 図 面 等 は 標 準 化 されており どの 船 舶 建 造 においても 同 じ 基 準 の 管 理 が 実 行 できるシステムを 構 築 している また 品 質 管 理 においては 工 作 基 準 作 業 標 準 をとりいれて 常 に 品 質 向 上 を 目 指 している (4) 高 い 技 術 力 日 本 の 造 船 技 術 は その 機 能 工 作 精 度 品 質 等 において 世 界 の 船 主 から 評 価 を 得 ている 要 約 -2

18 特 に 近 年 の 我 が 国 は CO 2 排 出 削 減 抑 制 のための 技 術 スーパーエコシップ(SES)と 呼 ばれる 次 世 代 型 の 環 境 性 能 と 経 済 性 を 有 する 内 航 船 舶 を 開 発 しており 今 後 とも 物 流 効 率 化 環 境 対 策 等 に 資 する 船 舶 として 更 なる 普 及 が 期 待 されている (5) 確 立 された 舶 用 工 業 我 が 国 の 舶 用 工 業 は 海 事 クラスターを 支 える 機 器 材 料 の 供 給 者 であり 主 機 械 ( 大 型 ディ ーゼル 機 関 タービン 等 ) ボイラー 主 機 を 動 かすための 補 機 軸 系 プロペラ 係 船 荷 役 装 置 レーダー 等 の 航 海 計 器 弁 他 の 艤 装 品 類 を 含 めてほぼ 100%を 国 内 調 達 可 能 である 3. 中 小 企 業 等 が 有 する 製 品 技 術 等 の ODA 事 業 における 活 用 可 能 性 等 の 分 析 我 が 国 の 造 船 業 の 強 みは 国 内 に 造 船 業 舶 用 工 業 及 び 海 運 業 が 集 積 し 海 事 クラスター を 形 成 し 高 い 技 術 力 と 生 産 性 船 主 から 厚 い 信 頼 を 勝 ち 得 ていることであるが 近 年 では 円 高 等 の 要 因 により 国 際 競 争 力 の 低 下 経 済 の 停 滞 による 国 内 船 主 の 発 注 の 減 少 などが 続 き 生 産 拠 点 の 海 外 展 開 船 舶 の 輸 出 振 興 等 に 注 目 している このような 現 状 の 下 対 象 国 の 造 船 業 の 課 題 と 我 が 国 の 造 船 業 の 強 み と 弱 み を 照 合 し 我 が 国 の 中 小 造 船 業 の 技 術 舶 用 機 器 等 の 活 用 による 開 発 課 題 への 取 り 組 みの 可 能 性 を 我 が 国 のシーズ とし 更 に 我 が 国 が 途 上 国 のインフラ 資 源 等 のリソースを 必 要 とするものを 我 が 国 のニーズ して 整 理 し 我 が 国 中 小 造 船 事 業 者 等 に 求 められる 事 業 計 画 を 各 国 毎 に 次 のとおり 作 成 した しかし 我 が 国 の 中 小 造 船 業 が 海 外 にて 事 業 を 実 施 する 場 合 はリスクもあるため ビ ジネス 環 境 制 度 等 の 整 備 に 関 して 我 が 国 の ODA による 支 援 があれば 我 が 国 企 業 対 象 国 双 方 に 裨 益 するため 民 間 企 業 の 事 業 実 施 前 及 び 実 施 中 の 支 援 策 としての ODA 事 業 を 検 討 した 事 業 名 インドネシア 内 航 船 建 造 及 び 修 繕 の 為 の 造 船 事 業 場 所 インドネシア (カリマンタン 島 ジャワ 島 SEZ 等 が 候 補 地 ) 概 要 事 業 内 容 ODA 事 業 案 (1) ODA 事 業 案 (2) ODA 事 業 案 (3) 中 小 型 内 航 船 舶 (20000DWT)を 主 な 対 象 に インドネシア 企 業 との 業 務 連 携 により 近 代 的 な 船 舶 建 造 及 び 修 繕 技 術 施 設 を 導 入 資 本 投 資 も 見 据 えた 船 舶 建 造 修 繕 事 業 を 行 う 100% 外 資 あるいは 民 間 造 船 所 を 対 象 に 新 造 船 建 造 及 び 修 繕 に 係 る 我 が 国 造 船 所 の 船 舶 建 造 及 び 修 繕 事 業 への 投 資 を 行 う 内 航 船 の 現 地 建 造 による 造 船 業 の 育 成 燃 費 性 能 の 優 れた 内 航 船 近 代 化 有 償 資 金 協 力 Two Step Loan にて 船 舶 設 計 供 与 及 び 船 舶 建 造 資 金 の 提 供 プロジェクト 借 款 による PD(パッケージディール)による 建 造 及 び 技 術 指 導 を 実 施 造 船 船 舶 修 繕 産 業 の 近 代 化 我 が 国 ODA 資 金 ( 有 償 )にて 造 船 施 設 更 新 資 金 と 建 造 に 係 る 技 術 指 導 PPP スキームによる 造 船 インフラの 整 備 造 船 船 舶 修 繕 産 業 の 人 材 の 戦 略 的 育 成 インドネシア 工 業 省 大 学 等 の 教 育 機 関 に 対 する 技 術 協 力 研 究 支 援 等 造 船 技 術 者 の 養 成 技 術 者 技 能 者 への 我 が 国 造 船 所 から 技 術 指 導 インドネシア 技 術 者 の 受 け 入 れ 事 業 名 場 所 概 要 事 業 内 容 タイ タイ 新 造 船 建 造 及 び 修 繕 の 為 の 造 船 事 業 中 小 型 船 舶 を 主 な 対 象 に タイ 企 業 との 業 務 連 携 により 近 代 的 な 船 舶 建 造 及 び 修 繕 技 術 施 設 を 導 入 資 本 投 資 も 見 据 えた 船 舶 建 造 修 繕 事 業 を 行 う 100% 外 資 あるいは 民 間 造 船 所 を 対 象 に 新 造 船 建 造 及 び 修 繕 に 係 る 我 が 国 造 船 所 の 船 舶 建 造 及 び 修 繕 事 業 への 投 資 を 行 う 要 約 -3

19 ODA 事 業 案 タイ 内 航 海 運 整 備 のための 造 船 産 業 の 近 代 化 我 が 国 の 民 間 造 船 技 術 を 活 用 した 技 術 者 派 遣 我 が 国 ODA 資 金 ( 有 償 TSL 等 )にて 内 航 船 建 造 スキームの 実 施 及 び 付 随 する 設 計 技 術 協 力 事 業 名 場 所 概 要 フィリピン フィリピン 中 小 造 船 団 地 造 成 による 内 航 船 建 造 及 び 修 繕 事 業 内 航 船 舶 を 主 な 対 象 に フィリピンの 複 数 企 業 と 我 が 国 複 数 企 業 の 参 加 により 近 代 的 な 船 舶 建 造 及 び 修 繕 技 術 施 設 を 導 入 した 造 船 団 地 を 造 成 資 本 投 資 も 見 据 えた 船 舶 建 造 修 繕 事 業 を 行 う 事 業 内 容 フィリピン 民 間 造 船 所 及 び 我 が 国 の 造 船 所 複 数 を 対 象 に 新 造 船 建 造 及 び 修 繕 用 の 工 業 団 地 を 造 成 BOI 等 の 投 資 区 域 として 税 制 優 遇 他 の 措 置 を 得 て 船 舶 建 造 及 び 修 繕 事 業 への 投 資 を 行 う ODA 事 業 案 (1) ODA 事 業 案 (2) フィリピン 国 内 造 船 業 集 約 近 代 化 計 画 技 術 協 力 によるフィリピン 造 船 業 の 集 約 化 調 査 集 約 化 計 画 の 作 成 我 が 国 ODA 資 金 ( 有 償 )にて 造 船 団 地 造 成 のための 資 金 協 力 フィリピン 内 航 海 運 整 備 のための 造 船 産 業 の 近 代 化 我 が 国 ODA 資 金 ( 有 償 )にて 内 航 船 の 建 造 スキームの 実 施 及 び 付 随 する 設 計 技 術 協 力 事 業 名 場 所 概 要 インド インド 内 航 船 修 繕 能 力 強 化 事 業 インドの 小 型 船 舶 を 対 象 とした 修 繕 施 設 の 拡 充 を 行 い 国 内 の 海 洋 支 援 船 (PSV 等 )の 修 繕 を 対 象 に イ ンド 企 業 との 業 務 連 携 により 修 繕 技 術 施 設 を 導 入 資 本 投 資 も 見 据 えた 修 繕 事 業 を 行 う 事 業 内 容 100% 外 資 あるいは 民 間 造 船 所 を 対 象 に 修 繕 に 係 る 我 が 国 造 船 所 の 修 繕 事 業 への 投 資 を 行 う ODA 事 業 案 インド 沿 岸 海 運 振 興 計 画 技 術 協 力 による M/P 作 成 内 航 海 運 振 興 のための 政 策 支 援 専 門 家 の 派 遣 事 業 名 ブラジル オフショア 船 舶 修 繕 拡 充 事 業 場 所 概 要 事 業 内 容 ODA 事 業 案 リオ デ ジャネイロ 近 郊 オフショア 船 舶 を 主 な 対 象 に ブラジル 企 業 との 業 務 連 携 により 近 代 的 な 船 舶 修 繕 技 術 施 設 を 導 入 資 本 投 資 も 見 据 えた 修 繕 事 業 を 行 う フローティングドックの 新 設 と 修 繕 機 器 の 近 代 化 修 繕 作 業 の 際 発 生 する 水 の 処 理 有 害 廃 棄 物 等 の 適 正 処 理 を 日 系 技 術 を 用 いて 実 施 する ブラジル 船 舶 修 繕 技 術 能 力 の 改 善 材 料 調 達 等 管 理 システム 修 繕 技 術 向 上 のための 技 術 協 力 我 が 国 の 技 術 協 力 にて ブラジル 技 術 者 の 受 け 入 れ 教 育 現 地 での 技 術 協 力 の 実 施 事 業 名 場 所 概 要 リオ デ ジャネイロ ブラジル 河 川 バージ 建 造 拡 充 事 業 アマゾン 川 水 系 において 需 要 が 見 込 まれる 近 代 的 な 河 川 貨 物 運 搬 船 (バージ 等 )の 建 造 事 業 を 現 地 造 船 会 社 と 連 携 し 日 本 の 船 舶 建 造 技 術 舶 用 機 器 を 導 入 して 実 施 する 事 業 内 容 河 川 船 舶 の 設 計 資 機 材 調 達 建 造 に 日 系 技 術 舶 用 品 の 導 入 を 図 り 河 川 船 舶 の 近 代 化 を 図 る 顧 客 に 対 し 最 適 な 船 舶 設 計 運 航 手 段 などをも 営 業 提 案 も 造 船 所 が 行 えるよう 育 成 ODA 事 業 案 ブラジル 内 陸 水 運 の 開 発 整 備 計 画 我 が 国 の 技 術 協 力 にて M/P 調 査 の 実 施 Priority 事 業 に 対 する 金 融 支 援 策 の 策 定 ブラジルでは 造 船 業 の 人 材 育 成 のニーズが 高 く SENAI での 研 修 プログラムに 我 が 国 の 造 船 業 の 要 望 を 組 み 込 むことが 期 待 される また 我 が 国 の 技 術 協 力 による 支 援 も 要 望 されているが 現 地 調 査 の 結 果 次 のような 造 船 業 人 材 育 成 事 業 を 提 案 される 要 約 -4

20 教 員 人 材 の 能 力 強 化 を 図 るため 日 本 の 造 船 所 への 招 へい 研 修 プログラムへの 参 加 や 日 系 造 船 所 OB などの 人 材 によるシニア 海 外 ボランティアの 活 用 を 通 じ TOT の 実 施 SENAI に 日 本 の 造 船 設 備 機 器 を 導 入 / 設 置 し 研 修 生 に 日 本 製 に 対 する 信 頼 感 を 構 築 現 場 へ 出 た 場 合 でも 同 様 の 日 系 機 器 を 使 ってもらう 動 機 づけを 図 る 各 造 船 所 の 建 造 計 画 に 沿 った 調 達 管 理 人 材 の 養 成 のため SENAI と 造 船 所 との 連 携 によりイ ンターンシップによる 管 理 実 務 カリキュラムなども 有 効 である さらに 修 繕 事 業 に 携 われる 人 材 の 確 保 のため 機 械 電 気 自 動 制 御 に 係 る 修 繕 メンテナ ンス 作 業 に 関 連 したカリキュラムの 創 設 も 意 義 がある 4. 中 小 企 業 等 が 有 する 製 品 技 術 等 を 活 用 したビジネスの 可 能 性 対 象 国 の 調 査 にて 我 が 国 中 小 造 船 所 3 社 より 海 外 進 出 検 討 の 意 向 があることが 判 明 した 各 社 の 進 捗 については 市 場 調 査 段 階 から 立 地 候 補 地 の 選 定 を 概 ね 済 ませている 企 業 まであるが 2 社 は 100% 自 己 資 本 による 事 業 として 日 本 に 拠 点 を 置 きながら 現 地 への 展 開 を 計 画 し 1 社 は 現 地 パートナーとの 協 業 により 事 業 の 継 続 を 目 的 としている 概 要 は 次 のとおりである 造 船 所 名 常 石 造 船 株 式 会 社 有 限 会 社 寺 岡 商 事 中 谷 造 船 株 式 会 社 進 出 候 補 国 インドネシア インドネシア インドネシア タイ 予 定 業 種 造 船 業 ( 新 造 船 修 繕 ) 造 船 業 ( 新 造 船 修 繕 ) 造 船 業 ( 新 造 船 修 繕 ) 対 象 船 舶 市 場 内 航 商 船 建 造 修 繕 当 該 国 国 内 市 場 内 航 特 殊 船 建 造 修 繕 当 該 国 国 内 市 場 河 川 航 行 石 炭 バージ 等 小 型 船 舶 建 造 修 繕 当 該 国 国 内 市 場 輸 出 市 場 も 検 討 資 本 比 率 ( 予 定 ) 投 資 予 定 等 100% 外 資 新 設 の 工 場 の 建 設 市 場 の 需 要 を 見 て 投 資 規 模 を 確 定 100% 外 資 新 設 の 工 場 の 建 設 小 規 模 投 資 か ら 開 始 後 増 資 等 検 討 現 地 造 船 所 との 合 弁 既 存 国 内 浮 きドッ ク 等 設 備 の 移 転 に よる 事 業 を 検 討 支 援 ニーズ 当 該 国 需 要 調 査 技 術 者 派 遣 支 援 パートナー 選 定 技 術 者 派 遣 支 援 運 営 資 金 融 資 支 援 その 他 の 国 については 具 体 的 な 進 出 企 業 候 補 はないが 上 記 の 3 社 は 全 て 中 国 地 方 の 中 小 造 船 事 業 者 である 我 が 国 の 中 小 造 船 所 は 瀬 戸 内 海 を 挟 んで 中 国 四 国 地 方 に 多 くあり 中 国 四 国 運 局 管 内 の 平 成 23 年 度 の 船 舶 建 造 量 は 全 国 の 凡 そ 半 分 の 48%を 占 めており 同 地 域 には 舶 用 工 業 も 同 時 に 集 積 していることから 我 が 国 の 中 小 造 船 業 の 海 外 進 出 により 一 定 の 事 業 を 展 開 す ることは 常 石 セブ 造 船 の 例 を 見 ても 企 業 が 存 続 するために 有 効 な 手 段 である 我 が 国 の 造 船 業 は 造 船 産 業 クラスターの 持 続 的 な 国 際 競 争 力 の 強 化 に 向 けて 日 本 ブラン ドの 高 い 品 質 と 高 付 加 価 値 を 世 界 に 発 信 しようとしており 我 が 国 の 持 つ 技 術 による 民 間 事 業 及 び ODA を 海 外 において 展 開 して 行 くことにより 対 象 国 の 当 該 分 野 の 開 発 課 題 解 決 に 貢 献 すると ともに 我 が 国 造 船 業 の 国 際 競 争 力 を 維 持 するために 必 要 な 施 策 と 考 えられる 要 約 -5

21 要 約 -6

22 はじめに 1. 本 調 査 の 背 景 と 目 的 開 発 途 上 国 のうち 島 嶼 国 長 い 沿 岸 を 有 する 国 では 船 舶 が 経 済 活 動 や 住 民 生 活 に 欠 かせない 輸 送 手 段 としての 役 割 を 果 たし 内 航 海 運 の 整 備 が 優 先 課 題 となっているにも 拘 わらず 造 船 船 舶 修 繕 業 が 未 発 達 のため 必 要 な 船 舶 を 建 造 する 経 済 力 技 術 力 資 機 材 調 達 能 力 建 造 管 理 能 力 等 が 不 足 しており 先 進 国 から 中 古 船 を 購 入 し 十 分 な 保 守 も 出 来 ないまま 運 航 しているの が 現 状 である このためフィリピン インドネシアなど 内 航 船 舶 の 多 くを 中 古 船 に 依 存 する 国 で は 船 舶 の 安 全 性 の 問 題 に 起 因 するとされる 海 難 事 故 がしばしば 報 告 されており 多 くの 尊 い 人 命 財 産 が 失 われ 時 には 海 洋 汚 染 などの 環 境 被 害 も 発 生 している 造 船 船 舶 修 繕 業 は 海 運 業 に 安 全 で 貨 物 旅 客 需 要 に 応 じた 船 舶 を 供 給 するという 海 上 輸 送 インフラの 下 支 えの 側 面 に 加 え 関 連 工 業 の 裾 野 の 広 さ 労 働 集 約 型 資 本 集 約 型 技 術 集 約 型 産 業 という 特 徴 と 外 貨 獲 得 産 業 としても 開 発 途 上 国 にとって 開 発 効 果 が 大 きいため 幾 つかの 開 発 途 上 国 及 び 新 興 国 では 国 内 産 業 の 核 の 一 つとして 育 成 を 図 りたい 希 望 を 有 している 一 方 我 が 国 の 中 小 造 船 業 は 輸 出 船 及 び 様 々な 内 航 船 舶 の 建 造 において 技 術 ノウハウの 蓄 積 がある 更 に 我 が 国 造 船 業 は 鋼 材 機 器 主 補 機 電 気 部 品 等 の 製 造 産 業 が 発 達 し 国 内 船 主 と 協 力 して 船 舶 の 発 注 計 画 資 機 材 の 調 達 システム 等 の 海 事 クラスターを 永 年 形 成 してきたが 開 発 途 上 国 における 造 船 業 は 上 記 のとおり 様 々な 課 題 を 抱 え 育 成 が 不 十 分 である これらの 課 題 の 解 決 のために 我 が 国 の 中 小 造 船 業 及 び 舶 用 工 業 海 事 クラスターが 有 する 技 術 を 開 発 途 上 国 に 適 用 活 用 することが 有 効 であると 考 えられる また 近 年 の 我 が 国 の 中 小 造 船 事 業 者 は 海 外 造 船 事 業 者 との 受 注 競 争 コスト 競 合 更 に 建 造 需 要 の 漸 減 から 厳 しい 経 営 環 境 に あり 外 国 市 場 開 拓 の 期 待 と 共 に 建 造 コスト 削 減 のための 海 外 進 出 を 検 討 している 上 記 の 理 由 から ODA による 開 発 途 上 国 支 援 と 日 本 の 中 小 造 船 業 及 び 造 船 関 連 産 業 の 海 外 事 業 展 開 の 適 合 について インド インドネシア タイ フィリピン 及 びブラジルの 5 カ 国 にてニー ズ 調 査 を 実 施 するものである 2. 調 査 概 要 本 調 査 は 平 成 24 年 10 月 より 国 内 業 務 を 開 始 し 同 年 11 月 から 現 地 調 査 を 開 始 し 平 成 25 年 1 月 までの 間 に 5 カ 国 の 調 査 を 完 了 した 提 案 した 開 発 課 題 分 野 と 対 象 国 は 次 のとおりである 開 発 課 題 : 開 発 途 上 国 における 造 船 船 舶 修 理 及 び 造 船 周 辺 産 業 育 成 対 象 地 域 : 対 象 地 域 1アジア 大 洋 州 : インドネシア フィリピン タイ 対 象 地 域 2 南 西 ア ジ ア : インド 対 象 地 域 3 中 南 米 : ブラジル

23 国 内 調 査 では 我 が 国 の 造 船 の 現 状 については 国 土 交 通 省 海 事 局 船 舶 産 業 課 造 船 関 連 団 体 として 社 団 法 人 日 本 中 小 型 造 船 工 業 会 社 団 法 人 日 本 舶 用 工 業 会 などから 日 本 の 中 小 造 船 業 界 の 課 題 と 海 外 への 進 出 の 意 向 国 際 市 場 のなかでの 造 船 産 業 の 位 置 づけ 途 上 国 支 援 に 関 する 方 針 等 を 事 前 にヒアリングを 実 施 し 造 船 会 社 数 社 からも 海 外 進 出 計 画 等 のヒアリングを 行 った この 結 果 に 基 づき 我 が 国 の 造 船 船 舶 修 理 及 び 造 船 周 辺 産 業 の 強 み 技 術 力 と 国 際 市 場 のな かでの 課 題 について 整 理 し 海 外 の 造 船 分 野 の 課 題 解 決 のために 活 用 できるか 事 前 の 分 析 を 行 っ た 我 が 国 の 強 みは 1 多 様 な 船 舶 の 要 求 に 応 える 設 計 技 術 2 造 船 加 工 の 高 度 な 要 素 技 術 3 高 い 生 産 性 優 れた 工 程 管 理 4 技 術 者 技 能 者 のレベル 等 であり 弱 みは1 円 高 等 によるコス ト 競 争 力 の 低 下 2 海 外 に 比 べ 小 さい 事 業 規 模 3 海 洋 開 発 分 野 の 出 遅 れ 4 人 材 の 育 成 等 と 分 析 された 現 地 調 査 においては 先 ず 各 国 の 国 家 政 策 として 造 船 業 の 位 置 づけを 確 認 し 更 に 造 船 業 等 に 対 する 優 遇 政 策 の 有 無 ある 場 合 にはその 内 容 を 調 査 した また 政 府 関 係 機 関 造 船 工 業 会 等 の 団 体 からの 情 報 を 確 認 し 造 船 振 興 のニーズの 高 い 地 域 を 中 心 にサイト 調 査 ヒアリン グを 実 施 し 各 国 の 造 船 事 業 について 1 生 産 の 規 模 2 技 術 レベル 3 周 辺 産 業 の 育 成 度 と 海 運 ( 内 航 外 航 )における 造 船 修 繕 のニーズについて 調 査 を 行 った 更 に 各 国 の 船 舶 建 造 修 理 ニーズの 把 握 及 び 利 用 者 側 から 造 船 技 術 の 評 価 を 得 るために 船 社 等 他 我 が 国 の JETRO 事 務 所 商 社 等 がある 場 合 は 現 地 の 調 達 情 報 通 関 手 続 き 等 についても ヒアリングを 実 施 した 調 査 に 基 づき 下 図 のように 調 査 対 象 国 において 造 船 船 舶 修 繕 の 開 発 課 題 を 特 定 し 課 題 解 決 のためのニーズと 我 が 国 の 技 術 が 活 用 できるかマッチングを 行 い 我 が 国 の 中 小 造 船 業 が 海 外 進 出 する 価 値 がある 事 業 想 定 を 行 った また 民 間 造 船 所 が その 経 験 技 術 を 活 かして 海 外 展 開 するために 必 要 な 相 手 国 の 支 援 又 は 我 が 国 の ODA による 環 境 整 備 のための 支 援 について 案 を 作 成 し 提 案 をおこなった この 結 果 インドネシアでは 具 体 的 な 民 間 造 船 所 の 参 加 事 業 が 見 込 まれた 他 の 国 でも 海 洋 支 援 船 等 の 修 理 需 要 に 応 えるための 協 業 または 進 出 等 が 事 業 として 提 案 された 課 題 解 決 ニーズと 我 が 国 のシーズのマッチング 検 討 対 象 国 の 課 題 (ニーズ) (1) 造 船 船 舶 修 繕 施 設 能 力 (2) 調 達 管 理 (ロジ スティック) (3) 造 船 修 繕 技 術 人 材 能 力 (4) 財 務 状 況 (5) その 他 ( 外 部 要 因 ) 課 題 解 決 手 法 ( 我 が 国 の 技 術 :シーズ) (1) 設 備 更 新 増 強 (2) 調 達 システム 指 導 舶 用 工 業 誘 致 (3) 技 術 指 導 人 材 育 成 (4) 金 融 支 援 資 本 参 加 (5) 造 船 需 要 修 繕 需 要 育 成 舶 用 工 業 育 成 企 業 の 進 出 等 事 業 計 画 新 造 船 事 業 進 出 修 繕 船 事 業 進 出 人 材 育 成 交 流 造 船 団 地 事 業 計 画 の 作 成 想 定 される ODA 事 業 船 舶 建 造 事 業 海 運 造 船 企 業 への 融 資 技 術 協 力 造 船 団 地 造 成 支 援

24 調 査 日 程 第 1 回 インドネシア 現 地 調 査 日 程 及 び 訪 問 先 調 査 員 : 瀧 野 晴 市 日 程 都 市 行 動 及 び 調 査 内 容 1 11 月 7 日 水 ジャカルタ JL725 便 2 11 月 8 日 木 ジャカルタ 工 業 省 豊 田 通 商 3 11 月 9 日 金 ジャカルタ インドネシア 造 船 工 業 会 PT.PANN 常 石 造 船 所 4 11 月 10 日 土 ジャカルタ PT.WINDU KARSA( 船 社 ) 常 石 造 船 所 5 11 月 11 日 日 スラバヤ 移 動 (ジャカルタ スラバヤ) 6 11 月 12 日 月 スラバヤ PT.DOK SURABAYA( 造 船 所 ) PT.DUMAS( 造 船 所 ) PT.ADILUHUNG( 造 船 所 ) 日 本 領 事 館 7 11 月 13 日 火 スラバヤ Ramongan Area 造 船 所 建 設 候 補 地 視 察 (PT.DOK SURABAYA PT.DAYA RADAR PT SPIL PT.OFFSHORE SERVICE) 移 動 8 11 月 14 日 水 スラバヤ/ジャカルタ 日 本 大 使 館 投 資 調 整 庁 (BKPM) 海 運 総 局 亜 南 産 業 9 11 月 15 日 木 ジャカルタ インドネシア 造 船 工 業 会 月 16 日 金 ジャカルタ PT.JMI( 造 船 ) 月 17 日 土 ジャカルタ PT.RAMOCO( 舶 用 機 械 エージェント) PT.BLT ( 船 社 ) 月 18 日 日 ジャカルタ 資 料 整 理 月 19 日 月 パレンバン PT.PANN, PT.KODJA BAHARI( 造 船 所 ) 月 20 日 火 ジャカルタ PT.MARIANA BAHAGIA 造 船 所 月 21 日 水 ジャカルタ PT.WINDU KARSA PT SCORPA( 船 社 ) 豊 田 通 商 月 22 日 木 ジャカルタ PT.TOYOFUJI( 船 社 ) PT.DAYA RADAR 造 船 所 月 23 日 金 ジャカルタ 工 業 省 JICA 日 本 海 事 協 会 (NK) 月 24 日 土 ジャカルタ 船 社 フォワーダー 会 出 席 月 25 日 日 ジャカルタ 資 料 整 理 月 26 日 月 ジャカルタ ジャカルタ 発 月 27 日 火 帰 国

25 第 1 回 タイ 現 地 調 査 日 程 及 び 訪 問 先 調 査 員 : 瀧 野 晴 市 日 程 都 市 行 動 及 び 調 査 内 容 1 12 月 5 日 水 ジャカルタ/バンコク 移 動 (ジャカルタ/バンコク) 2 12 月 6 日 木 バンコク ASIMAR 造 船 所 エネルギー 省 Nathalin( 船 社 ) 日 本 大 使 館 海 事 局 3 12 月 7 日 金 バンコクーレムチャバン エネルギー 省 移 動 (バンコク レムチャバ ン)UNITHAI 造 船 所 4 12 月 8 日 土 バンコク 資 料 整 理 5 12 月 9 日 日 バンコク タイ 造 船 工 業 会 (TSBA) 6 12 月 10 日 月 バンコク 移 動 (バンコク 成 田 ) 7 12 月 11 日 火 日 本 帰 国 8 12 月 12 日 水 広 島 フィリピン 造 船 投 資 セミナー 9 12 月 13 日 木 バンコク 成 田 バンコク 月 14 日 金 バンコク 工 業 省 海 事 局 月 15 日 土 バンコク 資 料 整 理 月 16 日 日 バンコク 資 料 整 理 月 17 日 月 バンコク ASIMAR 造 船 所 TINDY 造 船 所 月 18 日 火 バンコク MARINE ACME 造 船 所 SEA CREST 造 船 所 月 19 日 水 バンコク ASIMAR 造 船 所 タイ 造 船 工 業 会 月 20 日 木 バンコク 投 資 委 員 会 (BOI) 月 21 日 金 バンコク 海 事 局 月 22 日 土 バンコク/ 成 田 帰 国 (バンコク/ 成 田 ) フィリピン 現 地 調 査 日 程 及 び 訪 問 先 調 査 員 : 仲 條 靖 男 日 程 都 市 行 動 及 び 調 査 内 容 1 11 月 11 日 日 マニラ 移 動 成 田 /マニラ 2 11 月 12 日 月 マニラ JICA フィリピン 事 務 所 在 フィリピン 日 本 国 大 使 館 豊 田 通 商 フィリピン エネルギープラント 部 長 3 11 月 13 日 火 マニラ フィリピン 投 資 局 (BOI ) Japan Desk/Investment フィリピン 海 事 産 業 庁 MARINA フィリピン 貿 易 産 業 省 投 資 局 (DTI BOI)

26 日 程 都 市 行 動 及 び 調 査 内 容 4 11 月 14 日 水 フィリピン 開 発 銀 行 (DBP) マニラ フィリピン 内 航 海 運 協 会 (PISA) ケソン HERMA 造 船 所 5 11 月 15 日 木 ナボタス ナボタス 造 船 所 ( 本 社 事 務 所 ) マニラ フィリピン 経 済 特 区 局 (PEZA) 6 11 月 16 日 金 バタアン HERMA 造 船 所 (バタアン) 7 11 月 17 日 土 スービック Keppel 造 船 8 11 月 18 日 日 マニラ 資 料 整 理 9 11 月 19 日 月 セブ 移 動 マニラ/セブ SANTIAGO 造 船 COLORADO 造 船 月 20 日 火 セブ Philippine Trigon 造 船 常 石 造 船 セブ 月 21 日 水 カカ ヤンテ オロ 移 動 セブ/カカ ヤンテ オロ カカ ヤンテ オロ Philippine Iron Construction & Marine Workst 移 動 カカ ヤンテ オロ/マニラ 月 22 日 木 Philippine Iron Construction & Marine Works マニラ 運 輸 通 信 省 (DOTC) 月 23 日 金 マニラ フィリピン 造 船 セミナー JICA フィリピン 事 務 所 月 24 日 土 マニラ 資 料 整 理 月 25 日 日 移 動 マニラ/ 成 田 インド 現 地 調 査 日 程 及 び 訪 問 先 調 査 員 : 仲 條 靖 男 中 村 紳 也 大 朏 純 幸 日 程 都 市 行 動 及 び 調 査 内 容 1 11 月 29 日 木 東 京 /デリー 移 動 成 田 /バンコク/デリー ( 仲 條 中 村 ) 2 11 月 30 日 金 デリー 在 インド 日 本 大 使 館 JICA ニューデリー 事 務 所 インド 海 運 総 局 3 12 月 1 日 土 グルガオン WAPCOS(Consultant) 4 12 月 2 日 日 デリー/ムンバイ 移 動 デリー/ムンバイ 5 12 月 3 日 月 ムンバイ Palonji Shipping Mercator Shipping 6 12 月 4 日 火 ムンバイ Mantarana Marine Consultant Shipping Corporation of India INSA(インド 船 主 協 会 ) 7 12 月 5 日 水 プネ Business Development Bureau 社

27 日 程 都 市 行 動 及 び 調 査 内 容 市 場 調 査 コンサルタント 8 12 月 6 日 木 ムンバイ VK Offshore Service India ICC Shipping ( 中 村 ムンバイ 発 ) Association Orion Shipping 9 12 月 7 日 金 ムンバイ/コチン 移 動 ムンバイ/コチン Cochin Shipyard コチン 造 船 所 月 8 日 土 コチン/ムンバイ 移 動 コチン/ムンバイ 資 料 整 理 月 9 日 日 ムンバイ 資 料 整 理 月 10 日 月 ムンバイ ABS( 船 級 協 会 ) ( 大 朏 ムンバイ 着 ) ABS Meeting 月 11 日 火 Gujarat Maritime Board グジャラート 海 事 ジャラート 投 資 庁 ABG Shipyard ムンバイ/アーメダバー 局 ド( 仲 條 大 朏 ) Gujarat Investment Development Corporation グ 月 12 日 水 ムンドラ ムンドラ 港 視 察 Adani GV 月 13 日 木 ダヘジ ダ ヘ ジ 造 船 団 地 視 察 Dahej shipbuilding ( 仲 條 デリー 移 動 ) complex 月 14 日 金 デリー( 仲 條 ) 三 菱 商 事 インド 海 運 省 スラート( 大 朏 ) ABG 造 船 月 15 日 土 スラート/ムンバイ( 大 朏 )デリー 発 ( 仲 條 ) 移 動 月 16 日 日 ムンバイ 資 料 整 理 月 17 日 月 ムンバイ I maritime 海 事 コンサルタント ABG 本 社 月 18 日 火 ムンバイ 発 移 動 月 19 日 水 東 京 着 ブラジル 現 地 調 査 日 程 及 び 訪 問 先 調 査 員 : 大 朏 純 幸 日 程 都 市 行 動 及 び 調 査 内 容 1 11 月 18 日 日 東 京 /リオデジャネイロ 移 動 東 京 /リオ 2 11 月 19 日 月 リオデジャネイロ Shelter 社 との 面 談 豊 田 通 商 ブラジル 支 店 ( 豊 田 通 商 ブラジルリオ 支 社 ) 3 11 月 20 日 火 リオデジャネイロ IRC Brazil 社 との 面 談 GAAP 社 ダイハツディーゼル 社 4 11 月 21 日 水 リオデジャネイロ BNDES 社 との 面 談 JBIC との 面 談 移 動 リオ/サンパウロ IHI do Brasil Representacoes Ltda 社 5 11 月 22 日 木 カンピナス ABIMAQ Wilson Sons Estaleiros 社

28 日 程 都 市 行 動 及 び 調 査 内 容 Interativa 社 伯 国 三 菱 重 工 業 社 JETRO ブラジ 6 11 月 23 日 金 サンパウロ ル Verax 社 7 11 月 24 日 土 サンパウロ 資 料 整 理 8 11 月 25 日 日 サンパウロ/ナヘ カ ンテス 移 動 9 11 月 26 日 月 ナベガンテス SINDIPI BRAVA Yachts 社 月 27 日 火 ナベガンテス Oceana Estaleiro Fibrafort 社 ナベガンテス/ブラジリ ANTAQ ( National Agency for Waterway 月 28 日 水 ア Transportation) 農 林 水 産 省 JICA SENAI 月 29 日 木 ブラジリア 運 輸 省 政 策 局 運 輸 省 FMM 局 開 発 工 業 貿 易 省 石 油 ガス 造 船 局 月 30 日 金 ブラジリア 在 ブラジル 日 本 国 大 使 館 月 1 日 土 ブラジリア/マナウス 移 動 月 2 日 日 マナウス 水 運 調 査 月 3 日 月 マナウス/フォルタレーサ Estaleiros Rio Negro Ltda.(ERIN Shipyard) 月 4 日 火 フォルタレーザ Estaleiro Rio Maguari 月 5 日 水 フォルタレーザ/リオ 月 6 日 木 リオデジャネイロ リオデジャネイロ 月 7 日 金 リオデジャネイロ 発 月 8 日 土 日 本 着 移 動 INACE Projemar 社 KROMAV 社 在 リオデジャネイロ 日 本 国 総 領 事 館 ENAVI Reparos Navais Ltda/RENAVE Empresa Bras. Reparos Navais S/A FIRJAN サンパウロ 大 学 富 士 メタロック 社 第 2 回 インドネシア 現 地 調 査 日 程 及 び 訪 問 先 調 査 員 : 瀧 野 晴 市 日 程 都 市 行 動 及 び 調 査 内 容 年 1 月 7 日 月 ジャカルタ JL725 便 2 1 月 8 日 火 ジャカルタ JICA 工 業 省 3 1 月 9 日 水 ジャカルタ 投 資 調 整 庁 (BKPM) 海 事 局 4 1 月 10 日 木 ジャカルタ 豊 田 通 商 JETRO 5 1 月 11 日 木 ジャカルタ PT.PANN, PT.WINDU KARSA( 船 社 ) 6 1 月 12 日 土 ジャカルタ 資 料 整 理

29 7 1 月 13 日 日 ジャカルタ 資 料 整 理 8 1 月 14 日 月 ジャカルタ インドネシア 造 船 工 業 会 海 事 局 9 1 月 15 日 火 ジャカルタ 工 業 省 インドネシア 船 主 協 会 (INSA) 第 2 回 タイ 現 地 調 査 日 程 及 び 訪 問 先 調 査 員 : 瀧 野 晴 市 日 程 都 市 行 動 及 び 調 査 内 容 年 1 月 16 日 水 バンコク 移 動 (ジャカルタ バンコク) 2 1 月 17 日 木 バンコク 海 事 局 工 業 省 中 小 企 業 振 興 機 構 (ISMED) 3 1 月 18 日 金 バンコク ASIMAR 造 船 所 チェラロンコン 大 学 4 1 月 19 日 土 バンコク 資 料 整 理 5 1 月 20 日 日 バンコク 資 料 整 理 6 1 月 21 日 月 バンコク JETRO 7 1 月 22 日 火 バンコク ITALTHAIMARINE 造 船 所 MARSUN 造 船 所 8 1 月 23 日 水 バンコク JICA タイ 船 主 協 会 日 本 大 使 館 9 1 月 24 日 木 バンコク ASIMAR 造 船 所 GOLDEN SHIP SUPPLY( 船 社 ) 10 1 月 25 日 金 バンコク 海 事 局 工 業 省 タイ 造 船 工 業 会 11 1 月 26 日 土 バンコク 資 料 整 理 12 1 月 27 日 日 バンコク 成 田 帰 国

30 調 査 団 氏 名 及 び 担 当 業 務 氏 名 担 当 業 務 所 属 先 専 門 分 野 仲 條 靖 男 業 務 主 任 者 日 本 海 洋 科 学 造 船 機 械 瀧 野 晴 市 造 船 施 設 調 査 A 日 本 海 洋 科 学 造 船 計 画 中 村 紳 也 造 船 施 設 調 査 B 日 本 海 洋 科 学 運 送 工 学 航 海 真 壁 稔 造 船 施 設 調 査 C 日 本 海 洋 科 学 航 海 機 関 大 朏 純 之 造 船 施 設 調 査 D 日 本 海 洋 科 学 開 発 経 済 財 務 分 析 青 山 憲 之 国 内 解 析 日 本 海 洋 科 学 海 洋 政 策

31 第 1 章 対 象 国 における 当 該 開 発 課 題 の 現 状 及 び ニーズの 確 認

32 I. インドネシア I-1

33 1. 調 査 対 象 国 地 域 の 現 状 及 びニーズの 確 認 1.1. 対 象 国 の 政 治 経 済 の 概 況 :インドネシア 人 口 構 成 2 億 3,251 万 人 (2010 年 ) 国 土 面 積 1,910,931 平 方 キロメートル GDP マクロ 経 済 指 標 1997 年 7 月 のアジア 通 貨 危 機 後 インドネシア 政 府 は IMF との 合 意 に 基 づき 銀 行 部 門 と 企 業 部 門 を 中 心 に 経 済 構 造 改 革 を 断 行 政 治 社 会 情 勢 及 び 金 融 の 安 定 化 個 人 消 費 の 拡 大 を 背 景 とし て 2001 年 に 3.6%であった 経 済 成 長 率 は 2005 年 以 降 5% 後 半 ~6% 台 を 達 成 2009 年 には 世 界 金 融 経 済 危 機 の 影 響 を 受 けたものの 4.6%という 比 較 的 高 い 成 長 率 を 維 持 し 2010 年 は 6.1% 2011 年 も 6.5%という 堅 調 な 経 済 成 長 を 達 成 2010 年 には 一 人 当 たり 名 目 GDP が 3,000 ドルを 突 破 2011 年 に 経 済 開 発 加 速 拡 大 マスタープラン(MP3EI) が 発 表 され 全 国 各 島 にイ ンフラ 網 で 連 結 された 経 済 回 廊 を 形 成 する 構 想 が 明 らかにされた 同 プランでは 2025 年 までに 名 目 GDP を 2010 年 比 で 約 6 倍 に 増 加 させ 世 界 の 10 大 経 済 大 国 となる 目 標 を 掲 げている 表 I-1 インドネシア 基 本 データ 2012 年 実 質 GDP 成 長 率 (%) 6.5 ( 備 考 ) 基 準 年 =2000 年 名 目 GDP 総 額 - ルピア( 単 位 :100 万 ) 7,427,100,000 名 目 GDP 総 額 - ドル( 単 位 :100 万 ) 834,335 ( 備 考 ) ドル 建 ては 推 定 値 一 人 あたりの GDP( 名 目 ) - ドル 3,512 消 費 者 物 価 指 数 消 費 者 物 価 上 昇 率 (%) 3.79 ( 備 考 ) 2007=100 消 費 者 物 価 指 数 失 業 率 (%) 6.6 産 業 生 産 指 数 エネルギー 製 造 業 生 産 指 数 製 造 業 生 産 指 数 伸 び 率 ( 前 年 比 )(%) 5.6 国 際 収 支 経 常 収 支 ( 国 際 収 支 ベース) - ドル( 単 位 :100 万 ) 2,069 貿 易 収 支 ( 国 際 収 支 ベース) - ドル( 単 位 :100 万 ) 35,348 外 貨 準 備 高 - ドル( 単 位 :100 万 ) 106,539 I-2

34 ( 備 考 ) 金 を 除 く 対 外 債 務 残 高 - ドル( 単 位 :100 万 ) 224,757 為 替 レート( 期 中 平 均 値 対 ドルレート) 8, 為 替 レート( 期 末 値 対 ドルレート) 9, 通 貨 供 給 量 伸 び 率 (%) 16.4 輸 出 額 - ドル( 単 位 :100 万 ) 203,617 対 日 輸 出 額 - ドル( 単 位 :100 万 ) 33,715 輸 入 額 - ドル( 単 位 :100 万 ) 177,299 対 日 輸 入 額 - ドル( 単 位 :100 万 ) 19,437 直 接 投 資 受 入 額 - ドル( 単 位 :100 万 ) 19,475 出 典 : JETRO 表 I-2 政 治 概 況 政 体 共 和 制 ( 大 統 領 責 任 内 閣 ) 元 首 スシロ バンバン ユドヨノ 大 統 領 Susilo Bambang YUDHOYONO( 就 任 時 期 :2009 年 10 月 任 期 は 2014 年 10 月 まで 1949 年 9 月 9 日 生 まれ) 議 会 概 要 ( 定 員 数 任 期 ) 国 会 (DPR)( 定 数 560 名 99 年 10 月 ~ 任 期 5 年 ) 国 民 協 議 会 (MPR)( 定 数 692 名 99 年 10 月 ~ 国 会 議 員 560 名 と 地 方 代 表 議 員 132 名 で 構 成 ) 内 閣 ( 主 要 閣 僚 ) 役 職 名 前 - 日 本 語 表 記 副 大 統 領 ブディオノ[ 経 済 学 者 前 中 央 銀 行 総 裁 ] 政 治 治 安 担 当 調 整 相 ジョコ スヤント 前 国 軍 司 令 官 空 軍 出 身 経 済 担 当 調 整 相 ハッタ ラジャサ 前 国 家 官 房 長 官 国 民 信 託 党 公 共 福 祉 担 当 調 整 相 アグン ラクソノ 前 国 会 議 長 ゴルカル 党 副 党 首 国 家 官 房 長 官 スディ シララヒ 前 内 閣 官 房 長 官 元 陸 軍 中 将 外 務 大 臣 マルティ ナタルガワ 国 連 大 使 元 ASEAN 局 長 財 務 大 臣 アグス マルトワロドヨ 前 マンディリ 銀 行 頭 取 エネルギー 鉱 物 相 ジェロ ワチック[ 前 文 化 観 光 相 民 主 党 工 業 相 モハマッド スレマン ヒダヤット[インドネシア 商 工 会 議 所 (KADIN) 会 頭 ゴルカル 党 商 業 相 ギタ イラワン ウィルヤワン[ 前 投 資 調 整 庁 長 官 JP モ ルガンインドネシア 元 社 長 国 務 相 ( 国 家 開 発 計 画 担 当 ) アルミダ アリシャバナ[ 国 立 パジャジャラン 大 学 経 済 学 部 教 授 国 務 相 ( 国 営 企 業 担 当 ) ダーラン イスカン 国 営 電 力 PLN 社 長 エネルギー 鉱 物 相 ジェロ ワチック[ 前 文 化 観 光 相 民 主 党 出 典 : JETRO 地 域 情 報 I-3

35 出 典 : JETRO 図 I-1 主 要 産 業 等 インドネシア 人 口 ピラミッド(2010 年 ) 95~99 85~89 75~79 65~69 年 齢 構 成 55~59 45~49 35~39 25~29 15~19 5~ 9 0 男 女 出 典 : 国 連 (%) 図 I-2 インドネシアの 年 齢 構 成 I-4

36 表 I-3 調 査 対 象 国 の 人 口 構 成 比 較 国 名 インドネシア タイ フィリピン 人 口 232,517,000 68,139,000 93,617, 歳 未 満 35.5% 29.4% 41.9% 65 歳 以 上 6.1% 7.7% 4.3% 人 口 増 加 率 *1 1.2% 0.7% 1.8% 平 均 寿 命 出 生 率 *1 人 口 増 加 率 : 過 去 5 年 間 の 年 平 均 増 加 率 出 典 : 国 連 1.2. 対 象 分 野 における 開 発 課 題 造 船 船 舶 修 理 業 の 現 状 調 査 (1) 設 備 能 力 技 術 力 人 数 修 繕 内 容 ( 実 績 ) 1) インドネシア 造 船 所 概 要 出 典 : 工 業 省 図 I-3 インドネシア 主 要 造 船 所 所 在 地 I-5

37 表 I-4 インドネシア 造 船 業 の 概 要 項 目 インドネシア 造 船 産 業 約 250 社 ( 出 典 : 工 業 省 ) (バタム 島 造 船 の 70 社 含 む) 造 船 所 数 3,000GRT 以 上 の 新 造 船 建 造 可 能 造 船 所 数 : 約 26 社 500GT 以 上 の 修 繕 可 能 造 船 所 数 : 約 89 社 ドライドック スリップウエイ 総 数 214 建 造 能 力 ( 年 間 ) 750,000GRT 新 造 船 用 最 大 設 備 能 力 50,000DWT 新 造 船 建 造 実 績 2006 年 :200,500GRT 2007 年 :325,000GRT 2008 年 :350,000GRT 2009 年 :402,500GRT 2010 年 :483,500GRT 修 繕 能 力 ( 年 間 ) 10,000,000GRT 修 繕 用 最 大 設 備 能 力 150,000DWT 修 繕 船 実 績 2006 年 4.200,000GRT 2007 年 5.200,000GRT 2008 年 5.600,000GRT 2009 年 6.500,000GRT 2010 年 7.700,000GRT 修 繕 内 容 定 期 検 査 中 間 検 査 一 般 修 理 緊 急 修 理 改 造 等 出 典 : 工 業 省 (Directorate General for Leading Industry) インドネシア 工 業 省 データベース 2007 年 によればリヤウ 州 (バタム 含 む) 含 め 334 社 が 造 船 所 ( 新 造 船 修 繕 )として 登 録 されているが 実 質 稼 働 しているのは 約 250 社 である 表 I-5 インドネシア 造 船 所 地 域 と 造 船 所 数 地 域 造 船 所 数 Aceh 4 Sumatra Utara 13 Riau 37 Sumatra Barat 3 Jambi 4 Sumatra Selatan 24 Lampung 4 I-6

38 地 域 造 船 所 数 Jaya Barat 16 Jakarta 52 Jawa Tengah 14 Jawa Timur 34 Timor Timor 1 Nusa Tunggara Barat 1 Bali 6 Kalimantan Barat 6 Kalimantan Timur 60 Kalimantan Selatan 9 Sulawesi Utara 10 Sulawesi Selatan 8 Sulawesi Tunggara 6 Maluku 5 Irian Jaya 10 Others (Navigasi) 7 総 計 334 出 典 : 工 業 省 2007 データ 一 方 インドネシア 造 船 工 業 会 (IPERINDO)に 所 属 する 造 船 会 社 (バタム 島 9 社 含 め)は 96 社 で 工 業 会 会 員 造 船 所 はインドネシアでの 新 造 船 及 び 修 繕 で 中 心 的 な 役 割 を 担 っている 表 I-6 インドネシア 造 船 工 業 会 会 員 リスト INDUSTRI KAPAL( 造 船 所 名 ) 1 Adiluhung Saranasegara Indonesia, PT 2 Andalan Sarana Fiberindo, PT 3 Anugrah Buana Marine, PT 4 Aru Marine Fish, PT 5 ASL Shipyard Indonesia 6 Bandar Victory Shipyard, PT 7 Batam Expressindo Shipyard, PT 8 Bayu Bahari Sentosa, PT 9 Ben Santosa, PT 10 Bintan Shipping Bioteknik, PT 11 Bintang Mas, CV 12 Bintang Timur Samudera, PT 13 Bitung Sarana Mulia, PT I-7

39 INDUSTRI KAPAL( 造 船 所 名 ) 14 Buma Kumawa, PT 15 Bumi Cendrawasih Pratama, PT 16 Bumi Laut Perkasa, PT 17 Caputra Mitra Sejati, PT 18 Carita Boat Indonesia, PT 19 Cisanggarung Putra Mandiri, CV 20 Daya Radar Utama,PT 21 Dewa Ruci Agung, PT 22 Dok & Perkapalan Air Kantung, PT 23 Dok & Perkapalan Kodja Bahari, PT 24 Dok & Perkapalan Surabaya, PT 25 Dok dan Perkapalan "Waiame", PT 26 Dok Duasatu Nusantara, PT 27 Dok Karang Sumatera, PT 28 Dukuh Raya Dockyard, PT 29 Dumas Tanjung Perak Shipyard, PT 30 Duta Marina Shipyard, PT 31 Eka Multi Bahari, PT 32 Fibreglass Perkasa, PT 33 Fibrite Fiberglass, PT 34 Galangan Balikpapan Utama, PT 35 Galangan Benua Raya Kariangau 36 Galangan Bontuni Tirtamas, PT 37 Galangan Surya PELNI 38 Hamdok Argokaravi Raya, PT 39 Indonesia Marina Shipyard, PT 40 Industri Kapal Indonesia, PT 41 Intan Sengkunyit,pT 42 Jasa Marina Indah, PT 43 Kartika Utama Sejati, PT 44 Karya Delka Maritim, PT 45 Kim Seah Shipyard Indonesia, PT 46 Kukar Mandiri Shipyard, PT 47 Lampung Andalas Shipbuilding & Engineering, PT 48 Lion Fibre Glass, PT 49 Mariana Bahagia, PT 50 Marinatama Gemanusa, PT I-8

40 INDUSTRI KAPAL( 造 船 所 名 ) 51 Marine Mandiri Shipping Sealine, PT 52 Marulin Maju Utama, PT 53 Maxim Marine Indonesia, PT 54 Meranti Nusa Bahari, PT 55 Merpati Marine Service, PT 56 Muji Rahayu Shipyard, PT 57 Mutiara Fibrindo, PT 58 Najatim Dockyard, PT 59 Noahtu Shipyard, PT 60 Nogopatmolo, PT 61 Pahala Harapan Lestari, PT 62 PAL Indonesia, PT 63 Palindo Marine, PT 64 Palma Progress Shipyard, PT 65 Pancakarsa Rosihan Sejahtera, PT 66 Perikanan Nusantara (Persero), PT 67 Pertamina (Persero) Unit Usaha Dok Sorong, PT 68 Prima Sarana Fiberindo, PT 69 Proskuneo Kadarusman, PT 70 PUSKOPELRA 71 Putra Banyuwangi Sejati, PT 72 Riwan Samudra, PT 73 Samudera Indoraya Perkasa, PT 74 Samudra Marine Indonesia, PT 75 Sanur Marindo Shipyard, PT 76 Sarana Bahtera Shipyard, PT 77 Sarana Samudera Pacific, PT 78 Shirabu Primajaya, PT 79 Skyline Kurnia, PT 80 Soesanto Soekardi Boatyard, PT 81 Steadfast Marine, PT 82 Success Ocean Shipping, PT 83 Tambangan Raya Permai, PT 84 Tegal Shipyard Utama, PT 85 Tegalindo, PT 86 Tesco Indomaritim 87 Tirta wiguna Agung, PT I-9

41 INDUSTRI KAPAL( 造 船 所 名 ) 88 Unggul Sejati Abadi, PT 89 Union Yard, PT 90 Wahana Astika Fiberglass, PT 91 Wahana Fiberglass, CV 92 Wahana Karya Timur, PT 93 Waruna Nusa Sentana, PT 94 Yasa Ayu Abadi, PT 95 Yasa Wahana Tirta Samudera, PT 出 典 : インドネシア 造 船 工 業 会 (IPERINDO) 上 記 造 船 工 業 会 会 員 の 中 で 主 要 インドネシア 造 船 所 (バタム 島 造 船 所 除 く)は 以 下 である 表 I-7 主 要 造 船 所 名 国 営 造 船 所 1 Name PT. Dok & Perkapalan Kodja Bahari (DKB) Place ジャカルタ 他 チレボン セマラン バタム 等 Capacity 150,000DWT 10,000DWT Dry Dock 他 2 Name PT. PAL Indonesia Place スラバヤ Capacity 50,000DWT Dry Dock Shiplift 他 3 Name PT. Industri Kapal Indonesia (IKI) Place マカッサル 他 ビトゥン= 北 スラウェシ Capacity 6,500DWT Dry Dock 3,500DWT Slipway 他 4 Name PT. Dok & Perkapalan Surabaya Place スラバヤ ラモンガン Capacity 8,000DWT Slipway Floating Dock 他 民 間 主 要 造 船 所 1 Name PT. Jasa Marina Shipyard Place セマラン Capacity 20,000DWT Dry Dock Slipway 他 2 Name PT. Intan Sengkunyit Place パレンバン Capacity 5,000DWT Slipway 他 3 Name PT. Dumas Tanjung Perak Shipyard Place スラバヤ Capacity 3,500DWT Dry Dock 他 4 Name PT. Daya Radar Utama I-10

42 Place ジャカルタ ランプン( 南 スマトラ) ラモンガン( 東 ジャワ) Capacity 5,000DWT Slipway 他 5 Name PT. Samudera Marine Indonesia Place バンテン Capacity 80,000DWT Dry Dock(Opened in May, 2009.) 出 典 : 調 査 団 近 年 官 公 庁 船 の 大 型 発 注 が 続 き 下 記 4 造 船 所 は 新 規 造 船 所 建 設 への 投 資 を 加 速 させてい る 表 I-8 新 規 造 船 所 建 設 予 定 造 船 所 国 営 PT.Dok Dan Perkapalan Kodja Bahari 国 営 PT. Dok Dan Perkapalan Surabaya 民 間 PT. Daya Radar Utama 民 間 PT. Dumas 出 典 : 調 査 団 場 所 Batam 島 150,000DWT Lamongan( 東 ジャワ) 50 ヘクタール Lamongan( 東 ジャワ) 36 ヘクタール Madura 島 図 I-4 PT.DOK SURABAYA 造 船 所 建 設 整 地 中 図 I-5 PT.DAYA RADAR 造 船 所 建 設 中 / 建 造 も 開 始 中 図 I-6 PT DUMAS 完 成 予 想 図 ( 工 事 着 工 ) I-11

43 2) 造 船 産 業 売 り 上 げ 図 I-7 インドネシア 建 造 売 上 実 績 出 典 : 工 業 省 2011 データ 図 I-8 インドネシア 船 舶 修 繕 売 上 実 績 総 設 備 能 力 は 10,000,000GT に 対 し 実 績 は 7,700,000GT で 77%のカバー 率 であるが Ⅰ-26 I-12

44 表 Ⅰ-15 に 記 載 の 通 り 船 舶 サイズに 見 合 う 修 繕 設 備 が 不 足 している 為 3 ヶ 月 のドック 待 ちが 生 じている 3) 建 造 実 績 インドネシア 造 船 所 が 建 造 した 船 舶 の 種 類 を 下 表 に 示 す 下 表 の 建 造 実 績 から インドネシア 造 船 所 の 建 造 能 力 は 現 状 最 大 サイズで 50,000DWT また 多 岐 にわたる 海 運 輸 送 サービス 需 要 に 対 応 するために タンカー フェリーをはじめとして 様 々な 種 類 の 船 舶 の 建 造 を 実 施 してきていることがわかる 但 し 内 航 海 運 に 必 要 とされる 一 般 商 船 特 にコンテナ 船 貨 物 船 の 建 造 隻 数 が 輸 入 中 古 船 依 存 の 為 に 少 ない 表 I-9 インドネシア 船 舶 建 造 実 績 建 造 船 舶 ( 実 績 )リスト 多 目 的 旅 客 トレーラーRoRo フェリー 18,900GT 4,000GT 旅 客 船 (90M/500 人 乗 り) 5,000GT 旅 客 RoRo フェリー 208TEU セミコンテナ 船 400TEU コンテナ 船 1,600TEU コンテナ 船 8,000DWT 木 材 運 搬 船 42,000DWT バルクキャリア- 50,000DWT バルクキャリア- 12,000T 錫 バケットドレッジャー オイルタンカー(1,500/3,500/6,500/17,500/30,000DWT) 16,000DWT ケミカルタンカー 5,600m3LPG 船 4,500PS 消 防 タグ 7,500PS 捜 索 救 命 タグ 300GT 鮪 漁 船 6,000PS 高 速 パトロール 船 3,600PS 高 速 パトロール 船 サプライボート(5,400PS/6,000PS) 防 災 船 フローテイングドック(6,000/2,500TLC) フローテイングプラットフォーム 小 型 漁 船 出 典 : 調 査 団 I-13

45 (2) 設 計 能 力 インドネシア 造 船 所 は 従 来 から 基 本 設 計 図 面 を 海 外 の 設 計 会 社 から 購 入 あるいは 船 主 から の 支 給 を 受 け 基 本 設 計 図 面 から 建 造 製 作 図 を 自 社 で 作 製 してきている スラバヤにあるイン ドネシア 最 大 の 造 船 所 PT.PAL は 唯 一 国 内 向 け 17,500DWT タンカーや 50,000DWT バルクキャ リア は 独 自 に 基 本 設 計 をおこなっている 90 年 代 までは 日 本 から 基 本 設 計 図 面 を 含 めた 資 機 材 パッケージを 購 入 してきたが 近 年 はシ ンガポール 設 計 会 社 あるいはインドネシア 国 内 設 計 会 社 (NASDEC, PT.TERAFULK MEGANTARA DESIGN)より 基 本 設 計 図 面 を 購 入 している 大 手 造 船 所 数 社 は 建 造 製 作 図 を 自 社 内 で 作 製 しているが 中 小 造 船 所 は 建 造 製 作 図 も 外 注 委 託 しているのが 実 情 である 工 業 省 の 肝 いりで 設 立 されたインドネシア 造 船 設 計 会 社 (NASDEC)はスラバヤ 工 科 大 学 造 船 学 科 教 授 を 中 心 に 設 計 業 務 を 行 っている 実 績 に 乏 しく 蓄 積 データも 少 ないことから 設 計 会 社 としての 本 格 的 なビジネス 事 業 形 成 が 求 められている ( 現 在 オフショア 関 連 で 韓 国 造 船 技 術 者 が 無 償 ベースで 専 門 家 として 駐 在 しているが 工 業 省 としては 日 本 からの 造 船 設 計 専 門 家 の 支 援 を 求 めている ) 船 型 開 発 用 として インドネシア 政 府 はスラバヤ 工 科 大 学 敷 地 内 に 水 槽 試 験 を 主 体 とする 流 体 力 学 研 究 所 を(INDONESIAN HYDRODYNAMIC LABORATORY)1997 年 に 設 立 し 船 主 造 船 所 の 要 請 に 応 じ 自 航 水 槽 と 角 型 水 槽 を 使 用 しての 船 体 抵 抗 測 定 や 運 動 性 能 試 験 を 実 施 し ている (3) 建 造 管 理 システム インドネシア 造 船 産 業 は 戦 後 賠 償 により 日 本 で 造 船 学 を 学 んだ 留 学 生 により 基 礎 を 構 築 さ れ その 後 も 日 本 企 業 からの 技 術 指 導 のもと 新 造 船 を 建 造 してきており 日 本 造 船 業 とは 密 接 な 関 係 がある JICA は 1987 年 より JICA-OVTA 民 活 造 船 専 門 家 派 遣 プログラムを 開 始 し JICA シニア 海 外 ボランテイア 含 め 2004 年 まで 国 営 造 船 所 並 びに 民 間 造 船 所 に 造 船 専 門 家 を 派 遣 し 技 術 支 援 を 行 った 主 に 設 計 工 作 等 造 船 業 の 基 礎 技 術 支 援 を 実 施 した 経 緯 がある 工 業 標 準 として JIS が 使 用 され 日 本 造 船 所 あるいは 海 外 先 進 造 船 所 の 指 導 を 受 けた 造 船 所 は 指 導 を 受 けた 造 船 所 の 造 船 工 作 基 準 を 活 用 している 中 小 の 造 船 所 は 工 作 基 準 を 所 有 せず 現 場 熟 練 技 術 者 の 手 法 に 依 っているところが 大 半 である 注 : 日 本 の 造 船 所 が 有 する 工 作 基 準 は 所 有 設 備 工 作 工 程 に 合 わせ 造 船 所 毎 に 作 成 されているためすべて が 共 通 の 工 作 基 準 とはなっていない ( 例 えば 造 船 工 作 基 準 等 ) 技 術 支 援 を 受 けた 日 本 の 造 船 所 の 工 作 基 準 を 基 にインドネシアの 造 船 所 の 特 性 に 合 わせて 工 作 基 準 を 作 成 して 活 用 している 新 造 船 建 造 の 下 記 主 要 造 船 所 は ISO を 取 得 している I-14

46 表 I-10 主 要 造 船 所 ISO 取 得 状 況 造 船 所 名 業 務 取 得 ISO 1 PT. Dok & Perkapalan Kodja Bahari (DKB) 新 造 船 建 造 修 繕 ISO9000 (LLOYD S) 2 PT. Daya Radar Utama 新 造 船 建 造 ISO9001 ISO14001 OHSAS PT. PAL Indonesia 新 造 船 建 造 修 繕 ISO9001 ISO PT. Dok dan Perkapalan Surabaya 新 造 船 建 造 修 繕 ISO9001(LLOYD S) ISO18001(LLOYD S) 5 PT. Dumas 新 造 船 建 造 ISO9000 (LLOYD S) 6 PT. Janata Marina Shipyard 新 造 船 建 造 修 繕 ISO9000 (LLOYD S) 7 PT. Mariana Bahagia 新 造 船 建 造 修 繕 ISO PT.Caputra Mitra Sejati 新 造 船 建 造 修 繕 ISO9000 (LLOYD S) 出 典 : 調 査 団 (4) 調 達 システム 船 舶 建 造 用 資 機 材 調 達 の 約 70~80%が 輸 入 国 内 調 達 は 約 20~30%となっている 国 内 調 達 資 機 材 内 容 は 鋼 材 塗 料 家 具 類 甲 板 機 械 主 配 電 盤 分 電 盤 等 に 限 定 される 造 船 所 の 調 達 システムは 仕 様 書 設 計 図 面 に 基 づき 設 計 部 門 が 調 達 ( 発 注 ) 仕 様 書 を 作 成 し メーカーより 見 積 書 を 入 手 して 価 格 交 渉 を 行 い 正 式 発 注 を 行 う インドネシア 造 船 所 は 仕 様 書 基 本 設 計 図 を 外 注 委 託 するため 資 材 数 量 や 機 器 構 成 部 品 の 把 握 能 力 が 乏 しく 正 確 な 調 達 ( 発 注 ) 仕 様 書 の 作 成 が 困 難 で メーカーとの 交 渉 に 時 間 を 有 している また 契 約 上 L/C 決 済 が 求 められるため 造 船 所 の 経 営 状 態 に 応 じた 銀 行 との 与 信 枠 が 正 式 発 注 (L/C 開 設 ) 時 期 に 影 響 を 及 ぼすことが 多 く 建 造 工 程 の 遅 延 に 繋 がる 原 因 ともなっている (5) 教 育 訓 練 の 実 施 スキーム 必 要 な 資 格 制 度 等 工 業 省 は 教 育 訓 練 プログラム( 溶 接 )を 造 船 工 業 会 と 共 同 で 実 施 し 造 船 工 業 会 の 会 員 造 船 所 より 年 間 150 人 の 技 術 者 が 受 講 している 本 年 は 溶 接 工 教 育 需 要 に 応 えるために 工 業 省 / 造 船 工 業 会 で 教 育 訓 練 プログラムの 研 修 回 数 を 増 加 し 250 人 を 予 定 溶 接 工 1500 人 / 年 間 の 教 育 訓 練 が 必 要 とされている 工 業 高 校 生 徒 の 実 務 研 修 を 積 極 的 に 受 け 入 れ 造 船 所 及 び 下 請 け 会 社 への 就 労 を PR してい る 地 方 の 工 業 高 校 と 連 携 し 実 務 研 修 及 び 雇 用 を 進 めている 造 船 所 もある 各 造 船 所 は 溶 接 工 への 社 内 教 育 訓 練 プログラムを 有 し OJT 及 び 業 務 時 間 後 あるいは 土 日 に 定 期 的 に 訓 練 を 実 施 し 船 級 協 会 溶 接 技 能 試 験 を 受 験 させている 最 近 の 傾 向 として 新 卒 者 若 年 層 は 造 船 業 への 就 労 を 敬 遠 するため 優 秀 な 人 材 が 集 まら I-15

47 ないことが 問 題 となっている インドネシアではインドネシア 大 学 ダルマプルサダ 大 学 スラバヤ 工 科 大 学 ハサヌデイ ン 大 学 パテイムラ 大 学 UP ハングトア 大 学 (スラバヤ) アデイタマ 工 科 大 学 (スラバヤ) ムハマデイア 大 学 (スラバヤ) ベテラン 大 学 ダルマプルサダ 大 学 デイポネゴロ 大 学 ( 浅 マラン) スラバヤ 造 船 短 大 が 造 船 学 科 を 有 している 卒 業 生 は 造 船 会 社 ではなく 官 庁 銀 行 等 への 就 職 希 望 が 多 い 造 船 部 門 へは 給 料 面 等 条 件 の 良 いシンガポール マレーシア バタム 島 の 造 船 会 社 への 就 職 希 望 が 多 く 国 内 造 船 会 社 への 就 職 希 望 は 少 ない 傾 向 にある (6) 内 航 海 運 振 興 の 為 の 公 的 船 舶 金 融 制 度 2005 年 に JICA による 内 航 海 運 振 興 マスタープラン 調 査 で 公 的 船 舶 金 融 制 度 (PSFP: Public Ship Finance Program)がインドネシアに 提 案 され PSFP コンセプトは 自 国 海 運 業 強 化 のため の 大 統 領 教 書 (No.5/2005)に 記 載 された 大 統 領 教 書 (No.5/2005)によりインドネシアのカ ボタージュ 権 は 2010 年 までにほぼ 満 たされたが 内 航 船 の 発 展 においては 量 的 な 満 足 に 限 らず 老 朽 化 した 船 隊 に 代 表 されるような 質 の 課 題 が 残 り 船 隊 の 質 を 向 上 させ 持 続 的 な 船 隊 の 代 替 えと 調 達 を 可 能 にするために PSFP の 実 行 が 必 要 不 可 欠 であることが 2012 年 の JICA イン ドネシア 国 内 航 海 運 振 興 事 業 準 備 調 査 で 確 認 され 船 舶 金 融 制 度 は 小 規 模 船 社 へファイナン スサービスをおこなう 国 内 造 船 所 で 技 術 移 転 をともなう 新 造 船 の 推 進 中 古 船 の 改 良 により 船 舶 安 全 を 向 上 船 舶 管 理 の 普 及 速 やかに 船 舶 修 繕 能 力 の 向 上 を 図 るべく 設 計 された 実 施 機 関 としては 設 立 以 来 PSFP と 同 じ 使 命 の 下 で 活 動 を 行 い 船 舶 金 融 で 業 績 を 上 げている 船 舶 に 特 化 した 金 融 機 関 である PT. PANN が 指 名 されている 制 度 金 融 の 対 象 としては 下 記 3 項 目 を 想 定 している (1) 中 古 船 の 調 達 と 改 良 (2) 技 術 移 転 を 伴 った 新 造 船 (3) 造 船 所 修 繕 設 備 能 力 拡 大 然 しながら PT. PANN はプロジェクト 実 施 機 関 となるために 過 剰 債 務 を 軽 減 する 再 建 処 理 を 受 けなければならず 負 債 処 理 計 画 および 企 業 再 建 計 画 とともに 2011 年 から 2015 年 ま での 経 営 計 画 を MOF に 提 出 し 財 務 省 からコアビジネスの 子 会 社 への 移 転 の 承 認 を 受 け 2013 年 から 子 会 社 による 船 舶 リースを 開 始 する 予 定 である 一 方 債 務 処 理 については 財 務 省 処 理 事 項 となっているが 2013 年 1 月 現 在 結 論 は 出 ていない この 為 に 経 済 企 画 庁 (BAPPENAS) は 内 航 海 運 振 興 プロジェクト( 公 的 船 舶 金 融 )のための 円 借 款 要 請 を 進 められないのが 現 状 で ある I-16

48 造 船 周 辺 産 業 と 海 運 の 現 状 調 査 (1) インドネシア 海 運 現 状 と 需 要 予 測 インドネシアは 世 界 最 大 の 島 嶼 国 であり 1 万 7 千 以 上 もの 島 々を 持 つ 必 然 的 に 海 運 が 社 会 経 済 文 化 政 治 の 面 で 国 家 に 大 きな 役 割 を 果 たしている しかしインドネシアの 内 航 海 運 は 長 い 間 外 国 籍 船 に 大 きく 依 存 してきた その 問 題 に 対 処 するため 政 府 は 政 策 改 革 を 開 始 し 内 航 海 運 の 発 展 を 促 がした 例 えば 2005 年 の 国 内 海 運 業 強 化 に 関 する 大 統 領 教 書 (No. 5/2005)は 財 政 的 な 動 機 づけ 交 通 インフラ 開 発 工 業 化 教 育 訓 練 の 提 供 によってインド ネシアの 内 航 海 運 におけるカボタージュ 確 立 への 道 を 開 いた それ 以 降 近 年 の 官 民 で 協 調 し た 取 り 組 みにより 現 在 ほぼすべての 国 内 貨 物 がインドネシア 籍 船 で 輸 送 されている 表 I-11 インドネシア 籍 船 舶 (2009 年 ) 船 種 船 舶 総 トン 数 平 均 隻 数 % 総 トン 数 % 総 トン 数 平 均 船 齢 コンテナ 船 ,067, , 一 般 貨 物 船 1, ,611, , ばら 積 み 貨 物 船 , , バージ 2, ,023, タグボート 2, , 上 陸 艇 , タンカー ,811, , Ro-Ro 船 , , 旅 客 船 , , その 他 , 総 計 7, ,624, , 出 典 : DGST (JICA 内 航 海 運 振 興 事 業 準 備 調 査 2011) ロイド 統 計 によれば カボタージュ 政 策 前 の 2002 年 のインドネシア 籍 船 舶 の 平 均 船 齢 は 25 年 であり カボタージュ 政 策 後 インドネシア 籍 船 舶 数 は 急 激 に 増 加 したが およそ 半 数 の 船 舶 が 船 齢 25 年 以 上 であり 船 舶 投 資 ( 円 投 資 )は 内 航 船 の 近 代 化 に 寄 与 していない 船 舶 の 老 朽 化 と 不 十 分 な 維 持 管 理 のため 海 難 事 故 が 領 海 内 で 幅 広 く 頻 繁 に 起 きている I-17

49 タンカー 一 般 貨 物 コンテナ 船 タグボート はしけ ばら 積 み 船 上 陸 用 舟 艇 その 他 RORO 船 客 船 合 計 平 成 24 年 度 政 府 開 発 援 助 海 外 経 済 協 力 事 業 委 託 費 によるニーズ 調 査 50% 13% 出 典 : DGST (JICA 内 航 海 運 振 興 事 業 準 備 調 査 2011) 図 I 年 におけるインドネシア 籍 貨 物 船 の 船 齢 構 成 内 航 海 運 業 の 構 造 に 関 しては 小 規 模 船 社 は 企 業 数 では 78% 内 航 船 の 保 有 数 では 44%の 割 合 で 業 界 を 占 めている インドネシアの 広 大 な 領 海 には 地 域 ごとの 多 様 な 輸 送 需 要 があり 小 規 模 船 社 が 多 くの 割 合 を 占 めることは 海 運 業 特 有 の 性 質 である 小 規 模 船 社 の 低 い 信 用 力 のた め 今 のところ 金 融 機 関 のサービスで 利 用 できるものは 金 利 が 高 く 返 済 期 間 が 短 く 担 保 を 要 求 し 過 剰 な 頭 金 を 払 わせるものに 限 られている 結 果 として 近 年 でも 小 規 模 船 社 の 船 舶 の 多 くは 適 切 な 近 代 化 や 置 き 換 えが 行 われていない 表 I-12 一 般 船 社 の 統 計 (2009 年 ) 船 舶 数 会 社 1 会 社 数 規 模 小 1, ,396 (% ) 中 ,078 1, ,412 (% ) 大 (% ) 合 計 1, , ,227 2, ,793 注 1 本 報 告 書 における 会 社 規 模 の 区 分 : - 小 : 船 舶 を 1 隻 のみ 保 有 または 3 隻 以 上 の 船 舶 を 保 有 しその 合 計 が 5,000 GT 以 下 の 会 社 - 中 : 船 舶 を 2 隻 保 有 または 3 隻 以 上 の 船 舶 を 保 有 しその 合 計 が 5,000 ~ 50,000 GT の 会 社 - 大 : 3 隻 以 上 の 船 舶 を 保 有 し その 合 計 が 50,000 GT 以 上 の 会 社 出 典 : DGST (JICA 内 航 海 運 振 興 事 業 準 備 調 査 2011) I-18

50 日 本 はインドネシアにとって 最 大 の 中 古 船 輸 出 国 である 日 本 の 船 は 現 在 のインドネシア 籍 船 のうちインドネシア 国 内 で 建 造 された 分 を 除 くと GT ベースで 52%の 割 合 を 占 めている しかし 2000 年 代 初 頭 にはインドネシア 内 航 船 の 船 腹 量 (2010 年 :9,945 隻 13.4 百 万 GT)は 日 本 の 船 腹 量 (2010 年 :8,013 隻 4.6 百 万 GT) 年 を 越 えた インドネシアに 輸 入 された 日 本 製 の 船 と 比 べて インドネシアで 建 造 された 船 舶 は 平 均 750 GT と 小 さく タグボートやはし けのような 簡 単 な 構 造 のものがほとんどである 日 本 製 の 船 舶 は 平 均 2,566 GT で 様 々な 船 種 がある 出 典 : インドネシア 経 済 開 発 加 速 化 拡 充 マスタープラン 2011 図 I-10 インドネシア 籍 船 の 製 造 国 別 船 腹 量 インドネシア 船 主 協 会 (INSA)によればインドネシア 海 運 会 社 が 2012 年 1~10 月 に 調 達 し た 船 舶 は 650 隻 調 達 額 は 13 億 米 ドル( 約 1,156 億 円 ) 2013 年 は7~10% 増 を 予 測 している また 2012 年 末 でインドネシア 隻 船 舶 数 は 12,000 隻 に 達 している 出 典 : DGST (JICA 内 航 海 運 振 興 事 業 準 備 調 査 2011) 図 I 年 におけるインドネシア 籍 船 の 割 合 と 投 資 額 I-19

51 Sea freight, million MT/yr real GDP growth rate p.a. 平 成 24 年 度 政 府 開 発 援 助 海 外 経 済 協 力 事 業 委 託 費 によるニーズ 調 査 国 内 の 海 上 輸 送 データ (DGST による) と 1996 年 から 2010 年 までの GDP (BPS による) を 用 いた 検 証 により 海 上 輸 送 量 はインドネシア 経 済 に 強 く 依 存 する ( 国 内 海 運 貨 物 量 の GDP への 弾 力 性 0.98) ことがわかった これを 予 測 の 根 拠 として 政 府 による 成 長 シナリオを 用 いて 国 内 海 上 輸 送 量 を 推 計 した その 結 果 現 在 の 300 百 万 MT から 2024 年 の 700 百 万 MT まで 持 続 して 伸 びると 予 想 される % % 0% -5% Sea traffic GDP growth rate -10% - -15% 出 典 : DGST (JICA 内 航 海 運 振 興 事 業 準 備 調 査 2011) 図 I-12 予 想 される 国 内 海 上 輸 送 量 と 想 定 GDP 成 長 率 一 方 海 上 輸 送 貨 物 量 に 関 し DGST データによる 2005 年 から 2010 年 までの 13 品 目 の 国 内 輸 送 量 と 輸 送 形 態 は 以 下 となる また 品 目 別 の 輸 送 量 と 将 来 のコンテナ 化 を 考 慮 に 入 れながら この 海 上 輸 送 量 を 在 来 貨 物 船 /コンテナ 船 ばら 積 み 船 および 液 体 貨 物 船 といった 船 隊 構 成 に 変 換 し その 分 類 を 表 Ⅰ-13 に 示 す 表 I-13 品 目 別 海 上 貨 物 量 と 輸 送 形 態 単 位 : 百 万 トン No 品 目 増 加 率, %/ 年 輸 送 形 態 1 General Cargo % Break bulk, Container 2 Wood % Break bulk 3 Fertilizer % Break bulk, Dry bulk 4 Cement % Break bulk 5 Rice % Break bulk 6 Fresh Product % Break bulk, Container 7 CPO % Liquid bulk I-20

52 8 Other Grains % Break bulk 9 Mine & quarry % Dry bulk 10 Agricultural Grain % Container, Dry bulk 11 Other liquid % Liquid bulk 12 Coal % Dry bulk 13 Oil/petroleum % Liquid bulk Total % 出 典 : DGST (JICA 内 航 海 運 振 興 事 業 準 備 調 査 2011) 表 I-14 輸 送 形 態 別 海 上 輸 送 貨 物 量 単 位 : 百 万 トン No. 輸 送 形 態 増 加 率 % / 年 1 Break bulk/container % 2 Dry bulk % 3 Liquid bulk % Total % 出 典 : DGST (JICA 内 航 海 運 振 興 事 業 準 備 調 査 2011) 一 般 貨 物 /コンテナ 輸 送 量 の 伸 びはインドネシアの 購 買 力 の 増 加 に 伴 い 加 速 され 更 に 工 業 化 の 進 展 が 更 なる 在 来 貨 物 /コンテナ 貨 物 輸 送 の 増 加 を 促 すとの 成 長 シナリオの 下 で 2024 年 まで の 将 来 的 な 輸 送 形 態 別 海 上 貨 物 輸 送 量 推 定 を 図 Ⅰ-13 に 示 す 在 来 貨 物 /コンテナ 輸 送 は 2010 年 の 94 百 万 トンから 2024 年 には 275 百 万 トン バラ 積 み 貨 物 は 同 106 百 万 トンから 266 百 万 トン 液 体 貨 物 は 108 百 万 トンから 156 百 万 トンになると 予 想 される I-21

53 Domestic sea freight, million MT 平 成 24 年 度 政 府 開 発 援 助 海 外 経 済 協 力 事 業 委 託 費 によるニーズ 調 査 Liquid bulk Dry bulk Break bulk/container 出 典 : DGST (JICA 内 航 海 運 振 興 事 業 準 備 調 査 2011) 図 I-13 予 想 される 国 内 海 上 輸 送 量 ( 貨 物 輸 送 形 態 別 ) I-22

54 表 I-15 内 航 船 需 要 予 測 Ⅰ Total Container (<10T DWT) ,804 Container (>10T DWT) ,402 Container ,205 Conventional (<10T DWT) 1, ,782 Conventional (>10T DWT) ,558 RORO (<10T DWT) ,819 Conventional/RORO 1, ,214 1,142 1,112 1,062 1,027 1,036 1, ,159 Bulker (<15T DWT) ,082 Bulker (>15T DWT) ,315 Bulker ,396 Tug and barge ,921 Tanker (<15T DWT) ,259 Tanker (>15T DWT) ,467 Tanker ,727 Total 4,557 2,608 2,105 2,893 2,981 2,668 2,506 2,408 2,357 2,379 2,318 2,314 2,314 34,409 Units: Thousand DWT 出 典 : DGST (JICA 内 航 海 運 振 興 事 業 準 備 調 査 2011) I-23

55 出 典 : DGST (JICA 内 航 海 運 振 興 事 業 準 備 調 査 2011) 図 I 年 から 2024 年 までに 必 要 となる 内 航 船 への 投 資 額 予 測 現 状 の 新 造 船 建 造 状 況 と 予 定 2012 年 インドネシア 官 公 庁 船 調 達 として 下 記 船 舶 が 新 造 船 建 造 発 注 され 及 び 以 降 の 発 注 が 予 定 されており 主 要 国 内 造 船 所 は 活 況 を 呈 している 官 公 庁 船 発 注 に 関 しては 2005 年 大 統 領 令 に 基 づき 国 内 建 造 船 舶 は 国 内 造 船 所 に 発 注 が 原 則 となっている 表 I-16 インドネシア 船 主 の 新 造 船 計 画 発 注 元 新 造 船 船 種 x 隻 数 ( 予 定 ) PERTAMINA(プルタミナ 石 油 公 社 ) 17,500DWTx7 隻 (うち 6 隻 は 2012 年 入 札 中 ) (2013 年 2015 年 までに 24 隻 調 達 3,500DWTx7 隻 ( 予 定 ) 計 画 ) 4,000DWTx2 隻 ( 予 定 ) 35,000DWTx3 隻 ( 予 定 ) 85,000DWTx2 隻 ( 予 定 ) 5,000M3LPGx1 隻 ( 予 定 ) 84,000M3LPGx1 隻 ( 予 定 ) 260,000DWTx1 隻 ( 予 定 ) 運 輸 省 陸 運 総 局 ASDP(フェリー 公 社 ) 運 輸 省 海 運 総 局 2011 年 発 注 済 は 以 下 3,500DWTx3 隻 ( 建 造 中 ) 6,500DWTx1 隻 ( 建 造 中 ) 17,500DWTx2 隻 ( 建 造 中 ) 5,000GTRoRo フェリーx3 隻 建 造 中 700GTRoRo フェリーx 隻 数 ( 未 確 認 ) 建 造 中 500GTRoRox フェリーx 隻 数 ( 未 確 認 ) 建 造 中 1,200GT 貨 客 船 x5 隻 建 造 中 I-24

56 海 洋 開 発 省 港 湾 公 社 出 典 : 調 査 団 2,000GT 貨 客 船 x2 隻 建 造 中 60m 漁 業 取 締 船 x4 隻 建 造 中 タグボート 建 造 中 民 間 市 場 においてはオフショア 関 連 のサプライボート タグボート クルーボート アコモ デーションバージ 石 炭 輸 送 用 バージ タグボートの 建 造 が 盛 んである (2) 舶 用 資 機 材 メーカーとリスト インドネシア 国 内 調 達 可 能 な 造 船 用 資 機 材 メーカー 及 び 資 機 材 リストは 以 下 の 表 となって いる 新 造 船 用 調 達 資 機 材 の 20-30%を 国 内 メーカーから 調 達 している 国 内 調 達 資 機 材 は 鋼 材 甲 板 機 械 エアコン 主 配 電 盤 分 電 盤 家 具 塗 料 等 表 I-17 インドネシア 国 内 舶 用 機 器 メーカーリスト 番 号 資 機 材 会 社 名 船 体 部 1 鋼 材 PT.Krakatau Steel PT.Gunawan Dianiaya Steel PT.Jayapari Steel PT.Gunung Rajapaksi 非 舶 用 品 PT.Gunung Garuda 2 型 鋼 PT.Krakatau Steel PT.Gunung Garuda 3 ハッチカバー PT.Magna Chain PT.Dok & Perkapalan Kodja Bahari PT.Pal Indonesia 4 鍛 造 品 PT. Bukaka Forging 非 舶 用 品 PT. Sumbermitra Sarijaya 非 舶 用 品 PT. Pindad 非 舶 用 品 PT.Lokal Metal PT. Barata Surabaya 非 舶 用 品 PT. Sumbermitra Sarijaya 非 舶 用 品 PT. Sepakat Wira Karya 非 舶 用 品 PT. Madju Warna Steel 非 舶 用 品 5 Al Zn Anode PT. Aneka Sarana Koustrindo PT. Kartini Utama PT. Incore Pratama 6 塗 料 PT. Hempelindo PT. Dana Paint PT. Dayin Prima Paint I-25

57 番 号 資 機 材 会 社 名 PT. Chugoku Paint PT. Nippon Paint PT. Gajah Tunggal (Kansai) 非 舶 用 品 PT. International Paint 7 ボラード ビット PT. KSB Indonesia PT. Janata Marina Indah PT. Maju Warna Steel 非 舶 用 品 8 アンカー PT. Loka Metal PT. Barata Surabaya PT. Pindad 非 舶 用 品 9 アンカーチェーン PT. Indonesia Magma Chain 10 ワイヤーロープ PT. Wonosari Jaya 非 舶 用 品 PT. Bripindo Utama/Blue Strand 11 ウインチ PT. Pindad PT. Hamson Indonesia PT. Plimsol Indonesia 12 デッキクレーン PT. Pindad PT. PAL Indonesia 13 操 舵 装 置 PT. Hamson Pelita 14 消 火 器 PT.Mugi PT. Kartini 15 救 命 ボート PT. Meisei Sarana PT. Bandar Krida Utama PT. Young Marina 機 関 部 1 主 機 関 PT. PAL Indonesia (MAN B&W) 活 動 していない PT. Niigata Satana (Niigata) メーカー 撤 退 PT. Warstilla Indonesia 活 動 していない PT. Boma Bisma Indra 活 動 していない 2 発 電 機 メーカー 撤 退 し 3 軸 受 PT Tesco Indo Maritim 現 在 無 し 4 プロペラ PT. Tesco Indo Maritim PT. Sepakat Wira Karya PT. Karya Teknik 5 送 風 機 PT. Agrindo PT. Arianto Darmawan 非 舶 用 品 6 ポンプ PT. Hamsom Pelita PT. Oyama PT. KSB Indonesia 非 舶 用 品 I-26

58 番 号 資 機 材 会 社 名 PT. Torishima Guna Indonesia 7 空 気 圧 縮 機 PT. Pindad 非 舶 用 品 電 気 部 1 モーター PT. Agrindo PT. Guna Electre PT. Newage Engineers Indonesia PT. Denyo Indonesia 2 主 配 電 盤 分 電 盤 PT. Agrindo PT. Oteesa Perkasa PT. Teknik Tasa Karya Sumber Karya PT. Nobi Putra Angkasa 非 舶 用 品 PT. Arianto Darmawan 非 舶 用 品 3 舶 用 電 線 PT. Nobi Putra Angkasa 4 音 響 測 探 器 PT. Inti PT. R.F.C 5 無 線 機 船 舶 電 話 PT. Inti 非 舶 用 品 PT. R.F.C 出 典 : 調 査 団 (3) 船 主 発 注 した 材 料 部 品 価 格 ( 外 国 発 注 を 含 む) 機 材 選 択 に 関 し 新 造 船 用 主 要 機 器 ( 主 機 関 発 電 機 プロペラ)は 日 本 製 を 採 用 している 造 船 所 は 発 注 者 要 求 により 資 機 材 調 達 先 を 決 めている 例 えばプルタミナ 石 油 公 社 海 外 オイ ルメジャーよりの 要 求 は 船 級 検 査 も 含 め 高 い 性 能 仕 様 を 求 められるため 日 本 製 あるいはヨ ーロッパ 製 が 中 心 となる (プルタミナタンカーの 場 合 機 関 室 内 搭 載 機 器 に 中 国 製 品 使 用 は 承 認 されない ) 他 の 官 公 庁 等 よりの 発 注 の 場 合 低 価 格 である 韓 国 中 国 製 を 採 用 している 価 格 面 では 中 国 韓 国 製 品 は 日 本 製 に 比 し 10~20% 安 い ( 最 近 韓 国 製 品 の 価 格 は 高 くなっ ている ) 日 本 製 品 に 対 する 評 価 は 高 性 能 高 品 質 が 求 められる 船 舶 が 今 後 増 加 する 傾 向 にあり 競 合 力 はある また アフターセールス 保 証 部 品 供 給 ネットワークがしっかりしていて 修 理 メンテナンス 用 部 品 は 安 く 信 用 力 ある 特 例 を 除 き 船 主 発 注 は 無 い (4) 部 品 等 調 達 難 易 度 日 本 製 舶 用 機 器 部 品 調 達 は 容 易 である 日 本 メーカーは 長 期 部 品 供 給 可 能 で 信 用 できる 中 国 製 品 は 安 価 であるが 品 質 上 の 問 題 があり サービス 網 が 整 備 されておらず 納 入 後 の 長 期 部 品 供 給 が 保 障 されていないため 部 品 調 達 は 困 難 である I-27

59 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 のニーズ 整 理 表 I-18 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 の 課 題 途 上 国 共 通 の 課 題 現 状 原 因 及 び( 対 策 ) (1) 不 十 分 な 造 船 船 舶 修 繕 施 設 機 器 能 力 老 朽 化 した 造 船 船 舶 修 繕 施 設 設 備 能 力 の 不 足 から 造 船 需 要 に 応 えられない 修 繕 における 大 規 模 修 繕 重 要 なメンテナンス 不 可 新 規 設 備 投 資 への 銀 行 か らの 融 資 が 難 しい 銀 行 からの 融 資 が 必 要 ( 工 業 省 は 造 船 セミナー 等 を 通 じ 銀 行 へ 融 資 促 進 新 造 船 年 間 建 造 設 備 能 力 は 750,000GRT 2010 年 度 建 を 要 請 している 公 的 船 舶 融 資 制 度 プロジェクト の 早 期 実 施 ) 造 実 績 は 483,500GRT 設 備 能 力 に 比 し 約 65% 建 造 需 要 の 高 い 船 種 仕 様 に 対 応 できる 技 術 力 を 有 インドネシア 造 船 所 全 体 の する 造 船 所 数 が 限 定 され 修 繕 設 備 能 力 は る 10,000,000GRT 2010 年 の 修 繕 実 績 は 7,700,000GRT 設 備 能 力 に 比 し 約 77% イ ンドネシア 大 手 造 船 所 では 約 3 カ 月 の 入 渠 待 ちの 状 態 が 年 間 を 通 し て 続 い て い る 船 種 サイズに 見 合 う 設 備 不 足 不 十 分 かつ 老 朽 化 した 設 備 と 生 産 性 の 低 さ による 長 い 工 期 が 原 因 と して 挙 げられる 需 要 の 高 い 船 種 サイズに 見 合 う 修 繕 乾 ドック 浮 きドック スリップウエ イ の 不 足 老 朽 船 が 多 く 入 渠 期 間 が 長 いこと が 原 因 と して 挙 げら れ る ( 需 要 船 舶 に 見 合 う 修 繕 乾 ドック 浮 きドック スリップウエイ 並 びに 加 工 機 械 設 備 等 の 増 強 が 必 要 とされている ) (2) 長 い 工 期 新 造 船 修 繕 共 に 工 期 が 長 い 建 造 管 理 システムが 確 立 されていない ( 建 造 管 理 システムの 導 入 による 生 産 性 向 上 ) 修 繕 期 間 が 長 いのは 造 船 所 の 問 題 だけではなく I-28

60 設 備 の 老 朽 化 基 幹 産 業 の 未 発 達 (3) 高 コスト 工 期 が 長 く 生 産 性 が 低 い ため 価 格 競 争 力 が 低 い 船 主 船 社 側 の 問 題 とし て 入 渠 前 に 正 確 なドッ クオーダー( 修 繕 項 目 リ スト)が 作 成 されず 入 渠 前 に 想 定 された 工 事 量 が 入 渠 後 約 2 倍 程 度 にな ることが 多 々あり 入 渠 期 間 及 び 出 渠 後 の 岸 壁 修 理 期 間 が 長 くなり 回 転 率 を 上 げられない 要 因 に なっている ( 船 社 への 正 確 なドック オーダー 作 成 教 育 ) 資 金 面 で 新 規 設 備 投 資 が 困 難 ( 融 資 支 援 政 策 の 実 施 公 的 船 舶 融 資 制 度 プロジ ェクの 早 期 実 施 ) 材 料 部 品 調 達 システム が 国 内 で 未 発 達 で 輸 入 に 依 存 工 賃 は 安 い(2012 年 ジャ カルタ 等 都 市 部 の 最 低 賃 金 値 上 げにより 今 後 工 賃 もアップ) 設 備 の 老 朽 化 技 術 力 不 足 に 起 因 する 品 質 不 良 による 出 戻 り 工 事 調 達 能 力 不 足 により 適 切 かつ 過 不 足 ない 資 機 材 調 達 ができていない 材 料 部 品 調 達 システム が 国 内 で 未 発 達 で 輸 入 に 依 存 し 輸 送 費 輸 入 税 等 のコス トが 付 加 さ れ る ( 工 業 省 は 輸 入 税 輸 入 付 加 価 値 税 等 の 免 除 策 を 財 務 省 と 協 議 中 ) I-29

61 (4) 造 船 技 術 者 の 不 足 造 船 技 術 者 生 産 管 理 者 等 エンジニアが 不 足 船 舶 の 基 本 計 画 立 案 設 計 展 開 等 の 技 術 力 が 不 足 十 分 な 品 質 の 新 造 船 修 繕 工 事 が 出 来 ない (5) 造 船 関 連 産 業 の 未 造 船 修 繕 に 必 要 な 鋼 材 発 達 他 材 料 主 補 機 などを 製 造 または 供 給 する 周 辺 産 業 が 未 発 達 海 事 クラスターの 形 成 が 未 熟 である 船 舶 の 図 面 から 材 料 機 材 の 調 達 の 殆 どを 輸 入 に 依 存 出 典 : 調 査 団 造 船 教 育 機 関 はあるが 優 秀 な 人 材 の 確 保 が 困 難 設 計 を 外 部 に 委 託 してお り 設 計 人 員 が 育 成 され ない 造 船 所 内 での 熟 練 技 術 者 からの 技 術 移 転 継 承 が ない ( 労 働 環 境 待 遇 の 改 善 ) 周 辺 産 業 需 要 が 少 なく 海 外 メーカーの 進 出 に 至 っていない (1) 造 船 施 設 機 器 等 の 課 題 解 決 のニーズ 老 朽 化 の 進 んだ 造 船 所 設 備 機 器 の 代 替 え 増 強 については 設 備 調 達 費 用 が 必 要 とされてい るが 銀 行 の 造 船 所 への 設 備 投 資 融 資 は 一 般 的 に 困 難 な 状 況 である 造 船 管 轄 省 庁 である 工 業 省 は 銀 行 への 造 船 振 興 への 支 援 を 要 請 しているが 銀 行 にとって 造 船 業 への 投 資 経 験 が 少 ない 融 資 枠 が 限 定 されている 他 の 産 業 への 投 資 が 造 船 業 より 魅 力 ある 等 の 理 由 で 積 極 的 な 融 資 支 援 は 期 待 できないのが 現 状 である 造 船 産 業 振 興 への 設 備 機 器 調 達 への 支 援 基 金 創 出 が 求 め られている (2) 造 船 修 繕 技 術 面 人 材 の 能 力 の 課 題 解 決 のニーズ 大 半 の 造 船 所 が 高 品 質 船 舶 建 造 修 繕 に 関 する 技 術 力 品 質 管 理 力 のレベルが 低 く 国 際 船 級 検 査 基 準 を 満 たすことが 難 しい 過 去 に 日 本 造 船 所 との 共 同 建 造 あるいは 専 門 家 から 習 得 した 建 造 や 品 質 に 係 る 技 術 知 見 の 技 術 移 転 継 承 が 行 われていない また インドネシア 造 船 産 業 が 造 船 学 を 学 ぶ 技 術 者 に 魅 力 ある 産 業 とはなり 得 ていないために 優 秀 な 人 材 の 確 保 が 困 難 になっているのが 実 情 である 造 船 所 経 営 者 が 会 社 理 念 を 明 確 にし 会 社 自 体 を 魅 力 ある ものにする 必 要 がある 急 速 に 事 業 拡 大 を 図 っている 民 間 造 船 所 は 他 社 から 熟 練 技 術 者 をリク ルートし 対 応 を 図 ろうとしているが 限 界 を 感 じており 長 期 的 な 技 術 力 向 上 をも 視 野 に 入 れ て 日 本 造 船 所 の 技 術 支 援 管 理 手 法 導 入 を 強 く 望 んでいる I-30

62 (3) ロジスティック 面 等 外 部 要 素 の 課 題 解 決 ニーズ 基 幹 産 業 が 未 発 達 で 船 舶 用 資 機 材 の 70-80%を 輸 入 品 に 依 存 するため 海 外 からの 輸 送 通 関 等 に 費 やす 期 間 が 長 い また 通 関 手 続 きに 時 間 が 掛 かることも 長 い 工 期 の 原 因 になって いる インドネシア 通 関 業 務 の 課 題 である 内 部 的 には 造 船 所 は 基 本 設 計 図 面 を 外 部 より 購 入 の 為 契 約 前 に 準 備 すべき 資 材 量 算 出 等 の 作 業 が 出 来 ず 資 機 材 発 注 への 時 間 がかかる (4) 財 務 体 制 等 企 業 体 力 信 用 の 面 からの 課 題 解 決 ニーズ 頻 発 する 納 期 遅 延 低 品 質 等 の 問 題 より 財 務 体 質 の 悪 化 を 招 き 銀 行 からの 信 用 力 を 失 い 融 資 枠 の 限 定 や 融 資 金 利 上 昇 信 用 状 手 数 料 上 昇 等 により 大 半 の 造 船 所 は 財 務 面 で 問 題 を 抱 えて いる 過 去 の 納 期 大 幅 遅 延 の 悪 例 から プルタミナ 石 油 公 社 は 発 注 するタンカーのすべての 支 払 いについて 造 船 所 からの 返 金 保 証 ( 銀 行 保 証 )が 契 約 条 件 となっている 新 造 船 については 利 益 率 が 低 いために 建 造 中 のトラブルで 採 算 割 れすることも 多 々 生 じている 修 繕 は 利 益 率 が 高 い 客 先 からの 最 終 支 払 いは 6 カ 月 ~1 年 後 のケースもあるが 一 般 的 には 経 営 上 新 造 船 のマイナス 面 を 補 填 する 事 業 となっている (5) その 他 規 制 等 による 課 題 面 からの 解 決 ニーズ 造 船 所 が 造 船 用 資 機 材 の 輸 入 に 際 し 輸 入 税 輸 入 付 加 価 値 税 輸 入 法 人 税 の 支 払 いが 義 務 付 けられている 輸 入 税 のかかる 資 機 材 は 基 本 的 にはインドネシアで 製 造 されている 製 品 であ るが 船 主 要 求 に 見 合 う 資 機 材 調 達 が 原 則 となるため 通 常 5~10%の 輸 入 税 が 掛 けられてい る また 輸 入 品 価 格 への 付 加 価 値 税 ( 輸 入 PPN)10% 輸 入 法 人 税 ( 輸 入 PPH)2% 造 船 所 は 国 内 向 け 民 間 船 舶 建 造 費 に 付 加 価 値 税 10%を 付 加 するが 船 社 は 付 加 価 値 税 免 税 の 特 典 を 有 するため 造 船 所 は 付 加 価 値 税 の 支 払 いが 受 けられていない 官 公 庁 発 注 船 舶 は 各 省 庁 が 付 加 価 値 税 は 支 払 う 現 在 インドネシア 工 業 省 はこの 解 決 の 為 輸 入 税 輸 入 付 加 価 値 税 輸 入 法 人 税 の 免 除 を 財 務 省 と 協 議 中 で 2013 年 中 には 輸 入 税 免 除 が 施 行 される 予 定 である (6) 造 船 修 繕 需 要 の 顕 在 化 に 係 る 課 題 解 決 ニーズ 現 在 インドネシア 主 要 造 船 所 は 官 公 庁 向 け 船 舶 建 造 で 活 況 を 呈 し 工 業 省 政 策 に 沿 って 将 来 の 大 型 船 舶 建 造 を 視 野 に 入 れた 造 船 所 建 設 設 備 拡 張 を 実 施 している 一 方 民 間 商 船 需 要 に 関 し 船 主 協 会 は 2012 年 1~10 月 に 調 達 した 船 舶 は 650 隻 調 達 額 は 13 億 米 ドル( 約 1,156 億 円 )と 発 表 しているが その 殆 どが 海 外 からの 中 古 船 購 入 で 民 間 船 社 からインドネシア 造 船 所 への 商 船 ( 貨 物 船 コンテナ 船 バルクキャリア- 等 ) 建 造 発 注 は 非 常 に 少 ない I-31

63 船 舶 需 要 はあるもののインドネシア 船 社 の 中 で 船 社 数 では 78% 内 航 船 の 保 有 数 では 44%の 割 合 を 占 める 小 規 模 船 社 は 銀 行 からの 新 造 船 船 舶 調 達 融 資 を 受 けることが 難 しいいために 資 金 的 に 容 易 な 価 格 の 安 い 内 航 用 中 古 船 を 購 入 しているのが 実 情 である インドネシア 中 小 船 は 並 びに 造 船 所 は JICA が 推 進 している 内 航 海 運 振 興 プロジェクト 公 的 船 舶 金 融 制 度 の 実 現 化 により 中 小 海 運 会 社 への 船 舶 調 達 融 資 が 行 われることで 新 造 船 船 舶 調 達 ( 建 造 )が 喚 起 され 需 要 の 創 出 に 繋 がることを 期 待 している 修 繕 については 需 要 の 高 い 船 種 サイズに 見 合 う 修 繕 乾 ドック 浮 きドック スリップウエイ の 増 強 老 朽 化 した 修 繕 用 機 械 の 代 替 え 修 繕 作 業 の 効 率 性 改 善 により 受 注 量 の 増 加 に 繋 が るため 造 船 所 は 上 記 内 航 海 運 振 興 プロジェクト の 実 現 化 による 設 備 増 強 改 善 を 期 待 し ている インドネシアで 船 舶 を 運 航 している 日 系 船 社 は 今 後 船 舶 及 び 修 繕 の 需 要 が 拡 大 すると 予 測 し 船 隊 増 強 整 備 を 検 討 しているが 現 状 のインドネシア 造 船 所 の 技 術 管 理 レベルでは 日 系 船 社 の 求 める 高 性 能 の 新 造 船 建 造 は 難 しいと 判 断 している 日 本 の 造 船 技 術 支 援 を 受 け イ ンドネシア 造 船 所 が 技 術 力 管 理 能 力 の 向 上 を 図 れれば インドネシア 造 船 所 への 新 造 船 建 造 発 注 を 検 討 するとの 意 見 である 日 系 船 社 がインドネシア 造 船 所 で 修 繕 を 行 う 場 合 特 定 の 造 船 所 への 修 繕 技 術 指 導 教 育 を 行 い 造 船 所 を 育 て 上 げながら 修 繕 を 行 っているケースもある 経 済 発 展 による 海 上 輸 送 貨 物 の 増 大 に 伴 う 船 舶 需 要 の 増 加 とカボタージュ 政 策 で 増 加 して いるインドネシア 籍 内 航 船 舶 の 修 繕 仕 事 量 の 増 加 に 対 応 するための 設 備 増 強 高 い 船 舶 建 造 修 繕 技 術 の 習 得 がインドネシア 造 船 所 の 喫 緊 の 課 題 である 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 の 育 成 のための 開 発 課 題 インドネシアにおける 造 船 修 繕 業 を 振 興 させるための 重 要 な 開 発 課 題 は 民 間 需 要 の 喚 起 と 人 材 育 成 である (1) 海 運 産 業 を 管 轄 する 海 運 総 局 の 内 航 海 運 振 興 と 造 船 産 業 を 管 轄 する 工 業 省 の 造 船 産 業 振 興 を 連 動 させた 政 策 実 施 が 必 要 である 1) 内 航 海 運 産 業 への 支 援 は 税 務 船 舶 輸 入 等 で 優 遇 されている インドネシア 造 船 所 にて 建 造 可 能 な 船 舶 が 大 半 である 内 航 海 運 への 公 的 船 舶 融 資 支 援 を 実 施 し 中 小 船 社 による 新 造 船 需 要 の 喚 起 を 図 る 必 要 がある 2) 国 内 建 造 への 優 遇 策 インドネシア 造 船 所 への 国 内 建 造 発 注 については 課 せられている 資 機 材 輸 入 税 輸 入 付 加 価 値 税 建 造 船 価 への 付 加 価 値 税 の 免 税 措 置 が 必 要 である ( 新 造 船 中 古 船 とも に 輸 入 税 付 加 価 値 税 は 免 除 となっており 国 内 造 船 所 での 新 造 船 建 造 は 税 制 面 で 競 合 力 で 劣 っている ) (2) 人 材 の 育 成 と 技 術 革 新 への 取 り 組 み 1980 年 代 から 開 始 された 民 活 JICA スキームによる 造 船 専 門 家 ( 民 間 人 ) 派 遣 プログラム I-32

64 その 後 2004 年 まで 継 続 された JICA シニア 海 外 ボランティアによる 造 船 専 門 家 ( 民 間 人 ) 派 遣 プログラムにより 造 船 修 繕 に 係 る 特 にハード 部 分 への 技 術 支 援 を 実 施 してきたが 現 在 インドネシア 造 船 所 は 建 造 管 理 に 関 する 人 材 が 不 足 し かつ 人 材 育 成 もなされていない 国 の 支 援 並 びに 民 間 ベースでの 造 船 先 進 国 への 技 術 者 派 遣 あるいは 造 船 先 進 国 からインドネ シア 造 船 所 への 専 門 家 派 遣 による 人 材 育 成 並 びに 技 術 革 新 への 支 援 プログラムが 必 要 である 1.3. 対 象 国 の 関 連 計 画 政 策 および 法 制 度 造 船 業 の 振 興 方 針 と 政 策 (ニーズの 確 認 ) (1) 国 家 経 済 開 発 計 画 1) 大 統 領 令 2005 年 (IMPRESS No.5) 2005 年 の 大 統 領 教 書 No.5 により 国 内 造 船 産 業 策 が 示 されている 造 船 に 関 するデザイン 調 査 開 発 センターを 設 立 する 船 舶 及 び 部 品 の 標 準 化 を 進 める 船 舶 の 原 材 料 及 び 部 品 産 業 の 育 成 を 図 る 国 内 造 船 所 に 対 し 新 造 船 及 び 外 国 造 船 所 との 連 携 による 船 舶 建 造 のインセンテ イブを 与 える 国 家 予 算 及 び 地 方 政 府 予 算 による 船 舶 建 造 は 法 令 規 則 を 遵 守 する 範 囲 において 国 内 の 造 船 所 で 建 造 すること 上 の 船 舶 建 造 資 金 が 外 国 からのものである 場 合 は 可 能 な 限 りローカル 材 料 を 使 用 し かつ 技 術 移 転 を 含 むものとする 国 家 予 算 / 地 方 政 府 による 船 舶 の 保 守 管 理 は 法 令 規 則 を 遵 守 する 範 囲 において 国 内 の 造 船 所 で 行 うこと 2) インドネシア 経 済 開 発 加 速 化 拡 充 マスタープラン MP3EI (2011 年 ) 経 済 担 当 調 整 省 が 2011 年 に 策 定 した MP3EI (インドネシア 経 済 開 発 加 速 化 拡 充 マスタープ ラン) は インドネシアが 2025 年 までに 世 界 上 位 10 位 の 経 済 を 持 つことを 目 標 として 変 革 さ せるための 公 式 文 書 である MP3EI は 次 の 開 発 方 針 を 打 ち 出 している 国 内 建 造 船 の 運 航 増 加 造 船 産 業 能 力 の 向 上 造 船 関 連 産 業 の 振 興 I-33

65 造 船 産 業 への 資 金 援 助 (2) 海 事 造 船 分 野 における 開 発 課 題 及 び 関 連 開 発 計 画 投 資 計 画 政 策 法 制 度 造 船 及 び 関 連 産 業 の 管 轄 省 庁 である 工 業 省 はロードマップ 2025 を 策 定 50,000DWT までの 船 舶 建 造 可 能 な 造 船 所 数 と 建 造 能 力 の 増 強 300,000DWT までの 船 舶 建 造 可 能 な 建 造 設 備 の 建 設 50,000DWT 以 下 の 船 舶 の 開 発 及 び 修 繕 の 強 化 オイル ガス 事 業 支 援 の 船 舶 建 造 優 先 10% 付 加 価 値 税 (VAT)の 免 除 商 業 銀 行 や ODA ソフトローン(JICA 公 的 船 舶 融 資 プログラム)への 適 正 な 金 利 と 担 保 造 船 用 機 資 機 材 輸 入 税 に 係 る 財 務 省 規 則 (No. 261/PMK.011/2010)の 見 直 し 上 記 追 加 策 として 造 船 専 門 学 校 の 設 立 により 造 船 設 計 能 力 の 向 上 IMO 標 準 に 基 づく 水 槽 試 験 設 備 な 改 善 表 I-19 目 標 指 標 指 標 A 設 備 能 力 : 新 造 船 (DWT) 修 繕 船 (DWT) B 建 造 能 力 : 新 造 船 (DWT/ 年 ) 修 繕 船 (DWT/ 年 ) 船 種 タンカー : DWT タンカー : DWT クルーズ 船 :1000 人 乗 り タンカー: DWT クルーズ 船 :1000 人 乗 り 旅 客 船 :1000 人 乗 り 軍 艦 :(LCT, LPD, 軍 艦 :(LCT, LPD,FPB, 軍 艦 :(LCT, LPD, FPB, Korvet, Frigate) Korvet, Frigate and Sub FPB, Korvet) Marine) C 資 機 材 : 鋼 材 25 mm 25 mm 25 mm I-34

66 甲 板 機 械 & 機 器 クレーン ウインドラス ウインチ 錨 鎖 係 船 クレーン ウインドラス ウ インチ 錨 鎖 係 船 索 クレーン ウインドラス ウ インチ 錨 鎖 係 船 索 索 機 関 関 連 主 機 関 (500 馬 力 ) 発 電 機 ボイラー 油 清 浄 機 操 舵 機 推 進 軸 径 プロペラ 主 機 関 (7,000 馬 力 ) 発 電 機 ボイラー 油 清 浄 機 操 舵 機 推 進 軸 径 プロペラ 主 機 関 (15,000 馬 力 ) 発 電 機 ボイラー 油 清 浄 機 操 舵 機 推 進 軸 径 プロペラ 航 海 計 器 無 線 機 器 主 配 電 盤 主 配 電 盤 レーダー GPS, 無 線 機 器 主 配 電 盤 レーダー GPS, 無 線 機 器 救 命 機 器 救 命 ボート 救 命 胴 衣 救 命 筏 消 火 機 器 救 命 ボート 救 命 胴 衣 救 命 筏 消 火 機 器 救 命 ボート 救 命 胴 衣 救 命 筏 消 火 機 器 D 人 材 育 成 研 究 開 発 船 舶 設 計 姉 妹 船 設 計 から 新 設 計 設 計 展 開 姉 妹 船 設 計 から 新 設 計 展 開 既 存 設 計 から 新 設 計 展 開 既 存 設 計 から 新 設 先 端 設 計 研 究 開 発 計 展 開 建 造 方 式 ブロック 建 造 先 行 艤 装 先 行 艤 装 設 計 環 境 国 営 造 船 設 計 センタ ー(NaSDEC) 設 立 NaSDEC による 設 計 図 面 の 供 与 NaSDEC の 独 立 組 織 化 人 材 開 発 育 成 造 船 セ ク タ ー 教 育 訓 練 センター 造 船 セクター 教 育 訓 練 センター 強 化 造 船 セクター 教 育 訓 練 センター 強 化 設 立 造 船 セ ク タ ー 国 造 船 セクター 国 家 共 通 標 準 化 実 施 造 船 セクター 国 家 共 通 標 準 化 実 施 家 共 通 標 準 開 発 出 典 : 工 業 省 ロードマップ 2025 造 船 産 業 に 関 する 工 業 省 政 策 1) 内 外 からの 造 船 産 業 への 投 資 規 制 大 統 領 令 No により 内 外 からの 造 船 産 業 への 投 資 比 率 は 100% 認 可 され る ( 投 資 業 種 ネガテイブリストから 外 れている) 2) 輸 入 中 古 船 に 係 る 船 齢 制 限 商 業 省 例 No により 輸 入 中 古 船 は 15 年 以 下 15 年 を 超 えるものは 工 業 省 の 認 可 が 必 要 3) インドネシア 投 資 調 整 庁 (Indonesia Investment Coordinating Board (BKPM) I-35

67 BKPM 長 官 令 No による 一 定 条 件 の 下 での 法 人 税 等 への 優 遇 策 提 示 4) 輸 入 税 保 税 輸 出 メーカー 等 への 優 遇 策 5) 財 務 省 令 No.105,2012 造 船 修 繕 用 資 機 材 輸 入 税 は 政 府 負 担 とし 30.5 億 ルピアが 予 算 化 されている 6) 国 産 品 優 遇 策 大 統 領 令 No により 官 公 庁 調 達 への 国 産 品 優 遇 策 が 取 られている その 他 関 連 規 則 インドネシア 政 府 は 2007 年 4 月 26 日 付 け 法 律 第 25 号 にて 新 投 資 法 を 制 定 した このうち 第 10 章 投 資 便 宜 の 第 18 条 -21 条 に 投 資 便 宜 に 関 し 以 下 が 記 載 されている 第 8 条 (1) 政 府 は 投 資 を 行 う 投 資 家 に 便 宜 を 供 与 する (2) 上 記 (1)の 投 資 便 宜 は 以 下 の 投 資 に 対 して 供 与 できる: a) 事 業 拡 張 b) 新 規 投 資 (3) 上 記 (2)の 便 宜 を 取 得 する 投 資 は 以 下 の 基 準 を 少 なくとも 一 つ 満 たしているものとす る: a) 多 くの 労 働 者 を 吸 収 する b) 高 い 優 先 分 野 に 含 まれる c) インフラ 開 発 を 含 む d) 技 術 移 転 を 実 施 する e) 先 駆 的 な 産 業 を 実 施 する f) 辺 境 地 後 進 地 境 界 地 域 又 はその 他 必 要 とみなされる 地 域 への 投 資 g) 自 然 環 境 保 護 の 維 持 を 行 う h) 研 究 開 発 革 新 活 動 を 行 う i) 零 細 中 小 企 業 又 は 協 同 組 合 とパートナーシップを 締 結 する j) 国 産 の 資 本 財 機 械 又 は 設 備 を 利 用 した 産 業 (4) 上 記 (2) (3)の 投 資 に 供 与 される 便 宜 の 形 態 は 以 下 のとおり: I-36

68 a) 一 定 期 間 内 に 実 施 した 投 資 額 に 応 じて 一 定 レベルまで 課 税 所 得 を 引 き 下 げるこ とによる 所 得 税 b) 国 内 で 生 産 できない 生 産 に 必 要 な 資 本 財 機 械 又 は 設 備 の 輸 入 にかかる 関 税 の 免 除 又 は 軽 減 c) 一 定 期 間 及 び 一 定 条 件 において 生 産 に 必 要 な 原 材 料 又 は 補 助 財 の 関 税 の 免 除 又 は 軽 減 d) 国 内 で 生 産 できない 生 産 に 必 要 な 資 本 財 機 械 又 は 設 備 の 輸 入 にかかる 付 加 価 値 税 の 一 定 期 間 内 の 免 除 又 は 留 保 e) 減 価 償 却 又 は 減 耗 償 却 の 加 速 f) 特 に 特 定 地 域 に 立 地 する 特 定 分 野 に 対 する 土 地 建 物 税 の 軽 減 (5) 先 駆 産 業 即 ち 広 い 関 連 性 を 有 し 高 い 付 加 価 値 と 外 部 性 を 与 え 新 規 技 術 を 導 入 し 国 家 経 済 に 戦 略 的 価 値 を 有 する 産 業 への 新 規 投 資 に 対 してのみ 事 業 体 に 対 する 所 得 税 免 除 又 は 軽 減 措 置 を 供 与 する (6) 現 在 実 施 している 投 資 に 対 し 機 械 又 はその 他 の 資 本 財 を 交 換 する 場 合 には 関 税 軽 減 又 は 免 除 の 形 で 便 宜 の 供 与 ができる (7) (4)から(6)の 税 便 宜 供 与 の 詳 細 規 定 は 財 務 大 臣 令 で 定 める 第 19 条 第 18 条 (4) (5)の 便 宜 は 政 府 が 定 めた 国 家 産 業 政 策 に 基 づき 供 与 される 第 20 条 第 18 条 の 便 宜 は 有 限 責 任 会 社 の 形 態 を 有 しない 外 国 投 資 には 適 用 されない 第 21 条 政 府 は 第 18 条 の 便 宜 の 他 に 投 資 会 社 が 以 下 を 取 得 するためのサービス 及 び/ 又 は 許 認 可 の 便 宜 を 供 与 する: a) 土 地 に 対 する 権 利 b) 入 国 管 理 サービスの 便 宜 輸 入 許 認 可 の 便 宜 (1) 各 種 優 遇 措 置 地 域 別 (インドネシア 東 部 地 域 (KTI) 経 済 統 合 開 発 地 域 (KAPET)に 所 在 する 企 業 に 対 する) 優 遇 措 置 保 税 区 内 の 優 遇 措 置 がある またサバン 島 (アチェ 特 別 州 )を 皮 切 りとして 今 後 国 内 各 地 に FTZ( 自 由 貿 易 地 域 )が 設 置 される 動 きもある I-37

69 1) 経 済 統 合 開 発 地 域 (KAPET 注 )に 所 在 する 企 業 に 対 する 優 遇 措 置 1 製 造 活 動 に 直 結 する 資 本 財 原 材 料 その 他 機 器 の 輸 入 に 対 し 所 得 税 法 第 22 条 に 定 め た 課 税 を 免 除 2 所 得 税 における 減 価 償 却 および 割 賦 弁 済 期 間 の 短 縮 を 選 択 する 権 利 3 課 税 年 度 翌 年 から 継 続 的 に 最 高 10 年 間 の 欠 損 補 償 4 所 得 税 法 第 26 条 に 定 めた 配 当 金 に 対 する 所 得 税 の 50%を 免 除 5 以 下 を 製 造 経 費 として 計 上 可 能 a) 従 業 員 への 現 物 支 給 で 従 業 員 の 収 入 として 計 上 されないもの b) 事 業 活 動 と 直 結 し かつ 公 共 の 便 宜 に 資 する 地 域 施 設 の 建 設 開 発 費 6 以 下 の 場 合 付 加 価 値 税 奢 侈 品 税 を 免 税 a) 製 造 活 動 に 関 係 した 資 本 財 その 他 機 器 の 国 内 購 入 輸 入 b) 加 工 を 目 的 とする 被 課 税 品 の 輸 入 c) 加 工 を 目 的 とする 被 課 税 品 に 関 する 以 下 の 当 事 者 間 の 引 き 渡 し i. KAPET 域 外 の 業 者 から KAPET 内 の 業 者 へ ii. iii. iv. 同 一 の KAPET 内 の 業 者 間 またはほかの KAPET 内 業 者 から KAPET 内 業 者 へ KAPET 内 業 者 から 保 税 区 内 の 業 者 へ KAPET 内 業 者 からほかの 関 税 区 域 の 業 者 に 引 き 渡 され かつその 加 工 品 が 再 び KAPET 内 業 者 へ 引 き 戻 される 場 合 v. KAPET 外 の 業 者 から KAPET 内 業 者 へ または KAPET 内 業 者 間 で 非 課 税 サ ービスが 譲 渡 される 場 合 ただし 同 被 課 税 サービスが KAPET 内 で 行 われる 業 務 と 直 接 関 係 する 場 合 のみ 関 税 区 域 外 もしくは 関 税 区 域 内 の 被 課 税 無 形 資 材 を KAPET 内 業 者 が 利 用 する 場 合 ただし 同 被 課 税 無 形 資 材 が KAPET 内 で 行 われる 業 務 と 直 接 関 係 する 場 合 のみ 関 税 区 域 外 からの 被 課 税 サービスを KAPET 内 業 者 が 利 用 する 場 合 ただし 同 被 課 税 サービスが KAPET 内 で 行 われる 業 務 と 直 接 関 係 する 場 合 のみ ( 注 )KAPET は 次 のとおり 1) ナツナ 島 経 済 統 合 開 発 地 域 (リアウ 州 ) I-38

70 2) ビアク 経 済 統 合 開 発 地 域 (イリアン ジャヤ 州 ) 3) バトゥリチン 経 済 統 合 開 発 地 域 ( 南 カリマンタン 州 ) 4) ササンバ 経 済 統 合 開 発 地 域 ( 東 カリマンタン 州 ) 5) サンガウ 経 済 統 合 開 発 地 域 ( 西 カリマンタン 州 ) 6) マナド ビトゥン 経 済 統 合 開 発 地 域 ( 北 スラウェシ 州 ) 7) ムバイ 経 済 統 合 開 発 地 域 ( 東 ヌサ トゥンガラ 州 ) 8) パレ パレ 経 済 統 合 開 発 地 域 ( 中 部 スラウェシ 州 ) 9) セラム 経 済 統 合 開 発 地 域 (マルク 州 ) 10) ビマ 経 済 統 合 開 発 地 域 ( 西 ヌサ トゥンガラ 州 ) 11) バトゥイ 経 済 統 合 開 発 地 域 ( 中 部 スラウェシ 州 ) 12) ブトン コラカ クンダリ 経 済 統 合 開 発 地 域 ( 東 南 スラウェシ 州 ) 13) カハヤン カプアス バリト 経 済 統 合 開 発 地 域 ( 中 部 カリマンタン 州 ) 14) サバン 経 済 統 合 開 発 地 域 (アチェ 特 別 州 ) 2000 年 4 月 7 日 付 大 統 領 令 第 20 号 により KAPET に 対 する 税 制 面 での 扱 いは 保 税 地 区 並 み となった また KAPET 進 出 企 業 は 機 械 設 備 の 耐 用 年 数 を 短 縮 できる いわゆる 加 速 度 償 却 が 認 められるようになり 一 般 償 却 に 比 べ 約 2 倍 の 加 速 度 償 却 が 可 能 となった 2) 保 税 区 内 の 優 遇 措 置 保 税 地 区 に 認 定 された 区 域 に 立 地 する 企 業 は 原 材 料 や 資 本 財 などの 輸 入 にかかる 関 税 を 免 除 され その 他 輸 入 にかかる 諸 税 も 非 徴 収 とされる 一 方 で 2011 年 9 月 6 日 付 け 財 務 大 臣 規 則 第 147 号 (No. 147/PMK.04/2011)および 2011 年 12 月 28 日 付 け 財 務 大 臣 規 則 第 255 号 (No.255/PMK.04/2011)によると その 原 材 料 の 全 部 あるいは 一 部 が 輸 入 された 保 税 地 区 で 生 産 された 製 品 を 前 年 の 輸 出 実 績 価 額 および 他 の 保 税 地 区 への 引 き 渡 し 実 現 価 額 の 最 高 25%ま でを 限 度 として 正 規 の 輸 入 手 続 を 踏 んだうえで 国 内 向 けに 販 売 可 能 さらに 製 品 を 国 内 の 保 税 区 域 内 の 他 企 業 に 全 量 供 給 可 能 この 際 輸 入 手 続 は 不 要 で 付 加 価 値 税 などが 免 除 また 保 税 区 域 内 の 企 業 から 区 域 外 の 下 請 工 場 に 加 工 に 出 す 場 合 加 工 後 製 品 を 引 き 取 る 場 合 ともに 付 加 価 値 税 などが 免 除 3) 税 制 上 の 優 遇 措 置 に 関 する 変 更 について 政 府 は 2009 年 11 月 16 日 付 け 財 務 大 臣 規 則 第 176 号 (No.176/PMK.011/2009)にて それま で 2000 年 5 月 の 財 務 大 臣 決 定 第 135 号 (No.135/KMK.05/2000)に 従 い 事 業 開 始 拡 大 時 の 機 I-39

71 械 物 資 原 材 料 の 輸 入 にかかる 関 税 は 5%に 軽 減 するとされてきたものを 免 除 とした インドネシア 財 務 省 は 2009 年 11 月 16 日 付 け 財 務 大 臣 規 定 第 176 号 ( No.176/PMK.011/2009) にて 投 資 における 機 械 原 材 料 輸 入 にかかる 関 税 を 軽 減 から 免 除 に 移 行 すると 発 表 した 2009 年 12 月 16 日 より 発 効 している 対 象 となっている 産 業 は 製 造 業 に 加 え 観 光 文 化 運 輸 通 信 ( 公 共 輸 送 サービス) 公 共 医 療 サービス 鉱 山 建 設 テレコム 港 湾 等 の 非 製 造 業 も 含 まれており これら 産 業 の 開 発 拡 大 のため 国 内 でまだ 製 造 されていない 製 造 され ているが 必 要 とするスペックを 満 たしてない 製 造 されているが 必 要 とする 数 量 に 達 してい ない 機 械 や 原 材 料 の 輸 入 にかかる 関 税 を 免 除 するものである 免 除 期 間 は 開 発 拡 大 いずれの 場 合 でも 免 除 決 定 から 2 年 間 であるが 製 造 業 に 限 っては 各 社 が 使 用 する 機 械 の 総 価 額 の 30% 以 上 について 国 産 機 械 を 使 用 する 場 合 には 4 年 間 の 生 産 に 必 要 な あるいは 追 加 生 産 に 必 要 な 輸 入 原 材 料 の 輸 入 税 を 免 除 決 定 から 4 年 間 にわたり 免 除 する ことができるとされている 免 除 を 受 けるには 下 記 のような 書 類 を 添 付 して 投 資 調 整 庁 長 官 宛 てに 申 請 し 決 定 を 受 け る: 1 会 社 設 立 証 書 2 投 資 許 可 書 (ただし 投 資 手 続 きの 変 更 により 今 後 は 投 資 登 録 書 と 投 資 基 本 許 可 書 に 代 わるものと 思 われる 投 資 制 度 外 国 企 業 の 会 社 設 立 手 続 き 必 要 書 類 の 記 載 参 照 ) 3 納 税 者 番 号 (NPWP)および 課 税 業 者 登 録 証 (PKP) 4 通 関 基 本 番 号 (NIK) 5 輸 入 業 者 認 定 番 号 (API) 6 機 械 総 数 種 別 仕 様 詳 細 を 記 したリスト 7 製 造 業 の 場 合 は 製 造 工 程 非 製 造 業 の 場 合 は 活 動 内 容 の 簡 略 説 明 書 < 以 下 原 材 料 の 輸 入 関 税 免 除 の 場 合 > 8 会 社 が 国 内 生 産 の 機 械 を 使 用 する 場 合 国 産 機 械 30% 使 用 という 条 件 が 満 たされてい ることについての 関 係 省 庁 の 意 見 を 記 した 説 明 書 9 数 量 種 類 詳 細 仕 様 を 含 む 原 材 料 のリスト 10 開 発 のための 機 械 輸 入 の 申 告 書 あるいは 国 内 機 械 購 入 のインボイス 4) 自 由 貿 易 地 域 および 自 由 港 について 年 9 月 1 日 付 け 法 律 代 用 政 令 第 1 号 (2000 年 第 36 号 法 律 にて 法 律 化 2007 年 第 1 号 法 律 代 用 政 令 (2007 年 第 44 号 法 律 で 法 律 化 )で 一 部 見 直 し) I-40

72 自 由 貿 易 地 域 および 自 由 港 に 指 定 された 地 域 ( 指 定 期 間 70 年 )では 輸 入 関 税 付 加 価 値 税 その 他 輸 入 にかかる 諸 税 が 免 除 されるとされている 年 9 月 1 日 付 法 律 代 用 政 令 第 2 号 アチェ 特 別 州 のサバン 島 地 域 を 自 由 貿 易 地 域 (FTZ) 自 由 貿 易 港 に 指 定 年 8 月 20 日 付 け 政 令 第 号 第 46 号 でバタム 島 が 第 47 号 でビンタン 島 が 第 48 号 でカリムン 島 がそれぞれ 自 由 貿 易 地 域 に 指 定 された 年 1 月 9 日 付 け 政 令 第 10 号 自 由 貿 易 地 域 および 自 由 貿 易 港 への 物 品 搬 出 入 にかかる 税 務 措 置 と 手 順 について 定 め た 自 由 貿 易 地 域 / 自 由 港 からの/への 物 品 搬 出 入 は 運 輸 大 臣 から 許 可 を 取 得 し 税 関 地 区 に 決 定 された 指 定 された 港 あるいは 空 港 を 通 じて 関 税 総 局 の 監 督 下 で 自 由 貿 易 地 域 / 自 由 港 管 理 庁 から 許 可 を 取 得 した 事 業 者 によって 通 関 申 告 書 でもって 行 われる 自 由 貿 易 地 域 / 自 由 港 内 の 事 業 者 は VAT 課 税 業 者 登 録 (PKP)をする 必 要 がなく 自 由 貿 易 地 域 / 自 由 港 内 での 物 品 の 引 渡 しにかかる VAT は 免 除 される また 海 外 他 の 自 由 貿 易 地 域 / 自 由 港 から 自 由 貿 易 地 域 / 自 由 港 への 物 品 の 搬 入 には 輸 入 関 税 と VAT は 免 除 され 所 得 税 の 前 払 い PPh-22 は 不 徴 収 とされる 一 方 保 税 蔵 置 所 経 済 特 区 から 自 由 貿 易 地 域 / 自 由 港 への 物 品 の 搬 入 には 輸 入 関 税 は 免 除 され VAT と 所 得 税 の 前 払 い PPh-22 は 不 徴 収 とされる 5) 特 定 業 種 地 域 への 投 資 に 対 する 所 得 税 便 宜 特 定 の 事 業 分 野 特 定 の 地 域 への 投 資 には 所 得 税 便 宜 が 供 与 される 年 1 月 2 日 付 け 第 1 号 政 令 特 定 の 事 業 地 域 への 拡 張 を 含 む 投 資 に 対 する 所 得 税 に 関 わる 便 宜 の 規 定 を 見 直 した 2007 年 1 月 1 日 から 実 効 となっている 便 宜 は 次 の 事 業 あるいは 地 域 に 投 資 する 株 式 会 社 (PT) および 協 同 組 合 に 認 められる 対 象 事 業 : 1) 食 品 調 味 料 2) 繊 維 衣 料 3) パルプ 製 紙 4) 工 業 用 化 学 材 料 5) 薬 品 用 化 学 材 料 I-41

73 6) ゴム 7) 磁 器 碍 子 8) 製 鉄 鉄 鋼 9) 鉄 以 外 の 基 礎 金 属 10) 機 械 (タービン コンプレッサー 製 鉄 機 械 繊 維 機 械 など) 11) 発 電 機 12) 電 子 通 信 機 器 (フラッシュディスク MP3 MP4 デジタルプレーヤー プリン ター TV LCD TV プラズマ CCTV など) 13) 陸 上 運 輸 ( 金 属 加 工 四 輪 以 上 の 車 両 とその 付 属 品 ) 14) 造 船 とその 修 理 対 象 地 域 : 1) 魚 缶 詰 業 :スラウェシ マルク パプア イリアン 2) 油 砂 糖 など 農 産 物 加 工 :スラウェシ 3) 紙 ダンボールの 梱 包 :ジャワ 以 外 4) プラスチック 梱 包 :ジャワ 以 外 5) セメント 石 灰 工 業 : 北 スラウェシ 西 ヌサトゥンガラ マルク パプア イリ アン 6) 家 具 製 造 業 :ジャワ 以 外 7) 海 洋 漁 業 と 魚 加 工 :インド 洋 に 接 する 地 域 付 与 される 便 宜 の 内 容 は 次 の 通 り: 1) ネット 所 得 の 減 額 ; 投 資 額 の 30% 相 当 を 年 5%ずつ 6 年 間 ネット 所 得 から 引 く ことができる 2) 減 価 償 却 期 間 の 短 縮 ; 耐 用 期 間 が 通 常 の 半 分 に つまり 毎 年 の 減 価 償 却 による 損 金 額 が 倍 になる 3) 外 国 への 配 当 にかかる 税 率 の 引 き 下 げ; 外 国 への 配 当 にかかる 税 率 を 10%にする ただし 租 税 条 約 が 定 める 税 率 がこれより 低 い 場 合 はそれを 適 用 4) 欠 損 金 繰 り 延 べ 期 間 の 延 長 ; 欠 損 金 の 繰 り 延 べ 期 間 を 下 の 条 件 に 見 合 うごとに 1 年 間 延 長 する つまり 通 常 5 年 間 のところを 5 年 以 上 10 年 未 満 に 延 ばすことが できる I-42

74 < 条 件 > 1) 上 の 対 象 事 業 を 工 業 地 帯 保 税 地 区 で 新 規 投 資 する 2) 5 年 間 継 続 して 500 人 以 上 のインドネシア 人 労 働 者 を 雇 用 する 3) 地 域 の 経 済 社 会 インフラに Rp.100 億 以 上 投 資 した 4) 商 品 の 調 査 開 発 に 5 年 間 で 投 資 額 の 5% 以 上 を 費 やした 5) 投 資 4 年 目 から 国 内 原 料 を 70% 以 上 使 用 した 年 9 月 23 日 付 け 第 62 号 政 令 2007 年 1 月 2 日 付 け 第 1 号 政 令 の 変 更 所 得 税 便 宜 を 受 けられる 投 資 の 業 種 および 地 域 を 追 加 した 追 加 された 対 象 業 種 : 1) 畜 産 2) 産 業 林 3) 低 品 質 石 炭 4) 地 熱 5) 牛 乳 と 乳 製 品 6) 精 油 7) 天 然 ガス 精 製 8) 化 学 繊 維 追 加 された 対 象 地 域 : 1) 米 :パプア カリマンタン スマトラ 2) 玉 蜀 黍 :ゴロンタロ ランプン 3) 大 豆 : 東 ジャワ スマトラなど 4) バナナ:アチェ 東 カリマンタン 北 スラウェシ 5) パイナプル:ランプン 6) マンゴー: 東 ジャワ 7) 皮 革 製 靴 :ヌサトゥンガラ 西 スマトラ 8) 蓄 電 池 / 乾 電 池 : 西 ジャワ I-43

75 9) 造 船 船 修 理 : 東 ジャワ 10) トランシップ 港 :バタム 島 年 2 月 19 日 付 け 財 務 大 臣 規 定 第 16 号 (No.16/PMK.03/2007) 以 上 の 便 宜 供 与 は 投 資 調 整 庁 (BKPM)の 提 案 に 基 づき この 提 案 受 理 後 10 日 以 内 に 租 税 総 局 長 が 財 務 大 臣 名 義 で 決 定 書 を 発 行 するとされている また 便 宜 が 付 与 された 会 社 などには 投 資 の 全 額 実 施 済 み 生 産 開 始 資 本 財 の 投 資 目 的 以 外 への 使 用 について 四 半 期 ごとに 報 告 書 を 提 出 することが 義 務 付 けられている 年 12 月 22 日 付 け 政 令 第 52 号 上 記 2008 年 9 月 23 日 付 け 第 62 号 政 令 の 補 足 し 所 得 税 便 宜 を 受 けられる 投 資 の 業 種 に 農 作 物 加 工 再 生 可 能 エネルギー インフラ タイヤ 潤 滑 油 不 動 産 合 成 繊 維 化 粧 品 原 料 等 を 追 加 した また 適 用 は 総 投 資 の 80% 完 了 時 点 からとし 政 令 発 行 前 でも 1 兆 ルピアの 投 資 企 業 で 未 操 業 の 場 合 も 適 用 するとした 6) 特 定 の 投 資 に 対 する 法 人 税 一 時 免 除 (タックスホリデー) 年 8 月 15 日 付 け 財 務 大 臣 規 則 第 130 号 (No.130/PMK.011/2011) パイオニア 産 業 に 1 兆 ルピア 以 上 の 投 資 を 行 う 企 業 に 商 業 生 産 開 始 から 最 短 5 年 最 長 10 年 法 人 税 を 免 除 することを 決 めた 対 象 となるパイオニア 産 業 としてまずは 基 礎 金 属 石 油 ガス 採 掘 および/あるいは 石 油 ガスを 源 とする 有 機 基 礎 化 学 機 械 再 生 エネルギー 通 信 機 器 の 5 産 業 が 挙 げられている 免 除 期 間 の 後 2 年 間 法 人 税 を 50% 軽 減 する 措 置 もある ただし 投 資 計 画 総 額 の 10%を 国 内 の 銀 行 に 預 け 入 れることが 義 務 付 けられており これは 投 資 実 現 まで 引 き 出 すことができない 申 請 は 投 資 調 整 庁 (BKPM)あるいは 工 業 省 へ 提 出 し 財 務 大 臣 決 定 を 受 ける 年 投 資 調 整 庁 (BKPM) 長 官 規 則 第 12 号 タックスホリデーの BKPM における 申 請 手 順 は 次 の 通 り: 1) 希 望 する 会 社 は 納 税 者 番 号 (NPWP)コピー BKPM が 発 行 する 新 規 投 資 承 認 書 投 資 計 画 総 額 の 最 低 10%を 国 内 の 銀 行 に 預 託 することができる 旨 の 財 務 大 臣 承 認 済 の 誓 約 書 法 務 人 権 省 が 発 行 する 法 人 承 認 書 本 国 において Tax Sparing につい ての 規 則 があることの 表 明 書 を 申 請 書 に 添 付 して BKPM へ 申 請 2) 申 請 に 基 づき 審 査 申 請 人 による 審 査 チームへのプレゼンテーションを 行 う 3) 審 査 チームの 審 査 報 告 書 に 基 づき BKPM 投 資 サービス 担 当 次 官 が BKPM 長 官 へ 申 請 人 を 推 薦 I-44

76 4) 3)の 推 薦 に 基 づき BKPM 長 官 が 投 資 サービス 担 当 次 官 に 財 務 大 臣 宛 ての 推 薦 状 作 成 を 指 示 7) 経 済 特 区 2009 年 10 月 14 日 付 け 第 39 号 経 済 特 区 法 の 第 30 条 から 第 39 条 までで 所 得 税 便 宜 輸 入 関 税 の 留 保 輸 入 にかかる 諸 税 の 不 徴 収 地 方 税 課 徴 金 の 減 免 その 他 土 地 や 各 種 許 認 可 な どにおける 便 宜 が 供 与 されると 定 められた 造 船 産 業 においてはバタム 島 は 輸 出 振 興 経 済 特 区 に 指 定 され バタム 島 造 船 所 は 輸 出 建 造 船 舶 資 機 材 への 輸 入 税 輸 入 法 人 税 輸 入 付 加 価 値 税 が 免 除 される 但 し 国 内 向 け 船 舶 建 造 に 際 しては 上 記 免 税 措 置 は 適 用 されない (2) 参 入 規 制 ( 許 認 可 出 資 比 率 制 限 等 ) インドネシア 投 資 調 整 庁 (BKPM)によれば 投 資 に 関 するネガテイブリスト( 大 統 領 規 定 2010 年 36 号 )に 造 船 業 及 び 舶 用 関 連 産 業 は 該 当 せず 100% 外 国 企 業 投 資 が 可 能 となっている (3) 優 遇 制 度 ( 税 制 経 済 特 区 支 援 制 度 等 ) 法 人 税 免 税 期 間 : 投 資 額 の 30%を 純 利 益 より 控 除 加 速 償 却 あり 免 税 延 長 :なし 法 人 税 率 :25% 輸 入 関 税 の 免 除 : 資 本 財 原 材 料 土 地 の 選 定 : 政 府 指 定 地 域 限 定 * 工 業 省 は 東 ジャワラモンガン 地 区 を 海 事 クラスター 工 業 団 地 として 造 船 を 核 とする 海 事 産 業 の 集 約 を 図 り 地 元 州 と 連 携 し 経 済 特 区 認 定 を 目 指 している 1.4. 対 象 国 の ODA 事 業 の 事 例 の 分 析 (1) ODA 事 業 の 想 定 のため ODA 事 業 の 事 例 計 画 等 1) 日 本 とインドネシア 造 船 産 業 との 関 係 表 I-20 本 邦 により 技 術 支 援 1950 年 代 1970 年 代 ~2002 年 1980 年 頃 戦 後 賠 償 プログラムによる 造 船 留 学 生 受 入 れ 開 始 ( 東 大 横 浜 国 大 阪 大 広 大 九 大 等 ) JICA 長 期 専 門 家 ( 造 船 専 門 家 )の 運 輸 省 海 運 総 局 への 派 遣 (1990 年 前 後 及 び 2000 年 前 後 に 海 運 総 局 と 併 せ 工 業 省 への 派 遣 も 実 施 ) PT. Pelita Bahari Shipyard( 現 PT. Dok Kodja Bahari)の 10,000DWT DryDock 建 造 ( 円 借 款 活 用 / 清 水 建 設 施 工 設 計 日 本 鋼 管 (NKK) I-45

77 1980 年 代 ~1997 年 頃 1985 年 ~1987 年 頃 2000 年 ~2004 年 出 典 : 調 査 団 民 活 JICA スキームによる 造 船 専 門 家 ( 民 間 人 ) 派 遣 PT. Pelita Bahari ( 現 DKB) :NKK PT. Dok Priok ( 現 DKB) :MHI PT. Dok Surabaya :MHI 新 潟 鉄 工 PT. IKI :NKK PT. PAL :MES ( 民 活 JICA ではなく Commercial Base) PT. IKI 造 船 所 (マカッサル)における 大 型 Dry Dock 建 造 計 画 ES 実 施 円 借 款 活 用 も 1986 年 の 円 高 により Project 実 現 せず ES のみで 終 了 ) JICA シニア 海 外 ボランティアによる 造 船 専 門 家 ( 民 間 人 ) 派 遣 PT. DKB(ジャカルタ) :NKK PT. Inggom(ジャカルタ): 新 潟 鉄 工 PT.PAL (スラバヤ) : 三 井 造 船 PT. DPS(スラバヤ) : 新 潟 造 船 PT. Daya Radar (ジャカルタ): 新 潟 造 船 日 本 の 造 船 所 がインドネシア 造 船 所 に 技 術 供 与 した 主 要 船 舶 建 造 プロジェクトとその 協 力 内 容 については 表 18 に 示 す 通 りである 1980 年 代 初 頭 より 国 産 化 政 策 の 下 円 滑 なプロジェクト 実 施 に 向 けて 本 邦 商 社 造 船 所 から の 建 造 資 金 資 機 材 供 与 並 びに 技 術 協 力 よるインドネシア 造 船 所 建 造 スキームでの 国 営 石 油 公 社 プルタミナ 国 営 船 舶 リース 会 社 PT.PANN によるタンカー セミコンテナ 船 及 び 一 般 貨 物 船 の 建 造 プロジェクトが 開 始 された 本 邦 技 術 協 力 の 下 での 建 造 プロジェクトは 性 能 品 質 工 程 納 期 の 面 で 成 功 裡 に 完 了 し インドネシア 造 船 所 の 技 術 力 向 上 に 貢 献 した こうした 中 でインドネシア 造 船 所 との 技 術 的 な 信 頼 関 係 を 構 築 し 円 借 款 による 船 舶 調 達 事 業 においても 本 邦 造 船 所 を 主 契 約 者 とし インドネシア 造 船 所 を 下 請 け 造 船 所 として 共 同 での 建 造 まで 発 展 させてきた 経 緯 がある 一 方 同 じ 石 油 公 社 プルタミナ 向 け 1,500DWT 及 び 6,500DWT タンカーの 建 造 において 本 邦 造 船 所 が 絡 まず 海 外 商 社 による 資 機 材 供 与 のみで 実 施 された 案 件 があるが 設 計 図 面 の 不 具 合 資 機 材 の 過 不 足 検 査 不 合 格 等 による 工 程 の 大 幅 遅 延 を 引 き 起 こし 失 敗 に 終 わった 例 もあ る 2004 年 に JICA シニア 海 外 ボランテイア( 造 船 専 門 家 ) 派 遣 が 終 了 し また 同 年 に 有 償 資 金 協 力 による 防 災 船 調 達 事 業 ( 防 災 船 建 造 ) クパン 港 ビトン 港 開 発 事 業 ( 作 業 船 建 造 ) の 完 了 後 インドネシア 造 船 業 界 と 本 邦 造 船 業 界 との 従 来 のような 緊 密 な 関 係 は 保 たれていな いのが 実 情 である 表 I-21 本 邦 造 船 所 による 主 な 技 術 協 力 の 内 容 及 び 概 要 1) 本 船 設 計 図 作 成 インドネシア 造 船 所 に 対 する 基 本 図 作 成 の 指 導 2) 建 造 指 導 ( 現 場 での 技 術 指 導 ) 3) 工 程 管 理 I-46

78 主 要 案 件 概 要 1.Project 本 邦 造 船 所 業 務 内 容 契 約 年 資 金 源 造 船 所 本 邦 協 力 2.Project 本 邦 造 船 所 業 務 内 容 契 約 年 資 金 源 造 船 所 本 邦 協 力 3.Project 本 邦 造 船 所 業 務 内 容 契 約 年 資 金 源 造 船 所 本 邦 協 力 4.Project 本 邦 造 船 所 業 務 内 容 契 約 年 資 金 源 造 船 所 本 邦 協 力 5.Project 本 邦 造 船 所 業 務 内 容 契 約 年 資 金 源 造 船 所 本 邦 協 力 6.Project 本 邦 造 船 所 業 務 内 容 国 営 石 油 公 社 プルタミナ 向 け 3,500DWT 型 石 油 製 品 輸 送 タンカー5 隻 建 造 3,500DWT 石 油 製 品 輸 送 タンカー1 隻 建 造 用 設 計 図 面 資 機 材 供 与 及 び 技 術 協 力 1982 年 日 本 輸 出 入 銀 行 PT. Pelita Bahari( 現 PT. DKB)PT. PAL PT. Intan Sengkunyit 日 本 鋼 管 三 井 造 船 新 潟 鐵 工 所 チャラカジャヤプロジェクト( 第 1 期 計 画 ) セミコンテナ 船 5 隻 建 造 PT.PANN 向 けセミコンテナ 船 5 隻 建 造 用 資 機 材 供 与 及 び 技 術 協 力 1988 年 日 本 輸 出 入 銀 行 PT. PAL 三 井 造 船 チャラカジャヤプロジェクト( 第 2 期 計 画 ) セミコンテナ 12 隻 及 び 一 般 貨 物 船 12 隻 建 造 PT.PANN 向 けセミコンテナ 船 12 隻 及 び 一 般 貨 物 船 12 隻 建 造 用 資 機 材 供 与 及 び 技 術 協 力 1990 年 PISA(リースファイナンス) PT. PAL PT. DKB 他 インドネシア 主 要 造 船 所 三 井 造 船 新 潟 鐵 工 日 本 鋼 管 三 菱 重 工 国 営 石 油 会 社 プルタミナ 向 け 6,500DWT 型 石 油 製 品 輸 送 タンカー1 隻 建 造 6,500DWT 石 油 製 品 輸 送 タンカー1 隻 建 造 用 設 計 図 面 資 機 材 供 与 及 び 技 術 協 力 1990 年 プルタミナ 自 己 資 金 PT. DKB 日 本 鋼 管 チャラカジャヤプロジェクト( 第 3 期 計 画 ) セミコンテナ 船 24 隻 建 造 PT.PANN 向 けセミコンテナ 船 24 隻 用 建 造 資 機 材 供 与 及 び 技 術 協 力 1993 年 日 本 輸 出 入 銀 行 PT. PAL PT. DKB 他 インドネシア 主 要 造 船 所 三 井 造 船 新 潟 鉄 工 日 本 鋼 管 三 菱 重 工 東 部 インドネシア 海 運 振 興 セクターローン 航 行 援 助 支 援 船 7 隻 用 建 造 資 機 材 供 与 及 び 技 術 協 力 I-47

79 契 約 年 1995 年 (4 隻 )1996 年 (3 隻 ) 資 金 源 円 借 款 造 船 所 PT. Dok Surabaya 本 邦 協 力 新 潟 鐵 工 所 7.Project 国 営 石 油 公 社 プルタミナ 向 け 6,500DWT 型 タンカー 6 隻 建 造 本 邦 造 船 所 業 務 内 容 6,500DWT 石 油 製 品 輸 送 タンカー1 隻 建 造 用 設 計 図 面 資 機 材 供 与 及 び 技 術 協 力 契 約 年 1997 年 資 金 源 民 間 造 船 所 PT. Dok Surabaya PT. Jasa Marina Inda 本 邦 協 力 新 潟 鉄 工 所 8.Project 防 災 船 調 達 事 業 本 邦 造 船 所 業 務 内 容 530GRT 型 防 災 船 1 隻 は 本 邦 新 潟 造 船 にて 建 造 1 隻 は PT.PAL 造 船 で 建 造 PT.PAL 造 船 での 建 造 用 設 計 図 面 資 機 材 供 与 及 び 技 術 協 力 契 約 年 2003 年 資 金 源 円 借 款 造 船 所 PT. PAL 本 邦 協 力 三 井 造 船 新 潟 造 船 9.Project クパン 港 ビトン 港 開 発 事 業 本 邦 造 船 所 業 務 内 容 作 業 船 (タグボート 2 隻 パイロットボート 1 隻 綱 取 り 船 1 隻 ) 建 造 用 設 計 図 面 資 機 材 供 与 及 び 技 術 協 力 契 約 年 2002 年 資 金 源 円 借 款 造 船 所 PT. INGGOM 本 邦 協 力 新 潟 造 船 出 典 : 調 査 団 (2) 海 外 の 同 業 他 社 類 似 製 品 技 術 の 概 況 優 位 性 インドネシアバタム 島 は 経 済 特 区 として 輸 出 振 興 を 図 り シンガポール マレーシア 等 の 資 本 で 造 船 所 が 約 70 社 新 造 船 建 造 修 繕 船 事 業 を 行 っている 主 にシンガポール 造 船 所 の 管 理 の 下 にあるため 技 術 力 資 機 材 調 達 については 優 位 である 但 し バタム 島 は 輸 出 案 件 への 優 遇 策 が 取 られているため インドネシア 向 け 新 造 船 については 税 制 面 での 優 位 性 は 無 い バタム 島 を 除 くインドネシアでは 海 外 造 船 所 の 投 資 は 無 い 舶 用 工 業 は 1980 年 代 に 日 本 の 舶 用 メーカー(デイーゼルエンジン 発 電 機 ポンプ 等 )が 進 出 したが 現 在 は 撤 退 している 韓 国 は KOICA ベースで 造 船 技 術 者 を 工 業 省 経 由 造 船 設 計 センター(NASDEC)に 造 船 専 門 家 として 派 遣 している I-48

80 II. タイ II-1

81 1. 調 査 対 象 国 地 域 の 現 状 及 びニーズの 確 認 1.1. 対 象 国 の 政 治 経 済 の 概 況 :タイ 人 口 構 成 6,408 万 人 (2011 年 ) 国 土 面 積 513,115 平 方 キロメートル GDP マクロ 経 済 指 標 2011 年 のタイ 経 済 は 大 洪 水 の 影 響 により 0.1%のほぼゼロ 成 長 となった 貿 易 をみると 輸 出 は 主 要 品 目 である 天 然 ゴムの 世 界 的 な 需 要 増 加 と 価 格 上 昇 などにより 2010 年 に 比 べ 17.2% 増 加 し た 外 資 企 業 による 2011 年 の 投 資 認 可 額 は, 洪 水 の 影 響 を 受 け 0.3% 減 となった しかし, 最 大 の 投 資 国 である 日 本 からの 投 資 額 は 58.5% 増 加 し,シェアは 約 6 割 を 占 めた 洪 水 後 も 日 本 企 業 の 投 資 意 欲 に 衰 えはみられないものの, 労 働 コスト 上 昇, 人 材 不 足 の 問 題 が 深 刻 化 しており, 今 後 の 投 資 環 境 への 影 響 が 懸 念 される 表 II-1 タイ 基 本 データ タ イ Kingdom of Thailand 人 口 6,408 万 人 (2011) 面 積 51 万 3,115k m2 1 人 当 たりGDP: 5,394 米 ドル(2011 年 ) 民 族 構 成 タイ 族 約 85% 中 華 系 10% その 他 モン クメー 系 ラオス 系 イ ンド 系 カレン 族 ミャオ 族 モン 族 ヤオ 族 ラフ 族 言 語 タイ 語 タイ 国 経 済 指 標 年 度 実 質 GDP 成 長 率 (%) 消 費 者 物 価 上 昇 率 (%) 失 業 率 (%) 貿 易 収 支 (100 万 米 ドル) 32,620 31,759 23,502 経 常 収 支 (100 万 米 ドル) 21,896 13,176 11,870 外 貨 準 備 高 (100 万 米 ドル) 135, , ,389 対 外 債 務 残 高 (グロス) 75, ,56 105,957 (100 万 米 ドル, 期 末 値 ) 為 替 レート(1 米 ドルにつき, バーツ, 期 中 平 均 ) 出 典 : JETRO II-2

82 表 II-2 政 治 概 況 政 体 立 憲 君 主 制 元 首 プミポン アドゥンヤデート 国 王 (ラーマ 9 世 王 ) 議 会 概 要 ( 定 員 数 任 期 ) 下 院 500 名 ( 小 選 挙 区 375 名, 比 例 区 125 名 ) 上 院 150 名 ( 公 選 77 名, 任 命 73 名 ) 内 閣 ( 主 要 閣 僚 ) 役 職 名 前 - 日 本 語 表 記 首 相 インラック シナワット 副 首 相 兼 内 務 省 ヨンユット ウィチャイディット 副 首 相 チャルーム ユーバムルン 副 首 相 ユタサック サシプラパ 副 首 相 ( 兼 財 務 相 ) キティラット ナ ラノン 副 首 相 ( 兼 観 光 スポー ツ 相 ) チュンポン シンラパーチャ 首 相 府 相 ニワッタムロン ブーンソンパイサン 首 相 府 相 ウォラワット ウーアピンヤクン 首 相 府 相 ナリニー タウィシン 国 防 相 スカンポン スワンナタット 財 務 相 キティラット ナ ラノン 外 務 相 スラポン トウィチュクチャイクン) 観 光 スポーツ 相 ( 兼 副 首 相 ) チュンポン シンラパーチャ 社 会 開 発 人 間 開 発 相 サンティ プロムパット 農 業 協 同 組 合 相 ティラ ウオンサムット 運 輸 相 チャルポン ルアンスワン 天 然 資 源 環 境 相 プリチャ レンソンブンスック 情 報 技 術 通 信 相 アヌディット ナーコンタブ エネルギー 相 アラック チョンラタノン 商 務 相 ブンソン テーリヤプロム 内 務 相 ヨンユット ウィチャイディット 司 法 相 プラチャ プロムノーク 労 働 相 パドゥームチャイ サソンサブ 文 化 相 ソクモン クンプルム 科 学 技 術 相 プロードプロソプ スラサワディ 教 育 相 スチャート タダーダムロンウェート 保 健 相 ウィタヤ プラナシリ 工 業 相 ポンサワット サワディワット 出 典 : JETRO 地 域 情 報 II-3

83 出 典 : NESDB 図 II-1 タイ 産 業 別 GDP(2009) 出 典 : 商 務 省 図 II-2 タイ 主 要 輸 出 品 目 (2010) II-4

84 図 II-3 タイの 年 齢 構 成 表 II-3 調 査 対 象 国 の 人 口 構 成 比 較 国 名 インドネシア タイ フィリピン 人 口 232,517,000 68,139,000 93,617, 歳 未 満 35.5% 29.4% 41.9% 65 歳 以 上 6.1% 7.7% 4.3% 人 口 増 加 率 *1 1.2% 0.7% 1.8% 平 均 寿 命 出 生 率 *1 人 口 増 加 率 : 過 去 5 年 間 の 年 平 均 増 加 率 出 典 : 国 連 II-5

85 1.2. 対 象 分 野 における 開 発 課 題 造 船 船 舶 修 理 業 の 現 状 調 査 (1) 設 備 能 力 技 術 力 人 数 修 繕 内 容 ( 実 績 ) 1) タイ 造 船 所 概 要 表 II-4 タイ 造 船 所 概 要 項 目 タイ 造 船 産 業 造 船 所 数 約 260 社 ( 出 典 : 工 業 省 ) 年 度 単 位 (タイバーツ) 2003 年 606,000, 年 969,000, 年 1,682,000,000 新 造 船 売 り 上 げ 実 績 2006 年 3,811,000, 年 5,620,000, 年 6,200,000, 年 6,830,000, 年 4,425,000, 年 4,857,000,000 年 度 単 位 (タイバーツ) 2003 年 1,157,000, 年 1,761,000,000 修 繕 船 売 り 上 げ 実 績 2005 年 2,210,000, 年 2,014,000, 年 3,560,000, 年 3,900,000, 年 3,470,000,000 II-6

86 2010 年 3,650,000, 年 4,185,000,000 修 繕 内 容 定 期 検 査 中 間 検 査 一 般 修 理 緊 急 修 理 改 造 等 出 典 : タイ 造 船 工 業 会 表 II-5 造 船 所 及 び 海 事 関 連 会 社 地 域 別 内 枠 地 区 地 域 会 社 数 中 央 Bangkok 48 Samuyprakan 20 Samutsonhkram 12 Samutsakorn 22 Pathunmthani 11 Nontaburi 1 Ayuddhaya 6 Angthong 1 Rajchaburi 1 Petchaburi 5 Prachuabkirikan 10 中 央 地 区 計 137 東 部 Chacherngsao 2 Choburi 15 Rayong 7 Chantaburi 3 Trad 16 東 部 地 区 計 43 南 部 Chumporn 10 Surathani 8 Nakornsithammaraj 18 Songkla 8 Pattani 8 Ranong 5 Pang-nga 1 Phuket 7 Krabi 2 Trang 6 II-7

87 地 区 地 域 会 社 数 Satul 4 南 部 地 区 計 77 北 部 Uttaradit 1 北 東 部 Mookdaharn 2 総 計 260 出 典 : Department of Business Development 表 II-6 造 船 所 資 本 金 別 内 訳 資 本 金 ( 単 位 100 万 バーツ) 造 船 所 数 > ~ <20 51 記 載 なし 182 合 計 260 出 典 : タイ 造 船 工 業 会 タイ 造 船 修 繕 工 業 会 に 登 録 している 造 船 所 数 は 28 社 資 本 金 2 千 万 バーツ 超 のタイ 造 船 所 のうち 74%にあたる 21 社 が 対 造 船 修 繕 工 業 会 に 登 録 し タイ 造 船 工 業 会 会 員 会 社 はタイ 国 内 造 船 所 売 り 上 げ 合 計 の 約 90%を 占 めている 総 計 260 社 の 造 船 所 海 事 関 連 会 社 の 事 業 形 態 は 4 区 分 される 新 造 船 ( 一 部 は 修 繕 含 む) 122 社 が 新 造 船 及 び 修 繕 業 務 を 行 っている 56 社 が 中 央 部 で 39 社 が 南 部 地 区 である 修 繕 専 業 62 社 が 修 繕 船 専 業 で 26 社 が 南 部 地 区 25 社 が 中 央 地 区 で バンコクは 11 社 となって いる 修 理 部 品 機 材 サプライ 66 社 が 部 品 機 材 修 理 事 業 をやっており 重 要 な 修 理 はエンジン プロペラ シャ フト 関 連 の 修 理 50 社 が 中 央 地 区 でバンコクはその 内 で 24 社 その 他 10 社 は 舶 用 機 器 の 製 作 造 船 所 での 修 理 等 II-8

88 表 II-7 タイ 造 船 工 業 会 所 属 造 船 所 会 員 番 号 造 船 所 名 事 業 1 Italthai Marine Limited Shipbuilding & Repair 2 Marsun Co.,Ltd Shipbuilding & Repair 3 Harin Shipbuilding Company limited Shipbuilding & Repair 4 Prakarnkolkarn Dockyard Ltd. Building & Repair for Fishing Trawlers 5 Thai Kolon Co.,Ltd Marine Engineering 6 The Bangkok Dock Company (1957) Limited Shipbuilding & Repair 7 Asian Marine Service (PLC) Shipbuilding & Repair 8 Thai International Dockyard Co.,Ltd Shipbuilding & Repair 9 Sea Crest Marine Co.,Ltd Shipbuilding & Repair 10 Seri Enterprises Co.,Ltd Shipbuilding & Repair 11 SEA Shipyard Co.,Ltd Ship Repairing 12 Mits Dicision Co.,Ltd Shipbuilding & Repair 13 Unithai Shipyard and Engineering Limited Shipbuilding & Repair 14 Star Marine Engineering Co.,Ltd Afloat Repair/Wharf Repair/Voyage repair/dry Docking Repair 15 PSP Marine Co.,Ltd Shipbuilding & Repair 16 Wang Chao Shipyard Co.,Ltd Shipbuilding & Repair 17 Seat Boat Co.,Ltd Shipbuilding & Repair 18 LPN Dock & Engineering Co.,Ltd Shipbuilding & Repair 19 Marine Acme Thai Dockyard Co.,Ltd Ship Repairing 20 Sunnav Co.,Ltd Shipbuilding & Charter 21 Oakwell Corporation Thailand Co.,Ltd Shipbuilding & Repair 22 Triconeer Co.,Ltd Shipbuilding & Repair 出 典 : タイ 造 船 工 業 会 表 II-8 タイ 造 船 工 業 会 舶 用 関 連 会 員 番 号 会 社 名 事 業 1 Jotun Thailand Co.,Ltd Paint Manufacturer 2 China Shipbuilding Trading (Thailand) Co.,Ltd Shipbuilding 3 Commin Diethelm & Co.,Ltd Distributer for Cummins Engine 4 Patanayon Chonburi Co.,Ltd Agricultural Industrial Marine 5 Siam Consortium Services Co.,Ltd Representative of Yanmar, Ship Chandler Marine Equipment & Spare Parts Supply, Consultant on Marine Technology & management II-9

89 6 Germanischer Lloyd (Thailand) Co.,Ltd Ship Classification 7 TOA-Chugoku Paint Co.,Ltd Marine paint, Heavy Duty Coating, Industrial Paints, Container paints, Wood Coating 8 Supakit Products Co.,Ltd Steel Pipe 9 A&Marine (Thai) Co.,Ltd Import 6 Supply Marine Communications Navigation Equipment & Safety Equipment 10 Thai Industrial Gases PLC Production/Sales of Industrial Gases Special Gases and medical gases 11 Lee & Steel Ltd,Part Veera Steel Import Ltd.,Part Importer & stock List Wire rope, wire rope fittings, Hoist, PP Rope, Stainless steel pipe, Steel plate, stainless steel flat Bar 出 典 : タイ 造 船 工 業 会 出 典 : ASIMAR 造 船 所 図 II-4 ASIMAR 造 船 所 配 置 図 II-10

90 出 典 : 調 査 団 図 II-5 ASIMAR 造 船 所 修 繕 用 フローテイングドック 2 基 出 典 : ITALTHAI 造 船 図 II-6 ITALTHAI 造 船 所 配 置 図 ( 敷 地 面 積 : 112,000m 2 ) II-11

91 出 典 : ITALTHAI 造 船 図 II-7 ITALTHAI 造 船 所 将 来 拡 張 計 画 図 II-12

92 表 II-9 タイ 主 要 造 船 所 概 要 造 船 所 SEA Bangkok Sunnav Italthai Harin Marsun Su-Thom TINDY 事 業 Sattaship 新 造 新 造 新 造 新 造 新 造 新 造 新 造 修 繕 修 繕 修 繕 修 繕 修 繕 修 繕 修 繕 ヨット エンジニアリング エンジニアリング II-13 船 舶 鋼 船 鋼 船 鋼 船 FRP 鋼 船 鋼 船 鋼 船 アルミ 鋼 船 FRP 鋼 船 アルミ 設 立 Steel,FRP Aluminium Aluminium 1991 従 業 員 船 台 350mx34m 80mx mx20m 30mx12m 180mx18mx2 浮 きドック 123mx27m 200mx20m 60mx12m 130mx24m 236mx40m 80mx14m 艤 装 岸 壁 60m 250m クレーン 1x20t 7x25T 1x25t 2x200t 2x100t 1x40t 1x15t 1x20t 2x10t 2x50t 2x20t 2x30t II-13 2x20t 1x25t

93 造 船 所 PSP Marine Seacrest Silkline Star Marine Unithai Asian Marine Seat Boat Chaopraya Mits Express 事 業 新 造 新 造 新 造 新 造 新 造 新 造 新 造 新 造 新 造 修 繕 修 繕 オフショア 修 繕 修 繕 修 繕 修 繕 修 繕 ヨット エンジニア オフショア エンジニアリング リング 船 舶 鋼 船 鋼 船 鋼 船 FRP 鋼 船 鋼 船 鋼 船 FRP,アルミ 鋼 船 アルミ 鋼 船 アルミ II-14 船,FRP 設 立 従 業 員 船 台 85mx22m 120m 120mx100m 125mx28m 185mx18m 85mx18m 180m 80mx18m 浮 きドック 280mx47m 80mx19m 48mx32m 191mx34m 161mx28m 艤 装 岸 壁 390m 165m,165m, クレーン 1x50t 1x20t 1x80t 100m,90m 1x100t 2x15t 出 典 : ISMED 2x40t 1x45t 1x50t 2x12t 3x150t 2x140t II-14

94 2) 造 船 産 業 売 り 上 げ 2009 年 は 新 造 船 で 68 億 バーツ 修 繕 で 34 億 バーツ 全 体 で 102 億 バーツとなり 過 去 最 高 の 売 上 を 記 録 した 2008 年 のリーマンショック 後 の 2010 年 2011 年 の 新 造 船 売 り 上 げは 30-40% 減 少 したが 修 繕 は 堅 調 に 増 加 している ( 以 下 タイ 造 船 修 繕 工 業 会 2012 年 資 料 ) 出 典 : タイ 造 船 工 業 会 図 II-8 新 造 船 建 造 売 上 げ 出 典 : タイ 造 船 工 業 会 図 II-9 修 繕 売 上 げ II-15

95 (2) 建 造 実 績 タイ 造 船 所 が 建 造 した 船 舶 の 種 類 を 下 表 に 示 す 下 表 の 建 造 実 績 から タイ 造 船 所 の 建 造 能 力 は 現 状 の 造 船 所 設 備 能 力 からすると 最 大 サイズで 約 5,000DWT 船 の 長 さで 約 120m 程 度 である 国 内 商 船 建 造 需 要 が 少 なく タ グボート サプライボート 浚 渫 船 等 の 特 殊 作 業 船 の 建 造 が 多 いことが 特 徴 である 表 II-10 建 造 船 舶 ( 実 績 )リスト 建 造 船 舶 ( 実 績 )リスト 422TEU コンテナ 船 150TEU コンテナ 船 貨 物 船 50mWell Test/Simulator サプライボート 2,500m3 浚 渫 船 1,000m3 浚 渫 船 設 標 船 79mDP2 プラットフォームサプライボート 70mDP2 プラットフォームサプライボート Diving Support 船 3,000DWT タンカー 800DWT タンカー 90m 練 習 船 42m 油 回 収 船 2400~4,000PS タグ トロール 漁 船 各 種 漁 船 7,820kW 高 速 パトロール 船 各 種 高 速 パトロール 船 Crew Boat 上 陸 用 舟 艇 フローテイングドック 油 掘 削 用 プラットフォーム 各 種 レジャーボート ヨット 出 典 : 調 査 団 II-16

96 (3) 設 計 能 力 貨 物 船 コンテナ 船 等 の 商 船 やサプライボート タグボート 等 の 建 造 に 際 しては 基 本 設 計 図 面 を 海 外 の 設 計 会 社 から 購 入 あるいは 船 主 からの 支 給 を 受 け 建 造 製 作 図 を 自 社 で 作 製 している パトロールボート パイロットボート クルーボート 等 小 型 高 速 艇 建 造 造 船 所 は 海 外 からの 基 本 図 面 を 購 入 し 建 造 してきたが 建 造 経 験 を 踏 まえ 現 在 では 自 社 内 で 開 発 設 計 を 行 い 輸 出 船 建 造 の 実 績 もあり 設 計 能 力 は 高 い (4) 建 造 管 理 システム タイ 造 船 所 への 日 本 からの 技 術 支 援 専 門 家 は 2000 年 から 2 年 間 JODC 専 門 家 派 遣 プロ グラムで ASIA MARINE 造 船 所 と ITALTHAI( 民 間 ) 造 船 所 に 建 造 管 理 教 育 を 実 施 した UNITHAI 造 船 所 は 日 本 の 名 村 造 船 所 が 5%の 株 を 所 有 し 名 村 造 船 所 からの 日 本 人 が 常 駐 し 主 に 修 繕 への 営 業 技 術 支 援 修 繕 管 理 を 行 っている 新 造 船 建 造 については 建 造 隻 数 が 少 なく 設 計 調 達 工 作 等 の 工 程 管 理 システムが 浸 透 していないため 大 半 の 造 船 所 が 品 質 納 期 の 面 で 改 善 が 必 要 と 考 えている 修 繕 は 需 要 も 多 く 仕 事 量 も 継 続 してあることより 各 社 での 一 連 の 修 繕 工 程 管 理 シス テムが 確 立 されている 工 業 標 準 として JIS が 使 用 され 大 半 の 造 船 所 は ISO を 取 得 している (5) 調 達 システム 船 舶 建 造 用 資 機 材 調 達 の 約 70~80%が 輸 入 国 内 調 達 は 約 20~30%となっている 国 内 調 達 資 機 材 内 容 は 鋼 材 塗 料 家 具 類 主 配 電 盤 分 電 盤 等 に 限 定 される 造 船 所 の 調 達 システムは 仕 様 書 設 計 図 面 に 基 づき 設 計 部 門 が 調 達 ( 発 注 ) 仕 様 書 を 作 成 し メーカーより 見 積 書 を 入 手 して 価 格 交 渉 を 行 い 正 式 発 注 を 行 う タイ 造 船 所 は 新 造 船 建 造 隻 数 が 少 ないため 調 達 先 ( 海 外 メーカー)のとの 関 係 が 薄 く 量 的 な 価 格 交 渉 ができず 結 果 として 高 い 買 い 物 をせざるをえない 状 況 にある L/C 等 との 決 済 に 関 しては 問 題 ない (6) 教 育 訓 練 の 実 施 スキーム 必 要 な 資 格 制 度 等 工 業 省 は 2011 年 から 2 年 間 にわたり 造 船 産 業 生 産 性 向 上 プログラムを 中 小 企 業 振 興 機 構 (ISMED:Institute of Small & Medium Enterprise Development)に 委 託 し タイ 造 船 所 II-17

97 の 個 別 評 価 並 びに 生 産 性 向 上 のための 提 言 を 実 施 した また 工 業 省 は ISMED に 委 託 し タイードイツ 教 育 訓 練 センター カセサート 大 学 造 船 研 修 所 海 軍 研 修 所 を 活 用 してタ イ 造 船 所 の 若 手 技 術 者 への 溶 接 等 の 造 船 基 礎 技 術 の 研 修 プログラムを 実 施 している 各 造 船 所 は 溶 接 工 への 社 内 教 育 訓 練 プログラムを 有 し OJT 及 び 業 務 時 間 後 あるいは 土 日 に 定 期 的 に 訓 練 を 実 施 し 船 級 協 会 溶 接 技 能 試 験 を 受 験 させている UNITHAI 造 船 所 は 修 繕 技 術 教 育 として 社 員 を 日 本 メーカー(IHI, 川 崎 重 工 等 )へ 派 遣 し バウスラスター ターボチャージャー エンジンシリンダ 修 理 加 工 等 のトレーニ ングを 実 施 している タイではカセサート 大 学 ナコンシータマラ 工 業 短 大 が 造 船 学 科 を 有 している チェ ラロンコン 大 学 は 工 学 部 で Marine Engineering 部 門 を 有 している 海 軍 は 航 海 士 機 関 士 養 成 部 門 で 造 船 関 連 の 基 礎 教 育 を 行 っている 教 育 機 関 が 少 なく 造 船 産 業 では 造 船 技 術 者 が 不 足 している 造 船 周 辺 産 業 と 海 運 の 現 状 調 査 (1) タイ 海 運 現 状 と 需 要 予 測 タイはチャヤプラヤ 川 に 代 表 される 内 陸 水 運 が 発 達 している 一 方 3,219 キロメート ルの 世 界 第 34 位 海 岸 線 を 有 しているが 沿 岸 輸 送 の 規 模 海 上 輸 送 に 従 事 する 船 舶 数 は 小 規 模 である 表 II-11 タイ 籍 船 舶 内 訳 乾 貨 物 船 液 体 貨 物 船 総 計 年 度 載 貨 重 量 隻 数 載 貨 重 量 隻 数 載 貨 重 量 隻 数 (DWT) (DWT) (DWT) ,878, , ,440, ,598, , ,293, ,431, , ,837, ,531, , ,074, ,138, , ,675, ,422, , ,951, ,156, , ,708, ,985, , ,532, ,985, , ,980,314 II-18

98 隻 数 DWT 平 成 24 年 度 政 府 開 発 援 助 海 外 経 済 協 力 事 業 委 託 費 によるニーズ 調 査 ,255, ,096, ,699, ,603, ,051, ,441, ,389, ,124, ,345, ,221, ,599, ,741,542 出 典 : タイ 海 事 局 2012 タイ 籍 船 舶 内 訳 (2012) 4,000,000 3,500,000 3,000,000 2,500,000 2,000,000 1,500,000 1,000, ,000 0 年 度 乾 貨 物 船 (DWT) 乾 貨 物 船 隻 数 液 体 貨 物 船 (DWT) 液 体 貨 物 船 隻 数 図 II-10 タイ 籍 船 種 内 訳 (2012) タイ 籍 船 舶 の 特 徴 は (1) 乾 貨 物 船 の 大 半 はアジア 地 域 内 の 国 際 航 海 に 従 事 している 内 航 海 運 に 従 事 している 船 舶 は 少 ない また タイ 造 船 所 の 建 造 能 力 より 5,000DWT 以 下 の 一 般 貨 物 船 コン テナ 船 が 需 要 対 象 となる (2) 冷 凍 運 搬 船 24 隻 の 船 齢 は 25 年 を 超 え かつ 5,000DWT 以 下 のサイズよりタイ 造 船 所 による 代 船 建 造 の 需 要 が 期 待 できる (3) 液 体 貨 物 船 のケミカルタンカーとガスキャリア- 船 は 海 外 建 造 あるいは 海 外 からの 中 古 船 である (4) 油 タンカーは 老 朽 化 が 顕 著 で 船 齢 25 年 以 上 が 118 隻 で 全 体 の 57% 30 年 以 上 が 83 隻 II-19

99 で 全 体 の 40%を 占 め 海 事 局 は MARPOL 条 約 の 内 航 船 への 適 用 (2013 年 発 効 )を 決 定 し タンカー 近 代 化 プログラムを 推 進 中 で タンカー 代 船 建 造 需 要 が 期 待 できる 表 II-12 タイ 商 船 隊 乾 貨 物 船 DWT 内 訳 (500GRT 以 上 ) ばら 積 み 船 一 般 貨 物 船 コンテナ 船 冷 凍 運 搬 船 合 計 DWT 隻 隻 隻 隻 DWT DWT DWT DWT 隻 数 DWT 数 数 数 数 500-4, , , , ,225 5,000-9, , , , ,604 10,000-14, , , ,084 15,000-19, , , , ,427 >=20, ,036, , , ,315,811 合 計 38 1,166, , , , ,221,151 出 典 : タイ 海 事 総 局 2011 表 II-13 タイ 商 船 隊 液 体 貨 物 船 DWT 別 内 訳 (500GRT 以 上 ) DWT ケミカルタンカー 石 油 タンカー ガスキャリア 合 計 隻 数 DWT 隻 数 DWT 隻 数 DWT 隻 数 DWT 500-4, , , , ,051 5,000-9, , , ,297 10,000-14, , ,925 15,000-19, >=20, ,364, , ,413,898 合 計 14 62, ,907, , ,124,171 出 典 : タイ 海 事 総 局 2011 表 II-14 タイ 商 船 隊 乾 貨 物 船 船 齢 別 内 訳 (500GRT 以 上 ) ばら 積 み 船 一 般 貨 物 船 コンテナ 船 冷 凍 運 搬 船 合 計 船 齢 隻 数 DWT 隻 数 DWT 隻 数 DWT 隻 数 DWT 隻 数 DWT < , , , , , , , ,072 II-20

100 , , , , , , , , , , , , , , , , ,501 >= , , , ,240 合 計 38 1,166, , , , ,221,152 出 典 : タイ 海 事 総 局 2011 表 II-15 タイ 商 船 隊 液 体 貨 物 船 船 齢 別 内 訳 (500GRT 以 上 ) 船 齢 ケミカルタンカー 石 油 タンカー ガスキャリア 合 計 隻 数 DWT 隻 数 DWT 隻 数 DWT 隻 数 DWT <5 3 19, , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,705 >=30 1 1, , , ,987 合 計 14 62, ,907, , ,124,171 出 典 : タイ 海 事 総 局 2011 表 II-16 タンカー 航 路 船 齢 別 隻 数 区 分 (2012) Age International Near Coastal Internal Water Limited Sea Total No No. of Ship II-21

101 船 齢 ( 平 均 ) DWT( 平 均 ) 67,018 3,040 3,402 2,224 N/A 出 典 : タイ 海 事 局 2012 出 典 : タイ 海 事 局 2012 図 II-11 タイ 籍 タンカー 船 齢 構 成 現 状 の 新 造 船 建 造 状 況 と 予 定 タイ 官 公 庁 及 び 民 間 船 舶 調 達 として 下 記 船 舶 が 新 造 船 建 造 発 注 され 及 び 以 降 の 発 注 が 予 定 されている 特 に 小 型 高 速 船 舶 建 造 の 造 船 所 は 活 況 を 呈 している 民 間 の 商 船 発 注 は 少 なく 大 手 造 船 所 は 仕 事 量 不 足 の 状 況 である 表 II-17 新 造 船 建 造 中 及 び 建 造 予 定 船 舶 発 注 元 タイ 海 軍 港 湾 局 民 間 船 社 新 造 船 船 種 タンカー タグボート サプライボート クルーボート 高 速 パトロールボート 発 電 バージ 河 川 航 行 バージ II-22

102 出 典 : 調 査 団 オフショア 関 連 構 造 物 レジャーボート 漁 船 (2) 舶 用 資 機 材 メーカーとリスト タイ 国 内 調 達 可 能 な 造 船 用 資 機 材 メーカー 及 び 資 機 材 リストは 以 下 の 表 となっている 新 造 船 用 調 達 資 機 材 の 10~20%を 国 内 メーカーから 調 達 している 国 内 調 達 資 機 材 は 鋼 材 (ただし 型 鋼 バルブプレートなし) 主 配 電 盤 分 電 盤 家 具 塗 料 等 表 II-18 舶 用 資 機 材 メーカーリスト タイ 国 内 No. 機 器 メーカー 備 考 有 無 船 体 部 1 鋼 板 有 り SSI IPN 2 パイプ/バルブ 無 し 3 居 住 区 用 資 材 備 品 等 有 り 4 厨 房 機 器 有 り 5 塗 料 有 り Nippon Paint Jotun Chugoku International 6 防 食 亜 鉛 有 り TMP 7 溶 接 棒 有 り Kobe Yawata 8 サーマルヒーター 無 し 9 窓 扉 有 り 10 係 船 索. 有 り LRS 承 認 取 得 11 救 命 ボート/レスキューボート 有 り Viking S.N.Craft Matchanu Co.,Ltd 12 膨 張 式 救 命 筏 / 救 命 ブイ 有 り Viking S.N.Craft II-23

103 Matchanu Co.,Ltd 13 救 命 信 号 有 り Viking S.N.Craft Matchanu Co.,Ltd 14 固 定 式 泡 消 火 装 置 無 し 非 舶 用 品 15 固 定 式 CO2 消 火 装 置 無 し 非 舶 用 品 16 持 ち 運 び 消 火 器 無 し 非 舶 用 品 17 エアコン 装 置 無 し 非 舶 用 品 18 送 風 機 無 し 機 関 部 1 主 機 関 (デイーゼルエンジ 無 し トラックエンジンのみ ン) 2 発 電 機 無 し 工 業 用 発 電 機 メーカーあり 3 非 常 用 発 電 機 無 し 工 業 用 発 電 機 メーカーあり 4 主 圧 縮 空 気 槽 無 し 5 一 般 用 圧 縮 空 気 槽 無 し 6 主 機 関 用 潤 滑 油 ポンプ 無 し 非 船 級 合 格 品 7 主 機 関 冷 却 清 水 ポンプ 無 し 非 船 級 合 格 品 (メーカー 名 TAKI ) 8 海 水 バラストポンプ 無 し 非 船 級 合 格 品 (メーカー 名 TAKI ) 9 主 機 関 冷 却 海 水 ポンプ 無 し 非 船 級 合 格 品 (メーカー 名 TAKI ) 10 燃 料 油 移 送 ポンプ 無 し 非 船 級 合 格 品 11 ビルジ&GS ポンプ 無 し 非 船 級 合 格 品 (メーカー 名 TAKI ) 12 消 防 &GS ポンプ 無 し 非 船 級 合 格 品 (メーカー 名 TAKI ) 13 非 常 用 消 防 ポンプ 無 し 非 船 級 合 格 品 (メーカー 名 TAKI ) 14 汚 油 ポンプ 無 し 非 船 級 合 格 品 15 空 気 圧 縮 機 無 し 16 非 常 用 空 気 圧 縮 機 無 し 非 船 級 合 格 品 (メーカー 名 PUMA ) 17 プロペラ 無 し 小 型 サイズプロペラメーカー Niyom Kha Hydraulic 18 清 水 / 海 水 圧 力 タンク 無 し 19 汚 水 処 理 装 置 無 し 船 級 承 認 必 要 20 貨 物 油 タンク 開 閉 バルブ 無 し 21 空 気 抜 きバルブ 無 し II-24

104 電 気 部 1 変 圧 器 有 り Akarak Siemens 2 バッテリー 有 り 船 級 承 認 必 要 3 バッテリー 充 電 器 有 り Akarak Siemens 4 主 配 電 盤 / 非 常 用 配 電 盤 有 り SCI Siemens Piti EMEC ECT 5 陸 電 箱 有 り SCI Siemens Piti EMEC ECT 6 機 関 室 監 視 盤 有 り 7 貨 物 油 ポンプ 制 御 盤 有 り 8 操 舵 室 制 御 盤 有 り 9 照 明 器 具 無 し 非 舶 用 品 10 ガス 検 知 器 無 し 11 舶 用 電 線 無 し 非 舶 用 品 ( Bangkok Cable / Thai Yazaki ) 出 典 : 調 査 団 (3) 船 主 発 注 した 材 料 部 品 価 格 ( 外 国 発 注 を 含 む) 機 材 選 択 に 関 し 新 造 船 用 主 要 機 器 ( 主 機 関 発 電 機 プロペラ)は 発 注 者 によるメ ーカー 指 定 がない 限 り 造 船 所 がタイあるいはシンガポールのサプライヤー エージェ ントより 日 本 米 国 ヨーロッパ 製 の 見 積 もりを 取 り 調 達 している 船 舶 鋼 材 は 型 鋼 バルブプレート 等 を 除 きタイ 製 鋼 材 を 使 用 するか シンガポールよ り 輸 入 している ( 鋼 材 輸 入 に 関 してはタイ 鋼 材 保 護 の 為 輸 入 税 が 掛 けられている ) 日 本 製 品 は 高 性 能 高 品 質 の 評 価 を 受 けて アフターセールス 保 証 部 品 供 給 ネッ トワークがしっかりしていて 信 用 力 ある 価 格 面 で 韓 国 中 国 製 品 が 20-30% 安 いが 品 質 アフターセールス 問 題 がある II-25

105 (4) 部 品 等 調 達 難 易 度 日 本 製 舶 用 機 器 部 品 調 達 は 容 易 である 日 本 メーカーは 一 般 的 に どの 型 式 も 長 期 部 品 供 給 可 能 な 体 制 が 整 っている 中 国 製 品 は 安 価 であるが 品 質 上 の 問 題 があり サービス 網 が 整 備 されておらず 納 入 後 の 長 期 部 品 供 給 が 保 障 されていないため 部 品 調 達 は 困 難 である 中 国 建 造 船 舶 が 1 年 後 機 関 室 のポンプ( 中 国 製 )トラブル 多 発 の 為 全 てを 取 り 換 えた 実 例 がある 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 のニーズ 整 理 表 II-19 タイの 造 船 船 舶 修 理 業 の 課 題 途 上 国 共 通 の 課 題 タイ 造 船 産 業 状 況 (1) 不 十 分 な 造 船 船 舶 修 繕 施 設 機 器 能 力 新 造 船 最 大 建 造 設 備 能 力 は 5,000DWT で 小 型 商 船 作 業 船 等 の 小 型 船 建 造 を 主 体 としている チャヤプラヤ 河 口 に 面 している 造 船 所 が 多 く 河 口 水 深 の 制 限 もあり 大 型 船 舶 の 建 造 は 難 しい 小 型 高 速 艇 高 速 警 備 艇 等 特 異 な 船 舶 建 造 造 船 所 は 海 軍 オフショア 関 連 の 需 要 が 大 きく 活 況 を 呈 している 修 繕 需 要 は 活 発 で 国 内 船 社 向 けのみならず 海 外 船 社 の 船 舶 修 理 を 取 り 込 んでいる 修 繕 設 備 は 需 要 に 見 合 う 形 で 各 造 船 所 は 設 備 の 拡 張 浮 きドックの 建 造 を 図 っている タンカーの 2 重 構 造 (ダブルハル)への 改 造 工 事 も 実 勢 を 上 げている (2) 長 い 工 期 新 造 船 の 工 期 は 長 い 基 幹 産 業 の 未 発 達 ( 材 料 部 品 調 達 システムが 国 内 で 未 発 達 で 輸 入 に 依 存 ) 不 十 分 な 建 造 ( 工 事 ) 管 理 システム 低 い 生 産 性 修 繕 は 工 期 も 短 く 競 合 力 ある (3) 高 コスト 新 造 船 は 工 期 が 長 く 生 産 性 が 低 いため 価 格 競 争 力 が 低 い 工 賃 は 安 い 2013 年 1 月 よりタイ 全 土 一 律 最 低 賃 金 は 300 バーツ/ 日 と なり 労 務 費 への 影 響 がでている 一 部 の 造 船 所 では 投 資 委 員 会 (BOI)の 承 認 を 取 り 外 国 労 働 者 を 雇 用 している II-26

106 (4) 造 船 技 術 者 の 不 足 造 船 技 術 者 生 産 管 理 者 等 エンジニアが 不 足 船 舶 の 基 本 計 画 立 案 設 計 展 開 等 の 技 術 力 が 不 足 (5) 造 船 関 連 産 業 の 未 発 達 造 船 修 繕 に 必 要 な 鋼 材 他 材 料 主 補 機 などを 製 造 または 供 給 する 周 辺 産 業 が 未 発 達 海 事 クラスターの 形 成 が 未 熟 である 船 舶 の 図 面 から 材 料 機 材 の 調 達 の 殆 どを 輸 入 に 依 存 (1) 造 船 施 設 機 器 等 の 課 題 解 決 のニーズ タイの 主 要 造 船 所 は 経 営 規 模 も 小 さく 堅 実 な 経 営 を 続 けており 銀 行 からの 設 備 投 資 融 資 を 得 て 設 備 更 新 拡 張 を 行 っている 一 方 小 規 模 造 船 業 への 銀 行 融 資 は 限 定 的 で 小 規 模 造 船 業 からの 融 資 ニーズは 高 い 管 轄 省 庁 である 工 業 省 は 造 船 業 支 援 基 金 創 設 を 政 策 としているが 今 現 在 実 施 されていない (2) 造 船 修 繕 技 術 面 人 材 の 能 力 の 課 題 解 決 のニーズ 主 要 造 船 所 は 長 さ 100m 未 満 の 小 型 船 ではあるがで 付 加 価 値 の 高 い 輸 出 オフショアサ プライボート 浚 渫 船 等 の 作 業 船 海 軍 や 税 関 向 け 高 速 艇 等 の 建 造 を 行 い 実 績 を 上 げ ている 特 に 数 社 の 小 型 高 速 船 の 建 造 技 術 は 高 い コンテナ 船 タンカー 等 の 建 造 実 績 は 少 なく 生 産 性 と 建 造 管 理 の 面 で 改 善 が 必 要 で ある 主 要 造 船 所 は 過 去 に 日 本 ヨーロッパ オーストラリア 等 の 設 計 品 管 行 程 管 理 等 の 造 船 専 門 家 を 受 け 入 れそのメリットを 理 解 しており 日 本 造 船 所 からの 技 術 支 援 ニー ズは 高 い 工 業 省 は ISMED に 委 託 し 造 船 所 の 生 産 性 向 上 のための 経 営 技 術 評 価 指 導 プログラ ムを 2009 年 より 2 年 間 実 施 したが 現 在 は 実 施 しておらず 造 船 所 からの 継 続 指 導 が 要 望 されている (3) ロジスティック 面 等 外 部 要 素 の 課 題 解 決 ニーズ 基 幹 産 業 が 未 発 達 で 船 舶 用 資 機 材 の 80%を 輸 入 品 に 依 存 するため 海 外 からの 輸 送 通 関 等 に 費 やす 期 間 が 長 い また 大 半 の 造 船 所 は 保 税 区 域 の 認 定 を 受 けているため 通 関 手 続 は 容 易 になっている 造 船 所 が 建 造 用 に 使 用 する 資 機 材 の 輸 入 税 は 原 則 無 税 で II-27

107 ある (4) 財 務 体 制 等 企 業 体 力 信 用 の 面 からの 課 題 解 決 ニーズ 小 型 船 特 殊 船 建 造 造 船 所 は 海 軍 税 関 等 の 官 公 庁 船 オフショア 関 連 等 国 内 需 要 があ り かつ 利 益 率 も 高 いことより 財 務 上 堅 調 である 商 船 中 型 作 業 船 等 の 建 造 設 備 を 有 する 規 模 の 大 きな 造 船 所 は 新 造 船 よりも 修 繕 船 で 利 益 を 上 げており 財 務 上 は 健 全 経 営 となっている タイの 主 要 造 船 所 は 大 方 財 務 上 健 全 経 営 である (5) その 他 規 制 等 による 課 題 面 からの 解 決 ニーズ 造 船 所 は 大 方 保 税 地 域 の 認 定 を 受 け また 造 船 資 機 材 への 輸 入 税 はない 造 船 所 は 国 内 向 け 船 舶 建 造 費 に 付 加 価 値 税 7%を 付 加 するが 船 社 は 付 加 価 値 税 免 税 の 特 典 を 有 し ているが 付 加 価 値 税 の 支 払 いあるいは 免 税 のどちらかの 選 択 が 可 能 である 造 船 所 は 毎 月 付 加 価 値 税 収 支 報 告 書 を 提 示 し 過 払 いに 対 しては 補 填 を 受 けることができる (6) 造 船 修 繕 需 要 の 顕 在 化 に 係 る 課 題 解 決 ニーズ 主 要 造 船 所 の 中 でも 小 型 特 殊 船 建 造 造 船 所 は 海 軍 をはじめとする 官 公 庁 向 け 高 速 艇 オフショア 向 け 高 速 クルーボート 建 造 で 活 況 を 呈 し 設 備 拡 張 を 実 施 している タイ 船 社 は 中 古 船 依 存 が 高 く コンテナ 船 貨 物 船 タンカー 等 の 商 船 への 国 内 需 要 は 殆 ど 無 いのが 実 情 である 現 在 タイ 海 事 局 が 推 進 中 の MARPOL 条 約 の 国 内 船 適 用 によるタン カー 近 代 化 プログラムの 実 施 が 具 現 化 すれば 相 当 数 のタンカー 新 造 船 需 要 が 見 込 まれる 修 繕 についてはタイ 籍 船 舶 数 の 増 加 は 少 なく 国 内 船 の 需 要 の 伸 びは 期 待 できない 造 船 所 はシャム 湾 で 稼 働 するオフショア 用 作 業 船 並 びに 海 外 船 社 の 修 繕 を 取 り 込 むべく 修 繕 乾 ドック 浮 きドック スリップウエイ の 増 強 等 を 検 討 している タイ 造 船 所 からは 国 内 需 要 の 増 加 が 要 望 されている 特 に 海 事 局 の 安 全 性 規 則 検 査 の 厳 格 な 実 施 により 老 朽 化 したタイ 籍 船 舶 の 近 代 化 推 進 建 造 資 金 支 援 国 内 建 造 優 遇 策 等 による 需 要 喚 起 のための 政 策 実 施 への 要 望 が 出 ている 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 の 育 成 のための 開 発 課 題 タイにおける 造 船 修 繕 業 を 振 興 させるための 重 要 な 開 発 課 題 は 次 のとおり 陸 上 輸 送 から 海 運 への 転 換 と 海 運 振 興 需 要 の 喚 起 のための 政 策 支 援 及 び 造 船 分 野 の 人 材 育 成 で ある II-28

108 (1) 環 境 並 びにエネルギーの 観 点 から 陸 上 輸 送 から 海 運 水 運 輸 送 へのモーダルシフト 政 策 を 推 進 し 海 運 業 の 振 興 を 図 る (2) 海 運 産 業 を 管 轄 する 運 輸 省 の 海 運 振 興 と 造 船 産 業 を 管 轄 する 工 業 省 の 造 船 産 業 振 興 を 連 動 させた 政 策 実 施 が 必 要 である 1) 海 運 産 業 への 支 援 は 税 務 船 舶 輸 入 等 で 優 遇 され 外 航 海 運 へは 調 達 資 金 支 援 も 実 施 されている ( 船 舶 調 達 資 金 支 援 を 受 けた 海 運 会 社 は 海 外 から 中 古 船 購 入 あ るいは 海 外 への 新 造 船 発 注 を 行 い 自 国 造 船 業 への 裨 益 は 無 い) タイ 造 船 所 にて 建 造 可 能 な 船 舶 が 大 半 である 内 航 海 運 への 船 舶 調 達 資 金 支 援 を 実 施 し 新 造 船 需 要 の 喚 起 を 図 る 必 要 がある 2) 国 内 建 造 への 優 遇 策 タイ 造 船 所 の 建 造 能 力 は 8,000GRT にも 関 わらず 依 然 として 1,000GT 以 上 の 船 舶 に ついては 新 造 船 中 古 船 ともに 輸 入 税 免 除 となっており タイ 海 運 会 社 は 初 期 投 資 の 少 ない 中 古 船 に 依 存 し タイ 造 船 所 での 新 造 船 建 造 に 結 び 付 いていない 3) 安 全 基 準 に 対 する 海 事 局 検 査 制 度 の 見 直 しにより 安 全 かつ 安 定 輸 送 への 船 舶 近 代 化 を 図 り 建 造 修 繕 は 国 内 造 船 所 優 先 活 用 する (3) 人 材 の 育 成 と 技 術 革 新 への 取 り 組 み タイでは 大 学 工 科 短 大 等 での 造 船 学 教 育 が 限 定 的 のため 技 術 者 は 自 社 内 で 育 成 せざ るを 得 ない 小 型 特 殊 船 建 造 で 伸 びている 造 船 所 は 過 去 の 海 外 からの 技 術 習 得 を 基 に 自 社 内 での 人 材 育 成 教 育 技 術 の 継 承 を 図 ってきている 特 に 開 発 設 計 分 野 の 技 術 者 の 育 成 を 行 い 高 速 艇 などの 特 殊 船 舶 への 開 発 設 計 技 術 は 国 際 レベルにある これは 海 軍 税 関 オフショア 関 連 からの 建 造 需 要 が 高 く 継 続 した 建 造 が 確 定 でき るために 造 船 所 自 ら 技 術 開 発 人 材 育 成 に 取 り 組 んだ 結 果 と 言 える 新 造 船 ( 商 船 ) 建 造 は 需 要 が 少 なく 新 造 船 建 造 の 経 験 を 積 む 機 会 が 少 ないために OJT による 技 術 の 習 得 が 難 しいため 自 費 で 日 本 の 造 船 所 へ 技 術 者 を 派 遣 し 教 育 してい る 造 船 所 もあるが 大 半 の 造 船 所 は 人 材 育 成 技 術 革 新 対 応 は 出 来 ていない 国 の 支 援 並 びに 民 間 ベースでの 造 船 先 進 国 への 技 術 者 派 遣 人 材 育 成 プログラムが 必 要 である 日 本 造 船 所 と 提 携 した UNITHA 造 船 所 の 例 名 村 造 船 所 は UNITHAI 造 船 所 を 名 村 造 船 所 の 修 繕 部 門 と 位 置 付 けて UNITHAI 造 船 所 の 設 立 に 参 画 した UNITHAI 造 船 所 はタイ 最 大 の 造 船 所 で 現 在 修 繕 船 に 特 化 し 約 1,000 人 ( 本 工 600 人 サブコン 400 人 ) 及 び 業 者 200~300 人 で 対 応 している II-29

109 1993 年 の UNITHAI 造 船 所 立 ち 上 げ 時 名 村 造 船 所 の 技 術 者 が 指 導 し 現 在 も 日 本 人 技 術 者 が 常 駐 している 日 本 の 名 村 造 船 所 は UNITHAI 造 船 所 への 修 繕 営 業 を 行 い 修 繕 船 は 全 て 外 航 海 運 用 船 舶 (100,000DWT 程 度 )で 国 内 船 社 は 少 ない 日 本 の 造 船 所 と 修 繕 では 競 合 できる 技 術 レベルにあり 技 術 者 を 日 本 メーカーに 派 遣 し 高 度 な 搭 載 機 器 修 理 技 術 を 習 得 させている 最 近 は 近 隣 の 工 場 増 加 で 料 動 力 の 確 保 が 困 難 となってい るが 会 社 として 社 員 への 学 資 支 援 を 行 い 工 場 内 にも 社 員 教 育 センターを 設 け 人 材 育 成 確 保 に 努 めている 1.3. 対 象 国 の 関 連 計 画 政 策 および 法 制 度 造 船 業 の 振 興 方 針 と 政 策 (ニーズの 確 認 ) (1) 国 家 経 済 開 発 計 画 第 11 次 国 家 経 済 社 会 開 発 計 画 (2012 年 ~2016 年 )において 産 業 開 発 計 画 については 下 記 を 骨 子 として 掲 げている アグロインダストリーの 開 発 ( 生 産 性 と 付 加 価 値 ) 製 造 業 の 強 化 サービス 業 の 付 加 価 値 科 学 技 術 の 開 発 PPP によるインフラの 開 発 2013 年 1 月 14 日 タイ 投 資 委 員 会 (BOI)は 浸 透 し 奨 励 策 の 草 案 を 策 定 し 内 外 の 民 間 企 業 経 済 団 体 関 係 者 から 意 見 を 聞 くための 公 聴 会 を 開 催 し 今 年 半 ばを 目 途 に 施 工 を 目 指 すとしている この 投 資 奨 励 策 は 投 資 奨 励 5 ヵ 年 計 画 ( 年 )のメインとな るもので 次 の 4 項 目 を 骨 子 としている (1) 高 付 加 価 値 産 業 を 育 成 しタイ 経 済 の 競 争 力 の 増 強 (2) 環 境 にやさしいグリーン 産 業 を 誘 致 育 成 (3) 地 方 及 び 国 境 エリアに 民 間 企 業 研 究 機 関 などを 集 中 させる 産 業 クラスターを 形 成 し 地 域 開 発 及 び 産 業 育 成 につなげる (4) タイ 国 内 で 競 争 力 の 落 ちたタイ 企 業 の 海 外 進 出 の 支 援 この 4 つの 骨 子 を 踏 まえ 従 来 の 240 業 種 を 130 業 種 に 絞 り 込 む 予 定 で 今 回 再 編 さ II-30

110 れた 10 産 業 の 中 で タイが 世 界 の 生 産 拠 点 となりうる 産 業 として 自 動 車 輸 送 機 器 産 業 に 造 船 及 び 修 理 が 挙 げられている (2) 海 事 造 船 分 野 における 開 発 課 題 及 び 関 連 開 発 計 画 投 資 計 画 政 策 法 制 度 タイ 工 業 省 2006 年 の 閣 議 決 定 を 受 けて タイ 工 業 省 は 造 船 産 業 振 興 推 進 を 付 託 され 年 の 産 業 セクターにおける 効 率 性 と 生 産 性 向 上 のためのマスタープラン を 作 成 した また 2009 年 にマスタープランの 改 訂 が 行 われた このマスタープラン の 主 目 的 は 造 船 産 業 強 化 を 阻 害 する 要 因 の 排 除 と 持 続 可 能 な GDP の 成 長 の 基 礎 となる 効 率 性 と 生 産 性 の 改 善 である これはタイの 産 業 を 強 化 し 国 際 市 場 での 生 き 残 りと 競 合 力 を 高 めるものであり 更 にこのプランは 政 府 との 協 調 による 効 率 性 と 生 産 性 の 強 化 の 重 要 性 を 民 間 企 業 に 推 奨 している 具 体 的 な 方 針 は 次 の 3 点 が 示 されている 目 標 -1: 造 船 産 業 振 興 と 支 援 目 標 -2: 法 律 や 規 則 の 改 定 目 標 -3: 造 船 産 業 経 営 力 強 化 経 済 社 会 開 発 庁 (National Economic and Social Development Board :NESDB)は 2006 年 に 造 船 産 業 振 興 のための 提 言 を 発 表 した また 造 船 産 業 は 2006/2007 年 に 運 輸 省 から 工 業 省 管 轄 となり 工 業 省 産 業 経 済 局 (Office of Industrial Economics)が 造 船 産 業 の 責 任 部 門 として NESDB の 提 言 をもとにマスタープラン( 年 )を 作 成 し 造 船 振 興 政 策 を 実 施 している (1) 造 船 マスタープラン タイ 政 府 は 造 船 業 振 興 に 関 するマスタープラン(15 年 )を 2007 年 に 策 定 し 2009 年 改 訂 し 下 記 を 重 点 政 策 としている 第 1 期 (1~5 年 ) : 造 船 産 業 の 強 化 と 国 内 需 要 の 喚 起 第 2 期 (6~10 年 ) : 国 際 的 な 業 務 知 見 の 創 出 第 3 期 (11 年 ~15 年 ) : 競 合 力 の 向 上 と 革 新 第 1 期 (5 年 間 )は 造 船 産 業 の 強 化 を 図 ることで 次 の 8 項 目 を 重 点 施 策 とする 1) 造 船 工 業 団 地 2011 年 に 造 船 工 業 団 地 に 関 する 調 査 を 実 施 し 2 カ 所 (チャンタブリ バン II-31

111 パコン)の 候 補 地 を 選 定 したが 造 船 所 の 移 転 意 向 が 無 く 現 在 造 船 工 業 団 地 政 策 は 凍 結 中 となっている (2) 建 造 修 繕 能 力 向 上 (20,000DWT 船 舶 の 建 造 200,000DWT 修 繕 ) タイ 造 船 業 の 生 産 設 備 建 造 能 力 から 競 合 力 のある 船 種 とサイズに 特 化 した 建 造 修 繕 能 力 の 向 上 を 図 る 1) 資 金 協 力 タイ 政 府 は 造 船 修 繕 産 業 を 支 援 する 資 金 協 力 のスキームを 有 していないた め 民 間 セクターと 共 同 で 造 船 業 への 開 発 基 金 を 設 立 し 中 小 規 模 造 船 所 の 競 合 力 を 保 つための 資 金 協 力 をおこなう 2) 造 船 人 材 教 育 3) 生 産 性 向 上 と 標 準 化 4) 投 資 を 含 めた 税 制 政 策 投 資 庁 (BOI)は 8 年 間 の 免 税 措 置 を 発 効 している 5) 造 船 データベース 開 発 6) 海 事 研 究 所 設 立 短 期 計 画 (Short Term Plan)(5 年 )としての 政 策 1) 人 材 育 成 2009 年 より ISMED(Institute of Small and Medium Enterprise)を 介 し タイ ド イツ 研 修 所 (Thai-Germany Institute for Training)を 活 用 して 造 船 技 術 ( 溶 接 等 ) のトレーニングを 実 施 している 2) データベース 作 成 造 船 産 業 データベース 集 約 等 のための 造 船 情 報 センター 設 立 を 進 めている 3) 生 産 性 向 上 と 標 準 化 2010 年 より IEMED を 介 し 造 船 専 門 家 チームを 結 成 し タイ 造 船 所 を 巡 回 訪 問 調 査 を 行 い 生 産 性 向 上 の 提 言 を 行 っている 4) 舶 用 資 機 材 国 産 化 II-32

112 工 業 省 ISMED TSBA( 造 船 工 業 会 )は 2012 年 にタイ 舶 用 関 連 メーカー 便 覧 を 発 行 し 舶 用 資 機 材 国 産 化 政 策 を 進 めている 海 事 局 海 事 局 は 海 事 振 興 法 MARITIME Promotion Commission Act B.E.2521(1978) 及 び B.E.2548(2005)にもとづき 海 事 振 興 委 員 会 (Maritime Promotion Commission:MPC: 座 長 タイ 首 相 )の 事 務 局 を 務 め 海 事 振 興 政 策 (National Maritime Promotion)を 実 施 中 で 下 記 6つの 振 興 小 委 員 会 を 立 ち 上 げて 政 策 を MPC に 図 り 承 認 取 得 後 政 策 の 実 施 を 行 っている I. タイ 籍 船 による 海 上 輸 送 シェアの 拡 大 II. 沿 岸 河 川 輸 送 の 振 興 III. 港 湾 開 発 IV. 造 船 産 業 振 興 V. 船 員 教 育 の 向 上 VI. 国 際 物 流 人 材 育 成 II-33

113 Strategic Plan on Maritime Development 6 Strategies 1. Increasing Shipping proportion by National Merchant Fleet 2. Promotion in Coastal shipping and inland water transport 3. Shipyard development in order to support national merchant fleet size expantion and reinforcement of national security 4. Port Development for supporting in trade and multimodal transport, appropriately and consistently with demands 5. Sufficient Development and standard upgrading in Maritime manpower 6. Sufficient Development and standard upgrading in Maritime manpower II-34 Objective In order to expand in service routes and national merchant fleet and increase in terms of shipping freight and sea transport proportions incld in monitor in fair freight rate In order to promote in water transport instead of land transport in order to save the energy and promote in multimodal transport Shipyard development for supporting national merchant fleets Size Expansion and reinforce the national security Port Development for supporting in trade and multimodal transport, appropriately and consistently with demands Sufficient Development and standard upgrading in Maritime manpower Sufficient Development and standard upgrading in Maritime manpower 出 典 : タイ 海 事 局 図 II-12 MPC ACT B.E.2521 (1978) & B.E.2548 (2005) II-34

114 現 在 実 施 中 の 政 策 は 以 下 となっている 財 政 支 援 タイ 船 舶 を 活 用 する 輸 出 業 者 へその 輸 出 手 形 金 額 の 10% 相 当 買 取 までを 可 能 にする 金 額 に 増 やした 信 用 供 与 枠 を 提 供 タイ 輸 出 入 銀 行 (EXIM Bank)を 通 じて 外 航 海 運 への 船 舶 調 達 利 子 補 給 税 制 上 の 優 遇 措 置 タイ 国 投 資 委 員 会 条 例 (Board of Investment Act)に 基 づく 海 運 振 興 特 典 として 船 舶 輸 入 税 付 加 価 値 税 と 法 人 税 の 8 年 間 免 除 1,000GRT 以 上 の 船 舶 輸 入 税 免 除 (1996 年 9 月 11 日 より 有 効 ) 1,000GRT 未 満 の 船 舶 輸 入 に 関 しては 船 種 により 1~10%の 輸 入 税 が 課 せられている 1) Cruise ships, excursion boat, ferryboats, cargo ship, barges and similar vessels for transport of persons or goods Of a 1GRT, but nor exceed 1,000GRT 10% Of a GRT exceeding 1,000GRT 0% 2) Fishing Boat, factory ships or other ships for processing or preserving fishing product Of a 1GRT, but nor exceed 1,000GRT 10% Of a GRT exceeding 1,000GRT 0% 3) Yacht and other vessels for pleasure or sport ;rowing boat and canoes 0% 4) Tugboat and pusher crafts Of a 1GT, but nor exceed 1,000GRT 10% Of a GT exceeding 1,000GRT 0% 5) Light vessels, fireboat, dredger, floating cranes and other boats the navigability of which is subsidiary for their main function ; floating dock, floating or submersible drilling or production platforms, dredgers Of a GRT exceeding 1,000GRT 1% Other 5% 6) Other vessels, including war ships and lifeboat other than rowing boats. Warships II-35

115 Of a GRT exceeding 1,000GRT 1% Other 5% 7) Other floating structure (example: rafts, tank, cofferdam, landing stages, buoys and beacons Inflatable rafts 10% 国 際 輸 送 に 供 するタイ 籍 船 舶 船 主 へのチャーター 料 支 払 いに 伴 う 源 泉 徴 収 税 を5%か ら 1%へ 減 税 国 際 輸 送 に 供 する 船 舶 の 売 却 金 を 代 替 え 船 舶 購 入 に 供 する 場 合 は 売 却 金 に 課 される 法 人 税 を 免 除 (1996 年 9 月 25 日 より 有 効 ) 海 外 船 主 へのチャーター 料 支 払 いに 課 される 源 泉 徴 収 税 を1%へ 減 税 ( 一 時 的 に 5 年 間 有 効 とする) 国 際 輸 送 に 携 わるタイ 籍 船 舶 に 乗 船 するタイ 及 び 外 国 人 船 員 の 所 得 税 の 免 税 (1996 年 10 月 4 日 より 有 効 ) 海 運 業 者 で 且 つ 船 主 である 場 合 の 法 人 税 免 税 (1997 年 7 月 15 日 閣 議 決 定 ) 海 運 業 者 がタイ 国 内 造 船 所 へ 新 造 船 発 注 の 場 合 付 加 価 値 税 支 払 ( 海 運 業 者 は 経 理 を 区 分 し 付 加 価 値 税 免 除 可 能 な 経 理 処 理 が 認 められている ) 造 船 業 は 造 船 資 機 材 の 輸 入 税 は 免 除 法 人 税 は 8 年 間 減 免 プラス 5 年 間 は 50%の 減 税 舶 用 工 業 メーカーは 工 場 立 地 地 区 により 異 なるが 最 大 8 年 間 の 法 人 税 免 税 が 与 えられ る 会 社 立 地 地 域 によるゾーン(Zone) 制 度 が 適 用 され タイ 国 はバンコク 第 1 ゾ ーン 第 2 ゾーン 第 3 ゾーンに 区 分 され 遠 隔 地 への 法 人 税 優 遇 策 が 取 られている 運 輸 省 海 事 局 マスタープラン(2011 年 ) 表 II-20 海 事 局 マスタープラン(2011 年 ) 水 上 輸 送 重 点 施 策 目 標 戦 略 成 果 指 標 1. 国 際 海 上 輸 送 サー 1.1 国 際 海 上 輸 送 イン 国 際 海 上 輸 送 イ Laem Chabang 港 取 扱 ビス 向 上 フラ 能 力 の 開 発 と ン フ ラ は 将 来 の い 貨 物 量 増 強 1.2 水 上 及 び 海 上 輸 送 オペレーション 経 済 発 展 支 援 へ の 能 力 を 持 つこと ができる Chiang Saen 港 取 扱 い 貨 物 量 とサービス 効 率 の ゲートウエイ の II-36

116 改 善 効 率 増 加 輸 送 コスト 削 減 2. 国 内 内 陸 水 運 沿 2.1 国 内 内 陸 水 運 沿 国 内 輸 送 の よ り 国 内 輸 送 による 貨 物 量 岸 輸 送 効 率 改 善 岸 輸 送 インフラの 改 善 2.2 国 内 内 陸 水 運 沿 岸 輸 送 オ ペ レ ー ション 手 続 きの 改 効 率 的 なインフラ は 他 の 輸 送 モー ドと 競 合 可 能 国 内 輸 送 日 数 の 削 減 沿 岸 地 区 における 貨 物 量 国 内 内 陸 水 運 沿 岸 輸 送 に 従 事 する 人 材 数 善 国 内 内 陸 水 運 2.3 国 内 内 陸 水 運 沿 沿 岸 輸 送 に 従 事 岸 輸 送 に 従 事 す する 人 材 の 増 加 る 人 材 育 成 3. 水 上 輸 送 の 安 全 性 3.1 水 上 輸 送 の 安 全 水 上 旅 行 と 輸 送 公 共 旅 客 輸 送 事 故 件 向 上 インフラの 振 興 の 安 全 性 向 上 数 と 改 善 3.2 水 上 旅 行 と 輸 送 の 安 全 向 上 へ の 技 術 活 用 の 推 奨 4. 水 上 輸 送 へのシフ 4.1 水 上 輸 送 活 用 の 水 上 貨 物 取 扱 量 水 上 輸 送 国 内 貨 物 量 ト 推 奨 推 奨 増 加 比 率 4.2 環 境 対 応 及 びエ 水 上 輸 送 からの 沿 岸 地 区 国 内 貨 物 量 ネルギー 削 減 の 汚 染 量 削 減 比 率 船 舶 開 発 の 推 奨 旅 客 船 からの 騒 音 レベ ル 5. 公 共 船 舶 輸 送 活 用 5.1 公 共 船 舶 輸 送 へ 公 共 船 舶 輸 送 活 公 共 船 舶 輸 送 活 用 旅 振 興 のアクセスの 開 用 の 増 加 客 数 発 と 改 善 出 典 : タイ 海 事 局 (3) 内 外 航 船 の 輸 送 データ 海 運 輸 送 モードにおけるタイ 籍 船 舶 の 運 航 形 態 は 黄 色 着 色 部 に 示 すように 定 期 航 路 として はアジア 地 域 内 コンテナ 船 貨 物 船 運 航 非 定 期 航 路 として 小 型 バラ 積 み 船 小 型 油 タンカー II-37

117 ケミカルタンカーが 大 半 であり 外 航 及 び 内 航 海 運 において 小 規 模 である Shipping Market Segment Liner Tramper Main Line Container Operator Dry Cargo Liquid Cargo Regional Container Operator (Feeder) Main Bulk VLCC, ULCC Conventional Ship Liner Operator Minor Bulk Small Petroleum Product, Chemical, Gas Carrier 出 典 : タイ 海 事 局 図 II-13 タイ 籍 船 舶 運 航 形 態 表 II-21 モード 別 国 内 輸 送 (M.Ton-Km)シェア(2009 年 ) モード M.Ton-Km シェア(%) 陸 運 179, % 海 運 3,586, % 水 運 2,023, % 鉄 道 2, % 航 空 32, % 総 計 5,824, % II-38

118 表 II-22 モード 別 国 内 輸 送 (M.Ton)シェア(2009 年 ) モード M.Ton シェア(%) 陸 運 423, % 海 運 29, % 水 運 41, % 鉄 道 11, % 航 空 50, % 総 計 556, % 表 II-23 モード 別 国 際 輸 送 (Million Baht)シェア(2009 年 ) モード Million Baht シェア(%) 陸 運 283, % 海 運 / 水 運 3,085, % 鉄 道 1, % 航 空 1,222, % 総 計 4,593, % 表 II-24 モード 別 国 際 輸 送 (Thousand Ton)シェア(2009 年 ) モード Thousand Ton シェア(%) 陸 運 12, % 海 運 / 水 運 90, % 鉄 道 % 航 空 % 総 計 103, % 出 典 :[タイ 海 事 局 ] その 他 関 連 規 制 振 興 策 (1) 各 種 優 遇 措 置 投 資 委 員 会 (BOI)による 優 遇 制 度 あり (2) 参 入 規 制 ( 許 認 可 出 資 比 率 制 限 等 ) 投 資 委 員 会 (BOI)によれば 100% 外 国 企 業 投 資 が 可 能 となっている II-39

119 (3) 優 遇 制 度 ( 税 制 経 済 特 区 支 援 制 度 等 ) 法 人 税 免 税 期 間 : 造 船 8 年 間 舶 用 機 器 メーカー 所 在 地 によりゾーン 制 が 適 用 され 最 大 8 年 間 免 税 延 長 : 造 船 なし 舶 用 機 器 メーカー 5 年 間 法 人 税 50% 法 人 税 率 :23% 輸 入 関 税 の 免 除 土 地 の 選 定 : 資 本 財 原 材 料 : 制 限 なし 1.4. 対 象 国 の ODA 事 業 の 事 例 の 分 析 (1) ODA 事 業 の 想 定 のため ODA 事 業 の 事 例 計 画 等 タイにおける 造 船 分 野 への ODA 事 例 はない < 日 本 の 技 術 支 援 事 例 > 海 事 局 が 検 討 中 の 沿 海 タンカー 近 代 化 計 画 は 2013 年 MARPOL 条 約 の 内 航 船 への 適 用 に 伴 い 老 朽 化 タンカーの 近 代 化 並 びにタイ 造 船 産 業 振 興 を 図 るもので パイロットプロジェクトとし てタイ 造 船 所 での 建 造 を 条 件 として 政 府 より 中 小 船 社 に 対 し 10 隻 分 のタンカー 建 造 資 金 への 金 利 補 助 長 期 融 資 期 間 の 支 援 を 行 うものである 建 造 に 係 る 設 計 図 面 並 びに 建 造 中 技 術 支 援 は 本 邦 国 土 交 通 省 並 びに 日 本 海 事 協 会 (Class NK)が 支 援 することとなっている (2) 海 外 の 同 業 他 社 類 似 製 品 技 術 の 概 況 優 位 性 日 本 の 名 村 造 船 所 シンガポール ES オフショアグループ( 造 船 所 建 設 )を 除 き 海 外 からの 造 船 投 資 はない ES オフショアグループは 海 運 会 社 を 傘 下 に 持 ち タイに 造 船 所 を 建 設 し 自 社 向 けタンカ ー 建 造 を 開 始 しているが 国 内 造 船 所 との 競 合 はない 舶 用 メーカーはドイツ Siemens が 配 電 盤 変 圧 器 等 を 現 地 政 策 しているがタイ 造 船 所 は 海 外 からの 輸 入 品 との 価 格 比 較 で 海 外 製 品 の 採 用 が 多 い II-40

120 III. フィリピン III-1

121 1. 調 査 対 象 国 地 域 の 現 状 及 びニーズの 確 認 1.1. 対 象 国 の 政 治 経 済 の 概 況 (1) 人 口 構 成 国 土 面 積 政 治 マクロ 経 済 指 標 人 口 構 成 国 土 面 積 GDP 政 治 状 況 主 要 産 業 等 1) フィリピンの 概 要 フィリピン 共 和 国 は 7,100 余 りの 島 々から 成 り 北 緯 4 度 23 分 ~21 度 25 分 東 経 116~127 度 全 面 積 約 30 万 k m2 南 北 距 離 1,850 km( 台 湾 南 端 ~ 北 部 ボルネオ 周 辺 ) 東 西 距 離 965km である 海 岸 線 長 さは 1 万 7,500km で 東 側 を 太 平 洋 北 側 及 び 南 側 を 南 シナ 海 南 側 をセレ ベス 海 に 囲 まれている 国 内 の 二 大 島 であるルソン 島 ミンダナオ 島 は 平 野 峡 谷 山 岳 地 等 起 伏 のある 地 勢 であ り 小 島 の 多 くも 山 がちな 内 陸 部 と 低 地 の 海 岸 線 を 持 ち 海 岸 線 は 大 きな 島 も 小 島 も 不 規 則 な 形 をしている 気 候 は 高 温 多 湿 多 雨 の 海 洋 性 熱 帯 気 候 である 年 間 平 均 気 温 は 26.6 最 低 気 温 月 は 1 月 で 平 均 気 温 が 25.5 最 高 気 温 月 は 5 月 で 平 均 気 温 が 28.3 である 年 間 湿 度 は 3 月 平 均 の 71%~9 月 平 均 の 85%であり 季 節 は 気 温 と 降 雨 量 に 基 づき 6 月 ~11 月 の 雨 季 と 12 月 ~ 5 月 の 乾 季 に 分 かれる また 年 間 を 通 して 熱 帯 低 気 圧 台 風 が 多 数 発 生 し 年 平 均 発 生 数 は 約 20 個 最 も 多 く 発 生 した 年 は 1993 年 で 32 個 であった 最 も 人 的 被 害 が 大 きかった 台 風 は T (Thelma, Uring) で 1991 年 11 月 4 日 から 6 日 にかけて フ 国 南 部 諸 島 を 通 過 し 6,304 人 の 犠 牲 を 出 し た 実 際 には 8,000 人 が 亡 くなったとも 言 われている フィリピンの 一 般 概 況 を 表 Ⅲ-1に 示 す 表 III-1 フィリピン 一 般 情 報 国 地 域 名 フィリピン 共 和 国 Republic of the Philippines 面 積 29 万 9,764 平 方 キロメートル 人 口 9,586 万 人 (2011 年 出 所 :IMF) 首 都 マニラ 首 都 圏 (NCR) 人 口 1,186 万 人 (2010 年 センサス) 言 語 フィリピノ 語 ( 公 用 語 ) 英 語 ( 公 用 語 ) セブアノ 語 など 宗 教 カトリック 教 (82.9%) イスラム 教 (5.1%)など 出 典 : JETRO 国 地 域 別 情 報 フィリピンの 人 口 は 2011 年 で 9,586 万 人 うち マニラ 首 都 圏 National Capital Region(NCR) III-2

122 は 約 1,200 万 人 である 図 Ⅲ-1 に 示 すように 人 口 構 成 は 若 年 層 程 多 い 典 型 的 なピラミッド 型 で 年 齢 の 中 央 値 は 26.6 才 であり 若 い 労 働 力 が 多 い 産 業 就 労 人 口 は 約 3,700 万 人 である 図 III-1 フィリピンの 年 齢 構 成 2) フィリピンの 政 治 フィリピンの 議 会 は 上 下 二 院 制 で 上 院 24 議 席 ( 任 期 6 年 連 続 三 選 禁 止 ) 下 院 ( 定 数 ) 250 議 席 ( 任 期 3 年 連 続 四 選 禁 止 )となっている 正 副 大 統 領 はそれぞれ 直 接 投 票 により 選 出 され 大 統 領 の 任 期 は 6 年 再 選 禁 止 である 大 統 領 は 首 相 の 任 命 議 会 の 召 集 首 相 およ び 閣 僚 の 不 信 任 案 が 可 決 された 場 合 の 議 会 の 解 散 首 相 の 勧 告 を 受 けての 非 常 事 態 宣 言 あるい は 戦 争 状 態 宣 言 の 公 布 法 の 公 布 条 約 への 署 名 などの 儀 礼 的 権 限 を 有 する 表 III-2 フィリピンの 政 治 概 要 政 体 立 憲 共 和 制 元 首 ベニグノ アキノ(3 世 ) 大 統 領 (Benigno Aquino III) (2010 年 5 月 10 日 の 大 統 領 選 で 当 選 1960 年 2 月 8 日 生 まれ) 議 会 制 度 二 院 制 議 会 概 要 ( 定 員 数 任 期 ) 上 院 定 員 24 名 下 院 定 数 250 名 以 下 で 任 期 は 上 院 が 6 年 (3 年 ごとに 半 数 ずつ 改 選 ) 下 院 が 3 年 内 閣 ( 主 要 閣 僚 ) 役 職 名 前 - 日 本 語 表 記 名 前 - 英 字 表 記 副 大 統 領 ジェジョマル ビナイ Jejomar Binay 財 務 大 臣 セサール プリシマ Cesar V. Purisima 外 務 大 臣 アルベルト デル ロザリオ Albert F. Del Rosario 貿 易 産 業 大 臣 グレゴリー ドミンゴ Gregory Domingo 出 典 : JETRO 国 地 域 情 報 III-3

123 現 アキノ 政 権 は 2010 年 6 月 30 日 に 発 足 した アキノ 大 統 領 は 汚 職 腐 敗 の 撲 滅 ミンダ ナオ 和 平 及 び 治 安 の 強 化 も 政 権 の 重 要 政 策 として 掲 げている 3) フィリピンの 経 済 概 況 2011 年 の 実 質 GDP 成 長 率 は 3.9%で 前 年 の 7.6%を 大 きく 下 回 った 政 府 は 成 長 率 鈍 化 の 要 因 として 原 油 価 格 の 高 騰 東 日 本 大 震 災 とタイ 洪 水 被 害 がもたらしたサプライチェーンへ のダメージ 欧 州 債 務 危 機 に 端 を 発 した 景 気 減 速 などが 輸 出 の 減 速 を 招 いたことを 挙 げている 一 方 で 2011 年 の 日 本 からの 直 接 投 資 額 ( 認 可 ベース)は 前 年 比 32.6% 増 の 773 億 6,000 万 ペソとなり 新 規 投 資 が 増 加 し 過 去 最 高 額 となった フィリピン 経 済 区 庁 (PEZA)の 認 可 件 数 をみると 2010 年 は 新 規 投 資 が 37 件 に 対 し,2011 年 は 67 件 であった 中 国 の 賃 金 上 昇 の 激 化 他 の ASEAN 諸 国 における 労 働 者 不 足 タイの 洪 水 被 害 によるサプライチェーンの 寸 断 といった 課 題 が 発 生 する 中 リスク 分 散 先 としてフィリピンを 再 評 価 する 動 きがある 1 産 業 構 造 フィリピンの 2011 年 の 名 目 GDP は 9,735,521 百 万 ペソであり 前 年 からの 成 長 率 は 3.9%であった フィリピンの 主 要 産 業 はサービス 産 業 であり GDP の 約 56% を 占 める 2011 年 のサービス 産 業 の 伸 びは 5.1% 増 と 堅 調 で 中 でも 不 動 産, 金 融,ビジネス プロセス アウトソーシング(BPO)の 三 つの 産 業 は 好 況 を 呈 し ている また 800 万 人 に 及 ぶ 海 外 在 住 労 働 者 (OFW)の 送 金 も 7.1%と 伸 びた GDP の 31%を 占 める 鉱 工 業 生 産 は 輸 出 不 振 の 環 境 ながら 4.7%の 伸 びをしめし た 農 林 水 産 業 は 人 口 の 33%が 従 事 しているが GDP では 約 13%を 占 め 天 候 不 順 等 の 影 響 で 低 い 伸 びに 留 まっている フィリピンの 産 業 別 GDP(ペソ)とその 構 成 比 率 を 図 Ⅲ-2 に 示 す 図 III-2 フィリピンの 産 業 構 造 と GDP(2011 年 ) III-4

124 GDP 2 貿 易 と 対 外 投 資 主 要 な 輸 出 品 目 は 電 気 製 品 特 殊 品 目 機 械 及 び 部 品 木 材 及 び 製 品 であり 2011 年 の 輸 出 は 前 年 比 6.6% 減 の 480 億 4,200 万 ドルとなった 一 方, 輸 入 は 9.9% 増 の 601 億 4,400 万 ドルで 11 年 連 続 の 入 超 となった 貿 易 赤 字 額 は 2010 年 の 32 億 8,900 万 ドルから 2011 年 は 121 億 200 万 ドルに 拡 大 した 最 大 の 輸 出 相 手 国 は 日 本 で 2011 年 は 前 年 から 13.3% 増 の 88 億 6,500 万 ドルと 堅 調 な 伸 びを 示 した 一 方 ASEAN は 25.3% 減 の 86 億 3,500 万 ドルとなった これに 続 く 米 国 はノートパソコンなどの 販 売 が 思 わしくなかった 輸 入 品 は 鉱 物 性 燃 料 電 気 機 器 特 殊 品 目 機 械 等 であり 品 目 別 では 鉱 物 性 燃 料 が 原 油 価 格 高 騰 を 受 け 前 年 比 30.7% 増 の 125 億 1,700 万 ドルとなり 輸 入 額 の 約 2 割 を 占 めた 特 殊 品 目 は 15.6% 増 の 94 億 6,800 万 ドルで 経 済 特 区 に 進 出 した 企 業 が 加 工 生 産 に 使 用 する 原 材 料 が 中 心 となっている 日 本 は 3.5% 減 ながら 65 億 1,000 万 ドルと 輸 入 相 手 国 としては 3 年 連 続 で 最 大 となった 次 いで 米 国 が 11.0% 増 の 65 億 100 万 ドル 中 国 が 31.5% 増 の 60 億 5,900 万 ド ルと 続 いた 中 国 からは 軽 油 や 石 油 ガスが 増 加 した 結 果 鉱 物 性 燃 料 が 2.4 倍 に なった その 他 原 油 価 格 高 騰 を 受 け 全 般 的 に 産 油 諸 国 からの 輸 入 額 が 大 幅 に 増 加 した 表 III-3 フィリピンの 経 済 概 況 項 目 2011 年 実 質 GDP 成 長 率 (%) 基 準 年 :2000 年 3.9 名 目 GDP 総 額 - ペソ( 単 位 :100 万 ) 9,735,521 名 目 GDP 総 額 - ドル( 単 位 :100 万 ) 224,771 一 人 あたりの GDP( 名 目 ) - ドル 2,345 消 費 者 物 価 指 数 消 費 者 物 価 上 昇 率 (%) 年 平 均 4.6 消 費 者 物 価 指 数 2006=100 年 平 均 失 業 率 (%) 7.1 産 業 生 産 指 数 エネルギー 製 造 業 生 産 指 数 2000=100 年 平 均 製 造 業 生 産 指 数 伸 び 率 ( 前 年 比 )(%) 年 平 均 2.1 国 際 収 支 経 常 収 支 ( 国 際 収 支 ベース) - ドル( 単 位 :100 万 ) 6,988 貿 易 収 支 ( 国 際 収 支 ベース) - ドル( 単 位 :100 万 ) -15,519 外 貨 準 備 高 - ドル( 単 位 :100 万 ) 金 を 除 く 67,290 対 外 債 務 残 高 - ドル( 単 位 :100 万 ) 61,711 III-5

125 項 目 2011 年 為 替 レート( 期 末 値 対 ドルレート) 輸 出 額 - ドル( 単 位 :100 万 )FOB 47,967 対 日 輸 出 額 - ドル( 単 位 :100 万 )FOB 8,861 輸 入 額 - ドル( 単 位 :100 万 )CIF 60,139 対 日 輸 入 額 - ドル( 単 位 :100 万 )CIF 6,509 直 接 投 資 受 入 額 - ペソ( 単 位 :100 万 ) 198,051 直 接 投 資 受 入 額 - ドル( 単 位 :100 万 ) 認 可 ベース 4,573 出 典 : JETRO 国 地 域 別 情 報 1.2. 対 象 分 野 における 開 発 課 題 造 船 船 舶 修 理 業 の 現 状 (1) 設 備 能 力 技 術 力 人 数 修 繕 内 容 ( 実 績 ) フィリピンの 造 船 所 は 運 輸 省 海 事 産 業 庁 (MARINA)の 管 轄 であり 大 統 領 令 第 666 号 に 基 づき 造 船 船 舶 修 繕 産 業 (Shipbuilding Ship Repairing :SBSR) 事 業 主 は 海 事 産 業 庁 (MARINA) に 登 録 し 事 業 認 可 を 得 なければならない 2006 年 時 点 で 海 事 産 業 庁 から 営 業 認 可 を 得 ている 事 業 者 は 設 備 能 力 等 により 次 のとおり 分 類 されており 下 記 表 Ⅲ-5 のとおり 同 庁 本 局 (マ ニラ 首 都 圏 カビテ 州 リサール 州 バターン 州 )および 同 庁 地 方 局 (MRO)に 登 録 され 業 種 と 地 域 別 に 示 されている 表 III-4 フィリピン 海 事 産 業 庁 のよる 造 船 事 業 者 の 分 類 分 類 要 件 規 模 資 本 エンジニア 大 規 模 事 業 者 (Large) ドック 浮 きド ック シップリ フト 船 台 のい ずれかを 有 する 20000DWT 1 以 上 払 込 済 み 資 本 5,000 万 ペソ 以 上 正 規 職 員 造 船 技 師 エン ジニア 安 全 管 理 者 等 こと 中 規 模 事 業 者 同 上 3000 ~ 払 込 済 み 資 本 金 同 上 (Medium) 19,999DWT 2500 万 ペソ 以 上 小 規 模 事 業 者 (Small) 同 上 2,999DWT 以 下 払 込 済 み 資 本 金 1050 万 ペソ 以 上 同 上 2012 年 の SBSR 合 計 は 121 社 である その 他 ドック 等 の 設 備 を 持 たず 岸 壁 等 で 修 理 を 行 う 業 者 は 2010 年 のデータでは 234 社 ボート 等 の 舟 艇 業 者 は 207 社 あった 1 DWT: 載 貨 重 量 トン III-6

126 MARINA OFFICE 表 III-5 フィリピン 造 船 船 舶 修 理 業 者 の 一 覧 (2012 年 データ) LARGE SBSR MEDIUM SBSR SMALL SBSR SUB TOTAL CENTRAL OFFICE NORTHERN LUZON MRO BATANGAS MRO LEGASPI MRO CEBU MRO TACLOBAN MRO ILOILO MRO CAGAYAN DE ORO MRO 1-1 ZAMBOANGA MRO DAVAO MRO COTABATO MRO SUB-TOTAL 上 記 SBSR のうち 調 査 時 点 で 確 認 できた 大 規 模 事 業 者 は 以 下 のとおりである 表 III-6 フィリピンの 大 規 模 造 船 事 業 者 の 概 略 地 域 造 船 所 名 主 な 造 修 施 設 規 模 区 域 資 本 ルソン SUBIC DRYDOCK CO. Subic スービック ドライドック 社 168m 38m 浮 きドック 61m 20m 浮 きドック Subic SEZ 100% 外 資 (スービック) 内 外 航 の 船 舶 修 理 比 米 の 艦 船 の 修 理 中 心 SUBIC SHIPYARD & ENG G. INC. Cawag, Subic 550m 65m ドック 他 各 種 商 船 の 修 繕 改 造 と 新 造 SEZ 100% 外 資 ケッペル スービック シップヤ ード 社 (スービック カワグ) 外 航 船 輸 出 船 を 中 心 HERMA SHIPYARD & 150m 23m ドック SEZ 比 資 本 ENG G., INC. Mariveles, Bataan ヘルマ シップヤード アンド エンジニアリング 社 (バタアン マリベレス) 120m 20m 船 台 グループ 企 業 のタンカー 建 造 修 繕 を 中 心 KEPPEL MARINE PHIL. INC. Batangas City ケッペル バタンガス シップヤ ード 社 (バタンガス 市 ) 200m 38m ドック 172m 28m シップリフト 他 改 造 修 繕 及 び 海 洋 構 造 物 等 の 建 造 が 中 心 SEZ 100% 外 資 III-7

127 HANJIN HEAVY INDUSTRY 550m 135m ドック SEZ 100% 外 SUBIC SHIPYARD Subic 370m 100m ドック 資 ハンジン 重 工 スービック 造 船 2010 年 よりパナマックス 等 新 所 造 開 始 (スービック) ビサヤ TSUNEISHI HEAVY 450m 60m ドック SEZ 80% 外 資 INDUSTRIES. Balamban. 200m 34m 船 台 Cebu 250m 41m 船 台 ツネイシ ヘビー インダストリ 常 石 造 船 の 輸 出 船 建 造 が 中 心 ーズ(セブ バランバン) AUSTAL, LTD. Balamban. 80m 20mドック SEZ 2012 豪 Cebu 80m 80m Austal 社 オースタル( 旧 FBMA マリン 社 ) 豪 州 のアルミ 客 船 特 殊 船 が 中 が 買 収 (セブ バランバン) 心 KEPPEL CEBU SHIPYARD, 210m 30mドック SEZ 100% 外 INC. Cebu City 105m 10m 船 台 他 資 ケッペル フィリピン マリン 外 航 比 商 船 の 修 繕 改 造 が 中 社 (セブ) 心 イロイロ F.F. CRUZ & CO., INC. Iloilo 3000DWT 浮 きドック 他 不 明 比 資 本 F.F.クルス 社 (イロイロ 市 ) 内 航 船 の 修 繕 が 中 心 また これらの 造 船 所 の 立 地 を 図 Ⅲ-3 に 示 す フィリピンにおける 造 船 業 の 特 徴 は 大 手 8 社 の 内 6 社 が 外 資 系 企 業 であることで 輸 出 特 区 における 税 制 に 係 る 優 遇 政 策 安 い 労 賃 等 を 利 用 し 輸 出 船 舶 の 建 造 外 航 船 舶 の 修 理 を 実 施 していることである 民 族 系 資 本 の 造 船 所 2 社 は 造 船 業 が 専 業 ではなく HERMA Shipyard は 海 運 他 8 企 業 を 傘 下 にもつ HERMA グループ の 一 企 業 であり HERMA Shipping 向 けの 建 造 修 理 が 中 心 である また F.F. Cruz 社 は 建 築 等 を 行 う 企 業 のグループで 主 に 作 業 船 等 の 修 理 を 行 っている 修 繕 事 業 と 新 造 船 事 業 の 概 要 は 次 のとおりである III-8

128 図 III-3 フィリピンの 大 規 模 造 船 所 の 立 地 1 船 舶 修 繕 分 野 現 在 登 録 事 業 者 の 大 半 は 中 規 模 の 造 船 所 であり ほとんどが 民 族 資 本 であるが HERMA グループと 同 様 にグループ 企 業 の 船 舶 を 安 く 維 持 管 理 するために 修 繕 と 輸 入 中 古 船 の 改 造 を 中 心 とした 事 業 を 行 っており 船 台 ドック 等 の 規 模 は 5,000DWT 以 下 がほとんどである 内 航 船 舶 のほとんどが 海 外 からの 中 古 船 舶 で 老 朽 化 していることから 船 舶 修 繕 セクターは 非 常 に 収 益 性 の 高 い 分 野 である ケッペル 資 本 のスービック シップヤード ケッペル バタンガス ケッペル セブ を 始 め ツネイシセブ 造 船 も 近 年 では 徐 々に 大 型 のフィリピン 内 航 船 舶 及 び 外 航 船 向 けの 乾 ドック/ 船 舶 修 繕 事 業 も 手 掛 けるようになってきている 2 新 造 船 分 野 次 に 示 す 表 Ⅲ-7 のとおり 国 内 では 過 去 4 年 間 の 新 造 船 事 業 は 532 件 であった が このうち 17 件 が 輸 出 向 けの 発 注 であった 国 内 向 けの 内 航 船 の 新 造 船 事 業 は 小 型 船 舶 に 限 られ 同 期 間 で 海 外 から 輸 入 された 中 古 船 舶 の 数 は 国 内 で 建 造 され た 数 を 上 回 っている 表 Ⅲ-7 では 2010 年 以 降 新 造 船 の 数 が 急 増 しているが リーマンショック 後 2010 年 にフィリピン 経 済 が 急 回 復 した 影 響 と ミンダナオ 地 区 のニッケル 鉱 石 輸 送 用 の LCT(Landing Craft)と 言 われる 上 陸 舟 艇 型 の 自 航 バージの 建 造 が 幾 つかの III-9

129 船 舶 の 種 類 造 船 所 で 実 施 されたこと 内 航 タンカーの 2 重 構 造 の 規 制 また 2010 年 から 操 業 したハンジン スービック 造 船 所 の 稼 働 と 常 石 セブ 造 船 所 の 貨 物 船 建 造 が 寄 与 している 2011 年 も 合 計 148 隻 342,000GT の 建 造 実 績 であるが これは 輸 出 船 事 業 者 が 9 隻 325,000GT を 建 造 しているためであり これを 除 くと 平 均 は 39GT と 極 めて 小 型 の 船 舶 が 建 造 されているにすぎず フィリピンの 内 航 海 運 で 旅 客 ( 住 民 ) 貨 物 輸 送 の 中 心 となる 旅 客 船 (フェリー) 貨 物 船 タンカー 等 の 建 造 が 極 めて 少 ないことが 分 かる このことからも 内 航 船 舶 の 多 くが 中 古 船 として 輸 入 され 国 内 造 船 所 への 発 注 が 少 ないことが 分 かる 表 III-7 過 去 4 年 間 の 造 船 事 業 隻 数 GT 隻 数 GT 隻 数 GT 隻 数 GT タンカー 1 1, , ,314 旅 客 船 バンカ/フェリー 4 24 バージ 1 5 3, , ,728 モーターボート 漁 船 , ,500 漁 船 バンカ ヨット 警 備 艇 タグボート , LCT 5 3, ,000 リグ ポンツーン( 輸 出 ) 3 112, , , ,500 バラ 積 ,000 貨 物 船 6 317, ,772 合 計 , , , ,032 (2) 設 計 能 力 各 造 船 所 の 雇 用 状 況 と 技 術 者 の 数 は 表 Ⅲ-8 のとおりである 大 手 の 技 術 スタッフの 平 均 は 1 社 30 名 程 度 であり 造 船 所 で 働 く 設 計 者 等 の 技 術 スタッフは 日 本 等 に 比 べ 極 めて 少 ない こ の 原 因 は 外 資 系 造 船 所 も 基 本 設 計 は 本 社 から 送 られてくるためで フィリピンにおいて 船 舶 の 計 画 を 行 うことは 無 い 常 石 セブ 造 船 でも 幾 つかの 詳 細 図 (Production Design)のみ を 実 施 している 民 族 資 本 の 造 船 所 においても 技 術 者 は 平 均 10 人 以 下 であり 所 謂 造 船 の 学 士 (Naval Architect) は 限 られている これは 新 造 船 の 需 要 が 少 ないため 自 ら 計 画 設 計 する 能 力 を 基 本 的 に 必 要 としていないことが 背 景 と 考 えられる しかし 幾 つかの 中 小 型 造 船 所 では 小 型 船 において 汎 III-10

130 用 の CAD 設 計 システム 等 を 利 用 して 船 舶 の 基 本 図 を 書 いている 表 III-8 造 船 会 社 の 技 術 者 数 等 LARGE SBSR MEDIUM SBSR SMALL SBSR SUB TOTAL 登 録 事 業 者 数 技 術 スタッフ 正 社 員 契 約 社 員 技 能 者 / 半 技 能 者 正 社 員 ,980 4,414 契 約 社 員 ,532 事 務 職 員 管 理 職 員 合 計 1,609 1,303 5,135 8,047 平 均 / 社 (3) 建 造 管 理 システム 外 資 系 の 大 手 造 船 所 では 船 舶 の 工 事 スケジュールは 社 内 の 関 係 組 織 により 把 握 管 理 され 適 切 な 人 員 機 械 材 料 等 の 投 入 が 行 われるが 中 手 以 下 の 造 船 所 では 建 造 スケジュールは 机 上 のスケジュールであり 部 品 材 料 の 調 達 をエージェント ディーラー 等 から 入 手 するタ イミング 等 により 左 右 され また 顧 客 も 自 社 グループ 企 業 である 場 合 が 多 いことから 納 期 ペナルティ 等 の 契 約 条 項 が 曖 昧 で 日 程 管 理 の 意 識 に 乏 しい この 結 果 バージ LCT 等 の 比 較 的 建 造 が 容 易 な 船 舶 でも 1 年 以 上 の 建 造 期 間 が 必 要 で 設 計 も 外 国 設 計 会 社 からの 購 入 ( 船 主 指 定 ) 材 料 もパッケージ 又 は 個 別 の 調 達 が 主 となる ため 自 社 の 船 台 ドックに 併 せて 生 産 設 計 等 が 困 難 である このため 内 航 タンカー3,500DWT 建 造 は HERMA 造 船 では 18 カ 月 を 要 し COLORADO 造 船 所 では 外 航 の 貨 客 船 の 建 造 に 2 年 を 要 している 品 質 管 理 面 では 調 査 を 実 施 した 外 資 系 以 外 の 造 船 所 で ISO9001 等 の 管 理 システムを 有 する 会 社 は 1 社 のみ 取 得 中 が 1 社 であった 内 航 船 の 建 造 船 の 品 質 管 理 は 海 事 産 業 庁 の 検 査 が 不 十 分 であり 国 際 船 級 協 会 連 合 (IACS) 等 の 船 級 取 得 を 要 求 される 船 舶 自 体 が 少 ない このため 国 際 品 質 の 船 舶 を 建 造 できるレベルに 達 していない (4) 調 達 システム フィリピンでは 共 和 国 令 No.9295により 造 船 所 施 設 の 近 代 化 等 に 係 る 機 材 部 品 の 輸 入 免 税 措 置 等 を 得 られるが 船 舶 の 材 料 機 材 については BOI または PEZA のエコゾーンに 指 定 され 輸 出 品 を 70% 以 上 製 造 する 場 合 に 各 種 優 遇 措 置 が 得 られる このため 常 時 免 税 を 得 られる 企 業 は 現 在 ハンジン ケッペル スービックドック Herma 常 石 セブである III-11

131 フィリピンでは ほぼ 100%の 鋼 板 型 鋼 鋳 物 その 他 加 工 材 料 を 中 国 を 中 心 として ロ シア 日 本 等 から 輸 入 している 中 国 からの 鋼 板 は 舶 用 の 鋼 板 ではなく 一 般 構 造 用 の 鋼 材 で あり 船 級 検 査 を 必 要 とする 場 合 は 日 本 等 からの 鋼 材 を 輸 入 する また 舶 用 機 械 も 日 本 の ミカドプロペラ 社 がキャビテ 輸 出 地 域 に 進 出 している 例 があるが 一 部 小 型 機 器 を 除 きマニラ にある 舶 用 機 器 取 扱 業 者 ディーラーを 通 じて 中 国 製 韓 国 製 日 本 製 等 を 輸 入 している 一 部 小 規 模 な 造 船 所 では 陸 上 で 使 用 されていたタンク 等 の 解 体 材 を 再 利 用 しているほか 違 法 に 輸 入 された 中 古 新 品 機 材 を 使 用 している 中 古 鋼 板 は P30/kg (6 万 円 /Ton) 程 度 とのこ とで 正 規 輸 入 の 6 割 程 度 の 価 格 である 輸 入 機 器 は 3~8 カ 月 ( 市 場 によるが) 程 度 で 調 達 が 可 能 であるとのこと 常 石 セブ ケッペ ルでは 100% 材 料 を 本 社 調 達 により 輸 入 している (5) 教 育 訓 練 の 実 施 スキーム 必 要 な 資 格 制 度 等 フィリピンの 大 学 教 育 では 造 船 技 術 者 の 育 成 のための 造 船 科 等 はなく 技 術 学 校 において 材 料 機 械 建 築 等 のコースを 用 意 しており これらを 卒 業 したエンジニアが 技 師 として 就 業 し ている 民 間 では Don Bosco Technology Center が 初 級 の 技 能 訓 練 から 造 船 修 理 コース 技 術 短 大 コースなどを 用 意 しており 同 センターで 教 育 訓 練 を 受 けた 者 が 造 船 所 に 就 業 している 技 能 工 については 一 般 の 造 船 所 では 政 府 の 技 術 教 育 技 能 開 発 庁 TESDA(Technical Education & Skill Development Authority)による 機 械 加 工 溶 接 塗 装 等 のプログラムを 終 了 した 人 間 を 最 低 資 格 として または 民 間 の 職 業 訓 練 学 校 にて 溶 接 訓 練 などを 受 けた 人 間 を 雇 用 しているが 正 社 員 数 は 少 なく 契 約 社 員 以 外 にも 外 注 業 者 を 業 務 量 に 応 じて 使 用 している また 技 能 工 は 大 手 外 資 系 企 業 では 自 社 内 に 訓 練 センターを 設 け 基 礎 技 術 ( 溶 接 切 断 重 機 扱 い 安 全 等 含 む)を 訓 練 して 労 働 力 として 供 給 している またケッペル 社 では 主 たる 技 能 工 ( 職 長 )の 養 成 のため シンガポールに 人 材 を 送 っている 造 船 周 辺 産 業 と 海 運 の 現 状 調 査 (1) 舶 用 機 器 取 扱 い 業 者 と 取 扱 い 機 器 リスト 造 船 を 管 轄 する 海 事 産 業 庁 (MARINA)に 舶 用 機 器 関 係 の 業 者 リストは 無 く 国 内 舶 用 品 取 扱 業 者 はロープ 等 から 主 機 関 鋼 板 まで 取 り 扱 う 大 小 様 々な 代 理 店 がマニラを 中 心 に 存 在 し 国 内 の 船 舶 ネットワークによれば 約 700 社 以 上 あると 想 定 される 舶 用 機 器 関 係 の 市 場 概 観 は 次 のとおり 日 本 のダイハツ ヤンマー 等 現 地 の 中 古 船 に 多 く 使 用 されている 機 関 のメーカー 代 理 店 サービスセンターはない 一 方 で 近 年 中 国 企 業 が 2000 馬 力 までの 範 囲 のエンジンを 販 売 サービス 可 能 な 工 場 を セブに 建 設 し 販 売 を 急 速 に 伸 ばしている III-12

132 その 他 補 機 類 も 工 場 は 少 なく 前 述 のとおりマニラ 中 心 の 代 理 店 ブローカー 等 経 由 で 輸 入 している (2) 国 内 鋼 材 製 造 者 リスト フィリピンでは 鉄 鋼 一 貫 製 鉄 所 がなく 製 鋼 はスクラップをベースにした 電 炉 操 業 または 輸 入 スラブ ビレット および 熱 延 鋼 板 等 の 原 板 を 加 工 する 単 圧 メーカー 亜 鉛 メッキ 業 者 および 一 般 用 鋼 管 等 を 製 造 する 加 工 メーカーが 在 るのみである 従 って 造 船 用 厚 板 規 格 材 型 鋼 鋼 管 等 の 国 内 調 達 は 不 可 能 であり 主 に 中 国 韓 国 ロシア 日 本 から 輸 入 している (3) 部 品 等 調 達 難 易 度 フィリピンでは 材 料 機 材 部 品 のほぼ 100%を 輸 入 している これらの 調 達 は 主 にマニラ にある 舶 用 機 器 取 扱 業 者 ディーラーを 通 じて 中 国 製 韓 国 製 日 本 製 等 を 輸 入 している どの 造 船 所 においても 輸 入 機 器 材 料 の 調 達 が 困 難 であるとの 意 見 は 聞 かれなかった 輸 入 機 器 は 3~8 カ 月 ( 市 場 によるが) 程 度 で 調 達 が 可 能 であるとのこと 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 のニーズ 整 理 フィリピンの 造 船 業 の 現 状 から 2 つの 大 きな 事 業 形 態 があることが 分 かる 即 ち 1 外 国 資 本 企 業 による 大 規 模 な 輸 出 船 建 造 のための 造 船 事 業 が 展 開 され 収 益 をあげて いる 2 民 族 資 本 は 小 規 模 な 内 航 船 の 修 繕 を 中 心 とした 事 業 を 継 続 している の 2 つである 外 国 資 本 企 業 は 大 規 模 な 直 接 投 資 をフィリピンに 行 い 多 くの 雇 用 機 会 を 生 み 出 し 利 益 を あげ 税 金 を 納 める( 免 税 期 間 あり)ことで フィリピン 経 済 に 裨 益 していると 言 える しかし 顧 客 は 国 際 海 運 であり 運 営 の 主 体 はあくまで 外 国 の 本 社 である 造 船 業 の 特 徴 である 技 術 労 働 集 約 型 産 業 の 基 盤 として 船 主 オペレーター 等 の 海 運 業 舶 用 工 業 材 料 メーカー 等 が 海 事 ク ラスターを 形 成 し クラスターの 中 で 利 益 を 生 み 出 す 事 の 出 来 る 業 態 を 理 想 とするならば 現 在 の 外 国 資 本 人 よる 造 船 業 の 運 営 は 材 料 機 器 は 全 て 無 税 にて 輸 入 ができ 基 本 計 画 設 計 も 本 社 から 提 供 され 地 場 産 業 の 育 成 周 辺 産 業 の 誘 致 をしない 状 態 では フィリピンの 造 船 振 興 効 果 は 限 定 的 であろう 更 に 外 国 投 資 効 果 を 拡 大 させるためには フィリピンの 地 場 産 業 の 育 成 が 必 要 であり 材 料 機 器 を 輸 入 しなくても フィリピン 国 内 で 調 達 することが 可 能 となれば 輸 送 費 も 削 減 可 能 であ り 外 国 造 船 事 業 者 にとって 更 なるメリットを 享 受 することができる 従 って 今 後 は 外 国 造 船 事 業 者 に 対 するフィリピン 国 内 からの 材 料 機 器 等 の 調 達 率 を 上 げる III-13

133 ことが 必 要 であり まずは 中 小 規 模 の 舶 用 機 器 メーカーの 誘 致 鋳 物 等 の 舶 用 材 料 メーカーの 誘 致 などが 実 現 できることが 理 想 である フィリピンの 民 族 資 本 造 船 所 は 殆 どが 小 規 模 である 同 様 に 内 航 船 主 は 小 規 模 な 企 業 が 多 く 資 本 が 少 ないため 初 期 投 資 額 の 少 ない 中 古 船 の 輸 入 に 依 存 している このため 国 内 船 主 の 新 造 船 発 注 は 極 めて 限 られているなか 多 くの 中 古 船 輸 入 により 船 齢 の 高 い 内 航 船 舶 が 就 航 してお り 修 繕 需 要 は 定 期 的 に 見 込 まれる ただし これらの 造 船 所 の 殆 どは 設 備 投 資 も 少 なく 近 代 的 な 設 備 を 備 えて 新 造 大 規 模 な 修 繕 改 造 を 提 供 できるところは 少 ない 新 造 船 が 少 ない 原 因 は 船 主 側 から 見 れば フィリピン 造 船 所 の 建 造 技 術 不 足 長 い 工 期 納 期 管 理 の 悪 さ コスト 競 争 力 がない などを 理 由 として 国 内 造 船 に 発 注 していない 一 方 造 船 所 は 小 規 模 で 資 本 資 金 力 が 不 足 しており 新 造 船 を 行 いたい 希 望 はあるが 設 備 投 資 造 船 材 料 を 調 達 するにも 銀 行 から 融 資 を 受 けることが 難 しく 短 期 間 でキャシュが 廻 る 定 期 的 な 修 繕 を 中 心 に 事 業 をせざるを 得 ず 長 期 の 新 造 事 業 を 開 始 することに 抵 抗 がある また 新 造 船 のための 設 計 建 造 管 理 面 のノウハウを 十 分 に 有 していない このように フィリピンの 場 合 内 航 海 運 需 要 はあるが 船 主 造 船 所 の 資 金 不 足 を 主 とした デフレスパイラル 状 態 ともいえ 更 に 老 朽 船 舶 の 運 航 に 対 する 規 制 等 が 無 いことから 機 械 的 に 運 航 不 能 となる 状 態 まで 船 舶 が 使 用 される 状 態 となり 新 造 需 要 が 喚 起 されないことが 大 きな 課 題 の 一 つである 従 って 新 造 船 事 業 を 拡 大 しようとする 場 合 には 内 航 船 舶 の 更 新 を 促 進 し 内 航 建 造 を 支 援 するようなスキームを 政 府 主 導 で 行 い 更 に 前 記 のとおり 舶 用 機 器 メーカー 材 料 メーカーを 含 めて 中 小 の 造 船 技 術 振 興 が 必 要 であろう また 修 繕 事 業 を 更 に 拡 大 しようとする 場 合 は 現 在 のグループ 企 業 向 けの 簡 単 な 修 繕 から 転 換 し 外 部 の 顧 客 を 取 り 込 むようなより 高 度 で 質 の 高 い 修 繕 サービスを 提 供 する 必 要 がある また フィリピンは 図 Ⅲ-4 に 示 すように タンカー コンテナ 船 等 の 国 際 的 な 外 航 船 が 寄 港 し やすい 地 理 条 件 にあるため 外 航 船 の 修 繕 を 取 り 込 むことも 期 待 できる フィリピンをアジア 地 域 の 船 舶 修 繕 ハブとして 促 進 していくことで 雇 用 と 外 貨 収 入 の 増 加 を 期 待 できる フィリピン 籍 の 外 航 船 は 200 隻 以 上 もあり 国 内 の 正 規 の 造 船 所 で 乾 ドック/ 修 復 が 必 要 であるが 現 状 で はフィリピン 登 録 を 含 む 外 航 船 舶 は 中 国 や 日 本 シンガポールもしくはアジアの 諸 外 国 で 修 繕 需 要 を 満 たすケースが 多 い III-14

134 出 典 : ASEAN Maritime Transport Development Study, Final Report, 2002 図 III-4 フィリピン 周 辺 の 外 航 船 の 航 路 (1) 造 船 施 設 機 器 等 の 課 題 解 決 のニーズ 民 族 資 本 の 造 船 所 の 中 で 大 手 に 分 類 される HERMA 造 船 所 の 15,000DWT ドックを 除 き 中 小 手 では 殆 どドックを 有 しておらず 引 き 上 げ 船 台 である 最 大 の 規 模 はセブの Santiago 造 船 の 5,000DWT Colorado 造 船 の 3,000DWT(75m 9m) PICMW 社 の 3,000DWT シップリフ ト(60m 20m)である その 他 多 くは 1,000DWT 以 下 の 小 さい 船 台 のみである 造 船 修 繕 業 の 能 力 は その 設 備 に 左 右 されることから 現 在 の 能 力 で 修 繕 可 能 な 船 舶 は 極 め て 限 られると 共 に 専 ら 修 繕 を 行 っている 事 業 者 では 新 造 船 は 簡 便 なバージ 等 しか 対 応 ができ ない 修 繕 事 業 において 外 航 船 のニーズをとらえるには 基 本 的 に 設 備 能 力 の 拡 大 が 極 めて 重 要 で ある ケッペルセブ 造 船 所 ではこれらのニーズをとらえてセブにおいて 修 繕 業 を 行 っている 一 方 新 造 船 を 実 施 しようとした 場 合 に 上 記 のとおり 船 台 の 能 力 に 制 限 があり 小 型 船 に 限 定 される また 新 造 船 に 必 要 な 鋼 板 の 加 工 組 立 工 場 機 械 工 場 管 工 場 塗 装 場 大 型 重 機 艤 装 岸 壁 等 を 備 える 造 船 所 は 数 社 のみである また 施 設 拡 張 のためには 敷 地 が 必 要 であるが 3,000DWT 以 上 の 船 台 又 はドックを 有 して 敷 地 拡 張 が 可 能 な 造 船 所 は 現 地 調 査 で きた 範 囲 内 では 表 Ⅲ-9 のとおり 4 社 のみである 従 って これらの 造 船 所 においては 設 備 拡 張 を 行 い 修 繕 業 務 の 拡 大 または 新 造 船 への 展 開 の 可 能 性 がある III-15

135 表 III-9 事 業 拡 張 が 可 能 な 比 資 本 造 船 所 造 船 所 名 Colorado Shipyard Corp. Cebu Phil. Trigon Shipyard Corp. Cebu Phil. Iron Construction CDO HERMA Shipyard, Inc. NCR 乾 ドック/ 船 台 / 建 造 地 浮 きドック 修 繕 バース 分 類 シッフ リフト No. DWT No. Cap. No. DWT No. DWT SBSR-M 3 3,300/0 SBSR-S 4 6,500/0 3 SBSR-L SL1500 dwt SBSR-L 1 120x20m 1 1,500dw 3 6,000 1 DD15,000GT t Dwt (2) 造 船 修 繕 技 術 面 人 材 の 能 力 の 課 題 解 決 のニーズ フィリピン 国 内 の 造 船 所 で 修 繕 を 実 施 した 場 合 乾 ドック/ 船 舶 修 繕 の 時 間 費 用 が 諸 外 国 よりかかる 調 査 ではフィリピン 国 内 で 5,000 DWT 級 の 貨 物 船 乾 ドックによる 修 繕 が 50 万 米 ドルで 約 1 ヶ 月 かかるところ 中 国 では 24 万 米 ドル 2 週 間 で 終 了 できる との 情 報 がある これらから フィリピン 民 族 資 本 の 造 船 業 発 展 において 解 決 すべき 課 題 は 次 のとおりである 造 船 船 舶 修 繕 事 業 のコストが 周 辺 アジア 国 より 高 い( 中 国 より 高 い) 能 率 が 悪 い( 経 験 が 無 い) 中 国 と 比 較 し 納 期 が 遅 い サービス 製 品 の 品 質 が 悪 い 大 型 船 を 修 繕 建 造 できる 施 設 が 不 十 分 である 技 術 経 験 がないため 複 雑 な 船 の 新 造 は 困 難 である 設 備 能 力 が 小 さく 老 朽 化 した 施 設 が 多 く 作 業 効 率 が 悪 い これらの 課 題 解 決 には 造 船 技 術 者 の 育 成 も 必 要 であるが 造 船 業 が 経 験 産 業 の 側 面 もある ことから 先 進 国 の 修 繕 システム 新 造 船 建 造 システムを 習 得 する 必 要 がある また フィリ ピン 国 内 においても 造 船 技 術 の 専 門 的 な 知 識 を 習 得 できるような 学 術 機 関 が 必 要 であろう 造 船 所 等 とのヒアリングにおいては 溶 接 切 断 電 気 工 事 等 に 係 る 職 能 技 能 工 の 雇 用 に ついては 不 安 を 抱 いておらず 官 民 の 職 業 訓 練 施 設 を 利 用 可 能 となっている (3) ロジスティック 面 等 外 部 要 素 の 課 題 解 決 ニーズ 内 航 海 運 から 国 内 の 造 船 への 発 注 による 新 造 船 事 業 が 少 ない 理 由 は 主 に 内 航 船 主 の 資 金 力 III-16

136 が 不 足 しており 日 本 韓 国 中 国 などから 中 古 船 を 輸 入 し 国 内 造 船 所 の 仕 事 は 専 ら 修 繕 と 改 造 に 留 まっていることが 根 本 にある 具 体 的 には 次 のとおりの 課 題 がある 中 古 船 は 3 カ 月 で 中 古 船 市 場 からブローカーを 通 じて 入 手 可 能 しかし 新 造 した 場 合 は 1 年 以 上 かかる 船 主 の 資 金 力 信 用 力 に 乏 しいため 建 造 資 金 の 民 間 金 融 機 関 からの 調 達 が 困 難 舶 用 機 材 鋼 板 等 材 料 の 海 事 クラスターが 形 成 されていないため 100% 輸 入 に 依 存 このため 少 量 の 発 注 はプレミアムを 払 わなければならない (4) 財 務 体 制 等 企 業 体 力 信 用 の 面 からの 課 題 解 決 ニーズ フィリピンの 内 航 船 主 の 多 くは 小 規 模 で 資 金 力 信 用 力 に 乏 しいため 建 造 資 金 の 調 達 が 困 難 な 状 況 である また 造 船 所 も 同 様 の 状 況 である 船 舶 の 建 造 を 促 進 するためには 建 造 資 金 の 譲 許 的 な 条 件 を 持 って 融 資 するなどの 政 策 が 必 要 である このためフィリピンでは 我 が 国 の ODA を 使 用 して 過 去 に 内 航 海 運 近 代 化 計 画 が2 期 に 渡 り 実 施 され フィリピン 開 発 銀 行 (DBP)を 実 施 機 関 として 内 航 海 運 の 近 代 化 のため 船 齢 技 術 制 限 を 設 けた 中 古 船 の 輸 入 船 舶 建 造 造 船 施 設 改 修 等 を 対 象 にツーステップロー ンによる 支 援 が 実 施 された 現 在 も Logistic Infrastructure Development Program (LIDP)が 実 施 さ れており 島 嶼 間 を 連 結 する Ro/Ro フェリー 等 を 対 象 に 船 主 等 に 対 し 資 金 融 資 が 行 われている しかし 船 舶 建 造 は 契 約 から 引 き 渡 しまで 時 間 がかかりリードタイムが 長 いことから 発 注 時 と 引 き 渡 し 時 で 事 業 環 境 が 異 なることのリスクを 避 けるために 短 期 の 投 資 短 期 回 収 を 選 択 して 多 くの 資 金 は 中 古 船 輸 入 または 中 国 での 船 舶 建 造 等 に 廻 り フィリピンの 自 国 造 船 業 への 発 注 は 稀 である フィリピンでは 内 航 海 運 は 動 脈 物 流 であり 島 嶼 間 を 結 ぶライフライ ンでもあることから 健 全 な 運 航 を 支 援 するための 海 運 支 援 が 必 要 である 近 年 では 民 間 金 融 機 関 もローンによる 返 済 期 間 13 年 金 利 年 4.2%で 運 転 資 金 を 借 りること が 可 能 とのことで 政 策 的 に 更 に 緩 和 された 条 件 での 船 舶 金 融 建 造 資 金 支 援 が 望 まれる (5) その 他 規 制 等 による 課 題 面 からの 解 決 ニーズ フィリピン 籍 の 外 航 海 運 は 大 統 領 令 No.666 にてフィリピン 国 内 で 修 繕 を 義 務 付 けているに もかかわらず Waiver 条 項 を 利 用 して 海 外 での 修 繕 が 専 ら 行 われている 外 航 船 の 船 主 はフィ リピン 国 内 で 自 社 船 を 修 繕 できる 施 設 が 外 資 系 のケッペルセブ 造 船 所 等 にかぎられること また 民 族 資 本 の 造 船 所 は 修 繕 技 術 修 繕 に 必 要 な 材 料 機 器 手 配 の 管 理 能 力 にかけ ドック 期 間 が 長 くなることを 嫌 っている 修 繕 は 船 主 にとって 如 何 に 早 く 品 質 を 確 保 して 安 価 にできるかが 修 繕 所 を 選 択 する 基 準 であり 修 繕 所 には 事 前 の 計 画 立 案 材 料 等 の 手 配 能 力 が 要 求 される フィリピンの 民 族 資 本 の 造 船 修 繕 業 が 外 航 船 の 修 繕 を 実 施 するには 労 賃 が 安 いだけでは 外 航 船 の 修 繕 を 受 注 す る 事 は 出 来 ず まずフィリピン 籍 外 航 船 の 種 類 サイズ 等 に 的 を 絞 った 設 備 の 増 強 と 技 術 力 III-17

137 の 向 上 が 求 められる (6) 造 船 修 繕 需 要 の 顕 在 化 に 係 る 課 題 解 決 ニーズ 先 に 造 船 施 設 の 課 題 解 決 ニーズで 記 したように フィリピンの 民 族 資 本 の 造 船 修 繕 業 は 1 社 を 除 き 小 規 模 である 造 船 修 繕 業 は 装 置 産 業 であり 施 設 の 能 力 により 事 業 規 模 が 左 右 される 多 くの 造 船 所 はグループ 企 業 の 海 運 会 社 の 保 有 する 船 舶 の 修 繕 を 中 心 として 事 業 を 行 っている 現 状 では 設 備 拡 張 の 要 求 は 限 られるため 新 規 の 需 要 も 取 り 込 むことができない このため 新 造 船 事 業 は 少 なく 技 術 も 取 得 することが 困 難 な 状 況 である フィリピンでは 内 航 船 の 隻 数 は 約 7,300 隻 あり 平 均 船 齢 は 20 年 を 超 えている このよ うな 老 朽 船 の 多 い 状 況 で 修 繕 はもとより 健 全 な 海 運 企 業 であれば 老 朽 船 の 代 替 え 新 造 を 国 内 の 造 船 所 に 発 注 するところである しかし 海 運 企 業 も 小 規 模 でキャッシュフローが 良 好 ではない 場 合 が 多 く 船 舶 の 更 新 は 老 朽 中 古 船 からやや 若 い 中 古 船 への 更 新 にとどまっている これらの 状 況 から 国 内 船 主 の 新 造 需 要 を 喚 起 するためには 老 朽 船 の 安 全 基 準 の 強 化 など を 含 めた 政 策 の 履 行 による 代 替 えの 促 進 内 航 海 運 船 社 に 対 する 建 造 資 金 の 融 資 同 融 資 を 受 ける 場 合 に 国 内 の 造 船 所 での 建 造 義 務 付 けなど 政 策 的 な 支 援 が 必 要 と 思 われる 同 様 に 修 繕 も 行 政 による 定 期 的 な 船 舶 検 査 の 実 施 と 管 理 により 適 切 な 船 舶 の 維 持 が 行 え るようにするべきである また フィリピン 籍 の 外 航 船 舶 の 修 繕 についても 基 本 的 に 設 備 能 力 の 拡 大 が 極 めて 重 要 で あるが 既 にフィリピン 国 籍 船 のフィリピンでの 修 繕 義 務 があるため 例 外 を 排 除 するように 国 内 の 修 繕 能 力 の 拡 大 と 外 航 船 は 国 際 規 則 が 適 用 されるため 国 際 基 準 の 修 理 業 が 可 能 なレ ベルまで 行 政 指 導 を 含 めて 改 善 を 進 めて 行 く 必 要 がある 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 の 育 成 のための 開 発 課 題 フィリピンは 南 北 に 長 い 島 嶼 国 であり ルソン 島 ミンダナオ 島 セブ 島 のような 人 口 が 多 く 一 定 の 経 済 規 模 がある 島 を 結 ぶ 航 路 いわゆる 基 幹 航 路 のみならず 小 さい 島 を 連 結 する 短 航 路 も 国 内 の 物 流 を 繋 ぐために 海 運 船 舶 は 重 要 である しかし 船 社 が 小 規 模 で 資 金 力 に 乏 しい 状 況 船 舶 の 検 査 や 船 齢 制 限 等 が 厳 しく 実 施 されな い 現 状 と 造 船 所 自 体 の 能 力 不 足 を 主 な 原 因 として フィリピンでは 内 航 海 運 船 舶 を 輸 入 中 古 船 に 依 存 している 造 船 船 舶 修 理 業 は 船 舶 の 建 造 修 理 の 需 要 があって それに 応 える 努 力 をすることで 技 術 の 改 善 設 備 の 改 善 がされ 育 成 されていく また 海 運 が 重 要 な 国 においては 健 全 な 海 運 を 維 持 するために 造 船 修 繕 業 は 政 府 支 援 等 により 振 興 されるべきである III-18

138 フィリピンにおける 造 船 設 備 技 術 調 達 管 理 との 個 々の 課 題 に 関 して 既 に 記 述 したとおりで あるが 造 船 船 舶 修 繕 業 を 振 興 するためには 改 めて 次 の 課 題 を 解 決 しなければならない 1 政 府 海 事 産 業 庁 による 造 船 振 興 政 策 の 厳 密 な 実 施 共 和 国 法 第 9295 号 大 統 領 令 第 666 号 等 の 海 運 造 船 支 援 策 の 実 施 を 早 急 に 進 める と 共 に 老 朽 船 の 段 階 的 な Phase Out(フィリピンでは Progressive Retirement と 称 す)の 実 施 により 造 船 需 要 を 喚 起 する 必 要 がある 2 船 社 に 対 する 資 金 信 用 の 支 援 現 在 実 施 している 物 流 インフラ 整 備 事 業 は 船 舶 の 調 達 にかかる 金 融 支 援 をしている が 船 社 の 信 用 力 等 に 規 定 があるため 中 小 の 船 主 に 対 して 融 資 が 困 難 である この ため 融 資 の 保 証 制 度 なども 検 討 して 資 本 力 の 小 さい 船 主 も 新 造 船 建 造 のインセンテ ィブを 与 えるべきである 3 造 船 所 の 能 力 増 強 支 援 上 記 の 船 社 への 船 舶 調 達 資 金 の 融 資 において フィリピン 国 内 で 建 造 可 能 と 判 断 され る 船 舶 は 国 内 造 船 所 建 造 の 義 務 付 けを 行 い 且 つ 技 術 指 導 等 も 合 わせて 建 造 能 力 の 強 化 を 図 るべきである また 施 設 の 拡 充 更 新 は 必 須 であり このために 必 要 な 資 金 援 助 も 必 要 である 1.3. 対 象 国 の 関 連 計 画 政 策 および 法 制 度 造 船 業 の 振 興 方 針 と 政 策 (ニーズの 確 認 ) (1) 国 家 経 済 開 発 計 画 フィリピン 中 期 開 発 計 画 (2011~2016)( MTPDP) では 計 画 の 目 標 として 雇 用 創 出 を 貧 困 層 まで 包 括 されるよう 拡 大 し 貧 困 削 減 につなげるという 経 済 の 包 括 的 成 長 が 掲 げ られている この 目 標 を 達 成 するために グッド ガバナンスと 汚 職 撲 滅 を 基 礎 としつつ 中 心 となる 戦 略 として 1 大 量 の 雇 用 を 創 出 するための 各 セクターにおける 競 争 力 の 向 上 2 多 様 な 国 民 層 のニーズに 応 えるための 資 金 アクセス( 金 融 システム)の 改 善 3インフラへの 大 型 の 投 資 4 透 明 性 のあるガバナンスの 推 進 5 改 善 された 社 会 サービス 及 び 保 護 を 通 じた 人 材 の 育 成 が 挙 げられている フィリピンにおける 基 本 的 な 経 済 政 策 は 1 外 資 導 入 を 梃 子 とする 製 造 業 の 拡 大 と 産 業 の 多 様 化 及 び 関 連 産 業 の 設 立 2 国 内 企 業 の 成 長 や 産 業 の 多 様 化 高 度 化 による 経 済 発 展 であり PEZA BOI 政 策 に 見 られる 経 済 特 区 への 海 外 直 接 投 資 (FDI)を 中 心 とし 近 年 では 造 船 の 外 資 大 手 の 参 入 に 成 功 している III-19

139 一 方 フィリピンは 約 7,200 の 島 からなる 島 嶼 国 家 であり 物 流 の 基 幹 生 活 の 足 として 船 舶 は 必 要 不 可 欠 な 交 通 手 段 であり トン Km ベースで 95%の 国 内 輸 送 を 賄 っている また フィリピンにとって 近 代 的 な 輸 送 システムを 確 立 することは 強 力 な 国 家 の 基 礎 を 築 くうえで 重 要 かつ 課 題 である このような 中 フィリピン 国 政 府 は 2004 年 3 月 に 国 内 海 運 造 船 船 舶 修 繕 海 運 政 策 見 直 しを 促 進 するための 法 律 第 9295 号 を 制 定 した 造 船 船 舶 修 繕 に 関 しては 2006 年 12 月 にフィリピン 国 の 造 船 船 舶 修 繕 業 振 興 のための 大 統 領 令 第 588 号 が 発 布 され それを 受 け て 海 事 産 業 庁 (MARINA)を 中 心 とする 関 係 省 庁 は 2007 年 ~2010 年 造 船 船 舶 修 繕 業 の 包 括 的 開 発 計 画 をとりまとめた (2) 海 事 造 船 分 野 における 開 発 課 題 2007 年 ~2010 年 造 船 船 舶 修 繕 業 の 包 括 的 開 発 計 画 では 造 船 業 の 開 発 課 題 を 次 よう に 揚 げている またそれぞれの 目 標 に 対 し 実 施 のための 戦 略 として 行 動 戦 略 が 策 定 された 目 標 1. 内 航 船 の 造 船 および 外 航 船 の 修 復 / 乾 ドックといった 新 たな 需 要 増 に 対 応 できる 競 争 力 のある 国 内 の 造 船 所 を 増 やす 目 標 2. 国 内 産 の 船 舶 数 を 増 やし また 国 内 で 修 復 / 乾 ドックされる 外 航 船 数 を 増 やす 目 標 3. 造 船 / 船 舶 修 繕 事 業 に 従 事 できる 技 術 労 働 力 を 確 保 する 目 標 1 への 行 動 戦 略 戦 略 1: 造 船 所 や 設 備 / 施 設 生 産 能 力 競 争 力 を 引 き 上 げるための 事 業 助 成 や 優 遇 措 置 を 提 供 する 戦 略 2: フィリピン 造 船 所 と 海 外 大 手 の 合 弁 事 業 や 提 携 投 資 事 業 を 実 施 するため 海 外 市 場 でのプレゼンスを 積 極 的 に 高 め 資 金 や 技 術 移 転 さらに 海 外 の 動 向 や 最 良 の 実 施 モデルを 吸 収 していく この 行 動 戦 略 については 2012 年 現 在 設 備 投 資 に 対 する 助 成 はされていない 輸 出 船 に 対 する 部 品 の 免 税 措 置 等 の 優 遇 策 は 行 われている また フィリピン 造 船 所 と 海 外 大 手 の 合 併 等 も 進 んでいない これらの 行 動 戦 略 を 実 践 するためには フィリピン 独 自 で 行 うことは 資 金 技 術 面 で 困 難 が 伴 うと 思 料 されるため 海 外 からの 支 援 が 必 要 であろう 目 標 2 への 行 動 戦 略 戦 略 1: 造 船 船 舶 修 繕 の 幅 広 い 経 験 を 得 るために 国 内 造 船 所 への 発 注 機 会 を 増 やし 事 業 効 率 とコスト 競 争 力 を 改 善 していく 戦 略 2: 新 しい 内 航 船 の 建 造 や 外 航 船 の 乾 ドック/ 修 繕 のニーズを 活 性 化 するための 政 策 措 III-20

140 置 の 導 入 戦 略 3: 国 内 の 造 船 / 船 舶 修 繕 の 事 業 効 率 改 善 を 促 進 国 内 造 船 への 発 注 は 船 主 の 資 金 不 足 を 主 な 要 因 として あまりされていない 戦 略 2 にある ように 新 造 船 及 び 修 繕 のニーズを 活 性 化 させる 政 策 措 置 として 検 査 の 強 化 などが 必 要 であ る 目 標 3 への 行 動 戦 略 戦 略 1: 造 船 事 業 分 野 の 研 修 プログラムまた 専 門 技 術 者 育 成 のための 事 業 助 成 / 優 遇 措 置 の 規 定 と 実 施 戦 略 2: 国 内 造 船 事 業 向 けの 技 術 労 働 者 や 技 術 専 門 家 の 育 成 本 目 標 の 達 成 についても フィリピン 国 内 独 自 では 造 船 技 術 の 向 上 は 困 難 と 思 わる このた め 既 にフィリピンに 進 出 している 外 資 系 造 船 所 の 社 内 訓 練 施 設 訓 練 内 容 の 活 用 など 現 実 的 な 訓 練 の 開 始 と 外 国 支 援 等 による 技 術 者 と 技 能 者 の 養 成 が 必 要 である (3) 関 連 開 発 計 画 投 資 計 画 政 策 法 制 度 フィリピンにおける 造 船 振 興 に 係 る 国 家 政 策 法 令 等 は 次 のとおりである 1 大 統 領 令 第 666 号 (1975 年 3 月 5 日 発 布 ) 設 備 資 材 の 輸 入 税 の 免 税 と 施 設 や 設 備 の 水 準 改 善 に 資 金 を 提 供 する 造 船 開 発 基 金 (SDF) を 設 立 同 令 ではまた 造 船 船 舶 修 繕 セクターは 公 益 事 業 ではないと 言 明 することで 40% 外 国 資 本 出 資 がされない (これにより ケッペル 常 石 セブ ハン ジン 参 入 ) 2 大 統 領 令 第 1059 号 (1976 年 12 月 1 日 発 布 ) 海 事 産 業 庁 の 監 督 下 にある 新 造 船 事 業 に 対 する 政 策 規 定 や 書 類 要 項 を 規 定 また 1221 号 (1977 年 10 月 17 日 発 布 )ではフィリピンで 登 録 される 外 航 船 は 国 内 にある 正 規 の 造 船 所 にて 乾 ドック/ 修 繕 義 務 を 規 定 3 行 政 命 令 第 226 号 および 投 資 優 先 計 画 (IPP) 税 制 優 遇 措 置 再 考 局 (FIRB)により 却 下 された 大 統 領 令 第 666 号 の 優 遇 措 置 を 復 活 させたもの フィリピン 貿 易 産 業 省 (DTI) 傘 下 の 投 資 委 員 会 (BOI) において 2011 年 に 投 資 優 先 計 画 Investment Priority Plan (IPP) を 作 成 し 推 奨 産 業 13 種 の 内 3 番 目 に 造 船 を 掲 げ 造 船 業 船 舶 修 繕 業 船 舶 リサイクル 業 を 投 資 優 先 分 野 に 指 定 してい る III-21

141 年 5 月 共 和 国 法 第 9295 号 内 航 海 運 業 と 造 船 / 船 舶 修 繕 産 業 の 振 興 方 策 同 法 により 造 船 船 舶 修 繕 産 業 は 事 業 施 設 の 近 代 化 を 目 的 とする 輸 入 にかかる 付 加 価 値 税 (VAT)が 免 除 された さらに 造 船 事 業 者 は 資 本 財 の 前 倒 し 償 却 も 認 められた 同 産 業 の 振 興 に 向 けこの 共 和 国 法 第 9295 号 で 最 も 重 要 な 部 分 は 第 3 節 (n)で 造 船 所 船 舶 修 繕 事 業 者 という 言 葉 に 新 しい 解 釈 を 与 えたことであり これによって 外 国 資 本 による 造 船 所 船 舶 修 繕 事 業 者 の 完 全 所 有 が 認 められた 点 である (4) 内 外 航 船 の 輸 送 データ フィリピン 国 営 統 計 調 整 局 によるフィリピンの 内 外 航 貨 物 の 輸 送 量 は 次 のとおりである 表 III-10 フィリピンの 内 外 航 貨 物 の 推 移 Total Cargo Throughput (in metric tons) 155,250, ,340, ,437, ,594, ,473, ,395, ,997,069 Domestic 79,263,064 72,840,475 74,591,279 71,758,150 72,514,651 69,714,085 73,849,537 Inward 40,290,615 36,910,291 37,777,600 36,100,577 36,488,528 35,678,211 38,902,715 Outward 38,972,449 35,930,184 36,813,679 35,657,573 36,026,123 34,035,874 34,946,822 Foreign 75,829,495 81,500,303 82,846,442 69,836,647 77,958,635 96,579, ,106,100 Import 50,543,856 52,331,804 49,459,867 46,727,363 47,583,576 55,115,069 53,354,107 Export 25,285,639 29,168,499 33,386,575 23,109,284 30,375,059 41,464,454 50,751,993 Transit Cargo 157, ,072 41,432 Domestic 142,932 82,815 40,911 Foreign 14,536 19, Total Passenger Traffic 48,629,675 42,556,005 44,468,927 43,870,914 43,872,565 52,701,645 49,815,295 Disembarked 24,722,609 21,252,337 21,943,930 21,516,761 21,723,679 26,851,004 25,384,389 Embarked 23,907,066 21,303,668 22,524,997 22,354,153 22,148,886 25,850,641 24,430,906 本 データから 2005~2011 年 の 間 の 内 航 貨 物 輸 送 旅 客 輸 送 統 計 共 に 貨 物 取 扱 量 の 変 化 は 少 ない 一 方 で 輸 出 貨 物 量 は 2005 年 から 2010 年 の 間 に 約 2 倍 となっている 内 航 船 舶 の 隻 数 及 びトン 数 の 変 化 は 表 Ⅲ-11 のとおりである 内 航 船 舶 の 内 旅 客 船 は 2009 年 の 平 均 サイズが 約 200GT であったが 2011 年 統 計 では 隻 数 は 約 2 倍 合 計 トン 数 は 変 わ らず 106GT まで 小 型 化 されている 貨 物 船 タンカー 共 に 隻 数 は 2009 年 から 6 割 強 増 え トン 数 も 増 加 している III-22

142 表 III-11 フィリピンの 内 航 船 舶 数 トン 数 Number Total Gross Tonnage Type of Vessel Total 4,840 4,763 7,299 1,560,534 1,578,508 1,762,706 Passenger 2,230 2,640 4, , , ,481 Cargo 1,297 1,435 2, , ,811 1,016,461 Tanker , , ,395 Tug ,793 36,372 41,182 Dredger ,941 5,695 5,439 Yacht Special Purpose Ship ,250 3,648 2,101 Miscellaneous Ship ,636 8,943 13,349 Others ,541 9,783 12,426 No information , その 他 関 連 規 制 振 興 策 (1) 参 入 規 制 ( 許 認 可 出 資 比 率 制 限 等 ) フィリピンは 1991 年 外 国 投 資 法 (FIA)によりフィリピンへの 外 国 資 本 を 管 理 するとともに 基 本 的 に 次 の 条 件 で 100% 外 国 資 本 が 投 資 可 能 となっている 投 資 ネガティブリスト(FINL)に 記 載 されていない 業 種 であること 外 国 投 資 法 では 外 国 出 資 比 率 が 40% 以 上 で 国 内 市 場 にサービスを 提 供 する 場 合 払 込 済 み 資 本 金 20 万 ドル 以 上 先 端 技 術 を 有 し 50 人 以 上 直 接 雇 用 する 場 合 は 10 万 ドル 以 上 の 資 本 金 で 良 い 製 品 サービスが 輸 出 向 けであること フィリピン 経 済 区 庁 (PEZA)は 貿 易 産 業 省 の 付 属 機 関 で 大 統 領 によって 宣 言 された PEZA 特 別 経 済 区 内 における 輸 出 産 業 を 振 興 している 造 船 業 が PEZA に 登 録 して 税 制 優 遇 を 得 ようとする 場 合 は 次 の 条 件 が 必 要 となる 輸 出 専 業 で 製 品 売 り 上 げの 70% 以 上 が 輸 出 であることが 条 件 ( 原 則 は 100%) PEZA 指 定 のエコゾーンに 入 らなければならない また 適 切 な 場 所 が 無 い 場 合 は 探 さな ければならない 最 低 5Ha の 施 設 が 必 要 また 土 地 保 有 はフィリピン 人 もしくは 資 本 の 60% 以 上 がフィリピン 人 によって 所 有 さ れている 企 業 に 制 限 される 従 って 土 地 保 有 会 社 を 設 立 して 資 本 投 下 するなどの 方 法 が 必 要 である 外 国 投 資 家 は 最 大 で 75 年 間 商 業 用 地 をリースする 事 もできる III-23

143 (2) 優 遇 制 度 ( 税 制 経 済 特 区 支 援 制 度 等 ) 1) 投 資 に 対 する 優 遇 措 置 フィリピン 政 府 は 外 国 資 本 技 術 の 誘 致 のため 次 のような 優 遇 策 を 策 定 している a) 投 資 委 員 会 (BOI)に 登 録 されたプロジェクト ( 大 統 領 令 226 号 ) Board of Investment (BOI)はフィリピンにおける 投 資 を 促 進 する 貿 易 産 業 省 の 機 関 である BOI は 奨 励 する 事 業 分 野 について 投 資 優 先 計 画 (Investment Priority Plan IPP)を 策 定 2011 年 の 同 計 画 の 中 で 優 先 的 投 資 分 野 として 次 の 産 業 をあげ ている 農 業 農 業 関 連 産 業 / 漁 業 創 造 的 産 業 / 知 識 ベースのサービス 造 船 業 大 規 模 住 宅 開 発 エネルギー インフラストラクチャー 研 究 開 発 グリーンプロジェクト 自 動 車 産 業 観 光 業 戦 略 的 事 業 PPP 事 業 防 災 減 災 及 び 復 興 事 業 上 記 のとおり 造 船 業 は IPP に 記 載 された 優 先 分 野 であり 外 国 企 業 が 40% 以 上 の 出 資 の 場 合 は 製 品 の 70% 以 上 を 輸 出 用 として BOI 登 録 が 可 能 である BOI に 登 録 した 企 業 は 一 定 期 間 の 所 得 税 免 税 輸 入 税 関 税 の 10 年 間 の 免 除 他 の 優 遇 措 置 を 受 けることができる b) 経 済 区 フリーポート 区 登 録 プロジェクト フィリピン 経 済 区 庁 (PEZA)は 貿 易 産 業 省 の 付 属 機 関 で 大 統 領 によって 宣 言 さ れた PEZA 特 別 経 済 区 内 における 輸 出 型 製 造 業 等 に 対 する 投 資 促 進 優 遇 措 置 を 付 与 する III-24

144 PEZA 特 別 経 済 区 は 輸 出 型 産 業 でなければならず 通 常 は 製 品 の 100% 場 合 によ り 70%まで 輸 出 でなければならない 優 遇 策 として 法 人 所 得 税 の 100% 免 除 ( 最 長 8 年 ) 所 得 税 免 除 終 了 後 総 所 得 の 5% 優 遇 所 得 課 税 BOI を 通 じて 法 人 所 得 の 免 除 ( 最 長 8 年 間 ) 他 の 優 遇 措 置 を 受 けることができる PEZA のプロジェクトとして 代 表 的 な 立 地 は 次 のとおりである クラーク 開 発 公 社 (CDC) 及 びスービック 湾 首 都 圏 庁 (SBMA) カガヤン 経 済 区 庁 (CEZA) ザンボアンガ 経 済 区 庁 (ZEZA) PHIVIDEC 工 業 庁 (PIA) アウロラ 特 別 経 済 区 庁 (ASEZA) これらの 優 遇 措 置 の 比 較 は 次 の 表 のとおりである 表 III-12 フィリピン 外 国 投 資 における 優 遇 制 度 の 比 較 優 遇 策 BOI ( 大 統 領 令 226 号 ) 免 税 期 間 (ITH) 4~6 年 間 ( 最 長 8 年 間 ) PEZA ( 共 和 国 法 7916 号 ) CDC/SBMA ( 共 和 国 法 7227 号 ) 免 税 の 延 長 条 件 次 第 で 3 年 間 の 延 長 が 可 能 5%の 粗 利 課 税 n.a. 粗 利 益 に 対 する 5% 課 税 のみ 資 本 財 補 修 部 品 付 属 部 品 の 輸 入 関 税 免 除 埠 頭 税 輸 出 税 関 税 手 数 料 免 除 非 課 税 通 関 手 続 きの 簡 略 化 利 用 可 能 登 録 から 5 年 間 は 監 督 者 技 術 者 顧 問 に 外 国 人 を 雇 用 できる 外 資 比 率 40% 以 上 の 外 資 企 業 では 社 長 部 長 財 務 部 長 職 に 外 国 人 の 雇 用 は 外 国 人 を 長 期 起 用 できる 全 ての 外 国 人 は 妻 子 (21 歳 以 下 の 未 婚 の 子 供 )を 帯 同 することが できる 2) 造 船 業 の 場 合 造 船 は 広 い 敷 地 を 必 要 とする 既 存 の 外 資 系 造 船 事 業 者 は 全 て 上 記 の 経 済 特 区 に 立 地 し 優 遇 策 を 享 受 している 新 たに 造 船 業 として 進 出 する 場 合 は1 既 存 の 特 区 に 参 加 承 認 を 取 得 する 2 新 たに 特 区 を 設 定 して PEZA に 承 認 を 得 る の 方 法 がある 常 石 セブ 造 船 所 は 単 独 で 特 区 の 承 認 を 得 ている III-25

145 今 次 調 査 の 結 果 PEZA は 造 船 の 候 補 地 として 次 の 地 域 をリストアップしている 表 III-13 PEZA による 造 船 投 資 候 補 地 PHILIPPINE ECONOMIC ZONE AUTHORITY List of Economic Zones Potential for Shipbuilding and Related Activities No. Name Location Developer A. Operating (12) AG&P Special Economic Zone Cebu South Road Properties Cocochem Agro-Industrial Park Jose Panganiban SEZ Keppel Philippines Marine SEZ Manila Harbour Center Phividec Industrial Estate 8 Rapu-Rapu-Ecozone Rio Tuba Export Processing Zone Subic Shipyard Special Economic Zone Tabangao Special Economic Zone West Cebu Industrial Park B. Proclaimed (7) 1 Amihan Woodlands Township Barangay San Roque, Bauan, Batangas South Reclamation Project, Cebu City Aplaya & Danglayan, Bauan, Batangas Jose Panganiban, Camarines Norte Barangay San Miguel, Bauan, Batangas Atlantic Gulf & Pacific Co. of Manila City Government of Cebu Cocochem Agro-Industrial Park, Inc. CamNorte Ezone Realty, Inc. Goodsoil Marine Realty, Inc. Land Area (in has.) Date Approved Oct Aug May Nov Aug-06 Tondo, Manila R-II Builders, Inc Nov-97 Municipalities of Villanueva and Tagoloan, Misamis Oriental Malobago and Pagcolbon, Rapu-Rapu, Albay Barangay Rio Tuba, Bataraza, Palawan Cabaangan Point, Subic, Zambales Tabangao, Batangas Arpili & Bunoy, Balamban, Cebu Daja Daku & Taglawigan, San Isidro, Leyte & Jubay, Calubian, Leyte Madaum, Tagum City, Davao del Norte Sitio Caridad, Banquerohan, Legaspi City, Albay Nonoc Island, Surigao City, Surigao del Norte Phividec Industrial Authority 3, Rapu-Rapu Minerals, Inc. Rio Tuba Nickel Mining Corporation Consort Land, Inc. Shellgas Philippines, Inc. Cebu Industrial Park Developers, Inc. MRC Allied Industries, Inc. 2, Jan Dec Nov Apr Aug Dec Nov-97 2 Hijo Special Hijo Resources Economic Zone Corporation Mar-02 3 Legaspi City City Government of Special Economic Legazpi Zone Nov-96 4 Philnico Industrial Philnico Mining & Estate Industrial Corp Dec-96 5 Poro Point Poro Point Special San Fernando City, La Management Economic Zone Union Corporation May-06 6 Samal Casino San Isidro and Libertad, Ekran Services, Inc Oct-97 III-26

146 7 Resort South Coast Ecozone Kaputian, Island Garden City of Samal, Davao del Norte Papaya, Nasugbu, Batangas Manila South Development Corp Apr 対 象 国 の ODA 事 業 の 事 例 の 分 析 (1) ODA 事 業 の 想 定 のため ODA 事 業 の 事 例 計 画 等 フィリピンにおいて 直 接 造 船 業 への 支 援 事 業 としては 第 5 次 円 借 款 にて フィルセコ (Philseco) 造 船 所 の 建 設 資 金 の 一 部 を 融 資 している その 他 内 航 海 運 近 代 化 計 画 において ツーステップローンによる 国 内 船 主 造 船 所 等 向 けに 船 舶 建 造 造 船 施 設 更 新 の 融 資 を 実 施 し ており 1 件 の 造 船 設 備 改 修 に 支 出 実 績 がある 2009 年 には 物 流 インフラ 開 発 事 業 として 同 様 のスキームでの 交 通 インフラ 整 備 のための 融 資 を 行 って 船 舶 調 達 等 に 融 資 されている 内 航 海 運 近 代 化 計 画 2 期 に 渡 って 実 施 された 第 I 期 事 業 は 船 舶 更 新 及 び 修 理 改 良 港 湾 荷 役 設 備 の 整 備 を 目 的 として 実 施 され その 結 果 (a) 老 朽 船 が 更 新 された (b) 船 級 取 得 を 融 資 条 件 としコンサルタントによる 技 術 指 導 を 行 ったことで それまで 一 般 的 であった 安 全 性 を 無 視 した 改 造 船 を 排 除 し 内 航 海 運 セクター 全 体 の 安 全 基 準 遵 守 への 意 識 を 高 めた (c) 新 造 された 船 舶 は ほとんどが 比 国 造 船 所 で 建 造 され(46 隻 中 45 隻 ) 長 らく 不 況 に 陥 って いた 造 船 業 の 活 性 化 に 貢 献 した (d) 同 事 業 の 融 資 を 受 けた 航 路 では 迅 速 安 全 快 適 な 海 運 サービスが 開 始 されており 比 国 における 内 航 海 運 のイメージを 大 きく 変 えた 等 の 成 果 を あげた 同 計 画 の 支 出 実 績 は 次 のとおりであり 造 船 施 設 等 5 件 金 額 で 10%の 支 出 であっ た 表 III-14 内 航 海 運 近 代 化 計 画 第 1 期 の 実 績 サブプロジェクト のタイプ サブプロジェクトの 数 (%) サブローンの 合 計 額 ( 百 万 ペソ) (%) 貨 物 船 11 (20%) 475 (15%) 高 速 船 / 乗 客 / 貨 物 19 (34%) 1,357 (41%) タンカー 17 (30%) 872 (27%) タグボート/はしけ 4 (7%) 231 (7%) 造 船 修 理 所 /ターミ 5 (9%) 344 (10%) ナル/ 関 連 施 設 合 計 56 3,279 出 典 : JICA 内 航 海 運 近 代 化 計 画 1 事 後 評 価 III-27

147 III-28 平 成 24 年 度 政 府 開 発 援 助 海 外 経 済 協 力 事 業 委 託 費 によるニーズ 調 査 表 III-15 フィリピンにおける 造 船 事 業 関 連 の ODA 事 例 借 款 契 約 額 本 体 部 分 ( 特 利 適 用 部 分 ) コンサルタント 部 分 案 件 名 業 種 案 件 概 要 借 款 契 約 日 金 利 償 還 据 置 調 達 金 利 償 還 据 置 調 達 事 業 実 施 者 名 ( 百 万 円 ) (%) 期 間 期 間 条 件 (%) 期 間 期 間 条 件 物 流 インフラ 開 発 事 業 社 会 サー 船 舶 購 入 道 路 建 設 物 流 関 連 施 設 建 設 等 への 2009/11/9 30, 年 10 年 U 年 10 年 U フィリピン 開 発 銀 行 ビス 融 資 内 航 海 運 近 代 化 事 業 (1 期 ) 海 運 船 舶 造 船 施 設 等 の 近 代 化 のためのツーステッ プローン 1994/12/ 年 10 年 GU 3 30 年 10 年 GU フィリピン 開 発 銀 行 内 航 海 運 近 代 化 事 業 (2 期 ) 海 運 同 第 2 期 1998/9/ 年 10 年 GU 年 10 年 GU フィリピン 開 発 銀 行 スービック 修 理 造 船 所 建 海 運 30 万 トン 船 舶 修 理 ドッ 1979/3/26 10, 年 7 年 PU 年 7 年 PU フィルセコ 設 事 業 ( 本 体 工 事 ) クの 建 設 出 典 : JICA 円 借 款 案 件 HP 注 :U:アンタイド GU: 一 般 アンタイド PU: 部 分 アンタイド 内 航 海 運 近 代 化 事 業 第 2 期 は 内 航 船 近 代 化 への 圧 倒 的 な 資 金 不 足 から 内 航 海 運 近 代 化 事 業 (Ⅰ) に 続 いて 実 施 され 内 航 海 運 に 供 される 船 舶 ( 特 に RoRo 船 ) 造 船 所 港 湾 施 設 教 育 訓 練 の 近 代 化 促 進 を 支 援 する 役 割 を 負 っていた 船 舶 に 対 する 融 資 は 計 21 件 金 額 では 3, 百 万 ペソが 投 入 されており 船 舶 の 近 代 化 が 図 られた また 本 事 業 において 支 援 を 受 けた 造 船 所 は 計 1 件 金 額 では 70 百 万 ペソに 留 まっている III-28

148 表 III-16 内 航 海 運 近 代 化 計 画 第 2 期 の 実 績 サブプロジェクト のタイプ サブプロジェクトの 数 サブローンの 合 計 額 ( 百 万 ペソ) (%) タンカー 8 1, (16.72%) 一 般 貨 物 船 (3.09%) 貨 客 船 8 1, (24.08%) 旅 客 フェリー (0.04%) パイロットボート (0.57%) 港 湾 施 設 14 4, (48.98%) 海 事 訓 練 学 校 (2.33%) コールドチェーン (3.35%) 施 設 造 船 所 1 70 (0.84%) 合 計 47 3,279 出 典 : 2007 年 度 JBIC 円 借 款 事 業 中 間 レビュー 報 告 書 内 航 海 運 近 代 化 計 画 では 融 資 元 のフィリピン 開 発 銀 行 が 融 資 の 担 保 を 要 求 したこと から 国 内 でも 大 手 の 企 業 に 融 資 が 廻 り 中 小 手 の 育 成 ができなかったという 課 題 が 残 った 今 次 調 査 でも 造 船 所 の 資 本 は 小 さく 財 務 状 況 も 健 全 とは 言 えないため 同 様 の 資 金 融 資 は 保 険 の 付 保 等 もふくめて 検 討 されるべきであろう また 造 船 事 業 はこれまで 健 全 な 内 航 海 運 の 育 成 のための 支 援 施 設 としての 位 置 付 けが 多 かったが 今 後 造 船 業 の 機 材 労 働 集 約 型 の 特 徴 すそ 野 産 業 の 必 要 性 を 考 慮 して 産 業 育 成 の 視 点 から 事 業 計 画 を 形 成 する 必 要 性 があろう (2) 海 外 の 同 業 他 社 類 似 製 品 技 術 の 概 況 優 位 性 1) 海 外 資 本 の 造 船 所 は 概 略 次 のとおりである 1 韓 国 のハンジン 造 船 所 (Hanjin Shipyard)(Subic 輸 出 特 区 2006 年 より 稼 働 ) 370mx100m Dock, 550m x 135m Dock など 世 界 最 大 規 模 ハンジンの 中 心 基 地 2 ケッペル 造 船 所 (Keppel Shipyard ) Subic 550m 65m ドック( 旧 川 崎 重 工 ) 現 在 は 修 理 中 心 将 来 海 洋 資 源 関 係 へ Batangas 新 造 海 洋 資 源 中 心 3 スービック ドライドック(Subic Drydock) III-29

149 中 型 浮 きドック 2 基 による 修 繕 中 心 のアメリカ 資 本 企 業 4 常 石 セブ 造 船 所 (Tsuneishi heavy Industries Cebu) 新 造 船 台 200m x 34m 新 造 ドック 450m x 60m 2) 進 出 企 業 の 優 位 性 これら 進 出 企 業 は 全 て 経 済 特 区 に 進 出 して 輸 入 関 税 収 入 の 看 做 し 課 税 等 により 税 金 の 恩 恵 を 受 けている また 外 国 資 本 も 通 常 40%までの 制 限 のところ 100% 外 資 が 可 能 となっている 材 料 機 器 は 全 て 輸 入 であるが 大 量 の 発 注 により 輸 送 費 調 達 費 を 削 減 一 般 の 労 務 費 ( 地 方 では 約 400 ペソ/ 日 ( 約 800 円 / 日 )であり 競 争 性 を 確 保 できる 製 品 の 技 術 レベル 品 質 は 全 て 本 社 の 管 理 レベルと 同 一 にて 管 理 され スケジュールも 管 理 される 上 記 の 造 船 所 の 内 ハンジン 造 船 所 は 韓 国 の 施 設 は 閉 鎖 し フィリピンのみで 事 業 を 実 施 し ている 特 に 550m 135m ドックの 規 模 は 世 界 最 大 級 であり 一 つのドックで 同 時 並 行 で 複 数 の 新 造 船 が 可 能 であり 施 設 の 建 造 効 率 は 極 めて 高 い また 作 業 者 は 造 船 所 近 郊 に 建 設 された 宿 舎 からバスによる 往 復 で 24 時 間 体 制 で 工 事 が 可 能 となっているが 労 働 災 害 発 生 による 労 働 争 議 等 の 問 題 が 起 きており 安 全 管 理 等 の 課 題 がある ケッペルは 早 くからフィリピンに 進 出 し 地 場 の 造 船 所 としても 根 付 いており 労 働 者 の 教 育 も 社 内 で 実 施 している 材 料 はシンガポールから 輸 入 しているが フィリピンの 労 働 コスト により 輸 入 しても 国 際 競 争 力 はあるとのこと また 海 洋 開 発 分 野 にも 強 い III-30

150 IV. インド IV-1

151 1. 調 査 対 象 国 地 域 の 現 状 及 びニーズの 確 認 1.1. 対 象 国 の 政 治 経 済 の 概 況 (1) 人 口 構 成 国 土 面 積 政 治 マクロ 経 済 指 標 人 口 構 成 国 土 面 積 GDP 政 治 状 況 主 要 産 業 等 1) インドの 概 要 インド 共 和 国 は 赤 道 の 北 北 緯 8 度 4 分 と 37 度 6 分 の 間 東 経 68 度 7 分 と 97 度 25 分 の 間 に 位 置 しており 国 土 総 面 積 は 3,287,263 平 方 km( 日 本 の 約 8.8 倍 )である 南 北 に 3,214 km 東 西 に 2,993km の 広 がりをもち 南 西 部 にアラビア 海 東 南 にベンガル 湾 南 はインド 洋 に 囲 まれて 海 岸 線 は 7,517km ある 長 い 海 岸 線 に 沿 って 13 の 主 要 港 湾 と 176 の 一 般 港 を 有 し ている インドの 気 候 は 乾 季 (11 月 ~2 月 ) 暑 季 (3 月 ~6 月 ) 雨 季 (6 月 下 旬 ~10 月 )に 分 けること ができる 暑 季 は 日 中 最 高 気 温 が 40 を 超 える 日 が 続 き 雨 季 は モンスーンの 影 響 で 雨 が 多 く 蒸 し 暑 い しかし デリーやジャイプル 等 北 インド 内 陸 部 の 暑 季 は 連 日 40 度 以 上 で 乾 燥 しているが 海 に 面 した 南 インドのチェンナイでは 気 温 がデリーやジャイプルと 同 程 度 でも 湿 度 が 高 い また カシミール ヒマラヤなどの 高 地 では 気 温 が 低 い インドの 一 般 概 況 を 表 Ⅳ-1 に 示 す 表 IV-1 インド 一 般 情 報 国 地 域 名 インド India 面 積 3,287,263 平 方 キロメートル( 日 本 の 約 8.8 倍 ) 人 口 12 億 1,019 万 人 (2011 年 センサス) センサスは 10 年 毎 に 発 表 首 都 デリー 人 口 1,675 万 人 (2011 年 人 口 センサス) 言 語 ヒンディー 語 英 語 ウルドゥー 語 ベンガル 語 宗 教 ヒンドゥ 教 (82.7%) イスラム 教 (11.2%) キリスト 教 (2.6%)など 公 用 語 ヒンディー 語 ( 連 邦 公 用 語 ) 英 語 ( 準 公 用 語 ) 出 典 : JETRO 国 地 域 別 情 報 インドの 人 口 は 2011 年 で 12 億 1,000 万 強 であり 世 界 で 2 番 目 に 多 い 人 口 を 有 し 民 主 主 義 国 家 として 世 界 で 最 も 人 口 の 多 い 国 である インドの 出 生 率 は 2.9 人 と 高 く 今 後 も 右 肩 上 がりで 人 口 が 増 えていくと 予 想 されており 2030 年 ごろには 中 国 を 抜 いて 世 界 一 になる と 推 定 されている また 都 市 人 口 は 全 体 の 31.2%の 3 億 7,710 万 人 農 村 人 口 は 68.8% 8 億 3,309 万 人 と 推 定 されており 他 の 途 上 国 に 比 べて 都 市 部 人 口 が 比 較 的 少 ない 人 口 構 成 はピラミッド 型 の 典 型 的 な 途 上 国 パターンを 示 しており 年 齢 中 央 値 は 25 歳 で 労 IV-2

152 働 人 口 が 豊 富 である ただし 近 年 は かってほど 出 生 率 が 高 くないため 0-4 歳 5-9 歳 は 歳 に 比 べ 人 口 が 少 なくなってきている 出 典 : アメリカ 合 衆 国 国 勢 調 査 局 図 IV-1 インドの 年 齢 構 成 2) インドの 政 治 インドの 政 治 制 度 の 枠 組 みは 1950 年 1 月 に 施 行 されたインド 憲 法 により 定 められ 正 義 自 由 平 等 友 愛 の4つの 理 念 を 掲 げている インドは 共 和 制 の 連 邦 国 家 であり 中 央 集 権 型 の 連 邦 制 を 採 用 する 一 方 州 の 独 立 性 が 維 持 されており 世 界 最 大 の 民 主 主 義 国 家 として 議 会 制 民 主 主 義 国 家 であり 政 治 体 制 が 安 定 して いることを 特 徴 としている 中 央 と 州 の 管 轄 事 項 は 憲 法 に 定 められており 中 央 は 国 防 外 交 通 信 通 貨 関 税 州 は 法 と 秩 序 公 衆 衛 生 教 育 農 林 漁 業 などを 専 管 事 項 とする さらに 中 央 と 州 との 共 管 事 項 として 経 済 計 画 社 会 保 障 貿 易 産 業 などがあり 中 央 と 州 で 対 立 が 生 じる 場 合 には 中 央 の 法 律 が 優 先 する 2004 年 5 月 に 発 足 した 統 一 進 歩 同 盟 (UPA:United Progressive Alliance)は 国 民 会 議 派 の マンモハン シン 首 相 のもと 経 済 自 由 化 政 策 を 堅 持 しつつ 第 1 期 の 5 年 間 で 平 均 8.5%の 経 済 成 長 を 達 成 農 村 開 発 や 雇 用 対 策 に 優 先 的 に 取 り 組 んできた この 実 績 が 評 価 され 2009 年 には 再 選 され 第 2 期 シン 内 閣 となっている 第 2 期 ではより 早 い 全 ての 人 々に 恩 恵 が 行 き わたるような 包 括 的 な 成 長 を 目 指 すとともに 農 村 開 発 貧 困 対 策 と 共 にインフラ 整 備 の 加 速 を 課 題 としている IV-3

153 政 体 連 邦 共 和 制 表 IV-2 インドの 政 治 体 制 等 元 首 プラナーブ ムカジー 大 統 領 (Mr. Pranab Mukherjee) (2012 年 7 月 22 議 会 制 度 議 会 概 要 ( 定 員 数 発 足 年 任 期 ) 日 選 出 )( 任 期 5 年 ) 二 院 制 上 院 州 会 議 (ラジャ サバー) 定 数 245 名 任 期 6 年 下 院 人 民 会 議 (ロク サバー) 定 数 543 名 任 期 5 年 内 閣 ( 主 要 閣 僚 ) 役 職 名 前 日 本 語 表 記 名 前 英 字 表 記 政 党 首 相 外 相 内 相 財 務 相 商 工 相 備 考 :2012 年 7 月 時 点 出 典 : 外 務 省 各 国 地 域 情 勢 インド インド 政 府 HP より マンモハン シン Manmohan Singh ( 国 民 会 議 派 (INC)) サルマン クルシード Sulman Khurshid クマール サンバジラオ S.S.Kumar Sambhajirao パラニアパン チダンバラム P.Chidambaram アナンド シャルマ Anand Sharma 3) インドの 経 済 概 況 インド 経 済 は 巨 大 な 国 内 市 場 を 背 景 にし GDP 成 長 率 9 % 以 上 を 3 年 連 続 で 2008 年 2009 年 度 まで 達 成 した しかし 2011 年 度 の 世 界 的 な 景 気 減 速 燃 料 価 格 の 高 騰 急 激 なル ピー 安 によるコスト 増 により 実 質 GDP 成 長 率 は 6.5%と 2002 年 度 以 来 9 年 ぶりの 低 成 長 となった また 2012 年 の 成 長 率 も 5.7%と 予 測 されている この 原 因 は 先 行 投 資 の 低 迷 消 費 の 低 迷 輸 出 の 低 調 にある しかし 主 要 セクターの 成 長 率 は 減 少 しつつ 電 力 石 炭 セメントなどはインフラ 整 備 の 遅 れという 環 境 の 元 高 い 成 長 を 維 持 している 日 本 は 2011 年 の 投 資 額 で 3 位 の 対 インド 投 資 国 となり インドに 拠 点 を 設 ける 日 系 企 業 は 2012 年 11 月 現 在 で 926 社 で 前 年 と 比 較 114 社 14% 増 加 した 2011 年 8 月 に 発 効 した 日 本 インド 包 括 的 経 済 連 携 協 定 (CEPA)は 自 動 車 関 連 部 品 を 中 心 に 活 発 に 活 用 されており 両 国 の 政 治 経 済 関 係 は 今 後 より 一 層 強 固 なものへと 発 展 することが 期 待 されている IV-4

154 図 IV-2 インドの 経 済 成 長 率 の 推 移 1 産 業 構 造 インドの 産 業 構 造 は サービス 部 門 のシェアが 大 きい GDP に 占 める 同 部 門 の 2011 年 のシェアは 59%である 2011 年 度 の GDP を 産 業 部 門 別 にみると 製 造 業 がルピ ー 安 によるコスト 増 などを 反 映 してわずか 2.5% 増 にとどまり 前 年 度 の 7.6% 増 と 比 較 して 大 幅 に 減 速 した また 鉱 業 部 門 は 0.9% 減 となりマイナス 成 長 となった GDP の 6 割 弱 を 占 めるサービス 産 業 部 門 が 8.9% 増 と 引 き 続 き 好 調 で 経 済 を 牽 引 した 農 業 部 門 は 2010 年 度 の 大 幅 回 復 (7.0% 増 )を 受 け 2011 年 度 は 2.8%の 微 増 とな ったが モンスーンも 例 年 並 みで コメ 小 麦 とも 史 上 最 高 の 生 産 量 を 更 新 した イ ンドの 産 業 別 GDP とその 構 成 比 率 を 図 Ⅳ-3 に 示 す 図 IV-3 インドの 産 業 構 造 と GDP(2011 年 ) 2 貿 易 と 対 外 投 資 インド 主 要 輸 入 品 目 は 原 油 石 油 製 品 で 国 内 石 油 消 費 量 の 7 割 超 を 輸 入 に 頼 ってお り 最 大 の 輸 入 品 目 ( 構 成 比 31.0%)である 2011 年 の 原 油 価 格 は 年 平 均 で 1 バ レル 当 たり ドルと 前 年 比 31.8%も 高 騰 しており ルピー 安 の 影 響 も 加 わり 原 油 石 油 製 品 の 輸 入 コストは 大 きく 上 昇 した 一 方 原 油 石 油 製 品 輸 入 量 では 前 年 IV-5

155 GDP 比 4.7% 増 とわずかな 伸 びにとどまっている その 他 の 主 要 品 目 である 金 銀 も 高 い 伸 びを 示 し 51.0% 増 となった 主 要 な 輸 出 品 目 は 石 油 製 品 ( 主 にガソリン ディーゼル 灯 油 等 )であり 年 比 53.7% 増 となり, 輸 出 全 体 に 占 める 構 成 比 は 18.8%と 前 年 に 引 き 続 き 最 大 の 品 目 である ま た 主 要 品 目 の 中 で 顕 著 な 増 加 がみられたのは 輸 送 機 器 ( 部 品 含 む)で 66.3% 増 を 記 録 した 自 動 車 輸 出 や 港 湾 施 設 建 設 用 船 舶 の 輸 出 の 増 加 が 著 しい 国 地 域 別 では, 金 額 ベースで 過 去 3 年 に 引 き 続 き UAE が 最 大 の 輸 出 先 となった 最 大 の 輸 出 品 目 である 宝 石 宝 飾 品 と 石 油 製 品 の 輸 出 が 3 割 以 上 拡 大 したほか 船 舶 を 中 心 とした 輸 送 機 器 が 3.5 倍 と 急 増 したことから 前 年 比 26.6% 増 となった 次 い で 米 国 も 32.0% 増 と 堅 調 な 伸 びをみせた 特 に 鉄 鋼 製 品 の 輸 出 が 好 調 で 79.4% 増 となった 項 目 表 IV-3 インドの 経 済 概 況 2011 年 実 質 GDP 成 長 率 (%) 基 準 年 : 名 目 GDP 総 額 - ドル( 単 位 :100 万 ) 1,717,947 一 人 あたりの GDP( 名 目 ) - ドル 1,514 消 費 者 物 価 指 数 消 費 者 物 価 上 昇 率 (%) 工 業 労 働 者 8.4 消 費 者 物 価 指 数 2001= 産 業 生 産 指 数 エネルギー 鉱 工 業 生 産 指 数 = 鉱 工 業 生 産 指 数 伸 び 率 ( 前 年 比 )(%) 2.8 製 造 業 生 産 指 数 = 製 造 業 生 産 指 数 伸 び 率 ( 前 年 比 )(%) 3.0 国 際 収 支 経 常 収 支 ( 国 際 収 支 ベース) - ドル( 単 位 :100 万 ) -78,498 貿 易 収 支 ( 国 際 収 支 ベース) - ドル( 単 位 :100 万 ) -189,759 外 貨 準 備 高 - ドル( 単 位 :100 万 ) 268,721 対 外 債 務 残 高 - ドル( 単 位 :100 万 ) 345,819 為 替 レート( 期 末 値 対 ドルレート) 翌 3 月 末 値 輸 出 額 - ドル( 単 位 :100 万 ) 305,964 対 日 輸 出 額 - ドル( 単 位 :100 万 ) 6,329 輸 入 額 - ドル( 単 位 :100 万 ) 489,319 対 日 輸 入 額 - ドル( 単 位 :100 万 ) 12,101 直 接 投 資 受 入 額 - ドル( 単 位 :100 万 ) 実 行 ベース 35,121 出 典 : JETRO 国 地 域 別 情 報 IV-6

156 1.2. 対 象 分 野 における 開 発 課 題 造 船 船 舶 修 理 業 の 現 状 インドの 造 船 業 はかつて 国 営 の 造 船 所 振 興 が 中 心 であり 1992 年 まで 民 間 の 造 船 所 は 3,000DWT 以 上 の 船 を 建 造 することは 許 可 されていなかった 1992 年 に 自 由 化 の 流 れの 中 でこ の 規 制 が 撤 廃 され 民 間 企 業 の 中 では ABG 造 船 所 が 1998 年 にようやく 5,000DWT の 船 舶 を 建 造 した 最 近 ではインドの 民 間 大 手 造 船 所 の ABG 造 船 所 ピパバブ 造 船 所 やバラティ 造 船 所 で は 2007 年 前 の 造 船 ブームの 中 大 型 船 を 建 造 できる 設 備 投 資 がされ 輸 出 船 の 建 造 を 行 っている (1) 設 備 能 力 技 術 力 人 数 修 繕 内 容 ( 実 績 ) 番 号 インドの 造 船 産 業 は 大 きく 次 のカテゴリーに 分 類 される 1 防 衛 軍 艦 及 び 沿 岸 警 備 隊 の 舟 艇 を 建 造 する 造 船 所 2 沿 岸 及 び 外 航 貿 易 に 従 事 する 大 型 商 船 を 建 造 する 造 船 所 3 港 湾 作 業 船 巻 き 網 船 オフショア 船 等 の 注 が 他 特 殊 用 途 船 と 内 水 その 他 小 型 船 を 建 造 する 造 船 所 4 その 他 小 型 船 舶 の 建 造 を 行 う 地 域 密 着 型 小 規 模 造 船 所 これらの 造 船 所 の 施 設 としては 官 民 合 わせて 船 舶 修 繕 用 の 幹 ドックは 34 か 所 あり これら ドックの 内 14 カ 所 は 8 つの 主 要 港 により 運 営 されている ドライドックを 持 たない 港 は ム ンバイ JNPT 港 ニューマンガロール 港 チェンナイ 港 エノール 港 及 びハディラ 港 である 造 船 所 の 建 造 能 力 ( 設 備 能 力 )と 建 造 船 舶 種 を 官 営 造 船 所 及 び 民 間 造 船 所 別 に 表 Ⅳ-4 に 示 す 表 IV-4 造 船 会 社 の 種 類 及 びサイズ 別 建 造 能 力 (2011 年 3 月 末 現 在 ) 会 社 名 建 造 船 種 建 造 能 力 ( 年 間 ) 喫 水 長 さm 幅 m m DWT x1000 A 公 共 分 野 合 計 Alcock Ashdown (Gujarat) Ltd アルコック 造 船 所 2 Cochin Shipyard Ltd. コチン 造 船 所 3 Garden Reach Ship-Builders & Engineers Ltd. ガーデンリーチ 造 船 所 4 Goa Shipyard Ltd ゴア 造 船 所 (a) ばら 積 み 船 (b) タンカー (c) タグ/バージ/OSV ばら 積 み 船 タンカー 客 船 浚 渫 船 タグ 等 含 む 全 船 種 (a) 各 種 艦 船 上 陸 舟 艇 (b) ばら 積 み 船 海 洋 機 器 (c) 巡 視 艇 (OPSV)/ホバークラフト 各 種 巡 視 艇 襲 撃 艇 調 査 船 訓 練 船 上 陸 舟 艇 タグ 浚 渫 船 客 船 漁 船 その 他 IV-7

157 番 号 会 社 名 5 Hindustan Shipyard Ltd ヒンダスタン 造 船 6 Hooghly Dock & Port Engineers Ltd. フグリ 造 船 所 7 Mazagaon Dock Ltd. マザゴンドック 8 Shalimar Works Ltd. シャリマール 造 船 建 造 船 種 長 さm 建 造 能 力 ( 年 間 ) 幅 m 喫 水 m DWT x1000 各 種 船 舶 (a) タンカー (b) 浚 渫 船 客 船 (c) 居 住 区 画 ( 海 洋 構 造 物 ) (d) 貨 物 船 タグ Annual capacity is 0.97 EFU (Effective Frigate Unit) バージ フェリー B. 民 間 分 野 合 計 Dempo Shipbuilding & Engineering Pvt Ltd. デンポ 造 船 所 10 ABG Shipyard Ltd. ABG 造 船 所 (a) バージ (b) タグ (c) サプライボート AHT OSV 支 援 船 海 洋 支 援 船 タグ ばら 積 み 船 タンカー 浮 きクレーン 海 洋 汚 染 防 止 船 その 他 特 殊 船 舶 Bharati Shipyard Ltd. バラティ 造 船 所 12 Chowgule & Co. Ltd. チョーグル 造 船 所 13 Ferromar Shipping Pvt. Ltd. フェロマール 造 船 所 14 Sesa Goa Ltd. セサゴア 15 A.C.Roy & Co. Ltd. A.C.ロイ 16 Bristol Boats ブリストルボート 17 Temba Shipyard Ltd. テンバ 造 船 所 貨 物 船 ( 一 般 ばら 積 み) タンカー 旅 客 船 フェリー 海 洋 パトロール 船 AHTS タグ 浚 渫 船 RoRo 船 車 両 運 搬 貨 物 船 ばら 積 み 船 各 種 船 舶 (a) 小 型 客 船 (b) タグ (c) バージ (a) FRPパトロール 船 (b) その 他 タグ AHT MPPT 浚 渫 船 小 型 客 船 バージ 浮 き 売 れーン 客 船 フェリー 貨 物 船 タンカー Wadia Boat Builders Larsen & Toubro ハジラ グジャラート 工 場 IV-8

158 番 号 会 社 名 Limited ラーセンアンドタブロ 造 船 所 20 N N Shipbuilders and Engineers Pvt Ltd NN 造 船 所 21 Pipavav Shipyard ピパバブ 造 船 所 建 造 船 種 RoRo 船 LoLo 船 貨 物 船 含 む 商 船 カトゥパリ チェンナイ 工 場 各 種 商 船 a)タグ b) ポンツーン c) フェリー バージ 貨 物 船 海 洋 船 舶 艦 船 その 他 長 さm 建 造 能 力 ( 年 間 ) 幅 m 32.0 喫 水 m 4.0 DWT x C. 合 計 (A + B) 出 典 : Statistics of India s ship building and ship repairing industry 比 較 的 大 きな 規 模 を 有 する 造 船 所 は 官 営 ではコチン 造 船 所 及 びヒンダスタン 造 船 所 で そ れぞれ 12 万 5,000DWT と 5 万 5,000DWT までの 船 舶 を 建 造 可 能 である 更 に 幾 つかの 民 間 造 船 所 は 規 模 拡 張 を 行 っており ABG 造 船 所 とバラティ 造 船 所 はそれぞれ 12 万 DWT と 10 万 DWT まで 建 造 可 能 な 造 船 所 を 建 設 中 である また ピパバブ 造 船 所 は VLCC まで 対 応 可 能 で ある 造 船 所 の 立 地 地 域 は 圧 倒 的 に 西 海 岸 のベンガル 湾 に 面 したグジャラート 州 マハラシュトラ 州 等 の 工 業 州 にある 造 船 の 合 計 建 造 能 力 で 最 大 の 週 はグジャラート 州 であり ピパバブ 造 船 ABG 造 船 の 設 備 拡 張 により 最 大 規 模 となっている また 国 営 のコチン 造 船 は 11 万 DWT までの 船 舶 が 建 造 可 能 で インド 国 内 でも 最 も 大 きい 船 舶 を 建 造 可 能 な 造 船 所 である 図 IV-4 インドの 造 船 所 の 立 地 IV-9

159 また これらの 造 船 所 の 分 類 による 対 象 とする 市 場 建 造 船 舶 及 び 主 な 造 船 所 を 表 Ⅳ-5 に 示 す この 表 から 防 衛 省 傘 下 の 造 船 所 を 除 き 国 営 のコチン 造 船 所 と 民 間 大 手 の ABG 造 船 所 ピパバブ 造 船 所 等 が 同 じ 市 場 で 競 争 をしているが コチン 造 船 は 国 営 として 同 じく 国 営 のインド 海 運 公 社 (SCI) 防 衛 省 等 発 注 が 多 く 民 間 船 社 からの 外 航 貨 物 船 の 発 注 は 少 ない 一 方 民 間 の 造 船 所 も 外 国 船 主 発 注 の 貨 物 船 は 少 なく 海 洋 支 援 船 等 の 建 造 が 中 心 となって おり 国 際 的 な 競 争 力 は 十 分 ではない 表 IV-5 インド 造 船 所 の 特 性 分 類 分 類 対 象 市 場 建 造 船 舶 投 資 資 本 造 船 所 主 要 機 器 の 調 達 艦 船 建 造 造 船 所 大 型 商 船 建 造 造 船 所 特 殊 船 建 造 造 船 所 小 型 船 舶 の 建 造 造 船 所 インド 海 軍 イ ン ド 及 び 国 際 海 運 海 洋 掘 削 関 係 企 業 イ ン ド 及 び 国 際 海 洋 開 発 企 業 インド 海 軍 内 航 貨 運 地 域 航 行 船 舶 護 衛 艦 高 速 艇 潜 水 艦 巡 洋 艦 空 母 大 型 商 船 掘 削 リグ 掘 削 船 海 洋 支 援 船 タ グ パイロット ボート 沿 岸 航 行 船 舶 バージ 河 川 航 行 船 舶 1 億 ~10 億 ドル 3000 万 ~5 億 ドル 1000 ~ 8000 万 ド ル 200 ~ 500 万 ドル 防 衛 省 所 属 造 船 所 認 可 造 船 所 AGB 造 船 バラティ 造 船 コチン 造 船 ピパバブ 造 船 AGB 造 船 バラティ 造 船 チョウグル 造 船 コチン 造 船 L&T 造 船 ピパバブ 造 船 ゴア 州 西 海 岸 の 小 規 模 造 船 所 防 衛 省 メーカーリ スト 登 録 必 要 殆 どの 機 材 を 外 部 発 注 主 要 機 器 は 船 主 指 定 その 他 は 造 船 所 に より 外 部 発 注 インド 製 品 を 中 心 インドの 造 船 業 は 2002 年 には 僅 か 150 億 ルピー 規 模 の 産 業 であったが 2006 年 には 1,400 億 ルピーと 僅 か 4 年 間 で 9 倍 に 伸 びた インドの 造 船 業 は 90 年 代 までは 国 内 船 主 向 けのみの 建 造 であったが 2000 年 に 民 間 の ABG 造 船 所 がインド 発 のノルウェー 向 け 商 船 を 建 造 し 国 際 造 船 市 場 にデビューした その 後 2012 年 現 在 のインド 造 船 業 全 体 の 受 注 残 は 199 隻 で 内 124 隻 が 輸 出 船 であるが 前 記 のとおり 主 に 海 洋 支 援 船 等 を 中 心 とした 輸 出 船 に 偏 った 状 況 である 1) 船 舶 修 繕 分 野 インドでは 船 舶 修 理 業 者 は 海 運 総 局 に 35 社 登 録 されている 現 在 の 修 繕 業 はヒンダスタン 造 船 所 とコチン 造 船 所 が 主 なプレイヤーであり 商 船 及 び 艦 船 の 修 理 も 実 施 している 商 船 の 修 繕 業 は 更 に 中 型 船 (パナマックスサイズまで)の 修 理 業 と 小 型 船 の 修 繕 業 (ハ ンディーサイズ 海 洋 支 援 船 漁 船 等 )に 分 類 され 中 型 船 の 修 繕 業 では コチン 造 船 所 ヒ ンダスタン 造 船 所 及 び ABG 造 船 所 がる 艦 船 の 修 理 は 防 衛 省 傘 下 のムンバイ 海 軍 ドック 及 びビシャカパトナムの 海 軍 基 地 である そ IV-10

160 の 他 マザゴンドック ガーデンリーチ 造 船 所 ゴア 造 船 所 も 海 軍 を 主 とした 造 船 所 である しかし 現 在 インド 船 主 の 外 航 商 船 及 び 内 航 船 の 修 理 はドバイ コロンボ 中 国 またはシ ンガポールの 造 船 所 で 実 施 されている この 原 因 は 次 のとおりと 考 えられる インドの 修 繕 ヤードの 設 備 が 老 朽 設 備 であり 且 つ 修 繕 技 術 が 貧 弱 である 最 大 の 施 設 はコチン 造 船 の 125,000DWT であり それ 以 上 の 船 舶 に 対 応 できない 造 船 周 辺 産 業 がなく 舶 用 資 機 材 の 調 達 に 時 間 がかかり 船 舶 の 納 期 が 遅 く コスト 競 争 力 がない また 船 舶 修 繕 は 港 湾 に 近 く 十 分 なインフラがあり 周 辺 産 業 労 力 があることが 重 要 で あり 船 舶 が 寄 港 し 荷 降 ろしをした 機 会 をとらえて 修 繕 することが 船 舶 の 滞 船 時 間 (デマ レッジという)を 減 じ 効 率 的 な 運 航 に 貢 献 するが インドで 修 繕 が 可 能 な 造 船 所 が 立 地 する 地 域 を 見 ると 西 海 岸 はグジャラート ムンバイ ゴア 及 びコチン 地 域 東 海 岸 はヴィザグ チェンナイ コルカタ 地 域 があるが コチン コルカタを 除 き 近 隣 に 船 舶 修 繕 施 設 が 無 い 図 IV-5 コチン 造 船 所 インドの 船 舶 修 繕 市 場 はおおよそ 250 億 ルピーと 推 定 され 外 航 船 及 び 海 洋 リグ 関 連 の 修 理 がその 中 心 である 表 IV-6 修 繕 需 要 が 見 込 まれる 船 舶 船 種 潜 在 修 理 需 要 ( 億 ルピー) インドに 寄 港 する 外 国 商 船 115~140 インド 籍 の 外 航 船 20 内 航 船 19 海 洋 リグ 30~40 艦 船 及 び 沿 岸 警 備 隊 10 その 他 50 合 計 244~279 IV-11

161 この 中 でも 海 洋 関 係 の 修 繕 需 要 は 大 きく 現 在 48 基 のリグが 稼 働 しており インド 石 油 天 然 ガス 公 社 (ONGC)は 10 基 のリグを 保 有 し 21 基 のリグを 契 約 している これらのリグの 運 営 のため 87 隻 の OSV 1 があり これらの 7 割 は 船 齢 が 20 年 超 であり 修 繕 改 造 等 を 必 要 としている また 現 在 インド 領 海 内 に 31 基 あるジャッキアップリグもインド 国 内 造 船 所 で も 定 期 的 な 修 繕 と 改 造 を 必 要 としているが リグの 修 理 に 対 応 できる 造 船 所 は ヒンダスタン 造 船 所 コチン 造 船 所 ABG 造 船 所 である 外 航 船 の 修 繕 では インドに 寄 港 した 外 航 船 は 2006 年 で 約 2 万 隻 あり これらの 外 航 船 の 修 繕 に 対 応 できれば 大 きな 修 産 業 とすることが 可 能 である 2) 新 造 船 分 野 インド 造 船 所 の 2003 年 から 2008 年 までの 国 内 船 輸 出 船 を 含 めた 建 造 実 績 を 表 Ⅳ-7 に 示 す 2006 年 以 降 ばら 積 み 船 引 き 渡 しがコチン 造 船 及 びヒンダスタン 造 船 であり 建 造 量 が 若 干 増 えているが それ 以 外 は 海 洋 関 係 の OSV タグボート 以 外 に 見 るべき 商 船 建 造 はない 状 況 である 今 後 も 国 内 向 けの OSV AHTS 2 等 が 建 造 需 要 の 中 心 であり この 分 野 ではバラティ 造 船 所 ABG 造 船 所 テンバ 造 船 所 コチン 造 船 所 が 中 心 となって 建 造 が 見 込 まれる しか し 現 在 インド 船 約 900 隻 の 内 半 数 が 船 齢 20 年 超 であり 今 後 代 替 えの 新 造 が 見 込 まれる 表 IV-7 インド 造 船 所 の 建 造 実 績 (2003~2008) No. DWT No. DWT No. DWT No. DWT No. DWT No. DWT タグ , , , ばら 積 み 船 2 61, , ,611 タンカー( 製 品 ) タンカー( 原 油 ) OSVs 12 38, , , , , ,226 フェリー ,560 浚 渫 船 1 2, , 多 目 的 船 1 3, , ,350 RoRo 船 1 5,250 合 計 22 39, , , , , ,747 インド 造 船 業 の 2009 年 4 月 時 点 の 手 持 ち 工 事 量 は 表 Ⅳ-8 のとおり 192 隻 362 万 DWT で ある これは 世 界 の 手 持 ち 工 事 量 の 0.65%に 過 ぎない またインド 外 航 船 主 オペレーターの 多 くは 中 国 韓 国 に 商 船 を 発 注 しており 国 内 は 国 営 インド 商 船 会 社 (SCI)がコチン 造 船 に 1 OSV:Offshore Supply Vessel オフショア 支 援 船 主 に 石 油 掘 削 リグへの 資 材 供 給 燃 料 輸 送 作 業 員 への 飲 料 食 料 輸 送 等 に 従 事 2 AHTS:Anchor Handling Tug Supply Vessel アンカーハンドリングタグサプライ 船 主 に 石 油 掘 削 リグの 牽 引 設 置 移 動 時 の 投 錨 等 作 業 や 同 設 備 への 作 業 員 物 資 の 輸 送 に 従 事 IV-12

162 2 隻 コンテナ 船 を 発 注 これは 国 営 船 社 として 政 策 的 な 発 注 あるものと 考 えられる これ 以 外 に 小 規 模 の 造 船 所 は 河 川 バージ 沿 岸 航 行 船 舶 等 の 建 造 需 要 があるのみである 表 IV-8 インドの 2009 年 4 月 時 点 の 手 持 ち 工 事 量 ( 商 船 のみ) 船 種 No. DWT OSV(AHTS,PSV, MSV, Seismic, Diving) 一 般 貨 物 船 ,650 ばら 積 み 船 50 2,706,000 化 学 石 油 製 品 輸 送 船 ,400 重 量 物 運 搬 船 ,360 RoRo 船 6 31,200 その 他 7 10,004 インド 合 計 192 3,615,014 世 界 の 新 造 船 量 9, ,017,577 民 間 造 船 所 では ABG 造 船 所 がグジャラート 州 ダヘジ 工 業 団 地 にシップリフトを 建 設 し ア フラマックスサイズ 3 までの 船 舶 が 建 造 できる 建 造 ラインを 建 設 している また ピパバブ 造 船 は VLCC 4 が 建 造 できるドックを 有 し 2007 年 より 操 業 を 開 始 した 近 代 的 な 造 船 所 である 更 に 2012 年 には L&T 造 船 所 は 日 本 の 三 菱 重 工 業 との 技 術 協 力 を 得 て 東 海 岸 のチェンナ イ 近 郊 のカトゥパリに 新 造 船 所 を 建 設 している (2) 設 計 能 力 インドで 最 も 近 代 的 な 設 備 を 持 つピパバブ 造 船 所 では 2011 年 に 76,000DWT のばら 積 船 を 1 隻 建 造 し 4 年 掛 かってノルウェー 向 けに 引 き 渡 した これは 古 い 韓 国 の 設 計 であり 2012 年 にもう 1 隻 後 7 隻 を 建 造 予 定 であるが 近 年 は 省 燃 費 型 でなければ 市 場 の 需 要 は 少 ないため 引 き 渡 しの 困 難 が 予 想 されている これら 商 船 の 設 計 のように 国 内 の 造 船 所 の 多 くはノルウェー または 外 国 のエンジンメー カー 等 から 設 計 を 購 入 しており 自 社 内 で 基 本 設 計 を 展 開 できる 能 力 は 不 足 している 官 営 最 大 手 のコチン 造 船 所 でも 基 本 設 計 能 力 はなく 輸 出 船 の 場 合 は 船 主 指 定 またはパッ ケージにて 設 計 と 主 要 機 材 が 船 主 側 から 供 給 され プロダクションデザインのみ 実 施 している また 民 間 最 大 手 の ABG 造 船 も 設 計 スタッフは 有 しているが 基 本 計 画 は 外 部 から 購 入 ま たは 受 領 し 詳 細 設 計 プロダクションデザインを 行 っている インドでは 自 国 の 造 船 技 術 開 発 設 計 コンサルティング 業 務 を 実 施 するために 海 運 省 の 3 アフラマックス:Average Freight Rate Assessment の 略 で 8 万 DWT から12 万 DWT トン 程 度 のタンカー をひろくアフラマックスタンカーという 4 VLCC: Very Large Crude Oil Carrier 原 油 の 輸 送 を 主 な 目 的 とする 大 型 タンカーのうち 20 万 ~30 万 DWT の もの IV-13

163 管 轄 の 下 東 海 岸 のビシャカパトナムに 1989 年 に 国 立 船 舶 設 計 研 究 センター(National Ship Design and Research Centre (NSDRC))を 設 立 し FS の 実 施 客 船 各 種 船 舶 の 設 計 騒 音 振 動 の 研 究 等 を 実 施 してきたが 2008 年 よりチェンナイ 海 事 大 学 (Maritime University of Chennai) に 統 合 された また 大 学 ではインド 工 科 大 学 (IIT)カラグプールは 海 洋 造 船 技 術 科 があり 220mの 試 験 水 槽 を 持 っている 他 造 船 関 連 では IIT マドラスが 海 洋 造 船 技 術 科 を コチ ン 科 学 技 術 大 学 (Cochin University of Science & Technology)が 船 舶 技 術 科 を 設 けており 造 船 技 師 を 輩 出 している (3) 建 造 管 理 システム インドの 全 ての 造 船 所 は ISO9001 の 認 証 を 取 得 している 近 年 は 特 に 輸 出 船 の 引 き 合 いも 多 く 第 三 者 による 検 査 等 も 実 施 され 船 級 検 査 官 の 見 解 では インド 建 造 船 舶 の 品 質 は 向 上 し てきているとのことである 特 に 外 国 船 主 監 督 の 派 遣 検 査 官 の 要 求 レベルは 高 く インド 造 船 所 のレベルを 高 めることに 貢 献 している ただし これらの 品 質 を 維 持 するためには 社 員 のみ ならず 下 請 け 業 者 の 意 識 改 革 が 必 要 であるが この 点 で 下 請 け 業 者 の 認 識 不 足 は 共 通 の 課 題 となっている (4) 調 達 システム インドでは 民 間 企 業 参 入 による 造 船 業 の 振 興 が 遅 かったため 舶 用 機 器 及 び 材 料 の 市 場 は 小 さく 現 地 生 産 は 進 まなかった このため 約 90%の 材 料 機 器 は 輸 入 に 依 存 している 厚 板 鋼 板 は 中 国 韓 国 等 からの 輸 入 で 弁 鋼 管 鉄 板 の 一 部 はインドで 調 達 可 能 である また 主 要 機 器 のうち 4 サイクル 機 関 は バルチラ Kilosuka(Cumins のライセンス 製 造 ) M&A(ト ラックのみ)があり その 他 舶 用 に 特 化 しないポンプ エアコン 等 の 機 器 がインド 国 内 で 調 達 可 能 である インドにおける 舶 用 機 器 の 調 達 は 決 まったルートはなく 現 地 法 人 を 設 立 しているメーカー 代 理 店 外 国 メーカー 等 の 調 達 先 によって 異 なる また シンガポール 在 住 のアジア 管 轄 の 代 理 店 に 機 器 の 調 達 を 依 頼 する 場 合 があり 欧 州 日 本 含 めシンガポールの 代 理 店 から 調 達 して いるケースも 多 い また 自 社 で 基 本 設 計 ができないことから 機 器 については 船 主 の 指 定 仕 様 銘 柄 を 選 択 することも 多 く この 場 合 も 同 様 に 代 理 店 経 由 で 主 要 機 器 を 調 達 している (5) 教 育 訓 練 の 実 施 スキーム 必 要 な 資 格 制 度 等 インドは 世 界 第 2 位 の 船 員 輩 出 国 であり エンジニアのバックグランウドを 持 つ 技 術 者 も 多 い また 先 に 記 したように 造 船 技 術 者 (Naval Architect)を 要 請 する 大 学 も 幾 つかある 技 能 工 については 労 働 者 の 訓 練 は 各 地 域 にある 政 府 の 職 業 訓 練 機 関 ITI (Industrial Training Institute)と 共 同 で 2~3 年 訓 練 し ここから 雇 用 できる この 訓 練 に 対 しては ITI の 運 営 プログラムは 造 船 所 と ITI のタイアップで 実 施 し 政 府 支 援 を 得 ることができるシステム である 造 船 所 とのインタビューでは 技 能 工 のレベルについては 同 ITI の 訓 練 等 により 溶 接 等 の 基 IV-14

164 本 的 な 技 能 を 習 得 しており 問 題 ないとの 意 見 であった 造 船 周 辺 産 業 と 海 運 の 現 状 調 査 (1) 舶 用 機 器 取 扱 い 業 者 と 取 扱 い 機 器 リスト 造 船 に 必 要 な 殆 どの 主 要 部 品 は 輸 入 であり 多 くの 国 際 機 器 サプライヤーが 存 在 している 様 々な 国 からの 500 以 上 の 企 業 が 主 要 機 器 のサプライヤーとして 登 録 されている 海 洋 リグ 他 の 海 洋 機 器 についてはノルウェー 企 業 はインドにおいて 主 要 な 機 器 サプライヤ ーである しかし 一 般 商 船 ばら 積 み 船 の 機 器 の 多 くの 部 分 は 中 国 韓 国 及 び 他 の 国 からの 輸 入 である 表 IV-9 主 要 機 器 と 製 造 国 リスト 機 器 名 輸 入 国 主 機 ベルギー フィンランド インド 日 本 シンガポール 韓 国 イギリス 推 進 器 ドイツ インド ノルウェー シンガポール 発 電 機 フランス ドイツ インド 日 本 シンガポール イギリス 操 舵 機 カナダ デンマーク ドイツ インド 日 本 オランダ シンガポール デッキクレーン ドイツ インド イタリア ノルウェー 韓 国 UAE イギリス 航 海 計 器 ドイツ イタリア 日 本 ノルウェー イギリス 空 調 設 備 韓 国 オーストラリア シンガポール オランダ デンマーク ボイラー ベルギー スウェーデン デンマーク ノルウェー 錨 鎖 中 国 香 港 シンガポール インド 韓 国 日 本 弁 類 オランダ シンガポール イギリス ドイツ 韓 国 インド 舶 用 ポンプ スペイン インド イタリア デンマーク ドイツ シンガポール オラ ンダ ラッシング インド シンガポール デンマーク 香 港 消 防 システム ギリシャ ドイツ オランダ イギリス 日 本 シンガポール 通 信 シンガポール デンマーク インド 空 気 圧 縮 機 ドイツ シンガポール イギリス オランダ ウィンチ オーストラリア シンガポール ベルギーデンマーク オランダ 日 本 曳 航 ウィンチ ベルギー オランダ デンマーク 日 本 スペイン 出 典 :: Mantrana コンサルタント 資 料 (2) 国 内 鋼 材 製 造 者 リスト インドでは 銑 鋼 一 貫 製 鉄 所 が 在 り 2011 年 の 粗 鋼 生 産 量 は 7,220 万 トンでロシアを 抜 いて 世 界 第 4 位 となった 鋼 板 及 び 鋼 管 類 は 国 営 の SAIL と 民 間 の TISCO(タタ) ESSAR JSW 等 が 製 作 しており 造 船 用 の 規 格 材 の 幾 つかも 国 内 で 手 配 可 能 である これらの 鋼 材 は 鉄 鋼 問 屋 から 通 常 は 購 入 しているが 多 くの 造 船 所 では 造 船 用 厚 板 規 格 材 等 を 輸 入 に 依 存 している IV-15

165 造 船 用 の 鋼 材 は 国 内 品 は 8%の 消 費 税 がかかるが 造 船 用 高 張 力 鋼 AH32/36 DH32/36 EH32/36 については 中 国 インドネシア ドイツ 等 から 輸 入 可 能 で 輸 入 税 も 7.5%であり 国 内 の 鋼 板 より 安 価 に 調 達 できる 状 況 となっている (3) 部 品 等 調 達 難 易 度 インドでは 材 料 機 材 部 品 の 80~90%を 輸 入 している これらの 調 達 は 代 理 店 サプライ ヤー 等 を 通 じて 欧 州 中 国 製 韓 国 製 日 本 製 等 を 輸 入 している どの 造 船 所 においても 輸 入 機 器 材 料 の 調 達 が 困 難 であるとの 意 見 は 聞 かれなかった 輸 入 機 器 材 料 調 達 はコチン 造 船 ではリードタイムは 6 カ 月 程 度 で 調 達 が 可 能 であるとのことであ った 輸 送 に 関 しても シンガポール 等 の 比 較 的 近 い 国 からの 輸 入 では 調 達 にかかる 時 間 がマ イナス 要 素 とはなっていない 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 のニーズ 整 理 インドでは 2007 年 8 月 まで 政 府 による 造 船 助 成 スキームが 輸 出 船 国 内 船 双 方 のインド 造 船 所 への 発 注 に 対 し 民 間 造 船 所 を 含 めて 適 用 された このため 国 内 船 主 も 発 注 意 欲 があったが 現 在 はこれら 助 成 措 置 がないことと 下 記 のような 理 由 を 主 に 国 内 造 船 所 への 発 注 が 少 ない 造 船 所 の 能 力 ( 建 造 能 力 )が 限 定 される 国 内 造 船 は 工 期 が 掛 かり 過 ぎる Skilled Labor が 少 なく 品 質 で 外 国 に 劣 る 造 船 所 の 設 備 少 なく 労 働 力 に 依 存 して このため 工 期 も 長 い 上 記 理 由 により 船 の 修 理 はコロンボドックまたは Dubai に 持 っていく しかし 海 洋 開 発 関 連 で PSV 等 の 作 業 船 の 建 造 需 要 は 多 くはないがコンスタントにあり イ ンド 船 主 による 発 注 は 2011 年 から 次 のように 想 定 されている 表 IV-10 インド 船 主 の 海 洋 関 連 船 舶 の 発 注 計 画 合 計 建 造 造 船 所 船 主 船 種 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 ( 予 定 ) Great MSV 1 1 バラティ 造 船 Offshore Great AHTS シンガポール ship MSV マザゴンドック ROV コロンボドック ONGC AHTS ピパバブ 造 船 SCI AHTS バラティ 造 船 IV-16

166 PSV コチン 造 船 合 計 注 : MSV:Multi-purpose Support Vessel ROV: Remotely Operated Vehicle また インド 船 主 発 注 の 外 航 商 船 の 竣 工 スケジュールは 次 のとおりである 表 IV-11 インド 船 主 の 貨 物 船 竣 工 予 定 船 社 合 計 SCI チョウグル グレートイースタン 2 2 エッサーマリン 1 1 アダニ 2 2 グジャラート アブジャ 2 2 合 計 インド 国 営 船 社 SCI は 2 隻 のコンテナ 船 をコチン 造 船 に 発 注 エッサー 社 (Essar)は 2 隻 のジ ャッキアップリグと 共 にばら 積 み 船 を 6 隻 ずつ 中 国 の STX 造 船 大 連 と インドの ABG 造 船 に 発 注 グレートイースタン 社 は 34 隻 の 平 均 船 齢 9.8 歳 の 船 舶 を 所 有 しているが 2 隻 のかむさーマ ックス(Kamsarmax:82,000DWT)と 1 隻 のスープラマックス(Supramax:50,000DWT 程 度 )を 調 達 予 定 またタタ(TATA) 発 電 会 社 は 181,000 DWT のケープサイズの 石 炭 船 2 隻 を STX 造 船 大 連 で 建 造 する このような 状 況 から インドの 造 船 所 は 官 営 のコチン 造 船 においては 民 間 船 主 からの 受 注 は 難 しく 民 間 とのコスト 競 争 は 厳 しい 状 態 で 国 営 の SCI から 作 業 船 貨 物 船 の 発 注 をうけている 一 方 で 民 間 最 大 手 の ABG 造 船 もドックの 規 模 制 限 からアフラマックス 以 上 の 船 舶 は 建 造 できず インド 船 主 は 海 外 での 建 造 を 選 択 せざるを 得 なくなっている また 内 航 商 船 の 建 造 需 要 を 見 ると インド 国 内 の 貨 物 輸 送 では 現 在 は 道 路 鉄 道 が 主 流 とな っており 内 航 海 運 への 依 存 度 は 高 くなく 内 航 貨 物 船 内 航 客 船 等 の 建 造 需 要 も 少 ない この 要 因 一 つは 陸 上 の 工 場 出 荷 地 と 港 湾 の 連 結 性 不 足 港 湾 自 体 が 内 航 貨 物 取 扱 い コンテナのフ ィーダーサービスを 想 定 しておらず 海 上 ルートでの 物 品 のサプライチェーンが 構 成 されていな いこととである また 内 航 海 運 と 陸 上 輸 送 を 比 較 した 場 合 に 以 下 のような 課 題 がある 内 航 船 舶 に 対 し 燃 料 油 のバンカリングは 14~21%の 州 税 とバージ 使 用 料 (Burge Charge) が 55,000 ルピー/バージ 毎 (コルカタの 例 ) 掛 かる しかし 鉄 道 道 路 では 11 ルピー/リット ルのみで 燃 料 費 が 割 高 である 海 運 省 は 内 航 海 運 に 対 し IMO( 外 航 船 の 基 準 )の 基 準 適 用 を 要 求 しており 内 航 には 過 剰 品 質 の 船 舶 が 必 要 となっている 港 湾 使 用 料 (Port Charge)が 高 い IV-17

167 コンテナ 輸 送 設 備 Ro/Ro 設 備 が 不 十 分 である 船 舶 を 利 用 した 旅 客 需 要 は 少 ない 修 繕 船 のニーズでは インド 沿 岸 の 海 洋 資 源 開 発 に 伴 う 多 数 の OSV 等 の 支 援 船 の 修 理 需 要 が 顕 著 となっている また インドの 対 外 貿 易 の 増 加 に 伴 い 石 油 製 品 車 両 等 の 輸 出 需 要 等 が 増 加 に 伴 い 外 航 船 舶 のインド 寄 港 数 は 増 加 しており これらの 外 航 船 の 修 繕 のニーズも 潜 在 的 であ るが 多 い インド 籍 船 舶 のほぼ 半 分 が 船 齢 20 年 以 上 の 船 舶 であり 14%が 15~19 年 であり これらの 船 舶 の 修 繕 需 要 は 多 い しかし コチン 造 船 所 及 びヒンダスタン 造 船 が 主 に 中 型 商 船 の 修 理 を 行 っ ているのみで ABG 造 船 は 新 造 船 中 心 に 転 換 しつつある 従 って 中 型 船 の 修 繕 のみならず 小 型 船 の 修 繕 所 数 が 少 なく 修 理 可 能 なドック 施 設 等 も 限 られている 図 IV-6 インド 籍 船 の 船 齢 構 成 このように インドの 造 船 及 び 修 繕 業 の 課 題 は 新 造 船 については 国 内 の 国 営 民 間 造 船 船 所 共 に どのように 外 航 船 の 建 造 を 受 注 するか 修 繕 船 についても 事 業 として 潜 在 的 に 大 きな 修 理 ニーズに 対 応 するかであるが 造 船 修 理 業 共 に 設 備 能 力 が 少 ないことが ニーズの 掘 り 起 こ しに 制 限 をかけている (1) 造 船 施 設 機 器 等 の 課 題 解 決 のニーズ インドの 民 間 大 手 に 分 類 される ABG 造 船 は 積 極 的 に 設 備 の 近 代 化 を 図 っており グジャラ ート 州 のダヘジ 造 船 団 地 では 33,000 トンのシップリフト(12,000DWT)を 装 備 し 並 行 して 12 隻 の 船 舶 建 造 を 可 能 としている また ピパバブ 造 船 所 も 680m 65mのドック 2 本 を 有 して VLCC の 建 造 が 可 能 である このような 大 規 模 な 民 間 造 船 所 は 輸 出 船 市 場 をターゲットに 造 船 施 設 修 繕 施 設 の 近 代 化 拡 大 を 始 めており 民 間 造 船 所 に 関 しては 設 備 能 力 は 改 善 されつつ ある ただし 過 大 な 設 備 投 資 による 財 務 状 況 の 悪 化 も 懸 念 されている IV-18

168 図 IV-7 ABG 造 船 所 ダヘジ 及 びピパバブ 造 船 所 官 営 の 造 船 所 は 艦 船 の 建 造 国 営 船 社 (SCI) 等 の 発 注 を 中 心 に 事 業 を 継 続 しており 設 備 の 拡 大 については 積 極 的 ではないようである しかし コチン 造 船 所 は 事 業 拡 大 のため 我 が 国 造 船 所 の 支 援 を 希 望 している 一 方 で 比 較 的 規 模 の 小 さい チョーグル 造 船 所 (ゴア) ショフト 造 船 所 (バルーチ)は 小 型 ばら 積 み 船 海 洋 PSV 等 の 建 造 を 主 なターゲットとしており 大 型 船 の 建 造 市 場 ではな く 限 られた 施 設 能 力 で 得 意 分 野 の 船 舶 の 建 造 を 進 めているが 老 朽 した 船 台 設 備 もあり 設 備 の 更 新 を 必 要 としている インドの 多 くの 造 船 所 は 新 造 船 を 中 心 に 事 業 を 行 っているが Ship Repairing Units (SRU) としても 登 録 されている 大 手 の 修 繕 事 業 者 はコチン 造 船 所 とヒンダスタン 造 船 所 で 共 に 国 営 であり ドック 施 設 は 修 繕 専 用 ではない また 商 船 の 修 繕 も 行 うが 艦 船 等 の 修 繕 を 優 先 的 に 実 施 するため 海 洋 開 発 関 係 の 需 要 が 増 加 するなかで 修 繕 能 力 は 不 足 している 特 に PSV 等 の 100m 未 満 の 船 舶 の 修 繕 需 要 が 高 いが 建 造 ドック 中 心 の 民 間 造 船 業 者 は 船 舶 修 理 に 対 応 できず 修 繕 はドバイ スリランカのコロンボドックまで 回 航 する 場 合 が 多 い このため 喫 緊 の 課 題 は 多 数 の 作 業 船 等 に 対 応 できる 浮 きドック 等 の 修 繕 施 設 の 充 実 である また 修 繕 ドックのみではなく 船 舶 修 繕 に 必 要 な 部 材 機 器 の 調 達 に 関 しても 適 切 なロジスティックルートを 形 成 しておく 必 要 がある (2) 造 船 修 繕 技 術 面 人 材 の 能 力 の 課 題 解 決 のニーズ インド 国 内 の 造 船 所 は 新 造 船 においては 建 造 技 術 品 質 は 向 上 しつつある しかし 官 営 では 技 術 力 トップのコチン 造 船 でも 通 常 のばら 積 み 船 の 建 造 スケジュールは 基 本 設 計 を 外 部 から 調 達 することを 基 本 として 詳 細 設 計 に 6 カ 月 材 料 調 達 6 カ 月 建 造 1 年 その 後 3 カ 月 で 引 き 渡 し 合 計 2 年 強 を 要 する これは 日 本 を 始 めとする ばら 積 み 船 の 建 造 に 長 けた 国 の 倍 の 工 期 と 言 ってよい また ピパバブ 造 船 では ばら 積 み 船 の 第 1 船 目 の 建 造 に 4 年 を 費 やしている 工 事 の 進 捗 により 数 回 に 分 けて 代 金 が 支 払 われる 造 船 契 約 では 工 期 の 遅 れは 資 金 繰 りの 悪 化 を 招 くばかりでなく 船 主 にも 損 害 を 与 える IV-19

169 現 状 では 多 くの 造 船 所 が 基 本 設 計 を 外 部 から 購 入 するが ヤード 毎 の 生 産 設 計 立 案 と 工 程 管 理 及 び 工 期 遅 延 の 原 因 が 生 産 性 の 低 さである 場 合 生 産 効 率 向 上 のための 改 善 が 必 要 である 船 主 のインタビューでは 造 船 所 のヒアリングとは 逆 に 職 能 工 の 技 量 不 足 が 指 摘 されており 造 船 所 及 び 政 府 の 職 業 訓 練 機 関 ITI(Industrial Training Institute)の 訓 練 プログラムも 検 討 する 必 要 があろう (3) ロジスティック 面 等 外 部 要 素 の 課 題 解 決 ニーズ 造 船 に 必 要 な 殆 どの 主 要 部 品 はサプライヤーから 購 入 しているが この 点 については 輸 出 船 用 の 輸 入 機 材 は 免 税 となることなどから 造 船 所 自 体 はあまり 問 題 視 していない 事 が 伺 える シンガポール ドバイなどから 比 較 的 近 く マリンサプライヤーとコンタクトしやすいこと も 一 因 であろう ただし 輸 入 機 器 の 試 運 転 等 に 係 るエンジニアの 派 遣 につては 外 国 から 呼 ば ねばならず 在 インドの 代 理 店 エージェントの 技 師 の 養 成 の 必 要 性 がある (4) 財 務 体 制 等 企 業 体 力 信 用 の 面 からの 課 題 解 決 ニーズ 大 規 模 な 設 備 拡 張 を 実 施 したピパバブ 造 船 所 は 自 己 資 本 と 銀 行 貸 付 によって 資 金 を 調 達 し 更 に 大 量 の 株 を 発 行 し 資 金 調 達 する 予 定 であるが 新 造 船 の 建 造 遅 れ 等 により 財 務 状 態 は 厳 しい また バラティ 造 船 所 も 今 後 2 億 5,000 万 ドルの 投 資 を 行 い 設 備 を 拡 充 する 予 定 で 既 に 5,000 万 ドルを 投 じた 更 に 英 国 の Swan Hunter 造 船 所 の 中 古 機 材 を 購 入 据 え 付 けている この 急 速 な 拡 大 政 策 により 財 務 状 況 は 厳 しい 状 態 である インド 政 府 は 2007 年 までは 船 主 及 び 造 船 所 に 対 してサービス 税 12%の 免 税 を 行 っていたが 本 措 置 は 終 了 したため 国 内 船 主 の 発 注 意 欲 も 減 退 している インド 造 船 業 が 輸 出 船 及 びインド 船 主 の 外 航 船 建 造 を 受 注 するためには 設 備 を 近 代 化 する などの 投 資 により 生 産 性 と 品 質 を 上 げる 必 要 があるが 造 船 市 場 の 変 化 もあり 急 激 な 設 備 拡 充 による 建 造 量 の 増 大 よりも 特 徴 ある 船 舶 の 建 造 を 目 指 して 技 術 更 新 のための 資 本 投 下 が 望 ましい このための 助 成 等 を 検 討 すべきであろう また 造 船 需 要 の 創 出 のため 内 航 船 の 拡 充 のためのスキームも 検 討 するに 値 する インド 海 運 連 盟 (INSA)メンバーは 近 年 の 景 気 減 退 等 により 経 営 が 圧 迫 されており メンバーの 資 本 合 計 は 700 億 ルピー 負 債 は 2,000 億 ルピーとなっており このため 民 間 金 融 の 融 資 を 受 けられない 状 況 で 新 造 船 の 発 注 も 難 しい 造 船 への 支 援 は OECD の 信 用 了 解 のなかで 公 正 な 競 争 原 理 を 乱 す 政 府 支 援 等 は 排 除 する よう 求 められており 外 航 船 ( 輸 出 船 )の 建 造 のための 金 融 支 援 ではなく 内 航 海 運 の 維 持 の ための 造 船 施 設 または 海 運 業 に 対 する 金 融 支 援 がもとめられる IV-20

170 (5) その 他 規 制 等 による 課 題 面 からの 解 決 ニーズ 1) カボタージュ 政 策 インドでは 商 船 法 1958 によりカボタージュ 法 があるが 内 航 船 が 就 航 していないことを 条 件 に コンテナ 船 の 国 内 フィーダー 輸 送 の 一 部 について 外 国 籍 船 の 参 入 を 認 めているなど 例 外 を 認 めており カボタージュ 政 策 の 履 行 による 内 航 海 運 の 保 護 が 必 要 であり 内 航 海 運 業 による 貨 物 取 り 扱 いを 増 加 させ 船 舶 需 要 を 惹 起 させる 必 要 がある 2) 環 境 規 制 造 船 の 新 規 事 業 を 開 始 する 場 合 に インドで 課 題 となるのは 環 境 関 係 の 規 制 で CRZ (Coastal Regulation Zone)notification と Draft CMZ (Coastal Management Zone)Regulation であ ろう インド 森 林 環 境 省 (Ministry of Environment & Forest) は CRZ 管 理 規 則 を 無 秩 序 な 産 業 開 発 から 海 岸 の 環 境 を 保 全 するために 公 布 された CRZ は 海 岸 線 に 沿 って 後 背 地 500m までを 対 象 とし CRZ I から IV までの 4 つのクラスに 分 けており 造 船 業 を 開 始 しようとした 場 合 本 規 則 に 則 り 州 及 び 中 央 政 府 の 環 境 森 林 省 のクリアランスを 取 得 する 必 要 があり 新 規 事 業 の 立 地 には 十 分 な 注 意 が 必 要 である (6) 造 船 修 繕 需 要 の 顕 在 化 に 係 る 課 題 解 決 ニーズ インド 造 船 及 び 修 繕 業 については 政 策 として インドの 造 船 及 び 修 繕 業 を 国 際 基 準 に 沿 っ て 十 分 に 発 展 させるため 2020 年 までに 国 内 の 商 船 の 造 船 及 び 修 繕 需 要 を 自 給 する 必 要 があ り 多 額 の 投 資 と 雇 用 機 会 の 創 出 が 必 要 である とされ 次 の 目 標 を 設 定 している 2020 年 までに 世 界 の 造 船 シェアを 5%まで 伸 ばす 2020 年 までに 強 固 な 周 辺 産 業 を 構 築 する 追 加 雇 用 250 万 人 を 創 る ( 造 船 業 直 接 雇 用 及 び 周 辺 産 業 分 野 を 含 む) 商 船 建 造 のための 研 究 開 発 施 設 及 び 設 計 能 力 を 発 展 させる 国 内 船 舶 修 繕 需 要 の 自 給 自 足 とコロンボ ドバイ シンガポール バーレーンに 代 わる 船 舶 修 理 センターとして 振 興 する 2020 年 までに 世 界 の 修 繕 業 の 10%まで 伸 ばす 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 の 育 成 のための 開 発 課 題 インドの 造 船 船 舶 修 理 業 のニーズは 新 造 船 においては 海 洋 開 発 分 野 の 小 型 船 舶 と 民 間 造 船 所 を 中 心 とした 貨 物 船 の 建 造 ニーズがあり 民 間 企 業 では 設 備 拡 充 を 行 って ある 程 度 の 大 型 船 の 建 造 ニーズも 取 り 込 もうとしている 修 繕 も 同 様 に 海 洋 分 野 の PSV 等 小 型 船 舶 の 修 繕 需 要 が 高 いが インドの 造 船 業 は 新 造 船 に 偏 っているため 修 繕 工 事 は 制 限 されている IV-21

171 (1) 新 造 船 修 繕 設 備 能 力 インドの 造 船 所 のなかで 比 較 的 生 産 能 力 の 大 きい 造 船 所 は 国 営 コチン 造 船 所 民 間 の ABG 造 船 所 ピパバブ 造 船 所 である 特 に 民 間 の 2 造 船 所 は 設 備 の 拡 大 を 行 っており 技 術 造 船 管 理 システム 等 の 条 件 が 整 えば 大 型 の 輸 出 船 舶 の 建 造 も 可 能 であるが 現 在 はインドの 船 主 は 海 外 の 造 船 所 に 貨 物 船 の 発 注 を 行 っている これ 以 外 の 注 規 模 の 設 備 を 持 つ 造 船 所 では 海 洋 開 発 関 係 の OSV 等 特 殊 船 艦 船 官 庁 船 などの 建 造 を 得 意 とし 特 に 官 営 の 幾 つかの 造 船 所 は 国 防 省 傘 下 の 造 船 所 として 艦 船 の 建 造 修 理 を 行 っている 従 って 今 後 インドの 商 船 建 造 の 能 力 を 高 め まずはインド 国 内 の 外 航 海 運 企 業 からの 受 注 を 積 極 的 に 得 るために インドへの 石 炭 輸 入 船 等 ケープサイズ(15 万 DWT 程 度 ) 以 下 の 船 舶 が 建 造 できるような 設 備 拡 充 を 図 る 必 要 があろう 中 小 規 模 の 造 船 所 は 現 在 は ONGC 等 の 発 注 による OSV の 他 中 東 にも これらの 船 舶 を 輸 出 し 始 めており 国 際 基 準 の 船 舶 建 造 のための 設 備 更 新 が 必 要 となってくる また 修 繕 船 の 分 野 では 国 営 コチン 造 船 のドックが 12 万 5,000DWT の 能 力 があるが 新 造 及 び 艦 船 の 修 理 が 優 先 され 中 型 の 一 般 貨 物 船 も インドでの 修 理 は 少 なく 更 に 大 型 船 の 修 理 は ドバイ コロンボドック 等 で 実 施 されている また 小 型 の 修 繕 設 備 も 限 られており 主 要 港 湾 の 近 郊 にない 船 舶 の 修 理 は 法 定 の 定 期 検 査 及 び 不 具 合 が 発 生 事 故 等 の 臨 時 の 修 理 があるが 船 舶 の 修 理 が 必 要 な 場 合 船 主 にとっては 出 来 るだけ 船 舶 の 非 稼 働 時 間 を 少 なく したいため 港 湾 での 荷 降 ろしを 終 わった 状 態 で 港 湾 近 郊 の 修 理 施 設 に 船 舶 を 入 れることが 最 も 効 率 的 である しかし インド 国 内 では 修 繕 施 設 が 極 めて 限 られるため 国 内 の 港 湾 に 近 い 場 所 で 修 繕 能 力 を 確 保 することは 緊 急 の 課 題 である これらの 背 景 から インド 造 船 業 の 設 備 能 力 における 開 発 課 題 は 次 のとおりである 1 ケープサイズ(15 万 DWT 級 ) 程 度 までの 新 造 船 設 備 能 力 の 強 化 による 外 航 船 の 建 造 促 進 を 図 る 2 中 小 規 模 の 造 船 所 における 国 際 的 な 品 質 の 船 舶 建 造 のため 設 備 更 新 の 促 進 を 図 る 3 主 要 港 湾 に 近 接 した 立 地 における 中 小 船 舶 に 対 応 可 能 な 修 繕 能 力 の 強 化 (2) 技 術 者 技 能 者 の 養 成 インドは 大 学 教 育 にて 造 船 技 術 者 を 輩 出 することができる しかし インドの 造 船 業 はこ れまで 一 部 国 営 の 造 船 所 での 官 公 庁 船 の 建 造 以 外 は 振 興 されてこなかったため 多 くの 造 船 所 は 基 本 設 計 能 力 に 欠 けており 海 外 から 設 計 を 購 入 し 同 時 に 設 計 された 仕 様 に 合 致 した 主 要 機 材 を 船 主 指 定 等 により 手 配 している このため 造 船 所 の 役 割 としては 船 舶 を 組 み 立 てる 場 所 重 機 およびサービスを 提 供 する のみの 事 業 となっており 船 舶 建 造 における 性 能 の 保 証 工 期 管 理 等 は 受 動 的 となり 事 前 の IV-22

172 計 画 に 沿 った 建 造 ではなく 工 程 遅 れ 機 能 の 確 保 に 対 する 後 追 いの 作 業 となり 自 ずと 工 程 も 長 期 化 している また 独 自 の 設 計 技 術 のアドバンテージがないため 国 内 外 の 船 主 に 対 し 能 動 的 に 船 舶 の 売 り 込 みをすることができない 民 間 の 造 船 所 は 経 験 も 浅 いため 外 部 の 設 計 であっても 建 造 経 験 を 多 く 積 み 技 術 を 習 得 し 造 船 エンジニアリングの 能 力 を 養 うこ とが 求 められる また 技 能 者 も 国 の 訓 練 機 関 ITI を 活 用 し 民 間 の 協 力 にて 育 成 するシステムがあり 多 く の 造 船 所 はこのシステムを 活 用 しているが 船 主 の 評 価 は 造 船 所 の 技 能 レベルが 十 分 でない 事 を 指 摘 している 我 が 国 の 造 船 業 が 優 れた 加 工 工 作 レベルにより 支 えられて 来 た 経 験 か ら 海 洋 分 野 の 船 舶 の 建 造 輸 出 船 の 建 造 需 要 拡 大 のため 技 能 者 の 基 本 的 な 技 術 の 底 上 げ より 高 度 な 加 工 技 術 の 習 得 より 品 質 の 高 い 工 作 技 術 が 求 められる これらの 課 題 から インドの 造 船 業 の 技 術 者 技 能 者 の 課 題 は 次 のとおりである 1 造 船 エンジニアの 造 船 経 験 取 得 海 外 技 術 の 取 得 による 育 成 が 必 要 であり 大 学 教 育 の 他 海 外 の 支 援 によるレベルアップが 望 まれる 2 技 能 工 は 国 内 外 の 満 足 できるレベルの 加 工 技 術 を 習 得 する 必 要 があり 国 際 基 準 の 品 質 の 導 入 が 求 められる (3) 造 船 需 要 と 支 援 措 置 造 船 業 における 操 業 の 山 谷 は 経 済 活 動 に 直 結 する このため 輸 出 依 存 の 造 船 業 は 直 接 世 界 経 済 の 影 響 をうける 特 に 国 際 競 争 力 が 十 分 でないインド 造 船 業 は ONGC SCI 等 の 国 営 企 業 の 発 注 に 頼 らず 様 々な 船 舶 を 建 造 できる 能 力 を 付 ける または 専 門 性 を 高 めて 固 定 した 需 要 を 見 つける 必 要 がある インドの 民 間 造 船 事 業 者 は 独 自 に 設 備 の 拡 張 を 行 い 輸 出 船 の 建 造 に 乗 り 出 している 設 備 能 力 と 技 術 の 改 善 の 必 要 性 は 上 記 のとおりであるが インド 造 船 業 の 強 みとして 安 く 豊 富 な 労 働 力 が 調 達 できることと 急 速 に 進 歩 する 鉄 鋼 生 産 等 により 基 本 的 な 材 料 の 調 達 が 国 内 できる 可 能 性 が 今 後 あることである 従 って 造 船 需 要 を 拡 大 し 国 際 競 争 力 を 付 けるために 2007 年 で 終 了 した 免 税 措 置 等 造 船 機 器 の 国 内 外 の 調 達 に 対 する 税 制 優 遇 措 置 等 の 支 援 を 検 討 する 必 要 があろう 1.3. 対 象 国 の 関 連 計 画 政 策 および 法 制 度 造 船 業 の 振 興 方 針 と 政 策 (ニーズの 確 認 ) (1) 国 家 経 済 開 発 計 画 インドの 国 家 レベルの 計 画 には 憲 法 で 規 定 された 五 ヵ 年 計 画 があり 経 済 財 政 金 融 雇 用 教 育 社 会 保 障 環 境 産 業 農 業 交 通 都 市 開 発 エネルギーなど 多 岐 にわた って 国 の 戦 略 的 な 目 標 及 びプロジェクトを 示 す 計 画 となっている IV-23

173 現 在 は 第 12 次 五 ヵ 年 計 画 (2012~2017 年 )を 推 進 しており テーマは 包 括 的 (イン クルージブ)な 成 長 成 長 目 標 は 11 次 計 画 の 目 標 として 挙 げられていた 9%の 経 済 成 長 率 が 未 達 成 であるため さらに GDP9.5% 成 長 を 目 指 し 国 民 の 生 活 水 準 の 向 上 に 必 要 な 収 入 と 雇 用 の 機 会 を 生 み 出 し 貧 困 を 減 らし 包 括 的 な 成 長 を 目 指 した 社 会 のために 必 要 な 資 源 を 生 み 出 す としている また その 手 法 として 農 業 電 力 ガス 水 道 製 造 業 での 成 長 の 大 幅 加 速 特 に 農 業 部 門 の 成 長 が 重 要 課 題 となるが 雇 用 創 出 の 任 務 は 主 に 製 造 建 設 サービスの 各 部 門 である としている 投 資 分 野 では 現 状 から さらに 投 資 を 増 大 させる 必 要 があり インフレを 適 切 なレベルに 抑 えながら 高 度 成 長 を 維 持 するためには 生 産 能 力 を 拡 大 させることが 必 須 である 従 って 以 下 の 数 値 目 標 をあげている 平 均 成 長 率 を 9%とした 場 合 固 定 資 本 形 成 率 を 対 GDP 比 で 33.5% 前 後 まで 伸 ばす 必 要 が ある 経 済 収 支 赤 字 を 2.5% 未 満 に 制 限 することが 重 要 である そのため 長 期 的 な 外 国 直 接 投 資 を 確 保 し 政 策 を 適 切 に 調 節 する (2) 海 事 造 船 分 野 における 開 発 課 題 第 12 次 国 家 五 カ 年 計 画 期 間 中 の 開 発 課 題 として 運 輸 部 門 の 計 画 委 員 会 船 舶 内 陸 水 運 ワーキンググループでは 第 12 次 五 カ 年 計 画 の 検 討 内 容 として 次 のとおり TOR を 作 成 して いる 1) 第 11 次 国 家 計 画 時 の 港 湾 分 野 の 財 務 実 績 の 評 価 2) インド 港 湾 を 競 争 力 強 化 海 運 要 求 を 具 現 するための 港 湾 開 発 戦 略 の 策 定 3) 5 カ 年 期 間 中 の 輸 送 需 要 に 応 じた 輸 送 の 流 れ 想 定 と 能 力 評 価 4) 予 算 目 標 支 出 を 明 示 した 5 カ 年 期 間 中 の 港 湾 開 発 プログラムの 策 定 5) 主 要 港 湾 の 予 算 を 含 む 浚 渫 計 画 の 策 定 6) 港 湾 開 発 における 民 間 部 門 の 参 加 PPP 事 業 の 役 割 増 加 のための 構 想 策 定 7) 非 主 要 港 湾 の 振 興 政 策 および 主 要 港 に 適 用 の 保 安 安 全 規 則 の 統 一 8) 主 要 港 非 主 要 港 の 利 用 料 の 統 一 のための 包 括 的 な 政 策 の 策 定 9) インド 港 湾 に 入 港 する 船 舶 のグリーン 化 奨 励 の 強 化 10) 港 湾 局 の 運 営 自 由 化 のための 民 間 参 入 の 拡 大 11) 5 カ 年 期 間 中 の 後 背 地 との 円 滑 の 輸 送 確 保 のため 主 要 港 湾 非 主 要 港 案 との 鉄 道 道 路 との 連 結 性 の 改 善 計 画 の 策 定 IV-24

174 また 首 相 のイニシアチブで 内 陸 部 東 部 北 東 部 における 多 くの 河 川 が ばら 積 貨 物 あ るいは 大 型 貨 物 の 輸 送 水 路 となっている 現 状 から 内 陸 部 を 水 路 によっての 東 部 の 港 とつなげ バングラデシュに 至 る 水 路 回 廊 の 開 発 が 検 討 されている (3) 関 連 開 発 計 画 投 資 計 画 政 策 法 制 度 インドは 独 立 後 海 運 の 発 展 は 国 の 重 要 な 政 策 として 位 置 付 けられ インド 政 府 は 様 々なイ ンド 海 運 に 対 する 支 援 策 を 行 った これまでの 重 要 な 政 策 は 次 のとおりである 沿 岸 貿 易 のインド 船 への 権 利 留 保 海 運 分 野 への 公 共 分 野 の 協 力 の 構 築 公 共 分 野 の 造 船 船 舶 修 繕 業 の 振 興 双 方 向 の 海 運 サービスの 導 入 開 発 費 の 割 戻 し 福 利 税 の 免 除 等 海 運 業 への 特 権 付 与 船 舶 取 得 のための 日 本 英 国 ドイツ ベルギー ポーランド 等 からの 外 国 与 信 の 認 可 海 運 への 外 国 企 業 の 参 加 制 限 の 強 化 また 海 運 業 新 興 のため 新 海 運 政 策 が 1990~1991 年 に 開 始 され 幾 つかの 施 策 が 実 施 さ れた 関 連 の 政 策 は 次 のとおりで これらの 船 舶 調 達 に 係 る 輸 入 の 手 続 きは 自 動 承 認 と 呼 ばれ 外 資 導 入 時 にインド 中 央 銀 行 RBI に 届 け 出 をするだけで 良 く 政 府 承 認 を 必 要 としな い 民 間 船 社 による 原 油 タンカー 及 び OSV を 除 く 全 分 野 の 船 舶 の 調 達 船 舶 の 代 替 え 調 達 10,000DWT までの 機 船 の 51%までの 外 国 投 資 の 許 可 その 他 船 舶 の 調 達 の 45 日 以 内 の 承 認 インド 国 内 外 のインド 法 人 に 対 する 船 舶 のスクラップ 又 は 運 航 目 的 の 売 却 インド 造 船 所 からの 船 舶 調 達 外 国 の 主 要 な 海 運 事 業 者 をインド 国 内 に 呼 び 込 むため 1997 年 までコンテナ 船 及 びラッシ ュバージのカボタージュ 政 策 の 5 年 間 の 猶 予 措 置 船 舶 修 繕 のための Quarterly Block Allocation Scheme (QBAS) が 施 行 され インド 中 央 銀 行 は 船 舶 修 繕 ドック 及 び 輸 入 資 本 財 の 予 備 品 調 達 のため 制 限 のない 外 国 為 替 サービスを 開 始 している IV-25

175 (4) 内 外 航 船 の 輸 送 データ 内 航 海 運 は 環 境 に 優 しく 燃 料 効 率 が 良 く 費 用 効 果 が 高 く 時 間 効 率 の 高 い 輸 送 モードで あり 国 内 産 業 及 び 貿 易 の 発 展 に 重 要 な 構 成 要 素 である インド 海 運 業 界 の 試 算 では 2,000DWT から 8,000DWT の 貨 物 船 は 約 21g/ton-km の CO2 排 出 量 であり 50g/ton-km のトラ ック 輸 送 に 比 較 し 環 境 負 荷 が 低 いとされる 燃 料 消 費 率 は 道 路 輸 送 g/ton-km に 対 し 鉄 道 輸 送 8.91 g/ton-km 4.82 g/ton-km であり 道 路 鉄 道 に 比 較 し 燃 料 消 費 率 が 良 い 沿 岸 から 沿 岸 への 船 舶 による 貨 物 輸 送 コストは 船 舶 が 大 量 の 貨 物 を 一 度 に 輸 送 可 能 なため 他 の 輸 送 路 の 制 限 がある 鉄 道 道 路 輸 送 モードに 比 較 し 大 幅 に 安 い 内 航 海 運 による 輸 送 コストは 道 路 1.2 ルピー/ton-km 鉄 道 0.6 ルピー/ton-km に 対 し 0.25 ル ピー/ton-km と 推 定 されている これらから 内 航 海 運 は 国 内 港 湾 からの 積 み 出 しを 加 速 させ ひいてはインドの 輸 出 競 争 力 を 強 化 する 可 能 性 を 有 している しかし インドの 内 航 海 運 は 未 だに 黎 明 期 にあり 登 録 内 航 海 運 業 者 215 社 の 保 有 船 700 隻 で 僅 か 100 万 GT インド 全 船 腹 量 の 10%を 占 めるに 過 ぎない 内 航 海 運 の 船 舶 の 平 均 船 齢 は 外 航 船 舶 に 比 較 し 高 く 船 齢 20 年 超 が 約 5 割 を 占 める また 船 型 は 1000GT 未 満 が 約 72% を 占 めており 小 型 船 が 主 流 となっている 大 型 の 内 航 船 は 鉱 物 石 油 製 品 の 輸 送 等 の 専 用 輸 送 に 従 事 する 船 舶 である また 取 扱 貨 物 量 の 比 較 ではインドからの 輸 出 貨 物 量 は 約 6 億 1,100 万 トン 約 2,790 億 ド ルに 対 し 内 航 海 運 は 2009~2010 年 で 約 1 億 3,300 万 トンの 取 扱 いであった 表 IV-12 インド 船 隊 の 船 齢 分 布 現 在 分 類 0-5 年 6-10 年 年 年 20 年 超 合 計 内 航 海 運 船 舶 124 (17.7) 90 (12.8) 88 (12.5) 77 (11.0) 321 (46.0) 700 (100.0) 外 航 海 運 船 舶 101 (29.7) 30 (8.8) 33 (9.7) 51 (15.0) 125 (36.8) 340 (100.0) 合 計 225 (21.6) 120 (11.5) 121 (11.6) 128 (12.3) 446 (43.0) 1040 (100.0) カッコ 内 の 表 示 は 全 船 腹 量 に 対 するパーセントを 示 す 出 典 : Indian Shipping Statistics, GT 以 下 表 IV-13 内 航 船 隊 の 船 齢 及 びサイズ 2010 年 12 月 現 在 ,999GT ,999GT ,999GT ,999GT 35,000GT 隻 数 GT 169, , , , ,333 81,744 1,012,887 出 典 : Indian Shipping Statistics, 2010 インドの 主 要 港 及 び 非 主 要 港 は 2011~2012 年 の 上 半 期 (4 月 ~9 月 )の 間 昨 年 同 期 と 比 較 し 4.6%の 伸 び 4 億 4,610 万 トンの 貨 物 取 り 扱 いを 達 成 した しかし 2012 年 前 期 の 主 要 港 にお ける 貨 物 取 扱 量 は 2010~2011 年 4 月 ~9 月 期 の 1.2%の 伸 びと 比 較 し 3.1%の 伸 びと 僅 かに 改 善 以 上 合 計 IV-26

176 した 対 象 的 に 非 主 要 港 の 伸 びは 2011~12 年 の 伸 びは 前 年 同 期 の 22.2%に 比 較 し 7.2%の 伸 び に 減 速 した 主 要 / 非 主 要 港 主 要 港 561,090 非 主 要 港 表 IV-14 インド 港 湾 の 貨 物 量 (1,000 トン) 貨 物 量 前 年 比 伸 び/ 期 間 月 - 9 月 月 - 9 月 (66.01) 288,937 (33.99) 569,908 (64.43) 314,641 (35.57) ,296 (63.61) 155,227 (36.39) 279,729 (62.70) 166,401 (37.30) 全 港 湾 850, , , , 注 :カッコ 内 の 数 値 は 主 要 港 及 び 非 主 要 港 の 全 貨 物 量 の 夫 々の 全 貨 物 量 に 対 する 割 合 を 示 す 出 典 : Update on Indian Port Sector, Dec 2011 主 要 港 は 内 航 貨 物 のおおよそ 77%を 取 り 扱 っており 約 7%の 国 内 貨 物 が 内 航 海 運 によって 運 搬 されている 内 航 貨 物 全 量 の 80%は 石 油 油 類 潤 滑 油 石 炭 及 び 未 加 工 品 であり 食 用 穀 物 セメント 及 びコンテナ 貨 物 綿 糸 自 動 車 自 動 車 用 部 品 及 び 鉄 鋼 製 品 は 内 航 海 運 の 主 要 な 貨 物 である 一 般 雑 貨 及 び 完 成 品 の 内 航 海 運 による 輸 送 は 非 常 に 限 られている また グジャラート 州 カルナタカ 州 及 びアンドラ プラデシュ 州 の 石 油 化 学 及 び 石 油 化 学 製 品 の 投 資 分 野 (PCPIRs) 及 び 大 量 貨 物 のコンテナ 輸 送 化 は 内 航 貨 物 輸 送 の 需 要 増 加 に 貢 献 するものとして 期 待 されている しかし 国 内 貨 物 の 主 要 な 輸 送 モードは 現 在 は 道 路 輸 送 及 び 鉄 道 輸 送 である 内 航 海 運 によるコンテナ 貨 物 輸 送 は 鉄 道 との 厳 しい 競 争 に 晒 されており 現 状 では 500km 以 上 の 距 離 では 鉄 道 によるコンテナ 輸 送 が 推 奨 されている 表 IV-15 インド 国 内 貨 物 別 の 主 要 内 航 航 路 貨 物 積 み 地 仕 向 け 地 POL ( 石 油 製 品 ) THERMAL COAL ( 石 炭 ) CRUDE OIL ( 原 油 ) IRON ORE & PELLETS( 鉄 鉱 石 及 びペレット) CEMENT (セメント) ジャムナガール ニューマンガロール ム ンバイ コチン パラディップ ビシャカ パトナム チェンナイ ハルディア パラディップ ビシャカパトナム ハルデ ィア ムンバイ ラワ ビシャカパトナム マル マゴア ビシャカパトナム マルマゴア ムルドワルカ ポートバンダール ジャフ ァラバッド ピパバブ ビシャカパトナム カンドラ ハルディア チェンナイ ツチコリン ビシャカパトナム コチン チ ェンナイ カンドラ マグダラ ダラムタール レブ ダンダ ダラムタール ウルワベラプー ル JNPT ラトナギリ マグダ IV-27

177 ラ ニューマンガロール コチ 出 典 : Indian Ports Association & DG Shipping, Report on development of coastal shipping 沿 岸 輸 送 貨 物 の 95% 以 上 はグジャラート 州 及 びマハラシュトラ 州 の 沿 岸 工 業 地 域 のセメン ト 及 び 鉄 鋼 産 業 及 びタミールナドゥの 火 力 発 電 所 向 けの 貨 物 であり 非 完 成 品 石 油 製 品 石 炭 鉄 鋼 石 及 びペレット セメント クリンカー 鉄 及 び 鉄 鋼 製 品 が 輸 送 されている 東 海 岸 の 主 要 港 ビシャカパトナム パラディップ ハルディアは 鉄 鋼 石 が 積 み 出 され ピパ バブ ハジラ ダラムタール レブダンダ マグダラ 等 の 西 海 岸 が 重 要 な 仕 向 け 地 である 鉄 及 び 鉄 鋼 製 品 はレバダンダからムンバイ コチンとマグダラへ 輸 送 され 鉄 鋼 製 品 はハジ ラからムンバイ 港 ピパバブ 及 びチェンナイ 港 に 運 ばれている 内 陸 水 運 はインド 内 航 海 運 の 定 義 には 含 まれていないが 国 内 には 河 川 運 河 等 からなる 14,500km の 航 行 可 能 な 内 水 路 があり 5,200km の 主 要 河 川 及 び 485km の 運 河 が 船 舶 の 通 行 が 可 能 である 国 立 の 水 路 は 中 央 政 府 の 管 轄 下 にあり その 他 の 水 路 は 当 該 地 域 の 州 政 府 が 管 理 している 内 陸 水 運 公 社 (The Inland Waterways Authority of India (IWAI) )は 水 運 及 び 航 路 のた めの 内 陸 水 路 の 開 発 と 規 制 を 行 っている 国 が 管 理 する 5 つの 水 路 (National waterways (NWs) )は 次 のとおりである NW-1 : Ganga (1,620 km) NW-2 : Brahmaputra (891 km) NW-3 : West Coast canal (205 km) NW-4 : Kakinada-Puducherry canals with the Godavari and Krishna rivers (1,095 km) NW-5 : East Coast canal with the Brahmani river (623 km) ン IV-28

178 図 IV-8 国 が 管 理 する 水 路 その 他 関 連 規 制 振 興 策 (1) 参 入 規 制 ( 許 認 可 出 資 比 率 制 限 等 ) インドの 産 業 政 策 は 基 本 的 には 国 内 産 業 保 護 が 根 底 にあり 外 資 系 企 業 の 参 入 は 制 限 されて きた 1973 年 に 制 定 された 外 国 為 替 規 正 法 (FERA: Foreign Exchange Regulation Act)によって 外 資 出 資 比 率 は 原 則 として 40%に 制 限 されていたが 1991 年 の 経 済 自 由 化 路 線 への 転 換 後 徐 々に 投 資 規 制 が 緩 和 されている 機 械 輸 送 機 器 ソフトウェア 発 電 送 電 道 路 港 湾 事 業 等 が 優 先 業 種 に 指 定 され 外 資 出 資 比 率 の 上 限 が 引 き 上 げられ 外 資 系 企 業 が 過 半 数 の 株 式 を 取 得 することが 可 能 となった 優 先 業 種 への 直 接 投 資 は 中 央 銀 行 であるインド 準 備 銀 行 (RBI: Reserve Bank of India)への 届 出 のみで 自 動 的 に 直 接 投 資 が 認 可 され この 認 可 制 度 は 自 動 認 可 ルート と 呼 ばれている さらに 定 められた 外 資 出 資 比 率 を 超 える 場 合 でも 政 府 から 個 別 認 可 を 取 得 すれば 投 資 が 認 められるようになった この 認 可 制 度 は 個 別 認 可 ルート と 呼 ばれるもので これを 利 用 し て 1990 年 代 半 ば 以 降 製 造 業 等 で 100% 出 資 が 認 められるケースが 出 てきた 2000 年 には 自 動 認 可 ルートの 対 象 業 種 を 示 す ポジティブリスト 方 式 から ネガィブ リスト 方 式 による 管 理 へ 移 行 した その 後 ネガティブリストの 内 容 が 個 別 に 緩 和 されるこ とで 外 資 規 制 は 段 階 的 に 緩 和 される 方 向 にある このように 現 在 インドの 外 国 投 資 認 可 制 度 には 2 種 類 ある 一 つは 自 動 認 可 制 で IV-29

179 中 央 銀 行 であるインド 準 備 銀 行 (RBI: Reserve Bank of India)への 届 出 のみで 自 動 的 に 投 資 が 認 可 される 制 度 である もう 一 つは 個 別 認 可 制 で ネガティブリストに 記 載 された 業 種 への 投 資 案 件 は 外 国 投 資 促 進 委 員 会 (FIPB: Foreign Investment Promotion Board)から 個 別 認 可 を 取 得 する 必 要 がある ネガティブリストにより 外 国 直 接 投 資 が 禁 止 規 制 されている 業 種 形 態 上 限 出 資 比 率 が ある 業 種 外 国 投 資 促 進 委 員 会 (FIPB)の 個 別 認 可 が 必 要 な 業 種 等 が 規 定 されている インドへ の 直 接 投 資 案 件 は 別 添 7 のネガティブリストに 該 当 していなければ 外 資 出 資 比 率 は 100%ま でが 自 動 認 可 される なお 造 船 や 舶 用 機 器 はネガティブリストには 掲 載 されていない (2) 優 遇 制 度 ( 税 制 経 済 特 区 支 援 制 度 等 ) インドでは 内 資 外 資 企 業 を 問 わず インフラ 開 発 電 力 開 発 送 電 科 学 研 究 開 発 等 の 分 野 に 対 する 投 資 には 各 種 の 優 遇 措 置 が 設 定 されている 1) 投 資 優 遇 政 策 1 インフラ 分 野 への 投 資 電 力 高 速 道 路 橋 りょう 都 市 交 通 システム 水 道 空 港 港 湾 等 のインフラ 開 発 に 対 しては 10 年 間 の 法 人 税 非 課 税 措 置 (タックス ホリデー)が 適 用 される 通 信 分 野 は 最 初 の 5 年 間 は 法 人 税 の 免 除 その 後 5 年 間 は 法 人 税 の 30%が 免 除 され る 2 科 学 分 野 における 研 究 開 発 型 企 業 2000 年 3 月 31 日 2007 年 3 月 31 日 に 設 立 された 科 学 分 野 での 研 究 開 発 型 企 業 は 設 立 後 10 年 間 定 められたガイドラインに 従 うことを 条 件 に 研 究 開 発 ビジ ネスからの 獲 得 利 益 全 額 が 免 税 対 象 となる 3 電 源 開 発 及 び 送 配 電 分 野 への 投 資 電 力 開 発 及 び 送 電 及 び 送 配 電 ネットワーク 整 備 開 発 分 野 への 投 資 には プロジェ クト 開 始 から 15 年 間 のうち 10 年 間 の 獲 得 利 益 全 額 が 免 税 対 象 となる 2006 年 3 月 31 日 2010 年 3 月 31 日 までに 開 始 されるプロジェクトが 対 象 となる 4 石 油 関 連 企 業 石 油 の 精 製 及 び 商 業 生 産 に 従 事 する 企 業 は 設 立 後 7 年 間 定 められたガイドライ ンに 従 うことを 条 件 に 同 ビジネスからの 獲 得 利 益 全 額 が 免 税 対 象 となる 5 指 定 された 州 地 域 への 投 資 指 定 された 州 地 域 への 投 資 に 対 して 法 人 税 の 減 免 物 品 税 払 い 戻 し 等 の 優 遇 措 置 が 与 えられる また 特 別 経 済 区 (SEZ)に 進 出 する 企 業 や 100% 輸 出 指 向 型 企 業 (EOU)のステイタスを 有 する 企 業 には 法 人 税 減 免 等 の 優 遇 措 置 が 適 用 される ま IV-30

180 た 外 国 貿 易 政 策 では 輸 出 振 興 を 目 的 とした 原 材 料 の 関 税 減 免 スキームが 定 められ ている 2) SEZ( 特 別 経 済 区 ) 2006 年 2 月 に 発 効 した SEZ 法 及 び SEZ 規 則 は SEZ の 開 発 企 業 及 び 入 居 企 業 に 対 して 最 大 15 年 間 の 法 人 税 減 免 原 材 料 部 品 の 輸 入 関 税 免 税 さらに 物 品 税 サービス 税 中 央 売 上 税 の 免 税 措 置 等 を 制 定 している SEZ 入 居 企 業 は 生 産 開 始 から 5 年 間 を 1 ブロックとし 以 後 継 続 的 にブロック 間 の 輸 出 入 収 支 をプラスに 保 つ( 輸 出 額 が 輸 入 額 を 上 回 る)ことが 義 務 付 けられている なお SEZ から の 国 内 販 売 に 関 する 上 限 規 制 はない すなわち SEZ 内 企 業 は 製 品 を 全 て 国 内 向 けに 販 売 する ことも 可 能 ただし SEZ は みなし 外 国 扱 いのため 国 内 購 入 者 ( 輸 入 者 )は 関 税 を 支 払 う 必 要 がある SEZ から 国 内 販 売 ( 輸 入 )する 際 の 関 税 率 は 一 般 の MFN レートを 適 用 追 加 関 税 特 別 追 加 関 税 についても 通 常 の 輸 入 と 同 様 に 適 用 される 3) 100% 輸 出 指 向 型 企 業 (EOU) 100% 輸 出 指 向 型 企 業 のステイタスを 有 する 企 業 は 保 税 工 場 扱 いとなり 原 材 料 部 品 の 輸 入 関 税 のほか 物 品 税 サービス 税 中 央 売 上 税 等 は 一 切 免 除 となる また 2008 年 度 を 期 限 に 輸 出 所 得 に 対 する 所 得 税 の 100% 免 税 が 適 用 される なお 100%EOU は SEZ 入 居 企 業 と 同 様 生 産 開 始 から 5 年 間 を 1 ブロックとし 以 後 継 続 的 にブロック 間 の 輸 出 入 収 支 をプラスに 保 つ( 輸 出 額 が 輸 入 額 を 上 回 る)ことが 義 務 付 け られている 100%EOU による 国 内 向 け 販 売 輸 入 関 税 等 を 支 払 うことにより 可 能 であるが FOB 価 格 をベースとした 輸 出 総 額 の 50%が 上 限 となる 4) 造 船 業 に 対 する 優 遇 制 度 舶 用 機 器 産 業 に 対 して 個 別 に 定 められた 優 遇 制 度 は 存 在 しない 造 船 業 に 対 しては 2007 年 8 月 まで 補 助 金 制 度 があった これは 海 運 局 が 1997 年 に 政 府 系 造 船 所 を 対 象 として 導 入 し たもので その 後 2002 年 に 民 間 造 船 所 も 対 象 とされた この 補 助 金 制 度 では 輸 出 向 け 船 舶 については 船 の 大 きさ タイプを 問 わず 受 注 金 額 の 30%を 上 限 に 補 助 金 を 供 与 し 国 内 市 場 向 けの 船 舶 については その 船 舶 が 次 の 条 件 を 満 たす 場 合 に 受 注 金 額 の 30%の 補 助 金 が 供 与 された 当 該 船 舶 が 国 際 航 行 用 のものであること 当 該 船 舶 が 全 長 80 メートル 以 上 であること 国 際 競 争 入 札 での 受 注 であること IV-31

181 5) 輸 入 制 度 インドの 関 税 制 度 は 1975 年 関 税 法 に 基 づき 基 本 関 税 追 加 ( 相 殺 ) 関 税 から 成 り 立 ってい る それぞれの 内 容 は 以 下 のとおりである 基 本 関 税 (BCD: Basic Custom Duty) 基 本 関 税 は 原 則 として 0% 10%の 税 率 から 成 っている 基 本 関 税 額 は 基 本 関 税 率 評 価 額 (Assessable Value)で 計 算 される 評 価 額 は C.I.F 価 格 + 荷 揚 げ 費 用 (C.I.F 価 格 の 1%)で 計 算 される 追 加 関 税 ( 物 品 税 との 相 殺 関 税 )(AD: Additional Duty / CVD: Countervailing Duty) 追 加 関 税 は インド 国 内 での 物 品 製 造 に 課 せられる 物 品 税 との 整 合 性 をはかるために 課 される 部 品 や 原 材 料 として 輸 入 され インド 国 内 での 製 造 過 程 に 組 み 込 まれる 輸 入 品 については 国 内 で 製 造 される 最 終 製 品 にかかる 物 品 税 から 輸 入 時 に 支 払 った 追 加 関 税 分 を 控 除 できる 仕 組 みとなっている そのため 相 殺 関 税 (CVD)と 呼 ばれる 追 加 関 税 率 は 該 当 品 目 に 対 する 物 品 税 と 同 率 であり 大 半 の 製 品 について 16%とな っている また 3% の 教 育 目 的 税 が 追 徴 される 特 別 追 加 関 税 (ADC: Additional Duty of Customs) 特 別 追 加 関 税 は 国 内 製 造 品 の 物 流 販 売 にかかる 各 税 との 相 殺 を 図 る 目 的 で 06 年 3 月 1 日 より 導 入 されたもの すべての 輸 入 品 に 対 して 評 価 額 + 基 本 関 税 額 + 追 加 関 税 額 をベースに 一 律 4%を 追 加 的 に 賦 課 している ただし 相 殺 関 税 ( 追 加 関 税 )と 特 別 追 加 関 税 の 4%は インド 国 内 での 製 造 に 課 せられる 物 品 税 との 相 殺 により 控 除 される また 輸 出 振 興 を 目 的 に 輸 出 生 産 用 の 部 材 関 税 減 免 スキー ムがある 事 前 に 免 税 枠 を 申 請 するスキームや 輸 出 実 績 に 伴 って 次 回 分 の 免 税 枠 やクレジッ トが 付 与 されるスキーム 等 がある 6) 造 船 関 係 の 課 税 と 免 税 措 置 舶 用 機 器 の 基 本 税 率 は 7.5%であるが 上 記 のとおり 追 加 関 税 等 により 最 終 的 に 30.5%( ) 程 度 となる a) 船 舶 修 繕 ユニット(SRUs : Ship Repair Unit) 関 税 法 の 通 知 第 21 号 (2002 年 3 月 1 日 付 け)では 関 税 が 免 除 される 品 目 と 条 件 を 定 めてい る その 別 表 第 351 項 目 により 海 運 局 に 登 録 された 船 舶 修 繕 ユニットが 外 航 船 の 修 繕 に 使 う 資 本 財 及 びその 部 品 原 材 料 部 品 資 材 処 理 機 器 消 耗 品 を 輸 入 する 場 合 適 用 する 関 税 はゼロとなる この 場 合 輸 入 者 が SRU 登 録 企 業 でなければならない( 代 理 店 が 輸 入 者 で は SRU 登 録 企 業 である 造 船 所 が 購 入 しても 関 税 は 免 除 されない) SRU 登 録 企 業 はインドで 登 記 された 企 業 でなければならず ISO を 取 得 している 必 要 があ IV-32

182 る 登 録 に 際 しては 船 舶 修 繕 の 経 験 や 必 要 な 施 設 を 有 することを 海 運 局 に 示 さなければならな い b) 新 造 船 向 け 舶 用 機 器 の 免 税 措 置 同 関 税 法 の 通 知 第 21 号 (2002 年 3 月 1 日 付 け)の 第 356 項 目 目 に 関 税 品 目 番 号 89.01, , ( を 除 く) の 製 品 を 製 造 するための 原 材 料 部 品 で 関 税 法 第 65 条 に 沿 ったもの については 輸 入 関 税 が 免 除 されることになっている 対 象 となるのは 輸 出 される 新 造 船 向 けの 舶 用 機 械 のみで 海 洋 プラットホーム 向 け 及 び 国 内 向 けに 建 造 される 船 舶 には 適 用 されない 輸 入 された 舶 用 機 器 は 保 税 扱 いで 造 船 所 での 建 造 に 使 われ その 船 舶 が 輸 出 される 場 合 はそ のまま 輸 入 関 税 が 免 除 となるが 国 内 企 業 に 納 入 する 場 合 には 舶 用 機 器 の 輸 入 価 格 を 含 む 船 舶 価 格 全 体 に 輸 入 関 税 が 課 せられているのが 実 情 のようである 1.4. 対 象 国 の ODA 事 業 の 事 例 の 分 析 (1) ODA 事 業 の 想 定 のため ODA 事 業 の 事 例 計 画 等 1958 年 に 我 が 国 最 初 の 円 借 款 をインドに 供 与 して 以 来 円 借 款 は 我 が 国 のインドに 対 する 経 済 協 力 の 中 心 となっている インドにとって 日 本 は 最 大 のドナー 国 となっている インドにおいて 直 接 造 船 業 への 支 援 事 業 は 1988 年 の 現 コルカタの 国 営 フグリ 造 船 所 近 代 化 に 伴 う 支 援 として 資 金 の 一 部 を 融 資 している その 他 国 営 石 油 公 社 ONGC のサプライボ ート 建 造 資 金 の 融 資 1996 年 のピパバブ 港 船 舶 解 撤 事 業 に 融 資 したが 工 事 は 途 中 終 了 一 括 返 済 の 後 本 事 業 は 民 間 のピパバブ 造 船 に 活 用 されている IV-33

183 案 件 名 フグリ 造 船 所 近 代 化 事 業 ONGC サプライ ボート 調 達 事 業 ピパバブ 港 船 舶 解 撤 事 業 業 種 造 船 船 舶 そ の 他 出 典 : JICA 円 借 款 案 件 HP 案 件 概 要 表 IV-16 インドにおける 造 船 事 業 関 連 の ODA 事 例 借 款 契 約 日 借 款 契 約 額 本 体 部 分 ( 特 利 適 用 部 分 ) コンサルタント 部 分 金 利 償 還 据 置 調 達 金 利 償 還 据 置 調 達 ( 百 万 円 ) (%) 期 間 期 間 条 件 (%) 期 間 期 間 条 件 事 業 実 施 者 名 /12/ 年 10 年 GU フグリ 造 船 所 /2/ 年 10 年 GU VLCC 解 体 可 能 な ドックの 建 設 注 :U:アンタイド GU: 一 般 アンタイド PU: 部 分 アンタイド 1996/1/ 年 10 年 GU 年 10 年 GU 石 油 天 然 ガス 公 社 グジャラ-ト ピパバブ 港 湾 公 社 上 記 の 造 船 関 連 分 野 への 事 業 例 以 外 では 船 員 教 育 分 野 における 無 償 資 金 協 力 の 実 績 がある また ODA ではないが インド 沿 岸 警 備 局 に 我 が 国 の 高 速 救 命 艇 7 隻 を 引 き 渡 しており 現 地 での 建 造 協 力 を 実 施 している 1996 年 に L/A が 締 結 され 船 舶 リサイクル 施 設 建 造 支 援 として 実 施 された ピパバブ 港 船 舶 解 撤 事 業 は IMO による 国 際 航 海 のタンカ ーへの 2 重 構 造 規 制 の 開 始 が 2000 年 と 想 定 されたことから 主 要 な 海 運 国 であり 且 つ 1970 年 代 に 大 量 のタンカーを 建 造 した 我 が 国 の 責 務 として シングルハルタンカーの 安 全 な 解 体 を 促 進 することを 主 目 的 とした 事 業 であり 画 期 的 な 事 業 であったが 解 体 船 市 場 の 予 期 せぬ 高 騰 などを 要 因 として 事 業 は 完 遂 されなかった 2006 年 5 月 我 が 国 は 対 インド 国 別 援 助 計 画 を 策 定 しており 同 援 助 計 画 においては (1) 電 力 運 輸 インフラ 等 の 支 援 を 通 じた 経 済 成 長 の 促 進 (2) 保 健 衛 生 問 題 地 方 開 発 上 下 水 道 支 援 植 林 支 援 等 を 通 じた 貧 困 環 境 問 題 の 改 善 (3) 人 材 育 成 人 的 交 流 の 拡 充 のた めの 支 援 の 3 点 が 重 点 目 標 となっている 以 来 運 輸 インフラの 整 備 事 業 では デリー 高 速 輸 送 システム 建 設 計 画 コルカタ 東 西 地 下 鉄 建 設 計 画 など 陸 上 の 運 輸 インフラ 整 備 がインド 側 の 要 請 の 中 心 であり 海 運 造 船 分 野 の 事 業 はない IV-34

184 これは 造 船 業 自 体 が 海 上 輸 送 を 支 援 する 運 輸 インフラとしてではなく 産 業 として 位 置 付 けられており 1992 年 からの 経 済 開 放 政 策 により 民 間 の 造 船 業 の 活 動 が 拡 大 したことから 造 船 業 自 体 が ODA の 対 象 となりにくいためである 更 に インドでは 造 船 所 数 が 少 なく ま た 国 営 民 間 造 船 が 混 在 しているため 直 接 造 船 所 の 改 善 等 の 事 業 は 考 えにくい 従 って 造 船 分 野 の ODA を 検 討 する 場 合 は 国 家 開 発 計 画 に 沿 った 製 造 業 の 振 興 として 造 船 業 の 持 つ 労 働 集 約 型 の 特 徴 多 くの 関 連 産 業 が 必 要 であることなどのインド 経 済 への 裨 益 効 果 を 考 慮 して 造 船 産 業 を 支 援 する 必 要 性 を 検 討 すべきであろう また 造 船 業 はグジャラート 州 では 重 要 な 産 業 として 認 識 されており グジャラート 投 資 庁 から 造 船 企 業 の 投 資 支 援 策 を 作 成 している このため 州 政 府 の 重 要 開 発 案 件 として 造 船 業 が 位 置 付 けられる 場 合 可 能 な ODA 案 件 を 検 討 できる (2) 海 外 の 同 業 他 社 類 似 製 品 技 術 の 概 況 優 位 性 インドでは 外 資 系 の 造 船 所 はない 一 方 で 舶 用 機 器 は 舶 用 のエンジンメーカーである カミンズ バルチラ キャタピラー 等 がライセンス 生 産 を 行 っている これらのエンジンメー カーは 海 軍 のメーカーリスト(Vender List)に 登 録 されており インド 艦 船 へ 搭 載 されている 国 内 の 舶 用 機 器 メーカーは 限 定 的 であるため 航 海 機 器 や 大 型 エンジン 等 の 主 要 機 器 は 輸 入 に 頼 らざるをえない 舶 用 機 器 には 高 い 輸 入 関 税 がかかるが 輸 出 用 船 舶 に 使 われる 場 合 には 輸 入 関 税 が 免 除 されるため 国 内 生 産 の 必 要 性 をあまり 感 じていない 主 要 造 船 所 は 舶 用 機 器 メーカーから 直 接 購 入 するケースも 多 く サポートさえしっかりして いれば 輸 入 品 でも 問 題 はない ただ 試 運 転 調 整 等 では 本 国 からエンジニアを 呼 ばなければ ならないこともあり インドの 現 地 法 人 やエージェントの 人 材 育 成 へのニーズがある インドの 造 船 所 が 建 造 している 船 舶 のほとんどが 欧 米 向 けであること 歴 史 的 にも 欧 米 との 関 わりが 強 いため インドで 人 気 の 高 い 舶 用 機 器 は 欧 米 ブランドが 多 い しかし 製 品 によっ ては 競 争 力 のある 韓 国 製 も 人 気 がある 日 本 製 品 では 航 海 機 器 関 係 の 古 野 電 気 JRC の 評 価 が 高 い 欧 米 企 業 のなかには 前 述 のようにライセンス 生 産 しているところもあるが 多 くは 現 地 生 産 を 行 わず 現 地 法 人 や 代 理 店 を 通 じてセールス アフターサービス メンテナンス 等 を 行 って いる インドでのプレゼンスが 高 い 主 な 企 業 は 以 下 のとおりである 1) カミンズ インディア 米 国 の 大 手 発 電 機 エンジンメーカーの 現 地 法 人 1962 年 プネーにキロスルカ カミン ズとして 設 立 され 1997 年 に 現 在 の 社 名 となった 現 在 では 60~2700 馬 力 の 様 々な 種 類 のエ ンジンを 発 電 建 設 鉱 業 コンプレッサー 海 洋 自 動 車 等 向 けに 製 造 している IV-35

185 2) バルチラ フィンランドのエンジンメーカー 1980 年 から 操 業 している インドではディーゼルエン ジン ギア 等 を 製 造 している ムンバイ 近 郊 のコプリでは エンジンの 組 み 立 て プロペラブ レードの 修 理 や ギアボックス ノズル 舶 用 のコントローラブルピッチプロペラの 生 産 を 輸 出 向 けに 行 っている 3) キャタピラー 1988 年 に 設 立 した 合 弁 会 社 ヒンドゥスタン パワープラス 社 でエンジンを 製 造 していた が 2006 年 に 全 株 式 を 買 収 し 100% 子 会 社 とした 工 場 はバンガロール 近 郊 にある ディーゼ ルエンジン 発 電 機 エンジン 部 品 等 を 製 造 している 4) SEMT フランスの 大 手 エンジンメーカー 現 地 の KIRLOSKAR 社 がライセンス 生 産 により 舶 用 主 機 発 電 機 セットを 製 造 して 主 に 艦 船 向 けに 提 供 している なお KIRLOSKAR 社 は 小 型 発 電 機 について 日 本 のダイハツディーゼルとライセンス 契 約 を 締 結 した 5) アルファラバル スウェーデンの 熱 交 換 機 等 のメーカー アルファラバルの 子 会 社 1937 年 からインドで 操 業 している インドで 同 社 の 全 品 目 を 生 産 している 上 記 以 外 で 現 地 法 人 を 設 立 しているのは 舶 用 エンジンでは Sulzer Rolls Royce Volvo である 補 機 では Alfa laval Atlas Copco Ingersoland B E Pump 等 ある IV-36

186 V. ブラジル V-1

187 1. 調 査 対 象 国 地 域 の 現 状 及 びニーズの 確 認 1.1. 対 象 国 の 政 治 経 済 の 概 況 ブラジル 国 土 は 854 万 7,400 平 方 km あり これは 日 本 の 国 土 の 22 倍 にあたり 世 界 で 5 番 目 に 大 きな 国 土 面 積 となる また 海 岸 線 は 8,600km に 及 ぶ 人 口 は 2010 年 時 の 国 勢 調 査 では 1 億 9,073 万 人 であったが その 後 約 0.9%の 年 率 で 増 加 してきており 2012 年 時 で 1 億 9,470 万 人 となっている 1 人 口 構 成 は 図 V-1 のように 他 の BRICs と 比 較 しても インドと 同 様 に 29 歳 以 下 の 人 口 に 占 める 割 合 が 大 きく 総 人 口 の 62%が 29 歳 以 下 人 口 となっている また 特 徴 的 な 人 口 調 査 手 法 として ブラジルでは 肌 の 色 による 分 類 も 自 己 申 告 により 集 計 しており 9 千 万 人 が 白 人 8 千 2 百 万 人 が 褐 色 人 1 千 5 百 万 人 が 黒 人 2 百 万 人 が 黄 色 人 81 万 人 が 原 住 民 となっ ている 出 典 : The World Factbook, CIA 図 V-1 ブラジルの 人 口 ピラミッド(2010) 政 治 形 態 は 大 統 領 制 を 敷 き 大 統 領 を 元 首 とする 連 邦 共 和 制 国 家 となっているが 近 年 では 2003 年 1 月 に 発 足 したルーラ 大 統 領 それを 引 き 継 ぐ 形 で 2011 年 1 月 から 政 権 を 担 うルセフ 大 統 領 の 下 貧 困 層 向 けの 政 策 による 貧 困 家 庭 の 生 活 水 準 改 善 や 経 済 開 発 から 取 り 残 されていた 内 陸 部 へのインフラ 整 備 や 優 遇 策 なども 活 用 した 地 域 格 差 是 正 また 国 内 産 業 振 興 による 雇 用 の 確 保 / 創 造 などに 取 り 組 む 姿 勢 が 強 く 打 ち 出 されている また 外 交 面 でも 地 域 諸 国 において 反 米 的 なベネズエラやボリビアとアメリカとの 仲 裁 的 な 立 ち 位 置 でリーダーシップを 発 揮 している 1 Economist Intelligent Unit による V-2

188 出 典 : World Development Indicators, The World Bank 図 V-2 ブラジル GDP 年 間 成 長 率 (2000~2011) 出 典 : Bloomberg ( 野 村 アセットマネジメント 2012) 期 間 1994 年 6 月 ~2012 年 2 月 図 V-3 レアル/ 米 ドルレート( 月 末 値 ) ブラジル 経 済 の 2011 年 における 実 質 GDP 成 長 率 は 2.7%へと 大 きく 落 ち 込 み 2010 年 に 記 録 した 7.5%から 急 ブレーキがかかった 2012 年 の 成 長 率 は 1%か それ 以 下 だったと 推 定 されてい る またブラジルの 通 貨 レアルの 対 ドルレートが 2011 年 通 年 で 平 均 1 ドル=1.67 レアルと 前 年 比 5.1% 上 昇 し 一 層 のレアル 高 が 進 んだことも 工 業 分 野 の 停 滞 を 招 いた 要 因 とされ これに 対 応 するため ブラジル 中 銀 は 政 策 金 利 である 基 準 金 利 を 7.25%という 低 水 準 に 引 き 下 げ 物 価 上 昇 を 容 認 するような 対 応 を 取 った 結 果 実 際 に 消 費 者 物 価 指 数 (CPI) 上 昇 率 は 現 在 目 標 (4.5%プラス マイナス 2%)の 高 い 方 で 推 移 している 世 界 銀 行 によれば 2011 年 の GDP は US$2 兆 4767 億 で 一 人 当 たり GDP は US$11,500 となっ ている また 中 南 米 諸 国 との 比 較 において ブラジルは GDP FDI において 突 出 しているものの 一 人 当 たり GDI では 中 位 GDI 成 長 率 では 低 位 となっている 出 典 : World Development Indicators, The World Bank 図 V-4 ブラジル GDP および 一 人 当 たり GDP(2000~2011) V-3

189 ( 単 位 :100 万 ドル,%) ( 単 位 :100 万 ドル,%) 出 典 : World Development Indicators, The World Bank 図 V-5 ブラジルと 中 南 米 諸 国 との 比 較 輸 出 は レアル 高 により 工 業 製 品 は 伸 び 悩 んだものの 一 次 産 品 の 国 際 価 格 の 上 昇 で 前 年 比 26.8% 増 輸 入 は レアル 高 に 乗 じた 消 費 財 資 本 財 の 伸 びが 顕 著 で 24.5% 増 となった よって 貿 易 黒 字 は 前 年 比 47.9% 増 の 279 億 9,600 万 ドルと 世 界 金 融 危 機 後 最 大 となった 貿 易 相 手 国 としては 輸 出 輸 入 共 に EU/ 欧 州 連 合 が 最 も 大 きく 輸 出 面 では 中 国 米 国 アルゼンチン 日 本 と 続 き 輸 入 では 米 国 中 国 アルゼンチン 韓 国 となっている V-4

190 出 典 : 開 発 商 工 省 貿 易 局 (SECEX) 図 V-6 ブラジルの 主 要 商 品 別 輸 出 入 出 典 : ブラジル 中 央 銀 行 図 V-7 ブラジルの 国 / 地 域 別 対 内 直 接 投 資 2011 年 の 対 内 直 接 投 資 額 を 国 地 域 別 にみると 1 位 から 順 にオランダ 2 米 国 スペインと 続 き 日 本 からの 投 資 が 4 位 となって 前 年 比 3 倍 となる US$75 億 3,600 万 ドルに 急 増 した 増 加 の 要 因 はキリンホールディングスの Schincariol 社 (ビール 飲 料 メーカー)の 買 収 とみられるが 鉱 業 分 野 でも 2011 年 3 月 に 新 日 本 製 鉄 JFE スチール 双 日 石 油 天 然 ガス 金 属 鉱 物 機 構 (JOGMEC)がブラジルでニオブ 鉱 山 を 有 する CBMM 社 の 株 式 を 取 得 したり 楽 天 が 現 地 e コ マースサイトを 買 収 したことなども 寄 与 しているものと 考 えられる ブラジルへの 投 資 額 に 至 っては 各 国 の GDP に 占 める 投 資 の 割 合 として ブラジルは 全 世 界 中 4 位 に 位 置 しており 2004 年 から 2011 年 の 投 資 額 の 伸 び 率 においても ブラジルは 突 出 して 世 界 の 投 資 市 場 として 注 目 されていることがわかる 2 オランダは 多 国 籍 企 業 が 同 国 を 経 由 して 行 う 投 資 も 多 いため, 必 ずしもオランダ 企 業 の 投 資 が 増 えているとは 限 らない(JETRO) V-5

191 出 典 : World Bank, IFS, Presentation of SINAVAL より(2012) 図 V-8 対 GDP 比 投 資 額 (2002~2011) 左 図 と 投 資 額 成 長 率 (2004~2011) 右 図 また 労 働 市 場 においても ブラジルの 失 業 率 は 調 査 以 来 の 最 低 の 記 録 となって 労 働 賃 金 人 材 獲 得 などの 面 への 影 響 が 伺 い 知 れる 状 況 となっている 出 典 : IBGE, Presentation of SINAVAL より(2012) 図 V-9 ブラジルの 失 業 率 V-6

192 Brazil September 2012 BASIC INDICATORS Population (thousands, 2011) Rank in world trade, 2011 Expo rts Import s GDP (million current US$, 2011) Merchandise GDP (million current PPP US$, 2011) excluding intra-eu trade Current account balance (million US$, 2011) Commercial services Trade per capita (US$, ) excluding intra-eu trade Trade to GDP ratio ( ) 22.7 Annual percentage change Real GDP (2005=100) Exports of goods and services (volume, 2005=100) Imports of goods and services (volume, 2005=100) TRADE POLICY WTO accession 1 January 1995 Contribution to WTO budget (%, 2012) Trade Policy Review 9, 11 March 2009 Import duties collected (%, ) GPA accession - in total tax revenue 2.1 Tariffs and duty free imports to total imports 4.7 Tariff binding coverage (%) 100 Number of notifications to WTO and measures in force MFN tariffs Final bound Applied 2011 Outstanding notifications in WTO Central Registry 23 Simple average of import duties Goods RTAs - services EIAs notified to WTO 5-1 All goods Anti-dumping (30 June 2011) 75 Agricultural goods (AOA) Countervailing duties (30 June 2011) 1 Non-agricultural goods Safeguards (26 October 2011) 1 Non ad-valorem duties (% total tariff lines) Number of disputes (complainant - defendant) MFN duty free imports (%, 2010) Requests for consultation in agricultural goods (AOA) 2.1 Original panel / Appellate Body (AB) reports 12-3 in non-agricultural goods 28.7 Compliance panel / AB reports (Article 21.5 DSU) 2-2 Services sectors with GATS commitments 43 Arbitration awards (Article 22.6 DSU) 1-4 MERCHANDISE TRADE Value Annual percentage change Merchandise exports, f.o.b. (million US$) Merchandise imports, c.i.f. (million US$) Share in world total exports 1.40 Share in world total imports 1.28 Breakdown in economy's total exports Breakdown in economy's total imports By main commodity group (ITS) By main commodity group (ITS) Agricultural products 33.8 Agricultural products 6.0 Fuels and mining products 30.4 Fuels and mining products 22.0 Manufactures 32.8 Manufactures 72.0 By main destination By main origin 1. European Union (27) European Union (27) China United States United States China Argentina Argentina Japan Korea, Republic of 4.5 COMMERCIAL SERVICES TRADE Value Annual percentage change Commercial services exports (million US$) Commercial services imports (million US$) Share in world total exports 0.88 Share in world total imports 1.85 Breakdown in economy's total exports Breakdown in economy's total imports By principal services item By principal services item Transportation 15.9 Transportation 19.4 Travel 18.5 Travel 29.0 Other commercial services 65.6 Other commercial services 51.6 INDUSTRIAL PROPERTY Patent grants by patent office, 2010 Trademark registrations by office, 2009 Residents Non-residents Total Direct residents Direct non-residents Madrid Total 出 典 : Trade Profile, WTO 図 V-10 ブラジル 貿 易 概 況 V-7

193 1.2. 対 象 分 野 における 開 発 課 題 造 船 船 舶 修 理 業 の 現 状 調 査 年 (1) 設 備 能 力 技 術 力 人 数 受 注 内 容 ( 実 績 ) ブラジルの 造 船 業 の 趨 勢 開 発 課 題 を 見 極 めるにあたって 現 状 のみならず 過 去 の 動 向 に 目 を 向 けることも 必 要 である 以 下 は ブラジル 造 船 業 の 発 展 と 衰 退 それに 続 く 復 興 とを 関 連 データで 示 したものである ブラジルでは 造 船 業 にかかわる 国 の 造 船 産 業 政 策 が 60 年 代 か らいくつも 実 施 されてきており この 政 策 により ブラジル 国 内 の 造 船 業 雇 用 者 数 建 造 実 績 などに 影 響 を 与 え ブラジル 造 船 業 が 活 況 を 呈 した 時 期 と 衰 退 の 次 期 を 経 験 した この 例 とし て 1969 年 ブラジル 政 府 は 船 舶 の 国 内 建 造 化 を 目 指 した 造 船 振 興 政 策 を 発 表 し ブラジル 造 船 業 は 1970 年 代 に 急 成 長 を 遂 げた ブラジル 政 府 造 船 政 策 表 V-1 ブラジル 政 府 の 造 船 政 策 と 造 船 事 情 雇 用 者 数 目 標 (DWT) 建 造 (DWT) 能 力 / 年 間 鉄 鋼 消 費 量 (トン) 1960 緊 急 造 船 計 画 1, , ,000 56, 第 一 次 造 船 計 画 18,000 1,600, ,000 76, 第 二 次 造 船 計 画 39,000 5,300,000 2,600, , PROMINP( 石 油 ガス 国 内 産 業 育 成 支 援 政 策 )(2003) 2006 Promef1(2004) Promef2(2008) 2011 オフショア 設 備 の 国 内 建 造 政 策 (2007) EBN(2009) Promef3(2011) 1, ,000 Promef1 (23 tankers/2.7 million) Promof2 (23 tankers/1.3 million) 4,000, ,167-6,170, ,000 出 典 : SINAVAL Ministry of Transport Merchant Marine Department データを 元 に 調 査 団 作 成 しかし 1970 年 代 半 ばの 世 界 の 造 船 不 況 により ブラジル 造 船 業 も 受 注 量 が 激 減 し 最 悪 の 1976 年 には 新 規 受 注 量 が 僅 か 24,000DWT にまで 減 少 した 事 態 ともなった その 後 1980 年 代 初 頭 には 世 界 的 な 金 利 の 急 上 昇 のあおりを 受 け ブラジルは 他 中 南 米 諸 国 と 同 様 に 金 融 危 機 に 陥 り 厳 しい 経 済 調 整 を 強 いられるようになる 経 済 もマイナス 成 長 となり 資 本 流 入 そ して 国 内 投 資 も 鈍 化 し 対 外 債 務 増 により 赤 字 は 増 大 インフレが 加 速 した その 結 果 造 船 振 興 策 に 回 せる 財 政 余 力 もなくなり 1980 年 代 後 半 造 船 バブルは 短 期 間 で 終 焉 した その 後 ブラジル 造 船 業 の 後 退 は 1990 年 代 まで 続 き ピークを 1981 年 の 27 隻 ( 120 万 DWT)として 1988 年 は 僅 か 1 隻 の 竣 工 実 績 となり 1990 年 代 半 ばまで 年 間 6 隻 程 度 の 低 調 が 続 いた イシ ブラスの 撤 退 もこの 時 点 (1994 年 )となった V-8

194 出 典 : Lloyds Register 図 V-11 ブラジル 造 船 所 の 新 造 船 竣 工 量 の 推 移 出 典 : SINAVAL 図 V-12 造 船 業 雇 用 者 数 の 推 移 その 後 ブラジル 造 船 業 は 2000 年 代 前 半 から 再 興 をとげることになるが この 転 換 点 とし て 大 きく 寄 与 したものが ルーラ 大 統 領 が 2003 年 に 発 表 した PROMINP( 石 油 ガス 国 内 産 業 育 成 支 援 政 策 )であったと 言 われている PROMINP とは ブラジル 石 油 公 社 ペトロブラス (Petrobras) 社 に 新 規 オフショア 設 備 の 国 内 発 注 率 を 高 めることを 命 じた 政 策 であったが 海 洋 資 源 開 発 のためのオフショア 設 備 建 造 及 び 改 造 の 国 内 発 注 率 目 標 を 国 内 産 業 育 成 保 護 の 観 点 から 60% 前 後 に 高 めるとまずは 設 定 し これに 加 え 2013 年 までに 国 内 発 注 率 を 71% に 引 き 上 げることを 目 標 とする 産 業 政 策 であった その 後 も ブラジル 政 府 は 次 々と 国 内 造 船 産 業 振 興 につながる 政 策 を 打 ち 出 し 2005 年 に ペトロブラス 社 が 同 社 タンカー 部 門 であるトランスペトロ(Transpetro) 社 の 船 腹 を 近 代 化 さ せ 輸 送 能 力 を 拡 充 させる 方 針 を 発 表 したことにより ブラジル 造 船 業 はさらに 発 展 の 勢 いを 増 すことになる この 合 計 49 隻 のタンカー 船 隊 近 代 化 拡 張 プログラム( 通 称 Promef)では Promef1(2004 年 )と Promef2(2008 年 )の 2 回 の 資 金 拠 出 にわけて 総 計 で US$4.2 billion を 投 じ スエズマックス 型 タンカー14 隻 アフラマックス 型 タンカー8 隻 パナマックス 型 タンカー4 隻 プロダクト タンカー12 隻 LPG タンカー8 隻 給 油 船 3 隻 の 建 造 が 対 象 となっている また 2009 年 に 導 入 された EBN (Empresas Brasileiras de Navegação )も トランスペトロ 社 のチャ ーター 船 需 要 に 対 応 した 国 内 建 造 船 39 隻 を 新 規 発 注 したことで ブラジル 造 船 業 の 拡 大 に 寄 与 することとなった とりわけ 造 船 産 業 に 従 事 した 労 働 者 数 の 動 向 などをみると ブラジル 造 船 業 の 状 況 を 示 し 2000 年 頃 から 増 加 の 一 途 を 遂 げているが 2007 年 のオフショア 設 備 の 国 内 建 造 政 策 により その 数 を 飛 躍 的 に 伸 ばしてきていることが 見 て 取 れる V-9

195 出 典 : IMA records 図 V-13 ブラジル 国 内 調 達 政 策 以 後 のオフショア 設 備 建 造 量 の 推 移 なお ペトロブラス 社 による 国 内 調 達 率 を 高 めるための 政 策 により 現 在 のところ FPSO 3 船 体 8 基 がブラジル 造 船 所 に 2008 年 に 発 注 されたことを 受 け 基 本 設 計 から 詳 細 設 計 にブラジ ル 企 業 が 関 与 するなど 2015 年 の 引 き 渡 しを 見 込 んでいる また ペトロブラス 社 は 深 海 で の 石 油 ガス 田 の 開 発 に 必 要 な 掘 削 リグ 28 基 を 発 注 する 計 画 であり これらの 国 内 建 造 も 目 指 している 出 典 : Transpetro, 2011 図 V-14 Promef1 および 2 による 船 腹 引 き 渡 し 計 画 3 Floating Production, Storage and Offloading( 浮 体 式 石 油 生 産 貯 蔵 積 出 設 備 ) V-10

196 出 典 : トランスペトロ, 2011 図 V-15 EBN 計 画 概 要 表 V-2 ブラジル 造 船 所 における 船 舶 建 造 受 注 内 容 船 種 発 注 済 み 新 規 発 注 Offshore Support Vessels Tankers / Products / Bunker FPSO / Semi-Subs / TLWP 16 - Box 3 4 Bulk 1 2 River Barges and Tugs Drill ships 7 21 Chemical 4 5 Gas 8 - Port Tugs 5 27 Total 出 典 : SINAVAL, 2012 このように ブラジル 造 船 業 は 再 度 の 活 況 を 呈 する 状 況 となってきているが 過 去 現 在 共 にその 特 徴 として ブラジルの 造 船 市 場 はあくまで 内 需 対 象 であること つまり 政 府 の 産 業 政 策 に 綿 密 にリンクし 建 造 船 舶 の 種 別 需 要 は 政 府 の 定 めた 特 定 船 舶 の 建 造 奨 励 策 に 沿 って 需 要 が 喚 起 されてきた 傾 向 にある 上 表 のように 海 洋 資 源 開 発 関 係 のタンカー PSV リグ などが 主 要 なブラジル 造 船 所 で 建 造 されているが ばら 積 み 船 やコンテナ 船 などと 言 った 船 種 の 建 造 実 績 は 乏 しく あくまで 政 府 の 造 船 政 策 に 則 った 建 造 実 績 となってきていることが 読 み 取 れる また 詳 しくは 後 述 していくが ブラジルコストと 言 われる 比 較 的 高 い 製 造 コスト( 人 件 V-11

197 費 甲 板 鉄 鋼 など)と 相 まって 造 船 業 における 輸 出 競 争 力 が 乏 しいことも 踏 まえ ブラジル 造 船 業 を 内 向 的 として 捉 えておく 必 要 がある なお ブラジル 全 国 にある 造 船 所 の 位 置 概 要 については 図 V-16 に 示 す 出 典 : トランスペトロ, 2011 図 V-16 ブラジル 造 船 所 群 の 位 置 関 係 と 建 造 能 力 (2) 設 計 能 力 ブラジル 造 船 所 の 多 くは FPSO はじめ PSV 4 タグボートに 至 るまで 船 主 による 仕 様 要 求 をもとに 海 外 から 基 本 設 計 図 面 を 購 入 し これを 活 用 した 詳 細 設 計 を 行 う 形 態 を 主 にとって いる PSV においては 欧 米 系 のオルスタイン 社 ギドペラ 社 ロバートアロー 社 ほかスペイ ン 系 企 業 などから PSV の 設 計 図 面 を 購 入 し 対 象 船 舶 の 建 造 を 行 っていくモデルとなってい る ただ どこの 設 計 会 社 の PSV 船 舶 を 建 造 していくのか 各 造 船 所 は 設 計 事 務 所 とのネゴを 行 い 最 終 的 に 船 社 へ 提 案 をしていくことになる 一 般 的 に ブラジルの 造 船 所 は 設 計 にはそれほど 注 意 関 心 を 払 わず 船 主 の 要 請 要 望 に 応 じて 船 舶 建 造 を 行 うものとの 意 識 が 強 く 独 自 での 基 本 設 計 を 行 うコストメリットが 図 れ ないため また 詳 細 図 面 造 船 コスト 試 算 から 工 員 トレーニングに 至 っても 海 外 の 造 船 会 社 舶 用 機 器 メーカー 設 計 事 務 所 に 全 てを 含 んだパッケージ 型 (Production Package) 提 案 を 期 待 する 向 きがあるようである 4 Platform Supply Vessel( 海 上 プラットフォーム 作 業 支 援 船 ) V-12

198 船 主 造 船 事 案 EPC コントラクターある いは 造 船 所 に 入 札 方 式 などによる 船 舶 建 造 請 負 事 業 を 公 募 EPC コントラクター 入 札 造 船 所 エンジニアリ ング 会 社 設 計 会 社 などが JV を 組 み EPC コントラクターとして 入 札 造 船 所 入 札 ( 技 術 提 案 書 見 積 書 ) 発 注 / 受 注 発 注 受 注 受 注 海 外 造 船 所 / 船 舶 エンジニアリング 会 社 / 機 器 資 機 材 メーカー 設 計 場 合 によって 基 本 設 計 の 提 供 一 部 船 主 による 資 機 材 仕 様 メーカー 指 定 基 本 設 計 入 札 書 類 の 作 成 船 舶 建 造 事 業 者 入 札 の 実 施 詳 細 設 計 仕 様 書 の 作 成 基 本 設 計 に 基 づき 海 外 舶 用 機 器 メーカー などからの 技 術 協 力 を 受 け 製 品 仕 様 なども 踏 まえた 詳 細 設 計 を 行 う 基 本 設 計 の 提 供 販 売 技 術 協 力 パッケージ 提 案 ( 機 器 設 計 設 置 アフターケア) 調 達 資 機 材 発 注 調 達 資 機 材 発 注 調 達 入 札 ( 技 術 提 案 書 設 計 図 面 見 積 書 ) 建 造 船 舶 建 造 船 舶 建 造 技 術 協 力 ( 建 造 工 程 管 理 人 材 育 成 等 ) 図 V-17 ブラジルでの 標 準 的 な 船 舶 建 造 の 流 れ なお 具 体 的 な 事 例 として サムスン 重 工 業 がアルタンティコ スル(Altantico Sul)との 技 術 支 援 合 弁 事 業 から 撤 退 した 経 緯 として スエズマックスの 基 本 設 計 図 面 をサムスン 重 工 業 が 持 ち 込 んだが 船 社 となるトランスペトロ 社 がこれまでの 操 船 経 験 から 機 能 変 更 を 要 請 し たことに 端 を 発 し アルタンティコ スル 造 船 所 に 設 計 変 更 を 迫 り これに 造 船 所 が 応 えたこ とで 当 初 のサムスン 重 工 業 からの 図 面 とは 別 物 の 船 舶 が 各 機 器 や 設 計 のインターフェースを 考 慮 せず(できず) 建 造 され 計 画 通 りに 建 造 が 行 かなかった また 同 造 船 所 は 22 隻 の 大 型 タンカー 7 隻 のドリルシップの 発 注 をトランスペトロ 社 ペトロブラス 社 から 2011 年 に 発 注 されたが その 後 作 業 工 程 の 遅 れにともない 2012 年 に 経 営 陣 を 入 れ 替 え 現 在 のところ FPSO に 照 準 を 合 わせ 基 本 設 計 はオランダ 詳 細 設 計 はポーランドの 会 社 を 使 用 いる 模 様 で V-13

199 ある (3) 建 造 管 理 システム ブラジルでの 船 舶 建 造 に 当 たっては 運 輸 省 が 提 供 する FMM (Merchant Marine Fund/Fundo de Marinha Mercante) を 活 用 した 資 金 計 画 で ほぼすべてのプロジェクトが 実 施 されており 各 造 船 所 では Physical and Financial Chronicle と 言 われる 生 産 管 理 スケジュールを 採 用 して これに 合 わせ FMM からの 支 払 いを 受 ける 建 造 管 理 が 為 されている ペトロブラス 社 あるいはトラン スペトロ 社 を 顧 客 とした 場 合 の 入 金 は 当 初 に 作 成 する 造 船 計 画 書 通 りになされるよう 管 理 さ れているが 実 際 には 建 造 の 進 捗 ( 往 々にして 遅 れる)により FMM より 支 払 いがされる なお 新 造 船 建 造 に 当 たっては 20%が 前 払 い 後 は FMM 担 当 者 が 造 船 の 進 捗 を 確 認 しに 来 ながら 支 払 いが 行 われるので FMM 担 当 者 が 建 造 案 件 の 進 捗 を 確 認 している (4) 調 達 システム ブラジルでの 調 達 システムについては 概 して 設 計 会 社 が 基 本 設 計 (Basic Technical Specification)を 行 い それに 基 づいて 造 船 所 が 部 材 や 舶 用 機 器 など 盛 り 込 む 工 程 を 経 て これ を 船 主 に 対 し 見 積 もり 提 示 し 最 終 合 意 が 取 れてのち 建 築 部 材 舶 用 機 器 の 調 達 が 行 われる のが 通 例 である なお 重 要 な 舶 用 機 器 については 船 主 から 個 別 の 仕 様 指 定 などがされるこ とが 往 々にしてある 海 洋 資 源 開 発 関 係 での 案 件 入 札 は 主 に 2 つに 分 類 :1) トランスペトロ 社 による 一 般 商 船 2) トランスペトロ 社 による 探 査 船 /ドリルシップ/リグなどに 分 けられ 一 般 的 に トランスペ トロ 社 は EPC コントラクターを 入 札 により 選 定 し EPC コントラクターが 入 札 資 料 / 詳 細 設 計 の 作 成 など 行 う またトランスペトロ 社 も 傭 船 契 約 自 社 保 有 船 舶 の 製 造 契 約 に 当 たって 競 争 入 札 を 行 う 形 態 をとる 海 洋 資 源 開 発 分 野 での 舶 用 機 器 の 営 業 手 段 として ペトロブラス 社 向 けには CRCC( 会 社 登 録 )や Master Vender List/MVL( 製 品 登 録 5 ) 登 録 申 請 の 手 立 てを 講 じる 必 要 があり これが 極 めて 重 要 な 営 業 手 段 となる 建 造 部 材 舶 用 機 器 の 中 には ブラジル 国 内 での 生 産 されてい ない 製 品 で ABIMAQ(ブラジル 機 械 装 置 工 業 会 )の 承 認 6 をもって 無 税 で 国 内 輸 入 できる 機 器 があったり Vender List に 製 品 登 録 がなくとも EPC コントラクターや 造 船 所 の 説 明 を 受 けた 上 で ペトロブラス 社 によって 稀 に 製 品 仕 様 の 指 定 がなされるといった 手 法 もなされている しかし 一 般 的 には Vender List に 登 録 したうえで 各 造 船 所 設 計 事 務 所 が 製 品 を Vender List 製 品 と 認 識 してもらう(Pre-qualified)から 手 続 きは 開 始 されている MVL 登 録 に 当 たっては ローカルコンテンツを 気 にすることはなく 現 地 生 産 であろうが 海 外 生 産 であろうが MVL への 登 録 申 請 は 出 来 る 5 PGQMSA と 言 われるペトロブラス 社 の 使 用 する 部 材 のうち Critical な 部 材 に 適 用 される 製 品 登 録 制 度 もある 6 Extrafario(ABIMAQ にブラジル 国 内 での 同 様 の 商 品 製 造 がないことを 証 明 してもらい 海 外 製 品 を 無 税 で 輸 入 できる 制 度 ) V-14

200 またクロマフ(KROMAV) 社 やプロジェマール(Projemar) 社 などの 現 地 ブラジルの 設 計 事 務 所 は 船 主 造 船 所 EPC コントラクターなどの 依 頼 を 受 け 基 本 設 計 や 詳 細 設 計 などを 行 うことを 主 な 業 務 としており 部 材 や 機 材 の 規 格 提 案 は 行 うが メーカー 提 案 は 行 わないのが 通 常 であり 一 方 でメーカーの 部 材 など 先 の 船 主 造 船 所 EPC コントラクターなどから Technical Evaluation を 求 められれば アドバイスは 行 う 役 割 になっている なお 舶 用 機 器 の 売 り 込 みに 当 たっては ブラジル の 船 主 造 船 所 に 売 り 込 みを 掛 けるこ とが 正 攻 法 であるが アプローチ 対 象 によって 重 要 視 する 要 所 は 違 う 模 様 である つまり 船 主 はスペアパーツや 保 守 サービス 体 制 に 重 きを 置 く 傾 向 があり 過 去 に 合 った 問 題 の 対 処 策 の 提 示 や 如 何 にアフターサービスネットワークを 構 築 できているかを 評 価 する 一 方 造 船 所 は 品 質 もさることながら 価 格 面 コミッション 面 で 魅 力 的 であるかを 重 く 見 る 傾 向 があ る また 現 場 での 作 業 工 程 を 減 らせられる パッケージ 商 品 を 好 むのも 造 船 所 となっている 部 材 機 器 調 達 にあたっては 調 達 期 間 品 質 の 問 題 から 往 々にして 輸 入 税 を 多 く 払 っ てでも 輸 入 品 を 好 む 傾 向 があり また 造 船 所 には 余 剰 資 金 もないので 部 品 調 達 にしても Just-In-Time 調 達 に 近 い 方 法 を 取 っており 近 代 的 な 造 船 技 術 も 持 ち 合 わせていない 7 なお 資 金 調 達 については ブラジルにおいては 前 述 の 運 輸 省 が 提 供 する FMM を 通 じて 造 船 造 船 所 建 設 舶 用 機 器 製 造 向 けに 低 利 の 融 資 機 構 が 提 供 されている この FMM は 政 府 が 徴 収 する Fleet 料 金 の 一 部 を 活 用 するかたちで 成 り 立 っており 金 利 は 長 期 融 資 がベース となることから おおむね 2~5%( 商 業 銀 行 のプレミアムも 加 えた 上 で)となっている これ は 中 央 銀 行 の 短 期 金 利 7%~7.5%とはリンクしない FMM 審 査 に 当 たっては 投 資 案 件 全 体 に 占 めるローカルコンテンツの 割 合 が 重 要 となるほか 社 会 的 なインパクト 実 現 可 能 性 なども 考 慮 される 借 り 入 れにはレアル US$ 建 て 双 方 / 混 合 でも 実 施 でき 最 初 に 両 者 の 比 率 を 決 めて 両 通 貨 での 返 済 も 可 能 FMM への 申 請 ( 大 体 1 年 3 か 月 で 書 類 審 査 その 後 各 商 業 銀 行 とのネゴ)に 当 たっては National Monetary Council が 案 件 評 価 し Priority を 与 えるかどう か 判 断 をした 後 指 定 されている 5 社 の 商 業 銀 行 へ 申 請 者 はアプリケーションを 持 ち 込 み どの 銀 行 から 融 資 を 受 けるか 検 討 することになる なお 最 大 の 顧 客 はペトロブラス 社 である が FMM の 対 象 は 内 航 海 運 水 運 石 油 ガス 関 連 など 造 船 に 係 る 事 業 等 で 2011 年 時 点 で 累 計 R$34billion の 貸 し 付 け 実 績 となっている 7 日 本 や 韓 国 の 図 面 は 建 造 技 術 に 最 高 度 の 造 船 技 術 が 求 められ そもそも 図 面 通 り 部 品 の 成 型 や 船 舶 建 造 ができな いレベルにあり 特 に 最 新 のコンテナ 船 などは 余 分 なく 空 間 利 用 をするべく 設 計 されており 図 面 どおりには 建 造 できる 造 船 所 は 限 られてくる またそういった 最 新 鋭 の 船 舶 については 建 造 実 績 がないのでコスト 見 積 もりを 造 船 所 が 提 示 できないとの 指 摘 も 現 地 造 船 関 係 識 者 からあった V-15

201 出 典 : SINAVAL 2012 図 V-18 FMM の 貸 付 実 績 の 推 移 (5) 人 材 教 育 訓 練 の 実 施 スキーム 必 要 な 資 格 制 度 等 ブラジルにおける 造 船 業 では 造 船 業 に 携 わる 工 員 技 術 者 不 足 が 顕 著 に 指 摘 され 特 にスー パーバイザークラスの 人 材 不 足 が 甚 だしく 地 域 にもよるが 造 船 所 間 での 引 き 抜 き 合 戦 が 起 きている 状 況 となっている SINAVAL(ブラジル 造 船 工 業 会 )によれば 造 船 業 に 従 事 してい る 人 員 の 数 は 前 述 のとおりであるが 労 働 者 の 賃 金 は 一 般 的 な 中 堅 クラスで US$2,300/ 月 とな っており 北 部 の 造 船 所 でインタビュー 調 査 の 結 果 賃 金 水 準 はこれに 比 べ 安 く 一 般 工 の 給 与 は R$1,500~2,000/ 月 スーパーバイザーで R$3,000~4,000/ 月 である 主 要 な 造 船 所 では 従 業 員 総 数 あたり 約 10%がスーパーバイザー 職 として 従 事 しており 500 人 の 従 業 員 のうち スーパーバイザーは 50 名 程 度 の 割 合 となっている なお 造 船 所 における 実 務 訓 練 の 手 当 ての 仕 方 については 各 造 船 所 により 違 いが 見 受 けら れるものの 多 くの 造 船 所 で SENAI( 全 国 工 業 関 係 職 業 訓 練 機 関 )もしくは 技 術 訓 練 校 で 造 船 関 連 の 知 識 技 術 を 基 礎 レベルで 積 んだ 人 材 を 採 用 してきている SENAI では 現 在 4 か 所 の 州 にある 技 術 学 校 を 通 じて 造 船 分 野 の 人 材 育 成 プログラムの 実 施 をしてきているが 昨 今 の 旺 盛 な 人 材 需 要 に 直 面 し 十 分 な 対 応 が 取 れてきてはいないのが 現 状 である 産 業 界 が 求 める 高 度 な 技 術 人 材 造 船 所 で 必 要 とされる 人 材 教 育 を 行 っていくにあたり SENAI では 上 述 の 石 油 天 然 ガス 開 発 計 画 に 定 められた 造 船 計 画 の 実 現 に 必 要 な 造 船 分 野 での 産 業 人 材 育 成 を 2020 年 までの 中 長 期 計 画 の 中 で 最 優 先 分 野 として 定 め 現 在 30 名 体 制 で 造 船 を 含 むロジス ティックに 携 わる 人 材 育 成 のための 刷 新 版 のカリキュラム シラバスを 各 州 の 造 船 所 大 学 を 含 めた 教 育 機 関 などとのヒアリング 結 果 を 基 に 作 成 し マーケットのニーズにあったものに していく 作 業 を 行 っている このカリキュラムの 中 で 最 長 の 内 容 のものは 2 年 間 とし おお むね 18 歳 以 上 を 対 象 とし 資 格 に 合 わせ 必 要 な 履 行 単 位 を 受 講 時 間 とし 承 認 するような 内 容 となっている なお SENAI 8 では 造 船 分 野 の 人 材 教 育 で どの 種 類 の 船 舶 建 造 を 対 象 とするかについては 州 毎 に 要 望 を 汲 み 取 りつつ 一 般 的 標 準 的 な 造 船 教 育 というコンセプトでカリキュラムを 作 8 SENAIでの 職 業 訓 練 は 国 の 規 定 として 民 間 企 業 が 支 払 う 従 業 員 賃 金 のうち 1%をSENAIの 行 う 人 材 教 育 へ 1.5%を CESI の 提 供 する 社 会 福 祉 サービスへ 提 供 する 義 務 があるで それを 原 資 として 一 部 有 料 となるコース ( 一 般 的 なコースで R$400/ 月 )もあるが 基 本 受 講 は 無 料 となっている V-16

202 成 していく 方 針 を 取 っているが 教 師 陣 の 獲 得 に 現 在 難 儀 している 状 況 となっている また SENAI では 実 践 教 育 を 考 えているようであるが 造 船 所 で 雇 用 されている 工 員 は SENAI の 研 修 修 了 者 が 多 くはなっているが 各 造 船 所 では 独 自 の 人 員 養 成 プログラムを 導 入 し 工 員 の 再 教 育 を 行 っているのが 現 状 である また SENAI によると 各 造 船 所 との 直 接 の 交 流 は 乏 しく 州 政 府 が 仲 立 ちをしており 造 船 所 の 必 要 とする 人 材 育 成 のため 連 携 体 制 に 改 善 の 余 地 がうかがえる なお SENAI によれば 今 後 の 造 船 人 材 育 成 プログラムでは 座 学 と 実 践 と の 講 義 を 時 間 単 位 の 割 合 比 率 で 30%:70%として 作 成 し SENAI の 提 供 するプログラムを 通 じて より 実 践 的 で 高 度 なスキルアップを 様 々なコースのカリキュラムを 通 じて 提 供 できるプ ログラム 提 供 したい 意 向 である 一 方 各 造 船 所 でも 自 社 でトレーニング 施 設 を 運 営 し 教 育 訓 練 を 施 しており たとえば INACE 造 船 所 では 人 材 育 成 を 主 たるサービスとして 提 供 する NGO へ 造 船 機 材 を 無 償 提 供 し その NGO を 好 成 績 で 卒 業 する 人 材 を 対 象 に 造 船 所 に 向 かい 入 れ INACE のトレーニング 施 設 で 再 教 育 し 現 場 作 業 に 従 事 させるという 方 式 を 取 っている また 同 様 に FIRJAN(リオデジャネイロ 工 業 連 盟 )がこれから 提 供 しようとしている 造 船 技 術 訓 練 サービスは ペトロブラス 社 からの 依 頼 を 受 け 造 船 所 人 材 の 教 育 のため 溶 接 や はんだ 作 業 などに 用 いる 最 新 鋭 の 機 械 を FIRJAN の 所 有 物 として SENAI に 導 入 し これをペト ロブラス 社 向 けの 人 材 教 育 またリオ デ ジャネイロ 近 隣 の 造 船 所 の 人 材 育 成 に 有 償 で 役 立 てていくというスキームも 構 築 予 定 である なお このサービスを FIRJAN はペトロブラス 社 へ 3 年 間 提 供 することで 総 額 110 億 レアルの 契 約 をした ブラジルでは 現 地 資 本 の 造 船 所 に 外 資 の 造 船 所 が 技 術 支 援 などをする 形 で 合 弁 企 業 を 立 ち 上 げるケースも 多 くみられるが 外 部 からの 技 術 指 導 に 反 発 する 経 営 陣 現 場 労 働 者 も 多 い との 意 見 もあった 9 また 現 在 活 況 を 呈 している PSV などの 建 造 にすぐに 飛 びつくが その 先 の 造 船 市 場 を 見 据 えた 長 期 の 人 材 教 育 を 行 おうとする 経 営 者 も 少 なく 従 業 員 の 訓 練 ができて いないと 言 ったことが 声 も 現 地 識 者 の 中 から 聞 こえてきている 今 後 の 人 材 育 成 が 大 きな 課 題 であるが SINAVAL の 報 告 によると 当 面 の 人 材 育 成 需 要 と してエンジニア( 機 械 造 船 電 気 生 産 管 理 安 全 管 理 )1,500 名 技 術 者 ( 設 計 生 産 企 画 管 理 鉄 鋼 購 買 )1,500 名 現 場 労 働 者 ( 溶 接 切 断 自 動 機 械 操 作 鋼 構 造 物 加 工 な ど)10,500 名 アドミニストレーション 750 名 サポートスタッフ( 一 般 事 務 安 全 管 理 など) 750 名 併 せて 15,000 人 ほどの 技 術 訓 練 を 積 んだ 労 働 人 材 を 必 要 としている ブラジルの 造 船 産 業 界 が 求 める 高 度 な 技 術 人 材 の 育 成 を 行 っていく 上 で 我 が 国 の ODA を 活 用 しつつ 技 術 人 材 の 確 保 の 困 難 さを 解 消 できるよう 支 援 し 日 本 企 業 が 現 地 で 直 面 してい る 技 術 人 材 の 不 足 という 喫 緊 の 課 題 をも 見 据 え 人 材 育 成 プロジェクトを 実 施 していくことが 極 めて 重 要 な 裨 益 効 果 を 地 元 産 業 界 に 与 えるものと 思 われる 9 トランスペトロ 社 が 韓 国 の KOMAC 社 へブラジル 造 船 所 に 対 する 技 術 コンサルテーションサービスを 行 うよう 依 頼 し 実 施 した 経 緯 もあったが 余 計 に 現 場 からの 反 発 があったとのこと V-17

203 造 船 周 辺 産 業 と 海 運 の 現 状 調 査 (1) 舶 用 機 器 取 扱 い 業 者 と 取 扱 い 機 器 リスト 舶 用 機 器 取 扱 い 業 者 を 含 む 機 械 工 業 品 メーカーの 業 界 団 体 として ブラジルにおいては ABIMAQ(ブラジル 機 械 装 置 工 業 会 )がある ABIMAQ は ブラジル 国 内 9 都 市 に 支 部 をも つ 全 国 組 織 の 機 械 工 業 連 盟 で 会 員 企 業 数 は 4,500 社 賛 助 会 員 は 1,500 社 を 有 する 組 織 と である また 会 員 企 業 は 製 造 機 械 別 に 24 の 分 会 に 所 属 する 形 で 会 員 企 業 を 売 上 規 模 でみ た 割 合 は 小 企 業 が 60%を 占 め 中 企 業 30% 大 企 業 10%となっている 会 員 企 業 の 拠 点 は ほぼサンパウロ 州 で 69% 次 いでリオグランデ ド スル 3 位 がリオとなっている 造 船 分 野 で 数 の 多 いセント カタリーナは 4 位 北 部 は 2% 程 度 と 所 属 会 社 数 が 少 ない ブラジル 機 械 工 業 の 売 り 上 げの 主 因 となる 資 本 財 (Capital Goods)を 国 内 外 マーケットの 比 較 で 2007 年 から 2012 年 までの 統 計 資 料 (DCEE: Departamento de Competitivedade, Economia e Estatistica)でみると 平 均 売 り 上 げは 億 レアルで 割 合 は 75%が 国 内 マーケット 向 け 海 外 マーケットは 25%と ほぼ 5 年 間 一 定 規 模 で 推 移 している 海 外 マーケット 向 は ラテン アメリカ アメリカ 合 衆 国 ヨーロッパの 順 位 で 2012 年 1 月 ~9 月 の 間 で それぞれ 38 億 ドル 億 ドル 億 ドルとなっている 一 方 資 本 財 の 輸 入 額 で 見 てみると 年 々 額 が 増 えている 傾 向 にあり 2011 年 8 月 ~2012 年 9 月 までの 毎 月 平 均 総 額 は 億 ドルとなっている 資 本 財 の 仕 入 れ 先 は ヨーロッパ が 一 番 大 きく 25% 次 いで 増 加 傾 向 にあった 中 国 が 北 米 を 抜 いて 二 位 となり 四 位 がイタリア の 7.9%で 下 図 には 示 されていないが 日 本 と 同 位 になっている( 韓 国 は 4%にすぎない) ブラジルの 資 本 財 は 輸 出 に 対 して 輸 入 超 過 傾 向 となっており 産 業 別 の 設 備 投 資 に 目 を 向 け ると 一 位 は 石 油 ガス 分 野 (2,100 億 ドル)で 他 に 比 べ 圧 倒 的 に 多 く それぞれ 増 加 傾 向 にある ものの 2 位 の 鉱 業 (330 億 ドル) 鉄 鋼 業 (220 億 ドル)を 大 きく 引 き 離 している 出 典 : DCEE/ABIMAQ, 2012 図 V-19 国 別 で 見 た 資 本 財 の 輸 入 額 の 推 移 V-18

204 一 方 舶 用 機 器 は ブラジル 国 内 で 製 造 している 品 目 は 表 V-3 のとおりである 表 V-3 ブラジル 国 内 で 製 造 されている 舶 用 機 器 係 留 ケーブル アンカー ヒーター 救 命 ボート 貨 物 ポンプ エンジンルームポンプ 電 気 ケーブル ボイラー カルダン コンプレッサー プロペラ( 最 大 3m) 周 波 数 コンバータ シャフトライン( 最 大 300 mm 径 ) 軸 線 ベアリング( 最 大 直 径 300mm) コーティング 及 び 絶 縁 材 料 家 具 ウィンドラス ウインチ ク レーン ディーゼルモータース( 最 大 1,230 キロワット) 電 気 モーター ドア ハッチ 電 気 パネル モニタリング 用 機 械 警 報 シ ステム 電 気 負 荷 制 御 システム 電 源 管 理 システム PSV 用 電 気 推 進 システム (2000 kw まで) 空 調 システム オートメーションと 制 御 シ ステム プライミングとリッピング システムズ 消 火 システムズ ソフトスタータ 塗 料 と 溶 剤 熱 交 換 器 配 管 とアクセサリー バルブ 出 典 : Brazilian local investments and the industry of capital goods, ABIMAQ, 2012 ABIMAQ では ブラジル 国 内 全 体 ( 海 洋 資 源 開 発 関 係 内 航 船 河 川 交 通 を 含 めた)での 新 造 船 需 要 の 楽 観 シナリオと 悲 観 シナリオを 作 成 しており 舶 用 機 器 にどれほどの 需 要 が 見 込 め るかを 観 測 するとともに どの 種 類 の 船 舶 に 需 要 が 見 込 め マーケティング 対 象 としていくべ きか 事 業 計 画 を 作 成 する 資 料 としている さらに 舶 用 機 器 メーカーとして 対 象 船 舶 毎 に 必 要 な 条 件 (LC: Local Contents 証 書 や Vender List 等 )もまとめており 今 後 この 分 野 でのビジネス 展 開 を 嘱 望 する 企 業 にとって ABIMAQ との 接 点 を 持 ち 協 議 確 認 を 図 っていくことが 重 要 である 一 方 石 油 ガス 関 連 市 場 むけの 機 器 の 製 造 国 を 一 覧 に 目 を 向 けると 一 位 が 中 国 二 位 が ヨーロッパ 三 位 がイギリス 四 位 がオランダ 五 位 がノルウェーとなるなどで 日 本 はほぼ 0%となっているのが 現 状 ( 日 系 企 業 が 中 国 や 北 米 で 製 造 し 持 ち 込 んでいるケースもあると 思 われる)であり 今 後 さらなる 営 業 展 開 が 求 められる 表 V-4 石 油 ガス 関 連 市 場 むけの 機 器 の 製 造 国 1 月 ~12 月 国 名 合 計 割 合 % 合 計 割 合 % 合 計 中 国 EU イギリス , オランダ V-19

205 5.ノルウェー フィンランド ドイツ 日 本 なお 石 油 ガス 分 野 でのビジネスに 当 たり 求 められるローカルコンテンツ(LC)について は LC の 概 念 がブラジル 自 国 内 の 産 業 競 争 力 雇 用 確 保 などを 目 的 としている 一 方 LC の 算 出 にはルールがあり 1999 年 から 変 遷 しているが 2011 年 の Round11 では 一 律 に 総 投 資 / 製 造 費 用 額 に 対 する 比 率 による LC の 網 掛 けではなく セグメント(パイプなどの 建 材 ) 毎 に LC が 規 定 されるようになるとのことである(たとえばパイプは 85%) 今 後 も 規 定 解 釈 につい て 注 視 していくことが 必 要 となる (2) 国 内 鋼 材 製 造 者 リスト 表 V-5 ブラジル 国 内 鋼 材 製 造 者 リスト フラット 製 品 会 社 製 品 ArcelorMittal ArcelorMittal Grupo CSN Inox Brasil Tubarão Gerdau USIMINAS スラブ X X X X X プレート コイルプレート X X X X 熱 延 板 およびコイル X X X X 冷 延 鋼 板 およびコイル X X X X ブラックプレート X X カニング プレート X 溶 融 亜 鉛 メッキ 薄 板 鋼 X X X 電 解 めっき 鋼 板 X 亜 鉛 - アルミニウムメッキ 板 鋼 X 塗 装 済 みシート X その 他 の 合 金 鋼 シート X ステンレス 鋼 板 X ケイ 素 鋼 板 X ロング 製 品 会 社 製 品 ArcelorMittal Grupo Votorantim V & M do Villares SINOBRAS Aços Longos Gerdau Siderurgia BRASIL Metals インゴット ビレット ブルーム X X X X X X 炭 素 鋼 X X X X X 合 金 鋼 エンジニアリング X X X ステンレス 鋼 X X ツールとダイス 鋼 X X 軽 量 鉄 骨 X X X 中 板 と 厚 肉 鋼 板 X X X 線 材 X X X X X コンクリート 鉄 筋 X X X X シームレス 鋼 管 X 引 き 伸 ばし 製 品 会 社 製 品 ArcelorMittal Aços Longos Grupo Gerdau Votorantim Siderurgia Villares Metals ワイヤー X X X バー X X X 出 典 : Brazil Steel Institute, 2012 V-20

206 鉄 鋼 製 品 については ウジミナス 社 が 新 日 鉄 の 資 本 技 術 を 得 て 自 動 車 向 けの 鋼 板 船 舶 向 けの 厚 板 製 造 をブラジル 国 内 で 行 っており 訪 問 した 造 船 所 では ウジミナス 製 の 鉄 鋼 製 品 が 使 われているケースが 多 かった ほかアルセロール ミッタル 社 からも 一 部 現 地 造 船 所 で ミッタル 社 のトルコ 工 場 から Bulb Flat(ペイントするのに 有 利 )と 言 われる 特 殊 な 鋼 板 を 調 達 している また 厚 板 については 品 質 を 要 求 されない 部 分 については 一 部 安 価 な 中 国 製 が 持 ち 込 まれている 厚 板 鋼 板 の 市 況 は 1 トンあたり 2,200~2,400 レアルで 現 在 取 引 されており 値 段 も 最 近 は 安 定 している 加 工 品 の 鉄 板 は 約 3,300 レアル/トンであり 輸 送 費 が 上 乗 せされる よって マナウス 等 北 部 の 造 船 所 操 業 に 当 たって 最 大 の 難 点 は 部 材 の 調 達 コストに 占 める 輸 送 コス トが 高 い 点 となっており サンパウロから 持 ち 込 まれる 際 河 川 輸 送 で 350 レアル/トン 陸 上 輸 送 で 650 レアル/トンのコストが 上 記 の 鋼 板 調 達 コストに 上 乗 せされ コスト 高 を 招 いてい るとのこと(サンパウロもしくはミナスからベレン フォルトレーザまでは トラックで 4~6 日 の 輸 送 日 数 が 必 要 とされる) またアルミについては フランスのへナロン 社 からの 購 入 が 多 いが 一 部 国 内 調 達 もしてい る( 国 内 製 造 アルミは 値 段 が 高 い) アルミ 鋼 板 の 値 段 は 16 レアル/kg( 税 別 )である なお 造 船 所 の 中 には 鋼 板 の 加 工 や 11m までの 軸 製 造 も 自 社 で 行 っているところもあり サンパウロ などの 舶 用 機 器 メーカーからの 距 離 があるなどの 理 由 から 外 注 先 に 頼 らず 自 社 で ある 程 度 船 舶 建 造 ができるようにとの 創 意 工 夫 を 図 っている 造 船 所 も 見 受 けられた 鉄 鋼 製 品 製 造 に 必 要 な 原 料 炭 は 主 にアルゼンチンやコロンビアからの 輸 入 している その 他 エネルギー 関 係 の 動 向 は LNG もスポットでカタールより 購 入 (LNG の 陸 揚 げ 施 設 がないた め 海 上 でガス 化 し 陸 上 パイプ 輸 送 )している (3) 船 主 発 注 した 材 料 ( 外 国 発 注 を 含 む) ブラジルにおいて 船 主 発 注 される 材 料 部 材 の 多 くは 船 主 と 各 造 船 所 との 契 約 ( 一 般 競 争 入 札 を 経 て)の 過 程 で 取 り 決 めがなされることが 一 般 的 であるが ペトロブラス 社 から 推 薦 を 受 ける 形 で 一 部 はペトロブラス 社 からの 指 定 部 材 として 指 名 されることもある 舶 用 機 器 としては 船 主 発 注 される 主 な 部 材 としては 発 電 機 電 気 推 進 エンジン プロペ ラ コントロールシステム 無 線 機 などで 発 電 機 電 気 推 進 エンジンでは ロールスロイス 社 製 Wartsila 社 製 キャタピラー 社 製 プロペラは HRP 社 ( 現 在 は ZF/ドイツ) 製 ロール スロイス 社 製 ショター 社 製 コントロールシステムはスペインの Ingetia 社 無 線 機 器 では JRC やフルノの 指 定 が 多 い (4) 部 品 等 調 達 難 易 度 下 の 表 に ブラジルで 製 造 されていない 舶 用 機 器 の 一 覧 を 示 す V-21

207 表 V-6 ブラジル 国 内 で 製 造 されていない 舶 用 機 器 潜 水 貨 物 ポンプ 大 型 プロペラ/ 可 変 ピッチ 補 助 エンジン(H.F.O.) メインエンジン(H.F.O) 統 合 ナビゲーションブリッ ジ 方 位 角 推 進 システム レーダーシステム 流 出 油 回 収 装 置 タンク 洗 浄 システム 垂 直 蒸 気 タービン 航 海 データレコーダ 出 典 : Brazilian local investments and the industry of capital goods, ABIMAQ, 2012 ブラジルで 製 造 されているエンジンで 最 大 のものは 600 馬 力 までであり 造 船 所 は 性 能 価 格 ともに 有 利 な 外 国 製 を 使 用 する 傾 向 にある さらにロールスロイス ショターはアフターケ アサービス 拠 点 が 国 内 で 充 実 している 点 を 評 価 されている 海 上 プラットフォーム 施 設 に 係 る 部 品 の 調 達 状 況 を 国 内 企 業 と 海 外 企 業 との 区 分 を 図 V-20 に 示 す 自 動 化 と 制 御 システム 遠 心 ポンプ VAC 機 器 などは ほぼ 国 内 ブラジル 企 業 から 調 達 をしているが 遠 心 空 気 圧 縮 機 バルブ ディーゼルモーター 測 位 システム(POS) 同 期 モーターや 発 電 機 などのほとんどと ターボ 発 電 機 フレア 硫 酸 塩 除 去 ユニットやガスモー ター ガス 往 復 圧 縮 機 (レシプロ 圧 縮 機 )などは 海 外 企 業 から 調 達 している 出 典 : Increasing Local Content Competitive agenda for off shoreoil and gas supply chain in Brazil, ONIP (2011) 図 V-20 オフショアプラットフォームの 部 材 調 達 状 況 一 方 ブラジル 国 内 で 調 達 される 部 品 コストは 図 V-21 のとおり 海 外 に 比 べ 高 い V-22

208 出 典 : Increasing Local Content Competitive agenda for offshore oil and gas supply chain in Brazil, ONIP (2011) 図 V-21 部 品 製 造 コスト 構 成 にみるブラジル 国 内 企 業 と 外 国 企 業 との 比 較 また 舶 用 品 のスペアパーツについては 品 物 によっては 60%~100%の 輸 入 税 がかかり 在 庫 保 管 はコストがかかりすぎる 輸 入 関 税 はメルコスール 内 でほぼ 同 等 となっており 横 持 ちもしづらいとの 状 況 にある ブラジルに 保 税 区 はないわけではないが 政 府 より 競 売 にかけ られる 頻 度 も 少 なく 経 営 ツールとしてはもっぱら 使 えないとの 認 識 が 現 地 関 係 者 にはある しかし ERIN 社 を 含 むマナウスの 造 船 所 群 などは ゾーナ フランカと 言 われる 経 済 特 区 指 定 を 受 け 製 造 ( 建 造 船 )コスト 全 体 のうちの 輸 入 部 材 コストが 40%までなら 部 材 輸 入 税 (IPI)が 免 税 となる 利 点 と マナウスに 代 理 店 のある 舶 用 メーカーから 部 品 を 調 達 した 場 合 REP と 言 われる Incentive の 貸 与 が 受 けられる 点 を 活 用 し 競 争 力 強 化 を 図 っている 輸 入 舶 用 機 械 として 主 なものは モーター 推 進 機 ナビゲーションシステムなどで 現 在 のところ FMM(ローカルコンテンツに 連 動 して 低 金 利 融 資 )との 兼 ね 合 いで ERIN 社 では 輸 入 品 の 構 成 比 率 を 平 均 で 15%~25%としている また 機 材 の 輸 送 日 数 も 問 題 となっており サンパウロからマナウスまで 送 った 場 合 30 日 間 程 度 輸 送 にかかり ポルトヴェーリョあるいはベレンから 河 川 交 通 でマナウスに 持 ちは 込 まれ る 際 に ポルトヴェーリョからマナウスまでは 4 日 間 ベレンから 6 日 間 必 要 とのことである V-23

209 途 上 国 の 造 船 船 舶 修 理 業 のニーズ 整 理 ブラジルでの 造 船 施 設 機 器 等 のニーズに 対 し 日 本 企 業 がビジネスできる 分 野 としては 深 海 油 田 開 発 プレソル 開 発 に 絡 む 大 型 船 建 造 関 連 事 業 と 本 調 査 前 は 想 定 していた 現 在 トランスペトロ 社 により 保 有 されているオフショア 分 野 での 船 舶 またこれから 投 入 が 計 画 される 船 舶 は 以 下 のように 発 表 され 本 計 画 に 沿 った 船 舶 建 造 舶 用 機 器 需 要 がブラジル における 造 船 需 要 として 注 目 されている 本 計 画 では 右 図 にある 船 種 別 の 保 有 船 舶 の 他 281 隻 の 支 援 船 の 発 注 が 2020 年 までに 見 込 まれ FPSO に 至 っては 40 基 の 新 規 発 注 が 計 画 されてい る 出 典 : Brazil as the new hotspot, トランスペトロ, 2011 図 V-22 トランスペトロ 社 の 保 有 船 舶 等 と 導 入 予 定 計 画 このペトロブラス 社 の 造 船 計 画 を 背 景 に ブラジル 資 本 の 大 型 造 船 所 をパートナーに ブラジ ル 国 内 市 場 進 出 を 模 索 する 流 れが 日 系 大 手 造 船 所 ( 川 崎 重 工 IHI 三 菱 重 工 )を 中 心 に 出 てき ている これは ブラジル 資 本 のみによる 造 船 所 において 大 型 船 舶 建 造 のノウハウ 経 験 が 乏 しいことによって ペトロブラスの 掲 げている 造 船 計 画 に 遅 れが 生 じており これに 連 なる 石 油 掘 削 計 画 に 影 響 が 出 る 懸 念 が 近 年 高 まっているためで 海 外 企 業 の 造 船 事 業 進 出 が 歓 迎 されてい る (1) 造 船 施 設 機 器 等 の 課 題 解 決 のニーズ ブラジルでは すでに 47 の 造 船 所 が 操 業 しているが 今 後 11 の 新 設 造 船 所 の 計 画 があり 現 地 ヒアリング 調 査 によると 現 在 開 発 計 画 の 最 終 的 な 取 りまとめを 行 っている 新 設 造 船 所 も 多 く ガントリークレーン オーバーヘッドクレーンなどの 重 機 器 のほか 既 存 の 造 船 所 で も 乾 ドック(ドライドック) フローティングドックの 拡 張 建 造 計 画 も 多 く 聞 こえた V-24

210 表 V 年 1 月 時 点 で 新 規 開 設 を 予 定 している 造 船 所 ( 建 造 中 ) Estaleiro Rio Tietê Araçatuba (SP) Estaleiro Jurong Aracruz (ES) Estaleiro OSX- São João da Barra (RJ) Estaleiro Inhauma Rio de Janeiro (RJ) (FMM 審 査 Construcap Suape (PE) 済 ) Estaleiro Promar Suape (PE) Eisa Alagoas Coruripe (AL) Estaleiro Enseada do Paraguaçu Maragogipe (BA) Estaleiro Corema Simões Filho (BA) P2 Estaleiro Itajaí (SC) Estaleiros do Brasil EBR São José do Norte (RS) 出 典 : SINAVAL, 2012 造 船 分 野 での 需 要 と 供 給 能 力 の 乖 離 は ペトロブラス 社 およびトランスペトロ 社 向 けの 海 洋 プラットフォーム PSV シャトルタンカー 等 の 大 型 船 舶 においては 造 船 所 の 建 設 ラッシュ とともに PSV に 至 っては リオ デ ジャネイロ 沖 に 停 泊 する 北 海 メキシコ 湾 岸 から 流 れ てきている 多 数 の PSV を 見 ると 建 造 需 要 が 見 込 める 船 種 の 絞 り 込 みが 必 要 であるように 見 受 けられる 造 船 施 設 においても 売 り 込 み 相 手 や 売 り 込 み 方 法 機 材 調 達 方 法 をまず 検 討 すべきである と 思 われ 今 後 現 地 建 造 が 求 められるものの 建 造 技 術 の 面 で 海 外 造 船 所 からの 技 術 支 援 を 受 けながらの 建 造 が 必 要 となる 船 舶 タイプの 見 極 めが 必 要 となる たとえば シャトルタンカ ーについては トランスペトロ 社 向 けに 中 長 期 でアフラマックスの 需 要 が 出 てくるが 現 在 のところブラジルでは 建 造 できていない また 設 計 分 野 についても 喫 水 を 浅 くし 河 川 航 行 が 可 能 な 中 型 タンカーの 設 計 など ブラジルでの 需 要 が 見 込 めると 思 われ ブラジルの 船 舶 エ ンジニアリング 会 社 などからも 日 本 からの 技 術 協 力 に 対 し 関 心 があることが 分 かった 一 方 機 器 について 日 系 中 小 舶 用 機 器 メーカーのブラジル 進 出 にはかなりの 困 難 が 予 想 さ れるとの 認 識 がブラジルの 造 船 識 者 の 話 として 多 く プレソルの 石 油 ガス 関 係 の 造 船 需 要 の みをあてに 舶 用 メーカーの 進 出 モデルを 描 くのは 市 場 規 模 ( 採 算 性 ) 技 術 力 また 資 本 力 の 面 で 難 しいとの 認 識 であった JETRO ブラジル 事 務 所 とのヒアリング 調 査 においても リーマ ンショック 前 後 新 興 国 ブームを 境 に 日 本 企 業 のブラジルへの 関 心 は 高 まり 現 地 事 務 所 への 訪 問 件 数 は 年 間 600 社 を 数 えたとのことであったが 震 災 以 後 訪 問 件 数 は 減 り 大 多 数 の 企 業 の 反 応 はブラジルでの 事 業 は 難 しいとの 結 論 に 至 ることが 多 かったようである 事 業 化 が 難 しいとの 判 断 になる 要 因 としては 税 制 労 務 管 理 コスト 頻 繁 な 法 律 改 正 関 税 コストが 挙 げられた しかし 本 調 査 において 対 象 にしている 河 川 内 航 船 漁 船 のマーケットも 踏 まえ ビジネ スモデルを 構 築 していければ ブラジルにおける 造 船 関 連 市 場 も 一 定 規 模 が 見 込 まれる たと えば ブラジルで 営 業 展 開 しているエンジンメーカーは プレソル 関 係 船 舶 のみならず 河 川 V-25

211 運 搬 船 にも 電 気 推 進 機 が 使 われている 現 状 を 踏 まえ 電 気 推 進 機 の 利 点 をタグボートに 応 用 し てもらうなどの 営 業 提 案 を 持 って 現 地 での 事 業 ボリュームの 最 大 化 に 取 り 組 んでいる しか し ブラジルにおいて 製 造 ライセンスを 原 資 にビジネスしていくには ロイヤリティーの 規 制 があり 長 期 的 な 儲 けにつながらないといった 側 面 もあり 現 地 製 造 の 考 案 も 必 要 になって くる 点 も 踏 まえ 進 出 計 画 の 立 案 が 必 要 となってくると 思 われる (2) 造 船 修 繕 技 術 面 人 材 の 能 力 の 課 題 解 決 のニーズ 現 在 のところ ブラジル 造 船 業 は 労 働 集 約 型 の 産 業 としてコスト 高 が 要 因 となり 国 際 競 争 力 がなく ほぼ 国 内 市 場 を 向 くかたちでビジネスが 成 り 立 っている 一 方 で 自 動 車 産 業 はブ ラジルにおいても 組 み 立 て 方 式 で 生 産 ラインを 敷 いて 事 業 収 益 性 を 確 保 しており 今 後 の 造 船 分 野 での 人 材 能 力 開 発 でも 同 様 に 如 何 に 労 働 生 産 性 を 上 げていけるかが 大 きな 焦 点 とな ろう しかし 海 洋 資 源 開 発 分 野 で 組 み 立 て 方 式 ( 同 一 規 格 の 製 品 を 大 量 生 産 方 式 )が 実 現 でき 各 個 人 あたりの 生 産 性 が 飛 躍 的 にあげられるのかは 大 きな 課 題 である 一 方 ブラジルでの 造 船 に 携 わる 人 材 能 力 開 発 には SENAI が 大 きな 役 割 を 果 たしてきてい る 昨 今 の 人 材 育 成 ニーズ 対 応 に 当 たっては JICA による 技 術 協 力 プログラムが 現 在 検 討 さ れており ブラジルで 造 船 業 に 従 事 する 日 系 企 業 からのヒアリングを 中 心 に 造 船 分 野 の 研 修 に 必 要 な 事 項 を 把 握 し SENAI 独 自 の 造 船 業 人 材 プログラムにプラスアルファしていく 研 修 内 容 にとしたい 意 向 である これには 日 本 へのブラジル 人 研 修 生 の 派 遣 のみならず 実 施 主 体 となる SENAI に 日 系 造 船 設 備 機 器 を 導 入 / 設 置 するなどの 策 も 講 じ この 設 備 機 器 を 広 告 塔 として ブラジル 人 技 師 に ISHIBRAS 時 代 にあった 日 本 製 日 本 式 に 対 する 高 い 生 産 性 信 頼 感 を 改 めてもっ てもらうとともに SENAI での 研 修 受 講 生 に 日 系 造 船 設 備 機 器 への 親 和 感 を 植 え 付 け 受 講 生 が 造 船 所 などの 現 場 作 業 に 実 際 に 従 事 する 中 で 同 様 の 日 系 機 器 を 使 ってもらう 動 機 づけを 図 るなどの 点 で 意 義 がある なお 現 地 日 系 企 業 からのヒアリング 調 査 結 果 から ブラジルに おける 造 船 人 材 育 成 分 野 で 需 要 が 高 いコースとしては 以 下 のようなものがあることが 分 かっ た 1 現 場 で 生 産 管 理 計 画 を 行 う 工 員 2 造 船 所 の 運 営 を 行 う 管 理 者 ( 調 達 管 理 財 務 管 理 人 材 教 育 主 任 ) 3 サブマージアーク 溶 接 4 配 管 TIG 溶 接 等 人 材 育 成 プログラムを 通 じて SENAI では 造 船 教 育 カリキュラム 実 施 後 即 戦 力 になる 人 材 育 成 を 嘱 望 しており このプログラムの 実 用 性 実 効 性 も 教 師 の 質 実 践 教 育 の 実 施 如 何 に 左 右 されるため 教 師 陣 の 確 保 が 課 題 であり SENAI での 教 員 人 材 の 能 力 強 化 を 図 るため TOT の 実 施 は 必 要 不 可 欠 と 思 われる SENAI の 役 割 として 基 礎 教 育 技 術 をエントリーレベルの 人 に 施 し 以 後 は 各 造 船 所 のニ V-26

212 ーズに 合 った 再 教 育 を 適 宜 提 供 していくカリキュラムが 現 実 的 と 思 われる 教 師 陣 の 獲 得 に 際 しては むしろ 現 場 感 覚 を 持 ち 合 わせている 造 船 所 からの 招 へい あるいは 大 学 から 講 師 を 招 へいするといった 案 を 検 討 しつつ SENAI 講 師 陣 の 日 本 の 造 船 所 への 招 へい 研 修 プログラム への 参 加 や 日 系 造 船 所 OB などの 人 材 による JICA シニア 海 外 ボランティアの 活 用 を 通 じ ブラジル 造 船 所 への 派 遣 なども 具 体 的 な 技 術 協 力 として 想 定 できると 思 われる また JICA が 中 米 アフリカなどで 実 施 している 生 産 性 改 善 経 営 改 善 のための KAIZEN/5S などの 経 営 改 善 コースもブラジル 造 船 会 社 には 必 要 との 認 識 が 本 調 査 の 結 果 で 判 明 した 労 働 賃 金 が 上 がっていく 中 企 業 が 競 争 力 をつけ 行 くには 労 働 者 の 生 産 性 向 上 は 不 可 欠 であり 日 本 型 の 経 営 (ISHIBRAS 時 代 )に 慣 れている 関 係 者 が 多 いブラジル 造 船 所 の 経 営 層 には この コンセプトを 取 り 入 れたいとする 意 欲 が 伺 える また 上 記 のように 日 系 造 船 所 において 必 要 とされる 技 術 人 材 が 示 されているが 各 造 船 所 においては 船 舶 建 造 計 画 に 沿 って 資 機 材 の 調 達 管 理 ができる 人 材 需 要 が 極 めて 高 く この 分 野 のカリキュラムも 求 められると 思 われる ただ 実 際 には この 分 野 の 人 材 育 成 には 実 務 経 験 による 人 材 育 成 が 不 可 欠 であり SENAI と 造 船 所 との 連 携 によるインターンシップ 制 度 カリキュラム 提 供 なども 有 効 となる 一 方 修 繕 事 業 については ブラジルでのマーケットが 見 込 めるか ヒアリング 調 査 を 中 心 に 調 査 したところ 大 型 船 については 未 だブラジル 国 内 で 経 済 的 に 作 業 出 来 るところがなく ほぼ 中 国 やトルコといったところで 修 繕 が 行 われている 模 様 である 河 川 交 通 用 のバージやタ グボートなどは 地 場 の 造 船 所 で 修 繕 が 為 されている 一 方 内 航 船 や PSV などの 海 洋 船 舶 修 繕 は ブラジル 国 内 でほぼ 独 占 的 に 行 っている 企 業 もあり ニーズが 顕 著 に 見 受 けられる 事 業 分 野 であると 判 断 される ただし オーバーホールや 改 造 ができる 造 船 所 は ほぼ 皆 無 であり 舶 用 機 器 エンジン 部 品 の 入 手 に 時 間 がかかるなどが 課 題 となる よって 修 繕 需 要 の 増 加 に 伴 い 現 地 では 修 繕 事 業 に 携 われる 人 材 の 確 保 が 必 要 となっており 機 械 電 気 自 動 化 装 置 に 係 る 修 繕 メンテナンス 作 業 に 関 連 したカリキュラムの 創 設 も 意 義 がある (3) ロジスティック 面 等 外 部 要 素 の 課 題 解 決 ニーズ ブラジルでは 部 材 製 品 物 流 の 大 部 分 が 道 路 による 陸 送 によって 行 われており サンパウロ のトヨタ 工 場 で 製 造 された 自 動 車 も 現 在 は 主 に 陸 路 での 輸 送 となっている 一 方 マナウス のホンダ 工 場 では 自 動 二 輪 車 製 造 が 行 われているが 自 動 二 輪 車 の 輸 送 には 一 部 バージ 船 に より 自 動 二 輪 車 をコンテナ 内 に 収 納 した 状 態 で 輸 送 している 事 例 もあり 今 後 RORO 船 で の 輸 送 の 可 能 性 も 視 野 に 入 っている しかし ブラジルにおける 海 上 輸 送 の 大 きな 課 題 は 港 湾 施 設 の 近 代 化 が 遅 れていることに よるタイムロスと そもそも 内 航 船 の 運 航 便 数 が 少 なく 定 期 運 航 ができないといった 面 もあ り RORO 船 需 要 も これら 港 湾 開 発 やオペレーションの 改 善 に 沿 って 需 要 が 再 度 認 識 され てくることになると 思 われる V-27

213 (4) 財 務 体 制 等 企 業 体 力 信 用 の 面 からの 課 題 解 決 ニーズ 外 国 企 業 が ブラジルにおいて 造 船 関 連 ビジネスを 今 後 始 めていくには 現 地 パートナー 企 業 の 財 務 体 質 信 用 評 価 のほか 自 社 の 事 業 資 金 として 最 低 5 年 程 度 は 自 己 資 金 で 企 業 活 動 を 無 収 入 のまま 継 続 可 能 な 財 務 体 制 が 必 要 との 認 識 が 現 地 日 系 企 業 の 多 くから 聞 こえてき た これは ブラジルにおいては 往 々にして 契 約 後 の 入 金 までに 時 間 が 相 当 かかる( 売 上 回 収 に 4~5 年 はかかる)との 実 情 に 由 来 しているようであるが その 点 財 務 体 力 のある 大 企 業 とは 違 い 日 系 中 小 造 船 舶 用 機 器 メーカーが 直 面 するであろう 課 題 に 対 し どういう 手 立 てが 取 りうるか またどう 日 本 の 公 的 機 関 が 支 援 していけるか 検 討 する 必 要 がある ブラジル 国 内 企 業 ( 海 外 企 業 でもブラジル 国 内 に 会 社 設 立 をすればブラジル 国 内 企 業 とみな される)は ブラジル 運 輸 省 (Ministry of Transport)が 提 供 する Merchant Marine Fund (FMM) を 活 用 し 造 船 事 業 資 金 に 充 てているのが 一 般 的 である FMM は 運 輸 省 が Treasurer の 一 部 資 金 も 加 えて 150 億 レアル 規 模 で 運 用 されている 融 資 資 源 で BNDES のほか Banko de Brasil や Comsa economica などの 民 間 銀 行 を 通 じて 民 間 事 業 者 へ 貸 し 出 される 仕 組 みとなっている なお 国 営 銀 行 である BNDES 社 は 特 に 海 洋 資 源 開 発 (Oil/Gas) 案 件 での 融 資 投 資 に 注 力 し た 金 融 支 援 を 実 施 してきており いわば 日 本 の 政 策 投 資 銀 行 と 同 じような 役 割 を 担 ってきて いる BNDES では 舶 用 製 品 の 製 造 に 当 たって 設 備 投 資 融 資 運 転 資 金 融 資 投 資 などを 行 っ ており 支 払 い 期 間 は 10 年 間 で 2 年 間 の 猶 予 期 間 も 設 けられている しかし 融 資 金 額 につ いては 最 低 でも 1,000 万 レアルからとなっており そこまで 資 金 を 必 要 としないケースでは 他 の 商 業 銀 行 を 介 して 最 低 金 額 を 300 万 レアルとして 特 別 な 金 利 のもと Oil/Gas セクター への 融 資 を 行 っている 模 様 である なお 他 のセクター 向 けには 最 低 金 額 を 200 万 レアルまで 下 げての 対 応 が 商 業 銀 行 を 通 じて 可 能 となる なお 中 小 企 業 向 けには FINAME や Program のような 金 融 商 品 も 提 供 してきているが 中 小 企 業 向 けは 全 体 の 融 資 額 の 17% 程 度 でしかなく 今 後 BNDES と 協 調 融 資 などする 形 で 造 船 セクターローンを 共 同 開 発 開 発 していくことも 将 来 的 なニーズとして 考 えられる (5) その 他 規 制 等 による 課 題 面 からの 解 決 ニーズ ブラジル 国 内 では 造 船 所 及 び 関 連 産 業 誘 致 のため 州 別 に 優 遇 税 制 有 利 なユーティリテ ィー 提 供 ( 安 価 な 電 力 工 業 用 水 )を 提 示 し 企 業 誘 致 合 戦 を 行 っているところもある しか し これら 優 遇 税 制 のみを 見 て 進 出 先 を 決 めるには 尚 早 で ブラジルでは 4 年 に 一 度 の 選 挙 で 体 制 が 変 われば 環 境 も 変 わる 可 能 性 も 高 く 慎 重 に 他 の 要 素 を 踏 まえたうえで 判 断 をして いく 必 要 がある なお これまでにブラジルを 訪 れた 日 系 企 業 がブラジルでの 事 業 化 が 難 しいとの 判 断 になる 主 要 因 としては 税 制 労 務 管 理 コスト 頻 繁 な 法 律 改 正 関 税 コスト 10 などを 挙 げており これは ONIP が 2011 年 に 石 油 ガス 関 連 で 製 品 製 造 販 売 などを 行 っているブラジル 企 業 向 け に 行 った ブラジルにおける 制 度 上 の 課 題 を 問 うアンケート 調 査 結 果 と 同 じ 傾 向 である 10 現 地 調 査 時 点 においても サントス 港 での 関 税 ストライキが 続 いており 月 金 のみの 関 税 業 務 となっている V-28

214 また 舶 用 機 械 の 進 出 に 当 たっては アフターサービスの 提 供 ネットワークを 作 り 上 げていく ことが 重 要 である 舶 用 品 のスペアパーツについても 品 物 によっては 60%~100%の 輸 入 税 がかかり 在 庫 管 理 が 課 題 となっている 出 典 : Quantitative and Qualitative Research, Booz & Company Analysis, ONIP, 2011 図 V-23 石 油 ガス 関 連 ブラジル 企 業 に 認 識 されている 主 な 制 度 上 経 営 上 の 課 題 (6) 企 業 間 マッチメーキングに 係 る 課 題 解 決 ニーズ ブラジル 市 場 へ これから 参 入 しようとする 企 業 にとって 現 地 での 具 体 的 な 造 船 需 要 や 売 り 込 み 方 法 顧 客 の 求 める 商 品 特 性 を 短 期 で 把 握 するのは 極 めて 困 難 な 作 業 となる よって 現 地 のパートナー 企 業 を 探 し 彼 らからの 情 報 を 得 て 経 営 資 源 としたうえで ビジネスを 行 っていくなどの 業 務 連 携 がブラジル 進 出 のための 重 要 な 施 策 となる ブラジル 側 において 企 業 間 マッチメーキングを 行 っており 造 船 産 業 に 深 いつながりを 持 つ 機 関 としては 開 発 商 工 省 (MDIC)も 活 動 資 金 提 供 をしている ONIP が 挙 げられるが ONIP はオフショア 案 件 向 けの 造 船 に 必 要 な 舶 用 メーカーの 商 品 カタログを 2010 年 に 作 成 しており ローカルパートナーとのマッチ メーキングに 役 立 つ 2 つの 機 能 プログラムを 実 施 している 一 つ 目 は FINEP(ブラジル 調 査 研 究 事 業 融 資 機 構 )も 補 助 金 を 出 している PLATEC とい うプラットフォームで 石 油 ガス 造 船 の 分 野 でのブラジル 側 の 企 業 に 対 し 経 営 アドバイ スやマッチメーキングのための 施 策 などを 提 供 しているものである 二 つ 目 は PROINTER P&G と 言 われるブラジルの 中 小 企 業 向 けの 海 外 ビジネスミッション を 企 画 するプログラムで このプログラムを 用 いて 2011 年 5 月 にはブラジル 中 小 企 業 がノル ウェーを 訪 問 し 企 業 間 交 流 を 持 った この PROINTER は SEBRAE(ブラジル 中 小 企 業 支 援 サービス) ONIP そしてファンドの 面 で ABDI(ブラジル 産 業 開 発 機 関 )が 主 導 して 実 施 し ているもので 日 伯 間 において 同 様 のビジネスミッション 企 画 も 検 討 していくに 値 し 開 発 商 工 省 (MDIC)も 関 心 を 示 していることから ODA も 活 用 しながら 有 効 なマッチメーキング プログラムを 計 画 実 施 していく 意 義 があると 思 われる V-29

<5461726F2D8AAF95F1938A8D9E82DD5F914494958E598BC65F8E968BC695AA96EC95CA8E77906A2E6A7464>

<5461726F2D8AAF95F1938A8D9E82DD5F914494958E598BC65F8E968BC695AA96EC95CA8E77906A2E6A7464> 中 小 企 業 等 経 営 強 化 法 国 土 交 通 省 告 示 第 八 百 六 十 五 号 ( 平 成 十 一 年 法 律 第 十 八 号 ) 第 十 二 条 第 一 項 の 規 定 に 基 づ き に 係 る 経 営 力 向 上 に 関 す る 指 針 を 次 の と お り 定 め た の で 同 条 第 五 項 の 規 定 に 基 づ き 公 表 す る 船 舶 産 業 分 野 国 土 交

More information

船舶・海洋事業説明会資料

船舶・海洋事業説明会資料 船 舶 海 洋 事 業 説 明 会 2009.6.4 船 舶 海 洋 事 業 本 部 長 飯 島 史 郎 1 目 次 1. 2008 年 度 の 総 括 2. 船 舶 海 洋 事 業 の 近 況 3. 2009 年 度 の 業 績 見 通 し 4. 2009 年 度 対 策 の 骨 子 5. 全 社 緊 急 対 策 チャレンジ09 6. 事 業 戦 略 の 再 構 築 ( 本 部 事 業 方 針 )

More information

第 図 投 資 消 費 比 率 の 推 移 : 投 資 比 率 は 高 止 まり (%) 消 費 率 投 資 率 ( 備 考 ). 中 国 国 家 統 計 局 より 作 成 ( 年 ). 消 費 率 = 最 終 消 費 名 目 投 資 率 = 総 資 本 形 成 名 目 第 図 : 主 な 中 進

第 図 投 資 消 費 比 率 の 推 移 : 投 資 比 率 は 高 止 まり (%) 消 費 率 投 資 率 ( 備 考 ). 中 国 国 家 統 計 局 より 作 成 ( 年 ). 消 費 率 = 最 終 消 費 名 目 投 資 率 = 総 資 本 形 成 名 目 第 図 : 主 な 中 進 第 2 節 安 定 成 長 を 模 索 する 中 国 経 済 中 国 経 済 が 大 規 模 な 景 気 刺 激 策 に 頼 ることなく 自 律 的 かつ 安 定 的 な 成 長 を 実 現 するた めには 過 剰 投 資 過 剰 生 産 過 剰 信 用 の 調 整 と 投 資 から 消 費 への 移 行 を 進 めるとと もに 人 口 減 少 高 齢 化 の 進 展 に 伴 う 問 題 に 対 処

More information

JSA2001/ごあいさつ

JSA2001/ごあいさつ 2007 年 12 月 20 日 海 事 記 者 会 各 位 社 団 法 人 日 本 船 主 協 会 2007 年 海 運 界 10 大 ニュースについて 当 協 会 は 本 年 の 海 運 界 10 大 ニュースを 別 紙 のとおり 選 定 いたしましたので お 知 らせいたします 以 上 本 件 に 関 する 問 い 合 わせ 先 ( 社 ) 日 本 船 主 協 会 総 務 部 (TEL:03-3264-7181

More information

Microsoft Word - 131-144李志明.docx

Microsoft Word - 131-144李志明.docx 流 通 科 学 大 学 論 集 流 通 経 営 編 第 26 巻 第 2 号,131-144(2014) 内 航 海 運 事 業 と 新 規 船 員 育 成 に 関 する 日 本 と 韓 国 の 比 較 A Comparison Study on Coastal Shipping Industry and Seafarers Development System in Japan and Korea

More information

参 考 資 料 国 土 強 靱 化 基 本 計 画 - 強 くて しなやかなニッポンへ- 平 成 26 年 6 月 3 日 目 次 ( 頁 ) はじめに 1 第 1 章 国 土 強 靱 化 の 基 本 的 考 え 方 2 第 2 章 脆 弱 性 評 価 10 第 3 章 国 土 強 靱 化 の 推 進 方 針 14 第 4 章 計 画 の 推 進 と 不 断 の 見 直 し 30 おわりに 34

More information

<4D F736F F D F38DFC8CB48D65817A926E95FB90C582C982A882AF82E990C C798CB8915B CC934B97708FF38BB C982C282A282C42E646F63>

<4D F736F F D F38DFC8CB48D65817A926E95FB90C582C982A882AF82E990C C798CB8915B CC934B97708FF38BB C982C282A282C42E646F63> 地 方 税 における 税 負 担 軽 減 措 置 等 の 適 用 状 況 等 に 関 する 報 告 書 ( 第 183 回 国 会 提 出 ) 地 方 税 法 第 758 第 2 の 規 定 に 基 づき この 報 告 書 を 国 会 に 提 出 する 目 次 はじめに 頁 地 方 税 における 税 負 担 軽 減 措 置 等 の 概 要 1 税 負 担 軽 減 措 置 等 の 適 用 額 及 び

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション カンボジア 投 資 セミナー( 日 本 アセアンセンター 駐 日 カンボジア 王 国 大 使 館 主 催 ) カンボジアでのビジネスの 可 能 性 ~カンボジアへの 投 資 促 進 に 関 する 調 査 結 果 を 踏 まえて~ 2006 年 11 月 15 日 : 名 古 屋 11 月 17 日 : 東 京 JICAカンボジア 国 経 済 政 策 支 援 調 査 団 1 目 次 1. 調 査 の

More information

Microsoft PowerPoint - 沖縄県国民保護計画の概要 - コピー

Microsoft PowerPoint - 沖縄県国民保護計画の概要 - コピー 沖 縄 県 国 民 保 護 計 画 の 概 要 沖 縄 県 武 力 攻 撃 事 態 対 処 法 対 処 に 関 する 基 本 理 念 国 地 方 公 共 団 体 及 び 指 定 公 共 機 関 が 国 民 の 協 力 を 得 つつ 相 互 に 連 携 協 力 し 万 全 の 措 置 が 講 じられなければならない 日 本 国 憲 法 の 保 障 する 国 民 の 自 由 と 権 利 が 尊 重 されなければならず

More information

<4D F736F F D F8CF08FC295FB8EAE834B CA982A68FC182B594C5816A>

<4D F736F F D F8CF08FC295FB8EAE834B CA982A68FC182B594C5816A> 国 土 交 通 省 直 轄 工 事 における 技 術 提 案 交 渉 方 式 の 運 用 ガイドライン 平 成 27 年 6 月 国 土 交 通 省 大 臣 官 房 地 方 課 大 臣 官 房 技 術 調 査 課 大 臣 官 房 官 庁 営 繕 部 計 画 課 目 次 1. 本 運 用 ガイドラインの 位 置 付 け... 1 1.1 背 景 及 び 目 的... 1 1.2 本 運 用 ガイドラインの

More information

次 素 エネルギーフロンティア 国 家 戦 略 特 区 による 新 たな 成 戦 略 への 提 案 第 1 部 総 論 1. 背 景 課 題 2 2.プロジェクトの 基 本 向 3 3. 実 施 主 体 法 4 4. 規 制 制 度 改 要 望 4 5. 期 待 成 果 5 6.KPI 想 定 項

次 素 エネルギーフロンティア 国 家 戦 略 特 区 による 新 たな 成 戦 略 への 提 案 第 1 部 総 論 1. 背 景 課 題 2 2.プロジェクトの 基 本 向 3 3. 実 施 主 体 法 4 4. 規 制 制 度 改 要 望 4 5. 期 待 成 果 5 6.KPI 想 定 項 素 エネルギーフロンティア 国 家 戦 略 特 区 による 新 たな 成 戦 略 への 提 案 地 球 環 境 への 貢 献 と 新 たな 産 業 の 創 出 に 向 けて 平 成 25 年 9 10 千 代 化 建 設 株 式 会 社 川 崎 市 次 素 エネルギーフロンティア 国 家 戦 略 特 区 による 新 たな 成 戦 略 への 提 案 第 1 部 総 論 1. 背 景 課 題 2 2.プロジェクトの

More information

海賊対策の強化に向けた提言

海賊対策の強化に向けた提言 海 賊 対 策 の 強 化 に 向 けた 提 言 2011 年 10 月 18 日 ( 社 ) 日 本 経 済 団 体 連 合 会 ソマリア 沖 アデン 湾 はアジアと 欧 州 を 結 ぶ 海 上 輸 送 の 要 衝 であり 同 海 域 に 出 没 する 海 賊 問 題 への 対 応 は 世 界 各 国 の 海 上 輸 送 の 安 全 の 確 保 にとって 重 要 な 鍵 である そこで NATO(

More information

目 次 海 事 産 業 の 構 造 及 び 規 模 1 (1) 外 航 海 運 2 (2) 内 航 海 運 4 (3) 国 内 旅 客 船 事 業 6 (4) 造 船 舶 用 工 業 7 (5) 海 洋 産 業 ( 海 洋 資 源 開 発 海 洋 再 生 エネルギー) 12 (6) エネルギールート

目 次 海 事 産 業 の 構 造 及 び 規 模 1 (1) 外 航 海 運 2 (2) 内 航 海 運 4 (3) 国 内 旅 客 船 事 業 6 (4) 造 船 舶 用 工 業 7 (5) 海 洋 産 業 ( 海 洋 資 源 開 発 海 洋 再 生 エネルギー) 12 (6) エネルギールート 資 料 2-2 各 分 野 の 現 況 及 び 取 組 み Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 目 次 海 事 産 業 の 構 造 及 び 規 模 1 (1) 外 航 海 運 2 (2) 内 航 海 運 4 (3) 国 内 旅 客 船 事 業 6 (4) 造 船 舶 用 工 業 7 (5) 海 洋 産 業 ( 海 洋 資 源

More information

現 場 の 声 を 聞 きながら 災 害 復 旧 及 び 被 災 者 の 方 々の 支 援 に 全 力 で 対 応 エネルギー 関 連 では 積 極 的 に 病 院 福 祉 施 設 等 の 重 要 施 設 のニーズを 把 握 し 必 要 な 電 気 ガス 燃 料 を 供 給 東 日 本 大 震 災

現 場 の 声 を 聞 きながら 災 害 復 旧 及 び 被 災 者 の 方 々の 支 援 に 全 力 で 対 応 エネルギー 関 連 では 積 極 的 に 病 院 福 祉 施 設 等 の 重 要 施 設 のニーズを 把 握 し 必 要 な 電 気 ガス 燃 料 を 供 給 東 日 本 大 震 災 資 料 5 平 成 28 年 熊 本 地 震 における 緊 急 石 油 供 給 について 平 成 28 年 5 月 17 日 資 源 エネルギー 庁 資 源 燃 料 部 現 場 の 声 を 聞 きながら 災 害 復 旧 及 び 被 災 者 の 方 々の 支 援 に 全 力 で 対 応 エネルギー 関 連 では 積 極 的 に 病 院 福 祉 施 設 等 の 重 要 施 設 のニーズを 把 握 し 必

More information

Microsoft Word - 140822 造船AP承認版(仮訳)

Microsoft Word - 140822 造船AP承認版(仮訳) 政 府 首 相 -------------------- No. 1901/QD-TTg ベトナム 社 会 主 義 共 和 国 独 立 - 自 由 - 幸 福 -------------------- ハノイ 2014 年 10 月 22 日 決 定 2020 年 までの 越 日 協 力 枠 組 みにおけるベトナム 工 業 化 戦 略 及 び2030 年 のビジョンを 実 施 する 造 船 産 業

More information

2の4) 中 や 総 合 特 区 を 総 合 特 区 や 国 家 戦 略 特 区 に 改 め 充 実 させて い く の 次 に 次 のように 加 える あわせて 地 域 における 多 様 な 課 題 に 対 応 した 取 組 を 後 押 しするため 地 域 産 業 資 源 を 活 用 した 事 業

2の4) 中 や 総 合 特 区 を 総 合 特 区 や 国 家 戦 略 特 区 に 改 め 充 実 させて い く の 次 に 次 のように 加 える あわせて 地 域 における 多 様 な 課 題 に 対 応 した 取 組 を 後 押 しするため 地 域 産 業 資 源 を 活 用 した 事 業 地 域 再 生 基 本 方 針 の 一 部 変 更 について 平 成 26 年 12 月 27 日 閣 議 決 定 案 地 域 再 生 法 ( 平 成 17 年 法 律 第 24 号 ) 第 4 条 第 7 項 において 準 用 する 同 条 第 4 項 の 規 定 に 基 づき 地 域 再 生 基 本 方 針 ( 平 成 17 年 4 月 22 日 閣 議 決 定 )の 一 部 を 次 のとおり

More information

山崎志郎「8 経済総動員体制の経済構造」

山崎志郎「8 経済総動員体制の経済構造」 山 崎 志 郎 8 経 済 総 動 員 体 制 の 経 済 構 造 歴 史 学 研 究 会 日 本 史 研 究 会 編,2005 日 本 史 講 座 第 9 巻 近 代 の 転 換 報 告 者 : 松 岡 美 根 子 2006.04.29(SAT) 筆 者 : 山 崎 志 郎 ( 教 授 )1957 年 生 首 都 大 学 東 京 都 市 教 養 学 部 経 営 学 系 経 営 学 コース 社 会

More information

また 被 災 団 体 の 財 政 需 要 に 臨 機 に 対 応 できるよう 地 方 交 付 税 の 繰 上 交 付 な ど 引 き 続 き 適 切 な 措 置 を 講 じること (10) 東 日 本 大 震 災 以 降 防 災 に 係 る 財 政 需 要 額 が 増 加 していることから 地 方

また 被 災 団 体 の 財 政 需 要 に 臨 機 に 対 応 できるよう 地 方 交 付 税 の 繰 上 交 付 な ど 引 き 続 き 適 切 な 措 置 を 講 じること (10) 東 日 本 大 震 災 以 降 防 災 に 係 る 財 政 需 要 額 が 増 加 していることから 地 方 東 日 本 大 震 災 からの 復 旧 復 興 に 関 する 重 点 提 言 東 日 本 大 震 災 からの 速 やかな 被 災 地 の 復 旧 復 興 を 図 るため 国 は 次 の 事 項 につ いて 迅 速 かつ 積 極 的 な 措 置 を 講 じられたい 1. 復 興 事 業 予 算 の 実 態 に 即 した 財 政 支 援 等 について (1) 東 日 本 大 震 災 復 興 交 付 金

More information

取扱注意

取扱注意 平 成 27 年 度 事 業 計 画 書 公 益 財 団 法 人 日 本 海 事 センターは 海 事 社 会 の 中 枢 的 なシンクタンクを 目 指 し こ れまで 海 事 社 会 の 抱 える 様 々な 課 題 の 調 査 研 究 活 動 等 に 取 り 組 んできた 平 成 27 年 度 は これまでの 成 果 を 踏 まえ 海 事 社 会 のニーズを 的 確 に 把 握 し セ ンター 独

More information

発 表 内 容 2 1. 世 界 のエネルギー 需 給 見 通 し 2. 25 年 の 日 本 のエネルギー 需 給

発 表 内 容 2 1. 世 界 のエネルギー 需 給 見 通 し 2. 25 年 の 日 本 のエネルギー 需 給 世 界 日 本 の 長 期 エネルギー 需 給 の 見 通 し 平 成 21 年 9 月 3 日 第 1 回 エネルギーベストミックス 研 究 会 財 団 法 人 日 本 エネルギー 経 済 研 究 所 計 量 分 析 ユニット 主 任 研 究 員 松 尾 雄 司 1 発 表 内 容 2 1. 世 界 のエネルギー 需 給 見 通 し 2. 25 年 の 日 本 のエネルギー 需 給 1. 世 界

More information

000_次第・資料一覧(代表者会議)

000_次第・資料一覧(代表者会議) 地 方 公 共 団 体 金 融 機 構 第 33 回 代 表 者 会 議 平 成 27 年 3 月 11 日 ( 水 )14 時 00 分 市 政 会 館 3 階 第 一 特 別 会 議 室 次 第 1 開 会 2 議 事 (1) 報 告 事 項 (2) 平 成 27 年 度 事 業 計 画 (3) 平 成 27 年 度 予 算 平 成 27 年 度 資 金 計 画 収 支 に 関 する 中 期 的

More information

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D2031363035313048323795E290B3814548323893968F89837C834383938367816994928D9588F38DFC82C582B7816A2E70707478>

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D2031363035313048323795E290B3814548323893968F89837C834383938367816994928D9588F38DFC82C582B7816A2E70707478> 中 企 業 規 模 事 業 者 関 係 予 算 税 制 改 正 のポイント 詳 しい 情 報 は ミラサポ の 施 策 マップでご 覧 いただけます ミラサポ 検 索 1. 中 企 業 の 産 性 向 上 を 援 します 1 ものづくり サービスの 新 展 開 (ものづくり 補 助 ) ものづくり 商 業 サービス 新 展 開 援 補 助 1020.5 億 円 < 平 成 27 年 度 補 正 >

More information

<87582D348EE597768E968BC682CC8A549776814582A482DD703135397E70313732>

<87582D348EE597768E968BC682CC8A549776814582A482DD703135397E70313732> 第 4 うみ と みなと ( 港 湾 課 ) 第 4 うみ と みなと 1 海 岸 (1) 概 要 福 岡 県 の 海 岸 線 延 長 は 約 669kmに 及 び このうちの261kmと 二 線 堤 ( )30kmを 合 わせた 291kmを 海 岸 保 全 区 域 に 指 定 して 海 岸 事 業 を 行 っています この 海 岸 保 全 区 域 は3 省 庁 ( 国 土 交 通 省 水 管 理

More information

00 平成23年度業務実績報告書

00 平成23年度業務実績報告書 7.その 他 参 考 となり 得 る 情 報 (1) 東 日 本 大 震 災 における 被 災 地 支 援 の 取 組 み 東 日 本 大 震 災 に 関 連 し 機 構 は 以 下 に 示 すような 取 組 みを 通 して 復 旧 復 興 に 貢 献 している 1 鉄 道 建 設 業 務 関 連 1) 東 北 新 幹 線 復 旧 支 援 JR 東 日 本 に 対 して 東 北 新 幹 線 の 早

More information

資 料 3 新 たな 沖 縄 振 興 の 枠 組 みと 展 開 について 平 成 26 年 2 月 7 日 沖 縄 県 企 画 部 沖 縄 21 世 紀 ビジョン 基 本 計 画 ( 沖 縄 振 興 計 画 )の 進 捗 について 平 成 24 年 3 月 28 日 第 63 回 沖 縄 県 振 興 審 議 会 沖 縄 21 世 紀 ビジョン 基 本 計 画 ( 仮 称 )( 案 ) の 答 申

More information

参 考 資 料 ( 目 次 ) 独 立 行 政 法 人 への 国 の 関 与 等 について 1 財 政 規 律 に 関 する 各 種 決 定 2 財 政 規 律 に 関 する 独 立 行 政 法 人 通 則 法 関 連 条 文 14 運 営 費 交 付 金 算 定 ルールの 例 19 中 期 目 標

参 考 資 料 ( 目 次 ) 独 立 行 政 法 人 への 国 の 関 与 等 について 1 財 政 規 律 に 関 する 各 種 決 定 2 財 政 規 律 に 関 する 独 立 行 政 法 人 通 則 法 関 連 条 文 14 運 営 費 交 付 金 算 定 ルールの 例 19 中 期 目 標 資 料 1-2 参 考 資 料 ( 財 政 規 律 情 報 公 開 報 酬 給 与 ) 平 成 25 年 4 月 2 日 参 考 資 料 ( 目 次 ) 独 立 行 政 法 人 への 国 の 関 与 等 について 1 財 政 規 律 に 関 する 各 種 決 定 2 財 政 規 律 に 関 する 独 立 行 政 法 人 通 則 法 関 連 条 文 14 運 営 費 交 付 金 算 定 ルールの 例

More information

第1章(総則)第1節~第5節       01~07

第1章(総則)第1節~第5節       01~07 第 1 章 総 則 第 1 節 目 的 大 阪 府 石 油 コンビナート 等 防 災 計 画 ( 以 下 防 災 計 画 という )は 石 油 コンビナート 等 災 害 防 止 法 ( 昭 和 50 年 法 律 第 84 号 以 下 石 災 法 という ) 第 31 条 の 規 定 に 基 づき 特 別 防 災 区 域 に 指 定 された 大 阪 北 港 地 区 堺 泉 北 臨 海 地 区 関 西

More information

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D20817993FA967B8CEA81698DC48DB791D694C5816A817A8A6D92E85F8DE096B18FC85F93FA8FD88BA6835A837E8369815B8E9197BF>

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D20817993FA967B8CEA81698DC48DB791D694C5816A817A8A6D92E85F8DE096B18FC85F93FA8FD88BA6835A837E8369815B8E9197BF> 日 本 国 債 市 場 と 国 債 管 理 政 策 2012 年 10 月 12 日 ( 金 ) 財 務 省 大 臣 官 房 審 議 官 ( 理 財 局 担 当 ) 美 並 義 人 JGB 発 行 残 高 の 推 移 1990 年 代 の 公 共 事 業 費 の 増 加 近 年 の 社 会 保 障 費 の 増 加 による 歳 出 増 景 気 悪 化 や 減 税 による 税 収 減 により 国 の 債

More information

める 地 方 公 共 団 体 から 交 付 された 補 助 金 を 財 源 とした 首 都 高 速 道 路 株 式 会 社 又 は 阪 神 高 速 道 路 株 式 会 社 に 対 する 首 都 高 速 道 路 又 は 阪 神 高 速 道 路 の 新 設 改 築 修 繕 又 は 災 害 復 旧 に 要

める 地 方 公 共 団 体 から 交 付 された 補 助 金 を 財 源 とした 首 都 高 速 道 路 株 式 会 社 又 は 阪 神 高 速 道 路 株 式 会 社 に 対 する 首 都 高 速 道 路 又 は 阪 神 高 速 道 路 の 新 設 改 築 修 繕 又 は 災 害 復 旧 に 要 独 立 行 政 法 人 日 本 高 速 道 路 保 有 債 務 返 済 機 構 ( 非 特 定 ) 所 在 地 東 京 都 港 区 西 新 橋 2-8-6 電 話 番 号 03-3508-5161 郵 便 番 号 105-0003 ホームページ http://www.jehdra.go.jp/ 根 拠 法 独 立 行 政 法 人 日 本 高 速 道 路 保 有 債 務 返 済 機 構 法 ( 平 成

More information

スライド 1

スライド 1 元 気 な 日 本 復 活 予 算 5つのポイント メリハリ/ 従 来 型 の 配 分 を 大 胆 に 組 み 替 えます 拡 充 社 会 保 障 5% 増 科 学 研 究 費 補 助 金 3 割 増 重 点 化 別 枠 で 成 長 と 雇 用 に 重 点 化 見 直 し 公 共 事 業 を 実 質 5% 削 減 税 制 措 置 法 人 減 税 ( 以 降 別 枠 関 連 予 算 は と 表 示 )

More information

第3次行政改革改定版19年度取り組み状況と今後の課題(総括)

第3次行政改革改定版19年度取り組み状況と今後の課題(総括) 第 4 次 行 政 改 革 大 綱 平 成 26 年 度 の 取 組 状 況 と 第 4 次 行 政 改 革 の5 年 間 の 総 括 平 成 27 年 5 月 企 画 総 務 部 目 次 1 平 成 26 年 度 の 取 組 状 況 P.1~2 2 第 4 次 行 政 改 革 の5 年 間 の 総 括 P.2~7 ( 資 料 ) 実 施 状 況 一 覧 表 P.8~20 1 平 成 26 年 度

More information

Microsoft Word - 中国海事通信2013年12月号.docx

Microsoft Word - 中国海事通信2013年12月号.docx 本 事 業 は 日 本 財 団 の 支 援 を 得 て 実 施 されています 中 国 海 事 通 信 CHINA MARITIME NEWS ( 第 242 号 : 平 成 25 年 12 月 ( 香 港 事 務 所 作 成 )) < 造 船 舶 用 工 業 > 第 17 回 中 国 国 際 海 事 展 高 級 海 事 フォーラム-----------------------------P1 交 通

More information

<5461726F2D81798F4390B3817A81798A4F95948CFC82AF835A8362836794C5>

<5461726F2D81798F4390B3817A81798A4F95948CFC82AF835A8362836794C5> 1 技 能 実 習 制 度 の 見 直 し 日 本 再 興 戦 略 改 訂 2014 抜 粋 第 一 ( 総 論 ) Ⅱ. 改 定 戦 略 における 鍵 となる 施 策 2. 担 い 手 を 生 み 出 す ~ 女 性 の 活 躍 促 進 と 働 き 方 改 革 (3) 外 国 人 材 の 活 用 多 様 な 価 値 観 や 経 験, 技 術 を 持 った 海 外 からの 人 材 がもっと 日 本

More information

資料 72     日米地位協定の抜本的見直しに関する意見書

資料 72     日米地位協定の抜本的見直しに関する意見書 平 成 24 年 度 国 の 予 算 編 成 に 対 する 東 京 都 の 提 案 要 求 ( 平 成 23 年 11 月 ) 提 案 要 求 先 内 閣 官 房 総 務 省 法 務 省 外 務 省 財 務 省 厚 生 労 働 省 農 林 水 産 省 国 土 交 通 省 環 境 省 防 衛 省 都 所 管 局 知 事 本 局 総 務 局 都 市 整 備 局 環 境 局 福 祉 保 健 局 建 設 局

More information

- 目 次 - Ⅰ 復 興 の 進 捗 状 況 2 Ⅱ 復 興 財 源 フレームの 設 定 5 Ⅲ 前 半 5 年 間 ( 集 中 復 興 期 間 )の 対 応 9 Ⅳ 後 半 5 年 間 ( 復 興 創 生 期 間 )の 対 応 17 Ⅴ 将 来 への 論 点 22 1

- 目 次 - Ⅰ 復 興 の 進 捗 状 況 2 Ⅱ 復 興 財 源 フレームの 設 定 5 Ⅲ 前 半 5 年 間 ( 集 中 復 興 期 間 )の 対 応 9 Ⅳ 後 半 5 年 間 ( 復 興 創 生 期 間 )の 対 応 17 Ⅴ 将 来 への 論 点 22 1 資 料 3 復 興 関 係 について 平 成 28 年 4 月 4 日 0 - 目 次 - Ⅰ 復 興 の 進 捗 状 況 2 Ⅱ 復 興 財 源 フレームの 設 定 5 Ⅲ 前 半 5 年 間 ( 集 中 復 興 期 間 )の 対 応 9 Ⅳ 後 半 5 年 間 ( 復 興 創 生 期 間 )の 対 応 17 Ⅴ 将 来 への 論 点 22 1 Ⅰ 復 興 の 進 捗 状 況 2 平 成 23 年

More information

Microsoft Word - 20120601003.docx

Microsoft Word - 20120601003.docx 18 兆 円 に 達 した 東 日 本 大 震 災 の 復 旧 復 興 経 費 求 められる 震 災 からの 復 旧 復 興 と 財 政 規 律 の 維 持 予 算 委 員 会 調 査 室 さきやま 﨑 山 たてき 建 樹 甚 大 な 被 害 をもたらした 東 日 本 大 震 災 から1 年 余 りが 経 ち これまでの 間 被 災 地 の 復 旧 復 興 に 向 けて 累 次 の 補 正 予 算

More information

x x な 別 添 6 規 制 の 特 例 措 置 等 の 提 案 書 提 案 団 体 名 : 長 崎 県 長 崎 市 佐 世 保 市 西 海 市 政 策 課 題 解 決 策 との 関 係 区 分 ( 1) 現 行 の 規 制 制 度 の 所 管 関 係 官 庁 ( 該 当 に を 記 載 ) 提

More information

Microsoft PowerPoint - 2015.11

Microsoft PowerPoint - 2015.11 企 業 が 有 効 活 用 できる HIDAの 主 な 事 業 紹 介 一 般 財 団 法 人 海 外 産 業 人 材 育 成 協 会 2015 年 11 月 JASAグローバルフォーラム 1 1. HIDA(ハイタ )とは The Overseas Human Resources and Industry Development Association 一 般 財 団 法 人 海 外 産 業 人

More information

大 臣 官 房 企 画 評 価 課 活 動 指 標 名 / 年 度 実 績 評 価 事 業 概 要 説 明 書 -2 予 算 防 衛 大 臣 を 中 心 とする 政 策 決 定 機 構 の 充 実 改 革 1 活 動 実 績 (H20については 補 正 予 算 後 ベース) 単 位 当 りコスト (

大 臣 官 房 企 画 評 価 課 活 動 指 標 名 / 年 度 実 績 評 価 事 業 概 要 説 明 書 -2 予 算 防 衛 大 臣 を 中 心 とする 政 策 決 定 機 構 の 充 実 改 革 1 活 動 実 績 (H20については 補 正 予 算 後 ベース) 単 位 当 りコスト ( 事 業 開 始 年 度 大 臣 官 房 企 画 評 価 課 事 業 概 要 説 明 書 -1 予 算 防 衛 大 臣 を 中 心 とする 政 策 決 定 機 構 の 充 実 改 革 根 拠 法 改 革 会 議 報 告 書 (20.7.15) 1 実 施 方 法 ( 該 当 項 目 にチェッ ク)) 直 接 実 施 業 務 委 託 補 助 金 貸 付 その 他 上 記 実 施 方 法 が 業 務 委

More information

団 体 名 ( 財 ) 宮 城 県 伊 豆 沼 内 沼 環 境 保 全 財 団 団 体 運 営 の 健 全 化 に 向 けた 経 費 節 減 による 経 営 改 善 を 行 う 必 清 掃, 保 守 業 務 等 の 委 託 は 原 則 として 競 争 入 札 とする H4~ 徹 底 した 管 理 運

団 体 名 ( 財 ) 宮 城 県 伊 豆 沼 内 沼 環 境 保 全 財 団 団 体 運 営 の 健 全 化 に 向 けた 経 費 節 減 による 経 営 改 善 を 行 う 必 清 掃, 保 守 業 務 等 の 委 託 は 原 則 として 競 争 入 札 とする H4~ 徹 底 した 管 理 運 ( 別 添 ) 公 社 等 外 郭 団 体 の 見 直 し 実 施 計 画 ( 特 ) 宮 城 県 土 地 開 発 公 社 団 体 名 多 額 の 借 入 金 と 保 有 土 地 があることから, 経 営 安 定 化 に 向 けて の 経 営 健 全 化 計 画 を 策 定 するとともに, 将 来 的 な 視 点 としては, 類 似 の 団 体 との 統 合 を 検 討 する 必 県 としては, 業

More information

スライド 1

スライド 1 タイ 投 資 セミナー in 仙 台 札 幌 最 近 の 日 本 企 業 の 進 出 動 向 とタイの 魅 力 目 次 1. タイへの 日 本 企 業 の 進 出 状 況 2. タイのビジネス 環 境 上 の 優 位 点 ~ 生 産 拠 点 として 消 費 市 場 として~ 3. の 課 題 4.まとめ 2 1.タイへの 日 本 企 業 の 進 出 状 況 3 ASEANでは 日 本 企 業 はタイに

More information

Microsoft Word - GBI欧米 doc

Microsoft Word - GBI欧米 doc September 12, 2014 1.ブラジルの 貸 出 金 利 はなぜ 高 いのか 2.ドバイの 財 政 状 態 は 依 然 ぜい 弱 と 診 断 した IMF 1.ブラジルの 貸 出 金 利 はなぜ 高 いのか 1.ブラジル 民 間 銀 行 の 高 い 貸 出 金 利 ブラジルが 高 金 利 の 国 であることはよく 知 られていることである ブラジル 国 立 銀 行 の 政 策 金 利 であるSelic

More information

平成21年第20回経済財政諮問会議議事次第

平成21年第20回経済財政諮問会議議事次第 経 済 財 政 諮 問 会 議 ( 平 成 21 年 第 20 回 ) 議 事 次 第 平 成 21 年 7 月 1 日 ( 水 ) 16 時 00 分 ~16 時 20 分 官 邸 4 階 大 会 議 室 1. 開 会 2. 議 事 (1) 22 年 度 予 算 の 全 体 像 について (2) 平 成 22 年 度 概 算 要 求 基 準 について 3. 閉 会 ( 説 明 資 料 ) 平 成

More information

(3) 国 際 海 峡 における 通 過 通 航 権 についての 考 え 方 日 本 は 領 海 法 により 宗 谷 海 峡 津 軽 海 峡 対 馬 海 峡 東 水 道 対 馬 海 峡 西 水 道 及 び 大 隅 海 峡 を 特 定 海 域 とし 例 外 的 に 領 海 の 幅 を 3 カイリとして

(3) 国 際 海 峡 における 通 過 通 航 権 についての 考 え 方 日 本 は 領 海 法 により 宗 谷 海 峡 津 軽 海 峡 対 馬 海 峡 東 水 道 対 馬 海 峡 西 水 道 及 び 大 隅 海 峡 を 特 定 海 域 とし 例 外 的 に 領 海 の 幅 を 3 カイリとして 第 9 章 日 本 の 海 洋 安 全 保 障 政 策 カントリー プロファイル 小 谷 哲 男 1. 海 洋 法 の 解 釈 (1) 領 海 における 無 害 通 航 権 についての 考 え 方 日 本 は 1996 年 に 国 連 海 洋 法 条 約 を 批 准 した 後 同 条 約 による 海 域 の 区 分 に 応 じて 領 海 及 び 接 続 水 域 に 関 する 法 律 ( 領 海 法

More information

堺 泉 北 港 各 地 区 の 役 割 について 堺 泉 北 臨 海 工 業 地 帯 基 幹 的 広 域 防 災 拠 点 阪 神 高 速 4 号 湾 岸 線 堺 7 区 堺 2 区 汐 見 沖 地 区 助 松 地 区 堺 5 区 堺 6 区 大 浜 地 区 堺 市 汐 見 地 区 小 松 地 区 泉

堺 泉 北 港 各 地 区 の 役 割 について 堺 泉 北 臨 海 工 業 地 帯 基 幹 的 広 域 防 災 拠 点 阪 神 高 速 4 号 湾 岸 線 堺 7 区 堺 2 区 汐 見 沖 地 区 助 松 地 区 堺 5 区 堺 6 区 大 浜 地 区 堺 市 汐 見 地 区 小 松 地 区 泉 堺 泉 北 港 港 湾 計 画 一 部 変 更 ( 前 回 改 訂 : 平 成 18 年 2 月 目 標 年 次 : 平 成 20 年 代 後 半 ) 港 湾 管 理 者 : 大 阪 府 平 成 27 年 3 月 10 日 交 通 政 策 審 議 会 第 59 回 港 湾 分 科 会 資 料 5 堺 泉 北 港 各 地 区 の 役 割 について 堺 泉 北 臨 海 工 業 地 帯 基 幹 的 広 域

More information

目 次 1. 三 菱 電 機 の 過 大 請 求 事 案 発 覚 から 特 別 調 査 に 至 るまでの 経 緯 2. 特 別 調 査 の 目 的 と 方 法 2.1 特 別 調 査 の 目 的 2.2 特 別 調 査 の 方 法 3. 三 菱 電 機 における 過 大 請 求 の 実 態 とその

目 次 1. 三 菱 電 機 の 過 大 請 求 事 案 発 覚 から 特 別 調 査 に 至 るまでの 経 緯 2. 特 別 調 査 の 目 的 と 方 法 2.1 特 別 調 査 の 目 的 2.2 特 別 調 査 の 方 法 3. 三 菱 電 機 における 過 大 請 求 の 実 態 とその 別 紙 2 三 菱 電 機 株 式 会 社 による 過 大 請 求 事 案 に 関 する 調 査 報 告 書 平 成 24 年 12 月 21 日 独 立 行 政 法 人 情 報 通 信 研 究 機 構 1 目 次 1. 三 菱 電 機 の 過 大 請 求 事 案 発 覚 から 特 別 調 査 に 至 るまでの 経 緯 2. 特 別 調 査 の 目 的 と 方 法 2.1 特 別 調 査 の 目 的

More information

また 貴 金 属 の 品 位 証 明 等 については 業 界 の 自 主 的 な 取 組 等 民 間 における 実 施 状 況 を 確 認 しつつ 業 務 を 確 実 に 実 施 することにより 中 小 零 細 企 業 の 保 護 育 成 と 消 費 者 の 安 心 に 寄 与 することが 求 めら

また 貴 金 属 の 品 位 証 明 等 については 業 界 の 自 主 的 な 取 組 等 民 間 における 実 施 状 況 を 確 認 しつつ 業 務 を 確 実 に 実 施 することにより 中 小 零 細 企 業 の 保 護 育 成 と 消 費 者 の 安 心 に 寄 与 することが 求 めら 独 立 行 政 法 人 造 幣 局 が 平 成 27 年 度 に 達 成 すべき 目 標 Ⅰ. 政 策 体 系 における 法 人 の 位 置 付 けおよび 役 割 (ミッション) 通 貨 は 経 済 活 動 国 民 生 活 の 基 盤 であり 通 貨 に 対 する 信 頼 の 維 持 は 財 務 省 設 置 法 ( 平 成 11 年 法 律 第 95 号 )に 定 められた 財 務 省 の 任 務

More information

国 輸 出 信 用 供 与 国 内 借 入 国 家 予 算 の 3 つから 調 達 される 100 兆 ルピアが 外 国 / 国 内 借 入 か ら 調 達 され 残 りは 国 家 予 算 から 調 達 される 予 定 である TNI の 老 朽 化 した 装 備 を 近 代 化 する ために イン

国 輸 出 信 用 供 与 国 内 借 入 国 家 予 算 の 3 つから 調 達 される 100 兆 ルピアが 外 国 / 国 内 借 入 か ら 調 達 され 残 りは 国 家 予 算 から 調 達 される 予 定 である TNI の 老 朽 化 した 装 備 を 近 代 化 する ために イン インドネシアにおける 軍 需 産 業 の 可 能 性 (Opportunities in Defense Industry in Indonesia) 背 景 過 少 投 資 が 数 十 年 続 いていたが インドネシア 政 府 は 近 年 国 防 強 化 に 関 して 精 力 的 な 努 力 を 見 せている インドネシア 国 軍 (Tentara Nasional Indonesia, TNI)は

More information

する 取 極 めを 締 結 している( 表 1 参 照 ) 表 1:クロアチアの 承 認 取 極 め 締 結 国 地 域 一 覧 海 技 資 格 を 相 互 承 認 する 取 極 締 結 国 地 域 EU 加 盟 国 香 港 マレーシア シンガポール インドネシア クロアチアの 海 技 資 格 を

する 取 極 めを 締 結 している( 表 1 参 照 ) 表 1:クロアチアの 承 認 取 極 め 締 結 国 地 域 一 覧 海 技 資 格 を 相 互 承 認 する 取 極 締 結 国 地 域 EU 加 盟 国 香 港 マレーシア シンガポール インドネシア クロアチアの 海 技 資 格 を クロアチアの 船 員 教 育 海 技 資 格 制 度 掲 載 誌 掲 載 年 月 : 日 本 海 事 新 聞 1410 日 本 海 事 センター 研 究 員 野 村 摂 雄 ポイント 外 航 船 員 の 資 質 には 定 評 あり ほとんどが 海 外 船 社 に 雇 用 されている 外 航 船 員 教 育 は 中 等 教 育 ( 海 事 高 校 ) 及 び 高 等 教 育 ( 海 事 大 学 ) 乗

More information

目 次 Ⅰ.はじめに 1 Ⅱ. 目 指 すべき 姿 2 Ⅲ. 基 本 的 な 考 え 方 3 Ⅳ.インフラ 長 寿 命 化 計 画 等 の 策 定 5 Ⅴ. 必 要 施 策 の 方 向 性 8 Ⅵ. 国 と 地 方 公 共 団 体 の 役 割 16 Ⅶ. 産 学 界 の 役 割 17 Ⅷ.その 他

目 次 Ⅰ.はじめに 1 Ⅱ. 目 指 すべき 姿 2 Ⅲ. 基 本 的 な 考 え 方 3 Ⅳ.インフラ 長 寿 命 化 計 画 等 の 策 定 5 Ⅴ. 必 要 施 策 の 方 向 性 8 Ⅵ. 国 と 地 方 公 共 団 体 の 役 割 16 Ⅶ. 産 学 界 の 役 割 17 Ⅷ.その 他 インフラ 長 寿 命 化 基 本 計 画 平 成 25 年 11 月 インフラ 老 朽 化 対 策 の 推 進 に 関 する 関 係 省 庁 連 絡 会 議 目 次 Ⅰ.はじめに 1 Ⅱ. 目 指 すべき 姿 2 Ⅲ. 基 本 的 な 考 え 方 3 Ⅳ.インフラ 長 寿 命 化 計 画 等 の 策 定 5 Ⅴ. 必 要 施 策 の 方 向 性 8 Ⅵ. 国 と 地 方 公 共 団 体 の 役 割

More information

経 営 戦 略 プ ラ ン

経 営 戦 略 プ ラ ン 経 営 戦 略 プ ラ ン ( 平 成 26 年 度 ~ 平 成 28 年 度 ) 平 成 26 年 3 月 職 業 訓 練 法 人 青 森 情 報 処 理 開 発 財 団 目 次 第 1 はじめに... P 1 1 経 営 戦 略 プラン 策 定 の 趣 旨... P 1 2 計 画 期 間... P 1 第 2 経 営 理 念 等... P 2 1 法 人 の 設 立 目 的 とこれまでの 取

More information

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D20288E9197BF352981798DC58F4994C5817A90E096BE8E9197BF915391CC8169413488F38DFC816A2E707074>

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D20288E9197BF352981798DC58F4994C5817A90E096BE8E9197BF915391CC8169413488F38DFC816A2E707074> 第 6 回 北 九 州 港 長 期 構 想 検 討 委 員 会 資 料 ~ 港 湾 計 画 改 訂 ( 案 )の の 検 討 ~ 平 成 23 年 8 月 22 日 北 九 州 市 港 湾 空 港 局 社 団 法 人 日 本 港 湾 協 会 港 湾 計 画 について アジア 輸 送 における 国 際 拠 点 港 湾 シャトル 航 路 北 九 州 港 アジア 基 幹 航 路 ( 本 船 航 路 ) 大

More information

けて 7 月 7 日 に 田 中 角 栄 は 中 華 人 民 共 和 国 との 国 交 正 常 化 を 急 ぎ 激 動 する 世 界 情 勢 の 中 にあって 平 和 外 交 を 強 力 に 推 進 していく と 表 明 した この 日 本 側 の 動 きに 即 座 に 呼 応 して 7 月 9 日

けて 7 月 7 日 に 田 中 角 栄 は 中 華 人 民 共 和 国 との 国 交 正 常 化 を 急 ぎ 激 動 する 世 界 情 勢 の 中 にあって 平 和 外 交 を 強 力 に 推 進 していく と 表 明 した この 日 本 側 の 動 きに 即 座 に 呼 応 して 7 月 9 日 中 国 と 日 本 の 経 済 関 係 房 文 慧 はじめに 中 国 が 日 本 にとって 最 大 の 貿 易 相 手 国 となったことに 象 徴 されるように 日 中 の 経 済 関 係 はますます 強 くなっている ここでは まず 日 中 両 国 の 政 府 間 関 係 について 外 交 関 係 日 本 の 対 中 政 府 開 発 援 助 を 取 り 上 げて 整 理 する 次 に 日 中 の

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 平 成 28 年 度 税 制 改 正 について ( 中 小 企 業 小 規 模 事 業 者 関 係 ) 平 成 27 年 12 月 中 小 企 業 庁 < 主 な 改 正 事 項 > 新 たな 機 械 装 置 の 投 資 に 係 る 固 定 資 産 税 の 特 例 の 創 設 中 小 企 業 者 等 の 少 額 減 価 償 却 資 産 の 取 得 価 額 の 損 金 算 入 の 特 例 の 延 長

More information

社会福祉法人改革等について

社会福祉法人改革等について 社 会 福 祉 法 人 改 革 について 平 成 27 年 12 月 1. 社 会 福 祉 法 人 改 革 の 経 緯 社 会 福 祉 法 人 制 度 を 巡 る 状 況 平 成 25 年 6 月 8 月 平 成 26 年 6 月 規 制 改 革 実 施 計 画 閣 議 決 定 全 社 会 福 祉 法 人 の 平 成 25 年 度 以 降 の 財 務 諸 表 の 公 表 保 育 所 の 第 三 者

More information

( 震 災 復 旧 のための 公 共 投 資 の 出 動 ) 震 災 以 降 被 災 3 県 における 公 共 投 資 は 震 災 復 旧 関 連 を 中 心 に 大 きく 増 加 している 公 共 工 事 請 負 金 額 の 前 年 同 期 比 の 推 移 を 第 2-3-2 図 でみると 被 災

( 震 災 復 旧 のための 公 共 投 資 の 出 動 ) 震 災 以 降 被 災 3 県 における 公 共 投 資 は 震 災 復 旧 関 連 を 中 心 に 大 きく 増 加 している 公 共 工 事 請 負 金 額 の 前 年 同 期 比 の 推 移 を 第 2-3-2 図 でみると 被 災 第 3 節 復 旧 復 興 に 向 けた 動 き 1. 復 旧 に 向 けた 取 組 ( 被 災 地 における 復 旧 の 進 展 ) 震 災 により 甚 大 な 被 害 を 被 った 各 地 域 では 官 民 一 体 となって 復 旧 作 業 に 懸 命 の 努 力 が 傾 けら れている 52 被 災 3 県 の 沿 岸 市 町 村 における 瓦 礫 撤 去 作 業 は 2011 年 度 末 までに

More information

1 世 界 のICT/ 通 信 インフラ 市 場 の 動 向 1. 世 界 のICT( 情 報 通 信 技 術 ) 投 は 増 加 傾 向 世 界 のICT 投 規 模 予 測 ( 単 位 : 百 万 ドル) 5,000,000 4,500,000 4,000,000 3,500,000 全 世 界

1 世 界 のICT/ 通 信 インフラ 市 場 の 動 向 1. 世 界 のICT( 情 報 通 信 技 術 ) 投 は 増 加 傾 向 世 界 のICT 投 規 模 予 測 ( 単 位 : 百 万 ドル) 5,000,000 4,500,000 4,000,000 3,500,000 全 世 界 料 2 株 式 会 社 海 外 通 信 放 送 郵 便 事 業 支 援 機 構 について 平 成 27 年 7 月 総 務 省 1 世 界 のICT/ 通 信 インフラ 市 場 の 動 向 1. 世 界 のICT( 情 報 通 信 技 術 ) 投 は 増 加 傾 向 世 界 のICT 投 規 模 予 測 ( 単 位 : 百 万 ドル) 5,000,000 4,500,000 4,000,000 3,500,000

More information

治 1 税 15 税 19 15 156 庫 158 庫 159 警 察 160 警 察 16 女 子 産 際 補 助 確 16 児 休 165 織 運 166 割 賦 販 売 170 割 賦 販 売 17 175 18 得 税 186 税 187 災 害 補 償 188 災 害 補 償 189 義

治 1 税 15 税 19 15 156 庫 158 庫 159 警 察 160 警 察 16 女 子 産 際 補 助 確 16 児 休 165 織 運 166 割 賦 販 売 170 割 賦 販 売 17 175 18 得 税 186 税 187 災 害 補 償 188 災 害 補 償 189 義 案 新 旧 照 文 1 9 5 自 治 5 織 5 6 70 76 81 8 10 研 究 110 11 11 1 1 私 占 禁 止 引 確 15 私 占 禁 止 引 確 17 安 19 治 10 治 1 税 15 税 19 15 156 庫 158 庫 159 警 察 160 警 察 16 女 子 産 際 補 助 確 16 児 休 165 織 運 166 割 賦 販 売 170 割 賦 販 売

More information

表紙.ai

表紙.ai 平 成 27 年 度 Ⅰ 組 織 機 構 1-1- 3-3- Ⅱ 職 員 数 分 掌 事 務 5-5- 7-7- 8-8 - 9-9 - Ⅲ 事 業 概 要 11-11- 23 23 27 JAPAN EXPO - 13-13 EV&ITS - 14-14 in 4,184 594 2,631 8.5% ODA - 15-15 22 26-16 - 16 27 1.17 0.02 11 0.96

More information

平 成 説 シート 務 総 点 新 規 / 継 続 継 続 ポンプ 場 務 名 所 管 課 下 水 道 部 下 水 道 施 設 課 (0)934-345 会 計 下 水 道 会 計 所 管 課 款 下 水 道 用 項 営 用 自 治 / 法 定 自 治 務 開 始 昭 和 5 ポンプ 場 下 水 道

平 成 説 シート 務 総 点 新 規 / 継 続 継 続 ポンプ 場 務 名 所 管 課 下 水 道 部 下 水 道 施 設 課 (0)934-345 会 計 下 水 道 会 計 所 管 課 款 下 水 道 用 項 営 用 自 治 / 法 定 自 治 務 開 始 昭 和 5 ポンプ 場 下 水 道 新 規 / 継 続 継 続 管 渠 務 名 所 管 課 下 水 道 部 下 水 道 管 理 課 (0)934-963 会 計 下 水 道 会 計 所 管 課 款 下 水 道 用 項 営 用 自 治 / 法 定 自 治 務 開 始 不 管 渠 下 水 道 法 要 綱 等 5-6 下 水 道 整 備 個 別 計 画 下 水 道 中 期 ビジョン あかし 下 水 道 計 画 ガイド 委 託 指 定 管 理

More information

2016/8/3 自 動 車 局 環 境 政 策 地 域 交 通 グリーン 化 事 業 の 公 募 について~バス タクシー トラックにおける 電 気 自 動 車 の 導 入 を 支 援 します~ 2016/8/3 航 空 局 交 通 管 制 部 交 通 管 制 企 画 交 通 管 制 部 の 所

2016/8/3 自 動 車 局 環 境 政 策 地 域 交 通 グリーン 化 事 業 の 公 募 について~バス タクシー トラックにおける 電 気 自 動 車 の 導 入 を 支 援 します~ 2016/8/3 航 空 局 交 通 管 制 部 交 通 管 制 企 画 交 通 管 制 部 の 所 発 表 年 月 日 担 当 部 局 件 名 2016/8/1 総 合 政 策 局 国 際 物 流 第 6 回 日 中 韓 物 流 大 臣 会 合 の 開 催 結 果 について 2016/8/1 水 管 理 国 土 保 全 局 河 川 計 画 第 36 回 今 後 の 治 水 対 策 のあり 方 に 関 する 有 識 者 会 議 の 開 催 について 2016/8/1 海 事 局 総 務 等 2016/8/1

More information

実 現 を 図 ります 具 体 的 な 手 法 としては 広 範 な 分 野 にわたりエネルギー 起 源 CO2 排 出 抑 制 を 図 るため 全 化 石 燃 料 を 課 税 ベースとする 現 行 の 石 油 石 炭 税 に CO2 排 出 量 に 応 じた 税 率 を 上 乗 せする 地 球 温

実 現 を 図 ります 具 体 的 な 手 法 としては 広 範 な 分 野 にわたりエネルギー 起 源 CO2 排 出 抑 制 を 図 るため 全 化 石 燃 料 を 課 税 ベースとする 現 行 の 石 油 石 炭 税 に CO2 排 出 量 に 応 じた 税 率 を 上 乗 せする 地 球 温 平 成 24 平 年 成 度 23 年 環 度 境 環 省 境 税 省 制 税 改 制 正 改 要 正 望 要 の 望 結 の 果 概 について 要 平 成 23 年 12 月 1 地 球 温 暖 化 対 策 ( 低 炭 素 化 促 進 )のための 税 制 全 体 のグリーン 化 (1) 地 球 温 暖 化 対 策 のための 税 の 導 入 平 成 24 年 度 税 制 改 正 大 綱 ( 平 成

More information

2 しまねのものづくり 381,450 ものづくり 企 業 の 経 営 管 理 生 産 管 理 技 術 369,420 事 業 費 精 査 商 工 労 働 部 産 業 活 性 化 プロジェ 力 の 強 化 新 規 取 引 先 の 開 拓 新 分 野 への 進 出 一 部 を 前 倒 して 実 施 [

2 しまねのものづくり 381,450 ものづくり 企 業 の 経 営 管 理 生 産 管 理 技 術 369,420 事 業 費 精 査 商 工 労 働 部 産 業 活 性 化 プロジェ 力 の 強 化 新 規 取 引 先 の 開 拓 新 分 野 への 進 出 一 部 を 前 倒 して 実 施 [ 平 成 27 年 度 当 初 予 算 の 要 求 の 概 要 ( 主 な 事 業 ) Ⅰ 1.ものづくり IT 産 業 の 振 興 1 ものづくり 産 業 生 産 235,526 ものづくり 企 業 のグローバル 競 争 への 対 応 や 235,526 要 求 どおり 商 工 労 働 部 力 受 注 力 強 化 緊 急 国 内 成 長 産 業 への 参 入 に 向 けた 取 組 を 支 援 [ 産

More information

別 表 1 基 幹 事 (5 40 事 )の 概 要 基 幹 事 事 番 号 事 概 要 公 立 学 校 施 設 整 備 費 国 庫 負 担 A1 復 興 のための 地 域 づくりに 必 要 な 公 立 義 務 教 育 諸 学 校 における 新 増 築 事 事 ( 公 立 小 中 学 校 等 の 新

別 表 1 基 幹 事 (5 40 事 )の 概 要 基 幹 事 事 番 号 事 概 要 公 立 学 校 施 設 整 備 費 国 庫 負 担 A1 復 興 のための 地 域 づくりに 必 要 な 公 立 義 務 教 育 諸 学 校 における 新 増 築 事 事 ( 公 立 小 中 学 校 等 の 新 別 表 次 別 表 1 基 幹 事 (5 40 事 )の 概 要 201 別 表 2 復 旧 復 興 事 一 覧 ( 経 費 項 別 ) 205 1 平 成 23 年 度 1 次 補 正 205 2 平 成 23 年 度 2 次 補 正 219 3 平 成 23 年 度 3 次 補 正 224 4 平 成 24 年 度 復 興 特 会 258 別 表 3 分 類 基 準 287 別 表 4 事 故

More information

(4) 株 式 利 子 および 配 当 等 の 権 益 性 投 資 所 得 は 所 得 を 分 配 する 企 業 の 所 在 地 に 基 づき 確 定 する; (5) 利 息 所 得 賃 貸 料 所 得 特 許 権 使 用 料 所 得 は これらの 所 得 を 負 担 もしくは 支 払 う 企 業

(4) 株 式 利 子 および 配 当 等 の 権 益 性 投 資 所 得 は 所 得 を 分 配 する 企 業 の 所 在 地 に 基 づき 確 定 する; (5) 利 息 所 得 賃 貸 料 所 得 特 許 権 使 用 料 所 得 は これらの 所 得 を 負 担 もしくは 支 払 う 企 業 中 華 人 民 共 和 国 企 業 所 得 税 法 実 施 条 例 第 1 章 総 則 第 1 条 中 華 人 民 共 和 国 企 業 所 得 税 法 ( 以 下 企 業 所 得 税 法 と 略 称 )の 規 定 に 基 づ き 本 条 例 を 制 定 する 第 2 条 企 業 所 得 税 法 第 1 条 にいう 個 人 独 資 企 業 パートナーシップ 企 業 とは 中 国 の 法 律 行 政 法

More information

ドがCO 2 等 排 出 国 の 上 位 を 占 めるようになり 地 球 温 暖 化 対 策 の 実 効 性 を 高 めるうえで 全 ての 国 が 参 加 する 枠 組 みを 構 築 することの 重 要 性 が 強 まってきた そこで 2010 年 にメキシコのカンクンで 開 催 されたCOP16で

ドがCO 2 等 排 出 国 の 上 位 を 占 めるようになり 地 球 温 暖 化 対 策 の 実 効 性 を 高 めるうえで 全 ての 国 が 参 加 する 枠 組 みを 構 築 することの 重 要 性 が 強 まってきた そこで 2010 年 にメキシコのカンクンで 開 催 されたCOP16で みずほインサイト 政 策 2015 年 12 月 18 日 COP21 がパリ 協 定 を 採 択 地 球 温 暖 化 抑 止 に 向 けた 今 後 の 課 題 政 策 調 査 部 主 任 研 究 員 堀 千 珠 03-3591-1304 chizu.hori@mizuho-ri.co.jp 2015 年 11 月 末 からフランスで 開 催 された 気 候 変 動 枠 組 条 約 第 21 回 締

More information

こ と が 多 い 他 方 信 頼 を 保 護 し よ う と す る と 法 律 に よ る 行 政 と 両 立 し な い こ と が あ る ( 例 え ば 課 税 庁 の 指 導 の 下 に 納 税 し て い た の に そ れ が 違 法 で あ る こ と が 判 明 し た と し

こ と が 多 い 他 方 信 頼 を 保 護 し よ う と す る と 法 律 に よ る 行 政 と 両 立 し な い こ と が あ る ( 例 え ば 課 税 庁 の 指 導 の 下 に 納 税 し て い た の に そ れ が 違 法 で あ る こ と が 判 明 し た と し 2013 年 度 行 政 法 レ ジ ュ メ ( 4) 2013.5.1 石 崎 Ⅲ. 行 政 法 の 基 本 原 理 と 一 般 原 則 二. 法 治 主 義 ( 続 き ) 2 適 法 行 政 の 原 理 と 行 政 活 動 に 適 用 さ れ る 法 の 一 般 法 原 則 ( 1 ) は じ め に 法 治 主 義 原 理 の 重 要 な 構 成 要 素 と し て 適 法 行 政 の 原

More information

ページ設定

ページ設定 ( 資 料 1-2-4 ) 第 1 回 天 然 ガス 燃 料 船 の 普 及 促 進 に 向 けた 総 合 対 策 検 討 委 員 会 燃 料 供 給 の 方 法 と 検 討 条 件 1 検 討 の 概 要 天 然 ガス 燃 料 船 に 対 する 燃 料 (LNG)の 供 給 については 世 界 的 にインフラの 整 備 が 遅 れてお り 安 全 を 確 保 可 能 な 運 用 基 準 も 確 立

More information

1. 人 件 費 の 概 要 p1 役 員 給 与 の 削 減, 社 員 年 収 の 引 下 げ, 退 職 給 付 制 度 と 福 利 厚 生 制 度 の 見 直 し 等 により, 前 回 改 定 原 価 (H20 改 定 )に 比 べ,208 億 円 減 少 ( 単 位 : 百 万 円, 人 )

1. 人 件 費 の 概 要 p1 役 員 給 与 の 削 減, 社 員 年 収 の 引 下 げ, 退 職 給 付 制 度 と 福 利 厚 生 制 度 の 見 直 し 等 により, 前 回 改 定 原 価 (H20 改 定 )に 比 べ,208 億 円 減 少 ( 単 位 : 百 万 円, 人 ) 人 件 費 平 成 25 年 4 月 16 日 東 北 電 力 1. 人 件 費 の 概 要 p1 役 員 給 与 の 削 減, 社 員 年 収 の 引 下 げ, 退 職 給 付 制 度 と 福 利 厚 生 制 度 の 見 直 し 等 により, 前 回 改 定 原 価 (H20 改 定 )に 比 べ,208 億 円 減 少 ( 単 位 : 百 万 円, 人 ) 1 今 回 (H25~27 平 均 )

More information

アフリカの持続可能な成長に貢献するために

アフリカの持続可能な成長に貢献するために アフリカの 持 続 可 能 な 成 長 に 貢 献 するために ~TICAD Ⅵに 向 けた 経 済 界 のアフリカ 戦 略 ~ 2016 年 1 月 19 日 1.はじめに いまや 最 後 のフロンティアともいえるアフリカ 市 場 は 大 きな 成 長 を 遂 げつ つある 人 口 は 2010 年 には 10 億 人 を 突 破 し 2050 年 には 20 億 人 を 超 え 中 国 インドを

More information

<5461726F2D834A83558374916490C5986195B681698DE096B18FC88267826F>

<5461726F2D834A83558374916490C5986195B681698DE096B18FC88267826F> 訳 文 重 回 避 脱 防 止 和 案 和 重 回 避 脱 防 止 結 希 望 次 協 双 次 a i 個 ii 下 b i ii 民 iii 下 掲 げ 加 え 代 署 名 後 掲 げ 同 実 質 似 両 局 各 重 要 改 正 改 正 後 妥 期 相 互 知 三 文 脈 別 解 釈 べ ほ 和 理 味 和 a 領 域 並 際 協 づ 主 管 轄 区 域 含 む 理 味 べ b 領 域 領 海 含

More information

平 成 27 年 度 予 算 のポイント 経 済 対 策 26 年 度 補 正 予 算 や27 年 度 税 制 改 正 とあわせ 経 済 再 生 と 財 政 再 建 の 両 立 を 実 現 する 予 算 経 済 再 と 財 政 再 建 の 両 地 の 創 の 観 点 から 新 しい 本 のための 優

平 成 27 年 度 予 算 のポイント 経 済 対 策 26 年 度 補 正 予 算 や27 年 度 税 制 改 正 とあわせ 経 済 再 生 と 財 政 再 建 の 両 立 を 実 現 する 予 算 経 済 再 と 財 政 再 建 の 両 地 の 創 の 観 点 から 新 しい 本 のための 優 平 成 27 年 度 予 算 のポイント 平 成 27 年 度 予 算 のポイント 経 済 対 策 26 年 度 補 正 予 算 や27 年 度 税 制 改 正 とあわせ 経 済 再 生 と 財 政 再 建 の 両 立 を 実 現 する 予 算 経 済 再 と 財 政 再 建 の 両 地 の 創 の 観 点 から 新 しい 本 のための 優 先 課 題 推 進 枠 や 地 財 政 計 画 における

More information

https://www.online3.tdnet.info/onre/jsp/tdzz.download?uji.verb=

https://www.online3.tdnet.info/onre/jsp/tdzz.download?uji.verb= 平 成 23 年 3 月 期 第 2 四 半 期 決 算 短 信 日 本 基 準 ( 連 結 ) 平 成 22 年 10 月 29 日 上 場 会 社 名 株 式 会 社 商 船 三 井 上 場 取 引 所 東 大 名 福 コード 番 号 9104 URL http://www.mol.co.jp/ir-j/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 代 表 取 締 役 社 長 執 行 役 員 ( 氏 名 )

More information

2011年8月29日

2011年8月29日 各 県 別 海 事 産 業 の 経 済 学 青 森 県 掲 載 誌 掲 載 年 月 : 日 本 海 事 新 聞 1401 日 本 海 事 センター 企 画 研 究 部 情 報 課 長 奈 良 孝 1. 県 勢 青 森 県 は 日 本 の 本 州 最 北 端 に 位 置 し 北 は 津 軽 海 峡 を 隔 てて 北 海 道 に 相 対 し 東 は 太 平 洋 西 は 日 本 海 に 面 し 南 は 岩

More information

地球温暖化対策推進法に基づく

地球温暖化対策推進法に基づく 地 球 温 暖 化 対 策 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 温 算 定 報 告 公 表 制 度 による 平 成 25(2013) 温 の 集 計 結 果 平 成 28 年 6 月 13 日 環 境 省 経 済 産 業 省 概 要 地 球 温 暖 化 対 策 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 温 算 定 報 告 公 表 制 度 は 温 スを 相 当 程 度 多 く する

More information

平 成 28 年 度 税 制 改 正 要 望 事 項 平 成 27 年 月 指 定 都 市 市 長 会 目 次 1 法 人 住 民 税 の 拡 充 強 化 等 1 2 償 却 資 産 に 対 する 固 定 資 産 税 の 現 行 制 度 の 堅 持 2 3 車 体 課 税 の 見 直 しに 伴 う 市 町 村 税 財 源 の 確 保 等 3 4 個 人 住 民 税 の 充 実 強 化 5 5 地

More information

想 定 する 海 上 災 害 爆 発 事 故 概 要 等 船 舶 全 体 や 船 舶 周 囲 に 被 害 影 響 が 及 ぶ 又 は 多 数 の 死 傷 者 が 発 生 するような 爆 発 災 害 事 例 2012 年 韓 国 仁 川 沖 でタンカータンク 内 の 残 留 ガス 抜 取 り 作 業

想 定 する 海 上 災 害 爆 発 事 故 概 要 等 船 舶 全 体 や 船 舶 周 囲 に 被 害 影 響 が 及 ぶ 又 は 多 数 の 死 傷 者 が 発 生 するような 爆 発 災 害 事 例 2012 年 韓 国 仁 川 沖 でタンカータンク 内 の 残 留 ガス 抜 取 り 作 業 第 4 部 災 害 種 別 対 策 計 画 第 1 章 海 上 災 害 対 策 第 1 節 周 辺 海 域 の 状 況 及 び 海 上 災 害 の 態 様 1 本 市 周 辺 海 域 の 状 況 本 市 の 海 岸 及 び 周 辺 海 域 は 本 市 港 湾 区 域 を 含 む 東 京 湾 側 と 5 つの 漁 港 区 域 を 含 む 相 模 湾 側 に 分 かれる 東 京 湾 側 は その 正 面

More information

首 都 直 下 地 震 における 具 体 的 な 応 急 対 策 活 動 に 関 する 計 画 の 概 要 具 体 計 画 の 位 置 づけ 首 都 直 下 地 震 対 策 特 別 措 置 法 ( 平 成 25 年 法 律 第 88 号 ) 第 4 条 に 規 定 する 首 都 直 下 地 震 緊

首 都 直 下 地 震 における 具 体 的 な 応 急 対 策 活 動 に 関 する 計 画 の 概 要 具 体 計 画 の 位 置 づけ 首 都 直 下 地 震 対 策 特 別 措 置 法 ( 平 成 25 年 法 律 第 88 号 ) 第 4 条 に 規 定 する 首 都 直 下 地 震 緊 首 都 直 下 地 震 における 具 体 的 な 応 急 対 策 活 動 に 関 する 計 画 の 概 要 救 助 救 急 消 火 等 医 療 物 資 燃 料 1 都 3 県 以 外 の43 道 府 県 の 広 域 応 援 部 隊 の 派 遣 ( 最 大 値 ) 警 察 : 約 1.4 万 人 消 防 : 約 1.6 万 人 自 衛 隊 : 約 11 万 人 ( ) 等 航 空 機 450 機 船

More information

1.24 年 度 補 正 及 び25 年 度 本 予 算 における 主 な 国 の 海 外 展 開 支 援 施 策 1

1.24 年 度 補 正 及 び25 年 度 本 予 算 における 主 な 国 の 海 外 展 開 支 援 施 策 1 国 の 海 外 展 開 販 路 拡 大 支 援 施 策 について 東 北 経 済 産 業 局 産 業 部 国 際 課 1.24 年 度 補 正 及 び25 年 度 本 予 算 における 主 な 国 の 海 外 展 開 支 援 施 策 1 中 小 企 業 海 外 展 開 一 環 支 援 事 業 (F/S( ) 支 援 事 業 ) F/S(フィージビリティ スタディ) : 新 規 事 業 への 参 入

More information

平 成 2 9 年 度 歳 入 予 算 概 算 見 積 書 目 次 現 金 収 入 ( 単 位 : 千 円 ) 歳 入 科 目 平 成 28 年 度 平 成 29 年 度 対 前 年 度 部 款 予 算 額 (a) 見 積 額 (b) 比 較 増 減 額 (b)-(a) 頁 備 考 4000-00

平 成 2 9 年 度 歳 入 予 算 概 算 見 積 書 目 次 現 金 収 入 ( 単 位 : 千 円 ) 歳 入 科 目 平 成 28 年 度 平 成 29 年 度 対 前 年 度 部 款 予 算 額 (a) 見 積 額 (b) 比 較 増 減 額 (b)-(a) 頁 備 考 4000-00 平 成 2 9 年 度 一 般 会 計 歳 入 予 算 概 算 見 積 書 ( 現 金 収 入 / 印 紙 収 入 ) 経 済 産 業 省 平 成 2 9 年 度 歳 入 予 算 概 算 見 積 書 目 次 現 金 収 入 ( 単 位 : 千 円 ) 歳 入 科 目 平 成 28 年 度 平 成 29 年 度 対 前 年 度 部 款 予 算 額 (a) 見 積 額 (b) 比 較 増 減 額 (b)-(a)

More information

1 管 理 組 織 の 確 立 (1) 法 人 における 予 算 の 執 行 及 び 資 金 等 の 管 理 に 関 しては あらかじめ 運 営 管 理 責 任 者 を 定 める 等 法 人 の 管 理 運 営 に 十 分 配 慮 した 体 制 を 確 保 すること また 内 部 牽 制 に 配 意

1 管 理 組 織 の 確 立 (1) 法 人 における 予 算 の 執 行 及 び 資 金 等 の 管 理 に 関 しては あらかじめ 運 営 管 理 責 任 者 を 定 める 等 法 人 の 管 理 運 営 に 十 分 配 慮 した 体 制 を 確 保 すること また 内 部 牽 制 に 配 意 別 紙 1 社 会 福 祉 法 人 会 計 基 準 適 用 上 の 留 意 事 項 ( 運 用 指 針 ) - 目 次 - 1 管 理 組 織 の 確 立 2 予 算 と 経 理 3 決 算 4 拠 点 区 分 及 び 事 業 区 分 について 5 サービス 区 分 について 6 本 部 会 計 の 区 分 について 7 作 成 を 省 略 できる 財 務 諸 表 の 様 式 8 借 入 金 の 扱

More information

洲本市地域防災計画

洲本市地域防災計画 第 1 節 基 本 方 針 総 務 部 消 防 防 災 課 健 康 福 祉 部 健 康 増 進 課 サービス 事 業 所 第 1 計 画 の 目 的 この 計 画 は 海 上 災 害 が 発 生 した 場 合 における 人 命 救 助 消 火 活 動 流 出 した 重 油 等 への 対 応 付 近 の 船 舶 の 航 行 安 全 措 置 沿 岸 住 民 の 安 全 及 び 漁 業 等 への 被 害

More information

目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的... 1 第 1 計 画 の 目 的 1 第 2 計 画 の 策 定 1 第 3 計 画 の 構 成 2 第 4 用 語 の 意 義 2 第 2 節 計 画 の 前 提 条 件... 3 第 1 自 然 条 件 3 第 2 社 会 条 件

目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的... 1 第 1 計 画 の 目 的 1 第 2 計 画 の 策 定 1 第 3 計 画 の 構 成 2 第 4 用 語 の 意 義 2 第 2 節 計 画 の 前 提 条 件... 3 第 1 自 然 条 件 3 第 2 社 会 条 件 熊 谷 市 地 域 防 災 計 画 平 成 27 年 8 月 熊 谷 市 防 災 会 議 目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的... 1 第 1 計 画 の 目 的 1 第 2 計 画 の 策 定 1 第 3 計 画 の 構 成 2 第 4 用 語 の 意 義 2 第 2 節 計 画 の 前 提 条 件... 3 第 1 自 然 条 件 3 第 2 社 会 条 件 6 第 3

More information

4 保 安 業 務 担 当 者 は 事 業 場 の 点 検 を 自 ら 行 うこと ただし 保 安 業 務 担 当 者 が 保 安 業 務 従 事 者 に 事 業 場 の 点 検 を 行 わせる 場 合 は 以 下 に 掲 げるすべての 要 件 に 該 当 していること イ 保 安 業 務 担 当

4 保 安 業 務 担 当 者 は 事 業 場 の 点 検 を 自 ら 行 うこと ただし 保 安 業 務 担 当 者 が 保 安 業 務 従 事 者 に 事 業 場 の 点 検 を 行 わせる 場 合 は 以 下 に 掲 げるすべての 要 件 に 該 当 していること イ 保 安 業 務 担 当 四 日 市 港 ポートビル 自 家 用 電 気 工 作 物 保 安 管 理 業 務 仕 様 書 1 目 的 本 仕 様 書 は 委 託 者 ( 以 下 甲 という )が 設 置 した 自 家 用 電 気 工 作 物 の 保 安 管 理 業 務 に 係 わる 委 託 契 約 の 内 容 について 当 該 業 務 のみを 内 容 とし 統 一 的 な 解 釈 及 び 運 用 を 図 るととも に その

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション Global Advisory Department 香 港 アウトルック 2016 年 7 月 グローバル アドバイザリー 部 本 資 料 は 情 報 提 供 のみを 目 的 として 作 成 されたものであり 取 引 の 勧 誘 を 目 的 としたものではありません 本 資 料 は 一 般 に 信 頼 できると 思 われるデー タに 基 づき 作 成 致 しておりますが その 信 憑 性 正 確

More information

Microsoft Word - 第1編 序説(案)1

Microsoft Word - 第1編 序説(案)1 南 島 原 市 地 域 防 災 計 画 平 成 27 年 5 月 長 崎 県 南 島 原 市 目 次 第 1 編 序 説 第 1 章 総 則 1 第 1 節 計 画 の 目 的 1 第 2 節 計 画 の 性 格 1 第 3 節 計 画 の 構 成 1 第 4 節 計 画 の 前 提 2 第 2 章 南 島 原 の 概 況 3 第 1 節 自 然 的 条 件 3 第 2 節 気 象 と 災 害 4

More information

った 日 本 でできるだけ 適 応 しようと 努 力 していたが 私 が 思 慮 の 浅 い 決 断 をしてしまっ たことで もう 立 ち 直 れないかもしれないと 思 うほどの 結 果 を 招 いたことがあった いく つかのコミュニケーションの 行 き 違 いも 予 想 外 の 結 果 を 招 い

った 日 本 でできるだけ 適 応 しようと 努 力 していたが 私 が 思 慮 の 浅 い 決 断 をしてしまっ たことで もう 立 ち 直 れないかもしれないと 思 うほどの 結 果 を 招 いたことがあった いく つかのコミュニケーションの 行 き 違 いも 予 想 外 の 結 果 を 招 い 研 修 活 動 レポート 竹 内 アリネゆかり(ブラジル) ( 原 文 は 英 語 ) 個 人 的 感 想 私 は 日 本 人 の 父 親 の 娘 として 祖 父 母 の 日 系 人 としての 生 活 環 境 の 中 で 育 てられたた め 日 本 人 としてふるまうように 期 待 されてきた 人 から 尊 敬 され 常 に A ランクの 優 秀 な 学 業 成 績 をあげ 課 外 活 動 も 積

More information

1. 事 業 の 概 要 国 名 :ロシア 連 邦 案 件 名 :ロシア 極 東 退 役 原 子 力 潜 水 艦 解 体 事 業 希 望 の 星 分 野 : 核 軍 縮 環 境 保 全 援 助 形 態 : 資 金 供 与 協 力 金 額 総 計 : 約 58 億 円 (オーストラリア 韓 国 ニュー

1. 事 業 の 概 要 国 名 :ロシア 連 邦 案 件 名 :ロシア 極 東 退 役 原 子 力 潜 水 艦 解 体 事 業 希 望 の 星 分 野 : 核 軍 縮 環 境 保 全 援 助 形 態 : 資 金 供 与 協 力 金 額 総 計 : 約 58 億 円 (オーストラリア 韓 国 ニュー ロシア 極 東 退 役 原 子 力 潜 水 艦 解 体 事 業 希 望 の 星 事 後 評 価 業 務 事 後 評 価 結 果 要 約 2015 年 3 月 25 日 公 益 財 団 法 人 原 子 力 バックエンド 推 進 センタ- 1. 事 業 の 概 要 国 名 :ロシア 連 邦 案 件 名 :ロシア 極 東 退 役 原 子 力 潜 水 艦 解 体 事 業 希 望 の 星 分 野 : 核 軍

More information

金融庁の1年

金融庁の1年 第 8 章 政 府 全 体 の 施 策 における 金 融 庁 の 取 組 み 金 融 システム 改 革 は 税 制 改 革 歳 出 改 革 及 び 規 制 改 革 と 並 ん で 小 泉 内 閣 が 推 進 する 構 造 改 革 の 四 本 柱 の 一 つに 掲 げられており 政 府 全 体 の 経 済 財 政 運 営 の 基 本 的 な 方 針 である 経 済 財 政 運 営 と 構 造 改 革

More information

logitem_201605a

logitem_201605a 2016 年 3 月 期 決 算 説 明 会 2016 年 5 月 30 日 証 券 コード: 9060 URL:http://www.logitem.co.jp カンボジアに 新 会 社 を 設 立 インドシナ 半 島 地 域 のネットワークを 拡 充 カンボジア 王 国 プノンペン 市 50 万 USドル 2016 年 6 月 ( 予 定 ) 2016 年 8 月 ( 予 定 ) 貨 物 自 動

More information

スライド 1

スライド 1 資 料 2 観 光 の 現 状 と 政 府 の 取 組 平 成 28 年 2 月 17 日 観 光 庁 長 官 田 村 明 比 古 訪 日 外 国 人 旅 行 者 数 の 推 移 万 人 2000 1900 1800 1700 1600 1973.7 万 人 (47.1% 増 ) 12 月 :177.3 万 人 (43.4% 増 ) 11 月 :164.8 万 人 (41.0% 増 ) 10 月 :182.9

More information

犬山市公共施設マネジメント基本計画

犬山市公共施設マネジメント基本計画 犬 山 市 公 共 施 設 マネジメント 基 本 計 画 概 要 版 平 成 27 年 3 月 犬 山 市 企 画 財 政 部 財 政 課 - 0 - 目 次 第 1 章 はじめに... 1 1. 公 共 施 設 マネジメントの 必 要 性... 2. 公 共 施 設 の 定 義... 3. 公 共 施 設 マネジメント 計 画 の 手 順... 4. 本 基 本 計 画 の 位 置 づけ... 5.

More information

表紙差し替え_H22公表資料_1本編_130911修正版

表紙差し替え_H22公表資料_1本編_130911修正版 地 球 温 暖 化 対 策 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 温 室 効 果 ガス 排 出 量 算 定 報 告 公 表 制 度 による 平 成 22(2010) 年 度 温 室 効 果 ガス 排 出 量 の 集 計 結 果 平 成 25 年 9 月 13 日 環 境 省 経 済 産 業 省 概 要 地 球 温 暖 化 対 策 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 温 室 効

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D2081778A43976D899890F582CC8F8094F5814591CE899E82C98AD682B782E98D9189C696688F9C8AEE967B8C7689E68178816996F3816A2E646F63>

<4D6963726F736F667420576F7264202D2081778A43976D899890F582CC8F8094F5814591CE899E82C98AD682B782E98D9189C696688F9C8AEE967B8C7689E68178816996F3816A2E646F63> 海 洋 汚 染 の 準 備 対 応 に 関 する 国 家 防 除 基 本 計 画 目 次 Ⅰ. 総 則 1. 計 画 の 目 的...1 2. 適 用 の 範 囲...1 3.その 他 の 計 画 と 関 係...1 Ⅱ. 油 汚 染 の 防 除 体 制 1. 防 除 体 制 等...2 2. 防 除 対 策 本 部...2 3. 海 洋 汚 染 防 除 対 策 委 員 会...5 4. 地 域 海

More information

等 の 譲 渡 イ 当 該 相 続 の 時 から 当 該 譲 渡 の 時 まで 事 業 の 用 貸 付 けの 用 又 は 居 住 の 用 に 供 されていたことがないこと ロ 当 該 譲 渡 の 時 において 地 震 に 対 する 安 全 性 に 係 る 規 定 又 はこれに 準 ずる 基 準 に

等 の 譲 渡 イ 当 該 相 続 の 時 から 当 該 譲 渡 の 時 まで 事 業 の 用 貸 付 けの 用 又 は 居 住 の 用 に 供 されていたことがないこと ロ 当 該 譲 渡 の 時 において 地 震 に 対 する 安 全 性 に 係 る 規 定 又 はこれに 準 ずる 基 準 に 平 成 28 年 度 税 制 改 正 の 大 綱 平 成 27 年 12 月 24 日 閣 議 決 定 現 下 の 経 済 情 勢 等 を 踏 まえ 経 済 の 好 循 環 を 確 実 なものとする 観 点 から 成 長 志 向 の 法 人 税 改 革 等 を 行 うとともに 消 費 税 率 引 上 げに 伴 う 低 所 得 者 への 配 慮 として 消 費 税 の 軽 減 税 率 制 度 を 導

More information

無 料 化 など あらゆる 政 策 を 見 直 し 選 択 と 集 中 による 大 幅 な 予 算 の 組 み 替 えを 行 うべきである 不 足 する 財 源 は 大 震 災 で 大 きな 影 響 を 受 けているわが 国 経 済 の 動 向 に 十 分 留 意 しつつ 税 制 措 置 により 安

無 料 化 など あらゆる 政 策 を 見 直 し 選 択 と 集 中 による 大 幅 な 予 算 の 組 み 替 えを 行 うべきである 不 足 する 財 源 は 大 震 災 で 大 きな 影 響 を 受 けているわが 国 経 済 の 動 向 に 十 分 留 意 しつつ 税 制 措 置 により 安 東 日 本 大 震 災 の 復 旧 復 興 に 関 する 要 望 平 成 23 年 3 月 31 日 日 本 商 工 会 議 所 去 る3 月 11 日 に 発 生 した 東 日 本 大 震 災 は 巨 大 な 津 波 を 伴 い 沿 海 部 を 壊 滅 的 に 破 壊 するとともに 東 北 から 関 東 にわたる 広 い 範 囲 に 甚 大 な 被 害 をもたらした 地 震 津 波 原 発 事 故

More information

減 することとし 計 画 期 間 末 の 編 成 定 数 については おおむね16 万 6 千 人 程 度 常 備 自 衛 官 定 員 につ いてはおおむね15 万 6 千 人 程 度 即 応 予 備 自 衛 官 員 数 については おおむね1 万 人 程 度 をめどとする なお 陸 上 自 衛 隊

減 することとし 計 画 期 間 末 の 編 成 定 数 については おおむね16 万 6 千 人 程 度 常 備 自 衛 官 定 員 につ いてはおおむね15 万 6 千 人 程 度 即 応 予 備 自 衛 官 員 数 については おおむね1 万 人 程 度 をめどとする なお 陸 上 自 衛 隊 中 期 防 衛 力 整 備 計 画 ( 平 成 13 年 度 平 成 17 年 度 ) I 中 期 防 衛 力 整 備 計 画 ( 平 成 13 年 度 平 成 17 年 度 )について 平 成 12 年 12 月 15 日 安 全 保 障 会 議 決 定 平 成 12 年 12 月 15 日 閣 議 決 定 平 成 13 年 度 から 平 成 17 年 度 までを 対 象 とする 中 期 防 衛

More information

目 次 1. グループ 経 営 方 針 2013 レビュー... 3 グループ 経 営 方 針 2013 レビュー... 4 ボイラ 溶 接 部 位 不 適 合 の 対 応 状 況 について... 5 F-LNG 海 洋 構 造 物 事 業 について... 6 イズミット 湾 横 断 橋 建 設 工

目 次 1. グループ 経 営 方 針 2013 レビュー... 3 グループ 経 営 方 針 2013 レビュー... 4 ボイラ 溶 接 部 位 不 適 合 の 対 応 状 況 について... 5 F-LNG 海 洋 構 造 物 事 業 について... 6 イズミット 湾 横 断 橋 建 設 工 グループ 経 営 方 針 2016 ~ 収 益 基 盤 の 強 化 ~ 2016 年 5 月 10 日 代 表 取 締 役 社 長 満 岡 次 郎 目 次 1. グループ 経 営 方 針 2013 レビュー... 3 グループ 経 営 方 針 2013 レビュー... 4 ボイラ 溶 接 部 位 不 適 合 の 対 応 状 況 について... 5 F-LNG 海 洋 構 造 物 事 業 について...

More information

野村資本市場研究所|課税繰延措置を導入した中国の確定拠出型企業年金の展望(PDF)

野村資本市場研究所|課税繰延措置を導入した中国の確定拠出型企業年金の展望(PDF) 特 集 1: 私 的 年 金 拡 充 策 課 税 繰 延 措 置 を 導 入 した 中 国 の 確 定 拠 出 型 企 業 年 金 の 展 望 1 課 税 繰 延 措 置 を 導 入 した 中 国 の 確 定 拠 出 型 企 業 年 金 の 展 望 関 根 栄 一 杜 進 ( 翻 訳 協 力 ) 要 約 1. 中 国 では 2013 年 12 月 6 日 財 政 部 人 力 資 源 社 会 保 障

More information

本 資 料 は 調 査 研 究 の 参 考 資 料 として 作 成 されたもので 必 ずしも 国 際 協 力 銀 行 の 見 解 を 表 すもの ではありません また 本 資 料 の 無 断 転 用 公 表 等 は 固 くお 断 りします 本 資 料 の 利 用 に 際 して 損 害 が 発 生 し

本 資 料 は 調 査 研 究 の 参 考 資 料 として 作 成 されたもので 必 ずしも 国 際 協 力 銀 行 の 見 解 を 表 すもの ではありません また 本 資 料 の 無 断 転 用 公 表 等 は 固 くお 断 りします 本 資 料 の 利 用 に 際 して 損 害 が 発 生 し わが 国 製 造 業 企 業 の 海 外 事 業 展 開 に 関 する 調 査 報 告 -2013 年 度 海 外 直 接 投 資 アンケート 結 果 ( 第 25 回 )- 2013 年 11 月 国 際 協 力 銀 行 業 務 企 画 室 調 査 課 本 資 料 は 調 査 研 究 の 参 考 資 料 として 作 成 されたもので 必 ずしも 国 際 協 力 銀 行 の 見 解 を 表 すもの

More information