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2 エグゼクティブ サマリー 国 家 という 枠 組 みについては 昨 今 その 存 在 意 義 や 果 たすべき 役 割 について さま ざまな 議 論 が 呈 されている 本 書 は 東 京 財 団 国 家 論 研 究 プロジェクトの 研 究 報 告 書 として その 国 家 という 枠 組 みについて 考 える 際 のひとつの 材 料 を 提 供 することを 目 的 に 古 今 東 西 の 国 家 の 特 徴 を 抽 出 したものである 目 的 世 界 各 地 域 の 発 展 段 階 は 異 なるが 一 方 ではグローバリゼーションが 深 化 し 他 方 では 地 方 分 権 や 地 域 主 義 の 勃 興 が 起 こるなか イラク 戦 争 で 顕 著 になった 米 国 先 行 や 欧 米 的 な 価 値 観 の 一 層 の 浸 透 といった 要 素 も 加 わり 国 家 や 社 会 のあり 方 について 各 地 で 議 論 が 巻 き 起 こっている だが こうした 議 論 の 多 くは 冷 戦 の 終 結 やグローバリゼーションの 進 展 などといった 現 代 的 な 事 象 との 対 比 のなかで 西 欧 的 な 視 点 に 立 って 国 民 国 家 という 枠 組 みを 捉 え その 是 非 を 語 るものが 多 い 日 本 でも 近 年 国 家 論 が 盛 んであるが 国 家 を 論 ずるのであれば 古 今 東 西 これまで 存 在 した 国 家 のあり 方 を 渉 猟 して 歴 史 的 全 般 的 視 点 を 得 た 上 で 現 在 の 日 本 国 家 の 諸 機 能 を 再 点 検 していかなければならないと 考 える そこで 東 京 財 団 国 家 論 研 究 プロジェクトでは こうした 問 題 意 識 に 立 って 古 今 東 西 の 国 家 の 特 徴 を 抽 出 し 国 家 が 果 たすべき 役 割 や 具 体 的 な 政 策 を 考 える 際 の 基 礎 的 材 料 を 提 供 することを 目 指 した 概 要 西 欧 アメリカ 中 国 アジア イスラムそして 日 本 での 国 民 国 家 の 成 り 立 ちを 確 認 してくると そこには 一 つの 共 通 点 が 浮 かび 上 がる すなわち 国 民 国 家 は 強 烈 な ナショナル プライドのもとで 国 富 を 集 中 運 用 することを 可 能 とするものだと 言 える そして 国 民 国 家 成 立 の 最 初 の 目 的 は それが 領 土 や 植 民 地 の 拡 大 という 侵 略 的 性 格 であれ はたまた 大 国 からの 独 立 や 安 全 保 障 という 自 衛 的 性 格 であれ いずれにせよ 戦 争 遂 行 のために 国 富 と 国 民 を 集 中 運 用 することにあった しかし そのような 戦 争 マシーン としての 性 格 を 強 く 有 する 国 民 国 家 は 今 日 の 先 進 世 界 においては 時 代 遅 れの 存 在 ではないか 事 実 世 界 のあちこちでは 本 来 なら 対 立 の 理 由 はないにもかかわらず 国 民 国 家 形 成 のために 人 工 的 に 作 り 上 げた 民 族 感 情 が 不 要 な 摩 擦 を 引 き 起 こしている では 一 国 が 先 んじて 国 民 国 家 であることをやめてしまえば 紛 争 は 起 こらないかと 言 う と そんなことはない 1

3 その 国 の 国 民 企 業 の 所 有 権 と 諸 権 利 を 保 証 し 擁 護 してくれる 国 際 的 な 枠 組 みがしっ かりしていない 限 り 保 護 者 を 失 った 国 家 の 国 民 経 済 は 列 国 の 草 刈 場 になってしまう それだけではない 一 国 が 力 の 真 空 地 帯 と 化 せば 周 辺 の 列 国 は 我 先 にと 武 力 による 制 圧 さえ 試 みることだろう すなわち 重 要 なのは 国 民 国 家 という 枠 組 みを 放 棄 することではなく 軍 事 バラン スの 維 持 に 意 を 用 い 軍 備 が 過 大 になれば 交 渉 の 結 果 相 互 に 軍 縮 を 行 うことである ま た 歴 史 問 題 が 感 情 的 対 立 を 煽 って 武 力 対 決 に 至 ることがないよう 様 々の 方 法 を 講 じてお かなければならない ひるがえって 日 本 は 米 国 やBRICsのような 大 型 国 家 あるいはEUのような 連 合 体 が 主 流 を 占 める 世 界 の 中 で その 規 模 では 大 きく 劣 る また もともと 食 料 や 資 源 エネル ギーを 海 外 に 大 きく 依 存 してきた 日 本 であるが 国 内 市 場 が 相 対 的 に 縮 小 しつつある 今 日 巨 大 市 場 たる 大 型 国 家 への 対 処 は 今 後 ますます 重 要 になる したがって 現 在 世 界 で 行 われている 新 しい 国 家 像 を 模 索 する 動 きをどう 評 価 し 日 本 としてどう 対 応 していくか また 日 本 という 国 家 を 現 代 のニーズに 合 わせてどのよ うに 変 えていくべきかは 今 後 の 日 本 にとって 重 要 な 課 題 である 本 報 告 書 は こうした 大 きな 課 題 に 向 けた 序 論 である 2

4 現 実 的 な 国 家 論 序 説 国 家 を 論 ずるための 交 通 整 理 目 次 エグゼクティブ サマリー... 1 まえがき... 4 第 1 章 西 欧 における 国 民 国 家 形 成 変 質 の 過 程 清 教 徒 革 命 規 制 緩 和 通 商 戦 争 マシンとしての 国 民 国 家 の 成 立 フランス オスマン トルコの 場 合 社 会 保 障 国 家 の 誕 生 市 民 社 会 的 価 値 観 の 溶 解 西 欧 諸 国 の 多 民 族 国 家 化 第 2 章 アメリカ 国 家 の 原 理 アメリカ 的 国 民 国 家 の 成 り 立 ち 国 内 では 価 値 の 相 対 化 国 外 では 絶 対 的 価 値 観 を 奉 じて 第 3 章 中 国 の 国 家 制 度 多 民 族 性 清 の 連 邦 性 中 国 の 国 家 制 度 国 家 への 情 念 官 僚 絶 対 主 義 の 延 長 線 上 にある 政 党 国 家 第 4 章 イスラム 帝 国 アジアの 港 市 国 家 第 5 章 日 本 の 国 家 の 特 徴 日 本 での 国 家 形 成 権 力 の 相 対 性 日 本 が 抱 える 特 殊 な 問 題 第 6 章 提 言 にかえて 国 民 国 家 の 変 質 と 当 面 の 課 題 日 本 にとっての 課 題 参 考 文 献

5 まえがき 19 世 紀 西 欧 パラダイムの 転 換 点 言 い 古 されたことであるが 現 代 の 世 界 においてはパラダイムの 転 換 が 進 行 している いわゆる 近 代 以 降 主 として 西 欧 で 発 展 してきた 国 民 国 家 建 設 1により 力 を 蓄 え 植 民 地 を 獲 得 して 商 品 を 売 りつけ それによって 産 業 革 命 を 達 成 することで 加 速 度 的 発 展 を 実 現 する という 発 展 モデルが 変 革 を 迫 られているのである 戦 後 植 民 地 主 義 が 終 わり グローバルな 自 由 貿 易 が 可 能 となったために 戦 争 の 必 要 性 が 大 きく 低 下 した 戦 争 のための 装 置 ( 税 金 と 兵 士 を 集 める)としてまず 発 展 した 国 民 国 家 は 見 直 しを 迫 られることになった またグローバルな 経 済 活 動 の 規 模 比 重 が 飛 躍 的 に 増 大 したことに 合 わせ 国 家 レベルの 諸 制 度 規 制 も 変 更 が 必 要 となっている そして 19 世 紀 の 産 業 革 命 以 来 世 界 経 済 の 拡 大 と 文 明 の 進 歩 とを 支 えてきた 工 業 文 明 も 市 場 と 資 源 の 限 界 にぶち 当 たり 新 たな 発 展 モデル あるいは 文 明 進 歩 という 概 念 の 再 検 討 が 必 要 とされている また 人 間 はかつては 国 家 から 搾 り 取 られる ( 税 金 兵 役 ) 存 在 であったが 現 在 では 政 府 に 種 々のサービス 提 供 を 厳 しく 迫 る 存 在 になっている つまり 国 民 国 家 建 設 植 民 地 獲 得 産 業 革 命 実 現 という 西 欧 文 明 三 点 セットのうち 植 民 地 は 表 向 き 既 に 廃 止 されているので( 国 内 外 での 低 賃 金 労 働 の 利 用 は 隠 れた 形 で の 植 民 地 主 義 であるとは 言 えようが) 工 業 文 明 = 産 業 革 命 に 代 わるもの 現 代 の 政 治 軍 事 経 済 社 会 のニーズに 合 わせての 国 民 国 家 の 改 組 この 二 つが 必 要 になっている のである この1 年 間 の 研 究 そして 本 報 告 書 においては 上 記 のうち 国 民 国 家 の 変 化 に 焦 点 をあ てた 国 家 論 は 時 には 抽 象 的 になりすぎ また 時 には 技 術 論 に 陥 りがちであるが 理 念 と 現 実 の 双 方 を 見 据 えた 現 実 的 な 議 論 を 心 がけた 世 界 中 で 進 む 国 家 のあり 方 についての 議 論 世 界 各 地 域 の 発 展 段 階 は 異 なるが 経 済 面 でのグローバリゼーション 深 化 イラク 戦 争 で 顕 著 になった 軍 事 面 での 米 国 先 行 欧 米 的 な 価 値 観 の 一 層 の 浸 透 が 国 家 社 会 のあ り 方 について 各 地 で 議 論 を 巻 き 起 こしている 米 国 は9.11 事 件 以 降 は 国 内 の 民 主 主 義 体 制 を 絶 対 視 する 姿 勢 をとみに 強 め それを 守 り 広 げることに 熱 中 している EU は 拡 大 集 権 化 がもたらす 摩 擦 の 中 で 足 踏 みし 中 1 この 報 告 書 における 国 民 国 家 は 17 世 紀 以 降 の 西 欧 で 発 展 した 統 治 モデル 即 ち ローマ 教 会 ハプスブルク 家 のような 領 域 横 断 的 なものではなく 人 種 言 語 等 におい てかなりな 同 一 性 を 備 えた 人 間 が 集 住 する 明 確 な 国 境 線 で 囲 まれた 領 域 を 有 し 単 一 の 政 府 発 達 した 官 僚 機 構 常 備 軍 を 有 する 国 家 を 意 味 する その 他 の 国 家 は ただ 国 家 と 称 するものとする 4

6 国 は 経 済 成 長 と 過 去 の 栄 光 の 奪 還 に 汲 々とし 国 家 のあるべき 形 態 についての 議 論 にお いては 新 しいものが 見 られない ロシアは ソ 連 のような 強 大 な 帝 国 に 戻 りたいとの 想 念 に 駆 られ 現 代 の 世 界 社 会 に 自 らを 有 機 的 に 組 み 込 む 作 業 を 怠 っている 開 発 途 上 地 域 においては 経 済 のグローバル 化 や 欧 米 的 価 値 観 の 浸 透 が 一 層 進 むことによって 既 得 権 を 失 うことを 恐 れた 支 配 層 が 伝 統 なるものを 理 想 化 固 定 化 することによって 支 配 構 造 を 守 ろうとしている 日 本 がこれら 諸 国 との 関 係 を 進 める 上 では 上 記 のようなそれぞれの 国 家 としての 成 り 立 ちの 違 いを 考 慮 して 対 応 していかなければならない またこれら 諸 国 における 国 家 建 設 の 方 向 が 日 本 世 界 の 大 半 そしてこれら 諸 国 の 国 民 自 身 の 利 益 にかなったものとな るよう その 国 の 支 配 層 そして 国 民 一 般 に 直 接 語 りかけていかなければならない この 報 告 書 は そのための 知 識 視 座 を 提 供 するためのものでもある 日 本 における 国 家 論 の 整 理 を 日 本 でも 近 年 国 家 論 が 盛 んであるが それは 大 きく 言 って3つの 潮 流 に 分 けること ができよう 一 つは 近 年 の 経 済 活 動 のグローバル 化 の 一 層 の 進 展 EU における 超 国 家 的 連 合 の 形 成 2 そして 地 方 自 治 や NPO 活 動 の 進 展 などによって 中 央 政 府 の 地 位 役 割 が 下 が るのではないかとする 議 論 である 二 つめは ネグリ=ハートの 帝 国 論 が 掻 き 立 てた 国 家 論 であり これはイラク 戦 争 に 象 徴 される アメリカ 一 極 主 義 3 に 触 発 されたものであろうが より 基 本 的 にはマル クスの 人 間 疎 外 の 克 服 とプロレタリアートの 権 利 確 立 (ネグリは プロレタリアート に 代 わって マルチチュード という 新 語 によって 社 会 の 主 体 たるべき 人 間 集 団 を 表 現 している)という 思 想 を 現 代 的 に 改 造 したものと 思 われる 三 つめは 国 家 の 品 格 等 に 代 表 される 最 近 の 日 本 での 議 論 である それはバブル 崩 壊 後 の 生 活 水 準 の 相 対 的 低 下 中 国 台 頭 や 北 朝 鮮 の 核 拉 致 問 題 等 に 対 して 日 本 が 無 力 に 見 えることへの 抗 議 であり 建 設 的 な 提 案 というよりは 感 情 的 な 性 格 を 持 ち かつ 現 在 の 政 府 政 治 家 官 僚 を 全 面 否 定 しては これを 全 ての 問 題 の 犯 人 に 仕 立 てて 満 足 す ることで 終 わっている 気 味 がある これらに 共 通 していることは いずれも EU なら EU の 実 態 を アメリカ 一 極 主 義 な らアメリカとその 他 諸 国 の 間 の 相 互 依 存 関 係 を 十 分 調 べることなく 自 分 に 都 合 のいい 形 に 曲 解 して 自 分 の 意 見 をアピールする 材 料 として 利 用 していることである そしてそ こには 戦 後 の 学 生 運 動 の 流 れとも 思 われる 自 国 政 府 への 全 否 定 や 無 政 府 主 義 がある かと 思 えば 政 治 家 や 官 僚 が 駄 目 な 中 で 優 秀 で 英 明 なリーダー が 現 れることに 期 2 EU の 超 国 家 性 には 限 界 がある というのが 本 報 告 書 の 立 場 である 3 本 報 告 書 は 現 在 の 世 界 が アメリカ 一 極 であるとはみなしていない 5

7 待 し これに 擦 り 寄 ることで 自 分 のアイデアを 実 現 しようとする 独 裁 志 向 とも 取 られ かねない 風 潮 もある 国 家 とは 相 対 的 なものであり 4 無 政 府 から 独 裁 まで 様 々な 形 態 があるが 日 本 での 議 論 を 聞 いていると 国 家 という 言 葉 が 発 せられる 時 のその 絶 対 的 な 響 きが 気 にかかる 国 家 の 形 態 内 容 をきちんと 定 義 せず ただ 何 でもできる 何 でもやるべき 超 自 然 的 な 団 体 がどこかにあることを それらの 議 論 は 無 意 識 の 前 提 としているように 見 える からである そこでは 国 家 は あるときは 安 全 保 障 を あるときは 年 金 を またあるときは 建 築 物 の 安 全 基 準 を 常 に 完 璧 に 管 理 しているべき 全 知 全 能 の 巨 人 のような 存 在 なのだ こ の 巨 人 は 村 落 共 同 体 が 消 滅 しばらばらになってしまった 個 々の 日 本 人 の 生 活 を 共 同 体 に 代 わって 面 倒 見 てくれる 奴 隷 のような 存 在 である 奴 隷 と 言 うのは 誰 も 彼 らの 作 業 を 自 分 でやろうとする 者 も 彼 らの 生 活 ぶりに 関 心 を 払 おうとする 者 もいないからで ある 実 際 には 彼 らは 奴 隷 ではなく 官 僚 である 彼 らにはその 作 業 の 成 果 と 能 力 に 見 合 った 報 酬 を 払 わなければならない また 社 会 や 経 済 活 動 において 個 人 の 責 任 よりも 政 府 による 規 制 に 多 くを 期 待 するとい う 発 想 は 非 常 に 危 険 である 官 僚 は 規 制 を 強 化 することによって 問 題 が 生 じて 批 判 されることを 防 ごうとする こうして 規 制 が 強 化 されれば 昨 年 マンション 建 築 が 大 き く 止 まったようなことが 無 数 に 繰 り 返 され 過 剰 な 手 続 きのために 経 済 活 動 は 窒 息 し 国 民 の 生 活 水 準 は 下 がる いや それどころではない 人 間 の 自 由 が 阻 害 されることだ ってあるだろう 国 家 を 論 ずるのであれば 古 今 東 西 これまで 存 在 した 国 家 のあり 方 を 渉 猟 して 歴 史 的 全 般 的 視 点 を 得 た 上 で 現 在 の 日 本 国 家 の 諸 機 能 を 再 点 検 し その 中 で 必 要 なもの だけを 残 し かつ 現 代 の 需 要 に 合 わせて 作 り 変 えていかなければならないと 思 う 理 念 と 感 情 と 技 術 論 は うまくバランスしているべきなのだ この 報 告 書 は 以 上 3つの 視 座 即 ち1 文 明 史 上 国 民 国 家 をどう 位 置 づけるか 2 現 在 世 界 で 行 われている 新 しい 国 家 像 を 模 索 する 動 きをどう 評 価 し 日 本 としてどう 対 応 して いくか 3 日 本 国 家 を 現 代 のニーズに 合 わせてどのように 変 えていくべきかの 諸 論 点 を 意 識 しつつ 古 今 東 西 の 国 家 の 特 徴 を 抽 出 し それに 基 づいて 言 える 今 後 の 行 動 の 指 針 を 提 言 として 並 べたものである テーマは 世 界 全 体 を 把 握 するという 壮 大 に 過 ぎるもので あるので この 報 告 書 はまったくの 序 論 に 過 ぎない 4 国 家 の 本 質 は 特 定 地 域 における 富 の 生 産 分 配 構 造 でしかない 現 在 は 生 産 力 が 高 くなり 個 人 が 昔 より 豊 かに かつ 自 由 になった これに 合 わせて 国 家 の 形 も 変 わっていくのである 6

8 プロジェクト メンバー 国 家 論 研 究 プロジェクトのコア メンバーは 次 の 通 りであった その 他 マスコミ 学 界 学 生 等 にも 声 をかけ 発 言 権 も 与 えた 上 で 参 加 してもらった 宇 山 智 彦 北 海 道 大 学 助 教 授 ( 中 央 アジア): 河 東 哲 夫 早 稲 田 大 学 客 員 教 授 ( 司 会 旧 ソ 連 ) 高 原 明 生 東 京 大 学 教 授 ( 中 国 ): 羽 田 正 東 京 大 学 教 授 ( 中 近 東 ): 山 下 範 久 北 海 道 大 学 教 授 ( 文 明 論 国 家 論 ): 渡 辺 靖 慶 応 大 学 教 授 (アメリカ): 7

9 第 1 章 西 欧 における 国 民 国 家 形 成 変 質 の 過 程 中 世 の 西 欧 ではフランク 王 国 が 分 解 してスペイン フランス イタリア ドイツがすぐ できたように 言 われてきたが 実 際 は 国 ができたのではなく 各 王 家 に 分 かれただけで あり その 領 土 には 飛 び 地 も 多 く 相 互 に 複 雑 に 入 り 組 んでいた イギリスとフランスの 間 の 飛 び 地 (ウィキペディアより) 中 世 西 欧 は 国 民 国 家 ではなく 国 王 の 家 産 国 家 であり 国 王 はよく 所 領 を 巡 回 して 諸 侯 の 服 属 を 確 認 していたらしい 首 都 に 宮 廷 を 置 き 諸 侯 を 貴 族 として 侍 らせるようにな る 絶 対 主 義 時 代 とは 異 なる イギリスはフランスにおける 飛 び 地 をめぐってフランス 王 家 と100 年 戦 争 を 繰 り 広 げ た 後 1455 年 からは 内 戦 即 ちバラ 戦 争 に 入 った これが1485 年 に 終 結 したと ころで ヘンリー7 世 がチューダー 朝 を 開 く 国 内 が 平 和 になったことが 国 王 の 権 力 を 突 出 させるに 至 ったためか それとも 内 戦 中 功 績 を 挙 げた 諸 侯 への 恩 賞 とするためかはわからないが ヘンリー8 世 はローマ 教 会 と 殊 更 にことを 構 え 1534 年 にイギリス 教 会 の 独 立 を 宣 言 するやカトリック 教 会 の 資 産 を 没 収 後 のジェントリー 階 級 に 売 却 してしまうのである ローマ 教 会 は 西 ローマ 帝 国 なきあとも 残 った 広 域 行 政 のスケルトンのようなものであ るとも 言 えるので 5 これから 独 立 したということは 主 権 国 家 として 独 立 するための 基 盤 を 作 ったことになる そして 新 たに 創 出 されたジェントリーからは 後 の 資 本 家 企 業 家 が 生 まれていく 1. 清 教 徒 革 命 規 制 緩 和 通 商 イギリス 史 における 次 の 境 目 は 清 教 徒 革 命 (1642 年 )であろう 西 欧 史 では フランス 革 命 の 方 が 清 教 徒 革 命 よりはるかに 大 きな 扱 いを 受 けているが 5 ローマ 貴 族 の 中 には 教 会 後 には 各 王 朝 の 宮 廷 に 僧 職 あるいは 官 職 を 得 る 者 があった 8

10 絶 対 主 義 を 破 り 共 和 制 を 樹 立 したことでは 清 教 徒 革 命 も 同 じであり かつフランス 革 命 より 約 150 年 早 いのである 6 後 に 述 べるが フランスはイギリスに 比 し 税 制 の 整 備 国 家 体 制 の 整 備 が 遅 れたが 故 18 世 紀 末 まで 続 いたイギリスとの 一 連 の 戦 費 を 負 担 しきれず その 矛 盾 が 革 命 を 誘 発 したのである 清 教 徒 革 命 では フランス 革 命 におけるような 流 血 資 産 所 有 権 の 移 転 は 起 きなかっ たが 絶 対 主 義 時 代 の 特 権 利 権 が 廃 止 されたことは 大 きい 当 時 は Trade という 言 葉 が 流 行 し なにごとも 取 引 の 対 象 とする 企 業 家 精 神 に 満 ちた 雰 囲 気 になったという その 精 神 は 当 時 スペイン オランダと 海 上 交 通 の 覇 を 争 い 17 世 紀 後 半 には 三 角 貿 易 と 呼 ばれる 付 加 価 値 創 出 装 置 を 作 り 上 げていたことと 無 関 係 ではあるまい これはアフ リカの 土 侯 にイギリス 産 の 石 鹸 等 日 用 品 を 売 り 引 き 換 えに 奴 隷 を 得 て 7 これを 米 国 で 売 却 し 8 代 わりに 綿 花 砂 糖 を 購 入 して 本 国 に 持 ち 帰 り これを 加 工 して 再 びアフリカ 等 に 輸 出 するという 図 式 である 9 これにより17 世 紀 後 半 イギリスでは 日 用 品 生 産 のための 軽 工 業 が 急 速 に 発 展 し 生 活 水 準 が 上 昇 した 彼 らは 東 インド 会 社 がもたらす インドの 綿 織 物 茶 など 彼 らに とっては 全 く 新 しい 商 品 を 大 量 に 消 費 し 生 活 革 命 と 呼 ばれるように 生 活 スタイル を 一 新 させた 年 30 年 戦 争 が 終 結 してウェストファリア 条 約 が 結 ばれ 主 権 国 家 が 誕 生 した しかしこれは 近 代 的 国 民 国 家 の 誕 生 というより 西 欧 の 政 治 単 位 としては 国 家 が 唯 一 のものとして 確 立 され カトリック 教 会 王 家 などのプレーヤーは 後 景 に 退 いたこ とを 意 味 している 11 近 代 国 民 国 家 は 同 時 期 のイギリスで 真 っ 先 に 形 成 されていく 2. 戦 争 マシンとしての 国 民 国 家 の 成 立 17 世 紀 後 半 イギリスは 戦 争 マシンとしての 国 民 国 家 体 制 を 着 々と 整 えていく 当 時 海 上 交 通 をめぐるオランダとの 覇 権 争 いにはほぼ 決 着 がついていて フランスと の 海 外 植 民 地 争 奪 戦 が 最 大 の 政 策 課 題 となっていた 当 時 の 政 策 決 定 過 程 そこにおける 議 論 資 本 を 運 用 する 存 在 としてのジェントリーが どのように 動 いたか 等 について 筆 者 は 未 だつまびらかにしない しかし17 世 紀 イギ リスで 起 きたことは 未 曾 有 の 金 融 税 制 体 制 の 整 備 であったことは 確 言 できる 6 但 し 清 教 徒 革 命 では 国 王 に 対 する 議 会 の 権 利 フランス 革 命 では 個 人 の 権 利 と 平 等 が 強 調 されたという 違 いがある 7 当 時 アフリカから 新 大 陸 へ 拉 致 された 黒 人 奴 隷 は1,200 万 人 うちイギリスは37 5 万 人 を 拉 致 したと 推 定 されている 8 一 種 の 生 産 手 段 であるから 高 額 に 売 れたはずである 9 フランス 初 め 他 の 西 欧 諸 国 も 程 度 の 差 はあれ 同 じことをやっていた 10 後 にこの 生 活 スタイル 特 に 喫 茶 の 風 習 が 労 働 者 階 級 にも 広 まることで 茶 の 輸 入 量 が 急 増 し アヘン 戦 争 の 原 因 となるのである 11 ルイ14 世 は 朕 は 国 家 なり と 言 っている 9

11 1688 年 の 名 誉 革 命 でオランダのオレンジ 公 を 新 たな 国 王 として 招 いたイギリスに 対 しては フランスと 独 立 をかけて 戦 っていたオランダからその 資 本 が 大 量 に 注 ぎ 込 まれ た 1694 年 にはイギリスでイングランド 銀 行 が 設 立 されて 国 債 を 発 行 する 体 制 が 整 い 1698 年 にはロンドン 株 式 市 場 が 開 設 されて 内 外 の 資 本 を 集 めることが 可 能 にな った 1717 年 にはポンドが 金 にペッグされ 対 外 信 用 を 高 めたのである イギリス 経 済 は 貿 易 に 強 く 依 存 していたが イギリスは19 世 紀 の 米 連 邦 政 府 や 現 在 の ロシア 政 府 と 異 なり 輸 入 関 税 にその 歳 入 を 大 きく 依 存 することはせず 取 引 税 に 歳 入 の 多 くを 依 存 していた スチュアート 朝 時 代 には 税 負 担 はGDPの3~4%であったが 名 誉 革 命 後 のハノーヴァー 朝 時 代 には9%に 達 したと 推 定 され 当 時 西 欧 で 随 一 の 高 負 担 国 であった 18 世 紀 前 半 イギリスはフランスと 数 度 にわたる 植 民 地 争 奪 戦 争 を 行 い 大 きな 市 場 を 獲 得 していく 豊 かな 財 政 膨 張 する 行 政 需 要 を 背 景 に 公 務 員 の 数 も 膨 れ 上 がる イ ギリスの 築 いた 財 政 力 が 軍 事 力 12を 強 化 し 植 民 地 の 拡 大 をもたらし これが 市 場 となっ てイギリスの 富 を 更 に 拡 大 させるスパイラル つまり 国 民 国 家 植 民 地 産 業 革 命 の 三 位 一 体 が 成 立 していくのである 世 紀 イギリスでは 人 口 が 増 大 し 農 業 生 産 も 拡 大 していたが いわゆる 産 業 革 命 ( 綿 織 物 の 大 量 生 産 )は 未 だ 始 まっていなかった 18 世 紀 後 半 のイギリスの 主 要 輸 出 市 場 は 北 米 であった 北 米 植 民 地 からの 税 収 は 殆 どなかった 14 が イギリスの 輸 出 の20% 輸 入 の30%が 北 米 植 民 地 を 相 手 とする 貿 易 から 得 られていた イギリスはこれを 米 国 独 立 戦 争 のために 失 うのである その 打 撃 は 甚 大 だったに 違 い ない 現 在 の 日 本 で 言 えば 対 中 貿 易 が 突 如 失 われたに 等 しいのである そこで 意 識 的 な 転 換 が 今 度 はインドを 軸 として 行 われた イギリス インド 中 国 を 軸 とした 多 角 貿 易 が 盛 んになった インドは 北 米 植 民 地 と 異 なり イギリスの 全 輸 入 量 の40% 分 に 相 当 するような 税 home charge を 課 され しかも 本 来 は 綿 織 物 の 老 舗 であったのにイギリス 製 の 粗 悪 な 綿 織 物 を 大 量 に 買 わされるようになった 15 産 業 革 命 は この 時 に 発 生 している 綿 織 物 を 安 く 大 量 に 生 産 することで 利 潤 を 上 げようとする 資 本 家 達 がいたのだろうが 16 この 北 米 大 陸 からインドへの 対 象 シフト 綿 織 物 工 場 建 設 をめぐる 当 時 の 周 辺 事 情 につ いては 未 だ 適 当 な 研 究 成 果 に 遭 遇 していない 12 但 し 徴 兵 制 は 取 っていなかった 徴 兵 制 はナポレオンが 初 めて 採 用 する 13 財 政 = 軍 事 国 家 の 衝 撃 ジョン ブリュア 14 北 米 での 税 率 は 英 本 土 の20 分 の1だった 15 イギリスは 当 初 毛 織 物 を 売 りつけようとして 失 敗 した その 後 インド 産 綿 製 品 への 輸 入 関 税 を 上 げて 英 国 での 綿 生 産 を 有 利 にし その 製 品 をインド 市 場 に 押 し 込 んだ 16 貿 易 港 リバプールに 奴 隷 貿 易 で 財 を 成 した 資 本 家 が 後 背 地 のマンチェスターに 綿 織 物 工 場 を 建 設 し 両 者 を 世 界 初 の 鉄 道 で 結 び 汽 船 で 輸 出 しては 鉄 道 でインドの 全 土 に 売 りさばく これが 当 時 の 図 式 である 資 本 主 義 と 奴 隷 制 エリック ウィリアムズ 10

12 なお1697 年 ~1815 年 の 間 のイギリスの 工 業 生 産 増 加 の 半 分 は 輸 出 に 向 けられて いた 戦 後 日 本 ついで 中 国 は 輸 出 主 導 の 経 済 発 展 を 欧 米 から 非 難 されることになる が 以 前 はイギリス 自 身 が 同 様 の 発 展 モデルを 採 用 していたことになる この 間 イギリスにおいては 内 閣 制 が 整 備 され 首 相 職 が1715 年 に 成 立 し 政 党 政 治 も18 世 紀 から 始 まっている 17 イギリスは 活 力 に 満 ちた 民 主 主 義 国 として 欧 州 大 陸 諸 国 知 識 人 の 賞 賛 を 受 けた こうして 単 一 の 法 空 間 18 強 力 な 財 力 と 軍 事 力 警 察 外 交 機 関 を 備 え 国 王 ではなく 首 相 議 会 を 権 力 の 頂 点 に 据 えた 国 民 国 家 の 原 型 は イギリスで 初 めて 成 立 し 現 代 の 諸 国 家 は 多 かれ 少 なかれ 意 識 的 無 意 識 的 にここに 範 を 取 っているのである なお 指 摘 しておくべきことは 西 欧 の 国 民 国 家 は 英 国 における 囲 い 込 み を 大 規 模 に したようなもので 特 定 の 地 域 を 柵 で 囲 い 込 み その 内 部 における 占 有 権 を 主 張 するも の つまり 帝 国 や 部 族 国 家 のような 境 界 があいまいなものとは 異 なる 原 則 に 基 づくもの だということである 欧 米 文 明 に 強 い 私 的 所 有 権 の 発 想 がここにも 顔 を 出 しており 中 国 やアジアの 諸 国 家 とは 異 なった 国 家 原 理 なのである 3.フランス オスマン トルコの 場 合 税 制 の 整 備 が 遅 れたフランスは イギリスとの 戦 争 の 費 用 を 調 達 しようとして 三 部 会 を 久 しぶりに 招 集 したところ これに 革 命 を 起 こされてしまう フランスは 工 業 化 では イギリスに 遅 れてはいなかったが 国 家 体 制 で 大 きく 遅 れていたのである フランス 大 革 命 とそれに 先 立 つ 時 代 は ルソーの 社 会 契 約 論 権 利 の 請 願 等 国 家 に 対 する 個 人 の 権 利 を 確 立 したとされているが 国 民 国 家 の 体 制 整 備 はナポレオンを 待 た ねばならなかった ナポレオンはイギリスに 追 いつくため 国 民 国 家 としての 体 裁 を 強 権 的 に 整 えた 彼 は ローマ 法 典 をベース 19 にナポレオン 法 典 を 作 り 上 げ 大 陸 における 成 文 法 の 伝 統 を 形 作 っ た そして 徴 兵 制 を 敷 き これに 革 命 精 神 ( 自 由 平 等 博 愛 ) 愛 国 心 を 植 えつけるこ とで 国 民 国 家 の 姿 をほぼ 完 成 させる イギリスの 作 った 国 民 国 家 は 理 念 を 欠 いており フランスは 国 民 国 家 に 理 念 イデオロギーというものを 付 け 加 えたのである ロシアは 現 代 においても この 国 家 理 念 を 上 部 から 押 し 付 けることで 国 の 統 一 を 強 化 しよう 17 政 党 政 治 は 早 々に 腐 敗 を 招 いたので イギリスでは19 世 紀 初 頭 から 既 に 汚 職 撲 滅 運 動 が 起 きている 18 地 方 に 乱 立 していた 法 律 が common law として 統 一 されていく 19 ローマ 時 代 の 法 律 はイギリスのコモン ローに 似 て 法 典 の 形 になっていなかったが 5 29 年 東 ローマ 帝 国 のユスティニアヌス 皇 帝 がローマ 法 大 全 として 編 纂 したものを 発 布 した これの 注 釈 書 が12 世 紀 に 再 発 見 されたことが ローマ 法 が 西 欧 に 広 まる 原 因 となった といわれるが 所 有 権 の 保 護 公 法 と 民 法 の 区 別 等 ローマ 帝 国 に 発 し 現 在 の 西 欧 の 基 本 的 価 値 観 をなしている 概 念 は それまでもローマ カトリック 教 会 によって 継 承 普 及 されていたに 違 いない 11

13 としている 西 欧 は 国 民 国 家 という 一 種 の 戦 争 マシンが 動 員 する 血 ( 兵 士 )と 汗 ( 税 金 )の 力 で 東 方 を 圧 倒 し 植 民 地 主 義 時 代 を 築 く イギリスの 力 は 頂 点 に 達 し 1846 年 から19 32 年 にかけての 自 由 貿 易 時 代 を 可 能 とする ところで 西 欧 における 絶 対 主 義 国 民 国 家 建 設 を 論 ずるのであれば オスマン トル コを 忘 れるわけにはいかない オスマン トルコは17 世 紀 初 頭 までは 強 大 で 西 欧 に とってリアルな 脅 威 であった トルコのスルタンも 西 欧 を 自 分 の 潜 在 的 な 版 図 として 意 識 し そのための 冠 も 持 っていた 貴 族 ではなく スルタン 自 らが 選 任 したイェニチ ェリに 軍 行 政 を 委 ね 地 方 には 代 官 を 置 いていたオスマン トルコは 西 欧 諸 国 の 国 王 達 にとっては 絶 対 主 義 国 家 の 模 範 のような 存 在 であった 4. 社 会 保 障 国 家 の 誕 生 ドイツの 統 一 を 実 現 したビスマルクは 社 会 保 障 という 新 しい 要 素 を 国 民 国 家 に 持 ち 込 んだ 血 と 汗 を 国 民 から 搾 取 するのが 本 来 の 機 能 であった 国 民 国 家 に 国 民 に 恩 恵 を 与 える 社 会 保 障 が 持 ち 込 まれたのである もっとも ビスマルクが 始 めたのは 高 所 得 の 労 働 者 のための 医 療 保 険 という 限 定 的 な もので 当 時 熟 練 労 働 者 の 間 に 食 い 込 みつつあった 共 産 党 の 勢 力 を 除 去 するという 目 的 を 持 っていた しかも 保 障 といいながら 公 費 負 担 部 分 は 僅 かであった 社 会 保 障 は 後 に1942 年 のベバリッジ 報 告 ( 英 国 )で ゆりかごから 墓 場 まで という 全 面 的 総 合 的 な 展 開 を 見 せる それは 普 通 選 挙 制 の 当 然 の 帰 結 であったろう こうして 現 代 では 戦 争 遂 行 のために 国 民 の 血 と 汗 を 搾 り 取 る 装 置 としての 国 民 国 家 は 後 景 に 退 き 社 会 保 障 という 恩 恵 の 部 分 のみが 過 大 の 関 心 を 受 けるに 至 っている これ は 国 の 権 力 基 盤 が 大 衆 に 広 がってきたためであるが どこでも 国 家 の 負 担 能 力 に 限 界 があるという 問 題 に 突 き 当 たっている 5. 市 民 社 会 的 価 値 観 の 溶 解 日 本 世 界 の 各 国 が 国 家 をこれからさらに 形 作 っていく 上 で 懸 念 材 料 なのが 西 欧 にお ける 市 民 社 会 の 価 値 観 が 揺 らいでいるということである 市 民 社 会 とは 他 人 の 権 利 最 小 限 の 公 共 の 秩 序 を 重 んじつつも 個 人 の 自 由 権 利 欲 求 を 最 大 限 に 発 揮 するこ とを 可 能 にする 個 人 主 義 合 理 主 義 などの 価 値 観 の 集 成 を 意 味 する 西 欧 諸 国 家 は 国 民 国 家 を 築 く 過 程 で そのイデオロギー 上 の 淵 源 をギリシャ ローマ 文 明 に 求 めた 学 校 ではラテン 語 を 教 え ギリシャ ローマの 古 典 は 西 欧 諸 国 の 間 では 共 通 の 教 養 となった ところが 現 在 教 育 水 準 の 低 下 悪 い 意 味 での 価 値 観 のアメリカ 化 ( 歴 史 を 掘 り 下 げる より 現 状 を 無 批 判 に 受 け 入 れ その 中 で 生 きていくための ハウ ツー もの 的 なプ ラグマチズムだけで 十 分 とするもの)が 右 のような 西 欧 文 明 を 空 洞 化 させている そ 12

14 こに 移 民 の 中 近 東 文 化 が 入 り 込 んできたため 西 欧 の 都 市 はその 外 観 さえ 変 えつつある 6. 西 欧 諸 国 の 多 民 族 国 家 化 今 日 西 欧 の 国 民 国 家 は 多 民 族 主 権 国 家 となった 民 族 的 同 一 性 の 高 い 北 欧 でさえ トルコ 人 が 人 口 の10% 程 度 を 占 めつつある 国 民 国 家 を 規 定 するものから 単 一 民 族 が 抜 け 落 ち 現 在 では 国 境 と 言 語 のみしか 残 っていないということである そしてその 言 語 も 次 第 に 多 民 族 化 が 侵 食 しつつある こうして 国 の 政 府 は 一 つの 領 域 に 生 活 する 企 業 個 人 の 利 益 を 代 弁 する 顧 問 弁 護 士 のようなものに 化 しつつある 現 代 は BRICsの 台 頭 原 油 原 材 料 価 格 の 高 騰 が 象 徴 する 南 北 間 交 易 条 件 の 根 本 的 変 革 に 見 られるように グローバル 規 模 での 利 益 の 熾 烈 な 再 配 分 の 時 期 である 個 人 の 解 放 自 由 をうたった60 年 代 のロマンチック リベラリズムはしばらく 前 景 から 退 かざるを 得 まい 当 時 も 自 由 を 謳 うことのできる 青 年 は 先 進 国 の 一 部 に 限 られてい た 今 は 世 界 中 の 青 年 が 富 と 自 由 を 享 受 したいとあい 争 う 中 で 西 欧 諸 国 の 青 年 の 一 部 はナショナリズムに 煽 られて 集 団 主 義 化 しつつある 自 由 を 求 めるリベラル インテ リの 利 益 が 最 大 多 数 の 最 大 幸 福 と 一 致 していた 幸 せな 時 代 は 終 わったのである そして9.11の 集 団 テロ 事 件 以 後 実 質 的 には 戦 争 状 態 にあるアメリカは 自 国 の 安 全 保 障 を 実 現 しようとするあまり 自 由 民 主 主 義 個 人 主 義 という 市 民 社 会 的 な 価 値 観 の 遵 守 を 二 の 次 に 置 いた 世 界 にはアジア 諸 国 等 これから 経 済 社 会 の 飛 躍 的 発 展 を 経 験 するであろう 国 々が 多 数 ある 日 本 人 ( 少 なくとも 知 識 人 の 大 勢 )は 明 治 以 降 の 発 展 において その 理 念 的 な 目 標 を 自 由 で 民 主 的 な 社 会 の 建 設 においてきたと 思 うが 現 在 のアジア 諸 国 にとってそ うした 理 念 は 相 対 化 してしまっているということである 13

15 第 2 章 アメリカ 国 家 の 原 理 1.アメリカ 的 国 民 国 家 の 成 り 立 ち アメリカというのは 不 思 議 な 国 だ テレビがあるからあの 広 い 国 全 体 で 一 つの 話 題 を 共 有 して 盛 り 上 がっていられるんだと 言 う 者 もいるが 自 分 としては アメリカは 一 度 で きてしまったからまだあるのだ という 一 見 ごく 当 たり 前 の 説 明 を 自 分 にしている 国 家 というのは 一 つの 利 益 配 分 既 得 権 益 保 持 機 構 であって 一 度 作 ってしまうと 皆 こ れがあることを 前 提 として 生 活 を 組 み 立 てるので なかなかなくならない 国 家 とは 利 権 とコネが 作 り 出 す 一 種 の 惰 性 なのだ ソ 連 でさえ ゴルバチョフ 末 期 に 商 店 からモノが 消 え インフレになったと 言 っても エリツィンとその 側 近 がソ 連 邦 の 解 散 を 一 方 的 に 宣 言 するというクーデター 的 動 きに 出 なければ 20 国 家 がなくなるところまでは 行 かなかったのだ 北 朝 鮮 が 容 易 に 崩 壊 しない のも 同 じ 理 屈 である アメリカは 世 界 の 中 でも 非 常 に 特 異 な 国 家 だ 地 縁 も 血 縁 もない 赤 の 他 人 同 士 が 共 同 体 を 作 り やがては 国 民 国 家 を 作 ってしまったところなど 他 に 世 界 のどこにもありは しない 他 の 国 では 必 ずある 地 縁 血 縁 は アメリカでは 最 初 から 欠 落 していたのであ り その 分 最 初 から 自 由 だったのだ そしてアメリカは 誰 か 英 雄 が 大 変 な 流 血 のあとに 統 一 した 国 ではない 植 民 地 がいく つか 集 まり 話 し 合 いと 契 約 ( 憲 法 )によって 作 り 上 げた 共 和 制 国 家 だ それは 当 初 13しかなかった 州 が49になり 最 近 ではハワイを 州 として 加 えたように 自 由 平 等 を 維 持 したまま 果 てしなく 拡 張 できる 極 端 に 言 えば 世 界 国 家 的 存 在 にさえ なることのできるモジュール 構 造 的 な 組 成 原 理 を 持 っている 国 民 国 家 は 国 境 と 国 民 の 存 在 を 前 提 としているが アメリカにとって 国 境 は 常 に 可 変 のもので アメリカ 人 という 概 念 も 明 確 ではなかった 強 いて 言 えば 21 このあたり に 数 年 住 んでいて 英 語 をしゃべる のであるなら アメリカ 人 なのである これは 中 国 における 漢 民 族 の 定 義 イスラム 帝 国 におけるモスレムの 定 義 によく 似 ている 国 民 国 家 を 構 成 する 一 つの 要 件 であるところの 特 定 のナショナル プライドを 共 有 す る 国 民 これはアメリカや 中 国 だけでなく 西 欧 の 典 型 的 な 国 民 国 家 においてさえ 実 は フィクション 的 な 性 格 が 強 い 英 仏 独 伊 西 といった 大 国 についてはもちろん 北 欧 諸 国 のような 人 口 の 小 さな 国 においてさえ 国 民 は 単 一 の 民 族 ではない アングロ サク ソンの 国 と 言 われるイギリスでは アングロ サクソンは 実 はとうの 昔 にノルマンによ って 辺 境 地 帯 に 追 いやられてしまっている 年 12 月 8 日 ベロヴェーシ 合 意 のこと 21 厳 密 な 法 的 議 論 をしているのではない 感 覚 的 な 理 解 のしかたを 論 じている 14

16 2. 国 内 では 価 値 の 相 対 化 国 外 では 絶 対 的 価 値 観 を 奉 じて 米 国 は 全 てをゼロから 作 り 上 げたいわば 人 工 国 家 なので 法 制 機 構 が 現 実 の 社 会 に 合 わなくなればいつでも 前 者 の 方 を 変 えようとする 気 風 が 強 い 日 本 はその 逆 だ アメリ カ 人 は 社 会 をいわばエンジニアリングの 対 象 であるかのように 考 え それを 世 界 にもあ てはめて 考 える 指 導 者 が 悪 ければ 制 度 が 悪 ければ 替 えればいい というわけだ ところが 最 近 のアメリカ 社 会 は 細 分 化 分 裂 傾 向 を 強 めている 多 民 族 化 の 程 度 は 30 年 前 と 比 べても 比 べ 物 にならない 白 人 は 相 対 的 な 存 在 となった 民 族 宗 教 ゲイ レスビアン その 他 種 々の 特 色 に 基 づく 社 会 グループが 形 成 され その 同 権 性 が 強 く 主 張 されるがゆえに 皆 が 発 言 に 注 意 している アメリカ 人 にはかつての 自 由 闊 達 さ 寛 容 性 がもうあまり 見 られない そして 政 治 家 はこれら 相 反 する 利 害 を 抱 えた 雑 多 なグループを 数 多 く 味 方 につけなけれ ばならず そのためにその 政 策 は 小 回 りがきかなくなっている 国 内 がこのように 多 民 族 化 クラスター 化 してガバナンスの 危 機 とも 言 える 状 況 を 呈 し ている 中 で アメリカは 世 界 においてはその 軍 事 力 をバックに 相 変 わらずダイナミック に 振 る 舞 い 続 ける いや クリントンの 時 代 は 対 外 軍 事 行 動 はむしろご 法 度 だったの が 9 月 11 日 事 件 以 後 は 民 主 主 義 を 広 めるのに 非 民 主 的 手 段 を 使 うのをためらわない 原 理 主 義 的 輩 によってアメリカの 中 近 東 政 策 は 一 時 牛 耳 られてしまった 15

17 第 3 章 中 国 の 国 家 制 度 1. 多 民 族 性 清 の 連 邦 性 現 在 の 中 国 はアヘン 戦 争 以 来 欧 米 日 本 に 辱 められたことがトラウマとなっている 日 本 では 中 国 は 日 本 には 厳 しいが 欧 米 には 甘 いとされている しかし 反 日 のことばか りが 喧 伝 されているが 北 京 の 頤 和 園 に 行 ってみると 入 場 券 売 り 場 の 上 に 英 仏 連 合 による 破 壊 から 復 興 された と 大 書 してある そしてそのように 辱 められたのは 中 国 の 国 家 体 制 がしっかりしていなかったためだとして 強 い 欧 米 にならった 近 代 国 民 国 家 を 作 る 努 力 が 続 けられている 史 上 の 中 国 は 西 欧 的 な 近 代 国 家 とは 異 なる 原 理 によって 維 持 されてきた そして 中 国 は 漢 民 族 だけのための 国 ではなく 古 来 から 西 方 の 諸 民 族 遊 牧 民 族 が 共 に 作 り 上 げ てきた 国 家 である ユーラシアは 一 つにつながっており その 上 を 馬 で 移 動 することは 気 の 遠 くなるほどの 時 間 がかかることではない 古 来 青 銅 器 文 明 鉄 器 文 明 の 生 起 がエジプト メソポタ ミア 中 国 と 時 期 的 にほぼ 一 致 していることから 判 断 すると ここにはスキタイのよ うに 文 明 を 媒 介 してまわる 遊 牧 民 族 や 商 人 の 介 在 があったと 思 うのが 自 然 だろう 中 国 文 明 にしても そのオリエント 起 源 説 が 一 部 で 提 唱 されているのである そして 中 国 を 初 めて 統 一 したことになっている( 中 国 は 古 いと 言 うが この 統 一 は 実 はペルシアのアケメネス 朝 成 立 22から 下 ること 実 に 約 340 年 後 のことなのだ) 秦 の 始 皇 帝 の 家 柄 は 西 戎 だということになっている そして 秦 の 国 制 がアケメネス 朝 ペルシアの それに 似 ていることを 指 摘 する 者 もいる その 後 漢 民 族 23が 樹 立 したと 言 って 差 し 支 えない 王 朝 ( 但 し 長 期 間 続 いたもののみ)は 漢 宋 明 程 度 のものである 唐 の 開 祖 李 淵 の 家 柄 は 辺 境 地 方 の 防 衛 をあずかる 武 人 で 周 辺 の 鮮 卑 族 と 長 年 にわたる 婚 姻 関 係 を 結 んでいたし 李 の 配 下 で 後 に 唐 王 朝 の 貴 族 と なる 武 人 達 の 家 柄 も 同 様 であった 唐 の 中 期 安 禄 山 の 反 乱 が 起 こるが 彼 は 突 厥 系 の 母 ソグド 系 の 父 の 間 に 生 まれている そして 長 安 の 朝 廷 では ソグド 人 24が 経 済 関 係 の 年 ササン 朝 ペルシアがイスラム 勢 力 に 滅 ぼされたとき その 王 子 は 唐 の 首 都 長 安 に 亡 命 してきたと 伝 えられる それだけ 往 来 があったのだ 23 漢 民 族 というのは 相 対 的 な 概 念 であり この 地 方 に 住 んでいて 中 国 語 漢 字 を 知 ってい る 者 程 度 の 意 味 である 後 のイスラム 帝 国 におけるモスレムの 概 念 に 似 ている 西 欧 の 近 代 国 民 国 家 とは 異 なり 国 民 は 人 種 よりも 領 域 文 化 によって 決 せられていたらし い 24 現 在 のウズベキスタン タジキスタンのあたりに 居 住 し 強 力 が 商 業 農 業 王 国 を 作 り 上 げた 民 族 彼 らの 作 り 上 げたホラズム 王 国 はチンギスハンに 滅 ぼされ その 首 都 サマ ルカンドは 蹂 躙 されたが ソグド 人 は 絶 滅 したわけではない 康 安 何 石 曹 の 姓 は 古 くはソグド 出 身 であることを 意 味 した 16

18 重 職 に 取 り 立 てられていたことが 最 近 西 安 周 辺 で 続 々と 発 掘 されている 彼 らの 墳 墓 か ら 明 らかになりつつある 元 王 朝 にいたっては 西 域 とのかかわりはもっと 明 白 だったし 経 済 通 商 行 政 はペル シア 人 ソグド 人 に 委 ねられていた 明 の 時 代 計 2 万 名 もの 大 艦 隊 を 率 いてアフリカ まで 航 海 した 鄭 和 は 中 国 南 部 に 移 住 していた 色 目 人 (イスラム)の 子 孫 だった そして 清 の 時 代 に 至 って 中 国 の 多 民 族 性 は 頂 点 に 達 する 清 とは 満 州 の 女 真 族 がモ ンゴル チベットと 同 盟 して 漢 民 族 を 制 圧 した 征 服 国 家 であり 漢 民 族 にとっては 元 朝 に 次 ぐ 悪 夢 の 再 来 だった 清 王 朝 は 漢 民 族 にも 辮 髪 を 強 制 することで 彼 らの 誇 りも 砕 いたのである だが 清 は 一 貫 して 漢 民 族 の 慰 撫 にも 努 めた その 際 用 いたのが 連 邦 国 家 的 な 概 念 で ある 清 の 征 服 王 朝 性 を 批 判 した 漢 人 の 朱 子 学 者 曾 静 を 雍 正 帝 が 故 宮 によんでディベ ートをした 時 の 記 録 大 義 覚 迷 録 は1 中 華 世 界 は 漢 人 だけのものにあらず 2 君 主 は 漢 人 に 限 らず どの 民 族 でも 良 い 3 漢 人 が 聖 人 とする 舜 は 東 夷 文 王 は 西 夷 だった とする 堂 々たる 多 民 族 主 義 で 当 時 津 々 浦 々に 宣 伝 された 25 清 王 朝 は 多 民 族 国 家 であることを 越 え 女 真 族 漢 民 族 モンゴル チベットの 連 邦 (Confederation) 的 性 格 を 持 っていた 清 の 皇 帝 はモンゴルの 汗 も 兼 ね 北 京 入 城 後 間 も ない 順 治 帝 は 故 宮 の 裏 の 北 海 の 島 にチベット 様 式 の 白 い 仏 塔 を 建 て その 脚 部 に 建 つ 仏 殿 には 釈 迦 牟 尼 仏 の 隣 にダライラマ5 世 像 を 安 置 した チベットは 当 時 まで 強 国 であ り 新 疆 地 方 を 従 えていたから 清 王 朝 の 時 代 に 初 めて 新 疆 地 方 全 体 が 領 土 となった のである 当 初 征 服 者 の 清 王 朝 に 反 抗 的 だった 儒 学 者 も 王 朝 中 期 になると 清 を 讃 え 清 の 版 図 を 自 分 のものとして 考 え 始 めた そこに 西 側 が 侵 略 して 初 めて 中 国 という 概 念 が 成 立 したのだという ナショナル プライドの 萌 芽 である つまり 中 国 が 現 在 の 領 土 を 確 立 したのは 比 較 的 新 しいことであ り 中 国 中 華 という 呼 称 も 新 しいもの ということになる それまでの 中 国 は 漢 民 族 にとっては 天 下 でしかなく 具 体 的 な 名 称 はその 時 の 王 朝 の 名 を 用 いていたらしい 現 在 のユーラシアに 存 在 する 二 つの 大 国 中 国 とロシアはいずれも かつて 遊 牧 民 族 が 自 分 達 を 征 服 して 樹 立 した 大 帝 国 をいわば 裏 返 して 自 らのものとした 特 異 な 領 域 国 家 なのだ 遊 牧 民 族 はその 軍 事 的 機 動 性 をもって 通 商 圏 を 限 りなく 押 し 広 げ 特 定 の 土 地 にしがみつく 農 耕 民 族 とは 異 なる 支 配 体 制 を 作 り 上 げる 農 耕 社 会 を 基 礎 にしてで きた 国 家 は 民 族 的 文 化 的 な 同 一 性 の 強 い 近 代 国 民 国 家 に 転 化 しやすいが 遊 牧 民 が 征 服 した 領 域 を 基 礎 にしてできた 国 家 は 今 でもガバナンスに 苦 しんでいる 25 しかし 乾 隆 帝 が 差 別 用 語 を 含 む 全 ての 書 籍 を 燃 やした 時 大 義 覚 迷 録 も 焚 書 にあっ てしまった 17

19 2. 中 国 の 国 家 制 度 中 国 の 国 家 制 度 はどのようなものか? 西 欧 は 1100 年 くらいから 農 業 生 産 性 を 飛 躍 的 に 向 上 させて 封 建 制 絶 対 主 義 と 歴 史 を 展 開 させていった 中 国 はそれより 300 年 は 早 い 900 年 頃 には 既 に 絶 対 主 義 26 的 性 格 の 強 い 政 体 を 樹 立 している 唐 の 時 代 までは 地 方 の 代 官 (あるいは 節 度 使 )は 領 主 的 存 在 となって 国 を 分 裂 させたが 唐 崩 壊 の 後 約 70 年 続 いた 五 代 十 国 の 大 乱 の 間 に 彼 らの 力 は 後 退 したものらしい 97 9 年 成 立 した 宋 の 皇 帝 は 唐 の 時 代 にも 存 在 していた 科 挙 を 充 実 させ 高 級 官 僚 は 貴 族 からではなく 全 て 科 挙 合 格 者 から 採 用 し 自 らが 任 命 することとした これは 皇 帝 の 支 配 権 を 強 力 なものとしただろう 27 中 国 では いずれの 王 朝 においても 中 央 の 権 力 は 強 く その 点 では 西 欧 の 絶 対 主 義 に 近 いとも 言 える 政 体 が 取 られていた 但 し 西 欧 の 国 王 とは 異 なり 中 国 の 皇 帝 は 多 くの 場 合 下 から 祭 り 上 げられる 存 在 で 実 権 は 高 級 官 僚 が 握 っていることが 多 かった こ れはいわば 官 僚 絶 対 主 義 とも 言 える 政 体 で 江 戸 時 代 以 来 の 日 本 もそうした 伝 統 を 継 いでいるとも 言 える 3. 国 家 への 情 念 官 僚 絶 対 主 義 の 延 長 線 上 にある 政 党 国 家 中 国 は 亡 国 の 瀬 戸 際 まで 行 ったことのある 国 であり それだけに 国 家 のあり 方 に 対 す る 思 い 入 れ 議 論 が 激 しい 清 時 代 末 期 漢 人 インテリにとって 清 王 朝 = 国 家 は 打 倒 するべき 対 象 であった それは 第 一 に 征 服 王 朝 であり 第 二 に 近 代 化 を 妨 げ 欧 米 列 強 に 領 土 を 分 け 与 える 危 険 な 存 在 だ ったのである それは 中 国 が 前 近 代 的 な 絶 対 主 義 体 制 から 近 代 的 な 国 民 国 家 へと 移 り 変 わるプロセスであったともいえよう 清 王 朝 が 倒 れた 時 中 華 民 国 のイデオローグだった 孫 文 は 政 党 国 家 の 概 念 を 提 起 し た これは 当 時 国 民 党 に 熱 心 に 近 づいていたヨッフェを 通 じての ソ 連 の 影 響 である ボリシェビキから 発 したソ 連 共 産 党 は 立 法 権 行 政 権 司 法 権 そしてイデオロギーま でを 一 手 に しかも 恒 久 的 に 握 っており 28 孫 文 達 にとっては 至 極 有 効 なものに 思 えたの だろう 彼 にとっては 民 主 主 義 などより 欧 米 日 から 国 を 守 るため 国 力 を 充 実 させるこ との 方 が はるかに 大 きな 課 題 だったのだから 26 封 建 国 家 においては 国 王 と 民 の 間 に 封 建 領 主 という 中 間 集 団 が 介 在 する 絶 対 主 義 は 封 建 領 主 から 地 方 支 配 権 を 取 り 上 げて 中 央 の 貴 族 とし 国 王 が 全 国 に 直 接 権 力 ( 徴 税 徴 兵 司 法 等 )をふるう 建 前 である これは 国 王 が 同 じく 絶 対 的 権 力 を 有 して いたペルシア 等 の 古 代 国 家 に 似 ているが 古 代 国 家 は 線 と 点 しか 支 配 していなかったと すれば 絶 対 主 義 は 面 の 支 配 を 実 現 している 点 が 異 なる 27 これ 以 降 元 清 という 二 つの 征 服 王 朝 においても 科 挙 は 続 けられはしたものの 合 格 者 は 重 用 されず 権 力 は 征 服 民 族 が 握 った なお 宋 は 軍 事 的 には 弱 かった 宋 は 経 済 文 化 的 に 中 国 史 における 一 つの 頂 点 を 築 く 鎌 倉 室 町 期 日 本 は 宋 の 士 大 夫 文 化 から 多 くを 学 び 室 町 文 化 の 基 礎 とする 28 プロレタリアート 独 裁 の 名 の 下 で 18

20 この 政 党 国 家 の 思 想 は 後 の 中 国 共 産 党 はもちろんのこと 台 湾 に 渡 った 国 民 党 に よっても 忠 実 に 実 践 された 台 湾 の 国 民 党 政 府 は 強 い 警 察 力 をもって 反 対 派 を 抑 圧 し 経 済 では 国 営 企 業 を 宗 としてそこに 国 民 党 の 利 権 をはりめぐらせた 従 って 1999 年 政 権 についた 民 進 党 が 企 業 の 民 営 化 を 進 めたのは 国 民 党 勢 力 からの 利 権 奪 取 という 政 治 的 な 意 味 合 いも 持 っていたのである そしてこの 今 でも 中 国 で 生 きている 政 党 国 家 を 見 ると 一 つのことに 気 がつく そ れは 宋 以 来 の 官 僚 絶 対 主 義 の 伝 統 に 見 事 に 叶 ったものである ということだ 三 権 そしてイデオロギーまでを 厳 しく 淘 汰 された 高 級 ( 党 ) 官 僚 が 独 占 する 民 営 化 された 大 企 業 にも 党 の 力 が 強 く 及 ぶ これは 現 代 中 国 の 強 みでもあり( 特 に 外 交 では) また 弱 みに もなるだろう これこそ 中 国 的 国 民 国 家 の 特 徴 である 19

21 第 4 章 イスラム 帝 国 アジアの 港 市 国 家 イスラムが 形 成 した 数 々の 帝 国 は 時 に 中 央 政 府 からの 締 め 付 けが 緩 くとも 治 まってい た 例 として 政 府 というものを 嫌 う 論 者 から 肯 定 的 に 紹 介 されることがある 例 えば アッバース 朝 が 衰 えた 後 でも 地 方 の 諸 王 朝 はカリフの 宗 主 権 を 認 めていた 例 などであ る 地 方 の 諸 王 朝 は イスラムの 権 威 を 必 要 としていたのだろう それはローマ 帝 国 崩 壊 後 のカトリック 教 会 組 織 に 似 て イスラム 法 を 司 るイスラム 法 学 者 が 統 治 に 参 加 した のである 29 司 法 優 位 の 統 治 形 態 と 言 える 今 日 EUは 経 済 における 諸 規 制 基 準 が 域 内 で 統 一 されているため 規 制 (を 共 にする) 帝 国 と 呼 ばれることがある これはイ スラム 法 学 者 がコーラン ハディース シャリーアの 一 大 体 系 に 基 づいて 単 一 の 法 空 間 を 作 り 出 しているイスラム 帝 国 に 似 たところがある 東 アフリカや 東 南 アジアなどでは 軍 事 的 な 征 服 がなくとも 商 業 ネットワークに 沿 っ てイスラムが 浸 透 している 多 様 な 人 々 集 団 から 成 るこの 地 域 の 社 会 を 統 治 する 者 に とって イスラム 教 は 自 らの 統 治 の 正 当 性 を 保 証 するためにうってつけの 宗 教 だったと 言 える アッラーは 地 縁 血 縁 職 業 エスニシティーなどのあらゆる 属 性 を 超 越 し 普 遍 的 な 性 格 を 持 った 唯 一 神 だから 30 東 南 アジアもまた 独 特 の 国 家 原 理 を 見 せる それは マンダラ 国 家 と 言 われるよう に 権 力 の 核 が 単 一 ではなく 複 数 の 権 力 核 の 勢 力 範 囲 は 支 配 者 の 個 人 的 資 質 に 従 って 大 きく 伸 縮 するのである 東 南 アジアの 国 々も 戦 争 はしたが 戦 争 の 目 的 は 領 地 ではな く 人 間 を 獲 得 することにあった 従 って 戦 闘 で 人 員 を 損 耗 するのを 忌 避 するという 欧 米 から 見 れば 奇 異 な 行 動 を 取 ったらしい なお 羽 田 正 氏 は 後 出 資 料 2で 国 家 による 貿 易 管 理 が 確 立 し 内 と 外 の 区 別 が 厳 格 で ある 近 世 東 アジア 世 界 に 比 べて インド 洋 沿 岸 の 港 市 都 市 では 内 と 外 の 区 別 が 曖 昧 であ ることに 注 目 している これは 日 本 の 堺 イタリアのヴェネツィアなどと 同 じく 経 済 的 基 盤 が 強 い 港 市 都 市 においてはリベラルで 開 放 的 な 制 度 を 取 り 得 ることの 証 左 なのか もしれない しかしイスラム 諸 国 家 にせよ アジアの 港 市 国 家 にせよ その 統 治 の 実 態 については 史 料 が 乏 しい イスラム 国 家 でもオスマン 帝 国 のように 厳 格 な 絶 対 主 義 が 敷 かれていた 例 もある また 中 央 アジアは 現 代 でも 権 威 主 義 が 目 立 つところである 政 府 による 統 治 が 緩 くても 治 まっていた というような 理 想 像 を これら 地 域 に 探 すことは 非 現 実 的 だろ う 29 イランでは 現 在 でも イスラム 法 学 者 が 統 治 機 構 の 重 要 な 一 部 となっている 30 東 インド 会 社 とアジアの 海 356ページ 羽 田 正 20

22 第 5 章 日 本 の 国 家 の 特 徴 1. 日 本 での 国 家 形 成 日 本 は 江 戸 時 代 も 含 め 一 貫 して 中 国 が 投 げかける 強 い 影 の 中 で 生 きてきた ところが その 国 家 体 制 は 当 初 中 国 の 律 令 制 を 模 したものであるにもかかわらず 中 国 とも 西 欧 と も 異 なる 一 種 独 特 のものである 前 記 の 如 く 日 本 は 五 胡 十 六 国 南 北 朝 時 代 273 年 間 を 経 て 隋 唐 という 大 国 が 成 立 し たのにあわせて 中 央 集 権 化 を 進 めた 観 があり 701 年 には 大 宝 律 令 によって 中 国 の 律 令 国 家 つまり 法 治 体 制 を 取 りいれ 経 済 面 では 班 田 収 受 制 を 採 用 した だが 唐 においてでさえ 律 令 制 と 言 っても 朝 廷 における 貴 族 の 力 は 科 挙 官 僚 の 力 をはる かに 上 回 り 31 地 方 では 節 度 使 の 権 力 が 高 まる 一 方 だった 日 本 の 平 城 平 安 時 代 も 法 治 国 家 と 言 うよりは 貴 族 制 であり 班 田 収 受 制 も 農 民 に 田 の 所 有 権 を 実 際 与 えたもので はなく むしろロシアの 農 奴 制 に 近 い 耕 作 地 に 特 定 の 農 民 を 強 制 的 に 貼 り 付 け 年 貢 を 取 り 立 てるための 道 具 であったろうし またどのくらい 有 効 に 実 施 されていたかについ ての 記 録 もない 32 その 後 平 安 鎌 倉 南 北 朝 時 代 を 通 じて 公 家 侍 の 間 で 土 地 支 配 をめぐる 争 いが 激 し くなり 戦 国 時 代 の 背 景 をなす 土 地 所 有 をめぐる 争 いにけりをつけたのは 豊 臣 秀 吉 で あり 彼 は 刀 狩 と 検 地 を 通 じて 日 本 の 絶 対 主 義 時 代 の 扉 を 開 く 彼 は 検 地 によって 大 名 や 侍 から 土 地 所 有 権 を 取 り 上 げ そこを 耕 作 している 百 姓 に 擬 似 所 有 権 を 与 えた 33 大 名 侍 は 知 行 地 に 任 命 されたという 点 では 絶 対 主 義 下 あるいは 古 代 国 家 の 代 官 と 変 わらなくなったが 農 民 からの 年 貢 は 自 分 のものとなった 34 彼 らは 江 戸 時 代 を 通 じ てお 家 取 り 潰 し 改 易 を 恐 れていた 江 戸 時 代 は 君 主 が 諸 侯 と 契 約 を 結 び 君 主 は 諸 侯 の 領 地 所 有 権 を 安 堵 する 代 わりに 諸 侯 は 有 事 の 出 兵 義 務 を 誓 う というような 西 欧 型 の 封 建 制 ではなく むしろ 絶 対 主 義 に 近 い 政 体 だったのである でなければ 近 代 国 民 国 家 への 転 換 はあれほどたやすくはいかなかったであろう なお 日 本 は 侍 という 武 装 勢 力 のエートスが 立 法 行 政 司 法 権 を 支 配 した 点 で 35 中 国 と 大 きく 異 なる 中 国 は 春 秋 五 胡 十 六 国 五 代 十 国 という 大 乱 の 時 代 を 経 て 利 権 土 31 貴 族 が 五 代 十 国 の 大 乱 を 経 て 衰 退 し 科 挙 官 僚 がそれに 代 わるエリートとしての 地 位 に つくのは 宋 時 代 である 32 中 国 についてもそれは 同 様 で 班 田 収 受 は 北 魏 にほぼ 限 られている 33 土 地 の 売 買 は 明 治 の 地 租 改 正 まで 表 向 き 禁 じられていたから 実 際 には 所 有 権 と 言 うよ り 使 用 権 であった 農 民 の 権 利 が 確 立 されたと 見 るべきなのか それとも 農 民 が 耕 地 に 縛 り 付 けられ 納 税 を 義 務 付 けられたと 見 るべきなのか 筆 者 には 未 だわからない 但 し 長 子 相 続 が 法 制 化 され 土 地 は 代 々 特 定 の 農 家 の 担 当 となったから そこには 当 然 所 有 権 に 似 た 感 情 が 生 まれていただろう 34 このあたりの 経 緯 に 詳 しいのは 封 建 制 の 再 編 と 日 本 的 社 会 の 確 立 水 林 彪 山 川 出 版 社 である 35 当 時 の 侍 は 外 国 と 戦 う 軍 人 と 言 うより 貴 族 の 所 領 を 守 る 用 心 棒 的 な 存 在 だった 21

23 地 所 有 権 を 整 理 し 早 々に 絶 対 主 義 を 確 立 してしまったのかもしれない 2. 権 力 の 相 対 性 これら 期 間 を 通 じて 日 本 の 国 家 に 特 徴 的 であるのは 国 家 体 制 に 常 に( 但 し 信 長 秀 吉 を 除 く) 曖 昧 さがつきまとい 権 力 の 形 行 使 の 仕 方 がアメーバのように 変 幻 を 続 ける 感 がすることである 真 の 権 力 のありかは 天 皇 関 白 将 軍 などという 公 的 ポストに 常 にあるとは 限 らなかっ た 他 方 その 真 の 権 力 者 も 法 制 上 の 権 力 者 が 並 存 していなければ 権 威 の 裏 づけを 失 うと いう 事 情 があって 絶 対 的 権 力 は 振 るいにくい 立 場 にあった これが 権 力 のDualityとして 外 国 研 究 者 にも 指 摘 される 日 本 国 家 の 特 徴 であり それは 中 国 西 欧 のような 唯 一 絶 対 の 価 値 観 を 前 提 とした 強 力 な 指 導 力 を 生 み 出 すもの ではなく むしろタイのような マイペンライ 的 な 四 方 を 見 てコンセンサスを 探 求 するあり 方 なのである 明 治 に 至 り 日 本 は 植 民 地 とされるのを 避 けるために 西 欧 型 近 代 国 民 国 家 の 建 設 に 邁 進 する 1873 年 には 1 義 務 教 育 ( 国 民 国 というイデオロギーを 吹 き 込 む) 2 徴 兵 3 地 租 改 正 という まさに 国 民 国 家 の 三 種 の 神 器 とも 称 すべき 措 置 が 発 布 されたことは 象 徴 的 なことである 日 本 は 大 正 期 に 至 り 民 主 的 な 政 党 政 治 を 確 立 するのだが 総 理 大 臣 についての 規 定 が 憲 法 に 欠 けていたことが 軍 部 の 専 横 を 呼 ぶ 軍 の 一 部 は 超 国 家 主 義 皇 国 史 観 を 唯 一 絶 対 の 価 値 観 として 強 力 に 打 ち 出 し 天 皇 の 権 威 を 背 景 に 国 の 実 権 を 握 った ここに 日 本 は 国 民 国 家 という 強 力 な 戦 争 マシンの 扱 いに 失 敗 する 途 へと 歩 みだす 本 来 はコンセンサス 国 家 の 日 本 は 絶 対 的 価 値 観 を 選 び 取 るのに 慣 れていないのであり あえて 選 べば 狂 信 に 陥 り 国 際 情 勢 を 見 るのに 疎 いことも 手 伝 って 太 平 洋 戦 争 のよう な 大 災 害 を 引 き 起 こすのである 現 在 の 日 本 国 家 の 装 置 制 度 の 多 くは 明 治 以 後 形 成 されてきたものである これを 絶 対 視 することは 適 当 であるまい 日 本 古 来 の 文 化 伝 統 と 見 なされているものの 中 に も 例 えば 古 今 集 における 美 意 識 のうち 相 当 部 分 が 中 国 の 漢 詩 からの 借 り 物 であったり する 場 合 もあるのであり 制 度 文 化 とも 作 り 変 えていっこうに 構 わないのである 3. 日 本 が 抱 える 特 殊 な 問 題 日 本 の 本 格 的 な 工 業 化 開 始 は 僅 か 百 数 十 年 前 のことで 西 欧 に 100 年 以 上 遅 れている それだけ 工 業 化 以 前 の 農 村 共 同 体 に 発 するモラル 人 間 関 係 が 色 濃 く 残 っている そ してそのことが 日 本 の 民 主 主 義 を 欧 米 とは 異 なるものとしている 英 国 における 囲 い 込 み が 典 型 的 に 示 すように 工 業 化 は 農 村 人 口 の 都 市 への 流 出 を 引 き 起 こし それによって 農 村 共 同 体 を 解 体 に 導 く つまり 人 間 を 地 縁 血 縁 から 切 り 離 し ばらばらの 存 在 とするのである だが 西 欧 の 都 市 住 民 の 場 合 市 民 社 会 (いわば 22

24 都 市 にヴァーチュアルな 共 同 体 を 作 り 上 げたのだ)の 道 徳 を 作 り 上 げ それに 従 って 生 きている 集 合 アパートにおいても 互 いの 迷 惑 とならないよう 夜 間 の 騒 音 を 控 える などの 暗 黙 のルールが 守 られている 日 本 の 都 市 住 民 の 多 くは まだばらばらである 隣 人 を 知 らないし 知 ろうともしない 経 済 が 伸 びていた 時 代 は あたかも 日 本 にも 個 人 主 義 が 広 がり プライベートな 生 活 に 干 渉 しない 美 風 が 確 立 したのかと 思 われた ところがそうでなかった 証 拠 に 経 済 が 右 肩 下 がりになってくると 何 か 悪 いことが 起 こると 犯 人 騒 ぎに 血 眼 になり 一 度 犯 人 と 思 われる 者 を 見 つければ 法 律 もプライベートな 生 活 もものかわ 集 団 リンチのように 有 無 を 言 わさず 血 祭 りに 上 げてしまう 36 これは 西 欧 的 な 市 民 社 会 とは 明 らかに 異 な る 農 村 社 会 の 倫 理 が 近 代 工 業 化 社 会 にそのまま 蘇 ってきたようなものだ 近 代 工 業 化 社 会 に 見 合 った 価 値 観 人 間 関 係 が 未 だ 成 立 していない 個 人 と 政 府 の 間 の 関 係 も 欧 米 とはかなり 異 なる 日 本 の 場 合 個 人 と 政 府 の 間 の 適 度 な 距 離 感 がまだ 確 立 していない 日 本 人 のある 者 にとって 政 府 は 未 だ お 上 公 儀 で あり 別 の 者 にとっては 下 僕 のようなものなのだ ルソーの 社 会 契 約 論 に 代 表 されるよ うな 政 府 に 対 するオーナーシップの 意 識 が 乏 しく あくまでも 他 者 なのである これからの 世 界 における 日 本 の 立 場 は 非 常 に 難 しい 世 界 は 米 国 やBRICsのよう な 大 型 国 家 自 分 は メガ 国 家 と 名 づける あるいはEUのような 連 合 体 が 主 流 を 占 める 時 代 になりつつあるが 日 本 はそれに 規 模 でかなり 劣 る 国 民 国 家 として 伍 していかなければならないからだ EUのようになろうとしても 東 アジアではそれ だけの 気 運 と 条 件 はまだない それに 外 国 人 と 渡 り 合 える 語 学 力 と 識 見 人 格 を 持 った 日 本 人 は 一 握 りしかいない 国 際 化 しなければ 日 本 は 生 きていけないと 言 っても 国 民 の 大 部 分 はそんなことは 日 常 感 じていないし 外 国 語 も 話 せはしない 日 本 は 実 は 世 界 最 大 の 国 民 国 家 ( 米 国 は 多 民 族 国 家 である)なのだが 日 本 に 残 され た 数 少 ない 自 慢 の 種 であるGDPは モノづくりに 大 きく 支 えられている モノづくり は 語 学 力 を 要 さない ところが 一 対 一 で 話 せる 外 国 語 が 必 要 となるサービスや 知 識 産 業 マスコミになると 日 本 は 競 争 力 を 持 たない 日 本 では 国 家 を 憎 み 政 府 を 嫌 う 者 が 多 いが 世 界 の 中 でも 珍 しいほどに 国 民 国 家 の 枠 から 出 ることができないのは 他 ならぬ 日 本 なのではないか 36 歴 史 は 蓄 積 と 分 配 の 時 期 を 繰 り 返 しがちのものだが バブル 崩 壊 後 の 日 本 は 分 配 の 時 期 に 当 たった 団 塊 世 代 が 引 退 することも 利 益 の 再 分 配 をめぐる 論 議 を 引 き 起 こしやす い 23

25 第 6 章 提 言 にかえて 以 上 から 得 られる 結 論 を 当 面 の 課 題 および 提 言 も 交 えて 述 べてみたい 1. 国 民 国 家 の 変 質 と 当 面 の 課 題 (1) 国 民 国 家 が 紛 争 を 煽 る 国 民 国 家 はかつて 戦 争 マシンとも 呼 べる 存 在 であったが 現 代 では 先 進 国 同 士 が 武 力 で 争 う 事 態 はほぼ 考 えられなくなっている 東 アジア 諸 国 は 歴 史 について 時 に 激 しい 言 葉 を 交 し 合 うが 実 際 には 米 国 市 場 をはじめとした 世 界 各 国 との 自 由 貿 易 にその 発 展 を 米 国 の 軍 事 的 プレゼンスと 政 治 力 に 安 定 を 依 存 している こうして 本 来 なら 武 力 紛 争 など 起 こらないであろう 現 代 先 進 世 界 において 紛 争 状 況 を 作 り 出 しているのは 具 体 的 な 経 済 社 会 問 題 ではなく むしろ 国 民 国 家 という 仕 組 みが 内 包 するナショナル プライドと 見 栄 なのではないか 対 立 の 理 由 はないにもかかわら ず 国 民 国 家 形 成 のために 人 工 的 に 作 り 上 げた 民 族 感 情 が 一 人 歩 きして 不 要 な 摩 擦 を 引 き 起 こしている 現 在 の 中 国 は アヘン 戦 争 以 来 の 屈 辱 は 中 国 が 国 民 国 家 体 制 を 有 していなかったた めである との 認 識 の 下 に 国 家 体 制 就 中 軍 の 整 備 をはかっているが 日 本 は 世 界 レベルで 進 行 しつつある 国 民 国 家 の 変 質 に 中 国 の 目 を 向 けさせ 国 民 国 家 体 制 の 過 度 の 確 立 は 時 代 に 逆 行 し 不 要 であることについて 理 解 を 促 していくべきである (2) 感 情 的 対 立 の 抑 制 そしてバランスを 維 持 した 上 での 軍 縮 を では 一 国 が 先 んじて 国 民 国 家 であることをやめてしまえば 紛 争 は 起 こらないかと 言 う と そんなことはない その 国 の 国 民 企 業 の 所 有 権 と 諸 権 利 を 保 証 し 擁 護 してくれ る 国 際 的 な 枠 組 みがしっかりしていない 限 り 保 護 者 を 失 った 国 家 の 国 民 経 済 は 列 国 の 草 刈 場 になってしまう こうして 一 国 が 力 の 真 空 地 帯 と 化 せば 周 辺 の 列 国 は 争 いを 始 めて ついには 武 力 衝 突 にさえ 至 ることだろう 従 って 国 民 国 家 という 枠 組 みを 一 方 的 に 放 棄 するのは 適 当 ではない できることは 軍 事 バランスの 維 持 に 意 を 用 い 軍 備 が 過 大 になれば 交 渉 の 結 果 相 互 に 軍 縮 を 行 うこ とである また 歴 史 問 題 が 感 情 的 対 立 を 煽 って 武 力 対 決 に 至 ることがないよう 様 々の 方 法 を 講 じておかなければならない (3) 国 内 のガバナンスの 問 題 本 報 告 書 ではあまり 論 じなかったが 各 国 家 における 有 権 者 基 盤 の 拡 大 多 様 化 分 散 化 は ガバナンス あるいは 政 府 と 有 権 者 の 間 のつながりに 深 刻 な 問 題 をもたらしてい る 産 業 革 命 で 人 々の 生 活 水 準 が 上 昇 し 政 治 意 識 が 向 上 して 普 通 選 挙 が 実 現 したが 投 票 のベースが 広 がるにつれ 政 治 家 が 選 挙 民 の 一 人 々々と 対 話 している 時 間 はなくな 24

26 り テレビを 通 じてポピュリスト 的 手 法 を 弄 するしかなくなってきた 古 今 東 西 をみわたしても 権 力 者 と 国 民 の 間 に 独 裁 でもなく 無 政 府 でもない 理 想 的 な 関 係 をもたらした 政 体 は 存 在 しない 今 日 インターネットに 直 接 民 主 主 義 の 夢 を 見 る 者 がいる 北 欧 では 市 民 の 政 治 意 識 は 高 く 投 票 率 もいつも 高 い インターネットを 使 っ て 同 じようなことを 実 現 できないかとも 思 う だが 問 題 は 人 はいつもインターネット を 見 ているわけでなく いつも 政 治 に 参 加 したいわけでもない ということだ (4) 市 民 社 会 的 価 値 観 の 再 興 生 活 水 準 が 向 上 するにつれて 人 々は 血 縁 地 縁 に 対 する 依 存 から 離 れても 生 きていけ るようになる 現 代 社 会 は このように 共 同 体 から 離 れて 別 々に 存 在 する 個 人 から 成 り 彼 ら 相 互 の 関 係 を 律 するものは これまでの 共 同 体 的 な 集 団 主 義 の 価 値 観 とは 異 なる このとき 有 用 なのが 自 由 な 個 人 の 間 の 関 係 を 律 する 西 欧 の 市 民 社 会 的 価 値 観 であり これは 偽 善 的 なところがあるものの 他 人 の 権 利 に 配 慮 しつつ 自 分 の 自 由 と 権 利 を 最 大 限 確 保 できる 規 範 として 現 代 のアジアにおいても 有 効 なものである 9.11 事 件 以 後 相 対 化 されてしまった 感 のある 西 欧 的 な 市 民 社 会 の 諸 価 値 即 ち 健 全 な 個 人 主 義 合 理 主 義 人 道 主 義 の 復 活 をはかるべきである 2. 日 本 にとっての 課 題 (1) メガ 国 家 への 対 処 世 界 は 米 国 やBRICsのような 大 型 国 家 自 分 は メガ 国 家 と 名 づける あるいはEUのような 連 合 体 が 主 流 を 占 める 時 代 になりつつある 日 本 は 実 は 世 界 最 大 の 純 正 国 民 国 家 なのだが メガ 国 家 にはその 規 模 で 大 きく 劣 る これは 今 後 の 日 本 にとって 大 きな 問 題 である たとえEUのようになろうとしても 東 アジアではそれ だけの 気 運 と 条 件 はまだない こうした 状 況 の 中 で 日 本 は 何 とか 自 分 を 大 きく 見 せる 構 えと 自 分 の 声 を 世 界 に 聞 か せるための 仕 掛 けを 必 要 とする 例 えば 企 業 なら 海 外 支 社 なども 決 算 に 含 める 連 結 決 算 で 自 分 を 大 きく 見 せて 借 り 入 れ 能 力 買 収 防 衛 力 を 強 化 するが 同 じことを 国 につ いてもできると 思 うのだ 貿 易 黒 字 赤 字 も 国 単 位 で 論 ずることの 意 味 はあまりない のである (2) 国 際 業 務 を 担 当 できる 人 材 の 養 成 日 本 経 済 はモノづくりに 大 きく 支 えられている モノづくりは 語 学 力 を 要 さない とこ ろが 高 度 の 語 学 力 が 必 要 となるサービスや 知 識 産 業 マスコミになると 日 本 は 競 争 力 を 持 たない 今 話 題 のアニメ マンガなどにしても これまで 国 内 市 場 の 方 が 圧 倒 的 に 大 きかったが 故 に 国 外 でのマーケット リサーチ 営 業 などを 外 国 企 業 に 丸 投 げして きた 25

27 国 内 市 場 が 相 対 的 に 縮 小 しつつある 今 日 海 外 への 対 処 は 以 前 よりもはるかに 重 要 にな った 小 学 生 全 員 に 英 語 を 覚 えさせるなどは 不 可 能 だし 必 要 でもなかろうが 海 外 での 業 務 に 当 たる 人 員 は 数 水 準 とも 飛 躍 的 に 向 上 させる 必 要 がある 参 考 文 献 下 記 いずれも 東 京 財 団 ホームページ に 掲 載 資 料 1 国 家 論 の 系 譜 概 要 (2007 年 2 月 14 日 報 告 者 : 山 下 範 久 北 海 道 大 学 助 教 授 現 立 命 館 大 学 教 授 ) 資 料 2 イスラーム 世 界 新 しい 世 界 史 国 民 国 家 日 本 (2007 年 3 月 28 日 報 告 者 : 羽 田 正 東 京 大 学 教 授 ) 資 料 3 現 代 国 家 論 : 中 央 アジア 研 究 からの 視 点 (2007 年 5 月 8 日 報 告 者 : 宇 山 智 彦 北 海 道 大 学 スラブ 研 究 センター 助 教 授 ) 資 料 4 中 国 国 家 論 王 朝 国 家 の 性 格 とその 近 現 代 における 変 容 (2007 年 6 月 28 日 報 告 者 : 茂 木 (もてぎ) 敏 夫 東 京 女 子 大 学 現 代 文 化 学 部 教 授 ) 資 料 5 現 代 中 国 の 国 家 の 特 質 について (2007 年 11 月 27 日 報 告 者 : 高 原 明 生 東 京 大 学 法 学 部 教 授 ) 資 料 6 国 家 としてのアメリカの 特 質 (2007 年 9 月 28 日 報 告 者 : 渡 辺 靖 慶 應 大 学 教 授 ) 資 料 7 ロシア 国 家 の 特 質 (2006 年 12 月 報 告 者 : 河 東 ) 資 料 8 比 較 国 制 史 論 から 見 た 日 中 欧 米 (2008 年 2 月 18 日 報 告 者 : 水 林 彪 一 橋 大 学 教 授 大 学 院 法 学 研 究 科 教 授 ) 資 料 9 日 本 帝 国 におけるアジア 主 義 をめぐって (2006 年 12 月 13 日 報 告 者 : 松 浦 正 孝 北 海 道 大 学 法 学 部 教 授 ) 資 料 10 西 欧 国 民 国 家 の 生 成 からEUまで (2008 年 1 月 21 日 報 告 者 : 渡 邊 啓 貴 東 京 外 国 語 大 学 教 授 現 在 フランス 大 使 館 参 事 官 ) ロシア 出 張 報 告 北 京 出 張 報 告 EU 出 張 報 告 26

28 現 実 的 な 国 家 論 序 説 国 家 を 論 ずるための 交 通 整 理 2008 年 10 月 発 行 発 行 者 東 京 財 団 東 京 都 港 区 赤 坂 日 本 財 団 ビル 3F Tel ( 広 報 代 表 ) Fax info@tkfd.or.jp URL 無 断 転 載 複 製 および 転 訳 載 を 禁 止 します 引 用 の 際 は 本 書 が 出 典 であることを 必 ず 明 記 してください 東 京 財 団 は 日 本 財 団 および 競 艇 業 界 の 総 意 のもと 公 益 性 の 高 い 活 動 を 行 う 財 団 として 競 艇 事 業 の 収 益 金 から 出 捐 を 得 て 設 立 され 活 動 を 行 っています

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