中国の環境汚染と日中環境協力

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1 2013 年 5 月 1 日 全 6 頁 中 国 の 環 境 汚 染 と 日 中 環 境 協 力 常 務 理 事 金 森 俊 樹 [ 要 約 ] 本 年 初 から 北 京 を 始 めとする 中 国 各 地 で 大 気 中 の PM2.5( 直 径 2.5 マイクロメートル の 微 粒 子 中 国 では 正 式 名 称 として 細 顆 粒 物 と 呼 ぶようになっている)の 値 が 急 上 昇 し 改 めて 中 国 の 深 刻 な 環 境 汚 染 が 明 らかとなった PM2.5 は 偏 西 風 によってわが 国 にも 飛 来 しており 中 国 の 環 境 汚 染 は わが 国 にとっても 他 人 事 ではなくなってい る (*) 本 稿 は 時 事 通 信 主 宰 内 外 情 勢 調 査 会 会 報 J 2 TOP(2013 年 5 月 号 )に 掲 載 した 同 タイトルの 原 稿 を 加 筆 修 正 したものである 1. 全 人 代 を 通 じての 中 国 での 関 心 度 は? ネット 上 で 霧 の 都 ロンドンならぬ 霾 都 (スモッグの 都 ) 北 京 人 肉 吸 塵 器 家 に 帰 る 道 がわからなくなって 生 活 や 家 族 への 愛 着 が 高 まった PM2.5 は 北 京 が 外 からの 攻 撃 を 阻 止 するために 仕 掛 けた 超 大 規 模 兵 器 といったブラックユーモアが 飛 び 交 う 中 で 開 催 された 全 人 代 だが 実 は 中 国 のメディアが 行 ったあるアンケート 調 査 によると 一 般 の 人 々の 全 人 代 に 向 けての 最 大 の 関 心 事 は やはり 住 宅 問 題 と 経 済 成 長 という 生 活 収 入 に 直 結 した 話 で 現 在 日 本 にとって 対 中 関 係 で 最 大 の 関 心 事 である 外 交 と 環 境 は 相 対 的 に 関 心 が 低 い 中 国 政 府 は その 活 動 報 告 の 中 で 環 境 対 策 に 触 れ 中 央 政 府 の 環 境 予 算 を 2,100 億 元 ( 日 本 円 で 約 3 兆 円 ) 対 前 年 予 算 比 18.8%と 大 幅 に 増 やすとしたが 表 明 された 対 策 は 基 本 的 に 現 行 第 12 次 5 ヵ 年 計 画 を 踏 襲 したもので 環 境 予 算 も 対 実 績 比 では 5.1%の 伸 びに 留 まっている 株 式 会 社 大 和 総 研 丸 の 内 オフィス 東 京 都 千 代 田 区 丸 の 内 一 丁 目 9 番 1 号 グラントウキョウ ノースタワー このレポートは 投 資 勧 誘 を 意 図 して 提 供 するものではありません このレポートの 掲 載 情 報 は 信 頼 できると 考 えられる 情 報 源 から 作 成 しておりますが その 正 確 性 完 全 性 を 保 証 する ものではありません また 記 載 された 意 見 や 予 測 等 は 作 成 時 点 のものであり 今 後 予 告 なく 変 更 されることがあります 大 和 総 研 の 親 会 社 である 大 和 総 研 ホールディングスと 大 和 証 券 は 大 和 証 券 グループ 本 社 を 親 会 社 とする 大 和 証 券 グループの 会 社 です 内 容 に 関 する 一 切 の 権 利 は 大 和 総 研 にあります 無 断 での 複 製 転 載 転 送 等 はご 遠 慮 ください

2 2 / 6 ( 参 考 1) 北 京 市 大 気 汚 染 指 数 厳 重 汚 染 重 度 汚 染 中 度 汚 染 軽 度 汚 染 50 全 人 代 年 1 月 2013 年 2 月 2013 年 3 月 2013 年 4 月 ( 注 ) 北 京 市 東 城 天 壇 地 区 の 指 数 ( 資 料 ) 北 京 市 環 境 保 護 局 発 表 の 空 気 質 量 指 数 より 筆 者 作 成 本 年 の 成 長 率 目 標 は 前 年 と 同 じ 7.5%と 設 定 された 環 境 面 にも 配 慮 した 抑 え 目 の 目 標 のよう にも 見 えるが 実 は 中 国 政 府 の 掲 げる 成 長 率 目 標 はここ 10 年 余 り 一 貫 して 7-8%だ そして 低 目 の 目 標 設 定 をして 超 過 達 成 を 誇 示 した 以 前 と 異 なり 前 年 の 実 績 7.8%からしても もはやそ れほど 高 い 成 長 は 望 み 難 いにもかかわらず 所 得 格 差 が 拡 大 する 中 で ある 程 度 の 成 長 率 は 提 示 せざるを 得 ないという 事 情 から 出 た むしろ 高 めの 数 値 と 理 解 すべきだ 各 地 方 政 府 は 全 人 代 に 先 駆 け 各 地 方 人 代 でそれぞれの 成 長 率 目 標 を 設 定 しているが 上 海 を 除 く 全 ての 省 区 市 で 7.5%を 上 回 る 目 標 値 で 大 半 が 10%を 超 えている そしてこれら 多 くの 地 方 政 府 が 20-30% の 固 定 資 産 投 資 目 標 を 掲 げており これまでの 投 資 主 導 での 成 長 パターンから 抜 けきれていな い 各 地 方 政 府 のこうした 高 めの 成 長 率 目 標 も 実 は 前 年 より 下 げられているところが 多 いが 全 人 代 で 全 国 の 目 標 値 が 下 げられなかったことで 地 方 政 府 からすれば 引 き 続 き 投 資 主 導 で 高 成 長 を 図 ることが 容 易 になった 相 対 的 に 遅 れている 中 西 部 はなおインフラ 需 要 が 強 く ま た 住 民 の 成 長 への 願 望 も 沿 海 部 に 比 べ 強 い 地 域 格 差 所 得 格 差 の 是 正 を 掲 げる 中 央 としては 高 めの 成 長 率 を 容 認 せざるを 得 ず また 全 体 の 目 標 達 成 もそう 簡 単 ではなくなりつつある 状 況 下 では 成 長 率 志 向 の 強 い 地 方 に 依 存 せざるを 得 ない 全 人 代 で 掲 げられた 成 長 率 目 標 はむし ろ 短 期 的 に 成 長 率 を 犠 牲 にしてでも 環 境 面 等 で 改 革 を 進 めるモメンタムを 削 ぐ 危 うさを 抱 え ている

3 3 / 6 ( 参 考 2) 成 長 率 目 標 と 実 績 (%) 成 長 率 実 績 8% 前 後 7% 前 後 予 測 目 標 7.5% 前 後 ( 資 料 ) 国 家 統 計 局 各 種 報 道 より 筆 者 作 成 ( 参 考 3) 中 国 各 地 方 の 2013 年 成 長 率 目 標 ( 注 ) 赤 い 7.5%ラインは 中 央 政 府 が 掲 げる 全 国 目 標 ( 資 料 ) 中 国 各 種 報 道 より 筆 者 作 成 2. 中 国 の 環 境 対 策 - 大 気 汚 染 防 止 を 中 心 に 中 国 では 主 として 1990 年 代 から 環 境 保 護 基 本 法 の 下 で 大 気 水 質 土 壌 等 の 各 分 野 につ いて 国 地 方 の 各 レベルで 環 境 法 制 基 準 が 整 備 強 化 されてきた 大 気 汚 染 を 例 にとると 1987 年 に 大 気 汚 染 防 治 弁 法 が 制 定 され その 後 改 正 が 重 ねられている 同 法 の 関 連 で 大 気 の 質 基 準 があり 二 酸 化 硫 黄 窒 素 酸 化 物 等 の 大 気 中 濃 度 の 基 準 が 設 定 されている PM2.5 について

4 4 / 6 も 日 本 に 比 べると 緩 いものの 年 および 1 日 平 均 の 基 準 値 がある 環 境 法 制 基 準 という 点 では それなりに 整 備 されてきてはいる 政 府 は 2000 年 代 中 頃 から 環 境 と 成 長 の 両 立 を 意 識 するようになっており 2008 年 に 環 境 保 護 総 局 を 部 へと 省 庁 レベルの 組 織 に 格 上 げ また 現 12 次 5 ヵ 年 計 画 でも GDP 単 位 当 りの 温 室 効 果 ガス エネルギー 消 費 量 を 2015 年 までに 各 々17% 16% 削 減 すること サービス 産 業 省 エ ネ 環 境 関 連 等 7つの 戦 略 産 業 の 対 GDP 付 加 価 値 比 率 を 各 々47% 8%にまで 高 めること 窒 素 酸 化 物 や 二 酸 化 硫 黄 の 排 出 総 量 抑 制 等 の 目 標 が 設 定 されている 本 年 の 全 人 代 政 府 活 動 報 告 で は これら 目 標 を 再 確 認 するとともに 生 態 文 明 モデル 地 区 の 開 発 PM2.5 の 観 測 地 点 を 増 やし データの 充 実 や 一 層 の 公 開 を 進 めるとしている より 具 体 的 な 対 策 としては 2 月 車 の 排 ガス 規 制 を 段 階 的 に 強 化 し 日 米 欧 並 みしていくこと が 決 められ 北 京 で 先 行 実 施 されている 中 国 では 車 の 台 数 が 過 去 30 年 間 年 平 均 15%で 増 加 し 続 けており 2012 年 約 1 億 2 千 万 台 に 達 している その 排 ガス 規 制 強 化 は 急 務 だが 先 進 国 並 みの 規 制 が 全 国 に 広 がるのは 2017 年 また 主 要 排 出 源 である 既 存 の 車 特 に 排 ガス 規 制 が 導 入 された 1999 年 頃 以 前 の 車 およびディーゼル 車 をどうするかという 問 題 がある また 3 月 大 気 汚 染 物 質 特 別 排 出 規 制 に 関 する 公 告 が 発 表 され 北 京 天 津 等 重 点 地 域 で 火 力 発 電 製 鉄 石 油 金 属 化 学 セメント 6 業 種 の 新 規 プロジェクトを 対 象 に 特 別 排 出 制 限 値 を 設 け 火 力 発 電 と 製 鉄 で 4 月 から 先 行 適 用 するとされている さらに 環 境 保 護 部 幹 部 の 発 言 として PM2.5 の 削 減 を 大 都 市 圏 の 業 績 評 価 基 準 にしていくといったことも 伝 えられている 北 京 市 は 全 人 代 後 の 3 月 末 大 気 汚 染 汚 水 ごみ 処 理 違 法 建 築 を 4 害 として 年 の 3 ヵ 年 計 画 を 策 定 総 額 で 1 千 億 元 超 の 投 資 を 見 込 んでいる この 中 で 2013 年 大 気 汚 染 対 策 として 車 の 利 用 規 制 強 化 大 気 質 観 測 に 揮 発 性 有 機 物 ( 多 くは 車 の 排 ガスに 含 まれる)を 加 えること クリーンエネルギー 促 進 により 農 村 での 石 炭 燃 料 依 存 を 下 げること( 北 京 の 大 気 汚 染 物 質 の 40%は 外 から 来 たものとの 認 識 ) 公 共 交 通 機 関 の 比 率 を 46%にまで 高 める 他 ユーロ 6 基 準 の 公 共 交 通 機 関 を 試 験 的 に 導 入 することなどが 示 されている さらに 各 地 区 部 門 には 具 体 的 計 画 を 提 出 させ 実 行 できなかった 場 合 に 責 任 を 問 う( 中 国 語 で 言 う 軍 令 状 )としている 3. 環 境 対 策 は 進 むのか 日 本 の 経 験 から 何 を 伝 えるべきか 中 国 当 局 も 中 国 経 済 が 発 展 方 式 を 転 換 してより 質 の 高 い 持 続 的 成 長 を 図 っていく 時 期 にな っていることは 認 識 しており 環 境 対 策 にも 本 格 的 に 取 り 組 んでいく(あるいは いかざるを 得 ない)ことは 間 違 いない ただ そのスピードや 実 効 性 には 上 記 1で 述 べたように 懸 念 が 残 る 特 に 以 下 のような 点 に 注 意 が 必 要 だ 1 中 国 は 世 界 第 二 位 の 経 済 大 国 とはいえ なお 中 所 得 国 で 8 千 万 人 とも 1 億 人 とも 言 われる 大 量 の 貧 困 層 を 抱 え 所 得 格 差 地 域 格 差 の 是 正 が 最 大 の 政 策 課 題 となっている このた め ある 程 度 の 成 長 率 を 維 持 し 底 上 げを 図 ることが 必 須 と 考 えられており 環 境 面 への 配

5 5 / 6 慮 から 短 期 的 にせよ 成 長 率 が 大 きく 落 ち 込 むことにはなお 抵 抗 感 が 強 い ただし 深 刻 化 する 環 境 問 題 を 放 置 すると 人 々の 生 活 健 康 に 影 響 が 及 び( 清 華 大 学 と ADB の 共 同 研 究 チームが 1 月 に 発 表 した 中 国 環 境 分 析 報 告 書 によると 大 気 汚 染 が 毎 年 もたらしている 健 康 被 害 のコストは 約 6 千 億 元 GDP の 1.2%) 環 境 問 題 自 体 が 中 国 当 局 の 恐 れる 社 会 不 安 要 因 になっていく 危 険 性 はあり 放 置 もできないというディレンマに 直 面 している 2 これまで 多 くの 環 境 法 制 が 整 備 され また 10 年 間 で 約 4 兆 元 (60 兆 円 )の 環 境 対 策 費 が 使 われたとされているが 政 策 の 実 効 があがっていない この 背 景 には なお 成 長 志 向 の 強 い 地 方 政 府 の 意 識 があり 地 方 レベルの 環 境 保 護 部 門 の 人 事 評 価 権 限 もそうした 地 方 政 府 にあることが 指 摘 できる 成 長 志 向 が 強 いため 環 境 汚 染 産 業 への 管 理 監 督 も 甘 くなり がちである さらに 管 轄 区 域 をまたがる 汚 染 については 責 任 の 押 し 付 け 合 い 政 策 協 調 の 欠 如 といった 事 態 が 生 じている このため 環 境 保 護 総 局 ( 当 時 )が 2006 年 から 地 方 に 順 次 監 督 センターを 設 置 し 直 接 人 材 を 派 遣 するなど 改 善 策 を 講 じてきているが な お 職 員 の 監 督 管 理 能 力 行 政 部 門 の 縦 割 り( 他 省 庁 の 環 境 対 策 への 権 限 が 弱 いこと)など の 問 題 が 指 摘 されている PM2.5 が 飛 来 する 危 険 性 を 受 け 日 本 の 環 境 省 は 中 国 環 境 保 護 部 と 情 報 交 換 共 同 調 査 に 向 け ての 協 議 を 開 始 している また 民 間 レベルでも 環 境 技 術 面 での 協 力 の 可 能 性 について 話 し 合 いが 行 われているが 中 国 側 の 反 応 は 現 下 の 政 治 外 交 関 係 もあり 協 力 に 対 して 積 極 論 消 極 論 拒 否 論 が 交 錯 しているようである こうした 共 同 調 査 や 技 術 協 力 はもちろん 重 要 だが まずその 前 提 として 日 本 の 経 験 を 伝 える 形 で 次 のような 点 の 認 識 を 中 国 側 にも 改 めて 確 認 共 有 してもらうことが 有 効 だろう 1 日 本 の 公 害 対 策 は 公 害 問 題 の 経 済 的 本 質 が 外 部 不 経 済 であることを 明 確 に 認 識 すること から 始 まったこと この 点 は 社 会 主 義 市 場 経 済 を 志 向 する 中 国 にとっても 同 様 であ る こうした 認 識 から 資 源 価 格 体 系 の 改 革 1 環 境 関 連 税 制 の 整 備 2 環 境 保 護 や 省 エネ 関 連 投 資 促 進 のための 財 政 措 置 など 外 部 不 経 済 を 内 部 化 する 措 置 を 積 極 的 に 検 討 する 素 地 が 形 成 される 2 日 本 は 環 境 問 題 が 国 境 といった 人 為 的 な 境 界 を 無 意 味 にする 負 の 国 際 地 域 公 共 財 であ るとの 認 識 から 国 際 地 域 協 力 に 積 極 的 に 対 応 してきたこと こうした 認 識 の 共 有 によ り 中 国 も 国 際 的 な 環 境 協 力 に 積 極 的 になり また 国 内 的 にも 地 方 政 府 の 責 任 のなすり 合 いといった 事 態 を 抑 えることになる 1 ガソリンの 小 売 価 格 は 従 来 世 界 市 場 価 格 が 直 近 22 作 業 日 で 平 均 ±4% 以 上 変 動 した 場 合 に 国 家 発 展 改 革 委 員 会 が±8%の 範 囲 内 で 調 整 することができるとの 方 式 になっていたが 2013 年 3 月 末 発 展 改 革 委 は 世 界 市 場 価 格 との 連 動 性 をより 高 める 観 点 から 122 日 を 10 日 に 短 縮 2 国 内 価 格 調 整 の 目 安 としていた 世 界 市 場 価 格 の 変 動 幅 ±4%の 基 準 を 廃 止 3 参 考 とする 世 界 原 油 の 品 目 を 調 整 するとの 新 措 置 を 発 表 した また 天 然 ガスについては コスト 加 算 方 式 が 基 本 となっているが 広 東 省 と 広 西 自 治 区 で 2011 年 から 行 われている 価 格 改 革 実 験 を 基 礎 として 資 源 の 不 足 程 度 や 市 場 の 需 給 を 反 映 した 価 格 形 成 メカニズムを 確 立 することが 検 討 されている 模 様 2 中 国 ではすでに 石 油 天 然 ガス 原 料 炭 等 に 資 源 税 が 課 せられ 近 年 従 量 税 から 従 価 税 への 移 行 が 行 われて いる

6 6 / 6 3 環 境 問 題 の 改 善 と 経 済 成 長 を 二 律 背 反 的 にとらえないこと 日 本 の 経 験 は 環 境 保 護 への 取 組 みが むしろ 新 たな 環 境 関 連 投 資 やビジネスの 創 出 をもたらす 意 味 で 成 長 のエンジ ンとなることを 示 している 中 国 でも 今 回 の 大 気 汚 染 問 題 を 契 機 に 株 式 市 場 において 新 エネルギーや 省 エネ 等 の 戦 略 的 新 興 産 業 株 が 急 騰 する 動 きが 見 られ( 環 保 風 暴 例 え ば 証 券 日 報 によると 全 人 代 直 前 の 2 月 18 日 の 週 上 海 証 券 交 易 所 で 環 境 省 エネ 関 連 銘 柄 の 上 昇 率 は 全 体 より 6.73%ポイント 高 く 25 日 にはストップ 高 となった 24 銘 柄 のうち 12 銘 柄 は 環 境 省 エネ 関 連 で 何 れも 10% 前 後 の 上 昇 率 ) また 現 行 5 ヵ 年 計 画 で 規 定 さ れている7つの 戦 略 産 業 の 投 資 収 益 率 が 相 対 的 に 高 いことが すでに 明 らかになってきて いる 4 環 境 への 取 組 みは 地 域 経 済 の 活 性 化 また 環 境 関 連 の 公 共 事 業 を 通 じ 地 域 インフラを 整 備 していく 原 動 力 になり 得 ること 中 国 においても 農 村 部 はインフラ 整 備 が 遅 れてい る 一 方 豊 かな 自 然 や 資 源 等 の 潜 在 的 優 位 性 も 実 は 持 っている 環 境 問 題 への 取 組 み 強 化 は 中 国 にとって 最 大 の 政 策 課 題 である 都 市 と 農 村 の 地 域 格 差 是 正 にも 資 するという 意 味 で 一 挙 両 得 ( 中 国 語 でも 同 じ 表 現 )であること 5 日 本 は 公 害 問 題 克 服 において 多 くの 面 で 地 方 政 府 が 環 境 対 策 を 企 画 し 実 行 したことが 効 果 的 であったこと また 中 央 レベルでは 環 境 省 の 役 割 発 言 力 が 不 断 に 強 化 されてきた こと 北 京 の 米 国 大 使 館 が 独 自 に PM2.5 を 計 測 し 発 表 し 始 めた 際 中 国 政 府 が 内 政 干 渉 と 言 わんば かりに 不 快 感 を 示 したことからもわかるように 環 境 協 力 と 言 っても データの 共 有 や 制 度 面 の 問 題 等 微 妙 な 側 面 があることも 日 本 として 理 解 すべきだ しかし 中 国 は 以 前 から 不 動 産 バブルを 始 め 様 々な 問 題 について 日 本 の 経 験 から 学 ぼうとする 姿 勢 は 強 い 深 刻 な 公 害 問 題 を 克 服 した 過 去 の 日 本 の 経 験 も 然 りである 日 本 の 経 験 として 上 記 のような 点 を 伝 えることで 微 妙 な 問 題 や 予 想 される 中 国 側 の 抵 抗 感 を 回 避 し 具 体 的 な 環 境 協 力 をよりスムースに 進 め 中 国 が 国 内 的 にも 実 効 ある 環 境 対 策 を 採 っていくことにつながるのではないだろうか 以 上

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