朝霞市都市計画マスタープラン

Transcription

1 第 3 章 地 域 別 構 想 95

2 96

3 1. 地 域 区 分 (1) 地 域 区 分 の 検 討 要 素 地 域 区 分 の 設 定 については 以 下 のとおり 地 域 ごとに 居 住 人 口 バランスや 将 来 のまちづくり 構 想 を 考 えるにあたり 地 域 拠 点 や 交 通 軸 などの 要 素 が 特 定 の 地 域 に 極 端 に 偏 らないことも 考 慮 し 地 域 区 分 を 設 定 します 地 域 区 分 の 検 討 要 素 地 域 区 分 要 素 1 行 政 サービスの 単 位 となる 区 分 2 地 域 等 による 構 造 的 な 区 分 3 歴 史 的 に 継 続 してい る 地 域 的 つながりに よる 区 分 4 都 市 計 画 的 施 策 とし て 一 体 的 にとらえる 区 分 朝 霞 市 における 状 況 町 字 別 では 22 区 分 小 学 校 区 10 区 中 学 校 区 5 区 公 民 館 利 用 区 分 として 6 区 分 があります 本 市 の 区 域 を 地 形 で 分 類 すると 武 蔵 野 台 地 と 荒 川 低 地 に 大 別 され ます 武 蔵 野 台 地 は 北 朝 霞 駅 朝 霞 台 駅 周 辺 と 朝 霞 駅 市 役 所 キャ ンプ 朝 霞 跡 地 周 辺 などが 含 まれ 市 街 地 を 形 成 している 部 分 で 一 方 荒 川 低 地 は 荒 川 新 河 岸 川 黒 目 川 沿 いの 部 分 となっています キャンプ 朝 霞 跡 地 などがある 南 西 側 が 高 く 北 東 側 の 荒 川 に 向 かっ て 低 くなっていますが 市 内 の 標 高 差 は 最 大 で 約 53mとなっていま す 参 照 : 朝 霞 市 地 形 図 (13 ページ) 現 在 の 市 域 を 形 成 するまでの 町 村 単 位 としては 市 域 面 積 に 対 して 比 較 的 多 い 10 区 分 となります これまで 大 きく 2 期 ( 明 治 22 年 昭 和 30 年 )の 拡 大 を 経 て 現 在 の 市 域 が 形 成 されました 本 市 の 全 域 が 都 市 計 画 区 域 に 指 定 され 市 街 化 区 域 と 市 街 化 調 整 区 域 の 境 界 はほぼ 武 蔵 野 台 地 と 荒 川 低 地 により 区 分 されますが キャン プ 朝 霞 跡 地 および 陸 上 自 衛 隊 朝 霞 駐 屯 地 は 市 街 化 調 整 区 域 に 指 定 さ れています 参 照 : 朝 霞 市 都 市 計 画 図 (28 ページ) 97

4 (2) 地 域 区 分 の 設 定 前 ページの 検 討 要 素 により 町 字 界 を 除 けば 地 域 区 分 の 単 位 としては 概 ね 5 ~10 単 位 に 区 分 することが 可 能 と 考 え られます こうした 生 活 圏 や 土 地 利 用 現 況 からの 境 界 要 素 のほかに 地 域 ごとの 居 住 人 口 バランスや 地 域 拠 点 や 交 通 軸 などの 要 素 が 特 定 の 地 域 に 極 端 に 偏 ら ないことも 考 慮 し 朝 霞 市 都 市 計 画 マス タープランの 地 域 区 分 については 次 の とおり 5 地 域 に 設 定 します 地 域 区 分 図 地 域 区 分 の 対 象 町 丁 目 地 域 内 間 木 地 域 北 部 地 域 東 部 地 域 西 部 地 域 南 部 地 域 対 象 町 丁 目 大 字 上 内 間 木 大 字 下 内 間 木 大 字 浜 崎 の 一 部 大 字 宮 戸 の 一 部 大 字 田 島 の 一 部 北 原 1 2 丁 目 西 原 1 2 丁 目 朝 志 ヶ 丘 1~4 丁 目 宮 戸 1~4 丁 目 浜 崎 1~4 丁 目 田 島 1 2 丁 目 大 字 宮 戸 の 一 部 大 字 浜 崎 の 一 部 大 字 田 島 の 一 部 岡 1~3 丁 目 根 岸 台 1~8 丁 目 仲 町 1 2 丁 目 大 字 岡 大 字 根 岸 大 字 台 大 字 溝 沼 の 一 部 三 原 1~5 丁 目 西 弁 財 1 2 丁 目 東 弁 財 1~3 丁 目 泉 水 1~3 丁 目 膝 折 町 3 丁 目 の 一 部 膝 折 町 4 丁 目 の 一 部 大 字 溝 沼 の 一 部 大 字 浜 崎 の 一 部 本 町 1~3 丁 目 溝 沼 1~7 丁 目 幸 町 1~3 丁 目 栄 町 1~5 丁 目 青 葉 台 1 丁 目 膝 折 町 丁 目 膝 折 町 3 丁 目 の 一 部 膝 折 町 4 丁 目 の 一 部 大 字 溝 沼 の 一 部 大 字 膝 折 キャンプ 朝 霞 跡 地 陸 上 自 衛 隊 朝 霞 駐 屯 地 面 積 (ha) 人 口 ( 人 ) 増 減 率 (%) 約 349 約 1, 約 385 約 28, 約 394 約 26, 約 247 約 25, 約 463 約 52, 出 典 : 市 政 情 報 課 ( 平 成 27 年 1 月 1 日 現 在 ) 増 減 率 は 前 回 ( 平 成 17 年 )から 平 成 27 年 の 10 年 間 の 変 化 98

5 2. 内 間 木 地 域 ( 上 内 間 木 下 内 間 木 等 ) (1) 地 域 の 概 要 当 地 域 は 本 市 の 北 東 側 に 位 置 し 地 域 の 北 東 側 を 荒 川 が 南 西 側 を 新 河 岸 川 が 流 れ 川 にはさまれた 荒 川 低 地 で 構 成 されています 地 域 の 北 側 は 志 木 市 に また 荒 川 をはさんだ 東 側 はさいたま 市 と 戸 田 市 に 接 しています 当 地 域 は 明 治 22 年 (1889 年 ) 上 内 間 木 村 下 内 間 木 村 その 他 の 3 村 が 合 併 し 内 間 木 村 として 誕 生 しました 昭 和 30 年 (1955 年 )には 朝 霞 町 と 合 併 し 朝 霞 町 に その 後 昭 和 42 年 (1967 年 )に 市 制 施 行 により 朝 霞 市 となりました 地 域 の 全 域 が 市 街 化 調 整 区 域 で 古 くからの 農 地 及 び 集 落 地 ( 市 街 化 調 整 区 域 内 において 人 が 集 まっ て 生 活 している 地 域 )となっており 他 地 域 に 比 べ 緑 の 多 い 田 園 風 景 が 広 がっています 地 域 の 北 側 には 工 業 系 施 設 や 倉 庫 などの 土 地 利 用 が 見 られ 既 存 集 落 地 との 調 和 を 図 ることが 求 められていま す 地 域 の 南 側 に 位 置 する 朝 霞 調 節 池 や 東 端 を 流 れる 荒 川 の 土 手 は 水 害 対 策 としての 機 能 だけではなく レクリエーション( 休 養 娯 楽 )の 場 として 利 用 が 期 待 されます 平 成 22 年 (2010 年 )に 国 道 254 号 バイパス( 第 1 期 整 備 区 間 )が 暫 定 2 車 線 で 供 用 開 始 しました 現 在 も 志 木 方 面 につながる 第 2 期 整 備 区 間 の 整 備 を 進 めています 地 域 の 面 積 は 約 349ha で 本 市 全 体 の 19%を 占 めていますが 人 口 は 約 1,500 人 で 市 全 体 の 約 1%を 占 めるにとどまっています 当 地 域 の 人 口 は 平 成 17 年 (2005 年 ) 以 降 大 きく 減 尐 ( 約 17%)し ています 朝 霞 市 における 内 間 木 地 域 の 位 置 99

6 (2) 地 域 の 現 況 と 主 要 課 題 地 域 の 現 況 及 びこれから 10 年 のまちづくりの 課 題 について 地 域 別 懇 談 会 で 出 された 意 見 を 中 心 に 次 のとおり 整 理 します 現 況 課 題 土 地 利 用 地 域 の 全 域 が 市 街 化 調 整 区 域 となっています 地 域 の 北 側 は 工 業 系 土 地 利 用 がされています が その 他 は 集 落 と 農 地 が 広 がっています 飲 食 店 などの 商 業 系 土 地 利 用 はほとんど 見 られ ません 資 材 置 き 場 や 残 土 置 き 場 などが 増 加 していま す 自 然 的 土 地 利 用 が 多 くを 占 めていますが 工 業 系 の 多 くの 既 存 施 設 が 有 り 既 存 集 落 との 混 在 が 見 られ 適 切 な 誘 導 が 求 められます 荒 川 河 川 敷 の 広 大 な 緑 地 が 近 郊 緑 地 保 全 区 域 に 指 定 され 今 後 も 維 持 を 図 りながら 農 地 朝 霞 調 節 池 などの 自 然 的 要 素 の 活 用 も 求 められます 農 地 として 保 全 する 地 域 の 位 置 づけや 朝 霞 調 節 池 や 河 川 などの 自 然 環 境 を 活 かしたまちづくりが 必 要 です 国 道 254 号 バイパスの 利 便 性 を 活 かした 土 地 利 用 が 求 められています 近 隣 住 民 の 買 物 環 境 の 充 実 が 求 められています 資 材 置 き 場 や 残 土 置 き 場 などの 増 加 による 周 辺 環 境 の 悪 化 が 危 惧 されています 道 路 交 通 河 川 に 囲 まれた 地 域 であり 本 地 域 と 市 内 他 地 域 を 結 ぶ 主 要 な 幹 線 道 路 は2 路 線 のみです バス 路 線 は 路 線 数 運 行 本 数 も 尐 ない 状 況 で す 道 路 幅 員 が 狭 く 歩 道 の 整 備 が 必 要 な 箇 所 が 多 くあります 国 道 254 号 バイパス 第 一 期 整 備 区 間 が 暫 定 2 車 線 で 供 用 開 始 しました 大 型 車 両 の 通 行 が 多 く 慢 性 的 な 渋 滞 が 続 くた 他 地 域 に 比 べ 鉄 道 バスなどの 公 共 交 通 網 へのア クセスが 不 足 しているため コミュニティバスル ートの 見 直 しなど その 向 上 が 望 まれます 国 道 254 号 バイパスの 早 期 整 備 による 市 の 骨 格 的 な 道 路 の 整 備 が 望 まれます 自 動 車 と 歩 行 者 の 道 路 機 能 が 混 在 しており 通 学 時 の 危 険 性 も 指 摘 されていることから 安 全 な 歩 行 者 空 間 の 確 保 が 求 められます 通 学 路 の 安 全 性 の 確 保 またルートの 見 直 しなど が 必 要 です め 集 落 地 内 の 通 過 交 通 も 多 く 見 られます 市 街 地 整 備 地 域 内 に 小 中 学 校 が 無 く 通 学 距 離 が 長 い 状 況 です 公 園 やスポーツ 施 設 などの 整 備 された 公 共 空 間 は 内 間 木 公 園 など 尐 ない 状 況 です 市 営 の 温 浴 施 設 である 湯 ~ぐうじょうを 継 続 す 下 水 道 などの 生 活 基 盤 施 設 日 常 生 活 に 重 要 な 公 共 施 設 および 医 療 施 設 などの 誘 致 圏 ( 施 設 利 用 の 想 定 される 範 囲 ) 外 が 多 いため その 充 実 が 望 ま れます 廃 止 となった 湯 ~ぐうじょうは 早 期 の 跡 地 利 用 が 求 められています ることが 困 難 となり 平 成 25 年 (2013 年 )に 廃 止 となりました 100

7 緑 景 観 環 境 共 生 水 田 畑 などの 良 好 な 農 地 が 広 がっています 荒 川 新 河 岸 川 など 良 好 な 水 辺 空 間 を 有 する 自 然 環 境 に 恵 まれています かつては 地 域 住 民 による 草 刈 などが 各 所 で 行 わ れていましたが 人 口 の 減 尐 などにより 困 難 な 状 況 です 河 川 敷 では 電 化 製 品 や 乗 用 車 など の 不 法 投 棄 も 見 られます 安 全 安 心 大 雤 時 には 浸 水 などの 水 害 が 頻 繁 に 発 生 してい ます 新 河 岸 川 からの 水 害 を 防 止 する 施 設 である 朝 霞 調 節 池 が 平 成 20 年 (2008 年 )に 完 成 しました 上 内 間 木 に 民 間 の 協 力 のもと 災 害 時 の 一 時 避 難 所 が 設 置 されました 避 難 場 所 が 地 域 内 に 尐 ないため 避 難 場 所 まで の 距 離 は 遠 くなっています 河 川 や 残 存 する 緑 地 などの 保 全 自 然 資 源 の 質 の 維 持 向 上 ビオトープ( 動 植 物 の 生 息 生 育 空 間 )などの 公 園 整 備 など レクリエーション( 休 養 娯 楽 ) 拠 点 としての 拡 充 が 求 められます 既 存 の 自 然 保 護 活 動 や 地 域 住 民 による 水 路 清 掃 活 動 などの 従 来 からの 取 組 を 活 かし その 支 援 な どが 望 まれます 水 路 の 復 元 や 遊 歩 道 としての 整 備 など 良 好 な 水 辺 空 間 の 保 全 が 求 められます 狭 あい 道 路 や 行 き 止 まり 道 路 の 解 消 などによる 避 難 場 所 へのアクセスの 向 上 が 望 まれます 近 年 多 発 する 集 中 豪 雤 (ゲリラ 豪 雤 ) 対 策 の 検 討 が 求 められています 主 要 な 避 難 場 所 が 地 域 外 でアクセスも 困 難 なこと から 地 域 内 に 一 時 的 な 避 難 場 所 の 確 保 が 望 まれ ます 複 数 の 河 川 に 囲 まれた 地 域 であり 雤 水 排 水 対 策 なども 含 め 治 水 対 策 や 遊 歩 道 の 整 備 などによ る 親 水 空 間 の 確 保 が 求 められます 101

8 内 間 木 地 域 の 課 題 図 102

9 (3) 地 域 づくりの 目 標 ( 将 来 像 ) 地 域 別 ワークショップにおいて 検 討 抽 出 されたキーワードをもとに 地 域 の 将 来 像 を 設 定 します 1 将 来 像 あ 彩 あざやか に さ 爽 やかに か 川 面 奏 でる し 春 夏 秋 冬 う 潤 い ち 調 和 ま 真 心 の ぎ 義 理 と 愛 情 の 郷 ~ 残 存 する 豊 かな 自 然 の 整 備 保 全 ~ 2まちづくりの 方 向 性 残 存 する 自 然 資 源 の 保 全 維 持 管 理 の 充 実 産 業 系 土 地 用 途 の 集 落 地 ( 市 街 化 調 整 区 域 内 において 人 が 集 まって 生 活 している 地 域 )などへの 配 慮 を 充 実 し 良 好 な 自 然 環 境 や 農 地 に 囲 まれた 潤 いのある 住 み 良 いまちを 目 指 します 下 水 道 などの 生 活 に 身 近 な 都 市 施 設 整 備 の 充 実 道 路 交 通 環 境 の 改 善 や 公 共 交 通 網 の 充 実 を 図 り よ り 快 適 に そして 水 害 などの 災 害 の 安 全 性 を 高 め 安 心 安 全 に 暮 らせるまちを 目 指 します 新 河 岸 川 流 域 の 親 水 性 を 高 めるとともに アクセスの 改 善 を 図 り 他 地 域 との 交 流 促 進 を 目 指 します 将 来 像 設 定 にあたってのキーワード サブテーマ ( 地 域 別 ワークショップより) 自 然 安 全 川 親 密 他 地 域 に 比 べ 残 存 する 比 較 的 豊 かな 自 然 を 整 備 保 全 していきたい 川 に 囲 まれた 地 域 を 治 水 の 意 味 も 込 めて 親 水 性 を 高 めていきたい 22 世 紀 を 目 指 し これからの 人 間 生 活 は 安 心 安 全 が 重 要 項 目 である 安 心 して 子 育 てができる 自 然 環 境 や 親 密 な 人 間 関 係 を 維 持 したい 103

10 内 間 木 地 域 の 地 域 づくり 方 針 図 104

11 (4) 地 域 づくりの 基 本 方 針 内 間 木 地 域 の 地 域 づくりの 目 標 を 具 体 的 に 進 めていくための 方 針 を 全 体 構 想 分 野 別 方 針 に 示 す 事 項 を 基 本 として 土 地 利 用 道 路 交 通 市 街 地 整 備 緑 景 観 環 境 共 生 安 全 安 心 の 分 野 に 区 分 して 整 理 し その 総 括 について 地 域 づくり 方 針 図 に 示 します 1 土 地 利 用 上 内 間 木 などの 既 存 集 落 地 については 残 存 する 緑 や 農 地 の 保 全 により 集 落 地 環 境 を 維 持 します ま た 産 業 系 の 土 地 利 用 も 見 られることから 施 設 が 立 地 する 周 辺 環 境 への 配 慮 により 適 切 な 誘 導 を 図 ります 国 道 254 号 バイパスは 一 部 が 供 用 開 始 され 交 通 の 利 便 性 が 向 上 したことから その 沿 道 については 周 辺 の 自 然 と 調 和 のとれたまちづくりゾーンとして 地 域 の 活 性 化 に 資 する 土 地 利 用 を 検 討 します キ ーワート 3 朝 霞 市 障 害 者 ふれあいセンターなどの 設 置 予 定 の 公 共 性 の 高 い 施 設 などを 活 用 するとともに 教 育 や 文 化 福 祉 などの 機 能 充 実 について 検 討 し 地 域 生 活 の 利 便 性 向 上 に 努 めます 資 材 置 き 場 などによる 周 辺 環 境 の 悪 化 を 減 らし 住 み 心 地 の 良 いと 感 じられる 景 観 の 形 成 に 配 慮 します 2 道 路 交 通 県 道 朝 霞 蕨 線 や 地 域 に 整 備 されている 主 な 市 道 については 自 動 車 と 歩 行 者 および 自 転 車 利 用 の 分 離 のための 交 通 規 制 の 検 討 などにより 地 域 の 生 活 軸 通 学 路 としての 安 全 性 を 確 保 します キーワー ト 6 8 国 道 254 号 バイパスの 一 部 を 供 用 開 始 し 交 通 量 が 増 加 したため 周 辺 道 路 の 安 全 性 を 確 保 します キ ーワート 7 新 河 岸 川 を 渡 り 北 朝 霞 駅 朝 霞 台 駅 など 本 市 の 都 市 機 能 が 集 積 する 地 区 へのアクセスを 向 上 させる 道 路 橋 梁 の 整 備 を 検 討 します キーワート 19 多 様 な 移 動 ニーズに 応 じた 運 行 サービスの 検 討 など 地 域 の 特 性 に 合 ったコミュニティバスルートの 見 直 し 民 間 バス 事 業 者 への 要 請 などにより 公 共 交 通 の 利 便 性 向 上 に 努 めます キーワート 9 3 緑 景 観 環 境 共 生 荒 川 新 河 岸 川 に 囲 まれ 広 大 な 河 川 敷 を 有 していることから 水 と 水 辺 の 自 然 資 源 の 保 全 に 努 めま す キーワート 12 荒 川 新 河 岸 川 地 域 内 の 水 路 などの 水 と 水 辺 に 残 存 する 緑 の 保 全 や 遊 歩 道 の 整 備 充 実 の 検 討 な どにより 水 辺 空 間 の 保 全 活 用 を 図 ります キーワート 12 地 域 に 残 存 する 緑 として 既 存 の 公 園 農 地 朝 霞 調 節 池 周 辺 などについても 位 置 づけ まちづくり への 一 層 の 活 用 を 検 討 します キーワート 12 近 郊 緑 地 保 全 区 域 である 荒 川 沿 いのまとまった 緑 の 保 全 とともに 余 暇 活 動 の 場 としての 活 用 を 図 ります キーワート 12 貴 重 な 湿 地 環 境 が 残 されている 朝 霞 調 節 池 は 適 切 な 樹 林 地 管 理 のもと 緑 の 拠 点 として 自 然 環 境 の 105

12 維 持 と 保 全 や 動 植 物 の 環 境 保 護 に 努 めます キーワート 12 内 間 木 公 園 などの 施 設 の 修 繕 などを 計 画 的 に 進 めるとともに ユニバーサルデザインなど 誰 でも 安 心 して 利 用 できる 施 設 づくりを 推 進 します キーワート 25 農 業 生 産 の 基 盤 となる 農 地 の 貸 し 借 りを 促 進 し 集 約 化 を 図 り 農 地 の 保 全 や 有 効 活 用 を 促 進 します キーワート 10 4 市 街 地 整 備 合 併 処 理 浄 化 槽 などの 設 置 充 実 とともに 下 水 道 処 理 区 の 拡 充 検 討 も 視 野 に 入 れ 地 域 の 排 水 処 理 機 能 の 向 上 を 促 進 します キーワート 16 5 安 全 安 心 集 落 地 と 公 共 施 設 を 結 ぶ 道 路 網 の 充 実 により 災 害 時 の 避 難 経 路 の 確 保 充 実 に 努 めます キーワート 21 河 川 に 囲 まれる 地 域 特 性 をふまえ 低 地 部 の 水 害 に 対 する 安 全 性 の 維 持 確 保 に 資 するよう 雤 水 排 水 対 策 などを 含 め 総 合 的 な 治 水 対 策 に 努 めます また 荒 川 にかかるJR 武 蔵 野 線 の 橋 梁 部 で 局 地 的 に 堤 防 が 低 い 区 間 においては 盛 土 などにより 高 さを 確 保 するよう 関 係 機 関 に 働 きかけていきます キーワート 20 市 民 との 協 働 により 防 災 に 関 する 課 題 の 把 握 や 情 報 の 共 有 化 を 積 極 的 に 進 めます 総 合 計 画 と 連 携 してまちづくりに 取 り 組 む 主 な 内 容 農 地 転 用 による 資 材 置 き 場 や 駐 車 場 の 増 加 をふまえ 市 民 と 行 政 の 協 働 により 地 域 づく りの 目 標 を 具 体 化 するためのまちづくりのルールを 検 討 すること 自 然 資 源 を 活 かし より 快 適 な 環 境 を 形 成 していくため 地 域 住 民 が 一 体 となって 取 り 組 むイベントやコミュニティ 活 動 組 織 作 りを 支 援 すること キーワート 26 水 路 清 掃 や 水 辺 空 間 の 保 全 活 動 など 地 域 住 民 の 活 動 支 援 を 促 進 すること 106

13 地 域 別 懇 談 会 内 間 木 地 域 活 動 風 景 朝 霞 市 都 市 計 画 マスタープランの 見 直 しに 向 けて 平 成 27 年 (2015)8 月 までに 各 地 域 などで 計 5 回 地 域 づくりの 方 針 をまとめる 地 域 別 懇 談 会 10 年 後 のあなたの 地 域 について 考 えてみませんか を 各 地 域 の 方 々の 協 力 のもと 開 催 しました 第 1 回 10 年 間 を 振 り 返 り 地 域 の 魅 力 と 課 題 をワークショップ 形 式 で 話 し 合 い < 話 し 合 いの 結 果 > 地 域 の 魅 力 : 防 災 ( 調 節 池 防 災 倉 庫 ) 丸 沼 芸 術 の 森 荒 川 黒 目 川 新 河 岸 川 の 土 手 ( 散 歩 に 最 適 ) 地 域 の 課 題 : 水 害 が 多 い 歩 道 整 備 狭 あい 道 路 の 改 善 大 型 車 が 多 い 交 通 の 便 が 悪 い 産 業 廃 棄 物 が 多 い 第 2 回 地 域 の 魅 力 と 課 題 を 実 際 に 見 に 行 く タウンウォッチング を 実 施 <タウンウォッチングで 気 づいたこと> 国 道 254 号 バイパスの 早 期 開 通 で 都 市 計 画 を 成 功 させよう 田 畑 と 道 の 駅 を 活 かしたプロジェクトづくり サイクリングロードを 作 り 美 しい 景 色 を 楽 しむ 治 水 対 策 ( 調 節 池 が 必 要 ) など 第 3 回 第 1 回 第 2 回 の 結 果 をふまえた 地 域 のまちづくりの 検 討 < 話 し 合 いの 結 果 > 土 地 利 用 : 湯 ~ぐうじょうの 跡 地 利 用 道 路 交 通 : 国 道 254 号 バイパス 周 辺 の 道 路 の 安 全 対 策 県 道 朝 霞 蕨 線 の 道 路 拡 幅 の 推 進 安 全 安 心 : 浸 水 防 止 対 策 と 水 害 に 対 応 した 避 難 場 所 体 制 の 確 保 など 第 4 回 地 域 のまちづくりに 関 する 意 見 交 換 会 ( 考 えられる 取 組 について) 第 5 回 合 同 成 果 発 表 会 < 話 し 合 いの 結 果 > 浸 水 防 止 対 策 と 水 害 に 対 応 した 避 難 場 所 体 制 の 確 保 について 安 全 な 避 難 所 および 避 難 体 制 の 確 保 逃 げ 込 める( 歩 いて 行 ける 距 離 ) 避 難 所 を 分 散 して 配 置 / 地 域 単 位 におけ る 災 害 時 対 応 の 検 討 / 一 時 避 難 所 の 増 設 など 防 災 の 取 組 地 域 住 民 の 意 見 を 基 に ハザードマップ 避 難 路 の 検 証 修 正 / 住 民 自 治 の 意 識 を 高 める/ 行 政 による 地 域 の 意 見 をまとめる 仕 組 みづくり など 107

14 3. 北 部 地 域 ( 北 原 西 原 朝 志 ヶ 丘 宮 戸 浜 崎 田 島 等 ) (1) 地 域 の 概 要 当 地 域 は 本 市 の 北 側 に 位 置 し 地 域 の 北 側 を 新 河 岸 川 が 南 側 を 黒 目 川 が 流 れています 地 域 の 北 西 側 は 志 木 市 に 接 しています 当 地 域 は 明 治 22 年 (1889 年 ) 宮 戸 村 浜 崎 村 田 島 村 その 他 2 村 が 合 併 し 内 間 木 村 として 誕 生 しました 昭 和 30 年 (1955 年 )には 朝 霞 町 と 合 併 し その 後 昭 和 42 年 (1967 年 )に 市 制 施 行 に より 朝 霞 市 となりました 地 域 の 南 西 側 には 北 朝 霞 駅 朝 霞 台 駅 があります 地 域 の 東 側 から 南 側 は 市 街 化 調 整 区 域 で 農 地 が 広 がっています 一 方 西 側 の 駅 周 辺 は 市 街 化 区 域 で 商 業 地 域 や 住 宅 地 となっています 駅 周 辺 は 土 地 区 画 整 理 事 業 が 完 了 しており また 地 区 計 画 により 商 業 集 積 が 図 られています 平 成 23 年 に 宮 戸 二 丁 目 地 区 ( 旧 暫 定 逆 線 引 き 地 区 )の 約 10.8ha が 市 街 化 区 域 に 編 入 されました 地 域 の 面 積 は 約 385ha で 本 市 全 体 の 約 21%を 占 め 地 域 内 人 口 についても 約 28,500 人 で 市 全 体 の 約 21%を 占 めています 地 域 内 の 人 口 は 駅 周 辺 の 地 域 を 中 心 に 平 成 17 年 以 降 最 も 人 口 が 増 加 し た( 約 17% 増 ) 地 域 となっています 朝 霞 市 における 北 部 地 域 の 位 置 108

15 (2) 地 域 の 現 況 と 主 要 課 題 地 域 の 現 況 及 びこれから 10 年 のまちづくりの 課 題 について 地 域 別 懇 談 会 で 出 された 意 見 を 中 心 に 次 のとおり 整 理 します 土 地 利 用 現 況 課 題 地 域 の 約 60%が 市 街 化 区 域 に 指 定 され そのう ち 南 側 の 駅 周 辺 は 土 地 区 画 整 理 事 業 が 完 了 し ており 商 業 機 能 の 集 積 が 見 られます 地 域 の 北 側 は 形 成 年 代 が 古 く 小 規 模 な 開 発 に よる 宅 地 化 か 進 んできた 地 区 です 旧 暫 定 逆 線 引 き 地 区 で 市 街 化 区 域 に 編 入 された 宮 戸 二 丁 目 地 区 には 農 地 などが 多 く 残 ってい ます 河 川 沿 いの 市 街 化 調 整 区 域 では 一 部 集 落 がある ものの 概 ね 農 地 となっています 良 好 な 田 園 風 景 が 広 がっていますが 相 続 時 などに 土 地 転 用 が 多 く 見 られます わくわくどーむ( 健 康 増 進 センター)や 産 業 文 化 センターなど 市 街 化 調 整 区 域 に 公 共 施 設 が 多 く 立 地 しています 道 路 交 通 道 路 幅 員 が 狭 く 歩 道 が 設 置 されている 道 路 が 尐 ない 状 況 です JR 武 蔵 野 線 が 地 域 の 東 西 に 東 武 東 上 線 が 地 域 界 を 南 北 に 横 断 しており 北 朝 霞 駅 朝 霞 台 駅 が 設 置 されています 駅 前 に 地 下 自 転 車 駐 車 場 などが 設 置 されていま すが 放 置 自 転 車 が 商 店 前 や 広 場 などに 存 在 し ます 都 市 計 画 道 路 が 決 定 されていますが 未 整 備 な 部 分 があります 市 街 地 整 備 都 市 公 園 が 尐 なく 地 域 内 人 口 一 人 当 たりの 地 域 内 都 市 公 園 面 積 が 最 も 狭 くなっています 住 宅 が 密 集 した 地 域 があり 地 震 火 災 など に 対 する 防 災 対 策 が 懸 念 されています JR 武 蔵 野 線 と 東 武 東 上 線 の 乗 換 駅 となっている 北 朝 霞 駅 朝 霞 台 駅 があり 多 くの 駅 利 用 者 の 流 動 を 活 かした 商 業 的 土 地 利 用 の 充 実 を 図 るととも に 生 活 に 身 近 な 商 業 環 境 の 充 実 など バランス のとれた 住 環 境 の 形 成 保 持 が 求 められています 市 街 地 には 農 地 の 混 在 が 見 られ 保 全 すべき 農 地 と 住 宅 の 整 序 が 望 まれます 市 街 化 調 整 区 域 内 に 立 地 する 公 共 施 設 へのアク セスの 向 上 が 求 められています 自 転 車 と 歩 行 者 の 道 路 機 能 が 混 在 しており 通 学 時 の 危 険 性 も 指 摘 されていることから 安 全 な 歩 行 者 空 間 の 確 保 が 求 められます 駅 周 辺 の 駐 輪 場 の 更 なる 有 効 活 用 や 公 共 交 通 機 能 の 充 実 など 使 いやすい 駅 前 空 間 づくりが 必 要 です 抜 け 道 などとして 利 用 されている 生 活 道 路 につ いて 面 的 速 度 規 制 や 一 方 通 行 化 などの 導 入 によ る 交 通 安 全 対 策 が 求 められています 自 転 車 道 と 黒 目 川 を 結 ぶなど 自 転 車 道 のネッ トワーク 化 が 求 められています 街 区 公 園 など 生 活 に 身 近 な 公 園 が 不 足 しており その 充 実 とともに 既 存 公 園 の 緑 化 や 環 境 の 改 善 など 質 的 な 向 上 が 望 まれています 住 宅 が 密 集 した 地 域 も 見 られ その 改 善 ととも に 防 災 性 の 向 上 も 含 めた 緑 地 の 確 保 が 求 められ ます 109

16 緑 景 観 環 境 共 生 水 田 は 減 尐 傾 向 にありますが 新 河 岸 川 沿 いに 残 存 する 自 然 資 源 と 調 和 し 都 市 景 観 へ 配 慮 し まとまった 農 地 が 残 存 し 良 好 な 田 園 風 景 を 形 た 市 街 地 の 一 層 の 緑 化 の 推 進 が 求 められます 成 しています 斜 面 林 の 保 全 による 緑 豊 かな 景 観 の 維 持 が 望 ま 黒 目 川 新 河 岸 川 など 良 好 な 水 辺 空 間 を 有 す れます る 自 然 環 境 に 恵 まれています 地 域 住 民 および 民 間 企 業 などの 参 加 による 緑 化 斜 面 林 など 緑 豊 かな 空 間 が 点 在 しますが そ の 推 進 が 必 要 です の 多 くは 個 人 の 所 有 地 ( 民 地 )です 河 川 沿 いの 環 境 を 活 かし 河 川 周 辺 の 親 水 性 の 向 黒 目 川 沿 いは 桜 並 木 の 遊 歩 道 が 整 備 されています 上 とともに 既 存 公 園 などをつなぐルートを 形 成 するなど 地 域 内 の 水 と 緑 の 回 遊 性 の 向 上 が 望 ま れます 安 全 安 心 狭 い 道 路 が 多 く 防 災 上 危 険 な 地 域 があります 住 宅 地 における 体 系 的 な 交 通 網 の 充 実 や 狭 あ い 道 路 や 行 き 止 まり 道 路 の 解 消 などによる 避 難 場 所 へのアクセスの 向 上 が 望 まれます 地 域 内 に 立 地 する 東 京 都 朝 霞 浄 水 場 などの 公 共 機 関 と 連 携 した 防 災 機 能 の 充 実 が 求 められていま す 近 年 多 発 する 集 中 豪 雤 (ゲリラ 豪 雤 )に 関 する 対 策 の 検 討 が 求 められています 木 造 の 建 築 物 が 密 集 する 地 域 における 空 き 家 対 策 が 求 められています 110

17 北 部 地 域 の 課 題 図 111

18 (3) 地 域 づくりの 目 標 ( 将 来 像 ) 地 域 別 ワークショップにおいて 検 討 抽 出 されたキーワードをもとに 地 域 の 将 来 像 を 設 定 します 1 将 来 像 身 近 なみどりにあふれ 人 がめぐりあい 心 豊 かに 暮 らす まち 2まちづくりの 方 向 性 かつて 無 秩 序 な 市 街 化 が 形 成 されてきた 既 存 市 街 地 における 狭 あい 道 路 ( 幅 員 4m 未 満 )の 改 善 な どにより 安 心 安 全 に 暮 らせる 快 適 な 住 環 境 の 形 成 を 目 指 します 黒 目 川 新 河 岸 川 の 河 川 沿 いの 空 間 の 保 全 とともに 空 閑 地 の 活 用 による 公 園 の 確 保 や 残 存 する 農 地 や 緑 地 の 保 全 を 図 り 河 川 や 公 園 などとのネットワーク 化 を 推 進 し 一 体 的 な 活 用 を 目 指 します 駅 周 辺 においては 商 業 業 務 機 能 のバランスよい 配 置 などにぎわいの 拠 点 にふさわしい 環 境 づくり を 図 るとともに 居 住 地 においては 生 活 に 身 近 な 商 業 機 能 の 充 実 を 目 指 します 将 来 像 設 定 にあたってのキーワード サブテーマ ( 地 域 別 ワークショップより) 人 づくり システムづくり 歩 行 者 安 心 安 全 めぐりあい 自 然 資 源 安 心 安 全 な 住 環 境 道 路 環 境 づくりを 図 り 心 も 体 も 豊 かになれるまちづくりをした い 道 路 の 住 み 分 け( 注 )や 回 遊 性 の 向 上 を 図 り 人 々がめぐりあえるまちづくりをしたい 車 道 の 拡 幅 や 歩 行 者 専 用 道 路 整 備 など 一 律 では なく 特 徴 により 整 備 内 容 をかえること 残 存 する 朝 霞 の たからもの とも 言 える 資 源 を 子 ども 達 に 残 し 受 け 継 いでいきた い 112

19 北 部 地 域 の 地 域 づくり 方 針 図 113

20 (4) 地 域 づくりの 基 本 方 針 北 部 地 域 の 地 域 づくりの 目 標 を 具 体 的 に 進 めていくための 方 針 を 全 体 構 想 分 野 別 方 針 に 示 す 事 項 を 基 本 として 土 地 利 用 道 路 交 通 市 街 地 整 備 緑 景 観 環 境 共 生 安 全 安 心 の 分 野 に 区 分 して 整 理 し その 総 括 について 地 域 づくり 方 針 図 に 示 します 1 土 地 利 用 北 朝 霞 駅 朝 霞 台 駅 周 辺 の 多 くの 居 住 者 や 駅 利 用 者 を 有 する 潜 在 需 要 の 高 さに 対 応 するよう 今 後 も 地 区 計 画 による 誘 導 を 維 持 し 両 駅 周 辺 における にぎわい の 演 出 や 魅 力 ある 商 業 業 務 空 間 の 形 成 を 図 ります キーワート 2 14 黒 目 川 沿 いに 隣 接 する 西 部 地 域 や 東 部 地 域 の 医 療 福 祉 施 設 などを 始 めとする 公 共 公 益 施 設 と 一 体 となった 公 共 施 設 ゾーンの 形 成 を 図 るとともに 北 朝 霞 駅 朝 霞 台 駅 周 辺 との 連 携 強 化 を 図 ります キーワート 4 朝 志 ヶ 丘 地 区 に 形 成 されている 地 域 の 活 力 を 支 える 既 存 商 店 街 の 安 全 快 適 に 買 物 ができる 生 活 に 身 近 な 商 業 環 境 の 充 実 を 支 援 します キーワート 2 宮 戸 地 区 などの 農 地 については 農 業 生 産 の 基 盤 となる 農 地 の 貸 し 借 りを 促 進 し 農 地 を 集 約 化 する とともに 農 地 を 保 全 するなど 農 地 の 有 効 活 用 を 促 進 します (Ⅴ7(3)2)また 宮 戸 2 丁 目 地 区 地 区 計 画 の 区 域 内 の 農 地 については 周 辺 環 境 との 調 和 に 配 慮 した 計 画 的 な 宅 地 化 や 農 地 の 保 全 などを 進 めます キーワート 10 2 道 路 交 通 北 朝 霞 駅 朝 霞 台 駅 周 辺 の 駐 車 場 施 設 や 自 転 車 駐 輪 施 設 の 適 正 な 運 用 や 交 通 施 設 の 改 善 などにより 駅 利 用 者 歩 行 者 に 配 慮 した 安 全 な 歩 行 者 空 間 を 確 保 します キーワート 2 県 道 大 井 朝 霞 線 や 地 域 に 整 備 されている 主 な 市 道 については 自 動 車 と 歩 行 者 および 自 転 車 利 用 者 の 分 離 のための 交 通 規 制 の 検 討 などにより 地 域 の 生 活 軸 通 学 路 としての 安 全 性 を 確 保 します キ ーワート 宮 戸 浜 崎 田 島 地 区 など 駅 から 遠 隔 となる 住 宅 地 における 体 系 的 な 道 路 網 の 整 備 を 進 め 地 域 に 立 地 する 公 共 施 設 や 避 難 場 所 などへのアクセスを 高 めます キーワート 21 朝 霞 第 七 小 学 校 の 周 辺 や 朝 志 ヶ 丘 などの 住 宅 地 においては 一 定 の 区 間 内 における 速 度 抑 制 や 一 方 通 行 化 など 交 通 規 制 の 導 入 を 検 討 します キーワート 7 8 通 学 路 や 北 朝 霞 駅 東 側 朝 霞 浄 水 場 周 辺 など 危 険 な 交 差 点 から 優 先 的 に 交 通 安 全 対 策 を 実 施 します キーワート 8 3 緑 景 観 環 境 共 生 北 割 公 園 浜 崎 公 園 など 既 存 公 園 の 質 的 向 上 とともに 地 域 に 残 存 する 未 利 用 地 などの 活 用 により 生 活 に 身 近 な 広 場 や 公 園 を 充 実 していきます キーワート 10 黒 目 川 新 河 岸 川 地 域 内 の 水 路 などの 水 と 水 辺 に 残 存 する 緑 の 保 全 や はあとぴあ( 総 合 福 祉 セン ター) わくわくどーむ( 健 康 増 進 センター)などの 周 辺 公 共 施 設 との 連 携 により 親 水 空 間 づくりを 推 進 します キーワート 4 114

21 地 域 を 特 徴 づける 宮 戸 地 区 の 新 河 岸 川 沿 いに 武 蔵 野 台 地 の 崖 線 に 残 存 する 斜 面 林 の 保 全 について 検 討 します キーワート 12 地 域 の 主 要 施 設 ( 鉄 道 駅 商 店 街 公 共 施 設 公 園 など)を 河 川 や 道 路 で 結 ぶとともに 街 路 樹 など による 道 路 の 緑 化 を 推 進 します また 鉄 道 駅 と 黒 目 川 を 結 び 川 沿 いを 散 策 できる 歩 行 者 及 び 自 転 車 ネットワークや 地 域 生 活 の 主 要 軸 の 形 成 にも 資 する 水 と 緑 の 軸 づくりを 検 討 します キーワート 地 域 の 関 係 者 が 連 携 し 協 力 するなど 既 存 宅 地 の 生 垣 化 などによる 住 宅 地 の 緑 化 を 進 め まちなみ 形 成 や 潤 いのある 住 環 境 の 向 上 を 促 進 します キーワート 11 4 市 街 地 整 備 朝 志 ヶ 丘 地 区 など 木 造 住 宅 が 密 集 する 地 域 や 宮 戸 地 区 にように 狭 あい 道 路 や 行 き 止 まり 道 路 が 多 い 地 区 については 道 路 などの 基 盤 の 整 備 を 進 めるとともに 建 物 の 不 燃 化 耐 震 化 共 同 化 など 防 災 性 の 向 上 を 促 進 し 良 好 な 住 宅 市 街 地 の 形 成 を 誘 導 します キーワート 安 全 安 心 地 域 防 災 計 画 に 基 づき 災 害 時 の 避 難 場 所 の 確 保 とともに 東 京 都 朝 霞 浄 水 場 などとの 連 携 による 災 害 時 の 連 絡 体 制 の 強 化 を 検 討 します また 住 宅 が 密 集 する 朝 志 ヶ 丘 地 区 などについては 道 路 や 公 園 などのオープンスペースの 確 保 を 図 ります キーワート 河 川 に 囲 まれる 地 域 特 性 をふまえ 低 地 部 の 水 害 に 対 する 安 全 性 の 維 持 確 保 に 資 するよう 雤 水 排 水 対 策 なども 含 め 総 合 的 な 治 水 対 策 に 努 めます キーワート 20 高 齢 化 や 核 家 族 化 の 進 展 とともに 顕 在 化 している 管 理 不 全 な 空 き 家 等 の 問 題 は 空 家 等 対 策 の 推 進 に 関 する 特 別 措 置 法 に 基 づき 改 善 に 取 組 良 好 な 生 活 環 境 の 確 保 に 努 めます キーワート 24 総 合 計 画 と 連 携 してまちづくりに 取 り 組 む 主 な 内 容 行 政 による 取 組 のほか 行 政 は 違 法 駐 車 や 不 法 投 棄 対 策 防 災 対 策 など 地 域 住 民 の 活 動 の 支 援 を 促 進 すること 市 民 と 行 政 の 協 働 による よりよいまちづくりへの 取 組 を 推 進 すること 自 然 資 源 等 を 活 かし より 快 適 な 環 境 を 形 成 していくため 地 域 住 民 が 一 体 となって 取 り 組 むコミュニティ 活 動 組 織 づくりの 支 援 やまちづくりを 支 えるルールづくりを 検 討 すること 野 菜 などの 地 産 地 消 ができる 環 境 を 整 えること 115

22 地 域 別 懇 談 会 北 部 地 域 活 動 風 景 朝 霞 市 都 市 計 画 マスタープランの 見 直 しに 向 けて 平 成 27 年 (2015)8 月 までに 各 地 域 などで 計 5 回 地 域 づくりの 方 針 をまとめる 地 域 別 懇 談 会 10 年 後 のあなたの 地 域 について 考 えてみませんか を 各 地 域 の 方 々の 協 力 のもと 開 催 しました 第 1 回 10 年 間 を 振 り 返 り 地 域 の 魅 力 や 課 題 をワークショップ 形 式 で 話 し 合 い < 話 し 合 いの 結 果 > 地 域 の 魅 力 : 交 通 の 便 が 良 い 健 康 づくり(わくわくドーム) 安 全 対 策 ( 減 速 反 射 テープ) 自 転 車 道 が 出 来 た 地 域 の 課 題 : 交 通 事 故 ( 交 差 点 ) 歩 道 の 整 備 集 中 豪 雤 対 策 医 療 介 護 施 設 がない 第 2 回 地 域 の 魅 力 と 課 題 を 実 際 に 見 に 行 く タウンウォッチング を 実 施 <タウンウォッチングで 気 づいたこと> ゾーンによる 交 通 規 制 の 検 討 や 一 方 通 行 化 の 実 現 を 要 望 商 店 街 が 利 用 される 工 夫 が 必 要 新 河 岸 川 の 下 に 歩 道 があると 良 い 黒 目 川 が 思 っていたよりも 綺 麗 第 3 回 第 1 回 第 2 回 の 結 果 をふまえた 地 域 のまちづくりの 検 討 < 検 討 結 果 > 道 路 交 通 : 小 学 校 周 辺 の 通 学 路 の 安 全 対 策 地 域 住 民 による 安 全 対 策 ( 一 方 通 行 によるモデル 地 区 化 ) 緑 景 観 環 境 共 生 : 駅 と 黒 目 川 を 結 び 川 沿 いを 散 策 できる 歩 行 者 および 自 転 車 ネットワークの 充 実 安 全 安 心 : 雤 水 対 策 を 重 点 的 に 進 める など 第 4 回 地 域 のまちづくりに 関 する 意 見 交 換 会 ( 考 えられる 取 組 について) < 話 し 合 いの 結 果 > 小 学 校 周 辺 の 通 学 路 の 安 全 対 策 について 関 係 者 が 集 まって 話 し 合 う 場 づくり( 情 報 交 換 共 有 実 行 ) 通 学 路 の 現 状 把 握 / 児 童 と 一 緒 に 通 学 / 時 間 制 限 つきの 交 通 規 制 / 児 童 に 対 するアンケートの 実 施 / 事 例 研 究 など 地 域 住 民 による 安 全 対 策 ( 一 方 通 行 によるモデル 地 区 化 ) について 関 係 者 による 実 態 把 握 地 域 住 民 通 行 者 などへの 認 識 調 査 / 交 通 量 調 査 / 事 故 の 量 状 況 の 把 握 / 一 方 通 行 化 となった 場 合 の 地 域 への 影 響 調 査 など 第 5 回 合 同 成 果 発 表 会 など 116

23 4. 東 部 地 域 ( 岡 根 岸 台 仲 町 等 ) (1) 地 域 の 概 要 当 地 域 は 本 市 の 東 側 に 位 置 し 地 域 の 北 側 を 黒 目 川 が 流 れ 東 端 で 新 河 岸 川 と 合 流 しています 地 形 は 川 沿 いの 荒 川 低 地 と 内 陸 部 の 武 蔵 野 台 地 となっており 地 域 の 東 南 側 は 和 光 市 に 接 しています 当 地 域 は 明 治 22 年 (1889 年 ) 根 岸 村 台 村 岡 村 が 膝 折 村 その 他 2 村 と 合 併 し 膝 折 村 となりま した 昭 和 7 年 (1932 年 )の 町 制 施 行 時 に 朝 霞 町 として 改 名 し 昭 和 30 年 (1955 年 )には 内 間 木 村 と 合 併 し 朝 霞 町 に その 後 昭 和 42 年 (1967 年 )に 市 制 施 行 により 朝 霞 市 となりました 地 域 の 北 側 および 東 側 は 市 街 化 調 整 区 域 で 古 くからの 農 地 および 集 落 地 ( 市 街 化 調 整 区 域 内 におい て 人 が 集 まって 生 活 している 地 域 )となっており 田 園 風 景 が 広 がっています 地 域 の 西 側 を 東 武 東 上 線 が 走 っており 南 側 に 朝 霞 駅 があります 駅 周 辺 の 中 心 市 街 地 は 近 年 商 業 の 衰 退 が 見 られるため 周 辺 の 土 地 区 画 整 理 事 業 の 整 備 とあわせ 商 店 街 の 活 性 化 が 求 められています 旧 暫 定 逆 線 引 き 地 区 である 岡 一 丁 目 地 区 ( 約 10ha) 根 岸 台 二 丁 目 地 区 ( 約 14.9ha) 根 岸 台 七 丁 目 東 地 区 ( 約 8.9ha) 根 岸 台 七 丁 目 西 地 区 ( 約 8.6ha)が 市 街 化 区 域 に 編 入 されました 平 成 20 年 (2008 年 )に 向 山 地 区 の 土 地 区 画 整 理 事 業 が 完 了 し また 朝 霞 駅 ( 東 口 )の 駅 前 広 場 につ いても 同 年 に 完 成 しました 地 域 の 面 積 は 約 394ha で 本 市 全 体 の 約 21%を 占 め 地 域 内 人 口 についても 約 26,600 人 で 本 市 全 体 の 約 20%を 占 めています 人 口 は 駅 周 辺 を 中 心 に 増 加 傾 向 にあります 朝 霞 市 における 東 部 地 域 の 位 置 117

24 (2) 地 域 の 現 況 と 主 要 課 題 地 域 の 現 況 及 びこれから 10 年 のまちづくりの 課 題 について 地 域 別 懇 談 会 で 出 された 意 見 を 中 心 に 次 のとおり 整 理 します 現 況 課 題 土 地 利 用 地 域 の 約 67%が 市 街 化 区 域 となっており 地 域 の 北 側 と 東 側 に 市 街 化 調 整 区 域 があります 土 地 区 画 整 理 事 業 については 朝 霞 駅 周 辺 の 広 沢 地 区 や 地 域 の 北 側 の 向 山 地 区 は 施 行 が 完 了 しています 根 岸 台 五 丁 目 地 区 については 現 在 施 行 中 です 駅 周 辺 の 中 心 市 街 地 においては 商 業 の 衰 退 傾 向 が 見 られます 旧 暫 定 逆 線 引 き 地 区 の4 地 区 が 市 街 化 区 域 へ 編 入 され 地 区 内 には 農 地 などが 多 く 残 っていま す 平 成 16 年 (2004 年 ) 以 降 駅 周 辺 や 北 側 の 黒 目 川 沿 いの 地 域 などに 保 育 園 が 複 数 設 置 され 駅 周 辺 については 市 街 地 整 備 の 促 進 や 商 業 機 能 の 充 実 による 中 心 市 街 地 の 活 性 化 が 求 められて います 市 街 地 内 農 地 の 混 在 が 見 られ 保 全 すべき 農 地 と 住 宅 の 整 序 や 住 宅 地 の 質 の 向 上 などが 望 まれま す 工 場 撤 退 に 伴 い 発 生 した 大 規 模 跡 地 の 利 活 用 によ る 地 域 経 済 の 活 性 化 や 雇 用 の 確 保 が 求 められて います スーパーなど 買 物 環 境 の 充 実 が 求 められていま す 市 民 の 健 康 づくりに 資 する 拠 点 的 な 医 療 福 祉 教 育 施 設 の 集 約 的 土 地 利 用 を 図 ることが 求 めら れています ました 近 年 資 材 置 き 場 や 駐 車 場 が 増 加 しています 道 路 交 通 自 動 車 と 歩 行 者 の 道 路 機 能 が 混 在 しています 地 域 の 西 側 を 東 武 東 上 線 が 南 北 に 縦 断 してお り 南 側 に 朝 霞 駅 が 設 置 されています 朝 霞 駅 を 起 点 に コミュニティバスなど 多 く のバスが 運 行 しています 駅 へのアクセス 道 路 などの 都 市 計 画 道 路 が 決 定 され 整 備 が 進 められています 国 道 254 号 バイパスの 暫 定 2 車 線 供 用 開 始 に 伴 い 都 市 計 画 道 路 新 河 岸 川 通 線 が 全 線 廃 止 とな 安 全 な 歩 行 者 空 間 の 確 保 が 求 められます 子 どもの 安 全 を 考 えた 通 学 路 の 整 備 が 求 められて います 狭 あい 道 路 やカーブが 連 続 する 道 交 差 点 の 形 状 歩 行 者 が 歩 きにくい 歩 道 など 安 全 な 道 路 整 備 が 必 要 な 箇 所 が 多 くあり 改 善 が 求 められていま す 駅 への 交 通 手 段 として 自 転 車 の 通 行 量 が 多 く 自 転 車 人 車 の 錯 綜 が 見 られ 改 善 が 求 められ ています りました 市 街 地 整 備 地 域 内 に 水 はけの 悪 い 地 域 が 存 在 します 朝 霞 駅 東 口 は 都 市 再 生 機 構 が 行 なった 団 地 の 建 替 えに 伴 い 駅 前 広 場 を 整 備 しました 下 水 道 などの 都 市 基 盤 整 備 の 充 実 が 求 められま す 駅 前 および 県 道 和 光 志 木 線 の 沿 道 以 外 に 目 立 っ た 商 業 系 施 設 の 集 積 がなく 生 活 に 身 近 な 利 便 施 設 の 拡 充 が 望 まれます 118

25 緑 景 観 環 境 共 生 地 域 の 北 側 の 黒 目 川 沿 いの 地 域 においては わ くわく 田 島 緑 地 の 遊 歩 道 の 整 備 などにより 良 好 な 田 園 風 景 が 形 成 されています 黒 目 川 越 戸 川 および 湧 水 が 多 く 点 在 し 良 好 な 水 辺 空 間 を 有 する 自 然 環 境 に 恵 まれていま す 比 較 的 規 模 の 大 きい 都 市 公 園 や 文 化 財 など 歴 史 資 源 が 存 在 しています 斜 面 林 など 緑 豊 かな 空 間 が 点 在 しますが そ の 多 くは 個 人 の 所 有 地 ( 民 地 )です 平 成 18 年 (2006 年 ) 以 降 に 特 別 緑 地 保 全 地 区 が 5 箇 所 ( 計 2.0ha) 指 定 されています 安 全 安 心 狭 い 道 路 が 多 く 防 災 上 危 険 な 地 域 があります 点 在 する 公 園 や 歴 史 資 源 を 巡 る 散 策 路 遊 歩 道 の 整 備 など 水 と 緑 の 回 遊 性 の 向 上 が 求 められま す 河 川 や 水 辺 空 間 の 保 全 また 湧 水 の 水 量 水 質 の 維 持 が 求 められます 農 地 や 斜 面 林 などの 保 全 による 緑 豊 かな 景 観 の 維 持 が 望 まれます 残 存 する 自 然 資 源 と 調 和 し 都 市 景 観 に 配 慮 した 市 街 地 の 一 層 の 緑 化 ( 花 いっぱい 運 動 など 地 域 住 民 や 民 間 企 業 などの 参 加 を 充 実 )が 望 まれま す 旧 高 橋 家 住 宅 など 地 域 に 多 く 散 在 する 歴 史 性 の 高 い 要 素 については まちづくり 資 源 として 活 用 し ていく 事 が 望 まれます 街 区 公 園 など 生 活 に 身 近 な 公 園 の 充 実 や 既 存 公 園 の 緑 化 や 環 境 の 改 善 など 質 の 向 上 が 望 まれま す 住 宅 地 などにおける 体 系 的 な 交 通 網 の 充 実 や 狭 あい 道 路 や 行 き 止 まり 道 路 の 解 消 などによる 避 難 場 所 へのアクセスの 向 上 が 望 まれます 近 年 多 発 する 集 中 豪 雤 (ゲリラ 豪 雤 )に 関 する 対 策 の 検 討 が 求 められています 119

26 東 部 地 域 の 課 題 図 120

27 (3) 地 域 づくりの 目 標 ( 将 来 像 ) 地 域 別 ワークショップにおいて 検 討 抽 出 されたキーワードをもとに 地 域 の 将 来 像 を 設 定 します 1 将 来 像 水 と 緑 と 歴 史 に 囲 まれた 生 活 にうるおいをかんじるまち 2まちづくりの 方 向 性 農 地 の 保 全 活 用 旧 暫 定 逆 線 引 き 地 区 の 利 用 方 法 などについて 居 住 者 地 権 者 などと 検 討 してい くとともに 住 環 境 と 農 業 環 境 の 調 和 を 目 指 します 残 存 する 自 然 資 源 歴 史 資 源 を 保 全 し 起 伏 に 富 んだ 地 形 を 活 かした 散 策 路 づくりや 道 路 規 模 配 置 間 隔 などに 配 慮 した 体 系 的 な 道 路 網 の 形 成 により 安 心 して 楽 しく 歩 ける 歩 行 者 空 間 づくりを 目 指 します 朝 霞 駅 周 辺 については 生 活 利 便 性 の 向 上 憩 いやくつろぎの 場 としての 空 間 も 充 実 した 朝 霞 の 顔 と なるまちを 目 指 します 将 来 像 設 定 にあたってのキーワード サブテーマ ( 地 域 別 ワークショップより) 水 と 緑 と 歴 史 生 活 に うるおい 住 緑 水 史 道 の 共 存 を 図 り 人 に 優 しいま ちづくりを 進 めたい 静 かな 空 間 を 維 持 し 明 るく 豊 かな 生 活 の 充 実 を 図 る 坂 や 地 形 などを 活 かし 時 間 を 忘 れ 歩 いて 楽 しい 休 日 を 過 ごせるしくみづくり 自 然 歴 史 資 源 をつなぐ 来 街 者 地 元 住 民 ともに 楽 し める 歩 行 者 に 安 全 な 散 策 路 づくり 121

28 東 部 地 域 の 地 域 づくり 方 針 図 122

29 (4) 地 域 づくりの 基 本 方 針 東 部 地 域 の 地 域 づくりの 目 標 を 具 体 的 に 進 めていくための 方 針 を 全 体 構 想 分 野 別 方 針 に 示 す 事 項 を 基 本 として 土 地 利 用 道 路 交 通 市 街 地 整 備 緑 景 観 環 境 共 生 安 全 安 心 の 分 野 に 区 分 して 整 理 し その 総 括 について 地 域 づくり 方 針 図 に 示 します 1 土 地 利 用 岡 根 岸 台 地 区 については 残 存 する 緑 や 農 地 の 保 全 などにより 自 然 環 境 と 調 和 する 住 環 境 の 維 持 向 上 を 図 ります 朝 霞 駅 周 辺 の 商 業 地 については 市 街 地 整 備 の 促 進 と 商 業 機 能 充 実 を 図 るとともに 駅 周 辺 の 利 便 性 を 活 かした 各 種 生 活 サービス 機 能 の 集 約 などを 促 進 し 商 業 などの 活 性 化 を 図 ります キーワート 2 根 岸 台 3 丁 目 の 大 規 模 な 工 場 が 閉 鎖 となる 跡 地 及 びその 周 辺 については 今 後 も 地 域 経 済 を 支 え 雇 用 を 創 出 する 重 点 的 な 地 区 としての 土 地 利 用 の 誘 導 を 図 ります キーワート 5 黒 目 川 沿 いの 市 街 化 調 整 区 域 内 に 立 地 を 許 容 する 公 共 施 設 や 教 育 施 設 市 民 の 健 康 づくりに 資 する 拠 点 的 な 医 療 福 祉 施 設 については 残 存 する 自 然 的 要 素 との 共 存 に 配 慮 しながら 集 約 的 土 地 利 用 を 図 ります キーワート 4 2 道 路 交 通 地 域 に 整 備 されている 主 な 市 道 については 自 動 車 と 歩 行 者 および 自 転 車 利 用 者 の 分 離 のための 交 通 規 制 の 検 討 などにより 地 域 の 生 活 軸 通 学 路 としての 安 全 性 を 確 保 していきます キーワート 7 8 国 道 254 号 バイパスは 一 部 が 供 用 開 始 され 交 通 の 利 便 性 が 向 上 したことから その 沿 道 については 周 辺 の 自 然 と 調 和 のとれたまちづくりゾーンとして 広 域 的 交 流 を 促 進 し 地 域 の 活 性 化 につながる 土 地 利 用 を 検 討 します キーワート 3 朝 霞 第 二 小 学 校 の 周 辺 などの 住 宅 地 においては 一 定 の 区 間 内 における 速 度 抑 制 など 交 通 規 制 の 導 入 を 検 討 します キーワート 7 8 根 岸 台 七 ~ 八 丁 目 台 地 区 など 駅 から 遠 隔 となる 住 宅 地 における 体 系 的 な 道 路 網 の 形 成 を 進 め 地 域 に 立 地 する 公 共 施 設 や 避 難 場 所 などへのアクセスを 高 めます キーワート 21 朝 霞 駅 周 辺 では 駅 へのアクセス 道 路 などの 整 備 をはじめ 交 通 機 関 相 互 の 円 滑 な 乗 り 継 ぎが 安 全 快 適 に 行 えるように ユニバーサルデザインに 基 づいた 交 通 結 節 機 能 の 充 実 に 努 めます キーワート 9 黒 目 川 沿 いの 遊 歩 道 と 自 然 と 共 存 する 公 共 施 設 等 ゾーンの 各 施 設 や 朝 霞 駅 など 地 区 内 の 施 設 を 結 ぶ 主 要 な 道 路 については 歩 道 の 確 保 や 街 路 樹 などの 緑 化 に 努 め 歩 行 者 や 自 転 車 利 用 者 が 快 適 に 移 動 できるネットワークの 形 成 を 図 るとともに コミュニティバスのルートの 見 直 しなどを 進 め 利 便 性 の 向 上 を 図 ります キーワート 緑 景 観 環 境 共 生 地 域 に 残 存 する 未 利 用 地 などの 活 用 により 生 活 に 身 近 な 広 場 や 公 園 を 充 実 していきます キーワート 10 黒 目 川 越 戸 川 地 域 内 の 水 路 などの 水 と 水 辺 に 残 存 する 緑 の 保 全 残 存 する 湧 水 武 蔵 野 台 地 の 崖 線 に 残 存 する 斜 面 林 の 保 全 を 図 り 潤 いある 景 観 づくりや 親 水 性 の 向 上 を 図 ります キーワート

30 城 山 公 園 柊 塚 古 墳 旧 高 橋 家 住 宅 などの 歴 史 的 文 化 資 源 の 保 全 を 図 るほか ネットワーク 化 などに よりまちづくり 資 源 として 活 用 します 地 域 の 主 要 施 設 ( 鉄 道 駅 商 店 街 公 共 施 設 公 園 など)を 既 存 軸 ( 河 川 や 道 路 )で 結 び 街 路 樹 な どによる 道 路 の 緑 化 の 推 進 とともに 地 域 生 活 の 主 要 軸 の 形 成 にも 資 する 水 と 緑 の 軸 づくりを 検 討 し ます キーワート 11 地 域 の 関 係 者 が 連 携 し 協 力 するなど 既 存 宅 地 の 生 垣 化 などによる 住 宅 地 の 緑 化 を 進 め まちなみ 形 成 や 潤 いのある 住 環 境 の 向 上 を 促 進 します キーワート 11 資 材 置 き 場 などによる 周 辺 環 境 の 悪 化 を 減 らし 住 み 心 地 の 良 いと 感 じられる 良 好 な 景 観 形 成 に 配 慮 したまちづくりを 進 めます 岡 一 丁 目 地 区 根 岸 台 二 丁 目 地 区 根 岸 台 七 丁 目 東 地 区 根 岸 台 七 丁 目 西 地 区 の 地 区 計 画 区 域 内 の 都 市 農 地 については 周 辺 環 境 との 調 和 に 配 慮 した 計 画 的 な 宅 地 化 や 農 地 の 保 全 などのまちづくりを 進 めることで 地 域 特 性 を 活 かした 良 好 な 市 街 地 形 成 を 促 進 します キーワート 17 4 市 街 地 整 備 根 岸 台 一 ~ 四 丁 目 八 丁 目 など 木 造 住 宅 が 密 集 する 地 域 や 狭 あい 道 路 や 行 き 止 まり 道 路 が 多 い 地 区 については 道 路 などの 基 盤 の 整 備 を 進 めるとともに 建 物 の 不 燃 化 耐 震 化 など 防 災 性 の 向 上 を 促 進 し 良 好 な 住 宅 市 街 地 の 形 成 を 誘 導 します キーワート 安 全 安 心 既 存 公 園 については 緑 化 のあり 方 や 防 犯 対 策 の 検 討 などにより 質 的 向 上 に 努 めます キーワート 地 域 防 災 計 画 に 基 づき 災 害 時 の 避 難 場 所 の 確 保 とともに 避 難 場 所 へのアクセスの 向 上 を 図 ります キーワート 河 川 に 囲 まれる 地 域 特 性 をふまえ 低 地 部 の 水 害 に 対 する 安 全 性 の 維 持 確 保 に 資 するよう 雤 水 排 水 対 策 なども 含 め 総 合 的 な 治 水 対 策 に 努 めます キーワート 20 総 合 計 画 と 連 携 してまちづくりに 取 り 組 む 主 な 内 容 農 業 者 との 連 携 による 農 業 体 験 の 実 施 など 多 面 的 機 能 を 活 かした 農 地 の 保 全 活 用 を 促 進 する キーワート 10 朝 霞 駅 周 辺 の 中 心 市 街 地 活 性 化 などに 対 する 地 域 住 民 の 活 動 を 支 援 する 市 民 と 行 政 の 協 働 による よりよいまちづくりへの 取 組 を 推 進 する 自 然 資 源 や 歴 史 資 源 などを 活 かし より 快 適 な 環 境 を 形 成 していくため 地 域 住 民 が 一 体 となって 取 り 組 むコミュニティ 活 動 組 織 づくりの 支 援 やまちづくりを 支 えるルール づくりを 検 討 する 124

31 地 域 別 懇 談 会 東 部 地 域 活 動 風 景 朝 霞 市 都 市 計 画 マスタープランの 見 直 しに 向 けて 平 成 27 年 (2015)8 月 までに 各 地 域 などで 計 5 回 地 域 づくりの 方 針 をまとめる 地 域 別 懇 談 会 10 年 後 のあなたの 地 域 について 考 えてみませんか を 各 地 域 の 方 々の 協 力 のもと 開 催 しました 第 1 回 10 年 間 を 振 り 返 り 地 域 の 魅 力 と 課 題 をワークショップ 形 式 で 話 し 合 い 第 2 回 地 域 の 魅 力 と 課 題 を 実 際 に 見 に 行 く タウンウォッチング を 実 施 第 3 回 第 1 回 第 2 回 の 結 果 をふまえた 地 域 のまちづくりの 検 討 第 4 回 地 域 のまちづくりに 関 する 意 見 交 換 会 ( 考 えられる 取 組 について) 第 5 回 合 同 成 果 発 表 会 < 話 し 合 いの 結 果 > 地 域 の 魅 力 : 自 然 が 豊 か( 斜 面 林 湧 き 水 ) 駅 前 広 場 (イベント) 朝 霞 水 門 ( 水 害 減 ) 公 園 整 備 ( 城 山 公 園 柊 塚 公 園 ) 地 域 の 課 題 : 農 地 が 減 尐 ( 旧 暫 逆 地 区 ) 通 学 路 の 整 備 見 通 し 悪 い 道 路 資 材 置 き 場 が 多 い <タウンウォッチングで 気 づいたこと> 朝 霞 の 原 風 景 ともいえる 農 地 と 住 宅 と 屋 敷 林 が 素 晴 らしい 狭 あい 道 路 やカーブが 連 続 する 道 が 多 く 歩 行 者 が 歩 きにくい 旧 高 橋 家 住 宅 氷 川 神 社 東 円 寺 などをウォーキングコースとして 整 備 斜 面 林 と 数 多 くの 湧 水 池 は 朝 霞 にとって 貴 重 な 資 源 など < 検 討 結 果 > 土 地 利 用 : 民 間 の 工 場 跡 地 などの 大 規 模 な 開 発 に 合 わせた 周 辺 環 境 の 整 備 道 路 交 通 : 小 学 校 周 辺 の 通 学 路 の 安 全 対 策 緑 景 観 環 境 共 生 : 優 良 な 農 地 の 保 全 安 全 安 心 : 城 山 公 園 など 安 全 に 配 慮 した 公 園 の 整 備 子 どもを 犯 罪 や 事 故 から 未 然 に 防 ぐ 街 路 樹 の 整 備 など < 話 し 合 いの 結 果 > 小 学 校 周 辺 の 通 学 路 の 安 全 対 策 について 通 学 路 の 安 全 対 策 下 校 時 間 に 合 わせた 見 回 り/ 地 域 の 状 況 を 報 告 する 制 度 の 構 築 / 街 路 灯 の 見 直 し/ 道 路 歩 道 の 整 備 など 城 山 公 園 など 安 全 に 配 慮 した 公 園 の 整 備 について 安 全 な 公 園 づくり 管 理 ( 手 入 れ)を 誰 がやるのか( 地 元 か 行 政 か) 検 討 / 低 木 など 子 どもの 目 線 大 人 の 目 線 が 抜 けるような 樹 木 の 配 置 など 125

32 5. 西 部 地 域 ( 三 原 西 弁 財 東 弁 財 泉 水 膝 折 町 の 一 部 等 ) (1) 地 域 の 概 要 当 地 域 は 本 市 の 西 側 に 位 置 し 地 域 の 東 側 を 黒 目 川 が 流 れています 地 域 の 西 側 は 新 座 市 に 隣 接 し ています 当 地 域 は 明 治 22 年 ( 1889 年 )の 合 併 により 膝 折 村 と 内 間 木 村 となりました 膝 折 村 は 昭 和 7 年 ( 1932 年 )の 町 制 施 行 時 に 朝 霞 町 と 改 名 し 昭 和 30 年 (1955 年 )に 内 間 木 村 と 合 併 し その 後 昭 和 42 年 (1967 年 )に 市 制 施 行 により 朝 霞 市 となりました 地 域 界 の 北 側 を 東 武 東 上 線 が 中 心 を 東 西 に JR 武 蔵 野 線 が 走 り 北 東 の 位 置 に 朝 霞 台 駅 北 朝 霞 駅 があります 黒 目 川 沿 いの 周 辺 は 市 街 化 調 整 区 域 ですが 他 の 地 域 は 市 街 化 区 域 となっています 駅 周 辺 は 土 地 区 画 整 理 事 業 が 完 了 しており また 地 区 計 画 により 商 業 集 積 が 図 られています 地 域 の 面 積 は 約 247ha で 市 全 体 の 約 14%ですが 地 域 内 人 口 については 約 25,300 人 で 市 全 体 の 約 19% を 占 めています 地 域 内 人 口 密 度 は 最 も 高 いものの 地 域 内 の 人 口 は 平 成 17 年 (2005 年 )から 約 4% 減 尐 しています 朝 霞 市 における 西 部 地 域 の 位 置 126

33 (2) 地 域 の 現 況 と 主 要 課 題 地 域 の 現 況 及 びこれから 10 年 のまちづくりの 課 題 について 地 域 別 懇 談 会 で 出 された 意 見 を 中 心 に 次 のとおり 整 理 します 現 況 課 題 土 地 利 用 地 域 の 東 側 の 黒 目 川 沿 いは 市 街 化 調 整 区 域 とな っています 地 域 の 北 側 の 駅 周 辺 は 土 地 区 画 整 理 事 業 が 完 了 しており 商 業 機 能 の 集 積 が 見 られます 地 域 の 南 側 は 工 業 系 用 途 地 域 が 指 定 されており 民 間 企 業 の 大 規 模 施 設 が 立 地 しています 工 業 系 商 業 系 および 住 居 系 の 建 物 用 途 の 混 在 が 見 られます 黒 目 川 周 辺 の 市 街 化 調 整 区 域 では 貸 し 倉 庫 や JR 武 蔵 野 線 と 東 武 東 上 線 の 乗 換 駅 となっている 北 朝 霞 駅 朝 霞 台 駅 があり 多 くの 駅 利 用 者 の 流 動 を 活 かした 商 業 的 土 地 利 用 の 充 実 を 図 るとと もに 生 活 に 身 近 な 商 業 環 境 の 充 実 や にぎわ い 景 観 づくりなどが 求 められます 黒 目 川 沿 いの 建 設 残 土 の 放 置 や 貸 し 倉 庫 などの 利 用 が 進 んでおり 良 好 な 河 川 沿 いの 自 然 にふさ わしい 適 切 な 土 地 利 用 が 求 められています 駅 前 広 場 や 鉄 道 高 架 下 の 有 効 利 用 が 求 められてい ます 産 廃 廃 車 の 放 置 などが 見 られます 志 木 駅 に 近 い 北 西 の 地 域 や 駅 周 辺 及 び 黒 目 川 沿 いの 斜 面 地 では 分 譲 マンションが 多 く 立 地 し ています 鉄 道 高 架 下 は 駐 輪 駐 車 場 として 利 用 されてい ます 道 路 交 通 道 路 幅 員 が 狭 く 歩 道 が 設 置 されている 道 路 が 尐 ないため 渋 滞 や 事 故 の 起 こる 場 所 が 多 くあ ります JR 武 蔵 野 線 が 地 域 の 東 西 に 東 武 東 上 線 が 地 域 界 を 南 北 に 横 断 しており 北 朝 霞 駅 朝 霞 台 駅 が 設 置 されています 鉄 道 駅 を 起 点 に 多 くのバスが 運 行 しています が 一 部 公 共 交 通 手 段 が 不 足 している 地 域 が あります 都 市 計 画 道 路 が 決 定 されていますが 整 備 が 進 んでいません 安 全 な 歩 行 者 空 間 の 確 保 が 求 められます 通 過 交 通 の 車 の 抜 け 道 などとして 利 用 されている 生 活 道 路 について 面 的 速 度 規 制 や 一 方 通 行 化 な どの 導 入 による 交 通 安 全 対 策 が 求 められていま す 駅 周 辺 の 駐 輪 場 の 有 効 活 用 や 公 共 交 通 機 関 の 充 実 など 利 用 しやすい 駅 前 の 空 間 づくりが 必 要 で す 河 川 沿 いの 環 境 を 活 かし 既 存 公 園 などのネット ワークにより 地 域 内 の 回 遊 性 を 高 めることが 求 められています 生 活 道 路 や 通 学 路 の 整 備 や 黒 目 川 と 駅 をつなぐ 道 の 整 備 など 歩 きやすく 安 全 で 安 心 な 歩 道 づ くりが 求 められています 127

34 市 街 地 整 備 都 市 公 園 が 尐 なく オープンスペース( 空 地 ) なども 尐 ない 状 況 です 狭 い 道 路 が 多 く 防 災 上 危 険 な 地 域 があります 地 域 には 住 宅 が 密 集 した 地 域 が 見 られ その 改 善 とともに 防 災 性 の 向 上 も 含 めた 緑 地 の 確 保 が 求 められます マンションなどの 大 規 模 共 同 住 宅 の 立 地 による 工 業 系 土 地 利 用 との 混 在 が 見 られ 異 なる 用 途 の 建 築 物 をはじめとした 周 辺 環 境 への 配 慮 など 適 正 な 市 街 地 環 境 の 維 持 が 望 まれます 緑 景 観 環 境 共 生 黒 目 川 野 火 止 用 水 跡 また 湧 水 が 僅 かながら 残 存 しています 大 規 模 な 民 間 企 業 の 敷 地 などにはまとまった 緑 が 残 存 しています 屋 敷 林 など 緑 豊 かな 空 間 が 点 在 しますが その 多 くは 個 人 の 所 有 地 ( 民 地 )です 農 地 や 果 樹 園 などが 点 在 していますが 生 産 緑 地 以 外 の 農 地 の 減 尐 が 進 んでいます 三 原 公 園 は 子 どもの 遊 び 場 地 域 の 憩 いの 場 と して 利 用 されています 伸 銅 所 などの 歴 史 的 価 値 のある 施 設 などがあり ます 農 地 や 斜 面 林 など 緑 豊 かな 景 観 の 保 全 活 用 ま た 河 川 や 湧 水 などの 水 資 源 の 保 全 活 用 が 求 めら れます 残 存 する 自 然 資 源 と 調 和 し 主 要 道 路 の 街 路 樹 整 備 などにより 都 市 景 観 にも 配 慮 した 市 街 地 の 一 層 の 緑 化 が 望 まれます 伸 銅 工 業 発 祥 の 地 であることや 川 越 街 道 膝 折 宿 などの 歴 史 的 価 値 を 見 直 し まちづくり 資 源 とし ての 保 全 活 用 が 望 まれます 黒 目 川 など 河 川 空 間 を 活 かした にぎわい づく りや 農 地 などを 活 用 した 多 世 代 が 交 流 できる 場 が 求 められています 街 区 公 園 など 生 活 に 身 近 な 公 園 が 不 足 しており その 充 実 とともに 既 存 公 園 の 緑 化 や 環 境 の 改 善 など 質 的 な 向 上 も 望 まれています 安 全 安 心 三 原 地 区 など 住 宅 が 密 集 した 地 域 があり 地 震 火 災 などに 対 する 防 災 対 策 が 懸 念 されていま す また 高 齢 者 の 人 口 密 度 も 非 常 に 高 い 地 域 となっています 住 宅 地 における 体 系 的 な 交 通 網 の 充 実 や 狭 あい 道 路 や 行 き 止 まり 道 路 の 解 消 などによる 避 難 場 所 へのアクセスの 向 上 が 望 まれます 近 年 多 発 する 集 中 豪 雤 (ゲリラ 豪 雤 )に 関 する 対 策 の 検 討 が 求 められています 地 域 内 の 一 時 的 な 避 難 場 所 となる 空 地 などの 充 実 や 施 設 の 耐 震 化 が 求 められます 128

35 西 部 地 域 の 課 題 図 129

36 (3) 地 域 づくりの 目 標 ( 将 来 像 ) 地 域 別 ワークショップにおいて 検 討 抽 出 されたキーワードをもとに 地 域 の 将 来 像 を 設 定 します 1 将 来 像 自 然 ( 黒 目 川 緑 )と 歴 史 性 ( 伸 銅 工 業 旧 街 道 )を 活 かし 暮 らしにやさしく 住 み 続 けられるまち 2まちづくりの 方 向 性 マンション 立 地 の 抑 制 や 適 正 な 誘 導 など 良 好 な 住 環 境 の 維 持 整 備 をすすめるとともに 防 災 性 や 快 適 性 を 高 め 住 み 良 いまちづくりを 目 指 します 市 街 地 の 形 成 過 程 や 土 地 利 用 による 多 様 な 特 性 に 配 慮 し 特 に 黒 目 川 沿 いなどの 無 秩 序 な 市 街 化 を 抑 制 し 自 然 環 境 を 保 持 した 土 地 利 用 の 適 正 な 誘 導 や 工 業 系 の 土 地 利 用 については 伸 銅 工 業 発 祥 の 地 としての 歴 史 的 価 値 の 見 直 し 住 宅 などの 混 在 への 対 応 などにより 土 地 利 用 用 途 の 特 性 を 活 かすよ う それぞれの 区 分 の 中 で 適 正 な 配 慮 誘 導 を 目 指 します 住 宅 が 密 集 した 市 街 地 の 改 善 や 大 規 模 マンション 建 設 時 の 周 辺 環 境 への 配 慮 調 整 身 近 な 公 共 施 設 などの 充 実 により 安 全 安 心 で 快 適 な 生 活 環 境 づくりを 目 指 します 地 域 内 の 体 系 的 な 道 路 ネットワークの 形 成 や 狭 あい 道 路 ( 幅 員 4m 未 満 )の 解 消 などにより 安 全 でやさしい 道 路 づくりを 目 指 します 将 来 像 設 定 にあたってのキーワード サブテーマ ( 地 域 別 ワークショップより) 特 徴 を 持 つエリア ごとのまちづくり 自 然 資 源 住 環 境 利 便 性 歴 史 性 特 徴 をもった 地 区 ごとの 目 標 緑 と 水 を 守 り ふれる ( 泉 水 ) のどか 憩 いの 空 間 に ( 黒 目 川 流 域 ) 住 環 境 や 歴 史 的 価 値 を 守 る ( 膝 折 ) 住 みよい 環 境 へ ( 三 原 ) 広 く 便 利 に ( 弁 財 ( 朝 霞 台 駅 周 辺 )) 住 民 の 声 を 聞 くまちづくり コミュニテ ィの 再 生 が 大 事 ひ 孫 の 代 までにはよいまちにしたい 130

37 西 部 地 域 の 地 域 づくり 方 針 図 131

38 (4) 地 域 づくりの 基 本 方 針 西 部 地 域 の 地 域 づくりの 目 標 を 具 体 的 に 進 めていくための 方 針 を 全 体 構 想 分 野 別 方 針 に 示 す 事 項 を 基 本 として 土 地 利 用 道 路 交 通 市 街 地 整 備 緑 景 観 環 境 共 生 安 全 安 心 の 分 野 に 区 分 して 整 理 し その 総 括 について 地 域 づくり 方 針 図 に 示 します 1 土 地 利 用 北 朝 霞 駅 朝 霞 台 駅 周 辺 の 多 くの 居 住 者 や 駅 利 用 者 を 有 する 潜 在 需 要 の 高 さに 対 応 するよう 今 後 も 地 区 計 画 による 誘 導 を 維 持 し 駅 周 辺 における 商 業 業 務 系 利 用 を 促 進 するとともに 周 辺 の 住 環 境 との 調 和 に 対 する 配 慮 などについても 検 討 します キーワート 1 2 弁 財 地 区 や 三 原 地 区 に 形 成 されている 地 域 の 活 力 を 支 える 既 存 商 店 街 の 安 全 快 適 に 買 物 ができる 生 活 に 身 近 な 商 業 環 境 の 充 実 や にぎわい 景 観 づくりを 支 援 します キーワート 2 泉 水 膝 折 町 地 区 など 住 宅 と 工 業 施 設 が 混 在 する 地 域 での 住 工 相 互 の 環 境 に 配 慮 した 誘 導 を 検 討 し ます キーワート 1 2 道 路 交 通 北 朝 霞 駅 朝 霞 台 駅 周 辺 の 駐 輪 場 施 設 の 適 正 な 運 用 や 交 通 施 設 の 改 善 などにより 駅 利 用 者 歩 行 者 に 配 慮 した 安 全 な 歩 行 者 空 間 を 確 保 していきます キーワート 2 県 道 新 座 和 光 線 や 地 域 に 整 備 されている 主 な 市 道 については 自 動 車 と 歩 行 者 および 自 転 車 利 用 者 の 分 離 のための 交 通 規 制 の 検 討 などにより 地 域 の 生 活 軸 通 学 路 としての 安 全 性 を 確 保 していきま す キーワート 泉 水 膝 折 町 地 区 など 駅 から 遠 隔 となる 住 宅 地 における 体 系 的 な 道 路 網 の 形 成 を 進 め 地 域 に 立 地 す る 公 共 施 設 や 避 難 場 所 へのアクセスを 高 めます キーワート 21 小 学 校 周 辺 や 住 宅 地 においては 一 定 の 区 間 内 における 速 度 抑 制 や 一 方 通 行 化 など 交 通 規 制 の 導 入 を 検 討 します キーワート 7,8 3 緑 景 観 環 境 共 生 地 域 に 残 存 する 未 利 用 地 を 活 用 することにより 生 活 に 身 近 な 広 場 や 公 園 の 充 実 を 図 るとともに 既 存 公 園 については 緑 化 のあり 方 や 防 犯 対 策 の 検 討 などにより 質 的 向 上 に 努 めます キーワート 地 域 の 関 係 者 が 連 携 し 協 力 するなど 既 存 宅 地 の 庭 木 や 生 け 垣 などの 緑 化 を 進 め まちなみの 形 成 や 潤 いのある 住 環 境 の 向 上 を 促 進 します キーワート 11 黒 目 川 周 辺 の 自 然 資 源 の 保 全 とともに 沿 川 の 公 園 整 備 や 親 水 性 の 向 上 を 推 進 します キーワート 12 工 業 地 内 や 公 共 施 設 敷 地 に 残 存 する 緑 地 や かつての 湧 水 の 見 られた 崖 地 の 保 全 などにより 地 域 を 特 徴 づける 潤 いのある 景 観 づくりを 進 めます キーワート 川 越 街 道 膝 折 宿 としての 街 道 筋 や 伸 銅 工 業 発 祥 の 地 として 地 域 の 歴 史 的 要 素 の 保 全 やネットワーク 化 などにより まちづくり 資 源 として 活 用 します 地 域 の 主 要 施 設 ( 鉄 道 駅 商 店 街 公 共 施 設 公 園 など)を 既 存 軸 ( 河 川 や 道 路 )で 結 び 街 路 樹 な どによる 道 路 の 緑 化 の 推 進 とともに 地 域 生 活 の 主 要 軸 の 形 成 にも 資 する 水 と 緑 の 軸 づくりを 検 討 し ます キーワート

39 4 市 街 地 整 備 三 原 地 区 などの 木 造 住 宅 が 密 集 し 狭 あい 道 路 や 行 き 止 まり 道 路 が 多 い 地 区 については 建 物 の 不 燃 化 耐 震 化 など 防 災 性 の 向 上 を 促 進 し 良 好 な 住 宅 市 街 地 の 形 成 を 図 ります キーワート 地 域 内 の 農 地 については 周 辺 環 境 との 調 和 や 保 全 すべき 農 地 に 配 慮 した 計 画 的 な 宅 地 化 などを 検 討 していきます キーワート 10 5 安 全 安 心 地 域 防 災 計 画 に 基 づき 災 害 時 の 避 難 場 所 の 確 保 とともに 避 難 場 所 へのアクセスの 向 上 を 図 ります また 住 宅 が 密 集 する 三 原 周 辺 の 地 域 については 道 路 や 公 園 などのオープンスペースの 確 保 を 図 り ます キーワート 高 齢 化 や 核 家 族 化 の 進 展 とともに 顕 在 化 している 管 理 不 全 な 空 き 家 等 の 問 題 は 空 家 等 対 策 の 推 進 に 関 する 特 別 措 置 法 に 基 づき 改 善 に 取 組 良 好 な 生 活 環 境 の 確 保 に 努 めます キーワート 24 近 年 多 発 する 集 中 豪 雤 (ゲリラ 豪 雤 )に 関 する 総 合 的 な 治 水 対 策 に 努 めます キーワート 20 総 合 計 画 と 連 携 してまちづくりに 取 り 組 む 主 な 内 容 自 然 資 源 や 歴 史 資 源 などを 活 かし より 快 適 な 環 境 を 形 成 していくため 地 域 住 民 が 一 体 と なって 取 り 組 むコミュニティ 活 動 組 織 づくりの 支 援 やまちづくりを 支 えるルールづくり を 検 討 すること 農 業 者 との 連 携 による 農 業 体 験 の 実 施 や 休 耕 農 地 の 市 民 農 園 としての 活 用 を 図 ること キーワ ート

40 地 域 別 懇 談 会 西 部 地 域 活 動 風 景 朝 霞 市 都 市 計 画 マスタープランの 見 直 しに 向 けて 平 成 27 年 (2015)8 月 までに 各 地 域 などで 計 5 回 地 域 づくりの 方 針 をまとめる 地 域 別 懇 談 会 10 年 後 のあなたの 地 域 について 考 えてみませんか を 各 地 域 の 方 々の 協 力 のもと 開 催 しました 第 1 回 10 年 間 を 振 り 返 り 地 域 の 魅 力 と 課 題 をワークショップ 形 式 で 話 し 合 い < 話 し 合 いの 結 果 > 地 域 の 魅 力 : 三 原 公 園 ( 市 民 参 加 の 公 園 ) 黒 目 川 が 水 質 改 善 朝 霞 台 の 駅 が 便 利 地 域 の 課 題 : 信 号 による 交 通 渋 滞 自 然 が 減 尐 歩 道 の 整 備 狭 あい 道 路 改 善 交 通 量 第 2 回 地 域 の 魅 力 と 課 題 を 実 際 に 見 に 行 く タウンウォッチング を 実 施 <タウンウォッチングで 気 づいたこと> 都 市 農 地 は 貴 重 な 存 在 である 緑 地 として 出 来 るだけ 残 したい 朝 霞 台 駅 のメインストリートににぎわいがほしい 黒 目 川 新 河 岸 川 をサイクリング 道 路 でつないでほしい ボール 遊 びが 出 来 る 三 原 公 園 は 貴 重 な 存 在 など 第 3 回 第 1 回 第 2 回 の 結 果 をふまえた 地 域 のまちづくりの 検 討 第 4 回 地 域 のまちづくりに 関 する 意 見 交 換 会 ( 考 えられる 取 組 について) 第 5 回 合 同 成 果 発 表 会 < 検 討 結 果 > 土 地 利 用 : 訪 れ 利 用 したくなる 駅 周 辺 の 商 業 環 境 の 整 備 道 路 交 通 : 狭 あい 道 路 や 歩 道 通 学 路 の 整 備 緑 景 観 環 境 共 生 : 建 築 物 の 更 新 新 築 に 際 しては 建 物 の 高 さや 色 彩 街 並 などの 適 正 な 規 制 誘 導 など < 話 し 合 いの 結 果 > 訪 れ 利 用 したくなる 駅 周 辺 の 商 業 環 境 の 整 備 について 駅 周 辺 の 商 業 環 境 の 整 備 歩 道 を 利 用 したオープンカフェ/ 一 方 通 行 を 歩 行 者 天 国 / 駅 前 での 新 鮮 な 地 元 野 菜 の 販 売 / 駅 前 に 朝 霞 の 名 所 散 策 路 マップの 設 置 など 狭 あい 道 路 や 歩 道 通 学 路 の 整 備 について 狭 あい 道 路 や 歩 道 通 学 路 の 整 備 学 校 周 辺 や 主 要 通 学 路 におけるゾーン 30 の 実 施 / 歩 道 の 側 溝 の 整 備 / 自 転 車 通 行 帯 のカラー 舗 装 など 134

41 6. 南 部 地 域 ( 本 町 溝 沼 幸 町 栄 町 青 葉 台 膝 折 町 の 一 部 基 地 跡 地 等 ) (1) 地 域 の 概 要 当 地 域 は 本 市 の 南 側 に 位 置 し 地 域 の 西 側 から 北 部 を 黒 目 川 が 流 れておりいます 地 域 の 西 側 は 新 座 市 南 東 側 は 和 光 市 南 側 は 東 京 都 練 馬 区 に 接 しています 当 地 域 は 明 治 22 年 (1889 年 ) 膝 折 村 溝 沼 村 岡 村 がその 他 3 村 と 合 併 し 膝 折 村 となりました 昭 和 7 年 (1932 年 )の 町 制 施 行 時 に 朝 霞 町 に 改 名 し その 後 昭 和 30 年 (1955 年 )には 内 間 木 村 と 合 併 し その 後 昭 和 42 年 (1967 年 )に 市 制 施 行 により 朝 霞 市 となりました 黒 目 川 沿 いの 低 地 および 当 地 域 の 中 央 に 位 置 する 基 地 跡 地 南 端 の 陸 上 自 衛 隊 朝 霞 駐 屯 地 は 市 街 化 調 整 区 域 となっています 東 武 東 上 線 が 東 側 を 走 っており 南 東 側 に 朝 霞 駅 があります 平 成 17 年 (2005 年 )に 広 沢 地 区 の 土 地 区 画 整 理 が 完 了 し 平 成 19 年 (2007 年 )には 朝 霞 駅 南 口 広 場 が 完 成 するなど 着 々とまちづくり が 進 んでいます 一 方 で 駅 周 辺 の 中 心 市 街 地 は 近 年 商 業 の 衰 退 が 見 られるため 商 店 街 の 活 性 化 が 求 められています 基 地 跡 地 では 憩 いと 交 流 の 拠 点 となる 地 区 の 形 成 を 目 標 とする 地 区 計 画 の 決 定 や 基 地 跡 地 暫 定 利 用 広 場 朝 霞 の 森 がオープンするなど 自 然 とふれあう 場 も 増 えています 平 成 22 年 (2010 年 )2 月 に 朝 霞 第 四 小 学 校 が 移 転 しました 地 域 の 面 積 は 約 463ha で 本 市 全 体 の 約 25%を 占 め 地 域 内 人 口 については 約 52,300 人 で 市 全 体 の 約 39%を 占 めています 地 域 内 の 人 口 は 朝 霞 駅 周 辺 の 地 域 を 中 心 に 増 加 傾 向 にあります 朝 霞 市 における 南 部 地 域 の 位 置 135

42 (2) 地 域 の 現 況 と 主 要 課 題 地 域 の 現 況 及 びこれから 10 年 のまちづくりの 課 題 について 地 域 別 懇 談 会 で 出 された 意 見 を 中 心 に 次 のとおり 整 理 します 現 況 課 題 土 地 利 用 駅 周 辺 の 中 心 市 街 地 においては 経 営 者 の 高 齢 化 や 後 継 者 不 足 に 伴 い 空 き 店 舗 が 増 加 する 傾 向 が 見 られます 地 域 の 北 側 の 黒 目 川 沿 いに 市 街 化 調 整 区 域 があ ります 工 業 系 商 業 系 および 住 居 系 の 建 物 用 途 の 混 在 が 見 られます 黒 目 川 沿 いなどに 休 耕 地 などが 点 在 します 平 成 21 年 (2009 年 )に 高 度 地 区 が 指 定 されま した 平 成 16 年 (2004 年 ) 以 降 駅 周 辺 や 北 側 の 黒 朝 霞 駅 を 中 心 とする 古 くからの 商 店 街 が 散 在 する 市 街 地 の 活 性 化 が 求 められます 基 地 跡 地 の 自 然 資 源 防 災 空 地 としての 活 用 など 多 様 な 土 地 利 用 の 検 討 が 望 まれます 黒 目 川 沿 いの 良 好 な 自 然 にふさわしい 適 切 な 土 地 利 用 が 求 められています 旧 川 越 街 道 や 国 道 254 号 ( 川 越 街 道 )の 沿 道 につ いて より にぎわい のある 土 地 利 用 の 誘 導 が 必 要 です 朝 霞 第 四 小 学 校 跡 地 については にぎわいの 創 出 や 地 域 の 活 性 化 に 寄 与 する 土 地 利 用 が 求 められ ています 目 川 沿 いの 地 域 などに 保 育 園 が 複 数 施 設 され ました 旧 川 越 街 道 沿 道 の 近 隣 商 業 地 域 などでは 空 き 店 舗 の 増 加 が 見 られます 平 成 22 年 (2010 年 )2 月 に 朝 霞 第 四 小 学 校 が 移 転 しました 道 路 交 通 道 路 幅 員 が 狭 く 歩 道 が 設 置 されている 道 路 が 尐 ない 状 況 です 地 域 の 南 側 を 国 道 254 号 ( 川 越 街 道 )が 横 断 し ており 他 地 域 から 東 京 都 心 などへの 通 過 車 両 が 多 く 見 られます 朝 霞 駅 を 起 点 に 多 くのバスが 運 行 しています が 一 部 公 共 交 通 手 段 が 不 足 している 地 域 が あります 地 形 の 高 低 差 による 急 なカーブの 坂 などが 多 く 見 られます 地 域 内 の 体 系 的 な 交 通 網 の 充 実 や 安 全 な 歩 行 者 空 間 の 確 保 が 求 められます 朝 霞 駅 と 市 内 の 主 要 施 設 を 効 果 的 に 結 ぶよう バ ス 路 線 網 の 見 直 しなど 公 共 交 通 手 段 の 充 実 が 必 要 です 子 どもの 安 全 を 考 えた 通 学 路 の 整 備 が 求 められて います 抜 け 道 などとして 利 用 されている 生 活 道 路 につい て 面 的 速 度 規 制 や 一 方 通 行 化 などの 導 入 による 交 通 安 全 対 策 が 求 められています 観 音 通 線 における 自 転 車 道 の 延 伸 が 求 められてい ます 緑 景 観 環 境 共 生 黒 目 川 は 子 どもが 遊 べ 水 にふれあえる 場 所 であり 地 域 の 貴 重 な 資 源 となっています 黒 目 川 などの 河 川 や 暗 渠 となっている 水 路 の 改 善 と 水 辺 空 間 の 充 実 が 望 まれます 朝 霞 駅 周 辺 などについては 市 の 顔 となる 地 域 に 136

43 暗 渠 となっている 水 路 が 存 在 します 広 沢 の 池 や 膝 折 の 湧 水 基 地 跡 地 や 寺 社 など 自 然 資 源 歴 史 資 源 も 多 く 存 在 します 駅 周 辺 は 緑 が 尐 ない 状 況 です 川 越 街 道 膝 折 宿 など 昔 ながらのまちなみが 残 る 地 域 も 存 在 します 溝 沼 膝 折 の 地 域 に 高 齢 者 施 設 が 10 年 間 で 増 加 しています 地 域 の 中 央 には 基 地 跡 地 が 存 在 し 平 成 24 年 (2012 年 )に 基 地 跡 地 暫 定 利 用 広 場 朝 霞 の 森 がオープンしました 市 街 地 整 備 市 役 所 をはじめ 多 くの 公 共 施 設 が 分 布 してい ます 朝 霞 駅 方 面 への 自 転 車 利 用 者 が 多 く 駅 周 辺 な どに 放 置 自 転 車 が 多 く 見 られます 都 市 公 園 は 比 較 的 多 く 分 布 しています 朝 霞 駅 南 口 駅 前 広 場 が 平 成 19 年 (2007 年 )に 完 成 しました 栄 町 の 準 工 業 地 域 に 分 譲 マンションが 増 加 して います 朝 霞 駅 周 辺 における 広 沢 土 地 区 画 整 理 事 業 が 平 成 17 年 (2005 年 )に 完 了 しました 安 全 安 心 幸 町 や 膝 折 町 などに 住 宅 が 密 集 した 地 域 があ り 地 震 火 災 などに 対 する 防 災 対 策 が 懸 念 さ れています おける 街 路 樹 や 商 店 街 の 緑 化 など みどりの 充 実 が 求 められています 寺 社 やまちなみなど 歴 史 資 源 や その 周 辺 のま とまった 緑 の 保 全 活 用 が 求 められます 多 く 分 布 する 公 共 施 設 の 立 地 を 活 かし 一 層 の 活 用 が 求 められます 多 くの 利 用 者 がある 駅 周 辺 や 公 共 施 設 の 駐 輪 場 の 充 実 活 用 など 公 共 施 設 が 利 用 しやすい 環 境 づ くりが 求 められています 既 存 の 住 宅 地 の 環 境 維 持 とともに 形 成 年 代 の 古 い 住 宅 地 については その 改 善 が 望 まれます 近 年 多 発 する 集 中 豪 雤 (ゲリラ 豪 雤 )に 関 する 対 策 の 検 討 が 求 められています 住 宅 地 における 体 系 的 な 交 通 網 の 充 実 や 狭 あい 道 路 や 行 き 止 まり 道 路 の 解 消 などによる 避 難 場 所 へのアクセスの 向 上 が 望 まれます 137

44 南 部 地 域 の 課 題 図 138

45 (3) 地 域 づくりの 目 標 ( 将 来 像 ) 地 域 別 ワークショップにおいて 検 討 抽 出 されたキーワードをもとに 地 域 の 将 来 像 を 設 定 します 1 将 来 像 豊 かな 緑 に 囲 まれた 文 化 が 薫 る 賑 わいのまち 2まちづくりの 方 向 性 朝 霞 駅 や 多 く 分 布 する 公 共 施 設 の 立 地 さらに 基 地 跡 地 の 公 共 性 の 高 い 未 利 用 地 を 活 かし 駅 前 広 場 などとあわせ 朝 霞 市 の 顔 交 流 拠 点 としてのまちづくりを 目 指 します 形 成 年 代 の 古 い 既 成 市 街 地 の 改 善 や 基 地 跡 地 などの 活 用 による 緑 オープンスペース( 空 地 )の 確 保 道 路 規 模 配 置 間 隔 などに 配 慮 した 体 系 的 な 道 路 網 の 形 成 により 安 心 して 楽 しく 歩 ける 歩 行 者 空 間 づくりを 図 るなど ゆとりある 住 環 境 づくりを 目 指 します 市 街 地 に 散 在 する 農 地 の 保 全 活 用 の 検 討 黒 目 川 周 辺 などの 自 然 資 源 の 保 全 や 寺 社 川 越 街 道 膝 折 宿 などの 歴 史 文 化 資 源 の 活 用 により 特 徴 ある 景 観 づくりを 目 指 します 将 来 像 設 定 にあたってのキーワード サブテーマ ( 地 域 別 ワークショップより) 市 民 参 加 による まちづくり 住 環 境 交 流 利 便 性 安 全 市 民 参 加 によるまちづくり 自 然 が 豊 富 な 基 地 跡 地 良 好 な 住 宅 環 境 利 便 性 の 高 い 公 共 交 通 充 実 した 公 共 施 設 周 辺 ( 隣 接 市 との 連 携 )とのつながり 誰 にも 安 全 な 歩 行 者 空 間 災 害 に 強 いまち 139

46 南 部 地 域 の 地 域 づくり 方 針 図 140

47 (4) 地 域 づくりの 基 本 方 針 南 部 地 域 の 地 域 づくりの 目 標 を 具 体 的 に 進 めていくための 方 針 を 全 体 構 想 分 野 別 方 針 に 示 す 事 項 を 基 本 として 土 地 利 用 道 路 交 通 市 街 地 整 備 緑 景 観 環 境 共 生 安 全 安 心 の 分 野 に 区 分 して 整 理 し その 総 括 について 地 域 づくり 方 針 図 に 示 します 1 土 地 利 用 朝 霞 駅 周 辺 については 商 業 業 務 系 利 用 の 促 進 を 図 り にぎわい づくりや 安 全 で 楽 しい 買 物 空 間 づくりを 進 めます キーワート 2 膝 折 町 地 区 に 形 成 されている 地 域 の 活 力 を 支 える 既 存 商 店 街 における 生 活 に 身 近 な 商 業 環 境 の 充 実 や 栄 町 地 区 における 幹 線 道 路 沿 道 の 商 業 地 の 充 実 を 支 援 します キーワート 14 川 越 街 道 ( 国 道 254 号 )や 旧 川 越 街 道 の 交 通 条 件 と 地 理 的 優 位 性 を 活 かし 沿 道 の にぎわい 創 出 のため 商 業 業 務 形 系 の 土 地 利 用 の 誘 導 を 図 ります キーワート 14 地 域 内 に 立 地 する 学 校 移 転 に 伴 い 生 じた 朝 霞 第 四 小 学 校 の 大 規 模 な 跡 地 については 国 道 254 号 ( 川 越 街 道 ) 沿 いの 立 地 特 性 を 活 かした 土 地 利 用 の 検 討 を 進 めます キーワート 5 2 道 路 交 通 学 校 周 辺 などの 住 宅 地 においては 一 定 の 区 間 内 における 速 度 抑 制 など 交 通 規 制 の 導 入 を 検 討 します キーワート 7 8 県 道 朝 霞 蕨 線 や 地 域 に 整 備 されている 主 な 市 道 については 自 動 車 と 歩 行 者 および 自 転 車 利 用 者 の 分 離 のための 交 通 規 制 の 検 討 などにより 地 域 の 生 活 軸 通 学 路 としての 安 全 性 を 確 保 します キ ーワート 点 在 する 公 共 施 設 や 朝 霞 駅 等 拠 点 となる 場 所 へのアクセスの 向 上 や 市 内 循 環 バスルートの 見 直 し 民 間 バス 事 業 者 への 要 請 などにより 公 共 交 通 のさらなる 利 便 性 向 上 に 努 めます キーワート 9 3 緑 景 観 環 境 共 生 基 地 跡 跡 地 や 黒 目 川 広 沢 の 池 などのまとまった 自 然 資 源 や 寺 社 川 越 街 道 膝 折 宿 などの 歴 史 資 源 を めぐる 散 策 路 や 自 転 車 ネットワークなど まちづくり 資 源 としての 活 用 を 検 討 します キーワート 6 黒 目 川 周 辺 の 自 然 資 源 の 保 全 とともに 沿 川 の 公 園 整 備 や 親 水 性 の 向 上 を 推 進 します キーワート 12 地 域 の 主 要 施 設 ( 鉄 道 駅 商 店 街 公 共 施 設 公 園 など)を 河 川 や 道 路 で 結 び 街 路 樹 などによる 道 路 の 緑 化 を 推 進 し 水 と 緑 の 軸 づくりを 行 います キーワート 11 基 地 跡 跡 地 について 防 災 拠 点 やみどりの 拠 点 など 周 辺 施 設 と 連 携 した 多 面 的 な 利 用 可 能 性 の 検 討 を 行 い 地 域 の 交 流 と 活 性 化 を 図 ります キーワート 地 域 の 関 係 者 が 連 携 し 協 力 するなど 既 存 宅 地 の 庭 木 や 生 け 垣 などによる 緑 化 を 進 め まちなみの 形 成 や 潤 いのある 住 環 境 の 向 上 を 促 進 します キーワート 11 地 域 に 残 存 する 未 利 用 地 を 活 用 することにより 生 活 に 身 近 な 広 場 や 公 園 の 充 実 を 図 るとともに 既 存 公 園 については 緑 化 のあり 方 や 防 犯 対 策 の 検 討 などにより 質 的 向 上 に 努 めます キーワート 市 街 地 整 備 141

48 市 役 所 をはじめ 主 要 な 公 共 施 設 の 立 地 を 活 かし 朝 霞 駅 前 の 活 性 化 と 連 動 した 回 遊 性 の 高 い 歩 道 広 場 の 設 置 充 実 などにより 市 の 中 心 拠 点 としての 魅 力 を 高 めます キーワート 2 地 域 内 の 農 地 については 周 辺 環 境 との 調 和 に 配 慮 した 保 全 や 計 画 的 な 宅 地 化 などを 検 討 します 木 造 住 宅 が 密 集 する 地 域 や 狭 あい 道 路 や 行 き 止 まり 道 路 が 多 い 地 区 については 道 路 基 盤 などの 整 備 を 進 めるとともに 建 物 の 不 燃 化 耐 震 化 などによる 防 災 性 の 向 上 を 促 進 し 良 好 な 住 宅 市 街 地 の 形 成 を 誘 導 します キーワート 安 全 安 心 地 域 防 災 計 画 に 基 づき 災 害 時 の 避 難 場 所 の 確 保 とともに 避 難 場 所 へのアクセスの 向 上 を 図 ります また 住 宅 が 密 集 する 膝 折 町 や 栄 町 周 辺 の 地 域 については 道 路 や 公 園 などのオープンスペースの 確 保 を 図 ります キーワート (Ⅴ4(1)3) 近 年 多 発 する 集 中 豪 雤 (ゲリラ 豪 雤 )に 関 する 総 合 的 な 治 水 対 策 に 努 めます キーワート 20 総 合 計 画 と 連 携 してまちづくりに 取 り 組 む 主 な 内 容 市 民 と 行 政 による よりよいまちづくりへの 取 組 を 推 進 すること 地 域 ぐるみの 公 園 管 理 や 朝 霞 駅 周 辺 の 中 心 市 街 地 活 性 化 など 地 域 住 民 の 活 動 支 援 を 推 進 す ること キーワート 2 自 然 資 源 や 歴 史 資 源 などを 活 かして より 快 適 な 環 境 を 形 成 していくため 地 域 住 民 が 一 体 となって 取 り 組 むコミュニティ 活 動 組 織 づくりの 支 援 やまちづくりを 支 えるルールづくり を 検 討 すること 野 菜 などの 地 産 地 消 ができる 環 境 を 整 えること 142

49 地 域 別 懇 談 会 南 部 地 域 活 動 風 景 朝 霞 市 都 市 計 画 マスタープランの 見 直 しに 向 けて 平 成 27 年 (2015)8 月 までに 各 地 域 などで 計 5 回 地 域 づくりの 方 針 をまとめる 地 域 別 懇 談 会 10 年 後 のあなたの 地 域 について 考 えてみませんか を 各 地 域 の 方 々の 協 力 のもと 開 催 しました 第 1 回 10 年 間 を 振 り 返 り 地 域 の 魅 力 と 課 題 をワークショップ 形 式 で 話 し 合 い < 話 し 合 いの 結 果 > 地 域 の 魅 力 : 自 然 が 豊 か( 朝 霞 の 森 黒 目 川 ) 朝 霞 駅 ( 便 利 治 安 良 い 活 気 出 た) 店 が 多 い 大 きなグラウンド 地 域 の 課 題 : 駅 前 通 り 商 店 街 の 活 性 化 歩 道 の 整 備 ( 駅 前 バス 通 り) 基 地 跡 地 の 早 期 利 用 朝 霞 第 四 小 学 校 跡 地 活 用 第 2 回 地 域 の 魅 力 と 課 題 を 実 際 に 見 に 行 く タウンウォッチング を 実 施 <タウンウォッチングで 気 づいたこと> 市 役 所 通 りなどの 歩 道 の 整 備 観 音 通 線 の 自 転 車 専 用 道 路 の 改 善 川 沿 いに ずっと 桜 道 が 続 き 子 どもが 遊 べる 様 になったら 楽 しい 基 地 跡 地 の 自 然 を 活 かし 市 民 が 楽 しめる 場 所 にしてほしい 街 が 賑 う 若 者 が 気 軽 に 入 れるカフェや 飲 食 店 があると 良 い 第 3 回 第 1 回 第 2 回 の 結 果 をふまえた 地 域 のまちづくりの 検 討 第 4 回 地 域 のまちづくりに 関 する 意 見 交 換 会 ( 考 えられる 取 組 について) < 話 し 合 いの 結 果 > 旧 川 越 街 道 や 駅 前 の 商 店 街 の 活 性 化 について お 客 を 呼 び 込 む/ 朝 霞 らしい 拠 点 づくり 電 線 の 地 中 化 / イベントができる 広 場 /シンボルロードを 結 んで 周 遊 性 向 上 / 人 が 集 まり 憩 い 交 流 できる 場 づくり など 駅 周 辺 の 駅 前 通 りなどに 面 したビルの 1 階 は 地 区 計 画 などの 活 用 により 商 店 にすることで 賑 わいを 創 出 について にぎわいづくり 週 末 の 歩 行 者 天 国 /オシャレな 街 並 み( 道 路 でカフェ)/ゆっくり 住 めて 面 白 い 店 が 点 在 するまちづくり など 第 5 回 合 同 成 果 発 表 会 など < 検 討 結 果 > 土 地 利 用 : 国 道 254 号 ( 川 越 街 道 ) 沿 道 の 魅 力 ある 商 業 空 間 を 形 成 する 土 地 利 用 の 誘 導 旧 川 越 街 道 や 駅 前 の 商 店 街 の 活 性 化 駅 周 辺 の 駅 前 通 りなどに 面 したビルの1 階 は 地 区 計 画 などの 活 用 により 商 店 に することで にぎわい を 創 出 緑 景 観 環 境 共 生 : 地 域 の 歴 史 的 資 源 や 自 然 環 境 をめぐる 散 策 路 の 整 備 や 自 転 車 ネットワーク など 143

50 第 4 章 計 画 の 実 現 に 向 けて 145

51 146

52 1. 市 民 企 業 ( 事 業 者 ) 行 政 の 協 働 によるまちづくり これまでのまちづくりの 多 くは 市 街 地 の 骨 格 となる 道 路 公 園 などの 都 市 基 盤 や 土 地 区 画 整 理 事 業 に 代 表 される 面 整 備 を 中 心 に 行 政 主 導 により 進 められてきました しかし 近 年 では 急 速 に 進 む 尐 子 高 齢 化 高 度 情 報 化 など 成 熟 社 会 へと 移 行 しており 市 民 ニーズ( 需 要 )の 多 様 化 高 度 化 に 対 して 行 政 のみでその 全 てに 対 応 することは 不 可 能 であ ることから 市 民 企 業 ( 事 業 者 )の 主 体 的 な 協 力 が 必 要 となっています このため 朝 霞 市 都 市 計 画 マスタープランに 基 づくまちづくりの 実 現 に 向 け 本 市 の 将 来 像 に 対 する 共 通 の 理 解 と 主 体 である 市 民 企 業 ( 事 業 者 )が 自 らの 手 で 積 極 的 に 推 進 して いくという 理 念 のもと 市 民 企 業 ( 事 業 者 ) 行 政 がそれぞれの 立 場 で 理 解 協 力 しながら 密 接 に 連 携 してまちづくりを 推 進 していくことを 基 本 的 な 考 え 方 とします すなわち 協 働 によるまちづくりを 実 現 し これを 永 続 的 な 取 組 としていくことを 目 指 します 協 働 とは 市 民 や 企 業 ( 事 業 者 ) 同 士 あるいは 市 民 企 業 ( 事 業 者 ) 行 政 などがそれぞれの 役 割 分 担 の もとに 目 的 を 共 有 し 協 力 協 調 する 取 組 のことであり 行 政 内 における 関 係 部 署 同 士 の 連 携 なども 含 まれる 協 働 によるまちづくりのイメージ 147

53 2.まちづくりにおける 役 割 (1) 市 民 の 役 割 まちの 主 役 は そこで 暮 らし その 場 所 を 使 う 一 人 ひとりの 市 民 であることから 自 らの 生 活 の 場 であるまちを 安 全 快 適 なものとし 次 世 代 により 良 い 環 境 を 残 していくため まちづ くりの 主 体 としての 役 割 を 担 います このため 市 民 は 行 政 情 報 の 把 握 や 取 組 への 理 解 を 深 めるとともに それぞれの 立 場 から より 良 いまちづくりにつながる 活 動 へ 積 極 的 に 参 加 実 践 していくことが 求 められます また 行 政 や 企 業 ( 事 業 者 ) ボランティア 団 体 NPO( 民 間 非 営 利 組 織 )などを 含 めて 相 互 の 理 解 と 協 力 を 深 め より 主 体 的 にまちづくりを 進 めていくことが 必 要 です (2) 企 業 ( 事 業 者 )の 役 割 本 市 で 生 産 経 済 活 動 を 営 む 企 業 ( 事 業 者 )は まちの 一 員 としてまちづくりに 大 きな 関 わ りをもっています このため 企 業 ( 事 業 者 )は 自 らの 生 産 活 動 の 維 持 や 発 展 に 際 して そ の 社 会 的 責 任 や 役 割 影 響 の 大 きさなどを 重 視 し 社 会 面 環 境 面 など 地 域 特 性 に 十 分 配 慮 し 地 域 の 特 性 やまちづくりに 関 するルールなどに 対 する 理 解 と 役 割 を 認 識 し 積 極 的 に 協 力 貢 献 していくことが 必 要 です (3) 行 政 の 役 割 行 政 は 市 民 企 業 ( 事 業 者 )との 協 働 のもと 総 合 的 かつ 効 率 的 なまちづくりを 着 実 に 実 施 していく 役 割 を 担 っています このため まちづくりに 関 する 情 報 提 供 や 市 民 参 加 の 機 会 の 提 供 などに 加 え 市 民 主 体 のま ちづくり 活 動 の 支 援 などを 推 進 していきます また 周 辺 自 治 体 県 国 および 関 係 機 関 との 広 域 的 な 連 携 調 整 のもと 計 画 的 で 効 率 的 なまちづくりを 進 めていきます 朝 霞 市 都 市 計 画 マスタープラン 地 域 別 懇 談 会 ( 南 部 地 域 ) 朝 霞 市 都 市 計 画 マスタープラン 検 討 委 員 会 148

54 3. 実 現 に 向 けた 取 組 市 民 企 業 ( 事 業 者 ) 行 政 という3つの 主 体 の 役 割 分 担 による 協 働 のもと 以 下 に 示 す 必 要 な 施 策 に 取 り 組 んでいきます 実 現 に 向 けた 取 組 概 念 図 (1) 市 民 まちづくりへの 柔 軟 な 支 援 (2) 実 現 方 策 の 検 討 実 施 (3) 朝 霞 市 都 市 計 画 マスタープランの 運 用 評 価 (4)まちづくりの 継 続 市 民 企 業 ( 事 業 者 ) とともに3 主 体 協 働 による まちづくりの 推 進 計 画 の 実 現 (1) 市 民 まちづくりへの 柔 軟 な 支 援 1) 基 本 的 な 考 え 方 まちづくりに 関 する 情 報 発 信 啓 発 活 動 や 市 民 との 意 見 交 換 の 機 会 の 提 供 さらにまち づくりの 具 体 化 への 誘 導 など 市 民 企 業 ( 事 業 者 )の 主 体 的 なまちづくり 活 動 へとつな がる 支 援 体 制 の 構 築 に 努 めていきます また 市 民 まちづくりの 熟 度 に 応 じ 各 取 組 の 段 階 にあった 適 切 な 支 援 の 提 供 に 配 慮 します 2) 取 組 内 容 市 民 まちづくりへの 支 援 イメージ 市 民 主 体 協 働 の ま ち づ く り 1まちづくりへの 意 識 啓 発 2まちづくり 情 報 交 換 の 充 実 3まちづくりへの 参 加 機 会 の 充 実 4みんなが 参 加 するまちづくり ( 子 どもの 参 加 機 会 の 創 出 ) 第 1 段 階 市 民 まちづくりの きっかけづくりのために 5まちづくり 活 動 への 支 援 6 地 域 と 連 携 した まちづくり 活 動 の 支 援 7まちづくり 活 動 組 織 の 育 成 支 援 8まちづくり 活 動 への 支 援 9まちづくり 支 援 体 制 の 検 討 第 2 段 階 市 民 まちづくりの 促 進 のために 10より 専 門 的 なまちづくり 活 動 への 発 展 支 援 11 市 民 の 参 画 体 制 の 形 成 第 3 段 階 参 画 と 協 働 による まちづくりのために 市 民 まちづくりの 実 現 に 向 けた 段 階 ごとの 支 援 149