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1 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 推 進 計 画 平 成 20 年 5 月 13 日 文 化 庁

2 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 推 進 計 画 はじめに 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 推 進 計 画 の 位 置 付 け 1 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 1-1 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 1-2 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 に 記 された 整 備 計 画 等 の 進 捗 状 況 2 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 現 状 と 課 題 2-1 調 査 研 究 整 備 の 現 状 と 課 題 2-2 特 別 史 跡 世 界 遺 産 としての 平 城 宮 跡 の 取 扱 いの 現 状 と 課 題 2-3 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 を 中 心 とした 国 営 公 園 事 業 との 関 係 3 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 推 進 計 画 3-1 保 存 管 理 3-2 調 査 研 究 等 3-3 活 用 3-4 整 備 3-5 景 観 保 全 3-6 整 備 実 施 管 理 運 営 参 考 資 料 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 管 理 計 画 の 骨 子

3 はじめに 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 推 進 計 画 の 位 置 付 け 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 は 良 好 に 保 存 された 古 代 の 宮 殿 遺 跡 として 世 界 に 誇 る 国 民 的 文 化 遺 産 である 昭 和 53 年 に 文 化 庁 が 策 定 した 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 では 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 を 遺 跡 博 物 館 と 位 置 付 け たうえで 以 下 の3つの 機 能 をもとに 段 階 的 計 画 的 にその 整 備 を 進 める ことを 基 本 方 針 としている 国 民 各 層 が 古 代 都 城 文 化 を 体 験 的 に 理 解 できる 場 調 査 研 究 向 上 の 拠 点 遺 跡 遺 物 の 保 存 修 復 整 備 に 関 する 技 術 開 発 技 術 蓄 積 の 場 以 後 およそ30 年 間 にわたり この 基 本 構 想 に 基 づいて 文 化 庁 ( 平 成 1 2 年 度 までは 奈 良 文 化 財 研 究 所 * 平 成 13 年 度 以 降 は 文 化 財 部 記 念 物 課 )が 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 整 備 を 実 施 し 平 成 22 年 に 予 定 される 第 一 次 大 極 殿 正 殿 復 原 事 業 の 完 了 により 基 本 構 想 に 定 めた 整 備 計 画 の 相 当 程 度 が 完 了 することになる この 間 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 に 関 連 して 以 下 のような 様 々な 状 況 の 変 化 が 生 じている 奈 良 文 化 財 研 究 所 による 発 掘 調 査 の 進 展 に 伴 い 平 城 宮 跡 平 城 京 跡 に 関 する 考 古 学 的 知 見 が 増 大 したこと 周 辺 の 都 市 化 が 進 展 し 交 通 量 が 増 大 するなど 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 を 取 り 巻 く 環 境 がさらに 変 化 したこと 平 成 10 年 に 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 をその 構 成 資 産 として 含 む 古 都 奈 良 の 文 化 財 が 世 界 遺 産 に 登 録 され 顕 著 な 普 遍 的 価 値 を 有 する 文 化 遺 産 と して 位 置 付 けられたこと 平 成 13 年 度 に 文 化 庁 の 附 属 機 関 であった 奈 良 文 化 財 研 究 所 が 独 立 行 政 法 人 に 移 行 し 文 化 庁 文 化 財 部 記 念 物 課 が 平 城 宮 跡 の 整 備 管 理 等 を 直 轄 で 実 施 することになったこと

4 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 を 中 心 とした 国 営 公 園 について 平 成 20 年 度 の 事 業 化 が 認 められ 今 後 各 種 手 続 きを 経 て 国 土 交 通 省 による 整 備 が 実 施 され る 予 定 であること 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 適 正 な 整 備 を 進 めていくにあたっては こうした 変 化 に 対 応 し これまでの 整 備 を 踏 まえつつ 今 後 とも 基 本 構 想 に 定 めた 基 本 方 針 を 具 体 的 に 推 進 していくことが 必 要 である そのため このことについて 平 成 19 年 度 に 平 城 宮 跡 藤 原 宮 跡 等 の 保 存 整 備 に 関 する 検 討 委 員 会 で 検 討 を 行 い その 結 果 を 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 推 進 計 画 としてとり まとめるものである この 推 進 計 画 は 今 後 おおむね20 年 間 程 度 の 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 における 整 備 等 に 対 応 するものとし 国 営 公 園 として 整 備 される 際 にも その 基 本 的 な 方 針 として 取 扱 われることが 求 められる * 昭 和 27 年 4 月 に 奈 良 文 化 財 研 究 所 として 発 足 昭 和 29 年 7 月 に 奈 良 国 立 文 化 財 研 究 所 と 改 称 平 成 13 年 4 月 に 独 立 行 政 法 人 文 化 財 研 究 所 奈 良 文 化 財 研 究 所 平 成 19 年 4 月 に 独 立 行 政 法 人 国 立 文 化 財 機 構 奈 良 文 化 財 研 究 所 となる 本 書 では 時 期 にかかわらず 奈 良 文 化 財 研 究 所 という

5 1 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 文 化 庁 は 昭 和 53 年 5 月 26 日 に 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 を 策 定 した この 基 本 構 想 は 基 本 方 針 敷 地 利 用 の 基 本 構 成 段 階 別 整 備 計 画 関 係 の 機 関, 団 体 との 協 力 の4 章 からなる 本 章 では その 全 文 を 掲 げたうえ 進 捗 状 況 について 示 す 1-1 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 第 1 基 本 方 針 平 城 宮 跡 は, 特 別 史 跡 に 指 定 されている 重 要 な 遺 跡 として 歴 史 的, 学 術 的 に 貴 重 な 価 値 を 有 するばかりでなく, 約 124ha にわたる 広 大 な 地 域 を 占 めて 保 全 されている 国 民 的 文 化 遺 産 であることにかんがみ, 遺 跡 博 物 館 *としてのまと まりのもとに 次 の 三 つの 機 能 を, 調 和 のとれた 形 で 推 進 する 場 として 整 備, 活 用 することとし, 長 期 の 見 通 しをたてて 段 階 的, 計 画 的 に 整 備 事 業 を 進 めるこ ととする (1) 平 城 宮 跡 をはじめ 同 種 の 諸 遺 跡 に 関 する 調 査, 研 究 の 向 上 のための 拠 点 的 な 場 とする (2) 発 掘 調 査 や 関 連 研 究 の 成 果 に 基 づき, 遺 跡 の 維 持 整 備, 遺 構 の 修 復, 建 物 等 の 復 原 等 を 行 うとともに 遺 跡 及 び 遺 跡 からの 出 土 品 等 を 公 開 展 示 する 施 設 を 設 ける 等 広 く 国 民 各 層 を 対 象 に, 古 代 都 城 文 化 を 体 験 的 に 理 解 できる 場 とする (3) 上 記 (1) 及 び(2)に 関 連 し, 遺 跡 の 保 存 整 備, 遺 構 遺 物 の 保 護 修 復 復 原 等 に 関 する 技 術 開 発 とその 実 践 的 な 応 用 及 び 技 術 蓄 積 の 場 と する * 遺 跡 を 守 り, 研 究 し,これを 整 備 して 国 民 的 な 利 用 に 供 するものとして 提 案 された 遺 跡 の 一 つの 存 在 形 式 ( 平 城 遺 跡 博 物 館 基 本 構 想 資 料 文 化 庁 昭 和 53 年 ) 第 2 敷 地 利 用 の 基 本 構 成 平 城 宮 跡 の 整 備 に 当 たっては,その 敷 地 利 用 の 区 分 を 次 のように 定 め, 全 体 として 調 和 のとれた 形 で 整 備 事 業 を 進 めることとする これらの 地 区 の 基 本 的 な 配 置 は 別 図 のとおりとする A 管 理 研 究 収 蔵 施 設 地 区 ( 平 城 宮 跡 の 管 理, 研 究, 遺 物 収 蔵 等 のため の 施 設 を 集 中 的 に 設 ける 地 区 ) B 建 物 等 復 原 展 示 地 区 ( 建 物 その 他 の 工 作 物 の 復 原 により 平 城 宮 の 規 模, 構 成 等 を 表 示 する 地 区 ) C 遺 構 展 示 地 区 ( 地 下 遺 構 そのものを 覆 屋 等 の 特 殊 な 設 備 のもとに 展 示 す る 地 区 ) 1

6 D 遺 構 配 置 表 示 地 区 ( 上 記 B,Cにおける 方 法 以 外 の 造 園 的 手 法 等 によっ て 建 物 その 他 の 構 造 物 の 遺 構 の 配 置, 規 模 等 を 地 表 に 表 示 する 地 区 ) E 池 沼 湿 原 地 区 ( 宮 跡 内 の 水 系 整 備, 地 下 遺 構, 遺 物 の 保 護 及 び 修 景 の ために 池 沼 等 を 設 ける 地 区 ) F 緑 地 草 園 地 区 ( 主 に 未 発 掘 地 区 について 多 目 的 利 用 空 間 として 緑 地, 草 園 を 造 成 し, 同 時 に 地 下 遺 構 遺 物 を 保 存 する 地 区 ) G 外 周 緑 陰 帯 ( 宮 跡 を 周 囲 の 都 市 的 活 動 から 保 護 するための 外 周 の 緑 陰 帯 ) H 南 面 地 区 ( 二 条 大 路, 朱 雀 大 路 の 北 端 地 区 を 含 む 宮 跡 南 面 の 地 区 ) 第 3 段 階 別 整 備 計 画 平 城 宮 跡 の 整 備 は, 事 柄 の 性 質 上 長 期 にわたって 行 われることになるので, 第 1 期 としては 概 ね10 年 程 度 を 見 通 して 次 のとおり 段 階 別 に 整 備 計 画 をたて, 整 備 事 業 全 体 の 円 滑 な 展 開 を 図 ることとする なお, 第 2 期 以 降 の 計 画 につい ては, 第 1 期 の 整 備 事 業 の 進 展 をふまえて 今 後 さらに 検 討 することとする (1) 基 礎 的 準 備 段 階 1 保 存 整 備 すべき 地 域 のうち 特 別 史 跡 に 指 定 されていない 区 域 の 特 別 史 跡 への 追 加 指 定 特 別 史 跡 指 定 地 域 内 の 整 備 対 象 区 域 にある 民 有 地 の 国 による 買 上 げの 推 進 第 2 次 朝 堂 院 及 び 内 裏 地 区 の 遺 構 配 置 表 示 地 区 としての 整 備 の 完 了 一 般 公 開 利 用 区 域 全 体 における 案 内 標 識, 休 憩 駐 車 等 のための 便 益 施 設 の 整 備 宮 跡 西 南 部, 東 北 部 の 多 目 的 利 用 園 地 の 整 備 6 宮 跡 隣 接 地 への 研 究 収 蔵 管 理 施 設 の 建 設 7 汚 水 流 入 対 策, 雨 水 流 出 対 策 を 含 む 水 系 等 の 整 備 8 その 他 次 の 段 階 の 整 備 のための 準 備 的 諸 事 業 (2) 第 1 次 整 備 段 階 ( 基 礎 的 準 備 段 階 完 了 後 概 ね5 年 間 程 度 ) 1 朱 雀 門, 南 面 築 地 大 垣, 壖 地, 溝 等 の 復 原 2 外 周 緑 陰 帯 の 整 備 の 完 了 3 池 沼 湿 原 地 区 の 整 備 の 完 了 4 覆 屋 周 辺 の 官 衙 地 区 の 建 物 等 復 原 及 び 遺 構 配 置 表 示 地 区 としての 整 備 5 東 院 庭 園 跡 の 復 原 的 整 備 6 利 用 者 のための 主 要 な 道 路, 苑 路, 広 場 の 整 備 及 び 便 益 施 設 の 整 備 7 その 他 次 の 段 階 の 整 備 のための 準 備 的 諸 事 業 (3) 第 2 次 整 備 段 階 ( 第 1 次 整 備 段 階 完 了 後 概 ね5 年 間 程 度 ) 1 中 核 的 施 設 としての 第 1 次 大 極 殿 地 区 の 復 原 及 び 復 原 施 設 による 展 示 の 充 実 2 第 1 次 大 極 殿 地 区 の 前 面 の 西 朝 堂 地 区 における 遺 構 配 置 の 表 示, 築 地 門 等 の 復 原, 整 備 2

7 3 4 5 東 院 宮 殿 跡 地 区 の 遺 構 配 置 表 示 地 区 としての 整 備 利 用 者 のための 苑 路, 広 場, 緑 地 草 園 地 区 及 び 便 益 施 設 の 完 成 その 他 第 2 期 以 降 の 整 備 計 画 の 樹 立 第 4 関 係 の 機 関, 団 体 との 協 力 平 城 宮 跡 の 整 備 に 当 たっては, 関 係 地 方 公 共 団 体 その 他 の 機 関, 団 体 の 協 力 により, 周 辺 地 域 における 次 のような 問 題 について 適 切 な 解 決 が 図 られる 必 要 があるので, 望 ましい 環 境 の 実 現 をめざして,これらの 機 関, 団 体 と 連 絡 を 密 にすることとする 1 周 辺 地 域 の 環 境 保 全, 景 観 の 保 全 に 関 すること 2 朱 雀 大 路 保 存 計 画 に 関 すること 県 道 奈 良 生 駒 線 * 及 び 木 津 郡 山 線 **の 路 線 に 関 すること 宮 跡 内 通 過 市 道 ***のあり 方 に 関 すること 宮 跡 内 通 過 高 圧 線 に 関 すること 近 鉄 奈 良 線 軌 道 に 関 すること * 一 般 県 道 谷 田 奈 良 線 ( 一 条 通 り) ** 主 要 地 方 道 奈 良 精 華 線 *** 市 道 大 極 線 (みやと 通 り) 3

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9 1-2 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 に 記 された 整 備 計 画 等 の 進 捗 状 況 基 本 構 想 の 第 3 段 階 別 整 備 計 画 及 び 第 4 関 係 の 機 関, 団 体 との 協 力 について 昭 和 53 年 以 降 現 在 に 至 るまでの 間 の 進 捗 状 況 等 を 以 下 に 示 す 第 3 段 階 別 整 備 計 画 の 進 捗 状 況 第 3 段 階 別 整 備 計 画 に 示 された 第 1 期 の 計 画 では 基 礎 的 準 備 段 階 第 1 次 整 備 段 階 第 2 次 整 備 段 階 の3つの 段 階 を 設 定 している このうち 基 礎 的 準 備 段 階 は 概 ね 基 本 構 想 が 策 定 された 昭 和 53 年 度 から 昭 和 55 年 度 を 想 定 したもので さらに 第 1 次 整 備 段 階 は 基 礎 的 準 備 段 階 完 了 後 概 ね5 年 間 程 度 第 2 次 整 備 段 階 は 第 1 次 整 備 段 階 完 了 後 概 ね5 年 間 程 度 を 想 定 したものであった なお 実 際 には 第 1 次 整 備 段 階 第 2 次 整 備 段 階 は それぞれ 前 段 階 の 完 了 を 待 って 着 手 したわけでなく 状 況 に 応 じて 適 宜 着 手 している (1) 基 礎 的 準 備 段 階 1 保 存 整 備 すべき 地 域 のうち 特 別 史 跡 に 指 定 されていない 区 域 の 特 別 史 跡 への 追 加 指 定 については 所 有 者 の 同 意 が 得 られたものについて 昭 和 54 年 11 月 24 日 平 成 3 年 6 月 10 日 に 追 加 指 定 を 行 った 2 特 別 史 跡 指 定 地 域 内 の 整 備 対 象 区 域 にある 民 有 地 の 国 による 買 上 げの 推 進 については 毎 年 予 算 を 計 上 し 民 有 地 の 地 権 者 との 合 意 に 達 し たものについて 国 有 化 を 進 めている なお 国 による 買 上 げについて は 様 々な 関 係 者 の 尽 力 のもと 昭 和 37 年 に 国 として 国 有 化 の 方 針 を 打 ち 出 し 昭 和 38 年 度 より 国 による 買 上 げを 進 めてきた 昭 和 48 年 には その 進 捗 状 況 を 踏 まえ 奈 良 県 に 対 して 県 債 による 先 行 取 得 を 依 頼 し 特 別 史 跡 指 定 地 内 の 買 上 げ 可 能 な 土 地 を 積 極 的 に 買 上 げることと した 一 方 国 はその 利 息 事 務 費 も 含 め 毎 年 度 一 定 の 買 戻 しを 行 っ ていくこととし 奈 良 県 において 先 行 取 得 して これを 国 において 買 戻 した 3 第 2 次 朝 堂 院 及 び 内 裏 地 区 の 遺 構 配 置 表 示 地 区 としての 整 備 の 完 了 については 第 二 次 大 極 殿 の 基 壇 復 原 を 中 心 とする 第 二 次 大 極 殿 院 の 整 備 が 完 了 した このほか 東 第 一 堂 第 二 堂 跡 及 び 大 嘗 祭 建 物 跡 では 遺 構 表 示 を 行 い 東 第 三 ~ 六 堂 跡 と 西 第 一 ~ 六 堂 跡 及 び 朝 集 殿 院 跡 では 概 略 位 置 表 示 を 行 った 4 一 般 公 開 利 用 区 域 全 体 における 案 内 標 識, 休 憩 駐 車 等 のための 便 益 施 設 の 整 備 については 以 下 の 整 備 を 行 った なお 現 状 では 便 所 5

10 及 び 駐 車 場 の 整 備 が 必 ずしも 十 分 な 状 態 とは 言 えない また 史 跡 にお ける 駐 車 場 の 取 扱 いについては 平 成 16 年 度 に 文 化 庁 で 一 定 の 基 準 ( 史 跡 等 指 定 地 における 史 跡 等 活 用 専 用 駐 車 場 の 取 扱 いについて ) を 定 めており それに 従 うことが 必 要 である サイン 計 画 の 策 定 及 びそれに 基 づくサインの 設 置 資 料 館 北 方 遺 構 展 示 館 東 方 東 院 庭 園 西 方 での 駐 車 場 の 設 置 資 料 館 北 方 遺 構 展 示 館 東 方 宮 内 省 南 方 東 院 庭 園 西 方 での 便 所 の 設 置 5 宮 跡 西 南 部, 東 北 部 の 多 目 的 利 用 園 地 の 整 備 については 宮 跡 西 南 部 で 多 目 的 園 地 を 整 備 した 6 宮 跡 隣 接 地 への 研 究 収 蔵 管 理 施 設 の 建 設 については 奈 良 文 化 財 研 究 所 が 昭 和 55 年 度 に 現 本 館 ( 旧 奈 良 県 立 病 院 )へ 移 転 したほか には 進 展 はない 一 方 で 宮 跡 隣 接 地 買 収 の 財 政 措 置 がとられなかっ たことなどから 研 究 収 蔵 施 設 が 宮 跡 地 内 で 新 設 された なお 今 後 国 営 公 園 事 業 等 の 中 で 指 定 地 外 の 用 地 に 管 理 施 設 及 び 展 示 施 設 研 究 施 設 収 蔵 施 設 を 設 置 することについての 検 討 が 必 要 である 7 汚 水 流 入 対 策, 雨 水 流 出 対 策 を 含 む 水 系 等 の 整 備 については 朱 雀 門 北 方 及 び 第 二 次 朝 堂 院 東 方 に 遊 水 池 を 造 成 した 当 初 想 定 されていた 宮 跡 東 南 部 近 鉄 奈 良 線 下 の 暗 渠 改 修 は 未 着 手 であるが 第 二 次 朝 堂 院 東 方 の 遊 水 池 の 造 成 により 当 該 地 域 の 雨 水 流 出 に 関 する 問 題 は 相 当 程 度 解 決 したものと 考 えられる 8 その 他 次 の 段 階 の 整 備 のための 準 備 的 諸 事 業 については 朱 雀 門 復 原 に 向 けた 調 査 研 究 等 が 継 続 的 に 実 施 され その 実 現 の 基 礎 となった (2) 第 1 次 整 備 段 階 ( 基 礎 的 準 備 段 階 完 了 後 概 ね5 年 間 程 度 ) 1 朱 雀 門, 南 面 築 地 大 垣, 壖 地, 溝 等 の 復 原 については 朱 雀 門 東 方 西 方 の 南 面 築 地 大 垣 復 原 及 び 宮 南 面 西 端 及 び 東 端 の 南 面 築 地 大 垣 復 原 に 続 き 平 成 9 年 度 には 朱 雀 門 復 原 が 完 成 し 翌 年 度 には 朱 雀 門 両 脇 の 築 地 大 垣 復 原 も 完 成 した 2 外 周 緑 陰 帯 の 整 備 の 完 了 については 宮 跡 西 北 部 の 一 般 県 道 谷 田 奈 良 線 ( 一 条 通 り) 南 辺 及 び 宮 跡 西 辺 で 緑 陰 帯 が 設 置 された また 当 初 計 画 では 想 定 されていなかった 市 道 大 極 線 (みやと 通 り) 沿 いに 緑 陰 帯 が 設 置 された 一 方 で 宮 跡 南 辺 東 辺 一 般 県 道 谷 田 奈 良 線 以 北 等 の 緑 陰 帯 予 定 地 では 発 掘 調 査 の 成 果 等 を 踏 まえ 遺 構 表 示 された 箇 所 が ある 3 池 沼 湿 原 地 区 の 整 備 の 完 了 については 第 一 次 大 極 殿 院 西 方 第 6

11 一 次 朝 堂 院 西 方 に 池 沼 湿 原 が 造 成 された 4 覆 屋 周 辺 の 官 衙 地 区 の 建 物 等 復 原 及 び 遺 構 配 置 表 示 地 区 としての 整 備 については 建 物 等 復 原 地 区 に 設 定 されていた 推 定 宮 内 省 で 南 殿 南 殿 第 二 殿 西 南 殿 西 北 殿 南 門 北 門 西 面 築 地 南 面 築 地 の 東 端 部 を 除 いた 部 分 北 面 築 地 の 西 部 の 復 原 が 完 成 し 正 殿 東 面 築 地 南 面 築 地 の 東 端 部 北 面 築 地 の 東 部 の 復 原 を 残 す 状 況 となっている なお 東 面 築 地 は 側 面 から 復 原 された 推 定 宮 内 省 を 見 せるためには 復 原 しな いほうが 有 効 であるが 十 分 な 活 用 に 対 応 できる 管 理 運 営 体 制 を 前 提 と して 完 全 に 復 原 することも 選 択 肢 であり 検 討 が 必 要 である 推 定 宮 内 省 と 同 様 に 建 物 等 復 原 地 区 に 設 定 されていた 推 定 陰 陽 寮 ( 推 定 宮 内 省 の 南 方 )では 遺 構 表 示 を 実 施 しており 復 原 には 着 手 していない この 官 衙 地 区 での 建 物 等 復 原 では 推 定 宮 内 省 を 優 先 して 整 備 することから 推 定 陰 陽 寮 については 現 状 のままの 遺 構 表 示 地 区 としてとどめること も 選 択 肢 とした 検 討 が 必 要 である また 推 定 太 政 官 ( 遺 構 展 示 館 南 方 ) の 遺 構 表 示 については 着 手 していない 5 東 院 庭 園 跡 の 復 原 的 整 備 については 平 成 12 年 度 に 中 央 建 物 隅 楼 を 含 む 東 院 庭 園 の 復 原 が 完 成 した 6 利 用 者 のための 主 要 な 道 路, 苑 路, 広 場 の 整 備 及 び 便 益 施 設 の 整 備 については 適 宜 整 備 を 行 った 7 その 他 次 の 段 階 の 整 備 のための 準 備 的 諸 事 業 については 第 一 次 大 極 殿 復 原 に 向 けた 調 査 研 究 等 が 継 続 的 に 実 施 され その 実 現 の 基 礎 とな った (3) 第 2 次 整 備 段 階 ( 第 1 次 整 備 段 階 完 了 後 概 ね5 年 間 程 度 ) 1 中 核 的 施 設 としての 第 1 次 大 極 殿 地 区 の 復 原 及 び 復 原 施 設 による 展 示 の 充 実 については 平 成 5 年 度 に 当 初 想 定 されていた 奈 良 時 代 後 半 の 西 宮 から 前 半 の 第 一 次 大 極 殿 院 へ 復 原 対 象 が 変 更 された( 平 城 宮 跡 第 一 次 大 極 殿 の 復 原 について( 報 告 ) 大 極 殿 復 原 構 想 検 討 会 議 平 成 5 年 3 月 2 日 ) これに 基 づいて 着 手 された 第 一 次 大 極 殿 の 復 原 は 平 成 21 年 度 末 に 完 成 予 定 である 一 方 で 第 一 次 大 極 殿 院 の 諸 建 物 等 の 復 原 には 着 手 していない 2 第 1 次 大 極 殿 地 区 の 前 面 の 西 朝 堂 地 区 における 遺 構 配 置 の 表 示, 築 地 門 等 の 復 原, 整 備 については 西 朝 堂 ( 第 一 次 朝 堂 院 ) 地 区 で 築 地 門 等 も 含 め 盛 土 張 芝 等 による 遺 構 表 示 を 実 施 した これは 基 本 構 想 図 において 築 地 門 等 も 含 め 同 地 区 はすべて 遺 構 表 示 ゾーン の 位 置 付 けであることによる 7

12 3 4 5 東 院 宮 殿 跡 地 区 の 遺 構 配 置 表 示 地 区 としての 整 備 については 現 在 発 掘 調 査 を 実 施 中 であり 整 備 には 着 手 していない 利 用 者 のための 苑 路, 広 場, 緑 地 草 園 地 区 及 び 便 益 施 設 の 完 成 につ いては 適 宜 整 備 を 行 った その 他 第 2 期 以 降 の 整 備 計 画 の 樹 立 については 第 1 期 整 備 計 画 の うち 未 着 手 の 部 分 もあることから その 整 備 計 画 の 策 定 には 至 っていな い 第 4 関 係 の 機 関, 団 体 との 協 力 の 進 捗 状 況 1 周 辺 地 域 の 環 境 保 全, 景 観 の 保 全 に 関 すること については 歴 史 的 風 土 保 存 区 域 歴 史 的 風 土 特 別 保 存 地 区 風 致 地 区 等 について 平 成 1 0 年 度 の 世 界 遺 産 登 録 に 伴 う 緩 衝 地 帯 としての 位 置 付 けがなされた 2 朱 雀 大 路 保 存 計 画 に 関 すること については 主 要 地 方 道 奈 良 生 駒 線 ( 大 宮 通 り) 以 北 の 朱 雀 大 路 の 史 跡 指 定 と 奈 良 市 による 一 部 の 公 有 化 及 び 整 備 がなされ 進 捗 があった ただし 史 跡 指 定 地 西 部 に 民 有 地 が 残 り それに 沿 う 国 有 水 路 市 道 も 含 めた 部 分 が 未 整 備 となっている 3 県 道 奈 良 生 駒 線 及 び 木 津 郡 山 線 の 路 線 に 関 すること については 問 題 解 決 に 向 けての 具 体 的 進 展 はなかった 4 宮 跡 内 通 過 市 道 のあり 方 に 関 すること については 問 題 解 決 に 向 け ての 具 体 的 進 展 はなかった 5 宮 跡 内 通 過 高 圧 線 に 関 すること については 関 西 電 力 株 式 会 社 の 協 力 により 宮 跡 内 の 高 圧 線 が 撤 去 された 6 近 鉄 奈 良 線 軌 道 に 関 すること については 問 題 解 決 に 向 けての 具 体 的 進 展 はなかった 8

13 2 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 現 状 と 課 題 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 調 査 研 究 整 備 特 別 史 跡 世 界 遺 産 としての 取 扱 いの 現 状 と 課 題 について 取 りまとめるとともに 平 成 20 年 度 の 事 業 化 が 決 まった 国 営 公 園 事 業 との 関 係 について 示 す 2-1 調 査 研 究 整 備 の 現 状 と 課 題 調 査 研 究 の 現 状 と 課 題 (1) 現 状 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 は 昭 和 28 年 度 以 来 奈 良 文 化 財 研 究 所 が 継 続 的 に 発 掘 調 査 を 実 施 している その 結 果 に 関 連 する 調 査 研 究 も 考 古 学 のみならず 歴 史 学 建 築 史 学 庭 園 史 学 保 存 科 学 等 同 研 究 所 の 多 様 な 分 野 の 専 門 家 に よって 包 括 的 に 実 施 されてきた 現 在 までの 発 掘 調 査 の 累 積 面 積 は 約 43ヘクタールである 基 本 構 想 策 定 以 降 は 第 二 次 大 極 殿 院 第 二 次 朝 堂 院 兵 部 省 式 部 省 東 院 庭 園 などで 発 掘 調 査 が 進 められ 大 きな 成 果 を 得 ている 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 に 関 する 正 式 の 発 掘 調 査 報 告 書 は 学 報 として 随 時 刊 行 されている 発 掘 調 査 及 び 関 連 する 調 査 研 究 の 成 果 は 奈 良 文 化 財 研 究 所 により 平 城 宮 跡 資 料 館 等 で 継 続 的 に 公 開 されてきた 発 掘 調 査 ならびに 関 連 する 調 査 研 究 の 成 果 は 保 存 整 備 事 業 の 基 礎 資 料 とし て 重 要 な 役 割 を 果 している (2) 課 題 東 院 地 区 をはじめとして 遺 構 の 状 況 が 未 解 明 の 地 区 が 多 数 残 っており 継 続 的 な 発 掘 調 査 及 び 関 連 する 調 査 研 究 の 進 展 が 期 待 される 整 備 の 現 状 と 課 題 (1) 現 状 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 整 備 事 業 は 奈 良 文 化 財 研 究 所 が 昭 和 40 年 度 以 降 平 成 12 年 度 まで 継 続 的 に 実 施 してきたが 同 研 究 所 の 独 立 行 政 法 人 移 行 に 伴 い 平 成 13 年 度 以 降 は 文 化 庁 文 化 財 部 記 念 物 課 が 直 轄 で 実 施 している なお 平 成 21 年 度 末 の 完 成 を 目 標 に 施 工 している 第 一 次 大 極 殿 復 原 工 事 につい ては 文 部 科 学 省 文 教 施 設 企 画 部 参 事 官 に 執 行 委 任 している これまでの 整 備 事 業 では 朱 雀 門 東 院 庭 園 などの 復 原 第 二 次 大 極 殿 院 な どにおける 基 壇 整 備 内 裏 などにおける 植 栽 による 遺 構 表 示 といった 各 種 の 9

14 手 法 による 整 備 が 進 められてきた ただし 1-2 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 に 記 された 整 備 計 画 等 の 進 捗 状 況 で 示 したように 基 本 構 想 の 段 階 別 整 備 計 画 で 予 定 された 整 備 内 容 のうち 未 着 手 のもの( 東 院 宮 殿 地 区 の 遺 構 表 示 ) 一 部 の 実 施 にとどまるもの( 宮 跡 隣 接 地 への 研 究 収 蔵 管 理 施 設 の 建 設 ほか)がある (2) 課 題 平 成 20 年 度 における 国 営 飛 鳥 平 城 宮 跡 歴 史 公 園 平 城 宮 跡 区 域 ( 仮 称 ) の 事 業 化 により 国 営 公 園 区 域 に 含 まれる 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 整 備 について は 文 化 庁 が 現 在 進 めている 第 一 次 大 極 殿 の 復 原 等 を 除 き 国 土 交 通 省 によ る 国 営 公 園 事 業 として 行 われる 予 定 である 今 後 の 国 営 公 園 としての 整 備 に おいては 文 化 庁 国 土 交 通 省 等 の 関 係 機 関 の 緊 密 な 連 携 により 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 の 基 本 方 針 及 び 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 推 進 計 画 を 基 にした 整 備 が 求 められる 10

15 2-2 特 別 史 跡 世 界 遺 産 としての 平 城 宮 跡 の 取 扱 いの 現 状 と 課 題 特 別 史 跡 としての 平 城 宮 跡 の 取 扱 いの 現 状 と 課 題 (1) 取 扱 いの 現 状 現 状 変 更 : 特 別 史 跡 の 現 状 変 更 については 文 化 財 保 護 法 第 125 条 または 第 168 条 に 基 づき 文 化 庁 長 官 の 許 可 または 同 意 を 得 ることが 必 要 である 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 における 現 状 変 更 の 内 容 については 奈 良 文 化 財 研 究 所 に よる 発 掘 調 査 文 化 庁 による 整 備 工 事 等 奈 良 県 奈 良 市 による 道 路 工 事 等 民 有 地 における 各 種 工 事 等 がある 現 状 変 更 の 許 可 または 同 意 については それ 自 体 が 目 的 である 奈 良 文 化 財 研 究 所 による 発 掘 調 査 を 除 き 通 常 発 掘 調 査 または 試 掘 調 査 または 現 場 立 会 が 条 件 とされている 国 有 化 事 業 : 文 化 庁 文 化 財 部 記 念 物 課 が 直 轄 で 行 っており 現 時 点 において 当 面 国 有 化 すべき 土 地 の 約 98%を 国 有 化 している その 面 積 は 特 別 史 跡 の 指 定 地 の 約 83%にあたる109ha である 管 理 : 文 化 財 保 護 法 第 113 条 に 基 づき 奈 良 県 が 特 別 史 跡 の 管 理 団 体 に 指 定 されているが これまでの 経 緯 により 国 有 地 については 所 有 者 である 文 化 庁 ( 平 成 12 年 度 までは 奈 良 文 化 財 研 究 所 平 成 13 年 度 以 降 は 文 化 財 部 記 念 物 課 )が 管 理 を 行 なっている (2) 課 題 管 理 : 文 化 庁 文 化 財 部 記 念 物 課 が 直 轄 で 管 理 を 行 うことにより 日 常 的 な 維 持 管 理 や 緊 急 対 応 に 不 便 が 生 じている 平 成 20 年 度 における 国 営 飛 鳥 平 城 宮 跡 歴 史 公 園 平 城 宮 跡 区 域 ( 仮 称 )の 事 業 化 に 伴 い 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 に 関 与 する 各 機 関 の 新 たな 枠 組 みを 構 築 する 必 要 がある 世 界 遺 産 としての 平 城 宮 跡 の 取 扱 いの 現 状 と 課 題 (1) 取 扱 いの 現 状 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 は 世 界 遺 産 古 都 奈 良 の 文 化 財 の 構 成 資 産 であり そ の 取 扱 いについては 文 化 財 保 護 法 による 保 護 に 加 え 世 界 遺 産 委 員 会 に 対 し 以 下 の 手 続 き 等 が 求 められる 現 状 変 更 等 ( 世 界 遺 産 条 約 履 行 のための 作 業 指 針 172~174 項 ほか) 世 界 遺 産 を 構 成 する 資 産 において 顕 著 な 普 遍 的 価 値 に 関 わるような 大 規 模 な 復 原 又 は 新 規 工 事 等 の 現 状 変 更 が 計 画 される 場 合 には 世 界 遺 産 委 員 会 に 通 知 しなくてはならない この 通 知 は 資 産 の 顕 著 な 普 遍 的 価 値 の 十 分 な 保 存 を 担 保 するための 適 切 な 解 決 策 の 検 討 について 世 界 遺 産 委 員 会 が 支 援 を 行 うことが 可 能 となるように できるだけ 早 い 段 階 で また 変 更 不 可 能 11

16 な 決 定 を 行 う 前 の 段 階 で 実 施 されなくてはならない 通 知 された 現 状 変 更 等 の 情 報 は 締 約 国 及 び 諮 問 機 関 からのコメントととも に 保 全 状 況 報 告 書 としてまとめられ 世 界 遺 産 委 員 会 に 提 出 され 対 応 が 検 討 される 現 状 変 更 等 の 情 報 が 不 十 分 なために 世 界 遺 産 委 員 会 が 具 体 的 な 対 応 をとる ことができない 場 合 は 世 界 遺 産 委 員 会 の 決 議 により 世 界 遺 産 センターが 当 該 締 約 国 と 協 議 の 上 当 該 資 産 の 現 状 資 産 を 脅 かす 危 険 修 復 可 能 性 等 を 確 認 するための 必 要 な 措 置 を 講 じ その 結 果 を 世 界 遺 産 委 員 会 に 報 告 する リアクティブモニタリング ( 世 界 遺 産 条 約 履 行 のための 作 業 指 針 169~170 項 ほか) 世 界 遺 産 委 員 会 は 現 状 変 更 等 により 脅 威 にさらされている 特 定 の 世 界 遺 産 の 保 全 状 況 について 世 界 遺 産 センター 及 び 諮 問 機 関 が 現 場 の 視 察 等 を 実 施 し 報 告 を 行 うことを 定 めている 定 期 報 告 ( 世 界 遺 産 条 約 履 行 のための 作 業 指 針 199~202 項 ) 世 界 遺 産 委 員 会 は 地 域 ごとに 世 界 遺 産 の 保 全 状 況 を 審 査 するために 各 締 約 国 に 対 して 定 期 報 告 書 の 提 出 を 求 めている アジア 太 平 洋 地 域 について は 平 成 24 年 に 次 回 の 定 期 報 告 書 の 審 査 が 予 定 されている その 際 には 個 別 の 構 成 資 産 の 保 存 管 理 計 画 のみならず 包 括 的 保 存 管 理 計 画 ( 古 都 奈 良 の 文 化 財 の 構 成 資 産 8 件 すべてを 包 括 する 保 存 管 理 計 画 )を 提 出 する ことが 必 要 である (2) 課 題 世 界 遺 産 としての 平 城 宮 跡 の 取 扱 いにおける 現 状 での 課 題 は 以 下 のとおり 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 及 びその 周 辺 で 平 成 22 年 に 実 施 される 予 定 の 平 城 遷 都 1300 年 祭 の 内 容 については 世 界 遺 産 の 構 成 資 産 の 中 で 行 われる 事 業 と して 望 ましい 内 容 となるよう 求 められている 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 周 辺 地 域 に 京 奈 和 自 動 車 道 大 和 北 道 路 を 建 設 する 計 画 があることから これに 伴 って 世 界 遺 産 の 良 好 な 保 全 状 況 に 影 響 を 与 えるこ とのないよう 注 意 する 必 要 がある 12

17 2-3 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 を 中 心 とした 国 営 公 園 事 業 との 関 係 国 営 公 園 国 営 公 園 とは 国 家 的 な 記 念 事 業 わが 国 固 有 の 文 化 的 資 産 の 保 存 活 用 広 域 的 レクリエーションなどに 対 応 する 都 市 公 園 として 国 ( 国 土 交 通 省 )が 整 備 管 理 するものである 現 在 17 箇 所 で 整 備 が 進 められ うち16 箇 所 が 開 園 している このうち 歴 史 的 文 化 的 資 産 を 保 存 活 用 した 国 営 公 園 には 国 営 飛 鳥 歴 史 公 園 ( 奈 良 県 ) 国 営 吉 野 ヶ 里 歴 史 公 園 ( 佐 賀 県 ) 国 営 沖 縄 記 念 公 園 首 里 城 地 区 ( 沖 縄 県 )がある 国 営 飛 鳥 平 城 宮 跡 歴 史 公 園 平 城 宮 跡 区 域 ( 仮 称 ) (1) 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 を 中 心 とした 国 営 公 園 平 城 宮 跡 は わが 国 を 代 表 する 歴 史 遺 産 として 特 別 史 跡 に 指 定 されるとと もに 世 界 遺 産 古 都 奈 良 の 文 化 財 の 構 成 資 産 となっている 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 を 中 心 とした 国 営 公 園 については 国 営 飛 鳥 歴 史 公 園 と 一 体 の 公 園 とし 国 営 飛 鳥 平 城 宮 跡 歴 史 公 園 平 城 宮 跡 区 域 ( 仮 称 )とし て 平 成 20 年 度 の 事 業 化 が 認 められ 今 後 閣 議 決 定 都 市 計 画 決 定 等 の 手 続 きを 経 て 整 備 に 着 手 されることとなった 国 営 飛 鳥 平 城 宮 跡 歴 史 公 園 平 城 宮 跡 区 域 ( 仮 称 )の 面 積 は 約 120ヘ クタール 国 営 公 園 事 業 で 整 備 する 区 域 の 面 積 は 約 70ヘクタールの 予 定 で ある (2) 特 別 史 跡 と 国 営 公 園 の 関 係 特 別 史 跡 の 指 定 面 積 は 約 131ヘクタールである 国 営 公 園 は このうち 北 部 の 佐 紀 町 集 落 東 部 の 法 華 寺 町 集 落 等 をのぞき 平 城 宮 跡 南 方 の 史 跡 平 城 京 朱 雀 大 路 跡 とその 周 囲 の 未 指 定 地 を 含 んだ 約 120ヘクタールの 範 囲 が 想 定 されている 都 市 公 園 として 都 市 計 画 決 定 され 都 市 公 園 法 に 基 づく 整 備 管 理 が 行 わ れるとしても 文 化 財 保 護 法 上 の 現 状 変 更 等 に 関 する 特 別 史 跡 としての 保 存 の 取 扱 いは 変 わらない 管 理 については 国 営 公 園 としての 管 理 特 別 史 跡 としての 管 理 を 重 層 的 に 行 いつつ その 役 割 分 担 については 国 土 交 通 省 文 化 庁 奈 良 県 ( 特 別 史 跡 の 管 理 団 体 ) 奈 良 市 奈 良 文 化 財 研 究 所 の 間 で 今 後 協 議 調 整 を 図 る 13

18 3 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 推 進 計 画 ここまで 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 ( 以 下 基 本 構 想 という ) の 進 捗 状 況 と 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 における 現 状 と 課 題 を 示 してきた 本 章 では 保 存 管 理 調 査 研 究 等 活 用 整 備 景 観 保 全 整 備 実 施 管 理 運 営 に 関 する 方 針 を 示 し 今 後 の 基 本 構 想 推 進 に 向 けた 計 画 とする 3-1 保 存 管 理 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 管 理 団 体 には 奈 良 県 が 指 定 されているが その 管 理 につ いては 平 成 12 年 度 までは 土 地 所 有 者 である 文 化 庁 の 附 属 機 関 であった 奈 良 文 化 財 研 究 所 が 包 括 的 に 実 施 していた 平 成 13 年 度 における 同 研 究 所 の 独 立 行 政 法 人 移 行 後 は 文 化 庁 文 化 財 部 記 念 物 課 が 直 轄 で 管 理 を 行 なってきている また 平 成 10 年 には 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 を 構 成 資 産 とする 古 都 奈 良 の 文 化 財 が 世 界 遺 産 に 登 録 され 顕 著 な 普 遍 的 価 値 維 持 の 観 点 から 指 定 地 の 保 存 管 理 及 び 緩 衝 地 帯 の 保 全 施 策 が 求 められている さらに 今 後 国 土 交 通 省 により 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 大 半 が 国 営 飛 鳥 平 城 宮 跡 歴 史 公 園 平 城 宮 跡 区 域 ( 仮 称 )として 国 営 公 園 となることが 予 定 されており 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 をめぐる 状 況 は 大 きく 変 化 している ここでは 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 保 存 管 理 にあたって 特 に 留 意 すべき 点 を 示 し た 上 で 保 存 管 理 の 基 本 方 針 と 構 成 要 素 ごとの 保 存 管 理 方 針 について 示 す な お 保 存 管 理 を 中 心 に 整 備 と 活 用 周 辺 環 境 の 保 全 管 理 運 営 等 を 含 んだ 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 管 理 計 画 の 策 定 が 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 今 後 の 保 存 管 理 を 行 う 上 での 急 務 となっている この 保 存 管 理 計 画 は 管 理 団 体 である 奈 良 県 が 文 化 庁 国 土 交 通 省 奈 良 市 奈 良 文 化 財 研 究 所 との 連 携 の 下 で 策 定 するべき ものであるが その 在 り 方 については 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 管 理 計 画 の 骨 子 を 参 考 資 料 として 付 す 保 存 管 理 上 の 留 意 点 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 は 日 本 の 文 化 財 保 護 の 歴 史 を 象 徴 する 代 表 的 な 遺 跡 であり その 意 義 と 経 緯 に 十 分 配 慮 しつつ 保 存 管 理 の 方 針 を 設 定 する 必 要 がある そ の 際 特 に 以 下 の4 点 について 十 分 考 慮 することが 必 要 である (1) 遺 跡 の 確 実 な 保 存 と 遺 跡 の 解 明 の 両 立 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 においては 遺 跡 の 確 実 な 保 存 と 遺 跡 の 解 明 の 両 立 が 求 められる 一 般 に 遺 跡 の 解 明 を 目 的 に 実 施 される 発 掘 調 査 は 一 面 では 遺 跡 の 現 状 を 改 変 する 行 為 であるが その 結 果 得 られる 成 果 により 14

19 遺 跡 の 性 格 等 が 解 明 される 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 においても その 大 半 を 占 め る 国 有 地 における 発 掘 調 査 は 古 代 都 城 の 様 々な 実 態 を 明 らかにして 古 代 史 学 に 大 きく 寄 与 するとともに その 成 果 を 基 にした 整 備 が 進 められ 国 民 に 公 開 されてきた 今 後 も 精 緻 な 発 掘 調 査 による 遺 跡 の 解 明 を 続 けるこ とが 必 要 であるが 一 方 で 発 掘 調 査 を 実 施 せず 埋 蔵 された 遺 構 遺 物 をそ のまま 将 来 に 残 す 区 域 の 必 要 性 も 認 められる そうした 発 掘 調 査 を 実 施 しな い 区 域 とともに 発 掘 調 査 実 施 区 域 においても 調 査 後 の 埋 戻 し 等 の 措 置 によ り 遺 跡 の 確 実 な 保 存 が 図 られなければならない (2) 住 民 の 理 解 と 協 力 を 得 た 特 別 史 跡 指 定 地 内 集 落 の 取 扱 い 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 においては 既 存 の 集 落 が 指 定 地 北 部 の 佐 紀 町 と 東 部 の 法 華 寺 町 に 存 在 する これらの 集 落 は 少 なくとも 近 世 以 降 平 城 宮 跡 を 田 畑 として 守 ってきた 人 々が 営 む 集 落 として 維 持 されてきたものである した がって これらの 集 落 については 特 別 史 跡 としての 遺 構 の 保 存 には 万 全 を 期 するとともに 住 民 の 理 解 と 協 力 を 得 ながら 特 別 史 跡 としての 景 観 の 保 全 を 図 ることを 原 則 的 な 取 扱 いとして 特 別 史 跡 との 共 存 を 図 る ただし 発 掘 調 査 により 重 要 な 遺 構 が 発 見 された 区 画 などについては 特 別 史 跡 として の 国 有 化 を 行 って 保 存 を 確 実 に 担 保 したうえで 一 定 の 整 備 活 用 を 図 るこ ととする (3) 周 辺 地 域 との 整 合 をはかった 道 路 鉄 道 の 取 扱 い 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 内 の 一 般 県 道 谷 田 奈 良 線 ( 一 条 通 り) 市 道 大 極 線 (み やと 通 り) 近 鉄 奈 良 線 の 取 扱 いについては 現 状 における 周 辺 地 域 の 土 地 利 用 との 整 合 性 を 考 慮 し かつ 所 有 者 管 理 者 等 関 係 機 関 との 協 議 調 整 を はかったうえ 奈 良 市 全 体 の 観 点 を 踏 まえ 移 設 等 を 含 めた 将 来 のあるべき 姿 について 必 要 に 応 じ 都 市 計 画 上 の 位 置 付 けを 行 うことが 求 められる (4) 保 全 に 係 る 地 域 との 連 携 防 犯 防 災 を 含 む 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 保 全 については 地 域 からの 支 援 協 力 が 欠 かせないことから 奈 良 県 奈 良 市 が 警 察 消 防 等 の 部 局 とも 連 携 してその 啓 発 を 図 るとともに 文 化 庁 国 土 交 通 省 奈 良 文 化 財 研 究 所 及 び 警 察 消 防 地 元 自 治 会 ボランティア 等 を 含 めた 保 全 体 制 を 構 築 していく 必 要 がある 保 存 管 理 の 基 本 方 針 と 構 成 要 素 ごとの 保 存 管 理 方 針 一 般 に 史 跡 の 保 存 管 理 にあたっては 史 跡 の 特 性 に 応 じた 保 存 管 理 の 基 本 方 15

20 針 を 定 めるとともに 史 跡 の 現 状 における 構 成 要 素 を 分 類 し それらの 構 成 要 素 ごとの 保 存 管 理 方 針 を 設 定 することが 求 められる 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 におい ても 保 存 管 理 の 基 本 方 針 を 定 めるとともに 分 類 した 構 成 要 素 ごとの 保 存 管 理 方 針 を 以 下 のように 設 定 する (1) 保 存 管 理 の 基 本 方 針 埋 蔵 遺 構 遺 物 の 保 存 には 万 全 を 期 す 平 城 宮 跡 としてふさわしい 景 観 環 境 を 形 成 する 来 訪 者 の 安 全 及 び 復 原 建 物 やその 他 の 施 設 等 の 防 犯 防 災 には 万 全 を 期 す (2) 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 を 構 成 する 要 素 本 質 的 な 構 成 要 素 1 平 城 宮 跡 の 埋 蔵 遺 構 遺 物 とそれらによって 定 義 付 けられる 空 間 2 平 城 宮 の 園 池 に 由 来 する 御 前 池 佐 紀 池 その 他 の 構 成 要 素 3 宇 奈 多 理 神 社 佐 紀 神 社 ( 御 前 池 東 ) 佐 紀 神 社 ( 御 前 池 西 ) 4 調 査 研 究 に 基 づいた 復 原 遺 構 表 示 等 5 活 用 に 資 するための 園 路 広 場 等 の 基 盤 的 施 設 ならびに 情 報 提 供 便 益 等 に 供 する 諸 施 設 6 調 査 研 究 のための 研 究 棟 収 蔵 庫 等 の 諸 施 設 7 既 存 住 宅 8 主 要 地 方 道 奈 良 精 華 線 ( 西 辺 の 南 北 道 路 ) 一 般 県 道 谷 田 奈 良 線 ( 一 条 通 り) 市 道 大 極 線 (みやと 通 り) 9 近 鉄 奈 良 線 10 各 種 水 路 * * 一 部 の 水 路 は 平 城 宮 跡 の 排 水 機 能 上 その 保 存 に 資 するものとなっている (3) 構 成 要 素 ごとの 保 存 管 理 の 方 針 ( 数 字 は 上 記 (2)に 対 応 ) 1 全 体 として 水 系 保 全 による 遺 構 遺 物 の 保 存 環 境 の 維 持 を 図 るとともに 発 掘 調 査 部 分 については 埋 戻 しによる 確 実 な 遺 構 保 存 を 行 う また 平 城 宮 跡 たる 空 間 を 担 保 するための 適 正 な 保 存 管 理 を 行 う 2 遺 構 の 性 格 を 持 つ 水 面 としての 保 存 管 理 を 行 う 3 古 代 ないし 中 世 以 来 の 神 社 境 内 として 良 好 な 環 境 を 維 持 する 4 整 備 効 果 の 継 続 的 発 現 を 担 保 する 維 持 管 理 を 行 うとともに 必 要 に 応 じ て 改 善 する 5 適 切 な 便 益 供 与 情 報 提 供 等 を 確 実 にする 維 持 管 理 を 行 うとともに 必 16

21 要 に 応 じて 改 善 し または 新 たな 施 設 設 置 についても 検 討 する 新 たな 施 設 設 置 にあたっては 特 別 史 跡 指 定 地 内 での 施 設 設 置 の 必 要 性 妥 当 性 について 指 定 地 外 での 当 該 施 設 の 設 置 との 比 較 を 含 め 十 分 な 検 討 を 行 う 6 特 別 史 跡 指 定 地 外 で 当 該 施 設 を 設 置 した 場 合 との 比 較 を 含 め 各 種 観 点 から 十 分 な 検 討 を 行 ったうえ 取 扱 いを 決 定 する 7 既 存 住 宅 における 現 状 変 更 の 際 には その 内 容 に 応 じて 発 掘 調 査 等 を 実 施 して 遺 構 の 保 存 には 万 全 を 期 するとともに 重 要 遺 構 の 検 出 等 により 必 要 と 判 断 された 場 合 には 国 有 化 で 対 応 する また 住 民 の 理 解 と 協 力 を 得 ながら 景 観 の 保 全 を 図 る 8 維 持 管 理 等 に 際 しては 特 別 史 跡 内 であることに 配 慮 を 求 めるとともに 移 設 等 を 含 め 将 来 のあるべき 姿 については 関 係 機 関 において 協 議 調 整 を 図 る 9 維 持 管 理 等 に 際 しては 特 別 史 跡 内 であることに 配 慮 を 求 めるとともに 移 設 等 を 含 め 将 来 のあるべき 姿 については 関 係 機 関 において 協 議 調 整 を 図 る 10 必 要 な 水 路 機 能 を 維 持 する 保 存 管 理 上 のゾーニングと 現 状 変 更 の 取 扱 い 等 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 保 存 管 理 を 実 効 的 なものにするため 現 状 と 今 後 の 整 備 方 針 に 応 じた 保 存 管 理 上 のゾーニングを 行 い これに 基 づいた 現 状 変 更 に 関 す る 取 扱 い 基 準 を 定 めることが 求 められる ここでは 保 存 管 理 上 のゾーニング を 以 下 に 示 すにとどめ 現 状 変 更 に 関 する 取 扱 い 基 準 については 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 管 理 計 画 策 定 の 際 に 検 討 のうえ 具 体 的 に 定 めるものとする A 地 区 整 備 対 象 地 区 国 有 化 した 土 地 等 B 地 区 現 況 の 環 境 を 保 全 する 地 区 御 前 池 佐 紀 池 宇 奈 多 理 神 社 佐 紀 神 社 ( 御 前 池 東 ) 佐 紀 神 社 ( 御 前 池 西 ) C 地 区 当 面 は 整 備 対 象 としない 地 区 宮 跡 東 部 の 集 落 ( 法 華 寺 町 ) 宮 跡 北 部 の 集 落 ( 佐 紀 町 ) 17

22 3-2 調 査 研 究 等 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 は 昭 和 28 年 度 以 来 奈 良 文 化 財 研 究 所 が 継 続 的 に 発 掘 調 査 を 実 施 し その 結 果 に 関 連 する 調 査 研 究 も 奈 良 文 化 財 研 究 所 の 多 岐 にわた る 分 野 の 専 門 家 によって 包 括 的 に 実 施 されてきた また 遺 構 遺 物 保 存 及 び 遺 跡 整 備 等 に 関 する 技 術 開 発 も 奈 良 文 化 財 研 究 所 により 先 駆 的 に 実 施 されて きた それらの 具 体 的 な 成 果 は 同 研 究 所 の 学 報 をはじめとする 各 種 刊 行 物 にまとめられ 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 整 備 に 反 映 されるとともに 各 地 で 実 施 される 発 掘 調 査 や 報 告 書 作 成 遺 跡 整 備 等 の 規 範 ともなってきた こうした 経 緯 に 鑑 みるとともに 今 後 の 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 整 備 における 新 たな 局 面 への 対 応 を 展 望 するとき 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 における 調 査 研 究 等 につ いては 奈 良 文 化 財 研 究 所 が 継 続 的 に 実 施 することが 必 要 である あわせて こうした 調 査 研 究 等 こそが 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 が 遺 跡 博 物 館 として 機 能 す るにあたっての 不 可 欠 の 役 割 を 担 う 平 城 宮 跡 平 城 京 跡 をフィールドとした 調 査 研 究 の 発 展 的 継 続 (1) 調 査 研 究 の 在 り 方 平 城 宮 跡 平 城 京 跡 の 発 掘 調 査 及 び 関 連 する 調 査 研 究 を 考 古 学 歴 史 学 建 築 史 学 庭 園 史 学 保 存 科 学 等 の 異 なった 分 野 の 研 究 者 による 多 様 なアプローチにより 発 展 的 に 継 続 する 日 本 のみならず 中 国 や 韓 国 など 東 アジア 諸 国 あるいは 世 界 各 国 との 積 極 的 な 交 流 連 携 により 研 究 の 一 層 の 国 際 化 と 深 化 を 図 る (2) 調 査 研 究 成 果 の 公 表 等 各 種 調 査 研 究 の 成 果 については 各 種 媒 体 を 用 い 国 民 各 層 を 対 象 に 積 極 的 に 公 開 を 行 う 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 遺 跡 保 存 整 備 に 関 する 各 種 調 査 研 究 成 果 の 提 供 展 示 施 設 ( 平 城 宮 跡 資 料 館 遺 構 展 示 館 等 )における 調 査 研 究 成 果 展 示 の 一 層 の 充 実 発 掘 調 査 の 公 開 等 を 行 う 発 掘 調 査 及 び 関 連 する 包 括 的 な 調 査 研 究 成 果 に 基 づき 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 における 遺 跡 保 存 整 備 方 針 について 提 案 し その 基 本 設 計 に 関 する 助 言 を 行 う 技 術 開 発 技 術 蓄 積 (1) 発 掘 調 査 に 関 する 技 術 開 発 技 術 蓄 積 平 城 宮 跡 平 城 京 跡 等 における 発 掘 調 査 の 実 践 をもとに 発 掘 調 査 に 関 18

23 する 技 術 の 開 発 蓄 積 を 行 うとともに これまでに 開 発 蓄 積 した 技 術 の 継 承 を 図 り その 普 及 提 供 に 努 める (2) 遺 構 遺 物 保 存 及 び 遺 跡 整 備 等 に 関 する 技 術 開 発 技 術 蓄 積 発 掘 調 査 と 連 携 して 遺 構 遺 物 の 分 析 及 び 保 存 技 術 に 関 する 技 術 の 開 発 蓄 積 を 行 うとともに これまでに 開 発 蓄 積 した 技 術 の 継 承 を 図 り その 普 及 提 供 に 努 める 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 等 の 遺 跡 の 保 存 活 用 に 資 する 整 備 について 技 術 の 開 発 蓄 積 を 行 うとともに これまでに 開 発 蓄 積 した 技 術 の 継 承 を 図 り その 普 及 提 供 に 努 める 遺 跡 博 物 館 の 不 可 欠 の 要 素 としての 調 査 研 究 等 の 位 置 付 け 基 本 構 想 で 示 された 遺 跡 博 物 館 とは 遺 跡 を 守 り 研 究 し これを 整 備 して 国 民 的 な 利 用 に 供 するものとして 提 案 された 遺 跡 の 一 つの 存 在 形 式 ( 平 城 遺 跡 博 物 館 基 本 構 想 資 料 文 化 庁 昭 和 53 年 )であり 基 本 構 想 の 根 幹 をなす 概 念 である 平 城 宮 跡 をこうした 意 味 における 遺 跡 博 物 館 として 機 能 させるにあたっては 奈 良 文 化 財 研 究 所 による 継 続 的 発 展 的 な 調 査 研 究 とその 公 開 ならびに 技 術 開 発 技 術 蓄 積 とその 普 及 提 供 は 不 可 欠 の 要 素 と 位 置 づけられる 19

24 3-3 活 用 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 は その 価 値 の 大 きさ 面 積 の 広 大 さ 等 に 鑑 みれば 様 々 な 活 用 に 供 すべき 歴 史 的 文 化 資 源 と 捉 えることができる いかなる 活 用 に 供 す るにせよ その 前 提 となるのは 史 跡 としての 保 存 であり 活 用 は 史 跡 として 適 正 な 範 囲 においてなされなければならない また 関 連 する 歴 史 的 文 化 資 源 との 間 で 情 報 交 通 等 のネットワークを 構 築 することにより 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 のより 効 果 的 な 活 用 が 期 待 される 活 用 の 方 向 性 (1) 学 習 資 源 としての 活 用 基 本 構 想 に 示 された 国 民 各 層 が 古 代 都 城 文 化 を 体 験 的 に 理 解 できる 場 と いう 機 能 に 沿 い 学 校 教 育 ( 修 学 旅 行 を 含 む) 生 涯 学 習 ( 参 加 型 を 含 む) における 学 習 資 源 として 積 極 的 に 活 用 する 奈 良 文 化 財 研 究 所 による 調 査 研 究 成 果 等 を 基 にした 最 新 の 知 見 の 効 果 的 提 供 により 学 習 効 果 を 増 大 させる (2) 調 査 研 究 資 源 としての 活 用 基 本 構 想 に 示 された 調 査 研 究 向 上 の 拠 点 という 機 能 に 沿 い 発 掘 調 査 をはじめとした 考 古 学 歴 史 学 等 の 調 査 研 究 資 源 として 奈 良 文 化 財 研 究 所 が 主 体 となって 積 極 的 に 活 用 する さらに 奈 良 文 化 財 研 究 所 以 外 の 研 究 教 育 機 関 等 による 文 化 財 関 連 諸 領 域 の 調 査 研 究 資 源 としての 適 切 な 活 用 に 供 する 調 査 研 究 の 成 果 は 学 術 的 蓄 積 とするだけでなく 各 種 媒 体 を 通 じてわかりや すいかたちで 公 表 することにより 学 習 資 源 観 光 資 源 等 としての 活 用 に 反 映 する (3) 観 光 資 源 としての 活 用 奈 良 市 奈 良 県 を 中 心 とした 歴 史 的 文 化 資 源 による 観 光 ネットワークの 中 核 的 観 光 資 源 として 基 本 構 想 に 示 された 国 民 各 層 が 古 代 都 城 文 化 を 体 験 的 に 理 解 できる 場 という 機 能 に 沿 い 積 極 的 に 活 用 する 復 原 建 物 や 遺 構 表 示 等 あるいは 発 掘 調 査 公 開 などによる 非 日 常 性 の 演 出 及 びボランティアガイドの 活 用 などによる 管 理 運 営 により リピーターを 確 保 増 大 させる 観 光 資 源 としての 活 用 による 平 城 宮 跡 及 びその 周 辺 地 域 への 様 々な 負 荷 に ついては 十 分 な 配 慮 が 必 要 となる 20

25 (4) 緑 地 としての 日 常 の 多 目 的 な 活 用 市 街 地 における 広 大 な 緑 地 として 奈 良 市 民 奈 良 県 民 等 の 近 隣 住 民 を 中 心 とした 多 目 的 な 活 用 に 供 する また 既 に 位 置 付 けがなされている 災 害 時 の 避 難 緑 地 としての 機 能 も 継 承 する (5) 催 事 の 会 場 としての 活 用 復 原 建 物 を 含 む 各 種 遺 構 整 備 地 や 広 場 草 園 を 利 用 し 催 事 の 会 場 として 活 用 する 効 果 的 な 催 事 により 平 城 宮 跡 及 び 古 代 都 城 文 化 に 対 する 広 範 な 関 心 を 喚 起 し 活 用 の 増 進 を 図 る 契 機 とする 催 事 による 平 城 宮 跡 及 びその 周 辺 地 域 への 様 々な 負 荷 については 十 分 なコ ントロールが 必 要 となる 活 用 拠 点 と 動 線 ( 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 における 活 用 拠 点 と 動 線 図 参 照 ) (1) 入 口 (エントランス) 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 では 復 原 された 平 城 宮 本 来 の 正 門 である 朱 雀 門 周 辺 をメ インエントランスとし 主 に 近 鉄 大 和 西 大 寺 駅 からの 来 訪 者 に 対 応 する 平 城 宮 跡 資 料 館 北 側 駐 車 場 が 整 備 されている 遺 構 展 示 館 東 側 をサブエントランスと する なお メインエントランス 及 びサブエントランスの 一 帯 は 来 訪 者 への 情 報 提 供 を 充 実 させたメインエントランスエリア 及 びサブエントランスエリア として 位 置 づける このほかに 奈 良 文 化 財 研 究 所 本 館 前 の 佐 伯 門 脇 西 辺 南 部 の 玉 手 門 脇 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 南 東 隅 にもエントランスを 設 けている 当 面 は 以 上 の6 箇 所 をエントランスと 位 置 づけるが その 在 り 方 については 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 周 辺 の 交 通 事 情 の 変 化 により 必 要 に 応 じて 修 正 を 加 える (2) 活 用 拠 点 特 別 史 跡 としての 平 城 宮 跡 の 活 用 拠 点 となるのは 復 原 建 物 をはじめとした 以 下 の 遺 構 整 備 箇 所 及 び 平 城 宮 跡 資 料 館 等 の 展 示 施 設 である なお 大 規 模 な 展 示 施 設 については 国 営 公 園 事 業 等 による 特 別 史 跡 指 定 地 隣 接 地 での 整 備 が 想 定 されており そうした 整 備 がなされた 場 合 には 当 該 施 設 も 活 用 拠 点 とな る 朱 雀 門 : 平 城 宮 の 正 門 復 原 整 備 が 完 了 している その 周 辺 は 本 来 の 機 能 を 踏 襲 した 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 のメインエントランス 機 能 を 有 する 活 用 拠 点 第 一 次 大 極 殿 院 : 奈 良 時 代 前 半 の 平 城 宮 の 中 心 施 設 第 一 次 大 極 殿 院 の 中 心 となる 第 一 次 大 極 殿 は 平 成 21 年 度 末 に 復 原 整 備 が 完 成 の 予 定 奈 良 時 代 の 21

26 宮 殿 の 在 り 方 やそこにおける 儀 式 あるいは 建 築 技 術 などを 体 験 的 に 理 解 す る 活 用 拠 点 東 院 庭 園 : 平 城 宮 の 宴 遊 施 設 復 原 整 備 が 完 了 している 奈 良 時 代 の 宮 廷 の 儀 式 や 生 活 を 体 験 的 に 理 解 する 活 用 拠 点 第 二 次 大 極 殿 院 : 奈 良 時 代 後 半 の 平 城 宮 の 中 心 施 設 基 壇 復 原 が 完 了 第 二 次 大 極 殿 院 の 中 心 となる 第 二 次 大 極 殿 跡 は 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 内 外 への 眺 望 が 良 好 な 地 点 (ビューポイント)であり 平 城 宮 の 立 地 と 構 造 を 体 験 的 に 理 解 する 活 用 拠 点 遺 構 展 示 館 一 帯 : 奈 良 時 代 の 平 城 宮 の 官 衙 建 物 の 遺 構 を 覆 屋 の 中 でそのま ま 公 開 している また 遺 構 展 示 館 の 南 西 に 位 置 する 推 定 宮 内 省 跡 では 建 物 復 原 を 進 めている 平 城 宮 跡 の 遺 構 や 遺 構 から 推 定 できる 奈 良 時 代 建 築 を 体 験 的 に 理 解 する 活 用 拠 点 平 城 宮 跡 資 料 館 *: 近 鉄 大 和 西 大 寺 駅 からの 来 訪 者 に 対 応 するサブエントラ ンスエリアの 一 角 にある 平 城 宮 跡 資 料 館 は 奈 良 時 代 や 平 城 宮 平 城 京 に 関 する 全 般 的 な 情 報 平 城 宮 跡 平 城 京 跡 の 発 掘 調 査 をはじめとする 調 査 研 究 や 技 術 開 発 から 得 られた 情 報 等 を 提 供 している 来 訪 者 が 奈 良 時 代 や 平 城 宮 跡 等 についての 理 解 を 深 める 活 用 拠 点 * 平 城 宮 跡 資 料 館 が 持 つ 機 能 については 将 来 的 に 国 営 公 園 事 業 等 により 特 別 史 跡 指 定 地 隣 接 地 で 新 設 される 施 設 への 移 転 が 想 定 されるが その 場 合 においても サブエントラン スエリアの 一 角 をなす 現 在 の 平 城 宮 跡 資 料 館 周 辺 には 副 館 的 機 能 を 持 つ 展 示 施 設 の 必 要 性 が 想 定 され 活 用 拠 点 の 位 置 付 けは 存 続 する (3) 動 線 動 線 は 利 用 動 線 と 管 理 動 線 に 分 類 されるが 基 本 構 想 に 示 された 国 民 各 層 が 古 代 都 城 文 化 を 体 験 的 に 理 解 できる 場 という 機 能 に 沿 った 活 用 を 促 進 する ためには 利 用 動 線 の 適 切 な 配 置 が 必 要 である 主 要 利 用 動 線 については メ インエントランス 及 びサブエントランスを 主 たる 起 点 として 拠 点 を 結 ぶよう に 配 置 する これらについては おもに 平 城 宮 の 骨 格 であった 宮 内 道 路 や 二 条 大 路 東 一 坊 大 路 を 踏 襲 する 当 面 近 鉄 奈 良 線 により 分 断 されている 朱 雀 門 周 辺 地 区 と 第 一 次 朝 堂 院 地 区 については 両 地 区 間 を 結 ぶ 適 切 な 利 用 動 線 を 確 保 する 支 線 的 利 用 動 線 については 主 要 利 用 動 線 から 分 岐 するかたちで 来 訪 者 の 利 便 性 等 に 考 慮 しながら 配 置 する また 管 理 動 線 については 一 部 は 主 要 利 用 動 線 を 用 いながら 管 理 上 の 必 要 性 に 応 じて 配 置 する さらに 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 来 訪 者 の 移 動 の 便 を 図 るため 貸 自 転 車 活 用 拠 点 間 を 結 ぶ 電 気 自 動 車 等 の 移 動 手 段 の 導 入 を 検 討 する なお 動 線 の 在 り 方 に ついては エントランスの 在 り 方 と 連 動 しながら 平 城 宮 跡 周 辺 の 交 通 事 情 の 22

27 変 化 により 必 要 に 応 じて 修 正 を 加 える (4) 利 用 動 線 上 の 支 障 となる 道 路 鉄 道 の 取 扱 い 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 内 を 通 過 する 一 般 県 道 谷 田 奈 良 線 ( 一 条 通 り) 市 道 大 極 線 (みやと 通 り) 近 鉄 奈 良 線 については いずれも 国 営 公 園 区 域 に 含 まれる 予 定 である これらは 利 用 動 線 の 観 点 からは 支 障 となっており 関 係 機 関 において 移 設 等 を 含 め 将 来 のあるべき 姿 について 協 議 検 討 を 進 めることが 求 められ る 公 開 活 用 のための 施 設 (1) 園 路 広 場 園 路 宮 内 道 路 や 二 条 大 路 東 一 坊 大 路 を 踏 襲 した 主 要 利 用 動 線 の 園 路 は 本 来 の 幅 員 を 原 則 とし その 他 の 利 用 動 線 や 管 理 動 線 として 設 置 する 園 路 は 必 要 性 に 対 応 した 幅 員 とする 園 路 の 舗 装 については 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 景 観 や 歩 行 時 の 快 適 性 に 配 慮 した 素 材 色 彩 等 を 選 択 する 広 場 特 別 史 跡 として 適 正 な 範 囲 内 での 日 常 的 活 用 催 事 等 の 際 の 活 用 などに 対 応 する 空 間 として 広 場 を 良 好 に 保 全 管 理 する (2) 便 益 施 設 駐 車 場 大 規 模 な 史 跡 であることから 文 化 庁 が 定 めている 方 針 の 範 囲 で 指 定 地 内 に 概 ね 現 状 程 度 の 必 要 最 低 限 の 史 跡 等 活 用 専 用 駐 車 場 を 設 置 するこ とは 許 容 する 指 定 地 外 における 駐 車 場 については 利 用 者 数 の 算 定 に 基 づき 国 営 公 園 事 業 奈 良 県 事 業 等 でその 確 保 に 努 める 催 事 等 の 際 には その 活 用 上 の 意 義 に 鑑 み 設 置 位 置 面 積 外 観 等 につい て 十 分 検 討 したうえで 期 間 を 限 って 設 置 を 許 容 する 便 所 指 定 地 内 での 便 所 については 想 定 利 用 者 数 に 対 応 した 適 正 な 数 量 と 偏 りのない 配 置 を 考 慮 する 指 定 地 内 に 設 置 する 独 立 した 便 所 の 外 観 は 既 存 の 便 所 と 同 様 の 瓦 葺 き の 和 風 を 原 則 とする 国 営 公 園 事 業 等 により 指 定 地 外 での 十 分 な 数 量 の 便 所 の 設 置 が 必 要 で 23

28 ある ベンチ 休 憩 舎 等 来 訪 者 の 立 場 に 立 って 広 場 の 緑 陰 部 等 の 必 要 な 場 所 に 快 適 なベンチ 水 飲 みを 適 宜 設 置 する 休 憩 舎 の 設 置 については 便 所 との 併 設 などを 含 めて 検 討 する 単 独 での 設 置 を 行 う 場 合 は 景 観 に 与 える 影 響 について 十 分 配 慮 する 飲 食 施 設 レストラン 等 の 飲 食 施 設 は 特 別 史 跡 保 存 のために 国 有 化 した 土 地 の 中 には 原 則 として 設 置 しない 飲 料 等 を 提 供 する 施 設 については 適 切 な 位 置 での 設 置 を 検 討 する こ の 場 合 当 該 施 設 が 遺 構 及 び 景 観 に 与 える 影 響 について 十 分 配 慮 する 催 事 等 に 伴 う 飲 食 施 設 については 催 事 等 の 活 用 上 の 意 義 に 鑑 み 当 該 施 設 の 設 置 位 置 面 積 外 観 等 について 十 分 検 討 したうえで 期 間 を 限 って 設 置 を 許 容 する (3) 情 報 提 供 施 設 展 示 施 設 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 における 展 示 施 設 のネットワークについては 将 来 的 にはそれぞれ 本 館 的 機 能 副 館 的 機 能 及 び 当 該 地 区 等 の 情 報 提 供 に 特 化 した 支 館 (サテライト) 的 機 能 を 持 つ 展 示 施 設 で 構 成 することを 基 本 的 な 考 え 方 とする 現 在 の 平 城 宮 跡 資 料 館 が 持 つ 本 館 的 機 能 については 国 営 公 園 事 業 等 で 特 別 史 跡 指 定 地 隣 接 地 に 新 設 される 施 設 への 移 転 が 想 定 され その 場 合 副 館 的 機 能 を 持 つ 展 示 施 設 は 現 在 の 平 城 宮 跡 資 料 館 があるサブエント ランスエリアの 一 角 に 想 定 される サテライト 的 機 能 を 持 つ 展 示 施 設 と しては 現 存 する 遺 構 展 示 館 ( 東 方 官 衙 内 裏 第 二 次 大 極 殿 に 対 応 ) 東 院 庭 園 西 建 物 がこれにあたるが さらに 第 一 次 大 極 殿 に 対 応 したサテ ライト 的 展 示 機 能 も 必 要 となる サイン 既 存 のサイン 計 画 及 びサイン 計 画 に 基 づいて 設 置 した 既 存 サインとの 整 合 性 を 考 慮 しながら 来 訪 者 の 立 場 に 立 ったサインの 設 置 を 行 う サインに 使 用 する 言 語 は 日 本 語 英 語 のほか サインの 種 類 に 応 じて 中 国 語 韓 国 語 も 加 える (4) 管 理 施 設 照 明 施 設 24

29 主 要 利 用 動 線 となる 園 路 においては 照 明 施 設 の 設 置 を 検 討 する その 際 当 該 施 設 が 景 観 に 与 える 影 響 について 十 分 配 慮 する ライトアップ 施 設 既 存 の 朱 雀 門 ライトアップ 施 設 のほか 第 一 次 大 極 殿 にもライトアップ 施 設 を 検 討 する その 際 周 辺 住 民 の 意 向 にも 十 分 配 慮 する 安 全 柵 等 来 訪 者 の 安 全 を 確 保 するため 近 鉄 奈 良 線 の 線 路 沿 いなど 必 要 な 箇 所 に 安 全 柵 を 設 置 する 防 災 防 犯 施 設 復 原 建 物 やその 他 の 施 設 等 の 防 災 防 犯 に 万 全 を 期 すため 必 要 な 施 設 設 備 を 必 要 な 箇 所 に 適 切 に 配 置 する 関 連 する 主 要 な 歴 史 的 文 化 資 源 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 との 間 で 活 用 のネットワークを 構 築 すべき 歴 史 的 文 化 資 源 としては 例 えば 以 下 のようなものがある* これらについては それぞれの 関 係 機 関 において 状 況 に 応 じた 適 切 な 保 存 活 用 やそのための 整 備 が 求 めら れる (1) 平 城 京 跡 及 びその 周 辺 の 奈 良 時 代 遺 跡 松 林 苑 跡 平 城 京 朱 雀 大 路 跡 ( 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 に 隣 接 する 部 分 は 史 跡 ) 平 城 京 左 京 三 条 二 坊 宮 跡 庭 園 ( 特 別 史 跡 特 別 名 勝 ) 頭 塔 ( 史 跡 ) 羅 城 門 跡 太 安 萬 侶 墓 ( 史 跡 ) 補 注 上 記 のほか 今 後 の 調 査 研 究 の 結 果 を 踏 まえていくもの( 平 城 宮 東 院 南 方 遺 跡 など) がある (2) 奈 良 時 代 に 創 建 された 寺 社 東 大 寺 ( 史 跡 東 大 寺 旧 境 内 ) 興 福 寺 ( 史 跡 興 福 寺 旧 境 内 ) 薬 師 寺 ( 史 跡 薬 師 寺 旧 境 内 ) 元 興 寺 ( 史 跡 元 興 寺 極 楽 坊 境 内 史 跡 元 興 寺 小 塔 院 跡 ) 大 安 寺 ( 史 跡 大 安 寺 旧 境 内 ) 西 大 寺 ( 史 跡 西 大 寺 境 内 ) 唐 招 提 寺 ( 史 跡 唐 招 提 寺 旧 境 内 ) 法 華 寺 ( 史 跡 法 華 寺 旧 境 内 法 華 寺 境 内 阿 弥 陀 浄 土 院 跡 ) 25

30 春 日 大 社 ( 史 跡 春 日 大 社 境 内 ) (3)その 他 奈 良 公 園 一 帯 奈 良 国 立 博 物 館 *(1)(2)(3)は 例 示 であり このほかにも 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 との 間 で 活 用 のネッ トワークを 構 築 すべき 歴 史 的 文 化 資 源 は 多 数 ある 26

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32 3-4 整 備 整 備 については 遺 跡 博 物 館 の 理 念 の 実 現 に 向 けた 着 実 な 実 施 が 求 められ る 基 本 構 想 においては 敷 地 利 用 の 基 本 構 成 としてゾーニングが 設 定 され 全 体 として 調 和 のとれた 形 での 整 備 事 業 の 推 進 が 掲 げられているが ここでは それに 一 部 修 正 を 加 えた 整 備 ゾーニング を 取 りまとめる さらに 建 物 復 原 各 種 遺 構 表 示 各 種 施 設 整 備 についての 方 針 を 示 す 整 備 ゾーニング( 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 整 備 ゾーニング 図 参 照 ) 保 存 管 理 上 のゾーニングについては 3-1-3に 示 したとおりである こ こでは 保 存 管 理 上 のゾーニングで 整 備 対 象 地 区 としたA 地 区 における 整 備 ゾーニングを 示 す なお 以 下 に 示 すゾーニングは 発 掘 調 査 の 進 展 等 によ り 変 更 が 生 じる 可 能 性 がある (1) 建 物 等 復 原 ゾーン ゾーンの 位 置 付 け: 発 掘 調 査 の 成 果 を 中 心 に 各 種 調 査 研 究 を 進 め それらの 成 果 を 結 集 して 原 位 置 における 可 能 な 限 り 厳 正 な 建 物 等 復 原 を 行 う 活 用 上 は 奈 良 時 代 の 平 城 宮 を 視 覚 的 に 体 感 できるゾーンとなる 第 一 次 大 極 殿 院 *( 第 一 次 大 極 殿 築 地 回 廊 南 門 東 西 楼 後 殿 ) 朱 雀 門 東 院 庭 園 ( 中 央 建 物 隅 楼 北 東 建 物 平 橋 反 り 橋 園 池 ) 推 定 宮 内 省 **( 正 殿 西 北 殿 西 南 殿 南 殿 南 殿 第 二 殿 築 地 塀 南 門 北 門 ) 南 面 大 垣 の 一 部 *** * 第 一 次 大 極 殿 院 のうち 第 一 次 大 極 殿 のみが 平 成 21 年 度 末 の 完 成 に 向 けて 工 事 中 そ の 他 の 建 物 は 未 着 手 一 般 県 道 谷 田 奈 良 線 ( 一 条 通 り) 以 北 の 部 分 は 県 道 移 設 が 復 原 着 手 の 条 件 となる ** 推 定 宮 内 省 のうち 正 殿 は 未 着 手 築 地 塀 は 南 面 及 び 北 面 の 一 部 と 東 面 が 未 着 手 *** 南 面 大 垣 の 復 原 は 昭 和 59~ 平 成 9 年 度 に 行 なわれたものであり 壁 体 部 分 は 現 代 工 法 を 用 い 倉 庫 機 能 を 付 加 した 外 観 復 原 である (2) 遺 構 表 示 ゾーン ゾーンの 位 置 付 け: 発 掘 調 査 の 成 果 をもとに 部 分 復 原 立 体 的 な 遺 構 表 示 平 面 的 な 遺 構 表 示 等 の 各 種 手 法 により 原 位 置 の 地 表 に 遺 構 の 存 在 を 明 示 す る 活 用 上 は 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 広 大 な 空 間 の 中 で 奈 良 時 代 におけるそ れぞれの 地 区 の 形 態 や 機 能 に 関 する 一 定 の 情 報 を 提 供 するゾーンとなる 第 一 次 朝 堂 院 * 28

33 第 一 次 朝 堂 院 南 面 広 場 ** 内 裏 第 二 次 大 極 殿 院 第 二 次 朝 堂 院 朝 集 殿 院 兵 部 省 式 部 省 北 方 官 衙 推 定 陰 陽 寮 ( 推 定 宮 内 省 の 南 ) 推 定 太 政 官 ( 遺 構 展 示 館 の 南 ) 南 面 大 垣 ( 復 原 部 は 除 く) 西 面 大 垣 東 面 大 垣 南 部 馬 寮 *** 推 定 西 池 宮 **** * 第 一 次 朝 堂 院 については 第 一 次 大 極 殿 院 復 原 が 完 了 した 時 点 で 建 物 復 原 の 可 能 性 も 含 めて 再 度 検 討 の 対 象 とする ** 第 一 次 朝 堂 院 南 面 広 場 のうち 近 鉄 奈 良 線 以 北 の 部 分 については 近 鉄 奈 良 線 が 存 続 す る 間 は 遊 水 池 機 能 をもつ 湿 地 とする *** 現 状 の 研 究 棟 収 蔵 庫 等 の 移 転 が 実 現 した 際 に 着 手 を 想 定 **** 現 状 の 研 究 棟 収 蔵 庫 等 の 移 転 が 実 現 した 際 に 着 手 を 想 定 (3) 南 面 等 整 備 ゾーン ゾーンの 位 置 付 け: 平 城 宮 跡 に 接 する 古 代 の 条 坊 道 路 跡 であり 可 能 な 範 囲 で 街 路 樹 等 も 含 めた 道 路 の 復 原 的 整 備 を 行 う 活 用 上 は 本 来 の 機 能 を 踏 襲 した 園 路 として 機 能 することになる あわせて このゾーンのうちの 二 条 大 路 中 央 部 は 朱 雀 門 ( 建 物 等 復 原 ゾーン) 及 び 奈 良 市 が 復 原 的 に 整 備 して いる 史 跡 平 城 京 朱 雀 大 路 跡 と 一 体 となって 南 面 の 中 心 的 な 来 訪 者 入 口 (メ インエントランスエリア)としての 機 能 も 担 っている 二 条 大 路 ( 平 城 宮 の 南 面 ) 東 一 坊 大 路 ( 平 城 宮 南 部 の 東 面 ) 二 条 条 間 路 ( 平 城 宮 東 院 地 区 の 南 面 ) 東 二 坊 坊 間 路 の 一 部 ( 平 城 宮 東 院 地 区 の 東 面 ) (4) 緑 陰 ゾーン ゾーンの 位 置 付 け:おもに 道 路 住 宅 等 からの 遮 蔽 ならびに 修 景 を 目 的 とし た 植 栽 を 行 う 外 周 緑 陰 帯 と 中 央 緑 陰 帯 からなる 外 周 緑 陰 帯 : 宮 跡 西 面 一 般 県 道 谷 田 奈 良 線 ( 一 条 通 り) 南 側 ( 宮 跡 西 部 )* 宮 跡 東 面 の 一 部 中 央 緑 陰 帯 : 第 一 次 大 極 殿 院 朝 堂 院 と 第 二 次 大 極 殿 院 朝 堂 院 の 間 * 県 道 移 設 完 了 時 には 県 道 南 側 ( 宮 跡 西 部 )の 外 周 緑 陰 帯 の 存 廃 は 再 度 検 討 する 29

34 (5) 研 究 管 理 展 示 施 設 ゾーン ゾーンの 位 置 付 け: 平 城 宮 の 研 究 管 理 遺 物 収 蔵 等 の 施 設 ならびに 平 城 宮 に 関 する 情 報 提 供 等 を 行 う 展 示 施 設 からなり 平 城 宮 研 究 の 拠 点 となる 機 能 と 来 訪 者 への 平 城 宮 関 連 の 情 報 提 供 を 行 う 機 能 を 持 つ 奈 良 文 化 財 研 究 所 本 館 平 城 宮 跡 資 料 館 研 究 棟 収 蔵 庫 等 ( 西 部 区 画 ) 遺 構 展 示 館 等 ( 東 部 区 画 ) 補 注 当 面 は 奈 良 文 化 財 研 究 所 本 館 平 城 宮 跡 資 料 館 研 究 棟 収 蔵 庫 等 からなる 西 部 区 画 と 遺 構 展 示 館 を 中 心 とした 東 部 区 画 をこのゾーンとして 位 置 づけるが 西 部 区 画 の 研 究 棟 収 蔵 庫 等 は 条 件 が 整 えば 特 別 史 跡 指 定 地 隣 接 地 への 移 転 を 進 め 現 在 の 平 城 宮 跡 資 料 館 が 持 つ 機 能 も 特 別 史 跡 指 定 地 隣 接 地 へ 移 転 することが 望 ましい これらの 施 設 が 移 転 した 場 合 移 転 先 の 区 画 も 研 究 管 理 展 示 施 設 ゾーン として 位 置 づ ける また 西 部 区 画 一 帯 は 近 鉄 大 和 西 大 寺 駅 からの 来 訪 者 に 対 応 するサブエントラ ンスエリアであることから 展 示 施 設 ( 平 城 宮 跡 の 展 示 施 設 ネットワークにおいて 副 館 的 機 能 を 持 つもの)により 情 報 提 供 等 を 行 なう 研 究 管 理 展 示 施 設 ゾーン と しての 位 置 付 けを 残 す 一 方 で 区 画 中 部 の 馬 寮 と 区 画 北 東 部 の 推 定 西 池 宮 について は 遺 構 表 示 ゾーン へ 区 画 南 部 については 池 沼 草 園 広 場 等 ゾーン へ 位 置 付 けを 変 更 する (6) 池 沼 草 園 広 場 等 ゾーン* ゾーンの 位 置 付 け:A 地 区 のうち 他 のゾーンに 含 まれない 地 区 を 池 沼 草 園 広 場 等 ゾーン と 位 置 付 ける 遊 水 池 機 能 を 有 する 現 況 の 池 沼 は 維 持 するとともに 必 要 に 応 じて 広 場 を 保 全 管 理 し その 他 は 草 園 として 良 好 な 維 持 管 理 を 行 う 活 用 上 は 緑 地 としての 日 常 の 多 目 的 な 活 用 を 中 心 に 催 事 等 の 会 場 としての 活 用 にも 対 応 する 地 区 となる * このゾーンは 奈 良 文 化 財 研 究 所 による 継 続 的 な 発 掘 調 査 の 主 たる 対 象 地 となるが 発 掘 調 査 成 果 によっては 遺 構 表 示 ゾーンまたは 建 物 等 復 原 ゾーンとして 位 置 づけることも 検 討 する 建 物 復 原 に 関 する 方 針 (1) 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 における 建 物 復 原 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 における 建 物 等 復 原 ゾーンは 3-4-1に 示 したとおり であるが 今 後 建 物 復 原 を 進 める 対 象 となるのは 現 時 点 においては 第 一 次 大 極 殿 院 と 推 定 宮 内 省 の 建 物 である これらの 建 物 復 原 にあたっては 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 におけるこれまでの 建 物 復 原 と 同 様 に 十 分 な 調 査 研 究 に 基 づき 史 跡 における 建 物 復 原 として 史 跡 等 における 歴 史 的 建 造 物 の 復 元 の 取 扱 いに 関 30

35 する 専 門 委 員 会 で 認 められる 仕 様 で 行 うとともに 世 界 遺 産 の 構 成 資 産 たる 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 での 事 業 としてふさわしい 内 容 とすることが 求 められる (2) 第 一 次 大 極 殿 院 地 区 の 建 物 復 原 第 一 次 大 極 殿 院 地 区 の 整 備 について 基 本 構 想 では 奈 良 時 代 前 半 の 大 極 殿 院 地 区 におおむね 対 応 する 奈 良 時 代 後 半 の 西 宮 の 範 囲 を 遺 構 復 原 ゾーンと 位 置 付 けている しかし 文 化 庁 長 官 裁 定 により 設 置 された 大 極 殿 復 原 構 想 検 討 会 議 が 平 成 5 年 3 月 に 提 出 した 報 告 において 奈 良 時 代 前 半 の 第 一 次 大 極 殿 院 地 区 を 復 原 する 方 向 性 が 示 され 現 在 それに 基 づいて 第 一 次 大 極 殿 復 原 事 業 を 実 施 中 である 一 方 第 一 次 大 極 殿 院 地 区 の 第 一 次 大 極 殿 以 外 の 建 物 復 原 については その 実 現 に 向 けて 平 成 14 年 度 までに 基 本 設 計 準 備 を 行 っ ていたが その 後 諸 般 の 事 情 により 当 面 は 回 廊 等 の 盛 土 張 芝 による 表 示 とす ることとしていた しかし 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 を 中 心 とした 国 営 公 園 について 平 成 20 年 度 の 事 業 化 が 認 められたことから 今 後 は 上 記 報 告 に 沿 って 奈 良 時 代 前 半 の 第 一 次 大 極 殿 院 地 区 を 建 物 復 原 ゾーンとして 位 置 付 けることとする なお 建 物 の 復 原 に 伴 い 院 庭 部 についても 遺 構 から 推 定 できる 礫 敷 き 舗 装 を 原 則 とした 復 原 的 な 整 備 を 行 うこととするが その 際 来 訪 者 の 園 路 とする 部 分 には 歩 行 に 配 慮 した 手 法 を 採 ることとする また 第 一 次 大 極 殿 前 面 の 塼 積 擁 壁 は 奈 良 時 代 後 半 の 地 下 遺 構 保 存 のため 本 来 の 高 さの 復 原 は 不 可 能 であり 地 下 遺 構 の 保 存 を 図 った 上 で 可 能 な 高 さで 復 原 的 な 整 備 を 行 う なお 一 般 県 道 谷 田 奈 良 線 ( 一 条 通 り)が 第 一 次 大 極 殿 の 背 後 を 通 っており 県 道 以 北 にか かる 築 地 回 廊 後 殿 等 の 復 原 は 県 道 の 移 設 を 待 っての 事 業 となる (3) 第 一 次 大 極 殿 院 地 区 における 建 物 復 原 の 仕 様 位 置 : 平 面 的 には 遺 構 の 直 上 とする( 遺 構 保 存 のための 盛 土 を 施 す) 意 匠 : 古 代 建 築 としての 十 分 な 調 査 研 究 成 果 に 基 づくものとする 材 料 : 木 材 は 国 産 材 に 限 らず 一 定 以 上 の 強 度 質 感 等 を 有 する 外 材 も 許 容 する 基 壇 外 装 の 石 材 は 本 来 用 いられていたと 想 定 される 石 材 と 同 質 の 石 材 ( 外 材 も 許 容 )とする 築 地 回 廊 築 地 部 分 は 原 則 として 土 によ る 構 造 体 とする 工 法 : 木 材 加 工 については 製 材 は 現 代 技 術 を 用 い 仕 上 げは 古 代 加 工 に 配 慮 する 木 部 組 立 等 の 工 法 については 木 組 みは 古 代 建 築 の 事 例 等 を 規 範 とする 補 強 : 国 内 法 で 求 められる 現 代 の 安 全 基 準 を 満 たす 補 強 を 行 う 防 災 : 国 内 法 で 求 められる 現 代 の 防 災 基 準 を 満 たす 設 備 を 設 置 する 活 用 上 の 機 能 付 加 : 一 部 に 来 訪 者 の 利 便 性 に 考 慮 した 最 小 限 の 変 更 31

36 を 加 える 程 度 の 機 能 付 加 は 許 容 する なお 機 能 付 加 のために 設 置 する 部 分 は 原 則 として 復 原 建 物 と 明 瞭 に 区 別 できる 仕 様 とする (4) 第 一 次 大 極 殿 院 地 区 における 復 原 建 物 の 機 能 第 一 次 大 極 殿 院 地 区 の 復 原 建 物 は 内 部 も 含 めてすべて 公 開 されることとな るが 公 開 の 中 で 想 定 できる 活 用 上 の 機 能 は 以 下 のとおりである 第 一 次 大 極 殿 眺 望 内 部 における 展 示 演 示 築 地 回 廊 通 路 内 部 における 展 示 休 憩 避 難 経 路 南 門 通 過 東 西 楼 階 上 からの 眺 望 も 検 討 後 殿 ( 将 来 的 に 検 討 ) 院 庭 通 過 演 示 催 事 各 種 遺 構 表 示 に 関 する 方 針 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 における 遺 構 表 示 ゾーンは 整 備 ゾーニングに 示 したとおりである そこに 示 された 遺 構 表 示 ゾーン では 平 面 的 な 遺 構 表 示 立 体 的 な 遺 構 表 示 部 分 復 原 遺 構 模 型 展 示 等 の 各 種 遺 構 表 示 による 整 備 が 完 了 している 部 分 が 多 く そうした 整 備 部 分 では 今 後 は 維 持 管 理 及 び 修 理 あるいは 再 整 備 が 中 心 となる また 未 整 備 の 馬 寮 推 定 西 池 宮 などでは 現 状 の 研 究 棟 収 蔵 庫 等 の 移 転 が 実 現 することが 遺 構 表 示 等 による 整 備 の 前 提 となる さらに 現 時 点 の 整 備 ゾーニングでは 池 沼 草 園 広 場 等 ゾーン に 区 分 されている 地 区 で 今 後 の 発 掘 調 査 の 成 果 により 新 たに 遺 構 表 示 等 が 必 要 となる 場 合 も 想 定 される このように 新 たに 遺 構 表 示 を 実 施 する 場 合 ある いは 既 整 備 地 の 再 整 備 で 遺 構 表 示 等 を 実 施 する 場 合 には これまでの 整 備 との 整 合 性 を 保 ちつつ 技 術 開 発 等 によって 可 能 となった 新 たな 手 法 も 積 極 的 に 適 用 することとする 各 種 施 設 整 備 に 関 する 方 針 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 施 設 については 整 備 ゾーニングに 基 づき 保 存 と 活 用 に 資 するものとしての 明 確 な 位 置 付 けのもと 設 置 位 置 面 積 外 観 等 を 十 分 に 検 討 しな がら 整 備 するものとする また 施 設 整 備 にあたっては 多 様 な 来 訪 者 の 立 場 に 立 つ とともに 活 用 上 の 機 能 確 保 に 十 分 に 留 意 する さらに 大 規 模 な 展 示 施 設 や 駐 車 場 等 の 便 益 施 設 については 特 別 史 跡 及 び 史 跡 平 城 京 朱 雀 大 路 跡 指 定 地 外 で 予 定 さ れる 国 営 公 園 事 業 あるいは 奈 良 県 奈 良 市 による 国 営 公 園 と 連 携 した 施 設 整 備 のな かで 設 置 する 方 向 で 協 議 検 討 する (1) 来 訪 者 の 立 場 に 立 った 施 設 整 備 32

37 史 跡 として 適 正 な 範 囲 内 で 来 訪 者 の 快 適 性 利 便 性 を 考 慮 するのはもちろんのこ と 史 跡 の 本 質 的 構 成 要 素 に 影 響 を 及 ぼさない 範 囲 でのユニバーサル デザインの 積 極 的 導 入 外 国 人 来 訪 者 にも 対 応 した 英 語 ( 必 要 に 応 じて 中 国 語 韓 国 語 も 付 加 ) での 表 記 や 情 報 通 信 技 術 を 活 用 した 情 報 提 供 等 にも 配 慮 する (2) 史 跡 内 での 施 設 設 置 の 制 限 ( 駐 車 場 飲 食 施 設 ) 保 存 管 理 上 のゾーニングにおける A 地 区 での 駐 車 場 飲 食 施 設 の 取 扱 いについて は 3-3-3(2)の 当 該 項 目 に 示 したとおり 制 限 を 設 ける 33

38

39 3-5 景 観 保 全 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 指 定 地 内 での 景 観 保 全 (1) 景 観 上 の 支 障 となる 道 路 鉄 道 の 取 扱 い 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 内 を 通 過 する 一 般 県 道 谷 田 奈 良 線 ( 一 条 通 り) 市 道 大 極 線 (みやと 通 り) 近 鉄 奈 良 線 については いずれも 国 営 公 園 区 域 に 含 ま れる 予 定 である これらは 景 観 の 観 点 からは 支 障 となっており 関 係 機 関 において 移 設 等 を 含 め 将 来 のあるべき 姿 について 協 議 検 討 を 進 めるこ とが 求 められる (2) 良 好 な 景 観 の 形 成 古 代 都 城 遺 跡 としてふさわしい 景 観 を 形 成 するため 適 切 な 植 栽 管 理 池 沼 草 園 管 理 を 行 うとともに 必 要 に 応 じて 修 景 植 栽 や 不 要 木 の 除 去 等 を 行 う 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 指 定 地 外 での 景 観 保 全 (1) 景 観 保 全 行 政 との 連 携 国 土 交 通 省 奈 良 県 奈 良 市 は 景 観 保 全 行 政 について 緊 密 な 連 携 をと り 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 周 辺 一 帯 等 での 景 観 保 全 に 努 める (2)ビューポイントからの 景 観 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 内 のビューポイントとしては 世 界 遺 産 登 録 時 に 第 二 次 大 極 殿 基 壇 上 を 例 示 したが このほかに 東 方 通 視 線 上 に 東 大 寺 を 望 む 二 条 大 路 や 大 極 殿 院 院 庭 朱 雀 門 等 の 宮 跡 内 主 要 部 とその 南 方 を 望 む 第 一 次 大 極 殿 ( 復 原 ) など 来 訪 者 のビューポイントとして 重 要 な 地 点 については その 位 置 付 けを 行 う 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 内 のビューポイントからの 景 観 上 の 支 障 となる 市 街 地 の 建 物 等 については 上 述 した 景 観 保 全 行 政 のなかで その 影 響 の 軽 減 等 に 努 める 35

40 3-6 整 備 実 施 管 理 運 営 整 備 実 施 及 びその 協 議 体 制 (1) 整 備 の 実 施 特 別 史 跡 のうち 国 営 公 園 の 区 域 内 に 設 置 される 公 園 施 設 については 国 土 交 通 省 が 整 備 を 実 施 する なお 特 別 史 跡 における 文 化 庁 事 業 として 実 施 中 の 第 一 次 大 極 殿 復 原 事 業 及 びその 付 帯 施 設 については 引 き 続 き 文 化 庁 で 整 備 を 行 う 国 営 公 園 としての 整 備 の 方 針 は 国 土 交 通 省 が 国 営 公 園 基 本 計 画 におい て 定 める 同 基 本 計 画 は 文 化 庁 による 基 本 構 想 の 基 本 方 針 及 び 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 推 進 計 画 に 従 って 策 定 することが 求 め られる (2) 整 備 に 関 する 協 議 体 制 等 文 化 庁 は 文 化 財 保 護 及 び 世 界 遺 産 保 存 管 理 の 観 点 から 整 備 に 関 し 必 要 な 指 導 助 言 を 行 う また 各 年 次 における 整 備 内 容 等 については 文 化 庁 国 土 交 通 省 奈 良 県 奈 良 市 奈 良 文 化 財 研 究 所 ならびに 有 識 者 による 関 係 者 会 議 等 を 設 置 し 協 議 のうえ 決 定 する 管 理 運 営 及 びその 協 議 体 制 (1) 保 存 管 理 計 画 と 管 理 運 営 管 理 運 営 の 方 針 を 定 めた 保 存 管 理 計 画 については 文 化 庁 による 基 本 構 想 の 基 本 方 針 及 び 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 推 進 計 画 に 基 づき 特 別 史 跡 の 管 理 団 体 である 奈 良 県 が 文 化 庁 国 土 交 通 省 奈 良 市 奈 良 文 化 財 研 究 所 との 連 携 のもとに 策 定 する その 際 緩 衝 地 帯 の 取 扱 いなど 世 界 遺 産 の 観 点 からの 管 理 運 営 についても あわせて 考 慮 す る 保 存 管 理 計 画 に 基 づいて 行 う 実 際 の 管 理 運 営 にあたっては 国 営 公 園 の 設 置 主 体 である 国 土 交 通 省 の 現 地 事 務 所 等 特 別 史 跡 の 管 理 団 体 である 奈 良 県 現 地 において 平 城 宮 跡 平 城 京 跡 を 調 査 研 究 対 象 としている 奈 良 文 化 財 研 究 所 が 役 割 分 担 を 適 切 に 定 めたうえ 担 当 する なお 管 理 運 営 にあたっては 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 管 理 運 営 に 協 力 するボランティ ア 団 体 等 の 役 割 にも 配 慮 する (2) 管 理 運 営 に 関 する 協 議 体 制 文 化 庁 は 文 化 財 保 護 及 び 世 界 遺 産 保 存 管 理 の 観 点 から 管 理 運 営 に 関 し 36

41 必 要 な 指 導 助 言 を 行 う また 文 化 庁 国 土 交 通 省 奈 良 県 奈 良 市 奈 良 文 化 財 研 究 所 ならびに 有 識 者 による 関 係 者 会 議 等 を 設 置 し 保 存 管 理 計 画 に 基 づいた 管 理 運 営 について 協 議 し あわせてモニタリングを 行 う 37

42 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 管 理 計 画 の 骨 子 参 考 資 料 1 保 存 管 理 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 は 日 本 の 文 化 財 保 護 の 歴 史 を 象 徴 する 代 表 的 な 遺 跡 であり その 意 義 と 経 緯 に 十 分 に 配 慮 しつつ 特 別 史 跡 及 び 世 界 遺 産 として 適 切 な 保 存 管 理 の 方 針 を 設 定 する 必 要 がある 包 括 的 には 良 好 に 遺 存 する 古 代 都 城 遺 跡 の 遺 構 遺 物 の 保 存 に 万 全 を 期 するとともに 遺 跡 としての 環 境 景 観 を 保 全 または 改 善 することがその 方 針 となる そうした 方 針 を 実 現 していくためには 特 性 に 応 じた 留 意 点 を 十 分 に 考 慮 した 上 で 構 成 要 素 の 特 定 やその 保 存 管 理 に 関 する 方 針 あるいは 保 存 管 理 上 のゾーニング 等 が 必 要 となるが それらの 内 容 については 3-1 保 存 管 理 で 示 している 2 整 備 と 活 用 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 整 備 と 活 用 を 考 えるにあたっては 基 本 構 想 の 主 旨 を 十 分 に 踏 まえ そこに 示 された 整 備 計 画 等 の 進 捗 状 況 や 周 辺 環 境 や 平 城 宮 跡 をめ ぐる 各 種 状 況 の 変 化 も 十 分 考 慮 することが 必 要 である 整 備 と 活 用 の 理 念 とな るのは 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 保 存 整 備 基 本 構 想 に 示 された 国 民 各 層 が 古 代 都 城 文 化 を 体 験 的 に 理 解 できる 場 調 査 研 究 向 上 の 拠 点 遺 跡 遺 物 の 保 存 修 復 整 備 に 関 する 技 術 開 発 技 術 蓄 積 の 場 という 遺 跡 博 物 館 としての 3つの 機 能 である この3つの 機 能 の 推 進 に 向 けては 進 化 する 調 査 研 究 及 び 技 術 開 発 技 術 蓄 積 に 基 づく 整 備 展 示 等 により 国 民 各 層 が 古 代 都 城 文 化 を 常 に 新 鮮 な 体 験 として 理 解 できる 場 として 活 用 することが 基 本 的 な 方 針 となり その 具 体 化 にあたっては 以 下 の 方 法 が 考 えられる 1 発 掘 調 査 及 び 各 種 調 査 研 究 成 果 に 基 づき 往 時 の 空 間 構 成 の 理 解 に 資 す る 復 原 遺 構 表 示 等 の 積 極 的 な 展 開 2 遺 跡 の 広 がりやたたずまいの 体 感 に 資 するとともに 来 訪 者 が 快 適 性 を 享 受 できる 修 景 ならびに 施 設 整 備 3 発 掘 調 査 各 種 調 査 研 究 成 果 及 び 技 術 開 発 技 術 蓄 積 に 基 づき 古 代 都 城 の 文 化 や 歴 史 の 体 験 的 理 解 に 資 する 展 示 演 示 等 4 発 掘 調 査 の 公 開 5 発 掘 調 査 各 種 調 査 研 究 成 果 及 び 技 術 開 発 技 術 蓄 積 に 基 づく 中 途 段 階 も 含 む 整 備 状 況 の 公 開 なお 活 用 上 の 拠 点 と 動 線 整 備 ゾーニング 等 の 具 体 化 した 内 容 については 3-3 活 用 3-4 整 備 で 示 している i

43 3 周 辺 環 境 の 保 全 の 方 向 性 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 の 保 存 と 活 用 のためには 周 辺 環 境 の 保 全 が 不 可 欠 である とはいえ 周 辺 環 境 の 保 全 は 地 元 地 方 公 共 団 体 である 奈 良 県 奈 良 市 はもと より 文 化 庁 国 営 公 園 事 業 の 主 体 となる 国 土 交 通 省 平 城 宮 跡 等 の 調 査 研 究 を 担 当 する 奈 良 文 化 財 研 究 所 のほか 地 域 住 民 鉄 道 電 力 等 の 公 共 施 設 の 設 置 管 理 者 による 協 力 体 制 に 基 づいて 進 められるものであり ここでは 保 存 管 理 計 画 において 示 すべき 方 向 性 について 列 記 するにとどめる 特 別 史 跡 指 定 地 の 周 辺 における 調 査 研 究 施 設 及 び 利 活 用 施 設 の 設 置 の 在 り 方 についての 適 切 な 方 向 性 特 別 史 跡 指 定 地 を 含 む 周 辺 地 域 における 交 通 量 の 現 状 と 将 来 像 に 関 する 正 確 な 分 析 に 基 づいた 適 切 な 道 路 網 鉄 道 の 在 り 方 など 都 市 計 画 の 方 向 性 特 別 史 跡 指 定 地 の 周 辺 地 域 における 適 切 な 土 地 利 用 及 び 景 観 保 全 の 方 向 性 特 別 史 跡 指 定 地 の 周 辺 に 展 開 する 関 連 遺 跡 の 調 査 の 継 続 的 な 実 施 と そうし た 関 連 遺 跡 の 史 跡 指 定 または 特 別 史 跡 への 追 加 指 定 等 も 十 分 視 野 に 入 れた 適 切 な 保 護 の 在 り 方 についての 方 向 性 4 管 理 運 営 文 化 庁 国 土 交 通 省 奈 良 県 奈 良 市 奈 良 文 化 財 研 究 所 の 関 係 機 関 による 緊 密 な 協 力 関 係 と 役 割 分 担 に 基 づく 特 別 史 跡 平 城 宮 跡 及 びその 周 辺 環 境 の 管 理 運 営 体 制 の 確 立 が 必 要 となる そこでの 各 関 係 機 関 の 位 置 付 けは 以 下 のよう に 考 えられる なお 地 域 住 民 等 については 保 存 への 協 力 ボランティア 活 動 等 を 通 じた 公 開 活 用 及 び 管 理 運 営 への 参 画 が 望 まれる 管 理 運 営 に 関 す る 方 針 については 管 理 運 営 に 関 する 協 議 体 制 等 の 具 体 化 した 内 容 を 3-6 整 備 実 施 管 理 運 営 で 示 している 関 係 機 関 のそれぞれの 位 置 付 け 1 文 化 庁 : 特 別 史 跡 としての 国 有 化 の 主 体 現 状 変 更 の 許 可 等 を 通 じた 特 別 史 跡 としての 取 扱 いの 主 体 2 国 土 交 通 省 : 国 営 公 園 事 業 の 主 体 国 営 公 園 区 域 の 整 備 と 管 理 運 営 3 奈 良 県 : 特 別 史 跡 の 管 理 団 体 関 連 公 共 施 設 の 事 業 主 体 都 市 計 画 行 政 の 主 体 4 奈 良 市 : 特 別 史 跡 が 所 在 する 地 方 公 共 団 体 ( 地 域 住 民 との 直 接 的 窓 口 ) 関 連 公 共 施 設 の 事 業 主 体 都 市 計 画 行 政 の 主 体 5 奈 良 文 化 財 研 究 所 : 調 査 研 究 技 術 開 発 等 の 主 体 調 査 研 究 等 に 基 づく 公 開 活 用 への 関 与 5 世 界 遺 産 としての 保 存 管 理 ii

44 世 界 遺 産 古 都 奈 良 の 文 化 財 の 構 成 資 産 であることに 鑑 み 顕 著 な 普 遍 的 価 値 の 維 持 の 観 点 から 特 別 史 跡 指 定 地 内 の 保 存 管 理 及 び 緩 衝 地 帯 の 望 ましい 保 全 施 策 について 関 係 者 間 におけるより 一 層 の 合 意 形 成 が 不 可 欠 である また 世 界 遺 産 委 員 会 は 各 締 約 国 に 対 して 保 存 管 理 状 況 定 期 報 告 書 の 提 出 を 求 めており アジア 太 平 洋 地 域 については 平 成 24 年 に 次 回 の 定 期 報 告 書 の 審 査 が 予 定 されている その 際 には 個 別 の 構 成 資 産 の 保 存 管 理 計 画 の みならず 包 括 的 保 存 管 理 計 画 ( 古 都 奈 良 の 文 化 財 の 構 成 資 産 8 件 すべて を 包 括 する 保 存 管 理 計 画 )の 提 出 が 求 められており そのために 関 係 者 間 での 調 整 が 必 要 である iii

45 平 成 20 年 5 月 13 日 文 化 庁 長 官 決 定 文 化 庁 文 化 財 部 記 念 物 課 東 京 都 千 代 田 区 霞 ヶ 関 電 話 03(5253)4111( 代 表 ) 03(6734)2876( 直 通 )

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