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2 ご あ い さ つ 生 涯 にわたって 健 康 であることは すべての 人 の 願 いです そして 健 康 であるために は 自 分 の 健 康 は 自 分 で 守 る という 気 持 ちを 強 く 持 ち 一 人 ひとりが 健 康 への 関 心 を 高 め 主 体 的 に 取 り 組 むことが 重 要 です 近 我 が 国 においては 急 速 な 高 齢 化 とともに がんや 脳 卒 中 糖 尿 病 などの 生 活 習 慣 病 が 増 加 して 働 き 盛 りの 方 の 死 亡 や 要 介 護 者 の 増 加 が 深 刻 な 社 会 問 題 となっており いかに 健 康 寿 命 を 延 ばし 生 活 の 質 の 向 上 を 図 っていくかが 大 きな 課 題 となっていま す そこで 国 においては 15 に 21 世 紀 における 国 民 健 康 づくり 運 動 ( 健 康 日 本 21) を 示 し 具 体 的 な 数 値 目 標 を 掲 げて 国 民 のがんや 生 活 習 慣 病 などの 予 防 を 促 すと ともに 24 7 月 には 健 康 寿 命 の 延 伸 生 活 習 慣 病 の 一 次 予 防 と 重 症 化 予 防 の 徹 底 に 加 え 地 域 間 の 健 康 格 差 の 縮 小 なども 盛 り 込 んだ すべての 国 民 が 共 に 支 え 合 い 健 康 で 幸 せに 暮 らせる 社 会 を 目 指 す 新 しい 健 康 日 本 21( 第 2 次 ) を 公 表 しました 一 方 本 県 においても 健 やかで 心 豊 かに 生 活 できる 活 力 ある 社 会 の 実 現 を 図 るため 13 3 月 に 県 民 の 皆 様 の 健 康 づくりの 目 標 及 び 基 本 的 取 組 みを 示 した 健 康 増 進 計 画 健 康 徳 島 21 を 策 定 し 20 の 医 療 制 度 改 革 に 合 わせた 改 定 を 経 て 今 日 まで 総 合 的 な 健 康 づくりを 推 進 してまいりました このたび 国 が 新 たな 健 康 日 本 21( 第 2 次 )を 発 表 したことに 加 え 本 県 の 生 活 習 慣 病 対 策 をはじめ 県 民 の 皆 様 の 健 康 増 進 をさらに 加 速 させていくため すべての 県 民 が 共 に 支 え 合 い 心 身 ともに 健 康 で 幸 せに 暮 らせる 徳 島 づくり を 基 本 理 念 とする 健 康 徳 島 21 生 涯 健 康 とくしま を 目 指 して を 策 定 いたしました 今 後 本 計 画 における 健 康 寿 命 の 延 伸 と 健 康 格 差 の 縮 小 生 活 習 慣 病 の 発 症 予 防 と 重 症 化 予 防 社 会 環 境 を 営 むための 必 要 な 機 能 の 維 持 及 び 向 上 などの 基 本 的 方 針 に 沿 って 市 町 村 はじめ 関 係 する 機 関 や 団 体 と 一 体 となり 健 康 を 支 え 守 るための 社 会 環 境 の 整 備 をはじめ 具 体 的 な 施 策 を 総 合 的 に 推 進 し 県 民 の 皆 様 一 人 ひとりの 主 体 的 な 取 組 みを 積 極 的 に 支 援 してまいりますので なお 一 層 のご 理 解 ご 協 力 を 賜 りますようよろし くお 願 いいたします 結 びに 本 計 画 の 策 定 に 当 たり ご 審 議 を 賜 りました 徳 島 県 健 康 対 策 審 議 会 の 委 員 各 位 をはじめ 貴 重 なご 意 見 をいただきました 県 民 の 皆 様 関 係 者 の 方 々に 厚 くお 礼 申 し 上 げ ます 25 3 月 徳 島 県 知 事 飯 泉 嘉 門

3 目 次 第 1 章 基 本 的 な 考 え 方 1 計 画 改 定 の 趣 旨 1 2 基 本 理 念 1 3 計 画 の 性 格 1 4 計 画 の 期 間 1 5 実 績 の 評 価 1 第 2 章 計 画 改 定 の 背 景 1 わが 国 の 動 き 2 2 本 県 の 動 き 2 第 3 章 県 民 の 健 康 状 態 1 人 口 の 状 況 3 ⑴ 人 口 構 3 ⑵ 出 生 率 3 ⑶ 死 亡 率 4 2 健 康 寿 命 6 ⑴ 均 寿 命 6 ⑵ 健 康 寿 命 6 3 健 康 状 態 7 ⑴ 死 亡 の 状 況 7 ⑵ 生 活 習 慣 病 の 状 況 8 4 次 期 健 康 づくり 運 動 に 向 けた 課 題 ⑴ 最 終 評 価 の 結 果 ⑵ 重 点 目 標 の 結 果 第 4 章 健 康 づくり 施 策 の 推 進 1 第 2 次 計 画 における 重 点 目 標 2 主 要 な 生 活 習 慣 病 等 の 疾 病 ⑴ が ん ⑵ 循 環 器 疾 患 : 脳 血 管 疾 患 虚 血 性 心 疾 患 ⑶ 糖 尿 病 ⑷ COPD( 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 ) ⑸ そ の 他

4 3 社 会 生 活 を 営 むために 必 要 な 機 能 の 維 持 向 上 ⑴ こころの 健 康 ⑵ 自 殺 予 防 対 策 ⑶ 子 どもの 健 康 ⑷ 高 齢 者 の 健 康 4 健 康 を 支 え 守 るための 社 会 環 境 の 整 備 5 生 活 習 慣 病 および 社 会 環 境 の 改 善 ⑴ 栄 養 食 生 活 ⑵ 身 体 活 動 運 動 ( 歩 数 など) ⑶ 休 養 ⑷ 飲 酒 ⑸ 喫 煙 ⑹ 歯 口 腔 の 健 康 6 世 代 別 生 活 習 慣 の 確 立 ⑴ 妊 娠 出 産 期 ⑵ 乳 幼 児 期 ⑶ 学 童 思 春 期 ⑷ 人 期 ⑸ 高 齢 期 資 料 編 1 健 康 徳 島 21(2 次 ) 目 標 項 目 2 健 康 徳 島 21(2 次 ) 参 考 指 標 3 健 康 徳 島 21 評 価 結 果 徳 島 県 健 康 対 策 審 議 会 名 簿 健 康 徳 島 21 改 定 作 業 部 会 名 簿

5 1 計 画 改 定 の 趣 旨 近 の 急 速 な 少 子 高 齢 化 の 進 展 等 に 伴 い 疾 病 構 造 は 大 きく 変 化 してきています 65 歳 以 上 人 口 は 47 には3 人 に1 人 に 達 すると 予 測 され 21 世 紀 は 疾 病 及 び 加 齢 による 負 担 が 極 めて 大 きく なると 考 えられています 国 民 医 療 費 は 々 増 加 し 生 活 習 慣 病 は 21 度 には 国 民 医 療 費 の 約 3 割 死 亡 者 数 の 約 6 割 を 占 め 医 療 保 険 に 係 る 国 民 負 担 や 介 護 保 険 財 政 にも 大 きな 影 響 を 与 えるようになってきました このような 中 厚 生 労 働 省 より 国 民 の 健 康 づくりの 指 針 となる 25 度 から34 度 の 健 康 日 本 21( 第 2 次 ) が 示 されました これは 日 本 における 近 の 社 会 経 済 変 化 とともに 急 激 な 少 子 高 齢 化 が 進 む 中 で 10 後 を 見 据 えた 目 指 す 姿 として すべての 国 民 が 共 に 支 え 合 い 健 康 で 幸 せに 暮 らせる 社 会 を 目 指 し 1 健 康 寿 命 の 延 伸 と 健 康 格 差 の 縮 小 2 生 活 習 慣 病 の 発 症 予 防 と 重 症 化 予 防 3 社 会 生 活 を 営 むために 必 要 な 機 能 の 維 持 及 び 向 上 4 健 康 を 支 え 守 るための 社 会 環 境 の 整 備 5 栄 養 食 生 活 身 体 活 動 運 動 休 養 飲 酒 喫 煙 及 び 歯 口 腔 の 健 康 に 関 する 生 活 習 慣 及 び 社 会 環 境 の 改 善 の5つの 方 向 性 が 示 されています 本 県 においても これまでの 取 組 を 踏 まえながら 10 後 を 見 据 え 健 康 づくりの 推 進 を 図 るため 計 画 を 改 定 しました 2 基 本 理 念 すべての 県 民 が 共 に 支 え 合 い 心 身 ともに 健 康 で 幸 せに 暮 らせる 徳 島 づくり 3 計 画 の 性 格 本 計 画 は 健 康 増 進 法 ( 14 法 律 第 103 号 ) 第 8 条 第 1 項 に 規 定 する 都 道 府 県 健 康 増 進 計 画 であり 国 の 策 定 する 健 康 日 本 21( 第 2 次 ) と 一 体 的 に 推 進 する 県 計 画 です また 県 政 運 営 の 基 本 計 画 となる いけるよ! 徳 島 行 動 計 画 を 上 位 計 画 とし 生 活 習 慣 病 対 策 を はじめとする 県 民 の 健 康 づくり 運 動 を 総 合 的 に 推 進 するための 目 標 及 び 基 本 的 方 向 を 示 した 計 画 です さらに この 計 画 は 医 療 法 ( 23 法 律 第 205 号 ) 第 30 条 の4 第 1 項 に 基 づく 徳 島 県 保 健 医 療 計 画 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 ( 57 法 律 第 80 号 ) 第 9 条 第 1 項 に 基 づく 徳 島 県 医 療 費 適 正 化 計 画 介 護 保 険 法 ( 9 法 律 第 123 号 ) 第 118 条 第 1 項 に 基 づく とくしま 高 齢 者 いきいきプラン がん 対 策 基 本 法 ( 18 法 律 第 98 号 ) 第 11 条 第 1 項 に 基 づく 徳 島 県 がん 対 策 推 進 計 画 及 び 歯 科 口 腔 保 健 の 推 進 に 関 する 法 律 ( 23 法 律 第 96 号 ) 第 13 条 第 1 項 に 基 づく 徳 島 県 歯 科 口 腔 保 健 推 進 計 画 と 相 互 に 調 のとれたものとし これらの 計 画 と 合 わせて 本 県 の 保 健 医 療 政 策 を 総 合 的 に 推 進 することとなります また 県 民 その 他 関 係 機 関 団 体 においては 自 主 的 かつ 積 極 的 な 取 組 が 展 開 されることを 期 待 す るものであり 市 町 村 においては 計 画 策 定 や 施 策 の 指 針 となるものです 4 計 画 の 期 間 本 計 画 の 計 画 期 間 は 29 度 までの5 間 とします 5 実 績 の 評 価 第 1 章 基 本 的 な 考 え 方 毎 度 前 度 の 普 及 啓 発 や 健 診 保 健 指 導 の 事 業 の 実 施 状 況 について 把 握 し 経 的 な 傾 向 など の 分 析 評 価 を 行 うほか 3 を 目 途 に 中 間 評 価 を 最 終 度 には 目 標 の 達 状 況 等 について 評 価 を 行 います

6 第 2 章 計 画 改 定 の 背 景 1 わが 国 の 動 き 国 においては 12 3 月 国 民 が 主 体 的 に 取 り 組 む 健 康 づくり 運 動 を 総 合 的 に 推 進 するため 21 世 紀 における 国 民 健 康 づくり 運 動 ( 健 康 日 本 21) を 策 定 し 新 たな 健 康 づくりへの 取 組 を 開 始 しました 15 5 月 には 健 康 増 進 法 が 施 行 され 16 5 月 には 健 康 フロンティア 戦 略 が 策 定 されました また メタボリックシンドローム の 概 念 が 世 界 的 に 提 唱 されるようになり 17 4 月 には メタボリックシンドロームの 日 本 人 向 け 診 断 基 準 が 作 されました 17 2 月 には たばこ 規 制 枠 組 条 約 が 保 健 分 野 における 初 めての 多 数 国 間 条 約 として 発 効 され たばこ 対 策 は 世 界 的 な 取 組 となり 同 7 月 には 国 民 が 生 涯 にわたって 健 全 な 心 身 を 培 い 豊 かな 人 間 性 をはぐくむための 食 育 を 総 合 的 計 画 的 に 推 進 するための 食 育 基 本 法 が 施 行 されま した 月 に 医 療 制 度 改 革 大 綱 が 示 され 治 療 重 点 から 疾 病 の 予 防 を 重 視 した 保 健 医 療 体 系 へと 転 換 を 図 ることとされ 特 に 生 活 習 慣 病 予 防 の 観 点 から 国 民 運 動 としての 展 開 都 道 府 県 健 康 増 進 計 画 の 充 実 医 療 保 険 者 の 役 割 を 明 確 化 健 診 保 健 指 導 の 義 務 付 け が 位 置 づけられまし た これを 受 け 18 6 月 には 医 療 制 度 改 革 関 連 法 が 制 定 され 医 療 保 険 者 による 糖 尿 病 等 の 予 防 に 着 目 した 健 診 保 健 指 導 の 実 施 が 義 務 化 されたほか 国 及 び 都 道 府 県 により 医 療 費 適 正 化 計 画 を 策 定 することとなりました 健 康 日 本 21 においても これまでの 取 組 の 評 価 新 たな 健 康 課 題 や 社 会 的 背 景 等 を 踏 まえなが ら すべての 国 民 が 共 に 支 え 合 い 健 康 で 幸 せに 暮 らせる 社 会 を 目 指 し 改 定 され さらに 都 道 府 県 健 康 増 進 計 画 においてもその 内 容 の 充 実 を 求 めています 2 本 県 の 動 き 本 県 では 13 3 月 県 の 健 康 づくり 推 進 計 画 として 健 康 徳 島 21 を 策 定 しました 15 度 には 健 康 徳 島 21 の 中 間 評 価 と 今 後 の 推 進 に 向 けた 現 状 値 の 把 握 を 目 的 に 県 民 健 康 を 実 施 し さらに 18 度 にはメタボリックシンドロームに 着 目 して 栄 養 調 査 ( 補 完 調 査 ) を 実 施 しました 一 方 糖 尿 病 による 死 亡 率 は 5 以 来 連 続 して 全 国 ワースト1 位 を 続 けていることから 月 には 県 医 師 会 と 共 同 で 糖 尿 病 緊 急 事 態 宣 言 を 行 い 県 民 への 注 意 を 喚 起 しました さらに 18 1 月 には 県 内 各 層 約 50 団 体 からなる みんなでつくろう! 健 康 とくしま 県 民 会 議 を 設 立 し みんなでつくろう! をキーワードに バランスのとれた 食 生 活 や 適 度 な 運 動 習 慣 たばこ 対 策 などの 生 活 習 慣 づくりを 県 民 総 ぐるみの 健 康 づくり 運 動 として 推 進 しています また 食 生 活 面 においては 18 4 月 に 徳 島 食 の 安 全 安 心 推 進 条 例 を 施 行 19 1 月 には 徳 島 県 食 育 推 進 計 画 を 策 定 するなど 県 民 の 健 全 な 食 生 活 の 実 現 に 向 けた 取 組 を 進 めてい ます 20 3 月 には 県 民 の 健 康 づくりに 対 する 関 心 をさらに 高 め 県 民 や 行 政 事 業 所 等 が 一 体 となった 健 康 とくしま 運 動 のより 一 層 の 推 進 を 図 るため 健 康 づくりにおける 県 民 の 行 動 の 規 範 取 組 指 針 事 業 所 等 の 環 境 整 備 指 針 として 健 康 とくしま 憲 章 (P74)を 制 定 しました また 国 の 医 療 制 度 改 革 の 流 れを 受 け メタボリックシンドロームに 着 目 した 生 活 習 慣 病 対 策 の 推 進 を 図 るため 健 康 徳 島 21 を 改 訂 しました さらに 24 2 月 に 議 員 提 案 による 笑 顔 が 踊 るとくしま 歯 と 口 腔 の 健 康 づくり 推 進 条 例 が 公 布 施 行 され 24 度 に 総 合 的 かつ 計 画 的 に 施 策 を 推 進 するため ライフステージ 等 に 応 じた 歯 と 口 腔 の 健 康 づくりの 推 進 を 基 本 方 針 とする 計 画 を 策 定 したところです

7 第 3 章 県 民 の 健 康 状 態 1 人 口 の 状 況 ⑴ 人 口 構 人 口 構 を 全 国 と 比 較 してみると 65 歳 以 上 の 高 齢 者 特 に75 歳 以 上 の 後 期 高 齢 者 が 多 くなって おり また 15 歳 未 満 の 子 どもも 少 なく 全 国 よりも 少 子 高 齢 化 が 進 行 していることが 分 かります 図 1 人 口 ピラミッド 資 料 : 総 務 省 22 国 勢 調 査 < 徳 島 県 > < 全 国 > 男 性 女 性 男 性 女 性 110 歳 以 上 110 歳 以 上 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 0 4 歳 40,000 30,000 20,000 10, ,000 20,000 30,000 40,000 6,000,000 4,500,000 3,000,000 1,500, ,500,000 3,000,000 4,500,000 6,000, 歳 図 2 高 齢 化 率 の 次 移 資 料 : 総 務 省 国 勢 調 査 (%) 全 国 徳 島 大 正 9 大 正 ⑵ 出 生 率 出 生 率 ( 人 口 千 対 ) 及 び 合 計 特 殊 出 生 率 とも 40 代 をピークに 々 低 下 を 続 け 17 には 合 計 特 殊 出 生 率 は 過 去 最 低 の1.26にまで 低 下 しましたが その 後 回 復 傾 向 にあり 23 には1.43となっています 合 計 特 殊 出 生 率 : 人 口 統 計 上 の 指 標 で 一 人 の 女 性 (15 歳 49 歳 )が 一 生 に 生 む 子 どもの 数

8 ( 人 口 千 対 ) 20.0 図 3 出 生 率 の 次 推 移 資 料 : 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 徳 島 全 国 図 4 合 計 特 殊 出 生 率 の 次 推 移 資 料 : 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 2.5 徳 島 全 国 ⑶ 死 亡 率 全 死 因 による 齢 調 整 死 亡 率 ( 人 口 10 万 対 )の 次 推 移 ( 図 5)を 見 ると 本 県 においても 全 国 と 同 様 に 低 下 傾 向 にあり 22 は 男 性 は552.3 女 性 は277.8と 男 女 とも 全 国 均 ( 男 性 女 性 274.9) 並 みとなっており 全 国 順 位 でも 男 女 ともに18 位 と 中 位 に 位 置 しています 図 5 齢 調 整 死 亡 率 の 次 推 移 資 料 : 厚 生 労 働 省 都 道 府 県 別 齢 調 整 死 亡 率 ( 人 口 10 万 対 ) 徳 島 県 ( 男 ) 全 国 ( 男 ) 徳 島 県 ( 女 ) 全 国 ( 女 ) また 悪 性 新 生 物 (がん) 脳 血 管 疾 患 心 疾 患 及 び 糖 尿 病 の4 死 因 による 齢 調 整 死 亡 率 における 本 県 の 全 国 順 位 の 推 移 ( 図 6)を 見 ると 男 性 では 心 疾 患 脳 血 管 疾 患 糖 尿 病 は 低 下 傾 向 にある

9 ものの 悪 性 新 生 物 は 上 昇 傾 向 にあります 女 性 では 悪 性 新 生 物 脳 血 管 疾 患 はほぼ 中 位 に 位 置 し ており 心 疾 患 は 低 下 傾 向 糖 尿 病 は 上 位 に 位 置 し 糖 尿 病 の 死 亡 率 の 高 い 状 態 が 続 いています 齢 調 整 死 亡 率 : 一 般 的 に 死 亡 者 数 を 人 口 で 除 した 粗 死 亡 率 は 高 齢 者 の 多 い 地 域 ほど 高 くなる 傾 向 が あるため より 正 確 に 地 域 比 較 や 次 比 較 ができるよう 齢 構 を 調 整 した 死 亡 率 図 6 4 死 因 による 齢 調 整 死 亡 率 の 全 国 順 位 推 移 資 料 : 厚 生 労 働 省 都 道 府 県 別 齢 調 整 死 亡 率 ( 順 位 ) 齢 調 整 死 亡 率 ( 男 性 ) 悪 性 新 生 物 糖 尿 病 脳 血 管 疾 患 心 疾 患 ( 順 位 ) 0 齢 調 整 死 亡 率 ( 女 性 ) 悪 性 新 生 物 糖 尿 病 脳 血 管 疾 患 心 疾 患 図 7 4 死 因 による 齢 調 整 死 亡 率 の 推 移 資 料 : 厚 生 労 働 省 都 道 府 県 別 齢 調 整 死 亡 率 ( 人 口 10 万 対 ) 齢 調 整 死 亡 率 ( 男 性 ) 悪 性 新 生 物 糖 尿 病 脳 血 管 疾 患 心 疾 患

10 ( 人 口 10 万 対 ) 齢 調 整 死 亡 率 ( 女 性 ) 悪 性 新 生 物 糖 尿 病 脳 血 管 疾 患 心 疾 患 健 康 寿 命 ⑴ 均 寿 命 本 県 の 均 寿 命 は 全 国 と 同 様 に 々 伸 びており 22 には 男 性 歳 女 性 歳 と なっています 男 女 とも 全 国 均 を 下 回 っていますが その 差 は 改 善 されてきており 全 国 均 ( 図 8 男 性 歳 女 性 歳 ) 並 みとなっています ( 歳 ) 90 図 8 均 寿 命 の 次 推 移 徳 島 県 ( 男 ) 全 国 ( 男 ) 徳 島 県 ( 女 ) 全 国 ( 女 ) 資 料 徳 島 県 : 厚 生 労 働 省 都 道 府 県 別 生 命 表 全 国 : 厚 生 労 働 省 完 全 生 命 表 ⑵ 健 康 寿 命 24 度 厚 生 労 働 科 学 研 究 において 国 民 生 活 基 礎 調 査 から 得 た 日 常 生 活 に 制 限 のない 期 間 の 均 と 生 命 表 を 基 礎 情 報 とし サリバン 法 ( 広 く 用 いられている 健 康 寿 命 の 算 定 法 )を 用 いて 算 定 された 本 県 の 健 康 寿 命 ( 22 )は 男 性 歳 女 性 歳 となっています ( 表 1) 男 女 とも 全 国 均 ( 男 性 歳 女 性 歳 )より 低 く 全 国 順 位 では 男 性 37 位 女 性 43 位 と 下 位 にあります 均 寿 命 と 比 べると 男 性 は9.56 歳 女 性 は13.54 歳 短 くなっています

11 表 1 健 康 寿 命 均 寿 命 の 全 国 比 較 区 分 本 県 ( 22 ) 全 国 ( 22 ) 健 康 寿 命 (a) 男 女 性 性 均 寿 命 (b) 男 女 性 性 差 (a b) 男 女 性 性 資 料 健 康 寿 命 : 24 度 厚 生 労 働 科 学 研 究 費 補 助 金 ( 循 環 器 疾 患 糖 尿 病 等 生 活 習 慣 病 対 策 総 合 研 究 事 業 ) による 健 康 寿 命 における 将 来 予 測 と 生 活 習 慣 病 対 策 の 費 用 対 効 果 に 関 する 研 究 班 による 研 究 均 寿 命 : 徳 島 県 22 都 道 府 県 生 命 表 全 国 22 完 全 生 命 表 3 健 康 状 態 ⑴ 死 亡 の 状 況 主 な 疾 病 別 の 死 亡 率 ( 人 口 10 万 対 )の 推 移 ( 図 9)を 見 ると 悪 性 新 生 物 や 脳 血 管 疾 患 心 疾 患 などの 生 活 習 慣 病 が 増 えています 23 の 疾 病 別 の 死 因 順 位 の 第 1 位 は 悪 性 新 生 物 第 2 位 は 心 疾 患 第 3 位 は 肺 炎 となっていま す 肺 炎 による 死 亡 者 の 多 くは 高 齢 者 が 占 めており 高 齢 化 社 会 の 到 来 により 肺 炎 の 死 亡 率 が 増 加 し ています 図 9 主 要 死 因 の 死 亡 率 の 次 推 移 資 料 : 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 ( 人 口 10 万 対 ) 結 核 悪 性 新 生 物 心 疾 患 脳 血 管 疾 患 肺 炎 老 衰 不 慮 の 事 故

12 また 糖 尿 病 の 死 亡 率 については 全 国 均 を 大 きく 上 回 る 状 況 が 続 いており 5 以 来 14 連 続 して 糖 尿 病 粗 死 亡 率 が 全 国 ワースト1 位 となり 19 には 全 国 7 位 と 改 善 が 見 られましたが 20 から 再 び 全 国 ワースト1 位 となっています ( 図 10) 粗 死 亡 率 : 死 亡 数 を 人 口 で 除 した 割 合 通 常 は 人 口 10 万 対 図 10 糖 尿 病 粗 死 亡 率 の 次 推 移 資 料 : 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 ( 人 口 10 万 人 対 ) 徳 島 全 国 元 表 2 10 大 死 因 による 死 亡 者 数 及 び 死 亡 率 資 料 : 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 ( 23 ) 死 因 死 亡 数 徳 島 県 占 有 率 死 亡 率 全 国 順 位 死 亡 数 全 国 死 亡 率 死 因 順 位 総 死 亡 数 9, % 1, ,253, 県 順 位 1 悪 性 新 生 物 2 心 疾 患 3 肺 炎 4 脳 血 管 疾 患 5 老 衰 6 不 慮 の 事 故 7 腎 不 全 8 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 9 肝 疾 患 9 自 殺 糖 尿 病 2,454 1,451 1, % 15.4% 11.0% 9.7% 4.8% 3.5% 2.3% 1.6% 1.5% 1.5% 1.4% , , , ,867 52,242 59,416 24,526 16,639 16,390 28,896 14, 死 亡 率 は 人 口 10 万 対 ⑵ 生 活 習 慣 病 の 状 況 生 活 習 慣 病 は 国 民 医 療 費 ( 一 般 診 療 医 療 費 )の 約 3 割 死 亡 者 数 の 約 6 割 を 占 めるとされていま す また 介 護 が 必 要 となった 主 な 原 因 についても 脳 血 管 疾 患 をはじめとした 生 活 習 慣 病 が3 割 を 占 めています また 国 立 がん 研 究 センターが 24 に 公 表 した 研 究 結 果 では 禁 煙 節 酒 減 塩 運 動 適 正 体 重 の5つの 生 活 習 慣 のうち 実 践 しているのが0 又 は1 個 のグループに 比 べて 2 個 以 上 実 践 しているグループのがんの 相 対 リスクは 男 女 ともに 低 下 し 均 すると 1 個 健 康 習 慣 を 実 践 す るごとに がんのリスクは 男 性 で14% 女 性 で9% 低 下 することが 明 らかとなりました このことからも 一 人 ひとりの 食 生 活 の 改 善 や 適 度 な 運 動 習 慣 の 定 着 など 健 全 な 生 活 習 慣 を 獲 得 す ることが 重 要 となります

13 健 康 徳 島 21(1 次 )の 評 価 項 目 となった 健 全 な 生 活 習 慣 の 獲 得 については 喫 煙 率 減 塩 運 動 適 正 体 重 の 指 標 に 改 善 が 見 られています 引 き 続 き 適 切 な 生 活 習 慣 を 獲 得 できるよう 取 組 を 進 めていく 必 要 があります 健 康 徳 島 21(1 次 )の 主 な 目 標 項 目 の 現 状 項 目 対 象 ベースライン (H 9 ) 直 近 値 (H22) 目 標 喫 煙 率 の 減 少 男 性 (20 歳 以 上 ) 女 性 (20 歳 以 上 ) 47.2% 6.3% 29.1% 5.2% 1 割 減 少 1 割 減 少 多 量 に 飲 酒 する 人 の 減 少 男 性 (20 歳 以 上 ) 女 性 (20 歳 以 上 ) 5.5% 0.3% 5.8% 0.5% 3.2% 以 下 0.2% 以 下 食 塩 摂 取 量 の 減 少 男 性 (20 歳 以 上 ) 女 性 (20 歳 以 上 ) 14.0g 12.0g 10.7g 9.1g 10g 未 満 8 g 未 満 運 動 習 慣 の 増 加 男 性 (20 歳 以 上 ) 女 性 (20 歳 以 上 ) 23.5% 27.3% 34.6% 32.1% 40.0% 35.0% 適 正 体 重 ( 肥 満 やせの 減 少 ) 歳 代 男 性 の 肥 満 者 歳 代 女 性 の 肥 満 者 20 歳 代 女 性 のやせの 者 27.8% 26.2% 22.4% 35.1% 24.5% 10.8% 15% 以 下 20% 以 下 15% 以 下 ( 資 料 : 徳 島 県 22 ) < 参 考 :NCD: 非 感 染 性 疾 患 (Non Communicable Disease)について> がん 循 環 器 疾 患 糖 尿 病 及 び COPD( 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 )を 中 心 とした NCD は 世 界 的 にも 死 因 の 約 60%を 占 め(2008 現 在 ) 今 後 10 間 でさらに77%にまで 増 加 すると の 予 測 もなされています また 世 界 保 健 機 関 (WHO)では 非 感 染 性 疾 病 への 予 防 と 管 理 に 関 するグローバル 戦 略 ( )を 策 定 するほか 2011 には 国 連 におけ るハイレベル 会 合 で NCD が 取 り 上 げられる 等 世 界 的 に NCD の 予 防 と 管 理 を 行 う 政 策 の 重 要 性 が 認 識 されています 今 後 WHO において NCD の 予 防 のための 世 界 的 な 目 標 を 設 定 し 世 界 全 体 で NCD 予 防 の 達 を 図 っていくこととされています 各 疾 病 の 性 質 を 医 学 的 に 見 た 場 合 例 えば がんは 必 ずしも 非 感 染 性 のものだけでなく 感 染 性 のものも 存 在 していますが 近 国 際 的 に 取 り 組 まれている NCD 対 策 では 疾 病 そのものに 着 目 して がん 循 環 器 疾 患 糖 尿 病 及 び COPD を NCD という 疾 患 として 整 理 し 包 括 的 な 取 組 がなされています

14 4 次 期 健 康 づくり 運 動 に 向 けた 課 題 健 康 徳 島 21(1 次 )の 評 価 を 25 度 以 降 の 運 動 の 推 進 に 反 映 させるため 各 項 目 の 目 標 につ いて 評 価 を 行 いました ⑴ 最 終 評 価 の 結 果 食 生 活 運 動 心 の 健 康 等 の 各 分 野 における 全 指 標 121 項 目 の 達 状 況 は 次 のとおりです A の 目 標 値 に 達 した と の に 達 していないが 改 善 傾 向 にある を 合 わせ 全 体 の 約 70%で 一 定 の 改 善 がみられました 評 価 区 分 ( 策 定 時 の 値 と 直 近 値 を 比 較 ) A 目 標 に 達 した 目 標 に 達 していないが 改 善 傾 向 にある C 変 わらない D 悪 化 している E 評 価 困 難 該 当 項 目 数 25 項 目 59 項 目 9 項 目 28 項 目 0 項 目 < 割 合 > < 20.8%> < 49.2%> < 7.5%> < 23.3%> < 0%> 合 計 121 項 目 < 100%> 中 間 評 価 時 に 設 定 された 指 標 については 中 間 評 価 時 の 値 と 比 較 なお 各 分 野 の 目 標 の 中 主 なものは 以 下 のとおりでした A: 喫 煙 率 の 低 下 歯 科 検 診 の 受 診 者 の 増 加 栄 養 表 示 店 の 増 加 禁 煙 支 援 医 療 機 関 の 増 加 など : 脳 卒 中 死 亡 率 虚 血 性 心 疾 患 死 亡 率 の 減 少 自 殺 者 の 減 少 メタボリックシンドロームを 認 知 している 県 民 の 割 合 の 増 加 食 塩 摂 取 量 の 減 少 運 動 習 慣 者 の 増 加 糖 尿 病 やがん 検 診 の 促 進 など C: 多 量 に 飲 酒 する 人 の 減 少 D: 脂 肪 エネルギー 比 率 の 減 少 野 菜 摂 取 量 の 増 加 間 食 をする 人 の 減 少 など ⑵ 重 点 目 標 の 結 果 22 結 果 及 び 22 人 口 動 態 統 計 等 を 基 に 健 康 徳 島 21(1 次 )の 重 点 目 標 である がん 心 疾 患 脳 卒 中 糖 尿 病 メタボッリクシンドローム の5 疾 病 について 最 終 評 価 を 実 施 しました その 概 要 は 表 1のとおりです その 結 果 がん 心 疾 患 脳 卒 中 についてはおおむね 改 善 の 方 向 にあることが 認 められますが 心 疾 患 以 外 は 目 標 を 達 しておらず 長 期 的 な 減 少 傾 向 を 維 持 するためには さらに 生 活 習 慣 の 改 善 健 診 受 診 率 や 保 健 指 導 実 施 率 の 向 上 などが 必 要 です 一 方 糖 尿 病 については 死 亡 率 が 全 国 的 には 増 加 しているなか 徳 島 県 では 減 少 傾 向 が 認 められ ており 引 き 続 き 取 組 を 継 続 する 必 要 があります なお メタボリックシンドローム については 増 加 傾 向 にあり 継 続 した 対 策 が 必 要 であると 考 えられます

15 がん 区 分 壮 期 死 亡 壮 期 死 亡 率 最 終 評 価 ベースライン 値 (H10 人 口 動 態 ) 表 3 重 点 目 標 の 最 終 評 価 500 人 131 直 近 値 (H22 人 口 動 態 ) 438 人 120 増 減 率 11.4% 8.4% 目 標 (H24 度 ) ベースライン 値 から 20%の 減 少 重 点 目 標 である 壮 期 死 亡 の 減 少 については 改 善 していますが 目 標 値 には 到 達 できませんでした 一 次 予 防 としての 生 活 習 慣 の 改 善 項 目 については 喫 煙 率 の 減 少 が 見 られるものの 野 菜 摂 取 量 の 増 加 脂 肪 エネルギー 比 率 の 減 少 など の 項 目 は 明 らかな 改 善 は 見 られず 生 活 習 慣 改 善 の 目 標 達 は 難 しい 現 状 にあります がん 検 診 受 診 率 については 胃 がん 検 診 で 低 下 が 見 られるものの 他 の 検 診 については 増 加 又 は 横 ばいで 推 移 しています 虚 血 性 壮 期 死 亡 159 人 117 人 26.4% 心 疾 患 壮 期 死 亡 率 % 脳 血 管 死 亡 1,119 人 1,074 人 4.0% 疾 患 死 亡 率 % 虚 血 性 心 疾 患 脳 血 管 疾 患 最 終 評 価 ベースライン 値 から 25%の 減 少 ベースライン 値 から 25%の 減 少 虚 血 性 心 疾 患 の 重 点 目 標 である 壮 期 死 亡 の 減 少 脳 血 管 疾 患 の 重 点 目 標 である 死 亡 の 減 少 は 共 に 改 善 しましたが には 到 達 で きませんでした 高 血 圧 有 病 推 定 者 は 男 女 とも 減 少 しています 脂 質 異 常 症 有 病 推 定 者 は 男 女 とも 増 加 しています 喫 煙 率 は 男 女 とも を 下 回 る 減 少 が 認 められました 糖 尿 病 区 メタボ リック シンド ローム 分 推 計 有 病 者 最 終 評 価 推 計 該 当 者 予 備 群 最 終 評 価 ベースライン 値 直 近 値 増 減 率 29,000 人 39,000 人 18.2% 増 (H9 県 ) (H22 県 )(33,000 人 を 基 準 ) 目 標 (H24 度 ) 推 計 有 病 者 数 (33,000 人 )から 15%の 減 少 目 標 :28,000 人 糖 尿 病 有 病 者 推 計 数 は 増 加 し よりも 高 くなっています 糖 尿 病 検 診 受 検 者 割 合 は 男 女 とも 増 加 しましたが 目 標 達 には 至 らず さらなる 受 診 促 進 が 必 要 です 糖 尿 病 検 診 受 診 後 指 導 を 受 ける 人 は 男 女 とも 増 加 しましたが 指 摘 を 受 けた 人 のうち 医 療 機 関 を 受 診 する 人 の 割 合 は 男 性 は84% 女 性 は 91%でした 肥 満 者 推 定 数 は 男 性 が 増 加 し 女 性 は 減 少 しています 一 日 均 歩 数 は 男 性 は 増 加 していますが 女 性 は 減 少 しています 男 女 とも には 到 達 していませんが 均 歩 数 は 全 国 並 みとなりました 122,000 人 (H18 補 完 調 査 ) 134,000 人 15.5% 増 (H22 県 ) (11.6 万 人 を 基 準 ) 推 計 該 当 者 予 備 群 (11.6 万 人 ) から10% 減 少 させる 目 標 :10.5 万 人 メタボリックシンドローム 該 当 者 推 計 数 は 男 性 は 減 少 し 女 性 は 増 加 し ています 一 方 予 備 群 推 計 数 は 男 性 は 増 加 し 女 性 は 減 少 しています 該 当 者 予 備 群 推 計 数 の 合 計 数 は 増 加 しており 目 標 には 到 達 できていま せん メタボリックシンドロームの 概 念 を 導 入 した 健 診 受 診 者 は 男 女 ともベース ラインに 比 べて 増 加 しましたが には 到 達 していません メタボリックシンドロームの 概 念 を 導 入 した 保 健 指 導 実 施 者 数 は 男 性 は 減 少 し 女 性 は 増 加 していますが いずれも は 上 回 っています メタボリックシンドロームを 認 知 している 者 は 増 加 しているものの 目 標 値 を 下 回 っています

16 第 4 章 健 康 づくり 施 策 の 推 進 健 康 徳 島 21(1 次 )の 評 価 を 踏 まえて 目 指 すべき 姿 を すべての 県 民 が 共 に 支 え 合 い 心 身 と もに 健 康 で 幸 せに 暮 らせる 徳 島 づくり を 基 本 理 念 とし 1 健 康 寿 命 の 延 伸 と 健 康 格 差 の 縮 小 2 生 活 習 慣 病 の 発 症 予 防 と 重 症 化 予 防 3 社 会 生 活 を 営 むために 必 要 な 機 能 の 維 持 及 び 向 上 4 健 康 を 支 え 守 るための 社 会 環 境 の 整 備 5 栄 養 食 生 活 身 体 活 動 運 動 休 養 飲 酒 喫 煙 及 び 歯 口 腔 の 健 康 に 関 する 生 活 習 慣 及 び 社 会 環 境 の 改 善 の5つの 方 向 性 に 基 づき 10 後 を 見 据 え 健 康 づくりの 推 進 を 図 ります

17 1 第 2 次 計 画 における 重 点 目 標 今 後 の 高 齢 化 の 進 展 を 踏 まえ 生 活 習 慣 病 の 予 防 や 社 会 生 活 を 営 むために 必 要 な 機 能 の 維 持 及 び 向 上 等 により 健 康 寿 命 の 延 伸 を 実 現 できることが 重 要 となります 糖 尿 病 については 健 康 徳 島 21(1 次 )の 目 標 に 到 達 しておらず また 死 亡 率 が 19 を 除 く 5 から 23 まで 全 国 で 最 も 高 い 状 況 が 続 いています そこで 健 康 徳 島 21(2 次 ) においても 引 き 続 き ワースト1 位 からの 脱 却 を 目 指 し 糖 尿 病 を 最 重 要 の 健 康 課 題 と 位 置 づけ 糖 尿 病 有 病 者 の 増 加 の 抑 制 を 目 標 とし 県 民 一 人 ひとりの 主 体 的 な 健 康 づくりを 支 援 する み んなでつくろう! 健 康 とくしま 県 民 会 議 を 中 心 とした 県 民 総 ぐるみの 健 康 づくり 運 動 を 推 進 します メタボリックシンドローム についても 健 康 徳 島 21(1 次 ) 計 画 期 間 において 改 善 されておら ず 循 環 器 疾 患 との 関 連 があるため 引 き 続 き 重 点 目 標 とします 具 体 的 な 目 標 としては 国 の 目 標 に 準 じて メタボリックシンドロームの 該 当 者 及 び 予 備 群 の 減 少 とし 22 栄 養 調 査 のベースラインと 比 べて25%の 減 少 とします( 34 ) 心 疾 患 及 び 脳 卒 中 については 健 康 徳 島 21(1 次 )の 最 終 評 価 において 概 ね 改 善 の 方 向 が 見 られていますが がん と 並 んで 主 要 死 因 の 一 角 を 占 めていることから 本 県 の 重 点 目 標 として 位 置 づけます なお 国 の 健 康 日 本 21( 第 2 次 )において 虚 血 性 心 疾 患 脳 血 管 疾 患 として 表 現 さ れていることから 本 県 も 国 に 準 じて 心 疾 患 を 虚 血 性 心 疾 患 脳 卒 中 を 脳 血 管 疾 患 と 健 康 徳 島 21(2 次 )から 変 更 することとし は 第 6 次 徳 島 県 保 健 医 療 計 画 に 準 じて 虚 血 性 心 疾 患 の 齢 調 整 死 亡 率 の 減 少 脳 血 管 疾 患 の 齢 調 整 死 亡 率 の 減 少 とします また 本 県 において 死 亡 率 が 高 い 水 準 で 推 移 している COPD( 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 ) を 新 たに 重 点 目 標 として 加 えることとします 第 2 次 計 画 重 点 目 標 区 分 目 標 ベースライン 健 康 寿 命 の 延 伸 糖 尿 病 均 寿 命 と 健 康 寿 命 の 差 の 縮 小 糖 尿 病 死 亡 率 ワースト1からの 脱 却 ( 人 口 10 万 対 ) 国 民 生 活 基 礎 調 査 をもとに 算 出 男 性 :69.90 女 性 :72.73 (H22) 23 人 口 動 態 統 計 17.3 が ん 齢 調 整 死 亡 率 20%の 減 少 (75 歳 未 満 人 口 10 万 対 ) (H27) 17 人 口 動 態 統 計 88.3 (H ) 脳 血 管 疾 患 虚 血 性 心 疾 患 メタボリック シンドローム COPD ( 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 ) 齢 調 整 死 亡 率 15%の 減 少 ( 人 口 10 万 対 ) 齢 調 整 死 亡 率 15%の 減 少 ( 人 口 10 万 対 ) 22 度 と 比 較 して25% 減 少 ( 該 当 者 及 び 予 備 群 ) 対 象 歳 COPDの 認 知 度 の 向 上 40% (H29) 22 人 口 動 態 統 計 男 性 45.7 女 性 人 口 動 態 統 計 男 性 28.2 女 性 推 計 該 当 者 予 備 群 13.4 万 人

18 2 主 要 な 生 活 習 慣 病 等 の 疾 病 ⑴ が ん 1) 現 状 と 課 題 1 これまでの 取 組 健 康 徳 島 21(1 次 )では 一 次 予 防 として 喫 煙 率 の 減 少 食 生 活 の 改 善 がん 検 診 の 充 実 生 活 習 慣 の 改 善 をより 重 視 した 取 組 の 推 進 を 基 本 的 方 向 とし 壮 期 死 亡 率 をベースライン 値 から20% 減 少 させることを 重 点 目 標 として 取 り 組 んできました 2 現 状 分 析 と 課 題 がんによる 死 亡 の 状 況 目 標 であったベースライン 値 から 死 亡 を20% 減 少 には 至 りませんでしたが 死 亡 数 の 減 少 が 見 られ 概 ね 改 善 の 方 向 にあることが 認 められました 今 後 さらに 長 期 的 な 減 少 傾 向 を 持 続 するためには 生 活 習 慣 の 改 善 環 境 整 備 がん 検 診 の 受 診 促 進 などが 必 要 です ベースライン 直 近 値 (H10 人 口 動 態 ) (H22 人 口 動 態 ) 増 減 率 壮 期 死 亡 500 人 438 人 11.4% がん 壮 期 死 亡 率 ( 人 口 10 万 対 ) % 悪 性 新 生 物 の 齢 調 整 死 亡 率 (75 歳 未 満 )の 推 移 ( 人 口 10 万 対 ) 資 料 : 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 全 国 ( 男 女 計 ) 徳 島 ( 男 女 計 ) ( 出 典 : 国 立 がんセンターがん 対 策 情 報 センター) 75 歳 未 満 齢 調 整 死 亡 率 では 23 には 男 性 104.0( 全 国 第 18 位 ) 女 性 56.1( 同 10 位 )で 7 からは 男 性 45.4 女 性 15.8と 々 減 少 しています がんの 予 防 がんの 発 生 を 促 す 要 因 には 喫 煙 ( 受 動 喫 煙 を 含 む ) 食 生 活 運 動 等 の 生 活 習 慣 肝 炎 ウイ ルスや 子 宮 頸 がんの 発 がんと 関 連 するヒトパピローマウイルス(HPV) 胃 がんと 関 連 するヘリ コバクター ピロリ 等 の 感 染 症 など 様 々なものがあります がんの 予 防 には これらの 生 活 習 慣 の 改 善 や 子 宮 頸 がん(HPV)ワクチン 接 種 の 推 進 肝 炎 ウ イルス 検 査 の 体 制 整 備 HTLV 1( 人 T 細 胞 性 白 血 病 等 の 病 気 の 原 因 となるウイルス)の

19 感 染 予 防 対 策 等 ウイルスの 感 染 予 防 が 重 要 であり バランスのとれた 取 組 が 求 められます また ヘリコバクター ピロリの 除 菌 による 胃 がん 予 防 については 内 外 の 知 見 をもとにすすめていく 必 要 があります 特 に 喫 煙 対 策 を 進 めることが 重 要 であることから 健 康 増 進 法 に 基 づく 受 動 喫 煙 防 止 対 策 が 実 施 され 喫 煙 の 及 ぼす 健 康 影 響 についての 普 及 啓 発 や 禁 煙 支 援 プログラムの 普 及 などの 禁 煙 支 援 が 進 められています がんの 早 期 発 見 がんを 早 期 発 見 するため 胃 がんでは 胃 エックス 線 検 査 肺 がんでは 胸 部 エックス 線 検 査 及 び 喀 痰 検 査 乳 がんではマンモグラフィ 検 査 及 び 視 触 診 大 腸 がんでは 便 潜 血 検 査 子 宮 頸 がんで は 細 胞 診 等 のがん 検 診 が 行 われています これらのがん 検 診 の 受 診 率 を 向 上 させるため 無 料 クーポンなどの 利 便 性 の 向 上 や がん 検 診 の 受 診 促 進 を 啓 発 していくことが 重 要 です がん 検 診 の 受 診 率 ( 対 象 齢 40 歳 ( 子 宮 がんは20 歳 ) 以 上 ) 肺 がん 男 女 胃 がん 男 女 大 腸 がん 男 女 乳 がん 子 宮 がん H22 徳 島 県 全 国 H16 徳 島 県 全 国 ( 資 料 : 国 民 生 活 基 礎 調 査 ) なお 今 後 は 国 の がん 対 策 推 進 基 本 計 画 において 受 診 率 の 算 定 対 象 齢 を40 歳 から69 歳 ( 子 宮 がんは20 歳 から69 歳 )とすることとされているため 本 県 もこの 算 定 対 象 齢 と 同 様 とし ます 2) 今 後 の 取 組 がんの 予 防 診 断 治 療 等 を 総 合 的 に 推 進 する 観 点 から 24 6 月 に 閣 議 決 定 した がん 対 策 推 進 基 本 計 画 ( 以 下 現 基 本 計 画 という ) で として 採 用 されている がんの 齢 調 整 死 亡 率 の 減 少 と がん 検 診 受 診 率 の 向 上 を 目 標 として 設 定 します また 受 診 率 の 向 上 を 図 るため 県 民 に 対 してがん 予 防 を 含 め がん 検 診 の 必 要 性 や 重 要 性 につい ての 普 及 啓 発 を 図 るとともに 未 受 診 者 に 対 する 普 及 啓 発 や 受 診 勧 奨 の 実 施 検 診 を 受 けやすい 環 境 の 整 備 に 努 めるなど 未 受 診 者 対 策 を 推 進 します 特 に 検 診 により 要 精 密 検 査 受 診 とされた 者 に 対 しては 重 点 的 に 受 診 勧 奨 を 行 い がんの 早 期 発 見 に 努 めます さらに 有 効 性 が 確 認 されたがん 検 診 を 実 施 するため 生 活 習 慣 病 検 診 等 管 理 指 導 協 議 会 の 一 層 の 活 用 を 図 る 等 科 学 的 根 拠 に 基 づくがん 検 診 の 手 法 の 評 価 精 度 管 理 等 について 今 後 とも 十 分 検 討 し ます

20 3) 目 標 目 標 項 目 現 状 ( 直 近 値 ) ( 29 ) データソース がんの 齢 調 整 死 亡 率 (75 歳 未 満 )の 減 少 ( 人 口 10 万 対 ) 88.3 (H17) ( 参 考 :H ) 20% 減 少 (H27) 人 口 動 態 統 計 がん 検 診 の 受 診 率 の 向 上 (40 69 歳 ) ( 子 宮 がんは20 69 歳 ) 胃 がん 24.4% 肺 がん 19.6% 大 腸 がん 18.7% 乳 がん 21.0% ( 36.4%) 子 宮 がん 21.9% ( 36.4%) (H22) 胃 がん 40% 肺 がん 40% 大 腸 がん 40% 乳 がん 50% 子 宮 がん 50% (H28) 国 民 生 活 基 礎 調 査 2 以 内 に 受 診 して いる 者 の 受 診 率 ⑵ 循 環 器 疾 患 : 脳 血 管 疾 患 虚 血 性 心 疾 患 1) 現 状 と 課 題 1 これまでの 取 組 心 疾 患 脳 血 管 疾 患 は 死 因 順 位 の 第 2 位 第 4 位 であり がんと 並 んで 県 民 の 主 要 な 死 亡 の 原 因 となっており 心 疾 患 では ベースライン 値 から 壮 期 (30 歳 64 歳 ) 死 亡 を25% 減 少 脳 卒 中 では ベースライン 値 から 死 亡 を25% 減 少 させることを 目 指 し 健 診 保 健 指 導 の 充 実 禁 煙 対 策 生 活 習 慣 の 改 善 をより 重 視 した 取 組 を 進 めてきました 2 現 状 分 析 と 課 題 心 疾 患 脳 卒 中 の 死 亡 の 状 況 心 疾 患 脳 卒 中 とも 目 標 であったベースライン 値 から 死 亡 を25% 減 少 には 至 りませんでした が 両 疾 患 とも 死 亡 数 の 減 少 が 見 られ おおむね 改 善 の 方 向 にあることが 認 められました ただし 経 的 変 動 も 大 きく 長 期 的 な 減 少 傾 向 を 維 持 するためには さらに 生 活 習 慣 の 改 善 健 診 受 診 率 や 保 健 指 導 実 施 率 の 向 上 などが 必 要 です ( 重 点 目 標 の 結 果 再 掲 ) 区 分 ベースライン 直 近 値 (H10 人 口 動 態 ) (H22 人 口 動 態 ) 増 減 率 心 疾 患 壮 期 死 亡 壮 期 死 亡 率 159 人 人 % 23.8% 脳 卒 中 死 亡 死 亡 率 1,119 人 人 % 14.1%

21 危 険 因 子 ( 高 血 圧 脂 質 異 常 症 喫 煙 糖 尿 病 )の 状 況 高 血 圧 有 病 者 の 推 定 数 は 男 女 とも 減 少 しています 区 分 男 性 (40 74 歳 ) 女 性 (40 74 歳 ) 県 ( ) H9 H15 H 万 人 11.4 万 人 10.0 万 人 11.5 万 人 8.9 万 人 8.2 万 人 脂 質 異 常 症 有 病 者 の 推 定 数 は 男 女 とも 増 加 しています なお 脂 肪 エネルギー 比 率 も 増 加 傾 向 にあり 適 切 な 食 事 行 動 などの 取 組 を 一 層 推 進 してい く 必 要 があります 区 分 男 性 (40 74 歳 ) 女 性 (40 74 歳 ) 県 ( ) H9 H15 H 万 人 4.6 万 人 8.9 万 人 0.4 万 人 3.2 万 人 7.5 万 人 喫 煙 糖 尿 病 については 各 項 目 参 照 2) 今 後 の 取 組 循 環 器 疾 患 の 予 防 において 重 要 なのは 危 険 因 子 ( 高 血 圧 脂 質 異 常 症 喫 煙 糖 尿 病 )の 管 理 であ り 危 険 因 子 の 管 理 のためには 関 連 する 生 活 習 慣 の 改 善 が 最 も 重 要 です 循 環 器 疾 患 の 危 険 因 子 と 関 連 する 生 活 習 慣 としては 栄 養 運 動 喫 煙 飲 酒 があり それぞれ 危 険 を 低 減 する 対 策 を 行 います また 特 定 健 診 特 定 保 健 指 導 の 実 施 率 の 向 上 を 目 指 します 個 々の 生 活 習 慣 と 危 険 因 子 の 関 連 危 険 因 子 と 循 環 器 疾 患 との 関 連 についての 県 民 の 理 解 を 深 め どれほどの 値 であれば 治 療 を 開 始 する 必 要 があるかについての 認 識 を 高 めることが 必 要 であり 重 症 化 予 防 の 観 点 からは 高 血 圧 及 び 脂 質 異 常 症 の 治 療 率 を 上 昇 させることが 必 要 と 考 えられます この ため マスメディア 等 を 活 用 して 県 民 全 体 への 啓 発 を 行 うとともに 県 市 町 村 保 険 者 学 術 団 体 等 が 用 いることのできる 市 民 啓 発 ツールの 洗 練 と 体 系 化 を 行 い 健 診 受 診 率 及 び 循 環 器 疾 患 に 関 連 し た 生 活 習 慣 病 の 治 療 率 の 向 上 を 図 ります

22 3) 目 標 目 標 項 目 現 状 ( 直 近 値 ) (H29) (H34) データ ソース 脳 血 管 疾 患 の 齢 調 整 死 亡 率 の 減 少 ( 人 口 10 万 対 ) 男 性 45.7 女 性 24.1 (H22) 15% 減 少 人 口 動 態 統 計 虚 血 性 心 疾 患 の 齢 調 整 死 亡 率 の 減 少 ( 人 口 10 万 対 ) 男 性 28.2 女 性 10.8 (H22) 15% 減 少 人 口 動 態 統 計 高 血 圧 の 改 善 ( 収 縮 期 血 圧 の 均 値 の 低 下 ) (40 89 歳 ) 男 性 140mmHg 女 性 136mmHg (H22) 男 性 134mmHg 女 性 129mmHg 総 コレステロール 240mg/dl 以 上 の 人 の 割 合 (40 79 歳 ) 男 性 12.4% 女 性 16.2% (H22) 男 性 11% 女 性 14% 男 性 9% 女 性 12% LDL コレステロール 160mg/dl 以 上 の 人 の 割 合 (40 79 歳 ) 男 性 8.3% 女 性 9.9% (H22) 男 性 7% 女 性 8% 男 性 6.2% 女 性 7.4% メタボリックシンドローム の 該 当 者 及 び 予 備 群 の 減 少 約 13.4 万 人 (H22) 13% 減 少 (11.7 万 人 ) 25% 減 少 (10.1 万 人 ) 特 定 健 康 診 査 特 定 保 健 指 導 の 実 施 率 の 向 上 特 定 健 康 診 査 実 施 率 39.2% 特 定 保 健 指 導 実 施 率 18.2% (H22 度 ) 特 定 健 康 診 査 実 施 率 70% 特 定 保 健 指 導 実 施 率 45% (H27 度 ) 特 定 健 康 診 査 特 定 保 健 指 導 実 施 状 況

23 ⑶ 糖 尿 病 1) 現 状 と 課 題 1 これまでの 取 組 糖 尿 病 は 死 亡 率 が 全 国 均 を 上 回 る 状 況 が 続 いており 糖 尿 病 死 亡 率 全 国 最 下 位 からの 脱 出 を 目 指 し 食 生 活 や 運 動 習 慣 等 の 生 活 習 慣 の 改 善 による 肥 満 の 減 少 定 期 的 な 健 診 受 診 や 異 常 所 見 指 摘 後 の 保 健 指 導 医 療 機 関 の 受 診 促 進 糖 尿 病 予 備 群 有 病 者 の 治 療 継 続 等 などの 取 組 を 関 係 機 関 と 連 携 して 進 めてきました その 効 果 は 少 しずつ 現 れてきており 糖 尿 病 死 亡 率 が 全 国 的 には 増 加 している 中 徳 島 県 では 減 少 傾 向 が 認 められています 22 糖 尿 病 死 亡 率 ( 人 口 10 万 人 対 ) 徳 島 県 全 国 2 位 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 糖 尿 病 緊 急 事 態 宣 言 月 に12 連 続 で 糖 尿 病 死 亡 率 全 国 ワースト1 位 が 確 定 したことを 受 け 全 国 糖 尿 病 週 間 中 である11 月 8 日 に 徳 島 県 医 師 会 と 共 同 で 糖 尿 病 緊 急 事 態 宣 言 を 行 いました みんなでつくろう! 健 康 とくしま 県 民 会 議 18 1 月 23 日 に 県 民 の 一 人 ひとりが 健 康 づくりの 主 役 となる 環 境 を 整 備 するため 県 内 各 層 の 約 50の 関 係 団 体 からなる 県 民 会 議 を 設 立 し 県 民 総 ぐるみによる 健 康 とくしま 運 動 を 全 県 的 に 展 開 しています 健 康 づくりサポートツール 個 人 の 健 康 づくりを 効 果 的 に 支 援 するため 郷 土 芸 能 である 阿 波 踊 りをベースに 短 時 間 で 全 身 を 動 かせ 肩 や 腰 をほぐし よい 姿 勢 と 強 い 足 腰 を 保 つ 効 果 のある 阿 波 踊 り 体 操 郷 土 料 理 をアレンジし 脂 肪 控 えめ 食 物 繊 維 豊 富 な ヘルシー 阿 波 レシピ といった 健 康 づくりの 取 組 のためサポートツールを 開 発 し 普 及 啓 発 に 努 めています 健 康 とくしま 応 援 団 食 生 活 や 運 動 習 慣 の 改 善 たばこ 対 策 などの 健 康 づくりをサポートするための 環 境 整 備 に 取 り 組 む 店 舗 や 事 業 所 などを 健 康 とくしま 応 援 団 として 募 集 登 録 し 地 域 における 健 康 とく しま 運 動 を 推 進 しています 健 康 とくしま 応 援 団 登 録 状 況 H 現 在 登 録 数 食 環 境 内 訳 ( 重 複 有 り) たばこ 歯 の 健 康 運 動 心 の 健 康 1, ,

24 医 療 連 携 の 推 進 地 域 のかかりつけ 医 と 糖 尿 病 専 門 医 療 機 関 において 地 域 連 携 クリティカルパスを 活 用 した 地 域 医 療 連 携 に 取 り 組 み 糖 尿 病 有 病 者 予 備 群 の 医 療 機 関 の 受 診 促 進 治 療 継 続 を 推 進 していま す また 医 師 会 や 歯 科 医 師 会 栄 養 士 会 等 の 関 係 機 関 団 体 の 連 携 の 下 合 併 症 及 び 重 症 化 予 防 に 取 り 組 んでいます 糖 尿 病 対 策 センター 徳 島 大 学 などの 研 究 果 を 活 用 して 健 康 医 療 分 野 の 新 技 術 や 新 産 業 の 創 出 を 目 指 す 知 的 クラスター 創 事 業 の 研 究 体 制 の 充 実 強 化 を 図 る 一 環 として 徳 島 大 学 内 に 研 究 臨 床 治 療 疫 学 調 査 などを 行 う 糖 尿 病 対 策 センター が 設 置 され 糖 尿 病 に 関 する 先 端 的 研 究 や 治 療 一 定 の 地 域 を 対 象 とした 疫 学 調 査 などのデータ 分 析 から 糖 尿 病 死 亡 率 受 療 率 の 高 い 各 種 要 因 の 検 討 等 を 行 っています 徳 島 県 糖 尿 病 克 服 県 民 会 議 19 9 月 に 糖 尿 病 死 亡 率 全 国 ワースト1からの 脱 出 を 目 的 に 県 民 医 療 機 関 各 種 団 体 及 び 行 政 機 関 等 により 構 する 徳 島 県 糖 尿 病 克 服 県 民 会 議 が 設 置 されました 糖 尿 病 対 策 センターの 研 究 果 を 活 用 し 県 を 挙 げて 地 域 医 療 ネットワーク の 構 築 を 目 指 しています また 同 時 に 庁 内 各 部 局 で 構 する 糖 尿 病 克 服 推 進 会 議 糖 尿 病 克 服 企 画 員 室 を 設 置 し 全 庁 的 な 糖 尿 病 克 服 推 進 体 制 を 整 備 しています とくしま 健 康 づくりチャレンジャー 県 民 一 人 ひとりの 健 康 づくりへの 関 心 を 高 めるため 19 度 末 に 策 定 した 健 康 とくし ま 憲 章 の 普 及 啓 発 に 努 めるとともに 23 度 からは とくしま 健 康 づくりチャレンジャー の 登 録 を 推 進 し 個 人 の 健 康 づくりへの 取 組 を 支 援 しています 2 現 状 分 析 と 課 題 糖 尿 病 腎 症 による 間 新 規 透 析 導 入 患 者 の 状 況 近 糖 尿 病 腎 症 による 新 規 透 析 導 入 患 者 数 は 全 国 では 増 加 から 横 ばいに 転 じており 20 以 降 の3 間 は 間 約 16,500 人 で 推 移 しています 徳 島 県 の 17 の 新 規 導 入 透 析 患 者 数 は 304 人 中 糖 尿 病 腎 症 が 原 因 となっているものは143 人 と47.0%を 占 め 全 国 に 比 べ その 割 合 が 高 くなっています 22 には132 人 の44.7%と 減 少 しているものの 全 国 より も 高 くなっています 糖 尿 病 患 者 における 糖 尿 病 腎 症 の 予 防 は 患 者 の 生 命 予 後 や QOL にとって 重 要 であり 早 期 か らの 医 療 連 携 等 による 対 応 が 必 要 です 糖 尿 病 腎 症 による 新 規 透 析 導 入 患 者 数 の 状 況 区 分 徳 島 県 全 17 国 22 人 数 143 人 132 人 14,387 人 16,247 人 割 合 47.0% 44.7% 42.0% 43.6% 新 規 透 析 導 入 患 者 全 数 304 人 295 人 34,248 人 37,229 人 ( 資 料 : 日 本 透 析 医 学 会 )

25 糖 尿 病 有 病 者 予 備 群 の 推 移 糖 尿 病 が 強 く 疑 われる 人 ( 有 病 者 ) 可 能 性 が 否 定 できない 人 ( 予 備 群 )の 割 合 は 男 女 とも 15 調 査 をピークに 減 少 しています 区 分 男 性 (40 歳 以 上 ) 女 性 (40 歳 以 上 ) H9 17.9% 15.8% 県 ( 健 康 ) H % 24.3% H % 22.1% 国 (H15 健 康 ) 24.1% 21.5% 2) 今 後 の 取 組 糖 尿 病 を 最 重 要 の 健 康 課 題 と 位 置 づけ 県 民 一 人 ひとりの 主 体 的 な 健 康 づくりを 支 援 する みんな でつくろう! 健 康 とくしま 県 民 会 議 を 中 心 とした 県 民 総 ぐるみの 健 康 づくり 運 動 を 推 進 すること 等 により いけるよ! 徳 島 行 動 計 画 における 26 度 までに 糖 尿 病 の 粗 死 亡 率 全 国 最 下 位 か らの 脱 出 を 目 指 していきます 具 体 的 な 指 標 については 一 次 予 防 二 次 予 防 三 次 予 防 それぞれに 関 わるものを 設 定 します 一 次 予 防 とは 糖 尿 病 の 発 症 予 防 であり 糖 尿 病 有 病 者 の 増 加 の 抑 制 を 指 標 に 要 因 と 考 えら れる 食 生 活 や 運 動 習 慣 等 の 生 活 習 慣 の 改 善 による 肥 満 の 減 少 定 期 的 な 健 診 受 診 や 異 常 所 見 指 摘 後 の 保 健 指 導 医 療 機 関 の 受 診 促 進 糖 尿 病 予 備 群 の 治 療 継 続 等 の 取 組 を 推 進 します 二 次 予 防 とは 糖 尿 病 の 合 併 症 の 予 防 であり 治 療 継 続 者 の 割 合 の 増 加 と 血 糖 コントロール 不 良 者 の 割 合 の 減 少 を 指 標 とし 糖 尿 病 合 併 症 の 増 加 を 抑 制 するために 医 療 機 関 や 行 政 等 と 連 携 し 未 治 療 者 や 治 療 中 断 者 への 受 診 勧 奨 や 治 療 継 続 等 の 取 組 を 推 進 します 三 次 予 防 とは 合 併 症 による 臓 器 障 害 の 予 防 生 命 予 後 の 改 善 であり 糖 尿 病 の 合 併 症 のうち 個 人 の 生 活 の 質 への 影 響 と 医 療 経 済 への 影 響 とが 大 きい 糖 尿 病 腎 症 による 間 新 規 透 析 導 入 患 者 数 の 減 少 を 指 標 に 糖 尿 病 の 重 症 化 予 防 等 の 取 組 を 推 進 します 1 糖 尿 病 の 発 症 予 防 ( 一 次 予 防 ) 糖 尿 病 の 要 因 として 各 種 の 調 査 結 果 から 推 測 される 食 べ 過 ぎや 運 動 不 足 による 肥 満 の 解 消 を 重 要 なテーマとして バランスのとれた 食 生 活 適 度 な 運 動 習 慣 などの 生 活 習 慣 の 改 善 を 推 進 します 糖 尿 病 の 発 症 予 防 の 観 点 から 特 定 健 康 診 査 により 保 健 指 導 を 必 要 とする 者 を 抽 出 し 早 期 介 入 を 行 い 行 動 変 容 につながる 保 健 指 導 を 推 進 します 要 医 療 者 には 医 療 機 関 の 受 診 治 療 継 続 を 推 進 します 生 活 習 慣 の 多 くが 幼 少 期 に 形 されることから 家 庭 地 域 学 校 等 が 連 携 を 図 りながら 食 育 の 推 進 多 種 多 様 な 運 動 の 経 験 を 通 じた 運 動 習 慣 など 基 本 的 生 活 習 慣 の 習 得 を 推 進 します 約 50の 関 係 団 体 により 構 する みんなでつくろう! 健 康 とくしま 県 民 会 議 において 県 と しての 健 康 づくりの 取 組 の 方 向 性 を 確 認 するとともに 健 康 とくしま 運 動 の 具 体 的 な 推 進 方 策 に 取 り 組 みます 20 度 から 特 定 健 康 診 査 特 定 保 健 指 導 の 実 施 が 医 療 保 険 者 に 義 務 付 けられたことから 職 域 保 健 との 連 携 がますます 重 要 となるため 地 域 職 域 連 携 推 進 協 議 会 を 活 用 し 健 診 受 診 率 や 保 健 指 導 実 施 率 向 上 等 のための 具 体 的 方 策 を 推 進 します 地 域 の 医 療 機 関 だけでなく 専 門 医 療 機 関 や 市 町 村 保 健 所 等 との 地 域 連 携 を 図 り 地 域 ぐるみ で 支 援 する 体 制 を 整 備 します 2 糖 尿 病 の 合 併 症 の 予 防 ( 二 次 予 防 ) 及 び 合 併 症 による 臓 器 障 害 の 予 防 生 命 予 後 の 改 善 ( 三 次 予 防 ) 有 病 者 に 対 しては 県 医 師 会 歯 科 医 師 会 栄 養 士 会 等 関 係 団 体 との 連 携 により 適 切 な 治 療 を 受 けられる 環 境 整 備 を 図 ります

26 重 症 化 合 併 症 を 予 防 するため 地 域 のかかりつけ 医 と 糖 尿 病 専 門 医 療 機 関 において 地 域 連 携 クリティカルパスを 活 用 した 地 域 医 療 連 携 に 取 り 組 み 治 療 継 続 を 推 進 するとともに 治 療 にあ たっては 専 門 医 療 機 関 と 地 域 医 療 機 関 との 連 携 を 図 ります 3 環 境 整 備 医 療 機 関 各 種 団 体 及 び 行 政 機 関 等 により 構 する 徳 島 県 糖 尿 病 克 服 県 民 会 議 において 徳 島 大 学 の 設 置 する 糖 尿 病 対 策 センター における 先 端 的 研 究 や 疫 学 調 査 等 の 研 究 果 を 活 用 し 県 を 挙 げた 地 域 医 療 ネットワークの 構 築 を 目 指 します 効 果 的 な 健 康 づくりを 進 めるために 地 域 や 行 政 関 係 機 関 団 体 等 においても 各 構 員 への 健 康 教 育 や 健 康 づくりのための 環 境 を 整 備 します 関 係 機 関 団 体 等 がそれぞれの 特 徴 に 応 じて 役 割 分 担 を 明 確 にし 相 互 に 緊 密 な 連 携 を 図 りなが ら 健 康 づくりの 取 組 を 推 進 していきます みんなでつくろう! 健 康 とくしま 県 民 会 議 を 推 進 母 体 とし 健 康 づくり 意 識 の 高 揚 個 人 の 生 活 習 慣 の 改 善 個 人 の 健 康 づくりをサポートする 環 境 整 備 等 のポピュレーションアプローチを 継 続 するとともに さらなる 健 康 とくしま 運 動 に 取 り 組 んでいきます 健 康 とくしま 憲 章 の 普 及 啓 発 に 努 め 県 民 一 人 ひとりの 健 康 づくりへの 関 心 をさらに 高 め 主 体 的 に そして 生 活 習 慣 の 改 善 等 の 継 続 した 健 康 づくりへの 取 組 を 推 進 します 個 人 の 健 康 づくりのサポートとして 外 食 メニューへの 栄 養 分 表 示 やヘルシーメニューの 提 供 を 行 う 健 康 づくり 推 奨 店 の 増 加 を 図 るほか 敷 地 内 禁 煙 建 物 内 禁 煙 に 取 り 組 む 事 業 所 等 を 増 やしていきます 3) 目 標 目 標 項 目 現 状 (H22) (H29) (H34) データソース 合 併 症 ( 糖 尿 病 腎 症 による 間 新 規 透 析 導 入 患 者 数 ) の 減 少 132 人 126 人 120 人 日 本 透 析 医 学 会 わが 国 の 慢 性 透 析 療 法 の 現 状 治 療 継 続 者 の 割 合 の 増 加 51.6% 63% 75% 血 糖 コントロール 指 標 にお けるコンロール 不 良 者 の 割 合 の 減 少 1.00% 減 少 特 定 健 診 糖 尿 病 有 病 者 の 増 加 の 抑 制 (40 歳 以 上 ) 5.3 万 人 増 加 の 抑 制 メタボリックシンドローム の 該 当 者 及 び 予 備 群 の 減 少 ( 再 掲 ) 13.4 万 人 13% 減 少 25% 減 少 特 定 健 康 診 査 特 定 保 健 指 特 定 健 康 診 査 導 の 実 施 率 の 向 上 実 施 率 ( 再 掲 ) 39.2% 特 定 保 健 指 導 実 施 率 18.2% (H22 度 ) 特 定 健 康 診 査 実 施 率 70% 特 定 保 健 指 導 実 施 率 45% (H27 度 ) 特 定 健 康 診 査 特 定 保 健 指 導 の 実 施 状 況

27 全 国 最 下 位 か らの 脱 出 糖 尿 病 死 亡 率

28 ⑷ COPD( 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 ) 1) 現 状 と 課 題 COPD は 主 として 長 期 の 喫 煙 によってもたらされる 肺 の 炎 症 性 疾 患 で 咳 痰 息 切 れを 主 訴 と して 緩 徐 に 呼 吸 障 害 が 進 行 します 重 症 化 すると 肺 機 能 が 低 下 し 慢 性 呼 吸 不 全 になり 酸 素 療 法 の 導 入 も 必 要 になってきます かつて 肺 気 腫 慢 性 気 管 支 炎 と 称 されていた 疾 患 が 含 まれています 全 国 の COPD による 死 亡 数 は 々 増 加 傾 向 にあり 23 には16,639 人 となり 死 亡 順 位 9 位 となっています 本 県 では ここ10 の COPD の 死 亡 数 をみると により 変 動 があるものの 増 加 傾 向 にあり 23 では 148 人 となっています また 死 亡 率 をみてみると 全 国 に 比 べて 高 く 推 移 して おり 23 は 全 国 順 位 3 位 となっています COPD の 主 要 原 因 は 長 期 にわたる 喫 煙 習 慣 であり 全 国 のたばこ 消 費 量 は 近 減 少 傾 向 にあるもの の 過 去 のたばこ 消 費 による 長 期 的 な 影 響 と 急 速 な 高 齢 化 によって 今 後 有 病 率 死 亡 率 の 増 加 が 続 くと 予 測 されています COPD の 認 知 度 に 関 して これまで 全 国 調 査 は 実 施 されていませんが 現 時 点 で 得 られるデータと して GOLD(The Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease) 日 本 委 員 会 によって 各 齢 層 を 含 む1 万 人 を 対 象 に 行 われたインターネット 調 査 を 参 考 にすると 月 の 調 査 では COPD についてどんな 病 気 かよく 知 っている の 割 合 は7.1% 名 前 は 聞 いたことがある 18.1% とわずか25%の 認 知 率 であり 75% は 知 らない と 答 えており 本 県 でも 同 様 であると 考 えられます COPD は 禁 煙 による 予 防 と 薬 物 等 による 治 療 が 可 能 な 疾 患 であり 早 期 発 見 による 早 期 治 療 が 求 められています しかし 高 血 圧 や 糖 尿 病 などの 疾 患 とは 異 なり 新 しい 疾 病 名 であるこ とから 県 民 に 十 分 認 知 されていないことが 課 題 となっています COPD による 死 亡 数 ( 率 )の 推 移 COPD の 死 亡 率 は 高 い 水 準 で 推 移 しています 23 人 口 動 態 統 計 でも 全 国 ワースト3 位 となっています < 死 亡 率 ( 人 口 10 万 対 )の 推 移 > H20 H21 H22 H23 徳 島 県 ( 全 国 順 位 ) 19.7(4 位 ) 17.8(5 位 ) 20.6(1 位 ) 19.1(3 位 ) 全 国 COPD の 認 知 状 況 (H23) COPD について どんな 病 気 か 知 っている COPD について 名 前 は 聞 いたことがある 7.1% 18.1% GOLD 日 本 委 員 会 調 査 各 齢 層 を 含 む1 万 人 を 対 象 に 行 われたインターネット 調 査 喫 煙 者 の 動 向 区 分 H15 県 H22 H15 国 H20 男 性 39.8% 29.1% 46.8% 36.8% 女 性 8.0% 5.2% 36.8% 9.1%

29 2) 今 後 の 取 組 12 の 全 国 における40 歳 以 上 の COPD 有 病 率 は8.6% 患 者 数 530 万 人 と 推 定 されています が 23 患 者 調 査 によると 医 療 機 関 に 入 院 又 は 通 院 している COPD 患 者 数 ( 治 療 患 者 数 )は 約 222,000 人 に 過 ぎません このことから 大 多 数 の 患 者 の 方 が 未 診 断 未 治 療 の 状 況 におかれてい ると 思 われます その 最 大 の 要 因 としては COPD という 疾 患 が 健 康 増 進 に 極 めて 重 要 な 疾 患 である にもかかわらず 十 分 認 知 されていないことにあります 今 後 早 期 発 見 早 期 治 療 につなげていくために COPD という 言 葉 を 広 く 普 及 啓 発 を 進 めていき ます また 検 診 等 に 際 し 早 期 に 発 見 できるような 体 制 を 検 討 します さらに COPD については 主 な 原 因 が 喫 煙 であり 禁 煙 により 予 防 が 可 能 であるため 生 活 習 慣 病 としての 性 格 が 少 なからずあることから 他 の 慢 性 疾 患 と 同 様 に 生 活 習 慣 の 改 善 としての 禁 煙 が 何 よりも 重 要 であり COPD の 予 防 のため たばこ 対 策 を 推 進 します 3) 目 標 目 標 項 目 現 状 (H22) (H29) (H34) データソース COPDの 認 知 度 の 向 上 40% 80% 人 の 喫 煙 率 の 減 少 ( 喫 煙 をやめたい 人 がやめる) 男 性 29.1% 女 性 5.2% 男 性 18% 女 性 3% ⑸ その 他 徳 島 県 においては 主 要 な 生 活 習 慣 病 の4 疾 病 に 加 え 全 国 に 比 べて 死 亡 率 の 高 い 肝 疾 患 腎 不 全 に ついても 健 康 徳 島 21(2 次 )に 盛 り 込 み 対 策 を 進 めていきます 1) 肝 疾 患 肝 疾 患 の 死 亡 率 の 状 況 肝 疾 患 の 死 亡 率 は 全 国 と 比 べて 高 い 水 準 で 推 移 しており 23 人 口 動 態 統 計 でも 全 国 ワー スト1 位 となっています < 死 亡 率 ( 人 口 10 万 対 )の 推 移 > H20 H21 H22 H23 徳 島 県 ( 全 国 順 位 ) 17.1(4 位 ) 16.2(5 位 ) 20.1(1 位 ) 18.8(1 位 ) 全 国 肝 疾 患 死 亡 の 要 因 と 対 策 肝 疾 患 の 分 類 には 肝 がん ウイルス 性 肝 炎 などは 別 に 分 類 されており 含 まれておらず 主 な 原 因 は アルコール 性 肝 疾 患 や その 他 及 び 詳 細 不 明 の 肝 硬 変 と 考 えられます なお 肥 満 人 口 が 増 加 し メタボリックシンドロームの 肝 病 変 である 非 アルコール 性 の 脂 肪 肝 が 最 も 高 頻 度 な 肝 疾 患 になったとされ 肝 生 検 により 診 断 される 非 アルコール 性 脂 肪 肝 炎 も 増 加 しているといわれています 非 アルコール 性 脂 肪 肝 炎 は 肥 満 や 糖 尿 病 が 重 要 な 発 症 危 険 因 子 とされ 進 行 すると 肝 硬 変 に も 至 ります 適 度 な 飲 酒 食 事 療 法 や 運 動 療 法 など 糖 尿 病 など 含 めた 生 活 習 慣 病 対 策 全 般 にわたる 対 策 を 行 うことで 肝 疾 患 の 死 亡 率 の 減 少 を 図 ります

30 2) 腎 不 全 腎 疾 患 の 死 亡 率 の 状 況 腎 疾 患 の 死 亡 率 は 全 国 と 比 べ 高 い 水 準 で 推 移 しており 23 人 口 動 態 統 計 でも 全 国 ワー スト8 位 となっています < 死 亡 率 ( 人 口 10 万 対 )の 推 移 > H20 H21 H22 H23 徳 島 県 ( 全 国 順 位 ) 23.2(15 位 ) 22.8(16 位 ) 30.6(1 位 ) 28.0(8 位 ) 全 国 腎 疾 患 死 亡 の 要 因 と 対 策 腎 疾 患 の 分 類 には 急 性 腎 不 全 慢 性 腎 不 全 があります 慢 性 腎 不 全 で 人 工 透 析 をしている 患 者 のうち 糖 尿 病 性 腎 症 によるものが 多 く 近 増 加 傾 向 にあり その 死 亡 の 場 合 は 糖 尿 病 による 死 亡 となり この 腎 不 全 からは 除 かれています なお 国 民 の8 人 に1 人 がかかると 言 われている 慢 性 腎 臓 病 (CKD:chronic kidney disease) を 放 置 しておくと 慢 性 腎 不 全 となり 死 に 至 ることもあります CKD は 早 期 診 断 早 期 治 療 により 重 症 化 を 防 ぐことができるため 早 期 受 診 のための 啓 発 活 動 や 尿 蛋 白 検 査 などの 検 診 結 果 からの 早 期 発 見 早 期 治 療 に 向 けて 関 係 機 関 の 連 携 を 図 ってい ます また CKD の 発 症 には 生 活 習 慣 病 が 大 きな 要 因 ともされており 生 活 習 慣 病 対 策 の 推 進 により CKD の 予 防 に 努 めます

31 3 社 会 生 活 を 営 むために 必 要 な 機 能 の 維 持 向 上 ⑴ こころの 健 康 1) 現 状 と 課 題 1 これまでの 取 組 こころの 健 康 が 身 体 の 健 康 に 影 響 を 与 え 生 活 の 質 にも 大 きな 影 響 を 与 えることは 知 られてい ます 健 康 徳 島 21(1 次 )では 自 分 にあったストレス 解 消 を 身 につける うつ 病 を 疑 うサインに 早 く 気 づき うつ 病 が 疑 われるときには 保 健 師 や 医 師 などの 専 門 家 に 相 談 ( 受 診 )するという 取 組 方 針 を 掲 げ 取 り 組 んできました 2 現 状 分 析 と 課 題 ストレスを 感 じている 人 ストレスが 大 いにある 多 少 ある と 答 えた 人 の 割 合 は 22 では 15 より 男 女 とも 増 加 しています 男 女 とも60% 前 後 の 方 がストレスを 感 じています ストレスを 感 じる 人 が 増 える 中 こころの 健 康 について 知 り 自 らストレスを 自 覚 し 正 しい ストレス 対 処 法 を 取 れる 人 が 増 えることが 大 切 です また ストレスを 自 覚 した 人 が 一 人 で 抱 え 込 まず 気 軽 に 相 談 できることも 必 要 です また 自 分 のことだけではなく 周 りの 人 の 状 態 に 気 づき 手 をさしのべることができること も 大 切 です 区 分 男 性 (20 歳 以 上 ) 女 性 (20 歳 以 上 ) 県 (H15 健 康 ) 52.4% 64.9% 県 (H22 健 康 ) 59.3% 65.7% 2) 今 後 の 取 組 1 ストレス 対 策 の 推 進 ストレス 対 処 法 など こころの 健 康 づくりに 関 する 知 識 の 普 及 を 図 り 個 人 が 適 切 なストレス 対 処 法 をとることができることを 目 指 します また 身 近 な 相 談 機 関 等 に 相 談 しやすい 環 境 づくり 相 談 内 容 により 専 門 相 談 機 関 との 連 携 等 地 域 の 状 況 に 応 じた 効 果 的 な 相 談 が 行 える 体 制 の 構 築 に 努 めます また 相 談 対 応 者 の 研 修 等 を 行 い 相 談 対 応 のスキルアップに 努 めます 2 こころの 病 気 への 理 解 こころの 病 気 は 誰 もがなる 可 能 性 があります うつ 病 やアルコール 依 存 症 統 合 失 調 症 など 自 殺 と 関 連 が 強 いとされる 疾 患 について 研 修 会 等 での 普 及 啓 発 を 通 じ 正 しい 対 応 方 法 を 知 り 地 域 の 理 解 を 深 め こころの 病 気 への 偏 見 の 是 正 に 努 めます 3 保 健 医 療 福 祉 教 育 関 係 者 と 精 神 科 医 等 専 門 家 との 連 携 強 化 地 域 の 相 談 機 関 と 精 神 科 医 療 機 関 が 連 携 強 化 する 中 で より 効 率 的 な 相 談 体 制 が 構 築 されること を 目 指 します 3) 目 標 目 標 項 目 現 状 ( 直 近 値 ) (H29) (H34) データソース 自 殺 者 の 減 少 ( 人 口 10 万 対 ) 21.2 (H24) 自 殺 総 合 対 策 大 綱 の 見 直 し の 状 況 を 踏 まえて 設 定 警 察 庁 統 計 一 般 かかりつけ 医 と 精 神 科 医 の 連 携 のための 会 議 (GP 会 議 )の 設 置 3 以 上 健 康 増 進 課 に よる 把 握

32 ⑵ 自 殺 予 防 対 策 1) 現 状 と 課 題 1 これまでの 取 組 本 県 では 54 7 月 に 徳 島 いのちの 電 話 ( 24 4 月 に いのちの 希 望 に 名 称 を 変 更 )が 電 話 相 談 を 開 始 し その 後 社 会 福 祉 法 人 化 し 県 下 に3つの 支 部 を 設 けるとともに 24 7 月 からは 24 時 間 体 制 での 電 話 相 談 を 開 始 し 現 在 95 名 の 相 談 員 により 間 約 15,000 件 の 相 談 を 受 け 付 けています 25 度 からは メールによる 相 談 の 開 始 に 向 けて 相 談 員 の 研 修 を 始 めました 県 では この 団 体 と 連 携 支 援 しながら 県 下 の 自 殺 予 防 相 談 体 制 を 充 実 することにより 保 健 所 ( 間 約 7,000 件 ) 精 神 保 健 福 祉 センター( 自 殺 予 防 センターを 設 置 )( 間 約 3,400 件 )に 順 次 相 談 体 制 を 整 備 してきました 特 に 21 8 月 からは 国 の 基 金 を 活 用 し 自 殺 者 ゼロ 作 戦 を 展 開 し 普 及 啓 発 や 相 談 支 援 体 制 の 充 実 など 市 町 村 医 師 会 NPO 関 係 団 体 などと 連 携 し 総 合 的 な 対 策 に 取 り 組 んで きました また 自 殺 をする 人 のサインに 気 づき つなぎ 傾 聴 見 守 り を 行 う 自 殺 予 防 サポー ター を 23 度 から 26 度 の4 間 で4,000 名 養 することを 目 標 に 掲 げ 23 度 1 間 で3,636 名 を 養 しました 2 現 状 分 析 と 課 題 自 殺 死 亡 率 ( 人 口 10 万 対 ) 総 数 (H24) 自 殺 者 数 165 人 自 殺 率 ( 人 口 10 万 対 ) 21.2 (H24 警 察 庁 統 計 ) 55 には 自 殺 者 数 は188 人 で 人 口 10 万 人 当 たりの 自 殺 者 数 ( 自 殺 率 )( 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 )は 全 国 ワースト6 位 でしたが 22 には168 人 23 には150 人 と2 連 続 して 全 国 最 少 となり 特 に 23 は 人 口 10 万 人 当 たりの 自 殺 者 数 でも 全 国 ベスト2 位 となるなど(いずれも 警 察 庁 統 計 ) 大 きな 果 をあげています しかし 最 近 における 全 国 的 な 傾 向 でありますが 雇 用 情 勢 の 悪 化 などにより 若 者 の 自 殺 が 増 加 しており その 対 応 が 求 められています 22 と 23 を 比 較 すると 全 国 では 自 殺 者 総 数 が 減 少 する 中 19 歳 以 下 及 び20 歳 代 の 自 殺 者 は 微 増 しています また 学 生 生 徒 の 自 殺 者 が 23 には1,029 人 と 初 めて1,000 人 を 上 回 りました 本 県 では 22 と 23 の 比 較 では 合 計 22 人 が15 人 に 減 少 していますが 23 と 24 の 比 較 では 15 人 が23 人 に 増 加 しており 若 者 対 策 が 喫 緊 の 課 題 となっています また 24 に 社 会 問 題 となった いじめ 自 殺 問 題 への 対 応 も 急 務 となっており コンビ ニ 店 舗 との 連 携 による 児 童 生 徒 の 見 守 り 小 中 学 生 に 対 する 啓 発 用 クリアファイルの 配 付 などを 実 施 しています さらに 本 県 の 自 殺 には 地 域 性 があると 指 摘 されています 20 から 23 の 県 全 体 の 自 殺 率 22.3に 比 べ 三 好 保 健 所 管 内 36.7 美 馬 保 健 所 管 内 24.7となっており 県 西 部 の 自 殺 者 が 多 い 傾 向 があります また 県 南 部 の 海 陽 町 ( 旧 海 部 町 )では 自 殺 者 が 少 ないため 大 学 の 研 究 員 によりアンケート 調 査 などが 行 われ 地 域 社 会 の 結 び 付 きが 緩 やか 気 軽 に 助 けを 求 める といった 住 民 気 質 が 自 殺 予 防 の 因 子 でないかと 分 析 されています 岡 檀 山 内 慶 太 : 自 殺 希 少 地 域 における 自 殺 予 防 因 子 の 探 索 徳 島 県 旧 海 部 町 の 住 民 意 識 調 査 から 日 社 精 医 誌 20⑶:213223,2011

33 2) 今 後 の 取 組 内 閣 府 の 自 殺 総 合 対 策 大 綱 が 24 8 月 に 見 直 されたことを 踏 まえ 県 においても 徳 島 県 自 殺 者 ゼロ 作 戦 生 きる 希 望 プロジェクト として 今 後 増 加 傾 向 にある 若 者 の 自 殺 対 策 自 殺 企 図 者 がん 患 者 うつ 病 患 者 などハイリスク 者 対 策 及 び 依 然 約 30パーセントを 占 めている 高 齢 者 の 自 殺 対 策 に 重 点 をおいた 取 組 を 行 っていきます また 自 殺 予 防 サポーターの 養 による 自 殺 予 防 対 策 から 団 体 や 組 織 との 連 携 による いわば 点 から 面 へ 対 策 を 充 実 させる 必 要 があります 1 自 殺 予 防 対 策 の 推 進 自 殺 は 経 済 雇 用 さらには 福 祉 医 療 など 様 々な 要 因 が 複 合 的 に 絡 み 合 う 問 題 です このため 市 町 村 医 師 会 NPO 関 係 団 体 などと 連 携 し 総 合 的 に 対 応 する 必 要 があります 2 地 域 的 課 題 としての 位 置 づけ 自 殺 予 防 対 策 は 地 域 的 特 徴 を 有 する 課 題 であることから 地 域 毎 に 若 者 高 齢 者 就 労 者 など に 重 点 を 置 いた 効 果 的 な 対 策 を 推 進 する 必 要 があります 3 具 体 的 な 取 組 ⑴ 若 者 対 策 大 学 等 との 連 携 による 相 談 体 制 の 充 実 大 学 祭 やイベントを 活 用 した 自 殺 予 防 キャンペーンなどの 普 及 啓 発 の 実 施 ⑵ いじめ 自 殺 対 策 学 校 における 心 の 相 談 体 制 の 充 実 いじめ 問 題 検 討 組 織 の 充 実 強 化 ⑶ ハイリスク 者 対 策 救 急 医 療 機 関 精 神 科 医 療 や 地 域 保 健 の 連 携 による 自 殺 未 遂 者 の 再 度 の 自 殺 企 図 予 防 対 策 精 神 科 医 師 と 一 般 内 科 医 師 の 連 携 によるうつ 病 患 者 対 策 の 充 実 県 立 三 好 病 院 に 設 置 を 検 討 中 の 心 の 相 談 室 ( 仮 称 ) を 中 心 とした 心 のケアの 充 実 ( 県 西 部 ) 多 重 債 務 者 等 を 対 象 とする 相 談 会 の 開 催 自 死 遺 族 への 相 談 窓 口 の 周 知 及 び 相 談 啓 発 ⑷ 高 齢 者 対 策 閉 じこもりや 孤 立 を 防 ぎ 社 会 参 加 を 促 す 事 業 の 実 施 高 齢 者 を 対 象 とする 相 談 窓 口 の 充 実 及 び 周 知 ⑸ 関 係 団 体 との 連 携 強 化 自 殺 予 防 に 関 する 協 定 の 締 結 による 各 種 団 体 の 自 殺 対 策 への 参 画 自 殺 者 数 の 推 移 ( 55 から 24 ) ( 人 ) 人 口 動 態 統 計 ( 厚 生 労 働 省 )による 数 値 警 察 庁 統 計 による 数 値 ( 人 ) , , , , , , , S55 S57 S59 S61 S63 H2 H4 H6 H8 H10 H12 H14 H16 H18 H20 H22 H24 徳 島 県 全 国 ( 左 目 盛 : 徳 島 県 右 目 盛 : 全 国 )

34 自 殺 者 数 自 殺 率 全 国 順 位 推 移 ( 55 から 24 ) ( 位 ) 人 口 動 態 統 計 ( 厚 生 労 働 省 )による 数 値 警 察 庁 統 計 による 数 値 ( 位 ) S55 S57 S59 S61 S63 H2 H4 H6 H8 H10 H12 H14 H16 H18 H20 H22 H24 自 殺 率 順 位 自 殺 者 数 順 位 ( 全 国 順 位 は 少 ない 方 からの 順 位 ) 3) 目 標 目 標 項 目 現 状 ( 直 近 値 ) (H29) (H34) データソース 自 殺 者 の 減 少 ( 人 口 10 万 対 )( 再 掲 ) 21.2 (H24) 自 殺 総 合 対 策 大 綱 の 見 直 しの 状 況 を 踏 まえて 設 定 警 察 庁 統 計 一 般 かかりつけ 医 と 精 神 科 医 の 連 携 のための 会 議 (GP 会 議 )の 設 置 ( 再 掲 ) 3 以 上 健 康 増 進 課 に よる 把 握 ⑶ 子 どもの 健 康 1) 現 状 と 課 題 1 これまでの 取 組 小 児 期 は 意 欲 態 度 基 本 的 生 活 習 慣 など 人 間 として 次 世 代 を 担 う 社 会 の 一 員 としてより 良 く 生 きるための 基 礎 が 培 われる 重 要 な 時 期 です したがって 小 児 期 からの 健 やかな 発 育 を 保 障 し 望 ましい 生 活 習 慣 を 形 することが 人 期 高 齢 期 へと 続 く 生 涯 にわたる 健 康 な 生 活 を 営 む 上 で 重 要 です 県 では 次 代 を 担 う 子 どもの 健 やかな 長 を 目 指 して 国 民 運 動 計 画 である 健 やか 親 子 21 を 受 け 22 3 月 に 徳 島 はぐくみプラン( 後 期 ) を 策 定 し 安 心 して 子 どもを 産 み 子 育 てに 喜 びやゆとりを 感 じることができる 地 域 社 会 を 実 現 するため 親 子 の 健 康 づくりに 取 り 組 んでいます また 子 どもや 家 庭 の 問 題 をはじめ 女 性 の 健 康 や 生 き 甲 斐 のある 生 活 を 支 援 するため 健 康 教 育 事 業 や 相 談 事 業 を 実 施 しています 小 児 期 は 家 庭 や 保 育 環 境 地 域 社 会 など 周 りの 環 境 に 影 響 を 受 けながら 育 ちます 近 の 都 市 化 核 家 族 化 少 子 高 齢 化 情 報 化 など 小 児 を 取 り 巻 く 社 会 環 境 や 生 活 環 境 の 変 化 は 子 どもの 健 や かな 育 ちに 様 々な 影 響 を 与 えています 夜 型 生 活 の 低 齢 化 食 生 活 リズムの 乱 れ 日 常 的 な 身 体 活 動 の 不 足 ストレスの 多 い 生 活 など 小 児 の 健 康 問 題 が 顕 在 化 しており 家 庭 学 校 地 域 社 会 が 一 体 となった 支 援 のあり 方 が 課 題 となっています 2 現 状 分 析 と 課 題 3 歳 児 健 康 診 査 3 歳 児 健 康 診 査 は 母 子 保 健 法 により 全 ての3 歳 児 を 対 象 に 実 施 されています 県 の 受 診 率 は 21 度 が90.7% 22 度 が91.0%となっています 健 康 診 査 は 疾 病 のスクリーニングのほか 現 在 では 疾 病 以 外 の 健 全 な 発 育 を 阻 害 する 虐 待 などの 予 防 や 健 診 を 活 かした 子 育 て 支 援 の 視 点 も 加 わっています 未 受 診 者 の 中 に 虐 待 事 例 が 含

35 まれる 場 合 もあることから 受 診 率 100%を 目 指 し 子 どもと 親 の 健 やかな 育 ちを 推 進 する 必 要 があります 朝 食 の 摂 取 状 況 食 習 慣 は 心 身 を 育 む 上 で 不 可 欠 な 生 活 習 慣 であり 小 児 期 の 食 習 慣 は 人 期 の 食 習 慣 に 影 響 を 与 えます 食 習 慣 の 中 でも 朝 食 の 摂 取 は 1 日 の 健 康 的 で 規 則 正 しい 生 活 リズムの 基 礎 に なることから 特 に 重 要 です 朝 食 を 欠 食 する 人 では 夕 食 時 刻 も 不 規 則 でその 内 容 も 偏 りがちで あり 1 日 全 体 を 通 して 食 生 活 リズムの 乱 れがあることが 分 かっています 文 部 科 学 省 22 度 全 国 体 力 運 動 能 力 運 動 習 慣 等 調 査 によれば 毎 日 朝 食 を 食 べ ている 本 県 の 小 学 校 5 生 の 割 合 は 男 子 88.0% 女 子 88.5%でした 運 動 やスポーツを 習 慣 的 にしている 子 どもの 割 合 社 会 環 境 や 生 活 環 境 の 変 化 による 遊 び 場 や 遊 び 仲 間 の 減 少 携 帯 電 話 やテレビゲーム 等 の 普 及 による 遊 びの 質 の 変 化 などにより 子 どもの 日 常 的 な 運 動 量 が 低 下 しています 運 動 不 足 は 現 在 の 子 どもの 体 力 の 低 下 だけでなく 子 どもが 将 来 高 齢 期 を 迎 えた 際 の 生 活 の 質 を 著 しく 低 下 さ せる 可 能 性 があります また 運 動 不 足 は 肥 満 や 生 活 習 慣 病 のリスクファクターを 増 加 させることが 知 られています 運 動 習 慣 を 有 する 子 どもの 割 合 を 増 やすことで 心 身 の 健 康 の 保 持 増 進 や 体 力 の 向 上 を 図 り 健 康 で 活 力 に 満 ちた 長 寿 社 会 の 実 現 につなげることが 重 要 です 文 部 科 学 省 22 度 全 国 体 力 運 動 能 力 運 動 習 慣 等 調 査 によれば 運 動 やスポーツ を 週 に3 回 以 上 している 本 県 の 小 学 校 5 生 の 割 合 は 男 子 65.7% 女 子 40.1%と 全 国 均 をや や 上 回 っていますが 体 力 運 動 能 力 とも 十 分 とはいえない 状 況 です 肥 満 傾 向 にある 子 どもの 割 合 栄 養 不 足 の 母 親 から 生 まれた 低 出 生 体 重 児 は 体 内 で 低 栄 養 の 状 態 で 育 しているため エネ ルギー 節 約 型 の 体 質 をもっているといわれています そのため 将 来 肥 満 や 生 活 習 慣 病 を 発 症 するリスクが 高 くなります 出 生 数 のうち 低 出 生 体 重 児 の 占 める 割 合 は 2 5.5% % %と 増 加 しています これは 妊 娠 可 能 な 若 い 代 の 女 性 のやせや 栄 養 不 足 の 妊 婦 の 増 加 が 原 因 の 一 つとして 指 摘 されています また 不 適 切 な 食 生 活 や 運 動 不 足 等 から 起 こる 子 どもの 肥 満 は 将 来 の 肥 満 症 や 糖 尿 病 などの 生 活 習 慣 病 につながるおそれがあります 本 県 の 肥 満 傾 向 児 の 割 合 は 23 度 学 校 保 健 統 計 調 査 では ほとんどの 齢 において 全 国 均 より 高 いため 子 どもの 肥 満 の 改 善 に 取 り 組 む 必 要 があります 2) 今 後 の 取 組 1 3 歳 児 健 康 診 査 徳 島 はぐくみプラン( 後 期 ) をもとに 子 どもや 母 親 の 健 康 の 保 持 増 進 を 図 るとともに 児 童 虐 待 等 に 対 応 するため 相 談 体 制 の 整 備 を 図 り 子 どもが 心 身 ともに 健 やかに 育 つための 環 境 づくりを 進 めます 2 朝 食 の 摂 取 状 況 規 則 正 しく 食 べる 食 習 慣 は すべての 子 どもが 身 につけるべきものであるため は 100% に 近 づける とします 目 標 達 に 向 けて 各 学 校 における 食 育 を 推 進 するとともに 望 ましい 食 習 慣 の 形 を 図 るため 食 についてのリーフレットを 家 庭 に 配 付 し 保 護 者 の 意 識 向 上 を 促 す 取 組 や 子 ども 自 身 が 朝 ご 飯 を 毎 日 食 べる おやつを 食 べ 過 ぎない などの 目 標 を 設 定 し 達 を 目 指 す 取 組 を 行 います 3 運 動 やスポーツを 習 慣 的 にしている 子 どもの 割 合 24 3 月 に 中 央 教 育 審 議 会 において 答 申 された スポーツ 基 本 計 画 の 策 定 について にお

36 いても 全 ての 人 が 幸 福 で 豊 かな 生 活 を 営 むことができる 社 会 を 目 指 し 子 どものスポーツの 機 会 の 充 実 やライフステージに 応 じたスポーツ 活 動 の 推 進 等 が 盛 り 込 まれています さらに 多 くの 子 どもが 日 常 的 に 運 動 を 行 う 習 慣 を 身 につけられるよう 学 校 体 育 の 充 実 運 動 習 慣 の 確 立 望 ましい 生 活 習 慣 の 形 を 柱 とする 体 力 向 上 アクションプラン に 基 づき 学 校 家 庭 地 域 との 連 携 を 図 りながら あわっ 子 体 力 向 上 スマイル 事 業 を 推 進 していきます また 子 どもの 体 力 向 上 企 画 員 室 を 設 置 するなど 部 局 間 で 連 携 しながら 随 時 果 の 検 証 分 析 を 行 い 運 動 の 習 慣 化 や 子 どもの 体 力 向 上 に 努 めます 4 肥 満 傾 向 にある 子 どもの 割 合 21 度 から 妊 婦 健 康 診 査 の 公 費 負 担 が5 回 から14 回 と 拡 大 されており 妊 婦 や 子 どもの 健 康 管 理 の 充 実 が 図 られています さらに 妊 娠 期 や 子 育 て 期 には 妊 娠 出 産 届 出 時 の 面 接 こんにちは 赤 ちゃん 事 業 等 乳 幼 児 訪 問 乳 幼 児 健 康 診 査 等 において 妊 産 婦 や 育 児 中 の 親 への 助 言 指 導 を 行 います また 学 校 においては 栄 養 教 諭 や 養 護 教 諭 と 連 携 を 図 りながら 健 康 教 育 を 進 め 運 動 習 慣 や 望 ましい 食 習 慣 の 形 を 図 り 子 どもの 肥 満 の 改 善 に 努 めます さらに 教 育 と 医 療 が 連 携 し 各 学 校 での 毎 の 健 康 診 断 結 果 をもとに 高 度 肥 満 の 子 どもや 糖 尿 病 が 疑 われる 子 どもに 専 門 の 医 療 機 関 の 受 診 を 促 し 病 気 の 早 期 発 見 治 療 や 生 活 指 導 等 を 行 う システムを 推 進 し 丁 寧 な 個 別 指 導 を 行 います 3) 目 標 目 標 項 目 現 状 ( 直 近 値 ) (H29) (H34) データソース 3 歳 児 健 康 診 査 の 受 診 率 の 向 上 91.9% (H22) 100%に 近 づける 地 域 保 健 健 康 増 進 事 業 報 告 朝 食 を 毎 日 食 べる 子 どもの 割 合 の 増 加 ( 小 学 5 生 ) 男 子 88.0% 女 子 88.5% (H22) 100%に 近 づける 全 国 体 力 運 動 能 力 運 動 習 慣 等 調 査 運 動 やスポーツを 習 慣 的 にして いる 子 どもの 割 合 の 増 加 ( 週 3 回 以 上 小 学 5 生 ) 男 子 65.7% 女 子 40.1% (H22) 増 加 全 国 体 力 運 動 能 力 運 動 習 慣 等 調 査 全 出 生 中 の 低 出 生 体 重 児 割 合 の 減 少 8.9% (H23) 減 少 人 口 動 態 統 計 肥 満 傾 向 にある 子 どもの 割 合 の 減 少 ( 中 等 度 高 度 肥 満 傾 向 児 の 割 合 小 学 5 生 ) 男 子 7.45% 女 子 3.97% (H23) 減 少 学 校 保 健 統 計 調 査 ⑷ 高 齢 者 の 健 康 1) 現 状 と 課 題 1 これまでの 取 組 3 毎 に 徳 島 県 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 支 援 計 画 を 作 し 県 民 が 安 心 して 高 齢 期 を 迎 えることができるよう 介 護 保 険 の 円 滑 な 推 進 と 高 齢 保 健 福 祉 水 準 の 向 上 を 目 指 して 各 種 施 策 に 取 り 組 んでいます このなかで 高 齢 者 の 健 康 に 関 することとしては 介 護 予 防 リーダーや 生 きがいづくり 推 進 員 など の 人 材 育 高 齢 者 総 合 相 談 センター(シルバー110 番 )での 健 康 相 談 糖 尿 病 予 防 健 康 づくり

37 等 の 啓 発 活 動 などを 行 ってきました 2 現 状 分 析 と 課 題 人 口 の 高 齢 化 の 現 状 と 課 題 本 県 では 1920 ( 大 正 9 )には 総 人 口 に 占 める65 歳 以 上 の 高 齢 者 の 割 合 が7.4%でした が 1955 ( 30 ) 以 降 急 速 に 高 齢 化 が 進 み 1997 ( 9 )には20.2%で5 人 に 1 人 2007 ( 19 )には25.5%で4 人 に1 人 が65 歳 以 上 の 高 齢 者 となっており 全 国 均 より5 程 度 早 いスピードで 高 齢 化 が 進 行 しています 2010 ( 22 )の 国 勢 調 査 で は 65 歳 以 上 の 高 齢 者 の 割 合 は27.0%で 全 国 8 位 介 護 の 必 要 性 が 増 すといわれている75 歳 以 上 の 高 齢 者 の 割 合 は14.7%で 全 国 6 位 となっています 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 ( 24 1 月 推 計 )によると 2020 ( 32 )には 65 歳 以 上 の 高 齢 者 の 割 合 は33.3% 75 歳 以 上 の 高 齢 者 の 割 合 は17.3%となり その 後 も 高 まる と 推 計 されています 今 後 たとえ 介 護 が 必 要 な 状 態 となっても 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らし 続 ける ことができる 環 境 づくりや 健 康 づくりの 推 進 が 求 められます 高 齢 者 人 口 の 推 移 と 将 来 推 計 ( 人 口 : 千 ) 1, 実 績 値 ( 高 齢 化 率 :%) 40.0% 推 計 値 35.0% 30.0% 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0 大 正 % ( ) 75 歳 以 上 歳 未 満 歳 15 歳 未 満 高 齢 化 率 要 介 護 及 び 要 支 援 者 数 の 現 状 と 課 題 要 介 護 ( 要 支 援 ) 認 定 者 ( 以 下 認 定 者 という ) 数 は 22 度 末 現 在 で44,798 人 と なっており うち 第 1 号 被 保 険 者 (65 歳 以 上 の 保 険 者 )は43,730 人 で 第 1 号 被 保 険 者 全 体 に 対 する 認 定 者 数 の 割 合 は21.1%で 全 国 第 2 位 となっています 前 度 末 現 在 に 比 べ 認 定 を 受 けた 第 1 号 被 保 険 者 612 人 (1.4%) 増 となっています また 認 定 を 受 けた 前 期 高 齢 者 (65 歳 74 歳 )は4,794 人 後 期 高 齢 者 (75 歳 以 上 )は38,936 人 で 第 1 号 被 保 険 者 の 認 定 者 に 占 める 割 合 は それぞれ11.0% 89.0%( 全 国 均 13.1% 86.9%) となっています 認 定 者 を 要 介 護 ( 要 支 援 ) 状 態 区 分 別 にみると 要 支 援 1:6,610 人 要 支 援 2:7,329 人 要 介 護 1:6,711 人 要 介 護 2:7,982 人 要 介 護 3:5,973 人 要 介 護 4:5,357 人 要 介 護 5:4,836 人 となっており 軽 度 ( 要 支 援 1 要 介 護 2)の 認 定 者 が 約 63.9%( 全 国 均 61.9%) を 占 めています 軽 度 の 認 定 者 の 増 加 を 防 ぐためにも 介 護 予 防 事 業 の 充 実 が 必 要 です

38 設 定 者 数 の 推 移 ( 度 末 ) ( 単 位 : 人 ) ,000 (100) 30,000 26,141 3,217 (112) 29,408 3,320 3,543 (131) 34,198 3,615 3,807 3,612 (146) 38,230 3,714 4,195 3,875 5,012 (155) 42,264 42,448 42,351 42,984 (162) (152) (162) (164) 40,598 3,721 3,881 4,026 4,083 3,715 4,243 4,564 4,684 4,920 4,186 4,296 4,496 5,416 5,985 6,305 5,185 5,512 6,773 7,348 7,493 (169) (171) 44,798 44,152 4,601 4,836 5,257 5,357 6,197 5,973 7,661 7,982 20,000 10,000 3,384 3,087 4,304 7,795 3,297 4,739 9,430 5,155 11,415 13,498 14,007 14,517 7, ,549 5, ,791 5, ,755 6, ,532 6,711 7, ,354 5,079 6,594 7,936 9,209 9,775 7,159 6,780 6,634 6,577 6,610 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 要 支 援 要 支 援 1 要 支 援 2 経 過 的 要 介 護 要 介 護 1 要 介 護 2 要 介 護 3 要 介 護 4 要 介 護 5 ( )の 数 値 は 12 度 を 100 とした 場 合 の 指 数 である 認 知 症 高 齢 者 の 現 状 と 課 題 認 知 症 高 齢 者 については 厚 生 労 働 省 の 推 計 ( 24 8 月 公 表 )によると 24 の 全 国 における 認 知 症 高 齢 者 日 常 生 活 自 立 度 Ⅱ 以 上 の 高 齢 者 数 は305 万 人 と 推 計 されており 65 歳 以 上 の 高 齢 者 の 約 10 人 に1 人 の 割 合 となっています この 推 計 結 果 を 基 に 本 県 の 認 知 症 高 齢 者 数 を 推 計 すると 2 万 人 以 上 となります 認 知 症 高 齢 者 は 今 後 も 増 え 続 けることが 予 想 されており 認 知 症 高 齢 者 が 尊 厳 を 保 ち その 家 族 が 安 心 して 暮 らすため 医 療 や 介 護 福 祉 の 各 サービスを 充 実 するとともに それぞれが 連 携 しながら 地 域 全 体 で 認 知 症 高 齢 者 を 支 えていける 体 制 整 備 を 進 めます 二 次 予 防 事 業 の 現 状 と 課 題 22 度 における 二 次 予 防 事 業 対 象 者 把 握 状 況 は 基 本 チェックリスト 等 により 状 態 把 握 を 行 った 人 数 は50,267 人 ( 高 齢 者 人 口 の24.0%) このうち 二 次 予 防 事 業 新 規 対 象 者 は2,856 人 ( 高 齢 者 人 口 の1.4%)です 22 度 の 二 次 予 防 事 業 参 加 者 のうち 状 態 の 改 善 による 終 了 者 は202 人 (18.2%) 度 末 までの 継 続 者 は537 人 (48.3%) 悪 化 による 終 了 者 は96 人 (8.6%)であり 参 加 者 の 約 6 割 以 上 が 施 策 参 加 により 改 善 維 持 しています 今 後 対 象 者 の 把 握 率 事 業 参 加 率 を 高 め 要 介 護 状 態 に 移 行 しないよう 水 際 での 対 策 を 充 実 していくことが 大 切 です 2) 今 後 の 取 組 1 生 きがいづくり 社 会 参 加 の 推 進 高 齢 者 がいつまでも 他 の 世 代 と 共 に 社 会 の 重 要 な 一 員 として 生 きがいを 持 って 活 躍 できるよ う 自 らの 知 識 を 深 める 活 動 や 社 会 貢 献 活 動 などに 自 由 に 参 加 でき 充 実 した 毎 日 が 過 ごせる 環 境 の 整 備 を 進 めます