Microsoft Word - 04 兵庫県耐震改修促進計画(H28

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1 兵 庫 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 ( 資 料 編 ) ( 平 成 28 年 3 月 改 定 ) 兵 庫 県

2 目 次 1 関 係 法 令 (1) 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 (2) 基 本 方 針 2 地 震 動 予 測 結 果 による 震 度 分 布 図 3 耐 震 化 率 関 係 データ (1) 住 宅 (2) 多 数 利 用 建 築 物 4 これまでの 施 策 5 補 助 事 業 者 ( 県 民 )アンケート 6 主 要 事 業 の 概 要 ( 平 成 27 年 度 時 点 ) (1) ひょうご 住 まいの 耐 震 化 促 進 事 業 (2) 防 災 ベッド 等 設 置 助 成 事 業 (3) 簡 易 耐 震 診 断 推 進 事 業 (4) 大 規 模 多 数 利 用 建 築 物 等 耐 震 化 助 成 事 業 (5) 中 規 模 多 数 利 用 建 築 物 等 耐 震 診 断 助 成 事 業 7 改 定 経 緯 (1) 耐 震 改 修 促 進 計 画 改 定 検 討 会 の 設 置 (2) 検 討 経 緯

3 1 関 係 法 令 (1) 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 七 年 十 月 二 十 七 日 法 律 第 百 二 十 三 号 ) 最 終 改 正 : 平 成 二 六 年 六 月 四 日 法 律 第 五 四 号 第 一 章 総 則 ( 目 的 ) 第 一 条 この 法 律 は 地 震 による 建 築 物 の 倒 壊 等 の 被 害 から 国 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 保 護 するため 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 のための 措 置 を 講 ずることにより 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 を 図 り もって 公 共 の 福 祉 の 確 保 に 資 することを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 耐 震 診 断 とは 地 震 に 対 する 安 全 性 を 評 価 することをいう 2 この 法 律 において 耐 震 改 修 とは 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 を 目 的 として 増 築 改 築 修 繕 模 様 替 若 しくは 一 部 の 除 却 又 は 敷 地 の 整 備 をすることをいう 3 この 法 律 において 所 管 行 政 庁 とは 建 築 主 事 を 置 く 市 町 村 又 は 特 別 区 の 区 域 につい ては 当 該 市 町 村 又 は 特 別 区 の 長 をいい その 他 の 市 町 村 又 は 特 別 区 の 区 域 については 都 道 府 県 知 事 をいう ただし 建 築 基 準 法 ( 昭 和 二 十 五 年 法 律 第 二 百 一 号 ) 第 九 十 七 条 の 二 第 一 項 又 は 第 九 十 七 条 の 三 第 一 項 の 規 定 により 建 築 主 事 を 置 く 市 町 村 又 は 特 別 区 の 区 域 内 の 政 令 で 定 める 建 築 物 については 都 道 府 県 知 事 とする ( 国 地 方 公 共 団 体 及 び 国 民 の 努 力 義 務 ) 第 三 条 国 は 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 に 資 する 技 術 に 関 する 研 究 開 発 を 促 進 するため 当 該 技 術 に 関 する 情 報 の 収 集 及 び 提 供 その 他 必 要 な 措 置 を 講 ずるよう 努 めるも のとする 2 国 及 び 地 方 公 共 団 体 は 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るため 資 金 の 融 通 又 はあっせん 資 料 の 提 供 その 他 の 措 置 を 講 ずるよう 努 めるものとする 3 国 及 び 地 方 公 共 団 体 は 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 国 民 の 理 解 と 協 力 を 得 るため 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 に 関 する 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 に 努 める ものとする 4 国 民 は 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 を 確 保 するとともに その 向 上 を 図 るよう 努 める ものとする 第 二 章 基 本 方 針 及 び 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 等 ( 基 本 方 針 ) 第 四 条 国 土 交 通 大 臣 は 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るための 基 本 的 な 方 針 ( 以 下 基 本 方 針 という )を 定 めなければならない 2 基 本 方 針 においては 次 に 掲 げる 事 項 を 定 めるものとする 一 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 基 本 的 な 事 項 二 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 に 関 する 目 標 の 設 定 に 関 する 事 項 三 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 について 技 術 上 の 指 針 となるべき 事 項 四 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 に 関 する 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 に 関 する 基 本 的 な 事 項 五 次 条 第 一 項 に 規 定 する 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 策 定 に 関 する 基 本 的 な 事 項 その 他 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 重 要 事 項 3 国 土 交 通 大 臣 は 基 本 方 針 を 定 め 又 はこれを 変 更 したときは 遅 滞 なく これを 公 表 しなければならない ( 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 ) 第 五 条 都 道 府 県 は 基 本 方 針 に 基 づき 当 該 都 道 府 県 の 区 域 内 の 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るための 計 画 ( 以 下 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 という )を 定 める ものとする 2 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 においては 次 に 掲 げる 事 項 を 定 めるものとする 一 当 該 都 道 府 県 の 区 域 内 の 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 に 関 する 目 標 二 当 該 都 道 府 県 の 区 域 内 の 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るための 施 策 に 関 する 事 項 - 1 -

4 三 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 に 関 する 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 に 関 する 事 項 四 建 築 基 準 法 第 十 条 第 一 項 から 第 三 項 までの 規 定 による 勧 告 又 は 命 令 その 他 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 を 確 保 し 又 はその 向 上 を 図 るための 措 置 の 実 施 についての 所 管 行 政 庁 との 連 携 に 関 する 事 項 五 その 他 当 該 都 道 府 県 の 区 域 内 の 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 し 必 要 な 事 項 3 都 道 府 県 は 次 の 各 号 に 掲 げる 場 合 には 前 項 第 二 号 に 掲 げる 事 項 に 当 該 各 号 に 定 め る 事 項 を 記 載 することができる 一 病 院 官 公 署 その 他 大 規 模 な 地 震 が 発 生 した 場 合 においてその 利 用 を 確 保 することが 公 益 上 必 要 な 建 築 物 で 政 令 で 定 めるものであって 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 ( 地 震 に 対 す る 安 全 性 に 係 る 建 築 基 準 法 又 はこれに 基 づく 命 令 若 しくは 条 例 の 規 定 ( 以 下 耐 震 関 係 規 定 という )に 適 合 しない 建 築 物 で 同 法 第 三 条 第 二 項 の 規 定 の 適 用 を 受 けているも のをいう 以 下 同 じ )であるもの(その 地 震 に 対 する 安 全 性 が 明 らかでないものとし て 政 令 で 定 める 建 築 物 ( 以 下 耐 震 不 明 建 築 物 という )に 限 る )について 耐 震 診 断 を 行 わせ 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 ることが 必 要 と 認 められる 場 合 当 該 建 築 物 に 関 する 事 項 及 び 当 該 建 築 物 に 係 る 耐 震 診 断 の 結 果 の 報 告 の 期 限 に 関 する 事 項 二 建 築 物 が 地 震 によって 倒 壊 した 場 合 においてその 敷 地 に 接 する 道 路 ( 相 当 数 の 建 築 物 が 集 合 し 又 は 集 合 することが 確 実 と 見 込 まれる 地 域 を 通 過 する 道 路 その 他 国 土 交 通 省 令 で 定 める 道 路 ( 以 下 建 築 物 集 合 地 域 通 過 道 路 等 という )に 限 る )の 通 行 を 妨 げ 市 町 村 の 区 域 を 越 える 相 当 多 数 の 者 の 円 滑 な 避 難 を 困 難 とすることを 防 止 するため 当 該 道 路 にその 敷 地 が 接 する 通 行 障 害 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 ( 地 震 によって 倒 壊 した 場 合 においてその 敷 地 に 接 する 道 路 の 通 行 を 妨 げ 多 数 の 者 の 円 滑 な 避 難 を 困 難 とするお それがあるものとして 政 令 で 定 める 建 築 物 ( 第 十 四 条 第 三 号 において 通 行 障 害 建 築 物 という )であって 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 であるものをいう 以 下 同 じ )について 耐 震 診 断 を 行 わせ 又 はその 促 進 を 図 り 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 ることが 必 要 と 認 め られる 場 合 当 該 通 行 障 害 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 敷 地 に 接 する 道 路 に 関 する 事 項 及 び 当 該 通 行 障 害 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 ( 耐 震 不 明 建 築 物 であるものに 限 る )に 係 る 耐 震 診 断 の 結 果 の 報 告 の 期 限 に 関 する 事 項 三 建 築 物 が 地 震 によって 倒 壊 した 場 合 においてその 敷 地 に 接 する 道 路 ( 建 築 物 集 合 地 域 通 過 道 路 等 を 除 く )の 通 行 を 妨 げ 市 町 村 の 区 域 を 越 える 相 当 多 数 の 者 の 円 滑 な 避 難 を 困 難 とすることを 防 止 するため 当 該 道 路 にその 敷 地 が 接 する 通 行 障 害 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 ることが 必 要 と 認 められる 場 合 当 該 通 行 障 害 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 敷 地 に 接 する 道 路 に 関 する 事 項 四 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 の 供 給 の 促 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 五 年 法 律 第 五 十 二 号 以 下 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 法 という ) 第 三 条 第 四 号 に 規 定 する 資 格 を 有 する 入 居 者 をその 全 部 又 は 一 部 について 確 保 することができない 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 ( 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 法 第 六 条 に 規 定 する 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 をいう 以 下 同 じ )を 活 用 し 第 十 九 条 に 規 定 する 計 画 認 定 建 築 物 である 住 宅 の 耐 震 改 修 の 実 施 に 伴 い 仮 住 居 を 必 要 とする 者 ( 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 法 第 三 条 第 四 号 に 規 定 する 資 格 を 有 する 者 を 除 く 以 下 特 定 入 居 者 という ) に 対 する 仮 住 居 を 提 供 することが 必 要 と 認 められる 場 合 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 の 特 定 入 居 者 に 対 する 賃 貸 に 関 する 事 項 五 前 項 第 一 号 の 目 標 を 達 成 するため 当 該 都 道 府 県 の 区 域 内 において 独 立 行 政 法 人 都 市 再 生 機 構 ( 以 下 機 構 という ) 又 は 地 方 住 宅 供 給 公 社 ( 以 下 公 社 という )に よる 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 が 必 要 と 認 められる 場 合 機 構 又 は 公 社 によ る 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 に 関 する 事 項 4 都 道 府 県 は 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 前 項 第 一 号 に 定 める 事 項 を 記 載 しようとする ときは 当 該 事 項 について あらかじめ 当 該 建 築 物 の 所 有 者 ( 所 有 者 以 外 に 権 原 に 基 づ きその 建 築 物 を 使 用 する 者 があるときは その 者 及 び 所 有 者 )の 意 見 を 聴 かなければなら ない 5 都 道 府 県 は 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 第 三 項 第 五 号 に 定 める 事 項 を 記 載 しようとす るときは 当 該 事 項 について あらかじめ 機 構 又 は 当 該 公 社 の 同 意 を 得 なければならな い - 2 -

5 6 都 道 府 県 は 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 を 定 めたときは 遅 滞 なく これを 公 表 すると ともに 当 該 都 道 府 県 の 区 域 内 の 市 町 村 にその 写 しを 送 付 しなければならない 7 第 三 項 から 前 項 までの 規 定 は 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 変 更 について 準 用 する ( 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 ) 第 六 条 市 町 村 は 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 基 づき 当 該 市 町 村 の 区 域 内 の 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るための 計 画 ( 以 下 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 という ) を 定 めるよう 努 めるものとする 2 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 においては おおむね 次 に 掲 げる 事 項 を 定 めるものとする 一 当 該 市 町 村 の 区 域 内 の 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 に 関 する 目 標 二 当 該 市 町 村 の 区 域 内 の 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るための 施 策 に 関 する 事 項 三 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 に 関 する 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 に 関 する 事 項 四 建 築 基 準 法 第 十 条 第 一 項 から 第 三 項 までの 規 定 による 勧 告 又 は 命 令 その 他 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 を 確 保 し 又 はその 向 上 を 図 るための 措 置 の 実 施 についての 所 管 行 政 庁 との 連 携 に 関 する 事 項 五 その 他 当 該 市 町 村 の 区 域 内 の 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 し 必 要 な 事 項 3 市 町 村 は 次 の 各 号 に 掲 げる 場 合 には 前 項 第 二 号 に 掲 げる 事 項 に 当 該 各 号 に 定 める 事 項 を 記 載 することができる 一 建 築 物 が 地 震 によって 倒 壊 した 場 合 においてその 敷 地 に 接 する 道 路 ( 建 築 物 集 合 地 域 通 過 道 路 等 に 限 る )の 通 行 を 妨 げ 当 該 市 町 村 の 区 域 における 多 数 の 者 の 円 滑 な 避 難 を 困 難 とすることを 防 止 するため 当 該 道 路 にその 敷 地 が 接 する 通 行 障 害 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 について 耐 震 診 断 を 行 わせ 又 はその 促 進 を 図 り 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 ることが 必 要 と 認 められる 場 合 当 該 通 行 障 害 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 敷 地 に 接 する 道 路 に 関 する 事 項 及 び 当 該 通 行 障 害 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 ( 耐 震 不 明 建 築 物 であるものに 限 る )に 係 る 耐 震 診 断 の 結 果 の 報 告 の 期 限 に 関 する 事 項 二 建 築 物 が 地 震 によって 倒 壊 した 場 合 においてその 敷 地 に 接 する 道 路 ( 建 築 物 集 合 地 域 通 過 道 路 等 を 除 く )の 通 行 を 妨 げ 当 該 市 町 村 の 区 域 における 多 数 の 者 の 円 滑 な 避 難 を 困 難 とすることを 防 止 するため 当 該 道 路 にその 敷 地 が 接 する 通 行 障 害 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 ることが 必 要 と 認 められる 場 合 当 該 通 行 障 害 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 敷 地 に 接 する 道 路 に 関 する 事 項 4 市 町 村 は 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 を 定 めたときは 遅 滞 なく これを 公 表 しなければ ならない 5 前 二 項 の 規 定 は 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 変 更 について 準 用 する 第 三 章 建 築 物 の 所 有 者 が 講 ずべき 措 置 ( 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 所 有 者 の 耐 震 診 断 の 義 務 ) 第 七 条 次 に 掲 げる 建 築 物 ( 以 下 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 という )の 所 有 者 は 当 該 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 について 国 土 交 通 省 令 で 定 めるところにより 耐 震 診 断 を 行 い その 結 果 を 次 の 各 号 に 掲 げる 建 築 物 の 区 分 に 応 じ それぞれ 当 該 各 号 に 定 める 期 限 までに 所 管 行 政 庁 に 報 告 しなければならない 一 第 五 条 第 三 項 第 一 号 の 規 定 により 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 記 載 された 建 築 物 同 号 の 規 定 により 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 記 載 された 期 限 二 その 敷 地 が 第 五 条 第 三 項 第 二 号 の 規 定 により 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 記 載 され た 道 路 に 接 する 通 行 障 害 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 ( 耐 震 不 明 建 築 物 であるものに 限 る ) 同 号 の 規 定 により 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 記 載 された 期 限 三 その 敷 地 が 前 条 第 三 項 第 一 号 の 規 定 により 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 記 載 された 道 路 に 接 する 通 行 障 害 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 ( 耐 震 不 明 建 築 物 であるものに 限 り 前 号 に 掲 げる 建 築 物 であるものを 除 く ) 同 項 第 一 号 の 規 定 により 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 記 載 された 期 限 ( 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 に 係 る 報 告 命 令 等 ) 第 八 条 所 管 行 政 庁 は 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 所 有 者 が 前 条 の 規 定 による 報 告 をせ ず 又 は 虚 偽 の 報 告 をしたときは 当 該 所 有 者 に 対 し 相 当 の 期 限 を 定 めて その 報 告 を - 3 -

6 行 い 又 はその 報 告 の 内 容 を 是 正 すべきことを 命 ずることができる 2 所 管 行 政 庁 は 前 項 の 規 定 による 命 令 をしたときは 国 土 交 通 省 令 で 定 めるところによ り その 旨 を 公 表 しなければならない 3 所 管 行 政 庁 は 第 一 項 の 規 定 により 報 告 を 命 じようとする 場 合 において 過 失 がなくて 当 該 報 告 を 命 ずべき 者 を 確 知 することができず かつ これを 放 置 することが 著 しく 公 益 に 反 すると 認 められるときは その 者 の 負 担 において 耐 震 診 断 を 自 ら 行 い 又 はその 命 じた 者 若 しくは 委 任 した 者 に 行 わせることができる この 場 合 においては 相 当 の 期 限 を 定 めて 当 該 報 告 をすべき 旨 及 びその 期 限 までに 当 該 報 告 をしないときは 所 管 行 政 庁 又 はその 命 じた 者 若 しくは 委 任 した 者 が 耐 震 診 断 を 行 うべき 旨 を あらかじめ 公 告 しなけ ればならない ( 耐 震 診 断 の 結 果 の 公 表 ) 第 九 条 所 管 行 政 庁 は 第 七 条 の 規 定 による 報 告 を 受 けたときは 国 土 交 通 省 令 で 定 めると ころにより 当 該 報 告 の 内 容 を 公 表 しなければならない 前 条 第 三 項 の 規 定 により 耐 震 診 断 を 行 い 又 は 行 わせたときも 同 様 とする ( 通 行 障 害 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 耐 震 診 断 に 要 する 費 用 の 負 担 ) 第 十 条 都 道 府 県 は 第 七 条 第 二 号 に 掲 げる 建 築 物 の 所 有 者 から 申 請 があったときは 国 土 交 通 省 令 で 定 めるところにより 同 条 の 規 定 により 行 われた 耐 震 診 断 の 実 施 に 要 する 費 用 を 負 担 しなければならない 2 市 町 村 は 第 七 条 第 三 号 に 掲 げる 建 築 物 の 所 有 者 から 申 請 があったときは 国 土 交 通 省 令 で 定 めるところにより 同 条 の 規 定 により 行 われた 耐 震 診 断 の 実 施 に 要 する 費 用 を 負 担 しなければならない ( 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 所 有 者 の 耐 震 改 修 の 努 力 ) 第 十 一 条 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 所 有 者 は 耐 震 診 断 の 結 果 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 を 図 る 必 要 があると 認 められるときは 当 該 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 について 耐 震 改 修 を 行 うよう 努 めなければならない ( 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 耐 震 改 修 に 係 る 指 導 及 び 助 言 並 びに 指 示 等 ) 第 十 二 条 所 管 行 政 庁 は 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 適 確 な 実 施 を 確 保 するた め 必 要 があると 認 めるときは 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 所 有 者 に 対 し 基 本 方 針 のう ち 第 四 条 第 二 項 第 三 号 の 技 術 上 の 指 針 となるべき 事 項 ( 以 下 技 術 指 針 事 項 という ) を 勘 案 して 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 耐 震 改 修 について 必 要 な 指 導 及 び 助 言 をするこ とができる 2 所 管 行 政 庁 は 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 について 必 要 な 耐 震 改 修 が 行 われていないと 認 めるときは 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 所 有 者 に 対 し 技 術 指 針 事 項 を 勘 案 して 必 要 な 指 示 をすることができる 3 所 管 行 政 庁 は 前 項 の 規 定 による 指 示 を 受 けた 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 所 有 者 が 正 当 な 理 由 がなく その 指 示 に 従 わなかったときは その 旨 を 公 表 することができる ( 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 に 係 る 報 告 検 査 等 ) 第 十 三 条 所 管 行 政 庁 は 第 八 条 第 一 項 並 びに 前 条 第 二 項 及 び 第 三 項 の 規 定 の 施 行 に 必 要 な 限 度 において 政 令 で 定 めるところにより 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 所 有 者 に 対 し 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 に 係 る 事 項 ( 第 七 条 の 規 定 による 報 告 の 対 象 となる 事 項 を 除 く )に 関 し 報 告 させ 又 はその 職 員 に 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 敷 地 若 しくは 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 工 事 現 場 に 立 ち 入 り 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 敷 地 建 築 設 備 建 築 材 料 書 類 その 他 の 物 件 を 検 査 させることができる ただし 住 居 に 立 ち 入 る 場 合 においては あらかじめ その 居 住 者 の 承 諾 を 得 なければならない 2 前 項 の 規 定 により 立 入 検 査 をする 職 員 は その 身 分 を 示 す 証 明 書 を 携 帯 し 関 係 者 に 提 示 しなければならない 3 第 一 項 の 規 定 による 立 入 検 査 の 権 限 は 犯 罪 捜 査 のために 認 められたものと 解 釈 しては ならない ( 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 所 有 者 の 努 力 ) 第 十 四 条 次 に 掲 げる 建 築 物 であって 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 であるもの( 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 であるものを 除 く 以 下 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 という )の 所 有 者 は - 4 -

7 当 該 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 について 耐 震 診 断 を 行 い その 結 果 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 を 図 る 必 要 があると 認 められるときは 当 該 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 について 耐 震 改 修 を 行 うよう 努 めなければならない 一 学 校 体 育 館 病 院 劇 場 観 覧 場 集 会 場 展 示 場 百 貨 店 事 務 所 老 人 ホーム その 他 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 で 政 令 で 定 めるものであって 政 令 で 定 める 規 模 以 上 の もの 二 火 薬 類 石 油 類 その 他 政 令 で 定 める 危 険 物 であって 政 令 で 定 める 数 量 以 上 のものの 貯 蔵 場 又 は 処 理 場 の 用 途 に 供 する 建 築 物 三 その 敷 地 が 第 五 条 第 三 項 第 二 号 若 しくは 第 三 号 の 規 定 により 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 記 載 された 道 路 又 は 第 六 条 第 三 項 の 規 定 により 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 記 載 さ れた 道 路 に 接 する 通 行 障 害 建 築 物 ( 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 に 係 る 指 導 及 び 助 言 並 びに 指 示 等 ) 第 十 五 条 所 管 行 政 庁 は 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 適 確 な 実 施 を 確 保 するため 必 要 があると 認 めるときは 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 所 有 者 に 対 し 技 術 指 針 事 項 を 勘 案 して 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 について 必 要 な 指 導 及 び 助 言 をすることができる 2 所 管 行 政 庁 は 次 に 掲 げる 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 ( 第 一 号 から 第 三 号 までに 掲 げる 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 にあっては 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 を 図 ることが 特 に 必 要 なものとして 政 令 で 定 めるものであって 政 令 で 定 める 規 模 以 上 のものに 限 る )について 必 要 な 耐 震 診 断 又 は 耐 震 改 修 が 行 われていないと 認 めるときは 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 所 有 者 に 対 し 技 術 指 針 事 項 を 勘 案 して 必 要 な 指 示 をすることができる 一 病 院 劇 場 観 覧 場 集 会 場 展 示 場 百 貨 店 その 他 不 特 定 かつ 多 数 の 者 が 利 用 する 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 二 小 学 校 老 人 ホームその 他 地 震 の 際 の 避 難 確 保 上 特 に 配 慮 を 要 する 者 が 主 として 利 用 する 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 三 前 条 第 二 号 に 掲 げる 建 築 物 である 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 四 前 条 第 三 号 に 掲 げる 建 築 物 である 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 3 所 管 行 政 庁 は 前 項 の 規 定 による 指 示 を 受 けた 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 所 有 者 が 正 当 な 理 由 がなく その 指 示 に 従 わなかったときは その 旨 を 公 表 することができる 4 所 管 行 政 庁 は 前 二 項 の 規 定 の 施 行 に 必 要 な 限 度 において 政 令 で 定 めるところにより 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 所 有 者 に 対 し 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 に 係 る 事 項 に 関 し 報 告 させ 又 はその 職 員 に 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 敷 地 若 しくは 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 工 事 現 場 に 立 ち 入 り 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 敷 地 建 築 設 備 建 築 材 料 書 類 そ の 他 の 物 件 を 検 査 させることができる 5 第 十 三 条 第 一 項 ただし 書 第 二 項 及 び 第 三 項 の 規 定 は 前 項 の 規 定 による 立 入 検 査 につ いて 準 用 する ( 一 定 の 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 所 有 者 の 努 力 等 ) 第 十 六 条 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 及 び 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 以 外 の 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 所 有 者 は 当 該 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 について 耐 震 診 断 を 行 い 必 要 に 応 じ 当 該 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 について 耐 震 改 修 を 行 うよう 努 めなければならない 2 所 管 行 政 庁 は 前 項 の 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 適 確 な 実 施 を 確 保 するため 必 要 があると 認 めるときは 当 該 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 所 有 者 に 対 し 技 術 指 針 事 項 を 勘 案 して 当 該 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 について 必 要 な 指 導 及 び 助 言 をすることができる 第 四 章 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 計 画 の 認 定 ( 計 画 の 認 定 ) 第 十 七 条 建 築 物 の 耐 震 改 修 をしようとする 者 は 国 土 交 通 省 令 で 定 めるところにより 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 計 画 を 作 成 し 所 管 行 政 庁 の 認 定 を 申 請 することができる 2 前 項 の 計 画 には 次 に 掲 げる 事 項 を 記 載 しなければならない 一 建 築 物 の 位 置 二 建 築 物 の 階 数 延 べ 面 積 構 造 方 法 及 び 用 途 - 5 -

8 三 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 事 業 の 内 容 四 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 事 業 に 関 する 資 金 計 画 五 その 他 国 土 交 通 省 令 で 定 める 事 項 3 所 管 行 政 庁 は 第 一 項 の 申 請 があった 場 合 において 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 計 画 が 次 に 掲 げる 基 準 に 適 合 すると 認 めるときは その 旨 の 認 定 ( 以 下 この 章 において 計 画 の 認 定 という )をすることができる 一 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 事 業 の 内 容 が 耐 震 関 係 規 定 又 は 地 震 に 対 する 安 全 上 これに 準 ず るものとして 国 土 交 通 大 臣 が 定 める 基 準 に 適 合 していること 二 前 項 第 四 号 の 資 金 計 画 が 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 事 業 を 確 実 に 遂 行 するため 適 切 なもの であること 三 第 一 項 の 申 請 に 係 る 建 築 物 建 築 物 の 敷 地 又 は 建 築 物 若 しくはその 敷 地 の 部 分 が 耐 震 関 係 規 定 及 び 耐 震 関 係 規 定 以 外 の 建 築 基 準 法 又 はこれに 基 づく 命 令 若 しくは 条 例 の 規 定 に 適 合 せず かつ 同 法 第 三 条 第 二 項 の 規 定 の 適 用 を 受 けているものである 場 合 にお いて 当 該 建 築 物 又 は 建 築 物 の 部 分 の 増 築 改 築 大 規 模 の 修 繕 ( 同 法 第 二 条 第 十 四 号 に 規 定 する 大 規 模 の 修 繕 をいう ) 又 は 大 規 模 の 模 様 替 ( 同 条 第 十 五 号 に 規 定 する 大 規 模 の 模 様 替 をいう )をしようとするものであり かつ 当 該 工 事 後 も 引 き 続 き 当 該 建 築 物 建 築 物 の 敷 地 又 は 建 築 物 若 しくはその 敷 地 の 部 分 が 耐 震 関 係 規 定 以 外 の 同 法 又 はこれに 基 づく 命 令 若 しくは 条 例 の 規 定 に 適 合 しないこととなるものであるときは 前 二 号 に 掲 げる 基 準 のほか 次 に 掲 げる 基 準 に 適 合 していること イ 当 該 工 事 が 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 を 図 るため 必 要 と 認 められるものであり か つ 当 該 工 事 後 も 引 き 続 き 当 該 建 築 物 建 築 物 の 敷 地 又 は 建 築 物 若 しくはその 敷 地 の 部 分 が 耐 震 関 係 規 定 以 外 の 建 築 基 準 法 又 はこれに 基 づく 命 令 若 しくは 条 例 の 規 定 に 適 合 しないこととなることがやむを 得 ないと 認 められるものであること ロ 工 事 の 計 画 ( 二 以 上 の 工 事 に 分 けて 耐 震 改 修 の 工 事 を 行 う 場 合 にあっては それぞ れの 工 事 の 計 画 第 五 号 ロ 及 び 第 六 号 ロにおいて 同 じ )に 係 る 建 築 物 及 び 建 築 物 の 敷 地 について 交 通 上 の 支 障 の 度 安 全 上 防 火 上 及 び 避 難 上 の 危 険 の 度 並 びに 衛 生 上 及 び 市 街 地 の 環 境 の 保 全 上 の 有 害 の 度 が 高 くならないものであること 四 第 一 項 の 申 請 に 係 る 建 築 物 が 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 である 耐 火 建 築 物 ( 建 築 基 準 法 第 二 条 第 九 号 の 二 に 規 定 する 耐 火 建 築 物 をいう )である 場 合 において 当 該 建 築 物 につ いて 柱 若 しくは 壁 を 設 け 又 は 柱 若 しくははりの 模 様 替 をすることにより 当 該 建 築 物 が 同 法 第 二 十 七 条 第 二 項 第 六 十 一 条 又 は 第 六 十 二 条 第 一 項 の 規 定 に 適 合 しないこととな るものであるときは 第 一 号 及 び 第 二 号 に 掲 げる 基 準 のほか 次 に 掲 げる 基 準 に 適 合 し ていること イ 当 該 工 事 が 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 を 図 るため 必 要 と 認 められるものであり か つ 当 該 工 事 により 当 該 建 築 物 が 建 築 基 準 法 第 二 十 七 条 第 二 項 第 六 十 一 条 又 は 第 六 十 二 条 第 一 項 の 規 定 に 適 合 しないこととなることがやむを 得 ないと 認 められるもの であること ロ 次 に 掲 げる 基 準 に 適 合 し 防 火 上 及 び 避 難 上 支 障 がないと 認 められるものであるこ と (1) 工 事 の 計 画 に 係 る 柱 壁 又 ははりの 構 造 が 国 土 交 通 省 令 で 定 める 防 火 上 の 基 準 に 適 合 していること (2) 工 事 の 計 画 に 係 る 柱 壁 又 ははりに 係 る 火 災 が 発 生 した 場 合 の 通 報 の 方 法 が 国 土 交 通 省 令 で 定 める 防 火 上 の 基 準 に 適 合 していること 五 第 一 項 の 申 請 に 係 る 建 築 物 が 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 である 場 合 において 当 該 建 築 物 について 増 築 をすることにより 当 該 建 築 物 が 建 築 物 の 容 積 率 ( 延 べ 面 積 の 敷 地 面 積 に 対 する 割 合 をいう )に 係 る 建 築 基 準 法 又 はこれに 基 づく 命 令 若 しくは 条 例 の 規 定 (イ 及 び 第 八 項 において 容 積 率 関 係 規 定 という )に 適 合 しないこととなるものであると きは 第 一 号 及 び 第 二 号 に 掲 げる 基 準 のほか 次 に 掲 げる 基 準 に 適 合 していること イ 当 該 工 事 が 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 を 図 るため 必 要 と 認 められるものであり か つ 当 該 工 事 により 当 該 建 築 物 が 容 積 率 関 係 規 定 に 適 合 しないこととなることがや むを 得 ないと 認 められるものであること ロ 工 事 の 計 画 に 係 る 建 築 物 について 交 通 上 安 全 上 防 火 上 及 び 衛 生 上 支 障 がない - 6 -

9 と 認 められるものであること 六 第 一 項 の 申 請 に 係 る 建 築 物 が 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 である 場 合 において 当 該 建 築 物 について 増 築 をすることにより 当 該 建 築 物 が 建 築 物 の 建 ぺい 率 ( 建 築 面 積 の 敷 地 面 積 に 対 する 割 合 をいう )に 係 る 建 築 基 準 法 又 はこれに 基 づく 命 令 若 しくは 条 例 の 規 定 (イ 及 び 第 九 項 において 建 ぺい 率 関 係 規 定 という )に 適 合 しないこととなるものであ るときは 第 一 号 及 び 第 二 号 に 掲 げる 基 準 のほか 次 に 掲 げる 基 準 に 適 合 していること イ 当 該 工 事 が 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 を 図 るため 必 要 と 認 められるものであり か つ 当 該 工 事 により 当 該 建 築 物 が 建 ぺい 率 関 係 規 定 に 適 合 しないこととなることが やむを 得 ないと 認 められるものであること ロ 工 事 の 計 画 に 係 る 建 築 物 について 交 通 上 安 全 上 防 火 上 及 び 衛 生 上 支 障 がない と 認 められるものであること 4 第 一 項 の 申 請 に 係 る 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 計 画 が 建 築 基 準 法 第 六 条 第 一 項 の 規 定 による 確 認 又 は 同 法 第 十 八 条 第 二 項 の 規 定 による 通 知 を 要 するものである 場 合 において 計 画 の 認 定 をしようとするときは 所 管 行 政 庁 は あらかじめ 建 築 主 事 の 同 意 を 得 なければな らない 5 建 築 基 準 法 第 九 十 三 条 の 規 定 は 所 管 行 政 庁 が 同 法 第 六 条 第 一 項 の 規 定 による 確 認 又 は 同 法 第 十 八 条 第 二 項 の 規 定 による 通 知 を 要 する 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 計 画 について 計 画 の 認 定 をしようとする 場 合 について 同 法 第 九 十 三 条 の 二 の 規 定 は 所 管 行 政 庁 が 同 法 第 六 条 第 一 項 の 規 定 による 確 認 を 要 する 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 計 画 について 計 画 の 認 定 をしよ うとする 場 合 について 準 用 する 6 所 管 行 政 庁 が 計 画 の 認 定 をしたときは 次 に 掲 げる 建 築 物 建 築 物 の 敷 地 又 は 建 築 物 若 しくはその 敷 地 の 部 分 ( 以 下 この 項 において 建 築 物 等 という )については 建 築 基 準 法 第 三 条 第 三 項 第 三 号 及 び 第 四 号 の 規 定 にかかわらず 同 条 第 二 項 の 規 定 を 適 用 す る 一 耐 震 関 係 規 定 に 適 合 せず かつ 建 築 基 準 法 第 三 条 第 二 項 の 規 定 の 適 用 を 受 けてい る 建 築 物 等 であって 第 三 項 第 一 号 の 国 土 交 通 大 臣 が 定 める 基 準 に 適 合 しているものと して 計 画 の 認 定 を 受 けたもの 二 計 画 の 認 定 に 係 る 第 三 項 第 三 号 の 建 築 物 等 7 所 管 行 政 庁 が 計 画 の 認 定 をしたときは 計 画 の 認 定 に 係 る 第 三 項 第 四 号 の 建 築 物 につい ては 建 築 基 準 法 第 二 十 七 条 第 二 項 第 六 十 一 条 又 は 第 六 十 二 条 第 一 項 の 規 定 は 適 用 し ない 8 所 管 行 政 庁 が 計 画 の 認 定 をしたときは 計 画 の 認 定 に 係 る 第 三 項 第 五 号 の 建 築 物 につい ては 容 積 率 関 係 規 定 は 適 用 しない 9 所 管 行 政 庁 が 計 画 の 認 定 をしたときは 計 画 の 認 定 に 係 る 第 三 項 第 六 号 の 建 築 物 につい ては 建 ぺい 率 関 係 規 定 は 適 用 しない 10 第 一 項 の 申 請 に 係 る 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 計 画 が 建 築 基 準 法 第 六 条 第 一 項 の 規 定 によ る 確 認 又 は 同 法 第 十 八 条 第 二 項 の 規 定 による 通 知 を 要 するものである 場 合 において 所 管 行 政 庁 が 計 画 の 認 定 をしたときは 同 法 第 六 条 第 一 項 又 は 第 十 八 条 第 三 項 の 規 定 による 確 認 済 証 の 交 付 があったものとみなす この 場 合 において 所 管 行 政 庁 は その 旨 を 建 築 主 事 に 通 知 するものとする ( 計 画 の 変 更 ) 第 十 八 条 計 画 の 認 定 を 受 けた 者 ( 第 二 十 八 条 第 一 項 及 び 第 三 項 を 除 き 以 下 認 定 事 業 者 という )は 当 該 計 画 の 認 定 を 受 けた 計 画 の 変 更 ( 国 土 交 通 省 令 で 定 める 軽 微 な 変 更 を 除 く )をしようとするときは 所 管 行 政 庁 の 認 定 を 受 けなければならない 2 前 条 の 規 定 は 前 項 の 場 合 について 準 用 する ( 計 画 認 定 建 築 物 に 係 る 報 告 の 徴 収 ) 第 十 九 条 所 管 行 政 庁 は 認 定 事 業 者 に 対 し 計 画 の 認 定 を 受 けた 計 画 ( 前 条 第 一 項 の 規 定 による 変 更 の 認 定 があったときは その 変 更 後 のもの 次 条 において 同 じ )に 係 る 建 築 物 ( 以 下 計 画 認 定 建 築 物 という )の 耐 震 改 修 の 状 況 について 報 告 を 求 めることがで きる ( 改 善 命 令 ) 第 二 十 条 所 管 行 政 庁 は 認 定 事 業 者 が 計 画 の 認 定 を 受 けた 計 画 に 従 って 計 画 認 定 建 築 物 の - 7 -

10 耐 震 改 修 を 行 っていないと 認 めるときは 当 該 認 定 事 業 者 に 対 し 相 当 の 期 限 を 定 めて その 改 善 に 必 要 な 措 置 をとるべきことを 命 ずることができる ( 計 画 の 認 定 の 取 消 し) 第 二 十 一 条 所 管 行 政 庁 は 認 定 事 業 者 が 前 条 の 規 定 による 処 分 に 違 反 したときは 計 画 の 認 定 を 取 り 消 すことができる 第 五 章 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 に 係 る 認 定 等 ( 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 に 係 る 認 定 ) 第 二 十 二 条 建 築 物 の 所 有 者 は 国 土 交 通 省 令 で 定 めるところにより 所 管 行 政 庁 に 対 し 当 該 建 築 物 について 地 震 に 対 する 安 全 性 に 係 る 基 準 に 適 合 している 旨 の 認 定 を 申 請 するこ とができる 2 所 管 行 政 庁 は 前 項 の 申 請 があった 場 合 において 当 該 申 請 に 係 る 建 築 物 が 耐 震 関 係 規 定 又 は 地 震 に 対 する 安 全 上 これに 準 ずるものとして 国 土 交 通 大 臣 が 定 める 基 準 に 適 合 して いると 認 めるときは その 旨 の 認 定 をすることができる 3 前 項 の 認 定 を 受 けた 者 は 同 項 の 認 定 を 受 けた 建 築 物 ( 以 下 基 準 適 合 認 定 建 築 物 と いう ) その 敷 地 又 はその 利 用 に 関 する 広 告 その 他 の 国 土 交 通 省 令 で 定 めるもの( 次 項 において 広 告 等 という )に 国 土 交 通 省 令 で 定 めるところにより 当 該 基 準 適 合 認 定 建 築 物 が 前 項 の 認 定 を 受 けている 旨 の 表 示 を 付 することができる 4 何 人 も 前 項 の 規 定 による 場 合 を 除 くほか 建 築 物 その 敷 地 又 はその 利 用 に 関 する 広 告 等 に 同 項 の 表 示 又 はこれと 紛 らわしい 表 示 を 付 してはならない ( 基 準 適 合 認 定 建 築 物 に 係 る 認 定 の 取 消 し) 第 二 十 三 条 所 管 行 政 庁 は 基 準 適 合 認 定 建 築 物 が 前 条 第 二 項 の 基 準 に 適 合 しなくなったと 認 めるときは 同 項 の 認 定 を 取 り 消 すことができる ( 基 準 適 合 認 定 建 築 物 に 係 る 報 告 検 査 等 ) 第 二 十 四 条 所 管 行 政 庁 は 前 条 の 規 定 の 施 行 に 必 要 な 限 度 において 政 令 で 定 めるところ により 第 二 十 二 条 第 二 項 の 認 定 を 受 けた 者 に 対 し 基 準 適 合 認 定 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 に 係 る 事 項 に 関 し 報 告 させ 又 はその 職 員 に 基 準 適 合 認 定 建 築 物 基 準 適 合 認 定 建 築 物 の 敷 地 若 しくは 基 準 適 合 認 定 建 築 物 の 工 事 現 場 に 立 ち 入 り 基 準 適 合 認 定 建 築 物 基 準 適 合 認 定 建 築 物 の 敷 地 建 築 設 備 建 築 材 料 書 類 その 他 の 物 件 を 検 査 させることが できる 2 第 十 三 条 第 一 項 ただし 書 第 二 項 及 び 第 三 項 の 規 定 は 前 項 の 規 定 による 立 入 検 査 につ いて 準 用 する 第 六 章 区 分 所 有 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 必 要 性 に 係 る 認 定 等 ( 区 分 所 有 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 必 要 性 に 係 る 認 定 ) 第 二 十 五 条 耐 震 診 断 が 行 われた 区 分 所 有 建 築 物 ( 二 以 上 の 区 分 所 有 者 ( 建 物 の 区 分 所 有 等 に 関 する 法 律 ( 昭 和 三 十 七 年 法 律 第 六 十 九 号 ) 第 二 条 第 二 項 に 規 定 する 区 分 所 有 者 をい う 以 下 同 じ )が 存 する 建 築 物 をいう 以 下 同 じ )の 管 理 者 等 ( 同 法 第 二 十 五 条 第 一 項 の 規 定 により 選 任 された 管 理 者 ( 管 理 者 がないときは 同 法 第 三 十 四 条 の 規 定 による 集 会 において 指 定 された 区 分 所 有 者 ) 又 は 同 法 第 四 十 九 条 第 一 項 の 規 定 により 置 かれた 理 事 をいう )は 国 土 交 通 省 令 で 定 めるところにより 所 管 行 政 庁 に 対 し 当 該 区 分 所 有 建 築 物 について 耐 震 改 修 を 行 う 必 要 がある 旨 の 認 定 を 申 請 することができる 2 所 管 行 政 庁 は 前 項 の 申 請 があった 場 合 において 当 該 申 請 に 係 る 区 分 所 有 建 築 物 が 地 震 に 対 する 安 全 上 耐 震 関 係 規 定 に 準 ずるものとして 国 土 交 通 大 臣 が 定 める 基 準 に 適 合 して いないと 認 めるときは その 旨 の 認 定 をすることができる 3 前 項 の 認 定 を 受 けた 区 分 所 有 建 築 物 ( 以 下 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 という )の 耐 震 改 修 が 建 物 の 区 分 所 有 等 に 関 する 法 律 第 十 七 条 第 一 項 に 規 定 する 共 用 部 分 の 変 更 に 該 当 する 場 合 における 同 項 の 規 定 の 適 用 については 同 項 中 区 分 所 有 者 及 び 議 決 権 の 各 四 分 の 三 以 上 の 多 数 による 集 会 の 決 議 とあるのは 集 会 の 決 議 とし 同 項 ただし 書 の 規 定 は 適 用 しない ( 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 の 区 分 所 有 者 の 耐 震 改 修 の 努 力 ) 第 二 十 六 条 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 の 区 分 所 有 者 は 当 該 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 について 耐 震 改 修 を 行 うよう 努 めなければならない ( 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 の 耐 震 改 修 に 係 る 指 導 及 び 助 言 並 びに 指 示 等 ) - 8 -

11 第 二 十 七 条 所 管 行 政 庁 は 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 の 区 分 所 有 者 に 対 し 技 術 指 針 事 項 を 勘 案 して 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 の 耐 震 改 修 について 必 要 な 指 導 及 び 助 言 をすることができ る 2 所 管 行 政 庁 は 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 について 必 要 な 耐 震 改 修 が 行 われていないと 認 め るときは 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 の 区 分 所 有 者 に 対 し 技 術 指 針 事 項 を 勘 案 して 必 要 な 指 示 をすることができる 3 所 管 行 政 庁 は 前 項 の 規 定 による 指 示 を 受 けた 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 の 区 分 所 有 者 が 正 当 な 理 由 がなく その 指 示 に 従 わなかったときは その 旨 を 公 表 することができる 4 所 管 行 政 庁 は 前 二 項 の 規 定 の 施 行 に 必 要 な 限 度 において 政 令 で 定 めるところにより 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 の 区 分 所 有 者 に 対 し 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 に 係 る 事 項 に 関 し 報 告 させ 又 はその 職 員 に 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 の 敷 地 若 しくは 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 の 工 事 現 場 に 立 ち 入 り 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 要 耐 震 改 修 認 定 建 築 物 の 敷 地 建 築 設 備 建 築 材 料 書 類 その 他 の 物 件 を 検 査 させること ができる 5 第 十 三 条 第 一 項 ただし 書 第 二 項 及 び 第 三 項 の 規 定 は 前 項 の 規 定 による 立 入 検 査 につ いて 準 用 する 第 七 章 建 築 物 の 耐 震 改 修 に 係 る 特 例 ( 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 の 入 居 者 の 資 格 に 係 る 認 定 の 基 準 の 特 例 ) 第 二 十 八 条 第 五 条 第 三 項 第 四 号 の 規 定 により 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 の 特 定 入 居 者 に 対 する 賃 貸 に 関 する 事 項 を 記 載 した 都 道 府 県 の 区 域 内 において 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 法 第 五 条 第 一 項 に 規 定 する 認 定 事 業 者 は 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 の 全 部 又 は 一 部 について 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 法 第 三 条 第 四 号 に 規 定 する 資 格 を 有 する 入 居 者 を 国 土 交 通 省 令 で 定 める 期 間 以 上 確 保 することができないときは 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 法 の 規 定 にかかわ らず 都 道 府 県 知 事 ( 市 の 区 域 内 にあっては 当 該 市 の 長 第 三 項 において 同 じ )の 承 認 を 受 けて その 全 部 又 は 一 部 を 特 定 入 居 者 に 賃 貸 することができる 2 前 項 の 規 定 により 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 の 全 部 又 は 一 部 を 賃 貸 する 場 合 においては 当 該 賃 貸 借 を 借 地 借 家 法 ( 平 成 三 年 法 律 第 九 十 号 ) 第 三 十 八 条 第 一 項 の 規 定 による 建 物 の 賃 貸 借 ( 国 土 交 通 省 令 で 定 める 期 間 を 上 回 らない 期 間 を 定 めたものに 限 る )としなければ ならない 3 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 法 第 五 条 第 一 項 に 規 定 する 認 定 事 業 者 が 第 一 項 の 規 定 による 都 道 府 県 知 事 の 承 認 を 受 けた 場 合 における 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 法 第 十 一 条 第 一 項 の 規 定 の 適 用 に ついては 同 項 中 処 分 とあるのは 処 分 又 は 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 七 年 法 律 第 百 二 十 三 号 ) 第 二 十 八 条 第 二 項 の 規 定 とする ( 機 構 の 業 務 の 特 例 ) 第 二 十 九 条 第 五 条 第 三 項 第 五 号 の 規 定 により 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 機 構 による 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 に 関 する 事 項 を 記 載 した 都 道 府 県 の 区 域 内 において 機 構 は 独 立 行 政 法 人 都 市 再 生 機 構 法 ( 平 成 十 五 年 法 律 第 百 号 ) 第 十 一 条 に 規 定 する 業 務 のほか 委 託 に 基 づき 政 令 で 定 める 建 築 物 ( 同 条 第 三 項 第 二 号 の 住 宅 又 は 同 項 第 四 号 の 施 設 であるものに 限 る )の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 業 務 を 行 うことができる ( 公 社 の 業 務 の 特 例 ) 第 三 十 条 第 五 条 第 三 項 第 五 号 の 規 定 により 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 公 社 による 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 に 関 する 事 項 を 記 載 した 都 道 府 県 の 区 域 内 において 公 社 は 地 方 住 宅 供 給 公 社 法 ( 昭 和 四 十 年 法 律 第 百 二 十 四 号 ) 第 二 十 一 条 に 規 定 する 業 務 のほか 委 託 により 住 宅 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 並 びに 市 街 地 において 自 ら 又 は 委 託 に より 行 った 住 宅 の 建 設 と 一 体 として 建 設 した 商 店 事 務 所 等 の 用 に 供 する 建 築 物 及 び 集 団 住 宅 の 存 する 団 地 の 居 住 者 の 利 便 に 供 する 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 業 務 を 行 うこ とができる 2 前 項 の 規 定 により 公 社 の 業 務 が 行 われる 場 合 には 地 方 住 宅 供 給 公 社 法 第 四 十 九 条 第 三 号 中 第 二 十 一 条 に 規 定 する 業 務 とあるのは 第 二 十 一 条 に 規 定 する 業 務 及 び 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 七 年 法 律 第 百 二 十 三 号 ) 第 三 十 条 第 一 項 に 規 定 す る 業 務 とする ( 独 立 行 政 法 人 住 宅 金 融 支 援 機 構 の 資 金 の 貸 付 けについての 配 慮 ) - 9 -

12 第 三 十 一 条 独 立 行 政 法 人 住 宅 金 融 支 援 機 構 は 法 令 及 びその 事 業 計 画 の 範 囲 内 において 計 画 認 定 建 築 物 である 住 宅 の 耐 震 改 修 が 円 滑 に 行 われるよう 必 要 な 資 金 の 貸 付 けについ て 配 慮 するものとする 第 八 章 耐 震 改 修 支 援 センター ( 耐 震 改 修 支 援 センター) 第 三 十 二 条 国 土 交 通 大 臣 は 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 を 支 援 することを 目 的 とする 一 般 社 団 法 人 又 は 一 般 財 団 法 人 その 他 営 利 を 目 的 としない 法 人 であって 第 三 十 四 条 に 規 定 する 業 務 ( 以 下 支 援 業 務 という )に 関 し 次 に 掲 げる 基 準 に 適 合 すると 認 め られるものを その 申 請 により 耐 震 改 修 支 援 センター( 以 下 センター という )と して 指 定 することができる 一 職 員 支 援 業 務 の 実 施 の 方 法 その 他 の 事 項 についての 支 援 業 務 の 実 施 に 関 する 計 画 が 支 援 業 務 の 適 確 な 実 施 のために 適 切 なものであること 二 前 号 の 支 援 業 務 の 実 施 に 関 する 計 画 を 適 確 に 実 施 するに 足 りる 経 理 的 及 び 技 術 的 な 基 礎 を 有 するものであること 三 役 員 又 は 職 員 の 構 成 が 支 援 業 務 の 公 正 な 実 施 に 支 障 を 及 ぼすおそれがないものであ ること 四 支 援 業 務 以 外 の 業 務 を 行 っている 場 合 には その 業 務 を 行 うことによって 支 援 業 務 の 公 正 な 実 施 に 支 障 を 及 ぼすおそれがないものであること 五 前 各 号 に 定 めるもののほか 支 援 業 務 を 公 正 かつ 適 確 に 行 うことができるものである こと ( 指 定 の 公 示 等 ) 第 三 十 三 条 国 土 交 通 大 臣 は 前 条 の 規 定 による 指 定 ( 以 下 単 に 指 定 という )をした ときは センターの 名 称 及 び 住 所 並 びに 支 援 業 務 を 行 う 事 務 所 の 所 在 地 を 公 示 しなければ ならない 2 センターは その 名 称 若 しくは 住 所 又 は 支 援 業 務 を 行 う 事 務 所 の 所 在 地 を 変 更 しようと するときは 変 更 しようとする 日 の 二 週 間 前 までに その 旨 を 国 土 交 通 大 臣 に 届 け 出 なけ ればならない 3 国 土 交 通 大 臣 は 前 項 の 規 定 による 届 出 があったときは その 旨 を 公 示 しなければなら ない ( 業 務 ) 第 三 十 四 条 センターは 次 に 掲 げる 業 務 を 行 うものとする 一 認 定 事 業 者 が 行 う 計 画 認 定 建 築 物 である 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 及 び 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 耐 震 改 修 に 必 要 な 資 金 の 貸 付 けを 行 った 国 土 交 通 省 令 で 定 める 金 融 機 関 の 要 請 に 基 づき 当 該 貸 付 けに 係 る 債 務 の 保 証 をすること 二 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 に 関 する 情 報 及 び 資 料 の 収 集 整 理 及 び 提 供 を 行 うこ と 三 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 に 関 する 調 査 及 び 研 究 を 行 うこと 四 前 三 号 に 掲 げる 業 務 に 附 帯 する 業 務 を 行 うこと ( 業 務 の 委 託 ) 第 三 十 五 条 センターは 国 土 交 通 大 臣 の 認 可 を 受 けて 前 条 第 一 号 に 掲 げる 業 務 ( 以 下 債 務 保 証 業 務 という )のうち 債 務 の 保 証 の 決 定 以 外 の 業 務 の 全 部 又 は 一 部 を 金 融 機 関 そ の 他 の 者 に 委 託 することができる 2 金 融 機 関 は 他 の 法 律 の 規 定 にかかわらず 前 項 の 規 定 による 委 託 を 受 け 当 該 業 務 を 行 うことができる ( 債 務 保 証 業 務 規 程 ) 第 三 十 六 条 センターは 債 務 保 証 業 務 に 関 する 規 程 ( 以 下 債 務 保 証 業 務 規 程 という ) を 定 め 国 土 交 通 大 臣 の 認 可 を 受 けなければならない これを 変 更 しようとするときも 同 様 とする 2 債 務 保 証 業 務 規 程 で 定 めるべき 事 項 は 国 土 交 通 省 令 で 定 める 3 国 土 交 通 大 臣 は 第 一 項 の 認 可 をした 債 務 保 証 業 務 規 程 が 債 務 保 証 業 務 の 公 正 かつ 適 確 な 実 施 上 不 適 当 となったと 認 めるときは その 債 務 保 証 業 務 規 程 を 変 更 すべきことを 命 ず ることができる

13 ( 事 業 計 画 等 ) 第 三 十 七 条 センターは 毎 事 業 年 度 国 土 交 通 省 令 で 定 めるところにより 支 援 業 務 に 係 る 事 業 計 画 及 び 収 支 予 算 を 作 成 し 当 該 事 業 年 度 の 開 始 前 に( 指 定 を 受 けた 日 の 属 する 事 業 年 度 にあっては その 指 定 を 受 けた 後 遅 滞 なく) 国 土 交 通 大 臣 の 認 可 を 受 けなければ ならない これを 変 更 しようとするときも 同 様 とする 2 センターは 毎 事 業 年 度 国 土 交 通 省 令 で 定 めるところにより 支 援 業 務 に 係 る 事 業 報 告 書 及 び 収 支 決 算 書 を 作 成 し 当 該 事 業 年 度 経 過 後 三 月 以 内 に 国 土 交 通 大 臣 に 提 出 しな ければならない ( 区 分 経 理 ) 第 三 十 八 条 センターは 国 土 交 通 省 令 で 定 めるところにより 次 に 掲 げる 業 務 ごとに 経 理 を 区 分 して 整 理 しなければならない 一 債 務 保 証 業 務 及 びこれに 附 帯 する 業 務 二 第 三 十 四 条 第 二 号 及 び 第 三 号 に 掲 げる 業 務 並 びにこれらに 附 帯 する 業 務 ( 帳 簿 の 備 付 け 等 ) 第 三 十 九 条 センターは 国 土 交 通 省 令 で 定 めるところにより 支 援 業 務 に 関 する 事 項 で 国 土 交 通 省 令 で 定 めるものを 記 載 した 帳 簿 を 備 え 付 け これを 保 存 しなければならない 2 前 項 に 定 めるもののほか センターは 国 土 交 通 省 令 で 定 めるところにより 支 援 業 務 に 関 する 書 類 で 国 土 交 通 省 令 で 定 めるものを 保 存 しなければならない ( 監 督 命 令 ) 第 四 十 条 国 土 交 通 大 臣 は 支 援 業 務 の 公 正 かつ 適 確 な 実 施 を 確 保 するため 必 要 があると 認 めるときは センターに 対 し 支 援 業 務 に 関 し 監 督 上 必 要 な 命 令 をすることができる (センターに 係 る 報 告 検 査 等 ) 第 四 十 一 条 国 土 交 通 大 臣 は 支 援 業 務 の 公 正 かつ 適 確 な 実 施 を 確 保 するため 必 要 があると 認 めるときは センターに 対 し 支 援 業 務 若 しくは 資 産 の 状 況 に 関 し 必 要 な 報 告 を 求 め 又 はその 職 員 に センターの 事 務 所 に 立 ち 入 り 支 援 業 務 の 状 況 若 しくは 帳 簿 書 類 その 他 の 物 件 を 検 査 させ 若 しくは 関 係 者 に 質 問 させることができる 2 前 項 の 規 定 により 立 入 検 査 をする 職 員 は その 身 分 を 示 す 証 明 書 を 携 帯 し 関 係 者 に 提 示 しなければならない 3 第 一 項 の 規 定 による 立 入 検 査 の 権 限 は 犯 罪 捜 査 のために 認 められたものと 解 釈 しては ならない ( 指 定 の 取 消 し 等 ) 第 四 十 二 条 国 土 交 通 大 臣 は センターが 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 するときは その 指 定 を 取 り 消 すことができる 一 第 三 十 三 条 第 二 項 又 は 第 三 十 七 条 から 第 三 十 九 条 までの 規 定 のいずれかに 違 反 した とき 二 第 三 十 六 条 第 一 項 の 認 可 を 受 けた 債 務 保 証 業 務 規 程 によらないで 債 務 保 証 業 務 を 行 ったとき 三 第 三 十 六 条 第 三 項 又 は 第 四 十 条 の 規 定 による 命 令 に 違 反 したとき 四 第 三 十 二 条 各 号 に 掲 げる 基 準 に 適 合 していないと 認 めるとき 五 センター 又 はその 役 員 が 支 援 業 務 に 関 し 著 しく 不 適 当 な 行 為 をしたとき 六 不 正 な 手 段 により 指 定 を 受 けたとき 2 国 土 交 通 大 臣 は 前 項 の 規 定 により 指 定 を 取 り 消 したときは その 旨 を 公 示 しなければ ならない 第 九 章 罰 則 第 四 十 三 条 第 八 条 第 一 項 の 規 定 による 命 令 に 違 反 した 者 は 百 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 する 第 四 十 四 条 第 十 三 条 第 一 項 第 十 五 条 第 四 項 又 は 第 二 十 七 条 第 四 項 の 規 定 による 報 告 をせ ず 若 しくは 虚 偽 の 報 告 をし 又 はこれらの 規 定 による 検 査 を 拒 み 妨 げ 若 しくは 忌 避 した 者 は 五 十 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 する 第 四 十 五 条 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 する 者 は 三 十 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 する 一 第 十 九 条 第 二 十 四 条 第 一 項 又 は 第 四 十 一 条 第 一 項 の 規 定 による 報 告 をせず 又 は 虚 偽 の 報 告 をした 者 二 第 二 十 二 条 第 四 項 の 規 定 に 違 反 して 表 示 を 付 した 者

14 三 第 二 十 四 条 第 一 項 又 は 第 四 十 一 条 第 一 項 の 規 定 による 検 査 を 拒 み 妨 げ 又 は 忌 避 し た 者 四 第 三 十 九 条 第 一 項 の 規 定 に 違 反 して 帳 簿 を 備 え 付 けず 帳 簿 に 記 載 せず 若 しくは 帳 簿 に 虚 偽 の 記 載 をし 又 は 帳 簿 を 保 存 しなかった 者 五 第 三 十 九 条 第 二 項 の 規 定 に 違 反 した 者 六 第 四 十 一 条 第 一 項 の 規 定 による 質 問 に 対 して 答 弁 せず 又 は 虚 偽 の 答 弁 をした 者 第 四 十 六 条 法 人 の 代 表 者 又 は 法 人 若 しくは 人 の 代 理 人 使 用 人 その 他 の 従 業 者 が その 法 人 又 は 人 の 業 務 に 関 し 前 三 条 の 違 反 行 為 をしたときは 行 為 者 を 罰 するほか その 法 人 又 は 人 に 対 しても 各 本 条 の 刑 を 科 する 附 則 抄 ( 施 行 期 日 ) 第 一 条 この 法 律 は 公 布 の 日 から 起 算 して 三 月 を 超 えない 範 囲 内 において 政 令 で 定 める 日 から 施 行 する ( 機 構 の 業 務 の 特 例 に 係 る 委 託 契 約 を 締 結 する 期 限 ) 第 二 条 第 二 十 九 条 の 規 定 により 機 構 が 委 託 に 基 づき 行 う 業 務 は 当 該 委 託 に 係 る 契 約 が 平 成 二 十 七 年 十 二 月 三 十 一 日 までに 締 結 される 場 合 に 限 り 行 うことができる ( 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 の 所 有 者 の 義 務 等 ) 第 三 条 次 に 掲 げる 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 であって その 地 震 に 対 する 安 全 性 を 緊 急 に 確 か める 必 要 がある 大 規 模 なものとして 政 令 で 定 めるもの( 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 であっ て 当 該 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 に 係 る 第 七 条 各 号 に 定 める 期 限 が 平 成 二 十 七 年 十 二 月 三 十 日 以 前 であるものを 除 く 以 下 この 条 において 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 という ) の 所 有 者 は 当 該 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 について 国 土 交 通 省 令 で 定 めるところに より 耐 震 診 断 を 行 い その 結 果 を 同 月 三 十 一 日 までに 所 管 行 政 庁 に 報 告 しなければなら ない 一 病 院 劇 場 観 覧 場 集 会 場 展 示 場 百 貨 店 その 他 不 特 定 かつ 多 数 の 者 が 利 用 する 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 二 小 学 校 老 人 ホームその 他 地 震 の 際 の 避 難 確 保 上 特 に 配 慮 を 要 する 者 が 主 として 利 用 する 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 三 第 十 四 条 第 二 号 に 掲 げる 建 築 物 である 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 2 第 七 条 から 第 十 三 条 までの 規 定 は 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 である 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 であるものについて 第 十 四 条 及 び 第 十 五 条 の 規 定 は 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 については 適 用 しない 3 第 八 条 第 九 条 及 び 第 十 一 条 から 第 十 三 条 までの 規 定 は 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 について 準 用 する この 場 合 において 第 八 条 第 一 項 中 前 条 とあり 並 びに 第 九 条 及 び 第 十 三 条 第 一 項 中 第 七 条 とあるのは 附 則 第 三 条 第 一 項 と 第 九 条 中 前 条 第 三 項 とあるのは 同 条 第 三 項 において 準 用 する 前 条 第 三 項 と 第 十 三 条 第 一 項 中 第 八 条 第 一 項 とあるのは 附 則 第 三 条 第 三 項 において 準 用 する 第 八 条 第 一 項 と 読 み 替 える ものとする 4 前 項 において 準 用 する 第 八 条 第 一 項 の 規 定 による 命 令 に 違 反 した 者 は 百 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 する 5 第 三 項 において 準 用 する 第 十 三 条 第 一 項 の 規 定 による 報 告 をせず 若 しくは 虚 偽 の 報 告 をし 又 は 同 項 の 規 定 による 検 査 を 拒 み 妨 げ 若 しくは 忌 避 した 者 は 五 十 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 する 6 法 人 の 代 表 者 又 は 法 人 若 しくは 人 の 代 理 人 使 用 人 その 他 の 従 業 者 が その 法 人 又 は 人 の 業 務 に 関 し 前 二 項 の 違 反 行 為 をしたときは 行 為 者 を 罰 するほか その 法 人 又 は 人 に 対 しても 当 該 各 項 の 刑 を 科 する 附 則 ( 以 下 略 )

15 (2) 基 本 方 針 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るための 基 本 的 な 方 針 平 成 18 年 1 月 25 日 国 土 交 通 省 告 示 第 184 号 最 終 改 正 : 平 成 28 年 3 月 25 日 国 土 交 通 省 告 示 第 529 号 平 成 七 年 一 月 の 阪 神 淡 路 大 震 災 では 地 震 により 六 千 四 百 三 十 四 人 の 尊 い 命 が 奪 われた このうち 地 震 による 直 接 的 な 死 者 数 は 五 千 五 百 二 人 であり さらにこの 約 九 割 の 四 千 八 百 三 十 一 人 が 住 宅 建 築 物 の 倒 壊 等 によるものであった この 教 訓 を 踏 まえて 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 ( 以 下 法 という )が 制 定 された しかし 近 年 平 成 十 六 年 十 月 の 新 潟 県 中 越 地 震 平 成 十 七 年 三 月 の 福 岡 県 西 方 沖 地 震 平 成 二 十 年 六 月 の 岩 手 宮 城 内 陸 地 震 など 大 地 震 が 頻 発 しており 特 に 平 成 二 十 三 年 三 月 に 発 生 した 東 日 本 大 震 災 は これまでの 想 定 をはるかに 超 える 巨 大 な 地 震 津 波 により 一 度 の 災 害 で 戦 後 最 大 の 人 命 が 失 われるなど 甚 大 な 被 害 をもたらした また 東 日 本 大 震 災 にお いては 津 波 による 沿 岸 部 の 建 築 物 の 被 害 が 圧 倒 的 であったが 内 陸 市 町 村 においても 建 築 物 に 大 きな 被 害 が 発 生 した このように 我 が 国 において 大 地 震 はいつどこで 発 生 しても おかしくない 状 況 にあるとの 認 識 が 広 がっている さらに 南 海 トラフ 地 震 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 及 び 首 都 直 下 地 震 について は 発 生 の 切 迫 性 が 指 摘 され ひとたび 地 震 が 発 生 すると 被 害 は 甚 大 なものと 想 定 されてお り 特 に 南 海 トラフ 巨 大 地 震 については 東 日 本 大 震 災 を 上 回 る 被 害 が 想 定 されている 建 築 物 の 耐 震 改 修 については 建 築 物 の 耐 震 化 緊 急 対 策 方 針 ( 平 成 十 七 年 九 月 中 央 防 災 会 議 決 定 )において 全 国 的 に 取 り 組 むべき 社 会 全 体 の 国 家 的 な 緊 急 課 題 とされるととも に 南 海 トラフ 地 震 防 災 対 策 推 進 基 本 計 画 ( 平 成 二 十 六 年 三 月 中 央 防 災 会 議 決 定 )において 十 年 後 に 死 者 数 を 概 ね 八 割 建 築 物 の 全 壊 棟 数 を 概 ね 五 割 被 害 想 定 から 減 少 させるという 目 標 の 達 成 のため 重 点 的 に 取 り 組 むべきものとして 位 置 づけられているところである ま た 首 都 直 下 地 震 緊 急 対 策 推 進 基 本 計 画 ( 平 成 二 十 七 年 三 月 閣 議 決 定 )においては 十 年 後 に 死 者 数 及 び 建 築 物 の 全 壊 棟 数 を 被 害 想 定 から 半 減 させるという 目 標 の 達 成 のため あらゆ る 対 策 の 大 前 提 として 強 力 に 推 進 すべきものとして 位 置 づけられているところである 特 に 切 迫 性 の 高 い 地 震 については 発 生 までの 時 間 が 限 られていることから 効 果 的 かつ 効 率 的 に 建 築 物 の 耐 震 改 修 等 を 実 施 することが 求 められている この 告 示 は このような 認 識 の 下 に 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るため 基 本 的 な 方 針 を 定 めるものである 一 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 基 本 的 な 事 項 1 国 地 方 公 共 団 体 所 有 者 等 の 役 割 分 担 住 宅 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 のためには まず 住 宅 建 築 物 の 所 有 者 等 が 地 域 防 災 対 策 を 自 らの 問 題 地 域 の 問 題 として 意 識 して 取 り 組 むことが 不 可 欠 である 国 及 び 地 方 公 共 団 体 は こうした 所 有 者 等 の 取 組 をできる 限 り 支 援 するという 観 点 から 所 有 者 等 にとって 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 を 行 いやすい 環 境 の 整 備 や 負 担 軽 減 のための 制 度 の 構 築 など 必 要 な 施 策 を 講 じ 耐 震 改 修 の 実 施 の 阻 害 要 因 となっている 課 題 を 解 決 してい くべきである 2 公 共 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 公 共 建 築 物 については 災 害 時 には 学 校 は 避 難 場 所 等 として 活 用 され 病 院 では 災 害 による 負 傷 者 の 治 療 が 国 及 び 地 方 公 共 団 体 の 庁 舎 では 被 害 情 報 収 集 や 災 害 対 策 指 示 が 行 われるなど 多 くの 公 共 建 築 物 が 応 急 活 動 の 拠 点 として 活 用 される このため 平 常 時 の 利 用 者 の 安 全 確 保 だけでなく 災 害 時 の 拠 点 施 設 としての 機 能 確 保 の 観 点 からも 公 共 建 築 物 の 耐 震 性 確 保 が 求 められるとの 認 識 のもと 強 力 に 公 共 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 に 取 り 組 むべきである 具 体 的 には 国 及 び 地 方 公 共 団 体 は 各 施 設 の 耐 震 診 断 を 速 や かに 行 い 耐 震 性 に 係 るリストを 作 成 及 び 公 表 するとともに 整 備 目 標 及 び 整 備 プログ ラムの 策 定 等 を 行 い 計 画 的 かつ 重 点 的 な 耐 震 化 の 促 進 に 積 極 的 に 取 り 組 むべきである また 公 共 建 築 物 について 法 第 二 十 二 条 第 三 項 の 規 定 に 基 づく 表 示 を 積 極 的 に 活 用 すべきである 3 法 に 基 づく 指 導 等 の 実 施 所 管 行 政 庁 は 法 に 基 づく 指 導 等 を 次 のイからハまでに 掲 げる 建 築 物 の 区 分 に 応 じ それぞれ 当 該 イからハまでに 定 める 措 置 を 適 切 に 実 施 すべきである

16 イ 耐 震 診 断 義 務 付 け 対 象 建 築 物 法 第 七 条 に 規 定 する 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 及 び 法 附 則 第 三 条 第 一 項 に 規 定 する 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 ( 以 下 耐 震 診 断 義 務 付 け 対 象 建 築 物 という )につい ては 所 管 行 政 庁 は その 所 有 者 に 対 して 所 有 する 建 築 物 が 耐 震 診 断 の 実 施 及 び 耐 震 診 断 の 結 果 の 報 告 義 務 の 対 象 建 築 物 となっている 旨 の 十 分 な 周 知 を 行 い その 確 実 な 実 施 を 図 るべきである また 期 限 までに 耐 震 診 断 の 結 果 を 報 告 しない 所 有 者 に 対 しては 個 別 の 通 知 等 を 行 うことにより 耐 震 診 断 結 果 の 報 告 をするように 促 し そ れでもなお 報 告 しない 場 合 にあっては 法 第 八 条 第 一 項 ( 法 附 則 第 三 条 第 三 項 におい て 準 用 する 場 合 を 含 む )の 規 定 に 基 づき 当 該 所 有 者 に 対 し 相 当 の 期 限 を 定 めて 耐 震 診 断 の 結 果 の 報 告 を 行 うべきことを 命 ずるとともに その 旨 を 公 報 ホームペー ジ 等 で 公 表 すべきである 法 第 九 条 ( 法 附 則 第 三 条 第 三 項 において 準 用 する 場 合 を 含 む )の 規 定 に 基 づく 報 告 の 内 容 の 公 表 については 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 施 行 規 則 ( 平 成 七 年 建 設 省 令 第 二 十 八 号 以 下 規 則 という ) 第 二 十 二 条 ( 規 則 附 則 第 三 条 において 準 用 する 場 合 を 含 む )の 規 定 により 所 管 行 政 庁 は 当 該 報 告 の 内 容 をとりまとめた 上 で 公 表 しなければならないが 当 該 公 表 後 に 耐 震 改 修 等 により 耐 震 性 が 確 保 された 建 築 物 については 公 表 内 容 にその 旨 を 付 記 するなど 迅 速 に 耐 震 改 修 等 に 取 り 組 んだ 建 築 物 所 有 者 が 不 利 になることのないよう 営 業 上 の 競 争 環 境 等 にも 十 分 に 配 慮 し 丁 寧 な 運 用 を 行 うべきである また 所 管 行 政 庁 は 報 告 された 耐 震 診 断 の 結 果 を 踏 まえ 当 該 耐 震 診 断 義 務 付 け 対 象 建 築 物 の 所 有 者 に 対 して 法 第 十 二 条 第 一 項 の 規 定 に 基 づく 指 導 及 び 助 言 を 実 施 するよう 努 めるとともに 指 導 に 従 わない 者 に 対 しては 同 条 第 二 項 の 規 定 に 基 づき 必 要 な 指 示 を 行 い 正 当 な 理 由 がなく その 指 示 に 従 わなかったときは その 旨 を 公 報 ホームページ 等 を 通 じて 公 表 すべきである さらに 指 導 助 言 指 示 等 を 行 ったにもかかわらず 当 該 耐 震 診 断 義 務 付 け 対 象 建 築 物 の 所 有 者 が 必 要 な 対 策 をとらなかった 場 合 には 所 管 行 政 庁 は 構 造 耐 力 上 主 要 な 部 分 の 地 震 に 対 する 安 全 性 について 著 しく 保 安 上 危 険 であると 認 められる 建 築 物 ( 別 添 の 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 について 技 術 上 の 指 針 となるべき 事 項 ( 以 下 技 術 指 針 事 項 という ) 第 一 第 一 号 又 は 第 二 号 の 規 定 により 構 造 耐 力 上 主 要 な 部 分 の 地 震 に 対 する 安 全 性 を 評 価 した 結 果 地 震 の 震 動 及 び 衝 撃 に 対 して 倒 壊 し 又 は 崩 壊 する 危 険 性 が 高 いと 判 断 された 建 築 物 をいう 以 下 同 じ )については 速 やか に 建 築 基 準 法 ( 昭 和 二 十 五 年 法 律 第 二 百 一 号 ) 第 十 条 第 三 項 の 規 定 に 基 づく 命 令 を 損 傷 腐 食 その 他 の 劣 化 が 進 み そのまま 放 置 すれば 著 しく 保 安 上 危 険 となるおそれ があると 認 められる 建 築 物 については 同 条 第 一 項 の 規 定 に 基 づく 勧 告 や 同 条 第 二 項 の 規 定 に 基 づく 命 令 を 行 うべきである ロ 指 示 対 象 建 築 物 法 第 十 五 条 第 二 項 に 規 定 する 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 ( 以 下 指 示 対 象 建 築 物 という )については 所 管 行 政 庁 は その 所 有 者 に 対 して 所 有 する 建 築 物 が 指 示 対 象 建 築 物 である 旨 の 周 知 を 図 るとともに 同 条 第 一 項 の 規 定 に 基 づく 指 導 及 び 助 言 を 実 施 するよう 努 め 指 導 に 従 わない 者 に 対 しては 同 条 第 二 項 の 規 定 に 基 づき 必 要 な 指 示 を 行 い 正 当 な 理 由 がなく その 指 示 に 従 わなかったときは その 旨 を 公 報 ホー ムページ 等 を 通 じて 公 表 すべきである また 指 導 助 言 指 示 等 を 行 ったにもかかわらず 当 該 指 示 対 象 建 築 物 の 所 有 者 が 必 要 な 対 策 をとらなかった 場 合 には 所 管 行 政 庁 は 構 造 耐 力 上 主 要 な 部 分 の 地 震 に 対 する 安 全 性 について 著 しく 保 安 上 危 険 であると 認 められる 建 築 物 については 速 や かに 建 築 基 準 法 第 十 条 第 三 項 の 規 定 に 基 づく 命 令 を 損 傷 腐 食 その 他 の 劣 化 が 進 み そのまま 放 置 すれば 著 しく 保 安 上 危 険 となるおそれがあると 認 められる 建 築 物 につい ては 同 条 第 一 項 の 規 定 に 基 づく 勧 告 や 同 条 第 二 項 の 規 定 に 基 づく 命 令 を 行 うべきで ある ハ 指 導 助 言 対 象 建 築 物 法 第 十 四 条 に 規 定 する 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 ( 指 示 対 象 建 築 物 を 除 く )につい ては 所 管 行 政 庁 は その 所 有 者 に 対 して 法 第 十 五 条 第 一 項 の 規 定 に 基 づく 指 導 及

17 び 助 言 を 実 施 するよう 努 めるべきである また 法 第 十 六 条 第 一 項 に 規 定 する 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 についても 所 管 行 政 庁 は その 所 有 者 に 対 して 同 条 第 二 項 の 規 定 に 基 づく 指 導 及 び 助 言 を 実 施 するよう 努 めるべきである 4 計 画 の 認 定 等 による 耐 震 改 修 の 促 進 所 管 行 政 庁 は 法 第 十 七 条 第 三 項 の 計 画 の 認 定 法 第 二 十 二 条 第 二 項 の 認 定 法 第 二 十 五 条 第 二 項 の 認 定 について 適 切 かつ 速 やかな 認 定 が 行 われるよう 努 めるべきである 国 は これらの 認 定 について 所 管 行 政 庁 による 適 切 かつ 速 やかな 認 定 が 行 われるよ う 必 要 な 助 言 情 報 提 供 等 を 行 うこととする 5 所 有 者 等 の 費 用 負 担 の 軽 減 等 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 に 要 する 費 用 は 建 築 物 の 状 況 や 工 事 の 内 容 により 様 々である が 相 当 の 費 用 を 要 することから 所 有 者 等 の 費 用 負 担 の 軽 減 を 図 ることが 課 題 となっ ている このため 地 方 公 共 団 体 は 所 有 者 等 に 対 する 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 に 係 る 助 成 制 度 等 の 整 備 や 耐 震 改 修 促 進 税 制 の 普 及 に 努 め 密 集 市 街 地 や 緊 急 輸 送 道 路 避 難 路 沿 いの 建 築 物 の 耐 震 化 を 促 進 するなど 重 点 的 な 取 組 を 行 うことが 望 ましい 特 に 耐 震 診 断 義 務 付 け 対 象 建 築 物 については 早 急 な 耐 震 診 断 の 実 施 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 が 求 め られることから 特 に 重 点 的 な 予 算 措 置 が 講 じられることが 望 ましい 国 は 地 方 公 共 団 体 に 対 し 必 要 な 助 言 補 助 交 付 金 税 の 優 遇 措 置 等 の 制 度 に 係 る 情 報 提 供 等 を 行 うこととする また 法 第 三 十 二 条 の 規 定 に 基 づき 指 定 された 耐 震 改 修 支 援 センター( 以 下 センタ ー という )が 債 務 保 証 業 務 情 報 提 供 業 務 等 を 行 うこととしているが 国 は センタ ーを 指 定 した 場 合 においては センターの 業 務 が 適 切 に 運 用 されるよう センターに 対 して 必 要 な 指 導 等 を 行 うとともに 都 道 府 県 に 対 し 必 要 な 情 報 提 供 等 を 行 うこととす る さらに 所 有 者 等 が 耐 震 改 修 工 事 を 行 う 際 に 仮 住 居 の 確 保 が 必 要 となる 場 合 について は 地 方 公 共 団 体 が 公 共 賃 貸 住 宅 の 空 家 の 紹 介 等 に 努 めることが 望 ましい 6 相 談 体 制 の 整 備 及 び 情 報 提 供 の 充 実 近 年 悪 質 なリフォーム 工 事 詐 欺 による 被 害 が 社 会 問 題 となっており 住 宅 建 築 物 の 所 有 者 等 が 安 心 して 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 を 実 施 できる 環 境 整 備 が 重 要 な 課 題 となっ ている 特 に どの 事 業 者 に 頼 めばよいか 工 事 費 用 は 適 正 か 工 事 内 容 は 適 切 か 改 修 の 効 果 はあるのか 等 の 不 安 に 対 応 する 必 要 がある このため 国 は センター 等 と 連 携 し 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 に 関 する 相 談 窓 口 を 設 置 するとともに 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 が 可 能 な 建 築 士 及 び 事 業 者 の 一 覧 や 耐 震 改 修 工 法 の 選 択 や 耐 震 診 断 耐 震 改 修 費 用 の 判 断 の 参 考 となる 事 例 集 を 作 成 し ホームページ 等 で 公 表 を 行 い 併 せて 地 方 公 共 団 体 に 対 し 必 要 な 助 言 情 報 提 供 等 を 行 うこととする また 全 て の 市 町 村 は 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 に 関 する 相 談 窓 口 を 設 置 するよう 努 めるべきである とともに 地 方 公 共 団 体 は センター 等 と 連 携 し 先 進 的 な 取 組 事 例 耐 震 改 修 事 例 一 般 的 な 工 事 費 用 専 門 家 事 業 者 情 報 助 成 制 度 概 要 等 について 情 報 提 供 の 充 実 を 図 ることが 望 ましい 7 専 門 家 事 業 者 の 育 成 及 び 技 術 開 発 適 切 な 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 が 行 われるためには 専 門 家 事 業 者 が 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 について 必 要 な 知 識 技 術 等 の 更 なる 習 得 に 努 め 資 質 の 向 上 を 図 ることが 望 ま しい 国 及 び 地 方 公 共 団 体 は センター 等 の 協 力 を 得 て 講 習 会 や 研 修 会 の 開 催 受 講 者 の 登 録 紹 介 制 度 の 整 備 等 に 努 めるものとする 特 に 耐 震 診 断 義 務 付 け 対 象 建 築 物 の 耐 震 診 断 が 円 滑 に 行 われるよう 国 は 登 録 資 格 者 講 習 ( 規 則 第 五 条 に 規 定 する 登 録 資 格 者 講 習 をいう 以 下 同 じ )の 十 分 な 頻 度 による 実 施 建 築 士 による 登 録 資 格 者 講 習 の 受 講 の 促 進 のための 情 報 提 供 の 充 実 を 図 るものとする また 簡 易 な 耐 震 改 修 工 法 の 開 発 やコストダウン 等 が 促 進 されるよう 国 及 び 地 方 公 共 団 体 は 関 係 団 体 と 連 携 を 図 り 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 に 関 する 調 査 及 び 研 究 を 実 施 することとする 8 地 域 における 取 組 の 推 進 地 方 公 共 団 体 は 地 域 に 根 ざした 専 門 家 事 業 者 の 育 成 町 内 会 等 を 単 位 とした 地 震 防 災 対 策 への 取 組 の 推 進 NPOとの 連 携 や 地 域 における 取 組 に 対 する 支 援 地 域 ごと

18 に 関 係 団 体 等 からなる 協 議 会 の 設 置 等 を 行 うことが 考 えられる 国 は 地 方 公 共 団 体 に 対 し 必 要 な 助 言 情 報 提 供 等 を 行 うこととする 9 その 他 の 地 震 時 の 安 全 対 策 地 方 公 共 団 体 及 び 関 係 団 体 は 耐 震 改 修 と 併 せて ブロック 塀 の 倒 壊 防 止 窓 ガラス 天 井 外 壁 等 の 非 構 造 部 材 の 脱 落 防 止 対 策 についての 改 善 指 導 や 地 震 時 のエレベータ ー 内 の 閉 じ 込 め 防 止 対 策 エスカレーターの 脱 落 防 止 対 策 給 湯 設 備 の 転 倒 防 止 対 策 配 管 等 の 設 備 の 落 下 防 止 対 策 の 実 施 に 努 めるべきであり これらの 対 策 に 係 る 建 築 基 準 法 令 の 規 定 に 適 合 しない 建 築 物 で 同 法 第 三 条 第 二 項 の 適 用 を 受 けているものについて は 改 修 の 促 進 を 図 るべきである また 南 海 トラフ 沿 いの 巨 大 地 震 による 長 周 期 地 震 動 に 関 する 報 告 ( 平 成 二 十 七 年 十 二 月 )を 踏 まえて 長 周 期 地 震 動 対 策 を 推 進 すべきで ある 国 は 地 方 公 共 団 体 及 び 関 係 団 体 に 対 し 必 要 な 助 言 情 報 提 供 等 を 行 うことと する 二 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 に 関 する 目 標 の 設 定 に 関 する 事 項 1 建 築 物 の 耐 震 化 の 現 状 平 成 二 十 五 年 の 統 計 調 査 に 基 づき 我 が 国 の 住 宅 については 総 数 約 五 千 二 百 万 戸 のう ち 約 九 百 万 戸 ( 約 十 八 パーセント)が 耐 震 性 が 不 十 分 であり 耐 震 化 率 は 約 八 十 二 パ ーセントと 推 計 されている この 推 計 では 耐 震 性 が 不 十 分 な 住 宅 は 平 成 十 五 年 の 約 千 百 五 十 万 戸 から 十 年 間 で 約 二 百 五 十 万 戸 減 少 しているが 大 部 分 が 建 替 えによるもの であり 耐 震 改 修 によるものは 十 年 間 で 約 五 十 五 万 戸 に 過 ぎないと 推 計 されている また 法 第 十 四 条 第 一 号 に 掲 げる 建 築 物 ( 以 下 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 という ) については 約 四 十 二 万 棟 のうち 約 六 万 棟 ( 約 十 五 パーセント)が 耐 震 性 が 不 十 分 で あり 耐 震 化 率 は 約 八 十 五 パーセントと 推 計 されている 2 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 目 標 の 設 定 南 海 トラフ 地 震 防 災 対 策 推 進 基 本 計 画 及 び 首 都 直 下 地 震 緊 急 対 策 推 進 基 本 計 画 住 生 活 基 本 計 画 ( 平 成 二 十 八 年 三 月 閣 議 決 定 )における 目 標 を 踏 まえ 住 宅 の 耐 震 化 率 及 び 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 の 耐 震 化 率 について 平 成 三 十 二 年 までに 少 なくとも 九 十 五 パーセントにすることを 目 標 とするとともに 平 成 三 十 七 年 までに 耐 震 性 が 不 十 分 な 住 宅 をおおむね 解 消 することを 目 標 とする 耐 震 化 率 を 九 十 五 パーセントとするためには 平 成 二 十 五 年 から 平 成 三 十 二 年 までの 間 に 少 なくとも 住 宅 の 耐 震 化 は 約 六 百 五 十 万 戸 (うち 耐 震 改 修 は 約 百 三 十 万 戸 )とす る 必 要 があり 建 替 え 促 進 を 図 るとともに 耐 震 改 修 のペースを 約 三 倍 にすることが 必 要 である また 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 の 耐 震 化 は 少 なくとも 約 四 万 棟 (うち 耐 震 改 修 は 約 三 万 棟 )とする 必 要 があり 建 替 え 促 進 を 図 るとともに 耐 震 改 修 のペースを 約 二 倍 にすることが 必 要 となる また 建 築 物 の 耐 震 化 のためには 耐 震 診 断 の 実 施 の 促 進 を 図 ることが 必 要 であり 平 成 二 十 五 年 から 平 成 三 十 二 年 までの 間 に 耐 震 化 率 の 目 標 達 成 のために 必 要 な 耐 震 改 修 の 戸 数 又 は 棟 数 と 同 程 度 の 耐 震 診 断 の 実 施 が 必 要 となると 考 えて 少 なくとも 住 宅 に ついては 約 百 三 十 万 戸 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 については 約 三 万 棟 の 耐 震 診 断 の 実 施 を 目 標 とすることとする 特 に 公 共 建 築 物 については 各 地 方 公 共 団 体 において できる 限 り 用 途 ごとに 目 標 が 設 定 されるよう 国 土 交 通 省 は 関 係 省 庁 と 連 携 を 図 り 必 要 な 助 言 情 報 提 供 を 行 うこととする 三 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 について 技 術 上 の 指 針 となるべき 事 項 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 は 既 存 の 建 築 物 について 現 行 の 耐 震 関 係 規 定 に 適 合 しているかどうかを 調 査 し これに 適 合 しない 場 合 には 適 合 させるために 必 要 な 改 修 を 行 うことが 基 本 である しかしながら 既 存 の 建 築 物 については 耐 震 関 係 規 定 に 適 合 し ていることを 詳 細 に 調 査 することや 適 合 しない 部 分 を 完 全 に 適 合 させることが 困 難 な 場 合 がある このような 場 合 には 建 築 物 の 所 有 者 等 は 技 術 指 針 事 項 に 基 づいて 耐 震 診 断 を 行 い その 結 果 に 基 づいて 必 要 な 耐 震 改 修 を 行 うべきである 四 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 に 関 する 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 に 関 する 基 本 的 な 事 項 建 築 物 の 所 有 者 等 が 地 震 防 災 対 策 を 自 らの 問 題 地 域 の 問 題 として 意 識 することがで きるよう 地 方 公 共 団 体 は 過 去 に 発 生 した 地 震 の 被 害 と 対 策 発 生 のおそれがある 地 震

19 の 概 要 と 地 震 による 危 険 性 の 程 度 等 を 記 載 した 地 図 ( 以 下 地 震 防 災 マップ という ) 建 築 物 の 耐 震 性 能 や 免 震 等 の 技 術 情 報 地 域 での 取 組 の 重 要 性 等 について 町 内 会 等 や 各 種 メディアを 活 用 して 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 を 図 ることが 考 えられる 国 は 地 方 公 共 団 体 に 対 し 必 要 な 助 言 及 び 情 報 提 供 等 を 行 うこととする また 地 方 公 共 団 体 が 適 切 な 情 報 提 供 を 行 うことができるよう 地 方 公 共 団 体 とセンタ ーとの 間 で 必 要 な 情 報 の 共 有 及 び 連 携 が 図 られることが 望 ましい 五 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 策 定 に 関 する 基 本 的 な 事 項 その 他 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 重 要 事 項 1 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 策 定 に 関 する 基 本 的 な 事 項 イ 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 都 道 府 県 は 法 第 五 条 第 一 項 の 規 定 に 基 づく 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 ( 以 下 単 に 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 という )を 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 二 十 五 年 法 律 第 二 十 号 以 下 改 正 法 という )の 施 行 後 できるだけ 速 やかに 改 定 すべきである 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 改 定 に 当 たっては 道 路 部 局 防 災 部 局 衛 生 部 局 観 光 部 局 商 工 部 局 教 育 委 員 会 等 とも 連 携 するとともに 都 道 府 県 内 の 市 町 村 の 耐 震 化 の 目 標 や 施 策 との 整 合 を 図 るため 市 町 村 と 協 議 会 を 設 置 する 等 の 取 組 を 行 いな がら 市 町 村 の 区 域 を 超 える 広 域 的 な 見 地 からの 調 整 を 図 る 必 要 がある 施 策 等 を 中 心 に 見 直 すことが 考 えられる また 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 基 づく 施 策 が 効 果 的 に 実 現 できるよう その 改 定 に 当 たっては 法 に 基 づく 指 導 助 言 指 示 等 を 行 う 所 管 行 政 庁 と 十 分 な 調 整 を 行 うべきである なお 都 道 府 県 は 耐 震 化 の 進 捗 状 況 や 新 たな 施 策 の 実 施 等 にあわせて 適 宜 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 見 直 しを 行 うことが 望 ましい ロ 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 に 関 する 目 標 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 においては 二 2の 目 標 を 踏 まえ 各 都 道 府 県 において 想 定 される 地 震 の 規 模 被 害 の 状 況 建 築 物 の 耐 震 化 の 現 状 等 を 勘 案 し 可 能 な 限 り 建 築 物 の 用 途 ごとに 目 標 を 定 めることが 望 ましい なお 都 道 府 県 は 定 めた 目 標 に ついて 一 定 期 間 ごとに 検 証 するべきである 特 に 耐 震 診 断 義 務 付 け 対 象 建 築 物 につ いては 早 急 に 耐 震 化 を 促 進 すべき 建 築 物 であるため 耐 震 診 断 結 果 の 報 告 を 踏 まえ 耐 震 化 の 状 況 を 検 証 するべきである また 庁 舎 病 院 学 校 等 の 公 共 建 築 物 については 関 係 部 局 と 協 力 し 今 後 速 や かに 耐 震 診 断 を 行 い その 結 果 の 公 表 に 取 り 組 むとともに 具 体 的 な 耐 震 化 の 目 標 を 設 定 すべきである さらに 重 点 化 を 図 りながら 着 実 な 耐 震 化 を 推 進 するため 都 道 府 県 は 公 共 建 築 物 に 係 る 整 備 プログラム 等 を 作 成 することが 望 ましい ハ 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るための 施 策 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 においては 都 道 府 県 市 町 村 建 築 物 の 所 有 者 等 との 役 割 分 担 の 考 え 方 実 施 する 事 業 の 方 針 等 基 本 的 な 取 組 方 針 について 定 めるとともに 具 体 的 な 支 援 策 の 概 要 安 心 して 耐 震 改 修 等 を 行 うことができるようにするための 環 境 整 備 地 震 時 の 総 合 的 な 安 全 対 策 に 関 する 事 業 の 概 要 等 を 定 めることが 望 ましい 法 第 五 条 第 三 項 第 一 号 の 規 定 に 基 づき 定 めるべき 公 益 上 必 要 な 建 築 物 は 地 震 時 に おける 災 害 応 急 対 策 の 拠 点 となる 施 設 や 避 難 所 となる 施 設 等 であるが 例 えば 庁 舎 病 院 学 校 の 体 育 館 等 の 公 共 建 築 物 のほか 病 院 ホテル 旅 館 福 祉 施 設 等 の 民 間 建 築 物 のうち 災 害 対 策 基 本 法 ( 昭 和 三 十 六 年 法 律 第 二 百 二 十 三 号 ) 第 二 条 第 十 号 に 規 定 する 地 域 防 災 計 画 や 防 災 に 関 する 計 画 等 において 大 規 模 な 地 震 が 発 生 した 場 合 においてその 利 用 を 確 保 することが 公 益 上 必 要 な 建 築 物 として 定 められたものについ ても 積 極 的 に 定 めることが 考 えられる なお 公 益 上 必 要 な 建 築 物 を 定 めようとす るときは 法 第 五 条 第 四 項 の 規 定 に 基 づき あらかじめ 当 該 建 築 物 の 所 有 者 等 の 意 見 を 勘 案 し 例 えば 特 別 積 合 せ 貨 物 運 送 以 外 の 一 般 貨 物 自 動 車 運 送 事 業 の 用 に 供 する 施 設 である 建 築 物 等 であって 大 規 模 な 地 震 が 発 生 した 場 合 に 公 益 上 必 要 な 建 築 物 と して 実 際 に 利 用 される 見 込 みがないものまで 定 めることがないよう 留 意 するべきであ

20 る 法 第 五 条 第 三 項 第 二 号 又 は 第 三 号 の 規 定 に 基 づき 定 めるべき 道 路 は 沿 道 の 建 築 物 の 倒 壊 によって 緊 急 車 両 の 通 行 や 住 民 の 避 難 の 妨 げになるおそれがある 道 路 である が 例 えば 緊 急 輸 送 道 路 避 難 路 通 学 路 等 避 難 場 所 と 連 絡 する 道 路 その 他 密 集 市 街 地 内 の 道 路 等 を 定 めることが 考 えられる 特 に 緊 急 輸 送 道 路 のうち 市 町 村 の 区 域 を 越 えて 災 害 時 の 拠 点 施 設 を 連 絡 する 道 路 であり 災 害 時 における 多 数 の 者 の 円 滑 な 避 難 救 急 消 防 活 動 の 実 施 避 難 者 への 緊 急 物 資 の 輸 送 等 の 観 点 から 重 要 な 道 路 に ついては 沿 道 の 建 築 物 の 耐 震 化 を 図 ることが 必 要 な 道 路 として 定 めるべきである このうち 現 に 相 当 数 の 建 築 物 が 集 合 し 又 は 集 合 することが 確 実 と 見 込 まれる 地 域 を 通 過 する 道 路 公 園 等 の 重 要 な 避 難 場 所 と 連 絡 する 道 路 その 他 の 地 域 の 防 災 上 の 観 点 から 重 要 な 道 路 については 同 項 第 二 号 の 規 定 に 基 づき 早 期 に 通 行 障 害 建 築 物 の 耐 震 診 断 を 行 わせ 耐 震 化 を 図 ることが 必 要 な 道 路 として 定 めることが 考 えられる また 同 項 第 四 号 の 規 定 に 基 づく 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 に 関 する 事 項 は 法 第 二 十 八 条 の 特 例 の 適 用 の 考 え 方 等 について 定 めることが 望 ましい さらに 同 項 第 五 号 の 規 定 に 基 づく 独 立 行 政 法 人 都 市 再 生 機 構 又 は 地 方 住 宅 供 給 公 社 ( 以 下 機 構 等 という )による 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 に 関 する 事 項 は 機 構 等 が 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 を 行 う 地 域 建 築 物 の 種 類 等 について 定 めるこ とが 考 えられる なお 独 立 行 政 法 人 都 市 再 生 機 構 による 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 業 務 及 び 地 域 は 原 則 として 都 市 再 生 に 資 するものに 限 定 するとともに 地 域 における 民 間 事 業 者 による 業 務 を 補 完 して 行 うよう 留 意 する ニ 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 に 関 する 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 においては 個 々の 建 築 物 の 所 在 地 を 識 別 可 能 とする 程 度 に 詳 細 な 地 震 防 災 マップの 作 成 について 盛 り 込 むとともに 相 談 窓 口 の 設 置 パン フレットの 作 成 配 布 セミナー 講 習 会 の 開 催 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 に 係 る 情 報 提 供 等 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 に 係 る 事 業 について 定 めることが 望 ましい 特 に 地 震 防 災 マップの 作 成 及 び 相 談 窓 口 の 設 置 は 都 道 府 県 内 の 全 ての 市 町 村 において 措 置 さ れるよう 努 めるべきである また 地 域 における 地 震 時 の 危 険 箇 所 の 点 検 等 を 通 じて 住 宅 建 築 物 の 耐 震 化 の ための 啓 発 活 動 や 危 険 なブロック 塀 の 改 修 撤 去 等 の 取 組 を 行 うことが 効 果 的 であり 必 要 に 応 じ 市 町 村 との 役 割 分 担 のもと 町 内 会 等 との 連 携 策 についても 定 めること が 考 えられる ホ 建 築 基 準 法 による 勧 告 又 は 命 令 等 の 実 施 法 に 基 づく 指 導 助 言 指 示 命 令 等 について 所 管 行 政 庁 は 優 先 的 に 実 施 すべ き 建 築 物 の 選 定 及 び 対 応 方 針 公 表 の 方 法 等 について 定 めることが 望 ましい また 所 管 行 政 庁 は 法 第 十 二 条 第 三 項 ( 法 附 則 第 三 条 第 三 項 において 準 用 する 場 合 を 含 む ) 又 は 法 第 十 五 条 第 三 項 の 規 定 による 公 表 を 行 ったにもかかわらず 建 築 物 の 所 有 者 が 耐 震 改 修 を 行 わない 場 合 には 建 築 基 準 法 第 十 条 第 一 項 の 規 定 による 勧 告 同 条 第 二 項 又 は 第 三 項 の 規 定 による 命 令 等 を 実 施 すべきであり その 実 施 の 考 え 方 方 法 等 について 定 めることが 望 ましい 2 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 策 定 に 関 する 基 本 的 な 事 項 イ 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 平 成 十 七 年 三 月 に 中 央 防 災 会 議 において 決 定 された 地 震 防 災 戦 略 において 東 海 地 震 及 び 東 南 海 南 海 地 震 の 被 害 を 受 けるおそれのある 地 方 公 共 団 体 については 地 域 目 標 を 定 めることが 要 請 され その 他 の 地 域 においても 減 災 目 標 を 策 定 することが 必 要 とされている こうしたことを 踏 まえ 法 第 六 条 第 一 項 において 基 礎 自 治 体 である 市 町 村 においても 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 基 づき 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 を 定 めるよう 努 めるものとされたところであり 可 能 な 限 り 全 ての 市 町 村 において 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 が 策 定 されることが 望 ましい また 改 正 法 による 改 正 前 の 法 第 五 条 第 七 項 に 基 づき 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 を 策 定 している 市 町 村 にあっては 当 該 計 画 を 改 正 法 の 施 行 後 できるだけ 速 やかに 改 定 すべきである 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 策 定 及 び 改 定 に 当 たっては 道 路 部 局 防 災 部 局 衛 生 部 局 観 光 部 局 商 工 部 局 教 育 委 員 会 等 とも 連 携 するとともに 都 道 府 県 の 耐 震 化

21 の 目 標 や 施 策 との 整 合 を 図 るため 都 道 府 県 と 協 議 会 を 設 置 する 等 の 取 組 を 行 いなが ら より 地 域 固 有 の 状 況 に 配 慮 して 作 成 することが 考 えられる また 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 基 づく 施 策 が 効 果 的 に 実 現 できるよう 法 に 基 づ く 指 導 助 言 指 示 等 を 行 う 所 管 行 政 庁 と 十 分 な 調 整 を 行 うべきである なお 市 町 村 は 耐 震 化 の 進 捗 状 況 や 新 たな 施 策 の 実 施 等 にあわせて 適 宜 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 見 直 しを 行 うことが 望 ましい ロ 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 に 関 する 目 標 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 においては 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 目 標 を 踏 まえ 各 市 町 村 において 想 定 される 地 震 の 規 模 被 害 の 状 況 建 築 物 の 耐 震 化 の 現 状 等 を 勘 案 し 可 能 な 限 り 建 築 物 の 用 途 ごとに 目 標 を 定 めることが 望 ましい なお 市 町 村 は 定 めた 目 標 について 一 定 期 間 ごとに 検 証 するべきである 特 に 耐 震 診 断 義 務 付 け 対 象 建 築 物 については 早 急 に 耐 震 化 を 促 進 すべき 建 築 物 であり 耐 震 診 断 の 結 果 の 報 告 を 踏 まえ 耐 震 化 の 状 況 を 検 証 するべきである また 庁 舎 病 院 学 校 等 の 公 共 建 築 物 については 関 係 部 局 と 協 力 し 今 後 速 や かに 耐 震 診 断 を 行 い その 結 果 の 公 表 に 取 り 組 むとともに 具 体 的 な 耐 震 化 の 目 標 を 設 定 すべきである さらに 重 点 化 を 図 りながら 着 実 な 耐 震 化 を 推 進 するため 市 町 村 は 公 共 建 築 物 に 係 る 整 備 プログラム 等 を 作 成 することが 望 ましい ハ 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るための 施 策 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 においては 都 道 府 県 市 町 村 建 築 物 の 所 有 者 等 との 役 割 分 担 の 考 え 方 実 施 する 事 業 の 方 針 等 基 本 的 な 取 組 方 針 について 定 めるとともに 具 体 的 な 支 援 策 の 概 要 安 心 して 耐 震 改 修 等 を 行 うことができるようにするための 環 境 整 備 地 震 時 の 総 合 的 な 安 全 対 策 に 関 する 事 業 の 概 要 等 を 定 めることが 望 ましい 法 第 六 条 第 三 項 第 一 号 又 は 第 二 号 の 規 定 に 基 づき 定 めるべき 道 路 は 沿 道 の 建 築 物 の 倒 壊 によって 緊 急 車 両 の 通 行 や 住 民 の 避 難 の 妨 げになるおそれがある 道 路 である が 例 えば 緊 急 輸 送 道 路 避 難 路 通 学 路 等 避 難 場 所 と 連 絡 する 道 路 その 他 密 集 市 街 地 内 の 道 路 等 を 定 めることが 考 えられる 特 に 緊 急 輸 送 道 路 のうち 市 町 村 の 区 域 内 において 災 害 時 の 拠 点 施 設 を 連 絡 する 道 路 であり 災 害 時 における 多 数 の 者 の 円 滑 な 避 難 救 急 消 防 活 動 の 実 施 避 難 者 への 緊 急 物 資 の 輸 送 等 の 観 点 から 重 要 な 道 路 については 沿 道 の 建 築 物 の 耐 震 化 を 図 ることが 必 要 な 道 路 として 定 めるべきである このうち 現 に 相 当 数 の 建 築 物 が 集 合 し 又 は 集 合 することが 確 実 と 見 込 まれる 地 域 を 通 過 する 道 路 公 園 等 の 重 要 な 避 難 場 所 と 連 絡 する 道 路 その 他 の 地 域 の 防 災 上 の 観 点 から 重 要 な 道 路 については 同 項 第 一 号 の 規 定 に 基 づき 早 期 に 沿 道 の 建 築 物 の 耐 震 化 を 図 ることが 必 要 な 道 路 として 定 めることが 考 えられる ニ 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 に 関 する 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 においては 個 々の 建 築 物 の 所 在 地 を 識 別 可 能 とする 程 度 に 詳 細 な 地 震 防 災 マップの 作 成 について 盛 り 込 むとともに 相 談 窓 口 の 設 置 パンフ レットの 作 成 配 布 セミナー 講 習 会 の 開 催 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 に 係 る 情 報 提 供 等 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 に 係 る 事 業 について 定 めることが 望 ましい 特 に 地 震 防 災 マップの 作 成 及 び 相 談 窓 口 の 設 置 は 全 ての 市 町 村 において 措 置 されるよう 努 める べきである また 地 域 における 地 震 時 の 危 険 箇 所 の 点 検 等 を 通 じて 住 宅 建 築 物 の 耐 震 化 の ための 啓 発 活 動 や 危 険 なブロック 塀 の 改 修 撤 去 等 の 取 組 を 行 うことが 効 果 的 であり 必 要 に 応 じ 町 内 会 等 との 連 携 策 についても 定 めることが 考 えられる ホ 建 築 基 準 法 による 勧 告 又 は 命 令 等 の 実 施 法 に 基 づく 指 導 助 言 指 示 等 について 所 管 行 政 庁 である 市 町 村 は 優 先 的 に 実 施 すべき 建 築 物 の 選 定 及 び 対 応 方 針 公 表 の 方 法 等 について 定 めることが 望 ましい また 所 管 行 政 庁 である 市 町 村 は 法 第 十 二 条 第 三 項 ( 法 附 則 第 三 条 第 三 項 におい て 準 用 する 場 合 を 含 む ) 又 は 法 第 十 五 条 第 三 項 の 規 定 による 公 表 を 行 ったにもかかわ らず 建 築 物 の 所 有 者 が 耐 震 改 修 を 行 わない 場 合 には 建 築 基 準 法 第 十 条 第 一 項 の 規 定 による 勧 告 同 条 第 二 項 又 は 第 三 項 の 規 定 による 命 令 等 を 実 施 すべきであり その 実 施 の 考 え 方 方 法 等 について 定 めることが 望 ましい

22 3 計 画 の 認 定 等 の 周 知 所 管 行 政 庁 は 法 第 十 七 条 第 三 項 の 計 画 の 認 定 法 第 二 十 二 条 第 二 項 の 認 定 法 第 二 十 五 条 第 二 項 の 認 定 について 建 築 物 の 所 有 者 へ 周 知 し 活 用 を 促 進 することが 望 まし い なお 法 第 二 十 二 条 第 二 項 の 認 定 制 度 の 周 知 にあたっては 本 制 度 の 活 用 が 任 意 で あり 表 示 が 付 されていないことをもって 建 築 物 が 耐 震 性 を 有 さないこととはならな いことについて 建 築 物 の 利 用 者 等 の 十 分 な 理 解 が 得 られるよう 留 意 するべきである 附 則 ( 以 下 略 )

23 2 地 震 動 予 測 結 果 による 震 度 分 布 図 南 海 トラフ 地 震

24 山 崎 断 層 帯 地 震

25 上 町 断 層 帯 地 震

26 中 央 構 造 線 断 層 帯 地 震

27 養 父 断 層 帯 地 震

28 3 耐 震 化 率 関 係 データ (1) 住 宅 兵 庫 県 の 住 宅 耐 震 化 率 ( 住 宅 土 地 統 計 調 査 から 推 計 ) 100% 90% 97% 改 定 前 目 標 80% 77.9% 82.4% 85.4% 70% H15 年 度 H20 年 度 H25 年 度 H27 年 度 兵 庫 県 における 住 宅 の 耐 震 化 の 進 捗 状 況 平 成 15 年 平 成 20 年 平 成 25 年 耐 震 性 なし 約 45 万 戸 (22%) 耐 震 性 なし 約 38 万 戸 (18%) 耐 震 性 なし 約 35 万 戸 (15%) 耐 震 性 あり 約 160 万 戸 (78%) 耐 震 性 あり 約 179 万 戸 (82%) 耐 震 性 あり 約 202 万 戸 (85%) H15 H20 H % 82.4% 85.4% 2,052,000 2,169,400 2,368,300 S56.5 以 前 802, , ,870 耐 震 性 なし 452, , ,598 ( 参 考 ) 耐 震 改 修 実 施 22,800 28,810 12,450 S56.5 以 前 442, , ,190 耐 震 性 なし 369, , ,307 ( 参 考 ) 耐 震 改 修 実 施 20,080 25,260 10,610 S56.5 以 前 359, , ,680 耐 震 性 なし 83,675 64,478 55,291 ( 参 考 ) 耐 震 改 修 実 施 2,720 3,550 1,840 耐 震 化 率 総 戸 数 ( 人 の 居 住 する 住 宅 ) 計 木 造 戸 建 住 宅 共 同 住 宅 その 他

29 (2) 多 数 利 用 建 築 物 兵 庫 県 の 多 数 利 用 建 築 物 耐 震 化 率 ( 各 施 設 管 理 者 アンケート 等 から 推 計 ) 100% 90% 92% 改 定 前 目 標 80% 86.6% 77.8% 70% 70.4% 60% H18 年 度 H22 年 度 H27 年 度 兵 庫 県 における 多 数 利 用 建 築 物 の 耐 震 化 の 進 捗 状 況 平 成 18 年 平 成 22 年 平 成 27 年 耐 震 性 なし 約 0.7 万 棟 (30%) 耐 震 性 なし 約 0.5 万 棟 (22%) 耐 震 性 なし 約 0.4 万 棟 (13%) 耐 震 性 あり 約 1.6 万 棟 (70%) 耐 震 性 あり 約 1.9 万 棟 (78%) 耐 震 性 あり 約 2.2 万 棟 (87%) 多 数 利 用 建 築 物 全 体 学 校 等 の 建 築 物 1~3 小 計 平 成 18 年 平 成 22 年 平 成 27 年 建 築 物 総 数 建 築 物 総 数 建 築 物 総 数 耐 震 化 率 耐 震 化 率 耐 震 性 なし 耐 震 性 なし 耐 震 性 なし 耐 震 化 率 22,500 6, % 24,116 5, % 25,797 3, % 公 8,000 3, % 8,740 2, % 7, % 民 14,500 3, % 15,376 3, % 17,980 2, % 11,000 4, % 12,302 3, % 13,105 1, % 公 4,600 2, % 5,194 1, % 4, % 民 6,400 2, % 7,108 1, % 8,562 1, % 1 学 校 4,500 2, % 5,258 1, % 4, % 病 院 公 3,500 1, % 4,103 1, % 3, % 福 祉 施 設 民 1, % 1, % 1, % 2 庁 舎 % % % 3その 他 6,000 2, % 6,566 1, % 8,012 1, % 公 % % % 民 5,400 1, % 5,953 1, % 7,200 1, % 11,500 2, % 11,814 1, % 12,692 1, % 公 3, % 3, % 3, % 民 8,100 1, % 8,268 1, % 9,418 1, % 賃 貸 住 宅

30 4 これまでの 施 策 公 共 公 的 機 関 による 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 に 関 する 事 項 民 間 住 宅 建 築 物 の 耐 震 診 断 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 る 支 援 策 簡 易 耐 震 診 断 の 推 進 わが 家 の 耐 震 改 修 促 進 事 業 の 推 進 新 しい 耐 震 改 修 工 法 の 開 発 及 び 普 及 住 宅 耐 震 改 修 支 援 事 業 の 推 進 独 立 行 政 法 人 住 宅 金 融 支 援 機 構 の 融 資 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 に 係 る 耐 震 診 断 助 成 事 業 の 創 設 主 な 施 策 県 有 市 町 有 施 設 について 自 ら 所 有 管 理 する 建 築 物 の 耐 震 診 断 耐 震 改 修 促 進 プログラム を 策 定 し 耐 震 化 を 実 施 県 住 宅 供 給 公 社 と 独 立 行 政 法 人 都 市 再 生 機 構 による 民 間 住 宅 等 の 耐 震 診 断 耐 震 改 修 の 実 施 住 宅 所 有 者 が 市 町 に 耐 震 診 断 を 申 し 込 み 市 町 から 派 遣 され た 簡 易 耐 震 診 断 員 の 診 断 を 受 ける 事 業 を 行 う 市 町 に 対 し 県 が 費 用 の 一 部 を 補 助 耐 震 診 断 の 結 果, 耐 震 性 能 が 不 足 すると 判 定 された 住 宅 につ いて, 耐 震 改 修 計 画 策 定 費 や 耐 震 改 修 工 事 費 への 補 助 を 行 い, 既 存 民 間 住 宅 の 耐 震 化 を 促 進 居 住 しながら 補 強 が 可 能 な 方 法 等, 新 しい 耐 震 改 修 工 法 等 を 民 間 から 公 募 し その 活 用 を 推 進 金 融 機 関 から 融 資 を 受 けて 耐 震 改 修 工 事 を 実 施 する 場 合 に 県 は 利 子 補 給 を 行 う 住 宅 耐 震 改 修 工 事 利 子 補 給 事 業 を 実 施 耐 震 改 修 工 事 を 伴 うリフォー ムを 実 施 する 場 合 に 機 構 が 低 利 融 資 を 行 う 市 町 事 業 として 多 数 利 用 建 築 物 の 耐 震 診 断 等 を 実 施 する 事 業 者 にその 費 用 の 一 部 を 補 助 する 制 度 を 創 設 取 組 と 実 績 県 有 施 設 : 各 所 管 部 局 で 耐 震 化 計 画 を 策 定 市 町 有 施 設 : 市 町 耐 震 化 促 進 計 画 で 耐 震 化 計 画 を 策 定 賃 貸 住 宅 : 公 社 機 構 とも 単 独 管 理 する 住 宅 の 全 てを 診 断 済 分 譲 住 宅 : 公 社 機 構 とも 特 段 の 取 組 なし H12~14 無 料 の 簡 易 耐 震 診 断 を 実 施 H17~ 所 有 者 1 割 負 担 で 簡 易 耐 震 診 断 を 実 施 ( 一 部 市 町 は 無 料 化 ) 実 績 H26 末 71,346 戸 H15 わが 家 の 耐 震 改 修 促 進 事 業 創 設 H18 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 策 定 を 機 に 補 助 率 限 度 額 を 嵩 上 げ 以 降 順 次 補 助 率 限 度 額 を 嵩 上 げ H27 改 修 工 事 に 加 え 建 替 工 事 等 も 対 象 として 制 度 を 拡 充 し ひょ うご 住 まいの 耐 震 化 促 進 事 業 と して 実 施 全 市 町 で 工 事 費 に 対 する 上 乗 せ 補 助 制 度 を 実 施 計 画 策 定 実 績 H26 末 5,936 戸 改 修 工 事 実 績 H26 末 3,342 戸 H16 18 ひょうご 住 宅 耐 震 改 修 技 術 コンペ 実 施 : 表 彰 された 工 法 は ひょうご 住 まいの 耐 震 化 促 進 事 業 の 補 助 対 象 に H26 他 都 道 府 県 で 補 助 対 象 として 認 められた 工 法 のうち 第 三 者 機 関 による 認 定 を 受 けた 工 法 を 補 助 対 象 に 追 加 H19 県 で 住 宅 耐 震 改 修 工 事 利 子 補 給 事 業 制 度 創 設 実 績 H26 末 25 件 実 績 H26 末 13 件 H19 学 校 病 院 福 祉 施 設 を 対 象 とした 補 助 制 度 を 創 設 H26 用 途 補 助 額 等 を 拡 充 実 績 H26 末 50 件

31 安 心 し て 耐 震 改 修 を 行 う こ とがで きるた めの 環 境 整 備 大 地 震 時 に 備 えた 住 宅 建 築 物 に 関 す る 事 前 の 予 防 策 防 災 拠 点 と な る 建 築 物 の 指 定 (H27.3 追 加 ) 私 立 学 校 にお ける 国 庫 補 助 制 度 の 活 用 促 進 耐 震 診 断 員 の 養 成 活 用 相 談 体 制 の 拡 充 住 宅 改 修 業 者 登 録 制 度 の 推 進 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 の 活 用 専 門 家 技 術 者 向 け 県 民 向 け 講 習 会 の 開 催 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 体 制 の 整 備 関 係 団 体 にお ける 被 災 度 区 分 判 定 体 制 の 整 備 促 進 地 震 時 の 建 築 物 の 総 合 的 な 安 全 対 策 兵 庫 県 住 宅 再 建 共 済 制 度 の 加 入 促 進 長 周 期 地 震 動 への 対 応 大 規 模 地 震 が 発 生 した 場 合 に 利 用 確 保 が 公 益 上 必 要 な 建 築 物 の 指 定 主 な 施 策 取 組 と 実 績 H21 従 来 の 国 庫 補 助 に 県 が 上 乗 せ 私 立 学 校 の 耐 震 改 修 工 事 の 実 する 私 立 学 校 耐 震 化 補 助 事 業 施 に 当 たって 国 庫 補 助 事 業 の を 実 施 活 用 を 促 進 実 績 H26 末 84 件 (うち 県 補 助 75 件 ) 住 宅 の 簡 易 耐 震 診 断 推 進 事 業 簡 易 耐 震 診 断 員 認 定 講 習 会 を 毎 年 を 実 施 する 簡 易 耐 震 診 断 員 の 実 施 養 成 活 用 を 推 進 実 績 H26 末 506 名 ( 住 宅 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 に 関 する 啓 発 に 関 する 事 項 等 に 記 載 ) 県 が 技 術 主 任 者 の 設 置 など 一 定 の 要 件 を 満 たす 住 宅 改 修 業 者 を 登 録 する 制 度 を 推 進 (H18 創 設 ) 耐 震 改 修 の 実 施 に 伴 い 仮 住 居 を 必 要 とする 者 が 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 に 特 定 入 居 できる 制 度 を 活 用 実 績 H26 末 388 社 登 録 実 績 - ( 住 宅 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 に 関 する 啓 発 に 関 する 事 項 等 に 記 載 ) 大 規 模 地 震 が 発 生 した 際 に 被 災 した 建 築 物 を 調 査 し,その 危 険 性 を 判 定 する 専 門 家 を 養 成 建 築 関 係 団 体 における 被 災 度 区 分 判 定 体 制 の 整 備 を 促 進 地 震 時 の 総 合 的 な 安 全 性 を 確 保 するため, 落 下 物 事 故 防 止 対 策 等 の 取 組 を 推 進 県 が 創 設 した 兵 庫 県 住 宅 再 建 共 済 制 度 による 相 互 扶 助 の 取 組 を 推 進 今 後 必 要 な 研 究 や 施 策 を 検 討 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 であるホテル 旅 館 等 のうち 災 害 時 に 避 難 所 として 活 用 す ることについて 県 又 は 市 町 と 協 定 を 締 結 しているものを 防 災 拠 点 として 指 定 実 績 H26 末 2,135 名 養 成 建 築 士 事 務 所 協 会 会 員 を 中 心 に 登 録 を 推 進 実 績 H26 末 44 事 務 所 が 登 録 建 築 物 防 災 月 間 ( 毎 年 3 月 及 び9 月 ) において 広 告 板 窓 ガラス 等 の 点 検 是 正 指 導 等 を 実 施 実 績 159 件 指 導 (H26) 実 績 H25 末 159,313 戸 ( 加 入 率 9%) H21 兵 庫 県 高 層 建 築 物 等 防 災 計 画 書 作 成 要 領 を 修 正 し 家 具 固 定 や 耐 震 建 具 採 用 等 の 指 導 項 目 を 追 加 H27 指 定 : 以 降 耐 震 診 断 の 実 施 と 報 告 期 限 (H27.12 末 )までの 確 実 な 報 告 に 向 けた 個 別 対 応 H27 市 町 事 業 として 指 定 建 築 物 の 耐 震 診 断 補 強 設 計 改 修 工 事 費 の 補 助 制 度 を 創 設 実 績

32 地 震 発 生 時 に 通 行 を 確 保 すべき 道 路 の 指 定 (H27.3 一 部 改 定 ) 住 宅 建 築 物 の 地 震 に 対 す る 安 全 性 の 向 上 に 関 する 啓 発 に 関 する 事 項 等 相 談 体 制 の 整 備 充 実 支 援 事 業 の 活 用 促 進 町 内 会 等 との 連 携 主 な 施 策 県 地 域 防 災 計 画 に 定 める 緊 急 輸 送 道 路 を, 地 震 時 の 緊 急 車 両 の 通 行 や 住 民 の 避 難 を 確 保 す る 必 要 がある 道 路 として 指 定 ひょうご 住 まいサポートセン ターにおいて 相 談 体 制 を 充 実 させるとともに, 市 町 に 対 して 相 談 窓 口 の 開 設 を 要 請 広 報 誌 やパンフレット HP マスコミ 等 の 手 段 を 通 じて 耐 震 改 修 に 係 る 支 援 事 業 の 活 用 を 県 民 に 広 く 働 きかけ 活 用 を 促 進 町 内 会 等 の 自 主 防 災 組 織 や NPO などと 連 携 し, 住 宅 建 築 物 の 耐 震 化 についての 啓 発 活 動 を 実 施 取 組 と 実 績 H23 市 町 事 業 として 指 定 道 路 沿 道 建 築 物 の 耐 震 改 修 工 事 費 等 への 補 助 制 度 創 設 H26 主 な 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 の 状 況 調 査 H27 指 定 実 績 H26 末 8 件 ( 診 断 設 計 改 修 ) H7 住 宅 相 談 所 を 開 設 ( 現 ひょう ご 住 まいサポートセンター) H19 耐 震 改 修 アドバイザー 派 遣 事 業 を 実 施 H12 神 戸 市 が 相 談 窓 口 すまいる ネット を 設 置 他 22 市 町 で 相 談 窓 口 を 設 置 実 績 (ひょうご 住 まいサポートセンター) 相 談 :H26 末 614 件 アドバイザー 派 遣 :H26 末 86 件 市 町 と 協 力 し 広 報 誌 パンフレッ ト HP 新 聞 ラジオ 等 で 支 援 事 業 の 活 用 を 働 きかけ 実 績 HP ラジオ 県 広 報 で 事 業 紹 介 (1 回 / 年 ) 1.17 ひょうご 安 全 の 日 の 集 いで 支 援 事 業 の 展 示 ブース 設 置 神 戸 市 は マスコットキャラクタ ーによる PR 工 事 現 場 の 公 開 な どを 実 施 神 戸 市 : 戸 別 訪 問 等 による 啓 発 活 動 を 実 施 県 : 共 同 住 宅 管 理 組 合 にDMを 発 送 実 績 戸 別 訪 問 : 約 1,500 戸 ( 神 戸 市 H26) 共 同 住 宅 へのDM 発 送 : 約 350 棟 ( 県 H26) 関 係 団 体 との 連 携 建 築 関 係 団 体 と 連 携 し, 住 宅 建 築 物 の 耐 震 化 について 啓 発 活 動 を 実 施 H16 ひょうご わが 家 の 耐 震 改 修 推 進 協 議 会 を 設 置 中 播 磨 県 民 局 で 地 元 建 築 士 会 等 と 連 携 した 相 談 会 を 実 施 実 績 協 議 会 :H21 以 降 活 動 休 止 相 談 会 : 中 播 磨 県 民 局 で 相 談 会 を 実 施 (H26 27 各 2 回 )

33 建 築 基 準 法 による 勧 告 又 は 命 令 等 について 所 管 行 政 庁 との 連 携 に 関 する 事 項 その 他 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 し 必 要 な 事 項 主 な 施 策 県 と 市 町 が 連 携 して 耐 震 性 が 確 認 されていない 多 数 利 用 建 築 物 に 対 し, 指 導 助 言 を 実 施 市 町 耐 震 改 修 促 進 計 画 を 早 期 に 策 定 市 町 による 簡 易 耐 震 診 断 の 積 極 的 な 推 進 市 町 による わが 家 の 耐 震 改 修 促 進 事 業 の 活 用 促 進 市 町 独 自 の 耐 震 改 修 支 援 制 度 の 創 設 を 働 きかけ 取 組 と 実 績 耐 震 診 断 を 義 務 付 けられた 多 数 利 用 建 築 物 に 対 し 随 時 指 導 助 言 を 実 施 中 所 管 行 政 庁 間 で 連 絡 調 整 を 図 りながら 結 果 の 公 表 や 未 報 告 建 築 物 への 指 導 等 を 実 施 実 績 H25 義 務 付 け 対 象 建 築 物 の 調 査 ( 県 内 約 750 棟 ) 実 績 H20 年 度 までに39 市 町 が 策 定 H25 年 度 までに 全 市 町 が 策 定 済 県 内 全 市 町 が 実 施 (22 市 町 で 無 料 化 を 実 施 ) 実 績 H26 末 71,346 戸 全 市 町 が 工 事 費 に 対 する 県 補 助 額 に 3~30 万 円 / 戸 の 上 乗 せ 補 助 を 実 施 H24から 神 戸 市 は 市 事 業 として 実 施 その 他 県 補 助 の 対 象 外 となるもの への 補 助 を 市 町 が 独 自 に 実 施 共 同 住 宅 の 精 密 耐 震 診 断 費 用 補 助 ( 神 戸 市 ) 改 修 後 評 点 0.7 以 上 への 計 画 策 定 費 補 助 ( 神 戸 市 西 宮 市 川 西 市 ) 実 績 神 戸 市 改 修 工 事 費 補 助 累 計 1,565 戸

34 5 補 助 事 業 者 ( 県 民 )アンケート 調 査 概 要 調 査 方 法 郵 送 による 配 布 及 び 回 収 調 査 時 期 平 成 27 年 6 月 中 旬 から 末 まで( 約 2 週 間 ) 調 査 対 象 ( 回 答 率 61.6%) 補 助 事 業 利 用 者 ( 県 民 ) 約 2,100 名 事 業 者 約 60 社 簡 易 耐 震 診 断 員 約 80 名 調 査 内 容 対 象 対 象 詳 細 調 査 概 数 主 な 質 問 内 容 1 過 去 5 年 間 に 改 修 工 事 費 補 助 を 受 けた 方 1,500 事 業 の 満 足 度 ( 補 助 内 容 手 続 ) 制 度 利 用 のきっかけ 改 修 工 事 に 踏 み 切 った 理 由 補 助 事 業 利 用 者 2 過 去 5 年 間 に 計 画 策 定 費 補 助 を 受 けて 改 修 工 事 費 補 助 を 受 け なかった 方 600 事 業 の 満 足 度 ( 補 助 内 容 手 続 ) 制 度 利 用 のきっかけ 計 画 策 定 後 の 工 事 の 有 無 改 修 工 事 費 補 助 を 受 けなかった 理 由 3 簡 易 耐 震 パックの 補 助 を 受 けた 方 40 事 業 の 満 足 度 ( 補 助 内 容 手 続 ) 制 度 利 用 のきっかけ 簡 易 耐 震 パック 活 用 の 理 由 事 業 者 4 計 画 策 定 費 補 助 を 受 けて 改 修 工 事 費 補 助 を 受 けなかった 案 件 の 事 業 者 60 事 業 の 満 足 度 ( 補 助 内 容 手 続 ) 改 修 工 事 に 至 らなかった 理 由 簡 易 耐 震 診 断 員 5 実 績 のある 兵 庫 県 簡 易 耐 震 診 断 員 80 事 業 の 満 足 度 簡 易 耐 震 診 断 後 のフォローアップ

35 調 査 結 果 補 助 事 業 の 利 用 者 について 補 助 事 業 利 用 者 (アンケート 回 答 世 帯 )の 単 身 者 は 約 1 割 アンケート 回 答 世 帯 は 単 身 世 帯 が 約 10%であった 一 方 H25 住 宅 土 地 統 計 調 査 によると 旧 耐 震 住 宅 を 所 有 する 世 帯 は 単 身 世 帯 が 約 37%であり 単 身 世 帯 で 補 助 事 業 を 活 用 している 割 合 が 少 ない アンケート 回 答 世 帯 その 他 6% 無 回 答 1% 単 身 ( 高 齢 ) 9% 単 身 (その 他 ) 1% 対 象 :1 過 去 5 年 間 に 改 修 工 事 費 補 助 を 受 け た 方 親 と 子 35% 質 問 : わが 家 の 耐 震 改 修 促 進 事 業 を 利 用 し た 当 時 の 世 帯 構 成 と 年 齢 について 夫 婦 のみ(そ の 他 ) 3% 夫 婦 のみ( 高 齢 ) 45% ( 参 考 ) 旧 耐 震 新 耐 震 別 の 世 帯 構 成 について 旧 耐 震 住 宅 (S55 年 以 前 )を 所 有 する 世 帯 新 耐 震 住 宅 (S56 年 以 降 )を 所 有 する 世 帯 4 人 世 帯 8% 5 人 世 帯 3% 6 人 以 上 の 世 帯 2% 単 身 世 帯 ( 高 齢 ) 22% 5 人 世 帯 5% 4 人 世 帯 17% 6 人 以 上 の 世 帯 2% 単 身 世 帯 ( 高 齢 ) 9% 3 人 世 帯 15% 単 身 世 帯 (そ の 他 ) 24% 2 人 世 帯 (その 他 ) 16% 2 人 世 帯 ( 高 齢 夫 婦 ) 19% 単 身 世 帯 (そ の 他 ) 15% 3 人 世 帯 18% 2 人 世 帯 (その 他 ) 17% 2 人 世 帯 ( 高 齢 夫 婦 ) 8% H25 住 宅 土 地 統 計 調 査 ( 総 務 省 )

36 工 事 の 実 施 に 係 る 課 題 等 工 事 の 実 施 に 係 る 課 題 は 費 用 が 妥 当 かどうかの 判 断 に 迷 った 工 事 前 工 事 中 の 生 活 が 不 自 由 だった 設 計 施 工 業 者 の 選 定 が 難 しい 費 用 が 妥 当 かどうかの 判 断 に 迷 った 設 計 施 工 業 者 の 選 定 が 難 しい の 割 合 が 高 いことから 工 事 や 業 者 に 関 する 適 切 な 情 報 提 供 が 求 められている その 他 9% 設 計 施 工 業 者 との 打 ち 合 わせが 煩 雑 だった 7% 工 事 期 間 が 長 かった 10% 無 回 答 8% 工 事 を 終 えるまでの 感 想 費 用 が 妥 当 か どうかの 判 断 に 迷 った 32% 対 象 :1 過 去 5 年 間 に 改 修 工 事 費 補 助 を 受 け た 方 質 問 : 改 修 工 事 を 終 えられるまでの 間 の 感 想 をお 聞 きします 設 計 施 工 業 者 の 選 定 が 難 しい 16% 工 事 前 工 事 中 の 生 活 が 不 自 由 だった 18% 工 事 に 踏 み 切 った 理 由 は 将 来 の 地 震 に 備 えたかったから 補 助 制 度 を 知 ったか ら リフォームと 合 わせて 工 事 することが 合 理 的 と 考 えたから 工 事 に 踏 み 切 った 理 由 は 将 来 の 地 震 に 備 えたかったから が 36% 補 助 制 度 を 知 ったから が19%と 多 く 地 震 の 知 識 や 補 助 制 度 の 普 及 啓 発 が 重 要 である 考 えていた 予 算 額 の 範 囲 内 だったから 2% 信 頼 できる 設 計 施 工 業 者 に 勧 められた から 4% 耐 震 診 断 の 結 果 が 悪 かった から 17% リフォームと 合 わせて 工 事 す ることが 合 理 的 と 考 えたから 19% 身 近 に 工 事 を した 家 があった から 1% 工 事 に 踏 み 切 った 理 由 知 り 合 いに 勧 められたから 1% その 他 1% 補 助 制 度 を 知 ったから 19% 将 来 の 地 震 に 備 えたかった から 36% 対 象 :1 過 去 5 年 間 に 改 修 工 事 費 補 助 を 受 け た 方 質 問 : 最 終 的 に 改 修 工 事 に 踏 み 切 った 理 由 は 何 でしょうか

37 工 事 をしなかった 理 由 は 工 事 資 金 が 用 意 できない( 見 積 額 との 差 : 平 均 約 200 万 円 ) いずれ 建 て 替 え 住 み 替 えをするので 今 は 費 用 をかけたくない 改 修 の 効 果 に 不 安 がある また 計 画 策 定 を 実 施 して 改 修 工 事 を 実 施 しなかった 方 の 理 由 は 工 事 資 金 が 用 意 できない( 見 積 額 との 差 : 平 均 約 200 万 円 ) いずれ 建 て 替 え 住 み 替 えをす るので 今 は 費 用 をかけたくない 改 修 の 効 果 に 不 安 がある に 続 き 信 頼 できる 設 計 施 工 業 者 を 選 べない 工 事 費 の 相 場 が 分 からない 等 が 多 く 工 事 費 の 抑 制 地 震 に 対 する 知 識 工 事 費 業 者 に 関 する 適 切 な 情 報 提 供 等 が 求 められている 家 族 居 住 者 (マンション 等 ) の 同 意 が 得 ら れないから 4% 地 震 が 来 るか どうか 分 からな いから 8% 工 事 費 の 相 場 が 分 からない から 信 頼 できる 設 8% 計 施 工 業 者 を 選 べないから 10% その 他 13% 工 事 を 実 施 しなかった 理 由 改 修 の 効 果 に 不 安 があるか ら 17% 工 事 資 金 が 用 意 できないか ら 23% いずれ 建 て 替 え 住 み 替 えを するので 今 は 費 用 をかけ たくないから 17% 対 象 :2 過 去 5 年 間 に 計 画 策 定 費 補 助 を 受 け て 改 修 工 事 費 補 助 を 受 けなかった 方 質 問 : 工 事 を 実 施 していない 理 由 は 何 でしょ うか 見 積 額 と 予 算 額 との 差 ( 万 円 ) 差 : 約 200 万 円 対 象 :2 過 去 5 年 間 に 計 画 策 定 費 補 助 を 受 け て 改 修 工 事 費 補 助 を 受 けなかった 方 質 問 : 以 前 に 計 画 された 耐 震 改 修 工 事 の 見 積 額 と 予 算 額 ( 補 助 金 等 含 む)をお 答 えください 0 平 均 見 積 額 平 均 予 算 額

38 簡 易 型 改 修 工 事 県 の 補 助 を 受 けずに 工 事 を 実 施 した 方 のうち 耐 震 基 準 を 満 足 しないレベルの 工 事 を 実 施 した 方 が 約 2 割 わが 家 の 耐 震 改 修 促 進 事 業 の 補 助 を 受 けずに 工 事 を 実 施 した 方 のうち 評 点 1.0 未 満 ( 耐 震 基 準 を 満 足 しないレベル)の 工 事 を 実 施 した 方 が 22%あり 簡 易 型 改 修 工 事 のニーズは 一 定 ある 県 の 補 助 を 受 けずに 工 事 を 実 施 した 方 その 他 29% 所 得 が 基 準 を 上 回 ったから 2% 無 回 答 17% 他 の 補 助 金 を 利 用 することに したから 5% 評 点 1.0を 満 た さない 工 事 を 実 施 したから 22% 補 助 金 の 手 続 が 面 倒 だった から 10% 補 助 金 の 手 続 に 時 間 がかか り 間 に 合 わな かったから 15% 対 象 :2 過 去 5 年 間 に 計 画 策 定 費 補 助 を 受 け て 改 修 工 事 費 補 助 を 受 けなかった 方 のうち 補 助 を 受 けずに 工 事 を 実 施 し た 方 質 問 : 県 の 補 助 金 を 利 用 されなかった 理 由 は 何 でしょうか 簡 易 パック を 実 施 した 方 は 大 工 工 務 店 からの 紹 介 で 県 事 業 を 知 った 方 が 約 23% また H26 年 度 の 淡 路 地 震 直 後 に 実 施 した 計 画 策 定 と 工 事 をセットにした50 万 円 の 定 額 補 助 である 簡 易 パック を 実 施 した 方 は 通 常 の 改 修 工 事 を 実 施 した 方 に 比 べ 大 工 工 務 店 からの 紹 介 によってわが 家 の 耐 震 改 修 促 進 事 業 を 知 った 方 が 多 く 定 額 であることから 工 事 業 者 が 営 業 しやすかったものと 思 われる 大 工 工 務 店 からの 紹 介 の 割 合 25.0% 23.3% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 18.4% 対 象 :1 過 去 5 年 間 に 改 修 工 事 費 補 助 を 受 け た 方 3 簡 易 耐 震 パックの 補 助 を 受 けた 方 質 問 : わが 家 の 耐 震 改 修 促 進 事 業 を 何 で 知 りましたか 0.0% 通 常 簡 易 パック

39 簡 易 耐 震 診 断 について 耐 震 診 断 後 住 宅 所 有 者 が 求 めるものは 具 体 的 な 改 修 工 法 の 提 案 予 測 される 地 震 と 対 策 の 必 要 性 を 説 明 工 事 費 の 概 算 や 相 場 の 紹 介 簡 易 耐 震 診 断 員 を 対 象 としたアンケートによると 診 断 後 住 宅 所 有 者 が 求 める ものは 具 体 的 な 改 修 工 法 の 提 案 予 測 される 地 震 と 対 策 の 必 要 性 を 説 明 工 事 費 の 概 算 や 相 場 の 紹 介 が 高 い 割 合 となっている 診 断 後 に 住 宅 所 有 者 が 求 めているもの 信 頼 できる 設 計 施 工 業 者 の 紹 介 7% すぐに 改 修 工 事 ができない 場 合 の 対 応 策 の 提 案 11% 補 助 制 度 融 資 制 度 の 紹 介 13% 工 事 費 の 概 算 や 相 場 の 紹 介 18% 公 的 な 相 談 窓 口 の 紹 介 1% その 他 1% 具 体 的 な 改 修 工 法 の 提 案 30% 予 測 される 地 震 と 対 策 の 必 要 性 を 説 明 19% 対 象 :5 実 績 のある 兵 庫 県 簡 易 耐 震 診 断 員 質 問 : 簡 易 耐 震 診 断 後 住 宅 所 有 者 はどのよ うなフォローアップと 求 めていると 考 えますか 簡 易 耐 震 診 断 員 のフォローアップ 状 況 は フォローアップをしたいが 営 業 活 動 が 禁 止 されているため 出 来 ない がもっとも 多 い また 診 断 後 のフォローアップ 状 況 について フォローアップをしたいが 営 業 活 動 が 禁 止 されているため 出 来 ない が31%と 高 くなっている フォローアップ をする 必 要 は ない 2% フォローアップ をしたいが 簡 易 耐 震 診 断 の 業 務 範 囲 外 で あるためしてい ない 28% その 他 8% 診 断 後 のフォローアップ 状 況 無 回 答 2% フォローアップ をしたいが 営 業 活 動 が 禁 止 されているため できない 31% フォローアップ をしている 29% 対 象 :5 実 績 のある 兵 庫 県 簡 易 耐 震 診 断 員 質 問 : 簡 易 耐 震 診 断 後 住 宅 所 有 者 に 対 し 実 際 にフォローアップをされています か

40 補 助 事 業 の 課 題 補 助 事 業 は 概 ね 使 いやすいと 答 えた 方 が 約 16% 使 いにくいと 答 えた 方 が 約 73% 事 業 の 使 いやすさ 非 常 に 使 いに くかった 19% 非 常 に 使 いや すかった 5% 使 いやすかっ た 11% 使 いやすくも 使 いにくくもな かった 11% 対 象 :4 事 業 者 質 問 : わが 家 の 耐 震 改 修 促 進 事 業 の 使 いや すさはいかがでしたか? 少 し 使 いにくい 点 があった 54% 使 いにくい 理 由 は 手 続 に 時 間 がかかる 提 出 書 類 が 多 い 補 助 対 象 内 補 助 対 象 外 の 仕 分 けが 面 倒 使 いにくい 理 由 としては 手 続 に 時 間 がかかる が 38% 提 出 書 類 が 多 い が 20%と 多 く 手 続 に 対 する 改 善 が 求 められている 使 いにくい 理 由 市 町 と 県 が 別 々に 審 査 し ている 8% 補 助 金 額 が 低 い 9% 制 度 の 内 容 が 分 かりにくい 5% その 他 6% 手 続 に 時 間 が かかる 38% 対 象 :4 事 業 者 ( 補 助 事 業 を 非 常 に 使 いに くかった 少 し 使 いにくい 点 があっ た と 答 えた 方 ) 質 問 :どのような 点 が 使 いにくかったでしょ うか 補 助 対 象 内 補 助 対 象 外 の 仕 分 けが 面 倒 14% 提 出 書 類 が 多 い 20%

41 参 考 : 補 助 事 業 を 活 用 した 方 の 地 域 別 分 析 工 事 を 実 施 しない 理 由 について 都 市 部 は 約 22% 地 方 部 は 約 30%の 方 が 工 事 資 金 が 用 意 できない と 回 答 都 市 部 地 方 部 別 にみると 工 事 を 実 施 しない 理 由 としてはともに 工 事 資 金 が 用 意 できない が1 位 であるものの 地 方 部 の 方 が 高 い 割 合 となっている 工 事 を 実 施 しない 理 由 工 事 資 金 が 用 意 できない 割 合 35.0% 30.0% 30.4% 対 象 :2 過 去 5 年 間 に 計 画 策 定 費 補 助 を 受 け 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 22.3% て 改 修 工 事 費 補 助 を 受 けなかった 方 ( 工 事 資 金 が 用 意 できない と 答 え た 方 ) 質 問 : 工 事 を 実 施 していない 理 由 は 何 でしょ うか 0.0% 都 市 部 地 方 部 都 市 部 : 阪 神 から 中 播 磨 にかけて 連 たんする 市 街 地 ( 神 戸 市 尼 崎 市 西 宮 市 芦 屋 市 伊 丹 市 宝 塚 市 川 西 市 明 石 市 加 古 川 市 高 砂 市 播 磨 町 姫 路 市 太 子 町 ) 地 方 部 : 都 市 部 以 外 の 市 町 ( 参 考 ) 補 助 事 業 の 実 績 からみても 計 画 策 定 から 改 修 工 事 に 至 る 割 合 は 都 市 部 が 高 い これは 地 方 部 は 都 市 部 に 比 べて 延 べ 面 積 が 広 く そのため 平 均 工 事 費 が 高 くな ることが 理 由 の 一 つであると 考 えられる 計 画 策 定 から 改 修 工 事 に 至 る 割 合 平 均 工 事 費 平 均 延 べ 面 積 (S55 年 以 前 住 宅 ) 100.0% 80.0% 60.0% 40.0% 67.2% 59.6% ( 単 位 : 万 円 ) ( 単 位 :m2) % 0.0% 都 市 部 地 方 部 都 市 部 地 方 部 都 市 部 地 方 部

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