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1 資 料 1 社 会 資 本 整 備 を 取 り 巻 く 最 近 の 動 き Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

2 目 次 0. 第 3 次 社 会 資 本 整 備 重 点 計 画 の 全 体 像 1. 大 規 模 広 域 的 な 災 害 リスクの 低 減 に 係 る 最 近 の 動 き 津 波 防 災 地 域 づくりに 関 する 法 律 に 基 づく 取 組 状 況 南 海 トラフ 巨 大 地 震 による 被 害 想 定 等 国 土 強 靱 化 に 向 けた 検 討 2. 産 業 経 済 の 基 盤 や 国 際 競 争 力 の 強 化 に 係 る 最 近 の 動 き 首 都 圏 3 環 状 道 路 の 整 備 国 際 拠 点 空 港 の 機 能 強 化 等 港 湾 運 営 の 民 営 化 インフラ 海 外 展 開 の 推 進 3. 持 続 可 能 で 活 力 ある 国 土 地 域 づくりに 係 る 最 近 の 動 き 都 市 の 低 炭 素 化 の 促 進 に 関 する 法 律 高 齢 者 障 害 者 等 の 災 害 時 緊 急 時 の 避 難 におけるバリアフリー 化 方 策 通 学 路 の 交 通 安 全 対 策 4. 社 会 資 本 の 適 確 な 維 持 管 理 更 新 に 係 る 最 近 の 動 き 笹 子 トンネル 天 井 板 落 下 事 故 及 び 点 検 状 況 新 幹 線 トンネルモルタル 剥 落 等 事 故 及 び 点 検 状 況 社 会 資 本 の 老 朽 化 対 策 会 議 社 会 資 本 の 維 持 管 理 更 新 に 関 し 当 面 講 ずべき 措 置 社 会 資 本 メンテナンス 戦 略 小 委 員 会 中 間 答 申 1

3 第 3 次 社 会 資 本 整 備 重 点 計 画 の 全 体 像 意 義 計 画 期 間 三 次 計 画 の ポイント 国 民 生 活 社 会 経 済 産 業 活 動 の 基 盤 を 形 成 する 社 会 資 本 整 備 の 方 向 性 を 明 確 にし 限 られた 財 源 の 中 で 効 果 的 かつ 効 率 的 に 社 会 資 本 整 備 を 実 施 するための 取 組 を 明 確 化 平 成 24 年 度 ~ 平 成 28 年 度 厳 しい 財 政 状 況 人 口 減 少 少 子 高 齢 化 等 社 会 経 済 状 況 を 踏 まえ 1 年 前 倒 しで 新 計 画 を 策 定 ソフトも 含 めた 事 業 施 策 間 の 連 携 (ハード 施 策 間 /ハード ソフト 間 / 多 様 な 主 体 との 協 働 等 ) 中 長 期 的 な 社 会 資 本 整 備 のあるべき 姿 を 提 示 ( 3つの 視 点 9つの 政 策 課 題 18のプログラム ) 選 択 と 集 中 の 基 準 の 提 示 ( 中 長 期 的 な 社 会 資 本 のあるべき 姿 の 実 現 に 向 け 計 画 期 間 中 に 重 点 的 に 投 資 していくのかの 判 断 基 準 ) 指 標 の 見 直 し ( 新 たな 政 策 課 題 への 対 応 ) 視 点 1 安 全 安 心 な 生 活 地 域 等 の 維 持 視 点 2 国 や 地 球 規 模 の 大 きな 環 境 変 化 人 口 構 造 等 の 変 化 への 対 応 視 点 3 新 たな 成 長 や 価 値 を 創 造 する 国 家 戦 略 地 域 戦 略 の 実 現 政 策 課 題 政 策 課 題 政 策 課 題 1 国 土 の 保 全 / 2 暮 らしの 安 全 の 確 保 / 3 地 域 の 活 性 化 4 地 球 環 境 問 題 への 対 応 /5 急 激 な 少 子 高 齢 化 への 対 処 / 7 快 適 な 暮 らしと 環 境 の 確 保 /8 交 流 の 促 進 文 化 産 業 振 興 / 6 人 口 減 少 への 対 処 9 国 際 競 争 力 の 確 保 プログラム 1 災 害 に 強 い 国 土 地 域 づくり 2 我 が 国 の 領 土 や 領 海 排 他 的 経 済 水 域 等 の 保 全 3 陸 海 空 の 交 通 安 全 の 確 保 4 広 域 的 な 移 動 輸 送 の 更 なる 効 率 化 円 滑 化 都 市 地 域 相 互 間 での 連 携 促 進 5 ストック 型 社 会 への 転 換 ( 社 会 資 本 の 計 画 的 な 維 持 管 理 更 新 ) プログラム 6 低 炭 素 循 環 型 社 会 の 構 築 7 健 全 な 水 循 環 の 再 生 8 生 物 多 様 性 の 保 全 人 と 自 然 の 共 生 する 社 会 の 実 現 9 生 活 経 済 機 能 が 集 約 化 された 地 域 社 会 の 構 築 10 日 常 生 活 における 不 可 欠 な 移 動 の 更 なる 円 滑 化 快 適 化 11 離 島 半 島 豪 雪 地 域 等 の 条 件 不 利 地 域 の 自 立 的 発 展 プログラム 12 健 康 で 快 適 に 暮 らせる 生 活 環 境 の 確 保 13 良 好 なランドスケープを 有 する 美 しい 国 土 地 域 づくり 14 国 際 交 流 拠 点 の 機 能 強 化 ネットワークの 拡 充 15 大 都 市 におけるインフラ 機 能 の 高 度 化 16 建 設 運 輸 産 業 等 の 世 界 市 場 におけるプレゼンスの 発 揮 17 個 性 的 で 魅 力 あふれる 観 光 地 域 の 創 出 18 社 会 資 本 整 備 に 民 間 の 知 恵 資 金 を 活 用 選 択 と 集 中 の 基 準 今 整 備 をしないと 大 規 模 又 は 広 域 的 な 災 害 今 整 備 をしないと 我 が 国 産 業 経 済 の 基 盤 や 国 今 整 備 をしないと 持 続 可 能 で 活 力 ある 国 土 リスクを 低 減 できないおそれのあるもの 際 競 争 力 の 強 化 が 著 しく 困 難 になるおそれのある 地 域 づくり の 実 現 に 大 きな 支 障 をもたらすおそ もの れのあるもの 重 点 目 標 1 大 規 模 又 は 広 域 的 な 災 害 リスクの 低 減 1-1 耐 震 化 やソフト 対 策 の 推 進 (1) 構 造 物 等 の 損 壊 防 止 市 街 地 の 防 災 性 向 上 1 耐 震 液 状 化 対 策 の 促 進 主 要 なターミナル 駅 の 耐 震 化 率 88%(H22 末 ) 概 ね100%(H27 末 ) 2 人 的 物 的 な 二 次 被 害 の 拡 大 の 防 止 (2) 防 災 拠 点 緊 急 輸 送 ルートの 整 備 耐 震 化 1 防 災 機 能 を 備 えるオープンスペース 等 の 確 保 2 陸 海 空 の 連 携 による 人 流 物 流 確 保 3 災 害 時 の 緊 急 輸 送 のバックアップ 機 能 の 強 化 (3)ハード 整 備 と 一 体 となったソフト 対 策 1-2 津 波 対 策 及 び 高 潮 侵 食 対 策 の 強 化 (1) 海 岸 河 川 堤 防 の 整 備 等 による 被 害 防 止 軽 減 (2) 津 波 防 災 地 域 づくりによる 津 波 対 策 等 の 推 進 1-3 治 水 対 策 の 強 化 土 砂 災 害 対 策 の 推 進 (1) 大 規 模 水 害 の 未 然 の 防 止 等 過 去 10 年 間 に 床 上 浸 水 被 害 を 受 けた 家 屋 のうち 未 だ 浸 水 のおそれ のある 家 屋 数 約 6.1 万 戸 (H23 末 ) 約 4.1 万 戸 (3 割 解 消 )(H28) (2) 水 害 に 強 い 地 域 づくり (3) 水 害 に 対 する 警 戒 避 難 体 制 等 の 整 備 (4) 大 規 模 土 砂 災 害 の 未 然 防 止 1-4 危 機 管 理 対 策 の 強 化 国 土 交 通 省 等 と 市 町 村 のリエゾン 協 定 締 結 率 約 71%(H23 末 ) 100%(H28 末 ) 重 点 目 標 2 我 が 国 産 業 経 済 の 基 盤 や 国 際 競 争 力 の 強 化 2-1 大 都 市 や 国 際 拠 点 空 港 港 湾 の 機 能 拡 充 強 化 とアクセス 性 の 向 上 等 (1) 国 際 競 争 力 の 基 盤 整 備 1 都 市 機 能 の 高 度 化 及 び 都 市 交 通 ネットワーク 整 備 東 京 圏 鉄 道 における 混 雑 率 166%(H22 末 ) 主 要 区 間 の 平 均 :150% 以 内 全 区 間 :180% 以 内 (H27 末 ) 2 国 際 交 流 拠 点 の 機 能 拡 充 強 化 首 都 圏 空 港 の 発 着 容 量 64 万 回 (H23 末 ) 74.7 万 回 (H28 末 ) 日 本 発 着 コンテナ 貨 物 の 釜 山 港 等 東 アジア 主 要 港 のトランシップ 率 10%(H20) 5%(H27) (2) 官 民 連 携 による 海 外 プロジェクトの 推 進 我 が 国 建 設 企 業 の 海 外 建 設 受 注 高 1 兆 3,503 億 円 (H23 末 ) 2 兆 円 (H32 末 ) 2-2 地 域 の 活 力 の 維 持 向 上 (1) 魅 力 ある 観 光 地 域 の 形 成 美 しい 国 土 地 域 づくりの 推 進 景 観 計 画 に 基 づき 取 組 を 進 める 地 域 の 数 315 団 体 (H22 末 ) 550 団 体 (H28 末 ) 重 点 目 標 3 持 続 可 能 で 活 力 ある 国 土 地 域 づくりの 実 現 3-1 持 続 可 能 でエネルギー 効 率 の 良 い 暮 らし のモデル 形 成 国 内 外 への 普 及 展 開 (1) 都 市 における 暮 らしの 低 炭 素 化 公 共 交 通 の 利 便 性 の 高 いエリアに 居 住 している 人 口 割 合 地 方 中 枢 都 市 圏 :69.1%(H22 末 ) 69.5%(H28 末 ) (2) 人 流 物 流 からの 温 室 効 果 ガスの 排 出 抑 制 3-2 少 子 高 齢 化 社 会 において 安 全 安 心 な 暮 らしができる 社 会 への 転 換 (1) 都 市 機 能 の 集 約 化 街 なか 居 住 の 推 進 地 域 内 の 移 動 円 滑 化 (2) 公 共 施 設 等 のバリアフリー 化 公 共 施 設 等 のバリアフリー 化 率 利 用 者 数 が3,000 人 / 日 以 上 の 駅 バスターミナル 等 の 旅 客 施 設 段 差 解 消 率 :78%(H22 末 ) 約 100%(H32 末 ) (3) 交 通 安 全 の 確 保 通 学 路 の 歩 道 整 備 率 51%(H22 末 ) 約 6 割 (H28 末 ) (4) 健 康 で 快 適 に 暮 らせる 生 活 環 境 の 確 保 (2) 基 幹 となる 交 通 物 流 ネットワークの 整 備 3-3 失 われつつある 自 然 環 境 の 保 全 再 生 (1) 生 物 多 様 性 の 保 全 道 路 による 都 市 間 速 達 性 確 保 率 46%(H22 末 ) 約 50%(H28 末 ) ) 主 要 都 市 等 を 結 ぶ 都 市 間 リンクのうち 都 市 間 連 絡 速 度 ( 都 市 間 の 最 短 道 路 距 離 を 最 短 所 要 時 間 で 除 したもの)60km/hが 確 保 されている 割 合 汚 水 処 理 人 口 普 及 率 約 87%(H22 末 ) 約 95%(H28 末 ) ) 岩 手 県 宮 城 県 福 島 県 を 除 く 特 に 重 要 な 水 系 における 湿 地 の 再 生 の 割 合 約 3 割 (H22 末 ) 約 5 割 (H28 末 ) (2) 健 全 な 水 循 環 の 再 生 今 適 確 な 維 持 管 理 更 新 を 行 わないと 将 来 極 めて 危 険 となるおそれのあるもの 重 点 目 標 4 社 会 資 本 の 適 確 な 維 持 管 理 更 新 (1) 我 が 国 の 社 会 資 本 の 実 態 把 握 と 維 持 管 理 更 新 費 の 推 計 (2) 長 寿 命 化 によるトータルコストの 低 減 等 長 寿 命 化 計 画 の 策 定 率 下 水 道 施 設 約 51%(H23 末 ) 約 100%(H28 末 ) 道 路 橋 76%(H23 末 ) 100%(H28 末 ) 長 寿 命 化 計 画 に 基 づく 港 湾 施 設 の 老 朽 化 対 策 実 施 率 6%(H23 末 ) 100%(H28 末 ) 計 画 の 実 効 性 を 確 保 する 方 策 1. 官 民 連 携 による 社 会 資 本 整 備 2. 多 様 な 効 果 を 勘 案 した 公 共 事 業 評 価 3. 社 会 資 本 整 備 への 多 様 な 主 体 の 参 画 と 透 明 性 公 正 性 の 確 保 4. 公 共 工 事 の 入 札 及 び 契 約 の 適 正 化 5. 社 会 資 本 整 備 の 担 い 手 である 建 設 産 業 等 の 再 生 や 人 材 確 保 6. 効 果 的 効 率 的 な 社 会 資 本 整 備 の ための 技 術 研 究 開 発 7. 情 報 通 信 技 術 等 を 活 用 した 社 会 資 本 整 備 事 業 の 効 率 性 の 向 上 8. 地 方 ブロックの 社 会 資 本 の 重 点 整 備 方 針 の 策 定 9. 重 点 計 画 のフォローアップ 2

4 1. 大 規 模 広 域 的 な 災 害 リスクの 低 減 に 係 る 最 近 の 動 き 3

5 津 波 防 災 地 域 づくりに 関 する 法 律 ( 平 成 23 年 法 律 第 123 号 )に 基 づく 取 組 状 況 将 来 起 こりうる 津 波 災 害 の 防 止 軽 減 のため 全 国 で 活 用 可 能 な 一 般 的 な 制 度 を 創 設 し ハード ソフトの 施 策 を 組 み 合 わせた 多 重 防 御 による 津 波 防 災 地 域 づくり を 推 進 平 成 25 年 5 月 1 日 までに 10 県 が 津 波 浸 水 想 定 を 公 表 1 国 土 交 通 大 臣 が 基 本 指 針 を 策 定 ( 平 成 23 年 12 月 ) 2 都 道 府 県 知 事 が 津 波 浸 水 想 定 を 設 定 最 大 クラスの 津 波 が 悪 条 件 下 で 発 生 した 場 合 に 想 定 される 浸 水 の 区 域 及 び 水 深 茨 城 県 (H24.8) 青 森 県 (H24.10 H25.2) 徳 島 県 (H24.12) 高 知 県 (H24.12) 宮 崎 県 (H25.2) 和 歌 山 県 (H25.4) 岡 山 県 (H25.4) 広 島 県 (H25.4) 香 川 県 (H25.4) 熊 本 県 (H25.4) 3 市 町 村 が 推 進 計 画 を 作 成 ビジョンを 示 す ハード ド ソフト 施 策 を 適 切 に 組 み 合 わせることで 津 波 防 災 地 域 づくりを 総 合 的 に 推 進 するための 計 画 4 津 波 防 護 施 設 の 整 備 等 浸 水 の 拡 大 を 防 ぐ 5 都 道 府 県 知 事 が 津 波 災 害 警 戒 区 域 を 指 定 津 波 から 逃 げる (イエローゾーン= 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 ) 6 都 道 府 県 知 事 が 津 波 災 害 特 別 警 戒 区 域 を 指 定 津 波 を 避 ける (オレンジゾーン= 一 定 の 建 築 や 開 発 行 為 について 安 全 な 高 さや 構 造 を 求 める 規 制 ) 4

6 ( 参 考 ) 津 波 防 災 地 域 づくりのイメージ 浸 水 が 防 止 される 区 域 浸 水 が 防 止 される 区 域 津 波 防 護 施 設 ( 閘 門 ) 指 定 津 波 防 護 施 設 ( 既 存 道 路 ) 避 難 路 避 難 場 所 ( 高 台 ) 津 波 防 護 施 設 ( 兼 用 工 作 物 ) 津 波 避 難 ビル 津 波 避 難 ビル 津 波 避 難 タワー 津 波 浸 水 想 定 宅 地 の 嵩 上 げ 津 波 避 難 タワー 地 域 の 選 択 により 都 道 府 県 知 事 が 津 波 災 害 特 別 警 戒 区 域 を 指 定 できる 津 波 災 害 警 戒 区 域 イエローゾーン 津 波 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 ( 避 難 施 設 避 難 経 路 津 波 避 難 訓 練 情 報 伝 達 等 ) 市 町 村 による 津 波 ハザードマップの 作 成 等 海 岸 堤 防 津 波 災 害 特 別 警 戒 区 域 オレンジゾーン 1 病 室 等 の 居 室 の 床 面 の 高 さが 津 波 の 水 深 以 上 津 波 2 病 院 等 の 建 築 を 予 定 した 盛 土 等 の 開 発 行 為 の 規 制 津 波 災 害 特 別 警 戒 区 域 のうち 市 町 村 長 が 条 例 で 定 めた 区 域 住 宅 等 の 居 室 等 の 全 部 が 津 波 の 水 深 以 下 レッドゾーン 住 宅 等 の 居 室 等 の 一 部 が 津 波 の 水 深 以 上 5

7 ( 参 考 ) 各 県 の 津 波 浸 水 想 定 の 例 県 名 徳 島 県 高 知 県 宮 崎 県 青 森 県 今 回 設 定 範 囲 全 沿 岸 (7の 地 域 海 岸 を 設 定 ) 全 沿 岸 (25の 地 域 海 岸 を 設 定 ) 全 沿 岸 (7の 地 域 海 岸 を 設 定 ) 下 北 八 戸 沿 岸 の 残 部 及 び 陸 奥 湾 沿 岸 (7の 地 域 海 岸 を 設 定 ) 岸 : 約 184 讃 岐 阿 波 沿 岸 : 約 58 km 徳 島 市 紀 伊 水 道 西 沿 km 足 摺 岬 ~ 愛 媛 県 境 約 220km 高 知 市 宮 崎 市 北 部 域 約 170km 中 部 域 約 80km 南 部 域 約 150km 北 海 岬 ~むつ 市 大 畑 約 98km そとがはま 北 海 岬 ~ 外 ヶ 浜 町 根 岸 約 255km むつ 市 大 畑 ~ 尻 屋 崎 約 32km 平 成 24 年 10 月 河 川 分 科 会 に て 審 議 済 み 想 定 津 波 ( 断 層 モデル) 1 南 海 トラフの 巨 大 地 震 による 想 定 津 波 南 海 トラフの 巨 大 地 震 による 想 定 津 波 ケース ケース 南 海 トラフの 巨 大 地 震 モデルの 例 ケース3 紀 伊 半 島 沖 ~ 四 国 沖 に 2 ケース4 四 国 沖 に 2 ケース11 室 戸 岬 沖 と 日 向 灘 に 2 大 すべり 域 + 超 大 すべり 域 を 設 定 大 すべり 域 + 超 大 すべり 域 を 設 定 大 すべり 域 + 超 大 すべり 域 を2 箇 所 設 定 1 1 南 海 トラフの 巨 大 地 震 による 想 定 津 波 ケース 4 11 宮 崎 県 独 自 モデルによる 想 定 地 震 津 波 宮 崎 県 独 自 モデル 県 独 自 モデル 日 向 灘 で 発 生 する 地 震 による 断 層 破 壊 3 が 周 辺 の 一 定 の 領 域 まで 拡 大 青 森 県 独 自 モデルによる 想 定 地 震 津 波 1H24 青 森 県 太 平 洋 側 独 自 断 層 モデル 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 に 関 する 専 門 調 査 会 ( 中 央 防 災 会 議 ) による 平 成 17 年 の 検 討 結 果 を 基 に 三 陸 北 部 の 地 震 と 明 治 三 陸 タイプ 地 震 を 網 羅 する 津 波 断 層 領 域 を 想 定 2H24 青 森 県 青 森 湾 西 岸 断 層 帯 にゅうない ( 入 内 断 層 ) 独 自 断 層 モデル 平 成 21 年 産 総 研 調 査 結 果 報 告 を 基 に 想 定 たいらだて 3H24 青 森 県 平 舘 断 層 独 自 断 層 モデル 平 成 24 年 産 総 研 調 査 結 果 報 告 を 基 に 想 定 最 大 鉛 直 変 位 量 :10.0m 最 大 鉛 直 変 位 量 :10.0m 最 大 鉛 直 変 位 量 :10.1m 1 平 成 24 年 8 月 29 日 南 海 トラフの 巨 大 地 震 モデル 検 討 会 公 表 モデルによる 想 定 津 波 年 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 2010 年 チリ 地 震 等 を 参 考 に 大 すべり 域 等 の 面 積 は 断 層 全 体 の20%と 設 定 している 3 大 すべり 域 超 大 すべり 域 の 設 定 の 考 え 方 は 南 海 トラフの 巨 大 地 震 モデル 検 討 会 にならっている 最 大 鉛 直 変 位 量 :10.3m 最 大 鉛 直 変 位 量 : 28.8m 1.4m 1.6m 6

8 ( 参 考 ) 各 県 の 津 波 浸 水 想 定 の 例 県 名 徳 島 県 高 知 県 宮 崎 県 青 森 県 ( 今 回 設 定 した 沿 岸 のみ) 県 内 の 最 高 津 波 水 位 最 大 浸 水 深 等 沿 岸 に 津 波 が 到 達 するまでの 時 間 浸 水 面 積 浸 水 深 1cm 以 上 み な み 20.9 (T.P.m)( 美 波 町 内 ) 10m 以 上 あなん みなみ む ぎ ( 阿 南 市 美 波 町 牟 岐 町 海 陽 町 内 ) 海 岸 線 から 沖 合 30mにおいて ±20cmの 水 位 変 化 が 確 認 されるま での 最 短 時 間 4 分 20m 以 上 ( 室 戸 市, 土 佐 市, 須 崎 市, 四 万 十 市, すくも 土 佐 清 水 市, 宿 毛 市, 中 土 佐 町, 四 万 十 町, 大 月 町, 黒 潮 町 内 ) 沿 岸 部 において 浸 水 深 30cmの 水 位 変 化 が 確 認 されるまでの 最 短 時 間 5 分 以 内 す く も 16.0 (T.P.m)( 串 間 市 内 ) ひがしどおり 11.5 (T.P.m)( 東 通 村 内 ) か ざ ま う ら 16m( 串 間 市 内 ) 11.65m( 風 間 浦 村 内 ) 海 岸 線 から 沖 合 30mにおいて +1m の 水 位 変 化 が 確 認 されるまでの 最 短 時 間 ( 室 戸 市, 高 知 市, 宿 毛 市 内 ) ( 海 陽 町 内 ) ( 日 南 市 ) 断 層 の 直 近 の 地 点 のため 地 震 発 生 直 後 に 津 波 の 水 位 が 上 昇 すると 想 定 されたもの 201.4km2 ( 平 成 24 年 8 月 29 日 内 閣 府 公 表 値 117.6km2) 192.6km2 ( 平 成 24 年 8 月 29 日 内 閣 府 公 表 値 157.8km2) 14 分 142.8km2 ( 平 成 24 年 8 月 29 日 内 閣 府 公 表 値 123.9km2) 海 岸 線 から 沖 合 30mにおいて±20cm の 水 位 変 化 が 確 認 されるまでの 最 短 時 間 13.0km2 重 要 施 設 の 県 庁 0.3~1.0m 県 庁 浸 水 なし 県 庁 : 浸 水 なし 県 庁 : 浸 水 なし 浸 水 深 市 町 庁 舎 市 町 村 庁 舎 市 町 村 庁 舎 徳 島 市 1.0~2.0m 鳴 門 市 1.0~2.0m まつしげ 松 茂 町 2.0~3.0m 北 島 町 1.0~2.0m 小 松 島 市 2.0~3.0m あ な ん 阿 南 市 03~1 0.3~1.0m0m み な み 美 波 町 2.0~3.0m む ぎ 牟 岐 町 5.0~10.0m 徳 島 阿 波 おどり 空 港 3.0~4.0m 東 洋 町 2.0~5.0m 室 戸 市 2.0~5.0m な は り 奈 半 利 町 2.0~5.0m 田 野 町 2.0~5.0m 安 芸 市 5.0~10.0m 中 土 佐 町 5.0~10.0m 黒 潮 町 5.0~10.0m 土 佐 清 水 市 2.0~5.0m す く も 宿 毛 市 5.0~10.0m 高 知 龍 馬 空 港 :5.0~10.0m 日 向 市 0.3~1.0m かどがわ 門 川 町 2.0~5.0m 宮 崎 空 港 5.0~10.0m 0 分 * 市 町 村 庁 舎 か ざ ま う ら 風 間 浦 村 1.1m 津 波 浸 水 想 定 の 設 定 を 踏 まえた 県 の 取 組 県 と 関 係 市 町 等 で 連 絡 調 整 会 議 を 開 催 し 津 波 災 害 警 戒 区 域 の 指 定 等 を 検 討 併 せ 推 進 計 画 の 策 定 を 推 進 推 進 計 画 の 作 成 や 津 波 災 害 警 戒 区 域 の 指 定 については 市 町 村 や 関 係 機 関 と 協 議 を 行 って 今 後 の 進 め 方 等 を 検 討 していく 国 県 市 で 連 絡 会 を 開 催 し 津 波 災 害 警 戒 区 域 の 指 定 等 を 検 討 併 せ 宮 崎 市 及 び 日 向 市 をモデ ルケースとして 推 進 計 画 の 策 定 を 推 進 国 県 市 で 意 見 交 換 会 等 を 開 催 し 推 進 計 画 の 作 成 を 推 進 市 町 等 と 連 携 し 津 波 避 難 計 画 の 策 定 を 推 進 市 町 村 と 連 携 し 津 波 避 難 計 画 を 見 直 し 県 により 津 波 避 難 計 画 の 見 直 しを 支 援 する 補 助 制 度 を 創 設 市 町 村 と 連 携 し 津 波 避 難 計 画 の 策 定 を 推 進 避 難 ビルの 指 定 や 避 難 路 の 整 備 を 推 進 (H24 年 度 末 徳 島 市 において472 箇 所 を 避 難 ビルに 指 定 済 ) 見 直 した 津 波 避 難 計 画 に 基 づきハ ザードマップを 作 成 中 (H24 年 度 末 15/19の 沿 岸 市 町 村 で 作 成 済 ) 策 定 した 津 波 避 難 計 画 に 基 づき 津 波 ハザードマップを 作 成 中 7

9 南 海 トラフ 巨 大 地 震 による 被 害 想 定 ( 第 二 次 報 告 ) 中 央 防 災 会 議 防 災 対 策 推 進 検 討 会 議 の 下 に 設 置 された 南 海 トラフ 巨 大 地 震 対 策 検 討 ワーキンググループにおいて 南 海 トラフ 巨 大 地 震 の 被 害 想 定 等 について 検 討 を 進 め 昨 年 8 月 29 日 には 第 一 次 報 告 として 建 物 被 害 人 的 被 害 等 の 推 計 結 果 がとりまとめ 平 成 25 年 3 月 18 日 には 被 害 想 定 の 第 二 次 報 告 として 施 設 等 の 被 害 及 び 経 済 的 な 被 害 がとりまとめられた 第 二 次 報 告 の 構 成 被 害 想 定 結 果 (ライフライン 等 ) 1. 施 設 等 の 被 害 1 被 害 の 様 相 総 括 全 国 の 様 相 被 害 の 大 きい 地 域 の 様 相 項 目 別 の 被 害 の 様 相 ライフライン 被 害 交 通 施 設 被 害 等 2 定 量 的 な 被 害 量 ライフライン イ 被 害 支 障 人 口 復 旧 推 移 等 交 通 施 設 被 害 生 活 への 影 響 等 被 害 箇 所 数 避 難 者 数 等 2. 経 済 的 な 被 害 1 被 害 の 様 相 総 括 我 が 国 の 製 造 拠 点 の 被 災 二 次 的 な 波 及 等 項 目 別 の 被 害 の 様 相 観 光 商 業 吸 引 力 の 低 下 企 業 の 撤 退 倒 産 雇 用 状 況 の 変 化 国 際 的 信 頼 の 低 下 等 2 定 量 的 な 被 害 量 被 害 額 資 産 等 の 被 害 生 産 サービス 低 下 交 通 寸 断 による 影 響 防 災 減 災 対 策 の 効 果 の 試 算 耐 震 化 出 火 防 止 対 策 等 の 効 果 資 産 等 への 被 害 ( 被 災 地 ) 合 計 民 間 部 門 準 公 共 ( 電 気 ガス 通 信 鉄 道 ) 公 共 部 門 地 震 動 地 震 動 ( 基 本 ケース) ( 陸 側 ケース) 97.6 兆 円 兆 円 83.4 兆 円 兆 円 0.6 兆 円 0.9 兆 円 13.6 兆 円 20.2 兆 円 ライフライン 被 害 ( 被 災 直 後 ) 電 力 : 停 電 軒 数 通 信 : 不 通 回 線 数 上 水 道 : 断 水 人 口 下 水 道 : 支 障 人 口 ガ ス: 供 給 停 止 戸 交 通 施 設 被 害 ( 被 災 直 後 ) 道 路 : 道 路 施 設 被 害 鉄 道 : 鉄 道 施 設 被 害 港 湾 : 係 留 施 設 被 害 生 活 支 障 等 避 難 者 :(1 週 間 後 ) 帰 宅 困 難 者 ( 中 京 京 阪 神 ):( 当 日 中 ) 物 資 : 食 料 不 足 (3 日 分 ) 飲 料 水 不 足 (3 日 分 ) その 他 の 物 的 被 害 災 害 廃 棄 物 等 : 資 産 等 への 被 害 ( 被 災 地 ) 約 2,410 万 軒 ~ 約 2,710 万 軒 約 810 万 回 線 ~ 約 930 万 回 線 約 2,570 万 人 ~ 約 3,440 万 人 約 2,860 万 人 ~ 約 3,210 万 人 約 55 万 戸 ~ 約 180 万 戸 約 30,000 箇 所 ~ 約 41,000 箇 所 約 13,000 箇 所 ~ 約 19,000 箇 所 約 3,000 箇 所 ~ 約 5,000 箇 所 約 440 万 人 ~ 約 950 万 人 約 320 万 人 ~ 約 380 万 人 約 1,400 万 食 ~ 約 3,200 万 食 約 1,400 万 リットル ~ 約 4,800 万 リットル 約 11,000 万 トン ~ 約 31,000 万 トン 被 害 額 耐 震 化 火 災 対 策 等 を 推 進 することによる 減 災 効 果 経 済 活 動 への 影 響 ( 全 国 ) 生 産 サービス 低 下 に 起 因 するもの 交 通 寸 断 に 起 因 するもの( 道 路 鉄 道 ) 交 通 寸 断 に 起 因 するもの( 港 湾 ) 30.2 兆 円 44.7 兆 円 4.9 兆 円 6.1 兆 円 10.8 兆 円 16.9 兆 円 兆 円 被 害 額 は ほぼ 半 減 約 80 兆 円 生 産 サービス 低 下 による 被 害 額 ( 全 国 ) 44.7 兆 円 被 害 額 は 約 3 割 程 度 減 少 約 32 兆 円 被 害 額 対 策 後 の 被 害 額 被 害 額 対 策 後 の 被 害 額 南 海 トラフ 巨 大 地 震 の 被 害 想 定 について( 第 二 次 報 告 )( 内 閣 府 平 成 25 年 3 月 18 日 )より 作 成 8

10 港 湾 法 の 一 部 を 改 正 する 法 律 案 ( 平 成 25 年 3 月 15 日 国 会 提 出 ) 非 常 災 害 時 における 港 湾 機 能 の 維 持 に 資 するよう 国 土 交 通 大 臣 が 障 害 物 の 除 去 を 行 うことにより 啓 開 できる 航 路 や 船 舶 の 待 避 場 所 として 開 発 保 全 できる 航 路 の 指 定 を 行 えることとするとともに 海 上 運 送 の 効 率 化 に 資 する 石 炭 等 のばら 積 み 貨 物 の 輸 入 拠 点 を 形 成 するため 国 土 交 通 大 臣 が 指 定 した 港 湾 における 港 湾 施 設 の 整 備 等 に 係 る 協 定 制 度 を 創 設 する 等 の 措 置 を 講 ずる 東 日 本 大 震 災 における 課 題 法 案 の 概 要 首 都 直 下 地 震 等 の 発 生 時 には 三 大 湾 ( 東 京 湾 大 阪 湾 伊 勢 湾 )におい て 大 量 の 漂 流 物 や 護 岸 の 被 災 等 に より 船 舶 の 入 出 港 が 困 難 となり 湾 内 の 港 湾 機 能 が 長 期 間 麻 痺 する 恐 れ 3 月 11 日 ( 金 ) 14:00~24:00 航 路 の 啓 開 作 業 避 泊 船 舶 が 輻 輳 密 集 東 京 湾 における 船 舶 の 避 難 状 況 液 状 化 による 護 岸 の 被 災 緊 急 確 保 航 路 の 指 定 非 常 災 害 時 において 国 土 交 通 大 臣 が 所 有 者 の 承 諾 を 得 ることなく 漂 流 物 の 除 去 を 行 える 航 路 を 指 定 船 舶 待 避 用 の 泊 地 の 指 定 及 び 開 発 保 全 国 土 交 通 大 臣 が 船 舶 の 待 避 のために 必 要 な 泊 地 として 開 発 保 全 航 路 を 指 定 し 開 発 保 全 港 湾 施 設 の 適 切 な 維 持 管 理 の 推 進 点 検 の 方 法 等 の 明 確 化 港 湾 管 理 者 が 民 有 港 湾 施 設 の 維 持 管 理 状 況 耐 震 性 に 関 する 立 入 検 査 を 実 施 し 必 要 に 応 じ 勧 告 命 令 港 湾 広 域 防 災 協 議 会 の 設 置 災 害 時 の 港 湾 機 能 維 持 のための 広 域 的 な 協 議 会 を 設 置 東 京 港 東 京 湾 の 航 路 機 能 の 確 保 ( 案 ) 東 京 港 コンテナターミナル 民 有 港 湾 施 設 の 維 持 管 理 状 況 について 立 入 検 査 勧 告 横 浜 港 川 崎 港 コンビナート 横 浜 港 コンテナターミナル コンビナート 横 須 賀 港 木 更 津 港 コンビナート 千 葉 港 発 災 時 に 国 が 航 路 啓 開 を 行 うことができる 水 域 を 指 定 コンビナート 大 型 船 舶 の 待 避 場 所 を 確 保 凡 例 緊 急 確 保 航 路 港 内 航 路 開 発 保 全 航 路 ( 航 路 機 能 部 分 ) 港 湾 区 域 耐 震 強 化 岸 壁 緊 急 確 保 航 路 開 発 保 全 航 路 ( 泊 地 機 能 部 分 ) 今 回 の 法 改 正 事 項 9 9

11 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 25 年 3 月 8 日 国 会 提 出 /5 月 22 日 成 立 ) 1. 背 景 地 震 防 災 戦 略 ( 中 央 防 災 会 議 策 定 (H17 年 ))において 住 宅 及 び 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 の 耐 震 化 目 標 を 平 成 27 年 までに90%と 設 定 ( 平 成 15 年 時 点 :75%) ( 現 行 の 耐 震 基 準 は 昭 和 56 年 6 月 に 導 入 ) 耐 震 化 率 は 平 成 20 年 時 点 で 住 宅 が 約 79% 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 が 約 80%となっている 平 成 20 年 までに 達 成 すべき 数 値 よりも 約 2%マイナスの 状 況 南 海 トラフの 巨 大 地 震 や 首 都 直 下 地 震 の 被 害 想 定 で これらの 地 震 が 最 大 クラスの 規 模 で 発 生 した 場 合 東 日 本 大 震 災 を 超 える 甚 大 な 人 的 物 的 被 害 が 発 生 することがほぼ 確 実 視 ( 南 海 トラフの 巨 大 地 震 の 被 害 想 定 (H24.8 内 閣 府 ): 建 物 被 害 約 94 万 棟 ~240 万 棟 死 者 数 約 3~32 32 万 人 ) 耐 震 改 修 促 進 法 の 改 正 や 支 援 措 置 の 拡 充 による 住 宅 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 が 喫 緊 の 課 題 2. 耐 震 改 修 促 進 法 の 改 正 の 概 要 (1) 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 のための 規 制 強 化 耐 震 診 断 の 義 務 化 耐 震 診 断 結 果 の 公 表 ( 現 行 制 度 ) 病 院 店 舗 旅 館 等 の 不 特 定 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 及 び 学 校 老 人 ホーム 等 の 避 難 弱 者 が 利 用 する 建 築 物 のう ち 大 規 模 なもの 等 地 方 公 共 団 体 が 指 定 する 緊 急 輸 送 道 路 等 の 避 難 路 沿 道 建 築 物 都 道 府 県 が 指 定 する 庁 舎 避 難 所 等 の 防 災 拠 点 建 築 物 平 成 27 年 末 ま で 地 方 公 共 団 体 が 指 定 する 期 限 まで 耐 震 診 断 結 果 に 基 づく 耐 震 改 修 の 促 進 耐 震 改 修 の 指 示 ( 従 わない 場 合 には その 旨 の 公 表 ) 倒 壊 等 の 危 険 性 が 高 い 場 合 ( ) 東 日 本 大 震 災 後 の 建 築 基 準 法 による 改 修 命 令 等 A 市 役 所 の 損 傷 状 況 全 ての 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 マンションを 含 む 住 宅 や 小 規 模 建 築 物 等 についても 耐 震 診 断 及 び 必 要 に 応 じた 耐 震 改 修 の 努 力 義 務 を 創 設 10

12 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 25 年 3 月 8 日 国 会 提 出 /5 月 22 日 成 立 ) (2) 建 築 物 の 耐 震 化 の 円 滑 な 促 進 のための 措 置 耐 震 改 修 計 画 の 認 定 基 準 の 緩 和 及 び 容 積 率 建 ぺい 率 の 特 例 新 たな 耐 震 改 修 工 法 も 認 定 可 能 になるよう 耐 震 改 修 計 画 の 認 定 制 度 について 対 象 工 事 の 拡 大 及 び 容 積 率 建 ぺい 率 の 特 例 措 置 の 創 設 区 分 所 有 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 必 要 性 に 係 る 認 定 耐 震 改 修 の 必 要 性 の 認 定 を 受 けた 区 分 所 有 建 築 物 (マンション 等 )について 大 規 模 な 耐 震 改 修 を 行 おうとする 場 合 の 決 議 要 件 を 緩 和 ( 区 分 所 有 法 の 特 例 :3/4 1/2) 耐 震 性 に 係 る 表 示 制 度 の 創 設 耐 震 性 が 確 保 されている 旨 の 認 定 を 受 けた 建 築 物 について その 旨 を 表 示 できる 制 度 を 創 設 ( 参 考 ) 支 援 措 置 の 拡 充 平 成 24 年 度 補 正 予 算 新 たに 補 強 増 築 された 部 分 新 たに 認 定 対 象 となる 増 築 工 事 の 例 住 宅 の 改 修 建 替 え 等 に 対 する 緊 急 支 援 通 常 の 支 援 ( 補 助 率 国 :11.5% 等, 地 方 :11.5% 等 )に 加 え 30 万 円 / 戸 を 追 加 支 援 ( 国 :15 万 円 / 戸, 地 方 :15 万 円 / 戸 ) 密 集 市 街 地 や 津 波 浸 水 想 定 区 域 等 に 係 る 避 難 路 沿 道 建 築 物 の 改 修 建 替 え 等 に 対 する 補 助 率 の 拡 充 等 密 集 市 街 地 等 の 避 難 路 の 補 助 率 を 拡 充 ( 国 :1/6, 地 方 :1/6 国 :1/3, 地 方 :1/3) 等 平 成 25 年 度 予 算 耐 震 診 断 の 義 務 付 け 対 象 建 築 物 に 対 する 重 点 的 緊 急 的 支 援 耐 震 診 断 の 義 務 付 けの 対 象 となる 建 築 物 について 通 常 の 助 成 制 度 に 加 え 国 が 重 点 的 緊 急 的 に 支 援 する 仕 組 みを 創 設 耐 震 診 断 国 :[ 通 常 ]1/3 [ 緊 急 支 援 ] 1/2 耐 震 改 修 等 国 :[ 通 常 ] 11.5%,1/3 [ 緊 急 支 援 ]1/3,2/5 ( 通 常 の 社 会 資 本 整 備 総 合 交 付 金 等 による 国 費 分 を 含 む 助 成 率 ) ( 上 記 の 他 社 会 資 本 整 備 総 合 交 付 金 等 を 活 用 した 既 存 の 耐 震 補 助 制 度 がない 地 方 公 共 団 体 の 区 域 においても 一 定 の 支 援 ) 改 修 前 の バルコニー 幅 平 成 25 年 度 税 制 改 正 耐 震 改 修 促 進 税 制 ( 住 宅 )の 拡 充 所 得 税 (H29まで 延 長 ) H26.4~H29.12の 控 除 限 度 額 を25 万 円 に 拡 充 固 定 資 産 税 (H27まで) 特 に 重 要 な 避 難 路 沿 道 にある 住 宅 は2 年 間 1/2 減 額 に 拡 充 11

13 災 害 時 の 行 動 計 画 に 基 づく 広 域 防 災 訓 練 の 実 施 被 害 想 定 等 を 踏 まえ あらかじめ 災 害 時 の 行 動 計 画 を 作 成 し これを 念 頭 に 関 係 する 機 関 が 連 携 して 広 域 的 な 訓 練 を 実 施 大 学 名 古 屋 工 業 大 学 岐 阜 大 学 三 重 大 学 とのTV 会 議 中 部 地 方 整 備 局 中 部 運 輸 局 災 害 対 策 本 部 国 土 交 通 省 緊 急 災 害 対 策 本 部 ( 本 省 防 災 セン ター)とのTV 会 議 濃 尾 平 野 道 路 啓 開 オペレーション 計 画 の 検 証 広 域 支 援 本 部 との 情 報 伝 達 大 学 とのTV 会 議 日 時 : 平 成 25 年 2 月 7 日 ( 木 )8:00~12:00 うち 国 土 交 通 省 緊 急 災 害 対 策 本 部 訓 練 は8:00~8:15 想 定 地 震 : 南 海 トラフ 巨 大 地 震 (M9.0) 濃 尾 平 野 排 水 ポンプ 車 による 排 水 国 土 交 通 省 緊 急 災 害 対 策 本 部 地 方 整 備 局 運 輸 局 とのTV 会 議 防 災 ヘリによる 映 像 伝 送 被 害 状 況 報 告 災 害 対 策 用 機 械 の 派 遣 展 開 調 整 映 像 伝 送 TEC-FORCE 派 遣 調 整 河 川 環 境 楽 園 広 域 支 援 部 隊 の 集 結 出 動 ( 他 地 整 の 車 両 含 む) 陸 上 自 衛 隊 ヘリによる 物 資 輸 送 他 地 整 運 輸 局 災 害 対 策 本 部 国 土 交 通 省 緊 急 災 害 対 策 本 部 ( 本 省 防 災 セン ター)とのTV 会 議 地 方 整 備 局 ( 関 東 北 陸 近 畿 中 国 四 国 ) 地 方 運 輸 局 ( 東 北 関 東 北 陸 信 越 ) 防 災 ヘリによる 映 像 伝 送 訓 練 伊 豆 半 島 付 近 海 上 自 衛 隊 ヘリによる 映 像 伝 送 訓 練 名 古 屋 港 付 近 防 災 ヘリによる 映 像 伝 送 訓 練 高 知 海 岸 付 近 和 歌 山 県 白 浜 町 内 道 路 啓 開 現 場 からの 状 況 報 告 訓 練 名 古 屋 港 海 上 での 漂 流 者 捜 索 救 助 海 上 航 路 啓 開 油 回 収 ライフライン イ 復 旧 訓 練 新 東 名 高 速 道 路 浜 松 SA 道 路 啓 開 拠 点 の 設 置 国 土 交 通 省 緊 急 災 害 対 策 本 部 とのTV 会 議 道 路 啓 開 車 両 の 集 結 出 動 ( 他 地 整 の 車 両 含 む) 防 災 ヘリによる 映 像 伝 送 訓 練 紀 伊 半 島 付 近 東 紀 州 拠 点 ( 尾 鷲 市 ) 陸 上 自 衛 隊 ヘリによる 物 資 輸 送 12

14 災害時の道路啓開 航路啓開等の連携オペレーション計画の作成 被害想定をもとに あらかじめ復旧支援ルート等を抽出し 道路啓開 航路啓開 排水作業等の 被害想定をもとに あらかじめ復旧支援ル ト等を抽出し 道路啓開 航路啓開 排水作業等の 連携オペレーション計画を作成 海 南海トラフ巨大地震を対象とした中部ブロックの啓開オペレーション計画 象 ブ 道路啓開 航路啓開 排水計画の連携を イメージした上でオペレーション計画を策定 道路啓開のオペレーション計画 北陸方面 富山県 広域応援部隊 石川県 広域応援部隊 長野県 広域応援部隊 広域応援部隊 STEP1 関東方面 福井県 STEP1 岐阜県 広域応援部隊 広域応援部隊 山梨県 STEP1 滋賀県 STEP1 STEP1 関西方面 STEP3 STEP2 STEP3 STEP2 STEP3 STEP2 STEP3 STEP3 三重県 STEP2 STEP3 STEP3 STEP1 排水 オペ 排水のオペレーション計画 シ 計画 STEP3 STEP2 STEP1 STEP1 STEP2 静岡県 愛知県 STEP1 STEP3 STEP3 STEP3 STEP3 STEP3 航路啓開のオペレーション計画 航路啓開 港へのアクセス道路 航路啓開 港 のアクセス道路 の啓開 排水計画の連携 13

15 国 土 強 靱 化 に 向 けた 検 討 基 本 理 念 我 が 国 は 国 土 の 特 性 として 自 然 災 害 が 数 多 く 発 生 するが 災 害 は それを 迎 え 撃 つ 社 会 のあり 方 によって 被 害 の 状 況 が 大 きく 変 わる 大 地 震 等 の 発 生 甚 大 な 被 害 長 期 間 にわたる 復 旧 復 興 という 繰 り 返 しを 避 けるため に 東 日 本 大 震 災 をはじめとする 過 去 の 教 訓 に 学 び 平 時 から 事 前 の 備 え を 行 うことが 重 要 である 東 日 本 大 震 災 の 最 大 の 教 訓 は 低 頻 度 大 規 模 災 害 への 備 えについて 狭 い 意 味 での 防 災 の 範 囲 を 超 えて 国 土 政 策 産 業 政 策 も 含 めた 総 合 的 な 対 応 を いわば 国 家 百 年 の 大 計 の 国 づくりとして 千 年 の 時 をも 見 据 えな がら 行 っていくことが 必 要 であるということである そ のために いかなる 大 規 模 災 害 等 が 発 生 しよう とも 人 命 は 何 としても 守 り 抜 く 行 政 経 済 社 会 を 維 持 する 重 要 な 機 能 が 致 命 的 な 損 傷 を 負 わない 財 産 施 設 等 に 対 する 被 害 をできる 限 り 軽 減 し 被 害 拡 大 を 防 止 する 迅 速 な 復 旧 復 興 を 可 能 にする ことを 基 本 的 な 方 針 と する 強 くしなやか な( 強 靱 な) 国 づ くりを 進 めていくこととする 平 成 25 年 4 月 10 日 国 土 強 靱 化 の 推 進 に 関 する 関 係 府 省 庁 連 絡 会 議 国 土 強 靱 化 (ナショナル レジリエンス( 防 災 減 災 )) 推 進 に 向 けた 考 え 方 より 抜 粋 14

16 国 土 強 靱 化 に 向 けた 検 討 これまでの 動 きと 検 討 スケジュール 平 成 25 年 5 月 13 日 第 5 回 ナショナル レジリエンス( 防 災 減 災 ) 懇 談 会 資 料 より 抜 粋 15

17 国 土 強 靱 化 の 検 討 範 囲 平 成 25 年 3 月 5 日 ナショナル レジリエンス( 防 災 減 災 ) 懇 談 会 ( 第 1 回 ) 資 料 より 抜 粋 16

18 国 土 強 靱 化 の 流 れ 平 成 25 年 3 月 5 日 ナショナル レジリエンス( 防 災 減 災 ) 懇 談 会 ( 第 1 回 ) 資 料 より 抜 粋 17

19 2. 産 業 経 済 基 盤 や 国 際 競 争 力 の 強 化 に 係 る 最 近 の 動 き 18

20 首 都 圏 3 環 状 道 路 の 整 備 状 況 防 災 減 災 の 推 進 やリダンダンシーの 確 保 国 際 競 争 力 の 強 化 や 交 通 渋 滞 の 緩 和 を 図 るため 首 都 圏 において 首 都 圏 三 環 状 道 路 の 整 備 を 推 進 圏 央 道 ( 東 金 - 木 更 津 東 )が 新 たに 開 通 するなど ネットワークが 充 実 首 都 圏 3 環 状 道 路 総 延 長 約 525km 圏 央 道 整 備 率 約 56% 外 かん 整 備 率 約 40% 中 央 環 状 整 備 率 約 80% H25 年 度 H 供 用 H26 年 度 H 供 用 八 王 子 JCT 新 東 名 相 模 原 IC (H26 年 度 ) 相 模 原 愛 川 IC 小 田 原 路 道 木 厚 鶴 ヶ 島 JCT 圏 央 道 事 業 中 中 央 高 尾 山 IC 道 海 老 名 IC 海 老 名 JCT 寒 川 北 IC 茅 ヶ 崎 JCT 藤 沢 IC 相 模 湾 H26 年 度 以 降 関 越 道 大 泉 JCT 中 央 JCT 東 名 JCT 桶 川 北 本 IC 埼 玉 県 第 東 三 名 京 高 浜 速 戸 塚 IC 栄 IC JCT 白 岡 菖 蒲 IC 東 北 道 H25 年 度 以 降 五 霞 IC 久 喜 白 岡 JCT か く 環 状 外 道 路 京 東 央 環 中 状 神 奈 川 県 横 横 道 釜 利 谷 JCT 横 浜 湘 南 道 路 高 速 横 浜 環 状 南 線 H27 年 度 H27 年 度 東 京 都 大 橋 JCT 京 東 大 井 湾 JCT 岸 道 路 東 京 湾 東 京 湾 ア クアライン H26 年 度 以 降 常 磐 道 三 郷 南 IC 高 谷 JCT H26 年 度 木 更 津 JCT 木 更 津 東 IC つくば 中 央 つくば IC JCT 茨 城 県 H27 年 度 東 関 道 印 区 間 の 供 用 時 期 については 検 討 が 必 要 道 関 東 千 葉 県 未 開 通 区 間 のIC JCT 名 称 は 仮 称 ( 茅 ヶ 崎 JCT~ 相 模 原 IC 東 金 JCT~ 木 更 津 東 ICを 除 く) 稲 敷 IC 神 崎 IC 成 田 空 港 松 尾 横 芝 IC 東 金 IC JCT 大 栄 JCT 太 平 洋 凡 例 H25 年 度 H25 年 度 以 降 事 業 中 H 供 用 開 通 済 区 間 ( 平 成 25 年 5 月 29 日 時 点 ) 事 業 中 調 査 中 N 19

21 ( 参 考 ) 環 状 道 路 の 整 備 状 況 東 京 首 都 圏 の 環 状 道 路 の 整 備 率 は59% 諸 外 国 の 主 要 都 市 では 多 車 線 の 環 状 道 路 整 備 が 進 んでいる 東 京 8 車 線 6 車 線 4 車 線 2 車 線 未 供 用 区 間 その 他 の 高 速 道 路 ( 供 用 未 供 用 ) 主 な 一 般 道 路 北 京 二 環 路 三 環 路 パ リ 都 市 名 計 画 延 長 供 用 延 長 整 備 率 備 考 東 京 525km 309km 59% 2013 年 5 月 29 日 現 在 北 京 433km 433km 100% 2009 年 9 月 12 日 完 成 ソウル 168km 168km 100% 2007 年 12 月 28 日 完 成 パリ 313km 272km 87% 2011 年 1 月 現 在 ワシントンDC 103km 103km 100% 1998 年 完 成 ロンドン 188km 188km 100% 1986 年 完 成 ベルリン 223km 217km 97% 2009 年 1 月 現 在 ソウル ロンドン ベルリ ン ワシントンDC 環 状 道 路 のネットワーク 化 により 都 心 への 到 達 パターン 数 は 飛 躍 的 に 増 加 発 生 が 予 想 される 首 都 直 下 地 震 に 備 えるためにも 災 害 時 に 機 能 する 強 いネットワークが 重 要 東 名 高 速 から 東 京 都 心 へ 至 るパターン( 試 算 ) 現 状 :5ルート 圏 央 道 完 成 :191ルート 三 環 状 完 成 :1470ルート 東 京 都 心 東 京 都 心 東 京 都 心 算 出 条 件 対 象 路 線 : 高 速 道 路 有 料 道 路 起 点 : 東 名 高 速 : 厚 木 IC 終 点 : 都 心 環 状 線 JCT( 竹 橋 三 宅 坂 谷 町 浜 崎 橋 江 戸 橋 箱 崎 ) 同 一 路 線 JCTを2 回 通 過 しない 放 射 道 路 は 上 り 方 向 のみ 下 り 方 向 は 利 用 しない 中 央 環 状 線 を 利 用 した 場 合 4 号 新 宿 線 ( 西 新 宿 JCT) 5 号 池 袋 線 ( 熊 野 町 JCT)から 都 心 方 向 へは 通 行 できない 開 通 区 間 ( H 現 在 ) 開 通 区 間 ( H 現 在 ) 開 通 区 間 ( H 現 在 ) 開 通 と 見 なす 区 間 開 通 と 見 なす 区 間 20

22 ( 参 考 ) 圏 央 道 の 整 備 効 果 ( 企 業 立 地 ) 圏 央 道 沿 線 では 開 通 後 新 規 工 場 の 立 地 面 積 の 伸 びは 全 国 平 均 の 約 3 倍 圏 央 道 沿 線 の 企 業 立 地 状 況 平 成 23 年 5 開 通 平 成 22 年 3 開 通 平 成 20 年 3 開 通 平 成 8 年 3 開 通 平 成 14 年 3 開 通 平 成 17 年 3 開 通 平 成 19 年 6 開 通 平 成 24 年 3 開 通 高 尾 山 相 模 原 愛 川 平 成 25 年 3 開 通 平 成 22 年 2 開 通 昭 和 63 年 3 開 通 平 成 19 年 3 開 通 平 成 22 年 4 開 通 平 成 15 年 3 開 通 平 成 19 年 3 開 通 平 成 21 年 3 開 通 平 成 10 年 3 開 通 平 成 6 年 を1.0とした 場 合 の 新 規 工 場 立 地 面 積 ( 累 計 ) 圏 央 道 の 開 通 と 新 規 工 場 立 地 面 積 ( 累 積 )の 推 移 100 全 国 圏 央 道 沿 線 王 JCT あきる 野 IC 開 通 ( 中 央 道 と 関 越 道 の 連 結 ) 70 梅 IC 鶴 ヶ 島 JCT 開 通 65.2 ( 圏 央 道 初 の 区 間 開 通 ) 倍 圏 央 道 沿 線 全 国 : 圏 央 道 沿 線 市 町 圏 央 道 : 供 用 区 間 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 : 工 業 団 地 : 未 供 用 区 間 平 成 25 年 3 月 末 現 在 出 典 : 工 場 立 地 動 向 調 査 ( 経 済 産 業 省 )より 作 成 平 成 6 年 を1.0とした 場 合 の 新 規 工 場 出 典 : 下 記 のHP 上 の 資 料 を 基 に 作 成 立 地 面 積 ( 累 積 )の 推 移 神 奈 川 県 企 業 誘 致 促 進 協 議 会 かながわ 産 業 立 地 情 報 東 京 都 産 業 労 働 局 とうきょう 産 業 立 地 ナビ 埼 玉 県 企 業 立 地 課 埼 玉 県 工 場 適 地 図 ( 平 成 22 年 版 ) 茨 城 県 圏 央 道 沿 線 地 域 産 業 交 流 活 性 化 協 議 会 いばらぎ 圏 央 道 沿 線 ナビ 千 葉 県 企 業 庁 分 譲 地 案 内 パンフレット 千 葉 県 の 工 業 団 地 ご 案 内 千 葉 県 平 成 18 年 工 業 統 計 調 査 ( 参 考 2) 内 陸 工 業 団 地 一 覧 21

23 国 際 拠 点 空 港 の 機 能 強 化 1 首 都 圏 におけるビジネス 観 光 両 面 の 都 市 間 競 争 力 を 大 幅 に 強 化 するため 羽 田 成 田 の 両 空 港 における 発 着 容 量 の 拡 大 等 抜 本 的 な 機 能 強 化 を 実 施 ( 発 着 回 数 は52.3 万 回 (H22) 万 回 (H26)と1.5 倍 に 増 加 ) 平 成 25 年 3 月 31 日 には 発 着 回 数 が64 万 回 から68 万 回 に 増 加 ( 万 回 ) 羽 田 うち 国 際 線 6 万 回 昼 間 3 万 回 深 夜 早 朝 3 万 回 国 内 線 2 万 回 を 増 枠 以 オー 降 プ 首 ン 都 ス 圏 カ 空 イ 港 を を 実 含 施 め た 成 田 うち 国 際 線 9 万 回 昼 間 6 万 回 深 夜 早 朝 3 万 回 羽 田 空 港 成 田 空 港 *1.いずれも 年 間 当 たりの 回 数 である *2. 回 数 のカウントは 1 離 陸 で1 回 1 着 陸 で1 回 のため 1 離 着 陸 で2 回 とのカウントである *3. 羽 田 空 港 の 発 着 枠 数 の 中 には 深 夜 早 朝 の 国 際 チャーター 便 等 の 運 航 に 使 われる 枠 数 も 含 まれる 0 平 成 22 年 10 月 まで 首 都 圏 空 港 の 機 能 強 化 に 係 る 主 要 整 備 事 業 < 羽 田 空 港 > エプロン 新 設 エプロン 新 設 B 滑 走 路 (2,500m) C 滑 走 路 (3,000m) 平 成 25 年 3 月 30 日 まで C 滑 走 路 延 伸 (360m) A 滑 走 路 (3,000m) 国 際 線 地 区 の 拡 充 D 滑 走 路 (2,500m) 現 状 ( 平 成 25 年 3 月 31 日 以 降 ) < 成 田 空 港 > B 滑 走 路 2,500m LCC 専 用 ターミナルの 整 備 30 万 回 化 対 応 ターミナルビルの 増 設 機 能 強 化 WAM の 導 入 30 万 回 化 対 応 最 終 形 羽 田 : 平 成 25 年 度 末 成 田 : 平 成 26 年 度 中 誘 導 路 新 設 27 万 回 化 対 応 第 2 旅 客 ターミナルビル 貨 物 取 扱 施 設 区 域 第 1 旅 客 ターミナルビル 駐 機 場 増 設 27 万 回 化 対 応 30 万 回 化 対 応 空 港 南 部 貨 物 地 区 航 空 機 整 備 施 設 区 域 管 制 機 能 向 上 に 必 要 な 監 視 装 置 A 滑 走 路 4,000m 22

24 国 際 拠 点 空 港 の 機 能 強 化 2 関 西 国 際 空 港 の 国 際 拠 点 空 港 としての 再 生 強 化 のため 関 空 伊 丹 を 経 営 統 合 ( 平 成 24 年 7 月 1 日 ) 関 西 国 際 空 港 においては 事 業 価 値 向 上 のための 具 体 的 取 り 組 みとして 本 邦 LCC(ピーチ アビエーション ジェットスター ジャパン)による 拠 点 化 や 米 国 フェデックス 社 の 北 太 平 洋 地 区 ハブ 化 を 推 進 これにより 可 能 な 限 り 速 やかに( 早 ければ 平 成 26 年 度 ) 関 空 伊 丹 両 空 港 のコンセッション( 完 全 民 間 運 営 化 )を 実 現 LCC 拠 点 化 平 成 24 年 10 月 に 国 内 初 のLCC 専 用 ターミナル が 供 用 開 始 平 成 25 年 度 より 着 陸 料 の 軽 減 措 置 の 拡 充 等 を 実 施 B 滑 走 路 本 邦 LCCの 就 航 状 況 (H 時 点 ) ピーチ アビエーション 6 路 線 19 便 / 日 ( 国 内 線 ) 3 路 線 42 便 / 週 ( 国 際 線 ) ジェットスター ジャパン( 拠 点 化 予 定 ) 4 路 線 6 便 / 日 ( 国 内 線 ) 貨 物 ハブ 化 フェデックスは 平 成 24 年 5 月 に 関 空 に 北 太 平 洋 地 区 ハブを 設 置 することで 関 空 会 社 と 合 意 延 床 面 積 25,000m2の フェデックス 専 用 施 設 ( 平 成 26 年 春 供 用 開 始 予 定 )を 建 設 中 関 空 ( 積 替 拠 点 ) 広 州 (アジア 拠 点 ハブ) 上 海 香 港 LCC 関 連 施 設 A 滑 走 路 成 田 北 米 メンフィス インディアナ ポリス ( 万 人 ) 2,500 2,000 1,500 1,000 関 空 の 需 要 拡 大 H 旅 客 数 ( 千 回 ) 発 着 回 数 ,680 1,900 2, , 国 際 1,142 1,300 1,300 国 際 85 1, 国 50 国 内 内 0 ( 年 度 ) ( 年 度 ) 平 成 年 度 は 新 関 空 会 社 中 期 経 営 計 画 ( 平 成 24 年 10 月 公 表 )における 目 標 値 事 業 価 値 の 向 上 可 能 な 限 り 速 やかに( 早 ければ 平 成 26 年 度 ) H コンセッションを 実 現 23

25 LCCの 就 航 促 進 について 世 界 の 航 空 市 場 においては 低 コスト 低 運 賃 の 航 空 輸 送 サービスを 提 供 するLCCが 急 成 長 しており 我 が 国 においても 就 航 促 進 に 対 応 すべくLCC 専 用 ターミナルを 整 備 本 邦 LCC3 社 とも 低 コスト(フライト 準 備 期 間 を 短 縮 した 高 稼 働 率 付 加 サービスの 有 料 選 択 化 )による 低 価 格 運 賃 設 定 を 通 じて 新 たな 需 要 を 創 出 することが 期 待 される 本 邦 LCC3 社 の 概 要 ()は 今 後 就 航 が 予 定 されている 路 線 LCCの 国 内 線 旅 客 輸 送 実 績 会 社 名 ピーチアビエーション エアアジア ジャパン ジェットスター ジャパン ANA, First Eastern Aviation- ANA, エアアジア カンタスグループ, JAL, 大 株 主 Holding Limited, 産 業 革 新 機 構 三 菱 商 事, 東 京 センチュリーリース リ < 関 西 空 港 発 着 > ( 億 人 km) ( 億 人 km) < 成 田 空 港 発 着 > 拠 点 空 港 関 西 国 際 空 港 成 田 国 際 空 港 成 田 国 際 空 港 運 行 路 線 国 内 線 関 西 = 札 幌 福 岡 長 崎 鹿 児 島 那 覇 仙 台 ( 新 石 垣 ) ( 那 覇 = 新 石 垣 ) 国 際 線 関 西 = 仁 川 香 港 桃 園 ( 釜 山 ) 国 内 線 成 田 = 札 幌 福 岡 那 覇 中 部 = 福 岡 札 幌 国 際 線 成 田 = 仁 川 釜 山 中 部 = 仁 川 ( 成 田 = 桃 園 ) 国 内 線 成 田 = 札 幌 福 岡 那 覇 関 西 大 分 ( 鹿 児 島, 中 部 松 山 ) 関 西 = 札 幌 福 岡 那 覇 中 部 = 福 岡 札 幌 鹿 児 島 国 際 線 中 国 韓 国 などの 短 距 離 国 際 線 を 予 定 (2013 年 中 ) LCC 専 用 ターミナルの 整 備 等 の 推 進 成 田 空 港 における 専 用 ターミナルの 整 備 等 本 邦 LCC2 社 (エアアジア ジャパ ジャパ ン ジェットスター ジャパン)につい て 当 面 国 内 線 は 第 2ターミナル に 暫 定 施 設 を 増 築 し 国 際 線 は 第 2 ターミナルの 既 存 施 設 を 活 用 するこ とにより 受 け 入 れ 2014 年 度 完 成 を 目 指 して 第 2 ターミナル 北 側 にLCC 専 用 ターミナ ルを 整 備 中 B 滑 走 路 LCC 専 用 ターミナル 候 補 地 第 2ターミナル ( 北 側 ) ( 南 側 ) 暫 定 国 内 線 施 設 国 内 線 ターミナル A 滑 走 路 第 1ターミナル 関 西 空 港 における 専 用 ターミナルの 整 備 国 内 初 となるLCC 専 用 ターミナルを 新 関 西 国 際 空 港 ( 株 )において 整 備 2012 年 10 月 28 日 供 用 開 始 ターミナルの 特 徴 ( 機 能 性 経 済 性 の 徹 底 的 追 求 ) 自 然 光 採 り 入 れによる 省 電 力 化 徒 歩 搭 乗 による 搭 乗 橋 省 略 スロープによる 上 下 移 動 で エレベーター エスカレーターの 省 略 発 券 端 末 の 活 用 によるカウンター 面 積 縮 小 等 駐 機 場 9スポット ターミナル 全 景 国 内 国 際 一 体 の コンパクトかつ 簡 素 な 構 造 駐 車 場 300 台 収 容 鉄 骨 造 ( 平 屋 建 ) 一 部 2 階 建 て 面 積 約 30,000m2 国 内 国 際 共 用 外 観 国 内 線 ゲートエリア 天 井 省 略 24

26 民 間 の 能 力 を 活 用 した 国 管 理 空 港 等 の 運 営 等 に 関 する 法 律 案 ( 平 成 25 年 4 月 5 日 国 会 提 出 ) 我 が 国 各 地 域 の 現 状 とニーズ 人 口 減 少 が 進 む 中 地 域 の 玄 関 口 たる 空 港 を 活 用 して 交 流 人 口 の 拡 大 による 地 域 活 性 化 を 目 指 したい 国 管 理 空 港 の 現 状 と 課 題 全 国 28 空 港 の 着 陸 料 収 入 を プール 管 理 ( 特 別 会 計 ) 改 革 の 具 体 的 措 置 原 則 着 陸 料 等 は 全 国 一 律 の 料 金 設 定 地 域 特 性 とニーズに 対 応 し た 個 別 空 港 ごとの 経 営 国 が 運 営 することによる 地 元 感 覚 経 営 感 覚 の 不 足 滑 走 路 等 国 が 運 営 地 域 への 来 訪 者 数 が 増 えない 一 方 空 港 は 安 全 安 心 の 拠 点 でもある 民 間 の 資 金 経 営 能 力 の 活 用 空 港 ビル 等 民 間 が 運 営 着 陸 料 等 の 引 下 げによる LCC 等 の 新 規 就 航 や 便 数 の 増 加 が 困 難 滑 走 路 等 ( 国 )と 空 港 ビル 等 ( 民 間 )の 運 営 主 体 が 分 離 空 港 と 空 港 関 連 企 業 との 経 営 一 体 化 PFI 法 を 活 用 して 地 域 の 実 情 に 応 じた 民 間 による 経 営 の 一 体 化 3.11 後 の 公 共 インフラ 機 能 のあり 方 災 害 復 旧 等 において 国 が 適 切 に 関 与 できる 仕 組 を 導 入 空 港 経 営 改 革 の 目 的 空 港 を 活 用 した 内 外 の 交 流 人 口 拡 大 等 による 地 域 活 性 化 に 貢 献 する 宮 城 県 は 被 災 地 復 興 の 象 徴 的 事 業 として 仙 台 空 港 の 民 間 運 営 化 の 早 期 実 現 を 提 唱 25

27 民 間 委 託 のスキーム( 公 共 施 設 等 運 営 権 制 度 と 民 活 空 港 運 営 法 案 との 関 係 ) PFI 法 ( 平 成 11 年 法 律 第 117 号 )の 概 要 対 象 施 設 空 港 を 含 む 幅 広 い 公 共 施 設 等 が 対 象 公 共 施 設 等 運 営 権 制 度 (H23 年 改 正 で 創 設 ) 従 来 は 公 共 施 設 の 利 用 料 金 は 国 地 方 公 共 団 体 等 の 施 設 の 管 理 者 が 決 定 サービス 内 容 利 用 料 金 を 民 間 事 業 者 が 決 定 できる 制 度 ( 公 共 施 設 等 運 営 権 )が 創 設 民 活 空 港 運 営 法 案 との 関 係 PFI 法 はあくまで 公 共 施 設 一 般 に 関 する 通 則 手 続 きを 定 めているものにすぎない 運 営 権 制 度 を 空 港 に 活 用 する 際 は 同 法 に 加 え 空 港 運 営 等 に 固 有 の 安 全 や 利 用 者 保 護 の 観 点 からの 規 制 ( 航 空 法 空 港 法 等 )を 民 間 事 業 者 に 適 用 するための 所 要 の 立 法 措 置 が 必 要 ( 設 置 管 理 者 ) 滑 走 路 等 の 所 有 権 国 事 業 契 約 安 全 利 便 確 保 の 観 点 からの 監 督 有 事 対 応 災 害 復 旧 など 利 用 料 金 支 払 航 空 会 社 利 用 者 着 陸 料 等 旅 客 取 扱 施 設 使 用 料 ( 運 営 権 者 ) 運 営 権 地 域 民 間 事 業 者 空 港 の 運 営 ( 安 全 利 便 の 確 保 ) 利 用 料 金 の 設 定 と 収 受 予 防 保 全 長 寿 命 化 の 観 点 から 監 督 点 検 検 査 長 期 修 繕 計 画 に 基 づく 常 時 保 全 の 実 施 26

28 ( 参 考 ) 官 民 連 携 インフラファンドの 創 設 ( 今 国 会 提 出 のPFI 法 改 正 案 ) 国 と 民 間 の 共 同 出 資 によって 民 間 資 金 等 活 用 事 業 推 進 機 構 を 設 立 機 構 は 独 立 採 算 型 (コンセッション 方 式 を 含 む ) 等 のPFI 事 業 に 対 する 出 融 資 ( 優 先 株 劣 後 債 の 取 得 等 )を 実 施 市 場 の 状 況 に 応 じ 民 間 インフラファンドへの 支 援 も 実 施 また PFI 事 業 者 等 に 対 する 専 門 家 の 派 遣 及 び 助 言 も 実 施 民 間 資 金 等 活 用 事 業 推 進 機 構 ( 官 民 連 携 インフラファンド) PFI 事 業 ( 独 立 採 算 型 等 ) 国 費 民 間 銀 行 証 券 等 民 間 事 業 者 投 資 家 産 投 出 資 平 成 24 年 度 :50 億 円 平 成 25 年 度 :100 億 円 ( 政 府 予 算 案 ) 出 資 融 資 国 政 府 保 証 平 成 25 年 度 :3,000 億 円 ( 政 府 予 算 案 ) 国 費 民 間 資 金 出 融 資 出 融 資 民 間 インフラファンド メザニン ( 優 先 株 劣 後 債 等 ) 出 融 資 借 入 金 株 式 ( 出 典 : 内 閣 府 資 料 ) 注 )( 株 ) 民 間 資 金 等 活 用 事 業 推 進 機 構 の 設 立 に 向 けて 内 閣 官 房 がPFI 法 改 正 法 案 を 第 183 回 国 会 ( 常 会 )に 提 出 27

29 港 湾 運 営 改 革 国 土 交 通 省 においては 大 型 化 が 進 むコンテナ 船 に 対 応 し アジア 主 要 国 と 遜 色 のないコスト サービスの 実 現 を 目 指 すた め 選 択 と 集 中 に 基 づいた 国 際 コンテナ 戦 略 港 湾 を 選 定 同 港 湾 等 においては 港 湾 運 営 会 社 による 民 の 視 点 を 取 り 込 んだ 運 営 の 効 率 化 を 推 進 平 成 24 年 に 横 浜 港 大 阪 及 び 神 戸 港 において 港 湾 運 営 会 社 ( 特 例 港 湾 運 営 会 社 )を 指 定 今 後 東 京 港 においても 港 湾 運 営 会 社 ( 特 例 港 湾 運 営 会 社 )を 指 定 する 予 定 港 湾 運 営 の 民 営 化 港 湾 運 営 に 関 する 業 務 を 一 元 的 に 担 う 港 湾 運 営 会 社 による 民 の 視 点 を 取 り 込 んだ 港 湾 の 一 体 運 営 を 実 現 港 湾 運 営 会 社 に 対 して 国 又 は 港 湾 管 理 者 から 港 湾 施 設 の 長 期 貸 付 を 実 施 港 湾 運 営 会 社 が 取 得 した 荷 さばき 施 設 等 の 上 物 施 設 に 係 る 税 制 特 例 措 置 港 湾 運 営 会 社 が 行 う 荷 役 機 械 等 の 整 備 に 対 する 無 利 子 貸 付 の 実 施 国 土 交 通 大 臣 が 指 定 港 湾 運 営 会 社 財 産 貸 付 民 間 企 業 経 営 者 を 登 用 し 運 営 計 画 に 基 づき 港 湾 運 営 に 関 する 業 務 を 一 元 的 効 率 的 に 実 施 財 産 貸 付 国 行 政 財 産 の 貸 付 け 支 援 荷 役 機 械 などの 整 備 に 係 る 支 援 ( 税 制 無 利 子 貸 付 )など 監 督 公 共 性 確 保 のためのチェック ( 運 営 計 画 料 金 変 更 命 令 監 督 命 令 大 口 株 式 保 有 への 規 制 等 ) 埠 頭 群 の 運 営 業 務 ( 公 設 民 営 ) 料 金 決 定 権 の 確 保 荷 主 船 社 等 への 営 業 活 動 荷 役 機 械 など( 会 社 が 整 備 ) 港 湾 施 設 ( 国 ) ( 自 社 ) ( 港 湾 管 理 者 ) 関 連 事 業 流 通 施 設 の 経 営 など 関 連 事 業 は 自 由 に 展 開 出 資 民 間 資 金 料 金 サービス 利 用 者 ( 船 社 等 ) 行 政 財 産 の 貸 付 け 協 力 港 湾 運 営 会 社 の 提 案 も 踏 まえ 港 湾 計 画 を 作 成 臨 港 地 区 における 行 為 の 届 出 の 特 例 港 湾 管 理 者 28

30 インフラシステム 輸 出 戦 略 Ⅰ. 総 論 (インフラシステム 輸 出 による 経 済 成 長 の 実 現 ) 新 興 国 を 中 心 とした 世 界 のインフラ 需 要 は 膨 大 であり 我 が 国 としては 成 長 戦 略 の 一 環 として 積 極 的 にこれを 取 り 込 み 我 が 国 の 力 強 い 経 済 成 長 につなげていく 必 要 がある このためには 我 が 国 企 業 による 機 器 の 輸 出 のみならず インフラの 設 計 建 設 運 営 管 理 を 含 む システム としての 受 注 や 事 業 投 資 の 拡 大 など 多 様 なビジネス 展 開 が 重 要 (インフラシステム 輸 出 の 波 及 効 果 ) インフラシステム 輸 出 は 受 注 企 業 の 直 接 的 な 裨 益 のみならず 日 本 企 業 の 進 出 拠 点 整 備 やサプ ライチェーン 強 化 など 複 合 的 な 効 果 を 生 み 出 す また 我 が 国 の 先 進 的 な 技 術 ノウハウ 制 度 等 の 移 転 を 通 じ 環 境 防 災 等 地 球 規 模 の 課 題 解 決 に 貢 献 し 我 が 国 の 外 交 的 地 位 の 向 上 にも 貢 献 す る ( 国 際 競 争 を 勝 ち 抜 くための 官 民 挙 げた 取 り 組 み) インフラシステムの 海 外 展 開 については 一 義 的 には 民 間 企 業 主 体 による 取 り 組 みが 重 要 しかしながら インフラ 開 発 は 一 般 に 初 期 投 資 の 規 模 が 膨 大 で 投 資 回 収 には 長 期 間 を 要 すると ともに 相 手 国 政 府 の 影 響 力 が 強 いことから 日 本 側 も 官 民 一 体 で 取 り 組 む 必 要 がある (インフラ 輸 出 経 済 協 力 資 源 確 保 の 一 体 的 推 進 ) インフラシステム 輸 出 支 援 に 際 しては 相 手 国 の 発 展 段 階 や 日 本 企 業 の 進 出 度 合 に 応 じメリハリを つけつつ 政 府 開 発 援 助 等 の 経 済 協 力 と 緊 密 に 連 携 を 図 ることが 重 要 また エネルギー 鉱 物 資 源 の 海 外 からの 安 定 的 かつ 安 価 な 供 給 確 保 についても インフラシステ ム 輸 出 や 経 済 協 力 と 連 携 して 官 民 一 体 となって 働 きかけを 行 う 必 要 がある 厳 しい 国 際 競 争 の 中 で 受 注 実 績 においては 欧 米 や 中 国 韓 国 等 の 競 合 企 業 に 大 きく 水 をあけられ ている 現 状 にある 海 外 プラント エンジニアリング 成 約 実 績 ( 注 : 中 国 は 一 般 建 築 を 含 むなど 各 国 統 計 の 対 象 範 囲 は 異 なるので 単 純 な 比 較 は 困 難 ) Ⅱ. 具 体 的 施 策 (インフラシステム 輸 出 戦 略 の5 本 柱 ) 1. 企 業 のグローバル 競 争 力 強 化 に 向 けた 官 民 連 携 の 推 進 (1) 多 彩 で 強 力 なトップセールスの 推 進 安 倍 総 理 のロシア 中 東 訪 問 (2013 年 4 月 ~5 月 ) (2) 経 済 協 力 の 戦 略 的 展 開 経 済 協 力 の 多 様 な 支 援 ツールを 戦 略 的 に 展 開 F/S 技 術 協 力 無 償 資 実 証 事 業 金 協 力 の 活 用 の 充 実 途 上 国 の 開 発 計 画 策 定 支 援 専 門 家 派 遣 等 (3) 官 民 連 携 体 制 の 強 化 国 内 体 制 強 化 重 要 プロジェクトの 選 定 工 程 管 理 重 点 国 タスクフォースの 設 置 ジャパン パッケージ 形 成 機 能 の 強 化 等 円 借 款 の 活 用 重 点 分 野 見 直 し 本 邦 技 術 活 用 条 件 (STEP)の 制 度 改 善 等 官 民 情 報 共 有 府 省 間 連 携 情 報 分 析 案 件 発 掘 トラブル 防 止 (4)インフラ 案 件 の 面 的 広 域 的 な 取 り 組 みへの 支 援 公 的 金 融 の 支 援 強 化 JICA 海 外 投 融 資 JBIC NEX Iによる 支 援 現 地 体 制 強 化 インフラプロジェクト 専 門 官 現 地 ODAタスクフォースス の 機 能 強 化 等 広 域 開 発 プロジェクトにおける 早 期 段 階 からの 相 手 国 政 府 との 連 携 や 政 策 対 話 の 実 施 等 ( 億 ドル) ( 出 典 ) 日 本 機 械 輸 出 組 合 資 料 (5)インフラ 案 件 の 川 上 から 川 下 までの 一 貫 した 取 り 組 みへの 支 援 案 件 発 掘 形 成 等 川 上 から 運 営 維 持 管 理 等 の 川 下 に 至 る 一 貫 した 取 り 組 みに 対 し 各 フェーズのリス クの 特 性 を 踏 まえた 支 援 を 実 施 ( 地 方 公 営 企 業 のノウ ハウ 活 用 等 ) (6)インフラ 海 外 展 開 のための 法 制 度 等 ビジネス 環 境 整 備 かかる 観 点 を 踏 まえ 我 が 国 企 業 が 熾 烈 な 国 際 競 争 に 勝 ち 抜 き 世 界 のインフラ 需 要 が 拡 大 する ペースにあわせて 自 らのビジネスを 拡 大 していくことは 容 易 ではないが 官 民 連 携 のもと インフラシ ステム 輸 出 戦 略 の5 本 柱 ( Ⅱ. 具 体 的 施 策 参 照 )に 掲 げる 施 策 を 強 力 に 推 進 して 我 が 国 企 業 が 2020 年 に 約 30 兆 円 ( 現 状 約 10 兆 円 )のインフラシステムを 受 注 ( 注 )することを 目 指 す ( 注 : 事 業 投 資 による 収 入 額 等 を 含 む) < 主 要 分 野 :エネルギー 交 通 情 報 通 信 基 盤 整 備 生 活 環 境 新 分 野 ( 医 療 農 業 宇 宙 その 他 > 日 本 人 専 門 家 派 遣 等 による 人 材 育 成 支 援 二 国 間 協 議 等 を 通 じた 法 制 度 等 の 整 備 支 援 と 本 邦 企 業 関 係 者 の 安 全 確 保 2.インフラ 海 外 展 開 の 担 い 手 となる 企 業 地 方 自 治 体 や 人 材 の 発 掘 育 成 支 援 (1) 中 小 中 堅 企 業 及 び 地 方 自 治 体 のインフラ 海 外 展 開 の 促 進 医 療 リサイクル 水 分 野 など 特 定 分 野 に ( 地 方 自 治 体 のインフラ 海 外 展 開 の 先 行 例 ) 東 京 都 (マレーシア 上 下 水 道 事 業 ) おいてポテンシャルを 有 する 中 小 中 堅 企 横 浜 市 (サウジアラビア 上 下 水 道 事 業 ) 業 及 び 地 方 自 治 体 の 海 外 展 開 支 援 北 九 州 市 (インドネシア グリーンシティの 輸 出 ) (2)グローバル 人 材 の 育 成 及 び 人 的 ネットワーク 構 築 本 戦 略 の 早 期 実 現 を 可 能 にするために 体 制 整 備 を 含 めたその 実 施 状 況 の 第 一 弾 のとりまとめを 今 年 の 秋 口 までに 行 う また 重 要 プロジェクトについては 経 協 インフラ 戦 略 会 議 等 を 活 用 して 逐 次 検 討 を 行 い 官 民 協 力 を 迅 速 に 進 め その 工 程 管 理 を 同 会 議 等 で 行 う 必 要 に 応 じ 公 的 関 係 機 関 等 から 支 援 の 取 り 組 みなどにつき ヒアリングを 実 施 する 教 育 協 力 ボランティア 派 遣 インターンシップ 派 遣 等 相 手 国 キーパーソンの 訪 日 研 修 等 29

31 インフラシステム輸出戦略 Ⅲ 地域別取組方針 ３ 先進的な技術 知見等を活かした国際標準の獲得 １ 国際標準の獲得と認証基盤の強化 国際機関や各国標準機関との連携 等 ２ 先進的な低炭素技術の海外展開支援 我が国認証機関の体制強化 海外認証機 関との連携 等 例 二国間オフセット クレジット制度 ＪＣＭ 高効率石炭火力発電や低炭素都市 づくりなど我が国の先進的な低炭素 技術の海外展開支援 ３ 防災先進国としての経験 技術を活用した防災主流化の主導 注 ＭＲＶ 測定 報告 検証 我が国の優れた技術 経験を活かしたインフラシステム輸出を通じた新興国の防災機能の 向上への寄与や 本邦進出企業の操業の安全性の確保 人間の安全保障の実現 ４ 新たなフロンティアとなるインフラ分野への進出支援 １ 医療分野 ２ 農業分野 日本の医療技術と医療機器等の海外展 我が国の効率的な農業インフラシステム等の 開支援 海外展開 インフラ海外展開のターゲットとなる国については 先進国と新興国 途上国は別市場として考える ことが適当 このうち 新興国 途上国については 日本企業の進出状況等から戦略的に３つの地 ことが適当 このうち 新興国 途上国については 日本企業の進出状況等から戦略的に３つの地 域に大別して整理することが有効 今後 経協インフラ戦略会議等の場で ターゲットとなる国ごとに優先度の高い分野やプロジェクト についての議論をより具体的に深めていくこととする ③アフリカ この地域は 貿易投資でもインフラ 海外展開においても日系企業の事 業展開フィールドとしてきちんと位置 付けられていない状況である この ため 資源確保の観点を含め ODA とも連携して 一つでも多くの成功事 例 を生み出すことが必要である 日本企業進出の成功事例の創出 我が国のアフリカ外交の基軸であ 我 国 ア リ 外交 基軸 あ るアフリカ開発会議 ＴＩＣＡＤ を通 じた取り組みが重要 物流の骨格となる国際回廊整備 による連結性強化の支援 ①ＡＳＥＡＮ 既に現地で相当程度の産業集積があり 貿易投資においてもインフ ラ海外展開においても日本にとって 絶対に失えない 負けられない ラ海外展開においても日本にとって 絶対に失えない 負けられない 市場 このため あらゆる分野におけるインフラ輸出の拡大のみな らず サプライチェーンの強化による本邦進出企業の支援や 更に 幅広い 産業の進出を促す等 FULL進出 をキーワードに行う 本邦進出企業のサプライチェーン高度化につながる東西 南部 経済回廊 ＡＳＥＡＮ防災ネットワーク構想 ＡＳＥＡＮスマートネッ トワーク構想等による域内の連結性強化の支援 面的開発プロジェクト ジャカルタ首都圏投資促進特別地域 ＭＰ 面的開発プ ジ クト ジャカルタ首都圏投資促進特別地域 ＭＰ Ａ 構想 ティラワ経済特別区等 の推進 東アジア地域包括的経済連携 ＲＣＥＰ の実現による貿易円滑 化等の推進 例 ３ 宇宙分野 宇宙分野 衛星システムと利用システム等が一体と なった宇宙システムの海外展開支援 例 ASEAN防災ネットワーク構想 ４ その他分野 そ 他分野 防災 海洋インフラ エコシティ 超電導リニア 郵便等の新分野でのインフラ海外展開支援 例 我が国の技術により耐震補強工事を行った トルコの第二ボスポラス橋 南アジア 電力 運輸等の基盤インフラ整 備支援 デリー ムンバイ間産業大動脈 例 深海油田開発のための洋上ロジスティック ハブシステム ＤＭＩＣ 構想 南部チェンナイ バンガロール地域開発構想へ の関与推進 ５ 安定的かつ安価な資源の確保の推進 １ 天然ガス 平成25年4月26日付 燃料調達コスト引下げに向けた当面のアクションプラン に 基づく 低廉なＬＮＧ確保に対する支援強化 国内制度改革の推進等 ２ 石油 我が国の石油権益獲得の支援 ３ 鉱物資源 戦略的に確保すべき鉱物資源を見直しつつ重点的に支援 ４ 石炭 安定的な供給源の多角化 ②南西アジア 中東 ロシア ＣＩＳ 中南米 これらの地域は大きな成長市場であるものの 地理的 文化的要因もあり 貿易投資のみならず インフラ海外展開での日系企業の進出も相対的に遅 れている 製品市場では戦略的に クリティカル マスに到達 一定のシェア 存在感を獲得 することを目指すとともに インフラ分野においても競合国に 獲 競 先んじて重要な案件の受注を勝ち取るべく 集中的に取り組むことが必要 電力 交通等の基盤インフラ整備支援 デリー ムンバイ間産業大動脈 ＤＭＩＣ 構想 チェンナイ バンガロール間 経済回廊構想等の推進 エネルギー 鉱物資源の安定供給 食料安全保障の観点からの経済協力 の推進 ④その他 先進国等 自然災害の脆弱性への 対応や資源権益確保に つながるインフラ輸出の 促進 電力 交通等の我が国が 強みを発揮できる分野で のインフラ輸出の促進 30

32 各国における主な海外プロジェクト 国土交通関係 ﾃｨﾗﾜ経済特区 港湾開発 ﾔ ﾞ 都市圏 ｲﾝﾌﾗ整備 ｲ 整備 ﾔﾝｺﾞﾝ都市圏 都市鉄道近代化支援 道路整備 下水 道整備 ﾔﾝｺﾞﾝ国際空港拡張 新国際空港建設 内陸水運船舶の整備 気象観測装置整備計画 英国高速鉄道計画 高速鉄道車両更新ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ 英国高速鉄道構想 High Speed 2 イギリス ｲｽﾞﾐｯﾄ湾横断道路橋 ﾀﾞｰﾀﾞﾈﾙｽ海峡大橋建設計画 トルコ 下水道事業運営民営化 自動車基準の国際調和及び認証の相互 承認支援事業 新ボホール空港建設事業 FIFAﾜｰﾙﾄ FIFAﾜ ﾙﾄﾞｶｯﾌﾟ関連ｽﾀｼﾞｱ ｶｯﾌ 関連ｽﾀｼ ｱ ﾑ ﾎﾃﾙ ﾒﾄﾛ等の整備 サウジアラビア カタール インド 7路線約4,600kmの高速鉄道構想 約3,300kmの貨物専用鉄道建設計画 主要都市におけるﾒﾄﾛ ＬＲＴ ﾓﾉﾚｰﾙ 整備 ｸﾞｼﾞｬﾗｰﾄ州ｼｯﾌﾟﾘｻｲｸﾙﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ 約18,000kmの高速道路整備構想 ｴﾝﾉ ﾙ港等南部港湾開発 ｴﾝﾉｰﾙ港等南部港湾開発 ﾊﾞﾝｶﾞﾛｰﾙ ﾁｪﾝﾅｲ高速道路 米国高速鉄道計画 全米で11路線13,700kmの高速鉄道計画 カリフォルニア高速 鉄道計画等 リニア構想 リ ア構想 アメリカ 約1,400kmの高速鉄道の整備 内航ﾀﾝｶｰ代替建造ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ ミャンマー フィリピン タイ ベトナム マレーシア インドネシア 首都圏整備事業 ｼﾞｬｶﾙﾀ都市鉄道整備 ｼﾞｬｶﾙﾀ首都圏港湾 空港整備 ｼﾞｬｶﾙﾀ市下水道整備 ﾁﾗﾏﾔ新港整備及びアクセス道路 約3,100kmの高速道路計画 ｽﾝﾀﾞ架橋事業 洋上石炭貯蔵 出荷ｼｽﾃﾑ整備 内航海運振興プロジェクト ｼﾞｬｶﾙﾀ総合治水能力強化 沖合石炭積出基地整備ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ 約1,600kmの高速鉄道計画 約5,900kmの高速道路計画 ﾊﾉｲ周辺交通案件 ﾗｯｸﾌｪﾝ港整備 ﾊﾉｲ都市鉄道 1号線 2号線 整備 ﾉｲﾊﾞｲ国際空港第二ﾀｰﾐﾅﾙﾋﾞﾙ整備 ﾉｲﾊ ｲ国際空港第二ﾀｰﾐﾅﾙﾋ ﾙ整備 ﾎｰﾁﾐﾝ市周辺交通案件 ﾛﾝﾀｲﾝ空港整備 ｶｲﾒｯﾌﾟ ﾁｰﾊﾞｲ港整備 ﾎｰﾁﾐﾝ市都市鉄道 １号線 整備 洋上国家石油備蓄基地整備 ﾊｲﾌｫﾝ市都市環境整備計画 ﾊﾉｲ ﾎｰﾁﾐﾝ市等下水道整備 自動車基準の国際調和及び認証の相互承認支援事業 ｸｱﾗﾙﾝﾌﾟｰﾙ市近郊地区等下水道整備 ﾏﾚｰｼｱ ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ高速鉄道整備計画 ブラジル 約500kmの高速鉄道計画 洋上ﾛｼﾞｽﾃｨｯｸﾊﾌﾞ等の海洋資源開発ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ 31

33 インフラ 海 外 展 開 の 推 進 ~ブラジル 高 速 鉄 道 計 画 プロジェクトの 概 要 計 画 概 要 リオデジャネイロ~サンパウロ~カンピーナス 間 ( 全 長 約 510km) 最 高 速 度 300km/h 所 要 時 間 1 時 間 半 程 度 (リオ-サンパウロ 間 ) 総 事 業 費 約 1.66 兆 円 (331 億 レアル) ( 伯 政 府 見 込 み) 新 しい 入 札 方 式 (2 段 階 で 実 施 ) ( 注 ) 従 来 は 上 下 一 体 方 式 による 事 業 権 入 札 第 1 段 階 : 技 術 運 行 システムメンテナンスに 責 任 を 持 つ オペレーション 事 業 体 を 決 める 入 札 第 2 段 階 :インフラの 建 設 管 理 等 を 行 うインフラ 事 業 体 を 決 める 入 札 日 本 連 合 これまでの 経 緯 2009 年 7 月 16 日 F/S( 事 業 化 調 査 ) 結 果 公 表 12 月 18 日 入 札 公 示 案 公 表 2010 年 7 月 14 日 入 札 公 示 2011 年 7 月 11 日 入 札 締 切 ( 応 札 者 なし) 2012 年 6 月 15 日 伯 高 速 鉄 道 公 社 (ETAV) 設 立 インフラ 公 社 (EPL)へ 改 組 8 月 23 日 新 たな 入 札 公 示 案 公 表 12 月 13 日 第 1 段 階 の 入 札 公 示 今 後 のスケジュール 三 井 物 産 三 菱 重 工 日 立 東 芝 (JR 東 日 本 鉄 道 運 輸 機 構 が 支 援 ) 2013 年 8 月 13 日 第 1 段 階 の 入 札 締 切 レゼンデ ボウタ ヘドンダ/ バハ マンサ カンピーナス アパレシーダ アラーラス 山 脈 ガレオン 空 港 競 合 国 ブラジル ビラコッポス 空 港 ジュンヂアイ サンパウロ ガルーリョス 空 港 地 形 的 な 特 徴 サンジョゼ ドス カンポス リオデジャネイロ 韓 国 中 国 フランス ドイツ スペイン 等 東 京 圏 ~ 大 阪 圏 との 距 離 人 口 圏 の 比 較 サンパウロ リオデジャネイロ カンピーナス (1,089 万 人 ) (609 万 人 ) (104 万 人 ) ブラジル < 凡 例 > 予 定 駅 追 加 候 補 駅 アラーラス 山 脈 を 通 過 する 区 間 は 連 続 する 急 勾 配 (23kmで 標 高 差 440m 最 急 勾 配 35%) 3.5%) 構 造 物 割 合 トンネル 18%( 90km) 橋 りょう 高 架 21%(110km) 盛 土 切 土 61%(310km) < 凡 例 > 予 定 大 駅 阪 (267 万 人 ) 東 京 23 区 (885 万 人 ) 追 加 候 補 駅 日 本 京 都 (146 万 人 ) 名 古 屋 (226 万 人 ) 距 離 (km) 32

34 インフラ 海 外 展 開 の 推 進 ~ベトナム 高 速 道 路 事 業 高 速 道 路 全 体 の 計 画 延 長 約 5,900km うち2020 年 までに 優 先 的 に 整 備 する 区 間 が 約 2,235km ( 南 北 高 速 道 路 は 計 画 延 長 3,300km うち2020 年 までに 優 先 的 に 整 備 する 区 間 が 約 1,000km ) ハノイ 市 日 本 の 関 係 する 高 速 道 路 事 業 南 北 高 速 道 路 案 件 ファッヴァン~カウゼー(30km) 2002 年 に 開 通 現 在 改 良 有 料 道 路 化 が 計 画 されており NEXCO 中 日 本 が 調 査 を 実 施 第 一 優 先 交 渉 権 を 取 得 後 事 業 実 施 に 向 けて 交 渉 中 NEXCO 中 日 本 が 建 設 から 維 持 管 理 までのトータル マネジメントの 実 施 に 向 けた 取 り 組 みを 積 極 的 に 展 開 ダナン~クワンガイ (131km) [WBとの 協 調 融 資 事 業 ] 2011 年 6 月 15 日 に 円 借 款 供 与 ( 供 与 額 159 億 円 ) 高 速 道 路 網 優 先 整 備 計 画 区 間 (うち 計 画 中 区 間 ) 上 記 以 外 の 計 画 区 間 事 業 中 区 間 ( 約 670km) ) 供 用 中 区 間 ( 約 150km) ホーチミン 市 ホーチミン~ゾーザイ (55km) [ADBとの 協 調 融 資 事 業 ] 2008 年 3 月 31 日 (166 億 円 ) 及 び2011 年 6 月 15 日 (250 億 円 )に 円 借 款 供 与 ( 供 与 額 計 416 億 円 ) ベンルック~ロンタイン (58km) [ADBとの 協 調 融 資 事 業 ] 2011 年 11 月 2 日 に 円 借 款 供 与 ( 供 与 額 141 億 円 ) 南 北 高 速 道 路 以 外 の 案 件 ビエンフォア~ブンタウ (78km) ホーチミンと 重 要 港 湾 を 結 び 日 系 工 業 団 地 も 立 地 する 高 速 道 路 計 画 JEXWAYが 建 設 から 維 持 管 理 までのトータル マネジメントの 実 施 に 向 けた 取 り 組 みを 積 極 的 に 展 開 ( 調 査 中 ) 33