自殺と法

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1 主 要 記 事 の 要 旨 自 殺 と 法 自 殺 対 策 基 本 法 の 成 立 を 中 心 に 亀 田 進 久 1 我 が 国 では 平 成 12 年 に 始 まった 21 世 紀 における 国 民 健 康 づくり 運 動 で 2010 年 に 自 殺 者 数 を22,000 人 に 減 らすという 目 標 が 初 めて 打 ち 出 された しかしそれは あく までも 国 民 の 健 康 増 進 運 動 の 中 で 提 示 されたもので 本 格 的 な 自 殺 対 策 としては 平 成 14 年 末 に 自 殺 防 止 対 策 有 識 者 懇 談 会 が 出 した 自 殺 予 防 に 向 けての 提 言 が 嚆 矢 となろ う また 過 労 自 殺 や 過 労 死 を 巡 る 問 題 では 労 災 認 定 を 巡 る 行 政 の 指 針 とそれに 対 す る 司 法 の 判 断 等 により 指 針 の 改 善 等 が 図 られてきた 2 平 成 17 年 2 月 参 議 院 厚 生 労 働 委 員 会 で 自 殺 予 防 の 専 門 家 3 名 を 招 いた 意 見 聴 取 会 が 開 かれ 5 月 には 参 議 院 議 員 会 館 でNPOを 主 体 とした 自 殺 対 策 シンポジウムが 開 催 さ れた このような 動 きを 背 景 に 7 月 には 参 議 院 厚 生 労 働 委 員 会 で 自 殺 に 関 する 総 合 対 策 の 緊 急 かつ 効 果 的 な 推 進 を 求 める 決 議 が 議 決 され その 結 果 自 殺 対 策 関 係 省 庁 連 絡 会 議 が 組 織 され 政 府 による 自 殺 総 合 対 策 が 示 され 実 施 されるところとなった 3 しかし 国 民 サイドでは 自 殺 対 策 の 法 制 化 を 求 める 署 名 運 動 が 起 き また 議 員 の 側 で も 自 殺 対 策 を 考 える 議 員 有 志 の 会 が 結 成 され 自 殺 対 策 を 法 制 化 する 動 きが 加 速 さ れていった こうして 平 成 18 年 6 月 自 殺 対 策 基 本 法 が 議 員 立 法 により 成 立 したので ある 本 稿 では その 一 連 の 動 きと 自 殺 対 策 基 本 法 の 内 容 を 紹 介 する 4 政 府 は 自 殺 対 策 基 本 法 の 成 立 を 受 け 自 殺 総 合 対 策 会 議 を 開 催 し 自 殺 総 合 対 策 大 綱 案 の 策 定 に 資 するため 専 門 家 による 自 殺 総 合 対 策 の 在 り 方 検 討 会 を 設 置 した 同 検 討 会 は 平 成 18 年 11 月 から 同 19 年 4 月 まで 合 計 8 回 の 会 合 を 重 ね 総 合 的 な 自 殺 対 策 の 推 進 に 関 する 提 言 を 纏 めた これを 受 けて 政 府 は 4 月 27 日 に 自 殺 総 合 対 策 会 議 の 第 2 回 会 合 を 開 き 上 記 提 言 に 基 づく 自 殺 総 合 対 策 大 綱 ( 素 案 ) を 決 定 し これについ て 国 民 の 意 見 を 募 集 することとした 5 参 考 のために 補 論 として 自 殺 問 題 と 関 連 の 深 い 多 重 債 務 問 題 と 児 童 生 徒 の 自 殺 問 題 を 取 り 上 げた 前 者 については 平 成 18 年 12 月 に 貸 金 業 の 規 制 等 に 関 する 法 律 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 が 成 立 したのを 受 けて 政 府 は 多 重 債 務 者 対 策 本 部 を 設 置 し た 同 本 部 の 決 定 により 組 織 された 有 識 者 会 議 は 4 月 に 意 見 の 取 り 纏 めを 行 ったが それに 基 づく 多 重 債 務 問 題 改 善 プログラム が 平 成 19 年 4 月 20 日 に 決 定 されたところ である 後 者 については 児 童 生 徒 の 自 殺 予 防 に 向 けた 取 り 組 みに 関 する 検 討 会 の 第 1 次 報 告 の 内 容 と 平 成 18 年 後 半 に 連 鎖 的 に 発 生 したいじめ 自 殺 問 題 に 対 応 するため 設 置 された 子 どもを 守 り 育 てる 体 制 作 りための 有 識 者 会 議 による 第 1 次 の 纏 め 等 と 教 育 再 生 委 員 会 の 動 きについて 紹 介 した

2 レファレンス 平 成 19 年 6 月 号 自 殺 と 法 自 殺 対 策 基 本 法 の 成 立 を 中 心 に 亀 田 進 久 目 次 はじめに Ⅰ これまでの 自 殺 対 策 1 21 世 紀 における 国 民 健 康 づくり 運 動 ( 健 康 日 本 21)の 推 進 2 自 殺 予 防 に 向 けての 提 言 3 過 労 自 殺 の 労 災 認 定 の 新 基 準 ほか Ⅱ 自 殺 対 策 基 本 法 の 制 定 過 程 1 自 殺 予 防 対 策 に 関 する 専 門 家 からの 意 見 聴 取 会 2 自 殺 対 策 シンポジウムの 開 催 と 参 議 院 厚 生 労 働 委 員 会 での 決 議 3 自 殺 対 策 関 係 省 庁 連 絡 会 議 の 動 きと 緊 急 フォーラムの 開 催 4 自 殺 対 策 基 本 法 の 成 立 Ⅲ 大 綱 の 策 定 へ 向 けて 1 自 殺 対 策 基 本 法 の 内 容 2 自 殺 対 策 基 本 法 の 施 行 と 自 殺 総 合 対 策 会 議 の 開 催 3 自 殺 総 合 対 策 の 在 り 方 検 討 会 報 告 書 4 自 殺 総 合 対 策 大 綱 ( 素 案 )について Ⅳ [ 補 論 ] 多 重 債 務 といじめの 問 題 1 多 重 債 務 の 問 題 2 児 童 生 徒 の 自 殺 問 題 おわりに 国 立 国 会 図 書 館 調 査 及 び 立 法 考 査 局 7

3 はじめに Ⅰ これまでの 自 殺 対 策 高 橋 祥 友 防 衛 医 科 大 学 教 授 は 厳 密 な 自 殺 の 定 義 には 自 らの 死 の 意 図 と 結 果 予 測 性 を 繰 り 込 む 必 要 があると 述 べた 小 児 精 神 科 医 C.R.フェ-ファーによれば 小 児 の 中 には 自 殺 後 家 に 帰 って 皆 と 一 緒 に 楽 しい 生 活 を 再 開 すると 夢 想 する 子 どもがいるという 結 果 予 測 性 が 成 立 しない 場 合 である また 精 神 障 害 が 介 在 すると 死 を 誘 う 声 がきっかけとなっ て 自 殺 が 発 生 する 場 合 がある 自 らの 死 の 意 図 が 成 立 しないケースである (1) 自 殺 者 の 多 くがうつ 病 等 に 罹 患 している 現 実 を 考 えれば 現 代 の 自 殺 については 社 会 との 関 連 の 中 で 自 殺 に 至 る 道 程 を 分 析 し 把 握 していく 努 力 が 欠 かせないことになる そのような 自 殺 の 現 実 を 前 にして 自 殺 立 法 はいかなる 立 場 姿 勢 枠 組 みでそれを 対 象 化 しうるのであろうか 自 殺 は 人 間 の 死 生 観 と 関 連 する 部 分 もあり 社 会 倫 理 や 社 会 規 範 等 と 強 く 関 連 する 部 分 もある 本 稿 では 自 殺 対 策 基 本 法 の 成 立 と 自 殺 総 合 対 策 大 綱 策 定 の 動 きを 中 心 に 我 が 国 における 自 殺 立 法 の 概 要 を 明 ら かにしようとした 1 21 世 紀 における 国 民 健 康 づくり 運 動 ( 健 康 日 本 21)の 推 進 政 府 が 自 殺 予 防 対 策 に 着 手 した 理 由 は 次 の 二 つである ひとつは 平 成 10 年 に 自 殺 者 が 2 万 人 台 から 3 万 人 台 に 跳 ね 上 がり その 後 3 万 人 台 で 高 止 まりしたことである もうひとつは 平 成 年 間 に 入 り 一 連 の 過 労 自 殺 裁 判 が 起 こさ れ 司 法 判 断 が 下 されたことにある (2) 旧 厚 生 省 は 早 世 と 障 害 を 減 らし 健 康 寿 命 を 延 ばす 具 体 策 を 約 1 年 半 議 論 し 平 成 12 年 2 月 21 世 紀 における 国 民 健 康 づくり 運 動 ( 健 康 日 本 21) (3) を 発 表 した 健 康 日 本 21 では 人 口 の 急 速 な 高 齢 化 と 疾 病 全 体 に 占 める 生 活 習 慣 病 の 比 率 増 を 踏 まえ 2010 年 度 を 期 限 とし 壮 年 期 死 亡 の 減 少 健 康 寿 命 の 延 伸 生 活 の 質 的 向 上 を 目 的 とした 健 康 作 り 運 動 の 推 進 を 定 め 各 地 方 自 治 体 に 通 知 した (4) 自 殺 対 策 とし ては 2010 年 に 自 殺 者 数 を22,000 人 以 下 にする という 目 標 が 掲 げられた しかしこの 時 点 で は 健 康 日 本 21 は 根 拠 法 令 を 持 っていなかっ たので 政 府 はそれを 中 核 とする 健 康 作 り 疾 病 予 防 活 動 の 推 進 のため 平 成 14 年 3 月 に 健 康 増 進 法 案 を 国 会 に 提 出 した (5) 同 法 案 は 7 月 に 成 立 (6) し 健 康 増 進 法 ( 平 成 14 年 法 律 第 103 号 ) として 8 月 2 日 に 公 布 され 翌 年 5 月 5 日 に 施 行 された (7) 健 康 づくりに 関 する 具 体 的 な 根 拠 法 令 というのはこれが 日 本 で 初 めて (8) で ⑴ 高 橋 祥 友 自 殺 の 危 険 金 剛 出 版,2006,pp ⑵ 高 橋 祥 友 自 殺 予 防 岩 波 書 店,2006,p.36. ⑶ 健 康 日 本 21 厚 生 労 働 省 HP ⑷ 厚 生 事 務 次 官 通 知 は 21 世 紀 における 国 民 健 康 づくり 運 動 ( 健 康 日 本 21)の 推 進 について ( 厚 生 省 発 健 医 第 115 号 平 成 12 年 3 月 31 日 ) を 参 照 同 じ 標 題 の 通 知 が 厚 生 省 保 健 医 療 局 長 名 ( 健 医 発 第 612 号 平 成 12 年 3 月 31 日 ) 21_11/ t2.html と 保 健 医 療 局 長 老 人 保 健 福 祉 局 長 保 健 局 長 名 ( 健 医 発 第 613 号 老 発 第 335 号 保 発 第 57 号 平 成 12 年 3 月 31 日 ) で 発 出 されている ⑸ 健 康 日 本 21 及 び 健 康 増 進 法 について ( 全 国 厚 生 労 働 関 係 部 局 長 会 議 資 料 平 成 16 年 1 月 20 日 ) ⑹ 3 月 1 日 閣 法 第 47 号 として 衆 議 院 に 上 程 され 厚 生 労 働 委 員 会 での 審 査 を 経 て 6 月 21 日 に 衆 議 院 本 会 議 で 可 決 後 同 日 中 に 参 議 院 の 厚 生 労 働 委 員 会 に 付 託 され 7 月 26 日 に 参 議 院 本 会 議 で 可 決 された

4 自 殺 と 法 あった 健 康 日 本 21 という 国 の 計 画 の 下 で 各 都 道 府 県 と 市 町 村 は 各 々の 計 画 を 作 成 し 実 施 し た 例 えば 秋 田 の 場 合 県 では 健 康 秋 田 21 を 市 では 健 康 あきた 市 21 を 策 定 した (9) その 秋 田 県 は 平 成 16 年 4 月 秋 田 県 健 康 づくり 推 進 条 例 を 施 行 し その 第 18 条 で 健 康 増 進 法 と 異 なり 自 殺 予 防 対 策 を 行 うと 定 めた また 健 康 秋 田 21 は 健 康 日 本 21 が 自 殺 予 防 を 休 養 こころの 健 康 づくり の 下 位 項 目 とした のに 対 し それを 独 立 項 目 として 立 てたのであ る (10) こうして 秋 田 県 は 自 殺 予 防 の 最 前 線 で 最 も 先 進 的 な 地 域 となっていったのである やや 先 走 るが 平 成 19 年 4 月 10 日 健 康 日 本 21 の 中 間 評 価 (11) が 公 表 された 同 評 価 で は 自 殺 予 防 は 従 来 通 り 休 養 こころの 健 康 づくり の 分 野 に 位 置 づけられた また 課 題 としては 平 成 17 年 12 月 の 政 府 の 自 殺 予 防 総 合 対 策 に 即 して 関 係 省 庁 関 係 機 関 民 間 団 体 と 連 携 して 自 殺 対 策 を 進 めるとともに 自 殺 に 至 るまでの 心 理 経 過 の 研 究 等 を 挙 げていた 健 康 日 本 21 について 総 務 省 行 政 評 価 局 は 自 殺 者 数 を22 年 (2010 年 )に 2 万 2,000 人 以 下 とするとしているが これを 実 現 するための 具 体 的 な 施 策 は 示 されておらず 自 殺 予 防 対 策 は 地 域 保 健 職 域 保 健 精 神 保 健 心 の 健 康 問 題 などの 取 組 に 包 含 されており 国 地 方 公 共 団 体 精 神 保 健 福 祉 センター 等 の 関 係 機 関 そ れぞれで 取 り 組 まれている とし 自 殺 予 防 対 策 に 関 して 政 府 としての 取 組 方 針 や 対 策 の 枠 組 が 定 められていない 現 状 を 厳 しく 評 価 し た (12) 2 自 殺 予 防 に 向 けての 提 言 平 成 10 年 以 降 3 万 人 の 大 台 で 推 移 する 自 殺 の 現 状 に 対 し 厚 生 労 働 省 は 効 果 的 予 防 対 策 の 実 施 が 緊 急 の 課 題 であるとし 精 神 医 学 的 観 点 のみならず 心 理 学 的 観 点 社 会 文 化 的 観 点 等 からの 多 角 的 な 検 討 を 求 め 平 成 14 年 1 月 自 殺 防 止 対 策 有 識 者 懇 談 会 の 開 催 を 決 定 し た (13) 同 懇 談 会 は 7 回 の 会 合 ( 平 成 14 年 2 月 ~ 同 12 月 ) (14) を 重 ね 最 終 的 に 自 殺 予 防 に 向 けての 提 言 を 纏 めた (15) 同 提 言 は 平 成 10 年 の 自 殺 急 増 の 原 因 を 中 年 男 性 の 自 殺 死 亡 数 の 増 加 と 説 明 した また 自 殺 を 追 い 込 まれて の 死 と 捉 え そのサインを 読 み 取 れば 自 殺 者 数 を 減 少 できるとして 予 防 対 策 の 必 要 性 を 強 調 した 自 殺 を 考 えている 自 殺 念 慮 者 は 生 死 の 間 で 揺 れており 生 きる 勇 気 と 力 を 取 り 戻 さ せる 環 境 作 り 等 が 重 要 である また 生 命 の 尊 さ 等 を 考 えさせる 教 育 心 の 健 康 問 題 に 関 する 正 ⑺ 衆 議 院 HP の 議 案 の 第 154 回 国 会 ( 常 会 )の 健 康 増 進 法 案 を 参 照 ⑻ 本 橋 豊 秋 田 の 健 康 秋 田 大 学 定 期 講 演 会 企 画 委 員 会 編 あきた 再 発 見! 無 明 舎 出 版,2005,pp ⑼ 同 上 pp ⑽ 本 橋 豊 自 殺 が 減 ったまち 秋 田 県 の 挑 戦 岩 波 書 店,2006,pp ⑾ 厚 生 科 学 審 議 会 地 域 保 健 健 康 増 進 栄 養 部 会 健 康 日 本 21 中 間 評 価 報 告 書 平 成 19 年 4 月 10 日 ⑿ 総 務 省 行 政 評 価 局 自 殺 予 防 対 策 に 関 する 有 識 者 意 識 調 査 結 果 報 告 書 平 成 17 年 11 月 ⒀ 自 殺 防 止 対 策 有 識 者 懇 談 会 の 開 催 等 について ( 平 成 14 年 1 月 22 日 厚 生 労 働 大 臣 決 裁 ) ⒁ 厚 生 労 働 省 HP で 行 政 分 野 ごとの 情 報 の 援 護 審 議 会 検 討 会 の 検 討 会 社 会 援 護 局 の 検 討 会 一 覧 自 殺 防 止 対 策 有 識 者 懇 談 会 の 議 事 録 ⒂ 同 提 言 はWeb 上 では 分 割 掲 載 され はじめに 第 1 章 第 2 章 第 1 節 第 2 節 go.jp/houdou/2002/12/h1218-3c1.html 第 2 章 第 3 節 html おわりに である

5 しい 知 識 の 普 及 等 が 肝 要 で 温 かな 社 会 づく り が 求 められる 自 殺 予 防 の 効 果 をあげるに は 国 民 保 健 医 療 福 祉 関 係 者 教 育 機 関 マ スメディア 事 業 者 団 体 労 働 組 合 事 業 場 民 間 団 体 国 と 地 方 自 治 体 の 連 携 の 下 で 自 殺 念 慮 者 自 殺 未 遂 者 その 周 囲 の 者 遺 族 等 に 対 し 家 庭 地 域 職 場 での 支 援 を 行 うことが 必 要 である それも 予 防 (プリベンション) 危 機 介 入 (インターベンション) 事 後 対 策 (ポ ストベンション)の 3 段 階 に 応 じて 実 施 するの が 重 要 として 包 括 的 な 自 殺 予 防 対 策 を 提 言 し た それは ⑴ 自 殺 の 実 態 把 握 ( 国 の 研 究 機 関 等 を 中 心 に 精 神 保 健 福 祉 センター 保 健 所 救 命 救 急 センターを 含 む 医 療 機 関 事 業 場 等 との 連 携 で 推 進 ) ⑵ 心 の 健 康 問 題 に 関 する 正 しい 理 解 の 普 及 啓 発 児 童 思 春 期 での 留 意 事 項 ⑶ 危 機 介 入 1うつ 病 対 策 (ⅰ 治 療 法 が 確 立 し 直 る 可 能 性 が 高 い ⅱ 家 族 等 は 自 殺 のサインを 見 逃 さない ⅲ 危 機 介 入 できる 専 門 家 の 一 覧 とその 資 質 向 上 ⅳ うつ 病 等 でも 産 業 医 等 を 受 診 する 場 合 が 多 いので 彼 らと 精 神 科 医 との 連 携 強 化 ⅴ 保 健 所 市 町 村 等 による 訪 問 指 導 や 住 民 検 診 健 康 相 談 等 の 機 会 活 用 ハイリスク 者 への 福 祉 的 支 援 うつ 病 対 策 とそ の 正 しい 知 識 の 普 及 等 を 同 時 に 進 めるために 保 健 所 精 神 保 健 福 祉 センター 市 町 村 医 療 機 関 学 校 事 業 場 等 の 連 携 ⅵ 職 場 での 心 の 健 康 づくり 対 策 心 の 健 康 づくり 計 画 の 策 定 と 推 進 産 業 保 健 ス タッフ 等 の 知 識 対 応 技 術 の 向 上 職 場 復 帰 支 援 事 業 場 外 の 健 康 作 り 相 談 体 制 の 整 備 ⅶ 地 域 と 職 域 のホーム ドアの 設 置 等 ) ⑷ 事 後 対 策 ( 遺 族 等 へ の 相 談 支 援 地 域 等 での 相 談 支 援 体 制 後 追 い 自 殺 や 群 発 自 殺 の 回 避 ) ⑸その 他 (メディ アへの 要 望 自 殺 急 増 の 原 因 とされる 経 済 生 活 問 題 を 組 み 入 れた 総 合 対 策 の 実 施 自 殺 予 防 対 策 の 推 進 には 各 種 調 査 研 究 相 談 体 制 の 整 備 情 報 発 信 予 防 対 策 の 提 案 等 を 一 括 して 行 う 自 殺 予 防 セン ター 機 能 が 必 要 )である この 報 告 書 の 意 義 は 包 括 的 な 自 殺 防 止 活 動 の 必 要 性 を 国 としてはじめて 提 言 したことに ある (16) と 言 われる 岡 山 大 学 の 川 上 教 授 は 同 提 言 から 4 項 目 の 課 題 を 引 き 出 した 1 自 殺 発 生 の 要 因 分 析 自 殺 やうつ 病 者 の 相 談 経 路 の 地 域 特 性 を 明 確 化 することに 基 づく 自 殺 予 防 対 策 の 立 案 2 希 望 者 へのうつ 病 のスクリーニン グ 検 査 と 専 門 家 受 診 の 勧 告 の 実 施 3 職 場 にお ける 自 殺 予 防 対 策 の 一 層 の 充 実 4 失 業 者 や 不 安 定 な 雇 用 状 況 にある 者 への 対 策 である (17) 平 成 15 年 4 月 社 民 党 の 阿 部 知 子 議 員 は こ の 提 言 に 対 する 政 府 の 対 応 について 質 問 を 行 っ た (18) それに 対 し 政 府 は 社 会 福 祉 法 人 いのちの 電 話 の 電 話 相 談 員 に 対 する 研 修 へ の 支 援 等 相 談 体 制 の 整 備 自 殺 予 防 に 関 する 正 しい 知 識 の 普 及 自 殺 を 予 防 するための 効 果 的 な 方 策 に 関 する 調 査 研 究 事 業 場 における 心 の 健 康 づくりのための 指 針 の 普 及 等 を 推 進 して いくこととしているほか 平 成 十 五 年 度 におい ては 新 たに うつ 病 に 関 する 正 しい 知 識 や 対 応 方 法 を 示 した 保 健 医 療 従 事 者 向 けの 手 引 きの 作 成 配 布 を 行 う (19) と 答 弁 した の 連 携 ) 2 児 童 思 春 期 での 留 意 事 項 ( 心 の 問 題 に 関 する 専 門 的 な 相 談 体 制 の 充 実 担 任 や 養 護 教 諭 の 相 談 体 制 の 充 実 やスクールカウンセラーの 積 極 的 配 置 いのちの 電 話 等 による 危 機 介 入 駅 で 3 過 労 自 殺 の 労 災 認 定 の 新 基 準 ほか 平 成 年 間 に 入 り 過 労 自 殺 の 労 災 請 求 や 訴 訟 が 相 次 ぎ 平 成 8 年 には 画 期 的 な 判 決 で 有 名 な ⒃ 井 田 敦 彦 自 殺 防 止 のために 国 が 実 施 できる 政 策 について レファレンス 629 号,2003.6,p.18. ⒄ 川 上 憲 人 わが 国 における 自 殺 の 現 状 と 課 題 保 健 医 療 科 学 52 巻 4 号, ,p.259. ⒅ 増 加 する 自 殺 の 防 止 に 関 する 質 問 主 意 書 ( 平 成 15 年 4 月 23 日 提 出 質 問 第 2 号 ) ⒆ 衆 議 院 議 員 阿 部 知 子 君 提 出 増 加 する 自 殺 の 防 止 に 関 する 質 問 に 対 する 答 弁 書 ( 平 成 15 年 5 月 6 日 受 領 答 弁 第 62 号 ) 10

6 自 殺 と 法 電 通 事 件 (20) (21) の 第 1 審 判 決 や 神 戸 製 鋼 所 事 件 の 第 1 審 判 決 が 出 て 自 殺 と 業 務 の 相 当 因 果 関 係 を 認 める 結 果 となった このような 事 態 を 受 けて 平 成 10 年 2 月 旧 労 働 省 では 原 田 憲 一 元 東 京 大 学 教 授 を 座 長 とする 精 神 障 害 等 の 労 災 認 定 に 係 る 専 門 検 討 会 を 設 置 した 同 検 討 会 は 平 成 11 年 7 月 精 神 障 害 等 の 労 災 認 定 に 係 る 専 門 検 討 会 報 告 について を 公 表 したが そ れによって 過 労 自 殺 の 労 災 認 定 基 準 は 大 幅 に 変 更 されることになった 従 来 自 殺 を 労 災 に 認 定 する 基 準 は 極 めて 厳 しかった 精 神 障 害 は 外 因 性 ( 外 傷 や 薬 物 等 に よる) 心 因 性 内 因 性 ( 原 因 不 明 のもの)に 区 分 され 外 因 性 と 心 因 性 が 補 償 対 象 となりえた が 後 者 については 発 病 の 原 因 となる 精 神 的 負 荷 と 業 務 の 関 連 性 が 十 分 に 証 明 される 必 要 が あった また 故 意 による 災 害 には 業 務 起 因 性 が 認 められないが 自 殺 が 精 神 障 害 による 精 神 異 常 かつ 心 神 喪 失 状 態 で 行 われた 場 合 例 外 的 に 業 務 上 と 認 める とされてきた (22) これに 対 し 上 記 専 門 検 討 会 報 告 (23) では 1 労 災 の 対 象 となる 精 神 障 害 は 器 質 性 内 因 性 心 因 性 の 別 を 改 め 国 際 疾 病 分 類 第 10 回 改 訂 版 ( 以 下 ICD-10 とする ) 第 5 章 の 精 神 および 行 動 の 障 害 とする 2 精 神 障 害 の 成 因 は ストレス 脆 弱 性 理 論 ( 環 境 からくるスト レスと 個 体 側 の 反 応 性 で 精 神 的 破 綻 の 発 生 が 決 まる とする 考 え)に 依 拠 する 3 精 神 障 害 の 診 断 は ICD-10 作 成 チームの 診 断 ガイドラインに 基 づく 4 業 務 上 のストレス 強 度 を 客 観 的 に 評 価 する 基 準 を 作 成 する 一 方 発 病 に 至 る 過 程 で 変 化 するストレスの 加 重 や 恒 常 的 な 長 時 間 労 働 下 ではストレス 強 度 がより 強 くなることを 考 え つつ ストレス 評 価 期 間 の 妥 当 性 を 概 ね 発 病 前 6 か 月 以 内 とする 5 個 体 側 の 脆 弱 性 は 既 往 歴 生 活 史 アルコール 等 依 存 状 況 性 格 傾 向 等 から 判 断 する 6 労 働 者 災 害 補 償 保 険 法 第 12 条 の 2 の 2 第 1 項 では 故 意 による 災 害 に は 労 災 保 険 給 付 を 行 わないとし 従 来 は 心 神 喪 失 状 態 での 自 殺 のみ 故 意 がなかったと されてきたが 精 神 障 害 によって 正 常 な 認 識 行 為 選 択 能 力 が 著 しく 阻 害 され あるい は 自 殺 行 為 を 思 いとどまる 精 神 的 な 抑 制 力 が 著 しく 阻 害 されている 状 態 で 行 われた 自 殺 も 同 条 に 言 う 故 意 ではない 場 合 と 解 すること とし 従 来 の 基 準 を 改 善 した 平 成 11 年 9 月 旧 労 働 省 は 上 記 内 容 に 基 づく 心 理 的 負 荷 による 精 神 障 害 等 に 係 る 業 務 上 外 の 判 断 指 針 (24) と 精 神 障 害 による 自 殺 の 取 扱 いについて (25) ( 上 記 専 門 検 討 会 報 告 の6に 対 応 ) と い う 2 指 針 を 制 定 し 全 国 に 通 達 し た (26) 前 者 には 業 務 による 心 理 的 負 荷 の 強 度 を 客 観 的 に 評 価 するため ( 別 表 1 ) 職 場 に おける 心 理 的 負 荷 評 価 表 (27) が また 業 務 上 外 ⒇ Oは 電 通 入 社 後 3 日 に 1 度 は 徹 夜 を 強 いられるという 長 時 間 労 働 の 末 自 殺 した( 享 年 24 歳 ) 事 案 で 東 京 地 裁 は 原 告 の 訴 えを 全 面 的 に 認 めた( 東 京 地 裁 H8.3.28, 労 働 判 例 692 号, ,pp.13-29) これに 対 し 控 訴 審 の 東 京 高 裁 は 原 告 側 の 過 失 を 3 割 認 める 判 決 を 下 した( 東 京 高 裁 H9.9.26, 労 働 判 例 724 号, , pp.13-24) 対 して 上 告 審 の 最 高 裁 は 過 失 相 殺 破 棄 の 判 決 を 言 い 渡 した( 最 高 裁 H , 労 働 判 例 779 号, ,pp.13-19) なお 本 件 は 差 戻 審 で 和 解 が 成 立 した Yは 入 社 後 間 もなく 出 張 したインドの 地 方 都 市 のホテルから 投 身 自 殺 した 遺 族 は 労 災 申 請 したが 不 支 給 処 分 となったため その 取 り 消 しを 求 めた 事 案 で 神 戸 地 裁 は 原 告 の 訴 えを 認 め 処 分 を 取 り 消 した( 神 戸 地 裁 H 労 働 判 例 695 号 31 頁 ) 岡 村 親 宜 過 労 死 過 労 自 殺 救 済 の 労 災 補 償 法 理 季 刊 労 働 法 209 号,2005. 夏 季,pp 厚 生 労 働 省 HPで 精 神 障 害 等 の 労 災 認 定 に 係 る 専 門 検 討 会 報 告 の 概 要 で 検 索 基 発 第 544 号 平 成 11 年 9 月 11 日 基 発 第 545 号 平 成 11 年 9 月 11 日

7 の 心 理 的 負 荷 の 強 度 を 評 価 するために ( 別 表 2 ) 職 場 以 外 の 心 理 的 負 荷 評 価 表 (28) が 添 付 さ れた この 新 指 針 の 登 場 で ほとんどゼロに 近 かった 自 殺 事 案 で 年 間 全 国 数 十 件 程 度 まで 労 災 認 定 が 行 なわれるようになった (29) が 同 指 針 には 以 下 の 問 題 点 も 指 摘 されている 即 ち 1 心 理 的 負 荷 の 強 度 は 平 均 人 を 基 準 とし た 2 心 理 的 負 荷 の 業 務 上 外 の 判 断 に 際 し 相 対 的 有 力 原 因 説 ( 精 神 障 害 の 発 病 原 因 を 特 定 する 試 み)を 採 用 した 3 精 神 障 害 に 罹 患 していな い 者 の 自 殺 は 従 来 通 り 故 意 とした 4 客 観 的 判 断 の 必 要 性 から 複 数 の 専 門 家 の 合 議 に よる 意 見 一 致 を 業 務 上 の 認 定 の 前 提 にしたこと である (30) ここで 関 連 して 医 学 的 には 脳 心 臓 疾 患 による 突 然 死 とされる 過 労 死 に 係 る 労 災 認 定 基 準 に 触 れておく 最 初 の 認 定 基 準 は 昭 和 36 年 の もので 業 務 上 と 認 定 するには 発 病 の 直 前 又 は 当 日 に 過 激 な 業 務 に 従 事 したことが 要 求 され た 昭 和 62 年 と 平 成 7 年 に 認 定 基 準 が 改 められ 発 病 前 1 週 間 以 内 の 業 務 が 日 常 業 務 に 比 べ 過 重 である 場 合 発 病 前 1 週 間 以 前 の 業 務 を 含 め 総 合 判 断 するとした (31) しかし 平 成 12 年 7 月 労 働 基 準 監 督 署 長 が 業 務 外 とした 事 案 2 件 につ いて 最 高 裁 が 国 側 敗 訴 の 判 決 を 行 った (32) これを 受 け 同 年 11 月 厚 生 労 働 省 では 和 田 攻 埼 玉 医 科 大 学 教 授 を 座 長 とする 脳 心 臓 疾 患 の 認 定 基 準 に 関 する 専 門 検 討 会 が 発 足 し 翌 年 11 月 にその 検 討 結 果 が 取 り 纏 められ (33) 同 年 12 月 これに 基 づく 脳 血 管 疾 患 及 び 虚 血 性 心 疾 患 等 ( 負 傷 に 起 因 するものを 除 く )の 認 定 基 準 について (34) が 全 国 に 発 出 された この 認 定 基 準 では 疲 労 の 蓄 積 の 評 価 期 間 は 発 症 前 概 ね 6 か 月 とされ その 最 重 要 要 因 とし て 労 働 時 間 を 挙 げ 発 症 前 1 か 月 間 または 6 か 月 間 にわたり 月 45 時 間 を 超 えて 時 間 外 労 働 時 間 が 長 くなるほど 業 務 と 発 症 の 関 連 性 が 高 ま ると 評 価 した 更 に 発 症 前 1 か 月 間 概 ね100 時 間 または 発 症 前 2 か 月 間 ないしは 6 か 月 間 月 80 時 間 を 超 える 時 間 外 労 働 が 認 められる 時 は 業 務 と 発 症 の 関 連 性 は 強 いと 評 価 できると した 司 法 判 断 を 受 け 過 労 死 の 労 災 認 定 につ いて 行 政 の 対 応 が 変 化 したのであるが こ の 認 定 基 準 の 下 では 今 後 年 間 300 件 を 大 幅 に 超 えて 認 定 件 数 が 増 加 する 見 込 みはない (35) との 悲 観 的 な 見 方 もある この 認 定 基 準 と 関 連 して 平 成 14 年 2 月 過 重 労 働 による 健 康 障 害 防 止 のための 総 合 対 策 (36) が 厚 生 労 働 省 労 働 基 準 局 長 名 で 発 出 され た それは 36 協 定 ( 労 働 基 準 法 第 36 条 に 定 める 労 使 間 の 協 定 )で 月 45 時 間 以 上 の 時 間 外 労 働 が 可 能 でも これを45 時 間 以 下 にするよう 指 導 す る 通 達 であった また 事 業 主 が 講 ずる 措 置 と して 時 間 外 労 働 の 削 減 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 促 進 労 働 者 の 健 康 管 理 に 係 る 措 置 ( 労 働 安 全 衛 生 法 に 規 定 する 健 康 診 断 等 の 実 施 月 45 時 間 以 上 の 時 間 外 労 働 を 行 った 労 働 者 に 関 する 情 報 を 産 業 医 川 人 博 過 労 自 殺 と 企 業 の 責 任 旬 報 社,2006,p.147. 岡 村 親 宜 過 労 死 過 労 自 殺 救 済 の 理 論 と 実 務 旬 報 社,2002,pp 濱 口 桂 一 郎 過 労 死 過 労 自 殺 と 個 人 情 報 季 刊 労 働 法 208 号,2005 春 季,p.160. 東 京 海 上 横 浜 支 店 ( 横 浜 南 労 基 署 長 ) 事 件 最 高 裁 判 決 ( 最 高 裁 H 労 働 判 例 785 号, ,pp.6-9) と 大 阪 淡 路 交 通 ( 西 宮 労 基 署 長 ) 事 件 最 高 裁 判 決 前 者 については 運 転 手 がくも 膜 下 出 血 を 起 こした 事 案 で 最 高 裁 は 国 側 の 平 均 人 基 準 説 や 相 対 的 有 力 原 因 説 を 排 斥 する 一 方 発 症 前 1 年 6 ヶ 月 の 蓄 積 疲 労 を 勘 案 して 業 務 による 過 重 負 荷 とした ( 川 人 前 掲 注 pp ) 脳 心 臓 疾 患 の 認 定 基 準 に 関 する 専 門 検 討 会 の 検 討 結 果 ( 方 針 )について 基 発 第 1063 号 平 成 13 年 12 月 12 日 岡 村 前 掲 注 p.54. 基 発 第 号 平 成 14 年 2 月 12 日 12

8 自 殺 と 法 に 提 供 月 100 時 間 または 2 ヶ 月 から 6 ヶ 月 間 にわ たり 月 80 時 間 の 時 間 外 労 働 を 行 った 労 働 者 には 産 業 医 との 面 接 を 受 けさせること)が 定 められた な お 同 通 達 は 平 成 18 年 3 月 に 発 出 された 同 名 の 通 達 (37) ( 現 行 の 通 達 )で 廃 止 されたが その 内 容 は 上 記 の 平 成 14 年 通 達 を 踏 襲 している Ⅱ 自 殺 対 策 基 本 法 の 制 定 過 程 1 自 殺 予 防 対 策 に 関 する 専 門 家 からの 意 見 聴 取 会 平 成 17 年 2 月 24 日 参 議 院 厚 生 労 働 委 員 会 で 防 衛 医 科 大 学 の 高 橋 祥 友 産 業 医 科 大 学 の 中 村 純 秋 田 大 学 の 本 橋 豊 の 3 教 授 を 招 いて 自 殺 予 防 に 関 する 意 見 聴 取 会 が 開 催 された 高 橋 教 授 は 自 殺 者 数 が 平 成 10 年 以 後 3 万 人 台 で 推 移 している 状 況 を 踏 まえ 自 殺 の 問 題 が 自 殺 未 遂 者 や 周 囲 の 関 係 者 を 含 めれば 年 間 百 数 十 万 人 もの 心 の 健 康 を 脅 かす 非 常 に 深 刻 な 問 題 になっていると 指 摘 した 最 近 では 中 高 年 の 男 性 自 殺 者 が 増 えているが 特 に 高 齢 者 の 自 殺 が 深 刻 な 問 題 であるという 世 界 保 健 機 関 ( 以 下 WHOとする )によれば 自 殺 者 の 殆 どが うつ 病 (30%)やアルコール 依 存 症 (17.6%) 等 の 心 の 病 気 を 患 っている しかしう つ 病 等 の 治 療 法 は 確 立 しており 早 期 発 見 によ る 適 切 な 治 療 を 施 せば 自 殺 率 を30% 低 下 させ られるという 高 橋 教 授 は 先 進 的 なフィンラ ンドの 自 殺 予 防 対 策 を 例 示 した 同 国 は 3 か 年 で 始 めた 自 殺 予 防 計 画 を12 年 間 に 延 ばし 現 在 も 継 承 している 1990( 平 成 2 ) 年 に 同 国 の 自 殺 率 は 人 口 10 万 人 当 たり30.4であったが 2002( 平 成 14) 年 には30% 減 少 して 21.1に 低 下 した これには 80 年 代 後 半 同 国 で 実 施 され た 自 殺 の 実 態 把 握 調 査 と 国 立 公 衆 衛 生 院 ( 自 殺 者 の 実 態 の 調 査 研 究 機 関 )と 国 立 福 祉 健 康 開 発 センター( 具 体 的 な 自 殺 予 防 活 動 の 実 施 機 関 )を 車 の 両 輪 とした 極 めて 組 織 的 な 予 防 対 策 の 実 施 が 寄 与 した このような 諸 点 を 紹 介 した 上 で 高 橋 教 授 は わが 国 の 自 殺 予 防 について WHOの 提 言 に 基 づいた 予 防 方 針 の 組 織 化 長 期 的 取 組 自 殺 が 起 きた 後 の 遺 族 等 に 対 する 心 のケアを 提 言 した (38) 中 村 教 授 は 生 産 年 齢 階 層 にとって 最 大 の 問 題 はエイズであり 次 がうつ 病 であると 指 摘 し 産 業 医 学 の 面 でも 自 殺 との 関 連 から う つ 病 の 早 期 発 見 早 期 治 療 が 必 要 であると 述 べた 企 業 サイドでも 過 労 自 殺 の 労 災 認 定 等 が あり リスクマネージメントが 重 要 になってき た 有 業 者 で 自 殺 した 者 のうち 約 半 数 がうつ 病 等 の 気 分 障 害 に 罹 患 していたことから 中 村 教 授 は 職 場 のメンタルヘルス 対 策 として 気 分 障 害 への 介 入 が 重 要 かもしれないと 指 摘 した た だ 企 業 労 働 者 の 6 割 強 がストレスを 感 じ 30~50 代 の 男 性 自 殺 者 が 増 えているが 心 の 悩 みを 打 ち 明 ける 場 が 少 なく 予 防 より 復 職 支 援 や 再 発 防 止 が 中 心 になるとした 専 門 家 への 相 談 が 増 えない 以 上 かかりつけ 医 の 確 保 が 重 要 であり またメンタルヘルス 対 策 のネットワー ク 作 りや 心 の 健 康 問 題 に 対 する 産 業 医 の 理 解 の 深 化 等 が 対 策 として 考 えられるとした な お 中 村 教 授 は 平 成 10 年 に 自 殺 者 が 急 増 した 理 由 を 失 業 率 が4.2%から4.9%に 上 昇 した 点 に 見 ている 同 教 授 によれば 50 代 の 自 殺 者 数 と 失 業 率 もパラレルな 関 係 にあるという (39) 本 橋 教 授 は 社 会 の 努 力 で 自 殺 は 予 防 できる と 断 言 し 自 殺 率 の 高 い 秋 田 県 での 自 殺 予 防 対 策 の 現 状 を ヘルスプロモーション( 健 康 増 進 ) というアプローチ 法 に 絡 めて 紹 介 した この 方 法 ではまず うつ 病 や 自 殺 への 社 会 的 偏 見 を 除 き 次 の 段 階 で 具 体 的 な 自 殺 予 防 計 画 を 策 定 し 実 施 していく 第 3 段 階 では これを 長 期 過 重 労 働 による 健 康 障 害 防 止 のための 総 合 対 策 ( 基 発 第 号 平 成 18 年 3 月 17 日 ) 第 162 回 参 議 院 厚 生 労 働 委 員 会 会 議 録 第 1 号 平 成 17 年 2 月 24 日 pp.1-3. 同 上 pp

9 的 取 組 にしていく ということになる 既 に 紹 介 した 通 り 秋 田 県 では 健 康 秋 田 21 計 画 を 推 進 しており 秋 田 県 健 康 づくり 推 進 条 例 第 18 条 に 基 づく 自 殺 予 防 対 策 を 実 施 している それ は 次 の 5 点 から 成 る 1 自 殺 予 防 の 情 報 提 供 と 啓 発 ( 県 レベルの 自 殺 予 防 シンポジウムの 実 施 や 自 殺 予 防 リーフレットの 各 戸 配 布 ) 2 相 談 体 制 相 談 窓 口 のネットワーク 構 築 3 自 殺 予 防 モデ ル 事 業 の 推 進 ( 平 成 13 年 から 県 内 6 町 で 開 始 ) 4うつ 病 対 策 ( 臨 床 医 のためのうつ 病 の 手 引 きの 作 成 配 布 ) 5 予 防 研 究 である 本 橋 教 授 は 秋 田 県 藤 里 町 のモデル 事 業 を 紹 介 し 積 極 的 な 自 殺 予 防 活 動 を 行 うと 1 年 後 には 自 殺 率 の 減 少 傾 向 が 現 れ 同 活 動 を 継 続 すると 減 少 傾 向 が 持 続 すると 述 べた (40) この 意 見 陳 述 の 後 うつ 病 への 社 会 的 偏 見 マスコミの 自 殺 報 道 高 齢 者 自 殺 と 生 き 甲 斐 の 問 題 小 中 高 生 の 自 殺 インターネットの 集 団 自 殺 国 の 自 殺 対 策 のあり 方 自 殺 データの 収 集 成 果 主 義 の 導 入 や 裁 量 労 働 制 の 拡 大 と 自 殺 の 関 係 等 様 々な 角 度 から 議 論 が 深 められた (41) 民 主 党 の 山 本 孝 史 議 員 は この 会 議 をこう 回 顧 した 大 きく 法 制 化 に 動 き 始 めたのは 昨 年 2 月 何 か 調 査 活 動 をやろう と 与 党 筆 頭 理 事 だった 武 見 敬 三 氏 と 意 見 が 一 致 参 議 院 厚 労 委 で 高 橋 祥 友 中 村 純 本 橋 豊 氏 から 自 殺 問 題 について 意 見 を 聞 くことになった (42) 2 自 殺 対 策 シンポジウムの 開 催 と 参 議 院 厚 生 労 働 委 員 会 での 決 議 意 見 聴 取 会 から 3 ヵ 月 後 の 平 成 17 年 5 月 30 日 参 議 院 議 員 会 館 で NPO 法 人 自 殺 対 策 支 援 センターライフリンク 主 催 のシンポジウム 自 殺 を 防 ぐために いま 私 たちにできること とは が 開 催 された 最 終 的 な 参 加 者 は206 名 に 達 し (43) 国 会 議 員 も 尾 辻 厚 生 労 働 大 臣 ( 当 時 ) をはじめ11 名 代 理 出 席 を 含 めれば30 名 以 上 が 出 席 した シンポジウムは 2 部 から 成 り 第 1 部 では 自 殺 未 遂 者 と 自 死 遺 族 から 体 験 談 が 語 られ 第 2 部 では 自 殺 防 止 の 電 話 相 談 を 受 けたり 自 死 遺 族 の 心 のケアに 当 たる 現 場 また 多 重 債 務 問 題 や 地 域 の 自 殺 対 策 に 携 わる 現 場 から 報 告 が 行 われた 自 民 党 の 武 見 敬 三 議 員 は 超 党 派 で しっかり 取 り 組 む と 挨 拶 し 尾 辻 大 臣 も 具 体 的 なところで 検 討 し 実 行 に 移 していきた い と 述 べた (44) 後 日 山 本 孝 史 議 員 は 尾 辻 大 臣 が 同 シンポジウムに45 分 以 上 も 出 席 した ことに 謝 意 を 表 しつつ 内 閣 全 体 でこの 問 題 に 取 組 むよう 要 望 した これに 対 し 尾 辻 大 臣 は 私 ども 政 府 全 体 で 取 り 組 むべく 努 力 をさせて いただきます と 答 弁 した (45) 同 シンポジウムでは もうひとつ 重 要 なこと があった それは 民 間 12 団 体 で 纏 めた 自 殺 総 合 対 策 の 実 現 に 向 けて ~ 自 殺 対 策 の 現 場 から 国 へ 5 つの 提 言 ~ (46) の 発 表 である そこでは 自 殺 者 が 年 間 3 万 人 を 超 える 異 常 な 状 況 に 対 し 民 間 主 導 の 対 応 には 限 界 があるこ と 現 代 の 自 殺 は 過 労 やリストラ いじめ 等 の 社 会 的 背 景 があり これを 対 象 とした 総 合 自 殺 対 策 が 必 要 であること 同 総 合 対 策 の 有 効 性 は 既 にWHOが 証 明 しているとして 政 府 に 以 下 同 上 pp.5-7. 同 上 pp 山 本 孝 史 民 ( 当 事 者 )が 声 を 上 げ 政 ( 議 員 )が 協 働 の 手 本 ライフリンク 通 信 4 号 拡 大 号,p.3. 第 二 回 ライフリンク 自 殺 対 策 シンポジウム 自 殺 を 防 ぐために いま 私 たちにできることとは ~ 緊 急 提 言 自 殺 対 策 の 現 場 から~ 自 殺 は 社 会 で 防 げる ライフリンク 通 信 創 刊 拡 大 号,pp sougou/taisaku/kentokai_2/pdf/ks pdf 第 162 回 参 議 院 厚 生 労 働 委 員 会 会 議 録 第 23 号 平 成 17 年 6 月 9 日 p.20. 自 殺 総 合 対 策 の 実 現 に 向 けて ~ 自 殺 対 策 の 現 場 から 国 へ 5 つの 提 言 ~ ライフリンク 通 信 創 刊 拡 大 号, pp

10 自 殺 と 法 の 提 言 を 行 った 即 ち 1 国 として 自 殺 対 策 に 取 り 組 む 意 思 の 明 確 化 2 効 果 的 予 防 策 の 確 立 のため 自 殺 の 実 態 解 明 に 努 める 3 自 殺 対 策 基 本 計 画 を 作 成 し 職 場 や 学 校 地 域 や 家 庭 等 を 対 象 とした 自 殺 総 合 対 策 を 実 施 する 4 内 閣 府 に 自 殺 総 合 対 策 センター を 設 置 し 省 庁 別 の 自 殺 対 策 を 有 機 的 に 纏 め 地 方 自 治 体 や 民 間 団 体 と 連 携 して 社 会 全 体 で 自 殺 対 策 を 実 施 する 体 制 を 整 備 する 5 自 殺 未 遂 者 や 自 死 遺 族 へのケアを 実 施 する という 提 言 である これを 受 けて 平 成 17 年 7 月 19 日 参 議 院 厚 生 労 働 委 員 会 で 自 殺 に 関 する 総 合 対 策 の 緊 急 かつ 効 果 的 な 推 進 を 求 める 決 議 が 超 党 派 で 議 決 された 同 決 議 は 深 刻 な 自 殺 問 題 の 現 状 と 自 殺 予 防 に 向 けての 提 言 に 沿 った 政 府 の 対 策 が 不 十 分 な 点 を 踏 まえ 自 殺 の 多 くは 過 労 倒 産 リストラ いじめ 等 の 社 会 的 要 因 か ら 生 じており 社 会 全 体 を 対 象 とした 総 合 対 策 への 取 組 が 必 要 であるとし 次 の 5 項 目 の 推 進 を 求 めた 即 ち 1 政 府 は 関 係 府 省 が 一 体 と なって 自 殺 総 合 対 策 に 取 り 組 む 意 思 を 明 確 化 し 必 要 な 体 制 を 確 保 する 2 効 果 的 な 自 殺 予 防 対 策 の 確 立 のため 自 殺 問 題 の 拠 点 機 能 を 強 化 する 一 方 自 殺 の 実 態 解 明 に 努 める 3 自 殺 問 題 への 取 組 の 戦 略 を 明 確 化 し 個 人 とともに 社 会 を 対 象 とした 重 点 的 計 画 的 対 策 を 策 定 し 予 算 化 する 4 情 報 発 信 等 を 通 じて 関 係 府 省 の 対 策 を 支 援 し 地 方 自 治 体 や 民 間 団 体 と 連 携 し つつ 総 合 対 策 を 実 施 する 自 殺 予 防 総 合 対 策 センター( 仮 称 ) を 設 置 する 5プライバシー を 含 め 自 死 遺 族 や 自 殺 未 遂 者 への 支 援 には 万 全 を 期 すとともに それらの 人 々に 対 する 心 の ケアが 自 殺 の 社 会 的 構 造 的 要 因 の 解 明 や 自 殺 予 防 に 資 する 意 義 を 十 分 認 識 する という 5 点 である (47) 決 議 の 後 自 民 党 の 岸 宏 一 厚 生 労 働 委 員 長 は その 実 効 性 を 担 保 するため 政 府 に 1 関 係 府 省 が 一 体 となって 取 り 組 む 体 制 の 整 備 2 自 殺 問 題 への 取 組 の 戦 略 と 予 算 3 自 殺 予 防 総 合 対 策 センター( 仮 称 ) の 位 置 づけについ て 質 した これに 対 し 政 府 は 1については 内 閣 官 房 副 長 官 の 下 に 関 係 省 庁 連 絡 会 議 を 設 置 する 2については 個 人 だけではなく 社 会 全 体 を 対 象 とした 対 策 を 策 定 していく 3について は 今 後 検 討 する と 答 弁 した (48) 3 自 殺 対 策 関 係 省 庁 連 絡 会 議 の 動 きと 緊 急 フォーラムの 開 催 自 殺 対 策 関 係 省 庁 連 絡 会 議 は 平 成 17 年 9 月 26 日 に 設 置 され (49) 翌 27 日 に 第 1 回 会 合 が 首 相 官 邸 で 開 かれ 各 省 庁 の 自 殺 対 策 の 実 施 状 況 の 説 明 と 意 見 交 換 が 行 われた (50) 第 2 回 会 合 は 首 相 官 邸 で12 月 26 日 に 開 かれ 自 殺 予 防 に 向 けての 政 府 の 総 合 的 な 対 策 について が 承 認 さ れる 一 方 総 務 省 からは 自 殺 予 防 に 関 する 調 査 結 果 に 基 づく 通 知 が 提 出 された (51) 自 殺 予 防 に 向 けての 政 府 の 総 合 的 な 対 策 に ついて は 次 の 4 点 から 成 る 1 自 殺 の 実 態 解 明 と 予 防 のための 正 しい 理 解 の 普 及 ( 厚 生 労 働 省 国 立 精 神 神 経 センターに 平 成 18 年 度 に 設 置 予 定 の 自 殺 予 防 総 合 対 策 センター( 仮 称 ) の 活 用 を 含 む) 2 児 童 生 徒 労 働 者 高 齢 者 というラ イフステージ 別 地 域 別 で 隙 間 のない 相 談 体 制 の 充 実 と 相 談 員 の 資 質 向 上 3 自 殺 未 遂 者 自 死 遺 族 等 のケア 4 各 種 の 自 殺 予 防 対 策 の 充 実 ( 家 出 人 発 見 活 動 インターネット 上 の 違 法 有 害 情 報 対 策 中 小 企 業 への 倒 産 回 避 支 援 失 業 者 の 早 期 再 就 職 等 の 雇 用 対 策 推 進 自 殺 問 題 に 取 り 組 む 民 第 162 回 参 議 院 厚 生 労 働 委 員 会 会 議 録 第 31 号 平 成 17 年 7 月 19 日 p.22. 同 上 pp 自 殺 対 策 関 係 省 庁 連 絡 会 議 の 設 置 について ( 平 成 17 年 9 月 26 日 内 閣 官 房 長 官 決 裁 ) 自 殺 対 策 関 係 省 庁 連 絡 会 議 ( 第 1 回 ) 議 事 次 第 自 殺 対 策 関 係 省 庁 連 絡 会 議 ( 第 2 回 ) 議 事 次 第 15

11 間 団 体 への 情 報 提 供 海 外 の 自 殺 報 道 ガイドライン 等 の 収 集 分 析 )である そして 今 後 10 年 間 で 自 殺 者 数 を 急 増 以 前 の 水 準 に 戻 すことを 当 面 の 目 標 とした (52) 平 成 18 年 3 月 31 日 この 文 書 は 厚 生 労 働 省 社 会 援 護 局 障 害 保 健 福 祉 部 長 名 の 通 達 自 殺 予 防 に 向 けての 総 合 的 な 対 策 の 推 進 について (53) に 添 付 され 全 国 に 発 出 された 同 通 達 では 上 記 の 目 標 を 示 し 地 方 自 治 体 での 自 殺 総 合 対 策 への 取 組 強 化 を 求 めた 特 に 留 意 すべき 点 と して 1 今 後 2 年 以 内 に 全 都 道 府 県 に 自 殺 対 策 連 絡 協 議 会 ( 仮 称 ) を 設 置 2 相 談 体 制 の 充 実 3 相 談 窓 口 の 周 知 徹 底 と 自 殺 予 防 総 合 対 策 センター( 仮 称 ) への 情 報 提 供 4 地 域 精 神 保 健 従 事 者 の 研 修 会 への 参 加 促 進 等 が 挙 げ られた 一 方 総 務 省 は 自 殺 予 防 の 行 政 評 価 を 行 う 一 方 自 殺 予 防 の 調 査 を 行 い 基 本 的 な 行 政 上 の 課 題 ( 国 全 体 の 取 組 方 針 の 策 定 国 等 の 役 割 分 担 危 機 介 入 事 後 対 策 の 必 要 性 )と 個 別 の 行 政 上 の 課 題 ( 自 殺 統 計 の 充 実 自 殺 の 実 態 把 握 に 関 する 具 体 的 方 策 自 殺 予 防 の 正 しい 理 解 の 普 及 啓 発 自 殺 未 遂 者 と 自 死 遺 族 へのケア 児 童 生 徒 への 自 殺 予 防 対 策 等 )を 明 確 にした (54) このような 動 きと 交 錯 するように 平 成 17 年 9 月 10 日 ( 世 界 自 殺 予 防 デー ) ライフリンク 主 催 の 緊 急 フォーラム 自 殺 対 策 のグランドデ ザインを 考 える が 渋 谷 の 国 連 大 学 で 開 催 さ れた フォーラムは 3 部 構 成 で 第 Ⅰ 部 は 遺 族 ケアの 現 状 課 題 展 望 第 2 部 は 自 殺 対 策 のグランドデザインを 考 える 第 3 部 は つながり 作 りに 必 要 なこと をテーマとして いた このフォーラムは 民 官 学 が 結 集 し 民 間 と 行 政 が 当 事 者 と 当 事 者 でない 人 たち が リンク の 一 歩 を 踏 み 出 した 最 初 のフォー ラムであった と 言 われている (55) 4 自 殺 対 策 基 本 法 の 成 立 ライフリンクの 代 表 清 水 康 之 氏 は 自 殺 対 策 基 本 法 の 成 立 を つながりの 勝 利 とし 自 殺 対 策 を 考 える 議 員 有 志 の 会 や 民 間 の 諸 団 体 官 僚 報 道 関 係 者 等 の 連 携 が 大 きな 力 に なった と 語 った 同 氏 によれば 平 成 18 年 4 月 から 様 々な 団 体 等 と 連 携 して 全 国 各 地 で 自 殺 対 策 の 法 制 化 を 求 める 3 万 人 署 名 活 動 を 展 開 し 6 月 初 旬 までに10 万 人 を 超 える 署 名 を 集 めた (56) それは 請 願 書 とともに 6 月 7 日 に 扇 千 景 参 議 院 議 長 に 手 渡 された (57) ところで 自 殺 対 策 を 考 える 議 員 有 志 の 会 (58) が 自 殺 対 策 基 本 法 の 議 員 立 法 に 主 導 的 役 割 を 果 たしたのは 論 を 待 たない 同 会 は 超 党 派 の 議 員 から 成 り 平 成 18 年 5 月 15 日 参 議 院 議 員 会 館 で 第 1 回 会 合 を 開 いた その 席 では 自 殺 対 策 の 法 制 化 を 求 めて 3 万 人 署 名 活 動 を 実 自 殺 予 防 に 向 けての 政 府 の 総 合 的 な 対 策 について( 案 ) 自 殺 予 防 に 向 けての 総 合 的 な 対 策 の 推 進 について ( 障 発 第 号 平 成 18 年 3 月 31 日 ) 総 務 省 自 殺 予 防 に 関 する 調 査 結 果 ポイント ( 調 査 結 果 に 基 づく 通 知 ) 自 殺 対 策 のグランドデザイン を 考 える ライフリンク 通 信 2 号 拡 大 号,pp 清 水 康 之 つながり の 勝 利 基 本 法 の 成 立 に 想 う ライフリンク 通 信 4 号 拡 大 号,p 万 人 署 名 生 かす 責 務 同 上 p.1. 同 会 は 自 民 党 の 尾 辻 秀 久 西 島 英 利 武 見 敬 三 民 主 党 の 朝 日 俊 弘 柳 澤 光 美 山 本 孝 史 公 明 党 の 木 庭 健 太 郎 共 産 党 の 小 池 晃 社 民 党 の 福 島 みずほ 各 議 員 から 構 成 され 武 見 敬 三 山 本 孝 史 両 議 員 が 事 務 局 を 努 めた ( 自 殺 対 策 を 考 える 議 員 有 志 の 会 ) 16

12 自 殺 と 法 施 中 の 民 間 22 団 体 による 自 殺 対 策 の 法 制 化 を 求 める 要 望 書 が 受 理 された (59) この 要 望 書 を 受 け 同 会 では 自 殺 防 止 対 策 基 本 法 案 ( 仮 称 )を 議 員 立 法 として 第 164 回 国 会 で 成 立 させ る 方 針 を 確 認 する 一 方 大 綱 案 を 示 し 法 制 化 の 作 業 と 各 党 の 党 内 手 続 を 進 めることを 申 し 合 わせた (60) 第 2 回 会 合 は 5 月 26 日 に 開 かれ 自 殺 対 策 推 進 基 本 法 案 の 今 後 の 取 扱 が 話 し 合 われた (61) が この 頃 は 各 党 の 党 内 手 続 が 大 詰 めを 迎 えていた 自 民 党 では 6 月 1 日 に 内 閣 部 会 と 厚 生 労 働 部 会 の 合 同 会 議 が 開 催 され 自 殺 対 策 基 本 法 案 を 了 承 した (62) それに 先 立 つ 5 月 30 日 には 自 民 公 明 の 与 党 両 党 が 政 策 責 任 者 会 議 を 衆 議 院 第 1 議 員 会 館 で 開 き 自 殺 対 策 基 本 法 案 を 策 定 し 議 員 立 法 として 国 会 提 出 を 目 指 すことで 合 意 した (63) 民 主 党 は 5 月 24 日 に 国 会 内 で 開 催 した 次 の 内 閣 で 仙 石 由 人 ネクスト 厚 労 相 が 自 殺 対 策 推 進 基 本 法 案 ( 超 党 派 議 員 立 法 ) について 説 明 し 条 文 の 一 部 修 正 等 について 確 認 した (64) 後 5 月 31 日 に 開 かれた 次 の 内 閣 で これを 了 承 した (65) こうして 平 成 18 年 6 月 8 日 自 殺 対 策 基 本 法 案 の 草 案 が 参 議 院 内 閣 委 員 会 に 提 出 され 民 主 党 の 工 藤 堅 太 郎 参 議 院 内 閣 委 員 長 から 趣 旨 説 明 が 行 われた 即 ち 前 年 7 月 の 参 議 院 厚 生 労 働 委 員 会 の 決 議 を 受 け 政 府 は 自 殺 対 策 に 取 り 組 んでいるが 不 十 分 な 状 況 を 打 開 するには 立 法 府 が 自 殺 対 策 の 根 拠 法 を 立 法 し 立 法 府 と 政 府 が 一 丸 となって 自 殺 対 策 を 進 めること が 求 められている との 趣 旨 である 同 草 案 は 委 員 長 の 内 容 説 明 の 後 全 会 一 致 で 可 決 され 自 殺 対 策 基 本 法 案 として 同 委 員 会 から 提 出 され ることになった (66) 翌 日 の 参 議 院 本 会 議 で は 工 藤 委 員 長 から 自 殺 対 策 基 本 法 案 の 立 法 趣 旨 と 内 容 説 明 が 行 われ 同 法 案 は 賛 成 224 反 対 0 で 可 決 された (67) その 後 同 法 案 は 6 月 14 日 の 衆 議 院 内 閣 委 員 会 で 同 じく 工 藤 委 員 長 から 趣 旨 説 明 と 内 容 説 明 が 行 われた 後 起 立 総 員 で 原 案 通 り 可 決 された (68) 翌 日 の 衆 議 院 本 会 議 では 自 民 党 の 佐 藤 剛 男 衆 議 院 内 閣 委 員 長 から 同 委 員 会 での 法 案 審 査 経 過 と 全 会 一 致 による 可 決 という 結 果 が 報 告 された 後 採 決 に 入 り 委 員 長 報 告 のとおり 可 決 された (69) 自 殺 対 策 基 本 法 は 超 党 派 の 議 員 立 法 により 成 立 した 理 想 的 な 立 法 モデルともみなせるが 実 はそう 簡 単 でもない 自 殺 対 策 というテーマ は ( 中 略 ) 小 泉 構 造 改 革 の 負 の 側 面 という 見 参 議 院 議 員 西 島 英 利 ホームページ ; 民 間 22 団 体 が 要 望 書 自 殺 対 策 の 推 進 を 議 員 有 志 の 会 と 懇 談 しんぶん 赤 旗 自 殺 対 策 の 法 制 化 を 民 間 団 体 が 要 望 書 提 出 山 本 議 員 ら 出 席 参 議 院 議 員 武 見 敬 三 ホームページ htm# では 自 殺 対 策 推 進 基 本 法 案 の 名 称 が 使 われている 自 殺 対 策 基 本 法 案 を 了 承 内 閣 部 会 厚 生 労 働 部 会 カネミ 油 症 患 者 救 済 で 議 論 加 速 へ 与 党 政 策 責 任 者 会 議 公 明 新 聞 BC% AB% BB% A6% C2% 次 の 内 閣 教 育 基 本 法 国 民 投 票 法 緊 急 事 態 基 本 法 など 議 論 次 の 内 閣 終 盤 国 会 に 向 け 法 案 審 査 など 行 い 活 発 に 議 論 第 164 回 国 会 参 議 院 内 閣 委 員 会 会 議 録 第 13 号 平 成 18 年 6 月 8 日 p.13. 第 164 回 国 会 参 議 院 会 議 録 第 32 号 (その 1 )( 官 報 号 外 ) 平 成 18 年 6 月 9 日 pp.4-5. 第 164 回 国 会 衆 議 院 内 閣 委 員 会 議 録 第 12 号 平 成 18 年 6 月 14 日 pp.1-3. 第 164 回 衆 議 院 会 議 録 第 38 号 ( 官 報 号 外 ) 平 成 18 年 6 月 15 日 p.1. 17

13 方 がある 野 党 がその 点 を 声 高 に 叫 べば 与 党 との 協 力 関 係 は 決 裂 しても 不 思 議 ではなかっ た という 状 況 の 中 で 与 野 党 の 歩 み 寄 りが 実 現 したのは 奇 跡 に 近 い ことだったからであ る (70) Ⅲ 大 綱 の 策 定 へ 向 けて 1 自 殺 対 策 基 本 法 の 内 容 自 殺 対 策 基 本 法 (71) ( 平 成 18 年 法 律 第 85 号 )は 平 成 18 年 6 月 21 日 に 公 布 された (72) 同 法 は 全 3 章 21 条 と 附 則 2 条 から 成 る その 概 要 (73) は 次 の 通 りである 同 法 の 目 的 は 自 殺 対 策 の 基 本 理 念 を 定 め 国 等 の 責 務 を 明 確 化 し 自 殺 総 合 対 策 を 推 進 して 自 殺 防 止 を 図 ると ともに 自 死 遺 族 等 への 支 援 を 充 実 し 国 民 が 健 康 で 充 実 して 暮 らせる 社 会 の 実 現 に 寄 与 する ことである( 第 1 条 ) 施 策 の 基 本 理 念 は 4 項 目 から 成 る 1 自 殺 の 背 景 に 存 する 社 会 的 諸 要 因 に 対 し 社 会 的 取 組 として 対 応 2 自 殺 が 複 合 的 原 因 と 背 景 を 有 することを 踏 まえ 精 神 保 健 的 観 点 からだけでなく 実 態 に 即 して 対 応 3 予 防 危 機 介 入 事 後 対 策 として 実 施 4 国 地 方 公 共 団 体 医 療 機 関 事 業 主 学 校 民 間 団 体 の 密 接 な 連 携 下 で 実 施 する( 第 2 条 ) 続 いて 責 務 の 明 確 化 が 行 われる 基 本 理 念 に 従 って 国 は 自 殺 総 合 対 策 を 策 定 実 施 し( 第 3 条 ) 地 方 自 治 体 は 国 と 協 力 しつつ 地 域 の 自 殺 対 策 を 策 定 実 施 する( 第 4 条 ) 事 業 主 は 前 二 者 に 協 力 しつつ 雇 用 労 働 者 の 心 の 健 康 を 保 つのに 必 要 な 措 置 を 講 ずるよう 努 める( 第 5 条 ) 国 民 は 自 殺 対 策 の 重 要 性 の 理 解 等 に 努 める( 第 6 条 ) 自 殺 対 策 の 実 施 に 当 たっては 自 殺 者 自 殺 未 遂 者 それらの 親 族 等 のプライ バシーに 十 分 配 慮 する( 第 7 条 ) 政 府 は 自 殺 対 策 の 指 針 として 基 本 的 総 合 的 な 自 殺 対 策 の 大 綱 を 定 め( 第 8 条 ) 同 法 の 目 的 を 達 成 するため 法 上 の 措 置 等 を 講 ずる ( 第 9 条 ) 政 府 は 毎 年 我 が 国 の 自 殺 の 概 要 と 自 殺 対 策 の 実 施 状 況 に 関 する 報 告 書 を 国 会 に 提 出 する( 第 10 条 ) 第 2 章 の 基 本 的 施 策 は 国 と 地 方 公 共 団 体 が 行 う 施 策 で 概 ね 次 の 9 項 目 に 纏 められる 即 ち 調 査 研 究 の 推 進 等 国 民 の 理 解 増 進 人 材 の 確 保 等 心 の 健 康 保 持 に 係 る 体 制 整 備 医 療 提 供 体 制 の 整 備 自 殺 発 生 回 避 のための 体 制 整 備 等 自 殺 未 遂 者 支 援 自 殺 者 の 親 族 等 への 支 援 民 間 団 体 の 活 動 支 援 である( 第 11~19 条 ) 第 3 章 の 自 殺 総 合 対 策 会 議 では 同 会 議 が 内 閣 府 に 置 かれ その 所 掌 事 務 は 大 綱 案 の 作 成 関 係 行 政 機 関 の 調 整 自 殺 対 策 の 審 議 と 実 施 の 推 進 とされた( 第 20 条 ) 同 会 議 の 会 長 は 内 閣 官 房 長 官 で 委 員 は 内 閣 総 理 大 臣 が 指 定 する 同 長 官 以 外 の 国 務 大 臣 である( 第 21 条 ) 本 法 の 施 行 期 日 は 公 布 日 から 6 月 を 超 えな い 範 囲 内 とされた( 附 則 第 1 条 ) 2 自 殺 対 策 基 本 法 の 施 行 と 自 殺 総 合 対 策 会 議 の 開 催 自 殺 対 策 基 本 法 の 成 立 を 受 け 平 成 18 年 7 月 14 日 内 閣 府 で 自 殺 対 策 推 進 準 備 室 が 発 足 し た (74) この 準 備 室 で 自 殺 対 策 基 本 法 の 施 行 準 備 が 進 められる (75) その 後 10 月 27 日 に 政 令 (76) で 自 殺 対 策 国 民 の 生 命 を 守 るために 自 殺 対 策 基 本 法 の 成 立 法 学 セミナー 621 号,2006.9,p.123 衆 議 院 ホームページ 官 報 号 外 第 143 号 ( 3 分 冊 の 1 ) 平 成 18 年 6 月 21 日 p.112. 自 殺 対 策 の 推 進 自 殺 の 防 止 と 自 殺 者 の 親 族 等 に 対 する 支 援 の 充 実 を 図 る 時 の 法 令 1771 号, , pp.39-47; 武 蔵 誠 憲 特 集 第 164 回 国 会 主 要 成 立 法 律 ⑸ 自 殺 対 策 基 本 法 ジュリスト No.1322, , pp 内 閣 府 ニュース 第 165 回 国 会 参 議 院 内 閣 委 員 会 会 議 録 第 4 号 p.22. 自 殺 対 策 基 本 法 の 施 行 期 日 を 定 める 政 令 ( 平 成 18 年 政 令 第 343 号 ) 官 報 第 4452 号 平 成 18 年 10 月 27 日 p.8. 18

14 自 殺 と 法 基 本 法 の 施 行 期 日 は 平 成 18 年 10 月 28 日 とす る と 公 布 された 同 時 に 自 殺 対 策 基 本 法 第 21 条 に 基 づく 自 殺 総 合 対 策 会 議 令 (77) によ り 10 月 28 日 に 内 閣 府 に 自 殺 総 合 対 策 会 議 が 設 置 された また 同 政 令 で 内 閣 府 の 政 策 統 括 官 が 自 殺 総 合 対 策 会 議 の 庶 務 を 所 掌 するとされた が これと 関 連 して 同 日 内 閣 府 政 策 統 括 官 の 職 務 分 担 に 関 する 訓 令 (78) が 発 せられ 共 生 社 会 政 策 担 当 の 職 務 に 自 殺 対 策 の 大 綱 ( 中 略 ) の 作 成 及 び 推 進 に 関 すること を 加 え その 施 行 日 を10 月 28 日 とした その 後 平 成 19 年 4 月 1 日 にこれが 改 められ 内 閣 府 に 自 殺 対 策 推 進 室 が 設 置 され 現 在 策 定 中 の 自 殺 総 合 対 策 大 綱 に 基 づき 自 殺 総 合 対 策 を 本 格 的 に 推 進 す る ことになった (79) 一 方 平 成 18 年 11 月 7 日 いよいよ 自 殺 総 合 対 策 会 議 (80) の 第 1 回 会 合 が 開 か れ る こ と と なった 同 会 合 では 1 平 成 19 年 6 月 までに 大 綱 案 を 作 成 する 2 大 綱 案 は 自 殺 対 策 基 本 法 第 2 章 にいう 基 本 的 施 策 を 中 心 に 政 府 が 推 進 すべき 自 殺 対 策 の 基 本 的 総 合 的 指 針 を 示 すと いう 位 置 づけで 作 成 する 3 大 綱 案 の 作 成 に 資 するため 自 殺 総 合 対 策 の 在 り 方 検 討 会 を 開 催 する との 決 定 が 行 われた (81) 今 後 のスケジュールは 以 下 の 通 りとされ た 1 自 殺 総 合 対 策 の 在 り 方 検 討 会 の 開 催 ( 月 1 回 程 度 ) 2 平 成 19 年 4 月 頃 自 殺 総 合 対 策 会 議 大 綱 案 ( 素 案 )に 関 する 国 民 的 意 見 聴 取 3 平 成 19 年 6 月 までに 自 殺 総 合 対 策 会 議 で 大 綱 案 を 得 る 4 自 殺 総 合 対 策 大 綱 の 閣 議 決 定 また 自 殺 総 合 対 策 の 在 り 方 検 討 会 の 座 長 は JT 生 命 誌 研 究 館 の 中 村 桂 子 館 長 が 務 め 様 々 な 分 野 から12 名 の 委 員 がこれに 加 わることと なった (82) 議 題 終 了 後 各 委 員 から 次 のような 発 言 が あった 伊 吹 文 部 科 学 大 臣 は 同 省 では 教 育 現 場 での 自 殺 対 策 について 検 討 会 を 開 いている 自 殺 発 生 後 の 対 応 とともに 自 殺 の 予 兆 の 早 期 発 見 が 重 要 で 家 庭 学 校 塾 スポーツ 団 体 などで 子 供 の 変 化 を 発 見 するよう 関 係 閣 僚 を 含 め 協 力 を 要 請 したいと 述 べた (83) 冬 柴 国 土 交 通 大 臣 は 自 殺 手 段 を 減 らすために 例 えば 駅 の 防 護 柵 (84) の 整 備 が 重 要 ではないかとの 発 言 を 行 った 山 本 金 融 担 当 大 臣 は 脳 科 学 的 な 問 題 や 環 境 物 質 等 の 問 題 など 科 学 的 アプロー チを 検 討 するよう 述 べた (85) こうして 議 論 の 場 は 同 年 11 月 28 日 から 自 殺 総 合 対 策 の 在 り 方 検 討 会 に 移 っていく 自 殺 総 合 対 策 会 議 令 ( 平 成 18 年 政 令 第 344 号 ) 官 報 第 4452 号 平 成 18 年 10 月 27 日 p.9. 内 閣 府 政 策 統 括 官 の 職 務 分 担 に 関 する 訓 令 の 一 部 を 改 正 する 訓 令 ( 平 成 18 年 内 閣 府 訓 令 第 28 号 ) 官 報 第 4452 号 平 成 18 年 10 月 27 日 p.9. 自 殺 対 策 推 進 室 の 設 置 について ( 平 成 19 年 4 月 2 日 府 政 共 生 第 402 号 ) 同 会 議 は 会 長 が 内 閣 官 房 長 官 で 委 員 は 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ( 自 殺 対 策 ) 国 家 公 安 委 員 会 委 員 長 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ( 金 融 ) 総 務 法 務 文 部 科 学 厚 生 労 働 農 林 環 境 経 済 産 業 国 土 交 通 の 各 大 臣 である 高 市 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 記 者 会 見 要 旨 ( 平 成 18 年 11 月 7 日 9 :24~ 9 :40 於 : 合 同 庁 舎 4 号 館 6 階 会 見 室 ) 溝 手 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 記 者 会 見 要 旨 ( 平 成 18 年 11 月 7 日 9 :10~ 9 :13 於 : 警 察 庁 18 階 第 4 会 議 室 ) 平 成 18 年 11 月 7 日 大 臣 会 見 概 要 文 部 科 学 省 では 伊 吹 大 臣 は 児 童 生 徒 の 自 殺 というのは 少 ないかもしれませんが 将 来 のある 子 供 たちの 命 を 大 切 にしてい くので 数 が 少 なくても いじめによる 児 童 生 徒 の 自 殺 の 問 題 にも 関 心 を 十 分 払 ってもらいたいということを 言 っておきました と 記 者 の 質 問 に 答 えて 述 べている 冬 柴 大 臣 会 見 要 旨 ( 平 成 18 年 11 月 7 日 ) では 同 大 臣 は ホームドア という 言 葉 を 使 っている 前 掲 注 19

15 3 自 殺 総 合 対 策 の 在 り 方 検 討 会 報 告 書 自 殺 総 合 対 策 の 在 り 方 検 討 会 は 平 成 18 年 11 月 28 日 から 翌 年 4 月 9 日 まで 8 回 の 会 合 (86) を 重 ね 総 合 的 な 自 殺 対 策 の 推 進 に 関 する 提 言 (87) を 纏 めて 高 市 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ( 自 殺 対 策 )に 提 出 し 幕 を 閉 じた 同 提 言 では 序 で 生 き 心 地 のよい 社 会 を 作 る 努 力 の 必 要 を 説 いた 後 はじめに で 同 報 告 書 の 要 点 として 1 自 殺 対 策 を 全 国 民 の 問 題 と 捉 え 社 会 全 体 で 取 り 組 む 2 従 来 不 足 していた 自 殺 の 社 会 的 要 因 への 取 組 と 事 後 対 応 に 積 極 的 に 取 り 組 む 3 青 少 年 中 高 年 高 齢 者 別 の 施 策 を 提 言 した との 3 点 を 挙 げ た 本 論 の 第 1 自 殺 対 策 が 目 指 すべき 方 向 では 自 殺 は 長 時 間 労 働 多 重 債 務 慢 性 の 疾 患 等 や 家 族 職 場 環 境 の 問 題 等 が 絡 み 合 って 生 じ 多 くの 場 合 追 い 込 まれての 死 であ るとされた その 予 防 には 追 い 込 まれる 前 に 心 の 悩 みを 解 消 するため 社 会 的 要 因 に 応 じた 相 談 窓 口 の 充 実 等 を 図 る 必 要 がある 一 方 自 殺 リスクの 高 い 人 が 出 す 自 殺 のサインに 気 付 き 彼 らを 専 門 医 に 繋 ぐために かかりつけ 医 や 学 校 の 教 師 だけでなく 一 般 国 民 も 十 全 の 知 識 の 修 得 が 必 要 とされた また 自 殺 対 策 を 進 めるに は 留 意 点 として 1 自 殺 の 実 態 解 明 と 中 長 期 的 視 点 に 立 つ 施 策 の 推 進 2 事 前 予 防 危 機 対 応 事 後 対 応 に 応 じた 取 組 の 推 進 3 関 係 機 関 等 との 連 携 4プライバシー 等 への 配 慮 5 費 用 対 効 果 地 域 事 情 を 勘 案 した 施 策 の 重 点 化 6マスメディアの 自 主 的 取 組 への 期 待 がある 第 2 世 代 ごとの 自 殺 の 特 徴 とそれに 対 応 した 自 殺 対 策 の 推 進 では 青 少 年 (30 歳 未 満 (88) ) 中 高 年 (30~64 歳 ) 高 齢 者 (65 歳 以 上 ) が 区 分 された 青 少 年 の 自 殺 者 は 全 体 の 1 割 程 で 実 態 不 明 の 部 分 も 大 きい 子 どもは 心 理 的 社 会 的 に 未 熟 で 問 題 解 決 能 力 も 低 く 思 春 期 以 降 の 自 殺 は 心 の 健 康 問 題 と 関 連 が 深 く 外 部 の 影 響 も 受 けやすい 事 前 予 防 としては 命 の 尊 さを 考 えさせる 教 育 自 殺 やうつ 病 の 正 しい 知 識 の 伝 授 心 の 悩 みを 身 近 な 大 人 に 相 談 する 教 育 インターネット 情 報 を 含 めたメディ ア リテラシー 教 育 の 実 施 がある 危 機 対 応 と しては 学 級 担 任 や 養 護 教 諭 への 日 常 的 な 自 殺 予 防 の 啓 発 のほか 実 際 に 自 殺 が 生 じた 時 は 学 校 内 のチームによる 対 応 だけでなく 地 域 や 医 療 との 連 携 も 必 要 とされた 事 後 対 策 として は 早 期 に 心 のケアを 実 施 するとされた 中 高 年 の 自 殺 者 は 全 体 の 6 割 を 占 め 特 に50 歳 代 の 自 殺 率 が 高 いが 最 近 では30 歳 代 の 自 殺 率 の 増 加 が 目 立 つ 中 高 年 で 仕 事 についてストレスを 感 ずる 者 は 6 割 に 達 するが 気 分 が 落 ち 込 んで も 受 診 を 考 える 者 は 約 2 割 に 過 ぎず 自 殺 前 に 相 談 に 行 った 者 は 約 4 割 となっている 一 方 うつ 病 のサインに 気 付 いたケースは 約 8 割 と 言 われる 自 殺 対 策 としては うつ 病 の 早 期 発 見 と 適 切 な 治 療 地 域 と 職 域 での 自 殺 知 識 の 普 及 啓 発 等 社 会 的 要 因 ( 失 業 長 時 間 労 働 多 重 債 務 経 営 不 振 等 )の 相 談 体 制 等 の 充 実 等 保 健 師 等 による 地 域 住 民 への 適 切 な 対 応 産 業 保 健 スタッフの 選 任 義 務 のない 中 小 事 業 場 に 対 し その 経 営 者 には 事 業 主 団 体 を 通 じた 心 の 健 康 の 保 持 増 進 の 啓 発 と 産 業 保 健 推 進 センターや 地 域 保 健 センター 等 を 通 しての 支 援 学 校 の 教 職 員 自 営 業 者 の 心 の 健 康 を 保 持 増 進 するため 職 域 や 地 域 での 検 討 等 が 挙 げられた 風 通 しの 良 い 職 場 作 り ワークライフバランスが 実 現 する ような 働 き 方 の 見 直 しが 重 要 とされた 高 齢 者 の 自 殺 率 は 加 齢 とともに 上 昇 し 多 くの 場 合 特 にうつ 病 に 罹 患 しており 健 康 問 題 や 介 護 問 題 等 が 背 景 にある 自 殺 対 策 としては うつ 病 の 早 期 発 見 早 期 治 療 精 神 科 医 療 への 偏 見 の 打 破 また 社 会 的 取 組 として 世 代 間 交 流 高 齢 内 閣 府 HP の 共 生 社 会 自 殺 対 策 ( 会 合 の 資 料 はほぼすべて 閲 覧 可 能 ) 自 殺 総 合 対 策 の 在 り 方 検 討 会 総 合 的 な 自 殺 対 策 の 推 進 に 関 する 提 言 平 成 15 年 12 月 の 青 少 年 育 成 施 策 大 綱 の 年 齢 期 に 合 わせて30 歳 未 満 とされた 20

16 自 殺 と 法 者 の 生 きがい 作 り 仲 間 作 り 等 が 挙 げられた 更 に 在 宅 介 護 では 介 護 する 側 にも 配 慮 した 介 護 サービスの 提 供 等 支 援 の 充 実 を 図 ることが 重 要 とされた 第 3 総 合 的 な 自 殺 対 策 として 推 進 すべき 事 項 では 自 殺 対 策 基 本 法 第 2 章 に 定 める 基 本 的 施 策 に 沿 って ⑴ 調 査 研 究 の 推 進 等 では 心 理 学 的 剖 検 ( 自 殺 者 の 近 親 者 からの 聞 き 取 り 調 査 による 自 殺 の 解 明 ) 社 会 的 要 因 の 実 態 解 明 自 殺 未 遂 者 児 童 生 徒 の 自 殺 の 実 態 把 握 自 殺 予 防 総 合 対 策 センターの 情 報 提 供 の 推 進 警 察 保 有 資 料 労 災 申 請 資 料 等 の 活 用 治 療 法 の 開 発 自 殺 未 遂 者 遺 族 の 支 援 の 研 究 等 を 挙 げ た ⑵ 国 民 の 理 解 増 進 では 世 界 自 殺 予 防 デー に 合 わせた 全 国 規 模 の 啓 発 事 業 自 殺 の 多 い 春 先 でのうつ 病 キャンペーン 国 地 方 自 治 体 に よる 広 報 自 殺 対 策 先 進 自 治 体 首 長 のサミット 会 議 児 童 生 徒 教 職 員 保 護 者 への 自 殺 予 防 教 育 等 を 挙 げた ⑶ 人 材 の 確 保 等 では 地 域 リーダーとなる 専 門 職 や 自 殺 相 談 員 への 国 立 保 健 医 療 科 学 院 等 での 研 修 地 域 医 師 会 による 会 員 への 精 神 疾 患 の 生 涯 教 育 学 級 担 任 や 養 護 教 諭 への 児 童 生 徒 の 自 殺 予 防 に 関 する 啓 発 介 護 事 業 従 事 者 職 域 地 域 の 相 談 担 当 者 の 研 修 を 通 じての 自 殺 予 防 知 識 の 普 及 民 生 児 童 委 員 への 自 殺 予 防 教 育 メンタルヘルスサポーター 等 への 支 援 民 間 団 体 の 人 材 育 成 事 業 支 援 等 を 挙 げた ⑷ 心 の 健 康 保 持 に 係 る 体 制 整 備 では 経 営 者 へのメンタルヘルスケアの 啓 発 事 業 場 内 の 産 業 保 健 スタッフの 育 成 活 用 と 産 業 看 護 職 の 位 置 づけ 地 域 産 業 保 健 センターを 拠 点 と した 中 小 事 業 場 へのメンタルヘルスケア 支 援 事 業 場 外 の 相 談 機 能 の 充 実 と 周 知 方 メンタル ヘルスケアに 係 る 地 域 保 健 職 域 保 健 の 連 携 強 化 長 時 間 労 働 に 係 る 労 働 基 準 監 督 署 の 監 督 指 導 の 強 化 メンタルヘルス 不 調 者 の 職 場 復 帰 支 援 の 充 実 商 工 会 議 所 等 を 通 じ 中 小 事 業 場 の 事 業 主 と 従 業 員 に 心 の 健 康 の 保 持 増 進 を 啓 発 高 齢 者 が 集 う 場 所 等 の 整 備 スクールカウンセ ラー 等 の 配 置 等 学 校 での 相 談 体 制 の 整 備 地 域 と 職 域 での 健 康 相 談 窓 口 の 充 実 と 困 りごと 相 談 窓 口 の 設 置 等 を 挙 げた ⑸ 医 療 提 供 体 制 の 整 備 では うつ 病 等 の 正 しい 知 識 の 普 及 等 医 療 計 画 等 に 基 づく 精 神 保 健 医 療 対 策 に 係 る 取 組 の 推 進 保 健 医 療 福 祉 の 地 域 ネットワーク の 構 築 地 域 医 師 会 による 会 員 への 精 神 疾 患 の 生 涯 教 育 を 通 じ うつ 病 対 策 にかかりつけ 医 を 活 用 うつ 病 等 の 患 者 をかかりつけ 医 から 精 神 科 医 へつなぐ 仕 組 み 作 り 等 を 挙 げた ⑹ 自 殺 発 生 回 避 のための 体 制 整 備 等 では 心 の 健 康 自 殺 のサインの 啓 発 事 業 介 護 予 防 事 業 の 活 用 に よるうつ 病 高 齢 者 の 把 握 精 神 保 健 福 祉 セン ター 保 健 所 によるハイリスク 者 の 相 談 体 制 の 充 実 産 業 医 等 によるハイリスク 労 働 者 への 支 援 各 種 相 談 機 関 の 一 覧 表 作 成 と 住 民 への 配 布 ハローワーク 消 費 生 活 センター 法 テラ ス 等 の 相 談 体 制 の 充 実 等 電 話 相 談 事 業 への 支 援 拡 充 ハイリスクの 家 出 人 等 への 迅 速 な 対 応 等 インターネットの 有 害 情 報 へのフィルタリ ングの 普 及 等 鉄 道 駅 にホームドア ホーム 柵 の 設 置 WHOの マスメディアのための 手 引 き の 周 知 方 等 を 挙 げた ⑺ 自 殺 未 遂 者 支 援 で は 救 急 現 場 での 危 機 介 入 自 殺 未 遂 者 の 評 価 適 格 なケース 管 理 自 殺 未 遂 者 の 治 療 等 に 係 る 医 学 的 ガイドラインの 作 成 安 心 して 相 談 ができる 看 護 師 を 養 成 精 神 保 健 福 祉 セン ター 保 健 所 による 自 殺 未 遂 者 の 相 談 体 制 の 充 実 自 殺 未 遂 者 の 職 場 復 帰 支 援 体 制 の 整 備 等 を 挙 げた ⑻ 自 殺 者 の 親 族 等 への 支 援 では 学 校 職 場 での 自 殺 発 生 後 マニュアルの 作 成 遺 族 等 のケア ガイドラインの 作 成 精 神 保 健 福 祉 センター 保 健 所 による 遺 族 の 相 談 体 制 の 充 実 事 業 所 による 自 殺 者 周 辺 の 人 への 支 援 心 的 外 傷 後 ストレス 障 害 の 専 門 家 養 成 遺 族 支 援 リーフレットの 作 成 と 配 布 等 を 挙 げた ⑼ 民 間 団 体 の 活 動 支 援 では 民 間 団 体 の 人 材 の 確 保 育 成 の 支 援 一 般 人 が 民 間 団 体 に 参 加 しやすい 環 境 作 り 民 間 団 体 の 先 駆 的 取 組 事 例 への 助 成 等 地 方 自 治 体 等 の 協 力 による 民 間 団 体 主 催 の 遺 族 支 援 のための 会 の 支 援 等 を 挙 げた 21

17 第 4 目 標 設 定 及 び 推 進 体 制 では 目 標 について 健 康 日 本 21 の 数 値 目 標 を 評 価 し つつ より 高 い 目 標 を 掲 げて 取 組 を 継 続 すべき であるとした また 個 別 の 施 策 についても 数 値 目 標 の 設 定 を 行 うべきであるとする 一 方 地 域 にあってはその 実 態 に 応 じた 数 値 目 標 の 設 定 が 適 当 とした 後 者 については 自 殺 総 合 対 策 会 議 を 支 える 関 係 府 省 連 携 体 制 を 確 立 し 内 閣 府 が 事 務 局 となって 関 係 機 関 等 との 協 議 会 を 開 催 し 相 互 連 携 の 強 化 を 図 る 一 方 都 道 府 県 や 政 令 指 定 都 市 では 担 当 部 署 を 新 設 し 庁 内 体 制 を 整 備 する 学 校 職 域 等 を 含 め 国 地 方 の 機 関 民 間 団 体 の 協 議 機 関 を 設 置 し 大 綱 を 踏 まえた 地 域 の 自 殺 対 策 を 決 定 し 推 進 するという 体 制 を 作 る 必 要 があるとした 4 自 殺 総 合 対 策 大 綱 ( 素 案 )について 平 成 19 年 4 月 27 日 自 殺 総 合 対 策 会 議 の 第 2 回 会 合 が 開 かれ (89) 自 殺 総 合 対 策 大 綱 ( 素 案 ) が 提 出 され 4 月 下 旬 から 5 月 上 旬 まで 国 民 か らの 意 見 募 集 (90) が 行 われることになった 同 大 綱 素 案 (91) は 8 年 連 続 で 3 万 人 を 超 え た 自 殺 の 現 状 について 子 どもの 自 殺 の 顕 在 化 20~30 歳 代 のインターネット 自 殺 中 高 年 の 自 殺 の 急 増 高 齢 者 自 殺 に 見 られる 介 護 看 病 疲 れの 問 題 を 踏 まえ 自 殺 は 追 い 込 まれた 末 での 死 であり 予 防 できるとの 基 本 認 識 の 上 で うつ 病 の 早 期 発 見 早 期 治 療 や 社 会 的 要 因 ( 失 業 多 重 債 務 等 )も 踏 まえた 総 合 的 取 組 中 長 期 的 視 点 に 立 った 継 続 的 推 進 実 態 解 明 の 促 進 事 前 予 防 危 機 介 入 事 後 対 応 への 取 組 等 が 重 要 であるとしている 当 面 の 重 要 施 策 とし ては 自 殺 の 実 態 解 明 国 民 一 人 ひとりの 気 づ きと 見 守 りの 促 進 心 の 健 康 づくりの 推 進 適 切 な 精 神 科 医 療 の 受 診 社 会 的 取 組 での 自 殺 予 防 遺 族 等 へのケア 民 間 団 体 との 連 携 強 化 と いう 9 項 目 が 掲 げられた 削 減 目 標 としては 平 成 28 年 までに 自 殺 率 を20% 減 少 ( 平 成 17 年 の 自 殺 率 24.2 人 を19.4 人 まで 下 げる)させるとし た また 推 進 体 制 等 については 関 係 行 政 機 関 や 民 間 団 体 等 の 相 互 の 密 接 な 連 携 協 力 が 提 唱 さ れ 5 年 後 を 目 途 に 大 綱 の 見 直 しを 行 うとした 今 後 大 綱 が 成 立 すれば 自 殺 総 合 対 策 の 歩 みに 新 たな 一 歩 が 印 されることになろう Ⅳ [ 補 論 ] 多 重 債 務 といじめの 問 題 1 多 重 債 務 の 問 題 幾 多 の 紆 余 曲 折 を 経 て 平 成 18 年 12 月 20 日 貸 金 業 の 規 制 等 に 関 する 法 律 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 18 年 法 律 第 115 号 以 下 貸 金 業 (92) 法 改 正 法 という )が 公 布 された その 概 要 は 次 の 通 りである ⑴ 貸 金 業 の 適 正 化 として 1 参 入 条 件 の 厳 正 化 ( 純 資 産 を 現 行 の 万 円 から 最 終 的 に5000 万 円 に 引 上 げること 法 令 遵 守 に 係 る 貸 金 業 務 取 扱 主 任 者 の 資 格 試 験 制 度 の 導 入 等 ) 2 貸 金 業 協 会 の 自 主 規 制 機 能 強 化 ( 同 協 会 は 許 可 を 受 けて 設 立 する 法 人 とし 広 告 の 頻 度 や 過 剰 貸 付 防 止 等 の 自 主 ルールを 制 定 させる) 3 行 為 規 制 の 強 化 ( 取 立 規 制 の 強 化 トータルの 元 利 負 担 額 等 を 説 明 した 書 面 の 事 前 交 付 自 殺 により 保 険 金 が 支 払 われる 保 険 契 約 締 結 の 禁 止 公 正 証 書 作 成 に 係 る 委 任 状 の 取 得 禁 止 と 利 息 制 限 法 の 金 利 を 超 え る 貸 付 契 約 について 公 正 証 書 の 作 成 の 委 嘱 を 禁 止 連 帯 保 証 人 に 催 告 検 索 の 抗 弁 権 (93) がないことの 説 明 登 録 取 消 業 務 停 止 に 加 えて 業 務 改 善 命 令 の 導 入 )が 行 われる ⑵ 過 剰 貸 付 の 抑 制 として 1 指 定 信 用 情 報 機 関 制 度 の 創 設 ( 貸 金 業 者 が 借 自 殺 総 合 対 策 会 議 ( 第 2 回 ) 議 事 次 第 自 殺 総 合 対 策 ( 素 案 )に 対 する 国 民 からの 意 見 募 集 について( 案 ) 自 殺 総 合 対 策 大 綱 ( 素 案 ) 貸 金 業 法 等 改 正 の 概 要 22

18 自 殺 と 法 り 手 の 総 借 入 残 高 を 把 握 できる 仕 組 みの 整 備 ) 2 総 量 規 制 の 導 入 ( 自 社 借 入 残 高 が50 万 円 超 となる 貸 付 または 総 借 入 残 高 が100 万 円 超 となる 貸 付 の 場 合 は 年 収 等 の 資 料 の 取 得 を 義 務 づけ 総 借 入 残 高 が 年 収 の 3 分 の 1 を 超 える 貸 付 は 禁 止 )が 為 される ⑶ 金 利 体 系 の 適 正 化 としては 1 貸 金 業 法 上 の みなし 弁 済 制 度 (グレーゾーン 金 利 ) (94) の 廃 止 と 出 資 法 の 上 限 金 利 を20%に 引 下 げ これを 超 える 場 合 は 刑 事 罰 を 科 す 2 金 利 の 概 念 の 定 義 3 日 賦 貸 金 業 者 と 電 話 担 保 金 融 の 特 例 の 廃 止 ⑷ヤミ 金 対 策 の 強 化 としては 超 高 金 利 (109.5% 以 上 )の 貸 付 や 無 登 録 営 業 等 に 対 する 罰 則 の 強 化 ( 懲 役 5 年 から10 年 への 引 き 上 げ)が 行 われる 施 行 期 日 については 最 大 3 ヵ 年 の 準 備 期 間 を 置 くこととし 貸 金 業 制 度 の 在 り 方 や 出 資 法 と 利 息 制 限 法 に 基 づく 金 利 規 制 の 在 り 方 等 については 2 年 半 後 に 所 要 の 見 直 しをす るとされた やや 遡 るが 平 成 18 年 11 月 7 日 同 法 律 案 が 閣 法 第 10 号 として 衆 議 院 に 付 託 された (95) 日 衆 議 院 本 会 議 で 山 本 金 融 庁 長 官 から 法 案 の 趣 旨 説 明 がなされ 自 民 党 の 柴 山 昌 彦 議 員 がそれに 対 する 質 問 を 行 った 同 議 員 は 年 間 の 自 殺 者 数 が 約 3 万 人 で うち 相 当 数 が 多 重 債 務 状 態 に 陥 っている とし この 問 題 に 取 り 組 む 政 府 の 決 意 を 質 した これに 対 し 塩 崎 官 房 長 官 は 内 閣 官 房 に 多 重 債 務 者 対 策 本 部 を 設 置 し 関 係 省 庁 が 連 携 して 取 り 組 むと 応 えた (96) 多 重 債 務 者 対 策 本 部 は 平 成 18 年 12 月 22 日 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ( 金 融 )を 本 部 長 に 設 置 さ れ (97) その 第 1 回 会 合 が12 月 26 日 に 開 催 され た 同 会 合 では カウンセリング 体 制 とセーフ ティネットの 充 実 金 融 経 済 教 育 とヤミ 金 融 取 締 りの 強 化 貸 金 業 法 改 正 法 の 円 滑 な 実 施 等 を 検 討 課 題 として 有 識 者 会 議 を 設 置 し その 議 論 を 踏 まえ 平 成 19 年 春 を 目 処 に 多 重 債 務 問 題 改 善 プログラム( 仮 称 ) を 策 定 し 実 施 して いく 方 向 性 を 定 めた (98) 多 重 債 務 者 対 策 本 部 有 識 者 会 議 は 吉 野 直 行 慶 応 大 学 教 授 を 座 長 に 平 成 19 年 1 月 から 4 月 まで 6 回 開 催 され (99) 4 月 9 日 に 意 見 を 纏 め た (100) それによると 消 費 者 金 融 の 利 用 者 は 催 告 の 抗 弁 権 とは 債 権 者 が 保 証 人 に 債 務 の 履 行 を 請 求 したときは 保 証 人 は まず 主 たる 債 務 者 に 催 告 を すべき 旨 を 請 求 することができる ただし 主 たる 債 務 者 が 破 産 手 続 開 始 の 決 定 を 受 けたとき 又 はその 行 方 が 知 れないときは この 限 りではない ( 民 法 第 452 条 )という 権 利 である 検 索 の 抗 弁 権 とは 債 務 者 が 前 条 の 規 定 に 従 い 主 たる 債 務 者 に 催 告 をした 後 であっても 保 証 人 が 主 たる 債 権 者 に 弁 済 をする 資 力 があり かつ 執 行 が 容 易 であることを 照 明 したときは 債 権 者 は まず 主 たる 債 務 者 の 財 産 について 執 行 をしなければならな い ( 民 法 第 453 条 )という 権 利 である 連 帯 保 証 人 は 保 証 人 は 主 たる 債 務 者 と 連 帯 して 債 務 を 負 担 したとき は 前 二 条 の 権 利 を 有 しない ( 民 法 454 条 )として 催 告 の 抗 弁 権 も 検 索 の 抗 弁 権 も 有 しない 我 が 国 には 利 息 の 上 限 を 定 める 法 律 に 利 息 制 限 法 と 出 資 法 の 2 つがある 前 者 では 上 限 金 利 は15~20%( 元 金 10 万 円 未 満 20% 10 万 円 以 上 100 万 円 未 満 18% 100 万 円 以 上 15%)で 出 資 法 では 貸 金 業 者 が 年 29.2% 以 上 の 金 利 を 取 れば 罰 則 が 課 せられることになっていた この 2 法 間 の 金 利 帯 を 通 称 グレーゾーン 金 利 と 呼 ぶが 実 は 契 約 内 容 を 記 した 書 面 ( 貸 金 業 法 第 17 条 ) 任 意 の 支 払 と 認 めるに 足 る 受 領 証 書 ( 同 第 18 条 ) 等 一 定 の 条 件 ( 貸 金 業 法 第 43 条 通 称 みなし 弁 済 規 定 と 呼 ばれる)さえ 満 たせば グレーゾーン 金 利 の 設 定 が 認 めら れてきたのである 同 法 案 は 第 165 回 臨 時 国 会 に 上 程 され 平 成 18 年 11 月 7 日 に 衆 議 院 財 務 金 融 委 員 会 に 付 託 された 同 11 月 29 日 には 同 委 員 会 で 可 決 され 翌 日 衆 議 院 本 会 で 可 決 された 後 12 月 1 日 に 参 議 院 財 政 金 融 委 員 会 に 付 託 された 12 月 12 日 に 同 委 員 会 で 可 決 され 翌 日 の 参 議 院 本 会 議 で 可 決 され 成 立 した なお 同 法 案 に 対 抗 して 民 主 党 無 所 属 クラブと 共 産 党 の 共 同 提 案 による 修 正 案 が 提 出 され 衆 議 院 と 参 議 院 の 各 院 で 否 決 された また 衆 議 院 でも 参 議 院 でも 付 帯 決 議 が 議 決 された 第 165 回 衆 議 院 会 議 録 第 14 号 ( 官 報 号 外 ) 平 成 18 年 11 月 7 日 pp.2-3. 多 重 債 務 者 対 策 本 部 の 設 置 について ( 平 成 18 年 12 月 22 日 閣 議 決 定 ) 多 重 債 務 者 対 策 本 部 ( 第 1 回 ) 議 事 次 第 から 資 料 1 検 討 課 題 と 進 め 方 多 重 債 務 者 対 策 本 部 有 識 者 会 議 の 設 置 について 等 を 参 照 せよ 23

19 約 1400 万 人 で 多 重 債 務 者 は200 万 人 超 であ る 貸 金 業 法 改 正 法 により 貸 し 手 規 制 により 新 たな 多 重 債 務 者 の 発 生 が 抑 えられる 一 方 既 存 の 借 り 手 への 借 り 手 対 策 として 1 相 談 窓 口 の 整 備 強 化 2 借 金 できなくなった 人 へ の 顔 の 見 える 融 資 3 多 重 債 務 者 発 生 予 防 に 向 けた 金 融 経 済 教 育 の 強 化,4ヤミ 金 撲 滅 に 向 け た 取 締 り 強 化 が 不 可 欠 としている 1は 喫 緊 の 課 題 で 貸 金 業 法 改 正 法 の 完 全 施 行 時 には どの 市 町 村 でも 適 切 な 対 応 が 行 われ るよう 期 待 されている また 多 重 債 務 者 の 発 見 と 問 題 解 決 に 力 を 発 揮 するため 各 自 治 体 は 連 携 が 求 められた 地 域 の 中 核 的 市 消 費 生 活 センターを 置 く 市 相 談 責 任 者 がいる 自 治 体 に は 丁 寧 な 事 情 聴 取 具 体 的 問 題 解 決 方 法 の 検 討 助 言 のできる 相 談 体 制 専 門 機 関 ( 弁 護 士 司 法 書 士 等 )への 紹 介 誘 導 が 求 められ 上 記 以 外 の 市 町 村 には 他 の 自 治 体 やカウンセ リング 主 体 への 紹 介 誘 導 が 求 められた 都 道 府 県 は 相 談 窓 口 の 内 容 の 充 実 都 道 府 県 庁 の 関 係 部 署 警 察 弁 護 士 会 司 法 書 士 会 等 による 多 重 債 務 者 対 策 本 部 (または 協 議 会 )の 設 立 市 町 村 のネットワーク 作 り 等 の 支 援 を 行 う 国 は 実 践 的 な 相 談 マニュアルを 作 成 し ノウハウ を 提 供 する 日 本 司 法 支 援 センターは 無 料 法 律 相 談 等 の 利 用 促 進 のため 周 知 体 制 の 整 備 強 化 を 行 い 日 本 クレジットカウンセリング 協 会 は 全 国 11 箇 所 に 拠 点 を 設 置 する 2 高 リスク 者 向 けセーフティネット 貸 付 につ いては 顔 の 見 える 融 資 を 行 う 日 本 版 グラ ミン 銀 行 モデルを 各 地 で 広 げていく 既 存 の 消 費 者 向 けセーフティネット 貸 付 も 事 前 相 談 や 事 後 モニタリングの 充 実 等 で 活 用 促 進 が 望 まれ る 生 活 保 護 が 受 けられず 高 金 利 の 貸 付 に 頼 る 事 態 が 生 じないよう 生 活 保 護 の 適 正 な 運 用 を 図 る 政 府 系 金 融 機 関 による 事 業 者 向 けセー フティネット 貸 付 等 については 必 要 なら 債 務 整 理 のため 弁 護 士 等 への 紹 介 を 行 う また 早 期 の 事 業 再 生 を 支 援 するため 全 国 に280 箇 所 の 再 チャレンジ 窓 口 を 設 ける 一 方 中 小 公 庫 国 民 公 庫 等 に 導 入 される 事 業 者 の 再 チャレン ジへの 融 資 制 度 の 積 極 的 活 用 を 促 す 3については 当 面 ホームルーム 等 で 借 金 の 金 利 や 返 済 額 上 限 金 利 制 度 多 重 債 務 の 救 済 ( 債 務 整 理 制 度 等 相 談 窓 口 の 存 在 ) 等 を 扱 うよう 検 討 し また 高 校 の 家 庭 科 の 学 習 指 導 要 領 で 扱 うよう 検 討 する 成 人 の 教 育 については 関 係 団 体 と 自 治 体 等 による 取 組 が 期 待 される 4 貸 金 業 法 改 正 法 の 規 制 強 化 を 実 効 的 たらし めるため 警 察 は 一 定 期 間 集 中 取 締 本 部 を 維 持 してヤミ 金 摘 発 を 強 化 し 監 督 当 局 は 警 察 への 情 報 提 供 に 協 力 する 両 者 は 電 話 による 警 告 等 を 積 極 的 に 行 い また 携 帯 電 話 の 不 正 利 用 停 止 制 度 (101) の 活 用 を 検 討 する 犯 罪 による 収 益 の 移 転 防 止 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 3 月 31 日 法 律 第 22 号 )で 郵 便 物 受 取 電 話 受 付 サービス 業 者 に 対 し 本 人 確 認 疑 わしい 取 引 の 届 出 等 が 義 務 付 けられたので 施 行 後 はヤミ 金 対 策 に 活 用 する 現 場 の 警 察 官 のために 実 践 的 なマ ニュアルを 作 成 し 配 布 する とした (102) これを 受 けて 4 月 20 日 多 重 債 務 者 対 策 本 部 の 第 2 回 会 合 が 開 かれ 多 重 債 務 問 題 改 善 多 重 債 務 者 対 策 本 部 有 識 者 会 議 多 重 債 務 問 題 の 解 決 に 向 けた 方 策 について( 有 識 者 会 議 による 意 見 とりまとめ) ( 平 成 19 年 4 月 9 日 多 重 債 務 者 対 策 本 部 有 識 者 会 議 ) (101) 携 帯 音 声 通 信 事 業 者 による 契 約 者 等 の 本 人 確 認 等 及 び 携 帯 音 声 通 信 役 務 の 不 正 な 利 用 の 防 止 に 関 する 法 律 ( 平 成 17 年 4 月 15 日 法 律 第 31 号 )は 平 成 18 年 4 月 1 日 に 全 面 施 行 された 同 法 では 携 帯 電 話 事 業 者 等 に 対 し 契 約 締 結 時 に 契 約 者 の 本 人 確 認 を 義 務 づけ 契 約 者 の 申 告 が 虚 偽 であった 場 合 は 処 罰 の 対 象 とした また 携 帯 電 話 事 業 者 等 に 無 断 で 契 約 者 が 業 として 有 償 で 通 信 可 能 な 携 帯 電 話 等 を 譲 渡 すること 自 分 が 契 約 者 でな い 携 帯 電 話 等 の 譲 渡 等 相 手 方 の 氏 名 等 を 確 認 せず 業 として 有 償 で 携 帯 電 話 等 を 貸 与 することを 処 罰 の 対 象 と し 携 帯 電 話 等 が 一 定 の 犯 罪 に 利 用 された 場 合 等 は 警 察 署 長 の 求 めに 応 じて 携 帯 電 話 事 業 者 等 は 契 約 者 の 確 認 を 行 うことができる 24

20 自 殺 と 法 プログラム (103) が 決 定 された それは 有 識 者 会 議 の 意 見 とりまとめ に 基 づき 借 り 手 対 策 の 4 項 目 を 直 ちに 取 り 組 むべき 施 策 として 纏 め たものである なお 記 者 会 見 で 多 重 債 務 者 対 策 の 今 後 について 問 われ 山 本 金 融 庁 長 官 は 230 万 人 の 多 重 債 務 者 の 推 移 を 見 ながら その 時 々の 実 情 に 合 わせて 対 策 の 充 実 を 図 りつつ 出 口 を 見 つけていきたい と 述 べた (104) 2 児 童 生 徒 の 自 殺 問 題 ⑴ 子 どもの 自 殺 予 防 のための 取 組 に 向 けて ( 第 1 次 報 告 ) 文 部 科 学 省 は 自 殺 予 防 に 向 けての 政 府 の 総 合 的 な 対 策 について や 自 殺 対 策 基 本 法 の 成 立 等 を 受 けて 児 童 生 徒 の 自 殺 予 防 対 策 を 講 じ るため 平 成 18 年 8 月 25 日 児 童 生 徒 の 自 殺 予 防 に 向 けた 取 組 に 関 する 検 討 会 を 設 置 し た 同 検 討 会 は 高 橋 祥 友 防 衛 医 科 大 学 教 授 を 主 査 として 平 成 18 年 8 月 30 日 から 平 成 19 年 3 月 31 日 まで 合 計 8 回 の 会 合 (105) を 重 ね 3 月 16 日 子 どもの 自 殺 予 防 のための 取 組 に 向 けて( 第 1 次 報 告 ) を 取 り 纏 めた (106) 同 報 告 書 (107) によれば 未 成 年 者 の 自 殺 数 は 自 殺 全 体 の 2 % 程 で いじめが 原 因 の 場 合 は 社 会 的 関 心 が 一 挙 に 高 まるが その 背 景 にはスト レス 心 の 病 気 家 庭 問 題 独 特 の 性 格 傾 向 等 があり 複 合 的 視 点 が 求 められる 自 殺 予 防 の 基 礎 的 考 え 方 としては 事 前 予 防 危 機 介 入 事 後 対 策 の 3 段 階 と メディカルモデル( 心 の 病 の 早 期 発 見 適 切 治 療 )とコミュニティモデル( 健 康 な 地 域 住 民 の 問 題 解 決 能 力 向 上 教 育 の 実 施 )の 適 切 な 組 み 合 わせが 必 要 とされる また 自 殺 未 遂 歴 うつ 病 等 の 精 神 障 害 親 の 離 婚 頻 繁 な 転 居 等 による 孤 立 感 いじめ 喪 失 体 験 無 意 識 的 な 自 己 破 壊 傾 向 未 熟 さ 極 端 な 完 全 癖 反 社 会 的 傾 向 他 者 の 死 の 影 響 虐 待 等 という リスク 要 因 を 抱 えていても 自 殺 に 至 る 道 程 は 長 く そのサインを 見 逃 さないことが 肝 要 であ るとされる それは 従 来 の 関 心 事 に 興 味 を 失 ったり 注 意 が 散 漫 になるなどの 突 然 の 変 化 遠 くへ 行 きたいなどの 自 殺 のほのめかし 大 切 な 物 を 友 人 にあげるなどの 別 れの 準 備 危 険 行 為 や 自 傷 行 為 に 及 ぶこと 等 である 子 ども から 自 殺 をほのめかされた 場 合 には 徹 底 的 に 聞 き 役 に 回 るのが 原 則 で 子 どもとの 間 で 信 頼 関 係 ができれば 専 門 家 等 への 橋 渡 しを 行 う 同 報 告 書 では 海 外 の 事 例 として 米 国 カリ フォルニア 州 の 高 校 を 取 り 上 げている そこで は 自 殺 予 防 教 育 は1 教 師 2 親 3 子 どもと 対 象 別 に 行 われている 1では 教 師 と 精 神 保 健 の 専 門 家 との 定 期 的 な 会 合 を 開 き 子 どもの 自 殺 の 問 題 点 現 代 社 会 で 子 どもが 直 面 するス トレス 自 殺 の 危 険 を 示 すサイン 自 殺 リスク の 高 い 子 どもへの 支 援 方 法 等 を 議 論 する ま た 後 日 の 危 機 に 備 え すぐ 相 談 できる 専 門 家 を 作 っておく 重 要 性 が 指 摘 された 2で 重 要 な 点 は 親 と 教 師 が 危 機 の 時 に 協 力 できるよう 親 に 自 殺 予 防 の 知 識 を 十 分 与 えておくことであ る 3は 自 殺 の 実 態 自 殺 のサイン ストレス や 薬 物 乱 用 と 自 殺 の 関 係 自 殺 リスク 者 への 支 (102) 多 重 債 務 問 題 の 解 決 に 向 けた 方 策 について( 有 識 者 会 議 による 意 見 とりまとめ)の 概 要 を 参 照 して 纏 めた (103) 多 重 債 務 問 題 改 善 プログラム ( 平 成 19 年 4 月 20 日 多 重 債 務 者 対 策 本 部 決 定 ) を 参 照 せよ (104) 山 本 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 閣 議 後 記 者 会 見 の 概 要 (105) 文 部 科 学 省 のホームページでは 教 育 小 中 高 校 教 育 に 関 すること 生 徒 指 導 について 児 童 生 徒 の 自 殺 予 防 に 向 けた 取 組 に 関 する 検 討 会 委 員 に 行 きつけるが 現 在 第 1 回 会 合 から 第 4 回 会 合 までの 資 料 しか 見 られない 状 態 である( 平 成 19 年 4 月 28 日 現 在 ) (106) 子 どもを 自 殺 させるな! 文 科 省 が 教 員 用 マニュアル 産 経 新 聞 newsarticle/natnews/education/43687 ; 自 殺 のサインを 見 逃 さないで 毎 日 新 聞 (107) 25

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