研究者等の業績に関する評価に関する調査・分析調査報告書

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1 平 成 26 年 度 文 部 科 学 省 委 託 調 査 研 究 者 等 の 業 績 に 関 する 評 価 に 関 する 調 査 分 析 報 告 書 平 成 27 年 3 月

2 本 報 告 書 は 文 部 科 学 省 の 平 成 26 年 度 研 究 開 発 評 価 推 進 調 査 委 託 事 業 による 委 託 業 務 として 株 式 会 社 三 菱 総 合 研 究 所 が 実 施 した 平 成 26 年 度 研 究 者 等 の 業 績 に 関 する 評 価 に 関 する 調 査 分 析 の 成 果 をとりまとめたものです したがって 本 報 告 書 の 著 作 権 は 文 部 科 学 省 に 帰 属 しており 本 報 告 書 の 全 部 または 一 部 の 無 断 複 製 等 の 行 為 は 法 律 で 認 めら れたときを 除 き 著 作 権 の 侵 害 にあたるので これらの 利 用 行 為 を 行 うときは 文 部 科 学 省 の 承 認 手 続 きが 必 要 です

3 目 次 1. 調 査 研 究 の 目 的 と 概 要 目 的 概 要 実 施 体 制 個 人 業 績 評 価 の 実 態 に 関 するアンケート 調 査 個 人 業 績 評 価 アンケートの 実 施 概 要 集 計 結 果 ( 大 学 等 向 け) 回 答 者 の 属 性 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 とねらいい 個 人 業 績 評 価 の 方 法 について 情 報 基 盤 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 効 果 と 課 題 評 価 の 改 善 システム 個 人 業 績 評 価 における 工 夫 点 等 回 答 した 大 学 等 について 集 計 結 果 ( 独 立 行 政 法 人 向 け) 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 とねらいい 個 人 業 績 評 価 の 方 法 について 情 報 基 盤 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 効 果 と 課 題 評 価 の 改 善 システム 個 人 業 績 評 価 における 工 夫 点 等 回 答 した 独 立 行 政 法 人 について 個 人 業 績 評 価 の 先 進 事 例 調 査 東 京 理 科 大 学 組 織 の 概 要 個 人 業 績 評 価 の 概 要 個 人 業 績 評 価 のねらい 評 価 方 法 効 果 課 題 と 工 夫 点 東 京 農 工 大 学 組 織 の 概 要 個 人 業 績 評 価 の 概 要 個 人 業 績 評 価 のねらい 評 価 方 法 新 たな 個 人 業 績 評 価 ( 年 俸 制 )の 導 入 効 果 工 夫 点 課 題 その 他 ( 研 究 支 援 のための 取 組 み 等 ) 独 立 法 人 物 質 材 料 研 究 機 構 組 織 の 概 要 個 人 業 績 評 価 の 概 要 i

4 3.3.2 個 人 業 績 評 価 のねらい 評 価 方 法 効 果 工 夫 点 課 題 調 査 結 果 のまとめ 大 学 大 学 共 同 利 用 機 関 個 人 業 績 評 価 制 度 の 定 着 が 進 みつつある 外 部 環 境 の 変 化 により 評 価 制 度 も 多 様 化 しつつある 制 度 運 用 上 の 課 題 は 残 されたまま 独 立 行 政 法 人 目 標 管 理 型 による 業 績 評 価 が 主 流 組 織 マネジメントとの 連 動 性 は 比 較 的 進 んでいる 提 言 : 組 織 的 な 教 育 研 究 力 の 向 上 に 向 けて まずは 研 究 者 の 活 動 状 況 の 把 握 を 評 価 結 果 の 活 用 促 進 に 向 けて 研 究 者 の 創 造 性 発 揮 に 向 けたモチベーション 向 上 策 を 組 織 の 戦 略 的 な 人 材 ポートフォリオマネジメントへの 活 用 を 効 果 の 検 証 に 基 づく 改 善 を ii

5 図 目 次 図 2-1 設 置 者 の 属 性... 5 図 2-2 ( 参 考 ) 設 置 者 の 属 性 平 成 19 年 度 調 査... 5 図 2-3 回 答 した 大 学 等 の 現 在 の 教 員 数 ( 国 公 私 立 別 )... 6 図 2-4 教 員 の 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況... 7 図 2-5 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 平 成 19 年 度 調 査... 7 図 2-6 教 員 の 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 ( 国 公 私 立 別 )... 8 図 2-7 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 ( 国 公 私 立 別 ) 平 成 19 年 度 調 査... 8 図 2-8 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 ( 私 立 大 学 規 模 別 )... 9 図 2-9 個 人 業 績 評 価 を 実 施 している 大 学 等 の 内 訳 ( 国 公 私 別 )... 9 図 2-10 教 員 の 雇 用 形 態 図 2-11 教 員 の 雇 用 形 態 ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-12 雇 用 形 態 別 人 数 比 現 在 図 2-13 雇 用 形 態 別 人 数 比 現 在 ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-14 雇 用 形 態 別 評 価 対 象 図 2-15 雇 用 形 態 別 評 価 対 象 ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-16 テニュアトラック 教 員 の 評 価 の 仕 組 み 図 2-17 テニュアトラック 教 員 の 評 価 の 仕 組 み( 国 公 私 立 別 ) 図 2-18 組 織 内 での 個 人 業 績 評 価 の 内 容 図 2-19 組 織 内 での 個 人 業 績 評 価 の 内 容 ( 大 学 等 の 規 模 別 ) 図 2-20 個 人 業 績 評 価 導 入 の 目 的 図 2-21 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 のねらい 平 成 19 年 度 調 査 図 2-22 個 人 業 績 評 価 導 入 の 目 的 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 ) ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-23 個 人 業 績 評 価 の 導 入 時 期 図 2-24 個 人 業 績 評 価 の 評 価 者 図 2-25 ( 参 考 ) 評 価 者 平 成 19 年 度 調 査 図 2-26 個 人 業 績 評 価 の 評 価 者 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 ) ( 大 学 等 の 規 模 別 ) 図 2-27 個 人 業 績 評 価 の 評 価 者 ( 本 人 を 評 価 者 に 含 まない 場 合 ) 図 2-28 個 人 業 績 評 価 の 実 施 頻 度 図 2-29 個 人 業 績 評 価 の 対 象 期 間 図 2-30 個 人 業 績 評 価 の 対 象 期 間 ( 実 施 の 頻 度 別 ) 図 2-31 個 人 業 績 評 価 の 活 用 方 法 図 2-32 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 の 活 用 平 成 19 年 度 調 査 図 2-33 個 人 業 績 評 価 の 活 用 方 法 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 ) ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-34 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 における 判 断 基 準 図 2-35 ( 参 考 ) 評 価 結 果 の 決 定 平 成 19 年 度 調 査 図 2-36 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 における 判 断 基 準 ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-37 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 に 用 いる 根 拠 データの 種 類 図 2-38 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 結 果 の 示 し 方 図 2-39 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 結 果 の 示 し 方 ( 国 公 私 立 別 ) iii

6 図 2-40 個 人 業 績 評 価 の 項 目 図 2-41 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 時 の 利 用 項 目 平 成 19 年 度 調 査 図 2-42 個 人 業 績 評 価 の 項 目 研 究 活 動 ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-43 個 人 業 績 評 価 の 項 目 教 育 活 動 ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-44 個 人 業 績 評 価 の 項 目 管 理 運 営 ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-45 個 人 業 績 評 価 の 項 目 社 会 貢 献 活 動 ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-46 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けのルール 図 2-47 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けのルール( 大 学 等 の 規 模 別 ) 図 2-48 教 員 個 人 ごとの 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けの 手 順 図 2-49 教 員 個 人 ごとの 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けの 手 順 ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-50 実 績 評 価 のデータ 収 集 図 2-51 個 人 業 績 データベースの 更 新 状 況 図 2-52 個 人 業 績 データベースの 更 新 状 況 ( 大 学 等 の 規 模 別 ) 図 2-53 個 人 業 績 データベースの 更 新 状 況 ( 研 究 分 野 別 ) 図 2-54 個 人 業 績 データベースの 運 用 上 の 問 題 点 図 2-55 個 人 業 績 データベースの 運 用 上 の 問 題 点 ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-56 個 人 業 績 データベースの 運 用 上 の 問 題 点 ( 研 究 分 野 別 ) 図 2-57 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 効 果 図 2-58 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 課 題 図 2-59 ( 参 考 ) 現 在 の 個 人 業 績 評 価 方 法 の 課 題 平 成 19 年 度 調 査 図 2-60 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 課 題 ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-61 評 価 方 法 見 直 しの 頻 度 図 2-62 評 価 方 法 見 直 しの 頻 度 ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-63 評 価 の 納 得 性 を 高 めるための 工 夫 図 2-64 評 価 の 納 得 性 を 高 めるための 工 夫 ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-65 評 価 の 納 得 性 を 高 めるための 工 夫 ( 大 学 等 の 規 模 別 ) 図 2-66 若 手 教 員 の 創 造 性 発 揮 モチベーション 向 上 に 向 けての 工 夫 図 2-67 若 手 教 員 の 創 造 性 発 揮 モチベーション 向 上 に 向 けての 工 夫 ( 大 学 等 の 規 模 別 ) 図 2-68 研 究 活 動 の 成 果 に 対 する 配 慮 図 2-69 組 織 全 体 の 活 動 計 画 等 への 活 用 図 2-70 評 価 負 荷 の 低 減 についての 工 夫 図 2-71 評 価 負 荷 の 低 減 についての 工 夫 ( 大 学 等 の 規 模 別 ) 図 2-72 回 答 した 大 学 等 の 研 究 分 野 図 2-73 回 答 した 大 学 等 の 研 究 分 野 ( 国 公 私 立 別 ) 図 2-74 回 答 した 大 学 等 の 現 在 の 教 員 数 図 2-75 研 究 者 の 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 図 2-76 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 平 成 19 年 度 調 査 図 2-77 研 究 者 の 雇 用 形 態 図 2-78 雇 用 形 態 別 人 数 比 現 在 図 2-79 雇 用 形 態 別 評 価 対 象 図 2-80 テニュアトラック 研 究 者 の 評 価 の 仕 組 み iv

7 図 2-81 組 織 内 での 個 人 業 績 評 価 の 内 容 図 2-82 個 人 業 績 評 価 導 入 の 目 的 図 2-83 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 のねらい 平 成 19 年 度 調 査 図 2-84 個 人 業 績 評 価 の 導 入 時 期 図 2-85 個 人 業 績 評 価 の 評 価 者 図 2-86 ( 参 考 ) 評 価 者 平 成 19 年 度 調 査 図 2-87 個 人 業 績 評 価 の 実 施 頻 度 図 2-88 個 人 業 績 評 価 の 対 象 期 間 図 2-89 個 人 業 績 評 価 の 活 用 方 法 図 2-90 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 の 活 用 平 成 19 年 度 調 査 図 2-91 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 における 判 断 基 準 図 2-92 ( 参 考 ) 評 価 結 果 の 決 定 平 成 19 年 度 調 査 図 2-93 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 に 用 いる 根 拠 データの 種 類 図 2-94 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 結 果 の 示 し 方 図 2-95 個 人 業 績 評 価 の 項 目 図 2-96 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 時 の 利 用 項 目 平 成 19 年 度 調 査 図 2-97 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けのルール 図 2-98 研 究 者 個 人 ごとの 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けの 手 順 図 2-99 実 績 評 価 のデータ 収 集 図 個 人 業 績 データベースの 更 新 状 況 図 個 人 業 績 データベースの 運 用 上 の 問 題 点 図 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 効 果 図 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 課 題 図 ( 参 考 ) 現 在 の 個 人 業 績 評 価 方 法 の 課 題 平 成 19 年 度 調 査 図 評 価 方 法 見 直 しの 頻 度 図 評 価 の 納 得 性 を 高 めるための 工 夫 図 若 手 研 究 者 の 創 造 性 発 揮 モチベーション 向 上 に 向 けての 工 夫 図 研 究 活 動 の 成 果 に 対 する 配 慮 図 組 織 全 体 の 活 動 計 画 等 への 活 用 図 評 価 負 荷 の 低 減 についての 工 夫 図 回 答 した 独 立 行 政 法 人 の 研 究 分 野 図 回 答 した 独 立 行 政 法 人 の 現 在 の 教 員 数 図 3-1 評 価 の 作 業 の 流 れ( 手 順 ) 図 3-2 東 京 農 工 大 学 機 構 図 ( 平 成 26 年 5 月 1 日 現 在 ) 図 3-3 東 京 農 工 大 学 年 次 評 価 と 総 合 評 価 の 関 係 図 3-4 東 京 農 工 大 学 年 俸 制 教 員 の 評 価 の 流 れ v

8 表 目 次 表 1-1 研 究 者 等 の 業 績 に 関 する 評 価 に 関 する 調 査 分 析 検 討 委 員 会 名 簿... 2 表 1-2 研 究 者 等 の 業 績 に 関 する 評 価 に 関 する 調 査 分 析 検 討 委 員 会 実 施 概 要... 3 表 2-1 大 学 大 学 共 同 利 用 機 関 法 人 向 けアンケート 実 施 概 要... 4 表 2-2 独 立 行 政 法 人 向 けアンケート 実 施 概 要... 4 表 2-3 評 価 方 法 の 主 要 な 改 善 点 表 2-4 個 人 業 績 評 価 に 関 する 特 徴 的 な 工 夫 表 3-1 研 究 者 業 績 評 価 先 進 事 例 インタビュー 調 査 の 結 果 概 要 表 3-2 東 京 理 科 大 学 評 価 項 目 表 3-3 東 京 農 工 大 学 学 部 大 学 院 と 学 生 数 ( 平 成 26 年 5 月 1 日 現 在 ) 表 3-4 東 京 農 工 大 学 教 員 活 動 評 価 の 対 象 領 域 表 3-5 東 京 農 工 大 学 教 員 活 動 評 価 の 評 価 結 果 例 ( 平 成 24 年 度 実 施 分 における 各 評 語 の 教 員 の 割 合 ) vi

9 1. 調 査 研 究 の 目 的 と 概 要 1.1 目 的 研 究 開 発 評 価 は 貴 重 な 財 源 を 基 に 行 われる 研 究 開 発 の 質 を 高 め その 成 果 を 国 民 に 還 元 して いく 上 で 重 要 な 役 割 を 担 っている 第 4 期 科 学 技 術 基 本 計 画 ( 平 成 23 年 8 月 19 日 閣 議 決 定 )においても 国 は 科 学 技 術 イノベ ーションを 促 進 する 観 点 から PDCA サイクルの 実 効 性 の 確 保 に 向 けた 取 組 を 進 めることとされ ており 研 究 開 発 の 質 を 高 め PDCA サイクルを 確 立 する 上 で 研 究 開 発 評 価 の 重 要 性 はますま す 高 まっている 文 部 科 学 省 の 所 掌 する 研 究 開 発 は 研 究 者 の 自 由 な 発 想 を 源 泉 とする 学 術 研 究 から 特 定 の 政 策 目 的 を 実 現 する 大 規 模 プロジェクトに 至 るまで 広 範 に 亘 っており その 研 究 開 発 評 価 については 国 の 研 究 開 発 評 価 に 関 する 大 綱 的 指 針 ( 平 成 24 年 12 月 内 閣 総 理 大 臣 決 定 ) 及 び 文 部 科 学 省 における 研 究 及 び 開 発 に 関 する 評 価 指 針 ( 平 成 26 年 5 月 文 部 科 学 大 臣 決 定 )( 以 下 評 価 指 針 という )に 基 づき 研 究 開 発 の 特 徴 や 性 格 を 踏 まえた 評 価 が 行 われている 評 価 指 針 の 対 象 である 研 究 者 等 の 業 績 に 関 する 評 価 ( 以 下 個 人 業 績 評 価 という )は 研 究 者 の 能 力 や 適 性 等 について 直 接 評 価 の 対 象 とするものであることから 研 究 者 を 萎 縮 させること なく 研 究 者 個 人 の 能 力 を 最 大 限 に 発 揮 させるべきものでなければならない また 同 時 に 組 織 力 の 向 上 を 目 指 すものでなければならないことから 個 人 業 績 評 価 のシステムの 構 築 と 運 用 は 非 常 に 困 難 を 伴 うものであるといえる さらに 年 俸 制 の 導 入 など 個 人 業 績 評 価 を 取 り 巻 く 環 境 は 変 化 しつつある したがって 国 公 私 立 大 学 及 び 大 学 共 同 利 用 機 関 ( 以 下 大 学 等 という ) や 独 立 行 政 法 人 研 究 機 関 ( 資 源 配 分 機 関 を 含 む 以 下 同 じ )においては 個 人 業 績 評 価 の 実 施 に ついて 試 行 錯 誤 している 状 況 であり 研 究 開 発 評 価 の 担 う 役 割 を 発 揮 する 段 階 に 未 だ 至 っていな いのが 現 状 である 本 調 査 分 析 では 大 学 等 や 独 立 行 政 法 人 研 究 機 関 における 効 果 的 効 率 的 な 個 人 業 績 評 価 の 推 進 に 資 するため 国 内 における 独 立 行 政 法 人 研 究 機 関 をはじめとする 公 的 研 究 開 発 機 関 資 源 配 分 機 関 大 学 等 で 実 施 されている 個 人 業 績 評 価 について 調 査 分 析 を 行 う 1

10 1.2 概 要 本 報 告 書 の 概 要 は 次 のとおりである 1. 調 査 研 究 の 目 的 と 概 要 本 調 査 研 究 の 目 的 と 概 要 について 整 理 した 2. 個 人 業 績 評 価 の 実 態 に 関 するアンケート 調 査 大 学 等 独 立 行 政 法 人 に 対 してアンケート 調 査 を 実 施 し 研 究 者 の 個 人 業 績 評 価 に 関 する 実 態 と 全 体 傾 向 を 把 握 した 調 査 結 果 を 踏 まえ 7 年 前 に 実 施 された 先 行 調 査 1 との 比 較 を 行 い 個 人 業 績 評 価 制 度 の 導 入 運 用 状 況 運 用 上 の 課 題 点 等 について 経 年 変 化 を 分 析 した さらに 大 学 の 属 性 ( 設 置 者 規 模 等 )や 評 価 対 象 となる 研 究 者 の 雇 用 形 態 等 の 違 いに 着 目 して 分 析 を 行 った 3. 個 人 業 績 評 価 の 先 進 事 例 調 査 先 進 的 な 個 人 業 績 評 価 を 導 入 している 研 究 開 発 機 関 等 に 対 して 詳 細 を 把 握 するためにインタ ビュー 調 査 を 実 施 した( 国 立 大 学 私 立 大 学 独 立 行 政 法 人 それぞれ 1 機 関 ずつ) インタビュー 結 果 を 踏 まえ 先 進 事 例 における 特 徴 的 な 取 組 の 抽 出 を 行 った 4. 結 果 の 分 析 考 察 提 言 調 査 結 果 の 分 析 考 察 を 行 った 上 で 効 果 的 効 率 的 な 個 人 業 績 評 価 システムの 確 立 に 向 けた 提 言 を 行 った 1.3 実 施 体 制 有 識 者 で 構 成 される 検 討 委 員 会 研 究 者 等 の 業 績 に 関 する 評 価 に 関 する 調 査 分 析 検 討 委 員 会 を 開 催 し 調 査 内 容 方 法 等 の 詳 細 に 係 る 検 討 及 び 調 査 等 で 得 た 情 報 の 検 討 を 行 った 表 1-1 研 究 者 等 の 業 績 に 関 する 評 価 に 関 する 調 査 分 析 検 討 委 員 会 名 簿 委 員 長 ( 敬 称 略 ) 大 学 評 価 学 位 授 与 機 構 研 究 開 発 部 准 教 授 林 隆 之 委 員 ( 氏 名 の 50 音 順 敬 称 略 ) 広 島 大 学 大 学 院 社 会 科 学 研 究 科 准 教 授 奥 居 正 樹 九 州 大 学 基 幹 教 育 院 准 教 授 小 湊 卓 夫 茨 城 大 学 大 学 戦 略 IR 室 助 教 嶌 田 敏 行 東 京 工 業 大 学 大 学 院 理 工 学 研 究 科 准 教 授 調 麻 佐 志 兵 庫 県 立 大 学 経 営 学 部 経 営 学 研 究 科 学 部 長 教 授 開 本 浩 矢 東 京 理 科 大 学 常 務 理 事 吉 本 成 香 1 平 成 19 年 度 文 部 科 学 省 委 託 調 査 効 果 的 効 率 的 な 研 究 開 発 評 価 及 び 研 究 者 等 個 人 の 業 績 に 関 する 評 価 の 先 進 事 例 に 関 する 調 査 分 析 報 告 書 ( 研 究 者 評 価 編 ) (2008 年 3 月 ) URL: icsfiles/afieldfile/2010/08/23/ _1_1.pdf 2

11 検 討 委 員 会 の 各 回 の 実 施 概 要 は 次 のとおりである 表 1-2 研 究 者 等 の 業 績 に 関 する 評 価 に 関 する 調 査 分 析 検 討 委 員 会 実 施 概 要 回 日 付 議 事 第 1 回 2015 年 1 月 29 日 ( 木 ) (1) 調 査 の 方 針 について (2) アンケート 調 査 票 について (3) インタビュー 調 査 項 目 について 第 2 回 2015 年 3 月 2 日 ( 月 ) (1) 調 査 計 画 と 進 捗 状 況 (2) アンケート 調 査 ( 中 間 結 果 )について (3) インタビュー 調 査 ( 中 間 結 果 )について (4) 分 析 とりまとめの 方 向 性 について 第 3 回 2015 年 3 月 18 日 ( 水 ) (1) 調 査 結 果 について (2) 分 析 とりまとめについて 3

12 2. 個 人 業 績 評 価 の 実 態 に 関 するアンケート 調 査 我 が 国 における 個 人 業 績 評 価 の 実 態 を 把 握 するために 大 学 大 学 共 同 利 用 機 関 法 人 独 立 行 政 法 人 に 対 してアンケート 調 査 を 実 施 した 2.1 個 人 業 績 評 価 アンケートの 実 施 概 要 アンケートは 調 査 票 を 郵 送 し 郵 送 で 回 収 する 郵 送 法 で 実 施 した 調 査 票 は 組 織 の 特 徴 実 態 に 応 じて 大 学 大 学 共 同 利 用 機 関 法 人 向 け 独 立 行 政 法 人 向 けの 2 種 類 を 作 成 し 実 施 した 集 計 についても 2 種 類 それぞれについて 行 っている それぞれの 実 施 概 要 は 以 下 のとおりである 件 名 実 施 期 間 対 象 発 送 数 786 有 効 回 答 数 575 表 2-1 大 学 大 学 共 同 利 用 機 関 法 人 向 けアンケート 実 施 概 要 教 員 研 究 者 の 業 績 に 関 する 評 価 についてのアンケート ( 大 学 大 学 共 同 利 用 機 関 対 象 ) 2015 年 2 月 4 日 ~2015 年 2 月 23 日 大 学 大 学 共 同 利 用 機 関 ( 研 究 所 )すべて 回 収 率 73% 本 文 中 で 大 学 等 とは 大 学 と 大 学 共 同 利 用 機 関 法 人 国 立 大 学 等 とは 国 立 大 学 と 大 学 共 同 利 用 機 関 法 人 を 指 す 件 名 実 施 期 間 対 象 発 送 数 33 有 効 回 答 数 21 回 収 率 64% 表 2-2 独 立 行 政 法 人 向 けアンケート 実 施 概 要 研 究 者 の 業 績 に 関 する 評 価 についてのアンケート ( 独 立 行 政 法 人 対 象 ) 2015 年 2 月 4 日 ~2015 年 2 月 23 日 研 究 開 発 型 の 独 立 行 政 法 人 すべて 4

13 2.2 集 計 結 果 ( 大 学 等 向 け) 大 学 等 ( 大 学 大 学 共 同 利 用 機 関 法 人 )についての 結 果 を 示 す 回 答 者 の 属 性 (1) 設 置 者 の 属 性 回 答 者 は 私 立 大 学 が 最 も 多 く 75%を 占 めており 次 いで 国 立 大 学 等 2 公 立 大 学 と 続 く( 図 2-1 参 照 ) 7 年 前 の 先 行 調 査 と 比 較 して 私 立 大 学 の 比 率 が 若 干 高 まったものの 構 成 比 に 大 きな 相 違 は 無 い( 図 2-2 参 照 ) [N=575] 国 立 14% 公 立 11% 私 立 75% 図 2-1 設 置 者 の 属 性 [N=442] 国 立 16.1% 私 立 71. 公 立 12.9% 図 2-2 ( 参 考 ) 設 置 者 の 属 性 平 成 19 年 度 調 査 2 大 学 共 同 利 用 機 関 法 人 は 国 立 大 学 等 に 含 めた 5

14 (2) 教 員 数 回 答 者 の 規 模 別 に 見 ると 国 立 大 学 等 では 教 員 が 300 人 以 上 である 比 率 が 半 数 以 上 である ~49 人 50~99 人 100~199 人 200~299 人 300~399 人 400 人 以 上 無 回 答 国 立 [N=82] 公 立 [N=61] 私 立 [N=432] 図 2-3 回 答 した 大 学 等 の 現 在 の 教 員 数 ( 国 公 私 立 別 ) 6

15 2.2.2 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 とねらいい (1) 教 員 の 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 個 人 業 績 評 価 を 全 学 で 実 施 しているのは 全 体 の 約 半 数 である 先 行 調 査 の 結 果 と 比 較 すると 全 学 全 体 の 教 員 を 対 象 に 実 施 している ほぼ 全 学 全 体 の 教 員 を 対 象 に 実 施 している を 合 わせて 34%であり 7 年 前 より 個 人 業 績 評 価 制 度 の 実 施 率 は 向 上 している( 図 2-5 参 照 ) [N=575] 実 施 していない 49% 全 学 で 実 施 している 47% 実 施 ( 無 回 答 ) 2% 一 部 の 部 局 で 実 施 している 注 ) 図 中 の 実 施 ( 無 回 答 ) とは 当 該 設 問 には 無 回 答 であるものの 以 降 の 設 問 に 回 答 している 大 学 等 のことで あり 以 降 は 個 人 業 績 評 価 を 実 施 しているものとして 集 計 図 2-4 教 員 の 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 2% 実 施 していない ( 検 討 していない) 23% 無 回 答 2% N=455 全 学 全 体 の 教 員 を 対 象 に 実 施 して いる 27% ほぼ 全 学 全 体 の 教 員 を 対 象 に 実 施 している 7% 実 施 していない ( 検 討 はしている) 39% 一 部 の 部 局 の 教 員 を 対 象 に 実 施 し ている 2% 図 2-5 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 平 成 19 年 度 調 査 7

16 次 に 大 学 の 設 置 者 別 ( 以 降 国 公 私 立 別 という)で 見 ると 先 行 調 査 と 比 較 して 最 も 顕 著 な 変 化 が 見 られたのは 公 立 大 学 で 評 価 の 実 施 率 は 36%から 71%へと 大 幅 に 増 加 した( 図 2-7 参 照 ) また 国 立 大 学 等 においても 実 施 率 が 76%から 95%へと 増 加 しており 評 価 の 普 及 が 進 んでい ることが 分 かる 私 立 大 学 の 実 施 率 も 25%から 4に 上 がっているが 国 公 立 大 学 に 比 べると 実 施 率 は 低 い 全 学 で 実 施 している 一 部 の 部 局 で 実 施 している 実 施 ( 無 回 答 ) 実 施 していない % 2% 国 立 [N=82] 89% 5% 2% 3% 公 立 [N=61] 66% 3 1% 私 立 [N=432] 36% 2% 6 図 2-6 教 員 の 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 ( 国 公 私 立 別 ) 全 学 全 体 の 教 員 を 対 象 に 実 施 している 一 部 の 部 局 の 教 員 を 対 象 に 実 施 している 実 施 していない( 検 討 していない) ほぼ 全 学 全 体 の 教 員 を 対 象 に 実 施 している 実 施 していない( 検 討 はしている) 無 回 答 % 国 立 大 学 等 のみ[N=82] 62% 13% 18% 5% 公 立 大 学 のみ[N=57] 25% 11% 44% 21% 私 立 大 学 のみ[N=314] 19% 2% 4% 44% 28% 3% 図 2-7 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 ( 国 公 私 立 別 ) 平 成 19 年 度 調 査 次 に 私 立 大 学 に 限 って 大 学 規 模 別 に 見 ると 一 部 の 部 局 で 実 施 している という 割 合 は 大 規 模 大 学 において 比 較 的 高 いものの 全 学 で 実 施 している 割 合 はほとんど 変 わらないことが 分 か る( 次 頁 の 図 2-8 参 照 ) 国 公 立 大 学 では 法 人 化 による 評 価 システムの 導 入 要 請 の 影 響 による 影 響 が 大 きい 3 が 私 立 大 学 ではこのような 外 部 要 因 が 働 いていないためと 考 えられる 3 先 行 調 査 と 比 較 して 公 立 大 学 の 実 施 率 の 伸 びが 大 きいのは 国 立 大 学 に 遅 れて 法 人 化 が 進 んだことが 要 因 と 考 え られる 8

17 全 学 で 実 施 している 一 部 の 部 局 で 実 施 している 実 施 していない 小 規 模 [N=225] 36% 1% 64% 中 規 模 [N=139] 37% 2% 6 大 規 模 [N=58] 38% 9% 53% 図 2-8 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 ( 私 立 大 学 規 模 別 4 ) 次 に 評 価 を 実 施 している( 評 価 を 全 学 で 実 施 している 及 び 一 部 で 実 施 している )と 回 答 した 大 学 について 国 公 私 別 の 構 成 割 合 を 示 す これ 以 降 の 設 問 では 評 価 を 実 施 していると 回 答 した 大 学 等 を 集 計 対 象 としているが 先 行 調 査 の 結 果 と 比 較 すると 集 計 対 象 に 占 める 私 立 大 学 の 割 合 が 高 くなっており 全 数 集 計 では 私 立 大 学 の 特 徴 が 現 れやすくなっていることも 想 定 される そのため 一 部 の 設 問 には 国 公 私 立 に 分 けた 集 計 も 示 す 国 立 大 学 等 公 立 大 学 私 立 大 学 本 調 査 [N=292] 27% 15% 59% 先 行 調 査 [N=162] 38% 12% 49% 図 2-9 個 人 業 績 評 価 を 実 施 している 大 学 等 の 内 訳 ( 国 公 私 別 ) 4 所 属 している 教 員 の 数 で 次 のように 定 義 した 小 規 模 : 教 員 数 99 人 以 下 中 規 模 : 教 員 数 100 人 以 上 299 人 以 下 大 規 模 :300 人 以 上 9

18 (2) 教 員 5 の 雇 用 形 態 と 評 価 制 度 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 ) 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )を 雇 用 している 大 学 等 はそれぞれ 91% 82% と 大 半 を 占 めているが 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 ) 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )の 雇 用 はそれぞれ 19% 44%であった なお 国 公 私 立 別 に 見 ると 国 立 大 学 等 の 年 俸 制 教 員 の 在 籍 率 が 最 も 高 い( 次 頁 の 図 2-11 参 照 ) 平 成 25 年 11 月 に 公 表 された 国 立 大 学 改 革 プラン では 人 事 給 与 システムの 弾 力 化 の 推 進 に 向 けて 各 大 学 の 改 革 の 取 組 への 重 点 支 援 の 際 に 年 俸 制 の 導 入 等 を 条 件 化 するとされており 国 立 大 学 法 人 において 年 俸 制 の 導 入 が 急 速 に 進 んでいることが 分 かる いる いない 無 回 答 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )[N=292] 91% 8% 1% 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )[N=292] 18% 69% 13% 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )[N=292] 82% 14% 4% 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )[N=292] 43% 46% 11% その 他 [N=211] 12% 88% その 他 の 内 容 単 年 度 契 約 教 員 客 員 教 員 再 雇 用 教 員 図 2-10 教 員 の 雇 用 形 態 5 アンケート 調 査 票 では 競 争 的 資 金 等 の 外 部 資 金 で 雇 用 している 研 究 者 を 除 く こととした 10

19 いる いない 無 回 答 任 期 なし 教 員 国 立 [N=78] 10 ( 月 給 制 ) 公 立 [N=43] 81% 16% 2% 私 立 [N=171] 89% 9% 2% 任 期 なし 教 員 国 立 [N=78] 47% 51% 1% ( 年 俸 制 ) 公 立 [N=43] 7% 81% 12% 私 立 [N=171] 8% 74% 18% 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 ) 国 立 [N=78] 公 立 [N=43] 7 96% 4% 3 私 立 [N=171] 78% 15% 7% 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 ) 国 立 [N=78] 公 立 [N=43] 私 立 [N=171] 23% 36% 71% 65% 49% 29% 12% 15% その 他 国 立 [N=70] 公 立 [N=33] 1 3% 9 97% 私 立 [N=108] 17% 83% 図 2-11 教 員 の 雇 用 形 態 ( 国 公 私 立 別 ) 次 に 雇 用 形 態 別 の 組 織 内 人 数 比 率 について その 分 布 を 示 したものが 図 2-12 である 6 多 く の 大 学 等 において 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )の 占 める 割 合 が 大 部 分 を 占 めるが 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )が 9 以 上 を 占 める 大 学 等 も 20 校 存 在 する ( 校 ) 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 ) 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 ) 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 ) 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 ) % 10-19% 20-29% 30-39% 40-49% 50-59% 60-69% 70-79% 80-89% 9 以 上 図 2-12 雇 用 形 態 別 人 数 比 現 在 6 各 雇 用 形 態 において 構 成 比 が (= 当 該 雇 用 形 態 の 教 員 は 所 属 していない)の 回 答 者 は 含 んでいない 11

20 次 に 国 公 私 立 別 に 見 てみると 国 立 大 学 等 においては 前 述 のように 年 俸 制 教 員 の 在 籍 率 が 高 い ものの 全 体 に 占 める 割 合 は 1 未 満 の 大 学 等 が 多 い このことから 国 立 大 学 等 においても 年 俸 制 の 導 入 は 進 んでいるものの 組 織 全 体 に 占 める 割 合 は 高 くないことが 分 かる また 私 立 大 学 では 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )が 占 める 比 率 は 大 学 により 様 々であることが 分 か る なお 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )の 比 率 が 高 い 大 学 は 医 歯 薬 系 単 科 大 学 に 多 い 傾 向 にある ( 校 ) 国 立 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )[N=78] 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )[N=75] 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )[N=36] 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )[N=55] % 10-19% 20-29% 30-39% 40-49% 50-59% 60-69% 70-79% 80-89% 9 以 上 ( 校 ) 公 立 20 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )[N=34] 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )[N=29] 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )[N=3] 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )[N=10] % 10-19% 20-29% 30-39% 40-49% 50-59% 60-69% 70-79% 80-89% 9 以 上 ( 校 ) 私 立 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )[N=147] 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )[N=124] 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )[N=14] 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )[N=59] % 10-19% 20-29% 30-39% 40-49% 50-59% 60-69% 70-79% 80-89% 9 以 上 図 2-13 雇 用 形 態 別 人 数 比 現 在 ( 国 公 私 立 別 ) 12

21 次 に 雇 用 形 態 別 に 個 人 業 績 評 価 の 対 象 か 否 かを 聞 いた 結 果 を 示 す 任 期 なし 教 員 では 月 給 制 年 俸 制 に 関 わらず 8 割 以 上 が 評 価 の 対 象 であり 任 期 付 き 教 員 については 月 給 制 年 俸 制 とも 評 価 の 対 象 となっているのは 全 体 の 7 割 弱 である 任 期 付 き 教 員 については 外 部 資 金 による 雇 用 などで 再 任 が 無 い 場 合 には 5 年 程 度 で 必 ず 異 動 することに なるため 定 期 的 な 教 員 評 価 の 対 象 となっていない 場 合 があると 考 えられる なお 国 公 私 立 別 に 見 ても 大 きな 傾 向 の 差 は 見 られない 7 ( 図 2-15 参 照 ) 評 価 の 対 象 評 価 の 対 象 外 場 合 による 無 回 答 % 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )[N=266] 88% 11% 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )[N=54] 83% 6% 11% 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )[N=238] 69% 9% 2 2% 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )[N=127] 67% 2 13% その 他 [N=26] 19% 54% 15% 12% 図 2-14 雇 用 形 態 別 評 価 対 象 評 価 の 対 象 評 価 の 対 象 外 場 合 による 任 期 なし 教 員 国 立 [N=78] 92% 8% ( 月 給 制 ) 公 立 [N=35] 97% 3% 私 立 [N=152] 84% 2% 14% 任 期 なし 教 員 国 立 [N=37] 92% 8% ( 年 俸 制 ) 公 立 [N=3] 10 私 立 [N=14] 57% 21% 21% 任 期 付 き 教 員 国 立 [N=75] 72% 9% 19% ( 月 給 制 ) 公 立 [N=30] 7 17% 13% 私 立 [N=129] 7 7% 23% 任 期 付 き 教 員 国 立 [N=55] 58% 22% 2 ( 年 俸 制 ) 公 立 [N=10] 私 立 [N=62] 74% 18% 8% その 他 国 立 [N=5] 8 2 公 立 [N=1] 10 私 立 [N=17] 29% 53% 18% 図 2-15 雇 用 形 態 別 評 価 対 象 ( 国 公 私 立 別 ) 7 評 価 の 対 象 および 場 合 による の 合 計 値 による 比 較 13

22 (3) テニュアトラック 教 員 8 の 評 価 の 仕 組 み まず テニュアトラック 教 員 はいない という 回 答 が 約 7 割 を 占 める テニュアトラック 教 員 がいる 場 合 の 個 人 業 績 評 価 の 仕 組 みについては テニュアトラック 教 員 用 の 特 別 な 評 価 の 仕 組 み がある が 11%(テニュアトラック 教 員 がいる 大 学 に 限 ると 約 46%)と 最 も 多 く 一 般 的 な 教 員 とは 異 なる 枠 組 みで 評 価 を 行 っていることが 分 かる 任 期 付 き 教 員 ( 月 任 期 付 き 教 員 ( 年 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )と 同 じ 給 制 )と 同 じ 5% 俸 制 )と 同 じ 1% 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )と 同 じ 5% その 他 の 教 員 と 同 じ 2% 無 回 答 4% [N=292] テニュアトラック 教 員 用 の 特 別 な 評 価 の 仕 組 みがある 11% テニュアトラック 教 員 はいない 71% る 図 2-16 テニュアトラック 教 員 の 評 価 の 仕 組 み 国 公 私 立 別 に 見 ると テニュアトラック 教 員 の 在 籍 率 は 国 立 大 学 等 が 最 も 高 く 6 割 程 度 であ テニュアトラック 教 員 はいない テニュアトラック 教 員 用 の 特 別 な 評 価 の 仕 組 みがある 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )と 同 じ 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )と 同 じ 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )と 同 じ 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )と 同 じ その 他 の 教 員 と 同 じ 無 回 答 国 立 [N=78] 4 35% 12% 9% 4% 1% 公 立 [N=43] 私 立 [N=171] 82% 95% 2% 2% 1% 1% 2% 4% 4% 6% 図 2-17 テニュアトラック 教 員 の 評 価 の 仕 組 み( 国 公 私 立 別 ) 8 テニュアトラック 制 を 公 正 で 透 明 性 の 高 い 選 考 により 採 用 された 若 手 研 究 員 者 が 審 査 を 経 て 安 定 的 な 職 を 得 る 前 に 任 期 付 きの 雇 用 形 態 で 自 立 した 研 究 者 として 経 験 を 積 むことができる 仕 組 み と 定 義 し この 仕 組 みに おいて 雇 用 された 教 員 をテニュアトラック 教 員 とした 14

23 (4) 組 織 内 での 個 人 業 績 評 価 の 種 類 ここでは 業 績 評 価 の 内 容 が 全 学 で 統 一 されているか 部 局 ごとに 異 なっているかを 聞 いた ほぼ 同 じ 個 人 業 績 評 価 を 行 っている 大 学 が 9 割 弱 である( 図 2-18 参 照 ) 大 学 等 の 規 模 別 で 見 ると 大 規 模 の 大 学 では 部 局 により 個 人 業 績 評 価 の 内 容 が 異 なる とい う 割 合 が 31%と 他 と 比 較 して 高 い つまり 大 規 模 大 学 の 場 合 には 多 様 な 研 究 分 野 が 含 まれる ために 評 価 制 度 を 部 局 の 特 性 に 応 じて 変 えているものと 考 えられる 部 局 により 個 人 業 績 評 価 の 内 容 が 異 なる 場 合 の 主 要 部 局 は 医 歯 薬 系 学 部 が 多 く 挙 げられてい る 部 局 により 個 人 業 績 評 価 の 内 容 が 異 なる 11% 無 回 答 1% [N=292] ほぼ 同 じ 個 人 業 績 評 価 を 行 っている 87% 図 2-18 組 織 内 での 個 人 業 績 評 価 の 内 容 ほぼ 同 じ 個 人 業 績 評 価 を 行 っている 部 局 により 個 人 業 績 評 価 の 内 容 が 異 なる 無 回 答 大 規 模 [N=82] 68% 3 1% 中 規 模 [N=97] 小 規 模 [N=109] 95% 95% 5% 3% 2% 図 2-19 組 織 内 での 個 人 業 績 評 価 の 内 容 ( 大 学 等 の 規 模 別 9 ) 9 教 員 数 で 次 のように 定 義 した 小 規 模 : 教 員 数 99 人 以 下 中 規 模 : 教 員 数 100 人 以 上 299 人 以 下 大 規 模 :300 人 以 上 15

24 (5) 個 人 業 績 評 価 導 入 の 目 的 教 員 の 自 己 点 検 による 意 識 改 革 教 員 個 人 の 研 究 レベル 向 上 教 員 個 人 の 教 育 レベル 向 上 についてはいずれの 雇 用 形 態 においても 高 い 比 率 を 占 めている( 次 頁 の 図 2-31 参 照 ) その 他 のねらいとしては 学 部 全 体 の 研 究 教 育 水 準 のレベルアップ 任 期 付 き 教 員 の 再 任 審 査 の 活 用 任 期 なし 教 員 の 報 酬 ( 昇 給 など)への 反 映 評 価 実 施 による 教 員 のモチベーシ ョン 向 上 組 織 の 活 性 化 などが 挙 げられている 先 行 調 査 と 本 調 査 の 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 ) を 比 較 すると 顕 著 な 変 化 が 見 られた 項 目 は 教 員 個 人 の 研 究 レベルの 向 上 (77%から 89%) 教 員 個 人 の 教 育 レベル 向 上 (77%から 9) 教 員 個 人 の 外 部 資 金 獲 得 の 推 進 (38%から 57%) 教 員 個 人 の 社 会 貢 献 の 推 進 (53%から 74%) 教 員 の 公 平 性 納 得 感 の 向 上 (22%から 34%)である その 要 因 として 考 えられるのは 大 学 を 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 である 近 年 競 争 的 資 金 等 の 公 募 型 ファンディングの 増 加 を 背 景 とし 外 部 資 金 の 獲 得 は 研 究 レベルの 向 上 の 観 点 からその 重 要 性 を 増 している また 大 学 に 対 する 社 会 的 説 明 への 要 求 が 増 大 し 産 学 連 携 活 動 や 公 開 講 座 での 講 義 アウトリーチ 活 動 など 教 員 に 求 められる 役 割 ( 活 動 )も 多 様 化 してきた これらの 活 動 を 推 進 すると 共 に 多 様 化 する 教 員 の 活 動 に 対 して 標 準 化 された 評 価 の 仕 組 みを 導 入 することによ り 公 平 性 を 担 保 することが 重 要 となってきた 結 果 と 考 えられる なお 雇 用 形 態 間 の 差 異 に 着 目 すると 優 秀 な 教 員 の 確 保 維 持 という 項 目 において 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )が 他 の 雇 用 形 態 ( 特 に 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 ))と 比 較 して 高 い 割 合 を 示 し ている これは 業 績 によって 処 遇 ( 給 料 任 期 )が 変 化 するために 人 材 の 流 動 性 が 比 較 的 高 いことと 関 連 しているものと 考 えらえる 16

25 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )[N=262] 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )[N=213] 教 員 の 自 己 点 検 による 意 識 改 革 教 員 個 人 の 研 究 レベル 向 上 教 員 個 人 の 教 育 レベル 向 上 教 員 個 人 の 外 部 資 金 獲 得 の 推 進 教 員 個 人 の 社 会 貢 献 の 推 進 組 織 運 営 の 評 価 改 善 のための 資 料 収 集 教 員 の 業 務 負 荷 の 平 準 化 教 員 の 公 平 性 納 得 感 の 向 上 教 員 個 人 に 期 待 される 職 務 内 容 の 明 確 化 教 員 個 人 と 組 織 の 目 標 の 連 動 教 員 の 人 件 費 削 減 社 会 に 対 する 説 明 責 任 評 価 制 度 導 入 の 政 策 的 要 請 への 対 応 優 秀 な 教 員 の 確 保 維 持 その 他 % 6% 3% 3% 5% 6% 5% 3% 18% 1 17% 1 34% 33% 33% 3 その 他 の 内 容 任 期 付 き 教 員 の 再 任 審 査 の 活 用 任 期 なし 教 員 の 報 酬 ( 昇 給 など)への 反 映 評 価 実 施 による 教 員 のモチベーション 向 上 組 織 の 活 性 化 等 図 2-20 個 人 業 績 評 価 導 入 の 目 的 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )[N=51] 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )[N=102] 57% 55% 58% 52% 48% 43% 46% 47% 35% 35% 34% 38% 44% 39% 46% 46% 3 35% 33% 3 44% 43% 44% 46% 35% 37% 4 45% 74% 65% 71% 68% 86% 78% 87% 81% 89% 8 88% 81% 9 82% 9 83% 17

26 N=164 教 員 の 自 己 点 検 による 意 識 改 革 教 員 個 人 の 研 究 レベル 向 上 教 員 個 人 の 教 育 レベル 向 上 教 員 個 人 の 外 部 資 金 獲 得 の 推 進 教 員 個 人 の 社 会 貢 献 の 推 進 組 織 運 営 の 評 価 改 善 のための 資 料 収 集 教 員 の 業 務 負 荷 の 平 準 化 教 員 の 公 平 性 納 得 感 の 向 上 教 員 個 人 に 期 待 される 職 務 内 容 の 明 確 化 ( 教 育 重 視 研 究 重 視 等 ) 教 員 個 人 と 組 織 の 目 標 の 連 動 教 員 の 人 件 費 削 減 社 会 に 対 する 説 明 責 任 評 価 制 度 導 入 の 政 策 的 要 請 への 対 応 その 他 不 明 わからない 9% 8% 2% 3% 9% 5% 5% 2% 1% 1% 1% 19% 23% 22% 24% 34% 38% 4 27% 34% 34% 34% 34% 32% 27% 24% 39% 38% 45% 41% 42% 37% 53% 53% 48% 46% 59% 62% 61% 8 82% 77% 79% 77% 88% 導 入 時 点 のねらい 現 在 の 目 的 今 後 目 的 としたいもの 図 2-21 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 のねらい 平 成 19 年 度 調 査 18

27 国 公 私 立 別 で 見 ると 国 立 大 学 等 では 社 会 に 対 する 説 明 責 任 と 評 価 制 度 導 入 の 政 策 的 要 請 への 対 応 が 他 に 比 べて 高 くなっている 他 の 雇 用 形 態 でも 同 様 の 傾 向 であった 国 立 大 学 法 人 という 性 格 上 社 会 への 説 明 責 任 が 高 く 求 められるということと 前 述 の 通 り 法 人 化 による 評 価 システム 導 入 への 要 請 が 大 きく 影 響 していると 言 える 国 立 [N=78] 公 立 [N=35] 私 立 [N=149] 教 員 の 自 己 点 検 による 意 識 改 革 教 員 個 人 の 研 究 レベル 向 上 教 員 個 人 の 教 育 レベル 向 上 9 83% 85% 92% 91% 87% 9 91% 9 教 員 個 人 の 外 部 資 金 獲 得 の 推 進 教 員 個 人 の 社 会 貢 献 の 推 進 組 織 運 営 の 評 価 改 善 のための 資 料 収 集 51% 66% 58% 77% % 4 46% 教 員 の 業 務 負 荷 の 平 準 化 教 員 の 公 平 性 納 得 感 の 向 上 教 員 個 人 に 期 待 される 職 務 内 容 の 明 確 化 教 員 個 人 と 組 織 の 目 標 の 連 動 13% 14% 22% 27% 34% 37% 27% 37% 38% 41% 43% 46% 教 員 の 人 件 費 削 減 3% 4% 社 会 に 対 する 説 明 責 任 4 32% 69% 評 価 制 度 導 入 の 政 策 的 要 請 への 対 応 31% 21% 46% 優 秀 な 教 員 の 確 保 維 持 24% 43% 4 その 他 8% 3% 3% 図 2-22 個 人 業 績 評 価 導 入 の 目 的 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 ) ( 国 公 私 立 別 ) 19

28 (6) 個 人 業 績 評 価 の 導 入 時 期 個 人 業 績 評 価 を 導 入 した 時 期 については 任 期 の 有 無 にかかわらず 月 給 制 の 教 員 は 平 成 20 年 度 以 前 が 約 半 数 を 占 めている 一 方 で 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )に 対 する 個 人 業 績 評 価 は 平 成 26 年 度 以 降 の 導 入 が 約 55%を 占 めている 前 述 のように 国 立 大 学 改 革 プラン ( 平 成 25 年 11 月 公 表 )を 契 機 として 国 立 大 学 法 人 では 年 俸 制 の 導 入 が 急 速 に 進 められていることが 背 景 にある 平 成 19 年 度 以 前 平 成 20 年 度 より 平 成 21 年 度 より 平 成 22 年 度 より 平 成 23 年 度 より 平 成 24 年 度 より 平 成 25 年 度 より 平 成 26 年 度 より 平 成 27 年 度 より 無 回 答 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )[N=262] 42% 11% 8% 6% 8% 6% 7% 6% 6% 2% 2% 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )[N=51] 18% 4% 4% 6% 39% 16% 1 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )[N=213] 43% 1 8% 5% 8% 7% 5% 5% 8% 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )[N=102] 24% 6% 11% 7% 8% 5% 7% 18% 7% 9% 図 2-23 個 人 業 績 評 価 の 導 入 時 期 20

29 2.2.3 個 人 業 績 評 価 の 方 法 について (1) 評 価 者 評 価 者 に 本 人 が 含 まれる( 自 己 評 価 を 実 施 している)のは 雇 用 形 態 にかかわらず 7 割 前 後 で ある 本 人 以 外 の 評 価 者 がいる( 他 者 評 価 を 実 施 している) 場 合 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )にお いては 学 部 長 研 究 科 長 研 究 部 長 センター 長 等 が 評 価 者 に 含 まれる 割 合 が 他 の 雇 用 形 態 よりも 高 く 年 俸 制 の 導 入 が 特 定 の 部 局 から 試 行 的 に 導 入 されていることが 一 つの 要 因 と 考 えら れる また 先 行 調 査 と 比 較 をすると 学 長 理 事 長 所 長 が 評 価 者 に 含 まれる 割 合 は 49%から 64% 10 に 上 がっており( 次 頁 の 図 2-25 参 照 ) 7 年 前 と 比 べて 評 価 制 度 が 全 学 的 な 仕 組 みとして 定 着 しつつある 状 況 と 考 えられる 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )[N=262] 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )[N=213] 本 人 他 者 学 長 理 事 長 所 長 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )[N=51] 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )[N=102] % 73% 66% 66% 64% 57% 61% 57% 他 者 学 部 長 研 究 科 長 研 究 部 長 センター 長 等 % 75% 他 者 学 科 長 専 攻 長 グループ 長 等 26% 24% 25% 26% 他 者 同 僚 の 教 員 3% 6% 5% 5% 他 者 各 部 局 で 設 置 される 評 価 組 織 26% 33% 3 25% 他 者 外 部 の 有 識 者 等 から 構 成 される 評 価 委 員 会 評 価 者 なし 2% 4% 5% 2% 4% 4% 3% 2% 9% その 他 16% 9% 13% 図 2-24 個 人 業 績 評 価 の 評 価 者 10 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )の 値 21

30 N=108 学 長 理 事 長 所 長 49% 学 部 長 研 究 科 長 研 究 部 長 センター 長 等 57% 学 科 長 専 攻 長 グループ 長 等 19% 同 僚 の 教 員 5% その 他 31% 図 2-25 ( 参 考 ) 評 価 者 平 成 19 年 度 調 査 22

31 大 学 等 の 規 模 別 に 見 ると 大 規 模 な 大 学 等 では 学 長 理 事 長 所 長 を 評 価 者 とする 割 合 が 低 い 一 方 各 部 局 に 設 置 される 評 価 組 織 による 評 価 の 割 合 が 高 い 前 述 のように 大 規 模 大 学 で は 評 価 制 度 が 部 局 ごとに 異 なる 場 合 が 多 いことを 反 映 しているものと 考 えられる 大 規 模 [N=80] 中 規 模 [N=89] 小 規 模 [N=90] 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 ) 本 人 他 者 学 長 理 事 長 所 長 他 者 学 部 長 研 究 科 長 研 究 部 長 センター 長 等 他 者 学 科 長 専 攻 長 グループ 長 等 4 21% 26% 3 68% 71% 72% 73% 76% 66% 6 56% 他 者 同 僚 の 教 員 3% 3% 3% 他 者 各 部 局 で 設 置 される 評 価 組 織 22% 17% 43% 他 者 外 部 の 有 識 者 等 から 構 成 される 評 価 委 員 会 評 価 者 なし 3% 3% 1% 1% 8% 2% 11% その 他 8% 8% 図 2-26 個 人 業 績 評 価 の 評 価 者 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 ) ( 大 学 等 の 規 模 別 ) 23

32 次 に 本 人 を 評 価 者 に 含 まない 大 学 等 に 絞 って 集 計 した 結 果 が 図 2-27 である 大 きな 傾 向 に 差 異 はない ただし 若 干 ではあるが 評 価 者 に 学 科 長 専 攻 長 グループ 長 等 が 含 まれる 割 合 が 増 え 各 部 局 で 設 置 される 評 価 組 織 が 含 まれる 割 合 が 減 っていることから 評 価 者 に 本 人 が 含 まれてない 場 合 には より 細 かな 組 織 単 位 で 評 価 が 行 われていることが 分 かる 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )[N=72] 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )[N=65] 他 者 学 長 理 事 長 所 長 他 者 学 部 長 研 究 科 長 研 究 部 長 センター 長 等 他 者 学 科 長 専 攻 長 グループ 長 等 他 者 同 僚 の 教 員 他 者 各 部 局 で 設 置 される 評 価 組 織 他 者 外 部 の 有 識 者 等 から 構 成 される 評 価 委 員 会 評 価 者 なし その 他 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )[N=13] 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )[N=28] % 62% 69% 68% 6 77% 62% 68% 31% 38% 26% 36% 2% 4% 22% 15% 23% 18% 3% 15% 9% 7% 1% 4% 3% 2% 7% 図 2-27 個 人 業 績 評 価 の 評 価 者 ( 本 人 を 評 価 者 に 含 まない 場 合 ) 24

33 (2) 実 施 頻 度 と 対 象 期 間 すべての 雇 用 形 態 において 1 年 に 1 度 が 最 も 多 く 8 割 前 後 を 占 めている また すべて の 雇 用 形 態 において 7 割 前 後 が 1 年 分 の 業 績 を 対 象 に 評 価 している なお 後 述 のインタビュー 調 査 では 評 価 項 目 別 に 評 価 対 象 期 間 を 変 えている 事 例 ( 例 : 研 究 活 動 に 係 る 活 動 のみ 評 価 対 象 期 間 を 3 年 とする 等 )があった しかし 本 アンケート 調 査 では 評 価 対 象 項 目 別 に 尋 ねていないため 評 価 項 目 別 の 対 象 期 間 の 違 いは 把 握 できておらず 今 後 同 様 の 調 査 を 行 う 際 には 考 慮 が 必 要 である 1 年 に2,3 度 1 年 に1 度 2 年 に1 度 3 年 に1 度 5 年 に2 度 5 年 に1 度 無 回 答 % 2% 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )[N=262] 5% 79% 6% 6% 2% 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )[N=51] 82% 1 6% 2% 1% 4% 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )[N=213] 5% 76% 5% 8% 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )[N=102] 3% 8 1% 1% 2% 7% 6% 図 2-28 個 人 業 績 評 価 の 実 施 頻 度 1 年 3 年 5 年 それ 以 上 無 回 答 % 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )[N=262] 73% 1 6% 8% 2% 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )[N=51] 69% 12% 1 8% 2% 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )[N=213] 71% 8% 8% 1 3% 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )[N=102] 67% 13% 8% 1 図 2-29 個 人 業 績 評 価 の 対 象 期 間 25

34 次 に 評 価 の 実 施 頻 度 と 評 価 期 間 で 見 ると 実 施 の 頻 度 が 低 くなるほど 評 価 の 対 象 期 間 は 長 く なる 傾 向 にある 評 価 対 象 期 間 1 年 3 年 5 年 それ 以 上 年 に2,3 度 [N=11] 91% 9% 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 ) 1 年 に1 度 [N=196] 2 年 に1 度 [N=4] 25% 88% 5 5% 5% 2% 25% 3 年 に1 度 [N=17] 6% 88% 6% 5 年 に2 度 [N=0] 5 年 に1 度 [N=5] 10 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 ) 1 年 に2,3 度 [N=0] 1 年 に1 度 [N=39] 2 年 に1 度 [N=0] 85% 5% 1 3 年 に1 度 [N=5] 年 に2 度 [N=1] 10 5 年 に1 度 [N=0] 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 ) 1 年 に2,3 度 [N=9] 1 年 に1 度 [N=153] % 6% 2% 2 年 に1 度 [N=3] 67% 33% 3 年 に1 度 [N=11] 9% 82% 9% 5 年 に2 度 [N=1] 10 5 年 に1 度 [N=8] 13% 88% 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 ) 1 年 に2,3 度 [N=3] 1 年 に1 度 [N=77] 2 年 に1 度 [N=1] 10 83% 10 9% 5% 3% 3 年 に1 度 [N=7] 86% 14% 5 年 に2 度 [N=1] 10 5 年 に1 度 [N=2] 10 図 2-30 個 人 業 績 評 価 の 対 象 期 間 ( 実 施 の 頻 度 別 ) 26

35 (3) 活 用 方 法 雇 用 形 態 別 に 見 ると 特 に 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )において 評 価 結 果 が 給 与 へ 活 用 されて いる 割 合 が 高 いことが 分 かる その 一 方 で 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )ではさほど 高 くない この 違 いは 両 雇 用 形 態 の 主 な 対 象 となる 教 員 層 の 違 いによって 生 じていると 考 えられる 任 期 なし 教 員 の 場 合 はシニア 教 員 が 主 な 対 象 であり 業 績 と 給 与 を 連 動 させることによって 優 秀 な 人 材 の 確 保 維 持 に 繋 げることを 重 視 している 一 方 で 任 期 付 き 教 員 の 場 合 には 若 手 教 員 が 主 な 対 象 であり 外 部 資 金 などによる 雇 用 の 場 合 に は 支 払 える 給 与 額 に 制 限 があることや 優 れた 業 績 を 出 した 若 手 教 員 は 他 大 学 も 含 めて 任 期 無 し 教 員 ポストへ 異 動 していくことが 想 定 されるため 評 価 結 果 を 給 与 へ 直 接 連 動 させる 方 策 は 4 割 しか 採 られていない 11 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )[N=262] 任 期 なし 教 員 ( 年 俸 制 )[N=51] 任 期 付 き 教 員 ( 月 給 制 )[N=213] 任 期 付 き 教 員 ( 年 俸 制 )[N=102] 給 与 賞 与 一 時 金 報 奨 金 昇 任 雇 用 継 続 任 期 延 長 教 員 の 一 部 業 務 の 免 除 学 内 研 究 所 内 の 表 彰 賞 評 価 が 悪 かった 教 員 に 対 する 指 導 教 員 の 基 盤 的 研 究 費 の 配 分 スペースの 配 分 その 他 33% 32% 39% 45% 43% 45% 26% 37% 22% 31% 24% 8% 4% 38% 4 5% 4% 3% 5% 21% 22% 19% 2 46% 49% 45% 47% 18% 14% 16% 15% 2% 6% 1% 3% 1 6% 8% 6% 65% その 他 の 内 容 教 員 の 自 己 点 検 降 格 措 置 を 含 めた 教 員 資 格 再 審 査 特 別 研 究 期 間 (サバティカル) 付 与 時 の 審 査 図 2-31 個 人 業 績 評 価 の 活 用 方 法 11 年 俸 制 の 特 徴 として 期 初 に 年 間 給 与 が 定 まるため 期 中 に 処 遇 の 変 動 が 無 いことが 挙 げられる 27

36 次 に 先 行 調 査 と 本 調 査 の 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 ) を 比 較 すると 全 般 的 な 活 用 率 は 上 がっ ている 特 に 増 えた 項 目 は 給 与 (15%から 33% 12 へ) 賞 与 一 時 金 報 奨 金 (26%から 45% へ) 昇 任 (21%から 32%へ) 評 価 が 悪 かった 教 員 に 対 する 指 導 (31%から 45%へ)であり 人 事 制 度 との 連 動 が 進 みつつあると 言 える 一 方 で スペースの 配 分 や 教 員 の 一 部 業 務 の 免 除 についてはほとんど 変 わっていない N=164 給 与 15% 12% 26% 35% 12% 賞 与 一 時 金 報 奨 金 26% 12% 27% 26% 1 昇 任 21% 11% 26% 32% 1 雇 用 継 続 任 期 延 長 ( 雇 用 に 時 限 がある 者 ) 2 9% 27% 3 15% 8% 教 員 の 基 盤 的 研 究 費 の 配 分 13% 34% 31% 13% 1% スペースの 配 分 1% 16% 65% 18% 教 員 の 一 部 業 務 の 免 除 ( 研 究 時 間 の 確 保 など) 4% 4% 25% 51% 16% 学 内 研 究 所 内 の 表 彰 賞 1 5% 26% 42% 16% 27% 評 価 が 悪 かった 教 員 に 対 する 指 導 31% 14% 16% 12% その 他 1% 5% 16% 78% 活 用 している 活 用 に 向 けて 調 整 中 今 後 活 用 を 検 討 したい 今 後 も 活 用 を 考 えていない 未 定 無 回 答 図 2-32 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 の 活 用 平 成 19 年 度 調 査 12 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )の 値 と 比 較 28

37 国 公 私 立 別 に 見 ると 国 立 大 学 等 は 公 立 大 学 や 私 立 大 学 に 比 べて 給 与 と 賞 与 一 時 金 報 奨 金 への 活 用 率 が 高 く 昇 任 の 活 用 率 が 低 い 13 一 方 で 私 立 大 学 ではこの 傾 向 が 逆 転 し 昇 任 の 活 用 率 は 比 較 的 高 く 給 与 賞 与 一 時 金 報 奨 金 への 活 用 率 は 他 と 比 べて 低 い 国 立 大 学 等 の 場 合 定 期 的 評 価 の 結 果 を 金 銭 的 インセンティブへと 活 用 しているが 昇 任 など の 人 事 は 定 期 的 評 価 とは 独 立 の 仕 組 みによって 行 われていると 考 えられる それは 前 述 のように 法 人 化 の 際 に 定 期 的 評 価 が 既 に 存 在 した 昇 任 等 の 評 価 とは 別 の 枠 組 みとして 追 加 されたためと 考 えられる 一 方 で 私 立 大 学 ではそのような 外 的 要 請 により 導 入 されたものではないため 定 期 的 評 価 も 内 部 での 必 要 性 のもとに 行 われており 昇 任 がその 主 要 な 事 項 であると 考 えられる また 公 立 大 学 は 教 員 の 基 盤 的 研 究 員 の 配 分 への 活 用 割 合 が 他 に 比 べて 若 干 高 い なお ここでは 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )を 取 り 上 げているが その 他 の 雇 用 形 態 においても 同 様 の 傾 向 が 見 られた 国 立 [N=78] 公 立 [N=35] 私 立 [N=149] 給 与 23% 23% 58% 賞 与 一 時 金 報 奨 金 37% 35% 67% 昇 任 雇 用 継 続 任 期 延 長 教 員 の 一 部 業 務 の 免 除 学 内 研 究 所 内 の 表 彰 賞 評 価 が 悪 かった 教 員 に 対 する 指 導 教 員 の 基 盤 的 研 究 費 の 配 分 スペースの 配 分 17% 2 4% 11% 9% 9% 3% 3% 21% 2 21% 18% 29% 16% 4% 1% 51% 51% 54% 41% 9% その 他 9% 11% 図 2-33 個 人 業 績 評 価 の 活 用 方 法 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 ) ( 国 公 私 立 別 ) 13 任 期 なし 教 員 ( 月 給 制 )において 比 較 29

38 (4) 評 価 方 法 評 価 における 判 断 基 準 については 業 績 等 についてあらかじめ 設 定 した 定 量 基 準 ( 閾 値 など) が 44%と 最 も 多 く 次 いで 大 学 学 部 等 の 組 織 目 標 への 貢 献 度 合 い が 42% 教 員 自 身 の 年 次 目 標 等 の 達 成 度 合 い が 39% 評 価 者 の 総 合 的 判 断 に 依 存 が 38%となっている 図 2-34 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 における 判 断 基 準 先 行 調 査 と 比 較 すると 教 員 自 身 の 年 次 目 標 等 の 達 成 度 合 い を 判 断 基 準 に 用 いる 割 合 は 大 き く 変 わっていない 14 ( 次 頁 の 図 2-35 参 照 )ことから 個 人 レベルでの 目 標 管 理 の 仕 組 みが 進 んだ わけではないことが 推 測 される また 国 公 私 立 別 に 見 ると 公 立 大 学 の 教 員 自 身 の 年 次 目 標 等 の 達 成 度 合 い の 割 合 が 他 に 比 べて 高 い また 国 立 大 学 等 は 評 価 者 の 総 合 的 判 断 に 依 存 の 割 合 が 他 に 比 べて 特 に 高 い( 次 頁 の 図 2-36 参 照 ) 14 先 行 調 査 における 教 員 の 目 標 を 定 め 業 績 をもとに 目 標 の 達 成 度 を 教 員 本 人 が 判 断 を 行 う と 教 員 の 目 標 を 定 め 業 績 をもとに 目 標 の 達 成 度 を 本 人 以 外 の 評 価 者 がその 優 劣 の 判 断 を 行 う の 合 計 は 41% 30

39 N=164 教 員 の 業 績 を 収 集 するのみ ( 総 合 的 な 判 断 は 行 わない) 15% 教 員 の 業 績 を 数 値 で 総 合 化 する 48% 教 員 の 業 績 をもとに 教 員 本 人 がその 優 劣 の 判 断 を 行 う 23% 教 員 の 業 績 をもとに 本 人 以 外 の 評 価 者 がその 優 劣 の 判 断 を 行 う 52% 教 員 の 目 標 を 定 め 業 績 をもとに 目 標 の 達 成 度 を 教 員 本 人 が 判 断 を 行 う 2 教 員 の 目 標 を 定 め 業 績 をもとに 目 標 の 達 成 度 を 本 人 以 外 の 評 価 者 がそ の 優 劣 の 判 断 を 行 う 21% その 他 図 2-35 ( 参 考 ) 評 価 結 果 の 決 定 平 成 19 年 度 調 査 国 立 [N=78] 公 立 [N=43] 私 立 [N=171] A. 評 価 における 判 断 基 準 教 員 自 身 の 年 次 目 標 等 の 達 成 度 合 い 36% 37% 56% 大 学 学 部 等 の 組 織 目 標 への 貢 献 度 合 い 業 績 等 の 教 員 間 での 相 対 的 高 低 ( 比 較 など) 29% 23% 3 29% 49% 46% 業 績 等 についてあらかじめ 設 定 した 定 量 基 準 ( 閾 値 など) 評 価 者 の 総 合 的 判 断 に 依 存 45% 51% 42% 47% 33% 35% 明 確 な 評 価 判 断 は 行 わない その 他 6% 7% 8% 2% 4% 図 2-36 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 における 判 断 基 準 ( 国 公 私 立 別 ) 31

40 次 に 評 価 に 用 いる 根 拠 データの 種 類 については 教 員 による 業 績 の 説 明 文 章 が 72%と 最 も 多 く ついで 業 績 に 関 する 定 量 データ が 69% ポートフォリオ が 13%となっている なお 国 公 私 別 の 比 較 において 大 きな 違 いは 見 られなかった B. 評 価 に 用 いる 根 拠 データの 種 類 [N=292] 業 績 に 関 する 定 量 データ 72% 教 員 による 業 績 の 説 明 文 章 69% ポートフォリオ 13% その 他 4% 図 2-37 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 に 用 いる 根 拠 データの 種 類 評 価 結 果 の 示 し 方 については 段 階 判 定 (S/A/B/C 等 のランク 付 け) が 58%と 最 も 多 く つい で スコア 判 定 が 36% 評 価 者 によるコメント が 34%となっている C. 評 価 結 果 の 示 し 方 [N=292] 段 階 判 定 (S/A/B/C 等 のランク 付 け) 58% スコア 判 定 評 価 者 によるコメント 36% 34% 評 価 結 果 の 判 定 は 行 っていない 13% その 他 4% 図 2-38 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 結 果 の 示 し 方 なお 国 立 大 学 等 では 段 階 判 定 (S/A/B/C 等 のランク 付 け) で 評 価 結 果 を 示 す 割 合 が 他 に 比 べて 高 い( 次 頁 の 図 2-39 参 照 ) 一 方 で 評 価 結 果 の 判 定 は 行 っていない という 回 答 は 私 立 大 学 において 若 干 高 い 割 合 となった 32

41 国 立 [N=78] 公 立 [N=43] 私 立 [N=171] C. 評 価 結 果 の 示 し 方 段 階 判 定 (S/A/B/C 等 のランク 付 け) 49% 74% 65% スコア 判 定 評 価 者 によるコメント 33% 37% 37% 32% 28% 36% 評 価 結 果 の 判 定 は 行 っていない その 他 6% 5% 4% 5% 4% 18% 図 2-39 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 結 果 の 示 し 方 ( 国 公 私 立 別 ) 33

42 (5) 評 価 項 目 個 人 業 績 評 価 に 利 用 している 項 目 として 特 に 多 いのは 学 会 発 表 講 演 (91%) 論 文 総 説 (9) 競 争 的 資 金 など 外 部 資 金 の 獲 得 (86%) 専 門 書 籍 の 編 集 執 筆 (82%) 学 外 の 審 議 会 委 員 会 (82%)であり 比 較 的 定 量 的 に 把 握 しやすい 項 目 が 並 ぶ [N=292] 成 果 の 学 術 的 価 値 成 果 がもたらす 社 会 経 済 文 化 的 な 効 果 の 価 値 論 文 総 説 論 文 掲 載 誌 のインパクトファクター(IF) 論 文 総 説 の 被 引 用 報 告 書 の 執 筆 専 門 書 籍 の 編 集 執 筆 学 会 発 表 講 演 学 会 活 動 ( 役 職 等 ) 特 許 実 用 新 案 の 出 願 登 録 ライセンシンク ノウハウの 創 出 外 部 からの 賞 表 彰 競 争 的 資 金 など 外 部 資 金 の 獲 得 役 職 入 試 学 生 募 集 活 動 部 局 の 設 置 趣 旨 に 即 した 特 定 業 務 の 実 績 講 義 演 習 担 当 数 学 生 による 授 業 評 価 教 科 書 等 の 執 筆 研 究 室 ゼミの 学 生 の 指 導 博 士 学 生 の 育 成 数 学 生 の 生 活 履 修 指 導 学 生 の 就 職 進 学 指 導 教 育 改 革 関 係 の 報 告 書 の 執 筆 生 涯 学 習 支 援 等 学 外 の 審 議 会 委 員 会 診 療 活 動 医 療 活 動 教 育 臨 床 マスコミ 投 稿 掲 載 出 演 国 際 貢 献 技 術 支 援 技 術 相 談 アウトリーチ 活 動 ( 公 開 講 座 等 ) その 他 % 22% % 53% 82% 91% 73% 55% 12% 71% 86% 77% 63% 51% 77% 49% 53% 68% 4 58% 51% 21% 59% 82% 31% 48% 52% 34% 71% 14% その 他 の 内 容 組 織 管 理 として 学 内 委 員 会 教 授 会 等 への 出 席 学 長 が 掲 げる 目 標 への 貢 献 教 育 活 動 として FD 活 動 小 中 高 大 連 携 活 動 や 産 学 官 連 携 活 動 への 寄 与 海 外 研 究 機 関 との 共 同 研 究 図 2-40 個 人 業 績 評 価 の 項 目 34

43 先 行 調 査 と 比 較 をすると 次 の 評 価 項 目 の 利 用 が 特 に 減 少 している なお 先 行 調 査 との 比 較 において 利 用 率 が 大 きく 増 加 した 項 目 は 無 かった 成 果 の 学 術 的 価 値 (55%から 32%へ) 成 果 がもたらす 社 会 経 済 文 化 的 な 効 果 の 価 値 (4から 22%へ) ノウハウの 創 出 (32%から 12%へ) 学 生 による 授 業 評 価 (64% から 49%へ) 教 科 書 等 の 執 筆 (68%から 53%へ) 国 際 貢 献 (68%から 52%へ) 減 少 した 項 目 には 定 量 的 な 評 価 が 難 しい あるいは 統 一 的 な 評 価 基 準 を 定 めにくい 項 目 が 比 較 的 多 く 見 られる このことから 評 価 制 度 の 運 用 ( 試 行 錯 誤 )により 評 価 項 目 の 具 体 化 標 準 化 が 進 んだものと 考 えられる N=164 成 果 の 学 術 的 価 値 9% 29% 17% 36% 1 成 果 がもたらす 社 会 経 済 文 化 的 な 効 果 の 価 値 4% 22% 14% 49% 12% 論 文 総 説 47% 37% 6% 5% 4% 論 文 総 説 の 被 引 用 12% 18% 2% 54% 15% 技 報 の 執 筆 24% 19% 5% 35% 17% 専 門 書 籍 の 編 集 執 筆 48% 31% 6% 8% 7% 学 会 発 表 講 演 49% 32% 7% 6% 5% 学 会 活 動 ( 役 職 等 ) 35% 27% 12% 18% 9% 特 許 実 用 新 案 の 出 願 登 録 ライセンス 37% 24% 7% 23% 1 ノウハウの 創 出 1 16% 6% 52% 16% 外 部 からの 賞 表 彰 32% 36% 12% 12% 9% 競 争 的 資 金 など 外 部 資 金 の 獲 得 47% 27% 5% 13% 7% その 他 6% 4% 1% 25% 63% 講 義 演 習 担 当 数 5 23% 2% 18% 7% 学 生 による 授 業 評 価 21% 3 13% 29% 6% 教 科 書 等 の 執 筆 35% 29% 4% 21% 1 研 究 室 ゼミの 学 生 の 指 導 38% 25% 11% 19% 7% 博 士 学 生 の 育 成 数 3 14% 4% 37% 15% 役 職 ( 学 部 長 学 科 長 学 内 研 究 所 内 委 員 等 ) 32% 32% 16% 15% 5% 部 局 の 設 置 趣 旨 に 即 した 特 定 業 務 ( 教 育 研 究 以 外 )の 実 績 18% 31% 16% 26% 9% 生 涯 学 習 支 援 等 32% % 学 外 の 審 議 会 委 員 会 37% 32% 1 15% 5% 診 療 活 動 医 療 活 動 教 育 臨 床 19% 17% 4% 43% 17% マスコミ 投 稿 掲 載 出 演 27% 23% 7% 29% 13% 国 際 貢 献 26% 27% 15% 23% 9% 技 術 支 援 技 術 相 談 2 21% 9% 35% 15% 定 量 データ 重 視 定 量 / 定 性 データ 双 方 重 視 定 性 データ 重 視 利 用 せず 無 回 答 図 2-41 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 時 の 利 用 項 目 平 成 19 年 度 調 査 35

44 次 に 国 公 私 立 別 で 比 較 すると 国 立 大 学 等 においては 論 文 掲 載 誌 のインパクトファクター (IF) 論 文 総 説 の 被 引 用 特 許 実 用 新 案 の 出 願 登 録 ライセンシング 外 部 からの 賞 表 彰 の 利 用 率 が 高 いことから 研 究 成 果 の 質 を 重 視 しているものと 考 えられる 国 立 [N=78] 公 立 [N=43] 私 立 [N=171] 研 究 活 動 成 果 の 学 術 的 価 値 成 果 がもたらす 社 会 経 済 文 化 的 な 効 果 の 価 値 42% 33% 27% 33% 16% 19% 論 文 総 説 96% 93% 87% 論 文 掲 載 誌 のインパクトファクター(IF) 論 文 総 説 の 被 引 用 報 告 書 の 執 筆 9% 8% 45% 3 24% 32% 58% 58% 5 専 門 書 籍 の 編 集 執 筆 学 会 発 表 講 演 学 会 活 動 ( 役 職 等 ) 88% 79% 8 95% 95% 89% 83% 81% 67% 特 許 実 用 新 案 の 出 願 登 録 ライセンシンク 41% 6 85% ノウハウの 創 出 24% 12% 6% 外 部 からの 賞 表 彰 72% 63% 88% 競 争 的 資 金 など 外 部 資 金 の 獲 得 図 2-42 個 人 業 績 評 価 の 項 目 研 究 活 動 ( 国 公 私 立 別 ) 94% 93% 81% 36

45 教 育 活 動 においては 国 立 大 学 等 では 研 究 室 ゼミの 学 生 の 指 導 博 士 学 生 の 育 成 数 が 他 に 比 べて 高 い これは 国 立 大 学 等 では 大 学 院 生 の 数 が 多 く 活 動 の 比 重 が 高 いことが 要 因 と 考 えられる 一 方 私 立 大 学 では 学 生 による 授 業 評 価 が 他 に 比 べて 高 く 授 業 の 質 を 重 視 す る 傾 向 にあると 言 える 国 立 [N=78] 公 立 [N=43] 私 立 [N=171] 教 育 活 動 講 義 演 習 担 当 数 69% 9 84% 学 生 による 授 業 評 価 教 科 書 等 の 執 筆 35% 35% 59% 55% 47% 54% 研 究 室 ゼミの 学 生 の 指 導 58% 7 9 博 士 学 生 の 育 成 数 26% 44% 68% 学 生 の 生 活 履 修 指 導 学 生 の 就 職 進 学 指 導 62% 51% 57% 54% 51% 5 教 育 改 革 関 係 の 報 告 書 の 執 筆 22% 19% 2 図 2-43 個 人 業 績 評 価 の 項 目 教 育 活 動 ( 国 公 私 立 別 ) 37

46 次 に 管 理 運 営 に 関 する 評 価 項 目 について 国 立 大 学 等 では 役 職 を 評 価 項 目 に 採 り 入 れ ている 大 学 等 が 他 に 比 べて 多 く 9 割 を 超 える 国 立 [N=78] 公 立 [N=43] 私 立 [N=171] 管 理 運 営 役 職 入 試 学 生 募 集 活 動 部 局 の 設 置 趣 旨 に 即 した 特 定 業 務 の 実 績 77% 71% 62% 74% 6 54% 63% 47% 92% 図 2-44 個 人 業 績 評 価 の 項 目 管 理 運 営 ( 国 公 私 立 別 ) 社 会 貢 献 活 動 に 関 する 評 価 項 目 については 全 体 的 に 国 立 大 学 等 公 立 大 学 の 方 が 私 立 大 学 よ り 高 くなっており 社 会 貢 献 活 動 を 重 視 する 傾 向 が 見 て 取 れる 国 立 [N=78] 公 立 [N=43] 私 立 [N=171] 社 会 貢 献 活 動 生 涯 学 習 支 援 等 63% 63% 56% 学 外 の 審 議 会 委 員 会 76% 91% 91% 診 療 活 動 医 療 活 動 教 育 臨 床 21% 24% 51% マスコミ 投 稿 掲 載 出 演 44% 45% 58% 国 際 貢 献 38% 56% 79% 技 術 支 援 技 術 相 談 35% 25% 54% アウトリーチ 活 動 ( 公 開 講 座 等 ) % 19% その 他 9% 13% 図 2-45 個 人 業 績 評 価 の 項 目 社 会 貢 献 活 動 ( 国 公 私 立 別 ) 38

47 (6) 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けのルール 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けのルールであるが 全 学 全 体 でほぼ 共 通 のルールで 決 定 している という 割 合 が 6と 最 も 多 い その 他 の 選 択 肢 を 含 め 先 行 調 査 とほぼ 同 じ 傾 向 である ルールは 定 めていな い 重 み 付 けによる 総 合 的 な 評 価 は 行 っていない 24% [N=292] 部 局 毎 にルールを 決 定 している 17% 全 学 全 体 でほぼ 共 通 のルールで 決 定 し ている 6 図 2-46 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けのルール 大 学 等 の 規 模 別 に 見 ると 大 規 模 な 大 学 では 部 局 毎 にルールを 決 定 している という 割 合 が 44%を 占 めている 前 述 の 通 り 大 規 模 大 学 では 多 様 な 研 究 分 野 の 教 員 が 所 属 していることか ら 一 律 に 評 価 することが 困 難 であるためと 考 えられる 全 学 全 体 でほぼ 共 通 のルールで 決 定 している 部 局 毎 にルールを 決 定 している ルールは 定 めていない 重 み 付 けによる 総 合 的 な 評 価 は 行 っていない 大 規 模 [N=82] 34% 44% 22% 中 規 模 [N=97] 75% 8% 16% 小 規 模 [N=109] 64% 4% 32% 図 2-47 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けのルール( 大 学 等 の 規 模 別 ) 39

48 (7) 教 員 個 人 ごとの 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けの 手 順 全 学 全 体 あるいは 部 局 で 組 織 として 決 定 した 重 みを 機 械 的 に 適 用 する という 割 合 が 36%と 最 も 多 い なお 先 行 調 査 との 比 較 において 大 きな 傾 向 の 差 は 見 られなかった [N=292] 全 学 全 体 あるい 教 員 個 人 が 自 由 に 無 回 答 は 部 局 で 組 織 として 設 定 する 22% 決 定 した 重 みを 機 械 12% 的 に 適 用 教 員 個 人 が 提 示 し 36% 全 学 全 体 あるい た 重 みをベースに は 部 局 で 組 織 として 全 学 全 体 あるい 提 示 した 重 みをベー は 部 局 の 組 織 と 調 スに 教 員 個 人 と 調 整 整 の 上 決 定 する の 上 決 定 する 14% 17% 図 2-48 教 員 個 人 ごとの 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けの 手 順 国 公 私 立 別 に 見 ると 私 立 大 学 では 全 学 全 体 あるいは 部 局 で 組 織 として 決 定 した 重 みを 機 械 的 に 適 用 の 割 合 が 他 に 比 べて 高 くなっている 全 学 全 体 あるいは 部 局 で 組 織 として 決 定 した 重 みを 機 械 的 に 適 用 全 学 全 体 あるいは 部 局 で 組 織 として 提 示 した 重 みをベースに 教 員 個 人 と 調 整 の 上 決 定 する 教 員 個 人 が 提 示 した 重 みをベースに 全 学 全 体 あるいは 部 局 の 組 織 と 調 整 の 上 決 定 する 教 員 個 人 が 自 由 に 設 定 する 無 回 答 国 立 [N=78] 24% 19% 19% 18% 19% 公 立 [N=43] 23% 26% 12% 12% 28% 私 立 [N=171] 44% 14% 12% 9% 21% 図 2-49 教 員 個 人 ごとの 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けの 手 順 ( 国 公 私 立 別 ) 40

49 (8) 実 績 評 価 のデータ 収 集 評 価 に 用 いるデータについては 原 則 として 評 価 のために 各 教 員 自 身 が 収 集 する が 約 8 割 を 占 めている なお 先 行 調 査 との 比 較 国 公 私 立 別 あるいは 大 学 等 の 規 模 別 での 比 較 において 大 きな 傾 向 の 差 は 見 られなかった 原 則 として 通 常 の 業 務 において 事 務 部 その 他 7% 無 回 答 1% [N=292] 門 が 収 集 しているも のを 評 価 にも 活 用 す る 13% 原 則 として 評 価 の ために 各 教 員 自 身 が 収 集 する 79% 図 2-50 実 績 評 価 のデータ 収 集 情 報 基 盤 (1) 個 人 業 績 データベースの 導 入 更 新 状 況 3 割 程 度 の 大 学 は データベースは 導 入 していない と 回 答 している また ほぼ 全 教 員 が 年 に1 度 は 更 新 する という 回 答 は 48%を 占 め データベースを 導 入 している 大 学 等 のうちの 7 割 を 占 めている 無 回 答 1% [N=292] データベースは 導 入 し 分 からない ていない ほぼ 全 教 員 が 年 に 9% 32% 1 度 は 更 新 する 48% 半 数 未 満 の 教 員 が 年 に1 度 は 更 新 する 3% 半 数 程 度 の 教 員 が 年 に1 度 は 更 新 する 7% 図 2-51 個 人 業 績 データベースの 更 新 状 況 41

50 次 に 大 学 等 の 規 模 で 見 ると 小 規 模 な 大 学 の 半 数 がデータベースを 導 入 していない 次 に データベースを 導 入 した 大 学 に 限 ってみると ほぼ 全 教 員 が 年 に1 度 は 更 新 する という 割 合 は 大 規 模 の 大 学 では 64% 中 規 模 の 大 学 では 72% 小 規 模 の 大 学 では 76%となり 大 きな 差 異 は 無 い ほぼ 全 教 員 が 年 に1 度 は 更 新 する 半 数 程 度 の 教 員 が 年 に1 度 は 更 新 する 半 数 未 満 の 教 員 が 年 に1 度 は 更 新 する 分 からない データベースは 導 入 していない 無 回 答 大 規 模 [N=82] 中 規 模 [N=97] 小 規 模 [N=109] 38% 55% 53% 1% 4% 6% 11% 2% 7% 12% 15% 8% 1 27% 5 1% 図 2-52 個 人 業 績 データベースの 更 新 状 況 ( 大 学 等 の 規 模 別 ) 次 に 大 学 の 類 型 別 15 に 見 ると データベースを 導 入 している 割 合 は 理 工 系 の 単 科 大 学 及 び 総 合 大 学 において 高 い 理 工 系 分 野 では 他 分 野 と 比 べて 年 間 の 執 筆 論 文 数 が 比 較 的 多 いことが 要 因 と 考 えられる ほぼ 全 教 員 が 年 に1 度 は 更 新 する 半 数 未 満 の 教 員 が 年 に1 度 は 更 新 する データベースは 導 入 していない 半 数 程 度 の 教 員 が 年 に1 度 は 更 新 する 分 からない 無 回 答 % 単 科 : 人 社 [N=35] 37% 6% 6% 49% 単 科 : 理 工 [N=21] 57% 5% 1 29% 単 科 : 医 歯 薬 保 [N=46] 総 合 [N=189] 33% 4% 4% 11% 52% 46% 3% 8% 1 26% 2% 図 2-53 個 人 業 績 データベースの 更 新 状 況 ( 研 究 分 野 別 ) 15 アンケートの 問 7-1( 組 織 の 研 究 分 野 を 問 う 設 問 )において 以 下 のように 分 類 した 単 科 : 人 社 人 文 社 会 科 学 系 分 野 ( 人 文 科 学 社 会 科 学 )のみを 回 答 した 大 学 等 単 科 : 理 工 理 工 系 分 野 ( 理 学 工 学 農 学 )のみを 回 答 した 大 学 等 単 科 : 医 歯 薬 保 医 歯 薬 保 健 系 分 野 ( 医 歯 薬 保 健 学 )のみを 回 答 した 大 学 総 合 上 記 分 野 の 2 つ 以 上 を 回 答 した 大 学 42

51 16 (2) 個 人 業 績 データベースの 運 用 上 の 問 題 点 個 人 業 績 データベースの 運 用 上 の 問 題 点 等 については 他 のデータベースとの 連 携 がなされて いない 各 教 員 のデータベースへの 入 力 が 進 まない データベース 入 力 の 負 担 が 大 きい と いう 回 答 がそれぞれ 5 割 弱 を 占 める [N=198] 各 教 員 のデータベースへの 入 力 が 進 まない データベース 入 力 の 負 担 が 大 きい 他 のデータベースとの 連 携 がなされていない 運 用 コストが 大 きい その 他 % 46% 49% 15% 4% 図 2-54 個 人 業 績 データベースの 運 用 上 の 問 題 点 次 に 国 公 私 立 別 に 比 較 すると 国 立 大 学 等 は 全 体 的 に 課 題 意 識 が 高 い 国 立 [N=69] 公 立 [N=19] 私 立 [N=110] 各 教 員 のデータベースへの 入 力 が 進 まない データベース 入 力 の 負 担 が 大 きい 42% 4 26% 36% 62% 67% 他 のデータベースとの 連 携 がなされていない 55% 42% 47% 運 用 コストが 大 きい その 他 19% 5% 14% 4% 5% 図 2-55 個 人 業 績 データベースの 運 用 上 の 問 題 点 ( 国 公 私 立 別 ) 16 データベースは 導 入 していない を 選 択 した 回 答 者 を 除 外 して 集 計 43

52 次 に 大 学 の 類 型 別 に 見 ると 理 工 系 単 科 大 学 において 他 のデータベースとの 連 携 がなされ ていない という 課 題 意 識 が 強 い 単 科 : 人 社 [N=18] 単 科 : 理 工 [N=15] 単 科 : 医 歯 薬 保 [N=25] 総 合 [N=139] 各 教 員 のデータベースへの 入 力 が 進 まない データベース 入 力 の 負 担 が 大 きい 33% 33% 44% 53% 39% 47% 44% 47% 他 のデータベースとの 連 携 がなされていない 39% 32% 53% 67% 運 用 コストが 大 きい 6% 27% 24% 13% 11% その 他 4% 4% 図 2-56 個 人 業 績 データベースの 運 用 上 の 問 題 点 ( 研 究 分 野 別 ) 44

53 2.2.5 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 効 果 と 課 題 (1) 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 効 果 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 効 果 については 教 員 の 自 己 点 検 による 意 識 改 革 教 員 個 人 の 研 究 レ ベル 向 上 教 員 個 人 の 教 育 レベル 向 上 教 員 個 人 の 社 会 貢 献 の 推 進 において 有 効 であった という 回 答 割 合 が 高 い ただし 本 アンケート 調 査 では 効 果 をどのように 把 握 したかについては 尋 ねていないため 回 答 者 の 主 観 が 入 っている 可 能 性 には 留 意 が 必 要 である [N=292] 大 いに 有 効 と 感 じる 有 効 と 感 じる 教 員 の 自 己 点 検 による 意 識 改 革 34% 51% 教 員 個 人 の 研 究 レベル 向 上 13% 58% 教 員 個 人 の 教 育 レベル 向 上 16% 59% 教 員 個 人 の 外 部 資 金 獲 得 の 推 進 8% 49% 教 員 個 人 の 社 会 貢 献 の 推 進 7% 57% 組 織 運 営 の 改 善 7% 37% 教 員 の 業 務 負 荷 の 平 準 化 1% 17% 教 員 の 公 平 性 納 得 感 の 向 上 4% 26% 教 員 個 人 に 期 待 される 職 務 内 容 の 明 確 化 ( 教 育 重 8% 32% 教 員 個 人 と 組 織 の 目 標 の 連 動 7% 33% 教 員 の 人 件 費 削 減 1% 5% 社 会 に 対 する 説 明 責 任 6% 37% 評 価 制 度 導 入 の 政 策 的 要 請 への 対 応 6% 3 優 秀 な 教 員 の 確 保 維 持 4% 24% その 他 1% その 他 の 内 容 大 学 個 人 の 課 題 の 明 確 化 教 員 個 人 の 活 動 状 況 の 可 視 化 図 2-57 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 効 果 45

54 (2) 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 課 題 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 課 題 点 として 教 育 活 動 の 評 価 手 法 の 確 立 (64%) 評 価 結 果 の 活 用 方 法 (51%) 研 究 分 野 間 の 比 較 (48%) 業 績 に 結 びつかない 能 力 や 努 力 が 評 価 できない (46%) 評 価 実 施 の 負 荷 (42%) 間 接 業 務 など 目 立 たない 仕 事 が 評 価 されにくい (4)が 多 く 挙 げられている [N=292] 大 いに 課 題 と 感 じる 課 題 と 感 じる 実 施 方 法 研 究 分 野 間 の 比 較 基 礎 研 究 と 応 用 研 究 の 比 較 短 期 での 研 究 成 果 の 評 価 13% 2% 15% 6% 19% 35% 教 育 活 動 の 評 価 手 法 の 確 立 17% 47% 管 理 運 営 の 評 価 手 法 の 確 立 社 会 貢 献 活 動 の 評 価 手 法 の 確 立 組 織 目 標 と 整 合 した 目 標 設 定 各 評 価 項 目 から 総 合 的 な 評 価 を 決 定 する 方 法 ( 重 み 付 けなど) 6% 3% 7% 9% 3 32% 19% 26% 業 績 評 価 結 果 と 教 員 の 評 判 や 総 合 的 印 象 等 のミスマッチ 誰 を 評 価 者 とするか 7% 18% 2% 11% 評 価 者 の 養 成 ( 研 修 等 ) クレームへの 対 応 6% 1% 9% 19% 評 価 実 施 の 負 荷 評 価 を 行 うための 情 報 システムの 整 備 12% 9% 25% 3 効 果 評 価 結 果 の 活 用 方 法 評 価 結 果 の 開 示 ( 内 容 範 囲 ) 教 員 の 活 動 への 改 善 効 果 が 出 ない 教 員 のモチベーション 向 上 効 果 が 出 ない 13% 2% 21% 3% 19% 4% 26% 38% 業 績 に 結 びつかない 能 力 や 努 力 が 評 価 できない 達 成 度 を 上 げるために 目 標 が 低 く 設 定 される 7% 1% 7% 39% 間 接 業 務 など 目 立 たない 仕 事 が 評 価 されにくい 3% 2% 評 価 を 意 識 しすぎて 短 期 志 向 となり 大 きな 成 果 が 出 にくい 6% 1% 自 己 中 心 的 となり 他 者 の 仕 事 や 組 織 の 仕 事 に 非 協 力 的 に 5% 37% そ の 他 教 員 の 理 解 協 力 納 得 その 他 6% 2% 27% その 他 の 内 容 教 員 の 自 己 申 告 に 依 存 している 評 価 に 教 員 間 の 差 異 が 出 にくい 図 2-58 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 課 題 46

55 先 行 調 査 と 比 較 し 課 題 として 減 少 しているのは 各 評 価 項 目 から 総 合 的 な 評 価 を 決 定 する 方 法 ( 重 み 付 けなど) ( 47%から 35%へ) 評 価 結 果 の 活 用 方 法 (62%から 51%へ) 誰 を 評 価 者 とするか (24%から 13%へ)である 課 題 として 大 きく 増 加 している 項 目 は 無 いことから 評 価 制 度 の 運 用 上 の 課 題 は 解 消 されつつあると 言 える なお 今 回 の 調 査 で 最 も 課 題 として 認 識 されている 教 育 活 動 の 評 価 手 法 の 確 立 は 先 行 調 査 においても 最 も 高 い 割 合 を 占 めており 経 年 で 割 合 の 変 化 も 見 られないことから 解 決 策 を 見 出 しにくい 課 題 と 言 える N=164 研 究 分 野 間 の 比 較 2 24% 基 礎 研 究 と 応 用 研 究 の 比 較 短 期 での 研 究 成 果 の 評 価 3% 7% 11% 22% 大 いに 課 題 と 感 じる 課 題 と 感 じる 教 育 活 動 の 評 価 手 法 の 確 立 19% 45% 管 理 運 営 の 評 価 手 法 の 確 立 5% 32% 社 会 貢 献 活 動 の 評 価 手 法 の 確 立 7% 29% 実 施 方 法 組 織 目 標 と 整 合 した 目 標 設 定 各 評 価 項 目 から 総 合 的 な 評 価 を 決 定 する 方 法 ( 重 み 付 けなど) 業 績 評 価 と 他 の 評 価 ( 能 力 等 )とのバランス 誰 を 評 価 者 とするか 7% 13% 3% 3% 23% 21% 24% 34% 評 価 者 の 養 成 ( 研 修 等 ) 7% 24% クレームへの 対 応 1% 13% 評 価 実 施 の 負 荷 評 価 を 行 うための 情 報 システムの 整 備 12% 9% 26% 32% 評 価 結 果 の 活 用 方 法 17% 45% 評 価 結 果 の 開 示 ( 内 容 範 囲 ) 教 員 の 活 動 への 改 善 効 果 が 出 ない 教 員 のモチベーション 向 上 効 果 が 出 ない 4% 6% 5% 22% 18% 24% 効 果 そ の 他 業 績 に 結 びつかない 能 力 や 努 力 が 評 価 できない 達 成 度 を 上 げるために 目 標 が 低 く 設 定 される 間 接 業 務 など 目 立 たない 仕 事 が 評 価 されにくい 評 価 を 意 識 しすぎて 短 期 志 向 となり 大 きな 成 果 が 出 にくい 自 己 中 心 的 となり 他 者 の 仕 事 や 組 織 の 仕 事 に 非 協 力 的 になる 研 究 者 の 理 解 協 力 納 得 2% 2% 6% 5% その 他 1% 2% 不 明 わからない 1% 1 9% 13% 16% 32% 27% 38% 図 2-59 ( 参 考 ) 現 在 の 個 人 業 績 評 価 方 法 の 課 題 平 成 19 年 度 調 査 47

56 次 に 国 公 私 立 別 に 見 ると 国 立 大 学 等 では 他 と 比 べて 研 究 分 野 間 の 比 較 基 礎 研 究 と 応 用 研 究 の 比 較 評 価 実 施 の 負 荷 評 価 を 行 うための 情 報 システムの 整 備 評 価 結 果 の 活 用 方 法 が 高 い 割 合 を 示 している( 次 頁 の 図 2-60 参 照 ) 研 究 分 野 間 の 比 較 基 礎 研 究 と 応 用 研 究 の 比 較 評 価 結 果 の 活 用 方 法 に 関 しては 国 立 大 学 等 は 比 較 的 大 規 模 な 大 学 が 多 く 多 様 な 研 究 分 野 雇 用 形 態 の 教 員 が 所 属 していることか ら いかに 公 平 性 の 高 い 制 度 とするかが 課 題 となっているものと 考 えられる また 評 価 実 施 の 負 荷 に 関 しては 国 立 大 学 等 では 教 員 個 人 ごとに 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 け 調 整 している 割 合 が 高 い( 逆 に 私 立 大 学 では 組 織 として 決 定 した 重 み 付 けを 機 械 的 に 適 用 し ている 割 合 が 高 い)ことが 一 因 として 考 えらえる 48

57 国 立 [N=78] 公 立 [N=43] 私 立 [N=171] 実 施 方 法 効 果 そ の 他 研 究 分 野 間 の 比 較 基 礎 研 究 と 応 用 研 究 の 比 較 短 期 での 研 究 成 果 の 評 価 教 育 活 動 の 評 価 手 法 の 確 立 管 理 運 営 の 評 価 手 法 の 確 立 社 会 貢 献 活 動 の 評 価 手 法 の 確 立 組 織 目 標 と 整 合 した 目 標 設 定 各 評 価 項 目 から 総 合 的 な 評 価 を 決 定 する 方 法 ( 重 み 付 けなど) 業 績 評 価 結 果 と 教 員 の 評 判 や 総 合 的 印 象 等 のミスマッチ 誰 を 評 価 者 とするか 評 価 者 の 養 成 ( 研 修 等 ) クレームへの 対 応 評 価 実 施 の 負 荷 評 価 を 行 うための 情 報 システムの 整 備 評 価 結 果 の 活 用 方 法 評 価 結 果 の 開 示 ( 内 容 範 囲 ) 教 員 の 活 動 への 改 善 効 果 が 出 ない 教 員 のモチベーション 向 上 効 果 が 出 ない 業 績 に 結 びつかない 能 力 や 努 力 が 評 価 できない 達 成 度 を 上 げるために 目 標 が 低 く 設 定 される 間 接 業 務 など 目 立 たない 仕 事 が 評 価 されにくい 評 価 を 意 識 しすぎて 短 期 志 向 となり 大 きな 成 果 が 出 にくい 自 己 中 心 的 となり 他 者 の 仕 事 や 組 織 の 仕 事 に 非 協 力 的 にな る 教 員 の 理 解 協 力 納 得 その 他 59% 49% 43% 28% 12% 14% 31% 26% 22% 63% 47% 69% 32% 28% 4 35% 28% 36% 28% 23% 26% 29% 44% 36% 27% 26% 24% 15% 5% 13% 29% 23% 23% 9% 12% 9% 64% 49% 29% 51% 33% 26% 63% 49% 46% 21% 14% 27% 31% 19% 19% 32% 26% 29% 51% 44% 43% 5% 12% 8% 38% 4 42% 5% 7% 9% 3% 2% 9% 38% 4 29% 4% 2% 2% 図 2-60 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 課 題 ( 国 公 私 立 別 ) 49

58 2.2.6 評 価 の 改 善 システム (1) 評 価 方 法 見 直 しの 頻 度 評 価 方 法 の 見 直 し 頻 度 については 必 要 に 応 じて 行 うため 頻 度 は 決 まっていない が 7 割 を 占 めている 一 方 毎 年 見 直 しを 行 っている 大 学 も 3 割 程 度 見 られる 国 公 私 立 別 では 大 きな 傾 向 の 差 は 見 られなかった その 他 4% 無 回 答 毎 年 24% [N=292] 必 要 に 応 じて 行 うた め 頻 度 は 決 まってい ない 69% 二 年 以 上 に 一 度 3% 図 2-61 評 価 方 法 見 直 しの 頻 度 毎 年 二 年 以 上 に 一 度 必 要 に 応 じて 行 うため 頻 度 は 決 まっていない その 他 無 回 答 国 立 [N=78] 23% 6% 68% 3% 公 立 [N=43] 私 立 [N=171] 23% 25% 2% 65% 71% 9% 2% 3% 図 2-62 評 価 方 法 見 直 しの 頻 度 ( 国 公 私 立 別 ) 50

59 (2) 評 価 方 法 の 改 善 点 自 由 記 述 では 評 価 項 目 と 評 価 基 準 の 見 直 しに 関 する 改 善 が 最 も 多 く ついで 評 価 の 重 み 付 け ルールに 関 する 改 善 点 が 多 く 見 られた 表 2-3 評 価 方 法 の 主 要 な 改 善 点 評 価 項 目 評 価 領 域 配 点 や 基 準 点 重 み 付 けについての 見 直 し 質 問 項 目 の 記 述 が 分 かりやすくなるよう 改 善 部 局 間 の 重 み 付 けの 見 直 し 評 価 実 施 頻 度 の 見 直 し(3 年 に 1 度 の 総 合 評 価 から 単 年 度 評 価 に 変 更 するなど) 教 員 の 今 後 の 研 究 活 動 計 画 の 記 載 学 部 研 究 科 所 属 教 員 と 研 究 所 所 属 教 員 の 評 価 基 準 の 区 別 化 評 価 方 法 や 評 価 様 式 の 見 直 し 組 織 側 と 教 員 側 の 重 点 目 標 を 設 定 担 当 科 目 の 履 修 生 数 に 応 じる 給 与 へ 反 映 評 価 対 象 者 の 範 囲 及 び 評 価 の 対 象 期 間 の 拡 大 評 価 結 果 に 対 する 教 員 の 異 議 申 立 制 度 導 入 優 れた 業 績 をあげた 教 員 を 表 彰 評 価 基 準 の 明 確 化 ( 各 評 価 項 目 を 点 数 化 し 客 観 的 な 総 合 評 価 を 実 施 ) 評 価 の 数 値 化 の 際 に 使 用 する 計 算 式 と 予 算 ( 人 件 費 )との 相 関 関 係 評 価 結 果 を 踏 まえた 評 価 基 準 ( 各 評 価 実 施 単 位 で 設 定 )の 点 検 見 直 し 毎 年 度 副 学 長 等 ( 副 学 長 研 究 科 長 等 )と 一 般 教 員 を 区 別 した 評 価 の 実 施 平 成 24 年 度 評 価 から 職 階 別 評 価 基 準 の 導 入 平 成 25 年 度 評 価 から 評 価 者 の 変 更 ( 一 般 教 員 の 評 価 者 を 理 事 長 から 研 究 科 長 等 へ 変 更 ) 平 成 26 年 度 評 価 から 目 標 管 理 制 度 の 導 入 所 属 先 における 業 務 の 違 いを 反 映 した 教 員 評 価 制 度 を 適 用 教 員 の 評 価 ランキングを 絶 対 評 価 方 式 から 相 対 評 価 方 式 に 変 更 休 職 者 や 育 児 休 業 取 得 者 への 配 慮 個 人 業 績 評 価 データベースの 入 力 項 目 の 改 善 ( 例 : 教 員 による 入 力 項 目 削 減 ) 業 績 登 録 システムの 導 入 評 価 が 低 かった 教 員 への 助 言 指 導 評 価 方 法 を 目 標 達 成 度 方 式 から 業 績 ポイント 方 式 へ 転 換 し 客 観 性 や 納 得 性 を 確 保 している 評 価 結 果 を 給 与 等 処 遇 に 反 映 し 教 員 のモチベーションを 向 上 させている 評 価 結 果 の 示 し 方 や 報 告 書 様 式 等 の 改 善 領 域 別 評 価 判 定 区 分 やウェイトパターンの 細 分 化 を 図 り 公 平 性 を 確 保 している 平 成 23 年 度 に 評 価 方 法 を 抜 本 的 に 見 直 し それまで 段 階 別 (0 1 2)にしていた 評 価 を 分 野 ごとに 評 価 基 準 と 項 目 ごと の 点 数 を 設 定 し その 点 数 を 積 算 する 評 価 方 法 とした 各 領 域 の 段 階 評 価 に 関 し 領 域 ごとの 活 動 状 況 とは 別 に 自 己 評 価 の 根 拠 について 説 明 を 付 けられ る 自 由 記 述 欄 を 設 置 51

60 2.2.7 個 人 業 績 評 価 における 工 夫 点 等 (1) 評 価 の 納 得 性 を 高 めるための 工 夫 評 価 の 納 得 性 を 高 めるための 工 夫 については 評 価 結 果 を 被 評 価 者 本 人 に 開 示 している が 63%と 最 も 多 く ついで 評 価 基 準 を 公 開 している が 52% 評 価 結 果 に 関 する 被 評 価 者 から の 不 満 や 苦 情 を 聞 き 入 れる 制 度 がある が 48%となっている [N=292] 評 価 基 準 を 公 開 している 52% 評 価 結 果 を 被 評 価 者 本 人 に 開 示 している 63% 評 価 結 果 に 関 する 被 評 価 者 からの 不 満 や 苦 情 を 聞 き 入 れる 制 度 がある 48% 評 価 者 向 けの 研 修 を 実 施 している 6% 被 評 価 者 と 評 価 面 談 をしている( 目 標 設 定 面 談 フィードバック 面 談 等 ) 3 その 他 8% その 他 の 内 容 制 度 改 正 時 の 意 見 収 集 希 望 者 に 対 する 個 人 面 談 被 評 価 者 全 員 の 評 価 結 果 をグラフで 明 示 図 2-63 評 価 の 納 得 性 を 高 めるための 工 夫 52

61 国 公 私 立 別 に 見 ると 国 立 大 学 等 は 他 と 比 較 して 評 価 結 果 を 被 評 価 者 本 人 に 開 示 している 評 価 結 果 に 関 する 被 評 価 者 からの 不 満 や 苦 情 を 聞 き 入 れる 制 度 がある と 回 答 した 割 合 が 高 い 一 方 で 私 立 大 学 は 被 評 価 者 と 評 価 面 談 をしている( 目 標 設 定 面 談 フィードバック 面 談 等 ) の 割 合 が 高 い 国 立 [N=78] 公 立 [N=43] 私 立 [N=171] 評 価 基 準 を 公 開 している 評 価 結 果 を 被 評 価 者 本 人 に 開 示 している 59% 42% 52% 53% 82% 72% 評 価 結 果 に 関 する 被 評 価 者 からの 不 満 や 苦 情 を 聞 き 入 れる 制 度 がある 33% 6 76% 評 価 者 向 けの 研 修 を 実 施 している 6% 5% 6% 被 評 価 者 と 評 価 面 談 をしている( 目 標 設 定 面 談 フィードバック 面 談 等 ) その 他 18% 3 35% 12% 9% 6% 図 2-64 評 価 の 納 得 性 を 高 めるための 工 夫 ( 国 公 私 立 別 ) 大 学 等 の 規 模 別 に 見 ると 評 価 結 果 を 被 評 価 者 本 人 に 開 示 している 評 価 結 果 に 関 する 被 評 価 者 からの 不 満 や 苦 情 を 聞 き 入 れる 制 度 がある という 割 合 は 大 規 模 大 学 において 高 い 一 方 小 規 模 大 学 では 被 評 価 者 と 評 価 面 談 をしている( 目 標 設 定 面 談 フィードバック 面 談 等 ) という 割 合 が 比 較 的 高 い( 次 頁 の 図 2-65 参 照 ) 53

62 大 規 模 [N=82] 中 規 模 [N=97] 小 規 模 [N=109] 評 価 基 準 を 公 開 している 55% 57% 48% 評 価 結 果 を 被 評 価 者 本 人 に 開 示 している 5 77% 66% 評 価 結 果 に 関 する 被 評 価 者 からの 不 満 や 苦 情 を 聞 き 入 れる 制 度 がある 33% 66% 52% 評 価 者 向 けの 研 修 を 実 施 している 9% 5% 5% 被 評 価 者 と 評 価 面 談 をしている( 目 標 設 定 面 談 フィードバック 面 談 等 ) 23% 28% 36% その 他 9% 9% 7% 図 2-65 評 価 の 納 得 性 を 高 めるための 工 夫 ( 大 学 等 の 規 模 別 ) 54

63 (2) 若 手 教 員 の 創 造 性 発 揮 モチベーション 向 上 に 向 けての 工 夫 若 手 教 員 の 創 造 性 発 揮 モチベーション 向 上 のための 工 夫 については 特 になし が 67%と 最 も 多 く ついで 評 価 面 談 等 の 際 に 若 手 教 員 へ 助 言 を 行 うことを 重 視 している が 13% 顕 著 な 成 果 を 上 げた 若 手 教 員 を 表 彰 する 制 度 を 設 けている が 7%となっている [N=292] 評 価 面 談 等 の 際 に 若 手 教 員 へ 助 言 を 行 うこと を 重 視 している 成 果 (アウトプット)だけではなく プロセスに 着 目 し た 評 価 項 目 や 評 価 基 準 を 設 けている 顕 著 な 成 果 を 挙 げた 若 手 教 員 を 表 彰 する 制 度 を 設 けている 特 になし % 6% 7% 67% その 他 1 その 他 の 内 容 評 価 の 重 み 付 けを 職 位 によって 変 えている 若 手 教 員 のみを 対 象 とした 評 価 項 目 を 設 定 している 学 長 による 表 彰 制 度 図 2-66 若 手 教 員 の 創 造 性 発 揮 モチベーション 向 上 に 向 けての 工 夫 次 に 大 学 の 規 模 別 に 見 ると 評 価 面 談 等 の 際 に 若 手 教 員 へ 助 言 を 行 うことを 重 視 している という 回 答 は 小 規 模 大 学 において 比 較 的 高 い 大 規 模 [N=82] 中 規 模 [N=97] 小 規 模 [N=109] 評 価 面 談 等 の 際 に 若 手 教 員 へ 助 言 を 行 うことを 重 視 している 成 果 (アウトプット)だけではなく プロセスに 着 目 した 評 価 項 目 や 評 価 基 準 を 設 けている 顕 著 な 成 果 を 挙 げた 若 手 教 員 を 表 彰 する 制 度 を 設 けている 5% 7% 5% 3% 8% 1 6% 6% 25% 特 になし 56% 73% 74% その 他 11% 1 1 図 2-67 若 手 教 員 の 創 造 性 発 揮 モチベーション 向 上 に 向 けての 工 夫 ( 大 学 等 の 規 模 別 ) 55

64 (3) 研 究 活 動 の 成 果 に 対 する 配 慮 研 究 活 動 に 関 して 卓 越 した 成 果 を 出 した 教 員 への 配 慮 については 特 になし が 65%と 最 も 多 く ついで 学 内 研 究 所 内 等 で 表 彰 している が 18% 学 内 の 研 究 資 金 を 優 先 的 に 配 分 し ている が 15%となっている なお 国 公 私 別 規 模 別 において 大 きな 差 異 は 見 られなかった [N=292] 研 究 時 間 確 保 のために 一 部 業 務 ( 教 育 活 動 組 織 管 理 運 営 等 )を 免 除 している 研 究 の 支 援 を 行 う 人 材 を 配 置 している % 2% 学 内 研 究 所 内 等 で 表 彰 している 18% 学 内 の 研 究 資 金 を 優 先 的 に 配 分 している 15% 特 になし 65% その 他 7% その 他 の 内 容 給 与 ( 昇 給 ) ボーナスへの 反 映 サバティカルの 可 否 へ 反 映 図 2-68 研 究 活 動 の 成 果 に 対 する 配 慮 56

65 (4) 組 織 全 体 の 活 動 計 画 等 への 活 用 組 織 全 体 の 活 動 計 画 評 価 改 善 活 動 への 個 人 業 績 評 価 の 結 果 活 用 については 特 に 活 用 して いない が 6と 最 も 多 く ついで 全 学 全 体 あるいは 部 局 の 組 織 的 な 改 善 活 動 の 検 討 に 活 用 している が 26% 全 学 全 体 の 中 期 計 画 中 期 目 標 の 策 定 や 戦 略 の 検 討 に 活 用 している が 1となっている なお 国 公 私 別 規 模 別 において 大 きな 差 異 は 見 られなかった [N=292] 全 学 全 体 の 中 期 計 画 中 期 目 標 の 策 定 や 戦 略 の 検 討 に 活 用 している 部 局 の 計 画 目 標 策 定 や 戦 略 の 検 討 に 活 用 して いる 全 学 全 体 あるいは 部 局 の 組 織 的 な 改 善 活 動 の 検 討 に 活 用 している 1 9% 26% 特 に 活 用 していない 6 その 他 5% その 他 の 内 容 法 人 評 価 の 業 務 実 績 報 告 書 への 反 映 図 2-69 組 織 全 体 の 活 動 計 画 等 への 活 用 57

66 (5) 評 価 負 荷 の 低 減 についての 工 夫 評 価 負 荷 の 低 減 についての 工 夫 点 については 特 になし が 6と 最 も 多 く ついで 個 人 業 績 評 価 のデータ 収 集 に 役 立 つマニュアル 等 を 作 成 共 有 している が 14% 個 人 業 績 評 価 の 結 果 を( 第 三 者 評 価 など) 他 の 評 価 でも 利 用 できるようにしている が 1となっている [N=292] 個 人 業 績 評 価 に 必 要 なデータ 収 集 を 支 援 する 人 材 を 配 置 している 個 人 業 績 評 価 のデータ 収 集 に 役 立 つマニュアル 等 を 作 成 共 有 している 個 人 業 績 評 価 の 結 果 を( 第 三 者 評 価 など) 他 の 評 価 でも 利 用 できるようにしている 評 価 者 向 けの 研 修 を 実 施 している % 14% 1 5% 特 になし 6 その 他 1 その 他 の 内 容 データベースの 活 用 他 のシステムとの 連 動 ルーブリック 評 価 の 採 用 図 2-70 評 価 負 荷 の 低 減 についての 工 夫 国 公 私 立 別 に 見 ると 国 立 大 学 等 では 他 と 比 較 して 個 人 業 績 評 価 のデータ 収 集 に 役 立 つマニ ュアル 等 を 作 成 共 有 している が 高 い 大 規 模 大 学 では 被 評 価 者 の 数 も 多 いことが 要 因 と 考 え られる 大 規 模 [N=82] 中 規 模 [N=97] 小 規 模 [N=109] 個 人 業 績 評 価 に 必 要 なデータ 収 集 を 支 援 する 人 材 を 配 置 している 個 人 業 績 評 価 のデータ 収 集 に 役 立 つマニュアル 等 を 作 成 共 有 している 個 人 業 績 評 価 の 結 果 を( 第 三 者 評 価 など) 他 の 評 価 でも 利 用 できるようにしている 評 価 者 向 けの 研 修 を 実 施 している 13% 6% 6% 26% 14% 6% 13% 9% 8% 7% 4% 4% 特 になし 43% 62% 72% その 他 16% 1 5% 図 2-71 評 価 負 荷 の 低 減 についての 工 夫 ( 大 学 等 の 規 模 別 ) 58

67 (6) 個 人 業 績 評 価 に 関 する 特 徴 的 な 工 夫 個 人 業 績 評 価 に 関 する 工 夫 点 の 自 由 記 述 では 以 下 のような 意 見 が 挙 げられている 表 2-4 個 人 業 績 評 価 に 関 する 特 徴 的 な 工 夫 教 育 費 研 究 費 の 教 員 への 配 分 に 留 意 し 努 力 している 教 員 を 正 しく 評 価 することに 配 慮 している 教 員 研 究 データベースのデータに 比 重 を 置 いて 人 事 評 価 を 実 施 している 個 人 業 績 データベース システムへの 教 員 評 価 にも 則 した 項 目 の 追 加 ( 教 員 情 報 すべての CSV ダウ ンロード 機 能 追 加 年 度 ごと 教 員 個 人 の 情 報 の CSV ダウンロード 機 能 追 加 論 文 数 カウント 機 能 ( 査 読 有 無 の 区 別 )の 追 加 をした 自 由 記 述 欄 を 設 けて 評 価 項 目 以 外 で 評 価 に 値 するものを 自 己 申 告 できるよう 工 夫 している 多 岐 に 亘 る 活 動 を 考 慮 し 所 属 先 の 役 割 により 重 み 付 けを 変 えて 評 価 が 公 平 になるよう 配 慮 をしてい る 点 数 制 の 評 価 をしている ルーブック 評 価 により 細 かいデータ 収 集 がなくても 比 較 的 客 観 評 価 ができている 業 績 評 価 とは 別 に 目 標 管 理 型 の 人 事 評 価 も 実 施 し 給 与 に 反 映 している 評 価 期 間 を 5 年 間 としている 年 度 活 動 報 告 書 の 提 出 を 全 教 員 に 義 務 付 けている 個 人 業 績 の 教 員 活 動 に 対 する 評 価 を 教 育 研 究 学 内 活 動 の3つの 分 野 でバランス 良 く 評 価 してお り 様 々な 教 員 の 素 養 を 向 上 させることに 努 めている 自 己 評 価 の 項 目 は 授 業 等 の 担 当 状 況 授 業 アンケート 結 果 論 文 執 筆 掲 載 数 など 網 羅 的 に 個 別 具 体 で 設 定 して 評 価 し 考 課 者 の 評 価 は 教 育 研 究 社 会 貢 献 など 分 野 ごとに 総 括 して 評 価 す るようにしており 各 々が 業 績 を 把 握 評 価 しやすいようにしている また 所 属 教 員 の 一 覧 化 により 職 位 に 応 じた 相 対 評 価 を 行 うようにしている IR オフィスで 制 度 設 計 と 評 価 業 務 システムを 開 発 し 運 用 している また データの 大 部 分 を IR オフィ スが 研 究 者 DB 等 から 切 り 出 して 教 員 に 提 供 している 教 員 が 研 究 者 DB に 入 力 すれば 自 動 的 に 調 書 ( 根 拠 資 料 )が 作 成 されるような 仕 組 みをとっている 研 究 及 び 教 育 等 各 教 員 それぞれの 得 意 分 野 が 異 なる 問 5-2 に 記 述 したように 来 年 度 計 画 を 記 述 するに 際 して 研 究 及 び 教 育 等 の 分 野 のエフォート 率 を 記 入 してもらうこととした そのエフォート 率 を 参 考 にして 各 教 員 の 得 意 分 野 から 評 価 できるようにと 考 慮 したものである 評 価 領 域 ごとに 特 記 事 項 及 びその 他 として 業 績 を 自 由 記 述 できる 項 目 を 設 けている 各 領 域 の 段 階 評 価 に 関 し 領 域 ごとの 活 動 状 況 とは 別 に 自 己 評 価 の 根 拠 について 説 明 を 付 すこと としている 部 局 長 が 毎 年 度 実 施 する 年 度 評 価 とその 評 価 結 果 の 実 績 を 基 に 6 年 ごとに 学 長 が 実 施 する 関 門 評 価 を 行 っている インセンティブは 関 門 評 価 の 結 果 により 適 用 している 勤 務 形 態 等 が 異 なる 船 舶 教 員 ( 海 事 職 教 員 )については 練 習 船 の 運 航 にかかわる 業 績 を 付 加 的 項 目 として 取 り 上 げ 評 価 の 対 象 にしている 評 価 項 目 は 全 学 教 員 評 価 委 員 会 の 方 針 に 沿 って 設 定 しているが それらの 評 価 方 法 ( 点 数 配 分 )に ついては 各 学 部 等 の 研 究 分 野 の 特 性 を 考 慮 し 各 学 部 等 が 実 情 に 合 わせて 設 定 している 本 学 の 教 員 評 価 は 各 教 員 が web システムから 教 員 評 価 調 査 を 入 力 し それを 基 に 教 員 評 価 を 実 施 している 個 々 人 が 入 力 することにより 評 価 項 目 の 解 釈 に 差 異 が 生 まれる それを 無 くすため 可 能 な 範 囲 で 大 学 側 で 情 報 を 提 供 (あらかじめ web システムに 数 値 等 を 表 示 )している 59

68 2.2.8 回 答 した 大 学 等 について (1) 研 究 分 野 研 究 分 野 については 社 会 科 学 と その 他 ( 家 政 教 育 芸 術 その 他 ) が 49%と 最 も 高 く ついで 人 文 科 学 が 47%となっている [N=575] 人 文 科 学 社 会 科 学 47% 49% 理 学 19% 工 学 27% 農 学 12% 医 歯 薬 保 健 学 41% その 他 ( 家 政 教 育 芸 術 その 他 ) 49% 図 2-72 回 答 した 大 学 等 の 研 究 分 野 国 立 [N=82] 公 立 [N=61] 私 立 [N=432] 人 文 科 学 33% 47% 57% 社 会 科 学 43% 48% 61% 理 学 15% 14% 5 工 学 農 学 13% 5% 44% 医 歯 薬 保 健 学 37% 52% 57% その 他 ( 家 政 教 育 芸 術 その 他 ) 41% 46% 図 2-73 回 答 した 大 学 等 の 研 究 分 野 ( 国 公 私 立 別 ) 71% 60

69 (2) 現 在 の 教 員 数 現 在 の 教 員 数 については 50~99 人 が 27%と 最 も 多 く ついで 100~199 人 が 22% ~ 49 人 が 19%となっている 400 人 以 上 16% 無 回 答 1% ~49 人 [N=575] 300~399 人 19% 4% 200~299 人 1 50~99 人 27% 100~199 人 22% 図 2-74 回 答 した 大 学 等 の 現 在 の 教 員 数 61

70 2.3 集 計 結 果 ( 独 立 行 政 法 人 向 け) 独 立 行 政 法 人 を 対 象 としたアンケート 結 果 を 示 す 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 とねらいい (1) 研 究 者 の 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 研 究 者 の 個 人 業 績 評 価 を 実 施 しているのは 全 体 で 実 施 している と 一 部 の 内 部 組 織 (セン ター 等 )で 実 施 している を 合 わせて 48%である なお 先 行 調 査 と 比 較 すると 実 施 していると 回 答 した 者 の 割 合 が 73%から 48%へ 減 少 している( 次 頁 の 図 2-76 参 照 ) 本 調 査 における 回 答 者 (21 件 )のうち 国 立 研 究 開 発 法 人 17 の 回 答 数 は 6 件 である 国 立 研 究 開 発 法 人 に 限 ると 個 人 業 績 評 価 の 実 施 率 は であり それ 以 外 の 独 立 行 政 法 人 における 実 施 率 は 27%(15 団 体 中 4 団 体 )である 先 行 調 査 における 回 答 結 果 の 詳 細 は 把 握 できていないが 本 調 査 においては 研 究 開 発 に 携 わる 研 究 者 が 少 ない(あるいは 在 籍 していない) 独 立 行 政 法 人 からの 回 答 が 多 かったため 先 行 調 査 と 比 較 して 実 施 率 が 下 がっているものと 推 測 される [N=21] 実 施 していない 52% 法 人 全 体 で 実 施 して いる 29% 実 施 ( 無 回 答 ) 1 一 部 の 内 部 組 織 (センター 等 )で 実 施 している 注 ) 図 中 の 実 施 ( 無 回 答 ) とは 当 該 設 問 には 無 回 答 であるものの 以 降 の 設 問 に 回 答 している 独 立 行 政 法 人 の ことであり 以 降 は 個 人 業 績 評 価 を 実 施 しているものとして 集 計 図 2-75 研 究 者 の 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 1 17 独 立 行 政 法 人 通 則 法 による 該 当 する 組 織 の 一 覧 は 以 下 の 35 頁 に 記 載 なお 2015 年 4 月 からの 適 用 となる ため 本 調 査 時 点 では 予 定 の 段 階 URL: icsfiles/afieldfile/2015/02/20/ _9.pdf 18 本 アンケート 調 査 において 当 該 設 問 には 無 回 答 であるものの 以 降 の 設 問 に 回 答 している 国 立 研 究 開 発 法 人 は 個 人 業 績 評 価 を 実 施 しているものとして 集 計 ( 図 2-75 における 実 施 ( 無 回 答 ) に 含 まれる) 62

71 実 施 していない ( 検 討 していない) 11% N=18 実 施 していない ( 検 討 はしている) 17% 法 人 全 体 の 研 究 者 を 対 象 に 実 施 し ている 56% ほぼ 法 人 全 体 の 研 究 者 を 対 象 に 実 施 している 17% 図 2-76 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 の 実 施 状 況 平 成 19 年 度 調 査 63

72 (2) 研究者の雇用形態 任期なし研究者 月給制 任期付き研究者 月給制 任期付き研究者 年俸制 としての雇 用はそれぞれ と大半を占めているが 任期なし研究者 年俸制 の雇用は 10 と少数である いる 2 いない 4 任期なし研究者(月給制)[N=10] 任期なし研究者(年俸制)[N=10] 任期付き研究者(月給制)[N=10] 6 任期付き研究者(年俸制)[N=10] 2 5 その他[N=6] その他の内容 非常勤研究者 任期付き研究者 日給制 図 2-77 法人 3 研究者の雇用形態 任期なし研究者(月給制) 任期なし研究者(年俸制) 任期付き研究者(月給制) 任期付き研究者(年俸制) % 10-19% 20-29% 30-39% 図 % 50-59% 60-69% 雇用形態別人数比 現在 % 80-89% 9以上

73 個 人 業 績 評 価 の 対 象 か 否 かという 設 問 については 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 ) 任 期 付 き 研 究 者 ( 年 俸 制 )は すべて 評 価 の 対 象 となっている 一 方 任 期 付 き 研 究 者 ( 月 給 制 )は 評 価 の 対 象 と 回 答 しているのは 半 数 となっている 評 価 の 対 象 評 価 の 対 象 外 場 合 による 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 )[N=9] 56% 44% 任 期 なし 研 究 者 ( 年 俸 制 )[N=1] 10 任 期 付 き 研 究 者 ( 月 給 制 )[N=6] 33% 17% 5 任 期 付 き 研 究 者 ( 年 俸 制 )[N=5] 6 4 その 他 [N=1] 10 図 2-79 雇 用 形 態 別 評 価 対 象 65

74 (3) テニュアトラック 研 究 者 の 評 価 の 仕 組 み 7 割 の 独 立 行 政 法 人 では テニュアトラック 研 究 者 はいない と 回 答 している テニュアトラ ック 研 究 者 がいる 場 合 の 個 人 業 績 評 価 の 仕 組 みについては 任 期 付 き 研 究 者 ( 年 俸 制 )と 同 じ が 2と 最 も 多 く ついで 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 )と 同 じ が 1となっている 任 期 付 き 研 究 者 ( 月 給 制 )と 同 じ 任 期 なし 研 究 者 任 期 付 き 研 究 者 ( 年 俸 制 )と 同 じ 2 その 他 の 研 究 者 と 同 じ [N=10] ( 年 俸 制 )と 同 じ 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 )と 同 じ 1 テニュアトラック 研 究 テニュアトラック 研 究 者 用 の 特 別 な 評 価 者 はいない の 仕 組 みがある 7 図 2-80 テニュアトラック 研 究 者 の 評 価 の 仕 組 み (4) 組 織 内 での 個 人 業 績 評 価 の 内 容 ほぼ 同 じ 個 人 業 績 評 価 を 行 っている 独 立 行 政 法 人 が 8 割 である 内 部 組 織 により 個 人 業 績 評 価 の 内 容 が 異 なる 2 [N=10] ほぼ 同 じ 個 人 業 績 評 価 を 行 っている 8 図 2-81 組 織 内 での 個 人 業 績 評 価 の 内 容 66

75 (5) 個 人 業 績 評 価 導 入 の 目 的 研 究 者 個 人 の 研 究 レベル 向 上 研 究 者 個 人 に 期 待 される 職 務 内 容 の 明 確 化 研 究 者 個 人 と 組 織 の 目 標 の 連 動 はすべての 雇 用 形 態 で 高 い 割 合 となっている 研 究 者 の 自 己 点 検 による 意 識 改 革 は 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 ) 任 期 付 き 研 究 者 ( 月 給 制 ) 任 期 付 き 研 究 者 ( 年 俸 制 )で 高 い 割 合 となっている 任 期 なし 研 究 者 ( 年 俸 制 )では 研 究 者 の 公 平 性 納 得 感 の 向 上 研 究 者 個 人 に 期 待 される 職 務 内 容 の 明 確 化 研 究 者 個 人 と 組 織 の 目 標 の 連 動 が 他 よりも 高 い 割 合 となっている 優 秀 な 研 究 者 の 確 保 維 持 は 任 期 なし 研 究 者 ( 年 俸 制 ) 任 期 付 き 研 究 者 ( 年 俸 制 )で 高 い 割 合 となっている 先 行 調 査 と 比 較 19 をすると 以 下 の 傾 向 がある( 図 2-83 参 照 ) 先 行 調 査 と 比 較 して 減 少 : 社 会 に 対 する 説 明 責 任 (62%から 33%へ) 評 価 制 度 導 入 の 政 策 的 要 請 への 対 応 (54%から 22%へ) 先 行 調 査 と 比 較 して 増 加 : 研 究 者 個 人 の 研 究 レベル 向 上 (77%から 10へ) 研 究 者 個 人 の 外 部 資 金 獲 得 の 推 進 (46%から 67%へ) 研 究 者 の 負 荷 の 平 準 化 (から 44% へ) 19 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 )と 比 較 67

76 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 )[N=9] 任 期 付 き 研 究 者 ( 月 給 制 )[N=5] 任 期 なし 研 究 者 ( 年 俸 制 )[N=1] 任 期 付 き 研 究 者 ( 年 俸 制 )[N=5] 研 究 者 の 自 己 点 検 による 意 識 改 革 4 89% 8 研 究 者 個 人 の 研 究 レベル 向 上 研 究 者 個 人 の 外 部 資 金 獲 得 の 推 進 2 67% 6 研 究 者 個 人 の 社 会 貢 献 の 推 進 2 56% 6 組 織 運 営 の 評 価 改 善 のための 資 料 収 集 33% 4 研 究 者 の 業 務 負 荷 の 平 準 化 2 44% 6 研 究 者 の 公 平 性 納 得 感 の 向 上 研 究 者 個 人 に 期 待 される 職 務 内 容 の 明 確 化 44% % 研 究 者 個 人 と 組 織 の 目 標 の 連 動 6 78% 10 8 研 究 者 の 人 件 費 削 減 11% 社 会 に 対 する 説 明 責 任 33% 4 4 評 価 制 度 導 入 の 政 策 的 要 請 への 対 応 22% 4 4 優 秀 な 研 究 者 の 確 保 維 持 44% 優 秀 な 研 究 者 の 確 保 維 持 11% その 他 図 2-82 個 人 業 績 評 価 導 入 の 目 的 68

77 N=13 研 究 者 の 自 己 点 検 による 意 識 改 革 69% 85% 92% 研 究 者 個 人 の 研 究 レベル 向 上 62% 77% 85% 研 究 者 個 人 の 外 部 資 金 獲 得 の 推 進 23% 38% 46% 研 究 者 個 人 の 社 会 貢 献 の 推 進 54% 54% 69% 組 織 運 営 の 評 価 改 善 のための 資 料 収 集 23% 31% 38% 研 究 者 の 負 荷 の 平 準 化 8% 15% 研 究 者 の 公 平 性 納 得 感 の 向 上 46% 54% 62% 研 究 者 個 人 と 組 織 の 目 標 の 連 動 54% 62% 62% 研 究 者 の 人 件 費 削 減 8% 社 会 に 対 する 説 明 責 任 54% 62% 62% 評 価 制 度 導 入 の 政 策 的 要 請 への 対 応 38% 54% 62% その 他 不 明 わからない 8% 8% 導 入 時 点 のねらい 現 在 の 目 的 今 後 目 的 としたいもの 図 2-83 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 のねらい 平 成 19 年 度 調 査 69

78 (6) 個 人 業 績 評 価 の 導 入 時 期 個 人 業 績 評 価 を 導 入 した 時 期 については 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 )は 平 成 13 年 度 以 前 平 成 19 年 度 より がそれぞれ 3 割 程 度 を 占 めている 任 期 なし 研 究 者 ( 年 俸 制 )は 平 成 19 年 度 より が 最 も 多 くなっている 任 期 付 き 研 究 者 ( 月 給 制 )は 平 成 13 年 度 以 前 平 成 14 ~15 年 度 より 平 成 16 から 18 年 度 より 平 成 22 年 度 より と 回 答 にばらつきが 見 られた 任 期 付 き 研 究 者 ( 年 俸 制 )は 平 成 14~15 年 度 より が 最 も 多 くなっている 平 成 13 年 度 以 前 平 成 14~15 年 度 より 平 成 16~18 年 度 より 平 成 19 年 度 より 平 成 20 年 度 より 平 成 21 年 度 より 平 成 22 年 度 より 平 成 23 年 度 以 降 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 )[N=9] 33% 11% 11% 33% 11% 任 期 なし 研 究 者 ( 年 俸 制 )[N=1] 10 任 期 付 き 研 究 者 ( 月 給 制 )[N=4] 25% 25% 25% 25% 任 期 付 き 研 究 者 ( 年 俸 制 )[N=5] 図 2-84 個 人 業 績 評 価 の 導 入 時 期 70

79 2.3.2 個 人 業 績 評 価 の 方 法 について (1) 評 価 者 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 ) 任 期 なし 研 究 者 ( 年 俸 制 ) 任 期 付 き 研 究 者 ( 月 給 制 )においては 約 7 割 以 上 が 本 人 が 評 価 を 行 っている 本 人 以 外 の 評 価 者 がいる 場 合 すべての 雇 用 形 態 に おいて 約 8 割 以 上 が 部 門 長 センター 長 部 長 等 が 評 価 を 行 っている 任 期 なし 研 究 者 ( 年 俸 制 )は グループ 長 課 長 等 による 評 価 も 高 い 割 合 となっている その 他 の 評 価 者 として プロジェクトや 研 究 の 統 括 者 などが 挙 げられている 先 行 調 査 と 比 較 して あまり 大 きな 傾 向 の 差 は 見 られなかった 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 )[N=9] 任 期 付 き 研 究 者 ( 月 給 制 )[N=5] 任 期 なし 研 究 者 ( 年 俸 制 )[N=1] 任 期 付 き 研 究 者 ( 年 俸 制 )[N=5] 本 人 4 67% 10 8 他 者 理 事 長 2 44% 6 他 者 部 門 長 センター 長 部 長 等 78% 他 者 グループ 長 課 長 等 % 10 他 者 同 僚 の 研 究 者 他 者 各 内 部 組 織 で 設 置 される 評 価 組 織 他 者 外 部 の 有 識 者 等 から 構 成 される 評 価 委 員 会 評 価 者 なし 33% 22% 2 11% 2 その 他 その 他 の 内 容 プロジェクトや 研 究 の 統 括 者 図 2-85 個 人 業 績 評 価 の 評 価 者 71 22% 2

80 N=10 理 事 長 4 部 門 長 センター 長 部 長 等 8 グループ 長 課 長 等 5 同 僚 の 研 究 者 部 下 その 他 図 2-86 ( 参 考 ) 評 価 者 平 成 19 年 度 調 査 72

81 (2) 実 施 頻 度 と 対 象 期 間 すべての 雇 用 形 態 において 1 年 に 1 度 が 最 も 多 く 7 割 以 上 を 占 めている また 任 期 なし 研 究 者 ( 年 俸 制 ) 任 期 付 き 研 究 者 ( 月 給 制 ) 任 期 付 き 研 究 者 ( 年 俸 制 )にお いては 7 割 以 上 が 1 年 分 の 業 績 を 対 象 に 評 価 している 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 )において は 1 年 分 の 業 績 を 対 象 に 評 価 しているのは 約 6 割 である 1 年 に2,3 度 1 年 に1 度 2 年 に1 度 3 年 に1 度 5 年 に2 度 5 年 に1 度 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 )[N=9] 任 期 なし 研 究 者 ( 年 俸 制 )[N=1] 78% 10 22% 任 期 付 き 研 究 者 ( 月 給 制 )[N=5] 任 期 付 き 研 究 者 ( 年 俸 制 )[N=5] 図 2-87 個 人 業 績 評 価 の 実 施 頻 度 1 年 3 年 5 年 それ 以 上 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 )[N=7] 57% 43% 任 期 なし 研 究 者 ( 年 俸 制 )[N=1] 10 任 期 付 き 研 究 者 ( 月 給 制 )[N=4] 75% 25% 任 期 付 き 研 究 者 ( 年 俸 制 )[N=4] 10 図 2-88 個 人 業 績 評 価 の 対 象 期 間 73

82 (3) 活 用 方 法 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 )は 評 価 が 悪 かった 研 究 者 に 対 する 指 導 としての 活 用 が 最 も 多 く なっている 任 期 なし 研 究 者 ( 年 俸 制 )では 給 与 評 価 が 悪 かった 研 究 者 に 対 する 指 導 と しての 活 用 が 最 も 多 くなっている 任 期 付 き 研 究 者 ( 月 給 制 )では 賞 与 一 時 金 報 奨 金 雇 用 継 続 任 期 延 長 としての 活 用 が 最 も 多 くなっている 任 期 付 き 研 究 者 ( 年 俸 制 )では 給 与 雇 用 継 続 任 期 延 長 としての 活 用 が 最 も 多 くなっている 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 )[N=9] 任 期 なし 研 究 者 ( 年 俸 制 )[N=1] 任 期 付 き 研 究 者 ( 月 給 制 )[N=5] 任 期 付 き 研 究 者 ( 年 俸 制 )[N=5] 給 与 4 67% 8 10 賞 与 一 時 金 報 奨 金 6 67% 昇 任 2 56% 雇 用 継 続 任 期 延 長 ( 任 期 が 定 められている 者 のみ) 研 究 者 の 一 部 業 務 の 免 除 ( 研 究 時 間 の 確 保 など) 6 8 内 部 での 表 彰 賞 11% 2 2 評 価 が 悪 かった 研 究 者 に 対 する 指 導 % 10 研 究 者 の 基 盤 的 研 究 費 の 配 分 スペースの 配 分 その 他 11% 2 2 その 他 の 内 容 キャリアアップ 支 援 図 2-89 個 人 業 績 評 価 の 活 用 方 法 74

83 先 行 調 査 と 比 較 20 をすると 給 与 賞 与 一 時 金 報 奨 金 昇 任 評 価 が 悪 かった 研 究 員 に 対 する 指 導 への 活 用 は 増 加 している N=13 給 与 23% 15% 15% 23% 23% 賞 与 一 時 金 報 奨 金 46% 46% 8% 昇 任 23% 8% 15% 23% 31% 雇 用 継 続 任 期 延 長 ( 雇 用 に 時 限 がある 者 ) 15% 23% 31% 31% 研 究 者 の 基 盤 的 研 究 費 の 配 分 8% 15% 62% 15% スペースの 配 分 77% 23% 研 究 者 の 一 部 業 務 の 免 除 ( 研 究 時 間 の 確 保 など) 69% 31% 内 部 での 表 彰 賞 8% 23% 54% 15% 8% 評 価 が 悪 かった 研 究 者 に 対 する 指 導 54% 23% 15% その 他 8% 92% 活 用 している 活 用 に 向 けて 調 整 中 今 後 活 用 を 検 討 したい 今 後 も 活 用 を 考 えていない 未 定 無 回 答 図 2-90 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 の 活 用 平 成 19 年 度 調 査 20 任 期 なし 研 究 者 ( 月 給 制 )との 比 較 75

84 (4) 評 価 方 法 評 価 における 判 断 基 準 については 研 究 者 自 身 の 年 次 目 標 等 の 達 成 度 合 い 法 人 全 体 内 部 組 織 (センター 等 )の 組 織 目 標 への 貢 献 度 合 い 評 価 者 の 総 合 的 判 断 に 依 存 で 高 い 割 合 とな っている 先 行 調 査 と 比 較 すると 研 究 者 自 身 の 年 次 目 標 等 の 達 成 度 合 い において 大 きな 傾 向 の 差 は 見 られなかった 21 A. 評 価 における 判 断 基 準 [N=10] 研 究 者 自 身 の 年 次 目 標 等 の 達 成 度 合 い 法 人 全 体 内 部 組 織 (センター 等 )の 組 織 目 標 への 貢 献 度 合 い 業 績 等 の 研 究 者 間 での 相 対 的 高 低 ( 比 較 な ど) 業 績 等 についてあらかじめ 設 定 した 定 量 基 準 ( 閾 値 など) 評 価 者 の 総 合 的 判 断 に 依 存 明 確 な 評 価 判 断 は 行 わない その 他 図 2-91 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 における 判 断 基 準 21 先 行 調 査 における 研 究 者 の 目 標 を 定 め 業 績 をもとに 目 標 の 達 成 度 を 研 究 者 本 人 が 判 断 を 行 う と 研 究 者 の 目 標 を 定 め 業 績 をもとに 目 標 の 達 成 度 を 本 人 以 外 の 評 価 者 がその 優 劣 の 判 断 を 行 う の 合 計 は 77% 76

85 N=13 研 究 者 の 業 績 を 収 集 するのみ ( 総 合 的 な 判 断 は 行 わない) 15% 研 究 者 の 業 績 を 数 値 で 総 合 化 する 77% 研 究 者 の 業 績 をもとに 研 究 者 本 人 がその 優 劣 の 判 断 を 行 う 38% 研 究 者 の 業 績 をもとに 本 人 以 外 の 評 価 者 がその 優 劣 の 判 断 を 行 う 69% 研 究 者 の 目 標 を 定 め 業 績 をもとに 目 標 の 達 成 度 を 研 究 者 本 人 が 判 断 を 行 う 31% 研 究 者 の 目 標 を 定 め 業 績 をもとに 目 標 の 達 成 度 を 本 人 以 外 の 評 価 者 がそ の 優 劣 の 判 断 を 行 う 46% その 他 8% 図 2-92 ( 参 考 ) 評 価 結 果 の 決 定 平 成 19 年 度 調 査 77

86 評 価 に 用 いる 根 拠 データの 種 類 については 研 究 者 による 業 績 の 説 明 文 章 が 7と 最 も 多 く ついで 業 績 に 関 する 定 量 データ が 5となっている 評 価 結 果 の 示 し 方 については 段 階 判 定 (S/A/B/C 等 のランク 付 け) が 8と 最 も 多 く ついで 評 価 者 によるコメント が 7となっている B. 評 価 に 用 いる 根 拠 データの 種 類 [N=10] 業 績 に 関 する 定 量 データ 5 研 究 者 による 業 績 の 説 明 文 章 7 ポートフォリオ 1 その 他 2 図 2-93 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 に 用 いる 根 拠 データの 種 類 C. 評 価 結 果 の 示 し 方 [N=10] 段 階 判 定 (S/A/B/C 等 のランク 付 け) 8 スコア 判 定 1 評 価 者 によるコメント 7 評 価 結 果 の 判 定 は 行 っていない その 他 1 1 図 2-94 個 人 業 績 評 価 の 方 法 評 価 結 果 の 示 し 方 78

87 (5) 評 価 項 目 個 人 業 績 評 価 に 利 用 している 項 目 についてみると 特 に 多 く 利 用 されているものとして 論 文 総 説 学 会 発 表 講 演 外 部 からの 賞 表 彰 が 挙 げられる その 他 の 評 価 項 目 として 研 究 生 の 受 け 入 れや 人 材 育 成 への 貢 献 などが 挙 げられている [N=10] 成 果 の 学 術 的 価 値 成 果 がもたらす 社 会 経 済 文 化 的 な 効 果 の 価 値 論 文 総 説 論 文 掲 載 誌 のインパクトファクター(IF) 論 文 総 説 の 被 引 用 報 告 書 の 執 筆 専 門 書 籍 の 編 集 執 筆 学 会 発 表 講 演 学 会 活 動 ( 役 職 等 ) 特 許 実 用 新 案 の 出 願 登 録 ライセンシンク ノウハウの 創 出 外 部 からの 賞 表 彰 競 争 的 資 金 など 外 部 資 金 の 獲 得 役 職 内 部 組 織 の 設 置 趣 旨 に 即 した 特 定 業 務 の 実 績 生 涯 学 習 支 援 等 学 外 の 審 議 会 委 員 会 診 療 活 動 医 療 活 動 教 育 臨 床 マスコミ 投 稿 掲 載 出 演 国 際 貢 献 技 術 支 援 技 術 相 談 アウトリーチ 活 動 ( 公 開 講 座 等 ) その 他 その 他 の 内 容 研 究 生 の 受 け 入 れ 人 材 育 成 への 貢 献 図 2-95 個 人 業 績 評 価 の 項 目 79

88 先 行 調 査 と 比 較 をすると 専 門 書 籍 の 編 集 執 筆 競 争 的 資 金 など 外 部 資 金 の 獲 得 役 職 ( 内 部 委 員 等 ) 学 外 の 審 議 会 委 員 会 マスコミ 投 稿 掲 載 出 演 国 際 貢 献 において 減 少 している N=13 成 果 の 学 術 的 価 値 62% 31% 8% 成 果 がもたらす 社 会 経 済 文 化 的 な 効 果 の 価 値 8% 31% 38% 23% 論 文 総 説 31% 62% 8% 論 文 総 説 の 被 引 用 15% 15% 8% 62% 技 報 の 執 筆 54% 38% 8% 専 門 書 籍 の 編 集 執 筆 54% 38% 8% 学 会 発 表 講 演 54% 38% 8% 学 会 活 動 ( 役 職 等 ) 31% 46% 15% 8% 特 許 実 用 新 案 の 出 願 登 録 ライセンス 62% 31% 8% ノウハウの 創 出 23% 23% 23% 31% 外 部 からの 賞 表 彰 15% 62% 23% 競 争 的 資 金 など 外 部 資 金 の 獲 得 31% 46% 23% その 他 8% 15% 8% 69% 役 職 ( 内 部 委 員 等 ) 15% 23% 38% 23% 内 部 組 織 (センター 等 )の 設 置 趣 旨 に 即 した 特 定 業 務 ( 研 究 以 外 )の 実 績 15% 31% 38% 15% 生 涯 学 習 支 援 等 15% 8% 15% 62% 学 外 の 審 議 会 委 員 会 15% 54% 31% 診 療 活 動 医 療 活 動 教 育 臨 床 8% 8% 85% マスコミ 投 稿 掲 載 出 演 31% 38% 23% 8% 国 際 貢 献 23% 31% 38% 8% 技 術 支 援 技 術 相 談 31% 23% 31% 8% 8% 定 量 データ 重 視 定 量 / 定 性 データ 双 方 重 視 定 性 データ 重 視 利 用 せず 無 回 答 図 2-96 ( 参 考 ) 個 人 業 績 評 価 時 の 利 用 項 目 平 成 19 年 度 調 査 80

89 (6) 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けのルール 総 合 評 価 を 行 うための 項 目 の 重 み 付 けのルールについては 内 部 組 織 (センター 等 )ごとにル ールを 決 定 している ルールは 定 めていない 重 み 付 けによる 総 合 的 な 評 価 は 行 っていない がそれぞれ 4となっている [N=10] ルールは 定 めていな い 重 み 付 けによる 総 合 的 な 評 価 は 行 っ ていない 4 法 人 全 体 でほぼ 共 通 のルールで 決 定 し ている 2 図 2-97 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けのルール 内 部 組 織 (センター 等 ) 毎 にルールを 決 定 している 4 (7) 研 究 者 個 人 ごとの 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けの 手 順 研 究 者 個 人 の 重 み 付 けについては 法 人 全 体 あるいは 内 部 組 織 (センター 等 )として 決 定 し た 重 みを 機 械 的 に 適 用 する 研 究 者 個 人 が 提 示 した 重 みをベースに 法 人 全 体 あるいは 内 部 組 織 (センター 等 )と 調 整 の 上 決 定 する がそれぞれ 半 数 を 占 めている 研 究 者 個 人 が 自 由 に 設 定 する( 法 人 全 体 [N=6] あるいは 内 部 組 織 (セ ンター 等 )は 組 織 として 法 人 全 体 あるいは 内 関 与 しない) 部 組 織 (センター 等 ) として 決 定 した 重 みを 研 究 者 個 人 が 提 示 し 機 械 的 に 適 用 する た 重 みをベースに 法 人 5 法 人 全 体 あるいは 内 全 体 あるいは 内 部 組 部 組 織 (センター 等 ) 織 (センター 等 )と 調 として 提 示 した 重 みを 整 の 上 決 定 する ベースに 研 究 者 個 人 5 と 調 整 の 上 決 定 する 図 2-98 研 究 者 個 人 ごとの 評 価 項 目 に 対 する 重 み 付 けの 手 順 81

90 (8) 実 績 評 価 のデータ 収 集 評 価 に 用 いるデータについては 原 則 として 評 価 のために 各 研 究 者 自 身 が 収 集 する が 9 割 を 占 めている 原 則 として 通 常 の 業 務 において 事 務 部 門 が 収 集 しているも のを 評 価 にも 活 用 す る その 他 1 [N=10] 原 則 として 評 価 の ために 各 研 究 者 自 身 が 収 集 する 9 図 2-99 実 績 評 価 のデータ 収 集 情 報 基 盤 (1) 個 人 業 績 データベースの 更 新 状 況 個 人 業 績 データベースの 更 新 については ほぼ 全 研 究 者 が 年 に 1 度 は 更 新 する が 4 割 を 占 めている 一 方 半 数 の 独 立 行 政 法 人 は データベースは 導 入 していない と 回 答 している [N=10] データベースは 導 入 し ていない 5 ほぼ 全 研 究 者 が 年 に1 度 は 更 新 する 4 半 数 未 満 の 研 究 者 が 年 に1 度 は 更 新 する 分 からない 1 図 個 人 業 績 データベースの 更 新 状 況 半 数 程 度 の 研 究 者 が 年 に1 度 は 更 新 する 82

91 (2) 個 人 業 績 データベースの 運 用 上 の 問 題 点 個 人 業 績 データベースの 運 用 上 の 問 題 点 等 については データベース 入 力 の 負 担 が 大 きい が 3と 最 も 多 く ついで 各 研 究 者 のデータベースへの 入 力 が 進 まない が 2となっている [N=10] 各 研 究 者 のデータベースへの 入 力 が 進 まない 2 データベース 入 力 の 負 担 が 大 きい 3 他 のデータベースとの 連 携 がなされていない 運 用 コスト( 管 理 に 必 要 な 時 間 データベース 運 用 費 用 等 )が 大 きい その 他 1 データベースは 導 入 していない 5 図 個 人 業 績 データベースの 運 用 上 の 問 題 点 83

92 2.3.4 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 効 果 と 課 題 (1) 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 効 果 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 効 果 については 研 究 者 の 自 己 点 検 による 意 識 改 革 研 究 者 個 人 の 研 究 レベル 向 上 研 究 者 個 人 に 期 待 される 職 務 内 容 の 明 確 化 研 究 者 個 人 と 組 織 の 目 標 の 連 動 において 有 効 であったとの 回 答 が 多 い 大 いに 有 効 と 感 じる 有 効 と 感 じる 研 究 者 の 自 己 点 検 による 意 識 改 革 研 究 者 個 人 の 研 究 レベル 向 上 研 究 者 個 人 の 外 部 資 金 獲 得 の 推 進 1 2 研 究 者 個 人 の 社 会 貢 献 の 推 進 1 1 組 織 運 営 の 改 善 研 究 者 の 業 務 負 荷 の 平 準 化 研 究 者 の 公 平 性 納 得 感 の 向 上 研 究 者 個 人 に 期 待 される 職 務 内 容 の 明 確 化 研 究 者 個 人 と 組 織 の 目 標 の 連 動 研 究 者 の 人 件 費 削 減 社 会 に 対 する 説 明 責 任 評 価 制 度 導 入 の 政 策 的 要 請 への 対 応 優 秀 な 研 究 者 の 確 保 維 持 その 他 2 2 図 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 効 果 84

93 (2) 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 課 題 独 立 行 政 法 人 で 特 徴 的 な 点 は 評 価 者 の 養 成 ( 研 修 等 ) 業 績 に 結 びつかない 能 力 や 努 力 が 評 価 できない が 多 く 挙 げられている ことである その 他 各 評 価 項 目 から 総 合 的 な 評 価 を 決 定 する 方 法 ( 重 み 付 けなど) 評 価 実 施 の 負 荷 評 価 結 果 の 開 示 ( 内 容 範 囲 ) が 多 く 挙 げ られている 先 行 調 査 との 比 較 においては 全 般 的 に 課 題 と 感 じる 割 合 に 減 少 傾 向 が 見 られる( 次 頁 の 図 参 照 ) 大 いに 課 題 と 感 じる 課 題 と 感 じる 実 施 方 法 研 究 分 野 間 の 比 較 基 礎 研 究 と 応 用 研 究 の 比 較 短 期 での 研 究 成 果 の 評 価 管 理 運 営 の 評 価 手 法 の 確 立 社 会 貢 献 活 動 の 評 価 手 法 の 確 立 組 織 目 標 と 整 合 した 目 標 設 定 各 評 価 項 目 から 総 合 的 な 評 価 を 決 定 する 方 法 ( 重 み 付 けなど) 業 績 評 価 結 果 と 研 究 者 の 評 判 や 総 合 的 印 象 等 のミスマッチ 誰 を 評 価 者 とするか 評 価 者 の 養 成 ( 研 修 等 ) クレームへの 対 応 1 4 評 価 実 施 の 負 荷 3 評 価 を 行 うための 情 報 システムの 整 備 評 価 結 果 の 活 用 方 法 評 価 結 果 の 開 示 ( 内 容 範 囲 ) 2 3 効 果 研 究 者 の 活 動 への 改 善 効 果 が 出 ない 研 究 者 のモチベーション 向 上 効 果 が 出 ない 業 績 に 結 びつかない 能 力 や 努 力 が 評 価 できない 4 達 成 度 を 上 げるために 目 標 が 低 く 設 定 される 間 接 業 務 など 目 立 たない 仕 事 が 評 価 されにくい 評 価 を 意 識 しすぎて 短 期 志 向 となり 大 きな 成 果 が 出 にくい そ の 他 自 己 中 心 的 となり 他 者 の 仕 事 や 組 織 の 仕 事 に 非 協 力 的 になる 研 究 者 の 理 解 協 力 納 得 その 他 2 図 現 在 の 業 績 評 価 方 法 の 課 題 85

94 N=13 研 究 分 野 間 の 比 較 8% 46% 基 礎 研 究 と 応 用 研 究 の 比 較 54% 短 期 での 研 究 成 果 の 評 価 62% 管 理 運 営 の 評 価 手 法 の 確 立 8% 31% 社 会 貢 献 活 動 の 評 価 手 法 の 確 立 23% 大 いに 課 題 と 感 じる 組 織 目 標 と 整 合 した 目 標 設 定 8% 15% 課 題 と 感 じる 実 施 方 法 各 評 価 項 目 から 総 合 的 な 評 価 を 決 定 する 方 法 ( 重 み 付 けなど) 業 績 評 価 と 他 の 評 価 ( 能 力 等 )とのバランス 誰 を 評 価 者 とするか 15% 31% 31% 評 価 者 の 養 成 ( 研 修 等 ) 8% 38% クレームへの 対 応 8% 8% 評 価 実 施 の 負 荷 15% 38% 評 価 を 行 うための 情 報 システムの 整 備 38% 評 価 結 果 の 活 用 方 法 23% 38% 評 価 結 果 の 開 示 ( 内 容 範 囲 ) 8% 研 究 者 の 活 動 への 改 善 効 果 が 出 ない 8% 8% 研 究 者 のモチベーション 向 上 効 果 が 出 ない 8% 8% 業 績 に 結 びつかない 能 力 や 努 力 が 評 価 できない 8% 23% 効 果 達 成 度 を 上 げるために 目 標 が 低 く 設 定 される 15% 間 接 業 務 など 目 立 たない 仕 事 が 評 価 されにくい 15% 38% 評 価 を 意 識 しすぎて 短 期 志 向 となり 大 きな 成 果 が 出 にくい 8% 31% 自 己 中 心 的 となり 他 者 の 仕 事 や 組 織 の 仕 事 に 非 協 力 的 になる 23% 研 究 者 の 理 解 協 力 納 得 15% 23% そ の 他 その 他 不 明 わからない 15% 図 ( 参 考 ) 現 在 の 個 人 業 績 評 価 方 法 の 課 題 平 成 19 年 度 調 査 86

95 2.3.5 評 価 の 改 善 システム (1) 評 価 方 法 見 直 しの 頻 度 評 価 方 法 の 見 直 し 頻 度 については 必 要 に 応 じて 行 うため 頻 度 は 決 まっていない が 9 割 を 占 めている その 他 毎 年 1 [N=10] 二 年 以 上 に 一 度 必 要 に 応 じて 行 うた め 頻 度 は 決 まってい ない 9 図 評 価 方 法 見 直 しの 頻 度 (2) 評 価 方 法 の 改 善 点 自 由 記 述 では 目 標 設 定 の 改 善 処 遇 への 反 映 運 用 管 理 体 制 の 強 化 評 価 の 実 施 時 期 の 変 更 休 職 者 等 の 取 り 扱 い 考 慮 などが 挙 げられている 87

96 2.3.6 個 人 業 績 評 価 における 工 夫 点 等 (1) 評 価 の 納 得 性 を 高 めるための 工 夫 評 価 の 納 得 性 を 高 めるための 工 夫 については 被 評 価 者 と 評 価 面 談 をしている( 目 標 設 定 面 談 フィードバック 面 談 等 ) が 6と 最 も 多 く ついで 評 価 基 準 を 公 開 している 評 価 結 果 を 被 評 価 者 本 人 に 開 示 している 評 価 者 向 けの 研 修 を 実 施 している がそれぞれ 5となってい る [N=10] 評 価 基 準 を 公 開 している 5 評 価 結 果 を 被 評 価 者 本 人 に 開 示 している 5 評 価 結 果 に 関 する 被 評 価 者 からの 不 満 や 苦 情 を 聞 き 入 れる 制 度 がある 3 評 価 者 向 けの 研 修 を 実 施 している 被 評 価 者 と 評 価 面 談 をしている( 目 標 設 定 面 談 フィードバック 面 談 等 ) 5 6 その 他 図 評 価 の 納 得 性 を 高 めるための 工 夫 88

97 (2) 若 手 研 究 者 の 創 造 性 発 揮 モチベーション 向 上 に 向 けての 工 夫 若 手 研 究 者 の 創 造 性 発 揮 モチベーション 向 上 のための 工 夫 については 顕 著 な 成 果 を 上 げた 若 手 研 究 者 を 表 彰 する 制 度 を 設 けている 特 になし がそれぞれ 4と 最 も 多 く ついで 評 価 面 談 等 の 際 に 若 手 研 究 者 へ 助 言 を 行 うことを 重 視 している 成 果 (アウトプット)だけではな く プロセスに 着 目 した 評 価 項 目 や 評 価 基 準 を 設 けている が 3となっている [N=10] 評 価 面 談 等 の 際 に 若 手 研 究 者 へ 助 言 を 行 うこ とを 重 視 している 成 果 (アウトプット)だけではなく プロセスに 着 目 し た 評 価 項 目 や 評 価 基 準 を 設 けている 顕 著 な 成 果 を 挙 げた 若 手 研 究 者 を 表 彰 する 制 度 を 設 けている 特 になし その 他 1 図 若 手 研 究 者 の 創 造 性 発 揮 モチベーション 向 上 に 向 けての 工 夫 (3) 研 究 活 動 の 成 果 に 対 する 配 慮 研 究 活 動 に 関 して 卓 越 した 成 果 を 出 した 研 究 者 への 配 慮 については 法 人 内 等 で 表 彰 してい る 特 になし がそれぞれ 4と 最 も 多 くなっている [N=10] 研 究 時 間 確 保 のために 一 部 業 務 ( 管 理 運 営 等 )を 免 除 している 研 究 の 支 援 を 行 う 人 材 を 配 置 している 0.2% 0.4% 0.6% 0.8% 1% 法 人 内 等 で 表 彰 している 4 法 人 内 の 研 究 資 金 を 優 先 的 に 配 分 している 特 になし 4 その 他 2 図 研 究 活 動 の 成 果 に 対 する 配 慮 89

98 (4) 組 織 全 体 の 活 動 計 画 等 への 活 用 組 織 全 体 の 活 動 計 画 評 価 改 善 活 動 への 個 人 業 績 評 価 の 結 果 活 用 については 法 人 全 体 ある いは 部 門 等 の 組 織 的 な 改 善 活 動 の 検 討 に 活 用 している が 5と 最 も 多 く ついで 特 に 活 用 し ていない が 4 部 門 等 の 計 画 目 標 策 定 や 戦 略 の 検 討 に 活 用 している が 2となってい る [N=10] 0.2% 0.4% 0.6% 0.8% 1% 法 人 全 体 の 中 期 計 画 中 期 目 標 の 策 定 や 戦 略 の 検 討 に 活 用 している 部 門 等 の 計 画 目 標 策 定 や 戦 略 の 検 討 に 活 用 し ている 法 人 全 体 あるいは 部 門 等 の 組 織 的 な 改 善 活 動 の 検 討 に 活 用 している 特 に 活 用 していない その 他 図 組 織 全 体 の 活 動 計 画 等 への 活 用 (5) 評 価 負 荷 の 低 減 についての 工 夫 評 価 負 荷 の 低 減 についての 工 夫 点 については 評 価 者 向 けの 研 修 を 実 施 している が 5と 最 も 多 くなっている [N=10] 個 人 業 績 評 価 に 必 要 なデータ 収 集 を 支 援 する 人 材 を 配 置 している 個 人 業 績 評 価 のデータ 収 集 に 役 立 つマニュアル 等 を 作 成 共 有 している 個 人 業 績 評 価 の 結 果 を( 第 三 者 評 価 など) 他 の 評 価 でも 利 用 できるようにしている 評 価 者 向 けの 研 修 を 実 施 している 特 になし 3 その 他 図 評 価 負 荷 の 低 減 についての 工 夫 90

99 2.3.7 回 答 した 独 立 行 政 法 人 について (1) 研 究 分 野 研 究 分 野 については 理 学 その 他 ( 家 政 教 育 芸 術 その 他 ) が 43%と 最 も 多 く つい で 人 文 科 学 が 38% 工 学 が 29%となっている [N=21] 人 文 科 学 38% 社 会 科 学 14% 理 学 43% 工 学 29% 農 学 医 歯 薬 保 健 学 1 1 その 他 ( 家 政 教 育 芸 術 その 他 ) 43% 図 回 答 した 独 立 行 政 法 人 の 研 究 分 野 (2) 現 在 の 研 究 者 数 現 在 の 研 究 者 数 については ~49 人 が 43%と 最 も 多 く ついで 50~99 人 が 24%となっ ている 400 人 以 上 14% 無 回 答 5% [N=21] 300~399 人 5% 200~299 人 5% 100~199 人 5% 50~99 人 24% ~49 人 43% 図 回 答 した 独 立 行 政 法 人 の 現 在 の 教 員 数 91

100 3. 個 人 業 績 評 価 の 先 進 事 例 調 査 個 人 業 績 評 価 の 先 進 事 例 について インタビュー 調 査 を 実 施 した 先 進 事 例 は 各 種 公 表 資 料 による 文 献 調 査 等 によって 個 人 業 績 評 価 の 導 入 が 早 かった 機 関 特 徴 的 な 取 組 を 行 っている 機 関 研 究 者 が 多 いと 考 えられる 機 関 を 抽 出 した 結 果 の 詳 細 は 次 のとおりである 92

101 93 表 3-1 研 究 者 業 績 評 価 先 進 事 例 インタビュー 調 査 の 結 果 概 要 組 織 名 東 京 理 科 大 学 東 京 農 工 大 学 独 立 行 政 法 人 物 質 材 料 研 究 機 構 (NIMS) 組 織 の 概 要 私 立 の 理 工 系 大 学 で 教 員 数 は 約 800 名 国 立 の 理 工 系 大 学 で 教 員 数 は 約 400 名 物 質 材 料 科 学 技 術 の 基 礎 研 究 及 び 基 盤 的 研 究 開 発 等 を 行 う 研 究 所 で 職 員 数 は 約 1,500 名 (うち 研 究 職 約 800 名 ) 評 価 の 種 類 ( 全 機 関 統 一 / 部 署 ごと 等 ) 評 価 の 主 な 目 的 全 学 で 統 一 した 評 価 制 度 を 導 入 評 価 対 象 分 野 は 研 究 教 育 貢 献 研 究 分 野 は 研 究 者 の 研 究 内 容 を 10 系 列 に 分 類 し 各 系 列 内 で 評 価 している 年 に 一 度 評 価 実 施 委 員 会 が 全 教 員 の 評 価 を 行 う( 委 員 会 は 学 部 長 経 験 者 等 のベテラン 教 員 から 構 成 される) 教 員 の 業 績 を 公 平 適 正 に 評 価 し その 結 果 の 活 用 によって 当 該 教 員 の 意 欲 の 向 上 を 図 り 大 学 の 教 育 研 究 等 を 活 性 化 させること 全 学 で 統 一 した 評 価 制 度 導 入 教 育 業 績 研 究 業 績 社 会 貢 献 国 際 交 流 管 理 運 営 の 4 領 域 で 評 価 評 価 は 二 段 階 で 実 施 一 次 評 価 者 は 専 攻 長 等 二 次 評 価 者 は 部 局 長 等 教 育 研 究 の 質 の 向 上 を 図 るとともに 評 価 結 果 を 改 善 システムの 一 環 として 活 用 し 大 学 運 営 全 体 の 改 善 を 図 ること 教 員 の 業 績 を 多 面 的 かつ 適 切 に 評 価 し 待 遇 面 等 に 反 映 させること 機 構 内 で 統 一 した 評 価 制 度 を 導 入 業 績 評 価 制 度 は 二 段 階 一 次 評 価 は 直 属 の 上 司 が 実 施 し 二 次 評 価 はその 上 の 上 司 が 実 施 する 能 力 業 績 に 応 じたメリハリのある 処 遇 を 行 い 競 争 的 な 環 境 のもとで 最 大 限 の 研 究 成 果 を 創 出 するとともに 活 力 ある 競 争 力 を 持 った 個 々 人 への 脱 皮 をはかる 評 価 結 果 の 活 用 方 法 高 い 評 価 を 得 た 教 員 に 対 しては 本 俸 の 定 期 昇 給 へ 反 映 される 評 価 の 高 い 教 員 へのインセンティブとして 活 用 しているため 教 員 の 抵 抗 感 は 低 い その 他 学 内 の 表 彰 にも 活 用 している 各 年 度 において 高 い 評 価 を 得 た 教 員 は 勤 勉 手 当 や 特 別 昇 給 に 反 映 される 評 価 の 低 い 教 員 に 対 しては 部 局 長 等 によ る 面 談 や FD セミナーへの 参 加 を 促 すなど 改 善 の 指 導 を 行 っている その 他 学 長 表 彰 等 にも 活 用 している 評 価 結 果 は 翌 年 の 賞 与 に 反 映 評 価 の 内 容 評 価 項 目 について 素 点 ( 単 位 )を 付 与 し その 合 計 を 基 に 研 究 分 野 は 素 点 の 平 均 点 が 2 点 教 育 分 野 は 素 点 の 平 均 点 が 2 点 貢 献 分 野 は 素 点 の 平 均 点 が 1.5 点 になるように 換 算 し 総 合 評 価 をしている 3 年 度 サイクルで 計 画 評 価 する 仕 組 み 各 教 員 はサイクルの 初 年 度 に 3 年 度 分 の 計 画 を 立 てる その 計 画 を 元 に 3 年 間 の 実 績 を 照 らし 合 わせて 評 価 を 行 う 上 長 評 価 と 客 観 評 価 の 二 種 類 があり ほぼ 4 対 6 の 構 成 である すべて 点 数 制 で 上 長 評 価 は 項 目 毎 に 上 限 あり 客 観 評 価 は 上 限 がなく 加 点 式 で 評 価 される

102 94 組 織 名 東 京 理 科 大 学 東 京 農 工 大 学 独 立 行 政 法 人 物 質 材 料 研 究 機 構 (NIMS) 評 価 制 度 導 入 まで の 経 緯 現 在 の 評 価 制 度 の 課 題 特 徴 的 な 工 夫 点 教 育 職 員 勤 務 評 価 制 度 を 昭 和 51 年 に 導 入 し 平 成 18 年 からは 評 価 項 目 や 評 価 結 果 を 教 員 本 人 にも 公 開 することにより 大 学 が 求 める 人 材 像 を 明 確 化 した 評 価 結 果 を FD 活 用 へ 反 映 させる 妥 当 な 方 法 について 評 価 項 目 の 妥 当 性 評 価 結 果 に 対 する 異 議 申 し 立 てへの 対 応 制 度 実 施 による 効 果 測 定 な ど 定 性 的 な 評 価 項 目 や 評 価 項 目 については 評 価 項 目 自 体 の 妥 当 性 を 今 後 も 検 討 する 必 要 が ある 評 価 対 象 となる 分 野 によって 評 価 者 を 変 えて いる( 教 育 貢 献 分 野 は 学 部 単 位 研 究 は 各 区 分 において 評 価 者 を 実 施 ) 評 価 の 上 位 者 に 限 り 給 与 へ 反 映 しており 教 員 のモチベーション 向 上 に 役 立 っている 点 数 制 の 評 価 であり 学 部 ごとに 素 点 の 平 均 点 が 一 定 になるように 換 算 し 研 究 分 野 間 で 格 差 が 出 ない 仕 組 みをとっている 教 員 個 人 が 入 力 する 業 績 情 報 を 蓄 積 する 研 究 者 情 報 データベース(RIDAI)を 整 備 し 評 価 の ための 集 計 作 業 の 効 率 化 が 図 られている 教 員 活 動 評 価 は 平 成 19 年 度 実 施 分 から 試 行 を 開 始 し 平 成 22 年 度 実 施 分 から 本 格 的 導 入 している 平 成 24 年 度 に 3 年 間 の 総 合 評 価 を 実 施 し これに 基 づいた 学 長 表 彰 も 実 施 教 育 活 動 の 適 切 な 評 価 方 法 評 価 の 負 担 軽 減 方 法 年 度 ごとの 評 価 ( 年 次 評 価 )と 3 年 間 の 計 画 ( 目 標 値 )に 対 する 達 成 度 評 価 ( 総 合 評 価 )を 組 み 合 わせて 実 施 している 3 年 間 の 目 標 値 は 各 教 員 が 自 ら 立 てる ウ ェイト( 重 みづけ)も 各 教 員 が 申 告 し 部 局 長 等 が 最 終 的 に 承 認 している 評 価 の 納 得 性 を 高 めるための 仕 組 みとし て 異 議 申 立 制 度 を 導 入 している(2 回 まで 可 能 ) 教 員 活 動 の 評 価 教 員 の 資 格 審 査 及 び 資 格 再 審 査 等 を 行 う 教 員 評 価 機 構 を 設 置 し 全 学 的 な 教 員 の 質 保 証 を 行 っている 平 成 16 年 に 個 人 業 績 評 価 を 導 入 評 価 項 目 等 はほぼ 毎 年 見 直 しをし 2 年 に 1 度 は 細 かい 改 正 を 実 施 要 望 等 を 可 能 な 限 り 反 映 した 評 価 内 容 実 施 方 法 であり 研 究 業 務 以 外 の 業 務 も 評 価 対 象 となるよう 工 夫 している ため 研 究 員 の 理 解 も 得 ている 外 部 資 金 の 取 り 扱 いが 難 しい 論 文 被 引 用 数 や 口 頭 発 表 等 の 取 り 扱 い も 課 題 である 研 究 者 が 評 価 の 対 象 にならない( 点 数 に ならない) 業 務 を 回 避 する 事 例 もある 点 数 制 の 評 価 であり 評 価 内 容 を 上 長 評 価 と 客 観 評 価 に 分 けてバランスを 考 慮 してい る また 3 年 間 の 研 究 業 績 の 平 均 に 対 して 評 価 を 実 施 し 公 平 性 を 確 保 している 研 究 分 野 間 の 格 差 が 個 人 評 価 に 反 映 され ないよう IF(Impact Factor) 値 と SNIP(Source Normalized Impact per Paper) 値 の 両 方 を 採 用 している 定 量 的 指 標 による 評 価 に 加 え 上 長 による 評 価 を 行 うことで 定 量 指 標 では 表 しにくい 成 果 も 評 価 している 評 価 者 のサポートが 重 要 であるため 評 価 マニュアルを 用 意 し 採 点 要 領 を 分 かりやす く 説 明 している

103 3.1 東 京 理 科 大 学 組 織 の 概 要 個 人 業 績 評 価 の 概 要 (1) 組 織 概 要 ( 研 究 分 野 等 ) 私 立 の 理 工 系 大 学 であり 教 員 数 は 約 800 名 である 学 校 法 人 東 京 理 科 大 学 としては 東 京 理 科 大 学 の 他 に 山 口 東 京 理 科 大 学 諏 訪 東 京 理 科 大 学 を 設 置 しており 理 事 長 と 各 大 学 の 学 長 とで 合 同 の 評 価 実 施 委 員 会 を 設 けて 評 価 を 行 っている 評 価 対 象 者 は 教 授 准 教 授 講 師 助 教 であり 評 価 は 毎 年 7 月 に 実 施 してい る 評 価 対 象 期 間 は 前 年 度 の 1 年 間 分 であるが 研 究 業 績 ( 論 文 等 )については 過 去 3 年 間 を 対 象 としている 評 価 対 象 分 野 は 研 究 教 育 貢 献 ( 助 教 は 研 究 のみ)とし 教 育 分 野 と 貢 献 分 野 は 所 属 の 学 部 別 職 位 別 ( 教 授 と 准 教 授 講 師 の2 区 分 )に 評 価 をし ている 研 究 分 野 は 研 究 者 の 研 究 内 容 を 10 系 列 に 分 類 し 各 系 列 内 で 評 価 している 10 系 列 は 1 数 学 2 物 理 3 電 気 通 信 4 機 械 5 化 学 材 料 6 生 命 薬 学 7 建 築 土 木 8 経 営 9 情 報 10 教 養 とし どの 系 列 に 所 属 するかを 自 己 申 請 している ただし 分 野 横 断 的 な 研 究 が 増 えてきているため いずれの 系 列 に 所 属 するかの 判 断 が 難 しい 教 員 もいる (2) 個 人 業 績 評 価 制 度 の 導 入 時 期 教 育 職 員 勤 務 評 価 制 度 を 昭 和 51 年 に 導 入 し 平 成 16 年 までが 勤 務 評 価 の 時 代 といえ る 教 員 の 給 与 体 系 は 国 家 公 務 員 に 準 じたものであったが 特 別 昇 給 対 象 者 を 選 定 するため に 評 価 を 実 施 した 内 容 としては 発 表 論 文 数 学 会 発 表 数 等 研 究 分 野 の 評 価 を 中 心 に 行 い 特 別 昇 給 対 象 者 を 選 定 するというものであった 従 来 の4 号 俸 昇 給 より 昇 給 幅 が 引 き 下 げられることがないため 導 入 について 教 員 からの 大 きな 抵 抗 はなかった この 制 度 を 実 施 していく 中 で 改 善 を 進 め 研 究 以 外 の 評 価 項 目 も 拡 充 していった 平 成 17 年 以 降 は 業 務 評 価 の 時 代 となり 平 成 17 年 に 内 規 の 制 定 をし 平 成 18 年 か ら 教 員 への 評 価 結 果 のフィードバックを 開 始 した 平 成 18 年 以 降 は 従 来 の 専 任 教 授 助 教 授 講 師 に 加 えて 実 験 講 師 助 手 を 評 価 の 対 象 とした 評 価 項 目 や 評 価 結 果 を 教 員 本 人 にも 公 開 することにより 大 学 がどのような 人 材 を 求 めているかを 明 確 にし 平 成 20 年 に 内 規 を 規 程 化 した (3) 個 人 業 績 評 価 制 度 の 種 類 評 価 項 目 方 法 の 見 直 しを 行 う 制 度 検 討 委 員 会 評 価 を 行 う 評 価 実 施 委 員 会 ( 約 60 名 )を 設 置 している 制 度 検 討 委 員 会 は 適 宜 開 催 し 評 価 基 準 のチェックや 評 価 項 目 等 に 関 する 検 討 を 行 っ ている 評 価 実 施 委 員 会 は 理 事 長 と 各 大 学 の 学 長 が 合 同 で 設 置 し 年 1 回 開 催 する 委 員 長 は 業 績 評 価 担 当 理 事 が 務 め 委 員 は 学 部 長 経 験 者 等 のベテラン 教 員 で 構 成 されてい 95

104 る 研 究 評 価 は 研 究 系 列 に 分 かれて 教 育 評 価 貢 献 評 価 は 所 属 学 部 ごとに 素 点 を 議 論 し ている 以 前 は 教 員 が 一 定 の 様 式 ( 紙 )に 記 入 提 出 したものを 評 価 資 料 としていたが 平 成 19 年 に 教 員 個 人 が 入 力 する 業 績 情 報 を 蓄 積 する 研 究 者 情 報 データベース RIDAI(Rikadai Integrated Database of Academic Information) を 整 備 した RIDAI は 業 績 評 価 に 活 用 するほか 業 績 公 開 やリサーチマップにも 活 用 している 入 力 しなければ 評 価 されない 仕 組 みであり ほとんどの 教 員 が 入 力 している RIDAI の 活 用 により 評 価 のための 集 計 作 業 が 大 幅 に 軽 減 された 個 人 業 績 評 価 のねらい 教 員 の 業 績 を 公 平 かつ 適 正 に 評 価 し その 結 果 を 活 用 することにより 当 該 教 員 の 意 欲 の 向 上 を 図 るとともに 大 学 の 教 育 研 究 棟 を 活 性 化 させることを 意 図 している 評 価 方 法 (1) 評 価 の 対 象 者 評 価 対 象 者 は 昭 和 51 年 から 平 成 18 年 までは 専 任 の 教 授 助 教 授 講 師 であり( 助 手 は 年 俸 制 ) 平 成 18 年 からは 専 任 の 教 授 助 教 授 ( 嘱 託 の 場 合 は 年 俸 制 ) 講 師 実 験 講 師 助 手 としている (2) 評 価 の 流 れ 教 員 は 年 間 を 通 じて 随 時 RIDAI に 登 録 し 年 度 末 にどの 研 究 系 列 (10 系 列 )に 所 属 す るのかを 申 告 する 翌 4~6 月 に 制 度 検 討 委 員 会 を 開 催 し 評 価 基 準 のチェックや 評 価 項 目 等 に 関 する 検 討 を 行 うと 同 時 に 人 事 課 から 教 務 課 等 に 各 種 調 査 を 依 頼 する RIDAI のデ ータや 各 種 調 査 結 果 その 他 の 情 報 を 活 用 し 7 月 に 開 催 される 評 価 実 施 委 員 会 で 評 価 を 議 論 している 評 価 結 果 のフィードバックは 11 月 に 理 事 会 から 行 われる 本 人 には 全 学 学 科 の 評 価 点 分 布 と 本 人 の 研 究 教 育 貢 献 総 合 それぞれの 評 価 点 ( 換 算 後 )が 開 示 される 学 部 長 は 学 部 の 教 員 全 体 学 科 主 任 は 学 科 の 教 員 全 体 の 評 価 結 果 が 分 かるようにしている 評 価 結 果 は 本 俸 の 定 期 昇 給 に 反 映 される 仕 組 みになっているが 加 点 として 用 いるため 教 員 の 抵 抗 感 は 低 い (3) 評 価 の 方 法 評 価 項 目 について 素 点 ( 単 位 )を 付 与 し その 合 計 を 基 に 研 究 分 野 は 素 点 の 平 均 点 が 2 点 教 育 分 野 は 素 点 の 平 均 点 が 2 点 貢 献 分 野 は 素 点 の 平 均 点 が 1.5 点 になるように 換 算 し 総 合 評 価 をしている 96

105 研 究 13 項 目 につ いて 素 点 を 付 与 素 点 合 計 研 究 区 分 毎 の 素 点 合 計 の 平 均 が2 点 になるよう 評 価 点 へ 換 算 教 育 8~10 項 目 について 素 点 を 付 与 素 点 合 計 学 部 毎 の 素 点 合 計 の 平 均 が2 点 になるよう 評 価 点 へ 換 算 総 合 評 統 計 処 理 本 人 への 通 知 昇 給 に 反 映 価 貢 献 7~9 項 目 について 素 点 を 付 与 素 点 合 計 学 部 毎 の 素 点 合 計 の 平 均 が1.5 点 になるよ う 評 価 点 へ 換 算 出 所 ) 東 京 理 科 大 学 資 料 を 基 に 作 成 図 3-1 評 価 の 作 業 の 流 れ( 手 順 ) 97

106 (4) 評 価 項 目 評 価 項 目 は 次 に 示 すとおりである 最 近 評 価 項 目 として 科 学 研 究 費 等 外 部 資 金 の 技 術 指 導 責 任 者 を 追 加 した また 学 部 等 で 独 自 に 評 価 する 活 動 としては ホームペー ジの 運 用 管 理 や 建 築 作 品 の 評 価 など 学 部 独 自 の 評 価 の 視 点 を 入 れている 項 目 1.レフェリー 付 学 術 論 文 ( 外 国 語 ) 2. レフェリー 付 学 術 論 文 ( 日 本 語 ) 3. レフェリー 無 し 学 術 論 文 4. レフェリー 付 プロシー ディングス( 外 国 語 ) 表 3-2 東 京 理 科 大 学 評 価 項 目 対 象 基 準 とする データ 素 点 ( 単 位 ) 3 年 間 発 表 分 RIDAI: 著 作 ( 論 文 等 ) 1 件 1+ 掲 載 誌 のインパ クトファクター 値 の 平 方 根 ( 小 数 点 第 2 位 を 四 捨 五 入 ) 単 位 3 年 間 発 表 分 RIDAI: 著 作 ( 論 文 等 ) 1 件 0~1 単 位 当 該 年 度 発 表 分 RIDAI: 著 作 ( 論 文 等 ) 1 件 0~0.1 単 位 3 年 間 発 表 分 RIDAI: 著 作 ( 論 文 等 ) 1 件 1+ 掲 載 誌 のインパ クトファクター 値 の 平 方 根 ( 小 数 点 第 2 位 を 四 捨 五 入 ) 単 位 3 年 間 発 表 分 RIDAI: 著 作 ( 論 文 等 ) 1 件 0~1 単 位 5. レフェリー 付 プロシー ディングス( 日 本 語 ) 6.レフェリー 無 しプロシ 当 該 年 度 発 表 分 RIDAI: 著 作 ( 論 文 等 ) 1 件 0~0.1 単 位 ーディングス 7.その 他 著 作 ( 学 術 論 当 該 年 度 発 表 分 RIDAI: 著 作 ( 論 文 等 ) 1 件 0~1 単 位 文 プロシーディングス に 該 当 しないもの) 8. 著 書 ( 教 科 書 として 書 当 該 年 度 発 表 分 RIDAI: 著 作 ( 著 書 等 ) 1 件 0~3 単 位 かれたもの 以 外 ) 9. 学 会 発 表 ( 口 頭 ポス 一 般 講 演 ( 国 際 会 RIDAI: 学 会 発 表 1 件 0.2~0.3 単 位 ター) 議 ) 一 般 講 演 ( 国 内 会 1 件 0~0.1 単 位 議 ) 招 待 講 演 ( 国 際 会 1 件 0~3 単 位 議 国 内 会 議 ) 10. 知 的 財 産 ( 特 許 ) 出 願 時 RIDAI: 特 許 1 件 1 単 位 審 査 請 求 時 1 件 0.5 単 位 初 回 登 録 時 1 件 3 単 位 ライセンス( 契 約 ) 1 件 5 単 位 11. 科 学 研 究 費 等 外 部 資 金 の 導 入 研 究 代 表 者 (1) 競 争 的 研 究 資 金 ( 科 学 研 究 費 含 む)を 獲 得 した 場 合 (2)(1)にあてはまらな い 場 合 研 究 分 担 者 技 術 指 導 責 任 者 RIDAI : 科 学 研 究 費 : 研 究 助 成 金 : 受 託 研 究 : 共 同 研 究 : 他 公 的 研 究 技 術 指 導 契 約 98 (1)1+ 当 該 年 度 外 部 資 金 総 額 の 平 方 根 を 1,000 で 除 し 小 数 点 第 2 位 を 四 捨 五 入 して 算 出 した 単 位 (2)0.5+ 当 該 年 度 外 部 資 金 総 額 の 平 方 根 を 2,000 で 除 し 小 数 点 第 2 位 を 四 捨 五 入 して 算 出 した 単 位 1 件 0.2 単 位 0.5+ 当 該 年 度 技 術 者 指 導 料 の 平 方 根 を 2,000 で 除 し 小 数 点 第 2 位 を 四 捨 五 入 して 算 出 した 単 位

107 項 目 12. 学 会 活 動 学 会 日 本 学 術 会 議 協 力 学 術 研 究 団 体 13.その 他 業 績 と 認 めら れるもの( 受 賞 歴 外 国 に おける 客 員 教 授 歴 等 ) 14. 授 業 時 間 数 ( 実 験 実 習 を 含 む)に 応 じ 対 象 技 術 指 導 責 任 者 と 共 に 技 術 指 導 の 業 務 を 分 担 した 者 過 去 3 年 間 における 学 会 会 長 学 会 副 会 長 学 会 理 事 等 学 会 誌 及 び 論 文 誌 の 編 集 者 各 種 委 員 会 専 門 委 員 等 当 該 年 度 分 基 準 とする データ RIDAI: 学 会 活 動 RIDAI: 受 賞 : 客 員 教 授 GAKUEN : 授 業 時 間 数 素 点 ( 単 位 ) 1 件 0.2 単 位 1 件 1 単 位 1 件 0.5 単 位 1 件 0.5 単 位 1 件 0.5 単 位 1 件 0~0.3 単 位 1 件 0~1 単 位 0~2 単 位 講 義 時 間 1h を 1/12 単 位 とする(2 単 位 頭 打 ち) 15. 学 生 の 履 修 数 に 応 じ GAKUEN: 受 講 者 数 0~1 単 位 0.5 履 修 数 / 平 均 履 修 数 (1 単 位 頭 打 ち) 16. 卒 業 研 究 生 数 に 応 じ 卒 業 研 究 生 数 0~1 単 位 0.5 卒 業 研 究 生 数 / 平 均 卒 業 研 究 生 数 (1 単 位 頭 打 ち) 17. 修 士 課 程 の 大 学 院 生 に 対 する 研 究 指 導 修 士 課 程 の 大 学 院 生 数 1 名 0.1 単 位 (1.5 単 位 頭 打 ち) 18. 博 士 課 程 の 大 学 院 博 士 課 程 の 大 学 院 生 1 名 1 単 位 生 に 対 する 研 究 指 導 数 19. 学 位 を 取 得 させた 場 課 程 博 士 学 位 取 得 数 1 名 1 単 位 合 論 文 博 士 1 名 0.3 単 位 20. 教 科 書 RIDAI: 著 作 ( 著 書 等 ) 1 件 0~3 単 位 21.FD 等 高 い 教 育 効 果 を 伴 う 授 業 改 善 実 施 RIDAI: 授 業 改 善 1 件 0~2 単 位 22. 学 内 の 補 職 委 員 会 委 員 等 学 部 内 委 員 会 補 職 委 員 会 入 試 関 連 委 員 会 RIDAI: 学 識 経 験 23. 学 外 における 学 識 経 兼 職 許 可 願 により 認 験 者 としての 活 動 められた 活 動 24.メディアを 通 した 広 報 RIDAI: 広 報 活 動 活 動 等 25. 生 涯 学 習 等 社 会 に RIDAI: 科 学 の 普 及 対 する 科 学 の 普 及 活 動 26. 社 会 貢 献 地 域 貢 献 RIDAI: 受 賞 : 社 会 貢 献 地 域 貢 献 27. 学 生 募 集 に 関 する 活 動 28. 国 際 交 流 に 関 する 活 動 父 母 懇 談 会 参 加 実 績 指 定 校 訪 問 模 擬 講 義 オープンキャン パス マドンナプロジェ クト サイエンスフェア 等 マレーシアツイニング プログラム ダブルデ ィグリー 等 大 学 が 行 1 件 0.5~5 単 位 1 件 0~3 単 位 1 件 0~2 単 位 1 件 0~3 単 位 1 件 0~2 単 位 1 件 0.3~1 単 位 1 件 0~2 単 位 99

108 項 目 対 象 基 準 とする データ う 国 際 交 流 に 関 する 事 業 29. 大 学 で 独 自 に 評 価 す 各 大 学 で 独 自 に 評 価 る 活 動 する 項 目 30. 学 部 等 で 独 自 に 評 価 学 部 等 で 独 自 に 評 価 する 活 動 する 項 目 橙 色 : 事 務 局 が 素 点 付 与 白 色 : 評 価 実 施 委 員 会 が 素 点 付 与 出 所 ) 東 京 理 科 大 学 資 料 を 基 に 作 成 素 点 ( 単 位 ) 1 件 0~2 単 位 1 件 0~2 単 位 効 果 課 題 と 工 夫 点 (1) 効 果 評 価 制 度 の 導 入 による 効 果 は 昇 給 に 反 映 される 資 料 としての 納 得 感 を 高 められたことで ある 評 価 の 情 報 収 集 や 集 計 に RIDAI を 活 用 していることで 評 価 者 及 び 被 評 価 者 の 負 荷 低 減 といった 効 果 も 現 れている (2) 今 後 の 課 題 今 後 の 課 題 として 評 価 結 果 の FD 活 動 への 活 用 評 価 項 目 の 妥 当 性 評 価 結 果 に 対 する 異 議 申 し 立 てへの 対 応 制 度 実 施 による 効 果 測 定 (コストとの 兼 ね 合 い)などがあげられる 評 価 項 目 として FD 等 高 い 教 育 効 果 を 伴 う 授 業 改 善 実 施 は 含 まれているが FD とは 連 携 していない また 定 性 的 な 評 価 項 目 や 評 価 項 目 については 評 価 項 目 自 体 の 妥 当 性 を 今 後 も 検 討 する 必 要 がある 評 価 項 目 として 教 育 スキルを 取 り 入 れたいが 客 観 的 に 評 価 する 方 法 が 確 立 していないため 難 しい (3) 工 夫 点 評 価 結 果 の 活 用 方 法 としては 教 員 が 自 己 研 鑽 のために 用 いるほか 理 事 長 が 昇 給 及 び 承 認 等 に 係 る 資 料 として 利 用 するほか 表 彰 にも 活 用 している 全 評 価 対 象 者 を 対 象 にした 特 別 賞 40 歳 以 下 を 対 象 にした 奨 励 賞 を 設 けている 研 究 論 文 の 評 価 については 論 文 のサ イテーション( 被 引 用 数 に 基 づく 評 価 )を 重 視 している 教 養 の 教 員 は 研 究 論 文 での 評 価 が 難 しいため 別 の 表 彰 の 枠 組 みの 中 で 国 家 公 務 員 対 策 や 教 職 対 策 などを 表 彰 している 100

109 3.2 東 京 農 工 大 学 組 織 の 概 要 個 人 業 績 評 価 の 概 要 (1) 組 織 概 要 学 部 は 農 学 部 と 工 学 部 の 2 学 部 大 学 院 は 工 学 府 農 学 府 に 加 えて 生 物 システム 応 用 科 学 府 連 合 農 学 研 究 科 連 携 協 力 して 設 置 した 岐 阜 大 学 大 学 院 連 合 獣 医 学 研 究 科 がある 教 員 は 学 部 学 府 にも 属 するとともに 研 究 院 ( 工 学 と 農 学 の2 研 究 院 )を 本 務 として いる 生 物 システム 応 用 科 学 府 は 農 と 工 の 融 合 を 目 指 した 大 学 院 となっており 早 稲 田 大 学 との 連 携 による 共 同 先 進 健 康 科 学 専 攻 は 同 学 府 に 所 属 している 農 学 府 は 修 士 課 程 のみであるため それに 続 く 博 士 課 程 として 連 合 農 学 研 究 科 を 茨 城 大 学 宇 都 宮 大 学 と 共 に 設 けている 獣 医 学 科 は 6 年 制 であるため それに 続 く 獣 医 学 博 士 課 程 として 岐 阜 大 学 大 学 院 連 合 獣 医 学 研 究 科 がある 図 3-2 東 京 農 工 大 学 機 構 図 ( 平 成 26 年 5 月 1 日 現 在 ) 101

110 表 3-3 東 京 農 工 大 学 学 部 大 学 院 と 学 生 数 ( 平 成 26 年 5 月 1 日 現 在 ) 名 称 課 程 学 生 数 農 学 部 学 士 課 程 5 学 科 1,397 工 学 部 学 士 課 程 8 学 科 2,491 工 学 府 博 士 前 期 課 程 6 専 攻 博 士 後 期 課 程 4 専 攻 専 門 職 学 位 1 専 攻 1,029 農 学 府 修 士 課 程 9 専 攻 408 生 物 システム 応 用 科 学 府 博 士 前 期 課 程 1 専 攻 博 士 後 期 課 程 2 専 攻 224 連 合 農 学 研 究 科 博 士 課 程 5 専 攻 195 岐 阜 大 学 大 学 院 連 合 獣 医 学 研 究 科 博 士 課 程 獣 医 学 専 攻 - 出 所 ) 平 成 26 年 度 国 立 大 学 法 人 東 京 農 工 大 学 概 要 学 生 数 は 連 合 大 学 配 置 学 生 を 含 む 教 員 数 ( 役 員 等 含 む)は 423 名 ( 平 成 26 年 5 月 1 日 現 在 )である 研 究 組 織 である 研 究 院 の 分 野 は 部 門 と 呼 んでおり 農 学 研 究 院 は 11 部 門 工 学 研 究 院 は 9 部 門 ある (2) 個 人 業 績 評 価 制 度 の 導 入 時 期 教 員 活 動 評 価 は 平 成 19 年 度 実 施 分 から 試 行 を 開 始 し 平 成 22 年 度 実 施 分 から 実 施 してい る (3) 個 人 業 績 評 価 制 度 について 個 人 業 績 評 価 のねらい 以 下 4 点 を 目 的 として 評 価 を 実 施 している 教 育 研 究 の 質 の 向 上 を 図 ること 教 育 研 究 の 向 上 を 図 るための 改 善 システムの 一 環 として 活 用 し 大 学 運 営 全 体 の 改 善 を 図 ること 教 員 の 業 績 を 多 面 的 かつ 適 切 に 評 価 し 待 遇 面 等 に 反 映 させること 学 内 及 び 学 外 への 説 明 責 任 を 果 たすこと 評 価 方 法 (1) 概 略 教 員 活 動 評 価 は 3 年 度 サイクルで 計 画 評 価 する 仕 組 みとなっており 常 勤 の 教 員 を 対 象 として 年 次 評 価 ( 単 年 度 評 価 )と 総 合 評 価 (3 年 度 の 評 価 )を 行 っている 毎 年 年 次 評 価 で 自 己 点 検 評 価 を 行 うとともに 客 観 的 評 価 を 受 けた 上 で 3 年 ごとに 中 期 的 な 目 標 と 実 績 について 総 合 評 価 を 受 ける 制 度 設 計 となっている 各 教 員 は 3 年 度 サイクルの 初 年 度 に 3 年 度 分 の 計 画 書 を 部 局 長 等 に 提 出 し 部 局 長 等 は 102

111 それを 承 認 する 年 次 評 価 は 各 教 員 が 年 度 の 計 画 に 対 する 実 績 を 教 員 活 動 評 価 報 告 書 として 評 価 者 に 提 出 し 評 価 者 は 個 々の 教 員 の 目 標 や 役 割 を 鑑 みながら C( 期 待 通 りの 業 績 をあげていない) ~ SS( 期 待 を 大 きく 上 回 り 非 常 に 優 れた 業 績 をあげている) の 5 段 階 評 価 を 行 う 総 合 評 価 は 部 局 長 等 が 教 員 個 々の 当 初 の 計 画 と 3 年 間 の 実 績 を 照 らし 合 わせ C ~ SS の 5 段 階 評 価 を 行 う なお URA については 教 員 活 動 評 価 とは 別 に 事 務 職 員 に 形 式 が 近 い 評 価 を 実 施 して いる また テニュアトラック 教 員 は 教 員 活 動 評 価 とは 別 に 外 部 評 価 委 員 によるテニュア 付 与 のための 中 間 審 査 及 び 最 終 審 査 を 実 施 している 図 3-3 東 京 農 工 大 学 年 次 評 価 と 総 合 評 価 の 関 係 (2) 評 価 の 流 れ 評 価 は 一 次 評 価 二 次 評 価 の 二 段 階 で 行 われ 一 次 評 価 者 は 主 に 専 攻 長 等 が 二 次 評 価 者 は 主 に 部 局 長 等 となっている 各 教 員 は 計 画 書 で 目 標 値 を 設 定 し それを 部 局 長 等 が 承 認 する 一 次 評 価 は 専 攻 長 等 が 領 域 ( 教 育 研 究 社 会 貢 献 国 際 交 流 管 理 運 営 )ごとに 活 動 実 績 を 確 認 し 領 域 のウェイトを 勘 案 して 評 価 する 一 次 評 価 を 被 評 価 者 に 近 い 立 場 の 専 攻 長 等 とすることで 研 究 分 野 の 特 色 等 を 理 解 した 評 価 となっている 二 次 評 価 は 部 局 長 等 が 評 議 員 等 の 意 見 を 参 考 に 行 っている 異 議 申 し 立 ては 2 回 行 うことができる 仕 組 みとなっている(1 回 目 : 部 局 長 等 による 再 評 価 2 回 目 : 学 長 が 委 員 長 である 全 学 教 員 活 動 評 価 委 員 会 で 再 評 価 ) 計 画 書 及 び 教 員 活 動 評 価 報 告 書 の 作 成 に 当 たっては システム( 教 職 員 活 動 データベース) を 構 築 しており 各 教 員 は 作 成 に 必 要 なデータをいつでも 入 力 できる(ただし データベー スへのアクセスは 原 則 として 学 内 に 限 定 ) なお ゼミの 学 生 数 授 業 のコマ 数 科 研 費 等 の 外 部 資 金 等 の 実 績 等 は 他 のシステムや 事 務 で 把 握 しているデータに 関 しては 自 動 入 力 される 仕 組 みとなっており 教 員 の 入 力 の 負 担 を 軽 減 している 教 員 にとって 教 員 活 動 評 価 制 度 は 浸 透 しており 評 価 対 象 者 はほぼ 全 員 評 価 を 実 施 してい る また 前 述 のとおりデータベース 入 力 の 軽 減 等 も 行 っているため 不 満 は 少 ない 教 職 員 103