目 次 ( 頁 ) はじめに 1 第 1 章 基 本 的 考 え 方 2 第 2 章 プログラムの 推 進 方 針 9 第 3 章 施 策 分 野 の 推 進 方 針 11 おわりに 25 ( 別 紙 1)プログラムにより 回 避 すべき 起 こってはならない 事 態 26 ( 別 紙 2)プログラ

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1 国 土 強 靱 化 政 策 大 綱 ( 案 ) 資 料 2-2

2 目 次 ( 頁 ) はじめに 1 第 1 章 基 本 的 考 え 方 2 第 2 章 プログラムの 推 進 方 針 9 第 3 章 施 策 分 野 の 推 進 方 針 11 おわりに 25 ( 別 紙 1)プログラムにより 回 避 すべき 起 こってはならない 事 態 26 ( 別 紙 2)プログラムの 推 進 方 針 27 ( 別 紙 3) 施 策 例 31

3 はじめに 昨 年 12 月 末 に 第 2 次 安 倍 内 閣 が 発 足 し 内 閣 の 基 本 方 針 として 老 朽 化 インフラ 対 策 など 事 前 防 災 のための 国 土 強 靱 化 の 推 進 や 大 規 模 な 災 害 やテロなどへの 危 機 管 理 対 応 にも 万 全 を 期 すなど 国 民 の 暮 らしの 不 安 を 払 拭 し 安 心 社 会 をつくる ことが 盛 り 込 まれ 国 土 強 靭 化 担 当 大 臣 が 設 置 された 本 年 1 月 には 事 務 を 担 う 組 織 として 内 閣 官 房 に 国 土 強 靭 化 推 進 室 が 設 置 され 古 屋 国 土 強 靭 化 担 当 大 臣 の 下 で 国 土 強 靱 化 の 推 進 に 向 けた 取 組 が 始 まった 以 後 3 月 に 様 々な 分 野 の 有 識 者 で 構 成 される ナショナル レジリエンス ( 防 災 減 災 ) 懇 談 会 ( 座 長 : 藤 井 聡 内 閣 官 房 参 与 京 都 大 学 大 学 院 教 授 )を 立 ち 上 げ 広 範 な 分 野 にわたる 幅 広 い 観 点 から 国 土 強 靱 化 について 客 観 的 専 門 的 な 議 論 を 重 ねるとともに 都 道 府 県 や 経 済 団 体 等 を 通 じて 地 方 や 民 間 の 意 見 につい ても 幅 広 く 聴 取 してきた また 関 係 府 省 庁 が 一 体 となって 国 土 強 靱 化 に 取 り 組 む 体 制 として 国 土 強 靱 化 の 推 進 に 関 する 関 係 府 省 庁 連 絡 会 議 ( 議 長 : 国 土 強 靭 化 担 当 大 臣 )を 設 置 し 上 記 の 懇 談 会 等 の 議 論 も 踏 まえて 国 土 強 靱 化 に 向 けた 基 本 的 な 方 針 の 整 理 脆 弱 性 評 価 の 試 行 的 な 実 施 重 点 化 すべき 国 土 強 靱 化 のプログラムの 対 応 方 針 の 決 定 等 を 行 い この 上 で 平 成 26 年 度 に 必 要 な 予 算 の 概 算 要 求 を 行 ったところである 政 府 は 強 くしなやかな 国 民 生 活 の 実 現 を 図 るための 防 災 減 災 等 に 資 する 国 土 強 靱 化 基 本 法 ( 以 下 基 本 法 という )に 先 駆 けて 上 記 のような 取 組 を 試 行 的 予 備 的 に 行 ってきた 本 大 綱 はこれらを 基 に 施 策 分 野 別 の 政 策 課 題 への 対 応 を 中 心 に 国 土 の 強 靱 化 に 関 する 施 策 に 係 る 基 本 的 な 指 針 としてとりまとめた ものである 本 大 綱 は 基 本 法 の 理 念 や 政 策 手 法 に 則 したものであり 基 本 法 にお ける 国 土 強 靱 化 の 推 進 に 関 して 関 係 する 国 の 計 画 等 の 指 針 としても 位 置 付 けられ る 国 土 強 靱 化 基 本 計 画 の 基 となるものである 今 後 本 大 綱 を 一 里 塚 として 国 土 強 靱 化 に 関 する 施 策 の 策 定 推 進 を 図 るとと もに 関 係 する 国 の 計 画 の 見 直 しについて 検 討 が 始 められることを 通 じて 政 府 が 一 丸 となって 強 靱 な 国 づくりを 計 画 的 に 進 めていくこととする 1

4 第 1 章 基 本 的 考 え 方 1 国 土 強 靱 化 の 理 念 我 が 国 は その 国 土 の 地 理 的 地 形 的 気 象 的 な 特 性 故 に 数 多 くの 災 害 に 繰 さいな り 返 し 苛 まれてきた そして 規 模 の 大 きな 災 害 であればある 程 に まさに 忘 れた 頃 に 訪 れ その 都 度 多 くの 尊 い 人 命 を 失 い 莫 大 な 経 済 的 社 会 的 文 化 的 損 失 を 被 り 続 けてきた しかし 災 害 は それを 迎 え 撃 つ 社 会 のあり 方 によって 被 害 の 状 況 が 大 きく 異 なる 大 地 震 等 の 発 生 の 度 に 甚 大 な 被 害 を 受 け その 都 度 長 期 間 をかけて 復 旧 復 興 を 図 る といった 事 後 対 策 の 繰 り 返 し を 避 け 今 一 度 大 規 模 自 然 災 害 等 の 様 々な 危 機 を 直 視 して 平 時 から 大 規 模 災 害 等 に 対 する 備 えを 行 うことが 重 要 である 東 日 本 大 震 災 から 得 られた 教 訓 を 踏 まえれば 大 規 模 災 害 等 への 備 えについて 予 断 を 持 たずに 最 悪 の 事 態 を 念 頭 に 置 き 従 来 の 狭 い 意 味 での 防 災 の 範 囲 を 超 えて 国 土 政 策 産 業 政 策 も 含 め た 総 合 的 な 対 応 を いわば 国 家 百 年 の 大 計 の 国 づくりとして 千 年 の 時 をも 見 据 えながら 行 っていくことが 必 要 である そして この 国 づくりを 通 じて 危 機 に 翻 弄 されることなく 危 機 に 打 ち 勝 ち その 帰 結 として 国 の 持 続 的 な 成 長 を 実 現 し 時 々の 次 世 代 を 担 う 若 者 たちが 将 来 に 明 るい 希 望 を 持 てる 環 境 を 獲 得 す る 必 要 がある このため いかなる 災 害 等 が 発 生 しようとも 1 人 命 の 保 護 が 最 大 限 図 られること 2 国 家 及 び 社 会 の 重 要 な 機 能 が 致 命 的 な 障 害 を 受 けず 維 持 されること 3 国 民 の 財 産 及 び 公 共 施 設 に 係 る 被 害 の 最 小 化 4 迅 速 な 復 旧 復 興 を 基 本 目 標 として 強 さ と しなやかさ を 持 った 安 全 安 心 な 国 土 地 域 経 済 社 会 の 構 築 に 向 けた 国 土 の 強 靱 化 (ナショナル レジリエンス)を 推 進 することとする この 国 土 の 強 靱 化 に 向 けた 官 民 による 取 組 を 精 力 的 に 進 め いかなる 事 態 が 発 生 しても 機 能 不 全 に 陥 らない 経 済 社 会 のシステムを 平 時 から 確 保 しておくことは 地 域 住 民 の 生 命 財 産 産 業 競 争 力 経 済 成 長 力 を 守 ることのみならず 国 地 2

5 方 公 共 団 体 民 間 それぞれに 状 況 変 化 への 対 応 力 や 生 産 性 効 率 性 の 向 上 をも たらす また 強 靱 化 の 推 進 による 新 規 市 場 の 創 出 や 投 資 の 拡 大 等 によって 政 府 の 成 長 戦 略 に 寄 与 することで 我 が 国 の 経 済 成 長 の 一 翼 を 担 い 国 際 競 争 力 の 向 上 国 際 的 な 信 頼 の 獲 得 をもたらすものである このため 政 府 として 国 土 の 強 靱 化 に 向 けた 取 組 を 府 省 庁 横 断 的 に 地 方 公 共 団 体 や 民 間 とも 連 携 して 総 合 的 に 推 進 することとする 2 国 土 強 靱 化 を 推 進 する 上 での 基 本 的 な 方 針 進 め 方 (1) 基 本 的 な 方 針 国 土 強 靱 化 の 理 念 を 踏 まえ 事 前 防 災 及 び 減 災 その 他 迅 速 な 復 旧 復 興 国 際 競 争 力 の 向 上 に 資 する 大 規 模 災 害 等 に 備 えた 国 土 の 全 域 にわたる 強 靱 な 国 づくりに ついて 東 日 本 大 震 災 など 過 去 の 災 害 から 得 られた 経 験 を 最 大 限 活 用 しつつ 以 下 の 方 針 に 基 づき 推 進 する なお 国 民 生 活 国 民 経 済 に 影 響 を 及 ぼすリスクとしては 自 然 災 害 のほかに 大 規 模 事 故 やテロ 等 も 含 めたあらゆる 事 象 についても 対 象 とするが 首 都 直 下 地 震 南 海 トラフ 地 震 等 が 遠 くない 将 来 に 発 生 する 可 能 性 があることが 予 測 され ひとたび 一 度 大 規 模 な 自 然 災 害 が 発 生 すれば 国 土 の 広 域 な 範 囲 に 甚 大 な 被 害 をもた らすものとなるため 本 大 綱 では まずは 大 規 模 な 自 然 災 害 を 対 象 として 政 府 横 断 的 に 強 靱 化 の 構 築 に 向 けた 取 組 を 推 進 することとする 1 我 が 国 のあらゆるレベルの 経 済 社 会 システムが 有 する 潜 在 力 抵 抗 力 回 復 力 を 強 化 すること 2 我 が 国 の 強 靱 性 を 損 なう 本 質 的 原 因 として 何 が 存 在 しているのかをあらゆる 側 面 から 吟 味 しつつ 取 組 にあたること 3 市 場 統 治 社 会 の 力 を 総 合 的 に 踏 まえつつ 大 局 的 システム 的 な 視 点 を 持 ち 適 正 な 制 度 規 制 のあり 方 を 見 据 えながら 取 り 組 むこと 4 短 期 的 な 視 点 によらず 時 間 管 理 概 念 を 持 ちつつ 長 期 的 な 視 野 を 持 って 計 画 的 な 取 組 にあたること 3

6 5 多 様 な 地 域 が 自 律 性 を 高 めつつ 諸 機 能 を 適 切 に 分 担 するとともに これらが 連 携 協 調 する 国 土 構 造 を 実 現 することにより 過 剰 な 一 極 集 中 の 回 避 自 律 分 散 協 調 型 国 土 の 形 成 につなげていく 視 点 を 持 つこと 6 災 害 リスクや 地 域 の 状 況 等 に 応 じて 訓 練 防 災 教 育 等 の ソフト 対 策 と 施 設 の 耐 震 化 代 替 施 設 の 確 保 等 の ハード 対 策 を 適 切 に 組 み 合 わせて 効 果 的 に 施 策 を 推 進 するとともに このための 体 制 を 早 急 に 整 備 すること 7 自 助 共 助 及 び 公 助 を 適 切 に 組 み 合 わせ 官 ( 国 地 方 公 共 団 体 )と 民 ( 住 民 民 間 企 業 等 )が 適 切 に 連 携 及 び 役 割 分 担 して 取 り 組 むこと とし 特 に 重 大 性 緊 急 性 が 高 い 場 合 には 国 が 中 核 的 な 役 割 を 果 たすこと 8 人 のつながりやコミュニティ 機 能 を 向 上 するとともに 各 地 域 において 強 靱 化 を 推 進 する 担 い 手 が 適 切 に 活 動 できる 環 境 整 備 に 努 めること 9 女 性 高 齢 者 子 ども 障 害 者 外 国 人 等 に 十 分 配 慮 して 施 策 を 講 じること 10 非 常 時 に 防 災 減 災 等 の 効 果 を 発 揮 するのみならず 平 常 時 にも 有 効 に 活 用 される 対 策 となるよう 工 夫 すること 11 人 口 の 減 少 等 に 起 因 する 国 民 の 需 要 の 変 化 社 会 資 本 の 老 朽 化 等 を 踏 まえる とともに 財 政 資 金 の 効 率 的 な 使 用 による 施 策 の 持 続 的 な 実 施 に 配 慮 して 施 策 の 重 点 化 を 図 ること 12 既 存 の 社 会 資 本 を 有 効 活 用 すること 等 により 費 用 を 縮 減 しつつ 効 率 的 に 施 策 を 推 進 すること 13 限 られた 資 金 を 最 大 限 に 活 用 するため PPP/PFI による 民 間 資 金 の 積 極 的 な 活 用 を 図 ること 14 施 設 等 の 効 率 的 かつ 効 果 的 な 維 持 管 理 に 資 すること 15 人 命 を 保 護 する 観 点 から 土 地 の 合 理 的 利 用 を 促 進 すること 16 科 学 的 知 見 に 基 づく 研 究 開 発 の 推 進 及 びその 成 果 の 普 及 を 図 ること 17 地 域 の 特 性 に 応 じて 自 然 との 共 生 環 境 との 調 和 及 び 景 観 の 維 持 に 配 慮 す ること 4

7 (2) 基 本 的 な 進 め 方 ~PDCA サイクルの 徹 底 ~ 国 土 の 強 靱 化 は いわば 国 のリスクマネジメントであり 1 強 靱 化 が 目 指 すべき 目 標 を 明 確 にした 上 で 主 たるリスクを 特 定 分 析 2 リスクシナリオと 影 響 を 分 析 評 価 した 上 で 目 標 に 照 らして 脆 弱 性 を 特 定 3 脆 弱 性 を 分 析 評 価 し 脆 弱 性 を 克 服 するための 課 題 とリスクに 対 する 対 応 方 策 を 検 討 4 課 題 解 決 のために 必 要 な 政 策 の 見 直 しを 行 うとともに 対 応 方 策 について 重 点 化 優 先 順 位 を 付 けて 計 画 的 に 実 施 5 その 結 果 を 適 正 に 評 価 し 全 体 の 取 組 を 見 直 し 改 善 という PDCA サイクルを 繰 り 返 すとともに 常 に 直 前 のプロセスに 戻 って 見 直 すこ とにより 国 全 体 の 強 靱 化 の 取 組 を 推 進 する この 際 脆 弱 性 の 分 析 評 価 及 び リスクに 対 する 対 応 方 策 の 策 定 にあ たっては 分 野 別 のアプローチに 加 えて 特 に 仮 に 起 きれば 国 家 として 致 命 的 な 影 響 が 生 じると 考 えられる 起 こってはならない 事 態 を 特 定 し その 事 態 を 回 避 あるいは 起 きたとしても 致 命 傷 を 負 わないために 現 状 で 何 が 不 足 し これか ら 何 をすべきか という 視 点 から 府 省 庁 横 断 的 な プログラム ( 目 標 を 達 成 するための 施 策 のパッケージ)によるアプローチを 導 入 する このプログラム 方 式 を 採 用 することで 各 分 野 間 の 有 機 的 な 連 携 を 促 すとともに 各 分 野 の 行 政 の 取 組 を 各 種 リスクの 存 在 を 明 示 的 に 織 り 込 んだものへと 逐 次 的 に 改 善 していくこ とを 意 図 している また PDCA サイクルの 実 践 を 通 じて プログラム 施 策 の 重 点 化 優 先 順 位 付 けに 関 する 不 断 の 見 直 し このための 脆 弱 性 評 価 手 法 の 改 善 施 策 の 効 果 の 評 価 方 法 の 改 善 ( 重 要 評 価 指 標 (KPI)の 導 入 等 ) プログラムごとの 目 標 の 設 定 と 工 程 表 の 作 成 による 進 捗 管 理 の 導 入 など 強 靱 化 の 取 組 を 順 次 ステップアップする とともに その 取 組 の 内 容 過 程 等 を 可 能 な 限 り 可 視 化 することとする 5

8 (3) 特 に 配 慮 すべき 事 項 ( 総 合 的 な 視 点 による 経 済 社 会 システムの 構 築 ) 平 時 のみを 念 頭 に 置 いて 過 剰 な 経 済 効 率 性 を 追 求 することは 我 が 国 の 経 済 社 会 が 有 する 強 靱 性 を 損 なうことがある このため 経 済 社 会 システムの 構 築 や 改 変 改 善 にあたっては 平 時 における 効 率 性 の 確 保 に 加 え 各 種 のリ スクの 存 在 及 びそれらを 見 据 えた 長 期 的 な 効 率 性 合 理 性 の 確 保 を 意 図 した 総 合 的 な 視 点 が 必 要 である ( 民 間 投 資 の 誘 発 ) ソフト ハード 両 面 からの 総 合 的 な 国 土 強 靱 化 の 取 組 は 各 分 野 における 多 様 なニーズを 生 み 出 し これが 新 たなイノベーションや 更 なる 投 資 の 拡 大 をも たらすことにより 我 が 国 の 持 続 的 な 経 済 成 長 に 貢 献 することが 期 待 できる 新 たなイノベーションや 更 なる 投 資 の 拡 大 を 促 進 するため 国 土 強 靱 化 に 資 す る 自 主 的 な 設 備 投 資 等 を 促 すとともに PPP/PFI を 活 用 したインフラ 整 備 や 老 朽 化 対 策 等 を 進 めるほか 民 間 の 投 資 を 一 層 誘 発 する 仕 組 み( 例 えば 認 証 制 度 規 制 の 見 直 し 税 制 の 活 用 等 )の 具 体 化 を 着 実 に 進 める ( 地 方 公 共 団 体 等 における 体 制 の 構 築 ) 国 土 強 靱 化 を 効 果 的 に 進 めるため 国 と 地 方 公 共 団 体 の 間 及 び 地 方 公 共 団 体 相 互 における 十 分 な 情 報 共 有 連 携 を 確 保 するとともに 強 靱 化 を 担 う 人 材 の 育 成 など 地 方 公 共 団 体 等 における 組 織 体 制 の 強 化 及 び 地 域 における 強 靱 化 計 画 の 策 定 実 施 の 支 援 促 進 を 図 る また 災 害 のおそれの 状 況 に 応 じて 市 町 村 が 住 民 に 対 して 適 時 的 確 な 対 応 を 取 ることができるよう 市 町 村 に 対 する 適 切 な 支 援 を 行 う (BCP/BCM 等 の 策 定 の 促 進 ) 大 規 模 災 害 等 の 発 生 後 に 国 の 経 済 活 動 を 維 持 し 迅 速 な 復 旧 復 興 を 可 能 とする のは 政 府 や 地 方 公 共 団 体 はもとより 個 々の 企 業 における 事 業 活 動 の 継 続 確 保 6

9 の 有 機 的 な 積 み 重 ねである このため 企 業 の BCP( 緊 急 時 企 業 存 続 計 画 又 は 事 業 継 続 計 画 )/BCM( 事 業 継 続 マネジメント)の 取 組 を 一 層 促 進 するとともに 一 企 業 の 枠 を 超 えて 業 界 を 横 断 する 企 業 連 携 型 の BCP/BCM の 取 組 を 支 援 措 置 の 充 実 や 的 確 な 評 価 の 仕 組 み 等 の 制 度 化 も 考 慮 しつつ 推 進 する こうした BCP/BCM の 運 用 に 関 する 前 向 きな 姿 勢 を 日 本 の 企 業 の 文 化 として 定 着 させることにより サ プライチェーン 等 の 強 靱 化 を 確 保 し 競 争 力 の 向 上 を 図 る また BCP/BCM の 運 用 においては 我 が 国 製 造 業 の 製 品 や 部 素 材 等 の 多 くが 国 内 外 のサプライチェ ーンの 要 となっていることを 踏 まえ 中 小 企 業 小 規 模 事 業 者 をはじめとする 我 が 国 企 業 における 原 料 や 部 素 材 等 の 調 達 先 の 複 線 化 緊 急 時 電 源 の 確 保 等 に 留 意 する (リスクコミュニケーションと 人 材 等 の 育 成 ) 国 土 強 靱 化 の 担 い 手 は 国 民 一 人 一 人 であり 行 政 から 国 民 への 広 報 のみならず 国 民 と 行 政 が 双 方 向 でコミュニケーションを 行 うことにより 国 民 自 らが 主 体 的 に 国 土 強 靱 化 について 考 えることが 重 要 である そのため 防 災 減 災 に 関 する 専 門 的 な 知 識 技 術 を 有 する 人 材 の 育 成 確 保 並 びに 災 害 から 得 られた 教 訓 知 識 を 伝 承 実 践 する 活 動 を 国 民 運 動 として 推 進 する (データベース 化 オープンデータ 化 の 推 進 ) 国 土 の 強 靱 化 の 取 組 は リスクコミュニケーションから 社 会 インフラの 維 持 管 理 や 各 分 野 の 研 究 開 発 等 に 至 るまで 官 民 の 広 範 な 分 野 にまたがるものであり これらの 取 組 をデータに 基 づき 効 率 的 に 進 めるためには 国 地 方 民 間 等 の 様 々な 主 体 が 有 する 情 報 を 集 約 化 し これらの 様 々な 主 体 が 情 報 にアクセスでき ることが 不 可 欠 となる このため 国 と 地 方 官 と 民 が 適 切 に 連 携 役 割 分 担 し つつ それぞれが 有 する 情 報 の 共 有 データベース 化 を 推 進 するとともに この ための 統 一 的 なプラットフォームの 整 備 を 図 る また これらの 情 報 のオープン データ 化 を 推 進 する 7

10 (2020 年 オリンピック パラリンピック 東 京 大 会 に 向 けた 対 策 と 情 報 発 信 ) 国 土 強 靱 化 は 我 が 国 を 訪 れる 外 国 人 に 対 する 一 種 のおもてなしである 我 が 国 の 国 土 の 強 靱 性 に 裏 付 けられた 安 全 安 心 な2020 年 オリンピック パラリンピッ ク 東 京 大 会 の 実 現 に 向 けて 必 要 な 対 策 を 計 画 的 かつ 総 合 的 に 進 める また 我 が 国 における 強 靱 化 に 向 けた 様 々な 取 組 や 成 果 を 国 際 社 会 に 積 極 的 に 情 報 発 信 することを 通 じて 経 済 社 会 活 動 を 安 全 に 営 める 国 として 国 際 社 会 の 理 解 が 得 られるよう 努 める ( 国 土 強 靱 化 の 推 進 を 通 じた 国 際 貢 献 ) 世 界 のサプライチェーンにおける 重 要 な 役 割 を 担 う 我 が 国 の 経 済 社 会 の 強 靱 性 を 高 めることは 世 界 経 済 の 成 長 にも 寄 与 するものである また 高 度 成 長 期 以 降 に 集 中 的 に 整 備 されたインフラが 今 後 一 斉 に 高 齢 化 する ことを 踏 まえ インフラを 将 来 世 代 へ 継 承 する 資 産 として 戦 略 的 効 率 的 に 維 持 管 理 更 新 していくことにより 国 の 強 靭 性 を 確 保 し 持 続 的 な 経 済 成 長 を 実 現 していくことで 他 国 のモデルとなることが 期 待 される 加 えて 多 くの 自 然 災 害 を 経 験 し 蓄 積 してきた 防 災 減 災 等 に 関 する 技 術 について 新 技 術 の 開 発 や 各 国 への 技 術 支 援 等 の 充 実 を 図 りながら 世 界 をリードしていく 役 割 が 求 めら れる このような 観 点 に 留 意 しつつ 国 土 強 靱 化 に 関 わる 様 々な 分 野 において 各 国 との 相 互 の 理 解 を 深 め 高 め 合 いながら 我 が 国 の 国 土 強 靱 化 の 取 組 を 一 層 推 進 するとともに 国 際 社 会 への 貢 献 に 努 める 8

11 第 2 章 プログラムの 推 進 方 針 はじめに で 述 べたように 政 府 は 基 本 法 に 先 駆 け 試 行 的 予 備 的 に 脆 弱 性 評 価 を 行 った この 脆 弱 性 評 価 に 先 立 ち 前 章 に 示 した4つの 基 本 目 標 を 踏 まえ 大 規 模 自 然 災 害 が 発 生 した 場 合 に 我 が 国 の 経 済 社 会 システムが 国 土 の 強 靱 性 (レジリエンス)を 確 保 する 上 で 事 前 に 備 えるべき 目 標 を 以 下 のとおりとした ( 目 標 ) 1 大 規 模 自 然 災 害 が 発 生 したときでも 人 命 の 保 護 が 最 大 限 図 られる 2 大 規 模 自 然 災 害 発 生 直 後 から 救 助 救 急 医 療 活 動 等 が 迅 速 に 行 われる (それがなされない 場 合 の 必 要 な 対 応 を 含 む) 3 大 規 模 自 然 災 害 発 生 直 後 から 必 要 不 可 欠 な 行 政 機 能 は 確 保 する 4 大 規 模 自 然 災 害 発 生 直 後 から 必 要 不 可 欠 な 情 報 通 信 機 能 は 確 保 する 5 大 規 模 自 然 災 害 発 生 後 であっても 経 済 活 動 (サプライチェーンを 含 む)を 機 能 不 全 に 陥 らせない 6 大 規 模 自 然 災 害 発 生 後 であっても 生 活 経 済 活 動 に 必 要 最 低 限 の 電 気 ガ ス 上 下 水 道 燃 料 交 通 ネットワーク 等 を 確 保 するとともに これらの 早 期 復 旧 を 図 る 7 制 御 不 能 な 二 次 災 害 を 発 生 させない 8 大 規 模 自 然 災 害 発 生 後 であっても 地 域 社 会 経 済 が 迅 速 に 再 建 回 復 でき る 条 件 を 整 備 する 上 記 の 目 標 を 前 提 に 本 年 4 月 ~5 月 に 関 係 府 省 庁 等 を 対 象 に 脆 弱 性 評 価 に 係 る 調 査 を 行 い この 結 果 及 び ナショナル レジリエンス( 防 災 減 災 ) 懇 談 会 での 議 論 等 を 踏 まえ これまでの 各 府 省 庁 等 が 取 り 組 んでいる 施 策 のみでは 事 態 回 避 に 向 けた 十 分 な 対 応 が 困 難 と 判 断 される 起 こってはならない 事 態 と して 別 紙 1に 示 す45の 事 態 を 設 定 した これら45の 各 事 態 を 回 避 するために それぞれの 事 態 ごとに 各 府 省 庁 横 断 的 9

12 な 施 策 パッケージを 設 けて 対 応 することとした この 施 策 パッケージを それぞ れの 事 態 ごとの プログラム と 呼 ぶこととし その 推 進 方 針 を 別 紙 2のとおり とりまとめた これらのプログラムについては 大 規 模 自 然 災 害 により 生 じかねない 具 体 のリ スクに 直 結 することから 必 要 なものは 平 成 26 年 度 から 始 めるなど 早 急 に 推 進 す る 必 要 がある また これら45のプログラムはいずれも 国 土 の 強 靱 化 を 実 現 する 上 で 重 要 なプログラムであるが 国 の 役 割 の 大 きさ 影 響 の 大 きさと 緊 急 度 の 観 点 から 重 点 化 すべき15の プログラム を 選 定 した これらについては 特 に 重 点 的 に 取 り 組 むこととする 上 述 したように プログラム は 府 省 庁 横 断 的 な 施 策 のパッケージであり いずれも 一 つの 府 省 庁 の 枠 の 中 で 実 現 できるものではない このため 関 係 す る 府 省 庁 地 方 公 共 団 体 等 において 推 進 体 制 を 構 築 してデータや 工 程 管 理 を 共 有 しながら 施 策 を 推 進 すること 等 により 目 標 の 実 現 に 向 けてプログラムの 実 行 性 効 率 性 が 確 保 できるよう 十 分 に 留 意 してプログラムを 推 進 することとする 10

13 第 3 章 施 策 分 野 の 推 進 方 針 国 土 強 靱 化 の 取 組 にあたっては 前 章 のとおり 脆 弱 性 評 価 の 結 果 等 を 踏 まえ て 必 要 と 判 断 した 起 こってはならない 事 態 を 回 避 するために 必 要 な45の プ ログラム を 設 け 府 省 庁 横 断 的 に 推 進 することとする 一 方 で 効 果 的 な 取 組 を 実 現 するためには 各 府 省 庁 において 非 常 時 を 想 定 しつつ 平 時 の 施 策 の 見 直 しにつなげることが 重 要 であることから プログラムの 推 進 に 必 要 な 課 題 や 連 携 を 施 策 の 分 野 にあてはめて 確 認 し 各 々の 施 策 の 分 野 に おいて 必 要 な 強 靱 化 の 取 組 を 見 定 めることも 必 要 となる このため 45のプログ ラムの 推 進 及 びより 長 期 的 な 観 点 からの 推 進 に 必 要 な 強 靱 化 の 取 組 について 施 策 の 分 野 として 以 下 の12の 個 別 施 策 分 野 と3の 横 断 的 分 野 に 分 類 してとりまと めた ( 個 別 施 策 分 野 ) 1 行 政 機 能 / 警 察 消 防 等 2 住 宅 都 市 3 保 健 医 療 福 祉 4エネルギー 5 金 融 6 情 報 通 信 7 産 業 構 造 8 交 通 物 流 9 農 林 水 産 10 国 土 保 全 11 環 境 12 土 地 利 用 ( 国 土 利 用 ) ( 横 断 的 分 野 ) 1リスクコミュニケーション 2 老 朽 化 対 策 3 研 究 開 発 これら15の 推 進 方 針 は 前 章 の 目 標 に 照 らして 必 要 な 対 応 を 施 策 の 分 野 ごと に 分 類 してとりまとめたものであるが それぞれの 分 野 間 には 相 互 依 存 関 係 が ある このため 各 分 野 における 施 策 の 推 進 にあたっては 関 係 する 府 省 庁 地 方 公 共 団 体 等 において 推 進 体 制 を 構 築 してデータや 工 程 管 理 を 共 有 するなど 施 策 の 実 行 性 効 率 性 が 確 保 できるよう 十 分 に 配 慮 する 必 要 がある なお 施 策 分 野 ごとの 推 進 方 針 に 関 わる 施 策 の 例 を 別 紙 3 施 策 例 に 示 す 11

14 ( 個 別 施 策 分 野 の 推 進 方 針 ) (1) 行 政 機 能 / 警 察 消 防 等 ( 行 政 機 能 ) 政 府 全 体 の 業 務 継 続 計 画 の 策 定 及 び 各 府 省 庁 の 業 務 継 続 計 画 の 見 直 しを 行 い その 内 容 を 踏 まえ 官 庁 施 設 の 耐 震 化 物 資 の 備 蓄 電 力 等 の 確 保 代 替 機 能 の 確 保 通 信 経 路 やネットワーク 拠 点 の 二 重 化 等 の 対 策 を 推 進 すると ともに 訓 練 等 を 行 い 必 要 に 応 じて 更 なる 対 策 を 各 府 省 庁 連 携 して 実 施 す る その 際 大 規 模 自 然 災 害 発 生 時 に 優 先 すべき 業 務 やそれぞれの 業 務 の 相 互 依 存 性 業 務 の 補 完 体 制 や 災 害 時 に 最 低 限 必 要 な 人 員 の 確 保 等 について 再 検 討 する また 災 害 対 応 に 資 する 情 報 収 集 提 供 の 高 度 化 等 により 災 害 対 応 力 を 強 化 する ( 内 閣 府 ( 防 災 ) その 他 関 係 府 省 庁 ) 地 方 公 共 団 体 において 政 府 及 び 各 府 省 庁 の 取 組 を 踏 まえ 業 務 継 続 計 画 の 策 定 と 内 容 の 向 上 を 促 進 する また 災 害 対 応 力 を 高 めるための 人 材 育 成 や 地 方 公 共 団 体 間 及 び 関 係 機 関 等 との 相 互 補 完 連 携 体 制 を 構 築 するとともに 地 方 公 共 団 体 とりわけ 絶 対 的 な 人 員 不 足 が 懸 念 される 体 制 の 脆 弱 な 地 方 公 共 団 体 への 支 援 を 非 常 時 のみならず 平 常 時 から 継 続 的 に 実 施 し 地 方 公 共 団 体 の 体 制 強 化 を 図 る ( 内 閣 府 ( 防 災 ) その 他 関 係 府 省 庁 ) ( 警 察 消 防 等 ) 警 察 消 防 自 衛 隊 海 上 保 安 庁 等 の 活 動 の 拠 点 施 設 及 び 経 路 等 の 耐 災 害 性 を 強 化 する また 警 察 災 害 派 遣 隊 緊 急 消 防 援 助 隊 緊 急 災 害 対 策 派 遣 隊 (TEC-FORCE) 初 動 対 処 部 隊 (FAST-Force) 等 の 体 制 強 化 を 図 るとともに 救 助 救 急 活 動 や 啓 開 等 に 必 要 な 航 空 機 船 舶 車 両 通 信 資 機 材 等 の 装 備 資 機 材 や 防 災 情 報 等 について 整 備 高 度 化 を 推 進 し 特 に 共 通 の 通 信 手 段 の 充 実 等 に 配 慮 する ( 内 閣 府 ( 防 災 ) 警 察 庁 総 務 省 国 土 交 通 省 防 衛 省 ) 防 災 訓 練 を 含 む 各 種 訓 練 について 企 画 段 階 から 関 係 機 関 で 連 携 を 図 ると ともに 関 係 機 関 の 合 同 訓 練 より 災 害 現 場 に 即 した 環 境 での 体 系 的 段 階 的 な 訓 練 等 を 実 施 する また 民 間 事 業 者 等 との 連 携 を 強 化 するとともに 12

15 地 域 防 災 力 の 中 核 である 消 防 団 の 体 制 装 備 訓 練 の 充 実 強 化 及 び 水 防 団 自 主 防 災 組 織 等 についての 啓 発 活 動 の 実 施 や 社 会 の 変 化 に 応 じた 見 直 し 等 により 地 域 防 災 力 の 充 実 強 化 を 図 る ( 内 閣 府 ( 防 災 ) 警 察 庁 総 務 省 農 林 水 産 省 国 土 交 通 省 防 衛 省 ) 国 全 体 として 総 合 的 に 災 害 対 応 を 行 う 連 携 調 整 体 制 を 中 央 官 庁 地 方 公 共 団 体 警 察 消 防 自 衛 隊 海 上 保 安 庁 等 がそれぞれの 対 応 力 の 強 化 を 図 りながら 構 築 するとともに 災 害 緊 急 事 態 の 布 告 時 における 対 処 基 本 方 針 に 基 づく 指 揮 監 督 の 在 り 方 に 関 する 検 討 を 行 う また 海 外 からの 応 援 部 隊 等 の 受 入 れに 必 要 な 事 前 調 整 出 入 国 審 査 等 の 体 制 整 備 を 実 施 する ( 内 閣 官 房 内 閣 府 ( 防 災 ) 警 察 庁 総 務 省 法 務 省 外 務 省 厚 生 労 働 省 農 林 水 産 省 国 土 交 通 省 防 衛 省 ) (2) 住 宅 都 市 密 集 市 街 地 における 延 焼 防 止 などの 大 規 模 火 災 対 策 及 び 住 宅 建 築 物 学 校 等 の 耐 震 化 の 目 標 を 着 実 に 達 成 するために 公 園 街 路 等 の 活 用 による 避 難 地 及 び 避 難 路 の 整 備 建 替 えや 改 修 の 促 進 税 制 の 活 用 規 制 的 手 法 の 活 用 基 準 の 策 定 訓 練 研 究 開 発 等 ハードとソフトを 必 要 に 応 じ 適 切 に 組 み 合 わせて 実 施 する また 国 民 向 けのわかりやすい 広 報 啓 発 を 積 極 的 に 展 開 することにより 住 宅 建 築 物 の 建 替 えや 改 修 を 誘 発 する 効 果 的 な 取 組 を 推 進 する ( 文 部 科 学 省 国 土 交 通 省 ) 超 高 層 建 築 物 等 について 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 を 踏 まえ 長 周 期 地 震 動 に 対 する 安 全 対 策 を 進 めるとともに 複 合 的 な 施 設 において 異 なる 管 理 者 間 の 連 携 により 効 率 的 な 避 難 誘 導 や 合 同 訓 練 等 を 通 じて 災 害 対 応 力 を 向 上 させ る ( 国 土 交 通 省 ) ライフライン( 上 下 水 道 ガス 電 気 通 信 )の 管 路 や 施 設 の 耐 震 化 電 気 火 災 防 止 のために 自 動 的 に 電 力 供 給 を 停 止 する 取 組 や 地 下 空 間 の 耐 水 化 等 耐 災 害 性 の 強 化 各 家 庭 地 方 公 共 団 体 等 における 飲 料 水 等 の 備 蓄 代 替 機 能 の 確 保 を 図 る その 際 まとまりのある 区 画 単 位 を 基 本 として 実 施 するこ 13

16 とに 留 意 する また 事 業 者 において BCP/BCM を 構 築 することにより 迅 速 な 復 旧 に 資 する 減 災 対 策 を 進 める ( 総 務 省 厚 生 労 働 省 農 林 水 産 省 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 ) 災 害 時 の 的 確 な 情 報 提 供 業 務 商 業 地 域 における 地 区 としての 業 務 継 続 の 取 組 大 都 市 の 主 要 駅 周 辺 等 における 避 難 者 帰 宅 困 難 者 等 の 安 全 を 確 保 するための 取 組 について 官 民 が 連 携 して 推 進 する また 公 共 民 間 建 築 物 の 一 時 的 な 退 避 場 所 としての 活 用 について 事 前 の 情 報 共 有 訓 練 等 を 通 じた 帰 宅 困 難 者 対 策 の 強 化 を 図 る さらに 避 難 所 となる 施 設 の 耐 震 化 備 蓄 の 充 実 代 替 水 源 の 確 保 等 避 難 所 の 防 災 機 能 の 強 化 を 図 るとともに 都 市 部 における 高 齢 化 の 進 展 を 見 据 え 災 害 時 にも 高 齢 者 が 徒 歩 で 生 活 し 自 立 で きるようなコンパクトなまちづくりを 進 める ( 内 閣 官 房 国 土 交 通 省 その 他 関 係 府 省 庁 ) (3) 保 健 医 療 福 祉 医 療 福 祉 施 設 の 耐 震 化 や 南 海 トラフ 巨 大 地 震 における 浸 水 予 想 区 域 から の 移 転 促 進 医 療 福 祉 機 能 を 支 える 情 報 通 信 非 常 用 発 電 代 替 水 源 水 食 糧 等 の 備 蓄 等 のバックアップを 確 保 するとともに 資 機 材 人 材 を 含 む 医 療 資 源 の 適 切 な 配 分 を 通 じた 広 域 的 な 連 携 体 制 の 構 築 により 大 量 に 発 生 する 被 災 者 等 が 必 要 なサービスを 受 けられるよう 災 害 に 強 い 保 健 医 療 福 祉 機 能 の 強 化 に 向 けた 取 組 を 推 進 する ( 厚 生 労 働 省 ) 大 規 模 自 然 災 害 発 生 時 に 医 療 体 制 が 絶 対 的 に 不 足 する 事 態 を 回 避 するため 医 療 救 護 の 中 心 的 役 割 を 担 う 災 害 派 遣 医 療 チーム(DMAT)の 養 成 のための 研 修 チーム 間 の 組 織 的 連 携 を 含 めた 訓 練 の 充 実 災 害 拠 点 病 院 等 への 配 置 を 推 進 するとともに 災 害 派 遣 活 動 後 に 必 要 となる 現 地 の 医 療 ニーズを 把 握 し て 医 療 資 源 を 適 切 に 配 分 調 整 する 仕 組 みを 含 む 全 国 的 な 支 援 体 制 を 構 築 す る ( 厚 生 労 働 省 ) 都 道 府 県 における 総 合 的 な 防 災 の 拠 点 となる 施 設 において 重 症 患 者 を 含 めた 患 者 の 受 け 入 れが 可 能 となるよう 診 療 ユニット( 医 療 モジュール 等 ) 14

17 について 平 時 活 用 を 含 め 検 討 する また 救 護 所 を 設 置 する 市 町 村 や 災 害 拠 点 病 院 等 地 域 の 医 療 機 関 に 必 要 な 資 機 材 を 配 備 するとともに 地 域 における 医 療 に 関 する 各 種 講 習 を 充 実 させる 等 医 療 機 能 や 医 療 関 係 者 の 絶 対 的 な 不 足 を 回 避 するための 取 組 を 推 進 する さらに 患 者 及 び 医 薬 品 等 の 搬 送 ルー トの 早 期 啓 開 や 医 療 物 資 物 流 の 迅 速 な 再 開 が 可 能 となるよう 医 療 機 関 と 交 通 物 流 関 係 者 との 連 携 を 強 化 する ( 内 閣 府 ( 防 災 ) 厚 生 労 働 省 防 衛 省 ) 災 害 の 発 生 により 感 染 症 の 発 生 やまん 延 を 防 止 するため 感 染 症 法 に 基 づく 消 毒 や 害 虫 駆 除 等 を 実 施 するほか 予 防 接 種 法 に 基 づく 予 防 接 種 を 実 施 する ( 厚 生 労 働 省 ) 平 時 から 医 療 介 護 の 連 携 を 推 進 することにより 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 を 進 め 高 齢 者 がコミュニティの 活 動 に 参 加 する 環 境 を 整 備 し コミュニ ティの 災 害 対 応 力 を 強 化 する ( 厚 生 労 働 省 ) (4)エネルギー 個 々の 設 備 等 の 災 害 対 応 力 強 化 に 加 え エネルギーの 供 給 側 と 需 要 側 の 双 方 において その 相 互 補 完 性 一 体 性 に 鑑 み 総 合 的 な 対 策 を 講 じることにより エネルギーサプライチェーン 全 体 の 強 靱 化 を 図 る ( 関 係 府 省 庁 ) 大 規 模 被 災 時 にあっても 必 要 なエネルギー 供 給 量 の 確 保 に 努 めつつも 被 災 後 の 供 給 量 には 限 界 が 生 じることを 前 提 に 供 給 先 の 優 先 順 位 の 考 え 方 を 整 理 す るとともに 需 要 側 の BCP/BCM を 踏 まえた 需 要 量 の 把 握 や 必 要 な 石 油 製 品 備 蓄 量 非 常 時 の 供 給 体 制 輸 送 ルート 等 の 検 討 を 推 進 し 大 規 模 自 然 災 害 時 に おいても 必 要 なエネルギー 供 給 を 確 実 にする ( 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 そ の 他 関 係 府 省 庁 ) 石 油 コンビナート 等 のエネルギー 供 給 施 設 の 損 壊 は エネルギー 供 給 の 途 絶 のみならず 大 規 模 火 災 等 に 拡 大 するおそれがあるため その 耐 災 害 性 の 向 上 及 び 防 災 体 制 の 強 化 を 図 る また エネルギー 輸 送 に 係 る 陸 上 海 上 交 通 基 盤 輸 送 体 制 の 災 害 対 応 力 を 強 化 する 加 えて 減 少 している 末 端 供 給 能 力 (サー 15

18 ビスステーション 等 )の 維 持 強 化 や 需 要 側 における 備 蓄 の 促 進 を 図 るととも に コジェネレーションや 燃 料 電 池 再 生 可 能 エネルギーなど 地 域 における 自 立 分 散 型 エネルギーの 導 入 を 促 進 する ( 総 務 省 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 環 境 省 その 他 関 係 府 省 庁 ) 供 給 側 における 企 業 連 携 型 の BCP/BCM 構 築 の 促 進 持 続 的 な 推 進 を 図 る さ らに サプライチェーンの 確 保 も 念 頭 に 置 いた 関 係 機 関 による 合 同 訓 練 を 実 施 し その 結 果 を 対 策 に 反 映 するなど PDCA サイクルによる 一 層 の 機 能 強 化 や 技 術 開 発 を 推 進 する ( 警 察 庁 総 務 省 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 防 衛 省 その 他 関 係 府 省 庁 ) エネルギー 全 体 としての 需 給 構 造 の 強 靱 化 を 目 指 し 中 長 期 のエネルギー 需 給 の 動 向 や 国 内 外 の 情 勢 沿 岸 部 災 害 リスクも 踏 まえ 地 域 間 の 相 互 融 通 を 可 能 とする 全 国 のエネルギーインフラや 輸 配 送 ネットワークの 重 点 的 対 策 電 源 の 地 域 分 散 化 の 促 進 国 産 エネルギーの 確 保 (メタンハイドレートや 熱 活 用 等 )を 含 む 国 内 外 の 供 給 源 の 多 角 化 多 様 化 についての 検 討 を 推 進 する ( 経 済 産 業 省 ) (5) 金 融 複 合 的 な 大 規 模 自 然 災 害 を 含 む 様 々な 自 然 災 害 発 生 時 にも 関 係 府 省 庁 とも 協 力 の 上 金 融 機 関 等 による 決 済 現 金 供 給 機 能 を 確 実 に 継 続 するとともに 政 府 中 央 銀 行 において 正 確 かつ 迅 速 な 情 報 の 収 集 発 信 を 行 うことにより 金 融 秩 序 を 維 持 し 日 本 の 金 融 決 済 機 能 に 対 する 信 用 不 安 を 軽 減 するとともに システミック リスク 等 の 金 融 危 機 の 回 避 を 図 る ( 金 融 庁 財 務 省 その 他 関 係 府 省 庁 ) 金 融 サービスが 確 実 に 提 供 されるように 金 融 機 関 における 建 物 等 の 耐 災 害 性 の 向 上 や 災 害 時 の 情 報 通 信 機 能 電 源 等 の 確 保 を 図 るとともに BCP/BCM 構 築 の 促 進 向 上 を 図 る その 際 システムのバックアップ 機 能 人 材 ( 基 幹 要 員 )の 確 保 に 留 意 する ( 金 融 庁 その 他 関 係 府 省 庁 ) 政 府 中 央 銀 行 を 含 む 関 係 金 融 機 関 横 断 的 な 合 同 訓 練 を 実 施 するとともに 16

19 その 結 果 を 対 策 に 反 映 し 一 層 の BCP/BCM の 実 効 性 向 上 ノウハウの 蓄 積 関 係 金 融 機 関 の 連 携 等 を 促 進 する その 際 金 融 システム 全 体 にわたる 脆 弱 性 を 洗 い 出 すため 金 融 機 能 の 複 数 拠 点 の 同 時 被 災 人 材 ( 基 幹 要 員 )の 不 足 電 源 交 通 インフラの 長 期 途 絶 等 の 様 々な 危 機 的 事 態 を 想 定 する ( 金 融 庁 ) (6) 情 報 通 信 情 報 通 信 分 野 に 係 る 社 会 インフラの 相 互 依 存 性 を 前 提 として バランスの 取 れた 自 律 分 散 協 調 統 合 運 用 の 仕 組 みを 構 築 するため 情 報 通 信 に 係 る 相 互 依 存 関 係 の 見 える 化 を 図 るとともに これまで 想 定 されていない 長 期 電 力 供 給 停 止 等 に 対 する 情 報 通 信 システムの 脆 弱 性 評 価 とその 結 果 に 基 づく 対 策 を 早 期 に 実 施 する ( 内 閣 府 ( 防 災 ) 警 察 庁 金 融 庁 総 務 省 文 部 科 学 省 農 林 水 産 省 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 防 衛 省 ) 災 害 関 連 情 報 について 地 理 空 間 情 報 (G 空 間 情 報 )や ICT の 活 用 等 によ り 官 民 からの 多 様 な 収 集 手 段 を 確 保 するとともに 全 ての 国 民 が 正 確 な 情 報 を 確 実 に 入 手 できるよう 多 様 な 情 報 提 供 手 段 を 共 同 利 用 等 も 考 慮 しな がら 確 保 する また 非 常 時 の 情 報 伝 達 手 段 の 確 保 方 策 として 官 民 が 保 有 する 情 報 通 信 インフラの 相 互 連 携 などを 検 討 する さらに 難 聴 対 策 災 害 対 策 としてのラジオ 送 信 所 等 の 整 備 予 備 電 源 設 備 等 のバックアップ 設 備 の 整 備 等 を 推 進 する ( 内 閣 府 ( 防 災 ) 警 察 庁 総 務 省 文 部 科 学 省 農 林 水 産 省 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 防 衛 省 ) 地 域 全 体 の 災 害 対 策 の 着 実 な 推 進 電 力 及 び 通 信 施 設 /ネットワークそのも のの 耐 災 害 性 を 向 上 させる また 予 備 電 源 装 置 燃 料 備 蓄 設 備 等 の 整 備 に より 情 報 通 信 施 設 設 備 等 の 強 化 充 実 を 図 る ( 内 閣 府 ( 防 災 ) 警 察 庁 金 融 庁 総 務 省 文 部 科 学 省 農 林 水 産 省 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 防 衛 省 ) センサー 画 像 情 報 等 の ICT を 積 極 的 に 活 用 した 社 会 インフラの 情 報 収 集 分 析 システムを 構 築 し 効 率 的 な 老 朽 化 対 策 や 維 持 管 理 を 早 期 に 実 現 す るとともに 災 害 時 の 避 難 誘 導 等 への 活 用 を 図 る あわせて 社 会 インフラ の 各 種 情 報 等 を 活 用 した 災 害 対 策 及 び 維 持 管 理 技 術 を 向 上 させるために 必 要 17

20 な 研 究 開 発 や 規 制 の 見 直 し 等 を 行 う ( 警 察 庁 総 務 省 文 部 科 学 省 農 林 水 産 省 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 防 衛 省 ) (7) 産 業 構 造 特 定 工 場 事 業 所 等 に 中 核 部 素 材 の 生 産 が 集 中 するなどのサプライチェーン 構 造 の 実 態 を 踏 まえた 製 造 ライン 等 の 内 部 設 備 を 含 む 産 業 設 備 の 耐 災 害 性 の 向 上 のための 取 組 を 促 進 する また 産 業 及 びサプライチェーンを 支 えるエネ ルギー 供 給 物 流 基 盤 等 の 災 害 対 応 力 を 強 化 する さらに 工 場 事 業 所 等 の 分 散 移 転 など 代 替 性 を 確 立 する 方 策 を 促 進 し 災 害 に 強 い 産 業 構 造 を 構 築 す る ( 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 ) 各 企 業 において 産 業 活 動 の 継 続 に 必 要 となる 災 害 時 の 非 常 用 電 源 設 備 の 確 保 に 努 めるとともに 大 企 業 と 中 小 企 業 等 が 協 調 し 自 家 発 電 設 備 燃 料 備 蓄 調 達 等 を 関 係 企 業 間 や 地 域 内 で 融 通 する 仕 組 みの 構 築 を 促 進 する その 際 迅 速 な 復 旧 復 興 に 向 けて 常 時 通 電 が 必 要 な 業 種 工 程 等 に 配 慮 する ( 経 済 産 業 省 ) 国 際 的 な 分 業 が 一 層 発 達 し グローバル サプライチェーンの 動 きが 深 化 し ている 状 況 を 踏 まえ 民 間 企 業 や 経 済 団 体 等 と 連 携 して 海 外 の 生 産 拠 点 を 含 めた 被 災 地 外 の 活 動 やサプライチェーンも 念 頭 に 置 いたグループ BCP や 業 界 BCP の 策 定 を 促 進 する ( 内 閣 府 ( 防 災 ) 経 済 産 業 省 その 他 関 係 府 省 庁 ) 各 企 業 等 における BCP/BCM の 策 定 促 進 や 実 効 性 向 上 に 向 けて 国 際 規 格 の 動 向 も 見 据 えつつ 共 通 ガイドラインの 改 訂 必 要 に 応 じて 各 業 種 業 態 に 合 わ せた 策 定 マニュアル 等 の 作 成 を 推 進 するとともに その 普 及 啓 発 を 図 る また 事 業 者 が 人 材 ( 基 幹 要 員 )の 確 保 及 び 継 続 的 な 教 育 訓 練 等 を 通 じた 人 材 育 成 やリスクアセスメント 等 に 関 する 安 全 確 保 の 具 体 的 な 実 施 計 画 を 策 定 し 毎 年 の PDCA サイクルの 実 施 により 実 効 性 を 高 めることを 促 進 する ( 内 閣 府 ( 防 災 ) 経 済 産 業 省 その 他 関 係 府 省 庁 ) 各 企 業 の BCP/BCM の 実 効 性 の 一 層 の 向 上 等 を 図 るため 地 方 ブロックごとに 関 係 府 省 庁 及 びその 地 方 支 分 部 局 地 方 公 共 団 体 経 済 団 体 等 が 連 携 して 地 方 18

21 強 靱 化 BCP( 仮 称 )の 策 定 を 行 う ( 内 閣 府 ( 防 災 ) 金 融 庁 農 林 水 産 省 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 その 他 関 係 府 省 庁 ) (8) 交 通 物 流 地 域 の 災 害 特 性 に 応 じた 交 通 物 流 施 設 の 耐 災 害 性 の 向 上 を 図 る 特 に 人 流 物 流 の 大 動 脈 及 び 拠 点 中 枢 管 理 機 能 の 集 積 している 大 都 市 の 交 通 ネ ットワークについては 地 震 津 波 浸 水 等 地 域 の 災 害 特 性 に 応 じた 備 えを 早 期 に 講 じる その 際 ハード 面 の 施 設 整 備 のみならず 陸 海 空 路 の 交 通 管 制 等 の 高 度 化 や 訓 練 の 強 化 研 究 開 発 の 推 進 等 ソフト 面 の 充 実 も 図 る また 取 組 へのインセンティブとなるよう 各 施 設 管 理 者 が 行 う 施 設 の 耐 災 害 性 向 上 の 進 捗 状 況 を 公 表 する 仕 組 みの 構 築 について 検 討 する ( 警 察 庁 文 部 科 学 省 国 土 交 通 省 ) 我 が 国 の 経 済 を 支 える 人 流 物 流 の 大 動 脈 及 び 拠 点 については 大 規 模 自 然 災 害 により 分 断 機 能 停 止 する 可 能 性 を 前 提 に 広 域 的 狭 域 的 な 視 点 か ら 代 替 輸 送 ルートを 早 期 に 確 保 する 特 に 我 が 国 の 経 済 社 会 を 支 える 東 西 大 動 脈 の 代 替 輸 送 ルートについては 輸 送 モード 相 互 の 連 携 代 替 性 の 確 保 に 向 けて その 超 高 速 性 により 国 土 構 造 の 変 革 をもたらす 国 家 的 見 地 に 立 っ たプロジェクトである リニア 中 央 新 幹 線 に 関 しては 建 設 主 体 である JR 東 海 が 国 地 方 公 共 団 体 等 と 連 携 協 力 しつつ 整 備 を 推 進 する あわせ て 新 東 名 高 速 道 路 をはじめとする 高 速 道 路 ネットワークの 着 実 な 整 備 を 図 ることとする ( 国 土 交 通 省 ) 代 替 輸 送 ルートの 整 備 にあたっては 求 められる 容 量 及 び 機 能 を 見 極 め 必 要 なハード 整 備 を 行 うほか 災 害 等 発 生 後 速 やかに 代 替 輸 送 が 機 能 するよ う 交 通 事 業 者 間 の 連 携 強 化 BCP/BCM の 充 実 訓 練 等 ソフト 面 の 備 えを 交 通 物 流 事 業 者 等 は 万 全 にしておく ( 農 林 水 産 省 国 土 交 通 省 ) それぞれの 交 通 基 盤 が 早 期 に 啓 開 復 旧 できるように 人 材 資 機 材 の 充 実 を 含 め 災 害 対 応 力 を 強 化 する また 様 々な 事 態 に 適 切 に 対 応 して 必 要 な 人 員 物 資 等 が 円 滑 に 被 災 地 に 供 給 できるよう 啓 開 復 旧 輸 送 等 に 係 る 施 19

22 設 管 理 者 民 間 事 業 者 等 の 間 の 連 携 体 制 強 化 を 図 るとともに 無 電 柱 化 等 の 対 策 を 推 進 する ( 国 土 交 通 省 ) (9) 農 林 水 産 広 域 にわたる 大 規 模 自 然 災 害 の 発 生 に 際 して 被 災 直 後 における 被 災 地 へ の 応 急 食 料 等 の 供 給 確 保 にとどまらず 被 災 直 後 以 降 における 全 国 的 な 食 料 等 の 生 産 加 工 流 通 を 確 保 し 食 料 等 の 安 定 供 給 機 能 をシステムとして 維 持 するため 脆 弱 性 を 評 価 し 生 産 基 盤 等 のハード 施 策 や 流 通 加 工 段 階 の BCP/BCM 構 築 企 業 連 携 等 のソフト 施 策 により 一 連 のサプライチェーン の 災 害 対 応 力 を 強 化 する ( 農 林 水 産 省 国 土 交 通 省 ) 近 年 頻 発 する 自 然 災 害 の 発 生 を 踏 まえ 農 山 漁 村 における 人 命 財 産 の 保 護 二 次 被 害 の 防 止 軽 減 の 視 点 を 考 慮 した 施 設 整 備 や 森 林 整 備 ハザー ドマップの 作 成 周 知 等 のハード ソフト 施 策 を 組 み 合 わせた 防 災 減 災 対 策 の 強 化 を 関 係 機 関 が 連 携 しつつ 推 進 する ( 農 林 水 産 省 国 土 交 通 省 ) 農 山 漁 村 における 農 業 林 業 等 の 生 産 活 動 を 持 続 し 農 地 森 林 等 を 適 切 に 保 全 管 理 することを 通 じて 農 地 森 林 等 の 荒 廃 を 防 ぎ 国 土 保 全 機 能 を 適 切 に 発 揮 させる その 際 地 域 コミュニティの 活 用 を 最 大 限 図 るとともに 地 域 で 生 産 される 木 材 の 積 極 的 な 利 用 及 び 土 木 工 事 における 木 材 を 利 用 した 工 法 の 技 術 開 発 等 に 努 める ( 農 林 水 産 省 環 境 省 その 他 関 係 府 省 庁 ) 農 山 漁 村 にあるバイオマス 水 土 地 などの 資 源 を 活 用 し エネルギーの 自 律 分 散 連 携 システム 構 築 に 向 けて 再 生 可 能 エネルギーの 導 入 を 推 進 する ( 農 林 水 産 省 環 境 省 ) (10) 国 土 保 全 地 震 津 波 洪 水 高 潮 火 山 土 砂 災 害 等 の 自 然 災 害 に 対 して 施 設 整 備 等 と 津 波 防 災 地 域 づくりの 推 進 やハザードマップの 作 成 推 進 及 び 周 知 徹 底 災 害 発 生 時 の 的 確 な 情 報 伝 達 等 のソフト 施 策 を 効 率 的 効 果 的 に 組 み 合 わせ た 総 合 的 な 対 策 を 実 施 し 計 画 規 模 を 上 回 る あるいは 整 備 途 上 で 発 生 する 20

23 災 害 に 対 しても 被 害 を 最 小 化 する その 際 水 門 等 の 効 果 的 な 管 理 運 用 や 排 水 機 場 等 の 耐 水 化 耐 震 化 等 の 既 存 施 設 の 徹 底 活 用 水 力 エネルギーの 有 効 活 用 地 域 コミュニティとの 連 携 自 然 との 共 生 及 び 環 境 との 調 和 等 に 配 慮 する ( 農 林 水 産 省 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 ) 非 破 壊 検 査 技 術 ロボット 技 術 ICT 等 の 活 用 や 社 会 インフラのライフサ イクル 全 般 にわたる 情 報 の 高 度 化 により 効 率 的 効 果 的 なインフラの 維 持 管 理 更 新 システムを 整 備 するとともに 気 象 地 震 津 波 火 山 噴 火 に 関 する 観 測 予 測 等 の 研 究 開 発 の 推 進 を 図 る また これらの 技 術 のみならず 国 土 保 全 を 担 う 人 材 コミュニティの 確 保 育 成 等 の 体 制 整 備 の 推 進 を 図 る ( 総 務 省 文 部 科 学 省 農 林 水 産 省 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 ) (11) 環 境 海 岸 林 湿 地 等 の 自 然 環 境 が 有 する 非 常 時 ( 防 災 減 災 ) 及 び 平 常 時 の 効 果 を 評 価 し 各 地 域 の 特 性 に 応 じて 自 然 環 境 を 積 極 的 に 活 用 した 防 災 減 災 対 策 を 推 進 する ( 農 林 水 産 省 国 土 交 通 省 環 境 省 ) 計 画 的 な 廃 棄 物 処 理 施 設 の 更 新 広 域 的 な 処 理 体 制 の 確 保 災 害 廃 棄 物 を 仮 置 き 等 するためのストックヤードの 整 備 並 びに 災 害 時 に 有 効 な 資 機 材 等 の 確 保 等 により 地 域 ごとに 関 係 者 と 連 携 して 災 害 廃 棄 物 の 迅 速 かつ 適 正 な 処 理 を 可 能 とする 廃 棄 物 処 理 システムの 構 築 に 向 けた 対 策 を 推 進 するとともに 災 害 時 においても 汚 水 の 適 正 処 理 を 実 施 する 体 制 を 構 築 する ( 環 境 省 ) 災 害 発 生 時 において 有 害 物 質 の 排 出 流 出 等 により 環 境 汚 染 及 び 国 民 の 健 康 被 害 が 生 じることがないよう 有 害 物 質 の 貯 蔵 状 況 等 の 情 報 共 有 有 害 物 質 排 出 流 出 時 における 監 視 拡 散 防 止 等 関 係 府 省 庁 と 地 方 自 治 体 が 連 携 して 的 確 に 対 応 する 体 制 を 構 築 する ( 環 境 省 その 他 関 係 府 省 庁 ) (12) 土 地 利 用 ( 国 土 利 用 ) 多 様 な 地 域 が 自 律 性 を 高 めつつ 国 家 社 会 の 諸 機 能 を 適 切 に 分 担 するとと もに 国 全 体 として 一 体 的 有 機 的 に 協 調 して 対 応 できる 国 土 構 造 を 実 現 す 21

24 ることにより 自 律 分 散 協 調 型 国 土 の 形 成 につなげていく ( 関 係 府 省 庁 ) 国 家 社 会 の 諸 機 能 が その 地 域 の 自 然 災 害 の 種 類 頻 度 及 び 機 能 の 重 要 性 に 応 じて 適 切 に 維 持 確 保 できるよう 地 域 間 企 業 間 等 において 相 互 連 携 を 深 めつつ 必 要 な 機 能 の 分 担 バックアップを 図 る ( 関 係 府 省 庁 ) 地 域 における 自 然 災 害 の 種 類 頻 度 地 形 地 質 条 件 等 の 特 性 を 考 慮 し 施 設 そのものの 被 害 の 防 止 と 土 地 利 用 の 規 制 誘 導 を 柔 軟 に 組 み 合 わせ 復 旧 復 興 段 階 をも 事 前 に 見 据 えた 各 種 の 検 討 と 安 全 な 地 域 づくりを 行 う ( 内 閣 府 ( 防 災 ) 農 林 水 産 省 国 土 交 通 省 環 境 省 ) 大 規 模 自 然 災 害 が 発 生 した 場 合 に 必 要 となる 避 難 施 設 救 助 機 関 の 活 動 拠 点 の 用 地 や 仮 設 住 宅 用 地 について 地 方 公 共 団 体 は 政 府 や 民 間 の 協 力 を 得 つつ あらかじめ 確 保 に 努 める また 災 害 後 の 円 滑 な 復 旧 復 興 を 確 保 する ため 地 籍 調 査 による 地 籍 図 の 整 備 等 を 推 進 する ( 内 閣 府 ( 防 災 ) 法 務 省 国 土 交 通 省 その 他 関 係 府 省 庁 ) 行 政 住 民 研 究 者 等 の 間 でのリスクコミュニケーション 人 のつなが り 絆 コミュニティの 構 築 に 努 める ( 関 係 府 省 庁 ) 過 疎 化 高 齢 化 等 によりコミュニティの 機 能 が 著 しく 低 下 している 集 落 に ついては 集 落 間 の 連 携 強 化 集 落 の 移 転 再 編 等 地 域 の 意 向 を 十 分 踏 ま え 地 域 としての 地 域 機 能 の 維 持 強 化 に 努 める また 災 害 により 孤 立 す る 可 能 性 がある 集 落 においては その 規 模 に 応 じて 他 地 域 からの 応 援 がな くても 対 応 できるよう 備 蓄 等 を 促 進 し 孤 立 に 強 い 集 落 づくりを 進 める ( 内 閣 府 ( 防 災 ) 総 務 省 農 林 水 産 省 国 土 交 通 省 ) ( 横 断 的 分 野 の 推 進 方 針 ) (1)リスクコミュニケーション 自 助 共 助 公 助 の 理 念 に 基 づく 国 や 地 方 公 共 団 体 国 民 や 企 業 等 全 ての 関 係 者 が 参 加 した 自 発 的 な 取 組 を 双 方 向 のコミュニケーションにより 促 進 す 22

25 るとともに 学 校 における 防 災 教 育 の 充 実 を 含 め 全 ての 世 代 が 生 涯 にわたり 国 土 強 靱 化 に 関 する 教 育 訓 練 啓 発 を 受 けることにより リスクに 強 靱 な 経 済 社 会 を 築 き 被 害 を 減 少 させる ( 内 閣 府 ( 防 災 ) 総 務 省 文 部 科 学 省 農 林 水 産 省 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 ) リスクコミュニケーションを 進 める 上 で 基 本 となる 地 域 コミュニティにお ける 住 民 の 社 会 的 な 関 わりの 増 進 地 域 力 を 強 化 することが 住 民 どうしの 助 け 合 いや 連 携 による 災 害 対 応 力 の 向 上 や 災 害 後 の 心 のケアにつながることを 重 視 し 必 要 な 取 組 を 推 進 する ( 内 閣 府 ( 防 災 ) 文 部 科 学 省 厚 生 労 働 省 農 林 水 産 省 国 土 交 通 省 ) 政 府 が 主 体 となり 学 識 者 地 方 自 治 体 民 間 企 業 等 関 係 者 が 参 加 して リスクコミュニケーションの 取 組 の 中 核 となる 連 絡 協 議 会 等 を 設 置 開 催 し 国 土 強 靱 化 に 対 する 国 民 の 意 識 を 高 めるためのコンテンツの 開 発 や 情 報 の 統 合 化 を 促 進 し 災 害 から 得 られた 教 訓 知 識 を 正 しく 理 解 し 実 践 的 な 行 動 力 を 習 得 した 指 導 者 リーダー 等 の 人 材 の 育 成 を 支 援 する ( 内 閣 府 ( 防 災 ) 総 務 省 文 部 科 学 省 国 土 交 通 省 その 他 関 係 府 省 庁 ) 国 土 強 靱 化 に 貢 献 する 商 品 やサービス 等 が 国 民 にわかるよう 必 要 な 普 及 啓 発 のための 施 策 を 推 進 し 国 土 強 靱 化 の 各 分 野 への 民 間 投 資 を 促 す ( 関 係 府 省 庁 ) (2) 老 朽 化 対 策 既 存 インフラの 高 齢 化 が 今 後 急 速 に 進 行 することを 踏 まえ 人 命 を 守 り 必 要 な 行 政 経 済 社 会 システムが 機 能 不 全 に 陥 らないようにする 観 点 から 中 長 期 的 なトータルコストの 縮 減 平 準 化 を 図 りつつ インフラの 維 持 管 理 更 新 を 確 実 に 実 施 する ( 関 係 府 省 庁 ) 個 別 施 設 ごとの 長 寿 命 化 計 画 の 策 定 を 着 実 に 推 進 し 各 インフラにおける 点 検 診 断 修 繕 更 新 情 報 の 整 備 に 係 る PDCA サイクルを 構 築 する ( 関 係 府 省 庁 ) 非 破 壊 検 査 技 術 等 の 点 検 診 断 技 術 新 材 料 研 究 や 補 修 補 強 技 術 等 の 新 23

26 築 更 新 時 の 長 寿 命 化 技 術 など 新 技 術 の 開 発 や 分 野 横 断 的 な 活 用 等 を 推 進 する ( 関 係 府 省 庁 ) 官 民 の 連 携 の 下 に 管 理 や 更 新 等 の 現 場 を 担 う 技 術 者 の 育 成 研 究 体 制 の 強 化 等 取 組 を 支 える 体 制 を 構 築 する ( 関 係 府 省 庁 ) (3) 研 究 開 発 教 育 研 究 機 関 民 間 企 業 において 優 れた 人 材 を 育 成 するとともに 研 究 開 発 に 対 するインセンティブを 導 入 して 全 ての 施 策 分 野 において 国 土 強 靱 化 に 係 るイノベーションを 推 進 する また 優 れた 技 術 の 普 及 活 用 を 促 し 頻 発 する 自 然 災 害 老 朽 化 対 策 における 技 術 的 課 題 の 解 決 に 積 極 的 に 貢 献 す る ( 関 係 府 省 庁 ) 研 究 機 関 や 民 間 企 業 における 国 土 強 靱 化 に 係 る 研 究 開 発 を 促 進 する その 際 国 土 強 靱 化 に 係 る 研 究 開 発 の 他 目 的 への 転 用 他 目 的 の 研 究 開 発 の 国 土 強 靱 化 の 各 分 野 への 活 用 を 推 進 し 効 率 的 効 果 的 な 研 究 開 発 に 努 める ( 関 係 府 省 庁 ) 24

27 おわりに ~ 強 靱 な 国 づくりに 向 けて~ 国 土 の 強 靱 化 に 向 けた 取 組 は これまで 各 府 省 庁 が 分 野 ごとに 縦 割 りで 取 り 組 んできた 施 策 を 共 通 の 目 標 に 即 して 組 み 立 て 直 す 作 業 でもある 各 府 省 庁 に おいては 府 省 庁 間 の 垣 根 を 越 えた 実 効 ある 連 携 体 制 の 下 で 必 要 な 施 策 を 計 画 的 に 実 行 に 移 していくことが 肝 要 である また PDCA サイクルの 実 践 を 通 じて プログラム 施 策 の 重 点 化 優 先 順 位 付 けに 関 する 不 断 の 見 直 し 脆 弱 性 評 価 手 法 の 改 善 工 程 表 の 作 成 による 進 捗 管 理 の 導 入 取 組 内 容 等 の 可 視 化 等 強 靱 化 の 取 組 を 順 次 ステップアップしていくことが 肝 要 である これらを 踏 まえて 施 策 を 適 切 に 推 進 していくこととする 一 方 国 土 強 靱 化 は 中 央 政 府 だけで 実 現 できるものではなく 地 方 公 共 団 体 や 民 間 事 業 者 を 含 め 全 ての 関 係 者 の 叡 智 を 結 集 し 国 家 の 総 力 をあげて 取 り 組 む ことが 不 可 欠 である そして 国 民 一 人 一 人 が 自 助 共 助 の 精 神 を 世 代 を 超 え て 受 け 継 ぎ 人 任 せではなく 自 らの 身 は 自 らが 守 り お 互 いが 助 け 合 いながら 地 域 でできることを 考 え 主 体 的 に 行 動 する 文 化 を 根 付 かせることがその 取 組 の 基 礎 となるものである このため 国 においては 本 大 綱 に 示 す 方 針 が 国 民 に 正 しく 理 解 され 民 間 事 業 者 や 国 民 の 行 動 規 範 に 広 く 浸 透 し 適 切 に 実 行 されるよう 努 めるとともに 基 本 法 に 則 した 国 土 強 靱 化 基 本 計 画 を 策 定 するのみならず 全 国 の 都 道 府 県 市 町 村 による 国 土 強 靱 化 地 域 計 画 の 策 定 実 施 を 支 援 促 進 し これらが 国 地 方 公 共 団 体 における 計 画 等 に 反 映 されること 等 を 通 じて 強 靱 化 の 取 組 を 昇 華 させ つつ 強 靱 な 国 づくりを 着 実 に 実 現 していくこととする 25

28 プログラムにより 回 避 すべき 起 こってはならない 事 態 ( 別 紙 1) 基 本 目 標 事 前 に 備 えるべき 目 標 プログラムにより 回 避 すべき 起 こってはならない 事 態 1-1 大 都 市 での 建 物 交 通 施 設 等 の 複 合 的 大 規 模 倒 壊 や 住 宅 密 集 地 における 火 災 による 死 傷 者 の 発 生 1-2 不 特 定 多 数 が 集 まる 施 設 の 倒 壊 火 災 1 大 規 模 自 然 災 害 が 発 生 したときでも 人 命 の 保 護 が 最 大 限 図 られる 1-3 広 域 にわたる 大 規 模 津 波 等 による 多 数 の 死 者 の 発 生 1-4 異 常 気 象 等 による 広 域 かつ 長 期 的 な 市 街 地 等 の 浸 水 1-5 大 規 模 な 火 山 噴 火 土 砂 災 害 ( 深 層 崩 壊 ) 等 による 多 数 の 死 傷 者 の 発 生 のみならず 後 年 度 にわたり 国 土 の 脆 弱 性 が 高 まる 事 態 1-6 情 報 伝 達 の 不 備 等 による 避 難 行 動 の 遅 れ 等 で 多 数 の 死 傷 者 の 発 生 2-1 被 災 地 での 食 料 飲 料 水 等 生 命 に 関 わる 物 資 供 給 の 長 期 停 止 2-2 多 数 かつ 長 期 にわたる 孤 立 集 落 等 の 同 時 発 生 2 大 規 模 自 然 災 害 発 生 直 後 から 救 助 救 急 医 療 活 動 等 が 迅 速 に 行 われる(それがなされない 場 合 の 必 要 な 対 応 を 含 む) 2-3 自 衛 隊 警 察 消 防 海 保 等 の 被 災 等 による 救 助 救 急 活 動 等 の 絶 対 的 不 足 2-4 救 助 救 急 医 療 活 動 のためのエネルギー 供 給 の 長 期 途 絶 2-5 想 定 を 超 える 大 量 かつ 長 期 の 帰 宅 困 難 者 への 水 食 糧 等 の 供 給 不 足 2-6 医 療 施 設 及 び 関 係 者 の 絶 対 的 不 足 被 災 支 援 ルートの 途 絶 による 医 療 機 能 の 麻 痺 2-7 被 災 地 における 疫 病 感 染 症 等 の 大 規 模 発 生 3-1 矯 正 施 設 からの 被 収 容 者 の 逃 亡 被 災 による 現 地 の 警 察 機 能 の 大 幅 な 低 下 による 治 安 の 悪 化 3 大 規 模 自 然 災 害 発 生 直 後 から 必 要 不 可 欠 な 行 政 機 能 は 確 保 する 3-2 信 号 機 の 全 面 停 止 等 による 重 大 交 通 事 故 の 多 発 3-3 首 都 圏 での 中 央 官 庁 機 能 の 機 能 不 全 3-4 地 方 行 政 機 関 の 職 員 施 設 等 の 被 災 による 機 能 の 大 幅 な 低 下 4 大 規 模 自 然 災 害 発 生 直 後 から 必 要 不 可 欠 な 情 報 通 信 機 能 は 確 保 する 4-1 電 力 供 給 停 止 等 による 情 報 通 信 の 麻 痺 長 期 停 止 4-2 郵 便 事 業 の 長 期 停 止 による 種 々の 重 要 な 郵 便 物 が 送 達 できない 事 態 4-3 テレビ ラジオ 放 送 の 中 断 等 により 災 害 情 報 が 必 要 な 者 に 伝 達 できない 事 態 Ⅰ. 人 命 の 保 護 が 最 大 限 図 られる 5-1 サプライチェーンの 寸 断 等 による 企 業 の 生 産 力 低 下 による 国 際 競 争 力 の 低 下 Ⅱ. 国 家 及 び 社 会 の 重 要 な 機 能 が 致 命 的 な 障 害 を 受 けず 維 持 される Ⅲ. 国 民 の 財 産 及 び 公 共 施 設 に 係 る 被 害 の 最 小 化 Ⅳ. 迅 速 な 復 旧 復 興 5 大 規 模 自 然 災 害 発 生 後 であっても 経 済 活 動 (サプライチェーンを 含 む)を 機 能 不 全 に 陥 らせ ない 5-2 社 会 経 済 活 動 サプライチェーンの 維 持 に 必 要 なエネルギー 供 給 の 停 止 5-3 コンビナート 重 要 な 産 業 施 設 の 損 壊 火 災 爆 発 等 5-4 海 上 輸 送 の 機 能 の 停 止 による 海 外 貿 易 への 甚 大 な 影 響 5-5 太 平 洋 ベルト 地 帯 の 幹 線 が 分 断 する 等 基 幹 的 陸 上 交 通 ネットワークの 機 能 停 止 5-6 複 数 空 港 の 同 時 被 災 5-7 金 融 サービス 等 の 機 能 停 止 により 商 取 引 に 甚 大 な 影 響 が 発 生 する 事 態 5-8 食 料 等 の 安 定 供 給 の 停 滞 6-1 電 力 供 給 ネットワーク( 発 変 電 所 送 配 電 設 備 )や 石 油 LPガスサプライチェーンの 機 能 の 停 止 6 大 規 模 自 然 災 害 発 生 後 であっても 生 活 経 済 活 動 に 必 要 最 低 限 の 電 気 ガス 上 下 水 道 燃 料 交 通 ネットワーク 等 を 確 保 するとともに こ れらの 早 期 復 旧 を 図 る 6-2 上 水 道 等 の 長 期 間 にわたる 供 給 停 止 6-3 汚 水 処 理 施 設 等 の 長 期 間 にわたる 機 能 停 止 6-4 地 域 交 通 ネットワークが 分 断 する 事 態 6-5 異 常 渇 水 等 により 用 水 の 供 給 の 途 絶 7-1 市 街 地 での 大 規 模 火 災 の 発 生 7-2 海 上 臨 海 部 の 広 域 複 合 災 害 の 発 生 7-3 沿 線 沿 道 の 建 物 倒 壊 による 直 接 的 な 被 害 及 び 交 通 麻 痺 7 制 御 不 能 な 二 次 災 害 を 発 生 させない 7-4 ため 池 ダム 防 災 施 設 天 然 ダム 等 の 損 壊 機 能 不 全 による 二 次 災 害 の 発 生 7-5 有 害 物 質 の 大 規 模 拡 散 流 出 7-6 農 地 森 林 等 の 荒 廃 による 被 害 の 拡 大 7-7 風 評 被 害 等 による 国 家 経 済 等 への 甚 大 な 影 響 8-1 大 量 に 発 生 する 災 害 廃 棄 物 の 処 理 の 停 滞 により 復 旧 復 興 が 大 幅 に 遅 れる 事 態 8-2 道 路 啓 開 等 の 復 旧 復 興 を 担 う 人 材 等 ( 専 門 家 コーディネーター 労 働 者 地 域 に 精 通 した 技 術 者 等 )の 不 足 により 復 旧 復 興 が 大 幅 に 遅 れる 事 態 8 大 規 模 自 然 災 害 発 生 後 であっても 地 域 社 会 経 済 が 迅 速 に 再 建 回 復 できる 条 件 を 整 備 する 8-3 地 域 コミュニティの 崩 壊 治 安 の 悪 化 等 により 復 旧 復 興 が 大 幅 に 遅 れる 事 態 8-4 新 幹 線 等 の 基 幹 インフラの 損 壊 により 復 旧 復 興 が 大 幅 に 遅 れる 事 態 8-5 広 域 地 盤 沈 下 等 による 広 域 長 期 にわたる 浸 水 被 害 の 発 生 により 復 旧 復 興 が 大 幅 に 遅 れる 事 態 網 掛 けは 重 点 化 すべきプログラムに 係 る 起 こってはならない 事 態 26

29 基 本 目 標 事 前 に 備 え るべき 目 標 1-1 プログラムにより 回 避 すべ き 大 都 市 での 建 物 交 通 施 設 等 の 複 合 的 大 規 模 倒 壊 や 住 宅 密 集 地 における 火 災 による 死 傷 者 の 発 生 プログラムの 推 進 方 針 プログラムの 推 進 方 針 ( 別 紙 2) 近 接 する 施 設 の 耐 震 化 の 進 捗 状 況 に 留 意 しつつ 各 種 施 設 の 耐 震 化 を 促 進 する また 人 命 に 重 大 な 危 害 を 及 ぼす 恐 れのあ る 天 井 脱 落 の 対 策 を 進 める 震 動 実 験 研 究 新 材 料 研 究 点 検 診 断 技 術 開 発 等 の 実 施 により 長 時 間 長 周 期 地 震 動 に 対 する 建 築 物 の 構 造 安 全 対 策 等 を 進 める 公 共 空 間 の 活 用 や 無 電 柱 化 の 推 進 等 により 避 難 救 助 活 動 の 円 滑 化 被 害 の 拡 大 防 止 を 図 る 避 難 地 避 難 路 延 焼 遮 断 帯 の 確 保 等 密 集 市 街 地 対 策 を 進 める 災 害 現 場 での 救 助 救 急 活 動 能 力 を 高 めるため 体 制 装 備 資 機 材 や 訓 練 環 境 等 の 更 なる 充 実 強 化 整 備 を 図 る 1-2 不 特 定 多 数 が 集 まる 施 設 の 倒 壊 火 災 学 校 施 設 の 耐 震 化 (つり 天 井 等 の 非 構 造 部 材 ライフラインを 含 む)の 早 期 完 了 ( 国 公 立 学 校 施 設 については 平 成 27 年 度 ま で 私 立 学 校 施 設 については 国 公 立 の 状 況 を 勘 案 して)を 目 指 し 取 組 を 強 化 させる また 医 療 施 設 金 融 機 関 郵 便 局 交 通 関 連 施 設 体 育 館 公 民 館 文 化 財 等 の 施 設 の 耐 震 化 について 着 実 に 推 進 する 災 害 現 場 での 救 助 救 急 活 動 能 力 を 高 めるため 体 制 装 備 資 機 材 や 訓 練 環 境 等 の 更 なる 充 実 強 化 整 備 等 を 図 る 災 害 時 における 救 助 救 急 活 動 等 の 確 保 のため 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 等 を 推 進 する 1-3 広 域 にわたる 大 規 模 津 波 等 による 多 数 の 死 者 の 発 生 避 難 場 所 や 避 難 路 の 確 保 避 難 所 等 の 耐 震 化 住 民 等 への 適 切 な 災 害 情 報 安 全 情 報 の 提 供 火 災 予 防 危 険 物 事 故 海 難 事 故 防 止 対 策 地 震 予 測 精 度 の 向 上 等 を 着 実 に 推 進 する また 地 方 公 共 団 体 による 高 台 移 転 の 検 討 を 促 す 津 波 からの 避 難 を 確 実 に 行 うため 避 難 路 の 整 備 に 合 わせた 無 電 柱 化 沿 道 建 物 の 耐 震 化 避 難 路 の 山 地 災 害 からの 保 全 等 を 関 係 機 関 が 連 携 して 進 める また 津 波 救 命 艇 の 安 全 基 準 指 針 を 策 定 する 3 次 元 地 理 空 間 情 報 の 活 用 ハザードマップの 統 合 化 防 災 アセスメントの 実 施 や 公 共 機 関 の 安 全 確 保 関 係 機 関 が 連 携 した 広 域 防 災 訓 練 等 を 推 進 する 災 害 現 場 での 救 助 救 急 活 動 能 力 を 高 めるため 体 制 装 備 資 機 材 や 訓 練 環 境 等 の 更 なる 充 実 強 化 整 備 を 図 る 災 害 時 における 救 助 救 急 活 動 等 の 確 保 のため 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 等 を 推 進 する ソフト 対 策 との 分 担 連 携 に 留 意 しつつ 河 川 海 岸 堤 防 や 海 岸 防 災 林 等 の 整 備 水 門 陸 閘 等 の 効 果 的 な 管 理 運 用 を 図 る その 際 地 域 特 性 に 応 じて 地 域 に 根 差 した 多 様 な 森 林 づくり 等 自 然 との 共 生 及 び 環 境 との 調 和 に 配 慮 する 1. 大 規 模 自 然 災 害 が 発 生 したときで も 人 命 の 保 護 が 最 大 限 図 られる 1-4 異 常 気 象 等 による 広 域 か つ 長 期 的 な 市 街 地 等 の 浸 水 観 測 衛 星 や 地 理 空 間 情 報 (GIS)などICTの 活 用 により 災 害 対 応 の 迅 速 化 高 度 化 を 推 進 する 河 川 堤 防 の 避 難 地 避 難 路 としての 活 用 地 下 構 造 物 の 浸 水 対 策 を 含 めた 防 災 機 能 の 強 化 等 を 図 るとともに 集 中 豪 雨 による 局 地 的 水 害 に 備 えた 減 災 対 策 を 推 進 する 津 波 等 について 正 確 な 予 測 を 迅 速 に 実 施 し 適 切 な 情 報 を 国 民 に 提 供 することやハザードマップを 統 合 化 することにより 事 前 に 住 民 等 に 浸 水 リスクを 周 知 し 円 滑 な 避 難 ができるようリスクコミュニケーションを 適 切 に 行 う 災 害 現 場 での 救 助 救 急 活 動 能 力 を 高 めるため 体 制 装 備 資 機 材 や 訓 練 環 境 等 の 更 なる 充 実 強 化 整 備 を 図 るとともに 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 等 を 推 進 する 排 水 施 設 等 について 業 務 継 続 体 制 の 確 立 訓 練 効 果 的 な 管 理 運 用 等 を 進 め 災 害 即 応 体 制 の 強 化 を 図 る Ⅰ. 人 命 の 保 護 が 最 大 限 図 られる Ⅱ. 国 家 及 び 社 会 の 重 要 な 機 能 が 致 命 的 な 障 害 を 受 けず に 維 持 され る Ⅲ. 国 民 の 財 産 及 び 公 共 施 設 に 係 る 被 害 の 最 小 化 Ⅳ. 迅 速 な 復 旧 復 興 大 規 模 な 火 山 噴 火 土 砂 災 害 ( 深 層 崩 壊 ) 等 による 多 数 の 死 傷 者 の 発 生 のみ ならず 後 年 度 にわたり 国 土 の 脆 弱 性 が 高 まる 事 態 情 報 伝 達 の 不 備 等 による 避 難 行 動 の 遅 れ 等 で 多 数 の 死 傷 者 の 発 生 被 災 地 での 食 料 飲 料 水 等 生 命 に 関 わる 物 資 供 給 の 長 期 停 止 火 山 台 風 集 中 豪 雨 等 に 対 する 防 災 情 報 の 強 化 ハザードマップの 統 合 化 防 災 アセスメント 3 次 元 地 理 空 間 情 報 の 活 用 等 のソフト 対 策 を 充 実 させる 森 林 の 整 備 にあたっては 地 域 に 根 差 した 植 生 も 活 用 しながら 自 然 と 共 生 した 多 様 な 森 林 づくりが 図 られるよう 対 応 する ま た 自 然 生 態 系 が 有 する 防 災 減 災 機 能 を 定 量 評 価 し 自 然 環 境 を 保 全 再 生 することにより 効 果 的 効 率 的 な 災 害 規 模 低 減 を 図 る 災 害 のおそれがある 箇 所 の 観 測 調 査 把 握 結 果 に 基 づき 訓 練 避 難 体 制 の 整 備 等 のソフト 対 策 との 連 携 を 図 りつつ 効 果 的 効 率 的 な 手 法 による 災 害 に 強 い 森 林 づくりや 土 砂 災 害 対 策 等 を 総 合 的 に 実 施 することによる 防 災 力 の 向 上 を 図 る ため 池 農 業 水 利 施 設 等 の 総 点 検 とそれを 踏 まえた 対 策 や 管 理 体 制 の 強 化 を 実 施 するとともに 地 域 コミュニティの 防 災 減 災 力 の 向 上 に 取 り 組 む 火 山 噴 火 警 戒 システムの 整 備 火 山 噴 火 による 土 砂 災 害 等 に 備 えた 危 機 管 理 計 画 を 策 定 する 災 害 現 場 での 救 助 救 急 活 動 能 力 を 高 めるため 体 制 装 備 資 機 材 や 訓 練 環 境 等 の 更 なる 充 実 強 化 整 備 等 を 図 る 災 害 時 における 救 助 救 急 活 動 等 の 確 保 のため 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 等 を 推 進 する BCP/BCMの 構 築 促 進 高 度 化 ハザードマップの 統 合 化 防 災 アセスメントの 実 施 3 次 元 地 理 空 間 情 報 の 活 用 等 のソフト 対 策 を 充 実 させる 主 要 施 設 が 致 命 傷 を 負 わないために 地 域 全 体 の 災 害 対 策 を 着 実 に 推 進 するとともに 電 力 通 信 施 設 /ネットワークそのもの の 耐 災 害 性 を 向 上 させる 電 力 供 給 停 止 等 が 起 きても 麻 痺 長 期 停 止 させないために これまで 想 定 されていない 長 期 電 力 供 給 停 止 等 に 対 する 情 報 通 信 システムの 脆 弱 性 評 価 とその 結 果 に 基 づく 対 策 を 必 要 に 応 じ 実 施 する 予 備 電 源 装 置 の 整 備 等 を 含 め 国 民 企 業 向 け 施 設 (ラジオ 送 信 所 など) 及 び 災 害 対 応 機 関 の 情 報 通 信 施 設 設 備 等 の 強 化 充 実 を 図 る 適 切 な 災 害 関 連 情 報 の 収 集 提 供 を 行 うため 民 間 プローブ 情 報 の 活 用 等 により 多 様 な 情 報 収 集 手 段 を 確 保 するとともに 公 衆 無 線 LANの 導 入 支 援 等 により 情 報 提 供 手 段 の 多 様 性 を 確 保 する 災 害 現 場 での 救 助 救 急 活 動 能 力 を 高 めるため 体 制 装 備 資 機 材 や 訓 練 環 境 等 の 更 なる 充 実 強 化 整 備 を 図 る 非 常 時 においてもエネルギー 供 給 物 流 を 寸 断 させないよう 燃 料 供 給 の 手 段 を 複 数 確 保 するなど 事 業 者 間 で 連 携 して 事 前 の 訓 練 を 持 続 的 に 行 う 被 災 地 への 応 急 用 食 料 については 食 料 物 資 供 給 体 制 の 充 実 と 民 間 等 における 備 蓄 の 推 進 のための 普 及 啓 発 を 図 る ま た 小 売 業 者 食 品 流 通 業 者 と 行 政 との 連 携 を 図 りつつ 生 産 段 階 も 含 めた 食 品 サプライチェーンの 防 災 減 災 対 策 を 進 める 水 供 給 については 施 設 の 耐 震 化 を 着 実 に 進 めるとともに 長 期 断 水 時 の 円 滑 な 応 急 給 水 のための 訓 練 を 含 め 自 治 体 間 の 連 携 強 化 を 図 る 民 間 プローブ 情 報 の 活 用 等 により 多 様 な 情 報 収 集 提 供 手 段 を 確 保 する 災 害 現 場 での 救 助 活 動 能 力 を 高 めるため 体 制 装 備 資 機 材 や 訓 練 環 境 等 の 更 なる 充 実 強 化 整 備 を 図 るとともに 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 等 を 推 進 する 避 難 所 となる 学 校 施 設 の 防 災 機 能 ( 災 害 備 蓄 等 )の 強 化 を 進 める 2. 大 規 模 自 然 災 害 発 生 直 後 から 救 助 救 急 医 療 活 動 等 が 迅 速 に 行 わ れる(それが なされない 場 合 の 必 要 な 対 応 を 含 む) 多 数 かつ 長 期 にわたる 孤 立 集 落 等 の 同 時 発 生 自 衛 隊 警 察 消 防 海 保 等 の 被 災 等 による 救 助 救 急 活 動 等 の 絶 対 的 不 足 救 助 救 急 医 療 活 動 の ためのエネルギー 供 給 の 長 期 途 絶 道 路 の 防 災 震 災 対 策 や 緊 急 輸 送 道 路 の 無 電 柱 化 鉄 道 の 耐 震 化 港 湾 施 設 等 の 耐 震 対 策 耐 津 波 性 の 強 化 洪 水 土 砂 災 害 津 波 高 潮 風 水 害 対 策 治 山 対 策 等 を 着 実 に 進 める 災 害 発 生 時 に 機 動 的 効 率 的 な 活 動 を 確 保 するため 航 路 道 路 等 の 啓 開 に 必 要 な 体 制 の 整 備 輸 送 に 必 要 な 装 備 資 機 材 の 整 備 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 災 害 関 連 情 報 の 収 集 提 供 のためのシステムの 整 備 地 理 空 間 情 報 の 活 用 等 を 進 める 既 存 の 物 流 機 能 を 緊 急 物 資 輸 送 等 に 効 果 的 に 活 用 できるよう 船 舶 による 緊 急 輸 送 に 係 る 環 境 整 備 貨 物 輸 送 事 業 者 のBCP 策 定 等 を 促 進 する 広 範 囲 に 被 災 が 及 ぶ 場 合 を 想 定 し 民 間 備 蓄 との 連 携 等 による 国 全 体 の 備 蓄 の 推 進 や 企 業 連 携 型 BCPの 取 組 を 促 進 改 善 する 地 方 行 政 機 関 ( 警 察 / 消 防 等 含 む)の 職 員 施 設 等 の 被 災 による 機 能 の 大 幅 な 低 下 を 回 避 すべく 体 制 の 強 化 を 図 る 適 切 な 災 害 関 連 情 報 の 収 集 提 供 をおこなうため 民 間 プローブ 情 報 の 活 用 等 により 多 様 な 情 報 収 集 提 供 手 段 を 確 保 す る より 困 難 な 状 況 下 であっても 救 助 救 命 活 動 が 行 えるよう 警 察 海 上 保 安 庁 等 の 機 動 力 を 高 めるための 装 備 資 機 材 の 充 実 強 化 を 図 るとともに 関 係 機 関 との 連 携 による 実 践 的 な 訓 練 及 び 災 害 対 応 の 標 準 化 に 向 けた 検 討 を 実 施 する 適 切 な 災 害 関 連 情 報 の 収 集 提 供 を 行 うため 民 間 プローブ 情 報 の 活 用 等 により 多 様 な 情 報 収 集 提 供 手 段 を 確 保 する 災 害 現 場 での 救 助 救 急 活 動 能 力 を 高 めるため 体 制 装 備 資 機 材 や 訓 練 環 境 等 の 更 なる 充 実 強 化 整 備 を 図 る 災 害 時 における 救 助 救 急 活 動 等 の 確 保 のため 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 等 を 推 進 する 災 害 時 やライフライン 途 絶 時 に 備 えて 一 般 家 庭 や 避 難 所 等 の 需 要 家 側 が 導 入 する 燃 料 タンクや 自 家 発 電 設 備 の 設 置 等 の 推 進 を 検 討 する 災 害 時 においても 必 要 最 小 限 のエネルギー 供 給 を 確 保 するため 大 規 模 災 害 時 の 石 油 製 品 需 要 の 把 握 備 蓄 方 法 供 給 体 制 代 替 輸 送 ルート 等 の 検 討 を 進 めるとともに 災 害 時 の 燃 料 供 給 の 円 滑 化 等 のための 課 題 の 事 前 検 討 を 行 う 必 要 最 小 限 のアクセス 確 保 のための 地 震 津 波 対 策 を 推 進 する 災 害 発 生 時 に 機 動 的 効 率 的 な 活 動 を 確 保 するため 必 要 な 装 備 資 器 材 の 整 備 を 図 る 適 切 な 災 害 関 連 情 報 の 収 集 提 供 をおこなうため 民 間 プローブ 情 報 の 活 用 等 により 多 様 な 情 報 収 集 提 供 手 段 を 確 保 す る 救 助 救 急 医 療 活 動 のためのエネルギーを 輸 送 する 車 両 を 優 先 的 に 通 行 させるための 交 通 状 況 の 把 握 及 び 交 通 規 制 を 行 う 際 の 拠 点 となる 警 察 施 設 の 耐 震 化 を 促 進 する 災 害 時 における 警 察 活 動 確 保 のための 警 察 情 報 通 信 基 盤 の 堅 牢 化 高 度 化 等 を 推 進 する 網 掛 けは 重 点 化 すべきプログラム 27

30 基 本 目 標 事 前 に 備 え るべき 目 標 2. 大 規 模 自 然 災 害 発 生 直 後 から 救 助 救 急 医 療 活 動 等 が 迅 速 に 行 わ れる(それが なされない 場 合 の 必 要 な 対 応 を 含 む) プログラムにより 回 避 すべ き 想 定 を 超 える 大 量 かつ 長 期 の 帰 宅 困 難 者 への 水 食 糧 等 の 供 給 不 足 医 療 施 設 及 び 関 係 者 の 絶 対 的 不 足 被 災 支 援 ルートの 途 絶 による 医 療 機 能 の 麻 痺 被 災 地 における 疫 病 感 染 症 等 の 大 規 模 発 生 プログラムの 推 進 方 針 帰 宅 するために 必 要 な 交 通 インフラの 復 旧 を 早 期 に 実 施 するため 道 路 の 防 災 震 災 対 策 や 緊 急 輸 送 道 路 の 無 電 柱 化 洪 水 土 砂 災 害 津 波 高 潮 対 策 等 を 関 係 府 省 庁 間 で 連 携 して 進 める 帰 宅 困 難 者 対 策 について 地 方 公 共 団 体 等 と 連 携 した 対 応 ( 一 斉 帰 宅 の 抑 制 行 動 ルールの 周 知 等 ) スペース( 公 園 緑 地 等 )の 確 保 等 を 行 う 支 援 物 資 の 円 滑 な 輸 送 を 確 保 するため 交 通 モード 間 の 相 互 連 携 による 支 援 物 資 輸 送 体 制 の 整 備 ( 平 時 の 物 流 コスト 縮 減 等 に 資 する 物 流 インフラ 網 の 構 築 等 ) 民 間 事 業 者 の 施 設 ノウハウの 活 用 ( 協 力 協 定 の 協 定 締 結 ) 民 間 物 資 拠 点 への 非 常 用 電 源 設 備 等 の 導 入 促 進 等 を 進 める 広 範 囲 に 被 災 が 及 ぶ 場 合 を 想 定 し 民 間 備 蓄 との 連 携 等 による 国 全 体 の 備 蓄 の 推 進 や 企 業 連 携 型 BCPの 取 組 を 促 進 改 善 する 災 害 時 におけるサプライチェーンの 維 持 と 支 援 物 資 物 流 の 確 保 が 両 立 するための 枠 組 み( 支 援 物 資 物 流 の 対 応 等 を 含 めた BCPの 作 成 促 進 等 )を 検 討 する 適 切 な 災 害 関 連 情 報 の 収 集 提 供 をおこなうため 民 間 プローブ 情 報 の 活 用 等 により 多 様 な 情 報 収 集 提 供 手 段 を 確 保 す る 避 難 所 となる 学 校 施 設 の 防 災 機 能 ( 備 蓄 倉 庫 蓄 電 機 能 等 )の 強 化 支 援 活 動 等 を 確 保 するための 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 等 を 進 める 地 方 行 政 機 関 等 ( 警 察 / 消 防 等 含 む)の 職 員 施 設 等 の 被 災 による 機 能 の 大 幅 な 低 下 を 回 避 すべく 体 制 の 強 化 を 図 る 支 援 物 資 の 円 滑 な 輸 送 を 確 保 するため 交 通 モード 間 の 相 互 連 携 による 支 援 物 資 輸 送 体 制 の 整 備 ( 平 時 の 物 流 コスト 縮 減 等 に 資 する 物 流 インフラ 網 の 構 築 等 ) 民 間 事 業 者 の 施 設 ノウハウの 活 用 ( 協 力 協 定 の 協 定 締 結 ) 民 間 物 資 拠 点 への 非 常 用 電 源 設 備 等 の 導 入 促 進 等 を 進 める 医 療 施 設 社 会 福 祉 施 設 の 耐 震 化 等 の 対 策 を 着 実 に 進 める 社 会 福 祉 施 設 の 孤 立 化 を 防 ぐための 官 民 協 働 の 広 域 的 な 福 祉 支 援 ネットワークの 構 築 等 を 進 める 災 害 派 遣 医 療 チーム(DMAT)の 活 動 必 要 な 物 資 の 運 搬 等 を 確 保 するため 緊 急 輸 送 道 路 の 無 電 柱 化 港 湾 施 設 の 耐 震 耐 津 波 性 の 強 化 洪 水 土 砂 災 害 津 波 高 潮 風 水 害 対 策 等 の 着 実 な 進 捗 を 図 る 災 害 発 生 時 に 機 動 的 効 率 的 な 活 動 を 確 保 するため 航 路 道 路 等 の 啓 開 に 必 要 な 体 制 の 整 備 輸 送 に 必 要 な 装 備 資 機 材 の 整 備 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 災 害 関 連 情 報 の 収 集 提 供 のためのシステムの 整 備 地 理 空 間 情 報 の 整 備 等 を 進 める 感 染 症 対 策 として 消 毒 や 害 虫 駆 除 等 の 実 施 と 居 住 地 以 外 の 市 町 村 における 被 災 者 に 対 する 予 防 接 種 を 実 施 する 下 水 道 BCP 策 定 の 指 標 を 示 し 他 自 治 体 との 相 対 的 評 価 ができるベンチマークを 導 入 する 等 により 各 自 治 体 のBCP 策 定 を 推 進 し 被 災 時 の 被 害 最 小 化 早 期 復 旧 を 図 る 自 治 体 が 保 有 する 下 水 道 施 設 情 報 を 国 が 一 括 収 集 共 有 する 下 水 道 ナショナルデータベースを 構 築 することにより 災 害 時 の 迅 速 な 被 害 復 旧 状 況 把 握 支 援 体 制 の 構 築 等 を 図 る 医 療 関 係 者 等 を 輸 送 する 車 両 を 優 先 的 に 通 行 させるための 交 通 状 況 の 把 握 や 適 切 な 災 害 関 連 情 報 の 収 集 提 供 を 行 うため の 民 間 プローブ 情 報 の 活 用 等 による 多 様 な 情 報 収 集 提 供 手 段 を 確 保 する 災 害 時 における 救 助 救 急 活 動 等 の 確 保 のため 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 等 を 推 進 する Ⅰ. 人 命 の 保 護 が 最 大 限 図 られる Ⅱ. 国 家 及 び 社 会 の 重 要 な 機 能 が 致 命 的 な 障 害 を 受 けず に 維 持 され る Ⅲ. 国 民 の 財 産 及 び 公 共 施 設 に 係 る 被 害 の 最 小 化 Ⅳ. 迅 速 な 復 旧 復 興 3. 大 規 模 自 然 災 害 発 生 直 後 から 必 要 不 可 欠 な 行 政 機 能 は 確 保 する 4. 大 規 模 自 然 災 害 発 生 直 後 から 必 要 不 可 欠 な 情 報 通 信 機 能 は 確 保 す る 矯 正 施 設 からの 被 収 容 者 の 逃 亡 被 災 による 現 地 の 警 察 機 能 の 大 幅 な 低 下 による 治 安 の 悪 化 信 号 機 の 全 面 停 止 等 によ る 重 大 交 通 事 故 の 多 発 首 都 圏 での 中 央 官 庁 機 能 の 機 能 不 全 地 方 行 政 機 関 の 職 員 施 設 等 の 被 災 による 機 能 の 大 幅 な 低 下 電 力 供 給 停 止 等 による 情 報 通 信 の 麻 痺 長 期 停 止 郵 便 事 業 の 長 期 停 止 によ る 種 々の 重 要 な 郵 便 物 が 送 達 できない 事 態 テレビ ラジオ 放 送 の 中 断 等 により 災 害 情 報 が 必 要 な 者 に 伝 達 できない 事 態 治 安 の 確 保 に 必 要 な 装 備 資 機 材 の 充 実 強 化 を 図 る 矯 正 施 設 の 被 災 状 況 について 関 係 機 関 の 間 での 情 報 共 有 体 制 を 検 討 する 適 切 な 災 害 関 連 情 報 の 収 集 提 供 を 行 うため 民 間 プローブ 情 報 の 活 用 等 により 多 様 な 情 報 収 集 提 供 手 段 を 確 保 する 災 害 現 場 での 救 助 救 急 活 動 能 力 を 高 めるため 体 制 装 備 資 機 材 や 訓 練 環 境 等 の 更 なる 充 実 強 化 整 備 を 図 る 災 害 時 における 救 助 救 急 活 動 等 の 確 保 のため 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 等 を 推 進 する 適 切 な 災 害 関 連 情 報 の 収 集 提 供 を 行 うため 民 間 プローブ 情 報 の 活 用 等 により 多 様 な 情 報 収 集 提 供 手 段 を 確 保 する 大 規 模 災 害 発 生 後 であっても 機 能 維 持 早 期 復 旧 を 可 能 とするサプライチェーン 確 保 のための 緊 急 物 資 輸 送 協 定 の 推 進 拡 充 など 緊 急 物 資 輸 送 システムの 確 保 対 策 を 進 める 災 害 現 場 での 救 助 活 動 能 力 を 高 めるため 体 制 装 備 資 機 材 や 訓 練 環 境 等 の 更 なる 充 実 強 化 整 備 を 図 る 災 害 時 における 救 助 活 動 等 の 確 保 のため 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 等 を 推 進 する 政 府 全 体 の 業 務 継 続 計 画 を 策 定 して 省 庁 横 断 的 な 事 項 及 び 各 省 庁 の 業 務 継 続 計 画 の 作 成 の 基 準 となるべき 事 項 を 定 め これにより 各 省 庁 は 業 務 継 続 計 画 を 見 直 す 政 府 全 体 の 業 務 継 続 計 画 等 に 基 づき 官 庁 施 設 の 耐 震 化 物 資 の 備 蓄 電 力 情 報 通 信 等 の 確 保 代 替 機 能 の 確 保 等 を 進 める 南 海 トラフ 巨 大 地 震 及 び 首 都 直 下 地 震 の 被 害 想 定 を 踏 まえて 多 数 の 帰 宅 困 難 者 の 発 生 や 市 街 地 大 火 災 などの 起 こってはな らない 事 態 を 想 定 した 対 策 について 検 討 を 進 める 災 害 時 における 救 助 救 急 活 動 等 の 確 保 のため 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 等 を 推 進 する 地 方 行 政 機 関 等 の 機 能 確 保 はレジリエンスの 観 点 から 極 めて 重 要 な 意 味 を 担 うことから 地 方 公 共 団 体 における 業 務 継 続 計 画 の 作 成 と 内 容 の 向 上 を 促 進 する 被 災 リスクに 備 えた 関 係 府 省 庁 自 治 体 間 の 連 携 スキームの 構 築 ( 救 急 救 助 医 療 活 動 等 の 維 持 に 必 要 な 石 油 製 品 の 備 蓄 方 法 供 給 体 制 の 構 築 等 ) を 推 進 する 警 察 署 消 防 署 をはじめとする 地 方 公 共 機 関 等 の 庁 舎 施 設 庁 舎 が 被 災 したときの 業 務 バックアップ 拠 点 となりうる 学 校 公 立 社 会 教 育 施 設 社 会 体 育 施 設 必 要 な 通 信 機 能 を 確 保 する 通 信 施 設 等 の 耐 震 対 策 等 を 促 進 するとともに 必 要 な 装 備 資 機 材 等 の 整 備 を 図 る 行 政 機 関 の 機 能 を 守 る 周 辺 対 策 ( 道 路 の 防 災 震 災 対 策 や 緊 急 輸 送 道 路 の 無 電 柱 化 港 湾 施 設 の 耐 震 耐 津 波 性 の 強 化 洪 水 土 砂 災 害 津 波 高 潮 風 水 害 対 策 治 山 対 策 等 )を 着 実 な 進 捗 を 図 る 学 校 施 設 において 吊 り 天 井 等 の 非 構 造 部 材 等 の 耐 震 対 策 を 推 進 するとともに 天 井 等 落 下 防 止 対 策 を 進 めるため 専 門 的 技 術 者 の 養 成 技 術 的 な 支 援 体 制 を 整 備 する 情 報 通 信 に 係 る 相 互 依 存 関 係 の 見 える 化 を 図 る 主 要 施 設 が 致 命 傷 を 負 わないために 地 域 全 体 の 災 害 対 策 を 着 実 に 推 進 するとともに 電 力 通 信 施 設 /ネットワークそのもの の 耐 災 害 性 を 向 上 させる 電 力 供 給 停 止 等 が 起 きても 麻 痺 長 期 停 止 させないために これまで 想 定 されていない 長 期 電 力 供 給 停 止 等 に 対 する 情 報 通 信 システムの 脆 弱 性 評 価 とその 結 果 に 基 づく 対 策 を 必 要 に 応 じ 実 施 する 予 備 電 源 装 置 の 整 備 等 を 含 め 国 民 企 業 向 け 施 設 及 び 災 害 対 応 機 関 の 情 報 通 信 施 設 設 備 等 の 強 化 充 実 を 図 る 災 害 に 備 え 実 戦 的 な 行 動 力 を 向 上 させるとともに 情 報 通 信 機 能 を 用 いているライフライン 等 の 制 御 システムの 安 全 性 を 確 保 する 適 切 な 災 害 関 連 情 報 の 収 集 提 供 を 行 うため 民 間 プローブ 情 報 の 活 用 等 により 多 様 な 情 報 収 集 手 段 を 確 保 するとともに 公 衆 無 線 LANの 導 入 支 援 等 により 情 報 提 供 手 段 の 多 様 性 を 確 保 する 社 会 インフラを 効 率 的 に 管 理 していくためICT 基 盤 /システムの 整 備 に 向 けた 情 報 共 有 等 の 取 組 を 継 続 的 に 進 める 日 本 郵 便 ( 株 )において 引 き 続 き 耐 震 化 を 実 施 するとともに 事 業 継 続 計 画 (BCP)の 適 宜 見 直 しを 図 る 被 災 時 における 道 路 ネットワークの 効 率 的 利 用 を 確 保 するための 情 報 提 供 システムの 整 備 等 を 進 める 電 力 供 給 停 止 等 が 起 きても 麻 痺 長 期 停 止 させないために これまで 想 定 されていない 長 期 電 力 供 給 停 止 等 に 対 する 情 報 通 信 システムの 脆 弱 性 評 価 とその 結 果 に 基 づく 対 策 を 必 要 に 応 じ 実 施 する 適 切 な 災 害 関 連 情 報 の 収 集 提 供 を 行 うため 災 害 関 連 情 報 の 一 元 的 集 約 共 有 や 民 間 プローブ 情 報 の 活 用 等 により 多 様 な 情 報 収 集 手 段 を 確 保 するとともに 緊 急 地 震 速 報 等 による 災 害 放 送 の 迅 速 確 実 な 伝 達 地 域 密 着 型 情 報 ネットワークの 構 築 ラジオによる 自 治 体 情 報 提 供 多 様 なメディア( 防 災 行 政 無 線 テレビ ラジオ 携 帯 電 話 等 )を 活 用 した 情 報 の 一 括 配 信 公 共 情 報 コモンズの 活 用 公 衆 無 線 LANの 導 入 支 援 等 により 情 報 提 供 手 段 の 多 様 性 を 確 保 する 国 民 企 業 向 け 施 設 及 び 災 害 対 応 機 関 の 情 報 通 信 施 設 設 備 等 の 強 化 充 実 を 図 るとともに 地 域 全 体 の 災 害 対 策 を 着 実 に 推 進 する 特 に 難 聴 対 策 災 害 対 策 としてのラジオ 送 信 所 の 整 備 予 備 電 源 設 備 等 のバックアップ 設 備 を 整 備 する 5. 大 規 模 自 然 災 害 発 生 後 であって も 経 済 活 動 (サプライ チェーンを 含 む)を 機 能 不 全 に 陥 らせない 5-1 サプライチェーンの 寸 断 等 による 企 業 の 生 産 力 低 下 による 国 際 競 争 力 の 低 下 海 上 輸 送 も 含 む 物 流 ルートや 工 場 事 業 所 等 及 び 地 域 全 体 の 耐 災 害 性 の 向 上 を 関 係 府 省 庁 が 連 携 して 効 率 的 に 進 めるととも に 既 存 ストックを 最 大 限 に 活 用 して 物 流 ルート サプライチェーンの 冗 長 性 を 高 める その 際 整 備 効 果 を 最 大 化 するため 各 地 方 ブロックにおいて 連 絡 調 整 を 図 りながら 進 める 各 企 業 等 におけるBCP/BCMの 構 築 推 進 やBCP/BCMの 実 効 性 向 上 のため 関 係 府 省 庁 を 構 成 員 とする 連 絡 会 議 を 設 置 し 情 報 共 有 を 図 りながら 共 通 的 なガイドラインの 改 訂 評 価 分 析 手 法 の 開 発 必 要 に 応 じて 各 業 種 業 態 にあった 策 定 マニュアル 等 の 作 成 想 定 外 に 備 えるための 訓 練 を 含 めた 事 業 継 続 能 力 の 評 価 手 法 の 開 発 等 を 進 める グループBCPや 業 界 BCPの 策 定 のため 民 間 企 業 や 経 済 団 体 等 と 連 携 して 検 討 を 進 める 上 記 の 施 策 の 進 捗 にあわせて 地 方 ブロック 毎 に 関 係 府 省 庁 及 びその 地 方 支 分 局 地 方 公 共 団 体 経 済 団 体 等 が 連 携 して 地 方 強 靱 化 BCP( 仮 称 )の 作 成 を 行 うこととし その 策 定 に 向 けた 枠 組 みや 対 象 範 囲 を 連 絡 会 議 で 明 確 化 する 網 掛 けは 重 点 化 すべきプログラム 28

31 基 本 目 標 事 前 に 備 え るべき 目 標 5-2 プログラムにより 回 避 すべ き 社 会 経 済 活 動 サプライ チェーンの 維 持 に 必 要 な エネルギー 供 給 の 停 止 プログラムの 推 進 方 針 災 害 時 においても 必 要 最 小 限 のエネルギー 供 給 を 確 保 するため 大 規 模 災 害 時 の 石 油 製 品 需 要 の 把 握 備 蓄 方 法 供 給 体 制 代 替 輸 送 ルート 等 の 検 討 を 進 めるとともに 災 害 時 の 燃 料 供 給 の 円 滑 化 等 のための 課 題 を 事 前 に 検 討 する 適 切 な 災 害 関 連 情 報 の 収 集 提 供 を 行 うため 民 間 プローブ 情 報 の 活 用 等 により 多 様 な 情 報 収 集 提 供 手 段 を 確 保 する 交 通 基 盤 輸 送 手 段 の 地 震 津 波 対 策 を 推 進 する 石 油 製 品 備 蓄 の 促 進 や 末 端 供 給 能 力 の 維 持 強 化 方 策 を 検 討 する サプライチェーン 一 体 となった 企 業 連 携 型 BCP/BCM 構 築 の 促 進 持 続 的 な 推 進 など 民 間 事 業 者 を 含 む 関 係 者 間 の 連 携 を 強 化 する 5-3 コンビナート 重 要 な 産 業 施 設 の 損 壊 火 災 爆 発 等 コンビナート 災 害 の 発 生 拡 大 の 防 止 のため 関 係 機 関 による 合 同 訓 練 を 実 施 するとともに 被 災 状 況 等 の 情 報 共 有 や 大 規 模 特 殊 災 害 対 応 体 制 装 備 資 機 材 等 の 機 能 向 上 を 図 る 設 備 の 耐 震 化 コンビナートの 液 状 化 側 方 流 動 対 策 防 波 堤 や 護 岸 等 の 強 化 海 岸 防 災 林 の 造 成 等 の 地 震 津 波 対 策 を 着 実 に 推 進 する また 耐 震 強 化 液 状 化 対 策 等 に 関 する 研 究 技 術 開 発 を 推 進 する コンビナートエリア 内 における 企 業 連 携 型 BCP/BCM 構 築 の 促 進 持 続 的 な 推 進 など 民 間 事 業 者 を 含 む 関 係 者 間 の 連 携 を 強 化 する 5-4 海 上 輸 送 の 機 能 の 停 止 に よる 海 外 貿 易 への 甚 大 な 影 響 非 常 時 における 海 上 輸 送 を 確 保 するため 海 上 航 空 輸 送 ネットワークの 確 保 のための 体 制 構 築 迅 速 円 滑 な 航 路 啓 開 動 静 監 視 等 を 確 保 するための 体 制 の 強 化 等 について 関 係 機 関 が 連 携 して 進 める 企 業 毎 のBCP 策 定 に 加 え 企 業 連 携 型 BCPの 策 定 に 取 り 組 む 港 湾 施 設 航 路 標 識 等 の 耐 震 対 策 等 を 進 めるとともに 海 岸 保 全 等 の 対 策 を 推 進 する 5. 大 規 模 自 然 災 害 発 生 後 であって も 経 済 活 動 (サプライ チェーンを 含 む)を 機 能 不 全 に 陥 らせない 5-5 太 平 洋 ベルト 地 帯 の 幹 線 が 分 断 する 等 基 幹 的 陸 上 交 通 ネットワークの 機 能 停 止 地 震 津 波 火 山 噴 火 等 による 交 通 施 設 の 被 害 想 定 の 向 上 を 図 るとともに 幹 線 交 通 の 分 断 が 社 会 経 済 に 及 ぼす 影 響 に 関 する 想 定 精 度 の 向 上 を 図 る 東 西 分 断 のリスクを 評 価 し これを 踏 まえて 時 間 管 理 概 念 を 導 入 して 対 策 を 推 進 する 交 通 施 設 の 災 害 対 応 力 を 強 化 するための 対 策 ( 道 路 鉄 道 港 湾 空 港 等 の 交 通 施 設 の 耐 震 対 策 等 )を 進 める また 交 通 施 設 を 守 る 周 辺 対 策 ( 水 害 土 砂 災 害 等 に 関 するリスクの 洗 い 出 し 情 報 共 有 調 査 研 究 等 治 水 治 山 海 岸 砂 防 等 の 対 策 )を 推 進 する 東 西 を 結 ぶ 基 幹 的 交 通 ネットワークが 機 能 停 止 し 復 旧 までに 相 当 な 期 間 を 要 する 事 態 は 起 こり 得 るものとして 国 や 関 係 自 治 体 等 がこれに 備 える 非 常 時 ( 幹 線 交 通 が 分 断 する 事 態 )を 想 定 した 需 要 管 理 対 策 ( 最 低 限 必 要 な 人 流 及 び 物 流 レベルの 想 定 企 業 の 施 設 人 員 配 置 のガイドライン 作 成 等 )を 検 討 する 非 常 時 に 既 存 の 交 通 ネットワークの 円 滑 な 活 用 を 確 保 するための 取 組 ( 代 替 ルートの 検 討 普 及 啓 発 海 上 航 空 輸 送 ネット ワークの 確 保 のための 体 制 構 築 等 )を 関 係 機 関 が 連 携 して 進 める 複 軸 の 交 通 ネットワークの 構 築 ( 輸 送 モード 相 互 の 連 携 代 替 性 の 確 保 )に 向 けて 新 東 名 高 速 道 路 をはじめとする 高 速 道 路 ネットワーク 新 幹 線 ネットワークの 着 実 な 整 備 等 を 図 る 基 幹 的 交 通 ネットワークが 機 能 停 止 する 事 態 に 国 自 治 体 民 間 事 業 者 等 が 連 携 して 備 える 必 要 があることを 国 民 に 周 知 すると ともに 基 幹 的 交 通 ネットワークが 機 能 停 止 する 事 態 を 考 慮 したBCP/BCMの 構 築 が 民 間 事 業 者 等 において 促 進 されるよう 努 め る Ⅰ. 人 命 の 保 護 が 最 大 限 図 られる Ⅱ. 国 家 及 び 社 会 の 重 要 な 機 能 が 致 命 的 な 障 害 を 受 けず に 維 持 され る Ⅲ. 国 民 の 財 産 及 び 公 共 施 設 に 係 る 被 害 の 最 小 化 Ⅳ. 迅 速 な 復 旧 復 興 6. 大 規 模 自 然 災 害 発 生 後 であって も 生 活 経 済 活 動 に 必 要 最 低 限 の 電 気 ガス 上 下 水 道 燃 料 交 通 ネットワーク 等 を 確 保 す るとともに これらの 早 期 復 旧 を 図 る 5-6 複 数 空 港 の 同 時 被 災 5-7 金 融 サービス 等 の 機 能 停 止 により 商 取 引 に 甚 大 な 影 響 が 発 生 する 事 態 5-8 食 料 等 の 安 定 供 給 の 停 滞 電 力 供 給 ネットワーク( 発 変 電 所 送 配 電 設 備 )や 石 油 LPガスサプライ チェーンの 機 能 の 停 止 上 水 道 等 の 長 期 間 にわた る 供 給 停 止 汚 水 処 理 施 設 等 の 長 期 間 にわたる 機 能 停 止 地 域 交 通 ネットワークが 分 断 する 事 態 広 域 的 な 被 害 が 生 じた 際 に 空 港 間 が 広 域 で 連 携 して 必 要 な 輸 送 能 力 を 確 保 するための 空 港 間 連 携 体 制 の 構 築 等 を 進 める 輸 送 モード 相 互 の 連 携 代 替 性 を 確 保 する 観 点 から 既 存 の 道 路 鉄 道 等 の 効 率 的 な 活 用 を 図 るための 施 策 を 推 進 する 高 速 旅 客 輸 送 手 段 の 多 重 性 を 確 保 するため 新 幹 線 ネットワークの 着 実 な 整 備 等 を 図 る 交 通 施 設 の 災 害 対 応 力 を 強 化 するための 対 策 として 空 港 等 の 施 設 の 耐 震 対 策 等 を 推 進 する 災 害 現 場 での 救 助 救 急 活 動 能 力 を 高 めるため 体 制 装 備 資 機 材 や 訓 練 環 境 等 の 充 実 強 化 整 備 を 図 る 災 害 時 における 救 助 救 急 活 動 等 の 確 保 のため 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 等 を 推 進 する BCP/BCMの 構 築 推 進 高 度 化 等 の 金 融 機 関 の 取 組 を 引 き 続 き 推 進 するとともに 関 係 機 関 との 連 携 を 強 化 する 関 係 府 省 庁 間 で 協 議 調 整 を 図 りながら これまで 想 定 されていない 長 期 電 力 供 給 停 止 等 に 対 する 情 報 通 信 システムの 脆 弱 性 評 価 とその 結 果 に 基 づく 対 策 を 必 要 に 応 じ 実 施 する 大 規 模 災 害 時 においても 円 滑 な 食 料 供 給 を 維 持 するため 食 品 サプライチェーンを 構 成 する 事 業 者 間 による 災 害 時 対 応 に 係 る 連 携 協 力 体 制 ( 平 時 から 利 活 用 できる 共 同 配 送 や 受 発 注 システムの 共 同 化 等 )の 構 築 水 産 物 の 一 連 の 生 産 流 通 過 程 に 係 る 事 業 継 続 計 画 (BCP)の 策 定 等 を 促 進 する 農 林 水 産 業 に 係 る 生 産 基 盤 等 の 災 害 対 応 力 の 強 化 に 向 けて 生 産 基 盤 施 設 等 の 耐 震 照 査 耐 震 対 策 施 設 管 理 者 の 業 務 継 続 体 制 の 確 立 治 山 対 策 農 村 の 防 災 対 策 等 を 推 進 する 地 域 コミュニティと 連 携 した 施 設 の 保 全 管 理 防 災 減 災 力 向 上 や 施 設 管 理 者 の 体 制 整 備 等 のソフト 対 策 を 組 合 せた 対 策 を 推 進 する 物 流 インフラの 災 害 対 応 力 の 強 化 に 向 けて 道 路 港 湾 空 港 等 の 耐 震 対 策 等 を 推 進 するとともに 輸 送 モード 相 互 の 連 携 や 産 業 競 争 力 の 強 化 の 視 点 を 兼 ね 備 えた 物 流 ネットワークの 構 築 を 図 る 電 気 設 備 の 地 震 津 波 対 応 力 の 強 化 等 を 図 る エネルギー 供 給 拠 点 であるコンビナートの 災 害 の 発 生 拡 大 の 防 止 及 びサプライチェーンの 確 保 を 図 るため 関 係 機 関 による 合 同 訓 練 を 実 施 するとともに 被 災 状 況 等 の 情 報 共 有 や 大 規 模 特 殊 災 害 対 応 体 制 装 備 資 機 材 等 の 機 能 向 上 を 図 る 設 備 の 耐 震 化 コンビナートの 液 状 化 側 方 流 動 対 策 防 波 堤 や 護 岸 等 の 強 化 海 岸 防 災 林 の 造 成 等 の 地 震 津 波 対 策 を 着 実 に 推 進 する また 耐 震 強 化 液 状 化 対 策 等 に 関 する 研 究 技 術 開 発 を 推 進 する コンビナートエリア 内 における 企 業 連 携 型 BCP/BCM 構 築 の 促 進 持 続 的 な 推 進 など 民 間 事 業 者 を 含 む 関 係 者 間 の 連 携 を 強 化 する エネルギー 全 体 としてのレジリエントな 需 給 構 造 を 構 築 するため 中 長 期 のマクロ 的 なエネルギー 需 給 の 動 向 や 国 内 外 の 情 勢 沿 岸 部 災 害 リスク 等 も 踏 まえ 全 国 のエネルギーインフラ ネットワークのあり 方 や 再 生 可 能 エネルギー 等 の 分 散 型 エネルギーの 整 備 について 検 討 を 進 める 共 同 利 用 している 農 業 水 利 施 設 を 含 めた 水 道 施 設 の 耐 震 化 や 地 域 全 体 の 耐 災 害 性 の 向 上 を 推 進 するとともに 共 同 訓 練 の 実 施 や 災 害 対 策 協 定 の 締 結 等 応 急 給 水 の 準 備 対 応 のための 連 携 強 化 BCP/BCMの 構 築 推 進 高 度 化 を 図 る 気 候 変 動 に 対 応 した 渇 水 対 策 の 検 討 及 び 災 害 時 における 地 下 水 利 用, 雨 水 有 効 利 用 のための 指 針 を 策 定 する 下 水 道 集 落 排 水 施 設 浄 化 槽 廃 棄 物 処 理 施 設 の 耐 震 化 や 下 水 道 BCPの 策 定 等 の 取 組 を 引 き 続 き 推 進 する 耐 震 化 等 の 防 災 対 策 の 推 進 とあわせて 代 替 性 の 確 保 及 び 管 理 主 体 との 連 携 管 理 体 制 の 強 化 等 ソフト 対 策 を 強 化 する 個 別 分 散 型 処 理 として 災 害 に 強 い 合 併 浄 化 槽 の 整 備 を 進 めるとともに 台 帳 システムの 整 備 により 早 期 復 旧 を 図 る 大 規 模 災 害 時 においても 重 要 な 交 通 ネットワークの 分 断 を 回 避 するため 必 要 不 可 欠 となる 交 通 ネットワークの 代 替 性 を 確 保 す るための 方 法 等 を 含 め 関 係 機 関 が 連 携 して 分 野 横 断 的 な 取 組 を 進 める 道 路 の 防 災 震 災 対 策 や 緊 急 輸 送 道 路 の 無 電 柱 化 港 湾 施 設 の 耐 震 耐 津 波 性 の 強 化 洪 水 土 砂 災 害 津 波 高 潮 風 水 害 排 水 治 山 対 策 等 を 着 実 に 推 進 する 適 切 な 災 害 関 連 情 報 の 収 集 提 供 を 行 うため 民 間 プローブ 情 報 の 活 用 等 により 多 様 な 情 報 収 集 提 供 手 段 を 確 保 する 災 害 時 における 救 助 救 急 活 動 等 の 確 保 のため 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 等 を 推 進 する 6-5 異 常 渇 水 等 により 用 水 の 供 給 の 途 絶 水 資 源 関 連 施 設 の 整 備 機 能 強 化 ダム 群 連 携 等 の 既 存 ストック 及 び 雨 水 下 水 道 再 生 水 等 の 水 資 源 の 有 効 活 用 農 業 用 水 の 利 用 管 理 の 効 率 化 を 図 る 気 候 変 動 に 対 応 した 渇 水 対 策 の 検 討 及 び 災 害 時 における 地 下 水 利 用, 雨 水 有 効 利 用 のための 指 針 を 策 定 する 7. 制 御 不 能 な 二 次 災 害 を 発 生 させ ない 7-1 市 街 地 での 大 規 模 火 災 の 発 生 より 困 難 な 状 況 下 であっても 救 助 救 命 活 動 が 行 えるよう 警 察 の 機 動 力 を 高 めるための 装 備 資 機 材 の 充 実 強 化 を 図 るととも に 関 係 機 関 との 連 携 による 実 践 的 な 訓 練 を 実 施 する 都 市 の 防 災 性 向 上 や 延 焼 防 止 のための 緑 地 を 含 め 施 設 整 備 等 を 計 画 的 かつ 着 実 に 推 進 するとともに 木 造 密 集 市 街 地 など 市 街 地 大 規 模 火 災 のリスクが 高 い 地 区 の 解 消 に 向 けて 地 域 住 民 の 意 識 啓 発 により 合 意 形 成 を 図 るなどハード 施 策 とソフト 施 策 を 適 切 に 組 み 合 わせた 対 策 を 推 進 する 適 切 な 災 害 関 連 情 報 の 収 集 提 供 を 行 うため 民 間 プローブ 情 報 の 活 用 等 により 多 様 な 情 報 収 集 提 供 手 段 を 確 保 する 災 害 現 場 での 救 助 活 動 能 力 を 高 めるため 体 制 装 備 資 機 材 や 訓 練 環 境 等 の 更 なる 充 実 強 化 整 備 を 図 るとともに 通 信 基 盤 施 設 の 堅 牢 化 高 度 化 等 を 推 進 する 網 掛 けは 重 点 化 すべきプログラム 29