( 12) 瘀 血 腹 満 左 関 甚 だしく 大 血 実 の 腹 満 ( 13) 血 分 腫 面 目 はれて 脈 渋 有 力? 血 の 浮 腫 ( 14) 癲 癇 様 の 発 作 寒 湿 入 脾 身 体 拘 急 失 神 脈 沈 緊 ( 15) 奔 豚 脈 浮 滑 坐 して 跳 躍 し 止 まず (

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1 湯 液 の 脈 診 目 次 総 論 (1) 脈 当 流 の 医 学 修 行 は 乱 世 のいくさ 稽 古 に 同 じ 総 論 (2) 人 迎 気 口 湯 液 脈 診 法 左 手 の 人 迎 かたかたひとえに 大 なるは 外 邪 の 病 なり ( 1) 陰 経 傷 寒 悪 寒 発 熱 大 渇 引 飲 脱 汗 脈 沈 微 ( 2) 裏 寒 虚 証 風 邪 なら やっぱり 葛 根 湯 でしょ? ( 3) 内 傷 発 熱 右 の 気 口 の 脈 は 左 の 人 迎 に 一 倍 ( 4) 疝 積 背 痛 に 緩 急 あり 尿 不 利 面 青 黄 心 下 痞 不 食 ( 5) 寒 疝 胆 嚢 炎 の 炎 の 字 は 見 当 たらず ( 6) 附 子 粳 米 湯 心 復 切 痛 痛 み 去 って 積 はその 形 を 顕 わす ( 7) 偏 弦 は 飲 也 挟 飲 の 傷 寒 悪 寒 発 熱 左 手 は 浮 右 手 は 沈 ( 8) 骨 鯁 嘘 か 真 か 骨 が 咽 に 刺 さり 命 を 落 とす 人 年 に 数 十 人 有 りとか ( 9) 婦 人 血 枯 経 閉 ダイエットは 恐 るべし 血 は 枯 れて 経 水 断 つ ( 10) 食 鬱 成 塊 腹 痛 激 甚 気 口 の 沈 実 は 食 鬱 なり ( 11) 腹 満 便 秘 膨 満 甚 だしく 脚 はヨタヨタ 寝 たり 起 きたり 1

2 ( 12) 瘀 血 腹 満 左 関 甚 だしく 大 血 実 の 腹 満 ( 13) 血 分 腫 面 目 はれて 脈 渋 有 力? 血 の 浮 腫 ( 14) 癲 癇 様 の 発 作 寒 湿 入 脾 身 体 拘 急 失 神 脈 沈 緊 ( 15) 奔 豚 脈 浮 滑 坐 して 跳 躍 し 止 まず ( 16) 怒 気 胸 悶 気 塞 気 持 ちは 分 かるが 怒 っちゃいけない 心 臓 に 悪 い ( 17) 産 後 下 痢 出 産 しても 妊 娠 しても 何 故 か 下 痢 ( 18) 陰 証 発 疹 風 と 湿 と 寒 とが 相 搏 皮 疹 を 発 す 脈 は 浮 虚 渋 遅 ( 19) 白 朮 附 子 湯 眩 暈 大 きな 出 来 物 脈 は 浮 虚 遅 ( 20) 風 湿 眩 暈 メマイが 始 まると 何 んにもする 気 がしなくなる ( 21) 六 味 回 陽 飲 歩 行 は 難 しく 遺 尿 失 禁 脾 腎 両 虚 ( 22) 痰 核 目 の 中 に 土 手 脈 は 弦 滑 ( 23) 電 話 で 脈 診 最 初 大 きいのが 幾 つか 止 まって 今 度 は 小 さいのが これに 続 く ( 24) 肝 虚 失 眠 韓 中 日 の 友 好 のために 劉 さんの 不 眠 を 治 す 2

3 ( 25) 喘 息 (1) 胸 肋 が 塞 がって 呼 気 する 能 わず ふくら 雀 の 如 し ( 26) 喘 息 (2) 標 本 は 兼 顧 せず 肝 の 鬱 を 解 し? 血 を 逐 う ( 27) 喘 息 (3) たくさん 食 べ 始 めたら 発 作 の 前 触 れ ( 28) パニック 口 中 カラカラ 冷 や 汗 タラタラ 心 臓 ドキドキ ( 29) 甘 草 瀉 心 湯 狐 惑 の 病 たるは 恐 慌 嗄 声 咳 嗽 して 終 夜 眠 らず ( 30) できもの 七 度 の 転 居 表 気 は 虚 して 癤 を 病 む 脈 は 短 ( 31) 十 六 味 流 気 飲 肝 膿 瘍 気 を 行 らして 病 巣 を 打 ち 壊 す ( 32) アレルギー 性 鼻 炎 鼻 水 くしゃみ 目 やに 目 の 痒 み 両 の 寸 脈 は 浮 ( 33) 胃 弱 体 質 生 来 の 胃 弱 安 中 散 を 愛 用 して 七 年 ( 34) 前 立 腺 肥 大 (1) 何 ぞ 左 尺 の 脈 は 独 り 浮 いて 甚 だ 大 なるか? ( 35) 前 立 腺 肥 大 (2) 肝 鬱 脾 虚 尿 頻 尿 少 少 腹 重 墜 脈 弦 緩 ( 36) 前 立 腺 肥 大 (3) 尿 頻 にして 間 に 合 わず ( 37) 気 虚 脱 肛 肛 脱 不 痛 不 痒 脈 は 細 渋 わずかに 弦 ( 38) 青 瓢 箪 3

4 飲 食 すること 人 に 数 倍 少 しも 肥 らず ( 39) 保 元 湯 汗 をかきやすく 冷 えやすく 昏 々と 眠 る ( 40) 神 経 衰 弱 思 慮 太 過 心 脾 を 傷 り 脈 細 失 眠 ( 41) 皮 膚 炎 イライラして 心 火 怒 って 肝 火 火 は 上 って 顔 にも 火 がつく ( 42) 嗜 睡 脈 沈 自 汗 盗 汗 突 に 入 睡 ( 43) 頭 痛 風 は 頭 目 を 攻 め 上 の 瞼 も 腫 れ 頭 痛 鼻 塞 ( 44) 虫 さされ 虫 に 害 され 風 がなくても 疹 は 膨 らむ ( 45) 口 内 炎 口 舌 痛 んで 夜 も 寝 られず 痛 風 の 如 し ( 46) 白 芷 升 麻 湯 癰 の 身 の 半 ば 以 上 に 出 る 者 は 八 風 の 変 なり ( 47) 掌 蹠 膿 胞 症 手 掌 足 跖 に 黄 水 を 湛 え 脈 は 気 口 大 血 虚 に 兼 ねて 湿 熱 あり ( 48) 五 十 そら 手 筋 脈 攣 急 すれば 脈 も 引 きつれ 索 縄 の 如 し ( 49) 和 方 首 から 上 の 鼻 咽 舌 歯 耳 は 皆 おかしくて 寒 熱 往 来 ( 50) 栝 湯 蔞 根 咽 つまり 肘 も 指 も 強 ばって 頭 痛 胸 悶 口 中 不 快 は 帯 下 に 属 す ( 51) 自 律 神 経 失 調 症 耳 塞 がり 身 は 水 中 に 在 る 如 し 4

5 ( 52) 鎮 肝 熄 風 湯 レントゲン 室 から 出 たら 歩 けるようになっていた ( 53) 不 整 脈 胸 満 短 気 一 息 三 動 病 は 内 傷 か? 外 感 か? ( 54) 痰 飲 脈 結 代 心 下 つまって 不 食 十 五 日 ( 55) 肝 鬱 脈 結 代 妬 みと 怒 りで 肝 気 は 鬱 塞 胃 痛 して 脈 結 代 ( 56) 胸 中 不 定 婦 人 小 便 不 利 心 中 不 穏 脈 結 代 ( 57) 心 痛 弦 緊 大 有 力 の 脈 が 話 中 に 急 変 して 参 伍 不 調 濡 弱 の 脈 になる ( 58) 瘀 血 脈 結 代 脈 細 渋 結 代 胃 痙 攣 大 便 秘 結 ( 59) 膀 胱 炎 脈 は 結 代 下 腹 の 不 快 は 心 臓 の 病 に 連 なる ( 60) 心 肺 気 虚 脈 結 代 お 隣 さんにも かまってあげないと 心 臓 だけじゃ 治 らない ( 61) 膵 臓 癌 虚 と 実 と 併 び 見 われ 補 いつつ 攻 める ( 62) 百 合 右 手 の 脈 を 小 さくして 右 手 の 病 を 治 す ( 63) アトピー 半 夏 は 気 逆 を 治 す ( 64) 気 虚 血 瘀 沙 耶 ちゃんのお 母 さん 若 いのに 神 経 痛? 5

6 ( 65) 張 錫 純 先 生 治 喘 一 方 言 われたら 言 い 返 す 短 期 者 夜 は 喘 息 に 苦 しむ ( 66) 夏 枯 草 耗 陰 耗 気 目 を 損 じて なお 肝 火 は 消 えず ( 67) 血 風 瘡 掻 破 するも 滲 水 は 多 からず 返 って 出 血 ( 68) 正 気 天 香 湯 気 のせいだから あわてず 騒 がず 医 者 へも 行 かず ( 69) 宮 仕 え もう 良 い 疲 れた どうでも 良 い みんな 面 倒 だ ( 70) 癇 症 眼 正 面 より 周 りが 見 え 過 ぎて ( 71) 婦 人 臀 痛 痛 いのは 腰 じゃない お 尻 ( 72) 瘀 血 泄 瀉 脈 沈 渋 有 力 下 痢 止 まず ( 73) 瘀 血 嘔 吐 脈 渋 有 力 薬 を 吐 し 食 を 吐 し 常 に 嘔 気 して 止 まず ( 74) 花 癲 わたし A 君 と 結 婚 したんだ もうすぐ 赤 ちゃんも 産 まれるよ ( 75) 面 熱 面 熱 眩 暈 自 汗 足 冷 人 迎 浮 大 は 陽 明 の 風 熱 ( 76) 蕁 麻 疹 風 は 左 寸 に 表 れて なぜか 人 迎 に 表 れず ( 77) 沢 蘭 さすが 本 物 肝 鬱 にもちゃんと 効 く ( 78) 山 茱 萸 (1) 6

7 頭 に 発 疹 小 豆 の 如 く なぜか 頭 は 凸 凹 ( 79) 山 茱 萸 (2) 証 を 弁 じ 治 を 論 じ 勘 定 合 っても 銭 は 足 らず ( 80) 一 味 芍 薬 湯 桂 枝 湯 から 桂 枝 甘 草 生 姜 大 棗 を 去 って 芍 薬 を 残 す 索 引 処 方 及 び 薬 物 名 の 索 引 漢 方 臨 床 小 説 湯 液 の 脈 診 7

8 はじめに ( 一 ) 脈 ( 二 ) 人 迎 気 口 湯 液 脈 診 法 ( 一 ) 脈 当 流 の 医 学 修 行 は 乱 世 のいくさ 稽 古 に 同 じ 脈 診 は 時 に 外 感 を 以 て 論 じ 時 に 臓 腑 を 以 て 論 じ 時 によって 違 ったルールを 持 ち 出 す 例 えば 右 寸 の 浮 表 に 邪 気 有 りと 言 うかと 思 えば 肺 に 病 ありと 言 い 更 には 肝 脈 の 弱 に 絡 めて 右 寸 の 浮 は 四 物 湯 かも 知 れないと 言 う 幾 つもの 規 範 を 時 によって 使 い 分 けてい る 一 体 右 寸 という 小 さな 部 分 に 何 通 りのルールを 適 用 するのか デタラメな 脈 の 理 論 を 運 用 して デタラメにしない 為 には 知 識 と 経 験 と 洞 察 力 が 必 要 である 孫 子 は 軍 事 を 論 じ 極 めて 合 理 的 実 際 的 である 戦 場 では 常 に 情 報 は 完 全 ではないが 限 られた 情 報 から 本 質 を 見 抜 く 洞 察 力 が 要 求 される もっともらしく 見 える 情 報 を 捨 て 些 細 な 兆 候 からその 本 質 を 捕 らえる 必 要 がある 治 病 についても 同 様 な 精 神 が 要 求 される 如 何 にも 虚 証 に 見 え 脈 は 細 渋 弱 しかし 補 気 補 血 して 脈 が 変 わらなければ 虚 ではない 急 ぎ 方 針 を 転 じ 細 渋 の 脈 を? 血 と 読 み 変 え 駆? 血 を 試 みる もし? 血 であれば 気 血 を 補 わずして 脈 は 幅 も 強 さも 増 し 渋 は 緩 に 変 わる 投 薬 すれば 脈 は 変 化 する 効 果 が 無 くても 脈 の 変 化 に 注 意 して 病 のスジを 見 抜 く 必 要 がある 昔 の 医 家 下 痢 に 種 々 投 薬 するが 下 痢 は 止 まらず 食 欲 もなくなり 次 第 に 顔 色 も 悪 く なる 或 いは 虚 寒 かと 温 補 に 転 じる しかし 効 果 がない ただ 仔 細 に 脈 を 診 れば 桂 皮 や 乾 姜 附 子 を 用 いる 時 脈 かさが 出 来 て 脈 長 になる そこで やはり 熱 とする 遂 に 銭 氏 白 朮 散 に 思 い 至 る 四 君 子 湯 に? 香 葛 根 木 香 を 加 えた 処 方 である 陽 虚 ではなく 気 虚 で 脾 胃 の 虚 熱 であった 病 脈 は 身 体 の 変 調 であり 症 候 である 様 々な 原 因 の 様 々なタイプの 頭 痛 が 有 るように 様 々な 浮 や 弦 がある 何 ゆえの 弦 か 何 ゆえの 浮 か 論 ずる 必 要 がある 脈 診 の 方 法 や 脈 状 の 詳 細 については 他 書 に 譲 るが 本 書 の 読 者 の 為 に 簡 単 に 脈 と 脈 診 8

9 について 私 見 を 述 べる しかし これは 後 で 触 れる 人 迎 気 口 の 脈 診 も 含 めて 言 わば 私 の 自 己 流 の 脈 論 である 当 然 誤 りや 遺 漏 があると 思 う 世 の 具 眼 の 士 の 目 に 留 まる 事 が 有 れば 失 笑 を 買 うかも 知 れない にも 拘 わらず 敢 えてここに 脈 論 を 公 開 するのは 私 が どれほど 熱 意 を 持 って 脈 というものと 関 わって 来 たかという 事 を 知 って 頂 きたいからであ る 先 ずは 脈 の 名 を 挙 げる 浮 沈 遅 数 滑 渋 緩 緊 細 大 虚 実 長 短 弦 洪 弱 藿 濡 軟 微 伏 結 代 散 牢 革 促 動 脈 の 相 反 浮 と 沈 遅 と 数 滑 と 渋 緩 と 緊 細 と 大 虚 と 実 長 と 短 とは 性 質 が 相 反 する 同 時 に 現 れる 事 はあり 得 ない つまり 浮 いていて 沈 とか 速 くて 遅 いとか 緩 やかで 且 つ 緊 な どと 言 う 脈 は 存 在 しない 浮 と 沈 浮 と 沈 は 相 反 する 浮 は 重 按 すると 弱 くなるか 小 さくなる 脈 である 重 按 して かえっ て 脈 が 大 きくなるか 強 くなるのが 沈 である 緩 洪 芤 散 の 脈 はすべて 浮 の 要 素 を 持 っている 浮 いて 緩 やかな 脈 は 緩 浮 いて 勢 いがあって 大 きい 脈 は 洪 浮 いて 大 きく 力 無 く 中 空 の 脈 は? 浮 いて 力 無 く 形 の 定 まらな い 脈 は 散 である 伏 牢 の 脈 は 深 く 隠 れ 重 按 しなければ 分 からない 沈 の 脈 である 滑 と 渋 滑 と 渋 は 相 反 する 滑 はなめらか 渋 はしぶる 脈 である 滑 は 熱 証 実 証 痰 といった 有 余 の 脈 である 浮 滑 沈 滑 滑 実 滑 数 軟 滑 弦 滑 と して 表 れる 渋 は 気 虚 血 虚 脾 虚 肝 虚 など 不 足 の 脈 そして 湿 邪 の 脈? 血 の 脈 で ある 浮 渋 沈 渋 緩 渋 弦 渋 細 渋 虚 渋 軟 渋 微 渋 渋 数 短 渋 などとなる 私 の 言 う 濡 も 渋 を 含 む 私 が 言 う 濡 は 浮 軟 大 渋 の 脈 で 私 はこれを 湿 邪 の 脈 としている 渋 ( 澁 )は 澀 の 俗 字 中 国 では 渋 の 字 の 使 用 は 稀 正 しくは 澀 或 いは?である 遅 と 数 遅 と 数 も 相 反 する 私 の 言 う 遅 数 は 一 分 間 の 脈 拍 数 である 六 十 以 下 を 遅 八 十 以 上 を 数 とする 時 計 が 無 ければ 難 しい また 一 息 何 動 というのも 併 用 する 一 息 五 動 は 平 脈 一 息 四 動 以 下 は 遅 一 息 六 動 以 上 は 数 である これは 伝 統 的 な 方 法 で 一 分 間 の 脈 拍 数 と 9

10 は 全 く 別 な 意 味 がある 一 分 間 の 脈 拍 数 が 同 じく 八 十 であっても 一 息 三 動 の 者 も 一 息 六 動 の 者 もある 古 人 は 時 計 を 使 わなかった 従 って 私 と 古 人 とでは 遅 数 の 意 味 が 違 う 古 人 は 尺 脈 が 遅 であるとか 左 脈 が 遅 であるとか 言 う このような 事 は 一 分 間 の 脈 拍 数 で 遅 数 を 決 める 場 合 には 有 り 得 ない また 古 人 が 遅 と 言 う 時 沈 遅 有 力 の 脈 を 指 している 事 がある それ は 脈 状 ではなく 脈 の 名 である 脈 状 と 脈 名 浮 脈 について 之 を 按 せば 足 らず 之 を 挙 れば 余 りあり とすれば 単 に 浮 いた 脈 状 を 言 う 者 である 当 然 有 力 の 浮 も 無 力 の 浮 も 有 る しかし 挙 げれば 指 に 満 ち 按 せば 無 きが 如 く 力 無 きを 浮 と 言 う は 浮 無 力 とい う 脈 状 を 浮 脈 と 名 付 ける 脈 名 という 事 になる 多 くの 医 書 で 脈 名 と 脈 状 は 混 在 して いる 右 手 と 左 手 外 感 は 先 ず 左 から 侵 入 する だから 外 感 病 では 左 脈 に 変 化 が 顕 れる 傷 寒 では 左 手 が 表 右 手 が 裏 である そこで 古 人 は 左 脈 が 浮 であれば 外 を 解 し 病 が 裏 に 入 って 左 脈 が 沈 実 になれば 下 法 を 用 いる 雑 病 では 左 手 は 血 右 手 は 気 である 左 脈 が 虚 であれば 血 虚 右 脈 が 虚 であれば 気 虚 左 脈 が 実 であれば 血 実 右 脈 が 実 であれば 気 実 処 方 では 血 虚 は 四 物 湯 気 虚 は 四 君 子 湯 血 実 は 桃 核 承 気 湯 気 実 は 承 気 湯 である 傷 寒 と 雑 病 の 脈 脈 の 六 部 ( 左 右 の 寸 関 尺 )は 各 々 五 臓 の 名 を 与 えられている 雑 病 では 右 関 の 脈 が 弱 い のを 診 て 脾 虚 を 疑 い 左 尺 の 虚 を 診 て 腎 虚 と 見 なす 傷 寒 では 各 部 を 個 別 に 診 ないで ほとんど 六 部 を 一 体 に 診 る 傷 寒 の 邪 は 一 身 の 体 表 を 覆 っている 太 陽 の 脈 浮 緊 とは 六 部 の 全 てが 浮 緊 であって 左 関 だけ 或 いは 右 寸 だけと いう 訳 ではない 私 の 経 験 からすると 仲 景 の 諸 方 の 証 では 雑 病 に 於 いても 六 部 一 体 の 脈 状 を 呈 する 事 が 多 い 桂 枝 湯 の 浮 柴 胡 剤 の 弦 木 防 己 湯 の 沈 など 寸 だけ 浮 尺 だけが 沈 という 事 では ない 脈 の 上 下 手 の 左 右 を 表 と 裏 或 いは 気 と 血 とする 実 は 寸 と 尺 の 間 にも 同 様 な 関 係 がある 寸 は 尺 より 数 センチ 外 に 在 るためか 外 感 病 で 寸 は 表 尺 は 裏 である 内 傷 病 でも 寸 は 肺 心 尺 は 腎 或 いは 寸 は 頭 面 尺 は 腰 脚 同 じく 上 下 の 位 置 に 在 る 10

11 傷 寒 論 には 尺 の 遅 は 栄 気 不 足 血 少 で 発 汗 出 来 ないとする 文 がある ここでは 寸 は 気 尺 は 血 である 私 の 脈 診 法 私 は 男 女 で 左 右 を 逆 にして 診 る 事 はしない 各 部 を 何 菽 の 重 さで 診 るという 難 経 流 の 方 法 も 試 みたことがない 按 じて 最 もよく 分 かる 所 を その 部 の 脈 状 とする 古 人 は 浮 位 で 腑 を 候 い 中 位 で 胃 気 を 候 い 沈 位 で 臓 を 候 うという しかし 腑 に 病 変 が 有 るときは ことさら 浮 かべて 診 なくても それを 示 す 脈 が 出 現 する その 多 くが 浮 滑 浮 大 浮 実 である 数 年 にわたり 昼 夜 を 問 わず 下 腹 に 痛 みを 覚 えるという 婦 人 痛 みのため 夜 も 安 眠 出 来 な い 痛 みが 消 えるのは 排 尿 している 間 の 極 く 短 い 時 間 だけである 脈 は 浮 滑 大 であった 大 きく 非 常 にはっきり 浮 いており 脈 に 艶 があり 如 何 にも 腑 病 らしい 脈 であった 多 汗 と 口 渇 もあり 陽 明 病 である 膀 胱 腑 に 邪 気 ありとし 猪 苓 湯 を 与 えて 即 治 した 実 は この 例 ではすべての 脈 が 浮 であるのに 侵 入 している 邪 気 の 性 質 が 分 かるという 左 手 の 人 迎 の 脈 だけが 沈 濡 であったので 膀 胱 腑 に 湿 邪 が 侵 入 していると 解 した 人 迎 気 口 の 脈 診 法 については 後 ほど 詳 述 する 文 献 摘 録 内 外 傷 辯 巻 上 ( 金 李 東 垣 ) 古 人 脈 上 に 内 外 傷 を 人 迎 気 口 に 辯 じて 人 迎 の 脈 の 気 口 より 大 なるを 外 傷 とし 気 口 脈 の 人 迎 より 大 なるを 内 傷 となす この 辯 は 固 より 是 なり ただその 説 に 未 だ 尽 くさざる 所 有 るのみ 外 感 風 寒 は 皆 有 余 の 証 是 れ 前 より 客 邪 来 たる その 病 は 必 ず 左 手 に 見 わる 左 手 は 表 を 主 どる 内 傷 飲 食 及 び 飲 食 不 節 労 役 不 節 は 皆 不 足 の 病 なり 必 ず 右 手 に 見 わる 右 手 は 裏 を 主 どる ( 後 略 ) 此 事 難 知 巻 下 ( 元 王 好 古 ) 右 手 雑 病 は 之 を 表 と 為 し 傷 寒 は 之 を 裏 と 為 す 左 手 雑 病 は 之 を 裏 と 為 し 傷 寒 は 之 を 表 と 為 す 傷 寒 元 より 表 証 の 有 る 者 左 手 に 下 す 証 有 りと 言 う 可 し 下 証 なる 者 は 血 証 なり 当 に 足 の 厥 陰 中 に 之 を 求 むべし 雑 病 元 より 表 証 の 無 き 者 左 手 に 下 す 証 有 りと 言 う 可 からず 只 当 に 右 手 を 言 う べし 足 の 陽 明 中 に 之 を 求 む 仲 景 浮 は 汗 して 沈 は 下 す 右 手 の 沈 実 は 調 胃 承 気 左 手 の 沈 実 は 桃 仁 抵 当 11

12 難 経 沈 は 汗 して 浮 は 下 す 右 手 の 浮 実 は 枳 実 牽 牛 子 左 手 の 浮 実 は 桃 仁 四 順 ( 内 容 不 詳 ) ( 二 ) 人 迎 気 口 湯 液 脈 診 法 左 手 の 人 迎 かたかたひとえに 大 なるは 外 邪 の 病 なり 人 迎 気 口 の 脈 診 法 は 三 世 紀 に 王 叔 和 の 脈 経 に 登 場 する 十 二 世 紀 の 宋 代 の 三 因 方 の 頃 か ら 外 感 と 内 傷 を 区 別 する 脈 診 法 として 注 目 されるようになった 十 三 世 紀 の 金 元 時 代 には 内 傷 論 の 発 展 に 伴 い 更 に 大 きな 発 展 が 見 られた 十 六 世 紀 の 日 本 の 医 学 は 明 の 医 学 の 影 響 を 強 く 受 け 明 に 留 学 していた 田 代 三 喜 に 医 学 を 学 んだ 曲 直 瀬 道 三 の 道 三 流 では この 脈 法 を 湯 液 家 の 脈 診 法 として 採 用 している 人 迎 気 口 の 脈 診 とは 左 右 の 手 の 寸 と 関 の 間 にある 人 迎 と 気 口 の 脈 を 診 る 脈 法 である 左 の 寸 と 関 の 間 を 人 迎 と 名 付 け 右 の 寸 と 関 の 間 を 気 口 と 名 付 けている 具 体 的 には 関 脈 を 診 る 中 指 に 添 えて 食 指 を 降 し 人 迎 或 いは 気 口 とする つまり 人 迎 と 気 口 は 関 のすぐ 上 寸 のやや 下 に 位 置 する この 位 置 を 古 人 は 関 前 一 分 と 呼 ぶ 寸 と 関 と 尺 の 間 を 各 々 三 分 割 ( 合 計 九 分 )して 関 の 前 一 分 を 人 迎 と 気 口 とする 左 の 関 前 一 分 が 人 迎 右 の 関 前 一 分 が 気 口 である 人 迎 は 外 である 身 体 の 外 の 状 況 が 解 る 気 口 と 比 較 して 人 迎 の 方 が 大 きければ 外 から 風 寒 の 邪 気 が 侵 入 している 外 感 と 考 える 人 迎 の 脈 状 を 診 れば 外 から 侵 入 してい る 邪 気 の 性 質 も 分 かる 人 迎 の 浮 緊 は 傷 寒 人 迎 の 浮 緩 は 傷 風 人 迎 の 浮 虚 は 傷 暑 人 迎 の 浮 濡 は 傷 湿 人 迎 の 沈 濡 は 寒 湿 人 迎 の 沈 大 は 陰 経 傷 寒 ( 陽 経 を 飛 び 越 えて 寒 邪 が 直 接 陰 経 に 侵 入 した 傷 寒 ) 気 口 は 内 である 身 体 の 内 部 の 状 態 が 解 る 人 迎 と 比 較 して 気 口 の 方 が 大 きけれ ば 内 部 に 問 題 があるとする 内 傷 の 病 という 気 口 の 浮 大 は 虚 である 虚 労 内 傷 気 虚 血 虚 である 気 口 の 沈 大 は 実 である 内 部 に 何 か 実 体 が 存 在 する 状 態 積 聚 食 滞 溜 飲 気 滞 である 人 迎 と 気 口 に 大 小 の 差 がない 事 もある 外 感 病 でも 邪 気 が 表 から 少 陽 に 入 ると 人 迎 と 気 口 は 左 右 差 がなくなる 雑 病 では 人 迎 気 口 の 大 小 に 差 のない 者 は 更 に 多 くなる 人 迎 と 気 口 に 大 小 の 差 がなければ 内 外 いずれが 主 要 な 矛 盾 であるか 決 め 難 い その 時 は 症 状 にも 注 目 して 治 療 方 針 を 決 める 例 えば 人 迎 気 口 の 左 右 差 がなく 人 迎 浮 緩 気 口 沈 大 である 時 もし 症 状 から 気 滞 が 疑 われる 様 なら 人 迎 は 置 いて 気 口 の 沈 大 を 取 り 上 げ 気 口 沈 大 を 解 消 する 治 療 をする 外 感 湿 邪 の 脈 は 細 である 従 って 外 感 であっても 湿 邪 では 気 口 より 人 迎 の 方 が 小 さい 人 迎 は 沈 細 沈 濡 浮 濡 浮 細 となり 気 口 は 浮 大 浮 小 浮 濡 になる そして 外 湿 が 裏 で 内 飲 と 化 せば 気 口 は 沈 大 沈 小 の 飲 の 脈 を 表 す 内 飲 が 多 ければ 多 いほど 気 口 は 沈 と なり 大 となる 気 口 沈 大 は 内 実 である 12

13 人 迎 と 気 口 の 大 小 浮 沈 の 関 係 は 概 略 は 以 下 の 様 に 解 する 人 迎 浮 大 で 気 口 浮 小 の 者 は 外 感 の 風 寒 人 迎 浮 小 で 気 口 浮 大 の 者 は 虚 労 内 傷 人 迎 沈 大 で 気 口 浮 小 の 者 は 陰 経 の 傷 寒 人 迎 沈 小 で 気 口 浮 大 の 者 は 外 感 の 湿 邪 人 迎 浮 大 で 気 口 沈 小 の 者 は 外 感 風 寒 に 微 飲 を 兼 ねる 者 人 迎 浮 小 で 気 口 沈 大 の 者 は 積 聚 食 滞 溜 飲 気 滞 人 迎 沈 大 で 気 口 沈 小 の 者 は 裏 寒 と 虚 冷 人 迎 沈 小 で 気 口 沈 大 の 者 は 積 聚 食 滞 溜 飲 裏 の 水 飲 或 いは 気 滞 に 外 感 湿 邪 を 兼 ね る 者 人 迎 と 気 口 で 大 小 の 差 がないものは 概 ね 以 下 の 様 に 解 する 人 迎 気 口 倶 に 浮 大 は 実 人 迎 気 口 倶 に 浮 小 は 虚 人 迎 気 口 倶 に 沈 大 は 気 滞 水 滞 食 滞 積 聚 人 迎 気 口 倶 に 沈 小 は 虚 冷 人 迎 沈 大 で 気 口 浮 大 の 者 は 寒 邪 と 労 倦 人 迎 沈 小 で 気 口 浮 小 の 者 は 寒 湿 と 気 虚 人 迎 浮 大 で 気 口 沈 大 の 者 は 裏 滞 傷 寒 挟 飲 傷 寒 或 いは 裏 滞 が 外 感 を 装 う 者 人 迎 浮 小 で 気 口 沈 小 の 者 は 湿 邪 に 微 飲 を 兼 ねる 者 脈 の 浮 沈 脈 診 では 浮 沈 の 見 極 めは 最 も 難 しいと 言 われる 実 際 寸 は 多 く 浮 であり 尺 はほとんど 沈 である 浮 が 更 に 浮 になり 沈 が 更 に 沈 になっても 常 の 脈 との 差 は 僅 か である 実 は 浮 沈 は 人 迎 気 口 の 脈 法 で 簡 単 に 見 極 められる 古 人 も 浮 沈 の 見 極 めは 人 迎 気 口 で 行 うと 言 っている 浮 脈 人 迎 或 いは 気 口 で 脈 に 触 れて 後 更 に 按 じて 脈 が 消 失 する 或 いは 小 さくなる 者 は 浮 である 沈 脈 人 迎 或 いは 気 口 で 脈 に 触 れて 後 更 に 按 じて 脈 が 消 失 せず 強 さや 大 きさが 増 す 者 は 沈 である 文 献 摘 録 増 補 脈 論 口 訣 巻 一 左 右 の 診 察 外 感 内 傷 ( 日 本 元 亀 四 年 雖 知 久 斎 道 三 ) 口 訣 に 曰 く 左 の 手 の 寸 と 関 との 間 を 人 迎 と 云 かたかたひとえに 大 なるは 外 邪 の 病 な り 右 の 手 の 寸 と 間 の 関 の 間 を 気 口 と 云 かたかたひとえに 大 なるは 内 傷 の 病 なり ( 後 略 ) 13

14 脈 経 巻 一 両 手 六 脈 所 主 五 臓 六 腑 陰 陽 逆 順 第 七 ( 晋 王 叔 和 ) 脈 法 讃 に 云 う 肝 心 は 左 に 出 脾 肺 は 右 に 出 腎 と 命 門 はともに 尺 部 に 出 る 魂 魄 穀 神 は 皆 寸 口 に 見 われ 左 は 司 官 右 は 司 府 を 主 どる 左 大 は 男 に 順 右 大 は 女 に 順 関 前 一 分 は 人 命 の 主 左 は 人 迎 右 は 気 口 をなす 神 門 の 訣 断 は 両 つながら 関 後 に 在 り ( 後 略 ) 万 病 回 春 ( 明? 廷 賢 ) 巻 上 万 金 一 統 述 人 迎 脈 緊 盛 にして 大 気 口 に 一 倍 するは 外 感 の 風 と 寒 となし 皆 表 に 属 し 陽 となし 府 となす 気 口 の 脈 大 にして 人 迎 に 一 倍 し 脈 緊 盛 は 傷 食 となし 労 倦 となし 皆 裏 に 属 し 陰 となし 臓 となす 人 迎 気 口 ともに 緊 盛 これ 挟 食 傷 寒 となし 内 傷 外 感 となす 三 因 方 巻 一 五 用 乖 違 病 脈 ( 宋 陳 無 擇 ) 人 迎 緊 盛 なるは 寒 に 傷 られ 気 口 緊 盛 なるは 食 に 傷 らる 三 因 方 巻 一 五 臓 傳 変 病 脈 右 手 の 関 前 一 分 気 口 たる 者 以 て 臓 気 の 鬱 発 と 胃 気 とを 兼 ねて 候 う ( 後 略 ) 三 因 方 巻 一 六 経 中 傷 病 脈 ( 一 部 節 略 ) 左 手 の 関 前 一 分 人 迎 たる 者 以 て 寒 暑 燥 湿 風 熱 の 人 に 中 傷 するを 候 う ( 中 略 ) 足 の 太 陽 の 傷 寒 左 尺 と 人 迎 みな 浮 緊 にして 盛 足 の 陽 明 の 傷 湿 右 関 と 人 迎 みな? 細 にして 長 足 の 少 陽 の 傷 風 左 関 と 人 迎 みな 弦 浮 にして 散 手 の 少 陽 の 傷 暑 右 尺 と 人 迎 みな 洪 虚 にして 数 足 の 太 陰 の 傷 湿 右 関 と 人 迎 みな 濡 細 にして 沈 足 の 少 陰 の 傷 寒 左 尺 と 人 迎 みな 沈 緊 にして 数 足 の 厥 陰 の 傷 風 左 関 と 人 迎 みな 弦 弱 にして 急 手 の 厥 陰 の 傷 暑 右 尺 と 人 迎 みな 沈 弱 にして 緩 三 因 方 巻 一 脈 偶 名 状 浮 は 人 迎 と 相 応 すれば 風 寒 在 経 気 口 と 相 応 すれば 栄 血 虚 損 沈 は 人 迎 と 相 応 すれば 寒 伏 陰 経 気 口 と 相 応 すれば 血 凝 腹 臓 遅 は 人 迎 と 相 応 すれば 湿 寒 凝 滞 気 口 と 相 応 すれば 虚 冷 沈 積 数 は 人 迎 と 相 応 すれば 風 燥 熱 煩 気 口 と 相 応 すれば 陰 虚 陽 盛 虚 は 人 迎 と 相 応 すれば 経 絡 傷 暑 気 口 と 相 応 すれば 栄 衛 走 奔 実 は 人 迎 と 相 応 すれば 風 寒 貫 経 気 口 と 相 応 すれば 血 壅 気 窒 14

15 緩 は 人 迎 と 相 応 すれば 風 熱 入 臓 気 口 と 相 応 すれば 怒 極 傷 筋 緊 は 人 迎 と 相 応 すれば 経 絡 傷 寒 気 口 と 相 応 すれば 臓 腑 作 痛 洪 は 人 迎 と 相 応 すれば 寒 壅 諸 陽 気 口 と 相 応 すれば 気 攻 百 脈 細 は 人 迎 と 相 応 すれば 諸 経 中 湿 気 口 と 相 応 すれば 五 臓 凝 涎 滑 は 人 迎 と 相 応 すれば 風 痰 潮 溢 気 口 と 相 応 すれば 涎 飲 凝 滞?は 人 迎 と 相 応 すれば 風 湿 寒 痺 気 口 と 相 応 すれば 渾 汗 血 枯 弦 は 人 迎 と 相 応 すれば 風 走 注 痛 気 口 と 相 応 すれば 積 飲 溢 疼 弱 は 人 迎 と 相 応 すれば 風 湿 緩 縦 気 口 と 相 応 すれば 筋 絶 萎 弛 結 は 人 迎 と 相 応 すれば 陰 散 陽 生 気 口 と 相 応 すれば 精 阻 百 節 促 は 人 迎 と 相 応 すれば 痰 壅 陽 経 気 口 と 相 応 すれば 精 留 胃 府?は 人 迎 と 相 応 すれば 邪 壅 吐 衂 気 口 と 相 応 すれば 栄 虚 妄 行 微 は 人 迎 と 相 応 すれば 風 暑 自 汗 気 口 と 相 応 すれば 微 陽 脱 泄 動 は 人 迎 と 相 応 すれば 寒 疼 冷 痛 気 口 と 相 応 すれば 心 驚 胆 寒 伏 は 人 迎 と 相 応 すれば 寒 湿 痼 閉 気 口 と 相 応 すれば 凝 思 滞 神 長 は 人 迎 と 相 応 すれば 微 邪 自 愈 気 口 と 相 応 すれば 臓 気 平 治 短 は 人 迎 と 相 応 すれば 邪 閉 経 脈 気 口 と 相 応 すれば 積 遏 臓 気 濡 は 人 迎 と 相 応 すれば 寒 熱 散 漫 気 口 と 相 応 すれば? 泄 緩 弱 革 は 人 迎 と 相 応 すれば 中 風 着 湿 気 口 と 相 応 すれば 半 産 脱 精 散 は 人 迎 と 相 応 すれば 淫 邪 脱 泄 気 口 と 相 応 すれば 精 血 敗 耗 代 は 臓 絶 中 止 余 臓 代 動 内 外 の 所 因 を 問 わず 此 を 得 れば 必 死 陰 経 傷 寒 悪 寒 発 熱 大 渇 引 飲 脱 汗 脈 沈 微 部 屋 に 入 ると なんと 彼 女 は 蒲 団 の 上 に 正 座 している 横 になるか?と 旦 那 が 言 ったが 彼 女 は 小 さく 頷 いただけである 口 も 利 けなくなっている 正 座 ではない へたりこんで いる 顔 が 腫 れている 旦 那 さんが 手 を 貸 して 彼 女 が 横 になる 脈 を 診 る 左 右 とも 触 れにくいほど 小 さく 沈 んだ 脈 である 手 も 冷 たい 舌 を 診 る 舌 は 潤 って 厚 い 黄 苔 が 舌 全 体 を 覆 っている 痩 せた 小 さな 舌 である 薬 は あれでいいと 思 います 四 逆 湯 である 今 朝 彼 女 は 主 人 を 送 り 出 した 後 激 しい 悪 寒 と 体 痛 に 襲 われた 熱 は 三 十 九 度 五 分 震 えが 止 まらず あまりの 苦 しさに 蒲 団 の 中 で 海 老 のように 丸 まっていた ところが 急 に 激 しい 口 渇 が 起 こり 水 をいっぱい 入 れた 薬 缶 を 傍 らに 据 え 置 き 絶 え 間 な くゴクゴクと 多 量 に 飲 んだ しかし しばらくすると 今 度 は 熱 くなり ドッと 汗 が 噴 き 出 し 何 もかもグッショリ 濡 れてしまった これで 悪 寒 も 体 痛 は 消 失 して 全 身 冷 たくなっ て 汗 も 止 んだ 体 温 も 三 十 八 度 に 下 がった 彼 女 から 電 話 があったのは 午 前 八 時 這 うようにして やっと 電 話 の 所 まで 来 ました 15

16 と 絞 り 出 すような 声 で 言 う 声 が 聞 き 取 りにくい かすれてしまっている 経 過 を 聞 き 四 逆 湯 だと 直 感 した 大 渇 引 飲 して 脱 汗 の 後 は すっかり 虚 脱 した 状 態 である 急 激 に 津 液 を 奪 われ 声 も 出 な い 汗 と 共 に 一 身 の 陽 気 もふっ 飛 んでいる 寒 邪 が 直 接 に 陰 経 に 入 った 直 中 陰 経 傷 寒 四 逆 湯 証 である 四 逆 湯 を 二 包 作 り 旦 那 の 車 で 彼 女 の 家 に 向 かった 処 方 炙 甘 草 6g 乾 姜 3g 炮 附 子 2g 以 上 一 日 分 水 煎 服 用 二 包 二 日 分 誠 に 医 聖 張 仲 景 の 四 逆 湯 は 神 方 である 一 包 を 煎 じて 服 用 すると 夕 刻 には 平 熱 に 復 し ぐっすり 眠 って 翌 朝 は 顔 の 腫 れも 引 き 夜 には 勤 めに 出 て いつものようにボトル 一 本 空 けた アルコールが 入 ってないと 体 が 動 かない 彼 女 の 口 癖 である 舌 に 潤 った 黄 苔 があった 濃 色 だが 鮮 やかな 黄 色 ではなく やや 汚 く 古 びて 見 えた に わかに 生 じたものでは 無 いようだ 後 日 幾 度 か 彼 女 に 会 う 機 会 があったが 常 に 厚 い 黄 苔 時 には 黒 苔 まで 見 ている 苔 は 常 に 潤 い 口 中 和 し 口 苦 や 口 乾 はない 仮 にベタベタ した 黄 膩 苔 なら 湿 熱 を 疑 い 乾 いた 黄 苔 なら 実 熱 を 疑 うが 彼 女 のはそのいずれでもなか った 大 渇 引 飲 発 熱 脱 汗 は 仮 熱 である 悪 寒 体 痛 だけの 四 逆 湯 もあるが こういう 真 寒 仮 熱 のすさまじいのも 四 逆 湯 である これに 白 虎 加 人 参 湯 を 与 えれば 必 死 である 四 逆 湯 の 乾 姜 と 附 子 は 陽 気 を 復 し 甘 草 は 失 われた 津 液 を 復 す 四 逆 湯 の 脈 は 必 ずしも 沈 ではない 彼 女 が 沈 微 になったのは 大 汗 虚 脱 して 気 血 津 液 が 奪 われたためである 陽 気 を 失 えば 脈 は 遅 くなるか 沈 になり 脈 中 の 津 血 を 失 えば 脈 は 細 くなる 発 熱 した 四 逆 湯 証 の 脈 は 浮 緩 が 多 い 倦 怠 感 ばかりで 日 常 とあまり 変 わって 見 えない 者 や 倦 怠 も 陰 寒 の 証 も 明 確 でなく 陽 病 の 葛 根 湯 かと 思 うような 者 もある しかし こ こで 誤 った 治 法 を 用 いれば 急 変 して 傷 寒 論 太 陽 篇 の 終 わりにある 甘 草 乾 姜 湯 の 条 文 に あるような 事 態 になる 裏 寒 の 存 在 に 気 づかなければならない 体 温 計 の 熱 の 高 さに 比 べて 脈 拍 が 多 くないとか 虚 脈 であるとか 呼 吸 数 で 脈 拍 数 を 割 ると 遅 脈 になるとか 倦 怠 感 が 有 って 動 く 気 がしな いとか その 徴 候 に 着 目 して 裏 寒 の 存 在 に 気 づく 実 は 人 迎 気 口 の 脈 診 をすると 簡 単 に 裏 寒 の 存 在 に 気 づく 事 がある 左 手 の 人 迎 は 外 に 応 じ 人 迎 が 右 の 気 口 より 大 きければ 風 或 いは 寒 邪 による 外 感 を 意 味 する 更 に 人 迎 が 浮 なら 陽 経 の 風 寒 とする そして 人 迎 が 沈 なら 寒 邪 が 外 から 来 て 直 接 に 陰 経 に 客 した 直 中 陰 経 傷 寒 である 発 熱 時 も 甘 草 乾 姜 湯 四 逆 湯 の 脈 は 人 迎 沈 大 である この 時 の 気 口 は 浮 虚 である ただ し 発 熱 した 茯 苓 四 逆 湯 真 武 湯 人 参 湯 呉 茱 萸 湯 では 裏 寒 であっても 人 迎 気 口 はとも に 浮 虚 である つまり 水 や 虚 の 存 在 で ストレートには 人 迎 沈 の 陰 経 傷 寒 の 脈 は 現 れない 傷 寒 論 太 陽 上 篇 の 文 は 裏 寒 の 存 在 に 気 付 かないで 誤 って 太 陽 中 風 の 桂 枝 湯 を 使 うと 急 変 が 起 こる 事 を 述 べている 救 法 は 甘 草 乾 姜 湯 である 16

17 文 献 摘 録 傷 寒 論 ( 太 陽 上 篇 ) 傷 寒 脈 浮 自 汗 出 小 便 数 心 煩 微 悪 寒 脚 攣 急 反 って 桂 枝 湯 を 与 え 其 の 表 を 攻 め んと 欲 す 此 誤 りなり 之 を 得 れば 便 ち 厥 し 咽 中 乾 き 煩 躁 し 吐 逆 する 者 甘 草 乾 姜 湯 を 作 り 之 を 与 え 以 て 其 の 陽 を 復 す 裏 寒 虚 証 風 邪 なら やっぱり 葛 根 湯 でしょ? 四 十 才 代 の 男 性 葛 根 湯 を 下 さい 風 邪 なら やっぱり 葛 根 湯 でしょう 葛 根 湯 は 良 く 効 きますか? ええっ 薬 剤 師 さんが そんなこと 言 ってて 良 いんですか? うーん まあ 効 くとき も 有 るけど 最 近 は まあまあだね 葛 根 湯 が 一 番 なんでしょ? 風 邪 には いや 他 にも 色 々 有 るんですが どんな 風 邪 引 くんですかね? うーん これはねえ 結 局 疲 労 なんですよ 仕 事 は 休 めないしね この 人 は 新 聞 社 に 勤 めている 疲 労 が 重 なり かなり 以 前 から 体 調 不 振 である 倦 怠 感 が 強 く 少 し 動 けば 息 が 切 れ あまり 熱 くもないのに 汗 をかき 汗 が 出 ると 後 はたちま ち 冷 え 込 んでしまう また 微 熱 が 抜 けず いつもエキス 剤 の 葛 根 湯 を 飲 んでいる とき に 盗 汗 がある 脈 を 診 る 左 手 の 人 迎 の 脈 だけ 沈 である 他 の 脈 はすべて 浮 弱 裏 寒 を 疑 う 人 迎 沈 大 は 裏 寒 である 口 の 中 が 乾 燥 しませんか? うん するね 微 熱 のせいかな 水 分 よく 取 りますか? いや あまり 飲 まない 普 通 だな 煎 じ 薬 にしませんか これ 以 上 葛 根 湯 をやってても 効 き 目 が 本 当 じゃないでし ょ 処 方 は 甘 草 乾 姜 湯 処 方 炙 甘 草 8g 乾 姜 4g 以 上 一 日 分 水 煎 分 2 回 7 日 分 三 日 目 に 早 くも 来 局 17

18 微 熱 とれましたか? ええ 微 熱 も 取 れたし 疲 れも 取 れました 一 服 で 効 きましたよ こんなに 効 くもんで すかね 口 の 乾 くのは どうですか? 今 の 所 それもありませんね 疲 れた 感 じになったとき 口 の 中 が 乾 いて 来 ますか? そうですね 乾 くと 思 います それなら 口 の 中 が 乾 いてきたら すぐ 漢 方 を 飲 んで 下 さい それが 風 邪 の 兆 候 です から ほとんど 毎 日 彼 は 甘 草 乾 姜 湯 を 飲 んだ お 陰 で 風 邪 には 全 く 縁 が 無 くなり 体 力 倍 増 した 人 迎 の 沈 大 も 見 られない ところが ある 夕 刻 彼 の 奥 さんから 電 話 が 掛 かってき た 主 人 が 吐 いて 止 まらないんです 頭 もすごく 痛 いそうです 熱 は ありますか? 三 十 八 度 です 何 か 糸 を 引 く 痰 か 唾 のような ドロドロしたものをゲーゲーいいなが ら 吐 いてます 呉 茱 萸 湯 証 である 奥 さんに 薬 を 取 りに 来 てもらう 呉 茱 萸 湯 を 服 用 すると 三 十 分 ほ どで 吐 き 気 は 収 まり 朝 までには 平 熱 になった 呉 茱 萸 湯 と 甘 草 乾 姜 湯 ともに 裏 寒 一 家 の 一 員 である 裏 寒 証 にかかる 人 は 裏 寒 の 梯 子 をする 呉 茱 萸 湯 真 武 湯 四 逆 湯 など 同 じ 裏 寒 の 処 方 の 証 を 渡 り 歩 く ともあれ どの 穴 も あいた 穴 はすべて 塞 がねばならない そうしている 内 に 裏 寒 証 に 落 ち 込 まな くなる 甘 草 乾 姜 湯 証 は 子 供 に 多 くある 体 温 計 では 高 熱 があるのに 手 足 には 熱 感 が 乏 しく グ ッタリしている ジットリ 汗 が 出 ている 場 合 もある 勿 論 食 べたり 飲 んだりも 出 来 なく なっている 大 人 なら 真 武 湯 や 四 逆 湯 かと 考 えるが 甘 草 乾 姜 湯 で 治 ることが 多 い 内 傷 発 熱 右 の 気 口 の 脈 は 左 の 人 迎 に 一 倍 少 女 は 一 週 間 も 前 から 高 熱 が 引 かない ずっと 何 も 食 べず ほとんど 何 も 飲 まず 寝 ば かりいる 体 温 が 四 十 度 ある しかし 顔 色 は 赤 くなく 黄 色 くて 艶 がない 室 内 はわずかに 冷 房 が 効 いている 手 を 入 れて 布 団 の 中 の 足 を 握 る 足 は 熱 っぽい 舌 を 診 る 舌 は 乾 燥 して 舌 面 に 鮮 やかな 色 の 赤 い 点 がたくさん 見 える ベットリ 白 膩 苔 が 付 いてる 18

19 脈 を 診 る 脈 拍 は 多 くない 一 分 間 に 七 十 六 体 温 計 がなければ 発 熱 には 気 づかない だろう 頭 痛 い? 少 し 寒 い? 寒 くない お 布 団 の 外 に 出 たときも 寒 くない? うん 寒 くない しかし 熱 くもない 頭 痛 も 体 痛 も 無 い 処 方 を 考 えながら 階 段 を 下 り あと から 降 りてきた 母 親 と 話 す 一 週 間 前 だるいって 言 うんで 計 ったら 三 十 九 度 あって その 日 から 何 も 食 べてない んです 気 持 ちが 悪 くて 食 べないんじゃあなさそうですね そうです 解 熱 剤 は 使 ってないんですか? 最 初 使 ったんです でも 全 然 効 き 目 が 無 かったです そうですか 座 薬 した 時 は 五 分 ほど 下 がりましたかね でも すぐ 元 に 戻 ってしまいました なるほど 元 気 になる 補 中 益 気 湯 って 言 う 漢 方 も 飲 ませましたけど 熱 のある 時 は 効 かないん ですね 虚 には 違 いない しかし 虚 寒 ではない 真 武 湯 四 逆 湯 人 參 湯 なら 高 熱 でも 足 に 触 る と 無 熱 のように 感 じられ ちょっと 布 団 から 出 ると 足 が 冷 たくなったりする 陰 症 の 傷 寒 ではない そもそも 外 感 ではない それは 脈 を 診 れば 分 かる 右 手 の 気 口 の 脈 が 左 手 の 人 迎 の 脈 より 何 倍 も 大 きく 浮 虚 大 である 道 三 流 脈 書 の 言 う 内 傷 発 熱 に 違 いない 処 方 は 何 だろう? 普 通 は 気 口 大 の 脈 で 補 中 益 気 湯 を 使 う しかし 補 中 益 気 湯 の 患 者 が 一 週 間 も 飲 まず 食 わずで ただ 寝 ているだろうか? それにエキス 剤 ではあるが す でに 患 家 で 二 日 間 補 中 益 気 湯 を 服 用 させている 大 虚 だ とても 虚 している 決 心 して 当 帰 補 血 湯 を 作 って 父 親 に 渡 す 処 方 大 和 当 帰 6 g 綿 黄?30 g 以 上 一 日 分, 水 煎 服 用 三 日 分 服 用 初 日 は 体 温 が 上 がったり 下 がったりした しかし その 後 は 次 第 に 下 がって 少 しずつ 食 べたり 飲 んだりも 出 来 るようになり 二 日 目 の 夕 刻 には 平 熱 になった 成 功 であ る 当 帰 補 血 湯 証 の 舌 は 淡 紅 色 で 潤 っていて 苔 は 見 られない しかし なぜかこの 女 の 19

20 子 の 場 合 は 鮮 やかな 紅 点 と 多 量 の 白 膩 苔 が 有 った 当 帰 補 血 湯 の 脈 は 気 口 の 脈 が 人 迎 に 倍 する 内 傷 の 脈 である その 他 の 左 右 六 脈 はすべ て 浮 虚 である 人 迎 も 気 口 も 脈 状 は 浮 虚 である 発 熱 すると 脈 はいくらか 速 くなる し かし 虚 しているので 熱 の 割 に 脈 拍 が 多 くない 当 帰 補 血 湯 は 李 東 垣 の 処 方 である しばしば 気 口 の 脈 人 迎 に 倍 す を 頼 りに この 処 方 を 用 いて 内 傷 発 熱 を 治 した 発 熱 し 激 しく 嘔 吐 する 者 に 用 いて 服 後 三 十 分 で 嘔 やみ 発 汗 解 熱 した 例 があった この 様 な 大 虚 の 発 熱 には 他 のどんな 方 法 も 無 効 である 一 度 は 下 熱 しても 元 気 は 戻 らず 翌 日 は 再 び 発 熱 する その 時 の 治 療 によっては 例 え ば 柴 胡 剤 など 用 いれば 当 帰 補 血 湯 証 から 裏 寒 に 転 落 して 四 逆 湯 類 の 証 になる 当 帰 補 血 湯 の 証 は 多 彩 である 頭 痛 など 激 しい 症 状 の 有 る 者 ただ 寝 込 んでしまって 元 気 がないだけの 者 無 汗 も 有 汗 もある 熱 の 下 がる 時 に 大 量 の 汗 が 出 る 者 汗 なく 自 然 に 解 熱 する 者 など 但 し 激 しい 悪 寒 で 始 まる 例 は 見 た 事 がない 文 献 摘 録 内 外 傷 辨 李 東 垣 当 帰 補 血 湯 は 肌 熱 燥 熱 口 渇 引 飮 目 赤 面 紅 昼 夜 不 息 其 脉 洪 大 にして 虚 重 按 して 全 く 無 きを 治 す 内 経 に 曰 く 脈 虚 は 血 虚 と 又 血 虚 発 熱 して 証 は 白 虎 を 象 り ただ 脈 は 長 実 ならざるに 辯 あるのみ 誤 りて 白 虎 湯 を 服 さば 必 死 なり この 病 は 之 を 飢 困 労 役 に 得 るなり 疝 積 背 痛 緩 急 あり 尿 不 利 面 青 黄 心 下 痞 不 食 柴 崎 啓 介 氏 すらりと 背 が 高 い 痩 せ 型 色 白 泌 尿 器 科 の 帰 りに 来 局 体 調 がすぐれ ない 為 か 声 に 元 気 がない 顔 色 も 良 くない レントゲンには 写 らないんですが でも 多 分 腎 臓 の 石 です 尿 の 出 も 悪 いですから もっと 痛 そうにされる 方 が 多 いんですがね 以 前 の 結 石 の 時 も こんなでしたよ まあ これから 痛 くなるかも 知 れませんが 食 欲 は? 胃 がつまった 感 じで 食 べたくないですね それと 足 が 冷 えます 大 便 がスッキリし ません 腰 背 の 広 い 範 囲 で 痛 む 小 便 不 利 漢 方 の 病 名 は 疝 気 疝 積 疝 というものは 痛 みや 重 苦 しさが 放 散 する そのため 広 い 範 囲 で 症 状 を 感 じて 全 身 がつらくなる この 人 は 食 欲 さえ 無 くなっている 舌 を 診 る 舌 は 鮮 やかな 赤 い 色 で 左 右 両 辺 に 二 本 の 白 苔 がある 赤 い 舌 は 炎 症 である 脈 を 診 る 人 迎 と 気 口 の 脈 が 沈 大 有 力 である 左 右 差 は 無 い 両 寸 は 微 浮 関 尺 は 沈 滑 有 力 脈 拍 は 一 分 間 に 八 十 やや 速 い 20

21 人 迎 の 沈 を 陰 経 に 寒 邪 が 入 ったとする 陽 経 を 経 ないで 直 接 寒 邪 が 陰 経 に 客 した 陰 経 傷 寒 と 近 い ただし 四 逆 湯 甘 草 乾 姜 湯 では 人 迎 だけ 沈 になるが 彼 は 人 迎 も 気 口 も 沈 大 である 人 迎 は 外 である 気 口 は 内 である 気 口 の 浮 は 虚 反 対 に 気 口 の 沈 は 実 内 実 である 古 人 は 気 口 の 沈 伏 は 積 聚 とする 結 石 は 積 聚 と 言 って 良 いだろうか 関 尺 の 沈 滑 有 力 は 裏 実 とする 沈 は 裏 滑 は 実 である 気 口 の 沈 大 有 力 に 対 応 する 処 方 は 補 腎 湯 処 方 乾 姜 1g 附 子 1g 紫 蘇 葉 2g 人 参 2g 甘 草 2g 川?2g 独 活 g 蒼 朮 3g 茯 苓 3g 黄 蓍 3g 木 瓜 3g( 沈 香 は 省 略 ) 以 上 一 日 分 水 煎 服 用 三 日 分 服 後 三 十 分 ほどで 痛 みが 薄 らぎ 夕 刻 二 度 目 を 服 用 すると 後 は 全 く 痛 みを 感 じなくな った 翌 日 には 胃 の 痞 えや 身 体 の 重 さも 取 れて 元 の 身 体 に 戻 った 更 に 同 方 を 続 けて 結 石 の 排 出 を 見 るかと 期 待 したが 確 認 出 来 なかった ( 文 献 摘 録 ) 三 因 方 巻 七 疝 補 腎 湯 寒 疝 入 腹 上 実 下 虚 して 少 腹? 痛 し 時 に 復 た 泄 瀉 し 胸 膈 は 痞 え 満 ち 飲 食 を 進 めざ るを 治 す 処 方 人 参 茯 苓 白 朮 附 子 黄 蓍 沈 香 木 瓜 羌 活 炙 甘 草 川? 紫 蘇 姜 棗 を 加 えて 水 煎 嘔 する 者 は 半 夏 を 加 える 方 函 類 聚 ( 浅 田 流 ) 疝 気 補 腎 湯 ( 中 川 捧 心 ) 寒 疝 肚 腹 疼 痛 泄 瀉 胸 満 痞 塞 或 いは 虚 火 上 攻 して 舌 胎 不 食 するを 治 す 又 腰 痛 諸 治 無 効 の 者 を 治 す 寒 疝 胆 嚢 炎 の 炎 の 字 は 見 当 たらず 近 所 の 奥 さん 一 週 間 前 右 脇 下 が 強 く 痛 んだ 病 院 の 診 断 は 胆 嚢 炎 痩 せて 小 さく 顔 色 が 悪 い 痛 みはひどいんですか? まあ 初 めの 頃 よりは 軽 くなってるけど ずっと 痛 いのよ 吐 き 気 とか 熱 は? 熱 はないけど ご 飯 が 美 味 しくない 胃 も 少 し 痛 い 胆 嚢 炎 なら 大 柴 胡 湯 か 柴 胡 桂 枝 湯 か 病 名 の 炎 の 字 に 煩 わされ そんなつもりで 脈 を 診 21

22 る 六 脈 は 弦 大 浮 緩 柴 胡 桂 枝 湯 位 には 見 える ところが 人 迎 と 気 口 が 沈 大 である これで は 柴 胡 桂 枝 湯 は 使 えない 脈 拍 は 一 分 間 に 六 十 炎 症 があれば 脈 は 速 くなるが 脈 は 遅 で ある 熱 ではなく 寒 だ 舌 を 診 る 苔 は 無 い 暗 紅 色 で 潤 っている やはり 虚 寒 だ 虚 寒 証 で 考 えると 食 欲 不 振 と 軽 い 胃 の 痛 みが 人 参 湯 らしいが 人 参 湯 では 人 迎 気 口 が 沈 大 という 事 はない 人 参 湯 の 脈 は 人 迎 も 気 口 も 六 脈 も 熱 が 有 っても 無 くても 浮 虚 細 である 痛 みは 右 肋 下 に 限 局 している 腹 痛 でも 心 下 痛 でもないから 寒 疝 である 処 方 は 大 建 中 湯 処 方 山 椒 4g 乾 姜 4g 人 参 4g 以 上 水 煎 し 膠 飴 20 gを 溶 解 三 日 分 痛 みは すぐに 収 まった 食 欲 も 増 し 胃 の 具 合 も 良 くなった 彼 女 もこの 処 方 が 気 に 入 って しばらく 続 服 した とても 顔 の 色 つやが 良 くなり 胆 嚢 炎 に 罹 る 前 より よほど 元 気 になったわ と 喜 んだ 附 子 粳 米 湯 心 腹 切 痛 痛 み 去 って 積 はその 形 を 顕 わす K 夫 人 息 子 の 不 登 校 の 事 で 悩 んでいたので 恐 らく 心 労 であろう 突 然 に 附 子 粳 米 湯 証 を 発 生 した 今 朝 から お 腹 全 体 がものすごく 痛 みます 下 痢 しますか? 吐 き 気 は? 下 痢 や 軟 便 で 朝 から 三 度 ばかりトイレに 行 ってます 吐 き 気 はありません 心 下 から 下 腹 まで 腹 部 全 体 が 激 しく 痛 む 青 い 顔 を 苦 痛 でゆがめている 額 に 汗 が 見 える 痛 みが 激 しくて お 腹 の 何 処 が 痛 みの 中 心 なのか 分 からない 勿 論 朝 から 何 も 食 べていない 脈 を 診 る 六 脈 と 人 迎 気 口 はすべて 弦 大 浮 脈 拍 は 一 分 間 に 八 十 やや 速 い しかし 脈 が 三 拍 うつと 息 を 吸 う 古 人 の 遅 脈 の 定 義 に 従 えば 一 息 三 動 は 遅 である 従 って 虚 である 舌 を 診 る やや 乾 燥 している 古 びて やや 乾 いた 感 じの 黄 苔 がある 脈 が 速 いので 熱 を 計 る 三 十 八 度 あった 腹 痛 で 虚 が 原 因 であるから 附 子 粳 米 湯 を 二 包 調 合 する 処 方 附 子 2g 半 夏 6g 粳 米 6g 大 棗 4g 炙 甘 草 3g 以 上 水 煎 服 用 二 日 分 22

23 お 陰 様 でね 痛 みが 取 れました まだ 左 のここだけ 押 さえると 痛 みが 有 りますけど その 左 の 下 腹 が 痛 みの 中 心 だった 所 なんですかね 熱 は 下 がりましたか? はい 熱 も 下 痢 も 治 りました でも 痛 みが 取 れてみて 分 かりましたが ここを 手 で 探 ってみますとね 何 かが ここに 有 るのがハッキリ 分 かるんです そうですか? はい これは きっと 癌 だと 思 います 手 拳 大 の 固 まりが ハッキリ 手 に 触 ると 言 う 私 は 絶 句 してしまった この 人 は 常 に 冷 静 な 人 だ 確 信 があるに 違 いない 検 査 の 結 果 も 卵 巣 癌 だった 手 術 を 受 けたが 苦 しみ つつ 数 ヶ 月 後 に 亡 くなった 偏 弦 者 は 飲 也 挟 飲 の 傷 寒 悪 寒 発 熱 左 手 は 浮 右 手 は 沈 泊 まり 込 み 合 宿 やっと 寝 付 いたかと 思 う 夜 半 の 事 具 合 の 悪 い 人 がいるのに 気 付 く 望 月 君 だ どうしたの? いや 寒 くて 震 えが 止 まらなくて 頭 は 痛 くない? 頭 より 咽 が 痛 いです 蒲 団 着 てるのに 背 中 がゾクゾクして そっと 額 や 首 筋 に 触 れてみる 汗 はない 舌 も 診 る 苔 はなく 淡 紅 色 で 潤 っている 脈 を 診 る 左 手 は 浮 いて 緩 数 しかし 右 は 左 より 強 く 全 体 にやや 沈 んで 弦 数 有 力 であ る 左 右 の 脈 が 揃 わない 右 だけ 弦 の 偏 弦 の 脈 である 仮 に 裏 に 何 も 問 題 が 無 ければ 脈 は 左 右 が 揃 うはずである 人 迎 と 気 口 も 左 右 の 浮 沈 が 反 対 である 左 の 人 迎 は 浮 緩 大 右 の 気 口 は 沈 大 有 力 脈 拍 は 一 分 間 に 九 十 六 脈 が 速 い 熱 が 有 る 計 ってみると 三 十 八 度 あった 首 筋 は 凝 ってない? ちょっと 凝 ってますかね 私 熱 なんか 大 人 になってから 出 たこと 無 いんですがね 真 夜 中 に 桂 枝 去 桂 加 白 朮 茯 苓 湯 を 取 りに 行 く 処 方 白 芍 5g 大 棗 4g 炙 甘 草 3g 生 姜 1g 蒼 朮 5g 茯 苓 5g 以 上 一 日 分 水 煎 服 用 望 月 君 のお 腹 に 薬 が 収 まったのが 午 前 二 時 半 暫 くすると 悪 寒 がとれ 四 十 分 もすると 汗 が 出 て 来 て 彼 も 一 息 ついた 顔 になった 熱 を 計 ると 五 分 ほど 下 がっていた それから 彼 も 私 も 眠 った 翌 朝 には 平 熱 になっていた 23

24 左 手 には 侵 入 している 外 邪 の 性 質 が 表 れる 浮 緊 は 傷 寒 浮 緩 は 中 風 である 彼 は 汗 が 無 く 悪 寒 が 甚 だしかった 悪 寒 発 熱 は 傷 寒 である しかし 左 手 の 脈 は 浮 緊 ではなく 浮 緩 である 従 って 傷 寒 ではなく 中 風 処 方 は 桂 枝 湯 である しかし 反 対 の 右 手 の 脈 は 弦 である 弦 とは 何 か 弦 にも 色 々あるが ここは 金 匱 要 略 に 言 う 偏 弦 は 飲 也 に 従 って 裏 に 飲 ありとした 望 月 君 の 左 の 人 迎 は 浮 緩 であった 風 邪 が 外 から 左 手 に 入 って 人 迎 が 浮 緩 になる 望 月 君 の 右 の 気 口 は 沈 大 有 力 であった 気 口 浮 大 を 虚 とすれば 気 口 の 沈 大 は 虚 の 反 対 の 実 である そして ここでは 実 の 正 体 を 飲 とする 金 匱 に 偏 弦 の 脈 は 飲 也 という しかし これは 不 親 切 な 言 い 様 である 弦 は 左 右 いずれ に 表 れるというのか その 際 に 反 対 側 の 脈 がどうなるのか まるで 説 明 がない 私 は 偏 弦 の 飲 脈 は 右 手 に 表 れると 考 える その 時 左 手 には 風 寒 の 邪 の 脈 浮 緩 や 浮 緊 が 表 れる 痰 飲 の 脈 は 双 弦 である 苓 桂 朮 甘 湯 木 防 己 湯 茯 苓 飲 みな 双 弦 である なぜ 偏 弦 の 者 があるのか 偏 弦 は 素 より 飲 の 有 る 所 へ 新 たに 風 邪 が 侵 入 し 左 脈 だけ 風 の 脈 になり 右 脈 は 飲 の 脈 のままでいる 者 である また 侵 入 した 風 邪 に 表 を 閉 ざされ 裏 に 飲 を 生 じて 偏 弦 を 呈 するものも 有 る 桂 枝 去 桂 加 白 朮 茯 苓 湯 は 雑 病 で 項 背 強 ばり 胃 が 重 く 手 足 までだるくなる 者 に 応 用 で きる 脾 陰 が 虚 して 胃 中 に 飲 を 蓄 え あたかも 風 邪 が 客 している 如 く 項 背 強 などを 表 すが 悪 寒 や 発 熱 には 至 らない 者 である 桂 林 古 本 傷 寒 論 に 風 邪 の 脾 に 乗 ずる 者 というのがある これではないかと 思 う 文 献 摘 録 桂 林 古 本 傷 寒 論 傷 風 脈 証 併 治 第 十 一 風 病 の 四 肢 懈 惰 して 体 重 く 衣 に 勝 つ 能 わず 脇 下 痛 んで 肩 背 に 引 き 脈 浮 にして 弦 渋 此 風 邪 の 脾 に 乗 ずる 也 桂 枝 去 桂 加 茯 苓 白 朮 湯 之 を 主 どる 金 匱 要 略 痰 飲 咳 嗽 病 篇 脈 双 弦 は 寒 也 皆 大 いに 下 したる 後 裏 虚 し 脈 偏 弦 の 者 は 飲 也 ( 明 の 寿 世 保 元 や 朝 鮮 の 東 医 宝 鑑 では 脈 双 弦 は 寒 飲 也 に 改 めている ) 傷 寒 論 太 陽 上 篇 桂 枝 湯 を 服 し 或 いは 之 を 下 し 仍 ち 頭 項 強 ばり 痛 み 翕 翕 として 発 熱 し 汗 は 無 く 心 下 満 して 微 しく 痛 む 者 桂 枝 去 桂 加 茯 苓 白 朮 湯 主 之 骨? 嘘 か 真 か 骨 が 喉 に 刺 さり 命 を 落 とす 人 年 に 数 十 人 有 りとか M 君 三 十 七 才 百 七 十 二 センチ 七 十 キロ 24

25 このままじゃ まずいと 思 って 来 たんですよ これで 死 ぬ 人 がいるって 聞 いて 骨 が 刺 さったのは 何 日 前? 十 日 以 上 前 です 熱 は? 五 日 前 急 にガタガタ 寒 気 がして 熱 が 出 ました 解 熱 剤 は 効 きますか? 二 時 間 ぐらいで 汗 が 出 て 一 度 は 下 がるんですが すぐ 又 出 るんです 今 は 何 度? 三 十 九 度 です 魚 の 骨 が 喉 に 刺 さった 数 日 して 医 者 に 診 てもらったが 骨 は 何 処 に 有 るのか 判 らなか った 熱 が 出 始 めてからは 解 熱 剤 と 抗 生 剤 も 飲 んでいる さむけと 発 熱 がある 傷 寒 論 の 太 陽 病 中 編 に 瘡 家 は 発 汗 すべからず とある 瘡 とはキズである 悪 寒 が 有 っても 発 汗 は 出 来 ない 舌 を 診 る 舌 は 正 常 色 は 淡 紅 白 苔 が 少 しあって 潤 っている 脈 を 診 る 六 脈 は 細 緩 人 迎 気 口 は 浮 細 緩 左 右 差 はない 脈 拍 は 一 分 間 に 七 十 二 脈 が 遅 い 上 に 細 い 熱 の 脈 として 順 当 でない 病 の 吉 凶 は 脈 の 順 逆 に 大 いに 関 係 がある 三 十 九 度 もあれば 脈 拍 は 百 以 上 あるのが 普 通 である ただM 君 本 人 は 自 分 は 常 に 脈 拍 が 少 ないと 言 われているから 気 にしないでくれと 言 う 分 からぬまま 十 味 敗 毒 湯 に 金 銀 花 と 連 翹 を 加 える 翌 朝 M 君 来 局 熱 はさらに 上 がって 四 十 度 十 味 敗 毒 湯 は 失 敗 である 脈 は 細 緩 不 数 舌 脈 とも 前 日 と 大 差 ない 身 体 だるい? いや 不 思 議 と 何 ともないですね 食 事 は? 食 べてます 身 体 は 暑 く 感 じる? ええまあ 熱 が 有 る 分 いつもよりは 熱 いです 沈 思 黙 考 十 味 敗 毒 湯 で 熱 が 上 昇 するというのは 虚 実 を 取 り 違 えている 虚 は 何 処 に あるのか 仮 に 遅 脈 を 裏 寒 証 即 ち 四 逆 湯 や 真 武 湯 の 証 と 仮 定 する 裏 寒 がある 者 を 誤 って 発 表 す れば 汗 出 して 虚 脱 した 状 態 になる 傷 寒 論 の 太 陽 上 篇 の 甘 草 乾 姜 湯 証 である また 裏 寒 がある 者 に 誤 って 柴 胡 剤 を 用 いると 寒 が 増 大 して 熱 は 上 昇 し 食 欲 も 無 くなり 病 は 増 劇 してぐったりする やはり 甘 草 乾 姜 湯 で 救 う 十 味 敗 毒 散 は 柴 胡 剤 である また 広 い 意 味 の 発 表 剤 に 属 する しかし 投 薬 の 前 と 後 で 本 人 の 様 子 はさほど 変 わっていない 四 十 度 でも 元 気 と 言 えば 元 気 である だから 裏 寒 とも 25

26 違 うようである しかし 何 かの 虚 である 熱 が 高 いのに 脈 拍 が 八 十 に 満 たない 体 温 計 の 無 い 時 代 の 経 験 不 足 の 医 者 なら 熱 はないと 判 断 したかも 知 れない 潤 っていて 熱 を 感 じさ せない 正 常 な 舌 これもあやしい 虚 に 違 いない そもそも 熱 の 脈 ではない それならと こちらも 体 温 計 の 熱 を 無 視 して 考 える 事 にする 脈 は 細 緩 である 脈 の 緩 は 脾 虚 である 脈 細 とは 脈 中 の 血 が 少 ない 事 即 ち 血 虚 である 血 虚 に 当 帰 脾 虚 に 小 建 中 湯 喉 に 骨 が 刺 さって 化 膿 しそうなので 黄 蓍 を 加 える 処 方 は 外 科 の 大 家 華 岡 青 州 の 帰 蓍 建 中 湯 処 方 黄 蓍 4g 当 帰 4g 桂 皮 4g 白 芍 薬 6g 大 棗 3g 炙 甘 草 3g 生 姜 1g 以 上 一 日 分 水 煎 服 用 三 日 分 ありがとうございます よく 効 きました 熱 は? 煎 じ 薬 を 飲 んで 寝 たら 夜 中 にすごい 汗 が 出 て 二 度 着 替 えて 朝 は 五 度 八 分 でした 骨 は どうなったの? 分 かりません 薬 は 三 日 分 みんな 飲 みました 脈 は 太 さを 増 し 両 尺 は 弦 になっている 補 血 は 成 功 している 脈 拍 は 一 分 間 に 四 十 八 用 心 の 為 同 じ 処 方 を 更 に 七 日 結 局 骨 の 行 方 は 分 からなかった 婦 人 血 枯 経 閉 ダイエットは 恐 るべし 血 は 枯 れて 経 水 断 つ かおりさん とても 健 康 な 人 に 見 えるが 去 年 も 今 年 も 一 度 も 月 経 がなかった ホルモ ン 剤 を 飲 めば 月 経 にはなるが 婚 約 者 に 説 明 が 出 来 ないという 問 診 を 進 めて 行 く 内 大 変 な 事 を 聞 き 出 した 便 秘 に 効 くしダイエットにもなると 数 年 前 から 毎 日 センナ 葉 とジュウヤクを 煎 じて 飲 んでいる しかも その 量 が 普 通 じゃな い 一 日 分 のセンナの 量 は 約 五 十 グラム ジュウヤクもほぼ 同 量 常 識 的 な 量 の 十 倍 或 いは 五 十 倍 である お 腹 が 丈 夫 なのも 善 し 悪 しである 無 月 経 の 原 因 はこれに 違 いない アルコールも 強 い 毎 日 飲 む 自 分 で 底 無 し と 言 っている 舌 を 診 る 舌 が 大 きい 舌 の 大 きい 人 は 生 まれつきの 丈 夫 な 人 である 舌 色 は 赤 い 舌 が 赤 いのは 熱 である 汚 い 黄 苔 がある 黄 苔 も 熱 である 脈 を 診 る 脈 拍 は 一 分 間 に 八 十 やや 速 い 脈 はすべて 浮 細 渋 数 細 渋 は 血 虚 数 は 内 熱 である センナ ジュウヤクの 連 用 で 血 虚 になった 血 の 流 れが 少 なくなり 本 人 はあまり 気 に していないようだが 肩 が 凝 って 腰 が 痛 く 手 も 足 も 冷 たくなり 汗 も 出 なくなっている 血 が 少 なくなり 腸 道 は 潤 いを 欠 き 血 虚 血 燥 から 内 熱 へ 発 展 した 内 熱 の 形 成 には 大 量 の 飲 酒 も 関 わっているはずだ 26

27 先 ずセンナ ジュウヤクを 止 めてもらう 便 秘 と 無 月 経 両 方 を 同 時 に 解 決 する 処 方 が 必 要 である 脈 を 診 ていて 証 治 準 縄 の 大 便 不 通 門 の 文 を 思 い 出 した 証 治 準 縄 大 便 不 通 門 血 虚 津 液 枯 渇 して 秘 結 する 者 脈 は 必 ず 小 渋 面 に 精 光 無 く 大 便 は 軟 と 雖 も 努 責 して 出 でず 大 剤 の 四 物 湯 加 陳 皮 甘 草 紅 花 導 滞 通 幽 湯 益 血 丹 脈 小 渋 とある 脈 はピッタリである 面 無 精 光 とある ふっくらとした 白 い 顔 だが 艶 がない 準 縄 には 処 方 が 三 つ どれが 良 いのか 分 からない 順 に 試 みる 先 ずは 四 物 湯 加 減 処 方 当 帰 6g 熟 地 黄 6g 川?6g 陳 皮 3gg 紅 花 3g 甘 草 3g 以 上 一 日 分 水 煎 服 用 十 日 分 センナ ジュウヤクを 止 めても 細 い 鉛 筆 のような 便 が 毎 日 出 た 顔 の 艶 が 戻 って 皮 膚 の 毛 穴 が 目 立 たなくなった 舌 の 黄 苔 が 消 えている 脈 もいくらか 太 さを 増 している 続 服 すること 六 十 日 まだ 月 経 が 来 ない 残 便 感 が 有 ってスッキリ 出 た 気 がしない 導 滞 通 幽 湯 に 転 方 処 方 当 帰 6g 生 地 黄 3g 熟 地 黄 3g 桃 仁 3g 升 麻 3g 紅 花 3g 甘 草 3g 梹 榔 2g 以 上 一 日 分 水 煎 服 用 十 五 日 分 導 滞 通 幽 湯 を 一 ヶ 月 二 年 以 上 無 かった 月 経 が 有 った 残 便 感 もやや 改 善 同 方 を 継 続 次 の 月 また 月 経 が 有 った 残 便 感 に 枳 殻 と 木 香 を 加 える 残 便 感 消 失 ひと 月 置 いて また 月 経 が 有 った 次 の 月 に 無 事 結 婚 婚 後 も 半 年 同 方 を 継 続 その 後 は 服 薬 を 止 めたが 月 経 は 正 常 に 来 て 病 は 再 発 しなかった 導 滞 通 幽 湯 が 適 方 だった かおりさんには 脈 数 や 黄 苔 など 化 熱 の 証 拠 が 幾 つかあった 升 麻 や 乾 地 黄 が 必 要 だったのだろう 食 欝 成 塊 腹 痛 激 甚 気 口 の 沈 実 は 食 欝 なり 相 撲 をしているという 小 学 生 両 親 は 普 通 サイズだが 子 供 の 方 はとても 大 きい 何 度 か 県 内 で 優 勝 の 経 験 があるらしい 身 長 百 六 十 センチ 体 重 七 十 キロ 子 供 の 顔 色 が 良 くない 艶 の 無 い 黄 白 色 の 肌 に 毛 穴 がブツブツ 目 立 って 梨 の 皮 を 見 る 様 である 父 親 が 説 明 する 27

28 夜 中 に 腹 が 痛 いと 言 い 出 しまして それこそ 七 転 八 倒 です 救 急 車 で 行 ったんですが 腹 のリンパ 腺 に 悪 性 の 腫 瘍 が 出 来 てるから 手 術 すると 言 われて 手 術 したんです ところが 退 院 してからも ちょくちょく 腹 が 痛 みますし 先 日 は 初 めの 時 と 同 じくらい 痛 みまして なかなか 止 まらなかったんです どうも 病 気 が 良 くなってるのかどうか 不 安 なんですよ 今 痛 みは 止 まってますか? いや 今 も 本 当 には 止 まってないんです 痛 いのは どの 辺? 男 の 子 が 臍 周 りを 手 でなぜて この 辺 という 仕 草 をする その 手 が 意 外 に 小 さい 両 親 が 実 は 後 悔 している 事 が 有 ると 言 う 小 さいとき あまりに 食 が 細 いので 病 院 へ 相 談 に 行 ったんですが 当 時 の 流 行 りだ った 様 で ホルモンを 注 射 してくれたんです それからというもの まあ 食 べるは 食 べる はグングン 肥 って 私 らはこんなですが こいつだけこんなになったんです なるほど 後 で 聞 くと ホルモンなんか 注 射 すると 良 くないって 言 うじゃないですか 今 度 の 病 気 との 関 連 が 心 配 なんですよ 舌 を 診 る 舌 色 は 綺 麗 なピンク 寒 熱 ともになし 舌 は 小 さく 厚 みもない 胖 ではない から 身 体 は 肥 満 だが 痰 ではない 白 苔 が 有 るから 湿 かも 知 れない 舌 が 小 さいのは 脾 虚 か もしれない 舌 色 は 綺 麗 で 暗 くなく? 斑 も 紫 条 もないから 気 滞 も? 血 も 存 在 しない? 血 や 痰 は 腫 瘍 を 形 成 する しかし 痰 や? 血 でないとすると 腫 瘍 の 原 因 は 何 だろう 脈 を 診 る 特 徴 のある 脈 だ 右 の 気 口 が 沈 実 である 人 迎 と 左 右 の 六 脈 は 浮 濡 大 私 の 言 う 濡 は 軟 大 浮 渋 の 脈 で 一 貫 堂 で 言 う ボカリボカリとした 湿 の 脈 のことである 濡 は 脾 虚 湿 滞 の 平 胃 散 系 の 処 方 の 脈 である この 男 の 子 は 確 かにそれらしい 体 型 をしてい る 身 体 に 見 合 わない 小 さな 手 も 骨 格 の 小 さい 事 を 意 味 する 脾 虚 に 違 いない しかも 腹 痛 を 訴 えている 脾 虚 でなくて 外 に 何 があるだろう 気 口 の 脈 が 沈 実 である 気 口 は 内 である 気 口 沈 実 は 内 の 実 である 内 に 何 か 詰 まって いるという 脈 である ホルモン 注 射 の 性 で 食 べて 食 べて 遂 にこうなったとしたら 気 口 の 沈 実 は 食 欝 で はあるまいか 脾 胃 の 異 常 から 湿 を 生 じ 大 量 の 食 を 得 て 骨 は 作 らず 皆 肉 となし 肉 には 多 量 の 湿 を 蓄 え 余 った 湿 は 集 まり 固 まって 遂 に 化 して 腫 瘍 になった 万 病 回 春 には 香 砂 平 胃 散 の 加 減 方 がたくさん 載 っている その 中 から 欝 証 門 の 香 砂 平 胃 散 を 選 ぶ 方 後 に 食 欝 の 久 しくして 塊 を 成 すは 乾 姜 を 去 り 大 黄 を 加 える と 加 減 法 が 出 ている 但 し 大 黄 は 加 えない 手 術 して 既 に 塊 は 無 い 28

29 処 方 香 附 子 4g 縮 砂 3g 厚 朴 5g 蒼 朮 6g 陳 皮 5g 枳 殻 3g 山 査 3g 麦 芽 3g 神 麹 3 g 木 香 2g 乾 姜 2g 甘 草 2g 生 姜 1g 以 上 一 日 分 水 煎 服 用 十 日 分 大 発 作 の 後 軽 い 痛 みが 続 いていたが この 処 方 を 数 日 服 薬 すると 痛 みは 消 失 した 大 便 の 回 数 も 一 日 に 三 四 度 だったが 一 度 になった 気 口 の 沈 実 は やや 浮 いて 緩 渋 になった 脈 から 湿 が 抜 けて 濡 は 弦 になった 脈 からも 身 体 からも さらに 湿 が 抜 けてくれるのを 期 待 する 服 薬 は 二 年 以 上 に 及 んだ 処 方 は 一 度 も 変 えなかった 本 人 が 来 局 した 時 は 必 ず 脈 を 診 た 脈 は 常 に 弦 で 濡 にはならなかった 気 口 の 沈 も 一 度 も 出 現 しなかった そして 腹 痛 も 一 度 も 起 きなかった 十 年 後 患 者 本 人 が 現 れた 勿 論 名 乗 られて 初 めて あの 時 の 小 学 生 だと 解 った 何 と 立 派 な 青 年 になっている 外 を 廻 る 仕 事 だからと 言 うが 顔 が 真 っ 黒 でテカテカ 光 って る 快 活 に 話 す いやあ 痩 せるのはダメでしたよ 親 父 にうるさく 言 われたんですが 今 も 七 十 キロ 有 ります 背 もあれから あんまり 伸 びなかったんで 百 六 十 三 位 かな 薬 止 めてから お 腹 が 痛 む 事 はなかったの? 二 度 ありました 救 急 車 呼 ぼうかっていう すごいやつが 来 て お 袋 が 冷 凍 庫 から 漢 方 薬 を 出 してきて それですぐ 治 りました 二 度 目 は 私 家 を 出 てたもんで 救 急 車 に 乗 せられました 実 は 漢 方 薬 の 事 はすっかり 忘 れてたんです 強 い 注 射 して 呉 れるんですが 全 然 止 まらなくて やっと 思 い 出 して 親 父 に 冷 凍 庫 の 漢 方 を 車 で 病 院 に 届 けてもらって 服 んだら 三 十 分 ですね すぐ 止 まりました 腹 満 便 秘 膨 満 甚 だしく 脚 はヨタヨタ 寝 たり 起 きたり 今 村 多 鶴 さん 十 年 ほど 前 よく 顔 を 見 せていた 今 日 はお 嫁 さんに 付 き 添 われて 来 局 十 日 ほど 前 お 嫁 さんは 彼 女 が 以 前 使 っていた 薬 を 持 ち 帰 っている 多 鶴 さんとお 嫁 さん が 話 す あの 桂 枝 加 大 黄 湯 ですか あれ 今 度 は 効 かなかったんですよ 便 秘 のままですか? ええ 吐 き 気 も 治 らないし 寝 たり 起 きたりの 生 活 なんですが 今 日 は 思 い 切 って 連 れてきました 吐 き 気 が 有 るんですか? お 腹 が 一 杯 で 吐 きそうで 食 べたものも 吐 いてしまうんですか? 29

30 ですから あまり 食 べないようにしてます 食 べるのを 減 らせば 吐 きませんか? はい 吐 くのを 恐 れて 食 べない 様 にしている お 嫁 さんが 簡 単 にカロリー 計 算 をしてみると 一 日 に 千 百 カロリーほどしか 食 べてない 市 販 の 下 剤 では 腹 の 膨 満 が 治 らず 大 便 が 少 量 ずつ 何 度 も 出 てスッキリしない 午 前 中 は 頭 が 重 い 腹 の 膨 満 の 為 に 元 気 がなく 足 までヨ タヨタする それで 毎 日 寝 てばかりいる お 腹 が 張 って 苦 しいと 頭 まで 重 くなります 肩 が 凝 りますか? いいえ 凝 りません 便 秘 さえなければ 悪 い 所 はないんです お 母 さん 胸 ヤケするんじゃなかった? ええ だけどこれは 昔 からで それも 食 べた 物 によるのよ 外 見 からも お 腹 の 周 りが 大 きくなっているのが 分 かる 食 事 を 減 らしているのに 昔 より 肥 って 見 える 顔 色 は 白 くない 黄 色 やや 黒 いのかもしれない 年 は 七 十 に 近 い 舌 を 診 る 大 きな 舌 ふっくらしている 中 医 では 胖 という 粘 った 白 苔 がある 赤 い 点 々がたくさんある どこかに 熱 が 有 る 舌 の 胖 と 粘 った 白 膩 苔 と 胸 ヤケとを 合 わせて 考 えると 痰 である 痰 なら 皮 膚 の 色 は 白 いはずだが 顔 は 黄 色 い 脾 胃 の 熱 による 燻 黄 だろうか 赤 点 は 胃 熱 かも 知 れない しか し 熱 は 強 くないのだろう 舌 は 乾 かず 苔 は 黄 変 していない 脈 を 診 る 脈 拍 は 一 分 間 に 六 十 四 遅 い やはり 熱 は 多 くない 人 迎 は 気 口 に 倍 して 大 きい 人 迎 は 浮 弦 大 人 迎 の 大 は 外 から 風 寒 の 邪 が 侵 入 している 即 ち 外 感 の 脈 である 左 寸 も 浮 いて 大 きく よく 目 立 つ 左 寸 の 浮 大 は 外 感 表 証 である 関 脈 は 左 右 浮 弦 大 であ る 弦 は 痰 かも 知 れない 尺 では 左 右 で 浮 沈 が 反 対 である 左 尺 は 沈 実 右 尺 は 浮 実 尺 脈 の 浮 は 珍 しい 人 迎 と 左 寸 の 浮 は 外 感 病 を 意 味 する 邪 気 を 去 らなければ 下 剤 ばかりでは 解 決 しない 問 題 は 右 尺 の 浮 である 古 人 は 人 迎 に 現 れた 脈 状 から 外 邪 の 性 質 を 論 じるだけでなく 人 迎 と 同 じ 脈 状 を 左 右 の 六 脈 から 探 して どの 経 に 邪 が 入 ったのかを 知 る すると 人 迎 の 浮 に 対 応 するのは 左 寸 と 右 尺 の 浮 である 外 感 では 左 手 は 表 右 手 は 裏 である また 尺 は 下 焦 である 即 ち 右 尺 浮 実 とは 裏 下 焦 に 外 感 邪 気 が 侵 入 している 意 味 になる 風 寒 の 邪 は 体 表 に 客 し 裏 に 及 び 下 焦 の 腑 まで 侵 入 している これは 裏 滞 表 病 である 恐 らくは 元 から 腹 中 に 痰 と 胃 熱 があり そこへ 風 寒 の 邪 が 来 て 体 表 に 客 した ところが 裏 に 問 題 があったため 表 邪 は 抜 け 損 ね 下 焦 にまで 侵 入 して 居 座 ってしまった 邪 気 によ り 体 表 から 腹 中 まで 気 の 流 れが 妨 げられ 頭 重 脚 無 力 腹 満 便 秘 となり また 邪 気 が 痰 を 触 発 して 嘔 気 を 起 こしている 外 邪 を 払 い 痰 を 逐 い 熱 を 清 し 内 外 の 気 を 行 らす 処 方 が 必 要 である 外 の 邪 気 には 桂 枝 大 棗 甘 草 生 姜 嘔 吐 を 止 め 痰 を 去 るには 半 夏 膨 満 を 治 し 気 の 30

31 実 を 治 すには 枳 実 厚 朴 清 熱 には 大 黄 処 方 は 厚 朴 七 物 湯 加 半 夏 処 方 厚 朴 8g 甘 草 3g 大 棗 3g 枳 実 3g 桂 枝 3g 生 姜 1g 大 黄 1g 半 夏 6g 以 上 一 日 分 水 煎 服 用 7 日 分 服 用 を 始 めて すぐ 吐 き 気 が 収 まり 毎 日 大 便 があった 何 より 足 がしっかりした 数 ヶ 月 で 完 治 した 彼 女 の 脈 は 左 右 の 尺 で 浮 沈 が 反 対 であった 左 の 尺 脈 は 人 迎 の 浮 とは 呼 応 せず 沈 実 であ る つまり 外 邪 は 右 の 尺 へ 入 って 左 の 尺 へは 入 らなかった 元 の 王 好 古 は 此 事 難 知 という 本 の 中 で 外 感 病 で 下 法 を 用 いようとすれば 下 法 に 応 ず る 脈 があるかどうか 右 ではなく 左 の 脈 を 診 て 決 め しかも 下 すには? 血 剤 を 用 いて 下 す と 言 う つまり この 症 例 は 裏 滞 表 病 であり 下 すべき 証 ではなかったという 事 になる? 血 腹 満 左 関 の 脈 甚 しく 大 血 実 の 腹 満 加 藤 和 子 さん 五 十 一 歳 私 の 同 級 生 の 奥 さん お 腹 が 張 って 苦 しいんですか? そうです 十 数 年 前 に 子 宮 筋 腫 の 手 術 をした 後 からですが 特 にこの 二 三 年 は 張 り 方 がひどくて 気 分 が 悪 くなるほど 張 るんです レントゲンにガスがたくさん 写 っていると 言 われました 便 秘 しますか? 時 に 一 週 間 くらい 無 いことも 有 りますね 食 事 は? 不 思 議 と 空 腹 にはなりますから 食 べれます 食 べると 後 で 苦 しいんじゃありませんか? 食 事 の 後 が 苦 しい という 事 はないんです 大 便 が 出 れば お 腹 の 張 りも 解 消 しますか? いいえ お 通 じは 有 っても 無 くても お 腹 は 張 ったままです 何 様 こんなお 腹 で 本 当 にお 腹 が 大 きい 妊 婦 さんのようだ 温 めても 下 剤 をかけても 治 らない 季 節 や 身 体 の 調 子 には 関 係 しない 気 分 が 悪 いと 言 うが 吐 き 気 はない 顔 や 手 足 は 細 く 身 体 は 引 き 締 まっている 皮 膚 は 浅 黒 い なぜか 皮 膚 に 赤 みがある 赤 黒 い 皮 膚 には 光 沢 があり 皮 膚 は 乾 燥 していない 舌 は 乾 燥 して 小 さい 萎 縮 して 見 える 奥 の 方 に 薄 い 白 苔 がある 舌 色 は 正 常 である 脈 には 特 徴 がある 左 関 の 脈 が 甚 だ 大 きい 重 按 すれば 渋 であるが 六 脈 中 のどの 脈 よ り 左 関 の 脈 が 抜 きんでて 大 きく 浮 弦 大 である 強 く 按 じて 消 失 せず 実 脈 の 類 である 左 関 は 肝 であり 血 である 左 関 の 虚 は 血 虚 渋 なら? 血 である では 左 関 の 実 大 とは 何 31

32 だろうか 血 実 としたらどうだろう 右 関 の 脾 の 脈 は 小 弦 小 さいが 重 按 しても 力 がある 脾 虚 ではない 左 右 の 寸 は 浮 小 緩 平 常 である 両 尺 は 大 きく 力 があって 張 りがある 浮 べて 大 有 力 沈 めて 実 大 である 尺 は 裏 である 裏 は 腹 である 脈 の 有 力 は 腹 の 脹 りである 実 は 腹 の 堅 満 である 腹 が 膨 れれば 脈 も 張 り 腹 が 硬 ければ 脈 も 堅 くなる 人 迎 と 気 口 はともに 浮 小 人 迎 気 口 小 は 気 血 虚 である し かし 細 く 弱 い 脈 なのに 補 虚 では 効 無 く 駆? 血 に 切 り 替 えて 症 脈 ともに 改 善 されることが ある ここは 浮 小 を 細 渋 と 読 み 替 え? 血 とする 実 は 萎 縮 した 舌 は 血 流 障 害 で 皮 膚 の 黒 色 は? 血 赤 みと 光 沢 は 血 熱 ではないかと 思 っ ている 桃 核 承 気 湯 で 血 実 を 下 したらどうだろうか しかし 脈 は? 血 の 渋 でなく 舌 も 紫 色 や 暗 紫 色 ではなく? 斑 もない 気 分 も 落 ち 着 いていて 桃 核 承 気 湯 証 の 狂 は 窺 えない 口 の 中 が 乾 きませんか? 乾 燥 した 感 じがしますね 飲 むんですか? いいえ あまり 飲 みたくはないんです ちょっと 湿 してやったら それで 済 むという 意 味? そうですね 便 秘 の 時 は 下 剤 とか 呑 みますか? いえ 便 は 硬 くてコロコロですけど 下 剤 を 呑 むと 水 下 しの 便 になって ダメなんで す 口 燥 き 但 だ 水 を 嗽 がんと 欲 して 嚥 むは 欲 せず というのだから? 血 に 違 いない しかし 下 剤 は 水 下 しになるというのでは 煎 薬 の 桃 核 承 気 湯 はやりにくい 結 局 某 社 の 桃 核 承 気 丸 を 使 う 湯 剤 と 内 容 は 同 じだが 緩 慢 に 働 く 処 方 桃 核 承 気 丸 一 日 六 十 丸 分 三 回 十 日 分 腹 満 は 消 失 半 年 ほどで 完 治 した ただ 彼 女 は 時 折 来 局 して 丸 剤 を 持 ち 帰 る 飲 んでる と 肩 こりや 頭 痛 もなく 体 調 が 良 いからと 言 う そのうち 彼 女 はすっかり 皮 膚 の 色 が 白 く なり ピンクの 肌 になった 体 型 も 変 わってふっくらした? 血 が 取 れたにちがいない 黒 いのは 生 まれつきではなかったらしい? 血 剤 で 色 が 白 くなるというのも 時 に 経 験 する 血 分 腫 面 目 腫 れて 脈 渋 有 力? 血 の 浮 腫 四 十 歳 の 主 婦 子 供 が 二 人 いる 漢 方 薬 で 利 尿 剤 のような 物 があったらと 来 局 おしっこの 量 が 少 なくて 顔 や 足 に 水 が 来 るんで 漢 方 の 利 尿 剤 が 欲 しいんです 32

33 出 る 量 が 少 ないですか? そうです 少 ししか 出 ないんです それで この 一 年 で 体 重 が 十 キロも 増 えたんです 排 尿 の 回 数 は 一 日 何 回 くらい? 5~6 回 です ちょっと 足 を 押 さえてみて 好 いですか? はい 確 かに 腫 れてますね 病 院 は 行 った 事 あるんでしょ? はい どこも 悪 くないって 言 われてます 浮 腫 がひどいが しっかり 硬 く 張 っている 虚 腫 ではない 凹 んでも 比 較 的 はやく 戻 る 脚 がしっかりしている 脚 の 色 つやも 良 い 元 気 そうだ 何 か 今 までに 病 気 をしてますかね? そうですね 昔 妊 娠 中 毒 症 になりました それから 乳 腺 炎 で 何 度 も 熱 が 出 た 頃 も 有 ります 最 近 と 言 っても 五 年 ほど 前 ですが 子 宮 内 膜 炎 で 入 院 しました 入 院 ですか? どんな 風 になって? 生 理 が 止 まらなかったんです 十 日 ほど 入 院 しました そうですか 婦 人 科 方 面 にトラブルが 多 いですね ええ 今 も 生 理 痛 がひどいです 月 経 の 周 期 は 正 常 ですか? はい 二 十 五 日 できちんと 来 ます 今 はもう 月 経 が 止 まらない なんて 事 はないんですか? ええ ほとんど 三 日 で 終 わります 腎 虚 や 脾 虚 の 浮 腫 には 見 えない 婦 人 科 方 面 にトラブルが 多 いが その 事 と 浮 腫 が 関 連 するかどうか 分 からない 脈 を 診 る 脈 は 左 右 ともに 渋 にして 有 力? 血 の 脈 である なぜか 左 手 の 脈 だけ 全 体 にやや 沈 んでいる 人 迎 気 口 は 浮 渋 で 左 右 差 はない 脈 拍 は 一 分 間 に 七 十 六 口 の 中 が 乾 燥 した 感 じになりませんか? ああ それは 生 理 が 来 る 前 です 口 が 乾 いて たくさん 飲 みます 飲 む 割 に 出 ないか ら 腫 れてしまうんですよね それと 月 経 前 は 便 秘 にもなりますね のぼせるとか 足 が 冷 たいとかは? のぼせは 無 いんですけど 足 は 冷 たいです それと 腰 が 痛 いです 腰 痛 はどんな 時 に? 長 く 立 ってるとか? 前 かがみになったときとか? 寝 てる 時 です 起 きて 動 き 始 めると 不 思 議 と 治 ります 月 経 が 近 づくと? 血 が 増 加 する? 血 は 口 は 燥 して 但 だ 漱 水 せんと 欲 して 嚥 を 欲 せず のはずだが 時 にはゴクゴク 飲 んでしまう 人 もある 月 経 痛 口 乾 口 渇 経 前 の 便 秘 起 きて 動 き 始 めると 治 る 腰 痛 すべて? 血 である 33

34 ? 血 の 痛 みは 身 体 を 休 めていると 血 の 流 れが 悪 くなって 起 こる 軽 症 では 朝 目 覚 めると 痛 み 起 きて 動 いている 内 に 血 が 巡 って 痛 みを 忘 れる やや 重 いと ふと 夜 中 に 目 覚 めて 痛 みを 覚 える 重 症 では 痛 みの 為 に 眠 れなくなる 桂 皮 は 左 の 脈 に 入 る やや 沈 んだ 左 脈 が 桂 枝 を 使 って 陽 気 を 通 じてくれ と 言 って いる 気 がする 桂 皮 の 有 る? 血 の 処 方 がよい 浅 田 宗 伯 の 方 函 口 訣 桂 枝 茯 苓 丸 の 条 に 血 分 腫 という 事 が 出 ている 処 方 は 桂 枝 茯 苓 丸 の 煎 剤 車 前 子 も 加 える 処 方 桂 皮 5g 赤 芍 5g 茯 苓 5g 牡 丹 皮 5g 桃 仁 5g 車 前 子 5g 以 上 一 日 分 水 煎 服 用 十 日 分 結 果 は 上 々 浮 腫 は 半 分 以 上 も 取 れてしまった 見 事 に 効 いたので 私 も 彼 女 も 満 足 し た 経 血 がどす 黒 い 色 だったが 鮮 やかな 色 に 変 わった 続 けて 服 めば 将 来 起 こり 得 る? 血 性 の 病 気 を 未 然 に 防 ぐ 桂 枝 茯 苓 丸 を 使 う 時 の 脈 は 渋 有 力 で 細 くないもの と 一 応 決 めてある そして 脈 の 渋 有 力 で 細 いもの を 桃 核 承 気 湯 に 規 定 している 彼 女 の 浮 きの 悪 い 左 脈 は 血 寒 である 常 に 桂 枝 茯 苓 丸 証 に 見 られる 訳 ではない しかし 桂 枝 茯 苓 丸 を 使 うには 好 都 合 な 脈 であった 辛 温 の 桂 枝 は 血 を 温 め 巡 らせる 癲 癇 様 の 発 作 寒 湿 入 脾 身 体 拘 急 失 神 脈 沈 緊 四 十 代 の 夫 婦 二 人 連 れ 先 ず 職 人 さんらしい 感 じの 旦 那 さんが 口 を 開 く 家 内 ですが 自 律 神 経 と 言 うんですか 引 きつけるんですよ 意 識 が 無 くなるんですか? そうです 癲 癇 じゃあ ないらしいですが 病 院 で 診 てもらったこと ありますか? ええ ただ 病 院 じゃどこも 悪 くないらしくて なあ そうなんだろ? はい お 医 者 では 脳 波 にも 異 常 がないから 自 律 神 経 だろうって お 薬 も 頂 いたんで すけど 飲 んでても あまり 変 わらないし はにかんでいる 夫 人 に 代 わって 殆 ど 旦 那 さんが 話 す 引 きつけは 子 供 の 頃 からあった 結 婚 してからも 三 年 に 一 度 位 は 発 作 があった しかし まれな 事 でもあり 旦 那 さんもあ まり 承 知 していなかった ところが 近 年 次 第 に 発 作 の 回 数 が 増 え 近 頃 は 毎 月 起 きるよ うになった 発 作 の 様 子 御 覧 になった 事 がありますか? ええ 便 所 の 中 で こう こうなってますよ 失 神 して 旦 那 さんは 手 で 握 り 拳 を 作 り 腕 を 斜 め 上 方 にグッと 伸 ばし 身 体 をよじって 首 もねじ 34

35 曲 げ お 寺 の 山 門 の 仁 王 さんのような 顔 で 固 まって 見 せる 旦 那 さんの 隣 で 下 を 向 いた り 歯 を 見 せて 笑 い 顔 を 作 ったりしている 夫 人 に 聞 いてみる 発 作 が 起 きるのが 予 測 できますか? はい 発 作 の 五 分 くらい 前 から 気 分 がおかしくなるんで 解 ります 発 作 の 前 兆 それはソワソワした 何 か 落 ち 着 かない 心 身 のパニックという 感 じで 始 ま る そして 急 に 鳥 肌 が 立 つような 冷 たい 感 触 が 身 体 を 走 り 腹 痛 と 便 意 を 感 じてトイ レに 駆 け 込 む すると 排 便 と 同 時 に 身 体 に 痙 攣 が 起 き 遂 には 失 神 に 至 る 気 がつくと トイレの 中 で 脱 力 している その 時 多 くは 下 痢 である よほど 強 く 引 きつけるらしく 発 作 後 の 数 日 はあちこちの 筋 が 痛 い 顔 色 は 善 くない 面 色 萎 黄 しかし 大 きな 人 である 背 も 高 い 体 重 は 七 十 キロ 舌 を 診 る 幅 が 広 い 淡 紅 色 奥 の 方 だけ 白 苔 がある 脈 を 診 る 左 右 とも やや 沈 んで 弦 大 緊 である 人 迎 と 気 口 の 脈 は 沈 軟 大 有 力 人 迎 の 沈 軟 は 寒 湿 である 気 口 の 沈 軟 は 虚 冷 である 脈 は 大 いに 役 に 立 った 処 方 は 黄 土 湯 であ る 処 方 黄 土 10 g 蒼 朮 5 g 乾 地 黄 5 g 黄?3 g 甘 草 3 g 附 子 2 g 山 東 阿 膠 ( 別 包 )3 g 以 上 一 日 分 水 煎 分 3 服 用 十 五 日 分 大 発 作 は 簡 単 に 止 まった 人 迎 気 口 の 脈 も 沈 から 浮 になった 買 い 物 の 途 中 ふと 気 が つくと 十 数 メートル 移 動 していて その 間 の 記 憶 がない 等 ということもあったが これも あまり 長 く 掛 からず 消 失 した しかし まだ 様 々な 症 状 があった 腹 痛 下 痢 のぼせ 眩 暈 足 冷 疲 労 不 安 動 悸 イライラ 等 である 真 の 癲 癇 発 作 であれば 発 作 さえ 無 けれ ば 良 しとする しかし 彼 女 の 場 合 不 定 愁 訴 と 発 作 とは 一 体 のはずである 不 定 愁 訴 の 延 長 線 上 に 発 作 がある 不 定 愁 訴 が 治 らなければ いずれ 発 作 が 再 発 する 結 局 様 々に 黄 土 湯 に 工 夫 して 不 定 愁 訴 を 追 いかけ 完 治 には 六 年 を 要 した 古 人 は 黄 土 湯 の 脈 は 緊 とする 方 輿?は 遅 緊 或 いは 尺 内 沈 緊 と 言 い 浅 田 の 方 函 類 聚 で も 緊 である 脈 緊 に 従 って 私 は 便 血 の 人 を 何 人 か 治 した 脈 緊 は 寒 である 脈 の 遅 も 寒 で ある 脈 の 沈 は 寒 湿 である 中 国 や 日 本 の 古 い 文 献 或 いは 最 近 の 中 医 の 文 献 にも 黄 土 湯 の 癲 癇 様 発 作 への 応 用 に 触 れたものはない すべて 出 血 に 関 わる 事 ばかりである 稲 葉 文 礼 の 腹 証 奇 覧 黄 土 湯 之 図 には 図 の 如 く 臍 の 左 辺 動 気 して 時 に 奔 豚 気 の 如 く 上 って 心 胸 にせまり 劇 しきものは 卒 倒 す 云 々 とある 確 かに 奔 豚 気 と 言 い 卒 倒 と 言 っている しかし まだ 出 血 を 離 れて 黄 土 湯 を 論 じてはいない 龍 野 一 雄 先 生 は 黄 土 湯 の 此 の 方 面 への 応 用 は 卜 庵 荒 木 性 次 先 生 に 始 まるとする 文 献 摘 録 温 病 条 弁 巻 三 下 焦 篇 之 三 寒 湿 35

36 先 便 后 血 小 腸 寒 湿 黄 土 湯 主 之 奔 豚 脈 浮 滑 坐 して 跳 躍 し 止 まず 目 の 前 で 奇 妙 な 事 が 起 こっている 椅 子 に 坐 ったまま 婦 人 が 盛 んに 跳 躍 中 である 身 体 全 体 がドッキンドッキン さながら 一 個 の 心 臓 と 化 したように 盛 んに 運 動 している 幸 い 会 話 には 差 し 支 えないらしい どうされましたか? あの 先 日 ね 自 転 車 に 乗 っていましたら この 向 こうの 交 差 点 で バイクと 接 触 し て 転 んだんですね そうしましたら それから メマイがして 困 ってるんです お 怪 我 の 方 は? はい 左 の 肩 と 頭 を 打 撲 しましてね でも その 方 はもう 大 分 よろしいんです メマイは どんな 時 に 起 こりますか? 立 つときとか? いつも ずっと メマイしてるんですけど 縞 模 様 の 物 など 見 ると 特 にグラグラと 揺 れますね あの 先 ほどから 気 になっているんですが お 身 体 が 揺 れてますよね メマイって その 事 ではないんでしょ? ええ これは 私 の 自 律 神 経 でもメマイが 激 しいときは こちらもひどくなります なるほど メマイが 起 きるとき 何 か 下 腹 の 方 から 突 き 上 げて 来 るとか 昇 って 来 る とか 言 う 感 じは ありませんかね? ございます そうなんです それがとっても 嫌 な 感 じで それがメマイの 原 因 で そ れが 下 腹 の 辺 りから 上 がってくると メマイがして 身 体 まで 興 奮 して 揺 れるんです 頭 髪 が 汗 でグッショリ 濡 れている これは 奔 豚 である 奔 豚 の 患 者 は 皆 至 って 平 静 であ る 淡 々と 症 状 を 訴 え 心 理 的 な 不 安 も 動 揺 も 伺 えない 肉 体 と 精 神 の 不 思 議 なミスマッ チ 私 なら 自 分 自 身 の 状 態 に 狼 狽 してしまう 肉 体 に 症 状 が 出 てしまう 事 で 心 理 的 葛 藤 からは 解 放 されているのかも 知 れない 奔 豚 の 患 者 さんとは 表 面 的 な 会 話 は 可 能 である しかし 不 安 か? イライラするか? などと 尋 ねても ええまあ 身 体 が 今 こんなですからね 等 と 世 間 話 風 に 返 され てしまう 患 者 自 身 は 病 気 を 心 因 性 だと 知 っているだろうか 充 分 に 心 因 性 と 認 識 できるにも 係 わ らず わざと 認 識 しないように 自 らの 心 理 にマスキングを 掛 けているのかも 知 れない ただ 奔 豚 では その 人 の 心 理 を 理 解 しなかった 事 で 治 療 に 失 敗 したと 思 った 事 はない むしろ 心 理 的 に 接 触 しにくい 不 思 議 な 感 触 に 依 拠 して 奔 豚 と 診 断 している ビックリし 易 いですか? 36

37 はい 子 供 の 頃 から 驚 くと 下 痢 するんです キューッと お 腹 が 痛 んで 下 痢 しま す 眠 れますか? はい よく 寝 られます お 蒲 団 に 寝 た 姿 勢 になったとき お 腹 でドキドキ 動 悸 を 感 じたりしませんか? ああ 有 りますね 私 は 起 きている 時 にも ワナワナ 振 るえて 止 まらない 事 もあ るんです 汗 は? これは 更 年 期 じゃないでしょうか ドッと 汗 が 吹 き 出 る 事 があります 食 欲 は? 事 故 で 転 倒 してから 食 べられません 口 の 中 が 粘 ってて 嫌 ですね 奔 豚 らしい 所 がたくさんある 色 白 で 小 柄 小 さな 顔 痩 せて 見 える 舌 を 診 る 大 きな 舌 である 舌 色 が 薄 い 粘 った 白 膩 苔 舌 色 が 薄 いのは 血 虚 か 陽 虚 で ある 白 膩 苔 は 湿 や 痰 である 脾 陽 虚 で 痰 湿 を 兼 ねるという 所 か 大 きな 舌 も 痰 湿 とする 脈 を 診 る 脈 は 浮 大 滑 数 細 い 小 さな 手 には 全 く 不 似 合 いな 速 くて 大 きな 勢 いの 有 る 脈 である 苓 桂 甘 棗 湯 である 汗 が 出 やすいとか 驚 いた 時 の 腹 痛 下 痢 も 苓 桂 甘 棗 湯 である 私 は 常 に 浮 滑 数 大 の 脈 で 苓 桂 甘 棗 湯 を 使 っている 処 方 茯 苓 9g 桂 皮 5g 大 棗 5g 炙 甘 草 3g 以 上 一 日 分 水 煎 服 用 十 日 分 甘 爛 水 は 省 略 十 日 後 の 来 局 時 には 飛 び 跳 ねる 症 状 は 消 失 していた しかし 彼 女 はそれには 触 れず お 陰 様 でメマイは 随 分 良 くなりましたと 挨 拶 した 私 もそれで 済 ませて 先 日 は 椅 子 の 上 で 飛 び 跳 ねていましたね 等 とは 言 わなかった 文 献 摘 録 傷 寒 論 ( 太 陽 中 篇 ) 発 汗 後 其 の 人 臍 下 に 悸 する 者 奔 豚 を 作 んと 欲 す 茯 苓 桂 枝 甘 草 大 棗 湯 之 を 主 どる 怒 気 胸 悶 気 塞 気 持 ちは 分 かるが 怒 っちゃいけない 心 臓 に 悪 い 林 一 隆 氏 四 十 八 歳 料 理 人 である 心 臓 の 薬 ありますか? いや 私 なんですが 大 声 出 して 怒 鳴 ったんですよ そうした ら 胸 に 来 て 37

38 胸 に 痛 みが 差 し 込 むんですね? いや 痛 みじゃなくて こう 締 め 付 けられた 感 じで ウーンって しゃがみ 込 んじゃ ったんです 時 間 はどの 位?すぐ 治 りましたか? 二 分 間 くらいですか 恐 ろしかったです 吐 き 気 とか 冷 や 汗 は? いや 有 りませんでした それ 以 降 の 発 作 は? それが ちょくちょく 有 るんです 重 い 物 を 持 ったり 少 し 忙 しいと 直 ぐ 締 め 付 けが 来 ます なるほど 怒 るのは 絶 対 ダメですね ええ 勿 論 あれからは 一 度 も 怒 ってないです 一 日 に 一 度 か 二 度 しゃがみ 込 んでしまうほどの 締 め 付 けが 来 る ただ 初 めての 時 と 比 べれば 発 作 の 時 間 は 短 い キリッとした 印 象 の 人 である 血 色 が 良 い 贅 肉 のない 身 体 つき 締 まった 顔 立 ち 明 るい 皮 膚 シミひとつない 顔 年 齢 より 十 歳 は 若 く 見 える キビキビと 調 理 場 で 仕 事 する 姿 が 目 に 浮 かぶ 舌 は 潤 って 淡 紅 色 で 白 苔 がある 舌 尖 が 鮮 紅 色 である 舌 尖 の 鮮 紅 は 心 熱 である 舌 辺 に 青 紫 色 の? 斑 がある? 斑 は? 血 である どこかに 恐 らく 心 臓 に? 血 が 有 る? 血 薬 の 配 合 が 必 要 かも 知 れない 脈 拍 は 一 分 間 に 百 を 越 える 数 脈 である 数 は 熱 である 陰 虚 内 熱 なら 寸 が 拡 大 するが 両 寸 は 微 である 陰 虚 ではない 従 って 数 は 実 熱 である 関 尺 の 脈 は 弦 大 にして 堅 堅 い 脈 は 心 筋 の 動 きが 堅 いという 意 味 だ 硬 直 した 状 態 で 早 鐘 のように 打 つ 結 代 はないが やはり 危 険 な 感 じのする 脈 である 胸 痺 熱 証 は 小 陥 胸 湯 証 である 処 方 半 夏 8g?? 実 8g 黄 連 2g 以 上 一 日 分 水 煎 服 用 七 日 分 服 後 締 め 付 けは 半 分 程 になった 脈 拍 が 八 十 八 に 落 ちた ただ 脈 の 間 隔 にムラが 出 来 ている 急 に 脈 拍 を 落 とすと 一 時 的 に 脈 がムラになる 事 がある 舌 の? 斑 は 消 失 した? 血 薬 の 配 合 は 必 要 なかった 舌 尖 の 鮮 紅 色 も 消 失 した しかし 舌 全 体 が 紅 い ふと 見 ると 林 さんの 顔 も 赤 い 色 白 だから 綺 麗 なピンクになっている まだ まだ 黄 連 が 必 要 だ 怒 りは 黄 連 が 主 治 する 一 ヶ 月 服 薬 して しゃがみ 込 む 程 の 発 作 はなくなった 急 に 胸 が 重 くなる 事 が 時 々あっ たが その 内 それも 無 くなった 脈 のムラもない 舌 色 も 正 常 脈 拍 は 七 十 六 そろそろ 薬 を 止 めても 良 いかなという その 矢 先 渋 い 顔 で 林 さんが 現 れた 怒 ってしまって 出 たんですか? 38

39 ええ 時 間 は 短 かったんですが やっぱり 立 ってられませんでしたね 林 さん あなたは 気 が 短 いんでしょ そうなんです 絶 対 怒 らないようにしてたんですが あなたは 瞬 時 に 事 態 を 把 握 するんです その 能 力 が 他 の 人 より 高 いんですよ 火 が 付 くのも 瞬 間 的 です パット 解 るんですね こりゃ 怒 らなきゃいけない 事 態 だと 三 秒 で す 怒 るのを 三 秒 待 てば 良 いんです 胸 痺 の 発 作 は 死 ぬのではないかという 恐 怖 を 伴 う 林 さんは 熱 心 に 服 薬 し 約 半 年 で 完 治 した 小 陥 胸 湯 は 傷 寒 論 の 結 胸 の 処 方 である 傷 寒 で 発 熱 し 熱 と 痰 が 結 合 して 呼 吸 する 度 に 心 下 や 脇 肋 が 痛 み 咳 や 痰 がある 者 に 効 く 結 胸 と 胸 痺 は 異 なる しかし 胸 痺 の 処 方?? 薤 白 半 夏 湯 の 薤 白 を 黄 連 と 入 れ 替 えると 小 陥 胸 湯 になる?? 薤 白 半 夏 湯 と 小 陥 胸 湯 は 寒 熱 が 交 代 した 処 方 である 痰 の 脈 は 沈 滑 である しかし 小 陥 胸 湯 の 脈 は 傷 寒 論 に 浮 滑 とある 浮 滑 の 滑 は 痰 浮 は 痰 の 所 在 が 胃 ではなく 胸 に 在 るという 事 だろうか 林 さんの 脈 は 浮 滑 でなく 弦 大 堅 である 胸 痺 は 結 胸 より 気 の 痞 えの 場 所 が 深 いという 事 だろう 産 後 下 痢 出 産 しても 妊 娠 しても 何 故 か 下 痢 川 添 奈 保 子 さん 三 十 四 才 二 歳 くらいの 可 愛 い 女 の 子 を 膝 の 上 に 乗 せている やや 肥 満 二 年 前 のお 産 後 から ずっと 下 痢 なんです それ 以 前 も 下 痢 し 易 い 体 質 でしたか? いいえ そうじゃなかったと 思 います 下 痢 は 一 日 に 何 回 くらい? 三 回 から 多 いときは 五 回 くらいです お 腹 が 痛 みますか? ええ 催 した 時 にちょっと でもまあ 痛 いという 程 じゃないです 舌 を 診 る 舌 は 淡 紅 色 で 潤 っている 苔 は 無 い 脈 は 沈 大 脈 拍 は 一 分 間 に 六 十 遅 い 遅 も 沈 も 陽 虚 である 大 は 水 滞 だろうか 人 迎 も 気 口 も 沈 大 である 人 迎 の 沈 大 は 寒 気 口 の 沈 大 は 水 滞 顔 とか 足 とか ムクミませんか? さあ 多 分 無 いと 思 いますけど ちょっと 脚 を 押 さえてみましょう 39

40 脚 を 押 す 大 きく 窪 んでなかなか 戻 らない 冷 え 性 で 電 気 毛 布 がないと 寝 られない 水 滞 と 陽 虚 処 方 は 真 武 湯 処 方 茯 苓 6g 白 朮 4g 白 芍 4g 附 子 1g 生 姜 1g 以 上 一 日 分 水 煎 服 用 十 日 分 下 痢 は 消 失 冷 え 性 はあまり 変 わらなかった 真 武 湯 は 春 まで 続 けた 春 になったある 日 彼 女 から 下 痢 が 始 まり 真 武 湯 を 服 用 していても 効 果 がないと 電 話 があった 真 武 湯 以 外 に 正 解 があろうとは 夢 にも 思 っていなかったので 急 遽 来 局 を 請 う 実 は 妊 娠 したんです ツワリは 無 いんですけど 下 痢 するようになっちゃって そう 妊 娠 と 下 痢 それって 関 係 あるの? だから 下 痢 が 始 まったのが この 子 のお 産 の 後 で 今 度 妊 娠 したら 下 痢 が 再 発 し たんです 彼 女 は 妊 娠 出 産 と 下 痢 の 関 係 を 納 得 している しかし 男 の 私 にはトンと 合 点 が 行 かな い 脈 は 浮 大 緩 妊 娠 して 脈 は 沈 から 浮 に 変 わった 妊 娠 の 脈 は 昔 から 浮 と 決 まっている 脈 を 診 ても 役 に 立 たない 妊 娠 している 事 が 分 かるだけである 真 武 湯 が 正 答 でなかった とすると 下 痢 と 浮 腫 と 脈 の 沈 大 遅 とはそもそも 何 だったのか お 産 の 後 まだ 病 院 に 居 るうちに 下 痢 が 始 まり 真 武 湯 に 出 会 うまで 二 年 間 も 下 痢 だっ た 出 産 によって 陽 虚 や 腎 虚 になったとして 真 武 湯 を 選 んだ ところが 今 度 はまだ 出 産 も していないのに 下 痢 である 私 の 妻 が 流 産 しそうになった 時 脈 は 沈 になった 急 ぎ 附 子 湯 を 作 り 流 産 を 免 れたら 脈 は 浮 に 戻 った ある 婦 人 が 体 外 受 精 した 脈 は 常 と 変 わらず 沈 弱 であった 恐 らく 妊 娠 ( 着 床 )は 不 成 功 だろうと 思 ったが やはりその 通 りであった もし 川 添 さんが 妊 娠 に 伴 って 真 武 湯 の 虚 寒 症 に 陥 り 脈 が 浮 から 沈 に 変 わる 様 なことが あったとしたらどうだろう それは 最 悪 の 場 合 流 産 を 意 味 しないだろうか 川 添 さんは 下 痢 しつつ 脈 は 浮 である 彼 女 を 虚 寒 とするのは 誤 りである 妊 娠 してなければ 彼 女 の 脈 は 沈 大 であるとして 婦 人 科 の 処 方 から 下 痢 の 薬 を 考 える 当 帰 芍 薬 散 証 の 脈 は 沈 大 である 人 迎 気 口 の 脈 も 沈 大 になる 当 帰 芍 薬 散 とする 処 方 当 帰 4g 川?4g 白 芍 4g 蒼 朮 4g 沢 瀉 4g 茯 苓 6g 以 上 一 日 分 水 煎 服 用 十 日 分 数 日 で 下 痢 は 収 まった 浮 腫 も 軽 快 した 当 帰 芍 薬 散 を 継 続 し 冬 には 無 事 出 産 して 今 度 は 産 後 も 下 痢 にならなかった 当 帰 芍 薬 散 は 滅 多 に 使 った 事 がない 記 憶 に 残 るのも この 下 痢 の 婦 人 と 腎 炎 の 婦 人 そして 無 月 経 の 未 婚 の 婦 人 位 である これらの 女 性 は 皆 脈 は 沈 大 遅 であった 40

41 三 人 は 体 型 も 共 通 している 背 は 高 くなく 背 丈 の 割 に 体 重 があって 肥 って 見 え 必 ず しも 色 白 でなく 冷 え 性 で 脚 には 浮 腫 が 有 った 当 帰 芍 薬 散 の 脈 の 沈 も 大 も 水 滞 である 裏 に 何 か 物 が 存 在 すれば たとえ 水 であっても 脈 は 大 になる 人 迎 の 沈 は 寒 湿 気 口 の 沈 大 は 水 滞 である 陰 証 発 疹 風 と 湿 と 寒 と 相 搏 皮 疹 を 発 す 脈 は 浮 虚? 遅 スーツの 婦 人 額 に 粟 粒 大 の 小 さな 暗 紅 色 の 皮 疹 がビッシリと 出 来 ている 痩 せている 黄 色 い 顔 こんなものが 出 来 ちゃってるんですけど 痒 そうですね いえ それが ほとんど 痒 くないんです でも どんどん 拡 がるのが 気 味 悪 くて 拡 がるんですか? ええ 初 めはオデコに 十 個 ほど 出 たんですけど 一 日 で 顔 から 頚 と 肩 それから 腕 に 行 って 二 日 目 に 上 半 身 全 体 今 日 は 三 日 目 で もう 腰 を 過 ぎて 足 の 方 まで 広 がってるん です 随 分 と 快 速 の 皮 膚 病 である まだ 三 日 目 である 数 日 後 には 全 身 が 額 のようになる 可 能 性 がある ひとつずつの 皮 疹 は 小 さく 粟 粒 ほどの 大 きさで 扁 平 な 形 をしている 最 初 に 始 まった 額 では 隙 間 なくビッシリ 密 集 し 既 に 赤 黒 い 皮 疹 の 頭 部 は 糜 爛 している 皮 疹 の 赤 みは 下 に 行 くほど 少 なくなり 最 も 後 れて 出 た 脚 では 地 味 な 褐 色 で 糜 爛 も 見 られない 数 の 点 でも 額 が 最 も 多 くて 下 へ 行 くほど 減 少 する 下 腿 ではパラパラと 散 在 する 程 度 で ある これは 要 注 意 である 急 速 に 全 身 に 広 がったというのに ほとんど 痒 みが 無 いというの が 怪 しい 皮 疹 の 色 は 赤 黒 く 冴 えない 色 で 彼 岸 花 の 花 の 色 よりもっと 暗 い とても 正 攻 法 では 当 たれない 脈 を 診 る 脈 拍 は 一 分 間 に 六 十 遅 い 脈 は 浮 虚 遅 渋 寸 は 微 細 である 人 迎 も 気 口 も 浮 虚 である 左 の 人 迎 が 右 の 気 口 より 大 きい 舌 は 潤 って 淡 紅 色 苔 はない 人 迎 が 気 口 より 大 きいのは 外 感 である 風 は 遊 走 する 蕁 麻 疹 でもないのに 三 日 で 全 身 に 広 がる 軽 快 な 性 質 は 外 感 の 邪 気 に 違 いない 邪 気 は 風 か 湿 か 寒 か 脈 が 遅 いから 寒 だろうか 皮 膚 病 は 熱 性 のものが 多 い しかし 脈 舌 からは 清 熱 は 不 可 能 に 見 える しかし 赤 い 皮 疹 に 温 熱 の 治 療 をしても 大 丈 夫 だろうか それでも 附 子 剤 の 中 から 使 えそうなものを 探 す 人 迎 大 の 真 武 湯 など 有 るはずもない が 当 たり 障 りの 無 さそうな 所 で これを 一 日 分 だけ 作 ってみる 実 は 私 は 桂 皮 が 怖 いの 41

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