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1 平 成 28 年 度 各 省 各 庁 営 繕 計 画 書 に 関 する 意 見 書 国 土 交 通 省

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3 総 括 意 見 第 1 章 官 庁 施 設 整 備 等 の 基 本 的 考 え 方 1 計 画 的 な 官 庁 施 設 の 整 備 3 (1) 営 繕 計 画 書 に 関 する 意 見 書 制 度 の 的 確 な 運 用 (2) 合 同 庁 舎 の 整 備 の 推 進 2 官 庁 施 設 の 水 準 確 保 4 (1) 位 置 規 模 構 造 の 基 準 (2) 統 一 基 準 の 決 定 (3) 技 術 基 準 に 基 づく 適 正 な 官 庁 施 設 の 整 備 3 官 庁 施 設 の 保 全 の 適 正 化 7 (1) 保 全 に 関 する 基 準 類 の 制 定 等 (2) 適 正 かつ 効 率 的 な 保 全 の 実 施 第 2 章 官 庁 施 設 の 現 況 1 施 設 数 と 面 積 9 2 老 朽 化 の 現 況 11 3 保 全 の 現 況 12 第 3 章 社 会 的 要 請 に 対 応 する 官 庁 施 設 の 整 備 等 1 防 災 減 災 対 策 の 推 進 14 (1) 耐 震 安 全 性 の 確 保 (2) 津 波 対 策 の 推 進 (3) 業 務 継 続 のための 機 能 確 保 に 向 けた 取 組 2 長 寿 命 化 の 推 進 17 (1)インフラ 長 寿 命 化 計 画 ( 行 動 計 画 ) 等 の 策 定 (2) 既 存 施 設 の 徹 底 利 活 用 の 推 進 3 環 境 負 荷 低 減 への 取 組 18 (1) 環 境 負 荷 低 減 に 配 慮 した 整 備 (2) 各 省 各 庁 の 地 球 温 暖 化 防 止 への 取 組 に 対 する 技 術 的 支 援 4 地 域 社 会 との 連 携 の 推 進 20 (1) 中 央 官 衙 整 備 の 推 進 (2) 地 域 社 会 との 連 携 とまちづくりへの 貢 献 (3) 国 公 有 財 産 の 最 適 利 用 の 推 進 (4)ユニバーサル 社 会 の 実 現 に 寄 与 する 施 設 整 備 5 木 材 の 利 用 の 促 進 25 目 -1

4 個 別 意 見 第 1 章 平 成 28 度 各 省 各 庁 営 繕 計 画 書 の 概 要 1 営 繕 計 画 書 における 所 要 経 費 の 総 括 29 2 営 繕 計 画 における 計 画 理 由 の 分 類 30 第 2 章 平 成 28 年 度 各 省 各 庁 営 繕 計 画 書 に 対 する 意 見 の 概 要 1 個 別 意 見 の 基 本 的 事 項 31 2 営 繕 計 画 の 分 類 集 計 結 果 31 第 3 章 平 成 27 年 度 実 施 施 設 整 備 の 現 況 等 調 査 結 果 の 概 要 44 第 4 章 平 成 28 年 度 各 省 各 庁 営 繕 計 画 書 に 対 する 個 別 意 見 47 目 -2

5 総 括 意 見

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7 第 1 章 官 庁 施 設 整 備 等 の 基 本 的 考 え 方 国 家 機 関 の 建 築 物 及 びその 附 帯 施 設 ( 以 下 官 庁 施 設 という )は それぞれの 用 途 に 応 じた 機 能 を 発 揮 するために 必 要 な 性 能 を 有 し 使 うものにとって 親 しみやすく 便 利 で かつ 安 全 なものでなければならない このような 必 要 な 性 能 を 備 えた 良 質 な ストックを 形 成 するため 国 土 交 通 省 は 官 公 庁 施 設 の 建 設 等 に 関 する 法 律 ( 昭 和 26 年 法 律 第 181 号 以 下 官 公 法 という )に 基 づき 各 省 各 庁 の 営 繕 計 画 書 に 関 する 意 見 書 制 度 の 運 用 官 庁 施 設 に 関 する 基 準 の 設 定 指 導 及 び 監 督 等 を 行 っている 各 省 各 庁 は それらを 受 けて 適 正 な 水 準 を 有 する 官 庁 施 設 の 整 備 及 び 適 正 な 保 全 を 実 施 する 必 要 がある 1 計 画 的 な 官 庁 施 設 の 整 備 (1) 営 繕 計 画 書 に 関 する 意 見 書 制 度 の 的 確 な 運 用 国 土 交 通 省 は 官 公 法 第 9 条 に 基 づき 官 庁 施 設 として 各 省 各 庁 間 の 整 備 水 準 等 の 均 衡 を 図 り 良 質 な 官 庁 施 設 の 整 備 を 促 進 することを 目 的 として 各 省 各 庁 の 長 から 国 土 交 通 大 臣 に 送 付 される 営 繕 計 画 書 に 関 し 国 家 機 関 の 建 築 物 及 びその 附 帯 施 設 の 位 置 規 模 及 び 構 造 に 関 する 基 準 ( 平 成 6 年 建 設 省 告 示 第 2379 号 以 下 位 置 規 模 構 造 の 基 準 という )に 照 らして 技 術 的 見 地 から 意 見 を 述 べている 意 見 書 制 度 の 的 確 な 運 用 により 各 省 各 庁 の 官 庁 施 設 が 合 理 的 かつ 適 正 に 計 画 整 備 され 上 記 目 的 を 達 成 されることが 必 要 である( 図 1-1) さらに 社 会 的 な 影 響 が 大 きく 緊 急 性 の 高 い 重 要 課 題 については 中 央 官 庁 営 繕 担 当 課 長 連 絡 調 整 会 議 を 活 用 するなど 各 省 各 庁 間 の 緊 密 な 連 携 のもとに 営 繕 計 画 について 的 確 な 対 応 を 図 るものとする 意 見 書 制 度 を 的 確 に 運 用 するため 各 省 各 庁 は 営 繕 計 画 書 を 適 切 に 作 成 し 送 付 す る 必 要 がある 位 置 規 模 構 造 ( 仕 様 等 ) 工 期 官 庁 施 設 整 備 等 の 基 本 的 考 え 方 等 ( 総 括 意 見 ) 工 事 費 各 省 各 庁 営 繕 計 画 書 に 対 する 意 見 等 ( 個 別 意 見 ) 各 省 各 庁 の 長 国 土 交 通 大 臣 各 省 各 庁 の 長 営 繕 計 画 書 送 付 意 見 書 送 付 意 見 書 に 基 づく 的 確 な 概 算 要 求 送 付 送 付 財 務 大 臣 財 務 大 臣 良 質 な 官 庁 施 設 整 備 図 1-1: 営 繕 計 画 書 に 関 する 意 見 書 制 度 - 3 -

8 (2) 合 同 庁 舎 の 整 備 の 推 進 官 公 法 第 6 条 では 庁 舎 は 土 地 の 高 度 利 用 建 築 経 費 の 節 減 及 び 公 衆 の 利 便 と 公 務 の 能 率 増 進 を 図 るため 特 に 支 障 がない 限 り 合 同 して 建 築 しなければならないと されており この 規 定 に 基 づき 国 土 交 通 省 は 合 同 庁 舎 の 整 備 を 推 進 している 各 省 各 庁 は 庁 舎 の 建 替 及 び 改 修 並 びに 新 設 の 計 画 に 際 して 合 同 庁 舎 整 備 計 画 を 踏 まえて 対 処 する 必 要 がある また 国 の 庁 舎 等 の 使 用 調 整 等 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 昭 和 32 年 法 律 第 115 号 ) 第 5 条 は 旧 施 設 の 処 分 と 新 施 設 の 取 得 を 定 めた 特 定 国 有 財 産 整 備 計 画 に 関 するも のであり 合 同 庁 舎 整 備 についてもこれに 基 づき 1 集 約 立 体 化 事 業 ( 第 1 号 ) 2 移 転 再 配 置 事 業 ( 第 2 号 ) 3 地 震 防 災 機 能 を 発 揮 するために 必 要 な 合 同 庁 舎 の 整 備 事 業 ( 第 3 号 )を 行 っている 特 に 上 記 3については 平 成 18 年 の 法 改 正 により 追 加 されたもので これまで 合 同 庁 舎 における 必 要 な 耐 震 安 全 性 の 確 保 に 大 きく 寄 与 してきているところである 合 同 庁 舎 の 整 備 にあたっては 地 方 生 活 圏 等 の 地 域 における 中 核 的 施 設 として 一 団 地 の 官 公 庁 施 設 の 都 市 計 画 及 びシビックコア 地 区 整 備 制 度 の 活 用 地 域 連 携 への 取 組 等 を 通 じて 地 域 の 活 性 化 良 好 な 市 街 地 環 境 の 整 備 に 積 極 的 に 貢 献 していく 必 要 がある 2 官 庁 施 設 の 水 準 確 保 (1) 位 置 規 模 構 造 の 基 準 官 公 法 第 13 条 第 1 項 に 基 づき 国 土 交 通 省 では 平 成 6 年 12 月 に 位 置 規 模 構 造 の 基 準 を 制 定 している 本 基 準 は 国 民 共 有 の 財 産 である 官 庁 施 設 の 水 準 を 確 保 するため 位 置 の 選 定 規 模 の 設 定 及 び 構 造 の 決 定 に 際 して 勘 案 すべき 事 項 を 整 理 体 系 化 し 所 有 賃 借 を 問 わず すべての 官 庁 施 設 のあるべき 状 態 を 規 定 したものである また 本 基 準 については 大 津 波 等 を 想 定 した 官 庁 施 設 の 機 能 確 保 の 在 り 方 につ いて ( 平 成 25 年 2 月 社 会 資 本 整 備 審 議 会 答 申 )を 踏 まえた 改 定 など 社 会 経 済 情 勢 の 変 化 に 伴 って 生 じる 公 共 建 築 を 取 り 巻 く 課 題 に 適 切 に 対 応 するための 必 要 な 改 定 を 行 っている 各 省 各 庁 は 位 置 規 模 構 造 の 基 準 に 基 づき 適 正 な 水 準 を 有 する 官 庁 施 設 の 整 備 を 実 施 する 必 要 がある - 4 -

9 (2) 統 一 基 準 の 決 定 平 成 14 年 4 月 に 営 繕 事 務 の 一 層 の 合 理 化 効 率 化 について 検 討 するため 副 大 臣 会 議 に 官 庁 営 繕 に 関 するプロジェクトチーム が 設 置 され 同 7 月 に 基 準 類 の 統 一 化 等 の 方 向 について が 決 定 された これを 受 け 各 省 各 庁 を 構 成 員 とした 官 庁 営 繕 関 係 基 準 類 等 の 統 一 化 に 関 する 関 係 省 庁 連 絡 会 議 が 設 置 され 平 成 15 年 3 月 に 17 の 技 術 基 準 類 及 び 工 事 書 式 類 が 統 一 基 準 として 決 定 された その 後 公 共 建 築 木 造 工 事 標 準 仕 様 書 公 共 建 築 工 事 成 績 評 定 基 準 公 共 建 築 設 計 等 委 託 業 務 成 績 評 定 基 準 及 び 官 庁 施 設 の 環 境 保 全 性 基 準 が 新 たに 統 一 基 準 として 決 定 され 現 在 表 1-1 のとおり 21 の 統 一 基 準 が 各 省 各 庁 において 運 用 されている 各 省 各 庁 においては 統 一 基 準 の 運 用 を 徹 底 し 今 後 とも 営 繕 事 務 の 合 理 化 効 率 化 を 推 進 する 必 要 がある 特 に 官 庁 施 設 の 新 営 の 営 繕 計 画 書 を 作 成 するにあたって は 新 営 予 算 単 価 と 新 営 一 般 庁 舎 面 積 算 定 基 準 に 基 づき それぞれの 官 庁 施 設 の 機 能 目 的 に 応 じた 適 正 な 工 事 費 規 模 を 算 定 する 必 要 がある 1 新 営 予 算 単 価 新 営 予 算 単 価 は 官 庁 施 設 の 新 営 に 必 要 な 工 事 費 の 算 定 に 用 いる 単 価 を 示 し たもので 毎 年 度 国 土 交 通 省 が 各 省 各 庁 の 営 繕 計 画 書 の 作 成 に 先 立 って 策 定 し 各 省 各 庁 に 提 示 している 基 準 である なお 公 共 建 築 物 等 における 木 材 の 利 用 の 促 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 22 年 法 律 第 36 号 以 下 公 共 建 築 物 等 木 材 利 用 促 進 法 という )を 受 け 平 成 28 年 度 新 営 予 算 単 価 では 木 造 自 転 車 置 場 の 単 価 を 追 加 している 各 省 各 庁 においては 本 基 準 に 基 づき それぞれの 官 庁 施 設 の 機 能 目 的 に 応 じ て 適 正 な 工 事 費 を 確 保 する 必 要 がある 2 新 営 一 般 庁 舎 面 積 算 定 基 準 新 営 一 般 庁 舎 面 積 算 定 基 準 は 官 庁 施 設 の 用 途 に 応 じて 利 用 者 の 利 便 の 確 保 及 び 執 務 能 率 の 増 進 のために 必 要 な 施 設 の 規 模 を 算 定 するための 基 準 である 各 省 各 庁 においては 本 基 準 に 基 づき それぞれの 官 庁 施 設 の 機 能 目 的 に 応 じ た 庁 舎 及 び 敷 地 の 規 模 を 確 保 する 必 要 がある - 5 -

10 表 1-1: 統 一 基 準 分 野 計 画 関 連 設 計 関 連 工 事 関 連 基 準 名 新 営 予 算 単 価 ( 一 般 庁 舎 宿 舎 ) 新 営 一 般 庁 舎 面 積 算 定 基 準 国 家 公 務 員 宿 舎 面 積 算 定 基 準 官 庁 施 設 の 総 合 耐 震 対 津 波 計 画 基 準 官 庁 施 設 の 環 境 保 全 性 基 準 公 共 建 築 設 計 業 務 委 託 共 通 仕 様 書 公 共 建 築 工 事 積 算 基 準 公 共 建 築 工 事 標 準 単 価 積 算 基 準 公 共 建 築 数 量 積 算 基 準 公 共 建 築 設 備 数 量 積 算 基 準 公 共 建 築 工 事 共 通 費 積 算 基 準 公 共 建 築 工 事 内 訳 書 標 準 書 式 公 共 建 築 工 事 見 積 標 準 書 式 公 共 建 築 設 計 等 委 託 業 務 成 績 評 定 基 準 公 共 建 築 工 事 標 準 仕 様 書 公 共 建 築 工 事 標 準 書 式 公 共 建 築 改 修 工 事 標 準 仕 様 書 公 共 建 築 木 造 工 事 標 準 仕 様 書 公 共 建 築 設 備 工 事 標 準 図 公 共 住 宅 建 設 工 事 共 通 仕 様 書 公 共 建 築 工 事 成 績 評 定 基 準 (3) 技 術 基 準 に 基 づく 適 正 な 官 庁 施 設 の 整 備 国 土 交 通 省 では 位 置 規 模 構 造 の 基 準 等 に 基 づき 官 庁 施 設 の 整 備 を 効 率 的 か つ 的 確 に 実 施 するため 計 画 設 計 施 工 等 の 各 分 野 において 技 術 基 準 の 制 定 等 を 行 っている 技 術 基 準 を 活 用 することにより 官 庁 施 設 の 水 準 の 確 保 を 図 るとともに 防 災 減 災 対 策 利 用 者 の 利 便 性 の 向 上 環 境 への 配 慮 等 といった 社 会 的 要 請 に 的 確 に 対 応 し ている これらの 技 術 基 準 は 各 省 各 庁 において 適 正 な 水 準 を 有 する 官 庁 施 設 の 整 備 を 実 施 する 観 点 から 参 考 となるものである 1 緊 急 度 判 定 基 準 緊 急 度 判 定 基 準 は 各 省 各 庁 の 長 から 送 付 された 営 繕 計 画 書 に 関 して 国 土 交 通 大 臣 が 意 見 を 述 べるための 判 断 の 基 準 の 一 つとして 定 めたものである 新 営 計 画 については 老 朽 狭 あい 借 用 返 還 分 散 等 の 計 画 理 由 ごとに 評 点 を 付 し 緊 急 度 を 評 価 している - 6 -

11 修 繕 改 修 計 画 については 主 要 構 造 部 の 障 害 人 身 事 故 のおそれ 漏 水 等 の 観 点 から 緊 急 性 の 度 合 いを 確 認 し 緊 急 度 を 評 価 している 2 官 庁 施 設 の 基 本 的 性 能 基 準 官 庁 施 設 の 基 本 的 性 能 基 準 は 官 庁 施 設 が 備 えるべき 主 要 な 性 能 を 社 会 性 環 境 保 全 性 安 全 性 機 能 性 経 済 性 の5 項 目 により 構 成 し 性 能 の 水 準 及 びその 水 準 を 達 成 するために 必 要 な 技 術 的 事 項 等 について 示 したものであり 官 庁 施 設 の 基 本 的 性 能 の 在 り 方 に 関 する 答 申 ( 平 成 11 年 6 月 建 築 審 議 会 )を 受 けて 平 成 13 年 6 月 に 制 定 したものである 本 基 準 に 定 めている 性 能 のうち 環 境 保 全 性 については 官 庁 施 設 における 環 境 負 荷 の 低 減 及 び 周 辺 環 境 の 保 全 に 配 慮 するため 官 庁 施 設 の 環 境 保 全 性 基 準 を 耐 震 については 官 庁 施 設 として 必 要 な 耐 震 性 能 を 確 保 するため 官 庁 施 設 の 総 合 耐 震 対 津 波 計 画 基 準 を 制 定 している また 防 犯 については 官 庁 施 設 の 利 用 者 執 務 者 及 び 財 産 の 安 全 を 確 保 するため 官 庁 施 設 の 防 犯 に 関 する 基 準 を ユ ニバーサルデザインについては 高 齢 者 障 害 者 等 を 含 むすべての 人 に 利 用 しやす い 官 庁 施 設 の 整 備 を 推 進 するため 官 庁 施 設 のユニバーサルデザインに 関 する 基 準 を 制 定 している なお 本 基 準 については 大 津 波 等 を 想 定 した 官 庁 施 設 の 機 能 確 保 の 在 り 方 に ついて ( 平 成 25 年 2 月 社 会 資 本 整 備 審 議 会 答 申 )を 踏 まえた 規 定 を 追 加 するな ど 重 要 な 社 会 的 要 請 に 的 確 に 対 応 するとともに 近 年 の 技 術 的 知 見 の 反 映 等 を 行 うための 改 定 を 行 っている 3 官 庁 施 設 の 保 全 の 適 正 化 (1) 保 全 に 関 する 基 準 類 の 制 定 等 各 省 各 庁 の 所 管 に 属 する 建 築 物 及 びその 附 帯 施 設 を 適 正 に 保 全 することは 官 公 法 第 11 条 により 各 省 各 庁 の 長 に 課 せられた 責 務 である 国 土 交 通 省 は 平 成 16 年 6 月 の 建 築 基 準 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 201 号 ) 及 び 官 公 法 の 改 正 に 伴 い 一 定 の 用 途 規 模 の 建 築 物 に 対 する 点 検 義 務 や 点 検 項 目 方 法 等 を 定 めた また 国 土 交 通 省 では 平 成 17 年 5 月 に 国 家 機 関 の 建 築 物 及 びその 附 帯 施 設 の 保 全 に 関 する 基 準 ( 平 成 17 年 国 土 交 通 省 告 示 第 551 号 以 下 保 全 の 基 準 とい う )を 制 定 した 保 全 の 基 準 では 各 省 各 庁 は すべての 官 庁 施 設 について 計 画 的 かつ 効 率 的 に 保 全 しなければならないこと 位 置 規 模 構 造 の 基 準 に 定 められた 建 築 物 等 の 使 用 の 条 件 及 び 方 法 に 基 づき 適 正 な 保 全 に 努 めなければならないこと 敷 地 や 建 築 物 の 各 部 位 が 支 障 のない 状 態 に 保 全 されていること 支 障 があると 認 めた 時 は 必 要 に 応 じて 調 査 を 行 い 必 要 な 措 置 を 適 切 な 時 期 にとること 等 が 規 定 されている - 7 -

12 さらに 国 土 交 通 省 では 各 省 各 庁 が 保 全 を 適 正 かつ 効 果 的 に 実 施 できるよう 必 要 な 官 庁 施 設 の 修 繕 費 を 算 出 するための 各 所 修 繕 費 要 求 単 価 や 適 正 な 保 全 を 推 進 するための 建 築 保 全 業 務 共 通 仕 様 書 等 技 術 基 準 の 制 定 等 を 行 っている 各 省 各 庁 は 関 係 法 令 や 保 全 の 基 準 等 を 踏 まえつつ 各 所 修 繕 費 要 求 単 価 による 修 繕 予 算 を 適 正 に 執 行 することで 官 庁 施 設 の 適 正 な 保 全 を 推 進 する 必 要 がある (2) 適 正 かつ 効 率 的 な 保 全 の 実 施 官 庁 施 設 は 国 民 共 有 の 財 産 であり 長 期 にわたり 良 質 なストックとして 国 民 の 社 会 経 済 活 動 の 基 盤 となるよう 有 効 に 活 用 されなければならない 国 土 交 通 省 は 関 係 法 令 や 保 全 の 基 準 等 に 基 づき 官 庁 施 設 の 適 正 な 保 全 のための 指 導 を 行 っている 各 省 各 庁 は 施 設 の 安 全 性 及 び 良 好 な 執 務 環 境 の 確 保 長 期 的 耐 用 性 の 確 保 ライフサイクルコストの 低 減 環 境 負 荷 の 低 減 といった 施 策 に 的 確 に 対 応 するため 官 公 法 に 基 づき 所 管 する 官 庁 施 設 の 営 繕 とともに 保 全 の 基 準 等 の 活 用 や 保 全 状 況 の 報 告 を 行 うなど 適 正 な 保 全 を 推 進 する 必 要 がある さらに 国 土 交 通 省 では 平 成 17 年 度 からインターネットを 活 用 した 保 全 業 務 支 援 システムを 運 用 し 官 庁 施 設 の 基 本 情 報 や 保 全 状 況 の 効 率 的 な 把 握 分 析 評 価 を 行 っており 平 成 26 年 度 には システムを 改 良 し 新 たに 官 庁 施 設 情 報 管 理 シス テム(BIMMS-N) の 運 用 を 開 始 している 各 省 各 庁 は BIMMS-N の 活 用 により 官 庁 施 設 の 効 率 的 な 保 全 を 推 進 する 必 要 がある - 8 -

13 第 2 章 官 庁 施 設 の 現 況 意 見 書 制 度 の 的 確 な 運 用 のためには 官 庁 施 設 の 現 況 を 正 確 に 把 握 する 必 要 がある このため 国 土 交 通 省 では 保 全 実 態 調 査 官 庁 建 物 実 態 調 査 等 の 各 種 調 査 を 実 施 し 官 庁 施 設 の 現 況 把 握 を 行 い 技 術 的 見 地 から 施 設 整 備 の 緊 急 度 等 について 意 見 を 述 べる ための 基 礎 資 料 として 活 用 している 1 施 設 数 と 面 積 国 土 交 通 省 において すべての 官 庁 施 設 に 係 る 施 設 数 (1 敷 地 に 位 置 する1または 複 数 の 建 築 物 を 1 施 設 として 計 上 ) 及 び 延 べ 面 積 について 平 成 27 年 3 月 現 在 で 取 りまとめた 結 果 図 2-1 及 び 図 2-2 のとおりとなっている 総 施 設 数 ( 総 延 べ 面 積 ) は 13,920 施 設 ( 約 48,952 千 m2)であった( 公 有 及 び 民 有 建 築 物 の 借 用 等 を 除 く ) このうち 官 公 法 第 2 条 の 庁 舎 に 該 当 する 施 設 は 7,962 施 設 ( 約 19,524 千 m2)で 全 体 の 約 57.2%( 面 積 では 約 39.9%)を 占 める 庁 舎 のうち 合 同 庁 舎 は 389 施 設 ( 約 4,170 千 m2)である また 宿 舎 が 4,915 施 設 ( 約 11,843 千 m2) 庁 舎 ま たは 宿 舎 以 外 の 施 設 が1,043 施 設 ( 約 17,585 千 m2)となっている - 9 -

14 刑 事 施 設 等 収 容 施 設 自 衛 隊 関 係 施 設 その 他 1,043 合 同 庁 舎 389 宿 舎 4,915 庁 舎 以 外 5,958 総 施 設 数 13,920 施 設 庁 舎 7,962 単 独 庁 舎 7,077 国 会 関 係 施 設 裁 判 所 関 係 施 設 496 図 2-1: 施 設 数 ( 平 成 27 年 3 月 国 土 交 通 省 調 べ) 刑 事 施 設 等 収 容 施 設 自 衛 隊 関 係 施 設 その 他 約 17,585 千 m2 合 同 庁 舎 約 4,170 千 m2 庁 舎 以 外 約 29,428 千 m2 総 延 べ 面 積 約 48,952 千 m2 庁 舎 約 19,524 千 m2 単 独 庁 舎 約 12,730 千 m2 宿 舎 約 11,843 千 m2 国 会 関 係 施 設 裁 判 所 関 係 施 設 約 2,624 千 m2 図 2-2: 延 べ 面 積 ( 平 成 27 年 3 月 国 土 交 通 省 調 べ)

15 2 老 朽 化 の 現 況 官 庁 施 設 について 経 年 別 延 べ 面 積 割 合 を 取 りまとめた 結 果 築 後 30 年 以 上 のも のは 全 体 の 41.6%となっている( 図 2-3) 40 年 以 上 25.4% 10 年 未 満 15.7% 30 年 以 上 40 年 未 満 16.2% 20 年 以 上 30 年 未 満 19.2% 10 年 以 上 20 年 未 満 23.5% 図 2-3: 経 年 別 延 べ 面 積 の 割 合 ( 平 成 27 年 3 月 国 土 交 通 省 調 べ) また 国 土 交 通 省 では 営 繕 工 事 の 企 画 立 案 等 の 基 礎 資 料 とするため 建 築 物 の 老 朽 化 の 目 安 となる 現 存 率 ( 建 物 全 体 としての 新 築 時 に 対 する 現 存 価 値 の 割 合 ) 等 を 把 握 する 官 庁 建 物 実 態 調 査 を 行 っており 平 成 27 年 3 月 現 在 調 査 を 実 施 して いる 施 設 の 総 延 べ 面 積 は 約 1,157 万 m2となっている 現 存 率 別 延 べ 面 積 の 構 成 割 合 をみると 現 存 率 60 以 下 の 建 築 物 の 割 合 は 近 年 減 少 しているが 現 存 率 80 以 下 の 建 築 物 の 割 合 は 平 成 16 年 度 に 55.0%であったもの が 平 成 26 年 度 には 61.8%まで 増 加 している( 図 2-4) H11 H16 0.6% 4.4% 1.1% 8.1% 18.6% 21.8% 30.2% 24.0% 46.3% 45.0% 現 存 率 50 以 下 現 存 率 51~60 現 存 率 61~70 現 存 率 71~80 現 存 率 81 以 上 H21 0.9% 7.6% 18.6% 32.5% 40.4% 1.3% H % 35.3% 38.2% 4.4% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 図 2-4: 現 存 率 別 面 積 構 成

16 3 保 全 の 現 況 国 土 交 通 省 では 官 庁 施 設 の 保 全 の 実 態 と 問 題 点 を 把 握 し 適 正 な 保 全 の 実 施 に 資 す ることを 目 的 とした 保 全 実 態 調 査 を すべての 官 庁 施 設 に 対 して 毎 年 度 実 施 しており 平 成 26 年 度 は10,492 施 設 において 実 施 した この 実 態 調 査 の 結 果 を 分 析 評 価 し 包 括 的 な 改 善 意 見 を 提 示 したものを 年 次 報 告 と 位 置 付 けた 国 家 機 関 の 建 築 物 等 の 保 全 の 現 況 として 公 表 するとともに 各 省 各 庁 の 施 設 管 理 者 等 に 対 して 官 庁 施 設 保 全 連 絡 会 議 等 において 周 知 している 建 築 基 準 法 や 官 公 法 等 に 基 づく 定 期 点 検 は 本 来 すべての 官 庁 施 設 において 実 施 さ れるべきものであるが 実 施 状 況 が 80% 台 にとどまっている 項 目 も 見 られる( 表 2-1) 各 省 各 庁 においては 定 期 点 検 の 実 施 をより 一 層 徹 底 する 必 要 がある また 安 全 性 に 関 わる 施 設 状 況 については 良 好 な 状 態 が 維 持 されている とす る 回 答 の 割 合 を 集 計 した 結 果 消 防 防 災 避 難 経 路 等 における 障 害 物 の 有 無 では 良 好 な 割 合 が 90%を 超 えていたが 外 壁 の 状 況 では 良 好 な 割 合 は 60% 程 度 であった( 図 2-5) 庁 舎 等 表 2-1: 建 築 基 準 法 や 官 公 法 等 に 基 づく 定 期 点 検 の 実 施 状 況 敷 地 及 び 構 造 昇 降 機 建 築 設 備 支 障 がない 状 態 消 防 用 設 備 等 実 施 率 % 未 実 施 数 宿 舎 敷 地 及 び 構 造 昇 降 機 建 築 設 備 支 障 がない 状 態 消 防 用 設 備 等 実 施 率 % 未 実 施 数 % 100% 90% 80% 70% 60% 避 難 経 路 等 における 障 害 物 の 有 無 消 防 防 災 外 壁 の 状 況 90% 80% 70% 60% 外 壁 の 状 況 50% 50% 40% 40% H22 H23 H24 H25 H26 H22 H23 H24 H25 H26 庁 舎 等 宿 舎 図 2-5: 安 全 性 に 関 わる 施 設 状 況

17 保 全 実 態 調 査 の 分 析 にあたっては 保 全 状 況 の 指 標 として 1 保 全 の 体 制 計 画 2 点 検 等 の 実 施 状 況 3 施 設 の 状 況 の3つの 評 価 項 目 に 対 する 評 点 を 作 成 し その 評 点 の 平 均 点 を 総 評 点 としている 図 2-6 は 庁 舎 等 の 保 全 状 況 の 比 較 を 示 したもので 保 全 状 況 が 良 好 な 施 設 の 割 合 ( 総 評 点 80 点 以 上 )は 平 成 25 年 度 では 52.5%であ ったものが 平 成 26 年 度 には60.3%まで 増 加 している 100 % 1.8% 3.0% 総 評 点 :40 点 未 満 保 全 状 況 : 要 改 善 % 10.4% 34.7% 26.3% 総 評 点 :40 点 以 上 60 点 未 満 保 全 状 況 : 要 努 力 総 評 点 :60 点 以 上 80 点 未 満 保 全 状 況 : 概 ね 良 好 % 60.3% 総 評 点 :80 点 以 上 保 全 状 況 : 良 好 0 H25 H26 図 2-6: 年 度 ごとの 保 全 状 況 の 比 較 ( 庁 舎 等 ) 総 評 点 は 平 成 26 年 度 より 新 しい 評 価 方 法 で 算 出 しており 平 成 25 年 度 分 は 同 様 の 方 法 で 試 算 良 好 な 施 設 の 割 合 が 着 実 に 増 えているが 各 省 各 庁 においては 定 期 点 検 の 確 実 な 実 施 等 により 施 設 の 状 況 を 把 握 し 執 務 環 境 業 務 執 行 に 支 障 等 がある 場 合 には 修 繕 や 改 修 とともに 計 画 的 な 補 修 や 運 用 の 改 善 等 により 施 設 の 改 善 を 図 っていく 必 要 がある

18 第 3 章 社 会 的 要 請 に 対 応 する 官 庁 施 設 の 整 備 等 国 民 生 活 に 密 着 し 国 民 共 有 の 財 産 である 官 庁 施 設 は 防 災 減 災 対 策 の 推 進 長 寿 命 化 の 推 進 環 境 負 荷 低 減 への 取 組 等 時 代 とともに 変 化 する 社 会 的 要 請 に 的 確 に 対 応 した 整 備 活 用 を 行 う 必 要 がある 特 に 自 然 災 害 については 近 年 降 雨 が 局 地 化 集 中 化 激 甚 化 しており さらに 大 規 模 な 火 山 噴 火 がいつ 起 きてもおかしくない 状 況 と なっている 国 土 交 通 省 では これらの 状 況 を 新 たなステージ として 捉 え 平 成 27 年 1 月 に 新 たなステージに 対 応 した 防 災 減 災 のあり 方 をとりまとめ 最 悪 の 事 態 を 視 野 に 入 れた 対 策 を 進 めることとしている また 公 共 工 事 の 品 質 確 保 の 促 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 17 年 法 律 第 18 号 以 下 品 確 法 という )や 建 設 業 法 ( 昭 和 24 年 法 律 第 100 号 ) 等 が 改 正 されたほか 品 確 法 に 基 づき 発 注 関 係 事 務 の 運 用 に 関 する 指 針 ( 平 成 27 年 1 月 公 共 工 事 の 品 質 確 保 の 促 進 に 関 する 関 係 省 庁 連 絡 会 議 申 合 せ)が 定 められた これらを 踏 まえ 現 在 及 び 将 来 の 公 共 工 事 の 品 質 確 保 並 びにその 担 い 手 の 中 長 期 的 な 育 成 確 保 を 図 るため 官 庁 施 設 の 整 備 等 において 発 注 者 は 適 正 な 利 潤 の 確 保 が 可 能 となる 予 定 価 格 の 適 正 な 設 定 計 画 的 な 発 注 適 切 な 工 期 設 定 適 切 な 設 計 変 更 発 注 者 間 の 連 携 の 推 進 等 を 行 う 必 要 がある さらに 公 共 工 事 の 円 滑 な 施 工 の 確 保 の 観 点 から 最 新 の 単 価 の 適 用 等 による 適 正 な 価 格 での 契 約 などにより 万 全 を 期 する 必 要 がある 国 土 交 通 省 では 中 央 官 庁 営 繕 担 当 課 長 連 絡 調 整 会 議 や 公 共 建 築 相 談 窓 口 等 を 通 じ 各 省 各 庁 に 対 し 必 要 な 情 報 提 供 支 援 等 を 行 うこととしている 各 省 各 庁 においては 予 定 価 格 の 適 正 な 設 定 に 必 要 な 予 算 の 確 保 必 要 に 応 じ 適 切 な 工 期 設 定 を 行 うための 国 庫 債 務 負 担 行 為 の 設 定 等 を 行 う 必 要 がある 1 防 災 減 災 対 策 の 推 進 (1) 耐 震 安 全 性 の 確 保 位 置 規 模 構 造 の 基 準 では 官 庁 施 設 は 有 する 機 能 地 震 により 被 害 を 受 けた 場 合 の 社 会 的 影 響 及 び 立 地 する 地 域 的 条 件 を 考 慮 した 当 該 施 設 の 重 要 度 に 応 じて 構 造 体 のみならず 建 築 非 構 造 部 材 建 築 設 備 も 含 めた 総 合 的 な 耐 震 安 全 性 が 確 保 された ものであることとされている また 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 等 を 踏 まえ 南 海 トラフ 地 震 防 災 対 策 推 進 基 本 計 画 ( 平 成 26 年 3 月 中 央 防 災 会 議 ) 首 都 直 下 地 震 緊 急 対 策 推 進 基 本 計 画 ( 平 成 26 年 3 月 閣 議 決 定 ) 大 規 模 地 震 防 災 減 災 対 策 大 綱 ( 平 成 26 年 3 月 中 央 防 災 会 議 ) 政 府 業 務 継 続 計 画 ( 首 都 直 下 地 震 対 策 ) ( 平 成 26 年 3 月 閣 議 決 定 以 下 政 府 BCP という ) 国 土 強 靱 化 基 本 計 画 ( 平 成 26 年 6 月 閣 議 決 定 ) 等 が

19 相 次 いで 決 定 された さらに 首 都 直 下 地 震 緊 急 対 策 推 進 基 本 計 画 が 平 成 27 年 3 月 に 変 更 され 首 都 直 下 地 震 対 策 の 減 災 目 標 等 が 新 たに 設 定 されるなど 官 庁 施 設 に 関 しては 耐 震 化 電 力 の 確 保 天 井 脱 落 防 止 対 策 のほか 応 急 対 応 に 不 可 欠 な 広 域 防 災 拠 点 等 の 確 保 による 災 害 対 応 力 の 強 化 が 求 められている 以 上 のことから 各 省 各 庁 においては 災 害 応 急 対 策 活 動 に 必 要 な 官 庁 施 設 につい ては 耐 震 安 全 性 の 確 保 等 により 防 災 機 能 強 化 を 図 るほか 防 災 関 係 機 関 が 初 動 期 に おいて 緊 密 な 連 携 によりその 機 能 を 総 合 的 に 発 揮 できるよう 立 地 の 集 約 化 その 他 の 広 域 防 災 拠 点 機 能 の 強 化 を 図 る 必 要 がある また 一 般 の 官 庁 施 設 についても 来 訪 者 等 の 安 全 を 確 保 する 観 点 から 所 要 の 耐 震 性 能 を 確 保 する 必 要 がある なお 国 土 交 通 省 は 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 7 年 法 律 第 123 号 )に 基 づく 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るための 基 本 的 な 方 針 ( 平 成 18 年 国 土 交 通 省 告 示 第 184 号 ) 等 を 踏 まえ 国 土 交 通 大 臣 が 整 備 等 を 所 掌 す る 施 設 のうち 災 害 応 急 対 策 活 動 に 必 要 な 官 庁 施 設 等 (2,653 棟 約 770 万 m2)につ いて その 耐 震 診 断 結 果 等 の 公 表 を 行 なっている 平 成 27 年 度 末 までに すべての 既 存 不 適 格 建 築 物 について 建 築 基 準 法 に 基 づく 耐 震 性 能 を 確 保 するとともに 官 庁 施 設 の 耐 震 基 準 を 満 たす 施 設 の 割 合 が 少 なくとも9 割 ( 面 積 率 )となるよう 目 標 を 掲 げ ている 平 成 27 年 度 末 には 官 庁 施 設 の 耐 震 基 準 を 満 足 する 割 合 が 現 状 の 89%( 表 3-1 平 成 27 年 3 月 時 点 )から9 割 に 達 する 見 込 みである 国 土 交 通 省 は 引 き 続 き すべての 官 庁 施 設 について 可 及 的 速 やかに 所 要 の 耐 震 性 能 を 確 保 するべく 努 めるこ ととしている 表 3-1: 災 害 応 急 対 策 活 動 に 必 要 な 官 庁 施 設 の 耐 震 化 の 状 況 耐 震 化 の 状 況 ( 官 庁 施 設 の 耐 震 基 準 を 満 たす 施 設 の 割 合 ) 公 表 施 設 公 表 時 点 H26.3 時 点 H27.3 時 点 率 率 率 約 770 万 m2 約 518 万 m2 約 676 万 m2 約 687 万 m2 67% 88% (2,653 棟 ) (1,858 棟 ) (2,426 棟 ) (2,451 棟 ) 89% ( 注 1) 各 欄 の 率 は 面 積 ベース ( 注 2) 公 表 時 点 欄 は 18 年 度 公 表 は18 年 3 月 末 19 年 度 公 表 は19 年 3 月 末 20 年 度 公 表 は20 年 3 月 末 それぞれの 時 点 における 集 計 を 合 算 したもの

20 (2) 津 波 対 策 の 推 進 津 波 対 策 の 推 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 23 年 法 律 第 77 号 )の 制 定 や 大 津 波 等 を 想 定 した 官 庁 施 設 の 機 能 確 保 の 在 り 方 について ( 平 成 25 年 2 月 社 会 資 本 整 備 審 議 会 答 申 )においてソフト 対 策 ( 避 難 計 画 の 策 定 等 )とハード 対 策 ( 改 修 等 )の 一 体 的 な 実 施 による 津 波 防 災 機 能 強 化 の 考 え 方 や 津 波 防 災 診 断 の 実 施 等 の 既 存 施 設 への 具 体 的 対 策 の 必 要 性 が 示 されている これらを 踏 まえ 津 波 襲 来 時 において 一 時 的 な 避 難 場 所 の 確 保 による 人 命 の 救 済 に 資 するとともに 防 災 拠 点 としての 機 能 維 持 と 行 政 機 能 の 早 期 回 復 を 図 る 必 要 がある 国 土 交 通 省 では 平 成 25 年 3 月 に 営 繕 関 係 基 準 の 見 直 しを 行 い 位 置 規 模 構 造 の 基 準 については 官 庁 施 設 整 備 にあたって 考 慮 すべき 災 害 に 津 波 が 含 まれること 等 を 明 示 し 官 庁 施 設 の 基 本 的 性 能 基 準 については 津 波 に 対 する 性 能 に 関 する 規 定 を 追 加 した また 官 庁 施 設 の 総 合 耐 震 計 画 基 準 については 基 準 名 称 を 官 庁 施 設 の 総 合 耐 震 対 津 波 計 画 基 準 とし 津 波 対 策 や 長 時 間 長 周 期 地 震 動 対 策 等 を 追 加 した さらに 既 存 官 庁 施 設 への 津 波 防 災 に 係 る 診 断 については 新 たに 官 庁 施 設 の 津 波 防 災 診 断 指 針 を 制 定 するとともに その 参 考 資 料 を 平 成 26 年 5 月 に 作 成 した 各 省 各 庁 においては これらを 踏 まえ 新 たに 官 庁 施 設 を 整 備 する 場 合 は 改 定 後 の 基 準 等 に 基 づき 適 切 な 対 策 を 講 じるとともに 既 存 官 庁 施 設 についても 津 波 防 災 診 断 を 実 施 し 津 波 対 策 を 総 合 的 かつ 効 果 的 に 推 進 する 必 要 がある( 図 3-1) 高 置 水 槽 避 難 スペース を 表 示 メモリ 屋 外 階 段 度 赤 レベル2の 津 波 の 高 さ 活 動 拠 点 室 備 蓄 倉 庫 設 備 室 自 家 発 電 設 備 受 変 電 設 備 レベル1の 津 波 の 高 さ 耐 震 性 耐 浪 性 業 務 上 主 要 な 室 イメージを 表 示 できません メモリ 不 足 のためにイメージを 開 くこと ができないか イメージが 破 損 している 可 能 性 があります コン ピュータ を 再 起 動 して 再 度 ファイルを 開 いてください それでも 赤 い が 表 示 される 場 合 は イメージを 削 除 して 挿 入 会 議 室 等 駐 車 場 表 示 看 板 出 入 口 ( 非 常 時 開 放 ) 図 3-1: 官 庁 施 設 における 津 波 対 策 のイメージ (3) 業 務 継 続 のための 機 能 確 保 に 向 けた 取 組 中 央 防 災 会 議 が 策 定 した 首 都 直 下 地 震 対 策 大 綱 ( 平 成 17 年 9 月 ) 及 び 首 都 直 下 地 震 応 急 対 策 活 動 要 領 ( 平 成 18 年 4 月 )において 政 府 は 業 務 継 続 計 画 を 策 定 するとされたことから 平 成 20 年 末 までにすべての 中 央 省 庁 において 業 務 継 続 計 画

21 が 策 定 され 以 降 地 方 支 分 部 局 において 業 務 継 続 計 画 策 定 の 取 組 がなされていると ころである 業 務 継 続 が 確 実 に 行 われるためには 官 庁 施 設 が 発 災 時 においても 有 効 に 機 能 する 必 要 があることから 国 土 交 通 省 では 発 災 時 に 必 要 となる 施 設 機 能 を 施 設 管 理 者 が 確 保 する 手 法 を 示 し 各 省 各 庁 の 業 務 継 続 力 の 向 上 に 資 することを 目 的 に 業 務 継 続 のための 官 庁 施 設 の 機 能 確 保 に 関 する 指 針 ( 平 成 22 年 3 月 )を 取 りまとめた 平 成 26 年 3 月 に 首 都 直 下 地 震 対 策 特 別 措 置 法 ( 平 成 25 年 法 律 第 88 号 )に 基 づく 行 政 中 枢 機 能 の 維 持 に 係 る 緊 急 対 策 実 施 計 画 として 政 府 全 体 としての 業 務 継 続 に 係 る 方 針 や 省 庁 横 断 的 な 事 項 等 を 定 める 政 府 BCP が 閣 議 決 定 され 停 電 断 水 が1 週 間 継 続 するなど より 過 酷 な 被 害 を 想 定 することとされた 各 省 各 庁 は 業 務 継 続 計 画 を 実 現 性 の 高 い 計 画 とするため 東 日 本 大 震 災 等 の 被 害 状 況 を 踏 まえ 政 府 BCP において 中 央 省 庁 の 庁 舎 の 耐 震 安 全 性 及 び 施 設 機 能 を 確 保 す るための 対 策 を 講 ずる 際 の 参 考 として 位 置 付 けられている 本 指 針 を 活 用 し 発 災 時 に おける 官 庁 施 設 の 執 務 スペースや 電 力 給 排 水 等 の 基 幹 設 備 機 能 など 施 設 機 能 の 確 保 を 的 確 に 図 るようにすることが 重 要 である また 帰 宅 困 難 者 対 策 については 政 府 BCP において 非 常 時 優 先 業 務 及 び 管 理 事 務 の 継 続 に 支 障 のない 範 囲 内 で 庁 舎 内 の 一 時 滞 在 施 設 において 帰 宅 困 難 者 を 受 け 入 れることとされた 国 土 交 通 省 では 施 設 管 理 者 が 大 規 模 災 害 発 生 時 に 帰 宅 困 難 者 の 受 け 入 れに 対 応 するためのマニュアルを 作 成 する 際 に 官 庁 施 設 において 留 意 すべき 事 項 等 をまとめた 官 庁 施 設 における 帰 宅 困 難 者 対 応 マニュアル 作 成 の 留 意 事 項 を 作 成 し 各 省 各 庁 へ 参 考 送 付 している 2 長 寿 命 化 の 推 進 (1)インフラ 長 寿 命 化 計 画 ( 行 動 計 画 ) 等 の 策 定 我 が 国 の 社 会 資 本 は 今 後 急 速 に 老 朽 化 することが 見 込 まれ 少 子 高 齢 化 人 口 減 少 時 代 を 迎 え 今 後 いっそう 厳 しい 財 政 状 況 が 予 想 される このため 官 庁 施 設 にお いても 適 正 かつ 確 実 に 維 持 管 理 更 新 を 行 う 必 要 がある 平 成 25 年 11 月 にインフラ 老 朽 化 対 策 の 推 進 に 関 する 関 係 省 庁 連 絡 会 議 で 決 定 され た インフラ 長 寿 命 化 基 本 計 画 に 基 づき 国 土 交 通 省 では 平 成 26 年 5 月 に 国 土 交 通 省 インフラ 長 寿 命 化 計 画 ( 行 動 計 画 ) を 策 定 し 長 寿 命 化 を 推 進 していると ころである 各 省 各 庁 においても 官 庁 施 設 の 管 理 者 による インフラ 長 寿 命 化 計 画 ( 行 動 計 画 ) 策 定 の 手 引 き ( 平 成 26 年 7 月 中 央 官 庁 営 繕 担 当 課 長 連 絡 会 議 申 合 せ)を 踏 まえ インフラ 長 寿 命 化 計 画 ( 行 動 計 画 ) を 早 期 に 策 定 し これに 基 づ き 官 庁 施 設 の 長 寿 命 化 に 取 り 組 む 必 要 がある さらに インフラ 長 寿 命 化 基 本 計 画 では 点 検 診 断 の 結 果 に 基 づいて 必 要 な 対 策

22 を 実 施 し その 記 録 を 次 の 点 検 診 断 等 に 活 用 するという メンテナンスサイクル の 核 となる 個 別 施 設 ごとの 長 寿 命 化 計 画 ( 個 別 施 設 計 画 )をできるだけ 早 期 に 策 定 し これに 基 づき 戦 略 的 な 維 持 管 理 更 新 等 を 推 進 することとしている このため 各 省 各 庁 においては 官 庁 施 設 の 個 別 施 設 計 画 を 構 成 する 中 長 期 保 全 計 画 と 保 全 台 帳 を 適 切 に 作 成 する 必 要 がある 国 土 交 通 省 においては 官 庁 施 設 の 個 別 施 設 計 画 の 策 定 を 推 進 するため 官 庁 施 設 情 報 管 理 システム(BIMMS-N) で 中 長 期 保 全 計 画 及 び 保 全 台 帳 の 作 成 ツ ールを 提 供 周 知 するとともに 各 地 方 局 の 営 繕 部 等 の 相 談 窓 口 を 通 じて 施 設 管 理 者 に 対 する 技 術 的 支 援 を 引 続 き 行 う (2) 既 存 施 設 の 徹 底 利 活 用 の 推 進 高 度 成 長 期 前 後 に 整 備 された 多 くの 官 庁 施 設 が 老 朽 化 することが 見 込 まれることか ら 厳 しい 財 政 状 況 下 において 既 存 官 庁 施 設 をより 長 く 安 全 に 利 用 し 徹 底 利 活 用 することが 重 要 である 国 土 交 通 省 では 中 長 期 官 庁 施 設 整 備 構 想 を 策 定 し 老 朽 化 の 進 行 を 防 ぐ 長 寿 命 化 事 業 の 実 施 (ハード 対 策 ) 効 果 的 効 率 的 に 機 能 維 持 するための 保 全 指 導 の 実 施 (ソフト 対 策 )の 両 面 から 官 庁 施 設 の 長 寿 命 化 を 図 ることとしている さらに 官 庁 施 設 情 報 管 理 システム(BIMMS-N) を 活 用 するほか 個 々の 官 庁 施 設 の 劣 化 状 況 利 用 実 態 等 を 把 握 蓄 積 する 施 設 カルテ を 作 成 して 施 設 の 運 用 上 の 提 案 等 を 行 うこととしている 各 省 各 庁 の 施 設 管 理 者 は トータルコストの 縮 減 等 を 図 りつつ 老 朽 化 対 策 を 計 画 的 かつ 効 率 的 に 推 進 する 必 要 がある 3 環 境 負 荷 低 減 への 取 組 (1) 環 境 負 荷 低 減 に 配 慮 した 整 備 地 球 環 境 問 題 に 対 応 し 持 続 可 能 な 社 会 を 実 現 するため 低 炭 素 循 環 型 社 会 の 形 成 健 全 な 自 然 環 境 の 確 保 水 循 環 系 の 構 築 良 好 な 生 活 環 境 の 形 成 を 図 ることが 求 めら れている 地 球 温 暖 化 の 防 止 については 地 球 温 暖 化 対 策 の 推 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 10 年 法 律 第 117 号 ) 並 びに 先 の 政 府 の 実 行 計 画 に 基 づき 取 組 を 推 進 して きたところである 今 後 策 定 される 新 たな 地 球 温 暖 化 対 策 計 画 及 びこれに 即 した 新 た な 政 府 の 実 行 計 画 に 適 切 に 対 応 し 官 庁 施 設 における 温 暖 化 対 策 を 推 進 していく 必 要 がある 官 庁 施 設 の 整 備 等 においては 環 境 配 慮 型 プロポーザル 方 式 の 採 用 環 境 物 品 等 の 調 達 の 推 進 や 総 合 的 な 建 設 副 産 物 対 策 に 関 する 取 組 の 推 進 等 が 求 められている また 環 境 負 荷 の 少 ない 持 続 的 発 展 が 可 能 な 社 会 の 構 築 に 向 け 官 庁 施 設 が 先 導 的

23 役 割 を 果 たしていくことが 求 められている 各 省 各 庁 においては 平 成 26 年 3 月 に 改 定 された 官 庁 施 設 の 環 境 保 全 性 基 準 の 適 正 な 運 用 のもと 官 庁 施 設 に 求 められ る 多 様 な 性 能 を 確 保 し 総 合 的 な 調 和 を 図 りつつ 企 画 から 設 計 建 設 運 用 廃 棄 に 至 る 施 設 のライフサイクルを 通 じた 環 境 負 荷 低 減 に 配 慮 した 整 備 の 推 進 が 必 要 であ る 特 に 温 室 効 果 ガス 排 出 量 削 減 の 観 点 から LED 照 明 器 具 やトップランナー 機 器 等 の 新 技 術 の 導 入 太 陽 光 発 電 の 導 入 を 検 討 し 省 エネルギー 化 や 再 生 可 能 エネルギ ーの 活 用 を 推 進 する 必 要 がある さらに 雨 水 の 利 用 の 推 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 26 年 法 律 第 17 号 )に 基 づき 平 成 27 年 3 月 に 国 及 び 独 立 行 政 法 人 等 が 建 築 物 を 整 備 する 場 合 における 自 らの 雨 水 の 利 用 のための 施 設 の 設 置 に 関 する 目 標 が 閣 議 決 定 された この 目 標 により 国 及 び 独 立 行 政 法 人 等 は 建 築 物 を 新 たに 建 設 するにあたり その 最 下 階 床 下 等 に 雨 水 の 一 時 的 な 貯 留 に 活 用 できる 空 間 を 有 する 場 合 には 原 則 として 自 らの 雨 水 の 利 用 のための 施 設 を 設 置 することとなった また 目 標 の 閣 議 決 定 と 併 せて 雨 水 の 利 用 の 推 進 に 関 する 基 本 方 針 ( 平 成 27 年 国 土 交 通 省 告 示 第 311 号 )を 決 定 している 各 省 各 庁 においては 官 庁 施 設 の 整 備 にあたり 目 標 及 び 基 本 方 針 に 基 づき 水 資 源 の 有 効 利 用 の 観 点 から 雨 水 利 用 システムの 導 入 を 一 層 推 進 する 必 要 がある( 図 3-2) 図 3-2: 環 境 に 配 慮 した 整 備 のイメージ 図 設 備 機 器 等 の 老 朽 に 伴 う 更 新 の 際 には 設 備 機 器 等 のエネルギー 消 費 の 高 効 率 化 を 推 進 する このため 各 省 各 庁 においては 既 存 官 庁 施 設 の 老 朽 更 新 時 期 の 的 確 な 把 握 に 努 め 効 果 的 な 改 修 を 実 施 する 必 要 がある (2) 各 省 各 庁 の 地 球 温 暖 化 防 止 への 取 組 に 対 する 技 術 的 支 援 官 庁 施 設 の 運 用 に 伴 う 温 室 効 果 ガスの 排 出 量 は 国 の 事 務 及 び 事 業 に 伴 い 排 出 され る 温 室 効 果 ガスの 過 半 を 占 めていることから 施 設 のライフサイクルを 通 じてエネル

24 ギー 性 能 を 分 析 評 価 するライフサイクルエネルギーマネジメント(LCEM) 手 法 の 活 用 により 省 エネルギー 化 を 図 っていくことが 重 要 である 官 庁 施 設 では 環 境 負 荷 低 減 に 配 慮 した 整 備 や 老 朽 化 した 設 備 機 器 等 の 更 新 により 省 エネルギー 化 が 図 られているとともに 節 電 及 びクールビズ 等 により 運 用 時 におけ る 省 エネルギー 対 策 が 積 極 的 に 行 われている このため 一 般 に 官 庁 施 設 はエネルギ ー 消 費 量 が 低 い 水 準 にあるが 国 土 交 通 省 では 各 省 各 庁 におけるより 一 層 の 省 エネ ルギー 化 に 向 け 空 気 調 和 システムのライフサイクルエネルギーマネジメントガイ ドライン 官 庁 施 設 における ESCO 事 業 導 入 実 施 マニュアル や 地 球 温 暖 化 対 策 に 寄 与 するための 官 庁 施 設 の 利 用 の 手 引 き 等 を 整 備 しており 必 要 な 支 援 を 行 っている 各 省 各 庁 においては これらの 資 料 を 参 考 に 官 庁 施 設 における 地 球 温 暖 化 対 策 を 適 切 に 実 施 することが 重 要 である 4 地 域 社 会 との 連 携 の 推 進 (1) 中 央 官 衙 整 備 の 推 進 霞 が 関 を 中 心 とする 中 央 官 衙 地 区 は 都 心 枢 要 部 に 位 置 しており 国 政 の 中 枢 機 構 をそれぞれの 機 能 に 応 じて 適 切 に 配 置 整 備 するとともに 首 都 の 中 心 地 区 にふさわ しい 環 境 景 観 を 持 つ 地 区 として 整 備 するため 東 京 都 市 計 画 一 団 地 ( 霞 が 関 団 地 ) の 官 公 庁 施 設 ( 昭 和 33 年 建 設 省 告 示 第 2254 号 )が 都 市 計 画 決 定 された その 後 この 都 市 計 画 は 数 次 の 変 更 を 経 て 現 在 に 至 っている 直 近 の 変 更 は 平 成 16 年 3 月 に 実 施 され 一 団 地 の 境 界 線 及 び 一 部 容 積 率 の 変 更 等 が 行 われている 同 都 市 計 画 は 防 衛 省 宮 内 庁 等 立 地 条 件 から 霞 が 関 団 地 内 に 立 地 することが 適 切 でないものを 除 くすべての 中 央 官 庁 を 集 約 し 原 則 として 立 法 司 法 行 政 のブロ ックごとにまとめて 配 置 し 国 民 の 利 便 と 公 務 の 能 率 増 進 に 資 するとともに 都 市 環 境 の 整 備 を 図 ろうとするものである( 表 3-2) 本 地 区 においては 国 会 議 事 堂 や 最 高 裁 判 所 のほか 中 央 合 同 庁 舎 7 施 設 各 省 各 庁 の 庁 舎 等 が 整 備 されているが 一 部 の 施 設 において 老 朽 狭 あい 及 び 施 設 の 分 散 並 びに 耐 震 性 能 の 不 足 が 生 じており これらを 解 消 するため 平 成 20 年 6 月 の 社 会 資 本 整 備 審 議 会 答 申 及 び7 月 に 策 定 した 霞 が 関 地 区 整 備 活 用 計 画 等 を 踏 まえた 整 備 が 必 要 である( 図 3-3) また 団 地 内 の 公 有 地 及 び 民 有 地 については 施 設 整 備 の 進 捗 に 合 わせて 関 係 機 関 による 取 得 が 進 められてきたが 平 成 27 年 7 月 現 在 約 3,400 m2 残 っており これ らの 土 地 について 施 設 整 備 の 円 滑 な 実 施 を 図 る 上 からも 取 得 を 進 めて 行 く 必 要 があ る( 表 3-3)

25 名 称 表 3-2: 東 京 都 市 計 画 一 団 地 ( 霞 が 関 団 地 )の 官 公 庁 施 設 霞 が 関 団 地 一 団 地 の 官 公 庁 施 設 位 置 千 代 田 区 霞 が 関 一 丁 目 霞 が 関 二 丁 目 霞 が 関 三 丁 目 永 田 町 一 丁 目 永 田 町 二 丁 目 及 び 隼 町 各 地 内 面 積 約 103ha 建 築 物 の 建 ぺい 率 の 限 度 10 分 の 5 ( 詳 細 略 ) 建 築 物 の 容 積 率 の 限 度 10 分 の50 ( 詳 細 略 ) 公 共 施 設 の 配 置 の 方 針 建 築 物 の 配 置 の 方 針 道 路 等 の 整 備 に 当 たっては 人 と 車 の 動 線 は 原 則 として 分 離 し 歩 行 者 の 安 全 で 快 適 な 通 行 に 留 意 する また 皇 居 日 比 谷 公 園 との 関 係 を 考 慮 しつつ 環 境 保 全 のための 有 効 かつ 十 分 な 緑 地 を 生 み 出 す 全 域 にわたり 効 果 的 なオープンスペースを 確 保 する また 施 設 の 高 さ については 施 設 相 互 の 関 連 皇 居 及 び 国 会 議 事 堂 との 関 係 に 留 意 し 調 和 のとれた 都 市 景 観 を 創 造 する 表 3-3: 霞 が 関 団 地 内 民 有 地 等 状 況 ( 単 位 :m2) 取 得 担 当 省 庁 国 土 交 通 省 衆 議 院 参 議 院 文 部 科 学 省 合 計 民 有 地 等 面 積 161 1, ,404 3,355 ( 平 成 27 年 7 月 現 在 )

26 A B C D 中 央 合 同 庁 舎 第 6 号 館 中 央 合 同 庁 舎 第 6 号 館 赤 れんが 棟 東 京 高 等 地 方 簡 易 裁 判 所 合 同 庁 舎 ( 弁 護 士 会 館 ) ( 法 曹 会 館 ) 中 央 合 同 庁 舎 第 1 号 館 中 央 合 同 庁 舎 第 5 号 館 中 央 合 同 庁 舎 第 5 号 館 別 館 経 済 産 業 省 総 合 庁 舎 ( 日 本 郵 政 ビル) 警 視 庁 本 部 庁 舎 警 察 総 合 庁 舎 中 央 合 同 庁 舎 第 2 号 館 中 央 合 同 庁 舎 第 3 号 館 E F G - H I - K 外 務 省 庁 舎 財 務 省 庁 舎 中 央 合 同 庁 舎 第 4 号 館 中 央 合 同 庁 舎 第 7 号 館 特 許 庁 総 合 庁 舎 内 閣 府 庁 舎 中 央 合 同 庁 舎 第 8 号 館 衆 議 院 第 二 別 館 国 会 記 者 事 務 所 内 閣 総 理 大 臣 官 邸 内 閣 府 庁 舎 別 館 国 会 議 事 堂 衆 議 院 分 館 衆 議 院 別 館 参 議 院 分 館 参 議 院 別 館 L M M1 - N O P Q 衆 議 院 第 一 議 員 会 館 衆 議 院 第 二 議 員 会 館 参 議 院 議 員 会 館 国 立 国 会 図 書 館 参 議 院 第 二 別 館 永 田 町 合 同 庁 舎 参 議 院 議 長 公 邸 衆 議 院 議 長 公 邸 最 高 裁 判 所 庁 舎 ( 国 立 劇 場 ) 憲 政 記 念 館 国 会 前 庭 ( 北 地 区 ) 国 会 前 庭 ( 南 地 区 ) 霞 が 関 団 地 境 界 A~Qは 霞 ヶ 関 団 地 の 区 割 り(ブロック)を 示 す 図 3-3: 霞 が 関 団 地 の 官 公 庁 施 設 現 況 図 (2) 地 域 社 会 との 連 携 とまちづくりへの 貢 献 国 土 のグランドデザイン2050~ 対 流 促 進 型 国 土 の 形 成 ~ ( 平 成 26 年 7 月 国 土 交 通 省 ) 及 び まち ひと しごと 創 生 総 合 戦 略 ( 平 成 26 年 12 月 閣 議 決 定 ) において 人 口 減 少 の 克 服 と 地 方 創 生 を 確 実 に 実 現 するために 生 活 サービス 機 能 等 の 誘 導 による 都 市 のコンパクト 化 地 域 の 歴 史 や 町 並 みを 地 域 資 源 として 戦 略 的 に 活 用 することによる 地 域 活 性 化 等 を 図 ることとされている

27 国 土 交 通 省 では 官 公 庁 施 設 を 核 とする 魅 力 と 賑 わいのあるまちづくりを 推 進 する ことを 目 的 とした シビックコア 地 区 整 備 制 度 の 活 用 等 により 地 域 と 連 携 した 整 備 を 推 進 するとともに 個 々の 施 設 整 備 においては 景 観 検 討 委 員 会 やワークショップ を 開 催 し 地 域 の 特 性 に 応 じた 良 好 な 景 観 形 成 や 観 光 による 地 域 振 興 等 への 貢 献 を 目 指 している 各 省 各 庁 においては 官 庁 施 設 の 整 備 と 運 用 にあたり 都 市 の 中 核 施 設 として 地 域 の 交 流 拠 点 となる 場 合 もあることを 踏 まえ 地 方 公 共 団 体 関 係 機 関 と 連 携 し まち づくりへの 貢 献 に 留 意 する 必 要 がある また 既 存 官 庁 施 設 の 歴 史 的 価 値 観 光 資 源 としての 価 値 等 を 勘 案 しつつ 歴 史 的 建 築 物 の 保 存 活 用 等 により 地 域 の 特 性 を 考 慮 した 良 好 な 景 観 形 成 に 留 意 する 必 要 がある( 図 3-4) 図 3-4: 歴 史 的 建 築 物 の 保 存 活 用 例 ( 横 浜 地 方 気 象 台 ) (3) 国 公 有 財 産 の 最 適 利 用 の 推 進 膨 大 な 官 庁 施 設 ストックを 効 率 的 効 果 的 に 機 能 維 持 するためには 各 国 家 機 関 の 必 要 機 能 と 建 築 物 の 保 有 性 能 の 組 合 せを 最 適 化 し 地 域 における 官 庁 施 設 群 として 有 効 活 用 することが 必 要 である また 国 地 方 ともに 厳 しい 財 政 状 況 の 下 庁 舎 等 の 施 設 の 老 朽 化 対 策 耐 震 化 等 の 課 題 に 効 率 的 効 果 的 に 対 応 するため 経 済 財 政 運 営 と 改 革 の 基 本 方 針 2015 ( 平 成 27 年 6 月 閣 議 決 定 )において 国 公 有 財 産 の 最 適 利 用 を 図 ることとされて いる 国 土 交 通 省 は 一 定 の 地 域 ごとに 官 庁 施 設 の 現 状 を 整 理 し 施 設 の 更 新 長 寿 命 化 改 修 等 に 加 え 官 署 の 入 替 えや 既 存 公 有 財 産 の 活 用 の 観 点 についても 考 慮 しつつ こ れらの 施 設 の 長 期 的 な 整 備 活 用 のあり 方 を 検 討 し 総 務 省 及 び 財 務 省 と 連 携 して 国 公 有 財 産 の 最 適 利 用 を 推 進 している また 国 有 財 産 の 有 効 活 用 にあたり 民 間 の 資 金 経 営 能 力 及 び 技 術 的 能 力 を 活 用 することが 適 切 なものについては PFI 手 法 の 活 用 による 整 備 を 検 討 することとしている さらに 営 繕 計 画 書 に 関 する 意 見 を 述 べるにあたり 上 記 の 趣 旨 を 踏 まえ 一 定 地 域 内 の 庁 舎 全 体 の 適 正 配 置 や 公 有 財 産 の 活 用 必 ずしも 建 替 えを 前 提 としない 国 有

28 財 産 の 有 効 活 用 等 の 観 点 も 踏 まえることとしているので 各 省 各 庁 においても 国 公 有 財 産 の 最 適 利 用 に 留 意 する 必 要 がある (4)ユニバーサル 社 会 の 実 現 に 寄 与 する 整 備 バリアフリー ユニバーサルデザイン 推 進 要 綱 ( 平 成 20 年 3 月 関 係 閣 僚 会 議 決 定 )の 基 本 的 な 考 え 方 を 踏 まえ 国 土 交 通 省 では 不 特 定 かつ 多 数 の 者 が 利 用 する 官 署 が 入 居 する 官 庁 施 設 を 新 たに 整 備 する 際 には 高 齢 者 障 害 者 等 の 移 動 等 の 円 滑 化 の 促 進 に 関 する 法 律 (バリアフリー 法 ) ( 平 成 18 年 法 律 第 91 号 )に 基 づく 建 築 物 移 動 等 円 滑 化 誘 導 基 準 に 適 合 させた 整 備 を 行 っている その 上 で ユニバーサルデ ザインの 考 え 方 を 踏 まえ 高 齢 者 障 害 者 あるいは 子 ども 連 れ 等 を 含 むすべての 人 が 安 全 に 安 心 して 円 滑 かつ 快 適 に 利 用 できる 施 設 を 目 指 した 整 備 を 推 進 している また 不 特 定 かつ 多 数 の 者 が 利 用 する 官 署 が 入 居 する 既 存 の 庁 舎 についても 可 能 な 限 り バリアフリー 化 を 推 進 している( 図 3-5) その 際 利 用 者 ニーズへのきめ 細 やかな 対 応 とともに 施 設 の 内 外 を 通 じた 連 続 的 な 環 境 の 整 備 等 に 資 するため 施 設 の 特 性 に 応 じ 地 域 住 民 を 含 めた 施 設 利 用 者 専 門 家 地 方 公 共 団 体 等 が 参 加 するワークショップや 協 議 会 等 の 開 催 により ユニバー サルデザインレビューを 実 施 し 施 設 利 用 者 の 視 点 から 評 価 及 び 検 証 を 行 っている 各 省 各 庁 においても ユニバーサルデザインの 考 え 方 を 踏 まえ 官 庁 施 設 のバリア フリー 化 を 推 進 することが 重 要 である 図 3-5: 官 庁 施 設 のユニバーサルデザインのイメージ

29 5 木 材 の 利 用 の 促 進 公 共 建 築 物 等 木 材 利 用 促 進 法 において 国 は 自 ら 率 先 してその 整 備 する 公 共 建 築 物 における 木 材 の 利 用 に 努 めなければならない と 定 められた 公 共 建 築 物 等 木 材 利 用 促 進 法 に 基 づく 公 共 建 築 物 における 木 材 の 利 用 の 促 進 に 関 する 基 本 方 針 ( 平 成 22 年 農 林 水 産 省 国 土 交 通 省 告 示 第 3 号 以 下 基 本 方 針 という )では 国 が 整 備 する 公 共 建 築 物 における 木 材 の 利 用 の 目 標 として 積 極 的 に 木 造 化 を 促 進 する 公 共 建 築 物 の 範 囲 に 該 当 する 低 層 の 公 共 建 築 物 については 原 則 としてすべて 木 造 化 を 図 ることとしている また 高 層 低 層 にかかわらず 直 接 又 は 間 接 的 に 国 民 の 目 に 触 れる 機 会 が 多 いと 考 えられる 部 分 を 中 心 に 内 装 等 の 木 質 化 を 促 進 するとしている さらに ボイラー 等 を 設 置 する 場 合 は 木 質 バイオマスを 燃 料 とするものの 導 入 に 努 めるものとしている また 公 共 建 築 物 等 木 材 利 用 促 進 法 で 都 道 府 県 及 び 市 町 村 はそれぞれの 区 域 内 の 公 共 建 築 物 における 木 材 の 利 用 の 促 進 に 関 する 方 針 を 定 めることができるとされている ことから 官 庁 施 設 の 整 備 にあたっては それぞれの 区 域 の 方 針 にも 留 意 する 必 要 が ある なお 国 土 交 通 省 では これまでに 木 造 の 官 庁 施 設 の 設 計 の 効 率 化 等 を 目 的 とした 木 造 計 画 設 計 基 準 や 公 共 建 築 木 造 工 事 標 準 仕 様 書 の 制 定 をしてきた さら に これらの 基 準 を 円 滑 かつ 適 切 に 実 施 するため 平 成 27 年 5 月 に 木 造 事 務 庁 舎 の 合 理 的 な 設 計 における 留 意 事 項 を 作 成 し これらの 普 及 に 努 めるなど 官 庁 施 設 における 木 材 の 利 用 を 促 進 している 各 省 各 庁 においては 法 及 び 基 本 方 針 を 踏 まえ 各 省 各 庁 自 ら 定 めた 公 共 建 築 物 に おける 木 材 の 利 用 の 促 進 のための 計 画 における 木 材 利 用 の 方 針 と 目 標 に 基 づき 所 管 に 属 する 公 共 建 築 物 の 整 備 にあたり 木 材 利 用 の 促 進 を 図 る 必 要 がある

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31 個 別 意 見

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33 第 1 章 平 成 28 年 度 各 省 各 庁 営 繕 計 画 書 の 概 要 1. 営 繕 計 画 書 における 所 要 経 費 の 総 括 営 繕 計 画 書 に 記 載 されている 営 繕 計 画 を 実 施 するための 所 要 経 費 ( 計 画 工 期 が 複 数 年 度 のものは 平 成 28 年 度 分 に 限 る 以 下 計 画 額 という )の 総 額 は 381,443,5 10 千 円 で その 会 計 別 内 訳 を 表 1-1に 示 す なお PFI 方 式 による 事 業 の 計 画 額 は 42,689,157 千 円 である 表 1-1 平 成 28 年 度 会 計 別 計 画 額 特 別 会 計 ( 単 位 : 千 円 ) 各 省 別 一 般 会 計 特 定 国 有 財 産 そ の 他 の 合 計 整 備 計 画 分 特 別 会 計 合 同 庁 舎 7,289,813 12,198, ,488,794 国 会 19,716, ,716,515 最 高 裁 判 所 16,416,517 64, ,481,127 会 計 検 査 院 86, ,229 内 閣 及 び 人 事 院 1,356, ,356,697 復 興 庁 内 閣 府 13,442, , ,135,162 総 務 省 2,855, ,855,773 法 務 省 69,568,572 17,279, ,848,526 外 務 省 8,470,045 1,680, ,150,705 財 務 省 34,463,829 14,563, ,027,305 文 部 科 学 省 6,698,050 77, ,775,140 厚 生 労 働 省 8,176,391 11,635,053 4,347,619 24,159,063 農 林 水 産 省 4,344, ,344,456 経 済 産 業 省 1,335, ,352,057 2,687,895 国 土 交 通 省 19,438,064 20,456 8,451,004 27,909,524 環 境 省 1,951, ,951,872 防 衛 省 93,468, ,468,727 合 計 309,080,105 58,212,725 14,150, ,443,

34 2. 営 繕 計 画 における 計 画 理 由 の 分 類 営 繕 計 画 書 における 計 画 理 由 は おおむね 下 表 のとおり 分 類 できる 計 画 理 由 の 分 類 内 容 新 規 施 設 1 法 令 等 2 新 たな 行 政 需 要 3 機 構 新 設 法 令 等 に 基 づく 整 備 新 たな 行 政 需 要 に 対 応 した 整 備 機 構 新 設 に 伴 う 整 備 建 替 等 4 老 朽 5 狭 あ い 6 借 用 返 還 7 分 散 8 都 市 計 画 の 関 係 9 立 地 条 件 の 不 良 10 施 設 の 不 備 11 衛 生 条 件 の 不 良 12 法 令 等 13 環 境 対 策 耐 用 年 数 経 過 構 造 の 粗 悪 損 傷 施 設 の 狭 あいによる 能 率 の 低 下 立 退 要 求 借 料 高 他 官 庁 への 仮 入 居 用 地 の 交 換 事 務 能 率 の 低 下 連 絡 困 難 街 路 公 園 区 画 整 理 等 都 市 計 画 事 業 施 行 地 同 予 定 地 域 規 制 上 の 不 適 位 置 の 不 適 利 用 者 の 不 便 環 境 の 不 適 地 盤 不 良 必 要 施 設 の 不 足 日 照 不 足 換 気 不 良 排 水 の 不 便 衛 生 施 設 の 不 備 等 法 令 閣 議 決 定 等 に 基 づく 整 備 環 境 負 荷 低 減 技 術 の 導 入 14 そ の 他

35 第 2 章 平 成 28 年 度 各 省 各 庁 営 繕 計 画 書 に 対 する 意 見 の 概 要 1. 個 別 意 見 の 基 本 的 事 項 (1) 国 土 交 通 大 臣 は 各 省 各 庁 の 長 から 提 出 された 営 繕 計 画 書 に 対 して 官 庁 施 設 の 位 置 規 模 構 造 の 基 準 その 他 営 繕 関 係 基 準 類 とともに 官 庁 施 設 整 備 等 の 施 策 を 踏 まえ 意 見 を 述 べる (2) 個 別 意 見 は 各 省 各 庁 の 営 繕 計 画 書 に 対 する 施 設 ごとの 個 別 意 見 とともに 個 別 意 見 ( 総 論 ) と 平 成 27 年 度 の 意 見 に 対 する 整 備 状 況 の 報 告 として 平 成 27 年 度 施 設 整 備 の 現 況 等 調 査 の 分 析 結 果 を 記 載 する (3) 個 別 意 見 は 緊 急 度 及 び 特 記 事 項 とする 緊 急 度 は 緊 急 度 判 定 基 準 に より 判 断 し 特 記 事 項 は 官 庁 営 繕 事 業 に 係 る 新 規 事 業 採 択 時 評 価 手 法 の 業 務 を 行 うための 基 本 機 能 (B1) を 用 いて 計 画 の 妥 当 性 があることが 確 認 された 新 営 計 画 について その 旨 を 記 載 するなど 計 画 理 由 緊 急 度 等 において 表 記 できない 事 項 を 具 体 的 に 記 載 する 2. 営 繕 計 画 の 分 類 集 計 結 果 (1) 各 施 設 の 分 類 別 の 計 画 額 の 内 訳 を 表 2-1に 示 す (2) 計 画 理 由 別 の 計 画 額 の 内 訳 を 表 2-2に 示 す なお 計 画 理 由 が2 以 上 あるもの は 主 理 由 のみを 計 上 する (3) 施 設 特 別 整 備 の 整 備 区 分 別 の 計 画 額 の 内 訳 を 表 2-3に 示 す (4) 表 2-1 表 2-2 及 び 表 2-3について 緊 急 度 判 定 基 準 により 個 々の 営 繕 計 画 に 対 して 緊 急 度 を 判 定 した 集 計 結 果 を A 及 びB 区 分 毎 に 示 す なお 表 中 のA 及 びB 区 分 は 下 記 のとおりである A 区 分 : 官 公 庁 施 設 の 建 設 等 に 関 する 法 律 第 10 条 の 規 定 により その 営 繕 を 国 土 交 通 大 臣 が 実 施 すべき 施 設 B 区 分 :A 区 分 以 外 の 施 設

36 注 ) 施 設 特 別 整 備 について 施 設 特 別 整 備 は 官 庁 施 設 の 適 切 な 機 能 更 新 と 有 効 活 用 を 図 るため 国 土 交 通 省 が 計 画 的 かつ 一 元 的 に 実 施 する 官 庁 施 設 の 修 繕 及 び 改 修 等 であり 以 下 により 構 成 され る (1) 特 別 修 繕 一 般 庁 舎 を 対 象 とし 施 設 の 経 年 劣 化 による 機 能 低 下 を 回 復 するための 修 繕 社 会 的 な 機 能 劣 化 等 に 対 応 するための 大 規 模 リニューアル 及 び 老 朽 化 の 進 行 を 防 ぐための 計 画 的 な 改 修 ( 長 寿 命 化 改 修 ) (2) 合 同 庁 舎 特 別 整 備 合 同 庁 舎 を 対 象 とし 施 設 の 経 年 劣 化 による 機 能 低 下 を 回 復 するための 修 繕 施 設 管 理 運 営 を 効 率 的 にするための 改 善 庁 舎 の 使 用 調 整 に 伴 う 大 規 模 な 模 様 替 え 附 帯 施 設 の 整 備 及 び 老 朽 化 の 進 行 を 防 ぐための 計 画 的 な 改 修 ( 長 寿 命 化 改 修 ) (3) 耐 震 対 策 等 施 設 整 備 1 耐 震 対 策 既 存 施 設 に 対 し 現 行 法 令 基 準 に 基 づく 耐 震 性 能 を 付 与 するための 改 修 大 規 模 空 間 の 天 井 における 地 震 時 の 脱 落 を 防 ぐための 改 修 首 都 直 下 地 震 時 の 首 都 中 枢 機 能 の 維 持 に 必 要 な 電 力 を 確 保 するための 改 修 2 防 災 対 策 災 害 応 急 対 策 活 動 に 必 要 な 施 設 等 に 対 し 防 災 点 検 の 結 果 に 基 づき 防 災 避 難 機 能 を 付 与 するための 改 修 (4) 環 境 対 策 施 設 整 備 1 環 境 負 荷 低 減 化 対 策 設 備 機 器 のエネルギー 消 費 の 高 効 率 化 屋 上 緑 化 及 び 外 壁 改 修 に 伴 う 熱 負 荷 の 低 減 等 環 境 負 荷 低 減 を 図 るための 施 設 の 改 善 を 実 施 するもの 2 構 内 緑 化 等 外 部 環 境 改 善 合 同 庁 舎 を 対 象 とし 敷 地 内 の 環 境 を 改 善 し 都 市 緑 化 等 に 資 するための 施 設 整 備 3 執 務 環 境 改 善 吹 付 けアスベスト(アスベスト 含 有 ロックウールを 含 む) 対 策 事 務 室 床 のOAフ ロア 化 を 実 施 するもの

37 (5) 高 齢 者 身 障 者 対 策 施 設 整 備 合 同 庁 舎 及 び 窓 口 業 務 を 行 う 庁 舎 を 対 象 とし バリアフリー 法 の 趣 旨 を 踏 まえ 身 体 障 害 者 対 応 エレベーターの 設 置 自 動 扉 の 設 置 及 び 多 機 能 トイレの 設 置 等 を 行 うも の (6) 津 波 対 策 施 設 整 備 津 波 により 浸 水 するおそれのある 地 域 に 所 在 する 官 庁 施 設 のうち 構 造 体 の 耐 震 安 全 性 が 確 保 されたものを 対 象 とし 電 力 水 通 信 手 段 等 の 確 保 活 動 拠 点 室 等 への 浸 水 被 害 の 防 止 安 全 な 避 難 場 所 及 び 避 難 経 路 等 の 確 保 のための 措 置 等 を 行 うもの

38 注 ) 緊 急 度 判 定 基 準 について 緊 急 度 判 定 基 準 は 各 省 各 庁 の 長 から 送 付 された 営 繕 計 画 書 に 関 して 国 土 交 通 大 臣 が 意 見 を 述 べるための 判 断 の 基 準 の 一 つとして 定 められたもの である 営 計 発 第 号 平 成 1 1 年 8 月 5 日 最 終 改 定 平 成 25 年 1 月 31 日 大 臣 官 房 官 庁 営 繕 部 長 決 1. 新 営 計 画 に 対 する 緊 急 度 判 定 基 準 営 繕 計 画 書 に 対 する 個 別 意 見 は 個 々の 計 画 に 対 する 緊 急 度 を 以 下 の 方 法 により 評 点 を 算 出 し 特 A A B C D Eの6 段 階 に 表 現 するものとする (1) 個 々の 営 繕 計 画 の 計 画 理 由 を 分 析 し 建 替 等 の 場 合 老 朽 狭 あい 借 用 返 還 分 散 都 市 計 画 の 関 係 立 地 条 件 の 不 良 施 設 の 不 備 衛 生 条 件 の 不 良 法 令 等 その 他 に また 新 規 施 設 の 場 合 法 令 等 新 たな 行 政 需 要 機 構 新 設 に 分 類 する (2) 分 析 の 結 果 表 2により それぞれの 計 画 理 由 について その 程 度 に 応 じた 評 点 を 付 す ただし 計 画 理 由 が 継 続 であるものについては 評 価 しない (3)1 計 画 理 由 が2 以 上 のときは 主 要 素 と 従 要 素 に 区 分 し 主 要 素 についての 評 点 に 従 要 素 それぞれについての 評 点 の10%を 加 えた 点 数 とする 2 合 同 庁 舎 計 画 又 は 特 定 国 有 財 産 整 備 計 画 に 基 づくものには それぞれ10 点 を 加 算 する (4) 表 2の 指 標 のうち 現 存 率 は 官 庁 建 物 実 態 調 査 の 結 果 によるものとし 面 積 率 は 一 般 事 務 庁 舎 については 表 1の 定 めるところにより 算 出 する ただし 表 1の 基 準 面 積 は 新 営 一 般 庁 舎 面 積 算 定 基 準 によるものとし 固 有 業 務 室 のある 場 合 には 分 母 にその 面 積 を 加 算 する (5) 緊 急 度 は 評 点 の 結 果 を 表 3の 区 分 に 従 い 特 A A B C D 又 はEの 評 語 で で 表 現 する ただし 継 続 については 特 Aに 準 じて 取 り 扱 う 表 1 面 積 率 算 定 式 基 準 面 積 1500m2 以 上 900m2 以 上 300m2 以 上 300m2 未 満 RC CB S S S S 面 積 率 造 庁 舎 7.4N+0.4N 7.4N N 7.4N N 7.4N N 木 造 庁 舎 S S S S 7.1N+0.4N 7.1N N 7.1N N 7.1N N ( 注 ) S: 現 有 延 べ 面 積 N: 換 算 人 員 ( 新 営 一 般 庁 舎 面 積 算 定 基 準 による)

39 狭 あい 庁 舎 面 積 ( 面 積 率 ) 0.5 以 下 0.55 以 下 0.60 以 下 0.65 以 下 0.70 以 下 0.75 以 下 0.80 以 下 敷 地 等 の 関 係 で 増 築 が 不 可 能 な 場 合 にのみ 新 営 の 主 理 由 として 取 り 上 げる 同 一 敷 地 内 に 分 散 業 務 上 支 相 互 距 離 は 通 常 利 用 する 障 があるもの 道 路 の 延 長 とする 区 画 整 理 等 が 計 画 決 定 済 であ るもの 都 市 計 画 的 にみて 地 域 性 上 好 ましくないもの 又 は 防 火 地 域 若 しくは 準 防 火 地 域 にある 木 造 建 築 物 で 延 焼 のおそれが あるもの 施 設 が 不 備 のため 業 務 上 好 ま しくないもの 又 は 来 庁 者 の 利 用 上 著 しく 支 障 があるもの シビックコア 計 画 に 基 づく もののうち シビックコア 内 の 当 該 施 行 分 を 除 く 施 設 関 連 都 市 整 備 事 業 等 全 てが 整 備 済 のものは7 点 全 てが 整 備 済 または 建 設 中 のものは4 点 を 加 算 する 表 2 官 庁 営 繕 新 営 計 画 緊 急 度 判 定 基 準 1. 計 画 理 由 が2 以 上 の 時 は 主 要 素 と 従 要 素 に 区 分 し 主 要 素 についての 評 点 に 従 要 素 それぞれについての 評 点 の10%を 加 えた 点 数 を 事 業 の 緊 急 性 の 評 点 とする 2. 合 同 庁 舎 計 画 又 は 特 定 国 有 財 産 整 備 計 画 に 基 づくものには それぞれ10 点 を 加 算 する 建 替 等 の 場 合 計 画 理 由 内 容 評 点 備 考 災 害 危 険 地 域 又 は 気 象 条 件 の 極 めて 過 酷 な 場 所 にある 場 合 10 点 加 算 する 老 朽 施 設 の 老 朽 ( 現 存 率 ) 50% 以 下 60% 以 下 70% 以 下 80% 以 下 経 年 被 災 等 により 構 造 耐 力 構 造 耐 力 の 著 しい 低 下 が 著 しく 低 下 し 非 常 に 危 険 な 状 態 にあるもの 立 退 要 求 がある 場 合 借 用 返 還 返 還 すべき 場 合 関 係 団 体 より 借 り 上 げの 場 合 又 は 借 料 が 高 額 の 場 合 分 散 事 務 能 率 低 下 連 絡 困 難 借 用 期 限 が 切 れ 即 刻 立 退 が 必 要 なも の 緊 急 に 返 還 すべきもの 2ヶ 所 以 上 に 分 散 相 互 距 離 が1km 以 上 で( 同 一 敷 地 外 ) 業 務 上 著 しく 支 障 があるもの 期 限 付 き 立 退 要 求 のもの 2ヶ 所 以 上 に 分 散 相 互 距 離 が300m 以 上 で( 同 一 敷 地 外 ) 業 務 上 非 常 に 支 障 があるもの なるべく 速 やかに 返 還 すべきもの なるべく 速 やかに 返 還 すべきもの 街 路 公 園 及 び 区 画 整 周 囲 が 区 画 整 理 等 施 行 済 みで 区 画 整 理 等 施 行 中 理 等 都 市 計 画 事 業 施 行 当 該 施 行 分 だけが 残 っている で 早 く 立 退 かない 地 もの と 妨 害 となるもの 区 画 整 理 等 が 事 業 決 定 済 であるもの ( 年 度 別 決 定 済 ) 都 市 計 画 の 関 係 地 域 性 上 の 不 適 都 市 計 画 的 にみて 地 域 性 上 著 しい 障 害 のあるもの 又 は 防 火 地 域 若 しくは 準 防 火 地 域 に ある 木 造 建 築 物 で 延 焼 の 可 能 性 が 著 しく 高 いもの 都 市 計 画 的 にみて 地 域 性 上 障 害 のあるもの 又 は 防 火 地 域 若 しくは 準 防 火 地 域 にある 木 造 建 築 物 で 延 焼 の 可 能 性 が 高 いもの 立 地 条 件 の 不 良 位 置 の 不 適 地 盤 の 不 良 地 盤 沈 下 低 湿 地 又 は 排 水 不 良 等 で 維 持 管 理 が 不 可 能 に 近 いもの 位 置 が 不 適 当 で 業 務 上 非 常 な 支 障 を 来 しているもの 又 は 公 衆 に 非 常 に 不 便 を 及 ぼしてい るもの 地 盤 沈 下 低 湿 地 又 は 排 水 不 良 等 で 維 持 管 理 が 著 しく 困 難 なもの 位 置 が 不 適 当 で 業 務 上 支 障 を 来 しているもの 又 は 公 衆 に 不 便 を 及 ぼしているもの 地 盤 沈 下 低 湿 地 又 は 排 水 不 良 等 で 維 持 管 理 が 困 難 なもの 位 置 が 不 適 当 で 業 務 上 又 は 環 境 上 好 ましくないもの 地 盤 沈 下 低 湿 地 又 は 排 水 不 良 等 で 維 持 管 理 上 好 ましくな いもの 施 設 の 不 備 必 要 施 設 の 不 備 施 設 が 不 備 のため 業 務 の 遂 行 が 著 しく 困 難 なもの 施 設 が 不 備 のため 業 務 の 遂 行 が 困 難 なもの 施 設 が 不 備 のため 業 務 の 遂 行 に 支 障 を 来 しているもの 衛 生 条 件 の 不 良 採 光 換 気 不 良 法 令 による 基 準 よりはるかに 低 いもの 法 令 による 基 準 より 相 当 低 い もの 法 令 等 法 令 等 に 基 づく 整 備 法 令 閣 議 決 定 等 に 基 づき 整 備 が 必 要 なもの 敷 地 等 の 関 係 で 増 築 が 不 可 能 な 場 合 にのみ 新 営 の 主 理 由 として 取 り 上 げる 法 令 による 基 準 以 下 であるも 新 営 の 主 理 由 として 取 り 上 の げない 国 の 行 政 機 関 等 の 移 転 及 び 機 構 統 廃 合 等 に 適 用 する ただし 機 構 統 廃 合 による 場 合 は 主 理 由 として 取 り 上 げない 新 規 施 設 の 場 合 計 画 理 由 内 容 評 点 備 考 法 令 等 法 令 等 に 基 づく 整 備 法 令 閣 議 決 定 等 に 基 づき 整 備 が 必 要 なもの 新 たな 行 政 需 要 新 たな 行 政 需 要 に 対 応 当 該 行 政 需 要 への 対 応 が 特 に した 整 備 緊 急 を 要 するもの 当 該 行 政 需 要 への 対 応 を 至 急 すべきもの 整 備 を 行 わない 場 合 業 務 の 整 備 を 行 わない 場 合 業 務 の 機 構 新 設 機 構 新 設 に 伴 う 整 備 遂 行 が 著 しく 困 難 なもの 遂 行 が 困 難 なもの ( 注 )1. 同 一 理 由 で2つ 以 上 評 点 のある 場 合 は 高 い 方 の 点 を 採 用 する 2. 各 欄 記 載 の 事 項 は 一 般 的 基 準 を 示 したものであり 当 てはまりにくい 場 合 は 基 準 と 照 合 して 適 宜 判 断 する 3. 現 存 率 は 官 庁 建 物 実 態 調 査 の 結 果 による 4. 面 積 率 は 一 般 事 務 庁 舎 については 別 表 により 算 出 する ただし 固 有 業 務 室 がある 場 合 には 分 母 にその 面 積 を 加 算 する 当 該 行 政 需 要 への 対 応 の 必 要 性 は 認 められるが 急 がなくて よいもの 整 備 を 行 わない 場 合 業 務 の 遂 行 に 支 障 を 来 すもの 整 備 を 行 わない 場 合 業 務 上 好 ましくないもの

40 表 3 新 営 計 画 の 緊 急 度 評 語 定 義 評 点 特 A A B C D E 特 に 緊 急 を 要 する 緊 急 を 要 する 至 急 実 施 すべきである できるだけ 早 く 実 施 した 方 がよい 必 要 は 認 めるが 急 がなくてよい 必 要 ない 100 点 以 上 点 未 満 2. 修 繕 改 善 計 画 に 対 する 緊 急 度 判 定 基 準 営 繕 計 画 書 に 対 する 個 別 意 見 は 個 々の 計 画 に 対 する 緊 急 度 を 以 下 の 区 分 に 応 じ A B Cの3 段 階 に 表 現 するものとする ただし 施 設 特 別 整 備 に 関 する 営 繕 計 画 書 のうち 計 画 内 容 が 施 設 特 別 整 備 実 施 基 準 に 該 当 しないものについては Dと 記 載 するも のとする A 判 定 緊 急 を 要 する( 次 の1から6までのうちの1 以 上 に 該 当 するもの) 1 地 盤 の 沈 下 等 により 主 要 構 造 部 の 障 害 が 著 しく 緊 急 に 補 強 等 の 措 置 が 必 要 なもの 2 常 時 執 務 又 は 常 時 通 行 に 供 している 部 分 で 部 材 のはく 落 等 により 人 身 事 故 のおそ れのあるもの 3 屋 根 外 壁 外 部 建 具 等 からの 漏 水 があるもの 通 常 の 降 雨 時 において 執 務 室 ( 法 務 局 の 書 庫 を 含 む ) 電 算 室 電 気 室 電 話 交 換 室 等 に 漏 水 があり 部 分 補 修 が 不 可 能 なもの 4 条 例 行 政 指 導 等 により 改 善 を 求 められているもの (し 尿 浄 化 槽 の 改 設 便 所 の 水 洗 化 飲 用 不 適 格 と 判 定 された 給 水 設 備 の 改 設 老 朽 化 のため 機 能 低 下 した 消 火 設 備 等 ) 5 設 備 の 主 要 機 器 で 老 朽 化 が 著 しく 故 障 が 頻 発 する 状 態 にあるもの 腐 触 等 により 漏 水 の 著 しい 給 水 設 備 又 は 汚 水 排 水 設 備 で 部 分 補 修 が 不 可 能 なもの 6 その 他 特 に 緊 急 を 要 し 要 求 年 度 内 に 実 施 する 必 要 があるもの B 判 定 至 急 実 施 すべきである C 判 定 急 がなくてよい

41 表 4 修 繕 改 善 計 画 の 緊 急 度 評 語 定 義 A B C 緊 急 を 要 する 至 急 実 施 すべきである 急 がなくてよい

42 表 2-1 施 設 の 分 類 別 の 平 成 28 年 度 計 画 額 集 計 表 区 分 類 庁 舎 試 験 研 究 施 設 社 会 福 祉 医 療 施 設 教 育 研 修 施 設 収 容 施 設 分 省 庁 名 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 A 区 分 B 区 分 合 同 庁 舎 21 19,488,794 国 会 19 14,384,773 最 高 裁 判 所 40 13,954,112 会 計 検 査 院 2 86,229 内 閣 及 び 人 事 院 4 1,255, ,537 復 興 庁 内 閣 府 36 6,559, , ,492,434 総 務 省 20 2,295, , ,294 法 務 省 ,001, ,800 外 務 省 126 6,436, ,672 財 務 省 ,165, , ,142,983 文 部 科 学 省 4 218,676 厚 生 労 働 省 37 2,788, ,942, ,939, ,480 農 林 水 産 省 91 3,247, , ,177 経 済 産 業 省 6 1,295, ,461 国 土 交 通 省 ,274, ,718, ,609 環 境 省 4 58, ,492 防 衛 省 3 193,823 計 1, ,704, ,182, ,939, ,727,447 % 合 同 庁 舎 国 会 28 1,818,852 最 高 裁 判 所 会 計 検 査 院 内 閣 及 び 人 事 院 復 興 庁 内 閣 府 総 務 省 法 務 省 2 2, ,505,849 外 務 省 15 21,840 財 務 省 24 19,810 文 部 科 学 省 厚 生 労 働 省 15 2,943, , , ,097,467 農 林 水 産 省 9 13,875 経 済 産 業 省 1 1,352,057 国 土 交 通 省 91 8,465,991 環 境 省 1 1,874 防 衛 省 計 ,640, , , ,097, ,505,849 % 合 計 1, ,345, ,317, ,111, ,824, ,505,849 % ( 注 ) 合 同 庁 舎 は 合 同 庁 舎 関 係 分 ( 中 央 官 庁 を 含 む)の 新 営 等 を 示 す 緊 急 度 別 集 計 表 継 続 ,831, ,720, , ,936,898 特 A 45 2,166, , , ,753 A 区 分 B 区 分 A ,398, ,352, ,206, ,571,180 B ,886, ,029, , ,616 C 2 20,198 D E 評 定 外 76 5,401,954 計 1, ,704, ,182, ,939, ,727,447 継 続 64 13,235, ,076, ,917,969 特 A 2 0 A 86 1,146, , , , ,023,380 B , , ,726 C D E 評 定 外 ,564,500 計 ,640, , , ,097, ,505,849 合 計 1, ,345, ,317, ,111, ,824, ,505,

43 事 業 場 施 設 文 教 施 設 防 衛 施 設 そ の 他 合 計 ( 単 位 : 千 円 ) 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 21 19,488, ,388, , ,897, ,527, ,481, , ,356, ,380, ,135, ,855, , ,340, ,650, ,089, ,875, ,764, ,007, , ,308, ,775, , ,810, , ,320, ,335, ,530, ,435, ,087, , ,949, , ,599, ,405,474 1, ,559, ,818, ,508, , , , ,348, , , ,352, , ,474, , ,003, ,270, ,274, ,003, ,328,443 1, ,883, ,599, ,003, ,733,917 3, ,443, ,860, ,208, ,391, , ,691, ,297, ,113, ,939, ,434, ,764, ,865, , , ,242, ,644, ,599, ,405,474 1, ,559, ,389, ,081, ,700, ,539, , ,039, ,535, ,446, ,314, , ,301, ,264, ,564, ,003, ,328,443 1, ,883, ,599, ,003, ,733,917 3, ,443,

44 表 2-2 計 画 理 由 別 の 平 成 28 年 度 計 画 額 集 計 表 新 営 等 施 設 特 別 整 備 以 外 新 規 施 設 建 替 等 施 設 区 分 A 区 分 B 区 分 省 庁 名 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 合 同 庁 舎 13 13,618, ,045, ,506, ,318,542 国 会 1 810, ,407,924 最 高 裁 判 所 14 8,664, ,670 会 計 検 査 院 内 閣 及 び 人 事 院 復 興 庁 1 92,233 内 閣 府 ,218, , ,284, , ,140 総 務 省 1 160, ,671,393 法 務 省 17 7,874, , ,134, ,070, ,583,464 外 務 省 3 203, ,939, ,164, ,006 財 務 省 7 243, , , , ,563, ,553,049 文 部 科 学 省 ,270, , ,236 厚 生 労 働 省 3 413, , ,167, ,911, ,145,940 農 林 水 産 省 , , ,133,275 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 4 1,532, , , , , ,167, , ,262,386 環 境 省 4 890, , ,497 防 衛 省 3 193,823 計 ,692, ,691, ,768, , , , ,209, ,511, ,576, ,098,939 % 合 同 庁 舎 国 会 最 高 裁 判 所 会 計 検 査 院 内 閣 及 び 人 事 院 復 興 庁 内 閣 府 総 務 省 法 務 省 3 2,189, ,524, , ,924 外 務 省 財 務 省 文 部 科 学 省 厚 生 労 働 省 9 3,722,922 農 林 水 産 省 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 4 2,615, ,615, ,350, ,760 環 境 省 法 令 等 新 たな 行 政 需 要 機 構 新 設 老 朽 狭 あ い 防 衛 省 33 10,780, ,327, , ,820,463 計 7 4,804, ,780, ,190, ,642, ,561,147 % 合 計 ,497, ,780, ,881, ,410, , , , ,209, ,073, ,576, ,098,939 % ( 注 ) 合 同 庁 舎 は 合 同 庁 舎 関 係 分 ( 中 央 官 庁 を 含 む)の 新 営 等 を 示 す 借 用 返 還 分 散 都 市 計 画 の 関 係 立 地 条 件 の 不 良 施 設 の 不 備 法 令 等 老 朽 緊 急 度 別 集 計 表 A 区 分 B 区 分 継 続 ,324, ,841, ,225, , , ,164, ,967, ,576, ,833,534 特 A 3 368, ,526, , , , ,504 A 7 117, , , ,404,665 B 2 206, , ,840,542 C 2 20,198 D E 評 定 外 ,882 計 ,692, ,691, ,768, , , , ,209, ,511, ,576, ,098,939 継 続 7 4,804, ,329, ,992, ,642, ,304,739 特 A 20 3,450, , ,975,405 A 21 1,369, ,227,984 B C D E 評 定 外 2 215, ,019 計 7 4,804, ,780, ,190, ,642, ,561,147 合 計 ,497, ,780, ,881, ,410, , , , ,209, ,073, ,576, ,098,

45 ( 単 位 : 千 円 ) 改 修 等 施 設 特 別 整 備 施 設 特 別 整 備 以 外 合 計 都 市 計 画 の 関 係 立 地 条 件 の 不 良 施 設 の 不 備 環 境 対 策 その 他 新 たな 行 政 需 要 機 構 新 設 老 朽 狭 あ い 施 設 の 不 備 法 令 等 環 境 対 策 そ の 他 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 21 19,488, ,679, ,897, ,462, ,589, ,481, , , ,264, ,356, ,112, , ,327, , ,097, ,135, , , ,855, ,029, , , ,387, ,079, ,340, , ,626, , , , , , ,089, , ,373, , , , ,128, ,602, , , , ,007, , , ,775, , , ,106, , ,810, , ,313, , , , ,320, ,136, , , ,335, , ,067, , , , , ,214, , , , ,435, , , , ,949, , , , ,922, , , , , ,443, , ,524, , , ,794,857 1, ,559, ,732, , ,818, , ,366, ,508, , , , , , , , , , , , , ,348, , , , , , ,352, ,352, , ,785, , ,474, , , ,360, ,617, ,171, ,274, , ,634, , ,967, , , ,175,983 1, ,883, , , ,922, , , , , ,078, , ,492, , , ,970,840 3, ,443, ,586, ,815, ,885, , , , ,391, ,691, , ,281, , , , , ,529, , ,958, , ,059, ,939, , ,054, , , ,379, , , , , ,865, , , ,712, ,070, , ,644, , , ,922, , , , , ,443, , ,524, , , ,794,857 1, ,559, , ,483, ,940, ,103, ,700, ,039, ,237, ,383, , , , ,314, ,913, , , , , ,264, ,564, ,564, , ,634, , ,967, , , ,175,983 1, ,883, , , ,922, , , , , ,078, , ,492, , , ,970,840 3, ,443,