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1 岡 山 県 国 土 強 靭 化 地 域 計 画 - 強 くて しなやかな 生 き 活 き 岡 山 へ- 平 成 28 年 2 月 岡 山 県

2 目 次 (はじめに) 1 計 画 策 定 の 趣 旨 2 計 画 の 位 置 付 け 3 計 画 の 推 進 期 間 第 1 章 基 本 的 な 考 え 方 1 目 標 設 定 2 強 靭 化 を 推 進 する 上 での 基 本 的 な 方 針 2 2 第 2 章 想 定 される 災 害 リスク 1 災 害 をもたらす 自 然 的 条 件 2 想 定 される 災 害 リスク 4 6 第 3 章 脆 弱 性 評 価 1 起 きてはならない 最 悪 の 事 態 の 設 定 2 現 状 の 取 組 の 分 析 評 価 等 7 7 第 4 章 国 土 強 靭 化 の 推 進 方 針 1 国 土 強 靭 化 に 関 する 施 策 の 分 野 2 施 策 分 野 ごとの 国 土 強 靱 化 の 推 進 方 針 < 個 別 施 策 分 野 の 推 進 方 針 > (1) 行 政 機 能 / 警 察 消 防 (2) 住 宅 都 市 / 情 報 通 信 (3) 保 健 医 療 福 祉 (4) 産 業 (5) 交 通 物 流 (6) 農 林 水 産 (7) 国 土 保 全 土 地 利 用 (8) 環 境 < 横 断 的 分 野 の 推 進 方 針 > (1)リスクコミュニケーション (2) 老 朽 化 対 策 第 5 章 計 画 の 推 進 1 取 組 の 重 点 化 2 計 画 の 見 直 し(PDCA) ( 別 表 1) 起 きてはならない 最 悪 の 事 態 ( 別 表 2) 施 策 分 野 別 の 取 組 事 項 ( 別 表 3) 指 標 及 び 目 標 ( 別 紙 ) 岡 山 県 国 土 強 靭 化 地 域 計 画 策 定 に 係 る 脆 弱 性 評 価 結 果

3 (はじめに) 1 計 画 策 定 の 趣 旨 本 県 では 晴 れの 国 おかやま 生 き 活 きプランに 基 づき 災 害 から 人 命 を 守 ること を 最 優 先 に 自 助 共 助 公 助 の 観 点 に 立 ってハード ソフト 両 面 から 安 心 して 暮 らせる 地 域 社 会 の 実 現 に 取 り 組 んでいるところである 近 年 台 風 の 大 型 化 や 集 中 豪 雨 の 多 発 化 傾 向 が 見 られ 河 川 の 氾 濫 や 土 砂 災 害 都 市 部 での 内 水 氾 濫 などによ る 大 規 模 自 然 災 害 の 発 生 リスクが 高 まっている また 今 後 30 年 以 内 に 南 海 トラ フを 震 源 とするマグニチュード8~9クラスの 規 模 の 地 震 が 約 70%の 確 率 で 発 生 することが 国 において 想 定 されているほか 県 周 辺 の 活 断 層 を 震 源 とする 断 層 型 地 震 についても 発 生 すれば 県 内 に 甚 大 な 被 害 が 及 ぶことが 懸 念 されている 国 では 強 くしなやかな 国 民 生 活 の 実 現 を 図 るための 防 災 減 災 等 に 資 する 国 土 強 靱 化 基 本 法 ( 以 下 基 本 法 という )を 制 定 し 国 土 強 靭 化 基 本 計 画 ( 以 下 基 本 計 画 という )により 国 土 強 靱 化 (ナショナル レジリエンス)を 進 めて おり 本 県 においても これら 風 水 害 や 地 震 災 害 など 自 然 災 害 のリスクに 備 え 県 域 における 取 組 を 総 合 的 かつ 計 画 的 に 推 進 するとともに 南 海 トラフ 地 震 において 甚 大 な 被 害 が 予 想 される 他 地 域 との 連 携 協 力 関 係 の 強 化 など 国 全 体 の 強 靭 化 にも 貢 献 していくことを 目 指 して この 計 画 を 策 定 する 本 県 が 将 来 にわたって 安 心 して 暮 らせる 安 全 な 地 域 であり 続 けるためには 県 市 町 村 民 間 事 業 者 等 が 限 られた 資 源 を 有 効 に 活 用 しながら 平 時 において 災 害 に 強 い 地 域 づくりに 取 り 組 むことが 不 可 欠 である 本 計 画 に 基 づく 強 靭 化 の 取 組 を 通 じ 大 規 模 自 然 災 害 等 が 発 生 しても 機 能 不 全 に 陥 らない 迅 速 な 復 旧 復 興 が 可 能 な 地 域 経 済 社 会 を 築 くことで 県 民 の 生 命 財 産 を 守 ることはもとより 温 暖 な 気 候 と 自 然 環 境 に 恵 まれた 晴 れの 国 としての 本 県 の 魅 力 を 高 め 中 国 四 国 地 方 の 交 通 の 要 衝 ものづくりなど 優 れた 産 業 集 積 などの 強 みを 生 かした 持 続 的 発 展 の 基 盤 づくりを 進 めるものである 2 計 画 の 位 置 付 け 基 本 法 第 13 条 に 基 づく 国 土 強 靭 化 地 域 計 画 ( 以 下 地 域 計 画 という )であ り 強 靭 化 に 係 る 県 の 個 別 計 画 等 の 指 針 として 定 めるものである 3 計 画 の 推 進 期 間 計 画 内 容 は 基 本 計 画 に 準 じ 概 ね5 年 ごとに 見 直 すこととし 当 初 の 推 進 期 間 は 平 成 28 年 度 から 平 成 32 年 度 までとする 1

4 第 1 章 基 本 的 な 考 え 方 1 目 標 設 定 本 地 域 計 画 は 県 が 市 町 村 民 間 事 業 者 等 と 連 携 し 国 と 一 体 となって 国 土 強 靱 化 を 推 進 することにより 本 県 の 安 全 で 安 心 な 地 域 づくりを 進 めるとともに 国 全 体 の 強 靭 化 にも 貢 献 するために 策 定 するものであり 基 本 法 において 国 の 基 本 計 画 との 調 和 を 保 つことが 定 められていることから 基 本 計 画 と 調 和 する 目 標 や 基 本 的 な 方 針 の 下 で 強 靭 化 を 推 進 することとする (1) 基 本 目 標 1 人 命 の 保 護 が 最 大 限 図 られること 2 県 及 び 社 会 の 重 要 な 機 能 が 致 命 的 な 障 害 を 受 けず 維 持 されること 3 県 民 の 財 産 及 び 公 共 施 設 に 係 る 被 害 の 最 小 化 4 迅 速 な 復 旧 復 興 (2) 事 前 に 備 えるべき 目 標 1 大 規 模 自 然 災 害 が 発 生 したときでも 人 命 の 保 護 が 最 大 限 図 られる 2 大 規 模 自 然 災 害 発 生 直 後 から 救 助 救 急 医 療 活 動 等 が 迅 速 に 行 われる (それがなされない 場 合 の 必 要 な 対 応 を 含 む) 3 大 規 模 自 然 災 害 発 生 直 後 から 必 要 不 可 欠 な 行 政 機 能 は 確 保 する 4 大 規 模 自 然 災 害 発 生 直 後 から 必 要 不 可 欠 な 情 報 通 信 機 能 は 確 保 する 5 大 規 模 自 然 災 害 発 生 後 であっても 経 済 活 動 (サプライチェーンを 含 む) を 機 能 不 全 に 陥 らせない 6 大 規 模 自 然 災 害 発 生 後 であっても 生 活 経 済 活 動 に 必 要 最 低 限 の 電 気 ガス 上 下 水 道 燃 料 交 通 ネットワーク 等 を 確 保 するとともに これら の 早 期 復 旧 を 図 る 7 制 御 不 能 な 二 次 災 害 を 発 生 させない 8 大 規 模 自 然 災 害 発 生 後 であっても 地 域 社 会 経 済 が 迅 速 に 再 建 回 復 で きる 条 件 を 整 備 する 2 強 靭 化 を 推 進 する 上 での 基 本 的 な 方 針 国 土 強 靭 化 の 推 進 に 当 たっては 晴 れの 国 おかやま 生 き 活 きプランの 内 容 を 踏 ま えるとともに 以 下 に 示 す 国 の 基 本 的 な 方 針 に 留 意 するものとする (1) 国 土 強 靱 化 の 取 組 姿 勢 1 強 靱 性 を 損 なう 本 質 的 原 因 を 吟 味 した 取 組 推 進 2 時 間 管 理 概 念 を 持 ちつつ 長 期 的 視 野 を 持 った 取 組 推 進 2

5 3 地 域 間 連 携 の 強 化 東 京 一 極 集 中 から 自 律 分 散 協 調 型 国 土 への 転 換 4 経 済 社 会 システムの 潜 在 力 抵 抗 力 回 復 力 適 応 力 の 強 化 5 適 正 な 制 度 規 制 のあり 方 を 見 据 えた 取 組 推 進 (2) 適 切 な 施 策 の 組 み 合 わせ 6 ハード ソフト 対 策 の 適 切 な 組 み 合 わせ 7 自 助 共 助 公 助 の 適 切 な 組 み 合 わせ 官 民 の 連 携 と 役 割 分 担 8 非 常 時 の 防 災 減 災 等 の 効 果 のみならず 平 時 にも 有 効 活 用 される 対 策 (3) 効 率 的 な 施 策 の 推 進 9 人 口 減 少 等 に 起 因 する 国 民 需 要 の 変 化 社 会 資 本 の 老 朽 化 等 を 踏 まえた 財 政 資 金 の 効 率 的 な 使 用 に 配 慮 した 施 策 の 重 点 化 10 既 存 の 社 会 資 本 の 有 効 活 用 による 費 用 の 縮 減 効 率 的 な 施 策 の 推 進 11 民 間 資 金 の 積 極 的 活 用 12 施 設 等 の 効 率 的 効 果 的 な 維 持 管 理 13 人 命 を 保 護 する 観 点 からの 土 地 の 合 理 的 利 用 の 促 進 14 科 学 的 知 見 に 基 づく 研 究 開 発 の 推 進 と 成 果 の 普 及 (4) 地 域 の 特 性 に 応 じた 施 策 の 推 進 15 コミュニティ 機 能 の 向 上 強 靱 化 の 担 い 手 が 活 動 できる 環 境 整 備 16 女 性 高 齢 者 子 ども 障 害 のある 人 外 国 人 等 への 配 慮 17 自 然 との 共 生 環 境 との 調 和 景 観 の 維 持 への 配 慮 3

6 第 2 章 想 定 される 災 害 リスク 1 災 害 をもたらす 自 然 的 条 件 (1) 風 水 害 本 県 は 南 に 四 国 山 地 があり 湿 った 南 風 の 流 入 を 緩 和 しているため 比 較 的 雨 量 が 少 なく 恵 まれた 環 境 にあるが 紀 伊 水 道 から 流 入 する 南 東 の 風 による 兵 庫 県 西 部 から 岡 山 県 東 部 にかけての 大 雨 豊 後 水 道 から 流 入 する 風 による 広 島 県 東 部 から 岡 山 県 西 部 にかけての 大 雨 寒 冷 前 線 が 通 過 する 場 合 や 暖 候 期 ( 主 に6 月 ~9 月 )において 上 空 に 寒 気 が 入 り 込 んだ 場 合 などに 雷 を 伴 う 短 時 間 強 雨 に 警 戒 が 必 要 である 中 国 地 方 には 花 こう 岩 が 風 化 してできたまさ 土 が 広 く 分 布 してお り 土 砂 災 害 のリスクもある 近 年 では 昭 和 47 年 7 月 の 県 西 部 の 大 雨 や 平 成 2 年 9 月 の 台 風 第 19 号 による 東 備 地 方 を 中 心 とした 水 害 平 成 16 年 の 台 風 第 23 号 による 土 砂 災 害 平 成 21 年 8 月 の 台 風 第 9 号 による 美 作 市 の 大 雨 平 成 23 年 9 月 の 台 風 第 12 号 による 県 内 各 地 での 記 録 的 な 大 雨 などで 大 きな 被 害 が 発 生 している 過 去 に 遡 れば 明 治 26 年 10 月 の 台 風 や 昭 和 9 年 の 室 戸 台 風 で 県 内 全 域 が 大 水 害 に 見 舞 われ 甚 大 な 被 害 が 発 生 している 県 南 部 に 広 がる 瀬 戸 内 海 沿 岸 平 野 や 大 規 模 な 干 拓 地 等 では 排 水 基 盤 が 整 備 さ れていない 場 所 で 宅 地 化 が 進 んでおり 集 中 豪 雨 による 氾 濫 で 大 規 模 な 浸 水 被 害 が 発 生 するおそれがある 高 潮 については 特 に 台 風 が 県 内 を 通 過 する 場 合 や 県 の 西 方 を 通 る 場 合 東 側 でも 近 い 距 離 を 北 東 進 するときに 顕 著 に 発 生 し 台 風 の 接 近 と 満 潮 時 が 重 なる 場 合 には さらに 被 害 が 拡 大 するおそれがある 平 成 16 年 の 台 風 第 16 号 では 大 潮 期 間 の 満 潮 と 重 なり 宇 野 港 で 観 測 開 始 以 来 最 も 高 い 潮 位 を 観 測 沿 岸 部 で 甚 大 な 被 害 が 発 生 した [ 過 去 の 主 な 風 水 害 ] 被 害 人 的 被 害 住 家 被 害 災 害 の 原 因 死 者 人 行 方 不 明 者 人 負 傷 者 人 全 壊 ( 流 出 ) 戸 半 壊 戸 床 上 浸 水 戸 床 下 浸 水 戸 明 治 26 年 10 月 台 風 423 不 詳 12,920 50,209 昭 和 9 年 9 月 室 戸 台 風 ,417 46,131 昭 和 47 年 7 月 梅 雨 ,206 13,365 昭 和 51 年 9 月 台 風 第 17 号 ,321 26,725 平 成 2 年 9 月 台 風 第 19 号 ,615 8,316 平 成 10 年 10 月 台 風 第 10 号 ,668 4,692 平 成 16 年 台 風 第 16 号 ,729 5,153 平 成 16 年 台 風 第 23 号 ,465 平 成 21 年 8 月 台 風 第 9 号 平 成 23 年 9 月 台 風 第 12 号 ,869 岡 山 県 地 域 防 災 計 画 資 料 編 から 抜 粋 4

7 (2) 地 震 津 波 本 県 の 北 部 には 中 国 山 地 がほぼ 東 西 に 伸 び その 南 側 には 地 盤 がしっかりして いる 吉 備 高 原 が 広 がり 活 断 層 は 中 国 地 方 の 中 では 最 も 少 ないと 言 われているが 県 北 東 部 には 山 崎 断 層 帯 や 那 岐 山 断 層 帯 があり 隣 県 には 本 県 に 影 響 を 及 ぼす 活 断 層 も 存 在 している 南 海 トラフを 震 源 とする 海 溝 型 地 震 は 約 100~150 年 周 期 で 繰 り 返 し 発 生 しており 震 源 からは 離 れているものの 県 南 部 の 岡 山 平 野 や 河 口 部 の 軟 弱 地 盤 では 強 い 揺 れや 液 状 化 現 象 が 発 生 する 可 能 性 が 高 く 瀬 戸 内 海 沿 岸 では 紀 伊 水 道 や 豊 後 水 道 から 押 し 寄 せてくる 津 波 も 想 定 される 近 年 の 本 県 での 地 震 発 生 回 数 は 全 国 的 にも 少 ない 方 であるが 昭 和 21 年 南 海 地 震 や 平 成 12 年 鳥 取 県 西 部 地 震 では 県 内 でも 大 きな 被 害 が 発 生 している また 国 の 地 震 調 査 研 究 推 進 本 部 によるとマグニチュード8~9クラスの 南 海 トラフ 地 震 の 発 生 確 率 は 今 後 30 年 間 以 内 に70% 程 度 と 言 われている 最 新 の 知 見 に 基 づく 最 大 クラスの 地 震 を 想 定 した 県 の 被 害 想 定 では 県 内 で 最 大 震 度 6 強 最 大 津 波 高 3.4メートル 県 南 海 岸 付 近 を 中 心 とする 液 状 化 等 が 発 生 し 最 悪 の 場 合 約 31,000 棟 の 建 物 被 害 や3,100 人 を 超 える 死 者 約 12,000 人 の 負 傷 者 が 発 生 す る 甚 大 な 被 害 が 想 定 されている さらに 断 層 型 地 震 についても 発 生 確 率 は 低 いものの 県 の 北 部 や 南 西 部 においても 最 大 震 度 6 強 の 揺 れにより 甚 大 な 被 害 が 発 生 することが 想 定 されている [ 甚 大 な 被 害 をもたらした 過 去 の 地 震 災 害 と 津 波 の 記 録 ] 地 震 名 震 央 地 名 規 模 被 害 昭 和 21 年 南 海 地 震 和 歌 山 県 南 方 沖 5 M8.0 死 者 52 人 負 傷 者 157 人 全 壊 1,200 戸 半 壊 2,346 戸 その 他 堤 防 道 路 被 害 多 数 平 成 12 年 鳥 取 県 西 部 地 震 鳥 取 県 西 部 M7.3 重 傷 5 人 軽 傷 13 人 全 壊 7 棟 半 壊 31 棟 一 部 損 壊 943 棟 その 他 水 道 被 害 道 路 被 害 多 数 1707 年 ( 宝 永 4 年 10 月 4 日 ) 宝 永 地 震 (M8.6) 大 地 震, 大 風 浪 あり ( 船 穂 町 郷 土 史 ) 大 地 震 あり, 民 家 潰 れ, 高 潮 起 り, 死 人 多 し ( 牛 窓 郷 土 史 ) 大 地 震 略 また 大 風, 潮 水 常 より 高 きこと5 尺 と 凶 荒 窮 知 すべきなり ( 邑 久 郡 史 ) 1854 年 ( 嘉 永 7 年 11 月 5 日 ) 安 政 南 海 地 震 (M8.4) 劇 震 の 際 海 嘯 の 徴 あり, 一 昼 夜 に 潮 水 の 進 退 およそ20~30 回 にして, 満 潮 の 時, 一 時 平 水 より7 尺 余 を 増 し,これがため 本 村 南 岸 字 瀬 溝 海 峡 ( 虫 明 - 長 島 )の 如 きは,およそ3 尺 余 の 土 砂 をもって 填 塞 し, 字 扇 浦 に 泥 土 2 尺 余 を 埋 塞 せり 略 300 余 石 積 みの 船 舶 を 碇 舶 せしも 今 は 漁 船 を 入 るるのみ ( 邑 久 郡 史 の 裳 掛 村 記 事 ) 1946 年 ( 昭 和 21 年 12 月 21 日 04 時 19 分 ) 昭 和 南 海 地 震 (M8.0) 県 下 の 津 波 の 余 波 は, 最 高 潮 が1メートル 以 下 で 被 害 はほとんどなかった 岡 山 測 候 所 の 面 する 旭 川 では,06 時 から10 時 まで2 回, 津 波 により 相 当 の 急 流 となって 逆 流 したた め 小 舟 の 運 行 は 中 止 された 10 時 10 分 には 津 波 の 高 さ0.4メートルを 観 測 した 三 蟠 港 では, 当 時 変 潮 で 引 き 潮, 満 ち 潮 が 交 互 に 起 り, 青 土 が 潮 と 共 に 吹 き 上 がり 土 手 が 作 られた という 児 島 湾 干 拓 地 では,0.6メートルくらい 増 しやや 経 って 引 き, 再 び 前 より 少 ないが 満 ちてきた 岡 山 県 地 域 防 災 計 画 資 料 編 から 抜 粋

8 2 想 定 される 災 害 リスク 本 県 に 大 きな 被 害 をもたらす 自 然 災 害 として 本 県 の 自 然 的 条 件 や 過 去 の 災 害 発 生 予 見 の 状 況 を 踏 まえ 次 のとおり 想 定 する 災 害 リスク を 設 定 する 想 定 される 災 害 リスク 自 然 災 害 の 種 類 南 海 トラフ 地 震 及 びその 発 生 に 伴 う 津 波 災 害 断 層 型 地 震 土 砂 災 害 想 定 する 被 害 の 様 相 等 今 後 30 年 間 の 間 に 約 70%の 確 率 で 発 生 するとされている 南 海 トラ フを 震 源 とするマグニチュード8~9クラスの 地 震 により 県 南 を 中 心 に 人 身 や 建 物 社 会 インフラに 甚 大 な 被 害 が 及 ぶ ( 平 成 25 年 7 月 被 害 想 定 公 表 ) 山 崎 断 層 帯 や 那 岐 山 断 層 帯 など 県 内 及 び 県 周 辺 の 活 断 層 を 震 源 とするマグニチュード7~8クラスの 地 震 により 県 北 を 含 む 一 部 地 域 で 大 きな 人 身 建 物 被 害 が 生 じる ( 平 成 26 年 5 月 被 害 想 定 公 表 ) 特 別 警 報 の 指 標 相 当 の 大 雨 などにより 大 規 模 な 土 石 流 地 すべ り 崖 崩 れ 及 び 同 時 多 発 的 な 土 砂 災 害 が 広 範 囲 で 発 生 し 人 身 や 建 物 に 大 きな 被 害 が 及 び 物 流 生 活 道 路 の 寸 断 等 が 生 じる 洪 高 水 潮 過 去 の 事 例 も 考 慮 した 最 大 規 模 の 降 雨 などにより 河 川 の 氾 濫 広 範 囲 に 渡 る 長 時 間 の 浸 水 人 身 や 建 物 被 害 物 流 生 活 道 路 の 寸 断 等 が 生 じる 台 風 接 近 に 起 因 する 過 去 の 事 例 も 考 慮 した 最 大 規 模 の 高 潮 など により 海 水 が 堤 防 を 越 流 沿 岸 部 の 広 範 囲 が 浸 水 して 大 きな 人 身 建 物 被 害 等 が 生 じる 内 水 氾 濫 複 合 災 害 過 去 の 事 例 も 考 慮 した 最 大 規 模 の 降 雨 などによる 大 量 の 雨 水 の 地 表 滞 留 排 水 路 等 の 氾 濫 等 により 都 市 部 の 広 範 囲 が 浸 水 し 人 身 建 物 地 下 街 等 に 大 きな 被 害 が 及 ぶ 南 海 トラフ 地 震 の 発 生 前 後 での 集 中 豪 雨 や 高 潮 大 型 の 台 風 が 連 続 して 襲 来 することにより 被 害 がさらに 拡 大 する 6

9 第 3 章 脆 弱 性 評 価 地 域 計 画 の 策 定 に 当 たっては 次 の 手 順 により 本 県 で 想 定 される 自 然 災 害 のリス クを 踏 まえた 脆 弱 性 の 評 価 (リスクに 対 して 現 状 のどこに 問 題 があるか どこが 弱 点 となっているのかの 検 討 )を 行 い 県 の 脆 弱 性 を 分 野 横 断 的 総 合 的 に 検 討 した 1 起 きてはならない 最 悪 の 事 態 の 設 定 本 県 で 想 定 される 災 害 リスクを 踏 まえ 当 該 災 害 に 起 因 して 発 生 することが 懸 念 される 基 本 目 標 を 達 成 する 上 で 何 としても 回 避 すべき 事 態 として 40 の 起 きては ならない 最 悪 の 事 態 ( 別 表 1)を 設 定 した 2 現 状 の 取 組 の 分 析 評 価 等 設 定 した 40 の 起 きてはならない 最 悪 の 事 態 の 回 避 に 寄 与 する 本 県 の 個 別 事 業 計 画 等 について その 進 捗 状 況 等 を 可 能 な 限 り 定 量 的 に 評 価 するとともに 起 き てはならない 最 悪 の 事 態 の 回 避 に 向 けた 課 題 を 関 連 のある 計 画 間 の 連 携 や 県 以 外 の 主 体 ( 国 市 町 村 民 間 事 業 者 等 )の 取 組 も 含 めて 分 析 した なお 脆 弱 性 評 価 の 結 果 は 岡 山 県 国 土 強 靭 化 地 域 計 画 策 定 に 係 る 脆 弱 性 評 価 結 果 ( 別 紙 )のとおりである [ 脆 弱 性 評 価 実 施 イメージ] 起 き て は な ら な い 最 悪 の 事 態 1-1 建 物 交 通 施 設 等 の 複 合 的 大 規 模 倒 壊 や 住 宅 密 集 地 における 火 災 に よる 死 傷 者 の 発 生 1-2 不 特 定 多 数 が 集 まる 施 設 の 倒 壊 火 災 1-3 広 域 にわたる 大 規 模 津 波 等 による 多 数 の 死 者 の 発 生 (1) 行 政 機 能 / 警 察 消 防 施 策 分 野 (10 分 野 ) 個 別 施 策 分 野 (2) 住 宅 都 市 / 情 報 通 信 (3) 保 健 医 療 福 祉 横 断 的 分 野 (2) 老 朽 化 対 策 最 悪 の 事 態 1-1 を 回 避 するための 課 題 分 析 最 悪 の 事 態 1-2 を 回 避 するための 課 題 分 析 最 悪 の 事 態 1-3 を 回 避 するための 課 題 分 析 ( 40 事 態 ) 8-5 広 域 地 盤 沈 下 等 によ る 広 域 長 期 にわたる 浸 水 被 害 の 発 生 により 復 旧 復 興 が 大 幅 に 遅 れる 事 態 最 悪 の 事 態 8-5 を 回 避 するための 課 題 分 析 施 策 分 野 別 推 進 方 針 ( 必 要 な 取 組 )の 検 討 7

10 第 4 章 国 土 強 靭 化 の 推 進 方 針 脆 弱 性 評 価 の 結 果 を 踏 まえ 基 本 目 標 の 達 成 に 向 け ハード ソフト 両 面 から 県 域 の 強 靭 化 を 図 るための 施 策 分 野 別 の 推 進 方 針 を 次 のとおり 定 める また 計 画 の 進 捗 管 理 に 活 用 する 指 標 を 設 定 する 1 国 土 強 靭 化 に 関 する 施 策 の 分 野 本 計 画 の 対 象 となる 国 土 強 靱 化 に 関 する 施 策 の 分 野 は 8の 個 別 施 策 分 野 と2の 横 断 的 分 野 とする < 個 別 施 策 分 野 > (1) 行 政 機 能 / 警 察 消 防 (2) 住 宅 都 市 / 情 報 通 信 (3) 保 健 医 療 福 祉 (4) 産 業 (5) 交 通 物 流 (6) 農 林 水 産 (7) 国 土 保 全 土 地 利 用 (8) 環 境 < 横 断 的 分 野 > (1)リスクコミュニケーション (2) 老 朽 化 対 策 2 施 策 分 野 ごとの 国 土 強 靱 化 の 推 進 方 針 1で 設 定 した 10 の 施 策 分 野 ごとの 推 進 方 針 ( 国 土 強 靭 化 に 関 する 施 策 の 基 本 的 な 指 針 )を 次 のとおり 定 める 各 分 野 の 推 進 方 針 は 脆 弱 性 評 価 の 結 果 を 踏 まえ 基 本 目 標 及 び 事 前 に 備 えるべき 目 標 に 照 らし 必 要 な 対 応 を 施 策 の 分 野 ごとにまと めたものであり それぞれの 分 野 間 には 相 互 依 存 関 係 があるため 各 分 野 における 施 策 の 推 進 に 当 たっては 所 管 部 局 を 明 確 にした 上 で 全 庁 的 な 推 進 体 制 を 構 築 して 関 連 する 情 報 や 進 捗 管 理 を 共 有 し また 必 要 に 応 じて 関 係 する 他 の 機 関 等 と 積 極 的 に 協 議 するなど 施 策 の 実 効 性 効 率 性 が 確 保 できるよう 十 分 に 配 慮 するものと する また 当 面 定 量 的 な 評 価 等 が 困 難 であるため 指 標 の 設 定 を 行 っていない 事 項 についても 適 宜 進 捗 状 況 を 把 握 し 本 計 画 の 見 直 しの 都 度 新 たな 指 標 設 定 を 検 討 することとする < 個 別 施 策 分 野 の 推 進 方 針 > 重 は 重 点 化 事 項 を 示 す (1) 行 政 機 能 / 警 察 消 防 ( 行 政 機 能 ) ( 業 務 継 続 体 制 の 確 保 ) 重 平 成 26 年 8 月 に 策 定 した 大 規 模 地 震 等 災 害 発 生 時 における 業 務 継 続 計 画 ( 岡 山 県 庁 BCP) で 明 らかとなった 課 題 について PDCA サイクルで 具 体 的 な 改 善 策 を 検 討 して 順 次 対 策 を 実 施 するとともに 改 善 の 進 捗 状 況 に 応 じて 計 画 を 見 直 し 災 害 時 の 業 務 継 続 体 制 の 確 保 を 8

11 図 る 3-3 直 轄 内 は 関 係 する 起 きてはならない 最 悪 の 事 態 ( 別 表 1, 別 紙 1)の 番 号 と 県 の 関 係 部 局 の 略 称 を 示 す 重 大 規 模 災 害 が 発 生 した 際 市 町 村 は 災 害 対 応 の 主 体 として 重 要 な 役 割 を 担 うと 同 時 に 継 続 しなければならない 多 数 の 業 務 を 有 することから 必 要 に 応 じた 代 替 施 設 の 確 保 を 含 め 災 害 時 における 業 務 継 続 体 制 が 確 保 されるよう 市 町 村 での 業 務 継 続 計 画 (BCP)の 策 定 を 促 進 する 3-3 直 轄 県 の 重 要 な 情 報 システムについては 災 害 発 生 時 に ICT-BCP(ICT 部 門 の 業 務 継 続 計 画 ) が 機 能 するよう 定 期 的 に 訓 練 を 実 施 するとともに 訓 練 過 程 で 把 握 した 課 題 を ICT-BCP に 反 映 させるなど 今 後 も 円 滑 かつ 優 先 順 位 を 考 慮 したデータ 復 旧 や 長 期 電 源 途 絶 時 の 対 策 について 検 討 を 進 める 3-3 県 民 県 債 務 の 支 払 について 指 定 金 融 機 関 と 連 携 しながら 支 払 方 法 の 多 様 化 に 取 り 組 むとと もに 県 統 合 財 務 会 計 システムが 停 止 した 場 合 であっても 非 常 用 のバックアップデータ を 利 用 した 電 子 的 支 払 が 継 続 できる 体 制 を 整 備 する 5-6 出 納 [ 指 標 ] 現 状 ( 評 価 年 度 ) 目 標 ( 目 標 年 度 ) BCP 策 定 市 町 村 数 県 ICT-BCP 策 定 システム 件 数 1 村 (H26) 27 市 町 村 (H32) 25 件 (H26) 202 件 (H32) ( 災 害 応 急 体 制 の 確 保 等 ) 重 南 海 トラフ 地 震 を 想 定 し 関 係 市 町 及 び 県 防 災 関 係 機 関 が 緊 密 に 連 携 して 災 害 対 応 を 行 う 実 践 的 な 総 合 防 災 訓 練 を 定 期 的 に 実 施 するとともに 避 難 訓 練 や 避 難 所 開 設 訓 練 などに 広 く 住 民 参 加 を 促 し 関 係 機 関 の 災 害 対 応 力 の 強 化 避 難 誘 導 体 制 の 確 保 や 住 民 の 防 災 力 の 向 上 を 図 る 1-3 直 轄 ( 総 合 防 災 訓 練 での 救 助 訓 練 ) 重 南 海 トラフ 地 震 の 被 害 想 定 に 基 づき 家 庭 市 町 村 県 の 役 割 を 踏 まえ 公 的 備 蓄 計 画 を 見 直 すとともに 市 町 村 と 連 携 し 計 画 に 基 づく 公 的 備 蓄 を 促 進 する 2-1 直 轄 保 福 県 及 び 市 町 村 防 災 関 係 機 関 が 連 携 し 迅 速 かつ 的 確 な 災 害 対 応 を 行 うため 災 害 発 生 が 予 測 される 台 風 接 近 時 等 において 各 機 関 の 役 割 や 時 間 軸 に 沿 った 業 務 計 画 を 予 め 明 確 化 し 共 有 するタイムライン( 防 災 行 動 計 画 )の 考 え 方 を 取 り 入 れた 防 災 業 務 を 推 進 するとともに 被 災 状 況 等 について 関 係 機 関 で 情 報 共 有 を 行 う 1-5 直 轄 ( 図 上 訓 練 ) 中 国 四 国 地 方 各 県 間 及 び 県 市 町 村 間 での 災 害 時 相 互 応 援 協 定 に 基 づく 相 互 応 援 につい て ブロック 制 やカウンターパート 制 の 構 築 等 被 災 状 況 に 応 じてより 的 確 かつ 迅 速 な 応 9

12 援 を 可 能 とする 仕 組 みづくりに 継 続 的 に 取 り 組 むとともに 訓 練 の 実 施 を 通 じて 実 効 性 の 高 い 相 互 応 援 体 制 の 構 築 を 図 る 3-3 直 轄 市 町 村 において 想 定 される 災 害 の 種 別 や 状 況 を 考 慮 した 適 切 な 規 模 の 指 定 緊 急 避 難 場 所 を 必 要 に 応 じて 指 定 し 訓 練 の 実 施 や 案 内 標 識 の 設 置 など 平 時 の 取 組 を 通 じて 住 民 へ の 周 知 徹 底 に 努 める また 災 害 が 発 生 するおそれがある 場 合 には 国 県 及 び 市 町 村 間 等 で 情 報 を 共 有 し 住 民 の 避 難 誘 導 が 適 切 に 実 施 されるよう 連 携 して 取 り 組 む 1-6 直 轄 被 災 地 に 救 援 物 資 を 適 時 適 切 に 届 けるため 国 他 県 からの 支 援 物 資 の 受 入 れや 民 間 事 業 者 県 学 校 給 食 会 県 医 薬 品 卸 業 協 会 等 との 協 定 に 基 づく 物 資 調 達 配 送 に 関 するマ ニュアルを 充 実 するとともに 市 町 村 物 流 業 者 と 連 携 した 訓 練 を 実 施 するなど 民 間 の ノウハウを 活 用 し 支 援 物 資 物 流 体 制 の 構 築 を 図 る 2-1 直 轄 産 労 保 福 農 林 教 育 県 石 油 商 業 組 合 と 締 結 している 災 害 時 における 被 災 者 等 の 支 援 活 動 に 関 する 協 定 に 基 づく 燃 料 供 給 に 関 し 具 体 的 な 要 請 や 配 送 中 核 給 油 所 及 び 小 口 燃 料 配 送 拠 点 での 給 油 手 順 等 のマニュアル 化 を 進 め 救 急 活 動 用 燃 料 の 迅 速 かつ 円 滑 な 供 給 体 制 の 確 保 を 図 る 2-4 直 轄 一 般 社 団 法 人 岡 山 県 LPガス 協 会 との 間 で 災 害 発 生 時 における 緊 急 用 LPガスの 調 達 に 関 する 協 定 を 平 成 10 年 1 月 締 結 しているところであり 災 害 発 生 に 備 え 訓 練 等 を 通 じて 関 係 者 の 一 層 の 連 携 を 図 る 6-1 直 轄 [ 指 標 ] 南 海 トラフ 地 震 を 想 定 した 総 合 防 災 訓 練 参 加 市 町 村 数 5 市 町 村 (H26) 14 市 町 村 (H32) 南 海 トラフ 地 震 の 被 害 想 定 を 踏 まえた 公 的 備 蓄 確 保 計 画 の 策 定 未 策 定 (H26) 運 用 開 始 (H29) タイムラインの 考 え 方 を 取 り 入 れた 防 災 業 務 実 施 市 町 村 数 2 市 町 村 (H26) 27 市 町 村 (H32) 県 市 町 村 の 災 害 時 相 互 応 援 に 関 するガイドライン 策 定 未 策 定 (H26) 運 用 開 始 (H28) 物 資 調 達 搬 送 マニュアルの 整 備 検 討 中 (H26) マニュアル 整 備 及 び 訓 練 実 施 (H30) 災 害 時 の 燃 料 供 給 手 順 のマニュアル 化 未 実 施 (H26) マニュアル 化 及 び 訓 練 実 施 (H30) 液 化 石 油 ガス 販 売 事 業 者 に 対 する 保 安 講 習 会 の 実 施 3 回 (H27) 3 回 ( 毎 年 ) ( 県 市 町 村 庁 舎 施 設 の 耐 災 害 性 向 上 ) 岡 山 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 及 び 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 で 定 める 耐 震 改 修 等 の 目 標 を 踏 ま え 県 庁 舎 県 民 局 及 び 市 町 村 庁 舎 等 防 災 拠 点 となる 公 共 施 設 の 耐 震 改 修 を 計 画 的 に 進 める 3-3 総 務 県 民 土 木 10

13 概 ね 150 年 に1 回 程 度 起 こる 大 雨 を 想 定 した 場 合 において も 県 の 非 常 時 優 先 業 務 の 継 続 に 支 障 をきたすことのないよ う 業 務 継 続 計 画 等 を 踏 まえ 県 庁 舎 の 浸 水 対 策 の 強 化 につ いて 検 討 を 進 める 3-3 総 務 災 害 時 にも 県 ホームページの 機 能 を 維 持 し 重 要 情 報 が 適 ( 県 庁 1 階 の 浸 水 防 止 対 策 ) 切 に 提 供 できるよう サーバやお 問 い 合 わせ 機 能 等 を 二 重 化 するとともに 災 害 時 におい ても 通 常 時 と 同 水 準 の 情 報 提 供 を 行 うための 仕 組 みの 検 討 や 機 器 の 整 備 を 進 める 3-3 県 民 防 災 拠 点 となる 県 市 町 村 施 設 において 電 力 の 供 給 が 停 止 された 場 合 でも 必 要 な 機 能 を 維 持 できるよう 自 家 発 電 装 置 や 太 陽 光 パネル 蓄 電 池 の 設 置 など 非 常 用 電 源 の 確 保 に 努 める 3-3 総 務 県 民 環 文 [ 指 標 ] 県 庁 舎 県 民 局 及 び 地 域 事 務 所 の 耐 震 化 率 52.4%(H27) 70.0%(H35) 災 害 時 の 応 急 活 動 や 復 旧 活 動 の 拠 点 となる 市 町 村 庁 舎 の 耐 震 化 率 の 平 均 55%(H25) 95%(H32) ( 警 察 消 防 ) ( 災 害 応 急 活 動 体 制 の 確 保 ) 重 県 消 防 防 災 ヘリコプターについては 岡 南 飛 行 場 に 基 地 を 置 い ているが 災 害 発 生 時 に 岡 山 市 消 防 ヘリコプター 県 警 ヘリコプ ターと 同 時 被 災 するリスクを 回 避 するため 県 消 防 防 災 航 空 隊 基 地 を 岡 山 空 港 へ 移 転 し 災 害 対 応 力 の 向 上 を 図 る 2-3 直 轄 ( 県 消 防 防 災 ヘリ きび ) 重 消 防 団 員 数 が 減 少 傾 向 にある 中 で 女 性 ならではの 視 点 を 消 防 団 活 動 に 活 用 し また 将 来 の 団 員 を 確 保 する ため 市 町 村 と 連 携 して 女 性 や 若 手 に 積 極 的 な 広 報 を 行 い 消 防 団 の 充 実 強 化 に 取 り 組 む 1-1,2-3 直 轄 様 々な 災 害 現 場 に 対 応 するため 各 種 災 害 用 装 備 資 機 材 の 整 備 充 実 を 図 るとともに 災 害 用 装 備 資 機 材 活 用 訓 練 やより 災 害 現 場 に 即 した 環 境 での 体 系 的 段 階 的 な 訓 練 等 を 実 施 し 警 察 災 害 派 遣 隊 の 体 制 強 化 等 を 図 る 1-1,1-3,1-5,2-3,3-1 警 察 ( 岡 山 県 消 防 操 法 大 会 ) 大 規 模 災 害 時 における 治 安 の 悪 化 を 防 止 するため 警 ( 警 察 災 害 派 遣 隊 の 救 出 救 助 訓 練 ) 察 によるパトロール 体 制 等 を 強 化 するとともに 被 災 地 の 実 情 に 即 した 効 果 的 な 部 隊 運 用 を 行 うため 合 同 訓 練 や 各 種 会 合 等 を 通 じて 関 係 機 関 ( 防 災 ボランティア 等 )との 広 域 的 な 連 携 体 制 の 確 保 を 図 る 8-3 警 察 11

14 大 規 模 災 害 時 に 備 え 消 防 本 部 に 対 し 車 両 の 整 備 を 働 きかけるとともに 緊 急 消 防 援 助 隊 の 受 援 計 画 を 充 実 させるための 見 直 しを 県 内 消 防 本 部 と 協 議 する また 中 国 四 国 ブ ロック 内 の 消 防 機 関 等 と 年 1 回 訓 練 を 実 施 し 計 画 の 検 証 を 行 う 1-1, 1-3,1-5,2-3 直 轄 自 衛 隊 や 海 上 保 安 庁 相 互 応 援 協 定 を 締 結 している 中 国 四 国 各 県 と 平 時 からの 連 携 を 密 にし 合 同 での 訓 練 実 施 や 連 絡 会 議 等 での 協 議 を 通 じて 災 害 時 の 円 滑 な 受 援 体 制 の 構 築 を 図 る 2-3 直 轄 情 報 通 信 機 能 の 耐 災 害 性 の 強 化 や 高 度 化 を 図 るため 消 防 救 急 無 線 のデジタル 化 を 完 了 済 みの 県 内 消 防 本 部 との 消 防 救 急 無 線 による 直 接 通 信 環 境 を 確 保 することを 目 的 に 県 消 防 防 災 ヘリコプターの 無 線 のデジタル 化 の 整 備 を 推 進 する 2-3 直 轄 市 町 村 からの 要 請 に 基 づき 空 からの 救 助 や 物 資 の 輸 送 を 行 う 県 消 防 防 災 ヘリコプタ に ついて 道 路 寸 断 等 により 孤 立 地 域 が 発 生 した 場 合 を 想 定 した 救 助 物 資 輸 送 救 急 搬 送 の 訓 練 を 行 い 災 害 対 応 力 の 向 上 を 図 る 2-2 直 轄 県 消 防 防 災 ヘリコプター 等 を 最 大 限 活 用 して 救 助 救 急 搬 送 等 を 迅 速 に 行 うため 燃 料 供 給 事 業 者 等 との 調 整 を 通 じて 当 該 活 動 に 必 要 となるヘリコプター 用 燃 料 の 確 保 を 図 り 災 害 対 応 力 の 向 上 を 図 る 2-4 直 轄 火 災 の 初 期 消 火 体 制 を 充 実 させるため 消 防 本 部 に 体 制 整 備 を 働 きかけていくとともに 地 域 において 速 やかな 対 応 ができるよう 消 防 団 や 自 主 防 災 組 織 などとの 連 携 を 推 進 する 1-1,7-1 直 轄 県 消 防 学 校 において 消 防 職 員 及 び 消 防 団 員 の 教 育 訓 練 を 実 施 しているが 近 年 短 期 的 局 地 的 豪 雨 等 による 自 然 災 害 が 頻 発 し 南 海 トラフ 地 震 の 発 生 も 危 惧 される 中 複 雑 多 様 化 する 災 害 への 対 応 能 力 を 高 めるため 教 育 環 境 の 整 備 に 取 り 組 む また 救 急 救 命 士 等 の 養 成 確 保 に 努 める 2-3 直 轄 [ 指 標 ] 人 口 10 万 人 当 たり 消 防 団 員 数 1,477 人 (H26) 1,477 人 (H32) 女 性 消 防 団 員 数 592 人 (H26) 650 人 (H32) 警 察 災 害 派 遣 隊 の 活 動 中 国 四 国 ブロック 訓 練 1 回 (H27) 1 回 ( 毎 年 ) 緊 急 消 防 援 助 隊 の 活 動 中 国 四 国 ブロック 訓 練 1 回 (H27) 1 回 ( 毎 年 ) 消 防 防 災 ヘリ 無 線 のデジタル 化 未 実 施 (H26) 完 了 (H27) 消 防 団 員 等 の 消 防 学 校 教 育 訓 練 消 防 職 員 502 人 消 防 団 員 99 人 (H26) 消 防 職 員 513 人 消 防 団 員 130 人 (H32) ( 水 防 活 動 ) 水 防 団 と 水 防 協 力 団 体 ( 自 治 会 ボランティア 団 体 等 )が 連 携 した 水 防 訓 練 の 実 施 や 地 域 の 実 情 に 合 わせた 水 防 計 画 の 策 定 により 水 防 体 制 の 充 実 強 化 を 図 る 1-4 土 木 12

15 浸 水 想 定 区 域 内 の 地 下 街 等 における 自 衛 水 防 の 取 組 を 促 し 併 せて 市 町 村 主 体 の 水 防 訓 練 の 実 施 により 水 防 体 制 の 充 実 強 化 を 図 る 2-3 土 木 [ 指 標 ] 市 町 村 主 体 の 水 防 訓 練 を 実 施 している 市 町 村 数 26 市 町 村 (H26) 27 市 町 村 (H28) ( 警 察 消 防 庁 舎 の 耐 震 化 等 ) きょうあい 重 耐 震 化 が 未 実 施 の 警 察 施 設 は 老 朽 化 狭 隘 化 が 著 しいため 建 て 替 えによる 耐 震 化 を 計 画 的 に 進 めることで 被 災 時 における 警 察 機 能 低 下 の 防 止 及 び 救 助 活 動 拠 点 の 保 持 を 図 る また 救 命 救 助 活 動 等 の 拠 点 機 能 の 維 持 に 係 る 非 常 用 電 源 の 確 保 対 策 を 促 進 する 2-3,3-1 警 察 震 災 害 時 に 救 急 救 助 消 火 等 の 活 動 に 即 応 しなければならない 県 内 の 消 防 本 部 がその 機 能 を 十 分 に 果 たすため 消 防 署 及 び 出 張 所 等 の 耐 震 化 未 整 備 の 消 防 関 係 庁 舎 の 耐 震 化 を 促 進 する また 水 害 対 策 や 災 害 対 応 機 能 の 維 持 に 係 る 非 常 用 電 源 の 確 保 対 策 を 促 進 する 2-3 直 轄 [ 指 標 ] 警 察 本 部 庁 舎 及 び 県 下 の 警 察 署 の 耐 震 化 率 消 防 署 及 び 出 張 所 の 耐 震 化 率 87%(H26) 91%(H32) 81.8%(H25) 92.3%(H32) (2) 住 宅 都 市 / 情 報 通 信 ( 住 宅 建 築 物 の 耐 震 化 等 ) 重 住 宅 や 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 の 耐 震 化 の 目 標 達 成 に 向 け 普 及 啓 発 活 動 や 人 材 育 成 に 努 めるとともに 耐 震 化 支 援 の 充 実 を 図 る また 不 特 定 多 数 の 者 が 集 まる 施 設 の 倒 壊 や 火 災 による 被 害 を 回 避 するため 耐 震 診 断 の 義 務 付 け 対 象 建 築 物 や 防 災 拠 点 となる 公 共 施 設 等 の 耐 震 化 を 推 進 する 1-1,1-2 土 木 教 育 重 沿 線 沿 道 の 建 物 倒 壊 による 被 害 や 交 通 麻 痺 を 回 避 するため 改 正 耐 震 改 修 促 進 法 に 基 づき 県 及 び 市 町 村 が 連 携 して 耐 震 診 断 の 実 施 を 義 務 付 ける 緊 急 輸 送 道 路 等 の 指 定 を 行 い 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 建 築 物 の 耐 震 化 を 推 進 する 7-3 土 木 重 屋 内 運 動 場 等 の 吊 り 天 井 などの 非 構 造 部 位 材 を 含 めた 公 立 学 校 施 設 の 耐 震 化 の 取 組 が 遅 れている 市 町 村 に 対 し 耐 震 対 策 を 促 進 し 早 期 完 了 を 目 指 す 1-1 教 育 私 立 学 校 に 対 し 県 及 び 国 の 補 助 制 度 を 活 用 することにより 耐 震 診 断 及 び 耐 震 工 事 を 積 極 的 に 実 施 するよう 促 し 私 立 学 校 施 設 の 耐 震 化 の 促 進 を 図 る 1-1 総 務 [ 指 標 ] 住 宅 耐 震 化 率 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 の 耐 震 化 率 市 町 村 立 学 校 耐 震 化 率 74%(H25) 95%(H32) 80%(H25) 95%(H32) 87.3%(H26) 100%(H28) 13

16 屋 内 運 動 場 等 にある 吊 り 天 井 などの 非 構 造 部 材 耐 震 対 策 実 施 率 89.9%(H26) 100%(H28) ( 災 害 に 強 いまちづくり) 市 街 地 における 火 災 の 危 険 を 防 除 するために 定 める 防 火 地 域 等 の 指 定 や 安 全 で 快 適 な 都 市 環 境 を 創 造 する 市 街 地 再 開 発 事 業 を 行 う 市 町 に 助 言 するとともに 市 町 が 策 定 する 都 市 計 画 マスタープランへ 防 災 や 減 災 の 観 点 を 盛 り 込 むことを 促 進 する 1-1,7-1 土 木 火 災 が 発 生 すると 甚 大 な 被 害 が 発 生 する 不 特 定 多 数 が 利 用 する 大 規 模 商 業 施 設 旅 館 病 院 遊 技 場 等 の 管 理 者 に 対 し 市 町 村 において 消 防 用 設 備 等 の 適 正 な 設 置 維 持 管 理 防 火 管 理 体 制 の 強 化 を 促 進 する また 県 は 市 町 村 に 対 し 消 火 栓 等 の 耐 震 性 強 化 や 防 火 水 槽 の 増 設 等 消 防 水 利 状 況 の 改 善 などを 働 きかける 1-1,1-2 直 轄 災 害 発 生 時 の 避 難 場 所 や 自 衛 隊 等 の 災 害 活 動 拠 点 となる 公 園 について 園 内 の 施 設 や 設 備 が 有 効 に 機 能 するよう 適 切 な 維 持 管 理 を 行 うとともに 市 町 村 管 理 の 公 園 についても 災 害 発 生 時 に 有 効 となる 機 能 の 確 保 を 促 進 する 1-2 土 木 [ 指 標 ] 都 市 計 画 マスタープランにおいて 防 災 減 災 が 明 記 されている 市 町 数 16 市 町 (H26) 21 市 町 (H32)( 対 象 :21 市 町 ) スプリンクラー 設 備 の 設 置 状 況 ( 違 反 率 ) 0.16%(H26) 0.16%(H32) ( 水 道 施 設 の 耐 震 化 等 ) 水 道 施 設 基 幹 管 路 耐 震 化 率 が 24.3%(H25)となっており 大 規 模 地 震 発 生 時 の 被 害 拡 大 復 旧 期 間 の 長 期 化 が 懸 念 されるため 水 道 事 業 者 等 に 対 し 耐 震 化 の 必 要 性 や 計 画 的 整 備 について 指 導 や 助 言 を 行 い 重 要 給 水 施 設 配 水 管 を 優 先 的 に 耐 震 化 するなど 水 道 施 設 の 計 画 的 な 耐 震 化 を 促 進 する 2-1,6-2 保 福 災 害 時 に 備 え 日 本 水 道 協 会 岡 山 県 支 部 相 互 応 援 対 策 要 綱 に 基 づく 災 害 時 の 応 急 給 水 や 応 急 復 旧 の 防 災 訓 練 等 を 引 き 続 き 行 い 緊 急 時 の 広 域 支 援 体 制 の 確 立 を 促 進 する また 災 害 時 における 民 間 事 業 者 との 支 援 体 制 の 確 立 を 促 進 する 6-2 保 福 [ 指 標 ] 水 道 事 業 者 等 における 水 道 施 設 耐 震 化 計 画 の 策 定 率 23%(H27) 100%(H32) ( 下 水 道 施 設 の 機 能 確 保 ) 大 規 模 地 震 発 生 時 における 迅 速 な 下 水 道 機 能 の 復 旧 事 業 継 続 を 行 うため 流 域 下 水 道 の 下 水 道 BCP を 策 定 するとともに 市 町 村 の 下 水 道 BCP 策 定 を 促 進 する また 策 定 した 下 水 道 BCP に 基 づく 訓 練 を 行 い 実 効 性 の 向 上 を 図 る 6-3 土 木 流 域 下 水 道 施 設 について 耐 震 診 断 を 進 め 耐 震 性 能 が 不 足 する 下 水 道 管 路 や 処 理 場 等 の 耐 震 化 を 実 施 するとともに 津 波 対 策 を 実 施 する また 市 町 村 管 理 の 下 水 道 施 設 につ いて 耐 震 化 や 津 波 対 策 を 促 進 する 2-7,6-3 土 木 14

17 雨 水 の 排 水 機 能 を 高 め 内 水 氾 濫 を 防 止 するため 市 町 村 において 過 去 の 浸 水 実 績 等 きょ を 把 握 し 排 水 ポンプ 場 雨 水 管 渠 等 の 下 水 道 施 設 の 計 画 的 な 整 備 や 維 持 管 理 が 図 られる よう 促 進 する 1-4 土 木 [ 指 標 ] 下 水 道 BCP( 流 域 )の 策 定 未 策 定 (H26) 策 定 (H28) 下 水 道 BCP( 市 町 村 ) 策 定 市 町 村 数 3 市 町 村 (H26) 26 市 町 村 (H32)( 対 象 :26 市 町 村 ) 下 水 道 管 路 ( 重 要 な 幹 線 等 ) 耐 震 化 率 62%(H26) 67%(H32) 下 水 道 処 理 場 の 耐 震 化 率 49%(H26) 51%(H32) (エネルギー 供 給 施 設 の 被 害 予 防 ) エネルギー 事 業 者 が 集 積 する 水 島 コンビナートにおいて 関 係 機 関 が 連 携 した 総 合 的 な 防 災 訓 練 を 定 期 的 に 実 施 し コンビナート 防 災 体 制 の 強 化 を 図 る また 電 気 ガス 石 油 等 のエネルギー 供 給 事 業 者 においては 関 連 施 設 の 耐 震 化 や 系 統 の 多 重 化 被 災 時 の 早 期 復 旧 に 必 要 な 資 材 人 員 の 確 保 復 旧 用 車 両 の 通 行 ルート 確 保 に 係 る 道 路 管 理 者 との 連 携 等 計 画 的 に 耐 災 害 性 の 向 上 を 図 る 2-4,5-2,6-1 直 轄 企 業 局 (エネルギー 供 給 源 の 多 様 化 ) 地 域 外 からの 電 力 の 供 給 が 停 止 した 場 合 にも 地 域 の 公 共 施 設 や 家 庭 などにおいて 必 要 最 小 限 のエネルギーを 確 保 できるよう 太 陽 光 発 電 やバイオマス 発 電 など 自 立 分 散 型 エネルギーの 導 入 を 促 進 する 6-1 環 文 農 林 [ 指 標 ] 住 宅 用 太 陽 光 発 電 設 備 の 総 設 備 容 量 204,641kW(H26) 300,000kW(H32) ( 情 報 通 信 基 盤 伝 達 体 制 の 確 保 ) 重 大 規 模 災 害 発 生 時 においても 県 防 災 行 政 無 線 の 安 定 した 通 信 が 確 保 できるよう 電 気 通 信 設 備 の 分 散 配 置 や 機 器 の 小 型 化 による 省 電 力 化 を 進 めるとともに 非 常 用 発 電 機 の 長 時 間 運 転 化 や 設 備 更 新 等 により 耐 災 害 性 の 強 化 を 図 る 4-1 直 轄 災 害 発 生 時 の 県 市 町 村 防 災 関 係 機 関 間 の 確 実 な 通 信 を 確 保 するため 電 気 通 信 系 統 の 二 重 化 や 通 信 手 段 の 多 重 化 を 計 画 的 に 推 進 し 防 災 通 信 基 盤 の 耐 災 害 性 の 向 上 を 図 る 1-6,4-1 直 轄 災 害 発 生 時 においても 県 防 災 行 政 無 線 県 総 合 防 災 情 報 システム 等 の 正 常 な 機 能 が 確 保 できるよう 定 期 的 な 保 守 点 検 を 行 うとともに 計 画 的 な 機 器 更 新 や 国 の 新 たな 技 術 への 対 応 状 況 等 に 応 じた ( 防 災 情 報 ネットワークの 概 念 図 ) 15

18 機 能 強 化 を 図 る 1-6 直 轄 全 国 瞬 時 警 報 システム(J-ALERT)で 配 信 される 情 報 を 迅 速 かつ 確 実 に 住 民 に 伝 達 するた め 市 町 村 における 防 災 行 政 無 線 や 音 声 告 知 端 末 緊 急 速 報 メール 等 プッシュ 型 の 多 様 な 伝 達 手 段 の 確 保 J-ALERT との 自 動 連 動 を 促 進 する また 県 中 継 所 の 施 設 の 提 供 や 技 術 的 助 言 により 同 報 系 市 町 村 防 災 行 政 無 線 の 整 備 を 支 援 する 1-6 直 轄 プッシュ 型 情 報 伝 達 : 情 報 の 受 け 手 である 住 民 の 意 思 にかかわらず 一 方 的 に 情 報 を 届 けること メールやSNSを 活 用 した 効 果 的 な 災 害 広 報 に 努 めるとともに 平 時 から 適 切 な 避 難 行 動 や 必 要 な 防 災 情 報 の 理 解 など 住 民 の 防 災 意 識 の 向 上 を 図 り 防 災 情 報 の 積 極 的 な 入 手 を 促 す また 気 象 警 報 や 避 難 情 報 等 を 迅 速 かつ 確 実 に 伝 達 するため 地 域 の 実 情 に 応 じて 防 災 行 政 無 線 ( 同 報 系 ) 告 知 端 末 おかやま 防 災 情 報 メール 緊 急 速 報 メール SN S 災 害 情 報 共 有 システム(Lアラート) 等 防 災 情 報 の 伝 達 手 段 の 多 様 化 効 率 化 を 推 進 し 災 害 時 の 情 報 伝 達 体 制 の 充 実 を 図 る 1-3,1-6, 4-2 直 轄 総 合 災 害 時 に 孤 立 する 可 能 性 のある 集 落 等 について 市 町 村 との 連 絡 窓 口 の 明 確 化 や 通 信 手 段 の 多 重 化 家 庭 集 落 単 位 での 備 蓄 を 促 進 する また 通 信 事 業 者 と 連 携 して 避 難 所 への 特 設 公 衆 電 話 の 設 置 を 促 進 し 避 難 所 の 通 信 環 境 の 整 備 を 図 る 2-2 直 轄 国 直 轄 を 含 めた 県 内 のダム 等 施 設 の 放 流 情 報 を おかやま 防 災 ポータルホームページ おかやま 防 災 情 報 メール 等 を 通 じて 住 民 へわかりやすく 情 報 提 供 する 1-6 土 木 農 林 岡 山 情 報 ハイウェイは 県 市 町 村 の 行 政 ネットワークだけでなく インターネット 接 続 業 者 や 放 送 事 業 者 などの 通 信 経 路 としても 利 用 されている 重 要 なインフラであるため 回 線 切 断 に 備 えて 経 路 を 多 重 化 しているほか 関 連 施 設 の 浸 水 対 策 停 電 電 源 装 置 の 整 備 など 安 全 性 強 化 策 を 平 成 26 年 度 までに 実 施 済 みであるが 今 後 も 機 能 維 持 のための 計 画 的 な 機 器 更 新 を 実 施 する 4-2 県 民 市 町 村 等 の 庁 舎 や 災 害 時 に 避 難 場 所 となる 公 共 施 設 を 中 心 に 公 衆 無 線 LAN を 整 備 してい るが 住 民 が 災 害 時 にスマートフォン 等 からの 情 報 収 集 を 円 滑 に 行 えるよう 災 害 時 の 認 証 の 簡 略 化 など 利 便 性 の 向 上 について 検 討 を 進 める 4-2 県 民 大 規 模 災 害 により 岡 山 情 報 ハイウェイの 断 線 が 広 範 囲 に 及 んだ 場 合 には 独 立 行 政 法 人 宇 宙 航 空 研 究 開 発 機 構 (JAXA)との 協 定 に 基 づき 超 高 速 インターネット 衛 星 きずな (WINDS)の 衛 星 回 線 を 活 用 してインターネット 接 続 を 行 う 計 画 であり 必 要 な 衛 星 ( 衛 星 回 線 接 続 用 アンテナ) 回 線 機 器 の 運 搬 等 早 期 復 旧 に 向 けた 対 策 の 検 討 を 進 める 4-2 県 民 通 信 事 業 者 は 計 画 的 に 関 連 施 設 の 耐 災 害 性 の 向 上 に 取 り 組 むとともに 平 時 から 被 災 16

19 時 の 早 期 復 旧 に 必 要 な 資 材 人 員 の 確 保 や 電 気 事 業 者 等 との 連 携 強 化 等 に 努 め 災 害 時 の 通 信 確 保 に 努 める 4-1 直 轄 [ 指 標 ] 停 電 時 に 72 時 間 稼 働 可 能 な 県 防 災 行 政 無 線 施 設 の 割 合 56%(H27) 100%(H32) 防 災 行 政 無 線 等 プッシュ 型 の 情 報 伝 達 手 段 を 整 備 している 市 町 村 の 割 合 59%(H26) 78%(H32) おかやま 防 災 情 報 メール 登 録 件 数 37,255 件 (H26) 70,000 件 (H32) 放 流 情 報 を 提 供 するダム 等 施 設 数 12 施 設 (H27) 14 施 設 (H32)( 対 象 :14 施 設 ) 特 設 公 衆 電 話 の 設 置 回 線 数 112 回 線 (H26) 300 回 線 (H32) 岡 山 情 報 ハイウェイの 光 ファイバーケーブルの 備 蓄 資 材 8 本 合 計 4,000 メートル(H26) 10 本 合 計 5,000 メートル(H32) ( 徒 歩 帰 宅 者 の 支 援 ) コンビニエンスストア 等 民 間 事 業 者 との 協 定 に 基 づき 徒 歩 帰 宅 者 に 水 やトイレ 道 路 情 報 等 防 災 情 報 の 提 供 を 行 う 徒 歩 帰 宅 支 援 ステーション の 整 備 等 を 推 進 するなど 都 市 部 の 関 係 市 と 連 携 し 支 援 拠 点 の 拡 大 に 努 める 2-5 直 轄 [ 指 標 ] 徒 歩 帰 宅 者 支 援 に 関 する 災 害 時 協 力 協 定 締 結 事 業 者 数 11(H26) 16(H32) (3) 保 健 医 療 福 祉 ( 災 害 時 の 医 療 救 護 活 動 体 制 の 確 保 ) 重 被 災 者 の 救 命 率 の 向 上 を 図 るため 全 ての 災 害 拠 点 病 院 が 保 有 するDMAT について 隊 員 の 養 成 確 保 や 各 病 院 における 複 数 チームの 保 有 を 促 進 するとともに 隊 員 の 技 能 維 持 向 上 及 び 消 防 等 との 連 携 の 強 化 を 図 る 2-6 保 福 DMAT(ディーマット):Disaster Medical Assistance Team の 頭 文 字 をとった 略 称 医 師 看 護 師 その 他 の 医 療 職 や 事 務 職 員 で 構 成 される 大 規 模 災 害 等 の 現 場 において 概 ね 48 時 間 以 内 に 活 動 で きるように 専 門 的 な 訓 練 を 受 けた 医 療 チーム 重 県 内 の 医 療 機 関 で 対 応 不 可 能 な 人 数 の 傷 病 者 が 生 じた 場 合 に 他 都 道 府 県 等 に 傷 病 者 を 搬 送 するために 岡 山 空 港 に 設 置 する 広 域 医 療 搬 送 拠 点 の 運 営 を 円 滑 に 行 えるよう 定 期 的 に 訓 練 等 を 実 施 し DMAT 医 療 機 関 消 防 等 との 連 携 の 強 化 を 図 る 2-6 保 福 大 規 模 災 害 時 に 医 療 機 関 が 被 災 した 場 合 でも 医 療 提 供 機 能 を 維 持 し 医 療 業 務 を 継 続 できるよう 医 療 機 関 における BCP の 策 定 を 促 進 する 2-6 保 福 発 災 時 に 医 療 従 事 者 を 確 保 するため 岡 山 県 医 師 会 と 締 結 した 災 害 時 の 医 療 救 護 活 動 に 関 する 協 定 に 基 づく 医 療 救 護 班 の 派 遣 要 請 等 を 迅 速 に 行 うことができるよう 訓 練 等 を 通 じて 連 携 の 強 化 を 図 る 2-6 保 福 17

20 医 薬 品 等 を 迅 速 かつ 円 滑 に 被 災 地 内 の 救 護 所 等 に 供 給 する 事 態 の 発 生 を 想 定 し 医 薬 品 等 が 円 滑 に 調 達 できるよう 相 互 の 緊 急 連 絡 や 情 報 交 換 等 に 関 し 訓 練 を 実 施 し 関 係 団 体 と の 連 携 の 強 化 を 図 る 2-6 保 福 陸 路 の 閉 塞 時 や 島 しょ 部 においては ヘリコプターを 活 用 することで 救 急 搬 送 をより 効 果 的 に 行 うことができることから 災 害 時 に 迅 速 適 切 な 傷 病 者 搬 送 等 を 行 うため 平 時 から 関 係 機 関 との 連 携 の 強 化 を 図 る 2-6 直 轄 保 福 災 害 時 に 電 力 供 給 が 途 絶 した 場 合 でも 災 害 拠 点 病 院 等 が 保 有 する 自 家 発 電 機 によって 病 院 の 基 本 的 な 機 能 を 維 持 することができるよう 医 療 機 関 における 燃 料 の 備 蓄 を 促 進 する 2-4 保 福 災 害 時 にエネルギー 供 給 が 長 期 にわたり 途 絶 した 場 合 でも DMATが 行 う 救 急 医 療 活 動 や 広 域 医 療 搬 送 拠 点 の 運 営 等 に 支 障 が 生 じないよう 可 搬 式 の 発 電 機 やバッテリーの 整 備 非 常 用 電 源 の 確 保 を 促 進 する 2-4 保 福 国 の 補 助 制 度 を 活 用 し 医 療 救 護 機 関 における 実 情 やニーズに 合 わせ 太 陽 光 発 電 な ど 自 立 分 散 型 エネルギーによる 非 常 用 電 源 の 導 入 を 促 進 する 2-4 環 文 [ 指 標 ] 災 害 拠 点 病 院 におけるDMATの 複 数 チームの 保 有 率 70%(H27) 100%(H32) DMAT 医 療 機 関 消 防 等 が 参 加 する 訓 練 等 の 実 施 1 回 (H27) 1 回 ( 毎 年 ) ( 医 療 福 祉 施 設 の 耐 震 化 等 ) 重 医 療 施 設 の 倒 壊 等 により 被 災 者 等 への 医 療 を 提 供 できなくなることがないよう 災 害 拠 点 病 院 や 災 害 時 に 重 要 な 役 割 を 担 う 地 域 の 中 核 病 院 等 の 耐 震 化 を 促 進 する 1-2,2-6 保 福 社 会 福 祉 施 設 等 は 自 力 避 難 が 困 難 な 者 が 多 く 利 用 することから 利 用 者 の 安 全 確 保 の ため 耐 震 化 やスプリンクラーの 設 置 を 促 進 する 1-2 保 福 [ 指 標 ] 災 害 拠 点 病 院 等 耐 震 化 率 社 会 福 祉 施 設 等 の 耐 震 化 率 44.4%(H26) 80%(H32) 82.7%(H25) 86.3%(H25 全 国 平 均 耐 震 化 率 )(H32) ( 避 難 誘 導 体 制 の 確 保 ) 津 波 や 土 砂 災 害 による 被 害 の 発 生 が 予 想 される 医 療 機 関 や 社 会 福 祉 施 設 等 での 具 体 的 な 避 難 受 入 方 法 等 の 手 順 を 示 すマニュアル 整 備 の 促 進 等 により 災 害 時 の 避 難 誘 導 体 制 の 確 保 を 促 進 する 1-3,1-5 保 福 ( 要 配 慮 者 対 策 ) 大 規 模 災 害 時 に 被 災 地 における 高 齢 者 等 の 要 配 慮 者 の 福 祉 介 護 等 のニーズ 把 握 及 び 18

21 迅 速 かつ 円 滑 な 支 援 活 動 を 展 開 するため 岡 山 県 社 会 福 祉 協 議 会 を 中 心 とした 福 祉 関 係 団 体 等 による 広 域 的 な 福 祉 支 援 体 制 の 構 築 を 促 進 する 1-6 保 福 視 聴 覚 に 障 害 のある 人 に 対 して 避 難 所 までの 移 動 ルートや 避 難 方 法 等 が 確 実 に 伝 達 で きるように 情 報 伝 達 方 法 の 多 様 化 を 促 進 する 1-6 保 福 市 町 村 が 進 めている 福 祉 避 難 所 ( 避 難 行 動 要 支 援 者 向 けの 避 難 所 ) の 整 備 等 について 市 町 村 が 災 害 発 生 時 に 適 切 な 福 祉 避 難 所 の 開 設 及 び 運 営 を 行 い 避 難 行 動 要 支 援 者 を 受 け 入 れられるよう 受 入 体 制 の 充 実 を 促 進 する また 一 般 の 避 難 所 についても 避 難 行 動 要 支 援 者 の 一 次 避 難 先 としての 利 用 も 想 定 した 運 営 マニュアルの 整 備 等 を 促 進 し 避 難 者 の 生 活 環 境 の 確 保 に 努 める 1-6 保 福 直 轄 [ 指 標 ] 福 祉 避 難 所 の 防 災 訓 練 等 実 施 市 町 村 数 0 市 町 村 (H26) 14 市 町 村 ( 南 海 トラフ 地 震 対 策 の 推 進 地 域 )(H32) 避 難 所 運 営 マニュアルの 作 成 市 町 村 数 10 市 町 村 (H26) 27 市 町 村 (H32) ( 感 染 症 対 策 の 推 進 ) 県 内 に1 箇 所 設 置 している 予 防 接 種 センターの 運 営 や 広 報 活 動 を 通 じ 予 防 接 種 に 関 す る 普 及 啓 発 活 動 を 行 うことにより 災 害 時 の 感 染 症 のまん 延 防 止 を 図 る 2-7 保 福 避 難 所 施 設 における 感 染 症 のまん 延 を 防 止 するため 市 町 村 において 避 難 所 施 設 の 適 切 な 消 毒 等 感 染 症 のまん 延 防 止 措 置 を 盛 り 込 んだマニュアル 等 を 策 定 する 等 の 取 組 を 促 進 する 2-7 保 福 [ 指 標 ] 避 難 所 開 設 マニュアル 等 に 感 染 症 対 策 を 盛 り 込 んだ 市 町 村 数 0(H27) 27 市 町 村 (H32) (4) 産 業 ( 企 業 の 事 業 継 続 計 画 (BCP)) 重 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 や 南 海 トラフ 地 震 の 被 害 想 定 などを 踏 まえて 災 害 発 生 後 の 早 期 復 旧 及 びサプライチェーン 確 保 のため 事 業 継 続 に 向 けた 中 小 企 業 の BCP 策 定 を 促 進 してい るが 今 後 個 別 企 業 の BCP の 実 効 性 を 一 層 向 上 させるとともに 県 外 企 業 との 業 務 提 携 や 災 害 発 生 時 相 互 支 援 協 定 の 締 結 等 の 促 進 さらには 企 業 連 携 型 BCP の 策 定 を 支 援 するこ とにより 災 害 発 生 時 におけるバックアップ 機 能 の 強 化 と 事 業 継 続 能 力 の 一 層 の 向 上 を 図 る 5-1 産 労 [ 指 標 ] 県 内 中 小 企 業 の BCP 策 定 率 製 造 業 8.2% 小 売 卸 売 業 7.0%(H27) 製 造 業 15% 小 売 卸 売 業 10%(H32) 19

22 (コンビナート 防 災 体 制 の 強 化 推 進 ) 重 コンビナートを 構 成 する 主 要 事 業 所 に 対 し 災 害 時 BCP 策 定 を 促 し 被 災 時 の 被 害 拡 大 の 防 止 事 業 継 続 能 力 の 一 層 の 向 上 を 図 る 5-3 直 轄 ( 水 島 工 業 地 帯 ) 災 害 により 水 島 コンビナートに 立 地 する 企 業 の 操 業 に 甚 大 な 影 響 が 及 ぶことのないよう 保 安 防 災 部 門 土 木 部 門 産 業 労 働 部 門 等 の 県 関 係 部 局 が 連 携 し 水 島 コンビナートの 強 靱 化 を 促 進 する 5-3 直 轄 関 係 部 局 コンビナート 防 災 については 関 係 機 関 との 連 携 を 図 りながら 事 故 発 生 時 に 迅 速 的 確 に 対 応 する ための 防 災 資 機 材 の 整 備 や 総 合 防 災 訓 練 の 実 施 を 通 じて 事 故 防 止 を 図 っており 引 き 続 き 計 画 的 な 防 災 資 機 材 の 整 備 や 総 合 防 災 訓 練 を 定 期 的 に 実 施 する とともに 平 成 24 年 度 の 防 災 アセスメント 結 果 を ( 水 島 コンビナート 防 災 訓 練 ) 踏 まえた 各 事 業 所 での 取 組 のフォローアップなど 関 係 機 関 との 緊 密 な 連 携 による 防 災 体 制 の 強 化 を 図 る 5-3,7-2,7-5 直 轄 高 圧 ガス 設 備 の 管 理 について 既 設 耐 震 設 計 構 造 物 の 通 達 基 準 への 適 合 指 導 及 び 重 要 度 の 高 い 既 設 耐 震 設 計 構 造 物 の 現 行 基 準 への 適 合 指 導 を 実 施 するとともに 関 係 機 関 と 連 携 し 保 安 検 査 体 制 の 強 化 などを 通 じて コンビナート 防 災 体 制 の 充 実 を 図 る 7-2,7-5 直 轄 [ 指 標 ] BCP を 策 定 した 特 定 事 業 所 の 割 合 50%(H26) 95%(H32) 特 定 事 業 所 : 石 油 高 圧 ガス 等 の 貯 蔵 取 扱 処 理 量 が 政 令 で 定 める 一 定 量 以 上 の 事 業 者 等 コンビナート 防 災 訓 練 実 施 回 数 1 回 (H27) 1 回 ( 毎 年 ) 高 圧 ガス 施 設 の 通 達 基 準 適 合 率 98.7%(H26) 100%(H32) ( 工 業 用 水 道 施 設 機 能 の 確 保 ) 工 業 用 水 は 産 業 活 動 にとって 欠 かすことのできない 重 要 な 役 割 を 果 たしていることから 地 震 等 の 災 害 発 生 時 におい ても 企 業 へ 工 業 用 水 を 配 水 できるよう 送 配 水 管 について 計 画 的 に 耐 震 化 対 策 を 実 施 する 6-2 企 業 局 [ 指 標 ] 水 島 工 業 用 水 道 事 業 施 設 ( 送 配 水 管 )の 耐 震 化 率 工 業 用 水 配 水 管 の 更 新 高 密 度 ポリエチレン 管 の 布 設 例 68%(H26) 80%(H32) ( 金 融 支 援 ) 県 制 度 融 資 に 事 業 継 続 計 画 (BCP) 策 定 や 防 災 対 策 に 必 要 な 資 金 に 対 する 事 業 継 続 対 20

23 策 資 金 被 災 企 業 の 運 転 資 金 設 備 資 金 に 対 する 経 済 変 動 対 策 資 金 を 設 けており 支 援 が 円 滑 に 行 われるよう 制 度 の 周 知 を 図 る 5-1 産 労 災 害 救 助 法 が 適 用 された 場 合 に 金 融 当 局 からの 特 別 措 置 の 要 請 に 基 づき 罹 災 した 地 域 住 民 の 生 活 資 金 の 確 保 及 び 企 業 等 の 経 済 活 動 の 維 持 復 旧 に 資 する 金 融 支 援 が 円 滑 に 行 われるよう 災 害 発 生 時 における 協 力 に 関 する 協 定 締 結 金 融 機 関 と 連 携 して 取 り 組 む 5-6 産 労 ( 地 域 の 経 済 力 の 強 化 ) 大 規 模 自 然 災 害 発 生 後 であっても 経 済 活 動 が 機 能 不 全 に 陥 らないようにするためには 地 域 の 経 済 力 の 底 上 げが 重 要 であり 企 業 誘 致 や 投 資 の 促 進 を 図 るとともに 新 製 品 新 技 術 開 発 の 促 進 や 販 路 拡 大 支 援 等 による 力 強 い 県 内 企 業 の 育 成 に 平 素 から 取 り 組 む 5-1 産 労 (5) 交 通 物 流 ( 道 路 交 通 基 盤 の 整 備 ) 重 南 海 トラフ 地 震 等 の 大 規 模 災 害 等 の 発 生 時 において 広 域 支 援 連 携 の 交 通 基 盤 となる 中 国 横 断 自 動 車 道 岡 山 米 子 線 を 含 む 高 速 道 路 の4 車 線 化 ネットワークが 必 要 であり 関 係 市 町 村 や 関 係 団 体 との 連 携 を 強 化 し 国 やNEXCO 等 に 対 して 引 き 続 き 事 業 化 を 働 きかける また 高 速 道 路 を 補 完 する 地 域 高 規 格 道 路 や 国 直 轄 の 道 路 について 国 や 岡 山 市 等 と 連 携 しながら 引 き 続 き 未 供 用 区 間 の 整 備 を 進 める 5-5 土 木 ( 美 作 岡 山 道 路 ) 重 災 害 発 生 時 に 基 幹 的 陸 上 交 通 ネットワークが 長 期 間 にわたり 機 能 を 停 止 し 経 済 活 動 が 停 滞 するのを 防 止 するため 国 県 道 における 緊 急 輸 送 道 路 やその 代 替 路 主 要 な 幹 線 道 路 から 物 流 拠 点 へのアクセス 道 路 の 整 備 を 進 め 道 路 網 のリダンダンシー 強 化 ( 多 重 化 ) を 推 進 する 5-5 土 木 重 緊 急 輸 送 道 路 や 危 険 度 の 高 い 箇 所 に 防 護 柵 等 を 設 置 するなど 落 石 崩 土 危 険 箇 所 の 解 消 に 取 り 組 む 5-5,6-4 土 木 災 害 発 生 時 に 落 橋 による 道 路 利 用 者 等 への 被 害 を 防 ぐとと もに 道 路 ネットワークの 長 期 間 にわたる 機 能 停 止 及 び 復 旧 復 興 活 動 の 大 幅 な 遅 延 を 防 ぐため 橋 梁 の 耐 震 化 対 策 を 推 進 す る 1-1,5-5,8-4 土 木 ( 落 石 防 護 柵 の 設 置 ) 災 害 時 の 避 難 緊 急 物 資 の 輸 送 等 の 確 保 を 念 頭 に 置 きながら 道 路 法 面 等 の 落 石 崩 土 を 防 止 する 道 路 防 災 対 策 やトンネルの ( 橋 梁 の 耐 震 化 ) 機 能 維 持 対 策 路 面 下 空 洞 調 査 の 実 施 電 柱 倒 壊 を 防 止 する 電 線 共 同 溝 整 備 を 効 率 的 効 果 的 に 推 進 する 1-1,3-2,4-1,5-5,8-4 土 木 21

24 災 害 発 生 時 に 地 域 交 通 ネットワークが 分 断 され 防 災 拠 点 や 物 流 拠 点 へのアクセスに 支 障 が 生 じる 事 態 を 回 避 するため 地 域 交 通 ネットワークを 構 成 する 国 道 県 道 市 町 村 道 や 農 林 道 等 の 管 理 者 が 連 携 して 緊 急 輸 送 道 路 や 代 替 路 による 道 路 網 の 整 備 を 進 める 2-2,6-4 土 木 中 山 間 地 域 の 交 通 難 所 の 解 消 に 向 け 効 率 的 な 道 路 整 備 に 努 め ているが 災 害 発 生 時 には 集 落 へ 接 続 する 道 路 が 通 行 不 能 とな り 多 数 かつ 長 期 にわたる 孤 立 集 落 の 同 時 発 生 が 懸 念 されるた め 市 町 村 道 や 農 林 道 等 の 管 理 者 と 連 携 しながら 地 域 の 実 情 を 踏 まえて 緊 急 性 の 高 い 交 通 難 所 から 計 画 的 に 整 備 を 進 める 2-2 土 木 ( 交 通 難 所 の 解 消 ) [ 指 標 ] 地 域 高 規 格 道 路 国 直 轄 道 路 の 追 加 供 用 延 長 2.3km(H27) 22.4km(H27~H32) 緊 急 輸 送 道 路 とその 代 替 路 物 流 拠 点 へのアクセス 道 路 の 追 加 供 用 延 長 4.9km(H27) 25.0km(H27~H32) 緊 急 輸 送 道 路 防 災 対 策 率 36%(H26) 60%(H32) 落 橋 等 の 甚 大 な 被 害 を 防 止 する 対 策 を 実 施 した 橋 梁 数 230 橋 (H27) 245 橋 (H32)( 対 象 : 要 対 策 橋 梁 数 318 橋 ) 新 基 準 によるトンネル 点 検 実 施 本 数 0 本 (H26) 83 本 (H32)( 対 象 :83 本 )( 県 独 自 基 準 による 点 検 は H26 に 終 了 済 ) 電 線 共 同 溝 の 設 置 延 長 1km(H26) 7km(H32) 中 山 間 地 域 の 交 通 難 所 解 消 箇 所 数 63 箇 所 (H27) 285 箇 所 (H27~H32) ( 早 期 の 道 路 啓 開 復 旧 ) 重 緊 急 輸 送 道 路 などの 避 難 や 救 急 活 動 緊 急 物 資 の 輸 送 ライフラインの 復 旧 等 の 確 保 に 必 要 となる 道 路 について 災 害 時 における 道 路 啓 開 のための 体 制 を 関 係 者 と 連 携 しながら 確 保 する 2-2,2-4,4-1,5-2,6-4 土 木 大 規 模 災 害 発 生 時 における 支 援 協 定 の 締 結 団 体 との 連 携 の 強 化 障 害 物 の 除 去 や 応 急 復 旧 等 に 必 要 な 人 員 資 機 材 等 の 確 保 を 図 る 8-2 土 木 ( 公 共 交 通 の 機 能 確 保 ) 公 共 交 通 機 関 における 施 設 設 備 の 対 災 害 性 を 向 上 させるための 交 通 事 業 者 の 取 組 を 促 進 するとともに 被 災 時 における 公 共 交 通 機 関 の 早 期 復 旧 代 替 輸 送 が 効 率 的 に 行 われる よう 関 係 事 業 者 間 の 連 携 を 促 進 する 2-5,5-5,6-4 直 轄 県 民 南 海 トラフ 地 震 や 断 層 型 地 震 はもとより 国 が 定 めている 空 港 土 木 施 設 耐 震 設 計 要 領 に 基 づき 想 定 される 地 震 に 備 え 空 港 施 設 の 耐 震 対 策 を 実 施 し 岡 山 空 港 の 機 能 確 保 を 図 る 2-6,8-4 県 民 22

25 災 害 発 生 時 に 海 上 交 通 手 段 が 寸 断 され 島 しょ 部 の 住 民 が 孤 立 化 することを 防 ぐため 島 しょ 部 を 有 する 市 と 連 携 し 海 上 交 通 手 段 の 確 保 に 努 める また 離 島 航 路 の 発 着 とな る 県 管 理 港 湾 漁 港 の 係 留 施 設 等 の 適 正 な 維 持 管 理 を 行 うとともに 関 係 市 と 連 携 し 市 管 理 港 湾 漁 港 の 適 切 な 管 理 を 促 進 する 2-2 県 民 土 木 農 林 ( 交 通 管 制 機 能 の 維 持 ) 停 電 時 に 信 号 機 の 機 能 を 維 持 する 電 源 付 加 装 置 の 整 備 箇 所 を 拡 大 していくとともに 交 通 情 報 板 や 交 通 監 視 カメラの 計 画 的 な 更 新 を 進 め 老 朽 化 による 機 能 喪 失 を 防 止 し 災 害 時 の 信 号 機 の 機 能 維 持 交 通 情 報 収 集 提 供 体 制 の 確 保 を 図 る 3-2,5-2, 5-5,6-4 警 察 災 害 時 においても 道 路 通 行 規 制 システムにより 道 路 利 用 者 へ 道 路 規 制 情 報 を 提 供 でき るよう 災 害 によるシステム 障 害 の 防 止 策 を 検 討 し 対 策 を 実 施 する 5-5 土 木 [ 指 標 ] 信 号 機 電 源 付 加 装 置 新 設 更 新 数 交 通 情 報 板 新 設 更 新 数 交 通 監 視 カメラ 新 設 更 新 数 道 路 通 行 規 制 システムのバックアップ 機 20 箇 所 (H23~H27) 25 箇 所 (H28~H32) 8 箇 所 (H23~H27) 8 箇 所 (H28~H32) 6 基 (H23~H27) 10 基 (H28~H32) 未 設 置 (H27) 設 置 (H32) ( 道 の 駅 への 防 災 機 能 の 付 加 ) 地 震 等 の 災 害 発 生 時 に 道 の 駅 を 被 災 者 帰 宅 困 難 者 の 一 時 避 難 場 所 や 救 援 物 資 水 等 の 配 給 施 設 等 として 活 用 するため 各 道 の 駅 の 施 設 規 模 や 立 地 条 件 市 町 村 地 域 防 災 計 画 での 位 置 付 け 等 を 踏 まえ 設 置 者 である 市 町 村 と 協 議 しながら 非 常 用 電 源 の 確 保 道 路 規 制 情 報 被 災 情 報 の 提 供 救 援 物 資 の 備 蓄 等 が 行 えるよう 防 災 機 能 の 付 加 に 取 り 組 む 2-1,2-5 土 木 [ 指 標 ] 何 らかの 防 災 設 備 を 整 備 した 道 の 駅 数 5(H26) 13(H32)( 対 象 :13) ( 港 湾 施 設 の 機 能 確 保 ) 海 上 輸 送 の 拠 点 となる 港 湾 施 設 の 整 備 耐 震 化 を 推 進 するとともに 海 上 輸 送 機 能 の 停 止 に 陥 らないよう 計 画 的 な 航 路 泊 地 の 浚 渫 等 港 湾 施 設 の 整 備 を 推 進 する 5-4,6-4 土 木 コンビナート 周 辺 の 港 湾 施 設 について 被 災 時 に 機 能 不 全 に 陥 らないよう 定 期 的 な 点 検 診 断 や 老 朽 化 対 策 など 適 正 に 維 持 管 理 するとともに 民 有 施 設 についても 適 正 に 管 理 されるよう 指 導 を 行 う 5-3 土 木 海 上 輸 送 の 拠 点 となる 港 湾 施 設 の 整 備 耐 震 化 を 推 進 するとともに 港 湾 施 設 の 被 災 に よる 海 上 輸 送 機 能 の 停 止 を 防 止 するため 国 際 拠 点 港 湾 重 要 港 湾 の BCP 策 定 を 推 進 する 5-4,6-4 土 木 23

26 [ 指 標 ] 耐 震 強 化 岸 壁 の 整 備 バース 数 4(H27) 5(H32) 国 際 拠 点 港 湾 重 要 港 湾 における BCP 策 定 数 0(H27) 3(H28)( 対 象 :3) ( 放 置 艇 対 策 ) 港 湾 漁 港 河 川 それぞれの 水 域 管 理 者 と 連 携 し 放 置 等 禁 止 区 域 の 段 階 的 な 指 定 や 沈 廃 船 の 撤 去 等 を 行 うとともに マリーナをはじめとする 適 正 な 場 所 にプレジャーボート を 移 動 保 管 させるための 誘 導 策 を 講 じる 7-2 土 木 [ 指 標 ] 放 置 艇 数 6,164 隻 (H26) 4,500 隻 (H32) (6) 農 林 水 産 ( 農 業 水 利 施 設 等 の 保 全 ) 重 雨 水 を 速 やかに 流 下 させ 大 規 模 水 害 による 被 害 を 最 小 限 にするため 県 や 市 町 村 が 造 成 した 排 水 機 場 の 老 朽 化 による 能 力 の 低 下 や 故 障 の 発 生 防 止 のための 計 画 的 な 予 防 保 全 対 策 の 実 施 市 町 村 が 管 理 する 排 水 路 の 適 切 な 維 持 管 理 により 農 業 水 利 施 設 の 排 水 機 能 を 確 保 する 1-4 農 林 ( 排 水 機 の 整 備 補 修 ) 決 壊 した 場 合 に 下 流 に 甚 大 な 被 害 を 及 ぼす 恐 れのあるため 池 についてハザードマップを 作 成 し 市 町 村 や 住 民 等 が 連 携 して 訓 練 を 行 うなどにより 地 域 の 災 害 への 対 応 力 を 高 め る 7-4 農 林 [ 指 標 ] 県 が 造 成 した 排 水 機 場 の 機 能 保 全 計 画 策 定 率 37% 保 全 対 策 実 施 率 21%(H26) 46% 42%(H32) 2ha 以 上 のため 池 一 斉 点 検 数 4,074 箇 所 (H26) 4,192 箇 所 (H32) 防 災 重 点 ため 池 ハザードマップ 作 成 数 2 箇 所 (H26) 229 箇 所 (H32) ( 農 業 生 産 基 盤 の 整 備 等 ) 食 料 の 安 定 供 給 を 確 保 するとともに 農 地 の 荒 廃 を 防 ぐため ほ 場 や 用 排 水 路 などの 農 業 生 産 基 盤 の 整 備 を 計 画 的 に 実 施 する 7-6 農 林 ( 農 地 農 業 用 施 設 の 保 全 ) 農 業 生 産 に 不 可 欠 な 農 業 用 水 の 安 定 供 給 に 必 要 な 水 路 やため 池 などの 機 能 は 地 域 での 共 同 活 動 により 維 持 されていることから 今 後 も 農 地 農 業 用 施 設 の 保 全 が 地 域 住 民 等 に より 継 続 的 に 行 われるよう 共 同 活 動 支 援 制 度 を 広 く 啓 発 し 取 組 の 維 持 促 進 を 図 る 7-6 農 林 24

27 [ 指 標 ] 共 同 活 動 支 援 制 度 の 活 用 率 18.3%(H27) 32.4%(H30) ( 交 通 基 盤 の 確 保 ) 災 害 時 において 食 料 等 を 迅 速 かつ 安 全 に 流 通 させる とともに 孤 立 集 落 の 発 生 防 止 や 地 域 交 通 ネットワーク を 担 う 農 道 の 整 備 を 引 き 続 き 推 進 する 特 に 農 道 橋 や 農 道 トンネルの 点 検 診 断 を 実 施 し 適 正 な 維 持 管 理 や 保 全 対 策 を 進 める 2-2,5-7,6-4 農 林 ( 農 道 橋 の 点 検 ) 林 道 橋 等 の 老 朽 化 により 生 ずる 被 害 を 未 然 に 防 止 するため 市 町 村 が 実 施 するインフラ 長 寿 命 化 計 画 等 に 基 づいた 調 査 点 検 を 支 援 し 計 画 的 な 保 全 整 備 を 推 進 する 6-4 農 林 [ 指 標 ] 農 道 橋 ( 延 長 15m 以 上 ) 農 道 トンネルを 対 象 とした 点 検 診 断 の 実 施 率 96%(H26) 100%(H30) 林 道 橋 点 検 実 施 率 22%(H26) 100%(H32) ( 間 伐 の 推 進 ) 山 地 災 害 を 未 然 に 防 止 するため おかやまの 森 づくり 間 伐 推 進 5カ 年 計 画 に 基 づき 荒 廃 したスギ ヒノキ 人 工 林 の 計 画 的 な 間 伐 を 実 施 する 7-6 農 林 [ 指 標 ] 間 伐 の 実 施 面 積 ( 間 伐 の 実 施 ) 10,380ha(H25~H26) 27,000ha(H25~H29) (7) 国 土 保 全 土 地 利 用 ( 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 の 指 定 ) 重 土 砂 災 害 から 県 民 の 生 命 身 体 の 安 全 を 確 保 するため 土 砂 災 害 防 止 法 に 基 づき 土 砂 災 害 のおそれのある 区 域 について 平 成 31 年 度 を 目 処 に 調 査 を 完 了 し 特 別 警 戒 区 域 の 指 定 を 順 次 行 う 1-5 土 木 土 砂 災 害 による 被 害 の 発 生 が 予 想 される 医 療 機 関 社 会 福 祉 施 設 学 校 等 の 所 在 地 や 災 害 情 報 の 伝 達 等 に 関 する 事 項 を 市 町 村 地 域 防 災 計 画 に 定 める また 医 療 機 関 や 福 祉 施 設 での 具 体 的 な 避 難 受 入 方 法 等 の 手 順 を 示 すマニュアル 整 備 の 促 進 や 学 校 における 学 校 種 や 児 童 生 徒 の 発 達 段 階 等 を 踏 まえた 防 災 教 育 避 難 訓 練 の 実 施 を 通 じ 児 童 生 徒 の 防 災 意 識 を 高 め 災 害 時 の 適 切 な 避 難 行 動 を 確 保 する 1-5 土 木 保 福 教 育 [ 指 標 ] 25 ( 学 校 での 砂 防 教 室 )

28 警 戒 区 域 指 定 箇 所 数 11,978 箇 所 (H26) 12,568 箇 所 (H27)( 対 象 :12,568 箇 所 ) 特 別 警 戒 区 域 指 定 箇 所 数 375 箇 所 (H26) 6,000 箇 所 (H32) ( 土 砂 災 害 危 険 箇 所 の 解 消 ) 土 砂 災 害 から 県 民 の 生 命 財 産 を 守 り 身 近 な 暮 らしの 安 全 を 確 保 する 目 的 で 土 砂 災 害 危 険 箇 所 のうち 緊 急 性 の 高 い 箇 所 から 順 次 施 設 整 備 を 推 進 する 1-5 土 木 [ 指 標 ] ( 砂 防 施 設 の 整 備 ) 土 砂 災 害 危 険 箇 所 のうち 緊 急 度 の 高 い 箇 所 ( 保 全 人 家 5 戸 以 上 等 )の 整 備 状 況 等 1,532 箇 所 (26.9%)(H26) 1,575 箇 所 (27.7 %)(H32) ( 大 規 模 盛 土 造 成 地 調 査 ) 大 規 模 地 震 時 等 に 地 滑 りや 崩 壊 により 大 きな 被 害 を 受 けやすい 大 規 模 盛 土 造 成 地 につい て その 位 置 と 規 模 を 把 握 する 必 要 があるため 県 は 岡 山 市 及 び 倉 敷 市 を 除 く 県 下 全 域 において 調 査 を 計 画 的 に 実 施 するとともに 岡 山 市 及 び 倉 敷 市 の 取 組 が 促 進 されるよう 支 援 する 1-1 土 木 [ 指 標 ] 大 規 模 盛 土 造 成 地 調 査 完 了 率 0%(H27) 100%(H32) ( 海 岸 保 全 施 設 の 整 備 保 全 ) 重 南 海 トラフの 巨 大 地 震 による 津 波 高 等 を 踏 まえ 平 成 26 年 3 月 に 改 訂 した 岡 山 沿 岸 海 岸 保 全 基 本 計 画 に 基 づき 人 命 保 護 の 観 点 から 緊 急 性 の 高 い 箇 所 を 優 先 し 高 潮 対 策 に 加 え 地 震 液 状 化 を 考 慮 した 海 岸 保 全 施 設 の 整 備 を 計 画 的 に 推 進 する 1-3,1-4, 7-2,8-5 土 木 農 林 [ 指 標 ] ( 海 岸 保 全 施 設 の 整 備 ) 護 岸 等 の 整 備 により 高 潮 被 害 が 解 消 される 防 護 面 積 及 び 戸 数 1,169ha 11,697 戸 (H26) 1,983ha 21,050 戸 (H32) ( 河 川 管 理 施 設 の 整 備 保 全 ) 重 洪 水 被 害 を 未 然 に 防 ぐため これまでに 起 きた 最 大 規 模 の 洪 水 や 過 去 の 水 害 発 生 状 況 を 踏 まえ 計 画 的 な 河 川 改 修 を 進 める 1-4 土 木 地 震 後 の 災 害 発 生 を 防 ぐため 河 川 堤 防 の 耐 震 点 検 を 進 め る 中 でも 南 海 トラフを 震 源 とする 巨 大 地 震 によって 液 状 化 が 起 こるおそれが 高 い 地 盤 上 にある 堤 防 の 点 検 に 最 優 先 に 取 り 組 む 8-5 土 木 26 ( 河 川 改 修 による 川 幅 の 拡 張 )

29 県 管 理 河 川 の 除 草 作 業 についてはアダプト 団 体 が 重 要 な 役 割 を 果 たしており 高 齢 化 過 疎 化 により 活 動 人 員 の 確 保 が 困 難 となることが 見 込 まれるため 将 来 に 向 けた 対 策 を 検 討 する 7-4 土 木 [ 指 標 ] (アダプト 団 体 の 活 動 ) 流 下 阻 害 横 断 構 造 物 や 河 道 拡 幅 の 改 修 箇 所 数 0 箇 所 (H26) 10 箇 所 (H32) 堤 防 耐 震 点 検 区 間 数 ( 対 象 : 最 優 先 点 検 区 間 28 区 間 ) 0 区 間 (H26) 28 区 間 (H32) おかやまアダプト 推 進 事 業 への 参 加 人 数 ( 河 川 関 係 以 外 の 道 路 関 係 等 の 団 体 を 含 む) 約 45,000 人 (H26) 50,000 人 (H32) ( 児 島 湖 流 域 等 での 内 水 排 除 ) 児 島 湖 流 域 等 地 勢 面 で 脆 弱 性 を 抱 える 県 南 の 低 平 地 においては 過 去 の 災 害 教 訓 を 踏 まえ 県 国 市 町 村 等 が 緊 密 に 連 携 して 計 画 的 かつ 効 果 的 に 内 水 排 除 を 実 施 する 必 要 が あるため 関 係 行 政 機 関 及 び 関 係 団 体 等 との 連 絡 会 議 の 開 催 を 通 じて 平 時 から 必 要 な 情 報 共 有 や 対 策 の 検 討 を 行 うとともに 大 雨 が 予 想 される 際 の 事 前 の 児 島 湖 の 水 位 調 整 や 連 絡 体 制 の 強 化 各 機 関 が 所 管 する 排 水 機 場 整 備 等 の 計 画 的 な 整 備 を 実 施 する 1-4 農 林 土 木 ( 災 害 リスクの 周 知 ) 重 平 成 27 年 の 水 防 法 改 正 に 伴 い 想 定 し 得 る 最 大 規 模 の 降 雨 を 前 提 とした 洪 水 による 浸 水 想 定 区 域 及 び 想 定 し 得 る 最 大 規 模 の 高 潮 を 前 提 とした 浸 水 想 定 区 域 を 指 定 し 関 係 市 町 村 への 情 報 提 供 を 行 い 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 を 促 す また 想 定 し 得 る 最 大 規 模 の 降 雨 を 前 提 とした 雨 水 出 水 による 浸 水 想 定 区 域 の 見 直 しを 行 う 市 町 村 に 対 して 適 切 な 助 言 を 行 う 1-6 土 木 土 砂 災 害 洪 水 津 波 や 内 水 氾 濫 による 被 害 を 最 小 化 するため 市 町 村 において ハザ ードマップを 作 成 するとともに 住 民 等 への 周 知 と 避 難 訓 練 などにより 適 切 な 避 難 行 動 の 確 保 を 行 う 1-6 土 木 直 轄 [ 指 標 ] 水 防 法 改 正 に 伴 う 洪 水 ハザードマップ 見 直 し 整 備 市 町 村 数 ( 対 象 :27 市 町 村 ) 0(H27) 15 市 町 村 (H32) 水 防 法 改 正 に 伴 う 内 水 ハザードマップ 見 直 し 整 備 市 町 村 数 ( 対 象 :21 市 町 村 ) 0(H27) 21 市 町 村 (H32) 水 防 法 改 正 に 伴 う 高 潮 ハザードマップ 見 直 し 整 備 市 町 村 数 ( 対 象 :8 市 町 村 ) 0(H27) 8 市 町 村 (H31) ( 担 い 手 育 成 人 材 確 保 ) 土 木 専 門 学 科 を 有 する 高 等 学 校 生 徒 の 建 設 業 でのインターンシップ 受 入 れ 増 加 に 向 けた 27

30 取 組 を 推 進 する 8-2 教 育 建 設 産 業 が 道 路 や 河 川 など 社 会 インフラを 支 え 災 害 時 の 初 動 対 応 から 応 急 復 旧 活 動 を 行 う 重 要 な 産 業 であることを 広 く 県 民 に 周 知 するとともに 学 校 や 関 係 団 体 等 と 連 携 し 土 木 建 築 系 学 生 等 の 建 設 産 業 への 入 職 を 促 進 する 8-2 土 木 大 規 模 災 害 が 発 生 した 場 合 において 市 町 村 の 技 術 職 員 が 不 足 し 技 術 力 の 低 下 が 懸 念 されることが 想 定 されるため 県 土 木 職 OB で 構 成 する 岡 山 県 災 害 エキスパート 隊 を 市 町 村 からの 派 遣 要 請 に 基 づき 派 遣 し 公 共 土 木 施 設 の 災 害 復 旧 事 業 の 技 術 的 な 支 援 活 動 を 実 施 する 8-2 土 木 [ 指 標 ] 土 木 建 築 系 高 校 からの 就 職 者 のうち 建 設 産 業 への 入 職 率 44%(H26) 50%(H32) 入 職 率 : 土 木 建 築 系 高 校 からの 全 就 職 者 のうち 建 設 産 業 に 就 職 した 人 の 割 合 (8) 環 境 ( 災 害 廃 棄 物 の 処 理 ) 重 災 害 廃 棄 物 対 策 指 針 に 基 づき 県 災 害 廃 棄 物 処 理 計 画 を 策 定 するとともに 災 害 廃 棄 物 処 理 計 画 を 未 策 定 の 市 町 村 に 対 しては 研 修 会 の 実 施 等 により 策 定 を 支 援 し また 定 期 的 な 訓 練 や 演 習 を 通 じて 実 効 性 のある 計 画 となるよう 改 善 を 促 す 8-1 環 文 [ 指 標 ] 災 害 廃 棄 物 処 理 計 画 の 策 定 市 町 村 数 5 市 町 村 (H26) 19 市 町 村 (H32) ( 環 境 保 全 ) 水 質 汚 濁 防 止 法 に 基 づく 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 貯 蔵 指 定 施 設 に 適 用 される 構 造 基 準 等 については 地 震 への 対 応 等 を 特 別 に 考 慮 したものではないが 法 の 基 準 を 遵 守 すること で 結 果 的 に 有 害 物 質 の 地 下 水 公 共 用 水 域 等 への 流 出 を 相 当 程 度 抑 制 できることから 引 き 続 き 構 造 基 準 等 の 遵 守 を 指 導 する また 有 害 物 質 の 拡 散 流 出 時 に 汚 染 の 程 度 を 迅 速 に 把 握 する 必 要 があることから 緊 急 時 のモニタリング( 大 気 水 質 ) 体 制 の 強 化 を 図 る 7-5 環 文 市 町 村 と 連 携 した 補 助 事 業 の 実 施 により 老 朽 化 した 単 独 処 理 浄 化 槽 から 災 害 に 強 い 合 併 処 理 浄 化 槽 への 転 換 等 合 併 処 理 浄 化 槽 の 設 置 を 促 進 する 6-3 環 文 毒 物 劇 物 保 有 事 業 者 に 対 し 災 害 による 大 規 模 拡 散 や 流 出 防 止 に 必 要 な 資 機 材 の 整 備 や 訓 練 等 の 実 施 を 促 す また 水 島 コンビナートにおいては 計 画 的 に 応 急 対 策 用 資 機 材 の 整 備 を 行 うともに 事 業 者 に 対 し 高 圧 ガス 施 設 の 耐 震 性 の 確 保 南 海 トラフ 地 震 を 想 定 した 訓 練 等 の 実 施 を 促 す 7-5 直 轄 保 福 28

31 [ 指 標 ] 単 独 処 理 浄 化 槽 から 合 併 処 理 浄 化 槽 への 転 換 数 153 基 (H25) 340 基 (H32) ( 原 子 力 関 連 施 設 の 防 災 体 制 ) 人 形 峠 環 境 技 術 センターにおける 原 子 力 災 害 に 対 処 する ため 定 期 的 に 防 災 訓 練 を 実 施 し 防 災 関 係 機 関 の 対 応 能 力 向 上 並 びに 連 携 強 化 を 進 めるとともに 災 害 の 特 殊 性 に 応 じ 放 射 線 測 定 器 や 防 護 服 等 資 機 材 の 整 備 管 理 等 を 行 い 原 子 力 防 災 体 制 の 強 化 を 図 る 7-5 直 轄 ( 原 子 力 防 災 訓 練 ) 人 形 峠 環 境 技 術 センターの 原 子 力 災 害 発 生 時 における 地 域 住 民 の 被 ばく 低 減 を 図 るため 防 護 措 置 判 断 のための 情 報 収 集 等 を 目 的 とする 緊 急 時 モニタリング 体 制 の 強 化 充 実 を 図 る 7-5 環 文 [ 指 標 ] (スクリーニング 訓 練 ) 原 子 力 防 災 訓 練 の 実 施 回 数 1 回 (H26) 毎 年 1 回 原 子 力 災 害 対 策 指 針 の 改 正 に 伴 う 緊 急 時 モニタリング 計 画 の 見 直 し 暫 定 版 作 成 (H26) 緊 急 時 モニタリング 計 画 ( 正 式 版 )の 作 成 (H32) < 横 断 的 分 野 の 推 進 方 針 > (1)リスクコミュニケーション ( 普 及 啓 発 自 主 防 災 活 動 の 活 性 化 ) 重 県 及 び 市 町 村 が 連 携 し 住 民 に 対 し 平 時 からの 身 近 な 災 害 リスクの 認 識 や 避 難 場 所 等 の 確 認 防 災 用 語 の 理 解 避 難 勧 告 等 の 発 令 時 にとるべき 適 切 な 避 難 行 動 等 を 様 々な 機 会 を 捉 えて 多 様 な 手 段 で 積 極 的 に 普 及 啓 発 し 自 らの 安 全 は 自 らで 守 る 防 災 意 識 を 高 め 安 全 な 避 難 を 確 保 す る 1-3,1-5 直 轄 ( 地 域 の 危 険 箇 所 の 点 検 ) 重 自 主 防 災 組 織 を 核 とする 地 域 での 自 発 的 な 共 助 の 取 組 を 促 進 するため 県 及 び 市 町 村 が 連 携 し 自 主 防 災 組 織 の 組 織 化 を 推 進 するとともに 住 民 主 体 の 避 難 訓 練 や 危 険 箇 所 の 点 検 等 平 時 からの 活 動 の 活 性 化 を 促 進 し 組 織 機 能 の 発 揮 による 住 民 の 安 全 確 保 を 図 る また 自 主 防 災 活 動 や 避 難 所 運 営 等 への 女 性 の 参 画 を 促 す 1-3,1-5,8-3 直 轄 防 災 週 間 等 あらゆる 機 会 での 取 組 を 通 じ 住 民 に 3 日 分 以 上 推 奨 1 週 間 分 の 食 料 水 その 他 の 生 活 必 需 品 の 個 人 備 蓄 や 災 害 時 に 孤 立 する 可 能 性 がある 集 落 等 での 自 主 防 災 組 織 等 による 備 蓄 を 促 進 する 2-1,2-2 直 轄 29

32 帰 宅 困 難 者 の 大 量 発 生 による 混 乱 を 避 けるため 駅 周 辺 の 事 業 所 に 対 し 従 業 員 や 顧 客 の むやみな 移 動 開 始 を 抑 止 し 交 通 機 関 の 運 航 状 況 の 確 認 や 家 族 間 での 安 否 確 認 を 優 先 するとともに 従 業 員 等 の 一 時 滞 在 場 所 や 食 料 水 の 提 供 等 について 平 時 から 備 えるよう 県 市 及 び 防 災 関 係 機 関 が 連 携 して 周 知 協 力 要 請 を 行 う 2-5 直 轄 市 町 村 は オフィス 商 業 ビル 等 の 管 理 者 に 消 防 用 設 備 等 の 適 正 な 設 置 維 持 管 理 と 併 せ 防 火 管 理 体 制 の 充 実 について 働 きかけを 行 い 県 は 住 宅 用 火 災 警 報 器 の 設 置 や 感 震 ブレーカー LP ガス 放 出 防 止 装 置 の 設 置 などに 関 する 火 災 予 防 啓 発 活 動 について 市 町 村 と 連 携 して 取 り 組 む 7-1 直 轄 [ 指 標 ] 県 民 満 足 度 等 調 査 での 避 難 場 所 避 難 経 路 の 確 認 実 施 率 30.3%(H26) 40.2%(H32) 自 主 防 災 組 織 率 64.4%(H26) 82.0%(H32) 県 民 満 足 度 等 調 査 での 非 常 食 や 水 の 備 蓄 実 施 率 40.3%(H26) 44.4%(H32) 住 宅 用 火 災 警 報 器 設 置 率 60.7%(H26) 81.0%(H32) ( 要 配 慮 者 対 策 ) 市 町 村 における 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 の 整 備 を 促 進 し 行 政 ( 危 機 管 理 部 門 保 健 福 祉 部 門 等 )と 地 域 関 係 者 が 密 接 に 連 携 して 平 時 から 避 難 行 動 要 支 援 者 に 関 する 情 報 を 把 握 す るとともに 的 確 な 避 難 支 援 や 迅 速 な 安 否 確 認 等 に 効 果 的 に 活 用 し 実 効 性 のある 支 援 体 制 の 構 築 を 図 る 1-6 直 轄 保 福 県 内 の 在 住 外 国 人 の 生 活 面 の 支 援 を 行 う 地 域 共 生 サポーター や 通 訳 翻 訳 により 外 国 人 を 支 援 する 災 害 救 援 専 門 ボランティア( 外 国 語 通 訳 翻 訳 ボランティア)を 養 成 す るとともに スキルアップ 研 修 会 等 を 通 じ 外 国 人 被 災 者 への 迅 速 かつ 円 滑 な 災 害 救 助 活 動 を 実 施 する 体 制 づくりを 整 備 する 1-6 県 民 観 光 施 設 における 災 害 対 応 力 の 向 上 を 図 るため 観 光 施 設 を 管 理 する 市 町 村 等 による 実 践 的 な 避 難 訓 練 の 実 施 や 避 難 誘 導 マニュアルの 整 備 を 促 進 する 1-6 産 労 関 係 部 局 [ 指 標 ] 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 作 成 市 町 村 数 11 市 町 村 (H27) 27 市 町 村 (H28) 地 域 共 生 サポーター 研 修 修 了 者 数 ( 累 計 ) 305 人 (H26) 400 人 (H32) 災 害 救 援 専 門 ボランティア( 外 国 語 通 訳 翻 訳 ボランティア) 研 修 修 了 者 数 ( 累 計 ) 357 人 (H26) 450 人 (H32) ( 災 害 時 のボランティア 活 動 の 推 進 ) 重 県 が 主 体 となって 災 害 救 援 専 門 ボランティアの 種 類 ごとに 新 規 登 録 の 推 進 を 行 うとと もに 既 登 録 者 のレベルアップを 図 るため 実 践 型 訓 練 を 行 う 8-3 県 民 災 害 時 に 被 災 地 でボランティアの 受 入 れを 行 う 各 市 町 村 社 会 福 祉 協 議 会 及 び 県 全 体 の 災 害 ボランティアを 統 括 する 県 社 会 福 祉 協 議 会 を 中 心 に 関 係 機 関 が 協 力 して 災 害 ボラン 30

33 ティア 活 動 を 支 援 する 8-3 県 民 災 害 時 における 被 災 者 支 援 ボランティアに 関 する 協 定 締 結 の 大 学 と 協 力 し 大 学 生 のボランティア 意 識 の 向 上 と 災 害 ボランティア 活 動 の 円 滑 化 を 図 るための 研 修 会 を 開 催 す る 8-3 県 民 災 害 発 生 時 の 避 難 場 所 や 被 災 を 免 れた 地 域 の 安 全 確 保 には 防 犯 ボランティア 等 の 自 主 的 な 活 動 が 必 要 であることから 地 域 の 防 犯 ボランティアのスキルアップのため ボラン ティアを 対 象 とした 研 修 会 等 を 開 催 し 平 素 から 活 動 促 進 を 図 る 8-3 県 民 [ 指 標 ] 災 害 救 援 専 門 ボランティア 新 規 登 録 者 数 167 名 (H26) 500 人 (H28~H32 累 計 ) 大 学 生 災 害 ボランティア 研 修 会 参 加 大 学 8 大 学 (H26) 10 大 学 ( 毎 年 ) 防 犯 ボランティアを 対 象 とした 研 修 会 等 の 累 計 受 講 者 数 1,037 人 (H26) 1,600 人 (H32) 刑 法 犯 認 知 件 数 17,209 件 (H26) 13,000 件 (H31) ( 防 災 教 育 啓 発 等 ) 重 学 校 近 隣 の 災 害 リスクを 考 慮 した 学 校 防 災 マニュアルに 基 づ く 避 難 訓 練 防 災 教 育 を 継 続 的 に 実 施 し 大 規 模 災 害 発 生 時 の 適 切 な 避 難 行 動 を 確 保 する 1-3 教 育 指 定 モデル 校 園 において 実 施 している 新 たな 防 災 教 育 の 指 導 教 育 手 法 の 開 発 や 緊 急 地 震 速 報 等 を 活 用 した 避 難 訓 練 等 の 先 進 的 実 践 的 な 防 災 教 育 の 成 果 の 県 内 への 普 及 を 図 る また 地 域 住 民 の 参 画 を 得 て 学 校 などの 避 難 所 での 生 活 や 各 自 の 役 割 等 を 体 験 する 防 災 キャンプを 実 施 することにより 青 少 年 の 防 災 教 育 及 び 地 域 の 絆 づくりを 推 進 する 1-3 教 育 ( 防 災 マップの 学 習 ) 災 害 発 生 時 の 救 援 活 動 等 の 実 践 力 を 身 に 付 けるための 研 修 を ( 学 校 での 搬 送 訓 練 ) 計 画 的 に 実 施 し 社 会 貢 献 できる 人 材 の 育 成 を 推 進 する 1-3 教 育 大 規 模 災 害 発 生 時 に 児 童 生 徒 等 が 帰 宅 困 難 となった 場 合 の 心 のケア 食 料 の 確 保 宿 泊 の 対 応 等 学 校 園 に 長 期 間 滞 在 することを 想 定 した 対 策 について 関 係 者 で 協 議 検 討 を 進 める 2-5 教 育 [ 指 標 ] 緊 急 地 震 速 報 音 を 活 用 した 抜 き 打 ち 避 難 訓 練 の 実 施 小 学 校 19% 中 学 校 13% 高 等 学 校 59%(H26) 小 学 校 中 学 校 高 等 学 校 100%(H32) 31

34 (2) 老 朽 化 対 策 ( 公 共 土 木 農 林 水 産 施 設 の 長 寿 命 化 ) 重 今 後 急 速 に 老 朽 化 する 公 共 土 木 農 林 水 産 施 設 について 維 持 管 理 や 更 新 に 要 するトー タルコストの 縮 減 と 予 算 の 平 準 化 さらには 施 設 の 有 効 活 用 を 図 るため 長 寿 命 化 計 画 を 策 定 し 戦 略 的 な 維 持 管 理 等 を 推 進 する 1-5,5-4,7-4,8-4 土 木,7-2,8-5 土 木 農 林 ( 公 共 土 木 農 林 水 産 施 設 の 個 別 対 策 ) 橋 梁 の 老 朽 化 に 伴 う 道 路 ネットワークが 機 能 不 全 に 陥 らないよう 岡 山 県 道 路 橋 梁 維 持 管 理 計 画 に 基 づく 計 画 的 な 点 検 補 修 により 長 寿 命 化 対 策 を 推 進 し 機 能 を 維 持 する 8-4 土 木 河 川 の 防 潮 水 門 排 水 機 場 水 門 等 の 老 朽 化 対 策 を 長 寿 命 化 計 画 に 基 づき 順 次 進 める 7-2,7-4 土 木 ( 樋 門 の 巻 き 上 げ 装 置 の 整 備 ) 県 営 住 宅 については 長 寿 命 化 計 画 に 基 づき アセットマネジメント 手 法 を 活 用 した 維 持 管 理 を 行 っており 耐 震 診 断 基 準 のあるものについては 耐 震 診 断 耐 震 補 強 を 実 施 済 み であるが 今 後 増 加 する 老 朽 化 した 住 棟 に 対 して 戦 略 的 な 維 持 管 理 を 行 う 1-1 土 木 県 が 造 成 した 基 幹 農 業 水 利 施 設 について 造 成 から 長 年 が 経 過 して 老 朽 化 しているため 機 能 診 断 とそれに 基 づく 機 能 保 全 計 画 を 策 定 し 計 画 的 な 長 寿 命 化 対 策 により 基 幹 農 業 水 利 施 設 の 機 能 を 確 保 する 6-2,7-4 農 林 農 業 集 落 排 水 施 設 等 は 供 用 開 始 後 の 経 年 により 施 設 の 老 朽 化 が 進 行 していることから 施 設 管 理 者 である 市 町 村 の 機 能 診 断 を 促 進 し 適 時 適 切 な 施 設 の 修 繕 及 び 更 新 を 計 画 的 に 進 め る 6-3 農 林 ( 農 業 集 落 排 水 施 設 の 点 検 ) 老 朽 ため 池 について 決 壊 による 被 害 を 未 然 に 防 止 するため 市 町 村 が 実 施 した 一 斉 点 検 及 び 毎 年 実 施 する 点 検 結 果 等 を 基 に 危 険 度 や 優 先 度 必 要 性 を 総 合 的 に 判 断 し 計 画 的 に 整 備 を 進 める 6-2,7-4 農 林 砂 防 関 係 施 設 の 計 画 的 かつ 効 率 的 な 点 検 を 実 施 し 機 能 及 び 性 能 の 変 化 状 況 を 的 確 に 把 握 した 上 で 維 持 修 繕 改 築 更 新 などの 対 策 を 着 実 に 実 施 する 2-2 土 木 治 山 施 設 の 老 朽 化 により 生 ずる 被 害 を 未 然 に 防 止 するため 原 則 設 置 後 10 年 以 上 経 過 した 施 設 の 調 査 点 検 を 実 施 し 対 策 が 必 要 な 施 設 については 緊 急 度 等 を 考 慮 した 上 で 計 画 的 な 整 備 を 図 る 2-2,7-4 農 林 ( 治 山 施 設 の 補 修 機 能 強 化 ) 32