『サハリン・樺太史研究』の発刊に寄せて

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1 サハリン 樺 太 史 研 究 の 発 刊 に 寄 せて 宗 谷 海 峡 を 挟 んで 日 本 列 島 の 北 方 間 宮 海 峡 を 挟 んでユーラシア 大 陸 の 東 方 に 横 たわる 南 北 に 細 長 い 島 前 近 代 においては 先 住 民 を 担 い 手 とする 環 日 本 海 交 易 ルートをなし 近 代 に 入 ってからは 日 本 とロシアの 接 触 地 域 をなすがゆえに 日 本 の 対 外 関 係 で 重 要 な 地 位 を 占 めるとともに 両 国 間 で 何 度 も 国 境 線 の 引 き 直 しと 大 規 模 な 人 口 移 動 が 繰 り 返 された 特 異 な 島 幕 末 までは 北 蝦 夷 地 と 呼 ばれ 明 治 初 年 から 正 式 に 樺 太 と 呼 ばれるよう になり 日 露 雑 居 が 全 島 露 領 に 遷 り 変 わると 薩 哈 嗹 の3 文 字 が 当 てられ 日 露 戦 争 以 後 ふたたび 樺 太 となり いまはサハリンと 呼 ぶのが 主 流 となった 島 近 年 こ の 島 に 改 めて 歴 史 研 究 の 光 を 当 て この 島 の 住 民 が 幾 世 代 にも 亘 って 関 わった 歴 史 的 経 験 を 捉 え 直 そうとする 機 運 が 高 まりつつある 本 誌 サハリン 樺 太 史 研 究 は そうした 近 年 の 研 究 動 向 を 背 景 とし その 中 で 獲 得 された 成 果 発 掘 された 資 料 共 有 が 望 まれる 情 報 を 確 かな 形 で 記 録 に 残 すという 使 命 を 負 って 発 刊 される 近 年 におけるサハリン 樺 太 史 研 究 は 個 別 専 門 領 域 を 繋 ぐ 意 味 でも また 研 究 者 の 国 籍 言 語 年 齢 差 を 跨 ぐ 意 味 でも 共 同 研 究 として 成 り 立 っている とりわけ 国 際 的 共 同 研 究 としてのサハリン 樺 太 史 研 究 によって 生 み 出 された 蓄 積 はすでに 大 きいものがある これまで 積 み 重 ねられてきた 国 際 共 同 研 究 の 現 段 階 を 確 認 し 今 後 の 展 開 を 考 えるために も 本 誌 サハリン 樺 太 史 研 究 の 第 1 集 は 2008 年 5 月 にサハリン 大 学 で 行 われた 国 際 シンポジウム サハリンの 植 民 の 歴 史 的 経 験 報 告 集 を 全 文 掲 載 することにした 同 シ ンポジウムの 経 緯 と 意 味 については 末 尾 の 編 訳 者 あとがきを 参 照 してほしい この 大 部 の 報 告 集 の 編 訳 を 担 当 された 松 井 憲 明 天 野 尚 樹 両 氏 の 労 を 多 としたい なお 本 報 告 集 のロシア 語 原 文 は 以 下 に 所 収 されている Россия и островной мир Тихого океана. Выпуск 1. Южно-Сахалинск, С 本 誌 第 1 集 の 刊 行 に 当 たっては 平 成 22 年 度 科 学 研 究 費 補 助 金 基 盤 (B) 国 境 の 植 民 地 サハリン( 樺 太 ) 島 の 近 代 史 : 戦 争 国 家 地 域 ( 課 題 番 号 )の 補 助 を 得 た 2010 年 7 月 1 日 サハリン 樺 太 史 研 究 編 集 員 会 代 表 原 暉 之 サハリン 樺 太 史 研 究 編 集 委 員 会 三 木 理 史 ( 奈 良 大 学 ) 井 竿 富 雄 ( 山 口 県 立 大 学 ) 松 井 憲 明 ( 釧 路 公 立 大 学 ) 田 島 佳 也 ( 神 奈 川 大 学 ) 今 西 一 ( 小 樽 商 科 大 学 ) 白 木 沢 旭 児 ( 北 海 道 大 学 ) 原 暉 之 ( 北 海 道 情 報 大 学 )

2 サハリン 樺 太 史 研 究 第 1 集 История Сахалина / Карафуто. Выпуск 1. サハリンの 植 民 の 歴 史 的 経 験 2008 年 5 月 サハリン 大 学 国 際 シンポジウム 報 告 集 松 井 憲 明 天 野 尚 樹 編 訳 Исторический опыт колонизации Сахалина: материалы международного симпозиума в Сахалинском государственном университете в мае 2008 года. Под ред. Мацуи Н, Амано Н. Хоккайдо 2010

3 まえがき 日 本 の 読 者 の 皆 さんに ミハイル ヴィソーコフ 太 平 洋 北 部 の 島 々の 世 界 サハリン 千 島 北 海 道 は 常 にその 重 要 な 構 成 部 分 でした の 歴 史 の 最 も 複 雑 で 錯 綜 した 問 題 のひとつは 人 間 によるこれらの 地 域 の 植 民 の 問 題 です この 歴 史 は 何 千 年 も 前 に 始 まり 新 しい 植 民 の 波 が 次 から 次 へと 島 々に 押 し 寄 せま した いつの 時 代 も 新 しい 植 民 者 は 古 い 植 民 者 にとって 代 わり 彼 らを 追 い 出 し 滅 ぼ すか あるいは 同 化 してきましたし あるいは しばらくの 間 ( 時 にはきわめて 長 い 間 ) 彼 らと 隣 り 合 って 平 和 に あるいはあまり 平 和 にでなく 暮 らしてきました 文 化 と 文 明 が 入 れ 代 わり 種 族 や 氏 族 の 土 地 勢 力 圏 国 境 も 変 わりました が 変 わ らなかったことがひとつあります ほとんどすべての 新 参 者 が 島 々を 占 拠 してしばらく すると それらを 古 くからの 自 分 たちの 土 地 自 分 たちの 故 郷 と 考 え 始 めたのです この ことはいつも 歴 史 の 記 述 に 表 われています 文 字 のない 時 代 には 口 頭 伝 承 があり 古 い 時 代 の 情 報 が 口 述 形 式 で 世 代 から 世 代 へと 伝 えられました 島 々に 文 字 をもつ 民 族 がやって 来 ると 書 かれた 歴 史 が 登 場 します そして 歴 史 はそのつど いわば 白 紙 の 状 態 からつ くられました それは 歴 史 記 述 の 作 者 によって 代 表 される 民 族 がこの 地 に 登 場 するとこ ろから 真 に 始 まります 歴 史 のこの 真 の 起 源 以 前 にこの 地 域 に 住 んでいたのは 自 分 自 身 の 歴 史 をもたない 後 れた 種 族 か あるいは 自 分 のものでない 土 地 を 力 ずくで 占 領 し そ こに 住 んでいた 野 蛮 な 土 人 を 奴 隷 化 した 狡 猾 で 残 忍 な 敵 でした 島 々の 歴 史 のさまざまな 問 題 を 扱 った 著 作 は 17 世 紀 以 降 何 千 も 書 かれ 発 表 されて きました しかし とくに 多 いのはこの 20 年 間 です ロシア 日 本 その 他 の 国 々の 歴 史 家 は 島 々の 歴 史 を 新 しい 目 で 見 ることを 可 能 にする 多 くの 新 しい 史 料 を 発 見 し 研 究 に 使 い 始 めました そのため 島 々に 最 初 の 人 間 が 登 場 した 時 代 から 今 日 に 至 るまでのそれ らの 歴 史 上 の 多 くの 空 白 が 埋 められ 多 数 の 間 違 いや 不 正 確 さが 正 されました 島 々の 客 観 的 な 歴 史 研 究 が 進 展 するに 当 たって 大 きな 意 味 をもっているのが この 20 年 間 行 われてきたロシアと 日 本 の 研 究 者 の 交 流 です 中 でも サハリンと 北 海 道 の 研 究 家 の 交 流 は 最 も 将 来 性 があるように 思 われます なぜなら サハリンと 北 海 道 の 歴 史 には 非 常 に 多 くの 共 通 点 があるからです 私 たちは 北 海 道 の 歴 史 を 知 らずにサハリンの 歴 史 を 理 解 することは 決 してできませんし 同 じことは 北 海 道 の 歴 史 についても 言 えます 北 海 道 は より 北 方 にある 島 々の 歴 史 と 切 り 離 して 研 究 することはできません とくに 興 味 深 いのは 太 平 洋 北 部 の 島 群 の 中 で 非 常 に 重 要 な 構 成 部 分 となっているサハリンと 北 海 道 の 開 拓 の 比 較 史 でしょう この 問 題 は 人 間 による 太 平 洋 北 部 の 島 々の 開 拓 の 問 題 という より 大 き な 問 題 の 一 部 と 見 ることができます 辺 境 地 域 の 開 拓 と 植 民 の 過 程 は 国 ごとに 大 きな 特 色 があります その 過 程 は 多 くの 点 で 地 理 気 候 歴 史 といった 要 因 や 入 植 と 経 済 活 動 の 方 法 や 形 態 に 規 定 されています と はいえ 島 々の 開 拓 の 特 色 や その 過 程 に 特 徴 的 な 点 は 非 常 に 違 ったように 見 える 地 域 に 共 通 する 本 質 的 な 特 徴 を 発 見 することを 可 能 にします たとえば アレウト(アリュー シャン) 列 島 コマンドル 諸 島 千 島 列 島 ハワイ 諸 島 サハリン 北 海 道 海 南 島 そ して 台 湾 を 比 較 対 比 することが 可 能 です 太 平 洋 北 部 海 域 のこれらの 島 や 島 群 は 面 積 も ii

4 自 然 気 候 条 件 も 鉱 物 資 源 の 賦 存 も 異 なり 帰 属 する 国 家 も 異 なっていますが それらを 結 びつけるような 点 も 多 く そのため 一 見 すると 比 較 が 難 しい 地 域 でも 比 較 研 究 を 行 う ことができるわけです それらをグローバルに 結 びつけるのは 島 々の 世 界 というものが 大 陸 とは 違 う 特 別 の 世 界 だという 事 実 です 島 と 大 陸 とでは 通 例 開 拓 の 過 程 の 速 度 が 異 なります 島 の 土 地 が 限 られているために 現 地 住 民 の 反 対 が 大 陸 の 場 合 より 大 きくなることは 避 けられません 島 がしばしば いろいろな 国 の 獲 得 競 争 の 目 標 となったり また 島 の 戦 略 的 地 位 のゆえ に 外 交 紛 争 や 軍 事 衝 突 が 起 こったりするのも 一 般 的 な 法 則 性 です 島 はひ 弱 で 傷 つきやす く その 資 源 は 大 陸 の 奥 地 よりもアクセスが 容 易 ですが 同 時 に 生 態 学 的 な 面 では 科 学 技 術 関 連 の 災 害 どころか 島 への 人 間 の 集 中 的 な 到 来 だけでも その 結 果 は 大 陸 の 場 合 より 深 刻 で 破 壊 的 です 島 々の 先 住 民 は 自 然 との 調 和 を 保 ちながら 生 きる 能 力 がありまし たが そこでの 植 民 は 通 常 現 地 の 文 化 の 崩 壊 につながりました 太 平 洋 北 部 の 大 部 分 の 島 で 先 住 民 の 文 化 は 守 られず それとともに 自 然 との 均 衡 を 維 持 する 彼 らの 非 常 に 興 味 深 い 経 験 も 失 われました 島 の 植 民 の 特 色 は 入 植 の 型 とか 集 落 と 住 居 の 類 型 といった 物 質 的 文 化 の 側 面 にも 及 んでいます 注 目 されるのは 島 の 民 というのが 特 別 な 心 理 構 造 をも つ 人 間 だということです パイオニア 的 植 民 の 段 階 で 島 々は 新 参 者 を 厳 しく ひいては 残 忍 にさえ 扱 い そうすることで 精 神 的 肉 体 的 に 弱 いメンバーや 適 応 能 力 のレベルの 低 い 人 間 を 厄 介 払 いしました 新 しい 状 況 新 しい 環 境 や 気 候 に 心 理 的 に 順 応 すること 経 済 活 動 のあり 方 を 変 え 労 働 の 習 慣 や 主 食 を 修 正 あるいは 変 更 さえし そして 独 特 の 家 族 親 族 関 係 に 慣 れることが 人 間 にはどうしても 必 要 だったのです 島 々は 弱 い 者 受 動 的 な 人 無 気 力 な 人 を 奪 い 去 りました そして 進 取 的 な 人 クリエイティブな 人 生 活 の 不 便 に 耐 えられる 人 冒 険 好 きの 人 こういった 種 類 の 人 々が 困 難 をうまく 乗 り 越 えることができました どんなに 意 外 に 見 えても さまざまな 国 の 島 の 民 は しばしば 同 じ 国 の 大 陸 に 住 む 人 間 よりも お 互 い 同 士 のほうがより 多 くの 共 通 点 をもつものです こうしたグローバルな 研 究 を 実 行 するための 一 段 階 現 実 の 一 歩 が 日 本 海 沿 岸 の 島 々 の 開 拓 と 植 民 の 経 験 の 比 較 研 究 です この 地 域 については サハリンと 北 海 道 という 2 つ の 隣 島 その 先 住 民 アイヌ ニヴフ ウィルタ の 歴 史 彼 らの 物 質 的 精 神 的 文 化 と 近 代 における 足 跡 そしてまた これらの 島 々の 植 民 の 歴 史 すなわち ロシア 人 と 日 本 人 によるサハリンの 日 本 人 による 北 海 道 の 植 民 の 歴 史 これらの 点 が 非 常 に 興 味 深 く かつ 十 分 に 比 較 と 分 析 が 可 能 です このような 研 究 は 他 の 島 々の 開 拓 の 比 較 史 的 分 析 にも 少 なからぬ 糧 を 提 供 することができるでしょう iii

5 目 次 まえがき 日 本 の 読 者 の 皆 さんに..ミハイル ヴィソーコフ 凡 例 Ⅰ.ロシア 人 と 日 本 人 サハリン 樺 太 植 民 の 最 も 有 効 なモデルの 探 求 サハリンの 植 民 の 歴 史 的 経 験 総 括 と 教 訓...ミハイル ヴィソーコフ 2 植 民 の 概 念 とサハリン 州 の 歴 史 へのその 応 用.ヴィクトル シチェグローフ 6 20 世 紀 の 日 本 における 樺 太 論 の 展 開... 三 木 理 史 16 日 本 人 樺 太 植 民 者 の 政 治 的 帰 属... 塩 出 浩 之 20 Ⅱ. 民 族 的 地 域 的 アイデンティティの 探 求 世 紀 後 半 ~20 世 紀 初 頭 のサハリンにおけるロシア 人 の 適 応 過 程 自 然 的 気 候 的 要 因 の 影 響...マリーナ イーシチェンコ 世 紀 初 頭 ロシア 社 会 の 意 識 における 植 民 地 サハリンのイメージ...ナターリヤ ポターポヴァ 年 代 の サハリン 的 文 学 のイデオロギー 的 財 貨..エレーナ イコンニコヴァ 37 樺 太 の 食 料 問 題 におけるアイデンティティと 独 自 主 義... 中 山 大 将 42 城 下 町 としての 豊 原 豊 原 は 本 当 に 小 札 幌 だったのか... 井 澗 裕 47 サハリン 州 百 科 事 典 の 基 本 理 念 の 問 題 に 寄 せて.アレクサンドル コスターノフ 62 Ⅲ. 植 民 の 外 交 面 と 軍 事 面...67 樺 太 における 終 戦... 白 木 沢 旭 児 68 国 立 サハリン 州 文 書 館 所 蔵 の 戦 後 サハリン 千 島 史 と 日 露 関 係 史 の 文 書 資 料...ラリーサ ドラグノーヴァ 72 日 露 関 係 の 見 通 し ロシア 極 東 地 方 の 見 方...アレクサンドル コニコーフ 75 日 露 間 のビザなし 交 流 の 歴 史 から...タチヤーナ プルッサコーヴァ 78 Ⅳ.サハリン 樺 太 植 民 の 経 済 面 と 人 口 面 世 紀 末 ロシアの 定 期 刊 行 物 に 見 るサハリンの 石 油 問 題 エレーナ リシーツィナ 94 サハリン 石 炭 開 発 はなぜ 成 功 しなかったのか 北 東 アジア 海 域 における 石 炭 交 易.. 天 野 尚 樹 99 戦 前 期 樺 太 における 商 工 業 者 の 実 像 豊 原 商 工 会 議 所 の 活 動 を 中 心 に iv

6 .. 竹 野 学 106 ロシア 極 東 地 方 の 国 立 文 書 館 所 蔵 の 日 本 利 権 事 業 史 関 係 文 書 資 料..ガリーナ シャールクス 112 サハリンにおける 多 国 籍 企 業 の 活 動..エヴゲーニー ヴィーゴロフ 116 ポスト ソ 連 期 のサハリン 州 における 人 口 論 的 過 程...ガリーナ コヴァリョーヴァ 121 Ⅴ. 少 数 民 族 と 植 民 ~20 世 紀 におけるサハリン 先 住 民 の 世 界 観 の 変 容...アンドレイ メニャーシェフ 127 戦 前 期 の 樺 太 (サハリン) 在 住 朝 鮮 人 に 関 する 日 本 での 研 究 動 向.. 宮 本 正 明 130 サハリン 千 島 の 開 拓 の 歴 史 的 経 験 と 朝 鮮 人 の 軌 跡..アナトーリー クージン 134 Ⅵ.サハリンの 植 民 における 教 会 の 役 割 サハリンの 植 民 における 宗 教 問 題 提 起...マリーヤ セルジューク 143 現 代 ロシア 極 東 地 方 におけるキリスト 教 宗 教 教 育 施 設...オクサーナ フェジールコ 147 サハリン 州 のロシア 正 教 会 復 活 の 開 始 1989~93 年...エレーナ ナザーロヴァ 151 注..162 編 訳 者 あとがき. 松 井 憲 明 天 野 尚 樹 180 報 告 者 一 覧.183 v

7 凡 例 1. 本 文 においても 注 においてもブラケット[ ] 内 はすべて 訳 者 による 補 足 説 明 である 2. 本 書 に 登 場 する 南 サハリン( 樺 太 ) 千 島 等 の 地 名 は ロシア 名 と 日 本 名 が 次 のように 対 応 する アニーヴァ( 留 多 加 ) ウグレゴールスク( 恵 須 取 ) ヴズモーリエ( 白 浦 ) ヴラジーミロフカ( 豊 原 旧 市 街 北 豊 原 現 在 は 追 分 ) ガステーロ( 内 路 ) クラヴォザヴォーツコエ( 穴 澗 ) クラスノポーリエ( 上 恵 須 取 ) クリーリスク( 紗 那 ) ゴーラヤ 山 ( 八 方 山 ) コルサーコフ( 大 泊 ) ゴロヴニノー( 泊 ) シャフチョールスク( 塔 路 ) スミルヌィーフ( 気 屯 ) セルノヴォーツク( 東 沸 ) セルノヴォートカ 川 ( 東 沸 川 ) テルペーニエ 湾 ( 多 来 加 湾 ) トゥナイチャ 湖 ( 富 内 湖 ) トマリー( 泊 居 ) ドーリンスク( 落 合 ) ネーヴェリスク( 本 斗 ) ノヴォアレクサンドロフスク( 小 沼 ) ハンダサー( 半 田 ) ブイコフ( 内 淵 ) ポベージノ( 古 屯 ) ホルムスク( 真 岡 ) ホルムスク 峠 ( 熊 笹 峠 ) ポロナイスク( 敷 香 ) マカーロフ( 知 取 ) ユージノ クリーリスク( 古 釜 布 ) ユージノ サハリンスク( 豊 原 ) ラペルーズ 海 峡 ( 宗 谷 海 峡 ) レイドヴォ( 別 飛 ) レオニードヴォ( 上 敷 香 ) ロソーシ 湾 ( 東 伏 見 湾 ) vi

8 Ⅰ.ロシア 人 と 日 本 人 サハリン 樺 太 植 民 の 最 も 有 効 なモデルの 探 求 1

9 1) サハリンの 植 民 の 歴 史 的 経 験 総 括 と 教 訓 ミハイル ヴィソーコフ バーナード ショーは 前 世 紀 の 最 も 機 知 に 富 んだ 人 物 の 一 人 と 見 なしてよいが 彼 が 述 べたように 歴 史 から 引 き 出 すことのできる 唯 一 の 教 訓 は 人 間 は 歴 史 からいかなる 教 訓 も 引 き 出 さないということである しかし それでもわれわれは すべてがそれほど 絶 望 的 ではないことを 期 待 し サハリン 島 の 歴 史 からどんな 教 訓 を 引 き 出 すことができるかに ついて 少 し 考 えてみたいと 思 う サハリン 史 の 最 重 要 の 特 徴 のひとつは それが 何 千 年 にもわたって 一 種 独 特 の 交 渉 地 帯 の 役 割 を 演 じてきたことであり そこでは さまざまな 人 種 と 民 族 集 団 だけでなく さま ざまな しばしば 非 常 に 異 なる 時 にはまったく 敵 対 しあう 諸 文 明 が 出 会 い 衝 突 し 競 争 し 戦 い 合 い そして 平 和 的 に 共 存 してきた その 中 で 蓄 積 されてきた 経 験 この 限 られた 地 域 でさまざまな 文 化 の 担 い 手 たちが 相 互 に 作 用 しあってきた 経 験 は 否 定 的 なものもいくらか 肯 定 的 なものも 今 日 この 地 に 生 き る 者 にとってきわめて 重 要 である なぜなら われわれの 世 界 がますます 民 族 間 文 明 間 の 対 立 の 深 みにはまりつつあることをわれわれはますます 頻 繁 に 目 撃 しているからである サハリン 史 の 中 で 特 別 の 位 置 を 占 めているのが 19 世 紀 後 半 と 20 世 紀 前 半 である 強 力 な 植 民 の 流 れがそれほど 広 くもないこの 地 域 で 次 々と 衝 突 し 太 平 洋 北 部 の 全 地 政 学 的 状 況 に 顕 著 な 時 には 重 大 な 変 更 をもたらしたのはまさにこの 時 期 である 日 本 とロシア (ソ 連 )は 併 合 したばかりの 領 土 を 開 拓 しようとし 各 々が まずは 現 地 のロシア 人 日 本 人 住 民 を 引 き 揚 げさせ 次 いで 島 への 数 十 万 人 の 自 国 民 の 移 住 を 組 織 した この 150 年 間 文 字 通 りサハリンを 呑 み 込 んだ 移 住 の 波 はその 先 住 民 族 をきわめて 難 し い 状 態 に 陥 れた それらの 民 族 は 自 分 らにまったく 無 縁 の 新 しい 文 化 の 影 響 をますます 強 く 受 けながら 選 択 を 迫 られた 新 しい 状 況 に 適 応 するか それとも 消 滅 するかである 個 々 人 の 場 合 も 民 族 全 体 の 場 合 も 同 じであるが 彼 らの 意 思 を 無 視 したり ましてやそ れに 反 したりするような 形 で 生 活 を 改 善 しようとする 試 みはすべて 最 も 悲 惨 な 結 果 に 終 わ るという 命 題 は われわれの 歴 史 的 経 験 によって 完 全 に 確 認 されている サハリンの 先 住 民 族 の 生 活 を 改 善 し 文 明 化 しようとするすべての 試 みは 通 例 彼 らの 伝 統 文 化 と 生 活 様 式 全 体 に 対 して そして 結 局 のところ 彼 ら 自 身 に 対 して とてつ もない 打 撃 を 与 えてきた この 場 合 忘 れてならないのは こうした(しばしばきわめて 善 良 な 動 機 から 生 まれる) 試 みがこの 150 年 間 たびたび 企 てられてきたということであ る そして もしサハリンの 先 住 民 族 が 彼 らの 生 活 改 善 策 の 傷 跡 から 一 つ 一 つなんと か 立 ち 直 ることができたとしても 彼 らが 自 分 たちの 事 柄 に 対 する 引 っ 切 りない 注 視 を 耐 え 忍 ぶことははるかに 困 難 であった 2

10 集 団 化 があり 国 内 旅 券 制 度 の 導 入 文 化 革 命 人 民 の 敵 や 宗 教 的 遺 風 との 闘 争 が あった そして ほぼすべてのアイヌと 一 部 のニヴフおよびウィルタの 追 放 があり 将 来 性 のない 居 住 地 の 廃 止 と その 住 民 が 住 みやすく 働 きやすいだろうと 役 人 が 考 えた 場 所 へ の 移 住 定 住 生 活 の 強 制 食 べ 物 の 大 きな 変 化 家 族 との 別 れ 全 寮 制 学 校 での 圧 倒 的 多 数 の 子 供 の 教 育 と 訓 練 母 語 と 伝 統 文 化 の 急 速 な 喪 失 があり そして 最 後 に 市 場 経 済 改 革 があった 20 世 紀 サハリンの 先 住 民 族 はこれらすべてを 体 験 することになった しかも これに 先 住 民 族 の 人 口 比 の 急 速 な 低 下 を 付 け 加 えなければならない 彼 らは 渡 来 民 の 真 っ 只 中 に 置 かれた サハリンの 歴 史 は 民 族 間 国 家 間 のきわめて 切 迫 した 問 題 を 力 で 解 決 することの 見 込 みのなさを 証 明 している 島 をめぐる 戦 いでの 勝 利 が 決 定 的 な 最 終 的 なものになったこ とは 一 度 もない なぜなら 勝 者 が 敗 者 の 利 益 を 守 ることに 思 いを 致 すことは 稀 であった し どんな 勝 利 も 将 来 の 決 戦 と 起 こりうべき 敗 北 との 芽 をはらんでいたからである 勝 者 の 意 思 により 輪 郭 が 決 定 された 国 境 は その 前 の 紛 争 の 結 末 を 決 定 した 力 の 相 互 関 係 が 変 わらない 間 だけ 存 続 することだろう そして こうしたことが 際 限 なく 続 くのである 何 百 年 もの 間 サハリンは 伝 統 的 に 大 国 の 辺 境 と 国 境 地 帯 の 役 割 を 果 たしてきた この 種 の 地 域 に 常 に 特 徴 的 なのは 安 定 性 の 欠 如 であり 国 家 的 帰 属 の 頻 繁 な 交 代 である たとえば 中 世 のサハリンは 中 国 渤 海 国 そして 女 真 族 の 金 帝 国 の 勢 力 圏 に 入 ってお り 強 大 な 蒙 古 帝 国 の 最 北 東 の 辺 境 であった 近 代 の 始 まりとともに 日 本 人 がサハリンの 諸 民 族 に 関 心 を 示 し 始 める ほぼ 同 じ 頃 この 付 近 に 初 めて 現 われるのがオランダ 人 次 いでロシア 人 である アムール 河 下 流 域 にロシア 人 が 現 われたのは 満 州 族 が 著 しく 強 くな ったのと 同 じ 時 期 であるが 満 州 族 は 中 国 を 征 服 したばかりでなく 北 方 および 北 東 方 向 への 勢 力 拡 張 をも 首 尾 よく 成 し 遂 げた まずこの 新 しい 中 心 勢 力 の 統 制 下 に 入 るのはアム ール 河 の 全 流 域 であり 18 世 紀 の 初 めにはサハリンの 諸 民 族 も 満 州 人 の 帝 国 に 従 属 する 他 方 アムール 河 流 域 を 失 ったロシアは 極 北 東 アジアで 顕 著 な 成 功 を 収 め カムチャツ カを 平 定 し 北 千 島 列 島 の 開 拓 を 始 める ほぼ 同 時 にサハリンの 最 南 部 と 南 千 島 が 次 第 に 日 本 の 勢 力 圏 に 入 り 始 める 18 世 紀 と 19 世 紀 のはざまにロシアと 日 本 の 勢 力 圏 は 余 りにも 接 近 し そのため 避 けよ うもなく 史 上 初 の 日 露 紛 争 が 発 生 したが これは 千 島 列 島 での 両 国 間 の 国 境 の 確 認 をもっ て 終 わった はるかに 難 しかったのがサハリンで 同 様 の 国 境 を 画 定 することである 島 を 20 年 間 (1855~75 年 ) 共 有 した 後 両 国 は 結 局 のところ 妥 協 に 達 し サハリンに 対 する 日 本 の 権 利 と 千 島 列 島 のロシアに 帰 属 する 部 分 との 交 換 という 解 決 法 が 見 出 された しかし これはよくあることだが 妥 協 というものは 長 続 きせず 日 本 側 に 有 利 に 変 化 した 力 関 係 のために 日 本 は 領 土 奪 取 の 道 を 進 んだ その 際 両 国 の 国 境 が 変 更 された( 日 本 は 1905 年 に 南 サハリンを 奪 取 し 20 年 から 25 年 まで 島 の 北 部 を 占 領 した)だけでなく アジア 太 平 洋 地 域 全 体 の 状 況 が 日 本 に 有 利 になるように 根 本 的 に 変 える 試 みもまたなされ た 千 島 列 島 が 合 衆 国 に 対 する 日 本 の 侵 略 の 橋 頭 堡 となったのはまさにこの 時 期 である 3

11 しかし 見 事 に 準 備 され 同 じように 見 事 に 実 行 されたパールハーバーのアメリカ 太 平 洋 艦 隊 主 力 の 壊 滅 作 戦 も 結 局 は 日 本 の 軍 事 的 破 局 に 終 わり 日 本 は 千 島 列 島 のみならず 南 サハリンをも 失 った 第 2 次 世 界 大 戦 の 結 果 これらの 地 域 はロシアの 一 部 となった 前 工 業 化 期 にサハリンが 時 折 その 勢 力 圏 に 入 った 国 家 は しばしば 住 民 と 領 土 に 対 する 自 己 の 宗 主 権 の 純 名 目 的 な 承 認 だけで 満 足 した 例 外 をなすのは モンゴルのサハリン 征 服 と 関 連 する 永 続 しなかった 続 編 のないエ ピソードであり 当 時 島 にはかなり 長 い 間 外 国 の 守 備 隊 が 駐 留 した しかし われわ れの 見 解 では このエピソードはサハリンよりもむしろモンゴルの 北 からの 日 本 侵 攻 計 画 に 関 係 がある そして モンゴルの 征 服 欲 が 衰 え 始 めると 彼 らは 彼 らにはまったく 必 要 のないサハリンから 永 久 に 立 ち 去 った 人 類 のかなりの 部 分 が 工 業 化 時 代 に 入 るとともに 島 々の 状 態 は 根 本 的 に 変 わった ロ シアも 日 本 も 今 やサハリンを 遠 く 離 れた 前 哨 ではなく 一 連 の 鉱 物 原 料 資 源 の 重 要 な 産 地 として 捉 え 始 める 工 業 化 以 前 の 時 期 これらの 資 源 には 誰 も 関 心 をもたなかっただろ う サハリンの 開 拓 に 人 員 と 資 金 を 投 ずることを 認 めるには 石 炭 で 動 く 蒸 気 機 関 と そ れに 続 いて 内 燃 機 関 (そして 何 よりもルドルフ ディーゼルのすばらしい 発 明 品 )とが 発 明 され 広 く 導 入 されることが 必 要 であった サハリンの 石 炭 とくに 石 油 の 産 地 がど んな 工 業 国 にもきわめて 魅 力 的 なものになったのはこの 時 点 からである また 化 学 の 発 展 により 紙 パルプ ダンボール 紙 の 生 産 のためにサハリンの 密 林 を 利 用 する 可 能 性 を 評 価 することも 可 能 になった 今 日 世 界 は 炭 化 水 素 原 料 の 埋 蔵 量 の 急 速 な 枯 渇 の 脅 威 に 直 面 しているが サハリンの 大 陸 棚 はロシア 企 業 と 多 国 籍 企 業 の( 必 ずしも 互 恵 的 とはいえない) 協 力 の 場 になってい る もっとも サハリン 州 民 の 目 には それらの 企 業 の 間 での 極 東 地 方 の 石 油 ガス 大 産 地 の 分 割 が 起 こっているように 映 っており 彼 らの 圧 倒 的 多 数 は 大 陸 棚 プロジェクトの 実 現 によって 得 られた 資 金 の 大 部 分 がどこに 消 えていくのか また 大 陸 棚 の 工 事 がすべ て 終 了 した 暁 にわが 島 はどうなるのか とよく 考 えるようになっている 最 後 になるが 先 住 民 によって そしてまた 渡 来 民 によってこれまで 蓄 積 されてきた 人 間 と 環 境 の 相 互 関 係 に 関 わる 経 験 がわれわれすべてにとって 非 常 に 重 要 だという 事 実 を 指 摘 しないわけにはいかない 前 工 業 化 期 には 何 千 年 にもわたって 島 々で 人 間 と 自 然 の 均 衡 が 保 たれており この 均 衡 は 前 者 がその 生 存 の 基 盤 を 掘 り 崩 さないことを 可 能 にしていた 要 するに 人 間 は 島 々の 生 態 系 の 一 部 であった 19 世 紀 の 初 めにはまだサハリンの 海 岸 で 次 のような 観 察 ができた 当 地 のように 非 常 にたくさんクジラがいる 所 は 多 分 どこにもない 彼 らは 小 さなロソー シ 湾 にも 多 数 いるので 岸 には 慎 重 に 進 まねばならなかった 湾 に 出 入 りする 際 われわ れの 船 はクジラに 囲 まれた テルペーニエ 湾 で 見 たのはおそらくもっと 多 かっただろう この 状 態 はその 世 紀 の 末 においても 変 わらない ニシンは 大 群 をなし 目 撃 者 の 話 では 信 じられないくらい 大 量 に 回 遊 する ニシン 4

12 の 接 近 はいつも 次 のような 独 特 の 兆 候 によって 知 られる 海 面 の 広 いスペースを 占 めなが ら 巡 回 する 帯 状 の 白 い 泡 カモメとアホウドリの 群 れ 潮 を 吹 き 上 げるクジラ そしてト ドの 群 れである 同 時 代 人 にこれに 劣 らない 鮮 明 な 印 象 を 与 えているのがサケ マスの 回 遊 であり それ は 毎 年 破 竹 の 勢 いで 文 字 通 り 数 限 りなく サハリンの 川 に 上 ってきた この 時 期 に 見 られる 魚 の 群 れは 大 きすぎ その 遡 上 は 余 りにも 素 早 く 普 通 でないので このすばらしい 現 象 を 観 察 したことのない 人 はそれについて 真 の 観 念 が 得 られないほどで ある 遡 上 の 速 さとひしめき 合 いについては 川 面 から 判 断 できるが それはお 湯 が 沸 いて いるように 見 え 水 は 魚 の 臭 いがし 船 のオールを 差 し 込 むと 魚 に 触 ってそれを 勢 いよ くはね 上 げる これらの 色 鮮 やかな 光 景 は 生 態 学 的 均 衡 の 破 壊 の 結 果 間 違 いなく 永 久 に 過 去 のもの となったが この 破 壊 が 始 まったのは 伝 統 的 な 前 工 業 社 会 から 工 業 社 会 への 急 激 な 移 行 を 遂 げつつあった 諸 民 族 がサハリンに 来 てからである サハリンでは 19 世 紀 の 最 後 の 3 分 の 1 の 時 期 に 生 態 学 的 均 衡 が 破 壊 され 始 めた サハリ ンの 流 刑 囚 に 農 業 をさせようとするロシア 当 局 の 努 力 は 家 畜 の 糞 尿 による 一 連 の 産 卵 河 川 の 汚 染 に 結 果 した しかし これは 端 緒 でしかなかった 日 本 の 南 サハリン 植 民 は 農 業 的 汚 染 に 加 えて 多 数 の 工 業 企 業 の 有 害 な 廃 液 を 生 み 出 した 1930 年 代 以 降 激 しい 工 業 的 汚 染 の 過 程 は 島 の 北 部 にも 広 がっている 大 規 模 な 原 木 の 調 達 がサハリンの 北 部 と 南 部 で 同 時 に 行 われ これは 現 代 人 の 活 動 に 付 き 物 の 多 数 の 山 火 事 とも 相 まって サハリンの 森 の 大 きな 部 分 を 壊 滅 させることになった 19 世 紀 と 20 世 紀 のはざまには 島 のほぼ 全 域 を まだ 森 が 覆 っていたというのにである サハリンの 密 林 とともに そこに 生 息 するものも 急 速 に 消 滅 していき 大 小 の 産 卵 河 川 で 河 床 の 上 昇 と 河 川 自 体 の 消 滅 とが 起 こっている サハリンの 工 業 的 開 発 の 結 果 その 周 りの 海 とそこの 生 息 物 が 被 った 損 害 も 数 え 切 れな いほどである こうして サハリンの 沿 岸 での 海 水 の 汚 染 によるプランクトンの 急 速 な 減 少 と 何 種 類 かの 海 藻 の 消 滅 は 魚 類 と 海 中 哺 乳 類 の 大 量 の 死 を 招 いた ロシアと 日 本 によるサハリンの 植 民 の 経 験 を 分 析 すると 彼 らによる 天 然 資 源 の 無 思 慮 な 開 発 は 行 き 詰 るしかないということが 分 かるだろう 島 の 生 態 系 は 生 物 資 源 と 鉱 物 原 料 資 源 のかくも 熱 烈 な 剥 奪 に 対 しては 余 りにもか 弱 い 存 在 なのである その 結 果 事 実 上 居 住 に 相 応 しくない 区 域 が 文 字 通 りわれわれの 目 前 で 年 々ますます 拡 大 しつつある これらすべてのことは ごく 近 い 将 来 われわれを 待 っているものは 何 なのかを 考 えさ せる わが 島 は 人 間 の 生 活 に 相 応 しい 場 所 になっているだろうか われわれはできの 悪 い 文 明 の 否 定 的 な 結 果 を 克 服 できるだろうか われわれはアジア 太 平 洋 地 域 の 最 も 発 展 した 国 々および 地 域 の 後 を 追 ってポスト 工 業 化 時 代 に 入 ることができるだろうか われわれは そのために 何 をしなければならないか サハリンの 先 住 民 族 の 独 特 の 文 化 を 救 うために 何 ができるのか これらすべての 問 題 に 対 する 答 えがどうなるかは 一 部 はわれわれにもかかっている 5

13 植 民 の 概 念 とサハリン 州 の 歴 史 へのその 応 用 ヴィクトル シチェグローフ クリュチェフスキーと 彼 の 学 派 の 門 下 生 たちの 労 作 のお 陰 で 19 世 紀 後 半 からロシア 史 研 究 において 植 民 (колонизация) の 概 念 が 活 発 に 使 われているが クリュチェフスキー によれば 植 民 はロシア 史 の 本 質 をなしている そのロシア 史 講 話 の 中 で 彼 は 移 住 す なわち 国 の 植 民 はわが 国 の 歴 史 の 基 本 的 事 実 であったし その 歴 史 の 他 の 事 実 も すべて 多 かれ 少 なかれ 植 民 と 関 連 がある と 書 いている (1) 国 境 の 拡 大 と 国 土 としての 領 土 の 確 保 とを 成 功 させたのは 勝 ち 戦 でもなく 征 服 された 土 地 や 平 和 的 にロシア 国 家 に 編 入 された 土 地 での 現 地 住 民 の 抵 抗 の 制 圧 でもない ロシア 人 の 内 在 的 特 質 である 植 民 こそが 大 帝 国 という 形 をとったその 歴 史 の 結 果 を 説 明 する ロシアの 歴 史 とは 植 民 される 国 の 歴 史 で ある... 浮 き 沈 みはあっても この 昔 からの 運 動 は 今 日 に 至 るまで 続 いている (2) こ のテーゼはクリュチェフスキー 学 派 の 歴 史 研 究 の 決 定 因 子 である クリュチェフスキーの 門 弟 М.К.リュバフスキーは ただ 植 民 だけが ただ 入 植 だけがロシア 人 に 勝 利 を 与 え 占 領 した 土 地 を 彼 らの 領 土 とした と 書 いている (3) 革 命 前 の 歴 史 学 界 の 重 鎮 たちがロシア 史 における 植 民 の 意 義 についてこのような 断 固 た る 態 度 をとっているために 現 代 の 研 究 者 はこの 概 念 に 深 い 注 意 を 払 うことが 求 められて いる 歴 史 的 社 会 経 済 的 現 象 としての 植 民 とは 何 か 地 域 史 の 理 解 にとってそれはどん な 意 味 があるのか この 概 念 を 使 うことはサハリン 州 の 現 代 の 社 会 経 済 的 人 口 論 的 過 程 の 研 究 にとってアクチュアルなことなのか 革 命 前 の 歴 史 研 究 においてロシア 史 の 植 民 史 観 を 通 して 検 討 されたのは まずもってロ シア 国 家 の 特 質 の 形 成 過 程 における 地 理 的 要 因 の 影 響 である 植 民 史 観 の 支 持 者 の 意 見 で は 東 ヨーロッパの 民 族 地 勢 体 系 の 特 質 と 経 営 の 粗 放 的 性 格 そして 多 数 の 穏 やかでな い 隣 人 の 存 在 のために 絶 対 君 主 制 という 形 をとった 帝 国 型 国 家 の 形 成 が 促 されたので あり それは 人 的 資 源 がきわめて 乏 しい 中 で スケールの 大 きな 国 家 的 課 題 を 解 決 する 能 力 をもっていた さらに この 時 期 植 民 史 観 のお 陰 で 次 のような 社 会 的 問 題 がかなり 詳 細 に 検 討 された すなわち 植 民 の 主 唱 者 と 実 行 者 の 社 会 的 構 成 ( 公 [ 王 侯 ]の 植 民 大 貴 族 の 植 民 土 地 所 有 者 の 植 民 修 道 院 の 植 民 コサックの 植 民 自 由 ( 農 民 的 ) 植 民 国 家 的 植 民 ) 植 民 の 社 会 的 経 済 的 問 題 ( 粗 放 的 土 地 利 用 の 下 でのロシア ヨーロッパ 部 の 土 地 不 足 と 相 対 的 過 剰 人 口 ) 最 後 に 革 命 前 の 植 民 史 観 は 植 民 の 組 織 化 の 問 題 をも 取 り 上 げた リュバフスキーの 意 見 では 最 初 の( 民 衆 的 ) 開 拓 が 起 こった 後 国 家 が 政 治 的 経 済 的 な 必 要 性 からその 植 6

14 民 を 継 続 する (4) このように 革 命 前 の 歴 史 研 究 では 植 民 は 何 よりもロシア 人 の 特 質 として 理 解 され この 特 質 は 彼 らを 駆 り 立 ててギリシャ 正 教 の 文 明 化 作 用 を 辺 境 にまでもたらすと 言 われた こうした 植 民 の 理 解 は 最 も 一 般 的 な 形 では この 概 念 を 入 植 (заселение) 植 民 の 最 初 の 段 階 を 特 徴 づけ そしてその 後 に 国 家 的 植 民 の 番 がやって 来 るところの 入 植 の 概 念 と 同 列 に 置 くものである 植 民 概 念 のこのような 内 容 に 完 全 に 同 意 できるのは 16 世 紀 末 までのモスクワ 国 家 の 国 境 拡 大 の 歴 史 を 研 究 する 際 である その 後 この 概 念 の 適 用 の 問 題 が 起 こるのは ロシア 国 家 への 東 シベリアと 極 東 地 方 の 編 入 の 歴 史 を 研 究 するに 当 たって 研 究 者 が 植 民 概 念 を 使 おうとする 場 合 である 実 のところ 1580 年 代 初 頭 に 西 シベリアの 征 服 を 始 めたエルマー クは 私 人 である 商 人 のストローガノフ 家 に 仕 える 最 後 の 私 人 であった つまり これは 国 家 的 植 民 に 先 立 つ 民 衆 的 植 民 の 類 である しかし ストローガノフ 家 が 1574 年 にすでに イヴァン 4 世 から ウラル 山 脈 以 遠 すなわち シビル 汗 国 の 領 土 に 移 住 地 と 事 業 地 の 開 設 を 許 す 特 許 状 を 得 ていたことを 考 慮 すれば エルマークのシベリア 遠 征 はそれほど 私 的 な 事 業 ともいえない エルマークの 後 他 ならぬ 国 家 が 東 方 進 出 とそれに 続 く 植 民 の 主 唱 者 となった 東 シベ リアに 砦 を 築 いた 探 検 家 たちは 自 由 な 人 間 ではなく 君 主 に 仕 える 身 であった 国 家 権 力 は 必 ずしも 先 駆 者 たちに 具 体 的 な 援 助 を 与 えたわけではないが それでも 困 難 な 場 合 に は 訴 え 出 なければならない 道 徳 的 権 威 あるいは 最 高 の 力 として 常 に 存 在 した コサック 部 隊 の 移 動 に 関 するデータはすべて 1637 年 設 立 のシベリア 庁 に 集 められた 探 検 家 たちの 遠 征 の 結 果 は 新 発 見 の 土 地 とそれらの 記 述 という 形 で 国 家 の 資 産 となった その 後 国 家 は 農 民 の 移 住 を 始 めた そして われわれが 自 由 な 東 シベリア 植 民 のケースを 見 つける 場 合 でさえ それが 少 なくとも 自 領 域 内 の 住 民 数 の 増 加 にきわめて 強 い 関 心 をもっていた 地 方 当 局 の 許 可 を 得 た 上 で 行 われたことは 疑 いない 植 民 概 念 の 使 用 の 問 題 は 次 の 点 から 方 法 論 的 にさらに 深 めることができる つまり ロ シアにとって 植 民 地 とは 何 かという 問 題 に 一 義 的 な 答 えを 出 すことはほぼ 不 可 能 だという 点 である シベリアの 奥 地 と 極 東 へのロシアの 進 出 はおそらく 西 ヨーロッパ 的 な 意 味 での 植 民 政 策 と 呼 ぶことはできまい 併 合 された 領 土 は 結 局 国 家 内 で 植 民 地 のステータスを 与 えられることがなかったし 植 民 地 に 特 有 の 本 国 との 関 係 での 政 治 的 不 平 等 や 本 国 のためのとめどない 天 然 資 源 の 開 発 といったものを 伴 わなかった たしかに シベリアと 極 東 地 方 の 住 民 にとっては 日 常 生 活 上 辺 境 とロシアの 隔 たりが 存 在 したし 今 日 でも 存 在 しているが( 大 陸 [ 本 土 ]に 行 く というサハリン 的 言 い 回 しを 参 照 ) これはステー タス 上 の 何 らかの 不 平 等 の 感 覚 というよりも むしろ 地 理 的 に 遠 く 離 れていることの 告 白 である コサックの 先 駆 的 探 検 の 段 階 が 終 わるにつれて 獲 得 された 地 にロシア 中 央 部 の 郡 郷 の 行 政 制 度 と 地 方 長 官 制 が 広 がった トムスクの 帝 国 学 専 門 家 А.В.レムニョフが 指 摘 して 7

15 いるように ロシアでは 19 世 紀 の 末 まで 植 民 地 とは 何 かという 問 題 が 未 解 決 であった そのため 封 建 的 な 性 格 をもつロシアの 法 令 は 限 定 的 にしか 適 用 されなかった したがっ て シベリアの 地 は 長 い 間 はるかに 有 利 な 法 制 度 のもとにあった (5) とくに 農 奴 の 隷 属 に 関 する 1649 年 の 会 議 法 典 の 規 定 はシベリアの 領 域 内 には 事 実 上 適 用 されなかった 結 局 ロ シア 国 家 は 植 民 地 固 有 の 法 令 を 考 えつかなかったわけである А.И.アレクセ-エフは シベ リアと 極 東 地 方 で 基 本 的 な 行 政 単 位 となったのが 郡 あるいは 管 区 ( 支 庁 )であると 指 摘 し ている シベリアでのその 総 数 は 18 世 紀 初 めに 20 世 紀 末 に(チュクチ 半 島 とロシア 領 ア メリカを 除 いて)30 であった (6) [ヨーロッパ ロシアの]ニージニー ノヴゴロドと[シ ベリアの]ヤクーツクを 治 める 各 々の 地 方 長 官 の 機 能 に 原 理 的 な 違 いはなかった 新 しい 領 土 では 過 渡 期 に 伝 統 的 な 自 治 の 形 態 が 維 持 されたが それらは 帝 政 当 局 の 監 督 下 で 機 能 していた 官 吏 の 昇 進 制 度 はロシアの 全 領 土 で 同 一 であった 先 住 民 は 通 例 来 住 民 より はるかに 大 きな 社 会 的 また 税 制 上 の 特 権 を 得 ていた そのため 20 世 紀 の 初 めには 植 民 史 観 の 解 釈 がいくらかその 経 済 的 内 容 の 重 視 の 方 向 に 変 わり 国 境 の 強 化 の 問 題 と 密 接 に 関 わるようになる どんな 人 口 希 薄 な 辺 境 も 必 要 な 場 合 には 植 民 地 になりえた Л.М.ボルホヴィーチノフは 1905 年 に 書 いている だから アムール 河 沿 岸 をロシア 領 として 確 保 するにはそこにできるだけ 密 にロシア 系 住 民 を 入 植 させることが 必 要 であり 収 入 を 引 き 出 すにはできるだけ 合 理 的 にその 資 源 を 開 発 するこ とが 必 要 である (7) と 植 民 概 念 の 中 味 の 変 化 は これに 劣 らず 世 紀 交 の 極 東 における 領 土 の 再 分 割 と 関 連 があった この 極 東 の 事 態 により 帝 政 政 府 はこの 地 域 における 自 国 領 土 の 一 体 性 に 不 安 を 覚 えることになった さらに ストルィピン 政 府 の 推 し 進 める 農 業 改 革 の 広 範 なプログラムは 農 業 に 適 した 遠 隔 地 に 何 百 万 もの 農 民 を 大 量 に 移 すことを 予 定 していた 革 命 前 の 有 名 な 植 民 運 動 研 究 家 Г.К.ギンスは 植 民 のことを 国 家 の 後 れた 部 分 のきわめて 急 速 な 経 済 的 文 化 的 発 展 を 目 的 とする 方 策 の 体 系 と 見 ていた (8) こうして 植 民 の 主 唱 者 となったのは 民 衆 でなく 辺 境 (これは 決 して 植 民 地 とは 見 られていない)における 自 己 の 影 響 力 の 強 化 に 関 心 があった 国 家 である この 場 合 植 民 政 策 の 基 本 的 要 素 である 移 民 事 業 は 組 織 的 移 民 だけでなく 自 然 発 生 的 な 移 民 もまた 認 めていた ソ 連 時 代 になると 学 問 的 概 念 としての 植 民 はいっそう 明 確 に 表 現 された 経 済 的 内 容 を 獲 得 するようになり それはさらに 対 外 政 策 な 含 意 により 補 足 された ソ 連 的 植 民 の 学 説 は 1922 年 から 25 年 にかけて 国 立 植 民 学 術 調 査 研 究 所 (ゴスコロニート)の 研 究 員 の 手 で つくられた И.Л.ヤムジンと В.П.ヴォシチーニンの 著 作 植 民 と 移 民 の 学 説 の 中 では 植 民 の 過 程 が より 人 口 稠 密 な 地 方 からの 大 量 の 移 住 者 の 人 口 不 足 の 地 域 および 経 済 的 に 未 発 展 の 地 域 への 入 植 とその 地 域 の 生 産 力 の 利 用 と 定 義 されている (9) この 学 説 によれ ば 過 程 としての 植 民 は 2 段 階 から 成 らなければならない 第 1 段 階 では 農 民 的 植 民 もし くは 農 業 植 民 が 行 われ その 目 的 は 第 2 段 階 の 鉱 工 業 植 民 を 実 現 するために 食 糧 基 地 を つくり 出 すことにある 植 民 の 両 段 階 は 計 画 的 なものであり 党 国 家 の 厳 格 な 監 督 のも 8

16 とで 進 められることが 予 定 された しかし 第 1 段 階 の ネップ[ 新 経 済 政 策 ]の 状 況 に おいて 実 現 されるソ 連 的 植 民 戦 略 は 民 衆 の 自 発 性 の 要 素 や 農 民 自 身 による 移 住 地 探 し サ モ ホ ー ド いわゆる 成 り 行 き 任 せ を 排 除 しておらず われわれはそこに 革 命 前 の 植 民 戦 略 の 論 理 的 延 長 を 見 ることができる 連 続 性 はさらに 次 のようなやり 方 すなわち 国 の 辺 境 とくにソ 連 に 対 して 非 友 好 的 な 国 のかなり 近 くに 位 置 する 地 域 においてソ 連 のプレゼンスを 高 める 手 段 として 植 民 政 策 を 利 用 するというやり 方 にも 認 められる 植 民 概 念 のこうした 解 釈 は 当 時 の 論 文 や 発 言 その 他 の 公 的 な 文 書 に 窺 える とくに 20 年 代 後 半 の 北 サハリンの 植 民 については サハ リン 革 命 委 員 会 議 長 Р.А.シシュリャンニコフが 極 東 革 命 委 員 会 への 報 告 書 の 中 で 北 サハ リンの 植 民 の 全 問 題 は ソ 連 政 府 の 志 向 すなわち その 影 響 力 をサハリンで 確 実 なもの にし その 影 響 力 を 利 権 の 獲 得 により 事 実 上 の 主 人 となりうる 日 本 人 の 影 響 力 に 対 置 し ようとするソ 連 政 府 の 志 向 の 問 題 として 検 討 しなければならない と 論 じていた (10) しかし 30 年 代 初 頭 に 植 民 の 用 語 は 公 的 文 書 からも 各 種 の 刊 行 物 からも 次 第 に 姿 を 消 していく 代 わりに 使 われるようになるのが 移 住 開 拓 開 発 等 々の 政 治 的 に 中 立 的 な 用 語 である 本 報 告 者 は 学 術 用 語 からの 植 民 概 念 の 排 除 は 30 年 代 に 学 界 と 政 界 に 定 着 した 次 のような 観 点 つまり 植 民 というのは 植 民 地 の 収 奪 を 伴 う 植 民 地 化 (колонизаторство)と 紙 一 重 であり 社 会 発 展 の 資 本 主 義 段 階 と 帝 国 主 義 段 階 に 特 徴 的 な 現 象 だという 観 点 によるものと 考 えている そうした 現 象 は 社 会 主 義 には 似 つかわしくな いと 見 られたわけである 30 年 代 末 における 人 口 状 態 の 統 計 データの 刊 行 中 止 と 必 要 不 可 欠 な 史 料 の 全 面 的 な 秘 密 指 定 とにより この 方 面 の 研 究 活 動 は 事 実 上 停 止 された 50 年 代 の 中 葉 に 研 究 活 動 の 再 生 が 起 こったが これはソ 連 共 産 党 第 20 回 党 大 会 後 の 全 般 的 な 温 暖 化 (потепление) のせいである 年 代 のはざまには 人 口 統 計 歴 史 人 口 学 移 民 学 といった 社 会 学 の 部 門 が 発 展 し これらは 歴 史 研 究 のための 史 料 的 基 盤 となっ た 60~80 年 代 当 時 の 研 究 は シベリアとソ 連 極 東 地 方 の 歴 史 過 程 に 関 する マルクス レーニン 主 義 史 観 からする 理 論 にもとづいていたが しかし そこでも 相 変 わらず 植 民 概 念 を 使 う 場 所 は 見 つからなかった この 文 脈 での 用 語 法 の 問 題 は 開 拓 (освоение) の 概 念 を 広 く 使 うことにより 解 決 された 著 名 な 極 東 史 家 А.И.アレクセーエフの 定 義 によれ ば 開 拓 の 概 念 は 次 の 3 局 面 を 含 んでいる 1. 領 土 の 発 見 そこへの 最 初 の 到 達 と 併 合 国 境 の 形 成 2. 領 土 の 研 究 地 理 の 研 究 地 図 の 作 成 海 域 鉱 物 植 物 相 動 物 相 等 々の 研 究 3. 経 済 的 利 用 入 植 と 居 住 地 の 建 設 域 内 の 地 域 区 分 鉱 業 農 業 工 業 商 業 の 発 展 (11) この 概 念 解 釈 はきわめて 広 く いずれかの 遠 隔 地 が 国 家 に 編 入 される 過 程 の 記 述 を 包 括 的 なものにすることを 要 求 している と 同 時 に 開 拓 概 念 をこうした 形 で 使 うことは 一 連 の 疑 問 を 生 み 出 す たとえば 次 のような 疑 問 である 以 前 他 の 国 家 により あるいはその 領 域 に 住 む 先 住 民 により 完 全 に あるいは 部 9

17 分 的 に 開 拓 されていた 何 らかの 領 土 の 占 領 は 開 拓 なのか 開 拓 の 過 程 はいつ 完 了 すると 考 えるべきか これらの そしてその 他 の 一 連 の 疑 問 が 生 まれる 以 上 開 拓 概 念 の 使 用 は 学 問 研 究 の 政 治 化 を 誘 発 するものだと 断 言 できる このことにとくに 関 係 するのが 定 義 の 第 1 項 であ る もし 研 究 者 が 開 拓 過 程 とくに 極 東 地 方 の 一 連 の 領 土 の 開 拓 過 程 の 一 部 とし て 第 一 発 見 者 の 権 利 を 根 拠 づけるのであれば 彼 は 直 ちに 隣 国 の 研 究 者 が 彼 に 反 対 の 論 拠 を 提 示 するだろうことを 覚 悟 しなければならない この 観 点 から 60~80 年 代 の 歴 史 研 究 を 検 討 する 場 合 大 多 数 の 論 者 が 他 ならぬロシアの 権 利 アムール 河 沿 岸 ウスリー 地 方 サハリン そして 千 島 列 島 の 第 一 発 見 者 としてのロシアの 権 利 を 論 証 しようとし ていることに 気 づかないわけにはいかない なし 遂 げられた 仕 事 は 膨 大 であるが 生 産 的 ではなかった というのは それらの 仕 事 が 外 国 の 学 問 的 反 対 者 の 誰 をも 説 得 できなかっ たからである 90 年 代 には 少 なくとも 学 術 論 文 や 地 域 の 学 術 会 議 において 再 び 植 民 概 念 を 使 う ケースが 見 られる しかし 概 念 の 内 容 はこの 段 階 で 何 らかの 独 創 的 な 解 釈 を 与 えられる こともなく 前 述 のヤムジンおよびヴォシチーニンの 定 義 の 枠 内 にとどまっている 論 者 たちは 通 例 いろいろな 時 期 の 学 術 的 著 作 における 概 念 それ 自 体 の 内 容 と 解 釈 の 進 化 を 記 述 するだけにとどめている (12) そのため 概 念 自 体 の 定 義 の 現 代 化 という 課 題 が 生 まれて いる 本 報 告 者 の 見 解 では 植 民 の 概 念 は 今 でもアクチュアルなものであるが 若 干 の 正 確 化 を 必 要 としている つまり こう 説 くべきである 植 民 とは 多 少 なりとも 著 しく 大 量 の... 人 々がそこへ 移 住 することにより 一 国 の 遠 隔 の 人 口 希 薄 な 領 土 が 現 実 に( 強 調 は 報 告 者 による) 領 有 され 国 の 経 済 生 活 に 統 合 された 地 域 経 済 を 基 盤 として 移 民 の 定 着 のための 条 件 がつくられる 過 程 である と この 定 義 からすれば いずれかの 領 土 における 植 民 過 程 の 始 期 継 続 期 間 そして 終 期 の 問 題 に 答 えることは 難 しくない 植 民 が 始 まるのは もちろん いずれかの 領 土 が 国 家 に 編 入 され その 国 家 の 法 律 が 当 地 に 及 んだ 後 のことである これを 根 拠 としてのみ 植 民 の 諸 施 策 のプロセスを 開 始 することができる 本 報 告 者 の 意 見 では 植 民 の 完 了 の 最 も 重 要 な 標 識 のひとつは 住 民 の 移 住 活 動 と 移 民 事 業 の 所 轄 組 織 とが 減 衰 することであり 主 として 自 然 増 により 形 成 された 定 住 人 口 によ って 基 本 的 に 労 働 資 源 が 確 保 されることである 植 民 完 了 の 2 つ 目 の 標 識 と 考 えるべきものは (ここでも 定 義 からすれば) 国 民 経 済 に 統 合 された 自 足 的 で 効 率 的 な 経 済 の 成 立 である 最 後 の 第 3 の 標 識 は 辺 境 が 社 会 的 インフラの 発 展 と 居 住 条 件 の 点 で 国 内 の 統 計 的 に 平 均 的 な 地 域 に 変 化 することである さて 植 民 概 念 の 以 上 のような 解 釈 をサハリンの 歴 史 に 適 用 してみよう ただし 千 島 列 島 地 域 に 関 しては 日 本 やロシアの 試 みにもかかわらず その 植 民 が 依 然 として 完 了 10

18 からはほど 遠 い 状 態 にあるという 理 由 で 研 究 対 象 から 除 外 することにしたい 以 下 はサ ハリンにおけるロシアの 植 民 戦 略 の 進 化 についての 報 告 者 の 解 釈 である 第 1 期 (1850 年 代 中 葉 ~1905 年 ) この 時 期 は 伝 統 的 に 軍 人 徒 刑 植 民 の 時 期 と 見 なさ れている そう 呼 ぶことは この 時 期 にサハリン 島 の 植 民 を 担 う 唯 一 の 力 が 最 初 は 軍 人 で あり 後 には 流 刑 者 であったという 命 題 が 維 持 される 限 り 間 違 っていない しかし サ ハリン 史 家 の 説 得 力 のある 研 究 によれば 軍 人 徒 刑 植 民 は 自 由 民 のステータスをもつ 人 々 その 大 部 分 は 過 去 に 徒 刑 の 体 験 をもっていたが の 力 で 1890 年 代 中 葉 にはも う 順 調 に 農 業 植 民 および 鉱 業 植 民 に 発 展 解 消 し 始 めている 世 紀 交 の 島 には 服 役 の 全 段 階 を 通 り 終 え 自 分 の 人 生 を 島 と 結 びつける 決 心 をした 人 々の 順 調 な 定 着 のための 前 提 条 件 がつくられていた この 過 程 は 1904~5 年 の 日 露 戦 争 により 中 断 された 第 2 期 (1906~29 年 ) 日 露 戦 争 の 終 了 と 徒 刑 制 度 の 廃 止 により ロシア 政 府 は サハリン 島 のロシア 領 として 残 った 部 分 の 新 しい 植 民 の 原 則 を 立 てることを 求 められた しかし 帝 政 政 府 は 敗 戦 のショックからすぐに 立 ち 直 ることができず 1906 年 に 廃 止 された 徒 刑 制 度 よりも 効 率 的 な 植 民 の 手 段 が 見 つからなかった 政 府 は 当 時 沿 海 州 とアムール 河 沿 岸 の 植 民 の 加 速 化 により 強 い 関 心 をもっていた 何 千 人 という 移 民 の 流 れが 向 かったのはま さにこれらの 地 方 である したがって 短 期 間 北 サハリン 植 民 の 優 先 的 手 段 となったの は 自 由 移 民 であるが それは ロシア 帝 国 ヨーロッパ 部 の 土 地 不 足 諸 県 から 極 東 地 方 に 農 民 を 移 住 させようとするストルィピンのプログラムのごく 一 部 をなすものでしかなか った ロシア 政 府 は 農 業 植 民 に 対 する 経 済 的 社 会 的 促 進 策 を 立 案 し それらは 多 様 な 優 遇 措 置 の 制 度 として 結 実 した しかし これは 移 民 の 増 加 とサハリン 北 部 の 経 済 の 活 発 化 とにほとんど 影 響 を 与 えなかった 農 民 的 植 民 の 結 果 は 失 敗 であったと 見 なければならな い 島 の 天 然 資 源 の 開 発 については 政 府 は 民 間 の 創 意 を 当 てにしており 事 実 上 地 方 の 企 業 活 動 を 支 援 しなかった その 結 果 1906~14 年 における 島 の 北 部 の 経 済 発 展 は 多 く の 指 標 が 徒 刑 制 度 時 代 のそれさえも 下 回 っていた 植 民 の 自 然 的 過 程 はこの 段 階 で 革 命 と 内 戦 そして 日 本 の 北 サハリン 占 領 により 中 断 される 1925 年 に 北 サハリンが 返 還 され ソ 連 の 管 轄 下 に 入 った 後 植 民 の 基 本 的 目 的 となった のは ソ 連 の 現 実 的 プレゼンスの 強 化 によって 起 こりうる 日 本 化 に 対 抗 することで あった 時 間 不 足 のために ソ 連 政 権 の 諸 機 関 はこの 時 期 にサハリンの 植 民 問 題 について 何 らかの 原 理 的 に 新 しい 植 民 戦 略 を 立 てることができなかった 純 農 業 植 民 にとって 条 件 は 不 利 であるという 専 門 家 の 多 数 の 意 見 にもかかわらず 26~29 年 の 植 民 は 再 びこの 方 向 をとった 移 民 を 引 き 寄 せる 道 具 は 相 変 わらず 国 家 的 な 優 遇 措 置 を 与 えることであり ま た 基 本 的 には 私 的 土 地 利 用 とアルテリ[ 集 団 農 場 ] 設 立 とのために 土 地 区 画 を 分 与 する ことであった 1906~29 年 の 北 サハリンの 植 民 には 共 通 の 特 徴 国 家 により 認 可 された 自 由 な 農 民 的 植 民 多 数 の 優 遇 措 置 低 水 準 の 移 民 の 組 織 化 があるため 植 民 を 実 行 した 政 権 の 違 いにもかかわらず この 期 間 をひとつの 全 体 的 な 時 代 として 区 分 することができる どち 11

19 らの 政 権 の 場 合 も 農 業 植 民 の 結 果 は 失 敗 であった 工 業 の 中 で 前 向 きの 動 きが 見 られたの は 石 油 部 門 だけであり これは 26 年 に 日 本 の 利 権 事 業 がスタートし 27 年 にサハリン 石 油 トラストが 設 立 された 結 果 である その 他 の 経 済 部 門 は 惨 めな 存 在 を 引 きずっていた 29 年 まで 植 民 がなんらかの 有 意 の 結 果 を 残 さなかったため ソ 連 政 権 の 諸 機 関 は 島 の 植 民 戦 略 の 原 則 を 見 直 すことを 強 いられた 第 3 期 (1930 年 代 ~50 年 代 中 葉 ) この 時 期 には 3 つの 段 階 がある 第 1 段 階 30 年 から 31 年 にかけて 植 民 を 行 ったのは 国 営 サハリン 株 式 会 社 (АСО)であ る 会 社 は 北 サハリンに 多 部 門 の 地 域 経 済 原 料 諸 成 分 の 有 効 利 用 を 図 り 第 1 次 5 ヵ 年 計 画 (1928~32 年 )の 遂 行 に 必 要 な 外 貨 を 国 にもたらす 力 のある 経 済 をつくり 出 す ことを 目 的 にしており 植 民 の 構 想 を 立 案 し その 中 で 移 民 には 生 産 費 引 き 下 げのための 経 営 上 の 副 次 的 措 置 という 役 割 を 与 えた 2 年 間 会 社 は 組 織 的 な( 強 調 は 報 告 者 による) 大 量 の 鉱 工 業 農 業 移 民 により また 赤 軍 の 除 隊 者 の 間 での 大 衆 的 な 呼 びかけと 扇 動 と により 急 発 展 しつつある 地 域 経 済 の 労 働 力 需 要 を 十 分 に 満 たすことができた 会 社 の 諸 企 業 では 当 地 の 労 働 能 力 のある 住 民 総 数 の 40.5%が 働 いていた (13) しかし 会 社 は 自 社 の 従 業 員 にそこそこの 生 活 条 件 さえつくり 出 せなかった すべてを 犠 牲 にして 経 済 計 画 を 達 成 したことは 人 間 の 扱 い 方 にもその 痕 跡 を 残 した こうして 2~ 3 年 の 有 期 契 約 で 従 業 員 を 大 量 に 送 り 込 み 労 働 力 問 題 を 解 決 しようとするやり 方 が 定 着 し たが これは 生 産 物 の 原 価 を 引 き 上 げただけでなく 移 民 の 大 部 分 に 臨 時 雇 い の 心 理 を 形 成 する 基 になった 第 2 段 階 32 年 から 45 年 まで 北 サハリンの 植 民 は 部 門 別 の 国 営 トラストの 手 で 行 われた これらのトラストは 31 年 12 月 に 廃 止 されたサハリン 株 式 会 社 の 資 産 をベースにして 設 立 されている サハリンの 企 業 の 産 業 活 動 は 圧 倒 的 に 原 料 採 取 に 限 られており このことが サハリン 経 済 の 原 料 供 給 基 地 的 性 格 とサハリンに 送 り 込 まれる 労 働 力 の 質 の 低 さとを 規 定 した トラストはまた サハリン 株 式 会 社 時 代 に 定 着 した 労 働 力 問 題 の 扱 い 方 を 克 服 でき なかった 現 地 の 首 脳 部 は 最 低 限 の 受 け 入 れ 可 能 な 社 会 的 条 件 の 整 備 を 急 ごうと 試 みたが これも 期 待 された 結 果 を 生 まなかった 更 紗 の 町 (14) と 要 員 の 高 水 準 の 流 動 性 は 30 年 代 末 の 特 徴 的 な 現 象 であった さらに 30 年 代 における クラーク 要 注 意 人 物 そし て 朝 鮮 人 の 暴 力 的 な 追 放 と 政 治 的 弾 圧 の 強 化 は 人 口 の 規 模 に 否 定 的 に 作 用 した と 同 時 に 国 境 区 域 特 別 管 理 制 度 や 国 内 旅 券 制 度 が 導 入 され 国 内 旅 券 が 農 民 には 与 えられなかった ため 自 発 的 な 移 住 の 機 会 は 乏 しくなり その 結 果 行 政 が 定 住 人 口 の 核 の 形 成 を 始 める しかないという 状 況 が 生 まれた 大 祖 国 戦 争 の 時 期 植 民 の 施 策 は 中 断 された 第 3 段 階 45 年 から 50 年 代 の 中 頃 までの 間 ソ 連 国 家 の 植 民 戦 略 を 実 現 するために 使 わ れた 方 法 は 相 変 わらず 第 1 次 5 ヵ 年 計 画 の 時 期 にでき 上 がった 方 法 つまり 大 量 の 組 織 的 な 移 民 有 期 の 労 働 契 約 多 種 多 様 な 優 遇 措 置 の 適 用 範 囲 の 拡 大 等 々であった 新 たな 動 きは 短 期 間 に 膨 大 な 人 員 を 移 転 する 際 の 規 模 の 拡 大 だけである と 同 時 に 植 民 12

20 の 根 拠 の 中 で 第 1 位 に 躍 り 出 てきたのが 国 の 経 済 的 な 必 要 性 でなく 戦 争 の 結 果 生 まれた 領 土 の 現 状 を 維 持 するというソ 連 政 府 の 意 向 であったことは 明 らかである サハリン 州 の 領 土 は 南 サハリンと 千 島 列 島 の 併 合 により 拡 大 しており その 規 模 の 点 で 前 例 のない 国 家 的 移 民 プログラムの 実 現 の 地 となった 島 々の 国 際 的 に 承 認 されたステ ータスが 欠 如 していたこと そして 30 万 人 以 上 の 外 国 人 が 存 在 し 工 業 基 盤 が 発 達 して いたことのために ソ 連 国 家 は 日 本 人 のきわめて 急 速 な 本 国 送 還 とソ 連 国 民 による 同 時 的 な 置 き 換 えという 課 題 を 負 った そのため この 時 期 の 南 サハリンでのソ 連 国 家 の 施 策 に 植 民 概 念 を 適 用 できるかどうかという 問 題 をここで 提 起 することが 当 を 得 ている 終 戦 の 時 点 で 樺 太 には 本 国 の 経 済 と 緊 密 に 結 びついた 多 部 門 の 発 達 した 地 域 経 済 と 多 数 の 住 民 が 存 在 しており ということはつまり この 領 土 を 植 民 の 対 象 と 見 ることはできな い 基 本 的 な 標 識 人 口 の 少 なさと 経 済 的 後 進 性 が 欠 落 しているのである したが って ソ 連 の 植 民 戦 略 はサハリン 南 部 でも 原 理 的 には 変 化 しなかったが その 戦 術 的 手 段 はおそらく 北 サハリン 植 民 のそれと 著 しく 異 なっていたというべきであろう 南 部 は 植 民 の 基 礎 工 事 [ 初 期 段 階 ] を 必 要 としていなかった むしろ この 具 体 的 なケースで 進 め られたのは 当 該 領 土 のソ 連 へのインコーポレーション (15) とそれに 続 くインテグレーション (16) の 過 程 である これらの 用 語 を 使 うのは 理 由 がある というのは 軍 事 行 動 の 結 果 [ 人 的 物 的 被 害 ]にもかかわらず ソ 連 首 脳 部 は 短 期 間 にほぼすべての 経 済 セクターと 社 会 生 活 の 活 動 を 立 て 直 すことができたからである 企 業 が 急 速 に 国 有 化 され しかるべき 人 民 委 員 部 [ 省 ]に 編 入 されるとともに それらの 1946 年 度 の 生 産 計 画 が 定 められた その 際 日 本 人 住 民 の 引 き 揚 げはまだ 始 まってさえいなかった こうして サハリン 南 部 では すでに 植 民 が 基 本 的 に 終 わっていた 領 土 をソ 連 に 編 入 する 実 験 が 行 われ それは 49 年 に 州 の 企 業 と 組 織 で 日 本 人 とソ 連 市 民 の 交 代 が 終 わると 同 時 に 完 了 した 統 合 過 程 の 完 了 後 サハリンの 植 民 戦 略 は 目 標 の 点 でも 目 的 達 成 の 手 段 の 点 でも 大 きな 変 化 はなかった そして 誤 りもまた 戦 前 に 犯 されたものと 同 じであった 社 会 生 活 に 対 する 配 慮 は 依 然 として 十 分 でなく 労 働 力 の 質 の 問 題 は 量 的 増 大 の 問 題 に 置 き 換 えられた 優 遇 措 置 の 制 度 はその 拡 充 の 方 向 にしか 発 展 しなかった 国 家 的 植 民 政 策 の 惰 性 の 結 果 と して 高 水 準 の 逆 方 向 の 移 動 が 続 き 移 民 の 定 着 化 には 弱 さが 認 められた 第 4 期 (50 年 代 中 葉 ~80 年 代 ) 第 1 段 階 (50 年 代 中 葉 ~60 年 代 初 め) 住 民 の 大 量 移 動 に 伴 って 国 家 支 出 が 増 えたにも かかわらず かなり 長 期 にわたって 目 に 見 える 経 済 的 結 果 が 出 なかったため 50 年 代 中 葉 にソ 連 首 脳 部 は 移 民 事 業 へのアプローチの 修 正 という 課 題 を 負 った 新 しいアプローチの 要 点 は 国 の 中 央 部 諸 州 からの 移 民 によって 州 の 経 済 に 労 働 力 を 供 給 するというやり 方 を 次 第 に 放 棄 し 現 地 の 労 働 資 源 によってそれを 再 生 産 するやり 方 に 移 ることにあった し かし この 目 的 の 達 成 手 段 は 初 めのうちはきわめて 矛 盾 に 満 ちたものであった 修 正 はま ず 優 遇 措 置 の 制 度 から 始 まった 56 年 と 60 年 に 採 択 された 法 令 は 新 規 の 移 住 者 への 支 払 い 額 を 制 限 したが 旧 移 民 へのそれは 変 えなかった この 処 置 は 来 住 民 の 流 入 をある 程 度 減 13

21 らしたが 同 時 に 優 遇 措 置 を 完 全 に 受 けられない 者 を 離 島 させることになった しかも 56 年 2 月 8 日 付 けソ 連 政 府 決 定 第 180 号 サハリン 州 の 企 業 および 建 設 現 場 における 常 勤 職 員 の 育 成 策 について で 約 束 された 個 人 住 宅 建 設 と 社 会 文 化 施 設 の 建 設 に 対 する 広 範 囲 の 優 遇 助 成 金 は 結 局 ほとんどが 空 文 と 化 した (17) 50 年 代 末 の 個 人 副 業 経 営 に 対 する 制 限 もマイナスの 人 口 流 出 入 指 標 をさらに 悪 化 させた 人 口 は 56 年 に 量 的 最 大 値 に 達 した 後 15 年 間 つまり ほぼ 70 年 まで 変 わりなく 減 少 し 続 けた 第 2 段 階 (60~80 年 代 ) 50 年 代 後 半 の 措 置 がそれほど 効 果 的 でなかったため 政 府 は 方 針 の 修 正 を 余 儀 なくされた 60 年 代 の 初 めにサハリン 州 の 住 民 定 着 化 の 方 法 として 選 ば れたのは 社 会 的 インフラの 発 展 と 定 住 のためのより 快 適 な 条 件 づくりである サハリン 州 の 生 産 力 発 展 総 合 プログラムの 実 現 により 住 宅 建 設 や 居 住 地 の 施 設 整 備 への 支 出 が 年 々 増 加 した (18) その 結 果 サハリン 経 済 は 効 率 の 上 昇 に 向 けて 大 きな 刺 激 を 与 えられた 64 年 には 初 めて 経 済 投 資 1 ルーブリ 当 たり 4 カペイカの 利 潤 が 得 られた (19) 社 会 的 生 産 は 停 滞 の 時 代 と 呼 ぶ 習 慣 になっている 時 期 [ブレジネフ 政 権 期 (1964~82 年 )の 後 半 ]にも 増 加 した たしかに 社 会 総 生 産 の 増 加 テンポは 低 下 傾 向 にあったが これはソ 連 経 済 全 体 の 特 徴 であった 州 の 経 済 全 体 の 生 産 高 は 71~75 年 に 38% 76~80 年 に 12.8% 81~86 年 に 11.8% 増 加 した (20) サハリン 経 済 は 依 然 として 採 算 のとれる 経 済 であり 毎 年 4 億 ル ーブリ 以 上 の 利 潤 を 計 上 した (21) 地 域 経 済 が 安 定 的 に 発 展 したため 社 会 生 活 上 の 課 題 の 解 決 に 相 当 な 資 金 を 投 入 するこ とが 可 能 となり これはサハリン 州 が 大 多 数 の 統 計 的 指 標 から 見 てロシア 平 均 の 地 域 に 変 わる 原 因 となった (22) 社 会 経 済 的 変 革 の 結 果 として 人 口 が(70 年 から) 次 第 に 増 加 し これは 自 然 増 による ものであり 人 口 流 出 入 指 標 はわずかにマイナスの 状 態 が 続 いていた 住 民 の 定 住 期 間 が 長 期 化 した 要 員 の 流 動 性 は 86 年 には 工 業 で 従 業 員 総 数 の 11.3% 建 設 業 で 13.3% 農 業 で 9.6%の 水 準 まで 低 下 したが 他 方 ロシア 全 体 の 数 値 はそれぞれ 11.3% 16.8% 12.5%であった (23) 要 員 の 流 動 性 の 低 下 は 定 住 志 向 の 高 まりの 中 で 可 能 となった 85 年 に は 人 口 の 61.0%が 地 元 生 まれか 古 参 住 民 であった (24) 第 4 期 に 関 係 する 統 計 データに 従 えば 過 程 としての 植 民 はサハリン 州 の 領 域 において 年 代 のはざまに 終 了 しつつある( 強 調 は 報 告 者 による)と 結 論 しなければならな い 社 会 的 人 口 論 的 発 展 の 指 標 はロシア 全 体 の 類 似 の 指 標 とほぼ 同 じになった 19 世 紀 中 葉 に 提 起 された 島 の 植 民 の 課 題 は 達 成 された 第 5 期 (1990 年 代 ) この 時 期 は 矛 盾 に 満 ちた 展 開 の 最 中 にあり 歴 史 的 に 客 観 的 な 評 価 はおそらくできまい とはいえ ここでは 植 民 概 念 の 新 しい 中 味 の 標 識 を 追 跡 する ことが 可 能 である 問 題 は 90 年 代 初 めの 改 革 によるソ 連 的 社 会 経 済 体 制 の 急 速 な 解 体 の 結 果 また いわゆる 北 方 諸 地 域 発 展 の 国 家 戦 略 の 変 更 によって 90 年 代 中 葉 に 以 下 のような 脱 殖 民 (деколонизация)( 強 調 は 報 告 者 による)の 過 程 が 展 開 したことにある (25) すなわち 14

22 経 済 崩 壊 経 済 の 全 部 門 の 解 体 とその 結 果 としての 失 業 および 急 速 な 住 民 の 貧 困 化 サハリン 州 民 になじみの 定 住 促 進 制 度 の 衰 退 天 然 資 源 開 発 における 要 員 派 遣 交 代 方 式 の 奨 励 ロシア 連 邦 中 央 部 諸 州 への 過 剰 人 口 の 移 転 を 図 る 移 民 プログラムの 実 現 人 口 のいわゆる 最 適 化 サハリンの 不 況 地 域 から 南 部 に 向 かう 対 内 人 口 移 動 の 持 続 的 に 高 い 水 準 対 外 人 口 移 動 バランスの 安 定 的 なマイナスの 数 値 将 来 性 のない 居 住 地 の 閉 鎖 人 口 減 退 2000 年 代 の 初 めに 経 済 的 生 活 条 件 の 若 干 の 改 善 の 結 果 として 人 口 発 展 の 否 定 的 指 標 の 減 少 傾 向 が 見 えてきたが これはまだ 近 い 将 来 の 人 口 発 展 の 見 通 しを 楽 観 的 に 語 るだけ の 根 拠 にはならない 人 口 は 減 り 続 けている このように 植 民 完 了 の 最 も 重 要 な 標 識 で ある 地 域 へのある 程 度 多 数 の 定 住 人 口 の 入 植 という 状 態 に 代 わって 今 日 脱 植 民 とい う 過 程 が( 完 了 の 傾 向 を 見 せながらも) 進 行 している 事 によると われわれは 今 後 数 十 年 間 かつて 歩 んだ 道 を 再 び 歩 み 再 植 民 (реколонизация)( 強 調 は 報 告 者 による)を 行 わ ざるをえないかもしれない さもなければ われわれの 代 わりに 他 の 民 族 がそれを 行 うこ とだろう 15

23 (1) 20 世 紀 日 本 における 樺 太 論 の 展 開 三 木 理 史 はじめに 本 報 告 は 日 本 において 日 本 語 で 公 にされた 樺 太 (サハリン)に 関 する 単 行 本 雑 誌 記 事 を 樺 太 論 と 総 称 し その 20 世 紀 における 変 容 過 程 を 考 察 する その 考 察 では 1サハリン 島 の 北 緯 50 以 北 と 大 陸 との 関 係 および 同 以 南 に 限 定 した 樺 太 と 北 海 道 との 関 係 2サハリン 島 の 一 島 単 位 の 地 域 観 の 消 長 と 政 治 的 領 域 性 との 関 係 3 樺 太 の 日 本 領 編 入 をめぐる 領 有 観 と 回 復 観 の 関 係 の 3 点 を 論 点 として 考 察 する 樺 太 論 の 概 観 その 調 査 方 法 は 第 2 次 世 界 大 戦 前 後 で 2 つに 大 別 できる( 文 献 については 末 尾 のリス トを 参 照 本 文 では 編 著 者 と 出 版 年 のみを 表 示 する) サ ガ レ ン 第 2 次 世 界 大 戦 前 にサハリン 薩 哈 嗹 等 の 名 称 を 標 題 に 含 むものは 数 的 に 少 ないため 捨 象 し 標 題 中 に 樺 太 の 用 語 を 含 むものを 悉 皆 抽 出 した 単 行 本 は 北 海 道 総 務 部 行 政 資 料 室 (1970)を 中 心 に 国 立 国 会 図 書 館 NDL-OPAC データベースで 補 足 した 雑 誌 記 事 は 石 山 ( )を 用 いた その 結 果 単 行 本 では 320 件 雑 誌 記 事 では 401 件 が 該 当 し た( 図 1) 樺 太 の 日 本 領 有 が 決 定 してしばらく 樺 太 論 の 件 数 は 増 加 したが,それが 1910 年 代 前 半 に 減 少 した その 後 1918 年 のシベリア 出 兵 によって 樺 太 論 が 20 年 代 以 後 に 急 増 し たが それも 22~25 年 の 日 本 軍 の 撤 兵 によって 沈 静 化 した そして 1930 年 代 に 樺 太 が 石 炭 資 源 によって 注 目 され 再 び 樺 太 論 が 増 加 した 100件 数 単 行 本 雑 誌 単 行 本 雑 誌 単 行 本 雑 誌 単 行 本 雑 誌 単 行 本 雑 誌 単 行 本 雑 誌 単 行 本 雑 誌 単 行 本 雑 誌 その 他 自 然 科 学 技 術 芸 術 言 語 文 学 歴 史 地 理 等 社 会 労 働 教 育 経 済 産 業 政 治 法 律 行 政 単 行 本 雑 誌 単 行 本 雑 誌 1901~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~45 不 明 不 明 図 1 戦 前 期 樺 太 論 の 推 移 ( 北 海 道 総 務 部 行 政 資 料 室 (1970)および 石 山 ( ) 等 により 作 成 ). Fig.1 Changes in Karafuto opinions pre-world War Ⅱ 年 次 16

24 第 2 次 世 界 大 戦 後 の 樺 太 論 は, 国 会 図 書 館 NDL-OPAC のデータベースを 用 い 2000 年 ま でに 刊 行 された 単 行 本 と 雑 誌 記 事 を 検 索 し, 北 海 道 総 務 部 行 政 資 料 室 (1970)で 補 足 した いずれも 対 象 出 版 年 を 1946~2000 年 とした 戦 後 では 標 題 に 樺 太 と サハリン を 含 むものを 検 索 し 両 者 の 各 々の 使 用 頻 度 の 増 減 を 追 跡 した その 結 果 単 行 本 では 樺 太 285 件 サハリン 110 件 が 該 当 した( 図 2) 雑 誌 記 事 は 樺 太 が 142 件 サハリンが 228 件 で( 図 3) 1971~75 年 にサハリンに 関 する 雑 誌 記 事 が 増 加 したが 80 年 代 前 半 まで 樺 太 とサハリンの 間 の 差 はわずかであった つまり 樺 太 論 自 体 が 低 迷 していたといえよう その 低 迷 打 開 の 発 端 が 1980 年 代 後 半 からのサハリンを 標 題 に 含 む 雑 誌 記 事 の 増 加 で 樺 太 とサハリン 間 の 件 数 逆 転 は 単 行 本 より 早 く 1986~90 年 であっ た ところが 単 行 本 での 両 者 の 逆 転 は 1996~2000 年 であった 件 数 ~55 年 サハリン 1946~50 年 サハリン 1956~60 年 サハリン 1961~65 年 サハリン 1966~70 年 サハリン 1976~80 年 サハリン 1971~75 年 サハリン 1981~85 年 サハリン 1991~95 年 サハリン 1986~90 年 サハリン 1996~2000 年 サハリン 図 2 戦 後 の 樺 太 論 単 行 本 の 推 移 (NDLOPAC 書 誌 拡 張 検 索 データを 北 海 道 総 務 部 行 政 資 料 室 (1970) 等 で 補 足 して 作 成 ). Fig.2 Changes in Karafuto opinions in book form post-world War Ⅱ 年 代 その 他 自 然 科 学 技 術 芸 術 言 語 文 学 歴 史 地 理 等 社 会 労 働 教 育 経 済 産 業 政 治 法 律 行 政 件 数 ~50 年 サハリン 1951~55 年 サハリン 1956~60 年 サハリン 1961~65 年 サハリン 1966~70 年 サハリン 1971~75 年 サハリン 1976~80 年 サハリン 1981~85 年 サハリン 1986~90 年 サハリン 1991~95 年 サハリン 1996~2000 年 サハリン 年 代 その 他 自 然 科 学 技 術 芸 術 言 語 文 学 歴 史 地 理 等 社 会 労 働 教 育 経 済 産 業 政 治 法 律 行 政 図 3 戦 後 の 樺 太 論 雑 誌 記 事 の 推 移 (NDLOPAC 雑 誌 記 事 索 引 検 索 データを 北 海 道 総 務 部 行 政 資 料 室 (1970) 等 で 補 足 して 作 成 ). Fig.3 Changes in Karafuto opinions in article form post-world War Ⅱ 17

25 それらの 結 果 を 基 に 報 告 者 は 領 有 直 後 シベリア 出 兵 期 1930 年 代 1990 年 代 の 4 期 に 樺 太 論 の 高 揚 を 見 い 出 した 戦 前 期 の 樺 太 論 日 本 領 有 当 初 に 樺 太 は 北 海 道 の 延 長 地 域 と 考 えられることが 多 く 日 本 領 となった 南 半 の 樺 太 に 関 する 地 理 的 知 識 が 増 加 した 東 京 地 学 協 会 (1908)が 本 格 的 な 地 誌 として 刊 行 され また 白 鳥 庫 吉 や 小 川 運 平 が 満 洲 との 関 係 に 注 目 しながら 日 本 の 樺 太 領 有 を 正 当 化 する 歴 史 研 究 を 数 多 く 発 表 した そして その 地 域 観 は 南 半 の 樺 太 に 限 定 したものが 多 く 見 られた しかし それらの 高 揚 も 第 1 次 世 界 大 戦 期 には 早 くも 一 旦 沈 静 化 した 一 方 シベリア 出 兵 期 の 地 域 観 は 大 陸 とのつながりを 重 視 し 北 サハリンを 含 めて 一 島 を 単 位 とすることや 大 陸 への 連 続 性 を 特 徴 とした また この 時 期 には 産 業 開 発 を 促 進 する 論 説 が 中 心 であった それらの 地 域 観 は サハリン 島 全 島 はもちろん 大 陸 へ 連 続 するものが 主 流 になってきた そして サハリン 全 島 の 占 領 政 策 を 利 用 して 人 類 学 者 の 鳥 居 龍 蔵 や 地 理 学 者 の 山 崎 直 方 が 通 常 不 可 能 な 北 サハリンの 現 地 調 査 を 実 施 した しかし 日 本 のシベリア 占 領 解 除 によって サハリン 研 究 ブームは 沈 静 化 した その 後 樺 太 論 の 数 は 減 少 に 転 じ その 地 域 観 も 再 び 南 半 分 に 限 定 されるようになった しかし 1930 年 代 に 農 事 試 験 場 や 大 学 演 習 林 が 拡 大 されたため 昆 虫 学 動 物 学 の 調 査 産 業 開 発 調 査 森 林 調 査 活 動 等 によって 自 然 科 学 技 術 分 野 の 研 究 が 増 加 した それらの 地 域 観 は 全 般 的 には 再 び 樺 太 に 限 定 されたが 政 治 領 域 に 影 響 されにくい 自 然 科 学 分 野 では 全 島 的 なものも 見 られた( 玉 貫 1944) 一 方 個 性 的 な 基 礎 研 究 が 人 口 地 理 学 と 地 誌 で 現 われたが 政 治 領 域 と 関 係 の 深 い 人 文 地 理 では 叙 述 が 樺 太 の 範 囲 への 限 定 を 余 儀 なく された また 樺 太 の 領 有 から 30 年 を 経 たため 西 鶴 定 嘉 らによって 樺 太 の 郷 土 研 究 も 進 むことになった しかし その 地 域 観 も 当 時 の 日 本 の 郷 土 研 究 一 般 に 通 じる 傾 向 として 樺 太 の 範 囲 に 限 定 されていた 1931 年 の 満 洲 事 変 後 に 帝 国 日 本 の 燃 料 事 情 悪 化 によって 再 び 石 炭 や 北 サハリンの 石 油 利 権 に 関 心 が 高 まった 戦 時 体 制 による 出 版 物 制 限 まで 石 炭 の 島 として 樺 太 に 関 する 多 数 の 著 作 や 論 説 が 現 われた しかし 樺 太 の 社 会 資 本 の 不 備 で 豊 富 な 資 源 の 活 用 が 不 可 能 になると 再 度 樺 太 は 忘 れられた 場 所 となり そのまま 終 戦 を 迎 えた そして 1951 年 の 領 有 権 放 棄 でソ 連 の 領 有 と 情 報 封 鎖 によって 忘 却 の 場 と 化 した 戦 後 期 の 樺 太 論 東 西 冷 戦 の 約 40 年 間 は 樺 太 論 の 最 も 長 い 沈 黙 期 間 だが 領 土 問 題 の 一 部 として 意 識 され る 場 合 が 増 加 した その 結 果 日 本 では しばしば 樺 太 を 千 島 と 一 括 して 考 えるようにな った そして 1950 年 代 以 後 の 冷 戦 時 代 には 日 本 人 がサハリンに 立 ち 入 ることも 困 難 にな ったため その 情 報 は 日 本 にほとんど 入 ってこなくなった そのため 1950~80 年 代 の 日 本 では 第 2 次 世 界 大 戦 前 に 収 集 された 資 料 の 活 用 や 史 料 や 古 地 図 を 駆 使 して わずかな 18

26 歴 史 的 な 樺 太 研 究 が 現 われただけであった 1980 年 代 末 にソ 連 の 崩 壊 によってロシア 極 東 地 域 が 開 放 された サハリンへ 渡 航 する 日 本 人 も 増 加 し 再 び 現 地 調 査 が 可 能 となった そこで 日 本 でもようやく 樺 太 ではない ロシア 領 サハリンとして 一 島 的 地 域 観 が 主 流 化 した そして 日 本 における 樺 太 論 も 次 第 にサハリン 論 へと 変 貌 した そして それらは この 島 に 対 して 用 いる 地 名 が 樺 太 からサ ハリンへと 変 化 しただけではなく 地 域 観 も 島 を 含 んだ 北 東 アジアというグローバルなも のへと 変 化 した 21 世 紀 の 展 望 最 後 に 21 世 紀 以 後 の 状 況 を 概 観 しておきたい まず 日 ロ 双 方 のデータベースの 整 備 と 資 史 料 の 公 開 が 進 んだため 長 澤 (2006)のようにロシア 所 在 の 樺 太 史 料 の 復 刻 も 現 わ れた また ロシアでのサハリン 研 究 が 本 格 化 し ヴィソーコフ 他 (2000) ヴィシネフ スキー(2006) 等 が 日 本 語 訳 で 紹 介 され 日 ロ 双 方 の 研 究 者 の 共 同 研 究 も 盛 んになった また 札 幌 農 学 校 時 代 以 来 の 北 海 道 大 学 のサハリン 研 究 の 動 向 を 整 理 した 高 橋 加 藤 (200 6)も 刊 行 された 今 後 は 樺 太 という 日 本 特 有 の 地 域 観 をも 包 摂 した 新 たなサハリン 研 究 の 構 築 に 期 待 したい キーワード: 樺 太 サハリン 20 世 紀 樺 太 論 植 民 地 文 献 北 海 道 総 務 部 行 政 資 料 室 編 樺 太 関 係 文 献 総 合 目 録 北 海 道 石 山 洋 明 治 大 正 昭 和 前 期 雑 誌 記 事 索 引 集 成 ( 第 1~60 巻 ) 皓 星 社 ヴィシネフスキー. N. 著 小 山 内 道 子 訳 トナカイ 王 北 方 先 住 民 のサハリン 史 成 文 社 (Вышневский, Н Отасу: этно-политические очерки. Южно-Сахалинск) ヴィソーコフ. M. S. 他 著 板 橋 政 樹 訳 サハリンの 歴 史 北 海 道 撮 影 社 (Высоков, М.С. и др. 1995, История Сахалинской области с древнейших времен до наших дней. Южно-Сахалинск) 高 橋 英 樹 加 藤 ゆき 恵 編 北 大 樺 太 研 究 の 系 譜 サハリンの 過 去 現 在 未 来 北 海 道 大 学 総 合 博 物 館 長 澤 秀 編 解 説 樺 太 庁 警 察 部 文 書 戦 前 朝 鮮 人 関 係 警 察 資 料 集 ( 全 4 巻 ) 緑 蔭 書 房 玉 貫 光 一 樺 太 博 物 誌 弘 文 堂 東 京 地 学 協 会 編 樺 太 地 誌 大 日 本 図 書 19

27 日 本 人 樺 太 植 民 者 の 政 治 的 帰 属 塩 出 浩 之 この 報 告 では 日 本 統 治 期 の 南 サハリン( 以 下 樺 太 と 記 す)の 政 治 的 制 度 について 住 民 の 大 多 数 を 占 めた 日 本 人 ( 本 国 出 身 者 )の 政 治 的 な 権 利 や 帰 属 をめぐる 問 題 を 中 心 に 論 ずる 1. 日 本 の 植 民 地 支 配 と 樺 太 統 治 20 世 紀 前 半 における 日 本 の 樺 太 統 治 (1905~45 年 )は 当 時 の 日 本 が 植 民 地 帝 国 (colonial empire)だったことを 考 えると 日 本 が 近 隣 地 域 に 及 ぼした 植 民 地 支 配 の 一 部 を 構 成 するフ ァクターとして 捉 えられる ただし 注 意 を 要 するのは 日 本 の 植 民 地 支 配 を 論 ずる 際 にま ず 数 えられるのは 台 湾 (1897~1945 年 )や 朝 鮮 (1910~45 年 ) あるいは 満 州 (1932~45 年 )であり 樺 太 はほとんど 意 識 されないことである その 理 由 はさまざまに 推 測 できる が 政 治 的 側 面 から 見 れば 台 湾 や 朝 鮮 と 異 なり 土 着 (native)の 住 民 がわずかで 民 族 的 係 争 がごく 少 なかったことを 指 摘 すべきだろう 樺 太 は 日 本 本 国 からの 移 住 者 が 人 口 のほとんどを 占 めた 移 住 植 民 地 (settler colony)だったのである しかし 民 族 問 題 が 小 さかったことを 根 拠 に 日 本 統 治 期 の 樺 太 を 植 民 地 として 考 察 す る 必 要 が 乏 しいと 言 えないのはもちろんである 移 住 植 民 地 としての 樺 太 は 日 本 人 の 移 住 活 動 や 経 済 活 動 から 見 ると 北 海 道 の 延 長 としての 一 面 を 持 っていたが このことは 逆 に 言 えば 北 海 道 自 体 も 元 来 1869 年 にようやく 日 本 の 領 土 として 確 定 した 移 住 植 民 地 に 他 ならないことを 示 しているのである 2. 統 治 制 度 樺 太 に 先 立 って 日 本 の 植 民 地 となった 台 湾 では 台 湾 総 督 府 による 統 治 が 行 われていた 総 督 府 は 本 国 の 行 政 立 法 の 範 囲 外 に 置 かれ 強 い 独 立 性 を 有 していた 特 に 総 督 が 事 実 上 の 立 法 権 を 持 っていた 点 は 大 きな 特 徴 である これは 一 面 では 日 本 軍 部 の 意 向 の 反 映 だったが 他 面 で 本 国 の 国 会 には 台 湾 の 現 地 社 会 に 適 合 する 法 律 を 制 定 する 能 力 がな いという 理 由 もあった また 総 督 府 は 植 民 地 を 開 発 する 必 要 上 本 国 の 地 方 行 政 機 関 と は 異 なり 土 木 鉄 道 通 信 事 業 など 産 業 政 策 に 関 わるさまざまな 権 限 を 与 えられてい た 以 上 のような 統 治 体 制 は のちの 朝 鮮 総 督 府 でも 同 様 であった しかし 日 本 領 有 当 初 の 一 時 的 な 軍 政 を 経 て 樺 太 に 設 置 された 樺 太 庁 は 総 督 府 とは 大 きく 異 なる 面 を 持 ってい た 樺 太 庁 の 長 官 は 独 自 の 立 法 権 をほとんど 持 たなかったのである 樺 太 は 原 則 として 日 本 ( 本 国 )とは 異 なる 法 域 とされたが 実 際 には 本 国 の 法 律 が 準 用 された その 最 大 の 20

28 理 由 は 樺 太 アイヌやウィルタ ニヴフといった 先 住 少 数 民 族 や 残 留 するロシア 人 に 対 し て 本 国 からの 移 住 民 が 短 期 のうちに 圧 倒 的 多 数 を 占 めるに 至 ったためと 考 えられる 樺 太 では 経 済 的 社 会 的 には 日 本 本 国 への 同 質 化 が 急 速 に 進 行 したのであり 法 制 度 もそれ に 従 ったといえる ただし 政 治 的 区 分 としては 樺 太 はあくまで 本 国 とは 区 別 され 台 湾 朝 鮮 と 同 じカ テゴリーに 属 した 第 1 に 樺 太 庁 は 台 湾 朝 鮮 総 督 府 と 同 様 通 常 の 地 方 行 政 府 にはな い 産 業 政 策 上 のさまざまな 権 限 を 与 えられていた そして 第 2 に 以 下 に 述 べる 通 り や はり 台 湾 朝 鮮 と 同 様 住 民 の 政 治 的 権 利 はきわめて 限 られていたのである 3. 政 治 的 権 利 日 本 本 国 では 1880 年 に 地 方 議 会 そして 1890 年 には 国 会 が 設 置 され 立 憲 君 主 制 選 挙 制 議 会 による 政 治 運 営 が 進 展 した 参 政 権 の 範 囲 も 次 第 に 拡 大 され 1925 年 には 男 性 に 限 っての 普 通 選 挙 が 実 現 した しかし 性 別 や 納 税 額 による 制 限 とは 別 に 参 政 権 には 地 域 によって 制 限 が 存 在 した 本 国 の 中 でも 北 海 道 と 沖 縄 県 および 小 笠 原 諸 島 の 住 民 には 20 世 紀 初 頭 まで 参 政 権 がなかった (1) そして 植 民 地 である 台 湾 樺 太 朝 鮮 は 立 憲 制 の 適 用 範 囲 外 と 見 なされ 各 地 域 の 住 民 は 国 政 参 加 の 道 を 閉 ざされていた 加 えて こ れらの 植 民 地 では 各 地 域 を 単 位 とする 議 会 も 設 置 されず また 当 初 は 町 村 単 位 での 地 方 自 治 さえも 認 められていなかったのである 政 治 的 権 利 のこのような 地 域 的 格 差 は もちろん 日 本 人 の 他 民 族 に 対 する 優 越 意 識 を 前 提 としていたが それだけが 要 因 ではない 政 治 的 権 利 は 属 人 的 ではなく 属 地 的 なもので あり たとえば 本 国 に 移 住 した 朝 鮮 人 や 北 海 道 のアイヌは 日 本 人 と 同 等 の 参 政 権 を 与 えら れたし 逆 に 植 民 地 に 移 住 した 日 本 人 は 参 政 権 を 失 った したがって 植 民 地 の 住 民 の 民 族 的 構 成 は 政 治 的 権 利 の 有 無 と 関 係 がなかった 植 民 地 は まさに 植 民 地 であることを 理 由 に 政 治 参 加 から 排 除 されていたのである 実 際 次 に 述 べるように 樺 太 の 日 本 人 植 民 者 はこれに 対 する 異 議 申 し 立 てを 行 ったが 本 国 政 府 は 彼 らの 要 求 に 応 ずるため 樺 太 を 植 民 地 から 本 国 の 一 つの 県 へと 変 更 するという 手 続 きを 取 ろうとしたのである 4. 植 民 者 の 政 治 運 動 と 政 府 の 対 応 樺 太 の 日 本 人 植 民 者 は 1920 年 代 後 半 から 30 年 代 初 頭 にかけて 本 国 の 政 府 国 会 に 対 し 政 治 的 権 利 の 付 与 を 求 める 運 動 を 行 った 参 政 権 を 要 求 する 最 大 の 論 拠 とされたのは 樺 太 の 住 民 構 成 であった 16 万 島 民 中 先 住 民 族 が 3000 人 位 であるから 大 局 から 云 ふならば 純 然 たる 本 国 の 延 長 であり 樺 太 は 先 住 人 民 の 多 数 を 抱 擁 する 台 湾 朝 鮮 とは 異 なると ある 有 力 な 新 聞 は 論 じている (2) 植 民 者 たちは 本 国 住 民 以 外 に 参 政 権 が 与 えられていないことを 民 族 的 相 違 にもとづくものと 解 釈 し 植 民 地 でも 本 国 出 身 者 が 多 数 であれば 参 政 権 を 与 えるべきだと 主 張 したのである この 運 動 について 注 目 すべきことは 20 年 代 という 時 期 である 日 本 本 国 では 第 1 次 21

29 世 界 大 戦 前 後 から 大 衆 的 政 治 運 動 が 成 長 し すでに 述 べたように 25 年 には 男 子 普 通 選 挙 法 が 成 立 した 樺 太 の 日 本 人 植 民 者 も これに 影 響 を 受 けている ところで 20 年 代 は 一 方 で 台 湾 と 朝 鮮 で 民 族 主 義 的 政 治 運 動 が 高 揚 した 時 期 でもあっ た 植 民 地 での 政 治 的 自 由 の 拡 大 を 求 める 台 湾 人 朝 鮮 人 の 運 動 は 独 立 への 志 向 を 内 在 させている 点 で 樺 太 の 日 本 人 とは 方 向 がかなり 異 なっていた だが 後 に 述 べるように 本 国 の 政 府 にとっては 植 民 地 統 治 体 制 の 整 合 性 を 保 つことは 重 大 な 課 題 であり これらは 密 接 に 関 わっていた 本 国 の 政 府 は 樺 太 植 民 者 の 要 望 には 十 分 な 正 当 性 があると 認 識 し 参 政 権 の 付 与 に 向 けて 大 きく 二 つの 施 策 を 行 った 第 1 の 施 策 は 地 方 自 治 制 度 の 整 備 である 樺 太 では 1921~22 年 に 最 初 の 町 村 制 度 が 制 定 されたが 町 村 長 町 村 会 議 員 は 公 選 制 を 取 っておらず 自 治 制 とは 言 いがたいもので あった 町 村 制 が 公 選 制 (ただし 一 部 のみ)に 改 正 されたのは 29 年 のことであり これは 樺 太 住 民 の 国 政 参 加 に 向 けた 準 備 としての 意 味 を 持 っていた 町 村 制 度 が 公 選 制 となったことにより 29 年 8 月 には 樺 太 で 最 初 の 町 村 会 議 員 選 挙 が 行 われた 当 時 の 樺 太 の 住 民 構 成 とシティズンシップとの 関 係 を 理 解 する 上 で この 選 挙 の データはきわめて 興 味 深 い (3) 第 1 に 選 挙 は 本 国 と 同 じく 男 子 普 通 選 挙 であった そして 日 本 本 国 と 同 じく 日 本 人 以 外 ( 主 に 朝 鮮 人 )も 有 権 者 となり この 選 挙 では 定 員 合 計 534 人 のうち 4 人 の 朝 鮮 人 が 当 選 している しかし 第 2 に アイヌ ウィルタ ニヴフとい った 先 住 諸 民 族 は 選 挙 権 がなかった 彼 らは 日 本 国 籍 を 有 するにもかかわらず 戸 籍 が 付 与 されていなかったのである (4) 本 国 政 府 が 取 ったもう 一 つの 施 策 は 樺 太 を 植 民 地 ではなく 本 国 に 一 つの 県 として 編 入 するという 計 画 であった 樺 太 の 植 民 者 たちは 本 国 政 府 が 自 分 たちに 参 政 権 を 与 えない 理 由 の 一 つは 樺 太 の 住 民 に 参 政 権 を 与 えると 台 湾 朝 鮮 の 住 民 にも 同 様 に 参 政 権 を 与 える 必 要 が 生 ずるからだ と 推 測 していた これは 部 分 的 には 事 実 であり 20 年 前 後 からの 激 しい 民 族 主 義 運 動 に 対 して 政 府 は 台 湾 朝 鮮 に 限 定 的 な 地 方 自 治 制 度 を 施 行 したが 他 方 で 台 湾 朝 鮮 住 民 の 国 政 参 加 や 台 湾 朝 鮮 を 単 位 とする 議 会 の 設 置 には 一 貫 してきわめて 消 極 的 であった また 樺 太 住 民 の 国 政 参 加 が 台 湾 朝 鮮 の 住 民 を 刺 激 する 可 能 性 も 政 府 は 認 めていた し かし すでに 述 べたように 樺 太 の 住 民 に 参 政 権 を 与 えること 自 体 には 政 府 は 積 極 的 であ り そのためには 樺 太 を 植 民 地 のカテゴリーから 外 すことが 合 理 的 だと 考 えたのである 具 体 的 には 植 民 地 統 治 組 織 である 樺 太 庁 を 解 体 し 本 国 の 地 方 統 治 組 織 と 同 様 の 樺 太 県 を 作 ることが 26 年 から 31 年 の 間 政 府 内 部 で 本 格 的 に 検 討 された ところが 結 局 のところ 樺 太 県 設 置 案 は 実 現 せず 樺 太 住 民 の 国 政 参 加 も 行 われなか った その 原 因 は 端 的 にいって 樺 太 の 植 民 者 たち 自 身 が 反 対 したからであった 本 国 政 府 は 樺 太 の 住 民 に 参 政 権 を 与 えるには 植 民 地 統 治 の 解 体 が 必 要 だと 結 論 したが 樺 太 庁 によるさまざまな 開 発 事 業 や 入 植 支 援 政 策 に 植 民 者 たちは 強 く 依 存 していた そのため 22

30 自 らの 政 治 参 加 要 求 が 樺 太 県 設 置 という 本 国 政 府 の 案 を 生 み 出 したにもかかわらず 案 の 内 容 が 明 らかになると 植 民 者 たちは 一 転 して その 案 の 実 施 に 激 しく 反 対 したので ある 5. 結 末 1931 年 の 満 洲 事 変 以 後 日 本 は 中 国 への 侵 略 を 進 め 戦 時 体 制 へと 突 入 していく その 中 で 樺 太 の 統 治 体 制 の 見 直 しという 課 題 は きわめて 優 先 順 位 の 低 いものとなり ほとん ど 放 棄 された この 課 題 が 再 び 浮 上 したのは 日 本 がアメリカと 開 戦 した 後 の 1942 年 のことである 詳 しい 理 由 は 明 らかでないが 以 前 と 同 じく 樺 太 の 植 民 地 統 治 を 解 体 し 本 国 の 一 部 とす ることが 立 案 された 樺 太 庁 という 名 前 は 残 されたが その 組 織 は 北 海 道 庁 に 準 ずる 独 立 官 庁 であると 定 められた この 案 は 44 年 に 正 式 に 決 定 し 遂 に 樺 太 は 日 本 本 国 の 一 部 となった ただし 注 意 す べきことに 植 民 地 開 発 を 行 うための 樺 太 庁 のさまざまな 権 限 は 実 質 的 には 維 持 された このような 結 果 に 至 るまでの 過 程 で 植 民 者 たちが 熱 心 な 請 願 活 動 を 行 ったことが さま ざまな 資 料 で 確 認 できる ただし 樺 太 住 民 の 国 政 参 加 が 実 現 したのは 45 年 4 月 のことであり この 時 同 時 に 台 湾 朝 鮮 の 住 民 にも 国 政 参 加 が 認 められた 植 民 地 の 住 民 を 戦 争 に 動 員 するため 日 本 政 府 は 交 換 条 件 として 彼 らに 参 政 権 を 与 えざるを 得 なくなったのである もっとも 8 月 の 日 本 の 敗 戦 までにこれらの 地 域 で 国 政 選 挙 が 行 われることはなかった 樺 太 植 民 者 の 政 治 的 帰 属 は 日 本 領 樺 太 という 空 間 自 体 の 消 滅 を 目 前 にして 最 終 的 に 国 民 (nation)でもあり 植 民 地 でもある という 決 着 を 見 たのである 主 な 参 考 文 献 塩 出 浩 之 戦 前 期 樺 太 における 日 本 人 の 政 治 的 アイデンティティについて ( 北 海 道 大 学 スラブ 研 究 センター 21 世 紀 COE プログラム スラブ ユーラシア 学 の 構 築 研 究 報 告 集 No.11. 日 本 とロシアの 研 究 者 の 目 から 見 るサハリン 樺 太 の 歴 史 (I) 2006 年 1 月 ) 竹 野 学 人 口 問 題 と 植 民 地 年 代 の 樺 太 を 中 心 に ( 経 済 学 研 究 ( 北 海 道 大 学 ) 第 50 巻 第 3 号 2000 年 12 月 ) 平 井 廣 一 日 本 植 民 地 財 政 史 研 究 ミネルヴァ 書 房 1997 年 23

31 Ⅱ. 民 族 的 地 域 的 アイデンティティの 探 求 24

32 19 世 紀 後 半 ~20 世 紀 初 頭 のサハリンにおけるロシア 人 の 適 応 過 程 自 然 的 気 候 的 要 因 の 影 響 マリーナ イーシチェンコ 新 しい 領 土 の 開 拓 という 多 面 的 な 過 程 の 最 重 要 の 局 面 は 人 間 の 生 息 環 境 を 生 活 と 経 営 に 適 した 状 態 にすることである この 課 題 はあらゆる 開 拓 地 の 植 民 者 (колонист)の 前 に あらゆる 歴 史 的 発 展 段 階 において 立 ち 現 われる この 課 題 の 解 決 を 可 能 にするのは 人 間 の 文 化 の 厚 い 層 であり それは 通 例 周 囲 の 世 界 と 多 様 な 自 然 利 用 法 とに 関 する 経 験 的 知 識 の 総 体 として 特 徴 づけられる 結 局 のところ 全 植 民 過 程 の 成 功 の 大 小 を 決 めるのは 何 世 紀 にもわたって 培 われてきた 人 間 の 環 境 への 適 応 メカニズムの 上 首 尾 あるいは 不 首 尾 で あり 危 険 を 冒 し 生 態 学 的 経 験 や 伝 統 や 紋 切 り 型 の 思 考 法 を 転 換 する 心 構 え すなわち よく 植 民 者 の 適 応 能 力 と 呼 ばれるものである ロシア 人 と 日 本 人 が 到 来 する 前 サハリンで 自 然 利 用 の 伝 統 的 経 験 を 蓄 積 してきたのは 島 の 先 住 民 である 彼 らは 経 済 活 動 を 行 う 際 に 島 の 自 然 生 態 系 の 多 様 性 をすべて 考 慮 した サハリンのニヴフ ウィルタ アイヌには 長 い 年 月 をかけてつくられ 島 の 自 然 地 理 環 境 の 具 体 的 状 況 に 適 応 した 人 間 と 人 間 グループと 環 境 の 交 流 メカニズム しかも 調 和 のとれた 有 機 的 なメカニズムがあった 自 然 の 原 理 は 精 神 的 な 領 域 を 含 む 人 間 生 活 の 全 領 域 の 一 部 になっていた 自 然 界 の 原 理 はまた 先 住 民 族 の 日 常 生 活 と 生 活 様 式 を 決 定 してい た 地 勢 動 植 物 資 源 水 源 の 状 態 そして 季 節 変 化 の 法 則 性 に 関 するきわめて 詳 細 な 知 識 は 物 理 的 生 存 の 必 須 条 件 であった 島 の 先 住 民 は 自 然 のことを 純 物 理 的 な 視 点 から 理 解 し 感 じ 取 っていた この 交 流 人 間 と 環 境 のこの 非 分 解 性 は 儀 式 慣 習 そして 伝 統 の 中 に 表 現 された サハリンの 3 先 住 民 族 の 伝 統 的 な 経 営 様 式 には 相 違 があり これは 島 の 諸 地 域 の 自 然 条 件 と 天 然 資 源 の 違 いにもとづいている それぞれの 民 族 集 団 は 自 己 の 生 態 文 化 的 地 位 を 形 成 した ニヴフの 主 な 仕 事 は 漁 撈 海 獣 狩 り, 狩 猟 であり また 植 物 採 集 輸 送 犬 の 飼 養 であった ウィルタの 主 な 生 活 活 動 はトナカイ 飼 育 密 林 での 季 節 的 な 狩 猟 漁 撈 であ った アイヌの 主 な 経 営 活 動 は 漁 撈 海 獣 狩 り 密 林 の 猟 そして 植 物 採 集 であった こ れらすべての 経 営 文 化 的 類 型 において 本 質 的 なことは 先 住 民 の 経 営 が 総 合 的 なものであ り そのすべての 構 成 要 素 が 互 いに 補 い 支 えあう 関 係 にあり それらがひとつの 全 体 を 構 成 して 島 にある 全 生 物 資 源 の 利 用 が 図 られたことである ロシア 人 の 移 民 は 耕 作 農 業 の 堅 固 な 根 深 い 文 化 的 伝 統 とともに 島 にやって 来 た 19 世 紀 後 半 のロシア 経 済 は 農 業 的 伝 統 的 なものであり 農 民 が 人 口 の 主 要 部 分 をなしていた ロシア 農 民 の 農 家 経 営 で 最 も 重 要 だったのは 農 耕 であり 各 種 の 穀 物 (ライ 麦 小 麦 エ ン 麦 大 麦 )は 日 々の 食 糧 の 根 幹 であった (1) ロシアの 農 民 にとっての 穀 物 の 重 要 性 はいく 25

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