共通Ⅲ

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1 平 成 27 年 度 日 本 体 育 協 会 公 認 アスレティックトレーナー 専 門 科 目 検 定 試 験 理 論 試 験 ( 応 用 ) < 試 験 における 注 意 事 項 > 1 試 験 時 間 は 2 時 間 30 分 です 2 試 験 問 題 および 解 答 用 紙 に 受 験 番 号 推 薦 団 体 名 または 学 校 名 氏 名 を 記 入 してくださ い 3 出 題 形 式 は 五 肢 択 一 式 または 五 肢 択 二 式 です 4 解 答 はマークシート 式 です 解 答 用 紙 記 載 の 記 入 上 の 注 意 をよく 読 んで 解 答 してくださ い 5 試 験 問 題 解 答 用 紙 とも 回 収 します 記 入 欄 受 験 番 号 推 薦 団 体 名 または 学 校 名 氏 名

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3 問 1 投 球 障 害 肘 関 節 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 発 生 要 因 として 体 幹 機 能 の 低 下 がみられることもある b. 肘 関 節 回 内 屈 筋 群 の 炎 症 を 含 めることはない c. 肘 関 節 内 側 側 副 靱 帯 (MCL)は 単 に 外 反 方 向 への 安 定 性 のみならず 屈 曲 位 における 安 定 性 にも 関 与 する d. 発 生 要 因 には 投 球 フォームの 問 題 が 関 与 する e. 投 球 障 害 としての MCL 損 傷 は 急 性 外 傷 のみを 示 す 問 2 スタビリティトレーニングについて 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 各 種 スポーツ 動 作 における 安 定 したパワー 発 揮 を 向 上 させる b. 不 安 定 な 要 素 を 取 り 入 れた 難 易 度 の 高 い 種 目 を 行 う 場 合 は 代 償 動 作 を 用 いる c. 多 くのスポーツ 動 作 で 体 幹 部 を 安 定 させた 状 態 が 求 められるため 股 関 節 周 囲 筋 群 強 化 の 際 に 腹 圧 を 高 めることも 重 要 である d. 動 きを 伴 わないトレーニングのことをさす e.プローンポジションのボディキープにおいて 足 幅 を 狭 くすると 難 易 度 が 下 がる 問 3 関 節 可 動 域 測 定 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 測 定 時 の 基 本 肢 位 は 原 則 として 解 剖 学 的 肢 位 を 開 始 肢 位 0 とする b. 角 度 計 は 皮 膚 に 密 着 させ 計 測 する c. 原 則 として 多 関 節 筋 の 影 響 を 除 いた 肢 位 で 他 動 的 に 測 定 し 5 単 位 で 表 示 する d. 股 関 節 の 可 動 域 が 屈 曲 位 20 から 70 の 場 合 伸 展 はマイナス 20 となる e. 測 定 結 果 は 参 考 可 動 域 と 比 較 し 異 常 の 有 無 を 判 定 する 問 4 各 競 技 における 外 傷 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a.やり 投 げ( 陸 上 ) 投 動 作 における 肘 外 側 側 副 靭 帯 損 傷 b.レスリング 転 倒 時 床 面 への 手 着 き 動 作 ( 肘 伸 展 位 )による 肘 関 節 脱 臼 c. 飛 込 み( 水 泳 ) 入 水 時 の 衝 撃 による 手 関 節 障 害 d. 体 操 競 技 プロテクターの 巻 きつきによる 上 腕 骨 骨 折 e. 柔 道 肩 からの 落 下 による 肩 関 節 前 方 脱 臼 問 5 ラグビーフットボールのセーフティーアシスタント( 旧 メディカルサポーター)について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 負 傷 者 が 出 た 場 合 レフリーの 許 可 により 競 技 区 域 内 に 入 ることができる b.15 歳 以 上 であれば 中 学 生 も 認 定 講 習 会 を 受 講 できる c. 試 合 の 進 行 を 円 滑 にし 競 技 者 の 安 全 を 図 る 役 割 を 持 つ d. 負 傷 により 競 技 区 域 外 に 出 た 競 技 者 が 競 技 に 復 帰 する 際 は レフリーの 許 可 は 不 要 であ る e. 軽 度 の 負 傷 ではないと 判 断 した 場 合 レフリーに 手 をあげて 知 らせる - 1 -

4 問 6 機 能 評 価 のプロセスについて 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 最 初 のプロセスは 問 題 点 のリストアップである b. 十 分 考 慮 したプログラムであれば 評 価 プロセスを 繰 り 返 す 必 要 はない c. 得 られたデータを 統 合 解 釈 することで 問 題 点 のリスト 化 を 進 めることができる d.プログラムを 作 成 する 際 には 複 数 の 問 題 に 対 応 する e. 立 案 された 処 置 やプログラムの 効 果 判 定 となる 問 7 外 傷 による 外 出 血 に 対 して 止 血 点 にあたる 部 位 と 動 脈 名 に 関 する 組 み 合 わせのうち 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a b c e d ( 膝 の 裏 ) a. 鎖 骨 下 動 脈 b. 腋 窩 動 脈 c. 前 腕 動 脈 d. 坐 骨 動 脈 e. 膝 窩 動 脈 - 2 -

5 問 8 手 関 節 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 舟 状 骨 骨 折 では 骨 癒 合 が 得 られにくい b. 舟 状 骨 骨 折 は 手 関 節 掌 屈 強 制 で 生 じることが 多 い c. 手 関 節 尺 側 の 障 害 の 代 表 例 に 三 角 線 維 軟 骨 複 合 体 損 傷 (TFCC 損 傷 )がある d. 有 鉤 骨 骨 折 はバットやラケットを 使 用 する 競 技 で 発 生 しやすい e.キーンベック 病 は 有 痛 性 の 舟 状 骨 の 無 腐 性 壊 死 である 問 9 HOPS による 情 報 の 収 集 について 誤 っているのはどれか a.history( 問 診 )では 既 往 歴 現 病 歴 と 外 傷 障 害 の 発 生 機 序 などの 情 報 を 収 集 する b.observation( 視 診 )では 形 態 の 分 析 や 動 作 の 分 析 を 行 う c.palption( 触 診 )ではウィークポイントを 基 準 に 触 診 を 進 める d.special test(スペシャルテスト)は 外 傷 障 害 の 特 徴 をより 正 確 に 推 測 するプロセスで ある e. 外 傷 障 害 を 有 する 場 合 の 検 査 測 定 と 評 価 において 活 用 されることが 多 い 問 10 代 謝 系 トレーニングについて 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 運 動 強 度 (%Vo2max)と 心 拍 数 との 間 には 高 い 相 関 関 係 がある b. 主 観 的 運 動 強 度 (RPE)は 20 段 階 のスケールからなっている c.レペティショントレーニングとは 一 定 のスピードを 維 持 して 走 る 方 法 をさす d.インターバルトレーニングとは 最 大 酸 素 摂 取 量 を 超 える 強 度 での 30~90 秒 の 運 動 と 長 い 休 息 を 反 復 する 運 動 形 態 である e.ファルトレクトレーニングは 森 や 野 原 など 野 外 で 自 然 の 地 形 を 利 用 して 走 るトレーニ ング 形 態 である 問 11 腰 痛 に 対 するアスレティックリハビリテーションについて 誤 っているのはどれか a. 構 えの 姿 勢 において 下 腿 前 傾 角 度 が 不 十 分 な 場 合 は 腰 椎 前 弯 が 増 強 することもある b. 着 地 動 作 では 腰 椎 に 加 わる 床 反 力 を 吸 収 するために 下 肢 の 各 関 節 が 十 分 に 機 能 する ことが 必 要 となる c.バレーボールのアタック 動 作 のように 上 肢 を 振 り 上 げた 際 腰 椎 に 過 度 な 前 弯 を 生 じ て 伸 展 型 腰 痛 となることがある d.スクラム 動 作 では 腰 椎 前 弯 をできるだけ 強 めて 安 定 化 を 図 る e.あたり 動 作 では 瞬 時 に 体 幹 の 剛 性 を 高 めることが 必 要 になるため 腹 筋 群 と 肩 甲 帯 周 囲 筋 群 の 緊 張 も 重 要 である 問 12 コンディションのセルフコントロールでの 評 価 指 標 として 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 血 圧 b. 運 動 負 荷 テスト c. 尿 潜 血 チェック d. 血 液 検 査 e. 心 拍 数 - 3 -

6 問 13 姿 勢 の 観 察 と 評 価 について 正 しいのはどれか a. 円 背 とは 胸 椎 部 の 前 弯 が 増 強 した 姿 勢 である b. 基 本 的 立 位 姿 勢 では 前 腕 は 回 外 位 とする c. 前 額 面 での 理 想 的 な 姿 勢 は 乳 様 突 起 椎 骨 棘 突 起 殿 裂 両 膝 関 節 内 側 の 中 点 が 垂 直 に 並 ぶ d. 体 位 とは 身 体 が 重 力 の 方 向 とどのような 位 置 関 係 にあるのかを 示 す 用 語 である e. 重 心 を 通 る 相 互 に 直 交 する 面 は 基 本 前 額 面 基 本 矢 状 面 基 本 重 心 面 である 問 14 ラグビーの 外 傷 障 害 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a.ラグビーのプレー 中 タックルをされて 発 生 する 外 傷 としては 足 関 節 捻 挫 膝 内 側 側 副 靱 帯 損 傷 が 多 い b.タックルをして 発 生 する 外 傷 は 頚 部 捻 挫 が 多 い c.スクラムでは 腰 痛 が 発 生 することが 多 い d.タックル 動 作 の 問 題 として 体 幹 機 能 の 低 下 に 起 因 する 外 傷 が 発 生 することもある e. 下 肢 外 傷 の 予 防 のために カッティング 動 作 では 歩 幅 を 広 げた 方 が 良 い 問 15 組 織 の 運 営 と 管 理 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a.アスレティックトレーナーの 具 体 的 な 日 々の 業 務 内 容 は 時 間 の 経 過 による 影 響 を 受 け ない 不 変 のものである b.アスレティックトレーナーチームは 複 数 のアスレティックトレーナーが 関 わることで 人 材 育 成 の 使 命 も 持 つ c.スポーツチームの 中 で アスレティックトレーナーチームは チームとは 独 立 して 活 動 する d.トレーナー 室 は アスレティックトレーナー 活 動 の 中 心 となるため チーム 活 動 が 行 わ れている 施 設 内 に 設 置 される e.チームでは メンバー 間 のコミュニケーションが 重 要 となる 問 16 アジリティトレーニングについて 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 直 線 的 な 素 早 さよりも 急 激 なストップやターンを 向 上 させるトレーニングである b.ラダー 種 目 を 行 う 場 合 は 足 元 に 意 識 を 集 中 させるようにする c. 多 様 な 刺 激 に 対 するリアクション 能 力 など 総 合 的 な 能 力 の 改 善 も 必 要 となる d.ただ 素 早 くだけでなく 正 しい 姿 勢 効 率 のよいステップワークを 意 識 して 行 うことが 重 要 である e.リアクションを 早 くするためには 反 応 や 予 測 よりも 1 歩 1 歩 のステップに 意 識 を 集 中 させることが 重 要 となる 問 17 水 中 立 位 時 の 水 深 と 荷 重 負 荷 率 について 誤 っているのはどれか a. 鎖 骨 部 10% b. 剣 状 突 起 部 30% c. 恥 骨 部 50% d. 大 腿 部 90% e. 下 腿 部 100% - 4 -

7 問 18 第 2 次 評 価 の Palpation( 触 察 )で 評 価 される 項 目 のうち 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 腫 脹 b. 変 色 c. 変 形 d. 出 血 e. 熱 感 問 19 徒 手 筋 力 検 査 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 客 観 的 検 査 法 であり かつ 個 々の 筋 力 を 検 査 できることに 意 義 がある b. 徒 手 筋 力 検 査 は 6 段 階 で 判 定 する c. 検 査 に 際 しては 原 則 として 抑 止 テスト(break test)を 用 いる d. 検 査 に 用 いる 運 動 範 囲 とは 関 節 可 動 域 測 定 の 参 考 可 動 域 とは 異 なる e. 全 ての 段 階 づけで + - の 付 記 は 避 けるべきである 問 20 テーピングにおける 注 意 事 項 として 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 腫 れのある 部 位 に 行 う 場 合 腫 れが 増 さぬよう 患 部 全 体 を 包 み 強 めに 圧 迫 する b. 予 防 再 発 予 防 を 目 的 とした 運 動 時 のテーピングは 一 般 に 3~4 時 間 を 適 用 時 間 の 限 度 とする c.テーピングを 正 確 に 行 えば 神 経 障 害 を 引 き 起 こすことはほとんどない d.テーピングを 行 う 部 分 の 筋 腱 を 弛 緩 させ 循 環 障 害 予 防 を 行 う e.テープを 剥 がす 際 は 皮 膚 に 影 響 を 与 えないように 一 気 に 剥 がす 問 21 腰 痛 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 急 性 腰 痛 により 神 経 根 症 状 が 認 められる 場 合 には 専 門 医 療 機 関 の 受 診 を 要 する b. 屈 曲 型 腰 痛 の 原 因 として 殿 筋 群 やハムストリングスの 短 縮 を 挙 げることができる c. 伸 展 型 腰 痛 の 原 因 として 腸 腰 筋 や 大 腿 直 筋 などの 股 関 節 屈 曲 筋 群 の 短 縮 を 挙 げること ができる d. 伸 展 型 腰 痛 は 腹 筋 群 の 緊 張 不 十 分 による 腰 椎 後 弯 の 増 加 が 原 因 となる e. 回 旋 型 腰 痛 の 発 生 には 股 関 節 運 動 は 関 係 しない 問 22 筋 収 縮 様 式 ( 運 動 形 態 )と 関 節 運 動 筋 長 の 関 係 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 等 尺 性 運 動 は 関 節 運 動 はなく 筋 長 は 変 化 しない b. 等 尺 性 運 動 には 求 心 性 運 動 と 遠 心 性 運 動 が 含 まれる c. 遠 心 性 運 動 は 筋 は 伸 張 されながら 張 力 を 発 揮 する d. 等 速 性 運 動 には 求 心 性 運 動 と 等 尺 性 運 動 が 含 まれる e. 等 速 性 運 動 は 筋 収 縮 速 度 が 一 定 のものである - 5 -

8 問 23 クーリングダウンの 効 果 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 主 運 動 によって 産 生 された 水 素 を 除 去 する b. 主 運 動 によって 産 生 されたアンモニアを 除 去 する c. 主 運 動 によって 産 生 された 乳 酸 を 再 利 用 する d. 主 運 動 によって 産 生 された 二 酸 化 炭 素 を 再 利 用 する e. 主 運 動 によってアルカリ 性 に 傾 いた 筋 内 ph を 戻 す 問 24 陸 上 競 技 におけるリハビリテーションについて 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a.ヒップリフトでは ハムストリングスと 殿 筋 を 主 に 働 かせる b. 疾 走 スピードを 高 めるためには 足 関 節 底 屈 筋 膝 関 節 伸 展 筋 股 関 節 伸 展 筋 の 筋 力 を 高 める c. 走 り 幅 跳 びでは 全 力 疾 走 可 能 を 前 提 として 急 激 にストップできることが 求 められる d. 長 距 離 走 では ジョギングレベルのスピードでトラックを 回 ることから 導 入 する e. 走 り 幅 跳 びでは 全 力 疾 走 からスピードを 上 方 へ 変 換 することが 求 められる 問 25 救 急 処 置 におけるアスレティックトレーナーの 役 割 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a.1 次 救 命 処 置 の 実 施 はアスレティックトレーナーの 資 格 を 保 有 している 者 に 限 られる b. 救 急 処 置 は 必 ず 医 師 の 指 示 を 受 けて 行 う c. 最 初 に 死 亡 しているかどうかを 確 認 する d. 傷 病 者 の 状 態 をより 悪 化 させないことを 目 的 として 行 う e. 救 急 処 置 を 迅 速 に 行 うためには 救 急 体 制 を 計 画 し リハーサルをしておく 問 26 関 節 弛 緩 性 検 査 について 誤 っているのはどれか a. 関 節 弛 緩 性 とは 運 動 方 向 は 正 常 であるが 過 剰 な 可 動 性 を 有 している 場 合 をいう b. 関 節 弛 緩 性 の 原 因 には 先 天 性 外 傷 性 競 技 特 性 によるものなどがある c. 足 関 節 の 背 屈 が 20 以 上 ある 場 合 を+と 判 定 する d. 一 般 にヒトの 関 節 は 男 性 に 比 べ 女 性 の 方 が 柔 軟 性 を 有 していることが 多 い e. 東 大 式 全 身 弛 緩 性 テストは 全 身 の 6 大 関 節 + 脊 柱 を 加 えた 7 項 目 について 検 査 する 方 法 である 問 27 スプリントおよびエンデュランストレーニングについて 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a.エンデュランストレーニングは 最 大 酸 素 摂 取 量 や 無 酸 素 性 作 業 閾 値 を 改 善 することが ねらいとなる b.スプリントトレーニングは 最 大 あるいは 最 大 に 近 いスピードを 長 時 間 にわたって 発 揮 する 能 力 を 高 めることがねらいとなる c.エンデュランスとは 持 久 性 のことであり 比 較 的 強 度 の 低 い 運 動 を 長 時 間 にわたって 持 続 するために 重 要 な 体 力 要 因 である d.スプリント 力 を 高 めるためには 体 力 要 因 の 改 善 に 加 えて 合 目 的 性 効 率 性 も 要 求 さ れ フォームに 注 意 を 払 う 必 要 がある e.インターバルトレーニングは 高 強 度 の 運 動 と 完 全 休 息 を 交 互 に 繰 り 返 すものである - 6 -

9 問 28 乳 酸 性 作 業 閾 値 (LT)について 正 しいのはどれか a.lt とは 安 静 時 から 徐 々に 負 荷 を 上 げていく 際 急 激 に 血 中 乳 酸 濃 度 が 上 がるポイント のことである b.lt は 血 中 乳 酸 値 が 4mmol に 達 する 強 度 を 意 味 する c.lt 以 下 の 運 動 強 度 では 主 に 無 酸 素 的 エネルギー 供 給 機 構 が 働 く d.lt は 運 動 中 の 血 中 ヘモグロビン 濃 度 を 測 定 することで 評 価 することができる e.lt 強 度 を 超 える 運 動 強 度 では 水 素 イオンが 増 えることによる 酸 性 化 を 防 ぐため 血 中 二 酸 化 炭 素 濃 度 が 上 昇 する 問 29 腹 臥 位 での 股 関 節 外 旋 筋 群 のスタティックストレッチング(パートナー)について 正 し いのはどれか 2つ 選 べ a. 膝 関 節 90 屈 曲 位 でゆっくり 股 関 節 を 外 旋 する b. 腰 椎 が 捻 転 し 骨 盤 が 床 から 離 れないように 伸 張 する 側 の 反 対 の 臀 部 を 押 さえる c. 痛 みが 生 じないように 伸 張 強 度 に 配 慮 して 行 う d. 筋 の 伸 張 時 間 は 5 秒 程 度 であり それ 以 上 の 伸 張 時 間 は 必 要 としない e. 反 動 や 弾 みをつけて 行 う 問 30 敏 捷 性 や 協 調 性 について 誤 っているのはどれか a. 敏 捷 性 とは 身 体 の 一 部 や 身 体 全 体 を 敏 速 に 動 かす または 切 り 替 える 能 力 と 示 すこと ができる b. 協 調 性 とは ある 運 動 や 動 作 を 円 滑 に 遂 行 するために 一 つのまたは 複 数 の 関 節 を 効 率 よく 動 かす 能 力 といえる c. 直 線 走 と 方 向 転 換 走 の 移 動 距 離 を 同 じにして そのタイム 差 を 協 調 性 の 評 価 とする 方 法 もある d.t テストやステップ 50 のような 方 向 転 換 走 は 協 調 性 の 要 素 も 含 まれる 敏 捷 性 のテスト といえる e. 競 技 特 有 の 敏 捷 性 を 評 価 する 場 合 においても 反 復 横 跳 びなど 基 本 的 な 測 定 項 目 は 必 ず 行 う 必 要 がある 問 31 救 急 処 置 の 範 囲 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a.アスレティックトレーナーは 1 次 救 命 処 置 を 行 うことができる b.アスレティックトレーナーは 2 次 救 命 処 置 を 行 うことができる c. 応 急 手 当 とは 市 民 により 行 われる 止 血 法 も 含 まれる d. 自 動 体 外 式 除 細 動 器 (AED)の 使 用 は 2 次 救 命 処 置 に 分 類 される e. 異 物 で 窒 息 をきたした 場 合 の 気 道 異 物 除 去 は 2 次 救 命 処 置 に 分 類 される 問 32 熱 中 症 予 防 に 有 効 な WBGT (wet-bulb globe temperature: 湿 球 黒 球 温 度 )の 測 定 因 子 に ついて 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 湿 度 b. 気 流 c. 輻 射 熱 d. 風 速 e. 気 温 - 7 -

10 問 33 敏 捷 性 測 定 について 正 しいのはどれか a. 全 身 反 応 時 間 テストは 光 刺 激 に 反 応 し 踵 がマットから 離 れるまでの 時 間 を 計 測 する b. 立 位 ステッピングテストでは 側 方 へのステップ 幅 を 評 価 する c. 反 復 横 とびでは サイドステップの 切 り 返 しの 素 早 さを 評 価 する d.ステップ 50 では 短 距 離 走 などに 必 要 な 敏 捷 性 を 評 価 することができる e.シャトルラン(10m を 2 往 復 半 ダッシュ)と 50m 走 とのタイム 差 が 小 さいほど 協 調 性 が 低 いといえる 問 34 アクティブ( 活 動 的 )なウォーミングアップについて 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 各 競 技 における 無 酸 素 系 の 基 本 運 動 を 中 心 に 行 う b. 競 技 特 性 に 合 わせた 要 素 を 取 り 入 れると 効 果 が 高 い c. 能 動 的 に 身 体 を 動 かし 身 体 内 面 から 体 温 を 上 げる d.ストレッチングや 体 操 も 含 まれる e.パッシブ( 他 動 的 )なウォーミングアップの 補 助 として 行 う 問 35 超 音 波 療 法 について 正 しいのはどれか a. 温 熱 効 果 を 目 的 とする 場 合 にはパルス 波 を 用 いる b. 気 泡 が 潰 れてしまうような 不 安 定 なキャビテーションが 生 じないよう 配 慮 することが 大 切 である c.カップリング 剤 を 用 いる 場 合 には できるだけ 気 泡 を 多 く 含 んだものを 使 用 すると 効 果 的 である d.できるだけビーム 不 均 等 率 が 高 いトランスデューサーを 使 用 することが 望 ましい e. 内 固 定 術 でプレートなど 金 属 が 使 用 されている 場 合 には 使 用 を 避 ける 問 36 走 動 作 の 位 相 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a.フォロースルーの 前 の 位 相 はテイクオフである b.サポート 期 はフォロースルー フォワードスイング フットストライクの 3 相 に 分 けら れる c.リカバリー 期 はフォロースルー フォワードスイング フットストライクの 3 相 に 分 け られる d.フォロースルーはフォワードスイングの 次 の 位 相 である e.サポート 期 はフットストライク ミッドサポート テイクオフの 3 相 に 分 けられる 問 37 補 装 具 療 法 として 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 装 具 の 使 用 目 的 には 変 形 の 予 防 矯 正 病 的 組 織 の 保 護 失 われた 機 能 の 代 償 補 助 などがある b. 足 関 節 捻 挫 用 の rigid type の 装 具 は 硬 性 支 柱 が 内 外 果 を 側 方 から 固 定 するため 足 関 節 をしっかりガードしたい 場 合 などに 用 いる c. 足 関 節 捻 挫 用 の semi rigid type の 装 具 は 装 着 感 に 優 れるが rigid type の 装 具 より 制 動 効 果 が 落 ちるため 使 用 頻 度 は 低 くなる d.ネックカラーは 頚 部 運 動 を 制 限 する 目 的 とした 頚 部 周 囲 に 巻 くタイプの 装 具 で 頚 椎 屈 曲 伸 展 側 屈 および 回 旋 が 制 動 される e.バックハンドストロークが 原 因 のテニス 肘 に 対 しては テニス 肘 バンドのパッドが 上 腕 骨 外 側 上 顆 に 付 着 する 筋 腱 を 圧 迫 するように 装 着 する - 8 -

11 問 38 方 向 転 換 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 方 向 転 換 動 作 には 身 体 方 向 の 転 換 と 進 行 方 向 の 転 換 がある b. 走 行 スピードが 速 いほど 身 体 に 加 わる 慣 性 は 小 さい c. 方 向 転 換 の 角 度 変 化 が 大 きいほど 身 体 に 加 わる 力 は 小 さい d. 回 転 半 径 は 身 体 に 加 わる 遠 心 力 とは 関 係 しない e. 慣 性 が 大 きいほど バランスが 崩 れやすい 傾 向 にある 問 39 肩 関 節 前 方 脱 臼 の 術 後 ( 鏡 視 下 Bankart 法 )リハビリテーションについて 誤 っているの はどれか 2つ 選 べ a. 肩 関 節 固 定 の 期 間 中 から 腱 板 筋 などに 電 気 刺 激 による 筋 収 縮 を 実 施 する 必 要 がある b. 術 後 は 可 動 域 の 獲 得 を 優 先 し 外 転 方 向 から 開 始 する c. 術 後 6 週 頃 より 腱 板 筋 の 筋 力 トレーニングを 軽 負 荷 で 開 始 する d. 術 後 のリハビリテーションでは 肩 関 節 後 方 構 成 体 へのストレスを 最 小 限 にする e.スポーツ 動 作 では 過 度 の 外 旋 が 強 制 されないように 動 作 指 導 も 重 要 となる 問 40 オーバートレーニングや 精 神 的 コンディションにおける 心 因 的 因 子 の 評 価 に 用 いられる ものとして 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a.poms b.tmd c.pci d.borg 指 数 e.said 問 41 ストップ 方 向 転 換 動 作 に 対 する 股 関 節 体 幹 機 能 の 影 響 について 誤 っているのはどれ か 2つ 選 べ a. 前 方 へのランニングからのストップ 動 作 では 体 幹 部 に 前 方 への 慣 性 が 働 く b. 方 向 転 換 時 には 体 幹 の 回 旋 を 伴 うが 直 立 時 の 方 が 身 体 の 回 転 は 遅 くなる c. 前 方 へのランニングからのストップ 動 作 では 体 幹 後 方 筋 群 が 働 かないと 体 幹 のあおり 動 作 が 出 現 する d. 両 脚 を 前 後 に 広 くスタンスをとるストップ 動 作 時 には 後 方 の 下 肢 に 多 くの 減 速 力 が 加 わ る e. 股 関 節 外 転 筋 の 機 能 低 下 は トレンデレンブルグ 肢 位 の 誘 因 にもなる 問 42 スケートの 競 技 特 性 について 誤 っているのはどれか a. 選 手 の 多 くは 腰 痛 を 経 験 しているため コアスタビライゼーションなどの 再 発 予 防 を 意 図 したエクササイズが 重 要 となる b.スピードスケート 競 技 者 は 腰 部 を 強 く 屈 曲 した 姿 勢 を 維 持 するため 腰 背 筋 群 には 常 に 緊 張 がかかり 腹 筋 群 は 短 縮 傾 向 にある c.ショートトラック 競 技 者 では 下 肢 の 外 傷 障 害 の 他 に 転 倒 による 切 創 も 多 くみられ る d.スケート 競 技 者 にみられる 腰 椎 椎 間 板 の 変 性 は 女 性 競 技 者 にみられることが 多 い e.フィギュアスケート 競 技 者 は 下 肢 の 外 傷 障 害 よりも 腰 痛 症 などの 過 労 性 障 害 が 圧 倒 的 に 多 い - 9 -

12 問 43 あたり 動 作 のバイオメカニクスについて 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 人 体 の 衝 突 においては, 体 重 が 重 くて 速 い 競 技 者 の 方 が 強 くあたることができる b. 力 学 的 な 強 いあたりは スポーツにおける 優 れたあたりと 一 致 する c. 体 重 が 軽 くても 速 い 速 度 であたることによって 重 い 競 技 者 に 勝 つことができる d. 人 と 人 が 衝 突 するとき 人 体 は 相 手 に 伝 達 する 力 以 上 の 反 作 用 を 受 け 取 る e.あたりの 瞬 間 の 重 心 が 低 いと 重 心 が 上 方 に 移 動 し 推 進 力 が 得 られにくくなる 問 44 体 力 測 定 の 方 法 について 正 しい 組 み 合 わせはどれか 2つ 選 べ a. 敏 捷 性 垂 直 跳 び b. 筋 力 握 力 c. 全 身 持 久 力 反 復 横 跳 び d. 柔 軟 性 長 座 体 前 屈 e. 筋 パワー 背 筋 力 問 45 柔 道 の 外 傷 発 生 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 上 肢 外 傷 の 発 生 機 転 で 多 いものとして 相 手 に 倒 された 時 がある b. 肩 から 落 下 した 場 合 直 達 外 力 で 肩 関 節 前 方 脱 臼 を 生 じることが 多 い c. 下 肢 外 傷 は 相 手 を 投 げようとした 際 軸 足 に 発 生 することは 尐 ない d. 手 を 強 く 着 いた 場 合 でも 肘 関 節 脱 臼 は 発 生 しにくい e. 足 部 を 固 定 され 膝 外 側 から 外 力 が 加 わると 足 関 節 は 外 反 強 制 される 問 46 走 動 作 と 外 傷 障 害 の 発 生 について 誤 っているのはどれか a.ハムストリングスはフットディセントで 遠 心 性 に 収 縮 し サポート 期 では 求 心 性 に 収 縮 するため この 切 り 返 しで 肉 ばなれが 起 こることがある b. 骨 盤 後 傾 などで 後 方 重 心 になると 膝 蓋 腱 に 強 い 伸 張 ストレスが 加 わる c.ミッドサポートからテイクオフにかけての 股 関 節 屈 曲 運 動 を 腰 椎 伸 展 運 動 で 代 償 する ことにより 腰 痛 が 発 生 する d.サポート 期 に knee-in & toe-out を 呈 している 場 合 は シンスプリントの 発 生 につながる ことがある e.テイクオフからフォロースルーにかけて 股 関 節 内 転 内 旋 が 強 くなるフォームは 腸 脛 靭 帯 炎 の 発 生 につながることがある 問 47 筋 力 エクササイズが 禁 止 される 場 合 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 易 疲 労 性 疾 患 b. 廃 用 性 筋 萎 縮 c. 腫 脹 や 疼 痛 のある 部 位 d. 炎 症 の 急 性 期 e. 末 梢 神 経 障 害

13 問 48 コンディショニングの 要 素 である 身 体 的 因 子 として 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 対 人 関 係 b. 身 体 組 成 c. 技 術 d. 高 所 順 化 e. 筋 力 問 49 バレーボール 選 手 の 外 傷 障 害 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a.ジャンプの 踏 み 込 み 動 作 で 膝 が 外 反 することで 膝 蓋 靱 帯 炎 ( 内 側 型 )になりやすい b. 踏 み 込 み 動 作 では つま 先 から 踏 み 込 んだ 方 が 膝 関 節 への 負 担 が 大 きくなりやすい c. 大 腿 直 筋 の 短 縮 が 膝 蓋 靱 帯 炎 の 発 生 に 関 係 することはない d. 膝 蓋 靱 帯 炎 による 荷 重 時 の 痛 みはランジ 動 作 などで 確 認 できる e. 下 腿 前 傾 が 不 十 分 な 競 技 者 に 対 しては 足 関 節 底 屈 制 限 の 有 無 を 確 認 する 問 50 熱 傷 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 一 刻 も 早 く 冷 却 することが 望 ましい b. 衣 類 の 上 から 熱 湯 をかぶった 際 は 無 理 に 衣 類 を 脱 がさず 衣 類 の 上 から 冷 却 する c.Ⅲ 度 熱 傷 では 患 部 に 強 い 痛 みがある d. 成 人 の 熱 傷 面 積 を 判 断 する 際 は 身 体 背 面 で 9%と 算 定 する e. 体 表 の 30%を 超 える 重 症 熱 傷 の 際 には ショック 状 態 を 引 き 起 こす 可 能 性 もある 問 51 筋 力 トレーニングのプログラムについて 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 一 般 的 にエクササイズで 挙 上 した 負 荷 反 復 回 数 セット 数 を 積 算 し トレーニング 量 として 活 用 される b. 筋 肥 大 を 目 的 とする 場 合 は 身 体 を 十 分 に 回 復 させて 次 のセットを 行 う c.トレーニング 効 果 を 高 めるために 競 技 や 鍛 錬 度 に 関 わらず 週 2~3 回 の 頻 度 で 行 う d.エクササイズの 配 列 としては 一 般 的 に 多 関 節 を 動 員 する 種 目 から 行 い その 後 単 関 節 を 動 員 する 種 目 を 選 択 する e. 同 じ 筋 群 が 連 続 して 使 用 されないようにするには ベンチプレス ショルダープレス ベントオーバーロー の 順 で 行 う 問 52 筋 力 の 大 きさを 決 定 する 要 因 について 誤 っているのはどれか a. 筋 線 維 のタイプ b. 脊 髄 の 興 奮 水 準 の 高 さ c. 筋 線 維 の 断 面 積 d. 筋 収 縮 に 動 員 される 筋 線 維 数 e. 大 脳 の 興 奮 水 準 の 高 さ

14 問 53 突 き 指 の 救 急 処 置 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 突 き 指 の 中 には 重 篤 な 損 傷 を 伴 っているケースもあるため 注 意 深 く 評 価 し 処 置 を 行 う b.mallet finger が 疑 われる 場 合 は PIP 関 節 伸 展 位 で 固 定 する c. 受 傷 部 が 動 かないよう 三 角 巾 を 用 いて 肩 から 吊 り 下 げて 固 定 する d. 脱 臼 が 疑 われる 場 合 は ただちに 整 復 を 試 みる e. 側 副 靱 帯 損 傷 が 疑 われる 場 合 は 隣 接 する 指 を 副 子 としてテーピングで 固 定 する 問 54 水 泳 選 手 の 肩 インピンジメント 症 候 群 に 対 するアスレティックリハビリテーションを 行 う 際 留 意 すべきことについて 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 水 泳 選 手 は 関 節 弛 緩 性 の 高 い 者 が 多 い b. 水 泳 のクロールのキャッチ 動 作 では 肩 挙 上 位 での 内 旋 動 作 となり 鎖 骨 下 面 で 棘 上 筋 や 棘 下 筋 が 擦 れる c. 肩 の 3rd ポジションで 肩 甲 上 腕 関 節 の 外 旋 を 行 い 外 旋 筋 をストレッチする d. 近 位 抵 抗 の 外 転 エクササイズにより 外 転 初 期 での 上 腕 骨 頭 の 上 方 移 動 を 抑 制 しながら 棘 上 筋 の 骨 頭 取 り 込 み 作 用 の 改 善 が 期 待 できる e.キック 板 (ビート 板 )の 使 用 は 肩 の 疼 痛 を 増 強 させることがあり 注 意 を 要 する 問 55 頭 頚 部 脊 椎 外 傷 時 の 現 場 における 救 急 処 置 について 正 しいのはどれか a. 意 識 の 確 認 を 行 う 際 は 肩 を 揺 らして 確 認 する b.うつ 伏 せから 仰 向 けにする 際 頭 頚 部 には 触 れないようにする c.スパインボードで 搬 送 する 際 は 頭 部 方 向 に 向 かって 進 む d.アメリカンフットボールでは ヘルメットとショルダーを 装 着 したままスパインボード に 固 定 する e.うつ 伏 せで 倒 れた 選 手 がいた 場 合 顔 がみえるよう 背 臥 位 にしてから 意 識 の 確 認 を 行 う 問 56 足 関 節 捻 挫 後 のアスレティックリハビリテーションについて 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 損 傷 が 疑 われる 部 位 を 絞 り 込 むために まず 他 動 的 なストレスを 関 節 周 囲 にかける b. 側 方 安 定 性 に 関 与 する 腓 骨 筋 群 後 脛 骨 筋 などの 筋 機 能 回 復 は 重 要 である c. 外 側 靱 帯 損 傷 では エックス 線 ストレス 撮 影 による congruence angle で 重 症 度 を 鑑 別 す る d. 急 性 期 では 他 動 運 動 により 痛 みが 出 現 する 運 動 方 向 を 確 認 する e. 慢 性 例 では 骨 棘 形 成 や 関 節 鼠 を 伴 い リハビリテーションの 進 行 に 難 渋 することもあ る 問 57 あたり 動 作 のフォームについて 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 腰 椎 過 伸 展 を 回 避 するため 脊 椎 を 直 線 化 し チンインをして 頭 部 前 方 位 を 保 持 する b.コンタクト 中 のバランスを 保 つため 下 肢 のクロスオーバーステップは 回 避 する c.イニシャルコンタクトは 上 肢 で 衝 撃 を 緩 衝 しつつ 頭 部 や 肩 を 効 果 的 に 使 う d.つま 先 と 膝 の 方 向 を 一 致 させ 重 心 の 上 下 動 によってコンタクトの 高 さを 調 節 する e. 踏 み 込 み 足 が 地 面 を 叩 く 瞬 間 にヒットするようにタイミングを 意 識 する

15 問 58 サーキットトレーニングについて 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 筋 力 パワー 筋 持 久 力 全 身 持 久 力 などの 多 くの 体 力 要 因 を 同 時 に 総 合 的 に 高 めるこ とができる b. 全 身 の 筋 に 刺 激 を 与 えることは 体 力 を 高 めるだけではなく 障 害 を 予 防 することにもつ ながる c. 実 施 上 の 注 意 点 として 最 も 留 意 すべきことは 動 作 を 正 確 に 行 うことである d. 種 目 間 のつなぎ( 回 復 )として ジョギングを 長 く 速 くすると 主 に 筋 持 久 力 を 高 めるの に 効 果 的 である e.それぞれのスポーツの 専 門 的 運 動 は 除 外 して 計 画 する 問 59 ハンドボールの 外 傷 障 害 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 膝 前 十 字 靱 帯 損 傷 の 発 生 率 は 低 い b.コンタクトプレーによる 外 傷 発 生 は 尐 ない c.シュートブロックにより 肩 腱 板 損 傷 や 肩 関 節 脱 臼 などが 発 生 することもある d.ゴールキーパーは 顔 面 や 眼 球 の 外 傷 も 多 い e.スローイング 動 作 に 伴 う 腰 椎 前 弯 の 増 強 により 腰 部 の 痛 みにつながることがある 問 60 敏 捷 性 や 協 調 性 について 誤 っているのはどれか a.コンタクトスポーツでは 敏 捷 性 能 力 が 劣 るとタックルを 受 けやすく また 不 十 分 な 姿 勢 でのタックル 動 作 になりやすい b.バランス 保 持 能 力 やリカバリー 能 力 などが 低 ければ 外 傷 の 危 険 性 も 高 くなる c. 敏 捷 性 や 協 調 性 の 測 定 は 外 傷 障 害 予 防 のスクリーニングテストとは 異 なる d.ストップやターンは 協 調 性 のテスト 結 果 とあまり 関 係 がない e. 特 に 球 技 系 選 手 のリハビリテーションからの 復 帰 時 には 再 発 の 予 防 のために 敏 捷 性 や 協 調 性 のテストは 不 可 欠 である 問 61 コーディネーショントレーニングについて 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a.さまざまな 種 類 の 能 力 が 総 合 的 に 発 揮 される 能 力 を 向 上 するねらいで 行 われる b.スタビリティトレーニングやアジリティトレーニングも 含 まれる c. 身 体 バランスを 維 持 し 崩 れをすばやく 回 復 する 定 位 能 力 が 高 められる d.リズムを 作 ったり 真 似 したり タイミングをつかむ 識 別 能 力 が 高 められる e. 刺 激 の 方 法 は 単 調 なものとし これを 反 復 させると 効 果 的 である 問 62 スポーツ 現 場 における 救 急 処 置 について 誤 っているのはどれか a. 救 急 法 の 習 得 には スポーツ 外 傷 に 関 する 知 識 も 必 要 になる b.アスレティックトレーナーが 行 う 救 急 処 置 においても 医 療 者 への 引 き 継 ぎを 行 う c.アスレティックトレーナーは 救 急 処 置 で 用 いる 資 器 材 の 扱 いに 慣 れておく 必 要 がある d.アスレティックトレーナーは 外 傷 発 生 時 に 初 期 対 応 することが 多 い e.スポーツ 現 場 で 発 生 する 外 傷 は 競 技 種 目 ごとに 想 定 することは 難 しい

16 問 63 頚 椎 の 外 傷 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 上 位 頚 椎 の 損 傷 では 死 亡 事 故 に 直 結 することがある b. 中 下 位 頚 椎 の 脊 髄 損 傷 では 支 配 神 経 以 下 の 不 可 逆 的 な 麻 痺 をきたし 予 後 は 悪 い c. 頚 椎 捻 挫 では 自 律 神 経 の 異 常 を 伴 うことは 尐 ない d. 頚 椎 捻 挫 は 頚 椎 周 囲 の 軟 部 組 織 の 微 細 損 傷 により 発 症 することはない e.ラグビーやレスリングのタックルなどによる 頚 椎 捻 挫 では 伸 展 損 傷 が 最 も 多 い 問 64 足 関 節 のテーピングについて 正 しいのはどれか a.オープンバスケットウィーブでは アンカー 以 外 のテープはホースシュー 状 に 行 い 下 腿 前 面 足 関 節 前 面 足 背 部 を 開 放 しておく b. 外 がえし 捻 挫 に 対 するスターアップは 外 反 を 制 限 するために 外 側 から 内 側 に 引 っ 張 り 上 げる c.ヒールロックテープは 踵 骨 の 側 方 への 動 きを 抑 える 目 的 で 行 い 外 側 内 側 に 均 等 に 行 う d.フィギュアエイトは 内 がえし 捻 挫 外 がえし 捻 挫 ともに 外 果 の 尐 し 上 から 始 め 足 底 でテープが 斜 めにならないようにする e. 背 屈 制 限 を 目 的 として アンカー スプリットテープ サポートテープを 行 う 場 合 足 関 節 の 肢 位 はやや 背 屈 位 を 保 持 させる 問 65 アスレティックトレーナーの 組 織 や 倫 理 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 競 技 者 のことは 自 分 が 全 部 知 っているという 気 持 ちが 必 要 である b. 医 療 関 係 法 規 を 遵 守 し 業 務 上 知 り 得 た 秘 密 を 守 らなくてはならない c. 対 象 者 へのインフォームド コンセントを 行 うことは 重 要 である d.メディカルチームには 運 営 役 員 を 含 めることもある e. 自 然 災 害 対 策 は 予 測 できないことが 多 いので 安 全 対 策 からは 外 しておく 問 66 柔 軟 性 とスポーツ 外 傷 障 害 の 関 係 について 誤 っているのはどれか a. 膝 蓋 大 腿 関 節 障 害 は 大 腿 四 頭 筋 の 柔 軟 性 低 下 が 関 係 している b. 鵞 足 炎 は 縫 工 筋 薄 筋 半 腱 様 筋 の 柔 軟 性 低 下 が 関 係 している c. 腸 腰 筋 の 柔 軟 性 低 下 は 腰 椎 後 弯 を 助 長 させ 腰 痛 の 原 因 ともなる d. 下 腿 三 頭 筋 の 柔 軟 性 低 下 は 着 地 衝 撃 吸 収 の 効 率 を 悪 化 させ 脛 骨 過 労 性 骨 膜 炎 の 原 因 と なる e.ハムストリングスの 柔 軟 性 低 下 は 肉 ばなれに 関 係 する 問 67 膝 前 十 字 靭 帯 損 傷 のアスレティックリハビリテーションについて 正 しいのはどれか 2 つ 選 べ a. 円 周 走 や 8 の 字 走 は 小 さな 曲 率 から 始 め 徐 々に 曲 率 を 大 きくしていく b. 跳 躍 動 作 は 片 脚 スクワットで knee-in の 制 動 が 可 能 になってから 開 始 する c.knee bent walk は 股 膝 関 節 屈 曲 位 を 保 持 し 重 心 の 高 さを 上 下 しながら 前 進 する d.ツイスティングは 足 先 と 膝 の 方 向 を 一 致 させ 母 趾 球 荷 重 でサイドステップを 繰 り 返 す ものである e.ストップ 動 作 は 一 歩 ではなく 数 歩 かけてストップする 練 習 を 取 り 入 れる

17 問 68 徒 手 抵 抗 ストレッチングのアイソメトリック 法 について 誤 っているのはどれか a.スタートポジションは 痛 みがなく やや 張 りを 感 じる 関 節 角 度 から 始 める b. 競 技 者 には 関 節 運 動 を 生 じさせず 5 カウントで 徐 々に 力 を 発 揮 させる c. 競 技 者 は 徐 々に 力 を 抜 きリラックスする d.リラックスしている 間 に 能 動 的 にストレッチングを 行 う e.ストレッチングは 3~5 回 繰 り 返 すものとし 2 回 目 からは 初 めの 関 節 角 度 より 拡 げた 位 置 からはじめる 問 69 大 腿 屈 筋 群 肉 ばなれについて 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 受 傷 直 後 は 患 側 への 体 重 負 荷 時 歩 行 時 は 松 葉 杖 などを 用 いたほうがよい b.リハビリテーション 初 期 中 期 においては 再 受 傷 予 防 のため 急 激 な 動 作 過 度 のストレ ッチングはなるべく 避 ける c.リハビリテーション 後 期 におけるランニング 開 始 時 には トレーニング 前 後 でアイシン グを 行 う d.ランニング 開 始 前 の 筋 力 トレーニングでは 閉 鎖 性 運 動 連 鎖 (CKC)エクササイズを 中 心 に 行 う e. 筋 力 では 大 腿 屈 筋 群 と 大 腿 伸 筋 群 との 比 率 を 0.4 前 後 とするように 筋 力 トレーニングを することが 理 想 である 問 70 フィットネスチェックにおける 筋 力 測 定 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 筋 力 計 を 用 いて 測 定 する 場 合 は スポーツ 種 目 に 応 じて 測 定 装 置 を 選 択 する 必 要 はない b. 筋 力 の 評 価 方 法 として 筋 の 太 さの 評 価 は 含 まれていない c. 競 技 者 は 体 重 を 支 え 移 動 させるという 点 から 代 表 的 な 測 定 項 目 として 脚 伸 展 力 の 測 定 がある d. 敏 捷 性 の 代 表 的 な 測 定 として 上 体 起 こしテストが 用 いられる e. 筋 力 を 主 観 的 に 評 価 する 方 法 として 徒 手 筋 力 テストがある 問 71 緊 急 対 応 計 画 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 事 故 や 外 傷 を 想 定 し 対 応 策 を 具 体 的 に 記 した 行 動 計 画 である b. 緊 急 対 応 計 画 の 項 目 には 緊 急 の 定 義 を 含 む 必 要 がある c. 緊 急 対 応 計 画 の 変 更 は 関 係 者 の 混 乱 を 招 くため 見 直 しや 変 更 は 望 ましくない d. 多 くの 緊 急 状 況 に 適 応 するよう 抽 象 的 表 現 を 多 用 した 内 容 が 現 実 的 である e. 緊 急 時 の 対 応 の 評 価 手 順 を emergency action plan と 呼 ぶ 問 72 物 理 療 法 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 冷 水 浴 で 広 範 囲 を 冷 却 する 場 合 の 水 温 は 2~4 が 効 果 的 である b. 寒 冷 療 法 の 生 理 学 的 効 果 には 代 謝 の 低 下 一 次 的 血 管 拡 張 と 二 次 的 血 管 収 縮 毛 細 血 管 透 過 性 の 低 下 神 経 活 動 の 低 下 筋 紡 錐 活 動 の 低 下 などがある c. 寒 冷 過 敏 症 レイノー 現 象 末 梢 循 環 障 害 は 寒 冷 療 法 の 禁 忌 となる d. 温 熱 療 法 の 生 理 学 的 効 果 には 血 管 拡 張 疼 痛 閾 値 の 低 下 代 謝 率 の 上 昇 組 織 伸 展 性 の 上 昇 などがある e. 冷 水 浴 において つま 先 に 強 い 痛 みを 感 じる 場 合 には ソックスなどでつま 先 を 保 護 す ることが 望 ましい

18 問 73 アイシングの 禁 忌 一 般 的 注 意 事 項 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 血 行 障 害 がある 場 合 には 組 織 への 血 液 供 給 を 必 要 以 上 に 阻 害 してしまう 可 能 性 がある ため 冷 却 は 避 けるべきである b. 凍 傷 の 予 防 には 使 用 する 氷 の 温 度 よりも 冷 却 時 間 の 方 が 重 要 である c. 寒 冷 蕁 麻 疹 などの 寒 冷 刺 激 に 対 する 過 敏 症 があったとしても 疲 労 回 復 に 対 するアイシ ングは 積 極 的 に 用 いるべきである d.アイシングは 運 動 指 令 知 覚 情 報 の 伝 達 を 妨 げ 正 確 な 運 動 遂 行 に 影 響 を 与 えること も 考 えられる e. 睡 眠 中 や 意 識 障 害 があるなど 覚 醒 水 準 が 低 い 場 合 でも アイシングの 実 施 は 有 効 である 問 74 下 肢 のアライメントについて 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a.x 脚 は 膝 関 節 内 側 に 圧 縮 ストレスがかかりやすい b. 回 内 足 は 踵 部 が 外 反 した 状 態 である c.q-angle の 増 加 は 膝 蓋 骨 の 外 方 変 位 に 作 用 する d. 横 アーチが 消 失 し 前 足 部 が 扇 状 に 広 がった 状 態 を 凹 足 という e. 母 趾 の 基 節 骨 が 内 転 した 状 態 を 外 反 母 趾 という 問 75 腰 痛 疾 患 の 評 価 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 姿 勢 の 評 価 は 前 額 面 で 行 う b. 屈 曲 動 作 では 骨 盤 の 前 傾 や 胸 椎 部 と 腰 椎 部 が それぞれ 適 切 に 屈 曲 しているか 確 認 す る c. 体 幹 回 旋 運 動 は 胸 椎 の 動 きが 主 体 となる d. 腰 痛 の 原 因 になる 股 関 節 屈 筋 の 短 縮 は 尻 上 がりテストで 大 腿 直 筋 の 短 縮 はトーマステ ストで 確 認 する e. 股 関 節 以 外 に 腰 痛 に 影 響 する 部 位 は 胸 筋 など 肩 甲 骨 周 囲 筋 の 短 縮 上 肢 の 挙 上 制 限 足 関 節 可 動 性 の 低 下 などがある 問 76 クーリングダウンについて 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 疲 労 回 復 と 外 傷 障 害 予 防 が 目 的 のため 両 者 を 考 慮 した 内 容 を 組 み 入 れるべきである b.めまい 吐 き 気 失 神 を 防 止 する 効 果 がある c. 競 技 結 果 によって 実 施 の 有 無 を 決 めるようにする d. 試 合 や 運 動 後 の 交 感 神 経 の 興 奮 を 下 げ 精 神 的 安 定 をもたらす 効 果 がある e.1 日 で 複 数 の 試 合 がある 場 合 は 試 合 時 間 に 関 わらず 常 に 十 分 な 時 間 をかけて 行 う 問 77 頚 椎 捻 挫 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 急 性 期 は 安 静 を 原 則 として 寒 冷 療 法 を 用 いる b. 受 傷 現 場 からの 搬 送 など 急 性 期 には 頚 椎 カラーを 用 い 固 定 する c.あたり 動 作 開 始 までは 骨 症 など 合 併 症 がなくても 頚 椎 カラーでの 固 定 は 継 続 する d. 急 性 期 が 過 ぎ 痛 みが 軽 減 してきたら 抵 抗 運 動 により 可 動 域 の 回 復 を 試 みる e.あたり 動 作 を 開 始 する 際 には 損 傷 に 至 った 方 向 をまず 最 初 に 確 認 する

19 問 78 フィールドテストにおける 各 種 測 定 と 測 定 内 容 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 立 幅 跳 は 最 大 パワーを 測 る 方 法 である b.300mシャトルランは 無 酸 素 性 持 久 力 を 測 る 方 法 である c.マルチステージテストは 有 酸 素 性 持 久 力 を 測 る 方 法 である d.yo Yo テストはアジリティ 能 力 を 測 る 方 法 である e.t テストは 間 欠 的 持 久 力 を 測 る 方 法 である 問 79 陸 上 競 技 の 各 種 目 と 発 生 頻 度 が 高 い 外 傷 障 害 の 組 み 合 わせのうち 誤 っているのはど れか 2つ 選 べ a.やり 投 げ - 舟 状 骨 骨 折 b. 長 距 離 種 目 - 足 関 節 捻 挫 c. 砲 丸 投 げ - 手 関 節 の 外 傷 障 害 d. 短 距 離 種 目 -ハムストリングス 肉 ばなれ e. 走 跳 種 目 -シンスプリント 問 80 心 肺 蘇 生 法 を 一 時 中 断 または 中 止 してよい 場 合 について 誤 っているのはどれか a. 傷 病 者 自 身 が 普 段 と 変 わらない 自 発 呼 吸 や 血 液 循 環 が 回 復 した 場 合 b. 救 助 者 に 危 険 が 迫 った 場 合 c. 救 助 者 自 身 が 蘇 生 不 可 能 と 判 断 した 場 合 d. 救 助 者 の 疲 労 により 継 続 が 困 難 になった 場 合 e. 別 の 救 助 者 と 交 代 する 場 合 問 81 ウォーミングアップによる 体 温 ( 筋 温 ) 上 昇 がもたらす 効 果 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 筋 肉 中 のカルシウムイオンが 活 性 化 する b. 中 枢 神 経 の 興 奮 性 を 抑 える c. 筋 肉 の 粘 性 が 高 まる d.ヘモグロビンの 酸 素 結 合 度 が 高 まる e. 筋 収 縮 におけるエネルギー 消 費 が 低 減 する 問 82 関 節 可 動 域 エクササイズにおいて 関 節 運 動 を 引 き 起 こす 運 動 のうち 誤 っているのはど れか a. 他 動 運 動 b. 等 張 性 運 動 c. 自 動 介 助 運 動 d. 等 尺 性 運 動 e. 自 動 運 動

20 問 83 手 関 節 捻 挫 のテーピングについて 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 前 腕 部 にアンカーを 行 う 際 は 手 をいっぱいに 広 げさせるとともに 手 関 節 をわずかに 掌 屈 させる b.サーキュラー 状 に 巻 くだけのテーピングは 必 ず 手 関 節 周 辺 の 腱 を 緊 張 させ 茎 状 突 起 より 遠 位 から 始 める c. 手 部 のアンカーは 必 ず 手 をいっぱいに 広 げさせ 中 手 指 節 関 節 上 に 行 う d. 背 屈 制 限 に 対 するテーピングを 行 う 際 の 肢 位 は 手 関 節 やや 掌 屈 位 前 腕 回 外 位 で 行 う e. 動 きの 制 限 の 程 度 は 手 関 節 の 角 度 及 びテープを 引 っ 張 る 強 さで 調 整 する 問 84 日 本 体 育 協 会 公 認 アスレティックトレーナー 養 成 事 業 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a.かつての 文 部 大 臣 認 定 事 業 に 位 置 付 けられていた b. 公 認 スポーツ 指 導 者 とは 異 なる c.カリキュラムには 共 通 科 目 と 専 門 科 目 がある d.ジュニアから 高 齢 者 のサポートをする 役 割 で 養 成 が 開 始 された e. 現 場 実 習 には 救 急 法 救 急 員 資 格 の 取 得 も 含 まれる 問 85 肩 関 節 前 方 脱 臼 における 装 具 の 働 きについて 正 しいのはどれか a. 過 度 の 肩 関 節 内 旋 および 内 転 を 制 動 する b. 肩 関 節 挙 上 および 外 転 を 制 動 する c. 肩 関 節 内 転 とわずかな 伸 展 を 制 動 する d. 肩 関 節 外 転 とわずかな 屈 曲 を 制 動 する e. 過 度 の 肩 関 節 伸 展 や 外 旋 運 動 を 制 動 する 問 86 トレーニングの 原 則 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 適 齢 性 の 原 則 b. 特 異 性 の 原 則 c. 過 負 荷 の 原 則 d. 多 様 性 の 原 則 e. 回 復 性 の 原 則 問 87 RICE 処 置 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a.rice 処 置 は 1~2 時 間 に 1 回 の 間 隔 で 6~12 時 間 実 施 する b.rice 処 置 の 目 的 は 患 部 の 治 療 を 促 進 するのではなく 2 次 的 外 傷 性 損 傷 を 抑 えることで ある c. 氷 が 液 体 へと 変 化 する 時 は 約 80cal/g の 融 解 熱 を 要 する d. 凍 傷 の 誘 因 は 冷 却 媒 体 の 温 度 種 類 冷 却 時 間 圧 迫 の 度 合 である e. 氷 が 準 備 できないときは 湿 布 を 使 用 すると 効 果 的 である

21 問 88~90 投 球 動 作 について 以 下 の 設 問 に 答 えよ 問 88 投 球 動 作 の 位 相 の 名 称 について 図 の1~3に 当 てはまるものの 組 み 合 わせで 正 しいの はどれか a.1ワインドアップ 期 2 移 動 期 3コッキング 期 4 減 速 期 5テイクバック 期 b.1ワインドアップ 期 2テイクバック 期 3 加 速 期 4 減 速 期 5フォロースルー 期 c.1ワインドアップ 期 2 早 期 コッキング 期 3 後 期 コッキング 期 4 加 速 期 5フォロースルー 期 d.1 片 脚 期 2 早 期 コッキング 期 3 加 速 期 4 減 速 期 5フォロースルー 期 e.1 片 脚 期 2テイクバック 期 3コッキング 期 4 加 速 期 5 減 速 期 問 89 図 の 位 相 と 投 球 障 害 を 生 じやすい 動 作 の 組 み 合 わせで 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a.1 ステップ 脚 に 体 重 が 乗 らない 投 球 動 作 b.2 肘 を 突 き 出 した 投 球 動 作 c.3 体 が 開 いた 投 球 動 作 d.4 肘 が 下 がった 投 球 動 作 e.5 肩 内 旋 を 弱 めた 投 球 動 作 問 90 図 の 各 位 相 で 生 じやすい 疾 患 名 の 組 み 合 わせで 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a.3 上 腕 二 頭 筋 長 頭 腱 炎 b.3 棘 下 筋 損 傷 c.4 関 節 唇 損 傷 d.4 肩 峰 下 滑 液 包 炎 e.5 肘 MCL 損 傷 問 91 膝 前 十 字 靭 損 傷 の 筋 力 増 強 エクササイズについて 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 下 肢 伸 展 挙 上 を 実 施 する 際 は 重 錘 を 脛 骨 近 位 に 巻 くなどの 配 慮 が 必 要 である b. 大 腿 四 頭 筋 セッティング 時 は クッションを 脛 骨 近 位 後 方 側 に 置 くよう 注 意 する c.レッグカールは 下 腿 外 旋 位 で 大 腿 二 頭 筋 を 優 位 に 収 縮 させるとよい d.レッグエクステンションは 近 位 チューブ 法 や 二 重 チューブ 法 を 利 用 する e. 関 節 可 動 域 が 100 以 上 になると 固 定 式 自 転 車 を 用 いたペダリング 動 作 が 可 能 となる

22 問 92 凍 傷 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 救 急 処 置 は 40 度 前 後 に 保 った 清 潔 な 湯 で 急 いで 温 める b. 凍 結 組 織 が 壊 死 を 起 こしたものを 指 す c. 汗 は 凍 傷 の 発 生 要 因 の 一 つである d. 喫 煙 習 慣 のある 人 は 凍 傷 になりやすい e. 体 格 の 大 きな 人 は 凍 傷 になりやすい 問 93 最 大 酸 素 摂 取 能 力 を 規 定 する 要 因 として 誤 っているのはどれか a. 肺 のガス 交 換 能 力 b. 心 臓 のポンプ 能 力 c.コルチゾール 濃 度 d. 筋 肉 における 酸 素 拡 散 能 力 e. 筋 の 酸 素 利 用 能 力 問 94 大 腿 前 面 のストレッチングについて 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 股 関 節 外 旋 位 で 股 関 節 伸 展 することで 腸 腰 筋 が 効 果 的 に 伸 張 される b. 股 関 節 伸 展 位 で 膝 関 節 屈 曲 することで 大 腿 直 筋 が 伸 張 される c. 股 関 節 を 伸 展 位 にして 腰 椎 前 弯 を 強 調 するように 行 う d. 腹 臥 位 でパートナーストレッチを 行 う 場 合 には 腰 椎 を 押 さえて 固 定 する e. 股 関 節 屈 曲 位 で 膝 関 節 屈 曲 することで 特 に 内 側 広 筋 外 側 広 筋 中 間 広 筋 が 伸 張 され る 問 95 膝 蓋 大 腿 関 節 障 害 に 対 するアスレティックリハビリテーションについて 誤 っているのは どれか 2つ 選 べ a. 電 気 刺 激 により 選 択 的 に 外 側 広 筋 の 収 縮 や 筋 機 能 を 高 めることも 大 切 になる b. 動 作 時 の 膝 蓋 骨 と 大 腿 骨 の 間 に 生 じる 関 節 応 力 を 考 慮 し 進 めることが 必 要 である c. 膝 蓋 骨 の 脱 臼 傾 向 がある 時 期 のマッスルセッティングは 大 腿 四 頭 筋 が 収 縮 しやすい 膝 関 節 完 全 伸 展 位 での 実 施 が 推 奨 される d.レッグエクステンションでは 膝 蓋 大 腿 関 節 の 圧 迫 力 増 大 に 伴 う 疼 痛 の 出 現 に 注 意 をす る e. 膝 屈 筋 群 殿 筋 群 足 関 節 周 囲 筋 の 柔 軟 性 向 上 のためのストレッチも 積 極 的 に 行 う 問 96 肩 のテーピングについて 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a. 前 方 脱 臼 では スパイラルテープの 1 本 は 肩 鎖 関 節 を 押 さえるように 貼 る b. 肩 鎖 関 節 捻 挫 では 胸 部 背 部 のアンカーを 貼 る 時 は 必 ず 息 を 吸 わせて 胸 郭 を 広 げた 状 態 で 行 う c. 肩 鎖 関 節 捻 挫 では 上 腕 部 から 引 き 上 げる 目 的 で 行 うサポートテープは 頚 部 までしっ かり 貼 る d. 前 方 脱 臼 では 外 転 外 旋 制 限 を 目 的 とするため 肢 位 は 外 転 外 旋 位 で 行 う e. 前 方 脱 臼 では 外 転 制 限 は スパイラルテープを 行 う 際 の 上 腕 部 の 外 転 角 度 及 び 肩 関 節 前 面 を 通 るテープの 位 置 で 調 整 する

23 問 97 各 競 技 種 目 における 救 急 処 置 について 正 しいのはどれか 2つ 選 べ a.アメリカンフットボールで 頚 部 損 傷 が 疑 われる 場 合 には 安 易 にヘルメットを 外 さない ように 注 意 をする b. 体 操 競 技 では 競 技 続 行 の 判 断 は 競 技 者 の 主 観 に 委 ねる c. 日 本 陸 上 競 技 連 盟 が 主 催 する 大 会 では スリーステーション 制 がとられて 救 急 処 置 にあ たる d.ラグビーでは 給 水 係 もフィールド 内 の 処 置 が 実 施 できる e. 体 操 競 技 では 救 護 トレーナー 自 身 の 判 断 で 競 技 区 域 内 に 入 ることができる 問 98 シューズの 基 本 機 能 として 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 安 定 性 b. 保 温 性 c. 衝 撃 緩 衝 性 d. 適 合 性 e. 乾 燥 性 問 99 現 場 における 救 急 体 制 について 誤 っているのはどれか a. 携 帯 電 話 を 使 用 した 救 急 車 の 要 請 は 最 も 近 い 消 防 署 につながるため 有 効 である b. 消 防 署 の 位 置 119 番 通 報 の 内 容 最 寄 りの 病 院 や 診 療 科 目 並 びに 休 診 などの 事 前 確 認 が 必 要 である c. 救 助 に 関 わるアスレティックトレーナーは 救 急 搬 送 ルートを 把 握 しておく 必 要 がある d. 救 急 車 を 要 請 するのは 誰 であるか 確 認 しておく 必 要 がある e. 審 判 の 許 可 無 く 選 手 の 救 急 処 置 をすることができない 競 技 もある 問 100 足 底 挿 板 について 誤 っているのはどれか 2つ 選 べ a. 足 型 を 石 膏 ギプスで 採 型 する 方 法 もある b. 各 チップを 組 み 合 わせて 作 製 し 足 部 形 状 を 矯 正 する 方 法 もある c. 横 アーチのサポートは 踵 骨 アライメントの 改 善 に 用 いる d.スポーツシューズに 使 用 する 場 合 水 泡 や 痛 みの 増 加 に 留 意 する e. 足 部 アーチをしっかりと 保 つために 素 材 は 極 力 硬 い 方 がよい

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