第 2 部 第 1 章 健 康 づくりと 社 会 参 加 の 促 進 (6) 歯 の 健 康 歯 の 大 切 さの 啓 発 や 正 しい 歯 みがき 方 法 の 普 及 を 重 点 的 に 行 います また, 健 診 をきっかけ にかかりつけ 医 をもってセルフケアをしていく 指 導 を 継 続 し

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1 第 2 部 第 1 章 健 康 づくりと 社 会 参 加 の 促 進 Ⅰ すこやかこまつ21の 推 進 超 高 齢 社 会 を 目 前 にして, 高 齢 者 ができるだけ 健 康 を 維 持 していくことは, 高 齢 者 個 人 だけで なく, 社 会 全 体 にとっても 極 めて 重 要 な 課 題 になっています 本 市 では, 壮 年 期 死 亡 ( 早 世 )の 減 少, 健 康 寿 命 の 延 伸, 生 活 の 質 の 向 上 を 目 指 し, 市 民 一 人 ひとりが 主 体 的 な 健 康 づくりに 取 り 組 むことができるよう, 平 成 16 年 3 月 に 小 松 市 健 康 づくり 推 進 計 画 すこやかこまつ21 を 策 定 しました 平 成 20 年 度 には 計 画 の 中 間 評 価 を 行 い,その 結 果 をもとに 後 期 5 年 間 でさらに 強 化 すべき 点 などを 検 討 し, すこやかこまつ21 後 期 アクションプラン を 策 定 しました このアクションプランに 基 づき, 栄 養 食 生 活 身 体 活 動 運 動 休 養 こころの 健 康 た ばこ アルコール 歯 の 健 康 健 康 管 理 の7つの 分 野 についての 施 策 を 積 極 的 に 推 進 し, 地 域 活 動 との 連 携 により, 健 康 づくりに 取 り 組 みます 1 すこやかこまつ21の 推 進 ( 後 期 アクションプランの 施 策 ) (1) 栄 養 食 生 活 食 生 活 改 善 推 進 員 との 連 携 や 保 健 事 業 をはじめとするさまざまな 事 業 により, 食 事 バラン ス 減 塩 食 油 料 理 のとり 方 の 知 識 と 具 体 的 方 法 の 普 及 を 行 います また, 小 松 市 食 育 推 進 計 画 により,その 他 の 関 係 部 署 とも 連 携 協 力 し 推 進 します (2) 身 体 活 動 運 動 手 軽 で 効 果 があり 楽 しみながらできるウオーキングの 普 及 と,ウオーキングなどの 運 動 実 践 が 継 続 できるための 情 報 提 供 などの 支 援 強 化 を 行 います ウオーキングの 普 及 拡 大 については, けんこう 推 進 委 員 をはじめとして,ウオーキングに 関 係 するさまざまな 団 体 と 連 携 協 力 し, 各 町 や 木 場 潟 などのウオーキングスポットを 活 用 し 広 く 普 及 啓 発 します (3) 休 養 こころの 健 康 メンタルヘルスの 正 しい 理 解 やうつ 病 の 早 期 発 見 早 期 対 応 方 法 の 啓 発 強 化 を 行 います 国 全 体 の 喫 緊 の 課 題 である 自 殺 対 策 についても, 地 域, 企 業 等 への 講 演 会 などによる 啓 発 普 及, 地 域 のリーダーへの 研 修 会,こころに 関 する 相 談 窓 口 の 開 設, 関 係 団 体 の 連 携 拡 大 などに 積 極 的 に 取 り 組 みます (4) たばこ 喫 煙 や 受 動 喫 煙 の 害 についての 知 識 の 普 及 や, 禁 煙 外 来 紹 介 などの 禁 煙 支 援 に 取 り 組 み, 喫 煙 防 止 対 策 の 強 化 を 行 います (5) アルコール 未 成 年 者 への 禁 酒 をはじめ,アルコールによる 生 活 習 慣 病 への 影 響 や 適 正 飲 酒 についての 正 しい 知 識 の 普 及 を 継 続 して 行 います 46

2 第 2 部 第 1 章 健 康 づくりと 社 会 参 加 の 促 進 (6) 歯 の 健 康 歯 の 大 切 さの 啓 発 や 正 しい 歯 みがき 方 法 の 普 及 を 重 点 的 に 行 います また, 健 診 をきっかけ にかかりつけ 医 をもってセルフケアをしていく 指 導 を 継 続 して 行 い,8020 運 動 を 推 進 しま す (57ページ 参 照 ) (7) 健 康 管 理 生 活 習 慣 病 予 防 についての 情 報 提 供 の 充 実 や, 自 己 の 健 康 管 理 のための 健 康 診 査 事 業 の 継 続, 一 人 ひとりに 合 った 健 診 事 後 相 談 指 導 の 充 実 を 行 います Ⅱ 自 主 活 動 組 織 の 育 成 支 援 要 介 護 状 態 等 への 移 行 を 阻 止 するためにも, 地 域 ぐるみで 健 康 寿 命 を 延 伸 できるよう, 自 主 活 動 組 織 の 育 成 支 援 に 力 を 入 れています 今 後 もこれらの 組 織 との 連 携 を 強 化 し, 市 民 の 健 康 増 進 に 努 めます 1 けんこう 推 進 委 員 の 育 成 支 援 各 町 内 から 推 薦 されたけんこう 推 進 委 員 は, 各 町 における 健 康 教 室 や 健 診 の 受 診 勧 奨 など, 地 域 における 健 康 づくり 活 動 のリーダーとして 活 躍 しています 今 後 も,けんこう 推 進 委 員 を 育 成 するとともに, 地 域 における 健 康 づくり 活 動 を 支 援 していきます 2 食 生 活 改 善 推 進 員 の 育 成 支 援 健 康 の 保 持 増 進 のためには, 栄 養 運 動 休 養 のバランスのとれた 健 康 づくりが 必 要 です 生 活 習 慣 病 に 大 きく 関 わる 食 事 栄 養 面 に 関 して, 食 生 活 改 善 推 進 員 が 中 心 となって, 市 民 の 食 生 活 改 善 の 輪 を 広 げるための 活 動 をしています 今 後 も, 食 生 活 改 善 推 進 員 を 育 成 するとともに, 地 域 活 動 を 支 援 し, 市 民 に 正 しい 食 生 活 の 普 及 浸 透 を 図 り 健 康 増 進 につなげていきます 3 メンタルヘルスボランティアの 育 成 支 援 近 年,こころの 病 気 になる 人 が 急 増 し, 誰 でもかかりうる 身 近 な 病 気 と 考 えられるようにな ってきました メンタルヘルスボランティアはこころに 病 気 のある 方 を 正 しく 理 解 し, 社 会 参 加 に 向 けての 支 援 をしています 今 後 も,メンタルヘルスボランティアによる 地 域 におけるこ ころの 健 康 づくり 活 動 を 支 援 していきます 47

3 第 2 部 第 1 章 健 康 づくりと 社 会 参 加 の 促 進 Ⅲ 疾 病 予 防 の 推 進 生 活 習 慣 病 等 の 早 期 発 見 早 期 治 療 を 目 的 に 健 康 診 査 や 各 種 がん 検 診 を 実 施 するとともに, 健 診 事 後 指 導 として, 生 活 習 慣 病 予 防 のための 健 康 教 育 等 を 実 施 します 1 生 活 習 慣 病 等 の 早 期 発 見 (1) 小 松 市 国 民 健 康 保 険 特 定 健 康 診 査, 長 寿 ( 後 期 高 齢 者 ) 健 康 診 査, 健 康 増 進 法 に 基 づく 健 康 診 査 メタボリックシンドロームに 着 目 した 生 活 習 慣 病 予 防 のための 健 康 診 査 を 実 施 します 健 診 内 容 としては 診 察, 身 体 計 測, 血 圧 測 定, 血 液 検 査 などを 行 います 対 象 者 40 歳 以 上 の 小 松 市 国 民 健 康 保 険 被 保 険 者 や 後 期 高 齢 者 医 療 被 保 険 者, 生 活 保 護 受 給 者 ( 職 場 などで 健 診 を 受 ける 人 は 除 きます ) その 他 の 医 療 保 険 ( 健 康 保 険 組 合 や 共 済 組 合 など)の 被 保 険 者 の 健 康 診 査 は, 加 入 している 医 療 保 険 者 が 行 います 小 松 市 国 民 健 康 保 険 特 定 健 康 診 査 の 目 標 量 21 年 度 1 22 年 度 1 23 年 度 24 年 度 25 年 度 26 年 度 対 象 者 数 ( 人 ) 2 18,308 17,975 19,115 20,017 19,965 19,855 受 診 数 ( 人 ) 8,239 7,937 8, ,011 12,977 12,906 受 診 率 (%) 平 成 21,22 年 度 は, 法 定 報 告 に 基 づく 対 象 者 数 受 診 者 数 を 計 上 2 平 成 24 年 度 以 降 の 対 象 者 数 は, 国 民 健 康 保 険 毎 月 事 業 状 況 報 告 書 (H23.6) 介 護 保 険 第 2 号 保 険 者 数 より 算 出 したもの 3 平 成 23 年 度 の 受 診 数 は, 受 診 実 人 数 見 込 値 を 計 上 (2) 肝 炎 ウイルス 検 診 C 型 肝 炎 ウイルスやB 型 肝 炎 ウイルスの 感 染 を 発 見 するために, 会 社 等 で 受 ける 機 会 のな い 方 に 血 液 検 査 を 実 施 します 対 象 者 40 歳 の 人 48

4 第 2 部 第 1 章 健 康 づくりと 社 会 参 加 の 促 進 (3) 成 人 歯 科 健 診 歯 周 疾 患 の 予 防 と 早 期 発 見 のための 健 康 診 査 を 行 います 対 象 者 40 歳,50 歳,60 歳,70 歳 の 市 民 成 人 歯 科 健 診 の 目 標 量 受 診 数 ( 人 ) 受 診 率 (%) (4) がん 検 診 がんの 早 期 発 見 早 期 治 療 を 目 的 に, 胃 がん, 肺 がん, 大 腸 がん, 子 宮 がん, 乳 がん, 前 立 腺 がんの 検 診 を 行 います 対 象 者 子 宮 がん 検 診 は 20 歳 以 上 の 市 民 前 立 腺 がん 検 診 は 50 歳 ~69 歳 の 市 民 その 他 のがん 検 診 は 40 歳 以 上 の 市 民 がん 検 診 の 目 標 量 受 診 率 (%) 胃 がん 肺 がん 大 腸 がん 子 宮 がん 乳 がん 対 象 者 数 は, 石 川 県 方 式 で 算 出 国 の 基 準 では, 子 宮 がん 検 診, 乳 がん 検 診 の 受 診 間 隔 は2 年 に1 度 のため 受 診 率 =( 前 年 度 の 受 診 者 数 ) + 当 該 年 度 の 受 診 者 数 - 前 年 度 及 び 当 該 年 度 における 2 年 連 続 受 診 者 数 ) 当 該 年 度 の 対 象 者 数 ( 対 象 者 数 は 年 1 回 行 うがん 検 診 と 同 様 の 考 え 方 で 算 出 する) 100 小 松 市 では, 子 宮 がんは 毎 年 受 診, 乳 がん 検 診 は, 隔 年 受 診 49

5 第 2 部 第 1 章 健 康 づくりと 社 会 参 加 の 促 進 2 生 活 習 慣 病 予 防 事 業 (1) 特 定 保 健 指 導 メタボリックシンドロームの 改 善 を 目 的 に, 特 定 健 康 診 査 の 結 果 により 血 糖 値 や 血 圧 などの 結 果 に 応 じて 積 極 的 支 援, 動 機 づけ 支 援 に 分 けて, 保 健 師, 管 理 栄 養 士 が 継 続 した 保 健 指 導 を 行 います 対 象 者 小 松 市 国 民 健 康 保 険 特 定 健 康 診 査 及 び 健 康 増 進 法 に 基 づく 健 康 診 査 の 結 果, 特 定 保 健 指 導 の 対 象 となった 人 その 他 の 医 療 保 険 ( 健 康 保 険 組 合 や 共 済 組 合 など)の 被 保 険 者 の 指 導 は, 加 入 している 医 療 保 険 者 が 行 うことになっています 特 定 保 健 指 導 の 目 標 量 21 年 度 1 22 年 度 1 23 年 度 24 年 度 25 年 度 26 年 度 対 象 者 数 ( 人 ) 2 1, ,000 1,639 1,635 1,626 実 施 者 数 ( 人 ) 受 診 率 (%) 平 成 21,22 年 度 は, 法 定 報 告 に 基 づく 対 象 者 数 実 施 者 数 を 計 上 2 平 成 24 年 度 以 降 の 対 象 者 数 は,これまでの 実 績 より 発 生 率 ( 健 診 受 診 数 に 対 する 指 導 対 象 数 )を 12.6%として 算 出 したもの 3 実 施 者 数 は, 初 回 面 接 終 了 者 見 込 の 実 人 数 を 計 上 (2) 健 康 教 室 健 康 相 談 健 康 手 帳 の 配 付 町 内 会 や 各 団 体,グループからの 申 し 込 みにより 生 活 習 慣 病 の 予 防 教 室 や 栄 養, 運 動,ここ ろの 健 康 などをテーマに 健 康 教 室 を 行 います また, 個 々の 日 常 生 活 や 体 の 状 態 に 応 じて, 保 健 師, 管 理 栄 養 士 等 が 個 別 の 相 談 に 応 じ, 健 康 診 査 の 結 果 や 生 活 習 慣 改 善 の 実 践 が 記 録 でき, 生 活 習 慣 病 予 防 や 健 康 増 進 の 方 法 などを 記 載 した 小 松 市 版 健 康 手 帳 を 配 付 します 対 象 者 一 般 市 民 (3) 血 液 めぐリズム 教 室 ( 仮 称 ) 6か 月 間 体 験 学 習 する 運 動 教 室 で, 生 活 習 慣 病 予 防 のための 自 宅 で 効 果 のある 安 全 な 運 動 を 行 います 運 動 指 導 の 他, 健 康 診 査 の 結 果 の 見 方 や 食 生 活 についてのアドバイスを 行 います 対 象 者 特 定 健 康 診 査 等 の 結 果, 要 指 導 要 医 療 で 運 動 実 践 の 必 要 な 人 50

6 第 2 部 第 1 章 健 康 づくりと 社 会 参 加 の 促 進 (4) 訪 問 指 導 特 定 健 康 診 査 やがん 検 診 の 結 果 に 基 づき, 保 健 師 や 管 理 栄 養 士 が 訪 問 して, 生 活 習 慣 の 改 善 の 支 援 や 医 療 への 受 診 勧 奨 を 行 います 対 象 者 特 定 健 康 診 査 やがん 検 診 の 結 果, 要 指 導 や 要 精 検, 要 受 診 と 判 定 された 人 (5) 医 療 費 適 正 化 訪 問 特 定 健 康 診 査 の 結 果 が, 糖 尿 病 の 疑 い 等 による 要 精 検, 要 受 診 と 判 定 された 人 でその 後 受 診 していない 人 を 訪 問 し, 早 期 治 療 や 悪 化 防 止 策 の 必 要 性, 生 活 習 慣 の 改 善 等 について 支 援 を 行 います 対 象 者 小 松 市 国 民 健 康 保 険 特 定 健 康 診 査 において, 要 精 検, 要 受 診 判 定 で 未 受 診 の 人 Ⅳ 社 会 参 加 の 促 進 今 後 の 高 齢 社 会 を 明 るく 活 力 あるものとするためには, 高 齢 者 の 多 様 な 価 値 観 が 尊 重 され, 意 欲 や 能 力 に 応 じて 自 己 実 現 を 図 り, 主 体 的 に 活 動 できる 環 境 を 整 備 することが 求 められます 本 市 では, 高 齢 者 がこれまで 培 ってきた 豊 かな 経 験 や 知 識, 技 能 を 活 かし, 社 会 の 担 い 手 とし て, 住 み 慣 れた 地 域 で 生 きがいと 尊 厳 をもって 暮 らしていけるよう, 生 きがいづくりや 社 会 参 加 を 支 援 していきます (1) 老 人 クラブ 活 動 支 援 事 業 老 人 クラブの 活 動 は, 高 齢 者 の 重 要 な 社 会 参 加 の 場 や 生 きがいづくりの 機 会 となっています 近 年 は 老 人 クラブの 会 員 数 が,ライフスタイル 等 の 変 化 により, 減 少 傾 向 にありますが, 高 齢 者 の 仲 間 づくりや, 生 きがいを 一 層 高 め, 高 齢 者 自 身 の 社 会 生 活 を 豊 かなものにするためにも, 老 人 クラブの 活 動 を 支 援 していきます また, 高 齢 者 自 らが, 主 体 的 にそして 積 極 的 に 活 動 へ 取 り 組 むことができる 環 境 を 整 備 し, 単 位 クラブや 連 合 会 等 の 組 織 基 盤 の 育 成 強 化 に 努 めます 老 人 クラブ 活 動 支 援 事 業 の 目 標 量 老 人 クラブ 数 会 員 数 ( 人 ) 16,762 16,479 16,259 16,300 16,350 16,400 51

7 第 2 部 第 1 章 健 康 づくりと 社 会 参 加 の 促 進 (2) 元 気 高 齢 者 づくり 支 援 事 業 高 齢 者 がスポーツや 文 化 活 動 などの 社 会 参 加 活 動 により, 生 きがいを 持 つことで,さらに 元 気 に 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らし 続 け, 健 康 寿 命 を 延 ばしていけるよう 支 援 します 元 気 高 齢 者 づくり 支 援 事 業 の 目 標 量 地 区 参 加 延 人 員 ( 人 ) 27,825 40,906 41,000 41,500 42,000 42,500 (3) いきいきふれあい 入 浴 事 業 高 齢 者 に 入 浴 券 を 交 付 し, 地 域 の 浴 場 の 積 極 的 な 利 用 を 図 ることで, 閉 じこもり 防 止 や 健 康 保 持, 地 域 との 交 流,いきがいづくりなどを 支 援 します 対 象 者 65 歳 以 上 の 人 いきいきふれあい 入 浴 事 業 の 目 標 量 交 付 人 数 ( 人 ) 3,347 3,395 3,400 3,450 3,500 3,550 利 用 枚 数 ( 枚 ) 31,485 31,538 31,600 31,700 31,800 31,900 (4) シルバー 人 材 センターの 活 動 支 援 高 齢 者 が 能 力 や 経 験 を 活 かし, 働 きながら 地 域 社 会 の 発 展 に 寄 与 し, 生 きがいの 充 実 や 社 会 参 加 ができるように,また, 就 労 の 場 の 確 保 や 就 労 環 境 の 整 備 を 図 るため,シルバー 人 材 セン ターへの 支 援 を 行 います シルバー 人 材 センターの 活 動 支 援 の 目 標 量 会 員 数 ( 人 ) ,000 1,030 1,060 就 労 者 ( 人 ) 受 託 件 数 ( 件 ) 7,127 7,371 7,550 7,770 8,000 8,240 52

8 第 2 部 第 1 章 健 康 づくりと 社 会 参 加 の 促 進 (5) おとこ 塾 シニアカレッジ 事 業 専 門 コースと 実 践 コースに 分 け, 男 性 を 対 象 に, 男 性 高 齢 者 の 社 会 参 加 と 地 域 活 動 の 担 い 手 の 養 成 の 場 を 提 供 します 今 後, 男 性 が 参 加 しやすい 環 境 などを 考 慮 して 参 加 者 が 増 えるように 支 援 するとともに, 身 体 活 動 や 栄 養, 文 化 など 参 加 者 の 健 康 づくりにつながる 内 容 を 検 討 していきます おとこ 塾 参 加 者 目 標 量 コース 数 参 加 者 ( 人 ) (6) 社 会 貢 献 のボランティアの 活 動 わが 町 防 犯 隊,まちの 先 生, 市 民 博 士 など 今 までに 培 った 経 験, 知 識, 技 術 を 生 かし, 保 育 園, 幼 稚 園, 学 校. 地 域 等 で, 子 どもたちに 教 え, 伝 承 することで, 高 齢 者 自 身 の 生 きがい 活 動 につながるように,ボランティア 活 動 への 支 援 をしていきます (7) 福 祉 バスの 運 行 60 歳 以 上 の 高 齢 者 や 障 がい 者 の 福 祉 的 活 動 に 供 するため, 福 祉 バスの 運 行 を 推 進 し, 社 会 参 加 を 促 進 します 近 年 はレジャーの 多 様 化 により 利 用 者 は 減 少 傾 向 にありますが, 今 後 は, 運 行 コースの 提 案 など, 運 営 のあり 方 を 検 討 していきます 福 祉 バス 運 行 の 目 標 量 運 行 回 数 ( 回 ) 利 用 実 人 員 ( 人 ) 2,520 2,314 2,100 2,160 2,220 2,280 (8) らく 賃 パスポート 事 業 65 歳 以 上 の 高 齢 者, 障 がいのある 方 及 び 高 校 生 を 対 象 に 一 定 額 で 市 内 路 線 バスが 乗 り 放 題 となるパスポートを 発 行 します 高 齢 者 等 の 外 出 機 会 を 拡 大 することで 健 康 増 進 や 介 護 予 防 の 促 進, 社 会 参 加 による 生 きがいづくりを 図 ります また, 路 線 バスの 運 行 を 含 めた 公 共 交 通 全 体 のあり 方 については, 利 用 者 等 に 対 するニーズ 調 査 を 行 うなどして 継 続 的 に 検 討 して いきます 53

9 第 2 部 第 1 章 健 康 づくりと 社 会 参 加 の 促 進 らく 賃 パスポート 事 業 の 目 標 量 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 26 年 度 有 効 販 売 月 数 ( 月 ) 9,242 9,350 9,450 9,550 9,650 利 用 実 人 数 ( 人 ) 1,034 1,050 1,060 1,070 1,080 (9) ほっとギャラリー 設 置 事 業 高 齢 者 の 趣 味 や 余 暇 活 動 の 充 実, 楽 しみや 生 きがいづくりを 推 進 するため, 作 品 発 表 の 機 会 と 場 を 提 供 します 近 年 は, 個 人 や 小 グループでの 出 展 が 多 く, 出 展 者 数 は 減 少 していま すが, 今 後 は, 展 示 会 場 など, 運 営 のあり 方 を 検 討 していきます ほっとギャラリー 設 置 事 業 の 目 標 量 展 示 回 数 ( 回 ) 出 展 者 数 ( 人 ) (10) 小 松 市 立 老 人 福 祉 センター 千 松 閣 市 内 に 在 住 する 60 歳 以 上 の 方 が 利 用 でき,これまで 各 種 相 談, 健 康 増 進, 教 養 の 向 上 及 びレクリエーションのための 便 宜 を 総 合 的 に 供 与 するとともに, 生 きがい 活 動 を 通 じて 介 護 予 防 を 推 進 してきました 近 年 では,ライフスタイル 等 の 変 化 により, 利 用 者 が 減 少 傾 向 に ありますが, 今 後 は, 施 設 の 老 朽 化 等 を 踏 まえ, 施 設 運 営 のあり 方 を 検 討 していきます 小 松 市 立 老 人 福 祉 センター 千 松 閣 利 用 者 の 目 標 量 利 用 延 人 数 ( 人 ) 37,686 33,607 34,000 34,500 35,000 35,500 生 きがい 活 動 日 常 生 活 動 作 支 援 健 脚 体 操, 腰 痛 体 操 機 能 体 操 等 音 楽 活 動 歌, 踊 り, 楽 器 趣 味 活 動 手 芸 (ちりめん 細 工,ペーパーフラワー,ペーパークラフ ト 等 ) 54

10 第 2 部 第 1 章 健 康 づくりと 社 会 参 加 の 促 進 (11) 小 松 市 民 センター( 老 人 福 祉 施 設 ) 高 齢 者 の 心 身 の 健 康 と 生 き が い の 増 進 を 図 る た め, 教 養 講 座, レ ク リ エ ー シ ョ ン そ の 他 高 齢 者 が 自 主 的 か つ 積 極 的 に 参 加 す る こ と が で き る 場 を 提 供 し ま す 近 年 では,ライフスタイル 等 の 変 化 により, 利 用 者 が 減 少 傾 向 にありますが, 今 後 更 な る 利 用 促 進 を 図 る た め, 施 設 運 営 の あ り 方 を 検 討 し て い き ま す 開 催 講 座 (5 講 座 ) カラオケ 茶 道 編 み 物 健 康 体 操 総 合 書 道 小 松 市 民 センター( 老 人 福 祉 施 設 ) 利 用 者 の 目 標 量 利 用 延 人 数 ( 人 ) 24,392 23,646 22,600 23,000 23,500 24,000 (12) 小 松 市 中 央 老 人 福 祉 センター( 芦 城 センター 内 ) 高 齢 者 に 対 し, 各 種 の 相 談 に 応 ずるとともに, 健 康 の 増 進 及 び 教 養 の 向 上 等 のための 便 宜 を 総 合 的 に 提 供 します 大 和 ぬくもり 大 学 (22 講 座 1 クラブ) 料 理 社 交 ダンス 歌 謡 民 謡 茶 道 華 道 俳 句 歴 史 囲 碁 将 棋 書 道 詩 吟 水 墨 日 本 画 歌 謡 舞 踊 古 典 鑑 賞 太 極 拳 水 彩 画 世 界 の 宗 教 研 究 小 松 町 民 史 研 究 パソコン 絵 手 紙 デジタルカメラ ぬくもりヨガ 陶 芸 講 座 合 唱 クラブ 55

11 第 2 部 第 1 章 健 康 づくりと 社 会 参 加 の 促 進 Ⅴ 介 護 予 防 の 推 進 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 家 庭 や 地 域 で 自 立 した 日 常 生 活 を 営 むためには, 少 しでも 要 介 護 状 態 等 に ならないよう 心 身 の 機 能 を 維 持 向 上 させていくことが 大 切 です 本 市 では, 地 域 全 体 で 介 護 予 防 に 関 する 知 識 とその 重 要 性 についての 認 識 を 共 有 し, 高 齢 者 自 らの 自 主 的 な 介 護 予 防 への 取 組 みを 支 援 するための 環 境 整 備 を 推 進 します また, 生 活 機 能 の 低 下 が 見 られる 人 を 把 握 し,ますます 元 気 アップ 事 業 を 実 施 することで, 生 活 機 能 の 低 下 防 止, 維 持 向 上 を 図 り, 自 立 した 生 活 の 継 続 を 支 援 します 特 に, 生 活 機 能 の 低 下 では, 運 動 機 能 の 低 下 (ロコモティブシンドローム)すなわち 骨 や 関 節 の 障 害 によるものが 多 く,その 予 防 のため, 骨 や 関 節 を 鍛 え, 筋 肉 をつけるように 働 きかける 事 業 の 展 開 を 行 います 1 ますます 元 気 アップ 事 業 1( 一 次 予 防 事 業 ポピュレーションアプローチ) (1) いきいきサロン 実 施 事 業 各 地 域 の 公 民 館 等 を 利 用 して 月 2 回 以 上 の 開 催 により, 家 に 閉 じこもりがちな 高 齢 者, 一 人 暮 らし 高 齢 者, 虚 弱 な 高 齢 者 等 を 対 象 に, 介 護 予 防, 仲 間 づくり, 生 活 の 質 の 向 上, 健 康 や 心 身 機 能 の 向 上 を 目 指 して 実 施 しています いきいきサロン は, 健 脚 推 進 ボランティアの 活 動 の 場 としての 健 脚 体 操 教 室 156 か 所 と 民 生 委 員 の 協 力 による さわふれサロン 74 か 所 が 合 併 して, 平 成 22 年 度 から 新 た なスタートをしました 今 後 は, 全 町 での 実 施 を 目 指 して, 高 齢 者 自 らが 健 脚 推 進 ボランティアとして 地 域 活 動 を 行 い, 足 腰 の 弱 った 友 人 たちが 参 加 者 として,お 互 いが 助 け 合 い, 地 域 で 健 康 に 暮 らせるような 場 つくりの 支 援 を 行 っていきます いきいきサロン 会 場 数 の 目 標 量 開 催 会 場 数 (カ 所 ) 開 催 町 数 ( 町 ) (2) 認 知 症 対 応 支 援 事 業 ( 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 ) 認 知 症 高 齢 者 の 増 加 に 伴 い, 認 知 症 を 正 しく 理 解 し, 認 知 症 の 人 や 家 族 を 地 域 で 支 えるため に 認 知 症 サポーターの 養 成 講 座 を 継 続 的 に 実 施 し, 地 域 で 温 かく 見 守 る 人 を 一 人 でも 多 く 増 や していきます また,キャラバン メイトの 協 力 を 得 て, 町 内 会 などの 地 区 の 集 まり, 学 校, 商 工 会, 職 場, 有 志 の 集 まりなど 様 々な 場 で 開 催 します 56

12 第 2 部 第 1 章 健 康 づくりと 社 会 参 加 の 促 進 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 実 施 の 目 標 量 実 施 回 数 ( 回 ) 参 加 累 計 ( 人 ) 4,444 6,694 10,100 10,500 10,900 11,300 (3) 介 護 予 防 8020 推 進 事 業 介 護 予 防 の 一 環 として, 歯 科 保 健 に 対 する 高 齢 者 の 意 識 向 上 を 図 るため,80 歳 以 上 で 20 本 以 上 の 健 康 な 歯 を 保 っている 高 齢 者 を 一 般 公 募 し, 市 長 表 彰 を 行 うことにより, 歯 の 健 康 を 保 つための 適 切 な 生 活 習 慣 を 普 及 啓 発 します 介 護 予 防 8020 推 進 事 業 の 目 標 量 表 彰 人 数 ( 人 ) (4) 介 護 予 防 講 座 の 実 施 地 域 で 介 護 予 防 に 関 する 知 識 とその 重 要 性 についての 認 識 を 共 有 するために, 講 演 会 等 を 開 催 します 市 の 保 健 師, 作 業 療 法 士, 高 齢 者 総 合 相 談 センターの 社 会 福 祉 士, 介 護 福 祉 士, 介 護 支 援 専 門 員 などが 講 師 となり, 実 施 します 介 護 予 防 講 座 実 施 の 目 標 量 実 施 回 数 ( 回 ) 参 加 人 数 ( 人 ) ,000 1,100 1,200 1,300 57

13 第 2 部 第 1 章 健 康 づくりと 社 会 参 加 の 促 進 2 ますます 元 気 アップ 事 業 2( 二 次 予 防 事 業 ハイリスクアプローチ) (1) 二 次 予 防 事 業 の 対 象 者 把 握 事 業 基 本 チェックリストの 送 付 によりチェックリストの 返 送 や 訪 問 活 動, 又 は 関 係 機 関, 本 人, 家 族 等 からの 情 報 等 に 基 づき, 要 支 援, 要 介 護 状 態 となる 可 能 性 が 高 いと 考 えられる 高 齢 者 を 把 握 します 二 次 予 防 事 業 の 対 象 者 把 握 事 業 の 目 標 量 把 握 人 数 ( 人 ) 2,233 1,808 1,808 4,100 4,150 4,200 (2) 通 所 型 介 護 予 防 事 業 地 域 の 介 護 予 防 拠 点 において, 運 動 器 の 機 能 向 上 や 栄 養 改 善, 口 腔 機 能 の 向 上 などを 目 的 に した 介 護 予 防 プログラムを 実 施 します なお, 閉 じこもり 傾 向 で 通 所 ができない 人 を 対 象 に, 訪 問 により 介 護 予 防 プログラムを 実 施 します 通 所 型 介 護 予 防 事 業 の 目 標 量 参 加 人 数 ( 人 ) 介 護 予 防 推 進 の 自 主 活 動 組 織 の 育 成 支 援 健 脚 体 操 を 普 及 するボランティアの 養 成 や 自 主 グループの 育 成, 活 動 支 援 など, 高 齢 者 自 ら が 介 護 予 防 活 動 を 実 践 する 場 を 設 け, 日 常 生 活 における 自 主 的 な 取 組 みを 支 援 します (1) 健 脚 推 進 ボランティアの 養 成 こまつ 健 脚 体 操 を 普 及 するために, 健 脚 推 進 ボランティア 養 成 講 座 を 開 催 し, 健 脚 推 進 ボランティアを 養 成 します そして, 健 脚 推 進 ボランティアの 協 力 を 得 て, 老 人 クラブ 等 を 対 象 に 体 操 普 及 のための い きいきサロン を 開 催 するとともに, 教 室 終 了 後 も 老 人 クラブ 等 の 自 主 的 な 活 動 を 継 続 支 援 し ます 58

14 第 2 部 第 1 章 健 康 づくりと 社 会 参 加 の 促 進 健 脚 推 進 ボランティア 養 成 の 目 標 量 養 成 人 数 ( 人 ) ボランティア 人 数 ( 人 ) (2) キャラバン メイトの 養 成 市 では, 地 域 や 職 場, 学 校 などで, 認 知 症 サポーターの 育 成 を 担 うキャラバン メイトを 養 成 します そして,キャラバン メイトの 協 力 を 得 て, 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 を 実 施 すると ともに, 連 絡 会 の 開 催 により 地 域 の 情 報 交 換 や 研 修 会 を 実 施 します キャラバン メイト 養 成 の 目 標 量 養 成 人 数 ( 人 ) ボランティア 人 数 ( 人 )

15 第 2 部 第 2 章 地 域 の 見 守 り 体 制 の 整 備 Ⅰ 市 民 が 身 近 な 地 域 で 支 え 合 う 仕 組 みづくりの 推 進 1 地 域 福 祉 を 推 進 する 人 材 の 発 掘 と 育 成 誰 もが 困 ったときに 助 け 合 い, 支 え 合 うことができる 地 域 とするためには, 地 域 福 祉 を 推 進 す る 人 材 の 育 成 が 欠 かせません 市 民 一 人 ひとりが 興 味 関 心 を 持 った 地 域 福 祉 活 動 に 気 軽 に 参 加 できるように,ボランティアを 行 う 人 材 の 発 掘 と 育 成 はもとより,ボランティアを 養 成 できる 人 材 も 求 められます 平 成 23 年 3 月 に 策 定 した, 小 松 市 地 域 福 祉 計 画 に 基 づき, 地 域 をより 住 みやすいものに するため, 先 人 たちが 築 いてきた 地 域 の 絆 を 大 切 にしながら, 地 域 福 祉 や 地 域 活 動 を 支 える 人 づ くりを 推 進 します (1) 地 域 福 祉 推 進 員 の 養 成 民 生 委 員 と 協 力 して 高 齢 者 に 定 期 的 に 声 掛 け, 見 守 りする 地 域 福 祉 推 進 員 を 育 成 します 見 込 値 目 標 量 23 年 度 24 年 度 25 年 度 26 年 度 地 域 福 祉 推 進 員 チーム 数

16 第 2 部 第 2 章 地 域 の 見 守 り 体 制 の 整 備 2 市 民 全 体 による 地 域 活 動 の 推 進 万 が 一 の 場 合 に 備 えるためには, 日 ごろからの 近 所 同 士 の 声 かけや 支 え 合 いを 推 進 する 必 要 があります 介 護 予 防 や 見 守 り 活 動, 日 常 生 活 支 援 などを 通 して, 市 民 主 体 による 地 域 活 動 を 推 進 し, 地 域 のつながりを 強 化 することで, 住 民 が 主 体 となった 緊 急 事 態 への 対 応 や, 災 害 に 備 え た 体 制 の 整 備 につなげていきます (1) 見 守 り 活 動 の 促 進 と 交 流 の 場 づくりの 推 進 高 齢 者 が 安 全 で 安 心 に 暮 らせる 社 会 を 実 現 するために, 関 係 機 関 と 連 携 体 制 を 構 築 し, 地 域 住 民 による 見 守 り 活 動 を 推 進 していきます また, 高 齢 者 が 生 き 生 きと 笑 顔 で 暮 らしていける ように, 交 流 の 場 を 提 供 していきます (2) 日 常 生 活 支 援 の 推 進 日 常 生 活 において, 買 い 物, 掃 除,ごみ 出 し 等 の 援 助 を 必 要 とする 高 齢 者 に 対 して, 地 域 内 でサポートできる 環 境 づくりを 推 進 します 3 災 害 時 要 援 護 者 支 援 対 策 災 害 発 生 時 において, 災 害 時 要 援 護 者 の 避 難 誘 導 や 安 否 の 確 認,また, 避 難 所 等 での 生 活 支 援 を 的 確 に 行 うためには, 日 頃 から 災 害 時 要 援 護 者 の 住 所 氏 名 年 齢 や 生 活 状 況 等 を 把 握 し ておき, 町 内 会, 自 主 防 災 組 織, 民 生 委 員 などの 地 域 の 支 援 者 がその 情 報 を 共 有 しておくこと が 必 要 です そこで, 小 松 市 では, 高 齢 者, 障 がい 者 などの 方 々を 対 象 に, 災 害 時 要 援 護 登 録 者 名 簿 への 登 録 をお 願 いして, 個 人 情 報 の 開 示 について 同 意 いただけた 方 々の 災 害 時 要 援 護 登 録 者 名 簿 を 整 備 して, 万 一 の 際 に 備 えることにしました また, 介 護 施 設 における 福 祉 避 難 所 での 高 齢 者 等 の 受 け 入 れについて, 具 体 的 な 対 応 と 支 援 体 制 の 整 備 に 取 り 組 みます 61

17 第 2 部 第 2 章 地 域 の 見 守 り 体 制 の 整 備 (1) 災 害 ボランティアの 育 成 支 援 災 害 時 に 市 民 の 支 援 活 動 を 積 極 的 に 行 うボランティア 及 びコーディネーターの 養 成 を 図 り ます また, 災 害 時 に 大 きな 力 となる 災 害 ボランティアの 受 け 入 れ 態 勢 を 整 備 します (2) 自 主 防 災 組 織 との 連 携 強 化 災 害 時 要 援 護 者 対 策 の 推 進 及 び 避 難 所 生 活 の 支 援 等 において 自 主 防 災 組 織 との 連 携 強 化 を 図 っていきます また, 市 民 と 行 政 が 一 体 となって, 自 主 防 災 組 織 の 組 織 化 及 び 防 災 訓 練 に 努 めます (3) 災 害 時 要 援 護 者 の 支 援 災 害 時 に 支 援 を 要 する 方 々の 避 難 誘 導 や 安 否 の 確 認,また, 避 難 所 等 での 生 活 支 援 を 的 確 に 行 うために, 災 害 時 要 援 護 登 録 者 名 簿 を 整 備 し, 万 一 の 際 に 備 えます (4) 福 祉 避 難 所 の 整 備 災 害 時 に, 体 育 館 などの 一 般 避 難 所 では 生 活 に 支 障 をきたす 高 齢 者 等 の 避 難 場 所 を 確 保 する ために, 市 内 の 特 別 養 護 老 人 ホームや 老 人 保 健 施 設 などの 施 設 14か 所 と 協 定 を 締 結 していま す 今 後 施 設 と 意 見 交 換 をしながら 物 資 の 備 蓄 や 受 け 入 れ 態 勢 の 確 認 をすすめていきます 62

18 第 2 部 第 3 章 地 域 包 括 支 援 システムの 整 備 Ⅰ 地 域 包 括 支 援 システム 高 齢 者 は, 今 まで 生 活 を 過 ごした 地 域, 住 み 慣 れた 環 境 の 中 で, 生 活 を 送 ることは, 多 くの 高 齢 者 の 共 通 の 願 いです そのためには, 介 護 サービス, 介 護 予 防 健 康 づくり, 医 療, 生 活 支 援 サービス, 地 域 支 えあ い, 住 まいなどを 一 体 化 した 地 域 包 括 ケア 体 制 整 備 をすすめています 本 市 では, 市 内 を 日 常 生 活 圏 域 に 区 分 し, 高 齢 者 総 合 相 談 センター( 地 域 包 括 支 援 センター) を 設 置 し,その 圏 域 ごとの 核 となり, 高 齢 者 の 課 題 の 分 析 把 握 に 努 めながら, 地 域 での 生 活 につ いて 包 括 的 継 続 的 に 支 援 していく 体 制 を 充 実 させます 介 護 サービス 医 療 ( 在 宅 医 療 訪 問 看 護 ) 日 常 生 活 支 援 ( 地 域 の 見 守 り) 住 み 慣 れた 地 域 ( 住 まい) 相 談 ( 高 齢 者 総 合 相 談 センター) 健 康 づくり 介 護 予 防 地 域 の 支 えあい ( 民 生 委 員 地 域 福 祉 推 進 員 ) 64

19 第 2 部 第 3 章 地 域 包 括 支 援 システムの 整 備 Ⅱ 高 齢 者 総 合 相 談 センター( 地 域 包 括 支 援 センター)による 包 括 的 支 援 地 域 包 括 ケア 体 制 とは, 介 護 が 必 要 になっても, 認 知 症 になっても,できる 限 り 住 み 慣 れた 地 域 で 暮 らし 続 けることができ, 支 援 を 必 要 としている 人 を 把 握 する,ニーズに 応 じた 適 正 な 機 関 につなぐ, 必 要 なサービスが 提 供 されるといった 体 制 で, 市 として 構 築 していくことが 必 要 とさ れます こうした 支 援 体 制 を 構 築 するにあたっては, 専 門 職 が 協 働 して 地 域 におけるネットワークを 構 築 し, 地 域 が 抱 える 課 題 の 解 決 に 継 続 的 に 取 り 組 んでいく 機 関 として 設 置 された 地 域 包 括 支 援 セ ンターの 役 割 が 大 変 重 要 となります 本 市 においては, 平 成 24 年 4 月 から, 各 日 常 生 活 圏 域 に 高 齢 者 総 合 相 談 センター( 地 域 包 括 支 援 センター) を 6 か 所 に 設 置 することになりました 高 齢 者 の 方 の 多 様 な 相 談 を 総 合 的 に 受 け 止 め,サービスの 調 整 に 至 るまでのワンストップサービス 窓 口 機 能 を 果 たし,また, 関 係 機 関 と 連 携 しながら, 地 域 におけるフォーマルおよびインフォーマルな 社 会 資 源 を 網 のように 相 互 につなげるネットワークの 構 築 をめざします 5つの 日 常 生 活 圏 域 圏 域 事 業 所 名 委 託 先 1 丸 内 芦 城 圏 域 丸 内 芦 城 高 齢 者 総 合 相 談 センター 医 療 法 人 社 団 勝 木 会 2 安 宅 板 津 圏 域 安 宅 板 津 高 齢 者 総 合 相 談 センター 社 会 福 祉 法 人 あさひ 会 3 松 陽 御 幸 圏 域 松 陽 御 幸 高 齢 者 総 合 相 談 センター 社 会 福 祉 法 人 松 寿 園 4 国 府 中 海 松 国 府 中 海 高 齢 者 総 合 相 談 センター 医 療 法 人 社 団 田 谷 会 東 圏 域 松 東 高 齢 者 総 合 相 談 センター 社 会 福 祉 法 人 ジェイエイ 小 松 福 祉 会 5 南 部 圏 域 南 部 高 齢 者 総 合 相 談 センター 社 会 福 祉 法 人 自 生 園 65

20 第 2 部 第 3 章 地 域 包 括 支 援 システムの 整 備 1 高 齢 者 総 合 相 談 センター( 地 域 包 括 支 援 センター)の 業 務 事 業 (1) 介 護 予 防 ケアマネジメント 事 業 二 次 予 防 事 業 対 象 者 が 要 介 護 状 態 になることを 予 防 するため,その 心 身 の 状 況 に 応 じて 対 象 者 自 らの 選 択 に 基 づき, 介 護 予 防 事 業 その 他 の 適 切 な 事 業 が 包 括 的 かつ 効 率 的 に 実 施 されるよ う 介 護 予 防 ケアプランの 作 成 などの 必 要 な 援 助 や 調 整 を 行 います (2) 総 合 相 談 支 援 業 務 地 域 の 高 齢 者 が, 住 みなれた 地 域 で 安 心 してその 人 らしい 生 活 を 継 続 していくことができる ようにするため,どのような 支 援 が 必 要 かを 把 握 し, 地 域 における 適 切 なサービス, 関 係 機 関 及 び 制 度 の 利 用 につなげる 等 の 相 談 からサービス 調 整 に 至 るまでの 機 能 としてのワンストッ プサービスの 拠 点 として 支 援 を 行 います (3) 権 利 擁 護 業 務 地 域 の 住 民, 民 生 委 員, 介 護 支 援 専 門 員 などの 支 援 だけでは 十 分 に 問 題 解 決 ができない, 又 は, 適 切 なサービス 等 につながる 方 法 がみつからない 等 の 困 難 な 状 況 にある 高 齢 者 が, 地 域 に おいて 安 心 して 尊 厳 のある 生 活 を 行 うことができるよう, 専 門 的 継 続 的 な 視 点 から 成 年 後 見 制 度 の 活 用 促 進 などの 高 齢 者 の 権 利 擁 護 のために 必 要 な 支 援 を 行 います (4) 包 括 的 継 続 的 ケアマネジメント 支 援 業 務 地 域 の 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 暮 らすことができるよう, 主 治 医 と 介 護 支 援 専 門 員 との 連 携 をはじめ, 他 の 様 々な 職 種 との 協 働 や 地 域 の 関 係 機 関 との 連 携 を 図 るとともに, 介 護 予 防 ケ アマネジメント, 指 定 介 護 予 防 支 援 及 び 介 護 給 付 におけるケアマネジメントを 実 現 するため 介 護 支 援 専 門 員 に 対 する 後 方 支 援 を 行 います (5) 指 定 介 護 予 防 支 援 業 務 ( 法 第 115 条 の23) 小 松 市 の 指 定 を 受 けて, 指 定 介 護 予 防 支 援 事 業 者 として, 介 護 保 険 における 介 護 給 付 の 対 象 となる 要 支 援 者 が 介 護 予 防 サービス 等 の 適 切 な 利 用 を 行 うことができるよう,その 心 身 の 状 況, その 置 かれている 環 境 等 を 勘 案 し, 介 護 予 防 サービス 計 画 を 作 成 するとともに, 当 該 介 護 予 防 サービス 計 画 に 基 づく 指 定 介 護 予 防 サービス 等 の 提 供 が 確 保 されるよう, 介 護 予 防 サービス 事 業 者 等 の 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 等 の 支 援 を 行 います (6) 連 絡 調 整 業 務 地 域 の 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 暮 らすことができるように,その 圏 域 の 高 齢 者 総 合 相 談 セ ンター( 地 域 包 括 支 援 センター)が 地 域 の 拠 点 となり, 地 域 の 課 題 を 見 つけ,その 分 析 を 行 い ながら,その 問 題 解 決 を 行 い,さらに 地 域 の 関 係 機 関 との 連 携 をしながら, 圏 域 エリアのなん でも 相 談 災 害 時 要 援 護 者 支 援 シルバー 人 材 センターのブランチ 介 護 予 防 教 室 いきいき サロンへの 継 続 支 援 などを 通 して, 地 域 住 民 と 市 とをつなぐ 役 割 を 持 つように 連 絡 調 整 等 を 行 います 66

21 第 2 部 第 3 章 地 域 包 括 支 援 システムの 整 備 2 高 齢 者 総 合 相 談 センター( 地 域 包 括 支 援 センター)の 体 制 高 齢 者 総 合 相 談 センター( 地 域 包 括 支 援 センター)には 保 健 師 保 健 医 療 社 会 福 祉 士 ソーシャルワーク 主 任 介 護 支 援 専 門 員 ( 主 任 ケアマネジャー) ケアマネジメント の3 職 種 を 配 置 し,それぞれの 専 門 性 を 発 揮 し, 連 携 しながらチームとして 高 齢 者 をサポー トしていきます これらの 専 門 性 は, 地 域 包 括 ケアの 提 供 を 可 能 にするためのもので,かつ, 縦 割 り 業 務 を 行 うのではなく,それらが 分 断 せず, 情 報 の 共 有 や 相 互 の 助 言 等 を 通 じ, 支 援 の 目 標 に 向 かって 連 携 をしていきます 高 齢 者 総 合 相 談 センター( 地 域 包 括 支 援 センター)のイメージ 図 小 松 市 地 域 包 括 支 援 センター 運 営 部 会 支 援 センターが 公 正 な 運 営 をしていくためのチェック, 改 善 な どをします 介 護 予 防 ケアマネジメント 二 次 予 防 事 業 対 象 者 が 要 介 護 状 態 になることを 予 防 するため, 介 護 予 防 に 必 要 な 援 助 や 調 整 を 行 い 高 齢 者 総 合 相 談 センター ( 地 域 包 括 支 援 センター) ます 総 合 的 な 相 談 窓 口 機 能 相 談 内 容 により 行 政 機 関, 保 健 所, 医 療 機 関 などと 連 携 して 必 要 なサービスにつなぎます 包 括 的 継 続 的 なマネジメント 地 域 でのケアマネジャーのネットワーク 構 築, 市 関 係 機 関 との 調 整 をおこないます 連 絡 調 整 業 務 圏 域 エリアなんでも 相 談 要 援 護 者 支 援 指 定 介 護 予 防 支 援 業 務 要 支 援 1 2 の 認 定 を 受 けた 人 の 介 護 予 防 ケア プランを 作 成 し, 予 防 事 業 実 施 後 のアセスメント( 目 標 を 設 定 し 達 成 度 を 評 価 )を 行 います シルバー 人 材 センターへのブランチ 介 護 予 防 教 室 いきいきサロンへの 継 続 支 援 67

22 第 2 部 第 4 章 生 活 支 援 サービスの 充 実 高 齢 者 の 多 くは, 生 活 機 能 が 低 下 し, 介 護 を 必 要 とする 状 態 になっても, 住 み 慣 れた 自 宅 や 地 域 での 生 活 を 望 んでいます 本 市 では, 高 齢 期 になっても, 介 護 保 険 以 外 のサービスを 利 用 しな がら, 少 しでも 自 立 した 生 活 が 続 けられるように, 高 齢 者 一 人 ひとりが 日 常 生 活 上 必 要 とする 在 宅 サービスを 提 供 し, 在 宅 での 生 活 を 支 えていきます Ⅰ 介 護 保 険 以 外 のサービス 1 安 心 通 報 システム 事 業 ひとり 暮 らしの 高 齢 者 等 が 安 心 して 日 常 生 活 を 送 れるよう, 緊 急 通 報 と 安 否 確 認 のための 通 報 装 置 を 設 置 し, 緊 急 時 や 相 談 等 に 対 応 します 対 象 者 65 歳 以 上 のひとり 暮 らし 又 は 高 齢 者 のみ 世 帯 重 度 身 体 障 害 者 (1 2 級 )のみの 世 帯 安 心 通 報 システム 事 業 の 目 標 量 設 置 台 数 ( 台 ) 新 規 台 数 ( 台 ) あんしんキャッチサービス 事 業 認 知 症 状 のある 高 齢 者 又 は 知 的 障 がい 者 が 徘 徊 した 場 合 に, 早 期 に 発 見 できる 位 置 検 索 装 置 を 給 付 します 対 象 者 65 歳 以 上 で, 徘 徊 する 高 齢 者 又 は 徘 徊 のみられる 認 知 症 高 齢 者 療 育 手 帳 を 所 持 している 知 的 障 がい 者 あんしんキャッチサービス 事 業 の 目 標 量 給 付 件 数 ( 件 )

23 第 2 部 第 4 章 生 活 支 援 サービスの 充 実 3 福 祉 電 話 貸 与 事 業 ひとり 暮 らし 高 齢 者 等 の 孤 独 感 を 和 らげ,また 安 否 の 確 認 を 行 うため, 電 話 の 加 入 権 利 を 無 償 貸 与 します 対 象 者 65 歳 以 上 のひとり 暮 らし 高 齢 者 及 び 高 齢 者 のみ 世 帯 で 市 民 税 非 課 税 世 帯 の 人 福 祉 電 話 貸 与 事 業 の 目 標 量 設 置 台 数 ( 台 ) 新 規 台 数 ( 台 ) 日 常 生 活 用 具 給 付 事 業 要 援 護 高 齢 者 やひとり 暮 らし 高 齢 者 に 対 し, 火 災 警 報 機 や 自 動 消 火 器, 電 磁 調 理 器 の 日 常 生 活 用 具 を 給 付 し, 高 齢 者 の 在 宅 生 活 の 便 宜 や 安 全 性 の 確 保 を 図 ります 対 象 者 65 歳 以 上 の 低 所 得 ひとり 暮 らし 高 齢 者 等 日 常 生 活 用 具 給 付 事 業 の 目 標 量 火 災 警 報 器 ( 台 ) 自 動 消 火 器 ( 台 ) 電 磁 調 理 器 ( 台 ) 訪 問 理 美 容 サービス 事 業 在 宅 の 要 介 護 高 齢 者 の 保 健 衛 生 の 向 上 と 介 護 家 族 の 負 担 の 軽 減 を 図 るため, 理 美 容 師 が 訪 問 して 理 美 容 サービスを 提 供 します 対 象 者 65 歳 以 上 で 要 介 護 3 以 上 の 在 宅 高 齢 者 で, 理 美 容 室 へ 行 くことが 困 難 な 人 訪 問 理 美 容 サービス 事 業 の 目 標 量 利 用 実 人 員 ( 人 )

24 第 2 部 第 4 章 生 活 支 援 サービスの 充 実 6 寝 具 乾 燥 消 毒 サービス 事 業 在 宅 の 要 介 護 高 齢 者 の 掛 布 団, 敷 布 団, 毛 布 を 丸 洗 いすることにより, 保 健 衛 生 の 向 上 と 介 護 家 族 の 負 担 の 軽 減 を 図 ります 対 象 者 65 歳 以 上 で 要 介 護 3 以 上 の 在 宅 高 齢 者 寝 具 乾 燥 消 毒 サービス 事 業 の 目 標 量 利 用 実 人 員 ( 人 ) 配 食 サービス 事 業 自 立 支 援 の 観 点 から 高 齢 者 や 障 がい 者 に 対 し, 定 期 的 に 居 宅 を 訪 問 し, 栄 養 のバランスのと れた 食 の 保 障 及 び 食 生 活 の 改 善 と 健 康 の 増 進 を 図 り, 併 せて 安 否 を 確 認 します 対 象 者 65 歳 以 上 のひとり 暮 らし, 高 齢 者 のみ 世 帯 又 は 身 体 障 がい 者 のみの 世 帯 であっ て, 自 立 支 援 の 観 点 から,サービスを 利 用 することが 適 切 であると 認 められた 人 配 食 サービス 事 業 の 目 標 量 利 用 実 人 員 ( 人 ) 利 用 延 配 食 数 ( 食 ) ,157 21,246 20,000 21,000 22,000 23,000 8 はり きゅう マッサージ 施 術 費 助 成 事 業 高 齢 者 の 運 動 機 能 や 内 臓 機 能 を 高 め, 日 常 生 活 動 作 を 容 易 にすることで, 高 齢 者 の 在 宅 生 活 の 維 持 向 上 を 図 るため,はり きゅう マッサージの 施 術 費 の 一 部 を 助 成 します 対 象 者 70 歳 以 上 の 高 齢 者 65 歳 以 上 の 身 体 障 害 者 手 帳 1~3 級 を 所 持 している 人 65 歳 以 上 の 療 育 手 帳 A Bを 所 持 している 人 はり きゅう マッサージ 施 術 費 助 成 事 業 の 目 標 量 支 給 人 数 ( 人 ) 延 べ 使 用 枚 数 4,763 4,319 4,500 4,700 4,900 5,000 1 枚 1,000 円 ( 年 間, 最 大 18 枚 交 付 ) 70

25 第 2 部 第 4 章 生 活 支 援 サービスの 充 実 9 家 庭 介 護 用 品 助 成 券 支 給 事 業 要 介 護 高 齢 者 に 対 して, 介 護 用 品 の 購 入 に 係 る 費 用 の 一 部 を 助 成 することにより, 介 護 家 族 の 負 担 軽 減 とともに, 高 齢 者 の 健 康 衛 生 の 向 上 を 図 ります 対 象 者 要 介 護 3 以 上 で 介 護 用 品 が 必 要 な 在 宅 の 高 齢 者 家 族 介 護 用 品 助 成 券 支 給 事 業 の 目 標 量 支 給 人 員 ( 人 ) 1,168 1,202 1,200 1,232 1,260 1,280 延 べ 使 用 枚 数 18,566 28,619 28,242 29,200 29,800 30,000 1 枚 2,000 円 ( 年 間, 最 大 36 枚 交 付 ) ( 平 成 21 年 度 までは1 枚 3,000 円 ) 10 生 活 管 理 指 導 短 期 宿 泊 事 業 基 本 的 生 活 習 慣 が 欠 如 しているひとり 暮 らし 高 齢 者 や, 家 族 の 都 合 ( 社 会 的 理 由 )により, 一 時 的 に 養 護 する 必 要 がある 高 齢 者 等 に 対 し, 短 期 の 宿 泊 により 要 介 護 状 態 等 への 進 行 を 予 防 し, 基 本 的 生 活 習 慣 の 確 立 が 図 れるよう 援 助 します 対 象 者 65 歳 以 上 で, 基 本 的 な 生 活 習 慣 が 欠 如 しているひとり 暮 らし 高 齢 者 等 65 歳 以 上 で, 家 族 の 都 合 ( 社 会 的 要 因 )により, 一 時 的 に 養 護 する 必 要 のある 高 齢 者 等 生 活 管 理 指 導 短 期 宿 泊 事 業 の 目 標 量 利 用 延 人 員 ( 人 ) 利 用 延 日 数 ( 日 )

26 第 2 部 第 4 章 生 活 支 援 サービスの 充 実 11 生 きがい 活 動 支 援 事 業 家 に 閉 じこもりがちな 人 や 健 康 面 で 不 安 がある 人 など, 高 齢 のため 社 会 参 加 の 機 会 のない 高 齢 者 に 対 して, 介 護 予 防 のための 日 常 動 作 訓 練 や 趣 味 活 動 等 を 提 供 することにより, 生 きがい のある 生 活 を 送 っていただき, 要 介 護 状 態 等 になることを 予 防 します 対 象 者 65 歳 以 上 の 高 齢 者 老 人 福 祉 センター 千 松 閣 にて 実 施 日 常 動 作 訓 練, 趣 味 活 動, 教 養 講 座 ふれあいルームにて 実 施 日 常 動 作 訓 練, 趣 味 活 動, 教 養 講 座 梅 田 保 育 所 西 軽 海 保 育 所 南 部 ふれあいルーム JA 小 松 市 みゆき 支 店, 板 津 支 店, 国 府 支 店, 白 江 支 店 12 家 族 介 護 支 援 事 業 家 族 介 護 者 等 の 介 護 に 関 する 技 術 支 援 や 心 身 の 疲 労 を 癒 すため, 介 護 する 者 同 士 の 交 流 を 図 るための 交 流 会 等 を 実 施 します 対 象 者 高 齢 者 を 介 護 している 家 族, 近 隣 の 援 助 者 13 成 年 後 見 制 度 利 用 支 援 事 業 認 知 症, 知 的 障 がい, 精 神 障 がい,などによって 判 断 能 力 が 十 分 でない 方 について, 本 人 の 権 利 を 守 る 援 助 者 を 選 ぶことで 本 人 を 法 律 的 に 支 援 する 制 度 です 申 立 ては, 本 人 の 住 所 地 を 管 轄 する 家 庭 裁 判 所 に 行 いますが, 申 立 てできる 方 は, 本 人, 配 偶 者, 四 親 等 内 の 親 族 などに 限 られます その 他 に 市 長 が 申 立 てることもできます 市 長 が 申 立 てする 際 に, 本 人 が 審 判 に 要 する 費 用 や 後 見 人 等 への 報 酬 を 支 払 う 能 力 がない 場 合 に,その 費 用 を 助 成 することにより, 生 活 の 自 立 援 助 と 福 祉 の 増 進 を 図 ります 成 年 後 見 制 度 利 用 ( 市 長 申 立 )の 目 標 量 利 用 者 数 ( 人 )

27 第 2 部 第 4 章 生 活 支 援 サービスの 充 実 14 住 宅 改 修 支 援 事 業 要 介 護 者 等 について, 住 宅 改 修 を 効 果 的 に 実 施 してもらうために, 介 護 支 援 専 門 員 (ケアマネ ジャー) 等 が, 住 宅 改 修 に 関 する 相 談 情 報 提 供 や 住 宅 改 修 に 関 する 助 言 を 行 うとともに, 住 宅 改 修 費 の 支 給 の 申 請 に 係 る 理 由 書 を 作 成 した 場 合 の 経 費 を 助 成 します 住 宅 改 修 サービスのみを 利 用 する 際 には, 介 護 サービス 計 画 に 位 置 付 ける 必 要 はなく, 居 宅 介 護 支 援 の 報 酬 の 対 象 とならないことから,ケアマネジャーによる 理 由 書 作 成 に 係 る 経 費 に 対 して 助 成 するもの 住 宅 改 修 支 援 事 業 の 目 標 量 利 用 件 数 ( 件 ) 自 立 支 援 型 住 宅 リフォーム 推 進 事 業 介 護 を 要 する 高 齢 者 及 び 身 体 障 害 者 の 在 宅 生 活 の 維 持 向 上 を 図 ることを 目 的 とし, 当 該 高 齢 者 及 び 身 体 障 害 者 の 居 住 する 住 宅 のリフォーム( 改 造 )に 要 する 費 用 に 対 して 助 成 します 対 象 世 帯 ( 補 助 率 )は, 生 活 保 護 世 帯 (100%) 及 び 住 民 税 非 課 税 世 帯 (90%)であり, 補 助 限 度 額 は 100 万 円 自 立 支 援 型 住 宅 リフォーム 推 進 事 業 の 目 標 量 ( 介 護 を 要 する 高 齢 者 ) 利 用 件 数 ( 件 )

28 第 2 部 第 4 章 生 活 支 援 サービスの 充 実 16 介 護 相 談 員 派 遣 事 業 介 護 サービス 利 用 者 の 相 談 に 応 じ, 利 用 者 の 疑 問 や 不 安, 不 満 の 解 消 に 努 めます 平 成 23 年 度 現 在,7 人 の 民 間 人 に 相 談 員 を 委 嘱 し, 特 養 養 護 老 人 ホーム( 介 護 老 人 福 祉 施 設 )8 カ 所, 介 護 老 人 保 健 施 設 4 カ 所, 通 所 介 護 事 業 所 6 カ 所,グループホーム 9 カ 所, 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 事 業 所 2 カ 所 を 訪 問 し, 相 談 業 務 を 行 っています 今 後 は, 地 域 密 着 型 サービス 全 事 業 所 を 対 象 に 相 談 員 を 派 遣 し, 利 用 者 の 意 見 等 に 耳 を 傾 け, サービスの 質 の 向 上 に 一 層 努 めていきます また 平 成 23 年 度 現 在 は, 女 性 相 談 員 が 多 数 であ ることから, 男 性 にも 参 画 いただき, 今 後 も, 相 談 員 の 拡 充 を 図 っていきます 介 護 相 談 員 派 遣 事 業 の 目 標 量 訪 問 カ 所 数 (カ 所 ) 派 遣 回 数 ( 回 ) 延 べ 相 談 件 数 ( 件 ) 1,999 1,764 1,920 2,000 2,100 2, 介 護 給 付 費 適 正 化 事 業 介 護 給 付 費 の 適 正 化 に 向 けて, 年 に 3 回 (4 カ 月 分 のサービス), 利 用 者 に 介 護 給 付 費 通 知 書 を 送 付 し, 通 知 内 容 どおりのサービスの 提 供 を 受 けたか, 支 払 った 利 用 者 負 担 額 と 相 違 ない かなどの 確 認 を 促 し, 疑 義 がある 場 合 に 申 し 出 てもらうことにより, 架 空 請 求 などの 不 正 発 見 の 契 機 とします 介 護 給 付 費 通 知 事 業 の 目 標 量 通 知 件 数 ( 件 ) (1 回 当 たり 平 均 ) 3,925 4,027 4,171 4,320 4,470 4,620 また,サービスの 利 用 実 態 を 把 握 分 析 し, 不 適 切 と 思 われるものについては, 改 善 される よう 指 導 するなどにより, 介 護 給 付 の 適 正 化 に 努 めます 74

29 第 2 部 第 5 章 高 齢 者 への 多 様 な 住 まいの 提 供 Ⅰ 住 みやすい 住 宅 づくりの 支 援 小 松 市 の 高 齢 者 に 関 するニーズ 調 査 によると, 持 ち 家 一 戸 建 てに 住 んでいる 人 は91%にの ぼります また, 今 後 も 現 在 の 住 まいに 住 み 続 けたい,できれば 住 み 続 けたいと 回 答 した 人 の 割 合 は 合 わせて91.3%でした 高 齢 者 が 住 みなれた 場 所 で 生 活 を 送 ることができるために, 高 齢 者 の 居 住 に 係 る 施 策 と 連 携 して, 高 齢 者 の 状 況 に 応 じた 住 まいの 支 援 を 行 います 1 住 宅 の 新 築 や 改 修 等 の 助 成 高 齢 者 の 住 まいを 住 みやすく 改 修 したりするための 費 用 を 助 成 します (1) 介 護 保 険 サービスによ る 住 宅 改 修 手 すりの 取 り 付 け, 段 差 改 修, 和 式 トイレの 洋 式 トイレへの 取 替 えなどの 改 修 に 対 して 原 則 20 万 円 を 上 限 に 費 用 を 助 成 します ( 自 己 負 担 1 割 ) (2) 自 立 支 援 型 住 宅 リフォ ームの 助 成 介 護 を 要 する 高 齢 者 や 重 度 の 障 がいがある 人 の 住 宅 の, 手 すり 取 り 付 け, 段 差 改 修 等 の 改 修 に 対 して, 100 万 円 を 限 度 に 助 成 します ( 対 象 : 市 民 税 非 課 税 世 帯, 生 活 保 護 世 帯 ) (3) まちなか 住 宅 建 築 奨 励 金 制 度 まちなか 区 域 内 で 住 宅 を 新 築, 購 入 する 際 に 奨 励 金 を 支 給 します ( 限 度 額 あり) (4) 農 山 村 住 宅 建 築 奨 励 金 制 度 小 松 市 が 指 定 した 過 疎 地 域, 準 過 疎 地 域 もしくは 正 蓮 寺 町 地 内 で 住 宅 を 新 築, 購 入 する 時 に 奨 励 金 を 支 給 します (5) 耐 震 改 修 工 事 費 等 補 助 制 度 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前 に 建 築 された 木 造 住 宅 の 耐 震 診 断 や 耐 震 改 修 工 事 に 補 助 金 を 交 付 します ( 限 度 額 あり) (6) 生 活 福 祉 資 金 貸 付 制 度 65 歳 以 上 の 介 護 を 要 する 高 齢 者 世 帯 等 が 対 象 の 住 宅 の 増 改 築, 補 修 等 及 び 公 営 住 宅 の 譲 り 受 けに 必 要 な 経 費 の 貸 し 付 け 制 度 です 小 松 市 社 会 福 祉 協 議 会 が 問 い 合 わせ 窓 口 です ( 償 還 期 間 や 貸 付 限 度 額 の 決 まりあり) 76

30 第 2 部 第 5 章 高 齢 者 への 多 様 な 住 まいの 提 供 2 住 宅 リフォームの 相 談 高 齢 者 や 障 がい 者 の 体 の 状 態 にあった 住 宅 改 修 のために 専 門 職 による 相 談 を 実 施 します (1) 自 立 支 援 型 住 宅 リフォ ーム 相 談 自 立 支 援 型 住 宅 リフォーム 助 成 制 度 を 利 用 する 人 に 対 して, 作 業 療 法 士 や 建 築 士 がチームで 訪 問 し, 高 齢 者 の 状 態 や 家 の 状 況 をみてアドバイスします Ⅱ 住 まいに 関 する 情 報 提 供 の 実 施 自 宅 での 生 活 が 不 安 になったり 住 む 家 を 探 す 時 や, 介 護 が 必 要 になり 自 宅 での 生 活 が 難 しく なった 時 など, 高 齢 者 の 状 況 にあわせて 住 まいの 情 報 提 供 を 行 います 1 日 常 生 活 が 自 立 している 高 齢 者 が 入 居 できる 賃 貸 住 宅 の 紹 介 (1) 小 松 市 内 空 き 家 空 き 室 バンク 低 家 賃 で 賃 貸 する 空 き 家 空 き 室 を 登 録 して, 希 望 する 人 に 情 報 提 供 を 行 います 市 は 情 報 提 供 や 連 絡 調 整 を 行 いますが, 交 渉 や 契 約 は 利 用 者 と 所 有 者 や 宅 地 建 物 取 引 業 者 とで 行 います (2) 石 川 県 あんしん 賃 貸 支 援 事 業 高 齢 者 や 障 がい 者 の 入 居 を 受 け 入 れる 賃 貸 住 宅 の 情 報 を 提 供 し,スムーズな 入 居 を 支 援 する 事 業 です (3) 県 営 住 宅 市 営 住 宅 住 居 に 困 っている 人 を 対 象 とした 比 較 的 低 家 賃 で 入 居 できる 公 営 住 宅 です 高 齢 者 も 入 居 対 象 者 としていて, 車 椅 子 対 応 型 住 宅 もありますが, 所 得 や 家 族 構 成 他 の 入 居 条 件 があります 77

31 第 2 部 第 5 章 高 齢 者 への 多 様 な 住 まいの 提 供 2 日 常 生 活 は 自 立 しているが 自 宅 での 生 活 が 不 安 になった 人 向 けの 住 宅 紹 介 (1) ケアハウス 比 較 的 軽 費 で 入 所 できる 施 設 です 食 事 は 提 供 されますが,それ 以 外 の 家 事 などは 入 所 者 が 行 い ます 所 得 に 応 じて 利 用 料 が 変 わります (2) 養 護 老 人 ホーム 環 境 上 または 経 済 的 理 由 で 在 宅 生 活 が 困 難 な 人 が 対 象 です 市 の 社 会 福 祉 事 務 所 の 決 定 により 入 所 します (3) 有 料 老 人 ホーム ( 日 常 生 活 が 自 立 して いる 人 対 象 ) 有 料 老 人 ホームの 中 でも 日 常 生 活 が 自 立 した 人 向 けの 施 設 です 費 用 は 施 設 によって 異 なります (4) サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 見 守 りや 相 談 など 生 活 支 援 を 受 けられる 住 宅 です 費 用 は 施 設 によって 異 なります 3 介 護 が 必 要 な 状 態 で 入 所 する 施 設 の 紹 介 介 護 の 認 定 を 受 けた 人 が 入 所 できる 施 設 を, 施 設 の 入 所 要 件 や 費 用 等 もふまえて 情 報 提 供 し ます (1) 介 護 付 有 料 老 人 ホーム (2) 介 護 老 人 福 祉 施 設 (3) 介 護 老 人 保 健 施 設 (4) グループホーム など 入 所 して 介 護 や 生 活 支 援 を 受 けられる 施 設 です 施 設 によって 特 徴 があり, 入 所 条 件 や 費 用 が 異 なり ます Ⅲ 高 齢 者 向 け 施 設 整 備 の 計 画 的 推 進 施 設 入 所 を 希 望 している 人 の 状 況 やサービス 事 業 者 の 意 向 を 踏 まえて, 小 松 市 内 で 高 齢 者 向 けの 施 設 の 整 備 を 計 画 的 に 推 進 します 78

32 第 2 部 第 6 章 医 療 との 連 携 Ⅰ 小 松 市 民 の 疾 病 の 状 況 1 小 松 市 の 要 介 護 認 定 を 受 けた 人 の 原 因 疾 患 ( 平 成 20 年 4 月 ~9 月 分 ) ( 主 治 医 意 見 書 調 査 ) 1 位 認 知 症 2 位 脳 血 管 疾 患 3 位 心 疾 患, 関 節 疾 患 2 介 護 福 祉 施 設 入 所 者 の 中 で 重 度 の 介 護 度 ( 要 介 護 4,5)の 人 の 罹 患 した 病 名 ( 平 成 23 年 度 主 治 医 意 見 書 調 査 ) 1 位 脳 血 管 疾 患 42.9% 2 位 認 知 症 40.1% 3 位 骨 折 6.6% 3 現 在 治 療 中 の 病 気 ( 平 成 23 年 度 小 松 市 一 般 高 齢 者 調 査 ) 1 位 高 血 圧 41.2% 2 位 心 臓 病 15.5% 3 位 目 の 病 気 15.3% 4 位 高 脂 血 症 12.3% 4 小 松 市 の 死 因 ( 平 成 21 年 度 石 川 県 健 康 福 祉 部 調 査 ) 1 位 がん 280.7( 人 口 10 万 対 ) 2 位 心 疾 患 155.2( ) 3 位 肺 炎 98.5( ) 4 位 脳 血 管 疾 患 74.4( ) 小 松 市 は 脳 梗 塞 や 脳 出 血 などの 脳 血 管 疾 患 と 認 知 症 が, 要 介 護 の 状 態 になる 大 きな 原 因 になっています また 重 度 の 介 護 が 必 要 な 状 態 で 施 設 に 入 所 している 人 の 多 くが 有 する 病 気 にもなっています 要 介 護 の 状 態 になることを 予 防 するためには, 日 頃 からの 生 活 習 慣 の 見 直 しと, 適 切 な 受 診 が 重 要 です また, 今 後 は 死 因 の 一 位 を 占 めるがんの 人 や, 胃 ろう, 在 宅 酸 素 などの 医 療 器 具 が 必 要 な 人 など 医 療 の 係 わりが 不 可 欠 な 人 が, 家 で 療 養 するケースが 増 えてくると 思 わ れます 在 宅 生 活 の 中 で 安 心 して 病 気 の 治 療 や 介 護 が 続 けられるように, 医 療 との 連 携 のた めの 支 援 をしていきます 80

33 第 2 部 第 6 章 医 療 との 連 携 Ⅱ 医 療 との 連 携 施 策 1 救 急 医 療 施 設 の 整 備 と 適 切 な 受 診 の 啓 発 小 松 市 民 病 院 に 南 加 賀 地 域 救 急 医 療 センター( 仮 称 )を 整 備 し, 重 篤 な 救 急 患 者 を 受 け 入 れる 体 制 が 強 化 されます 脳 梗 塞 や 心 臓 病 を 診 断 するための 高 度 医 療 機 器 を 導 入 し,スタッフや 救 急 棟 を 拡 充 するこ とにより,より 早 く 必 要 な 医 療 を 受 けることにつながり, 病 気 の 重 症 化 を 抑 えることになる と 期 待 されます 南 加 賀 地 域 救 急 医 療 センター( 仮 称 )の 整 備 にあわせて, 普 段 からかかりつけ 医 をもつこ とや, 適 切 な 医 療 機 関 への 受 診 方 法 などを 啓 発 していきます 2 生 活 習 慣 病 対 策 の 推 進 高 血 圧, 高 脂 血 症, 糖 尿 病 などの 生 活 習 慣 病 は, 脳 出 血 や 脳 梗 塞 をおこし 運 動 機 能 の 低 下 や 脳 血 管 性 認 知 症 などの 要 介 護 状 態 になる 原 因 になりますが, 普 段 から 食 事 や 運 動 などの 日 常 生 活 の 注 意 や 適 切 な 受 診 を 心 がけることで 病 気 の 進 行 を 予 防 できます 市 は 医 療 機 関 と 連 携 して, 生 活 習 慣 病 対 策 を 推 進 します 健 康 診 査 医 療 保 険 者 による 健 診 小 松 市 国 民 健 康 保 険 特 定 健 康 診 査 長 寿 ( 後 期 高 齢 者 ) 健 康 診 査 全 国 健 康 保 険 協 会 管 掌 健 康 保 険 や 組 合 管 掌 健 康 保 険 などの 保 険 者 でも 健 診 を 実 施 しています 健 康 増 進 法 にもとづく 健 康 診 査 保 健 指 導 特 定 保 健 指 導 健 康 相 談 健 康 教 室 治 療 の 勧 奨 治 療 を 中 断 している 人 や, 検 査 値 が 改 善 して いない 人 に 対 して, 受 診 や 日 常 生 活 のアドバイ スを 行 います 81

34 第 2 部 第 6 章 医 療 との 連 携 3 医 療 サービスと 介 護 サービスの 連 携 の 支 援 在 宅 で 介 護 を 受 ける 人 は, 医 療 系 サービスと 介 護 保 険 サービスを 両 方 組 み 合 わせて 利 用 す ることが 大 切 です 介 護 保 険 サービスと 医 療 系 サービスが 包 括 的 に 提 供 されるように 支 援 し ていきます (1) 在 宅 医 療 の 体 制 づくりの 検 討 現 在 厚 生 労 働 省 は 医 療 計 画 等 の 見 直 し 検 討 会 を 実 施 し,その 中 で 入 院 から 在 宅 療 養 への 移 行 の 支 援 や 生 活 の 場 における 療 養 支 援 などの 在 宅 医 療 の 体 制 づくりも 検 討 されています 市 はその 検 討 状 況 も 踏 まえながら, 地 域 医 療 についての 検 討 や 医 療 機 関 との 連 携 について 小 松 市 医 師 会 と 協 議 していきます (2) 個 別 の 支 援 1 在 宅 療 養 者 やその 家 族 への 支 援 窓 口 や 訪 問 での 医 療 の 相 談 本 人 の 状 態 をふまえて, 必 要 な 医 療 への 受 診 についてアドバイスしたり, 医 療 機 関 へ の 連 絡 を 行 います 2 介 護 サービスの 利 用 の 計 画 をたてるケアマネジャーへの 支 援 地 域 ケアネットワーク 会 議 の 開 催 訪 問 看 護 事 業 所 の 担 当 者 や 医 療 機 関 のソー シャルワーカー 等 を 招 いて,ケアマネジャー との 連 携 について 話 し 合 います 小 松 市 医 師 会 が 作 成 した, 医 療 連 携 のため の 医 療 機 関 の 機 能 や 窓 口 担 当 者 一 覧 資 料 等 を 配 付 します 医 療 等 の 連 携 強 化 のため, 介 護 報 酬 改 定 などの 新 しい 情 報 を 伝 えて, 入 退 院 時 の 医 療 への 情 報 提 供 やカンファレンスをすすめます ケース 検 討 会 の 実 施 ケアマネジャーからの 相 談 に 基 づき, 個 別 のケースのサービス 利 用 や 生 活 支 援 に ついて, 必 要 な 医 療 サービスの 利 用 なども 含 めてアドバイスします 82

35 第 2 部 第 7 章 認 知 症 支 援 策 の 充 実 認 知 症 は 誰 にも 起 こりうる 脳 の 病 気 によるもので,85 歳 以 上 では 4 人 に 1 人 にその 症 状 が あるといわれています 現 在 は, 全 国 で 約 210 万 人 ですが, 今 後 20 年 で 倍 増 することが 予 想 されています 認 知 症 の 人 が 記 憶 障 害 や 認 知 障 害 から 不 安 に 陥 り,その 結 果 周 りの 人 との 関 係 が 損 なわれるこ ともしばしばみられ, 家 族 が 疲 れ 切 って 共 倒 れすることも 少 なくありません しかし, 周 囲 の 理 解 と 気 遣 いがあれば, 穏 やかに 暮 らしていくことは 可 能 です 今 後 ますます 増 加 すると 言 われている 認 知 症 の 方 とその 家 族 を 支 援 するための 対 策 に 取 り 組 みます Ⅰ 認 知 症 の 人 の 状 況 の 把 握 高 齢 者 総 合 相 談 センター( 地 域 包 括 支 援 センター)の 訪 問 や65 歳 以 上 の 介 護 認 定 を 受 けて いない 人 に 実 施 する 暮 らしの 元 気 度 チェック ( 心 身 の 状 況 のアンケート), 相 談 業 務 などか ら, 小 松 市 の 認 知 症 の 方 の 状 況 や 要 望 を 把 握 し 事 業 に 生 かします Ⅱ 認 知 症 の 人 への 支 援 1 認 知 症 の 人 を 早 期 に 発 見 し 必 要 な 相 談 につなげる 体 制 づくり (1) 市 の 相 談 機 関 の 拡 充 より 身 近 なところで 認 知 症 や 介 護 の 相 談 ができるように, 高 齢 者 総 合 相 談 センター( 地 域 包 括 支 援 センター)を 市 内 6か 所 に 設 置 します (2) つながるネットの 推 進 高 齢 者 の 方 と 接 するボランティアや 商 店 の 方 などに 協 力 を 依 頼 し, 普 段 の 生 活 や 係 わりの 中 で 心 配 な 人 を, 高 齢 者 総 合 相 談 センターの 相 談 につなげるネットワークづくりを 推 進 します 2 認 知 症 の 人 の 生 活 の 支 援 (1) 専 門 相 談 の 実 施 認 知 症 高 齢 者 グループホームや 石 川 県 南 加 賀 保 健 福 祉 センターと 連 携 をとって, 認 知 症 の 人 の 行 動 の 理 解 や 対 応 方 法, 受 診 などの 相 談 を 実 施 します (2) 地 域 での 見 守 り 民 生 委 員 や 地 域 福 祉 推 進 員 と 連 携 をとって 在 宅 の 認 知 症 の 人 を 見 守 ります また, 地 域 の 自 治 会, 近 隣 住 民, 老 人 クラブ, 郵 便 事 業 者, 宅 配 サービス 事 業 者, 電 気 ガス 水 道 事 業 者, 居 宅 介 護 支 援 事 業 者 など 連 携 を 取 りながら,ネットワークを 作 り, 支 援 していきます (3) 介 護 保 険 サービスや 高 齢 者 福 祉 サービスの 充 実 認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 や 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 (グループホーム)などの 認 知 症 の 人 を 対 象 とした 介 護 保 険 サービスの 今 後 の 整 備 について 検 討 を 行 うとともに,あんしんキャッチサ ービスなどの 高 齢 者 福 祉 サービスの 利 用 を 促 進 していきます 84

36 第 2 部 第 7 章 認 知 症 支 援 策 の 充 実 (4) 医 療 との 連 携 認 知 症 の 症 状 の 進 行 を 遅 らせたり, 興 奮 や 妄 想 などの 症 状 をおさえるためには, 医 療 機 関 に 早 期 に 受 診 して 治 療 することが 大 切 です 専 門 医 や 南 加 賀 認 知 症 疾 患 医 療 センターと 連 携 し, 医 療 機 関 の 紹 介 や 受 診 方 法 のアドバイス, 医 療 機 関 への 連 絡 などを 実 施 することにより 必 要 な 医 療 につながるように 支 援 します 3 成 年 後 見 制 度 の 充 実 (1) 福 祉 サービス 利 用 支 援 事 業 小 松 市 社 会 福 祉 協 議 会 では, 認 知 症 高 齢 者 や 知 的 障 がい, 精 神 障 がいのある 方 など, 判 断 能 力 が 十 分 ではないため, 福 祉 サービスの 利 用 や 金 銭 管 理 について, 支 援 をしています 平 成 11 年 10 月 より 実 施 し, 平 成 22 年 度 では,64 件 の 利 用 があり, 年 々 増 加 する 傾 向 にあり, 今 後 は 利 用 者 の 権 利 擁 護 の 観 点 から, 成 年 後 見 制 度 との 連 携 を 図 っていきます (2) 成 年 後 見 制 度 の 活 用 促 進 認 知 症 高 齢 者 や 知 的 障 がい, 精 神 障 がいのある 方 など, 判 断 能 力 が 十 分 ではない 方 について, 本 人 の 権 利 を 守 る 援 助 者 を 選 ぶことで 本 人 を 法 律 的 に 支 援 するものです 具 体 的 には, 後 見 人, 保 佐 人, 補 助 人 を 選 任 し, 本 人 に 代 わって 取 引 行 為 を 行 ったり, 契 約 を 締 結 したり, 本 人 の 行 った 誤 った 取 引 行 為 を 取 り 消 したりします 必 要 な 人 にはこの 制 度 を 紹 介 し, 親 族 等 からの 申 し 立 てが 行 えるように 支 援 を 行 っていきます また, 申 し 立 ての 親 族 がいない 場 合 や 親 族 に 行 う 意 思 がない 場 合 は, 市 への 報 告 を 行 い, 市 長 への 申 し 立 てにつなげていきます ( 市 長 申 し 立 てについての 詳 細 は72ページ 参 照 ) (3) 市 民 後 見 制 度 成 年 後 見 制 度 の 必 要 性 はより 一 層 高 まってきており, 現 在 は 弁 護 士, 司 法 書 士, 社 会 福 祉 士 などの 専 門 職 による 後 見 人 がその 役 割 を 担 っていますが, 今 後 は 専 門 職 以 外 の 市 民 を 含 めた 後 見 人 を 中 心 とした 支 援 体 制 を 構 築 するとともに, 地 域 における 市 民 後 見 人 の 活 動 を 推 進 します 4 認 知 症 についての 啓 発 (1) 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 ( 詳 細 は 56 ページ 参 照 ) 認 知 症 を 理 解 し 地 域 で 見 守 る 人 を 増 やすための 講 座 であり, 地 域, 職 域 や 学 校 等 での 講 座 の 開 催 を 普 及 します 5 認 知 症 の 予 防, 進 行 防 止 (1) いきいきサロン, 二 次 予 防 事 業 ( 詳 細 は 56,58 ページ 参 照 ) 高 齢 者 が 定 期 的 に 町 の 公 民 館 に 集 まって 体 操 やレクリェーションなどをしながら, 心 と 体 の 健 康 づくりを 図 ります (2) ますます 元 気 アップ 教 室 ( 詳 細 は 58 ページ 参 照 ) 暮 らしの 元 気 度 チェック アンケートなどで 運 動 や 栄 養 面 で 心 配 な 基 準 に 該 当 する 人 に 対 して, 施 設 に 通 って 運 動 や 学 習 する 教 室 を 開 催 します (3) 生 活 習 慣 病 予 防 対 策 ( 詳 細 は 50 ページ 参 照 ) 健 診 や 健 康 相 談 を 実 施 し, 認 知 症 の 原 因 となる 脳 血 管 性 疾 患 の 予 防 を 目 指 します 85