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1 平 成 24 年 度 有 田 市 地 域 防 災 計 画 有 田 市 防 災 会 議

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3 目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 目 的 1 第 2 節 用 語 2 第 3 節 本 市 の 位 置 と 災 害 3 第 4 節 防 災 関 係 各 機 関 の 責 務 と 業 務 の 大 綱 6 第 5 節 市 民 等 の 役 割 分 担 12 第 6 節 計 画 の 修 正 等 13 第 2 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 公 共 的 施 設 等 の 整 備 計 画 1 第 2 節 建 築 物 の 安 全 対 策 計 画 5 第 3 節 自 然 災 害 防 止 計 画 7 第 4 節 火 災 予 防 計 画 10 第 5 節 文 化 財 災 害 予 防 計 画 12 第 6 節 危 険 物 等 災 害 予 防 計 画 13 第 7 節 海 上 流 出 油 災 害 予 防 計 画 15 第 8 節 防 災 体 制 の 整 備 計 画 16 第 9 節 物 資 確 保 体 制 の 整 備 20 第 10 節 救 急 救 助 医 療 体 制 の 整 備 23 第 11 節 避 難 体 制 の 整 備 25 第 12 節 緊 急 輸 送 体 制 の 確 立 27 第 13 節 防 災 知 識 の 普 及 29 第 14 節 自 主 防 災 組 織 の 整 備 31 第 15 節 災 害 時 要 援 護 者 対 策 34 第 16 節 ボランティア 活 動 環 境 の 整 備 36 第 3 章 災 害 応 急 対 策 計 画 ( 風 水 害 編 ) 第 1 節 防 災 組 織 計 画 1 第 1 項 組 織 計 画 1 第 2 項 動 員 計 画 10

4 第 3 項 応 援 協 力 要 請 計 画 12 第 2 節 情 報 計 画 14 第 1 項 気 象 情 報 等 の 伝 達 計 画 14 第 2 項 被 害 情 報 等 の 収 集 計 画 25 第 3 項 災 害 通 信 計 画 31 第 4 項 災 害 広 報 計 画 35 第 3 節 防 除 計 画 37 第 1 項 消 防 計 画 37 第 2 項 水 防 計 画 50 第 4 節 り 災 者 救 助 保 護 計 画 58 第 1 項 災 害 救 助 法 の 適 用 計 画 58 第 2 項 避 難 計 画 60 第 3 項 食 料 供 給 計 画 70 第 4 項 給 水 計 画 72 第 5 項 物 資 供 給 計 画 74 第 6 項 住 宅 対 策 計 画 76 第 7 項 医 療 助 産 計 画 79 第 8 項 救 出 計 画 82 第 9 項 障 害 物 除 去 計 画 84 第 10 項 災 害 弔 慰 金 等 支 給 及 び 援 護 資 金 等 貸 付 計 画 86 第 11 項 捜 索 及 び 遺 体 収 容 等 の 計 画 87 第 12 項 災 害 義 援 金 品 配 分 計 画 90 第 13 項 り 災 証 明 書 の 発 行 計 画 91 第 14 項 その 他 のり 災 者 保 護 計 画 92 第 5 節 保 健 衛 生 計 画 95 第 1 項 防 疫 計 画 95 第 2 項 清 掃 計 画 98 第 3 項 食 品 衛 生 計 画 100 第 6 節 公 共 的 施 設 災 害 応 急 対 策 計 画 101 第 1 項 公 衆 電 気 通 信 施 設 災 害 応 急 対 策 計 画 ( 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 ) 101 第 2 項 電 力 施 設 災 害 応 急 対 策 計 画 ( 関 西 電 力 株 式 会 社 ) 102 第 3 項 鉄 道 施 設 災 害 応 急 対 策 計 画 ( 西 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 ) 106

5 第 7 節 危 険 物 等 災 害 応 急 対 策 計 画 107 第 1 項 危 険 物 施 設 災 害 応 急 対 策 計 画 107 第 2 項 危 険 物 等 積 載 船 舶 災 害 応 急 対 策 計 画 108 第 8 節 文 教 対 策 計 画 112 第 1 項 安 全 確 保 計 画 112 第 2 項 応 急 教 育 計 画 114 第 9 節 災 害 対 策 要 員 計 画 115 第 1 項 民 間 団 体 協 力 要 請 計 画 115 第 2 項 労 働 力 確 保 計 画 116 第 3 項 ボランティアの 受 け 入 れ 計 画 118 第 10 節 交 通 輸 送 計 画 119 第 1 項 道 路 交 通 の 応 急 対 策 計 画 119 第 2 項 船 舶 交 通 の 応 急 対 策 計 画 123 第 3 項 輸 送 計 画 124 第 11 節 自 衛 隊 派 遣 要 請 計 画 126 第 12 節 県 防 災 ヘリコプター 要 請 計 画 129 第 13 節 財 政 計 画 130 第 1 項 災 害 対 策 基 金 計 画 130 第 2 項 財 政 措 置 計 画 130 第 4 章 災 害 応 急 対 策 計 画 ( 震 災 編 ) 第 1 節 災 害 の 想 定 1 第 2 節 防 災 組 織 計 画 10 第 1 項 組 織 計 画 10 第 2 項 動 員 計 画 11 第 3 節 津 波 予 報 等 収 集 伝 達 計 画 12 第 4 節 被 害 情 報 等 収 集 伝 達 計 画 17 第 5 節 災 害 広 報 計 画 21 第 6 節 避 難 計 画 23 第 7 節 消 防 震 災 対 策 計 画 28 第 8 節 その 他 の 計 画 30 第 5 章 災 害 復 旧 計 画 第 1 節 施 設 災 害 復 旧 事 業 計 画 1

6 第 2 節 災 害 復 旧 資 金 計 画 4 第 6 章 東 南 海 南 海 地 震 対 策 推 進 計 画 第 1 節 総 則 1 第 1 項 推 進 計 画 の 目 的 1 第 2 項 防 災 関 係 機 関 が 地 震 発 生 時 の 災 害 応 急 対 策 として 行 う 事 務 又 は 業 務 1 第 2 節 災 害 本 部 等 の 設 置 等 2 第 1 項 災 害 対 策 本 部 等 の 設 置 2 第 2 項 災 害 対 策 本 部 等 の 組 織 及 び 運 営 2 第 3 項 災 害 応 急 対 策 要 員 の 参 集 2 第 3 節 災 害 発 生 時 の 応 急 対 策 等 3 第 1 項 地 震 発 生 時 の 応 急 対 策 3 第 2 項 資 機 材 人 員 等 の 配 備 手 配 6 第 3 項 他 機 関 に 対 する 応 援 要 請 7 第 4 節 津 波 からの 防 護 及 び 円 滑 な 避 難 の 確 保 に 関 する 事 項 8 第 1 項 津 波 に 関 する 調 査 8 第 2 項 津 波 からの 防 護 のため 施 設 の 整 備 等 8 第 3 項 津 波 に 関 する 情 報 の 伝 達 等 9 第 4 項 避 難 対 策 等 10 第 5 項 消 防 機 関 等 の 活 動 12 第 6 項 水 道 電 気 通 信 放 送 関 係 13 第 7 項 交 通 対 策 14 第 8 項 市 が 自 ら 管 理 又 は 運 営 する 施 設 に 関 する 対 策 15 第 5 節 地 震 防 災 上 緊 急 に 整 備 すべき 施 設 等 の 整 備 計 画 17 第 6 節 防 災 訓 練 計 画 19 第 7 節 地 震 防 災 上 必 要 な 教 育 及 び 広 報 に 関 する 計 画 20

7 第 1 章 総 則

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9 第 1 章 総 則 第 1 節 目 的 この 計 画 は 災 害 対 策 基 本 法 ( 昭 和 36 年 法 律 第 223 号 ) 第 42 条 の 規 定 に 基 づき 有 田 市 防 災 会 議 が 作 成 する 計 画 であって 本 市 の 地 域 にかかる 災 害 に 対 して 市 県 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 等 の 防 災 関 係 機 関 が その 有 する 機 能 を 有 効 に 発 揮 し 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 及 び 災 害 復 旧 を 実 施 することによ り 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 災 害 から 保 護 することを 目 的 とする なお 石 油 コンビナート 等 災 害 防 止 法 ( 昭 和 50 年 法 律 第 84 号 )の 規 定 に 基 づく 本 市 特 別 防 災 区 域 にかかる 防 災 対 策 については 和 歌 山 県 石 油 コンビナー ト 等 防 災 計 画 による 第 1 章 - 1

10 第 2 節 用 語 この 計 画 において 次 の 各 号 に 掲 げる 用 語 の 意 義 は それぞれの 該 当 各 号 に 定 めるところによる 1. 基 本 法 災 害 対 策 基 本 法 2. 救 助 法 災 害 救 助 法 3. 本 部 有 田 市 災 害 対 策 本 部 4. 県 本 部 和 歌 山 県 災 害 対 策 本 部 5. 市 計 画 有 田 市 地 域 防 災 計 画 6. 県 計 画 和 歌 山 県 地 域 防 災 計 画 7. 本 部 長 有 田 市 災 害 対 策 本 部 長 8. 県 本 部 長 和 歌 山 県 災 害 対 策 本 部 長 9.その 他 用 語 については 災 害 対 策 基 本 法 の 例 による なお 本 計 画 中 次 の 組 織 名 称 は 本 部 設 置 の 如 何 にかかわらず それぞれ 次 の とおり 読 み 替 えるものとする 本 部 設 置 時 本 部 不 設 置 時 ( 平 常 組 織 時 ) 本 部 有 田 市 市 長 公 室 及 び 災 害 警 備 当 番 班 本 部 長 有 田 市 長 本 部 部 班 有 田 市 の 部 課 所 室 第 1 章 - 2

11 第 3 節 本 市 の 位 置 と 災 害 1. 位 置 本 市 は 和 歌 山 県 北 西 部 の 有 田 圏 域 にあり 県 庁 所 在 地 である 和 歌 山 市 よ り 約 25km 大 阪 市 より 約 100km に 位 置 し 北 は 海 南 市 東 は 有 田 川 町 南 は 湯 浅 町 西 は 紀 伊 水 道 に 面 し 市 の 地 域 は 東 西 約 10km 南 北 約 5km 総 面 積 k m2で 中 央 部 を 流 れている 有 田 川 の 両 岸 に 平 野 部 が 広 がっており 樹 園 地 や 集 落 が 点 在 している また 河 口 部 には 砂 浜 海 岸 を 埋 め 立 てた 臨 海 工 業 地 と 沿 岸 漁 業 基 地 箕 島 漁 港 がひらけている 2. 気 象 条 件 本 市 は 瀬 戸 内 気 候 区 から 南 海 気 候 区 への 漸 移 地 帯 で 気 温 は 年 平 均 16 で 冬 季 でも 0 を 下 回 ることはまれであるが 西 高 東 低 の 気 圧 配 置 の 影 響 に より 乾 燥 した 北 西 季 節 風 が 強 い また 春 季 にかけては 異 常 に 乾 燥 し 火 災 発 生 の 危 険 な 時 期 をつくることもある 雨 量 は 平 均 年 総 雨 量 1,600 ミリ 程 度 で 12 月 1 月 2 月 は 尐 なく 6 月 7 月 9 月 は 多 い 3. 災 害 の 特 性 気 象 現 象 を 主 な 原 因 として 起 こる 気 象 災 害 には 台 風 大 雨 強 風 など 短 期 間 に 災 害 を 引 き 起 こす 性 質 のものと 干 ばつ 長 雨 高 低 温 など 比 較 的 長 期 に わたることによって 農 作 物 などに 被 害 を 与 える 性 質 のものとに 大 別 できる 気 象 災 害 のうち 激 甚 災 害 を 与 えるものは 台 風 や 低 気 圧 に 伴 う 大 雨 強 風 高 潮 によるものである 本 市 における 大 雨 による 災 害 の 多 くは 梅 雨 前 線 の 停 滞 や 台 風 に 伴 う 集 中 豪 雨 型 で 昭 和 28 年 の 7.18 水 害 や 昭 和 51 年 の 17 号 台 風 の 影 響 による 災 害 が 最 も 顕 著 な 例 である 本 市 において 台 風 被 害 が 最 も 大 きくなるのは 四 国 東 部 から 紀 伊 水 道 を 北 上 または 本 市 付 近 に 上 陸 する 場 合 であり 海 岸 線 に 面 した 本 市 では 気 圧 の 下 降 に 伴 う 海 面 上 昇 とあいまって 高 潮 被 害 も 甚 大 となっている 昭 和 9 年 の 室 戸 台 風 昭 和 25 年 のジェーン 台 風 昭 和 36 年 の 第 二 室 戸 台 風 が 顕 著 な 例 である 第 1 章 - 3

12 台 風 のほかには 梅 雨 前 線 が 紀 伊 半 島 付 近 で 活 動 するとき 低 気 圧 が 日 本 海 太 平 洋 岸 を 東 進 する 場 合 に 起 こっていることが 多 い 次 に 和 歌 山 県 に 被 害 を 及 ぼす 地 震 は 主 に 太 平 洋 側 沖 合 で 発 生 する 地 震 と 陸 域 の 浅 い 地 震 である 太 平 洋 側 沖 合 では 南 海 トラフ 沿 いでM8.0 程 度 の 巨 大 地 震 がほぼ 100~150 年 間 隔 で 繰 り 返 し 発 生 してきた 和 歌 山 県 では これらの 地 震 の 震 源 域 が 内 陸 の 一 部 まで 達 するため 強 い 揺 れを 感 じることが 多 い 例 えば 1946 年 の 南 海 地 震 (M8.0)では 県 内 のほぼ 全 域 が 震 度 5 程 度 の 揺 れを 感 じた また その 直 後 に 大 きな 津 波 に 襲 われることが 多 く 津 波 の 高 さは 高 いところでは 10m 以 上 の 高 さになることもある 南 海 トラフ 沿 いで 発 生 する 巨 大 地 震 は 紀 伊 半 島 沖 を 境 に 東 側 で 発 生 する 場 合 西 側 で 発 生 する 場 合 その 両 方 を 震 源 域 として 我 が 国 最 大 級 の 地 震 が 発 生 する 場 合 がある 和 歌 山 県 は そのいず れの 場 合 でも 地 震 動 や 津 波 による 被 害 を 受 けることになる 県 内 の 主 要 な 活 断 層 は 県 北 部 の 和 泉 山 脈 の 南 麓 に 沿 って 中 央 構 造 線 断 層 帯 が 東 西 方 向 に 延 びている 中 央 構 造 線 は 地 質 構 造 の 境 界 線 であって その 全 部 が 活 断 層 ではないが 和 歌 山 県 から 四 国 地 方 にかけての 中 央 構 造 線 は 規 模 の 大 きな 活 動 度 A 級 の 中 央 構 造 線 断 層 帯 である 県 内 の 主 要 な 活 断 層 はこ れだけであるが この 断 層 帯 で 発 生 した 被 害 地 震 は 知 られていない 4. 災 害 の 履 歴 (1) 豪 雨 (7.18 水 害 昭 和 28 年 7 月 18 日 ) 17 日 夜 から 18 日 朝 にかけて 県 北 部 では 梅 雨 前 線 による 豪 雨 があり 雷 を 伴 った 所 が 多 く 短 時 間 に 希 有 の 大 雨 を 降 らした 豪 雨 は 18 日 未 明 に 最 もはげしく 有 田 日 高 両 郡 東 部 から 奈 良 県 南 部 は 24 時 間 雨 量 400mm 以 上 にも 及 び しかもそのほとんどは 18 日 未 明 の 数 時 間 内 に 集 中 したため 有 田 川 日 高 川 などで 記 録 的 な 大 洪 水 となった このため 山 地 では 山 津 波 平 地 では 河 川 氾 濫 し 随 所 に 壊 滅 的 な 災 害 を 起 こした 本 市 においても 死 者 行 方 不 明 161 名 負 傷 者 2,191 名 で 家 屋 の 全 壊 1,124 戸 半 壊 355 戸 流 出 438 戸 の 被 害 がでた 第 1 章 - 4

13 (2) 台 風 ( 第 二 室 戸 台 風 昭 和 36 年 9 月 16 日 ) 6 日 21 時 マーシャル 諸 島 東 部 に 発 生 した 弱 い 熱 帯 性 低 気 圧 が 西 進 し 8 日 9 時 エニウエトック 島 の 南 で 台 風 18 号 となった 12 日 9 時 沖 の 鳥 島 南 東 にあったころ 888hPa で 13 日 は 北 西 進 し 14 日 北 に 転 じた この 間 中 心 気 圧 890hPa で 最 盛 期 14 日 21 時 沖 縄 の 東 100km を 通 過 北 北 東 に 転 じ 15 日 9 時 奄 美 大 島 通 過 16 日 9 時 すぎ 室 戸 岬 西 方 に 上 陸 し 正 午 淡 路 島 南 西 部 を 通 り 13 時 すぎ 神 戸 大 阪 間 に 上 陸 18 時 能 登 半 島 東 部 から 日 本 海 に 抜 けた 本 市 では 最 低 気 圧 920hPa 最 大 風 速 42m/s( 瞬 間 風 速 60m/s)を 記 録 し 特 にこの 台 風 は 暴 風 雨 が 長 時 間 にわたり その 上 満 潮 時 と 重 なったため 沿 岸 部 では 高 潮 と 高 波 による 被 害 が 特 に 大 きかった 被 害 は 負 傷 者 42 名 家 屋 の 全 壊 278 戸 半 壊 488 戸 流 出 2 戸 であった 第 1 章 - 5

14 第 4 節 防 災 関 係 各 機 関 の 責 務 と 業 務 の 大 綱 有 田 市 並 びに 和 歌 山 県 の 区 域 を 管 轄 し 若 しくは 区 域 内 に 所 在 する 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 及 び 公 共 的 団 体 その 他 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 は 所 管 事 項 について おおむね 次 の 事 務 又 は 業 務 を 処 理 する ものとし その 際 相 互 に 協 力 するものとする 1. 有 田 市 ア. 有 田 市 防 災 会 議 に 関 する 事 項 イ. 防 災 に 関 する 施 設 組 織 の 整 備 と 訓 練 ウ. 災 害 に 関 する 情 報 の 伝 達 収 集 及 び 被 害 の 調 査 報 告 エ. 災 害 防 除 と 拡 大 防 止 オ. 救 助 防 疫 等 り 災 者 の 救 出 保 護 カ. 災 害 復 旧 資 材 の 確 保 と 物 価 の 対 策 キ.り 災 者 に 対 する 融 資 等 の 対 策 ク. 被 災 市 営 施 設 の 応 急 対 策 ケ. 災 害 時 における 文 教 対 策 コ. 災 害 対 策 要 員 の 動 員 並 びに 雇 用 サ. 災 害 時 における 交 通 輸 送 の 確 保 シ. 被 災 施 設 の 復 旧 ス. 管 内 の 関 係 団 体 が 実 施 する 災 害 対 策 等 の 調 整 2. 和 歌 山 県 県 計 画 に 基 づく 防 災 対 策 の 実 施 3. 有 田 警 察 署 災 害 時 における 市 民 の 生 命 身 体 財 産 の 保 護 並 びに 犯 罪 予 防 交 通 の 確 保 その 他 治 安 維 持 のための 警 備 活 動 第 1 章 - 6

15 4. 指 定 地 方 行 政 機 関 (1) 近 畿 財 務 局 ( 和 歌 山 財 務 事 務 所 ) ア. 公 共 土 木 等 被 災 施 設 の 査 定 の 立 会 イ. 地 方 自 治 体 単 独 災 害 復 旧 事 業 ( 起 債 分 含 む)の 査 定 ウ. 地 方 自 治 体 に 対 する 災 害 融 資 エ. 災 害 時 における 金 融 機 関 の 緊 急 措 置 の 指 示 (2) 近 畿 農 政 局 ア. 農 地 農 業 用 施 設 の 災 害 復 旧 及 び 災 害 防 止 事 業 の 指 示 助 成 イ. 土 地 改 良 機 械 の 緊 急 貸 付 農 作 物 等 の 病 害 虫 防 除 指 導 応 急 食 糧 種 子 等 の 供 給 対 策 ウ. 農 業 関 係 被 害 情 報 の 収 集 報 告 被 害 農 林 漁 業 者 等 に 対 する 融 資 対 策 (3) 近 畿 農 政 局 和 歌 山 地 域 センター 災 害 時 における 主 要 食 糧 の 応 急 対 策 (4) 近 畿 中 国 森 林 管 理 局 ア. 災 害 対 策 復 旧 用 資 材 の 供 給 イ. 森 林 火 災 予 防 対 策 (5) 近 畿 経 済 産 業 局 ア. 災 害 時 における 物 資 の 対 策 及 び 物 価 の 安 定 イ. 被 災 商 工 業 者 に 対 する 融 資 の 調 整 等 ウ. 電 気 ガス 火 薬 等 の 保 安 確 保 対 策 (6) 近 畿 運 輸 局 ( 和 歌 山 運 輸 支 局 ) ア. 災 害 時 における 所 轄 事 業 に 関 する 情 報 の 収 集 イ. 災 害 時 における 輸 送 機 関 等 の 広 報 宣 伝 指 導 ウ. 災 害 時 における 輸 送 分 担 連 絡 輸 送 等 の 調 整 エ. 緊 急 輸 送 命 令 第 1 章 - 7

16 (7) 大 阪 航 空 局 ( 関 西 空 港 事 務 所 南 紀 白 浜 空 港 出 張 所 ) ア. 密 集 地 帯 上 空 の 低 空 飛 行 の 禁 止 イ. 航 空 機 救 難 に 関 し 非 常 の 際 は 自 衛 隊 の 協 力 を 得 て 損 害 を 最 小 に 止 め るための 緊 急 措 置 の 実 施 (8) 和 歌 山 海 上 保 安 部 ( 海 南 海 上 保 安 署 ) ア. 海 難 の 際 の 人 命 積 荷 及 び 船 舶 の 救 助 並 びに 天 災 地 変 その 他 救 助 を 必 要 とする 場 合 の 海 上 における 救 助 及 び 防 災 活 動 イ. 災 害 時 における 湾 内 及 び 付 近 海 上 における 船 舶 交 通 安 全 の 確 保 整 頓 及 び 指 示 誘 導 並 びに 災 害 の 拡 大 防 止 ウ. 災 害 時 における 海 上 緊 急 輸 送 及 び 治 安 の 維 持 エ. 海 上 において 人 命 積 荷 及 び 船 舶 の 救 助 を 行 うもの 並 びに 船 舶 交 通 に 関 する 障 害 を 除 去 するものの 監 督 オ. 災 害 時 における 非 常 通 信 連 絡 体 制 の 維 持 及 び 活 動 (9) 大 阪 管 区 気 象 台 ( 和 歌 山 地 方 気 象 台 ) ア. 気 象 予 報 等 の 発 表 と 通 知 イ. 気 象 観 測 施 設 の 整 備 及 び 維 持 ウ. 津 波 予 報 等 の 処 理 通 信 システム 等 の 確 保 と 充 実 エ. 津 波 予 警 報 の 発 表 と 伝 達 オ. 観 測 資 料 等 のデータベースの 構 築 (10) 近 畿 総 合 通 信 局 ア. 電 波 の 監 理 及 び 電 気 通 信 の 確 保 イ. 災 害 時 における 非 常 通 信 の 運 用 監 督 ウ. 非 常 通 信 協 議 会 の 指 導 育 成 (11) 和 歌 山 労 働 局 工 場 事 業 所 における 労 働 災 害 の 防 止 (12) 近 畿 地 方 整 備 局 ( 和 歌 山 港 湾 事 務 所 和 歌 山 河 川 国 道 事 務 所 海 南 国 道 維 持 出 張 所 ) 第 1 章 - 8

17 ア. 港 湾 施 設 の 整 備 と 防 災 管 理 イ. 港 湾 及 び 海 岸 ( 港 湾 区 域 内 )における 災 害 対 策 の 指 導 ウ. 海 上 の 流 出 油 に 対 する 防 除 措 置 エ. 港 湾 海 岸 保 全 施 設 等 の 応 急 復 工 法 の 指 導 オ. 土 木 施 設 の 整 備 と 防 災 管 理 カ. 水 防 のための 警 報 等 の 発 表 伝 達 と 水 災 応 急 対 策 キ. 被 災 土 木 施 設 の 災 害 復 旧 5. 自 衛 隊 ( 陸 上 自 衛 隊 第 37 普 通 科 連 隊 第 304 水 際 障 害 中 隊 ) ア. 人 命 の 救 助 消 防 水 防 及 び 救 援 物 資 の 輸 送 並 びに 通 路 の 応 急 啓 開 イ. 応 急 救 援 防 疫 給 水 入 浴 支 援 及 び 通 信 支 援 6. 指 定 公 共 機 関 ( 有 田 市 に 関 連 を 有 するもの) (1) 西 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 和 歌 山 支 社 ア. 輸 送 施 設 の 整 備 と 安 全 輸 送 の 確 保 イ. 災 害 対 策 用 物 資 の 緊 急 輸 送 ウ. 災 害 時 の 応 急 輸 送 対 策 エ. 被 災 施 設 の 調 査 と 災 害 復 旧 (2) 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 和 歌 山 支 店 ア. 電 気 通 信 施 設 の 整 備 と 防 災 管 理 イ. 災 害 時 における 緊 急 通 話 の 取 扱 い ウ. 被 災 施 設 の 調 査 と 災 害 復 旧 (3) 日 本 赤 十 字 社 和 歌 山 県 支 部 ア. 災 害 時 における 医 療 助 産 及 び 被 災 地 での 医 療 助 産 救 護 イ. 災 害 救 助 等 協 力 奉 仕 者 の 連 絡 調 整 ウ. 義 援 金 品 の 募 集 配 布 (4) 日 本 放 送 協 会 和 歌 山 放 送 局 ア. 防 災 知 識 の 普 及 と 警 報 等 の 周 知 徹 底 イ. 災 害 状 況 及 び 災 害 対 策 等 の 周 知 徹 底 第 1 章 - 9

18 (5) 日 本 通 運 株 式 会 社 和 歌 山 支 店 ア. 災 害 時 における 緊 急 陸 上 輸 送 (6) 関 西 電 力 株 式 会 社 和 歌 山 支 店 ア. 災 害 時 の 電 力 供 給 イ. 被 災 施 設 の 調 査 と 災 害 復 旧 (7) 郵 便 事 業 株 式 会 社 ( 箕 島 支 店 ) ア. 災 害 時 における 事 業 運 営 の 確 保 並 びに 災 害 特 別 事 務 の 取 扱 い 及 び 援 護 対 策 の 実 施 イ. 被 災 施 設 の 災 害 復 旧 7. 指 定 地 方 公 共 機 関 (1) 有 田 川 土 地 改 良 区 ア. 土 地 改 良 施 設 の 整 備 と 防 災 管 理 イ. 農 地 及 び 農 業 用 施 設 の 被 害 調 査 並 びに 災 害 復 旧 ウ. 農 地 たん 水 防 排 除 施 設 の 整 備 と 活 動 (2) 和 歌 山 県 医 師 会 ( 有 田 市 医 師 会 ) ア. 災 害 時 における 医 療 救 護 の 実 施 イ. 災 害 時 における 防 疫 の 協 力 (3) 運 送 機 関 ( 管 内 バス 及 びトラック 運 送 事 業 所 ) ア. 災 害 時 における 救 援 物 資 及 び 避 難 者 の 輸 送 の 確 保 イ. 災 害 時 の 応 急 輸 送 (4) 放 送 機 関 ( 株 式 会 社 和 歌 山 放 送 株 式 会 社 テレビ 和 歌 山 株 式 会 社 毎 日 放 送 朝 日 放 送 株 式 会 社 関 西 テレビ 放 送 株 式 会 社 讀 賣 テレビ 放 送 株 式 会 社 ) ア. 防 災 知 識 の 普 及 と 警 報 等 の 周 知 徹 底 イ. 災 害 状 況 及 び 災 害 対 策 等 の 周 知 徹 底 第 1 章 - 10

19 8.その 他 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 (1) 病 院 等 経 営 者 ア. 避 難 施 設 の 整 備 と 避 難 訓 練 の 実 施 イ. 被 災 時 の 病 人 等 の 収 容 保 護 ウ. 災 害 時 における 負 傷 者 等 の 医 療 助 産 救 護 (2) 社 会 福 祉 施 設 の 経 営 者 ア. 避 難 施 設 の 整 備 と 避 難 訓 練 の 実 施 イ. 被 災 時 における 収 容 者 の 収 容 保 護 (3) 学 校 法 人 ア. 避 難 施 設 の 整 備 と 避 難 訓 練 の 実 施 イ. 災 害 時 における 教 育 の 応 急 対 策 計 画 の 確 立 と 実 施 (4) 農 業 協 同 組 合 漁 業 協 同 組 合 等 ア. 本 部 が 行 う 農 林 水 産 関 係 の 被 害 調 査 等 応 急 対 策 への 協 力 イ. 農 林 水 産 物 等 の 災 害 応 急 対 策 についての 指 導 ウ. 被 災 農 林 漁 業 者 に 対 する 融 資 又 は 斡 旋 エ. 農 林 漁 業 共 同 利 用 施 設 の 災 害 応 急 対 策 及 び 災 害 復 旧 オ. 飼 料 肥 料 その 他 資 材 及 び 船 舶 等 の 確 保 又 は 斡 旋 (5) 商 工 会 議 所 等 商 工 業 関 係 団 体 ア. 本 部 が 行 う 商 工 業 関 係 の 被 害 調 査 等 応 急 対 策 への 協 力 イ. 救 助 用 物 資 復 旧 資 材 の 確 保 についての 協 力 (6) 金 融 機 関 ア. 被 災 事 業 者 等 に 対 する 資 金 融 資 (7) 危 険 物 及 び 高 圧 ガス 施 設 等 管 理 者 ア. 安 全 管 理 の 徹 底 イ. 危 険 物 及 び 高 圧 ガス 施 設 等 の 点 検 第 1 章 - 11

20 第 5 節 市 民 等 の 役 割 分 担 大 規 模 な 災 害 が 発 生 した 場 合 前 節 の 防 災 関 係 機 関 は その 総 力 を 結 集 して 災 害 応 急 対 策 を 実 施 するが その 能 力 を 超 える 災 害 は 無 いとは 断 言 できない そこで 基 本 法 第 7 条 ( 市 民 等 の 責 務 )に 基 づき 市 民 及 び 事 業 所 は 積 極 的 に 災 害 防 止 に 努 めるものとする 1. 市 民 の 果 たすべき 役 割 自 らの 命 は 自 ら 守 る という 防 災 の 原 点 に 立 って 食 糧 等 の 備 蓄 や 消 火 救 助 活 動 に 協 力 するとともに 被 害 を 軽 減 するため 市 民 自 らが 被 害 の 事 前 防 止 及 び 拡 大 防 止 に 努 める 2. 自 主 防 災 組 織 の 果 たすべき 役 割 地 域 における 災 害 対 策 は 消 防 関 係 や 自 治 会 も 含 めた 団 体 等 の 自 主 防 災 組 織 のもとで 地 域 市 民 が 協 力 し 組 織 的 に 行 動 することが 効 果 的 である 地 域 の 実 情 に 即 して 自 主 防 災 組 織 を 結 成 し 自 分 達 の 地 域 は 自 分 達 で 守 る という 連 帯 感 を 持 って 主 体 的 に 参 画 する 防 災 体 制 の 確 立 に 努 める 3. 事 業 所 の 果 たすべき 役 割 消 防 法 に 基 づき 防 災 管 理 体 制 を 強 化 するとともに 災 害 に 即 応 できる 計 画 的 な 防 災 体 制 の 充 実 を 図 る また 事 業 所 内 の 従 業 員 及 び 利 用 者 等 の 安 全 を 確 保 することはもとより 地 域 の 防 災 活 動 への 積 極 的 な 協 力 に 努 める 4. 防 災 ボランティアの 果 たすべき 役 割 災 害 時 のボランティアによる 医 療 巡 回 相 談 炊 き 出 し 物 資 搬 送 等 災 害 時 要 援 護 者 の 支 援 活 動 をはじめとして 被 災 者 に 対 する 救 援 活 動 に 努 める 第 1 章 - 12

21 第 6 節 計 画 の 修 正 等 1. 計 画 の 修 正 この 計 画 は 基 本 法 第 42 条 の 規 定 に 基 づき 毎 年 検 討 を 加 え 必 要 がある と 認 めるときはこれを 修 正 する 2. 他 の 計 画 との 関 係 この 計 画 は 本 市 の 地 域 にかかる 災 害 対 策 に 関 する 基 本 的 な 性 格 を 有 する もので 修 正 にあたっては 指 定 地 方 行 政 機 関 の 長 又 は 指 定 地 方 公 共 機 関 等 が 作 成 する 防 災 業 務 計 画 や 県 計 画 等 他 の 計 画 との 整 合 を 図 る 3. 計 画 の 習 熟 等 この 計 画 の 遂 行 にあたり 市 及 び 関 係 機 関 は それぞれの 責 務 が 十 分 果 た せるよう 平 常 時 から 訓 練 等 によって この 習 熟 に 努 め また 広 報 紙 等 に より 市 民 への 周 知 を 図 るものとする 第 1 章 - 13

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23 第 2 章 災 害 予 防 計 画

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25 第 2 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 公 共 的 施 設 等 の 整 備 計 画 災 害 時 における 市 民 の 安 全 を 確 保 するため 道 路 の 整 備 土 木 構 造 物 施 設 の 耐 震 対 策 などにより 公 共 的 施 設 等 の 防 災 機 能 の 強 化 に 努 めると ともに ライフラインに 関 わる 事 業 者 は 災 害 が 発 生 した 場 合 に 迅 速 かつ 的 確 な 応 急 復 旧 を 行 うため 防 災 体 制 の 整 備 に 努 めるものとする 1. 道 路 施 設 市 管 理 の 道 路 の 防 災 対 策 については 道 路 交 通 の 安 全 と 円 滑 な 運 行 を 確 保 するために 落 石 等 危 険 箇 所 に 対 して 必 要 に 応 じモルタル 吹 付 工 落 石 防 止 網 防 災 柵 工 等 の 対 策 を 緊 急 度 の 高 い 箇 所 から 順 次 施 す とともに 同 じく 国 及 び 県 管 理 の 道 路 については 落 石 覆 工 及 び 拡 幅 線 形 改 良 等 を 含 めた 事 業 を 要 請 し 災 害 に 強 い 道 路 づくりを 推 進 する また 災 害 緊 急 時 の 避 難 道 路 輸 送 道 路 等 を 定 め 防 災 上 の 道 路 の 優 先 的 な 整 備 に 努 める なお 災 害 の 発 生 が 予 想 される 場 合 特 に 主 要 路 線 の 注 意 すべき 区 間 については 関 係 機 関 と 協 力 して 重 点 的 に 巡 視 し 警 戒 するととも に 警 察 署 と 協 議 のうえ 通 行 規 制 を 行 うなどの 措 置 を 講 ずる 2. 上 水 道 施 設 上 水 道 施 設 の 耐 震 性 防 災 対 策 を 強 化 し 災 害 時 の 被 害 を 最 小 限 に とどめ 速 やかに 被 害 施 設 の 復 旧 を 可 能 とするために 必 要 な 施 設 整 備 等 を 実 施 するものとする ア. 水 道 施 設 について 優 先 度 に 応 じて 順 次 耐 震 化 を 進 める イ. 配 水 施 設 については 平 常 時 から 巡 回 点 検 を 行 い 給 水 量 及 び 水 位 等 について 記 録 し 災 害 時 には 破 損 寸 断 等 の 早 期 発 見 に 努 める ウ. 平 常 時 から 給 水 タンク 等 の 点 検 整 備 に 努 める 第 2 章 - 1

26 3. 通 信 施 設 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 は 電 気 通 信 事 業 の 公 共 性 を 考 慮 し 災 害 時 においても 可 能 な 限 り 電 気 通 信 サービスを 維 持 し 重 要 通 信 をそ 通 させるよう 防 災 対 策 の 推 進 と 防 災 体 制 の 確 立 を 図 るものとする 地 震 災 害 による 故 障 が 発 生 した 場 合 には 電 気 通 信 設 備 又 は 回 線 の 復 旧 を 迅 速 かつ 的 確 に 行 うとともに 孤 立 防 止 無 線 の 回 線 を 整 備 して 遠 隔 地 の 通 信 途 絶 の 防 止 化 等 通 信 サービスの 確 保 に 努 めるものとす る ア. 平 素 から 設 備 自 体 を 物 理 的 に 強 固 にし 災 害 に 強 く 信 頼 性 の 高 い 通 信 設 備 を 構 築 する イ. 電 気 通 信 システムの 一 部 の 被 災 が 他 に 重 大 な 影 響 を 及 ぼさない よう 信 頼 性 の 向 上 を 図 る ウ. 災 害 時 に 重 要 通 信 をそ 通 させるための 通 信 手 段 を 確 保 する エ. 災 害 を 受 けた 通 信 設 備 をできるだけ 早 く 復 旧 する オ. 災 害 復 旧 及 び 被 災 地 における 情 報 流 通 についてお 客 様 国 地 方 自 治 体 ライフライン 事 業 者 及 び 報 道 機 関 等 と 連 携 を 図 る 4. 電 力 施 設 関 西 電 力 株 式 会 社 は 施 設 の 耐 震 性 強 化 通 信 設 備 の 確 保 等 電 力 施 設 被 害 軽 減 のため 諸 施 策 を 実 施 し 被 害 を 最 小 限 にとどめるよう 万 全 の 措 置 を 講 じるものとする ア. 社 外 機 関 との 協 調 イ. 防 災 教 育 ウ. 防 災 訓 練 エ. 電 力 設 備 の 災 害 予 防 措 置 (ア) 水 害 対 策 (イ) 風 害 対 策 (ウ) 塩 害 対 策 (エ) 高 潮 対 策 (オ) 雷 害 対 策 (カ) 地 盤 沈 下 対 策 (キ) 火 災 爆 発 油 流 出 等 の 対 策 第 2 章 - 2

27 (ク) 土 砂 崩 れ 対 策 オ. 施 設 及 び 設 備 の 整 備 (ア) 観 測 予 報 施 設 及 び 設 備 (イ) 通 信 連 絡 施 設 及 び 設 備 (ウ) 水 防 消 防 に 関 する 施 設 及 び 設 備 (エ) 石 油 等 の 流 出 による 災 害 を 防 止 する 施 設 及 び 設 備 (オ)その 他 災 害 復 旧 用 施 設 及 び 設 備 カ. 資 機 材 等 の 確 保 及 び 整 備 キ. 広 報 活 動 5. 鉄 道 施 設 鉄 道 施 設 における 災 害 防 止 については 線 路 設 備 の 実 態 を 把 握 し 併 せて 周 囲 の 諸 条 件 を 調 査 して 災 害 時 においても 常 に 健 全 な 状 態 を 保 持 できるよう 諸 施 設 の 整 備 を 行 うものとする (1) 西 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 ア. 橋 梁 の 維 持 補 修 及 び 改 良 イ. 河 川 改 修 に 伴 う 橋 梁 改 良 ウ.のり 面 土 留 の 維 持 及 び 改 良 エ. 落 石 防 止 設 備 の 強 化 オ. 建 物 設 備 の 維 持 修 繕 カ. 電 力 通 信 設 備 の 維 持 補 修 キ. 空 高 不 足 による 橋 けた 衝 撃 事 故 防 止 及 び 自 動 車 転 落 事 故 防 止 の 推 進 ク. 線 路 周 辺 の 環 境 条 件 の 変 化 における 線 路 警 戒 体 制 の 確 立 ケ. 台 風 並 びに 豪 雨 時 等 における 線 路 警 戒 体 制 の 確 立 コ. 鉄 道 事 故 及 び 災 害 応 急 処 理 要 領 に 基 づく 旅 客 対 応 支 援 体 制 の 推 進 サ.その 他 防 災 上 必 要 な 設 備 改 良 シ. 台 風 集 中 豪 雨 時 における 線 路 警 戒 体 制 の 強 化 ス.その 他 防 災 上 必 要 な 設 備 改 良 第 2 章 - 3

28 6. 漁 港 港 湾 防 災 対 策 (1) 漁 港 市 内 にある 5 箇 所 の 漁 港 のうち 箕 島 漁 港 ( 第 2 種 漁 港 )について は 県 営 の 広 域 漁 港 整 備 事 業 で その 他 は 市 が 事 業 主 体 となって 整 備 を 進 めているが 未 だ 十 分 とは 言 い 難 い 現 状 である 漁 港 の 整 備 については 漁 村 地 域 の 安 全 を 確 保 するのみでなく 災 害 時 に 道 路 網 が 寸 断 された 場 合 などの 海 上 輸 送 ルートとして 中 枢 機 能 を 果 たす 拠 点 として 非 常 に 大 切 であり 今 後 より 強 固 な 施 設 整 備 に 努 める (2) 港 湾 本 市 の 初 島 町 浜 から 宮 崎 町 までの 間 は 特 定 重 要 港 湾 和 歌 山 下 津 港 有 田 港 区 として 港 湾 区 域 を 形 成 しているが 災 害 時 の 安 全 で 確 実 な 大 量 輸 送 機 能 等 港 湾 空 間 が 有 する 防 災 上 の 特 性 を 活 かすため 有 田 川 河 口 部 右 岸 区 域 の 護 岸 整 備 や 航 路 浚 渫 女 ノ 浦 地 区 等 における 海 浜 海 岸 の 適 切 な 防 災 計 画 を 推 進 する 第 2 章 - 4

29 第 2 節 建 築 物 の 安 全 対 策 計 画 市 及 び 県 をはじめ 防 災 関 係 機 関 は 所 管 施 設 について 地 震 火 災 等 による 建 築 物 被 害 の 防 止 並 びに 軽 減 を 図 るため 点 検 整 備 を 強 化 し 耐 震 耐 火 性 を 保 つよう 配 慮 する また 民 間 の 建 築 物 等 についても その 重 要 度 に 応 じて 防 災 対 策 の 重 要 性 の 周 知 徹 底 を 図 り 耐 震 耐 火 構 造 の 普 及 に 努 めるものとする 1. 公 共 建 築 物 の 耐 震 化 市 及 び 県 をはじめ 防 災 関 係 機 関 は 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 す る 法 律 ( 平 成 7 年 10 月 27 日 法 律 第 123 号 ) 等 に 基 づき 学 校 等 所 管 施 設 について 地 震 による 建 築 物 の 倒 壊 等 の 被 害 防 止 並 びに 軽 減 を 図 る ため 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 を 図 る とくに 災 害 時 には 防 災 拠 点 避 難 所 救 護 所 等 として 活 用 する 市 の 施 設 消 防 本 部 学 校 病 院 等 の 公 共 建 築 物 について 耐 震 化 を 推 進 する 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 にあたっては 昭 和 56 年 6 月 1 日 施 行 の 建 築 基 準 法 施 行 令 以 前 の 耐 震 基 準 で 建 築 された 建 築 物 を 重 点 に 実 施 する ア. 市 及 び 県 等 は 学 校 等 の 公 共 建 築 物 について 順 次 耐 震 診 断 を 実 施 する その 診 断 結 果 に 基 づき 重 要 性 や 緊 急 性 を 考 慮 し 耐 震 改 修 の 計 画 的 な 実 施 に 努 める イ. 市 及 び 県 等 は 学 校 等 の 公 共 建 築 物 の 新 築 にあたり 防 災 上 の 重 要 度 に 応 じた 耐 震 対 策 を 実 施 する 2. 民 間 建 築 物 の 耐 震 化 ア. 市 は 特 定 建 築 物 ( 一 定 規 模 以 上 の 病 院 大 規 模 店 舗 等 多 数 の 人 が 利 用 する 建 築 物 ) 等 の 所 有 者 に 建 築 基 準 法 令 及 び 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 の 普 及 を 図 るとともに 耐 震 診 断 や 耐 震 改 修 に 関 する 知 識 の 普 及 啓 発 に 努 める イ. 市 は 県 と 連 携 し 建 築 物 の 耐 震 性 強 化 のため 民 間 建 築 物 の 所 有 者 に 対 し 耐 震 診 断 改 修 の 必 要 性 をPRし 診 断 改 修 の 促 進 を 図 る 第 2 章 - 5

30 ウ. 市 及 び 県 は 家 具 の 転 倒 防 止 ブロック 塀 自 動 販 売 機 等 の 転 倒 防 止 等 安 全 な 住 まい 方 等 を 含 め 耐 震 に 関 する 知 識 の 普 及 啓 発 に 努 める 3. 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 及 び 被 災 宅 地 危 険 度 判 定 体 制 の 整 備 震 災 後 は 直 ちに 余 震 等 による 災 害 の 拡 大 を 未 然 に 防 止 するため 建 築 物 及 び 宅 地 の 危 険 度 を 判 定 し 居 住 者 に 注 意 喚 起 する 応 急 危 険 度 判 定 を 実 施 する 必 要 がある そのため 県 と 連 携 し 県 等 との 連 絡 体 制 建 築 物 及 び 宅 地 の 危 険 度 判 定 士 の 出 動 依 頼 及 び 命 令 系 統 等 の 出 動 体 制 を 整 備 する また 市 民 に 対 して 制 度 の 趣 旨 について 理 解 が 得 られるよう 普 及 啓 発 に 努 める 4. 建 築 物 の 不 燃 化 の 促 進 建 築 物 の 災 害 予 防 知 識 及 び 建 築 基 準 法 令 の 普 及 啓 発 を 図 り 建 築 確 認 申 請 時 等 において 防 火 上 の 指 導 を 行 うなど 建 築 物 不 燃 化 への 取 組 み を 促 進 する 5. 台 風 時 豪 雨 時 のための 対 策 市 民 に 対 して 台 風 時 豪 雨 時 等 には 屋 根 瓦 や 雨 戸 樋 の 補 修 点 検 テレビアンテナや 塀 等 の 耐 風 性 強 化 等 を 啓 発 し 建 築 物 の 安 全 対 策 を 促 進 する 第 2 章 - 6

31 第 3 節 自 然 災 害 防 止 計 画 1. 河 川 等 の 整 備 (1) 河 川 本 市 の 中 央 部 を 流 れる 有 田 川 は 昭 和 28 年 の 大 氾 濫 後 護 岸 等 の 整 備 改 修 などの 災 害 予 防 対 策 をはじめ 近 年 は 河 川 高 水 敷 を 利 用 し 親 水 性 の 高 い 施 設 整 備 などが 進 められているが 今 後 県 と 協 議 し 護 岸 の 更 なる 強 化 や 狭 い 支 流 部 などの 整 備 に 努 める また 他 の 中 小 河 川 については 県 及 び 関 係 機 関 と 協 力 して 計 画 的 な 整 備 に 努 める (2)ため 池 土 地 利 用 の 変 化 等 に 伴 う 流 出 量 の 増 加 並 びに 兼 業 化 等 による 管 理 体 制 の 弱 体 化 が 進 行 し 危 険 な 状 況 にある 老 朽 化 した ため 池 が 増 加 する 傾 向 にある 管 理 関 係 者 は 随 時 ため 池 を 巡 視 して 危 険 箇 所 の 把 握 に 努 め 耐 震 性 の 診 断 補 修 補 強 を 行 うともに 災 害 発 生 の 未 然 防 止 を 図 るものとする (3) 浸 水 予 防 集 中 豪 雨 高 潮 及 び 異 常 潮 位 などによる 低 地 帯 の 浸 水 災 害 を 防 止 するため 都 市 下 水 路 や 農 村 集 落 排 水 路 の 整 備 樋 門 やポンプ 場 の 設 置 が 進 められ 相 当 減 尐 してきているが 今 後 も 下 排 水 路 の 整 備 やポンプ 施 設 等 の 的 確 な 管 理 を 行 い 災 害 防 止 に 努 めるものとする 2. 土 砂 災 害 対 策 (1) 土 砂 災 害 防 止 法 土 砂 災 害 防 止 法 に 基 づく 警 戒 区 域 の 指 定 があった 際 には 当 該 警 戒 区 域 ご とに 土 砂 災 害 に 関 する 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 予 報 又 は 警 報 の 発 令 及 び 伝 達 避 難 救 助 その 他 当 該 警 戒 区 域 における 土 砂 災 害 を 防 止 するために 必 要 な 警 戒 避 難 体 制 に 関 する 事 項 について 定 める また 警 戒 区 域 内 に 主 として 高 齢 者 障 害 者 乳 幼 児 その 他 の 特 に 防 災 上 の 配 慮 を 要 する 者 が 利 用 する 施 設 がある 場 合 には 当 該 施 設 の 利 用 者 の 円 滑 第 2 章 - 7

32 な 警 戒 避 難 が 行 われるよう 前 項 の 土 砂 災 害 に 関 する 情 報 予 報 及 び 警 報 の 伝 達 方 法 を 定 める さらに 土 砂 災 害 に 関 する 情 報 の 伝 達 方 法 急 傾 斜 地 の 崩 壊 等 のおそれが ある 場 合 の 避 難 地 に 関 する 事 項 その 他 警 戒 区 域 における 円 滑 な 警 戒 避 難 を 確 保 する 上 で 必 要 な 事 項 を 住 民 に 周 知 させるため これらの 事 項 を 記 載 した 印 刷 物 の 配 布 その 他 の 必 要 な 措 置 を 講 じる (2)がけ 崩 れ 対 策 がけ 崩 れ 災 害 による 被 害 を 未 然 に 防 止 または 軽 減 するために 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 を 中 心 として 県 に 対 してがけ 崩 れ 対 策 事 業 の 促 進 を 働 きかける また がけ 崩 れ 災 害 に 対 する 情 報 の 収 集 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 を 図 る (3) 地 すべり 対 策 地 すべり 災 害 による 被 害 を 未 然 に 防 止 または 軽 減 するために 地 すべり 危 険 箇 所 を 中 心 として 県 に 対 して 地 すべり 対 策 事 業 の 推 進 を 働 きかける また 地 すべり 災 害 に 対 する 情 報 の 収 集 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 を 図 る (4) 土 石 流 対 策 土 石 流 災 害 による 被 害 を 未 然 に 防 止 又 は 軽 減 するために 土 石 流 危 険 渓 流 を 中 心 として 情 報 の 収 集 や 点 検 等 を 行 うとともに 関 係 機 関 と 協 力 して 砂 防 工 事 等 防 災 対 策 を 講 じる また 土 石 流 災 害 に 対 する 情 報 の 収 集 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 を 図 る (5) 山 地 防 災 対 策 山 地 災 害 危 険 箇 所 の 状 況 を 把 握 し 近 接 した 市 民 に 対 し 危 険 性 の 周 知 徹 底 を 図 るとともに 県 の 治 山 事 業 において 危 険 度 緊 急 性 の 高 い 箇 所 から 山 地 災 害 危 険 対 策 を 実 施 する 3. 液 状 化 対 策 第 2 章 - 8

33 軟 弱 層 が 堆 積 している 河 川 の 流 域 地 帯 などでは 規 模 の 大 きな 地 震 により 液 状 化 現 象 が 起 こる 危 険 性 が 想 定 されるので これらの 情 報 を 提 供 するとともに 市 所 有 の 建 築 物 にあっては 速 やかに 点 検 し 必 要 な 対 策 を 検 討 する 埋 立 地 に 立 地 する 石 油 精 製 施 設 についても 液 状 化 現 象 によるタ ンク 施 設 の 破 損 等 による 油 類 ガスの 流 出 漏 洩 事 故 等 が 発 生 す ることのないよう 未 然 防 止 を 第 一 に 施 設 の 安 全 管 理 に 努 め 万 全 を 期 するよう 指 導 を 継 続 する 第 2 章 - 9

34 第 4 節 火 災 予 防 計 画 火 災 の 発 生 を 未 然 に 防 止 し また 一 旦 火 災 が 発 生 した 場 合 の 被 害 の 軽 減 を 図 るため 火 災 予 防 及 び 消 防 体 制 の 整 備 充 実 を 図 る また 大 規 模 地 震 時 に 発 生 する 火 災 を 未 然 に 防 止 するため 火 災 予 防 思 想 の 普 及 並 びに 消 防 組 織 の 確 立 と 消 防 施 設 の 拡 充 強 化 を 推 進 し 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 の 保 護 に 万 全 を 期 するものとする その 他 火 災 予 防 に 関 する 必 要 な 事 項 については 有 田 市 消 防 計 画 の 定 めるところによる 1. 消 防 力 の 整 備 充 実 消 防 力 の 整 備 指 針 ( 平 成 12 年 1 月 20 日 消 防 庁 告 示 第 1 号 ) 消 防 水 利 の 基 準 ( 昭 和 39 年 12 月 10 日 消 防 庁 告 示 第 7 号 ) 等 に 基 づき 消 防 の 組 織 体 制 の 確 立 と 施 設 設 備 の 整 備 を 図 る (1) 消 防 組 織 の 確 立 等 ア. 情 勢 に 応 じた 消 防 本 部 消 防 署 の 組 織 の 強 化 イ. 消 防 の 広 域 協 力 体 制 の 強 化 (2) 消 防 体 制 の 充 実 強 化 ア. 消 防 ポンプ 自 動 車 等 消 防 施 設 の 更 新 増 設 等 により 消 防 力 の 充 実 強 化 を 図 る イ. 消 防 水 利 の 確 保 及 び 水 利 の 多 元 化 のため 防 火 水 槽 等 の 整 備 を 図 る ウ. 消 防 施 設 の 管 理 点 検 を 実 施 する エ. 初 期 消 火 活 動 体 制 の 強 化 を 図 る (3) 消 防 団 組 織 の 充 実 強 化 消 防 団 は 消 火 活 動 はもちろんのこと 大 規 模 災 害 時 の 救 助 救 出 活 動 災 害 防 御 活 動 など 地 域 に 密 着 した 組 織 として 非 常 に 重 要 な 役 割 を 果 たしており 各 種 訓 練 や 研 修 の 実 施 により 団 員 の 消 防 技 術 の 向 上 を 図 るほか 車 両 機 材 などの 計 画 的 な 整 備 を 図 る 第 2 章 - 10

35 2. 火 災 予 防 の 強 化 充 実 ア. 消 防 法 に 定 める 危 険 物 施 設 防 火 対 象 物 等 消 防 対 象 物 の 立 入 査 察 をその 用 途 等 に 応 じ 計 画 的 に 実 施 し 消 防 対 象 物 の 状 況 を 把 握 するとともに 火 災 発 生 の 危 険 がある 箇 所 の 発 見 に 努 め 火 災 予 防 対 策 の 指 導 を 行 う また 施 設 設 備 及 び 消 防 用 施 設 の 耐 震 性 の 強 化 を 指 導 する イ. 消 防 法 第 8 条 の 規 定 により 選 任 されている 防 火 管 理 者 に 対 し 防 火 対 象 物 にかかる 消 防 計 画 の 作 成 消 防 訓 練 の 実 施 消 防 用 設 備 の 点 検 火 気 の 使 用 等 の 監 督 収 容 人 員 の 管 理 防 災 教 育 その 他 防 火 管 理 業 務 の 実 施 を 指 導 し 防 火 管 理 制 度 の 推 進 を 図 るもの とする ウ. 一 般 家 庭 に 対 し 住 宅 用 火 災 警 報 機 の 設 置 消 火 器 の 使 用 方 法 地 震 発 生 時 の 火 気 器 具 の 取 扱 等 について 指 導 を 行 い 市 民 等 に 自 主 的 火 災 予 防 体 制 を 推 進 し 火 災 の 防 止 と 消 火 の 徹 底 を 図 る エ. 震 災 時 に 予 想 される 出 火 危 険 を 排 除 するため 耐 震 安 全 装 置 付 火 気 使 用 設 備 器 具 の 普 及 徹 底 を 図 るとともに LPガスボンベの 転 倒 防 止 措 置 の 徹 底 を 指 導 する オ. 各 種 行 事 や 火 災 予 防 週 間 の 啓 発 活 動 等 により 市 民 の 防 火 意 識 の 普 及 高 揚 を 図 るものとする 3. 消 防 相 互 応 援 体 制 の 活 用 大 規 模 又 は 特 殊 災 害 時 等 における 消 防 活 動 の 万 全 を 期 するため 和 歌 山 県 下 消 防 広 域 相 互 応 援 協 定 や 和 歌 山 北 部 臨 海 都 市 広 域 消 防 協 定 な どを 必 要 に 応 じ 積 極 的 に 活 用 を 図 る 4. 県 防 災 ヘリコプターの 要 請 火 災 が 広 域 におよび 空 中 消 火 が 効 果 的 と 判 断 したときは 県 防 災 ヘ リコプター 運 航 管 理 要 綱 ( 平 成 8 年 3 月 9 日 )に 基 づき 出 動 を 要 請 し 空 中 消 火 と 地 上 消 火 で 鎮 圧 を 図 る 第 2 章 - 11

36 第 5 節 文 化 財 災 害 予 防 計 画 市 内 の 歴 史 的 に 価 値 の 高 い 文 化 財 を 保 存 し 後 世 に 伝 えるためには 現 況 を 正 確 に 把 握 し 施 設 の 整 備 を 図 る と と も に 文 化 財 保 護 思 想 の 普 及 徹 底 及 び 現 地 指 導 の 強 化 を 推 進 し 予 想 される 災 害 から 保 護 す るも のとする 1. 文 化 財 火 災 予 防 計 画 ア. 消 防 本 部 及 び 教 育 委 員 会 は 文 化 財 の 所 有 者 又 は 管 理 団 体 に 対 し 防 災 に 関 する 適 切 な 指 導 助 言 を 行 うとともに 防 災 計 画 の 立 案 実 施 を 指 導 する イ. 消 防 本 部 及 び 教 育 委 員 会 は 市 内 の 文 化 財 パトロールを 実 施 し 文 化 財 の 管 理 状 況 を 調 査 するとともに 維 持 管 理 について 文 化 財 の 所 有 者 又 は 管 理 団 体 に 対 し 勧 告 助 言 指 導 を 行 う ウ. 消 防 本 部 及 び 教 育 委 員 会 は 連 絡 を 緊 密 にして 毎 年 1 月 26 日 の 文 化 財 防 火 デー 及 び 11 月 の 文 化 財 保 護 強 調 月 間 等 の 行 事 を 通 じて 広 く 一 般 市 民 に 対 しても 文 化 財 防 火 運 動 を 推 進 するとと もに 文 化 財 の 所 有 者 等 による 防 災 訓 練 の 実 施 と 自 衛 消 防 組 織 の 確 立 等 を 促 進 する エ. 市 が 所 有 及 び 管 理 する 文 化 財 の 災 害 予 防 計 画 については 必 要 と 認 められる 施 設 設 備 の 整 備 等 必 要 な 措 置 を 講 じる 指 定 文 化 財 の 現 況 ( 平 成 24 年 3 月 31 日 現 在 ) 種 別 指 定 別 建 造 物 有 形 文 化 財 記 念 物 民 俗 文 化 財 美 術 工 芸 品 天 然 無 形 民 俗 史 跡 絵 画 彫 刻 工 芸 品 書 跡 考 古 資 料 歴 史 記 念 物 文 化 財 国 指 定 県 指 定 市 指 定 計 第 2 章 - 12

37 第 6 節 危 険 物 等 災 害 予 防 計 画 危 険 物 等 による 災 害 の 発 生 及 び 拡 大 を 防 止 するため 関 係 機 関 と 連 携 して 保 安 体 制 の 強 化 適 正 な 施 設 の 維 持 管 理 の 保 安 措 置 を 講 じるととも に 保 安 教 育 及 び 防 火 思 想 の 啓 発 等 の 徹 底 を 図 る 1. 危 険 物 災 害 予 防 対 策 危 険 物 による 災 害 の 発 生 及 び 拡 大 を 防 止 するため 消 防 法 に 規 定 さ れている 危 険 物 を 取 り 扱 う 対 象 物 の 立 入 検 査 を 実 施 し 適 切 な 行 政 指 導 を 行 い また 保 安 教 育 及 び 訓 練 の 指 導 並 びに 自 衛 消 防 組 織 の 育 成 防 災 思 想 の 啓 発 普 及 の 徹 底 を 図 る (1) 立 入 検 査 の 強 化 危 険 物 施 設 に 対 し 消 防 職 員 の 立 入 検 査 を 実 施 し 次 の 事 項 につ いて 行 政 指 導 を 行 い 災 害 を 未 然 に 防 止 する ア. 危 険 物 施 設 の 位 置 構 造 及 び 設 備 の 維 持 管 理 に 関 する 検 査 イ. 危 険 物 取 扱 者 危 険 物 の 運 搬 積 載 の 方 法 について 検 査 ウ. 危 険 物 施 設 の 管 理 者 保 安 監 督 者 の 業 務 遂 行 について 指 導 エ. 危 険 物 の 取 扱 等 安 全 管 理 について 指 導 (2) 保 安 教 育 の 実 施 危 険 物 事 業 所 の 管 理 責 任 者 防 災 管 理 者 危 険 物 取 扱 者 危 険 物 施 設 保 安 員 はもちろんのこと 全 従 業 員 及 び 協 力 会 社 にいたるまで 保 安 管 理 の 向 上 を 図 るため 講 習 会 及 び 研 修 会 などの 保 安 教 育 を 実 施 する (3) 自 衛 消 防 組 織 の 強 化 促 進 ア. 自 衛 消 防 隊 の 組 織 化 を 推 進 し 特 に 震 災 時 における 自 主 的 な 災 害 予 防 体 制 の 確 立 を 図 る イ. 事 業 所 の 相 互 応 援 に 関 する 協 定 締 結 を 促 進 し 総 合 的 な 自 衛 消 防 力 の 確 立 を 図 る 第 2 章 - 13

38 (4) 化 学 消 防 力 の 整 備 ア. 消 防 機 関 は 化 学 消 防 車 等 消 防 機 械 の 整 備 を 図 り 化 学 消 防 力 の 強 化 を 促 進 する イ. 危 険 物 事 業 所 における 消 防 資 機 材 の 整 備 充 実 を 図 るとともに 新 たな 危 険 物 の 出 現 等 に 対 応 した 消 火 薬 剤 等 の 化 学 消 防 資 機 材 の 強 化 を 促 進 する ウ. 危 険 物 事 業 所 の 各 種 資 機 材 の 有 効 活 用 を 図 るため 消 火 技 術 の 向 上 及 び 意 識 の 高 揚 を 促 進 する 2. 高 圧 ガス 災 害 予 防 対 策 高 圧 ガスによる 災 害 の 発 生 及 び 拡 大 を 防 止 し 市 民 の 安 全 を 守 るた め 市 及 び 関 係 機 関 は 近 畿 経 済 産 業 局 並 びに 県 が 行 う 保 安 規 制 保 安 意 識 の 啓 発 自 主 保 安 体 制 の 推 進 等 の 災 害 予 防 対 策 に 協 力 する 3. 危 険 物 輸 送 車 両 等 災 害 予 防 対 策 危 険 物 高 圧 ガス 火 薬 類 等 の 車 両 による 輸 送 中 の 事 故 並 びにこれ らを 積 載 した 船 舶 事 故 災 害 の 発 生 及 び 被 害 の 拡 大 を 防 止 し 市 民 の 安 全 を 守 るため 市 及 び 関 係 機 関 は 警 察 署 並 びに 海 上 保 安 署 が 行 う 災 害 予 防 対 策 に 積 極 的 に 協 力 する 第 2 章 - 14

39 第 7 節 海 上 流 出 油 災 害 予 防 計 画 石 油 等 の 流 出 については 陸 上 施 設 から 流 出 した 場 合 と タンカー 等 の 事 故 により 一 度 に 大 量 のものが 流 出 した 場 合 が 考 えられるが 平 成 9 年 1 月 に 発 生 した 日 本 海 でのタンカー 沈 没 事 故 のように 季 節 天 候 等 の 自 然 条 件 によっては 広 域 的 な 災 害 となり 環 境 上 大 きな 問 題 にも 発 展 する 可 能 性 が 高 い このため 事 故 発 生 の 未 然 防 止 はもとより 万 一 発 生 した 場 合 の 被 害 拡 大 防 止 を 図 るため 県 石 油 コンビナート 等 防 災 計 画 及 び 海 上 保 安 署 等 が 実 施 する 予 防 対 策 に 積 極 的 に 協 力 するものとする 第 2 章 - 15

40 第 8 節 防 災 体 制 の 整 備 計 画 市 及 び 関 係 機 関 は 災 害 時 の 応 急 対 策 活 動 が 迅 速 かつ 的 確 に 実 施 でき るよう 組 織 動 員 体 制 及 び 装 備 資 機 材 の 整 備 を 図 るとともに 防 災 関 係 機 関 相 互 の 連 携 を 強 化 し 総 合 的 な 防 災 体 制 の 確 立 に 努 めるものとす る 1. 組 織 の 整 備 計 画 (1) 災 害 時 における 組 織 体 制 の 整 備 ア. 災 害 対 策 本 部 その 他 の 組 織 について 整 備 するとともに 災 害 時 有 効 に 機 能 するように 絶 えずその 改 善 に 努 める イ. 防 災 関 係 機 関 は 基 本 法 47 条 の 規 定 に 基 づき 災 害 を 予 測 もしく は 予 報 し または 災 害 に 関 する 情 報 を 迅 速 に 伝 達 するため 必 要 な 組 織 を 整 備 するとともに 絶 えずその 改 善 に 努 める (2) 市 の 動 員 体 制 の 整 備 職 員 の 配 備 基 準 内 容 については 第 3 章 第 1 節 防 災 組 織 計 画 及 び 第 4 章 第 2 節 防 災 組 織 計 画 に 定 めるところによるが 職 員 は 日 頃 から 災 害 時 における 自 らの 役 割 について 習 熟 に 努 めるとと もに 各 部 及 び 関 係 機 関 は 個 々の 災 害 対 策 要 員 の 配 備 体 制 ( 動 員 計 画 ) 及 び 役 割 についてあらかじめ 定 め また 勤 務 時 間 外 につい ても 緊 急 連 絡 網 を 定 め 迅 速 な 防 災 活 動 体 制 の 確 保 に 努 めるものと する 2. 防 災 訓 練 及 び 研 修 教 育 (1) 防 災 訓 練 職 員 の 実 践 的 な 防 災 実 務 の 習 熟 関 係 機 関 の 協 力 体 制 の 強 化 市 民 の 防 災 意 識 の 向 上 を 図 るため 自 主 防 災 組 織 等 の 協 力 のもと 市 単 独 又 は 防 災 関 係 機 関 と 合 同 して 計 画 的 に 災 害 を 想 定 した 次 に 掲 げる 訓 練 を 実 施 するも のとする 第 2 章 - 16

41 ア. 図 上 訓 練 イ. 実 動 訓 練 通 信 情 報 伝 達 避 難 警 備 救 出 救 助 医 療 防 疫 水 防 消 防 その 他 訓 練 (2) 防 災 研 修 災 害 時 における 適 正 な 判 断 力 を 養 い 防 災 体 制 の 確 立 など 防 災 活 動 の 円 滑 な 推 進 を 期 するため 防 災 教 育 を 実 施 する ア. 職 員 に 対 する 教 育 (ア) 防 災 関 係 各 種 講 習 会 の 実 施 (イ) 地 域 防 災 計 画 ( 防 災 活 動 マニュアル) 等 の 研 修 会 の 実 施 (ウ) 見 学 現 地 調 査 等 の 実 施 (エ) 他 機 関 が 実 施 する 防 災 研 修 への 参 加 イ. 市 民 に 対 する 教 育 (ア) 防 災 関 係 各 種 講 習 会 の 実 施 (イ) 災 害 時 行 動 マニュアルの 研 修 会 3. 施 設 設 備 資 機 材 等 の 整 備 (1) 消 防 施 設 等 の 整 備 近 年 における 災 害 の 複 雑 化 多 岐 化 及 び 大 規 模 化 又 は 大 震 災 時 における 同 時 多 発 火 災 に 対 処 するため 消 防 組 織 及 び 施 設 の 充 実 強 化 を 図 る ア. 消 防 施 設 ( 庁 舎 の 移 転 統 合 を 行 い 設 備 の 高 度 化 など 機 能 の 強 化 を 図 る ) イ. 消 防 部 隊 ( 人 員 車 両 等 資 機 材 の 増 強 ) ウ. 消 防 団 ( 組 織 人 員 施 設 装 備 の 充 実 ) エ. 救 急 救 命 体 制 ( 救 急 救 命 士 の 増 員 市 民 に 対 する 救 急 講 習 の 実 施 ) オ. 通 信 施 設 の 多 重 化 カ. 耐 震 性 貯 水 槽 消 火 栓 の 整 備 促 進 キ. 道 路 の 拡 幅 整 備 (2) 水 防 施 設 整 備 洪 水 又 は 高 潮 による 災 害 に 対 処 するため 県 関 係 機 関 等 と 連 携 し 平 第 2 章 - 17

42 常 時 から 水 位 雨 量 の 観 測 施 設 資 機 材 保 管 水 防 倉 庫 の 整 備 充 実 を 推 進 する ア. 水 防 倉 庫 及 び 資 材 等 水 防 箇 所 ごとに 想 定 される 水 防 工 法 に 応 じた 資 機 材 の 種 類 数 量 及 び それらを 収 納 する 倉 庫 を 備 えるものとし 定 期 的 に 整 備 点 検 補 充 を 行 う イ. 雨 量 水 位 等 防 災 気 象 情 報 雨 量 水 位 等 の 情 報 を 正 確 迅 速 に 把 握 するため 県 関 係 機 関 等 と 連 携 し 観 測 施 設 の 整 備 充 実 と 観 測 体 制 の 整 備 を 推 進 する (3) 地 震 津 波 観 測 施 設 の 整 備 地 震 津 波 に 関 する 情 報 を 的 確 に 把 握 するため 県 関 係 機 関 等 と 連 携 し 観 測 施 設 の 整 備 充 実 と 観 測 体 制 の 整 備 を 推 進 する (4) 災 害 通 信 施 設 等 の 整 備 災 害 時 における 被 害 情 報 収 集 をはじめ 防 災 関 係 機 関 相 互 の 通 知 要 請 伝 達 などの 通 信 連 絡 を 迅 速 かつ 円 滑 に 行 うとともに 市 民 への 的 確 な 広 報 活 動 ができるよう 通 信 施 設 の 整 備 点 検 通 信 手 段 の 多 重 化 複 数 化 を 図 るものとする ア. 防 災 行 政 無 線 等 の 整 備 (ア) 防 災 行 政 無 線 の 整 備 については 市 役 所 にキーステーションを 設 け 市 内 全 域 に 61 箇 所 の 固 定 局 放 送 網 を 配 置 して 緊 急 時 の 市 民 への 防 災 情 報 等 の 周 知 伝 達 が 可 能 となっているが 一 層 の 拡 充 等 に 努 めると ともに 更 に 災 害 現 場 等 と 直 接 連 絡 の 可 能 な 移 動 局 網 の 整 備 を 図 る (イ) 地 上 災 害 の 影 響 を 受 けにくい 衛 星 を 利 用 した 非 常 通 信 体 系 などの 整 備 を 検 討 する (ウ) 平 常 時 から 県 の 防 災 行 政 無 線 を 含 め 各 種 無 線 機 の 機 器 の 習 熟 利 用 訓 練 を 行 っておく イ. 有 線 通 信 施 設 の 整 備 災 害 時 の 通 信 は ファクシミリ 等 を 含 む 有 線 電 話 による 通 信 を 原 則 と 第 2 章 - 18

43 する 災 害 等 発 生 により 電 話 が 集 中 し 一 般 通 話 の 規 制 が 行 われた 場 合 で も 優 先 的 に 利 用 できるよう 災 害 時 優 先 電 話 を あらかじめNTTに 申 請 し 通 信 連 絡 の 確 保 に 努 める なお 公 衆 電 話 も 災 害 時 優 先 電 話 に 準 じた 取 扱 いになっており 集 中 時 でも 電 話 がかかりやすくなっている ウ.その 他 の 通 信 手 段 (ア)インターネット 等 の 整 備 充 実 を 図 るなど 災 害 時 通 信 手 段 の 多 様 化 を 推 進 し 非 常 時 の 連 絡 体 制 の 強 化 や 情 報 収 集 の 機 動 力 の 向 上 に 努 め る (イ) 県 警 察 JR アマチュア 無 線 資 格 者 等 と 事 前 に 非 常 通 信 時 の 協 力 体 制 について 協 議 しておくものとする エ. 情 報 収 集 広 報 体 制 の 整 備 (ア) 情 報 収 集 被 害 情 報 の 収 集 体 制 の 整 備 職 員 の 情 報 分 析 能 力 の 向 上 を 図 り 被 害 状 況 の 収 集 について 郵 便 局 自 治 会 等 の 組 織 との 協 力 体 制 を 確 保 する ( 災 害 時 における 有 田 市 と 有 田 市 内 郵 便 局 との 相 互 協 力 に 関 する 覚 書 有 田 市 内 郵 便 局 ( 平 成 12 年 3 月 1 日 )) (イ) 広 報 体 制 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 のおそれがある 場 合 に 市 民 に 対 して 応 急 対 策 と 必 要 な 情 報 を 周 知 できるよう 体 制 及 び 施 設 設 備 の 整 備 を 図 る 第 2 章 - 19

44 第 9 節 物 資 確 保 体 制 の 整 備 災 害 時 応 急 対 策 活 動 を 迅 速 に 行 えるよう 救 助 物 資 資 機 材 等 の 充 実 及 び 適 正 配 置 を 図 り 定 期 的 に 点 検 を 行 うとともに 必 要 物 資 が 不 足 する 場 合 に 対 処 するため 他 市 町 村 民 間 業 者 等 との 協 定 締 結 を 推 進 し 緊 急 調 達 体 制 の 確 立 に 努 める また 各 家 庭 及 び 企 業 に 対 して 最 低 3 日 分 の 水 や 食 糧 生 活 必 需 品 の 備 蓄 を 推 進 するものとする 1. 備 蓄 災 害 時 には 一 時 的 に 流 通 機 構 が 混 乱 するため 被 災 者 や 防 災 作 業 従 事 者 に 対 して 緊 急 に 供 給 すべき 食 糧 や 生 活 必 需 品 の 確 保 が 困 難 になることが 予 想 される また 救 助 活 動 等 災 害 応 急 対 策 を 円 滑 に 実 施 する 必 要 がある 市 及 び 県 等 は このような 事 態 に 備 え 必 要 な 食 糧 生 活 必 需 品 及 び 資 機 材 等 の 備 蓄 を 行 い その 補 充 及 び 更 新 を 行 う 2. 供 給 体 制 の 整 備 (1) 民 間 業 者 との 協 定 の 推 進 備 蓄 だけでは 緊 急 に 必 要 な 生 活 必 需 品 が 不 足 することが 予 想 される そ のため 災 害 時 における 食 糧 生 活 必 需 品 の 供 給 を 確 保 し さらに 災 害 応 急 対 策 の 円 滑 化 を 図 るため 主 食 副 食 日 用 品 及 び 資 機 材 等 の 関 係 業 界 と 協 議 し 事 前 に 調 達 に 関 する 協 定 を 締 結 する 協 定 を 締 結 した 場 合 は 定 期 的 に 物 資 保 有 数 量 報 告 による 在 庫 量 の 確 認 協 定 先 の 見 直 しを 行 い 事 情 の 変 化 に 対 応 する (2) 広 域 相 互 応 援 体 制 の 推 進 大 規 模 災 害 の 場 合 市 の 防 災 能 力 では 対 応 することは 困 難 となることが 予 想 される そのため 県 外 を 含 め 広 域 の 市 町 村 と 物 資 その 他 につい ての 相 互 応 援 協 定 の 締 結 を 推 進 する 第 2 章 - 20

45 協 定 締 結 状 況 一 覧 表 ( 平 成 24 年 3 月 31 日 現 在 ) 協 定 内 容 団 体 名 締 結 年 月 日 協 定 名 称 物 資 等 の 相 互 援 助 京 都 府 向 日 市 平 成 7 年 9 月 20 日 災 害 時 における 相 互 援 助 協 定 物 資 等 の 相 互 援 助 奈 良 県 桜 井 市 平 成 7 年 11 月 1 日 災 害 時 における 相 互 援 助 協 定 災 害 時 の 相 互 協 力 箕 島 郵 便 局 平 成 12 年 3 月 1 日 災 害 時 における 有 田 市 と 有 田 市 内 郵 便 局 との 相 互 協 力 に 関 する 覚 書 障 害 物 の 除 去 応 急 復 旧 有 田 市 建 設 業 会 平 成 18 年 12 月 21 日 大 規 模 災 害 時 における 災 害 応 急 対 策 業 務 に 関 する 協 定 書 消 防 用 水 等 の 搬 送 中 紀 生 コンクリ 平 成 19 年 1 月 17 日 災 害 時 における 消 防 用 水 等 の 搬 送 に ート 協 同 組 合 関 する 協 定 書 災 害 時 の 医 療 救 護 一 般 社 団 法 人 平 成 19 年 10 月 3 日 災 害 時 の 医 療 救 護 についての 協 定 書 有 田 市 医 師 会 災 害 生 活 ごみの 収 集 有 田 一 般 廃 棄 物 平 成 19 年 10 月 26 日 大 規 模 災 害 時 における 災 害 生 活 ごみ 運 搬 収 集 運 搬 協 同 組 の 収 集 運 搬 に 関 する 協 定 書 合 災 害 時 用 備 蓄 物 品 の 西 日 本 電 信 電 話 平 成 20 年 3 月 27 日 緊 急 時 における 西 日 本 電 信 電 話 株 式 保 管 株 式 会 社 和 歌 会 社 施 設 の 使 用 に 関 する 協 定 書 山 支 店 災 害 時 被 災 者 救 援 及 和 歌 山 県 自 動 車 平 成 20 年 10 月 29 日 大 規 模 災 害 時 における 被 災 者 救 援 対 び 車 両 等 障 害 物 除 去 整 備 振 興 会 有 田 策 及 び 車 両 等 障 害 物 除 去 業 務 に 関 す のための 資 機 材 提 供 支 部 る 協 定 書 災 害 復 旧 活 動 のため 関 西 電 力 株 式 会 平 成 21 年 2 月 19 日 災 害 時 における 災 害 復 旧 用 オープン の 用 地 の 提 供 社 和 歌 山 支 店 スペースに 関 する 協 定 書 災 害 時 の 相 互 応 援 全 国 青 年 市 長 会 平 成 21 年 5 月 11 日 全 国 青 年 市 長 会 災 害 応 援 への 加 盟 防 災 関 係 の 協 働 事 業 ありだ 農 業 協 同 平 成 21 年 11 月 13 日 災 害 時 における 有 田 市 とありだ 農 業 に 関 する 協 定 組 合 協 同 組 合 との 地 域 協 働 に 関 する 覚 書 災 害 時 の 相 互 応 援 石 油 基 地 自 治 体 平 成 23 年 7 月 12 日 石 油 基 地 自 治 体 協 議 会 加 盟 団 体 災 害 協 議 会 時 相 互 応 援 協 定 応 急 給 水 活 動 並 びに 有 田 市 管 工 事 組 平 成 24 年 3 月 16 日 災 害 時 の 応 急 活 動 協 力 に 関 する 協 定 水 道 施 設 給 水 装 置 等 合 書 の 応 急 復 旧 第 2 章 - 21

46 (3) 応 援 要 請 供 給 体 制 の 整 備 県 食 糧 事 務 所 等 への 応 援 要 請 体 制 物 資 の 受 入 れ 体 制 物 資 の 供 給 炊 出 し 実 施 体 制 等 の 整 備 を 図 る 第 2 章 - 22

47 第 10 節 救 急 救 助 医 療 体 制 の 整 備 大 規 模 災 害 時 における 多 数 の 負 傷 者 の 発 生 に 備 えて 消 防 本 部 における 救 急 救 助 体 制 の 整 備 を 図 るとともに 医 師 会 医 療 機 関 市 民 の 協 力 のもと 救 急 救 助 医 療 体 制 の 整 備 に 努 めるものとする 1. 救 急 救 助 体 制 の 整 備 消 防 本 部 等 は 大 規 模 災 害 時 には 同 時 に 多 数 の 要 救 助 者 や 負 傷 者 が 出 るこ とを 想 定 し 救 急 救 助 体 制 の 充 実 強 化 を 図 る (1) 救 助 救 急 用 資 機 材 等 の 整 備 ア. 救 助 資 機 材 情 報 通 信 体 制 の 整 備 イ. 救 急 救 命 士 の 養 成 (2) 講 習 会 訓 練 等 の 実 施 ア. 市 職 員 消 防 団 員 への 応 急 救 護 講 習 会 訓 練 の 実 施 イ. 学 校 職 場 等 での 応 急 救 護 講 習 会 の 開 催 ウ. 自 主 防 災 組 織 地 域 での 応 急 講 習 会 の 開 催 (3) 広 域 的 な 連 携 体 制 の 整 備 周 辺 地 域 との 相 互 応 援 協 定 の 締 結 を 推 進 し 広 域 的 な 救 急 救 助 体 制 の 充 実 を 図 る 2. 応 急 医 療 体 制 の 整 備 和 歌 山 県 災 害 拠 点 病 院 である 市 立 病 院 は 定 期 的 に 点 検 を 行 い 現 状 を 把 握 していくとともに 医 薬 品 は 販 売 業 者 と 協 議 し 災 害 時 の 迅 速 かつ 円 滑 な 供 給 に 努 める また 他 の 医 療 関 係 機 関 とも 連 携 しながら 医 療 情 報 の 収 集 伝 達 体 制 医 療 体 制 医 薬 品 の 確 保 等 を 整 備 するものとする ( 災 害 時 の 医 療 救 護 についての 協 定 書 有 田 市 医 師 会 ( 平 成 20 年 4 月 1 日 )) 第 2 章 - 23

48 (1) 救 護 体 制 の 整 備 ア. 救 護 所 の 設 置 救 護 所 を 設 置 する 場 合 の 予 定 場 所 を 次 の 場 所 とし 災 害 発 生 の 状 況 によ り 必 要 に 応 じて 設 置 できる 体 制 を 整 える (ア) 集 中 して 負 傷 者 が 出 る 地 域 (イ) 学 校 等 の 保 健 室 (ウ) 避 難 場 所 (エ) 市 の 公 共 施 設 (オ)その 他 救 護 所 の 設 置 が 必 要 な 場 所 イ. 連 絡 体 制 の 整 備 市 県 医 療 関 係 機 関 は 連 携 して 災 害 時 における 医 療 情 報 の 収 集 伝 達 体 制 を 構 築 する (2) 医 薬 品 等 の 確 保 供 給 体 制 の 整 備 医 療 救 護 活 動 に 必 要 な 医 薬 品 輸 血 用 血 液 製 剤 等 について 備 蓄 を 進 め るとともに 和 歌 山 県 災 害 時 医 薬 品 等 供 給 マニュアル に 基 づき 卸 業 者 からの 調 達 県 への 要 請 等 による 確 保 供 給 体 制 の 整 備 を 図 る 第 2 章 - 24

49 第 11 節 避 難 体 制 の 整 備 災 害 時 において 市 民 が 安 全 かつ 速 やかに 避 難 できるよう 適 切 な 施 設 を 避 難 場 所 として 指 定 し その 整 備 を 図 るとともに 随 時 検 討 を 加 え 見 直 しを 行 うものとする また 避 難 場 所 の 周 知 徹 底 に 努 め 避 難 体 制 の 整 備 を 図 る 1. 避 難 先 避 難 所 の 選 定 整 備 (1) 避 難 先 避 難 所 の 選 定 施 設 管 理 者 と 協 力 し 緊 急 的 に 危 険 から 逃 れるための 避 難 先 住 家 を 失 った 場 合 などで 生 活 をするための 避 難 所 を 選 定 する 選 定 にあたっては 住 居 等 の 分 布 や 避 難 対 象 世 帯 数 避 難 経 路 誘 導 体 制 避 難 所 の 安 全 性 等 を 考 慮 する (2) 避 難 路 の 選 定 洪 水 及 び 浸 水 等 に 備 え それぞれの 地 域 の 実 情 及 び 災 害 特 性 に 応 じた 避 難 路 を 選 定 する 2. 避 難 誘 導 体 制 の 整 備 (1) 避 難 誘 導 体 制 地 域 特 性 を 考 慮 した 避 難 誘 導 体 制 の 整 備 に 努 めるとともに 高 齢 者 や 障 害 者 等 の 災 害 時 要 援 護 者 に 配 慮 し 民 生 委 員 自 主 防 災 組 織 などと 連 携 し た 体 制 づくりを 図 る (2) 避 難 施 設 管 理 者 との 協 議 避 難 施 設 開 設 時 迅 速 で 適 切 な 対 応 がとれるよう 施 設 の 管 理 者 と 平 常 時 か ら 連 携 体 制 の 強 化 や 適 切 な 鍵 の 管 理 徹 底 に 努 める 3. 避 難 に 関 する 情 報 の 周 知 等 (1) 避 難 場 所 の 周 知 避 難 誘 導 標 識 の 設 置 避 難 施 設 の 位 置 を 示 した 地 図 ( 防 災 マップ) 広 報 紙 の 配 布 等 を 通 じて 避 難 場 所 等 の 周 知 を 図 る 第 2 章 - 25

50 (2) 避 難 に 関 する 情 報 の 周 知 防 災 マップ 広 報 紙 等 を 通 じて 避 難 に 関 する 情 報 ( 避 難 方 法 等 )の 周 知 強 化 を 図 る 第 2 章 - 26

51 第 12 節 緊 急 輸 送 体 制 の 確 立 避 難 所 への 誘 導 その 他 緊 急 物 資 資 材 等 の 確 保 及 び 搬 送 のほか 各 種 災 害 応 急 対 策 の 円 滑 な 活 動 を 確 保 するため 緊 急 輸 送 体 制 の 確 立 を 図 るものとする 1. 緊 急 通 行 車 両 の 事 前 届 出 (1) 緊 急 通 行 車 両 ア. 緊 急 通 行 車 両 の 通 行 確 認 基 本 法 第 76 条 第 1 項 の 規 定 により 公 安 委 員 会 が 緊 急 通 行 車 両 以 外 の 車 両 の 通 行 を 禁 止 し 又 は 制 限 を 行 った 場 合 は 同 法 施 行 令 第 33 条 の 規 定 により 緊 急 通 行 車 両 であることの 確 認 を 行 う なお 道 路 交 通 法 第 39 条 第 1 項 の 緊 急 自 動 車 については 確 認 を 受 ける 必 要 がなく 標 章 を 掲 示 する 必 要 がない イ. 緊 急 通 行 車 両 の 基 準 災 害 応 急 対 策 に 従 事 する 者 又 は 災 害 応 急 対 策 に 必 要 な 物 資 の 緊 急 輸 送 その 他 の 災 害 応 急 対 策 を 実 施 するため 運 転 中 の 車 両 であり 緊 急 通 行 車 両 の 確 認 を 受 けた 標 章 を 掲 示 しているもの ウ. 確 認 と 標 章 等 の 交 付 警 察 署 長 は 申 出 を 受 けたときは 災 害 応 急 対 策 を 実 施 するための 車 両 として 使 用 されるものであることの 確 認 を 行 い 当 該 車 両 の 使 用 者 に 対 し 基 本 法 施 行 規 則 第 6 条 に 定 める 標 章 及 び 緊 急 通 行 車 両 確 認 証 明 書 の 交 付 をする (2) 緊 急 通 行 車 両 の 事 前 届 出 緊 急 通 行 車 両 による 輸 送 活 動 の 迅 速 かつ 円 滑 な 実 施 を 図 るため 事 前 届 出 制 度 を 活 用 し 確 認 手 続 きの 省 力 化 効 率 化 を 図 るものとする 市 保 有 で 災 害 時 に 必 要 な 車 両 について 既 に 事 前 届 出 済 の 車 両 について は 緊 急 通 行 車 両 等 事 前 届 出 済 証 を 管 理 保 管 し 新 規 購 入 等 により 新 た に 緊 急 通 行 車 両 に 該 当 すると 思 われるものについては その 都 度 有 田 警 察 署 長 を 経 由 して 県 公 安 委 員 会 に 申 請 をし 緊 急 通 行 車 両 等 事 前 届 出 済 証 の 交 付 を 受 けておくものとする 第 2 章 - 27

52 2. 緊 急 輸 送 道 路 の 指 定 県 は 隣 接 府 県 及 び 防 災 上 の 拠 点 となる 施 設 等 を 結 ぶ 路 線 等 を 緊 急 輸 送 道 路 に 指 定 している 市 において 県 の 指 定 した 緊 急 輸 送 道 路 に 直 結 し 市 の 防 災 上 の 拠 点 とな る 施 設 を 連 絡 する 路 線 として 主 要 幹 線 道 路 やアクセス 道 路 及 びこれらを 補 完 する 道 路 として 決 定 する 3. 輸 送 力 の 確 保 (1) 車 両 の 確 保 災 害 時 の 輸 送 に 使 用 する 車 両 は 市 保 有 の 車 両 で 使 用 するものとするが 不 足 する 場 合 を 想 定 し 事 前 に 業 者 等 と 車 両 の 提 供 について 協 議 する 等 車 両 の 確 保 に 努 める (2) 多 様 な 輸 送 手 段 の 確 保 あらゆる 事 態 に 対 応 できるよう 以 下 のような 多 様 な 輸 送 手 段 の 検 討 整 備 を 図 る 特 に 救 援 物 資 救 援 人 員 被 災 地 からの 避 難 者 等 の 緊 急 輸 送 について 道 路 輸 送 が 困 難 になる 場 合 を 想 定 し 海 上 輸 送 手 段 の 整 備 を 図 る ア. 自 動 車 及 びバイクによる 輸 送 イ. 鉄 道 等 による 輸 送 ウ. 船 舶 による 輸 送 エ.ヘリコプター 等 による 空 中 輸 送 オ. 人 力 等 による 輸 送 第 2 章 - 28

53 第 13 節 防 災 知 識 の 普 及 災 害 を 最 小 限 にくい 止 めるためには 市 民 が 日 頃 から 災 害 に 対 する 備 えを 心 がけ 災 害 から 自 らを 守 るとともに お 互 いに 助 け 合 うという 意 識 と 行 動 が 必 要 である そのため 積 極 的 に 防 災 情 報 を 提 供 し 災 害 に 対 する 正 しい 知 識 の 普 及 徹 底 を 図 り 災 害 時 における 適 切 な 判 断 力 の 養 成 に 努 めるものとする 1. 普 及 啓 発 の 内 容 ア. 防 災 気 象 に 関 する 事 項 イ. 火 災 予 防 知 識 ウ. 過 去 の 主 な 被 害 事 例 エ. 地 域 防 災 計 画 の 概 要 オ. 地 域 の 危 険 箇 所 カ. 平 常 時 の 災 害 に 対 する 心 得 (ア) 住 宅 の 点 検 と 補 強 方 法 (イ) 出 火 の 防 止 (ウ) 救 助 救 護 の 方 法 (エ)3 日 分 の 飲 料 水 や 食 糧 生 活 物 資 等 の 家 庭 及 び 企 業 における 備 蓄 (オ) 非 常 持 ち 出 し 品 の 準 備 (カ) 避 難 所 避 難 路 の 確 認 連 絡 方 法 (キ) 災 害 時 要 援 護 者 の 所 在 把 握 (ク)その 他 災 害 に 応 じた 措 置 キ. 災 害 時 の 心 得 (ア) 災 害 情 報 等 の 聴 取 方 法 (イ) 停 電 時 の 処 置 (ウ) 避 難 の 方 法 時 期 (エ) 身 の 安 全 の 確 保 方 法 初 期 消 火 救 助 応 急 手 当 の 方 法 (オ) 災 害 時 要 援 護 者 への 支 援 第 2 章 - 29

54 2. 普 及 啓 発 の 方 法 市 民 企 業 自 治 会 自 主 防 災 組 織 等 各 種 団 体 に 対 し 防 災 に 関 する 諸 行 事 地 域 社 会 活 動 等 あらゆる 機 会 手 段 を 通 じて 普 及 啓 発 を 実 施 する ア. 広 報 紙 インターネット(ホームページ) イ. 講 習 会 講 演 会 等 の 開 催 及 び 訓 練 の 実 施 ウ.パンフレットの 利 用 エ. 防 災 マップ 等 の 作 成 市 民 への 配 布 オ.ラジオ テレビ 及 び 新 聞 の 利 用 カ. 映 画 スライド キ. 防 災 関 係 展 示 会 ク.その 他 3. 学 校 教 育 における 防 災 教 育 学 校 教 育 において 災 害 予 防 に 関 する 教 育 を 行 う 一 方 災 害 に 対 して 冷 静 に 対 処 できるよう 定 期 的 に 訓 練 等 を 実 施 する 第 2 章 - 30

55 第 14 節 自 主 防 災 組 織 の 整 備 地 域 における 災 害 の 未 然 防 止 や 拡 大 防 止 を 図 るため 災 害 発 生 直 後 の 初 期 消 火 人 命 救 助 等 が 非 常 に 重 要 であるが 大 規 模 な 災 害 が 発 生 した 場 合 には 通 信 交 通 の 途 絶 等 の 悪 条 件 が 重 なり 行 政 を 中 心 とした 組 織 的 な 対 応 が 遅 れる ことが 予 想 される そのため 市 民 の 隣 保 共 同 の 精 神 に 基 づく 自 主 防 災 組 織 の 育 成 を 促 進 し 訓 練 等 を 通 じて 連 携 を 深 め 大 規 模 災 害 に 的 確 に 対 処 できるよ う 技 術 の 向 上 と 組 織 の 強 化 を 図 るものとする また 多 数 の 者 が 出 入 りし 又 は 利 用 する 施 設 危 険 物 を 製 造 若 しくは 保 有 する 工 場 事 業 所 等 においても 自 主 的 な 防 災 組 織 を 編 成 し 大 規 模 な 災 害 事 故 に 備 える さらに 災 害 時 行 動 マニュアルの 作 成 防 災 体 制 の 整 備 防 災 訓 練 等 の 実 施 地 域 の 防 災 訓 練 への 積 極 的 な 参 加 及 び 地 域 市 民 と 連 携 した 防 災 活 動 等 企 業 の 災 害 時 における 地 域 に 果 たす 役 割 を 十 分 認 識 し 防 災 活 動 の 推 進 を 図 る また 地 域 の 防 災 力 の 向 上 を 総 合 的 に 推 進 するため 地 域 の 環 境 や 事 情 に 精 通 していると 同 時 に 消 防 に 関 する 豊 富 な 知 識 や 経 験 技 術 を 有 する 消 防 団 と 自 主 防 災 組 織 との 連 携 協 力 関 係 の 構 築 を 図 る 1. 自 主 防 災 組 織 の 育 成 (1) 自 主 防 災 組 織 の 内 容 ア. 自 主 防 災 組 織 の 単 位 自 治 会 等 を 単 位 とした 自 主 防 災 組 織 の 設 立 を 推 進 する イ. 自 主 防 災 組 織 の 編 成 総 務 班 情 報 班 消 火 班 救 出 救 護 班 避 難 誘 導 班 給 食 給 水 班 等 ウ. 規 約 防 災 計 画 等 の 策 定 自 主 防 災 組 織 は 地 域 の 規 模 様 態 により その 内 容 が 異 なるもので あるが それぞれの 組 織 において 規 約 及 び 防 災 計 画 等 を 定 めておくもの とする 第 2 章 - 31

56 エ. 自 主 防 災 組 織 の 活 動 平 常 時 の 活 動 1 防 災 知 識 の 普 及 及 び 高 揚 2 防 災 関 係 機 関 との 連 絡 3 訓 練 ( 消 火 避 難 給 食 給 水 等 )の 実 施 4 防 災 資 機 材 の 備 蓄 保 守 管 理 5 地 域 における 危 険 度 の 把 握 6 近 隣 の 高 齢 者 障 害 者 乳 幼 児 等 の 災 害 時 要 援 護 者 の 所 在 把 握 7 その 他 防 災 対 策 災 害 時 の 活 動 1 避 難 誘 導 ( 安 否 確 認 集 団 避 難 災 害 時 要 援 護 者 への 援 助 等 ) 2 救 出 救 助 ( 資 機 材 を 使 用 した 救 出 負 傷 者 の 救 護 等 ) 3 出 火 防 止 初 期 消 火 4 情 報 伝 達 ( 地 域 内 の 被 害 情 報 の 収 集 市 への 報 告 及 び 救 援 情 報 等 市 民 への 伝 達 ) 5 炊 出 し 物 資 の 配 送 分 配 6 その 他 災 害 応 急 対 策 活 動 (2) 自 主 防 災 組 織 の 育 成 自 主 防 災 組 織 は 市 民 が 自 主 的 に 結 成 運 営 する 組 織 であるが 災 害 を 未 然 に 防 止 し 又 は 被 害 を 軽 減 するために 果 たす 役 割 の 重 要 性 をふまえ 市 は 啓 発 指 導 助 言 等 を 行 い 結 成 促 進 育 成 を 図 る ア. 自 主 防 災 組 織 の 必 要 性 の 啓 発 講 習 会 防 災 行 事 広 報 紙 インターネット(ホームページ) 等 によ り 啓 発 活 動 に 努 める イ. 既 存 組 織 の 活 用 現 在 市 民 が 自 主 的 に 防 災 活 動 を 行 っている 組 織 がある 場 合 には 新 しい 組 織 に 発 展 して 行 くよう 市 において 積 極 的 に 指 導 する 特 に 自 治 会 等 の 最 も 市 民 に 関 係 のある 組 織 を 有 効 的 に 活 用 し 自 主 防 災 組 織 の 結 成 促 進 育 成 強 化 を 図 る ウ. 活 動 の 支 援 自 主 防 災 組 織 に 対 して 防 災 に 関 する 情 報 の 提 供 防 災 計 画 の 作 成 組 織 の 運 営 資 機 材 の 整 備 防 災 訓 練 等 に 対 する 指 導 助 言 を 行 い 活 動 を 支 援 する 第 2 章 - 32

57 2. 事 業 所 等 による 自 主 的 防 災 体 制 の 整 備 多 数 の 者 が 出 入 りし 又 は 利 用 する 施 設 危 険 物 を 製 造 若 しくは 保 有 す る 工 場 事 業 所 等 においても 従 業 員 利 用 者 の 安 全 確 保 地 域 に 果 たす 役 割 といった 観 点 から 自 主 的 防 災 組 織 の 編 成 災 害 時 行 動 マニュアルの 作 成 防 災 訓 練 の 実 施 地 域 の 防 災 訓 練 への 参 加 等 地 域 市 民 と 連 携 した 防 災 活 動 が 積 極 的 に 行 われるよう 啓 発 推 進 を 図 る 第 2 章 - 33

58 第 15 節 災 害 時 要 援 護 者 対 策 高 齢 者 乳 幼 児 障 害 者 病 人 難 病 等 の 患 者 妊 婦 外 国 人 など 災 害 に 際 して 必 要 な 情 報 を 得 ることや 迅 速 かつ 適 正 な 防 災 行 動 をとることが 困 難 であり 災 害 が 発 生 したとき 被 害 を 受 けやすい 人 ( 災 害 時 要 援 護 者 )に 対 し 災 害 時 に 迅 速 的 確 な 対 応 がとれるよう 施 設 や 環 境 の 整 備 を 行 うとともに 要 援 護 者 支 援 に 係 る 考 え 方 自 助 共 助 公 助 の 役 割 分 担 支 援 体 制 等 について 定 め た 避 難 支 援 プラン( 全 体 計 画 ) 及 び 要 援 護 者 毎 の 具 体 的 な 避 難 支 援 策 につい て 定 めた 避 難 支 援 プラン( 個 別 計 画 ) を 防 災 関 係 機 関 福 祉 関 係 機 関 自 主 防 災 組 織 等 と 連 携 し 作 成 するとともに 随 時 更 新 を 行 うなど 地 域 ぐるみの 支 援 体 制 づくりを 推 進 する 特 に 平 時 における 各 地 域 での 市 民 相 互 の 助 け 合 い や 適 切 なケアシステムの 構 築 が 災 害 時 における 災 害 時 要 援 護 者 対 策 にもつな がることから 市 民 の 自 立 と 相 互 の 助 け 合 いを 基 調 とする 福 祉 コミュニティづ くりやこれを 支 える 保 健 医 療 福 祉 サービスの 連 携 供 給 拠 点 を 体 系 的 に 整 備 するよう 努 めるものとする 1. 災 害 時 要 援 護 者 に 対 する 対 策 (1) 災 害 時 要 援 護 者 の 把 握 自 治 会 民 生 委 員 児 童 委 員 ホームヘルパー 自 主 防 災 組 織 等 の 活 動 を 通 じ 高 齢 者 障 害 者 等 の 災 害 時 要 援 護 者 の 状 況 を 把 握 し 災 害 時 に 迅 速 な 対 応 ができる 体 制 の 整 備 に 努 める (2) 安 全 機 器 の 普 及 促 進 防 災 上 介 助 支 援 を 必 要 とする 災 害 時 要 援 護 者 への 防 火 指 導 とあわせて 防 災 機 器 の 普 及 を 促 進 する (3) 緊 急 情 報 体 制 の 整 備 拡 充 独 居 老 人 世 帯 への 緊 急 通 報 システムの 整 備 拡 充 を 推 進 する 等 通 信 体 制 の 整 備 を 進 める (4)ボランティアの 確 保 第 2 章 - 34

59 災 害 時 要 援 護 者 に 対 し 適 切 な 情 報 支 援 するために 必 要 な 手 話 通 訳 者 要 約 筆 記 者 ガイドヘルパー 及 びボランティアの 確 保 に 努 める (5) 緊 急 避 難 等 災 害 発 生 時 で 緊 急 避 難 を 要 する 事 態 が 発 生 した 災 害 時 要 援 護 者 に 対 し 自 治 会 民 生 児 童 委 員 自 主 防 災 組 織 ボランティア 等 と 協 力 して 緊 急 避 難 救 出 等 の 支 援 体 制 の 整 備 に 努 める (6) 地 域 社 会 との 連 携 災 害 時 要 援 護 者 の 介 助 救 出 等 については 地 域 の 力 に 負 うところが 多 いため 自 治 会 自 主 防 災 組 織 等 の 協 力 を 得 て 災 害 時 要 援 護 者 やその 家 族 を 含 めた 地 域 ぐるみの 支 援 体 制 を 整 える 2. 社 会 福 祉 施 設 等 における 対 策 (1) 避 難 訓 練 の 実 施 災 害 が 発 生 したときの 避 難 場 所 避 難 誘 導 方 法 その 他 計 画 を 樹 立 し 常 に 災 害 に 注 意 するとともに 定 期 的 に 訓 練 を 実 施 するものとする (2) 施 設 設 備 等 の 安 全 点 検 災 害 発 生 時 に 施 設 が 倒 壊 し 又 は 火 災 が 発 生 することのないよう 施 設 や 付 属 危 険 物 を 常 時 点 検 する また 火 気 については 日 頃 から 安 全 点 検 を 行 う (3) 地 域 社 会 との 連 携 社 会 福 祉 施 設 の 入 居 者 及 び 通 所 者 は 自 力 での 避 難 が 困 難 であるものが 多 く 災 害 発 生 時 の 避 難 にあたっては 施 設 職 員 だけでは 不 十 分 である 常 に 施 設 と 地 域 社 会 との 連 携 を 密 にし 災 害 時 には 地 域 市 民 の 協 力 が 得 られる 体 制 づくりをする (4) 緊 急 連 絡 先 の 整 備 災 害 発 生 時 には 保 護 者 又 は 家 族 と 確 実 に 連 絡 とれるよう 緊 急 連 絡 先 の 整 備 を 行 う 第 2 章 - 35

60 第 16 節 ボランティア 活 動 環 境 の 整 備 災 害 時 において 防 災 関 係 機 関 は 被 災 者 の 救 助 救 援 活 動 ライフライン の 復 旧 等 の 災 害 応 急 対 策 を 実 施 し 市 民 は 地 域 社 会 の 中 でお 互 い 協 力 して 自 主 的 な 防 災 活 動 を 行 うことを 要 求 される しかし 行 政 や 市 民 の 対 応 能 力 を 超 える 災 害 においては ボランティアの 迅 速 かつきめ 細 かな 対 応 が 必 要 とされる そのため 日 本 赤 十 字 社 社 会 福 祉 協 議 会 ボランティア 団 体 等 との 連 携 を 図 り 災 害 時 においてボランティア 活 動 が 円 滑 に 行 われるようその 活 動 環 境 の 整 備 に 努 めるものとする 1. 防 災 ボランティアとの 連 携 和 歌 山 県 防 災 ボランティア 登 録 制 度 要 綱 等 により 大 規 模 な 災 害 が 発 生 し た 場 合 に 災 害 救 援 活 動 にあたる 防 災 ボランティアを 把 握 し 連 携 体 制 を 図 る 2. 活 動 支 援 体 制 の 整 備 災 害 時 に 迅 速 にボランティア 活 動 が 機 能 するよう コーディネーターの 育 成 ボランティア 組 織 間 の 連 携 活 動 拠 点 の 整 備 等 活 動 しやすい 環 境 づくり を 図 る 第 2 章 - 36

61 第 3 章 災 害 応 急 対 策 計 画 ( 風 水 害 編 )

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63 第 3 章 災 害 応 急 対 策 計 画 ( 風 水 害 編 ) 第 1 節 防 災 組 織 計 画 第 1 項 組 織 計 画 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 において 防 災 関 係 機 関 が 一 体 となった 災 害 応 急 対 策 を 実 施 するため 法 令 及 び 本 防 災 計 画 並 びに 当 該 各 機 関 の 防 災 に 関 する 計 画 に 基 づき 組 織 体 制 等 についてあらかじめ 整 備 し 防 災 活 動 の 推 進 を 図 るものとする 1. 防 災 活 動 体 制 災 害 時 において 市 民 の 生 命 財 産 を 保 護 し 市 の 地 域 を 保 全 するため 市 は 原 則 として 有 田 市 災 害 対 策 本 部 条 例 及 び 本 防 災 計 画 の 定 めるところにより 災 害 対 策 本 部 を 設 置 し 本 部 長 は 市 職 員 を 総 括 して 防 災 の 推 進 を 図 るものと する なお 本 部 長 に 事 故 ある 時 は 副 本 部 長 ( 副 市 長 教 育 長 病 院 事 業 管 理 者 危 機 管 理 監 ) 本 部 員 ( 市 長 公 室 長 )の 順 位 により 指 揮 をとる また 必 要 に 応 じて 現 地 災 害 対 策 本 部 を 設 置 することができる このため 市 はその 組 織 を 整 備 し 職 員 の 配 備 体 制 所 掌 事 務 その 他 防 災 活 動 に 必 要 な 事 項 を 定 めておくものとし 大 綱 は 概 ね 次 のとおりとする (1) 災 害 対 策 本 部 設 置 前 の 活 動 体 制 ( 災 害 対 策 連 絡 室 ) 本 部 が 設 置 される 前 又 は 本 部 が 設 置 されない 場 合 においても 災 害 発 生 に 備 えて 十 分 な 配 備 体 制 の 必 要 があると 認 めたときは 災 害 対 策 連 絡 室 を 設 置 する ア. 災 害 対 策 連 絡 室 の 組 織 室 長 副 市 長 副 室 長 教 育 長 病 院 事 業 管 理 者 危 機 管 理 監 室 員 市 長 公 室 長 総 務 部 長 市 民 福 祉 部 長 経 済 建 設 部 長 教 育 次 長 消 防 長 第 3 章 - 1

64 イ. 連 絡 室 の 設 置 基 準 (ア) 小 規 模 な 災 害 が 発 生 したとき 若 しくは 発 生 のおそれがあるとき (イ)その 他 市 長 が 必 要 と 認 めたとき ウ. 連 絡 室 の 事 務 分 掌 災 害 対 策 本 部 の 事 務 分 掌 に 準 じる エ. 連 絡 室 の 閉 鎖 基 準 (ア) 災 害 発 生 のおそれが 解 消 したとき (イ) 災 害 応 急 対 策 がおおむね 完 了 したとき (ウ) 災 害 対 策 本 部 が 設 置 されたとき (エ)その 他 市 長 が 必 要 なしと 認 めたとき (2) 災 害 対 策 本 部 ア. 本 部 の 組 織 本 部 会 議 本 部 長 本 部 長 市 長 総 合 調 整 部 市 長 副 市 長 副 本 部 長 副 市 長 教 育 長 病 院 事 業 管 理 者 危 機 管 理 監 副 本 部 長 本 部 員 教 育 長 病 院 事 業 管 理 者 危 機 管 理 監 市 長 公 室 長 総 務 部 長 市 民 福 祉 部 長 経 済 建 設 部 長 総 務 部 衛 生 救 助 部 医 療 救 護 部 経 済 建 設 部 消 防 部 水 道 部 教 育 部 関 係 機 関 教 育 次 長 消 防 長 水 道 事 務 所 長 市 立 病 院 事 務 長 会 計 管 理 者 各 班 議 会 事 務 局 長 その 他 本 部 長 が 必 要 と 認 めるもの 第 3 章 - 2

65 イ. 本 部 の 設 置 基 準 (ア) 大 規 模 な 災 害 の 発 生 が 予 想 され その 対 策 を 要 すると 認 められるとき (イ) 災 害 救 助 法 の 適 用 を 要 する 災 害 が 発 生 したとき (ウ)その 他 市 長 が 必 要 と 認 めたとき ウ. 本 部 の 閉 鎖 基 準 (ア) 災 害 発 生 のおそれが 解 消 したとき (イ) 災 害 応 急 対 策 がおおむね 完 了 したとき (ウ)その 他 市 長 が 必 要 なしと 認 めたとき エ. 本 部 の 設 置 場 所 本 部 は 有 田 市 役 所 内 に 置 く ただし 災 害 の 規 模 やその 他 の 状 況 により 本 部 の 移 動 が 必 要 なときは 他 の 適 当 な 場 所 に 移 動 し 設 置 することがで きる この 場 合 本 部 長 は 直 ちに 関 係 機 関 に 連 絡 を 行 うものとする (3) 災 害 対 策 本 部 の 設 置 又 は 閉 鎖 通 知 本 部 を 設 置 又 は 閉 鎖 したとき 若 しくは 本 部 員 の 動 員 配 備 指 令 又 は 解 除 したときは 直 ちにその 旨 を 県 知 事 及 び 関 係 機 関 に 通 知 するものとする (4) 災 害 対 策 本 部 会 議 本 部 会 議 は 本 部 長 副 本 部 長 及 び 本 部 員 をもって 災 害 対 策 の 実 施 方 針 に ついて 協 議 決 定 するが その 内 容 はおおむね 次 のとおりとする なお 本 部 会 議 の 庶 務 及 び 業 務 の 処 理 は 総 合 調 整 部 本 部 班 が 担 当 する ア. 災 害 の 予 防 対 策 に 関 すること イ. 情 報 の 収 集 分 析 伝 達 に 関 すること ウ. 職 員 の 配 備 体 制 に 関 すること エ. 自 衛 隊 派 遣 の 検 討 と 要 請 に 関 すること オ. 災 害 救 助 法 の 適 用 申 請 に 関 すること カ. 災 害 応 急 対 策 及 び 応 急 復 旧 に 関 すること キ.その 他 災 害 に 関 する 重 要 事 項 第 3 章 - 3

66 (5) 職 員 の 配 備 体 制 の 基 準 災 害 の 発 生 が 予 想 されるとき 又 は 災 害 が 発 生 した 場 合 における 防 災 活 動 を 実 施 するための 職 員 の 配 備 体 制 は 次 のとおりとする 配 備 配 備 時 期 配 備 内 容 配 備 体 制 区 分 警 戒 配 備 1. 気 象 業 務 法 に 基 づく 警 報 ( 波 浪 を 除 く)が 発 表 され 厳 重 な 警 戒 が 要 すると 認 められるとき 2. 災 害 の 発 生 が 予 想 されるとき 3.その 他 市 長 が 必 要 と 認 め 当 該 配 備 を 指 令 したとき 担 当 部 課 で 防 災 体 制 の 強 化 推 進 を は かり 第 1 号 に 移 行 しうる 体 制 とする 経 営 企 画 課 建 設 課 全 職 員 市 長 公 室 経 済 建 設 部 災 害 警 備 当 番 班 の 管 理 職 及 び 他 に 必 要 な 人 員 1. 小 規 模 な 災 害 が 発 生 したとき 災 害 対 策 連 絡 室 を 連 絡 室 員 第 一 号 配 備 若 しくは 発 生 のおそれがあると き 2.その 他 市 長 が 必 要 と 認 め 当 該 配 備 を 指 令 したとき 設 置 し 防 災 体 制 の 強 化 推 進 を は か り 第 2 号 に 移 行 し う る 体 制 とする 経 営 企 画 課 建 設 課 全 職 員 市 長 公 室 経 済 建 設 部 災 害 警 備 当 番 班 の 管 理 職 及 び 他 に 必 要 な 人 員 他 の 所 属 は 部 長 級 職 員 及 び 他 に 必 要 な 人 員 第 二 号 配 備 1. 相 当 規 模 の 災 害 が 発 生 したと き 若 しくは 発 生 のおそれがあ るとき 2.その 他 市 長 が 必 要 と 認 め 当 該 配 備 を 指 令 したとき 災 害 対 策 本 部 に 準 じる 体 制 をとり 関 係 機 関 団 体 等 との 相 互 の 連 携 を 密 に し 必 要 な 協 力 援 助 を 要 請 する 災 害 対 策 本 部 員 市 長 公 室 経 済 建 設 部 災 害 警 備 当 番 班 の 全 職 員 他 の 所 属 は 管 理 職 全 員 及 び 他 に 必 要 な 人 員 第 三 号 配 備 1. 大 規 模 の 災 害 が 発 生 したとき 若 しくは 発 生 のおそれがあると き 2.その 他 市 長 が 必 要 と 認 め 当 該 配 備 を 指 令 したとき 災 害 対 策 本 部 を 設 置 する 本 部 長 は 関 係 機 関 団 体 等 と 協 力 し 市 が 全 力 を あ げ て 防 災 活 動 を 実 施 する 全 職 員 備 考 1 災 害 の 規 模 に 応 じて 人 員 を 増 減 することがある 2 消 防 部 については 消 防 長 が 別 に 定 めるところによる 3 各 配 備 体 制 に 基 づき 配 置 につく 職 員 以 外 の 職 員 にあっては 次 の 体 制 に 円 滑 に 移 行 できる 体 制 を 整 え 勤 務 時 間 内 は 自 席 待 機 勤 務 時 間 外 は 自 宅 待 機 するものとする 第 3 章 - 4

67 (6) 災 害 対 策 本 部 の 事 務 分 掌 部 名 総 合 調 整 部 総 務 部 事 務 分 掌 はおおむね 次 のとおりであるが この 表 で 分 掌 されていない 災 害 応 急 対 策 の 分 担 は 本 部 会 議 においてその 都 度 定 めるものとする 部 長 副 部 長 部 長 市 長 公 室 長 ( 市 長 公 室 参 事 ) 部 長 総 務 部 長 副 部 長 経 営 企 画 課 長 副 部 長 総 務 課 長 班 名 ( 班 長 ) 担 当 課 本 部 班 経 営 企 画 課 長 経 営 企 画 課 プロジェクト チーム 広 報 班 秘 書 広 報 課 長 秘 書 広 報 課 議 会 事 務 局 総 務 班 総 務 課 長 総 務 課 税 務 課 災 害 調 査 員 財 政 班 財 政 課 長 財 政 課 出 納 室 事 務 分 掌 1. 本 部 会 議 の 運 営 に 関 すること 2. 本 部 長 の 指 揮 命 令 の 伝 達 に 関 すること 3. 県 災 害 対 策 本 部 との 連 絡 調 整 に 関 すること 4. 各 関 係 市 町 村 及 び 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 に 関 すること 5. 自 衛 隊 の 派 遣 要 請 に 関 すること 6. 防 災 会 議 に 関 すること 7. 災 害 情 報 気 象 情 報 等 の 収 集 伝 達 に 関 すること 8. 防 災 行 政 無 線 の 管 理 運 用 に 関 すること 9. 各 部 との 連 絡 調 整 に 関 すること 1. 本 部 長 及 び 副 本 部 長 の 秘 書 に 関 すること 2. 広 報 に 関 すること 3. 報 道 機 関 との 連 絡 調 整 に 関 すること 4. 議 員 との 連 絡 調 整 に 関 すること 5. 自 主 防 災 組 織 等 との 連 絡 調 整 に 関 すること 1. 職 員 の 動 員 に 関 すること 2. 職 員 の 派 遣 要 請 に 関 すること 3.ボランティアの 受 け 入 れに 関 すること 4. 庁 舎 の 被 災 状 況 に 関 すること 5. 自 動 車 の 配 車 に 関 すること 6. 情 報 システムの 保 安 管 理 に 関 すること 7. 被 害 状 況 調 査 応 急 対 策 の 実 施 状 況 等 の 取 り まとめ 及 び 報 告 に 関 すること 8.り 災 証 明 の 発 行 に 関 すること 9. 総 合 調 整 部 及 び 他 部 との 連 絡 に 関 すること 1. 災 害 対 策 の 予 算 に 関 すること 2. 応 急 対 策 物 品 の 購 入 に 関 すること 3. 救 援 金 の 受 け 入 れ 及 び 配 分 に 関 すること 第 3 章 - 5

68 部 長 市 民 福 祉 部 長 副 部 長 福 祉 課 長 福 祉 班 福 祉 課 長 福 祉 課 1. 社 会 福 祉 施 設 の 被 害 調 査 及 び 災 害 応 急 対 策 に 関 すること 2. 災 害 時 要 援 護 者 に 関 すること 3. 各 種 福 祉 団 体 との 連 絡 及 び 協 力 要 請 に 関 すこ と 4. 保 育 所 の 保 全 並 びに 臨 時 保 育 所 の 開 設 に 関 す ること 5. 応 急 救 助 食 品 衣 料 品 等 の 調 達 配 分 に 関 する こと 6. 救 援 物 資 の 受 け 入 れ 及 び 配 分 に 関 すること 7. 身 元 不 明 の 遺 体 に 関 すること 8. 避 難 所 の 設 置 及 び 管 理 に 関 すること 9. 総 合 調 整 部 及 び 他 部 との 連 絡 に 関 すること 衛 生 救 助 部 救 助 班 健 康 課 長 健 康 課 介 護 保 険 課 人 権 室 1. 被 災 者 の 給 食 炊 き 出 しに 関 すること 2. 本 部 職 員 及 び 救 助 活 動 協 力 者 の 給 食 炊 き 出 し に 関 すること 3. 被 災 者 の 救 助 活 動 に 関 すること 4. 救 助 記 録 に 関 すること 5. 疾 病 負 傷 者 等 の 調 査 及 び 収 容 に 関 すること 6. 医 療 機 関 及 び 保 健 所 等 への 連 絡 に 関 すること 7. 感 染 症 予 防 に 関 すること 環 境 防 疫 班 生 活 環 境 課 長 生 活 環 境 課 市 民 課 総 合 行 政 委 員 会 事 務 局 1. 衛 生 関 係 施 設 の 被 害 調 査 及 び 災 害 応 急 対 策 に 関 すること 2. 食 品 及 び 飲 料 水 の 衛 生 指 導 に 関 すること 3.ごみ し 尿 の 処 理 に 関 すること 4. 遺 体 の 埋 火 葬 に 関 すること 5. 有 害 物 質 の 性 状 検 知 及 び 発 生 源 の 探 求 に 関 す ること 6. 消 毒 に 関 すること 7. 防 疫 用 薬 品 の 確 保 と 配 給 に 関 すること 第 3 章 - 6

69 医 療 救 護 部 部 長 市 立 病 院 事 務 長 副 部 長 庶 務 課 長 事 務 班 庶 務 課 長 庶 務 課 医 事 課 医 療 班 副 院 長 医 局 薬 局 看 護 局 放 射 線 科 検 査 室 機 能 訓 練 室 1. 医 療 計 画 並 びに 行 動 隊 の 動 員 計 画 に 関 すること 2. 病 院 の 被 害 状 況 調 査 及 び 応 急 修 理 に 関 すること 3. 入 院 患 者 等 の 避 難 誘 導 に 関 すること 4. 救 助 情 報 の 収 集 報 告 及 び 記 録 資 料 の 作 成 並 びに 保 管 に 関 すること 5. 医 師 会 との 連 絡 調 整 に 関 すること 6. 総 合 調 整 部 及 び 他 部 との 連 絡 に 関 すること 1. 収 容 所 に 救 護 収 容 された 傷 病 者 応 急 治 療 及 び 救 護 に 関 すること 2. 被 災 現 地 における 傷 病 者 の 応 急 治 療 及 び 救 護 に 関 すること 3. 収 容 所 及 び 被 災 現 地 に 対 する 医 療 品 ならびに 診 療 材 料 等 の 補 給 に 関 すること 4. 死 亡 確 認 及 び 死 体 の 検 案 経 済 建 部 長 経 済 建 設 部 長 副 部 長 建 設 課 長 産 業 班 商 工 観 光 課 長 商 工 観 光 課 水 産 課 有 田 みかん 課 1. 商 工 業 関 係 施 設 の 被 害 調 査 及 び 災 害 応 急 対 策 に 関 すること 2. 観 光 施 設 の 被 害 調 査 及 び 災 害 応 急 対 策 に 関 す ること 3. 水 産 物 及 び 水 産 業 施 設 の 被 害 調 査 並 びに 災 害 応 急 対 策 に 関 すること 4. 漁 港 施 設 及 び 漁 船 の 被 害 調 査 並 びに 災 害 応 急 対 策 に 関 すること 5. 船 舶 の 確 保 に 関 すること 設 部 6. 被 害 農 家 等 の 経 営 及 び 応 急 技 術 指 導 に 関 する こと 7. 農 作 物 等 の 被 害 調 査 及 び 災 害 応 急 対 策 に 関 す ること 8. 農 地 農 業 用 施 設 の 被 害 調 査 及 び 災 害 応 急 対 策 に 関 すること 9. 総 合 調 整 部 及 び 他 部 との 連 絡 に 関 すること 第 3 章 - 7

70 経 済 建 設 部 部 長 経 済 建 設 部 長 副 部 長 建 設 課 長 建 設 班 建 設 課 長 建 設 課 住 宅 班 建 築 住 宅 課 長 建 築 住 宅 課 地 籍 調 査 課 1. 道 路 公 園 下 水 路 ポンプ 施 設 橋 梁 河 川 樋 門 海 岸 港 湾 等 の 被 害 調 査 及 び 災 害 応 急 対 策 に 関 すること 2. 急 傾 斜 地 及 び 危 険 箇 所 等 の 二 次 災 害 防 止 に 関 すること 3. 災 害 応 急 復 旧 工 事 等 に 必 要 な 建 設 機 械 及 び 資 材 の 確 保 と 運 搬 に 関 すること 1. 市 有 建 築 物 の 被 害 調 査 及 び 災 害 応 急 対 策 に 関 すること 2. 民 間 家 屋 の 被 害 調 査 に 関 すること 3. 応 急 仮 設 住 宅 の 用 地 確 保 及 び 建 設 に 関 するこ と 応 急 危 険 度 判 定 士 消 部 長 消 防 長 副 部 長 次 長 署 長 総 務 班 総 務 課 長 総 務 課 ( 連 絡 支 援 ) 1. 消 防 職 団 員 の 召 集 発 令 対 外 応 援 要 請 に 関 すること 2. 防 災 機 関 との 連 絡 調 整 に 関 すること 3. 総 合 調 整 部 及 び 他 部 との 連 絡 に 関 すること ( 庶 務 ) 1. 活 動 部 隊 の 食 糧 その 他 各 種 必 要 機 材 等 の 補 給 及 び 調 達 に 関 すること 2. 対 外 広 報 に 関 すること 防 警 防 班 警 防 課 長 警 防 課 ( 指 揮 ) 1. 水 火 災 防 ぎょ 計 画 の 策 定 に 関 すること 2. 水 火 災 等 警 戒 防 ぎょの 指 導 に 関 すること 3. 消 防 隊 の 運 用 に 関 すること 部 4. 消 防 通 信 の 運 用 及 び 保 守 に 関 すること 5. 応 援 部 隊 の 誘 導 配 置 に 関 すること 6. 救 急 救 助 活 動 に 関 すること 7. 機 械 器 具 の 補 修 に 関 すること ( 情 報 広 報 ) 1. 予 警 報 の 発 令 気 象 情 報 の 受 領 災 害 情 報 の 収 集 に 関 すること 2. 防 災 活 動 の 記 録 及 び 報 告 火 災 予 防 及 び 原 因 ( 含 損 害 )に 関 すること 第 3 章 - 8

71 水 道 部 部 長 水 道 事 務 所 長 副 部 長 水 道 事 務 所 次 長 業 務 班 業 務 課 長 業 務 課 工 務 班 工 務 課 長 工 務 課 1. 応 急 給 水 に 関 すること 2. 応 急 復 旧 工 事 に 関 すること 3. 広 報 問 い 合 わせ 対 応 に 関 すること 4. 総 合 調 整 部 及 び 他 部 との 連 絡 に 関 すること 1. 水 道 施 設 の 被 害 状 況 の 調 査 に 関 すること 2. 応 急 給 水 に 関 すること 3. 応 急 復 旧 工 事 に 関 すること 教 部 長 教 育 次 長 副 部 長 教 育 総 務 課 長 学 校 教 育 班 教 育 総 務 課 長 教 育 総 務 課 1. 教 育 委 員 会 職 員 の 活 動 計 画 に 関 すること 2. 学 校 施 設 の 被 害 状 況 調 査 及 び 復 旧 計 画 に 関 す ること 3. 生 徒 児 童 の 避 難 に 関 すること 4. 生 徒 児 童 の 被 害 状 況 調 査 及 び 応 急 措 置 に 関 すること 5. 被 災 生 徒 児 童 に 対 する 学 用 品 の 貸 与 に 関 す ること 6. 学 校 施 設 の 管 理 及 び 避 難 所 の 設 置 に 関 するこ と 7. 学 校 の 保 健 衛 生 に 関 すること 8. 学 校 給 食 施 設 の 被 害 状 況 調 査 及 び 復 旧 計 画 に 育 関 すること 9. 学 校 給 食 施 設 での 炊 き 出 しの 協 力 に 関 するこ と 10. 総 合 調 整 部 及 び 他 部 との 連 絡 に 関 すること 部 社 会 教 育 班 生 涯 学 習 課 長 生 涯 学 習 課 1. 公 民 館 等 の 被 害 状 況 調 査 及 び 復 旧 計 画 に 関 す ること 2. 公 民 館 等 の 避 難 所 開 設 の 協 力 に 関 すること 3. 文 化 財 の 保 護 管 理 に 関 すること 4. 体 育 施 設 の 被 害 状 況 調 査 及 び 復 旧 計 画 に 関 す ること 5.PTA 等 教 育 関 係 団 体 の 協 力 要 請 に 関 するこ と 第 3 章 - 9

72 第 2 項 動 員 計 画 市 長 ( 災 害 対 策 本 部 設 置 時 は 本 部 長 )は 災 害 の 規 模 種 類 被 害 発 生 の 予 想 される 時 間 等 を 検 討 し 必 要 な 防 災 活 動 を 実 施 するため 職 員 の 配 備 体 制 の 基 準 により 配 備 範 囲 を 決 定 し 職 員 を 動 員 するものとする 1. 動 員 の 方 法 各 部 長 は 部 内 を 調 整 して 必 要 な 防 災 活 動 人 員 を 編 成 し 防 災 活 動 の 準 備 又 は 実 施 のため 職 員 の 配 備 体 制 の 基 準 について 職 員 に 対 して 徹 底 しておくも のとする (1) 勤 務 時 間 内 の 伝 達 本 部 を 設 置 したときは 総 合 調 整 部 より 本 部 の 各 部 長 に 伝 達 すると 共 に 庁 内 放 送 等 を 通 じて 職 員 に 周 知 する なお 本 部 設 置 以 前 の 配 備 体 制 については その 都 度 市 長 公 室 長 を 通 じ 関 係 部 長 に 伝 達 する (2) 勤 務 時 間 外 の 伝 達 職 員 又 は 警 備 員 は 災 害 発 生 の 情 報 を 察 知 したときは 直 ちに 次 の 方 法 に より 連 絡 して 指 示 をあおぎ 必 要 に 応 じて 関 係 部 長 に 連 絡 するものとする 関 係 部 長 は 配 備 指 令 を 受 けた 場 合 あらかじめ 定 めてある 呼 出 し 表 に より 必 要 な 職 員 を 召 集 する 職 員 市 長 副 市 長 教 育 長 危 機 管 理 監 病 院 事 業 管 理 警 備 員 指 指 連 示 示 絡 連 絡 連 市 長 公 室 長 絡 ( 参 事 ) 経 営 企 画 課 長 連 絡 関 係 部 長 指 示 職 員 者 第 3 章 - 10

73 2. 災 害 時 における 職 員 の 注 意 事 項 ア. 職 員 は あらかじめ 定 められた 災 害 時 における 配 備 体 制 及 び 自 己 の 任 務 を 十 分 習 熟 しておくこと イ. 職 員 は 異 常 天 候 等 の 場 合 においては ラジオ テレビ 等 の 気 象 情 報 に 注 意 し 状 況 に 応 じて 連 絡 を 密 にし 速 やかに 防 災 活 動 に 従 事 できる よう 努 めること ウ. 職 員 は 勤 務 時 間 外 休 日 等 において 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するお それのあることを 知 った 場 合 配 備 命 令 が 無 くても 速 やかにあらかじめ 定 められた 場 所 に 参 集 し 防 災 活 動 を 行 うこと エ. 配 備 命 令 を 受 けた 職 員 は 迅 速 かつ 確 実 な 手 段 で 所 定 の 場 所 に 参 集 し て 防 災 活 動 を 行 うこと 3. 人 員 ( 要 員 ) 不 足 の 場 合 の 措 置 各 班 での 災 害 応 急 対 策 実 施 にあたって 職 員 が 不 足 するときは 班 の 所 属 部 内 で 余 裕 のある 班 から 応 援 を 受 けるものとし なお 不 足 する 場 合 は 総 務 部 長 に 次 の 応 援 内 容 を 示 して 要 請 するものとする ア. 作 業 の 内 容 場 所 及 び 期 間 イ. 男 女 別 の 職 員 数 携 帯 品 その 他 必 要 事 項 第 3 章 - 11

74 第 3 項 応 援 協 力 要 請 計 画 県 近 隣 市 町 村 及 び 指 定 地 方 行 政 機 関 への 応 援 協 力 要 請 計 画 は 本 計 画 によ るものとする ただし 消 防 組 織 法 第 21 条 の 規 定 に 基 づく 消 防 の 相 互 応 援 協 力 に ついては 協 定 事 項 による 1. 法 律 に 基 づく 応 援 協 力 の 要 請 系 統 有 田 基 本 法 第 68 条 応 急 措 置 実 施 の 応 援 要 請 基 本 法 第 67 条 応 急 措 置 実 施 の 応 援 要 請 和 歌 山 県 基 本 法 第 72 条 応 急 措 置 実 施 の 応 援 指 示 近 隣 市 町 村 市 基 本 法 第 29 条 第 2 項 職 員 の 派 遣 要 請 指 定 地 方 行 政 機 関 2. 応 援 要 請 の 決 定 応 援 要 請 を 求 めるときは 次 に 掲 げる 場 合 において 災 害 対 策 本 部 会 議 の 決 定 に 基 づき 総 合 調 整 部 が 行 う ア. 災 害 の 発 生 箇 所 が 他 の 市 町 村 に 隣 接 し 応 援 を 受 けて 緊 急 に 応 急 措 置 を 実 施 することにより 被 害 を 最 小 限 にとどめることができると 判 断 さ れるとき イ. 市 域 内 に 大 規 模 な 災 害 が 発 生 し 応 援 を 求 めなければ 災 害 者 の 救 助 等 に 著 しい 支 障 をきたすおそれがあるとき 第 3 章 - 12

75 3. 応 援 要 請 の 方 法 応 援 を 要 するときは 災 害 の 状 況 及 び 応 援 を 必 要 とする 理 由 応 援 を 必 要 と する 期 間 応 援 を 希 望 する 人 員 並 びに 機 材 車 両 等 の 概 数 応 援 を 希 望 する 区 域 及 び 活 動 内 容 その 他 参 考 となる 事 項 を 記 載 した 文 書 によるものとする ただし 緊 急 を 必 要 とする 場 合 で 文 書 によることができないときは 電 信 又 は 電 話 により 行 うものとする この 場 合 においては 事 後 速 やかに 文 書 を 提 出 するものとする 4. 受 け 入 れ 体 制 応 援 要 請 により 派 遣 された 要 員 の 指 揮 連 絡 車 両 資 機 材 置 場 宿 舎 のた めの 拠 点 として 適 宜 公 共 施 設 等 を 提 供 するものとする また ボランティアについても 必 要 に 応 じ 活 動 拠 点 の 提 供 を 行 う 5. 費 用 の 負 担 応 援 要 請 を 行 った 場 合 の 費 用 は 災 害 対 策 基 本 法 第 92 条 の 規 定 により 原 則 として 応 援 を 要 請 した 市 が 負 担 するものとする 6. 応 援 要 員 の 確 保 他 市 町 村 から 応 援 要 請 を 受 けた 場 合 直 ちに 要 員 を 派 遣 するものとする ただし 要 員 が 長 期 に 及 ぶ 場 合 交 代 要 員 を 確 保 し 適 宜 交 代 を 行 うものと する 第 3 章 - 13

76 第 2 節 情 報 計 画 第 1 項 気 象 情 報 等 の 伝 達 計 画 気 象 地 象 ( 地 震 及 び 火 山 現 象 を 除 く ) 高 潮 波 浪 洪 水 及 び 水 防 に 関 する 警 報 等 の 周 知 徹 底 は 本 計 画 によるものとする 1. 注 意 報 及 び 警 報 ( 津 波 に 関 するものを 除 く) (1) 注 意 報 和 歌 山 地 方 気 象 台 が 気 象 業 務 法 に 基 づき 気 象 現 象 等 により 災 害 の 発 生 が 予 想 される 場 合 注 意 を 喚 起 するために 発 表 するもので その 種 類 発 表 の 基 準 は 別 表 1のとおりである (2) 警 報 和 歌 山 地 方 気 象 台 が 気 象 業 務 法 に 基 づき 暴 風 大 雤 高 潮 波 浪 洪 水 等 により 重 大 な 災 害 の 発 生 が 予 想 される 場 合 厳 重 な 警 戒 を 促 すために 発 表 するもので その 種 類 発 表 の 基 準 は 別 表 2のとおりである (3) 注 意 報 警 報 の 切 り 替 え 又 は 解 除 注 意 報 警 報 は その 種 類 にかかわらず 解 除 されるまで 継 続 される また 標 題 や 内 容 の 一 部 又 は 全 部 を 変 更 して 新 たな 注 意 報 警 報 が 発 表 されるときは これまで 継 続 中 の 注 意 報 警 報 は 自 動 的 に 無 効 となり 新 たな 注 意 報 警 報 に 切 り 替 えられる なお 災 害 のおそれがなくなったときこれらは 解 除 される 和 歌 山 地 方 気 象 台 が 注 意 報 警 報 を 細 分 して 発 表 する 場 合 本 市 は 一 次 細 分 では 和 歌 山 県 北 部 市 町 村 等 をまとめた 地 域 では 和 歌 山 県 紀 中 に 含 まれる 第 3 章 - 14

77 別 表 1 注 意 報 種 類 発 表 基 準 一 般 の 利 用 に 適 合 す る も の 気 象 注 意 報 風 雪 注 意 報 強 風 注 意 報 大 雤 注 意 報 大 雪 注 意 報 濃 霧 注 意 報 雷 注 意 報 風 雪 によって 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 さ れる 場 合 で 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 で ある 雪 を 伴 い 平 均 風 速 が 陸 上 で 12m/s 以 上 海 上 で 15m/s 以 上 になると 予 想 される 場 合 強 風 によって 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 さ れる 場 合 で 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 で ある 平 均 風 速 が 陸 上 で 12m/s 以 上 海 上 で 15m/s 以 上 になると 予 想 される 場 合 大 雤 によって 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 さ れる 場 合 で 具 体 的 には 次 のいずれかの 条 件 に 該 当 する 場 合 である (1)1 時 間 雤 量 が 平 地 40mm 以 上 (ただし 総 雤 量 が 90mm 以 上 ) 山 地 50mm 以 上 (ただし 総 雤 量 が 160mm 以 上 )になると 予 想 される 場 合 (2)3 時 間 雤 量 が 平 地 70mm 以 上 山 地 80mm 以 上 になると 予 想 される 場 合 (3)24 時 間 雤 量 が 平 地 180mm 以 上 山 地 200mm 以 上 になると 予 想 される 場 合 大 雪 によって 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 さ れる 場 合 で 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 で ある 24 時 間 の 降 雪 の 深 さが 平 地 で 5cm 以 上 山 地 で 20cm 以 上 になると 予 想 される 場 合 濃 霧 のため 交 通 機 関 等 に 著 しい 支 障 を 及 ぼすお それのある 場 合 で 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である 視 程 が 陸 上 で 100m 以 下 海 上 で 500m 以 下 になる と 予 想 される 場 合 雷 によって 落 雷 または 雷 に 伴 うひょう 突 風 など による 災 害 のおそれがある 場 合 第 3 章 - 15

78 注 意 報 種 類 発 表 基 準 一 般 の 利 用 に 適 合 す る も の 気 象 注 意 報 乾 燥 注 意 報 なだれ 注 意 報 着 雪 注 意 報 霜 注 意 報 低 温 注 意 報 1 地 面 現 象 注 意 報 高 潮 注 意 報 波 浪 注 意 報 空 気 が 乾 燥 し 火 災 の 危 険 が 大 きいと 予 想 される 場 合 で 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である 実 効 湿 度 60% 以 下 で 最 小 湿 度 35% 以 下 にな ると 予 想 される 場 合 なだれによって 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 される 場 合 で 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である 積 雪 の 深 さが 50cm 以 上 あり 高 野 山 の 最 高 気 温 が 10 以 上 又 はかなりの 降 雤 が 予 想 される 場 合 着 雪 が 著 しく 通 信 線 や 送 電 線 等 に 被 害 が 起 こる と 予 想 される 場 合 で 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 す る 場 合 である 気 温 が-2 ~2 で 24 時 間 の 降 雪 の 深 さが 平 地 で 20cm 以 上 山 地 で 40cm 以 上 と 予 想 される 場 合 3 月 20 日 以 降 最 低 気 温 3 以 下 で 晩 霜 によって 農 作 物 に 著 しい 被 害 が 予 想 される 場 合 低 温 によって 災 害 が 起 こると 予 想 される 場 合 で 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である 沿 岸 部 で 最 低 気 温 が-4 以 下 と 予 想 される 場 合 大 雤 大 雪 による 山 くずれ 地 すべり 等 によって 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 される 場 合 台 風 等 による 海 面 の 異 常 上 昇 によって 災 害 が 起 こ るおそれがあると 予 想 される 場 合 で 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である 潮 位 が 東 京 湾 平 均 海 面 (T.P) 上 1.3m 以 上 にな ると 予 想 される 場 合 風 浪 うねりなどによって 災 害 が 起 こるおそれが ある 場 合 で 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 で ある 3.0m 以 上 の 波 高 ( 有 義 波 高 )が 予 想 される 場 合 1 浸 水 注 意 報 浸 水 によって 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 さ れる 場 合 第 3 章 - 16

79 注 意 報 種 類 発 表 基 準 一 般 の 利 用 に 適 合 す る も の に 適 合 す る も の 2 水 防 活 動 の 利 用 洪 水 注 意 報 大 雤 注 意 報 高 潮 注 意 報 洪 水 注 意 報 有 田 川 洪 水 注 意 報 洪 水 によって 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 さ れる 場 合 で 具 体 的 には 次 のいずれかの 条 件 に 該 当 する 場 合 である (1)1 時 間 雤 量 が 平 地 40mm 以 上 (ただし 総 雤 量 が 90mm 以 上 ) 山 地 50mm 以 上 (ただし 総 雤 量 が 160mm 以 上 )になると 予 想 される 場 合 (2)3 時 間 雤 量 が 平 地 70mm 以 上 山 地 80mm 以 上 になると 予 想 される 場 合 (3)24 時 間 雤 量 が 平 地 180mm 以 上 山 地 200mm 以 上 になると 予 想 される 場 合 一 般 の 利 用 に 適 合 する 大 雤 注 意 報 と 同 じ 一 般 の 利 用 に 適 合 する 高 潮 注 意 報 と 同 じ 一 般 の 利 用 に 適 合 する 洪 水 注 意 報 と 同 じ はん 濫 注 意 情 報 有 田 川 ( 金 屋 )の 水 位 がはん 濫 注 意 水 位 (4.1m) に 到 達 し さらに 水 位 上 昇 が 見 込 まれる 場 合 第 3 章 - 17

80 別 表 2 種 類 発 表 基 準 暴 風 によって 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 される 場 合 で 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 暴 風 場 合 である 警 報 平 均 風 速 が 陸 上 で 20m/s 以 上 海 上 で 25m/s 以 上 になると 予 想 される 場 合 暴 風 雪 によって 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれがある と 予 想 される 場 合 で 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 す 暴 風 雪 る 場 合 である 警 報 雪 を 伴 い 平 均 風 速 が 陸 上 で 20m/s 以 上 海 上 で 25m/s 以 上 になると 予 想 される 場 合 気 大 雤 によって 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれがあると 警 報 一 般 の 利 用 に 適 合 す る も の 象 警 報 大 雤 警 報 予 想 される 場 合 で 具 体 的 には 次 のいずれかの 条 件 に 該 当 する 場 合 である (1)1 時 間 雤 量 が 平 地 70mm 以 上 (ただし 総 雤 量 が 170mm 以 上 ) 山 地 80mm 以 上 (ただし 総 雤 量 が 250mm 以 上 )になると 予 想 される 場 合 (2)3 時 間 雤 量 が 平 地 120mm 以 上 山 地 150mm 以 上 になると 予 想 される 場 合 (3)24 時 間 雤 量 が 平 地 250mm 以 上 山 地 300mm 以 上 になると 予 想 される 場 合 大 雪 によって 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれがあると 大 雪 警 報 予 想 される 場 合 で 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である 24 時 間 の 降 雪 の 深 さが 平 地 で 20cm 以 上 山 地 で 40cm 以 上 になると 予 想 される 場 合 1 地 面 現 象 警 報 大 雤 大 雪 等 による 山 くずれ 地 すべり 等 によっ て 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 される 場 合 第 3 章 - 18

81 種 類 発 表 基 準 警 報 一 般 の 利 用 に 適 合 す る も の 利 用 に 適 合 す る も の 2 水 防 活 動 の 台 風 等 による 海 面 の 異 常 上 昇 によって 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 される 場 合 で 具 体 的 高 潮 警 報 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である 潮 位 が 東 京 湾 平 均 海 面 (T.P) 上 1.8m 以 上 になる と 予 想 される 場 合 風 浪 うねりなどによって 重 大 な 災 害 がおこるお それがある 場 合 で 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 波 浪 警 報 場 合 である 6.0m 以 上 の 波 高 ( 有 義 波 高 )が 予 想 される 場 合 1 浸 水 によって 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれがあると 浸 水 警 報 予 想 される 場 合 洪 水 によって 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 される 場 合 で 具 体 的 には 次 のいずれかの 条 件 に 該 当 する 場 合 である (1)1 時 間 雤 量 が 平 地 70mm 以 上 (ただし 総 雤 量 が 170mm 以 上 ) 山 地 80mm 以 上 (ただし 総 雤 量 洪 水 警 報 が 250mm 以 上 )になると 予 想 される 場 合 (2)3 時 間 雤 量 が 平 地 120mm 以 上 山 地 150mm 以 上 になると 予 想 される 場 合 (3)24 時 間 雤 量 が 平 地 250mm 以 上 山 地 300mm 以 上 になると 予 想 される 場 合 大 雤 警 報 一 般 の 利 用 に 適 合 する 大 雤 警 報 と 同 じ 高 潮 警 報 一 般 の 利 用 に 適 合 する 高 潮 警 報 と 同 じ 洪 水 警 報 一 般 の 利 用 に 適 合 する 洪 水 警 報 と 同 じ はん 濫 警 戒 情 報 有 田 川 ( 金 屋 )の 水 位 が 避 難 判 断 水 位 (5.1m)に 到 達 し さらに 水 位 の 上 昇 が 見 込 まれる 場 合 ある いは はん 濫 危 険 水 位 (5.9m)に 到 達 することが 見 有 田 川 込 まれる 場 合 洪 水 警 報 はん 濫 危 険 情 報 有 田 川 ( 金 屋 )の 水 位 がはん 濫 危 険 水 位 (5.9m) に 到 達 し さらに 水 位 の 上 昇 が 見 込 まれる 場 合 はん 濫 発 生 情 報 洪 水 予 報 区 間 ではん 濫 が 発 生 した 場 合 第 3 章 - 19

82 ( 注 )1 注 意 報 警 報 の 発 表 基 準 欄 に 記 載 した 数 値 は 和 歌 山 県 における 過 去 の 災 害 発 生 頻 度 と 気 象 条 件 との 関 係 を 調 査 して 決 めたものであり 気 象 要 素 によって 災 害 発 生 を 予 想 する 際 の 具 体 的 な 目 安 である 2 印 を 付 した 基 準 値 は 気 象 官 署 の 値 であることを 示 す 1 印 を 付 した 注 意 報 は 標 題 を 出 さないで 気 象 注 意 報 に 含 めて 行 う 2 印 を 付 した 水 防 活 動 に 利 用 に 適 合 する 注 意 報 は 一 般 の 利 用 に 適 合 する 注 意 報 のうち 水 防 に 関 するものを 用 いて 行 い 水 防 活 動 用 の 語 は 用 いない 2. 火 災 警 報 (1) 消 防 法 第 22 条 に 基 づき 和 歌 山 地 方 気 象 台 が 気 象 の 条 件 から 火 災 の 予 防 上 危 険 であると 認 めるとき 知 事 に 火 災 気 象 通 報 を 通 報 するもので その 基 準 は 次 のとおりである 火 災 気 象 通 報 を 受 けた 知 事 は 市 長 に 伝 達 する ア. 実 効 湿 度 が60% 以 下 で 最 小 湿 度 が35%となり 最 大 風 速 が8m/ s 以 上 の 風 が 吹 くと 予 想 されるとき イ. 平 均 風 速 が12m/s 以 上 の 風 が 1 時 間 以 上 連 続 して 吹 くと 予 想 され るとき ただし 降 雤 や 降 雪 が 予 想 される 場 合 は 通 報 しないこともある (2) 知 事 から 通 報 を 受 けた 市 長 は 気 象 の 条 件 が 火 災 の 予 防 上 危 険 と 認 め られるとき 消 防 法 第 22 条 第 3 項 に 基 づき 火 災 警 報 を 発 令 することが できる 3. 土 砂 災 害 警 戒 情 報 和 歌 山 地 方 気 象 台 と 和 歌 山 県 が 共 同 で 大 雤 警 報 発 表 中 に 大 雤 による 土 砂 災 害 の 危 険 が 高 まった 際 市 町 村 単 位 で 土 砂 災 害 警 戒 情 報 を 作 成 発 表 する この 土 砂 災 害 警 戒 情 報 を 受 けた 市 長 は 防 災 活 動 や 住 民 への 避 難 勧 告 などの 災 害 応 急 対 応 を 適 切 に 行 うものとする 4. 土 砂 災 害 緊 急 情 報 国 土 交 通 大 臣 又 は 和 歌 山 県 知 事 から 土 砂 災 害 防 止 法 に 基 づく 緊 急 調 査 によ り 得 られた 当 該 土 砂 災 害 が 想 定 される 土 地 の 区 域 及 び 時 期 に 関 する 情 報 が 通 知 された 際 には 市 長 は 避 難 のための 立 退 きの 勧 告 又 は 指 示 等 の 対 応 を 適 切 に 行 うものとする 第 3 章 - 20

83 5. 水 防 警 報 水 防 警 報 とは 水 防 法 に 基 づき 国 土 交 通 大 臣 又 は 知 事 がそれぞれ 指 定 する 河 川 について 洪 水 による 災 害 の 発 生 が 予 想 される 場 合 において 国 土 交 通 大 臣 の 指 定 する 紀 ノ 川 については 近 畿 地 方 整 備 局 和 歌 山 河 川 国 道 事 務 所 長 が 熊 野 川 については 近 畿 地 方 整 備 局 紀 南 河 川 国 道 事 務 所 長 が 気 象 予 報 又 は 自 ら の 判 断 によって また 知 事 の 指 定 する 有 田 川 については 有 田 振 興 局 建 設 部 長 が 知 事 の 通 知 する 気 象 状 況 並 びに 雤 量 流 量 を 判 断 して 知 事 の 指 揮 監 督 のもとに 警 告 を 発 するものをいう 有 田 川 においては 上 流 部 二 川 ダムでの 治 水 調 整 にかかる 放 流 等 や 加 え てこの 水 系 は 急 峻 な 支 流 が 多 く ふるさとの 川 総 合 公 園 等 の 堤 外 施 設 にお いては 必 要 に 応 じ 避 難 誘 導 等 の 措 置 に 留 意 するものとする なお 二 川 ダム 放 流 にかかるサイレンの 吹 鳴 方 法 及 び 伝 達 系 統 は 次 のとお りとする サイレン 信 号 60 秒 10 秒 60 秒 10 秒 60 秒 吹 鳴 休 止 吹 鳴 休 止 吹 鳴 計 3 分 20 秒 二 川 ダム 管 理 事 務 所 市 長 公 室 又 は 警 備 員 サイレン 経 済 建 設 部 教 育 委 員 会 市 民 福 祉 部 等 関 係 部 防 災 行 政 無 線 放 送 公 園 施 設 利 用 者 等 第 3 章 - 21

84 6. 気 象 情 報 の 伝 達 ( 津 波 関 係 は 震 災 対 策 関 係 火 災 関 係 は 消 防 計 画 ) (1) 伝 達 の 経 路 和 歌 県 警 察 本 部 NTT 大 阪 センタ 有 田 警 察 署 ( 警 報 のみ) 有 田 市 消 防 本 部 山 地 和 歌 山 県 有 田 市 市 民 学 校 保 育 所 その 他 方 気 各 放 送 機 関 象 台 和 歌 山 海 上 保 安 部 海 南 海 上 保 安 署 在 港 船 舶 和 歌 山 県 漁 業 無 線 局 漁 業 船 舶 (2) 伝 達 の 組 織 ア. 勤 務 時 間 内 和 歌 山 地 方 気 象 台 市 市 長 副 市 長 和 歌 山 県 ( 総 合 防 災 課 ) 長 公 室 各 部 長 等 ( 災 害 警 備 当 番 班 長 ) ( 庁 内 放 送 ) 職 員 N T T 大 阪 センタ 病 院 事 務 長 職 員 水 道 事 務 所 長 職 員 ( 警 報 のみ) 消 防 本 部 ( 通 信 指 令 室 ) 消 防 長 消 防 団 長 消 防 職 員 消 防 団 員 第 3 章 - 22

85 警 報 発 令 時 の 対 応 経 営 企 画 課 長 は 警 報 等 の 受 領 伝 達 その 他 の 処 理 に 関 する 取 扱 責 任 を 明 らかにし かつ 事 後 の 参 考 に 資 するため 書 類 を 作 成 し 保 存 する 警 報 の 通 報 を 受 けた 部 課 長 は 警 報 の 内 容 に 応 じて 職 員 に 適 切 な 指 示 を 与 え 災 害 に 対 処 するとともに 防 災 行 政 無 線 放 送 等 により 市 民 学 校 関 係 機 関 等 に 対 して 必 要 な 事 項 を 周 知 させ その 徹 底 を 図 るも のとする イ. 勤 務 時 間 外 和 歌 山 地 方 気 象 台 警 市 長 副 市 長 危 機 管 理 監 和 歌 山 県 ( 当 直 員 ) 備 市 長 公 室 長 職 員 N T T 大 阪 センタ 員 関 係 部 長 等 ( 災 害 警 備 当 番 班 長 ) 職 員 経 済 建 設 部 長 職 員 ( 警 報 のみ) 消 防 本 部 ( 通 信 指 令 室 ) 消 防 長 が 別 に 定 めるところによる 警 報 等 発 令 時 の 対 応 警 備 員 は 当 直 中 気 象 情 報 ( 注 意 報 警 報 )の 通 報 を 受 信 したとき は 直 ちに 市 長 公 室 長 及 び 経 済 建 設 部 長 に 連 絡 し 指 示 をあおぐこと また この 情 報 が 暴 風 大 雤 洪 水 にかかる 警 報 のときは 防 災 行 政 無 線 放 送 により 住 民 に 周 知 すること 連 絡 を 受 けた 当 該 関 係 部 長 等 ( 災 害 警 備 当 番 班 長 )は あらかじめ 定 めている 措 置 を 速 やかに 講 じなければならない 第 3 章 - 23

86 防 災 行 政 無 線 放 送 を 通 じ 周 知 した 警 報 にかかる 解 除 通 報 を 受 信 した ときは 同 様 の 手 段 でこの 旨 周 知 すること ただし 解 除 通 報 の 受 信 が 午 前 0 時 以 降 のときは 当 日 午 前 6 時 以 後 放 送 することとする 7. 異 常 気 象 を 発 見 した 者 の 措 置 災 害 が 発 生 するおそれのある 異 常 な 現 象 ( 竜 巻 異 常 潮 位 等 気 象 水 象 地 象 に 関 する 異 常 な 現 象 )を 発 見 した 者 は 次 の 方 法 により 関 係 機 関 に 通 報 する (1) 発 見 者 の 通 報 異 常 現 象 を 発 見 したものは 直 ちに 市 警 察 又 は 海 上 保 安 署 に 通 報 する こと (2) 警 察 官 海 上 保 安 官 の 通 報 異 常 現 象 を 発 見 し あるいは 通 報 を 受 けた 警 察 官 又 は 海 上 保 安 官 は 直 ちに 市 長 及 び 警 察 署 長 等 に 通 報 すること (3) 市 長 の 通 報 通 報 を 受 けた 市 長 は 速 やかに 和 歌 山 地 方 気 象 台 災 害 の 予 想 される 隣 接 の 市 町 長 並 びに 和 歌 山 県 の 関 係 課 に 通 報 する (4) 周 知 徹 底 異 常 現 象 を 発 見 し あるいは 通 報 を 受 けたとき 市 長 はその 現 象 によっ て 予 想 される 地 域 の 住 民 及 び 関 係 機 関 に 周 知 徹 底 を 図 る 第 3 章 - 24

87 ~ 第 2 項 被 害 情 報 等 の 収 集 計 画 災 害 時 における 被 害 情 報 等 の 収 集 は 災 害 応 急 対 策 を 迅 速 かつ 確 実 に 実 施 す る 基 礎 となるものであり 本 計 画 により 被 害 情 報 をはじめとする 各 種 災 害 情 報 を 速 やかに 把 握 するものとする 1. 被 害 調 査 各 部 の 所 管 に 属 する 事 項 についての 被 害 状 況 及 び 公 共 施 設 等 の 被 害 状 況 の 調 査 報 告 は それぞれの 関 係 部 において 適 宜 行 うものとするが 特 に 人 的 被 害 及 び 住 居 被 害 の 調 査 については 地 区 自 治 会 長 の 協 力 のもと あらかじめ 市 長 が 任 命 している 災 害 調 査 員 をもって 情 報 収 集 を 実 施 する また 職 員 は 被 害 の 規 模 を 推 定 するための 関 連 情 報 を 速 やかに 収 集 し 上 司 に 通 報 するものとする 被 害 状 況 認 定 及 び 報 告 書 記 入 の 基 準 人 的 被 害 住 家 被 害 被 害 の 種 類 番 号 基 準 当 該 災 害 が 原 因 で 死 亡 し 死 体 を 確 認 したも 死 者 1 の 又 は 死 体 を 確 認 することができないが 死 亡 したことが 確 実 なものとする 行 方 不 明 2 当 該 災 害 が 原 因 で 所 在 不 明 となり かつ 死 亡 の 疑 いのあるものとする 災 害 のため 負 傷 し 医 師 の 治 療 を 受 け 又 は 受 け 重 傷 者 3 る 必 要 のあるもののうち 1 ケ 月 以 上 の 治 療 を 要 する 見 込 みのもの 災 害 のため 負 傷 し 医 師 の 治 療 を 受 け 又 は 受 け 軽 傷 者 4 る 必 要 のあるもののうち 1 ケ 月 未 満 で 治 癒 でき る 見 込 みのもの 住 家 現 実 に 居 住 のため 使 用 している 建 物 をいい 社 会 通 念 上 の 住 家 であるかどうかを 問 わない 世 帯 生 計 を 一 つにしている 実 際 の 生 活 単 位 をいう 住 家 が 滅 失 したもので 具 体 的 には 住 家 の 損 住 家 全 壊 5 ( 全 焼 流 出 ) 7 壊 若 しくは 流 失 した 部 分 の 床 面 積 が その 住 家 の 延 べ 面 積 の 70% 以 上 に 達 したもの 又 は 住 家 の 主 要 構 造 部 の 被 害 額 が その 住 家 の 時 価 の 50% 以 上 に 達 した 程 度 のものとする 第 3 章 - 25

88 住 家 被 害 被 害 の 種 類 番 号 基 準 住 家 の 損 壊 が 甚 だしいが 補 修 すれば 元 通 りに 住 家 半 壊 ( 半 焼 ) 一 部 損 壊 床 上 浸 水 8 ~ ~ ~ 16 使 用 できるもので 具 体 的 には 損 壊 部 分 が その 住 家 の 延 べ 面 積 20% 以 上 70% 未 満 のもの 又 は 住 家 の 主 要 構 造 部 の 被 害 額 がその 住 家 の 時 価 の 20% 以 上 50% 未 満 のものとする 全 壊 及 び 半 壊 に 至 らない 程 度 の 住 家 の 破 損 で 補 修 を 必 要 とする ただし ガラスが 数 枚 破 損 し た 程 度 のごく 小 さなものは 除 く 住 家 の 床 より 上 に 浸 水 したもの 及 び 全 壊 半 壊 には 該 当 しないが 土 砂 竹 木 等 のたい 積 により 一 時 的 に 居 住 することができないものとする 床 下 浸 水 17 ~ 19 る 床 上 浸 水 に 至 らない 程 度 に 浸 水 したものとす り 災 者 非 住 り 災 世 帯 20 災 害 により 被 害 をうけ 通 常 の 生 活 を 維 持 する ことができなくなった 生 計 を 一 にしている 世 帯 で 全 壊 半 壊 床 上 浸 水 により 被 害 を 受 けた 世 帯 をいう り 災 人 員 21 り 災 世 帯 の 構 成 人 員 をいう 住 家 以 外 の 建 物 でこの 報 告 中 他 の 被 害 箇 所 項 非 住 家 目 に 属 さないものとする これらの 施 設 に 居 住 し ているときは 当 該 部 分 は 住 家 とする 公 共 建 物 22 ~ 26 公 用 又 は 公 共 の 用 に 供 する 建 物 家 その 他 27 ~ 29 公 共 建 物 以 外 の 倉 庫 土 蔵 車 庫 等 の 建 物 ( 全 壊 半 壊 したもののみ)をいう 文 教 施 設 文 教 施 設 30 ~ 33 小 中 高 校 特 別 支 援 学 校 幼 稚 園 における 教 育 の 用 に 供 する 施 設 全 壊 半 壊 は 住 家 の 全 壊 半 壊 に 準 じるものとする 第 3 章 - 26

89 農 被 害 の 種 類 番 号 基 準 田 畑 の 流 出 埋 没 34 ~ 37 田 の 耕 土 が 流 失 し 又 は 砂 利 等 のたい 積 のた め 耕 作 が 不 能 になったものとする 畑 について は 田 の 例 に 準 じて 取 り 扱 うものとする 地 衛 生 関 係 施 設 交 通 通 信 田 畑 の 冠 水 34 ~ 37 田 については 稲 の 先 端 が 見 えなくなる 程 度 に 水 につかったものとする 畑 については 田 の 例 に 準 じて 取 り 扱 うものとする 畦 畔 38 田 及 び 畑 の 畦 畔 をいう 一 般 林 地 39 農 林 水 産 施 設 土 木 施 設 40 ~ ~ 50 病 院 51 水 道 52 清 掃 関 係 施 設 53 商 工 関 係 54 がけくずれ 55 鉄 道 不 通 56 船 舶 被 害 林 業 用 施 設 44~50 の 土 木 施 設 に 含 まれる もの 85 林 産 施 設 以 外 のものとする 農 林 水 産 業 施 設 災 害 復 旧 事 業 費 国 庫 補 助 の 暫 定 措 置 に 関 する 法 律 の 補 助 対 象 施 設 ( 農 地 農 業 用 施 設 林 業 用 施 設 漁 業 用 港 施 設 共 同 利 用 施 設 )とする 公 共 土 木 施 設 災 害 復 旧 事 業 費 国 庫 負 担 法 によ る 国 庫 負 担 の 対 象 となる 施 設 ( 河 川 海 岸 砂 防 設 備 林 地 荒 廃 防 止 施 設 地 すべり 防 止 施 設 急 傾 斜 地 崩 壊 防 止 施 設 道 路 港 湾 漁 港 下 水 道 )とする 公 衆 又 は 特 定 多 数 人 のため 医 業 又 は 歯 科 医 業 をなす 場 所 であって 患 者 20 人 以 上 の 収 容 施 設 を 有 するもの 水 道 とは 上 水 道 簡 易 水 道 飲 料 水 供 給 施 設 であって 公 共 のものをいう し 尿 処 理 施 設 ごみ 処 理 施 設 ( 焼 却 破 砕 圧 縮 等 を 含 む)であって 公 共 のものをいう 建 物 以 外 の 商 工 被 害 ( 工 業 原 材 料 商 品 生 産 機 械 器 具 等 をいう)をいう 崩 土 等 により 通 行 止 めになった 箇 所 ( 道 路 の み)をいう 電 車 等 の 運 行 が 不 能 となったもの( 異 常 気 象 に よる 運 休 を 含 む)をいう ろ かいのみをもって 運 転 する 舟 以 外 の 船 に 関 するものをいう 通 信 被 害 58 通 信 不 能 となった 電 話 回 線 数 をいう 第 3 章 - 27

90 被 害 の 種 類 番 号 基 準 公 立 文 教 施 設 59 公 立 の 文 教 施 設 の 被 害 額 をいう 農 林 水 産 業 施 設 土 木 施 設 60 ~ ~ 73 う 34~38 40~43 に 該 当 するものの 被 害 額 をい 44~50 に 該 当 するものの 被 害 額 をいう そ の 他 の 公 共 施 設 そ の 他 病 院 に 該 当 するもののうち 公 立 病 院 の 被 害 額 を いう 水 道 に 該 当 するものの 被 害 額 をいう 清 掃 施 設 に 該 当 するものの 被 害 額 をいう 県 ( 一 般 企 業 局 公 社 ) 市 町 村 公 共 施 設 被 害 市 町 村 数 77 ~ 81 農 産 被 害 84 林 産 被 害 85 畜 産 被 害 86 水 産 被 害 87 文 教 施 設 農 林 水 産 業 施 設 公 共 土 木 施 設 以 外 の 公 共 施 設 の 被 害 額 をいう 83 公 共 施 設 に 被 害 のあった 市 町 村 の 数 をいう 農 林 水 産 業 施 設 以 外 の 農 産 (ビニールハウス 農 作 物 等 )の 被 害 額 をいう 農 林 水 産 業 施 設 以 外 の 林 産 ( 立 木 苗 木 等 )の 被 害 額 をいう 農 林 水 産 業 施 設 以 外 の 畜 産 ( 家 畜 畜 舎 等 )の 被 害 額 をいう 農 林 水 産 業 施 設 以 外 の 水 産 (のり 魚 介 漁 船 等 )の 被 害 額 をいう 商 工 被 害 に 該 当 するものの 被 害 額 をいう その 他 89 う 59~88 の 各 項 に 該 当 しないものの 被 害 額 をい 第 3 章 - 28

91 2. 災 害 調 査 員 の 任 務 ア. 市 域 の 被 害 状 況 を 的 確 に 把 握 するため 災 害 調 査 員 は 総 務 部 総 務 班 長 の 指 揮 のもと あらかじめ 指 定 されている 地 区 の 調 査 をおこない 調 査 結 果 を 総 務 部 総 務 班 長 に 報 告 するものとする なお 本 部 設 置 前 及 び 設 置 しない 場 合 にあっても 本 部 事 務 分 掌 に 準 じる ものとする イ. 総 務 部 総 務 班 は 各 担 当 地 区 の 被 害 が 甚 大 で 調 査 員 が 不 足 する 場 合 は 要 員 に 余 裕 のある 他 部 に 応 援 を 依 頼 し 適 宜 任 命 し 派 遣 するものとする ウ. 災 害 調 査 員 は 次 の 様 式 による 報 告 書 を 作 成 するものとする (ア) 被 害 状 況 調 査 表 様 式 1 (イ)り 災 者 名 簿 様 式 2 (ウ) 被 害 状 況 集 計 表 様 式 3 3. 被 害 状 況 の 収 集 報 告 ア. 被 害 状 況 の 収 集 を 迅 速 に 行 うため 総 務 部 総 務 班 長 は 適 当 な 時 期 に 災 害 調 査 員 による 調 査 を 行 い 災 害 対 策 の 時 期 が 失 することのないようにしな ければならない なお 本 部 設 置 前 及 び 設 置 しない 場 合 にあっても 本 部 事 務 分 掌 に 準 じ 総 務 部 総 務 課 長 が 指 揮 するものとする イ. 部 長 等 は それぞれ 所 管 の 公 共 施 設 等 の 被 害 状 況 を 調 査 し 総 務 部 総 務 班 に 報 告 するものとする なお 本 部 設 置 前 及 び 設 置 しない 場 合 にあっても 本 部 事 務 分 掌 に 準 じ 総 務 部 総 務 課 に 報 告 するものとする ウ. 被 害 状 況 の 集 計 は 総 務 部 総 務 班 が 行 い 本 部 長 に 報 告 する なお 本 部 設 置 前 及 び 設 置 しない 場 合 にあっても 集 計 作 業 は 本 部 事 務 分 掌 に 準 じ 総 務 部 総 務 課 が 行 い 市 長 に 報 告 する エ. 被 害 状 況 の 収 集 にあたっては 消 防 本 部 及 び 警 察 署 とも 十 分 連 絡 をとる ものとする 第 3 章 - 29

92 4. 和 歌 山 県 への 被 害 状 況 の 報 告 (1) 報 告 基 準 ア. 災 害 救 助 法 の 適 用 基 準 に 該 当 する 場 合 イ. 災 害 対 策 本 部 を 設 置 した 場 合 ウ. 災 害 による 被 害 に 対 して 国 の 特 別 の 財 政 援 助 を 要 する 場 合 エ. 災 害 による 被 害 は 当 初 は 軽 微 であっても 今 後 上 記 ア~ウの 要 件 に 該 当 する 災 害 に 発 展 するおそれのある 場 合 オ.その 他 災 害 の 状 況 及 びそれが 及 ぼす 社 会 的 影 響 等 からみて 報 告 する 必 要 があると 認 められる 場 合 (2) 被 害 報 告 の 種 類 ア. 災 害 速 報 被 害 状 況 速 報 及 び 災 害 概 況 速 報 様 式 4(その 1 その 2) イ. 被 害 状 況 報 告 被 害 状 況 報 告 様 式 5( 附 表 1~6) (3) 災 害 速 報 及 び 被 害 状 況 報 告 要 領 ア. 災 害 速 報 (ア) 災 害 速 報 は 災 害 の 総 合 的 な 応 急 対 策 をたてる 基 礎 となるものであ り 人 及 び 家 屋 被 害 を 優 先 して 報 告 するものとする (イ) 報 告 すべき 災 害 の 発 生 を 覚 知 したときは 直 ちに 加 入 電 話 無 線 電 話 ファクシミリ 等 によって 第 一 報 を 報 告 するものとし 以 後 速 報 様 式 に 定 める 事 項 について 判 明 したもののうちから 逐 次 報 告 するも のとする イ. 被 害 状 況 報 告 (ア) 被 害 状 況 報 告 は 災 害 応 急 対 策 及 び 災 害 復 旧 の 基 礎 となるものであ り 状 況 に 応 じて 概 況 中 間 確 定 報 告 と 段 階 的 に 行 うものとする (イ) 被 害 確 定 報 告 は 災 害 応 急 対 策 を 終 了 した 後 速 やかに 行 うものとす る 県 との 通 信 途 絶 等 により 報 告 できない 場 合 消 防 庁 に 直 接 報 告 するもの とする 消 防 機 関 への 通 報 が 殺 到 した 場 合 その 状 況 を 直 ちに 県 及 び 消 防 庁 に 報 告 するものとする 第 3 章 - 30

93 第 3 項 災 害 通 信 計 画 災 害 情 報 の 収 集 並 びに 応 急 対 策 の 指 示 伝 達 等 災 害 時 における 通 信 連 絡 は 本 計 画 による 1. 通 信 連 絡 防 災 関 係 機 関 における 災 害 時 の 通 信 連 絡 は 有 線 電 話 県 防 災 電 話 等 のう ち 最 も 迅 速 な 方 法 で 実 施 する (1) 電 話 防 災 関 係 機 関 連 絡 先 一 覧 機 関 名 所 在 地 電 話 番 号 防 災 電 話 和 歌 山 地 方 気 象 台 和 歌 山 市 男 野 芝 丁 4 (073) 海 南 海 上 保 安 署 海 南 市 下 津 町 下 津 (073) 近 畿 地 方 整 備 局 和 歌 山 河 川 国 道 事 務 所 和 歌 山 市 西 汀 丁 16 (073) 近 畿 地 方 整 備 局 海 南 国 道 維 持 出 張 所 海 南 市 冷 水 15 (073) 近 畿 地 方 整 備 局 和 歌 山 港 湾 事 務 所 和 歌 山 市 湊 薬 種 畑 の 坪 1334 (073) 近 畿 財 務 局 和 歌 山 財 務 事 務 所 和 歌 山 市 今 福 1 丁 目 3-35 (073) 近 畿 農 政 局 和 歌 山 市 二 番 丁 2 和 歌 山 地 域 センター 和 歌 山 地 方 合 同 庁 舎 (073) 御 坊 労 働 基 準 監 督 署 御 坊 市 湯 川 町 財 部 1132 (0738) 陸 上 自 衛 隊 第 37 普 通 科 連 隊 大 阪 府 和 泉 市 伯 太 町 官 有 地 (0725) 郵 便 事 業 ( 株 ) 箕 島 支 店 有 田 市 箕 島 和 歌 山 県 庁 和 歌 山 市 小 松 原 通 1 丁 目 1 (073) 和 歌 山 県 総 合 防 災 課 和 歌 山 市 湊 通 丁 北 一 丁 目 2-1 (073) (073) ( 時 間 外 ) 和 歌 山 県 水 防 本 部 和 歌 山 市 湊 通 丁 北 一 丁 目 2-1 (073) 第 3 章 - 31

94 機 関 名 所 在 地 電 話 番 号 防 災 電 話 有 田 振 興 局 湯 浅 町 湯 浅 有 田 振 興 局 総 務 県 民 課 湯 浅 町 湯 浅 有 田 振 興 局 建 設 部 湯 浅 町 湯 浅 有 田 振 興 局 健 康 福 祉 部 湯 浅 町 湯 浅 和 歌 山 下 津 港 湾 事 務 所 和 歌 山 市 築 港 6-22 (073) 二 川 ダム 管 理 事 務 所 有 田 川 町 二 川 有 田 警 察 署 有 田 市 宮 崎 町 湯 浅 町 役 場 湯 浅 町 湯 浅 広 川 町 役 場 広 川 町 広 有 田 川 町 役 場 有 田 川 町 下 津 野 有 田 川 町 消 防 本 部 有 田 川 町 徳 田 湯 浅 広 川 消 防 組 合 湯 浅 町 湯 浅 消 防 本 部 海 南 市 消 防 本 部 海 南 市 日 方 (073) 和 歌 山 市 消 防 局 和 歌 山 市 八 番 丁 12 (073) 御 坊 市 消 防 本 部 御 坊 市 湯 川 町 財 部 (0738) 西 日 本 電 信 電 話 ( 株 ) (073) 和 歌 山 市 宇 須 1-5 和 歌 山 支 店 災 害 対 策 室 関 西 電 力 ( 株 ) 和 歌 山 営 業 所 箕 島 技 術 サービスセンター 有 田 市 新 堂 第 3 章 - 32

95 機 関 名 所 在 地 電 話 番 号 防 災 電 話 西 日 本 旅 客 鉄 道 ( 株 ) 箕 島 駅 有 田 市 箕 島 ヤマト 運 輸 ( 株 ) 紀 州 有 田 宅 急 便 センター 有 田 市 宮 崎 町 有 田 川 土 地 改 良 区 有 田 市 糸 我 町 中 番 有 田 市 医 師 会 有 田 市 箕 島 日 本 放 送 協 会 和 歌 山 放 送 局 和 歌 山 市 吹 上 2 丁 目 3-47 (073) ( 株 ) 和 歌 山 放 送 和 歌 山 市 湊 本 町 3-3 (073) ( 株 )テレビ 和 歌 山 和 歌 山 市 栄 谷 151 (073) 日 本 赤 十 字 社 (073) 和 歌 山 市 吹 上 2 丁 目 1-22 和 歌 山 県 支 部 東 燃 ゼネラル 石 油 ( 株 ) 和 歌 山 工 場 有 田 市 初 島 町 浜 (2) 無 線 通 信 の 利 用 ア. 消 防 無 線 の 利 用 消 防 本 部 に 設 置 している 消 防 用 無 線 を 活 用 して 早 急 かつ 正 確 に 市 域 内 の 情 報 及 び 災 害 活 動 の 指 示 等 の 連 絡 体 制 の 確 保 を 図 るものとする イ. 非 常 通 信 の 利 用 災 害 時 において 有 線 電 話 の 利 用 が 不 能 又 は 著 しく 困 難 な 場 合 は 電 波 法 第 52 条 及 び 第 74 条 の 規 定 に 基 づき 人 命 の 救 助 災 害 の 救 援 被 害 状 況 の 報 告 秩 序 の 維 持 等 のため 他 の 機 関 に 無 線 通 信 を 依 頼 し 通 信 の 確 保 を 図 る 有 田 市 の 非 常 通 信 経 路 は 次 のとおりである 区 間 市 役 所 か らの 距 離 ( 発 着 信 局 ) 非 常 通 信 経 路 ( 発 着 信 局 ) 県 庁 から の 距 離 第 3 章 - 33

96 有 田 市 ( 経 営 企 画 課 ) 有 田 市 役 所 和 歌 山 県 庁 ( 総 合 防 災 課 ) 1.9km 有 田 警 察 署 ( 警 備 課 ) 県 警 察 本 部 ( 警 備 課 ) 同 一 構 内 和 歌 山 市 0.7km JR 箕 島 駅 JR 和 歌 山 駅 2.7km (3) 地 区 情 報 連 絡 各 地 区 住 民 は 災 害 を 発 見 したときは 直 ちに 市 又 は 当 該 地 区 自 治 会 長 に 連 絡 するものとする 第 3 章 - 34

97 第 4 項 災 害 広 報 計 画 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 のおそれがある 場 合 は 市 民 に 対 して 応 急 対 策 あるい は 応 急 復 旧 等 に 関 する 情 報 を 周 知 し 人 心 の 安 定 並 びに 被 害 の 拡 大 防 止 を 図 る ため 迅 速 適 切 な 広 報 活 動 を 行 うものとする 1. 広 報 事 項 災 害 時 における 広 報 活 動 は 総 合 調 整 部 広 報 班 が 行 い 広 報 を 必 要 とする 事 項 は 簡 潔 にして 要 領 を 得 たものとするよう 留 意 し おおむね 次 の 事 項 につい て 広 報 するものとする 1 被 害 の 状 況 2 気 象 予 警 報 に 関 する 情 報 3 二 次 災 害 に 関 する 情 報 4 住 民 に 対 する 避 難 準 備 情 報 の 提 供 避 難 勧 告 指 示 の 状 況 5 医 療 救 護 所 及 び 避 難 所 の 開 設 状 況 6 被 災 者 の 安 否 に 関 する 情 報 7 災 害 対 策 本 部 の 設 置 及 び 応 急 対 策 実 施 状 況 8 ライフラインの 被 害 及 び 復 旧 見 通 し 状 況 9 主 要 道 路 状 況 10 交 通 機 関 の 運 行 状 況 及 び 交 通 規 制 の 状 況 11 市 民 心 得 等 民 心 の 安 定 及 び 社 会 秩 序 のための 必 要 事 項 12 その 他 生 活 情 報 等 必 要 と 認 める 情 報 2. 広 報 の 方 法 市 民 に 対 する 広 報 手 段 は 状 況 に 応 じ 次 の 方 法 により 実 施 するものとする 1. 防 災 行 政 無 線 による 広 報 2. 広 報 車 等 による 巡 回 広 報 3. 自 治 会 等 の 組 織 による 広 報 4.チラシ ポスター 広 報 紙 等 による 広 報 5.ラジオ テレビ 新 聞 等 報 道 機 関 の 協 力 による 広 報 6.インターネットによる 広 報 3. 広 聴 活 動 ア. 被 災 住 民 の 生 活 上 の 不 安 を 解 消 するため 国 県 関 係 機 関 関 係 団 体 により 合 同 の 相 談 窓 口 を 設 置 する イ. 市 民 からの 災 害 に 関 する 重 要 事 項 は 直 ちに 担 当 部 課 又 は 防 災 関 係 機 第 3 章 - 35

98 関 に 連 絡 し 迅 速 かつ 適 切 な 処 理 がなされるよう 努 めるものとする 報 道 機 関 等 に 対 する 発 表 並 びに 報 道 機 関 からの 問 い 合 わせの 受 付 及 び 応 答 については 原 則 として 総 合 調 整 部 広 報 班 を 通 じて 行 うものとする 報 道 機 関 等 に 対 する 報 道 要 請 は 原 則 として 県 を 通 じて 行 うものとする 第 3 章 - 36

99 第 3 節 防 除 計 画 第 1 項 消 防 計 画 この 計 画 は 火 災 等 の 発 生 防 止 及 び 火 災 爆 発 並 びに 交 通 事 故 又 は 暴 風 地 震 その 他 の 異 常 な 自 然 現 象 による 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 のおそれのある 場 合 に おいて その 鎮 圧 被 害 の 拡 大 防 止 に 努 め 市 民 の 生 命 身 体 財 産 を 保 護 する ための 計 画 である 1. 用 語 防 ぎょ 線 防 ぎょ 支 掌 線 警 防 区 危 険 物 特 別 防 災 区 域 特 別 消 防 対 象 物 非 常 災 害 通 常 災 害 道 路 空 地 河 川 その 他 の 地 形 によって 各 隊 協 力 して 火 流 又 は 輻 射 熱 による 延 焼 を 阻 止 すべき 計 画 線 をいう 発 生 した 災 害 の 状 況 を 現 場 において 判 断 し 消 防 手 段 として 決 定 する 防 ぎょ 線 をいう 防 ぎょ 線 等 をもって 区 画 する 警 防 計 画 上 の 区 域 を いう 石 油 コンビナート 等 特 別 防 災 区 域 を 指 定 する 政 令 ( 昭 和 51 年 政 令 第 192 号 )により 指 定 された 区 域 を いう 消 防 法 施 行 令 別 表 第 1に 掲 げる 防 火 対 象 物 ( 同 表 (18) 項 から(20) 項 まで 掲 げるものを 除 く )をいう 全 職 員 及 び 全 団 員 の 召 集 を 必 要 とする 場 合 又 はそれ に 準 ずる 召 集 を 必 要 とする 災 害 をいう 非 常 災 害 時 以 外 の 場 合 をいう 2. 招 集 計 画 (1) 発 令 ア. 消 防 長 は 非 常 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 のおそれのあるときは 休 暇 休 日 及 び 非 番 の 消 防 職 員 ( 以 下 非 番 職 員 という ) 及 び 消 防 団 員 の 非 常 招 集 ( 以 下 招 集 という )を 発 令 する イ. 消 防 署 長 ( 以 下 署 長 という )は 非 常 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 のお それがあり 緊 急 の 必 要 あるときは 非 番 職 員 の 招 集 を 発 令 する ただし この 場 合 は 発 生 した 災 害 の 状 況 とともに 消 防 長 に 報 告 しなけ ればならない 第 3 章 - 37

100 (2) 招 集 の 区 分 対 象 区 分 内 容 消 防 職 員 非 番 職 員 全 部 又 は 一 部 職 員 出 動 計 画 による 地 元 出 動 第 1 出 動 消 防 団 員 特 命 出 動 次 に 定 める 消 防 団 出 動 表 による 第 2 出 動 第 3 出 動 消 防 団 出 動 表 出 火 場 所 地 元 出 動 第 1 出 動 特 命 出 動 第 2 出 動 第 3 出 動 初 島 地 区 初 島 分 団 港 分 団 港 地 区 港 分 団 初 島 分 団 箕 島 地 区 箕 島 分 団 ( 山 田 原 を 含 む) ( 保 田 分 団 ) 宮 崎 分 団 宮 崎 地 区 宮 崎 分 団 箕 島 分 団 保 田 地 区 保 田 分 団 宮 原 分 団 糸 我 地 区 糸 我 分 団 保 田 分 団 宮 原 地 区 宮 原 分 団 ( 下 中 島 を 含 む) ( 保 田 分 団 ) 糸 我 分 団 受 命 分 団 受 命 分 団 ( 原 則 と (ただし して 隣 接 全 分 団 2 分 団 を 又 は 所 轄 残 す) 分 団 ) (3) 参 集 ア. 非 番 職 員 及 び 消 防 団 員 は 招 集 の 命 令 を 受 けた 時 特 に 指 定 された 場 合 を 除 き 速 やかに 所 属 の 署 所 又 は 待 機 場 所 に 参 集 しなければならな い イ. 非 番 職 員 及 び 消 防 団 員 は 非 常 災 害 の 発 生 が 予 想 される 時 又 は 発 生 を 覚 知 した 時 は 招 集 の 発 令 を 待 つことなく 前 項 の 場 所 に 参 集 し 所 属 長 の 指 揮 を 受 けるものとする 第 3 章 - 38

101 (4) 発 令 の 基 準 招 集 の 発 令 は 次 の 事 項 を 参 考 として 行 うものとする 災 害 事 項 状 況 招 集 程 度 長 期 にわたり 陸 上 の 風 速 が 毎 秒 8m 以 上 となる 見 込 みの 気 象 時 非 番 職 員 全 員 又 は 一 部 陸 上 の 風 速 が 毎 秒 12m 以 上 となる 見 込 み 非 番 職 員 全 員 又 は 高 風 速 時 の 気 象 時 一 部 消 防 団 本 部 必 要 に 応 じ 出 動 陸 上 の 風 速 が 毎 秒 15m 以 上 又 は 15m 以 上 となる 見 込 みの 気 象 時 非 番 職 員 全 員 又 は 一 部 消 防 団 必 要 に 応 じ 出 動 実 効 湿 度 60% 以 下 であって 最 低 湿 度 35% 以 下 で 風 速 毎 秒 8m 以 上 又 は 8m 以 上 になる 火 災 警 報 非 番 職 員 消 防 団 見 込 みの 時 発 令 時 必 要 に 応 じ 出 動 平 均 風 速 12m 以 上 の 風 が 1 時 間 以 上 連 続 し て 吹 く 見 込 みの 時 その 他 警 報 発 令 時 非 番 職 員 必 要 に 応 じ 出 動 台 風 の 来 襲 により 暴 風 のため 大 火 災 その 他 の 災 害 が 発 生 し 又 発 生 が 予 想 される 時 非 番 職 員 全 員 又 は 一 部 消 防 団 必 要 に 変 災 時 応 じ 出 動 地 震 により 家 屋 倒 壊 して 火 災 が 発 生 し 又 は 発 生 が 予 想 される 時 非 番 職 員 全 員 消 防 団 第 3 出 動 その 他 の 大 規 模 な 爆 発 又 は 危 険 性 物 質 による 災 害 非 番 職 員 全 員 災 害 その 他 大 規 模 な 事 故 が 発 生 した 場 合 消 防 団 特 命 出 動 (5) 招 集 の 準 備 ア. 署 長 は 招 集 の 適 確 を 期 するため 職 員 の 招 集 表 及 び 職 員 名 簿 を 保 管 し 招 集 上 必 要 なる 計 画 を 立 てるとともに 職 員 の 異 動 の 都 度 これを 整 理 す るものとする イ. 消 防 団 の 長 ( 消 防 団 長 及 び 副 団 長 並 びに 分 団 長 )は 消 防 団 員 の 招 集 に 必 要 な 計 画 を 消 防 職 員 の 例 に 準 じて 立 てるものとする 第 3 章 - 39

102 (6) 命 令 の 伝 達 ア. 署 長 は 非 番 職 員 に 招 集 命 令 が 発 令 された 場 合 速 やかに 非 番 職 員 に 伝 達 しなければならない イ. 署 長 は 消 防 団 員 に 招 集 命 令 が 発 令 された 場 合 速 やかに 分 団 長 に 伝 達 しなければならない (7) 伝 達 の 要 領 ア. 招 集 命 令 は 原 則 として 本 部 より 伝 達 するものとする イ. 伝 達 方 法 (ア) 非 番 職 員 に 対 する 伝 達 は 加 入 電 話 による 連 絡 を 主 体 とする (イ) 上 記 の 連 絡 によることができない 者 は 相 互 連 絡 その 他 適 当 な 方 法 をもって 伝 達 する (ウ) 消 防 団 員 に 対 する 伝 達 は 原 則 としてサイレン 信 号 による 3. 部 隊 編 成 (1) 平 常 時 の 消 防 本 部 消 防 署 ( 所 ) 消 防 団 の 組 織 消 防 本 部 総 務 課 警 防 課 企 画 係 庶 務 係 予 防 係 警 防 係 消 防 署 化 学 基 地 出 張 所 第 1 消 防 隊 第 2 消 防 隊 団 本 部 初 島 分 団 港 分 団 箕 島 分 団 宮 崎 分 団 保 田 分 団 宮 原 分 団 糸 我 分 団 第 3 章 - 40

103 (2) 非 常 災 害 時 の 消 防 本 部 消 防 署 ( 所 ) 消 防 団 の 組 織 ア. 組 織 連 絡 支 援 ( 企 画 係 ) 総 務 班 ( 総 務 課 ) 責 任 者 企 画 係 長 班 長 総 務 課 長 庶 務 ( 庶 務 係 ) 副 本 部 長 責 任 者 庶 務 係 長 本 部 長 消 防 長 次 長 消 防 署 長 警 防 班 ( 警 防 課 署 ) 班 長 警 防 課 長 指 揮 ( 警 防 係 署 ) 本 部 責 任 者 警 防 係 長 署 責 任 者 消 防 隊 長 副 班 長 総 括 隊 長 情 報 広 報 ( 予 防 係 ) 責 任 者 予 防 係 長 団 消 防 隊 長 団 消 防 副 隊 長 分 団 消 防 隊 長 消 防 団 長 消 防 副 団 長 各 分 団 長 イ. 本 部 長 等 の 任 務 職 名 任 務 本 部 長 消 防 隊 本 部 及 び 消 防 隊 を 指 揮 し 非 常 災 害 時 の 消 防 事 務 を 統 轄 する 副 本 部 長 本 部 長 を 補 佐 し 本 部 長 に 事 故 あるときはその 任 務 を 代 行 する 班 長 主 管 事 務 を 処 理 し 所 属 職 員 を 指 揮 監 督 する 副 班 長 班 長 を 補 佐 し 班 長 に 事 故 あるときはその 任 務 を 代 行 する 責 任 者 主 務 事 務 を 処 理 し 所 属 職 員 を 指 揮 監 督 する ウ. 事 務 分 掌 班 名 事 務 分 掌 ( 連 絡 支 援 ) 1. 消 防 職 団 員 の 招 集 対 外 応 援 要 請 に 関 する 事 項 2. 防 災 関 係 機 関 との 連 絡 協 調 に 関 する 事 項 総 務 班 ( 庶 務 ) 1. 活 動 部 隊 の 食 糧 その 他 各 種 必 要 資 機 材 等 の 補 給 及 び 調 達 に 関 する 事 項 2. 対 外 広 報 に 関 する 事 項 3.その 他 他 の 班 に 属 さない 事 項 第 3 章 - 41

104 警 防 班 ( 指 揮 ) 1. 火 災 防 ぎょ 計 画 の 策 定 2. 火 災 防 ぎょの 指 導 3. 消 防 隊 の 運 用 事 項 4. 消 防 通 信 の 運 用 及 び 保 守 に 関 する 事 項 5. 応 援 部 隊 の 誘 導 配 置 に 関 する 事 項 6. 救 急 救 助 活 動 に 関 する 事 項 7. 避 難 に 関 する 事 項 8. 機 械 器 具 の 補 修 に 関 する 事 項 ( 情 報 広 報 ) 1. 予 警 報 の 発 令 気 象 情 報 の 受 領 災 害 情 報 の 収 集 に 関 する 事 項 2. 防 災 活 動 の 記 録 及 び 報 告 火 災 予 防 及 び 原 因 ( 含 損 害 )に 関 す る 事 項 エ. 団 消 防 隊 長 等 の 任 務 職 名 任 務 団 消 防 隊 長 は 消 防 団 長 とし 本 部 長 の 命 を 受 け 団 消 防 隊 を 団 消 防 隊 長 指 揮 監 督 し 警 戒 防 ぎょにあたる 団 消 防 副 隊 長 は 消 防 副 団 長 とし 団 消 防 隊 長 を 補 佐 し 隊 団 消 防 副 隊 長 長 に 事 故 あるときは 先 任 消 防 副 団 長 がその 任 務 を 代 行 する 分 団 消 防 隊 長 は 消 防 分 団 長 とし それぞれ 上 司 の 命 を 受 け 分 団 消 防 隊 長 所 属 部 隊 を 指 揮 し 災 害 現 場 に 出 動 し 消 防 隊 に 協 力 して 現 場 活 動 を 行 う オ. 団 消 防 隊 の 業 務 (ア) 受 持 地 区 又 は 隣 接 地 区 における 災 害 防 ぎょ 活 動 (イ) 飛 び 火 警 戒 並 びに 風 水 害 等 の 警 戒 (ウ) 避 難 誘 導 及 び 広 報 (エ) 警 戒 区 域 の 設 定 及 び 群 衆 整 理 (オ) 消 防 長 又 は 署 長 の 特 命 による 業 務 4. 消 防 力 等 の 現 況 (1) 消 防 職 団 員 数 ア. 定 数 (H 現 在 ) 区 分 条 例 定 数 実 数 消 防 職 員 51 人 49 人 消 防 団 員 250 人 244 人 第 3 章 - 42

105 イ. 消 防 本 部 署 所 の 職 員 配 置 状 況 (H 現 在 ) 階 級 別 消 防 消 防 消 防 消 防 消 防 本 部 消 防 士 司 令 長 司 令 司 令 補 士 長 副 士 長 署 所 別 計 消 防 本 部 消 防 署 化 学 基 地 出 張 所 計 ウ. 消 防 団 員 の 配 置 状 況 (H 現 在 ) 消 防 副 分 副 団 長 分 団 長 部 長 班 長 団 員 団 長 団 長 計 団 本 部 初 島 港 箕 島 宮 崎 保 田 糸 我 宮 原 計 エ. 消 防 本 部 署 所 分 団 の 車 両 配 備 状 況 配 置 場 所 車 両 名 台 数 指 令 車 1 広 報 車 3 消 防 本 部 救 急 車 1 消 防 署 消 防 ポンプ 自 動 車 1 普 通 化 学 消 防 車 1 小 型 動 力 ポンプ 付 軽 四 積 載 車 1 広 報 車 2 救 急 車 2 化 学 基 地 出 張 所 消 防 ポンプ 自 動 車 2 大 型 高 所 放 水 車 (30m 級 ) 1 大 型 化 学 消 防 車 1 第 3 章 - 43

106 配 置 場 所 車 両 名 台 数 泡 原 液 搬 送 車 1 化 学 基 地 出 張 所 救 助 工 作 車 1 資 材 搬 送 車 1 初 島 分 団 消 防 ポンプ 自 動 車 2 小 型 動 力 ポンプ 付 積 載 車 1 港 分 団 消 防 ポンプ 自 動 車 2 小 型 動 力 ポンプ 付 積 載 車 1 箕 島 分 団 消 防 ポンプ 自 動 車 2 小 型 動 力 ポンプ 付 積 載 車 1 宮 崎 分 団 消 防 ポンプ 自 動 車 2 小 型 動 力 ポンプ 付 積 載 車 1 保 田 分 団 消 防 ポンプ 自 動 車 2 小 型 動 力 ポンプ 付 積 載 車 1 糸 我 分 団 消 防 ポンプ 自 動 車 2 小 型 動 力 ポンプ 付 積 載 車 1 宮 原 分 団 消 防 ポンプ 自 動 車 2 小 型 動 力 ポンプ 付 積 載 車 1 5. 応 急 避 難 計 画 この 計 画 は 住 民 を 安 全 なる 場 所 に 応 急 的 に 避 難 させ 生 命 身 体 の 安 全 を 図 るため 必 要 な 事 項 を 定 めるものである (1) 避 難 のための 立 退 き 勧 告 指 示 の 発 令 ア. 大 規 模 な 火 災 爆 発 等 の 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 する 恐 れがある 場 合 に おいて 人 命 あるいは 身 体 を 保 護 するため 特 に 必 要 があると 認 めるとき 消 防 長 は 市 長 の 指 示 を 受 け 必 要 と 認 める 区 域 の 住 民 に 対 し 避 難 のため 立 退 き 勧 告 指 示 を 行 うものとする イ. 避 難 すべき 時 期 が 急 を 要 し 市 長 が 勧 告 指 示 するいとまがないと 認 め る 時 は 災 害 現 場 にある 消 防 長 署 長 もしくはその 委 任 を 受 けた 消 防 吏 員 がこれを 行 うものとする ウ. 前 項 の 避 難 勧 告 指 示 を 行 った 場 合 は 消 防 長 は 事 後 速 かに 市 長 に 報 告 するものとする 第 3 章 - 44

107 (2) 避 難 のための 立 ち 退 き 勧 告 指 示 の 区 分 避 難 のための 立 ち 退 き 勧 告 指 示 は 事 態 に 応 じ 次 のとおり 区 分 するもの とする ア. 立 ち 退 き 勧 告 火 災 が 延 焼 拡 大 して 容 易 に 鎮 圧 し 難 く 防 ぎょ 支 掌 線 を 決 定 条 件 して 阻 止 しようとする 時 その 他 爆 発 の 危 険 を 伴 う 火 災 等 で 特 に 区 域 住 民 の 避 難 を 必 要 とする 場 合 対 象 火 災 により 現 に 被 害 を 受 け 又 受 けるおそれのある 者 伝 達 内 容 (1) 勧 告 者 (2) 避 難 すべき 理 由 (3) 避 難 すべき 場 所 (4) 避 難 すべき 経 路 広 報 車 携 帯 マイクによる 放 送 防 災 行 政 無 線 放 送 ラジオ 伝 達 方 法 放 送 等 を 利 用 し 必 要 に 応 じて 戸 別 に 口 頭 伝 達 を 行 うものとす る イ. 立 ち 退 き 指 示 条 件 状 況 が 更 に 悪 化 して 避 難 すべき 時 期 が 切 迫 した 場 合 又 は 勧 告 に 従 わない 残 留 者 があるとき 対 象 立 退 きの 勧 告 の 場 合 と 同 じ 伝 達 内 容 同 上 伝 達 方 法 同 上 ウ. 警 察 との 協 調 避 難 の 指 示 勧 告 等 は 有 田 警 察 署 長 との 協 議 により 相 互 の 意 見 を 調 整 し た 後 これを 行 うものとする ただし 緊 急 やむを 得 ない 場 合 は 臨 機 の 措 置 を 行 い その 旨 を 有 田 警 察 署 長 に 通 知 する (3) 避 難 誘 導 の 留 意 点 ア. 避 難 順 位 は 緊 急 避 難 の 必 要 が 大 なる 地 域 から 行 うものとし 通 常 の 場 合 は 次 の 順 位 による (ア) 高 齢 者 障 害 者 病 弱 者 乳 幼 児 女 性 及 び 介 助 者 (イ) 一 般 住 民 (ウ) 防 災 義 務 者 第 3 章 - 45

108 イ. 誘 導 員 は 混 乱 した 避 難 者 を 鎮 静 にして 安 全 に 避 難 を 行 うことを 第 一 義 とし 過 重 な 携 帯 品 等 は 状 況 によって 極 力 持 参 せぬよう 指 導 に 努 め ること ウ. 最 も 安 全 な 避 難 経 路 を 指 示 するとともに 特 に 危 険 な 箇 所 については 事 前 に 誘 導 員 を 配 置 し 避 難 中 の 事 故 を 防 止 する エ. 夜 間 においては 可 能 な 限 り 投 光 器 等 の 照 明 器 具 を 使 用 し 避 難 方 向 を 照 射 する オ. 避 難 開 始 とともに 警 察 官 の 協 力 を 求 めて 警 戒 区 域 を 設 定 し 危 険 防 止 その 他 財 産 保 護 等 必 要 な 警 戒 連 絡 を 行 う (4) 応 急 避 難 先 の 設 定 本 市 における 応 急 的 な 避 難 先 として 本 計 画 の 一 時 避 難 場 所 とする 6. 相 互 応 援 協 力 不 測 の 大 規 模 災 害 等 の 予 防 鎮 圧 に 万 全 を 期 し 併 せて 市 民 の 安 全 を 図 る ため 近 隣 各 市 町 と 広 域 消 防 協 定 及 び 消 防 相 互 応 援 協 定 を 結 び 市 町 相 互 の 協 力 体 制 を 確 立 するものとする (1) 和 歌 山 県 下 消 防 広 域 相 互 応 援 協 定 ア. 協 定 市 町 村 等 和 歌 山 県 下 の 市 町 村 及 び 消 防 組 合 イ. 協 定 市 町 村 の 相 互 に 応 援 すべき 事 項 は 次 のとおりとする (ア) 大 規 模 な 地 震 風 水 害 等 の 自 然 災 害 (イ) 大 規 模 な 火 災 林 野 火 災 並 びに 高 層 建 築 物 火 災 及 び 危 険 物 施 設 火 災 等 の 特 殊 火 災 (ウ) 航 空 機 事 故 列 車 事 故 等 の 大 規 模 又 は 特 殊 な 事 故 (エ) 上 記 以 外 の 災 害 で 応 援 を 必 要 とする 災 害 (2) 和 歌 山 北 部 臨 海 都 市 広 域 消 防 協 定 ア. 協 定 市 町 1 有 田 市 2 和 歌 山 市 3 海 南 市 4 御 坊 市 イ. 協 定 市 の 相 互 に 応 援 すべき 事 項 は 次 のとおりとする (ア) 火 災 防 ぎょのための 消 防 隊 の 派 遣 (イ)その 他 災 害 防 除 のための 応 援 隊 の 派 遣 (ウ) 救 急 業 務 のための 救 急 隊 の 派 遣 (エ)その 他 必 要 資 機 材 の 援 助 第 3 章 - 46

109 (オ) 重 要 施 設 の 検 査 及 び 調 査 のための 職 員 の 派 遣 (カ) 特 に 必 要 な 火 災 原 因 調 査 のための 職 員 の 派 遣 ウ.その 他 応 援 の 方 法 費 用 の 負 担 等 細 部 の 運 用 については 和 歌 山 北 部 臨 海 都 市 広 域 消 防 協 定 及 び 同 協 定 に 関 する 覚 書 並 びに 同 協 定 に 関 する 細 則 の 定 めるところによる (3) 和 歌 山 北 部 臨 海 地 域 事 業 場 消 防 相 互 応 援 協 定 和 歌 山 北 部 臨 海 地 域 内 にある 次 の 事 業 場 間 にて 消 防 相 互 応 援 協 定 を 結 び 不 測 の 事 態 に 対 処 するものとする ア. 協 定 事 業 所 1 住 友 金 属 工 業 株 式 会 社 和 歌 山 製 鉄 所 2 花 王 株 式 会 社 和 歌 山 工 場 3 和 歌 山 石 油 精 製 株 式 会 社 海 南 工 場 4コスモ 石 油 ルブリカンツ 株 式 会 社 下 津 工 場 5 東 燃 ゼネラル 石 油 株 式 会 社 和 歌 山 工 場 6 関 西 電 力 株 式 会 社 火 力 センター イ. 協 定 事 業 場 の 相 互 に 応 援 すべき 事 項 は 次 のとおりとする (ア) 消 火 資 機 材 の 援 助 (イ) 自 衛 消 防 隊 の 派 遣 ウ.その 他 応 援 の 方 法 費 用 の 負 担 等 細 部 の 運 用 については 和 歌 山 北 部 臨 海 地 域 事 業 場 消 防 相 互 応 援 協 定 及 び 同 協 定 に 関 する 覚 書 並 びに 同 協 定 に 関 する 細 則 の 定 めるところによる (4) 有 田 市 有 田 川 町 湯 浅 広 川 消 防 組 合 消 防 相 互 応 援 協 定 ア. 協 定 市 町 等 1 有 田 市 2 有 田 川 町 3 湯 浅 広 川 消 防 組 合 イ. 協 定 市 町 等 の 相 互 に 応 援 すべき 事 項 は 次 のとおりとする (ア) 大 規 模 な 地 震 風 水 害 等 の 自 然 災 害 (イ) 林 野 火 災 高 層 建 築 物 火 災 又 は 危 険 物 施 設 火 災 等 の 大 規 模 な 火 災 (ウ) 航 空 機 事 故 列 車 事 故 等 で 大 規 模 又 は 特 殊 な 救 急 救 助 事 故 (エ)その 他 前 号 に 掲 げる 事 故 のほか 火 災 等 の 災 害 又 は 救 急 救 助 業 務 を 必 要 とする 事 故 が 発 生 し 応 援 が 必 要 と 判 断 されるもの ウ.その 他 細 部 の 運 用 については 有 田 市 有 田 川 町 湯 浅 広 川 消 防 組 合 消 防 相 互 応 援 協 定 及 び 同 協 定 に 基 づく 覚 書 の 定 めるところによる 第 3 章 - 47

110 (5) 有 田 市 と 海 南 市 との 消 防 に 関 する 相 互 応 援 協 定 ア. 協 定 市 1 有 田 市 2 海 南 市 イ. 協 定 市 の 相 互 に 応 援 すべき 事 項 は 次 のとおりとする (ア) 普 通 応 援 境 界 付 近 で 火 災 が 発 生 した 場 合 発 生 地 の 市 長 の 要 請 を 待 たずに 出 動 するものをいう (イ) 特 別 応 援 境 界 市 の 区 域 内 に 火 災 が 発 生 し 火 災 の 状 況 により 協 定 市 への 延 焼 危 険 があると 判 断 したとき 発 生 地 の 市 長 の 要 請 に 基 づき 出 動 するも のをいう ウ.その 他 細 部 の 運 用 については 有 田 市 と 海 南 市 との 消 防 に 関 する 相 互 応 援 協 定 の 定 めるところによる (6) 有 田 市 と 東 燃 ゼネラル 石 油 株 式 会 社 和 歌 山 工 場 との 消 防 に 関 する 協 定 ア. 協 定 市 事 業 所 1 有 田 市 2 東 燃 ゼネラル 石 油 株 式 会 社 イ. 協 定 事 項 は 次 のとおりとする (ア) 協 定 工 場 において 火 災 その 他 災 害 等 が 発 生 した 場 合 の 有 田 市 消 防 隊 の 消 防 活 動 について 定 める (イ) 有 田 市 の 火 災 等 に 際 し 協 定 工 場 の 自 衛 消 防 隊 の 応 援 出 動 及 び 消 防 資 機 材 の 応 援 について 定 める ウ.その 他 細 部 の 運 用 については 有 田 市 と 東 燃 ゼネラル 石 油 株 式 会 社 和 歌 山 工 場 との 消 防 に 関 する 協 定 及 び 同 協 定 の 細 則 の 定 めるところによる (7) 和 歌 山 海 上 保 安 部 と 和 歌 山 市 海 南 市 及 び 有 田 市 との 消 防 業 務 協 定 ア. 協 定 市 等 1 和 歌 山 海 上 保 安 部 2 和 歌 山 市 3 海 南 市 4 有 田 市 イ. 協 定 事 項 は 次 のとおりとする (ア) 海 上 において 火 災 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 協 定 市 等 が 協 力 して 消 火 及 び 警 戒 活 動 を 実 施 する (イ) 協 定 区 域 内 ( 和 歌 山 市 から 有 田 市 に 至 る 間 の 沿 岸 地 域 )の 埠 頭 また は 岸 壁 に 係 留 された 船 舶 ( 消 防 法 第 2 条 の 船 を 含 む 以 下 同 じ ) 及 び 上 架 または 入 きょ 中 の 船 舶 並 びに 河 川 における 船 舶 に 対 する 消 火 活 動 は 主 として 関 係 市 が 担 任 し 海 上 保 安 部 はこれに 協 力 する 第 3 章 - 48

111 (ウ) 前 記 (イ) 以 外 の 消 火 活 動 は 主 として 海 上 保 安 部 が 担 任 し 関 係 市 はこれに 協 力 する ウ.その 他 細 部 の 運 用 については 和 歌 山 海 上 保 安 部 と 和 歌 山 市 海 南 市 及 び 有 田 市 との 消 防 業 務 協 定 及 び 協 定 に 伴 う 申 し 合 わせの 定 めるところ による 第 3 章 - 49

112 第 2 項 水 防 計 画 本 市 の 水 防 業 務 実 施 の 円 滑 化 を 図 るため 必 要 な 事 項 を 定 め 洪 水 又 は 高 潮 に 際 し 水 災 を 警 戒 し 防 御 し これによる 被 害 を 軽 減 するための 計 画 であり 細 部 については 水 防 法 第 32 条 第 1 項 に 基 づく 有 田 市 水 防 計 画 によるものとする 1. 水 防 機 関 本 市 においては 水 防 法 第 5 条 に 定 める 水 防 団 を 設 置 せず 消 防 機 関 をも って 水 防 事 務 を 処 理 することを 原 則 とし 水 防 活 動 のために 必 要 あるときは 災 害 対 策 本 部 の 関 係 各 部 を 動 員 するものとする 2. 水 防 体 制 への 移 行 本 市 における 水 防 体 制 は 水 防 法 第 11 条 第 1 項 の 定 めるところにより 洪 水 高 潮 予 報 の 通 報 を 受 けたとき 又 は 暴 風 雤 大 雤 による 被 害 が 予 想 され るときから その 危 険 が 去 ったと 認 められるまでの 間 水 防 体 制 に 移 行 する ものとする 3. 水 防 本 部 の 設 置 市 長 は 災 害 の 状 況 により 必 要 と 認 めた 場 合 は 水 防 本 部 を 設 置 する 水 防 本 部 は 市 役 所 内 に 設 ける ただし 災 害 の 規 模 その 他 の 状 況 により 他 の 適 当 な 場 所 に 設 置 することがある 水 防 本 部 を 設 置 した 場 合 関 係 各 部 班 は 連 絡 員 を 本 部 に 派 遣 し 命 令 受 領 並 びに 事 務 連 絡 に 従 事 する (1) 水 防 本 部 の 組 織 本 部 長 ( 市 長 ) 副 本 部 長 ( 副 市 長 ) ( 危 機 管 理 監 ) 総 合 調 整 部 経 済 建 設 部 消 防 部 各 班 各 分 団 水 防 隊 第 3 章 - 50

113 (2) 災 害 対 策 本 部 組 織 への 移 行 気 象 状 況 災 害 状 況 より 本 市 全 部 課 による 災 害 応 急 対 策 の 準 備 又 は 災 害 対 策 の 実 施 の 必 要 が 生 じた 場 合 は 有 田 市 防 災 会 議 条 例 及 び 有 田 市 災 害 対 策 本 部 条 例 の 定 めるところにより 災 害 対 策 本 部 を 設 置 する その 際 は 水 防 本 部 体 制 は 速 やかに 災 害 対 策 本 部 体 制 に 従 うものとする (3) 水 防 本 部 各 部 の 事 務 分 掌 水 防 本 部 各 部 班 の 事 務 分 掌 は 災 害 対 策 本 部 の 事 務 分 掌 に 準 じて 行 うも のとするが この 大 要 はおおむね 次 のとおりである ア. 総 合 調 整 部 (ア) 水 防 本 部 各 部 の 総 括 に 関 すること (イ) 避 難 命 令 及 び 広 報 に 関 すること (ウ) 情 報 の 収 集 及 び 被 害 状 況 調 査 に 関 すること (エ) 関 係 機 関 との 連 絡 に 関 すること (オ) 職 員 の 動 員 に 関 すること (カ) 避 難 所 の 設 置 管 理 に 関 すること (キ)その 他 必 要 な 事 項 イ. 経 済 建 設 部 (ア) 物 資 資 材 の 確 保 に 関 すること (イ) 道 路 河 川 溜 池 等 の 警 戒 巡 視 及 び 復 旧 に 関 すること (ウ) 排 水 ポンプ 等 の 運 転 維 持 管 理 に 関 すること (エ) 飲 料 水 に 関 すること (オ)その 他 必 要 な 事 項 ウ. 消 防 部 (ア) 水 防 対 策 及 び 水 防 消 防 隊 の 運 営 に 関 すること (イ) 水 防 資 機 材 の 確 保 及 び 維 持 管 理 に 関 すること (ウ) 各 種 警 報 の 伝 達 通 信 連 絡 及 び 情 報 収 集 に 関 すること (エ) 避 難 伝 達 及 び 広 報 に 関 すること (オ) 水 防 危 険 区 域 の 巡 視 警 戒 に 関 すること (カ) 水 防 活 動 及 び 救 急 救 助 に 関 すること (キ)その 他 必 要 な 事 項 第 3 章 - 51

114 4. 水 防 情 報 の 連 絡 系 統 洪 水 高 潮 等 の 予 報 及 び 水 防 情 報 の 連 絡 系 統 和 歌 山 地 方 気 象 台 和 歌 山 県 水 防 本 部 関 係 機 関 各 放 送 機 関 有 田 警 察 署 有 田 市 水 防 本 部 水 防 消 防 本 部 消 防 本 部 消 防 団 本 部 総 合 調 整 部 経 済 建 設 部 消 防 署 ( 所 ) 各 分 団 各 班 市 民 そ の 他 関 係 団 体 防 災 行 政 無 線 放 送 ( 警 報 のみ) 第 3 章 - 52

115 5. 動 員 非 常 配 備 の 体 制 職 員 の 動 員 配 備 の 体 制 は 次 のとおりとし 予 想 される 水 災 害 の 規 模 を 考 慮 して 水 防 本 部 設 置 前 にあっては 市 長 公 室 長 消 防 長 経 済 建 設 部 長 災 害 警 備 当 番 班 長 が 協 議 し 市 長 の 命 により 行 うものとする 水 防 本 部 設 置 後 においては 水 防 本 部 長 の 指 令 に 基 づき 動 員 配 備 を 行 う ものとする (1) 配 備 区 分 の 基 準 区 分 発 令 基 準 ( 時 期 ) 配 備 体 制 大 雤 風 雤 等 の 注 意 報 又 は 警 報 が 発 表 され 排 水 路 が 浸 水 し 排 水 ポンプ 警 戒 配 備 の 作 動 等 が 必 要 とされるとき 大 雤 風 雤 等 の 注 意 報 又 は 警 報 が 発 表 され 市 内 の 降 雤 風 雤 が 増 大 し 水 害 が 予 想 される 事 態 発 生 まで 時 間 第 1 号 的 余 裕 のある 場 合 配 備 大 雤 暴 風 雤 洪 水 高 潮 等 の 警 報 が 発 表 され 水 害 を 予 想 し 厳 重 な 警 戒 第 2 号 を 必 要 とする 場 合 配 備 第 3 号 現 に 水 害 が 発 生 し 又 は 相 当 規 模 の 配 備 水 害 が 発 生 するおそれのある 場 合 経 営 企 画 課 建 設 課 全 職 員 市 長 公 室 経 済 建 設 部 災 害 警 備 当 番 班 の 管 理 職 及 び 他 に 必 要 な 人 員 連 絡 室 員 経 営 企 画 課 建 設 課 全 職 員 市 長 公 室 経 済 建 設 部 災 害 警 備 当 番 班 の 管 理 職 及 び 他 に 必 要 な 人 員 他 の 所 属 は 部 長 級 職 員 及 び 他 に 必 要 な 人 員 災 害 対 策 本 部 員 市 長 公 室 経 済 建 設 部 災 害 警 備 当 番 班 の 全 職 員 他 の 所 属 は 管 理 職 全 員 及 び 他 に 必 要 な 人 員 全 職 員 (2) 消 防 団 の 招 集 消 防 長 は 消 防 団 長 と 協 議 し 予 想 される 水 災 害 の 規 模 に 応 じ 消 防 団 の 非 常 招 集 を 発 令 する また 招 集 の 指 示 を 受 けた 消 防 団 員 は 所 属 の 場 所 又 は 待 機 場 所 に 参 集 し 所 属 長 の 指 揮 を 受 けるものとする 第 3 章 - 53

116 6. 市 民 に 対 する 周 知 方 法 水 災 が 発 生 し 又 は 発 生 の 恐 れのある 場 合 で 人 心 の 動 揺 及 び 被 害 の 拡 大 防 止 のため 特 に 必 要 あるときは 市 民 に 対 して 応 急 対 策 その 他 必 要 な 情 報 を 周 知 するため 適 切 な 広 報 活 動 を 行 うものとする ア.サイレン 信 号 の 吹 鳴 イ. 防 災 行 政 無 線 放 送 による 広 報 ウ. 警 鐘 信 号 の 打 鐘 エ. 広 報 車 指 令 車 等 の 利 用 による 広 報 オ. 携 帯 マイクの 利 用 による 広 報 カ. 一 般 加 入 電 話 による 広 報 ( 各 関 係 先 ) キ. 報 道 機 関 に 対 する 報 道 の 依 頼 7. 水 防 信 号 (1) 水 防 に 用 いる 信 号 警 鐘 信 号 サ イ レ ン 信 号 5 秒 10 秒 5 秒 10 秒 5 秒 10 秒 第 1 信 号 休 止 休 止 休 止 - 休 止 - 休 止 - 休 止 第 2 信 号 秒 5 秒 5 秒 5 秒 5 秒 5 秒 - 休 止 - 休 止 - 休 止 第 3 信 号 秒 5 秒 10 秒 5 秒 10 秒 5 秒 - 休 止 - 休 止 - 休 止 第 4 信 号 乱 打 1 分 5 秒 1 分 5 秒 1 分 5 秒 - 休 止 - 休 止 - 休 止 (2) 信 号 内 容 信 号 区 分 内 容 第 1 信 号 警 戒 水 位 に 達 したことを 知 らせるもの 第 2 信 号 消 防 機 関 に 属 するもの 全 員 が 出 動 することを 知 らせるもの 第 3 信 号 該 当 の 区 域 内 に 居 住 するものが 出 動 することを 知 らせるもの 第 4 信 号 必 要 と 認 める 区 域 の 居 住 者 に 避 難 のため 立 退 くことを 知 らせるもの (3) 信 号 の 実 施 要 領 ア. 信 号 は 適 宜 の 時 間 継 続 するものとする イ. 必 要 があれば 警 鐘 信 号 及 びサイレン 信 号 を 併 用 することができる ウ. 危 険 が 去 ったときは 口 頭 又 は 防 災 行 政 無 線 放 送 等 により 周 知 するも のとする 第 3 章 - 54

117 8. 水 位 及 び 雤 量 観 測 と 水 防 巡 視 (1) 増 水 状 況 の 調 査 水 防 本 部 は 気 象 状 況 により 相 当 の 降 雤 量 があったとき 又 は 雤 量 観 測 値 により 市 区 域 内 各 河 川 池 等 の 増 水 状 況 を 調 査 する 必 要 があると 認 めた ときは 本 部 員 を 派 遣 し 調 査 に 当 たらせるものとする (2) 警 戒 員 の 配 置 通 報 水 位 に 達 した 時 は 本 部 長 の 命 により 指 定 場 所 河 川 の 堤 防 等 に 監 視 員 並 びに 連 絡 員 ( 以 下 警 戒 員 という )を 配 置 するものとする (3) 警 戒 員 の 指 名 警 戒 員 は 本 部 員 の 中 から 指 名 する (4) 警 戒 員 の 任 務 警 戒 員 は 定 められた 警 戒 区 域 を 巡 回 し 警 戒 水 位 に 達 したとき 又 は 危 険 箇 所 を 発 見 したときは 速 やかに 本 部 長 に 報 告 しなければならない (5) 資 材 の 配 置 警 戒 水 位 に 達 し 堤 防 決 壊 その 他 の 危 険 が 予 想 されるときは 資 材 を 配 置 し 厳 重 な 警 戒 を 実 施 するものとする (6) 水 位 観 測 所 水 位 河 川 名 観 測 所 所 在 地 通 報 警 戒 有 田 川 2.50m 3.10m 箕 島 都 市 下 水 路 3 号 樋 門 新 堂 (7) 雤 量 観 測 雤 量 の 観 測 は 大 雤 注 意 報 等 異 常 気 象 注 意 報 警 報 発 令 の 時 点 又 は 降 雤 の 状 況 により 雤 量 観 測 をするものとする 台 風 等 が 接 近 しているか 不 連 続 線 が 停 滞 して かなり 降 雤 事 後 随 時 が 予 想 されるとき 時 間 雤 量 20mm を 超 えたとき 事 後 1 時 間 毎 時 間 雤 量 20mm を 下 ったとき 事 後 随 時 第 3 章 - 55

118 9. 避 難 及 び 救 助 (1) 避 難 勧 告 ( 指 示 ) ア. 河 川 海 岸 池 等 の 洪 水 又 は 高 潮 等 により 著 しく 危 険 が 切 迫 したと き 水 防 本 部 長 は 必 要 と 認 める 区 域 の 居 住 者 等 に 対 し 避 難 のため 立 ち 退 きを 勧 告 ( 指 示 )するものとする イ. 避 難 のため 立 ち 退 きの 勧 告 ( 指 示 )は サイレン 及 び 警 鐘 による 水 防 信 号 防 災 行 政 無 線 放 送 及 び 無 線 信 号 広 報 車 携 帯 マイク 等 による 広 報 活 動 口 頭 その 他 の 伝 達 により 最 も 迅 速 な 方 法 をもって 行 うものと する ウ. 避 難 勧 告 ( 指 示 )の 伝 達 及 び 避 難 者 の 誘 導 並 びに 救 助 は 消 防 部 がこ れに 当 たるものとする 又 情 勢 に 応 じ 警 察 の 協 力 を 得 るものとする エ. 避 難 のための 立 ち 退 き 勧 告 ( 指 示 )を 次 のとおり 区 分 する (ア) 避 難 のための 立 ち 退 き 準 備 の 勧 告 (イ) 避 難 のための 立 ち 退 きの 勧 告 ( 指 示 )は 以 下 の 2 種 類 とする 避 難 勧 告 ( 指 示 ) 水 災 による 危 険 が 事 前 に 予 測 されるとき あらか 第 1 次 避 難 ( 事 前 避 難 ) じめ 高 齢 者 障 害 者 傷 病 人 乳 幼 児 及 び 女 性 を 避 難 させる 水 災 により 危 険 が 切 迫 した 場 合 又 は 事 前 避 難 第 2 次 避 難 ( 緊 急 避 難 ) のいとまがないときに 行 う オ. 水 防 本 部 長 は 避 難 及 び 救 助 について あらかじめ 必 要 と 認 められる 事 項 については 警 察 署 長 と 協 議 しておくものとする 又 避 難 の 勧 告 ( 指 示 )にあたってはあらかじめ 警 察 署 に 連 絡 して 行 うものとする (2) 避 難 誘 導 の 留 意 点 ア. 誘 導 員 は 混 乱 した 避 難 者 を 鎮 静 し 安 全 に 避 難 させることを 第 一 義 とし したがって 過 重 な 携 帯 品 等 は 状 況 によっては 極 力 持 参 せぬよう 指 導 に 努 めること イ. 避 難 順 位 は 緊 急 な 地 域 から 行 うものとし 通 常 の 場 合 は 次 の 順 位 によ る 1 高 齢 者 障 害 者 病 弱 者 乳 幼 児 女 性 及 び 介 助 者 2 一 般 住 民 3 防 災 義 務 者 第 3 章 - 56

119 ウ. 最 も 安 全 な 避 難 経 路 を 指 示 すると 共 に 特 に 危 険 な 箇 所 については 事 前 に 誘 導 員 を 配 置 し 避 難 中 の 事 故 を 防 止 すること エ. 夜 間 においては 可 能 な 限 り 投 光 機 等 の 照 明 器 具 を 使 用 し 避 難 方 向 を 照 射 すること オ. 財 産 の 保 護 は 避 難 後 においても 状 況 の 許 す 限 り 最 善 の 方 策 を 講 ず るものとする カ. 水 災 が 発 生 し 又 は 発 生 が 予 想 される 場 合 の 該 当 地 区 居 住 者 は 本 計 画 の 避 難 救 出 計 画 により 指 定 する 場 所 へ 避 難 するものとする 10. 救 急 救 助 水 災 により 多 数 の 負 傷 者 が 生 じ 又 はその 発 生 が 予 想 される 場 合 の 救 急 救 助 については 有 田 市 消 防 計 画 の 定 めるところにより 行 うものとする 11. 報 告 ア. 次 の 事 項 が 発 生 したとき 水 防 本 部 長 は 有 田 振 興 局 建 設 部 長 に 報 告 するものとする (ア) 水 防 本 部 を 設 置 したとき (イ) 河 川 の 堤 防 が 決 壊 し 又 はこれに 準 ずる 事 態 が 発 生 したとき (ウ) 消 防 団 を 出 動 させたとき (エ) 事 態 が 急 迫 し 水 防 機 関 のみの 活 動 では 防 ぎょ 困 難 となり 他 の 応 援 をもとめたとき (オ) 水 位 が 警 戒 水 位 以 下 となり 水 防 解 除 を 命 じたとき イ. 消 防 団 の 各 分 団 長 は 次 の 場 合 所 属 長 を 経 て 水 防 本 部 長 に 報 告 す るものとする (ア) 警 戒 員 を 配 置 したとき (イ) 道 路 橋 梁 が 流 失 し 通 行 不 能 となったとき 又 は 山 崩 れの 危 険 が 切 迫 したとき (ウ) 水 防 作 業 を 開 始 したとき (エ) 水 防 作 業 を 終 了 したとき 第 3 章 - 57

120 第 4 節 り 災 者 救 助 保 護 計 画 第 1 項 災 害 救 助 法 の 適 用 計 画 災 害 時 におけるり 災 者 の 救 助 及 び 保 護 は 本 計 画 によるものとする 市 長 は 災 害 による 被 害 が 災 害 救 助 法 の 適 用 基 準 に 該 当 するときは 県 知 事 に 対 して 災 害 救 助 法 の 適 用 を 申 請 するものとする 1. 適 用 基 準 本 市 の 被 害 が 次 の 各 号 の 一 に 該 当 する 場 合 で かつ 被 災 者 が 救 助 を 必 要 とする 状 態 にあるとき 災 害 救 助 法 が 適 用 される ア. 全 壊 全 焼 流 失 により 住 家 の 滅 失 した 世 帯 ( 以 下 被 害 世 帯 とい う )が 60 世 帯 以 上 に 達 したとき イ. 県 下 の 被 害 世 帯 数 が 1,500 世 帯 以 上 の 場 合 であって 本 市 の 被 害 世 帯 数 30 世 帯 以 上 に 達 したとき ウ. 被 害 が 広 範 囲 な 地 域 にわたり 県 下 の 滅 失 世 帯 が 7,000 世 帯 以 上 に 達 した 場 合 であって 本 市 の 被 害 状 況 が 特 に 救 助 を 必 要 とする 状 態 にある とき エ. 前 各 号 の 基 準 に 該 当 しないが 被 害 が 広 範 囲 な 地 域 にわたり 全 県 下 の 滅 失 世 帯 が 7,000 世 帯 に 達 した 場 合 又 は 当 該 災 害 が 隔 絶 した 地 域 に 発 生 したものであるなど 災 害 にかかった 者 の 救 護 を 著 しく 困 難 とする 次 の 特 別 の 事 情 があること 災 害 にかかった 者 に 対 する 食 品 の 給 与 生 活 必 需 品 の 給 与 等 について 特 殊 の 救 助 方 法 を 必 要 とし 又 は 災 害 にかかった 者 の 救 出 について 特 殊 の 技 術 を 必 要 とすること オ. 多 数 の 者 が 生 命 又 は 身 体 に 危 害 を 受 け 又 は 受 けるおそれが 生 じた 場 合 であって 次 の 基 準 に 該 当 すること (ア) 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれのある 地 域 に 所 在 する 多 数 の 者 が 避 難 して 継 続 的 に 救 助 を 必 要 とすること (イ) 災 害 にかかった 者 に 対 する 食 品 若 しくは 生 活 必 需 品 の 給 与 等 につい て 特 殊 の 補 給 方 法 を 必 要 とし 又 は 災 害 にかかった 者 の 救 出 について 特 殊 の 技 術 を 必 要 とすること 第 3 章 - 58

121 2. 住 家 の 滅 失 世 帯 数 の 算 定 基 準 住 家 が 滅 失 した 世 帯 ( 全 壊 全 焼 流 失 )の 算 定 に 当 たっては 住 家 が 半 壊 し 又 は 半 焼 する 等 著 しく 損 傷 した 世 帯 の 二 世 帯 をもって 住 家 が 床 上 浸 水 又 は 土 砂 のたい 積 等 により 一 時 的 に 居 住 することができない 状 態 となっ た 世 帯 は 三 世 帯 をもって それぞれ 住 家 が 滅 失 した 一 世 帯 とみなす 3. 災 害 救 助 法 の 適 用 による 救 助 の 程 度 災 害 救 助 法 を 適 用 した 場 合 における 救 助 の 程 度 及 び 期 間 は 災 害 救 助 法 施 行 細 則 の 定 めるところによるが 災 害 の 種 別 地 域 条 件 その 他 の 状 況 に よって 知 事 が 必 要 と 認 める 範 囲 において 実 施 する 4. 災 害 救 助 法 による 救 助 の 種 類 ア. 避 難 所 の 設 置 イ. 応 急 仮 設 住 宅 の 設 置 ウ. 炊 出 しその 他 による 食 品 の 給 与 及 び 飲 料 水 の 供 給 エ. 被 服 寝 具 その 他 生 活 必 需 品 の 給 与 及 び 貸 与 オ. 医 療 及 び 助 産 カ. 災 害 にかかったものの 救 出 キ. 災 害 にかかった 住 宅 の 応 急 修 理 ケ. 学 用 品 の 給 与 コ. 埋 葬 サ. 遺 体 の 捜 索 シ. 遺 体 の 処 理 ス. 障 害 物 の 除 去 セ. 応 急 救 助 のための 輸 送 費 ソ. 応 急 救 助 のための 賃 金 職 員 等 雇 上 費 5.その 他 災 害 救 助 法 適 用 に 至 らない 被 害 が 発 生 した 場 合 のり 災 救 助 保 護 について そのつど 市 長 が 定 める 第 3 章 - 59

122 第 2 項 避 難 計 画 災 害 のため 現 に 被 害 を 受 け 又 は 受 けるおそれのある 者 で 避 難 のための 立 退 き 勧 告 又 は 指 示 及 び 避 難 所 の 開 設 並 びに 収 容 保 護 は 本 計 画 によるものとする 1. 実 施 者 避 難 のための 避 難 準 備 情 報 の 提 供 立 退 き 勧 告 又 は 指 示 及 び 避 難 所 の 開 設 並 びに 避 難 所 への 収 容 保 護 は 次 の 者 が 行 う (1) 避 難 準 備 情 報 の 提 供 市 長 事 実 上 の 情 報 であり 行 政 行 為 ではない (2) 避 難 の 勧 告 災 害 全 般 について 市 長 ( 基 本 法 第 60 条 ) 知 事 ( 基 本 法 第 60 条 第 5 項 ) (3) 避 難 の 指 示 洪 水 について 知 事 又 はその 命 を 受 けた 職 員 ( 水 防 法 第 29 条 ) 水 防 管 理 者 ( 市 長 )( 水 防 法 第 29 条 ) 地 すべりについて 知 事 又 はその 命 を 受 けた 職 員 ( 地 すべり 等 防 止 法 第 25 条 ) 災 害 全 般 について 市 長 ( 基 本 法 第 60 条 ) 知 事 ( 基 本 法 第 60 条 第 5 項 ) 警 察 官 ( 警 察 官 職 務 執 行 法 第 4 条 基 本 法 第 61 条 ) 自 衛 官 ( 災 害 派 遣 ) ( 自 衛 隊 法 第 94 条 ) 海 上 保 安 官 ( 基 本 法 第 61 条 ) (4) 避 難 所 の 開 設 収 容 市 長 第 3 章 - 60

123 2. 避 難 の 方 法 等 (1) 避 難 の 勧 告 又 は 指 示 ア. 災 害 が 発 生 するおそれがある 場 合 においては 一 般 市 民 に 対 して 避 難 準 備 を 呼 びかけるとともに 災 害 時 要 援 護 者 等 特 に 避 難 行 動 に 時 間 を 要 する 者 に 対 して その 避 難 行 動 支 援 対 策 と 対 応 しつつ 早 めの 段 階 で 避 難 行 動 を 開 始 することを 求 める 避 難 準 備 情 報 を 提 供 することとする イ. 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 において 市 民 等 の 生 命 又 は 身 体 を 保 護 するために 特 に 必 要 があるときは 必 要 と 認 める 地 域 の 市 民 等 に 対 し 避 難 のための 立 ち 退 きを 勧 告 することとする また 危 険 の 切 迫 度 及 び 避 難 の 状 況 等 により 急 を 要 するときは 避 難 のための 立 ち 退 きを 指 示 することとする ウ. 避 難 のための 立 ち 退 きを 勧 告 し もしくは 指 示 し 又 は 立 ち 退 き 先 を 指 示 したときは すみやかにその 旨 を 知 事 に 報 告 することとする (2) 避 難 勧 告 等 の 発 令 基 準 ア. 水 害 洪 水 予 報 指 定 河 川 左 記 以 外 の 中 小 河 川 内 水 等 ( 有 田 川 洪 水 予 報 ) 当 該 河 川 有 田 川 箕 川 高 山 川 宮 前 川 西 谷 川 等 河 川 の 性 格 避 難 準 備 ( 要 援 護 者 避 難 ) 情 報 洪 水 により 相 当 規 模 以 上 の 損 害 が 発 生 する 河 川 で 洪 水 予 測 が 可 能 な 河 川 金 屋 水 位 観 測 所 の 水 位 が はん 濫 注 意 水 位 4.10mに 達 し( はん 濫 注 意 報 が 発 表 ) さらに 水 位 が 上 昇 して 避 難 判 断 水 位 に 到 達 すると 予 測 されるとき 左 記 以 外 のリアルタイムの 水 位 観 測 ができない 中 小 河 川 または 水 路 等 近 隣 での 浸 水 や 河 川 の 増 水 当 該 地 域 の 降 雤 状 況 や 降 雤 予 測 等 によ り 浸 水 の 危 険 が 高 い 避 難 勧 告 破 堤 につながるような 漏 水 越 水 亀 裂 近 隣 で 浸 水 が 拡 大 等 が 発 見 されたとき 排 水 先 の 河 川 の 水 位 が 高 くなり 金 屋 水 位 観 測 所 の 水 位 が 避 難 判 断 水 位 ポンプの 運 転 停 止 水 位 に 到 達 する 5.10mに 達 し( はん 濫 警 戒 情 報 が 発 表 ) ことが 見 込 まれる さらに 水 位 が 上 昇 してはん 濫 危 険 水 位 に 到 達 すると 予 測 されるとき 避 難 指 示 堤 防 が 決 壊 ( はん 濫 発 生 情 報 が 発 表 ) 近 隣 で 浸 水 が 床 上 に 及 んでいる したとき 排 水 先 の 河 川 の 水 位 が 高 くなり 破 堤 につながるような 大 量 の 漏 水 越 水 内 水 ポンプの 運 転 停 止 水 門 閉 鎖 亀 裂 等 が 発 見 されたとき 第 3 章 - 61

124 水 門 等 の 施 設 状 況 ( 水 門 が 閉 まらない 等 の 事 故 ) 金 屋 水 位 観 測 所 の 水 位 が はん 濫 危 険 水 位 5.90mに 達 したとき( はん 濫 危 険 情 報 が 発 表 ) イ. 土 砂 災 害 土 砂 災 害 警 戒 区 域 (もしくは 土 砂 災 害 危 険 箇 所 ) 避 難 準 備 ( 要 援 護 者 避 難 ) 情 報 避 難 勧 告 避 難 指 示 近 隣 で 前 兆 現 象 ( 湧 き 水 地 下 水 が 濁 り 始 めたなど)の 発 見 土 砂 災 害 警 戒 避 難 判 定 図 ( 和 歌 山 県 砂 防 課 和 歌 山 県 地 方 気 象 台 共 同 発 表 )において 判 定 基 準 を 超 える 場 合 近 隣 で 前 兆 現 象 ( 渓 流 付 近 で 斜 面 崩 壊 斜 面 のはらみ 用 壁 道 路 等 にクラック 発 生 )の 発 見 土 砂 災 害 警 戒 情 報 が 発 表 され 災 害 発 生 のおそれがあるとき 近 隣 で 土 砂 災 害 が 発 生 近 隣 で 土 砂 移 動 現 象 前 兆 現 象 ( 山 鳴 り 流 木 の 流 出 斜 面 の 亀 裂 等 )の 発 見 土 砂 災 害 警 戒 情 報 が 発 表 され 災 害 発 生 の 可 能 性 が 高 いとき ウ. 高 潮 種 類 避 難 準 備 ( 要 援 護 者 避 難 ) 情 報 避 難 勧 告 避 難 指 示 基 準 高 潮 警 報 が 発 表 され 海 岸 などから 越 波 越 流 の 危 険 性 が 生 じたとき 海 岸 などからの 越 波 越 流 が 発 生 したとき 地 域 の 高 潮 防 災 施 設 の 破 壊 を 確 認 したとき 人 的 被 害 発 生 の 危 険 性 が 特 に 高 いと 判 断 したとき (3) 避 難 の 勧 告 又 は 指 示 の 伝 達 避 難 の 勧 告 又 は 指 示 の 一 般 的 伝 達 は 災 害 対 策 本 部 の 広 報 活 動 によるが 事 態 に 即 応 して 防 災 行 政 無 線 放 送 その 他 の 適 切 な 伝 達 方 法 により 迅 速 に 住 民 に 周 知 させる 伝 達 内 容 は 次 のとおりである ア. 避 難 先 と 避 難 経 路 イ. 避 難 の 勧 告 又 は 指 示 の 内 容 ウ. 注 意 事 項 (ア) 火 気 を 完 全 に 始 末 すること (イ) 避 難 後 の 戸 締 り 第 3 章 - 62

125 (ウ) 携 帯 品 は 限 られた 必 要 なものだけにする (エ) 服 装 は 軽 装 のこと (4) 河 川 の 浸 水 想 定 区 域 にある 特 に 防 災 上 の 配 慮 を 有 する 者 が 利 用 する 施 設 への 情 報 伝 達 水 防 法 第 15 条 第 1 項 の 規 定 による 浸 水 想 定 区 域 内 にある 高 齢 者 障 害 者 乳 幼 児 その 他 の 特 に 防 災 上 の 配 慮 を 有 する 者 が 利 用 する 施 設 で 当 該 施 設 の 利 用 者 の 避 難 を 確 保 する 必 要 があると 認 められる 次 の 施 設 に 対 して は 電 話 FAX メール 等 を 用 いて 警 戒 水 位 等 の 到 達 避 難 準 備 情 報 または 避 難 勧 告 指 示 に 関 する 情 報 を 伝 達 する 番 号 施 設 名 称 所 在 地 電 話 1 特 別 養 護 老 人 ホーム 田 鶴 苑 有 田 市 宮 崎 町 特 別 養 護 老 人 ホーム 愛 宕 苑 有 田 市 港 町 有 田 市 立 養 護 老 人 ホーム 長 寿 荘 有 田 市 山 地 桜 ヶ 丘 病 院 有 田 市 宮 崎 町 有 田 市 立 病 院 有 田 市 宮 崎 町 松 尾 外 科 医 院 有 田 市 新 堂 吉 岡 医 院 有 田 市 箕 島 おおち 眼 科 有 田 市 宮 崎 町 グループホーム ゆりのき 苑 有 田 市 千 田 グループホーム ゆりのき 苑 やまち 有 田 市 山 地 グループホーム ひまわり 有 田 市 箕 島 グループホーム ささゆり 有 田 市 宮 原 町 新 町 グループホーム ひまわりの 郷 有 田 市 糸 我 町 西 有 田 市 福 祉 館 なごみ 有 田 市 宮 原 町 東 サザンクロスありだ 有 田 市 野 ひまわりケアサービス 有 田 市 箕 島 栗 原 整 形 外 科 有 田 市 初 島 町 里 砂 浜 会 館 デイサービスセンター 有 田 市 初 島 浜 北 原 会 館 デイサービスセンター 有 田 市 初 島 町 里 港 会 館 デイサービスセンター 有 田 市 港 町 須 谷 会 館 デイサービスセンター 宮 原 町 須 谷 ひまわり 作 業 所 有 田 市 初 島 町 浜 第 3 章 - 63

126 23 有 田 市 立 そとはま 保 育 所 有 田 市 港 町 280 番 地 有 田 市 立 宮 崎 町 保 育 所 有 田 市 宮 崎 町 有 田 市 立 箕 島 保 育 所 有 田 市 箕 島 有 田 市 立 古 江 見 保 育 所 有 田 市 古 江 見 有 田 市 立 保 田 保 育 所 有 田 市 辻 堂 有 田 市 立 宮 原 保 育 所 有 田 市 宮 原 町 新 町 有 田 市 立 糸 我 保 育 所 有 田 市 糸 我 町 中 番 初 島 幼 稚 園 有 田 市 初 島 町 浜 ぶっとく 幼 稚 園 有 田 市 箕 島 (5) 避 難 の 区 分 ア. 第 1 次 避 難 ( 事 前 避 難 ) 災 害 が 予 測 されるときは あらかじめ 障 害 者 病 弱 者 老 幼 婦 女 子 を 避 難 させるものとする イ. 第 2 次 避 難 ( 緊 急 避 難 ) 災 害 が 発 生 した 場 合 又 は 事 前 避 難 のいとまのないときは 緊 急 避 難 を 行 うものとする 緊 急 避 難 の 場 合 は 緊 急 避 難 指 令 の 発 せられたとき 又 は 自 主 的 な 判 断 により 行 うものとする (6) 避 難 の 方 法 ア. 避 難 は 原 則 として 避 難 者 各 自 が 行 うものとし 自 主 判 断 により 縁 故 関 係 先 又 は 指 定 避 難 所 に 避 難 するよう 周 知 させ 必 要 に 応 じて 関 係 機 関 の 車 両 等 を 利 用 する イ. 避 難 に 際 しては 関 係 警 察 機 関 とも 密 接 な 連 絡 をとって 行 うものとし 避 難 後 の 警 備 についても 万 全 を 期 する (7) 県 への 報 告 ア. 市 長 は 避 難 のための 立 退 きを 勧 告 し 若 しくは 指 示 したときは 速 やか にその 旨 を 県 本 部 長 に 報 告 するものとする イ. 避 難 の 必 要 がなくなったときは 直 ちにその 旨 を 公 示 するとともに 速 やかに 避 難 解 除 を 県 本 部 長 ( 総 合 防 災 課 )に 報 告 するものとする (8) 警 察 官 等 による 指 示 市 長 から 要 求 があったときは その 命 を 受 けた 職 員 あるいは 警 察 官 等 ( 災 害 派 遣 自 衛 官 海 上 保 安 官 を 含 む)において 避 難 のための 立 退 きを 指 示 することができる この 指 示 者 は 直 ちにその 旨 を 市 長 に 通 知 しなければな 第 3 章 - 64

127 らない (9) 市 民 への 伝 達 事 項 避 難 が 円 滑 に 実 施 され 収 容 施 設 による 生 活 の 安 全 を 図 るため 市 民 に 対 し 次 の 事 項 について 周 知 徹 底 をするものとする ア. 氏 名 票 ( 住 所 氏 名 生 年 月 日 血 液 型 等 )を 携 行 すること イ.2 食 程 度 の 食 糧 水 手 拭 チリ 紙 最 小 限 の 着 替 え 照 明 用 具 等 を 携 行 すること ウ. 服 装 はできるだけ 軽 装 とするが 素 足 をさけ 必 ず 帽 子 頭 巾 等 を 着 用 し 雤 合 羽 等 防 雤 防 寒 衣 を 携 行 すること エ. 貴 重 品 以 外 の 荷 物 は 持 ち 出 さないこと オ. 前 各 号 のうち 平 素 用 意 しておける 物 品 は 非 常 用 袋 等 に 入 れておく 3. 避 難 所 設 置 避 難 所 は 災 害 のため 現 に 被 害 を 受 け 又 は 受 けるおそれのある 者 で 避 難 しな ければならない 者 に 対 し 一 時 的 に 生 活 するための 場 所 として 設 置 する (1) 収 容 対 象 者 ア. 避 難 命 令 が 発 せられた 場 合 又 は 緊 急 避 難 の 必 要 に 迫 られ 住 居 を 立 退 き 避 難 した 者 イ. 住 家 が 災 害 により 全 壊 ( 全 焼 ) 流 失 半 壊 ( 半 焼 ) 床 上 浸 水 ( 破 壊 消 防 による 全 半 壊 を 含 む)の 被 害 を 受 け 日 常 起 居 する 居 住 の 場 所 を 失 った 者 (2) 避 難 者 の 誘 導 避 難 者 の 誘 導 は 消 防 機 関 が 災 害 対 策 本 部 長 の 指 示 に 基 づき 各 部 相 互 間 の 共 同 体 制 のもとで 警 察 等 の 協 力 を 得 て 行 う (3) 野 外 仮 設 の 設 営 避 難 所 に 収 容 することが 不 可 能 な 場 合 又 は 避 難 所 に 収 容 しきれなくなっ た 場 合 は 野 外 に 収 容 施 設 を 仮 設 し 又 は 天 幕 及 びテントを 設 営 するもの とする (4) 避 難 所 設 置 の 報 告 避 難 所 を 設 置 する 際 には 災 害 救 助 部 長 は 避 難 施 設 の 管 理 者 と 協 議 し て 避 難 所 毎 に 責 任 者 を 定 め 避 難 所 に 配 置 して その 状 況 を 連 絡 させるとと 第 3 章 - 65

128 もに これをとりまとめ 本 部 長 に 報 告 する 本 部 長 は 次 の 事 項 について 直 ちに 県 本 部 ( 救 助 班 )に 報 告 するものとする ア. 避 難 所 名 開 設 の 日 時 場 所 イ. 箇 所 数 及 び 収 容 人 員 ( 避 難 所 別 ) ウ. 開 設 期 間 の 見 込 み (5) 避 難 者 への 対 応 避 難 した 者 に 対 しては 所 要 の 応 急 保 護 を 行 った 後 縁 故 先 のある 者 に ついては できる 限 り 短 期 間 に 縁 故 先 へ その 他 の 者 については 別 途 収 容 施 設 を 考 慮 する (6) 開 設 ( 収 容 ) 期 間 ア. 避 難 所 への 収 容 保 護 の 期 間 は 災 害 発 生 の 日 から 7 日 以 内 とする た だし 災 害 が 落 ち 着 くに 従 い 避 難 所 の 収 容 人 員 が 次 第 に 減 尐 するときは 本 部 長 は 避 難 所 を 逐 次 整 理 縮 小 し そのつどこの 旨 を 県 本 部 に 報 告 する ものとする イ. 大 災 害 の 場 合 で どうしても 7 日 間 の 期 間 内 で 避 難 所 を 閉 鎖 すること が 困 難 な 場 合 は 本 部 長 は 県 本 部 長 に 開 設 期 間 の 延 長 を 要 請 するものと する 県 本 部 長 は 延 長 の 必 要 を 認 めた 場 合 は 厚 生 労 働 大 臣 に 申 請 する ものとする 期 間 延 長 申 請 は 次 の 事 項 を 明 示 して 行 うものとする 1 実 施 期 間 内 により 難 い 理 由 2 必 要 とする 救 助 の 実 施 期 間 3 期 間 延 長 を 必 要 とする 地 域 救 助 対 象 者 数 4 その 他 (7) 避 難 所 設 置 のための 費 用 災 害 救 助 法 適 用 の 場 合 の 避 難 所 設 置 及 び 収 容 のために 要 する 経 費 として 国 庫 負 担 の 対 象 となる 経 費 はおおむね 次 のとおりである 区 分 例 示 賃 金 職 員 等 雇 上 費 応 急 的 補 修 改 造 畳 その 他 の 資 材 の 運 搬 等 避 難 所 の 設 置 維 持 及 び 管 理 のために 雇 い 上 げた 労 務 者 の 賃 金 備 品 費 避 難 所 設 置 の 長 期 化 により 必 要 となるストーブ 扇 風 第 3 章 - 66

129 機 畳 カーペット パーテーション 等 に 要 する 経 費 なお 一 時 的 避 難 という 避 難 所 の 性 格 から リースを 原 則 とすべきである 懐 中 電 灯 乾 電 池 ポリ 袋 掃 除 用 具 等 直 接 被 災 者 の 処 消 耗 器 材 費 遇 に 必 要 な 経 費 建 物 器 物 等 使 用 謝 金 避 難 所 として 使 用 した 建 物 の 借 上 料 又 は 避 難 所 設 置 の 借 上 料 購 入 費 ために 使 用 した 器 物 等 の 使 用 謝 金 及 び 購 入 費 光 熱 水 費 採 暖 及 び 湯 茶 をわかすための 経 費 (ガス 電 気 灯 油 等 ) 仮 設 の 炊 事 場 便 所 及 び 避 難 所 設 置 が 長 期 化 した 場 合 に 仮 設 の 炊 事 場 便 所 必 要 とされる 仮 設 風 呂 の 設 置 のための 必 要 とする 経 費 及 び 風 呂 の 設 置 費 等 その 他 臨 時 電 灯 設 備 費 等 を 支 出 することも 差 し 支 えない 衛 生 管 理 費 衛 生 管 理 としての 経 費 ( 手 洗 用 クレゾール 石 鹸 等 ) 高 齢 者 障 害 者 等 であって 避 難 所 での 生 活 において 特 福 祉 避 難 所 別 な 配 慮 を 必 要 とする 者 を 収 容 する 避 難 所 設 置 のため に 支 出 する 費 用 (8) 避 難 所 必 要 物 品 の 確 保 本 部 長 は 避 難 所 開 設 に 伴 う 最 小 必 要 限 度 の 用 品 を 各 避 難 所 に 備 え 付 け るものとする 毎 年 用 品 の 検 討 及 び 点 検 を 行 い 増 加 増 量 すること 避 難 所 用 品 として 考 えられるものは おおむね 次 のとおりである 1 電 池 ローソク 等 の 照 明 具 2 情 報 収 集 用 のラジオ 3 応 急 処 置 用 医 薬 品 4 毛 布 5ヘルメット 長 ぐつ 6その 他 必 要 なもの (9) 避 難 所 責 任 者 の 執 務 要 領 ア. 避 難 所 に 緊 急 事 態 が 発 生 した 場 合 は 上 司 に 連 絡 し 責 任 者 において 事 態 に 即 応 した 適 切 な 措 置 を 講 ずるものとする イ. 避 難 所 内 の 衛 生 については 特 に 留 意 し 必 要 な 措 置 を 講 ずるものとする ウ. 給 食 その 他 の 物 品 の 配 分 については 統 制 を 保 ちかつ 公 平 に 行 うこと エ. 避 難 所 の 運 営 に 当 たっては 努 めて 融 和 を 図 り 被 災 者 の 精 神 的 負 担 を 和 らげるようにすること オ. 責 任 者 は 常 に 災 害 対 策 本 部 と 連 絡 を 密 にし その 使 命 の 完 遂 を 図 ること カ. 避 難 所 を 開 設 したときは 次 の 書 類 を 整 理 して 保 管 し 閉 鎖 後 直 ちに 災 害 対 策 本 部 に 提 出 すること (ア) 避 難 者 名 簿 様 式 6 (イ) 救 助 実 施 記 録 日 計 票 様 式 7 第 3 章 - 67

130 (ウ) 避 難 所 物 品 受 払 簿 様 式 8 (エ) 避 難 所 設 置 及 び 収 容 状 況 様 式 9 (オ) 避 難 所 設 置 に 要 した 支 払 証 拠 書 類 (カ) 避 難 所 設 置 に 要 した 物 品 受 払 証 拠 書 類 (10) 指 定 避 難 所 ( 一 時 避 難 所 ) 名 称 所 在 地 緊 急 避 難 先 レベル( ) 電 話 標 高 (m) 収 容 人 員 糸 我 小 学 校 糸 我 町 中 番 糸 我 公 民 館 糸 我 町 中 番 初 島 公 民 館 初 島 町 浜 砂 浜 会 館 初 島 町 浜 北 原 会 館 初 島 町 里 初 島 小 学 校 初 島 町 里 初 島 中 学 校 初 島 町 里 里 中 央 コミュニティ 初 島 町 里 センター 港 小 学 校 港 町 港 町 公 民 館 港 町 港 会 館 港 町 箕 島 小 学 校 箕 島 箕 島 中 学 校 箕 島 箕 島 公 民 館 箕 島 箕 島 区 民 集 会 所 箕 島 県 立 箕 島 高 等 学 校 箕 島 ,000 有 田 市 福 祉 館 なごみ 宮 原 町 東 宮 原 小 学 校 宮 原 町 滝 川 原 文 成 中 学 校 宮 原 町 新 町 宮 原 公 民 館 宮 原 町 新 町 県 立 箕 島 高 等 学 校 宮 宮 原 町 新 町 原 校 舎 須 谷 会 館 宮 原 町 須 谷 道 会 館 宮 原 町 道 第 3 章 - 68

131 保 田 小 学 校 辻 堂 保 田 中 学 校 辻 堂 保 田 公 民 館 辻 堂 辰 ヶ 浜 ふれあいセン 宮 崎 町 ター 宮 崎 公 民 館 宮 崎 町 田 鶴 小 学 校 宮 崎 町 男 浦 コミュニティセ ンター 宮 崎 町 避 難 先 の 安 全 レベルの 考 え 方 避 難 先 土 砂 災 害 や 浸 水 が 発 生 した 場 合 でも 十 分 に 安 全 な 避 難 先 ( ) 避 難 先 土 砂 災 害 や 浸 水 が 発 生 した 場 合 でも 一 定 の 安 全 を 確 保 す ( ) ることが 可 能 である 避 難 先 避 難 先 大 規 模 災 害 等 が 想 定 される 場 合 には 事 前 に 開 設 しないと ( ) するか 開 設 した 場 合 であっても 危 険 が 迫 った 場 合 には 閉 鎖 の 可 能 性 がある 避 難 先 4. 災 害 時 要 援 護 者 への 対 応 災 害 発 生 時 に 迅 速 な 行 動 がとれない 高 齢 者 病 弱 者 乳 幼 児 心 身 障 害 者 及 び 日 本 語 が 不 自 由 な 外 国 人 などの 災 害 時 要 援 護 者 の 災 害 発 生 時 の 安 全 確 保 のため 社 会 福 祉 施 設 における 防 災 訓 練 の 実 施 地 域 住 民 との 日 頃 からの 連 携 の 強 化 を 行 う また 避 難 所 等 における 要 援 護 者 の 把 握 とニーズ 調 査 避 難 誘 導 避 難 場 所 での 生 活 必 需 品 への 配 慮 食 料 の 配 慮 (やわらかい 食 品 等 ) 仮 設 住 宅 への 収 容 についても 十 分 配 慮 するものとする 第 3 章 - 69

132 第 3 項 食 糧 供 給 計 画 災 害 時 において 避 難 者 被 災 者 及 び 応 急 対 策 要 員 等 に 対 する 応 急 的 な 炊 き 出 し その 他 必 要 な 食 糧 の 確 保 と 供 給 は 本 計 画 によるものとする 1. 食 糧 の 調 達 炊 き 出 しその 他 食 品 給 与 のため 必 要 な 原 材 料 等 の 調 達 は 市 内 の 小 売 業 者 から 購 入 することとし 市 の 調 達 食 糧 で 応 急 需 要 が 賄 われないときは 県 知 事 に 対 して 食 糧 の 供 給 を 要 請 するものとする 2. 災 害 時 における 相 互 援 助 協 定 災 害 時 において 次 の 各 自 治 体 と 相 互 援 助 協 定 に 基 づき 食 糧 飲 料 水 及 び 生 活 必 需 物 資 等 の 供 給 を 受 けるものとする 自 治 体 名 連 絡 方 法 締 結 年 月 日 京 都 府 向 日 市 電 話 FAX 平 成 7 年 9 月 20 日 奈 良 県 桜 井 市 電 話 FAX 平 成 7 年 11 月 1 日 全 国 青 年 市 長 会 電 話 FAX 平 成 21 年 5 月 11 日 事 務 局 四 国 中 央 市 3. 食 糧 の 供 給 (1) 炊 き 出 しその 他 による 食 糧 品 給 与 対 象 者 ア. 避 難 所 に 収 容 された 者 イ. 住 家 が 被 災 して 炊 事 のできない 者 ウ. 被 災 して 縁 故 先 に 避 難 している 者 エ. 災 害 地 において 応 急 作 業 に 従 事 している 者 (2) 炊 き 出 しの 方 法 炊 き 出 しは 奉 仕 団 等 の 協 力 により 避 難 所 又 はその 他 の 適 当 な 場 所 を 選 んで 実 施 するものとする その 場 合 本 部 長 は 責 任 者 を 選 定 する (3) 炊 き 出 しの 実 施 期 間 災 害 発 生 の 日 から 原 則 として 7 日 以 内 とする ただし 被 災 者 が 縁 故 先 等 へ 避 難 する 場 合 は この 期 間 内 に 3 日 分 以 内 の 現 物 支 給 をすることがで きる 第 3 章 - 70

133 4. 費 用 の 準 備 (1) 食 品 の 給 与 災 害 発 生 の 日 から 原 則 として 7 日 以 内 とする ただし 炊 き 出 しと 重 複 することはできない (2) 費 用 限 度 額 一 人 1 日 あたりの 費 用 については 災 害 救 助 法 に 定 められた 基 準 額 によ るものとし 主 食 副 食 燃 料 雑 費 一 切 の 費 用 を 含 むものとする( 大 人 と 小 人 の 区 別 なし) 5. 食 糧 の 備 蓄 (1) 食 糧 の 保 有 状 況 ア. 備 蓄 食 糧 の 賞 味 期 限 等 を 考 えると 多 量 の 備 蓄 を 行 うことは 困 難 である ため 市 において 次 のとおり 保 有 する 種 類 管 理 数 量 アルファ 米 市 民 福 祉 部 4,000 食 分 6. 書 類 の 整 備 保 管 炊 き 出 しその 他 を 給 与 した 場 合 は 次 の 書 類 を 整 理 して 保 管 するものとする ア. 救 助 実 施 記 録 日 計 票 様 式 7 イ. 炊 き 出 しその 他 による 食 品 給 与 用 物 品 受 払 簿 様 式 8 ウ. 炊 き 出 し 給 与 状 況 様 式 10 エ. 炊 き 出 しその 他 による 食 糧 給 与 のための 食 糧 購 入 代 金 等 支 払 証 拠 書 類 オ. 炊 き 出 しその 他 による 食 品 給 与 のための 物 品 受 払 証 拠 書 類 7. 個 人 備 蓄 の 推 進 防 災 訓 練 等 を 通 じて 市 民 に 対 して 災 害 の 危 険 性 を 認 知 させるとともに 最 低 3 日 分 の 食 糧 の 備 蓄 など 家 庭 における 災 害 対 策 の 推 進 を 図 る 第 3 章 - 71

134 第 4 項 給 水 計 画 災 害 時 において 水 道 施 設 の 破 損 又 は 原 水 の 汚 染 等 のため 飲 料 水 が 得 られな い 場 合 における 応 急 給 水 活 動 は 本 計 画 の 定 めるところによる 1. 給 水 の 実 施 給 水 は 水 道 部 が 実 施 するものとする 本 部 長 は 被 害 が 甚 大 で 本 市 のみでは 困 難 であると 認 められる 場 合 は 水 道 災 害 相 互 応 援 協 定 に 基 づき 日 本 水 道 協 会 和 歌 山 県 支 部 に 応 援 を 要 請 するものとする 2. 補 給 水 利 の 種 別 所 在 水 量 水 道 施 設 の 大 部 分 が 破 損 し 利 用 できない 場 合 は 次 に 掲 げる 取 水 場 から 取 水 して 行 うものとする また 受 水 池 配 水 池 貯 水 槽 についても 併 用 するものとする 名 称 所 在 地 市 役 所 からの 距 離 一 日 取 水 可 能 水 量 新 堂 水 源 池 新 堂 0.7km 4,400 m3 糸 我 水 源 池 糸 我 町 西 4.2km 8,100 m3 須 谷 水 源 池 宮 原 町 須 谷 5.3km 400 m3 星 尾 水 源 池 星 尾 3.8km 800 m3 下 中 島 水 源 池 下 中 島 2.7km 8,300 m3 名 称 所 在 地 市 役 所 からの 距 離 容 量 宮 崎 受 水 池 宮 崎 町 3.8km 1,000 m3 矢 櫃 配 水 池 宮 崎 町 5.0km 500 m3 宮 原 貯 水 槽 宮 原 町 滝 川 原 5.0km 60 m3 箕 島 貯 水 槽 箕 島 0.5km 60 m3 3. 給 水 の 方 法 ア. 被 災 地 域 の 水 道 施 設 が 破 損 して 使 用 できない 場 合 の 給 水 は 緊 急 時 応 急 給 水 拠 点 施 設 から 取 水 して 給 水 車 等 で 市 内 給 水 場 所 に 浄 水 を 運 搬 する イ. 飲 料 水 が 水 道 以 外 の 井 戸 水 河 川 水 等 の 場 合 は ろ 過 浄 水 装 置 を 確 保 し 給 水 する 第 3 章 - 72

135 4. 給 水 用 器 具 等 の 保 有 状 況 種 別 管 理 容 量 数 量 給 水 車 水 道 事 務 所 1,500 リットル 1 台 給 水 タンク 水 道 事 務 所 1,500 リットル 1 基 給 水 タンク 水 道 事 務 所 500 リットル 1 基 飲 料 水 容 器 水 道 事 務 所 20 リットル 500 個 非 常 用 飲 料 水 袋 水 道 事 務 所 6 リットル 1,000 枚 5. 災 害 救 助 法 による 基 準 (1) 飲 料 水 の 給 水 期 間 ア. 災 害 発 生 の 日 から 7 日 以 内 とする (2) 飲 料 水 供 給 のための 費 用 のうち 補 助 対 象 となる 経 費 ア.ろ 過 器 その 他 給 水 に 必 要 な 機 械 器 具 の 借 上 費 修 繕 費 及 び 燃 料 費 イ. 浄 水 用 の 薬 品 及 び 資 材 費 6. 県 への 報 告 本 計 画 に 基 づき 応 急 対 策 を 実 施 したときは 直 ちに 有 田 振 興 局 健 康 福 祉 部 を 経 由 し 食 品 生 活 衛 生 課 へ 報 告 する 7. 書 類 の 整 備 保 管 飲 料 水 の 供 給 を 行 うときは その 責 任 者 を 定 め 次 の 帳 簿 等 を 作 成 し 整 理 保 管 するものとする ア. 救 助 実 施 記 録 日 計 票 様 式 7 イ. 給 水 用 機 械 器 具 燃 料 及 び 浄 水 用 薬 品 資 材 受 払 簿 様 式 8 ウ. 飲 料 水 の 供 給 簿 様 式 11 エ. 飲 料 水 供 給 のための 支 払 証 拠 書 類 8. 個 人 備 蓄 の 推 進 防 災 訓 練 等 を 通 じて 市 民 に 対 して 災 害 の 危 険 性 を 認 知 させるとともに 3 日 分 の 飲 料 水 の 備 蓄 等 家 庭 における 災 害 対 策 の 推 進 を 図 る 第 3 章 - 73

136 第 5 項 物 資 供 給 計 画 災 害 救 助 法 によるり 災 者 に 対 する 被 服 寝 具 その 他 生 活 必 需 品 等 の 給 与 又 は 貸 与 は 本 計 画 によるものとする 1. 対 象 者 災 害 により 住 家 が 全 壊 ( 焼 ) 流 失 半 壊 ( 焼 ) 又 は 床 上 浸 水 以 上 の 被 害 を うけ 被 服 寝 具 その 他 日 用 品 等 をそう 失 又 はき 損 し 直 ちに 日 常 生 活 を 営 むことが 困 難 な 者 に 対 して 行 うものとする 2. 生 活 必 需 品 等 の 範 囲 1 寝 具 2 被 服 3 炊 事 道 具 4 食 器 5 光 熱 材 料 6 日 用 品 7 身 の 回 り 品 8その 他 3. 調 達 方 法 被 服 寝 具 その 他 生 活 必 需 品 について その 耐 用 年 数 等 を 考 えると 多 量 の 備 蓄 を 行 うことは 困 難 であることから 被 災 時 において 必 要 な 物 資 は 現 地 調 達 を 原 則 とし 必 要 量 が 確 保 できないときは 知 事 に 調 達 あっせんを 依 頼 するものとする ただし 緊 急 を 要 する 最 低 限 の 物 資 については 次 のとおり 市 において 保 有 する 種 類 管 理 枚 数 毛 布 市 民 福 祉 部 450 枚 4. 供 給 の 方 法 世 帯 人 員 等 を 的 確 に 把 握 したうえ 供 給 品 目 数 量 等 を 明 らかにして 自 治 会 等 の 民 間 団 体 の 協 力 を 得 て 供 給 するものとする 5. 災 害 救 助 法 による 基 準 給 与 又 は 貸 与 の 期 間 は 災 害 発 生 の 日 から 10 日 以 内 とする 又 費 用 について は 災 害 救 助 法 の 基 準 に 基 づく 第 3 章 - 74

137 6. 書 類 の 整 備 保 管 物 資 を 供 給 する 場 合 は 給 付 段 階 毎 にそれぞれ 責 任 者 を 定 め 記 録 及 び 受 領 書 を 次 のとおり 整 理 しなければならない ア. 救 助 実 施 記 録 日 計 票 様 式 7 イ. 物 資 受 払 簿 様 式 8 ウ. 物 資 の 給 与 状 況 表 様 式 12 エ. 物 資 購 入 関 係 支 払 証 拠 書 類 オ. 備 蓄 物 資 払 出 し 証 拠 書 類 7. 個 人 備 蓄 の 推 進 防 災 訓 練 等 を 通 じて 市 民 に 対 して 災 害 の 危 険 性 を 認 知 させるとともに 生 活 必 需 品 等 の 備 蓄 等 家 庭 における 災 害 対 策 の 推 進 を 図 る 第 3 章 - 75

138 第 6 項 住 宅 対 策 計 画 災 害 により 住 家 に 被 害 を 受 けた 者 で 自 己 の 資 力 では 住 宅 を 得 ることのでき ない 者 の 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 並 びに 応 急 修 理 は 本 計 画 によるものとする 1. 応 急 仮 設 住 宅 設 置 (1) 入 居 基 準 災 害 のため 住 家 が 全 壊 全 焼 又 は 流 失 し 自 己 の 資 力 では 住 宅 を 得 るこ とができない 者 を 対 象 とする (2) 設 置 戸 数 市 の 要 望 を 受 け 県 が 決 定 する (3) 設 置 の 方 法 災 害 救 助 法 が 適 用 された 場 合 は 県 が 直 接 又 は 建 設 業 者 に 請 負 わせ 行 う のを 原 則 とするが 市 に 委 任 された 場 合 は 請 負 工 事 又 は 市 の 直 営 工 事 に より 実 施 するものとする ただし 建 築 基 準 法 第 85 条 の 建 築 の 緩 和 の 告 示 後 実 施 するものとする (4) 設 置 場 所 の 設 定 応 急 仮 設 住 宅 工 事 の 建 設 に 当 たって 次 の 事 項 に 留 意 すること ア. 敷 地 は 公 有 地 を 優 先 して 選 定 するものとする ただし 私 有 地 の 場 合 は 所 有 者 と 十 分 協 議 のうえ 選 定 すること イ. 敷 地 は 飲 料 水 が 得 易 くかつ 保 健 衛 生 上 好 適 な 場 所 を 選 定 するものとする ウ. 被 災 者 が 相 当 期 間 居 住 することとなるため 交 通 教 育 生 業 の 利 便 等 について 考 慮 の 上 選 定 するものとする (5) 災 害 救 助 法 に 定 める 範 囲 規 模 並 びに 費 用 の 限 度 規 模 :1 戸 平 均 29.7 m2(9 坪 )を 基 準 とする 限 度 額 :1 戸 2,387,000 円 以 内 建 設 期 間 災 害 発 生 の 日 から 20 日 以 内 に 着 工 し できる 限 り 速 やかに 完 成 するものとする 供 与 期 間 工 事 完 了 した 日 から 2 年 以 内 とする 第 3 章 - 76

139 (6) 応 急 仮 設 住 宅 の 管 理 応 急 仮 設 住 宅 は 市 長 が 知 事 から 委 託 を 受 けて 管 理 するものとする ア. 家 賃 は 無 料 とする イ. 維 持 修 理 は 入 居 者 において 負 担 する ウ. 地 代 を 必 要 とするときは 入 居 者 の 負 担 とする 2. 住 宅 の 応 急 修 理 (1) 対 象 者 災 害 によって 住 家 が 半 焼 又 は 半 壊 し そのままでは 当 面 の 日 常 生 活 を 営 む 事 が 困 難 で かつ 自 己 の 資 力 で 応 急 修 理 が 出 来 ない 者 に 対 して 行 う (2) 応 急 修 理 の 基 準 災 害 救 助 法 に 定 める 基 準 は 次 のとおりである 居 室 炊 事 場 及 び 便 所 等 日 常 生 活 に 欠 くことの 出 来 ない 部 規 模 分 で 必 要 最 小 限 度 の 部 分 限 度 額 一 世 帯 当 たり 520,000 円 以 内 応 急 修 理 の 期 間 災 害 発 生 の 日 から1ヵ 月 以 内 に 完 成 するものとする 3. 書 類 の 整 備 保 管 (1) 応 急 仮 設 住 宅 応 急 仮 設 住 宅 を 設 置 し 入 居 予 定 者 が 仮 設 住 宅 に 入 居 したときは 次 の 書 類 を 整 理 保 管 し 県 知 事 に 応 急 仮 設 住 宅 入 居 者 台 帳 の 写 しを 提 出 するも のとする ア. 救 助 実 施 記 録 日 計 票 様 式 7 イ. 応 急 仮 設 住 宅 台 帳 様 式 13 ウ. 応 急 仮 設 住 宅 用 敷 地 貸 借 契 約 書 エ. 応 急 仮 設 住 宅 使 用 貸 借 契 約 書 オ. 応 急 仮 設 住 宅 建 築 のための 原 材 料 購 入 契 約 書 工 事 契 約 書 その 他 設 計 書 仕 様 書 等 カ. 応 急 仮 設 住 宅 建 築 のための 工 事 代 金 等 支 払 証 拠 書 類 なお 直 営 工 事 によって 建 築 した 場 合 においては このほかに 工 事 材 料 受 払 簿 大 工 作 業 員 等 の 出 納 簿 輸 送 費 等 の 書 類 も 整 備 すること (2) 応 急 修 理 応 急 修 理 を 実 施 したときは 次 の 書 類 を 整 理 して 保 管 するものとする 第 3 章 - 77

140 ア. 救 助 実 施 記 録 日 計 票 様 式 7 イ. 住 宅 応 急 修 理 記 録 簿 様 式 14 ウ. 工 事 契 約 書 仕 様 書 等 エ. 応 急 修 理 支 払 証 拠 書 類 第 3 章 - 78

141 第 7 項 医 療 助 産 計 画 災 害 時 における 緊 急 医 療 並 びに 災 害 のため 医 療 の 機 能 がなくなり 又 は 著 し く 不 足 し 若 しくは 医 療 機 構 が 混 乱 した 場 合 における 医 療 及 び 助 産 の 実 施 は 本 計 画 による 1. 実 施 責 任 者 り 災 者 に 対 する 医 療 及 び 助 産 については 本 部 長 の 責 任 において 実 施 するも のとする ただし 災 害 救 助 法 が 適 用 された 場 合 は 原 則 として 県 知 事 が 行 い 委 任 さ れたものについては 本 部 長 が 実 施 する 2. 災 害 時 の 措 置 (1) 有 田 市 立 病 院 ( 医 療 班 )の 対 応 原 則 として 市 立 病 院 に 搬 送 されてくる 負 傷 者 の 医 療 活 動 を 行 う ただし 災 害 規 模 等 により 必 要 があると 本 部 長 が 指 示 したときは 避 難 所 及 び 被 災 現 地 に 出 動 するものとする (2) 医 療 救 護 協 定 に 基 づく 医 療 本 部 長 は 災 害 の 規 模 等 により 災 害 時 の 医 療 救 護 について 災 害 時 の 医 療 救 護 についての 協 定 書 に 基 づき 有 田 市 医 師 会 に 要 請 し り 災 者 に 対 す る 医 療 及 び 助 産 を 行 うものとする (3) 救 護 所 の 設 置 被 災 地 において 医 療 機 関 が 被 災 して 他 の 医 療 機 関 が 遠 隔 の 場 合 は 避 難 所 等 において 救 護 所 を 設 置 する (4) 医 薬 品 等 の 調 達 医 療 助 産 救 護 の 活 動 に 必 要 な 医 薬 品 医 療 資 機 材 については 医 療 救 護 班 が 携 行 するもののほか 本 部 が 調 達 するものとし 調 達 困 難 な 場 合 は 和 歌 山 県 に 調 達 あっせんを 要 請 するものとする 第 3 章 - 79

142 3. 医 療 に 要 する 費 用 災 害 救 助 法 適 用 の 場 合 費 用 の 限 度 額 及 び 期 間 は 次 のとおりである (1) 医 療 対 象 医 療 の 途 を 失 った 者 1 救 護 班 : 使 用 した 薬 剤 治 療 材 料 医 療 器 具 破 損 等 の 実 費 限 度 額 2 病 院 又 は 診 療 所 : 社 会 保 険 診 療 報 酬 の 額 以 内 3 施 術 者 : 協 定 料 金 の 額 以 内 期 間 災 害 発 生 日 から 14 日 以 内 ( 厚 生 労 働 大 臣 の 承 認 により 期 間 延 長 あり) (2) 助 産 災 害 発 生 の 日 以 前 又 は 以 後 7 日 以 内 に 分 べんした 者 であって 災 害 の 対 象 ため 助 産 の 途 を 失 った 者 1 救 護 班 等 : 使 用 した 衛 生 材 料 等 の 実 費 限 度 額 2 助 産 婦 : 慣 行 料 金 の8 割 以 内 の 額 期 間 分 べんした 日 から 7 日 以 内 ( 厚 生 労 働 大 臣 の 承 認 により 期 間 延 長 あり) 4. 書 類 の 整 備 保 管 医 療 及 び 助 産 を 実 施 した 場 合 次 の 書 類 を 整 備 して 保 管 するものとする (1) 医 療 ア. 救 助 実 施 記 録 日 計 票 様 式 7 イ. 医 薬 品 衛 生 材 料 受 払 簿 様 式 8 ウ. 救 護 班 活 動 状 況 様 式 15 エ. 医 薬 品 衛 生 材 料 等 購 入 関 係 支 払 証 拠 書 類 (2) 助 産 ア. 救 助 実 施 記 録 日 計 票 様 式 7 イ. 衛 生 材 料 等 受 払 簿 様 式 8 ウ. 助 産 台 帳 様 式 16 エ. 助 産 関 係 支 出 証 拠 書 類 5. 救 急 告 示 医 療 機 関 名 称 所 在 地 電 話 診 療 科 目 病 床 数 内 循 小 外 整 皮 泋 有 田 市 立 病 院 宮 崎 町 産 婦 眼 耳 放 脳 外 第 3 章 - 80

143 6. 市 内 医 療 施 設 一 覧 表 名 称 所 在 地 電 話 診 療 科 目 病 床 数 生 馬 医 院 宮 原 町 新 町 内 胃 小 0 石 井 内 科 宮 崎 町 内 胃 放 0 江 川 内 科 胃 腸 科 辻 堂 内 胃 放 0 おおち 眼 科 宮 崎 町 眼 形 成 外 科 4 垣 本 内 科 医 院 宮 原 町 滝 川 原 内 消 循 小 放 0 川 嶋 内 科 箕 島 内 胃 放 0 共 立 ハート クリニック 宮 崎 町 内 循 0 楠 本 クリニック 初 島 町 浜 内 呼 胃 循 小 リ 放 0 楠 本 内 科 医 院 箕 島 内 小 0 クメダ クリニック 箕 島 内 皮 泋 0 栗 原 整 形 外 科 初 島 町 里 内 リウ 整 脳 外 リ 放 0 桜 ヶ 丘 病 院 宮 崎 町 内 皮 泋 婦 眼 リ 放 99 しのはら 小 児 科 糸 我 町 西 小 0 高 垣 医 院 糸 我 町 西 内 呼 消 外 放 麻 0 中 村 内 科 医 院 箕 島 内 小 放 0 なかもと 整 形 外 科 古 江 見 整 リ 0 松 尾 外 科 医 院 新 堂 外 整 脳 外 皮 泋 腎 内 19 宮 崎 クリニック 宮 崎 町 内 0 山 下 眼 科 クリニック 新 堂 眼 0 山 下 内 科 胃 腸 科 初 島 町 里 内 胃 リ 放 0 山 根 内 科 港 町 内 呼 循 放 小 0 吉 岡 医 院 箕 島 内 小 婦 12 利 光 こども 医 院 野 小 0 九 鬼 クリニック 耳 鼻 咽 喉 アレルギー 気 新 堂 耳 鼻 咽 喉 科 管 食 道 0 あまの 内 科 クリニック 宮 崎 町 内 消 放 0 萬 谷 医 院 宮 崎 町 237 内 呼 消 循 神 経 内 科 皮 小 0 クリニックゆう 宮 原 町 須 谷 内 呼 消 胃 循 放 麻 19 第 3 章 - 81

144 第 8 項 救 出 計 画 災 害 のため 現 に 生 命 身 体 が 危 険 な 状 態 にある 者 生 死 不 明 の 状 態 にある 者 の 捜 索 又 は 救 出 保 護 は 本 計 画 によるものとする 1. 実 施 者 り 災 者 の 救 出 は 本 部 長 が 消 防 機 関 警 察 官 自 衛 隊 海 上 保 安 官 奉 仕 団 等 の 協 力 により 舟 艇 その 他 必 要 な 器 具 を 借 り 上 げて 実 施 するものとする 2. 救 出 対 象 者 (1)り 災 者 の 救 助 ア.り 災 者 の 救 助 は 災 害 のため 現 に 救 出 を 要 する 状 態 に 置 かれている 者 で おおむね 次 のような 状 態 にある 者 1 火 災 の 際 に 火 中 に 取 り 残 された 場 合 2 災 害 の 際 に 倒 壊 家 屋 の 下 敷 になった 場 合 3 水 害 により 流 失 家 屋 とともに 流 されたり 孤 立 した 地 点 に 取 り 残 された 場 合 又 は 山 津 波 により 生 埋 めになった 場 合 4 登 山 者 の 遭 難 の 場 合 5 海 上 における 船 舶 が 災 害 に 遭 遇 した 場 合 又 は 陸 上 から 海 上 に 流 された 場 合 イ. 災 害 のため 生 死 不 明 の 状 態 にある 者 で 社 会 通 念 上 生 死 の 未 だ 判 明 し ない 者 行 方 不 明 であるが 死 亡 の 明 らかでない 者 3. 救 出 方 法 (1) 陸 上 による 救 出 ア. 災 害 対 策 本 部 は 消 防 本 部 及 び 警 察 署 と 緊 密 な 連 絡 をとり 必 要 に 応 じ 他 の 機 関 より 応 援 を 求 め 救 出 作 業 にあたるものとする イ. 救 出 した 負 傷 者 は 直 ちに 救 急 車 をもってその 症 状 に 適 合 した 救 急 病 院 等 へ 搬 送 する (2) 海 上 における 救 出 ア. 海 南 港 及 びその 周 辺 の 海 上 において 船 舶 船 艇 等 の 沈 没 火 災 等 の 災 害 が 発 生 した 時 海 南 海 上 保 安 署 及 び 関 係 機 関 は 直 ちに 相 互 に 必 要 な 連 絡 通 報 を 行 い 救 助 の 態 勢 に 誤 りのないよう 救 出 作 業 を 行 う 第 3 章 - 82

145 イ. 海 南 海 上 保 安 署 の 行 う 海 上 における 救 出 業 務 を 主 体 とするときは 関 係 機 関 は 連 絡 を 密 にし 救 出 作 業 の 万 全 を 期 するものとする ウ. 災 害 の 態 様 に 即 し 海 上 保 安 署 に 救 出 にかかる 現 地 対 策 本 部 を 設 置 したときは 関 係 機 関 は 現 地 対 策 本 部 に 責 任 者 を 派 遣 し 協 力 態 勢 の 確 立 を 図 るものとする 4. 救 出 のための 費 用 の 限 度 と 期 間 限 度 額 救 出 のための 機 械 器 具 等 の 購 入 費 借 上 費 修 繕 費 及 び 燃 料 費 の 実 費 期 間 災 害 発 生 の 日 から 3 日 以 内 5. 書 類 の 整 備 保 管 り 災 者 を 救 出 した 場 合 は 次 の 書 類 を 整 理 して 保 管 するものである ア. 救 助 実 施 記 録 日 計 票 様 式 7 イ. 被 災 者 救 出 用 機 械 器 具 燃 料 受 払 簿 様 式 8 ウ. 被 災 者 救 出 状 況 記 録 簿 様 式 17 エ. 被 災 者 救 出 関 係 支 払 い 証 拠 書 類 第 3 章 - 83

146 第 9 項 障 害 物 除 去 計 画 災 害 による 土 砂 竹 木 等 の 障 害 物 により 道 路 交 通 日 常 生 活 が 阻 害 される 物 件 の 除 去 は 本 計 画 によるものとする 1. 住 居 関 係 障 害 物 除 去 対 策 (1) 対 象 者 災 害 によって 居 室 炊 事 場 等 生 活 に 欠 くことのできない 部 分 また 玄 関 等 に 障 害 物 が 運 びこまれているため 一 時 的 に 居 住 できない 状 態 にある 者 で 自 己 の 資 力 では 障 害 物 の 除 去 ができない 者 (2) 除 去 の 方 法 と 戸 数 等 住 家 が 半 壊 又 は 床 上 浸 水 ( 土 砂 のたい 積 等 により 一 時 的 に 居 住 戸 数 できない 状 態 も 含 む)した 世 帯 の 15% 以 内 費 用 の 限 度 1 世 帯 134,200 円 以 内 除 去 の 期 間 災 害 発 生 の 日 から 10 日 以 内 (3) 書 類 の 整 備 保 管 ア. 救 助 実 施 記 録 日 計 票 様 式 7 イ. 障 害 物 除 去 の 状 況 記 録 簿 様 式 18 ウ. 障 害 物 除 去 費 関 係 支 払 証 拠 書 類 2. 道 路 関 係 障 害 物 除 去 対 策 (1) 実 施 責 任 者 道 路 上 の 障 害 物 除 去 の 実 施 責 任 者 は 次 のとおりである 国 道 近 畿 地 方 整 備 局 和 歌 山 河 川 国 道 事 務 所 ( 海 南 国 道 維 持 出 張 所 ) 県 道 ( 国 道 ) 和 歌 山 県 ( 有 田 振 興 局 建 設 部 ) 市 道 有 田 市 ( 経 済 建 設 部 ) 電 柱 架 設 等 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 関 西 電 力 株 式 会 社 建 設 中 の 現 場 工 作 物 当 該 建 設 業 者 第 3 章 - 84

147 (2) 除 去 の 方 法 ア. 実 施 責 任 者 は 災 害 発 生 後 速 やかに 被 害 状 況 を 調 査 し 状 況 に 応 じ 自 らの 組 織 労 力 機 械 器 具 を 用 い 又 は 土 木 建 設 業 者 等 の 協 力 を 得 て 速 やかに 行 うものとする イ. 除 去 作 業 は 緊 急 な 応 急 措 置 の 実 施 上 やむを 得 ない 場 合 のほか 周 囲 の 状 況 等 を 考 慮 し 事 後 支 障 の 起 こらないよう 配 慮 して 行 うものとする (3) 除 去 した 障 害 物 の 集 積 場 所 障 害 物 の 集 積 場 所 については それぞれの 実 施 者 において 考 慮 するもの とするが おおむね 次 の 場 所 に 集 積 廃 棄 又 は 保 管 する ア. 廃 棄 するものについては 市 管 理 の 遊 休 地 空 地 その 他 廃 棄 に 適 当 な 場 所 イ. 保 管 するものついては その 保 管 する 工 作 物 等 に 対 応 する 適 当 な 場 所 3. 河 川 港 湾 関 係 障 害 物 除 去 対 策 ア. 河 川 管 理 者 は 河 川 における 障 害 物 を 除 去 し 除 去 した 障 害 物 は 一 時 的 に 交 通 の 障 害 にならない 場 所 に 集 積 する イ. 港 湾 管 理 者 は 港 湾 における 障 害 物 を 海 上 交 通 港 湾 諸 施 設 の 障 害 とな らない 適 当 な 場 所 に 除 去 集 積 する また 早 急 に 除 去 することが 困 難 な 場 合 は 障 害 物 に 標 識 を 付 し 海 南 海 上 保 安 署 に 連 絡 し 周 知 方 法 をとる ウ. 海 南 海 上 保 安 署 は 障 害 物 を 発 見 したときは 所 有 者 又 は 占 有 者 に 対 し 除 去 命 令 並 びに 勧 告 をする エ. 漂 流 物 件 については 災 害 対 策 基 本 法 及 び 水 難 救 護 法 に 基 づき 処 理 す るものとする 第 3 章 - 85

148 第 10 項 災 害 弔 慰 金 等 支 給 及 び 援 護 資 金 等 貸 付 計 画 災 害 により 被 害 を 受 けた 者 に 対 し 災 害 弔 慰 金 及 び 災 害 障 害 見 舞 金 等 の 支 給 並 びに 低 所 得 者 に 対 して 災 害 援 護 資 金 等 の 融 資 を 行 い 被 災 者 の 早 期 立 直 りを 図 り 併 せて 生 活 の 安 定 化 を 促 進 するものとする 1. 災 害 弔 慰 金 及 び 災 害 障 害 見 舞 金 の 支 給 並 びに 災 害 援 護 資 金 の 貸 付 け 市 長 は 災 害 弔 慰 金 の 支 給 等 に 関 する 法 律 に 基 づく 条 例 の 定 めるところに より 一 定 規 模 以 上 の 自 然 災 害 により 被 災 した 住 民 の 遺 族 世 帯 主 に 対 して 弔 慰 金 及 び 障 害 見 舞 金 の 支 給 及 び 援 護 資 金 の 貸 付 けを 行 うものとする 支 給 基 準 等 災 害 弔 慰 金 災 害 障 害 見 舞 金 の 支 給 基 準 及 び 支 給 額 災 害 援 護 資 金 の 貸 付 限 度 額 等 は 有 田 市 災 害 弔 慰 金 の 支 給 等 に 関 する 条 例 ( 昭 和 49 年 10 月 7 日 条 例 第 29 号 )の 定 めるところによる 2. 生 活 福 祉 資 金 の 貸 付 け 実 施 主 体 生 活 福 祉 資 金 貸 与 制 度 要 綱 に 基 づき 県 社 会 福 祉 協 議 会 が 被 災 した 低 所 得 世 帯 に 対 し 自 主 更 生 を 目 的 で 必 要 な 資 金 を 貸 付 けるものとする ただし 前 項 の 災 害 弔 慰 金 の 支 給 等 に 関 する 法 律 に 基 づき 災 害 援 護 資 金 の 貸 付 対 象 となる 世 帯 を 除 く 第 3 章 - 86

149 第 11 項 捜 索 及 び 遺 体 収 容 等 の 計 画 災 害 により 行 方 不 明 になった 者 の 捜 索 及 び 収 容 処 理 埋 葬 の 実 施 については 本 計 画 の 定 めるところによる 1. 遺 体 の 捜 索 災 害 により 現 に 行 方 不 明 の 状 態 にあり かつ 周 囲 の 事 情 により 既 に 死 亡 し ていると 推 定 される 者 に 対 して 行 う (1) 捜 索 の 方 法 必 要 に 応 じて 捜 索 班 を 編 成 して 警 察 官 の 協 力 を 得 て 実 施 する (2) 捜 索 の 協 力 要 請 遺 体 が 流 出 等 により 他 市 町 又 は 海 上 にあると 考 えられる 場 合 は 他 市 町 又 は 海 南 海 上 保 安 署 に 協 力 を 要 請 するものとする 2. 遺 体 の 処 理 災 害 により 死 亡 し 社 会 混 乱 のため 遺 体 の 処 理 を 行 うことができない 場 合 において 本 部 長 が 遺 族 に 代 って 処 理 を 行 うものとする (1) 遺 体 の 収 容 遺 体 の 検 案 は 医 療 班 の 医 師 が 行 い 警 察 官 又 は 海 上 保 安 官 による 検 死 ののち 本 部 長 が 指 定 する 場 所 に 収 容 する ただし 遺 族 において 処 理 で きるものについては 遺 族 に 引 き 渡 す (2) 遺 体 の 消 毒 及 び 一 時 保 存 等 身 元 が 判 明 せず 遺 族 等 による 身 元 確 認 が 困 難 な 場 合 又 は 引 取 人 がい ない 場 合 は 遺 体 の 洗 浄 縫 合 消 毒 検 索 及 び 一 時 的 な 保 管 をすると 同 時 に 遺 体 の 特 徴 の 記 録 及 び 所 持 品 の 保 管 をする (3) 身 元 不 明 者 の 取 扱 い 身 元 が 判 明 しない 遺 体 については 人 相 着 衣 所 持 品 特 徴 等 の 掲 示 又 は 警 察 署 その 他 関 係 機 関 に 連 絡 し 身 元 の 確 認 に 努 めるとともに 身 元 確 認 の 資 料 及 び 遺 品 を 保 存 するものとする なお 一 定 期 間 経 過 後 身 元 が 判 明 しない 場 合 は 行 旅 病 人 及 び 行 旅 死 亡 人 取 扱 法 の 規 定 により 処 理 する 第 3 章 - 87

150 3. 遺 体 の 埋 葬 災 害 のため 死 亡 した 者 で 災 害 のため 社 会 が 混 乱 している 場 合 であり 遺 族 自 らがこれを 行 うことが 困 難 な 場 合 又 は 死 亡 したものに 遺 族 がいない 場 合 に 本 部 長 が 実 施 するものとする 埋 葬 の 方 法 1 埋 葬 等 は 原 則 として 火 葬 とする 2 火 葬 は 有 田 聖 苑 で 行 うが 災 害 のため 使 用 できないとき 若 しくは 遺 体 が 多 数 のため 当 該 火 葬 場 のみでは 対 応 できない 場 合 は 隣 接 の 市 町 の 協 力 を 得 て 行 う 4. 遺 体 の 捜 索 及 び 収 容 埋 葬 に 要 する 費 用 死 体 処 理 に 要 する 費 用 1 死 体 の 洗 浄 縫 合 消 毒 等 の 費 用 1 体 当 たり 3,300 円 以 内 2 一 時 保 存 のための 費 用 既 存 建 物 使 用 : 通 常 の 実 費 既 存 建 物 以 外 :1 体 当 たり 5,000 円 以 内 3 検 案 が 医 療 班 によらない 場 合 慣 行 料 金 埋 葬 に 要 す る 費 用 1 大 人 (12 才 以 上 ):1 体 当 たり 201,000 円 以 内 2 小 人 (12 才 未 満 ):1 体 当 たり 160,800 円 以 内 死 体 の 捜 索 に 要 する 費 用 当 該 地 域 における 通 常 の 実 費 期 間 災 害 発 生 の 日 から 10 日 以 内 5. 書 類 の 整 備 保 管 死 体 の 捜 索 及 び 収 容 埋 葬 を 実 施 した 場 合 次 の 書 類 を 整 理 して 保 管 するも のとする (1) 捜 索 ア. 救 助 実 施 記 録 日 計 票 様 式 7 イ. 捜 索 用 機 械 器 具 燃 料 受 払 簿 様 式 8 ウ. 死 体 捜 索 状 況 記 録 簿 様 式 19 エ. 死 体 捜 索 用 関 係 支 出 証 拠 書 類 (2) 処 理 ア. 救 助 実 施 記 録 日 計 票 様 式 7 イ. 死 体 処 理 台 帳 様 式 20 ウ. 死 体 処 理 費 支 出 関 係 証 拠 書 類 第 3 章 - 88

151 (3) 埋 葬 ア. 救 助 実 施 記 録 日 計 票 様 式 7 イ. 埋 葬 台 帳 様 式 21 ウ. 埋 葬 費 支 出 関 係 証 拠 書 類 第 3 章 - 89

152 第 12 項 災 害 義 援 金 品 配 分 計 画 り 災 者 り 災 施 設 その 他 に 対 する 義 援 金 品 の 配 分 は 本 計 画 によるものとする 1. 義 援 品 の 配 分 (1) 配 分 の 基 準 配 分 の 基 準 は 特 に 定 めず その 時 の 実 情 を 十 分 考 慮 して それぞれの 目 的 に 沿 い 効 率 的 な 配 分 を 個 々に 検 討 するとともに 民 生 委 員 その 他 関 係 者 の 意 見 も 聞 き 自 治 会 及 びボランティア 組 織 等 の 協 力 を 得 て 配 分 する (2) 配 分 の 時 期 配 分 はできる 限 り 受 付 け 又 は 引 継 ぎを 受 けた 都 度 行 うことを 原 則 とする が 義 援 品 が 尐 量 時 の 場 合 世 帯 別 の 配 分 は 困 難 であり 輸 送 あるいは 労 力 等 経 費 の 浪 費 となるので 一 定 量 に 達 したときに 行 う 等 配 分 の 時 期 に 十 分 留 意 して 行 うものとする ただし 腐 敗 変 質 のおそれのあるものについては 速 やかに 適 宜 の 措 置 を 取 るよう 配 慮 する 2. 義 援 金 の 管 理 配 分 (1) 管 理 義 援 金 の 受 付 けに 当 たって 義 援 金 受 払 簿 を 備 えつけ 受 付 けから 配 分 までの 状 況 を 記 録 するものとする 現 金 は 銀 行 預 金 等 確 実 な 方 法 で 保 管 管 理 するとともに 現 金 出 納 簿 を 備 え 付 け 出 納 の 状 況 を 記 録 し 経 理 する (2) 配 分 の 基 準 義 援 品 の 配 分 の 基 準 に 準 じ 実 情 に 即 して 適 正 に 配 分 する (3) 配 分 の 時 期 義 援 品 の 配 分 の 時 期 に 準 じ 十 分 留 意 して 行 う 第 3 章 - 90

153 第 13 項 り 災 証 明 書 の 発 行 計 画 り 災 証 明 書 の 発 行 は 本 計 画 によるものとする 1.り 災 証 明 書 り 災 証 明 書 は 被 災 者 に 対 し 災 害 救 助 法 による 各 種 施 策 税 の 減 免 等 を 実 施 するために 必 要 なもので 地 方 自 治 法 第 2 条 に 定 める 被 災 者 に 関 する 事 務 の 一 環 として 被 災 者 の 救 済 を 目 的 に 市 長 が 確 認 できる 程 度 の 被 害 について 証 明 するものである 2.り 災 証 明 の 対 象 り 災 証 明 書 の 証 明 の 範 囲 は 災 害 対 策 基 本 法 第 2 条 第 1 項 に 規 定 する 災 害 により 被 害 を 受 けた 家 屋 とし 次 の 項 目 について 証 明 を 行 うものとする なお 家 屋 以 外 のものが 被 災 した 場 合 において 必 要 があるときは これ に 準 じて 行 うものとする ア. 全 壊 流 失 大 規 模 半 壊 半 壊 床 上 浸 水 一 部 破 損 床 下 浸 水 イ. 火 災 による 全 焼 半 焼 水 損 3.り 災 証 明 書 の 発 行 主 体 り 災 証 明 書 の 発 行 は 市 長 が 行 う ただし 火 災 による 証 明 は 消 防 長 が 行 うものとする 4.り 災 証 明 書 の 発 行 り 災 証 明 書 の 発 行 は 災 害 発 生 後 に 行 われる 被 害 調 査 結 果 に 基 づいて 作 成 されたり 災 台 帳 を 用 い 申 請 があったり 災 者 に 対 しり 災 証 明 書 を 発 行 する その 際 り 災 証 明 の 判 定 結 果 に 不 服 があった 場 合 及 び 災 害 発 生 後 の 被 害 調 査 ができなかった 家 屋 については 再 調 査 を 実 施 する 第 3 章 - 91

154 第 14 項 その 他 のり 災 者 保 護 計 画 本 節 第 1 項 から 第 13 項 までに 定 める 以 外 の 災 害 時 におけるり 災 者 の 救 助 保 護 は 次 によるものとする 1. 生 活 保 護 法 の 適 用 災 害 により 生 活 に 困 窮 し 生 活 保 護 法 により 保 護 の 必 要 が 生 じたときは 民 生 委 員 と 連 絡 を 密 にし 速 やかに 保 護 の 適 否 を 決 定 するものとする なお 保 護 の 決 定 に 当 っては 特 に 災 害 救 助 法 による 救 助 実 施 期 間 及 びその 程 度 内 容 との 関 係 に 十 分 留 意 すること 2. 要 保 護 児 童 の 措 置 災 害 において 保 育 に 欠 ける 児 童 があるとき 又 は 保 護 者 を 死 亡 等 により 失 っ た 児 童 があるときは 速 やかに 次 により 保 護 するものとする ア. 保 育 に 欠 ける 児 童 があるときは 保 育 所 に 入 所 させ 保 育 するものとする イ. 保 護 者 を 失 った 児 童 があるときは 児 童 相 談 所 等 に 連 絡 して 収 容 施 設 に 収 容 保 護 するものとする 3. 社 会 福 祉 施 設 の 対 策 社 会 福 祉 施 設 の 経 営 者 ( 管 理 責 任 者 )は 災 害 に 対 処 するため 次 により 収 容 者 の 保 護 に 当 たるものとする (1) 避 難 訓 練 の 実 施 災 害 が 発 生 したときの 避 難 場 所 避 難 ( 誘 導 ) 方 法 その 他 細 部 にわた る 計 画 を 樹 立 し 常 に 災 害 に 注 意 するとともに 避 難 についての 訓 練 を 実 施 しておくものとする (2) 避 難 予 定 場 所 の 選 定 災 害 の 程 度 種 別 等 に 応 じた 避 難 場 所 を 選 定 しておき 災 害 が 発 生 したと きは 収 容 者 の 保 護 に 万 全 を 期 するものとする (3) 職 員 の 確 保 災 害 により 職 員 に 事 故 があり また 収 容 者 の 増 加 によって 職 員 が 不 足 し て 充 足 を 図 る 必 要 があるときは 適 宜 人 選 のうえ 補 充 に 努 めるものとする 第 3 章 - 92

155 4. 被 災 者 生 活 再 建 支 援 法 制 度 による 生 活 資 金 の 支 給 災 害 により その 生 活 基 盤 に 著 しい 被 害 を 受 け 経 済 的 理 由 によって 自 立 して 生 活 を 再 建 することが 困 難 となった 市 民 に 対 し 平 成 11 年 6 月 に 施 行 さ れた 被 災 者 生 活 再 建 支 援 法 に 基 づき 生 活 に 必 要 な 物 品 の 購 入 又 は 修 理 にか かる 費 用 を 支 給 するものとする 被 災 者 生 活 再 建 支 援 制 度 の 概 要 (ア) 制 度 の 対 象 となる 自 然 災 害 1 災 害 救 助 法 施 行 令 第 1 条 第 1 項 第 1 号 又 は 第 2 号 に 該 当 する 被 害 が 発 生 した 市 町 村 2 10 世 帯 以 上 の 住 宅 全 壊 被 害 が 発 生 した 市 町 村 世 帯 以 上 の 住 宅 全 壊 被 害 が 発 生 した 都 道 府 県 4 1 又 は2の 市 町 村 を 含 む 都 道 府 県 で 5 世 帯 以 上 の 住 宅 全 壊 被 害 発 生 した 市 町 村 ( 人 口 10 万 人 未 満 に 限 る) 5 1~3の 区 域 に 隣 接 し 5 世 帯 以 上 の 住 宅 全 壊 被 害 発 生 した 市 町 村 ( 人 口 10 万 人 未 満 に 限 る) 61 若 しくは2の 市 町 村 を 含 む 都 道 府 県 又 は3の 都 道 府 県 が2 以 上 ある 場 合 に 5 世 帯 以 上 の 住 宅 全 壊 被 害 が 発 生 した 市 町 村 ( 人 口 10 万 人 未 満 に 限 る) 4~6の 人 口 要 件 については 合 併 前 の 旧 市 町 村 単 位 でも 適 用 可 など の 特 例 措 置 あり( 合 併 した 年 と 続 く5 年 間 の 特 例 措 置 ) (イ) 制 度 の 対 象 となる 被 災 世 帯 (1)の 自 然 被 害 により 1 住 宅 が 全 壊 した 世 帯 2 住 宅 が 半 壊 又 は 住 宅 の 敷 地 に 被 害 が 生 じ その 住 宅 をやむを 得 ず 解 体 した 世 帯 3 災 害 による 危 険 な 状 態 が 継 続 し 住 宅 に 居 住 不 能 な 状 態 が 長 時 間 継 続 している 世 帯 4 住 宅 が 半 壊 し 大 規 模 な 補 修 を 行 わなければ 居 住 することが 困 難 な 世 帯 (ウ) 支 援 金 の 支 給 額 支 給 額 は 以 下 の2つの 支 援 金 の 合 計 額 となる ( 世 帯 人 数 が 1 人 の 場 合 は 各 該 当 欄 の 金 額 の3/4の 額 ) 1 住 宅 の 被 害 程 度 に 応 じて 支 給 する 支 援 金 ( 基 礎 支 援 金 ) 住 宅 の 全 壊 解 体 長 期 避 難 大 規 模 半 壊 被 害 程 度 (2.1に 該 (2.2に 該 (2.3に 該 (2.4に 該 第 3 章 - 93

156 当 ) 当 ) 当 ) 当 ) 支 給 額 100 万 円 100 万 円 100 万 円 50 万 円 2 住 宅 の 再 建 方 法 に 応 じて 支 給 する 支 援 金 ( 加 算 支 援 金 ) 住 宅 の 建 設 購 入 補 修 賃 借 再 建 方 法 ( 公 営 住 宅 以 外 ) 支 給 額 200 万 円 100 万 円 50 万 円 一 旦 住 宅 を 賃 借 した 後 自 ら 居 住 する 住 宅 を 建 設 購 入 ( 又 は 補 修 )する 場 合 は 合 計 で200( 又 は100) 万 円 (エ) 支 援 金 の 支 給 申 請 ( 申 請 時 の 添 付 書 面 ) 1 基 礎 支 援 金 :り 災 証 明 書 住 民 票 等 2 加 算 支 援 金 : 契 約 書 ( 住 宅 の 購 入 賃 借 等 ) 等 ( 申 請 期 間 ) 1 基 礎 支 援 金 : 災 害 発 生 日 から 13 月 以 内 2 加 算 支 援 金 : 災 害 発 生 日 から 37 月 以 内 (オ) 基 金 と 国 の 補 助 国 の 指 定 を 受 けた 被 災 者 生 活 再 建 支 援 法 人 ( 財 団 法 人 都 道 府 県 会 館 )が 都 道 府 県 が 相 互 扶 助 の 観 点 から 拠 出 した 基 金 を 活 用 し 支 援 金 を 支 給 す る 基 金 が 支 給 する 支 援 金 の1/2に 相 当 する 額 を 国 が 補 助 する (4) 支 給 方 法 市 は 生 活 資 金 の 支 給 に 関 する 窓 口 を 設 置 し 支 給 を 受 けようとする 者 の 相 談 及 び 支 給 の 申 請 を 受 け 付 けるものとする そして 被 災 世 帯 から 受 け 付 けた 申 請 書 類 について 世 帯 主 等 の 事 実 関 係 の 確 認 支 給 対 象 額 の 算 定 を 行 い 県 に 対 して 関 係 書 類 を 送 付 するものとする 県 は 被 害 認 定 の 審 査 とりまとめなどを 行 い 被 災 者 生 活 再 建 支 援 基 金 を 通 じて 生 活 資 金 を 支 給 する 第 3 章 - 94

157 第 5 節 保 健 衛 生 計 画 第 1 項 防 疫 計 画 災 害 発 生 時 における 被 災 地 の 防 疫 は 迅 速 に 実 施 し 感 染 症 の 発 生 と 流 行 の 未 然 防 止 に 万 全 を 期 するものとする 1. 防 疫 体 制 の 確 立 災 害 時 における 被 災 地 域 の 防 疫 は 本 部 長 の 責 任 において 実 施 するものと する ただし 市 の 被 害 が 甚 大 で 本 部 のみで 実 施 できないときは 県 の 応 援 を 要 請 して 実 施 するものとする なお 応 援 を 得 ても 本 部 長 の 指 示 命 令 に よる 業 務 が 実 施 されないか 実 施 しても 不 十 分 であると 本 部 長 が 認 めたとき は 感 染 症 の 予 防 及 び 感 染 症 の 患 者 に 対 する 医 療 に 関 する 法 律 第 27 条 の 規 定 による 県 知 事 の 指 示 に 基 づき 実 施 するものとする 2. 環 境 防 疫 班 の 業 務 ア. 医 療 班 と 協 力 し 被 害 地 及 び 避 難 所 における 感 染 症 患 者 又 は 無 症 状 病 原 体 保 有 者 の 早 期 発 見 に 努 めるとともに 入 院 その 他 の 予 防 措 置 を 行 う イ. 感 染 症 予 防 上 必 要 がある 場 合 は 被 災 地 の 消 毒 及 びそ 族 昆 虫 等 の 駆 除 を 行 う 3. 防 疫 活 動 (1) 消 毒 の 実 施 台 風 豪 雤 等 により 家 屋 が 浸 水 した 地 域 に 対 して 排 水 作 業 完 了 後 家 屋 下 水 等 を 重 点 的 に 消 毒 するとともに 避 難 所 ごみ 集 積 所 等 の 感 染 症 発 生 源 のおそれとなる 場 所 についても 消 毒 を 実 施 する (2) 各 世 帯 における 消 毒 ア. 浸 水 地 域 に 対 しては 自 治 会 の 協 力 を 得 て 各 戸 の 床 及 び 便 所 等 の 消 毒 を 行 う イ. 感 染 症 を 媒 介 するそ 族 昆 虫 等 の 駆 除 については 自 治 会 の 協 力 を 得 て 市 内 各 戸 に 消 毒 剤 を 配 布 し それらの 駆 除 について 周 知 徹 底 を 図 る 第 3 章 - 95

158 4. 臨 時 予 防 対 策 県 知 事 より 被 災 地 において 感 染 症 予 防 上 特 に 必 要 あると 認 められる 次 の 事 項 について 指 示 命 令 があったときは 医 師 会 保 健 所 等 の 協 力 を 得 て 速 やかに 実 施 するものとする ア. 消 毒 の 施 行 に 関 する 指 示 イ.そ 族 昆 虫 等 の 駆 除 に 関 する 命 令 ウ. 生 活 用 に 供 される 水 の 供 給 の 指 示 エ. 臨 時 予 防 接 種 に 関 する 命 令 5. 感 染 症 患 者 等 に 対 する 措 置 被 災 地 において 感 染 症 患 者 又 は 無 症 状 病 原 体 保 有 者 が 発 生 したときは 速 やかに 入 院 等 の 措 置 をとるものとする (1) 感 染 症 患 者 等 の 入 院 施 設 施 設 名 所 在 地 病 床 数 有 田 市 立 病 院 宮 崎 町 6 4 床 (2) 患 者 の 入 院 入 院 施 設 がり 災 した 場 合 患 者 が 多 数 発 生 し 収 容 不 能 な 場 合 又 は 交 通 途 絶 等 のために 入 院 が 困 難 な 場 合 は 知 事 が 適 当 と 認 める 病 院 又 は 診 療 所 に 入 院 させることができる 6. 報 告 本 部 長 は 警 察 消 防 等 諸 機 関 地 区 の 衛 生 組 織 その 他 関 係 団 体 の 緊 密 な 協 力 のもとに 下 記 の 事 項 について 所 定 の 様 式 により 保 健 所 を 経 由 して 県 知 事 に 報 告 するものとする ア. 被 害 の 状 況 イ. 防 疫 活 動 状 況 ウ. 災 害 防 疫 所 要 見 込 額 エ.その 他 7. 記 録 の 整 備 ア. 災 害 状 況 報 告 書 イ. 防 疫 活 動 の 状 況 報 告 書 ウ. 消 毒 に 関 する 書 類 エ.そ 族 昆 虫 等 の 駆 除 に 関 する 書 類 第 3 章 - 96

159 オ. 生 活 用 に 供 される 水 の 供 給 に 関 する 書 類 カ. 患 者 台 帳 キ. 防 疫 作 業 日 誌 ク. 防 疫 経 費 所 要 額 調 及 び 関 係 書 類 第 3 章 - 97

160 第 2 項 清 掃 計 画 災 害 の 発 生 によって ごみ 汚 泥 並 びにし 尿 等 により 生 活 環 境 が 著 しく 汚 染 された 場 合 これらを 早 急 に 処 理 し 衛 生 的 な 生 活 環 境 を 確 保 するため 災 害 時 における 廃 棄 物 対 策 は 本 計 画 によるものとする 1. 清 掃 の 実 施 災 害 時 における 被 災 地 の 清 掃 作 業 は 衛 生 救 助 部 環 境 防 疫 班 が 実 施 するも のとする なお 被 害 が 甚 大 で 当 市 のみで 応 急 対 策 の 実 施 が 不 可 能 な 場 合 は 市 長 の 判 断 により 他 の 市 町 村 の 応 援 を 求 めるものとする 2.ごみ 処 理 ア. 衛 生 救 助 部 長 は 被 災 地 の 災 害 状 況 に 応 じて ごみ 処 理 に 関 して 適 切 な 収 集 計 画 をたてる イ. 被 災 地 区 の 責 任 者 及 び 避 難 所 の 責 任 者 と 協 議 をして 集 積 所 を 定 め 収 集 の 能 率 化 を 図 る ウ. 環 境 衛 生 上 特 に 支 障 のある 食 物 残 廃 物 を 優 先 的 に 収 集 するよう 配 慮 する エ. 排 出 されたごみは 場 所 量 に 応 じて 委 託 清 掃 業 者 等 の 協 力 を 得 て 迅 速 に 処 理 する オ.ごみの 処 理 は 焼 却 場 のほか 必 要 に 応 じて 他 市 町 村 への 委 託 処 理 等 の 環 境 衛 生 上 支 障 のない 方 法 で 実 施 する カ. 大 規 模 災 害 の 発 生 時 における 廃 棄 物 の 処 理 等 に 関 して 協 力 が 必 要 な 場 合 は 和 歌 山 県 と 社 団 法 人 和 歌 山 県 産 業 廃 棄 物 協 会 が 締 結 している 大 規 模 災 害 時 における 災 害 廃 棄 物 の 処 理 等 に 関 する 協 定 に 基 づき 県 を 通 じ 同 協 会 に 協 力 を 要 請 する 3.し 尿 処 理 ア. 災 害 時 におけるし 尿 の 収 集 については 災 害 による 浸 水 地 域 等 では 収 集 量 が 増 加 することが 予 想 されるため 衛 生 救 助 部 長 は 被 災 地 の 状 況 を 的 確 に 把 握 して 時 期 を 失 することなく 許 可 業 者 に 収 集 依 頼 を 行 う イ. 避 難 所 又 は 便 所 使 用 不 能 等 により 仮 設 便 所 を 設 置 するときは 立 地 条 件 を 考 慮 し 地 下 に 浸 透 しない 措 置 を 講 じること ウ.くみ 取 りし 尿 が 多 量 等 のため 応 急 的 に 貯 留 槽 の 設 置 が 必 要 である 場 合 は 環 境 衛 生 上 支 障 のない 場 所 とし 漏 洩 により 地 下 水 又 は 河 川 等 を 汚 染 しないよう 注 意 する エ. 市 長 はし 尿 等 の 収 集 運 搬 の 協 力 支 援 が 必 要 であると 判 断 した 時 は 知 事 第 3 章 - 98

161 に 要 請 を 行 う 4. 報 告 市 長 は 災 害 により 清 掃 事 業 の 応 急 対 策 を 実 施 したとき 及 び 廃 棄 物 処 理 施 設 (ごみ 処 理 施 設 し 尿 処 理 施 設 )に 被 害 があった 場 合 は 被 害 状 況 被 害 写 真 及 び 復 旧 計 画 を 添 え 湯 浅 保 健 所 を 経 由 して 県 循 環 型 社 会 推 進 課 へ 報 告 す る 第 3 章 - 99

162 第 3 項 食 品 衛 生 計 画 被 災 地 営 業 施 設 及 び 臨 時 給 食 施 設 ( 避 難 所 その 他 炊 出 し 施 設 )の 実 態 を 把 握 し 適 切 な 措 置 を 講 ずることによって 被 災 者 に 対 し 安 全 で 衛 生 的 な 食 品 を 供 給 する 1. 臨 時 給 食 施 設 関 係 機 関 と 密 接 な 連 携 をとって 施 設 の 実 態 を 把 握 し 食 品 衛 生 監 視 員 保 健 所 職 員 による 現 地 指 導 の 徹 底 によって 事 故 の 発 生 を 防 止 する 重 点 指 導 事 項 1 手 洗 い 消 毒 の 励 行 2 食 器 器 具 の 消 毒 3 給 食 従 事 者 の 検 便 ( 保 菌 者 の 排 除 ) 4 原 材 料 食 品 の 検 査 5 浸 水 断 水 による 飲 料 水 の 供 給 については 特 に 衛 生 的 に 取 り 扱 うよう にする 2. 営 業 施 設 営 業 施 設 の 監 視 を 強 化 するとともに 保 存 又 は 製 造 されている 食 品 の 検 査 を 実 施 して 不 良 食 品 の 供 給 を 排 除 する 重 点 監 視 指 導 事 項 1 浸 水 地 区 は 浸 水 期 間 中 営 業 を 自 粛 休 業 させ 水 が 引 いた 後 施 設 設 備 を 完 全 消 毒 の 上 食 品 衛 生 監 視 員 の 検 査 を 受 けて 営 業 を 再 開 するよう 指 導 する 2 その 他 の 地 区 においては 臨 時 給 食 施 設 と 同 様 であるが 特 に 従 業 員 の 健 康 について 指 導 する 3 また 汚 水 により 汚 染 された 食 品 及 び 停 電 により 腐 敗 変 敗 した 食 品 が 供 給 されることのないようにする 3.その 他 災 害 の 規 模 によっては 食 品 衛 生 監 視 員 保 健 所 職 員 のみでは 十 分 監 視 指 導 ができない 場 合 もあると 考 えられるので 状 況 により 被 災 地 区 の 食 品 衛 生 指 導 員 を 指 揮 して 指 導 に 当 たらせる 配 慮 をする 第 3 章 - 100

163 第 6 節 公 共 的 施 設 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 項 公 衆 電 気 通 信 施 設 災 害 応 急 対 策 計 画 ( 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 ) 災 害 により 電 気 通 信 設 備 又 は 回 線 に 故 障 が 発 生 した 場 合 に 迅 速 かつ 的 確 な 応 急 復 旧 を 行 うため 防 災 体 制 を 整 備 する 1. 応 急 復 旧 体 制 強 化 広 範 囲 な 地 域 において 災 害 が 発 生 した 場 合 被 災 設 備 等 の 迅 速 な 復 旧 を 図 り 通 信 サービスの 確 保 に 万 全 を 期 すため 必 要 な 組 織 において グループ 会 社 工 事 会 社 等 を 含 めた 全 国 的 規 模 による 応 援 班 の 編 成 応 急 復 旧 用 資 機 材 の 確 保 と 輸 送 体 制 応 援 者 等 の 前 進 基 地 の 設 営 及 び 作 業 体 制 等 について 計 画 に 基 づき 確 立 し 運 用 する 2. 災 害 対 策 用 資 機 材 の 整 備 点 検 ア. 災 害 発 生 時 において 通 信 を 確 保 し 又 は 災 害 を 迅 速 に 復 旧 するため あ らかじめ 保 管 場 所 及 び 数 量 を 指 定 して 災 害 用 機 器 並 びに 車 両 等 を 配 備 する イ. 災 害 応 急 対 策 及 び 災 害 復 旧 を 実 施 するため 復 旧 用 資 材 器 具 工 具 消 耗 品 等 の 確 保 に 努 める ウ. 災 害 対 策 用 機 器 資 材 及 び 物 資 等 の 輸 送 を 円 滑 に 行 うため あらかじ め 輸 送 ルート 確 保 すべき 車 両 船 舶 ヘリコプター 等 の 種 類 及 び 数 量 並 びに 社 外 に 輸 送 を 依 頼 する 場 合 の 連 絡 方 法 等 の 輸 送 計 画 を 定 めておく とともに 輸 送 力 の 確 保 に 努 める エ. 災 害 対 策 用 資 機 材 等 は 常 にその 数 量 を 把 握 しておくとともに 必 要 な 整 備 点 検 を 行 い 非 常 事 態 に 備 える オ. 非 常 事 態 に 備 え 飲 料 水 食 糧 医 薬 品 被 服 生 活 用 備 品 等 の 保 有 量 を 定 め その 確 保 に 努 める 3. 防 災 訓 練 の 実 施 災 害 時 における 応 急 復 旧 が 迅 速 かつ 的 確 に 出 来 るように 情 報 の 伝 達 非 常 招 集 災 害 対 策 機 器 の 操 作 等 の 訓 練 を 年 1 回 以 上 実 施 する 第 3 章 - 101

164 第 2 項 電 力 施 設 災 害 応 急 対 策 計 画 ( 関 西 電 力 株 式 会 社 ) 1 計 画 方 針 電 力 施 設 の 災 害 を 防 止 し また 発 生 した 被 害 を 早 期 に 復 旧 するため 災 害 発 生 原 因 の 除 去 と 耐 災 環 境 の 整 備 に 常 に 努 力 を 傾 注 する 2 計 画 内 容 (1) 情 報 の 収 集 連 絡 災 害 が 発 生 した 場 合 は 次 に 掲 げる 情 報 を 迅 速 的 確 に 把 握 する ア. 一 般 情 報 (ア) 気 象 地 象 情 報 (イ) 一 般 被 害 情 報 一 般 公 衆 の 家 屋 被 害 情 報 及 び 人 身 災 害 発 生 情 報 並 びに 電 力 施 設 等 を 除 く 交 通 通 信 放 送 施 設 道 路 橋 りょう 等 の 公 共 施 設 をはじめと する 当 該 管 内 全 般 の 被 害 情 報 (ウ) 対 外 対 応 状 況 ( 地 方 公 共 団 体 の 災 害 対 策 本 部 官 公 署 報 道 機 関 需 要 家 等 への 対 応 状 況 ) (エ)その 他 災 害 に 関 する 情 報 ( 交 通 状 況 等 ) イ. 当 社 被 害 情 報 (ア) 電 力 施 設 等 の 被 害 状 況 及 び 復 旧 状 況 (イ) 停 電 による 主 な 影 響 状 況 (ウ) 復 旧 資 材 復 旧 要 員 食 糧 等 に 関 する 事 項 (エ) 従 業 員 の 被 災 状 況 (オ)その 他 災 害 に 関 する 情 報 (2) 広 報 活 動 及 び 方 法 災 害 の 発 生 が 予 想 される 場 合 又 は 災 害 が 発 生 した 場 合 は 停 電 による 社 会 不 安 の 除 去 のため 電 力 施 設 被 害 状 況 及 び 復 旧 状 況 についての 広 報 を 行 う また 公 衆 感 電 事 故 や 電 気 火 災 を 防 止 するために 広 報 活 動 を 行 う 広 報 については テレビ ラジオ 新 聞 等 の 報 道 機 関 を 通 じて 行 うほか 広 報 車 等 により 直 接 該 当 地 域 へ 通 知 する 第 3 章 - 102

165 (3) 対 策 要 員 の 確 保 ア. 夜 間 休 日 に 災 害 発 生 のおそれがある 場 合 あらかじめ 定 められた 各 対 策 要 員 は 気 象 地 象 情 報 その 他 の 情 報 に 留 意 し 対 策 組 織 の 設 置 に 備 える イ. 対 策 組 織 が 設 置 された 場 合 は 対 策 要 員 は 速 やかに 所 属 する 対 策 組 織 に 出 動 する なお 供 給 区 域 内 において 震 度 6 弱 以 上 の 地 震 が 発 生 した 場 合 は 関 係 所 属 の 社 員 はあらかじめ 定 められた 基 準 に 基 づき 直 ちに 所 属 する 事 業 所 に 出 動 する ウ. 交 通 途 絶 等 により 所 属 する 事 業 所 に 出 動 できない 対 策 要 員 は 最 寄 り 事 業 所 に 出 動 し 所 属 する 事 業 所 に 連 絡 のうえ 当 該 事 業 所 において 災 害 活 動 対 策 に 従 事 する (4) 復 旧 資 材 の 確 保 ア. 調 達 対 策 組 織 の 長 は 予 備 品 貯 蔵 品 等 の 在 庫 量 を 確 認 し 調 達 を 必 要 と する 資 材 は 次 のいずれかの 方 法 により 可 及 的 速 やかに 確 保 する (ア) 現 地 調 達 (イ) 対 策 組 織 相 互 の 流 用 (ウ) 他 電 力 会 社 等 からの 融 通 イ. 輸 送 災 害 対 策 用 の 資 機 材 の 輸 送 は 必 要 に 応 じ 請 負 会 社 等 の 車 両 船 艇 ヘリコプター 等 により 行 う ウ. 復 旧 資 材 置 場 等 の 確 保 災 害 時 において 復 旧 資 材 置 場 及 び 仮 設 用 用 地 が 緊 急 に 必 要 になり この 確 保 が 困 難 と 思 われる 場 合 は 該 当 地 方 公 共 団 体 の 災 害 対 策 本 部 に 依 頼 して 迅 速 な 確 保 を 図 る (5) 危 険 予 防 措 置 電 力 需 要 の 実 態 にかんがみ 災 害 時 においても 原 則 として 供 給 を 継 続 す るが 警 察 消 防 機 関 等 から 要 請 等 があった 場 合 には 対 策 組 織 の 長 は 送 電 停 止 等 適 切 な 危 険 予 防 措 置 を 講 ずる 第 3 章 - 103

166 (6) 応 急 工 事 ア. 応 急 工 事 の 基 本 方 針 災 害 に 伴 う 応 急 工 事 については 恒 久 的 復 旧 工 事 との 関 連 並 びに 情 勢 の 緊 急 度 を 勘 案 して 二 次 災 害 の 防 止 に 配 慮 しつつ 迅 速 適 切 に 実 施 する イ. 応 急 工 事 基 準 災 害 時 における 具 体 的 応 急 工 事 については 次 の 基 準 により 実 施 する (ア) 水 力 火 力 発 電 設 備 共 通 機 器 流 用 可 能 備 品 貯 蔵 品 を 活 用 した 応 急 復 旧 措 置 を 行 う (イ) 送 電 設 備 ヘリコプター 車 両 等 の 機 動 力 及 び 貯 蔵 品 を 活 用 した 応 急 復 旧 措 置 を 行 う (ウ) 変 電 設 備 機 器 損 壊 事 故 に 対 し 系 統 の 一 部 変 更 又 は 移 動 用 変 圧 器 等 の 活 用 によ る 応 急 措 置 で 対 処 する (エ) 配 電 設 備 非 常 災 害 仮 復 旧 標 準 工 法 ( 標 準 作 業 要 綱 準 則 )による 迅 速 確 実 な 復 旧 を 行 う (オ) 通 信 設 備 可 搬 型 電 源 移 動 無 線 機 等 の 活 用 により 通 信 連 絡 を 確 保 する ウ. 災 害 時 における 安 全 衛 生 作 業 は 通 常 作 業 に 比 し 悪 条 件 の 元 で 行 われるので 安 全 衛 生 につ いては 十 分 配 慮 して 実 施 する (7)ダムの 管 理 ア. 管 理 方 法 ダムの 地 域 環 境 重 要 度 及 び 河 川 の 状 況 を 考 慮 して 平 常 時 及 び 洪 水 時 の 管 理 方 法 を 定 め 運 用 の 万 全 を 期 する イ. 洪 水 時 の 対 策 洪 水 が 予 想 されるときは 雤 量 水 位 等 の 早 期 把 握 と 出 水 量 の 的 確 予 測 に 努 め 機 械 器 具 観 測 警 報 施 設 の 点 検 整 備 を 行 う ウ. 通 知 通 報 ダム 放 流 を 開 始 する 前 に 関 係 官 庁 地 方 公 共 団 体 等 に 通 知 するとと もに 一 般 に 周 知 するため 立 札 による 掲 示 を 行 うほか 警 鐘 スピーカー 等 により 警 告 する 第 3 章 - 104

167 エ.ダム 放 流 ダムに 操 作 規 程 またはダム 管 理 規 程 に 基 づいて 下 流 水 位 が 急 上 昇 し ないようにゲートを 操 作 して 放 流 を 行 う オ. 管 理 の 細 目 ダム せき 水 門 等 の 管 理 の 細 目 については 水 力 発 電 所 土 木 設 備 運 転 業 務 要 綱 水 力 発 電 所 土 木 設 備 巡 視 点 検 要 綱 指 針 発 電 所 ごとの 水 力 発 電 所 運 転 所 則 ダムごとの ダム 操 作 規 程 等 により 定 める 第 3 章 - 105

168 第 3 項 鉄 道 施 設 災 害 応 急 対 策 計 画 ( 西 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 ) 1 計 画 方 針 本 計 画 は JR 西 日 本 に 関 する 運 転 事 故 又 は 災 害 が 発 生 し 若 しくは 発 生 が 予 測 される 場 合 の 応 急 対 策 等 について 定 めるものとする 2 計 画 の 内 容 災 害 等 により 応 急 対 策 を 実 施 する 場 合 は 和 歌 山 支 社 鉄 道 事 故 及 び 災 害 処 置 要 領 により 事 故 災 害 対 策 非 常 体 制 をとり 旅 客 公 衆 の 安 全 及 び 輸 送 の 確 保 に 対 処 するものとする なお 事 故 災 害 対 策 非 常 体 制 は 事 故 又 は 災 害 の 規 模 により 下 記 の 体 制 とし 支 社 内 に 対 策 本 部 を 現 地 に 復 旧 本 部 を 設 置 する (1) 設 置 基 準 及 び 召 集 範 囲 ア. 事 故 対 策 本 部 ( 以 下 対 策 本 部 という ) 及 び 現 地 対 策 本 部 ( 以 下 現 対 本 部 という )の 設 置 基 準 及 び 招 集 範 囲 体 制 種 別 設 置 基 準 招 集 範 囲 車 両 が 5 両 以 上 脱 線 又 は 旅 客 が 死 亡 若 しく 第 1 種 体 制 招 集 可 能 者 全 員 は 多 数 負 傷 したとき 車 両 が 脱 線 し 本 線 が 支 障 するとき 又 は 本 線 第 2 種 体 制 が 5 時 間 以 上 不 通 となるおそれがあるとき 招 集 可 能 者 の 半 数 若 しくは 旅 客 が 負 傷 したとき 第 3 種 体 制 その 他 特 に 必 要 と 認 めたとき 必 要 最 小 限 の 数 上 記 を 標 準 として 室 課 長 鉄 道 部 長 及 び 駅 区 所 長 は 種 別 毎 の 招 集 者 を 定 め ておくこと (2) 対 策 本 部 の 位 置 づけ 対 策 本 部 ( 支 社 に 設 置 ) 指 示 報 告 現 地 本 部 ( 現 地 に 設 置 ) 協 議 情 報 交 換 輸 送 対 策 本 部 ( 天 王 寺 司 令 室 に 設 置 ) 指 示 報 告 第 3 章 - 106

169 第 7 節 危 険 物 等 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 項 危 険 物 施 設 災 害 応 急 対 策 計 画 危 険 物 による 災 害 は その 性 質 上 大 災 害 に 発 展 する 危 険 性 が 大 であり 特 に 迅 速 な 処 置 を 要 するので 関 係 機 関 は 密 接 な 連 絡 協 力 のもと 迅 速 適 切 な 災 害 応 急 対 策 を 実 施 するものとする 1. 事 業 所 における 応 急 対 策 危 険 物 施 設 の 管 理 者 は 危 険 物 関 係 法 令 により 定 められた 予 防 規 程 等 によ るほか 県 市 消 防 本 部 等 と 連 携 して 災 害 時 における 応 急 処 置 を 次 により 実 施 するものとする (1) 災 害 が 発 生 する 恐 れのある 場 合 の 措 置 ア. 情 報 及 び 警 報 等 を 確 実 に 把 握 する イ. 施 設 内 の 警 戒 を 厳 重 にするとともに 保 安 要 員 を 各 部 署 に 配 備 する ウ. 消 防 設 備 等 を 点 検 整 備 するとともに 危 険 物 の 流 出 あるいは 爆 発 等 の 恐 れのある 作 業 及 び 移 送 の 停 止 並 びに 施 設 の 応 急 点 検 と 出 火 等 の 防 災 対 策 を 講 じる エ. 初 期 消 火 要 領 の 徹 底 及 び 混 触 発 火 等 による 火 災 の 防 止 対 策 を 講 じる (2) 災 害 が 発 生 した 場 合 の 措 置 ア. 消 防 機 関 及 びその 他 の 関 係 機 関 へ 通 報 する イ. 消 防 設 備 を 使 用 し 災 害 の 防 除 に 努 める ウ. 危 険 物 施 設 等 における 詰 替 え 運 搬 等 の 取 扱 いを 禁 止 し 災 害 の 拡 大 誘 発 の 防 止 に 最 善 の 方 策 を 講 じる エ. 災 害 状 況 の 把 握 及 び 災 害 拡 大 に 伴 う 付 近 の 状 況 等 により 避 難 等 の 処 置 を 執 る 2. 市 における 応 急 対 策 危 険 物 施 設 の 管 理 者 と 密 接 な 連 携 を 保 ち 災 害 の 拡 大 を 防 止 するための 消 防 活 動 負 傷 者 等 の 救 出 警 戒 区 域 の 設 定 広 報 活 動 及 び 避 難 の 指 示 等 必 要 な 応 急 対 策 を 市 消 防 計 画 の 定 めるところにより 実 施 する 第 3 章 - 107

170 第 2 項 危 険 物 等 積 載 船 舶 災 害 応 急 対 策 計 画 危 険 物 等 積 載 船 舶 の 事 故 災 害 に 伴 う 応 急 措 置 は 本 計 画 による 1. 危 険 物 等 積 載 船 舶 事 故 等 に 伴 う 応 急 措 置 ア. 関 係 機 関 相 互 間 の 情 報 連 絡 に 努 めるとともに 一 般 に 対 し 事 故 につい ての 周 知 をする イ. 事 故 乗 組 員 の 救 助 及 び 早 期 消 火 にあたる ウ. 必 要 のあるときは 事 故 船 の 移 動 措 置 を 講 ずる エ. 海 上 に 危 険 物 が 流 出 した 場 合 は その 付 近 の 警 戒 を 厳 重 にするととも に 拡 散 防 止 火 災 の 発 生 防 止 船 舶 の 避 難 勧 告 に 努 め 港 内 における 船 舶 交 通 の 制 限 又 は 禁 止 を 行 う オ. 港 内 における 危 険 物 等 積 載 船 舶 に 移 動 を 命 じ 又 は 航 行 の 制 限 禁 止 を 行 う カ. 危 険 物 荷 役 の 制 限 禁 止 を 行 う キ. 付 近 航 行 船 舶 の 火 気 使 用 の 制 限 を 行 う ク. 防 災 資 機 材 の 調 達 輸 送 及 び 使 用 にあたる 2. 海 上 流 出 油 災 害 に 伴 う 応 急 対 策 大 量 の 積 載 油 (その 他 の 危 険 物 等 )の 流 出 や 油 火 災 が 発 生 し 又 は 発 生 す る 恐 れがある 場 合 においては その 海 域 における 船 舶 の 安 全 の 確 保 並 びに 周 辺 港 湾 及 び 沿 岸 地 域 の 人 命 財 産 の 保 護 を 図 るため 和 歌 山 県 排 出 油 等 防 除 協 議 会 をはじめ 各 防 災 関 係 機 関 は 緊 密 な 協 力 のもとに 各 種 応 急 対 策 を 迅 速 に 実 施 して 災 害 の 波 及 の 防 止 及 び 被 害 の 局 限 に 努 める (1) 応 急 対 策 ア. 事 故 発 生 情 報 の 伝 達 周 知 (ア) 防 災 関 係 機 関 等 への 伝 達 事 故 の 発 生 並 びにそれに 伴 う 災 害 の 状 況 等 の 連 絡 は 次 の 伝 達 系 統 により 行 う 第 3 章 - 108

171 最 寄 りの 海 上 保 安 署 船 舶 事 故 警 察 署 確 認 者 第 5 管 区 海 上 保 安 部 和 歌 山 海 上 保 安 部 海 南 海 上 保 安 署 和 歌 山 県 総 合 防 災 課 有 田 市 経 営 企 画 課 消 防 本 部 経 済 建 設 部 海 上 自 衛 隊 税 関 運 輸 局 港 湾 建 設 局 報 道 機 関 災 害 警 備 当 番 県 関 係 各 課 ( 水 産 港 湾 環 境 関 係 )- 関 係 地 方 機 関 関 係 福 祉 事 務 所 - 関 係 各 町 - 港 湾 - 水 産 関 係 機 関 警 察 本 部 日 本 赤 十 字 社 和 歌 山 県 支 部 (イ) 一 般 への 周 知 1 船 舶 への 周 知 防 災 関 係 機 関 は 流 出 油 による 災 害 が 発 生 した 場 合 災 害 の 状 況 並 びに 安 全 措 置 等 について おおむね 次 の 区 分 により 一 般 船 舶 に 対 し 周 知 に 努 める 機 関 名 周 知 手 段 対 象 船 舶 海 上 保 安 部 署 無 線 電 話 電 話 拡 声 器 船 舶 全 般 放 送 局 テレビ ラジオ 港 湾 管 理 者 拡 声 器 港 内 船 舶 なお 必 要 に 応 じて 航 空 機 により 上 空 から 一 般 航 行 船 舶 への 周 知 を 実 施 する 第 3 章 - 109

172 2 沿 岸 住 民 への 周 知 防 災 関 係 機 関 は 沿 岸 住 民 施 設 等 に 災 害 が 波 及 し 又 は 災 害 の 波 及 が 予 想 される 場 合 は 住 民 及 び 施 設 の 安 全 と 人 心 の 安 定 を 図 る ため 災 害 の 状 況 並 びに 安 全 措 置 等 について 次 の 区 分 により 沿 岸 住 民 に 対 して 周 知 する 機 関 名 周 知 手 段 周 知 事 項 関 係 市 町 ( 消 防 機 関 ) 防 災 行 政 無 線 放 送 1. 事 故 の 状 況 広 報 車 等 2. 防 災 活 動 の 状 況 警 察 パトカー 等 3. 火 気 の 使 用 制 限 禁 止 及 び 交 通 の 制 限 禁 止 等 の 制 限 事 項 海 上 保 安 部 署 巡 視 船 艇 等 4. 避 難 準 備 等 一 般 的 注 意 事 項 放 送 局 テレビ ラジオ 5.その 他 必 要 事 項 イ. 応 急 措 置 (ア) 事 故 対 策 連 絡 調 整 本 部 の 設 置 災 害 関 係 機 関 相 互 の 連 絡 を 密 にし 強 力 かつ 円 滑 に 応 急 対 策 を 実 施 するため 必 要 があるときは 和 歌 山 海 上 保 安 部 長 ( 海 南 海 上 保 安 署 長 ) 又 は 市 長 は 県 本 部 長 と 協 議 の 上 災 害 対 策 連 絡 調 整 本 部 を 設 置 する 1 設 置 場 所 海 上 保 安 部 署 庁 舎 又 は 事 故 現 場 に 近 い 適 当 な 場 所 2 構 成 海 上 保 安 部 署 県 警 察 市 ( 消 防 機 関 を 含 む) 港 湾 関 係 機 関 自 衛 隊 報 道 機 関 その 他 防 災 関 係 機 関 並 びに 事 故 発 生 責 任 機 関 で 構 成 し 関 係 職 員 は 必 要 期 間 常 駐 する 3 任 務 流 出 油 の 処 理 等 災 害 情 報 の 交 換 総 合 的 応 急 対 策 の 策 定 並 びに 応 急 対 策 の 調 整 関 係 機 関 に 対 する 協 力 要 請 (イ) 警 戒 1 海 上 警 戒 災 害 時 における 航 行 船 舶 の 安 全 を 確 保 するために 船 舶 航 空 機 により 次 のとおり 海 上 警 戒 を 実 施 する 和 歌 山 海 上 保 安 部 ( 海 南 海 上 保 安 署 )は 必 要 に 応 じて 船 舶 の 航 行 を 禁 止 する 区 域 等 を 設 定 し 巡 視 船 艇 の 配 備 など 状 況 に 応 じた 適 切 な 方 法 で 現 場 警 戒 を 実 施 する 関 係 機 関 は 災 害 対 策 連 絡 調 整 本 部 の 調 整 に 従 い 所 属 船 舶 をもっ て 海 上 警 戒 に 協 力 する 災 害 規 模 が 広 範 囲 にわたる 場 合 は 航 空 機 による 警 戒 を 実 施 する 第 3 章 - 110

173 2 沿 岸 警 戒 流 出 油 による 災 害 が 沿 岸 施 設 に 波 及 するおそれがあると 予 想 され る 場 合 は 関 係 防 災 機 関 は 必 要 に 応 じ 沿 岸 地 域 における 現 場 警 戒 に 従 事 し 次 の 措 置 を 実 施 する 市 長 消 防 長 火 気 の 使 用 の 制 限 禁 止 避 難 の 指 示 勧 告 警 察 交 通 の 制 限 禁 止 (ウ) 流 出 油 の 処 理 等 防 災 関 係 機 関 は 相 互 に 協 力 して 次 の 作 業 を 実 施 する 1 オイルフェンス 展 張 作 業 2 回 収 作 業 3 油 処 理 剤 散 布 作 業 4 焼 却 作 業 5 消 火 作 業 6 人 命 の 救 助 救 護 作 業 (エ) 船 舶 その 他 必 要 資 機 材 等 の 緊 急 調 達 関 係 防 災 機 関 の 船 舶 航 空 機 並 びにその 保 有 資 材 のみで 迅 速 効 果 的 な 防 災 活 動 が 実 施 できないときは 災 害 対 策 連 絡 調 整 本 部 が 策 定 する 総 合 的 応 急 対 策 の 実 施 計 画 に 基 づき 緊 急 調 達 を 行 う 第 3 章 - 111

174 第 8 節 文 教 対 策 計 画 第 1 項 安 全 確 保 計 画 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 児 童 生 徒 の 安 全 確 保 学 校 施 設 の 確 保 に 関 する 計 画 は 次 のとおりとする 1. 児 童 生 徒 の 安 全 の 確 保 (1) 児 童 生 徒 に 対 する 安 全 指 導 の 充 実 徹 底 を 図 るとともに 避 難 訓 練 等 の 実 施 を 通 じて 常 に 緊 急 措 置 安 全 措 置 が 執 れるような 体 制 を 確 立 しておく (2) 校 長 ( 不 在 の 場 合 は 教 頭 もしくはそれに 準 ずる 者 )は 事 前 に 災 害 が 予 知 される 場 合 や 児 童 生 徒 に 危 険 が 及 ぶ 心 配 があるときなど 現 状 を 的 確 に 判 断 し 臨 時 休 校 学 校 行 事 の 中 止 等 適 切 な 措 置 を 講 じるとともに 市 本 部 に 報 告 する (3) 在 校 時 学 校 外 の 諸 活 動 登 下 校 時 夜 間 休 日 等 の 児 童 生 徒 の 安 全 確 保 方 策 については 危 機 管 理 マニュアル 等 を 整 備 し 確 立 しておく ( 生 き る 力 をはぐくむ 防 災 教 育 の 展 開 ( 文 部 科 学 省 ) 学 校 における 防 災 教 育 指 針 ( 県 教 育 委 員 会 ) 参 照 ) 2. 学 校 施 設 の 確 保 (1) 被 害 程 度 別 応 急 教 育 予 定 場 所 ア. 応 急 的 修 理 で 使 用 できる 程 度 の 場 合 当 該 施 設 の 応 急 措 置 をして 使 用 する イ. 学 校 の 一 部 校 舎 が 使 用 できない 場 合 特 別 教 室 屋 内 運 動 場 等 を 利 用 し なお 不 足 する 場 合 は 二 部 授 業 の 方 法 による ウ. 校 舎 の 全 部 又 は 大 部 分 が 使 用 できない 場 合 公 民 館 等 公 共 施 設 を 利 用 仮 設 教 室 (プレハブ)の 建 設 又 は 隣 接 学 校 の 余 教 室 等 を 利 用 する エ. 特 に 地 区 が 全 体 的 被 害 を 受 けた 場 合 住 民 避 難 所 先 の 最 寄 りの 学 校 り 災 を 免 れた 公 民 館 等 公 共 施 設 を 利 用 第 3 章 - 112

175 する (2) 施 設 利 用 の 応 援 ア. 市 内 の 隣 接 する 学 校 その 他 公 共 施 設 を 使 用 する 場 合 本 部 において 関 係 者 協 議 のうえ 行 うものとする イ. 近 隣 市 町 村 の 学 校 その 他 公 共 施 設 を 使 用 する 場 合 県 に 他 市 町 村 の 施 設 利 用 のあっせんを 要 請 するものとする 3. 教 職 員 の 対 策 (1) 学 校 内 操 作 欠 員 が 尐 数 の 場 合 には 学 校 内 において 操 作 するものとする (2) 市 内 操 作 学 校 内 で 解 決 できないときは 学 校 長 は 市 本 部 に 派 遣 を 要 請 するものとす る 市 本 部 は 管 内 の 学 校 間 において 操 作 するものとする (3) 市 外 操 作 市 において 解 決 できないときは 市 本 部 は 県 に 教 職 員 派 遣 を 要 請 する 第 3 章 - 113

176 第 2 項 応 急 教 育 計 画 学 校 施 設 の 被 災 により 通 常 の 教 育 に 支 障 をきたした 場 合 の 応 急 教 育 は 本 計 画 の 定 めるところによる 1. 実 施 責 任 者 市 立 学 校 における 教 育 の 確 保 については 教 育 委 員 会 が 行 うものとする 2. 応 急 教 育 対 策 (1) 教 育 の 要 領 ア. 災 害 の 状 況 に 応 じて 特 別 教 育 計 画 を 立 て できるだけ 授 業 の 確 保 に 努 める 授 業 が 不 可 能 な 場 合 にあっては 家 庭 学 習 の 方 法 等 について 指 導 し 学 力 の 低 下 を 防 ぐよう 努 めるようにする イ. 特 別 教 育 計 画 による 授 業 の 実 施 にあたっては 教 科 書 学 用 品 等 の 損 失 状 況 を 考 慮 し 学 習 の 内 容 度 が 児 童 生 徒 の 過 度 の 負 担 にならないよう に 留 意 するとともに 授 業 の 場 所 が 学 校 以 外 の 場 所 を 利 用 する 場 合 は 授 業 の 能 率 化 児 童 生 徒 の 保 健 衛 生 に 留 意 するものとする (2) 学 校 給 食 等 の 措 置 ア. 給 食 施 設 が 被 災 したときは できる 限 り 応 急 修 理 を 行 い 給 食 の 継 続 を 図 るものとする イ. 給 食 物 資 が 被 災 したときは 関 係 機 関 と 連 絡 のうえ 応 急 調 達 に 努 め 実 施 するものとする ウ. 衛 生 管 理 には 特 に 注 意 し 食 中 毒 感 染 症 などの 事 故 防 止 につとめるもの とする (3) 衛 生 管 理 対 策 学 校 が 避 難 所 として 利 用 される 場 合 は 次 の 点 に 留 意 して 衛 生 管 理 をす るものとする ア. 校 舎 内 特 に 水 飲 み 場 便 所 は 常 に 清 潔 にして 消 毒 等 を 怠 らないこと イ. 校 舎 の 一 部 に 被 災 者 を 収 容 して 授 業 を 継 続 する 場 合 は 避 難 所 との 間 を できるだけ 隔 絶 すること ウ. 避 難 所 としての 使 用 が 終 わったときは 校 舎 全 体 の 清 掃 及 び 消 毒 を 行 うとともに 便 槽 のくみとりを 行 うこと 第 3 章 - 114

177 第 9 節 災 害 対 策 要 員 計 画 第 1 項 民 間 団 体 協 力 要 請 計 画 災 害 発 生 時 に 応 急 対 策 を 実 施 するにあたり 民 間 組 織 の 応 援 を 求 め 民 間 団 体 の 協 力 によって その 万 全 を 期 するための 計 画 は 次 のとおりである 1. 民 間 団 体 等 への 協 力 要 請 (1) 団 体 の 種 別 本 部 長 は 災 害 による 救 助 活 動 について 概 ね 次 の 民 間 団 体 に 協 力 を 要 請 するものとする ア. 有 田 市 連 合 自 治 会 イ. 有 田 市 赤 十 字 奉 仕 団 ウ. 有 田 市 婦 人 団 体 連 絡 協 議 会 (2) 奉 仕 団 の 動 員 及 び 活 動 奉 仕 団 への 動 員 要 請 は 活 動 内 容 場 所 人 員 及 び 期 間 について 要 請 し 人 選 については 各 団 体 の 長 に 一 任 するものとする (3) 奉 仕 作 業 奉 仕 団 の 作 業 は 概 ね 次 の 作 業 に 従 事 するものとするが 奉 仕 団 の 組 織 並 びに 奉 仕 団 の 実 態 に 即 した 作 業 とする ア. 炊 出 しその 他 災 害 救 助 の 実 施 イ. 清 掃 の 実 施 ウ. 災 害 対 策 用 物 資 資 材 の 輸 送 及 び 配 分 エ. 応 急 復 旧 作 業 現 場 における 危 険 を 伴 わない 軽 易 な 作 業 オ.その 他 上 記 作 業 に 類 した 作 業 (4) 帳 簿 等 の 整 備 奉 仕 団 の 奉 仕 を 受 けた 機 関 は 次 について 記 録 簿 を 作 成 整 備 しておくも のとする ア. 奉 仕 団 の 名 称 及 び 人 員 又 は 氏 名 イ. 奉 仕 を 受 けた 作 業 内 容 及 び 期 間 ウ.その 他 参 考 事 項 第 3 章 - 115

178 第 2 項 労 働 力 確 保 計 画 災 害 復 旧 対 策 の 実 施 が 本 部 の 職 員 及 び 奉 仕 団 のみでは 労 力 的 に 不 足 し ある いは 特 別 な 作 業 のため 技 術 的 な 労 力 が 必 要 なときにおける 労 務 等 の 雇 上 げは 本 計 画 による 1. 労 働 者 確 保 の 種 別 災 害 対 策 を 実 施 するための 必 要 な 労 働 者 等 の 確 保 の 手 段 は 概 ね 次 によるが 災 害 時 の 状 況 に 応 じ 適 切 な 手 段 を 採 用 するものとする ア. 災 害 対 策 実 施 機 関 の 常 用 労 働 者 及 び 関 係 者 等 の 労 働 者 の 動 員 イ. 公 共 職 業 安 定 所 のあっせん 供 給 による 一 般 労 働 者 ウ. 関 係 機 関 の 応 援 派 遣 による 技 術 者 等 の 動 員 エ. 緊 急 時 における 従 事 命 令 等 による 労 働 者 の 強 制 労 働 2. 労 働 者 雇 用 の 範 囲 労 働 者 雇 用 の 範 囲 は 災 害 対 策 の 実 施 に 必 要 な 人 員 とするが 災 害 救 助 法 に 基 づく 救 助 の 実 施 に 必 要 な 労 働 者 の 雇 上 げの 範 囲 は 次 のとおりである (1)り 災 者 の 避 難 誘 導 要 員 災 害 のため 現 に 被 害 を 受 けるおそれのある 者 を 安 全 地 帯 に 避 難 誘 導 させ るための 誘 導 人 員 を 必 要 とするとき (2) 医 療 及 び 助 産 のための 移 送 要 員 ア. 医 療 班 では 処 理 できない 重 症 患 者 又 は 医 療 班 が 到 着 するまでの 間 に 医 療 措 置 を 講 じなければならない 患 者 がおり 病 院 診 療 所 に 運 ぶための 人 員 を 必 要 とするとき イ. 医 療 班 によって 医 療 助 産 が 行 われる 際 の 医 師 助 産 婦 看 護 師 等 の 移 動 に 伴 う 要 員 ウ. 傷 病 がまだ 治 癒 せずしかも 重 症 ではあるが 今 後 は 自 宅 療 養 すること になった 患 者 を 輸 送 するための 要 員 (3)り 災 者 の 救 出 要 員 り 災 者 の 身 体 の 安 全 を 保 護 するため り 災 者 の 救 出 するための 要 員 第 3 章 - 116

179 (4) 飲 料 水 の 供 給 要 員 飲 料 水 を 供 給 するための 機 械 器 具 の 運 搬 送 等 に 要 する 人 員 及 び 飲 料 水 を 浄 化 するための 医 療 品 等 の 配 布 に 要 する 人 員 並 びに 飲 料 水 を 供 給 するた めに 必 要 とする 人 員 (5) 救 済 用 物 資 の 整 理 輸 送 及 び 配 分 要 員 被 服 寝 具 その 他 生 活 必 需 品 炊 出 し 用 の 食 糧 品 調 味 料 燃 料 医 薬 品 等 の 衛 生 材 料 を 整 理 し 輸 送 及 び 配 分 するための 配 分 要 員 (6) 遺 体 捜 索 要 員 遺 体 捜 索 に 必 要 な 機 械 器 具 その 他 の 資 材 の 操 作 及 び 後 始 末 に 要 する 人 員 (7) 遺 体 処 理 ( 埋 葬 を 除 く) 要 員 遺 体 の 洗 浄 消 毒 等 の 処 理 をする 要 員 及 び 仮 安 置 所 等 まで 輸 送 するための 要 員 (8) 要 員 雇 上 げの 特 例 以 上 の 他 救 助 作 業 の 要 員 を 雇 上 げる 必 要 がある 場 合 は 県 本 部 長 に 申 請 して 厚 生 労 働 大 臣 の 承 認 を 得 て 実 施 するものとする 3. 労 働 者 雇 用 の 期 間 労 働 者 雇 用 の 期 間 は 災 害 応 急 対 策 の 開 始 から 終 了 までの 期 間 とするが 災 害 救 助 法 に 基 づく 要 員 の 雇 用 期 間 は それぞれの 救 助 の 実 務 が 認 められている 期 間 である ただし 厚 生 労 働 大 臣 承 認 を 得 て 延 長 された 場 合 は 自 動 的 に 延 長 さ れる 4. 労 働 者 の 賃 金 雇 用 労 働 者 に 対 する 賃 金 は 法 令 その 他 に 規 定 されているものを 除 き 労 働 者 を 雇 用 した 地 域 における 通 常 の 実 費 程 度 を 支 給 するものとする 5. 書 類 帳 簿 等 の 整 備 労 働 者 を 雇 用 した 場 合 は 次 の 帳 簿 等 を 整 理 し 保 存 しておかなければなら ない ア. 救 助 実 施 記 録 日 計 票 様 式 7 イ. 人 夫 賃 雇 い 上 げ 台 帳 様 式 23 ウ. 人 夫 賃 支 払 関 係 証 拠 書 類 第 3 章 - 117

180 第 3 項 ボランティアの 受 け 入 れ 計 画 災 害 応 急 対 策 の 実 施 にあたる 支 援 活 動 ボランティア( 個 人 団 体 )の 受 け 入 れは 本 計 画 に 定 める 1.ボランティアの 受 付 及 び 配 置 ア. 被 災 時 には ボランティア( 個 人 団 体 )との 連 絡 調 整 に 対 応 するた めボランティア 受 付 窓 口 を 設 置 する イ.ボランティア 受 付 窓 口 は 各 部 の 要 望 を 速 やかに 集 約 し ボランティ アの 配 置 を 行 う ただし ボランティアのコーディネイト 能 力 のある 団 体 があれば 依 頼 する 2. 専 門 ボランティア 受 け 入 れ 県 に 登 録 されている 介 護 外 国 語 通 訳 等 の 専 門 的 な 知 識 及 び 技 能 を 必 要 とす る 災 害 救 援 活 動 に 当 たる 専 門 ボランティアについては 県 を 通 じて 協 力 要 請 を 行 う 3. 一 般 ボランティア 受 け 入 れ 一 般 ボランティアについては 被 災 状 況 を 把 握 した 上 で 必 要 なボランテ ィアを 受 け 入 れる 4. 活 動 拠 点 ボランティアがミーティングなどを 行 う 場 所 を 確 保 する また 希 望 があ れば 電 話 ファックス コピー 機 等 事 務 用 品 を 貸 し 出 す 第 3 章 - 118

181 第 10 節 交 通 輸 送 計 画 第 1 項 道 路 交 通 の 応 急 対 策 計 画 災 害 により 道 路 橋 りょう 等 の 交 通 施 設 に 被 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそ れがあり 交 通 の 安 全 と 施 設 の 保 安 が 必 要 となった 場 合 又 は 災 害 時 における 交 通 秩 序 を 確 保 するため 必 要 があると 認 めるときは 通 行 の 禁 止 及 び 交 通 制 限 等 の 規 制 をするほか 道 路 の 応 急 復 旧 を 実 施 するものとする 1. 交 通 規 制 の 実 施 災 害 時 における 規 制 の 種 別 及 び 根 拠 は おおむね 次 によるものとする な お 道 路 管 理 者 と 警 察 関 係 機 関 は 密 接 な 連 絡 をとり 適 切 な 処 置 が 執 られ るよう 配 慮 するものとする 実 施 責 任 者 範 囲 根 拠 法 災 害 時 において 道 路 施 設 の 破 損 等 により (1) 道 路 管 理 者 交 通 の 危 険 を 防 止 するため 必 要 がある 場 合 ( 国 土 交 通 大 臣 その 通 行 を 禁 止 し 又 は 制 限 ( 重 量 制 限 を 含 知 事 市 長 ) む)するものとする 道 路 における 危 険 を 防 止 し その 他 交 通 の 安 全 と 円 滑 を 図 るため 必 要 があると 認 める ときは 歩 行 者 又 は 車 両 等 の 通 行 の 禁 止 そ (2) 公 安 委 員 会 の 他 の 道 路 における 交 通 の 規 制 を 行 う 災 害 応 急 対 策 に 従 事 する 者 又 は 必 要 な 物 資 の 緊 急 通 行 確 保 のため 必 要 があると 認 め られるときは 緊 急 輸 送 に 従 事 する 車 両 以 外 の 車 両 の 通 行 を 禁 止 し 又 は 制 限 する 道 路 交 通 法 第 4 条 第 1 項 により 公 安 委 員 (3) 警 察 署 長 会 が 行 う 規 制 のうち 適 用 期 間 の 短 いものに ついて 交 通 規 制 を 行 う 車 両 等 の 通 行 が 著 しく 停 滞 し 道 路 が 混 雑 (4) 警 察 官 するおそれがある 場 合 において その 混 雑 緩 和 のためやむを 得 ない 場 合 は 必 要 な 限 度 に おいて 通 行 の 禁 止 制 限 等 を 行 う 道 路 法 第 46 条 道 路 交 通 法 第 4 条 第 1 項 災 害 対 策 基 本 法 第 76 条 道 路 交 通 法 第 5 条 第 1 項 道 路 交 通 法 第 6 条 第 2 項 第 3 章 - 119

182 実 施 責 任 者 範 囲 根 拠 法 道 路 の 損 壊 火 災 の 発 生 等 により 交 通 の 危 (4) 警 察 官 険 が 生 ずるおそれがある 場 合 において 道 路 における 危 険 を 防 止 するため 緊 急 の 必 要 があ るときは 必 要 な 限 度 において 一 時 的 な 通 行 道 路 交 通 法 第 6 条 第 4 項 の 禁 止 制 限 を 行 う (5) 市 長 災 害 発 生 時 において 必 要 と 認 めるときは 災 害 対 策 警 戒 区 域 を 設 定 し 立 入 の 制 限 禁 止 又 は 基 本 法 退 去 を 命 ずる 等 により 応 急 的 な 規 制 を 行 うも 第 63 条 のとする 2. 発 見 者 等 の 通 報 災 害 時 に 道 路 橋 りょう 等 交 通 施 設 の 被 害 並 びに 交 通 が 極 めて 混 乱 している 状 況 を 発 見 した 者 は 速 やかに 道 路 管 理 者 又 は 警 察 官 に 通 報 するものとする 3. 各 機 関 別 の 交 通 規 制 の 実 施 要 領 道 路 管 理 者 又 は 警 察 機 関 は 災 害 の 発 生 が 予 想 され 又 は 発 生 したときは 道 路 及 び 交 通 施 設 の 巡 回 調 査 に 努 め 速 やかに 次 の 要 領 により 交 通 規 制 を 行 うものとする (1) 道 路 管 理 者 災 害 等 により 交 通 施 設 等 の 危 険 な 状 況 が 予 想 され 又 は 発 見 したとき 若 し くは 通 報 等 により 承 知 したときは 速 やかに 必 要 な 規 制 をするものとする ただし 市 長 は 当 市 以 外 の 者 が 管 理 する 道 路 橋 りょう 施 設 でその 管 理 者 に 通 知 して 規 制 するいとまがないときは 直 ちに 警 察 官 に 通 報 して 道 路 交 通 法 に 基 づく 規 制 を 実 施 するなど 応 急 措 置 を 行 うものとする この 場 合 市 長 は 速 やかに 道 路 管 理 者 に 連 絡 して 正 規 の 規 制 を 行 うものとする (2) 警 察 機 関 災 害 が 発 生 した 場 合 において 災 害 応 急 対 策 が 的 確 かつ 円 滑 に 行 われるよう にするため 緊 急 を 要 する 場 合 は 速 やかに 必 要 な 交 通 規 制 を 行 うものとする 4. 緊 急 通 行 車 両 の 確 認 災 害 により 緊 急 輸 送 を 確 保 するため 交 通 規 制 が 行 われている 場 合 災 害 応 急 対 策 応 急 復 旧 等 の 実 施 に 必 要 な 人 員 物 資 を 輸 送 する 必 要 があるときは 有 田 警 察 署 長 に 緊 急 通 行 車 両 の 確 認 の 申 出 をし 緊 急 車 両 であるとの 確 認 を 受 けるものとする 第 3 章 - 120

183 (1) 確 認 の 申 出 内 容 ア. 番 号 標 に 表 示 されている 番 号 イ. 車 両 の 用 途 ( 緊 急 輸 送 を 行 う 車 両 にあっては 輸 送 人 員 又 は 品 名 ) ウ. 使 用 者 の 住 所 氏 名 電 話 番 号 エ. 通 行 日 時 オ. 通 行 経 路 ( 出 発 地 目 的 地 ) (2) 標 章 の 掲 示 等 緊 急 通 行 車 両 の 確 認 を 受 けた 者 は 標 章 を 当 該 車 両 の 前 面 の 見 易 い 箇 所 に 掲 示 し 緊 急 通 行 車 両 確 認 証 明 書 は 当 該 車 両 に 備 え 付 けるものとする ア. 緊 急 車 両 標 章 備 考 1 色 彩 は 記 号 を 黄 色 緑 及 び 緊 急 の 文 字 を 赤 色 登 録 ( 車 両 ) 番 号 有 効 期 限 年 日 の 文 字 を 黒 色 登 録 ( 車 両 ) 番 号 並 びに 年 月 及 び 日 を 表 示 する 部 分 を 白 色 地 を 銀 色 とする 2 記 号 の 部 分 に 表 面 の 画 像 が 光 の 反 射 角 度 に 応 じて 変 化 する 措 置 を 施 すものとする 3 図 示 の 長 さの 単 位 は センチメートルとする 第 3 章 - 121

184 イ. 緊 急 通 行 車 両 確 認 証 明 書 第 号 年 月 日 緊 急 通 行 車 両 確 認 証 明 書 公 安 委 員 会 印 番 号 標 に 表 示 され ている 番 号 車 両 の 用 途 ( 緊 急 輸 送 を 行 う 車 両 に あっては 輸 送 人 員 又 は 品 名 ) 使 用 者 住 所 ( ) 局 番 通 行 日 時 氏 名 通 行 経 路 出 発 地 目 的 地 備 考 備 考 用 紙 は 日 本 工 業 規 格 A5 とする (3) 規 制 の 相 互 連 絡 等 道 路 管 理 者 は 災 害 等 により 交 通 規 制 を 行 ったときは 警 察 署 その 他 関 係 機 関 と 相 互 に 緊 密 な 連 絡 をとり 立 看 板 報 道 機 関 等 を 利 用 して 交 通 関 係 団 体 業 者 及 び 一 般 住 民 に 対 して 周 知 せしめ その 便 宜 を 図 るとともに 交 通 規 制 について 協 力 が 得 られるよう 適 切 な 措 置 を 講 ずるものとする 第 3 章 - 122

185 第 2 項 船 舶 交 通 の 応 急 対 策 計 画 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 における 船 舶 交 通 の 安 全 を 確 保 するため 航 行 規 制 等 に 関 し 定 めるものとする 1. 航 行 規 制 の 実 施 者 実 施 責 任 者 港 名 規 制 内 容 1けい 留 の 制 限 禁 止 2びょう 地 の 指 定 3 移 動 の 制 限 和 歌 山 下 津 港 4 移 動 命 令 和 歌 山 下 津 港 長 ( 有 田 港 区 ) 5 船 舶 交 通 の 制 限 禁 止 6 危 険 物 積 載 船 舶 の 停 泊 場 所 荷 役 の 規 制 7 水 路 の 保 全 に 関 する 命 令 8 火 気 取 扱 の 制 限 禁 止 港 長 は 航 行 制 限 に 当 たっては 港 湾 管 理 者 けい 留 施 設 の 管 理 者 と 密 接 な 連 絡 を 取 るよう 配 慮 する 2. 発 見 者 等 の 通 報 災 害 時 に 港 内 の 船 舶 施 設 の 被 害 又 は 船 舶 交 通 が 極 めて 混 乱 している 状 況 を 発 見 した 者 は 速 やかに 港 長 又 は 市 長 に 通 報 するものとする 通 報 を 受 けた 市 長 は 和 歌 山 下 津 港 長 に 通 報 する 3. 航 行 規 制 の 要 領 ア. 災 害 等 により 水 路 の 損 壊 沈 没 物 資 のため 船 舶 の 航 行 に 危 険 がある 場 合 は 港 長 は 港 内 における 船 舶 交 通 の 制 限 禁 止 を 行 う イ. 船 舶 交 通 の 制 限 禁 止 を 行 った 場 合 は 直 ちに 航 行 警 報 ラジオ テレ ビ 放 送 巡 視 船 艇 による 巡 回 等 により 広 く 一 般 に 周 知 を 図 る また 必 要 に 応 じて 標 識 を 設 置 する 4. 航 路 障 害 物 の 除 去 ア. 巡 視 船 艇 により 可 能 な 範 囲 で 漂 流 物 沈 没 物 その 他 の 航 路 障 害 物 の 応 急 的 な 除 去 作 業 を 行 う イ. 当 該 物 件 の 所 有 者 占 有 者 に 除 去 の 勧 告 を 行 うとともに 関 係 者 によ る 除 去 作 業 の 指 導 監 督 警 戒 を 行 う 必 要 あるときは 除 去 命 令 を 出 す ウ. 港 湾 管 理 者 に 障 害 物 の 存 在 を 通 報 して 除 去 について 促 進 する 第 3 章 - 123

186 第 3 項 輸 送 計 画 災 害 時 における 被 災 者 の 避 難 及 び 応 急 対 策 に 必 要 な 要 員 救 助 物 資 等 の 迅 速 な 輸 送 を 確 保 するため 車 両 及 び 船 舶 等 を 確 保 し これを 有 効 適 切 に 利 用 して 輸 送 対 策 の 万 全 を 期 するものとする 1. 緊 急 輸 送 の 対 象 ア. 被 災 者 イ. 医 療 救 助 通 信 等 の 応 急 措 置 に 必 要 な 要 員 資 機 材 等 ウ. 飲 料 水 食 糧 生 活 必 需 品 等 エ. 救 援 物 資 等 オ. 応 急 復 旧 にかかわる 要 員 資 機 材 等 2. 災 害 輸 送 の 種 別 災 害 輸 送 は 次 の 種 別 のうち 最 も 適 切 な 方 法 によるものとする ア. 自 動 車 及 びバイク 等 による 輸 送 イ. 鉄 道 軌 道 等 による 輸 送 ウ. 船 舶 による 輸 送 エ.ヘリコプター 等 による 空 中 輸 送 オ. 人 力 等 による 輸 送 3. 輸 送 車 両 の 確 保 自 動 車 の 使 用 は 市 有 車 両 をもって 対 処 するものとするが 不 足 する 場 合 は 市 内 関 係 業 者 に 依 頼 して 調 達 を 図 るものとし それでも 調 達 不 能 の 場 合 は 次 の 輸 送 条 件 を 示 して 県 に 応 援 を 要 請 するものとする ア. 輸 送 区 間 及 び 借 上 期 間 イ. 輸 送 量 又 は 車 両 の 台 数 等 ウ. 集 合 の 場 所 及 び 日 時 エ.その 他 の 条 件 第 3 章 - 124

187 市 有 車 両 車 種 軽 自 動 車 普 通 自 動 車 その 他 所 属 トラック ワゴン 乗 用 車 バ ン 乗 用 車 トラック ダンプ 特 殊 車 両 ダンプ バ ン 市 長 公 室 1 1 総 務 部 3 2 市 民 福 祉 部 経 済 建 設 部 教 育 委 員 会 議 会 事 務 局 1 消 防 本 部 1 塵 芥 車 2 糞 尿 車 2 油 圧 式 ショベル 1 水 道 事 務 所 給 水 車 1 市 立 病 院 計 消 防 本 部 及 び 市 立 病 院 の 緊 急 自 動 車 は 除 く 4. 緊 急 輸 送 ルート 市 は 陸 海 空 のあらゆる 必 要 な 手 段 を 利 用 した 緊 急 輸 送 ネットワークの 形 成 を 図 るため 緊 急 輸 送 道 路 等 を 定 める (1) 緊 急 輸 送 道 路 ア. 国 道 等 の 主 要 幹 線 道 路 イ. 防 災 上 の 拠 点 となる 施 設 へのアクセス 道 路 ウ. 上 記 ア.イ.を 補 完 する 道 路 (2) 防 災 上 の 拠 点 となる 施 設 ア. 市 庁 舎 イ. 病 院 ウ. 港 湾 エ. 駅 オ. 救 援 物 資 集 積 所 第 3 章 - 125

188 第 11 節 自 衛 隊 派 遣 要 請 計 画 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれのある 時 人 命 又 は 財 産 の 保 護 のため 必 要 と 認 める 場 合 基 本 法 第 68 条 の 2 及 び 自 衛 隊 法 第 83 条 の 規 定 に 基 づき 市 長 は 県 知 事 に 自 衛 隊 の 派 遣 を 要 請 するための 計 画 である 1. 自 衛 隊 派 遣 要 請 手 続 市 長 が 自 衛 隊 の 派 遣 を 必 要 と 判 断 したときは 県 知 事 に 対 して 下 記 の 文 書 をもって 派 遣 要 請 の 依 頼 を 行 うものとする ただし 事 態 が 急 迫 して 文 書 によることができない 場 合 は 電 話 又 は 口 頭 で 行 い 事 後 速 やかに 依 頼 文 書 を 提 出 するものとする なお 県 知 事 に 要 請 の 連 絡 ができない 場 合 は 直 接 自 衛 隊 に 派 遣 要 請 を 行 い 事 後 県 知 事 に 報 告 するものとする 和 歌 山 県 知 事 殿 有 田 市 長 番 日 号 付 印 部 隊 等 の 派 遣 要 請 要 求 書 災 害 対 策 基 本 法 第 68 条 の 2 の 規 定 により 部 隊 などの 災 害 派 遣 要 請 を 要 求 します 記 1. 災 害 の 状 況 及 び 派 遣 要 請 を 要 求 する 理 由 2. 派 遣 を 希 望 する 期 間 3. 派 遣 を 希 望 する 区 域 及 び 活 動 内 容 (1) 区 域 (2) 活 動 内 容 4.その 他 第 3 章 - 126

189 2. 災 害 派 遣 部 隊 の 任 務 及 び 業 務 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 は 主 として 人 命 救 助 及 び 財 産 の 保 護 のため 消 防 水 防 救 援 物 資 の 輸 送 通 路 の 応 急 啓 開 応 急 救 護 防 疫 給 水 及 び 通 信 支 援 等 に 任 ずる 3. 派 遣 部 隊 の 受 入 れ 体 制 ア. 市 は 現 地 連 絡 責 任 者 を 定 め 派 遣 部 隊 指 揮 官 との 連 絡 調 整 にあたらせ 作 業 の 円 滑 を 図 る イ. 市 は あらかじめ 作 業 計 画 をたてておくとともに 応 急 対 策 に 必 要 な 資 機 材 を 準 備 し 部 隊 の 活 動 が 敏 速 効 果 的 に 実 施 できるよう 配 慮 する ウ. 隊 員 の 宿 泊 場 所 として 公 共 施 設 又 は 天 幕 露 営 場 所 としての 空 地 を 確 保 しておくものとする 4. 撤 収 要 請 市 長 は 災 害 の 応 急 対 策 が 市 の 機 関 をもって 実 施 できる 状 態 となった 場 合 は 部 隊 の 撤 収 について 部 隊 の 指 揮 官 と 協 議 の 上 県 知 事 に 下 記 の 文 書 をも って 撤 収 要 請 の 依 頼 を 行 う 和 歌 山 県 知 事 殿 有 田 市 長 番 日 号 付 印 部 隊 等 の 撤 収 要 請 年 月 日 災 害 派 遣 を 受 けた 部 隊 などの 撤 収 を 下 記 のとおり 要 請 いたします 記 1. 撤 収 日 付 2. 撤 収 を 要 請 する 理 由 第 3 章 - 127

190 5.ヘリコプターの 要 請 に 関 する 発 着 地 の 選 定 ヘリコプターを 要 請 する 場 合 次 の 発 着 予 定 地 の 中 から 適 当 な 場 所 を 選 定 するものとする 名 称 所 在 地 電 話 責 任 者 発 着 場 面 積 東 西 南 北 初 島 小 学 校 初 島 町 里 校 長 60m 100m 箕 島 中 学 校 箕 島 校 長 100m 110m 保 田 中 学 校 辻 堂 校 長 120m 90m マ ツ ゲ ン 有 田 球 場 宮 崎 町 教 育 長 122m 98m ふるさとの 川 経 済 建 設 有 田 川 河 川 敷 総 合 公 園 部 長 300m 100m 第 3 章 - 128

191 第 12 節 県 防 災 ヘリコプター 要 請 計 画 災 害 が 発 生 した 場 合 広 域 的 かつ 機 動 的 な 活 動 ができる 県 防 災 ヘリコプター を 有 効 に 活 用 し 災 害 応 急 対 策 の 充 実 強 化 を 図 る 1. 防 災 ヘリコプターの 応 援 市 長 より 県 知 事 に 対 する 防 災 ヘリコプターの 応 援 要 請 は 和 歌 山 県 防 災 ヘリ コプター 応 援 協 定 の 定 めるところによるが その 概 要 は 次 のとおりとする (1) 応 援 要 請 の 原 則 市 において 災 害 が 発 生 した 場 合 で 次 のいずれかに 該 当 するときに 要 請 す るものとする ア. 災 害 が 隣 接 する 町 に 拡 大 し 又 は 影 響 を 与 える 恐 れのある 場 合 イ. 市 の 消 防 力 によっては 災 害 の 防 御 が 著 しく 困 難 と 認 められる 場 合 ウ.その 他 救 急 搬 送 等 緊 急 性 があり かつ 防 災 ヘリコプター 以 外 に 適 切 な 手 段 がなく 防 災 ヘリコプターによる 活 動 が 最 も 有 効 な 場 合 (2) 応 援 要 請 の 方 法 応 援 要 請 は 和 歌 山 県 防 災 航 空 センターに 電 話 等 により 次 の 事 項 を 明 らかにして 行 うものとする ア. 災 害 の 種 別 イ. 災 害 発 生 の 日 時 場 所 及 び 被 害 の 状 況 ウ. 災 害 発 生 現 場 の 気 象 状 態 エ. 災 害 現 場 の 最 高 指 揮 官 の 職 名 氏 名 及 び 連 絡 方 法 オ. 場 外 離 着 陸 場 の 所 在 地 及 び 地 上 支 援 体 制 カ. 応 援 に 要 する 資 機 材 の 品 目 及 び 数 量 キ.その 他 必 要 事 項 (3) 緊 急 時 応 援 要 請 連 絡 先 和 歌 山 県 防 災 航 空 センター TEL FAX 県 防 災 電 話 , 県 防 災 FAX 第 3 章 - 129

192 第 13 節 財 政 計 画 第 1 項 災 害 対 策 基 金 計 画 災 害 対 策 基 本 法 第 101 条 の 規 程 により 広 く 災 害 対 策 に 要 する 臨 時 的 経 費 に 充 てるため 別 に 法 令 で 定 めるところにより 災 害 対 策 基 金 を 積 立 てなければな らないものとされている したがって 本 市 としてもこの 法 律 の 趣 旨 に 従 い 財 政 調 整 基 金 を 設 置 し この 基 金 を 充 当 することにより 運 用 するものとする 第 2 項 財 政 措 置 計 画 市 は 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 災 害 から 保 護 するため 関 係 機 関 及 び 他 の 地 方 公 共 団 体 の 協 力 を 得 て 災 害 の 予 防 応 急 対 策 及 び 復 旧 についての 各 部 門 に わたる 地 域 防 災 計 画 を 作 成 して その 実 施 を 推 進 する 責 任 を 有 するものである したがって 市 としては 鋭 意 この 計 画 の 実 施 を 推 進 するために 可 能 な 限 り 財 政 措 置 を 行 うものとする 1. 予 防 ア. 災 害 時 には 衣 料 生 活 必 需 品 等 の 救 助 物 資 を 直 ちに 支 給 できるよう に 財 政 措 置 を 講 じるものとする イ. 災 害 による 応 急 復 旧 工 事 に 必 要 な 水 防 等 の 復 旧 資 材 は 今 後 における 不 測 の 災 害 に 備 え 資 材 を 備 蓄 するための 必 要 な 財 政 措 置 に 努 めるものとする ウ. 災 害 により 公 共 土 木 施 設 等 に 及 ぼす 被 害 の 軽 減 を 図 るための 補 修 及 び 改 良 については この 計 画 に 基 づく 予 防 措 置 の 徹 底 を 期 するため 可 能 な 限 りの 財 政 措 置 に 努 めるものとする エ.その 他 防 災 訓 練 及 び 防 災 知 識 普 及 等 に 要 する 経 費 については できる 限 り 当 初 予 算 に 計 上 することに 努 めるものとするが 必 要 に 応 じてその つど 補 正 予 算 又 は 予 備 費 の 充 用 等 により 財 政 措 置 を 行 うものとする 2. 応 急 対 策 災 害 が 発 生 した 場 合 における 被 災 者 の 救 助 等 の 応 急 対 策 に 要 する 必 要 経 費 については 災 害 発 生 の 予 測 ができないこと また 発 生 してもその 規 模 が 予 測 できないため 当 初 予 算 におけるその 見 込 額 の 算 出 は 困 難 である そのた め 災 害 発 生 のつどその 状 況 に 応 じて 必 要 な 経 費 を 予 備 費 の 充 用 等 により 暫 定 的 な 措 置 を 行 うとともに 早 期 にその 必 要 経 費 を 算 定 して 次 の 定 例 市 議 第 3 章 - 130

193 会 に 補 正 予 算 を 提 案 して 財 政 措 置 を 行 うものとするが 緊 急 を 必 要 とする 場 合 は そのつど 臨 時 市 議 会 を 招 集 あるいは 専 決 処 分 により 財 政 措 置 を 行 うも のとする 3. 復 旧 災 害 により 被 害 を 受 けた 諸 施 設 の 復 旧 方 法 は 原 則 として 原 形 復 旧 とする が 以 後 の 災 害 に 対 処 する 必 要 がある 場 合 は 改 良 復 旧 を 行 うものとし その 財 政 措 置 は 次 により 行 うものとする ア. 各 施 設 の 被 害 状 況 及 び 重 要 度 等 を 考 慮 してそれぞれの 復 旧 計 画 を 立 て その 方 法 を 決 定 するものとする イ. 国 庫 補 助 金 県 補 助 金 及 び 起 債 の 対 象 とする 事 業 については 各 部 門 でそれぞれの 承 認 申 請 を 行 うものとする ウ. 補 助 金 起 債 等 の 対 象 となる 事 業 で その 特 定 財 源 が 決 定 するまで 工 事 の 施 工 を 見 合 わすことのできるものは その 特 定 財 源 の 決 定 後 に 財 政 措 置 を 行 うものとするが 事 業 によって 緊 急 に 復 旧 を 必 要 とする 場 合 は 関 係 機 関 と 協 議 して 承 認 可 能 な 範 囲 内 において 財 政 措 置 を 行 うものとする エ. 補 助 金 起 債 等 の 対 象 とならないいわゆる 市 単 独 で 施 工 する 事 業 につ いては 特 にその 復 旧 方 法 等 を 十 分 に 検 討 して 合 理 的 な 復 旧 計 画 を 立 て て 財 政 措 置 を 行 うものとする オ.その 他 国 県 の 各 種 災 害 復 旧 のための 融 資 制 度 の 活 用 を 推 進 し 民 生 の 安 定 を 図 るものとする カ. 以 上 の 方 法 により 財 政 措 置 を 行 うものとするが その 予 算 措 置 につい ては 応 急 対 策 の 必 要 経 費 と 同 様 に 原 則 としては 次 期 の 定 例 市 議 会 に 提 案 することとするが 必 要 に 応 じそのつど 臨 時 市 議 会 を 招 集 あるいは 専 決 処 分 により 財 政 措 置 を 行 うものとする 第 3 章 - 131

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195 第 4 章 災 害 応 急 対 策 計 画 ( 震 災 編 )

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197 第 4 章 災 害 応 急 対 策 計 画 ( 震 災 編 ) 第 1 節 災 害 の 想 定 1. 想 定 地 震 (1) 想 定 地 震 想 定 する 地 震 は 本 市 に 大 きな 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 のある 以 下 の 地 震 とする ア. 想 定 地 震 1 東 海 東 南 海 南 海 地 震 同 時 発 生 ( 以 下 東 海 東 南 海 南 海 地 震 という) イ. 想 定 地 震 2 和 歌 山 県 内 の 中 央 構 造 線 断 層 帯 を 起 震 断 層 とする 地 震 ( 以 下 中 央 構 造 線 による 地 震 という) ウ. 想 定 地 震 3 田 辺 市 付 近 直 下 を 震 源 とする 地 震 ( 以 下 田 辺 市 内 陸 直 下 の 地 震 と いう) 1 東 海 東 南 海 南 海 地 震 2 中 央 構 造 線 による 地 震 3 田 辺 市 内 陸 直 下 の 地 震 地 震 の 規 模 (マグニチュード) 8.6 相 当 8.0 相 当 6.9 相 当 震 源 断 層 の 位 置 中 央 構 造 線 駿 河 トラフ~ ( 淡 路 島 南 沖 ~ 南 海 トラフ 和 歌 山 奈 良 県 境 付 近 ) 田 辺 市 震 源 断 層 の 深 さ 約 10~30km 4~14km 4~12.6 km 震 度 予 想 ( 有 田 市 ) 5 強 ~6 弱 5 強 ~6 弱 5 強 ~6 弱 第 4 章 - 1

198 想 定 地 震 の 位 置 図 第 4 章 - 2

199 想 定 地 震 1 第 4 章 - 3

200 想 定 地 震 2 第 4 章 - 4

201 想 定 地 震 3 第 4 章 - 5