経済経営研究26-3

Size: px
Start display at page:

Download "経済経営研究26-3"

Transcription

1 経 済 経 営 研 究 Vol. 26 No 年 7 月 日 本 政 策 投 資 銀 行 設 備 投 資 研 究 所 防 衛 的 技 術 進 歩 * -グローバル 経 済 下 の 内 生 的 技 術 進 歩 - 櫻 井 宏 二 郎 ( 日 本 政 策 投 資 銀 行 設 備 投 資 研 究 所 ) * 本 稿 の 作 成 に 際 し 川 口 早 苗 八 牧 佳 菜 子 の 両 氏 から 研 究 サポートを 頂 いた また 設 備 投 資 研 究 所 での 報 告 会 参 加 者 から 有 益 なコメントを 頂 いた 記 して 感 謝 したい もちろんあり 得 べき 誤 りは 全 て 筆 者 の 責 任 である kosakur@dbj.go.jp

2 Defensive Technological Change: Endogenous Technological Change under Globalizaion Economics Today, Vol. 26, No. 3, July, 2005 Kojiro SAKURAI Research Insiue of Capial Formaion Developmen Bank of Japan

3 要 旨 本 稿 の 目 的 は 980 年 代 後 半 以 降 の 日 本 の 製 造 業 において 企 業 がグローバル 化 の 影 響 を 受 けて 技 術 をよりスキル 集 約 的 な 方 向 へ 偏 向 させていることを 理 論 モデル ケースス タディ 実 証 分 析 を 通 じて 検 討 することである 問 題 意 識 が 依 拠 するのは Thoenig and Verdier (2003)の 構 築 した 防 衛 的 技 術 進 歩 の 理 論 モデルであり 同 モデルは 生 産 技 術 を 模 倣 可 能 な 技 術 と 模 倣 不 可 能 な 技 術 に 分 けたときに 途 上 国 の 出 現 で 表 されるグローバ ル 化 が 先 進 国 の 企 業 における 技 術 をより 模 倣 されにくいスキル 集 約 的 な 方 向 へ 偏 向 させ ることを 示 したものである 本 稿 の 主 な 分 析 結 果 は 次 のとおり 第 に 経 済 が 急 速 にグ ローバル 化 する 中 で 日 本 企 業 が 自 社 技 術 の 流 出 防 止 などを 目 的 として 生 産 設 備 の 内 製 化 など 生 産 技 術 をよりスキル 集 約 的 な 方 向 へ 変 化 させていることを 大 手 総 合 事 務 機 器 メ ーカーのケーススタディによって 示 す 第 2に 年 の 業 種 別 パネルデータを 用 いた 推 計 により 貿 易 の 拡 大 が 男 子 大 卒 労 働 者 で 代 理 した 熟 練 労 働 者 に 対 する 需 要 を 相 対 的 に 高 めていること そしてその 効 果 が 90 年 代 後 半 以 降 に 強 まっていることを 検 証 する これらの 分 析 結 果 は 日 本 の 製 造 業 において 防 衛 的 技 術 進 歩 のメカニズムが 作 用 して いる 可 能 性 があることを 示 唆 している ただし 推 計 結 果 が 防 衛 的 技 術 進 歩 の 効 果 だ けでなく 一 般 的 なグローバル 化 の 効 果 も 反 映 している 可 能 性 があることには 十 分 な 留 意 が 必 要 である キーワード:グローバル 化 技 術 の 模 倣 可 能 性 スキル 偏 向 的 技 術 進 歩 内 生 的 技 術 進 歩

4 目 次 Ⅰ.はじめに... Ⅱ. 理 論 モデル 問 題 意 識 防 衛 的 SBTC のモデル 南 北 地 域 の 統 合 結 論... 9 理 論 モデルの Appendix: 労 働 市 場 の 均 衡 Ⅲ.グローバル 化 の 概 観 とケーススタディ グローバル 化 の 概 観 技 術 の 流 出 と 模 倣 の 問 題 ケーススタディ 理 論 モデルとの 対 応 関 係 とインプリケーション Ⅳ. 実 証 分 析 モデルと 考 え 方 推 計 結 果 Ⅴ. 結 論... 4 参 考 文 献 付 表... 48

5 Ⅰ.はじめに 技 術 進 歩 が 経 済 発 展 に 貢 献 してきたことは 論 を 待 たないが 近 年 技 術 進 歩 の 重 要 性 が 一 段 と 高 まっているという 認 識 が 拡 がっている その 背 景 の 一 つとして 経 済 が 発 展 した 結 果 技 術 進 歩 の 役 割 が 一 層 重 要 になるというメカニズムが 働 いているように 思 われる 例 えば 経 済 発 展 に 伴 う 資 本 の 蓄 積 や 資 本 移 動 の 自 由 化 は 経 済 成 長 における 資 本 の 量 的 な 制 約 の 緩 和 に 役 立 つであろう また 貿 易 の 拡 大 は 天 然 資 源 や 単 純 労 働 の 相 対 的 に 少 ない 先 進 国 にと って 量 的 な 資 源 制 約 の 緩 和 に 貢 献 するだろう 換 言 すれば 経 済 発 展 の 結 果 資 本 や 単 純 労 働 などの 基 礎 的 な 生 産 要 素 は 比 較 的 容 易 に 入 手 できるようになり これに 伴 って 経 済 成 長 を 根 源 的 に 生 み 出 すものとしてのイノベーション そしてそれに 必 要 な 研 究 開 発 人 的 資 本 インセンティブシステムや 制 度 設 計 などが 相 対 的 により 重 要 性 を 増 していると 考 えられ るのである 企 業 経 営 における 知 的 財 産 権 に 対 する 今 日 の 意 識 の 高 まりの 背 景 には 技 術 の 進 歩 や 普 及 に 加 えて このような 大 きな 流 れがあるものと 理 解 されよう 一 方 経 済 のグローバル 化 は このような 技 術 進 歩 や 経 済 成 長 と 密 接 な 関 わりを 持 ってい る 特 にグローバル 化 と 技 術 進 歩 との 関 係 に 注 目 すると グローバル 化 は 貿 易 による 財 の 供 給 や 直 接 投 資 による 経 営 資 源 の 移 転 を 通 じて 技 術 や 情 報 の 伝 播 を 促 進 する 近 年 のグロ ーバル 化 は 先 進 国 と 途 上 国 との 間 の 経 済 取 引 の 活 発 化 で 特 徴 づけられるが この 意 味 におい て 先 進 国 から 伝 播 した 技 術 や 情 報 は 途 上 国 の 経 済 発 展 に 大 きく 貢 献 してきたといえる し かし 同 時 に グローバル 化 は 国 際 的 な 技 術 競 争 を 一 層 熾 烈 なものにする そして 生 産 技 術 やノウハウなど 知 的 財 産 権 の 価 値 が 非 常 に 高 まっている 今 日 の 企 業 において このように 技 術 や 情 報 が 海 外 の 競 争 相 手 に 流 出 したり 途 上 国 で 模 倣 品 が 出 回 ることは 先 進 国 の 企 業 に とって 大 きな 損 失 であるとの 危 機 意 識 が 高 まっている こうした 環 境 下 企 業 は 技 術 が 流 出 したり 模 倣 されたりしないように 技 術 のパターンを 変 えるというインセンティブを 持 つで あろう 本 稿 では こうした 一 連 の 関 係 の 中 で 特 に 途 上 国 の 出 現 で 代 表 される 近 年 のグローバル 化 が どのように 技 術 進 歩 の 方 向 性 に 影 響 を 与 えているかという 問 題 に 焦 点 を 当 てる 具 体 的 には 生 産 技 術 を 模 倣 される 技 術 と 模 倣 されない 技 術 に 分 けたときに 途 上 国 の 出 現 で 代 表 されるグローバル 化 が 模 倣 される 技 術 の 価 値 を 低 めることによって 企 業 の 技 術 をよ りスキル 集 約 的 な 方 向 へ 偏 向 させ もって 先 進 国 と 途 上 国 の 労 働 市 場 に 影 響 を 与 えるという メカニズムを 検 討 する このような 技 術 進 歩 を 以 下 では Thoenig and Verdier (2003)に 従 っ て 防 衛 的 技 術 進 歩 (Defensive Technological Change)あるいは 防 衛 型 スキル 偏 向 的 技 - -

6 術 進 歩 (Defensive Skill-Biased Technological Change)と 呼 ぶ この 問 題 は 次 のインプリ ケーションを 持 つ この 問 題 は 90 年 代 から 議 論 されてきた 先 進 国 における 所 得 格 差 拡 大 の 原 因 に 関 する 論 争 に 新 たな 光 を 当 てる 80 年 代 後 半 から 90 年 代 にかけて 欧 米 先 進 国 では 非 熟 練 労 働 (unskilled labor)に 対 する 需 要 が 減 少 し 熟 練 労 働 (skilled labor)と 非 熟 練 労 働 との 間 の 賃 金 格 差 の 拡 大 や 非 熟 練 労 働 の 失 業 増 大 の 問 題 が 深 刻 化 した この 問 題 の 原 因 を 巡 って 米 国 経 済 学 界 を 中 心 に 多 くの 研 究 が 行 われてきたが これまでの 議 論 では 次 の2つの 仮 説 が 大 まかなコンセンサスとして 認 知 されている 一 つは 近 年 のITなどの 技 術 進 歩 が 熟 練 労 働 に 対 する 需 要 を 相 対 的 に 高 めているというスキル 偏 向 的 技 術 進 歩 (Skill-Biased Technological Change: SBTC) 仮 説 である(Berman, Bound and Griliches, 994; Auor, Kaz and Krueger, 998; Berman, Bound and Machin, 998 など) もう 一 つは 途 上 国 と の 貿 易 の 拡 大 がヘクシャー=オリーン モデルのメカニズムなどを 通 じて 先 進 国 の 賃 金 格 差 をもたらしているとする 貿 易 仮 説 あるいはグローバル 化 仮 説 である(Wood, 994; Sachs and Shaz, 994, Leamer, 994 など) しかし これまでの 研 究 はこれら2つの 要 因 を 独 立 に 論 じており 現 実 に 存 在 していると 推 測 される 両 者 の 間 の 相 互 依 存 関 係 を 全 く 捨 象 してきた 本 稿 で 取 り 上 げる 防 衛 的 技 術 進 歩 の 理 論 は 企 業 がグローバル 化 の 影 響 を 受 けて 技 術 の 方 向 をよりスキル 集 約 的 な 方 向 へ 内 生 的 に 偏 向 させるメカニズムを 分 析 することによって 両 者 の 依 存 関 係 の 一 つの 可 能 性 を 明 らかにするものである またこの 理 論 は 従 来 の 貿 易 仮 説 では 説 明 できなかった 現 象 例 えば 先 進 国 と 途 上 国 の 両 方 において 賃 金 格 差 が 拡 大 すると いう 現 象 と 整 合 的 である 以 上 の 問 題 意 識 は 図 のように 位 置 づけられる 図 において グローバル 化 の 要 因 が 技 術 進 歩 へ 影 響 を 与 え そこからさらに 生 産 要 素 である 労 働 へ 影 響 が 及 ぶというルートが 本 稿 の 問 題 意 識 の 対 象 である 日 本 の 製 造 業 を 分 析 対 象 とした 先 行 研 究 としては スキル 偏 向 的 技 術 進 歩 仮 説 に 関 しては 櫻 井 (2000b, 2004) Sakurai (200) グローバル 化 仮 説 に 関 しては 橘 木 森 川 西 村 (996) 香 西 鈴 木 伊 藤 (998) 櫻 井 (2000c 2002b) Sakurai (2004) があり 佐 々 木 桜 (2004)は 両 方 の 仮 説 を 同 時 に 分 析 している 2 しかし 上 記 のとおり これらの 分 析 は2 ヘクシャー=オリーン モデルのメカニズムが 働 いているならば 途 上 国 において 熟 練 労 働 と 非 熟 練 労 働 の 賃 金 格 差 は 縮 小 するはずであるが 現 実 は 必 ずしもそうでない 例 えば World Bank e al (2003)は 990 年 代 以 降 のベトナムにおいて 貿 易 の 拡 大 が 学 歴 間 賃 金 格 差 を 拡 大 させた 可 能 性 があることを 指 摘 している また Rama (2003)は 途 上 国 の 賃 金 格 差 に 関 するいくつかの 研 究 を 総 合 して 考 えると 単 純 な 貿 易 仮 説 には 疑 問 が 残 ると 論 じている 2 この 他 日 本 の 所 得 の 不 平 等 全 般 を 分 析 したものとして 橘 木 (998) 大 竹 (2005)があり 日 本 の 高 度 成 長 期 における 製 造 業 の 経 験 を 分 析 したものとして Ueshima, Funaba and Inoki (forhcoming)がある - 2 -

7 図 本 稿 の 問 題 意 識 の 位 置 づけ スキル 偏 向 的 技 術 進 歩 (SBTC)の 影 響 [ 労 働 ] 非 熟 練 労 働 熟 練 労 働 研 究 開 発 技 術 進 歩 経 済 成 長 * グローバル 化 要 因 貿 易 直 接 投 資 など 途 上 国 の 存 在 貿 易 アウトソーシングの 影 響 * 本 稿 で 行 う 分 析 つの 要 因 を 独 立 に 取 り 扱 っており 両 者 の 間 の 依 存 関 係 を 全 く 考 慮 していない 3 本 稿 は Thoenig and Verdier (2003)の 防 衛 的 技 術 進 歩 の 考 え 方 に 依 拠 し グローバル 化 と 技 術 進 歩 との 関 係 すなわち 日 本 企 業 の 技 術 の 方 向 がグローバル 化 の 影 響 を 受 けてスキル 集 約 的 な 方 向 へ 変 化 することについて 理 論 モデル ケーススタディ 実 証 分 析 を 通 じて 検 討 す る ケーススタディでは 防 衛 的 技 術 進 歩 のメカニズムと 符 合 する 企 業 行 動 の 事 例 を 紹 介 する 実 証 分 析 では 年 の 業 種 別 パネルデータを 用 いて 貿 易 の 拡 大 が 男 子 大 卒 労 働 者 で 代 理 した 熟 練 労 働 比 率 にプラスの 影 響 を 与 えていること そしてその 影 響 が 90 年 代 後 半 以 降 に 強 まっていることを 検 証 する これらの 分 析 結 果 は 防 衛 的 技 術 進 歩 のメカ ニズムが 日 本 の 製 造 業 において 作 用 している 可 能 性 があることを 示 唆 するものである 本 稿 の 構 成 は 以 下 のとおり Ⅱ 章 では Thoenig and Verdier (2003)の 理 論 モデルを 解 説 す 3 例 外 として 中 島 (2002)の 理 論 モデルが 挙 げられよう - 3 -

8 る Ⅲ 章 では 近 年 の 日 本 の 製 造 業 におけるグローバル 化 の 動 きを 概 観 した 後 に 企 業 が 技 術 の 流 出 や 模 倣 に 対 抗 するために 技 術 のパターンを 変 えようとしていることを 示 唆 するケー ススタディを 紹 介 する Ⅳ 章 では 業 種 別 のパネルデータ 等 を 用 いて 実 証 分 析 を 行 う Ⅴ 章 では 結 論 を 述 べる なお 誤 解 を 避 けるために 本 稿 で 用 いる 熟 練 労 働 (skilled labor) と 技 術 の 概 念 についてあらかじめ 解 説 しておこう 一 般 に 熟 練 労 働 (skilled labor) という 概 念 は 高 水 準 の 教 育 や 一 般 的 専 門 的 知 識 に 裏 打 ちされた 高 度 な 技 能 という 要 素 と 現 場 での 長 年 にわたる 経 験 によって 培 われた 熟 達 した 技 能 という 要 素 の 両 方 を 含 む このうち 欧 米 を 中 心 とした 経 済 学 においては 前 者 が 相 対 的 に 強 調 され 日 本 の 社 会 通 念 においては 後 者 が 強 調 される 傾 向 があるように 思 われる 本 稿 で 用 いる 熟 練 労 働 (skilled labor) は 後 者 の 意 味 を 否 定 するものではないが 主 として 前 者 に 対 応 している よって 実 証 分 析 における 熟 練 労 働 の 代 理 変 数 としては 高 学 歴 労 働 者 である 大 卒 労 働 者 が 用 いられる 同 様 に 技 術 に 関 しても 一 般 に 大 学 の 研 究 に 代 表 されるような 最 先 端 の 科 学 的 知 見 に 基 づく 技 術 から 生 産 現 場 に 従 事 する 労 働 者 の 手 先 の 器 用 さ に 代 表 されるようなタイプの 技 術 まで かな りの 幅 があるものと 理 解 される このうち 本 稿 が 想 定 する 技 術 は 主 として 前 者 のタイ プの 技 術 である - 4 -

9 Ⅱ. 理 論 モデル 本 章 では 次 章 以 降 で 行 う 日 本 の 製 造 業 に 関 する 分 析 の 理 論 的 枠 組 みを 用 意 するために Thoenig and Verdier (2003)が 構 築 した 防 衛 的 技 術 進 歩 に 関 する 動 学 的 一 般 均 衡 の 理 論 モデルを 解 説 する 以 下 では 生 産 技 術 を 模 倣 可 能 な 技 術 と 模 倣 不 可 能 な 技 術 に 分 けたとき に 途 上 国 の 出 現 で 代 表 される 経 済 のグローバル 化 が 模 倣 可 能 な 技 術 の 価 値 を 低 めること によって 先 進 国 における 企 業 の 生 産 技 術 をスキル 集 約 的 な 方 向 へ 偏 向 させ その 結 果 として 先 進 国 と 途 上 国 の 両 方 において 熟 練 / 非 熟 練 労 働 者 間 の 賃 金 格 差 が 拡 大 することが 示 される 本 章 の 内 容 は 基 本 的 に Thoenig and Verdier (2003)を 要 約 したものである. 問 題 意 識 経 済 学 において 財 や 技 術 に 体 化 された 知 識 や 情 報 は 完 全 に 占 有 することは 困 難 であり この 部 分 的 な 非 排 除 性 (parial nonexcludabiliy)の 性 質 ゆえ 技 術 のスピルオーバー 効 果 や 模 倣 の 問 題 などが 生 じると 認 識 されてきた(Arrow, 962; Grossman and Helpman, 99, p. 6) この 認 識 に 基 けば 競 争 的 な 環 境 に 置 かれている 企 業 は 自 社 技 術 に 関 する 情 報 が 競 争 相 手 に 漏 れたり 模 倣 されたりしないように 模 倣 されにくい 技 術 の 割 合 を 増 やそうとす るインセンティブを 持 つ 一 般 に コード 化 されルーチン 化 された 情 報 やノウハウは 模 倣 さ れやすいが 複 雑 でコード 化 されていない 情 報 やノウハウは 模 倣 されにくいと 考 えられる そして 模 倣 されにくい 技 術 を 創 造 する 作 業 は 熟 練 労 働 (skilled labor)を 必 要 とする そ の 理 由 は 複 雑 でコード 化 されていない 仕 事 を 処 理 するには 学 習 のための 努 力 と 認 知 (cogniive) 能 力 が 必 要 とされるからである 現 在 経 済 のグローバル 化 が 進 行 しているが この 現 象 は 国 際 的 な 技 術 競 争 を 熾 烈 にする ことにより 模 倣 やイノベーションの 競 争 を 誘 発 する 従 って 企 業 はこのグローバル 化 の 圧 力 を 受 けて 技 術 をより 模 倣 されにくいスキル 集 約 的 な 技 術 へ 変 えようとするインセンテ ィブを 持 つ これは スキル 偏 向 的 技 術 進 歩 (Skill-Biased Technological Change: SBTC) に 他 ならない このようなメカニズムは 貿 易 と 技 術 進 歩 を 非 常 に 興 味 深 い 形 で 結 びつけることになる 特 に 先 進 国 で 生 じている 熟 練 / 非 熟 練 労 働 者 間 の 賃 金 格 差 拡 大 の 原 因 に 関 する 貿 易 (あ るいはグローバル 化 )VS 技 術 進 歩 論 争 に 新 たな 光 を 当 てる 従 来 の 議 論 では この2つ の 仮 説 が 独 立 に 論 じられてきた すなわち 貿 易 (あるいはグローバル 化 ) 仮 説 は 途 上 国 との 貿 易 などが 例 えばヘクシャー=オリーン 理 論 のメカニズムを 通 じて 先 進 国 での 賃 金 - 5 -

10 格 差 拡 大 をもたらすと 論 じ これに 対 し 技 術 進 歩 (あるいは SBTC) 仮 説 は ITなどの 新 しい 技 術 進 歩 がスキル 偏 向 的 技 術 進 歩 (SBTC)として 作 用 して 先 進 国 の 賃 金 格 差 拡 大 をも たらすと 論 じ 両 者 の 間 には 何 ら 依 存 的 な 関 係 は 想 定 されていなかった しかし これから 論 じる 理 論 は グローバル 化 の 影 響 を 受 けてスキル 偏 向 的 技 術 進 歩 が 内 生 的 に 生 じるという 形 で この 両 者 を 結 びつけるものである この 技 術 進 歩 を 防 衛 的 技 術 進 歩 あるいは 防 衛 的 SBTC と 呼 ぶ 実 際 従 来 の 仮 説 は 必 ずしも 現 実 と 完 全 に 整 合 的 ではなかった しかし ここで 論 じるメ カニズムは 次 の 定 型 化 された 事 実 と 整 合 的 である () 先 進 国 の 労 働 市 場 で 生 じている 劇 的 な 変 化 は 先 進 国 と 途 上 国 間 の 南 北 貿 易 の 拡 大 だ けでは 説 明 できない(Krugman, 2000) (2) 熟 練 / 非 熟 練 労 働 者 間 の 賃 金 格 差 拡 大 は 先 進 国 のみならず 途 上 国 でも 生 じている (3) 熟 練 / 非 熟 練 労 働 者 間 の 賃 金 格 差 拡 大 は 多 くの 産 業 におけるスキル 集 約 度 の 上 昇 を 伴 っている 特 に()および(2)は 従 来 の 理 論 では 十 分 に 説 明 できなかったところである 以 下 で 検 討 するモデルにおける 理 論 面 での 特 徴 の 一 つは 動 学 的 なプロセスが 考 慮 されて いることである これにより グローバル 化 に 伴 って 企 業 の 選 択 する 技 術 のパターンが 変 化 し その 結 果 生 産 の 変 化 等 を 通 じて 熟 練 労 働 と 非 熟 練 労 働 から 成 る 労 働 市 場 の 需 給 条 件 が 変 化 するプロセスが 明 示 的 に 分 析 可 能 となる 次 にモデルを 検 討 しよう 2. 防 衛 的 SBTC のモデル 最 終 財 が[0,] 区 間 に 連 続 的 に 分 布 し 時 間 も 連 続 である Grossman and Helpman (99) のモデルを 考 える 最 終 財 の 生 産 に 用 いられる 生 産 要 素 は 熟 練 労 働 (skilled labor) 非 熟 練 労 働 (unskilled labor)と イノベーション 活 動 に 用 いられる 研 究 に 特 化 した 労 働 の 3 種 類 である A. 選 好 と 技 術 代 表 的 消 費 者 は 次 のような 通 時 的 な 分 離 可 能 な 効 用 関 数 を 持 っている + ρ 0 U = ln De d - 6 -

11 ただし D は 通 常 通 り 次 のような 連 続 的 な 最 終 財 の 分 布 を 持 つ 瞬 時 的 な 効 用 関 数 と 定 義 さ れる ln D = ln C ( ). 0 i di 各 期 の 瞬 時 的 な 支 出 をに 基 準 化 し 通 時 的 な 予 算 制 約 下 で 消 費 者 の 通 時 的 な 効 用 最 大 化 に より 利 子 率 r と 割 引 率 ρ は 等 しくなる 財 i の 瞬 時 的 な 需 要 は 価 格 を p(i) として 次 式 で 与 えられる x ( i) = / p( i). () 各 財 i は 次 のような2 種 類 の 技 術 k {, s} を 持 つ CES 型 生 産 関 数 により 生 産 される σ /( σ ) ( σ ) / σ l ( σ ) / σ Yk ( l, h) = A + h. (2) k ただし l h はそれぞれ 熟 練 労 働 者 非 熟 練 労 働 者 である 熟 練 労 働 者 と 非 熟 練 労 働 者 と の 間 の 代 替 弾 力 性 は σ ( σ > ) であり A は 各 イノベーションの 後 に 増 大 する 生 産 性 パラメ ターの 時 点 における 値 である 4 2つの 技 術 はスキル 集 約 度 が 異 なり それは k {, s} s > で 表 される w q をそれぞれ 非 熟 練 熟 練 労 働 者 の 賃 金 とすると 技 術 k {, s} 対 応 する 単 位 コスト 関 数 は に C ( w, q) Ck ( w, q) A k = となる ただし 4 マクロの 代 替 弾 力 性 の 推 計 値 にはかなりの 幅 がある これまでのコンセンサスはσ がより 大 きいという ものである(Freeman, 986) - 7 -

12 σ σ /( σ ) [( wk ) + ]. C k ( w, q) = q (3) ここで C s ( w, q) > C( w, q) すなわち タイプ s の 技 術 ( k = s) はタイプの 技 術 ( k = ) よ りも 常 にコストがかかることに 留 意 が 必 要 である 企 業 はグローバル 化 の 影 響 を 受 けて こ のコストの 高 い 技 術 を 敢 えて 選 択 することになるのだが この 点 は 後 述 する 技 術 k の 下 で の 最 適 な 熟 練 / 非 熟 練 雇 用 比 率 は 次 のとおり h l ( k) = q w σ k σ for k {, s}. (4) よって 相 対 的 スキル 集 約 度 は k の 増 加 関 数 となるので タイプ s の 技 術 はタイプの 技 術 に 比 べてよりスキル 集 約 的 となる いま α をタイプの 技 術 で 生 産 される 財 の 割 合 とする と α は 時 点 での 経 済 の 技 術 構 造 を 表 している 以 下 では 技 術 の 選 択 によってどのよう にα が 内 生 的 に 変 動 し その 経 済 的 帰 結 がどうなるかを 見 る B. 技 術 進 歩 研 究 開 発 部 門 (R&D セクター)はイノベーション 活 動 に 従 事 し そこで 得 られた 独 占 的 パテントを 最 終 財 を 生 産 する 部 門 ( 企 業 )に 移 転 ( 売 却 )する 当 面 知 的 財 産 権 は 完 全 に 行 使 され 模 倣 が 不 可 能 であるとする 各 イノベーションは 生 産 性 パラメターを A から δ δ < A 次 の2つの 特 徴 を 持 つ に 変 えることによって 生 産 コストを 低 下 させる ここでのモデルの 設 定 は 第 に 上 で 議 論 したように 情 報 のスピルオーバーや 知 識 の 外 部 性 は 現 存 する 技 術 にお けるスキル 集 約 度 に 依 存 する 単 純 な 非 熟 練 労 働 集 約 的 な 技 術 は 複 雑 な 熟 練 労 働 集 約 的 な 技 術 に 比 べてコピーが 容 易 である ここで タイプの 技 術 ( k = の 技 術 )は 直 ちにスピ ルオーバーするが タイプ s の 技 術 ( k = s の 技 術 )はスピルオーバーしない と 仮 定 する さらに 現 在 世 代 の 技 術 に 関 する 情 報 が 経 済 全 体 に 普 及 した 後 に 初 めて 次 世 代 の 技 術 が 競 争 相 手 によって 開 発 されると 仮 定 する これらの 単 純 な 設 定 は タイプの 技 術 は 競 争 相 手 によって 追 い 越 される(leapfrog される)が タイプ s の 技 術 は 追 い 越 され(leapfrog され) ないことを 意 味 する 第 2の 特 徴 は 内 生 的 な 技 術 バイアスの 可 能 性 を 許 容 することである 具 体 的 には 一 度 イノベーションが 達 成 されると(それが 必 ずタイプの 技 術 であることは 後 述 する) パテン - 8 -

13 トを 取 得 した 企 業 は 新 しい 技 術 を 内 製 し 独 自 の 複 雑 さを 加 え その 結 果 スキル 集 約 度 を k = から k = s > へ 上 昇 させることができる 技 術 進 歩 はタイプの 古 い 技 術 をより 効 率 的 なタイプの 技 術 進 歩 が 置 き 換 えるとき 中 立 的 である 一 方 タイプの 技 術 をより 効 率 的 でスキル 集 約 的 なタイプ s の 技 術 が 置 き 換 え るとき 技 術 進 歩 は 偏 向 的 となる このとき (4) 式 からわかるとおり イノベーション 後 の スキル 集 約 度 はイノベーション 以 前 よりも 高 くなる そして 上 述 のとおり タイプ s の 技 術 はタイプの 技 術 よりも 常 にコストが 高 い この 点 は 次 のように 確 認 できる 所 与 のコスト 低 下 率 δ に 対 して 中 立 的 技 術 進 歩 の 下 では 生 産 コストは C δc ) / = δ ( C 下 する 一 方 タイプからタイプ s への 偏 向 的 技 術 進 歩 の 下 では コスト 低 下 率 は だけ 低 ( C δc s ) / C σ w s = δ w σ σ + q + q σ σ /( σ ) < δ となる つまり 中 立 的 技 術 進 歩 は 偏 向 的 技 術 進 歩 よりも 常 に 効 率 的 である 5 C. 偏 向 的 か 中 立 的 か? いま タイプの 技 術 で 生 産 している 企 業 が 存 在 するセクターを 考 える 最 新 のイノベー ションのパテントを 取 得 した 新 たな 独 占 企 業 は 財 i に 関 わる 生 産 技 術 を 選 択 する そして 同 じセクター 内 の 最 も 近 い 競 争 相 手 の 単 位 コストに 合 わせるという limi pricing で 価 格 を 設 定 する よって 企 業 の 瞬 時 的 な 利 益 は 新 たな 独 占 者 が 利 用 する 技 術 のタイプ ( k =, s) とそ の 最 も 近 い 競 争 相 手 に 依 存 する 2つのケースが 考 えられる [ケース: 中 立 的 技 術 進 歩 ] 第 のケースは 2つの 企 業 が 同 じタイプの 技 術 を 使 う 場 合 である Limi pricing の 下 で 売 上 高 を に 基 準 化 したキャッシュフローは π = δ で 与 えられる タイプの 技 術 情 報 は 瞬 間 的 に 拡 散 するが 知 的 財 産 権 は 完 全 に 守 られ 模 倣 は されないと 仮 定 する よって 現 在 の 企 業 の 独 占 レントは さらなるイノベーションによって のみ 破 壊 される 期 にイノベーションが 起 きる 確 率 をθ とすると ライバル 企 業 に 追 い 越 5 ただしこのことは 現 実 において SBTC が 中 立 的 な 技 術 進 歩 よりも 効 率 的 になりうることを 否 定 するもの ではない - 9 -

14 される(leapfrog される)ことによって 企 業 価 値 が 減 価 する 率 はθ によって 捉 えられると 考 えられ タイプの 技 術 を 持 つ 新 たな 独 占 者 の 企 業 価 値 V は 通 時 的 最 適 化 により 次 の 式 を 満 たす rv = V & + ( δ ) θ V. [ケース2: 偏 向 的 技 術 進 歩 ] 第 2のケースは 最 も 近 い 競 争 相 手 がタイプの 技 術 を 使 う 一 方 で 新 たな 独 占 者 はタイプ s の 技 術 に 技 術 を 偏 向 させる 場 合 である 瞬 時 的 なキャッシ ュフローは π = δ ( C ( w, q ) / C ( w, q )) で 与 えられる タイプ s の 技 術 の 下 では 情 報 s のスピルオーバーが 生 じない(よって leapfrog が 起 こらない)ことを 所 与 として 企 業 価 値 s V は 次 式 を 満 たす rv s V& C + δ C ( w, q ). ( w, q ) = s s V < V のとき 企 業 は 防 衛 的 なスキル 偏 向 的 イノベーションを 選 択 しない このとき 全 て s s の 財 はタイプの 技 術 によって 生 産 されα は 不 変 である V V のとき 企 業 は 技 術 を 変 えるべく タイプ s の 技 術 を 用 いて 生 産 する この 結 果 財 がより 洗 練 されたタイプ s の 技 術 で 生 産 されるに 従 って α は 減 少 していく 他 のシュンペータリアンモデルと 同 様 に 最 終 財 部 門 の 企 業 が 研 究 開 発 部 門 に 支 払 う( 移 転 ) 価 格 はイノベーションから 得 られる 期 待 割 引 独 占 レントを 反 映 すると 仮 定 する イノベ ーションはポアソン 過 程 に 従 い 研 究 開 発 活 動 には 部 門 固 有 の 生 産 要 素 H を 使 用 すると 仮 定 する 研 究 開 発 部 門 は 特 定 の 財 にターゲットをしぼる そしてその 財 における 瞬 時 的 なイ ノベーションの 確 率 をθ とし 研 究 費 用 を cθ ( c > 0) とする イノベーションが 成 功 するためには 先 端 的 な 技 術 (leading echnology)から 情 報 のスピ ルオーバーが 必 要 であると 仮 定 する タイプの 技 術 のみがこれらのスピルオーバーを 生 じ させることを 前 提 とすると 研 究 開 発 部 門 はタイプの 技 術 を 使 っているセクターをターゲ ットとするだろう θ がこれら 全 てのセクターで 同 じであり R&Dセクターには 参 入 が 自 由 であるとすると このことにより 次 が 保 証 される R - 0 -

15 Max θ { { s θmax V, V } w cθ } = 0. R ただし w は 研 究 者 の 賃 金 である R&Dの 資 源 制 約 は 次 式 で 与 えられる R α c θ = H R. (5) 以 上 より α のダイナミクスは 次 のとおり & α = vθ α. (6) ただし v = 0 when v = when [ 0,] v when V > V s V < V V = V s s s これらは 防 衛 的 SBTC がV V のときに 起 きることを 反 映 している D. 労 働 市 場 と 均 衡 賃 金 プレミアム L H をそれぞれ w q を 賃 金 とする 非 熟 練 熟 練 労 働 の 賦 存 量 であるとする 非 熟 練 熟 練 労 働 者 に 対 する 集 計 された 需 要 は D L ( w, q, α ) ( w, q, α) で 示 され 時 点 での 労 働 市 場 均 衡 の 条 件 は 労 働 需 要 と 賦 存 量 との 等 号 で 与 えられる 均 衡 賃 金 プレミアム z = q / w は 次 のような 熟 練 / 非 熟 練 の 相 対 需 要 と 相 対 賦 存 量 との 等 号 から 求 められる 6 D H D D H L H ( z, α ) =. (7) L ただし D H / DL は z とα の 減 少 関 数 である この 関 係 から 賃 金 プレミアム z はα (= 技 術 の 財 のシェア)の 減 少 関 数 となり z(α ) と 表 される また 次 も 成 り 立 つ 6 本 章 末 の Appendix 参 照 - -

16 C s ( w, q) C ( w, q) σ s + z( α) = + z( α) σ σ /( σ ) = Ψ( α). これはα の 減 少 関 数 である 直 感 的 に 非 熟 練 労 働 集 約 的 な 技 術 を 用 いて 生 産 される 財 の 割 合 であるα が 大 きいほど 熟 練 労 働 に 対 する 相 対 需 要 が 経 済 全 体 で 減 少 し その 結 果 均 衡 賃 金 プレミアム z(α ) は 低 下 することがわかる E. 定 常 均 衡 この 経 済 の 定 常 状 態 の 分 析 は 極 めて 簡 明 である 定 常 状 態 においては α θ w q V V s は 一 定 であり 簡 単 な 計 算 から = ( δ ) /( r +θ ) V V s [ δψ( α) ]/ r なる 定 常 状 態 ではα は 一 定 であるので スキルバイアスは 生 じず V s この バイアスなし の 条 件 は 次 式 で 与 えられる = と V が 成 立 する δ δψ( α) (8) + θ / r 定 常 均 衡 の 構 造 は 図 2のように ( θ, α) 平 面 に 簡 明 に 描 くことができる この 図 において (8) 式 の バイアスなし の 条 件 の 等 号 の 部 分 は 定 常 状 態 におけるα とθ の 逆 相 関 の 関 係 ΓΓ 曲 線 として 示 される 7 ΓΓ 曲 線 の 下 の 領 域 は スキルバイアスが 生 じない ( θ, α) の 組 み 合 わせの 領 域 を 示 している 研 究 資 源 制 約 (5) 式 は 負 の 傾 きを 持 った 線 分 STR で 示 される 定 常 均 衡 ( θ *, α * ) は バイアスなしの 曲 線 ΓΓ の 下 方 で 且 つ STR 上 の 点 となる (7) 式 より 均 * * 衡 賃 金 プレミアム z = z( α ) が 得 られる 7 直 感 的 に 創 造 的 破 壊 率 であるθ が 上 昇 すると 技 術 を 高 度 化 させよりスキル 集 約 的 にしようとするイン センティブが 向 上 する これが 起 こらないようにするためには SBTC の 相 対 コストが 上 昇 しなければなら ない これは 均 衡 賃 金 プレミアム z(α ) の 上 昇 と 同 じことであり それはα の 低 下 によって 達 成 される(よ って 右 下 がりの 関 係 ) - 2 -

17 図 2 技 術 とイノベーションの 定 常 均 衡 α Γ l STR α * S α Γ STR 0 θ 0 θ * θ 様 々な 状 況 がアプリオリに 起 こり 得 るが 8 ここでは 最 も 面 白 いケース 即 ちα = では 定 常 均 衡 とならず(つまりα = のときに 企 業 は 防 衛 的 な SBTC を 行 い α が 低 下 するとい うこと) α > 0 となる 内 点 での 定 常 均 衡 が 存 在 するケースに 分 析 対 象 を 限 定 する ΓΓ 曲 線 より 下 側 にあって STR 上 にある 点 は 全 て 経 済 がそこから 出 発 すればずっとそこにとどま るという 意 味 において 定 常 状 態 である これに 対 し STR 上 にあっても ΓΓ 曲 線 より 上 側 に ある 点 は 定 常 状 態 にはなり 得 ない( 何 故 ならば バイアスなし の 条 件 が 満 たされず SBTC が 生 じるからである) 以 上 より 比 較 静 学 防 衛 的 SBTC の 影 響 そして 賃 金 不 平 等 のダイナミクスを 分 析 する 準 備 が 整 った 8 α [0,] に 対 して ΓΓ が 常 に STR より 上 にあるケースは 初 期 の 点 がバイアスなしの 条 件 を 満 たしてお り 防 衛 的 な SBTC が 生 じないために 面 白 くない 一 方 ΓΓ 曲 線 が 常 に STR の 下 方 に 位 置 するならば 全 てのα > 0 となる 点 は 定 常 状 態 にはなり 得 ず 長 期 的 に 技 術 は 全 て SBTC となる - 3 -

18 3. 南 北 地 域 の 統 合 9 貿 易 と 賃 金 に 関 する 議 論 の 多 くは 先 進 国 と 途 上 国 との 貿 易 すなわち 南 北 貿 易 の 文 脈 で 語 られてきた ここでの 分 析 フレームワークは 容 易 にこの 方 向 に 拡 張 することが 可 能 であり 南 北 経 済 の 統 合 が 防 衛 的 な SBTC をもたらすことを 示 すことができる 以 下 では 北 の 地 域 (he Norh)と 南 における n 個 の 同 質 的 な 国 々(he Souh)の 統 合 を 考 える 要 素 賦 存 に c ついては 次 の 仮 定 を 設 ける 研 究 開 発 活 動 は 北 でのみ 行 われる(つまり 南 には 研 究 活 動 に 必 要 な 資 源 H R は 存 在 しない)と 仮 定 する また 北 では 南 よりも 熟 練 労 働 が 相 対 的 に 多 く 存 在 する つまり L N H N n S S n をそれぞれ 南 と 北 の 非 熟 練 労 働 熟 練 労 働 とし H / c L c H N N S S N N S S / L > H L を 仮 定 する 賃 金 ( w, q, w, q ) は 国 内 の 労 働 市 場 の 均 衡 によって 決 まるとする α はこれまでと 同 じように 世 界 経 済 に 占 めるタイプの 技 術 で 生 産 される 財 の 割 合 である 南 北 の 統 合 は 次 の2つの 特 殊 な 状 況 を 生 み 出 す 第 に 一 般 に 南 北 の 国 が 知 的 財 産 権 の 保 護 に 関 して 同 様 の 法 的 枠 組 みを 持 つとは 見 込 めない ここでは 知 的 財 産 権 が 北 では 完 全 に 保 護 されるが 南 の 保 護 は 弱 く 十 分 でないと 仮 定 する 具 体 的 には 南 における 各 国 の 各 パテントに 対 して 知 的 財 産 権 が 正 しく 行 使 される 確 率 はτ < であると 仮 定 する 企 業 は 情 報 が 直 ちにスピルオーバーするタイプの 財 については 自 由 に 模 倣 できる しかし その 財 を 模 倣 して 生 産 するためには 企 業 は 知 的 財 産 権 の 尊 重 されない 南 のどこかの 国 で 生 c 産 しなければならない そのような 国 は τ n の 確 率 で 存 在 する よってある 財 が 模 倣 さ れてしまう 確 率 は n c すなわち 南 の 国 の 数 とともに 増 加 する タイプの 全 ての 財 が 模 倣 の nc n 危 険 に 晒 されていると 仮 定 すると これらの 財 のうち ( τ ) の 割 合 の 財 は 模 倣 され τ c の 割 合 の 財 は それらが 北 のより 優 れた 技 術 によって 追 い 越 される(leapfrog される)まで 独 占 レントを 維 持 することになる 第 2に 要 素 賦 存 の 大 きな 差 は2つの 地 域 における 異 なった 要 素 価 格 のパターンを 引 き 起 こす ヘクシャー=オリーン モデルの 設 定 では 標 準 的 なことであるが 企 業 は 単 位 コスト の 最 小 化 を 目 指 して 生 産 地 を 自 由 に 選 べるものとする 具 体 的 には 北 においてパテントを 保 有 している 新 たな 独 占 企 業 の 観 点 から 見 ると 瞬 時 的 な 利 益 は 採 用 される 技 術 k と 生 産 地 ( 北 か 南 か)に 依 存 する 以 下 では 時 点 における 最 小 の 生 産 コストを 次 のように 書 くの が 有 益 である 9 Thoenig and Verdier (2003)の 原 論 文 では 北 北 地 域 の 統 合 も 分 析 されているが ここでは 省 略 されてい る - 4 -

19 ˆ N N S S C = Min{ C ( w, q ), C ( w, q )}, k {, s}. k k k 生 産 の 特 化 については 次 の3つのレジームが 考 えられる レジームA:タイプの 財 について 北 では 不 完 全 特 化 南 では 完 全 特 化 レジームB: 北 ではタイプ s の 南 ではタイプの 完 全 特 化 レジームC:タイプ s の 財 について 北 では 完 全 特 化 南 では 不 完 全 特 化 レジームAとレジームCは 対 称 的 である 0 労 働 市 場 がクリアする 条 件 から 定 常 状 態 のレジームのパターンがα の 値 のみに 依 存 することを 示 すことができる 実 際 レジー ムAは α > ˆ α のときのみ レジームBはα = ˆ α のときのみ 生 じるという 閾 値 αˆ が 存 在 する また タイプ s の 技 術 はタイプよりもスキル 集 約 的 であるので α の 低 下 に 伴 って 両 地 域 において 賃 金 プレミアムは 上 昇 する 2 さて 2つの 技 術 の 下 における 企 業 の 価 値 の 関 数 を 考 えよう Limi pricing の 下 各 時 π = δ 点 において 独 占 者 のキャッシュフローは タイプについて タイプ s につい s て π = ( δcˆ / Cˆ ) と 書 ける また 南 における 模 倣 された 財 についての 複 占 ベルトラン s 競 争 により 価 格 は 単 位 生 産 コストまで 下 がりその 結 果 利 益 はゼロになる 模 倣 されなかったタイプの 技 術 の 事 後 的 な 価 値 ni V は 次 式 で 与 えられる rv = V & + ( δ ) θv ni ni ni. 南 における 知 的 財 産 権 の 保 護 が 完 全 でないことを 所 与 とすると タイプの 技 術 の 事 前 的 な 価 値 V は 次 のとおり V = τ V nc ni. s 上 のケース2と 同 じように 偏 向 した 技 術 の 価 値 V は 次 のとおり 0 ˆ N N S S ˆ N N S S regimea : C = C( w, q ) = C( w, q ) andcs = Cs ( w, q ) < Cs ( w, q ) ˆ N N S S ˆ N N S S regimeb : C = C( w, q ) > C( w, q ) andcs = Cs ( w, q ) < Cs ( w, q ) ˆ N N S S ˆ N N S S regimec C = C ( w, q ) > C ( w, q ) andc = C ( w, q ) = C ( w, q ) : 章 末 Appendix の Lemma 2 参 照 2 章 末 Appendix の Lemma,3 を 参 照 s s s - 5 -

20 rv s & Cˆ. ˆ + s δ C = s V 研 究 開 発 部 門 の 資 源 制 約 (5) 式 は 引 き 続 き 成 立 し (6) 式 がタイプの 技 術 のダイナミクスを 描 写 する s Cˆ 以 上 より 定 常 状 態 において V = τ n c s ( δ ) /( r + θ ) V = δ ( ) / r Cˆ α となる 結 果 的 に バイアスなし の 条 件 (8) 式 は 次 のようになる ˆ s C n ( δ ) c δ ( α) τ. (9) Cˆ + θ / r Cˆ s ただし ( α) はα の 連 続 的 な 減 少 関 数 である Cˆ 3 世 界 経 済 の 定 常 状 態 の 構 造 は (5) (9) 式 によって 図 3のように 描 写 でき 次 のような 特 徴 を 持 つ 両 地 域 の 要 素 賦 存 が 異 なるため 特 化 のパターンは 地 域 によって 異 なる α ˆ α = の 直 線 より 上 では レジームAが 支 配 し 下 ではレジームCが 支 配 する 図 3は 研 究 開 発 資 源 の 制 約 である STR に 沿 って α の 値 に 依 存 して 両 方 のタイプのレジーム(AおよびC)が 定 常 状 態 になり 得 ることを 示 している 図 3では 定 常 状 態 がレジームAにあることが 想 定 されている 3 章 末 Appendix の Lemma 4 参 照 - 6 -

21 図 3 定 常 均 衡 と 特 化 パターン α Γ l STR α * ˆ α α regime A regime C S Γ STR 0 θ * θ 図 4 南 - 北 貿 易 統 合 と 誘 発 される SBTC α Γ l Γ STR α * ˆ α ˆ α 0 θ * S (in regime A) S (in regime C) Γ Γ STR θ - 7 -

22 南 北 統 合 の 影 響 は 次 のように n c についての 簡 単 な 比 較 静 学 によって 分 析 できる 図 4に おいて レジームA(タイプの 財 について 北 では 不 完 全 特 化 南 では 完 全 特 化 )にある 定 常 状 態 S = ( θ *, α * ) からスタートしよう いま n c が 増 加 したとする 上 で 議 論 したとおり nc これは 模 倣 される 率 ( τ ) を 高 める 実 際 法 的 制 度 の 弱 い 南 の 国 がより 多 く 世 界 経 済 の 中 に 組 み 込 まれてくると 知 的 財 産 権 の 有 効 な 保 護 は 困 難 となり 模 倣 はより 容 易 となる 図 においては n c の 増 加 に 伴 って バイアスなし 曲 線 は ΓΓ から Γ Γ に 下 方 シフトす る n c の 増 加 が 十 分 大 きければ 新 たな 定 常 状 態 S へ 到 達 するためには α が 低 下 しなけ ればならない これは 防 衛 的 な SBTC が 遷 移 経 路 に 沿 って 起 きることを 意 味 する また 簡 単 な 計 算 によって n c の 増 加 に 伴 って 特 化 の 境 界 線 αˆ が 上 方 シフトすることがわか る 4 図 4において 最 初 の 定 常 状 態 はαˆ より 上 側 にあったが(すなわちレジームA) n c の 増 加 が 十 分 大 きかったために 新 たな 定 常 状 態 S はα ˆ の 下 側 にきている(すなわちレジ ームC) 防 衛 的 な SBTC が 生 じる 過 程 で レジームはAからCへ 変 化 している 2つの 地 域 における 賃 金 不 平 等 への 影 響 は 次 のように 容 易 に 確 認 できる まず ある 地 域 がつのタイプの 財 に 完 全 に 特 化 している 限 り その 賃 金 プレミアムは 相 対 的 な 要 素 賦 存 H / L によって 決 まり 従 って 不 変 である 一 方 地 域 が 不 完 全 に 特 化 している 場 合 は α の 低 下 は 国 内 における 熟 練 / 非 熟 練 の 相 対 需 要 が 上 方 シフトすることを 意 味 し それは 均 衡 賃 金 プレミアムの 上 昇 につながる その 結 果 遷 移 の 過 程 でレジームAにおいては 北 におけ N N N S S S る 賃 金 プレミアム z = q / w は 上 昇 し 南 のプレミアム z = q / w は 一 定 である SBTC の 発 生 とともにα は 低 下 するが その 程 度 が 大 きければ 新 たな 閾 値 α ˆ を 超 えてし まう そして 世 界 経 済 はレジームCに 突 入 する そして 南 では 賃 金 格 差 が 拡 大 を 開 始 し 北 では 賃 金 格 差 は 一 定 である このとき 南 においてもスキル 集 約 度 は 上 昇 している 以 上 の 結 果 最 終 的 には 新 たな 定 常 状 態 S において 賃 金 プレミアムの 定 常 値 は2つの 地 域 で 以 前 よりも 上 昇 している すなわち 賃 金 格 差 は 最 初 は 北 で 拡 大 し 続 いて 南 で 拡 大 し こ れらの 結 果 両 地 域 で 拡 大 するのである 従 来 の 研 究 との 関 連 について 触 れると 例 えばある 有 力 な 議 論 によれば 南 北 貿 易 は 両 地 域 の 貿 易 量 が 要 素 価 格 の 変 化 を 説 明 するほど 十 分 大 きくないため 北 における 賃 金 格 差 拡 大 の 主 要 な 要 因 ではないとされる(Krugman,2000) しかし ここで 示 したモデルにおいて 4 章 末 Appendix の Lemma 2 参 照 α が 大 きくなると 南 だけでは 財 の 生 産 が 不 足 し 北 も 財 の 生 産 に 従 事 しなければならなくなる 北 が 財 の 生 産 を 開 始 する 臨 界 点 がαˆ である n c が 増 加 すると 従 来 より 多 くの 南 の 国 が 財 を 生 産 するので 北 の 国 が 財 の 生 産 を 開 始 するまでには 少 し 余 裕 が 生 まれ αˆ は 上 昇 するのである - 8 -

23 は 両 地 域 における 賃 金 プレミアムの 上 昇 をもたらすのは 貿 易 量 や 財 価 格 の 変 化 ではなく 企 業 間 における 情 報 の 移 転 の 程 度 や 模 倣 や 技 術 競 争 の 激 しさである 5 このことは 貿 易 によって 誘 発 される 技 術 バイアス が 通 常 の 南 北 貿 易 の 浸 透 で 想 定 される 効 果 よりも 大 き な 効 果 を 賃 金 格 差 に 対 して 持 ち 得 ることを 示 唆 している 4. 結 論 ここでは グローバル 化 による 貿 易 の 統 合 や 拡 大 が 企 業 の 技 術 パターンに 影 響 を 与 える ことによって 北 と 南 の 両 地 域 における 賃 金 格 差 拡 大 をもたらすことを 動 学 的 一 般 均 衡 モデ ルを 用 いて 考 察 した モデルでは 技 術 進 歩 が 内 生 的 に 生 じ そして 技 術 進 歩 バイアスが 企 業 の 最 適 な 反 応 として 起 きることが 示 された また 北 と 南 における 賃 金 格 差 の 拡 大 をもたら すのは 貿 易 量 や 財 価 格 の 変 化 ではなく 企 業 間 における 情 報 の 移 転 の 程 度 や 模 倣 や 技 術 競 争 の 激 しさであることも 示 された 5 S S いま H / L を 一 定 に 保 ったまま 南 の 各 国 の 大 きさが 非 常 に 小 さくなると 想 像 しよう すると 極 限 にお いて 世 界 経 済 はほとんど 北 側 だけの 世 界 となり 南 北 貿 易 の 量 は 極 めて 小 さくなる しかし (9) 式 からわか n るとおり この 状 況 においても 南 国 の 数 n の 増 加 は c c τ を 通 じて(9) 式 に 依 然 として 影 響 を 与 えることが できる よって 南 国 の 数 の 微 小 な 変 化 であっても 模 倣 の 脅 威 を 増 加 させることによって SBTC を 誘 発 し 少 なくとも 北 における 要 素 価 格 を 変 化 させる 可 能 性 を 持 っているのである - 9 -

24 理 論 モデルの Appendix: 労 働 市 場 の 均 衡 ここでは Thoenig and Verdier (2003)の Appendix を 要 約 して 提 示 する 内 容 は 本 文 (7) 式 で 表 された 労 働 市 場 の 均 衡 条 件 等 についての 解 説 である [ベンチマーク ケース: 北 北 貿 易 ] 生 産 技 術 は(2) 式 の 生 産 関 数 とC の 単 位 費 用 関 数 で 与 えられる それぞれの 技 術 k に 対 し k σ て 熟 練 労 働 と 非 熟 練 労 働 の 需 要 関 数 は d kh ( w, q) q [ Ck ( w, q) ] x( i) σ σ σ d ( w, q) = k A w [ C ( w, q) ] x( i) である ただし (i) w, kl k = x は 財 i に 対 する 需 要 ( q) は 非 熟 練 と 熟 練 労 働 の 賃 金 A は 技 術 パラメターである () 式 より p(i) を 独 占 価 格 とし て x ( i) = / p( i) となる Limi pricing の 下 では p(i) は 最 も 近 い 競 争 相 手 の 単 位 生 産 コストに 等 しくなる 以 上 より 次 が 成 り 立 つ σ () タイプの 財 について: 企 業 の 労 働 需 要 は 次 のとおり σ H = σ (A) d m δq [ C ( w, q) ]. σ L = σ (Aʹ) d m δw [ C ( w, q) ]. (2)タイプ s の 財 について: 以 前 の 競 争 相 手 が 技 術 を 使 用 しているのに 対 し 企 業 がタ イプ s の 技 術 を 用 いているとき 最 も 近 いライバル 企 業 の 単 位 生 産 コストはC( w, q) / δ とな る よって 企 業 の 要 素 需 要 は 次 のとおり (A2) d sm H = δq σ [ C ( w, q) ] s C ( w, q ) σ. (A2ʹ) d sm L = δs σ w σ [ C ( w, q) ] s C ( w, q) σ. よって 国 レベルの 熟 練 労 働 に 対 する 相 対 需 要 は 全 ての 産 業 について (A) (Aʹ) (A2) (A2ʹ)を 集 計 したものである α の 割 合 で 技 術 が ( α) の 割 合 で 技 術 s が 使 用 されるこ とと (3) 式 (A)-(A2ʹ) 式 より 次 を 得 る

25 (A3) D D H L σ /( σ ) σ σ s + z α + ( α) m sm σ αd + ( α) σ ( α, ) + z H d H z = = z. m sm /( ) ( ) σ σ σ σ αd α L + d L σ s + z α + ( α) s σ + z DH ただし z q / w である この 最 後 の 式 より 労 働 市 場 の 均 衡 条 件 (7) 式 を 得 / α < 0 DL D D H L / z < 0 である [ 模 倣 のケース: 南 北 貿 易 ] 労 働 需 要 は 次 の2 点 を 除 いて 上 と 同 じである 第 に 特 化 のレジームの 存 在 によって 賃 金 や 単 位 生 産 コストが 南 と 北 で 異 なる よって(A)-(A2ʹ)で 示 される 需 要 は 同 じ 形 をして いるが いまや 企 業 は 比 較 優 位 構 造 に 応 じて 生 産 地 点 を 北 と 南 から 選 ぶことができるので 単 位 生 産 コスト ^ N N S S C は k Min{ C ( w, q ), C ( w, q )} k 的 財 産 権 の 保 護 が 不 完 全 であるので C で 置 き 換 えられる 第 2に 知 k c β ( τ n ) α k = で 示 される 割 合 で タイプ の 財 が 模 倣 される 模 倣 される 財 については ベルトラン 複 占 のレジーム 下 で 独 占 価 格 p(i) は 単 位 生 産 コストに 等 しくなる よって 模 倣 される 財 についての 労 働 需 要 は 次 で 与 えられる d m (A4) d H = δ d. d m (A4ʹ) d L = δ d. H L 以 下 では 定 常 均 衡 を 検 討 する 簡 単 化 のため レジームAをタイプ 財 における 北 の 不 完 全 特 化 均 衡 レジームBを 完 全 特 化 均 衡 レジームCをタイプ s 財 における 南 の 不 完 全 特 化 均 衡 と 呼 ぶ <レジームAの 特 徴 > このレジームではタイプ 財 の 生 産 コストは 北 と 南 で 等 しくなるので 次 が 成 り 立 つ N N σ /( σ ) S S σ /( σ ) (A5) w [ + ( z ) ] = w [ + ( z ) ]

26 i i i ただし z q / w はi 国 における 賃 金 プレミアムである タイプ の 財 について: 南 におい ては β の 量 が 模 倣 され そして 生 産 される 一 方 模 倣 されない 部 分 としては ς [0,] として ς ( α β ) の 量 が 北 で ( ς )( α β ) の 量 が 南 において 独 占 レジーム 下 で 生 産 され る ここでς は 模 倣 されない 財 の 量 のうち 北 で 生 産 される 割 合 である さらに 北 では タイプ s の 財 が ( α) だけ 生 産 される 企 業 レベルの 労 働 需 要 (A)- (A2ʹ) (A4)- (A4ʹ)を 集 計 することによって 以 下 の4つの 労 働 市 場 均 衡 条 件 が 得 られる (A6) H L N N n ( c N σ σ /( σ ) σ N σ σ /( σ ) N σ αςτ [ + ( z ) ] + ( α)[ s + ( z ) ] z ). nc N σ σ /( σ ) σ σ σ σ /( σ αςτ [ + ( z ) ] + ( α) s [ s + ( z ) ] ) = N 北 における 財 と 財 s の 生 産 に 関 わる 相 対 労 働 需 給 均 衡 (A7) H S / L S S = ( z ) σ 南 における 財 の 生 産 に 関 わる 相 対 労 働 需 給 均 衡 (A8) δ [ + ( z ) + ( α) δs ] [ s w σ + ( z [ + ( z N σ σ /( σ ) N = n σ αςτ N N σ S S σ /( σ ) L c w ) ) ] ]. 北 における 財 と 財 s の 生 産 に 関 わる L の 労 働 需 給 均 衡 c nc L = [ ( )] S S σ w [ + ( z ) ] S n (A9) α{ τ δ ς }. 南 における 財 の 生 産 に 関 わる L の 労 働 需 給 均 衡 α を 所 与 として 均 衡 は(A5) (A6) (A7) (A8) (A9) の 式 と 5つの 内 生 変 数 S S N N ( w, z, w, z, ς ) によって 与 えられる α に 関 して 全 微 分 し 以 下 の 結 果 を 示 すことがで きる N S dς dz dz LEMMA :レジームAにおいて > 0, < 0, = 0. dα dα dα <レジームBの 特 徴 > 完 全 特 化 のレジームは タイプ の 財 の 単 位 生 産 コストがもはや 南 北 で 等 しくないという

27 点 を 除 いて 上 のレジームと 同 じである この 結 果 模 倣 されないタイプ の 財 の 量 のうち 北 で 生 産 されるものの 割 合 ς はゼロとなる よってレジームBの 均 衡 を 特 徴 づける 方 程 式 群 は 上 の(A6)-(A9)のシステムにおいて 0 = ς と 置 き (A5)の 統 合 を 厳 密 な 不 等 号 にする ことによって 得 られる 均 衡 においては 次 の4つの 方 程 式 から4つの 内 生 変 数 ),,, ( N N S S z w z w が 得 られる (A0). ) ( / σ σ = N N N z s L H 北 における s 財 の 生 産 に 関 わる 相 対 労 働 需 給 均 衡 (A). ) ( / σ = S S S z L H 南 における 財 の 生 産 に 関 わる 相 対 労 働 需 給 均 衡 (A2). ] ) ( [ ] ) ( [ ) ( ) /( ) /( σ σ σ σ σ σ σ δ α + + = S S N N z w z s s L 北 における 財 s の 生 産 に 関 わる L の 労 働 需 給 均 衡 (A3) { }. ] ) ( [ ] [ α δ τ α + = S S n S c z w L n c 南 における 財 の 生 産 に 関 わる L の 労 働 需 給 均 衡 (A3)を(A2)で 除 し (A0)-(A)を 用 いて 次 式 を 得 る (A4) { }. ) ( ) /( / ) ( / ) ( / ) ( σ σ σ σ σ σ σ σ δ δ τ α α + + = N N S S n N S c L H s L H s L L n c (A4) 式 においてはα が 唯 一 の 内 生 変 数 である この 式 はレジームBにおいて 常 に 成 立 して いなければならないので (A4) 式 がレジームBと 整 合 的 なαˆ を 規 定 しているといえる さ らに (A4)をα と c n で 微 分 することにより αˆ が c n の 増 加 関 数 であることを 示 すことがで きる そして Lemma よりς がα の 増 加 関 数 であることは 知 っている α α ˆ = に 対 して

28 ς = 0 であるので レジームAはα > ˆ α のときのみ 生 じることがわかる レジームCの 分 析 は ς がタイプ s の 財 が 南 で 生 産 される 割 合 を 示 すことを 除 いて レジ ームAと 対 称 的 である まとめると 次 を 得 る LEMMA 2: レジームBは るものであり ˆ / n > 0 c α ˆ α = に 対 してのみ 生 じる ただし αˆ は(A4) 式 で 規 定 され α である α > ˆ α のとき 経 済 はレジームAにあり 対 称 的 にα < ˆ α のとき 経 済 はレジームCにある S S dz dz LEMMA 3: レジームCにおいて < 0, = 0 が 成 り 立 つ d α dα Cˆ Cˆ 最 後 に(9) 式 ( 南 北 統 合 における バイアスなし の 条 件 )を 考 える レジームAにおいて s + ( z + S σ N σ ( α) = N σ ( z ) ) /( σ ) Cˆ α の 減 少 関 数 である レジームCにおいて Cˆ Cˆ S である Lemma により レジームAにおいて ( α) は ˆ C s + ( z + S σ S σ ( α) = S σ ( z ) ) /( σ ) である Lemma Cˆ S 3より レジームCにおいて ( α) はα の 減 少 関 数 である 上 述 のとおり レジームB ˆ C Cˆ S は レジームAとレジームCの 間 の 極 限 のケースである よって ( α) はαˆ について 連 ˆ C 続 となる よって 次 が 成 り 立 つ Cˆ S LEMMA 4: ( α) はα に 関 して 連 続 の 減 少 関 数 である ˆ C

29 Ⅲ.グローバル 化 の 概 観 とケーススタディ 前 章 では 理 論 モデルを 用 いて 途 上 国 の 出 現 で 表 される 経 済 のグローバル 化 が 先 進 国 の 技 術 の 方 向 を 変 化 させ もって 先 進 国 と 途 上 国 の 双 方 における 賃 金 格 差 の 拡 大 をもたらす ことを 考 察 した 本 章 では こうしたメカニズムのエッセンスが 現 実 の 日 本 の 製 造 業 におい て 観 察 可 能 であることを いくつかの 概 略 的 なデータとケーススタディによって 示 す まず 日 本 の 製 造 業 におけるグローバル 化 の 進 展 をデータ 面 から 概 観 した 後 グローバル 化 に 伴 っ て 日 本 製 造 業 の 技 術 の 流 出 や 模 倣 品 などの 問 題 が 近 年 深 刻 化 していることを 指 摘 する そし てこれらの 影 響 を 受 けて 企 業 が 技 術 パターンを 変 化 させようとしていることを 示 唆 するケー ススタディを 取 り 上 げ 理 論 モデルと 現 実 との 対 応 関 係 やそのインプリケーションについて 検 討 する.グローバル 化 の 概 観 経 済 活 動 が 国 境 を 越 えて 行 われたり 財 資 本 労 働 力 などが 国 境 を 越 えて 移 動 すること を 経 済 のグローバル 化 と 捉 えると 近 年 における 我 が 国 のグローバル 化 の 特 徴 の 一 つは ア ジアとの 関 連 でグローバル 化 が 進 展 していることである とりわけ 生 産 コストが 安 く ま た 経 済 成 長 率 が 高 く さらに 将 来 の 市 場 の 拡 大 も 見 込 める 中 国 との 急 速 な 経 済 関 係 の 緊 密 化 は 顕 著 である 従 って 近 年 の 日 本 のグローバル 化 は 途 上 国 を 含 むアジア 諸 国 との 経 済 関 係 の 緊 密 化 によって 表 されると 言 ってよいだろう このようなグローバル 化 の 動 きはデータで 観 察 可 能 である グローバル 化 の 最 も 代 表 的 な 指 標 の 一 つである 貿 易 を 見 ると 日 本 の 通 関 輸 出 入 額 に 占 めるアジア 諸 国 のシェアは 985 年 の 27.3%から 2004 年 の 47.0%へと 大 きく 上 昇 している 中 でも 中 国 ( 含 む 香 港 )のシェ アの 拡 大 は 8.6%(985 年 ) 20.%(2004 年 )と 目 覚 しい( 図 5 付 表 参 照 ) 高 度 成 長 期 以 来 日 本 の 最 大 の 貿 易 相 手 国 は 一 貫 して 米 国 であったが 2002 年 には 輸 入 額 において 中 国 が 米 国 を 抜 き 2004 年 には 輸 出 入 の 合 計 額 において 中 国 ( 含 む 香 港 )が 米 国 を 抜 いて 最 大 の 貿 易 相 手 国 となっている( 図 5 参 照 ) 6 今 や 日 本 の 貿 易 の 半 分 近 くがアジア 諸 国 によ って 占 められ 中 でも 中 国 のシェアが 約 2 割 に 達 しているわけだが このようなトレンドは 今 後 も 続 くものと 見 られている 6 香 港 を 除 いた 場 合 輸 入 額 において 中 国 は2002 年 から 第 位 となっているが 輸 出 入 合 計 額 においては 2004 年 で 中 国 が 8 兆 千 900 億 円 米 国 が 20 兆 4 千 9 百 億 円 と 中 国 は 米 国 に 次 ぐ 第 2 位 の 地 位 にある

30 図 5 通 関 輸 出 入 額 の 国 別 構 成 比 ( 年 ) () 輸 入 50.0 % 中 国 米 国 アジア 暦 年 (2) 輸 出 % 中 国 米 国 アジア 暦 年 (3) 輸 出 入 50.0 % 中 国 米 国 アジア 暦 年 注 : 中 国 には 香 港 を 含 む データ 出 所 : 日 本 関 税 協 会 外 国 貿 易 概 況

31 貿 易 と 並 んでもう 一 つの 重 要 なグローバル 化 の 指 標 は 海 外 直 接 投 資 である 海 外 直 接 投 資 は 狭 義 には 経 営 に 関 連 した 長 期 の 国 際 資 本 移 動 であり 広 義 には 経 営 資 源 の 国 際 的 な 移 動 と 理 解 されているが いずれの 場 合 も 海 外 での 生 産 活 動 に 密 接 に 関 連 している 日 本 の 海 外 直 接 投 資 は 980 年 代 後 半 の 急 激 な 円 高 を 契 機 に 拡 大 した 後 変 動 を 繰 り 返 しながらも 増 加 基 調 を 継 続 しており これに 伴 って 海 外 での 生 産 も 拡 大 している 図 6はアンケート 調 査 に 基 づく 日 本 の 製 造 業 の 海 外 生 産 比 率 を 示 したものだが 980 年 代 後 半 以 降 海 外 生 産 比 率 が 一 貫 して 上 昇 していることがわかる 特 に 電 気 機 械 の 上 昇 テンポは 目 覚 しく 2002 年 には 約 25%に 達 している また 貿 易 額 の 拡 大 と 海 外 生 産 比 率 の 上 昇 とは 相 互 に 関 連 しているもの と 見 られている 図 6 海 外 生 産 比 率 の 推 移 ( 年 ) % 電 気 機 械 製 造 業 計 暦 年 注 : 海 外 生 産 比 率 = 海 外 生 産 高 /( 国 内 生 産 高 + 海 外 生 産 高 ) データ 出 所 : 内 閣 府 経 済 社 会 総 合 研 究 所 編 企 業 行 動 に 関 するアンケート 調 査 報 告 書

32 2. 技 術 の 流 出 と 模 倣 の 問 題 上 記 のような 経 済 のグローバル 化 は 基 本 的 には 資 源 配 分 の 効 率 性 を 高 め 競 争 を 促 進 す ること 等 により 輸 出 国 輸 入 国 投 資 国 投 資 受 入 国 の 全 ての 国 の 経 済 厚 生 に 資 する 東 アジア 地 域 の 経 済 発 展 の 特 徴 として しばしば 雁 行 形 態 型 経 済 発 展 が 指 摘 されるが その 発 展 にはこうした 貿 易 や 直 接 投 資 の 活 発 化 が 大 きく 貢 献 していると 考 えられる ここで 雁 行 形 態 型 経 済 発 展 とは 日 本 の 後 をアジアNIEs( 韓 国 台 湾 香 港 シンガポール)が 追 い かけ その 後 をASEAN 諸 国 が 追 いかけるというように 国 々が 一 定 の 序 列 を 保 ちながら 次 々とダイナミックに 経 済 発 展 していく 様 を 大 まかに 表 したものである そしてその 過 程 で 生 じる 技 術 の 伝 播 に 注 目 すると 貿 易 や 直 接 投 資 は 比 較 優 位 に 沿 った 資 源 配 分 の 効 率 化 や 競 争 促 進 による 生 産 性 向 上 等 をもたらすと 同 時 に 財 の 供 給 や 経 営 資 源 の 移 転 による 技 術 の スピルオーバー 効 果 を 通 じて 経 済 発 展 に 貢 献 している すなわちグローバル 化 は 技 術 の 伝 播 を 促 進 する 役 割 を 担 っているのである しかし 同 時 に グローバル 化 は 国 際 的 な 技 術 競 争 を 一 層 熾 烈 なものにする そして 近 年 知 的 財 産 権 に 対 する 意 識 の 高 まりに 伴 って 日 本 の 製 造 技 術 の 流 出 や 模 倣 品 の 問 題 が 懸 念 さ れるようになってきた 一 つの 代 表 的 な 例 は 製 品 製 造 に 関 する 重 要 なノウハウが 製 造 装 置 の 販 売 を 通 じて 他 国 のメーカーに 流 出 するという 問 題 である 7 もう 一 つは 模 倣 品 が 出 回 ることによって 日 本 企 業 の 売 上 やブランドイメージが 損 害 を 受 ける 問 題 であり これは 近 年 中 国 において 多 発 している 技 術 進 歩 のスピードが 速 く 国 際 競 争 が 激 化 している 今 日 の 製 造 業 において こうした 技 術 に 関 する 問 題 は 日 本 企 業 にとって 看 過 できない 最 重 要 課 題 の 一 つである 現 在 これらの 問 題 に 対 して 日 本 サイドにおいては 司 法 行 政 企 業 等 の 様 々なレベルで 対 応 策 が 講 じられているが 多 くの 企 業 が 次 のような 対 策 に 積 極 的 に 着 手 している 8 技 術 のブラックボックス 化 特 許 非 出 願 製 造 設 備 等 の 内 製 化 年 代 において 日 本 の 半 導 体 製 造 技 術 に 関 するノウハウが 製 造 装 置 の 販 売 を 通 じて 台 湾 韓 国 のメー カーに 流 出 したことがしばしば 指 摘 されている 例 えば 泉 谷 (2004)を 参 照 8 例 えば 週 刊 東 洋 経 済 2004 年 8 月 28 日 号 を 参 照 政 府 は 2002 年 月 に 知 的 財 産 基 本 法 を 成 立 させ 2003 年 3 月 に 内 閣 に 知 的 財 産 戦 略 本 部 を 設 置 した 後 に 同 年 7 月 に 知 的 財 産 の 創 造 保 護 及 び 活 用 に 関 する 推 進 計 画 2004 年 5 月 に 知 的 財 産 推 進 計 画 年 6 月 に 知 的 財 産 推 進 計 画 2005 を 決 定 している

33 マニュアルの 不 作 成 工 場 立 入 禁 止 の 徹 底 化 2 技 術 者 の 厚 遇 による 人 材 流 出 の 防 止 3 知 財 本 部 設 立 等 の 知 財 戦 略 の 強 化 4 現 地 スタッフの 増 強 による 模 倣 品 摘 発 訴 訟 体 制 の 強 化 5 現 地 での 特 許 申 請 以 上 のうち 2は 技 術 流 出 の 問 題 45は 海 外 での 模 倣 品 の 問 題 に 対 応 している このような 企 業 の 戦 略 のうち とりわけ 技 術 のブラックボックス 化 は 企 業 の 技 術 パタ ーンや 生 産 工 程 に 直 接 的 に 影 響 を 与 えると 考 えられる 以 下 では 技 術 のブラックボックス 化 戦 略 の 一 つである 生 産 設 備 の 内 製 化 を 図 ろうとしているキャノン( 株 )の 例 を 取 り 上 げ このケースが 前 章 で 見 た 理 論 モデルとの 関 係 でどのように 理 解 されるかを 考 察 する 3.ケーススタディ 9 キャノン( 株 )は 今 日 の 日 本 製 造 業 を 代 表 するエクセレントカンパニーの 一 つである 同 社 は 937 年 ( 昭 和 2 年 )に 小 型 カメラの 製 造 メーカーとして 設 立 されたが 事 業 多 角 化 の 一 環 として 70 年 代 から 事 務 機 事 業 を 積 極 的 に 展 開 し 現 在 では 複 写 機 プリンターを 主 力 とする 総 合 事 務 機 器 メーカーとして 世 界 に 冠 たる 地 位 を 築 いている 優 れた 研 究 開 発 力 と 効 率 的 な 生 産 工 程 を 武 器 に 日 本 経 済 が 低 迷 した 90 年 代 以 降 も 順 調 に 業 容 を 拡 大 し 近 年 では 御 手 洗 社 長 の 強 力 なリーダーシップの 下 998 年 以 降 6 期 連 続 で 最 高 益 ( 純 利 益 ベー ス)を 更 新 している 経 済 がグローバル 化 する 中 海 外 生 産 も 積 極 的 に 進 め 現 在 の 海 外 生 産 比 率 は4 割 強 に 達 している 2006 年 から 始 まる 新 経 営 計 画 において 同 社 は 一 層 の 業 容 拡 大 を 目 指 しており その 中 で 国 内 工 場 組 み 立 てラインの 無 人 化 による 生 産 革 新 が 重 要 な 柱 の 一 つとして 位 置 づけられてい る これは 複 写 機 プリンター 基 幹 部 品 の 中 核 工 場 である 大 分 ( 大 分 キャノンマテリアル ( 株 )) 等 の 生 産 子 会 社 において カートリッジ 等 の 組 み 立 て 工 程 を 無 人 化 自 動 化 するとい う 計 画 である 部 分 的 自 動 化 は 既 に 導 入 されているが 本 件 計 画 により 国 内 生 産 額 ( 約 兆 円 )の 約 25%が 無 人 化 されることになる これに 伴 い 約 5 千 人 の 組 立 工 をデジタルカメラ 9 本 節 の 内 容 は 基 本 的 に 日 本 経 済 新 聞 (2004 年 月 22 日 付 2005 年 3 月 5 日 付 ) 週 刊 ダイヤモ ンド (2005 年 月 5 日 号 ) キャノン 史 (987 年 ) および 有 価 証 券 報 告 書 に 負 っている

34 等 他 分 野 へ 配 置 転 換 する 方 針 であるが 一 方 で 製 造 技 術 の 国 外 流 失 を 防 ぐ 必 要 がある 等 の 背 景 から 自 動 化 設 備 を 自 社 で 生 産 するため 技 術 者 を 現 在 の 400 人 から 早 期 に 000 人 まで 増 やす 計 画 である 新 聞 報 道 によれば 2006 年 春 入 社 の 新 卒 採 用 ( 大 卒 高 卒 など) 計 画 で は 全 採 用 730 人 のうち 大 卒 の 技 術 系 は 過 去 最 大 となる 前 年 比 00 人 増 の 600 人 を 採 用 する 方 針 である さらに 自 動 化 の 範 囲 を 他 製 品 や 他 工 程 へ 拡 張 するため 生 産 技 術 者 を 2007 年 以 降 に 新 設 する 生 産 技 術 センターに 集 約 するという 計 画 を 有 している 同 社 はこれまでに も 生 産 現 場 での 革 新 で 大 きな 成 果 を 上 げており 特 に 90 年 代 後 半 に 導 入 したセル 方 式 では 大 幅 な 生 産 性 向 上 を 達 成 したとされている 今 回 の 無 人 化 自 動 化 計 画 は セル 方 式 に 続 く キャノン 流 の 大 型 生 産 革 新 といえよう キャノンのこうした 無 人 化 自 動 化 計 画 は 次 のようなねらいとメリットを 持 つと 考 えら れる 第 に 生 産 コスト 削 減 により 中 国 等 海 外 製 品 ( 自 社 製 品 を 含 む)に 対 してコスト 競 争 上 優 位 に 立 てる 第 2に 生 産 コストに 占 める 人 件 費 のウエートを 極 限 まで 下 げること によって 安 い 人 件 費 を 求 めて 生 産 拠 点 を 移 動 させる 必 要 性 がなくなる 第 3に 製 造 技 術 の 国 外 流 出 を 防 ぐことができる 以 上 により 国 内 工 場 の 優 位 性 を 中 長 期 的 に 維 持 すること ができる 4. 理 論 モデルとの 対 応 関 係 とインプリケーション 上 記 のようなキャノンの 事 例 が 前 章 で 検 討 した 理 論 モデルとどのような 対 応 関 係 にあるか を 次 に 考 えてみよう 理 論 モデルのエッセンスは 生 産 技 術 を 模 倣 可 能 な 技 術 ( k = )と 模 倣 不 可 能 な 技 術 ( k = s )に 分 けたときに 途 上 国 の 出 現 は 模 倣 の 可 能 性 を 高 めることに よって 模 倣 可 能 な 技 術 に 依 存 する 先 進 国 企 業 の 価 値 を 低 め もって 当 該 企 業 をして 生 産 技 術 をスキル 集 約 的 な 方 向 へ 変 化 させ その 結 果 として 熟 練 労 働 に 対 する 需 要 が 増 大 するという ものであった ここで 注 目 したいのは 途 上 国 の 出 現 によって 模 倣 の 可 能 性 が 高 まり それ を 受 けて 先 進 国 企 業 が 生 産 技 術 をよりスキル 集 約 的 な 方 向 へ 自 ら 変 更 するという 点 である キャノンの 戦 略 は 大 筋 でこれに 符 合 する 上 で 見 たとおりキャノンは 途 上 国 での 生 産 拡 大 など 経 済 のグローバル 化 を 背 景 に 組 み 立 て 工 程 の 自 動 化 を 推 進 する 計 画 であるが これは 生 産 現 場 での 生 産 労 働 者 を 削 減 すると 同 時 に 生 産 設 備 を 自 社 で 内 製 化 する 要 請 の 下 skilled labor( 熟 練 労 働 者 )である 技 術 者 を 増 員 することを 意 味 している すなわち 単 位 の 財 を 生 産 するのに 必 要 な skilled labor( 熟 練 労 働 者 h )と unskilled labor( 非 熟 練 労 働 者 l )の 組 み 合 わせ つまりその 比 率 ( h / l )が 上 昇 するのであり これはまさに 理 論 モデルで 見 た 生 産 関 数 ((2) 式 )において k = の 技 術 から k = s ( s > )の 技 術 に 移 行

35 することに 対 応 している 自 動 化 設 備 の 導 入 からは 生 産 労 働 者 が 単 に 機 械 によって 代 替 さ れることだけが 想 起 されがちであるが 自 動 化 設 備 の 自 社 生 産 のためには 技 術 者 の 投 入 が 必 要 だというところが 重 要 なポイントである そして 自 動 化 設 備 の 製 造 を 自 社 で 内 製 化 しな ければならないところに 製 造 技 術 の 国 外 流 失 を 防 ぐ という 動 機 が 強 く 働 いているのであ る この 生 産 設 備 自 動 化 の 事 例 は 図 7のように 概 念 的 に 捉 えられる 組 立 工 を 生 産 労 働 者 (unskilled labor)とみなすと 自 動 化 設 備 導 入 前 においては 企 業 は 生 産 労 働 者 と 通 常 の 資 本 設 備 をインプットとする 生 産 関 数 Xを 用 いて 製 品 の 生 産 を 行 っている(ここでは 簡 単 化 のために 原 材 料 等 他 のインプットは 省 略 してある) 自 動 化 設 備 導 入 後 は 製 品 を 直 接 に 生 産 する 生 産 工 程 において 必 要 なインプットは 自 動 化 生 産 設 備 のみである( 生 産 関 数 A) しかし この 自 動 化 生 産 設 備 を 生 産 するためには 生 産 関 数 Bにおいて 技 術 者 (skilled labor) 生 産 労 働 者 (unskilled labor) 通 常 の 資 本 設 備 の 投 入 が 必 要 である ここで 自 動 化 設 備 の 生 産 は 技 術 集 約 的 なプロセスと 考 えられるので 生 産 関 数 Bで 投 入 される 生 産 労 働 者 は 自 動 化 前 の 生 産 関 数 Xで 投 入 される 生 産 労 働 者 よりも 少 ないと 仮 定 するのが 妥 当 であろう 以 上 よ り 自 動 化 後 の 生 産 関 数 は 生 産 関 数 Aと 生 産 関 数 Bを 合 体 させたものと 考 えられる 従 っ て 自 動 化 前 から 自 動 化 後 への 移 行 においては 生 産 労 働 者 の 人 数 が 減 少 する 一 方 で 技 術 者 の 人 数 は 増 加 することとなり これが 前 章 の 理 論 モデルの(2) 式 における k = の 技 術 から k = s ( s > )の 技 術 への 移 行 に 対 応 していると 考 えられるのである なお 理 論 モデルと 本 件 事 例 との 相 違 点 は 程 度 により 多 岐 に 亘 るが 次 の 点 は 重 要 であるの で 指 摘 しておきたい 20 報 道 によればキャノンは 自 動 化 によるコストダウンを 強 く 意 識 し ているが これに 対 し 理 論 モデルでは コスト 削 減 は 動 機 となっておらず むしろ 技 術 をス キル 集 約 的 な 方 向 に 偏 向 させることによって 単 位 当 たりの 生 産 コストは 上 昇 してしまう し かし ここで 注 意 を 要 するのは コストの 範 囲 によってコストの 計 算 が 大 きく 異 なるという 点 である 理 論 モデルにおける 費 用 関 数 には 熟 練 労 働 者 と 非 熟 練 労 働 者 の2つの 生 産 要 素 が 明 示 的 に 含 まれているが((3) 式 ) 新 聞 等 で 報 道 されている 生 産 コストの 概 念 の 中 に 自 動 化 設 備 の 製 造 に 携 わる 技 術 者 のコストがどれだけ 含 まれているかは 明 らかでない 技 術 者 に 関 わるコストを 明 示 的 に 考 慮 すれば 現 実 においても 単 位 生 産 コストが 上 昇 することは 十 分 考 えられる この 場 合 当 該 企 業 は 生 産 コストの 上 昇 という 犠 牲 を 払 って 技 術 の 秘 匿 な 20 ここで 指 摘 する 相 違 点 の 他 にも 例 えば 以 下 の 点 に 留 意 が 必 要 である ここでは 自 動 化 設 備 の 生 産 に 必 要 な 技 術 者 を 熟 練 労 働 者 とみなすことによって 理 論 モデル 具 体 的 には 生 産 関 数 との 整 合 性 を 保 っているが 見 方 によってはこれら 技 術 者 を 研 究 開 発 活 動 に 必 要 な 資 源 とみなすことが 不 可 能 ではない - 3 -

36 図 7 生 産 設 備 自 動 化 の 事 例 の 概 念 図. 自 動 化 前 の 生 産 方 法 生 産 関 数 X 製 品 生 産 労 働 者 ( 多 い) 通 常 の 資 本 設 備 2. 自 動 化 後 の 生 産 方 法 生 産 関 数 A 製 品 自 動 化 設 備 生 産 関 数 B 技 術 者 生 産 労 働 者 ( 少 ない) 通 常 の 資 本 設 備 出 所 : 筆 者 作 成 ど 他 の 目 的 を 優 先 的 に 達 成 しようとしていると 解 釈 できよう 別 の 可 能 性 としては 研 究 開 発 部 門 において 規 模 の 経 済 や 範 囲 の 経 済 が 存 在 し その 効 果 が 企 業 全 体 のコストを 低 下 させ ていることなどが 考 えられる 以 上 本 章 では 前 章 の 理 論 モデルで 描 写 しようとした 防 衛 的 技 術 進 歩 のメカニズム が 実 際 に 日 本 の 製 造 業 で 生 じていることを いくつかの 概 略 的 なデータとケーススタディに よって 検 討 し 理 論 と 現 実 との 対 応 関 係 等 について 考 察 した しかし このメカニズムが 一 般 的 な 現 象 として 広 く 経 済 で 作 用 していることを 検 証 するためには より 厳 密 な 統 計 的 分 析 に 頼 らなければならない この 目 的 のため 次 章 では 実 証 分 析 を 試 みる

37 Ⅳ. 実 証 分 析 前 章 では 理 論 モデルと 現 実 との 対 応 を 概 略 的 なデータとケーススタディによって 検 討 し た 本 章 では このメカニズムをより 厳 密 に 検 証 するため 985 年 以 降 の 日 本 の 製 造 業 にお ける 業 種 別 パネルデータを 用 いて 実 証 分 析 を 行 う 貿 易 の 拡 大 で 表 されるグローバル 化 が 熟 練 労 働 に 対 する 需 要 を 相 対 的 に 高 めていること そしてその 影 響 が 近 年 強 まっていることな どを 示 唆 する 推 計 結 果 が 示 される この 推 計 結 果 は 上 で 検 討 した 防 衛 的 技 術 進 歩 のメカ ニズムと 整 合 的 であるが 同 時 にその 解 釈 に 際 して 留 意 が 必 要 であることも 述 べられる.モデルと 考 え 方 Ⅱ 章 とⅢ 章 で 分 析 した 内 容 の 要 諦 は 次 のようにまとめられよう 生 産 技 術 を 模 倣 可 能 な 技 術 ( k = )と 模 倣 不 可 能 な 技 術 ( k = s, s > )の2 種 類 に 分 けたとき 途 上 国 の 出 現 で 表 されるグローバル 化 は 模 倣 可 能 な 技 術 の 価 値 を 低 め もって 企 業 をして 生 産 技 術 をスキル 集 約 的 な 方 向 へ 偏 向 させる (この 点 は 内 製 化 した 生 産 設 備 によって 組 立 工 程 の 自 動 化 を 図 ろうとしているキャノンのケーススタディによって 例 示 された )そしてこのように 技 術 の 方 向 性 が 変 化 した 結 果 先 進 国 においてはスキル 集 約 財 の 生 産 が 増 加 し これに 伴 って 熟 練 労 働 者 (skilled labor)に 対 する 需 要 が 相 対 的 に 高 まるため スキルプレミアム すなわち 熟 練 労 働 者 の 非 熟 練 労 働 者 に 対 する 相 対 賃 金 が 上 昇 する その 後 均 衡 点 がレジームAの 領 域 か らレジームCの 領 域 に 移 り 新 たな 定 常 状 態 に 到 達 すると 今 度 は 途 上 国 においてスキルプ レミアムが 上 昇 していくのである 以 上 の 一 連 のメカニズムのうち 最 も 重 要 なメカニズムとしてここで 注 目 したいのは グ ローバル 化 が 熟 練 労 働 者 に 対 する 需 要 を 高 めているか 否 かという 点 である この 点 を 統 計 的 に 確 認 するため 以 下 では グローバル 化 の 指 標 として 貿 易 比 率 (=( 輸 出 額 + 輸 入 額 )/ 国 内 生 産 額 )などを 採 用 し 熟 練 労 働 の 代 理 変 数 として 男 子 大 卒 労 働 者 を 採 用 し 貿 易 比 率 等 の 上 昇 が 男 子 大 卒 比 率 (= 男 子 大 卒 雇 用 者 数 / 男 子 総 雇 用 者 数 )にプラスの 影 響 を 与 えて いることを 回 帰 分 析 で 検 証 する(モデル) 2 またこの 点 を 補 強 するため 貿 易 比 率 等 の グローバル 化 指 標 が 企 業 の 研 究 開 発 活 動 に 影 響 を 与 えているかどうかについての 推 計 も 行 う 2 理 論 モデルでは グローバル 化 が 労 働 需 要 の 変 化 を 通 じて 賃 金 に 影 響 を 与 えるようモデル 化 されている 従 って 推 計 式 として 賃 金 格 差 ではなく 相 対 労 働 需 要 を 用 いることは 理 論 モデルと 整 合 的 である また 学 歴 間 賃 金 格 差 の 真 の 値 を 求 めるためには 年 齢 勤 続 年 数 等 をコントロールした 賃 金 銀 関 数 を 推 計 する 必 要 が ある この 点 については 櫻 井 (2004)を 参 照 のこと

38 (モデル2) ただしこの 推 計 はサンプル 数 の 制 約 等 から 参 考 情 報 として 取 り 扱 うこととする 以 下 ではこれらの 点 を 業 種 別 のパネルデータ 推 計 により 検 証 する モデルおよびデータの 概 要 は 次 のとおりである [モデル] 貿 易 の 拡 大 で 表 されるグローバル 化 が 熟 練 労 働 に 対 する 需 要 を 相 対 的 に 高 めているという のがここでの 帰 無 仮 説 である sskill = α + βx + β LDX + γcoll + e (0) sskill : 男 子 大 卒 比 率 (= 男 子 大 卒 雇 用 者 数 / 男 子 総 雇 用 者 数 ) X : 貿 易 に 関 する 指 標 ( 名 目 ベース) Trade : 貿 易 比 率 (=( 輸 出 額 + 輸 入 額 )/ 国 内 生 産 額 ) Exr : 輸 出 比 率 (= 輸 出 額 / 国 内 生 産 額 ) Im r : 輸 入 比 率 (= 輸 入 額 / 国 内 生 産 額 ) LDX : 後 期 年 次 ダミー( 年 を 年 を0とするダミー 変 数 )に 各 X を 乗 じたもの Coll : 男 子 大 卒 供 給 比 率 = 毎 年 の 男 子 総 学 生 卒 業 者 ( 中 学 高 校 高 専 短 大 大 学 大 学 院 の 卒 業 者 合 計 )に 占 める 男 子 大 卒 以 上 の 卒 業 者 の 比 率 業 種 分 類 : 製 造 業 7 業 種. 食 料 品 0. 窯 業 土 石 2. 繊 維 工 業. 鉄 鋼 3. 衣 服 その 他 の 繊 維 2. 非 鉄 金 属 4. 木 材 木 製 品 3. 金 属 製 品 5. 家 具 装 備 品 4. 一 般 機 械 6.パルプ 紙 5. 電 気 機 械 7. 出 版 印 刷 6. 輸 送 機 械 8. 化 学 7. 精 密 機 械 9.ゴム 製 品

39 推 計 期 間 年 および 年 ( 合 計 7 カ 年 ) 995 年 は 繊 維 工 業 におけるデータの 非 連 続 性 から 推 計 対 象 外 としている 22 全 期 間 : 年 および 年 (7 カ 年 ) 前 期 : 年 (0 カ 年 ) 後 期 : 年 (7 カ 年 ) 推 計 期 間 は 全 期 間 で 年 (ただし 995 年 を 除 く)であるが グローバル 化 の 影 響 が 次 第 に 強 まっている 可 能 性 があることを 考 慮 して 上 記 のとおり 後 期 年 次 ダ ミー( 年 を とするダミー 変 数 )に 各 X を 乗 じた 説 明 変 数 も 追 加 して 推 計 を 行 った データ 出 所 男 子 の 大 卒 雇 用 者 数 総 雇 用 者 数 は 厚 生 労 働 省 賃 金 構 造 基 本 統 計 調 査 による 輸 出 額 輸 入 額 国 内 生 産 額 は 内 閣 府 SNA 産 業 連 関 表 による 男 子 大 学 卒 業 者 等 は 文 部 科 学 省 文 部 科 学 統 計 要 覧 による [モデル2] 上 記 の 分 析 を 補 強 するため 研 究 開 発 比 率 を 被 説 明 変 数 とし 貿 易 比 率 などを 説 明 変 数 と する 次 のモデルを 推 計 した 貿 易 の 拡 大 などグローバル 化 の 影 響 に 晒 されている 業 種 ほど 技 術 の 方 向 を 変 える 動 機 が 強 く 働 き 研 究 開 発 活 動 を 活 発 に 行 う というのがここでの 帰 無 仮 説 である ただし サンプル 数 の 制 約 から ここでの 推 計 結 果 は 参 考 情 報 として 取 り 扱 う = α + βx + ε RD () RD : 研 究 開 発 比 率 = 研 究 開 発 費 / 国 内 生 産 額 ( 名 目 ベース) X : 貿 易 に 関 する 指 標 ( 名 目 ベース) 年 0 月 の 日 本 標 準 産 業 分 類 ( 総 務 庁 )の 改 定 において ニット 製 品 の 一 部 が 繊 維 工 業 から 衣 服 その 他 の 繊 維 製 品 に 組 み 替 えられた これに 伴 う 業 種 組 み 替 えは 内 閣 府 SNA 産 業 連 関 表 にお いては 995 年 からであるが 厚 生 労 働 省 賃 金 構 造 基 本 統 計 調 査 では 996 年 からとなっているため これら 両 者 のデータを 同 時 に 使 うと 995 年 においてデータの 非 整 合 が 生 じてしまう

40 Trade : 貿 易 比 率 (=( 輸 出 額 + 輸 入 額 )/ 国 内 生 産 額 ) Exr : 輸 出 比 率 (= 輸 出 額 / 国 内 生 産 額 ) Im r : 輸 入 比 率 (= 輸 入 額 / 国 内 生 産 額 ) 業 種 分 類 : 製 造 業 28 業 種 ( 付 表 6 参 照 ) 推 計 期 間 年 データ 出 所 研 究 開 発 費 これに 対 応 する 国 内 生 産 額 は 深 尾 他 (2003)による ただし 2000 年 の 値 は 998 年 の 値 で 代 用 している 輸 出 額 輸 入 額 国 内 生 産 額 は 総 務 庁 平 成 2 年 (2000 年 ) 産 業 連 関 表 平 成 7 年 (995 年 ) 産 業 連 関 表 による 2. 推 計 結 果 モデルの 推 計 結 果 は 表 に 示 してある パネルAは 全 期 間 の 推 計 結 果 であり パネルB は 後 期 に 貿 易 に 関 するパラメターが 変 化 することを 許 容 するスペシフィケーションを 用 いた 場 合 の 推 計 結 果 である どちらも 概 ね 期 待 された 符 号 条 件 を 満 たしており 推 計 結 果 は 良 好 といえる まずパネルAについて 見 ると 労 働 供 給 側 の 要 因 である 大 卒 供 給 比 率 (Coll )の 係 数 はプラスで 有 意 に 推 計 されている 貿 易 比 率 (Trade )の 係 数 もプラスで 有 意 に 推 計 さ れており 貿 易 の 拡 大 で 表 されるグローバル 化 が 熟 練 労 働 に 対 する 需 要 を 高 めていることが 示 唆 される 同 様 に 輸 出 比 率 ( Exr ) 輸 入 比 率 ( Im r )の 係 数 もプラスで 有 意 に 推 計 さ れており グローバル 化 の 効 果 として 双 方 向 の 貿 易 が 重 要 であることが 示 唆 される 固 定 効 果 と 変 量 効 果 の 選 択 に 関 する Hausman 検 定 によれば いずれの 推 計 においても 変 量 効 果 が 選 択 されるが パラメターの 推 計 値 はモデルよって 余 り 左 右 されず 安 定 している パネルBでは 貿 易 に 関 するパラメターが 前 期 ( 年 )から 後 期 ( 年 ) にかけて 変 化 したかどうかを 確 認 することができる 貿 易 比 率 について 見 ると LDTrade が プラスで 有 意 に 推 計 されており 貿 易 比 率 で 表 されるグローバル 化 の 効 果 が 後 期 において 増 大 していることが 示 唆 される 輸 出 比 率 のついては LDExr のみが 有 意 で Exr が 有 意 で ないことから 後 期 においてのみ 輸 出 の 効 果 があることが 示 唆 される 輸 入 比 率 については

41 表 男 子 大 卒 比 率 の 推 計 [ 被 説 明 変 数 : 大 卒 比 率 ] A. 推 計 期 間 :985-94, 年 () (2) (3) 固 定 効 果 変 量 効 果 固 定 効 果 変 量 効 果 固 定 効 果 変 量 効 果 Trade *** *** (5.029) (5.9) Exr *** 0.06 *** (2.636) (2.95) Imr *** *** (4.24) (4.9) Coll *** *** *** *** *** *** (20.33) (20.320) (22.73) (22.22) (24.00) (24.045) Cons *** *** *** (3.494) (3.37) (3.375) adj. R Hausman 検 定 p 値 同 上 検 定 に 基 づく 採 択 サンプル 数 B. 推 計 期 間 :985-94, 年 ( 後 期 年 次 ダミーあり) () (2) (3) 固 定 効 果 変 量 効 果 固 定 効 果 変 量 効 果 固 定 効 果 変 量 効 果 Trade * 0.04 ** (.948) (2.048) LDTrade ** ** (2.0) (.969) Exr (-0.25) (0.86) LDExr *** *** (2.835) (2.600) Imr ** ** (2.403) (2.370) LDImr (0.723) (0.705) Coll *** *** 0.69 *** *** 0.76 *** 0.76 *** (4.684) (4.677) (9.06) (8.966) (9.204) (9.205) Cons *** 0.07 *** *** (3.950) (3.968) (3.363) adj. R Hausman 検 定 p 値 同 上 検 定 に 基 づく 採 択 サンプル 数 注 :)( ) 内 は 値 *** ** * はそれぞれ% 5% 0%で 有 意 であることを 示 す 注 :2) 業 種 は 製 造 業 7 業 種 注 :3) 男 子 大 卒 比 率 = 男 子 大 卒 雇 用 者 数 / 男 子 総 雇 用 者 数 注 :4)Trade=( 輸 出 額 + 輸 入 額 )/ 国 内 生 産 額 Exr= 輸 出 額 / 国 内 生 産 額 注 :4)Imr= 輸 入 額 / 国 内 生 産 額 以 上 名 目 ベース Coll= 男 子 大 学 以 上 卒 業 者 数 / 男 子 総 卒 業 者 数 注 :4)LDTrade LDExr LDImrは それぞれTrade Exr Imrに 後 期 年 次 ダミー( 年 が)を 乗 じたもの データ 出 所 : 厚 生 労 働 省 賃 金 構 造 基 本 統 計 調 査 内 閣 府 SNA 産 業 連 関 表 文 部 科 学 省 文 部 科 学 統 計 要 覧

42 Imr は 有 意 であるが LD Imr が 有 意 でないことから 輸 入 の 効 果 は 前 期 から 後 期 にかけ て 変 化 していないことが 示 唆 される これら 以 外 の 点 はパネルAの 結 果 と 基 本 的 に 同 じで ある 23 モデルに 関 する 以 上 の 推 計 結 果 は 貿 易 の 拡 大 で 表 されるグローバル 化 が 熟 練 労 働 に 対 する 需 要 を 高 めているという 帰 無 仮 説 を 支 持 している これは 輸 出 + 輸 入 輸 出 ( 後 期 の み) 輸 入 のいずれのケースについても 概 ね 成 立 し また 前 期 から 後 期 にかけて 輸 出 + 輸 入 で 見 たグローバル 化 の 効 果 は 強 まっている しかし ここで 次 の 点 に 留 意 が 必 要 である 第 に 輸 出 比 率 の 係 数 が 有 意 に 正 と 推 計 されたことに 関 して ここでは 輸 出 で 表 されるグロー バル 化 が 技 術 の 方 向 の 変 化 を 通 じて 熟 練 労 働 に 対 する 需 要 を 高 めていると 解 釈 しているが 別 の 解 釈 として 熟 練 労 働 比 率 を 高 めた 業 種 では 高 い 国 際 競 争 力 を 獲 得 したために 輸 出 比 率 を 高 めた ということが 可 能 性 として 考 えられる この 場 合 因 果 関 係 の 方 向 は 逆 向 きとなる 第 2に より 重 要 な 問 題 として 輸 入 比 率 の 係 数 が 有 意 に 正 と 推 計 されたことに 関 して ここでは 輸 入 で 表 されるグローバル 化 が 技 術 の 方 向 の 変 化 を 通 じて 熟 練 労 働 に 対 する 需 要 を 高 めていると 解 釈 しているが 別 の 解 釈 として 輸 入 品 の 攻 勢 が 熟 練 労 働 比 率 が 低 く 従 って 付 加 価 値 が 低 く 競 争 力 のない 国 内 企 業 や 部 門 を 淘 汰 し その 結 果 として 平 均 で 見 た 熟 練 労 働 比 率 が 上 昇 している ということが 可 能 性 として 考 えられる この 場 合 には Ⅱ Ⅲ 章 で 検 討 したメカニズム すなわち 途 上 国 との 貿 易 拡 大 などのグローバル 化 に 伴 って 模 倣 可 能 な 技 術 の 価 値 が 低 下 し それに 直 面 した 企 業 が 技 術 の 方 向 をよりスキル 集 約 的 な 方 向 に 偏 向 させ その 結 果 として 熟 練 労 働 比 率 が 上 昇 するというメカニズムが 働 いたのではなく 輸 入 品 の 攻 勢 によって 低 付 加 価 値 で 競 争 力 のない 企 業 や 部 門 が 日 本 市 場 で 淘 汰 され あるいは 海 外 に 生 産 を 移 管 し その 結 果 として 熟 練 労 働 比 率 の 平 均 値 が 上 がっていることになる 24 前 者 が 厳 密 な 意 味 での 防 衛 的 技 術 進 歩 のメカニズムであるが 後 者 は 一 般 的 なグローバル 化 の 効 果 として 理 解 されるものである 要 するに 表 の 推 計 結 果 は 防 衛 的 な 技 術 進 歩 だ けでなく 一 般 的 なグローバル 化 の 影 響 をも 反 映 している 可 能 性 があるというのがここで 指 摘 したい 問 題 点 である 従 ってこの 意 味 では 推 計 結 果 が 全 て 防 衛 的 技 術 進 歩 仮 説 を 支 持 していると 解 釈 することには 十 分 慎 重 でなければならない しかし 両 者 の 区 別 が 容 易 23 熟 練 労 働 の 代 理 変 数 として 男 子 大 卒 比 率 = 男 子 大 卒 雇 用 者 数 /( 男 子 高 卒 雇 用 者 数 + 男 子 大 卒 雇 用 者 数 )を 用 いた 場 合 も 定 性 的 には 上 記 とほぼ 同 様 の 結 果 を 得 た 24 例 えば 衣 服 その 他 の 繊 維 においては 985 年 から 2002 年 にかけて 輸 入 比 率 が 約 2 倍 に 増 加 す る 一 方 で 雇 用 者 数 が 約 半 分 に 減 少 しており 輸 入 の 増 加 が 同 業 種 における 低 付 加 価 値 部 門 の 縮 小 に 影 響 し たことが 推 測 される

43 でないケースも 少 なくないと 思 われ 必 要 以 上 に 解 釈 を 限 定 することも 適 切 でないだろう 25 また 防 衛 的 技 術 進 歩 が 近 年 の 現 象 であるとすれば その 効 果 が 推 計 結 果 に 反 映 されるに はもう 少 し 時 日 を 要 するという 見 方 ができるかもしれない 続 いて 表 2でモデル2の 推 計 結 果 を 見 てみよう モデルは 研 究 開 発 比 率 を 被 説 明 変 数 と し 貿 易 比 率 等 を 説 明 変 数 とする 回 帰 式 を 製 造 業 28 業 種 と 990 年 995 年 2000 年 の3 時 点 のパネルデータで 推 計 するものである 推 計 結 果 を 見 ると 貿 易 比 率 (Trade ) 輸 出 比 率 ( Exr )のパラメターについては 有 意 で 正 の 符 号 で 推 計 されている 輸 入 比 率 ( Im r ) のパラメターは 有 意 水 準 は 低 いものの 符 号 は 正 で 推 計 されている これらを 総 合 的 に 見 れ ば 推 計 結 果 は 貿 易 の 拡 大 で 表 されるグローバル 化 が 企 業 の 研 究 開 発 を 活 発 化 させている ことを 示 唆 していると 概 ね 認 められよう ただし 推 計 結 果 の 解 釈 に 際 しては モデルの 場 合 と 同 様 に 次 の 点 に 留 意 が 必 要 であ る 輸 入 比 率 の 係 数 が 正 の 符 号 で 推 計 されていることに 関 して ここでは 輸 入 で 表 されるグ ローバル 化 によって 模 倣 可 能 な 技 術 の 価 値 が 低 下 し その 対 策 として 企 業 が 研 究 開 発 費 を 増 表 2 研 究 開 発 比 率 の 推 計 [ 被 説 明 変 数 : 研 究 開 発 比 率 ] Trade ** *** (2.39) (2.73) () (2) (3) 固 定 効 果 変 量 効 果 固 定 効 果 変 量 効 果 固 定 効 果 変 量 効 果 Exr ** *** (2.474) (3.804) Imr (.560) (.386) Cons *** *** *** (3.85) (3.339) (4.692) adj. R Hausman 検 定 p 値 同 上 検 定 に 基 づく 採 択 サンプル 数 注 :)( ) 内 は 値 *** ** * はそれぞれ% 5% 0%で 有 意 であることを 示 す 2) 業 種 は 製 造 業 28 業 種 3) 期 間 は 年 4)sRD: 研 究 開 発 比 率 = 研 究 開 発 費 / 国 内 生 産 額 名 目 ベース 2000 年 の 値 は998 年 で 代 用 5)Trade=( 輸 出 額 + 輸 入 額 )/ 国 内 生 産 額 Exr= 輸 出 額 / 国 内 生 産 額 Imr= 輸 入 額 / 国 内 生 産 額 名 目 ベース データ 出 所 : 総 務 庁 産 業 連 関 表 深 尾 他 (2003) 25 例 えば ある 企 業 が 模 倣 可 能 な 技 術 と 模 倣 不 可 能 な 技 術 の2 種 類 の 技 術 を 有 しており 模 倣 可 能 な 技 術 を 使 用 している 工 場 が 輸 入 品 の 攻 勢 により 閉 鎖 される 場 合 などは 峻 別 が 容 易 でない

<31352095DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

<31352095DB8CAF97BF97A6955C2E786C73> 標 準 報 酬 月 額 等 級 表 ( 厚 生 年 金 ) 標 準 報 酬 報 酬 月 額 厚 生 年 金 保 険 料 厚 生 年 金 保 険 料 率 14.642% ( 平 成 18 年 9 月 ~ 平 成 19 年 8 月 ) 等 級 月 額 全 額 ( 円 ) 折 半 額 ( 円 ) 円 以 上 円 未 満 1 98,000 ~ 101,000 14,349.16 7,174.58 2 104,000

More information

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について 平 成 25 年 度 独 立 行 政 法 日 本 学 生 支 援 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 日 本 学 生 支 援 機 構 は 奨 学 金 貸 与 事 業 留 学 生 支 援

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D203032208E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A76905682C98AD682B782E993C195CA915B9275964082C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

<4D6963726F736F667420576F7264202D203032208E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A76905682C98AD682B782E993C195CA915B9275964082C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6 様 式 租 税 特 別 措 置 等 に 係 る 政 策 の 事 前 評 価 書 1 政 策 評 価 の 対 象 とした 産 業 活 力 の 再 生 及 び 産 業 活 動 の 革 新 に 関 する 特 別 措 置 法 に 基 づく 登 録 免 租 税 特 別 措 置 等 の 名 称 許 税 の 特 例 措 置 の 延 長 ( 国 税 32)( 登 録 免 許 税 : 外 ) 2 要 望 の 内 容

More information

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~ 第 2 回 社 会 保 険 料 労 働 保 険 料 の 賦 課 対 象 となる 報 酬 等 の 範 囲 に 関 する 検 討 会 平 成 24 年 9 月 20 日 資 料 1 通 勤 手 当 について 1 これまでの 通 勤 に 要 する 費 用 に 関 する 考 え 方 では 通 勤 手 当 の 金 額 が 実 費 弁 償 的 に 算 定 される 場 合 でも それは 通 常 使 用 者 が 負

More information

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1 独 立 行 政 法 人 統 計 センター( 法 人 番 号 7011105002089)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 独 立 行 政 法 人 通 則 法 第 52 条 第 3 項 の 規 定 に 基 づき

More information

39_1

39_1 三 井 住 友 信 託 銀 行 調 査 月 報 215 年 7 月 号 高 齢 化 財 政 悪 化 が 変 える 個 人 消 費 構 造 < 要 旨 > 日 本 では 年 金 受 給 者 数 が 給 与 所 得 者 数 の 約 7 割 に 達 し 高 齢 者 が 消 費 全 体 に 与 え る 影 響 は 年 々 増 してきている 214 年 は 給 与 所 得 環 境 が 改 善 したにもかかわらず

More information

添 付 資 料 の 目 次 1. 当 四 半 期 決 算 に 関 する 定 性 的 情 報 2 (1) 経 営 成 績 に 関 する 説 明 2 (2) 財 政 状 態 に 関 する 説 明 2 (3) 連 結 業 績 予 想 などの 将 来 予 測 情 報 に 関 する 説 明 2 2.サマリー 情 報 ( 注 記 事 項 )に 関 する 事 項 3 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間

More information

https://www.takara-dic-net.jp/xeditor_ne/xeditor_web/html_gene.

https://www.takara-dic-net.jp/xeditor_ne/xeditor_web/html_gene. 平 成 23 年 3 月 期 第 1 四 半 期 決 算 短 信 日 本 基 準 ( 連 結 ) 平 成 22 年 8 月 11 日 上 場 会 社 名 松 井 建 設 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コ ー ド 番 号 1810 URL http://www.matsui-ken.co.jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 松 井 隆 弘 ( 役 職

More information

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36 独 立 行 政 法 人 駐 留 軍 等 労 働 者 労 務 管 理 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 検 証 結 果 理 事 長 は 今 中 期 計 画 に 掲 げた 新 たな 要

More information

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73> 国 立 大 学 法 人 茨 城 大 学 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 24 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 役 員 に 支 給 される 給 与 のうち 期 末 特 別 手 当 については 国 立 大 学 評 価 委 員 会

More information

<819A955D89BF92B28F91816989638BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

<819A955D89BF92B28F91816989638BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378> 平 成 27 年 度 施 策 評 価 調 書 施 策 の 名 称 等 整 理 番 号 22 評 価 担 当 課 営 業 戦 略 課 職 氏 名 施 策 名 ( 基 本 事 業 ) 商 業 の 活 性 化 総 合 計 画 の 位 置 づけ 基 本 目 主 要 施 策 4 想 像 力 と 活 力 にあふれたまちづくり 商 業 の 振 興 2 施 策 の 現 状 分 析 と 意 図 施 策 の 対 象 意

More information

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提 国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 財 務 省 主 計 局 給 与 共 済 課 長 調 査 主 任 土 谷 晃 浩 加 塩 雄 斗 1.はじめに ( 以 下 19 年 一 元 化 法 案 という )において 厚 退 職 給 付 ( 退 職 金 + 年 金 ( 事 業 主 分 ))の 官 民 均 衡 を 図 る 観 点 から 国 家 公 務 員 の 退 職 手

More information

スライド 1

スライド 1 公 的 年 金 制 度 の 健 全 性 及 び 信 頼 性 の 確 保 のための 厚 生 年 金 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 について 厚 生 労 働 省 年 金 局 公 的 年 金 制 度 の 健 全 性 及 び 信 頼 性 の 確 保 のための 厚 生 年 金 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 25 年 法 律 第 63 号 )の 概 要

More information

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情 資 料 2-1 公 的 年 金 制 度 の 持 続 可 能 性 の 向 上 を 図 るための 国 民 年 金 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 案 の 概 要 厚 生 労 働 省 年 金 局 平 成 28 年 4 月 21 日 公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可

More information

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt 市 町 村 における 地 方 公 務 員 制 度 改 革 に 係 る 論 点 と 意 見 について ( 概 要 ) 神 奈 川 県 市 町 村 における 地 方 公 務 員 制 度 改 革 に 係 る 検 討 会 議 について 1 テーマ 地 方 公 務 員 制 度 改 革 ( 総 務 省 地 方 公 務 員 の 労 使 関 係 制 度 に 係 る 基 本 的 な 考 え 方 )の 課 題 の 整

More information

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63> 平 成 22 年 11 月 9 日 高 校 等 の 授 業 料 無 償 化 の 拡 大 検 討 案 以 下 は 大 阪 府 の 検 討 案 の 概 要 であり 最 終 的 には 平 成 23 年 2 月 議 会 での 予 算 の 議 決 を 経 て 方 針 を 確 定 する 予 定 です Ⅰ. 検 討 案 の 骨 子 平 成 23 年 度 から 大 阪 の 子 どもたちが 中 学 校 卒 業 時 の

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF0957497768D6A2E646F6378>

<4D6963726F736F667420576F7264202D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF0957497768D6A2E646F6378> 山 梨 県 産 業 集 積 促 進 助 成 金 交 付 要 綱 ( 通 則 ) 第 1 条 山 梨 県 産 業 集 積 促 進 助 成 金 ( 以 下 助 成 金 という )の 交 付 については 山 梨 県 補 助 金 等 交 付 規 則 ( 昭 和 36 年 山 梨 県 規 則 第 25 号 以 下 規 則 という )に 定 め るところによるほか この 要 綱 に 定 めるところによる ( 目

More information

公表表紙

公表表紙 国 立 大 学 法 人 山 梨 大 学 の 役 の 報 酬 給 与 等 について 国 立 大 学 法 人 等 の 役 員 の 報 酬 等 及 び の 給 与 の 水 準 の 公 表 方 法 等 について(ガイドライン) ( 平 成 17 年 2 月 7 日, 総 務 大 臣 策 定 )に 基 づく 公 表 平 成 26 年 9 月 国 立 大 学 法 人 山 梨 大 学 国 立 大 学 法 人 山

More information

●電力自由化推進法案

●電力自由化推進法案 第 一 八 五 回 参 第 二 号 電 力 自 由 化 推 進 法 案 目 次 第 一 章 総 則 ( 第 一 条 - 第 三 条 ) 第 二 章 電 力 自 由 化 の 基 本 方 針 ( 第 四 条 - 第 九 条 ) 第 三 章 電 力 自 由 化 推 進 本 部 ( 第 十 条 - 第 十 九 条 ) 附 則 第 一 章 総 則 ( 目 的 ) 第 一 条 この 法 律 は 平 成 二 十

More information

18 国立高等専門学校機構

18 国立高等専門学校機構 様 式 1 公 表 されるべき 事 項 独 立 行 政 法 人 国 立 高 等 専 門 学 校 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 当 機 構 役 員 給 与 規 則 で 文 部 科

More information

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 例 規 整 備 * 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 例 規 整 備 公 布 年 月 日 番 号 平 成 24 年

More information

Microsoft Word - H25年度の概要

Microsoft Word - H25年度の概要 1 県 民 経 済 計 算 の 概 要 1. 平 成 25 年 度 県 民 経 済 計 算 の 概 要 平 成 25 年 度 の 県 民 経 済 計 算 の 推 計 結 果 について 主 な 経 済 指 標 は 次 のとおりです 3 千 葉 県 [ 参 考 ] 全 国 実 数 増 加 率 実 数 増 加 率 1 県 ( 国 ) 内 総 生 産 県 ( 国 ) 民 所 得 名 目 19 兆 8,112

More information

第4回税制調査会 総4-1

第4回税制調査会 総4-1 平 成 25 年 12 月 国 際 課 税 原 則 の 総 合 主 義 から 帰 属 主 義 への 見 直 し 税 制 調 査 会 国 際 課 税 ディスカッショングループ 国 際 課 税 原 則 の 総 合 主 義 から 帰 属 主 義 への 見 直 し 1. 見 直 しの 背 景 意 義 外 国 法 人 及 び 非 居 住 者 ( 以 下 外 国 法 人 等 という )に 対 する 課 税 原

More information

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について 様 式 1 公 表 されるべき 事 項 国 立 研 究 開 発 法 人 土 木 研 究 所 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について 別 添 Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 当 研 究 所 は 土 木 技 術 に 関 する 研 究 開 発 技 術

More information

16 日本学生支援機構

16 日本学生支援機構 様 式 1 公 表 されるべき 事 項 独 立 行 政 法 人 日 本 学 生 支 援 機 構 ( 法 人 番 号 7020005004962)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 日 本 学 生 支 援 機

More information

添 付 資 料 の 目 次 1. 当 四 半 期 決 算 に 関 する 定 性 的 情 報 2 (1) 経 営 成 績 に 関 する 説 明 2 (2) 財 政 状 態 に 関 する 説 明 2 (3) 連 結 業 績 予 想 などの 将 来 予 測 情 報 に 関 する 説 明 2 2.サマリー 情 報 ( 注 記 事 項 )に 関 する 事 項 3 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間

More information

スライド 1

スライド 1 社 会 保 障 税 一 体 改 革 における 年 金 関 連 法 案 について 年 金 機 能 強 化 法 案 (3 月 30 日 提 出 ) 国 会 提 出 時 の 法 案 の 内 容 1 基 礎 年 金 国 庫 負 担 2 分 の1の 恒 久 化 2 受 給 資 格 期 間 の 短 縮 (25 年 10 年 ) 3 産 休 期 間 中 の 社 会 保 険 料 免 除 4 遺 族 基 礎 年 金

More information

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則 第 323 回 企 業 会 計 基 準 委 員 会 資 料 番 号 日 付 審 議 事 項 (5)-4 2015 年 11 月 6 日 プロジェクト 項 目 税 効 果 会 計 公 開 草 案 に 対 するコメントへの 対 応 - 合 理 的 な 説 明 に 関 する 取 扱 い 本 資 料 の 目 的 1. 本 資 料 は 企 業 会 計 基 準 適 用 指 針 公 開 草 案 第 54 号 繰

More information

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし 3 会 計 基 準 の 見 直 しの 主 な 内 容 (1) 借 入 金 借 入 金 制 度 を 廃 止 し 建 設 又 は 改 良 に 要 する 資 金 に 充 てるための 企 業 債 及 び 一 般 会 計 又 は 他 の 特 別 会 計 からの 長 期 借 入 金 は に 計 上 することとなりまし た に 計 上 するに 当 たり 建 設 又 は 改 良 等 に 充 てられた 企 業 債 及

More information

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc 佐 野 市 生 活 排 水 処 理 構 想 ( 案 ) 平 成 27 年 12 月 佐 野 市 目 次 1. 生 活 排 水 処 理 構 想 について 1.1 生 活 排 水 処 理 構 想 とは P.1 1.2 生 活 排 水 処 理 施 設 の 種 類 P.1 2. 佐 野 市 の 現 状 と 課 題 2.1 整 備 状 況 P.2 2.2 主 な 汚 水 処 理 施 設 P.2 2.3 生 活

More information

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A7937882CC8A549776816998568AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A7937882CC8A549776816998568AE98EBA8DEC90AC816A2E707074> 第 1 回 社 会 保 障 審 議 会 後 期 高 齢 者 医 療 の 在 り 方 に 関 する 特 別 部 会 平 成 1 8 年 1 0 月 5 日 資 料 2-1 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 の 概 要 現 行 の 医 療 保 険 制 度 の 基 本 構 造 老 人 保 健 制 度 75 歳 65 歳 国 保 老 人 保 健 制 度 退 職 者 医 療 制 度 75 歳 以 上 の 人

More information

一般競争入札について

一般競争入札について ( 一 般 競 争 入 札 ) 総 合 評 価 落 札 方 式 ガイドライン 平 成 21 年 4 月 ( 独 ) 工 業 所 有 権 情 報 研 修 館 1.はじめに 現 在 公 共 調 達 の 透 明 性 公 正 性 をより 一 層 めることが 喫 緊 の 課 題 とな っており 独 立 行 政 法 人 も 含 めた 政 府 全 体 で 随 意 契 約 の 見 直 しに 取 り 組 んで おります

More information

Taro-H19退職金(修正版).jtd

Taro-H19退職金(修正版).jtd 調 査 結 果 の 概 要 1 退 職 金 制 度 (1) 採 用 状 況 ( 表 1) 集 計 第 1 表 第 2 表 退 職 金 制 度 の 採 用 状 況 をみると 退 職 一 時 金 制 度 のみ 14 社 ( 退 職 金 制 度 採 用 企 業 246 社 の5.7 %) 退 職 年 金 制 度 のみ 27 社 ( 同 11.0%) 退 職 一 時 金 制 度 と 退 職 年 金 制 度

More information

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月 別 紙 3 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 23 年 度 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (23 年 度 末 ) A B 73,89 18,96,951 629,218,05,29 ( 注 )1 件 費 とは 一 般 職 に 支 給 される 給 与 と 市 長

More information

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている. 別 紙 高 山 村 の 給 与 定 員 管 理 等 について 総 括 () 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (26 年 月 日 ) A B B/A 24 年 度 の 件 費 率 年 度 千 千 千 2,9 2,64,628 6,8 467,928 8. 2.4 (2) 職 員 給 与 費

More information

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑 等 の 当 初 見 直 し 案 の 検 討 状 況 について 資 料 1-1 項 目 名 検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 都 道 府 県 担 当 者 との 意 見 交 換 では 結 果 精 度 の 低 下 に 伴 い 結 果 が 活 用 されなくなった 場 合 の 員 のモチベーション 低 下 の 可 能 性 や 員 の 配 置 換 え 等 についての 考 慮 が 必 要 との 意

More information

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の 3 月 1 日 ( 火 )HP 公 表 基 本 関 係 社 会 保 険 等 未 加 入 対 策 に 関 する 想 定 問 答 問 1 社 会 保 険 等 とは 何 か 社 会 保 険 ( 健 康 保 険 及 び 厚 生 年 金 保 険 )と 労 働 保 険 ( 雇 用 保 険 )を 指 します 問 2 どのような 場 合 でも 元 請 と 未 加 入 業 者 との 一 次 下 請 契 約 が 禁 止

More information

m07 北見工業大学 様式①

m07 北見工業大学 様式① 国 立 大 学 法 人 北 見 工 業 大 学 ( 法 人 番 号 6460305000387)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 当 該 法 人 の 主 要 事 業 は 教 育 研 究 事 業 である 役

More information

財政再計算結果_色変更.indd

財政再計算結果_色変更.indd 私 たちの 共 済 年 金 財 政 再 計 算 結 果 と 新 保 険 料 率 について 組 合 員 の 皆 さまに これまでリーフレットなどでお 知 らせしてきましたように 本 年 は 組 合 員 の 皆 さまが 加 入 している 共 済 年 金 で5 年 に 一 度 の 財 政 再 計 算 を 行 う 年 になっています 去 る5 月 27 日 に 財 務 省 から 財 政 再 計 算 に 関

More information

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 区 東 庄 町 の 給 与 定 員 管 理 等 について 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) 分 ( 年 度 末 ) A B B/A 1 年 度 の 件 費 率 千 千 千 年 度 15,408 5,093,505 1,033,984 517,441 0.3 0.8 ()

More information

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 清 瀬 市 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (25 年 度 末 ) 25 年 度 千 74,247 27,195,534 A 768,602 千 4,616,550 B 千 17.0 B/A 昨 年 度 の 件 費 率 17.3

More information

別紙3

別紙3 別 紙 3 1 総 括 平 成 26 年 度 栃 木 市 の 給 与 定 員 管 理 等 に つ い て (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 区 分 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (26 年 1 月 1 日 ) A B B / A 24 年 度 の 件 費 率 % % 25 年 度 146,544 56,331,297

More information

○ 愛 知 県 都 市 職 員 共 済 組 合 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 規 則 ( 平 成 22 年 10 月 1 日 ) 平 成 22 年 規 則 第 9 号 改 正 平 成 22 年 11 月 30 日 規 則 第 11 号 愛 知 県 都 市 職 員 共 済 組 合 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 規 則 ( 平 成 10 年 愛 知 県 都 市 職 員 共 済

More information

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる 独 立 行 政 法 人 の 役 員 の 退 職 金 に 係 る 業 績 勘 案 率 の 算 定 ルールについて 平 成 27 年 5 月 25 日 総 務 大 臣 決 定 独 立 行 政 法 人 特 殊 法 人 及 び 認 可 法 人 の 役 員 の 退 職 金 について ( 平 成 27 年 3 月 24 日 閣 議 決 定 以 下 閣 議 決 定 という )に 基 づき 独 立 行 政 法 人

More information

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考 共 済 年 金 職 域 部 分 と 退 職 給 付 に 関 する 有 識 者 会 議 報 告 書 概 要 1. 民 間 の 企 業 年 金 及 び 退 職 金 に 関 する 人 事 院 調 査 結 果 結 果 民 間 :2547.7 万 円 公 務 2950.3 万 円 ( 差 額 402.6 万 円 ) 人 事 院 の 見 解 官 民 均 衡 の 観 点 から 民 間 との 較 差 を 埋 める

More information

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 の 法 令 等 に 準 拠 Up Newsletter 養 老 保 険 の 減 額 逓 増 定 期 保 険 の 取 扱 い 変 更 介 護 費 用 保 険 の 導 入 企 業 の 保 険 のポイント http://www.up-firm.com 1 養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者

More information

調査結果の概要

調査結果の概要 調 査 結 果 の 概 要 調 査 の 概 要 1 調 査 対 象 (1) 事 業 所 調 査 都 内 の 常 用 従 業 者 規 模 30 人 以 上 の 3,000 事 業 所 1 調 査 対 象 (2) 契 約 社 員 調 査 事 業 所 調 査 の 結 果 から 協 力 を 得 られた 事 業 所 の 従 業 員 2,000 人 2 調 査 時 点 方 法 (1) 事 業 所 調 査 平 成

More information

<6D33335F976C8EAE825081698CF6955C9770816A2E786C73>

<6D33335F976C8EAE825081698CF6955C9770816A2E786C73> 国 立 大 学 法 人 新 潟 大 学 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 18 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 本 学 が 定 める 役 員 に 支 給 する 期 末 特 別 手 当 (ボーナス)において, 役 員 の 本 給

More information

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等 私 立 大 学 等 研 究 設 備 整 備 費 等 補 助 金 ( 私 立 大 学 等 研 究 設 備 等 整 備 費 ) 交 付 要 綱 目 次 第 1 章 通 則 ( 第 1 条 - 第 4 条 ) 第 2 章 私 立 大 学 等 ( 第 5 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 専 修 学 校 ( 第 16 条 - 第 25 条 ) 第 4 章 補 助 金 の 返 還 ( 第 26 条 ) 第

More information

Q IFRSの特徴について教えてください

Q IFRSの特徴について教えてください Q 改 正 後 の 退 職 給 付 に 関 する 会 計 基 準 と 改 訂 IAS 第 19 号 との 差 異 を 教 え てください A 数 理 計 算 上 の 差 異 過 去 勤 務 費 用 の 会 計 処 理 退 職 給 付 見 込 額 の 期 間 配 分 方 式 および 期 待 運 用 収 益 という 概 念 の 廃 止 が 主 な 差 異 として 残 っています 平 成 24 年 5 月

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D2097988976918A94BD837D836C83578381839383678B4B92F62E646F6378>

<4D6963726F736F667420576F7264202D2097988976918A94BD837D836C83578381839383678B4B92F62E646F6378> 一 般 社 団 法 人 日 本 ジェネリック 医 薬 品 学 会 利 益 相 反 マネジメント 規 程 ( 目 的 ) 第 1 条 一 般 社 団 法 人 日 本 ジェネリック 医 薬 品 学 会 ( 以 下 本 学 会 と 略 す)は その 活 動 におい て 社 会 的 責 任 と 倫 理 性 が 求 められていることに 鑑 み 利 益 相 反 マネジメント 規 程 を 策 定 する その 目

More information

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入 入 札 公 告 次 のとおり 一 般 競 争 入 札 に 付 します なお 本 業 務 の 契 約 締 結 は 当 該 業 務 に 係 る 平 成 27 年 度 予 算 の 執 行 が 可 能 となってい ることを 条 件 とします 平 成 27 年 2 月 17 日 独 立 行 政 法 人 鉄 道 建 設 運 輸 施 設 整 備 支 援 機 構 契 約 担 当 役 鉄 道 建 設 本 部 九 州

More information

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加 別 添 事 務 連 絡 平 成 27 年 12 月 18 日 日 本 年 金 機 構 厚 生 年 金 保 険 部 長 殿 厚 生 労 働 省 年 金 局 事 業 管 理 課 長 持 続 可 能 な 医 療 保 険 制 度 を 構 築 するための 国 民 健 康 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 による 健 康 保 険 法 及 び 船 員 保 険 法 改 正 内 容 の 一 部 に

More information

平成24年度 業務概況書

平成24年度 業務概況書 平 成 27 年 度 第 3 四 半 期 厚 生 年 金 保 険 給 付 調 整 積 立 金 運 用 状 況 ( 地 方 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 ) 平 成 27 年 度 第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 10 兆 1,895 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D2087472D3188C091538AC7979D8B4B92F6814594F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

<4D6963726F736F667420576F7264202D2087472D3188C091538AC7979D8B4B92F6814594F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63> 飛 鳥 交 通 株 式 会 社 安 全 管 理 規 程 平 成 23 年 11 月 10 日 改 定 目 次 第 一 章 総 則 第 二 章 輸 送 の 安 全 を 確 保 するための 事 業 の 運 営 の 方 針 等 第 三 章 輸 送 の 安 全 を 確 保 するための 事 業 の 実 施 及 びその 管 理 の 体 制 第 四 章 輸 送 の 安 全 を 確 保 するための 事 業 の 実

More information

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j2014220_\217C\220\263\201j.doc)

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j2014220_\217C\220\263\201j.doc) 平 成 26 年 2 月 20 日 日 本 医 師 従 業 員 国 民 年 金 基 金 年 金 資 産 運 用 の 基 本 方 針 日 本 医 師 従 業 員 国 民 年 金 基 金 ( 以 下 当 基 金 という)は 年 金 給 付 等 積 立 金 ( 以 下 年 金 資 産 という)の 運 用 にあたり 以 下 の 基 本 方 針 を 定 める 当 基 金 から 年 金 資 産 の 管 理 又

More information

●幼児教育振興法案

●幼児教育振興法案 第 一 九 〇 回 衆 第 五 〇 号 幼 児 教 育 振 興 法 案 目 次 前 文 第 一 章 総 則 ( 第 一 条 - 第 八 条 ) 第 二 章 幼 児 教 育 振 興 基 本 方 針 等 ( 第 九 条 第 十 条 ) 第 三 章 基 本 的 施 策 ( 第 十 一 条 - 第 十 七 条 ) 附 則 幼 児 期 において 人 は その 保 護 者 や 周 囲 の 大 人 との 愛 情

More information

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親 第 265 回 企 業 会 計 基 準 委 員 会 資 料 番 号 日 付 審 議 事 項 (3) 2013 年 5 月 29 日 プロジェクト 項 目 企 業 結 合 (ステップ2) 公 開 草 案 に 対 するコメントへの 対 応 I. 検 討 の 経 緯 1. 平 成 25 年 1 月 に 企 業 会 計 基 準 公 開 草 案 第 49 号 企 業 結 合 に 関 する 会 計 基 準 (

More information

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73> 株 式 会 社 国 際 協 力 銀 行 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 国 会 で 認 められた 予 算 に 従 い 国 家 公 務 員 指 定 職 に 準 じた 水 準 としている なお 役 員

More information

1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 課 税 について ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 は 収 入 金 額 を 課 税 標 準 として 収 入 割 の 申 告 となります ( 法 72 条 の2 72 条 の 12 第 2 号 ) ガス 供 給 業 とその 他 の 事

1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 課 税 について ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 は 収 入 金 額 を 課 税 標 準 として 収 入 割 の 申 告 となります ( 法 72 条 の2 72 条 の 12 第 2 号 ) ガス 供 給 業 とその 他 の 事 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 申 告 について 埼 玉 県 県 税 事 務 所 平 成 28 年 4 月 凡 例 法 地 方 税 法 政 令 地 方 税 法 施 行 令 規 則 地 方 税 法 施 行 規 則 通 ( 県 ) 地 方 税 法 の 施 行 に 関 する 取 扱 いについて( 道 府 県 関 係 ) 1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の

More information

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定 資 料 10 減 損 損 失 及 び 資 本 金 の 変 動 に 関 する 調 査 記 載 上 の 注 意 事 項 当 調 査 は 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 資 本 金 の の 変 動 等 を 把 握 するために 調 査 する ものである 調 査 対 象 は 地 方 公 営 企 業 状 況 調 査 の 対 象 となっている 法 適 用 企 業 とする Ⅰ 提 出 物 について

More information

Microsoft Word - 通達(参考).doc

Microsoft Word - 通達(参考).doc 参 考 1 基 発 第 0909001 号 平 成 20 年 9 月 9 日 都 道 府 県 労 働 局 長 殿 厚 生 労 働 省 労 働 基 準 局 長 ( 公 印 省 略 ) 多 店 舗 展 開 する 小 売 業 飲 食 業 等 の 店 舗 における 管 理 監 督 者 の 範 囲 の 適 正 化 について 小 売 業 飲 食 業 等 において いわゆるチェーン 店 の 形 態 により 相 当

More information

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63> 社 会 保 険 加 入 状 況 等 の 実 態 調 査 結 果 平 成 27 年 6 月 18 日 一 般 社 団 法 人 日 本 電 設 工 業 協 会 社 会 保 険 加 入 状 況 等 の 実 態 調 査 結 果 について 1. 調 査 の 目 的 社 会 保 険 加 入 促 進 計 画 の 計 画 期 間 (H24 年 度 ~H28 年 度 までの5 年 間 )の 中 間 時 点 として 1

More information

しかし 主 に 欧 州 の 一 部 の 回 答 者 は 受 託 責 任 について 資 源 配 分 の 意 思 決 定 の 有 用 性 とは 独 立 の 財 務 報 告 の 目 的 とすべきであると 回 答 した 本 ED に 対 する ASBJ のコメント レターにおける 意 見 経 営 者 の 受

しかし 主 に 欧 州 の 一 部 の 回 答 者 は 受 託 責 任 について 資 源 配 分 の 意 思 決 定 の 有 用 性 とは 独 立 の 財 務 報 告 の 目 的 とすべきであると 回 答 した 本 ED に 対 する ASBJ のコメント レターにおける 意 見 経 営 者 の 受 第 337 回 企 業 会 計 基 準 委 員 会 資 料 番 号 日 付 審 議 (2)-3 2016 年 5 月 31 日 プロジェクト 項 目 概 念 フレームワーク 概 念 フレームワークの 見 直 しに 関 する IASB における 議 論 の 状 況 Ⅰ. 本 資 料 の 目 的 1. 2016 年 5 月 の 国 際 会 計 基 準 審 議 会 (IASB)ボード 会 議 では 公 開

More information

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ Ⅰ 調 査 の 概 要 Ⅱ 札 幌 の 子 どもの 学 力 学 習 意 欲 等 について Ⅲ 学 力 調 査 の 結 果 概 要 及 び 改 善 の 方 向 等 について Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果

More information

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一 貸 借 対 照 表 平 成 27 年 3 月 31 日 現 在 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 内 訳 金 額 科 目 内 訳 金 額 流 動 資 産 千 円 千 円 流 動 負 債 千 円 千 円 預 金 5,145,515 預 り 金 240, 有 価 証 券 2,000,000 未 払 金 274, 前 払 費 用 61,184 未 払 収 益 分 配 金 789 未 収 入 金 未

More information

個人住民税徴収対策会議

個人住民税徴収対策会議 個 人 住 民 税 徴 収 対 策 会 議 平 成 26 年 8 月 7 日 税 収 に 占 める 個 人 住 民 税 の 割 合 個 人 住 民 税 は 県 市 町 村 いずれも 税 収 の 約 3 割 を 占 めており 重 要 な 財 源 となっている 岡 山 県 現 年 繰 越 合 計 市 町 村 その 他 18.5% 自 動 車 税 13.1% 個 人 県 民 税 29.6% その 他 15.0%

More information

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾 付 議 第 3 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 に 係 る 意 見 聴 取 に 関 する 議 案 平 成 26 年 2 月 高 知 県 議 会 定 例 会 提 出 予 定 の 条 例 議 案 に 係 る 地 方 教 育 行 政 の 組 織 及 び 運 営 に 関 する 法 律 ( 昭 和 31 年 法 律 第 162 号 )

More information

連結計算書

連結計算書 第 54 期 決 算 公 告 貸 借 対 照 表 ( 平 成 27 年 3 月 31 日 現 在 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資 産 の 部 ) ( 負 債 の 部 ) 流 動 資 産 728,213 流 動 負 債 527,973 現 金 及 び 預 金 22,917 短 期 借 入 金 398,450 営 業 貸 付 金 714,350 1 年 内 返

More information

平成22年度

平成22年度 平 成 2 2 年 度 新 地 方 公 会 計 制 度 基 準 モデル による 佐 呂 間 町 の 財 務 書 類 北 海 道 佐 呂 間 町 ( 企 画 財 政 課 ) 目 次 Ⅰ 新 しい 地 方 公 会 計 制 度 の 概 要 Ⅱ 平 成 22 年 度 佐 呂 間 町 財 務 書 類 Ⅰ 新 しい 地 方 公 会 計 制 度 の 概 要 市 町 村 など 地 方 公 共 団 体 の 財 務 情

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 株 式 会 社 化 に 伴 う から 特 定 の 員 への 株 式 譲 渡 に 係 る 課 税 関 係 と 手 続 きについて 平 成 20 年 2 月 商 工 中 金 当 資 料 は 貴 において 本 件 取 引 に 関 する 検 討 をされるに 際 して ご 参 考 のための 情 報 提 供 のみを 目 的 として 国 税 庁 の 確 認 を 受 けた 内 容 に 基 づき 商 工 中 金 が

More information

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H25.11.15 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H25.11.15 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支 長 野 県 における 行 政 財 政 改 革 の 取 組 について 参 考 資 料 3 1 行 政 財 政 改 革 を 推 進 するための 計 画 1 財 政 改 革 推 進 プログラム(H14~H18 ) 2 長 野 県 行 財 政 改 革 プラン(H19~H23 ) 3 長 野 県 行 政 財 政 改 革 方 針 (H24~H28 ) 事 務 事 業 の 見 直 し 民 間 委 託 など 外 部

More information

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農 国 営 かんがい 排 水 事 業 石 垣 島 地 区 事 業 の 概 要 本 事 業 は 沖 縄 本 島 から 南 西 約 400kmにある 石 垣 島 に 位 置 する 石 垣 市 の4,338haの 農 業 地 帯 において 農 業 用 水 の 安 定 供 給 を 図 るため 農 業 水 利 施 設 の 改 修 整 備 を 行 うものである 事 業 の 目 的 必 要 性 本 地 区 は さとうきびを

More information

<8BB388F58F5A91EE82A082E895FB8AEE967B95FB906A>

<8BB388F58F5A91EE82A082E895FB8AEE967B95FB906A> 恵 庭 市 教 員 住 宅 のあり 方 基 本 方 針 平 成 25 年 2 月 恵 庭 市 教 育 委 員 会 目 次 1. 教 員 住 宅 の 現 状 (1) 教 員 住 宅 の 役 割 1 (2) 教 員 住 宅 の 実 態 1 (3) 環 境 の 変 化 1 (4) 教 員 の 住 宅 事 情 1 2 2. 基 本 方 針 の 目 的 2 3.あり 方 検 討 会 議 の 答 申 内 容

More information

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環 資 料 2-2 容 積 率 規 制 等 について Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保

More information

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や 参 考 資 料 1-17 民 間 都 市 整 備 事 業 建 築 計 画 に 関 わる 関 連 制 度 の 整 理 都 市 開 発 諸 制 度 には 公 開 空 地 の 確 保 など 公 共 的 な 貢 献 を 行 う 建 築 計 画 に 対 して 容 積 率 や 斜 線 制 限 などの 建 築 基 準 法 に 定 める 形 態 規 制 を 緩 和 することにより 市 街 地 環 境 の 向 上 に

More information

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案) 監 督 指 針 Ⅱ 保 険 監 督 上 の 評 価 項 目 Ⅱ-2-7 商 品 開 発 に 係 る 内 部 管 理 態 勢 Ⅱ-2-7-2 主 な 着 眼 点 (1)~(4) (5) 関 連 部 門 との 連 携 1~3 4 関 連 部 門 は 販 売 量 拡 大 や 収 益 追 及 を 重 視 する 例 えば 営 業 推 進 部 門 や 収 益 部 門 から 不 当 な 影 響 を 受 けることなく

More information

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 4 年 度 住 民 基 本 台 帳 口 ( 平 成 5 年 3 月 31 日 ) 1, 歳 出 額 5,95,3 A の 給 与 定 員 管 理 等 について 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) B B/A 3 年 度 の 件 費 率 1,4 1,3,9.9 7. () 職 員 給 与 費 の 状 況 ( 普 通

More information

Microsoft PowerPoint - 税制上の特例.pptx

Microsoft PowerPoint - 税制上の特例.pptx (1) 被 災 地 の 雇 用 機 会 の 確 保 のための 税 制 上 の 特 例 措 置 (~28 年 3 月 末 ) 復 興 産 業 集 積 区 域 内 において 雇 用 に 大 きな 被 害 が 生 じた 地 域 の 雇 用 機 会 の 確 保 に 寄 与 する 事 業 を 行 う 個 人 事 業 者 又 は 法 人 ( 新 規 立 地 促 進 税 制 は 法 人 のみ)を 対 象 として

More information

文化政策情報システムの運用等

文化政策情報システムの運用等 名 開 始 終 了 ( 予 定 ) 年 度 番 号 0406 平 成 25 年 行 政 レビューシート ( 文 部 科 学 省 ) 文 化 政 策 情 報 システム 運 用 等 担 当 部 局 庁 文 化 庁 作 成 責 任 者 平 成 8 年 度 なし 担 当 課 室 長 官 官 房 政 策 課 政 策 課 長 清 水 明 会 計 区 分 一 般 会 計 政 策 施 策 名 根 拠 法 令 ( 具

More information

2 平 均 病 床 数 の 平 均 病 床 数 では 療 法 人 に 対 しそれ 以 外 の 開 設 主 体 自 治 体 社 会 保 険 関 係 団 体 その 他 公 的 の 規 模 が 2.5 倍 程 度 大 きく 療 法 人 に 比 べ 公 的 病 院 の 方 が 規 模 の 大 き いことが

2 平 均 病 床 数 の 平 均 病 床 数 では 療 法 人 に 対 しそれ 以 外 の 開 設 主 体 自 治 体 社 会 保 険 関 係 団 体 その 他 公 的 の 規 模 が 2.5 倍 程 度 大 きく 療 法 人 に 比 べ 公 的 病 院 の 方 が 規 模 の 大 き いことが II 病 院 経 営 管 理 指 標 に 関 する 調 査 研 究 結 果 1. 平 成 22 年 度 病 院 経 営 管 理 指 標 の 概 要 平 成 22 年 度 病 院 経 営 管 理 指 標 の 詳 細 については 後 述 の 平 成 22 年 度 病 院 経 営 管 理 指 標 に 示 し 以 下 ではその 概 況 を 述 べる 注 有 効 回 答 数 が 5 以 下 の 項 目 には

More information

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定 射 水 市 建 設 工 事 施 行 に 関 する 工 事 成 績 評 定 要 領 平 成 8 年 3 月 7 告 示 第 44 号 ( 目 的 ) 第 条 この 要 領 は 射 水 市 が 所 掌 する 工 事 の 成 績 評 定 ( 以 下 評 定 という )に 必 要 な 事 項 を 定 め 公 正 かつ 的 確 な 評 定 を 行 うことにより もって 請 負 業 者 の 選 定 及 び 指

More information

(2) 実 務 上 の 取 扱 い 減 価 償 却 の 方 法 は 会 計 方 針 にあたるため その 変 更 は 本 来 会 計 方 針 の 変 更 として 遡 及 適 用 の 対 象 と なります しかしながら 減 価 償 却 方 法 の 変 更 については 会 計 方 針 の 変 更 を 会

(2) 実 務 上 の 取 扱 い 減 価 償 却 の 方 法 は 会 計 方 針 にあたるため その 変 更 は 本 来 会 計 方 針 の 変 更 として 遡 及 適 用 の 対 象 と なります しかしながら 減 価 償 却 方 法 の 変 更 については 会 計 方 針 の 変 更 を 会 平 成 24 年 3 月 期 から 会 計 上 の 変 更 及 び 誤 謬 の 訂 正 に 関 する 会 計 基 準 ( 以 下 過 年 度 遡 及 会 計 基 準 ) ( 企 業 会 計 基 準 第 24 号 平 成 21 年 12 月 4 日 )が 新 たに 適 用 されます また 平 成 23 年 3 月 期 から 導 入 された 資 産 除 去 債 務 に 関 する 会 計 基 準 ( 企

More information

弁護士報酬規定(抜粋)

弁護士報酬規定(抜粋) はなみずき 法 律 事 務 所 弁 護 士 報 酬 規 定 ( 抜 粋 ) 2008 年 10 月 改 訂 2014 年 4 月 * 以 下 の 弁 護 士 報 酬 は いずれも 税 込 です ただし D E L の2の 表 に 基 づき 算 出 さ れた 金 額 については 消 費 税 を 上 乗 せした 額 を 弁 護 士 報 酬 とします 目 次 A 法 律 相 談 料 B 顧 問 料 C 手

More information

<9056976C8EAE81698B4C93FC8FE382CC97AF88D38E968D80814595CA8E86816A2E786C73>

<9056976C8EAE81698B4C93FC8FE382CC97AF88D38E968D80814595CA8E86816A2E786C73> 厚 生 労 働 省 職 業 安 定 局 需 給 調 整 事 業 課 労 働 者 派 遣 事 業 書 記 入 のポイント 実 際 の 記 入 にあたっては 様 式 第 11 号 ( 第 3 面 )の 記 載 要 領 をご 覧 の 上 正 確 に 記 入 して 下 さい 一 般 派 遣 元 事 業 主 及 び 特 定 派 遣 元 事 業 主 は 労 働 者 派 遣 事 業 を 行 う 事 業 所 ごとに

More information

https://www.online3.tdnet.info/onre/jsp/tdzz.download?uji.verb=

https://www.online3.tdnet.info/onre/jsp/tdzz.download?uji.verb= 平 成 21 年 3 月 期 平 成 20 年 7 月 31 日 上 場 会 社 名 松 井 建 設 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コード 番 号 1810 URL http://www.matsui-ken.co.jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 松 井 隆 弘 問 合 せ 先 責 任 者 ( 役 職 名 ) 管 理 本 部 経 理 部 長 (

More information

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 11. 15. 1. 95. H.4.1 94.6 H5.4.1 15.1 H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H5.7.1 14.9 H.4.1 97.1 H5.4.1 14.5 H5.4.1 H5.7.1 13. 1. H5.4.1 ( 参 考

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 11. 15. 1. 95. H.4.1 94.6 H5.4.1 15.1 H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H5.7.1 14.9 H.4.1 97.1 H5.4.1 14.5 H5.4.1 H5.7.1 13. 1. H5.4.1 ( 参 考 石 井 町 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (4 年 度 末 ) A B B/A 3 年 度 の 件 費 率 4 年 度 6,69 8,136,675 373,713 1,54,11 18.95 19.18 () 職 員 給 与

More information

2016年夏のボーナス見通し

2016年夏のボーナス見通し 216 年 4 月 6 日 経 済 レポート 216 年 夏 のボーナス 見 通 し ~ 小 幅 ながらも 2 年 ぶりに 増 加 へ~ 調 査 部 研 究 員 藤 田 隼 平 216 年 夏 の 民 間 企 業 ( 調 査 産 業 計 事 業 所 規 模 人 以 上 )の ボ ー ナ ス は 2 年 ぶりに 増 加 すると 予 測 する 労 働 需 給 がタイトな 中 今 年 の 春 闘 では 基

More information

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容 一 般 社 団 法 人 日 本 造 園 建 設 業 協 会 社 会 保 険 等 加 入 促 進 計 画 平 成 24 年 10 月 一 般 社 団 法 人 日 本 造 園 建 設 業 協 会 1 計 画 策 定 の 趣 旨 目 的 この 計 画 は 一 般 社 団 法 人 日 本 造 園 建 設 業 協 会 ( 以 下 日 造 協 という ) 及 び 日 造 協 の 正 会 員 ( 以 下 会 員

More information

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有 平 成 22 年 3 月 期 第 3 四 半 期 決 算 短 信 平 成 22 年 2 月 10 日 上 場 会 社 名 松 井 建 設 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コード 番 号 1810 URL http://www.matsui-ken.co.jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 松 井 隆 弘 問 合 せ 先 責 任 者 ( 役 職 名 )

More information

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf 奨 学 金 相 談 Q&A 1 奨 学 金 制 度 の 何 が 問 題 か 1 金 融 事 業 に 変 質 した 奨 学 金 制 度 日 本 育 英 会 が2004 年 に 廃 止 されて 独 立 行 政 法 人 日 本 学 生 支 援 機 構 に 移 行 してから 金 融 事 業 として 位 置 づけられ 返 還 金 の 回 収 強 化 が 進 められてきました 2010 年 4 月 から 返 済

More information

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知) 27 文 科 初 第 1593 号 平 成 28 年 3 月 22 日 各 都 道 府 県 知 事 各 都 道 府 県 教 育 委 員 会 各 指 定 都 市 教 育 委 員 会 殿 附 属 学 校 を 置 く 各 国 立 大 学 法 人 学 長 構 造 改 革 特 別 区 域 法 第 12 条 第 1 項 の 認 定 を 受 けた 地 方 公 共 団 体 の 長 文 部 科 学 省 初 等 中 等

More information

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可 ミスミグループ コーポレートガバナンス 基 本 方 針 本 基 本 方 針 は ミスミグループ( 以 下 当 社 グループ という)のコーポレートガバナン スに 関 する 基 本 的 な 考 え 方 を 定 めるものである 1. コーポレートガバナンスの 原 則 (1) 当 社 グループのコーポレートガバナンスは 当 社 グループの 持 続 的 な 成 長 と 中 長 期 的 な 企 業 価 値 の

More information

第316回取締役会議案

第316回取締役会議案 貸 借 対 照 表 ( 平 成 27 年 3 月 31 日 現 在 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資 産 の 部 ) ( 負 債 の 部 ) 流 動 資 産 30,235,443 流 動 負 債 25,122,730 現 金 及 び 預 金 501,956 支 払 手 形 2,652,233 受 取 手 形 839,303 買 掛 金 20,067,598 売 掛 金 20,810,262

More information

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63>

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63> 平 成 18 年 7 月 独 立 行 政 法 人 国 立 大 学 財 務 経 営 センター 国 立 大 学 法 人 等 による 国 立 大 学 財 務 経 営 センターへの 土 地 譲 渡 収 入 の 一 部 納 付 の 仕 組 みについて 国 立 大 学 法 人 等 が 国 から 出 資 された 土 地 を 譲 渡 した 場 合 文 部 科 学 大 臣 が 定 める 基 準 に より 算 定 した

More information

<5461726F2D8179835A8362836794C5817A313230333039817988C495B6817A>

<5461726F2D8179835A8362836794C5817A313230333039817988C495B6817A> - 1 - 省 百 七 旅 客 部 改 省 令 平 成 省 令 伴 並 平 成 省 令 並 ま づ 並 令 づ く 領 平 成 月 大 臣 前 田 武 志 づ く 領 語 お 使 語 監 督 針 平 成 省 千 百 お 使 語 - 2 - 務 名 簿 款 寄 附 為 登 記 証 明 組 織 図 保 制 証 機 器 機 器 設 設 備 記 載 決 算 報 足 経 的 礎 証 績 分 証 程 七 イ 概

More information

<4D F736F F F696E74202D2082C882E982D982C DD8ED88EE688F882CC82B582AD82DD C668DDA9770>

<4D F736F F F696E74202D2082C882E982D982C DD8ED88EE688F882CC82B582AD82DD C668DDA9770> な る ほ ど! 貸 借 取 引 のしくみ Japan Securities Finance Co.,Ltd 1 目 次 1. 貸 借 取 引 について 2. 貸 借 取 引 における 株 式 調 達 について 3. 品 貸 料 の 決 定 方 法 について 4. 制 限 措 置 を 含 む 貸 借 取 引 情 報 について 5.よくある 質 問 Japan Securities Finance Co.,Ltd

More information

市 町 村 税 の 概 況 市 町 村 税 の 概 況 は 平 成 25 年 度 地 方 財 政 状 況 調 査 平 成 26 年 度 市 町 村 税 の 課 税 状 況 等 の 調 及 び 平 成 26 年 度 固 定 資 産 の 価 格 等 の 概 要 調 書 等 報 告 書 等 の 資 料 に

市 町 村 税 の 概 況 市 町 村 税 の 概 況 は 平 成 25 年 度 地 方 財 政 状 況 調 査 平 成 26 年 度 市 町 村 税 の 課 税 状 況 等 の 調 及 び 平 成 26 年 度 固 定 資 産 の 価 格 等 の 概 要 調 書 等 報 告 書 等 の 資 料 に 第 3 市 町 村 税 関 係 市 町 村 税 の 概 況 市 町 村 税 の 概 況 は 平 成 25 年 度 地 方 財 政 状 況 調 査 平 成 26 年 度 市 町 村 税 の 課 税 状 況 等 の 調 及 び 平 成 26 年 度 固 定 資 産 の 価 格 等 の 概 要 調 書 等 報 告 書 等 の 資 料 に 基 づいてとりまとめた 一 平 成 25 年 度 決 算 状 況 1

More information

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135,600 185,800 222,900 261,900 289,200 320,600

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135,600 185,800 222,900 261,900 289,200 320,600 本 巣 市 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 21 年 度 住 民 基 本 台 帳 口 (21 年 度 末 ) (A) (B) 35,523 歳 出 額 14,360,892 実 質 収 支 件 費 999,985 2,521,801 件 費 率 ( 参 考 ) B/A 17.6 20 年 度 の 件 費 率 18.8

More information

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学 幼 児 教 育 の 無 償 化 について 資 料 3-1 就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 (

More information