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1 金 融 の 発 展 段 階 による 分 類 からの 考 察 調 査 部 研 究 員 大 嶋 秀 雄 目 次 1.はじめに 2. 東 南 アジアの 銀 行 セクター (1) 国 際 的 な 位 置 付 け (2) 金 融 セクターの 発 展 段 階 (3) 二 つのグループの 特 徴 3. 金 融 先 進 国 の 銀 行 セクター(シンガポール マレーシア) (1)シンガポール (2)マレーシア (3) 金 融 先 進 国 のまとめ 4. 金 融 後 発 国 の 銀 行 セクター(インドネシア フィリピン) (1)インドネシア (2)フィリピン (3) 金 融 後 発 国 のまとめ 5. 展 望 (1) 金 融 先 進 国 および 金 融 後 発 国 の 銀 行 セクターの 展 望 (2)ASEAN 域 内 の 連 結 性 の 強 まりに 伴 う 変 化 6.リスク (1) 金 融 先 進 国 におけるリスク (2) 金 融 後 発 国 におけるリスク 7.おわりに 32 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17

2 要 約 1. 日 本 企 業 の 東 南 アジアにおける 事 業 規 模 は 日 に 日 に 大 きくなっている 現 地 で 部 品 の 調 達 や 販 売 を 行 う 企 業 も 増 え 現 地 通 貨 による 金 融 ニーズの 拡 大 などから 地 場 銀 行 から 借 り 入 れを 行 う 日 本 の 企 業 も 多 い そのため 日 本 企 業 にとって 東 南 アジアの 金 融 市 場 の 重 要 性 が 増 している 2. 金 融 セクターの 発 展 段 階 からASEAN 各 国 を 金 融 先 進 国 と 金 融 後 発 国 に 分 類 できる 本 稿 では それぞれのグループの 代 表 的 な 国 として 金 融 先 進 国 からシンガポールとマレーシア 金 融 後 発 国 からインドネシアとフィリピンを 取 り 上 げ 分 析 を 行 う 3. 金 融 先 進 国 は 銀 行 総 与 信 や 銀 行 預 金 残 高 の 対 GDP 比 が100%を 超 えるなど 金 融 市 場 が 成 熟 してお り 成 長 余 地 は 相 対 的 に 小 さい 信 用 情 報 DBなどの 金 融 インフラや 資 本 市 場 が 整 備 されており 個 人 向 け 金 融 や 企 業 の 直 接 金 融 による 調 達 が 浸 透 している また 外 国 銀 行 の 参 入 を 促 すことで 金 融 市 場 の 高 度 化 を 図 っている 主 要 銀 行 は 海 外 展 開 に 積 極 的 で 税 前 利 益 の 約 4 割 を 海 外 から 得 ている 加 えて 投 資 銀 行 業 務 やPB 業 務 など 商 業 銀 行 業 務 以 外 を 強 化 する 動 きも 見 られる 4. 金 融 後 発 国 は 国 民 の 半 数 以 上 が 預 金 口 座 を 持 たないなど 金 融 が 浸 透 していない 上 位 の 銀 行 への 集 約 は 進 んでいるものの 一 方 で 多 くの 中 小 規 模 の 銀 行 が 存 在 する 地 場 銀 行 の 競 争 力 が 低 いことか ら 積 極 的 に 海 外 展 開 する 銀 行 はなく 国 内 においても 地 場 銀 行 を 保 護 する 傾 向 が 見 られる 中 小 企 業 や 個 人 の 信 用 力 を 計 量 的 に 把 握 することが 難 しく リテール 金 融 は 発 展 していない 資 本 市 場 が 未 発 達 であることから 大 企 業 も 間 接 金 融 に 依 存 しており 主 要 銀 行 はホールセール 金 融 が 中 心 となっ ている 5. 将 来 の 展 望 としては ASEAN 域 内 の 経 済 統 合 金 融 統 合 が 目 指 されていることから 金 融 後 発 国 では 金 融 包 摂 や 金 融 システムの 多 様 化 が 進 むだろう それにより これまで 難 しかったリテール 金 融 や 直 接 金 融 が 成 長 すると 考 えられる 一 方 金 融 先 進 国 では 外 国 銀 行 への 市 場 開 放 の 進 展 により 金 融 市 場 が 高 度 化 するとともに 主 要 銀 行 の 海 外 展 開 はさらに 進 むだろう また 国 際 銀 行 業 務 の 重 要 性 が 増 すことから 金 融 先 進 国 がすでに 持 つ 域 内 ネットワークの 価 値 が 高 まるとともに 国 内 業 務 中 心 の 金 融 後 発 国 の 銀 行 にも 海 外 展 開 が 求 められるだろう 6. 金 融 先 進 国 の 銀 行 セクターにおけるリスクとしては 次 の 二 つが 考 えられる 一 つ 目 は 展 開 国 の 景 気 変 調 が 母 国 の 銀 行 セクターに 悪 影 響 をもたらすリスクである 金 融 先 進 国 の 主 要 銀 行 は 積 極 的 に 海 外 展 開 を 行 っているものの 展 開 国 はアジア 地 域 が 中 心 で 特 定 国 への 偏 りも 見 られる そのため 主 要 な 展 開 国 において 景 気 変 調 が 起 きた 場 合 銀 行 業 績 全 体 へ 悪 影 響 が 及 ぶことが 予 想 される 加 え て 金 融 先 進 国 の 銀 行 セクターでは 上 位 行 への 集 約 が 進 んでおり 主 要 銀 行 の 母 国 における 市 場 シェ アが 大 きい 主 要 な 展 開 国 の 景 気 低 迷 により 主 要 銀 行 の 業 績 が 悪 化 した 場 合 母 国 でもリスクが 取 れ なくなり 母 国 の 銀 行 セクターに 悪 影 響 をもたらす 可 能 性 がある 二 つ 目 は 広 域 な 金 融 危 機 に 対 す る 政 府 対 応 能 力 の 限 界 である シンガポールやマレーシアは 人 口 が 少 なく 経 済 規 模 は 大 きくない J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17 33

3 それに 対 し 主 要 銀 行 は 多 国 籍 展 開 を 推 し 進 めている 自 国 経 済 の 規 模 に 対 して 銀 行 の 規 模 が 大 きく なりすぎると 万 一 アジア 通 貨 危 機 のような 広 域 な 金 融 危 機 が 発 生 した 場 合 政 府 の 対 応 能 力 を 超 え てしまい 十 分 に 救 済 できなくなる 懸 念 がある 7. 金 融 後 発 国 の 銀 行 セクターにおけるリスクとしては 次 の 四 つが 考 えられる 一 つ 目 は 未 発 達 な 金 融 システムである 金 融 インフラや 法 制 度 が 未 整 備 であり 金 融 監 督 の 仕 組 みも 十 分 とは 言 えず 金 融 システムの 脆 弱 性 は 否 めない 二 つ 目 は 地 場 銀 行 の 競 争 力 の 劣 後 である 金 融 後 発 国 の 地 場 銀 行 は 多 くの 分 野 でノウハウが 不 足 しており 資 金 調 達 力 も 低 い 競 争 力 を 高 められないまま 外 国 銀 行 の 参 入 を 許 すと 競 争 に 負 けて 現 在 の 市 場 シェアを 失 う 懸 念 がある 三 つ 目 は 市 場 の 過 熱 であ る 金 融 インフラの 整 備 や 外 国 銀 行 の 参 入 などにより 金 融 市 場 が 急 激 に 発 展 した 場 合 消 費 者 の 金 融 リテラシーが 低 いまま 多 様 な 金 融 サービスが 提 供 されることになり 金 融 市 場 が 過 熱 する 懸 念 がある 四 つ 目 は 景 気 低 迷 時 の 外 国 銀 行 の 撤 退 である 外 国 銀 行 に 過 度 に 依 存 すると 景 気 低 迷 時 に 外 国 銀 行 が 撤 退 や 事 業 縮 小 ( 短 期 貸 し 出 しの 回 収 )などを 進 め 金 融 市 場 が 急 激 に 冷 え 込 む 懸 念 がある 34 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17

4 1.はじめに 東 南 アジアは 世 界 経 済 の 成 長 センターとして 注 目 されており 地 理 的 に 近 い 日 本 企 業 にとって 東 南 ア ジアの 位 置 付 けは 高 くなる 一 方 である そのなかで 近 年 東 南 アジアの 地 場 銀 行 から 資 金 調 達 を 行 う 日 本 企 業 が 増 えてきている 例 えば 自 動 車 などの 製 造 業 では 現 地 で 部 品 の 調 達 製 造 販 売 までを 行 うビジネス 形 態 が 一 般 化 しており 現 地 通 貨 の 調 達 に 地 場 銀 行 を 利 用 する 企 業 も 多 い このように 日 本 企 業 にとって 東 南 アジアの 金 融 市 場 の 重 要 性 が 増 してきていると 言 える 一 方 東 南 アジアの 金 融 市 場 は 依 然 として 発 展 途 上 である シンガポールやマレーシアなど 金 融 立 国 を 目 指 す 一 部 の 国 では 先 進 国 並 みに 発 展 しているものの 多 くの 国 では 依 然 として 十 分 に 浸 透 してい ない 銀 行 総 与 信 の 対 GDP 比 は 総 じて50%を 下 回 る 水 準 であり 実 体 経 済 対 比 金 融 セクターの 成 長 が 遅 れている 東 南 アジア 経 済 の 発 展 のためにも 金 融 市 場 が 実 体 経 済 とともに 成 長 し 機 能 していく ことが 不 可 欠 である そこで 本 稿 では 東 南 アジアの 金 融 とくにその 中 核 をなす 銀 行 セク ターに 着 目 して 分 析 を 行 う 東 南 アジアの 銀 行 セクターの 全 体 像 をとらえるため 本 稿 では 東 南 アジア 各 国 を 金 融 先 進 国 金 融 後 発 国 の 二 つのグループに 分 類 した これは 国 ごとに 経 済 発 展 の 段 階 や 産 業 構 造 がまちまちであ る 東 南 アジアでは 銀 行 セクターの 特 徴 も 国 ごとに 大 きく 異 なり 各 国 を 個 々に 分 析 しても 全 体 像 が 見 えにくいためである 各 国 を 金 融 セクターの 発 展 段 階 により 二 つのグループに 分 類 し 二 つのグループ を 対 比 させることで 東 南 アジア 地 域 の 銀 行 セクターの 特 徴 を 明 確 化 する 加 えて 二 つのグループの 関 係 性 やASEAN 経 済 統 合 などの 外 部 環 境 の 変 化 を 踏 まえ 東 南 アジアの 銀 行 セクターの 将 来 の 展 望 と リスクについて 考 察 を 行 う なお 分 析 を 行 う 際 には 各 グループから 代 表 的 な2カ 国 を 選 択 して 用 い る( 金 融 先 進 国 :シンガポール マレーシア 金 融 後 発 国 :インドネシア フィリピン) 2. 東 南 アジアの 銀 行 セクター (1) 国 際 的 な 位 置 付 け まず 東 南 アジアの 銀 行 が 世 界 のなかでどのような 位 置 付 けにあるのかを 見 てみよう( 図 表 1) 世 界 主 要 国 と 東 南 アジア 地 域 の 大 手 銀 行 について 規 模 ( )と 収 益 力 (ROA)を 比 較 すると 東 南 アジアの 銀 行 は 収 益 力 は 総 じて 高 いものの 規 模 は 圧 倒 的 に 小 さい 東 南 アジアで 最 大 であるシン ガポール 最 大 手 銀 行 のDBSでも 世 界 の 大 手 銀 行 の10 分 の1 程 度 でしかない シンガポールやマレーシ アの 銀 行 は 韓 国 や 台 湾 の 大 手 銀 行 と 規 模 では 同 水 準 である なお 邦 銀 と 比 較 した 場 合 マレーシア 最 大 手 銀 行 のMaybankが 横 浜 銀 行 とほぼ 同 じ 資 産 規 模 であり シンガポールのDBSはその 約 2 倍 である 次 に 東 南 アジアの 国 同 士 で 比 較 する( 図 表 2) ASEAN 主 要 6カ 国 の 大 手 銀 行 の 資 産 規 模 を 比 べ ると 大 きいほうからシンガポール マレーシア タイ インドネシア フィリピン ベトナムの 順 と なる 大 手 銀 行 の 収 益 力 では インドネシアが 高 いものの そのほかの 国 はおおむね 同 程 度 である 国 有 企 業 宛 融 資 が 中 心 であるベトナムはやや 低 い (2) 金 融 セクターの 発 展 段 階 東 南 アジアは 国 ごとに 多 様 な 特 徴 を 持 つ 地 域 であり 金 融 に 関 しても 国 ごとの 違 いが 大 きく 全 体 像 が J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17 35

5 つかみにくい そこで 全 体 像 をつかむために 各 国 を 金 融 セクターの 発 展 段 階 から 金 融 先 進 国 と 金 融 後 発 国 の 大 きく 二 つのグループに 分 類 した 金 融 セクターの 発 展 段 階 を 測 る 指 標 としては 経 済 規 模 に 対 する 銀 行 セクターの 大 きさ ( 総 与 信 GDP 比 銀 行 預 金 GDP 比 ) 国 民 の 金 融 アクセス 状 況 ( 銀 行 口 座 保 有 率 ) 金 融 インフラの 整 備 状 況 ( 人 口 当 たりATM 台 数 ) 経 済 規 模 に 対 する 直 接 金 融 市 場 の 大 きさ ( 株 式 時 価 総 額 GDP 比 社 債 残 高 GDP 比 )を 用 いた( 図 表 3) これらの 指 標 によると ブルネイを 除 く9カ 国 では シンガポール マレーシア タイの3カ 国 とそ れ 以 外 の6カ 国 の 間 に 大 きな 隔 たりが 見 られる そこで 以 下 では 前 者 の3カ 国 を 金 融 先 進 国 後 者 の6カ 国 を 金 融 後 発 国 と 定 義 する 金 融 先 進 国 では 総 与 信 GDP 比 や 銀 行 預 金 残 高 GDP 比 がおおむね100%を 超 えており 国 民 の3 分 の 2 以 上 が 銀 行 口 座 を 保 有 している 直 接 金 融 については ややばらつきがあるものの 一 定 の 資 本 市 場 の 形 成 が 進 んでいる 36 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17

6 金 融 先 進 国 金 融 後 発 国 ( 図 表 3) 東 南 アジア 各 国 の 金 融 セクターの 発 展 段 階 による 分 類 名 目 GDP 人 口 (10 億 US$) (100 万 人 ) マクロ 指 標 銀 行 の 浸 透 度 金 融 インフラ 直 接 金 融 一 人 当 たり 名 目 GDP (US$) 総 与 信 GDP 比 預 金 GDP 比 口 座 保 有 率 ATM 台 数 ( 台 /10 万 人 ) 時 価 総 額 GDP 比 社 債 残 高 GDP 比 シンガポール , マレーシア , タ イ , フィリピン , インドネシア , ベトナム , ラオス , カンボジア ミャンマー その 他 ブルネイ , ( 資 料 )World Bank, CEIC, ADBなどより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 ) 各 データの 年 は 以 下 の 通 り 名 目 GDP 人 口 一 人 当 たり 名 目 GDP 時 価 総 額 GDP 比 社 債 残 高 GDP 比 :2012 年 総 与 信 GDP 比 :2012 年 ただし ラオス2010 年 ミャンマー2004 年 預 金 GDP 比 :2011 年 ただし ラオス2010 年 ミャンマー2004 年 シンガポール マレーシア フィリピン インドネシア2012 年 口 座 保 有 率 :2011 年 ATM 台 数 :2011 年 ただしラオス2010 年 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17 37

7 一 方 金 融 後 発 国 では 総 与 信 GDP 比 や 銀 行 預 金 残 高 GDP 比 はおおむね50%を 下 回 っており 国 民 の 半 数 以 上 が 依 然 として 銀 行 口 座 を 保 有 していない 直 接 金 融 は 総 じて 未 発 達 である 本 稿 では 金 融 先 進 国 金 融 後 発 国 から それぞれのグループを 代 表 する2カ 国 を 選 択 し 合 計 4カ 国 について 銀 行 セクターおよびその 主 要 銀 行 ( 上 位 3 4 行 )の 分 析 を 行 った 金 融 先 進 国 からは 金 融 セクターの 発 展 段 階 の 高 さを 基 準 として シンガポールとマレーシアを 選 択 した タイは 一 部 の 指 標 ではマレーシアよりも 高 い 数 値 となっているものの 直 接 金 融 が 未 発 達 であり 主 要 銀 行 の 規 模 もマ レーシアに 劣 っている( 図 表 4)ことから ここでは 除 外 した 一 方 金 融 後 発 国 からは 金 融 セクタ ーが 相 対 的 に 発 展 している 国 のうち 一 定 の 経 済 規 模 市 場 規 模 のあるインドネシアとフィリピンを 対 象 とした なお ベトナムの 総 与 信 GDP 比 が 高 いのは 国 策 で 国 有 企 業 宛 に 積 極 的 に 資 金 を 供 給 して いるためである 順 位 銀 行 名 ( 図 表 4) 東 南 アジア 主 要 20 行 ( ) 所 在 国 (100 万 US$) 順 位 銀 行 名 所 在 国 (100 万 US$) 1 DBS シンガポール 288, Bank Mandiri インドネシア 65,731 2 OCBC シンガポール 241, RHB Capital マレーシア 61,824 3 UOB シンガポール 206, BRI インドネシア 57,015 4 Maybank マレーシア 161, Hong Leong FG マレーシア 53,409 5 CIMB マレーシア 110, BCA インドネシア 45,811 6 Public Bank マレーシア 89, AMMB Holdings マレーシア 41,118 7 Bangkok Bank タ イ 78, Bank of Ayudhya タ イ 34,995 8 Siam Commercial Bank タ イ 74, BNI インドネシア 34,468 9 Krung Thai Bank タ イ 73, Thanachart Capital タ イ 33, Kasikornbank タ イ 67, BDO Unibank フィリピン 30,210 ( 資 料 )The Asian Banker (THE ASIAN BANKER Edition) (3) 二 つのグループの 特 徴 つぎに 4カ 国 の 銀 行 セクターおよび 主 要 銀 行 の 各 種 指 標 ( 図 表 5)から 二 つのグループの 共 通 の 特 徴 と 異 なる 特 徴 をまとめてみよう 1 共 通 の 特 徴 : 安 定 株 主 大 きな 国 内 シェア 一 定 の 収 益 力 など 4カ 国 に 共 通 する 特 徴 としては まず 多 くの 銀 行 が 政 府 や 政 府 系 ファンド 財 閥 の 影 響 下 にあり 安 定 的 な 株 主 を 確 保 している 点 があげられる 加 えて 上 位 行 への 集 約 が 進 んでいる 点 でも 共 通 してい る 各 国 の 主 要 銀 行 ( 上 位 3 4 行 )はいずれも 合 計 で4 6 割 の 市 場 シェア( ベース)を 確 保 している これは 日 本 における3メガバンク( 注 1)と 同 等 かそれ 以 上 の 水 準 である とくにシンガ ポールとマレーシアでは 上 位 行 への 集 約 が 進 んでおり( 注 2) 主 要 銀 行 の 市 場 シェアが 高 い 収 益 力 に 関 しても 各 国 の 主 要 銀 行 ともROAがおおむね1% 以 上 であり 一 定 水 準 を 確 保 できている 2 異 なる 特 徴 : 金 融 市 場 の 成 長 余 地 個 人 向 け 金 融 銀 行 の 信 用 力 など 異 なる 特 徴 としては まず 金 融 市 場 の 成 長 余 地 があげられる 金 融 先 進 国 では 預 金 や 貸 出 残 高 の 対 GDP 比 がすでに100%を 超 えているなど 市 場 の 成 熟 度 が 高 く 成 長 余 地 が 相 対 的 に 少 ない 一 方 で 金 融 後 発 国 では 国 民 の 金 融 アクセスが 依 然 低 く 預 金 や 貸 出 残 高 の 対 GDP 比 も50% 以 下 の 水 準 であり 市 場 の 成 長 余 地 は 大 きい 加 えて 金 融 後 発 国 には 人 口 が 多 い 国 が 多 い インドネシアは 約 2.5 億 人 38 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17

8 ( 図 表 5) 対 象 4カ 国 の 銀 行 セクターおよび 主 要 銀 行 の 各 種 指 標 マクロ 指 標 (2012 年 ) 商 業 銀 行 貯 蓄 銀 行 数 ( 銀 行 数 :2013 年 外 銀 シェア 進 出 行 :2012 年 ) 金 融 先 進 国 金 融 後 発 国 シンガ ポール マレー シア インド ネシア フィリ ピン 名 目 人 口 一 人 当 たり GDP (100 万 人 ) 名 目 GDP (10 億 US$) (US$) 地 場 外 資 外 国 銀 行 シェア , 行 6 行 117 行 , 行 8 行 19 行 , 行 96 行 24 行 , 行 89 行 17 行 13.7 主 要 進 出 外 国 銀 行 HSBC( 英 ) Standard Charterd( 英 ) CITI( 米 ) UOB(シンガポール) HSBC( 英 ) OCBC(シンガポール) Standard Charterd( 英 ) CIMB(マレーシア) ANZ( 豪 ) Standard Charterd( 英 ) Maybank(マレーシア) CITI( 米 ) HSBC( 英 ) CIMB(マレーシア) Standard Charterd( 英 ) 金 融 先 進 国 金 融 後 発 国 シンガ ポール マレー シア インド ネシア フィリ ピン 上 位 3 行 シェア 上 位 3 行 株 主 構 成 主 要 銀 行 指 標 (2012 年 ) 金 融 インフラ(2011 年 ) 商 業 銀 行 部 門 (2012 年 ) ROA ROE NIM ( 注 3) 格 付 ATM 台 数 (10 万 人 当 たり) 口 座 保 有 率 貸 出 GDP 比 預 金 GDP 比 預 貸 率 1 政 府 系 ファンド 1.1~ ~ ~1.9 AA-~AA 財 閥 1-3 政 府 系 1.2~ ~ ~3.1 BBB~A ファンド 1-2 政 府 3.5~ ~ ~8.4 BB~BB 財 閥 1-3 財 閥 1.2~ ~ ~3.6 BBB ( 資 料 )World bank CEIC トムソンロイター 各 社 AR 各 国 中 央 銀 行 などより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 1) 銀 行 数 にはイスラム 銀 行 を 含 まない ( 注 2) 貸 出 GDP 比 はCEICのデータを 用 いて 算 出 したもので 図 表 3の 総 与 信 GDP 比 ( 資 料 :World bank)とは 一 致 しない ( 注 3)NIM:Net interest margin( 純 金 利 マージン) フィリピンも 約 1 億 人 の 人 口 を 抱 えてお り 将 来 的 に 大 きな 市 場 となりうる 国 々 である 次 に 個 人 向 け 金 融 の 割 合 に 差 がある ( 図 表 6) 個 人 向 け 金 融 は 一 般 消 費 者 を 対 象 としていることから 信 頼 できる 個 人 信 用 情 報 DBや 所 得 証 明 の 仕 組 みな どの 金 融 インフラ 法 制 度 の 整 備 が 必 要 ( 図 表 6) 対 象 4カ 国 の 銀 行 セクターにおける 個 人 向 け 金 融 の 割 合 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 シンガポール 42.0% 45.5% 46.9% 42.7% 42.1% マレーシア 56.7% 56.2% 54.3% 55.2% 55.5% インドネシア 28.1% 30.4% 30.4% 30.3% - フィリピン % 16.0% 15.7% 16.0% ( 資 料 ) 各 国 中 央 銀 行 MASより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 )シンガポール: 商 業 銀 行 ( 国 内 銀 行 部 門 )の 個 人 向 け 貸 出 比 率 マレーシア : 商 業 銀 行 の 家 計 その 他 向 け 貸 出 比 率 インドネシア: 商 業 銀 行 の 消 費 目 的 貸 出 比 率 フィリピン : 銀 行 セクターの 消 費 者 借 入 比 率 となる 金 融 後 発 国 では 信 頼 できる 情 報 が 少 ないため 与 信 判 断 が 難 しく 結 果 として 個 人 の 借 入 コス トが 高 くなる 傾 向 がある そのため 個 人 向 け 金 融 の 割 合 が 相 対 的 に 低 くなる 銀 行 の 信 用 力 の 差 も 大 きい 金 融 先 進 国 の 主 要 銀 行 がおおむねA 以 上 の 格 付 けを 取 得 している 一 方 で 金 融 後 発 国 の 銀 行 は フィリピンの 主 要 銀 行 がBBB (2013 年 にBBB へ 引 き 上 げ) インドネシ アの 主 要 銀 行 がBB BB+と 低 い 水 準 である 信 用 力 の 差 は 銀 行 の 資 金 調 達 力 に 影 響 する 金 融 先 進 国 では 社 債 市 場 も 整 備 されていることもあり 多 くの 銀 行 が 社 債 発 行 により 資 金 を 調 達 している 金 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17 39

9 融 後 発 国 の 銀 行 による 社 債 発 行 も 一 部 で 見 られるものの 資 金 調 達 力 は 相 対 的 に 低 い それぞれのグループの 特 徴 の 詳 細 を 次 章 以 降 で 説 明 する ( 注 1) 日 本 の3メガバンクの 国 内 シェアは ベースで 約 50.0% 貸 出 残 高 ベースで 約 41.2%(2013/3 期 全 銀 協 )である ( 注 2)シンガポールでは 地 場 の 商 業 銀 行 は3グループ6 行 まで 集 約 されており マレーシアも8 行 まで 地 場 の 商 業 銀 行 は 集 約 され ている 3. 金 融 先 進 国 の 銀 行 セクター(シンガポール マレーシア) (1)シンガポール 1 国 内 銀 行 は3グループまで 集 約 シンガポールの 地 場 銀 行 は3グループ6 行 に 集 約 されている( 図 表 7) 1998 年 時 点 では 地 場 銀 行 が12 行 あったものの 1999 年 以 降 統 廃 合 を 進 めて 半 数 の6 行 まで 減 らしている 大 手 銀 行 は 政 府 系 または 金 融 財 閥 である( 図 表 8) 最 大 手 DBSは 政 府 系 ファンドTemasekが3 割 出 資 残 り2グループ は 華 僑 系 の 金 融 財 閥 で 財 閥 企 業 などで2 割 前 後 の 株 式 を 保 有 している 地 場 銀 行 の 下 位 3 行 はOCBC の 子 会 社 が2 行 UOBの 子 会 社 が1 行 である 3グループで 国 内 市 場 シェア( ベース)の 約 6 割 を 占 めている( 前 掲 図 表 5) 2 外 資 規 制 は 緩 く 外 国 銀 行 が 多 く 参 入 ただし 国 内 での 規 制 は 先 進 国 並 み シンガポールは マレーシアからの 独 立 (1965 年 ) 当 初 から 国 際 的 な 金 融 センターの 構 築 に 力 を 入 れ ており 以 前 よりオフショア 市 場 を 中 心 に 多 くの 外 国 銀 行 が 参 入 していた 近 年 では 自 国 の 金 融 市 場 に 対 しても 外 国 銀 行 の 参 入 を 促 進 しようとしている これは 外 国 銀 行 の 参 入 により 自 国 の 金 融 市 場 を 活 性 化 させ 高 度 化 を 図 るものである 1999 年 に 外 国 資 本 の 出 資 上 限 (40%)を 撤 廃 するなど 外 資 規 制 を 緩 和 した 結 果 外 国 銀 行 の 業 態 は オフショアバンク 業 態 中 心 から 国 内 市 場 で 事 業 可 能 なホールセー ル 業 態 中 心 にシフトしている( 図 表 7) 2013 年 には 国 内 銀 行 6 行 に 対 し 外 国 銀 行 が117 行 存 在 し そのうちシンガポールの 国 内 市 場 で 展 開 可 能 なフルバンク 業 態 およびホールセール 業 態 は80 行 ある た だし シンガポール 国 内 での 銀 行 業 務 に 関 しては シンガポール 通 貨 監 督 庁 (MAS)による 規 制 が 厳 しい 最 低 資 本 規 制 や 自 己 資 本 比 率 規 制 国 内 での 出 店 制 限 などが 存 在 する なお 出 店 規 制 に 関 して は 一 部 の 外 国 銀 行 に 対 して 適 格 フルバンク(QFB)を 認 定 し 規 制 を 緩 和 している 現 在 のところ 欧 米 の 銀 行 に 加 え マレーシアやインド 中 国 の 計 10 行 がQFBを 取 得 している( 注 3) ( 図 表 7) 銀 行 業 態 別 概 要 業 態 別 銀 行 数 業 態 別 貸 出 残 高 ( 単 位 :100 万 シンガポールドル) 区 分 銀 行 数 貸 出 残 高 1998 年 2013 年 シェア シェア 地 場 銀 行 12 行 6 行 地 場 銀 行 569, % 277, % 外 国 銀 行 数 142 行 117 行 DBS 230, % 101, % フルバンク 22 行 27 行 OCBC 181, % 75, % ホールセール 13 行 53 行 UOB 157, % 101, % オフショア 107 行 37 行 外 国 銀 行 341, % 212, % 合 計 154 行 123 行 合 計 911, % 490, % ( 資 料 )CEIC MAS 各 社 ARより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 ) 貸 出 残 高 は2012 年 のもの 地 場 銀 行 の 貸 出 残 高 は 地 場 の3グループの 合 計 外 国 銀 行 の 数 値 は 銀 行 セクター 合 計 から 地 場 銀 行 の 合 計 を 差 し 引 いて 算 出 したもの 40 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17

10 3 地 場 銀 行 は 海 外 展 開 に 積 極 的 シンガポールの 銀 行 は 海 外 展 開 に 積 極 的 である( 図 表 8) 国 内 は100 拠 点 に 満 たない 一 方 で 海 外 に は 拠 点 を 展 開 している シンガポールの 銀 行 における 海 外 事 業 シェアは 税 前 利 益 ベースです でに 約 4 割 に 達 している( 図 表 9) DBSは 中 国 事 業 に 注 力 しており 香 港 中 国 での 貸 し 出 しは 全 体 の3 割 を 超 えている 一 方 で DBSの 貸 し 出 しに 占 める 国 内 事 業 の 割 合 は すでに5 割 以 下 である OCBCとUOBでは 外 国 事 業 はマレーシアが 最 もシェアが 大 きく 貸 し 出 しの 約 15%を 占 めている な お これら3 行 のこれまでの 海 外 展 開 は 海 外 の 地 場 銀 行 の 買 収 を 中 心 に 進 められている( 図 表 10) 4 地 場 銀 行 はPB 業 務 などを 強 化 各 行 とも 商 業 銀 行 部 門 以 外 の 事 業 の 強 化 を 図 っている DBSは 注 力 すべきビジネス 領 域 として 中 小 企 業 金 融 と 並 んで 資 産 管 理 業 務 をあげている OCBCは2009 年 にオランダのING 銀 のアジア 事 業 ( 香 港 マニラなどにおけるPB 業 務 )を 買 収 している 5 社 債 発 行 は 銀 行 の 重 要 な 資 金 調 達 手 段 シンガポールの 銀 行 は 格 付 けがAA と 日 本 のメガバンクよりも 高 い それに 加 えて 債 券 市 場 も 発 達 していることから シンガポールの 銀 行 は 社 債 発 行 による 資 金 調 達 を 積 極 的 に 行 っている 2012 年 の 預 金 残 高 と 借 入 残 高 の 合 計 に 対 する 借 入 残 高 の 比 率 は2 割 近 い 水 準 にある トムソンロイターによると 直 近 2 年 に 発 行 された 社 債 は 約 6 割 が 米 国 ドル 建 てであるものの 残 りの 多 くはシンガポールドル 建 てであり 地 場 通 貨 においても 直 接 金 融 が 重 要 な 資 金 調 達 方 法 となっている ( 図 表 8) 主 要 3 銀 行 の 経 営 状 況 銀 行 名 主 要 株 主 出 資 比 率 その 他 拠 点 数 うち 海 外 展 開 国 DBS Group Temasek 29.3% 香 港 インドネシア 中 国 台 湾 インドなど OCBC Lee 財 閥 23.9% マレーシア インドネシア 中 国 など UOB Wee 財 閥 16.8% 超 インドネシア タイ マレーシア 中 国 など 主 要 経 営 指 標 銀 行 名 NIM ROA ROE CAR 不 良 債 権 格 付 (10 億 US$) ( 注 4) 比 率 格 付 機 関 DBS Group % 1.1% 11.2% 14.0% 1.2% Aa2 Moody s OCBC % 1.7% 17.9% 16.6% 0.8% AA- S&P( 長 期 ) UOB % 1.2% 12.4% 14.7% 1.5% AA- S&P( 長 期 ) 貸 出 残 高 (10 億 US$) 銀 行 名 海 外 国 内 法 人 個 人 比 率 比 率 比 率 比 率 その 他 DBS Group % % OCBC % % % % 2.2 UOB % % % % 0.4 銀 行 名 預 金 残 高 預 金 (10 億 US$) 預 貸 率 金 利 (Net) 収 入 (100 万 US$) 非 金 利 非 金 利 割 合 DBS Group % 4,367 2, % OCBC % 3,140 3, % UOB % 3,317 1, % ( 資 料 )トムソンロイター 各 社 ARより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 1)データの 年 は2012 年 各 社 判 明 分 のみ 記 載 ( 注 2) 拠 点 数 には 出 張 所 を 含 む 場 合 がある( 企 業 ごとに 公 開 基 準 が 異 なる) ( 注 3) 貸 出 残 高 預 金 残 高 には 銀 行 間 のものも 含 む ( 注 4)CAR:Capital Adequacy Ratio( 自 己 資 本 比 率 ) J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17 41

11 DBS ( 図 表 10) 主 要 3 銀 行 の 海 外 展 開 の 概 要 OCBC 年 展 開 国 概 要 年 展 開 国 概 要 1997 年 インド ネシア Mitsubishi Buana を 三 菱 銀 行 から 買 収 2000 年 にDBS Indonesiaに 名 称 変 更 2004 年 1999 年 香 港 Kwong On Bankを 富 士 銀 行 から 買 収 2006 年 2001 年 香 港 Dao Heng Bank Overseas Trust Bankを 買 収 し Kwong On Bankと 合 わせた3 行 合 併 でDBS(HK) 設 立 2008 年 台 湾 破 たんしたBowa Bankの 事 業 継 承 2009 年 インド ネシア ベト ナム 2006 年 中 国 アジア 広 域 Bank NISPの 株 式 22.5% 取 得 2005 年 に 出 資 比 率 70.6%に 引 き 上 げ 2008 年 にBank OCBC NISPに 名 称 変 更 VP Bankへ10% 出 資 2008 年 に15%に 引 き 上 げ 寧 波 銀 行 へ12.2% 出 資 のちに15.35%まで 引 き 上 げ 2014 年 に20%まで 引 き 上 げる 計 画 ING 銀 行 からING Asia Private Bankを 買 収 ( 香 港 フィリピン シンガポールなどに 展 開 ) UOB 年 展 開 国 概 要 1993 年 マレー シア 現 法 設 立 1997 年 にChong Khiaw bank OUBのマ レーシア 事 業 を 統 合 1999 年 タイ ラダナシン 銀 行 買 収 2005 年 アジア 銀 行 をABNア ムロ 銀 より 取 得 統 合 し UOB(Thai) 設 立 2004 年 インド ネシア 2008 年 中 国 2008 年 ベト ナム Bank Buana Indonesiaへ23% 出 資 99%まで 保 有 比 率 を 引 き 上 げ UOB Indonesiaに 名 称 変 更 恒 豊 銀 行 へ 出 資 2010 年 に 増 資 を 一 部 引 き 受 けし 出 資 比 率 12.6% Southern Bankへ15% 出 資 ( 資 料 ) 山 形 大 学 山 口 [2010] 各 種 報 道 などより 作 成 42 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17

12 (2)マレーシア 1 国 内 商 業 銀 行 は8 行 まで 集 約 マレーシアは アジア 通 貨 危 機 で 大 きな 打 撃 を 受 けたものの 韓 国 やインドネシア タイと 異 なり 国 際 通 貨 基 金 (IMF)の 管 理 下 に 入 ることなく 政 府 主 導 で 対 応 した 2001 年 にマレーシア 政 府 は 金 融 改 革 の 中 期 計 画 として 金 融 セクターマスタープラン(Financial Sector Master Plan) を 発 表 し そのなかで 金 融 セクターの 強 化 のために 政 府 主 導 による 地 場 銀 行 の 統 廃 合 を 目 指 した 実 際 は 民 間 からの 反 発 もあり 自 主 的 な 統 廃 合 となったものの 商 業 銀 行 は8 行 に 集 約 された( 図 表 11) 一 方 外 国 銀 行 は19 行 参 入 しており 銀 行 数 では 地 場 銀 行 を 上 回 っている なお 主 要 銀 行 には 政 府 系 ファンドの 出 資 が 多 く 入 っている( 図 表 12) とくに 主 要 2 行 では 政 府 系 ファンドの 出 資 比 率 が4 6 割 であり 政 府 の 影 響 力 が 大 きい CIMBのラジル ラザクCEOは マレーシア 現 首 相 のナジブ ラザク 氏 の 弟 である ( 図 表 11) 銀 行 業 態 別 概 要 業 態 銀 行 数 地 場 外 国 拠 点 数 (10 億 US$) シェア ROA CAR 預 貸 率 商 業 銀 行 , % 1.6% 15.4% 80.5% イスラム 銀 行 % 77.1% 投 資 銀 行 % 1.8% 30.5% - ( 資 料 )CEIC マレーシア 中 央 銀 行 より 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 )データの 年 は2012 年 ( 図 表 12) 上 位 10 行 ( 順 )の 概 要 順 位 銀 行 名 主 要 株 主 1 Maybank 2 CIMB Group 3 Public Bank 4 RHB Capital 5 Hong Leong Financial Group 政 府 系 ファンド 政 府 系 ファンド 政 府 系 ファンド 政 府 系 ファンド HongLeong 財 閥 国 (100 万 US$) 前 年 比 増 減 順 位 銀 行 名 主 要 株 主 - 161, % 6 AMMB Holdings 地 場 +ANZ オースト ラリア - 110, % 7-89, % 8-61, % 9 United Overseas Bank Malaysia HSBC Bank Malaysia OCBC Bank Malaysia - 53, % 10 Affin Holdings UOB 国 シンガ ポール (100 万 US$) 前 年 比 増 減 41, % 26, % HSBC イギリス 25, % OCBC 政 府 系 + 東 亜 銀 シンガ ポール 23, % 香 港 18, % ( 資 料 ) 各 社 AR THE ASIAN BANKERより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 )データの 年 は2012 年 2 外 資 規 制 は 厳 しいものの 緩 和 の 方 向 マレーシアの 金 融 セクターの 外 資 規 制 は 厳 しい 1989 年 に 銀 行 金 融 機 関 法 が 制 定 された 際 すでに マレーシアに 拠 点 を 持 っていた 外 国 銀 行 にはライセンスが 与 えられたものの その 後 新 規 のライセン ス 付 与 は 停 止 された そのため 外 国 銀 行 は 古 くから 参 入 していた 旧 宗 主 国 のイギリスや 隣 国 のシン ガポールの 銀 行 が 中 心 である( 図 表 13) しかし 近 年 マレーシア 政 府 は 少 しずつ 市 場 開 放 に 動 いている 2001 年 に 策 定 された 金 融 改 革 の 中 期 計 画 である 金 融 セクターマスタープランでは 国 内 銀 行 強 化 競 争 促 進 外 国 銀 行 導 入 が 掲 げられた J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17 43

13 ( 図 表 13) 外 国 銀 行 の 参 入 状 況 ( シェア) 国 別 シェア 主 要 な 外 国 銀 行 銀 行 名 親 会 社 国 (100 万 US$) シェア United Overseas Bank Malaysia UOB シンガポール 26, % HSBC Bank Malaysia HSBC イギリス 25, % OCBC Bank Malaysia OCBC シンガポール 23, % Standard Chartered Bank Malaysia Standard Chartered イギリス 16, % Citibank CITI アメリカ 12, % Deutsche Bank Malaysia Deutsche Bank ドイツ 3, % Bank of Tokyo Mitsubishi UFJ Malaysia MUFG 日 本 3, % ( 資 料 ) 各 社 AR THE ASIAN BANKERより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 1)RHB Capital( 主 要 株 主 :マレーシア 政 府 系 ファンド41% アブダビ 政 府 系 ファンド25%) AMM Holdings( 主 要 株 主 :オーナー31.5% ANZ 23.8%)などは 外 国 資 本 が 入 っているものの 出 資 比 率 は3 分 の1 満 たないため ここでは 外 国 銀 行 とは 扱 わない ( 注 2)データの 年 は2012 年 まず 統 廃 合 などにより 国 内 銀 行 の 体 質 を 強 化 し 次 に 地 場 銀 行 同 士 の 競 争 を 促 進 することで 競 争 力 をつけ その 後 外 国 銀 行 の 追 加 参 入 により 地 場 銀 行 と 競 争 を 促 す というものである 実 際 に 銀 行 の 統 廃 合 は 進 み 2006 年 にはMUFGがCIMBに 出 資 し 業 務 提 携 ( 注 4) 2010 年 にはSMBC みず ほ 銀 など5 行 に 新 しく 銀 行 業 のライセンスが 付 与 された 2011 年 からの 金 融 セクターブループリントでは 金 融 の 高 度 化 直 接 金 融 の 発 展 金 融 包 摂 国 際 金 融 の 強 化 イスラム 金 融 の 国 際 化 などを 戦 略 指 針 としている なお 直 近 15 年 は 外 国 銀 行 の シェアはほ とんど 変 化 しておらず 22% 前 後 で 推 移 している ( 図 表 14) 3 主 要 銀 行 は 海 外 展 開 に 積 極 的 マレーシアの 金 融 市 場 は 銀 行 総 与 信 預 金 残 高 の 対 GDP 比 が100%を 超 え 市 場 としてある 程 度 成 熟 しており 金 融 後 発 国 に 比 べて 成 長 余 地 は 小 さい 加 えて 総 人 口 は 約 2,920 万 人 と 少 なく 自 国 市 場 だけでは 事 業 拡 大 に 限 界 がある そのため 大 手 銀 行 は 外 国 に 活 路 を 見 出 しており 海 外 展 開 に 積 極 的 である 大 手 銀 行 のMaybankやCIMBは すでに 国 外 の 拠 点 数 が 国 内 拠 点 の 倍 以 上 となっている ( 図 表 15) 主 な 展 開 先 はシンガポールとインドネシアである とくにCIMBは 傘 下 にインドネシア 地 場 5 位 のCIMB Niagaがあり 2012 年 のインドネシア 事 業 はグループ 貸 出 残 高 の23% 税 前 利 益 の32%を 占 めるなど ウエートが 大 きい( 図 表 16) Maybankはシンガポール 事 業 が 大 きな 位 置 付 けにあり 2012 年 には 貸 出 残 高 の22% 税 前 利 益 の14%がシンガポール 事 業 である 一 方 第 3 位 のPublicBankは 海 外 展 開 に 積 極 的 ではない 国 内 と 香 港 を 軸 に 展 開 しているものの 海 外 比 率 は 減 少 傾 向 にある 2009 年 時 点 で9.6%あった 外 国 事 業 シェア( 注 5)は2012 年 では6.6%に 低 44 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17

14 ( 図 表 15) 主 要 3 銀 行 の 経 営 状 況 銀 行 名 主 要 株 主 拠 点 数 出 資 比 率 その 他 うち 海 外 展 開 国 Maybank CIMB Group Public Bank 政 府 系 ファンド 59.0% - 2,333 1,928 シンガポール インドネシア フィリピンなど 政 府 系 ファンド 45.4% MUFG 10% 出 資 1, インドネシア タイ カンボジアなど 政 府 系 ファンド 19.8% 香 港 カンボジアなど 主 要 経 営 指 標 銀 行 名 NIM ROA ROE CAR 不 良 債 権 格 付 (10 億 US$) 比 率 格 付 機 関 Maybank % 1.2% 16.0% 16.6% 1.1% A- S&P( 長 期 ) CIMB Group % 1.3% 16.0% 16.3% 3.8% BBB- S&P( 長 期 ) Public Bank % 1.9% 24.1% 14.1% 0.7% A- S&P( 長 期 ) 貸 出 残 高 (10 億 US$) 銀 行 名 海 外 法 人 個 人 うちマイクロ 比 率 大 企 業 中 小 企 業 ファイナンス その 他 Maybank % CIMB Group % Public Bank % 預 金 残 高 収 入 (100 万 US$) 銀 行 名 預 金 預 貸 率 金 利 非 金 利 非 金 利 (10 億 US$) (Net) 割 合 Maybank % 2,785 4, % CIMB Group % 2,439 1, % Public Bank % 1, % ( 資 料 )トムソンロイター 各 社 ARより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 1)データの 年 は2012 年 各 社 判 明 分 のみ 記 載 ( 注 2) 拠 点 数 は 出 張 所 を 含 む 場 合 がある( 企 業 ごとに 公 表 基 準 が 異 なる) Maybankは20% 以 上 出 資 する 海 外 関 連 会 社 の 拠 点 数 も 含 む ( 注 3) 貸 出 残 高 預 金 残 高 には 銀 行 間 のものも 含 む J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17 45

15 下 している 4 個 人 向 け 金 融 が 中 心 主 要 銀 行 は 投 資 銀 行 部 門 を 強 化 の 動 き マレーシアは シンガポール ブルネイに 次 いで 一 人 当 たり 名 目 GDPが 高 く 2011 年 には1 万 ドル を 超 え 8 割 以 上 の 世 帯 が 中 間 所 得 層 ( 注 6)となっている 中 間 所 得 層 の 増 加 により 個 人 向 け 金 融 が 急 激 に 成 長 している 一 方 資 本 市 場 の 整 備 が 進 んだことで 大 企 業 を 中 心 に 直 接 金 融 による 調 達 が 一 般 的 になっており 大 企 業 の 間 接 金 融 による 調 達 比 率 は 低 い その 結 果 銀 行 の 貸 し 出 しは 個 人 向 け が 中 心 である ( 前 掲 図 表 6) 一 方 家 計 債 務 残 高 は 名 目 GDP 対 比 で8 割 (2012 年 )に 達 し 家 計 債 務 のこれ 以 上 の 増 加 を 問 題 視 する 見 方 もある これに 対 してマレーシアの 中 央 銀 行 は クレジットカードの 保 有 規 制 の 強 化 や 住 宅 ロ ーンなどの 借 入 期 間 上 限 の 短 縮 ( 注 7)など 家 計 債 務 の 膨 張 を 抑 える 方 針 を 打 ち 出 している このような 環 境 下 大 手 銀 行 では 投 資 銀 行 部 門 を 強 化 する 動 きがある( 注 8) Maybankは2011 年 に シンガポールの 大 手 投 資 銀 行 Kim Eng Holdingを 買 収 CIMBも2012 年 にRBSのアジア 証 券 部 門 を 買 収 した( 図 表 17) 収 入 に 占 める 非 金 利 収 入 の 割 合 は Maybankで6 割 に 達 しており CIMBでも4 割 を 超 えている ( 図 表 17) 主 要 2 銀 行 の 海 外 展 開 の 概 要 Maybank CIMB 年 展 開 国 概 要 年 展 開 国 概 要 1997 年 2008 年 2008 年 2008 年 2011 年 フィリ ピン インド ネシア Republic Savings Bankへ60% 出 資 2000 年 に99.96%まで 引 き 上 げ Maybank Philippinesに 名 称 変 更 Bank Internasional Indonesia(BII) 買 収 (97.5% 出 資 ) 2002 年 2005 年 インド ネシア シンガ ポール Bank Niaga 買 収 2005 年 にBank Lippoを 買 収 し 2008 年 に 統 合 してCIMB Niaga 設 立 投 資 銀 行 GK Goh Securities 買 収 ベト ナム An Binh Commercial Joint Stock Bankへ15% 出 資 2006 年 タ イ Southern Bank 買 収 2008 年 にBank Thaiを 買 収 し CIMB Thai 設 立 パキス タン MCB Bankへ15% 出 資 2009 年 中 国 Bank of Yingkouへ19.99% 出 資 シンガポールの 大 手 投 資 銀 行 Kim Eng Holding 買 収 シンガ (シンガポールのほか タイ インドネシア フィ ポール リピン ベトナムで 投 資 銀 行 業 務 ) ( 資 料 ) 山 形 大 学 山 口 [2010] 各 種 報 道 などより 作 成 2012 年 2012 年 アジア 広 域 フィリ ピン RBSのアジア 証 券 部 門 の 大 半 を 買 収 Bank of Commerceをサンミゲルから 買 収 5 イスラム 金 融 が 急 速 に 発 展 近 年 マレーシアではイスラム 金 融 が 急 激 に 拡 大 してい る 銀 行 セクターにおけるイスラム 金 融 のシェア( ベース)は 2006 年 に 約 7%であったものが 2013 年 には 約 21%まで 急 拡 大 している( 図 表 18) 国 民 の 約 6 割 がイ スラム 教 徒 であるマレーシアでは イスラム 金 融 自 体 は 古 くから 存 在 しており 最 初 のイスラム 銀 行 の 設 立 は1983 年 最 初 のイスラム 保 険 (タカフル)の 設 立 は1984 年 である 近 年 のイスラム 金 融 の 急 激 な 発 展 は マレーシア 政 府 によ ( 図 表 18)イスラム 金 融 の シェア 推 移 比 率 2006/12 7.2% 2007/12 7.8% 2008/ % 2009/ % 2010/ % 2011/ % 2012/ % 2013/ % ( 資 料 )CEIC る 国 際 的 なイスラム 金 融 センター 構 築 の 動 きによるところ 46 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17

16 が 大 きい 2001 年 の 金 融 セクターマスタープランにおいて イスラム 銀 行 タカフルの 改 革 プランを 示 し イスラム 金 融 に 関 する 法 制 度 や 市 場 の 整 備 を 進 めるとともに イスラム 金 融 に 限 って 外 国 銀 行 の 参 入 規 制 の 緩 和 も 行 った 銀 行 セクターの 外 資 規 制 が 厳 しいなか イスラム 金 融 に 関 しては 2003 年 に イスラム 銀 行 の 自 由 化 という 指 針 が 出 され 翌 2004 年 に3 行 の 外 国 銀 行 にイスラム 銀 行 のライセン スが 付 与 された さらに2006 年 にはマレーシア 国 際 イスラム 金 融 センター(Malaysia International Islamic Financial Centre)が 設 立 され 外 国 のイスラム 銀 行 を 誘 致 する 体 制 が 構 築 された 2011 年 から の 金 融 改 革 の 中 期 計 画 である 金 融 セクターブループリントにおいても 柱 の 一 つとしてイスラム 金 融 の 国 際 化 がうたわれている 2012 年 時 点 で16 行 あるイスラム 銀 行 のうち 6 行 が 外 国 銀 行 である 地 場 銀 行 においても イスラム 金 融 をアジア 展 開 で 競 合 するシンガポールなどの 銀 行 との 差 別 化 を 図 る 武 器 にしようとしている 最 初 のイスラム 銀 行 の 設 立 から 約 30 年 経 っており マレーシアではすでに 多 くの 商 品 が 開 発 されている とくに 隣 国 のインドネシアは 世 界 最 大 のイスラム 教 国 であり 現 時 点 で は 金 融 市 場 自 体 が 未 成 熟 でイスラム 金 融 市 場 としても 小 さいものの 将 来 的 には 大 きなイスラム 金 融 市 場 に 成 長 するものと 予 想 される (3) 金 融 先 進 国 のまとめ 金 融 先 進 国 は 相 対 的 に 金 融 市 場 が 成 熟 している 利 益 構 造 において 非 金 利 収 益 が 大 きな 割 合 を 占 め ていることも 業 務 の 幅 の 広 さを 示 している 個 人 の 所 得 水 準 も 高 く 個 人 信 用 情 報 DBや 所 得 証 明 の 仕 組 みなども 整 備 されていることから 銀 行 貸 し 出 しに 占 める 個 人 向 け 金 融 の 割 合 は 大 きい 一 方 で 企 業 金 融 については 資 本 市 場 が 整 備 されており 大 企 業 にとって 直 接 金 融 が 一 般 的 な 調 達 手 段 となっ ている 金 融 先 進 国 の 銀 行 にみられ 金 融 後 発 国 の 銀 行 にみられない 特 徴 として 主 要 銀 行 の 海 外 展 開 があげ られる シンガポールやマレーシアの 主 要 銀 行 は 貸 し 出 しの4 5 割 が 海 外 であり 税 前 利 益 の4 割 前 後 を 海 外 事 業 から 得 ている 展 開 エリアはアジアが 中 心 であり シンガポールの 銀 行 は 中 国 やマレー シア インドネシアなど マレーシアの 銀 行 はシンガポールやインドネシア タイなどに 展 開 している ( 注 9) これらの 銀 行 は 複 数 の 国 で 個 人 向 け 金 融 を 含 むフルバンク 業 務 を 行 っている ただし 欧 米 の 金 融 機 関 が 古 くからこれらの 地 域 に 展 開 しているのに 対 し 東 南 アジアの 金 融 先 進 国 の 銀 行 は M&A などにより 近 年 急 速 に 展 開 エリアを 広 げたものである 加 えて マレーシアの 銀 行 では 投 資 銀 行 部 門 を シンガポールの 銀 行 ではプライベートバンキング 部 門 など 商 業 銀 行 業 務 以 外 を 強 化 する 動 きも 見 られる 金 融 セクターの 外 資 規 制 は 総 じて 厳 しいものの 市 場 開 放 が 徐 々に 進 んでいる シンガポールでは 1999 年 頃 より マレーシアでは2010 年 頃 より 外 国 銀 行 への 市 場 開 放 により 自 国 金 融 市 場 の 高 度 化 を 図 っている これは 地 場 銀 行 の 統 廃 合 が 進 み 地 場 銀 行 が 自 国 市 場 において 日 欧 米 などの 外 国 銀 行 と 競 合 できるだけの 競 争 力 を 得 たという 判 断 からだと 考 えられる ( 注 3)QFBは 1999 年 にANZ CITI HSBC スタンダードチャータード 銀 行 の4 行 2001 年 にMaybank BNPパリバの2 行 2008 年 にインドステイト 銀 行 2010 年 にICIC 銀 行 2012 年 に 中 国 銀 行 中 国 商 工 銀 行 の2 行 が 取 得 QFBは 支 店 を 最 大 10 店 舗 ATMなどを 含 め 計 25 拠 点 まで 設 置 できる J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17 47

17 ( 注 4)2011 年 に 追 加 出 資 を 行 い 現 在 の 出 資 比 率 10% ( 注 5) 海 外 事 業 のほとんどが 香 港 事 業 である ( 注 6) 可 処 分 所 得 が5 千 ドル 以 上 の 世 帯 マレーシアは 2011 年 時 点 で 全 世 帯 の 約 84%が 中 間 所 得 層 以 上 である(World Consumer Income and Expenditure(Euromonitor International)) ( 注 7)2013 年 7 月 に 住 宅 ローンの 最 大 借 入 期 間 を45 年 から35 年 に それ 以 外 のローンについても25 年 から10 年 に 短 縮 した ( 注 8) 投 資 銀 行 部 門 強 化 の 動 きが 大 きい 一 方 シンガポールの 銀 行 に 見 られるPB 部 門 強 化 のような 動 きは 強 くはない ( 注 9)ただし 貸 し 出 しには 一 部 オフショアでのものも 含 まれており 貸 し 出 しが 多 い 地 域 に 拠 点 が 多 いとは 限 らない 4. 金 融 後 発 国 の 銀 行 セクター(インドネシア フィリピン) (1)インドネシア 1 銀 行 セクターは 五 つの 業 態 からなる インドネシアの 銀 行 セクターは 大 きく 分 けて 五 つの 業 態 からなる( 図 表 19) 国 営 銀 行 民 間 商 業 銀 行 ( 外 為 商 業 銀 行 非 外 為 商 業 銀 行 ) 地 方 開 発 銀 行 ( 州 営 銀 行 ) 外 国 銀 行 外 国 合 弁 銀 行 庶 民 信 用 銀 行 (BPR) である その 中 心 は 国 営 銀 行 と 民 間 商 業 銀 行 であり これらの2 業 態 で 銀 行 部 門 の の7 割 以 上 を 占 めている なお 国 営 銀 行 には 過 半 数 の 政 府 出 資 が 入 っているものの ほとんどが 株 式 市 場 に 上 場 しており 業 務 内 容 は 民 間 商 業 銀 行 と 大 きく 異 ならない ( 図 表 19) 銀 行 業 態 別 概 要 業 態 個 人 向 け 銀 行 数 (10 億 ROA CAR 預 貸 率 概 要 拠 点 数 貸 出 比 率 US$) シェア 国 営 銀 行 業 務 内 容 は 民 間 銀 行 と 同 様 4 5, % 3.7% 16.1% 79.8% 30.0% 地 方 開 発 銀 行 州 営 小 口 金 融 6 1, % 3.2% 18.0% 78.6% 68.5% 民 間 商 業 銀 行 外 為 業 務 の 可 否 で2 種 類 存 在 66 9, % % 外 為 商 業 銀 行 総 じて 規 模 が 大 きい 36 7, % 2.6% 15.3% 81.6% 26.9% 非 外 為 商 業 銀 行 総 じて 規 模 が 小 さい 30 1, % 3.3% 20.8% 82.7% 49.3% 合 弁 外 国 銀 行 認 可 対 象 は 海 外 の 大 手 銀 行 % 3.2% 25.9% 113.2% 11.6% 庶 民 信 用 銀 行 農 村 中 心 に 存 在 小 口 金 融 1,653 4, % 3.8% % - シャリア 銀 行 イスラム 金 融 は 依 然 として 浸 透 11 1, % 1.7% 14.1% - - 商 業 銀 行 シャリア 部 門 しておらず 預 金 や 貸 出 など 基 % シャリア 庶 民 信 用 銀 行 本 的 な 金 融 サービスが 中 心 % ( 資 料 )CEIC トムソンロイター インドネシア 中 央 銀 行 より 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 )データの 年 は2012 年 2 主 要 銀 行 は 国 営 銀 行 と 外 国 資 本 の 入 った 銀 行 インドネシアの 主 要 銀 行 は 大 半 が 国 営 銀 行 と 外 国 資 本 の 銀 行 ( 注 10)である 2012 年 の の 上 位 10 行 のうち 4 行 が 国 営 銀 行 5 行 が 外 国 資 本 の 銀 行 である( 図 表 20) この 国 営 銀 行 と 外 国 資 本 の 銀 行 を 中 心 とした 構 造 は 1997 年 のアジア 通 貨 危 機 によってもたらされたものである インドネシアは アジア 通 貨 危 機 において 韓 国 タイと 並 んで 大 きな 打 撃 を 受 け 多 くの 銀 行 が 経 営 破 たんに 陥 った インドネシア 政 府 は 国 債 を 発 行 して 大 量 の 公 的 資 金 を 注 入 し 破 たんに 陥 った 銀 行 を 一 時 国 有 化 することで 救 済 した 一 時 国 有 化 した 銀 行 を 民 営 化 する 際 に 資 金 の 出 し 手 となったの が 外 国 資 本 であった さらには 外 国 資 本 の 支 援 を 受 け 入 れる 際 に 外 資 規 制 を 大 幅 に 緩 めたことで 通 貨 危 機 を 生 き 残 った 銀 行 の 一 部 も 外 国 資 本 に 買 収 されている 現 在 外 国 資 本 の 銀 行 の 市 場 シェア( 総 資 産 ベース)は 約 3 割 に 達 している( 図 表 21) 48 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17

18 順 位 銀 行 名 主 要 株 主 国 ( 図 表 20) 上 位 10 行 ( 順 )の 概 要 (100 万 US$) 前 年 比 増 減 1 Bank Mandiri 国 - 65, % 6 2 Bank Rakyat Indonesia 順 位 銀 行 名 主 要 株 主 Bank Danamon Indonesia 国 - 57, % 7 Panin Bank ANZ 3 Bank Central Asia 財 閥 - 45, % 8 Bank Permata 4 Bank Negara Indonesia 5 CIMB Niaga CIMB 国 - 34, % 9 マレー シア 20, % 10 ( 資 料 ) 各 社 AR THE ASIAN BANKERより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 )データの 年 は2012 年 Bank Internasional Indonesia Bank Tabungan Negara 国 (100 万 US$) 前 年 比 増 減 Temasek シンガ ポール 16, % オースト ラリア 15, % Standard Chartered イギリス 13, % Maybank マレー シア 11, % 国 - 11, % ( 図 表 21) 外 国 資 本 の 参 入 状 況 ( シェア) 国 別 シェア 主 要 な 外 国 銀 行 銀 行 名 親 会 社 国 (100 万 US$) シェア CIMB Niaga CIMB マレーシア 20, % Bank Danamon Indonesia Temasek シンガポール 16, % Panin Bank ANZ オーストラリア 15, % Bank Permata Standard Chartered イギリス 13, % Bank Internasional Indonesia Maybank マレーシア 11, % Bank OCBC NISP OCBC シンガポール 8, % HSBC bank Indonesia HSBC イギリス 6, % Citibank Indonesia CITI アメリカ 6, % Bank of Tokyo Mitsubishi Indonesia MUFG 日 本 6, % Bank UOB Indonesia UOB シンガポール 6, % ( 資 料 )CEIC THE ASIAN BANKER 各 社 ARより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 1) 本 稿 では 外 国 資 本 が3 分 の1 以 上 入 っているものを 外 国 銀 行 として 扱 う ( 注 2)データの 年 は2012 年 3 出 資 規 制 は 強 化 前 述 の 通 り アジア 通 貨 危 機 以 降 インドネシアの 外 資 規 制 はかなり 緩 和 された しかし 通 貨 危 機 から 立 ち 直 った 現 在 のインドネシアでは 銀 行 セクターの 外 資 開 放 の 度 合 いが 大 きすぎるとの 懸 念 もあ り インドネシア 政 府 は 2012 年 に 出 資 上 限 を99%から40%に 引 き 下 げた これにより シンガポール のDBSは 計 画 していたDanamon 銀 行 (シンガポールの 投 資 ファンドTemasek 傘 下 )の 買 収 を 断 念 す ることとなった( 注 11) 一 方 で いったん 外 国 資 本 の 傘 下 となった 銀 行 を 地 場 企 業 が 買 い 戻 す 動 きも 一 部 で 見 られる 旧 サリ ム 財 閥 傘 下 の 大 手 銀 行 BCAは アジア 通 貨 危 機 の 際 に 米 投 資 ファンドFarallon Capitalの 傘 下 に 入 った ものの 2010 年 にインドネシア 地 場 のGjarumグループ( 注 12)が 買 い 戻 した 上 位 の 銀 行 ではBCAが 唯 一 の 地 場 民 間 資 本 の 銀 行 である 4 金 融 インフラが 未 整 備 で 中 小 企 業 や 個 人 の 借 入 コストが 大 きい インドネシアでは 信 頼 できる 信 用 情 報 DBや 所 得 証 明 の 仕 組 み 会 計 制 度 などが 未 発 達 で 中 小 企 業 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17 49

19 や 個 人 の 信 用 力 を 把 握 することが 困 難 である 中 小 企 業 や 個 人 向 けの 金 融 では 多 くの 場 合 銀 行 口 座 の 出 入 りや 所 有 する 資 産 に 加 え 借 入 人 やその 周 囲 へのヒアリングなどにより 得 た 定 性 的 な 情 報 が 与 信 審 査 の 材 料 となっている そのため 与 信 リスクが 高 いうえに 情 報 収 集 にコストがかかってしまい 金 利 マージンが 大 きくなる また 信 用 力 の 把 握 が 難 しいことから 担 保 や 複 数 の 保 証 などが 必 要 とな るケースも 多 くなる このように 借 入 人 の 負 担 が 大 きいことから 中 小 企 業 や 個 人 の 借 り 入 れは 低 い 水 準 にある その 結 果 主 要 銀 行 の 多 くは ホールセール 中 心 となっている( 注 13 図 表 22) ( 図 表 22) 主 要 4 銀 行 の 経 営 状 況 銀 行 名 主 要 株 主 出 資 比 率 その 他 拠 点 数 うち 海 外 展 開 国 Bank Mandiri 政 府 59.6% - 1,810 7 中 国 香 港 シンガポール 英 国 など BRI 政 府 56.3% - 1,879 3 ケイマン ( 出 張 所 ) 香 港 米 国 BCA ハルトノー 家 47.6% - 1,011 1 ( 出 張 所 )シンガポール BNI 政 府 59.4% - 1,585 5 米 国 日 本 香 港 英 国 シンガポール 主 要 経 営 指 標 銀 行 名 NIM ROA ROE CAR 不 良 債 権 格 付 (10 億 US$) 比 率 格 付 機 関 Bank Mandiri % 3.5% 22.6% 15.3% 1.9% BB+ S&P( 長 期 ) BRI % 5.2% 38.7% 17.0% 1.8% BB+ S&P( 長 期 ) BCA % 3.6% 30.4% 14.2% 0.4% Ba1 Moody's BNI % 2.9% 20.0% 16.7% 2.8% BB S&P( 長 期 ) 貸 出 残 高 (10 億 US$) 銀 行 名 海 外 法 人 個 人 うちマイクロ 比 率 大 企 業 中 小 企 業 ファイナンス その 他 Bank Mandiri BRI BCA BNI 銀 行 名 預 金 残 高 預 金 (10 億 US$) 預 貸 率 金 利 (Net) 収 入 (100 万 US$) 非 金 利 非 金 利 割 合 Bank Mandiri % 2,857 1, % BRI % 3, % BCA % 2, % BNI % 1, % ( 資 料 )トムソンロイター 各 社 ARより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 1)データの 年 は2012 年 各 社 判 明 分 のみ 記 載 ( 注 2) 拠 点 数 には 出 張 所 を 含 む 場 合 がある( 企 業 ごとに 公 開 基 準 が 異 なる) ( 注 3) 貸 出 残 高 預 金 残 高 には 銀 行 間 のものも 含 む 5 主 要 銀 行 でも 海 外 拠 点 はわずか 小 規 模 銀 行 が 多 数 存 在 最 大 手 のMandiri 銀 行 でも 海 外 拠 点 が7カ 所 (2012 年 )のみであり 地 場 銀 行 の 海 外 展 開 はほとんど 進 んでいない( 図 表 22) 2004 年 にインドネシア 銀 行 ( 中 央 銀 行 )が 作 成 した 中 期 的 な 金 融 改 革 の 指 針 であるAPI(Aristektur Perbanken Indonesia)では 最 低 資 本 規 制 の 導 入 などにより 銀 行 の 統 廃 合 を 進 めようとしたものの 予 定 通 りには 進 まず 現 在 でも120 行 の 商 業 銀 行 が 存 在 する 上 位 3 行 で 総 資 産 シェアの4 割 近 くを 占 めている 一 方 中 小 の 銀 行 が 依 然 として 多 く 残 っている なお 多 くの 商 業 銀 行 はジャカルタなど 都 市 部 に 集 中 しており 地 方 では 州 営 の 地 方 開 発 銀 行 や 零 細 の 庶 民 信 用 銀 行 などが 中 心 で 銀 行 の 認 知 度 は 低 い 50 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17

20 6 イスラム 金 融 のシェアは 小 さい イスラム 金 融 の シェアは5% 未 満 である( 図 表 19) インドネシアは 多 民 族 国 家 でありイスラ ム 教 は 国 教 ではないものの 国 民 の4 分 の3がイスラム 教 徒 であり イスラム 金 融 が 浸 透 する 素 地 はあ ると 言 える ただし 国 民 の 金 融 リテラシーが 低 く イスラム 金 融 の 認 知 度 も 低 いことから 今 のとこ ろイスラム 金 融 は 広 まっていない 今 後 金 融 セクターの 発 展 に 伴 い イスラム 金 融 の 市 場 も 成 長 して いくと 考 えられる 7 その 他 ( 銀 行 の 格 付 金 融 監 督 当 局 の 統 合 など) 主 要 銀 行 でも 信 用 格 付 はBB BB+と 投 資 不 適 格 の 水 準 であり 資 金 調 達 力 は 低 い 制 度 面 の 大 きな 動 きとして 金 融 監 督 の 一 元 化 が 進 められており 2013 年 末 より 銀 行 の 監 督 の 管 轄 が 資 本 市 場 と 同 様 に 金 融 サービス 庁 (OJK)に 統 合 された (2)フィリピン 1 銀 行 セクターは 四 つの 業 態 からなる フィリピンの 銀 行 セクターは ユニバーサルバンク 一 般 商 業 銀 行 貯 蓄 銀 行 庶 民 信 用 銀 行 協 同 組 合 銀 行 の 四 つに 分 けられる( 図 表 23) ユニバーサルバンクは 通 常 の 商 業 銀 行 業 務 に 加 えて 投 資 銀 行 業 務 なども 行 うことができ 個 々の 銀 行 の 規 模 も 大 きく 収 益 力 も 総 じて 高 い 20 行 のユ ニバーサルバンクで 銀 行 セクターの の 約 8 割 を 占 めている ユニバーサルバンク 業 態 であるこ とから 主 要 銀 行 の 収 入 に 占 める 非 金 利 収 入 の 割 合 は インドネシアに 比 べると 総 じて 高 い 上 位 3 行 で シェアが4 割 に 達 するなど 上 位 の 銀 行 への 集 約 が 進 んでいる 一 方 で 小 規 模 な 銀 行 も 多 く 存 在 する 商 業 銀 行 業 態 で36 行 貯 蓄 銀 行 業 態 で70 行 と 合 計 で106 行 ある アジア 通 貨 危 機 以 降 数 十 行 減 少 したものの 2008 年 末 以 降 では9 行 しか 減 っておらず 足 元 で 統 廃 合 は 進 んでいない ( 図 表 23) 銀 行 業 態 別 概 要 業 態 銀 行 数 概 要 拠 点 数 (10 億 US$) シェア ROA CAR 預 貸 率 商 業 銀 行 36 5, % 2.0% 14.4% 71.4% ユニバーサルバンク 一 般 の 商 業 銀 行 業 務 に 加 え 20 4, % 2.1% 14.0% 69.9% 国 営 銀 行 証 券 の 引 き 受 けなどの 投 資 銀 民 間 銀 行 行 業 務 非 金 融 事 業 への 投 資 11 4, 外 銀 支 店 が 認 められている 一 般 商 業 銀 行 % 1.5% 17.6% 84.3% 民 間 銀 行 一 般 の 商 業 銀 行 業 務 を 行 う 外 銀 現 法 投 資 銀 行 業 務 は 行 えない 外 銀 支 店 貯 蓄 銀 行 小 口 金 融 中 心 70 1, % 1.8% 13.9% 85.8% 庶 民 信 用 銀 行 協 同 組 合 農 業 開 発 支 援 職 業 組 合 など 577 2, % 1.5% 17.8% 98.8% ( 資 料 )CEIC フィリピン 中 央 銀 行 より 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 )データの 年 は2013 年 2 銀 行 の 位 置 付 けは 相 対 的 に 低 い 1980 年 代 までは 二 つの 国 営 銀 行 ( 注 14)が 大 きな 市 場 シェアを 持 っていたものの マルコス 政 権 下 で ともに 破 たんした 現 在 は 大 手 銀 行 の 多 くは 財 閥 などの 企 業 グループの 傘 下 にある( 図 表 24) その J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17 51

21 ため フィリピン 経 済 における 銀 行 の 位 置 付 けは 政 府 系 銀 行 が 多 いインドネシアやマレーシアに 比 べ ると 相 対 的 に 低 い たとえば 株 式 市 場 の 時 価 総 額 の 上 位 企 業 (2013 年 12 月 末 時 点 )を 見 ると インド ネシア マレーシア シンガポールでは 上 位 10 社 内 に 主 要 銀 行 3 行 が 含 まれているものの フィリピン ではBPIの1 行 のみである フィリピンでは 株 式 時 価 総 額 の 上 位 は 財 閥 などの 企 業 グループの 中 核 企 業 が 名 前 を 連 ねている ( 図 表 24) 上 位 10 行 (2012 年 順 )の 概 要 順 位 銀 行 名 主 要 株 主 (100 万 US$) 前 年 比 増 減 順 位 銀 行 名 主 要 株 主 (100 万 US$) 前 年 比 増 減 1 BDO Unibank シー 財 閥 30, % 6 PNB ルシオタン 財 閥 8, % 2 Metrobank テイ 財 閥 25, % 7 3 BPI アヤラ 財 閥 23, % 8 4 Land Bank 政 府 16,637-9 Development Bank of the Philippines China Banking Corporation Union Bank of the Philippines 政 府 8,029 - シー 財 閥 7, % Aboitizグループ 6, % 5 RCBC ユーチェンコ 財 閥 8, % 10 Security Bank - 6, % ( 資 料 )THE ASIAN BANKER 各 社 ARより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 )データの 年 は2012 年 3 外 国 銀 行 のシェアは 低 いものの 近 年 マレーシアの 銀 行 が 参 入 アジア 通 貨 危 機 の 影 響 が 周 辺 国 に 比 べると 小 さかったこともあり インドネシアのような 外 国 資 本 に よる 地 場 銀 行 の 買 収 は 少 なかった そのため 外 国 資 本 の 銀 行 の シェアは 約 14%と 相 対 的 に 低 い ( 図 表 25) 外 国 銀 行 自 体 が 少 ないわけではなく ユニバーサルバンクおよび 一 般 商 業 銀 行 業 態 の36 行 の うち17 行 は 外 国 銀 行 である ただし 新 規 の 参 入 はほとんどなく 直 近 5 年 間 ( 年 )で 外 国 銀 行 の 数 は 増 えていない 加 えて 外 国 銀 行 の 資 産 規 模 は 総 じて 小 さい これは 外 国 銀 行 に 対 する 厳 しい 出 店 規 制 などが 存 在 するためである 規 模 の 大 きな 銀 行 はほとんどが 地 場 銀 行 であり 外 国 銀 行 で ( 図 表 25) 外 国 資 本 の 参 入 状 況 ( 商 業 銀 行 のみ シェア) 国 別 シェア 主 要 な 外 国 銀 行 銀 行 名 親 会 社 国 (100 万 US$) シェア CITIBANK CITI アメリカ 5, % HSBC HSBC イギリス 4, % Bank of Commerce CIMB マレーシア 2, % Standard Chartered Bank Standard Chartered イギリス 1, % Deutsche bank Deutsche bank ドイツ 1, % Maybank Philippines Maybank マレーシア 1, % JP Morgan Chase bank JP Morgan アメリカ 1, % Anz banking group ANZ オーストラリア 1, % Bank of Tokyo Mitsubishi UFJ MUFG 日 本 1, % ( 資 料 )フィリピン 中 銀 THE ASIAN BANKER 各 社 AR 各 社 HPより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 )データの 年 は2012 年 52 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17

22 最 も 大 きいCITIBankでも 規 模 で11 位 (2013 年 )である ただし 近 年 マレーシアの 銀 行 の 参 入 が 進 んでいる マレーシアのMaybankは1997 年 にRepublic Savings Bankに60% 出 資 し 2000 年 に99.96%まで 出 資 比 率 を 引 き 上 げ 現 在 はMaybank Philippines ( 注 15)として 営 業 している また 2012 年 には 同 じマレーシアのCIMBがBank of Commerce( 注 16)をサンミゲルから 買 収 している これらの 銀 行 は 地 場 銀 行 では 下 位 の 銀 行 であるものの フィリピ ン 国 内 で 多 店 舗 展 開 しており 国 内 でのネットワークという 点 では 他 の 外 国 銀 行 よりも 優 れている 4 地 場 銀 行 の 海 外 支 店 は 少 なく 主 に 送 金 拠 点 フィリピンは 地 場 産 業 の 育 成 が 遅 れており 海 外 展 開 する 地 場 企 業 は 少 ない 一 方 で 海 外 への 出 稼 ぎ 労 働 者 (OFWs)は1,000 万 人 以 上 とも 言 われており OFWsからの 海 外 送 金 は 名 目 GDPの 約 1 割 ( 注 17)である そのため 地 場 の 大 手 銀 行 は 送 金 拠 点 として 先 進 国 や 中 東 などに 拠 点 網 を 持 っている( 図 表 26) フィリピンには OFWsからの 送 金 資 金 を 返 済 原 資 としたローン 商 品 などもあり 金 融 機 関 の 重 要 なビジネスチャンスとなっている ( 図 表 26) 主 要 3 銀 行 の 経 営 状 況 銀 行 名 主 要 株 主 出 資 比 率 その 他 拠 点 数 うち 海 外 展 開 国 BDO Unibank シー 財 閥 過 半 数 米 国 欧 州 中 央 アジア 東 南 アジア Metrobank テイ 財 閥 26.2% 超 北 米 中 東 欧 州 日 本 韓 国 など BPI アヤラ 財 閥 過 半 数 欧 州 香 港 主 要 経 営 指 標 銀 行 名 NIM ROA ROE CAR 不 良 債 権 格 付 (10 億 US$) 比 率 格 付 機 関 BDO Unibank % 1.2% 11.3% 19.2% 1.6% Baa3 Moody's Metrobank % 1.5% 13.4% 16.3% 1.8% Baa3 Moody's BPI % 1.9% 17.5% 14.2% 1.5% Baa3 Moody's 貸 出 残 高 (10 億 US$) 銀 行 名 海 外 法 人 個 人 うちマイクロ 比 率 大 企 業 中 小 企 業 ファイナンス その 他 BDO Unibank Metrobank BPI 銀 行 名 預 金 残 高 預 金 (10 億 US$) 預 貸 率 金 利 (Net) 収 入 (100 万 US$) 非 金 利 非 金 利 割 合 BDO Unibank % % Metrobank % % BPI % % ( 資 料 )トムソンロイター 各 社 ARより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 1)データの 年 は2012 年 各 社 判 明 分 のみ 記 載 ( 注 2) 拠 点 数 には 出 張 所 を 含 む 場 合 がある( 企 業 ごとに 公 開 基 準 が 異 なる) ( 注 3) 貸 出 残 高 預 金 残 高 には 銀 行 間 のものも 含 む 5 預 貸 率 が 相 対 的 に 低 い リテール 金 融 ( 注 18)や 直 接 金 融 は 未 発 達 フィリピンの 銀 行 は 周 辺 国 に 比 べて 預 貸 率 が 低 い これは GDPの 約 7 割 を 消 費 が 占 めるなど 製 造 業 が 発 達 していないこと 財 閥 傘 下 企 業 の 多 くが 企 業 グループ 内 の 資 金 移 動 により 資 金 調 達 を 行 って いること 給 与 所 得 者 が 社 会 保 障 基 金 公 務 員 保 険 基 金 などから 比 較 的 容 易 に 借 り 入 れができること J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17 53

23 などが 理 由 としてあげられる リテール 金 融 ( 中 小 企 業 および 個 人 向 け 金 融 )は 未 発 達 である フィリピンには 包 括 的 な 信 用 情 報 DBがない( 図 表 27)など 中 小 企 業 や 個 人 の 信 用 力 を 証 明 するものが 少 なく インドネシア 同 様 に 借 入 コストが 高 い そのため 個 人 向 け 融 資 は 貸 出 の16% 程 度 ( 前 掲 図 表 6)にとどまり 大 手 銀 行 でも 個 人 向 け 融 資 は 総 貸 出 の2 3 割 にすぎない 国 民 の 銀 行 認 知 度 信 頼 度 も 低 い 低 所 得 者 の 資 金 需 要 を 支 えているのは 主 に 質 屋 である( 注 19) ただし 富 裕 層 向 けのクレジットカードなどは 少 ないながら 順 調 に 拡 大 している ( 図 表 27)ASEAN 各 国 の 信 用 情 報 カバー 率 ( 公 的 民 間 の 信 用 情 報 DB) 信 用 情 報 カバー 率 公 的 民 間 シンガポール マレーシア タイ フィリピン インドネシア ベトナム ラオス カンボジア ミャンマー - - ブルネイ ( 資 料 )World bank ( 注 ) 成 人 人 口 対 比 の 公 的 民 間 の 信 用 情 報 DBの 登 録 件 数 データの 年 は2013 年 直 接 金 融 も 浸 透 していない 社 債 残 高 は 名 目 GDP 比 で 約 5%と 少 ない これは 社 債 発 行 コストが 高 く 手 続 きも 煩 雑 であることから 一 部 の 大 企 業 しか 活 用 できていないことが 要 因 である (3) 金 融 後 発 国 のまとめ 金 融 後 発 国 において 主 要 銀 行 の 業 務 内 容 は 基 本 的 にホールセール 金 融 が 中 心 である 個 人 向 け 金 融 は 十 分 に 浸 透 していない これは 個 人 の 信 用 力 を 測 る 仕 組 みが 不 十 分 で 借 入 コストが 高 くなって いるためである 一 方 法 人 向 け 金 融 では 直 接 金 融 市 場 が 未 発 達 であることから 大 企 業 も 銀 行 から の 借 り 入 れを 行 う その 結 果 主 要 銀 行 はホールセール 金 融 が 中 心 となっている いいかえれば 個 人 向 け 金 融 などのリテール 金 融 の 成 長 余 地 が 大 きいということである 次 に 事 業 エリアに 目 を 向 けると 金 融 後 発 国 の 銀 行 は 国 内 事 業 中 心 である 積 極 的 に 国 際 展 開 がで きるような 競 争 力 のある 銀 行 は 存 在 しない これは 金 融 市 場 が 十 分 に 発 達 していないことに 加 え 地 場 銀 行 の 統 廃 合 が 十 分 に 進 んでいないことも 要 因 の 一 つと 考 えられる 規 制 面 では 自 国 の 銀 行 セクターの 保 護 のため 厳 しい 外 資 規 制 が 存 在 する または 規 制 を 強 化 する 方 向 にある フィリピンでは 直 近 5 年 間 で 外 国 銀 行 の 増 加 がなく 外 国 銀 行 の 参 入 としては 下 位 の 地 場 銀 行 1 行 がマレーシアの 銀 行 に 買 収 されたのみである インドネシアではアジア 通 貨 危 機 以 降 外 資 規 制 を 大 幅 に 緩 和 していたものの 近 年 出 資 上 限 を 引 き 下 げるなど 規 制 を 強 化 する 方 向 にある ( 注 10) 本 稿 では 外 国 資 本 が3 分 の1 以 上 入 っている 銀 行 を 外 国 資 本 の 銀 行 とする ( 注 11) 政 府 の 認 可 が 下 りれば40% 超 の 出 資 も 可 能 であるものの 本 件 については 認 可 が 下 りず DBSは 買 収 を 断 念 した ( 注 12)タバコ 製 造 を 中 心 とする 地 場 のコングロマリット ( 注 13) 国 営 銀 行 BRIは マイクロファイナンスが 事 業 の 中 心 となっている これは 国 策 で 農 業 開 発 のためのマイクロファイナン スを 行 っていたためである ただし BRIのマイクロファイナンスは 通 常 は 有 担 保 で 金 額 も 比 較 的 高 額 であることから バングラディッシュのグラミン 銀 行 のような 無 担 保 少 額 のマイクロファイナンスとは 異 なる ( 注 14)Philippine National Bank(PNB) Development bank of the Philippines(DBP)の2 行 が 銀 行 部 門 の5 割 以 上 を 保 有 していたものの 1985 年 に 破 たんした 現 在 PNBは 民 営 化 され 財 閥 の 傘 下 に 入 っている ( 注 15) 地 場 20 位 の 銀 行 で 2013 年 6 月 時 点 の は 約 650 億 ペソ( 約 1,497 億 円 ) マニラに30 店 舗 その 他 の 主 要 都 市 などに49 店 舗 の 計 79 店 舗 を 展 開 ( 同 社 HP) 54 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17

24 ( 注 16) 地 場 16 位 の 銀 行 で 2013 年 6 月 時 点 の は 約 1,083 億 ペソ( 約 2,492 億 円 ) 各 地 に122 店 舗 を 展 開 ( 同 社 HP) ( 注 17)2012 年 は 約 214 億 ドル 銀 行 での 送 金 分 であり 直 接 持 ち 込 まれたものは 含 まない フィリピンのGDPの 約 7 割 が 消 費 であ るのも OFWsからの 送 金 資 金 による 部 分 が 大 きい ( 注 18) 本 稿 では 個 人 向 け 金 融 と 中 小 企 業 向 け 金 融 を 合 わせてリテール 金 融 とする ( 注 19) 質 屋 はフィリピン 中 央 銀 行 に 届 け 出 が 必 要 であり フォーマル 金 融 の 一 つである 担 保 としては 携 帯 電 話 や 宝 石 などが 使 わ れている 5. 展 望 (1) 金 融 先 進 国 および 金 融 後 発 国 の 銀 行 セクターの 展 望 1 金 融 先 進 国 における 金 融 の 高 度 化 海 外 展 開 金 融 先 進 国 の 金 融 市 場 では 外 国 銀 行 への 市 場 開 放 が 本 格 化 し 欧 米 日 などの 先 進 国 の 銀 行 との 競 争 が 激 化 する それに 対 して 地 場 銀 行 は 世 界 の 大 手 銀 行 の 一 部 事 業 買 収 ( 注 20)や 業 務 提 携 などにより 事 業 の 高 度 化 を 図 っていくと 考 えられる 金 融 先 進 国 の 銀 行 は 海 外 展 開 に 積 極 的 であり 直 近 3 年 間 でも 海 外 事 業 比 率 を 大 きく 伸 ばして いる( 図 表 28) 自 国 よりも 周 辺 国 の 金 融 市 場 の 成 長 余 地 が 大 きいため 主 要 銀 行 は 今 後 も 海 外 展 開 を 進 める 可 能 性 が 高 い ただし 世 界 の 大 手 銀 行 に 比 べると 規 模 が 圧 倒 的 に 小 さいことから( 前 掲 図 表 1) 展 開 地 域 は 地 理 的 に 近 く 親 和 性 の 高 いアジアの 新 興 国 が 中 心 となるだろう しか し これらの 地 域 においても 欧 米 の 銀 行 は 古 くか ( 図 表 28)シンガポールおよびマレーシアの 海 外 事 業 シェアの 変 化 海 外 事 業 比 率 2009 年 2012 年 ( 貸 出 残 高 ベース) 増 減 DBS 43.7% 52.5% 8.8% シンガポール OCBC 41.2% 47.8% 6.6% UOB 33.8% 35.1% 1.3% Maybank 32.8% 36.7% 3.9% マレーシア CIMB 30.8% 39.7% 8.8% Publicbank 9.6% 6.6% 3.0% ( 資 料 ) 各 社 AR ら 事 業 展 開 している 欧 米 の 銀 行 は 国 際 的 なネ ットワークに 加 え 各 国 での 長 い 業 歴 から 独 自 の 事 業 ノウハウを 備 えている 経 験 の 蓄 積 の 少 ないシン ガポールやマレーシアの 銀 行 は 買 収 した 地 場 銀 行 の 持 つ 知 見 を 最 大 限 活 かすとともに 自 国 企 業 が 絡 んだ 案 件 やイスラム 金 融 など 自 行 の 強 みを 生 かした 戦 略 を 取 ることになるだろう また 展 開 国 内 で の 拠 点 網 では 欧 米 の 銀 行 に 勝 っているケースも 多 く その 場 合 は 拠 点 の 数 が 重 要 となるリテール 金 融 で 優 位 に 立 つことができるだろう マレーシアに 関 しては イスラム 金 融 を 絡 めた 展 開 も 考 えられる 隣 国 のインドネシアに 加 え 中 東 などへの 進 出 も 可 能 だろう マレーシアの 銀 行 はすでに 幅 広 いイスラム 金 融 商 品 を 開 発 しており イス ラム 金 融 市 場 においては ノウハウの 少 ない 先 進 国 の 銀 行 に 対 してアドバンテージがある 世 界 最 大 の イスラム 教 国 である 隣 国 インドネシアではこれまでイスラム 金 融 市 場 が 未 発 達 であったことから イス ラム 金 融 は 強 力 な 武 器 にはなっていなかったものの 今 後 インドネシアのイスラム 金 融 市 場 の 発 展 に より マレーシアの 銀 行 のプレゼンスが 上 がることも 考 えられる 2 金 融 後 発 国 におけるリテール 金 融 の 発 達 金 融 後 発 国 における 金 融 包 摂 や 金 融 システムの 多 様 化 は 早 急 に 進 展 することが 見 込 まれる 今 後 中 小 企 業 や 個 人 の 信 用 力 を 正 確 に 把 握 できる 仕 組 みが 構 築 された 場 合 信 用 調 査 にかかるコストの 削 減 や 適 正 な 金 利 水 準 による 貸 し 出 しが 可 能 となり 貸 出 金 利 マージンは 低 下 する 借 入 コストの 低 下 に 加 え J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17 55

25 経 済 発 展 による 所 得 向 上 により これまで 発 達 していなかったリテール 金 融 が 拡 大 していくと 考 えられ る 貸 出 金 利 マージンの 低 下 により 欧 米 などの 先 進 国 の 銀 行 に 比 べ 高 い 水 準 にあるROAは 低 下 する 可 能 性 があるものの 資 産 規 模 は 拡 大 することになる 金 融 機 関 の 調 達 面 でも 現 状 では 金 融 資 産 を 持 つ 余 裕 のない 低 所 得 者 層 が 所 得 上 昇 により 金 融 資 産 を 持 つようになり 預 金 の 増 加 が 予 想 される 加 えて 資 本 市 場 の 整 備 も 進 められており 金 融 後 発 国 においても 企 業 の 資 金 調 達 方 法 として 直 接 金 融 が 浸 透 していくと 考 えられる したがって 現 在 は 多 くの 銀 行 がホールセール 中 心 のビジネスモデルであるものの 今 後 はリテール 金 融 の 比 率 が 高 まっていくと 考 えられる (2)ASEAN 域 内 の 連 結 性 の 強 まりに 伴 う 変 化 1 国 際 銀 行 業 務 の 増 加 2015 年 を 目 途 にASEAN 経 済 共 同 体 (AEC)の 創 設 が 進 められている 域 内 の 関 税 に 関 しては 2010 年 のASEAN 自 由 貿 易 協 定 (AFTA)により 原 加 盟 国 5カ 国 (インドネシア マレーシア シンガポー ル フィリピン タイ)とブルネイにおいてほぼ 全 品 目 の 関 税 が 撤 廃 され 残 りのASEAN 加 盟 国 につ いても2015 年 までの 域 内 関 税 撤 廃 を 目 指 している 銀 行 セクターの 統 合 に 関 しては Asean Banking Integration Framework(ABIF)などで 議 論 が 進 められている このような 動 きのなかで 域 内 でのヒトやモノ カネの 動 きの 活 発 化 が 予 想 される 域 内 の 経 済 交 流 が 活 発 になった 場 合 それらに 付 随 するさまざまな 国 際 的 な 銀 行 業 務 も 増 加 する 海 外 送 金 や 国 際 融 資 だけでなく 海 外 進 出 サポートやビジネスマッチングなど 多 様 なニーズが 発 生 すると 考 えられる 2 金 融 先 進 国 の 銀 行 による 金 融 後 発 国 への 進 出 拡 大 国 際 銀 行 業 務 のニーズの 高 まりにより 金 融 先 進 国 の 主 要 銀 行 が 持 つアジア 域 内 の 金 融 ネットワーク はより 価 値 の 高 いものとなるだろう そのため 金 融 先 進 国 の 銀 行 の 金 融 後 発 国 への 展 開 はさらに 増 加 すると 考 えられる 加 えて 今 後 金 融 後 発 国 において 金 融 インフラの 整 備 が 進 み 市 場 環 境 が 金 融 先 進 国 に 近 づいてきた 場 合 金 融 先 進 国 の 銀 行 にとってはビジネスを 行 いやすい 環 境 が 整 うことになる 現 在 金 融 後 発 国 では 財 務 データや 所 得 証 明 などのデータベースによる 与 信 審 査 が 難 しいことから 信 用 調 査 に 相 当 な 人 員 を 投 入 していることが 多 い そのため 地 場 銀 行 に 地 の 利 があり 一 種 の 参 入 障 壁 にもなっていた 金 融 インフラの 整 備 により 外 国 銀 行 への 参 入 障 壁 が 下 がり 金 融 統 合 により 域 内 の 外 資 規 制 が 緩 和 されることになった 場 合 金 融 先 進 国 から 金 融 後 発 国 へのアプローチはさらに 増 える だろう ただし 金 融 後 発 国 の 金 融 システムには 課 題 が 多 く その 整 備 には 相 当 の 時 間 を 要 することが 見 込 ま れる 金 融 統 合 についても 国 ごとの 金 融 の 発 展 度 合 いに 格 差 が 大 きいことから 外 資 規 制 などの 規 制 面 では 各 国 に 一 定 の 裁 量 が 認 められる 見 通 しであり どの 程 度 統 合 が 進 むかは 容 易 に 判 断 できない 3 金 融 後 発 国 の 銀 行 も 海 外 展 開 を 開 始 国 際 銀 行 業 務 のニーズが 増 加 することで 現 在 はほとんど 海 外 展 開 をしていない 金 融 後 発 国 の 銀 行 も 域 内 各 国 への 拠 点 設 置 を 迫 られるだろう ただし 金 融 先 進 国 の 銀 行 が 現 地 の 地 場 銀 行 を 買 収 すること で 海 外 展 開 を 進 めてきたのに 対 し 金 融 後 発 国 から 金 融 先 進 国 への 展 開 では 同 じスキームは 難 しい 金 56 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17

26 融 先 進 国 ではすでに 銀 行 の 集 約 がかなり 進 んでおり シンガポールは3グループ マレーシアも8 行 し か 地 場 商 業 銀 行 は 残 っていないからである 統 廃 合 の 結 果 銀 行 の 規 模 も 金 融 後 発 国 の 銀 行 よりも 大 き くなっていることから 買 収 は 難 しいと 言 える ただし 金 融 先 進 国 に 進 出 している 外 国 銀 行 の 撤 退 に 絡 んで その 事 業 を 買 い 取 って 進 出 する 可 能 性 は 残 されている 一 方 金 融 後 発 国 から 金 融 後 発 国 への 進 出 に 関 しては これまで 金 融 先 進 国 が 行 ってきたような M&Aによる 展 開 が 可 能 である 金 融 後 発 国 には 貯 蓄 銀 行 など 業 務 が 一 部 制 約 される 業 態 もあるもの の 100 行 以 上 の 地 場 銀 行 が 残 っており 買 収 対 象 となるものも 存 在 するだろう ( 注 20) 前 述 の 通 り 2009 年 にOCBC(シンガポール)が 蘭 ING 銀 行 のアジアPB 部 門 を 2012 年 にCIMB(マレーシア)が 英 RBSの アジア 証 券 部 門 を 買 収 している 6.リスク 東 南 アジア 諸 国 は 金 融 システムや 経 済 の 脆 弱 性 政 治 の 不 安 定 性 さらには 貧 困 や 貧 富 の 差 など 社 会 的 な 問 題 によるものまで さまざまなリスクを 内 包 している 本 章 では とくに 銀 行 セクターについ て 金 融 先 進 国 金 融 後 発 国 が 抱 えるリスクを 検 証 したい (1) 金 融 先 進 国 におけるリスク 1 展 開 先 での 景 気 変 調 マレーシアやシンガポールは 自 国 の 金 融 市 場 規 模 が 小 さく 自 国 よりも 周 辺 国 の 金 融 市 場 の 成 長 余 地 ( 図 表 29)マレーシアの 主 要 銀 行 の 地 域 別 事 業 ポートフォリオ( 貸 出 残 高 ベース) 地 域 別 貸 出 残 高 Maybank CIMB 10 億 RM 比 率 10 億 RM 比 率 アジア 地 域 % % 自 国 % % アジア % % 欧 米 2 0.7% 1 0.4% 英 米 2 0.7% 1 0.4% 不 明 (その 他 ) 1 0.2% 4 1.7% 合 計 % % ( 資 料 ) 各 社 ARより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 2012 年 ( 参 考 : 欧 米 の 銀 行 (HSBC)および 邦 銀 (SMFG MUFG)の 地 域 別 事 業 ポートフォリオ( ベース)) 地 域 別 HSBC SMFG MUFG 地 域 別 10 億 US$ 比 率 兆 円 比 率 兆 円 比 率 欧 米 1, % 日 本 % % 欧 州 1, % 欧 米 ( 含 む 南 米 等 ) % % 北 米 % 米 州 % % アジア 途 上 国 1, % 欧 州 中 近 東 % % 香 港 % アジア % % アジア 太 平 洋 % アジア オセアニア % % 中 東 北 アフリカ % その 他 内 部 調 整 % % 南 米 % 合 計 % % 内 部 調 整 % 合 計 2, % ( 資 料 ) 各 社 ARより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 2012 年 度 (2012/12または2013/3) J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17 57

27 が 大 きい そのため 主 要 銀 行 は 今 後 も 海 外 展 開 を 継 続 する 可 能 性 が 高 い 一 方 で 展 開 国 はアジア 地 域 が 中 心 であり( 図 表 29) 特 定 国 への 偏 りも 見 られる( 注 21) そのため 主 要 な 展 開 国 において 景 気 変 調 が 起 きた 場 合 銀 行 業 績 全 体 へ 悪 影 響 が 及 ぶことが 予 想 される 加 えて 金 融 先 進 国 の 銀 行 セクターでは 上 位 行 への 集 約 が 進 んでおり 主 要 銀 行 の 母 国 における 市 場 シェアが 大 きい( 図 表 30) 主 要 な 展 開 国 の 景 気 低 迷 により 主 要 銀 行 の 業 績 が 悪 化 した 場 合 母 国 でも リスクが 取 れなくなり 母 国 の 銀 行 セクターに 悪 影 響 をもたらす 可 能 性 がある ( 図 表 30)シンガポールおよびマレーシアの 主 要 銀 行 の 自 国 市 場 でのシェア シンガポール 貸 出 残 高 (2012 年 ) マレーシア 貸 出 残 高 (2012 年 ) 貸 出 シェア 10 億 S$ シェア 貸 出 シェア 10 億 RM シェア 地 場 銀 行 % 主 要 3 銀 行 % DBS % Maybank % OCBC % CIMB % UOB % Publicbank % 外 国 銀 行 % その 他 地 場 銀 行 % 合 計 % 外 国 銀 行 % 合 計 1, % ( 資 料 ) 各 社 AR CEIC MASより 日 本 総 合 研 究 所 作 成 2 広 域 な 金 融 危 機 に 対 する 政 府 対 応 能 力 の 限 界 シンガポールやマレーシアは 人 口 が 少 なく 経 済 規 模 は 大 きくない そのため このまま 主 要 銀 行 が 海 外 事 業 を 拡 大 すると 広 域 な 金 融 危 機 が 起 こった 場 合 に 政 府 の 対 応 能 力 の 限 界 を 超 えてしまい 銀 行 の 救 済 が 十 分 にできなくなる 可 能 性 がある( 注 22) 前 述 の 通 り これらの 国 の 主 要 銀 行 の 地 域 別 事 業 ポートフォリオはアジア 新 興 国 に 偏 っており アジア 地 域 や 新 興 国 を 中 心 とした 景 気 変 調 にも 弱 い 金 融 立 国 が 進 められ 銀 行 セクターが 拡 大 している 国 では 広 域 な 金 融 危 機 時 に 政 府 が 地 場 銀 行 を 救 済 可 能 であるか 否 かについても 注 視 する 必 要 がある (2) 金 融 後 発 国 におけるリスク 1 発 展 途 上 の 金 融 システムの 脆 弱 性 金 融 後 発 国 の 銀 行 セクターの 抱 えるリスクとしてまずあげられるのが 金 融 システムの 脆 弱 性 である 会 計 制 度 情 報 開 示 基 準 などが 十 分 ではなく 金 融 機 関 の 健 全 性 に 不 透 明 な 部 分 があることは 否 めない 金 融 規 制 監 督 の 仕 組 みにも 課 題 が 多 く 金 融 危 機 などへの 対 応 能 力 は 不 明 確 である( 注 23) また 信 用 情 報 や 会 計 監 査 などの 仕 組 みが 未 発 達 であり 銀 行 は 債 務 者 の 信 用 力 を 正 確 に 把 握 することが 難 しく 信 用 リスク 管 理 に 限 界 がある 2 地 場 銀 行 の 競 争 力 の 劣 後 金 融 後 発 国 の 地 場 銀 行 は 金 融 商 品 やシステムインフラ 国 際 業 務 などさまざまなノウハウが 不 足 し ている 資 金 調 達 力 についても 金 融 先 進 国 の 銀 行 に 比 べて 格 付 けの 低 い 金 融 後 発 国 の 銀 行 は 劣 後 して いる 今 後 金 融 市 場 の 発 展 や 域 内 経 済 の 統 合 などにより 金 融 後 発 国 の 金 融 市 場 においても 競 争 激 化 が 予 想 される 金 融 後 発 国 の 銀 行 が 競 争 力 を 十 分 に 高 められなかった 場 合 外 国 銀 行 との 競 争 に 負 け 58 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17

28 現 在 持 っている 自 国 での 高 い 市 場 シェアを 失 う 懸 念 がある 3 金 融 の 急 速 な 発 展 による 金 融 市 場 の 過 熱 現 在 金 融 後 発 国 では 金 融 包 摂 や 金 融 インフラの 整 備 が 進 められており これまで 金 融 に 触 れたこと のなかった 人 々に 金 融 サービスが 提 供 されるようになってきている このような 金 融 が 発 展 する 段 階 で は 金 融 システムや 法 規 制 の 整 備 に 加 え 金 融 教 育 も 重 要 である 借 り 手 の 金 融 知 識 が 不 足 している 状 態 で 金 融 が 急 速 に 発 展 した 場 合 リスクに 関 する 理 解 が 不 十 分 なまま 過 剰 な 借 り 入 れや 高 リスク 商 品 の 購 入 が 進 み 金 融 市 場 が 過 熱 する 懸 念 がある 4 外 国 銀 行 の 撤 退 破 たん 成 長 余 地 の 大 きい 新 興 市 場 は 外 国 銀 行 にとっても 魅 力 的 であり 多 くの 外 国 銀 行 が 参 入 機 会 を 狙 って いる すでにインドネシアでは 外 国 銀 行 が の 約 3 割 を 占 めており フィリピンにおいても 外 国 銀 行 の 参 入 が 進 んでいる このまま 外 国 銀 行 の 参 入 が 進 み 過 度 に 外 国 銀 行 に 依 存 した 銀 行 セクターにな った 場 合 景 気 低 迷 時 に 外 国 銀 行 の 撤 退 や 急 速 な 事 業 縮 小 ( 短 期 貸 し 出 しの 回 収 など) 最 悪 の 場 合 は 破 たんに 陥 る 懸 念 がある( 注 24) これは 外 国 銀 行 の 母 国 の 景 気 低 迷 時 にも 同 様 の 事 態 が 起 こりうる ( 注 25) 銀 行 セクターの 安 定 のためには 地 場 銀 行 中 心 の 銀 行 セクターを 維 持 することが 有 効 と 考 えら れる そのためには 単 純 に 外 国 銀 行 の 参 入 を 規 制 するだけでなく 地 場 銀 行 の 育 成 強 化 が 求 められ る( 注 26) また 外 国 銀 行 の 参 入 を 認 める 場 合 にも 現 地 法 人 化 や 自 己 資 本 比 率 規 制 などを 強 化 する 必 要 があるだろう ( 注 21) 例 えば マレーシアのCIMBグループは 貸 し 出 しの2 割 以 上 がインドネシア 事 業 であり シンガポールのOCBCやDBSは 貸 し 出 しの1 割 以 上 が 中 国 事 業 ( 除 く 香 港 )である ( 注 22)リーマンショックでは スイスなどが 銀 行 セクターの 救 済 に 成 功 した 一 方 で アイスランドなどは 救 済 に 失 敗 した ( 注 23)フィリピンは ユニバーサルバンク 業 態 が 中 心 であるものの 金 融 監 督 機 関 は 分 かれており 一 つの 金 融 機 関 を 複 数 機 関 が 監 督 する 形 となっている インドネシアは 銀 行 の 監 督 当 局 が 中 央 銀 行 から 金 融 庁 (OJK)に 移 行 され 銀 行 やノンバンクの 金 融 監 督 が 一 元 化 されたばかりであり 金 融 監 督 機 能 を 十 分 に 発 揮 できるかは 不 明 確 である ( 注 24)2008 年 のスペイン 住 宅 バブル 崩 壊 の 一 因 として ドイツ 銀 行 などによる 資 金 引 き 揚 げがあげられている ( 注 25)2010 年 以 降 の 欧 州 の 債 務 危 機 に 伴 い 欧 州 の 銀 行 のアジア 事 業 の 縮 小 選 別 や 撤 退 が 見 られる ( 注 26) 地 場 銀 行 の 育 成 強 化 を 行 わなかった 場 合 金 融 危 機 などで 地 場 銀 行 が 破 たんに 追 い 込 まれ 最 終 的 には 外 国 資 本 の 支 援 を 受 け 入 れざるを 得 なくなる 可 能 性 がある 7.おわりに 本 稿 では 東 南 アジアの 銀 行 セクターの 全 体 像 をとらえるため 多 様 性 の 大 きな 東 南 アジア 各 国 をあ えて 金 融 先 進 国 と 金 融 後 発 国 の 大 きく 二 つに 分 類 し それぞれを 対 比 することで 分 析 を 行 った それにより 東 南 アジアの 銀 行 セクターの 大 きな 構 造 と 方 向 性 抱 えているリスクをとらえることがで きた 今 回 は 金 融 にかかわるリスクに 着 目 したが 東 南 アジアは 多 くの 課 題 を 抱 えている 足 元 で は インドネシアの 大 統 領 選 挙 やタイの 政 治 的 な 混 乱 など 政 治 リスクも 大 きい 政 治 的 な 不 安 定 は 各 国 の 金 融 規 制 外 資 規 制 などはもちろん AEC 設 立 のような 国 際 連 携 にも 大 きく 影 響 する また 個 別 国 の 分 析 では 二 つのグループを 代 表 する4カ 国 のみ 分 析 を 行 ったが 今 回 対 象 に 含 めなかった タイやベトナムなども 日 本 の 企 業 にとって 重 要 なマーケットである これらについては 今 後 の 研 究 J R Iレビュー 2014 Vol.7, No.17 59

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