★帝京法学第28巻第1号★07口★上條.indd

Size: px
Start display at page:

Download "067-089★帝京法学第28巻第1号★07口★上條.indd"

Transcription

1 納 税 申 告 における 制 度 選 択 の 意 思 表 示 と 租 税 法 律 主 義 67 納 税 申 告 における 制 度 選 択 の 意 思 表 示 と 租 税 法 律 主 義 各 納 税 者 の 意 思 と 全 納 税 者 の 意 思 上 條 克 彦 1 はじめに 今 年 の 3 月 11 日 に 東 北 地 方 太 平 洋 沖 大 地 震 ( 東 日 本 大 震 災 )が 発 生 すると 国 民 から 多 額 の 義 援 金 が 集 まり 多 くの 支 援 物 資 が 寄 せられる とともに 多 数 の 支 援 ボランテイアも 活 躍 した それでも 被 災 地 の 復 興 にはさらに 多 額 の 資 金 が 必 要 となることから 政 府 は 現 在 増 税 を 検 討 している ( 注 ) 平 成 23 年 10 月 31 日 時 点 しかし この 復 興 増 税 の 議 論 においては 自 分 の 意 思 で 被 災 地 のため に 金 銭 や 物 資 を 寄 付 するのはいいが 増 税 には 反 対 だという 意 見 もある それでは 税 負 担 と 寄 付 はどこが 違 うのだろうか どちらも 被 災 地 の 救 援 を 目 的 としているのであるから 同 じことではないのか 言 うまでもなく 寄 付 とは 民 法 上 の 贈 与 契 約 であり 自 分 の 財 産 を 相 手 に 無 償 で 与 える 意 思 を 表 示 し 相 手 がこれを 受 諾 することによって 成 立 する( 民 法 第 549 条 ) その 結 果 意 思 表 示 をした 者 には その 贈 与 を 実 行 する 義 務 が 生 じる これに 対 して 租 税 債 務 は 法 律 によって 定 まり 法 律 で 定 められた 要 件 に 該 当 する 事 実 が 発 生 すれば その 事 実 が 帰 属 する 者 には 法 律 で 定 め る 金 額 を 納 付 する 義 務 が 生 じる このように 私 法 上 の 債 権 債 務 は 通 常 当 事 者 の 合 意 によって 生 じ その 発 生 根 拠 は 当 事 者 の 意 思 表 示 であるのに 対 して 租 税 債 務 は もっ ぱら 法 律 の 規 定 によって 生 じ その 発 生 根 拠 は 法 律 の 規 定 である ここで 法 律 とは 国 の 意 思 表 示 であり 全 国 民 ( 全 納 税 者 )の 意 思

2 68 表 示 とも 言 えるであろう したがって 被 災 地 支 援 の 寄 付 には 積 極 的 ではあっても 税 負 担 には 消 極 的 なのは 前 者 が 自 分 の 意 思 に 基 づくのに 対 して 後 者 は 全 国 民 という 他 者 の 意 思 に 基 づくためと 思 われる このように 租 税 債 務 には 自 分 の 意 思 でなくもっぱら 他 者 の 意 思 ( 法 律 )によって 生 じるという 特 質 があるが 申 告 納 税 制 度 においては 租 税 債 務 は 納 税 申 告 によって 確 定 するとされることから 申 告 行 為 を 行 う 納 税 者 の 意 思 が 租 税 債 務 の 内 容 にどのように 影 響 するかが 問 題 となる 特 に 法 律 で 税 額 の 算 定 方 法 等 について 複 数 の 制 度 ( 選 択 肢 )を 定 め そのいずれによるかは 納 税 者 の 自 由 な 意 思 に 委 ねる 場 合 には 納 税 者 の 意 思 と 法 律 の 規 定 ( 全 納 税 者 の 意 思 )が 複 雑 にからみあうことになる 最 高 裁 平 成 21 年 7 月 10 日 判 決 は このような 問 題 を 扱 っているが 本 稿 は 納 税 申 告 の 法 的 性 格 をめぐる 議 論 を 整 理 した 上 で この 判 決 を 下 に 納 税 申 告 における 納 税 者 の 意 思 と 法 律 の 規 定 との 関 係 について 考 察 する 2 租 税 債 権 債 務 の 成 立 と 確 定 私 法 上 の 債 権 債 務 は 私 人 と 私 人 の 合 意 により 成 立 する これに 対 して 租 税 義 務 は 法 律 に 定 める 課 税 要 件 の 充 足 によって 何 らの 手 続 きを 必 要 としないで 成 立 する ここで 納 税 義 務 の 成 立 とは 国 が 国 民 に 対 して 租 税 という 金 銭 的 給 付 を 請 求 できる 権 利 の 発 生 であり 国 民 の 側 からみれば 租 税 を 納 付 し なければならないという 義 務 の 発 生 である( 注 1 2) ( 注 1) 地 方 税 についても 同 様 であるが 本 稿 はもっぱら 国 税 について 論 じる ( 注 2) 国 税 通 則 法 第 15 条 2 項 納 税 義 務 は 次 の 各 号 に 掲 げる 国 税 ( 第 一 号 から 第 十 二 号 までにお いて 附 帯 税 を 除 く )については 当 該 各 号 に 定 める 時 ( 当 該 国 税 の

3 納 税 申 告 における 制 度 選 択 の 意 思 表 示 と 租 税 法 律 主 義 69 うち 政 令 で 定 めるものについては 政 令 で 定 める 時 )に 成 立 する 一 所 得 税 ( 次 号 に 掲 げるものを 除 く ) 暦 年 の 終 了 の 時 二 源 泉 徴 収 による 所 得 税 利 子 配 当 給 与 報 酬 料 金 その 他 源 泉 徴 収 をすべきものとされている 所 得 の 支 払 の 時 三 法 人 税 事 業 年 度 ( 連 結 所 得 に 対 する 法 人 税 については 連 結 事 業 年 度 )の 終 了 の 時 ( 以 下 略 ) そして 納 付 すべき 税 額 は 原 則 として 納 税 者 の 行 う 申 告 により 確 定 し その 申 告 がない 場 合 又 はその 申 告 に 係 る 税 額 の 計 算 が 国 税 に 関 す る 法 律 の 規 定 に 従 っていなかった 場 合 その 他 税 額 が 税 務 署 長 または 税 関 長 の 調 査 したところと 異 なる 場 合 に 限 り 税 務 署 長 等 の 処 分 により 確 定 し( 申 告 納 税 方 式 ( 注 1)) その 確 定 したところに 基 づいて 納 付 又 は 徴 収 手 続 が 開 始 される すなわち 租 税 債 権 債 務 は 法 律 により 定 められた 一 定 の 要 件 に 該 当 する 事 実 ( 課 税 要 件 事 実 )が 発 生 すれば 自 動 確 定 の 国 税 ( 納 税 者 の 意 思 表 示 がなくても 当 然 に 成 立 するもの( 注 2))を 除 き その 内 容 が 具 体 的 に 定 まっておらず そのままでは 税 額 の 納 付 又 は 徴 収 の 段 階 に 進 む ことができないことから 納 税 者 又 は 税 務 官 庁 の 一 定 の 行 為 を 通 じて その 金 額 を 確 定 するのである ( 注 1) 国 税 通 則 法 第 16 条 1 項 国 税 についての 納 付 すべき 税 額 の 確 定 の 手 続 については 次 の 各 号 に 掲 げるいずれかの 方 式 によるものとし これらの 方 式 の 内 容 は 当 該 各 号 に 掲 げるところによる 一 申 告 納 税 方 式 納 付 すべき 税 額 が 納 税 者 のする 申 告 により 確 定 す ることを 原 則 とし その 申 告 がない 場 合 又 はその 申 告 に 係 る 税 額 の 計 算 が 国 税 に 関 する 法 律 の 規 定 に 従 っていなかつた 場 合 その 他 当 該 税 額 が 税 務 署 長 又 は 税 関 長 の 調 査 したところと 異 なる 場 合 に 限 り 税 務 署 長 又 は 税 関 長 の 処 分 により 確 定 する 方 式 をいう ( 注 2) 国 税 通 則 法 第 15 条 3 項

4 70 納 税 義 務 の 成 立 と 同 時 に 特 別 の 手 続 を 要 しないで 納 付 すべき 税 額 が 確 定 する 国 税 は 次 に 掲 げる 国 税 とする 一 所 得 税 法 第 二 編 第 5 章 第 1 節 ( 予 定 納 税 )の 規 定 により 納 付 すべ き 所 得 税 二 源 泉 徴 収 による 国 税 ( 以 下 略 ) このような 申 告 納 税 方 式 による 租 税 債 務 の 確 定 と 私 法 上 の 債 権 債 務 の 確 定 とを 比 べると 後 者 が 債 権 債 務 の 成 立 = 債 権 債 務 の 確 定 とさ れるのに 対 し 前 者 は その 成 立 と 確 定 が 区 別 され 課 税 要 件 事 実 の 発 生 により 債 権 債 務 が 成 立 し 納 税 申 告 によってその 具 体 的 内 容 が 確 定 す る このため 課 税 要 件 事 実 の 発 生 は 客 観 的 な 事 実 であるとしても 納 税 申 告 は 納 税 者 の 主 観 的 な 行 為 であるので 納 税 者 の 意 思 が 申 告 行 為 に 反 映 され それが 租 税 債 務 の 内 容 にどのように 影 響 するかが 問 題 とな る 3 申 告 行 為 ⑴ 事 実 の 通 知 申 告 行 為 の 法 的 性 格 について 札 幌 高 裁 平 成 3 年 8 月 29 日 判 決 は 次 のように 述 べ 上 告 審 の 最 高 裁 平 成 4 年 10 月 8 日 判 決 はこれを 維 持 し ている( 注 ) 申 告 納 税 制 度 の 法 的 性 格 は 納 税 者 の 自 主 的 な 申 告 によりその 租 税 債 務 が 第 一 次 的 に 確 定 するという 点 にあるのであって 納 税 者 の 申 告 行 為 は 課 税 標 準 と 税 額 が 各 税 法 の 規 定 によって 既 に 定 まっている 限 り 当 該 納 税 者 がこれらの 課 税 要 件 事 実 を 確 認 し 定 められた 方 法 で 数 額 を 確 定 し それを 政 府 に 通 知 するという 性 質 を 有 する ( 注 ) 最 高 裁 平 成 4 年 10 月 8 日 判 決 札 幌 高 裁 平 成 3 年 8 月 29 日 判 決

5 納 税 申 告 における 制 度 選 択 の 意 思 表 示 と 租 税 法 律 主 義 71 申 告 納 税 制 度 の 意 義 と 税 務 署 長 による 申 告 内 容 の 是 正 との 関 係 につ いて 判 示 したもの すなわち 申 告 行 為 は 納 税 者 が 課 税 要 件 に 該 当 する 事 実 の 発 生 を 確 認 し 法 律 で 定 められた 方 法 により 税 額 を 確 定 した 上 で その 事 実 を 政 府 に 通 知 するという 性 質 を 有 するとされる 思 うに 租 税 法 律 主 義 の 下 では 法 律 で 定 める 課 税 要 件 を 該 当 する 事 実 が 発 生 する 場 合 には 当 然 にその 法 律 効 果 である 租 税 債 務 が 生 じるの であり 法 律 で 定 める 課 税 要 件 に 該 当 する 事 実 が 発 生 しない 限 り 租 税 債 務 は 生 じない そうすると 租 税 債 務 が 生 じるか 生 じないかは 課 税 要 件 に 該 当 する 事 実 が 発 生 するかどうかのみで 生 じ その 税 額 は 法 律 の 定 めによって 算 定 されるのだから 納 税 者 の 意 思 は 租 税 債 務 の 成 立 に 何 ら 影 響 しない はずである このゆえに 納 税 申 告 は 課 税 要 件 事 実 を 確 認 し 法 律 の 規 定 に 基 づ き 確 定 した 税 額 を 政 府 に 通 知 するという 性 質 を 有 するにすぎない すな わち 申 告 行 為 = 事 実 の 通 知 とされることになる これは 通 知 行 為 説 といわれる( 注 ) ( 注 ) 税 務 事 例 (Vol.41 No.4) 申 告 納 税 制 度 の 意 義 と 展 望 ( 上 ) 酒 井 克 彦 参 照 ⑵ 意 思 表 示 これに 対 して 納 税 申 告 は 納 税 者 の 自 主 的 な 行 為 であるから この ことを 重 くみて 申 告 行 為 = 納 税 者 の 意 思 表 示 とする 考 え 方 があり 裁 判 例 にも 散 見 される( 注 ) ( 注 ) 神 戸 地 裁 昭 和 37 年 10 月 19 日 判 決 納 税 申 告 行 為 は 同 じく 確 認 的 判 断 作 用 的 行 為 であるといつても それは 私 人 によって 自 発 的 に 行 われる 行 為 であり かかる 意 味 におい て 私 人 の 自 由 な 意 思 の 発 現 ( 準 意 思 表 示 )としての 性 質 をも 具 備 し

6 72 このように 考 える 場 合 には 意 思 表 示 に 関 する 私 法 上 の 原 則 である 信 義 則 ( 禁 反 言 )の 適 用 や 錯 誤 無 効 が 問 題 となる イ 信 義 則 ( 禁 反 言 ) 信 義 則 の 適 用 については 最 高 裁 昭 和 62 年 10 月 30 日 判 決 ( 注 )は 次 のように 述 べている 租 税 法 規 に 適 合 する 課 税 処 分 について 法 の 一 般 原 理 である 信 義 則 の 法 理 の 適 用 により 右 課 税 処 分 を 違 法 なものとして 取 り 消 すことがで きる 場 合 があるとしても 法 律 による 行 政 の 原 理 なかんずく 租 税 法 律 主 義 の 原 則 が 貫 かれるべき 租 税 法 律 関 係 においては 右 法 理 の 適 用 につい ては 慎 重 でなければならず 租 税 法 規 の 適 用 における 納 税 者 間 の 平 等 公 平 という 要 請 を 犠 牲 にしてもなお 当 該 課 税 処 分 に 係 る 課 税 を 免 れしめ て 納 税 者 の 信 頼 を 保 護 しなければ 正 義 に 反 するといえるような 特 別 の 事 情 が 存 する 場 合 に 初 めて 右 法 理 の 適 用 の 是 非 を 考 えるべきものである そして 右 特 別 の 事 情 が 存 するかどうかの 判 断 に 当 たっては 少 なくと も 税 務 官 庁 が 納 税 者 に 対 し 信 頼 の 対 象 となる 公 的 見 解 を 表 示 したこと により 納 税 者 がその 表 示 を 信 頼 しその 信 頼 に 基 づいて 行 動 したところ のちに 右 表 示 に 反 する 課 税 処 分 が 行 われ そのために 納 税 者 が 経 済 的 不 利 益 を 受 けることになったものであるかどうか また 納 税 者 が 税 務 官 庁 の 右 表 示 を 信 頼 しその 信 頼 に 基 づいて 行 動 したことについて 納 税 者 の 責 めに 帰 すべき 事 由 がないかどうかという 点 の 考 慮 は 不 可 欠 のもので ある ( 注 ) 最 高 裁 昭 和 62 年 10 月 30 日 判 決 青 色 申 告 の 承 認 申 請 書 を 提 出 せず 税 務 署 長 の 承 認 を 受 けていない ときにおいて 納 税 者 が 青 色 申 告 書 を 提 出 したことにより 青 色 申 告 と しての 効 力 を 認 めうるかどうかについて 判 示 したもの すなわち 最 高 裁 は 信 義 則 の 適 用 があり 得 るとした 上 で その 適 用 要 件 として 1 公 的 見 解 の 表 示 があること 2 納 税 者 がその 表 示 の 信 頼

7 納 税 申 告 における 制 度 選 択 の 意 思 表 示 と 租 税 法 律 主 義 73 に 基 づき 行 動 をしたこと 3 納 税 者 の 責 めに 帰 すべき 事 由 がないことを 挙 げている しかしながら 思 うに 私 法 は 私 的 自 治 を 前 提 とし 一 方 の 私 人 をそ の 者 の 表 示 した 意 思 に 拘 束 する( 縛 り 付 ける)のは 他 方 の 私 人 の 意 思 ( 一 方 の 私 人 の 意 思 表 示 に 対 する 信 頼 )を 保 護 するためである これと 異 なり 租 税 債 権 債 務 は 私 人 対 国 の 関 係 で 成 立 し 両 当 事 者 は 法 令 ( 全 納 税 者 の 意 思 )に 完 全 に 拘 束 され 国 に 私 的 自 治 は 認 められないのであ るから 私 法 の 規 範 を 持 ち 込 むのは 適 当 ではない したがって 最 高 裁 が 示 した 信 義 則 の 適 用 要 件 である 信 頼 に 基 づく 行 動 とは 申 告 行 為 以 外 の 行 為 をいうものと 考 えるべきであろう( 注 ) ( 注 ) 同 旨 : 酒 井 克 彦 税 務 事 例 (Vol.41 No.4) 申 告 納 税 制 度 の 意 義 と 展 望 ( 上 ) P 62~63 ロ 錯 誤 無 効 錯 誤 無 効 については 最 高 裁 昭 和 39 年 10 月 22 日 判 決 ( 注 )は 次 のように 述 べている 所 得 税 法 が 右 のごとく 申 告 納 税 制 度 を 採 用 し 確 定 申 告 書 記 載 事 項 の 過 誤 の 是 正 につき 特 別 の 規 定 を 設 けた 所 以 は 所 得 税 の 課 税 標 準 等 の 決 定 については 最 もその 間 の 事 情 に 通 じている 納 税 義 務 者 自 身 の 申 告 に 基 づくものとし その 過 誤 の 是 正 は 法 律 が 特 に 認 めた 場 合 に 限 る 建 前 とすることが 租 税 債 務 を 可 及 的 速 かに 確 定 せしむべき 国 家 財 政 上 の 要 請 に 応 ずるものであり 納 税 義 務 者 に 対 しても 過 当 な 不 利 益 を 強 いる 虞 れがないと 認 めたからにほかならない 従 って 確 定 申 告 書 の 記 載 内 容 の 過 誤 の 是 正 については その 錯 誤 が 客 観 的 に 明 白 且 つ 重 大 であって 前 記 所 得 税 法 の 定 めた 方 法 以 外 にその 是 正 を 許 さないならば 納 税 義 務 者 の 利 益 を 著 しく 害 すると 認 められる 特 段 の 事 情 がある 場 合 でなければ 所 論 のように 法 定 の 方 法 によらない で 記 載 内 容 の 錯 誤 を 主 張 することは 許 されないものといわなければな らない

8 74 ( 注 ) 最 高 裁 昭 和 39 年 10 月 22 日 判 決 納 税 者 が 所 得 税 の 確 定 申 告 を 行 い 分 納 金 を 納 付 したが 滞 納 処 分 がなされたことにつき 確 定 申 告 は 法 律 行 為 の 要 素 に 錯 誤 があり 無 効 であるとして 滞 納 処 分 の 無 効 確 認 等 を 求 めたもの すなわち 納 税 申 告 においては 錯 誤 が 客 観 的 に 明 白 かつ 重 大 であり 法 律 で 定 めた 方 法 以 外 にその 是 正 を 許 さないならば 納 税 義 務 者 の 利 益 を 著 しく 害 すると 認 められる 特 段 の 事 情 がある 場 合 にのみ 錯 誤 の 主 張 が 許 されるとされる 思 うに 私 法 上 法 律 行 為 ( 意 思 表 示 )の 重 要 な 部 分 について 錯 誤 ( 要 素 の 錯 誤 )がある 場 合 には その 法 律 行 為 は 無 効 とされるが( 民 法 第 95 条 ) これは 表 示 に 対 応 する 意 思 がそもそも 存 在 しない( 意 思 の 欠 缺 ) ためである しかしながら 私 法 上 の 債 権 債 務 が 当 事 者 の 意 思 に 基 づき 成 立 するのとは 異 なり 租 税 債 務 は 全 納 税 者 の 意 思 ( 法 律 の 規 定 ) に 基 づき 成 立 するのであるから 錯 誤 によって 納 税 者 の 意 思 が 存 在 しな くても 全 納 税 者 の 意 思 は 存 在 するのだから 租 税 債 務 には 影 響 が ないと 考 えられる したがって この 判 決 で 言 う 客 観 的 に 明 白 かつ 重 大 な 錯 誤 があって 特 段 の 事 情 がある 場 合 とは 意 思 が 存 在 しない 場 合 ( 意 思 の 欠 缺 ) をいうのではなく そもそも 申 告 行 為 が 存 在 するとはいえないような 場 合 を 言 うものと 考 えられる 以 上 のとおり 申 告 行 為 に 対 する 信 義 則 の 適 用 や 錯 誤 無 効 については 最 高 裁 は きわめて 限 られた 場 合 に 認 められるとはするものの 租 税 債 務 については 租 税 法 律 主 義 の 原 則 が 貫 かれるべきとしているのである から 申 告 行 為 を 私 法 と 同 様 の 意 思 表 示 とはとらえていないと 考 え られる( 注 ) ( 注 ) 同 旨 : 新 井 隆 一 税 法 学 者 の 憲 法 論 ZEIKEN (No.141) 63 P

9 納 税 申 告 における 制 度 選 択 の 意 思 表 示 と 租 税 法 律 主 義 75 租 税 法 律 主 義 の 原 理 が 支 配 しているとされる 現 在 の 租 税 制 度 のもと にあっては 納 税 義 務 の 確 定 が 私 人 ( 納 税 義 務 者 )であれ 税 務 行 政 庁 であれ なにびとによってなされるものであろうとも その 確 定 の 行 為 の 内 容 に その 行 為 の 主 体 の 効 果 意 思 の 要 素 はもとより 何 人 の 意 思 も 包 含 せられてはならないとされているものといわなければな らない ⑶ 意 思 の 通 知 しかしながら 納 税 者 が 申 告 行 為 を 行 う 限 り その 何 らかの 意 思 が 申 告 行 為 に 現 れることは 否 定 できないであろう このため 申 告 行 為 とは 事 実 (についての 観 念 )の 通 知 であるとと もに 納 税 者 の 意 思 の 通 知 でもあるという 考 え 方 がある( 注 ) ( 注 ) 園 部 逸 夫 租 税 法 講 座 ( 第 3 巻 ) 租 税 行 政 法 金 子 宏 ほか 編 申 告 は 租 税 手 続 法 上 特 別 に 認 められた 私 人 の 特 殊 な 公 法 行 為 と みるべきもので 仮 に この 公 法 行 為 を 通 知 行 為 と 解 するにしても その 通 知 の 対 象 となる 事 項 は 事 実 についての 観 念 である 場 合 と 行 為 者 たる 私 人 の 意 思 である 場 合 の 両 方 がありうるとみるべきで どち らか 一 方 でなければならない 性 質 のものではない 思 うに 租 税 債 務 は 法 律 の 規 定 によって 成 立 し 納 税 者 は 法 律 の 規 定 に 従 って 税 額 を 算 定 しなければならないのだから 申 告 行 為 に 何 らかの 納 税 者 の 意 思 が 現 れるとしても それは 少 なくとも 法 律 効 果 を 欲 する 効 果 意 思 とはいえない このため 意 思 表 示 でなく 意 思 の 通 知 とするのであろう しかし そのようにして 通 知 される 意 思 も それが 法 律 の 根 拠 を 持 たない 限 り 租 税 債 務 の 内 容 に 影 響 しないことには 変 わりはない それでは どのような 場 合 に そのようにして 通 知 される 意 思 が 租 税 債 務 の 成 立 に 影 響 するのだろうか

10 76 ⑷ 制 度 の 選 択 の 意 思 この 点 現 行 の 法 人 税 法 や 所 得 税 法 等 では 棚 卸 資 産 の 評 価 や 固 定 資 産 の 減 価 償 却 税 額 控 除 などについて 複 数 の 方 法 ( 制 度 )を 定 め そ のいずれを 選 択 するか あるいは 制 度 を 適 用 するかどうかについては 申 告 書 に 記 載 するか 又 は 届 出 を 行 うことを 求 めている このような 場 合 には 申 告 書 等 に 表 示 された( 申 告 書 等 で 通 知 される) 納 税 者 の 制 度 選 択 の 意 思 は 租 税 債 務 の 内 容 に 影 響 することになる しかし 申 告 書 においてこのような 制 度 選 択 の 意 思 表 示 を 行 う 場 合 に は 申 告 書 上 納 税 者 の 意 思 と 事 実 に 関 する 記 載 が 混 在 するこ とになり そのいずれに 関 する 記 載 なのか 問 題 となることがある 最 高 裁 平 成 21 年 7 月 10 日 判 決 は そのような 問 題 について 判 断 した ものである 3 最 高 裁 平 成 21 年 7 月 10 日 判 決 ⑴ 事 案 の 概 要 納 税 者 (X)が 法 人 税 の 確 定 申 告 において 法 人 税 法 第 68 条 ( 所 得 税 額 控 除 )( 注 1)の 金 額 の 計 算 を 誤 るなどした 結 果 納 付 すべき 法 人 税 額 を 過 大 に 申 告 したとして 更 正 の 請 求 ( 国 税 通 則 法 第 23 条 1 項 )( 注 2)をしたのに 対 し 国 (Y)が 所 得 税 額 控 除 等 は 確 定 申 告 書 に 記 載 された 金 額 を 控 除 の 限 度 とするとして これを 超 過 する 税 額 を 認 めず 更 正 の 請 求 をすべき 理 由 がない 旨 通 知 したところ Xがその 取 消 を 請 求 した ( 注 1) 法 人 税 法 第 68 条 1 項 3 項 ( 現 行 法 人 税 法 第 68 条 1 項 10 項 ) 1 内 国 法 人 が 各 事 業 年 度 において 所 得 税 法 第 174 条 各 号 に 規 定 する 利 子 等 配 当 等 の 支 払 いを 受 ける 場 合 には これらにつき 同 法 の 規 定 により 課 される 所 得 税 の 額 は 政 令 で 定 めるところにより 当 該 事 業 年 度 の 所 得 に 対 する 法 人 税 の 額 から 控 除 する 3 第 1 項 の 規 定 は 確 定 申 告 書 に 同 項 の 規 定 による 控 除 を 受 けるべき

11 納 税 申 告 における 制 度 選 択 の 意 思 表 示 と 租 税 法 律 主 義 77 金 額 及 びその 計 算 に 関 する 明 細 の 記 載 がある 場 合 に 限 り 適 用 する この 場 合 において 同 項 の 規 定 による 控 除 をされるべき 金 額 は 当 該 金 額 として 記 載 された 金 額 を 限 度 とする ( 注 2) 国 税 通 則 法 第 23 条 1 項 納 税 申 告 書 を 提 出 した 者 は 次 の 各 号 の 一 に 該 当 する 場 合 には 当 該 申 告 書 に 係 る 国 税 の 法 定 申 告 期 限 から 一 年 以 内 に 限 り 税 務 署 長 に 対 し その 申 告 に 係 る 課 税 標 準 等 又 は 税 額 等 につき 更 正 をすべき 旨 の 請 求 をすることができる 一 当 該 申 告 書 に 記 載 した 課 税 標 準 等 若 しくは 税 額 等 の 計 算 が 国 税 に 関 する 法 律 の 規 定 に 従 っていなかつたこと 又 は 当 該 計 算 に 誤 りがあつたことにより 当 該 申 告 書 の 提 出 により 納 付 すべき 税 額 が 過 大 であるとき ⑵ 判 決 のポイント 確 定 申 告 において 法 人 税 法 第 68 条 1 項 に 基 づき 配 当 等 に 係 る 所 得 税 額 を 控 除 するにあたり 計 算 を 誤 ったため 控 除 を 受 けるべき 金 額 を 過 少 に 計 算 したとしてされた 更 正 の 請 求 は 同 条 3 項 の 趣 旨 に 反 すると いうことはできず 更 正 の 請 求 の 要 件 に 該 当 する ⑶ 判 決 の 要 旨 所 得 税 額 控 除 については 計 算 の 誤 りは 確 定 申 告 書 に 現 れた 計 算 過 程 の 上 からは 明 白 であるとは 言 えないものの 所 有 株 式 数 の 記 載 を 誤 っ たことに 起 因 する 単 純 な 誤 りであるということができ 確 定 申 告 書 に 記 載 された 控 除 を 受 ける 所 得 税 額 の 計 算 が Xが 別 の 理 由 により 選 択 した 結 果 であることをうかがわせる 事 情 もない そうすると Xが 確 定 申 告 において その 所 有 する 株 式 の 全 銘 柄 に 係 る 所 得 税 額 の 全 部 を 対 象 として 法 令 に 基 づき 正 当 に 計 算 される 金 額 につき 所 得 税 額 控 除 制 度 の 適 用 を 受 けることを 選 択 する 意 思 であった ことは 確 定 申 告 書 の 記 載 からも 見 て 取 れるところであり 誤 って 過 少

12 78 に 記 載 した 金 額 に 限 って 同 制 度 の 適 用 を 受 ける 意 思 であったとは 解 さ れない 以 上 のような 事 情 の 下 では 本 件 の 更 正 の 請 求 は 所 得 税 額 控 除 制 度 の 適 用 を 受 ける 範 囲 を 追 加 的 に 拡 張 する 趣 旨 のものではないから 更 正 の 請 求 の 要 件 に 該 当 する ⑷ 争 点 所 得 税 額 控 除 については 法 人 税 法 第 68 条 3 項 前 段 において 確 定 申 告 書 上 の 控 除 を 受 けるべき 金 額 の 記 載 が 適 用 要 件 であるとされ 後 段 において 記 載 された 金 額 は 制 度 の 適 用 範 囲 であり 控 除 をうける べき 金 額 の 限 度 になると 規 定 されている このため 前 段 によると 控 除 を 受 けるべき 金 額 が 記 載 されてい れば 制 度 が 適 用 され 記 載 されていなければ 適 用 されないのだから 控 除 を 受 けるべき 金 額 の 記 載 が ある ことが 制 度 の 適 用 要 件 であり 制 度 が 適 用 されるかどうかについて 記 載 の 存 否 が 問 われることに なる 一 方 後 段 では 控 除 を 受 けるべき 金 額 として 申 告 書 に 記 載 され た 金 額 は 控 除 される 金 額 の 限 度 になるから 記 載 されている 金 額 がい くらかが 問 われることになり このため その 金 額 の 計 算 方 法 が 正 しい かどうか すなわち 記 載 金 額 の 当 否 も 問 題 となりうる( 注 ) ( 注 ) 記 載 金 額 の 両 義 性 法 人 税 法 第 68 条 3 項 では 同 じ 記 載 金 額 という 言 葉 が 使 われて いるが 前 段 は 金 額 の 記 載 の 有 無 を 問 い 後 段 は 記 載 された 金 額 を 問 う すなわち 前 段 は 申 告 書 への 記 載 という 表 現 行 為 を 問 題 にし 後 段 は 記 載 された 金 額 がいくらかという 表 現 内 容 を 問 題 に している そして 表 現 行 為 は その 存 否 が 問 題 になるが 表 現 内 容 は それ が 正 しいかどうか すなわちその 当 否 ( 規 範 に 従 っているかどうか) が 問 題 となる

13 納 税 申 告 における 制 度 選 択 の 意 思 表 示 と 租 税 法 律 主 義 79 本 件 では Yは 記 載 金 額 の 当 否 を 問 題 とせず 控 除 されるべき 金 額 の 限 度 は 申 告 書 に 記 載 され 書 類 の 添 付 により 具 体 的 に 確 認 できる 金 額 である とし 更 正 の 請 求 は 法 律 の 規 定 に 従 っていなかったこ とまたは 当 該 計 算 に 誤 りがあったこと が 要 件 となる( 通 則 法 第 23 条 1 一 )ところ 記 載 金 額 に 誤 りがあったとしても 法 律 の 規 定 に 従 っ ていなかったこと 又 は 当 該 計 算 に 誤 りがあったことにならないので 更 正 の 請 求 の 要 件 に 該 当 しない と 主 張 した これに 対 し Xは 記 載 金 額 の 当 否 を 問 題 にして 控 除 されるべき 金 額 の 限 度 額 は 申 告 書 に 記 載 された 金 額 ではなく 納 税 者 が 制 度 の 適 用 対 象 として 選 択 した 範 囲 において 正 当 額 を 計 算 し これをもって 限 度 額 とすべきであり 記 載 金 額 が 法 令 に 従 っていなかったのだから 更 正 の 請 求 の 要 件 に 該 当 する と 主 張 した すなわち この 争 いは 制 度 の 適 用 に 当 たり 法 令 に 基 づく 所 定 の 金 額 計 算 ( 法 人 税 法 施 行 令 第 140 条 の 2 第 3 項 )( 注 )が 必 要 となる 場 合 に おいて Yが 当 該 金 額 計 算 は 申 告 の 前 段 階 又 は 申 告 外 の 行 為 であり 申 告 書 の 記 載 金 額 そのものは 制 度 の 適 用 範 囲 についての 納 税 者 の 意 思 表 示 であるとして 金 額 計 算 の 当 否 を 問 題 にしないのに 対 し Xは 記 載 金 額 は 制 度 の 適 用 範 囲 についての 意 思 だけでなく 法 令 に 基 づく 計 算 結 果 も 表 示 したものであるとして その 当 否 を 問 題 にするものである ( 注 ) 法 人 税 法 施 行 令 第 140 条 の 2 1 法 68 条 第 1 項 ( 所 得 税 額 の 控 除 )の 規 定 により 法 人 税 の 額 より 控 除 する 所 得 税 の 額 は 次 の 各 号 に 掲 げる 区 分 に 応 じ 当 該 各 号 に 定 める 金 額 とする 一 法 人 から 受 ける 利 益 の 配 当 に 対 する 所 得 税 その 元 本 を 所 有 していた 期 間 に 対 応 するものとして 計 算 される 所 得 税 の 額 3 その 銘 柄 ごとに 所 得 税 の 額 に 第 一 号 に 掲 げる 数 のうちに 第 二 号 の 掲 げる 数 の 占 める 割 合 を 乗 ずる 方 法 により 計 算 することができる 一 配 当 等 の 計 算 の 基 礎 となった 期 間 の 終 了 の 時 において 所 有 してい た 元 本 の 数

14 80 二 イに 掲 げる 数 とロに 掲 げる 数 を 合 計 した 数 イ ロ 期 間 の 開 始 の 時 において 所 有 していた 元 本 の 数 全 号 に 掲 げる 数 からイに 掲 げる 数 を 控 除 した 数 の 2 分 の 一 に 相 当 する 数 結 局 本 件 は 申 告 書 上 の 記 載 事 項 ( 記 載 金 額 )を 納 税 者 の 意 思 とみるか それとも 事 実 ( 法 令 に 基 づく 計 算 結 果 )とみるかを 争 う ものであるといえる なお 本 件 は 第 1 審 がX 勝 訴 第 2 審 はY 勝 訴 最 高 裁 でX 勝 訴 と なった ⑸ 意 思 表 示 の 誤 り 本 件 の 事 案 は 制 度 の 適 用 範 囲 となる 金 額 の 計 算 を 誤 った 場 合 である が このような 計 算 誤 りがない 場 合 で 納 税 者 が 単 に 制 度 ( 計 算 方 法 ) の 得 失 の 判 断 を 誤 ったので 制 度 の 適 用 を 変 更 したいとして 更 正 の 請 求 をしたときは 認 められるのだろうか この 点 最 高 裁 昭 和 62 年 11 月 10 日 判 決 は 所 得 計 算 の 方 法 につい て 納 税 者 の 選 択 が 認 められている 場 合 その 選 択 の 誤 りを 理 由 とする 更 正 の 請 求 を 認 めることはいわば 納 税 者 の 意 思 によって 税 の 確 定 が 左 右 されることになるので 妥 当 でない としている ( 注 ) 最 高 裁 昭 和 62 年 11 月 10 日 判 決 納 税 者 が 租 税 特 別 措 置 法 第 26 条 1( 概 算 経 費 控 除 )により 事 業 所 得 の 金 額 を 計 算 し 確 定 申 告 をした 場 合 には たとえ 実 際 に 要 した 必 要 経 費 の 金 額 が 右 規 定 による 必 要 経 費 の 金 額 を 超 えるため 納 付 すべき 税 額 が 多 くなったとしても 納 税 者 としては そのことを 理 由 として 国 税 通 則 法 第 23 条 1 一 による 更 正 の 請 求 をすることはできない すなわち 法 律 上 複 数 の 制 度 が 用 意 されている 場 合 に 納 税 者 が 申 告 書 でその 一 つの 制 度 を 選 択 する 意 思 表 示 をしたときは もはや 変 更 でき

15 納 税 申 告 における 制 度 選 択 の 意 思 表 示 と 租 税 法 律 主 義 81 ない 本 件 でも 最 高 裁 は 確 定 申 告 において 当 該 事 業 年 度 中 に 支 払 い を 受 けた 配 当 等 に 係 る 所 得 税 額 の 全 部 または 一 部 につき 所 得 税 額 控 除 の 適 用 を 受 ける 範 囲 を 追 加 的 に 拡 張 する 趣 旨 で 更 正 の 請 求 をすることを 許 さない としており 最 高 裁 昭 和 62 年 11 月 10 日 判 決 の 考 え 方 を 踏 襲 している 思 うに 申 告 に 当 たり 必 要 となる 金 額 の 計 算 は 法 律 の 規 定 に 完 全 に 拘 束 される しかし 計 算 方 法 について 選 択 肢 が 示 され そのいずれに よるかは 納 税 者 の 自 由 な 意 思 にゆだねられている 場 合 は その 部 分 に 限 っては 納 税 者 は 法 律 に 拘 束 されず いずれを 選 択 しても 法 律 に 従 っ ていなかったこと( 法 律 違 反 )にならない したがって 選 択 したこと を 変 更 すべく 更 正 の 請 求 をしても 更 正 の 請 求 の 要 件 法 律 の 規 定 に 従 っ ていなかったこと 又 は 当 該 計 算 に 誤 りがあつたこと( 国 税 通 則 法 第 23 条 1 項 ) に 該 当 しないから 更 正 の 請 求 は 認 められない すなわち 申 告 書 に 記 載 された 課 税 標 準 等 又 は 税 額 等 の 計 算 が 国 税 に 関 する 法 律 の 規 定 に 従 っていなかったときに 限 って 国 は 課 税 標 準 等 又 は 税 額 等 の 更 正 をするのであって 申 告 書 に 記 載 された 課 税 標 準 等 又 は 税 額 等 の 計 算 が 法 律 の 規 定 に 従 っているのであれば そもそも 更 正 をす ることは できない のである( 国 税 通 則 法 第 24 条 )( 注 ) したがって 納 税 者 が 申 告 書 で 選 択 の 意 思 表 示 をした 制 度 を 更 正 の 請 求 によって 変 更 しようとするのは 国 に 対 して 不 可 能 なこと( 更 正 の 要 件 を 満 たさないにもかかわらず 更 正 すること)を 請 求 することになるか ら 更 正 の 請 求 の 可 否 の 問 題 というよりも その 前 提 となる 更 正 の 可 否 の 問 題 であるといえよう ( 注 ) 国 税 通 則 法 第 24 条 税 務 署 長 は 納 税 申 告 書 の 提 出 があつた 場 合 において その 納 税 申 告 書 に 記 載 された 課 税 標 準 等 又 は 税 額 等 の 計 算 が 国 税 に 関 する 法 律 の 規 定 に 従 っていなかつたとき その 他 当 該 課 税 標 準 等 又 は 税 額 等 がそ の 調 査 したところと 異 なるときは その 調 査 により 当 該 申 告 書 に 係

16 82 る 課 税 標 準 等 又 は 税 額 等 を 更 正 する ⑹ 計 算 誤 り 一 方 本 件 ( 最 高 裁 平 成 21 年 7 月 10 日 判 決 )は 申 告 書 の 記 載 事 項 に 計 算 誤 りがある 場 合 であるが このような 場 合 でも 納 税 者 は その 金 額 によって 申 告 書 上 で 制 度 の 適 用 範 囲 についての 選 択 ( 適 用 限 度 額 の 選 択 )の 意 思 表 示 を 行 ったことになるのだろうか この 点 について 原 審 ( 福 岡 高 裁 平 成 18 年 10 月 24 日 判 決 )は 法 令 解 釈 の 誤 りや 計 算 誤 りがあったとしてもそれも 納 税 者 の 意 思 であるこ とには 変 わりはなく 自 らの 自 由 な 意 思 と 判 断 により 記 載 したもので あってみれば 法 令 解 釈 や 計 算 の 誤 りがあったとしても 通 則 法 第 23 条 第 1 項 第 1 号 の 要 件 該 当 性 が 肯 定 されることにはならない とした すなわち 計 算 誤 りのある 金 額 の 記 載 も 納 税 者 の 自 由 な 意 思 に 基 づく ものであるとされる しかし この 点 については 最 高 裁 は 法 令 に 基 づき 正 当 に 計 算 さ れる 金 額 について 適 用 を 選 択 する 意 思 であったことが 申 告 書 上 見 て 取 れ るのであれば 誤 って 記 載 した 金 額 について 適 用 を 受 ける 意 思 に 拘 束 さ れるわけではない とした 思 うに 意 思 というものを 広 くとらえ 人 の 考 えたこと など 精 神 活 動 一 般 を 言 うものと 考 えれば たとえ 計 算 誤 りという 瑕 疵 が あったとしても 申 告 書 への 金 額 の 記 載 が 納 税 者 の 意 思 ( 瑕 疵 のある 意 思 )の 表 示 であることには 変 わりはないと 考 えられる しかし 申 告 書 に 記 載 することを 求 められている 金 額 の 計 算 は 法 律 に 従 って 行 うべきものであり 従 う か 従 わない かについて 納 税 者 が 自 由 に 選 択 できるわけではなく 納 税 者 は 法 律 に 従 う しか 選 択 の 余 地 はない この 意 味 で 申 告 で 必 要 となる 金 額 の 計 算 は 納 税 者 の 自 由 な 意 思 に 基 づくものでなく 法 律 で 拘 束 された 意 思 すなわ ち 自 由 でない 意 思 に 基 づくものといえよう そうすると 計 算 を 誤 った 金 額 の 記 載 が 納 税 者 の 意 思 の 表 示 である

17 納 税 申 告 における 制 度 選 択 の 意 思 表 示 と 租 税 法 律 主 義 83 ことに 変 わりはないとしたとしても その 意 思 の 表 示 とともに あるい は 表 示 された 意 思 の 中 に 必 然 的 に 計 算 が 法 律 に 従 っていなかったこ と も 表 示 されてしまうことになる そして 法 律 に 従 っていない 部 分 については そもそも 法 律 に 従 っていないのだから これに 従 わせるべ く 更 正 されねばならないだろう すなわち 申 告 書 の 記 載 金 額 は 法 律 に 基 づく 計 算 結 果 の 表 示 で あり その 際 生 じた 計 算 誤 りは 法 律 に 従 っていない のだから 更 正 ができるかできないかというよりも そもそも 当 然 に 更 正 されなけれ ばならないのである したがって 本 件 は 国 税 通 則 法 第 23 条 1 項 1 号 に 基 づく 更 正 の 請 求 の 可 否 というよりも 同 法 第 24 条 に 基 づく 更 正 の 要 否 の 問 題 であるともいえよう なぜなら 同 法 第 24 条 は 税 務 署 長 は 納 税 申 告 書 の 提 出 があつた 場 合 において その 納 税 申 告 書 に 記 載 された 課 税 標 準 等 又 は 税 額 等 の 計 算 が 国 税 に 関 する 法 律 の 規 定 に 従 っていなかつたとき 当 該 申 告 書 に 係 る 課 税 標 準 等 又 は 税 額 等 を 更 正 する と 規 定 しているが ここ でいう 更 正 する とは 更 正 できる という 意 味 でなく 更 正 しな ければならない という 意 味 であり 税 務 当 局 には 更 正 するかしないか の 選 択 の 余 地 はないからである( 注 ) ( 注 ) 同 旨 新 井 隆 一 税 法 学 者 の 憲 法 論 ZEIKEN (No.141) 63 P 一 般 論 として 国 家 による 法 の 規 制 の 範 囲 内 における 権 力 の 行 使 は いわゆる 義 務 の 性 格 を 有 するものであって いわゆる 権 利 の 性 格 をも つものではない ⑺ 制 度 の 適 用 範 囲 の 意 思 表 示 しかし このように 考 えた 場 合 でも さらに 次 のような 疑 問 が 残 る すなわち 申 告 書 の 記 載 金 額 は 制 度 の 適 用 範 囲 ( 控 除 をうけるべき 金 額 の 限 度 )となるものであるが 記 載 金 額 に 誤 りがあった 場 合 これ を 是 正 しなければならないとすると 納 税 者 が 記 載 した 金 額 は 制 度 の

18 84 適 用 範 囲 とされず 法 律 に 基 づき 正 当 に 計 算 されるべき 金 額 こそが 制 度 の 適 用 範 囲 となるのだから 結 局 納 税 者 は 申 告 書 において 制 度 の 適 用 範 囲 に 関 する 意 思 表 示 を 行 ったことにはならないのではないか また あらかじめ 納 税 者 の 意 図 する 制 度 の 適 用 範 囲 (たとえば 本 件 では どの 所 得 税 を 税 額 控 除 の 対 象 とするか すなわち どの 銘 柄 の 株 式 の 配 当 等 に 係 る 所 得 税 を 税 額 控 除 の 対 象 とするか 等 )が 明 らかにさ れていなければ そもそも 金 額 の 計 算 が 行 えないのだから 金 額 の 当 否 の 判 断 に 先 行 して 申 告 書 上 に 制 度 の 適 用 範 囲 に 関 する 選 択 の 意 思 が 表 示 されなければならないのではないか Yは 正 当 な 金 額 は 申 告 書 に 記 載 されていないのだから 申 告 書 に 表 示 されていない 納 税 者 の 真 意 を 探 ることになるから 不 当 である と 主 張 しているが その 趣 旨 は 以 上 のようなものと 考 えられる しかし 最 高 裁 は 法 令 に 基 づき 正 当 に 計 算 される 金 額 について 適 用 を 選 択 する 意 思 であったことが 申 告 書 上 から 見 て 取 れる とした すなわち 申 告 書 には 制 度 の 適 用 範 囲 に 関 する 意 思 が 表 示 されなけ ればならないところ 少 なくともその 意 思 が 見 てとれればよいとされる しかしながら 本 件 ( 株 式 の 配 当 )の 場 合 はともかくとして 金 融 商 品 はさまざまであり( 株 式 債 券 国 の 内 外 銘 柄 対 象 期 間 等 ) こ れに 応 じてその 利 子 配 当 等 に 係 る 源 泉 所 得 税 も 多 種 多 様 となるから 申 告 書 上 で 制 度 の 適 用 範 囲 ( 税 額 控 除 の 対 象 とする 所 得 税 )を 見 てとる のは 困 難 な 場 合 があることも 想 定 される この 点 所 得 税 額 控 除 の 適 用 範 囲 の 選 択 とは 源 泉 徴 収 された 所 得 税 の 額 のうち 1いくら(A 円 )を 損 金 不 算 入 とし(その 代 わり A 円 を 税 額 控 除 し) 2その 残 額 ( 源 泉 徴 収 された 所 得 税 の 額 -A 円 )は 損 金 算 入 とする(その 代 わり その 残 額 は 税 額 控 除 しない)とするかの 選 択 であるので 適 用 範 囲 を A 円 で 表 示 するのは きわめて 明 確 である その 意 味 で 記 載 された A 円 を 適 用 範 囲 の 意 思 表 示 とすべきと するYの 主 張 は 合 理 的 である しかし 最 高 裁 は その 所 有 する 株 式 の 全 銘 柄 に 係 る 所 得 税 額 の 全

19 納 税 申 告 における 制 度 選 択 の 意 思 表 示 と 租 税 法 律 主 義 85 部 を 対 象 として 所 得 税 額 控 除 の 適 用 を 受 ける 意 思 であったことは 確 定 申 告 書 の 記 載 からも 見 て 取 れる としており 制 度 の 適 用 範 囲 は A 円 でなく 所 有 する 株 式 の 銘 柄 等 に 係 る 所 得 税 額 の 全 額 を 適 用 範 囲 としていることが 見 て 取 れるとしている 思 うに 金 額 (A 円 ) は 前 述 のとおり 法 令 に 拘 束 された 意 思 に 基 づく 計 算 結 果 であるので これによって 制 度 選 択 を 行 う 場 合 納 税 者 の 選 び 取 った 対 象 ( 金 額 A 円 )の 中 に 拘 束 された 意 思 が 混 入 する ことになる このため 納 税 者 は 自 分 の 自 由 な 意 思 に 基 づいて 選 択 した ことにならない この 点 株 式 の 配 当 に 係 る 所 得 税 の 額 は 納 税 者 の 意 思 が 混 入 し ない 客 観 的 対 象 であるので 選 択 の 対 象 にしても 問 題 はない したがって 金 額 (A 円 ) に 基 づき 適 用 範 囲 の 意 思 表 示 をするのは もともと 無 理 があったと 言 わざるを 得 ない ⑻ やむを 得 ない 事 情 法 人 税 法 第 68 条 第 4 項 ( 注 )は 税 務 署 長 は 第 1 項 に 規 定 する 所 得 税 額 の 全 部 または 一 部 につき 前 項 の 記 載 がない 確 定 申 告 書 の 提 出 が あった 場 合 においても その 記 載 がなかったことについてやむを 得 ない 事 情 があると 認 めるときは その 記 載 がなかった 金 額 につき 第 1 項 の 規 定 を 適 用 することができる としている Xは この 規 定 に 言 及 し 申 告 書 に 記 載 した 以 上 絶 対 に 変 更 できな い 旨 厳 格 に 解 釈 するとすれば この 規 定 は 不 要 又 は 無 意 味 なものとなら ざるを 得 ない として 更 正 の 請 求 を 認 めるべきと 主 張 する すなわち Xは やむを 得 ない 事 情 がある 場 合 とは 申 告 書 の 記 載 金 額 を 変 更 できる 場 合 にあたると 考 えている この 点 について 原 審 ( 福 岡 高 裁 平 成 18 年 10 月 24 日 判 決 )は こ の 規 定 は 例 外 的 に 制 度 の 適 用 を 受 ける 余 地 を 認 めているものである としている すなわち この 規 定 は 制 度 の 適 用 の 有 無 に 関 わるものであって

20 86 制 度 の 適 用 範 囲 には 関 わらないものとしている なお 最 高 裁 平 成 21 年 7 月 10 日 判 決 は 法 人 税 法 第 68 条 第 4 項 との 関 連 性 について 触 れていない 思 うに やむを 得 ない 事 情 とは 法 人 税 法 第 68 条 第 4 項 が 前 項 の 記 載 がない 確 定 申 告 書 の 提 出 があった 場 合 においても その 記 載 が なかったことについてやむを 得 ない 事 情 があると 認 められるとき と していることから 原 審 の 言 うとおり 記 載 の 存 否 にかかわるもの と 考 えられる また やむを 得 ない 事 情 とは 納 税 者 の 責 めに 帰 さない 客 観 的 事 情 があって かつ それが 納 税 者 の 申 告 行 為 を 妨 害 し 申 告 書 に 記 載 が なくても 仮 にそのような 客 観 的 障 害 がなかったとすれば おそらく 納 税 者 は 申 告 書 に 記 載 したと 認 められるような 事 情 をいうものと 考 えられ る すなわち 法 人 税 法 第 68 条 4 項 の 規 定 は 申 告 書 において 納 税 者 自 らが 制 度 選 択 の 意 思 表 示 ( 制 度 を 選 択 するかしないか)を 行 ったがゆえ に その 自 ら 表 示 した 意 思 をもって 納 税 者 を 拘 束 すべきところ 納 税 者 の 責 めに 帰 さない 外 部 的 障 害 があったために もはや 申 告 書 の 記 載 は 納 税 者 の 自 由 な 意 思 表 示 とはいえないような 場 合 に その 表 示 した 意 思 による 拘 束 を 解 くものと 考 えられる したがって 法 人 税 法 第 68 条 4 項 の 規 定 は 納 税 者 の 自 由 意 思 にも とづく 申 告 書 の 記 載 に 関 わるものと 考 えられる そうすると 金 額 の 記 載 の 有 無 は 納 税 者 の 自 由 意 思 に 基 づくも のであるとしても 金 額 の 計 算 は 前 述 ⑹のとおり 法 令 に 拘 束 さ れた 意 思 に 基 づく 行 為 であり 自 由 な 意 思 に 基 づく 行 為 でないから 法 人 税 法 第 68 条 4 項 とは 無 関 係 である したがって 法 人 税 法 第 68 条 4 項 は 原 審 ( 福 岡 高 裁 平 成 18 年 10 月 24 日 判 決 )のいうように 申 告 書 上 に 記 載 がない 場 合 であっても 納 税 者 の 自 由 な 意 思 表 示 を 妨 害 するような 客 観 的 事 情 (たとえば 郵 便 事 情 などで 申 告 書 が 提 出 できなかったようなケース)があり 仮 にそれ

21 納 税 申 告 における 制 度 選 択 の 意 思 表 示 と 租 税 法 律 主 義 87 がなければ 記 載 して 申 告 したと 認 められるようなときには 記 載 がある とみなして 例 外 的 に 制 度 の 適 用 を 認 めるものと 考 えられる ⑼ 修 正 申 告 以 上 のとおり 最 高 裁 平 成 21 年 7 月 10 日 判 決 は 制 度 適 用 の 意 思 表 示 は 更 正 の 請 求 によっては 変 更 できないものの 計 算 誤 りがあるとき には 更 正 の 請 求 により 是 正 できる 場 合 があることを 明 らかにしたもの と 考 えられる しかし 最 高 裁 平 成 2 年 6 月 5 日 判 決 ( 注 )は 次 のように 判 示 し 計 算 誤 りがない 場 合 であっても 更 正 の 請 求 ではなく 修 正 申 告 を 行 う 場 合 には 制 度 適 用 を 変 更 できるとしている 修 正 申 告 をするに 当 たり 修 正 申 告 の 要 件 を 充 たす 限 りにおいては (すなわち 確 定 申 告 に 係 る 税 額 を 増 加 させる 限 りにおいては) 確 定 申 告 における 必 要 経 費 の 計 算 の 誤 りを 是 正 する 一 環 として 錯 誤 に 基 づく 概 算 経 費 選 択 の 意 思 表 示 を 撤 回 し 所 得 税 法 37 条 1 項 等 に 基 づき 実 額 経 費 を 社 会 保 険 診 療 報 酬 の 必 要 経 費 として 計 上 することができると 解 す るのが 相 当 である ( 注 ) 最 高 裁 平 成 2 年 6 月 5 日 判 決 所 得 税 の 確 定 申 告 において 租 税 特 別 措 置 法 ( 昭 和 63 年 法 律 第 109 号 による 改 正 前 のもの)26 条 1 項 に 基 づくいわゆる 概 算 経 費 により 事 業 所 得 金 額 を 計 算 していた 場 合 に 修 正 申 告 においていわゆる 実 額 経 費 に 変 更 することが 許 されるとしたもの このことは 一 見 すると 本 件 ( 最 高 裁 平 成 21 年 7 月 10 日 判 決 )で 確 定 申 告 において 所 得 税 額 控 除 の 適 用 をうけることを 選 択 しなかっ た 以 上 後 になってこれを 覆 し 更 正 の 請 求 をすることを 許 さない としていることと 矛 盾 するようにも 見 える 思 うに このような 場 合 に 更 正 の 請 求 ができないのは 前 述 のとおり 国 が 更 正 できないからである

22 88 一 方 修 正 申 告 は 納 税 者 が 行 う 行 為 であり その 際 必 要 となる 金 額 計 算 は 法 律 によって 全 面 的 に 拘 束 されるべきところ その 一 部 に 穴 ( 選 択 肢 )が 穿 たれ その 部 分 に 限 っては 納 税 者 の 自 由 な 意 思 にゆだね られている 場 合 には 税 法 または 他 の 法 令 にもとづく 何 らかの 法 規 範 に よりこの 穴 が 埋 められない 限 りは 修 正 申 告 においても 依 然 としてその 穴 は 開 いており 納 税 者 の 自 由 な 意 思 でこれを 埋 めることができると 考 えられる もっとも 本 件 で 最 高 裁 がいうように 選 択 した 以 上 後 になって これを 覆 すことはできない との 考 え 方 に 立 ち 修 正 申 告 によっても 制 度 の 適 用 を 変 更 できないと 考 えることもできるかもしれない しかし 前 述 のとおり 私 法 は 私 的 自 治 を 前 提 とし 一 方 の 私 人 を その 者 の 表 示 した 意 思 に 拘 束 するのは 他 方 の 私 人 の 意 思 ( 信 頼 )を 保 護 するためである これに 対 して 租 税 債 権 債 務 は 私 人 対 国 の 関 係 で 成 立 し 両 当 事 者 は 法 律 の 規 定 ( 全 納 税 者 の 意 思 )に 完 全 に 拘 束 され 国 に 私 的 自 治 は 認 められないから 私 法 の 規 範 を 持 ち 込 むのは 適 当 でな いと 考 えられる 4 おわりに 以 上 のとおり 租 税 債 務 は 法 律 が 納 税 者 の 自 由 意 思 による 選 択 を 許 容 する 場 合 を 除 き 法 律 の 規 定 によって 全 面 的 に 決 まる すなわち 租 税 とは 国 の 意 思 すなわち 全 国 民 の 意 思 ( 全 納 税 者 の 意 思 )そのもの であるといえよう このような 全 国 民 ( 全 納 税 者 )の 意 思 とは その 原 初 形 態 にさかのぼ れば 共 同 体 の 意 思 であろう すなわち 共 同 体 においては その 構 成 員 は さまざまな 役 務 提 供 義 務 を 共 同 体 に 対 して 負 い いかなる 者 も 共 同 体 に 所 属 するかぎり その 共 同 体 の 意 思 に 拘 束 される 租 税 は 共 同 体 によって 課 される 役 務 提 供 義 務 が 金 銭 納 付 義 務 に 転 化 したものであ ると 考 えられる

23 納 税 申 告 における 制 度 選 択 の 意 思 表 示 と 租 税 法 律 主 義 89 このように 構 成 員 を 拘 束 する 共 同 体 の 意 思 については 租 税 のほ かに 言 語 や 通 貨 も 挙 げられるであろう たとえば 日 本 という 共 同 体 に 属 する 者 は 日 本 語 の 語 彙 と 文 法 に 拘 束 され 自 分 の 意 思 で 自 由 に 変 更 できない 通 貨 ( 円 貨 )も 同 様 である しかし 租 税 が 言 語 や 通 貨 と 異 なるのは 近 代 国 家 においては 共 同 体 の 意 思 決 定 ( 法 律 の 成 立 )にその 構 成 員 ( 国 民 )が 参 加 できることに ある したがって 十 分 に 議 論 して 意 思 決 定 ( 議 決 )をすれば 全 国 民 の 意 思 = 各 国 民 の 意 思 とすることも 不 可 能 ではなく この 場 合 には 租 税 はもはや 他 者 の 意 思 とは 言 えなくなり 自 分 の 意 思 となるであ ろう 復 興 増 税 の 議 論 においても 一 人 ひとりが 議 論 に 参 加 し 十 分 な 意 見 交 換 を 行 うことによって 各 納 税 者 の 意 思 ( 寄 付 )= 全 納 税 者 の 意 思 ( 税 負 担 ) とすることはできないのであろうか ( 以 上 )

積 み 立 てた 剰 余 金 の 配 当 に 係 る 利 益 準 備 金 の 額 は 利 益 準 備 金 1 の 増 3 に 記 載 します ⑸ 平 成 22 年 10 月 1 日 以 後 に 適 格 合 併 に 該 当 しない 合 併 により 完 全 支 配 関 係 がある 被 合 併 法 人 か

積 み 立 てた 剰 余 金 の 配 当 に 係 る 利 益 準 備 金 の 額 は 利 益 準 備 金 1 の 増 3 に 記 載 します ⑸ 平 成 22 年 10 月 1 日 以 後 に 適 格 合 併 に 該 当 しない 合 併 により 完 全 支 配 関 係 がある 被 合 併 法 人 か 別 表 五 ( 一 ) 利 益 積 立 金 額 及 び 資 本 金 等 の 額 の 計 算 に 関 する 明 細 書 1 利 益 積 立 金 額 の 計 算 に 関 する 明 細 書 ⑴ この 明 細 書 の 用 途 この 明 細 書 は 法 第 2 条 第 18 号 及 び 令 第 9 条 (( 利 益 積 立 金 額 ))に 規 定 する 利 益 積 立 金 額 を 計 算 するために 使 用

More information

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc 諮 問 庁 : 国 税 庁 長 官 諮 問 日 : 平 成 19 年 9 月 6 日 ( 平 成 19 年 ( 行 個 ) 諮 問 第 86 号 ) 答 申 日 : 平 成 20 年 1 月 30 日 ( 平 成 19 年 度 ( 行 個 ) 答 申 第 94 号 ) 事 件 名 : 本 人 に 係 る 公 的 年 金 等 の 源 泉 徴 収 票 の 不 開 示 決 定 ( 存 否 応 答 拒 否

More information

若 しくは 利 益 の 配 当 又 はいわゆる 中 間 配 当 ( 資 本 剰 余 金 の 額 の 減 少 に 伴 うものを 除 きます 以 下 同 じです )を した 場 合 には その 積 立 金 の 取 崩 額 を 減 2 に 記 載 す るとともに 繰 越 損 益 金 26 の 増 3 の

若 しくは 利 益 の 配 当 又 はいわゆる 中 間 配 当 ( 資 本 剰 余 金 の 額 の 減 少 に 伴 うものを 除 きます 以 下 同 じです )を した 場 合 には その 積 立 金 の 取 崩 額 を 減 2 に 記 載 す るとともに 繰 越 損 益 金 26 の 増 3 の 別 表 五 別 ( 表 一 五 )( 一 ) 利 益 積 立 金 額 及 び 資 本 金 金 等 等 の 額 の 額 計 の 算 計 に 算 関 に する 関 明 する 細 書 明 細 書 1 利 益 積 立 金 額 の 計 算 に 関 する 明 細 書 ⑴ この 明 細 書 の 用 途 この 明 細 書 は 法 第 2 条 第 18 号 及 び 令 第 9 条 (( 利 益 積 立 金 額 ))に

More information

<88F38DFC81693132944E8F8A93BE92BC914F979D985F837D8358835E815B816A>

<88F38DFC81693132944E8F8A93BE92BC914F979D985F837D8358835E815B816A> 平 成 23 年 平 成 24 年 改 正 等 に 伴 う 理 論 マスタ-の 改 訂 ( 理 論 マスターに 貼 付 可 能 ) 平 成 23 年 改 正 等 2ー4 給 与 所 得 者 の 特 定 支 出 控 除 の 特 例 Ⅲ 申 告 要 件 ( 法 57の23) この 規 定 は 確 定 申 告 書 修 正 申 告 書 又 は 更 正 請 求 書 にこの 規 定 の 適 用 を 受 け る

More information

所令要綱

所令要綱 租 税 特 別 措 置 法 施 行 規 則 等 の 一 部 を 改 正 する 省 令 要 旨 一 租 税 特 別 措 置 法 施 行 規 則 の 一 部 改 正 ( 第 1 条 関 係 ) 1 個 人 所 得 課 税 ⑴ 次 に 掲 げる 書 類 等 については それぞれ 次 に 定 める 個 人 番 号 の 記 載 を 要 しな いこととする ( 租 税 特 別 措 置 法 施 行 規 則 第 3

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D208E9197BF825581468175938A955B895E93AE82CC8B4B90A7817682C982C282A282C42E646F6378>

<4D6963726F736F667420576F7264202D208E9197BF825581468175938A955B895E93AE82CC8B4B90A7817682C982C282A282C42E646F6378> 資 料 6 ( 平 成 26 年 3 月 11 日 資 料 ) 投 票 運 動 の 規 制 について 選 挙 運 動 については 公 職 選 挙 法 の 規 定 により 規 制 されていますが 条 例 に 基 づく 住 民 投 票 については 公 職 選 挙 法 の 規 定 が 適 用 されないことから 選 挙 のような 制 限 を 加 えず 可 能 な 限 り 自 由 としている 自 治 体 が

More information

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 Ⅱ 国 地 方 公 共 団 体 公 共 公 益 法 人 等 の 消 費 税 Q&A ( 問 1) 免 税 期 間 における 起 債 の 償 還 元 金 に 充 てるための 補 助 金 等 の 使 途 の 特 定 Q 地 方 公 共 団 体 の 特 別 会 計 が 消 費 税 の 納 税 義 務 が 免 除 される 課 税 期 間

More information

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等 私 立 大 学 等 研 究 設 備 整 備 費 等 補 助 金 ( 私 立 大 学 等 研 究 設 備 等 整 備 費 ) 交 付 要 綱 目 次 第 1 章 通 則 ( 第 1 条 - 第 4 条 ) 第 2 章 私 立 大 学 等 ( 第 5 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 専 修 学 校 ( 第 16 条 - 第 25 条 ) 第 4 章 補 助 金 の 返 還 ( 第 26 条 ) 第

More information

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 例 規 整 備 * 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 例 規 整 備 公 布 年 月 日 番 号 平 成 24 年

More information

( 復 興 特 別 法 人 制 具 体 的 内 容 ) 復 興 特 別 法 人 制 具 体 的 な 内 容 は 次 とおりです 1 納 義 務 者 法 人 は 基 準 法 人 額 につき 復 興 特 別 法 人 を 納 める 義 務 があります( 復 興 財 源 確 保 法 42) なお 人 格 な

( 復 興 特 別 法 人 制 具 体 的 内 容 ) 復 興 特 別 法 人 制 具 体 的 な 内 容 は 次 とおりです 1 納 義 務 者 法 人 は 基 準 法 人 額 につき 復 興 特 別 法 人 を 納 める 義 務 があります( 復 興 財 源 確 保 法 42) なお 人 格 な 復 興 特 別 法 人 あらまし 東 日 本 大 震 災 から 復 興 ため 施 策 を 実 施 する ために 必 要 な 財 源 確 保 に 関 する 特 別 措 置 法 関 係 平 成 24 3 月 国 庁 平 成 23 12 月 2 日 に 公 布 された 東 日 本 大 震 災 から 復 興 ため 施 策 を 実 施 するために 必 要 な 財 源 確 保 に 関 する 特 別 措 置 法

More information

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に 契 約 書 ( 案 ) 独 立 行 政 法 人 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 契 約 担 当 役 石 井 信 芳 ( 以 下 甲 という) と ( 以 下 乙 という)の 間 に 医 療 情 報 データベースに 関 するデータマッピング 業 務 ( 千 葉 大 学 医 学 部 附 属 病 院 )( 以 下 業 務 という)について 下 記 条 項 により 請 負 契 約 を 締 結 する

More information

Microsoft Word - 諮問第82号答申(決裁後)

Microsoft Word - 諮問第82号答申(決裁後) 情 個 審 第 43-1 号 平 成 28 年 1 月 18 日 茨 城 県 教 育 委 員 会 教 育 長 小 野 寺 俊 殿 茨 城 県 情 報 公 開 個 人 情 報 保 護 審 査 会 委 員 長 大 和 田 一 雄 保 有 個 人 情 報 部 分 開 示 決 定 に 対 する 異 議 申 立 てについて( 答 申 ) 平 成 27 年 2 月 27 日 付 け 保 体 諮 問 第 1 号

More information

1

1 精 華 町 個 人 情 報 保 護 条 例 改 正 に 向 けての 考 え 方 ( 案 ) 平 成 27 年 4 月 精 華 町 0 1 目 次 1 個 人 情 報 保 護 に 関 する 法 体 系 と 番 号 法 における 特 定 個 人 情 報 の 保 護 措 置... 1 2 番 号 法 と 精 華 町 個 人 情 報 保 護 条 例 における 個 人 情 報 の 定 義 上 の 差 異...

More information

定款

定款 地 方 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 定 款 ( 昭 和 59 年 4 月 1 日 ) 変 更 昭 和 59 年 12 月 1 日 平 成 11 年 4 月 1 日 平 成 21 年 3 月 31 日 昭 和 60 年 3 月 31 日 平 成 12 年 5 月 12 日 平 成 21 年 8 月 7 日 昭 和 61 年 4 月 1 日 平 成 13 年 5 月 8 日 平 成 24 年

More information

○ 愛 知 県 都 市 職 員 共 済 組 合 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 規 則 ( 平 成 22 年 10 月 1 日 ) 平 成 22 年 規 則 第 9 号 改 正 平 成 22 年 11 月 30 日 規 則 第 11 号 愛 知 県 都 市 職 員 共 済 組 合 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 規 則 ( 平 成 10 年 愛 知 県 都 市 職 員 共 済

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF0957497768D6A2E646F6378>

<4D6963726F736F667420576F7264202D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF0957497768D6A2E646F6378> 山 梨 県 産 業 集 積 促 進 助 成 金 交 付 要 綱 ( 通 則 ) 第 1 条 山 梨 県 産 業 集 積 促 進 助 成 金 ( 以 下 助 成 金 という )の 交 付 については 山 梨 県 補 助 金 等 交 付 規 則 ( 昭 和 36 年 山 梨 県 規 則 第 25 号 以 下 規 則 という )に 定 め るところによるほか この 要 綱 に 定 めるところによる ( 目

More information

第一部【証券情報】

第一部【証券情報】 (5) 課 税 上 の 取 扱 い 本 書 の 日 付 現 在 日 本 の 居 住 者 又 は 日 本 法 人 である 投 資 主 及 び 投 資 法 人 に 関 する 課 税 上 の 一 般 的 な 取 扱 い( 本 投 資 法 人 が 上 場 することを 前 提 とします )は 以 下 のとおりです なお 税 法 等 の 改 正 税 務 当 局 等 による 解 釈 運 用 の 変 更 により 以

More information

(1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の 受 給 者 に 時 効 特 例 法 施 行 後 厚 生 年 金 期 間 Dが 判 明 した Bは 事 業 所 記 号 が

(1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の 受 給 者 に 時 効 特 例 法 施 行 後 厚 生 年 金 期 間 Dが 判 明 した Bは 事 業 所 記 号 が 参 考 資 料 2 時 効 特 例 給 付 の 業 務 実 態 等 に 関 す る 調 査 結 果 に つ い て ( 報 告 書 で 取 り 上 げられた 10 ケースに 該 当 する 事 例 の 具 体 的 イメージ) (1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の

More information

 

  障 害 者 政 策 委 員 会 第 2 小 委 員 会 ( 第 3 回 ) 資 料 一 覧 資 料 1-1 論 点 4 15 24 条 所 得 保 障 等 ( 年 金, 諸 手 当, 経 済 的 負 担 の 軽 減 等 )について に 関 する 厚 生 労 働 省 資 料 1 資 料 1-2 論 点 4 15 24 条 所 得 保 障 等 ( 年 金, 諸 手 当, 経 済 的 負 担 の 軽 減

More information

国 税 通 則 法 の 見 直 しについて(23 年 度 改 正 ) 税 務 調 査 手 続 の 明 確 化 更 正 の 請 求 期 間 の 延 長 処 分 の 理 由 附 記 等 国 税 通 則 法 の 大 幅 な 見 直 しを 実 施 主 な 改 正 事 項 1. 税 務 調 査 手 続 ( 平

国 税 通 則 法 の 見 直 しについて(23 年 度 改 正 ) 税 務 調 査 手 続 の 明 確 化 更 正 の 請 求 期 間 の 延 長 処 分 の 理 由 附 記 等 国 税 通 則 法 の 大 幅 な 見 直 しを 実 施 主 な 改 正 事 項 1. 税 務 調 査 手 続 ( 平 平 成 23 年 度 改 正 関 係 参 考 資 料 ( 国 税 通 則 法 関 係 ) 国 税 通 則 法 の 見 直 しについて(23 年 度 改 正 ) 税 務 調 査 手 続 の 明 確 化 更 正 の 請 求 期 間 の 延 長 処 分 の 理 由 附 記 等 国 税 通 則 法 の 大 幅 な 見 直 しを 実 施 主 な 改 正 事 項 1. 税 務 調 査 手 続 ( 平 成 25

More information

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の 3 月 1 日 ( 火 )HP 公 表 基 本 関 係 社 会 保 険 等 未 加 入 対 策 に 関 する 想 定 問 答 問 1 社 会 保 険 等 とは 何 か 社 会 保 険 ( 健 康 保 険 及 び 厚 生 年 金 保 険 )と 労 働 保 険 ( 雇 用 保 険 )を 指 します 問 2 どのような 場 合 でも 元 請 と 未 加 入 業 者 との 一 次 下 請 契 約 が 禁 止

More information

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~ 第 2 回 社 会 保 険 料 労 働 保 険 料 の 賦 課 対 象 となる 報 酬 等 の 範 囲 に 関 する 検 討 会 平 成 24 年 9 月 20 日 資 料 1 通 勤 手 当 について 1 これまでの 通 勤 に 要 する 費 用 に 関 する 考 え 方 では 通 勤 手 当 の 金 額 が 実 費 弁 償 的 に 算 定 される 場 合 でも それは 通 常 使 用 者 が 負

More information

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc 答 申 第 1 審 議 会 の 結 論 名 古 屋 市 長 ( 以 下 実 施 機 関 という )が 本 件 異 議 申 立 ての 対 象 とな る 保 有 個 人 情 報 を 一 部 開 示 とした 決 定 は 妥 当 である 第 2 異 議 申 立 てに 至 る 経 過 1 平 成 27 年 5 月 29 日 異 議 申 立 人 は 名 古 屋 市 個 人 情 報 保 護 条 例 ( 平 成 17

More information

弁護士報酬規定(抜粋)

弁護士報酬規定(抜粋) はなみずき 法 律 事 務 所 弁 護 士 報 酬 規 定 ( 抜 粋 ) 2008 年 10 月 改 訂 2014 年 4 月 * 以 下 の 弁 護 士 報 酬 は いずれも 税 込 です ただし D E L の2の 表 に 基 づき 算 出 さ れた 金 額 については 消 費 税 を 上 乗 せした 額 を 弁 護 士 報 酬 とします 目 次 A 法 律 相 談 料 B 顧 問 料 C 手

More information

4-3-4共立蒲原総合病院組合職員の育児休業等に関する条例

4-3-4共立蒲原総合病院組合職員の育児休業等に関する条例 共 立 蒲 原 総 合 病 院 組 合 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 条 例 平 成 4 年 3 月 2 6 日 条 例 第 1 号 改 正 平 成 7 年 3 月 16 日 条 例 第 2 号 平 成 13 年 3 月 26 日 条 例 第 4 号 平 成 14 年 12 月 24 日 条 例 第 8 号 平 成 21 年 3 月 19 日 条 例 第 5 号 平 成 22 年 9

More information

該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶 国 立 大 学 法 人 富 山 大 学 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 規 則 平 成 17 年 10 月 1 日 制 定 平 成 21 年 4 月 1 日 改 正 平 成 22 年 6 月 30 日 改 正 平 成 24 年 4 月 1 日 改 正 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 規 則 は, 国 立 大 学 法 人 富 山 大 学 職 員 就 業 規 則 ( 以 下 職 員 就

More information

スライド 1

スライド 1 社 会 保 障 税 一 体 改 革 における 年 金 関 連 法 案 について 年 金 機 能 強 化 法 案 (3 月 30 日 提 出 ) 国 会 提 出 時 の 法 案 の 内 容 1 基 礎 年 金 国 庫 負 担 2 分 の1の 恒 久 化 2 受 給 資 格 期 間 の 短 縮 (25 年 10 年 ) 3 産 休 期 間 中 の 社 会 保 険 料 免 除 4 遺 族 基 礎 年 金

More information

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議 第 6 回 税 理 士 試 験 固 定 資 産 税 はじめに 第 一 問 については 個 別 理 論 題 の 出 題 であった 1については 固 定 資 産 評 価 員 及 び 固 定 資 産 評 価 補 助 員 に 関 する 出 題 であったが 個 別 理 論 での 出 題 であり 判 断 に 迷 う 点 もなく 高 得 点 を 取 ることが 可 能 な 問 題 であった については 区 分 所

More information

<4D F736F F D2095BD90AC E D738FEE816A939A905C91E D862E646F63>

<4D F736F F D2095BD90AC E D738FEE816A939A905C91E D862E646F63> 諮 問 庁 : 国 税 庁 長 官 諮 問 日 : 平 成 2 1 年 6 月 1 8 日 ( 平 成 2 1 年 ( 行 情 ) 諮 問 第 2 9 5 号 ) 答 申 日 : 平 成 2 2 年 2 月 8 日 ( 平 成 2 1 年 度 ( 行 情 ) 答 申 第 5 1 4 号 ) 事 件 名 : 法 人 課 税 部 門 における 消 費 税 還 付 申 告 に 係 る 事 務 処 理 手

More information

(2) 保 育 料 等 減 免 措 置 に 関 する 調 書 (3) 地 方 税 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 226 号 ) 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 規 定 する 市 町 村 民 税 の 課 税 の 状 況 を 証 明 する 書 類 又 は 生 活 保 護 法 ( 昭 和

(2) 保 育 料 等 減 免 措 置 に 関 する 調 書 (3) 地 方 税 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 226 号 ) 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 規 定 する 市 町 村 民 税 の 課 税 の 状 況 を 証 明 する 書 類 又 は 生 活 保 護 法 ( 昭 和 福 山 市 私 立 幼 稚 園 就 園 奨 励 費 補 助 金 交 付 要 綱 ( 趣 旨 ) 第 1 条 家 庭 の 所 得 状 況 に 応 じて 保 護 者 の 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 るとともに, 公 私 立 幼 稚 園 間 の 保 護 者 負 担 の 格 差 の 是 正 を 図 るため, 予 算 の 範 囲 内 において 福 山 市 が 行 う 私 立 幼 稚 園 就 園 奨

More information

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則 第 323 回 企 業 会 計 基 準 委 員 会 資 料 番 号 日 付 審 議 事 項 (5)-4 2015 年 11 月 6 日 プロジェクト 項 目 税 効 果 会 計 公 開 草 案 に 対 するコメントへの 対 応 - 合 理 的 な 説 明 に 関 する 取 扱 い 本 資 料 の 目 的 1. 本 資 料 は 企 業 会 計 基 準 適 用 指 針 公 開 草 案 第 54 号 繰

More information

長 は10 年 ) にすべきことを 求 める ⑸ 改 善 意 見 として 事 務 引 継 書 にかかる 個 別 フォルダーの 表 示 について 例 えば 服 務 休 暇 全 般 ( 事 務 引 継 書 を 含 む) といったように 又 は 独 立 した 個 別 フォルダーとして 説 明 を 加 え

長 は10 年 ) にすべきことを 求 める ⑸ 改 善 意 見 として 事 務 引 継 書 にかかる 個 別 フォルダーの 表 示 について 例 えば 服 務 休 暇 全 般 ( 事 務 引 継 書 を 含 む) といったように 又 は 独 立 した 個 別 フォルダーとして 説 明 を 加 え さ 情 審 査 答 申 第 56 号 平 成 20 年 7 月 11 日 さいたま 市 長 相 川 宗 一 様 さいたま 市 情 報 公 開 個 人 情 報 保 護 審 査 会 会 長 小 池 保 夫 答 申 書 平 成 19 年 11 月 14 日 付 けで 貴 職 から 受 けた 課 長 以 上 の 職 にある 者 ( 服 務 規 程 12 条 )で6~ 本 ( 2005 年 度 人 事 異 動

More information

2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに 第 7 章 会 計 規 程 1. 会 計 規 程 の 概 要 (1) 規 程 及 び 目 的 平 成 18 年 度 に 病 院 事 業 管 理 者 を 設 置 して 札 幌 市 病 院 局 会 計 規 程 ( 平 成 18 年 札 幌 市 病 院 局 規 程 第 37 号 以 下 この 章 で 規 程 という )を 定 め これに 則 って 会 計 処 理 が 行 わ れていなお 規 程 の 具 体

More information

特 定 が 必 要 であり, 法 7 条 の 裁 量 的 開 示 を 求 める 第 3 諮 問 庁 の 説 明 の 要 旨 1 本 件 開 示 請 求 について 本 件 開 示 請 求 は, 処 分 庁 に 対 して, 特 定 法 人 が 大 森 税 務 署 に 提 出 した, 特 定 期 間 の

特 定 が 必 要 であり, 法 7 条 の 裁 量 的 開 示 を 求 める 第 3 諮 問 庁 の 説 明 の 要 旨 1 本 件 開 示 請 求 について 本 件 開 示 請 求 は, 処 分 庁 に 対 して, 特 定 法 人 が 大 森 税 務 署 に 提 出 した, 特 定 期 間 の 諮 問 庁 : 国 税 庁 長 官 諮 問 日 : 平 成 23 年 5 月 19 日 ( 平 成 23 年 ( 行 情 ) 諮 問 第 247 号 ) 答 申 日 : 平 成 24 年 4 月 27 日 ( 平 成 24 年 度 ( 行 情 ) 答 申 第 25 号 ) 事 件 名 : 特 定 会 社 に 係 る 売 掛 金 内 訳 書 等 の 不 開 示 決 定 ( 存 否 応 答 拒 否 )に

More information

< F2D E633368D86816A89EF8C768E9696B18EE688B5>

< F2D E633368D86816A89EF8C768E9696B18EE688B5> 独 立 行 政 法 人 国 立 高 等 専 門 学 校 機 構 会 計 事 務 取 扱 規 則 独 立 行 政 法 人 国 立 高 等 専 門 学 校 機 構 規 則 第 36 号 制 定 平 成 16 年 4 月 1 日 一 部 改 正 平 成 17 年 2 月 23 日 一 部 改 正 平 成 18 年 2 月 28 日 一 部 改 正 平 成 19 年 3 月 30 日 一 部 改 正 平 成

More information

目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった 事 例 1 事 例 3 持 株 奨 励 金 を

目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった 事 例 1 事 例 3 持 株 奨 励 金 を 外 形 標 準 課 税 に 関 する 申 告 誤 り 事 例 ( 調 査 で 判 明 した 事 例 ) 平 成 28 年 3 月 福 井 県 税 事 務 所 目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった

More information

<5461726F2D8740919D93878376838D837C815B8355838B8EC08E7B97768D80>

<5461726F2D8740919D93878376838D837C815B8355838B8EC08E7B97768D80> 飛 騨 市 立 増 島 保 育 園 調 理 室 改 修 設 計 施 工 プロポーザル( 公 募 型 ) 実 施 要 項 平 成 23 年 8 月 飛 騨 市 -1- 1 目 的 飛 騨 市 立 増 島 保 育 園 は 平 成 24 年 度 より 指 定 管 理 者 制 度 を 導 入 する 予 定 です 給 食 については 現 在 3 歳 未 満 児 ( 以 下 未 満 児 という )を 含 め 外

More information

[2] 控 除 限 度 額 繰 越 欠 損 金 を 有 する 法 人 において 欠 損 金 発 生 事 業 年 度 の 翌 事 業 年 度 以 後 の 欠 損 金 の 繰 越 控 除 にあ たっては 平 成 27 年 度 税 制 改 正 により 次 ページ 以 降 で 解 説 する の 特 例 (

[2] 控 除 限 度 額 繰 越 欠 損 金 を 有 する 法 人 において 欠 損 金 発 生 事 業 年 度 の 翌 事 業 年 度 以 後 の 欠 損 金 の 繰 越 控 除 にあ たっては 平 成 27 年 度 税 制 改 正 により 次 ページ 以 降 で 解 説 する の 特 例 ( 相 談 ~ 改 正 に 伴 い 改 めて 整 理 しておきたい~ 法 人 税 における 繰 越 欠 損 金 制 度 米 澤 潤 平 部 東 京 室 平 成 27 年 度 および28 年 度 の 税 制 改 正 による 法 人 税 率 引 き 下 げに 伴 う 課 税 ベース 拡 大 の 一 環 として 繰 越 欠 損 金 制 度 についても 大 改 正 が 行 われました 今 回 は 繰 越 欠 損

More information

む )の 規 定 は 同 令 第 二 百 六 十 三 条 第 一 項 に 規 定 する 申 告 書 と 併 せて 提 出 する 復 興 特 別 所 得 税 申 告 書 について 準 用 する 2 法 第 十 七 条 第 一 項 第 三 号 に 規 定 する 政 令 で 定 める 金 額 は 所 得

む )の 規 定 は 同 令 第 二 百 六 十 三 条 第 一 項 に 規 定 する 申 告 書 と 併 せて 提 出 する 復 興 特 別 所 得 税 申 告 書 について 準 用 する 2 法 第 十 七 条 第 一 項 第 三 号 に 規 定 する 政 令 で 定 める 金 額 は 所 得 政 令 第 十 六 号 復 興 特 別 所 得 税 に 関 する 政 令 内 閣 は 東 日 本 大 震 災 からの 復 興 のための 施 策 を 実 施 するために 必 要 な 財 源 の 確 保 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 平 成 二 十 三 年 法 律 第 百 十 七 号 ) 第 四 章 の 規 定 に 基 づき この 政 令 を 制 定 する ( 定 義 ) 第 一 条 この 政

More information

に 公 開 された 映 画 暁 の 脱 走 ( 以 下 本 件 映 画 1 という ), 今 井 正 が 監 督 を 担 当 し, 上 告 人 を 映 画 製 作 者 として 同 年 に 公 開 された 映 画 また 逢 う 日 まで ( 以 下 本 件 映 画 2 という ) 及 び 成 瀬 巳

に 公 開 された 映 画 暁 の 脱 走 ( 以 下 本 件 映 画 1 という ), 今 井 正 が 監 督 を 担 当 し, 上 告 人 を 映 画 製 作 者 として 同 年 に 公 開 された 映 画 また 逢 う 日 まで ( 以 下 本 件 映 画 2 という ) 及 び 成 瀬 巳 主 文 原 判 決 中, 上 告 人 敗 訴 部 分 を 破 棄 する 前 項 の 部 分 につき, 本 件 を 知 的 財 産 高 等 裁 判 所 に 差 し 戻 す 理 由 上 告 代 理 人 中 村 稔 ほかの 上 告 受 理 申 立 て 理 由 第 2について 1 本 件 は, 上 告 人 が, 著 作 権 法 ( 昭 和 45 年 法 律 第 48 号 )の 施 行 日 である 昭 和 46

More information

083-089_ZEI-0329_特集(朝倉)_プ2.indd

083-089_ZEI-0329_特集(朝倉)_プ2.indd PART2 別 表 はココを 確 認 しよう! 法 人 税 申 告 書 の 提 出 前 チェック 外 国 税 額 控 除 103,681,500 税 理 士 法 人 トーマツ 税 理 士 朝 倉 歩 3,500,000 25,800,000 20,000,000 23,888,655 3,500,000 Check4 93,681,500 Check1 10,000,000 A 国 事 業 所 得

More information

c. 投 資 口 の 譲 渡 に 係 る 税 務 個 人 投 資 主 が 投 資 口 を 譲 渡 した 際 の 譲 渡 益 は 株 式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 等 として 原 則 20%( 所 得 税 15% 住 民 税 5%)の 税 率 による 申 告 分 離 課 税 の 対 象 となりま

c. 投 資 口 の 譲 渡 に 係 る 税 務 個 人 投 資 主 が 投 資 口 を 譲 渡 した 際 の 譲 渡 益 は 株 式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 等 として 原 則 20%( 所 得 税 15% 住 民 税 5%)の 税 率 による 申 告 分 離 課 税 の 対 象 となりま (5) 課 税 上 の 取 扱 い 日 本 の 居 住 者 又 は 日 本 法 人 である 投 資 主 及 び 投 資 法 人 に 関 する 課 税 上 の 一 般 的 な 取 扱 いは 以 下 のとおりです な お 税 法 等 の 改 正 税 務 当 局 等 による 解 釈 運 用 の 変 更 により 以 下 の 内 容 は 変 更 されることがあります また 個 々の 投 資 主 の 固 有 の

More information

個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 2 4. 既 存 住 宅 に 係 る 特 定 の 改 修 工 事 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 特 別 控 除 居 住 年 省 エネ 改 修 工 事 控 除 限 度 額 バリアフリー 改 修 工 事 平

個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 2 4. 既 存 住 宅 に 係 る 特 定 の 改 修 工 事 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 特 別 控 除 居 住 年 省 エネ 改 修 工 事 控 除 限 度 額 バリアフリー 改 修 工 事 平 個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 1 消 費 税 率 10%の 引 上 げ 時 期 が 平 成 29 年 4 月 1 日 へ 変 更 されたことに 伴 い 消 費 税 率 の 引 上 げによる 住 宅 投 資 への 影 響 の 平 準 化 及 び 緩 和 の 推 進 のため 次 に 掲 げる 住 宅 取 得 等 に 係 る 措 置 について 適

More information

ー ただお 課 長 を 表 示 するものとする ( 第 三 者 に 対 する 許 諾 ) 第 4 条 甲 は 第 三 者 に 対 して 本 契 約 において 乙 に 与 えた 許 諾 と 同 一 又 は 類 似 の 許 諾 を することができる この 場 合 において 乙 は 甲 に 対 して 当

ー ただお 課 長 を 表 示 するものとする ( 第 三 者 に 対 する 許 諾 ) 第 4 条 甲 は 第 三 者 に 対 して 本 契 約 において 乙 に 与 えた 許 諾 と 同 一 又 は 類 似 の 許 諾 を することができる この 場 合 において 乙 は 甲 に 対 して 当 様 式 第 4 号 ( 第 5 条 関 係 ) 忠 岡 町 イメージキャラクター 使 用 契 約 書 忠 岡 町 ( 以 下 甲 という )と ( 以 下 乙 という )とは 忠 岡 町 イメージキャラクター( 以 下 キャラクター という )の 使 用 について 次 のとお り 契 約 を 締 結 する (キャラクターの 使 用 許 諾 ) 第 1 条 甲 は 乙 に 対 して キャラクターを 使

More information

<4D F736F F D F936F985E8C9A927A95A892B28DB88B408AD68BC696B18B4B92F E646F63>

<4D F736F F D F936F985E8C9A927A95A892B28DB88B408AD68BC696B18B4B92F E646F63> 株 式 会 社 確 認 サービス 登 録 建 築 物 調 査 機 関 業 務 規 程 目 次 第 1 章 総 則 第 1 条 趣 旨 第 2 条 適 用 範 囲 第 3 条 基 本 方 針 第 2 章 建 築 物 調 査 の 業 務 を 実 施 する 時 間 及 び 休 日 に 関 する 事 項 第 4 条 建 築 物 調 査 の 業 務 を 行 う 時 間 及 び 休 日 第 3 章 事 業 所

More information

Microsoft Word - 【第17期】有価証券報告書(課税上の取り扱い)

Microsoft Word - 【第17期】有価証券報告書(課税上の取り扱い) (5) 課 税 上 の 取 扱 い 日 本 の 居 住 者 又 は 日 本 法 人 である 投 資 主 及 び 投 資 法 人 に 関 する 課 税 上 の 一 般 的 な 取 扱 いは 下 記 の 通 りです なお 税 法 等 の 改 正 税 務 当 局 等 による 解 釈 運 用 の 変 更 により 以 下 の 内 容 は 変 更 されることがあります また 個 々の 投 資 主 の 固 有 の

More information

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加 別 添 事 務 連 絡 平 成 27 年 12 月 18 日 日 本 年 金 機 構 厚 生 年 金 保 険 部 長 殿 厚 生 労 働 省 年 金 局 事 業 管 理 課 長 持 続 可 能 な 医 療 保 険 制 度 を 構 築 するための 国 民 健 康 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 による 健 康 保 険 法 及 び 船 員 保 険 法 改 正 内 容 の 一 部 に

More information

一宮市町内会に対する防犯カメラ設置補助金交付要綱

一宮市町内会に対する防犯カメラ設置補助金交付要綱 瀬 戸 市 防 犯 カメラ 設 置 費 補 助 金 交 付 要 綱 ( 目 的 ) 第 1 条 この 要 綱 は 地 域 防 犯 のために 必 要 な 箇 所 に 防 犯 カメラを 設 置 する 連 区 自 治 会 及 び 瀬 戸 防 犯 協 会 連 合 会 ( 以 下 連 区 自 治 会 等 という )に 対 し その 設 置 費 用 を 補 助 することにより 安 全 安 心 なまちづくりを 推

More information

定款  変更

定款  変更 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 定 款 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 定 款 第 1 章 総 則 ( 名 称 ) 第 1 条 この 法 人 は 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 ( 以 下 公 社 という )と 称 する ( 事 務 所 ) 第 2 条 公

More information

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税 項 目 : 153. 不 動 産 取 得 税 岩 手 県 ( 商 工 労 働 観 光 部 企 業 立 地 推 進 課 ) 被 災 地 域 の 企 業 が 投 資 する 再 生 可 能 エネルギー 設 備 に 対 する 課 税 免 除 大 震 災 津 波 において 被 災 地 域 では 電 気 水 道 ガスなどのインフラ 機 能 が 喪 失 し 工 場 では 稼 働 再 開 まで 長 期 間 を 要

More information

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案) 高 松 市 民 間 建 築 物 耐 震 改 修 等 事 業 補 助 金 交 付 要 綱 ( 目 的 ) 第 1 条 この 要 綱 は 耐 震 改 修 等 事 業 を 実 施 す る 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 又 は 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 の 所 有 者 ( 以 下 所 有 者 という )に 対 し 予 算 の 範 囲 内 に お い て 高 松 市

More information

所沢市告示第   号

所沢市告示第   号 所 沢 市 告 示 第 282 号 一 般 競 争 入 札 を 執 行 するので 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の6の 規 定 に 基 づき 次 のとおり 公 告 する 平 成 28 年 5 月 13 日 所 沢 市 長 藤 本 正 人 1 入 札 対 象 工 事 ⑴ 工 事 名 所 沢 市 立 美 原 中 学 校 トイレ 改 修 工

More information

平 成 23 年 度 における 子 ども 手 当 の 支 給 等 に 関 する 特 別 措 置 法 の 概 要 配 付 資 料 趣 旨 現 下 の 子 ども 及 び 子 育 て 家 庭 をめぐる 状 況 に 鑑 み 平 成 24 年 度 からの 恒 久 的 な 子 どものための 金 銭 の 給 付 の 制 度 に 円 滑 に 移 行 できるよう 平 成 23 年 度 における 子 ども 手 当 の

More information

Taro-H26改正_溶け込み_中学授業

Taro-H26改正_溶け込み_中学授業 鳥 取 県 私 立 中 学 校 生 徒 授 業 料 減 免 補 助 金 交 付 要 綱 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 要 綱 は 鳥 取 県 補 助 金 等 交 付 規 則 ( 昭 和 32 年 鳥 取 県 規 則 第 22 号 以 下 規 則 とい う ) 第 4 条 の 規 定 に 基 づき 鳥 取 県 私 立 中 学 校 生 徒 授 業 料 減 免 補 助 金 ( 以 下 本 補 助 金

More information

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱 山 ノ 内 町 福 祉 医 療 費 給 付 金 支 給 要 綱 平 成 20 年 3 月 31 日 告 示 第 19 号 改 正 平 成 20 年 7 月 7 日 告 示 第 46 号 平 成 21 年 3 月 31 日 告 示 第 25 号 平 成 21 年 8 月 3 日 告 示 第 46 号 平 成 22 年 3 月 24 日 告 示 第 17 号 平 成 23 年 6 月 28 日 告 示

More information

Microsoft Word - 制度の概要_ED.docx

Microsoft Word - 制度の概要_ED.docx 退 職 手 当 制 度 について 制 度 の 概 要 1 退 職 手 当 の 支 給 根 拠 退 職 手 当 は 地 方 自 治 法 第 204 条 第 2 項 ( 諸 手 当 )の 規 定 に 基 づき 地 方 公 共 団 体 が 職 員 に 支 給 する 手 当 の 一 つです 同 条 第 3 項 において その 額 及 びその 支 給 方 法 は 条 例 で 定 めなければならな いとしており

More information

ような 厚 生 年 金 基 金 関 係 の 法 改 正 がなされており (2)については 平 成 16 年 10 月 1 日 から (1) 及 び(3)については 平 成 17 年 4 月 1 日 から 施 行 されている (1) 免 除 保 険 料 率 の 凍 結 解 除 ( 母 体 企 業 (

ような 厚 生 年 金 基 金 関 係 の 法 改 正 がなされており (2)については 平 成 16 年 10 月 1 日 から (1) 及 び(3)については 平 成 17 年 4 月 1 日 から 施 行 されている (1) 免 除 保 険 料 率 の 凍 結 解 除 ( 母 体 企 業 ( 実 務 対 応 報 告 第 22 号 厚 生 年 金 基 金 に 係 る 交 付 金 の 会 計 処 理 に 関 する 当 面 の 取 扱 い 平 成 18 年 10 月 27 日 企 業 会 計 基 準 委 員 会 本 実 務 対 応 報 告 は 平 成 24 年 5 月 17 日 までに 公 表 された 次 の 会 計 基 準 等 による 修 正 が 反 映 されている 企 業 会 計 基 準

More information

【労働保険事務組合事務処理規約】

【労働保険事務組合事務処理規約】 労 働 保 険 事 務 組 合 事 務 処 理 規 約 第 1 章 総 則 ( 目 的 ) 第 1 条 この 規 約 は 熊 本 商 工 会 議 所 ( 以 下 本 所 という )の 定 款 第 7 条 第 18 項 の 規 定 により 本 所 が 労 働 保 険 の 保 険 料 の 徴 収 等 に 関 する 法 律 ( 以 下 法 という ) 第 4 章 及 び 石 綿 による 健 康 被 害 の

More information

中国会社法の改正が外商投資企業に与える影響(2)

中国会社法の改正が外商投資企業に与える影響(2) 中 国 ビジネス ローの 最 新 実 務 Q&A 第 74 回 中 国 会 社 法 の 改 正 が 外 商 投 資 企 業 に 与 える 影 響 (2) 黒 田 法 律 事 務 所 萱 野 純 子 藤 田 大 樹 前 稿 から2006 年 1 月 1 日 より 施 行 されている 中 国 の 改 正 会 社 法 ( 以 下 新 会 社 法 とい う)について 検 討 している 2 回 目 となる 今

More information

10 期 末 現 在 の 資 本 金 等 の 額 次 に 掲 げる 法 人 の 区 分 ごとに それぞれに 定 める 金 額 を 記 載 します 連 結 申 告 法 人 以 外 の 法 人 ( に 掲 げる 法 人 を 除 きます ) 法 第 292 条 第 1 項 第 4 号 の5イに 定 める

10 期 末 現 在 の 資 本 金 等 の 額 次 に 掲 げる 法 人 の 区 分 ごとに それぞれに 定 める 金 額 を 記 載 します 連 結 申 告 法 人 以 外 の 法 人 ( に 掲 げる 法 人 を 除 きます ) 法 第 292 条 第 1 項 第 4 号 の5イに 定 める 第 20 号 様 式 記 載 の 手 引 1 この 申 告 書 の 用 途 等 この 申 告 書 は 仮 決 算 に 基 づく 中 間 申 告 ( 連 結 法 人 以 外 の 法 人 が 行 う 中 間 申 告 に 限 ります ) 確 定 した 決 算 に 基 づく 確 定 申 告 及 びこれらに 係 る 修 正 申 告 をする 場 合 に 使 用 します この 申 告 書 は 事 務 所 又 は

More information

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱 新 ひだか 町 住 宅 新 築 リフォーム 耐 震 等 支 援 補 助 金 交 付 要 綱 平 成 26 年 6 月 27 日 要 綱 第 15 号 ( 目 的 ) 第 1 条 この 要 綱 は 住 宅 の 新 築 工 事 増 改 築 工 事 リフォーム 工 事 又 は 耐 震 補 強 工 事 ( 以 下 新 築 リフォーム 等 工 事 という ) を 行 う 者 に 対 し その 工 事 費 の

More information

第 1 監 査 の 請 求 1 請 求 人 姫 路 市 廣 野 武 男 2 請 求 年 月 日 姫 路 市 職 員 措 置 請 求 ( 住 民 監 査 請 求 政 務 調 査 費 の 返 還 に 係 る 法 定 利 息 の 不 足 以 下 本 件 請 求 という )に 係 る 請 求 書 は 平 成

第 1 監 査 の 請 求 1 請 求 人 姫 路 市 廣 野 武 男 2 請 求 年 月 日 姫 路 市 職 員 措 置 請 求 ( 住 民 監 査 請 求 政 務 調 査 費 の 返 還 に 係 る 法 定 利 息 の 不 足 以 下 本 件 請 求 という )に 係 る 請 求 書 は 平 成 姫 監 公 表 第 1 号 平 成 2 5 年 1 月 2 5 日 姫 路 市 監 査 委 員 井 神 曉 同 小 林 茂 信 住 民 監 査 請 求 ( 政 務 調 査 費 の 返 還 に 係 る 法 定 利 息 の 不 足 につ い て ) に 係 る 監 査 の 結 果 に つ い て 平 成 24 年 11 月 30 日 に 受 付 し た 地 方 自 治 法 第 2 4 2 条 第 1 項

More information

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則 国 立 大 学 法 人 東 京 医 科 歯 科 大 学 育 児 休 業 等 規 則 平 成 16 年 4 月 1 日 規 則 第 3 3 号 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 規 則 は 国 立 大 学 法 人 東 京 医 科 歯 科 大 学 職 員 就 業 規 則 ( 平 成 16 年 規 程 第 2 号 以 下 就 業 規 則 という ) 第 37 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づき 国

More information

4 乙 は 天 災 地 変 戦 争 暴 動 内 乱 法 令 の 制 定 改 廃 輸 送 機 関 の 事 故 その 他 の 不 可 抗 力 により 第 1 項 及 び 第 2 項 に 定 める 業 務 期 日 までに 第 1 条 第 3 項 の 適 合 書 を 交 付 することができない 場 合 は

4 乙 は 天 災 地 変 戦 争 暴 動 内 乱 法 令 の 制 定 改 廃 輸 送 機 関 の 事 故 その 他 の 不 可 抗 力 により 第 1 項 及 び 第 2 項 に 定 める 業 務 期 日 までに 第 1 条 第 3 項 の 適 合 書 を 交 付 することができない 場 合 は 株 式 会 社 都 市 居 住 評 価 センター 建 築 物 調 査 業 務 約 款 ( 趣 旨 ) 第 1 条 建 築 物 調 査 申 請 者 ( 以 下 甲 という ) 及 び 株 式 会 社 都 市 居 住 評 価 センター( 以 下 乙 という )は エネルギーの 使 用 の 合 理 化 等 に 関 する 法 律 ( 昭 和 54 年 法 律 第 49 号 以 下 法 という ) 第 76

More information

東近江行政組合職員の育児休業等に関する条例

東近江行政組合職員の育児休業等に関する条例 東 近 江 行 政 組 合 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 条 例 改 正 平 成 6 年 12 月 27 日 条 例 第 5 号 平 成 10 年 3 月 12 日 条 例 第 1 号 平 成 11 年 12 月 24 日 条 例 第 7 号 平 成 13 年 3 月 19 日 条 例 第 3 号 平 成 14 年 3 月 11 日 条 例 第 5 号 平 成 18 年 3 月 16

More information

国 税 クレジットカード 納 付 の 創 設 国 税 のクレジットカード 納 付 については マイナンバー 制 度 の 活 用 による 年 金 保 険 料 税 に 係 る 利 便 性 向 上 に 関 するアクションプログラム( 報 告 書 ) においてその 導 入 の 方 向 性 が 示 されている

国 税 クレジットカード 納 付 の 創 設 国 税 のクレジットカード 納 付 については マイナンバー 制 度 の 活 用 による 年 金 保 険 料 税 に 係 る 利 便 性 向 上 に 関 するアクションプログラム( 報 告 書 ) においてその 導 入 の 方 向 性 が 示 されている 平 成 28 年 度 改 正 関 係 資 料 ( 納 税 環 境 整 備 関 係 ) 国 税 クレジットカード 納 付 の 創 設 国 税 のクレジットカード 納 付 については マイナンバー 制 度 の 活 用 による 年 金 保 険 料 税 に 係 る 利 便 性 向 上 に 関 するアクションプログラム( 報 告 書 ) においてその 導 入 の 方 向 性 が 示 されている ( 参 考 )

More information

( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補 助 金 の 額 は 第 5 条 第 2 項 の 規 定 による 無 線 LAN 機 器 の 設 置 箇 所 数 に 1 万 5 千 円 を 掛 けた 金 額 と 第 5 条 第 3 項 に 規 定 する 補 助 対 象 経 費 の2 分 の1のいずれか 低

( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補 助 金 の 額 は 第 5 条 第 2 項 の 規 定 による 無 線 LAN 機 器 の 設 置 箇 所 数 に 1 万 5 千 円 を 掛 けた 金 額 と 第 5 条 第 3 項 に 規 定 する 補 助 対 象 経 費 の2 分 の1のいずれか 低 宿 泊 施 設 無 線 LAN 設 置 支 援 補 助 金 交 付 要 綱 27 公 東 観 総 観 第 13 号 平 成 27 年 5 月 15 日 ( 通 則 ) 第 1 条 公 益 財 団 法 人 東 京 観 光 財 団 ( 以 下 財 団 という )が 実 施 する 宿 泊 施 設 無 線 LAN 設 置 支 援 補 助 金 ( 以 下 補 助 金 という )の 交 付 について この 要

More information

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業 公 立 大 学 法 人 首 都 大 学 東 京 平 成 17 年 度 法 人 規 則 第 38 号 制 定 平 成 17 年 4 月 1 日 第 1 章 目 的 ( 目 的 ) 第 1 条 この 規 則 は 公 立 大 学 法 人 首 都 大 学 東 京 教 職 員 の 勤 務 時 間 休 日 休 暇 等 に 関 す る 規 則 ( 以 下 教 職 員 勤 務 時 間 等 規 則 という ) 第 36

More information

税制面での支援

税制面での支援 税 制 面 での 支 援 平 成 28 年 熊 本 地 震 によって 直 接 間 接 的 に 被 害 を 受 けた 中 小 企 業 個 人 に 対 しては さ まざまな 税 制 面 での 支 援 が 行 われています ( 確 定 申 告 などの 期 間 延 長 については その 他 手 続 きなどの 支 援 ( 特 例 措 置 ) をご 参 照 ください) 1. 災 害 に 関 するおもな 税 務

More information

(2) 勤 続 5 年 を 超 え 10 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の140 (3) 勤 続 10 年 を 超 え 20 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の180 (4)

(2) 勤 続 5 年 を 超 え 10 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の140 (3) 勤 続 10 年 を 超 え 20 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の180 (4) 独 立 行 政 法 人 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 職 員 退 職 手 当 支 給 規 程 ( 平 成 15 年 10 月 1 日 施 行 ) ( 平 成 19 年 3 月 1 日 改 正 ) ( 平 成 26 年 3 月 31 日 改 正 ) ( 平 成 26 年 5 月 31 日 改 正 ) ( 目 的 ) 第 1 条 独 立 行 政 法 人 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構

More information

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す 9 退 職 金 事 務 に 関 する 注 意 事 項 1 労 務 管 理 の 観 点 から( 労 働 契 約 法 労 働 基 準 法 関 係 ) そもそも 退 職 金 の 支 給 は 法 人 の 任 意 で 必 ず 支 払 わなくてはならないものではありませんが 賃 金 の 後 払 いとして あるいは 長 年 の 功 労 への 報 償 や 退 職 後 の 生 活 保 障 として 制 度 を 設 ける

More information

兵庫県公立学校教職員等財産形成貯蓄事務取扱細則

兵庫県公立学校教職員等財産形成貯蓄事務取扱細則 兵 庫 県 公 立 学 校 教 職 員 等 財 産 形 成 貯 蓄 事 務 取 扱 細 則 第 1 総 則 1 趣 旨 この 細 則 は 兵 庫 県 公 立 学 校 教 職 員 等 財 産 形 成 貯 蓄 事 務 取 扱 要 領 ( 以 下 要 領 という ) 第 26 条 の 規 定 に 基 づ き 必 要 な 事 項 を 定 めるものとする 2 財 産 形 成 貯 蓄 残 高 明 細 表 福 利

More information

財団法人山梨社会保険協会寄付行為

財団法人山梨社会保険協会寄付行為 一 般 財 団 法 人 山 梨 社 会 保 険 協 会 定 款 第 1 章 総 則 ( 名 称 ) 第 1 条 この 法 人 は 一 般 財 団 法 人 山 梨 社 会 保 険 協 会 と 称 する ( 事 務 所 ) 第 2 条 この 法 人 は 主 たる 事 務 所 を 山 梨 県 甲 府 市 に 置 く 第 2 章 目 的 及 び 事 業 ( 目 的 ) 第 3 条 この 法 人 は 山 梨

More information

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

税金読本(8-5)特定口座と確定申告 と 確 申 告 8-5 複 数 の 証 券 会 社 で 源 泉 徴 収 を 開 設 している 場 合 の 損 益 通 算 の 方 法 における 株 式 債 券 投 資 信 託 と 税 金 源 泉 徴 収 と 確 申 告 源 泉 徴 収 の 場 合 内 の 譲 するか 否 かは 1つの ごとに 選 渡 益 については 確 申 告 は 不 要 です 択 することができます つまり 投 資 家 が 内 の

More information

者 が 在 学 した 期 間 の 年 数 を 乗 じて 得 た 額 から 当 該 者 が 在 学 した 期 間 に 納 付 すべき 授 業 料 の 総 額 を 控 除 した 額 を 徴 収 するものとする 3 在 学 生 が 長 期 履 修 学 生 として 認 められた 場 合 の 授 業 料 の

者 が 在 学 した 期 間 の 年 数 を 乗 じて 得 た 額 から 当 該 者 が 在 学 した 期 間 に 納 付 すべき 授 業 料 の 総 額 を 控 除 した 額 を 徴 収 するものとする 3 在 学 生 が 長 期 履 修 学 生 として 認 められた 場 合 の 授 業 料 の 公 立 大 学 法 人 首 都 大 学 東 京 の 平 成 17 年 度 法 人 規 則 第 43 号 制 定 平 成 17 年 4 月 1 日 ( 目 的 ) 第 1 条 この 規 則 は 公 立 大 学 法 人 首 都 大 学 東 京 ( 以 下 法 人 という )が 徴 収 する 授 業 料 その 他 の 料 金 について 定 めることを 目 的 とする ( 料 金 ) 第 2 条 法 人 の

More information

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の 地 域 づくり 一 括 交 付 金 の 交 付 に 関 する 要 綱 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 要 綱 は 川 西 市 地 域 分 権 の 推 進 に 関 する 条 例 ( 平 成 26 年 川 西 市 条 例 第 10 号 以 下 条 例 という ) 第 14 条 の 規 定 に 基 づく 地 域 づくり 一 括 交 付 金 ( 以 下 交 付 金 という )の 交 付 に 関 し 必 要

More information

2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務 定 年 制 職 員 ( 研 究 系 ) 給 与 規 程 ( 平 26 規 程 第 75 号 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 第 1 章 総 則 ( 目 的 ) 第 1 条 この 規 程 は 国 立 研 究 開 発 法 人 海 洋 研 究 開 発 機 構 ( 以 下 機 構 とい う )の 定 年 制 職 員 ( 研 究 系 ) 就 業 規 程 ( 平 25 規 程 第 80 号 以 下 就

More information

役員退職手当規程

役員退職手当規程 役 員 退 職 手 当 規 程 平 成 15 年 10 月 1 日 規 程 第 5 号 改 正 平 成 16 年 1 月 21 日 規 程 第 21 号 改 正 平 成 23 年 9 月 30 日 規 程 第 17 号 改 正 平 成 25 年 3 月 29 日 規 程 第 10 号 改 正 平 成 27 年 6 月 4 日 規 程 第 4 号 ( 目 的 ) 第 1 条 この 規 程 は 独 立

More information

1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産 平 成 2 年 度 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 の 結 果 会 計 検 査 院 1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産 及 び

More information

住 民 監 査 請 求 に 係 る 監 査 結 果 第 1 請 求 の 受 付 1 請 求 の 受 付 日 平 成 25 年 10 月 15 日 2 請 求 人 ( 省 略 ) 3 請 求 の 趣 旨 ( 原 文 のまま 掲 載 ) 請 求 の 要 旨 阿 波 町 大 道 北 54 番 地 1 と

住 民 監 査 請 求 に 係 る 監 査 結 果 第 1 請 求 の 受 付 1 請 求 の 受 付 日 平 成 25 年 10 月 15 日 2 請 求 人 ( 省 略 ) 3 請 求 の 趣 旨 ( 原 文 のまま 掲 載 ) 請 求 の 要 旨 阿 波 町 大 道 北 54 番 地 1 と 阿 波 市 監 査 委 員 公 告 第 4 号 地 方 自 治 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 67 号 ) 第 242 条 第 4 項 の 規 定 に 基 づき 住 民 監 査 請 求 に 係 る 監 査 の 結 果 を 公 表 します 平 成 25 年 12 月 12 日 阿 波 市 監 査 委 員 上 原 正 一 阿 波 市 監 査 委 員 中 野 修 一 阿 波 市 監 査 委 員 原

More information

Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と

Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と 平 成 28 年 5 月 30 日 市 発 注 工 事 における 社 会 保 険 等 未 加 入 対 策 について お 知 らせ 瀬 戸 内 市 契 約 管 財 課 建 設 業 の 持 続 的 な 発 展 に 必 要 な 人 材 の 確 保 等 の 観 点 から 市 発 注 工 事 におけ る 社 会 保 険 等 ( 健 康 保 険 厚 生 年 金 保 険 及 び 雇 用 保 険 ) 未 加 入 対

More information

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる 独 立 行 政 法 人 の 役 員 の 退 職 金 に 係 る 業 績 勘 案 率 の 算 定 ルールについて 平 成 27 年 5 月 25 日 総 務 大 臣 決 定 独 立 行 政 法 人 特 殊 法 人 及 び 認 可 法 人 の 役 員 の 退 職 金 について ( 平 成 27 年 3 月 24 日 閣 議 決 定 以 下 閣 議 決 定 という )に 基 づき 独 立 行 政 法 人

More information

住宅税制について

住宅税制について Ⅱ 住 宅 借 入 金 等 特 別 控 除 1 制 度 の 概 要 (1) 住 宅 借 入 金 等 特 別 控 除 居 住 者 が 一 定 の 要 件 を 満 たす 居 住 用 家 屋 の 新 築 新 築 住 宅 若 しくは 既 存 住 宅 の 取 得 又 は 増 改 築 等 ( 以 下 住 宅 の 取 得 等 といいます )をして 平 成 11 年 1 月 1 日 から 平 成 25 年 12 月

More information

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾 付 議 第 3 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 に 係 る 意 見 聴 取 に 関 する 議 案 平 成 26 年 2 月 高 知 県 議 会 定 例 会 提 出 予 定 の 条 例 議 案 に 係 る 地 方 教 育 行 政 の 組 織 及 び 運 営 に 関 する 法 律 ( 昭 和 31 年 法 律 第 162 号 )

More information

公文書非公開決定処分に関する諮問について(答申)

公文書非公開決定処分に関する諮問について(答申) 答 申 情 第 23 号 平 成 24 年 4 月 9 日 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫 殿 相 模 原 市 情 報 公 開 個 人 情 報 保 護 審 査 会 公 文 書 非 公 開 決 定 処 分 に 関 する 諮 問 について( 答 申 ) 平 成 23 年 8 月 18 日 付 FNo.0 4 5により 諮 問 のありました 事 案 に ついて 別 紙 のとおり 答 申 します 以 上

More information

[Q1] 復 興 特 別 所 得 税 の 源 泉 徴 収 はいつから 行 う 必 要 があるのですか 平 成 25 年 1 月 1 日 から 平 成 49 年 12 月 31 日 までの 間 に 生 ずる 所 得 について 源 泉 所 得 税 を 徴 収 する 際 復 興 特 別 所 得 税 を 併

[Q1] 復 興 特 別 所 得 税 の 源 泉 徴 収 はいつから 行 う 必 要 があるのですか 平 成 25 年 1 月 1 日 から 平 成 49 年 12 月 31 日 までの 間 に 生 ずる 所 得 について 源 泉 所 得 税 を 徴 収 する 際 復 興 特 別 所 得 税 を 併 復 興 特 別 所 得 税 ( 源 泉 徴 収 関 係 )Q&A 平 成 24 年 4 月 国 税 庁 東 日 本 大 震 災 からの 復 興 のための 施 策 を 実 施 するために 必 要 な 財 源 の 確 保 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 平 成 23 年 法 律 第 117 号 )( 以 下 復 興 財 源 確 保 法 といいます )が 公 布 され 平 成 25 年 1 月 1

More information

新居浜市印鑑登録及び証明書発行保護事務取扱要領

新居浜市印鑑登録及び証明書発行保護事務取扱要領 四 国 中 央 市 木 造 住 宅 耐 震 改 修 事 業 費 補 助 金 交 付 要 綱 平 成 23 年 9 月 26 日 告 示 第 182 号 ( 目 的 ) 第 1 条 この 告 示 は 木 造 住 宅 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 努 め 地 震 に 対 する 住 宅 の 安 全 性 の 向 上 を 図 る た め 社 会 資 本 整 備 総 合 交 付 金 交 付 要 綱 ( 平

More information

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63>

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63> 平 成 18 年 7 月 独 立 行 政 法 人 国 立 大 学 財 務 経 営 センター 国 立 大 学 法 人 等 による 国 立 大 学 財 務 経 営 センターへの 土 地 譲 渡 収 入 の 一 部 納 付 の 仕 組 みについて 国 立 大 学 法 人 等 が 国 から 出 資 された 土 地 を 譲 渡 した 場 合 文 部 科 学 大 臣 が 定 める 基 準 に より 算 定 した

More information

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同 半 田 市 立 学 校 職 員 に 係 る 自 家 用 自 動 車 の 公 務 使 用 に 関 する 取 扱 要 領 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 要 領 は 公 務 の 円 滑 な 執 行 に 資 するため 半 田 市 立 学 校 に 勤 務 する 県 費 負 担 教 職 員 ( 以 下 学 校 職 員 という )が 出 張 に 際 し 職 員 等 の 旅 費 に 関 する 条 例 ( 昭 和

More information

第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の 大 和 市 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 大 和 市 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 条 例 ( 平 成 4 年 大 和 市 条 例 第 4 号 )の 一 部 を 次 のよ うに 改 正 する 第 1 条 中 第 8 条 の 次 に 第 10 条 第 1 項 及 び 第 2 項 第 14 条 及 び 第 15 条 (こ れらの

More information

< 現 在 の 我 が 国 D&O 保 険 の 基 本 的 な 設 計 (イメージ)> < 一 般 的 な 補 償 の 範 囲 の 概 要 > 請 求 の 形 態 会 社 の 役 員 会 社 による 請 求 に 対 する 損 免 責 事 由 の 場 合 に 害 賠 償 請 求 は 補 償 されず(

< 現 在 の 我 が 国 D&O 保 険 の 基 本 的 な 設 計 (イメージ)> < 一 般 的 な 補 償 の 範 囲 の 概 要 > 請 求 の 形 態 会 社 の 役 員 会 社 による 請 求 に 対 する 損 免 責 事 由 の 場 合 に 害 賠 償 請 求 は 補 償 されず( 別 紙 2 会 社 役 員 賠 償 責 任 保 険 (D&O 保 険 )の 実 務 上 の 検 討 ポイント 第 1 会 社 役 員 賠 償 責 任 保 険 (D&O 保 険 )の 概 要 会 社 役 員 賠 償 責 任 保 険 ( 以 下 D&O 保 険 ) とは 保 険 契 約 者 である 会 社 と 保 険 者 である 保 険 会 社 の 契 約 により 被 保 険 者 とされている 役 員

More information

(ⅴ) 平 成 28 年 4 月 1 日 から 平 成 35 年 12 月 31 日 までの 期 間 未 成 年 者 に 係 る 少 額 上 場 株 式 等 の 非 課 税 口 座 制 度 に 基 づき 証 券 会 社 等 の 金 融 商 品 取 引 業 者 等 に 開 設 した 未 成 年 者 口

(ⅴ) 平 成 28 年 4 月 1 日 から 平 成 35 年 12 月 31 日 までの 期 間 未 成 年 者 に 係 る 少 額 上 場 株 式 等 の 非 課 税 口 座 制 度 に 基 づき 証 券 会 社 等 の 金 融 商 品 取 引 業 者 等 に 開 設 した 未 成 年 者 口 (5) 課 税 上 の 取 扱 い 日 本 の 居 住 者 又 は 日 本 法 人 である 投 資 主 及 び 投 資 法 人 に 関 する 課 税 上 の 一 般 的 な 取 扱 いは 下 記 のとおりです なお 税 法 等 の 改 正 税 務 当 局 等 による 解 釈 運 用 の 変 更 により 以 下 の 内 容 は 変 更 されることがあります また 個 々の 投 資 主 の 固 有 の

More information

Taro-契約条項(全部)

Taro-契約条項(全部) 糧 食 品 売 買 契 約 条 項 ( 総 則 ) 第 1 条 甲 及 び 乙 は 契 約 書 記 載 の 糧 食 品 売 買 契 約 に 関 し 契 約 書 及 び こ の 契 約 条 項 に 基 づ き 乙 は 甲 の 示 し た 規 格 仕 様 又 は 見 本 品 同 等 の 糧 食 品 ( 以 下 契 約 物 品 と い う ) を 納 入 期 限 ( 以 下 納 期 と い う ) ま で

More information

<5461726F2D31313034323720938C93FA967B91E5906B8DD082CC94ED8DD0>

<5461726F2D31313034323720938C93FA967B91E5906B8DD082CC94ED8DD0> 総 税 市 第 2 4 号 平 成 23 年 4 月 27 日 各 道 府 県 総 務 部 長 東 京 都 総 務 主 税 局 長 殿 総 務 省 自 治 税 務 局 市 町 村 税 課 長 ( 公 印 省 略 ) 東 日 本 大 震 災 の 被 災 者 に 対 する 勤 労 者 財 産 形 成 住 宅 ( 年 金 ) 貯 蓄 の 不 適 格 払 出 し に 係 る 還 付 の 取 り 扱 いについて

More information

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果 平 成 7 年 度 検 査 結 果 について () 検 査 体 制 等 農 政 部 農 地 整 備 課 の 検 査 員 名 以 上 により 土 地 改 良 区 等 あたり 日 間 から 日 間 実 施 しました 農 業 振 興 事 務 所 の 土 地 改 良 区 指 導 担 当 職 員 及 び 関 係 市 町 職 員 が 立 会 いました () 検 査 件 数 定 期 検 査 8( 土 地 改 良

More information

幕別町定住促進住宅建設費補助金交付要綱

幕別町定住促進住宅建設費補助金交付要綱 幕 別 町 マイホーム 応 援 事 業 補 助 金 交 付 要 綱 ( 目 的 ) 第 1 条 この 要 綱 は 幕 別 町 への 移 住 促 進 と 町 内 居 住 者 の 定 住 に 資 するため 住 宅 を 新 築 又 は 購 入 する 者 に 対 し 当 該 住 宅 の 取 得 に 要 する 費 用 の 一 部 を 補 助 す ることにより 人 口 減 少 の 著 しい 子 育 て 世 代

More information

資 格 給 付 関 係 ( 問 1) 外 国 人 Aさん(76 歳 )は 在 留 期 間 が3ヶ 月 であることから 長 寿 医 療 の 被 保 険 者 ではない が 在 留 資 格 の 変 更 又 は 在 留 期 間 の 伸 長 により 長 寿 医 療 の 適 用 対 象 となる 場 合 には 国

資 格 給 付 関 係 ( 問 1) 外 国 人 Aさん(76 歳 )は 在 留 期 間 が3ヶ 月 であることから 長 寿 医 療 の 被 保 険 者 ではない が 在 留 資 格 の 変 更 又 は 在 留 期 間 の 伸 長 により 長 寿 医 療 の 適 用 対 象 となる 場 合 には 国 高 齢 者 医 療 制 度 に 関 する Q&A ( 平 成 21 年 2 月 分 ) 今 後 逐 次 加 除 修 正 を 行 う 予 定 資 格 給 付 関 係 ( 問 1) 外 国 人 Aさん(76 歳 )は 在 留 期 間 が3ヶ 月 であることから 長 寿 医 療 の 被 保 険 者 ではない が 在 留 資 格 の 変 更 又 は 在 留 期 間 の 伸 長 により 長 寿 医 療 の 適

More information

退職手当とは

退職手当とは 第 3 退 職 手 当 について 1 退 職 手 当 とは 退 職 手 当 は 教 職 員 が 退 職 ( 又 は 死 亡 )した 場 合 に その 者 又 は 遺 族 に 一 時 金 として 支 給 される 給 与 で 給 料 の 補 充 的 な 性 格 をもつ 他 の 手 当 とは 異 なり 勤 続 報 償 的 な 性 格 を 有 する 手 当 であ って その 取 扱 いは 教 職 員 及 び

More information

Taro-役員退職手当規程(H27.10改正)HP版

Taro-役員退職手当規程(H27.10改正)HP版 役 員 退 職 手 当 規 程 目 次 第 1 条 総 則 第 2 条 退 職 手 当 の 受 給 者 第 2 条 の2 遺 族 の 範 囲 及 び 順 位 第 3 条 退 職 手 当 の 額 第 4 条 在 職 期 間 の 計 算 第 5 条 再 任 等 の 場 合 の 取 り 扱 い 第 6 条 解 任 された 場 合 の 退 職 手 当 の 支 給 制 限 第 7 条 退 職 手 当 の 支

More information

(1) 社 会 保 険 等 未 加 入 建 設 業 者 の 確 認 方 法 等 受 注 者 から 提 出 される 施 工 体 制 台 帳 及 び 添 付 書 類 により 確 認 を 行 います (2) 違 反 した 受 注 者 へのペナルティー 違 反 した 受 注 者 に 対 しては 下 記 のペ

(1) 社 会 保 険 等 未 加 入 建 設 業 者 の 確 認 方 法 等 受 注 者 から 提 出 される 施 工 体 制 台 帳 及 び 添 付 書 類 により 確 認 を 行 います (2) 違 反 した 受 注 者 へのペナルティー 違 反 した 受 注 者 に 対 しては 下 記 のペ 井 原 市 発 注 工 事 における 一 次 下 請 人 の 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 の 限 定 について 平 成 27 年 9 月 28 日 井 原 市 では 建 設 業 の 持 続 的 な 発 展 に 必 要 な 人 材 の 確 保 等 の 観 点 から 井 原 市 発 注 工 事 における 社 会 保 険 等 ( 健 康 保 険 厚 生 年 金 保 険 及 び 雇 用 保

More information