広島県史年表（中世）　1180（治承4）～1600（慶長5年）

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1 広 島 県 史 年 表 ( 中 世 1) 治 承 4(1180)~ 永 享 12(1440) 1180 治 承 4 庚 子 1-17 厳 島 社 水 精 寺, 同 社 政 所 に, 僧 仲 覚 の 周 防 国 玖 河 荘 祖 生 村 沙 汰 人 職 補 任 を 請 う ( 県 ) 野 坂 高 倉 上 皇, 厳 島 神 社 に 参 詣 この 時, 宮 島 の 座 主 に 阿 闍 利 の 位 を 授 ける ( 県 ) 高 倉 院 厳 島 御 幸 記 3- 佐 伯 某, 壬 生 荘 の 治 承 3 年 作 田 内 検 帳 目 録 を 注 進 ( 県 ) 巻 子 本 厳 島 以 仁 王, 平 家 追 討 の 令 旨 を 発 する 吾 妻 鏡 4-15 八 条 院 庁, 平 頼 盛 の 申 請 により, 厳 島 神 社 に 安 摩 荘 の 雑 公 事 を 寄 進 ( 県 ) 厳 島 野 坂 安 徳 天 皇 即 位 玉 葉 5-26 以 仁 王, 平 重 衡 らに 追 撃 され, 宇 治 川 で 合 戦 玉 葉 6-2 平 清 盛 の 奏 請 で, 天 皇 と 後 白 河 高 倉 の 両 上 皇, 摂 津 国 福 原 へ 移 る 福 原 遷 都 ( 県 ) 玉 葉 8-17 源 頼 朝, 伊 豆 国 で 挙 兵 吾 妻 鏡 8-21 平 清 盛, 厳 島 神 社 参 詣 に 出 発 ( 県 ) 山 槐 記 8-27 厳 島 社 神 主 佐 伯 景 弘 三 田 粟 屋 両 郷 の 地 頭 職 に 補 任 される ( 県 ) 新 出 厳 島 源 義 仲, 信 濃 国 で 挙 兵 吾 妻 鏡 9-22 高 倉 上 皇, 厳 島 神 社 に 参 詣 ( 県 ) 本 朝 文 集,( 県 ) 平 家 物 語 9-28 厳 島 で 大 地 震 ( 県 ) 山 槐 記 9- 源 頼 綱, 押 領 と 称 して, 佐 伯 景 弘 に 三 田 粟 屋 両 郷 の 還 付 を 求 める ( 県 ) 厳 島 野 坂 清 盛, 厳 島 社 宇 佐 宮 参 詣 に 出 発 ( 県 ) 玉 葉 頼 朝 軍 と 維 盛 の 平 家 軍, 富 士 川 で 対 陣 この 夜, 維 盛 軍 潰 走 吾 妻 鏡 10- 厳 島 社 神 主 景 弘, 三 田 粟 屋 両 郷 の 郷 司 職 に 補 任 される ( 県 ) 新 出 厳 島 21,( 県 ) 野 坂 天 皇 と 両 上 皇, 福 原 より 京 都 へ 戻 る 玉 葉 平 重 衡, 南 都 を 攻 め, 東 大 寺 興 福 寺 を 焼 く 玉 葉 この 頃, 橘 忠 兼, 伊 呂 波 字 類 抄 を 撰 進 する 同 書 1181 養 和 1(7.14) 辛 丑 高 倉 上 皇 没 (21) 玉 葉 1-17 後 白 河 上 皇, 院 政 を 再 開 玉 葉 1-18 平 宗 盛 を 五 畿 内 および 伊 賀 伊 勢 近 江 丹 波 など 諸 国 の 惣 管 とする 玉 葉

2 閏 2-4 平 清 盛 没 (64) 玉 葉 閏 2-12 河 野 通 清, 伊 予 国 で 反 平 氏 の 旗 を 揚 げる 吾 妻 鏡 閏 2-14 院 宣 を 下 し, 平 重 衡 に 源 頼 朝 の 追 討 を 命 じる 玉 葉 6-15 諸 国 に 造 興 福 寺 役 を 課 す 安 芸 国 は 僧 房 のうち 11 間 を 分 担 ( 県 ) 玉 葉 9-6 熊 野 権 別 当 湛 増, 源 頼 朝 に 呼 応 して 蜂 起 玉 葉 9-6 源 義 仲, 越 前 国 水 津 で 平 通 盛 を 破 る 百 錬 抄 12-8 後 白 河 院 庁, 安 芸 国 三 入 荘 など 新 熊 野 社 領 28 か 所 の 国 役 を 免 除 ( 県 ) 新 熊 野 神 社 1 この 年, 諸 国 飢 饉 で, 餓 死 するものが 多 く 出 る 百 錬 抄 この 年, 鴨 長 明, 方 丈 記 を 著 わす 同 書 1182 寿 永 1(5.27) 壬 寅 3-17 院 宣 を 下 し, 諸 国 諸 荘 園 より 兵 粮 を 徴 発 吉 記 3- 佐 伯 景 弘, 嫡 子 景 信 に 高 田 郡 7 か 郷 を 譲 る ( 県 ) 新 出 厳 島 院 宣 を 下 し, 諸 国 の 追 討 使 を 停 止 吉 記 この 年, 諸 国 飢 饉 方 丈 記 1183 寿 永 2 癸 卯 後 白 河 上 皇, 藤 原 俊 成 に 千 載 和 歌 集 の 撰 進 を 命 じる 拾 芥 抄 3-20 佐 伯 景 弘, 厳 島 神 社 に, 松 喰 鶴 小 唐 櫃 朱 塗 飾 太 刀 箱 各 2 合 を 寄 進 同 銘 文 5-11 源 義 仲, 越 中 国 倶 利 伽 羅 谷 で 平 家 軍 を 大 破 玉 葉 5-19 僧 重 源, 宋 人 陳 和 卿 とともに 東 大 寺 大 仏 の 鋳 造 を 開 始 玉 葉 7-25 平 家 一 門, 安 徳 天 皇 を 奉 じ 西 海 に 走 る 玉 葉 7-28 後 白 河 上 皇, 義 仲 と 源 行 家 に 平 家 追 討 の 宣 旨 を 下 す 玉 葉 後 白 河 上 皇, 源 頼 朝 に, 東 海 東 山 両 道 の 国 衙 領 荘 園 の 本 所 還 付 を 命 じる 玉 葉 義 仲, 法 住 寺 殿 に 後 白 河 上 皇 を 襲 撃 玉 葉 この 冬, 源 頼 朝, 同 義 仲 を 討 つため, 数 万 の 軍 勢 を 率 い 弟 範 頼 義 経 を 発 向 させる 玉 葉 1184 元 暦 1(4.16) 甲 辰 1-8 源 義 仲 を 征 夷 大 将 軍 に 任 じる 玉 葉 1-20 義 仲, 源 範 頼 らの 軍 と 戦 い, 近 江 国 粟 津 で 討 死 (31) 玉 葉 1-26 源 頼 朝 に 平 家 討 追 の 宣 旨 を 下 す 玉 葉 2-7 源 範 頼 同 義 経, 摂 津 国 一 ノ 谷 で 平 家 軍 を 破 る 一 ノ 谷 合 戦 玉 葉 2-18 頼 朝, 梶 原 景 時 土 肥 実 平 を, 播 磨 美 作 備 前 備 中 備 後 の 5 か 国 の 守 護 とす る ( 県 ) 吾 妻 鏡 2-22 官 宣 旨 を 下 し, 諸 国 公 田 荘 園 の 兵 粮 米 徴 収 を 停 止 玉 葉 3-7 頼 朝, 平 家 没 官 領 500 余 所 を 与 えられる 愚 管 抄

3 3-28 平 維 盛, 紀 伊 国 熊 野 那 智 浦 の 海 に 入 水 保 暦 間 記 4-6 頼 朝 の 奏 上 により, 平 頼 盛 の 勅 勘 を 許 し, 安 芸 国 安 摩 荘 など 34 か 所 の 荘 園 を 還 付 ( 県 ) 吾 妻 鏡 4-24 頼 朝, 後 白 河 院 庁 下 文 により, 備 後 国 有 福 荘 など 42 か 所 の 賀 茂 別 雷 社 領 に 対 する 武 士 の 狼 藉 を 停 止 ( 県 ) 賀 茂 別 雷 神 社 1 6- 平 家 軍, 備 後 国 の 官 軍 を 襲 う ( 県 ) 玉 葉 7- この 頃, 平 家 軍, 安 芸 国 の 官 軍 を 6 度 破 る ( 県 ) 玉 葉 9-2 範 頼, 平 家 追 討 のため 京 都 を 発 向 し, 山 陽 道 を 西 下 する 百 錬 抄 範 頼, 安 芸 国 で 軍 忠 者 を 賞 し, 特 に 当 国 住 人 山 方 介 為 綱 の 勲 功 を 抽 賞 ( 県 ) 吾 妻 鏡 頼 朝, 初 めて 問 注 所 を 開 く 吾 妻 鏡 1185 文 治 1(8.14) 乙 巳 1-9 源 頼 朝, 備 後 国 御 調 別 宮 椙 原 別 宮, 安 芸 国 呉 保 松 崎 別 宮 など 石 清 水 八 幡 宮 領 に 対 する 武 士 の 狼 藉 を 停 止 ( 県 ) 田 中 源 義 経, 平 家 軍 を 讃 岐 国 屋 島 に 破 る 屋 島 合 戦 玉 葉 3-7 源 頼 朝, 東 大 寺 修 造 料 として, 米 1 万 石 沙 金 1000 両 などを 寄 進 吾 妻 鏡 3-24 安 徳 天 皇 没 (8) 玉 葉 3-24 義 経, 長 門 国 壇 ノ 浦 で 平 家 を 滅 ぼす 壇 ノ 浦 合 戦 吾 妻 鏡 4-27 源 頼 朝, 従 二 位 に 叙 せられ, 政 所 を 設 置 吾 妻 鏡 8-28 東 大 寺 大 仏 落 慶 供 養 玉 葉 義 経 源 行 家 に, 頼 朝 追 討 の 院 宣 を 下 す 玉 葉 頼 朝 に, 義 経 行 家 追 討 の 宣 旨 を 下 す 吾 妻 鏡 頼 朝 を 日 本 国 総 追 捕 使 総 地 頭 に 任 じ, 段 別 5 升 の 兵 粮 米 徴 収 を 認 める 守 護 地 頭 の 設 置 玉 葉 1186 文 治 2 丙 午 源 頼 朝, 妹 である 一 条 能 保 の 妻 に, 備 後 国 信 敷 荘 他 数 か 所 の 地 頭 職 を 与 える ( 県 ) 吾 妻 鏡 4-4 安 芸 守 藤 原 範 宗, 長 谷 部 信 連 に 安 芸 国 検 非 違 所 と 庄 公 を 与 える ( 県 ) 吾 妻 鏡 5-10 大 田 荘 の 大 小 国 役 を 免 除 ( 県 ) 宝 簡 集 他 後 白 河 上 皇, 僧 鑁 阿 の 奏 請 により, 高 野 山 大 塔 料 所 として 大 田 荘 を 寄 進 ( 県 ) 宝 簡 集 他 源 頼 朝, 没 官 領 を 除 く 畿 内 近 国 の 国 地 頭 を 停 止 し,また 備 後 安 芸 など 37 か 国 の 武 士 の 濫 行 を 停 止 する 院 宣 の 下 付 を 請 う ( 県 ) 吾 妻 鏡 7-24 頼 朝, 土 肥 実 平 の 大 田 荘 知 行 を 停 止 ( 県 ) 宝 簡 集 他 25

4 1187 文 治 3 丁 未 6-3 厳 島 社 神 主 佐 伯 景 弘 に 命 じ, 長 門 国 海 上 で 紛 失 した 宝 剣 を 捜 索 させる ( 県 ) 吾 妻 鏡 この 年, 僧 重 源, 周 防 国 佐 波 令 に 阿 弥 陀 寺 を 建 立 阿 弥 陀 寺 文 書 1188 文 治 4 戊 申 2-21 宣 旨 を 下 し, 藤 原 泰 衡 らに 源 義 経 の 捕 進 を 命 じる 玉 葉 この 年, 本 主 貞 宗, 小 槻 広 房 に 阿 土 熊 野 保 を 寄 進 ( 県 ) 壬 生 文 治 5 己 酉 4 閏 4-30 藤 原 泰 衡, 陸 奥 国 平 泉 の 衣 川 館 に 源 義 経 を 討 つ(31) 吾 妻 鏡 6- 安 芸 国 内 部 荘 預 所 源 某, 厳 島 社 神 楽 料 として, 佐 伯 清 元 領 の 田 畠 在 家 の 雑 免 を 免 除 し, 源 頼 朝 の 奥 州 追 討 の 無 為 を 祈 らせる また, 同 領 の 万 雑 公 事 を 免 じ, 清 元 に 厳 島 社 で の 祈 祷 を 命 じる ( 県 ) 新 出 厳 島 源 頼 朝, 泰 衡 追 討 のため, 鎌 倉 を 出 発 吾 妻 鏡 葉 山 介 宗 頼, 武 田 信 光 の 催 しで 奥 州 に 発 向 するが, 駿 河 国 より 帰 国 したため 所 領 を 没 収 される ( 県 ) 吾 妻 鏡 1190 建 久 1(4.11) 庚 戌 2-16 僧 西 行 没 (73) 拾 玉 集 4- 造 神 宮 所 使, 源 頼 朝 に 備 後 国 歌 島 地 頭 らの 大 神 宮 役 夫 工 米 未 済 を 訴 える ( 県 ) 吾 妻 鏡 6- 僧 鑁 阿, 手 印 を 添 えて, 大 田 荘 両 郷 作 田 の 公 事 勤 否 の 次 第 を 定 める ( 県 ) 宝 簡 集 他 この 頃, 備 後 国 在 庁 ら, 院 庁 に 土 肥 遠 平 の 非 法 を 訴 える ( 県 ) 吾 妻 鏡 東 大 寺 大 仏 殿 上 棟 玉 葉 11- 高 野 山 大 塔 供 僧 ら, 院 庁 に 大 田 荘 下 司 橘 兼 隆 大 田 光 家 の 押 妨 停 止 を 訴 える ( 県 ) 宝 簡 集 他 建 久 2 辛 亥 源 頼 朝, 政 所 吉 書 始 を 行 う 吾 妻 鏡 7- 僧 栄 西, 宋 より 帰 国 任 臨 済 宗 の 伝 来 ) 興 禅 護 国 論 1192 建 久 3 壬 子 1-15 僧 鑁 阿, 大 田 荘 の 下 司 公 文 百 姓 に, 年 貢 の 減 免 もしくは 加 給 をする ( 県 ) 宝 簡 集 他 後 白 河 上 皇 没 (66) 百 錬 抄 7-12 源 頼 朝 を 征 夷 大 将 軍 に 任 じる 公 卿 補 任

5 1193 建 久 4 癸 丑 5-28 曽 我 兄 弟, 富 士 野 の 行 営 に 工 藤 祐 経 を 討 つ 吾 妻 鏡 12- 僧 鑁 阿, 大 田 荘 桑 原 郷 地 頭 某 に, 同 荘 赤 屋 郷 内 常 々 荒 野 の 開 発 を 認 め, 地 頭 給 として 与 える ( 県 ) 宝 簡 集 他 34 この 年, 安 芸 国 世 能 荒 山 両 村 の 勅 事 院 事 以 下 を 免 除 し, 太 政 官 厨 家 納 物 円 宗 寺 最 勝 会 料 などを 進 済 させる ( 県 ) 壬 生 建 久 5 甲 寅 延 暦 寺 僧 徒 の 訴 えにより, 僧 栄 西 僧 能 忍 らの 禅 宗 布 教 を 禁 じる 百 錬 抄 7-7 僧 鑁 阿, 相 折 帳 を 定 め, 大 田 荘 を 高 野 山 の 寺 家 に 付 ける ( 県 ) 宝 簡 集 他 高 野 山 衆 徒, 根 本 大 塔 領 大 田 荘 に 加 納 を 裁 許 されたい 旨 を 奏 請 ( 県 ) 御 影 堂 文 庫 建 久 6 乙 卯 3-12 後 鳥 羽 天 皇 源 頼 朝 ら, 東 大 寺 大 仏 開 眼 供 養 に 臨 む 玉 葉 4-12 僧 鑁 阿, 高 野 山 検 校 らに 命 じ, 他 人 に 配 分 した 大 田 荘 の 郷 々の 大 小 雑 事 沙 汰 を 停 止 ( 県 ) 宝 簡 集 幕 府, 大 田 荘 惣 追 捕 使 が 荘 民 を 煩 すことを 停 止 し, 荘 官 橘 兼 隆 大 田 光 家 に 内 裏 大 番 を 命 じる ( 県 ) 宝 簡 集 僧 重 源, 醍 醐 寺 に 宋 本 一 切 経 を 施 入 する 醒 醐 寺 座 主 譲 補 次 第 大 田 荘 の 宇 佐 勅 使 駅 家 雑 事 を 免 除 ( 県 ) 宝 簡 集 他 建 久 7 丙 辰 5- 後 院 庁, 僧 鑁 阿 の 奏 請 により, 高 野 山 検 校 ら 4 人 に 大 田 荘 の 荘 務 を 分 轄 させる ( 県 ) 宝 簡 集 他 幕 府, 三 善 康 信 を 大 田 荘 地 頭 に 補 任 ( 県 ) 宝 簡 集 他 佐 伯 清 元, 内 部 荘 地 頭 を 兼 ねる 安 芸 守 護 宗 孝 親 に, 自 名 恒 安 の 作 田 畠 在 家 の 雑 公 事 免 除 を 請 う ( 県 ) 新 出 厳 島 建 久 8 丁 巳 6 この 年, 世 能 荒 山 荘 を 立 券 小 槻 隆 職 の 子 々 孫 々の 頒 知 を 安 堵 する ( 県 ) 壬 生 建 久 9 戊 午 1-17 後 鳥 羽 院 政 開 始 三 長 記 1- 田 所 兼 資, 安 芸 国 衙 に, 半 不 輸 の 地 として, 安 南 郡 府 中 温 科 村 などの 荒 野 開 発 の 許 可 を 請 う ( 県 ) 芸 藩 通 志 田 所 8 3- 僧 源 空 ( 法 然 ), 選 択 本 願 念 仏 集 を 著 わす 選 択 密 要 決

6 この 年, 僧 栄 西, 興 禅 護 国 論 を 著 わす 同 書 1199 正 治 1(4.27) 己 未 1-13 源 頼 朝 没 (53) 明 月 記 1-26 源 頼 家, 父 頼 朝 の 遺 跡 を 継 ぐ 吾 妻 鏡 8-8 僧 重 源, 東 大 寺 三 月 堂 を 修 造 同 棟 札 9-8 幕 府, 僧 鑁 阿 の 大 田 荘 地 頭 職 改 易 の 訴 えを 却 ける ( 県 ) 御 影 堂 文 庫 大 田 光 家, 僧 鑁 阿 に 名 田 名 主 職 の 給 与 を 請 う ( 県 ) 宝 簡 集 他 厳 島 神 社, 国 衙 に 当 年 分 の 御 供 田 を 申 請 ( 県 ) 新 出 厳 島 正 治 2 庚 申 2 閏 2-13 北 条 政 子, 鎌 倉 亀 谷 に 寿 福 寺 を 建 立 吾 妻 鏡 5-12 源 頼 家, 念 仏 宗 を 禁 じる 吾 妻 鏡 5- 熊 野 山 政 所, 院 宣 により, 先 達 神 人 の 大 田 荘 乱 入 を 停 止 ( 県 ) 宝 簡 集 飽 建 仁 1(2.13) 辛 酉 7-26 これより 先, 世 能 荘, 安 芸 国 司 が 新 儀 に 牓 示 を 抜 棄 てたと 訴 える 国 司 に 真 偽 を 尋 ねさせる ( 県 ) 三 長 記 10- 快 慶 作 木 造 阿 弥 陀 如 来 坐 像 ( 瀬 戸 田 耕 三 寺 蔵 ) 成 る 同 胎 内 墨 書 銘 11-2 木 造 薬 師 如 来 坐 像 ( 府 中 道 隆 寺 蔵 ) 成 る ( 県 ) 同 胎 内 墨 書 銘 1202 建 仁 2 壬 戌 源 頼 家 を 征 夷 大 将 軍 に 任 じる 公 卿 補 任 この 年, 僧 栄 西, 建 仁 寺 を 建 立 歴 代 編 年 集 成 1203 建 仁 3 癸 亥 9-2 源 頼 家, 比 企 能 員 と 北 条 氏 打 倒 を 計 る 北 条 時 政, 能 員 を 謀 殺 比 企 氏 の 乱 吾 妻 鏡 9-7 幕 府, 頼 家 の 死 を 奏 上 よって, 弟 千 幡 ( 後 実 朝 )を 征 夷 大 将 軍 に 任 じる 猪 隈 関 白 記 9-29 時 政 ら, 頼 家 を 伊 豆 国 修 善 寺 に 幽 閉 吾 妻 鏡 10-5 院 宣 を 下 し, 大 田 賀 集 両 荘 の 船 に 対 する 御 幸 渡 船 料 を 免 除 ( 県 ) 宝 簡 集 他 紀 伊 国 司 藤 原 基 保, 大 田 荘 安 摩 荘 可 部 荘 能 美 荘 など 高 野 山 領 荘 園 運 上 物 の 御 幸 渡 船 料 賦 課 を 停 止 ( 県 ) 宝 簡 集 他 幕 府, 小 代 行 平 を 安 芸 国 壬 生 荘 地 頭 に 補 任 ( 県 ) 小 代 1

7 1204 元 久 1(2.20) 甲 子 1-30 宗 孝 親, 政 所 助 清 に 松 崎 八 幡 宮 内 の 未 造 の 堂 宇 を 譲 り, 久 武 名 の 得 分 米 を 立 用 し 完 成 させる ( 県 ) 原 田 篤 郎 北 条 時 政, 備 後 国 御 調 本 北 条 を 国 衙 に 付 け, 地 頭 四 方 田 左 近 将 監 の 沙 汰 を 停 止 ( 県 ) 吾 鏡 5-8 幕 府, 山 野 河 海 の 国 司 地 頭 の 得 分 を 定 める 吾 妻 鏡 7-18 源 頼 家 没 (23) 吾 妻 鏡 7-26 源 実 朝, 壬 生 荘 地 頭 職 につき, 山 形 為 忠 と 小 代 行 平 の 相 論 を 裁 許 ( 県 ) 吾 妻 鏡 11-7 僧 源 空, 七 箇 条 制 誡 を 作 り, 門 弟 を 戒 める 二 尊 院 文 書 12- 安 芸 国 入 江 保 々 司 ら, 国 衙 の 検 注 使 入 勘 停 止 を 訴 える ( 県 ) 壬 生 元 久 2 乙 丑 藤 原 定 家 ら, 新 古 今 和 歌 集 を 撰 進 する 明 月 記 閏 7-12 幕 府, 高 野 山 の 大 田 荘 地 頭 職 改 易 の 訴 えを 却 ける ( 県 ) 宝 簡 集 他 56 閏 7-19 北 条 時 政, 女 婿 平 賀 朝 政 を 将 軍 に 立 てようとして 発 覚, 伊 豆 国 に 退 く 息 義 時, 代 って 執 権 となる 吾 妻 鏡 9- 興 福 寺 衆 徒, 念 仏 宗 の 禁 断 と 法 然 の 処 罰 を 請 う 興 福 寺 奏 状 1206 建 永 1(4.27) 丙 寅 5-4 安 芸 国 司, 不 動 倉 の 開 検 を 申 請 ( 県 ) 三 長 記 7- 高 野 山, 大 田 荘 の 預 所 職 補 任 と 使 者 の 下 向 について 置 文 を 定 める ( 県 ) 宝 簡 集 他 安 芸 国 司 ら, 不 堪 佃 田 を 申 請 ( 県 ) 三 長 記 9- 備 後 国 司, 不 動 倉 の 開 検 を 申 請 ( 県 ) 三 長 記 9- 大 田 荘 桑 原 方 伊 尾 公 文 清 原 高 正, 以 後 所 当 の 未 進 なきを 誓 う ( 県 ) 宝 簡 集 他 僧 明 恵, 高 山 寺 を 建 立 高 山 寺 文 書 1207 承 元 1(10.25) 丁 卯 2-18 専 修 念 仏 を 禁 断 して, 僧 源 空 僧 親 鸞 らを 配 流 明 月 記 4-5 幕 府, 小 早 川 景 平 らの 譲 りに 任 せ, 息 茂 平 を 安 芸 国 沼 田 荘 地 頭 職 に 補 任 小 早 川 伊 予 国 の 天 竺 冠 者 を 禁 獄 明 月 記 7-3 厳 島 神 社 炎 上 ( 県 ) 厳 島 野 坂 地 頭 三 善 康 信, 大 田 荘 を 2 分 し, 息 の 康 継 牛 熊 冠 者 に 大 田 方 世 良 方 を 譲 る ( 県 ) 宝 簡 集 他 安 芸 国 を 厳 島 社 の 造 営 料 に 付 ける ( 県 ) 厳 島 野 坂 後 鳥 羽 上 皇, 僧 鑁 阿 没 後 の 大 田 荘 知 行 を 高 野 山 寺 僧 の 沙 汰 とし, 私 の 相 伝 を 禁 じる

8 ( 県 ) 宝 簡 集 他 太 政 官, 官 使 を 遣 わし, 厳 島 社 の 宝 殿 以 下 舎 屋 の 功 程 を 勘 注 させる ( 県 ) 新 出 厳 島 承 元 2 戊 辰 4 6- 造 厳 島 社 行 事 所, 棟 上 用 途 を 注 進 ( 県 ) 新 出 厳 島 95 この 年, 運 慶 ら 作 木 造 持 国 天 立 像 ( 瀬 戸 田 耕 三 寺 蔵 ) 成 る 同 胎 内 墨 書 銘 1209 承 元 3 己 巳 3-1 高 野 山, 大 田 荘 地 頭 の 年 貢 対 捍 を 訴 え, 幕 府 で 対 審 ( 県 ) 吾 妻 鏡 8-13 藤 原 定 家, 源 実 朝 に 近 代 秀 歌 を 贈 る 吾 妻 鏡 1210 承 元 4 庚 午 5- 木 造 阿 弥 陀 如 来 坐 像 ( 世 羅 永 寿 寺 蔵 ) 成 る ( 県 ) 同 胎 内 墨 書 銘 1211 建 暦 1(39) 辛 未 1 閏 1- 僧 安 慶, 備 後 国 泉 荘 田 所 職 に 補 任 される 毛 利 僧 俊 芿, 宋 より 帰 国 し, 建 仁 寺 に 入 る 泉 涌 寺 不 可 棄 法 師 伝 この 年, 備 後 国 で 海 陸 の 賊 徒 蜂 起 広 沢 実 高,これを 鎮 圧 するため, 幕 府 使 節 として 下 向 ( 県 ) 吾 妻 鏡 1212 建 暦 2 壬 申 1-25 僧 源 空 没 (80) 法 然 上 人 行 状 絵 図 3- 鴨 長 明, 方 丈 記 を 著 わす 同 奥 書 6- 厳 島 社 神 官 ら, 地 頭 源 某 に 内 部 荘 内 半 不 輸 別 符 恒 安 名 の 安 堵 を 請 う ( 県 ) 新 出 厳 島 斎 院 庁, 院 宣 に 任 せ, 厳 島 神 社 に 安 摩 荘 私 得 分 の 半 分 35 石 を 寄 せる ( 県 ) 新 出 厳 島 佐 伯 考 支 同 大 子, 嫡 子 知 忠 に 長 田 郷 内 延 行 名 田 門 荘 内 末 次 名 の 田 畠 を 譲 る 毛 利 建 保 1(1.26) 癸 酉 幕 府, 小 早 川 景 平 らの 譲 りに 任 せ, 息 季 平 を 安 芸 国 沼 田 新 荘 地 頭 職 に 補 任 小 早 川 源 実 朝 の 金 槐 和 歌 集 成 る 同 奥 書 1215 建 保 3 乙 亥

9 12-19 厳 島 社 内 宮 の 造 営 成 り, 遷 宮 ( 県 ) 厳 島 野 坂 建 保 4 丙 子 幕 府, 佐 伯 為 弘 を 安 芸 国 妻 保 垣 高 田 原 両 別 符 及 び 長 田 郷 の 地 頭 職 に 補 任 閥 閲 録 三 善 康 信, 息 康 連 に 大 田 荘 桑 原 方 地 頭 職 を 譲 る ( 県 ) 宝 簡 集 他 建 保 5 丁 丑 6-8 地 頭 三 善 康 信, 大 田 荘 地 頭 方 の 雑 事 十 箇 条 を 定 める ( 県 ) 宝 簡 集 他 64,( 県 ) 御 影 堂 文 庫 幕 府, 院 宣 に 任 せ, 佐 東 郡 杣 山 の 榑 河 上 率 分 など 8 か 条 について 地 頭 方 の 新 儀 を 停 止 ( 県 ) 芸 藩 通 志 田 所 建 保 6 戊 寅 7-22 幕 府, 北 条 泰 時 を 侍 所 別 当 に 任 じる 吾 妻 鏡 1219 承 久 1(4.12) 己 卯 公 暁, 源 実 朝 (28)を 殺 す 吾 妻 鏡 2-2 諦 子 内 親 王 に 封 戸 75 戸 を 賜 い, 安 芸 国 では 25 戸 を 当 てる ( 県 ) 明 月 記 6-3 宣 旨 を 下 し, 九 条 道 家 の 息 頼 経 を 鎌 倉 に 下 向 させる 吾 妻 鏡 1220 承 久 2 庚 辰 この 年, 僧 慈 円, 愚 管 抄 を 著 わす 同 書 1221 承 久 3 辛 巳 後 鳥 羽 上 皇, 諸 国 に 北 条 義 時 追 討 の 宣 旨 院 宣 を 下 す 承 久 の 乱 承 久 記 6-15 幕 府 軍 入 京 後 烏 羽 上 皇, 義 時 追 討 の 宣 旨 を 撤 回 吾 妻 鏡 6-16 北 条 時 房 同 泰 時, 六 波 羅 の 館 に 駐 在 し, 事 を 行 う 六 波 羅 探 題 吾 妻 鏡 7-13 幕 府, 後 鳥 羽 上 皇 を 隠 岐 国 に 遷 す 吾 妻 鏡 7-26 幕 府, 山 内 宗 俊 の 軍 忠 により, 父 重 俊 の 備 後 国 地 荘 地 頭 職 を 安 堵 山 内 三 善 康 信 没 (82) 吾 妻 鏡 8-21 幕 府, 勲 功 の 賞 として, 平 賀 有 信 を 安 芸 国 安 芸 町 村 地 頭 職 に 補 任 小 早 川 証 文 幕 府, 勲 功 の 賞 として, 金 子 某 を 安 芸 国 温 科 村 地 頭 職 に 補 任 毛 利 幕 府, 熊 谷 直 時 を 安 芸 国 三 入 荘 地 頭 職 に 補 任 熊 谷 院 宣 を 下 し, 大 田 荘 での 僧 栄 仁 の 狼 藉 を 停 止 し, 旧 例 により 仏 事 を 勤 行 させる ( 県 ) 宝 簡 集 他 71

10 10-3 院 宣 を 下 し, 安 芸 国 を 東 大 寺 に 付 ける 承 久 三 年 四 年 日 次 記 10-8 世 能 荘 官 使 清 原 宣 景, 同 荘 地 頭 代 の 非 法 狼 藉 を 訴 える ( 県 ) 清 原 1 この 年, 藤 原 親 実, 厳 島 社 神 主 となる ( 県 ) 巻 子 本 厳 島 貞 応 1(4.13) 壬 午 4-19 幕 府, 厳 島 神 社 に 安 芸 国 千 与 末 名 地 頭 職 を 寄 進 ( 県 ) 吾 妻 鏡 備 後 国 因 島 中 荘 公 文 清 原 守 高, 給 田 8 段 を 宛 行 われる ( 県 ) 因 島 村 上 貞 応 2 癸 未 2-29 中 宮 大 夫 藤 原 公 宣, 安 芸 など 6 か 国 より 大 粮 米 397 石 余 を 受 取 る ( 県 ) 壬 生 安 芸 国 郡 宇 竹 原 生 口 島 荘 の 荘 官 ら, 承 久 の 乱 に 京 方 として 上 洛 したため, 所 職 を 没 収 される 小 早 川 証 文 安 芸 国 巡 察 使 平 盛 綱, 三 入 荘 地 頭 の 検 断 権 を 安 堵 熊 谷 佐 伯 為 弘, 息 為 貞 に 妻 保 垣 高 田 原 両 別 符 と 長 田 郷 の 地 頭 職 を 譲 る 閥 閲 録 官 宣 旨 を 下 し, 新 補 地 頭 の 得 分 を 定 める 新 編 追 加 6- 都 宇 竹 原 両 荘 の 地 頭 得 分 を 注 進 小 早 川 証 文 幕 府, 三 善 康 継 同 康 連 に, 大 田 荘 の 大 田 方 桑 原 方 地 頭 職 を 安 堵 ( 県 ) 宝 簡 集 他 備 後 国 司 ら, 不 勘 佃 田 を 申 請 ( 県 ) 壬 生 厳 島 神 社 炎 上 ( 県 ) 厳 島 野 坂 1862 この 年, 北 条 政 子, 高 野 山 に 金 剛 三 昧 院 を 建 立 高 野 山 文 書 1224 元 仁 1(11.20) 甲 申 北 条 政 子, 同 泰 時 時 房 を 将 軍 後 見 とする 吾 妻 鏡 8-5 専 修 念 仏 を 禁 止 歴 代 皇 紀 9-13 造 営 料 所 として, 厳 島 神 社 に 安 芸 国 を 付 ける ( 県 ) 厳 島 野 坂 1862 この 年, 親 鸞, 教 行 信 証 を 撰 する 同 書 1225 嘉 禄 1(4.20) 乙 酉 7-11 北 条 政 子 没 (69) 吾 妻 鏡 9-1 安 那 定 親, 春 日 版 大 般 若 経 ( 三 原 御 調 八 幡 宮 蔵 )を 摺 写 し, 娘 と 両 親 の 供 養 をする ( 県 ) 同 奥 書 幕 府, 評 定 衆 を 置 く 吾 妻 鏡 1226 嘉 禄 2 丙 戌 1-23 九 条 頼 経 を 征 夷 大 将 軍 に 任 じる 公 卿 補 任

11 5-2 佐 伯 孝 清, 安 芸 国 新 勅 旨 田 公 文 職 に 補 任 される ( 県 ) 東 寺 百 合 太 政 官 の 文 殿 火 災, 累 代 の 文 書 など 焼 失 する 百 錬 抄 11-3 備 後 国 に 造 酒 司 用 途 115 石 余 の 進 納 を 命 じる ( 県 ) 平 戸 記 1227 安 貞 1(12.10) 丁 亥 幕 府, 西 国 の 守 護 に 悪 党 の 鎮 圧 を 命 じる 吾 妻 鏡 この 年, 僧 道 元, 宋 より 帰 国 曹 洞 宗 の 伝 来 永 平 寺 文 書 1229 寛 喜 1(3.5) 己 丑 4-7 寛 徳 以 後 の 新 立 荘 園 加 納 田 畠 を 停 止 條 事 定 文 書 備 後 国 吉 備 津 宮 焼 亡 百 錬 抄 1230 寛 喜 2 庚 寅 厳 島 社 神 主 藤 原 親 実, 文 章 生 佐 伯 盛 頼 に 命 じ, 惣 公 文 とともに 全 社 領 の 検 注 をさせ る ( 県 ) 御 判 物 帖 長 沼 宗 政, 嫡 子 時 宗 に 備 後 国 平 野 保 以 下 の 所 領 を 譲 る ( 県 ) 皆 川 諸 国 の 新 立 荘 園 を 停 止 する ( 県 ) 百 錬 抄 この 年, 備 後 国 鞆 浦 地 頭 代, 藁 江 荘 の 神 人 2 人 を 殺 害 ( 県 ) 宮 寺 縁 事 抄 寛 喜 3 辛 卯 2-13 幕 府, 三 入 荘 への 守 護 使 入 部 を 停 止 熊 谷 幕 府, 三 入 荘 への 神 人 乱 入 を 停 止 熊 谷 11 この 春, 飢 饉 により, 京 中 の 道 路 には 餓 死 者 が 充 満 民 経 記 7- 諸 国 大 飢 饉, 非 常 に 多 くの 餓 死 者 が 出 る 寛 喜 の 大 飢 饉 明 月 記 10-9 備 後 国 宇 田 厨 の 駅 家 雑 事 を 免 除 民 経 記 厳 島 社 々 僧 ら, 関 白 藤 原 教 実 の 第 に 群 参 し, 奏 状 を 捧 げる 同 上 幕 府, 地 頭 代 野 村 真 家 に 世 能 荘 内 の 厳 島 社 領 市 吉 別 符 の 押 領 停 止 を 命 じる ( 県 ) 新 出 厳 島 貞 永 1(4.2) 壬 辰 厳 島 神 社, 今 年 より 始 行 の 将 軍 家 祈 祷 御 戸 開 節 会 の 式 目 を 注 進 ( 県 ) 新 出 厳 島 幕 府, 御 成 敗 式 目 ( 貞 永 式 目 )51 か 条 を 制 定 し,この 日 施 行 する 吾 妻 鏡 閏 9-1 幕 府, 西 国 の 堺 相 論 につき, 国 領 荘 園 は 国 司 領 家 らの 沙 汰 とする 吾 妻 鏡 1233 天 福 1(4.15) 癸 巳 5-28 親 元 法 師, 三 入 荘 の 所 務 相 論 につき, 公 文 職 惣 遣 捕 使 職 犯 科 人 などのことは 地

12 頭 の 進 止 と 証 言 熊 谷 高 野 山, 幕 府 に 大 田 荘 本 郷 山 中 郷 地 頭 らの 新 儀 非 法 を 訴 える ( 県 ) 御 影 堂 文 庫 院 宣 を 下 し, 備 後 国 小 童 保 以 下 領 4 ヶ 保 の 大 嘗 会 役 を 免 除 ( 県 ) 建 内 2 この 年, 源 行 光 15 回 忌 の 追 善 のため, 木 造 阿 弥 陀 如 来 立 像 ( 瀬 戸 田 耕 三 寺 蔵 ) 造 立 される 同 胎 内 願 文 1234 文 暦 1(11.5) 甲 午 1- 大 田 荘 山 中 郷 地 頭 三 善 康 連, 高 野 山 に 毎 年 の 預 所 代 改 易 の 停 止 を 訴 える ( 県 ) 金 剛 峯 寺 六 波 羅, 大 田 荘 地 頭 に 年 貢 運 送 の 乱 妨 停 止 を 命 じる ( 県 ) 宝 簡 集 他 宣 旨 を 下 し, 専 修 念 仏 を 禁 止 高 祖 遺 文 録 1235 嘉 禎 1(9.19) 乙 未 感 神 院 政 所, 法 橋 円 栄 を 小 童 保 の 保 司 職 に 補 任 し, 子 々 孫 々の 相 伝 領 掌 を 安 堵 ( 県 ) 建 内 厳 島 社 造 営 遅 滞 のため, 安 芸 国 を 社 家 に 付 け, 内 外 宮 の 竣 工 を 急 がせる ( 県 ) 新 出 厳 島 幕 府, 藤 原 親 実 を 安 芸 守 護 職 に 補 任 する ( 県 ) 新 出 厳 島 幕 府, 安 芸 守 護 親 実 に 安 南 郡 原 郷 地 頭 職 以 下 の 守 護 領 を 安 堵 ( 県 ) 新 出 厳 島 幕 府, 熊 谷 直 時 と 弟 祐 直 の 相 論 を 裁 許 し, 祐 直 に 三 入 荘 の 三 分 の 一 地 頭 職 を 安 堵 熊 谷 幕 府, 大 田 荘 の 所 務 につき, 高 野 山 地 頭 双 方 に 三 善 康 信 雑 事 置 文 10 簡 条 の 遵 守 を 命 じる ( 県 ) 宝 簡 集 他 安 芸 守 護 親 実, 三 入 荘 地 頭 得 分 田 畠 以 下 を, 熊 谷 直 時 と 弟 祐 直 に 三 分 の 二 と 三 分 の 一 ずつ 配 分 熊 谷 厳 島 社 内 宮 木 作 始 ( 県 ) 厳 島 野 坂 厳 島 社 外 宮 木 作 始 同 上 この 年, 小 早 川 茂 平, 沼 田 荘 内 に 不 断 念 仏 堂 を 建 立 小 早 川 証 文 嘉 禎 2 丙 申 8-17 安 那 定 親 の 発 願 により, 阿 弥 陀 経 版 木 ( 三 原 御 調 八 幡 宮 蔵 ) 成 る ( 県 ) 同 刊 記 9-4 幕 府, 本 郷 の 所 務 につき, 預 所 僧 盛 尊 と 地 頭 山 内 重 俊 の 和 与 を 安 堵 山 内 幕 府, 興 福 寺 衆 徒 の 荘 園 を 没 収 大 和 国 に 守 護 地 頭 を 置 き, 奈 良 の 出 入 を 禁 止 吾 妻 鏡 厳 島 社 外 宮 の 造 営 成 り, 遷 宮 ( 県 ) 厳 島 野 坂 幕 府, 興 福 寺 衆 徒 の 鎮 静 により, 大 和 国 の 守 護 地 頭 を 廃 止 吾 妻 鏡

13 11-22 安 那 氏 の 発 願 により, 法 華 経 普 門 品 版 木 ( 三 原 御 調 八 幡 宮 蔵 ) 成 る ( 県 ) 同 奥 書 1237 嘉 禎 3 丁 酉 3-20 厳 島 社 内 宮 の 荘 厳 調 度 用 途 金 銅 金 物 などの 注 文 を 注 進 ( 県 ) 野 坂 沙 弥 得 阿 弥 陀 仏, 新 勅 旨 田 の 預 所 職 に 補 任 される ( 県 ) 東 寺 百 合 3 3- 厳 島 社 神 人, 安 摩 荘 内 で 新 儀 に 同 社 造 営 の 材 木 引 夫 役 を 徴 発 する ( 県 ) 新 出 厳 島 安 摩 荘 の 厳 島 社 材 木 引 夫 役 を 免 除 ( 県 ) 御 判 物 帖 安 那 定 親 の 発 願 により, 金 剛 寿 命 陀 羅 尼 経 版 木 ( 三 原 御 調 八 幡 宮 蔵 ) 成 る ( 県 ) 同 刊 記 7-7 幕 府, 大 田 荘 預 所 と 地 頭 の 相 論 を 裁 許 所 務 は 三 善 康 信 の 時 の 例 置 文 を, 田 畠 在 家 は 新 検 注 目 録 を 遵 守 させる ( 県 ) 興 山 寺 安 芸 国 多 治 比 保 の 造 厳 島 社 役 人 夫 を 免 除 ( 県 ) 御 判 物 帖 平 賀 念 仏, 深 沢 有 経 に 安 芸 町 村 地 頭 職 以 下 を 譲 る 小 早 川 証 文 暦 仁 1(11.23) 戊 戌 厳 島 神 社, 廻 廊 の 造 未 造 を 注 進 ( 県 ) 新 出 厳 島 幕 府, 京 都 に 箐 屋 を 置 き, 群 盗 を 防 止 百 錬 抄 9-26 平 秀 家, 安 芸 国 能 美 荘 別 府 方 公 文 職 に 還 補 される 閥 閲 録 厳 島 社 神 官 ら, 幕 府 に 半 不 輸 の 世 能 荘 内 市 吉 別 符 の 還 付 を 請 う ( 県 ) 新 出 厳 島 これより 先, 沼 田 荘 地 頭 小 早 川 茂 平, 領 家 西 園 寺 公 経 に, 不 断 念 仏 堂 の 仏 餉 灯 油 修 理 料 所 として, 塩 入 荒 野 の 開 発 を 申 請 公 経,これを 承 認 小 早 川 証 文 幕 府, 六 斎 日 の 殺 生 を 禁 じる 吾 妻 鏡 1239 延 応 1(2.7) 己 亥 1- 厳 島 神 社, 竣 工 した 内 外 宮 の 殿 舎 を 注 進 する ( 県 ) 安 芸 国 徴 古 雑 抄 藤 原 頼 経, 厳 島 神 社 に 釼 1 腰 を 奉 納 する ( 県 ) 御 判 物 帖 後 鳥 羽 上 皇, 隠 岐 国 で 没 する(60) 百 錬 抄 7-1 幕 府, 佐 伯 為 貞 に 妻 保 垣 高 田 原 両 別 符 と 長 田 郷 の 地 頭 職 を 安 堵 閥 閲 録 幕 府, 藤 原 遠 忠 を 備 後 国 高 洲 社 地 頭 職 に 補 任 ( 県 ) 譜 録 高 洲 長 左 衛 門 官 符 を 下 し, 尊 性 法 親 王 の 附 嘱 に 任 せ, 尊 守 法 親 王 に 備 後 国 有 福 垣 田 両 荘 など 荘 園 19 か 所 を 安 堵 ( 県 ) 門 葉 記 1240 仁 治 1(7.16) 庚 子 厳 島 神 社, 内 外 宮 の 造 畢 未 造 の 殿 舎 を 注 進 する ( 県 ) 厳 島 野 坂 1861 閏 10-7 任 官 の 功 3 万 疋 を 募 り, 厳 島 社 遷 宮 神 宝 用 途 に 宛 てさせる ( 県 ) 新 出 厳 島 106 閏 幕 府, 安 芸 国 都 宇 竹 原 両 荘 の 領 家 地 頭 の 相 論 を 裁 許 し, 検 注 による 得 分 の 確

14 定, 公 文 職 惣 追 捕 使 職 の 地 頭 進 止, 汕 河 得 分 の 折 半 以 下 を 下 知 する 小 早 川 証 文 藤 原 頼 経, 厳 島 神 社 に 釼 1 腰 を 奉 納 する ( 県 ) 御 判 物 帖 仁 治 2 辛 丑 6-17 太 政 官, 厳 島 神 社 の 遷 宮 日 時 を 定 める ( 県 ) 新 出 厳 島 厳 島 社 内 宮 遷 宮 ( 県 ) 新 出 厳 島 この 後, 厳 島 神 社, 安 芸 国 務 を 上 表 する ( 県 ) 新 出 厳 島 107 この 年, 安 芸 田 沼 田 新 荘 の 正 検 注 を 行 う 小 早 川 証 文 仁 治 3 壬 寅 1-26 厳 島 社 政 所, 百 姓 守 末 の 自 由 張 行 を 停 止 し, 大 墓 名 主 佐 伯 景 貞 に 従 わせる ( 県 ) 野 坂 藤 原 頼 経, 厳 島 神 社 に 釼 1 腰 を 奉 納 する ( 県 ) 御 判 物 鮎 安 摩 荘 内 江 田 島 の 荘 官 百 姓 ら, 厳 島 社 神 主 に, 小 公 文 紀 為 宗 殺 害 の 宮 内 荘 住 人 2 人 の 引 渡 しを 求 める ( 県 ) 巻 子 本 厳 島 宣 陽 門 院 庁, 東 寺 に 安 芸 国 新 勅 旨 田 を 寄 進 ( 県 ) 東 寺 百 合 山 内 重 俊 没 (86) 山 内 首 藤 氏 系 図 6-15 北 条 泰 時 没 (60) 平 戸 記 官 符 宣 を 下 し, 執 行 感 円 が 門 弟 に 小 童 保 々 司 職 を 相 伝 させることを 安 堵 ( 県 ) 社 家 条 々 記 録 1243 寛 元 1(2.26) 癸 卯 藤 原 頼 経, 厳 島 神 社 に 釼 1 腰 を 奉 納 する ( 県 ) 御 判 物 帖 沼 田 荘 惣 地 頭 小 早 川 茂 平 ら, 仁 治 2 年 の 沼 田 新 荘 正 検 注 目 録 を 注 進 小 早 川 証 文 安 芸 国 司 藤 原 為 範, 厳 島 社 半 不 輸 地 井 原 村 を 一 円 社 領 として, 未 造 舎 屋 などの 造 営 に 宛 てさせる ( 県 ) 新 出 厳 島 凡 氏 女, 周 防 制 多 迦 丸 に, 安 芸 国 平 田 宮 荘 と 同 福 光 名 を 譲 る 吉 川 1137 この 年, 修 造 料 所 として, 東 寺 に 安 芸 国 を 付 ける ( 県 ) 東 宝 記 1244 寛 元 2 甲 辰 7-14 小 早 川 景 平 没 沼 田 小 早 川 家 系 図 8-2 六 波 羅, 高 野 山 の 訴 えにより, 大 田 荘 地 頭 代 康 経 の 違 乱 を 停 止 ( 県 ) 宝 簡 集 他 寛 元 3 乙 巳 1-9 幕 府, 六 波 羅 に 西 国 の 諸 社 神 人 の 狼 藉 を 停 止 させる 吾 妻 鏡 2-29 藤 原 頼 経, 厳 島 神 社 に 釼 1 腰 を 奉 納 する ( 県 ) 御 判 物 帖 33

15 3-28 幕 府, 安 芸 国 佐 東 郡 八 木 村 地 頭 と 同 村 住 人 天 台 末 五 箇 寺 前 預 所 らとの 相 論 を 裁 許 し, 地 頭 方 に 狼 藉 を 働 いた 住 人 僧 侶 の 関 東 召 下 しと 処 罰 を 命 じる ( 県 ) 香 川 六 波 羅, 大 神 宝 使 下 向 につき, 安 芸 守 護 代 に 違 乱 のなきよう 命 じる ( 県 ) 新 出 厳 島 蔵 人 所, 厳 島 神 社 に 神 宝 一 備 を 送 る ( 県 ) 新 出 厳 島 後 嵯 峨 天 皇, 厳 島 補 社 に 祈 念 祝 詞 を 奉 納 ( 県 ) 安 芸 国 徴 古 雑 抄 幕 府, 小 早 川 茂 平 に 都 宇 竹 原 両 荘 の 地 頭 職 を 安 堵 小 早 川 証 文 木 造 仁 王 立 像 ( 福 山 福 盛 寺 蔵 ) 成 る ( 県 ) 胎 内 墨 書 銘 1246 寛 元 4 丙 午 藤 源 頼 嗣, 厳 島 神 社 に 釼 1 腰 を 奉 納 する ( 県 ) 新 出 厳 島 安 芸 国 司 某, 左 近 将 監 遠 兼 に, 府 中 戸 坂 の 久 武 名 9 段 と 戸 坂 門 田 内 今 富 名 9 段 を 交 換 させる ( 県 ) 厳 島 野 坂 初 めて 院 評 定 を 行 う 葉 黄 記 11-3 幕 府, 小 早 川 季 氏 に 沼 田 新 荘 内 の 椋 梨 大 草 和 木 福 田 高 崎 郷 地 頭 職 を 安 堵 小 早 川 宝 治 1(2.28) 丁 未 6-5 北 条 時 頼, 三 浦 泰 村 を 討 つ 宝 治 合 戦 吾 妻 鏡 7- 造 外 宮 主 典 頼 高, 大 田 荘 以 下 備 後 紀 伊 両 国 の 高 野 山 領 荘 園 の 役 夫 工 米 対 捍 を 訴 える ( 県 ) 宝 簡 集 他 北 条 時 頼, 僧 道 元 を 鎌 倉 に 招 く 永 平 広 録 この 年, 備 後 伊 賀 両 国 を 園 社 修 理 料 所 に 寄 せる ( 県 ) 社 家 条 々 記 録 1248 宝 治 2 戊 申 沼 田 荘 々 官 ら, 梨 子 羽 郷 内 乃 力 名 の 万 雑 公 事 を 停 止 し, 蟇 沼 寺 の 修 理 料 に 宛 てさせ る ( 県 ) 楽 音 寺 1 5- 厳 島 神 社, 社 頭 番 の 御 子 条 々を 制 定 する ( 県 ) 厳 島 野 坂 西 林 預 所 の 代 官, 不 法 により, 領 家 蓮 華 王 院 に 召 籠 められる ( 県 ) 黄 葉 記 武 田 信 光 没 (87) ( 県 ) 甲 斐 信 濃 源 氏 綱 要 閏 幕 府, 地 頭 と 百 姓 の 訴 訟 の 書 式 を 定 める 吾 妻 鏡 1249 建 長 1(3.18) 己 酉 東 寺 長 者, 六 波 羅 に 高 野 山 の 大 田 荘 地 頭 代 非 法 の 訴 えを 吹 挙 ( 県 ) 宝 簡 集 他 建 長 2 庚 戌

16 4-2 佐 伯 為 貞, 息 為 久 に 妻 保 垣 高 田 原 両 別 符 と 長 田 郷 の 地 頭 職 を 譲 る 閥 閲 録 幕 府, 地 頭 地 主 の 挙 状 のない 庶 民 の 直 訴 を 禁 じる 吾 妻 鏡 1251 建 長 3 辛 亥 厳 島 社 楽 頭 佐 伯 道 清, 神 主 に 座 帯 楽 所 奉 行 のことを 訴 える ( 県 ) 厳 島 野 坂 蔵 人 所, 厳 島 神 社 に 神 宝 一 備 を 送 る ( 県 ) 安 芸 国 徴 古 雑 抄 建 長 4 壬 子 2-14 東 寺 講 堂 で 長 日 行 法 を 始 行 し, 新 勅 旨 田 伊 与 国 弓 削 島 などを 料 所 に 宛 てる ( 県 ) 東 宝 記 2-20 幕 府, 宗 尊 親 王 の 迎 立 を 奏 請 する 吾 妻 鏡 11- 沼 田 荘 惣 地 頭 小 早 川 茂 平 ら, 同 本 荘 方 の 正 検 注 目 録 を 注 進 小 早 川 証 文 10 この 年, 十 訓 抄 成 る 同 書 1253 建 長 5 癸 丑 4-20~22 将 軍 執 権 ら, 厳 島 神 社 へ 巻 数 返 事 を 送 る ( 県 ) 御 判 物 帖 僧 日 蓮, 安 房 国 清 澄 寺 で 立 教 開 宗 日 蓮 上 人 註 画 讃 5- 小 早 川 茂 平 長 井 泰 重 ら, 新 日 吉 社 の 小 五 月 会 に 流 鏑 馬 を 奉 納 ( 県 ) 新 出 厳 島 幕 府, 諸 国 郡 郷 荘 園 の 地 頭 代 が 沙 汰 すべき 検 断 法 規 を 定 める 式 目 追 加 条 々 1256 康 元 1(10.5) 丙 辰 7-3 幕 府, 天 野 景 経 に 安 芸 国 志 芳 荘 西 村 地 頭 職 以 下 を 安 堵 ( 県 ) 尊 経 閣 文 庫 1 この 年, 小 早 川 茂 平, 同 国 平 が 切 出 し, 沼 田 川 を 下 した 比 曽 3000 支 を 押 領 小 早 川 正 嘉 1(3.14) 丁 巳 安 芸 国 を 太 政 官 庁 造 営 料 国 に 付 ける ( 県 ) 建 内 記 5-11 小 早 川 茂 平 長 井 泰 重 ら, 新 日 吉 社 の 小 五 月 会 に 流 鏑 馬 を 奉 納 ( 県 ) 経 俊 卿 記 7-6 幕 府, 小 早 川 国 平 の 譲 りに 任 せ, 息 僧 良 円 に 沼 田 新 荘 内 の 名 田 を 安 堵 小 早 川 正 嘉 2 戊 午 7-19 小 早 川 茂 平, 息 政 景 に 都 宇 竹 原 両 荘 の 地 頭 公 文 職 以 下 を 譲 る 小 早 川 幕 府, 山 内 時 業 に 原 下 村 地 頭 職 以 下 を 安 堵 山 内 正 元 1(3.26) 己 未 幕 府, 諸 国 飢 饉 のため, 浪 人 が 山 野 河 海 で 食 糧 を 求 めることを 認 める 新 式 目 6-18 幕 府, 重 事 を 除 き, 六 波 羅 探 題 に 西 国 の 雑 訴 を 裁 許 させる 新 編 追 加

17 11-20 尼 平 氏, 嫡 子 佐 伯 孝 清 に 新 勅 旨 田 公 文 職 以 下 を 譲 る ( 県 ) 白 河 本 東 寺 百 合 文 応 1(4.13) 庚 申 7-15 小 早 川 季 康, 長 春 女 腹 の 子 に 沼 田 新 荘 内 吉 名 浦 草 井 黒 谷 の 地 頭 職 を 譲 る 小 早 川 証 文 僧 日 蓮, 北 条 時 頼 に 立 正 安 国 論 を 献 じる 同 書 1261 弘 長 1(2.20) 辛 酉 4-13 藤 原 二 子, 月 水 が 長 引 くため, 厳 島 神 社 に 加 護 を 析 る ( 県 ) 厳 島 野 坂 幕 府, 僧 日 蓮 を 伊 豆 国 伊 東 に 配 流 日 蓮 上 人 註 画 讃 6-4 安 芸 国, 春 日 社 造 替 料 国 につき, 同 若 宮 社 正 遷 宮 雑 事 を 送 る ( 県 ) 祐 植 記 抄,( 県 ) 千 烏 弘 長 2 壬 戌 西 大 寺 叡 尊, 幕 府 の 要 請 で 関 東 に 下 向 関 東 往 還 記 僧 親 鸞 没 (90) 親 鸞 伝 絵 この 年, 幕 府, 年 紀 法 負 物 利 子 法 などを 定 める 新 編 追 加 1263 弘 長 3 癸 亥 5- 幕 府, 僧 日 蓮 の 罪 を 許 す 日 蓮 上 人 註 画 讃 7-20 幕 府, 熊 谷 祐 直 と 兄 直 時 の 相 論 を 裁 許 し, 祐 直 に 三 入 荘 の 佐 東 倉 敷 三 分 の 一 を 安 堵 熊 谷 幕 府, 将 軍 上 洛 のため, 香 川 氏 に 進 物 所 臨 時 用 途 2 貫 文 の 用 意 を 命 じる ( 県 ) 香 川 3 8- 諸 国 に 台 風 の 被 害 あり 吾 妻 鏡 北 条 時 頼 没 (37) 吾 妻 鏡 この 年, 新 勅 旨 田 で 内 検 が 行 われる ( 県 ) 東 寺 百 合 文 永 1(2.28) 甲 子 3-12 幕 府, 小 早 川 政 景 に 都 宇 竹 原 両 荘 の 地 頭 職 以 下 を 安 堵 小 早 川 幕 府, 政 景 に 在 京 役 の 勤 仕 を 命 じる 小 早 川 証 文 幕 府, 備 前 備 後 両 国 御 家 人 に 田 麦 所 当 の 徴 収 を 禁 じる ( 県 ) 新 編 追 加 5-2 延 暦 寺 衆 徒, 園 城 寺 の 戒 壇 建 立 を 怒 り, 堂 宇 を 焼 く 外 記 日 記 5-27 幕 府, 熊 谷 直 時 と 弟 祐 直 の 相 論 を 裁 許 し, 三 入 荘 以 下 の 所 領 を 三 分 して, 祐 直 にそ の 一 を 選 ばせる 熊 谷 この 頃, 西 国 では 二 毛 作 が 普 及

18 1265 文 永 2 乙 丑 山 内 宗 光, 嫡 子 経 清 に 地 荘 河 北 郷 本 門 田 3 町 余 以 下 の 地 頭 職 を 譲 る 山 内 周 防 国 清 綱 作 の 太 刀 ( 宮 島 厳 島 神 社 蔵 ) 成 る 同 陰 刻 銘 6-21 楽 音 寺 院 主 頼 春, 僧 定 一 に 西 方 承 仕 職 三 分 の 二 を 譲 る ( 県 ) 芸 藩 通 志 楽 音 寺 諸 国 々 司 の 一 任 検 注 を 改 め, 二 任 1 回 とする 外 記 日 記 1266 文 永 3 丙 寅 4-9 幕 府, 小 早 川 茂 平 と 同 定 平 の 相 論 を 裁 許 公 文 職 を 除 き, 茂 平 の 沼 田 新 荘 介 入 を 停 止 する 小 早 川 文 永 4 丁 卯 5-29 源 頼 智, 娘 千 与 楠 に 内 部 荘 福 原 分 国 弘 名 を 譲 る 毛 利 幕 府, 藤 原 重 遠 に 高 洲 社 半 分 地 頭 職 を 安 堵 ( 県 ) 譜 録 高 井 小 左 衛 門 4 8- 僧 忍 性, 鎌 倉 極 楽 寺 住 持 となる 忍 性 菩 薩 行 状 略 頌 幕 府, 山 内 俊 家 と 弟 時 通 らとの 相 論 を 裁 許 し, 時 通 らに 内 4 か 所 を 安 堵 山 内 文 永 5 戊 辰 1 1- 蒙 古 使 黒 的, 大 宰 府 に 至 り, 国 書 方 物 を 献 じて 通 好 を 求 める 鎌 倉 年 代 記 2-19 朝 議 で 蒙 古 返 牒 を 不 可 とする このため, 幕 府, 黒 的 らを 帰 国 させる 深 心 院 関 白 記 2-27 幕 府, 蒙 古 襲 来 に 備 え, 讃 岐 国 などの 御 家 人 に 防 備 を 命 じる 新 式 目 3-23 東 寺 で 仁 王 経 法 を 修 し, 異 国 降 伏 を 祈 る 東 宝 記 7-7 僧 性 恵 房, 厳 島 神 社 経 蔵 に, 一 切 経 のうち 不 足 している 40 巻 を 施 入 ( 県 ) 厳 島 野 坂 延 暦 寺 で 異 国 降 伏 の 祈 祷 をする 天 台 座 主 記 7-18 幕 府, 吉 川 経 高 に 安 芸 国 大 朝 本 荘 枝 村 内 門 田 を 安 堵 する 吉 川 大 朝 荘 を 延 暦 寺 西 塔 興 隆 の 料 所 に 付 ける ( 県 ) 天 台 座 主 記 1269 文 永 6 己 巳 4-2 僧 仙 覚, 万 葉 集 抄 を 撰 する 同 書 4- 新 勅 旨 田 雑 掌 平 光 景, 守 護 代 武 藤 時 定 らによる 寺 領 の 押 領 を 訴 える ( 県 ) 東 寺 百 合 9, ( 県 ) 白 河 本 東 寺 百 合 文 永 7 庚 午 9

19 6-13 幕 府, 山 内 時 業 の 譲 りに 任 せ, 娘 亀 鶴 女 に 原 下 村 以 下 の 地 頭 職 を 安 堵 山 内 毛 利 経 光, 息 時 親 に 吉 田 荘 以 下 の 地 頭 職 を 譲 る 毛 利 大 田 荘 桑 原 方 の 預 所 地 頭, 所 務 につき 和 与 し, 旧 例 遵 守 と 新 田 畠 検 注 などを 決 め る ( 県 ) 宝 簡 集 他 文 永 8 辛 未 2- 安 芸 国 入 江 保 田 所 久 弘, 参 洛 し, 頼 重 の 押 妨 で 田 畠 8 町 余 が 減 失 したと 注 進 ( 県 ) 壬 生 九 重 石 塔 ( 福 山 鞆 弁 天 島 ) 成 る ( 県 ) 同 陰 刻 銘 7- この 頃, 新 勅 旨 田 雑 掌 平 保 綱, 重 ねて 守 護 代 武 藤 時 定 の 押 領 を 訴 える ( 県 ) 東 寺 百 合 元 使 趙 良 弼 ら, 筑 前 国 今 津 に 着 き, 入 京 を 計 るが 却 けられる 五 大 帝 王 物 語 1272 文 永 9 壬 申 8-3 市 夜 叉 丸,32 石 で 新 勅 旨 田 を 請 負 う ( 県 ) 東 寺 百 合 幕 府, 安 芸 守 護 武 田 信 時 をはじめ 諸 国 に 田 文 の 調 進 を 命 じる 閥 閲 録 尼 覚 信 本 願 寺 を 創 建 し, 父 親 鸞 の 御 影 を 安 置 大 谷 本 願 寺 通 紀 1273 文 永 10 癸 酉 これより 先, 開 田 荘 雑 掌, 阿 土 熊 野 荘 住 人 の 狼 藉 を 訴 える 勘 解 由 次 官 某, 小 槻 有 家 に 尋 沙 汰 を 命 じる ( 県 ) 壬 生 長 井 泰 茂, 備 後 国 長 和 荘 の 下 地 中 分 に 同 意 ( 県 ) 田 総 幕 府, 世 能 荒 山 荘 雑 掌 の 地 頭 代 非 法 の 訴 えにつき, 六 波 羅 に 裁 許 を 命 じる ( 県 ) 壬 生 周 防 制 多 迦 丸, 息 親 基 に 安 芸 国 寺 原 荘 内 平 田 宮 荘 以 下 を 譲 る 吉 川 文 永 11 甲 戌 1-8 安 芸 守 護 武 田 信 時, 田 文 作 成 のため, 佐 伯 為 久 に 長 田 郷 の 田 畠 員 数 領 主 交 名 など を 注 進 させる 閥 閲 録 僧 寛 鑁, 阿 弥 陀 経 6 巻 ( 福 山 鞆 安 国 寺 蔵 )を 供 養 する ( 県 ) 同 奥 書 2-9 僧 寛 覚 らの 勧 進 により, 木 造 善 光 寺 如 来 像 ( 福 山 鞆 安 国 寺 蔵 )の 造 立 を 始 める 胎 内 墨 書 銘 3-6 僧 寛 鑁, 父 の 報 恩 のため, 血 経 1 巻 を 含 む 阿 弥 陀 経 6 巻 を 木 造 善 光 寺 如 来 像 ( 福 山 鞆 安 国 寺 蔵 ) 胎 内 に 奉 納 ( 県 ) 同 袖 書 4- 沙 弥 阿 仏, 入 江 保 の 未 進 を 勘 進 し, 田 畠 4 町 余 の 減 失 を 否 定 する ( 県 ) 壬 生 17

20 5-12 僧 日 蓮, 身 延 山 久 遠 寺 を 創 建 日 蓮 上 人 註 画 讃 この 夏, 僧 一 遍, 時 宗 を 開 く 一 遍 上 人 絵 伝 10-5 元 高 麗 軍, 対 馬 に 来 襲 八 幡 愚 童 訓 少 弐 菊 池 両 氏, 上 陸 した 元 軍 と 戦 い, 水 城 城 に 退 く ついで, 大 風 により 元 の 軍 船 200 余 艘 漂 没 文 永 の 役 八 幡 愚 童 訓 11-1 幕 府, 蒙 古 襲 来 の 報 により, 信 時 に 安 芸 国 下 向 と 防 戦 を 命 じる ( 県 ) 東 寺 百 合 幕 府, 異 国 降 伏 のため, 厳 島 神 社 に 釼 1 腰 を 奉 納 ( 県 ) 新 出 厳 島 筥 崎 宮 造 営 料 所 として, 安 芸 筑 前 両 国 を 付 ける 宮 寺 縁 事 抄 この 年, 絹 本 仏 涅 槃 図 ( 尾 道 浄 土 寺 蔵 ) 成 る ( 県 ) 同 軸 木 墨 書 銘 1275 建 治 1(4.25) 乙 亥 2- 幕 府, 異 国 警 固 番 役 を 定 める 比 志 島 文 書 5-12 幕 府, 長 門 国 警 固 に 周 防 安 芸 を 寄 せ, 安 芸 守 護 武 田 信 時 に 命 じ, 蒙 古 襲 来 の 時 は 3 国 で 相 共 に 防 戦 させる ( 県 ) 東 寺 百 合 幕 府, 備 後 国 を 加 えた 4 か 国 で 長 門 国 の 要 害 を 警 固 させる ( 県 ) 東 寺 百 合 東 寺 供 僧 ら, 守 護 代 の 新 勅 旨 田 押 領 を 訴 える ( 県 ) 東 寺 百 合 僧 相 尊, 出 三 蔵 記 集 録 ( 三 原 御 調 八 幡 宮 蔵 )を 賀 茂 郡 萩 原 郷 斗 山 寺 で 書 写 ( 県 ) 同 奥 書 12- 幕 府, 来 春 の 異 国 征 伐 のため, 信 時 らに 命 じ, 山 陽 山 陰 道 などの 梶 取 水 夫 を 博 多 に 送 らせる ( 県 ) 東 寺 百 合 木 造 法 燈 国 師 坐 像 ( 福 山 鞆 安 国 寺 蔵 ) 成 り, 僧 覚 心 偈 文 を 認 める 同 偈 文 奥 書 1276 建 治 2 丙 子 幕 府, 長 門 国 警 固 のため 守 護 武 田 信 時 に 命 じ, 安 芸 国 の 本 所 一 円 地 の 住 人 をも 動 員 させる ( 県 ) 東 寺 百 合 34 神 官 と 号 して, 井 原 村 地 頭 高 藤 二 入 道 が 警 固 役 を 忌 避 するを 停 止 ( 県 ) 東 寺 百 合 建 治 3 丁 丑 5-6 佐 伯 助 広, 息 助 高 に 厳 島 神 社 陪 従 兄 部 職 人 長 免 を 譲 る ( 県 ) 所 触 穢 により, 備 後 阿 波 両 国 を 神 殿 の 造 替 料 所 に 付 ける ( 県 ) 記 1278 弘 安 1(2.29) 戊 寅 葉 室 頼 親, 興 福 寺 の 訴 えにより, 安 芸 国 に 配 流 される 一 代 要 記 10-7 六 波 羅, 厳 島 社 供 僧 らの 訴 えにより, 播 磨 国 神 部 荘 地 頭 代 定 章 に 未 進 の 引 声 用 途 米 73 石 を 究 済 させる ( 県 ) 御 判 物 帖 光 阿 弥 陀 仏 の 息 吉 近 ら, 尾 道 浄 土 寺 境 内 に 宝 塔 を 造 立 ( 県 ) 同 陰 刻 銘

21 この 秋, 僧 一 遍, 厳 島 神 社 に 参 詣 ( 県 ) 一 遍 上 人 年 譜 略 11- 元 帝 世 祖, 日 本 商 船 の 交 易 を 許 す 元 史 平 賀 惟 長, 弟 惟 致 に 安 芸 国 高 屋 保 以 下 を 譲 る 平 賀 弘 安 2 己 卯 この 年, 長 日 大 般 若 常 燈 料 所 として, 園 社 に 備 後 国 三 谷 郡 を 付 ける ( 県 ) 園 社 記 1280 弘 安 3 庚 辰 9-5 沙 弥 光 念, 息 久 王 丸 に 新 勅 旨 田 公 文 職 以 下 の 所 領 を 譲 る ( 県 ) 東 寺 百 含 幕 府, 鎮 西 の 守 護 御 家 人 らに 命 じ, 同 心 協 力 して 外 寇 に 備 えさせる 大 友 文 書 1281 弘 安 4 辛 巳 某, 沼 田 荘 梨 子 羽 郷 の 正 検 の 出 田 1 町 5 段 を 楽 音 寺 に 寄 せ, 僧 戒 乗 の 沙 汰 とする ( 県 ) 楽 音 寺 高 麗 軍, 筑 前 国 志 賀 島 などに 来 襲 ついで, 元 軍 10 万 来 寇 し, 肥 前 国 鷹 島 に 拠 る 八 幡 愚 童 訓 7-10 佐 伯 為 久, 娘 姫 松 に 妻 保 垣 高 田 原 両 別 符 と 長 田 郷 地 頭 職 を 譲 る 閥 閲 録 58 閏 7-1 大 風 雨 で 元 高 麗 兵 船 の 多 くが 漂 没 弘 安 の 役 八 幡 愚 童 訓 閏 7-11 幕 府, 児 玉 延 行 らに 命 じ, 息 を 安 芸 国 の 所 領 に 下 向 させ, 長 門 国 で 元 軍 の 防 戦 にあ たらせる 閥 閲 録 19 他 幕 府, 山 内 通 茂 に 備 後 国 津 田 敷 名 両 郷 以 下 の 地 頭 職 を 安 堵 ( 県 ) 竹 内 文 平 弘 安 5 壬 午 2-23 左 衛 門 尉 住 清, 厳 島 神 社 に 法 服 16 具 を 送 る ( 県 ) 野 坂 行 阿, 蟇 沼 寺 興 隆 のため, 沼 田 荘 梨 子 羽 郷 内 乃 力 名 を 寄 進 ( 県 ) 蟇 沼 寺 僧 日 蓮 没 (61) 日 蓮 上 人 註 画 讃 この 頃, 安 北 郡 飯 室 村 地 頭 遠 藤 氏, 応 輸 田 郡 司 林 の 押 領 を 続 け, 訴 えられる 兼 仲 卿 記 裏 文 書 1283 弘 安 6 癸 未 3- 新 預 所 某,30 石 で 新 勅 旨 田 を 請 負 う ( 県 ) 東 寺 百 合 僧 無 住, 沙 石 集 を 著 わす 同 書 佐 伯 親 盛 厳 島 神 社 で 白 檀 の 等 身 大 日 如 来 像 を 供 養 し, 弥 山 に 安 置 ( 県 ) 野 坂 幕 府, 佐 伯 為 久 の 譲 りに 任 せ, 娘 姫 松 女 に 妻 保 垣 高 田 原 両 別 符 と 長 田 郷 の 地 頭 職 を 安 堵 閥 閲 録 58

22 1284 弘 安 7 甲 申 北 条 時 宗 没 (34) 鎌 倉 年 代 記 幕 府, 大 田 荘 桑 原 方 の 所 務 について 裁 許 ( 県 ) 宝 簡 集 他 弘 安 8 乙 酉 2- 伊 勢 造 宮 所, 新 勅 旨 田 に 役 夫 工 米 の 進 済 を 求 める ( 県 ) 白 河 本 東 寺 百 合 4 3- 法 隆 寺 で 初 めて 17 条 憲 法 が 開 板 される 同 刊 記 北 条 貞 時, 安 達 泰 盛 一 族 を 討 つ 霜 月 騒 動 保 暦 間 記 1286 弘 安 9 丙 戌 僧 淵 信, 幕 府 で 大 田 荘 の 訴 訟 を 終 え, 高 野 山 宝 蔵 に 諸 証 文 を 返 却 する ( 県 ) 宝 簡 集 他 幕 府, 平 賀 惟 致 に 高 屋 保 以 下 の 所 領 を 安 堵 平 賀 1 5- 高 野 山, 伊 勢 造 宮 所 が 大 田 荘 で 役 夫 工 米 を 譴 責 するため, 院 庁 に 訴 える ( 県 ) 宝 簡 集 他 院 宣 を 下 し, 大 田 荘 の 役 夫 工 米 を 免 除 ( 県 ) 御 影 堂 文 庫 厳 島 神 社 の 大 鳥 居 再 建 成 る ( 県 ) 厳 島 野 坂 幕 府, 北 条 実 政 に 安 芸 国 苅 田 久 武 郷 他 1 か 所 を 宛 行 う ( 県 ) 正 閏 史 料 外 編 六 波 羅, 高 野 山 に 大 田 荘 山 中 郷 の 所 務 を 安 堵 ( 県 ) 宝 簡 集 他 弘 安 10 丁 亥 1-18 宋 人 謝 復 生, 周 防 国 楊 井 上 晶 寺 で 大 般 若 経 600 巻 ( 三 原 正 法 寺 蔵 )の 書 写 を 終 える ( 県 ) 同 奥 書 3-27 伊 勢 造 宮 所, 安 芸 国 公 田 分 催 使 に 命 じ, 新 勅 旨 田 の 外 宮 役 夫 工 米 催 徴 を 停 止 させる ( 県 ) 東 寺 百 合 幕 府, 佐 東 川 の 河 手 鵜 船 と 倉 敷 につき, 三 入 荘 一 方 地 頭 熊 谷 頼 直 と 佐 東 郡 地 頭 武 田 泰 継 の 相 論 を 裁 許 熊 谷 197 この 年, 僧 一 遍, 備 後 国 一 宮 に 参 詣 し,ついで 厳 島 神 社 に 詣 でる ( 県 ) 一 遍 聖 絵 1288 正 応 1(4.28) 戊 子 4-12 幕 府, 沼 田 荘 雑 掌 と 同 荘 梨 子 羽 郷 地 頭 代 の 相 論 を 裁 許 し, 新 門 田 の 免 否 は 雑 掌 の 意 に 任 せ, 楽 音 寺 々 内 の 田 地 はその を 停 止 させる ( 県 ) 楽 音 寺 幕 府, 在 京 奉 公 の 賞 として, 小 早 川 政 景 に 備 前 国 裳 懸 荘 地 頭 職 を 宛 行 う 小 早 川 深 沢 有 経, 息 信 経 に 安 芸 町 村 地 頭 職 以 下 を 譲 る 小 早 川 証 文 正 応 2 己 丑 10

23 1-23 田 所 遠 兼, 次 の 惣 領 資 賢 に, 船 所 惣 税 所 職 以 下 の 所 領 や 所 従 などを 記 した 置 文 を 残 す ( 県 ) 田 所 武 田 信 時 没 (69) ( 県 ) 甲 斐 信 濃 源 氏 綱 要 2-16 小 早 川 政 景, 息 政 宗 に 都 宇 荘 地 頭 職 同 所 職 以 下 を 譲 る 小 早 川 僧 一 遍 没 (51) 一 遍 聖 絵 10-9 幕 府, 藤 井 経 継 と 弟 茂 久 らとの 相 論 を 裁 許 し, 沼 田 荘 内 浄 仏 跡 を 再 配 分, 経 継 にも 得 分 を 分 与 させる 小 早 川 証 文 幕 府, 諸 国 一 宮 に 釼 馬 を 奉 納 安 芸 国 については, 守 護 名 越 宗 長 に 沙 汰 を 命 じる ( 県 ) 新 出 厳 島 正 応 3 庚 寅 3-10 浅 原 為 頼 父 子, 禁 中 に 乱 入 し, 天 皇 の 殺 害 を 計 る 一 代 要 記 4-15 尼 浄 蓮, 三 重 宝 塔 建 立 の 助 成 として, 楽 音 寺 に 本 門 田 内 1 町 を 寄 進 ( 県 ) 楽 音 寺 備 後 国 泉 荘 踊 喜 村 地 頭 尼 の 息 源 景 頼, 為 頼 父 子 の 狼 藉 につき, 六 波 羅 に 着 到 状 を 提 出 毛 利 正 応 4 辛 卯 2-19 尼 浄 蓮, 楽 音 寺 に 寄 進 地 1 町 の 坪 付 を 進 め, 院 主 浄 地 房 の 沙 汰 とする ( 県 ) 楽 音 寺 正 応 5 壬 辰 6 1- 梨 子 羽 郷 地 頭 尼 浄 蓮 代, 前 院 主 隆 憲 の 訴 えにつき, 楽 音 寺 の 院 主 職 改 補 以 下 は 地 頭 の 進 止 であると 陳 弁 ( 県 ) 楽 音 寺 五 重 石 塔 ( 府 中 青 目 寺 蔵 ) 成 る ( 県 ) 同 陰 刻 銘 5-9 厳 島 社 神 官 ら, 未 造 舎 屋 の 造 営 のため, 再 び 井 原 村 を 一 円 社 領 とせんことを 請 う ( 県 ) 新 出 厳 島 綸 旨 を 下 し, 石 清 水 八 幡 宮 に 備 後 国 神 村 荘 を 安 堵 ( 県 ) 石 清 水 八 幡 宮 厳 島 神 社, 臨 時 祭 を 行 う ( 県 ) 新 出 厳 島 164 この 年, 藤 原 親 範, 厳 島 社 神 主 の 父 親 宣 の 病 気 平 癒 を 謝 し, 同 社 宝 前 に 33 首 の 和 歌 を 奉 納 同 奥 書 1293 永 仁 1(8.5) 癸 巳 2-9 竹 崎 季 長 絵 詞 成 る 同 奥 書 2- 幕 府, 異 国 降 伏 祈 祷 のため, 諸 国 一 宮 に 釼 馬 を 奉 納 守 護 名 越 宗 長 に 安 芸 国 の 沙 汰 を 命 じる ( 県 ) 御 判 物 帖 幕 府, 宗 長 に 命 じ, 異 国 降 伏 祈 願 の 大 般 若 経 転 読 神 楽 用 途 12 貫 文 を 厳 島 神 社 へ 送

24 らせる ( 県 ) 御 判 物 帖 幕 府, 鎮 西 探 題 を 置 く 島 津 家 文 書 4-13 鎌 倉 大 地 震, 死 者 2 万 人 余 に 及 ぶ 武 家 年 代 記 裏 書 4-16 幕 府, 異 国 降 伏 祈 祷 のため, 厳 島 神 社 に 神 物 を 奉 納 ( 県 ) 御 判 物 帖 僧 増 真,25 石 で 新 勅 旨 田 預 所 職 を 諸 負 う 東 寺 供 僧 豪 兼, 請 人 となる ( 県 ) 東 寺 百 合 幕 府, 異 国 降 伏 祈 祷 のため, 厳 島 神 社 に 因 幡 国 船 岡 郷 半 分 新 荘 村 半 分 地 頭 職 を 寄 進 ( 県 ) 厳 島 野 坂 1793 この 年, 新 勅 旨 田 で 内 検 を 行 う ( 県 ) 白 河 本 東 寺 百 合 永 仁 2 甲 午 3-28 幕 府, 厳 島 社 神 主 藤 原 親 宣 に 桑 原 新 荘 と 志 道 原 平 良 両 荘 預 所 職 井 原 村 を 安 堵 ( 県 ) 御 判 物 帖 沙 弥 如 道, 新 勅 旨 田 預 所 増 真 の 雑 掌 として, 東 寺 供 僧 らに 年 貢 25 石 の 未 進 なきを 誓 う ( 県 ) 東 寺 百 合 憎 快 賢 の 発 願 により, 木 造 仁 王 立 像 ( 広 島 不 動 院 蔵 )の 造 立 を 始 める ( 県 ) 同 胎 内 墨 書 銘 7- 十 三 重 石 塔 ( 瀬 戸 田 光 明 坊 蔵 ) 成 る ( 県 ) 同 陰 刻 銘 9-1 雑 掌 如 道, 洪 水 による 損 亡 を 上 申 東 寺 供 僧 ら,この 申 入 れを 拒 否 ついで 如 道 ら, 本 請 人 豪 兼 に 辞 意 を 伝 える ( 県 ) 東 寺 百 合 幕 府, 天 野 顕 政 に 安 芸 国 志 芳 荘 西 村 地 頭 職 以 下 を 安 堵 ( 県 ) 尊 経 閣 文 庫 東 寺 供 僧 ら, 本 請 人 豪 兼 に 対 し, 新 勅 旨 年 貢 の 早 急 の 究 済 を 求 める ( 県 ) 東 寺 百 合 幕 府, 深 沢 信 経 に 安 芸 町 村 以 下 を 安 堵 小 早 川 証 文 555 この 年, 新 勅 旨 田 の 内 検 を 行 う ( 県 ) 東 寺 百 合 永 仁 3 乙 未 山 内 時 通, 嫡 子 通 綱 に 内 本 郷 同 公 文 職, 高 山 門 田 地 頭 職 以 下 を 譲 る 山 内 幕 府, 北 条 実 政 を 鎮 西 探 題 に 任 じる 歴 代 編 年 集 成 11- 本 願 寺 覚 如, 親 鸞 伝 絵 詞 を 撰 する 同 奥 書 1296 永 仁 4 丙 申 2-3 鎌 倉 鶴 岡 八 幡 宮 焼 亡 鶴 岡 社 務 記 録 7- 法 光 明 院, 世 能 荘 他 9 か 荘 に 盂 蘭 盆 供 料 を 課 す ( 県 ) 壬 生 佐 伯 清 基, 新 勅 旨 田 公 文 職 に 補 任 される ( 県 ) 教 王 護 国 寺 41

25 9-21 源 足,27 石 5 斗 で 新 勅 旨 田 預 所 職 を 請 負 う ( 県 ) 東 寺 百 合 綸 旨 を 下 し, 安 芸 国 佐 東 河 上 社 武 清 保 を 僧 顕 舜 の 門 弟 に 相 伝 させる ( 県 ) 記 小 早 川 景 政, 実 子 政 宗 に 都 宇 荘 地 頭 職 以 下 を 譲 る 小 早 川 54 この 年, 新 勅 旨 田 の 内 検 を 行 う ( 県 ) 東 寺 百 合 68 この 年, 吉 田 荘 の 領 家 地 頭 が 下 地 中 分 を 行 う ( 県 ) 記 1297 永 仁 5 丁 酉 綸 旨 を 下 し, 東 寺 修 造 料 として 安 芸 国 を 還 付 し, 大 小 国 役 を 免 除 ( 県 ) 東 寺 百 合 幕 府, 地 頭 御 家 人 の 売 却 地 を 本 主 に 返 付 させ, 越 訴 質 券 売 買 地 利 銭 出 挙 の 訴 訟 を 停 止 永 仁 の 徳 政 令 新 式 目 4-24 綸 旨 を 下 し, 高 田 郡 祢 村 郷 への 松 崎 八 幡 宮 の 違 乱 を 停 止 ( 県 ) 東 寺 百 合 僧 宗 全, 新 勅 旨 田 雑 掌 に 補 任 され, 同 所 を 年 貢 30 貫 文 で 請 負 う ( 県 ) 東 寺 百 合 法 光 明 院, 世 能 荘 以 下 9 か 荘 に 盂 蘭 盆 供 料 を 課 す ( 県 ) 壬 生 宣 旨 を 下 し, 安 芸 国 を 永 代 の 東 寺 修 造 料 国 とし, 承 久 以 後 の 新 土 居 門 田 などを 含 めた 一 国 平 均 の 国 検 を 認 める ( 県 ) 白 河 本 東 寺 百 合 僧 淵 信, 大 田 荘 大 田 方 の 預 所 職 に 補 任 される ( 県 ) 宝 簡 集 他 梨 子 羽 郷 地 頭 尼 某, 僧 頼 実 と 僧 頼 賢 の 相 論 を 裁 許 頼 賢 に 蟇 沼 寺 院 主 職 を 安 堵 ( 県 ) 東 禅 寺 これより 先, 尼 覚 生 ら, 弟 小 早 川 景 宗 が 父 景 政 の 実 子 でないと 幕 府 に 提 訴 幕 府, 景 宗 より 都 宇 荘 以 下 を 収 公 小 早 川 証 文 平 賀 惟 致, 嫡 子 貞 泰 に 高 屋 保 以 下 を 譲 る 平 賀 129 この 年, 都 宇 荘, 鎌 倉 建 長 寺 に 寄 進 される 小 早 川 証 文 永 仁 6 戊 戌 2-28 幕 府, 永 仁 の 徳 政 令 を 廃 止 新 編 追 加 2-29 佐 伯 光 清, 新 勅 旨 田 公 文 職 を 安 堵 され, 東 寺 供 僧 らに 公 平 の 沙 汰 を 誓 う ( 県 ) 東 寺 百 合 幕 府, 西 大 寺 以 下 34 か 寺 を 将 軍 家 祈 願 所 とする 西 大 寺 文 書 4-16 新 熊 野 社 領 三 入 本 荘 の 地 頭 雑 掌 和 与 し, 領 家 方 に 割 いた 田 8 町 の 他 は 地 頭 の 進 止 とする 熊 谷 小 早 川 雅 平 没 沼 田 小 早 川 家 系 図 5- 和 与 により, 三 田 新 荘 上 村 と 下 村 の 堺 が 決 まる ( 県 ) 永 井 幕 府, 藤 原 親 範 に 厳 島 社 神 主 職 同 社 領 京 鎌 倉 の 屋 地 以 下 を 安 堵 ( 県 ) 御 判 物 帖 52

26 1299 正 安 1(4.25) 己 亥 6-7 幕 府, 小 早 川 定 平 と 同 一 正 丸 代 の 相 論 を 裁 許 し, 異 国 警 固 役 を 勤 めた 一 正 丸 に, 惣 領 定 平 への 鎌 倉 番 役 用 途 負 担 を 免 除 小 早 川 院 宣 を 下 し, 祢 村 の 松 崎 八 幡 宮 造 営 料 所 を 止 め, 国 衙 に 還 付 ( 県 ) 東 寺 百 合 一 遍 聖 絵 成 る 同 書 院 宣 を 下 し, 備 後 国 福 田 荘 他 1 荘 を 徳 林 院 に 付 ける ( 県 ) 葛 川 正 安 2 庚 子 佐 伯 景 重, 厳 島 社 大 行 事 職 に 補 任 される ( 県 ) 新 出 厳 島 厳 島 神 社 未 造 殿 舎 11 か 所 の 造 営 料 を 勘 注 ( 県 ) 大 願 寺 1 4- 大 田 荘 大 田 方 本 郷 寺 町 の 荘 官 百 姓 ら, 高 野 山 に 預 所 淵 信 の 非 法 を 訴 え, 解 任 を 請 う ( 県 ) 宝 簡 集 他 六 波 羅, 信 敷 荘 地 頭 長 井 氏 代 らと 泉 谷 秀 信 の 相 論 を 裁 許 し, 秀 信 の 郡 行 武 方 田 所 職 以 下 の 押 領 を 停 止 山 内 平 賀 貞 泰, 弟 熊 王 丸 に 高 屋 保 以 下 を 譲 る 平 賀 平 茂 盛 の 発 願 により, 豊 田 郡 佐 木 島 向 田 浦 に 割 石 地 蔵 成 る ( 県 ) 同 陰 刻 銘 この 年, 新 勅 旨 田 の 内 検 を 行 う ( 県 ) 東 寺 百 合 正 安 3 辛 丑 4- 常 光 院 領 備 後 国 三 津 荘 領 家 地 頭 和 与 し, 寺 用 塩 30 石 ほかを 毎 年 京 上 させることとす る ( 県 ) 東 寺 百 合 大 田 荘 桑 原 方 領 家 地 頭 和 与 し, 所 務 条 々を 定 める ( 県 ) 宝 簡 集 他 院 宣 を 下 し, 賀 茂 祭 用 途 の 2000 疋 の 他 は 安 芸 国 役 を 免 除 する ( 県 ) 東 寺 百 含 藤 原 重 幸, 今 八 幡 宮 に 木 造 獅 子 頭 ( 甲 山 丹 生 神 社 蔵 )を 奉 納 ( 県 ) 同 下 顎 裏 陰 刻 銘 10-3 尼 善 阿, 息 内 藤 景 廉 に 妻 保 垣 高 田 原 両 別 符 と 長 田 郷 地 頭 職 を 譲 る 閥 閲 録 院 宣 を 下 し, 田 所 資 俊 に 急 ぎ 貞 応 以 後 の 新 立 荘 園 を 注 進 させる ( 県 ) 楓 軒 文 書 纂 六 波 羅, 重 ねて 安 北 郡 久 村 地 頭 金 子 願 西 に 命 じ, 同 村 内 の 田 所 免 田 1 町 の 所 当 を 弁 済 させる ( 県 ) 芸 備 郡 中 士 筋 者 書 出 幕 府, 藤 原 遠 泰 に 高 洲 社 地 頭 職 半 分 を 安 堵 ( 県 ) 譜 録, 高 洲 長 左 衛 門 乾 元 1(11.21) 壬 寅 9-12 尼 二 条, 厳 島 神 社 に 参 詣 し, 試 楽 を 見 る ( 県 )とはずがたり 11- 尼 二 条, 備 後 国 和 智 荘,ついで 江 田 荘 を 訪 ねる 同 上 1303 嘉 元 1(8.5) 癸 卯 山 内 通 綱, 息 通 資 に 所 領 を 譲 る 山 内 3

27 4- 僧 覚 禅, 楽 音 寺 の 座 列 次 第 を 定 め, 自 由 着 座 を 禁 じる ( 県 ) 蟇 沼 寺 4 閏 4- 沙 弥 道 空, 大 田 荘 桑 原 方 宇 賀 公 文 職 に 補 任 される ( 県 ) 宝 簡 集 他 高 野 山, 大 田 荘 新 田 年 貢 注 文 を 定 める ( 県 ) 宝 簡 集 他 六 波 羅, 田 所 資 賢 の 訴 えにより, 山 県 郡 河 戸 村 一 分 地 頭 に 命 じ, 急 ぎ 公 廨 田 雑 免 の 所 当 米 を 究 済 させる ( 県 ) 藤 田 精 一 厳 島 神 社, 長 光 久 を 棚 守 職 に 還 補 ( 県 ) 野 坂 則 長 作 太 刀 ( 宮 島 厳 島 神 社 蔵 ) 成 る 同 陰 刻 銘 幕 府, 可 部 荘 東 方 地 頭 代 源 秀 の 三 入 新 荘 での 狩 猟 伐 木 を 停 止 し, 召 文 違 背 の 科 で 正 員 の 所 領 の 一 分 を 収 公 する 熊 谷 幕 府, 四 条 烏 丸 篝 料 所 として, 長 井 頼 秀 に 信 敷 荘 半 分 地 頭 職 を 宛 行 う 毛 利 1370 この 年, 印 憲 作 木 造 聖 徳 太 子 立 像 ( 尾 道 浄 土 寺 蔵 ) 成 る ( 県 ) 同 胎 内 墨 銘 書 1304 嘉 元 2 甲 辰 2-25 僧 性 恵, 厳 島 神 社 に 普 賢 観 経 1 軸 を 奉 納 また 宋 よりの 将 来 の 経 本 で, 欠 損 してい た 一 切 経 30 余 軸 を 補 う ( 県 ) 野 坂 院 宣 を 下 し, 伊 勢 造 宮 所 に 大 田 荘 役 夫 工 米 の 催 徴 を 停 止 させる ( 県 ) 宝 簡 集 他 厳 島 社 供 僧 神 官 ら, 佐 東 郡 河 内 村 の 所 務 につき, 三 たび 源 氏 女 を 六 波 羅 に 訴 える ( 県 ) 野 坂 嘉 元 3 乙 巳 備 後 国 三 谷 郡 を 修 造 料 所 とする ( 県 ) 社 家 条 々 記 録 3-30 六 波 羅, 大 田 荘 雑 掌 慶 海 の 訴 えにより, 同 荘 山 中 郷 公 文 富 部 貞 信 に 年 貢 の 究 済 を 命 じる ( 県 ) 興 山 寺 備 後 国 田 総 荘 雑 掌 地 頭, 下 地 中 分 の 契 状 に 任 せ, 領 家 方 と 地 頭 土 居 門 田 畠 の 交 換 に 同 意 ( 県 ) 田 総 亀 山 上 皇, 昭 慶 門 院 に 備 後 国 垣 田 荘 以 下 を 譲 る ( 県 ) 亀 山 院 御 凶 事 記 徳 治 1(12.14) 丙 午 3-9 厳 島 社 神 主, 所 助 信 に 人 杖 免 の 大 竹 5 段 を 安 堵 ( 県 ) 所 5 4- 歌 島 荘 の 在 家 人 ら 酒 年 貢 30 余 貫 文 の 減 額 を 訴 える 反 古 裏 経 紙 背 文 書 5-12 沙 弥 真 蓮 同 善 蓮 の 発 願 により, 沼 名 前 神 社 の 牛 頭 天 王 御 輿 成 る ( 県 ) 同 棟 札 7-7 京 都 の 人, 厳 島 神 社 に 普 賢 経 1 巻 を 奉 納 また, 備 後 の 人, 両 界 曼 荼 羅 2 幅 を 奉 納 ( 県 ) 野 坂 幕 府, 大 田 荘 雑 掌 頼 覚 と 同 荘 山 中 郷 地 頭 富 部 信 連 の 相 論 を 裁 許 し, 下 知 違 背 の 咎 で 信 連 の 地 頭 職 を 改 易 ( 県 ) 宝 簡 集 他 僧 定 証, 西 大 寺 信 空 を 招 き, 尾 道 浄 土 寺 金 堂 の 落 慶 供 養 を 行 う ( 県 ) 浄 土 寺 117

28 10-6 僧 淵 信, 浄 土 寺 に 同 寺 曼 荼 羅 堂 の 別 当 職 と 堂 崎 別 所 を 寄 進 ( 県 ) 浄 土 寺 歌 島 荘 公 文 兼 預 所 知 栄, 明 年 の 領 家 方 の 得 分 を 質 に, 尼 称 阿 弥 陀 仏 より 公 用 銭 42 貫 文 を 借 用 する 反 古 裏 経 紙 背 文 書 1307 徳 治 2 丁 未 1-25 御 使 肥 後 政 行, 周 防 親 基 に 平 田 信 職 押 領 の 寺 原 荘 八 郎 丸 名 を 打 渡 す 吉 川 佐 伯 景 信, 治 部 左 衛 門 入 道 に 佐 東 郡 大 墓 村 内 の 名 田 散 米 田 所 当 米 を 譲 る ( 県 ) 厳 島 野 坂 幕 府, 大 田 荘 雑 掌 と 同 大 田 方 地 頭 らの 相 論 を 裁 許 し, 下 地 を 地 頭 に 付 け, 文 永 2 年 以 降 の 未 進 年 貢 は 究 済 させる ( 県 ) 宝 簡 集 他 幕 府, 大 田 荘 雑 掌 と 同 横 坂 郷 地 頭 の 相 論 を 裁 許 し, 下 地 は 地 頭, 雑 免 は 雑 掌 に 付 け る 同 上 1308 延 慶 1(10.9) 戊 申 院 宣 を 下 し, 東 寺 供 僧 らに 新 勅 旨 田 を 還 付 ( 県 ) 東 寺 百 合 佐 伯 清 基, 東 寺 供 僧 らに 新 勅 旨 田 公 文 職 の 還 補 を 訴 える ( 県 ) 東 寺 百 合 綸 旨 を 下 し, 安 芸 国 役 の 賀 茂 社 臨 時 用 途 を 急 ぎ 上 進 させる ( 県 ) 東 寺 百 合 本 郷 地 頭 山 内 通 資, 雑 掌 と 和 与 し, 同 所 を 45 貫 文 で 永 代 に 請 負 う 山 内 延 慶 2 己 酉 3- 西 園 寺 公 衡 の 発 願 により, 春 日 権 現 験 記 絵 巻 成 る 同 奥 書 4-2 院 宣 を 下 し, 高 田 郡 祢 村 を 安 芸 国 衙 に 還 付 ( 県 ) 白 河 本 東 寺 百 合 院 宣 を 下 し, 備 後 国 を 高 野 山 大 塔 修 理 料 所 に 寄 進 ( 県 ) 宝 簡 集 他 地 頭 使 友 安 公 文 戒 円, 六 波 羅 の 命 で, 備 後 国 海 裹 荘 下 地 中 分 の 堺 を 確 定 御 調 郡 誌 1310 延 慶 3 庚 戌 5-11 院 宣 を 下 し, 吉 田 荘 に へ 現 米 300 石 を 送 らせる ( 県 ) 社 家 条 々 記 録 10-10~11-1 志 芳 荘 一 方 地 頭 肥 後 政 行 同 安 芸 遠 政, 大 嘗 会 米 神 部 の 求 めで, 新 勅 旨 田 政 所 を 譴 責, 雑 事 料 として 年 貢 を 奪 う ( 県 ) 東 寺 百 合 100 この 年, 大 朝 新 荘, 妙 法 院 領 となる ( 県 ) 妙 法 院 応 長 1(4.28) 辛 亥 歌 島 荘 公 文 兼 預 所 知 栄, 備 後 国 泉 荘 年 貢 10 貫 文 の 為 替 を 淀 の 魚 市 次 郎 兵 衛 尉 に 送 る 為 替 の 古 例 反 古 裏 経 紙 背 文 書

29 1312 正 和 1(3.20) 壬 子 2-4 四 郎 太 郎 友 氏, 沼 田 市 の 比 丘 尼 しやうい 房 に 同 市 内 の 屋 地 1 か 所 を 沽 却 ( 県 ) 蟇 沼 寺 小 早 川 景 政, 息 政 宗 ( 景 宗 )に 安 芸 国 沼 田 新 庄 内 の 草 井 黒 谷 吉 名 浦 の 地 頭 職 を 譲 る 小 早 川 厳 島 社 神 主, 佐 西 郡 玖 島 郷 住 人 西 阿 と 同 郷 百 姓 西 願 の 相 論 を 裁 許 し, 西 阿 に 国 重 名 8 段 の 領 作 を 安 堵 ( 県 ) 小 田 六 波 羅, 大 田 荘 雑 掌 と 同 横 坂 郷 地 頭 代 の 相 論 を 裁 許 し, 地 頭 代 実 心 に 未 進 年 貢 を 究 済 させる ( 県 ) 宝 簡 集 他 正 和 2 癸 丑 3-13 某, 入 江 保 預 所 に 命 じ, 公 文 らと 見 崎 大 井 手 の 修 築 をさせる ( 県 ) 壬 生 新 勅 旨 田 雑 掌 頼 有, 重 ねて 六 波 羅 に 志 芳 荘 一 方 地 頭 肥 後 政 行 らの 処 罰 と 年 貢 の 糺 返 を 訴 える ( 県 ) 教 王 護 国 寺 院 宣 を 下 し, 備 後 国 神 崎 荘 を 永 代 に 高 野 山 金 剛 三 昧 院 内 遍 照 院 に 寄 進 ( 県 ) 金 剛 三 昧 院 正 和 3 甲 寅 沼 田 荘 梨 子 羽 郷 預 所, 源 信 継 を 弁 海 名 の 名 主 職 に 補 任 ( 県 ) 稲 葉 桂 内 藤 景 廉, 息 教 泰 に 妻 保 垣 高 田 原 両 別 符 と 長 田 郷 の 地 頭 職 を 譲 る 閥 閲 録 六 波 羅, 両 使 に 命 じ, 肥 後 政 行 らを 参 決 させる ( 県 ) 敦 王 護 国 寺 一 宮 ( 沼 田 荘 ) 正 月 修 正 勤 行 所 作 人 注 文 成 る ( 県 ) 蟇 沼 寺 正 和 4 乙 卯 1-18 沙 弥 円 教, 善 根 功 徳 のため, 摺 仏 観 音 330 体 を 施 入 ( 県 ) 西 福 寺 1 この 頃, 木 造 観 音 菩 薩 立 像 ( 安 浦 観 世 音 菩 薩 保 存 会 蔵 ) 成 る 3-1 幕 府, 四 条 烏 丸 篝 料 所 として, 長 井 頼 秀 に 信 敷 荘 西 方 半 分 を 安 堵 毛 利 沙 弥 玄 真 の 勧 進 により, 宝 塔 ( 府 中 日 吉 神 社 蔵 ) 成 る ( 県 ) 同 陰 刻 銘 7- 東 寺 供 僧 ら, 大 湯 屋 の 造 営 にあたり, 料 国 安 芸 国 衙 領 の 検 注 を 行 う ( 県 ) 東 宝 記 幕 府, 大 田 荘 雑 掌 と 同 山 中 郷 地 頭 代 の 相 論 を 裁 許 し, 地 頭 代 覚 道 の 下 地 進 止 を 認 め ず, 訴 訟 を 棄 捐 ( 県 ) 宝 簡 集 他 沙 弥 見 阿, 厳 島 神 社 に 佐 西 郡 玖 島 郷 刀 祢 の 国 重 名 押 領 を 訴 える ( 県 ) 小 田 31 この 年, 孔 雀 戧 金 経 箱 ( 瀬 戸 田 光 明 坊 蔵 )など 成 る 同 蓋 裏 銘 文 この 年, 大 洪 水 で 河 成 と 成 った 大 田 荘 桑 原 方 の 検 見 を 行 う ( 県 ) 宝 簡 集 他 正 和 5 丙 辰 10

30 3-7 厳 島 社 神 主, 佐 伯 親 重 同 光 直 の 相 論 を 裁 許 し, 親 重 に 大 行 事 職 を 安 堵 ( 県 ) 新 出 厳 島 河 北 村 惣 領 地 頭 山 内 経 清 同 門 田 一 分 地 頭 尼 見 阿 和 与 し, 尼 見 阿 に 屋 敷 1 所 田 4 段 の 知 行 を 認 める 山 内 文 保 1(2.3) 丁 巳 2-4 益 円 筆 の 絹 本 両 界 曼 荼 羅 2 幅 ( 尾 道 浄 土 寺 蔵 ) 成 る ( 県 ) 同 軸 木 墨 書 銘 4-9 幕 府, 朝 廷 に 大 覚 寺 持 明 院 両 統 の 迭 立 を 申 し 入 れる 文 保 の 和 談 花 園 天 皇 宸 記 5-26 本 郷 惣 領 地 頭 山 内 通 資 同 一 分 地 頭 忠 通, 領 家 職 田 所 得 分 などについて 和 与 山 内 僧 良 慶, 新 給 主 に 佐 西 郡 玖 島 郷 刀 祢 の 岩 氏 垣 内 以 下 の 押 領 停 止 を 訴 える ( 県 ) 小 田 内 某 社 御 祭 御 頭 注 文 成 る ( 県 ) 児 玉 金 子 盛 忠, 養 子 乙 千 代 丸 に 安 南 郡 温 科 村 地 頭 職 を 譲 る 毛 利 文 保 2 戊 午 2-17 備 後 国 神 崎 荘 雑 掌 地 頭 代 和 与 し, 下 地 中 分 を 行 う ( 県 ) 金 剛 三 昧 院 後 醍 醐 天 皇 即 位 園 太 暦 4-6 院 宣 を 下 し, 神 崎 荘 を 金 剛 三 昧 院 内 遍 照 院 に 還 付 ( 県 ) 金 剛 三 昧 院 院 宣 を 下 し, 別 相 伝 を 止 めて, 備 後 国 神 村 荘 を 石 清 水 八 幡 宮 東 宝 塔 院 に 還 付 ( 県 ) 石 清 水 八 幡 宮 幕 府, 神 崎 荘 の 下 地 中 分 を 安 堵 ( 県 ) 金 剛 三 味 院 藤 原 久 道, 大 願 主 として, 伊 予 国 越 智 郡 大 条 浦 の 七 郎 大 明 神 の 社 殿 を 造 立 豊 田 郡 誌 平 賀 惟 藤, 安 芸 尼 に 高 屋 保 以 下 の 所 領 を 譲 る 平 賀 元 応 1(4.28) 已 未 7 この 春, 幕 府, 山 陽 南 海 両 道 12 か 国 に 3 使 を 派 遣 し, 地 頭 御 家 人 に 悪 党 を 鎮 圧 させる 峯 相 記 6-21 院 宣 を 下 し, 貞 応 以 後 の 新 立 荘 園 を 安 芸 国 衙 に 付 ける ( 県 ) 東 寺 百 合 114 閏 7-25 六 波 羅, 伊 予 守 護 の 注 進 により, 小 早 川 美 作 民 部 大 夫 の 海 賊 捕 縛 を 賞 する 小 早 川 証 文 院 宣 を 下 し, 安 芸 国 平 田 村 三 田 郷 井 原 村 高 屋 余 田 を 国 衙 に 付 け, 東 寺 に 知 行 を 安 堵 ( 県 ) 東 宝 記 10-3 吉 川 経 高, 息 経 盛 らに 大 朝 本 荘 内 の 所 領 を 譲 る 吉 川 吉 川 経 頼, 同 経 盛 に 大 朝 本 荘 枝 村 内 の 名 田 を 譲 る 吉 川 念 心 作 宝 篋 印 塔 ( 三 原 米 山 寺 蔵 ) 成 る 同 陰 刻 銘

31 12-5 備 後 守 護 代 官 らの 放 火 で, 尾 道 浦 の 寺 社 数 か 所 民 屋 1000 余 宇 が 焼 失 ( 県 ) 金 剛 峯 寺 備 後 守 護 長 井 貞 重, 尾 道 浦 に 代 官 円 清 以 下 数 百 の 人 勢 を 遣 わし, 種 々の 悪 行 を 行 い, 多 くの 資 産 を 運 び 去 る ( 県 ) 金 剛 峯 寺 元 応 2 庚 申 8-17 六 波 羅, 海 上 警 固 につき, 安 芸 国 御 家 人 に 9 月 分 の 亀 頸 警 固 人 注 文 事 書 をふれさ せる ( 県 ) 譜 録 児 玉 主 計 4 他 8- 高 野 山, 院 庁 に 尾 道 浦 で 悪 行 を 働 いた 備 後 守 護 長 井 貞 重 らの 処 罰 を 請 う ( 県 ) 金 剛 峯 寺 幕 府, 小 早 川 景 宗 が 同 景 政 の 実 子 たることを 認 め, 永 仁 5 年 に 収 公 した 都 宇 荘 以 下 の 還 付 を 約 束 小 早 川 証 文 守 護 貞 重, 東 長 寺 者 に 守 護 代 高 致 の 改 易, 違 勅 人 覚 寿 らの 処 罰 などを 告 げる ( 県 ) 宝 簡 集 他 厳 島 社 神 主, 佐 西 郡 玖 島 郷 住 人 西 阿 と 同 百 姓 宗 重 の 相 論 を 裁 許 し, 西 阿 に 国 重 名 内 5 段 大 の 百 姓 職 を 安 堵 ( 県 ) 小 田 元 亨 1(2.23) 辛 酉 3-14 沙 門 頼 秀, 紀 貞 経 代 々の 菩 提 を 祈 り, 草 戸 常 福 寺 本 堂 を 上 棟 ( 県 ) 同 内 陣 大 梁 蟇 股 墨 書 銘 4-6 沼 田 荘 領 家, 梨 子 羽 郷 預 所 に 源 信 成 の 弁 海 名 々 主 職 を 安 堵 させる ( 県 ) 稲 葉 桂 院 宣 を 下 し, 小 槻 氏 に 神 崎 荘 を 安 堵 ( 県 ) 壬 生 厳 島 社 神 主, 大 塚 親 重 を 大 行 事 職 に 補 任 ( 県 ) 新 出 厳 島 尼 きやうくわん, 養 子 平 賀 兼 宗 に 高 屋 保 以 下 を 譲 る 平 賀 後 醍 醐 天 皇, 院 政 を 止 め, 天 皇 親 政 とする 花 園 天 皇 宸 記 12- 記 録 所 を 置 き, 大 津 葛 葉 以 外 の 新 関 を 廃 止 神 皇 正 統 記 1322 元 亨 2 壬 戌 綸 旨 を 下 し, 東 寺 勧 学 会 に 永 代 に 安 芸 国 高 屋 余 田 平 田 村 三 田 郷 を 寄 進 ( 県 ) 東 寺 百 合 沙 門 宗 円 の 勧 進 により, 五 輪 塔 ( 布 野 松 雲 寺 蔵 ) 成 る ( 県 ) 同 陰 刻 銘 6-3 僧 行 賢 の 発 願 により, 石 造 不 動 明 王 立 像 ( 東 広 島 廃 長 楽 寺 ) 成 る ( 県 ) 同 陰 刻 銘 6-7 綸 旨 を 下 し, 源 氏 女 の 訴 えを 却 け, 石 清 水 八 幡 宮 東 宝 塔 院 に 神 村 荘 を 安 堵 ( 県 ) 石 清 水 八 幡 宮 僧 師 錬, 元 亨 釈 書 を 撰 進 同 書

32 1323 元 亨 3 癸 亥 8-15 木 造 大 日 如 来 坐 像 ( 甲 山 安 楽 院 蔵 ) 成 る ( 県 ) 同 頸 部 内 墨 書 銘 久 代 了 信, 大 田 荘 今 高 野 に, 金 剛 峯 寺 の 塔 婆 を 模 した 多 宝 塔 を 建 立 ( 県 ) 浄 土 寺 正 中 1(12.9) 甲 子 3-29 尼 いくわん, 養 子 時 通 に 原 村 以 下 を 譲 る 山 内 後 醍 醐 天 皇 の 討 幕 計 画 が 発 覚 六 波 羅, 日 野 資 朝 同 俊 基 を 捕 える 正 中 の 変 花 園 天 皇 宸 記 綸 旨 を 下 し, 神 崎 荘 を 金 剛 三 昧 院 内 遍 照 院 に 還 付 ( 県 ) 金 剛 三 昧 院 正 中 2 乙 丑 幕 府, 山 内 通 藤 後 家 とその 子 通 宗 後 家 の 相 論 を 裁 許 し, 通 宗 後 家 に 世 羅 郡 津 田 郷 下 村 地 頭 職 以 下 を 安 堵 山 内 厳 島 社 大 鳥 居, 大 風 で 倒 壊 また, 同 社 の 夷 社 楽 屋 平 舞 台 も 破 損 ( 県 ) 厳 島 野 坂 高 田 郡 吉 田 の 崇 道 社 々 殿 上 棟 ( 県 ) 同 棟 札 この 年, 尾 道 浄 土 寺 の 堂 舎 焼 亡 荘 厳 浄 土 寺 縁 由 実 録 1326 嘉 暦 1(4.26) 丙 寅 6-18 周 防 親 政, 嫡 子 親 経 に 安 芸 国 平 田 宮 荘 地 頭 職 以 下 を 譲 る 吉 川 厳 島 社 惣 政 所, 所 助 信 と 嶋 内 侍 の 相 論 を 裁 許 し, 助 信 に 同 社 人 杖 舞 役 の 半 分 を 勤 仕 させる ( 県 ) 所 嘉 暦 2 丁 卯 沙 弥 道 蓮 尼 道 性, 大 願 主 として, 尾 道 浄 土 寺 観 音 堂 を 再 興 する ( 県 ) 同 棟 札 6-27 六 波 羅, 大 田 荘 雑 掌 と 同 本 郷 寺 町 地 頭 代 の 相 論 を 裁 許 し, 雑 掌 朝 酉 を 荘 家 に 据 置 き, 地 頭 代 覚 源 に 文 保 元 年 以 降 の 未 進 年 貢 を 究 済 させる ( 県 ) 宝 簡 集 他 内 藤 為 綱, 甥 泰 廉 に 井 原 村 地 頭 職 内 名 田 3 段 を 譲 る 閥 閲 録 三 田 郷 地 頭 代 官 市 河 頼 行, 東 寺 勧 学 院 雑 掌 行 胤 と 和 与 し, 同 郷 を 12 貫 文 で 一 円 に 請 負 う ( 県 ) 東 寺 百 合 後 醍 醐 天 皇 皇 子 尊 雲 法 親 王, 天 台 座 主 になる 天 台 座 主 記 1328 嘉 暦 3 戊 辰 大 田 荘 桑 源 方 地 頭 代 源 舜, 同 荘 雑 掌 良 信 と 和 与 し, 年 貢 未 進 のため, 田 所 職 赤 屋 公 文 職 を 領 家 方 へ 去 渡 す ( 県 ) 宝 簡 集 他 162

33 1329 元 徳 1(8.29) 己 巳 4-3 熊 谷 直 経, 新 たに 叔 父 有 直 に 三 入 本 荘 内 名 田 2 町 1 反 余 を 去 渡 し,あわせて 田 畠 3 町 6 段 余 と 屋 敷 1 所 を 安 堵 熊 谷 僧 円 行, 入 江 保 預 所 職 に 補 任 される ( 県 ) 壬 生 先 達 祐 尊, 鞆 津 檀 那 の 熊 野 那 智 参 詣 につき, 宿 坊 を 播 磨 法 橋 坊 に 定 める ( 県 ) 潮 崎 稜 威 主 大 田 荘 京 丸 郷 地 頭 代 亮 秀, 同 荘 雑 掌 良 信 と 和 与 し, 年 貢 未 進 のため 同 郷 平 民 名 下 地 を 領 家 方 へ 去 渡 す ( 県 ) 宝 簡 集 他 浄 土 寺 多 宝 塔 再 建 成 る 荘 厳 浄 土 寺 縁 由 実 録 長 井 頼 秀, 嫡 子 貞 頼 に 長 和 荘 西 方 地 頭 職 信 敷 荘 西 方 以 下 を 譲 る 毛 利 元 徳 2 庚 午 毛 利 時 親, 孫 親 茂 に 吉 田 荘 吉 田 麻 原 両 郷 地 頭 職 を 譲 る 毛 利 山 内 通 資, 嫡 子 通 時 に 本 郷 地 頭 職 以 下 を 譲 る 山 内 斎 戒 衆 道 空, 尾 道 浄 土 寺 に 僧 了 忍 から 附 嘱 された 弘 法 大 師 筆 の 阿 字 を 安 置 ( 県 ) 浄 土 寺 藤 原 貞 氏, 父 母 の 報 恩 のため, 木 造 地 蔵 菩 薩 坐 像 ( 福 山 鞆 安 国 寺 蔵 )を 造 立 ( 県 ) 同 陰 刻 銘 4-23 六 波 羅, 大 田 荘 雑 掌 と 同 横 坂 郷 地 頭 の 相 論 を 裁 許 し, 地 頭 富 部 有 冬 に 未 進 年 貢 を 弁 済 させる ( 県 ) 宝 簡 集 他 幕 府, 平 田 宮 荘 地 頭 代 行 秀 の 八 郎 丸 名 検 注 越 訴 につき, 寺 原 左 近 蔵 人 入 道 跡 に 陳 弁 を 求 める 吉 川 源 信 成, 極 楽 往 生 のため, 木 造 多 聞 天 立 像 ( 本 郷 東 禅 寺 蔵 )を 造 立 ( 県 ) 同 頭 頸 部 内 面 墨 書 銘 6-29 綸 旨 を 下 し, 蓮 華 王 院 に 河 北 材 を 還 付 ( 県 ) 長 福 寺 1 閏 6-24 大 田 荘 黒 淵 村 地 頭 代 亮 秀, 同 荘 雑 掌 良 信 と 和 与 し, 徳 治 以 降 の 未 進 年 貢 は 現 米 で 弁 済, 文 永 2 年 以 降 分 としては 黒 淵 内 5 名 の 下 地 を 領 家 方 に 去 渡 す ( 県 ) 金 剛 峯 寺 4 この 夏, 御 調 郡 歌 島 西 金 寺 の 住 持 覚 照 ら 比 丘 尼 と 栄 幸, 旧 師 の 追 善 と 逆 修 のため, 華 厳 経 以 下 の 経 典 を 書 写 し, 厳 島 神 社 に 奉 納 反 古 裏 経 奥 書 9-3 長 井 氏, 踊 喜 六 郎 次 郎 入 道 に, 泉 荘 踊 喜 村 内 の 地 を 安 堵 毛 利 大 田 荘 山 中 横 坂 両 郷 一 分 地 頭 富 部 有 冬, 同 荘 雑 掌 良 信 と 和 与 し, 年 貢 未 進 のため, 平 民 名 下 地 を 領 家 方 に 去 渡 す ( 県 ) 宝 簡 集 他 武 田 信 宗 没 (62) 甲 斐 信 濃 源 氏 綱 要 1331 元 徳 3/ 元 弘 1(8.9) 辛 未 2-12 長 井 貞 重 没 (60) 常 楽 記

34 3-5 熊 谷 直 勝, 息 直 氏 に 三 入 新 荘 内 地 頭 職 以 下 を 譲 る 熊 谷 六 波 羅, 入 江 保 雑 掌 行 信 の 新 田 押 妨 との 訴 えにつき, 高 田 郡 弥 次 名 地 頭 長 江 氏 に 参 決 を 命 じる ( 県 ) 壬 生 久 代 了 信, 尾 道 浄 土 寺 に 弘 法 大 師 八 祖 相 伝 の 袈 裟 と 同 御 座 の 薦 縄 を 施 入 ( 県 ) 浄 土 寺 安 芸 国 司, 銭 主 橘 氏 女 に 命 じ, 契 約 分 限 の 過 ぎた 在 庁 屋 敷 除 田 1 町 を 田 所 信 兼 に 返 却 させる ( 県 ) 芸 備 郡 中 士 筋 者 書 出 幕 府, 日 野 俊 基 僧 文 観 らを 捕 える 元 弘 の 変 鎌 倉 年 代 記 裏 書 8-27 後 醍 醐 天 皇, 笠 置 寺 に 移 る 増 鏡 9-20 吉 川 経 長, 息 龍 熊 丸 に 大 朝 本 荘 大 塚 妻 鹿 原 を 譲 る 吉 川 楠 木 正 成, 河 内 国 赤 坂 城 に 挙 兵 桜 山 慈 俊, 備 後 一 宮 で 蜂 起 ( 県 ) 太 平 記 9-28 笠 置 城 陥 落 し, 翌 日 後 醍 醜 天 皇 捕 えられる 武 家 年 代 記 裏 書 10-6 後 醍 醐 天 皇, 幕 府 の 強 要 により, 光 厳 天 皇 に 神 器 を 渡 す 花 園 天 皇 宸 記 1332 正 慶 1(4.28)/ 元 弘 2 壬 申 1- 桜 山 慈 俊, 一 族 若 党 20 余 人 とともに, 備 後 一 宮 の 社 壇 に 火 をかけて 滅 ぶ ( 県 ) 太 平 記 3-7 幕 府, 後 醍 醐 天 皇 を 隠 岐 国 へ 配 流 花 園 天 皇 宸 記 3-10 高 田 貞 継, 安 摩 荘 衣 田 島 公 文 職 に 補 任 される 閥 閲 録 尼 知 真, 尾 道 浄 土 寺 山 内 に 弥 陀 三 尊 名 を 刻 した 磨 崖 碑 を 建 立 ( 県 ) 同 陰 刻 銘 7-17 院 宣 を 下 し, 小 槻 氏 に 神 崎 荘 を 安 堵 ( 県 ) 壬 生 これより 先, 僧 良 信, 大 田 荘 大 田 方 の 雑 掌 に 補 任 される ( 県 ) 宝 簡 集 他 護 良 親 王 ( 尊 雲 法 親 王 ), 吉 野 に 挙 兵 楠 木 正 成, 河 内 国 千 早 城 でこれに 応 じる 増 鏡 12-9 幕 府, 護 良 親 王 楠 木 正 成 誅 伐 のため, 熊 谷 直 氏 ら 畿 内 西 国 の 将 士 に 軍 勢 を 催 促 する 熊 谷 210 他 1333 正 慶 2/ 元 弘 3 癸 酉 2 1- 両 六 波 羅 代 厳 島 社 神 主 ら 50 騎, 摂 津 国 天 王 寺 に 城 郭 を 構 える ( 県 ) 正 慶 乱 離 志 2-11 竹 原 光 海 神 社 に 摂 社 厳 島 社 々 殿 を 上 棟 ( 県 ) 同 棟 札 2-25~28 熊 谷 直 経, 一 族 直 氏 らを 率 いて, 楠 木 正 成 の 河 内 国 赤 坂 城 大 手 木 戸 口 で 合 戦 熊 谷 40 閏 2-12 源 信 賢, 梨 子 羽 郷 弁 海 名 の 名 主 職 に 補 任 される ( 県 ) 稲 葉 桂 3 閏 2-24 後 醍 醐 天 皇, 隠 岐 国 を 脱 出 太 平 記 閏 2-26 熊 谷 直 経 同 直 氏 ら, 千 早 城 大 手 で 合 戦 熊 谷 閏 2-26 城 頼 連, 播 磨 国 高 田 城 を 攻 め, 家 人 ら 討 死 毛 利 1510 この 春, 城 頼 連, 尊 良 親 王 の 令 旨 を 奉 じ 備 後 国 に 下 向, 三 吉 下 村 入 君 保 攻 めなどに 従 う 同 上

35 4-1 護 良 親 王, 北 条 高 時 追 討 のため, 直 経 に 軍 勢 を 催 促 する 熊 谷 後 醍 醜 天 皇, 尾 道 浄 土 寺 の 住 侶 に 天 長 地 久 の 祈 祷 を 求 める ( 県 ) 浄 土 寺 後 醍 醐 天 皇, 吉 川 経 長 に 軍 勢 を 催 促 吉 川 後 醍 醐 天 皇, 熊 谷 直 重 に 京 都 発 向 を 命 じる 熊 谷 足 利 高 氏, 丹 波 国 に 入 り, 討 幕 の 兵 をあげる 島 津 家 文 書 5-3 後 醍 醐 天 皇, 尾 道 浄 土 寺 々 辺 の 狼 藉 を 停 止 ( 県 ) 浄 土 寺 後 醍 醐 天 皇, 小 早 川 清 忠 に 京 都 発 向 を 命 じる 小 早 川 高 氏 ら, 六 波 羅 を 攻 略 長 井 貞 頼 城 清 源 山 内 通 継 ら, 高 氏 麾 下 で 合 戦 大 平 記, 毛 利 , 山 内 護 良 親 王, 因 島 本 主 治 部 法 橋 幸 賀 の 軍 忠 を 賞 する ( 県 ) 因 島 村 上 六 波 羅 探 題 北 条 仲 時, 近 江 国 番 場 蓮 華 寺 で 自 殺 光 厳 天 皇 ら 捕 えられる 増 鏡 5-10 石 井 末 忠, 奉 行 所 に 軍 忠 状 の 証 判 を 請 う ( 県 ) 芸 藩 通 志 田 所 ~17 熊 谷 直 清, 綸 旨 を 奉 じ, 丹 後 丹 波 両 国 の 幕 府 方 11 か 所 を 攻 略 熊 谷 千 種 忠 顕, 熊 谷 直 経 に 軍 勢 を 催 促 する 熊 谷 後 醍 醐 天 皇, 光 厳 天 皇 を 廃 し, 年 号 を 元 弘 に 復 する 皇 年 代 略 記 5-21 新 田 義 貞 ら, 鎌 倉 を 攻 略 翌 日, 北 条 高 時 ら 自 殺 鎌 倉 幕 府 の 減 亡 梅 松 論 5-22 小 早 川 頼 平, 楽 音 寺 に 四 季 大 般 若 経 免 田 1 町 2 段 を 寄 進 ( 県 ) 楽 音 寺 後 醍 醐 天 皇, 直 経 に 西 国 発 向 を 命 じる 熊 谷 吉 川 経 長, 奉 行 所 に 周 防 国 新 寺 での 戦 功 を 具 状 する 吉 川 沙 弥 道 秀, 息 親 頼 に 一 身 田 御 厨 厳 島 社 領 高 井 北 方 内 藤 国 3 名 を 譲 る ( 県 ) 厳 島 野 坂 城 清 源 同 頼 連, 奉 行 所 に 六 波 羅 などでの 戦 功 を 具 状 し, 本 領 の 還 付 を 請 う 毛 利 綸 旨 を 下 し, 小 早 川 朝 平 に 沼 田 荘 小 坂 郷 野 義 郷, 伊 予 国 高 市 郷 を 安 堵 小 早 川 官 宣 旨 を 下 し, 北 条 高 時 の 党 類 以 下 朝 敵 与 同 の 輩 を 除 いて 当 知 行 地 を 安 堵 諸 国 平 均 安 堵 法 熊 谷 38 他 8-4 綸 旨 を 下 し, 高 野 山 に 大 田 荘 を 安 堵 ( 県 ) 宝 簡 集 他 楽 音 寺 院 主 良 承, 本 所 蓮 華 王 院 に 当 寺 院 務 職 懸 木 御 前 楽 頭 職 の 安 堵 を 請 う ( 県 ) 蟇 沼 寺 この 頃, 雑 訴 決 断 所 武 者 所 などを 設 置 梅 松 論 10-8 綸 旨 を 下 し, 高 野 山 に 大 田 荘 地 頭 職 を 寄 進 ( 県 ) 宝 簡 集 他 綸 旨 を 下 し, 小 早 川 宗 平 の 当 知 行 を 安 堵 小 早 川 綸 旨 を 下 し, 尾 道 浄 土 寺 に 因 島 地 頭 職 を 寄 進 ( 県 ) 浄 土 寺 綸 旨 を 下 し, 賀 茂 郡 福 成 寺 の 寺 内 寺 領 に 対 する 地 頭 の を 停 止 ( 県 ) 福 成 寺 源 信 賢, 梨 子 羽 郷 弁 海 名 三 分 二 名 主 職 に 補 任 される ( 県 ) 稲 葉 桂 佐 伯 親 重, 息 重 直 に 安 摩 荘 の 洗 米 沙 汰 人 職 を 譲 る ( 県 ) 野 坂 79