21 経 歴 断 絶 女 性 の 進 出 が 有 望 な 職 種 の 選 定 及 びその 職 種 への 支 援 職 業 教 育 訓 練 インターンの 就 職 支 援 経 歴 断 絶 の 予 防 経 歴 断 絶 女 性 支 援 センターの 指 定 3 女 性 政 策 基 本 計 画 健 全 な 家 庭
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- あやか たかひ
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1 第 3 章 韓 国 I. 調 査 編 1. 男 女 共 同 参 画 社 会 を 形 成 するための 取 組 (1) 男 女 共 同 参 画 に 関 する 基 本 法 制 年 女 性 発 展 基 本 法 憲 法 における 男 女 平 等 理 念 を 実 現 するため 国 家 と 自 治 体 の 責 務 に 関 する 基 本 的 な 事 項 を 規 定 することで 政 治 経 済 社 会 文 化 のすべての 分 野 で 男 女 平 等 を 促 進 し 女 性 の 参 画 を 促 進 することを 目 的 とする 1995 年 に 制 定 され 1996 年 7 月 1 日 から 施 行 さ れており 2008 年 までに 11 回 の 改 正 が 行 われた 男 女 発 展 基 本 法 の 主 な 内 容 は 以 下 のとおりである 女 性 参 画 が 低 い 分 野 に 対 する 暫 定 的 な 優 遇 措 置 の 導 入 による 女 性 の 参 画 促 進 女 性 政 策 の 体 系 的 で 有 機 的 な 推 進 のための 女 性 政 策 基 本 計 画 の 策 定 を 義 務 化 女 性 に 対 する 差 別 を 是 正 するための 性 差 別 改 善 委 員 会 の 設 置 運 営 女 性 発 展 のための 事 業 などの 支 援 のため 女 性 発 展 基 金 の 設 置 運 営 男 女 平 等 促 進 に 対 する 国 民 の 認 識 向 上 のための 女 性 週 間 ( 毎 年 の 7 月 1 日 ~7 日 ) 指 定 イベント 実 施 年 経 歴 断 絶 女 性 等 の 経 済 活 動 促 進 法 妊 娠 出 産 育 児 や 家 族 構 成 員 のケアなどを 理 由 に 離 職 した 女 性 や 経 済 活 動 をした ことはないが 就 職 を 希 望 する 女 性 ( 以 下 経 歴 断 絶 女 性 )の 経 済 活 動 を 促 進 するために 総 合 的 な 施 策 の 策 定 及 び 必 要 な 行 政 的 財 政 的 な 支 援 を 行 うことを 目 的 とする 2008 年 6 月 5 日 に 制 定 され 2008 年 12 月 6 日 から 施 行 されている(2010 年 1 月 18 日 一 部 改 正 ) 同 法 律 では 女 性 家 族 部 と 労 働 部 が 共 同 で 5 年 ごとに 経 歴 断 絶 女 性 等 の 経 済 活 動 促 進 に 関 する 基 本 計 画 ( 以 下 経 歴 断 絶 女 性 等 の 経 済 活 動 促 進 基 本 計 画 )を 策 定 することを 規 定 している 基 本 計 画 には 以 下 の 内 容 が 含 まれる 経 歴 断 絶 女 性 等 の 現 況 と 展 望 経 歴 断 絶 女 性 等 の 経 済 活 動 促 進 に 関 する 主 要 施 策 その 他 経 歴 断 絶 女 性 等 の 経 済 活 動 促 進 に 関 連 して 大 統 領 令 で 定 めた 事 項 さらに 女 性 家 族 部 と 労 働 部 は 同 法 に 従 い 以 下 の 事 項 を 実 施 することとなっている 経 歴 断 絶 女 性 等 の 経 済 活 動 実 態 調 査 経 歴 断 絶 女 性 に 適 合 する 仕 事 創 出 の 支 援
2 21 経 歴 断 絶 女 性 の 進 出 が 有 望 な 職 種 の 選 定 及 びその 職 種 への 支 援 職 業 教 育 訓 練 インターンの 就 職 支 援 経 歴 断 絶 の 予 防 経 歴 断 絶 女 性 支 援 センターの 指 定 3 女 性 政 策 基 本 計 画 健 全 な 家 庭 の 実 現 と 国 家 及 び 社 会 の 発 展 に 男 女 が 共 同 で 参 画 し 責 任 を 分 担 する 社 会 シ ステムを 構 築 するための 政 府 の 総 合 計 画 である 同 計 画 において 国 家 の 女 性 政 策 の 目 標 となる 基 本 方 針 を 提 示 し これを 効 率 的 に 達 成 するための 政 策 課 題 と 推 進 計 画 が 掲 げられ ている 中 央 政 府 とともに 地 方 自 治 体 も 同 計 画 によって 年 度 別 に 施 行 計 画 を 策 定 し 運 用 している 主 な 内 容 には 以 下 が 含 まれる 法 制 度 及 び 慣 行 の 改 革 と 政 治 的 意 思 決 定 への 女 性 の 参 画 の 拡 大 女 性 雇 用 の 促 進 及 び 安 定 のための 支 援 強 化 女 性 企 業 支 援 に 関 する 法 律 の 制 定 (1999 年 ) 労 働 基 準 法 男 女 雇 用 平 等 法 雇 用 保 険 法 を 改 定 し 出 産 休 暇 を 90 日 に 拡 大 し 育 児 休 職 給 与 の 支 給 の 実 施 (2001 年 ) 女 性 の 競 争 力 向 上 のための 教 育 体 制 の 確 立 多 様 な 女 性 家 庭 福 祉 サービスの 拡 充 強 化 国 民 年 金 法 を 改 定 し 配 偶 者 の 年 金 分 割 需 給 権 を 認 める(1998 年 ) 政 策 での 男 女 平 等 観 点 の 統 合 女 性 政 策 の 総 括 調 整 機 能 の 強 化 : 国 務 総 理 傘 下 の 女 性 政 策 調 整 会 議 を 構 成 し 45 ヵ 所 の 中 央 行 政 機 関 に 女 性 政 策 責 任 官 を 指 定 運 営 政 策 の 性 別 影 響 評 価 の 実 施 (2005 年 ) 各 分 野 における 意 思 決 定 過 程 への 女 性 の 参 画 の 拡 大 女 性 管 理 者 任 用 拡 大 5 ヵ 年 計 画 及 び 男 女 平 等 採 用 目 標 制 度 の 推 進 22 国 公 立 大 学 での 女 性 教 授 採 用 目 標 制 度 の 施 行 のため 教 育 公 務 員 法 の 改 定 (2003 年 ) 軍 警 察 分 野 での 女 性 進 出 拡 大 女 性 人 的 資 源 の 開 発 と 活 用 女 性 科 学 技 術 者 の 人 材 養 成 及 び 活 用 のため 女 性 科 学 人 材 育 成 及 び 支 援 に 関 する 法 律 施 行 令 を 制 定 し 女 性 科 学 技 術 人 材 育 成 委 員 会 を 設 置 (2003 年 ) 女 性 科 学 21 女 性 の 進 出 が 有 望 な 職 種 は 法 律 では 定 めてない ただし 経 歴 断 絶 女 性 の 就 職 を 支 援 する 女 性 再 就 職 支 援 センター では センターに 開 設 されている 教 育 訓 練 プログラムに 対 する 受 講 者 のニーズ 調 査 (アン ケート 調 査 ) モデル 地 域 での 新 たな 教 育 訓 練 プログラムなどを 通 じて 経 歴 断 絶 女 性 の 進 出 が 有 望 な 職 種 を 決 め それに 対 応 するよう 教 育 訓 練 プログラムを 開 発 更 新 している 22 内 閣 府 諸 外 国 における 政 策 方 針 決 定 過 程 への 女 性 の 参 画 に 関 する 調 査 -ドイツ 共 和 国 フランス 共 和 国 大 韓 民 国 フィリピン 共 和 国 ( 平 成 20 年 3 月 )P
3 技 術 者 の 採 用 目 標 制 度 を 国 公 立 研 究 機 関 及 び 政 府 投 資 機 関 研 究 所 など 公 共 部 門 に 導 入 男 女 雇 用 平 等 と 女 性 の 経 済 活 動 への 参 画 の 拡 大 女 性 雇 用 による 雇 用 主 の 負 担 を 縮 小 し 中 小 企 業 労 働 者 の 産 前 休 暇 制 度 導 入 を 促 進 するため 優 先 支 援 対 象 企 業 を 拡 大 保 育 に 対 する 公 共 投 資 の 拡 大 保 育 予 算 の 拡 大 良 質 の 保 育 サービス 提 供 のため の 保 育 施 設 評 価 認 証 制 度 の 導 入 保 育 士 の 資 格 管 理 体 系 の 導 入 のため 乳 幼 児 保 育 法 の 改 正 (2004 年 ) 女 性 に 対 する 暴 力 の 予 防 及 び 人 権 保 護 の 強 化 家 庭 内 暴 力 の 被 害 者 に 対 する 保 護 強 化 及 び 社 会 復 帰 支 援 男 女 が 平 等 な 家 族 政 策 の 基 盤 構 築 健 康 家 庭 基 本 法 の 制 定 (2005 年 ) 国 務 総 理 傘 下 中 央 健 康 家 庭 政 策 委 員 会 による 健 康 家 庭 基 本 計 画 及 び 主 要 施 策 の 検 討 健 康 家 庭 支 援 センターの 設 置 運 営 現 行 の 女 性 政 策 基 本 計 画 は 第 3 次 であり 政 府 は 第 1 次 (1998 年 ~2002 年 ) 第 2 次 (2003 年 ~2007 年 )の 10 年 間 の 女 性 政 策 の 推 進 成 果 と 変 化 する 社 会 情 勢 を 反 映 し 第 3 次 女 性 政 策 基 本 計 画 を 策 定 した 第 3 次 女 性 政 策 基 本 計 画 では 実 質 的 に 持 続 可 能 な 男 女 平 等 社 会 の 実 現 を 目 的 としており この 基 本 計 画 で 設 定 している 三 大 課 題 は1 女 性 人 材 の 活 用 2 女 性 権 益 の 保 護 3 平 等 政 策 推 進 のための 基 盤 強 化 である 政 策 課 題 別 の 2008 年 の 推 進 成 果 を 図 表 3-1 に 示 す
4 図 表 3-1 女 性 政 策 基 本 計 画 の 政 策 課 題 別 の 推 進 状 況 (2008 年 ) 23 1 女 性 人 材 活 用 経 歴 断 絶 女 性 等 の 経 済 活 動 促 進 法 の 制 定 (2008 年 12 月 ) 女 性 就 職 支 援 本 部 を 新 たに 3 ヵ 所 追 加 設 置 し 運 営 また 女 性 再 就 職 支 援 センター を 3 ヵ 所 運 営 第 2 次 女 性 科 学 技 術 者 材 育 成 支 援 施 策 の 策 定 実 施 など 女 性 専 門 職 の 養 成 を 推 進 - 女 性 科 学 技 術 者 のキャリア 開 発 支 援 (2,219 名 ) 文 化 芸 術 文 化 産 業 分 野 の 人 材 ( 男 女 別 )の 実 態 調 査 データベースの 構 築 女 性 農 業 従 事 者 のリーダーシッ プ 教 育 (3,150 名 )などの 実 施 中 央 政 府 の 4 級 以 上 及 び 地 方 自 治 体 の 女 性 管 理 職 の 拡 大 のための 5 ヵ 年 計 画 の 施 行 - 中 央 政 府 の 4 級 以 上 の 女 性 管 理 者 の 比 率 は 2008 年 12 月 現 在 6.1%で 課 長 以 上 の 管 理 職 に 女 性 がいる 中 央 政 府 機 関 は 39 機 関 中 35 機 関 (90%) 子 供 ケアサービスの 拡 大 及 び 保 育 教 育 サービスの 拡 充 差 別 保 育 料 の 支 援 (591 千 名 ) 5 歳 児 童 への 無 償 保 育 料 支 援 (123 千 名 ) 終 日 幼 稚 園 運 営 の 拡 大 (7487 ヵ 所 ) 育 児 勤 務 時 間 短 縮 制 度 の 導 入 育 児 休 職 の 分 割 使 用 育 児 休 職 対 象 の 子 供 の 範 囲 の 拡 大 家 族 親 和 企 業 支 援 のための 制 度 的 な 基 盤 構 築 - 家 族 親 和 企 業 の 認 証 制 度 導 入 家 族 親 和 コンサルティング 及 び 教 育 の 実 施 法 定 残 業 時 間 の 限 度 を 超 える 可 能 性 が 高 い 企 業 の 指 導 監 督 (627 ヵ 所 ) 2 女 性 の 権 益 の 保 護 緊 急 福 祉 支 援 法 の 施 行 令 及 び 施 行 規 則 の 改 定 (2008 年 1 月 ) 母 子 家 庭 に 対 する 養 育 費 用 の 支 援 拡 大 (2007 年 :7 歳 まで 2008 年 :8 歳 まで) DV 被 害 者 の 保 護 及 び 支 援 の 拡 大 多 文 化 家 族 ( 外 国 人 と 結 婚 した 家 族 を 意 味 する)に 対 する 総 合 支 援 女 性 移 住 労 働 者 の 支 援 3 平 等 政 策 の 推 進 基 盤 の 強 化 性 別 影 響 評 価 指 標 及 び 分 析 ツールの 開 発 (2008 年 6 月 ~12 月 ) 性 別 影 響 評 価 団 の 構 成 運 営 など 性 別 影 響 評 価 の 実 効 性 の 確 保 ジェンダー 予 算 (Gender Responsive Budget)の 構 成 及 びモデル 事 業 の 実 施 (2008 年 4 月 ~12 月 25 機 関 の 105 事 業 ) 女 性 団 体 共 同 事 業 の 推 進 (7 分 野 の 122 事 業 ) ボランティア 統 合 情 報 管 理 システム 構 築 ( 登 録 女 性 ボランティア 2,506,464 名 ) 女 子 大 生 活 動 支 援 プログラムの 支 援 (29 校 81 サークル) グローバルネットワークの 強 化 のための 国 際 会 議 への 参 加 世 界 一 民 族 女 性 ネッ トワーク の 開 催 など 女 性 国 際 協 力 の 拡 大 4 女 性 人 材 開 発 総 合 計 画 韓 国 では 少 子 高 齢 化 への 対 応 及 びグローバル 競 争 時 代 における 経 済 社 会 の 持 続 可 能 な 均 衡 発 展 を 達 成 するため 潜 在 労 働 力 である 女 性 の 労 働 市 場 への 参 入 促 進 が 重 点 課 題 と 認 識 されている これを 受 けて 女 性 人 的 資 源 の 効 率 的 な 開 発 及 び 活 動 のために 女 性 人 材 開 発 総 合 計 画 (2006 年 ~2010 年 )が 策 定 された 同 計 画 の 目 標 は 2010 年 まで に 女 性 経 済 活 動 率 55% 達 成 女 性 就 職 先 を 60 万 件 拡 大 することとし 5 大 部 門 の 15 の 23 女 性 家 族 部 女 性 家 族 部 2008 年 度 女 性 政 策 年 次 報 告 書
5 重 点 課 題 と 140 の 事 業 課 題 から 構 成 されている 2008 年 の 推 進 成 果 は 以 下 のとおりであ る 図 表 3-2 女 性 人 材 開 発 総 合 計 画 の 推 進 状 況 (2008 年 ) 1 多 様 な 女 性 就 職 先 の 戦 略 的 な 拡 大 国 家 戦 略 地 域 特 性 化 分 野 での 女 性 の 就 職 先 の 拡 大 のため ゲーム 映 像 デジタル 放 送 文 化 コンテンツなどの 文 化 事 業 分 野 の 専 門 職 養 成 教 育 に 2,137 名 が 参 加 地 域 特 化 戦 略 産 業 分 野 での 地 域 社 会 型 の 就 職 支 援 のための 32 の 教 育 課 程 の 運 営 (915 名 が 受 講 ) 女 性 科 学 技 術 者 の 採 用 目 標 制 度 の 施 行 結 果 99 ヵ 所 の 対 象 機 関 の 女 性 科 学 技 術 者 の 採 用 比 率 が 24.6%に 達 し 優 秀 女 性 科 学 者 164 名 有 望 女 性 科 学 者 69 名 を 支 援 公 共 部 門 での 女 性 参 画 を 促 進 するため 男 女 平 等 採 用 目 標 制 度 を 継 続 し 女 性 教 授 及 び 校 長 の 任 用 目 標 制 度 政 府 傘 下 機 関 及 び 公 企 業 に 対 する 積 極 的 な 雇 用 改 善 措 置 の 適 用 拡 大 などを 推 進 2 女 性 能 力 開 発 及 び 雇 用 機 会 の 拡 大 青 少 年 のための 職 業 体 験 プログラムの 運 営 次 世 代 女 性 科 学 人 の 育 成 のための 女 子 科 学 技 術 者 支 援 センター(WISE)の 運 営 女 子 学 生 の 工 学 教 育 先 導 大 学 支 援 事 業 などを 推 進 女 性 能 力 開 発 及 び 雇 用 条 件 の 改 善 のため 在 職 労 働 者 トレーニングの 女 性 参 加 率 の 引 上 げ 民 間 企 業 での 名 誉 雇 用 平 等 監 督 官 の 活 用 女 性 農 業 従 事 者 への 支 援 などを 推 進 経 歴 断 絶 女 性 の 雇 用 機 会 拡 大 のために 多 様 な 教 育 訓 練 等 の 能 力 開 発 支 援 を 実 施 3 女 性 人 的 資 源 開 発 のインフラ 拡 充 高 学 歴 女 性 及 び 潜 在 的 な 女 性 人 材 の 能 力 開 発 のインフラを 強 化 するため 大 学 生 キャリア 開 発 セ ンター 機 能 の 強 化 全 国 12 ヵ 所 の 女 子 大 学 生 キャリア 開 発 センターで 就 職 支 援 プログラムを 運 営 し 1,271 名 の 就 職 を 支 援 女 子 科 学 技 術 者 支 援 センター(WISE)を 1 ヵ 所 新 設 就 職 連 携 プログラム 構 築 のため 女 性 就 職 支 援 本 部 の 新 規 設 置 (3 ヵ 所 ) 女 性 雇 用 支 援 セン ター を 新 設 (1 ヵ 所 ) 女 性 就 職 支 援 関 連 総 合 サービス 機 能 の 強 化 のため Women-Net 及 び 女 性 Work-Net の 就 職 支 援 機 能 の 強 化 4 仕 事 と 家 庭 の 両 立 の 基 盤 造 成 親 の 育 児 負 担 を 軽 減 するため 乳 幼 児 保 育 料 の 支 援 拡 大 保 育 施 設 の 拡 充 などを 推 進 中 産 階 級 の 保 育 負 担 緩 和 のため 0~4 歳 の 乳 幼 児 保 育 料 の 支 援 拡 大 国 公 立 55 ヵ 所 障 害 児 専 門 2 ヵ 所 を 新 設 事 業 所 内 の 保 育 教 師 などの 人 件 費 支 援 要 件 の 緩 和 などを 実 施 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 制 度 強 化 のため 民 間 企 業 労 働 者 の 育 児 休 職 の 要 件 緩 和 (1 歳 未 満 3 歳 未 満 ) 育 児 休 職 者 の 代 替 雇 用 を 行 った 事 業 所 に 対 する 支 援 金 給 付 (810 事 業 所 の 1,658 名 ) 育 児 期 の 勤 務 時 間 の 短 縮 制 度 ²の 導 入 家 族 親 和 企 業 認 証 制 度 の 審 査 を 実 施 し 認 証 マークを 付 与 (14 企 業 ) 5 政 策 推 進 体 系 の 整 備 経 歴 断 絶 女 性 等 の 経 済 活 動 促 進 法 の 制 定 地 域 女 性 人 材 開 発 活 性 化 などの 推 進 政 策 の 男 女 の 公 平 性 確 保 及 び 政 策 の 満 足 度 引 上 げのため 性 別 影 響 評 価 を 実 施 ( 計 1,531 個 の 課 題 ) 注 1. 労 働 法 第 24 条 で 労 働 部 長 官 は 事 業 所 の 男 女 雇 用 平 等 を 促 進 するために 該 当 事 業 所 所 属 の 労 働 者 のなかで 労 使 が 推 薦 する 者 を 名 誉 雇 用 平 等 監 督 官 に 任 命 することができると 規 定 されている その 業 務 は 該 当 事 業 所 の 差 別 および 職 場 内 のセクハラが 発 生 した 場 合 の 被 害 労 働 者 に 対 する 相 談 助 言 該 当 事 業 所 の 雇 用 平 等 状 態 の 自 律 点 検 法 律 違 反 事 項 に 対 する 事 業 主 への 改 善 建 議 男 女 雇 用 制 度 に 対 する 広 報 などである 2. 男 女 雇 用 平 等 と 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 関 する 法 律 の 2008 年 改 正 により 育 児 期 の 勤 務 時 間 の 短 縮 制 度 が 導 入 され 育 児 休 職 と 育 児 期 の 勤 務 時 間 の 短 縮 制 度 の 2 つ 制 度 を 選 択 あるい は 混 合 して 活 用 することができるようになった
6 5 経 歴 断 絶 女 性 等 の 経 済 活 動 促 進 基 本 計 画 経 歴 断 絶 女 性 等 の 経 済 活 動 促 進 法 (2008 年 6 月 制 定 同 年 12 月 施 行 )に 基 づき 女 性 家 族 部 労 働 部 は 共 同 で 5 年 ごとに 経 歴 断 絶 女 性 等 の 経 済 活 動 促 進 基 本 計 画 を 策 定 することが 規 定 されている 経 歴 断 絶 女 性 等 の 経 済 活 動 促 進 基 本 計 画 の 目 的 は 女 性 の 労 働 力 の 効 率 的 な 活 用 を 通 じた 持 続 可 能 な 社 会 実 現 であり 政 策 目 標 は 2014 年 まで 女 性 経 済 活 動 参 加 率 の 60% の 達 成 としている 基 本 方 針 としては 1) 女 性 の 労 働 市 場 への 再 参 入 与 件 の 改 善 2) 経 歴 断 絶 女 性 の 規 模 縮 小 がある 図 表 3-3 経 歴 断 絶 女 性 等 の 経 済 活 動 促 進 基 本 計 画 の 基 本 方 針 (1) 女 性 の 労 働 市 場 への 再 参 入 与 件 の 改 善 1 経 歴 断 絶 女 性 の 就 職 支 援 サービスの 強 化 就 職 支 援 機 関 の 機 能 強 化 就 職 連 携 型 のケアサービスの 支 援 起 業 支 援 の 拡 大 トレーニング 就 職 機 会 の 拡 大 雇 用 福 祉 の 連 携 強 化 2 ケア 雇 用 の 連 携 インフラの 構 築 ケアサービスのインフラ 拡 充 働 く 女 性 のための 保 育 政 策 の 再 編 (2) 経 歴 断 絶 女 性 の 規 模 縮 小 1 仕 事 と 家 庭 の 両 立 のための 企 業 環 境 の 造 成 仕 事 と 家 庭 を 両 立 させるための 制 度 ( 柔 軟 な 勤 務 体 制 短 時 間 勤 務 制 度 等 )の 拡 大 に 対 する 支 援 家 族 親 和 企 業 の 文 化 造 成 2 経 歴 断 絶 解 消 のための 社 会 的 基 盤 の 構 築 仕 事 と 家 庭 の 両 立 できる 家 族 地 域 環 境 の 造 成 経 歴 断 絶 女 性 に 関 する 定 期 的 な 研 究 経 歴 断 絶 女 性 の 体 系 的 支 援 のための 各 省 庁 間 の 協 力 体 系 の 構 築
7 年 女 性 企 業 支 援 に 関 する 法 律 ( 女 性 企 業 支 援 法 ) 女 性 が 所 有 もしくは 経 営 する 企 業 の 活 動 および 女 性 による 起 業 を 支 援 し 女 性 の 経 済 活 動 を 高 めることを 目 的 とする 24 この 法 律 の 女 性 企 業 とは 女 性 が 所 有 もしくは 経 営 する 企 業 として 大 統 領 令 が 定 めた 基 準 に 該 当 する 企 業 である( 第 2 条 定 義 ) 同 法 は 2009 年 12 月 30 日 の 一 部 改 正 まで 9 回 改 訂 されている 同 法 は 国 及 び 地 方 自 治 体 に 対 し 女 性 の 企 業 活 動 及 び 起 業 を 促 進 するため 資 金 人 材 情 報 技 術 などの 総 合 的 な 支 援 と 均 等 な 活 動 機 会 の 確 保 に 向 けた 努 力 すること を 義 務 付 けている( 第 3 条 国 及 び 自 治 体 の 責 任 ) 例 えば 中 小 企 業 庁 へは 毎 年 女 性 の 企 業 活 動 を 促 進 するための 基 本 計 画 を 策 定 する ことが 定 められたほか 基 本 計 画 及 び 女 性 企 業 活 動 の 促 進 に 関 する 重 要 事 項 を 審 議 する ための 女 性 企 業 促 進 委 員 会 を 庁 内 に 設 置 すること 2 年 ごとに 女 性 企 業 活 動 の 現 況 に ついて 実 態 調 査 を 行 うことが 定 められた( 第 5 条 女 性 企 業 活 動 促 進 に 関 する 基 本 計 画 第 7 条 実 態 調 査 ) 公 共 機 関 は 物 品 調 達 の 際 に 女 性 企 業 の 製 品 を 区 分 して 調 達 しなければならず また 中 小 企 業 庁 長 は 公 共 機 関 に 対 し 女 性 企 業 の 製 品 をより 多 く 購 買 するように 要 請 するこ とが 可 能 である 要 請 を 受 けた 公 共 機 関 はこれを 反 映 すべきとされている( 第 9 条 公 共 機 関 の 優 先 購 買 ) また 女 性 経 済 人 の 共 同 利 益 の 増 進 と 発 展 女 性 企 業 活 動 の 促 進 業 務 を 効 率 的 に 遂 行 するために 韓 国 女 性 経 済 人 協 会 を 設 立 することが 定 められ 女 性 による 起 業 と 女 性 企 業 活 動 を 促 進 するために 各 種 情 報 及 び 教 育 訓 練 研 修 相 談 などのサービスを 提 供 する 女 性 企 業 総 合 支 援 センターが 設 置 されることとなった( 第 13 条 韓 国 女 性 経 済 人 協 会 の 設 立 など 第 14 条 協 会 の 業 務 ) 年 労 働 基 準 法 1953 年 制 定 された 以 降 11 回 改 正 され 1997 年 に 全 面 改 正 された 後 2009 年 まで 18 回 改 正 された この 法 律 は 常 駐 する 労 働 者 を 5 人 以 上 雇 用 しているすべての 事 業 所 に 適 用 される 女 性 労 働 者 及 び 未 成 年 者 に 対 する 主 な 保 護 条 項 は 以 下 のとおりである 弾 力 的 勤 務 時 間 制 度 の 適 用 排 除 : 雇 用 主 は 15 歳 以 上 18 歳 未 満 の 労 働 者 及 び 妊 25 娠 中 の 女 性 労 働 者 に 対 しては 弾 力 的 勤 務 時 間 制 度 の 適 用 ができない 危 険 業 務 への 雇 用 禁 止 : 妊 娠 中 あるいは 出 産 後 1 年 が 経 過 していない 女 性 及 び 18 歳 未 満 の 未 成 年 者 を 倫 理 的 あるいは 健 康 に 対 して 有 害 危 険 な 事 業 に 雇 用 できな い 夜 間 休 日 勤 務 の 禁 止 : 雇 用 主 は 妊 娠 中 あるいは 出 産 後 1 年 が 経 過 していない 女 性 24 内 閣 府 (2009) 諸 外 国 における 政 策 方 針 決 定 過 程 への 女 性 の 参 画 に 関 する 調 査 -ドイツ 共 和 国 フラ ンス 共 和 国 大 韓 民 国 フィリピン 共 和 国 -( 平 成 20 年 3 月 ) 25 労 働 基 準 法 第 51 条 ( 弾 力 的 労 働 時 間 制 度 )では 事 業 主 は 2 週 以 内 の 一 定 の 単 位 期 間 を 平 均 して 1 週 間 の 労 働 時 間 が 週 40 時 間 を 超 過 しない 範 囲 内 で 特 定 の 日 に 1 日 8 時 間 の 労 働 時 間 基 準 を 超 過 して 労 働 で きる だだし 特 定 週 の 労 働 時 間 が 48 時 間 を 超 過 することはできない
8 及 び 18 歳 未 満 の 未 成 年 者 を 午 後 10 時 から 午 前 6 時 までと 休 日 に 労 働 させるこ とはできない ただし 労 働 者 からの 同 意 及 び 労 働 部 長 官 の 認 可 を 得 られた 場 合 はこの 限 りではない 時 間 外 勤 務 の 制 限 : 雇 用 主 は 出 産 後 1 年 が 経 過 していない 女 性 に 対 して 1 日 に 2 時 間 1 週 間 に 6 時 間 1 年 に 150 時 間 を 超 過 する 時 間 外 勤 務 をさせることはで きない 出 産 前 後 有 給 休 暇 : 雇 用 主 は 妊 娠 中 の 女 性 に 対 して 出 産 前 後 を 通 じて 90 日 間 の 保 護 休 暇 を 付 与 しなければならない その 際 出 産 後 に 45 日 以 上 の 休 暇 が 取 得 できるよう 設 定 しなければならない 育 児 時 間 の 保 障 : 生 まれて 1 年 未 満 の 乳 幼 児 をもつ 女 性 労 働 者 から 申 し 入 れがあっ た 場 合 1 日 に 2 回 それぞれ 30 分 以 上 の 有 給 授 乳 時 間 を 与 えなければならない 解 雇 の 制 限 : 出 産 後 の 女 性 が 労 働 基 準 法 の 規 定 によって 休 業 した 期 間 とその 後 の 30 日 間 は 雇 用 主 はその 女 性 労 働 者 を 解 雇 できない 出 産 前 後 休 暇 労 働 基 準 法 第 74 条 により 妊 娠 中 の 女 性 労 働 者 に 対 し 労 働 契 約 形 態 とは 関 係 な く 出 産 前 後 に 90 日 間 有 給 を 付 与 する 出 産 前 後 休 暇 制 度 が 導 入 された 出 産 前 後 休 暇 制 度 は 強 行 規 定 であるため 小 規 模 事 業 主 でも 該 当 女 性 労 働 者 に 付 与 しなければ ならない また 出 産 後 の 休 暇 が 45 日 以 上 になるように 休 暇 期 間 を 配 置 することが 義 務 付 け られている 出 産 が 予 定 より 遅 れ 出 産 前 の 休 暇 期 間 が 45 日 を 超 過 して 休 暇 を 使 用 したとしても 出 産 後 45 日 以 上 の 有 給 休 暇 を 付 与 しなければならないので この 場 合 は 出 産 前 の 45 日 を 超 過 した 休 暇 期 間 に 対 しては 無 給 での 処 理 が 可 能 である さ らに 事 業 主 は 妥 当 な 理 由 がある 場 合 でも 出 産 前 後 休 暇 期 間 とその 後 30 日 間 は 女 性 労 働 者 を 解 雇 できない 雇 用 保 険 基 金 では 出 産 前 後 休 暇 期 間 中 最 大 90 日 間 の 給 与 を 使 用 者 に 対 して 支 援 する 政 府 が 重 点 的 に 支 援 を 行 う 優 先 支 援 対 象 企 業 (その 多 くは 小 規 模 の 中 小 企 業 ) の 場 合 出 産 前 後 休 暇 の 90 日 分 に 対 する 給 与 を 雇 用 保 険 から 最 大 405 万 ウォンま で 支 援 し 大 企 業 の 場 合 出 産 前 後 休 暇 の 30 日 分 に 対 する 給 与 を 雇 用 保 険 から 最 大 135 万 ウォンまで 支 援 している 出 産 前 後 休 暇 給 与 は 休 暇 開 始 日 の 賃 金 額 を 基 準 にして 支 給 するが 優 先 支 援 対 象 企 業 の 勤 務 者 の 賃 金 が 雇 用 保 険 で 支 援 する 金 額 より 高 い 場 合 最 初 の 60 日 分 に 対 し てその 差 額 を 事 業 主 が 支 給 する 義 務 がある また 出 産 前 後 休 暇 を 終 えて 復 職 する 女 性 に 対 しては 休 暇 前 と 同 等 な 職 務 を 付 与 する 必 要 があり これは 育 児 休 職 と 同 様 で ある
9 年 男 女 雇 用 平 等 と 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 関 する 法 律 ( 旧 男 女 雇 用 平 等 法 ) 男 女 への 平 等 な 機 会 と 待 遇 の 保 障 母 性 保 護 及 び 女 性 雇 用 の 促 進 を 通 じて 男 女 雇 用 平 等 を 実 現 するとともに 労 働 者 の 仕 事 と 家 庭 の 両 立 を 支 援 することで 国 民 生 活 の 質 を 向 上 することを 目 的 とする 法 律 である 1987 年 男 女 雇 用 平 等 法 が 制 定 されて 以 降 2010 年 まで 11 回 改 正 され 2007 年 の 改 正 からは 名 称 が 男 女 雇 用 平 等 法 から 男 女 雇 用 平 等 と 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 関 する 法 律 に 変 更 された 2007 年 の 第 8 回 の 改 正 では 仕 事 と 家 庭 との 両 立 の 支 援 のために 以 下 の 制 度 が 改 正 新 設 された 配 偶 者 の 出 産 休 暇 配 偶 者 が 出 産 した 場 合 出 産 後 に3 日 間 の 休 暇 申 請 を 可 能 とする 制 度 であり 企 業 側 からの 自 律 的 な 導 入 運 営 であった 配 偶 者 の 出 産 休 暇 制 度 を 2007 年 の 第 8 回 改 正 により 法 的 に 制 度 化 した(2008 年 6 月 施 行 ) 労 働 者 の 配 偶 者 の 出 産 日 から 30 日 以 内 に 請 求 使 用 が 可 能 であり 事 業 主 は 3 日 間 の 無 給 休 暇 を 与 えることとする 育 児 休 職 制 度 育 児 休 職 制 度 は 3 歳 未 満 の 乳 幼 児 を 持 つ 労 働 者 がその 育 児 のために1 年 間 を 上 限 に 休 職 できる 制 度 であり 休 職 期 間 中 には 定 額 の 育 児 休 職 給 与 が 支 給 される 2007 年 の 第 8 回 改 正 では 育 児 休 職 申 請 用 件 を 緩 和 し 育 児 休 職 対 象 の 子 どもの 年 齢 を 1 歳 から 3 歳 に 引 き 上 げた(ただし 2007 年 12 月 31 日 以 前 出 生 した 子 どもは 1 歳 を 上 限 とする) 26 これは 育 児 休 職 の 活 用 度 を 向 上 させるとともに 女 性 労 働 者 の 経 歴 断 絶 を 防 止 する 目 的 である 従 前 の 育 児 休 職 の 場 合 子 どもの 年 齢 が 1 歳 を 超 え た 場 合 休 職 を 終 了 しなければならない 強 制 終 了 規 定 があったため 育 児 休 職 の 申 請 時 点 が 遅 れた 場 合 1~2 ヶ 月 しか 使 えない 場 合 や 出 産 前 後 休 暇 (90 日 ) 期 間 程 度 育 児 休 職 期 間 が 短 縮 されて 実 際 に 最 大 10.5 ヶ 月 しか 使 えないといったことが 生 じていた が 同 改 定 により 強 制 終 了 規 定 が 廃 止 され 子 どもが 生 まれて 3 年 以 内 に 休 職 を 開 始 した 場 合 与 えられた 1 年 すべてが 使 用 可 能 となった この 改 正 によって 出 産 前 後 休 暇 を 使 用 した 後 でも 育 児 休 職 を 1 年 間 すべて 使 用 することができるようになった さらに 対 象 となる 子 どもの 年 齢 が 3 歳 まで 拡 大 されたため 共 働 き 夫 婦 の 場 合 には 夫 婦 が 交 代 で 育 児 休 職 を 使 う 場 合 には 通 算 で 2 年 間 の 育 児 休 職 が 可 能 となった(た だし 夫 婦 同 時 の 育 児 休 職 取 得 は 不 可 能 である) また 1 回 に 限 り 育 児 休 暇 を 分 割 して 育 児 休 暇 を 使 用 することが 可 能 である なお 2010 年 2 月 4 日 の 第 11 回 の 改 正 より 育 児 休 職 の 対 象 となる 子 どもの 年 齢 は 3 歳 から 6 歳 へ 引 き 上 げられることとな った 26 男 女 雇 用 平 等 と 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 関 する 法 律 は 2005 年 12 月 30 日 に 改 訂 されており 付 則 にお いて 改 訂 内 容 は 2008 年 1 月 1 日 以 降 に 生 まれた 子 どもより 適 用 されることが 規 定 されている
10 育 児 休 職 給 与 額 については 月 40 万 ウォンから 50 万 ウォンに 引 き 上 げられた(2007 年 4 月 27 日 以 降 ) 2009 年 現 在 出 産 前 後 の 休 暇 給 与 の 支 給 を 受 けた 女 性 は 70,558 名 であり そのう ち 34,898 名 (49.5%)が 育 児 休 職 を 取 得 している 女 性 の 育 児 休 職 利 用 者 数 及 び 取 得 率 は 持 続 的 に 増 加 している 一 方 で 2009 年 の 男 性 の 育 児 休 職 取 得 者 は 502 名 で 年 々 増 えているものの 女 性 育 児 休 職 取 得 者 の 1 割 にとどまっているのが 現 状 である ( 図 表 3-14 女 性 の 育 児 休 職 取 得 率 の 推 移 を 参 照 ) 図 表 3-4 年 度 別 育 児 休 職 給 与 支 給 状 況 ( 単 位 : 人 百 万 ウォン) 区 分 人 員 支 給 実 績 計 女 性 男 性 ( 総 額 ) 備 考 ,670 13, ,521 月 40 万 ウォン ,185 20, , ,145 28, ,431 月 50 万 ウォン ,400 34, ,724 出 典 : 労 働 部 (2009) 出 産 及 び 育 児 休 職 の 現 況 雇 用 保 険 データベース 資 料 育 児 期 間 中 の 勤 務 時 間 の 短 縮 現 在 の 育 児 休 職 制 度 は 労 働 者 の 所 得 減 少 及 び 経 歴 断 絶 他 労 働 者 の 業 務 負 荷 の 増 加 企 業 の 代 替 労 働 者 雇 用 による 費 用 負 担 などの 問 題 により 活 用 が 限 定 的 である そこで 2007 年 の 第 8 回 改 正 から 育 児 休 職 制 度 とともに 育 児 期 間 中 の 勤 務 時 間 の 短 縮 制 度 を 導 入 し 育 児 期 の 労 働 者 の 選 択 の 幅 を 拡 大 している 勤 務 時 間 短 縮 制 度 は 育 児 休 職 制 度 と 補 完 的 に 利 用 可 能 となるよう 対 象 となる 子 供 の 年 齢 及 び 期 間 などは 育 児 休 職 制 度 と 同 様 である 育 児 休 職 の 代 わりに 該 当 労 働 者 が 勤 務 時 間 の 短 縮 を 申 請 する 場 合 事 業 主 がこれを 許 容 できるようにした この 期 間 中 の 勤 務 時 間 は 週 15 時 間 以 上 30 時 間 以 内 とする( 労 働 時 間 が 15 時 間 未 満 になると 雇 用 保 険 適 用 外 の 労 働 者 となるので 最 低 時 間 を 15 時 間 以 上 に 規 定 する) 妊 娠 出 産 育 児 に 係 る 支 援 金 奨 励 金 については (3)6 育 児 に 係 る 奨 励 金 の 状 況 を 参 照 (2) 国 内 の 推 進 体 制 1 女 性 家 族 部 (Ministry of Gender Equality & Family) 女 性 政 策 の 企 画 総 合 女 性 の 権 益 の 増 進 などの 地 位 向 上 女 性 人 材 の 開 発 活 動 の 3 つの 目 的 で 設 立 された 中 央 行 政 機 関 であり 以 下 の 7 つが 主 要 業 務 である 女 性 政 策 の 企 画 総 合
11 家 庭 内 の 暴 力 の 予 防 及 び 被 害 者 の 保 護 女 性 の 社 会 参 画 の 拡 大 女 性 人 材 の 開 発 活 用 政 策 の 性 別 影 響 分 析 評 価 売 春 の 防 止 及 び 被 害 者 の 保 護 女 性 団 体 及 び 国 際 機 構 との 協 力 女 性 家 族 部 は 1998 年 2 月 28 日 に 大 統 領 直 属 の 女 性 特 別 委 員 会 の 設 置 から 始 まり 2001 年 に 女 性 部 が 正 式 に 発 足 した 2005 年 には 女 性 家 族 部 に 改 編 されたが 2008 年 に 女 性 部 に 改 編 され 2010 年 3 月 に 女 性 家 族 部 に 再 び 改 編 された また 2010 年 3 月 19 日 に 保 健 福 祉 部 の 家 族 と 青 少 年 の 業 務 が 移 管 され 女 性 家 族 部 として 再 編 成 されている 女 性 家 族 部 は 現 在 1 室 2 局 の 体 制 で 企 画 調 整 室 女 性 政 策 局 権 益 増 進 局 がある 企 画 調 整 室 では 各 種 政 策 の 計 画 の 策 定 調 整 及 び 予 算 編 成 調 整 女 性 発 展 基 金 の 管 理 な どを 行 っている 女 性 政 策 局 では 女 性 政 策 の 企 画 総 合 女 性 政 策 基 本 計 画 の 策 定 及 び 年 度 別 の 施 行 計 画 の 総 合 調 整 女 性 発 展 基 本 法 令 の 管 理 運 営 国 家 政 策 に 対 する 性 別 影 響 評 価 女 性 人 材 開 発 に 関 する 計 画 の 策 定 女 性 の 就 職 促 進 教 育 プログラムの 開 発 及 び 運 営 支 援 女 性 就 職 促 進 事 業 の 開 発 及 び 推 進 経 歴 断 絶 女 性 支 援 センターの 支 援 運 営 点 検 評 価 経 歴 断 絶 女 性 の 経 済 活 動 実 態 調 査 などを 行 っている 権 益 増 進 局 では 女 性 の 権 益 増 進 計 画 の 策 定 調 整 売 春 防 止 のための 総 合 対 策 の 策 定 推 進 売 春 被 害 者 の 保 護 及 び 支 援 施 設 の 運 営 家 庭 内 の 暴 力 の 予 防 及 び 被 害 者 保 護 計 画 の 策 定 女 性 団 体 活 動 の 活 性 化 計 画 の 策 定 女 性 分 野 の 国 際 機 構 及 び 国 際 会 議 への 協 力 などを 行 っている 主 要 業 務 計 画 としては 5 ヵ 年 計 画 である 女 性 政 策 基 本 計 画 が 2012 年 まで 推 進 さ れる 予 定 である 2010 年 度 の 政 策 目 標 は 仕 事 と 生 活 が 調 和 し 女 性 と 子 どもが 安 全 な 社 会 づくり であり その 実 現 のために 設 定 した 課 題 は 女 性 の 経 済 活 動 の 増 進 仕 事 と 生 活 の 調 和 女 性 と 子 どもの 人 権 保 護 の 3 つである 2 女 性 委 員 会 1994 年 女 性 の 福 祉 と 権 益 向 上 に 関 する 事 項 を 審 査 するために 国 会 に 女 性 特 別 委 員 会 が 設 置 され 女 性 関 連 法 律 案 及 び 案 件 などを 審 査 した 2002 年 国 会 法 の 改 正 により 女 性 特 別 委 員 会 が 廃 止 され 女 性 家 族 部 を 所 管 する 常 任 委 員 会 として 女 性 委 員 会 が 新 設 された 2005 年 には 女 性 家 族 委 員 会 にその 名 称 が 改 訂 されたが 2008 年 には 女 性 委 員 会 に 再 度 改 訂 された 現 在 委 員 長 を 含 め 16 人 の 委 員 ( 女 性 委 員 10 人 男 性 委 員 6 人 )で 構 成 されている 以 下 の 2 つが 主 要 業 務 である 立 法 活 動 : 女 性 委 員 会 の 所 管 部 署 である 女 性 家 族 部 が 所 管 する 法 律 案 を 審 査 議 決 する また 女 性 委 員 会 の 所 管 事 項 と 関 連 がある 他 委 員 会 所 管 の 法 律 案 に 対 しても 関 連 委 員 会 として 審 査 を 行 い 意 見 を 提 示 する
12 予 算 案 決 算 及 び 基 金 の 審 査 : 女 性 家 族 部 の 予 算 案 決 算 及 び 女 性 発 展 基 金 に 対 し て 予 備 審 査 を 行 う (3) 女 性 参 画 の 実 態 1 経 済 活 動 人 口 出 産 育 児 による 30 代 の 女 性 の 経 済 活 動 参 加 率 は 低 い 状 態 が 続 いている 2009 年 現 在 20 代 後 半 は 69%であるのに 比 べ 30 代 前 半 は 51.9% 30 代 後 半 は 56.3%であり 20 代 と 30 代 の 経 済 活 動 参 加 率 は 約 10 ポイント 程 度 差 がある この 傾 向 は 30 年 前 と 比 べてもあ まり 変 わらず 2000 年 と 2009 年 を 比 較 してもほぼ 同 じ 傾 向 がある ただし 仕 事 をやめる 時 期 が 1985 年 ごろには 25~29 歳 であったが 2000 年 ごろからは その 時 期 が 30~34 歳 に 変 化 している 経 済 活 動 中 心 年 齢 階 層 (25 歳 ~54 歳 )のなかで 家 事 育 児 などによって 経 済 活 動 を 行 っていない 女 性 人 口 は 約 4,052 千 人 (2008 年 基 準 )で 同 年 齢 階 層 の 女 性 人 口 全 体 の 34.2% である(25 歳 ~54 歳 の 女 性 人 口 は 11,851 千 人 経 済 活 動 人 口 は 7,377 千 人 ) このうち 就 職 の 意 思 がある 女 性 ( 経 歴 断 絶 女 性 )は 経 済 活 動 を 行 っていない 女 性 の 6 割 以 上 とな る 2,618 千 人 であると 推 定 されている 27 一 方 30 代 に 結 婚 出 産 育 児 によって 仕 事 を 辞 めた 女 性 が 30 代 後 半 あるいは 40 代 前 半 に 再 就 職 する M 字 カーブ が 女 性 の 労 働 力 率 を 示 す 一 般 的 なトレンドであるが 大 学 卒 以 上 の 高 学 歴 の 女 性 は 育 児 教 育 などに 対 し 高 い 関 心 を 有 する 傾 向 にあり 30 代 前 半 に 一 度 仕 事 を 辞 めたら 再 就 職 しない L 字 カーブ をみせている 図 表 3-5 年 齢 階 層 別 の 女 性 の 経 済 活 動 参 加 率 年 齢 階 層 別 の 経 済 活 動 参 加 率 ( 単 位 :%) 年 2000 年 2005 年 2009 年 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 60 歳 以 上 出 典 : 韓 国 統 計 庁 (2009) 経 済 活 動 人 口 27 韓 国 女 性 政 策 研 究 院 経 歴 断 絶 女 性 の 就 職 ニーズ 調 査 2008 年
13 図 表 3-6 年 齢 別 学 歴 別 の 女 性 の 経 済 活 動 参 加 率 の 推 移 (2008 年 ) 年 齢 別 学 歴 別 の 経 済 活 動 参 加 率 75.0% 70.0% 65.0% 60.0% 55.0% 50.0% 45.0% 40.0% 35.0% 30.0% 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳 50~54 歳 高 卒 専 門 学 校 卒 大 学 卒 以 上 出 典 : 統 計 庁 (2008) 経 済 活 動 人 口 なお 現 地 ヒアリングでは 学 歴 が 低 いほど 家 計 のために 非 正 規 職 (パート アル バイトなど)として 再 就 職 する 傾 向 が 強 く 高 卒 の 女 性 が 専 門 学 校 大 学 卒 に 比 べ 30 代 以 降 の 就 職 率 が 高 い 傾 向 にあるとの 言 及 もあった 28 2 給 与 水 準 2007 年 現 在 労 働 者 全 体 の 月 平 均 給 与 水 準 は 2,098 千 ウォンであるが 男 性 はその 1.2 倍 である 2,341 千 ウォン 女 性 は 平 均 給 与 水 準 の 75%の 1,579 千 ウォンである 経 歴 によ る 男 女 の 給 与 水 準 の 差 をみると 経 歴 が 長 くなるほどその 幅 が 広 くなり 経 歴 1 年 未 満 で の 男 女 の 月 平 均 給 与 水 準 の 差 は 323 千 ウォンであるが 経 歴 10 年 以 上 での 男 女 の 月 平 均 給 与 水 準 の 差 は 788 千 ウォンとなる 3 労 働 時 間 労 働 者 全 体 の 月 平 均 勤 務 時 間 は 時 間 で 男 性 はその 1.01 倍 の 195 時 間 女 性 はそ の 0.97 倍 の 187 時 間 である 経 歴 による 男 女 の 勤 務 時 間 の 差 は 経 歴 が 長 くなるほどその 幅 が 縮 まり 経 歴 1 年 未 満 での 男 女 月 平 均 勤 務 時 間 の 差 は 15.8 時 間 であるが 経 歴 10 年 以 上 の 男 女 月 平 均 勤 務 時 間 の 差 は 6.4 時 間 である つまり 経 歴 が 上 がるほど 男 女 の 月 平 均 給 与 水 準 の 差 は 大 きくなるものの 月 平 均 勤 務 時 間 の 差 は 小 さくなる 傾 向 がある 28 女 性 部 へのヒアリングによる
14 図 表 3-7 経 歴 別 の 男 女 の 労 働 時 間 と 給 与 水 準 (2007 年 ) 経 歴 月 給 与 総 額 ( 千 ウォン) 月 勤 務 時 間 ( 時 間 ) 全 体 男 性 女 性 男 女 の 差 全 体 男 性 女 性 男 女 の 差 全 体 2,098 2,341 1, % 75% 101% 97% 8 1 年 未 満 1,431 1,565 1, % 87% 103% 95% 年 ~3 年 未 満 1,597 1,751 1, % 86% 103% 96% 年 ~5 年 未 満 1,794 1,977 1, % 83% 101% 97% 8 5 年 ~10 年 未 満 10 年 以 上 2,122 2,905 2,343 1, % 79% 101% 98% 3,045 2, % 78% 101% 97% 出 典 : 韓 国 労 働 部 (2007) 雇 用 形 態 別 勤 労 実 態 調 査 図 表 3-8 経 歴 別 の 男 女 の 月 平 均 給 与 水 準 の 比 較 120% 経 歴 別 の 男 女 の 月 平 均 給 与 水 準 110% 100% 90% 男 女 平 均 給 与 水 準 80% 70% 全 体 男 性 1 年 未 満 女 性 1 年 ~3 年 未 満 3 年 ~5 年 未 満 5 年 ~10 年 未 満 10 年 以 上 各 経 歴 別 の 全 体 の 給 与 水 準 を100とした 場 合 の 男 女 それぞれの 給 与 水 準 出 典 : 韓 国 労 働 部 (2007) 雇 用 形 態 別 勤 労 実 態 調 査
15 図 表 3-9 経 歴 別 の 男 女 の 月 平 均 勤 務 時 間 の 比 較 経 歴 別 の 男 女 の 月 平 均 勤 務 時 間 120% 110% 100% 90% 80% 男 女 平 均 労 働 時 間 70% 全 体 男 性 1 年 未 満 女 性 1 年 ~3 年 未 満 3 年 ~5 年 未 満 5 年 ~10 年 未 満 10 年 以 上 各 経 歴 別 の 全 体 の 労 働 時 間 を100とした 場 合 の 男 女 それぞれの 労 働 時 間 水 準 出 典 : 韓 国 労 働 部 (2007) 雇 用 形 態 別 勤 労 実 態 調 査 4 仕 事 に 対 する 女 性 の 意 識 1991 年 から 2006 年 までの 女 性 の 仕 事 に 対 する 意 識 の 変 化 を 比 べてみると 家 庭 だけに 専 念 結 婚 前 まで 仕 事 をする が 急 減 し 家 庭 と 関 係 なく 仕 事 を 続 ける の 割 合 が 1991 年 の 16.7%から 2006 年 45.2%まで 上 昇 している 図 表 3-10 女 性 の 仕 事 に 対 する 意 識 の 変 化 女 性 の 仕 事 に 対 する 意 識 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1991 年 年 年 年 年 家 庭 だけに 専 念 初 子 供 出 産 まで 結 婚 前 と 子 供 成 長 後 に わからない 結 婚 前 まで 子 供 成 長 後 に 家 庭 と 関 係 なく 仕 事 をする 出 典 : 韓 国 統 計 庁 (2008) 社 会 統 計 調 査
16 また 女 性 が 就 業 するに 当 たっての 阻 害 要 因 に 関 する 調 査 結 果 では 育 児 負 担 が 最 も 大 きい 女 性 の 就 業 への 阻 害 要 因 となっている 育 児 負 担 については 1995 年 と 2006 年 を 比 較 してみても 大 きな 変 化 は 見 られない 図 表 3-11 女 性 が 仕 事 をするにあたって 考 えている 阻 害 要 因 女 性 が 仕 事 をするにあたって 考 えている 阻 害 要 因 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 1995 年 年 年 年 社 会 的 な 偏 見 および 慣 行 不 平 等 な 勤 務 環 境 育 児 負 担 その 他 職 業 意 識 責 任 感 の 不 足 女 性 能 力 不 足 家 事 負 担 わからない 出 典 : 韓 国 統 計 庁 (2008) 社 会 統 計 調 査 経 歴 断 絶 女 性 を 対 象 にした 経 歴 断 絶 女 性 の 就 職 ニーズ 調 査 29 によると 経 歴 断 絶 女 性 のうち 1 年 以 内 に 就 職 する 意 向 がある 集 団 に 対 し 仕 事 を 辞 めた 理 由 について 聞 いた 結 果 結 婚 妊 娠 出 産 などの 理 由 で 辞 めた が 46.3%と 最 も 高 かった 図 表 3-12 就 職 ニーズのある 女 性 が 仕 事 を 辞 めた 理 由 主 な 退 職 理 由 ( 複 数 回 答 ) ( 単 位 :%) 結 婚 妊 娠 出 産 による 退 職 圧 力 46.3 仕 事 よりも 育 児 と 子 供 教 育 が 重 要 だから 14 収 入 が 期 待 する 水 準 に 満 たないから 13.1 仕 事 をしたくないから 12.5 子 供 を 預 ける 所 がないから 12.2 勤 務 時 間 が 長 いから 10.6 出 典 : 韓 国 女 性 政 策 研 究 院 (2008) 経 歴 断 絶 女 性 の 就 職 ニーズ 調 査 29 韓 国 女 性 政 策 研 究 院 2008 年 ( 現 在 経 済 活 動 を 行 っていない 女 性 のなかで 就 職 意 思 がある 3,000 名 対 象 にした 全 国 調 査 )
17 また 女 性 が 仕 事 を 辞 めた 主 な 時 期 は 結 婚 直 前 が 45.6%で 初 出 産 前 後 が 23.6%であ り あわせて 約 7 割 を 占 めている 年 齢 別 にみると 年 齢 が 低 いほど 結 婚 前 後 及 び 初 出 産 前 後 に 仕 事 を 辞 めた 割 合 が 高 くな る 傾 向 があり 出 産 によって 仕 事 を 辞 めた 女 性 が 労 働 市 場 に 再 参 入 するまでには 約 9.7 年 が 経 過 している 一 方 高 学 歴 女 性 の 場 合 育 児 と 子 供 教 育 に 関 心 が 高 く 労 働 市 場 に 復 帰 する 割 合 は 低 いものの 復 帰 までにかかる 時 間 は 高 学 歴 女 性 であるほど 短 い 30 図 表 3-13 経 歴 断 絶 女 性 が 主 に 仕 事 を 辞 めた 時 期 仕 事 を 辞 めた 主 な 時 期 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全 体 45.8% 23.6% 6.0% 24.9% 20 代 51.3% 43.3% 2.4% 3.0% 30 代 48.7% 27.1% 8.4% 15.6% 40 代 43.5% 17.3% 4.8% 34.4% 50 代 以 上 35.4% 7.4% 6.1% 50.8% 結 婚 直 前 直 後 初 出 産 前 後 2 児 出 産 前 後 その 他 出 典 : 韓 国 女 性 政 策 研 究 院 経 歴 断 絶 女 性 の 就 職 ニーズ 調 査 2008 経 歴 断 絶 女 性 の 就 職 ニーズ 調 査 において 回 答 者 に 就 職 の 意 思 について 聞 いた 結 果 1 年 以 内 に 就 職 ( 起 業 )の 意 向 がある と 回 答 した 者 が 1,359 名 (45.3%) それ 以 外 の 者 が 1,641 名 (54.7%)となっている また 今 後 1 年 以 内 に 就 職 ( 起 業 )の 意 向 がない 理 由 ( 複 数 回 答 ) としては 家 事 のため(58.2%) 子 供 教 育 のため(32.6%) 育 児 のため(32.6%) の 順 に 割 合 が 高 かった 年 齢 別 にみると 20 代 は 育 児 のため が 6 割 を 超 えて 最 も 高 く 30 代 ~40 代 では 子 供 教 育 のため が 4 割 以 上 で 高 い 時 間 制 就 職 (パートタイム)を 希 望 する 回 答 者 にその 理 由 を 聞 いた 結 果 子 供 の 教 育 の ため が 34.6%で 最 も 割 合 が 高 く 家 事 のため が 23.5% 育 児 のため が 20.2%であ る 特 に 20 代 ~30 代 では 育 児 のため の 割 合 が 非 常 に 高 く それぞれ 41.1% 36.0% である 30 韓 国 労 働 パネル 調 査
18 5 育 児 休 暇 取 得 率 労 働 部 の 分 析 資 料 によると 女 性 の 育 児 休 職 取 得 率 ( 育 児 休 職 取 得 者 数 ( 女 性 従 業 者 )/ 出 産 前 後 休 暇 取 得 者 数 )は 年 々 高 くなっており 2001 年 の 育 児 休 職 制 度 導 入 以 降 2002 年 の 16.2%から 2009 年 現 在 では 49.5%と 育 児 休 職 取 得 率 は 3 倍 以 上 に 増 加 している また 男 性 の 育 児 休 職 取 得 者 数 も 増 えており 2002 年 78 人 から 2009 年 502 人 へ 約 6 倍 になっているが 女 性 の 育 児 休 職 取 得 者 に 比 較 すると 圧 倒 的 に 少 ない 図 表 3-14 女 性 の 育 児 休 職 取 得 率 の 推 移 ( 単 位 : 人 百 万 ウォン) 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 出 産 前 後 休 暇 取 得 者 数 出 産 前 後 休 暇 支 援 金 額 22,711 32,133 38,541 41,104 48,972 58,368 68,526 70,558 22,602 33,522 41,610 46,041 90, , , ,477 総 計 3,763 6,816 9,304 10,700 13,670 21,185 29,145 35,400 育 児 休 職 取 得 者 数 女 性 労 働 者 3,685 6,712 9,123 10,492 13,440 20,875 28,790 34,898 男 性 労 働 者 総 計 3,087 10,576 20,803 28,242 34,521 60,989 98, ,724 育 児 休 職 支 援 金 額 女 性 労 働 者 3,033 10,415 20,477 27,755 33,989 60,249 97, ,221 男 性 労 働 者 ,503 育 児 休 職 取 得 率 16.2% 20.9% 23.7% 25.5% 27.4% 35.8% 42.0% 49.5% 注 )この 表 での 育 児 休 職 取 得 率 は 女 性 の 育 児 休 職 取 得 率 である 出 典 : 労 働 部 出 産 及 び 育 児 休 職 の 現 況 雇 用 保 険 データベース 資 料 2009 保 育 施 設 の 質 の 向 上 現 在 保 育 施 設 は 設 置 主 体 別 に 見 ると 国 公 立 5% 社 会 福 祉 法 人 5% 民 間 施 設 が 90% で 圧 倒 的 に 民 間 保 育 施 設 が 多 い 施 設 類 型 別 の 保 育 施 設 数 は 2008 年 現 在 民 間 保 育 施 設 は 約 3 万 ヵ 所 国 公 立 および 社 会 福 祉 法 人 の 施 設 は 約 2,000 ヵ 所 である 国 公 立 社 会 福 祉 法 人 の 施 設 は 年 間 800~100 ヵ 所 程 度 新 しく 拡 充 されていることに 加 え 民 間 施 設 は 年 間 3,000 ヵ 所 程 度 増 加 しており 民 間 保 育 施 設 数 の 増 加 が 非 常 に 急 速 である この 結 果 現 在 は 保 育 施 設 が 不 足 している 状 況 ではなく むしろ 少 子 化 によって 供 給 が 需 要 を 超 えている 状 況 である しかし 国 公 立 の 方 が 民 間 保 育 施 設 より 保 育 教 師 の 質 が 高 く 保 育 料 金 の 追 加 負 担 がないため 親 ( 保 護 者 )は 国 公 立 を 選 好 する 傾 向 があり 国 公 立 の 待 機 児 童 数 が 常 に 多 い 状 態 である ( 国 公 立 と 社 会 福 祉 法 人 の 保 育 施 設 の 場 合 政 府 が 人 件 費 に 対 する 補 助 金 を 支 給 する 形 式 で 運 営 費 を 支 援 していることから 民 間 保 育 施 設 より 保 育 教 師 の 給 与 水 準 が 高 く 自 然 に 優 秀 な 教 師 が 国 公 立 保 育 施 設 に 集 まる 傾 向 がある ) そこで 政 府 は 親 ( 保 護 者 )がより 安 心 して 民 間 保 育 施 設 に 子 供 を 預 けられるよう 民 間 保 育 施 設 の 質 の 向 上 を 重 点 政 策 に 掲 げている 具 体 的 には 既 存 の 民 間 保 育 施
19 設 の 改 修 増 築 や 既 存 民 間 保 育 施 設 を 買 い 上 げ 国 営 に 転 換 することなどが 検 討 され ている 31 さらに 政 府 は 2005 年 より 保 育 施 設 の 評 価 認 証 制 度 を 導 入 し 2006 年 以 降 本 格 的 に 運 用 を 開 始 している 32 しかし 評 価 認 証 指 標 が 80 項 目 に 達 しており 審 査 に 6~7 ヶ 月 を 要 することや 認 証 を 受 けることによって 保 育 施 設 が 得 られるメリッ トがないことから 評 価 認 証 制 度 はあまり 普 及 していない 2005 年 ~2009 年 の 認 証 保 育 施 設 は 18,197 ヵ 所 で 全 国 保 育 施 設 (33,499 ヵ 所 )の 54.3%にとどまっている このため 2010 年 からは 政 府 支 援 と 連 携 し 支 援 金 の 支 給 対 象 としての 優 先 順 位 を 与 えるなど 多 様 なインセンティブ 制 度 を 導 入 することによって より 多 くの 保 育 施 設 が 評 価 認 証 を 受 けるようにする 予 定 である 図 表 人 以 上 保 育 施 設 の 評 価 認 証 指 標 (7 分 野 80 項 目 ) 分 野 項 目 例 保 育 環 境 (10 項 目 ) 保 育 施 設 環 境 (5 項 目 ) 保 育 室 の 1 日 点 検 チェックリスト 保 育 活 動 資 料 (5 項 目 ) があるか 運 営 管 理 (13 項 目 ) 施 設 運 営 管 理 (7 項 目 ) 予 算 書 決 算 書 を 作 成 しているか 保 育 年 齢 (6 項 目 ) 保 育 過 程 (15 項 目 ) 保 育 活 動 計 画 と 構 成 (7 項 目 ) 年 間 月 間 の 教 育 計 画 案 を 作 成 し 保 育 活 動 (8 項 目 ) ているか 相 互 作 用 (11 項 目 ) 日 常 的 な 保 育 (3 項 目 ) 児 童 観 察 記 録 を 作 成 しているか 教 師 と 相 互 作 用 (8 項 目 ) 清 潔 と 衛 生 (8 項 目 ) トイレ 調 理 室 の 1 日 点 検 チェッ 健 康 と 栄 養 (13 項 目 ) 疾 病 管 理 (3 項 目 ) 給 食 と 間 食 (2 項 目 ) クリストを 作 成 しているか 安 全 (10 項 目 ) 室 内 外 施 設 の 安 全 (4 項 目 ) 車 両 安 全 日 誌 を 作 成 しているか 乳 幼 児 の 安 全 保 護 (6 項 目 ) 家 族 および 地 域 社 会 の 協 力 (8 項 目 ) 家 族 との 協 力 (6 項 目 ) 保 護 者 参 加 授 業 家 族 イベントの 地 域 社 会 との 協 調 (2 項 目 ) 計 画 書 評 価 書 を 作 成 しているか 出 典 : 韓 国 保 育 振 興 院 評 価 認 証 局 ホームページ( 作 成 31 保 健 福 祉 部 保 育 政 策 課 へのヒアリングによる 32 保 健 福 祉 部 保 育 政 策 課 へのヒアリング 及 び 韓 国 保 育 振 興 院 評 価 認 証 局 ホームページ (
20 6 育 児 に 係 る 奨 励 金 の 状 況 育 児 休 職 奨 励 金 労 働 者 に 30 日 以 上 の 育 児 休 職 を 与 えるとともに 育 児 休 職 終 了 後 30 日 以 上 その 労 働 者 を 継 続 して 雇 用 する 事 業 所 に 対 して 労 働 者 1 人 当 たり 月 20 万 ウォンを 育 児 奨 励 金 として 支 給 する また 育 児 休 職 期 間 中 に 新 たに 代 替 労 働 者 を 30 日 以 上 雇 用 し 育 児 休 職 者 を 復 帰 後 30 日 以 上 雇 用 する 場 合 月 20~30 万 ウォンを 追 加 支 給 する 図 表 3-16 育 児 休 暇 奨 励 金 支 給 状 況 ( 単 位 : 箇 所 人 100 万 ウォン) 区 分 年 件 数 ( 事 業 場 数 ) 人 員 支 給 実 績 ( 総 額 ) 支 援 基 準 ,011(1,254) 6,314 9,815 月 20 万 ウォン ,424(1,601) 7,701 12,373 月 20 万 ウォン ,754(2,555) 11,684 18,383 月 20 万 ウォン 出 典 : 女 性 家 族 部 女 性 政 策 年 次 報 告 書 2009 妊 娠 出 産 前 後 雇 用 支 援 金 妊 娠 や 出 産 などによって 雇 用 が 不 安 定 な 契 約 派 遣 労 働 者 の 雇 用 安 定 を 目 指 し 2006 年 7 月 から 妊 娠 出 産 後 の 継 続 雇 用 支 援 金 支 援 制 度 を 導 入 した すなわち 契 約 期 間 が 1 年 以 下 の 契 約 派 遣 労 働 者 が 妊 娠 16 週 以 上 または 出 産 休 暇 期 間 に 労 働 契 約 期 間 が 満 了 したにも 関 わらず 事 業 主 が 当 該 労 働 者 を 継 続 雇 用 する 場 合 その 事 業 主 に 対 し 労 働 部 長 官 が 告 示 する 金 額 を 6 ヶ 月 間 支 援 する 2007 年 の 場 合 再 契 約 した 場 合 は 月 40 万 ウォンずつ 無 期 契 約 で 再 契 約 した 場 合 は 月 60 万 ウォンずつ 6 ヶ 月 間 支 援 し 58 事 業 場 に 17,400 万 ウォンを 支 援 した 図 表 3-17 妊 娠 出 産 後 継 続 雇 用 支 援 金 支 給 ( 単 位 :100 万 ウォン 人 ) 年 度 事 業 所 人 員 支 給 実 績 ( 労 働 者 ) ( 総 額 ) 一 人 当 たり 支 援 基 準 有 期 契 約 6 ヶ 月 間 月 40 万 ウォン 無 期 契 約 6 ヶ 月 間 月 60 万 ウォン 次 の 6 ヶ 月 間 は 月 30 万 ウォン 出 典 : 女 性 家 族 部 (2009) 女 性 政 策 年 次 報 告 書 女 性 採 用 奨 励 金 事 業 主 が 妊 娠 出 産 育 児 により 当 該 事 業 所 で 退 職 した 女 性 労 働 者 を 退 職 後 6 ヶ 月 以 降 5 年 以 内 に 再 雇 用 する 場 合 月 40 万 ウォン( 大 企 業 は 30 万 ウォン)を 6 ヶ 月 間 支 援 する 2008 年 現 在 40 ヵ 所 の 事 業 所 に 71 百 万 ウォンを 支 援 した
21 図 表 3-18 女 性 再 雇 用 奨 励 金 支 援 ( 単 位 :100 万 ウォン 人 ) 年 度 事 業 場 人 員 ( 労 働 者 ) 支 給 実 績 ( 総 額 ) 一 人 当 たり 支 援 基 準 月 30~40 万 ウォン 6 か 月 出 典 : 女 性 家 族 部 女 性 政 策 年 次 報 告 書 復 職 率 2008 年 釜 山 発 展 研 究 院 女 性 経 済 政 策 センターは 従 業 者 20 名 以 上 で 女 性 従 業 者 の 割 合 が 20% 以 上 の 事 業 所 の 従 業 者 1,019 名 を 対 象 として 男 女 雇 用 実 態 調 査 を 行 った その 結 果 女 性 の 出 産 前 後 休 暇 及 び 育 児 休 職 取 得 者 の 職 場 への 復 帰 率 は 42.3%であった また 離 職 経 験 のある 女 性 回 答 者 にその 理 由 を 聞 いた 結 果 結 婚 あるいは 出 産 との 回 答 の 割 合 が 16%で 最 も 高 かった 女 性 従 業 者 が 職 場 内 で 解 決 してほしい 課 題 としてあげたのは 結 婚 出 産 後 の 退 職 慣 行 (32.3%) 出 産 前 後 の 休 暇 保 障 (17.9%) 保 育 施 設 の 整 備 (11.4%) 男 女 間 の 給 与 水 準 の 差 別 の 改 善 (10.7%) の 順 であった 33 育 児 取 得 者 の 職 場 への 復 帰 に 影 響 を 与 える 要 因 は 事 業 所 規 模 学 歴 育 児 休 職 期 間 勤 続 期 間 職 種 離 職 回 数 賃 金 という 分 析 結 果 もある これによると 正 (+)の 影 響 があるのは 事 業 所 規 模 と 勤 続 期 間 であり 負 (-)の 影 響 があるのは 離 職 回 数 育 児 休 職 期 間 賃 金 水 準 である 最 も 影 響 の 大 きい 要 因 は 事 業 所 規 模 であり 事 業 所 規 模 が 大 きいほど( 大 企 業 であるほど) 育 児 休 職 所 得 後 の 復 帰 率 が 高 く 大 企 業 は 平 均 より 1.8 倍 高 い 一 方 離 職 回 数 が 多 く 育 児 休 職 期 間 が 長 いほど 復 帰 率 は 低 く 専 門 職 であり かつ 賃 金 水 準 が 高 いほど 復 帰 率 は 低 い さらに 2 児 出 産 後 の 育 児 休 職 取 得 者 の 復 帰 率 に 最 も 影 響 を 与 える 要 因 は 育 児 休 職 使 用 期 間 であり 育 児 休 職 期 間 が 長 いほ ど 復 帰 率 は 低 い なお 女 性 の 再 就 職 を 支 援 するため 女 性 再 就 職 センター34 が 女 性 に 対 する 総 合 就 職 支 援 サービスを 提 供 している 同 センターは 2009 年 現 在 72 ヵ 所 から 2010 年 77 ヵ 所 2012 年 には 100 ヵ 所 まで 拡 大 する 計 画 であり 女 性 就 職 支 援 情 報 サイトの 連 携 強 化 等 女 性 就 職 支 援 機 関 との 連 携 を 強 化 する 予 定 である また 同 センターは 労 働 者 が 不 足 している 中 小 企 業 に 就 職 する 女 性 労 働 者 に 対 して 就 職 奨 励 手 当 (1 年 間 毎 月 30 万 ウォン)の 支 援 を 推 進 している さらに 離 職 期 間 が 長 い 女 性 に 対 して 仕 事 への 適 応 期 間 を 与 えるため 主 婦 インターン 制 度 を 整 備 し 経 歴 断 絶 女 性 を 企 業 がインターンとして 採 用 する 場 合 企 業 に 政 府 支 援 金 (3 ヶ 月 間 毎 月 50 万 ウォン)を 支 給 することとしている 33 イスヨン 韓 国 育 児 休 職 の 活 用 パターン 分 析 韓 国 政 策 学 会 2008 年 9 月 493 頁 34 経 歴 断 絶 女 性 のための 総 合 就 職 支 援 サービス 提 供 するものであり 職 業 相 談 ( 就 業 設 計 士 職 業 相 談 士 が 常 駐 ) 職 業 教 育 訓 練 プログラムの 運 営 就 職 支 援 ( 主 婦 インターン 制 度 運 営 同 行 面 接 など) 就 職 後 の 管 理 ( 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 職 場 への 適 応 支 援 )を 行 う 2009 年 現 在 全 国 に 72 ヵ 所
22 コラム: 韓 国 における 保 育 サービスの 課 題 保 育 教 師 の 質 の 向 上 韓 国 の 場 合 保 育 教 師 は 国 家 資 格 であり 1 級 ~3 級 に 分 かれている 保 育 教 師 養 成 過 程 と いう 教 育 過 程 (1 年 )を 履 修 すると 3 級 の 資 格 が 大 学 で 保 育 関 連 科 目 を 履 修 すると 2 級 の 資 格 が 2 級 の 保 育 教 師 が 一 定 の 現 場 経 験 を 積 み 上 げると 1 級 の 資 格 が 与 えられる しかし 3 級 の 保 育 教 師 が 多 く 養 成 されているため( 供 給 過 剰 ) 労 働 時 間 が 長 いにもかか わらず 給 与 水 準 が 低 いことが 問 題 とされている 再 教 育 研 究 過 程 の 体 系 化 により 保 育 教 師 の 専 門 性 を 高 めるための 教 育 体 系 の 構 築 が 必 要 とされている 需 要 者 のニーズに 合 わせたサービス 供 給 現 在 正 規 保 育 時 間 は 7 時 30 分 ~19 時 30 分 までであるが 共 働 き 世 帯 が 増 えることによ って 時 間 延 長 保 育 24 時 間 保 育 夜 間 保 育 に 対 するニーズが 高 まっている そこで 時 間 延 長 保 育 に 対 応 可 能 な 保 育 教 師 人 員 を 確 保 するとともに(2007 年 4,000 名 2008 年 5,000 名 2009 年 6,000 名 ) 保 育 施 設 は 放 課 後 学 校 保 育 教 室 と 地 域 児 童 センターを 通 じた 児 童 保 育 の 補 完 的 な 役 割 を 遂 行 している また 外 国 人 世 帯 が 増 加 していることから 韓 国 語 教 育 プログラム 支 援 保 育 教 師 を 対 象 に した 多 文 化 関 連 教 育 の 強 化 などを 実 施 している さらに 障 害 児 保 育 に 対 応 できるように 保 育 環 境 整 備 の 法 的 制 度 的 な 支 援 強 化 地 域 別 に 偏 りがないよう 配 慮 した 障 害 児 童 保 育 施 設 の 拡 充 などを 行 っている 幼 稚 園 と 保 育 施 設 について 法 律 上 幼 稚 園 は 3~5 歳 保 育 施 設 は 0~5 歳 の 幼 児 を 対 象 にしているが 幼 稚 園 は 教 育 科 学 技 術 部 が 保 育 施 設 は 保 健 福 祉 部 が 統 括 しており 2 分 化 されている 保 育 施 設 の 標 準 保 育 過 程 と 幼 稚 園 の 教 育 課 程 の 内 容 はほぼ 一 致 しており かつ 支 援 基 準 支 援 額 も 統 一 されており 幼 稚 園 と 保 育 施 設 の 選 択 権 は 親 にある 保 育 料 支 援 事 業 の 見 直 し 保 育 施 設 を 利 用 する 0~4 歳 までの 児 童 のなかで 保 育 支 援 金 の 普 及 対 象 は 世 帯 所 得 下 位 70% 以 下 の 階 層 に 属 する 児 童 とされ 保 育 料 支 援 金 の 支 給 水 準 も 世 帯 所 得 水 準 および 対 象 児 童 の 年 齢 によって 差 額 支 給 を 行 っていた しかし 共 働 き 世 帯 は 所 得 水 準 が 高 く 支 給 対 象 から 除 外 される 場 合 が 多 く また 子 供 が 多 い 世 帯 は 既 存 の 支 援 では 不 十 分 な 現 状 から 政 府 は 世 帯 所 得 計 算 方 法 を 見 直 すとともに 子 供 が 2 人 以 上 の 世 帯 に 対 しては 保 育 料 支 援 金 の 水 準 を 引 き 上 げた 政 府 は 0~4 歳 の 児 童 の 80%が 政 府 支 援 による 無 償 保 育 を 受 けられることを 目 標 にしてい る ケアサービスと 雇 用 の 連 携 インフラ 構 築 長 時 間 勤 務 夜 間 勤 務 など 多 様 な 勤 務 形 態 に 対 応 可 能 な 時 間 延 長 型 保 育 職 業 訓 練 求 職 中 の 女 性 に 対 する 夕 方 保 育 等 多 様 な 保 育 サービスを 提 供 する 予 定 である( 保 健 福 祉 部 の 現 地 調 査 による) また 小 学 校 内 に 小 学 校 ケア 教 室 を 設 置 し 児 童 に 安 全 で 安 心 な 空 間 を 提 供 するとともに 多 様 な 教 育 プログラムを 提 供 し 親 の 保 育 負 担 を 軽 減 する 2008 年 3,334 教 室 (435 億 ウォン 支 援 ) 2009 年 4,172 教 室 (874 億 ウォン 支 援 )が 設 置 されているが 2010 年 には 6,172 教 室 (1,498 億 ウォン)まで 拡 大 する 方 針 である さらに 国 公 立 保 育 施 設 の 持 続 的 な 拡 大 ( 毎 年 80 ヵ 所 の 拡 充 推 進 )および 職 場 保 育 施 設 の 拡 充 も 行 う 予 定 である
23 コラム:より 柔 軟 な 働 き 方 に 向 けた 取 組 1 女 性 親 和 企 業 従 業 者 の 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 寄 与 する 企 業 に 女 性 親 和 企 業 の 認 証 を 付 与 する 制 度 であり 優 秀 企 業 に 対 して 中 小 企 業 の 政 策 資 金 の 支 援 時 の 加 点 を 与 えるなど 多 様 なインセンティブを 提 供 している また 女 性 家 族 部 は 女 性 親 和 企 業 文 化 を 広 げるため 女 性 親 和 的 な 企 業 文 化 形 成 を 推 進 する 企 業 と 覚 書 を 締 結 し 女 性 親 和 企 業 広 報 を 実 施 している さらに 企 業 の 女 性 親 和 程 度 を 測 定 する 女 性 親 和 指 数 (Women Friendliness Index:WFI) の 開 発 実 施 ( 約 240 社 )し 離 職 を 事 前 に 防 止 し 経 歴 断 絶 女 性 の 経 済 活 動 への 参 加 を 促 進 するために 男 女 が 働 きやすい 企 業 文 化 形 成 計 画 を 策 定 推 進 した また 女 性 親 和 企 業 づく りガイドブック を 作 成 して 公 共 企 業 上 場 企 業 経 済 団 体 に 配 布 した 2 公 共 部 門 を 中 心 とした 短 期 間 勤 務 の 拡 大 一 般 公 務 員 が 育 児 期 家 族 構 成 員 のケアのために 時 間 制 勤 務 へ 転 換 することを 容 易 にし そ の 労 働 者 の 労 働 時 間 が 短 くなった 分 に 対 しては 時 間 制 契 約 職 公 務 員 あるいは 期 間 制 民 間 人 を 雇 用 する 2009 年 2 月 現 在 モデル 事 業 として 時 間 制 勤 務 を 実 施 している 国 家 公 務 員 は 21 名 であるが 女 性 家 族 部 は 2010 年 から 全 公 務 員 を 対 象 に 時 間 制 勤 務 公 務 員 制 度 を 導 入 運 営 する 予 定 である 3 短 時 間 勤 務 制 度 の 導 入 の 企 業 支 援 育 児 期 や 家 族 構 成 員 のケアなどで 社 員 が 時 間 制 勤 務 へ 転 換 することが 可 能 になるよう 社 内 業 務 体 系 賃 金 体 系 を 整 備 しようとする 企 業 を 対 象 に 国 がコンサルティングを 支 援 する コンサルティングを 通 じて 勤 務 時 間 の 短 縮 仕 事 割 振 りなどを 行 った 後 短 期 労 働 者 を 追 加 的 に 雇 用 する 企 業 に 対 しては 企 業 に 発 生 する 費 用 一 部 を 国 が 支 援 する 予 定 である 4 柔 軟 勤 務 制 度 の 導 入 育 児 休 職 と 育 児 期 の 勤 務 時 間 短 縮 制 度 を 選 べるよう 終 日 育 児 休 職 の 代 わりに 勤 務 時 間 短 縮 制 度 を 活 用 する 場 合 でも 育 児 休 職 給 与 の 一 部 を 国 が 支 給 する 予 定 である 柔 軟 勤 務 制 度 の 導 入 基 盤 を 確 立 するために 柔 軟 な 勤 務 が 可 能 な 仕 事 (purple job)の 創 出 拡 大 し 企 業 規 模 職 種 による 仕 事 と 家 庭 の 両 立 が 可 能 なモデルを 開 発 するとともに purple job の 優 秀 事 例 を 公 開 している また 男 女 平 等 な 参 画 社 会 の 形 成 に 向 けて 女 性 の 成 長 と 安 全 が 実 現 できる 女 性 政 策 を 定 着 できた 地 方 自 治 体 を 選 定 公 開 し 企 業 投 資 などを 誘 致 する 注 1. 労 働 者 が 要 件 によって 勤 務 形 態 を 調 整 することができる 勤 務 制 度 ( 労 働 部 の 定 義 )
24 8 意 思 決 定 ポジションに 女 性 が 占 める 割 合 専 門 管 理 職 に 従 事 する 女 性 労 働 者 が 全 女 性 就 業 者 に 占 める 割 合 は 2006 年 現 在 18.8%で あり 10 年 前 など 比 べると 6 ポイント 以 上 増 加 している 一 方 男 性 の 全 就 業 者 に 占 める 専 門 管 理 職 の 従 事 者 数 の 割 合 は 2006 年 現 在 23.6%である 専 門 管 理 職 全 体 に 占 める 女 性 専 門 管 理 職 の 割 合 は 2006 年 で 36.5%である 図 表 3-19 専 門 管 理 職 での 女 性 従 事 者 数 の 割 合 女 性 労 働 者 ( 千 名 ) 専 門 管 理 職 従 事 者 ( 千 人 ) 構 成 比 (%) 男 性 労 働 者 ( 千 人 ) 専 門 管 理 職 従 事 者 ( 千 人 ) 構 成 比 (%) , , , , , , , , , , , ,709 1, , ,147 2, ,472 1, ,351 2, ,686 1, ,483 2, ,084 1, ,847 2, ,303 1, ,954 2, ,707 1, ,387 2, ,895 1, ,581 2, ,225 1, ,944 2, ,108 1, ,031 2, ,364 1, ,193 3, ,526 1, ,330 3, ,706 1, ,444 3, 出 典 : 統 計 庁 (2009) 経 済 活 動 人 口 年 報 注 ) 専 門 管 理 職 の 従 事 者 は 立 法 者 民 間 企 業 の 役 員 及 び 管 理 職 専 門 家 などを 指 す 国 会 及 び 地 方 議 会 に 女 性 議 員 が 占 める 割 合 は 2000 年 までは 1 桁 にとどまっていたが 比 例 代 表 の 候 補 者 の 女 性 割 当 制 度 を 導 入 したことにより 女 性 議 員 の 割 合 が 急 増 しており 国 会 議 員 の 場 合 は 2004 年 (13%)が 2000 年 に 比 べて 2 倍 以 上 地 方 議 員 は 2006 年 (15%) 女 性 議 員 が 2002 年 に 比 べて 5 倍 以 上 になっている 女 性 割 当 制 度 は 2005 年 8 月 4 日 の 公 職 選 挙 法 第 47 条 の 改 定 新 設 に 伴 い 導 入 35され 35 比 例 代 表 の 候 補 への 女 性 割 当 制 度 は 2000 年 に 政 党 法 改 正 により 導 入 され 当 初 は 候 補 者 の 30%と 定 め られ 罰 則 規 定 もなかったが 2004 年 に 50%に 引 き 上 げられ 2005 年 公 職 選 挙 法 に 移 された ( 内 閣 府 (2008) 諸 外 国 における 政 策 方 針 決 定 過 程 への 女 性 の 参 画 に 関 する 調 査 -ドイツ 共 和 国 フランス 共 和 国 大 韓
25 各 政 党 が 比 例 代 表 国 会 議 員 選 挙 及 び 比 例 代 表 地 方 議 会 委 員 選 挙 での 候 補 を 推 薦 する 場 合 候 補 者 中 の 半 分 以 上 は 女 性 を 推 薦 することが 必 要 である また 政 党 が 任 期 満 了 による 地 域 区 国 会 議 員 選 挙 及 び 地 域 区 地 方 議 会 議 員 選 挙 での 候 補 を 推 薦 する 場 合 それぞれの 全 国 地 域 区 総 数 の 3 割 以 上 で 女 性 を 推 薦 する 努 力 義 務 が 政 党 法 で 定 められている 図 表 3-20 国 会 及 び 地 方 議 会 の 女 性 議 員 の 割 合 年 度 国 会 議 員 数 女 性 地 方 議 会 女 性 比 率 (%) 国 会 議 員 数 議 員 数 地 方 議 員 数 比 率 (%) % % % , % % , % % , % % , % % , % % 出 典 : 女 性 部 (2009) 女 性 政 策 年 次 報 告 なお 公 務 員 については 2003 年 より 男 女 平 等 採 用 目 標 制 度 が 設 定 されている 本 制 度 は 公 務 員 採 用 時 いずれかの 性 別 の 合 格 者 の 比 率 が 30% 未 満 の 場 合 下 限 成 績 の 範 囲 内 の 該 当 する 性 別 の 応 募 者 を 目 標 比 率 まで 追 加 合 格 させる 制 度 である 現 在 はす べての 公 務 員 試 験 に 導 入 されているが 女 性 応 募 者 数 の 増 加 及 び 女 性 応 募 者 の 成 績 向 上 により 追 加 合 格 者 数 は 年 々 減 少 している( 女 性 の 追 加 合 格 者 数 :2003 年 39 名 2005 年 17 名 2008 年 15 名 ) また 市 道 の 教 育 庁 では 2010 年 までに 全 国 の 校 長 の 20% を 2015 年 までには 30%を 女 性 とすることとしている 2008 年 4 月 現 在 全 国 の 校 長 の 15.5%が 女 性 教 員 である 民 国 フィリピン 共 和 国 ( 平 成 20 年 3 月 ) )
26 コラム: 保 育 サービスの 拡 充 (アイサラン プラン アイサランカードの 導 入 アイサラン プラン 韓 国 の 保 育 政 策 は アイサラン( 子 供 を 愛 するという 意 味 )プラン を 基 本 計 画 (2009 年 ~2012 年 )とし て 様 々な 施 策 が 実 施 されている 基 本 計 画 の 目 標 は 子 供 と 親 がともに 幸 せな 社 会 づくり であり その 目 標 を 達 成 するための 6 大 推 進 課 題 を 設 定 している 親 の 育 児 負 担 の 軽 減 保 育 サービスの 質 の 改 善 需 要 者 のニーズに 合 わせたサービス 供 給 保 育 人 材 の 専 門 性 の 向 上 意 思 決 定 システムの 効 率 化 ( 保 育 料 支 援 などの 行 政 構 造 の 効 率 化 ) 保 育 事 業 支 援 体 系 の 構 築 アイサラン カード(i-sarang card) 1アイサラン カードとは これまで 補 助 金 の 形 式 で 保 育 園 に 支 給 された 政 府 支 援 保 育 料 を 利 用 券 の 形 態 で 親 ( 保 護 者 )に 与 え 親 が 直 接 に 保 育 料 金 の 全 額 ( 政 府 支 援 金 + 親 の 負 担 分 )を 決 済 すると 親 の 負 担 分 に 相 当 する 金 額 だけカード 使 用 料 として 請 求 されるシステムである アイサラン カードはクレジットカードの 機 能 があるので 一 般 カード と 同 様 に 利 用 が 可 能 である また 保 育 料 の 支 援 を 受 けるためには 親 ( 保 護 者 )は 必 ずアイサラン カードの 発 給 を 受 ける 必 要 がある この 制 度 は 2009 年 9 月 から 全 国 に 拡 大 して 実 施 されている 2アイサラン カードの 導 入 効 果 アイサラン カード 制 度 の 導 入 により 親 ( 保 護 者 )はアイサラン カードで 保 育 料 金 を 支 払 いできるように なり いままで 知 らなかった 政 府 保 育 料 支 援 額 など 政 府 の 保 育 政 策 を 確 認 できる また 保 育 ポータルサイト(ア イサラン ポータル)から 多 様 な 情 報 収 集 ( 保 育 料 決 済 状 況 保 育 園 探 し 保 育 園 入 園 待 機 申 請 利 用 保 育 施 設 の 情 報 共 有 など)ができる アイサラン カードが 導 入 される 前 は 保 育 園 が 政 府 保 育 料 支 援 額 と 親 ( 保 護 者 ) 負 担 金 を 自 治 体 と 親 ( 保 護 者 )それぞれに 個 別 に 請 求 し 政 府 保 育 料 支 援 額 は 自 治 体 の 担 当 者 の 精 算 手 続 きを 通 じて 平 均 15 日 後 に 保 育 園 に 支 払 われるシステムであった つまり 政 府 保 育 料 支 援 額 の 精 算 は 自 治 体 と 保 育 園 で 行 われていたため 親 ( 保 護 者 )は 自 分 の 子 どもが 現 在 どの 程 度 政 府 保 育 料 支 援 額 を 受 けているかにつ いて 情 報 が 得 られなかった しかし アイサラン カードが 導 入 されることにより 親 ( 保 護 者 )がアイサラ ン カードを 利 用 して 保 育 園 の 保 育 料 ( 政 府 支 援 金 + 保 護 者 負 担 金 )を 決 済 することによって( 実 際 請 求 される 金 額 は 親 ( 保 護 者 ) 負 担 金 のみ) 自 分 の 子 どもが 現 在 政 府 からどの 程 度 の 保 育 補 助 金 を 受 けているかがはっき りわかるようになる アイラサン カードの 導 入 により 保 育 園 では 保 育 料 金 の 申 請 過 程 で 発 生 していた 業 務 がなくなり より 保 育 サービス 提 供 に 集 中 でき 質 の 高 い 保 育 サービス 提 供 ができるというメリットがある また 政 府 側 には 保 育 統 合 情 報 システムを 通 じた 児 童 従 事 者 保 育 施 設 の 履 歴 管 理 ができ 文 書 減 少 行 政 手 続 きが 簡 素 化 さ れる
スライド 1
社 会 保 障 税 一 体 改 革 における 年 金 関 連 法 案 について 年 金 機 能 強 化 法 案 (3 月 30 日 提 出 ) 国 会 提 出 時 の 法 案 の 内 容 1 基 礎 年 金 国 庫 負 担 2 分 の1の 恒 久 化 2 受 給 資 格 期 間 の 短 縮 (25 年 10 年 ) 3 産 休 期 間 中 の 社 会 保 険 料 免 除 4 遺 族 基 礎 年 金
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