[ 目 次 ] 今 週 の 注 目 チャート 1 Ⅰ. 経 済 金 融 市 場 動 向 3 金 融 市 場 見 通 し 3 金 融 市 場 レビュー 4 内 外 経 済 指 標 の 解 説 と 予 測 5 Ⅱ.トピックス 8 マイナス 金 利 政 策 に 踏 み 込 んだ 日 銀 8 米 利 上 げ

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1 金 融 市 場 ウィークリー 2016 年 2 月 5 日 号 [ 経 済 金 融 市 場 動 向 ] 金 融 市 場 見 通 し 内 外 経 済 指 標 最 大 の 注 目 材 料 は 米 雇 用 統 計 米 景 気 回 復 期 待 は 高 まらず 日 米 金 利 は 低 下 し 易 い 為 替 はドル 安 地 合 い 日 米 株 式 は 上 値 の 重 い 展 開 を 予 想 [トピックス] マイナス 金 利 政 策 に 踏 み 込 んだ 日 銀 マイナス 金 利 政 策 導 入 の 狙 いは 政 策 限 界 論 と 円 高 懸 念 の 払 拭 にあったと 考 えられる 消 費 増 税 判 断 を 後 押 しすべく 年 前 半 に 追 加 緩 和 が 行 われる 可 能 性 米 利 上 げと 中 南 米 の 対 応 中 南 米 主 要 国 は 通 貨 安 とインフレ 圧 力 への 対 応 と して 利 上 げを 迫 られている 資 源 安 による 景 気 下 振 れリスクも 大 きく 政 策 対 応 は 一 筋 縄 ではいかない

2 [ 目 次 ] 今 週 の 注 目 チャート 1 Ⅰ. 経 済 金 融 市 場 動 向 3 金 融 市 場 見 通 し 3 金 融 市 場 レビュー 4 内 外 経 済 指 標 の 解 説 と 予 測 5 Ⅱ.トピックス 8 マイナス 金 利 政 策 に 踏 み 込 んだ 日 銀 8 米 利 上 げと 中 南 米 の 対 応 10 Ⅲ. 参 考 資 料 11 今 週 来 週 の 主 要 経 済 指 標 11 月 次 四 半 期 のスケジュール 13 今 週 の 金 融 市 場 の 動 き 16 最 新 リポート 一 覧 17 マーケット 時 流 潮 流 求 められる 国 際 協 調 : 新 プラザ 合 意 はあるか 調 査 本 部 本 部 長 代 理 長 谷 川 克 之 日 銀 による 電 撃 的 なマイナス 金 利 政 策 発 表 から1 週 間 その 波 紋 は 金 融 市 場 だけでなく 金 融 機 関 や 企 業 の 経 営 などの 幅 広 い 分 野 に 広 がりつつある マイナス 金 利 は 潜 在 的 には 正 常 かつ 健 全 な 金 融 機 能 を 麻 痺 させ 国 民 経 済 の 混 乱 を 招 来 するリスク もはらむ 劇 薬 だ これまで 当 座 預 金 の 付 利 金 利 引 き 下 げを 否 定 し 続 けてきた 日 銀 が 翻 意 してまで そ の 劇 薬 の 投 与 を 決 定 した 背 景 には リーマンショック 級 の 危 機 再 来 すら 一 部 では 意 識 される 程 の 世 界 経 済 のリスク 増 大 と 金 融 市 場 の 動 揺 があることは 想 像 に 難 くない 大 調 整 期 にある 中 国 経 済 の 下 振 れ 懸 念 30 年 前 の 逆 オイルショック 時 を 上 回 る 原 油 価 格 の 歴 史 的 暴 落 など 日 本 経 済 を 取 り 巻 く 環 境 は 危 険 な 症 状 を 呈 していたと 言 える 但 し 劇 薬 投 与 が 中 長 期 的 に 見 て 果 たして 日 本 経 済 にとって 適 切 な 処 方 であったかは 歴 史 の 審 判 を 仰 ぐ 必 要 があるだろう 一 般 的 にはマイナス 金 利 は 通 貨 高 に 対 する 防 衛 措 置 とされる 1970 年 代 前 半 のスイス 近 年 の 北 欧 諸 国 やスイスなどの 事 例 は 何 れもそうだ 今 般 の 措 置 も 実 態 としてはそうした 色 彩 が 濃 いと 思 われ る 黒 田 総 裁 によるダボス 会 議 での 中 国 の 資 本 規 制 への 言 及 ECB( 欧 州 中 央 銀 行 )によるマイナス 金 利 の 更 なる 引 下 げ 観 測 などから 円 ユーロ 人 民 元 の 通 貨 戦 争 と 曲 解 する 向 きもある 通 貨 戦 争 が 高 じれば 世 界 経 済 は 大 混 乱 に 陥 り 世 界 同 時 不 況 は 避 けられない 新 興 国 では 深 刻 な 政 治 情 勢 流 動 化 を 招 来 するだろう そうした 事 態 を 回 避 するためにも 国 際 的 な 協 調 が 欠 かせない 今 月 末 には 上 海 でG20 財 務 相 会 議 が 開 催 される ドルと 人 民 元 を 主 軸 とした 通 貨 の 安 定 マイナス 金 利 政 策 の 副 作 用 への 共 通 理 解 と 国 際 情 勢 に 配 慮 した 金 融 政 策 そして 成 長 を 促 進 する 財 政 政 策 の 有 効 活 用 求 められているのは 新 プラザ 合 意 の 類 の 実 効 性 を 伴 う 強 い 政 策 コミットメントである

3 ^ ~ 今 週 の 注 目 チャート~ 金 利 先 物 市 場 が 織 り 込 む TIBOR3カ 月 物 金 利 6 月 以 降 マイナス 圏 への 低 下 を 織 り 込 む (%) 月 4 日 1 月 28 日 年 2017 年 ( 月 ) ( 資 料 ) 東 京 金 融 取 引 所 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 解 説 日 銀 は 1 月 の 金 融 政 策 決 定 会 合 (1/28 29)でマイナス 金 利 政 策 の 導 入 を 決 定 した 2 月 16 日 以 降 日 銀 当 座 預 金 の 超 過 準 備 の 一 部 に 対 する 付 利 が+0.1%から 0.1%に 引 き 下 げられる 予 定 で 短 期 金 利 の 低 下 が 見 込 まれる 金 利 先 物 市 場 が 織 り 込 む TIBOR3 カ 月 物 金 利 の 先 行 きを 見 ると 今 年 6 月 以 降 マイナス 圏 に 低 下 することが 織 り 込 まれている マイナス 金 利 政 策 導 入 の 影 響 をしばらく 注 視 する 必 要 がある (2015 年 初 =100) TOPIX と 銀 行 株 ( 東 証 業 種 別 指 数 )の 推 移 日 銀 のマイナス 金 利 導 入 後 に 下 落 基 調 を 強 める 銀 行 株 90 銀 行 株 TOPIX 80 15/1 15/4 15/7 15/10 16/1 ( 資 料 )NEEDS-Financial QUESTより みずほ 総 合 研 究 所 作 成 解 説 先 週 末 の 日 銀 によるマイナス 金 利 導 入 の 発 表 を 受 けて 収 益 悪 化 懸 念 から 銀 行 株 が 大 幅 に 下 落 して いる 発 表 直 後 の 株 価 は 乱 高 下 したものの 1/29 の TOPIX は 1.5% 上 昇 した 一 方 東 証 の 業 種 別 指 数 の 銀 行 業 は 1/29 に 2% 下 落 し 1 週 間 では 13% 超 の 下 落 幅 となった 日 銀 の 政 策 は 金 融 機 関 の 収 益 悪 化 を 防 ぐ 措 置 を 取 ったものの 国 際 的 な 規 制 強 化 の 動 きもある 中 金 融 機 関 の 収 益 への 懸 念 は 当 面 意 識 されそうだ 1

4 ( 円 / ドル) 日 米 長 期 金 利 差 とドル 円 相 場 金 利 差 縮 小 と 逃 避 資 金 の 円 買 いによる 円 高 が 進 展 ドル 円 相 場 米 日 10 年 国 債 金 利 差 ( 米 - 日 )( 右 目 盛 ) (%) /7 15/8 15/9 15/10 15/11 15/12 16/1 16/2 ( 資 料 )Bloomberg より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 1.2 解 説 昨 年 末 からの 円 高 はリスク 回 避 姿 勢 の 高 まりによる 米 長 期 金 利 低 下 とともに 逃 避 資 金 の 円 買 いが もたらした 模 様 だ 原 油 安 などによる 国 際 金 融 市 場 の 不 安 定 化 は 米 長 期 金 利 低 下 に 繋 がった その 後 日 銀 が マイナス 金 利 を 導 入 するも 日 米 長 期 金 利 差 の 拡 大 幅 は 限 定 的 であった また 安 全 資 産 としての 円 買 いが 進 み 日 米 金 利 差 縮 小 以 上 に 円 高 が 進 展 した 逃 避 姿 勢 が 解 消 に 向 かうまではドルの 上 値 が 重 い 状 況 が 続 こう 米 国 と 新 興 国 の 景 況 感 新 興 国 に 続 いて 米 国 でも 景 気 指 数 が 悪 化 ( 指 数 ) 財 新 ( 製 造 業 ) 米 国 ( 製 造 業 ) 中 国 ( 製 造 業 ) 米 国 ( 非 製 造 業 ) 40 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 ( 指 数 ) インドネシア( 製 造 業 ) 韓 国 ( 製 造 業 ) マレーシア( 製 造 業 ) 台 湾 ( 製 造 業 ) 40 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 ( 指 数 ) ブラジル( 製 造 業 ) トルコ( 製 造 業 ) 南 アフリカ( 製 造 業 ) ロシア( 製 造 業 ) /1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 ( 注 )50 を 下 回 ると 景 気 の 悪 化 を 意 味 する 指 数 なお 上 記 の 中 国 は 中 国 国 家 統 計 局 が 公 表 するPMI 財 新 は 中 国 の 財 新 PMI ( 資 料 )Markit 財 新 日 本 経 済 新 聞 社 南 アフリカ 経 済 研 究 所 Bloomberg より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 解 説 減 速 中 の 新 興 国 経 済 に 加 え 米 国 経 済 についても 先 行 きを 危 ぶむ 見 方 が 出 始 めている 既 に 米 国 の 製 造 業 ISM 指 数 は 景 気 判 断 の 分 かれ 目 となる 50 を 下 回 っており 貿 易 を 介 して 新 興 国 の 減 速 が 米 国 にも 波 及 していることがうかがえる さらに 非 製 造 業 ISM 指 数 の 低 下 も 続 いており 10~12 月 期 は 実 質 成 長 率 も 低 下 した 米 国 の 景 気 拡 大 がペースダウンすれば 新 興 国 の 景 気 や 金 融 市 場 はさらに 弱 含 む 可 能 性 がある 2

5 Ⅰ. 経 済 金 融 市 場 動 向 ~ 金 融 市 場 見 通 し~ 米 国 経 済 にも 高 まる 警 戒 感 最 大 の 注 目 材 料 は 米 雇 用 統 計 雇 用 統 計 は 労 働 市 場 の 力 強 い 回 復 が 一 服 する 内 容 を 予 想 米 景 気 への 不 透 明 感 は 残 存 原 油 価 格 も 引 き 続 き 波 乱 材 料 米 金 利 は 低 位 での 推 移 日 本 の 長 期 金 利 はボラティ リティの 高 まりに 留 意 為 替 はドル 安 地 合 い 金 融 緩 和 強 化 を 示 唆 したECBに 続 き 先 週 末 に 日 銀 がマイナス 金 利 導 入 を 発 表 したことで 2016 年 初 から 急 速 に 強 まっていた 投 資 家 のリスク 回 避 姿 勢 は 一 旦 和 らいだかに 見 えた しかし 原 油 安 中 国 の 冴 えない 経 済 指 標 等 を 受 けて 今 週 は 再 び 世 界 経 済 への 不 透 明 感 が 市 場 の 重 荷 となった 更 に これまで 堅 調 さを 保 ってきた 米 国 の 非 製 造 業 部 門 でも 予 想 を 下 回 る 経 済 指 標 が 確 認 される 等 米 国 経 済 の 先 行 きについても 警 戒 感 が 高 まって いる 米 国 経 済 の 改 善 ペースが 鈍 化 する 中 金 融 市 場 ではFRBによる 利 上 げが 後 ずれするとの 観 測 が 高 まりつつある こうした 状 況 下 今 晩 以 降 の 金 融 市 場 の 最 大 の 注 目 材 料 は 米 国 の1 月 の 雇 用 統 計 (2/5)だろう 米 雇 用 統 計 では 雇 用 者 増 加 数 が 節 目 とされる20 万 人 を 下 回 る 等 最 近 の 力 強 い 労 働 市 場 の 回 復 が 一 服 すると 見 ている また 米 国 ではFRBの イエレン 議 長 による 議 会 証 言 (2/10 11)も 予 定 されている 足 踏 みが 顕 著 になりつつある 米 景 気 や 年 初 以 降 の 金 融 市 場 の 混 乱 を 踏 まえた 経 済 及 び 金 融 政 策 の 見 通 しに 関 する 言 及 に 注 目 が 集 まる これらを 踏 まえると 米 国 経 済 の 先 行 き 不 透 明 感 は 来 週 も 残 存 すると 予 想 されるが FRBの 利 上 げに 対 する 慎 重 な 姿 勢 が 示 されれば 金 融 市 場 には 一 定 の 安 心 感 が 広 がるだろう ただし 原 油 価 格 については 依 然 低 位 で 上 下 する 推 移 が 継 続 しており 原 油 価 格 が 下 落 する 局 面 ではリスク 回 避 的 な 姿 勢 に 傾 き 易 く 株 安 や 円 高 の 加 速 が 警 戒 される 米 10 年 国 債 利 回 りは 米 景 気 の 回 復 期 待 が 高 まらない 中 上 昇 圧 力 は 弱 く 1.8% 台 の 低 位 での 推 移 が 予 想 される 日 本 の 長 期 金 利 は 来 週 も 低 下 余 地 を 探 る 展 開 が 見 込 まれる 一 方 30 年 債 国 債 入 札 (2/9)が 不 調 な 結 果 と なれば 上 下 に 大 きく 振 れる 展 開 に 留 意 が 必 要 だ 日 米 株 式 は 上 値 の 重 い 推 移 を 予 想 する 日 本 株 は 円 高 が 下 押 し 材 料 だが 日 銀 への 政 策 期 待 から 下 値 は 限 定 されるだろう 為 替 市 場 では 対 円 ユーロともにドル 安 地 合 い が 継 続 すると 見 込 まれる ( 大 塚 理 恵 子 ) 内 外 金 利 内 外 株 式 為 替 来 週 の 予 想 項 目 予 想 レンジ USD LIBOR 3カ 月 (%) ~ 米 10 年 国 債 (%) 1.70 ~ 1.95 円 TIBOR 3カ 月 (%) 0.05 ~ 年 国 債 (%) 0.00 ~ 0.20 ダウ 平 均 (ト ル) 15,800 ~ 16,800 NASDAQ 総 合 指 数 (ホ イント) 4,350 ~ 4,700 日 経 平 均 ( 円 ) 16,300 ~ 18,000 TOPIX(ホ イント) 1,320 ~ 1,470 円 /ドル ~ ドル/ユーロ ~ 円 /ユーロ ~

6 ~ 金 融 市 場 レビュー~ < 内 外 金 利 動 向 > 日 本 の 10 年 国 債 利 回 りは 一 時 過 去 最 低 の 0.03% 台 まで 低 下 < 内 外 株 式 動 向 > 米 国 株 は 日 銀 による 緩 和 や 原 油 反 発 を 好 感 し 上 昇 日 本 株 は 円 高 進 行 が 重 荷 となり 下 落 < 為 替 動 向 > 米 利 上 げ 期 待 のはく 落 か らドル 安 進 む < 新 興 資 源 国 動 向 > 米 景 気 のペースダウンが 株 の 上 値 を 抑 える 一 因 に 先 週 末 以 降 の 米 10 年 国 債 利 回 りは 原 油 価 格 の 下 落 などを 受 け 一 時 1.8% を 下 回 った 米 国 の 10~12 月 期 実 質 GDP 成 長 率 ( 速 報 値 1/29)や 1 月 製 造 業 非 製 造 業 ISM 指 数 (2/1 2/3)などの 低 調 な 経 済 指 標 を 受 け 追 加 利 上 げ 観 測 が 後 退 したことも 金 利 押 し 下 げの 要 因 となった 日 本 の 10 年 国 債 利 回 りは 先 週 末 の 日 銀 金 融 政 策 決 定 会 合 (1/28 29)でマイナス 金 利 導 入 が 決 定 されたことを 受 け 一 時 過 去 最 低 となる 0.03% 台 まで 低 下 した 2 年 債 5 年 債 もマイナス 幅 が 拡 大 し 残 存 9 年 ゾーンまで 一 時 マイ ナス 圏 に 低 下 した 米 国 債 利 回 り 低 下 や 日 経 平 均 株 価 の 下 落 も 利 回 りを 押 し 下 げる 要 因 となった ( 岡 秀 之 ) 先 週 末 以 降 の 米 株 式 相 場 はダウ 平 均 については 上 昇 したものの ナスダ ック 総 合 指 数 については 横 ばいとなった 先 週 末 の 日 銀 によるマイナス 金 利 導 入 の 発 表 を 受 け 投 資 家 のリスク 回 避 姿 勢 が 和 らいだ 一 方 原 油 に 連 動 して 不 安 定 に 上 下 に 振 れる 動 きは 継 続 している 週 半 ばに 予 想 を 下 回 る 非 製 造 業 ISM 指 数 (2/3)を 嫌 気 し 急 落 する 場 面 も 見 られたが 原 油 価 格 の 上 昇 が 好 材 料 となった 日 本 株 は 下 落 した 週 前 半 にかけては 日 銀 へ の 政 策 期 待 から 高 値 圏 を 維 持 したものの 週 半 ば 以 降 に 為 替 市 場 で 円 高 が 進 行 し 下 落 基 調 に 転 じた 企 業 決 算 において 一 部 の 企 業 が 通 期 業 績 を 下 方 修 正 し 先 行 きの 業 績 への 不 透 明 感 も 意 識 された ( 大 塚 理 恵 子 ) 米 利 上 げ 期 待 のはく 落 が 今 週 の 円 高 ドル 安 進 展 の 主 因 になった 先 週 末 の 日 銀 マイナス 金 利 導 入 を 受 けて 一 旦 は 円 安 に 戻 したドル 円 相 場 だが 週 前 半 は 軟 調 な 原 油 相 場 を 背 景 に 円 高 地 合 いで 推 移 した その 後 ニューヨー ク 連 銀 総 裁 (2/3)の 発 言 から 3 月 利 上 げ 見 送 り 観 測 が 高 まり ドル 円 相 場 は 円 高 に 進 んだ また 非 製 造 業 ISM 指 数 (2/3)が 市 場 予 想 を 下 回 ったこ とも 円 買 いドル 売 り 材 料 になった ユーロドル 相 場 は 米 利 上 げ 期 待 のは く 落 に 伴 う 米 長 期 金 利 低 下 を 受 けて ドル 安 ユーロ 高 が 進 んだ その 後 英 中 銀 の 金 利 据 え 置 きの 決 定 (2/4)に 伴 い 対 ポンドでユーロ 買 いが 進 んだ ことを 受 け 追 随 する 形 で 対 ドルでもユーロ 高 が 進 んだ ( 有 田 賢 太 郎 ) 先 週 反 発 した 新 興 国 株 の 上 値 が 重 い 原 油 相 場 の 30 ドル 台 回 復 によって 中 東 株 は 続 騰 したが 持 ち 直 しに 一 服 感 が 出 ている 国 も 多 い 50 割 れが 続 く 中 国 の 製 造 業 PMI 以 外 にも 韓 国 とタイの 輸 出 減 少 や 台 湾 の 前 年 比 マ イナス 成 長 そして 前 年 を 10% 以 上 下 回 るブラジルの 生 産 など 新 興 国 で はファンダメンタルズの 弱 さを 示 す 経 済 指 標 が 続 いている さらに 米 国 の 実 質 成 長 率 や 非 製 造 業 ISM 指 数 の 低 下 も 新 興 国 株 の 上 値 を 重 くしてい る けん 引 役 として 期 待 される 米 国 経 済 だが 市 場 では 景 気 拡 大 のペース ダウンが 意 識 され 始 めた 可 能 性 がある 今 週 はドル 安 ユーロ 高 を 介 し 欧 州 の 株 安 を 誘 発 したが 影 響 が 新 興 国 株 にも 拡 大 する 可 能 性 がある ( 井 上 淳 ) 4

7 ~ 内 外 経 済 指 標 の 解 説 と 予 測 ~ < 国 内 > 消 費 者 マインドは 4 カ 月 ぶりの 悪 化 新 車 販 売 台 数 は 2 カ 月 ぶ りに 減 少 経 常 収 支 は 黒 字 が 続 く 国 内 企 業 物 価 指 数 は 前 年 比 マイナス 幅 が 縮 小 1 月 の 消 費 者 態 度 指 数 (2/3)は 前 月 差 0.2ポイント(12 月 同 +0.1ポ イント)と4カ 月 ぶりに 低 下 した 年 初 の 株 安 の 影 響 が 下 押 し 要 因 となった 模 様 だが 均 してみれば 緩 やかな 改 善 基 調 が 続 いている また 1 年 後 の 物 価 の 見 通 しについて 上 昇 する と 答 えた 割 合 が79.3%( 前 月 差 1.8ポ イント)と2カ 月 連 続 で 低 下 し 比 較 可 能 な2013 年 4 月 以 来 で 最 低 の 水 準 と なった 原 油 安 を 背 景 に 足 元 で 物 価 が 伸 び 悩 んでいることなどから 期 待 インフレ 率 の 低 下 傾 向 が 続 いている 1 月 の 新 車 販 売 台 数 ( 登 録 車 軽 自 動 車 の 乗 用 車 合 計 みずほ 総 合 研 究 所 による 季 節 調 整 値 )(2/1)は 前 月 比 5.2%(12 月 同 +4.3%)と2カ 月 ぶりに 減 少 した 昨 年 末 の 新 車 投 入 の 効 果 もあって 普 通 車 は 同 +4.1%と 前 月 ( 同 +8.7%)に 続 き 押 し 上 げに 寄 与 した 一 方 小 型 車 が 同 12.8% (12 月 同 +1.8%)と 大 幅 な 減 少 に 転 じたほか 軽 自 動 車 が 同 3.9%(12 月 同 0.9%)と3カ 月 連 続 のマイナスを 記 録 し 足 を 引 っ 張 った 格 好 とな った 来 週 は 経 常 収 支 や 国 内 企 業 物 価 指 数 などが 発 表 される 12 月 の 経 常 収 支 (2/8)は 1 兆 1,681 億 円 の 黒 字 を 予 想 する 資 源 価 格 の 下 落 を 受 けた 輸 入 金 額 の 減 少 により 貿 易 収 支 が 改 善 したため 経 常 収 支 の 黒 字 幅 は 前 年 同 月 (2,259 億 円 の 黒 字 )から 拡 大 する 見 込 みである 1 月 の 国 内 企 業 物 価 指 数 (2/10)は 前 年 比 2.9%(12 月 同 3.4%)と 予 測 する 足 元 の 国 際 商 品 の 低 迷 を 受 けて 前 月 比 でみた 企 業 物 価 の 上 昇 率 は 0.8%と 低 下 を 見 込 んでいる ただし 前 年 同 月 の 下 落 幅 が 大 きかっ たことから 前 年 比 ベースではマイナス 幅 が 前 月 から 縮 小 するとみられる ( 松 浦 大 将 ) 経 常 収 支 の 推 移 国 内 企 業 物 価 指 数 の 推 移 ( 兆 円 ) サービス 収 支 第 一 次 所 得 収 支 /01 14/07 15/01 15/07 ( 注 )2015 年 12 月 の 値 はみずほ 総 合 研 究 所 による 予 測 値 ( 資 料 ) 日 本 銀 行 国 際 収 支 統 計 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 経 常 収 支 第 二 次 所 得 収 支 貿 易 収 支 予 測 値 ( 前 年 比 %) 予 測 値 5 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 16/01 ( 注 )2016 年 1 月 の 値 は みずほ 総 合 研 究 所 による 予 測 値 ( 資 料 ) 日 本 銀 行 企 業 物 価 指 数 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 5

8 < 海 外 ( 米 国 )> 外 需 の 悪 化 と 設 備 投 資 の 減 少 が 成 長 率 の 下 押 しに 非 製 造 業 の 業 況 改 善 ペー スが 鈍 化 し 製 造 業 と 非 製 造 業 の 業 況 格 差 が 縮 小 今 晩 発 表 される 雇 用 統 計 イエレン 議 長 の 議 会 証 言 が 注 目 材 料 10~12 月 期 の 実 質 GDP 成 長 率 ( 速 報 値 1/29)は 前 期 比 年 率 +0.7%と 2 四 半 期 連 続 で 減 速 した 個 人 消 費 は 拡 大 テンポが 鈍 化 したが 記 録 的 な 暖 冬 による 暖 房 需 要 の 減 少 など 一 時 的 な 要 因 が 影 響 しているとみられる 他 方 ドル 高 と 新 興 国 経 済 の 減 速 を 背 景 に 輸 出 が 落 ち 込 むなかで 設 備 投 資 が 2012 年 以 来 の 前 期 比 マイナスとなった 原 油 安 に 伴 うシェール 関 連 投 資 の 減 少 が 続 いただけでなく その 他 の 投 資 も 勢 いを 弱 めた さらに 1 月 の 企 業 業 況 は 製 造 業 の 弱 さが これまで 底 堅 さを 維 持 して いた 非 製 造 業 にまで 広 がりつつあることを 警 戒 させるものであった 製 造 業 ISM 指 数 (2/1)は 48.2 と 前 月 から 小 幅 に 持 ち 直 したが 引 き 続 き 改 善 悪 化 の 境 目 である 50 の 水 準 を 下 回 っている 輸 出 受 注 指 数 が 11 月 以 来 の 50 を 割 り 込 んでおり ドル 高 新 興 国 経 済 減 速 による 悪 影 響 が 続 いて いる また 非 製 造 業 ISM 指 数 (2/3)は 53.5 と 前 月 から 2.3 ポイント 低 下 し 業 況 改 善 ペースが 鈍 化 していることを 示 した 業 種 別 では 原 油 安 の 影 響 を 受 ける 鉱 業 や 卸 売 運 輸 倉 庫 など 製 造 業 活 動 との 連 動 性 が 高 い 業 種 の 業 況 悪 化 が 続 いたほか 1 月 は 余 暇 娯 楽 宿 泊 外 食 といった 消 費 関 連 の 業 種 が 昨 年 末 の 好 調 さの 反 動 により 悪 化 に 転 じた 今 晩 以 降 は 重 要 な 経 済 指 標 の 公 表 やイベントが 続 く FOMC は 次 回 の 会 合 (3/15 16)までに 海 外 金 融 の 動 向 が 米 国 の 雇 用 物 価 及 び 景 気 見 通 しに 与 える 影 響 を 注 視 する 姿 勢 を 示 しており 1 月 の 雇 用 統 計 (2/5)は 従 来 以 上 に 注 目 度 が 高 い 非 農 業 部 門 雇 用 者 増 加 数 は 過 去 数 カ 月 の 大 幅 増 の 反 動 や 企 業 業 況 の 慎 重 さを 背 景 に 20 万 人 割 れになるとみられる 1 月 の 小 売 売 上 高 (2/12)は 小 幅 に 増 加 するだろう 1 月 の FOMC 声 明 文 では 景 気 物 価 に 対 するリスク 判 断 が 示 されなかったが イエレン 議 長 の 議 会 証 言 (2/10 11)では 年 初 以 降 の 金 融 市 場 混 乱 を 受 けて どのような 認 識 が 示 されるのか 注 目 したい ( 風 間 春 香 ) 製 造 業 非 製 造 業 ISM 指 数 非 農 業 部 門 雇 用 者 数 の 変 化 ( 前 月 差 千 人 ) 60 非 製 造 業 ISM 指 数 建 設 業 製 造 業 政 府 部 門 鉱 業 民 間 サービス 業 非 農 業 部 門 合 計 製 造 業 ISM 指 数 月 は 減 速 を 予 想 業 況 格 差 ( 非 製 造 業 - 製 造 業 右 目 盛 ) /1 14/7 15/1 15/7 16/1 15/1 15/4 15/7 15/10 16/1 ( 資 料 ) 米 サプライマネジメント 協 会 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 ( 注 )2016 年 1 月 の 値 はみずほ 総 合 研 究 所 予 測 値 ( 資 料 ) 米 国 労 働 省 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 6

9 < 海 外 ( 欧 州 )> フランスは 消 費 減 少 が 響 いて 成 長 率 が 低 下 一 方 スペインは 高 成 長 を 維 持 ユーロ 圏 小 売 数 量 は 増 加 ユーロ 圏 インフレ 率 は 上 昇 しかし 金 融 市 場 の 期 待 インフレ 率 は 改 善 せず 今 晩 以 降 は 独 仏 の 企 業 関 連 統 計 などが 注 目 点 先 週 末 以 降 に 発 表 された 経 済 指 標 では ユーロ 圏 インフレ 率 がやや 加 速 したことなどが 示 された 10~12 月 期 のフランスGDP(1/29)は 前 期 比 +0.2%と 7~9 月 期 ( 同 +0.3%)からやや 減 速 した 需 要 項 目 別 にみると 輸 出 が 低 調 であったほ か パリ 市 内 のテロや 暖 冬 の 影 響 で 個 人 消 費 が 減 少 した 一 方 最 終 需 要 が 冴 えない 中 で 在 庫 寄 与 度 が 2 四 半 期 連 続 でプラスとなっており 在 庫 が 積 み 上 がっている 可 能 性 がある スペインGDP(1/29)は 同 +0.8%(7 ~9 月 期 同 +0.8%)と 引 き 続 き 高 めの 成 長 率 を 維 持 した 需 要 項 目 の 内 訳 は 未 公 表 だが 個 人 消 費 が 成 長 をけん 引 したと 推 察 される 12 月 のユーロ 圏 小 売 数 量 (2/3)は 前 月 比 +0.2%と 4 カ 月 ぶりに 増 加 した 雇 用 改 善 を 背 景 に 小 売 数 量 は 復 調 しつつあるようだ 1 月 のユーロ 圏 インフレ 率 (1/29 速 報 値 )は 前 年 比 +0.4%となり 12 月 ( 同 + 0.2%)から 上 昇 した エネルギー 物 価 の 下 落 幅 縮 小 (12 月 同 5.8% 1 月 同 5.3%)に 加 えて 非 エネルギー 工 業 品 物 価 の 伸 び 率 が 高 まり( 同 +0.5% 同 +0.7%) インフレ 率 の 上 昇 に 寄 与 した ただし インフレ 率 が 上 昇 したものの 金 融 市 場 が 織 り 込 む 期 待 インフレ 率 は 短 期 ゾーン では 低 位 横 ばいにとどまり 中 期 ゾーンでは 低 下 している 油 価 低 迷 が 続 く 中 でエネルギー 物 価 の 下 落 幅 が 拡 大 したり コア インフレ 率 が 下 振 れ たりすることで ユーロ 圏 インフレ 率 が 再 びマイナス 圏 に 陥 るリスクが 意 識 されていると 思 われる 今 晩 以 降 は ドイツやフランスの 12 月 の 鉱 工 業 生 産 輸 出 金 額 などが 発 表 される 予 定 である 新 興 国 景 気 や 製 造 業 受 注 の 動 きなどを 踏 まえると 両 国 とも 生 産 輸 出 には 低 調 さが 残 る 結 果 となるだろう ( 松 本 惇 ) ユーロ 圏 インフレ 率 金 融 市 場 の 期 待 インフレ 率 ( 前 年 比 %) コアの 加 速 は ( 前 年 比 %) (%) 1.2 持 続 するか? 今 後 エネルギーの 0.4 下 落 幅 は 再 拡 大 の 3.0 公 算 大 /1 15/4 15/7 15/10 16/1 2015/1 15/4 15/7 15/10 16/1 ユーロ 圏 インフレ 率 5 年 後 スタート 5 年 物 1 年 後 スタート 1 年 物 コアインフレ 率 (エネルギー 食 品 等 を 除 く) 2 年 後 スタート 1 年 物 4 年 後 スタート 1 年 物 エネルギー 食 品 等 ( 右 目 盛 ) ( 注 )インフレスワップレートから 算 出 した 期 待 インフレ 率 ( 資 料 ) Eurostat より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 ( 資 料 )Bloomberg より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 7

10 Ⅱ.トピックス ~マイナス 金 利 政 策 に 踏 み 込 んだ 日 銀 ~ マイナス 金 利 政 策 導 入 の 狙 いは 政 策 限 界 論 と 円 高 懸 念 の 払 拭 日 銀 は 1 月 の 金 融 政 策 決 定 会 合 (1/28 29)でマイナス 金 利 政 策 の 導 入 を 決 定 した マイナス 金 利 政 策 導 入 の 狙 いは 国 債 買 入 れによる 金 融 緩 和 が 限 界 との 見 方 や 年 初 以 降 の 中 国 新 興 国 経 済 減 速 及 び 原 油 価 格 急 落 に 伴 う 円 高 懸 念 を 払 拭 することにあったと 考 えられる 29 日 に 発 表 された 経 済 物 価 情 勢 の 展 望 ( 展 望 レポート)では 2016 年 度 の 物 価 見 通 しが 10 月 時 点 の+1.4%から+0.8%に 下 方 修 正 され 物 価 目 標 2%の 達 成 時 期 が 2016 年 度 前 半 頃 から 2017 年 度 前 半 頃 に 後 ろ 倒 しされた ( 図 表 1) もっとも 物 価 見 通 し 引 き 下 げは 原 油 価 格 下 落 によるもので 日 銀 は 景 気 判 断 を 概 ね 維 持 している 追 加 緩 和 を 行 った 理 由 については 原 油 価 格 の 一 段 の 下 落 に 加 え 中 国 をはじめとする 新 興 国 資 源 国 経 済 に 対 する 先 行 き 不 透 明 感 から 企 業 コンフィデンスの 改 善 や 人 々のデフレ マインドの 転 換 が 遅 延 し 物 価 の 基 調 に 悪 影 響 が 及 ぶリスクが 増 大 したた め と 説 明 している マイナス 金 利 となるのは 金 融 機 関 が 日 銀 に 保 有 する 当 座 預 金 口 座 の 超 過 準 備 の 一 部 に 対 する 利 息 ( 付 利 )で 2 月 16 日 以 降 これまでの+0.1% から 0.1%に 引 き 下 げられることとなる 日 銀 は 1990 年 代 後 半 にゼロ 金 利 政 策 をとり 政 策 金 利 ( 無 担 保 コールレート)を 0%としたことはあるが マイナス 金 利 政 策 の 導 入 は 初 めてとなる 日 銀 はこれまで 量 的 質 的 金 融 緩 和 により 市 場 から 長 期 国 債 やETF REIT などの 資 産 を 買 い 入 れ 実 質 金 利 やリスクプレミアムを 押 し 下 げると ともに マネタリーベースを 拡 大 してきた しかしながら 金 融 機 関 が 担 保 などで 国 債 を 一 定 量 保 有 するニーズがあることから 国 債 買 入 れが 早 晩 困 難 になるとの 見 方 が 強 まっていた 金 融 緩 和 の 限 界 が 意 識 されれば 政 策 効 果 が 低 下 しかねない マイナス 金 利 導 入 の 狙 いはこうした 政 策 限 界 論 を 払 拭 する 点 にあったと 考 えられる 図 表 1 日 銀 展 望 レポート(2016 年 1 月 ) ( 対 前 年 度 比 :%) 実 質 GDP 消 費 者 物 価 指 数 ( 除 く 生 鮮 食 品 ) 消 費 税 率 引 き 上 げの 影 響 を 除 くケース 2015 年 度 +1.0~+1.3 (+1.1) +0.0~+0.2 (+0.1) 10 月 時 点 の 見 通 し +0.8~+1.4 (+1.2) +0.0~+0.4 (+0.1) 2016 年 度 +1.0~+1.7 (+1.5) +0.2~+1.2 (+0.8) 10 月 時 点 の 見 通 し +1.2~+1.6 (+1.4) +0.8~+1.5 (+1.4) 2017 年 度 +0.1~ ~ ~+2.1 (+0.3) (+2.8) (+1.8) 10 月 時 点 の 見 通 し +0.1~ ~ ~+2.1 (+0.3) (+3.1) (+1.8) ( 注 ) 政 策 委 員 の 大 勢 見 通 し ( ) 内 は 政 策 委 員 見 通 しの 中 央 値 ( 資 料 ) 日 本 銀 行 8

11 金 融 機 関 収 益 への 影 響 軽 減 を 企 図 年 前 半 に 更 なる 追 加 緩 和 が 行 われる 可 能 性 また 市 場 の 円 高 懸 念 を 払 拭 する 狙 いもあったと 考 えられる 日 銀 が 年 初 に 発 表 したさくらレポートでは 企 業 が 賃 上 げに 慎 重 な 理 由 として 円 安 進 展 による 収 益 改 善 が 一 時 的 であり 現 状 の 利 益 水 準 を 前 提 に 賃 上 げを 行 うことが 難 しいとの 企 業 の 見 方 が 示 されていた マイナス 金 利 はスイス などで 通 貨 高 への 対 応 策 として 一 定 の 効 果 を 挙 げている 同 様 の 施 策 を 行 うことで 円 高 懸 念 を 払 拭 し 春 闘 で 企 業 が 賃 上 げに 前 向 きに 取 り 組 むこと を 期 待 したと 考 えられる マイナス 金 利 政 策 導 入 に 際 し 金 融 機 関 の 収 益 悪 化 を 回 避 する 措 置 が 取 られた 付 利 の 対 象 となる 超 過 準 備 預 金 残 高 は 昨 年 12 月 時 点 で 240 兆 円 を 超 えている 日 銀 は 付 利 引 き 下 げの 負 担 を 金 融 機 関 が 顧 客 に 転 嫁 すること を 懸 念 した 実 際 スイスでは 金 融 機 関 がマイナス 金 利 の 負 担 を 住 宅 ロー ン 金 利 引 き 上 げなどで 顧 客 に 転 嫁 する 動 きが 見 られている 収 益 悪 化 を 回 避 する 措 置 として マイナス 金 利 が 課 される 部 分 を 超 過 準 備 の 一 部 に 限 定 する 階 層 構 造 が 採 用 された( 図 表 2) 既 存 の 超 過 準 備 ( 基 礎 残 高 )に 対 応 する 部 分 は+0.1%を 付 利 し 新 たに 超 過 準 備 として 積 まれ る 部 分 ( 政 策 金 利 残 高 )を 0.1%に 引 き 下 げることとなる マイナス 金 利 部 分 が 限 定 されることで 超 過 準 備 全 体 から 得 られる 付 利 をプラスの 水 準 に 維 持 することが 可 能 となる 黒 田 総 裁 が 直 前 まで 付 利 引 き 下 げを 否 定 したことから マイナス 金 利 政 策 の 導 入 はサプライズとなり 会 合 後 に 長 期 金 利 は 大 きく 低 下 し 過 去 最 低 を 更 新 した しかしながら マイナス 金 利 政 策 による 実 質 金 利 引 き 下 げや 円 高 の 抑 制 によっても 物 価 目 標 達 成 への 道 筋 が 不 透 明 な 点 は 変 わらない 消 費 者 物 価 上 昇 率 は 夏 場 にかけ 再 びマイナス 圏 に 低 下 することが 見 込 まれ ている 安 倍 政 権 の 2017 年 4 月 の 消 費 増 税 判 断 を 後 押 しするため 年 前 半 にマイナス 金 利 幅 の 拡 大 による 更 なる 追 加 緩 和 が 実 施 される 可 能 性 が 高 い と 予 想 している 政 府 の 成 長 戦 略 の 取 り 組 みなど 政 府 日 銀 が 一 体 とな った 取 り 組 みが 引 き 続 き 重 要 となるだろう ( 野 口 雄 裕 ) 図 表 2 当 座 預 金 の 三 層 構 造 日 銀 当 座 預 金 残 高 ( 年 間 80 兆 円 ペースで 増 加 ) 政 策 金 利 残 高 (10~30 兆 円 : 0.1%) 10 兆 円 250 兆 円 マクロ 加 算 残 高 (40 兆 円 :0%) 基 礎 残 高 (210 兆 円 :+0.1%) マクロ 加 算 残 高 増 加 分 (0%) 2016 年 2 月 見 込 み 2016 年 末 予 想 ( 資 料 ) 日 銀 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 9

12 ~ 米 利 上 げと 中 南 米 の 対 応 : 一 筋 縄 ではいかない 通 貨 安 への 対 応 ~ 利 上 げが 相 次 ぐ 中 南 米 2015 年 12 月 16 日 米 FOMC( 連 邦 公 開 市 場 委 員 会 )は 2008 年 12 月 以 降 ブラジルは 利 上 げ 見 送 り 継 続 してきたゼロ 金 利 政 策 の 解 除 を 決 定 した 米 国 の 裏 庭 と 呼 ばれる 中 南 米 諸 国 では FOMC に 前 後 する 形 で 利 上 げを 実 施 する 国 が 相 次 いでい る すでに 金 融 引 き 締 め 局 面 入 りしていたコロンビア チリ ペルーでは FOMC 後 に 追 加 利 上 げが 実 施 されたほか メキシコは 12 月 17 日 に 2008 年 8 月 以 来 となる 利 上 げに 踏 み 切 った( 図 表 ) 一 方 2015 年 7 月 の 利 上 げを 最 後 に 政 策 金 利 を 据 え 置 いているブラジ ルでは 2016 年 1 月 20 日 の 政 策 決 定 会 合 でも 利 上 げが 見 送 られた ブラジ ル 中 銀 は 2015 年 末 にインフレ 予 想 を 上 方 修 正 しており 一 部 の 委 員 は 利 上 げを 支 持 した しかし 会 合 の 前 日 IMFがブラジルの 経 済 成 長 につい て 年 は2 年 連 続 のマイナス 成 長 続 く 2017 年 もゼロ 成 長 との 見 通 しを 示 すなど 景 気 に 対 する 悲 観 論 が 台 頭 するなかでブラジル 中 銀 は 景 気 配 慮 を 重 視 する 判 断 を 下 した 市 場 の 予 想 外 だった 利 上 げ 見 送 りの 背 景 には 10 月 に 地 方 選 挙 を 控 えて 政 治 的 な 圧 力 があったとの 報 道 もある 利 上 げの 背 景 にある 通 貨 中 南 米 諸 国 が 利 上 げを 実 施 (ないし 検 討 )している 背 景 には 通 貨 安 と 安 とインフレ 圧 力 それがもたらすインフレ 圧 力 がある 各 国 は 米 国 の 利 上 げによる 資 金 流 出 圧 力 と 中 国 の 景 気 減 速 による 資 源 価 格 下 落 という 2 つの 逆 風 にさら されており 中 南 米 通 貨 の 多 くは 史 上 最 安 値 を 更 新 している ブラジル レアルは 2015 年 の 年 間 下 落 率 ( 対 ドルレート 以 下 同 じ)が 30%を 超 え たほか コロンビア ペソは 約 25% チリ ペソ メキシコ ペソ ペル ー ソルも 10% 以 上 となっている( 図 表 ) 大 幅 な 通 貨 安 は 各 国 でインフレ 率 を 押 し 上 げる 要 因 となっている 中 南 米 主 要 国 (ブラジル メキシコ コロンビア チリ ペルー)の 中 銀 は 消 費 者 物 価 を 一 定 の 範 囲 内 に 収 めるインフレ 目 標 を 導 入 している 2015 年 12 月 のインフレ 率 ( 前 年 比 )は ブラジル(+10.7%) コロンビア (+6.8% ) ペ ル ー( +4.4%)で 目 標 上 限 を 大 幅 に 超 過 し チリ(+4.4%) も 上 限 をやや 上 回 る 水 準 で 推 移 している 公 共 料 金 の 引 き 上 げ 等 の 各 国 個 別 の 要 因 や エル ニーニョ 現 象 を 背 景 とした 食 料 品 価 格 の 上 昇 等 による インフレ 圧 力 に 通 貨 安 による 輸 入 インフレが 追 い 打 ちをかけている 図 表 中 南 米 主 要 国 の 物 価 政 策 金 利 対 ドルレート 変 化 率 消 費 者 物 価 政 策 金 利 対 ドルレート 変 化 率 2015 年 間 変 化 率 12 月 FOMC 後 前 年 比 % % 変 化 幅 %ポイント ブラジル インフレ 目 標 2015 年 12 月 2016 年 1 月 2015 年 初 以 降 同 12 月 以 降 ブラジル 4.5± メキシコ 3.0± コロンビア 3.0± チリ 3.0± ペルー 2.0± ( 注 )ペルーは 2015 年 1 月 に 利 下 げ(0.25%ポイント)を 実 施 後 9 月 12 月 2016 年 1 月 に 0.25%ポイントずつ 利 上 げを 実 施 ( 資 料 )Bloomberg より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 コロンビア チリ メキシコ ペルー (%) ( 注 )12 月 FOMC 後 は 2015 年 12 月 16 日 から 2016 年 1 月 29 日 までの 変 化 率 ( 資 料 )Bloomberg より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 (%) 10

13 歴 史 的 な 低 インフレ 下 で 利 上 げを 余 儀 なくされる メキシコ 一 筋 縄 ではいかない 通 貨 安 への 対 応 インフレ 率 が 目 標 上 限 を 突 破 したことへの 対 応 として 利 上 げを 実 施 する 国 が 多 いなか 異 彩 を 放 っているのがメキシコだ メキシコのインフレ 率 は 歴 史 的 低 水 準 (2015 年 12 月 前 年 比 +2.1%)で 安 定 している ペソ 安 の 影 響 は 耐 久 消 費 財 などに 表 れているが これまでのところ 広 範 な 波 及 はみられない 一 方 で ペニャニエト 政 権 によるエネルギー 通 信 改 革 の 成 果 で 電 力 通 信 料 金 が 低 下 し インフレ 鎮 静 化 に 寄 与 している メキシコの 利 上 げは 国 内 要 因 からみれば 相 当 予 防 的 な 措 置 といえ る メキシコ 中 銀 は 2015 年 7 月 に 政 策 決 定 会 合 の 日 程 を FOMC 直 後 に 変 更 するほど 米 国 の 動 向 を 注 視 してきた 12 月 会 合 の 声 明 文 では 利 上 げ 決 定 は 米 国 の 利 上 げを 受 けたものである メキシコが 利 上 げしなければ 無 秩 序 なペソの 下 落 を 招 き インフレ 期 待 さらには 現 実 のインフレ 率 に 悪 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 がある としている なお 1 月 FOMC での 利 上 げ 見 送 りを 受 けて メキシコ 中 銀 は 2 月 会 合 で 政 策 金 利 を 据 え 置 いたが 今 後 は 米 国 が 利 上 げしなくても 為 替 次 第 で 利 上 げする 可 能 性 を 示 唆 した 1994 年 に 米 利 上 げを 受 けて 通 貨 危 機 (テキーラ ショック)が 発 生 し たことのトラウマが メキシコに 予 防 的 利 上 げを 余 儀 なくさせている 面 も 見 逃 せない 当 時 と 比 較 して 今 後 の 米 利 上 げペースは 緩 やかなものにと どまると 想 定 されるほか メキシコの 経 常 収 支 対 外 債 務 などのマクロ 経 済 指 標 はおおむね 改 善 している 政 府 の 構 造 改 革 姿 勢 は 投 資 家 から 評 価 さ れており さらに 自 動 車 産 業 中 心 に 直 接 投 資 も 安 定 的 に 流 入 していること から 危 機 再 来 のリスクは 限 定 的 とみられる しかし 史 上 最 安 値 をつけたペソの 一 段 安 に 対 する 当 局 の 警 戒 感 は 極 め て 強 い 証 券 投 資 への 依 存 度 の 高 さなど メキシコは 当 時 と 変 わらない 脆 弱 性 を 依 然 として 抱 えているためだ 追 随 利 上 げにも 関 わらず メキシコ ペソは FOMC 後 に 中 南 米 主 要 通 貨 で 最 大 の 下 落 率 を 示 している( 前 貢 図 表 ) メキシコ ペソは 新 興 国 通 貨 のなかでも 取 引 量 が 多 く 流 動 性 が 高 いため 米 ドル 買 い 新 興 国 通 貨 売 り 局 面 ではヘッジ 手 段 として 利 用 されやすい 側 面 があることも 通 貨 安 を 加 速 させる 要 因 となっている 中 南 米 通 貨 の 下 落 をもたらしている 2 つの 逆 風 は 当 面 やみそうにな い 各 国 中 銀 では 通 貨 安 への 対 応 として 追 加 利 上 げの 検 討 を 迫 られる 状 況 が 続 こう しかし 利 上 げによる 通 貨 下 支 え 効 果 には 限 界 がある 一 方 で 利 上 げが 景 気 を 悪 化 させる 副 作 用 が 懸 念 される 実 際 ブラジルは 深 刻 な 景 気 後 退 への 配 慮 から 利 上 げを 見 送 らざるをえず それが 一 段 の 通 貨 安 を 招 いている 景 気 が 回 復 傾 向 にある 国 々の 中 銀 も 資 源 価 格 下 落 の 影 響 を 慎 重 に 見 極 める 必 要 がある コロンビア チリ ペルーは 2016 年 に 2~3%の 経 済 成 長 が 見 込 まれるが 原 油 銅 など 主 要 輸 出 産 品 価 格 の 下 落 という 不 安 材 料 を 抱 えている メキシコは 輸 出 の 8 割 を 占 める 米 国 の 景 気 回 復 の 恩 恵 も あり 2% 台 後 半 の 成 長 が 期 待 されるものの 原 油 安 による 景 気 下 振 れリス クは 大 きい 各 国 中 銀 に 求 められる 通 貨 安 への 対 応 は 一 筋 縄 ではいかな い ( 西 川 珠 子 ) 11

14 Ⅲ. 参 考 資 料 今 週 の 主 要 経 済 指 標 日 付 経 済 指 標 等 今 回 実 績 予 想 1/29( 金 ) 米 GDP(10~12 月 期 速 報 ) 前 期 比 年 率 +0.7% +0.8% 前 回 実 績 7~9 月 期 +2.0% 雇 用 コスト 指 数 (10~12 月 期 ) ミシガン 大 消 費 者 信 頼 感 指 数 (1 月 確 報 ) 前 期 比 +0.6% +0.6% ~9 月 期 +0.6% 12 月 確 報 92.6 欧 ユーロ 圏 消 費 者 物 価 指 数 (1 月 速 報 ) 前 月 比 +0.4% +0.4% +0.2% 2/1( 月 ) 中 製 造 業 PMI(1 月 ) 米 非 製 造 業 PMI(1 月 ) 53.5 N.A 財 新 製 造 業 PMI(1 月 ) 個 人 所 得 (12 月 ) 米 消 費 支 出 (12 月 ) コアPCEデフレータ(12 月 ) 前 月 比 前 月 比 前 年 比 % ±0.0% +1.4% +0.2% +0.1% R +1.4% R +0.3% +0.5% +1.4% 製 造 業 ISM 指 数 (1 月 ) R /2( 火 ) 日 10 年 利 付 国 債 入 札 : 最 高 利 回 り 0.092% 平 均 利 回 り 0.078% 入 札 倍 率 3.14 倍 印 金 融 政 策 決 定 会 合 2/3( 水 ) 日 消 費 動 向 調 査 (1 月 ) 消 費 者 態 度 指 数 中 財 新 サービスPMI(1 月 ) 52.4 N.A 米 非 製 造 業 ISM 指 数 (1 月 ) R 55.8 泰 金 融 政 策 決 定 会 合 2/4( 木 ) 米 失 業 保 険 新 規 申 請 件 数 (~1/30) 285 千 人 278 千 人 R 277 千 人 2/5( 金 ) 日 黒 田 日 銀 総 裁 講 演 (きさらぎ 会 ) 英 英 中 銀 金 融 政 策 委 員 会 (3 4 日 ) 景 気 動 向 指 数 (12 月 速 報 ) 先 行 DI 一 致 DI 先 行 CI 一 致 CI 55.6% 37.5% N.A. N.A % 66.7% 予 想 : 情 報 ベンダー(Bloomberg Reuters 等 )の 取 りまとめた 予 想 コンセンサス 米 国 の 経 済 指 標 は 特 に 断 りのない 限 り 季 調 値 R は 改 定 値 日 : 日 本 米 : 米 国 欧 : 欧 州 英 : 英 国 独 :ドイツ 中 : 中 国 韓 : 韓 国 印 :インド 尼 :インドネシア 泰 :タイ 比 :フィリピン 伯 :ブラジル 馬 :マレーシア 12

15 来 週 の 主 要 経 済 指 標 日 付 経 済 指 標 等 予 想 前 回 前 々 回 2/5( 金 ) 米 雇 用 統 計 (1 月 ) 失 業 率 非 農 業 部 門 雇 用 者 数 時 間 当 たり 賃 金 ( 全 従 業 員 ベース) 前 月 差 前 月 比 [5.0%] [+180 千 人 ] [+0.2%] 5.0% +292 千 人 ±0.0% 5.0% +252 千 人 +0.2% 貿 易 収 支 (12 月 ) 財 サ 収 支 432 億 ト ル 424 億 ト ル 446 億 ト ル 2/8( 月 ) 日 毎 月 勤 労 統 計 (12 月 速 報 ) 名 目 賃 金 前 年 比 +0.5% ±0.0% +0.7% 国 際 収 支 (12 月 速 報 ) 経 常 収 支 ( 前 年 比 ) 貿 易 収 支 ( 前 年 比 ) [+11,681 億 円 ] [+417.1%] [+4,188 億 円 ] - +11,435 億 円 % 2,715 億 円 - +14,584 億 円 +72.3% +2,002 億 円 - 2/9( 火 ) 日 景 気 ウォッチャー 調 査 (1 月 ) 現 状 判 断 DI 全 国 企 業 倒 産 件 数 [ 帝 国 データ](1 月 ) マネーストック(1 月 速 報 ) M2 M3 広 義 流 動 性 前 年 比 前 年 比 前 年 比 N.A % +2.5% N.A. +3.0% +2.5% +3.6% +3.3% +2.7% +4.0% 30 年 利 付 国 債 入 札 米 3 年 国 債 入 札 2/10( 水 ) 日 国 内 企 業 物 価 指 数 (1 月 ) 前 月 比 前 年 比 [ 0.8%] [ 2.9%] 0.3% 3.4% 0.1% 3.6% 米 10 年 国 債 入 札 イエレンFRB 議 長 証 言 ( 下 院 金 融 委 員 会 ) 2/11( 木 ) 日 建 国 記 念 の 日 ( 日 本 休 場 ) 米 失 業 保 険 新 規 申 請 件 数 (~2/6) [280 千 人 ] 285 千 人 278 千 人 30 年 国 債 入 札 イエレンFRB 議 長 証 言 ( 上 院 銀 行 委 員 会 ) 比 金 融 政 策 決 定 会 合 2/12( 金 ) 米 小 売 売 上 高 (1 月 ) 前 月 比 [+0.1%] 0.1% +0.4% ミシガン 大 消 費 者 信 頼 感 指 数 (2 月 速 報 ) [92.0] 予 想 :[ ]はみずほ 総 合 研 究 所 予 想 それ 以 外 はコンセンサス(Bloomberg 等 ) 予 定 は 変 更 になる 可 能 性 があります 日 : 日 本 米 : 米 国 欧 : 欧 州 英 : 英 国 独 :ドイツ 中 : 中 国 韓 : 韓 国 印 :インド 尼 :インドネシア 泰 :タイ 比 :フィリピン 伯 :ブラジル 馬 :マレーシア 13

16 2 月 のスケジュール 国 内 米 国 他 1 新 車 販 売 台 数 (1 月 ) 1 米 製 造 業 ISM 指 数 (1 月 ) 個 人 所 得 消 費 支 出 (12 月 ) 2 10 年 利 付 国 債 入 札 2 3 黒 田 日 銀 総 裁 講 演 (きさらぎ 会 ) 日 銀 金 融 政 策 決 定 会 合 議 事 要 旨 (12/17 18 分 ) 消 費 動 向 調 査 (1 月 ) 4 4 英 米 3 米 非 製 造 業 ISM 指 数 (1 月 ) 英 中 銀 金 融 政 策 委 員 会 (3 4 日 ) 労 働 生 産 性 (10~11 月 期 暫 定 ) 製 造 業 新 規 受 注 (12 月 ) 5 景 気 動 向 指 数 (12 月 速 報 ) 5 米 雇 用 統 計 (1 月 ) 貿 易 収 支 (12 月 ) 毎 月 勤 労 統 計 (12 月 速 報 ) 8 国 際 収 支 (12 月 速 報 ) 景 気 ウォッチャー 調 査 (1 月 ) 9 マネーストック(1 月 速 報 ) 9 米 3 年 国 債 入 札 30 年 利 付 国 債 入 札 10 企 業 物 価 指 数 (1 月 ) 10 米 イエレンFRB 議 長 証 言 ( 下 院 金 融 委 員 会 ) 連 邦 財 政 収 支 (1 月 ),10 年 国 債 入 札 11 建 国 記 念 の 日 ( 日 本 休 場 ) 11 米 イエレンFRB 議 長 証 言 ( 上 院 銀 行 委 員 会 ) 30 年 国 債 入 札 米 小 売 売 上 高 (1 月 ) ミシガン 大 学 消 費 者 信 頼 感 指 数 (2 月 速 報 ) GDP(10~12 月 期 1 次 速 報 ) 15 米 ワシントン 誕 生 日 ( 米 国 休 場 ) 設 備 稼 働 率 (12 月 ), 第 3 次 産 業 活 動 指 数 (12 月 ) 年 利 付 国 債 入 札 16 米 ネット 対 米 証 券 投 資 (12 月 ) ニューヨーク 連 銀 製 造 業 業 況 指 数 (2 月 ) 17 機 械 受 注 統 計 (12 月 ) 17 米 鉱 工 業 生 産 設 備 稼 働 率 (1 月 ),FOMC 議 事 録 (1/26 27) 住 宅 着 工 許 可 件 数 (1 月 ),PPI(1 月 ) 18 貿 易 統 計 (1 月 ) 5 年 利 付 国 債 入 札 18 米 フィラデルフィア 連 銀 製 造 業 業 況 指 数 (2 月 ) 景 気 先 行 指 数 (1 月 ) 19 全 産 業 活 動 指 数 (12 月 ) 19 米 CPI(1 月 ) 独 ifo 景 況 感 指 数 (2 月 ) 米 S&P/ケース シラー 住 宅 価 格 指 数 (20 都 市 12 月 ) 中 古 住 宅 販 売 件 数 (1 月 ),2 年 国 債 入 札 カンファレンスボード 消 費 者 信 頼 感 指 数 (2 月 ) 米 新 築 住 宅 販 売 件 数 (1 月 ) 5 年 国 債 入 札 25 2 年 利 付 国 債 入 札 25 米 耐 久 財 受 注 (1 月 ) 7 年 国 債 入 札 26 消 費 者 物 価 (1 月 全 国 2 月 都 区 部 ) 26 米 個 人 所 得 消 費 支 出 (1 月 ) GDP(10~12 月 期 暫 定 ) ミシガン 大 学 消 費 者 信 頼 感 指 数 (2 月 確 報 ) 鉱 工 業 生 産 (1 月 速 報 ) 29 米 シカゴPMI 指 数 (2 月 ) 商 業 動 態 統 計 (1 月 速 報 ) 住 宅 着 工 統 計 (1 月 ) * 印 は 期 日 未 定 網 掛 け 部 分 は 休 場 を 示 す 予 定 は 変 更 の 可 能 性 があります 日 : 日 本 米 : 米 国 欧 : 欧 州 英 : 英 国 独 :ドイツ 14

17 3 月 のスケジュール 国 内 米 国 他 1 法 人 企 業 統 計 調 査 (10~12 月 期 ) 1 米 製 造 業 ISM 指 数 (2 月 ) 家 計 調 査 (1 月 ), 労 働 力 調 査 (1 月 ) 新 車 販 売 台 数 (2 月 ),10 年 利 付 国 債 入 札 2 2 米 ベージュブック( 地 区 連 銀 経 済 報 告 ) 3 ) 3 米 非 製 造 業 ISM 指 数 (2 月 ) 製 造 業 新 規 受 注 (1 月 ) 労 働 生 産 性 (10~11 月 期 改 訂 ) 4 毎 月 勤 労 統 計 (1 月 速 報 ) 4 米 雇 用 統 計 (2 月 ) 貿 易 収 支 (1 月 ) 景 気 動 向 指 数 (1 月 速 報 ) 7 8 GDP(10~12 月 期 2 次 速 報 ) 8 米 3 年 国 債 入 札 景 気 ウォッチャー 調 査 (2 月 ), 消 費 動 向 調 査 (2 月 ) 国 際 収 支 (1 月 速 報 ),30 年 利 付 国 債 入 札 9 マネーストック(2 月 速 報 ) 9 米 10 年 国 債 入 札 10 企 業 物 価 指 数 (2 月 ) 5 年 利 付 国 債 入 札 11 法 人 企 業 景 気 予 測 調 査 (1~3 月 期 ) 機 械 受 注 統 計 (1 月 ) 設 備 稼 働 率 (1 月 ), 第 3 次 産 業 活 動 指 数 (1 月 ) 日 銀 金 融 政 策 決 定 会 合 (14 15 日 ) 日 銀 総 裁 定 例 記 者 会 見 10 欧 ECB 政 策 理 事 会 米 連 邦 財 政 収 支 (2 月 ) 30 年 国 債 入 札 15 米 小 売 売 上 高 (2 月 ) ネット 対 米 証 券 投 資 (1 月 ),PPI(2 月 ) ニューヨーク 連 銀 製 造 業 業 況 指 数 (3 月 ) 米 FOMC(15 16 日 ),CPI(2 月 ) 鉱 工 業 生 産 設 備 稼 働 率 (2 月 ) 住 宅 着 工 許 可 件 数 (2 月 ) 17 貿 易 統 計 (2 月 ) 20 年 利 付 国 債 入 札 17 英 英 中 銀 金 融 政 策 委 員 会 (16 17 日 ) 米 経 常 収 支 (10~12 月 期 ) フィラデルフィア 連 銀 製 造 業 業 況 指 数 (3 月 ) 景 気 先 行 指 数 (2 月 ) 18 日 銀 金 融 政 策 決 定 会 合 議 事 要 旨 (1/28 29 分 ) 18 ミシガン 大 学 消 費 者 信 頼 感 指 数 (3 月 速 報 ) 春 分 の 日 ( 日 本 休 場 ) 国 民 の 休 日 ( 日 本 休 場 ) 21 米 中 古 住 宅 販 売 件 数 (2 月 ) 22 全 産 業 活 動 指 数 (1 月 ) 22 独 ifo 景 況 感 指 数 (3 月 ) 米 新 築 住 宅 販 売 件 数 (2 月 ) 米 耐 久 財 受 注 (2 月 ) 25 消 費 者 物 価 (2 月 全 国 3 月 都 区 部 ) 2 年 利 付 国 債 入 札 25 米 企 業 収 益 (10~12 月 期 ) GDP(10~12 月 期 確 定 ) 米 個 人 所 得 消 費 支 出 (2 月 ) 29 商 業 動 態 統 計 (2 月 速 報 ) 家 計 調 査 (2 月 ) 労 働 力 調 査 (2 月 ) 29 米 S&P/ケース シラー 住 宅 価 格 指 数 (20 都 市 )(1 月 ) カンファレンスボード 消 費 者 信 頼 感 指 数 (3 月 ) 2 年 国 債 入 札 30 鉱 工 業 生 産 (2 月 速 報 ) 30 米 5 年 国 債 入 札 7 年 国 債 入 札 31 住 宅 着 工 統 計 (2 月 ) 31 米 シカゴPMI 指 数 (3 月 ) * 印 は 期 日 未 定 網 掛 け 部 分 は 休 場 を 示 す 予 定 は 変 更 の 可 能 性 があります 日 : 日 本 米 : 米 国 欧 : 欧 州 英 : 英 国 独 :ドイツ 15

18 四 半 期 スケジュール 4 月 5 月 6 月 日 本 1 日 銀 短 観 (3 月 調 査 ) 新 車 販 売 台 数 (3 月 ) 5 毎 月 勤 労 統 計 (2 月 速 報 ) 10 年 利 付 国 債 入 札 6 景 気 動 向 指 数 (2 月 速 報 ) 8 国 際 収 支 (2 月 速 報 ) 景 気 ウォッチャー 調 査 (3 月 ) 消 費 動 向 調 査 (3 月 ) 11 機 械 受 注 統 計 (2 月 ) 年 物 価 連 動 国 債 入 札 13 マネーストック(3 月 速 報 ) 企 業 物 価 指 数 (3 月 ) 年 利 付 国 債 入 札 19 5 年 利 付 国 債 入 札 20 貿 易 統 計 (3 月 ) 年 利 付 国 債 入 札 22 第 3 次 産 業 活 動 指 数 (3 月 ) 27 2 年 利 付 国 債 入 札 28 日 銀 金 融 政 策 決 定 会 合 (27 28 日 ) 日 銀 総 裁 定 例 記 者 会 見 日 銀 経 済 物 価 情 勢 の 展 望 ( 基 本 的 見 解 ) 商 業 動 態 統 計 (3 月 速 報 ) 消 費 者 物 価 (3 月 全 国 4 月 都 区 部 ) 労 働 力 調 査 (3 月 ) 家 計 調 査 (3 月 ) 米 国 1 雇 用 統 計 (3 月 ) 製 造 業 ISM 指 数 (3 月 ) 5 貿 易 収 支 (2 月 ) 非 製 造 業 ISM 指 数 (3 月 ) 6 FOMC 議 事 録 (3/15 16) 12 連 邦 財 政 収 支 (3 月 ) 米 3 年 国 債 入 札 13 小 売 売 上 高 (3 月 ) PPI(3 月 ) ベージュブック( 地 区 連 銀 経 済 報 告 ) 米 10 年 国 債 入 札 14 CPI(3 月 ) 米 30 年 国 債 入 札 15 鉱 工 業 生 産 設 備 稼 働 率 (3 月 ) ミシカ ン 大 学 消 費 者 信 頼 感 指 数 (4 月 速 報 ) ニューヨーク 連 銀 製 造 業 業 況 指 数 (4 月 ) 19 住 宅 着 工 許 可 件 数 (3 月 ) 20 中 古 住 宅 販 売 件 数 (3 月 ) 21 フィラテ ルフィア 連 銀 製 造 業 業 況 指 数 (4 月 ) 景 気 先 行 指 数 (3 月 ) 25 新 築 住 宅 販 売 件 数 (3 月 ) 26 S&P/ケース シラー 住 宅 価 格 指 数 (20 都 市 2 月 ) 耐 久 財 受 注 (3 月 ) カンファレンスホ ート 消 費 者 信 頼 感 指 数 (4 月 ) 米 2 年 国 債 入 札 27 FOMC(26 27 日 ) 米 5 年 国 債 入 札 28 GDP(1~3 月 期 速 報 ) 米 7 年 国 債 入 札 29 個 人 所 得 消 費 支 出 (3 月 ) 雇 用 コスト 指 数 (1~3 月 期 ) シカゴPMI 指 数 (4 月 ) 2 新 車 販 売 台 数 (4 月 ) 12 景 気 ウォッチャー 調 査 (4 月 ) 国 際 収 支 (3 月 速 報 ) 13 マネーストック(4 月 速 報 ) 第 3 次 産 業 活 動 指 数 (4 月 ) 16 企 業 物 価 指 数 (4 月 ) 23 貿 易 統 計 (4 月 ) 27 消 費 者 物 価 (4 月 全 国 5 月 都 区 部 ) 30 商 業 動 態 統 計 (4 月 速 報 ) 31 労 働 力 調 査 (4 月 ) 家 計 調 査 (4 月 ) 2 製 造 業 ISM 指 数 (4 月 ) 4 貿 易 収 支 (3 月 ) 非 製 造 業 ISM 指 数 (4 月 ) 労 働 生 産 性 (1~3 月 期 暫 定 ) 6 雇 用 統 計 (4 月 ) 11 連 邦 財 政 収 支 (4 月 ) 13 小 売 売 上 高 (4 月 ) PPI(4 月 ) ミシカ ン 大 学 消 費 者 信 頼 感 指 数 (5 月 速 報 ) 16 ニューヨーク 連 銀 製 造 業 業 況 指 数 (5 月 ) 17 鉱 工 業 生 産 設 備 稼 働 率 (4 月 ) 住 宅 着 工 許 可 件 数 (4 月 ) CPI(4 月 ) 18 FOMC 議 事 録 (4/26 27) 19 フィラテ ルフィア 連 銀 製 造 業 業 況 指 数 (5 月 ) 景 気 先 行 指 数 (4 月 ) 20 中 古 住 宅 販 売 件 数 (4 月 ) 24 新 築 住 宅 販 売 件 数 (4 月 ) 26 耐 久 財 受 注 (4 月 ) 27 GDP(1~3 月 期 暫 定 ) 31 個 人 所 得 消 費 支 出 (4 月 ) 企 業 収 益 (1~3 月 期 暫 定 ) S&P/ケース シラー 住 宅 価 格 指 数 (20 都 市 3 月 ) シカゴPMI 指 数 (5 月 ) カンファレンスホ ート 消 費 者 信 頼 感 指 数 (5 月 ) 1 法 人 企 業 統 計 調 査 (1~3 月 期 ) 新 車 販 売 台 数 (5 月 ) 8 国 際 収 支 (4 月 速 報 ) 景 気 ウォッチャー 調 査 (5 月 ) 9 マネーストック(5 月 速 報 ) 10 企 業 物 価 指 数 (5 月 ) 第 3 次 産 業 活 動 指 数 (5 月 ) 13 法 人 企 業 景 気 予 測 調 査 (4~6 月 期 ) 16 日 銀 金 融 政 策 決 定 会 合 (15 16 日 ) 日 銀 総 裁 定 例 記 者 会 見 20 貿 易 統 計 (5 月 ) 29 商 業 動 態 統 計 (5 月 速 報 ) 1 ベージュブック( 地 区 連 銀 経 済 報 告 ) 製 造 業 ISM 指 数 (5 月 ) 3 貿 易 収 支 (4 月 ) 非 製 造 業 ISM 指 数 (5 月 ) 雇 用 統 計 (5 月 ) 7 労 働 生 産 性 (1~3 月 期 改 訂 ) 10 連 邦 財 政 収 支 (5 月 ) ミシカ ン 大 学 消 費 者 信 頼 感 指 数 (6 月 速 報 ) 14 小 売 売 上 高 (5 月 ) 15 FOMC(14 15 日 ) 鉱 工 業 生 産 設 備 稼 働 率 (5 月 ) PPI(5 月 ) ニューヨーク 連 銀 製 造 業 業 況 指 数 (6 月 ) 16 経 常 収 支 (1~3 月 期 ) フィラテ ルフィア 連 銀 製 造 業 業 況 指 数 (6 月 ) CPI(5 月 ) 17 住 宅 着 工 許 可 件 数 (5 月 ) 22 中 古 住 宅 販 売 件 数 (5 月 ) 23 新 築 住 宅 販 売 件 数 (5 月 ) 景 気 先 行 指 数 (5 月 ) 24 耐 久 財 受 注 (5 月 ) 28 企 業 収 益 (1~3 月 期 改 訂 ) GDP(1~3 月 期 確 定 ) S&P/ケース シラー 住 宅 価 格 指 数 (20 都 市 4 月 ) カンファレンスホ ート 消 費 者 信 頼 感 指 数 (6 月 ) 29 個 人 所 得 消 費 支 出 (5 月 ) 30 シカゴPMI 指 数 (6 月 ) 欧 州 14 英 中 銀 金 融 政 策 委 員 会 (13 14 日 ) 12 英 中 銀 金 融 政 策 委 員 会 (11 12 日 ) 2 ECB 政 策 理 事 会 21 ECB 政 策 理 事 会 16 英 中 銀 金 融 政 策 委 員 会 (15 16 日 ) * 印 は 期 日 未 定 を 示 す 予 定 は 変 更 の 可 能 性 があります 16

19 今 週 の 金 融 市 場 の 動 き [ 海 外 金 利 ] 1/28 1/29 2/1 2/2 2/3 2/4 2/5 前 週 末 比 ドルLIBOR 3M(%) ユーロト ル 金 先 (Jun16) 米 国 債 (10 年 %) スワッフ 金 利 (10 年 %) 独 国 債 (10 年 %) 英 国 債 (10 年 %) [ 内 外 株 式 ] 1/28 1/29 2/1 2/2 2/3 2/4 2/5 前 週 末 比 ダウ 平 均 (ト ル) 16, , , , , , S&P500 指 数 1, , , , , , NASDAQ 総 合 指 数 4, , , , , , 日 経 平 均 ( 円 ) 17, , , , , , , TOPIX(Pt.) 1, , , , , , , 出 来 高 ( 百 万 株 ) 2, , , , , , , 売 買 代 金 ( 億 円 ) 23, , , , , , , , 日 経 JASDAQ 平 均 ( 円 ) 2, , , , , , , [ 円 金 利 ] 1/28 1/29 2/1 2/2 2/3 2/4 2/5 前 週 末 比 TIBOR 3カ 月 (%) ユーロ 円 金 先 (Mar16) 新 発 国 債 (10 年 %) 長 国 先 物 (Mar16) スワッフ 金 利 (5 年 %) [ 為 替 ] 1/28 1/29 2/1 2/2 2/3 2/4 2/5 前 週 末 比 円 /$ $/EUR 円 /EUR ( 注 ) 前 週 末 比 は 海 外 などについては 現 時 点 での 直 近 値 と 前 週 末 値 との 比 較 東 京 市 場 の 発 行 日 表 示 値 は 終 値 もしくは 15:00 時 点 値 米 国 10 年 債 米 金 利 スワップ 10 年 物 は Bloomberg の 終 値 日 本 株 出 来 高 売 買 代 金 はそれぞれ 東 京 証 券 取 引 所 第 一 部 出 来 高 売 買 代 金 TIBOR は 全 銀 協 発 表 のユーロ 円 TIBOR 平 均 値 新 発 10 年 国 債 は 日 本 相 互 証 券 発 表 の 気 配 値 金 利 先 物 は 東 京 金 融 取 引 所 (TFX)のユーロ 円 3 ヵ 月 金 利 先 物 独 英 10 年 国 債 は Bloomberg の 提 示 する 終 値 為 替 は NY 時 間 終 値 ( 発 行 日 のみ 東 京 時 間 15:00 時 点 出 所 :Bloomberg) 17

20 最 新 リポート 一 覧 <みずほインサイト> 2016 年 2 月 4 日 雇 用 保 険 法 等 の 改 正 法 案 国 会 提 出 ~ 一 億 総 活 躍 社 会 の 実 現 に 向 けた 改 革 実 施 へ~ 年 2 月 3 日 民 主 党 の 不 安 はトランプ 氏 の 失 速 ~アイオワ 党 員 集 会 後 の 米 大 統 領 選 挙 ~ 年 1 月 29 日 ダウンサイド リスク 宣 言 ~1 月 FOMC 声 明 文 を 読 み 解 く~ 年 1 月 26 日 難 度 高 まる 中 国 の 経 済 政 策 運 営 ~ サプライサイドの 構 造 改 革 を 推 進 できるか~ < 内 外 経 済 見 通 し> 執 筆 担 当 者 2015 年 12 月 8 日 年 度 内 外 経 済 見 通 し(2015 年 7~9 月 期 GDP2 次 速 報 後 改 訂 ) ~ 日 本 の 7~9 月 期 GDP プラス 転 化 で 見 通 しを 小 幅 上 方 修 正 ~ 年 11 月 17 日 年 度 内 外 経 済 見 通 し ~ 世 界 経 済 は 緩 慢 な 回 復 新 興 国 の 下 振 れリスクに 警 戒 ~ 年 7 月 24 日 内 外 経 済 の 中 期 見 通 し~ 長 期 展 望 も 視 野 に 2020 年 までの 世 界 経 済 の 行 方 ~ 市 場 調 査 部 武 内 浩 二 koji.takeuchi@mizuho-ri.co.jp 野 口 雄 裕 takehiro.noguchi@mizuho-ri.co.jp 井 上 淳 jun.inoue@mizuho-ri.co.jp 有 田 賢 太 郎 kentaro.arita@mizuho-ri.co.jp 大 塚 理 恵 子 rieko.otsuka@mizuho-ri.co.jp 欧 米 調 査 部 小 野 亮 makoto.ono@mizuho-ri.co.jp 吉 田 健 一 郎 kenichiro.yoshida@mizuho-ri.co.jp 松 本 惇 atsushi.matsumoto@mizuho-ri.co.jp 風 間 春 香 haruka.kazama@mizuho-ri.co.jp 経 済 調 査 部 多 田 出 健 太 kenta.tadaide@mizuho-ri.co.jp 松 浦 大 将 hiromasa.matsuura@mizuho-ri.co.jp 川 口 亮 ryo.kawaguchi@mizuho-ri.co.jp 当 レポートは 情 報 提 供 のみを 目 的 として 作 成 されたものであり 商 品 の 勧 誘 を 目 的 としたものではありません 本 資 料 は 当 社 が 信 頼 できると 判 断 した 各 種 データに 基 づき 作 成 されておりますが その 正 確 性 確 実 性 を 保 証 するものではありません また 本 資 料 に 記 載 された 内 容 は 予 告 なしに 変 更 されることもあります 発 行 編 集 /みずほ 総 合 研 究 所 調 査 本 部 東 京 都 千 代 田 区 内 幸 町 TEL