平成 17 年 6 月 22 日 第三種郵便物認可 除外診断 が前提 今回の基準では スコアリングを する前提条件として 腫脹関節が存 在すること 腫脹関節の原因として 日本リウマチ財団ニュース 2008 年 1 月号 No.86 編集後記に全文 ず 日本の実情にあわな 掲載 に記載されているように

Transcription

1 平成 21 年 11 月 1 日発行 No.97 日本リウマチ財団ニュース 平成 17 年 6 月 22 日 第三種郵便物認可 NO. 97 年6回発行 発行 財団法人 日本リウマチ財団 東京都豊島区南大塚2丁目39番7号 ヤマモト大塚ビル5階 TEL FAX 日本リウマチ財団への交通のご案内 JR山手線大塚駅 南口より徒歩3分 地下鉄丸の内線新大塚駅より徒歩6分 リウマチ財団ニュースはリウマチ登録医を対象に発行しています 本紙の購読料は リウマチ登録医の登録料に含まれています 編集 制作 株式会社ファーマ インターナショナル 担当 遠藤昭範 Gavin Buffett 報告 岡田正人 日本リウマチ財団ニュース編集委員 わばり が削られ て い る こ れ は 聖路加国際病院アレルギー膠原病科 成人 小児 である 正式なパブリッシュは 2010 年初頭の予定 2009年11月号 2009年11月1日発行 朝のこわばりが 1 時間未満の関節 数カ月前の EULAR での中間報告 リウマチ患者も少 からは大胆に簡略化された基準になっ なからず存在する ている 微調整の可能性を残した合同 た め と 1 時 間 で 2009 年 10 月 18 日 フ ィ ラ デ ル 委員会も並行して開催されており 正 分けた場合に関節 フィアで開催された第 75 回米国リウ 式に論文化されるまでにはまだ修正が リウマチと他の関 マチ学会 ACR 年次総会において 入る可能性は否定できないが 現時点 節炎において有意 ACR と欧州リウマチ学会 EULAR で発表されている案を基に 1987 年基 な差が認められな によって作成された新しい関節リウ 準との相違を中心に速報としてお伝え かったためである マチ分類 診断 基準が発表された する 朝のこわばりが 30 分などの他のカッ ため まだ抗 CCP 抗体の測定が一般 トオフ値での有用性は検討されていな 化されていない国に配慮し 抗 CCP いとのことである 対称性 に関し 抗体の有無によって大きく診断が変わ ても MCP と手首以外では鑑別診断 らないように工夫されている 1987 年の ACR 基準から 20 年以上経 ての改訂であり より早期の抗リウマ チ薬による治療開始が必要な患者を同 定することを目標に作成された 詳細 外された 朝のこわばり と 対称性 第 75 回米国リウマチ学会 ACR 年次総会 会場の様子 に有用性が認められなかったために外 されている 抗 CCP 抗体 と リウ はそれぞれの学会誌に同時掲載される 予定であるが EULAR の Annals of 今回の改訂では 診断基準にスコア マトイド因子 に関しては この基準 Rheumatic Diseases の Online First リングシステムが導入されている 旧 が臨床研究において患者を均一化する には 2010 年早々には登場する予定 基準と異なる項目としては 朝のこ ための 分類基準 という役割もある 次ページに続きます 日本リウマチ財団と European Rheumatism and Arthritis Surgical Society ERASS の間でリウマチ外科の進歩 発展とリウ マチ外科を専門とする日本とヨーロッパの整形外科医の研修 交流 親睦を目的として交換派遣医制度が平成 11 年に開始されました 1 年おきに日本からとヨーロッパから新進気鋭のリウマチ外科専門の整形外科医が派遣され 日本とヨーロッパにおいて研修を積み 交 流し 親睦を深めています これまで日本より 8 名をヨーロッパに派遣 またヨーロッパより 6 名を受け入れ 多大な成果を収めています 今回は選考の結果 新潟県立リウマチセンター リウマチ科 阿部麻美 氏 財 甲南病院 加古川病院整形外科 中川夏子 氏が選考され 平成 21 年 8 月 29 日 9 月 26 日の期間ヨーロッパへ派遣されました 日欧リウマチ外科交換派遣医制度の趣旨を十分に理解し 研修され 交流 親睦を深められた両先生は高く評価されるでしょう 以下は両先生の報告記です contents 97 号の主な内容 ACR トピック EXPRESS 日欧リウマチ外科交換派遣医 レポート リウマチ人 中之島リウマチセミナー 代表世話人 七川歓次 氏 阿部麻美 氏 新潟県立リウマチセンター 医師が紳士の国, スコットランド, エジンバラ 8/29 9/5 この度 2009 年度日欧リウマチ外科交 トランジットを失敗して 4 時間も遅れて 換派遣医制度の派遣登録医 ERASS エジンバラの空 港につきました Colin traveling fellow として約 1ヵ月間スコッ Howie 先生は奥様と待ってくださっていま トランド スイス フランス オランダで研修 した 車で Howie 先生の家に向かいま させていただき ヨーロッパにおけるリウマ した 閑静な住宅街の非常に大きな家 チ外科の現状を学ばせていただきました 二人で一室を与えられ ワイヤレスのネッ ので ご報告いたします ト装備があり ネットにアクセスできて幸運 でした 翌日はエジンバラ郊外の観光へ スコットランドの歴史を感じ 初めてスコット ランド料理の haggis と言われるものを食 べました ス コ ッ ト ラ ン ド The Edinburgh University Department of Orthopaedic Surgery の手術室で ホストの Colin Howie 先生 右 と左 阿部麻 美先生 次ページに続きます

2 平成 17 年 6 月 22 日 第三種郵便物認可 除外診断 が前提 今回の基準では スコアリングを する前提条件として 腫脹関節が存 在すること 腫脹関節の原因として 日本リウマチ財団ニュース 2008 年 1 月号 No.86 編集後記に全文 ず 日本の実情にあわな 掲載 に記載されているように 鑑別 い点も指摘できるかもし の初期段階で抗核抗体などを測定する れない しかしながら ことや 診断確定後ただちにリウマチ 早期リウマチ診断におい 専門医への紹介を推奨することで大き て旧診断基準に比し改善 な問題にはならないと考えられる されている基準であり 今後の実地臨床において より早期の 抗リウマチ薬導入へ 関節リウマチよりも可能性の高い疾 患が存在しないことがあげられてい 平成 21 年 11 月 1 日発行 No.97 も少なからず役立てられ ていくと考えられる る 除外診断は関節疾患に不慣れな医 師には必ずしも容易ではない がし 残念ながら 今回の基準作成委員に かし EULAR の 早期関節炎診療指 は日本からの代表は含まれていない 針 2007 リウマチ財団ニュース 必ずしも本邦の意見は反映されておら 1987 年の ACR 基準のチェアであった Mayo クリニックの元主任教授 Hunder 教授 筆者が Yale 大学に在籍中 講義にこられた時から面識がある との２ショット 1 つ以上の腫脹関節 診察 超音波 MRI のいずれか 診断基準 No Yes 関節リウマチと 分類しない より可能性の高い他の関節炎が考えられる No Yes 単純 X 線写真にて関節リウマチに典型的な骨びらん 関節リウマチと 分類しない No Yes 関節リウマチ 分類基準に当てはまるか検討 下表へ 腫脹または圧痛のある関節数 診察 中 大関節の 1 カ所 中 大関節の 2 10 カ所 小関節の 1 3 カ所 小関節の 4 10 カ所 最低１つの小関節を含む 11 カ所以上 血清反応 リウマトイド因子 抗 CCP 抗体の両方が陰性 リウマトイド因子 抗 CCP 抗体のいずれかが低値陽性 リウマトイド因子 抗 CCP 抗体のいずれかが高値陽性 罹患期間 6 週未満 6 週以上 炎症反応 CRP ESR の両方が正常 CRP もしくは ESR のいずれかが異常高値 点以上で 関節リウマチ診断確定 ACR75 周年のモニュメント 会場内の様子 小関節 MCP,PIP,1stIP,2-5MTP, 手首 中 大関節 肩 肘 膝 股 足首 OA との鑑別のた DIP,1stCMC,1stMTP は除外 陽性基準は施設ごとの正常値を超える場合 低値陽性は正常上限から正常上限の 3 倍 まで 高値陽性は正常上限の 3 倍を超える場合 国際基準ユニットができれば変更予定 評価時に腫脹または圧痛関節のうちで 患者が申告する罹患期間 陽性基準は施設ごとの正常値を超える場合 スコアリングには最低 1 つの血清反応と 最低 1 つの炎症反応の測定が必要 カナダの Keystone 先生に質問する筆者 西岡久寿樹 常務理事に米国リウマチ学会 (ACR) よりマスターの称号授与 当財団常務理事で 聖マリアンナ医科大学 最初となるアポトーシス誘導アゴニスティッ 特任教授の西岡久寿樹氏が 米国リウマチ学 ク分子の発見に大きく寄与したことによるも 会からマスター ACR Master の称号を授 のである しかも後者の新しい分子は すで 与され 今学会場において発表された 米国 に臨床開発がスタートされ その一部がヨー リウマチ学会のマスターの称号は米国のみな ロッパの研究グループから本 ACR 2009 に らず グローバルに教育 基礎及び臨床研究 て発表されてもいる などで著名な貢献を与え 国際的に幅広い分 本研究は 生物学的製剤のパラダイムを大 野でリウマチ学の発展に大きく寄与している きく変換するとされ これら一連の研究成果 学会員に与えられる最も権威のある称号でも がマスターの称号授与に値する 価値ある業 ある 西岡 氏は日本人では初めてのマスター 績 とされた 平成 21 年 2009 年 10 月 となった 17 日 ACR 2009 の開会式に先立ち マス 授与の理由としては特に 西岡教授らの研 究における リウマチ滑膜増殖とアポトーシ スの分子機構の解明 が 今日の TNF α阻 ターの授与式がとり行われた 写真はメインホールに展示された西岡久寿 樹 常務理事のプロフィールと業績である 害薬によるリウマチ治療と 日本発の世界で ング 説明をしていまし 参加することもできました スコットランドの とができました Schulthess Klinik は整 た 医師は Mr. と呼ば 空気と人の温かさに触れることができまし 形外科が各セクションに分類され それぞ れ白衣はなく ネクタイと た スーツ これが正装だと わかりました Theater れの専門医がおりその部位の手術をして いる病院です リウマチ科の専門の先生 とんでもない 手術の数の スイス, チューリヒ 9/5 12 もいます 中央手術室 ICU と見間違う 月曜日に The Edinburgh University と呼ばれる手術室へ入り見学 前任の Department of Orthopaedic Surgery Souter 先生が開発した人工肘関節の手 かのような配置 中はつながっており 各 の病院へ参りました 非常に大きい近代 術も見ることができました その Souter 的な病院で大学 研究施設も併設されて 先生 奥様とお会いしてご自宅にもお邪魔 おり一週間の TKA THA は 30 件以上 しました またリウマチ内科医とのコンサ いちど訪れたことのあるチューリッヒで です 手術の当日入院 上肢は当日 もし ルトにも参加し相談しながら手術適応を したが 前回はマッターホルンの頂上を見 白衣の下は至ってラフで自由でした 外 くは翌日退院 下肢は 4 5 日で退院との 決める様がわかりました ちょうどエジン ることができなかったので 週末はツエル 来診察室は医師本人のオフィスです 一 こと 術者自ら手術部位の確認とマーキ バラで行われていたセラミックの講演会に マットまで行き 今回はやっと頂上を見るこ 人で何でもできる空間で レントゲンはモニ セクションで執刀されていました 外来手 術室 手関節 手指 足関節 膝関節 鏡の手術 があり大きさにびっくりしました 医師は専用の白衣を着用していますが

3 平 成 21 年 11 月 1 日 発 行 No.97 日 本 リウマチ 財 団 ニュース 平 成 17 年 6 月 22 日 第 三 種 郵 便 物 認 可 スイス,Schulthess Klinik の 外 来 診 察 室 でホストの Daniel Herren 先 生 ( 中 央 )と, 左 が 阿 部 麻 美 先 生, 右, 中 川 夏 子 先 生 ライデンのレストランで 研 究 生 整 形 外 科 医 師 達 と 一 番 左 : 中 川 夏 子 先 生, 左 から2 番 目 : 阿 部 麻 美 先 生 ターで 確 認, 関 節 内 注 射 は 自 分 でシリン ジにつめて 注 射 していました 診 察 が 終 わるとレコーダーに 録 音 し, 秘 書 が 紙 に 起 こすとのこと,うらやましい 環 境 だと 思 いま した 最 近 RA の 患 者 さんの 手 術 症 例 は 少 なくなったそうで,OA の 方 が 多 くなっ ていました 手 術 室 では 手 関 節, 指 の 手 術 を 見 学, 手 洗 いしました 母 指 CM 関 節 の interposition arthroplasty の 患 者 さんが 多 く, 手 術 室, 外 来 でも 症 例 をたくさん 見 ました 外 反 母 趾 の 手 術 は Scarf 法 (20 年 前 から 行 われヨーロッパでは 好 まれる)で,こ れもたくさんの 症 例 を 見 ました また 高 名 な Simmen 先 生 の interposition arthroplasty を 見 ることができ,いろいろ お 話 をすることができました ここではリウ マチに 限 らず 多 くの 手 術 を 見 ることができ, 幸 せでした 教 授 の 愛 を 感 じた フランス, リール(9/12 19) パリで 飛 行 機 の 荷 物 受 け 取 りが 遅 く なり,TGV に 乗 り 遅 れました ホストの Christian Fontaine 先 生 が 心 配 している と 思 いましたが, 連 絡 ができず,もしかし たらと 思 いパソコンをあけメールで,TGV に 乗 り 遅 れたこと, 私 の 携 帯 番 号 を 伝 え ました そして TGV へ 乗 りました, 聞 い ていた 通 り, 新 幹 線 のようにきれいな 電 車 で 速 い リールまで 北 海 道 に 似 た 風 景 が 広 がっていました そんなとき,Fontaine 先 生 から 携 帯 にショートメールが 入 りまし た うれしかったです リールの 駅 に 迎 えに 来 てくださり, 車 でリール 大 学 を 回 りそ ばの 宿 舎 へ 行 きました それから 毎 日 夕 食 をコーディネイトしてくださいました 教 授 のご 自 宅 へも 伺 い, 日 本 びいきの 息 子 さ んにもお 会 いしました Lille University 初 日 は 放 射 線 科, 感 染 症 科 の 講 義, 関 節 リウマチで 必 要 なポイントを 教 えていただ きました その 後 私 たちのプレゼンテーショ ンを 聞 いていただき, 教 授 の 講 義, 各 関 節 の 手 術 法 を 教 授 の 考 え 方 でまとめたも のを 教 えていただきました リウマチ 医 と カンファレンスにも 参 加 し 手 術 適 応 等 につ いて 話 し 合 いました 今 回 の 行 程 で 一 番 discussionしたのではないかと 思 います 教 授 の 両 側 足 趾 形 成 ( 母 趾 MTP 関 節 固 定,ほかは 骨 頭 切 除 ), 示 指 MP 関 節 形 成,EPL 断 裂, 距 舟, 踵 立 方 関 節 の 固 定, 手 関 節 S-K 法, 母 指 CM 関 節 症 の 人 工 関 節 で 手 を 洗 わせていただき, 見 学 をしました, 手 法 の 違 いを 感 じ, 勉 強 に なりました 講 義 の 合 間 の 外 来 を 見 学 し, 解 剖 の 教 授 ならではの 診 察 方 法 は 興 味 深 かったです 兼 任 の 仕 事 のため, 忙 し いにもかかわらず 手 取 り 足 取 り 教 えてくだ さいました シーボルト, アンネフランクの オランダ, ライデン(9/19 26) 指 定 されたホテルにつき 連 絡 をすると, 自 転 車 で Nelissen 教 授 が 迎 えに 来 まし た ライデンは 運 河 が 美 しく 風 車 の 回 る 美 しい 街 でした アムステルダムではアン ネフランクの 家,レンブラントの 家 に 行 きま した Leiden University で は 咽 頭 の MRSA の 検 査 がなかったことで 初 日 から 手 術 には 入 れず, 教 授 のもとでリサーチ をしている 人 たちから 話 を 聞 き, 腕 神 経 叢 損 傷 の 外 来 を 見 学 しました なかな かない 機 会 で 勉 強 になりました やっと MRSA 陰 性 と 判 明 し 水 曜 日 から 手 術 室 に 入 りました 大 学 病 院 のため 骨 軟 部 腫 瘍, 腕 神 経 叢, 外 傷, 関 節 炎 と, 多 岐 に わたる 手 術 が 行 われていました 手 術 数 が 少 なかったため, 過 去 の 難 しかった 手 術 のレントゲン 等 を 見 せていただき, 検 討 しました これも 勉 強 になりました たくさ んの 教 室 員 の 方 々とも 交 流 し 楽 しい 時 間 を 過 ごすことができました この 若 い 教 室 員 を 抱 える 教 授 のパワーを 感 じました ラ イデンにあるシーボルトハウスも 訪 れまし た, 改 めて 昔 からの 日 本 との 交 流 の 長 さ を 感 じました フランス,Lille University の 医 局 でホストの Christian Fontaine 教 授 ( 中 央 )と 左, 中 川 夏 子 先 生, 右, 阿 部 麻 美 先 生 今 回 の 研 修 を 通 して, 関 節 リウマチの 手 術 は 少 なく, 欧 州 でも 減 少 傾 向 が 大 き いとの 話 を 聞 きました 日 本 でも 同 様 の 傾 向 となっており, 興 味 深 く 感 じました 手 術 の 手 洗 い 方 法 の 違 い, 入 院 期 間 の 違 い, 保 険 の 違 い,リウマチ 整 形 外 科 医 の 立 場 等, 直 接 肌 で 触 れることができ, 勉 強 になりました 最 後 に, 今 回 の 機 会 を 与 えてくださっ た, 日 本 リウマチ 財 団, 企 画 の Thomas Pauly 先 生, 各 国 のホストの 先 生 方,い ろいろフォローしてくださったスタッフの 方 々,1ヵ 月 もの 間, 協 力 してくださった 新 潟 県 立 リウマチセンターの 先 生 方, 同 行 してくださった 中 川 夏 子 先 生 ありがとうご ざいました 人 生 で 大 切 な 宝 物 を 得 た 感 動 がありました 中 川 夏 子 氏 ( 財 ) 甲 南 病 院 加 古 川 病 院 整 形 外 科 この た び,2009 年 度 の 日 欧 リウマ チ 外 科 交 換 派 遣 医 制 度 の 交 換 派 遣 医 (ERASS traveling fellow)として, 新 潟 県 立 リウマチセンター 阿 部 麻 美 先 生 とともに, 約 1ヵ 月 間 ヨーロッパ(スコットラ ンド スイス フランス オランダ)のリウ マチ 関 連 施 設 を 研 修 させていただきまし た 今 年 は 制 度 開 始 から 10 年 という 節 目 でもあり, 非 常 に 光 栄 であると 同 時 に 身 も 心 も 引 き 締 まる 思 いでした ここに,お 世 話 になりました 日 本 リウマチ 財 団 各 位 様,ご 指 導 いただきました 各 先 生 方 に 深 く 感 謝 いたしますとともに, 各 地 での 経 験 な どを 報 告 させていただきます 第 1 週 憧 れのスコットランド (エジンバラ,スコットランド) 最 初 の 週 はエジンバラからでした ロ ンドン ヒースロー 空 港 からエジンバラ 空 港 への 乗 り 継 ぎの 問 題 など 波 乱 含 みのス タートではありましたが, 空 港 で 待 ってい てくださった Colin Howie 先 生 と 奥 様 の Sally さんお 二 人 の 優 しいお 顔 を 見 たと たん, 安 堵 の 気 持 ちと,これからの 旅 へ の 期 待 感 と 必 ず 素 晴 らしい 経 験 となる であろう という 確 信 で 胸 が 一 杯 になりま した エジンバラ 滞 在 中 は Howie 先 生 のお 宅 で 過 ごさせていただき,Sally さん の 心 づくしの 手 料 理 のおかげで,いつも 柔 らかな 優 しさに 包 まれているような 気 持 ちになることができました 庭 からはヒツ ジ 達 がゆったりと 草 を 食 む 様 子 が 見 える, 広 々とした 素 敵 なお 宅 でした Sally さん は 気 さくで 心 が 広 く,Colin 先 生 も 優 しい 方 で 私 にとって 生 涯 忘 れられないご 夫 婦 となりそうです 休 みの 日 などに 有 名 な 古 戦 場 やエジン バラ 城 を 初 めとするお 城 古 風 な 屋 敷 な どに 連 れていっていただき, 憧 れのスコッ トランドを 十 二 分 に 満 喫 できました また, 人 工 関 節 で 有 名 な Souter 先 生 とその 奥 様 にもお 会 いすることができて, 素 晴 らし いお 庭 のあるお 宅 にお 邪 魔 させていただ き 感 激 でした 多 くの 手 術 見 学 や 外 来 見 学 もさせて いただいたこともまた 貴 重 な 経 験 でした 私 は 上 肢 の 手 術 を 主 に 行 っていますの で, 特 に 肩 関 節 と 肘 関 節 の 手 術 が 非 常 に 興 味 深 かったです 肩 関 節 に 対 して は 上 腕 骨 頭 の 表 面 置 換 術 が 多 く 施 行 さ れており, 肘 関 節 手 術 は primary の 人 工 関 節 (もちろん Souter 先 生 の 人 工 関 節 を 使 用 されていました)や revision もあって 盛 り 沢 山 でした 手 術 室 は Howie 先 生 の 持 ち 前 の 陽 気 な 雰 囲 気 からか,いつも 和 気 藹 々としていました エジンバラは 気 候 こそ 寒 い 土 地 柄 ですが, 人 々の 心 の 暖 かさを 感 じられる 街 でした また,Howie 先 生 はほとんど 全 ての 関 節 の 手 術 を 手 がけておられましたが, 近 年 はより 専 門 化 する 傾 向 にあり, 全 身 の 関 節 を 手 術 する 整 形 外 科 医 は 皆 無 に 近 く なっているのでは,というお 話 でした 第 2 週 美 しいチューリッヒ (シュルテスクリニック,スイス) こちらの 病 院 には 以 前 にも 手 術 見 学 に お 邪 魔 したことがあるため,ごく 自 然 に 生 活 になじむことができました チューリッヒ は 清 潔 で 美 しい 街 であり,シュルテスクリ ニックも 知 的 でおしゃれで,なおかつ 近 代 的 な 印 象 です Host の Daniel Herren 先 生 は 大 変 ご 高 名 な hand surgeon で, 日 本 でのご 講 演 も 多 い 先 生 でいらっしゃい ます BMW のオープンカーがお 似 合 い の,いかにも 人 生 を 謳 歌 しておられる 雰 囲 気 ですが, 同 時 に 細 やかな 心 配 りと 卓 越 した 手 術 技 術 をお 持 ちでいらっしゃいま す 今 回, 同 じくご 高 名 な Simmen 先 生 の 母 指 CM 関 節 形 成 術 も 見 学 できましたし, ここでは 本 当 に 多 くの 手 術 が 行 われてい るのを 改 めて 感 じ, 圧 倒 されました 上 肢 の 手 術 では, 肘 部 管 症 候 群 の 鏡 視 下 手 術 手 指 人 工 関 節 手 術 手 根 管 症 候 群 の 手 術 など 多 岐 にわたる 手 術 を 見 学 で き,とても 刺 激 を 受 けました 上 肢 以 外 で は 外 反 母 趾 に 対 する 三 次 元 骨 切 り 術 や, 偏 平 足 に 対 する 手 術 が 行 われていて 興 味 深 かったです 外 来 診 療 も 見 学 するこ とができましたが, 診 察 室 のすぐかたわら の 部 屋 の 透 視 装 置 を 使 用 して 患 部 の 確 認 をされていたのが 印 象 的 でした(むし

4 平 成 17 年 6 月 22 日 第 三 種 郵 便 物 認 可 日 本 リウマチ 財 団 ニュース 平 成 21 年 11 月 1 日 発 行 No.97 オランダ,Leiden University の 手 術 室 でホストの Rob Nelissen 教 授 ( 中 央 ), 左, 阿 部 麻 美 先 生, 右, 中 川 夏 子 先 生 ろレントゲン 撮 影 を 控 えているということか も 知 れません) 外 来 診 療 はドイツ 語 がほ とんどでしたが, 先 生 が 英 語 で 説 明 を 追 加 してくださり, 有 意 義 な 時 間 を 過 ごすこ とができました 第 3 週 おしゃれなリール 地 方 (リール 大 学,フランス) Host の Fontaine 先 生 がリール 駅 で 待 っていてくださり, 当 日 はリール 市 内,ご 自 宅 ( 上 品 でかつおしゃれ!) 次 の 日 も 休 日 のためベルギーのブルージュという 水 の 都 として 有 名 な 街 (リールはベルギーとの 国 境 近 郊 にあります)に 連 れて 行 って 下 さいました リールの 街 は 同 じフランスで もパリとはまた 違 う 雰 囲 気 があり, 予 想 以 上 に 大 都 会 でした リール 大 学 は 歴 史 が 感 じられる 広 大 な 大 学 で,すべてを 把 握 するのは 到 底 不 可 能 と 思 われるほどでし た 宿 泊 させていただいたプチホテル 風 ゲストハウスの 庭 には 何 と 野 うさぎがいて, 童 話 の 世 界 に 入 り 込 んだような 錯 覚 に 陥 り ました!Fontaine 先 生 は 解 剖 の 教 授 もし ておられ 多 忙 を 極 めておられましたが, 私 達 のために 講 義 や 放 射 線 科 細 菌 学 の 先 生 との 勉 強 会, 外 来 見 学,もちろん 手 術 見 学 と 盛 り 沢 山 な 計 画 を 立 ててくださっ ていました 中 でも 講 義 や 討 論 は 必 ずや 今 後 の 財 産 になることと 思 います 手 術 では 関 節 リウマチに 対 する 両 側 同 時 の 前 足 部 形 成 術 ( 切 除 関 節 形 成 術 と1MTP 固 定 術 )や 手 指 MP 関 節 人 工 関 節 置 換 術 ( 日 本 では 考 えられないほどサイズが 大 き かったです!), 長 母 指 伸 筋 腱 断 裂 に 対 す る 腱 移 行 術 などを 見 学 させていただきまし た CM 関 節 の 人 工 関 節 置 換 術 が 特 に 印 象 的 でした また 外 来 では, 関 節 リウ マチで 人 工 手 関 節 置 換 術 後 の 患 者 さん がおられ 経 過 良 好 ということで, 日 本 では ほとんど 使 用 されていないだけに 刺 激 的 でした(もちろん 症 例 によるとは 思 います が ) 肩 に 関 しては reversed type を 選 択 されていました また フランス 人 に は 食 事 がとても 大 切 とおっしゃり,フレン チのみならず 北 アフリカ 料 理 など 様 々なレ ストランに 連 れていってくださったのも 素 敵 な 思 い 出 です 懐 かしさが 感 じられるライデン (ライデン 大 学,オランダ) リールから 列 車 飛 行 機 列 車 と 移 動 し,ライデンの 駅 に 到 着 しました 駅 で 通 りすがりの 男 性 が 親 切 にも 道 を 教 えて くださって, 街 の 暖 かな 雰 囲 気 を 即 実 感 することができました こちらでは 自 転 車 が 重 要 な 移 動 手 段 ということで,Host の Nelissen 教 授 も 自 転 車 で 颯 爽 と 登 場 さ れました ライデンはアムステルダム 同 様, 風 車 と 運 河 が 印 象 的 であり, 教 授 が 勧 め てくださった 運 河 のボートクルーズは 情 緒 的 で 心 を 浮 き 浮 きさせてくれました ライデ ン 大 学 も 非 常 に 広 大 で 歴 史 のある 大 学 で すが, 現 在 は 近 代 的 になっており,その 中 に 少 し 歴 史 的 な 建 造 物 が 点 在 している という 形 でした 植 物 園 には 珍 しい 種 類 の 植 物 が 多 く, 圧 巻 でした この 大 学 は 基 礎 研 究 も 活 発 になされて いて, 多 くの 大 学 院 生 にも 会 うことができ ましたが, 全 員 が 和 気 藹 々とした 雰 囲 気 でリサーチにとりくんでおられ, 教 授 への 信 頼 感 が 強 く 伝 わってきました 残 念 なが ら 関 節 リウマチの 手 術 はなかったのです が, 人 工 股 関 節 感 染 後 の 再 置 換 術 や 肘 関 節 の 受 動 術 など 多 くの 手 術 を 見 学 させ ていただき,また Nelissen 先 生 ご 自 身 で 手 術 症 例 の 画 像 を 見 せてくださり, 講 義 を していただいて 感 激 でした オランダは, 私 にとっては 食 事 などなんとなく 日 本 に 近 いような 印 象 で 不 思 議 な 懐 かしさがあり, ライデン 大 学 と 日 本 との 昔 からの 深 い 交 流 についての 逸 話 や,シーボルトハウス(も し 機 会 があればぜひ 一 度 は 訪 れることを お 勧 めします!)の 感 動 もあって, 両 国 の 結 びつきが 想 像 以 上 に 強 いものに 感 じら れました 以 上, 今 回 の 交 換 派 遣 医 としての 体 験 を 述 べてきました この1ヵ 月 間 のヨー ロッパ 滞 在 は, 私 にとって 大 変 有 意 義 で あり, 生 涯 忘 れることはないでしょう こ の 紙 面 をお 借 りして,お 世 話 になりました リウマチ 財 団 各 位 様, 計 画 していただい た Thomas Pauly 先 生,ご 多 忙 にもか かわらず 暖 かくもてなしてくださった Host の 先 生 方 に 深 く 感 謝 いたします このご 恩 は 私 自 身, 今 後 もますます 関 節 リウマチ 治 療 や 研 究 に 精 進 することでお 返 しして いきたいと 思 います どうかよろしくお 願 いいたします 現 代 リウマチ 医 療 の 適 塾 として 中 之 島 リウマチセミナー 代 表 世 話 人 七 川 歓 次 氏 題 字 仲 村 一 郎 湯 河 原 厚 生 年 金 病 院 リウマチ 科 部 長 聞 き 手 眞 日 本 リウマチ 財 団 ニュース 編 集 委 員 長 桐 蔭 横 浜 大 学 医 用 工 学 部 臨 床 工 学 科 不 老 科 学 加 齢 制 御 学 部 門 教 授 まずお 尋 ねします 中 之 島 セミ ナーの 理 念 やプログラムを 見 るとこれこそ が 本 来 のリウマトロジー と 私 には 思 え るのですが,いかがでしょう 七 川 確 かに リウマトロジー というこ とを 意 識 しています しかも 私 の 意 図 す るリウマトロジーというと 実 は 幅 が 広 い( 医 療 )もので, 単 に 薬 物 療 法 だけにとどまら ないと 思 います そのため 応 用 力 という か 医 療 の 幅 がないと リウマトロジーのス ペシャリスト はなかなか 育 ってこないと 思 って,この 会 はそのようなスキルをあげ るというコンセプトではじめました そうですか 七 川 先 生 はこれから の 日 本 のリウマチ 医 療 について,あるいは 今 のリウマチ 医 療 の 現 況 をどうお 考 えな のですか 七 川 リウマチのそもそもは, 痛 みとかこ わばりとか,それをどういうふうに 治 療 す るかということから 始 まりました ところが 痛 みの 原 因 とかこわばりとか,そういうも のが 全 身 的 でシステマチックな 疾 患 として 関 連 があるということが,だんだんわかっ て 来 るにつれ, 患 者 さんの 主 訴 を 軽 んじて, リウマチの 病 因 解 明 や 治 療 法 にのみ 多 く の 医 師 が 力 を 注 ぐようになったのです しかし,それだけでは 困 るというか,リ ウマトロジーの 本 質 は 患 者 さんが 痛 みを 訴 えてきたり,こわばりを 訴 えてきたときに, それがよく 診 れる 医 者 でないと 困 る ということが 前 提 としてあったはずです それはプライマリ ケアとして 非 常 に 大 切 なことです 現 在 はその 方 面 の 教 育 とい うか, 関 心 がまったく 欠 落 しているように 感 じます 確 かにこのごろは 多 少 違 った 人 も 出 て きていますが, 全 体 としてはそうです 過 去 の 事 例 をみますと,まあ 薬 物 療 法 や 研 究 に 専 念 することがまったく 間 違 ってるわ けではないですが, 患 者 さんの 訴 えに 関 心 がないというのは 困 るわけです 手 術 志 向 が 見 失 わせるもの 関 節 が 診 れないならできること 先 生 は 整 形 外 科 のバックグラウン ドが 強 いと 思 いますが, 整 形 外 科 の 先 生 は, 患 者 が 来 て, 痛 みがあるというその 症 状 に 対 する 診 断 や 処 置 ということに 関 しては, 比 較 的 よく 実 行 されているように 思 えますが 七 川 いやいや,そこが 問 題 です 整 形 外 科 の 医 者 が,それを 診 て,うまく 患 者 さんのケアをきちんとできていれば,リウマ チの 大 部 分 の 症 状 は 整 形 外 科 領 域 に 属 するわけですから, 患 者 さんにとってはそ のほうが 良 いはずです ところが 整 形 外 科 の 方 はどうしても 手 術 でいかにうまく 治 すか というのが 真 骨 頂 でその 価 値 がそこで 問 われるので,どうしても 考 えが そっちに 偏 りやすいみたいです そうなると 現 在 のリウマチ 治 療 に 不 満 を もって 来 院 した 患 者 さんが, 多 少 極 端 な 言 い 方 になりますが,あまり 相 手 にされな いというケースも 生 じてしまう そういう 事 例 もあるかも 知 れませ ん 七 川 その 場 合 は 内 科 の 先 生 が,うまく 患 者 の 不 満 をとらえて, 全 身 性 のものか, 局 所 のものかを 判 断 してほしいものです 内 科 の 先 生 の 場 合 は, 関 節 部 位 の 症 状 には 比 較 的 に 明 るくないはずですから, かえって 患 者 の 不 満 を 拾 ってほしいと 考 え ます 確 かにそういう 考 え 方 もできるかも しれません 七 川 そうでないと 困 るのは 患 者 さんで す とにかく 専 門 はどちらでもよろしいで

5 平 成 21 年 11 月 1 日 発 行 No.97 日 本 リウマチ 財 団 ニュース 平 成 17 年 6 月 22 日 第 三 種 郵 便 物 認 可 すが, 整 形 外 科 は 関 節 のことをよく 知 り, 内 科 医 はシステミック ディジーズのことに は 明 るく,その 上 でリウマチ 患 者 さんを 扱 うかぎりは どちらの 話 にも 興 味 をもって, 勉 強 したり, 現 場 に 立 ち 合 って, 自 分 を 教 育 していく 必 要 があります 経 験 を 積 む 環 境 は 全 国 的 に 整 いつつある 大 阪 を 中 心 とした 関 西 では 七 川 先 生 の 熱 意 と 情 熱 で, 多 くの 人 材 が 育 って いると 思 います 翻 って 全 国 に 視 線 を 移 したとき, 各 地 にリウマチセンターができて いますが,いい 方 向 にはいっているのでしょ うか? 七 川 以 前 に 比 べると, 内 科 の 先 生 でも 整 形 外 科 的 疾 患 に 対 する 理 解 とか 興 味 というのは 増 えているようです 確 かに 生 物 学 的 製 剤 によって, 今 までの DMARDs だけのときよりは, 内 科 医 が 興 味 をもって, 若 い 医 師 の 方 も 先 端 医 療 みたいな 感 じで 興 味 をもっているの で,いい 傾 向 ではあると 思 います ただ 少 々もどかしい 点 は, 関 節 症 状 をより 確 実 に 診 断 できるか 否 かに 関 しては, 必 ずしも そうではないという 状 況 はあります 七 川 私 の 経 験 ですと, 患 者 さんがたく さん 入 院 している 施 設 にいればそれは 勉 強 にはなるはずです まあ3ヵ 月 ぐらい 多 くの 患 者 さんに 接 する 機 会 があれば,レン トゲンも 診 れるようになるし, 関 節 内 注 射 もできるようになる だから,リウマチセン ターがあって, 診 療 科 に 関 わらずいろい ろな 経 験 が 積 めるような 場 があれば 不 可 能 ではないはずです ここ 最 近 は, 国 の 方 針 も 総 合 内 科 とか 全 部 診 れなきゃだめだ というよう になっていますから, 若 い 人 も 多 少 患 者 さ んの 日 常 がどうなっているかという 興 味 を 中 之 島 リウマチセミナー 七 川 氏 リウマチ 教 育 20 年 の 足 跡 ( 注 : 特 徴 的 と 思 われる 演 題 を 編 集 部 がピックアップしました) 第 1 回 第 2 回 1989 年 11 月 17 日 1990 年 11 月 16 日 HIV 感 染 症 とリウマチ 性 症 候 群 上 野 征 夫 結 合 組 織 病 と 妊 娠 村 田 紀 和 梨 状 筋 症 候 群 西 林 保 朗 11 月 18 日 11 月 17 日 慢 性 関 節 リウマチ 診 断 における MRI の 利 用 武 仲 善 孝 慢 性 関 節 リウマチの 貧 血 とエリスロポエチン 井 川 宣 Oncogene 越 智 隆 弘 音 楽 家 とリウマチの 訴 え 吉 野 良 平 第 3 回 第 4 回 1991 年 11 月 1 日 1992 年 11 月 6 日 慢 性 関 節 リウマチと 結 核 西 岡 淳 一 シェーンライン ヘノッホ 紫 斑 病, 診 断 基 準 森 田 博 上 野 征 夫 RA 治 療 におけるモノクローナル 抗 体 安 波 礼 子 11 月 2 日 11 月 7 日 リハビリはリウマチ 病 の 治 療 にどれだけ 役 立 つか 前 田 晃 T-cell Receptor 志 水 正 敏 慢 性 関 節 リウマチ 患 者 の 寿 命 と 死 因 大 田 寛 Transgenic mice 遺 伝 子 工 学 の 病 態 解 明 への 応 用 塩 沢 俊 一 第 5 回 第 6 回 1993 年 11 月 12 日 1994 年 11 月 18 日 viral hepatitisとリウマチ 病 森 田 博 抗 核 抗 体 1994 志 水 正 敏 fibroblastic rheumatism 七 川 歓 次 目 とステロイドホルモン 桑 山 泰 明 11 月 13 日 11 月 19 日 炎 症 性 サイトカインの 阻 害 薬 俵 木 保 典 骨 改 変 の 生 化 学 標 識 橋 本 淳 X 線 村 田 紀 和 顎 関 節 の 人 工 関 節 菅 原 利 夫 第 7 回 第 8 回 1995 年 11 月 2 日 1996 年 11 月 2 日 性 ホルモンとOA 井 上 康 二 膀 胱 癌 に 対 する BCG 注 入 療 法 と 関 節 炎 SLE の activityとcriteria 塩 沢 和 子 安 永 豊 RA のヒヤルロンサン 治 療 小 松 原 良 雄 11 月 3 日 11 月 3 日 腰 痛 と 生 物 活 性 物 質 福 田 眞 輔 免 疫 抑 制 剤 のパルス 療 法 栗 谷 太 郎 MTX の 作 用 機 序 谷 口 敦 夫 Werner 症 候 群 とリウマチ 症 状 眞 第 9 回 第 10 回 1997 年 12 月 20 日 1998 年 12 月 19 日 成 人 Still 病 塩 沢 和 子 Herical scan,3d 高 田 政 彦 DMARDs の combined therepy 前 田 晃 抗 TNF 抗 体 療 法 および 抗 IL-6レセプター 抗 体 療 法 のその 後 吉 崎 和 幸 12 月 21 日 12 月 20 日 THA 後 の 合 併 症 - 神 経 罹 患 谷 仁 孝 糖 尿 病 とリウマチ 症 状 河 盛 隆 三 cox-2 inhibitor 美 馬 亨 リウマチ 病 の 遺 伝 子 治 療 富 田 哲 也 第 11 回 第 12 回 1999 年 12 月 18 日 2000 年 12 月 16 日 polyartritis nodosa の 診 断 と 予 後 尾 崎 承 一 関 節 軟 骨 変 性 の 予 防 脇 谷 滋 之 hyperlipidemiaとリウマチ 症 状 RA の 医 療 経 済 井 村 茂 明 酒 井 尚 彦 山 下 静 也 12 月 19 日 12 月 17 日 低 リン 血 症 について 杉 本 利 嗣 高 齢 者 の 姿 勢 と 痛 み 有 田 親 史 RA 患 者 の 教 育 前 田 晃 Restless reg syndrome 江 川 功 第 13 回 第 14 回 2001 年 12 月 15 日 2002 年 11 月 2 日 アウトカム 評 価 の 新 しい 基 準 前 谷 俊 三 下 肢 静 脈,リンパ 還 流 障 害 の 臨 床 若 木 信 夫 五 十 肩 の 手 術 適 応 と 方 法 米 田 稔 手 の 装 具 療 法 石 川 肇 12 月 16 日 11 月 3 日 リウマチ 学 における PET の 利 用 竹 内 公 彦 Osteoporpsis and arterial calcification 高 カルシウム 尿 症 杉 本 利 継 嗣 西 沢 良 記 ロボット 手 術 コンピュータ 支 援 手 術 柿 本 明 博 第 15 回 第 16 回 2003 年 12 月 13 日 2004 年 12 月 11 日 ステロイド 性 骨 粗 鬆 症 対 策 羽 生 忠 正 若 年 性 特 発 性 関 節 炎 におけるサイトカイン 遮 断 療 法 の 効 抗 IL6 治 療 西 本 憲 弘 果 横 田 俊 平 リウマチ 研 修 の 臨 床 プログラムのポイント 小 松 原 良 雄 12 月 14 日 12 月 12 日 癌 骨 転 移 のメカニズムとビスフォスフォネート 名 井 陽 生 物 製 剤 の 問 題 点 佐 伯 行 彦 関 節 リウマチ 患 者 の 性 生 活 吉 野 愼 一 renal osteodystrophy 杉 本 利 嗣 第 17 回 第 18 回 2005 年 11 月 26 日 2006 年 12 月 16 日 リウマチ 病 とspirituality 前 田 晃 自 己 免 疫 疾 患 とピロリ 菌 感 染 大 島 至 郎 アディポサイトカイン 木 原 進 士 RA 患 者 骨 折 の 特 徴 と 治 療 橋 本 敦, 南 平 昭 豪 11 月 27 日 12 月 17 日 慢 性 疼 痛 への 認 知 行 動 療 法 細 井 昌 子 RA の 寛 解 村 田 紀 和 老 人 に 対 する NSAID の 使 い 方 佐 野 統 ステロイド 骨 粗 鬆 症 の 管 理 と 治 療 佐 伯 行 彦 第 19 回 第 20 回 2007 年 12 月 8 日 2008 年 12 月 20 日 CTLA4-Ig キメラ(アバタセプト)の 有 効 性 松 下 正 人 RA の 死 亡 率 と 死 亡 要 因 の 変 遷 大 田 寛 線 維 筋 痛 症 のレゾンデートル 西 林 保 朗 RA における 慢 性 腎 臓 病 と 治 療 寺 井 千 尋 12 月 9 日 12 月 21 日 女 性 の 痛 風 川 崎 拓 骨 再 生 医 療 の 現 状 名 井 陽 新 薬 の 臨 床 試 験 に 関 する 反 省 浜 六 郎 リウマチ 病 とホモシステイン 鏑 木 淳 一 もつようにはなっていると 思 います 七 川 このごろは 変 わってきたかもわかり ませんね 一 方 で 残 念 ながら 指 導 する 我 々 があまりそういうことに 興 味 がなかったとい うか, 実 行 してこなかったから,どう 応 え ていいかわからないところがあります 七 川 そうですね しかし,まあ 徐 々に ですけど, 良 くなってきていることは 良 く なってきています 柏 崎 禎 夫 先 生 ( 故 人 ) がよくお 話 していたように リウマチの 専 門 家 というのはなかなか 日 本 では 難 しい なぜかというと 標 榜 が 関 節 リウマチ(RA) 科 になっているからだ ということと 無 縁 じゃないと 思 います おそらく 生 物 学 的 製 剤 が 出 てます ます RA 科 になりつつありますよね, 内 科 医 も 含 めて 七 川 それでも 患 者 さんをきちんと 診 て, 患 者 さんの 具 合 が 悪 いのではないかと 感 じられる 医 師 であればいい そうでない と 患 者 さんの 居 心 地 が 悪 くなってしまうわ けです 整 形 外 科 に 行 っても, 内 科 に 行 っ ても, 結 局, 診 療 科 じゃなくて 先 生 自 身 が 問 題 なのです リウマチに 熱 心 な 整 形 外 科 の 先 生 はそ ういうことがわかっていますけれども, 若 い 先 生 たちが,やっぱり 整 形 外 科 の 基 本 的 なトレーニングをやらない,それが 問 題 なのです まあそれも 徐 々には 改 善 がさ れてきているような 感 じはします ですの で,こういう 問 題 は 地 域 に 偏 らず, 東 京 も 含 めてリウマチ 界 の 全 員 に 一 肌 脱 いでも らった 方 がいいと 思 います 教 育 はまだまだ 必 要 である 先 生 は 中 之 島 セミナーを 昨 年 まで で 20 年 も 開 いてきましたが,20 年 目 のコ メントを 一 言 お 願 いします 七 川 20 回 もやって 来 た 中 で 一 時 は 中 断 も 考 えたのですが, 生 物 学 的 製 剤 が 発 売 されるようになり,リウマトロジーに 対 し て 皆 さんがかえって 非 常 に 興 味 をもつよう になりました それによってかえって 続 け る 意 味 が 出 てきたわけで, 現 在 はこの 熱 気 の 中, 私 に 代 わってリードしてくれる 人 材 の 登 場 を 待 っているような 状 況 です またこれからもセミナーを 続 けていく 理 由 としては,リウマチの 患 者 さんがなかな かうまく 診 てもらえない 現 状 が 依 然 として あるからです それをどうにか 改 善 できた らと 思 うので,それにはやはり 教 育 が 必 要 ですし, 教 育 をする 人 が 要 るわけです 東 日 本 でも,そういう 人 たちを 是 非 育 て る 活 動 をしていただきたいと 思 います 人 材 を 育 てるという 意 味 では, 過 去 西 日 本 では 松 下 村 塾 然 り,そして 医 学 では 適 塾 が 有 名 です 七 川 先 生 の 中 之 島 セミナーは,その 点, 現 代 リウマトロジー の 適 塾 というところでしょうか 是 非 今 後 も,ご 活 躍 をご 期 待 しています 有 り 難 う ございました 適 塾 (てきじゅく)とは, 蘭 学 者 医 者 とし て 知 られる 緒 方 洪 庵 が 江 戸 時 代 後 期 に 大 坂 船 場 に 開 いた 蘭 学 の 私 塾 正 式 には 適 々 斎 塾 (て きてきさいじゅく)という また, 適 々 塾 とも 称 され る 緒 方 洪 庵 の 号 である 適 々 斎 が 名 の 由 来 幕 末 から 明 治 維 新 にかけて 活 躍 した 人 材 を 多 く 輩 出 し, 現 在 の 大 阪 大 学 源 流 の 1 つとなった (フ リー 百 科 事 典 ウィキペディア(Wikipedia) )

6 6 平 成 17 年 6 月 22 日 第 三 種 郵 便 物 認 可 日 本 リウマチ 財 団 ニュース 平 成 21 年 11 月 1 日 発 行 No.97 Announcement [ 登 録 医 研 修 単 位 認 定 講 演 (H21.11 H22.2)] この 研 修 会 は 医 師 のみを 対 象 に 開 かれています お 問 い 合 わせは 連 絡 先 または 財 団 へ, 時 間 は 認 定 講 演 開 始 時 間 財 団 主 催 の 教 育 研 修 会 および 単 位 認 定 講 演 については, リウマチ 情 報 センターのサイト ( 見 ることができます 問 い 合 わせ 先 : 日 本 リウマチ 財 団 TEL /7( 土 )15:10 2 単 位 大 阪 第 三 回 大 阪 京 阪 生 物 学 的 製 剤 を 学 ぶ 会 枚 方 営 業 所 俵 豊 Tel /14( 土 )11:00 1 単 位 島 根 第 20 回 日 本 リウマチ 学 会 中 国 四 国 支 部 集 会 島 根 大 学 医 学 部 内 科 学 第 三 近 藤 正 宏 Tel /20( 金 )~21( 土 )20 日 13:20 16:20 岩 手 21 日 11:00 各 1 単 位 第 24 回 日 本 臨 床 リウマチ 学 会 岩 手 医 科 大 学 医 学 部 病 理 学 講 座 先 進 機 能 病 理 学 分 野 菅 野 裕 幸 Tel /27( 金 )20:00 1 単 位 高 知 第 41 回 高 知 リウマチ 研 究 会 旭 化 成 ファーマ( 株 ) 阿 部 英 孝 Tel /5( 土 )14:45 2 単 位 大 阪 第 18 回 大 阪 リウマチカンファレンス 大 阪 支 店 浅 生 晋 二 Tel /21( 木 )19:15 1 単 位 東 京 西 多 摩 臨 床 整 形 外 科 医 会 エーザイ( 株 ) 多 摩 コミュニケーションオフィス 橋 本 瑠 美 Tel /7( 土 )17:00 1 単 位 京 都 第 7 回 中 丹 リウマチ 研 究 会 牧 整 形 外 科 医 院 牧 陽 一 Tel.o /14( 土 )12:15 1 単 位 島 根 第 20 回 日 本 リウマチ 学 会 中 国 四 国 支 部 集 会 (ランチョンセミナー) 島 根 大 学 医 学 部 内 科 学 第 三 近 藤 正 宏 Tel /20( 金 )17:20 1 単 位 岩 手 第 24 回 日 本 臨 床 リウマチ 学 会 岩 手 医 科 大 学 医 学 部 病 理 学 講 座 先 進 機 能 病 理 学 分 野 菅 野 裕 幸 Tel /28( 土 )16:00 1 単 位 愛 知 第 40 回 東 海 地 区 整 形 外 科 教 育 研 修 会 名 古 屋 市 立 大 学 大 学 院 医 学 研 究 科 松 下 廉 Tel /5( 土 )15:00 2 単 位 東 京 運 動 器 疾 患 / 骨 関 節 フォーラム 東 京 会 場 ( 株 )メジカルビュー 社 横 田 秀 夫 Tel /23( 土 )18:30 1 単 位 神 奈 川 第 6 回 生 物 学 的 製 剤 治 療 研 究 会 ワイス( 株 ) 神 奈 川 第 一 営 業 所 河 西 渉 Tel /7( 土 )17:00 1 単 位 東 京 第 22 回 城 南 リウマチ 会 大 塚 製 薬 ( 株 ) 近 藤 寛 之 Tel /14( 土 )15:30 2 単 位 島 根 第 4 回 JCR 中 国 四 国 地 域 教 育 研 修 会 島 根 大 学 医 学 部 内 科 学 第 三 近 藤 正 宏 Tel /24( 火 )19:00 1 単 位 福 岡 第 16 回 久 留 米 リウマチ 膠 原 病 研 究 会 久 留 米 大 学 医 学 部 附 属 医 療 センター 福 田 孝 昭 Tel /28( 土 )16:00 1 単 位 福 岡 第 4 回 リウマチ 医 のための 福 岡 肺 障 害 研 究 会 近 藤 リウマチ 整 形 外 科 クリニック 近 藤 正 一 Tel /5( 土 )16:00 1 単 位 大 阪 第 20 回 北 河 内 リウマチ 膠 原 病 勉 強 会 関 西 医 科 大 学 附 属 牧 方 病 院 和 田 孝 彦 /23( 土 )19:00 1 単 位 兵 庫 第 3 回 神 戸 西 リウマチ 性 疾 患 連 携 の 会 神 戸 大 学 病 院 リウマチセンター 柱 本 照 Tel /7( 土 )17:00 1 単 位 大 阪 第 5 回 近 畿 大 学 病 診 連 携 リウマチ 研 究 会 アステラス 製 薬 ( 株 ) 南 大 阪 支 店 朝 山 勝 一 Tel /14( 土 )16:00 2 単 位 青 森 運 動 器 疾 患 / 骨 関 節 フォーラム 青 森 会 場 ( 株 )メジカルビュー 社 横 田 秀 夫 Tel /26( 木 )18:30 2 単 位 島 根 第 6 回 島 根 東 部 リウマチセミナー 島 根 大 学 医 学 部 整 形 外 科 学 教 室 松 崎 雅 彦 Tel /28( 土 )16:00 2 単 位 神 奈 川 第 61 回 神 奈 川 リウマチ 医 会 イブニング セミナー 三 重 野 康 秀 Tel /5( 土 )17:00 1 単 位 北 海 道 北 海 道 臨 床 整 形 外 科 医 会 帝 人 ファーマ( 株 ) 藤 本 将 道 Tel /24( 日 )13:20 2 単 位 福 岡 第 11 回 博 多 リウマチセミナー 近 藤 リウマチ 整 形 外 科 クリニック 近 藤 正 一 Tel /7( 土 )17:30 1 単 位 秋 田 第 6 回 秋 田 県 南 由 利 地 区 リウマチと 関 節 疾 患 懇 話 会 羽 後 町 立 羽 後 病 院 整 形 外 科 西 登 美 雄 Tel /14( 土 )17:00 1 単 位 長 野 長 野 県 南 整 会 講 演 会 伊 那 中 央 病 院 整 形 外 科 森 家 秀 記 Tel /26( 木 )19:00 1 単 位 大 分 第 十 七 回 大 分 人 工 関 節 研 究 会 大 分 赤 十 字 病 院 河 村 誠 一 Tel /28( 土 )17:00 1 単 位 大 阪 骨 関 節 懇 話 会 大 阪 支 店 島 田 暢 茂 Tel /8( 火 )19:30 1 単 位 高 知 高 知 薬 剤 性 肺 障 害 研 究 会 エーザイ( 株 ) 永 原 良 彦 Tel /27( 水 )19:00 1 単 位 広 島 尾 道 市 医 師 会 学 術 講 演 会 岡 本 博 嗣 Tel /7( 土 )17:40 1 単 位 長 野 第 4 回 リウマチの 肺 障 害 研 究 会 厚 生 連 篠 ノ 井 総 合 病 院 鈴 木 貞 博 Tel /15( 日 )9:00 10:45 各 1 単 位 東 京 第 37 回 日 本 臨 床 免 疫 学 会 筑 波 大 学 大 学 院 人 間 総 合 科 学 研 究 科 松 本 功 Tel /26( 木 )19:00 1 単 位 福 井 福 井 県 臨 床 整 形 外 科 医 会 学 術 講 演 会 片 山 整 形 外 科 片 山 元 Tel /28( 土 )17:00 1 単 位 宮 城 関 節 リウマチフォーラム in Sendai Infliximab Next Stage- 岡 本 伸 介 Tel /9( 水 )19:30 1 単 位 富 山 第 24 回 富 山 県 リウマチ 性 疾 患 研 究 会 大 日 本 住 友 製 薬 ( 株 ) 富 山 病 院 第 1グループ 前 田 陽 介 Tel /28( 木 )18:30 2 単 位 東 京 第 12 回 骨 とリウマチ 研 究 会 中 外 製 薬 ( 株 ) 医 薬 情 報 管 理 室 渡 邊 光 道 Tel /7( 土 )18:00 1 単 位 兵 庫 第 二 回 神 戸 東 リウマチ 性 疾 患 連 携 の 会 神 戸 大 学 医 学 部 附 属 病 院 リウマチセン ター 柱 本 照 Tel /15( 日 )10:00 1 単 位 新 潟 第 199 回 新 潟 整 形 外 科 研 究 会 新 潟 大 学 整 形 外 科 学 教 室 遠 藤 直 人 Tel /26( 木 )19:00 1 単 位 大 阪 第 8 回 臨 床 up date ワイス( 株 ) 青 木 史 江 Tel /28( 土 )18:00 2 単 位 東 京 桜 リウマチ 研 究 会 日 本 大 学 医 学 部 付 属 板 橋 病 院 龍 順 之 助 Tel /9( 水 )20:00 1 単 位 埼 玉 第 2 回 埼 玉 抗 IL-6 療 法 研 究 会 中 外 製 薬 ( 株 ) 埼 玉 営 業 所 米 山 忠 志 Tel /28( 木 )19:00 1 単 位 茨 城 第 5 回 取 手 リウマチ 懇 話 会 ワイス( 株 ) 東 日 本 支 店 北 関 東 営 業 所 成 美 公 一 Tel /7( 土 )18:00 1 単 位 大 阪 第 13 回 近 畿 小 児 リウマチ 膠 原 病 研 究 会 旭 化 成 ファーマ( 株 ) 医 薬 大 阪 支 店 松 井 英 記 Tel /17( 火 )19:30 1 単 位 福 岡 第 8 回 筑 豊 膠 原 病 研 究 会 参 天 製 薬 ( 株 ) 医 薬 事 業 部 岡 田 直 美 Tel /26( 木 )19:15 1 単 位 千 葉 船 橋 市 整 形 外 科 医 会 エーザイ( 株 ) 千 葉 医 薬 四 部 佐 藤 靖 文 Tel /28( 土 )18:30 2 単 位 広 島 第 160 回 広 島 臨 床 整 形 外 科 医 会 研 修 講 演 会 原 田 リハビリ 整 形 外 科 原 田 英 男 Tel /12( 土 )15:30 1 単 位 愛 知 第 15 回 藤 田 リウマチカンファレンス ワイス( 株 ) 水 野 智 弘 Tel /28( 木 )19:45 1 単 位 埼 玉 第 三 回 埼 玉 県 央 リウマチ 研 究 会 埼 玉 支 店 小 松 原 大 輔 Tel /7( 土 )18:40 1 単 位 愛 知 第 20 回 東 三 河 リウマチ 研 究 会 中 外 製 薬 ( 株 ) 名 古 屋 支 店 梅 田 浩 Tel /17( 火 )20:00 1 単 位 鹿 児 島 第 8 回 リウマチ 膠 原 病 治 療 の 未 来 を 考 え る 内 科 医 師 の 会 水 野 布 美 子 Tel /26( 木 )19:30 1 単 位 福 岡 第 63 回 北 九 州 筑 豊 リウマチ 懇 話 会 旭 化 成 ファーマ( 株 ) 北 九 州 営 業 所 鈴 木 智 巳 Tel /28( 土 )18:40 1 単 位 山 形 第 4 回 置 賜 リウマチミーティング 山 形 営 業 所 藤 木 果 奈 Tel /12( 土 )17:40 1 単 位 大 阪 大 阪 臨 床 整 形 外 科 医 会 ( 第 212 回 研 修 会 ) 堀 口 整 形 外 科 医 院 堀 口 泰 輔 Tel /29( 金 )19:45 1 単 位 埼 玉 第 54 回 埼 玉 リウマチ 研 究 会 埼 玉 医 科 大 学 リウマチ 膠 原 病 科 三 村 俊 英 Tel /7( 土 )18:45 1 単 位 東 京 第 9 回 桜 整 形 外 科 セミナー 日 本 大 学 医 学 部 整 形 外 科 徳 橋 泰 明 Tel /18( 水 )19:30 1 単 位 山 梨 第 1 回 山 梨 県 郡 内 地 区 RA 研 究 会 富 士 吉 田 市 立 病 院 天 野 力 郎 Tel /26( 木 )19:30 1 単 位 山 口 第 46 回 山 口 県 リウマチ 膠 原 病 (YRC) 研 究 会 大 日 本 住 友 製 薬 ( 株 ) 山 口 営 業 所 村 田 育 彦 Tel /28( 土 )19:30 1 単 位 福 井 Biologics 研 究 会 ( 第 2 回 ) 福 井 赤 十 字 病 院 整 形 外 科 髙 木 治 樹 Tel /12( 土 )18:00 1 単 位 大 阪 第 2 回 セファロ ニューロ サイコリウマトロジー 研 究 会 参 天 製 薬 ( 株 )リウマチマーケティングチーム 井 手 尾 健 太 Tel /3( 水 )19:30 1 単 位 大 阪 第 9 回 大 阪 リウマチ 関 節 外 科 ゼミナール 大 阪 大 学 医 学 部 整 形 外 科 田 中 佑 香 Tel /7( 土 )~08( 日 )7 日 16:50 山 形 8 日 11:00 各 1 単 位 第 19 回 日 本 リウマチ 学 会 北 海 道 東 北 支 部 学 術 集 会 山 形 大 学 医 学 部 整 形 外 科 学 教 室 髙 窪 裕 弥 Tel /19( 木 )19:30 1 単 位 埼 玉 第 18 回 埼 玉 県 北 部 リウマチ 研 究 会 今 井 内 科 クリニック 今 井 史 彦 Tel /26( 木 )19:30 1 単 位 神 奈 川 第 35 回 北 相 整 形 外 科 医 会 北 里 大 学 医 学 部 渡 辺 直 美 Tel /2( 水 )19:30 1 単 位 長 崎 第 16 回 長 崎 大 学 大 腿 骨 頸 部 骨 折 研 究 会 旭 化 成 ファーマ( 株 ) 医 薬 福 岡 支 店 長 崎 営 業 所 松 永 和 義 Tel /12( 土 )18:00 2 単 位 神 奈 川 神 奈 川 県 臨 床 整 形 外 科 医 会 学 術 講 演 会 いけだ 整 形 外 科 池 田 和 男 Tel /6( 土 )17:00 1 単 位 岐 阜 第 20 回 岐 阜 リウマチ 研 究 会 参 天 製 薬 ( 株 ) 医 薬 事 業 部 リウマチ 営 業 グループ 岡 田 直 美 Tel /8( 日 )10:00 1 単 位 福 井 関 節 外 科 懇 話 会 日 本 ストライカー( 株 ) 高 森 俊 樹 Tel /19( 木 )20:00 1 単 位 大 分 第 93 回 大 分 県 リウマチ 懇 話 会 ファイザー( 株 ) 別 府 営 業 所 廣 松 秀 人 Tel /26( 木 )19:30 1 単 位 千 葉 第 13 回 南 総 リウマチ 研 究 会 よねもと 整 形 外 科 米 本 光 一 Tel /2( 水 )20:00 1 単 位 富 山 第 13 回 富 山 抗 サイトカイン 療 法 研 究 会 富 山 大 学 医 学 部 整 形 外 科 松 下 功 Tel /12( 土 )~13( 日 )12 日 13:35 大 阪 13 日 13:20 各 1 単 位 第 21 回 中 之 島 リウマチセミナー 医 療 法 人 行 岡 医 学 研 究 会 行 岡 病 院 中 川 惠 子 Tel /6( 土 )18:00 1 単 位 鹿 児 島 第 31 回 九 州 手 の 外 科 研 究 会 鹿 児 島 大 学 大 学 院 運 動 機 能 修 復 学 講 座 整 形 外 科 学 山 本 拓 哉 Tel /8( 日 )12:10 1 単 位 山 形 第 19 回 日 本 リウマチ 学 会 北 海 道 東 北 支 部 学 術 集 会 ランチョンセミナー 山 形 大 学 医 学 部 整 形 外 科 学 教 室 髙 窪 裕 弥 Tel /19( 木 )18:00 1 単 位 神 奈 川 第 37 回 日 本 関 節 病 学 会 イヴニングセミナー 11/26( 木 )19:30 1 単 位 三 重 RA communication2009 大 正 富 山 医 薬 品 ( 株 ) 田 澤 慎 也 Tel /3( 木 )19:30 1 単 位 埼 玉 第 10 回 埼 玉 県 東 部 リウマチ 研 究 会 武 田 薬 品 工 業 ( 株 ) 熊 谷 営 業 所 井 本 洋 平 Tel /15( 金 )19:30 1 単 位 福 岡 第 6 回 ももち 浜 整 形 外 科 リウマチ 科 集 談 会 ワイス( 株 ) 西 日 本 支 店 九 州 第 一 営 業 所 矢 野 真 二 Tel /12( 金 )20:00 1 単 位 福 岡 第 83 回 福 岡 リウマチ 懇 話 会 近 藤 リウマチ 整 形 外 科 クリニック 近 藤 正 一 Tel /8( 日 )16:00 1 単 位 三 重 第 94 回 三 重 県 臨 床 整 形 外 科 医 会 大 正 富 山 医 薬 品 ( 株 ) 山 宮 伸 文 Tel /19( 木 )11:10 16:50 各 1 単 位 神 奈 川 第 37 回 日 本 関 節 病 学 会 11/27( 金 )19:00 1 単 位 新 潟 第 7 回 新 潟 尿 酸 代 謝 フォーラム 新 潟 大 学 医 学 部 整 形 外 科 遠 藤 直 人 Tel /3( 木 )19:45 1 単 位 群 馬 第 5 回 膠 原 病 を 語 る 会 エーザイ( 株 ) 群 馬 医 薬 一 部 滝 井 祥 平 Tel /16( 土 )16:00 2 単 位 和 歌 山 和 歌 山 臨 床 RAフォーラム( 第 23 回 ) 那 智 勝 浦 町 立 温 泉 病 院 木 浦 賀 文 Tel /20( 土 )13:10 2 単 位 東 京 リウマチ アレルギ-シンポジウム IN 東 京 パート2 ( 財 ) 日 本 予 防 医 学 協 会 市 川 英 一 Tel /10( 火 )19:30 1 単 位 東 京 第 28 回 ひがし 東 京 リウマチ 研 究 会 安 倍 内 科 医 院 安 倍 千 之 Tel /19( 木 )12:30 1 単 位 神 奈 川 第 37 回 日 本 関 節 病 学 会 ランチョンセミナー 11/27( 金 )19:00 1 単 位 福 岡 筑 豊 整 形 外 科 医 会 講 演 会 村 里 宏 樹 Tel /5( 土 )13:10 2 単 位 宮 城 リウマチ アレルギーシンポジウム IN 仙 台 パート2 ( 財 ) 日 本 予 防 医 学 協 会 市 川 英 一 Tel /16( 土 )17:00 1 単 位 愛 知 第 16 回 東 海 関 節 鏡 研 究 会 名 古 屋 市 立 大 学 大 学 院 医 学 研 究 科 小 林 正 明 Tel /20( 土 )18:20 1 単 位 愛 知 第 6 回 西 三 河 リウマチ 研 究 会 谷 村 卓 磨 Tel /11( 水 )19:30 1 単 位 長 崎 第 4 回 トシリズマブ 適 正 使 用 研 究 会 中 外 製 薬 ( 株 ) 長 崎 営 業 所 中 村 貴 志 Tel /12( 木 )19:00 1 単 位 三 重 第 11 回 伊 勢 志 摩 地 区 骨 粗 鬆 症 研 究 会 武 田 薬 品 工 業 ( 株 ) 飯 野 浩 美 Tel /12( 木 )19:00 2 単 位 兵 庫 第 15 回 阪 神 リウマチセミナー 兵 庫 医 科 大 学 整 形 外 科 学 教 室 福 西 成 男 Tel /13( 金 )~15( 日 )13 日 11:40 東 京 14 日 11:40 1 単 位 第 37 回 日 本 臨 床 免 疫 学 会 (ランチョンセミナー) 筑 波 大 学 大 学 院 人 間 総 合 科 学 研 究 科 松 本 功 Tel /20( 金 )12:30 1 単 位 神 奈 川 第 37 回 日 本 関 節 病 学 会 ランチョンセミナー 11/20( 金 )14:00 1 単 位 神 奈 川 第 37 回 日 本 関 節 病 学 会 11/20( 金 )19:20 1 単 位 三 重 骨 関 節 免 疫 研 究 会 ワイス( 株 ) 中 日 本 支 店 三 岐 営 業 所 森 嶋 重 信 Tel /20( 金 )~21( 土 )12:10 各 1 単 位 岩 手 第 24 回 日 本 臨 床 リウマチ 学 会 ランチョンセミナー 岩 手 医 科 大 学 医 学 部 病 理 学 講 座 先 進 機 能 病 理 学 分 野 菅 野 裕 幸 Tel 日 本 リウマチ 財 団 寄 付 金 ご 協 力 のお 願 い 使 途 当 財 団 のリウマチ 性 疾 患 調 査 研 究 奨 励 基 金 として,リウマチの 予 防 と 治 療 に 関 する 調 査 研 究 およびその 助 成 に 充 当 させていただきます 申 込 先 ご 寄 付 いただける 方 は, 下 記 にご 一 報 ください ( 財 ) 日 本 リウマチ 財 団 東 京 都 豊 島 区 南 大 塚 ヤマモト 大 塚 ビル 5 階 TEL 寄 付 金 に 対 する 免 税 措 置 11/27( 金 )19:30 1 単 位 愛 知 第 43 回 瑞 穂 卒 後 研 修 セミナー 名 古 屋 市 立 大 学 大 学 院 医 学 研 究 科 松 下 廉 Tel /27( 金 )19:30 1 単 位 岩 手 第 16 回 岩 手 県 自 己 免 疫 疾 患 研 究 会 旭 化 成 ファーマ( 株 ) 佐 藤 勇 治 Tel /27( 金 )19:30 1 単 位 千 葉 第 5 回 東 葛 南 部 リウマチ 研 究 会 千 葉 県 済 生 会 習 志 野 病 院 縄 田 泰 史 Tel /27( 金 )20:00 1 単 位 埼 玉 第 4 回 埼 玉 リウマチ 実 地 医 の 会 武 田 薬 品 川 越 営 業 所 高 橋 良 平 Tel 個 人 の 場 合, 所 得 税 法 第 78 条 第 2 項 第 3 号 の 規 定 により,その 年 (1 月 1 日 から 12 月 31 日 )に 支 出 した 寄 付 金 の 額 か,また は 所 得 の 合 計 額 の 40% 相 当 額 のいず れか 低 いほうの 額 から 5 千 円 を 控 除 した 金 額 が 寄 付 金 控 除 の 対 象 となり, 所 得 の 合 計 額 から 控 除 され 所 得 税 が 減 額 さ れますので, 事 務 局 にお 申 し 出 ください 事 務 局 だより 3. リウマチ 教 育 研 修 単 位 20 単 位 あ リウマチ 登 録 医 募 集 り( 直 近 5 年 間 の 財 団 の 証 明 書 によるもの) 財 団 では, 平 成 22 年 度 登 録 医 を 募 集 しています いつでもどこでも リウマチの 専 門 医 に 診 てほしいと リウマチ 登 録 医 の 資 格 更 新 いう 患 者 さんの 声 に 応 えるため,リ ウマチ 診 療 に 携 わる 医 師 はぜひ 登 下 記 年 度 にリウマチ 登 録 医 にな 録 をお 願 いいたします 申 請 書 類 を られた 方 は, 平 成 22 年 度 資 格 更 新 お 送 りいたしますので,ご 希 望 の 旨 者 に 該 当 いたしますので, 更 新 の 条 事 務 局 にお 知 らせください 件 により 研 修 単 位 取 得 等 を,お 心 掛 なお, 申 請 期 間 は 平 成 22 年 1 月 けください 1 日 から 3 月 31 日 までであり, 審 査 後 登 録 となります 昭 和 61 年 度, 平 成 1 年 度, 平 成 4 年 度, 平 成 7 年 度, 平 成 10 年 度, 登 録 要 件 平 成 13 年 度, 平 成 16 年 度, 平 成 1. 5 年 以 上 リウマチ 診 療 に 従 事 して 19 年 度 の 登 録 医 いる 医 師 2. リウマチ 診 療 患 者 名 簿 40 名 あり なお 更 新 申 請 書 類 は 12 月 にお 送 ( 含 RA3 例 以 上 ) りいたします

7 平 成 21 年 11 月 1 日 発 行 No.97 日 本 リウマチ 財 団 ニュース 平 成 17 年 6 月 22 日 第 三 種 郵 便 物 認 可 7 新 型 インフルエンザについて 新 型 インフルエンザの 流 行 で, 関 節 リウマチ の 患 者 さんのご 心 配 が 絶 えないと 思 います 未 だに 情 報 量 が 十 分 ではなく, 専 門 家 の 意 見 も 必 ずしも 統 一 されたものでなく, 皆 さんが 混 乱 されるのは 当 然 のことと 思 いますが,リウマチ 専 門 家 の 情 報 を 集 めた 上 で 情 報 委 員 会 として は 現 時 点 で 以 下 のように 考 えています 現 在 大 きな 問 題 になっている 新 型 インフルエ ンザ(H1N1)について,リウマチ 患 者 で 特 に 重 症 化 するかについては, 現 在 ( 平 成 21 年 10 月 8 日 )までのところ 多 くの 資 料 がありません 日 本 に 先 行 して 流 行 したニューヨーク 市 やイギ リスのデータをみても, 糖 尿 病 や 気 管 支 喘 息 患 者 の 例 については 数 多 く 報 告 されています が,とくに 膠 原 病 や 生 物 学 的 製 剤 を 使 っている リウマチ 患 者 での 重 症 例 が 多 いという 報 告 は 見 当 たりません これらのことから,レミケード やエンブレル,ヒュミラ,アクテムラなどの 生 物 学 的 製 剤 を 使 っている 患 者 さんにインフルエン ザ 感 染 が 起 こりやすいとか, 重 症 化 しやすいと いうことについて, 断 言 はできませんが, 従 来 の 季 節 性 インフルエンザでもそのような 報 告 が ほとんどないこともあわせて, 冷 静 に 考 えてい ただければよいと 思 います もちろんインフルエ ンザにかかったかもしれないと 思 ったらかかり つけの 主 治 医 にはすぐに 連 絡 ( 直 接 行 くのでな くてまず 電 話 連 絡 )されるのがよいと 思 います 一 般 に 生 物 学 的 製 剤 使 用 者 で 問 題 になる のは 細 菌 感 染 真 菌 (カビ) 感 染 であり, 季 節 性 インフルエンザウイルスで 重 症 になる 例 は ほとんど 報 告 がありません 新 型 インフルエンザが 発 症 したときにはタミフ ルとリレンザにより 治 療 を 受 けます ただしこれ らの 薬 剤 は 早 期 でないと 効 果 が 現 れません 一 方 でインフルエンザの 検 査 には 鼻 咽 頭 のぬ ぐい 液 検 査 ( 鼻 から 細 長 い 綿 棒 を 入 れてそこ にいるウイルスを 直 接 測 定 する)が 用 いられま すが,これも 完 全 なものではなく, 早 期 だと 検 出 されない( 陰 性 )こともあるし 新 型 は 季 節 性 と 比 べ, 陽 性 率 が 低 いことが 報 告 されていま す こうした 陰 性 例 でタミフルを 使 用 するかどう かは 主 治 医 の 判 断 になります また 非 常 に 流 行 が 拡 大 したとき(パンデミック 期 )には, 検 査 をしないで 投 与 が 行 われることもあります 感 染 者 との 濃 厚 接 触 をした 場 合 にはタミフ ルの 予 防 投 与 が 行 われることがあります(この 場 合 は 自 費 ) 病 院 や 混 んでいる 電 車 やバス などの 人 ごみに 入 るときには,マスクをつけ, 帰 宅 後 はうがいと 手 洗 いをすることはエビデンス がはっきりはしていませんが, 感 染 減 少 に 役 立 つと 考 えられています 特 に 手 洗 いが 重 要 とさ れています 新 型 インフルエンザのワクチンについては, 現 在 準 備 中 で 近 々 医 療 機 関 に 配 布 される 予 定 ですが,リウマチ 膠 原 病 患 者 にとってその 効 果 や 副 作 用 についての 情 報 がありません ただ 季 節 性 インフルエンザのワクチンの 効 果 に ついては 生 物 学 的 製 剤 を 使 用 されている 方 に おいても 一 般 健 康 人 同 様 に 効 果 があり,また 副 作 用 が 一 般 健 康 人 よりも 多 いということはな いことがわかっています その 意 味 では 季 節 性 インフルエンザのワクチンの 接 種 が 勧 められ ます ワクチンを 接 種 しなければ 危 険 であると いうことではありませんし,ワクチンを 接 種 した から 絶 対 に 感 染 しないというわけではありませ ん また 季 節 性 インフルエンザワクチンを 接 種 すれば 新 型 インフルエンザワクチンを 接 種 しなく てもよいというのではなく,その 逆 もありません すなわちワクチンとしてはそれぞれ 別 に 摂 取 し ないと 効 果 はありません 新 型 インフルエンザワクチンについては, 適 切 な 接 種 回 数 を 含 めて 科 学 的 な 根 拠 が 不 明 確 な 部 分 もありますが, 主 治 医 の 判 断 に 従 って 接 種 されることをお 勧 めします 季 節 性 インフルエンザワクチンとは, 供 給 体 制 も 異 なりますので, 詳 しくは 主 治 医 に 御 相 談 されるのがよいでしょう 平 成 21 年 度 リウマチ 教 育 研 修 会 開 催 予 定 詳 細 ( 申 込 方 法 等 )につきましては, 当 財 団 ホームページ リウマチ 情 報 センター ( 覧 ください 地 区 名 開 催 日 開 催 場 所 氏 名 世 話 人 所 属 機 関 申 込 先 福 島 (6 単 位 ) 11 福 島 市 月 29 日 ( 日 ) 福 島 ビューホテル 大 平 弘 正 紺 野 愼 一 福 島 県 立 医 科 大 学 医 学 部 内 科 学 第 二 講 座 教 授 福 島 県 立 医 科 大 学 医 学 部 整 形 外 科 学 講 座 教 授 日 本 リウマチ 財 団 東 京 都 豊 島 区 南 大 塚 ヤマモト 大 塚 ビル 5 階 三 重 (6 単 位 ) 11 四 日 市 市 月 22 日 ( 日 ) 四 日 市 都 ホテル 松 本 美 富 士 藤 田 保 健 衛 生 大 学 七 栗 サナトリウム 内 科 教 授 藤 田 保 健 衛 生 大 学 医 学 部 七 栗 サナトリウム 内 科 松 本 美 富 士 三 重 県 津 市 大 鳥 町 高 知 (6 単 位 ) 12 高 知 市 月 6 日 ( 日 ) 高 知 市 文 化 プラザかるぽーと 中 央 公 民 館 公 文 義 雄 谷 俊 一 高 知 大 学 医 学 部 病 態 情 報 診 断 学 准 教 授 高 知 大 学 医 学 部 整 形 外 科 学 講 座 教 授 高 知 大 学 医 学 部 病 態 情 報 診 断 学 公 文 義 雄 高 知 県 南 国 市 岡 豊 町 小 蓮 平 成 21 年 度 リウマチの 治 療 とケア 研 修 会 開 催 予 定 詳 細 ( 申 込 方 法 等 )につきましては, 当 財 団 ホームページ リウマチ 情 報 センター ( 覧 ください 地 区 名 開 催 場 所 開 催 日 氏 名 世 話 人 所 属 機 関 申 込 先 関 東 甲 信 越 (2 単 位 ) 千 葉 市 幕 張 メッセ 国 際 会 議 場 2F 国 際 会 議 室 平 成 22 年 1 月 17 日 ( 日 ) 高 林 克 日 己 千 葉 大 学 医 学 部 附 属 病 院 企 画 情 報 部 教 授 千 葉 大 学 医 学 部 企 画 情 報 部 関 東 甲 信 越 地 区 FAX rimacare@ho.chiba-u.ac.jp 東 海 北 陸 (2 単 位 ) 岐 阜 市 グランヴェール 岐 山 11 月 15 日 ( 日 ) 武 内 章 二 医 療 法 人 社 団 登 豊 会 近 石 病 院 院 長 岐 阜 大 学 医 学 部 整 形 外 科 学 教 室 大 熊 珠 美 岐 阜 市 柳 戸 1-1 中 国 四 国 (2 単 位 ) 高 松 市 かがわ 国 際 会 議 場 平 成 22 年 2 月 14 日 ( 日 ) 横 山 良 樹 労 働 者 健 康 福 祉 機 構 香 川 労 災 病 院 整 形 外 科 部 長 独 立 行 政 法 人 労 働 者 健 康 福 祉 機 構 香 川 労 災 病 院 整 形 外 科 部 長 横 山 良 樹 香 川 県 丸 亀 市 城 東 町 3 丁 目 3-1 民 主 党 政 権 と 医 療 政 策 について 民 主 党 政 権 が 発 足 して 早 や1ヵ 月 が 経 過 し た 従 来 の 官 僚 丸 投 げの 政 治 から 政 権 党 が 責 任 をもつ 政 治 家 主 導 の 政 治 へということで, 例 えば 政 治 家 の 答 弁 なども 官 僚 が 政 治 家 に 代 わって 用 意 していたものを 政 治 家 自 らがそ の 答 案 を 準 備 する,ということで 政 治 家 も 勉 強 せざるを 得 なくなり,うまく 機 能 すればとても 望 ましい 形 となると 思 われる 民 主 党 のマニフェストを 読 むと 弱 者 をいか に 守 っていくかという 点 が 強 調 されているよう である また 医 療 に 関 しても, 医 療 崩 壊 をく い 止 め, 質 の 高 い 医 療 サービスの 提 供 を 目 指 すと 記 述 されている その 一 つの 具 体 策 として, 医 師 養 成 数 を 1.5 倍 にするとしてい る さらに 医 療 崩 壊 の 一 つの 原 因 となった 社 会 保 障 費 2200 億 円 の 削 減 方 針 の 撤 回 をう たっている 現 行 のままでたとえ 医 師 の 養 成 数 が 1.5 倍 となっても, 彼 らが 医 師 として 活 躍 していくためには 最 低 10 年 は 必 要 なわけで, その 間 どうするのかなどの 答 えを 我 々は 知 り たいものである 特 に 救 急, 産 科, 小 児 科 医 の 減 少 についてどう 対 処 していくのかなども 重 要 なポイントで, 単 に 医 師 不 足 をいうのみで なく, 米 国 のようにパラメディカルへの 役 割 分 担 などを 含 めてどう 対 処 していくか, 新 政 権 の 政 策 に 期 待 したい また 日 本 医 師 会 についても,かつての 武 見 太 郎 氏 の 時 代 は,むしろ 医 療 政 策 についても その 優 秀 なブレーンたちをフルに 用 いて, 官 僚 たちの 政 策 以 上 に 優 れたものを 生 み 出 し た そのことが 医 師 会 であれほどまでに 強 力 な 力 を 発 揮 できた 理 由 であり, 他 方 で 武 見 氏 の 医 師 会 の 資 金 とその 票 をバックにした 政 治 力 のみとは 思 えない その 点 について 新 政 権 は 日 本 医 師 会 外 しを 鮮 明 にしつつあり, 日 本 医 師 会 の 大 改 革 も 求 められている かたやリウマチ 分 野 については, 今 年 の 米 国 リウマチ 学 会 (ACR)では 生 物 学 的 製 剤 の 話 題 が 少 なくなり, 以 前 のような 地 道 なサイ エンスに 重 点 をおいた 演 題 が 目 立 つようにな り, 望 ましい 姿 となりよいことだと 思 われる さ らに ACR が 最 近 学 会 の 役 員 に 対 しての 利 益 相 反 のガイドラインを 出 し 注 目 されている この 件 に 関 して 他 の 学 会 についても 同 様 に 厳 しいガイドラインが 出 ている その 案 によれば 現 在 の 学 会 長 および 次 期 学 会 長 予 定 者 には 特 に 厳 しく, 例 えば 製 薬 会 社 からの 学 会 長 の 所 属 部 門 を 含 めての 資 金 提 供, 科 学 諮 問 委 員 や 臨 床 治 験 のデータモニターメンバーへの 就 任 はもちろん, 会 社 がスポンサーとなる 教 育 プログラム への 参 加 などを 禁 じている さ らに, 新 しい 関 節 炎 薬 剤 に 関 する FDA の 諮 問 委 員 会 などのコンサルタントメンバーへの 参 加 も 禁 じる,という 厳 しいものである 患 者 と 製 薬 会 社 との 間 に 立 つ 医 師 に 対 し,より 厳 財 団 では このほど 全 国 医 科 大 学 長 等 関 係 者 に 次 の 財 団 研 究 賞 等 候 補 者 の 推 薦 を 依 頼 しました 1. ノバルティス リウマチ 医 学 賞 2. アボットジャパン リウマチ 性 疾 患 臨 床 医 学 賞 3. リウマチ 性 疾 患 調 査 研 究 助 成 しい 中 立 性 を 求 めており, 日 本 でも 米 国 のよう な 厳 しいガイドラインをとり 入 れるべきと 思 われ る 日 本 リウマチ 学 会 においてもこの 政 権 交 代 を 機 会 に, 学 会 運 営 について 他 の 学 会 に 率 先 して 日 本 の 独 自 性 を 出 した 学 会 改 革 案 を 出 し, 優 秀 な 研 究 成 果 を 世 界 に 発 信 できるよう に 心 すべきである そのことが 優 秀 な 若 手 医 師 や 研 究 者 がこの 分 野 を 目 指 すようにする 一 つの 妙 案 であろう ( 森 本 幾 夫 ) 学 術 研 究 賞 等 候 補 者 を 募 集 推 薦 依 頼 先 は 次 のとおり 全 国 医 ( 歯 薬 ) 科 大 学 長 大 学 医 ( 歯 薬 ) 学 部 長 関 係 機 関 の 長 財 団 評 議 員 及 び 専 門 委 員 締 め 切 りは 平 成 21 年 12 月 31 日 ( 消 印 有 効 ) 日 本 リウマチ 財 団 ニュース 編 集 委 員 委 員 長 : 眞 桐 蔭 横 浜 大 学 医 用 工 学 部 臨 床 工 学 科 不 老 科 学 加 齢 制 御 学 部 門 教 授 羽 生 忠 正 長 岡 赤 十 字 病 院 リウマチ 科 整 形 外 科 部 長 岡 田 正 人 聖 路 加 国 際 病 院 アレルギー 膠 原 病 科 ( 成 人 小 児 ) 森 本 幾 夫 東 京 大 学 医 科 学 研 究 所 先 端 医 療 研 究 センター 免 疫 病 態 分 野 教 授 仲 村 一 郎 湯 河 原 厚 生 年 金 病 院 リウマチ 科 部 長 山 村 昌 弘 愛 知 医 科 大 学 医 学 部 腎 リウマチ 膠 原 病 内 科 教 授

8