少子化の進行と人口減少社会の到来

Transcription

1 関 連 資 料 ( 参 考 資 料 )

2 目 次 1. 社 会 保 障 制 度 の 基 本 的 考 え 方 2. 貧 困 格 差 等 の 現 状 3. 総 合 合 算 制 度 4. 社 会 保 障 制 度 の 低 所 得 者 対 策 5. 一 体 改 革 の 低 所 得 者 対 策 6. 社 会 保 障 税 番 号 制 度 7. 医 療 保 険 8. 介 護 保 険 9. 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 療 養 費 制 度 1. 年 金 制 度 11. 子 ども 子 育 て 関 係 12. 障 害 者 自 立 支 援 制 度 13. 生 活 保 護 制 度 14. 最 低 賃 金 制 度 15. 社 会 保 障 費 の 将 来 推 計

3 1. 社 会 保 障 制 度 の 基 本 的 考 え 方 2

4 現 行 制 度 の 基 本 的 考 え 方 社 会 保 障 制 度 の 基 本 的 考 え 方 我 が 国 の 福 祉 社 会 は 自 助 共 助 公 助 の 適 切 な 組 み 合 わせによって 形 づくられている その 中 で 社 会 保 障 は 国 民 の 安 心 感 を 確 保 し 社 会 経 済 の 安 定 化 を 図 るため 今 後 とも 大 きな 役 割 を 果 たすもの この 場 合 全 ての 国 民 が 社 会 的 経 済 的 精 神 的 な 自 立 を 図 る 観 点 から 1 自 ら 働 いて 自 らの 生 活 を 支 え 自 らの 健 康 は 自 ら 維 持 するという 自 助 を 基 本 として 2これを 生 活 のリスクを 相 互 に 分 散 する 共 助 が 補 完 し 3その 上 で 自 助 や 共 助 では 対 応 できない 困 窮 などの 状 況 に 対 し 受 給 要 件 を 定 めた 上 で 必 要 な 生 活 保 障 を 行 う 公 的 扶 助 や 社 会 福 祉 などを 公 助 として 位 置 づける こととされている 社 会 保 障 制 度 審 議 会 昭 和 25 年 1 月 社 会 保 障 制 度 に 関 する 勧 告 平 成 7 年 7 月 社 会 保 障 体 制 の 再 構 築 に 関 する 勧 告 共 助 のシステムとしては 国 民 の 参 加 意 識 や 権 利 意 識 を 確 保 する 観 点 からは 負 担 の 見 返 り としての 受 給 権 を 保 障 する 仕 組 みとして 国 民 に 分 かりやすく 負 担 についての 合 意 が 得 やすい 社 会 保 険 方 式 が 基 本 となっている 3

5 社 会 保 障 制 度 に 関 する 勧 告 ( 昭 和 25 年 社 会 保 障 制 度 審 議 会 ) あ 日 本 国 憲 法 25 条 を 受 け 社 会 保 障 制 度 に 関 する 勧 告 ( 昭 和 25 年 1 月 16 日 社 会 保 障 制 度 審 議 会 )では 社 会 保 障 制 度 について 概 ね 以 下 のような 考 え 方 を 提 示 している 日 本 国 憲 法 25 条 の 規 定 は 国 民 には 生 存 権 があり 国 家 には 生 活 保 障 の 義 務 があることを 明 らかにしている いわゆる 社 会 保 障 制 度 とは 困 窮 の 原 因 に 対 し 保 険 又 は 直 接 公 の 負 担 において 経 済 保 障 を 図 り 生 活 困 窮 に 陥 ったものに 対 しては 国 家 扶 助 によって 最 低 限 度 の 生 活 を 保 障 すると ともに 公 衆 衛 生 及 び 社 会 福 祉 の 向 上 を 図 り もってすべての 国 民 が 文 化 的 社 会 の 成 員 たるに 値 する 生 活 を 営 むことができるようにすることである 国 家 が 責 任 をとる 以 上 は 国 民 もまた 社 会 連 帯 の 精 神 に 立 って それぞれその 能 力 に 応 じ てこの 制 度 の 維 持 と 運 用 に 必 要 な 社 会 的 義 務 を 果 たさなければならない 社 会 保 障 の 中 心 は 自 らそれに 必 要 な 経 費 を 負 担 する 社 会 保 険 制 度 としつつ 保 険 制 度 の みでは 救 済 し 得 ない 困 窮 者 に 対 しては 国 家 が 直 接 扶 助 し その 最 低 限 度 の 生 活 を 保 障 しな ければならない 更 にすすんで 国 民 の 健 康 の 保 持 増 進 のための 公 衆 衛 生 国 民 生 活 の 破 綻 を 防 衛 するための 社 会 福 祉 行 政 の 拡 充 を 同 時 に 推 進 しなければならない 4

6 ( 参 考 ) 社 会 保 障 制 度 に 関 する 勧 告 ( 昭 和 25 年 社 会 保 障 制 度 審 議 会 )( 抜 粋 ) 日 本 国 憲 法 第 二 十 五 条 は (1) すべて 国 民 は 健 康 で 文 化 的 な 最 低 限 度 の 生 活 を 営 む 権 利 を 有 する (2) 国 は すべて の 生 活 部 面 について 社 会 福 祉 社 会 保 障 及 び 公 衆 衛 生 の 向 上 及 び 増 進 に 努 めなければならない と 規 定 して いる こ れは 国 民 には 生 存 権 があり 国 家 には 生 活 保 障 の 義 務 があるという 意 である これはわが 国 も 世 界 の 最 も 新 しい 民 主 主 義 の 理 念 に 立 つことであって これにより 旧 憲 法 に 比 べて 国 家 の 責 任 は 著 しく 重 くなったといわねばならぬ いわゆる 社 会 保 障 制 度 とは 疾 病 負 傷 分 娩 廃 疾 死 亡 老 齢 失 業 多 子 その 他 困 窮 の 原 因 に 対 し 保 険 的 方 法 又 は 直 接 公 の 負 担 において 経 済 保 障 の 途 を 講 じ 生 活 困 窮 に 陥 った 者 に 対 しては 国 家 扶 助 によって 最 低 限 度 の 生 活 を 保 障 するとともに 公 衆 衛 生 及 び 社 会 福 祉 の 向 上 を 図 り もってすべての 国 民 が 文 化 的 社 会 の 成 員 たるに 値 する 生 活 を 営 む ことができるようにすることをいうのである このような 生 活 保 障 の 責 任 は 国 家 にある 国 家 はこれに 対 する 綜 合 的 企 画 をた て これを 政 府 及 び 公 共 団 体 を 通 じて 民 主 的 能 率 的 に 実 施 しなければならない この 制 度 は もちろん すべての 国 民 を 対 象 とし 公 平 と 機 会 均 等 とを 原 則 としなくてはならぬ またこれは 健 康 と 文 化 的 な 生 活 水 準 を 維 持 する 程 度 のものたらしめな ければならない そうして 一 方 国 家 がこういう 責 任 をとる 以 上 は 他 方 国 民 もまたこれに 応 じ 社 会 連 帯 の 精 神 に 立 って そ れぞれその 能 力 に 応 じてこの 制 度 の 維 持 と 運 用 に 必 要 な 社 会 的 義 務 を 果 さなければならない 一 国 民 が 困 窮 におちいる 原 因 は 種 々であるから 国 家 が 国 民 の 生 活 を 保 障 する 方 法 ももとより 多 岐 であるけれども そ れがために 国 民 の 自 主 的 責 任 の 観 念 を 害 することがあってはならない その 意 味 においては 社 会 保 障 の 中 心 をなすもの は 自 らをしてそれに 必 要 な 経 費 を 醵 出 せしめるところの 社 会 保 険 制 度 でなければならない 二 しかし わが 国 社 会 の 実 情 とくに 戦 後 の 特 殊 事 情 の 下 においては 保 険 制 度 のみをもってしては 救 済 し 得 ない 困 窮 者 は 不 幸 にして 決 して 尐 くない こ れらに 対 しても 国 家 は 直 接 彼 等 を 扶 助 しその 最 低 限 度 の 生 活 を 保 障 しなければならない いうまでもなく これは 国 民 の 生 活 を 保 障 する 最 後 の 施 策 であるから 社 会 保 険 制 度 の 拡 充 に 従 ってこの 扶 助 制 度 は 補 完 的 制 度 としての 機 能 を 持 たしむべ きである 三 しかしながら 社 会 保 障 制 度 は 前 述 のような 措 置 だけではいけない 更 に すすんで 国 民 の 健 康 の 保 持 増 進 のために 公 衆 衛 生 に 対 する 行 政 や 施 設 を 同 時 に 推 進 しなければならない 更 にまた 国 民 生 活 の 破 綻 を 防 衛 するためには 社 会 福 祉 行 政 も 拡 充 しなければならない 社 会 保 障 制 度 は 社 会 保 険 国 家 扶 助 公 衆 衛 生 及 び 社 会 福 祉 の 各 行 政 が 相 互 の 関 連 を 保 ちつつ 綜 合 一 元 的 に 運 営 されてこそはじめてその 究 極 の 目 的 を 達 することができるであろう 5

7 我 が 国 の 社 会 保 障 制 度 の 特 徴 1 すべての 国 民 の 年 金 医 療 介 護 をカバー( 国 民 皆 保 険 皆 年 金 体 制 ) 社 会 保 障 給 付 の 大 宗 を 占 める 年 金 医 療 介 護 は 社 会 保 険 方 式 により 運 営 年 金 制 度 は 高 齢 期 の 生 活 の 基 本 的 部 分 を 支 える 年 金 を 保 障 医 療 保 険 制 度 は 誰 でも いつでも どこでも 保 険 証 1 枚 で 医 療 を 受 けられる 医 療 を 保 障 介 護 保 険 制 度 は 加 齢 に 伴 う 要 介 護 状 態 になっても 自 立 した 生 活 を 営 むことが 出 来 るよう 必 要 な 介 護 を 保 障 2 社 会 保 険 方 式 に 公 費 も 投 入 し 保 険 料 と 税 の 組 み 合 わせによる 財 政 運 営 社 会 保 障 の 財 源 は 約 6%が 保 険 料 約 3%が 公 費 約 1%が 資 産 収 入 等 で 保 険 料 中 心 の 構 成 3 サラリーマングループ と 自 営 業 者 等 グループ の2 本 立 て サラリーマン( 被 用 者 )を 対 象 とする 職 域 保 険 ( 健 康 保 険 厚 生 年 金 )と 自 営 業 者 農 業 者 高 齢 者 等 を 対 象 とする 自 営 業 者 等 グループ( 国 民 健 康 保 険 国 民 年 金 )の2つの 制 度 で 構 成 4 国 都 道 府 県 市 町 村 が 責 任 役 割 を 分 担 連 携 年 金 等 は 国 医 療 行 政 は 都 道 府 県 福 祉 行 政 は 市 町 村 がそれぞれ 中 心 となって 社 会 保 障 制 度 を 運 営 医 療 福 祉 サービスにおいては 民 間 主 体 が 重 要 な 役 割 を 果 たしている 6

8 2. 貧 困 格 差 等 の 現 状 7

9 相 対 的 貧 困 率 の 推 移 について 最 新 (21 年 調 査 )の 相 対 的 貧 困 率 は 全 体 で16.% 子 どもで15.7% 一 方 大 人 が 一 人 の 子 どもがいる 現 役 世 帯 で5.8% 相 対 的 貧 困 率 の 年 次 推 移 % % 子 どもがいる 現 役 世 帯 ( 世 帯 主 が18 歳 以 上 65 歳 未 満 ) の 世 帯 員 の 相 対 的 貧 困 率 大 人 が 一 人 ~ ~ 調 査 対 象 年 ( 調 査 年 ) 13.4 平 成 9 年 1997 (1998) 14.5 平 成 12 年 2 (21) 資 料 : 平 成 22 年 国 民 生 活 基 礎 調 査 13.7 平 成 15 年 23 (24) 14.2 平 成 18 年 26 (27) 平 成 21 年 29 (21) 子 どもがいる 現 役 世 帯 ( 世 帯 主 が18 歳 以 上 65 歳 未 満 ) 大 人 が 二 人 以 上 平 成 9 年 1997 (1998) 平 成 12 年 2 (21) 平 成 15 年 23 (24) 平 成 18 年 26 (27) 平 成 21 年 29 (21) 8

10 貧 困 率 の 国 際 比 較 (2 年 代 半 ば)) 日 本 の 相 対 的 貧 困 率 は OECD3カ 国 中 27 位 の 水 準 子 どもの 貧 困 率 は3カ 国 中 19 位 であるが 大 人 が 一 人 の 子 どもがいる 現 役 世 帯 では3 位 となっている 相 対 的 貧 困 率 子 どもの 貧 困 率 子 どもがいる 現 役 世 帯 ( 世 帯 主 が18 歳 以 上 65 歳 未 満 の 世 帯 )の 世 帯 員 の 相 対 的 貧 困 率 合 計 大 人 が 一 人 大 人 が 二 人 以 上 順 位 国 名 割 合 順 位 国 名 割 合 順 位 国 名 割 合 順 位 国 名 割 合 順 位 国 名 割 合 1 デンマーク デンマーク デンマーク デンマーク デンマーク 2. 1 スウェーデン スウェーデン 4. 2 スウェーデン スウェーデン ノルウェー チェコ フィンランド ノルウェー ノルウェー フィンランド オーストリア ノルウェー フィンランド フィンランド スウェーデン ノルウェー オーストリア オーストリア アイスランド オーストリア フランス フランス スイス スイス スイス ハンガリー アイスランド フランス フランス チェコ アイスランド ハンガリー アイスランド オーストリア フランス フィンランド スイス チェコ イギリス イギリス オランダ ベルギー 1. 9 ハンガリー ベルギー アイスランド ルクセンブルク イギリス イギリス ハンガリー オランダ スロヴァキア 韓 国 ベルギー イタリア オーストラリア イギリス チェコ 韓 国 ギリシャ ハンガリー スイス スロヴァキア オランダ 韓 国 ベルギー ベルギー オランダ スロヴァキア チェコ 韓 国 ニュージーランド オーストラリア オーストラリア メキシコ ドイツ ドイツ ルクセンブルク ルクセンブルク ポルトガル スロヴァキア イタリア ギリシャ ギリシャ スロヴァキア カナダ カナダ 日 本 日 本 オーストラリア ニュージーランド オーストラリア ニュージーランド ニュージーランド オランダ ルクセンブルク ギリシャ カナダ カナダ ニュージーランド アイルランド ポルトガル イタリア ドイツ トルコ 日 本 スペイン ドイツ アイルランド スペイン ギリシャ 韓 国 アイルランド ポルトガル ルクセンブルク ポルトガル ポーランド ポルトガル イタリア ドイツ アメリカ アイルランド スペイン スペイン ポーランド スペイン 日 本 アメリカ アメリカ カナダ イタリア アメリカ ポーランド ポーランド アイルランド ポーランド トルコ メキシコ メキシコ アメリカ メキシコ メキシコ トルコ トルコ 日 本 トルコ 2. OECD 平 均 1.6 OECD 平 均 12.4 OECD 平 均 1.6 OECD 平 均 3.8 OECD 平 均 5.4 ( 出 所 )OECD (28) Growing Unequal? : Income Distribution and Poverty in OECD Countries 日 本 の 数 値 は 平 成 15 年 のもの 9

11 相 対 的 貧 困 率 所 得 中 央 値 の 一 定 割 合 (5%が 一 般 的 いわゆる 貧 困 線 )を 下 回 る 所 得 しか 得 ていない 者 の 割 合 可 処 分 所 得 6 貧 困 線 を 下 回 る 者 の 数 (x 人 )を 特 定 相 対 的 貧 困 率 =x n 1(%) 5 貧 困 線 の 算 出 ( 所 得 中 央 値 の5%) 所 得 中 央 線 4 所 得 中 央 値 の 算 出 ( 真 ん 中 の 順 位 の 人 の 所 得 ) 1 世 帯 員 数 の 差 を 調 整 した 可 処 分 所 得 を 算 出 ( 等 価 可 処 分 所 得 ( 世 帯 所 得 を 世 帯 員 数 の 平 方 根 で 割 った もの)) x 貧 困 線 3 n/2 の 特 定 可 処 分 所 得 と は 収 入 から 直 接 税 社 会 保 険 料 を 除 いた ものであり 資 産 現 物 給 付 を 含 まない 1 n/2( 中 央 値 ) n 2 可 処 分 所 得 を 低 い 順 に 並 べる 人 数 1

12 社 会 保 障 の 所 得 再 分 配 機 能 1 所 得 再 分 配 後 の 世 帯 の 所 得 について 平 成 2 年 所 得 再 分 配 調 査 に 家 計 調 査 年 報 から 推 計 した 消 費 税 課 税 対 象 の 消 費 支 出 を 加 味 して 作 成 した 粗 い 推 計 である 家 計 調 査 において 住 宅 購 入 時 の 家 屋 分 の 消 費 税 負 担 が 含 まれていないほか 自 動 車 等 の 高 額 で 購 入 頻 度 が 低 い 購 入 物 については 十 分 反 映 されていない 可 能 性 がある 万 円 未 満 5 ~ 1 1 ~ ~ 2 2 ~ ~ 3 3 ~ ~ 4 4 ~ ~ 5 5 ~ ~ 6 6 ~ ~ 7 7 ~ ~ 8 8 ~ ~ 9 9 ~ ~ 1 1 万 円 以 上 所 得 階 級 所 得 階 級 別 当 初 所 得 と 再 分 配 所 得 当 初 所 得 再 分 配 所 得 11

13 社 会 保 障 の 所 得 再 分 配 機 能 再 分 配 の 状 況 ( 受 給 額 と 税 保 険 料 の 負 担 額 ) 受 給 額 現 物 給 付 現 金 給 付 社 会 保 険 料 税 金 ( 消 費 税 5%) 税 金 ( 直 接 税 ) 再 分 配 計 負 担 額 -4 所 得 再 分 配 後 の 世 帯 の 所 得 について 平 成 2 年 所 得 再 分 配 調 査 に 家 計 調 査 年 報 から 推 計 した 消 費 税 課 税 対 象 の 消 費 支 出 を 加 味 して 作 成 した 粗 い 推 計 である 家 計 調 査 において 住 宅 購 入 時 の 家 屋 分 の 消 費 税 負 担 が 含 まれていないほか 自 動 車 等 の 高 額 で 購 入 頻 度 が 低 い 購 入 物 については 十 分 反 映 されていない 可 能 性 がある 12

14 社 会 保 障 の 所 得 再 分 配 機 能 3 近 年 高 齢 化 の 進 行 等 により 当 初 所 得 の 格 差 が 拡 大 する 中 にあって 再 分 配 後 の 所 得 格 差 は 一 定 水 準 を 維 持 している 年 金 の 成 熟 化 等 に 伴 い 社 会 保 障 による 再 分 配 効 果 は 上 昇 所 得 再 分 配 調 査 によれば 高 齢 者 世 帯 の 増 加 等 により 当 初 所 得 のジニ 係 数 は 年 々 大 きくなっているが 再 分 配 所 得 のジニ 係 数 は 平 成 11 年 調 査 以 降.38 前 後 で 推 移 注 ジニ 係 数 とは 所 得 などの 分 布 の 均 等 度 を 示 す 指 標 から1までの 値 をとり に 近 いほど 分 布 が 均 等 であり 1に 近 いほど 不 均 等 になる 所 得 の 場 合 に 近 いほど 所 得 格 差 が 小 さく 1に 近 いほど 所 得 格 差 が 大 きいことを 示 す.6 平 成 2 年 所 得 再 分 配 調 査 6. 所 得 格 差 ( ジ ニ 係 数 ) 当 初 所 得 の 格 差 再 分 配 による 改 善 度 再 分 配 所 得 の 格 差 社 会 保 障 による 改 善 度 税 による 改 善 度 (%) 改 善 度 平 成 8 年 11 年 14 年 17 年 2 年 注 : 平 成 11 年 以 前 の 現 物 給 付 は 医 療 のみであり 平 成 14 年 以 降 については 医 療 介 護 保 育 である 出 典 : 平 成 2 年 所 得 再 分 配 調 査 ( 厚 生 労 働 省 ) 13

15 3. 総 合 合 算 制 度 14

16 総 合 合 算 制 度 の 導 入 税 社 会 保 障 の 負 担 が 増 加 する 中 で 低 所 得 者 の 負 担 軽 減 により 所 得 再 分 配 機 能 を 強 化 社 会 保 険 制 度 の 持 続 性 安 定 性 の 確 保 制 度 横 断 的 な 自 己 負 担 軽 減 策 の 導 入 所 要 額 ( 公 費 ) 215 年 以 降 ~.4 兆 円 程 度 < 現 状 > 今 後 の 高 齢 化 や 社 会 保 障 の 機 能 強 化 に 伴 い 負 担 の 増 加 が 見 込 まれる 中 で 低 所 得 層 の 負 担 能 力 へのきめ 細 か な 配 慮 が 必 要 充 低 所 得 者 の 家 計 に 過 重 な 負 担 をかけない 観 点 から 制 度 単 位 ではなく 家 計 全 体 を トータルに 捉 えて 医 療 介 護 保 育 障 害 に 関 する 自 己 負 担 の 合 計 額 に 上 限 を 設 定 基 礎 的 な 消 費 支 出 等 を 踏 まえ 負 担 上 限 を 年 収 の 一 定 割 合 とするなど 低 所 得 者 に 対 して きめ 細 かく 設 定 215 年 以 降 の 社 会 保 障 税 に 関 わる 番 号 制 度 等 の 情 報 連 携 基 盤 の 整 備 が 前 提 実 貯 蓄 も 尐 ない 低 所 得 者 が 失 業 したり 病 気 にかかったりす ると 生 活 保 護 に 至 る 手 前 で 受 け 止 められるセーフティ ネットが 不 十 分 各 社 会 保 障 制 度 で 個 別 に 低 所 得 者 対 策 が 講 じられてい るが 累 次 の 改 正 により 複 雑 化 し 国 民 には 全 体 像 が 分 か りにくい 各 制 度 の 実 施 主 体 の 情 報 連 携 に よ り 各 世 帯 の 自 己 負 担 の 状 況 を 集 約 総 合 合 算 制 度 の イメージ ( 所 得 情 報 ) 市 町 村 ( 介 護 保 険 ) 市 町 村 広 域 連 合 ( 後 期 高 齢 者 医 療 ) 広 域 連 合 ( 医 療 保 険 ) 組 合 協 会 共 済 市 町 村 ( 障 害 者 自 立 支 援 ) 市 町 村 ( 保 育 新 システム) 市 町 村 年 医 療 介 護 障 害 保 育 負 担 計 年 収 夫 妻 介 護 医 療 障 害 保 育 サービス 提 供 事 業 者 事 業 者 A 事 業 者 B 負 担 限 度 年 収 *1% ( 仮 置 き) 世 帯 給 付 の 請 求 給 付 の 支 払 い 社 会 保 障 税 に 関 わる 番 号 制 度 をキーに 世 帯 の 自 己 負 担 の 状 況 を 把 握 支 払 機 関 総 合 合 算 制 度 のための 資 金 給 付 の 請 求 給 付 の 支 払 い 総 合 合 算 給 付 費 ( 仮 称 )の 請 求 総 合 合 算 給 付 費 ( 仮 称 )の 支 払 い サービス 利 用 者 負 担 上 限 額 まで の 窓 口 負 担 支 払 い 総 合 合 算 給 付 費 ( 仮 称 ) 世 帯 夫 妻 15

17 4. 社 会 保 障 制 度 の 低 所 得 者 対 策 16

18 社 会 保 障 制 度 における 低 所 得 者 対 策 の 現 状 ( 参 考 ) 社 会 保 障 制 度 においては 社 会 保 険 料 負 担 について 原 則 として 所 得 ( 負 担 能 力 )に 応 じた 負 担 ( 応 能 負 担 )となっている 一 方 サービス 利 用 者 負 担 については 原 則 として サービスの 利 用 ( 受 益 )に 応 じた 負 担 ( 応 益 負 担 )となっている 1 保 険 料 負 担 1( 医 療 ) 制 度 加 入 者 被 用 者 等 自 営 業 者 等 ( 被 用 者 等 以 外 ) 75 歳 以 上 制 度 健 康 保 険 国 民 健 康 保 険 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 考 保 え 険 方 料 負 担 の 応 能 負 担 応 能 負 担 + 応 益 負 担 応 能 負 担 + 応 益 負 担 ( 設 定 の 考 え 方 ) 標 準 報 酬 月 額 に 応 じ 定 率 で 賦 課 標 準 報 酬 月 額 に 上 限 下 限 を 設 定 ( 設 定 の 考 え 方 ) 所 得 に 応 じた 定 率 の 額 と 被 保 険 者 世 帯 に 応 じた 定 額 の 合 計 額 を 賦 課 合 計 額 に 賦 課 限 度 額 を 設 定 ( 設 定 の 考 え 方 ) 所 得 に 応 じた 定 率 の 額 と 被 保 険 者 に 応 じた 定 額 の 合 計 額 を 賦 課 合 計 額 に 賦 課 限 度 額 を 設 定 負 担 軽 減 措 置 - ( 応 益 割 部 分 の 軽 減 ) 3 段 階 に 区 分 1 所 得 33 万 円 +(35 万 円 世 帯 に 属 する 被 保 険 者 数 ) 以 下 (2 割 軽 減 ) 2 所 得 33 万 円 +(24.5 万 円 世 帯 主 以 外 の 被 保 険 者 数 ) 以 下 (5 割 軽 減 ) 3 所 得 33 万 円 以 下 (7 割 軽 減 ) ( 応 益 割 ( 均 等 割 ) 部 分 の 軽 減 ) 3 段 階 に 区 分 1 所 得 33 万 円 +(35 万 円 世 帯 に 属 する 被 保 険 者 数 ) 以 下 (2 割 軽 減 ) 2 所 得 33 万 円 +(24.5 万 円 世 帯 主 以 外 の 被 保 険 者 数 ) 以 下 (5 割 軽 減 ) 3 所 得 33 万 円 以 下 (7 割 軽 減 ) 17

19 1 保 険 料 負 担 1( 介 護 年 金 ) 制 度 加 入 者 4 歳 以 上 被 用 者 自 営 業 者 等 ( 被 用 者 以 外 ) 制 度 介 護 保 険 制 度 厚 生 年 金 国 民 年 金 (1 号 被 保 険 者 ) 考 保 え 険 方 料 負 担 の 負 担 軽 減 措 置 応 能 負 担 応 能 負 担 定 額 負 担 ( 設 定 の 考 え 方 ) 保 険 料 基 準 額 をもとに 所 得 段 階 別 に( 原 則 として6 段 階 の) 賦 課 額 を 設 定 (65 歳 以 上 ) 4 歳 ~64 歳 までは 各 医 療 保 険 制 度 の 方 法 に 従 って 徴 収 1 第 1 段 階 ( 基 準 額.5) 生 活 保 護 受 給 者 等 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 の 老 齢 福 祉 年 金 受 給 者 2 第 2 段 階 ( 基 準 額.5) 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 で 公 的 年 金 等 収 入 金 額 と 合 計 所 得 金 額 の 合 計 が8 万 円 以 下 の 者 等 3 第 3 段 階 ( 基 準 額.75) 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 で 第 1 2 段 階 に 該 当 しない 者 等 ( 設 定 の 考 え 方 ) 標 準 報 酬 月 額 に 応 じ 定 率 で 賦 課 標 準 報 酬 月 額 に 上 限 下 限 を 設 定 - ( 設 定 の 考 え 方 ) 定 額 を 一 律 に 賦 課 ( 法 定 免 除 ) 障 害 年 金 受 給 者 生 活 保 護 受 給 者 等 について 保 険 料 を 全 額 免 除 ( 申 請 免 除 ) 11/4 免 除 所 得 税 非 課 税 所 得 +12 万 円 21/2 免 除 所 得 税 非 課 税 所 得 +8 万 円 33/4 免 除 所 得 税 非 課 税 所 得 +4 万 円 4 全 額 免 除 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 に 準 拠 18

20 2 サービス 利 用 者 負 担 1( 医 療 介 護 ) 制 度 加 入 者 被 用 者 等 自 営 業 者 等 ( 被 用 者 等 以 外 ) 75 歳 以 上 4 歳 以 上 制 度 健 康 保 険 国 民 健 康 保 険 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 介 護 保 険 考 自 え 己 方 負 担 の 自 己 負 担 の 限 度 額 応 益 負 担 応 益 負 担 応 益 負 担 3 割 2 割 ( 義 務 教 育 就 学 前 7~74 歳 ( 注 )) ( 注 )7~74 歳 は1 割 に 凍 結 現 役 並 み 所 得 者 は3 割 ( 高 額 療 養 費 制 度 ) 自 己 負 担 額 に 月 単 位 世 帯 単 位 で 限 度 額 を 設 定 17 歳 未 満 ( 上 位 所 得 者 ( 約 15, 円 多 数 該 当 83,4 円 ) 一 般 ( 約 8,1 円 多 数 該 当 44,4 円 ) 低 所 得 者 (35,4 円 多 数 該 当 24,6 円 )の3 段 階 で 自 己 負 担 額 を 設 定 ) 27~74 歳 ( 現 役 並 み 所 得 者 ( 約 8,1 円 多 数 該 当 44, 4 円 ) 一 般 (44,4 円 ) 低 所 得 者 Ⅱ (24, 6 円 ) Ⅰ(15, 円 )の4 段 階 で 自 己 負 担 限 度 額 を 設 定 ) 外 来 も 別 途 上 限 有 ( 低 所 得 者 の 範 囲 ) 17 歳 未 満 : 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 ( 注 ) 27~74 歳 : 低 所 得 Ⅱ 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 ( 注 ) 低 所 得 Ⅰ 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 で 世 帯 全 員 の 所 得 の 金 額 が 円 所 得 は 各 世 帯 員 の 収 入 から 必 要 経 費 等 ( 公 的 年 金 につい ては 控 除 額 8 万 円 )を 差 し 引 いたもの ( 注 ) 健 康 保 険 においては 被 保 険 者 が 市 町 村 民 税 非 課 税 であ る 場 合 1 割 ( 注 ) ( 注 ) 現 役 並 み 所 得 者 は3 割 ( 高 額 療 養 費 制 度 ) 自 己 負 担 額 に 月 単 位 世 帯 単 位 で 限 度 額 を 設 定 現 役 並 み 所 得 者 一 般 低 所 得 者 Ⅰ Ⅱの4 段 階 で 自 己 負 担 限 度 額 を 設 定 ( 低 所 得 者 の 範 囲 ) 低 所 得 Ⅱ 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 の 被 保 険 者 低 所 得 Ⅰ 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 の 被 保 険 者 で 世 帯 全 員 の 所 得 の 金 額 が 円 所 得 は 各 世 帯 員 の 収 入 から 必 要 経 費 等 ( 公 的 年 金 については 控 除 額 8 万 円 )を 差 し 引 いたもの 1 割 ( 高 額 介 護 サービス 費 ) 自 己 負 担 額 に 月 単 位 世 帯 単 位 ( 一 部 個 人 単 位 )で 限 度 額 を 設 定 1 一 般 (37,2 円 ) 2 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 等 (24,6 円 ) 3このうち 年 金 収 入 等 8 万 円 以 下 4 生 活 保 護 受 給 者 等 の4 段 階 で 設 定 3 及 び4について 個 人 単 位 で 設 定 (15, 円 ) ( 低 所 得 者 の 範 囲 ) 1 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 2 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 で 年 金 収 入 等 8 万 円 以 下 の 者 3 生 活 保 護 受 給 者 等 ( 注 ) 限 度 額 の 設 定 により 生 活 保 護 の 被 保 護 者 とならないよう 調 整 措 置 あり 19

21 2 サービス 利 用 者 負 担 2( 食 費 居 住 費 ) 制 度 加 入 者 被 用 者 等 自 営 業 者 等 ( 被 用 者 等 以 外 ) 75 歳 以 上 4 歳 以 上 制 度 健 康 保 険 国 民 健 康 保 険 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 介 護 保 険 考 自 え 己 方 負 担 の 負 担 軽 減 措 置 応 益 負 担 ( 定 額 ) 応 益 負 担 ( 定 額 ) 食 事 療 養 等 の 保 険 給 付 について 定 額 を 自 己 負 担 ( 平 均 的 な 家 計 における 食 費 等 の 状 況 を 勘 案 して 定 めた 額 ) 低 所 得 者 については 所 得 段 階 に 応 じて 負 担 限 度 額 を 設 定 原 則 として 食 費 居 住 費 を 全 額 自 己 負 担 食 費 については 食 材 料 及 び 調 理 費 が 利 用 者 負 担 で 栄 養 管 理 費 は 保 険 給 付 低 所 得 者 については 所 得 段 階 に 応 じて 負 担 限 度 額 を 設 定 し 基 準 費 用 額 との 差 額 を 特 定 入 所 者 介 護 サービス 費 として 補 足 的 に 給 付 食 費 の 自 己 負 担 額 食 費 居 住 費 の 負 担 限 度 額 基 準 費 用 額 一 般 低 所 得 Ⅱ 低 所 得 Ⅰ 入 院 ( 入 院 以 外 ) 65 歳 以 上 で 療 養 病 床 に 入 院 ( 注 1) ( 一 定 の 医 療 機 関 の 場 合 42) 21 (91 日 目 以 降 16) ( 一 食 あたりの 額 円 ) ( 老 齢 福 祉 年 金 受 給 者 は 1) ( 注 1)これに 加 え 居 住 費 として1 日 につき32 円 ( 老 齢 福 祉 年 金 受 給 者 は 円 )を 負 担 ( 低 所 得 者 の 範 囲 ) 1 低 所 得 Ⅱ 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 ( 注 2) 2 低 所 得 Ⅰ 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 で 世 帯 全 員 の 所 得 の 金 額 が 円 所 得 は 各 世 帯 員 の 収 入 から 必 要 経 費 等 ( 公 的 年 金 については 控 除 額 8 万 円 )を 差 し 引 いたもの ( 注 2) 健 康 保 険 においては 被 保 険 者 が 市 町 村 民 税 非 課 税 である 場 合 負 担 限 度 額 食 費 多 床 室 居 住 費 従 来 型 個 室 準 ユ 個 ニ ッ 室 ト 型 ( 低 所 得 者 の 範 囲 ) 1 第 3 段 階 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 で 年 金 収 入 等 が8 万 円 超 の 者 2 第 2 段 階 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 で 年 金 収 入 等 が8 万 円 以 下 の 者 3 第 1 段 階 生 活 保 護 受 給 者 等 限 度 額 の 設 定 により 生 活 保 護 の 被 保 護 者 とならないよう 調 整 措 置 あり 特 養 等 療 老 養 健 等 ( 日 額 円 ) 個 ユ 室 ニ ッ ト 型 基 準 費 用 額 第 3 段 階 第 2 段 階 第 1 段 階

22 2 サービス 利 用 者 負 担 3( 障 害 保 育 ) 制 度 障 害 者 自 立 支 援 制 度 保 育 サービス 自 己 負 担 の 考 え 方 応 能 負 担 サービス 提 供 に 係 る 費 用 について 負 担 能 力 に 応 じて 円 ~37,2 円 を 負 担 負 担 能 力 に 応 じて 自 己 負 担 限 度 額 を 設 定 ただし サービス 利 用 量 が 尐 なく サービス 提 供 に 係 る 費 用 の1 割 負 担 の 方 が 低 い 場 合 は1 割 を 負 担 応 能 負 担 保 育 所 に 係 る 費 用 について 所 得 段 階 に 応 じて 円 ~ 全 額 を 負 担 家 庭 に 与 える 影 響 を 考 慮 して 額 を 設 定 自 己 負 担 額 の 限 度 額 通 所 サービス 利 用 者 の 場 合 1 一 般 2:37,2 円 2 一 般 1のうち18 歳 以 上 の 者 :9,3 円 3 一 般 1のうち18 歳 未 満 の 者 :4,6 円 4 低 所 得 ( 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 ) 及 び 生 活 保 護 世 帯 : 円 ( 注 1) 一 般 2は 一 般 1 以 外 の 市 町 村 民 税 課 税 世 帯 一 般 1は 市 町 村 民 税 課 税 世 帯 のうち 市 町 村 民 税 所 得 割 額 が16 万 円 (18 歳 未 満 の 者 にあっては28 万 円 ) 未 満 のもの ( 注 2) 平 成 2 年 7 月 から 世 帯 の 範 囲 については サービス 利 用 に 係 る 障 害 者 とその 配 偶 者 に 限 定 ( 注 3) 平 成 22 年 4 月 から 低 所 得 ( 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 )の 利 用 者 負 担 を 無 料 化 ( 注 4) 食 費 は 原 則 として 自 己 負 担 ( 軽 減 措 置 あり) 基 準 となる 保 育 料 (8 段 階 ) 3 歳 未 満 児 の 場 合 第 1 段 階 円 生 活 保 護 受 給 者 等 第 2 段 階 9, 円 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 第 3 段 階 19,5 円 市 町 村 民 税 課 税 世 帯 第 4 段 階 3, 円 所 得 税 4, 円 未 満 第 5 段 階 44,5 円 所 得 税 4, 円 ~13, 円 未 満 第 6 段 階 61, 円 所 得 税 13, 円 ~413, 円 未 満 第 7 段 階 8, 円 所 得 税 413, 円 ~734, 円 未 満 第 8 段 階 14, 円 所 得 税 734, 円 以 上 ( 注 ) 家 庭 に 与 える 影 響 を 考 慮 して 費 用 額 及 び 所 得 段 階 を 設 定 21

23 2 サービス 利 用 者 負 担 4( 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 療 養 費 制 度 高 額 障 害 福 祉 サービス 等 給 付 費 等 ) 制 度 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 療 養 費 制 度 高 額 障 害 福 祉 サービス 等 給 付 費 等 自 己 負 担 等 の 考 え 方 自 己 負 担 の 限 度 額 等 年 額 56 万 円 が 基 本 医 療 保 険 各 制 度 や 被 保 険 者 の 所 得 年 齢 区 分 ごと の 自 己 負 担 限 度 額 を 踏 まえてきめ 細 かく 設 定 ( 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 療 養 費 制 度 ) 1 年 間 ( 毎 年 8 月 ~7 月 )の 医 療 保 険 と 介 護 保 険 における 自 己 負 担 の 合 算 額 が 著 しく 高 額 になる 場 合 に 負 担 を 軽 減 する 仕 組 み 17 歳 未 満 ( 上 位 所 得 者 一 般 低 所 得 者 の3 段 階 で 自 己 負 担 額 を 設 定 ) 27~74 歳 3 後 期 高 齢 者 (75 歳 以 上 ) ( 現 役 並 み 所 得 者 一 般 低 所 得 者 Ⅰ Ⅱの4 段 階 で 自 己 負 担 限 度 額 を 設 定 ) ( 低 所 得 者 の 範 囲 ) 低 所 得 Ⅱ 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 の 被 保 険 者 低 所 得 Ⅰ 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 の 被 保 険 者 で 世 帯 全 員 の 所 得 の 金 額 が 円 所 得 は 各 世 帯 員 の 収 入 から 必 要 経 費 等 ( 公 的 年 金 については 控 除 額 8 万 円 )を 差 し 引 いたもの 次 の1~5の 各 サービスの 利 用 者 負 担 額 を 合 算 した 額 が 高 額 障 害 福 祉 サービス 等 給 付 費 等 算 定 基 準 額 を 超 える 場 合 に 基 準 額 を 超 える 額 を 償 還 して 給 付 する 制 度 1 障 害 福 祉 サービスに 係 る 利 用 者 負 担 2 介 護 保 険 法 に 基 づく 居 宅 サービス 等 に 係 る 利 用 者 負 担 3 補 装 具 費 に 係 る 利 用 者 負 担 4 障 害 児 通 所 支 援 に 係 る 利 用 者 負 担 5 障 害 児 入 所 支 援 に 係 る 利 用 者 負 担 ( 高 額 障 害 福 祉 サービス 等 給 付 費 等 算 定 基 準 額 ) 1. 市 町 村 民 税 課 税 世 帯 に 属 する 者 :37,2 円 2. 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 に 属 する 者 ( 低 所 得 ) 及 び 生 活 保 護 世 帯 : 円 ( 低 所 得 者 の 範 囲 ) 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 に 属 する 者 所 得 を 判 断 する 世 帯 の 範 囲 は 障 害 者 の 場 合 障 害 者 本 人 と その 配 偶 者 ( 障 害 児 の 場 合 保 護 者 の 属 する 住 民 基 本 台 帳 での 世 帯 ) 22

24 国 民 健 康 保 険 料 ( 税 )の 軽 減 基 準 額 全 被 保 険 者 数 : 3,566 万 人 ( 平 成 22 年 3 月 末 ) 減 額 割 合 対 象 者 の 要 件 (3 人 世 帯 ( 夫 婦 :4 歳 子 1 人 ) 夫 の 給 与 収 入 のみの 場 合 ) 対 象 者 数 ( 平 成 22 年 度 実 績 ) 7 割 軽 減 基 準 所 得 33 万 円 以 下 ( 給 与 収 入 98 万 円 以 下 ) 77 万 人 (22.8%) 5 割 軽 減 基 準 所 得 33 万 円 +( 世 帯 主 を 除 く 被 保 険 者 数 ) 24.5 万 円 以 下 ( 給 与 収 入 147 万 円 以 下 ) 23 万 人 ( 6.8%) 2 割 軽 減 基 準 所 得 33 万 円 +( 被 保 険 者 数 ) 35 万 円 以 下 ( 給 与 収 入 223 万 円 以 下 ) 372 万 人 (11.%) 所 得 とは 給 与 所 得 控 除 や 公 的 年 金 等 控 除 後 の 所 得 総 額 ( 基 礎 控 除 前 ) ( 参 考 ) 市 町 村 民 税 非 課 税 限 度 額 均 等 割 (1 級 地 の 場 合 )25.7 万 円 (3 級 地 の 場 合 )168 万 円 所 得 割 万 円 23

25 減 額 割 合 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 の 各 段 階 の 対 象 者 全 被 保 険 者 数 : 1,5 万 人 ( 平 成 23 年 12 月 ) < 応 益 負 担 部 分 の 軽 減 > 9 割 対 象 者 の 要 件 ( 年 金 収 入 でみた 軽 減 イメージ) ( 夫 婦 世 帯 の 例 ( 妻 の 年 金 収 入 8 万 円 以 下 の 場 合 )) 軽 減 基 準 所 得 33 万 円 以 下 で 年 金 収 入 8 万 円 以 下 (その 他 各 種 所 得 がない) ( 年 金 収 入 8 万 円 以 下 ) 対 象 者 数 ( 平 成 23 年 度 実 績 ) 約 29 万 人 (2.%) 8.5 割 軽 減 基 準 所 得 33 万 円 以 下 (168 万 円 以 下 ) 約 215 万 人 (14.8%) 5 割 2 割 応 能 負 担 部 分 の 軽 減 > 減 額 割 合 軽 減 基 準 所 得 33 万 円 +( 世 帯 主 以 外 の 被 保 険 者 数 ) 24.5 万 円 以 下 (192.5 万 円 以 下 ) 軽 減 基 準 所 得 33 万 円 +( 世 帯 に 属 する 被 保 険 者 数 ) 35 万 円 以 下 (238 万 円 以 下 ) 所 得 は 収 入 から 必 要 経 費 等 ( 公 的 年 金 については 控 除 額 135 万 円 )を 差 し 引 いたもの 対 象 者 の 要 件 約 35 万 人 (2.4%) 約 97 万 人 (6.7%) 対 象 者 数 ( 平 成 23 年 度 実 績 ) 5 割 軽 減 基 準 所 得 58 万 円 以 下 (211 万 円 以 下 ) 約 126 万 人 (8.7%) 所 得 は 収 入 から 必 要 経 費 等 ( 公 的 年 金 については 控 除 額 12 万 円 )と 基 礎 控 除 を 差 し 引 いたもの ( 参 考 ) 高 齢 者 夫 婦 世 帯 の 市 町 村 民 税 非 課 税 限 度 額 均 等 割 (1 級 地 の 場 合 )211 万 円 (3 級 地 の 場 合 )192.8 万 円 所 得 割 222 万 円 24

26 介 護 保 険 の 第 1 号 保 険 料 (65 歳 以 上 )の 各 段 階 の 対 象 者 第 1 号 被 保 険 者 数 :28,917,121 人 ( 平 成 21 年 度 末 現 在 ) 保 険 料 対 象 者 の 要 件 対 象 者 数 ( 平 成 21 年 度 末 時 点 ) 第 1 段 階 基 準 額.5 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 の 老 齢 福 祉 年 金 受 給 者 生 活 保 護 受 給 者 737,695 人 (2.56%) 軽 減 第 2 段 階 基 準 額.5 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 で 合 計 所 得 金 額 + 公 的 年 金 等 収 入 金 額 が 年 8 万 円 以 下 4,655,81 人 (16.14%) 第 3 段 階 基 準 額.75 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 で 第 1 2 段 階 に 該 当 しない 者 3,313,56 人 (11.49%) 第 4 段 階 基 準 額 1. 市 町 村 民 税 世 帯 課 税 本 人 非 課 税 8,968,71 人 (31.9%) 第 5 段 階 基 準 額 1.25 市 町 村 民 税 本 人 課 税 で 合 計 所 得 金 額 2 万 円 未 満 4,919,258 人 (17.5%) 第 6 段 階 基 準 額 1.5 市 町 村 民 税 本 人 課 税 で 合 計 所 得 金 額 2 万 円 以 上 6,254,69 人 (21.68%) 25

27 国 民 年 金 保 険 料 の 申 請 免 除 等 の 概 要 国 民 年 金 保 険 料 の 申 請 免 除 制 度 は 保 険 料 を 納 付 することが 経 済 的 に 困 難 な 第 1 号 被 保 険 者 の 年 金 権 確 保 のために 被 保 険 者 からの 申 請 に 基 づいて 厚 生 労 働 大 臣 が 承 認 したときに 保 険 料 の 納 付 義 務 を 免 除 する 仕 組 みである 申 請 免 除 の 種 類 1 申 請 免 除 ( 学 生 以 外 ) < 対 象 者 の 所 得 要 件 > ⅰ) 全 額 免 除 A 欄 の 金 額 以 下 本 人 世 帯 主 配 偶 者 の 所 得 に 応 じて 免 除 を 行 う ⅱ)4 分 の3 免 除 B 欄 の 金 額 以 下 老 齢 年 金 給 付 の 際 に 国 庫 負 担 分 の 年 金 を 支 給 ⅲ) 半 額 免 除 C 欄 の 金 額 以 下 ⅳ)4 分 の1 免 除 D 欄 の 金 額 以 下 平 成 24 年 度 の 所 得 基 準 ( 目 安 ) A B C D 世 帯 構 成 全 額 免 除 半 額 免 除 3/4 免 除 1/4 免 除 若 年 者 猶 予 学 生 特 例 2 学 生 納 付 特 例 制 度 ( 保 険 料 の 全 額 について 納 付 猶 予 ) < 対 象 者 の 所 得 要 件 > C 欄 の 金 額 以 下 本 人 の 所 得 のみに 応 じて 納 付 を 猶 予 する 老 齢 年 金 給 付 への 反 映 なし 4 人 世 帯 ( 夫 婦 + 子 2 人 ) 162 万 円 23 万 円 282 万 円 335 万 円 2 人 世 帯 ( 夫 婦 のみ) 92 万 円 142 万 円 195 万 円 247 万 円 3 若 年 者 納 付 猶 予 ( 保 険 料 の 全 額 について 納 付 猶 予 ) < 対 象 者 の 所 得 要 件 > 単 身 世 帯 57 万 円 93 万 円 141 万 円 189 万 円 A 欄 の 金 額 以 下 本 人 配 偶 者 の 所 得 に 応 じて 納 付 を 猶 予 する B 欄 からD 欄 の 金 額 は 基 準 額 の 目 安 であり 控 除 額 により 変 動 する 老 齢 年 金 給 付 への 反 映 なし 所 得 額 だけではなく 天 災 や 失 業 による 特 例 がある 本 人 が3 歳 未 満 の 場 合 に 限 定 第 1 号 被 保 険 者 数 : 1,938 万 人 ( 平 成 23 年 3 月 末 ) 免 除 者 数 全 額 免 除 3/4 免 除 半 額 免 除 1/4 免 除 学 生 特 例 若 年 者 猶 予 免 除 者 数 万 人 24.3 万 人 13.7 万 人 5.6 万 人 万 人 37.6 万 人 数 値 は 平 成 22 年 度 実 績 免 除 者 数 は 本 人 からの 申 請 に 基 づいて 厚 生 労 働 大 臣 が 免 除 の 承 認 を 行 った 者 の 数 であり 所 得 基 準 に 該 当 する 者 の 数 ではない 26

28 給 与 収 入 ( 高 齢 者 世 帯 は 年 金 収 入 ) 住 民 税 世 帯 非 課 税 の 対 象 者 等 住 民 税 世 帯 非 課 税 となっている 対 象 者 は 約 31 万 人 程 度 と 推 計 される 総 務 省 平 成 22 年 3 月 31 日 現 在 の 住 民 基 本 台 帳 人 口 平 成 22 年 度 市 町 村 課 税 状 況 等 の 調 べ を 基 に 推 計 個 人 住 民 税 の 世 帯 類 型 別 の 非 課 税 限 度 額 ( 収 入 ベース) 住 民 税 非 課 税 基 準 は 世 帯 類 型 ごとに 金 額 が 異 なっている 社 会 保 障 における 社 会 保 障 の 多 くの 施 策 において 低 所 得 世 帯 の 基 準 は 住 民 税 世 帯 非 課 税 とされている 均 等 割 生 活 保 護 級 地 区 分 1 級 地 3 級 地 所 得 割 単 身 1 万 円 93 万 円 1 万 円 ( 1) 夫 婦 のみ 156 万 円 万 円 17 万 円 夫 婦 + 子 1 人 25.7 万 円 168 万 円 万 円 夫 婦 + 子 2 人 万 円 29.7 万 円 万 円 高 齢 者 単 身 (65 歳 以 上 ) 高 齢 者 夫 婦 (65 歳 以 上 ) 155 万 円 148 万 円 155 万 円 ( 2) 211 万 円 万 円 222 万 円 ( 1) 単 身 世 帯 における 所 得 割 は 所 得 控 除 等 により18.8 万 円 ( 課 税 最 低 限 )までは 課 税 されない ( 2) 高 齢 者 単 身 世 帯 における 所 得 割 は 所 得 控 除 等 により157.1 万 円 ( 課 税 最 低 限 )までは 課 税 されない 27

29 5. 一 体 改 革 の 低 所 得 者 対 策 28

30 一 体 改 革 における 消 費 税 5% 引 上 げによる 社 会 保 障 制 度 の 安 定 財 源 確 保 消 費 税 率 ( 国 地 方 )を 214 年 4 月 より8%へ 215 年 1 月 より1%へ 段 階 的 に 引 上 げ 消 費 税 収 の 使 い 途 は 国 分 については 現 在 高 齢 者 3 経 費 ( 基 礎 年 金 老 人 医 療 介 護 )となっているが 今 後 は 社 会 保 障 4 経 費 ( 年 金 医 療 介 護 子 育 て)に 拡 大 消 費 税 の 使 途 の 明 確 化 ( 消 費 税 収 の 社 会 保 障 財 源 化 ) 消 費 税 収 は 全 て 国 民 に 還 元 し 官 の 肥 大 化 には 使 わない ( 注 ) 現 行 分 の 地 方 消 費 税 を 除 く また 現 行 の 基 本 的 枠 組 みを 変 更 しないことを 前 提 とする 1% 程 度 4% 程 度 年 金 国 庫 負 担 2 分 の1 ( 年 金 交 付 国 債 の 償 還 費 用 含 む) 後 代 への 負 担 のつけ 回 しの 軽 減 +2.7 兆 円 程 度 +1.8 兆 円 程 度 高 齢 化 等 に 伴 う 増 ( 自 然 増 )や 安 定 財 源 が 確 保 できて いない 既 存 の 社 会 保 障 費 社 会 保 障 の 充 実 社 会 保 障 の 安 定 化 : 今 の 社 会 保 障 制 度 を 守 る 消 費 税 引 上 げに 伴 う 社 会 保 障 支 出 の 増 年 金 診 療 報 酬 などの 物 価 上 昇 に 伴 う 増 2.9 兆 円 程 度 7. 兆 円 程 度.8 兆 円 程 度 子 ども 子 育 て 対 策 待 機 児 童 の 解 消 ( 保 育 放 課 後 児 童 クラブの 量 的 拡 充 )など 医 療 介 護 の 充 実 高 度 急 性 期 への 医 療 資 源 の 集 中 投 入 ( 入 院 医 療 の 強 化 ) 在 宅 医 療 介 護 の 充 実 ( 病 院 施 設 から 地 域 在 宅 へ)など 年 金 制 度 の 改 善 ~.6 兆 円 程 度 低 所 得 者 への 加 算 受 給 資 格 期 間 の 短 縮 など 貧 困 格 差 対 策 の 強 化 ( 低 所 得 者 対 策 等 ).7 兆 円 程 度 ~1.6 兆 円 弱 程 度 上 記 のうち ~1.4 兆 円 程 度 ( 再 掲 ) 低 所 得 者 の 保 険 料 の 軽 減 総 合 合 算 制 度 など 29

31 一 体 改 革 における 貧 困 格 差 対 策 の 強 化 ( 重 層 的 セーフティネットの 構 築 ) すべての 人 の 自 立 した 生 活 の 実 現 に 向 け 就 労 や 生 活 の 支 援 を 行 うとともに 消 費 税 引 上 げによる 低 所 得 者 への 負 担 に 配 慮 し 低 所 得 者 へきめ 細 やかに 配 慮 する (1) 社 会 保 障 制 度 における 低 所 得 者 対 策 の 強 化 ⅰ 生 活 保 護 基 準 各 種 福 祉 手 当 については 物 価 スライド 等 の 措 置 により 消 費 税 引 上 げによる 影 響 分 を 手 当 額 に 反 映 させる ⅱ 低 所 得 の 年 金 受 給 者 に 対 しては 最 低 保 障 機 能 の 強 化 として 加 算 措 置 を 行 う ⅲ 医 療 介 護 分 野 においても 市 町 村 国 保 の 保 険 料 介 護 1 号 保 険 料 における 低 所 得 者 保 険 料 軽 減 の 拡 充 等 によ り 負 担 軽 減 措 置 を 行 う ⅳ 長 期 高 額 医 療 の 高 額 療 養 費 の 見 直 しについて 検 討 する ⅴ 社 会 保 障 の 制 度 横 断 的 な 低 所 得 者 の 負 担 軽 減 策 として 総 合 合 算 制 度 創 設 を 検 討 する (2) 社 会 保 険 の 適 用 拡 大 短 時 間 労 働 者 に 対 する 被 用 者 保 険 の 適 用 拡 大 短 時 間 労 働 者 に 対 する 厚 生 年 金 の 適 用 拡 大 (3) 重 層 的 セーフティネットの 構 築 生 活 保 護 制 度 の 見 直 し 生 活 困 窮 者 対 策 と 生 活 保 護 制 度 の 見 直 しについて 総 合 的 に 取 り 組 むための 生 活 支 援 戦 略 ( 名 称 は 今 後 検 討 )を 策 定 する ( 平 成 24 年 秋 目 途 ) ⅰ 生 活 困 窮 者 対 策 の 推 進 第 2のセーフティネットの 構 築 に 向 け 求 職 者 支 援 制 度 に 併 せ 以 下 の 取 組 を 推 進 する a. 生 活 困 窮 者 に 対 する 支 援 を 実 施 していくための 体 制 整 備 人 材 確 保 等 を 進 めるため 国 の 中 期 プランを 策 定 する b. 生 活 困 窮 者 の 自 立 に 向 けた 生 活 自 立 支 援 サービスの 体 系 化 民 間 の 生 活 支 援 機 関 (NPO 社 会 福 祉 法 人 等 )の 育 成 普 及 多 様 な 就 労 機 会 の 創 出 等 を 図 るため 必 要 な 法 整 備 も 含 め 検 討 する ⅱ 生 活 保 護 制 度 の 見 直 し 国 民 の 最 低 生 活 を 保 障 しつつ 自 立 の 助 長 をより 一 層 図 る 観 点 から 生 活 保 護 法 の 改 正 も 含 め 生 活 保 護 制 度 の 見 直 しについて 地 方 自 治 体 とともに 具 体 的 に 検 討 し 取 り 組 む 3

32 社 会 保 障 の 機 能 強 化 による 低 所 得 家 庭 への 対 策 高 齢 者 介 護 の1 号 保 険 料 における 低 所 得 者 保 険 料 軽 減 措 置 の 拡 充 ~1,3 億 円 現 役 ひとり 親 子 ども 子 育 て 新 システム 女 性 の 就 業 率 の 向 上 家 計 の 増 収.7 兆 円 数 字 は 一 体 改 革 成 案 に 盛 り 込 まれているもの 障 害 者 低 所 得 者 等 に 対 する 年 金 の 加 算 措 置 ~.6 兆 円 パート 労 働 者 に 対 する 厚 生 年 金 被 用 者 保 険 の 適 用 拡 大 市 町 村 国 保 の 低 所 得 者 の 保 険 料 軽 減 の 拡 充 等 ~2,2 億 円 長 期 高 額 医 療 の 高 額 療 養 費 の 見 直 し 社 会 保 障 の 横 断 的 な 低 所 得 者 の 負 担 軽 減 策 として 総 合 合 算 制 度 を 創 設 児 童 扶 養 手 当 物 価 スライド ~.4 兆 円 特 別 障 害 者 手 当 物 価 スライド 基 礎 年 金 加 算 就 労 支 援 対 策 非 正 規 雇 用 対 策 の 強 化 生 活 保 護 受 給 者 等 に 対 する 就 労 支 援 生 活 支 援 戦 略 の 策 定 生 活 保 護 受 給 者 生 活 保 護 基 準 に 民 間 最 終 消 費 支 出 の 見 通 し 伸 び 率 等 を 反 映 31

33 一 体 改 革 における 貧 困 格 差 対 策 1: 消 費 税 引 上 げに 伴 う 物 価 変 動 等 に 対 する 対 応 生 活 保 護 における 生 活 扶 助 基 準 や ひとり 親 家 庭 に 対 する 児 童 扶 養 手 当 などの 各 種 福 祉 手 当 に ついては 今 般 の 消 費 税 引 上 げによる 物 価 等 の 上 昇 部 分 に 関 連 し 手 当 額 等 にその 影 響 分 を 反 映 する 物 価 等 の 上 昇 分 に 対 して 対 応 を 予 定 している 各 種 制 度 生 活 保 護 ( 生 活 扶 助 基 準 の 改 定 ) 児 童 扶 養 手 当 特 別 児 童 扶 養 手 当 等 被 爆 者 援 護 法 関 係 など 物 価 スライド 等 ( 含 む 消 費 税 分 ) 生 活 扶 助 基 準 児 童 扶 養 手 当 等 生 活 扶 助 基 準 児 童 扶 養 手 当 等 消 費 税 率 引 上 げに よる 影 響 分 を 反 映 32

34 一 体 改 革 における 貧 困 格 差 対 策 2: 最 低 保 障 機 能 の 強 化 ( 年 金 ) 年 金 制 度 の 最 低 保 障 機 能 の 強 化 を 図 り 高 齢 者 等 の 生 活 の 安 定 を 図 るため 低 所 得 者 等 への 加 算 を 行 う 所 要 額 ( 公 費 )215 年 ~.6 兆 円 程 度 の 内 数 充 実 低 所 得 者 への 加 算 現 在 低 年 金 となっている 者 の 支 援 のため 基 礎 年 金 額 に 対 する 一 定 の 加 算 を 行 う ( 対 象 者 ) 市 町 村 民 税 が 家 族 全 員 非 課 税 で かつ 年 金 その 他 の 収 入 が 老 齢 基 礎 年 金 満 額 以 下 の 者 ( 約 5 万 人 ) ( 加 算 額 ) 1 2の 合 算 額 1 定 額 加 算 : 老 齢 基 礎 年 金 に 月 額 6 千 円 を 加 算 2 免 除 期 間 加 算 : 過 去 の 免 除 期 間 について 老 齢 基 礎 年 金 の 満 額 の1/6 相 当 額 を 加 算 単 身 高 齢 者 の 基 礎 的 消 費 支 出 を 賄 う 水 準 である7 万 円 と 特 例 水 準 解 消 後 の 老 齢 基 礎 年 金 満 額 (6.4 万 円 )の 差 額 障 害 基 礎 年 金 等 への 加 算 老 齢 基 礎 年 金 の 低 所 得 者 への 加 算 との 均 衡 を 考 慮 し 障 害 者 等 の 所 得 保 障 の 観 点 等 から 障 害 遺 族 基 礎 年 金 等 についても 一 定 の 加 算 を 行 う ( 加 算 額 ) 月 額 6 千 円 (1 級 の 障 害 基 礎 年 金 については7.5 千 円 ) 受 給 資 格 期 間 の 短 縮 納 めた 保 険 料 に 応 じた 給 付 を 行 い 将 来 の 無 年 金 者 の 発 生 を 抑 えていく 観 点 から 老 齢 基 礎 年 金 の 受 給 資 格 期 間 を 現 在 の25 年 から1 年 に 短 縮 する 現 在 無 年 金 である 高 齢 者 に 対 しても 施 行 日 以 降 納 付 済 期 間 等 に 応 じた 年 金 支 給 を 行 う 33

35 一 体 改 革 における 貧 困 格 差 対 策 3-1: 市 町 村 国 保 の 低 所 得 者 保 険 料 軽 減 の 拡 充 等 低 所 得 者 保 険 料 軽 減 の 拡 充 や 保 険 者 支 援 制 度 の 拡 充 により 財 政 基 盤 を 強 化 する (~2,2 億 円 程 度 ) 国 保 に 関 する 国 と 地 方 の 協 議 提 出 資 料 より 1. 低 所 得 者 保 険 料 軽 減 の 拡 大 (5 億 円 程 度 ) 5 割 軽 減 2 割 軽 減 世 帯 の 基 準 額 の 引 上 げ(さらに 保 険 料 が 軽 減 される 者 : 約 4 万 人 )*27 年 度 ベース 5 割 軽 減 対 象 者 年 収 147 万 円 以 下 178 万 円 以 下 2 割 軽 減 対 象 者 年 収 223 万 円 以 下 266 万 円 以 下 ( いずれも 夫 婦 子 1 人 で 夫 の 給 与 収 入 のみの 場 合 ) 2. 保 険 者 支 援 制 度 の 拡 充 (1,7 億 円 程 度 ) 保 険 料 の 軽 減 対 象 者 数 に 応 じた 保 険 者 への 財 政 支 援 の 拡 充 保 険 料 水 準 全 体 を 抑 制 する 効 果 ( 対 象 者 : 全 被 保 険 者 (3,5 万 人 )) *27 年 度 ベース 保 険 料 額 低 所 得 者 が 多 い 保 険 者 に 対 する 財 政 支 援 の 拡 充 保 険 料 水 準 の 抑 制 応 能 分 ( 約 5%) 7 割 軽 減 5 割 軽 減 2 割 軽 減 保 険 料 軽 減 対 象 者 を 拡 大 (4 万 人 ) 応 益 分 ( 約 5%) 低 所 得 者 保 険 料 軽 減 の 拡 大 所 得 34

36 高 齢 者 の 保 険 料 ( 第 1 号 保 険 料 )の 低 所 得 者 対 策 強 化 市 町 村 民 税 の 非 課 税 世 帯 の 高 齢 者 (65 歳 以 上 の 高 齢 者 全 体 の 約 3 割 )の 介 護 保 険 料 の 水 準 を 全 体 として 約 3 割 軽 減 (215 年 度 時 点 で1,3 億 円 の 公 費 投 入 を 行 った 場 合 ) ( 保 険 料 基 準 額 ) 第 1 号 被 保 険 者 数 :28,917,121 人 ( 平 成 21 年 度 末 現 在 ) 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 (65 歳 以 上 全 体 の 約 3 割 ) 軽 減 月 4,972 円 ( 第 5 期 の 全 国 平 均 額 ) 市 町 村 民 税 課 税 世 帯 (65 歳 以 上 全 体 の 約 7 割 ).5 第 1 段 階 第 2 段 階 第 3 段 階 第 4 段 階 第 5 段 階 第 6 段 階 負 担 能 力 に 応 じた 保 険 料 減 免 を 行 い 減 免 分 を 公 費 により 補 填 (215 年 度 時 点 で 最 大 1,3 億 円 の 公 費 投 入 ) 収 入 第 1 段 階 生 活 保 護 被 保 護 者 世 帯 全 員 が 市 町 村 民 税 非 課 税 の 老 齢 福 祉 年 金 受 給 者 等 第 2 段 階 世 帯 全 員 が 市 町 村 民 税 非 課 税 かつ 本 人 年 金 収 入 8 万 円 以 下 等 第 3 段 階 世 帯 全 員 が 市 町 村 民 税 非 課 税 かつ 本 人 年 金 収 入 8 万 円 超 等 第 4 段 階 本 人 が 市 町 村 民 税 非 課 税 ( 世 帯 に 課 税 者 がい る) 第 5 段 階 市 町 村 民 税 課 税 かつ 基 準 所 得 金 額 19 万 円 未 満 第 6 段 階 市 町 村 民 税 課 税 か つ 基 準 所 得 金 額 19 万 円 以 上 35

37 一 体 改 革 における 貧 困 格 差 対 策 4: 長 期 高 額 医 療 の 高 額 療 養 費 の 見 直 し 具 体 的 な 改 革 内 容 制 度 の 持 続 可 能 性 の 観 点 から 高 額 療 養 費 の 改 善 に 必 要 な 財 源 と 方 策 を 検 討 するとともに まずは 年 間 での 負 担 上 限 等 の 導 入 を 目 指 す その 際 年 収 3 万 円 以 下 程 度 の 所 得 が 低 い 方 に 特 に 配 慮 する < 現 行 の 高 額 療 養 費 制 度 > 高 額 療 養 費 で 患 者 負 担 に 歯 止 め 医 療 費 が5 万 円 かかった 場 合 (3 割 負 担 のケース) 窓 口 負 担 (3 割 ) 15 万 円 医 療 保 険 で 医 療 費 の7 割 を 保 険 給 付 高 額 療 養 費 を 支 給 自 己 負 担 < 現 状 > 高 額 療 養 費 の 所 得 区 分 (7 歳 未 満 )の 一 般 所 得 者 の 年 収 の 幅 が 大 きくなっている 自 己 負 担 限 度 額 が 月 単 位 のため 年 間 医 療 費 が 同 じでも 高 額 療 養 費 が 支 給 されない 場 合 がある 上 位 所 得 者 一 般 低 所 得 者 年 収 の 目 安 ( 夫 婦 子 1 人 の 給 与 所 得 者 世 帯 の 場 合 ) 約 79 万 円 以 上 約 21 万 円 ~ 約 79 万 円 約 21 万 円 以 下 自 己 負 担 限 度 額 (1 月 当 たり) 約 15, 円 多 数 該 当 83,4 円 約 8,1 円 多 数 該 当 44,4 円 35,4 円 多 数 該 当 24,6 円 自 己 負 担 限 度 額 に 満 たないため 高 額 療 養 費 が 支 給 されない

38 一 体 改 革 における 貧 困 格 差 対 策 5: 総 合 合 算 制 度 の 導 入 再 掲 税 社 会 保 障 の 負 担 が 増 加 する 中 で 低 所 得 者 の 負 担 軽 減 により 所 得 再 分 配 機 能 を 強 化 社 会 保 険 制 度 の 持 続 性 安 定 性 の 確 保 制 度 横 断 的 な 自 己 負 担 軽 減 策 の 導 入 所 要 額 ( 公 費 ) 215 年 以 降 ~.4 兆 円 程 度 < 現 状 > 今 後 の 高 齢 化 や 社 会 保 障 の 機 能 強 化 に 伴 い 負 担 の 増 加 が 見 込 まれる 中 で 低 所 得 層 の 負 担 能 力 へのきめ 細 か な 配 慮 が 必 要 充 低 所 得 者 の 家 計 に 過 重 な 負 担 をかけない 観 点 から 制 度 単 位 ではなく 家 計 全 体 を トータルに 捉 えて 医 療 介 護 保 育 障 害 に 関 する 自 己 負 担 の 合 計 額 に 上 限 を 設 定 基 礎 的 な 消 費 支 出 等 を 踏 まえ 負 担 上 限 を 年 収 の 一 定 割 合 とするなど 低 所 得 者 に 対 して きめ 細 かく 設 定 215 年 以 降 の 社 会 保 障 税 に 関 わる 番 号 制 度 等 の 情 報 連 携 基 盤 の 整 備 が 前 提 実 貯 蓄 も 尐 ない 低 所 得 者 が 失 業 したり 病 気 にかかったりす ると 生 活 保 護 に 至 る 手 前 で 受 け 止 められるセーフティ ネットが 不 十 分 各 社 会 保 障 制 度 で 個 別 に 低 所 得 者 対 策 が 講 じられてい るが 累 次 の 改 正 により 複 雑 化 し 国 民 には 全 体 像 が 分 か りにくい 各 制 度 の 実 施 主 体 の 情 報 連 携 に よ り 各 世 帯 の 自 己 負 担 の 状 況 を 集 約 総 合 合 算 制 度 の イメージ ( 所 得 情 報 ) 市 町 村 ( 介 護 保 険 ) 市 町 村 広 域 連 合 ( 後 期 高 齢 者 医 療 ) 広 域 連 合 ( 医 療 保 険 ) 組 合 協 会 共 済 市 町 村 ( 障 害 者 自 立 支 援 ) 市 町 村 ( 保 育 新 システム) 市 町 村 年 医 療 介 護 障 害 保 育 負 担 計 年 収 夫 妻 介 護 医 療 障 害 保 育 サービス 提 供 事 業 者 事 業 者 A 事 業 者 B 負 担 限 度 年 収 *1% ( 仮 置 き) 世 帯 給 付 の 請 求 給 付 の 支 払 い 社 会 保 障 税 に 関 わる 番 号 制 度 をキーに 世 帯 の 自 己 負 担 の 状 況 を 把 握 支 払 機 関 総 合 合 算 制 度 のための 資 金 給 付 の 請 求 給 付 の 支 払 い 総 合 合 算 給 付 費 ( 仮 称 )の 請 求 総 合 合 算 給 付 費 ( 仮 称 )の 支 払 い サービス 利 用 者 負 担 上 限 額 まで の 窓 口 負 担 支 払 い 総 合 合 算 給 付 費 ( 仮 称 ) 世 帯 夫 妻 37

39 一 体 改 革 における 貧 困 格 差 対 策 6: 短 時 間 労 働 者 への 厚 生 年 金 健 康 保 険 の 適 用 拡 大 同 じ 職 場 で 働 く 短 時 間 労 働 者 の 方 に 所 得 比 例 型 で 将 来 の 給 付 が 手 厚 くなる 厚 生 年 金 や 健 康 保 険 を 適 用 することで 社 会 保 険 の 格 差 を 是 正 し 現 役 世 代 のセーフティネットを 強 化 する 多 様 な 働 き 方 を 支 える 社 会 保 障 制 度 に 見 直 すことで 特 に 女 性 の 就 業 意 欲 も 促 進 し 人 口 減 尐 社 会 に 備 える 適 用 の メ リ ッ ト 基 礎 年 金 に 加 え 厚 生 年 金 の 給 付 労 使 折 半 により 保 険 料 負 担 軽 減 ( 第 1 号 被 保 険 者 の 場 合 ) 医 療 の 給 付 のほか 傷 病 手 当 金 出 産 手 当 金 の 支 給 を 受 けることができる 格 差 の 是 正 現 役 世 代 のセーフティネットの 強 化 適 用 を 受 ける 短 時 間 労 働 者 も 正 社 員 並 み の 処 遇 に 同 じ 職 場 で 働 く 方 々に 公 平 なセーフティネットを 整 備 保 険 料 負 担 将 来 の 給 付 ( 月 収 1 万 円 のフリーターの 例 ) 国 民 年 金 ( 第 1 号 被 保 険 者 ) 厚 生 年 金 保 険 料 月 約 1.5 万 円 基 礎 年 金 月 約 6.6 万 円 負 担 減 社 会 保 険 に 加 入 給 付 増 保 険 料 月 約.8 万 円 保 険 料 月 約.8 万 円 月 約 2.1 万 円 基 礎 年 金 月 約 6.6 万 円 ( 注 ) 医 療 保 険 でも 健 康 保 険 への 加 入 によって 保 険 料 が 軽 減 されるメリット( 被 扶 養 者 の 場 合 を 除 く) 本 人 負 担 事 業 主 負 担 厚 生 年 金 現 行 週 3 時 間 以 上 短 時 間 労 働 者 へ の 適 用 拡 大 H28.4~ 1 週 2 時 間 以 上 2 月 額 賃 金 7.8 万 円 以 ( 年 収 94 万 円 以 上 ) 3 勤 務 期 間 1 年 以 上 4 学 生 は 適 用 除 外 5 従 業 員 51 人 以 上 ( ) 対 象 者 数 : 約 45 万 人 ( ) 現 行 の 基 準 で 適 用 となる 被 保 険 者 の 数 で 算 定 3 年 以 内 に 対 象 を 拡 大 する ( 法 律 に 明 記 ) 38

40 一 体 改 革 における 貧 困 格 差 対 策 7: 重 層 的 セーフティネットの 構 築 国 民 一 人 ひとりが 社 会 に 参 加 し 潜 在 能 力 を 発 揮 するための 社 会 的 包 摂 を 進 めると ともに 生 活 保 護 を 受 けることなく 自 立 することが 可 能 となるよう 就 労 生 活 支 援 を 実 施 1 生 活 困 窮 孤 立 者 の 早 期 把 握 生 活 困 窮 孤 立 者 を 早 期 に 把 握 し 必 要 な 支 援 につなぐため 地 域 のネットワークの 構 築 や 民 間 事 業 者 公 的 機 関 と 地 方 自 治 体 と の 連 携 強 化 総 合 相 談 体 制 の 強 化 等 を 図 る 2ステージに 応 じた 伴 走 型 支 援 の 実 施 個 々の 生 活 困 窮 者 のニーズやステージに 応 じて パーソナルサポ ートの 観 点 から 生 活 就 労 支 援 員 民 生 委 員 ピアサポーター 等 が チームとなり 対 象 者 に 寄 り 添 いながら 計 画 的 きめ 細 かな 支 援 を 実 施 3 民 間 との 協 働 による 支 援 これまでの 公 的 機 関 による 支 援 だけでなく NPOや 社 会 福 祉 法 人 などの 民 間 機 関 との 協 働 により 就 労 生 活 支 援 事 業 を 展 開 4 多 様 な 就 労 機 会 の 確 保 社 会 的 な 自 立 に 向 けた 支 援 付 きの 中 間 的 就 労 や NPO 社 会 福 祉 法 人 等 の 社 会 的 企 業 による 就 労 の 確 保 中 小 企 業 や 農 業 分 野 などの 協 力 企 業 事 業 体 の 拡 大 を 通 じて 多 様 な 就 労 機 会 を 創 出 5 債 務 整 理 や 家 計 の 再 建 を 支 援 生 活 困 窮 者 に 対 して 債 務 整 理 や 家 計 再 建 に 向 けた 指 導 自 立 後 の 生 活 設 計 指 導 を 行 うとともに 家 計 再 建 のための 貸 付 を 実 施 6 安 定 した 居 住 の 場 の 確 保 離 職 等 により 安 定 的 な 住 まいを 失 った 生 活 困 窮 者 が 社 会 的 な 自 立 に 向 けた 活 動 を 行 う 上 での 生 活 の 基 盤 となる 住 居 を 確 保 7 中 高 生 に 対 する 支 援 の 強 化 生 活 困 窮 者 支 援 体 系 のポイント 中 学 高 校 の 生 活 保 護 家 庭 の 子 どもや 高 校 中 退 不 登 校 者 に 対 し て 教 育 関 係 機 関 と 連 携 しながら 養 育 相 談 や 学 習 支 援 を 実 施 ハローワークと 一 体 となった 就 労 支 援 の 一 層 の 強 化 策 については 別 途 検 討 中 早 期 把 握 早 期 支 援 早 期 脱 却 の 推 進 生 活 困 窮 者 生 保 受 給 者 に 対 する 早 期 把 握 や 早 期 支 援 を 実 施 し 早 期 の 就 労 自 立 に 結 びつける 新 しい 公 共 の 推 進 NPO 等 の 民 間 機 関 が 生 活 困 窮 者 に 対 する 支 援 事 業 を 積 極 的 に 展 開 する 貸 付 と 居 住 の 確 保 によるセーフ ティ ネットの 構 築 離 職 等 による 生 活 困 窮 者 に 対 する 貸 付 と 居 住 の 確 保 により 生 保 に 陥 らないようにする 貧 困 の 連 鎖 の 防 止 子 どもが 教 育 を 受 ける 段 階 からの 支 援 により 貧 困 が 親 から 子 へ 連 鎖 す る 貧 困 の 連 鎖 を 断 ち 切 る 生 活 支 援 戦 略 ( 仮 称 )の 策 定 生 活 困 窮 者 対 策 と 生 活 保 護 制 度 の 見 直 し について 総 合 的 に 取 り 組 むための7ヶ 年 ( 平 成 25~31 年 度 )の 生 活 支 援 戦 略 ( 仮 称 )を 策 定 する ( 日 本 再 生 戦 略 の 策 定 に 併 せて 検 討 を 進 め24 年 秋 目 途 に 策 定 ) ( ) 上 記 戦 略 については 一 体 改 革 に 盛 り 込 まれた 各 種 の 低 所 得 者 対 策 の 具 体 的 措 置 内 容 やその 効 果 消 費 税 の 逆 進 性 対 策 としての 再 分 配 に 関 する 総 合 的 な 施 策 ( 総 合 合 算 制 度 給 付 付 き 税 額 控 除 等 ) の 検 討 状 況 等 を 踏 まえ 必 要 に 応 じ 見 直 しを 行 う 1 生 活 困 窮 者 支 援 体 制 の 計 画 的 な 整 備 生 活 困 窮 者 への 支 援 体 制 の 底 上 げ 強 化 を 図 るため 体 制 整 備 を 計 画 的 に 進 めるための 国 の 中 期 プランを 策 定 2 生 活 困 窮 者 支 援 体 系 の 整 備 ( 法 制 化 も 含 む) 生 活 困 窮 者 への 支 援 を 安 定 的 に 実 施 して いくため 法 制 化 することも 含 め 支 援 体 系 を 整 備 することが 必 要 その 際 パーソ ナル サポート サービスの 制 度 化 の 検 討 や NPOや 社 会 福 祉 法 人 等 の 民 間 機 関 との 協 働 を 進 める 3 生 活 保 護 制 度 の 見 直 しの 実 施 自 立 の 助 長 をより 一 層 図 るとともに 国 地 方 自 治 体 の 調 査 権 限 の 強 化 などの 不 正 受 給 対 策 を 徹 底 する 観 点 から 生 活 保 護 法 改 正 も 含 めて 検 討 する ( ) 先 行 的 に 行 った 国 と 地 方 自 治 体 との 間 での 協 議 を 踏 まえ 実 施 可 能 なものから 先 行 実 施 39

41 一体改革における貧困 格差対策⑧ 生活保護制度の見直し 生活保護制度に関する国と地方の協議 において 生活保護制度の見直しを検討 23年12月に 中間とりまとめ 今後 当面取り組むべき施策 を実施するとともに 制度の見直し を協議検討 当面の対応 制度の見直し 主な制度の見直しの方向性 医療扶助の適正化 平成２２年度生活保護負担金 事業費ベー ①電子レセプトを活用した重点的な点検指導 ス の扶助別の内訳 生活保護受給者の患者が極めて多い医療機関 全体の約半分は医療扶助が占めている 向精神薬の重複処方の事案などを効率的に抽 388億(1%) 出する機能を付与 指導等の対象となりうる医療機関等を選定する 生活扶助 基準を策定 11552億 (35%) 33,296 医療扶助 ②セカンド オピニオン制度の推進 億円 1571億 (47%) 複数医療機関による適正な検診結果の確保 住宅扶助 検診命令の活用 4996億 (15%) ③後発医薬品の使用促進 介護扶助 659億 (2%) 医療扶助相談 指導員 を配置 生活保護基準について 一般低所得世帯の消費実態との比較検証 全国 消費実態調査等に基づく調査分析 その他の扶助 地方自治体の調査権限の拡大 就労活動等に関する事項の調査 医療機関に対する国による直接指導権限の導入 医療機関に対する指導に係る調査等の民間委託の導入 制度運用の適正化 ①資産調査の強化 罰則 現行 ３年以下の懲役または3万円の罰金 の引上げ 本店一括照会方式 の活用による金融機関への資産調査を強化 ② 不正告発 の目安の提示 不正事案に関する告発の目安を提示 ③保護申請時の暴力団排除の徹底 就労 社会的自立 健康管理を促進する観点から基準体系を見直し 保護申請時に暴力団員でないことの申告を求める ２ 就労 自立支援の強化 就労収入の一部を積み立て 生活保護脱却時に一括還付する制度の導入 ①期間を設定した 早期の集中的な 就労 自立支援 保護開始直後から 期間を定めて集中的に就労支援を行う方針を国が策定 自立に向けた家計 生活面の見直し指導を強化 ②就労 自立支援プログラム等の拡充や体制整備 福祉から就労 支援事業等の就労 自立支援プログラムの拡充 このた めの就労支援員 1,732名 2,2名 就職支援ナビゲーター 7名 1,名 の増員 ③自立支援プログラムへの参加や求職者支援制度の利用 稼働能力のある人の自立支援プログラムへの参加を促す措置の導入 必要 と認められた人の求職者支援制度の利用 ④高齢者等の社会貢献活動 就労体験の拠点整備 ⑤ケースワーク業務の外部委託の推進 地方自治体のケースワーク業務の外部委託の促進 生活保護脱却後のフォローアップも含めた伴走型支援 福祉から就労 支援事業の抜本強化 医療扶助の一部自己負担については 以下の理由から慎重な検討が必要 ① 必要な受診を抑制してしまうおそれ ② 生活保護受給者が医療費を立て替える資力があると考えることは 最低生活を保障する制度の趣 旨になじまない ③ 生活保護受給者への償還払いを行う場合であっても 福祉事務所の事務負担が増加 4

42 6. 社 会 保 障 税 番 号 制 度 41

43 社 会 保 障 税 番 号 制 度 の 概 要 マイナンバー 法 により より 公 平 な 社 会 保 障 制 度 の 基 盤 となる 社 会 保 障 税 番 号 制 度 を 導 入 する これにより 国 民 の 給 付 と 負 担 の 公 平 性 明 確 性 を 確 保 するとともに 国 民 の 利 便 性 の 更 なる 向 上 を 図 ることが 可 能 となるほか 行 政 の 効 率 化 スリム 化 に 資 する 効 果 が 期 待 できる 個 人 番 号 (マイナンバー) 市 町 村 長 は 法 定 受 託 事 務 として 住 民 票 コードを 変 換 して 得 られるマイナンバーを 定 め 書 面 により 本 人 に 通 知 盗 用 漏 洩 等 の 被 害 を 受 けた 場 合 等 に 限 り 変 更 可 中 長 期 在 留 者 特 別 永 住 者 等 の 外 国 人 住 民 も 対 象 マイナンバーの 利 用 範 囲 を 法 律 に 規 定 具 体 的 には 1 国 地 方 の 機 関 での 社 会 保 障 分 野 の 事 務 国 税 地 方 税 の 賦 課 徴 収 及 び 防 災 等 に 係 る 事 務 での 利 用 2 当 該 事 務 に 係 る 申 請 届 出 等 を 行 う 者 ( 代 理 人 受 託 者 を 含 む )が 事 務 処 理 上 必 要 な 範 囲 での 利 用 3 災 害 時 の 金 融 機 関 での 利 用 に 限 定 マイナンバー 法 に 規 定 する 場 合 を 除 き 他 人 にマイナンバーの 提 供 を 求 めることは 禁 止 本 人 からマイナンバーの 提 供 を 受 ける 場 合 個 人 番 号 カードの 提 示 を 受 ける 等 の 本 人 確 認 を 行 う 必 要 個 人 情 報 保 護 マイナンバー 法 の 規 定 によるものを 除 き 特 定 個 人 情 報 (マイナンバー 付 きの 個 人 情 報 )の 収 集 保 管 特 定 個 人 情 報 ファイルの 作 成 を 禁 止 特 定 個 人 情 報 の 提 供 は 原 則 禁 止 ただし 行 政 機 関 等 は 情 報 提 供 ネットワークシステムでの 情 報 提 供 などマイナン バー 法 に 規 定 するものに 限 り 可 能 情 報 提 供 ネットワークシステムでの 情 報 提 供 を 行 う 際 の 連 携 キーとしてマイナンバーを 用 いないなど 個 人 情 報 の 一 元 管 理 ができない 仕 組 みを 構 築 国 民 が 自 宅 のパソコンから 情 報 提 供 等 の 記 録 を 確 認 できる 仕 組 み(マイ ポータル)の 提 供 特 定 個 人 情 報 保 護 評 価 の 実 施 個 人 番 号 情 報 保 護 委 員 会 の 設 置 罰 則 の 強 化 など 十 分 な 個 人 情 報 保 護 策 を 講 じる 法 人 番 号 国 税 庁 長 官 は 法 人 等 に 法 人 番 号 を 通 知 法 人 番 号 は 原 則 公 表 民 間 での 自 由 な 利 用 も 可 個 人 番 号 カード 市 町 村 長 は 住 民 からの 申 請 により 顔 写 真 付 きの 個 人 番 号 カードを 交 付 27 年 1 月 以 降 社 会 保 障 税 防 災 等 の 各 分 野 のうち 可 能 な 範 囲 でマイナンバーの 利 用 開 始 42

44 マイナンバーの 主 な 利 用 範 囲 社 会 保 障 税 防 災 分 野 等 の 事 務 で 利 用 社 会 保 障 分 野 年 金 分 野 労 働 分 野 福 祉 医 療 そ の 他 分 野 税 分 野 防 災 分 野 年 金 の 資 格 取 得 確 認 給 付 を 受 ける 際 に 利 用 国 民 年 金 法 厚 生 年 金 保 険 法 による 年 金 である 給 付 の 支 給 に 関 する 事 務 国 家 公 務 員 共 済 組 合 法 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法 私 立 学 校 教 職 員 共 済 法 による 年 金 である 給 付 の 支 給 に 関 する 事 務 確 定 給 付 企 業 年 金 法 確 定 拠 出 年 金 法 による 給 付 の 支 給 に 関 する 事 務 独 立 行 政 法 人 農 業 者 年 金 基 金 法 による 農 業 者 年 金 事 業 の 給 付 の 支 給 に 関 する 事 務 雇 用 保 険 等 の 資 格 取 得 確 認 給 付 を 受 ける 際 に 利 用 ハローワーク 等 の 事 務 等 に 利 用 雇 用 保 険 法 による 失 業 等 給 付 の 支 給 雇 用 安 定 事 業 能 力 開 発 事 業 の 実 施 に 関 する 事 務 労 働 者 災 害 補 償 保 険 法 による 保 険 給 付 の 支 給 社 会 復 帰 促 進 等 事 業 の 実 施 に 関 する 事 務 等 医 療 保 険 等 の 保 険 料 徴 収 等 の 医 療 保 険 者 における 手 続 福 祉 分 野 の 給 付 生 活 保 護 の 実 施 等 低 所 得 者 対 策 の 事 務 等 に 利 用 児 童 扶 養 手 当 法 による 児 童 扶 養 手 当 の 支 給 に 関 する 事 務 母 子 及 び 寡 婦 福 祉 法 による 資 金 の 貸 付 け 母 子 家 庭 自 立 支 援 給 付 金 の 支 給 に 関 する 事 務 障 害 者 自 立 支 援 法 による 自 立 支 援 給 付 の 支 給 に 関 する 事 務 特 別 児 童 扶 養 手 当 法 による 特 別 児 童 扶 養 手 当 等 の 支 給 に 関 する 事 務 生 活 保 護 法 による 保 護 の 決 定 実 施 に 関 する 事 務 介 護 保 険 法 による 保 険 給 付 の 支 給 保 険 料 の 徴 収 に 関 する 事 務 健 康 保 険 法 船 員 保 険 法 国 民 健 康 保 険 法 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 による 保 険 給 付 の 支 給 保 険 料 の 徴 収 に 関 する 事 務 日 本 学 生 支 援 機 構 法 による 学 資 の 貸 与 に 関 する 事 務 公 営 住 宅 法 による 公 営 住 宅 改 良 住 宅 の 管 理 に 関 する 事 務 等 国 民 が 税 務 当 局 に 提 出 する 確 定 申 告 書 届 出 書 調 書 等 に 記 載 当 局 の 内 部 事 務 等 に 利 用 被 災 者 生 活 再 建 支 援 金 の 支 給 に 関 する 事 務 等 に 利 用 上 記 の 他 社 会 保 障 地 方 税 防 災 に 関 する 事 務 その 他 これらに 類 する 事 務 であって 地 方 公 共 団 体 が 条 例 で 定 める 事 務 に 利 用 等 43

45 社 会 保 障 税 番 号 制 度 の 導 入 に 向 けたロードマップ 212 年 213 年 214 年 215 年 216 年 制 度 構 築 マ イ ナ ン バ ー 法 案 提 出 マ イ ナ ン バ ー 法 整 備 法 案 提 出 法 案 成 立 政 省 令 医 療 等 の 分 野 の 機 微 性 の 高 い 個 人 情 報 について 特 段 の 措 置 を 検 討 特 別 法 案 提 出 法 案 成 立 政 省 令 番 号 通 知 個 人 番 号 カードの 交 付 順 次 マイナンバーの 利 用 開 始 215 年 1 月 から 利 用 する 手 続 のイメージ 社 会 保 障 分 野 年 金 に 関 する 相 談 照 会 税 分 野 申 告 書 法 定 調 書 等 への 記 載 防 災 分 野 要 援 護 者 リストへのマイナンバー 記 載 ただし 事 前 に 条 例 の 手 当 てが 必 要 システム 構 築 システム 要 件 定 義 情 報 保 護 評 価 ガイドライン 作 成 ( 情 報 保 護 評 価 SWG) 委 員 国 会 同 意 実 証 事 業 基 本 設 計 委 個 人 員 番 号 会 情 設 報 保 置 護 詳 細 設 計 委 員 国 会 同 意 委 員 会 規 則 特 定 個 人 情 報 保 護 評 価 の 実 施 承 認 等 工 程 管 理 支 援 業 務 プログラム 設 計 単 体 テスト 委 員 国 会 同 意 情 報 提 供 ネットワーク システム 等 の 監 査 総 合 運 用 テスト 情 報 提 供 ネットワークシステム マイ ポータルの 運 用 開 始 216 年 1 月 より 国 の 機 関 間 の 連 携 から 開 始 し 216 年 7 月 を 目 途 に 地 方 公 共 団 体 との 連 携 について も 開 始 センター ハ ックアッフ センター 構 築 国 民 対 話 47 都 道 府 県 リレーシンポジウム 番 号 制 度 の 国 民 広 報 44

46 7. 医 療 保 険 45

47 ( 兆 円 ) 国 民 医 療 費 の 対 国 民 所 得 比 ( 参 考 ) 総 保 健 医 療 支 出 の 対 GDP 比 医 療 費 の 動 向 国 民 医 療 費 の 対 GDP 比 国 民 医 療 費 ( 兆 円 ) 老 人 医 療 の 対 象 年 齢 の 引 上 げ 7 歳 以 上 75 歳 以 上 (~H14.9) (H19.1~) < 対 前 年 度 伸 び 率 > 1985 (S6) 後 期 高 齢 者 ( 老 人 ) 医 療 費 ( 兆 円 ) ( ) 内 は 後 期 高 齢 者 ( 老 人 ) 医 療 費 の 国 民 医 療 費 に 占 める 割 合 ( 診 療 報 酬 改 定 ).2% 2.7% 1.% 3.16%.82%.19% ( 主 な 制 度 改 正 ) 介 護 保 険 制 度 施 行 高 齢 者 1 割 被 用 者 本 人 高 齢 者 1 割 負 担 導 入 負 担 徹 底 3 割 負 担 等 199 (H2) 1995 (H7) 2 (H12) 21 (H13) 現 役 並 み 所 得 高 齢 者 3 割 負 担 等 注 1 国 民 所 得 及 びGDPは 内 閣 府 発 表 の 国 民 経 済 計 算 (21.12) 総 保 健 医 療 支 出 は OECD 諸 国 の 医 療 費 を 比 較 する 際 に 使 用 される 医 療 費 で 予 防 サービスなども 含 んでおり 国 民 医 療 費 より 範 囲 が 広 い 29 年 のOECD 加 盟 国 の 医 療 費 の 対 GDP 比 の 平 均 は9.5% 注 2 21 年 度 の 国 民 医 療 費 及 び 後 期 高 齢 者 医 療 費 は 実 績 見 込 みであり 前 年 度 の 国 民 医 療 費 及 び 後 期 高 齢 者 医 療 費 に 当 該 年 度 の 概 算 医 療 費 の 伸 び 率 をそれぞれ 乗 じることにより 推 計 している また 斜 体 字 は 概 算 医 療 費 の 伸 び 率 である 22 (H14) 国 民 医 療 費 後 期 高 齢 者 ( 老 人 ) 医 療 費 国 民 所 得 GDP (H15) 24 (H16) 25 (H17) 26 (H18) 27 (H19) 乳 幼 児 の 患 者 負 担 軽 減 措 置 の 拡 大 (3 歳 未 満 未 就 学 児 ) 28 (H2) 29 (H21) ( 実 績 見 込 み) (%) 21 (H22) ( 年 度 ) 46

48 保 険 者 数 ( 平 成 23 年 3 月 末 ) 加 入 者 数 ( 平 成 23 年 3 月 末 ) 加 入 者 平 均 年 齢 ( 平 成 22 年 度 ) 加 入 者 一 人 当 たり 平 均 所 得 ( 1) ( 平 成 22 年 度 ) 加 入 者 一 人 当 たりの 保 険 料 の 賦 課 対 象 となる 額 ( 平 成 22 年 度 ) 加 入 者 一 人 当 たり 医 療 費 ( 平 成 22 年 度 )( 7) 加 入 者 一 人 当 たり 平 均 保 険 料 ( 平 成 22 年 度 )( 8) < 事 業 主 負 担 込 > 公 費 負 担 ( 定 率 分 のみ) 公 費 負 担 額 ( 11) ( 平 成 24 年 度 予 算 ヘ ース) 各 保 険 者 の 比 較 市 町 村 国 保 国 保 組 合 協 会 けんぽ 組 合 健 保 共 済 組 合 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 1, , ,549 万 人 (2,37 万 世 帯 ) 327 万 人 3,485 万 人 被 保 険 者 1,958 万 人 被 扶 養 者 1,527 万 人 2,961 万 人 被 保 険 者 1,557 万 人 被 扶 養 者 1,43 万 人 919 万 人 被 保 険 者 452 万 人 被 扶 養 者 467 万 人 1,434 万 人 49.7 歳 39. 歳 36.3 歳 34. 歳 33.4 歳 81.9 歳 91 万 円 一 世 帯 あたり 158 万 円 ( 平 成 21 年 度 ) 74 万 円 ( 4) 一 世 帯 あたり 129 万 円 ( 平 成 21 年 度 ) -( 5) 137 万 円 一 世 帯 あたり( 3) 242 万 円 29 万 円 ( 6) 一 世 帯 あたり( 3) 37 万 円 195 万 円 一 世 帯 当 たり( 3) 369 万 円 28 万 円 ( 6) 一 世 帯 あたり( 3) 529 万 円 229 万 円 一 世 帯 当 たり( 3) 467 万 円 319 万 円 ( 6) 一 世 帯 あたり( 3) 651 万 円 8 万 円 67 万 円 ( 4) 29.9 万 円 17.6 万 円 15.6 万 円 13.8 万 円 14. 万 円 9.5 万 円 8.1 万 円 一 世 帯 あたり 14.2 万 円 給 付 費 等 の5% 347 万 円 一 世 帯 あたり( 2) 743 万 円 ( 平 成 2 年 度 ) 12.6 万 円 給 付 費 等 の42% ( 9) 9.7 万 円 <19.3 万 円 > 被 保 険 者 一 人 あたり 17.2 万 円 <34.4 万 円 > 健 康 保 険 料 率 1.% ( 平 成 24 年 度 ) 給 付 費 等 の16.4% ( 1) 9.3 万 円 <2.7 万 円 > 被 保 険 者 一 人 あたり 17.7 万 円 <39.4 万 円 > 健 康 保 険 料 率 7.67% ( 平 成 22 年 度 決 算 見 込 ) 財 政 窮 迫 組 合 に 対 する 定 額 補 助 11.2 万 円 <22.4 万 円 > 被 保 険 者 一 人 あたり 22.7 万 円 <45.5 万 円 > 6.3 万 円 健 康 保 険 料 率 8.3% ( 平 成 22 年 度 決 算 見 込 ) なし 給 付 費 等 の 約 5% 3 兆 4,459 億 円 2,842 億 円 1 兆 1,822 億 円 16 億 円 6 兆 1,774 億 円 ( 1) 総 所 得 金 額 等 ( 収 入 総 額 から 必 要 経 費 や 給 与 所 得 控 除 公 的 年 金 等 控 除 を 差 し 引 いたもの)を 指 す 市 町 村 国 保 及 び 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 においては 総 所 得 金 額 及 び 山 林 所 得 金 額 に 雑 所 得 の 繰 越 控 除 額 と 分 離 譲 渡 所 得 金 額 をくわえたもの 市 町 村 国 保 は 国 民 健 康 保 険 実 態 調 査 後 期 は 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 被 保 険 者 実 態 調 査 による 国 保 組 合 については 市 町 村 民 税 課 税 標 準 額 ( 総 所 得 金 額 等 から 基 礎 控 除 のほか 所 得 控 除 ( 扶 養 控 除 配 偶 者 控 除 等 )を 控 除 した 金 額 )に 基 礎 控 除 と 基 礎 控 除 を 除 く 所 得 控 除 ( 扶 養 控 除 配 偶 者 控 除 等 ) ( 総 務 省 平 成 21 年 度 市 町 村 税 課 税 状 況 等 の 調 による 給 与 所 得 及 び 営 業 等 所 得 を 受 給 する 納 税 者 の 課 税 標 準 額 の 段 階 別 の 所 得 控 除 額 ( 基 礎 控 除 を 除 く)を 納 税 義 務 者 数 で 除 したものを 使 用 して 試 算 した 額 )を 足 した 参 考 値 である 協 会 けんぽ 組 合 健 保 共 済 組 合 については 加 入 者 一 人 あたり 保 険 料 の 賦 課 対 象 となる 額 ( 標 準 報 酬 総 額 を 加 入 者 数 で 割 ったもの)から 給 与 所 得 控 除 に 相 当 する 額 を 除 いた 参 考 値 である ( 2) 一 世 帯 あたりの 額 は 加 入 者 一 人 あたりの 額 に 平 均 世 帯 人 数 を 乗 じたものである ( 3) 被 保 険 者 一 人 あたりの 金 額 を 指 す ( 4) 旧 ただし 書 き 方 式 による 課 税 標 準 額 ( 保 険 料 の 算 定 基 礎 ) 旧 ただし 書 き 方 式 は 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 や 多 くの 市 町 村 国 保 の 保 険 料 の 算 定 基 礎 を 計 算 する 際 に 用 いられている 方 式 で 総 所 得 金 額 ( 収 入 総 額 から 必 要 経 費 や 給 与 所 得 控 除 公 的 年 金 等 控 除 を 差 し 引 いたもの)から 基 礎 控 除 等 を 差 し 引 いて 計 算 する ( 5) 国 保 組 合 ごとに 所 得 の 算 出 方 法 や 保 険 料 の 計 算 方 法 が 大 きく 異 なるため 記 載 しない 平 成 21 年 所 得 調 査 結 果 における 業 種 別 の 市 町 村 民 税 課 税 標 準 額 は 医 師 国 保 641 万 円 歯 科 医 師 国 保 221 万 円 薬 剤 師 国 保 218 万 円 一 般 業 種 国 保 125 万 円 建 設 関 係 国 保 7 万 円 全 体 の 平 均 額 は 各 組 合 の 被 保 険 者 数 を 勘 案 して 算 定 した 額 であり 215 万 円 となっている( 平 成 22 年 以 降 は 所 得 調 査 を 行 っていない) ( 6) 標 準 報 酬 総 額 を 加 入 者 数 で 割 ったものである ( 7) 加 入 者 一 人 当 たり 医 療 費 について 協 会 けんぽ 及 び 組 合 健 保 については 速 報 値 である また 共 済 組 合 は 審 査 支 払 機 関 における 審 査 分 の 医 療 費 ( 療 養 費 等 を 含 まない)である ( 8) 加 入 者 一 人 当 たり 保 険 料 額 は 市 町 村 国 保 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 は 現 年 分 保 険 料 調 定 額 被 用 者 保 険 は 決 算 における 保 険 料 額 を 基 に 推 計 保 険 料 額 に 介 護 分 は 含 まない ( 9) 平 成 24 年 度 予 算 ベースにおける 平 均 値 ( 1) 平 成 22 年 度 予 算 における22 年 6 月 までの 協 会 けんぽの 国 庫 補 助 率 は 後 期 高 齢 者 支 援 金 に 係 る 分 を 除 き 13.% ( 11) 介 護 納 付 金 特 定 健 診 特 定 保 健 指 導 等 に 対 する 負 担 金 補 助 金 は 含 まれていない 47

49 国 保 と 健 保 の 給 付 内 容 ( 平 成 24 年 4 月 現 在 ) 医 療 給 付 現 金 給 付 給 付 国 民 健 康 保 険 ( 市 町 村 ) 健 康 保 険 療 養 の 給 付 訪 問 看 護 療 養 費 入 院 時 食 事 療 養 費 入 院 時 生 活 療 養 費 (65 歳 ~) 高 額 療 養 費 ( 自 己 負 担 限 度 額 ) 出 産 育 児 一 時 金 葬 祭 費 埋 葬 料 傷 病 手 当 金 出 産 手 当 金 義 務 教 育 就 学 前 :8 割 義 務 教 育 就 学 後 から7 歳 未 満 :7 割 7 歳 以 上 75 歳 未 満 :8 割 ( )( 現 役 並 み 所 得 者 ( 現 役 世 代 の 平 均 的 な 課 税 所 得 ( 年 145 万 円 ) 以 上 の 課 税 所 得 を 有 する 者 ):7 割 ) 食 事 療 養 標 準 負 担 額 : 一 食 につき26 円 低 所 得 者 で9 日 を 超 える 入 院 : 一 食 につき16 円 低 所 得 者 : 一 食 につき21 円 特 に 所 得 の 低 い 低 所 得 者 (7 歳 以 上 ): 一 食 につき1 円 生 活 療 養 標 準 負 担 額 : 一 食 につき46 円 (*)+32 円 ( 居 住 費 ) 低 所 得 者 : 一 食 につき21 円 ( 食 費 ) +32 円 ( 居 住 費 ) 特 に 所 得 の 低 い 低 所 得 者 : 一 食 につき13 円 ( 食 費 ) +32 円 ( 居 住 費 ) 老 齢 福 祉 年 金 受 給 者 : 一 食 につき1 円 ( 食 費 ) + 円 ( 居 住 費 ) (*) 入 院 時 生 活 療 養 (Ⅱ)を 算 定 する 保 険 医 療 機 関 では42 円 7 歳 未 満 の 者 ( 上 位 所 得 者 )15, 円 +( 医 療 費 -5,) 1% (83,4 円 ) ( 一 般 ) 8,1 円 +( 医 療 費 -267,) 1% (44,4 円 ) ( 低 所 得 者 ) 35,4 円 (24,6 円 ) 給 付 内 容 は 条 例 で 定 めるところによる (ほとんどの 保 険 者 が 原 則 42 万 円 ( 産 科 医 療 補 償 制 度 の 加 算 対 象 出 産 ではない 場 合 は 39 万 円 )) 給 付 内 容 は 条 例 で 定 めるところによる (1~5 万 円 程 度 としている 市 町 村 が 多 い ) ほとんどの 市 町 村 が 実 施 任 意 給 付 ( 実 施 している 市 町 村 はない ) ( 括 弧 内 の 額 は 4ヶ 月 目 以 降 の 多 数 該 当 ) 注 : 難 病 等 の 患 者 の 負 担 は 食 事 療 養 標 準 負 担 額 と 同 額 7 歳 以 上 75 歳 未 満 の 者 入 院 外 来 ( 個 人 ごと) ( 現 役 並 み 所 得 者 )8,1 円 +( 医 療 費 -267,) 1% 44,4 円 (44,4 円 ) ( 一 般 ( )) 44,4 円 12, 円 ( 低 所 得 者 ) 24,6 円 8, 円 ( 低 所 得 者 のうち 特 に 所 得 の 低 い 者 ) 15, 円 8, 円 出 産 育 児 一 時 金 被 保 険 者 又 はその 被 扶 養 者 が 出 産 した 場 合 原 則 42 万 円 を 支 給 ( 産 科 医 療 補 償 制 度 の 加 算 対 象 出 産 ではない 場 合 は 39 万 円 ) 家 族 出 産 育 児 一 時 金 埋 葬 料 家 族 埋 葬 料 被 保 険 者 が 死 亡 した 場 合 遺 族 等 に 対 し 定 額 5 万 円 を 支 給 被 扶 養 者 が 死 亡 した 場 合 被 保 険 者 に 対 し 定 額 5 万 円 を 支 給 被 保 険 者 が 業 務 外 の 事 由 による 療 養 のため 労 務 不 能 となった 場 合 その 期 間 中 最 長 で1 年 6ヶ 月 1 日 に 付 き 標 準 報 酬 日 額 の3 分 の2 相 当 額 を 支 給 被 保 険 者 本 人 の 産 休 中 ( 出 産 日 以 前 42 日 から 出 産 日 後 56 日 まで)の 間 1 日 に 付 き 標 準 報 酬 日 額 の3 分 の2 相 当 額 を 支 給 平 成 2 年 4 月 から 窓 口 負 担 は1 割 に 据 え 置 かれ 高 額 療 養 費 の 自 己 負 担 限 度 額 についても 本 表 の 額 のまま 据 え 置 かれる 48

50 医 療 費 の 患 者 負 担 について 医 療 費 の 患 者 負 担 割 合 高 額 療 養 費 制 度 1 割 負 担 家 計 に 対 する 医 療 費 の 自 己 負 担 が 過 重 なもの とならないよう 月 ごとの 自 己 負 担 限 度 額 を 超 え た 場 合 に その 超 えた 金 額 を 支 給 する 制 度 2 割 負 担 (1 割 負 担 に 凍 結 中 ) 75 歳 7 歳 < 一 般 的 な 例 被 用 者 本 人 (3 割 負 担 )のケース> 医 療 費 1 万 円 窓 口 負 担 3 万 円 3 割 負 担 高 額 療 養 費 として 支 給 3 万 円 - 87,43 円 = 212,57 円 2 割 負 担 6 歳 ( 義 務 教 育 就 学 前 ) 自 己 限 度 額 8,1 円 +(1,, 円 -267, 円 ) 1% = 87,43 円 ( 注 ) 自 己 負 担 限 度 額 は 被 保 険 者 の 所 得 に 応 じ 一 般 上 位 所 得 者 低 所 得 者 に 分 かれる 49

51 高 額 療 養 費 の 自 己 負 担 限 度 額 ( 現 行 ) [7 歳 未 満 ] は 多 数 該 当 ( 過 去 12カ 月 に3 回 以 上 高 額 療 養 費 の 支 給 を 受 け4 回 目 に 該 当 )の 場 合 上 位 所 得 者 要 件 [ 被 用 者 保 険 ] 標 準 報 酬 月 額 ( 1)53 万 円 以 上 [ 国 保 ] 世 帯 の 年 間 所 得 ( 旧 ただし 書 き 所 得 ( 2))が6 万 円 以 上 自 己 負 担 限 度 額 (1 月 当 たり) 15, 円 +( 医 療 費 -5,) 1% 多 数 該 当 83,4 円 一 般 上 位 所 得 者 低 所 得 者 以 外 8,1 円 +( 医 療 費 -267, 円 ) 1% 多 数 該 当 44,4 円 [ 被 用 者 保 険 ] 被 保 険 者 が 市 町 村 民 税 非 課 税 低 所 得 者 [ 国 保 ] 世 帯 主 及 び 世 帯 の 被 保 険 者 全 員 が 市 町 村 民 税 非 課 税 等 [7 歳 以 上 ] 35,4 円 多 数 該 当 24,6 円 要 件 外 来 ( 個 人 ごと) 自 己 負 担 限 度 額 (1 月 当 たり) 現 役 並 み 所 得 者 [ 後 期 国 保 ] 課 税 所 得 145 万 円 以 上 ( 3) [ 被 用 者 保 険 ] 標 準 報 酬 月 額 28 万 円 以 上 ( 3) 44, 円 8,1 円 +( 医 療 費 -267, 円 ) 1% 多 数 該 当 44,4 円 一 般 現 役 並 み 所 得 者 低 所 得 者 Ⅰ Ⅱに 該 当 しない 者 12, 円 44,4 円 低 所 得 者 Ⅱ Ⅰ [ 後 期 ] 世 帯 員 全 員 が 市 町 村 民 税 非 課 税 [ 国 保 ] 世 帯 主 及 び 世 帯 の 被 保 険 者 全 員 が 市 町 村 民 税 非 課 税 [ 被 用 者 保 険 ] 被 保 険 者 が 市 町 村 民 税 非 課 税 等 [ 後 期 ] 世 帯 員 全 員 の 所 得 が 一 定 以 下 [ 国 保 ] 世 帯 主 及 び 世 帯 の 被 保 険 者 全 員 の 所 得 が 一 定 以 下 ( 4) [ 被 用 者 保 険 ] 被 保 険 者 及 び 被 扶 養 者 の 所 得 が 一 定 以 下 ( 4) 等 8, 円 24,6 円 15, 円 1 標 準 報 酬 月 額 :4 月 から6 月 の 給 料 超 勤 手 当 家 族 手 当 等 の 報 酬 の 平 均 月 額 をあらかじめ 決 められた 等 級 別 の 報 酬 月 額 に 当 てはめるも の 決 定 した 標 準 報 酬 月 額 は その 年 の9 月 から 翌 年 8 月 まで 使 用 する 2 旧 ただし 書 き 所 得 : 収 入 総 額 から 必 要 経 費 給 与 所 得 控 除 公 的 年 金 等 控 除 等 を 差 し 引 いたものである 総 所 得 金 額 から 基 礎 控 除 (33 万 円 )をさ らに 差 し 引 いたもの 3 7 歳 以 上 の 高 齢 者 が 複 数 いる 世 帯 の 場 合 収 入 の 合 計 額 が52 万 円 未 満 (7 歳 以 上 の 高 齢 者 が 一 人 の 場 合 383 万 円 未 満 )を 除 く 4 地 方 税 法 の 規 定 による 市 町 村 民 税 に 係 る 所 得 ( 退 職 所 得 を 除 く)がない 場 合 ( 年 金 収 入 のみの 場 合 年 金 受 給 額 8 万 円 以 下 ) 5

52 現 在 の 高 齢 者 医 療 制 度 について 制 度 の 概 要 高 齢 化 に 伴 う 医 療 費 の 増 大 が 見 込 まれる 中 で 高 齢 世 代 と 若 年 世 代 の 負 担 の 明 確 化 等 を 図 る 観 点 から 75 歳 以 上 の 高 齢 者 等 を 対 象 とした 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 を 平 成 2 年 4 月 から 施 行 併 せて 65 歳 ~74 歳 の 高 齢 者 の 偏 在 による 保 険 者 間 の 負 担 の 不 均 衡 を 調 整 するため 保 険 者 間 の 財 政 調 整 の 仕 組 みを 導 入 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 の 仕 組 み 全 市 町 村 が 加 入 する 広 域 連 合 < 対 象 者 数 > 75 歳 以 上 の 高 齢 者 約 1,5 万 人 < 後 期 高 齢 者 医 療 費 > 14.2 兆 円 ( 平 成 24 年 度 予 算 ベース) 給 付 費 13.1 兆 円 患 者 負 担 1.1 兆 円 < 保 険 料 額 ( 平 成 24 年 度 見 込 )> 全 国 平 均 約 5,56 円 / 月 基 礎 年 金 のみを 受 給 されている 方 は 約 36 円 / 月 患 者 負 担 公 費 ( 約 5 割 )6.1 兆 円 国 : 都 道 府 県 : 市 町 村 =4.1 兆 円 :1. 兆 円 :1. 兆 円 =4:1:1 高 齢 者 の 保 険 料.9 兆 円 約 1 割 [ 軽 減 措 置 等 で 実 質 約 7% 程 度 ] 保 険 給 付 口 座 振 替 銀 行 振 込 等 被 保 険 者 (75 歳 以 上 の 者 ) 年 金 から 天 引 き 後 期 高 齢 者 支 援 金 ( 若 年 者 の 保 険 料 ) 5.5 兆 円 約 4 割 < 交 付 > 社 会 保 険 診 療 報 酬 支 払 基 金 < 一 括 納 付 > 医 療 保 険 者 健 保 組 合 国 保 など 保 険 料 < 支 援 金 内 訳 > 協 会 けんぽ 1.6 兆 円 健 保 組 合 1.5 兆 円 共 済 組 合.5 兆 円 市 町 村 国 保 等 1.9 兆 円 各 医 療 保 険 ( 健 保 国 保 等 )の 被 保 険 者 (~74 歳 ) 51

53 前 期 高 齢 者 に 係 る 財 政 調 整 の 仕 組 み < 対 象 者 数 > 65~74 歳 の 高 齢 者 約 1,4 万 人 < 前 期 高 齢 者 給 付 費 > 5.9 兆 円 ( 平 成 24 年 度 予 算 ベース) 調 整 前 75 歳 未 満 の 加 入 者 数 に 応 じて 負 担 調 整 後 83% 市 町 村 国 保 等 4.9 兆 円 37% 63% 17% 協 会 けんぽ.6 兆 円 健 保 組 合.3 兆 円 納 付 金 協 会 けんぽ 1.2 兆 円 健 保 1.1 兆 円 共 済.4 兆 円 交 付 金 市 町 村 国 保 等 2.7 兆 円 共 済.1 兆 円 市 町 村 国 保 等 2.2 兆 円 (3,9 万 人 ) 協 会 けんぽ 1.8 兆 円 (3,5 万 人 ) 健 保 組 合 1.4 兆 円 (2,9 万 人 ) 共 済.5 兆 円 (9 万 人 ) 制 度 の 追 加 措 置 制 度 の 円 滑 な 運 営 のため 以 下 の 措 置 を 追 加 実 施 1.7~74 歳 の 方 の 患 者 負 担 の 見 直 し(1 割 2 割 への 引 き 上 げ)の 凍 結 2. 低 所 得 者 に 対 する 保 険 料 の 軽 減 所 得 が 低 い 方 について 均 等 割 の9 割 軽 減 8.5 割 軽 減 及 び 所 得 割 の5 割 軽 減 措 置 を 実 施 3. 被 用 者 保 険 の 被 扶 養 者 であった 方 の 均 等 割 9 割 軽 減 措 置 4. 保 険 料 の 年 金 からの 支 払 いに 係 る 改 善 平 成 21 年 度 から 口 座 振 替 による 支 払 いと 年 金 からの 支 払 いとの 選 択 制 を 実 施 52

54 8. 介 護 保 険 53

55 税 金 5% 保 険 料 5% 市 町 村 ( 保 険 者 ) 市 町 村 都 道 府 県 国 12.5% 12.5%( ) 25%( ) 施 設 等 給 付 の 場 合 は 国 2% 都 道 府 県 17.5% 21% 29% 人 口 比 に 基 づき 設 定 介 護 保 険 制 度 の 仕 組 み 費 用 の9 割 分 の 支 払 い 請 求 サービス 事 業 者 在 宅 サービス 訪 問 介 護 通 所 介 護 等 地 域 密 着 型 サービス 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 等 施 設 サービス 老 人 福 祉 施 設 老 人 保 健 施 設 等 財 政 安 定 化 基 金 保 険 料 個 別 市 町 村 原 則 年 金 からの 天 引 き ( 平 成 年 度 ) 全 国 プール 国 民 健 康 保 険 健 康 保 険 組 合 など 居 住 費 食 費 1 割 負 担 サービス 利 用 要 介 護 認 定 加 入 者 ( 被 保 険 者 ) 第 1 号 被 保 険 者 65 歳 以 上 の 者 第 2 号 被 保 険 者 4 歳 から64 歳 までの 者 (2,892 万 人 ) (4,233 万 人 ) ( 注 ) 第 1 号 被 保 険 者 の 数 は 平 成 21 年 度 介 護 保 険 事 業 状 況 報 告 年 報 によるものであり 平 成 21 年 度 末 現 在 の 数 である 第 2 号 被 保 険 者 の 数 は 社 会 保 険 診 療 報 酬 支 払 基 金 が 介 護 給 付 費 納 付 金 額 を 確 定 するための 医 療 保 険 者 からの 報 告 によるものであり 平 成 21 年 度 内 の 月 平 均 値 である 54

56 介 護 費 用 と 保 険 料 の 推 移 総 費 用 介 護 保 険 の 総 費 用 ( )は 年 々 増 加 3.6 兆 円 4.6 兆 円 5.2 兆 円 5.7 兆 円 6.2 兆 円 6.4 兆 円 6.4 兆 円 6.7 兆 円 6.9 兆 円 7.4 兆 円 7.9 兆 円 8.3 兆 円 8.9 兆 円 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 21 年 度 211 年 度 212 年 度 (12 年 度 ) (13 年 度 ) (14 年 度 ) (15 年 度 ) (16 年 度 ) (17 年 度 ) (18 年 度 ) (19 年 度 ) (2 年 度 ) (21 年 度 ) (22 年 度 ) (23 年 度 ) (24 年 度 ) ( 注 )2~29 年 度 は 実 績 21~212 年 度 は 当 初 予 算 介 護 保 険 に 係 る 事 務 コストや 人 件 費 などは 含 まない( 地 方 交 付 税 により 措 置 されている) 65 歳 以 上 が 支 払 う 保 険 料 全 国 平 均 ( 月 額 加 重 平 均 ) 第 1 期 (H12~14 年 度 ) 第 2 期 (H15~17 年 度 ) 第 3 期 (H18~2 年 度 ) 第 4 期 (H21~23 年 度 ) 第 5 期 (H24~26 年 度 ) (2~22) (23~25) (26~28) (29~211) (212~214) 2,911 円 3,293 円 (+13%) 4,9 円 (+24%) 4,16 円 (+1.7%) 4,972 円 (+2%) 55

57 高 額 介 護 ( 介 護 予 防 )サービス 費 月 々の 介 護 サービス 費 の1 割 の 負 担 額 が 世 帯 合 計 ( 個 人 )で 上 限 額 を 超 えた 場 合 に その 超 えた 分 が 払 い 戻 されます 所 得 区 分 世 帯 の 上 限 額 (1) 下 記 (2)または(3)に 該 当 しない 場 合 37,2 円 (2) 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 24,6 円 への 減 額 により 生 活 保 護 の 被 保 護 者 とならない 場 合 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 で[ 公 的 年 金 等 収 入 金 額 + 合 計 所 得 金 額 ] が8 万 円 以 下 である 場 合 市 町 村 民 税 世 帯 非 課 税 の 老 齢 福 祉 年 金 受 給 者 (3)1 生 活 保 護 の 被 保 護 者 215, 円 への 減 額 により 生 活 保 護 の 被 保 護 者 とならない 場 合 24,6 円 個 人 15, 円 1 個 人 15, 円 215, 円 個 人 の 高 額 介 護 ( 介 護 予 防 )サービス 費 の 支 給 ( 利 用 者 負 担 世 帯 合 算 額 ー 世 帯 の 上 限 額 ) 個 人 の 利 用 者 負 担 合 算 額 利 用 者 負 担 世 帯 合 算 額 上 記 計 算 の 結 果 個 人 単 位 の 負 担 上 限 額 を 超 える 場 合 は 負 担 が15, 円 になるように 適 用 される 56

58 介 護 サービスの 利 用 の 手 続 き 利 用 者 市 町 村 の 窓 口 認 定 調 査 医 師 の 意 見 書 要 介 護 認 定 寝 たきりや 認 知 症 で 介 護 サービスが 必 要 な 方 要 介 護 1 ~ 要 介 護 5 要 介 護 状 態 となるおそれがあり 日 常 生 活 に 支 援 が 必 要 な 方 要 支 援 1 要 支 援 2 要 支 援 要 介 護 になるおそ れのある 者 非 該 当 ( ケ ア プ ラ ン ) 介 護 予 防 ケ ア プ ラ ン 介 護 サ ー ビ ス の 利 用 計 画 施 設 サービス 特 別 養 護 老 人 ホーム 介 護 老 人 保 健 施 設 介 護 療 養 型 医 療 施 設 居 宅 サービス 訪 問 介 護 訪 問 看 護 通 所 介 護 短 期 入 所 サービス など 地 域 密 着 型 サービス 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 など 介 護 予 防 サービス 介 護 予 防 通 所 介 護 介 護 予 防 通 所 リハビリ 介 護 予 防 訪 問 介 護 など 地 域 密 着 型 介 護 予 防 サービス 介 護 予 防 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 介 護 予 防 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 など 介 護 予 防 事 業 市 町 村 の 実 情 に 応 じた サービス 事 地 業 域 支 援 介 護 給 付 予 防 給 付 57

59 介 護 サービスの 種 類 地 域 密 着 型 サービス 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 夜 間 対 応 型 訪 問 介 護 認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 (グループホーム) 地 域 密 着 型 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 地 域 密 着 型 介 護 老 人 福 祉 施 設 入 所 者 生 活 介 護 複 合 型 サービス 居 宅 サービス 訪 問 サービス 訪 問 介 護 (ホームヘルフ サーヒ ス) 訪 問 入 浴 介 護 訪 問 看 護 訪 問 リハビリテーション 居 宅 療 養 管 理 指 導 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 特 定 福 祉 用 具 販 売 居 宅 介 護 支 援 通 所 サービス 通 所 介 護 (テ イサーヒ ス) 通 所 リハビリテーション 短 期 入 所 サービス 短 期 入 所 生 活 介 護 (ショートステイ) 短 期 入 所 療 養 介 護 福 祉 用 具 貸 与 施 設 サービス 介 護 老 人 福 祉 施 設 介 護 老 人 保 健 施 設 介 護 療 養 型 医 療 施 設 サ 介 ー 護 ビ 給 ス 付 を 行 う 地 域 密 着 型 介 護 予 防 サービス 介 護 予 防 認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 介 護 予 防 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 介 護 予 防 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 (グループホーム) 介 護 予 防 支 援 市 町 村 が 指 定 監 督 を 行 うサービス 介 護 予 防 サービス 訪 問 サービス 通 所 サービス 介 護 予 防 訪 問 介 護 (ホームヘルフ サーヒ ス) 介 護 予 防 通 所 介 護 (テ イサーヒ ス) 介 護 予 防 訪 問 入 浴 介 護 介 護 予 防 通 所 リハビリテーション 介 護 予 防 訪 問 看 護 介 護 予 防 訪 問 リハビリテーション 介 護 予 防 居 宅 療 養 管 理 指 導 介 護 予 防 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 特 定 介 護 予 防 福 祉 用 具 販 売 短 期 入 所 サービス 介 護 予 防 短 期 入 所 生 活 介 護 (ショートステイ) 介 護 予 防 短 期 入 所 療 養 介 護 介 護 予 防 福 祉 用 具 貸 与 都 道 府 県 政 令 市 中 核 市 が 指 定 監 督 を 行 うサービス サ 予 ー 防 ビ 給 ス 付 を 行 う 58

60 介 護 保 険 サービスの 体 系 在 宅 訪 問 系 サ ー ビ ス 訪 問 介 護 訪 問 看 護 訪 問 入 浴 介 護 居 宅 介 護 支 援 等 ( 例 )ホームヘルパーが1 時 間 身 体 介 護 を 行 う 場 合 1 時 間 :4,2 円 施 設 通 所 系 サ ー ビ ス 通 所 介 護 通 所 リハビリテーション 等 ( 例 ) 通 所 介 護 (デイサービス)で1 日 お 預 かりする 場 合 要 介 護 3の 方 :9,37 円 短 期 滞 在 系 サ ー ビ ス 短 期 入 所 生 活 介 護 等 ( 例 ) 短 期 入 所 生 活 介 護 (ショート)で1 日 お 預 かりする 場 合 要 介 護 3の 方 :8,22 円 居 住 系 サ ー ビ ス 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 認 知 症 共 同 生 活 介 護 等 ( 例 ) 特 定 施 設 ( 有 料 老 人 ホーム 等 )に 入 所 する 場 合 要 介 護 3の 方 :1 日 当 たり7, 円 入 所 系 サ ー ビ ス 介 護 老 人 福 祉 施 設 介 護 老 人 保 健 施 設 等 ( 例 ) 介 護 老 人 福 祉 施 設 ( 特 別 養 護 老 人 ホーム)に 入 所 する 場 合 要 介 護 3の 方 :1 日 当 たり7,7 円 59

61 9. 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 療 養 費 制 度 6

62 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 療 養 費 制 度 について 1 年 間 ( 毎 年 8 月 1 日 ~ 翌 年 7 月 31 日 ( 1))の 医 療 保 険 と 介 護 保 険 における 自 己 負 担 ( 2)の 合 算 額 が 著 しく 高 額 になる 場 合 に 負 担 を 軽 減 する 仕 組 みを 設 けたところ( 平 成 2 年 4 月 施 行 ) ( 制 度 の 基 本 的 枠 組 み) 1 対 象 世 帯 2 限 度 額 医 療 保 険 各 制 度 ( 被 用 者 保 険 国 保 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 )の 世 帯 に 介 護 保 険 の 受 給 者 が 存 在 する 場 合 に 被 保 険 者 からの 申 請 に 基 づき 高 額 療 養 費 の 算 定 対 象 となる 世 帯 単 位 で 医 療 保 険 と 介 護 保 険 の 自 己 負 担 を 合 算 した 額 が 新 たに 設 定 する 自 己 負 担 限 度 額 を 超 えた 場 合 ( 3) に 支 給 する 年 額 56 万 円 を 基 本 とし 医 療 保 険 各 制 度 や 被 保 険 者 の 所 得 年 齢 区 分 ごとの 自 己 負 担 限 度 額 を 踏 まえてきめ 細 かく 設 定 3 費 用 負 担 医 療 保 険 者 介 護 保 険 者 の 双 方 が 自 己 負 担 額 の 比 率 に 応 じて 負 担 し 合 う ( 制 度 のイメージ) 介 護 保 険 者 ( 市 町 村 ) 5 支 給 2 介 護 自 己 負 担 額 証 明 書 1 申 請 4 支 給 額 の 連 絡 医 療 保 険 受 給 者 3 申 請 (2の 証 明 書 を 添 付 ) 5 支 給 医 療 保 険 者 支 給 額 算 定 各 医 療 保 険 の 高 額 療 養 費 算 定 世 帯 介 護 保 険 受 給 者 ( 1) 国 保 及 び 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 における 所 得 区 分 の 変 更 が 8 月 1 日 から 適 用 されることを 踏 まえたもの ( 2) 食 費 居 住 費 及 び 差 額 ベッド 代 等 については 別 途 負 担 が 必 要 となる( 現 行 の 高 額 療 養 費 高 額 介 護 サービス 費 等 の 制 度 と 同 様 ) ( 3) 高 額 医 療 高 額 介 護 制 度 の 目 的 は 医 療 保 険 と 介 護 保 険 の 自 己 負 担 の 合 算 額 が 著 しく 高 額 になる 場 合 に 負 担 を 軽 減 する ことである とともに 関 係 する 保 険 者 が 複 数 (2 以 上 )にわたり それぞれ 事 務 負 担 及 び 費 用 が 生 じることを 踏 まえ ( 自 己 負 担 の 合 算 額 - 自 己 負 担 限 度 額 )が5 円 を 超 える 場 合 に 限 り 支 給 することとしている 61

63 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 療 養 費 制 度 の 参 考 事 例 夫 婦 とも75 歳 以 上 ( 住 民 税 非 課 税 )で 夫 が 医 療 サービス 妻 が 介 護 サービスを 受 けている 世 帯 の 場 合 ( 医 療 サービス) 病 院 に 入 院 ( ) ( 介 護 サービス) 要 介 護 4で 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 を 利 用 ( 年 金 収 入 ) 夫 婦 で 年 間 211 万 円 以 下 ( 住 民 税 非 課 税 ) 自 己 負 担 : 年 間 6 万 円 今 まで(2 年 3 月 まで) 自 己 負 担 : 年 間 31 万 円 (29 万 円 の 軽 減 ) これから(2 年 4 月 から) 医 療 費 と 介 護 費 の 自 己 負 担 ( 合 計 6 万 円 )を 支 払 った 後 各 保 険 者 に 請 求 自 己 負 担 3 万 円 自 己 負 担 3 万 円 医 療 費 の1 割 負 担 ただし 毎 月 の 負 担 の 上 限 あり (このケースでは 2 万 46 円 まで) 介 護 費 の1 割 負 担 ただし 毎 月 の 負 担 の 上 限 あり (このケースでは 2 万 46 円 まで) 自 己 負 担 限 度 額 (31 万 円 )を 一 定 程 度 超 えた 場 合 に 当 該 超 え た 額 (29 万 円 )を 支 給 保 険 者 ( ) 療 養 病 床 に 入 院 した 場 合 にかかる 食 費 居 住 費 及 び 差 額 ベッド 代 等 については 別 途 負 担 が 必 要 となる( 現 行 の 高 額 療 養 費 等 の 制 度 と 同 様 ) 62

64 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 療 養 費 制 度 の 算 定 基 準 額 ( 限 度 額 ) 年 額 56 万 円 ( 老 人 医 療 と 介 護 保 険 の 自 己 負 担 を 合 算 した 額 の 分 布 状 況 を 踏 まえて 設 定 ) を 基 本 とし 医 療 保 険 各 制 度 や 所 得 年 齢 区 分 ごとの 自 己 負 担 限 度 額 を 踏 まえてきめ 細 かく 設 定 < 限 度 額 > 現 役 並 み 所 得 者 ( 上 位 所 得 者 ) 一 般 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 被 用 者 保 険 又 は 国 保 被 用 者 保 険 又 は 国 保 + 介 護 保 険 + 介 護 保 険 + 介 護 保 険 (7 歳 ~74 歳 がいる 世 帯 ( 1)) (7 歳 未 満 がいる 世 帯 ( 2)) 67 万 円 67 万 円 126 万 円 56 万 円 62 万 円 67 万 円 ( 3) 低 所 得 者 Ⅱ 31 万 円 31 万 円 Ⅰ 19 万 円 19 万 円 34 万 円 ( 1 2) 対 象 となる 世 帯 に 7 歳 ~74 歳 の 者 と7 歳 未 満 の 者 が 混 在 する 場 合 には 1まずは7 歳 ~74 歳 の 者 に 係 る 自 己 負 担 の 合 算 額 に ( 1)の 区 分 の 自 己 負 担 限 度 額 が 適 用 された 後 2なお 残 る 負 担 額 と 7 歳 未 満 の 者 に 係 る 自 己 負 担 の 合 算 額 とを 合 算 した 額 に ( 2)の 区 分 の 自 己 負 担 限 度 額 が 適 用 される ( 3) 平 成 22 年 7 月 までは56 万 円 ( 4) 初 年 度 の 限 度 額 は 別 途 設 定 ( 平 成 2 年 4 月 ~ 平 成 21 年 7 月 の16ヶ 月 分 ) 63

65 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 療 養 費 平 成 21 年 度 支 給 実 績 医 療 件 数 276,134 協 会 けんぽ 16 健 保 組 合 16 国 保 6,383 後 期 高 齢 者 医 療 269,719 給 付 額 ( 件 ) ( 千 円 ) 2,796,341 協 会 けんぽ 1,568 健 保 組 合 1,1 国 保 18,95 後 期 高 齢 者 医 療 2,612,867 介 護 11,46 3,973,948 計 386,18 6,77,289 ( 注 ) 上 記 実 績 は 平 成 21 年 度 中 に 支 給 された 実 績 であり 平 成 21 年 7 月 までの 自 己 負 担 分 が 平 成 22 年 度 以 降 に 支 給 される 場 合 もある 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 は 平 成 2 年 4 月 から 施 行 通 常 は 8 月 から 翌 年 7 月 までの1 年 間 を 単 位 とするが 初 年 度 は 平 成 2 年 4 月 ~21 年 7 月 の16ヶ 月 を 単 位 として 設 定 ( 基 準 額 も 本 来 額 の16/12で 設 定 ) 審 査 支 払 機 関 の 審 査 等 を 経 て 医 療 保 険 者 が7 月 分 の 自 己 負 担 額 を 把 握 できるのは 9 月 中 旪 以 降 となる ため 被 保 険 者 等 の 申 請 を 受 け 支 給 が 行 われるのは 最 短 でも1 月 となる 64

66 1. 年 金 制 度 65

67 年 金 制 度 の 仕 組 み 現 役 世 代 は 全 て 国 民 年 金 の 被 保 険 者 となり 高 齢 期 となれば 基 礎 年 金 の 給 付 を 受 ける (1 階 部 分 ) 民 間 サラリーマンや 公 務 員 は これに 加 え 厚 生 年 金 や 共 済 年 金 に 加 入 し 基 礎 年 金 の 上 乗 せとして 報 酬 比 例 年 金 の 給 付 を 受 ける (2 階 部 分 ) ( 数 値 は 平 成 23 年 3 月 末 ) 加 入 員 数 55 万 人 加 入 者 数 12 万 人 加 入 者 数 371 万 人 加 入 者 数 727 万 人 加 入 者 数 126 万 人 加 入 員 数 447 万 人 国 民 年 金 基 金 確 定 拠 出 年 金 ( 個 人 型 ) 確 定 拠 出 年 金 ( 企 業 型 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 厚 生 年 金 保 険 加 入 員 数 3,441 万 人 適 格 退 職 年 金 厚 生 年 金 基 金 ( 代 行 部 分 ) 職 域 加 算 部 分 共 済 年 金 加 入 員 数 442 万 人 国 民 年 金 ( 基 礎 年 金 ) 第 2 号 被 保 険 者 の 被 扶 養 配 偶 者 自 営 業 者 等 民 間 サラリーマン 公 務 員 等 1,5 万 人 1,938 万 人 3,883 万 人 第 3 号 被 保 険 者 第 1 号 被 保 険 者 第 2 号 被 保 険 者 等 6,826 万 人 66

68 第 1 号 被 保 険 者 第 2 号 被 保 険 者 第 3 号 被 保 険 者 2 歳 以 上 6 歳 未 満 の 自 営 業 者 農 業 者 無 業 者 等 保 険 料 は 定 額 平 成 24 年 4 月 現 在 月 14,98 円 平 成 17 年 4 月 から 毎 年 28 円 引 き 上 げ 平 成 29 年 度 以 降 16,9 円 ( 平 成 16 年 度 価 格 )で 固 定 毎 年 度 の 保 険 料 額 や 引 上 げ 幅 は 物 価 や 賃 金 の 動 向 に 応 じて 変 動 民 間 サラリーマン 公 務 員 保 険 料 は 報 酬 額 に 比 例 ( 厚 生 年 金 ) 平 成 23 年 9 月 現 在 % 平 成 16 年 1 月 から 毎 年.354% 引 き 上 げ 平 成 29 年 度 以 降 18.3% で 固 定 労 使 折 半 で 保 険 料 を 負 担 民 間 サラリーマン 公 務 員 に 扶 養 される 配 偶 者 被 保 険 者 本 人 は 負 担 を 要 しない 配 偶 者 の 加 入 している 被 用 者 年 金 制 度 ( 厚 生 年 金 又 は 共 済 年 金 )が 負 担 被 保 険 者 数 ( 公 的 年 金 制 度 全 体 ) 6,826 万 人 ( 平 成 23 年 度 末 ) 受 給 権 者 数 ( 公 的 年 金 制 度 全 体 ) 3,796 万 人 ( 平 成 23 年 度 末 ) 国 民 年 金 保 険 料 14,98 円 ( 平 成 24 年 度 ) 保 険 料 納 付 率 :59.3%( 平 成 22 年 度 ) 厚 生 年 金 保 険 料 率 %( 平 成 23 年 9 月 分 ~ 平 成 24 年 8 月 分 ) 年 金 額 老 齢 基 礎 年 金 月 65,541 円 ( 平 成 24 年 度 ) 平 均 額 : 月 5.5 万 円 ( 平 成 22 年 度 ) 老 齢 厚 生 年 金 月 23,94 円 ( 平 成 24 年 度 夫 婦 2 人 分 の 標 準 的 な 額 ) 1 人 あたり 平 均 額 : 月 16.2 万 円 ( 基 礎 年 金 を 含 む)( 平 成 22 年 度 ) 保 険 料 収 入 ( 公 的 年 金 制 度 全 体 ) 32.4 兆 円 ( 平 成 24 年 度 予 算 ベース) 国 庫 負 担 額 ( 公 的 年 金 制 度 全 体 ) 11.7 兆 円 ( 平 成 24 年 度 予 算 ベース) 給 付 費 ( 公 的 年 金 制 度 全 体 ) 52.2 兆 円 ( 平 成 24 年 度 予 算 ベース) 積 立 金 ( 国 民 年 金 厚 生 年 金 ) 兆 円 ( 平 成 22 年 度 末 時 価 ベース) 67

69 納 付 率 納 付 対 象 月 数 及 び 納 付 月 数 の 推 移 ( 現 年 度 分 ) 納 付 対 象 月 数 納 付 月 数 納 付 率 (%) 25 2 納 付 率 ( % ) 新 法 施 行 二 十 歳 以 上 の 学 生 を 強 制 適 用 の 手 続 届 出 が な い き ( 場 ( い 合 二 わ の 十 ゆ 手 歳 る 帳 到 送 達 職 付 者 権 ) に 適 よ 用 る ) 資 開 格 始 取 得 段 階 的 に 実 施 元 ( 年 度 ) 学 生 納 付 特 例 の 導 入 保 険 免 料 除 収 基 納 準 事 改 務 正 を 国 半 が額 一 免 元 除 的 の に導 実 入 施 若 年 者 納 付 猶 予 の 導 入 多 段 階 免 除 の 導 入 月 数 ( 百 万 月 ) 注 納 付 率 (%)= 納 付 月 数 1 納 付 対 象 月 数 納 付 対 象 月 数 とは 当 該 年 度 分 の 保 険 料 として 納 付 すべき 月 数 ( 全 額 免 除 月 数 学 生 納 付 特 例 月 数 若 年 者 納 付 猶 予 月 数 を 含 まない )であ り 納 付 月 数 はそのうち 当 該 年 度 中 ( 翌 年 度 4 月 末 まで)に 実 際 に 納 付 された 月 数 である 68

70 11. 子 ども 子 育 て 関 係 69

71 保 育 サービスに 係 る 年 齢 別 保 育 単 価 と 平 成 24 年 度 費 用 徴 収 基 準 額 歳 1 歳 2 歳 3 歳 4 歳 ~6 歳 第 1 階 層 生 活 保 護 法 による 被 保 護 世 帯 ( 単 給 世 帯 を 含 む) 及 び 中 国 残 留 邦 人 等 の 円 滑 な 帰 国 の 促 進 及 び 永 住 帰 国 後 の 自 立 の 支 援 に 関 する 法 律 による 支 援 給 付 受 給 世 帯 14.9 万 円 8.8 万 円 4.2 万 円 3.6 万 円 円 保 育 単 価 ( 月 額 ) 第 2 階 層 第 3 階 層 第 1 階 層 及 び 第 4~ 第 8 階 層 を 除 き 前 年 度 分 の 市 町 村 民 税 の 額 の 区 分 が 次 の 区 分 に 該 当 する 世 帯 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 市 町 村 民 税 課 税 世 帯 9, 円 19,5 円 6, 円 16,5 円 第 4 階 層 第 5 階 層 第 6 階 層 第 7 階 層 第 8 階 層 第 1 階 層 を 除 き 前 年 分 の 所 得 税 課 税 世 帯 で あって その 所 得 税 の 額 の 区 分 が 次 の 区 分 に 該 当 する 世 帯 4, 円 未 満 4, 円 以 上 13, 円 未 満 13, 円 以 上 413, 円 未 満 413, 円 以 上 734, 円 未 満 734, 円 以 上 3, 円 44,5 円 61, 円 8, 円 ( 保 育 単 価 限 度 ) 14, 円 ( 保 育 単 価 限 度 ) 27, 円 ( 保 育 単 価 限 度 ) 41,5 円 ( 保 育 単 価 限 度 ) 58, 円 ( 保 育 単 価 限 度 ) 77, 円 ( 保 育 単 価 限 度 ) 11, 円 ( 保 育 単 価 限 度 ) 平 成 24 年 度 における 費 用 徴 収 基 準 額 表 保 育 単 価 は 平 成 24 年 度 の 定 員 9 人 その 他 地 域 区 分 上 記 の 費 用 徴 収 基 準 額 より 各 地 域 区 分 ごとの 保 育 単 価 が 下 回 る 場 合 は その 保 育 単 価 を 限 度 とする 平 成 22 年 度 税 制 改 正 により 年 尐 扶 養 控 除 の 廃 止 等 の 見 直 しが 行 われたが 保 育 料 の 算 定 に 当 たっては 扶 養 控 除 見 直 し 前 の 旧 税 額 を 計 算 し 階 層 区 分 の 認 定 を 行 うこととしている 7

72 訪 問 支 援 各 種 子 育 て 支 援 事 業 の 取 組 の 現 状 各 種 子 育 て 支 援 サービスは 必 ずしも 身 近 な 地 域 に 行 き 渡 っている 状 況 とはいえない 事 業 名 事 業 内 容 実 績 地 域 における 箇 所 数 1,561 市 区 町 村 乳 児 家 庭 全 戸 生 後 4か 月 までの 乳 児 のいるすべての 家 庭 を 訪 問 し 子 育 て 支 援 ( 雇 用 均 等 児 童 家 庭 局 実 施 市 区 町 村 の 割 合 訪 問 事 業 に 関 する 情 報 提 供 や 養 育 環 境 等 の 把 握 を 行 うもの 総 務 課 調 ( 平 成 22 年 7 月 89.2% 1 日 現 在 )) 養 育 支 援 訪 問 事 業 養 育 支 援 が 必 要 な 家 庭 に 対 して 訪 問 による 育 児 家 事 の 援 助 や 技 術 指 導 等 を 行 うもの 1,41 市 区 町 村 ( 雇 用 均 等 児 童 家 庭 局 総 務 課 調 ( 平 成 22 年 7 月 1 日 現 在 )) 実 施 市 区 町 村 の 割 合 59.5% 親 や 子 の 集 う 場 地 域 子 育 て 支 援 拠 点 事 業 児 童 館 事 業 地 域 において 子 育 て 親 子 の 交 流 の 促 進 子 育 て 等 に 関 する 相 談 援 助 等 を 行 うもの 児 童 に 対 する 遊 びを 通 じた 集 団 的 個 別 的 指 導 放 課 後 児 童 の 育 成 指 導 母 親 クラブ 等 の 地 域 組 織 活 動 の 育 成 年 長 児 童 の 育 成 指 導 子 育 て 家 庭 への 相 談 等 5,521か 所 ( 平 成 22 年 度 交 付 決 定 ヘ ース) 4,345か 所 ( 公 営 2,732か 所 民 営 1,613か 所 ) ( 平 成 22 年 1 月 現 在 ) 1 小 学 校 区 当 たり.25か 所 1 小 学 校 区 当 たり.2か 所 預 か 一 時 預 か り 事 業 保 護 者 の 疾 病 育 児 等 に 伴 う 心 理 的 肉 体 的 負 担 の 解 消 等 による 緊 急 一 時 的 な 保 育 サービスを 提 供 するもの 7,46か 所 ( 平 成 22 年 度 交 付 決 定 ヘ ース) 1 小 学 校 区 当 たり.32か 所 り 支 子 育 援 て 事 短 業 期 短 期 入 所 生 活 援 助 (ショートステイ) 事 業 夜 間 養 護 等 (トワイライトステイ) 事 業 保 護 者 が 疾 病 疲 労 など 身 体 上 精 神 上 環 境 上 の 理 由 により 児 童 の 養 育 が 困 難 となった 場 合 等 に 児 童 養 護 施 設 など 保 護 を 適 切 に 行 うこと ができる 施 設 において 養 育 保 護 を 行 う( 原 則 として7 日 以 内 ) 保 護 者 が 仕 事 その 他 の 理 由 により 平 日 の 夜 間 又 は 休 日 に 不 在 となり 児 童 の 養 育 が 困 難 となった 場 合 等 の 緊 急 の 場 合 に 児 童 養 護 施 設 など 保 護 を 適 切 に 行 うことができる 施 設 において 児 童 を 預 かるもの 宿 泊 可 626か 所 ( 平 成 22 年 度 交 付 決 定 ヘ ース) 339か 所 ( 平 成 22 年 度 交 付 決 定 ヘ ース) 1 市 区 町 村 当 たり.36か 所 1 市 区 町 村 当 たり.19か 所 相 互 援 助 ファミリー サ ポ ー ト センター 事 業 児 童 の 預 かり 等 の 援 助 を 受 けることを 希 望 する 者 ( 利 用 会 員 )と 援 助 を 行 うことを 希 望 する 者 ( 提 供 会 員 )との 相 互 援 助 活 動 に 関 す る 連 絡 調 整 を 実 施 するもの 637か 所 ( 平 成 22 年 度 交 付 決 定 ヘ ース) 1 市 区 町 村 当 たり.36か 所 注 : 市 区 町 村 の 総 数 は1,75( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ( 訪 問 支 援 の2 事 業 については 調 査 時 点 の 各 都 道 府 県 ごとの 市 区 町 村 数 による) 注 : 小 学 校 区 としての 国 公 立 小 学 校 数 は21,787( 文 部 科 学 省 平 成 22 年 度 学 校 基 本 調 査 ( 確 定 値 ) 71

73 多 様 な 保 育 の 取 組 の 現 状 事 業 名 事 業 内 容 実 績 地 域 における 箇 所 数 認 可 保 育 所 日 中 就 労 等 している 保 護 者 に 代 わって 保 育 に 欠 ける 乳 幼 児 を 保 育 する 施 設 ( 原 則 とし て 開 所 時 間 11 時 間 保 育 時 間 8 時 間 開 所 日 数 約 3 日 ) 保 育 所 数 :23,385 箇 所 利 用 児 童 数 :212 万 人 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 小 学 校 区 当 たり1.7か 所 延 長 保 育 事 業 11 時 間 の 開 所 時 間 を 超 えて 保 育 を 行 う 事 業 15,91 箇 所 ( 平 成 21 年 度 ) 認 可 保 育 所 の68.% 休 日 保 育 事 業 日 曜 祝 日 等 の 保 育 を 行 う 事 業 ( 年 間 を 通 じて 開 所 する 保 育 所 が 実 施 ) 1,34 箇 所 ( 平 成 22 年 度 交 付 決 定 ベース) 認 可 保 育 所 の4.4% 1 市 区 町 村 当 たり.59か 所 夜 間 保 育 所 22 時 頃 までの 夜 間 保 育 を 行 う 施 設 ( 開 所 時 間 は 概 ね11 時 間 ) 77か 所 ( 平 成 22 年 度 ) 認 可 保 育 所 の.33% 1 市 区 町 村 当 たり.4か 所 特 定 保 育 事 業 週 2~3 日 程 度 又 は 午 前 か 午 後 のみ 必 要 に 応 じて 柔 軟 に 保 育 を 行 う 事 業 1,279か 所 (H22 年 度 交 付 決 定 ベース) 認 可 保 育 所 の5.5% 1 市 区 町 村 当 たり.73か 所 病 児 病 後 児 保 育 事 業 病 児 対 応 型 病 院 保 育 所 等 の 付 設 の 専 用 スペースで 病 後 児 対 応 型 看 護 師 等 が 地 域 の 病 児 病 後 児 を 一 時 的 に 預 かる 事 業 体 調 不 良 児 型 保 育 所 において 体 調 不 良 となった 児 童 を 一 時 的 に 預 かる 事 業 非 施 設 型 看 護 師 等 が 保 護 者 の 自 宅 へ 訪 問 し 病 児 ( 訪 問 型 ) 病 後 児 を 一 時 的 に 保 育 する 事 業 1,356 箇 所 (H22 年 度 交 付 決 定 ベース) 認 可 保 育 所 利 用 児 童 1,563 人 当 たり1か 所 1 市 区 町 村 当 たり.77か 所 家 庭 的 保 育 事 業 保 育 に 欠 ける 乳 幼 児 について 保 育 士 又 は 研 修 により 市 町 村 長 が 認 めた 家 庭 的 保 育 者 の 居 宅 等 において 保 育 所 と 連 携 しながら 尐 数 の 主 に3 歳 未 満 児 を 保 育 するもの 家 庭 的 保 育 者 数 :448 人 利 用 児 童 数 :1535 人 (H22 年 度 交 付 決 定 ベース) 1 市 区 町 村 当 たり 家 庭 的 保 育 者.25 人 注 : 市 区 町 村 の 総 数 は1,75( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 小 学 校 区 としての 国 公 立 小 学 校 数 は21,787( 文 部 科 学 省 平 成 22 年 度 学 校 基 本 調 査 ( 確 定 値 ) 72

74 12. 障 害 者 自 立 支 援 制 度 73

75 障 害 者 自 立 支 援 法 の 給 付 事 業 介 護 給 付 第 28 条 第 1 項 居 宅 介 護 重 度 訪 問 介 護 同 行 援 護 行 動 援 護 療 養 介 護 生 活 介 護 短 期 入 所 重 度 障 害 者 等 包 括 支 援 共 同 生 活 介 護 施 設 入 所 支 援 市 町 村 自 立 支 援 給 付 第 6 条 原 則 として 国 が1/2 負 担 障 害 者 児 訓 練 等 給 付 自 立 訓 練 ( 機 能 訓 練 生 活 訓 練 ) 就 労 移 行 支 援 就 労 継 続 支 援 共 同 生 活 援 助 更 生 医 療 育 成 医 療 精 神 通 院 医 療 自 立 支 援 医 療 補 装 具 第 28 条 第 2 項 第 5 条 第 19 項 第 5 条 第 2 項 地 域 生 活 支 援 事 業 相 談 支 援 コミュニケーション 支 援 日 常 生 活 用 具 移 動 支 援 地 域 活 動 支 援 センター 福 祉 ホーム 等 支 援 国 が1/2 以 内 で 補 助 第 77 条 第 1 項 広 域 支 援 人 材 育 成 等 都 道 府 県 第 78 条 自 立 支 援 医 療 のうち 育 成 医 療 と 精 神 通 院 医 療 の 実 施 主 体 は 都 道 府 県 等 74

76 障 害 福 祉 サービス( 入 所 通 所 訪 問 別 ) 予 算 額 の 推 移 8, 7,884 ( 億 円 ) 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, 6,787 6,16 5,512 5,345 5,429 4,873 4,375 4,3 3,947 3,57 3,53 3,17 3,111 3,33 3,33 2,174 2,21 2,32 2,236 2,344 2,428 2,492 2,497 2,834 2,24 2,447 2,233 2,237 2,189 2,41 2,5 1,683 1,52 1, ,1 1, 合 計 入 所 通 所 訪 問 計 地 域 生 活 支 援 事 業 措 置 費 支 援 費 自 立 支 援 給 付 費 ( 注 1) 予 算 上 サービス 種 別 ごとの 積 算 内 訳 はない 上 記 推 計 では 障 害 福 祉 サービス 予 算 ( 訪 問 を 除 く)を 毎 年 の 入 所 と 通 所 の 利 用 実 績 により 按 分 して 算 出 H12 年 度 からH21 年 度 の 入 所 と 通 所 の 利 用 実 績 については サービス 種 別 毎 に 社 会 福 祉 施 設 等 調 査 の 実 利 用 人 員 国 保 連 データの1 人 当 たり 単 価 により 算 出 訪 問 については 年 度 ごとの 予 算 額 を 計 上 H22 年 度 以 降 については H18 年 度 からH21 年 度 までの 入 所 と 通 所 の 利 用 実 績 の 伸 び 率 訪 問 の 予 算 額 の 伸 び 率 により 算 出 ( 注 2) H21 年 度 の 報 酬 改 定 率 5.1% H24 年 度 の 報 酬 改 定 率 2.% 75

77 利 用 者 負 担 の 軽 減 措 置 について ( 居 宅 通 所 サービスの 場 合 障 害 者 障 害 児 ) 1 定 率 負 担 が 過 大 なものとならないよう 所 得 に 応 じて1 月 当 たりの 負 担 限 度 額 を 設 定 ( 介 護 保 険 並 び) 2 平 成 19 年 4 月 からの 特 別 対 策 による 負 担 軽 減 (1の 限 度 額 を 軽 減 平 成 2 年 度 まで ) 3 平 成 2 年 7 月 からの 緊 急 措 置 ( 対 象 世 帯 の 拡 大 とともに2の 限 度 額 を 更 に 軽 減 ) 4 平 成 22 年 4 月 から 低 所 得 ( 市 町 村 民 税 非 課 税 )の 利 用 者 負 担 を 無 料 化 5 平 成 24 年 4 月 から 法 律 上 も 応 能 負 担 となることが 明 確 化 ( 平 成 22 年 12 月 の 議 員 立 法 による 障 害 者 自 立 支 援 法 等 の 一 部 改 正 法 により 措 置 ) 負 担 額 定 率 負 担 ( 1 割 ) (サービス 量 に 応 じ) 月 額 負 担 上 限 ( 所 得 に 応 じ) 1 < 介 護 保 険 並 び> 一 般 37,2 円 低 所 得 2 24,6 円 低 所 得 1 15, 円 2 ( 平 成 19 年 4 月 ~) ( 平 成 2 年 7 月 ~) < 特 別 対 策 > < 緊 急 措 置 > 一 般 37, 2 円 一 般 ( ) ( 所 得 割 16 万 円 未 満 ) 9, 3 円 低 所 得 2 ( ) 6, 15 円 ( 通 所 は 3,75 円 ) 低 所 得 1 ( ) 3, 75 円 3 一 般 37, 2 円 一 般 ( ) ( 所 得 割 16 万 円 未 満 ( 注 )) 9, 3 円 低 所 得 2 ( ) 3, 円 ( 通 所 は 1,5 円 ) 低 所 得 1 ( ) 1, 5 円 ( 平 成 22 年 4 月 ~) 4 < 低 所 得 無 料 化 > 一 般 37, 2 円 一 般 ( 所 得 割 16 万 円 未 満 ( 注 )) 9, 3 円 低 所 得 2 円 低 所 得 1 円 サービス 量 生 活 保 護 円 生 活 保 護 円 生 活 保 護 円 生 活 保 護 円 資 産 要 件 あり( 所 有 する 現 金 及 び 預 貯 金 等 が 1, 万 円 ( 単 身 の 場 合 は5 万 円 ) 以 下 等 ) ( 注 ) 障 害 児 の 場 合 は 一 般 世 帯 の 所 得 割 28 万 円 未 満 は 4,6 円 平 成 21 年 7 月 以 降 資 産 要 件 は 撤 廃 (1) 一 般 : 市 町 村 民 税 課 税 世 帯 (2) 低 所 得 2: 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 ((3)を 除 く) (3) 低 所 得 1: 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 であって 利 用 者 本 人 ( 障 害 児 の 場 合 はその 保 護 者 )の 年 収 が8 万 円 以 下 の 方 (4) 生 活 保 護 : 生 活 保 護 世 帯 緊 急 措 置 により 平 成 2 年 7 月 から 障 害 者 の 負 担 限 度 額 については 世 帯 全 体 ではなく 本 人 及 び 配 偶 者 のみの 所 得 で 判 断 76

78 利 用 者 負 担 の 軽 減 措 置 について ( 入 所 サービス 等 の 場 合 障 害 者 ) 1 定 率 負 担 が 過 大 なものとならないよう 所 得 に 応 じて1 月 当 たりの 負 担 限 度 額 を 設 定 ( 介 護 保 険 並 び) 更 に 個 別 減 免 補 足 給 付 ( 手 元 金 制 度 )を 実 施 2 平 成 22 年 4 月 から 低 所 得 ( 市 町 村 民 税 非 課 税 )の 利 用 者 負 担 を 無 料 化 3 平 成 24 年 4 月 から 法 律 上 も 応 能 負 担 となることが 明 確 化 ( 平 成 22 年 12 月 の 議 員 立 法 による 障 害 者 自 立 支 援 法 等 の 一 部 改 正 法 により 措 置 ) 1 < 介 護 保 険 並 び> 2 ( 平 成 22 年 4 月 ~) < 低 所 得 無 料 化 > 負 担 額 定 率 負 担 ( 1 割 ) (サービス 量 に 応 じ) 月 額 負 担 上 限 ( 所 得 に 応 じ) サービス 量 一 般 37,2 円 低 所 得 2 24,6 円 低 所 得 1 15, 円 生 活 保 護 円 + < 個 別 減 免 ( )> 収 入 66,667 円 まで は 利 用 者 負 担 66,667 円 を 超 えると きは 超 える 額 の 半 額 を 上 限 に < 補 足 給 付 ( 注 )> 食 費 等 を 負 担 して も 手 許 金 25, 円 ( 障 害 基 礎 年 金 1 級 は28, 円 )を 残 す ( 生 活 保 護 の 場 合 は 食 費 等 の 負 担 額 を 全 額 給 付 ) 一 般 37,2 円 低 所 得 2 円 低 所 得 1 円 生 活 保 護 円 < 補 足 給 付 ( 注 ) > 食 費 等 を 負 担 して も 手 許 金 25, 円 ( 障 害 基 礎 年 金 1 級 は28, 円 )を 残 す ( 生 活 保 護 の 場 合 は 食 費 等 の 負 担 額 を 全 額 給 付 ) 資 産 要 件 あり( 所 有 する 現 金 及 び 預 貯 金 等 が 1, 万 円 ( 単 身 の 場 合 は5 万 円 ) 以 下 等 ) 平 成 21 年 7 月 以 降 資 産 要 件 は 撤 廃 平 成 23 年 1 月 か らグループホーム ケアーホーム 入 居 者 に 対 し 家 賃 助 成 を 実 施 (1) 一 般 : 市 町 村 民 税 課 税 世 帯 (2) 低 所 得 2: 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 ((3)を 除 く) (3) 低 所 得 1: 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 であって 利 用 者 本 人 の 年 収 が8 万 円 以 下 の 方 (4) 生 活 保 護 : 生 活 保 護 世 帯 緊 急 措 置 により 平 成 2 年 7 月 から 障 害 者 の 負 担 限 度 額 については 世 帯 全 体 ではなく 本 人 及 び 配 偶 者 のみの 所 得 で 判 断 77

79 利 用 者 負 担 の 軽 減 措 置 について ( 入 所 サービスの 場 合 障 害 児 ) 1 定 率 負 担 が 過 大 なものとならないよう 所 得 に 応 じて1 月 当 たりの 負 担 限 度 額 を 設 定 ( 介 護 保 険 並 び) 2 平 成 19 年 4 月 からの 特 別 対 策 による 負 担 軽 減 (1の 限 度 額 を 軽 減 平 成 2 年 度 まで ) 3 平 成 2 年 7 月 からの 緊 急 措 置 ( 対 象 世 帯 の 拡 大 とともに2の 限 度 額 を 更 に 軽 減 ) 4 平 成 22 年 4 月 から 低 所 得 ( 市 町 村 民 税 非 課 税 )の 利 用 者 負 担 を 無 料 化 5 平 成 24 年 4 月 から 法 律 上 も 応 能 負 担 となることが 明 確 化 ( 平 成 22 年 12 月 の 議 員 立 法 による 障 害 者 自 立 支 援 法 等 の 一 部 改 正 法 により 措 置 ) 負 担 額 定 率 負 担 ( 1 割 ) (サービス 量 に 応 じ) 月 額 負 担 上 限 ( 所 得 に 応 じ) 1 < 介 護 保 険 並 び> 一 般 37,2 円 低 所 得 2 24,6 円 低 所 得 1 15, 円 2 ( 平 成 19 年 4 月 ~) ( 平 成 2 年 7 月 ~) < 特 別 対 策 > < 緊 急 措 置 > 一 般 37, 2 円 一 般 ( ) ( 所 得 割 16 万 円 未 満 ) 18, 6 円 低 所 得 2 ( ) 12, 3 円 低 所 得 1 ( ) 7, 5 円 3 一 般 37, 2 円 一 般 ( ) ( 所 得 割 28 万 円 未 満 ) 9, 3 円 低 所 得 2( ) 6, 円 低 所 得 1 ( ) 3, 5 円 ( 平 成 22 年 4 月 ~) 4 < 低 所 得 無 料 化 > 一 般 37, 2 円 一 般 ( 所 得 割 28 万 円 未 満 ) 9, 3 円 低 所 得 2 円 低 所 得 1 円 サービス 量 生 活 保 護 円 生 活 保 護 円 生 活 保 護 円 生 活 保 護 円 資 産 要 件 あり( 所 有 する 現 金 及 び 預 貯 金 等 が 1, 万 円 ( 単 身 の 場 合 は5 万 円 ) 以 下 等 ) 平 成 21 年 7 月 以 降 資 産 要 件 は 撤 廃 (1) 一 般 : 市 町 村 民 税 課 税 世 帯 (2) 低 所 得 2: 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 ((3)を 除 く) (3) 低 所 得 1: 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 であって 保 護 者 の 年 収 が8 万 円 以 下 の 方 (4) 生 活 保 護 : 生 活 保 護 世 帯 78

80 平 成 24 年 2 月 の 利 用 者 負 担 額 等 データ( 障 害 者 自 立 支 援 法 に 基 づく 介 護 給 付 費 等 ) 障 害 福 祉 サービス 所 得 区 分 利 用 者 数 ( 実 数 ) ( 万 人 ) 所 得 区 分 毎 の 割 合 平 成 24 年 2 月 総 費 用 額 ( 億 円 ) 利 用 者 負 担 額 ( 億 円 ) 負 担 率 一 般 % % 一 般 % % 低 所 得 者 % 生 活 保 護 % 計 ( 平 均 ) % 1, % 平 成 22 年 3 月 の 負 担 率 8.69% 一 般 % 一 般 % 低 所 得 2.7% 低 所 得 1 - 生 活 保 護 1.9% 計 ( 平 均 ) 所 得 区 分 毎 の 割 合 ( 平 成 24 年 2 月 ) 生 活 保 護 11.6% 一 般 2 2.2% 一 般 % ( 内 訳 ) 低 所 得 者 73.5% 一 般 2 一 般 1 低 所 得 者 生 活 保 護 入 所 : 13.6 万 人 GH CH 等 : 7.3 万 人 居 宅 : 14.5 万 人 通 所 : 29.4 万 人 79

81 自 立 支 援 医 療 における 利 用 者 負 担 の 基 本 的 な 枠 組 み 1 利 用 者 負 担 が 過 大 なものとならないよう 所 得 に 応 じて1 月 当 たりの 負 担 額 を 設 定 (これに 満 たない 場 合 は1 割 ) 2 費 用 が 高 額 な 治 療 を 長 期 にわたり 継 続 しなければならない( 重 度 かつ 継 続 ) 者 育 成 医 療 の 中 間 所 得 層 については 更 に 軽 減 措 置 を 実 施 所 得 区 分 更 生 医 療 精 神 通 院 医 療 育 成 医 療 重 度 かつ 継 続 一 定 所 得 以 上 対 象 外 対 象 外 2, 円 市 町 村 民 税 235, 円 以 上 中 間 所 得 中 間 所 得 2 中 間 所 得 1 医 療 保 険 の 高 額 療 養 費 精 神 通 院 の 殆 どは 重 度 か つ 継 続 1, 円 1, 円 5, 円 5, 円 市 町 村 民 税 課 税 以 上 235, 円 未 満 市 町 村 民 税 33, 円 以 上 235, 円 未 満 市 町 村 民 税 課 税 以 上 33, 円 未 満 低 所 得 2 低 所 得 1 生 活 保 護 5, 円 5, 円 5, 円 2,5 円 2,5 円 2,5 円 円 円 円 市 町 村 民 税 課 非 課 税 ( 本 人 収 入 が8,1 円 以 上 ) 市 町 村 民 税 課 非 課 税 ( 本 人 収 入 が8, 円 以 下 ) 生 活 保 護 世 帯 重 度 か つ 継 続 の 範 囲 疾 病 症 状 等 か ら 対 象 と な る 者 [ 更 生 育 成 ] 腎 臓 機 能 小 腸 機 能 免 疫 機 能 心 臓 機 能 障 害 ( 心 臓 移 植 後 の 抗 免 疫 療 法 に 限 る) 肝 臓 の 機 能 障 害 ( 肝 臓 移 植 後 の 抗 免 疫 療 法 に 限 る) の 者 [ 精 神 通 院 ] 1 統 合 失 調 症 躁 う つ 病 う つ 病 て ん か ん 認 知 症 等 の 脳 機 能 障 害 薬 物 関 連 障 害 ( 依 存 症 等 ) の 者 2 精 神 医 療 に 一 定 以 上 の 経 験 を 有 す る 医 師 が 判 断 し た 者 疾 病 等 に 関 わ ら ず 高 額 な 費 用 負 担 が 継 続 す る こ と か ら 対 象 と な る 者 [ 更 生 育 成 精 神 通 院 ] 医 療 保 険 の 多 数 該 当 の 者 8

82 基 本 的 な 仕 組 み 高 額 障 害 福 祉 サービス 等 給 付 費 等 について 高 額 障 害 福 祉 サービス 等 給 付 費 高 額 障 害 児 通 所 給 付 費 及 び 高 額 障 害 児 入 所 給 付 費 ( 以 下 高 額 費 と 総 称 する )の 利 用 者 負 担 世 帯 合 算 額 の 合 算 対 象 に 補 装 具 に 係 る 利 用 者 負 担 を 新 たに 加 える 高 額 費 算 定 基 準 額 は 従 来 と 同 様 市 町 村 民 税 課 税 世 帯 は37,2 円 それ 以 外 は 円 とする 具 体 例 前 提 父 親 A 母 親 B( 障 害 者 ) 息 子 C( 障 害 児 )の3 人 家 族 で Cが 障 害 児 通 所 支 援 を 利 用 (Aが 通 所 給 付 決 定 保 護 者 )し Bが 障 害 福 祉 サービス 及 び 補 装 具 を 利 用 (Bが 支 給 決 定 障 害 者 等 及 び 補 装 具 費 支 給 対 象 障 害 者 等 )する 場 合 で あって 世 帯 の 高 額 費 算 定 基 準 額 Xが37,2 円 である 場 合 合 算 の 仕 組 み 高 額 費 は 利 用 者 負 担 世 帯 合 算 額 と 高 額 費 算 定 基 準 額 の 差 額 を 支 給 対 象 とする 改 正 後 の 利 用 者 負 担 世 帯 合 算 額 Y 8, 円 (1+2+3) 1 障 害 児 通 所 支 援 に 係 る 利 用 者 負 担 3, 円 2 障 害 福 祉 サービスに 係 る 利 用 者 負 担 2, 円 3 補 装 具 に 係 る 利 用 者 負 担 3, 円 改 正 前 の 利 用 者 負 担 世 帯 合 算 額 Z 5, 円 (1+2) この 事 例 における 改 正 後 の 高 額 費 支 給 対 象 額 は42,8 円 (Y-X)( 改 正 前 は12,8 円 (Z-X)) 支 給 額 A 又 はBに 対 する 支 給 額 は 高 額 費 支 給 対 象 額 を 通 所 給 付 決 定 保 護 者 按 分 率 支 給 決 定 障 害 者 等 按 分 率 (A Bに 係 る 利 用 者 負 担 を 利 用 者 負 担 世 帯 合 算 額 でそれぞれ 除 して 得 た 率 )で 按 分 した 額 とする Aに 支 給 される 高 額 障 害 児 通 所 給 付 費 42,8 円 1 / Y = 16,5 円 Bに 支 給 される 高 額 障 害 福 祉 サービス 等 給 付 費 42,8 円 (2+3)/ Y = 26,75 円 一 人 の 障 害 児 の 保 護 者 が 障 害 福 祉 サービス 障 害 児 通 所 支 援 又 は 指 定 入 所 支 援 のうちいずれか2つ 以 上 のサービスを 利 用 する 場 合 その 負 担 上 限 月 額 は 利 用 するサービスの 負 担 上 限 月 額 のうち 最 も 高 い 額 とする 特 例 を 設 ける 81

83 13. 生 活 保 護 制 度 82

84 生 活 保 護 制 度 の 目 的 生 活 保 護 制 度 の 概 要 最 低 生 活 の 保 障 資 産 能 力 等 すべてを 活 用 してもなお 生 活 に 困 窮 する 者 に 対 し 困 窮 の 程 度 に 応 じた 保 護 を 実 施 自 立 の 助 長 最 低 生 活 の 保 障 1 資 産 能 力 等 あらゆるものを 活 用 することが 保 護 の 前 提 また 扶 養 義 務 者 による 扶 養 などは 保 護 に 優 先 される 不 動 産 自 動 車 預 貯 金 等 の 資 産 稼 働 能 力 の 活 用 年 金 手 当 等 の 社 会 保 障 給 付 扶 養 義 務 者 からの 扶 養 等 2 支 給 される 保 護 費 の 額 保 護 の 開 始 時 に 調 査 ( 預 貯 金 年 金 手 当 等 の 受 給 の 有 無 や 可 否 傷 病 の 状 況 等 を 踏 まえた 就 労 の 可 否 扶 養 義 務 者 の 状 況 及 び 扶 養 能 力 等 ) 保 護 適 用 後 にも 届 出 を 義 務 付 け 厚 生 労 働 大 臣 が 定 める 基 準 で 計 算 される 最 低 生 活 費 から 収 入 を 差 し 引 いた 差 額 を 保 護 費 として 支 給 最 低 生 活 費 年 金 児 童 扶 養 手 当 等 の 収 入 支 給 される 保 護 費 自 立 の 助 長 ケースワーカーの 月 1 回 の 家 庭 訪 問 等 による 就 労 指 導 福 祉 事 務 所 とハローワークの 連 携 強 化 福 祉 事 務 所 への 就 労 支 援 員 の 増 配 置 収 入 としては 就 労 による 収 入 年 金 等 社 会 保 障 の 給 付 親 族 による 援 助 等 を 認 定 預 貯 金 保 険 の 払 戻 し 金 不 動 産 等 の 資 産 の 売 却 収 入 等 も 認 定 するた め これらを 消 費 した 後 に 保 護 適 用 となる 生 活 扶 助 額 の 例 ( 平 成 24 年 4 月 ~) 東 京 都 区 部 地 方 郡 部 等 標 準 3 人 世 帯 (33 歳 29 歳 4 歳 ) 172,17 円 135,68 円 高 齢 者 単 身 世 帯 (68 歳 ) 8,82 円 62,64 円 高 齢 者 夫 婦 世 帯 (68 歳 65 歳 ) 121,94 円 94,5 円 母 子 世 帯 (3 歳 4 歳 2 歳 ) 192,9 円 157,3 円 注 ) 児 童 養 育 加 算 を 含 む 83

85 被 保 護 世 帯 数 被 保 護 人 員 保 護 率 の 年 次 推 移 被 保 護 世 帯 数 ( 世 帯 ) 被 保 護 人 員 ( 人 ) ( 万 ) 昭 和 26 年 度 ,46, ,929,48 神 武 景 気 29~ , ,36 岩 戸 景 気 33~ ,627,59 611,456 景 オ リ ン ピ ッ 気 ク 37~ ,598, ,95 イ ザ ナ ギ 景 気 4 ~ 4 5 1,344,36 1,349,23 1,426,984 1,469, , , 第 2 次 石 油 危 機 746, ,62 1,431,117 78,57 623, 平 成 2 資 料 : 福 祉 行 政 報 告 例 より 保 護 課 にて 作 成 第 1 次 石 油 危 機 ~ 5 8 平 成 景 気 6 1 ~ 3 1,14, , , ,972 平 成 24 年 2 月 ( 速 報 値 ) 2,97,41 人.7 61, % 1,521,484 世 帯 被 保 護 人 員 保 護 率 被 保 護 世 帯 2,97,41 1,952,22 1,763, ,521, ,49,67 1,274, 年 2 月 世 界 金 融 危 機 保 護 率 ( % ) 84

86 生 活 保 護 費 負 担 金 ( 事 業 費 ベース) 実 績 額 の 推 移 生 活 保 護 費 負 担 金 実 績 額 ( 事 業 費 ベース)は 平 成 21 年 度 に3 兆 円 を 突 破 し さらに 増 加 している 全 体 の 約 半 分 は 医 療 扶 助 が 占 めている 4, ( 億 円 ) 37,232 35, 3, 25, 2, 15, 1, 2,772.6% 54.1% 1.1% 1.8% 22,181.7% 52.4% 1.3% 11.4% 27,6 25,942 26,333 26,175 25,9 1.%.9% 1.% 23,881 1.%.7%.7% 49.6% 51.9% 51.9% 51.3% 49.9% 51.8% 1.5% 1.7% 1.8% 1.9% 2.1% 2.1% 11.8% 12.2% 12.6% 13.1% 13.7% 14.1% 3,72 1.2% 48.3% 2.% 14.7% 35,148 33, (1.2%) その 他 の 扶 助 15,71 医 療 扶 助 (47.2%) 659 介 護 扶 助 (2.%) 4,996 住 宅 扶 助 (15.%) 5, 33.5% 34.3% 34.3% 33.5% 32.7% 32.8% 33.3% 33.2% 33.8% 11,552 生 活 扶 助 (34.7%) ( 年 度 ) 資 料 : 生 活 保 護 費 負 担 金 事 業 実 績 報 告 1 施 設 事 務 費 を 除 く 2 平 成 22 年 度 までは 実 績 額 23 年 度 は 補 正 後 予 算 額 ( 前 年 度 精 算 交 付 分 除 く) 24 年 度 は 当 初 予 算 額 3 国 と 地 方 における 負 担 割 合 については 国 3/4 地 方 1/4 85