第3章

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1 平 成 22 年 度 卒 業 論 文 セルゲイ パラジャーノフ その 生 涯 と 映 画 世 界 教 官 : 前 田 和 泉 東 京 外 国 語 大 学 外 国 語 学 部 ロシア 東 欧 課 程 ロシア 語 専 攻 大 石 千 恵 子 1

2 目 次 はじめに... 4 第 1 章 セルゲイ パラジャーノフ... 6 第 1 節 幼 年 時 代... 6 第 2 節 ВГИК... 8 第 3 節 キエフ 時 代... 8 第 4 節 牢 獄 生 活 第 5 節 自 由 の 回 復 第 6 節 パラジャーノフの 最 期 第 2 章 火 の 馬 ( 忘 れられた 祖 先 の 影 ) 第 1 節 物 語 第 2 節 静 の 表 現 動 の 表 現 第 3 節 二 つの 愛 第 4 節 火 の 馬 第 5 節 二 つの 氏 族 の 断 絶 第 3 章 サヤト=ノヴァ ( ざくろの 色 ) 第 1 節 物 語 第 2 節 史 実 と 映 画 第 3 節 記 号 第 4 節 ざくろの 美 第 4 章 スラム 砦 の 伝 説 第 1 節 物 語 第 2 節 テーマ 性 第 3 節 象 徴 性 第 5 章 アシク ケリブ 第 1 節 物 語 第 2 節 色 彩 と 挿 画 第 3 節 大 団 円

3 第 6 章 パラジャーノフ 映 画 論 第 1 節 監 督 は 子 供 時 代 に 生 まれる 第 2 節 監 督 の 資 質 第 3 節 絵 画 とティパージュ 第 4 節 私 は 子 供 時 代 に 死 ぬ おわりに 参 考 文 献

4 はじめに 本 論 では グルジア 生 まれのアルメニア 人 映 画 監 督 セルゲイ パラジャーノフという 人 物 と 彼 の 映 画 について 扱 う パラジャーノフはソ 連 時 代 に 活 躍 した 映 画 監 督 であり また 工 芸 家 画 家 としての 一 面 も 持 っていた 彼 は 映 画 火 の 馬 で 一 躍 世 界 にその 名 を 知 られるようになったが 同 時 にソ 連 の 社 会 主 義 リアリズムと 合 致 しない 彼 独 自 の 映 画 世 界 によって 当 局 から 目 をつけられることとなる まもなくパラジャーノフは 架 空 の 罪 で 投 獄 され 映 画 界 からの 追 放 という 憂 き 目 に 合 う パラジャーノフは 周 りを 巻 き 込 む 陽 気 さと 型 破 りさを 持 った 芸 術 家 である 一 方 類 稀 なる 才 覚 を 持 ちながら その 最 も 才 能 溢 れ る 15 年 間 芸 術 界 から 隔 絶 され 多 くの 未 完 の 脚 本 を 残 してこの 世 を 去 った 悲 劇 の 映 画 監 督 でもあったのだった パラジャーノフは 映 画 界 では 有 名 で 巨 匠 と 呼 ばれるに 相 応 しい 優 れた 映 画 監 督 であ るが 日 本 では 一 部 の 映 画 愛 好 家 の 注 目 を 集 める 存 在 ではあるものの その 名 や 映 画 は 一 般 的 にはあまり 知 られていない 知 名 度 の 低 さと 比 例 するように パラジャーノフの 研 究 もあまり 進 んでおらず 独 創 性 と 神 秘 性 を 兼 ね 備 えた 美 しい 映 像 に 賞 賛 の 声 はあるが そ の 解 読 困 難 な 映 画 世 界 の 真 実 はほとんど 手 つかずのままと 言 っていいだろう 本 論 では パラジャーノフ 自 身 のインタビューや 手 紙 彼 の 友 人 知 人 が 彼 について 綴 った 文 書 少 数 ではあるがパラジャーノフについての 研 究 資 料 などを 参 照 し また 彼 の 映 画 を 詳 細 に 分 析 することによって パラジャーノフの 映 画 世 界 と 彼 自 身 について 理 解 を 深 めたい 本 論 の 構 成 としては 第 1 章 で その 映 画 製 作 にも 大 きな 影 響 を 及 ぼした セルゲイ パラジャーノフの 生 涯 を 概 観 し 彼 の 映 画 を 分 析 するにあたっての 手 助 けとしたい 第 2 章 以 降 は 実 際 にパラジャーノフの 映 画 を 個 別 に 分 析 する 対 象 とする 映 画 は 日 本 で 入 手 可 能 な 4 本 の 長 編 とする 第 2 章 では 火 の 馬 第 3 章 では サヤト=ノヴァ 第 4 章 では スラム 砦 の 伝 説 第 5 章 では アシク ケリブ を 扱 う 第 6 章 では それまでの パラジャーノフの 人 生 の 概 観 と 個 別 の 映 画 分 析 をもとに パラジャーノフ 映 画 の 本 質 彼 の 芸 術 観 について 考 察 する おわりに 全 体 のまとめをし 本 論 を 締 めくくる また 本 論 で は 本 業 である 映 画 監 督 としてのパラジャーノフのみを 研 究 の 対 象 とし 映 画 以 外 の 絵 画 やコラージュといった 作 品 は 分 析 の 対 象 から 外 した なお 文 献 からの 引 用 は 本 論 に 掲 載 するにあたり 漢 数 字 を 算 用 数 字 に 直 した 第 2 章 で 対 象 とする 火 の 馬 の 原 題 は 忘 れられた 祖 先 の 影 であるが 本 論 では 改 題 の 火 4

5 の 馬 で 表 記 を 統 一 した また 第 3 章 で 主 に 扱 う サヤト=ノヴァ は 現 在 日 本 で 流 通 している セルゲイ ユトケーヴィチによって 再 編 集 された 短 縮 版 の 改 題 は ざくろの 色 であるが 基 本 的 にはオリジナル 版 の 題 である サヤト=ノヴァ に 表 記 を 統 一 した 5

6 第 1 章 セルゲイ パラジャーノフ 1 パラジャーノフの 映 画 を 理 解 するには 彼 の 人 生 を 理 解 するのが 欠 かせない なぜなら パラジャーノフの 波 瀾 万 丈 な 人 生 が 彼 の 作 品 を 大 きく 変 化 させたのはもとより 彼 自 身 の 基 本 的 な 芸 術 に 対 する 態 度 は 彼 の 子 ども 時 代 に 形 作 られたからだ 事 実 彼 はインタビ ューで 私 の 芸 術 はすべて 私 の 幼 年 時 代 から 生 まれたものです と 明 言 している 2 本 章 ではセルゲイ パラジャーノフの 生 涯 を 概 観 する 第 1 節 幼 年 時 代 1924 年 1 月 9 日 トビリシ( 旧 ティフリス) 聖 ダヴィドの 丘 ムタツミンダの 街 コテ メスヒ 通 りに サルキス ヨシフォーヴィチ パラジャニンは 生 を 受 けた セルゲイ パ ラジャーノフという 名 は 第 2 ギルド 商 人 の 資 格 を 得 るためのロシア 名 である サルキス は 3 人 兄 弟 の 末 っ 子 であった 姉 は 2 人 で 上 の 姉 がアンナ 下 の 姉 はルザナといった コテ メスヒ 通 りにあるこの 家 に パラジャーノフは 愛 着 を 持 っており 彼 はこのトビリ シの 自 宅 を 私 の 小 劇 場 と 呼 んでいた 彼 が 死 の 直 前 に 手 がけた 未 完 の 映 画 告 白 の 最 初 の 場 面 の 舞 台 もこの 家 となっている 今 もこの 家 には 壁 をキャンバスにパラジャ ーノフが 描 いた 絵 や 創 ったコラージュが 残 っている 母 のシラヌ べジャニャンは 町 の 商 人 の 娘 であったが トビリシで 指 折 りの 美 人 であった パラジャーノフ 自 身 も 彼 女 につ いて すばらしい 気 品 を 漂 わせた まさに 生 まれながらの 女 優 であった と 語 っている 3 実 際 に シラヌは 家 のカーテンなどで 衣 装 を 作 り それを 着 て 友 人 とともに 女 優 さながら 寸 劇 を 上 演 していたという 4 パラジャーノフは 監 督 の 重 要 な 資 質 の 一 つとして 母 親 が 女 優 であること を 挙 げている 彼 が 母 親 を 非 常 に 誇 りに 思 っていたこと 母 親 の 美 貌 や 芸 術 的 感 性 から 多 大 な 影 響 を 受 けていたことが 窺 える パラジャーノフが 大 好 きだったと いう 母 方 の 祖 父 ダヴィドはワイン 卸 売 商 であった また ダヴィドは 結 婚 式 でグルジア 詩 1 第 1 章 は パトリック カザルス 著 ( 永 田 靖 永 田 恭 子 訳 ) セルゲイ パラジャーノフ 国 文 社 1998 年 と Параджанов.С.И. Режиссер рождается в детстве. // Коллаж на фоне автопортрета. Жизнь игра. / Под ред. Я.И.Гройсмана, Н.В.Резановой, М.Л.Ивановой. Нижний Новгород, に 主 に 依 拠 した 2 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 39 頁 3 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 42 頁 4 セルゲイ パラジャーノフ ドド アバシーゼ 共 同 監 督 DVD アシク ケリブ 特 典 映 像 パラジャー ノフ ドキュメントフィルム アイ ヴィ シー 2004 年 この 母 の 寸 劇 では パラジャーノフが 後 に 映 画 化 することとなる アシク ケリブ も 演 目 として 上 演 されている 6

7 人 の 詩 を 読 んで 稼 ぎもした 1 母 や 祖 父 のみならず パラジャーノフの 父 の 影 響 も 忘 れる ことは 出 来 ない 彼 の 父 ヨシフ セルゲーヴィチは 立 憲 君 主 党 員 で 革 命 の 後 当 時 の 典 型 的 な 密 売 人 となり 店 を 何 軒 か 構 えていた パラジャーノフと 同 じように 父 も 頻 繁 に 投 獄 されていたという やがて 骨 董 品 屋 となり 家 を 古 くて 美 しい 品 物 でいっぱいにし た 父 は 周 りの 者 に 人 生 の 法 則 だと 言 ってこう 繰 り 返 した 物 というのは 回 り 回 ってい くものなんだ 2 その 言 葉 を 幼 いサルキスは 感 心 して 聞 いたという 家 を 埋 め 尽 くした 宝 物 が パラジャーノフの 映 画 に 現 れるきらびやかな 世 界 観 や 古 く 美 麗 な 調 度 品 への 愛 着 に 影 響 したことは 間 違 いないだろう また 物 が 巡 っていく 感 覚 も 彼 の 映 画 の 中 には 感 じら れる 陸 商 宿 や 人 々が 集 まる 市 場 の 全 体 像 を 捉 えた 映 像 は その 象 徴 的 なものである パラジャーノフはティフリスで 過 ごした 幼 年 時 代 を 振 り 返 って 次 のように 語 っている 職 人 たちの 仕 事 を 眺 めながら よく 街 のなかをふらついたものです 帽 子 の 型 を 作 る 帽 子 屋 仕 立 て 屋 や 織 物 職 人 糸 を 染 める 染 め 物 職 人 そしてパン 職 人 彼 らの 悪 魔 的 とも 見 える 器 用 さを 前 に 私 はたいへんな 嫉 妬 と 無 力 を 感 じていました そうした 創 作 に 関 わることは 私 には 許 されなかったのですから 大 人 になって こうした 仕 事 をすべて ひとつにまとめることのできる 職 業 を 私 が 選 んだのは この 嫉 妬 心 によるのです パラジャーノフの 映 画 に 織 物 職 人 や 染 め 物 職 人 彼 らによって 作 られた 創 作 物 が 登 場 す るのは こうした 幼 い 頃 に 感 じた 嫉 妬 の 入 り 混 じった 憧 れや 敬 意 物 を 創 り 出 すという 行 為 を 掌 ることの 悪 魔 的 魅 力 によるものだろう 1939 年 から 1945 年 サルキスは 歌 とバイオリンをトビリシの 芸 術 学 校 で 学 ぶ 同 時 に 絵 画 のクラスも 取 り バレー スタジオにも 通 った 芸 術 学 校 において 自 分 を 魅 了 したの は 民 族 音 楽 であり また 民 族 音 楽 は 常 にインスピレーションを 引 き 出 す 源 泉 であった と 後 にパラジャーノフは 語 っている 4 実 際 彼 の 映 画 では 民 族 的 な 音 楽 は 鳴 り 止 むことが 無 く 幼 い 頃 から 民 族 的 なものに 対 する 傾 倒 がかなり 色 濃 かったことが 窺 われる 演 劇 の 教 授 は パラジャーノフの 中 に 監 督 的 素 質 を 認 め モスクワのВГИК( 全 ソ 連 国 立 映 画 大 学 )に 入 学 するよう 彼 に 勧 めた 結 局 彼 は 1945 年 グルジアの 文 化 省 から 支 給 された 石 油 コンロとブーツ 外 套 を 持 って トビリシからモスクワに 発 つこととなる パラジャーノフ アシク ケリブ パラジャーノフ ドキュメントフィルム 2 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 33 頁 3 同 上 39 頁 4 Параджанов.С.И. Режиссер рождается в детстве. // Коллаж на фоне автопортрета. Жизнь игра. С Параджанов. Моя автография. // Коллаж на фоне автопортрета. Жизнь игра. С.8. 7

8 第 2 節 ВГИК 1946 年 パラジャーノフはВГИКに 入 学 し 監 督 イーゴリ サフチェンコに 師 事 した サフチェンコ 教 授 は 才 能 豊 かな 映 画 監 督 であり 学 生 達 を 一 人 前 に 扱 い 彼 らの 才 能 を 信 じていたとパラジャーノフは 語 る さらに サフチェンコは 鉛 筆 画 で 自 分 の 考 えを 表 現 す る 方 法 を 教 えてくれたという 1 牢 獄 で 描 かれたスケッチを 始 め パラジャーノフによって 制 作 された 鉛 筆 画 は 多 く 残 っている 彼 は 真 面 目 で 優 秀 な 生 徒 であったが そこで 教 えら れているドラマツルギーを 受 け 入 れることは 出 来 なかったと 話 す 2 この 頃 からすでに 当 時 受 け 入 れられていた 映 画 文 法 とは 違 う 映 画 に 対 する 視 点 を 持 っていたことが 感 じられ る 1950 年 サフチェンコが 亡 くなった 後 彼 はドヴジェンコのもとに 学 ぶこととなる 1947 年 パラジャーノフは 深 夜 悪 ふざけをしていたトビリシの 学 生 たちとともに 逮 捕 され ホモセクシュアルの 嫌 疑 をかけられる それは 生 涯 で 3 回 の 内 初 めての 逮 捕 であ った この 時 は 7 ヶ 月 の 間 投 獄 され 1948 年 初 めに 釈 放 される その 後 パラジャーノフ はサフチェンコの 映 画 第 三 の 襲 撃 タラス シェフチェンコ の 撮 影 に 参 加 した 1950 年 にはモスクワで タタール 人 女 学 生 ニガール セラエヴァと 最 初 の 結 婚 をする しかし この 最 初 の 妻 は 他 国 の 男 性 と 結 婚 したことが 背 教 行 為 と 見 做 され 1951 年 6 月 親 類 に 殺 害 されている 3やがてパラジャーノフは ヤーコフ バゼリャンとの 共 同 監 督 で 最 初 の 短 編 モルダヴィア 物 語 を 手 がける この 作 品 を 卒 業 制 作 として 彼 はВГИКを 卒 業 した 第 3 節 キエフ 時 代 卒 業 後 ドヴジェンコ スタジオに 入 ったパラジャーノフは 1953 年 から 1962 年 まで キエフで 暮 らした ここで 1954 年 モルダヴィア 物 語 をもとに 最 初 の 長 編 アンド リエーシ を 再 びバゼリャンとの 共 同 監 督 で 撮 影 する 1955 年 には 17 歳 のウクライナ 人 スヴェトラーナ シェルバチュークと 再 婚 し 続 く 1956 年 1957 年 には 二 つのドキュ メンタリー 短 編 ドゥムカ ナタリア ウジヴィ 共 同 監 督 で 黄 金 の 手 を 発 表 した パラジャーノフは 常 にウクライナに 興 味 を 持 っており ドゥムカ ナタリア ウジヴィ 1 パラジャーノフ アシク ケリブ パラジャーノフ ドキュメントフィルム 2 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 46 頁 3 Хроника жизни и творчества Сергея Параджанова. // Коллаж на фоне автопортрета. Жизнь игра. С

9 もウクライナの 大 衆 工 芸 や 古 い 歌 についての 作 品 であった パラジャーノフはこうした 芸 術 世 界 を 美 術 館 的 な 化 粧 を 落 とし 元 の 民 衆 的 な 美 しさの 中 に 再 現 したいと 考 えてい た 1 これらの 作 品 からは 民 衆 工 芸 や 民 族 的 なものを 民 衆 的 なそのままの 姿 で 映 画 の 中 に 再 生 させるという 彼 の 基 礎 となる 映 画 嗜 好 がすでに 見 てとれる 1958 年 単 独 での 最 初 の 長 編 であるミュージカル コメディ 村 一 番 の 若 者 を 監 督 す る 1961 年 には メロドラマ ウクライナ ラプソディ また 翌 年 には 坑 夫 たちの 村 の 生 活 を 描 いたメロドラマ 石 の 上 の 花 を 製 作 した パラジャーノフはこの 時 期 に 撮 られた 自 身 の 映 画 について 後 にこう 語 っている この 時 期 私 は ウクライナ ラプソディ という 映 画 を 撮 ったが そこでは 自 分 の 希 望 と 自 分 の 未 熟 さがぶつかり 合 っていた 作 品 のなかにそれらが 共 存 していることは まったくこっけいで 不 条 理 だった 私 が 望 む 映 画 というのはなんらかの 教 養 そして 多 くの 審 美 眼 と 熟 練 を 要 するものであった この 世 界 に 入 り 込 むためには 正 しいとされている 規 範 心 に 刻 まれた 印 象 古 い 習 慣 すべてから 解 放 されていなくてはいけなかった 映 画 監 督 とは 一 種 詐 欺 師 的 職 業 だ それは 思 われ ているほど 個 人 的 で 独 立 したものではない なぜならそれはスクリーン 上 に 自 分 のでは ないテーマ 思 想 イメージを 具 象 化 しなくてはならないからだ 優 れた 教 養 と 熟 練 があ れば 上 質 の 物 を 作 ることができるのだが 当 時 私 は 教 養 も 腕 も 持 ち 合 わせていなかった 私 にあるのは 多 くの 意 図 だけだった しかしこれら 過 去 の 作 品 を 卑 下 したり 否 定 しよう とは 思 わない 意 図 は 優 れていた ただ 結 果 が 伴 わなかっただけだと 考 えている 一 方 私 生 活 について 触 れておくと 1958 年 11 月 スヴェトラーナとの 間 にひとり 息 子 シランシクを 儲 けているが やがて 結 婚 生 活 は 破 綻 し 1962 年 にはスヴェトラーナとの 離 婚 が 成 立 した しかし 彼 女 は 生 涯 を 通 してパラジャーノフの 大 事 な 友 人 であり 続 ける さて 1964 年 に 制 作 された 忘 れられた 祖 先 の 影 ( 邦 題 火 の 馬 )はパラジャーノフ にとって 大 きな 転 換 点 となった これはウクライナの 作 家 ミハイル コツュビンスキイの 同 名 小 説 を 脚 色 して 作 られたもので この 作 品 によりパラジャーノフは 海 外 で 全 23 の 賞 を 受 け 3 一 躍 その 名 を 世 界 に 知 られることとなる 同 時 に 社 会 主 義 リアリズムにそぐわな いこの 映 画 の 成 功 は ソ 連 当 局 の 彼 に 対 する 心 証 を 悪 化 させるものとなった 以 後 当 局 はパラジャーノフを 招 待 しようとする 国 々に 彼 が 作 品 を 持 って 行 くことを 固 く 禁 じた 2 1 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 228 頁 2 同 上 頁 3 パラジャーノフ アシク ケリブ パラジャーノフ ドキュメントフィルム 9

10 1965 年 8 月 4 日 キエフのシネマ ウクライナでの 火 の 馬 封 切 の 夜 舞 台 上 でイワ ン ドゥージバがウクライナ 文 化 人 たちの 不 当 な 逮 捕 に 対 する 抗 議 の 意 思 を 表 明 すると パラジャーノフもそれを 公 に 支 持 した 同 年 10 月 パラジャーノフは 再 び ウクライナ 人 インテリの 不 当 な 逮 捕 や 非 公 開 裁 判 に 反 対 する 立 場 を 明 らかにする その 反 ソ 連 的 と 見 做 された 映 画 とともに こうした 態 度 が 後 の 彼 の 逮 捕 に 繋 がっていくこととなる 1965 年 アルメン フィルムのドキュメンタリー スタジオのために 短 編 ハーコフ ホフタニャン を 手 がける ハーコフ ホフタニャンは 19 世 紀 ティフリス 生 まれのアルメ ニア 人 画 家 である この 頃 パラジャーノフは 居 住 地 をアルメニアに 移 した これはアル メニア 人 のパラジャーノフにとって 人 生 で 初 めての 帰 郷 であった 1966 年 には キエフ ドヴジェンコ スタジオのもと 現 代 的 なテーマである 長 編 キエフのフレスコ 画 の 制 作 に 取 り 掛 かるが 当 局 によって 撮 影 は 中 断 される この キエフのフレスコ 画 では 火 の 馬 から サヤト=ノヴァ への 移 行 が 見 られる 以 後 パラジャーノフの 基 本 的 な 撮 影 技 法 となる 俳 優 のカメラ 目 線 や 彼 特 有 の 絵 画 的 な 映 像 作 りがこの 映 画 で 既 に 取 り 入 れられ ている 1 キエフのフレスコ 画 の 撮 影 中 止 から 数 ヵ 月 後 の 1968 年 4 月 ウクライナのジャーナ リスト ヴャチェスラフ チェルノーヴィリの 投 獄 に 抗 議 するため レオニード ブレジ ネフに 宛 てて 書 かれた 激 しい 内 容 の 陳 情 書 に パラジャーノフもサインを 記 した このサ インは 当 局 のパラジャーノフに 対 する 印 象 をさらに 悪 化 させるものであった この 時 期 すでに パラジャーノフはアルメニアのエレヴァン ハイフィルム スタジオ に 招 かれ 彼 の 美 学 の 集 大 成 ともなる 作 品 の 最 終 計 画 を 練 っていた それが サヤト=ノヴ ァ である 1969 年 サヤト=ノヴァ がソ 連 の 主 要 都 市 で 封 切 られるが 観 客 の 反 応 は 好 意 的 なものではなかった ゴスキノは サヤト=ノヴァ を 難 解 すぎると 判 断 し 当 時 ソ 連 で 受 け 入 れられていた 映 画 文 法 から 逸 脱 する パラジャーノフの 革 新 的 な 映 画 製 作 を 警 戒 した 2 パラジャーノフの 妻 であったスヴェトラーナは 後 にこう 語 っている 彼 は 当 局 の 邪 魔 者 でした 自 由 の 無 い 国 で 自 由 に 振 舞 うという 贅 沢 を 彼 は 享 受 していました 言 い たい 事 を 言 い 考 えをそのまま 口 にしました 3 ソ 連 当 局 は 彼 の 奔 放 な 創 作 活 動 を 徹 底 的 に 潰 す 意 向 を 固 めたようだった 1 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 頁 2 同 上 頁 3 セルゲイ パラジャーノフ ドド アバシーゼ 共 同 監 督 DVD スラム 砦 の 伝 説 特 典 映 像 パラジャー ノフ 夫 人 スヴェトラーナ シェルバチュークのインタビュー アイ ヴィ シー 2004 年 10

11 1970 年 から 1973 年 はキエフとトビリシに 代 わる 代 わる 住 むこととなる サヤト=ノ ヴァ に 対 する 酷 評 と 当 局 の 態 度 が 彼 の 健 康 にも 影 響 したのだろうか パラジャーノフは 肺 炎 を 患 い キエフの 病 院 に 入 院 する 後 に 回 復 することとなるが そのとき 死 を 覚 悟 し たパラジャーノフは 6 日 間 命 を 延 ばしてくれるよう 医 者 に 頼 み その 数 日 にシナリオを 書 き 上 げた それは 告 白 と 題 された 作 品 で パラジャーノフの 子 ども 時 代 について 描 い たものであった 1 この 前 後 に パラジャーノフは 他 にも 様 々な 脚 本 を 書 き 上 げている 忘 れられた 祖 先 の 影 の 著 者 ミハイル コツュビンスキイの 中 編 小 説 を 脚 色 した インテルメッツォ プ ーシキンの 詩 に 基 づく バフチサライの 泉 アルメニアの 伝 説 アラ プレクラースヌィ レールモントフ 原 作 による 悪 魔 イーゴリ 軍 記 などである これらのシナリオをパ ラジャーノフはあちこちのスタジオに 持 ち 込 むが いつも 製 作 許 可 が 下 りないか 撮 影 が 中 断 されるかであった キエフ スタジオはウクライナ 当 局 から パラジャーノフと 仕 事 をしてはならず また 彼 を 共 和 国 から 立 ち 去 らせるように という 内 容 の 命 令 書 を 受 け 取 ったこともある 年 状 況 は 一 瞬 好 転 したかのように 見 えた ゴステレラジオは アンデルセンの 物 語 オーデンセの 奇 跡 を 脚 色 するという パラジャーノフの 計 画 を 認 めたのである 作 品 は 1975 年 に 予 定 された アンデルセンの 死 後 100 年 祭 に 向 けてのものであった しかし 時 期 を 同 じくして パラジャーノフに 不 利 な 事 件 が 起 こった 1973 年 11 月 半 ば 過 激 な 反 体 制 派 であったウクライナの 歴 史 家 ヴァレンチン モロツの 裁 判 での 証 言 で パラジャ ーノフは 彼 を 告 発 することを 拒 否 したのだ 以 前 モロツに 告 訴 されたことのあるパラジ ャーノフは 彼 に 不 都 合 な 証 言 をするはずだと 警 察 は 踏 んでいた( 火 の 馬 の 撮 影 の 際 パラジャーノフがイコノスタスを 盗 んだなどの 内 容 の 告 訴 であったが 実 際 は 国 家 機 関 に よる 犯 罪 であった) 自 分 に 着 せられた 罪 は 国 家 がしたことだと 確 信 していたパラジャーノ フが 当 局 に 有 利 な 証 言 をするはずは 無 かった 国 家 権 力 に 対 するこのような 不 服 従 の 姿 勢 を 当 局 は 許 さなかった 1973 年 12 月 17 日 モスクワへの 短 い 旅 行 からキエフに 戻 る とすぐに パラジャーノフは 尋 問 を 受 け 逮 捕 されることとなる 3 第 4 節 牢 獄 生 活 1 Параджанов.С.И. Моя библия. // Коллаж на фоне автопортрета. Жизнь игра. С Хроника жизни и творчества. // Коллаж на фоне автопортрета. Жизнь игра. С カザルス セルゲイ パラジャーノフ 頁 11

12 当 局 は 何 が 何 でもパラジャーノフを 逮 捕 するつもりでいた 最 初 は 外 貨 保 有 の 罪 収 賄 投 機 の 罪 をでっち 上 げようとしたが うまくいかなかった 当 局 の 妨 害 で 仕 事 が 出 来 なか ったパラジャーノフを これらの 罪 で 告 訴 するのは 無 理 があったのだ 当 局 は 別 の 手 を 考 えた ヴォロビヨフと 言 う 男 を 協 力 者 に 仕 立 て 上 げ 法 廷 で 嘘 の 証 言 をさせて パラジャ ーノフをホモセクシュアルの 罪 で 告 発 したのだった ヴォロビヨフは 裁 判 終 了 後 に 行 方 不 明 になった 当 局 はこの 罪 状 により 彼 に 汚 名 を 着 せ 人 々が 彼 から 離 れる 事 を 期 待 した のだ 真 の 友 人 たちはこの 事 件 後 も 彼 に 対 する 態 度 を 変 えることはなかったが そうした 当 局 の 狙 いはある 程 度 成 功 する 1 日 刊 夕 刊 キエフ 紙 は この 重 大 な 犯 罪 を 激 しく 非 難 する 記 事 を 発 表 した 逮 捕 の 知 らせは 12 月 25 日 にはモスクワの 映 画 関 係 者 に 1974 年 1 月 8 日 にはヨーロッパのマスコミ 届 いた すぐに 擁 護 団 体 が 結 成 され トリュフォーやゴ ダール フェリーニ パゾリーニといった 各 国 映 画 界 の 大 物 たちの 署 名 が 集 められた 2 パラジャーノフの 裁 判 は 4 月 の 終 わりに ほぼ 非 公 開 で 行 われた そして 1974 年 4 月 25 日 に 有 罪 判 決 が 下 される キエフ 刑 事 裁 判 所 はパラジャーノフに 5 年 間 の 自 由 剥 奪 収 容 所 での 強 制 労 働 を 言 い 渡 した 1975 年 5 月 9 日 対 ナチ 戦 勝 利 30 周 年 を 記 念 してソ 連 で 実 施 された 大 赦 法 の 恩 恵 も パラジャーノフが 受 けることは 無 かった 彼 は 当 局 にと って 特 別 な 罪 人 であったのだ パラジャーノフは 辛 く 孤 独 な 牢 獄 の 中 でも 芸 術 家 であり 続 けた 3 自 身 の 牢 獄 生 活 について パラジャーノフはこう 振 り 返 る 監 獄 生 活 は 辛 かった ( 中 略 ) 収 容 所 にいる 間 恐 れていたのは 平 静 さをなくすことと 監 督 生 命 を 絶 たれるかもという 恐 怖 だった また 犯 罪 常 習 者 に 混 じっていると 同 類 に 成 り 下 がりそうで 不 安 だった そんな 状 況 の 中 唯 一 の 救 いは 絵 を 描 くことだった 世 間 から 隔 離 された 状 態 で 涙 に 暮 れるモナリザを 描 き 続 けた 私 が 獄 死 したときの 彼 女 の 涙 顔 を 毎 日 コラージュを 作 成 し 刑 期 を 生 き 延 びた 私 は 神 父 よろしく 囚 人 たちの 告 白 に 耳 を 傾 けた 彼 ら 一 人 ひとりが 私 に 告 げる 悲 劇 や 罪 の 数 々は 脚 本 や 短 編 小 説 の 極 めて 貴 重 な 材 料 になった 脚 本 6 本 短 編 100 本 分 だ 脚 本 のうち 4 本 は 映 画 化 の 準 備 が 進 んでいる 残 りはどうなるか 映 画 や 小 説 にならなければ 墓 場 に 持 って 行 くよ 1977 年 12 月 30 日 パラジャーノフの 釈 放 は 刑 期 の 5 年 より 11 ヶ 月 と 18 日 早 く 訪 れた 4 1 パラジャーノフ スラム 砦 の 伝 説 シェルバチュークのインタビュー 2 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 65-66, 79 頁 3 同 上 67 頁 4 パラジャーノフ アシク ケリブ パラジャーノフ ドキュメントフィルム 12

13 彼 を 助 けたのは 友 人 のリーリャ ブリークだった リーリャ ブリークの 妹 エルザの 夫 ル イ アラゴンがソ 連 政 府 から 勲 章 を 受 けた 際 パラジャーノフの 釈 放 をブレジネフ 書 記 長 に 直 接 頼 み 込 んだのである 書 記 長 がパラジャーノフのことを 知 らなかったのが 幸 いし パラジャーノフは 刑 期 満 了 前 に 釈 放 されることとなったのであった 1 第 5 節 自 由 の 回 復 モスクワ キエフ レニングラード エレヴァンへの 居 住 権 を 剥 奪 されたパラジャーノ フは トビリシの 自 宅 に 戻 った ウクライナの 部 屋 は 没 収 され 財 産 と 呼 べる 物 はもうほ とんど 残 っていなかった パラジャーノフは 私 物 を 売 り 親 類 や 友 人 の 援 助 によって 生 き 延 びる 投 獄 生 活 を 支 えてくれた 遠 方 の 友 人 にも 近 況 を 伝 えようと アルメニアの 映 画 監 督 とともに 自 身 の 生 活 ぶりについての 短 編 映 画 時 のサイン を 撮 影 した しかし 実 際 にこの 映 画 がカンヌ 映 画 祭 で 上 映 されるまでには さらに 2 年 の 時 間 が 必 要 であった 釈 放 されても パラジャーノフへの 監 視 や 疑 いは 続 いたのである ソ 連 政 府 から 元 監 督 のレッテルを 貼 られたパラジャーノフのシナリオや 映 画 プロジェクトは どのスタジオに 持 ち 込 んでも 拒 否 された 年 2 月 11 日 パラジャーノフは 3 度 目 の 逮 捕 をトビリシで 受 けることになる こ の 逮 捕 は 大 学 に 甥 を 入 学 させるため パラジャーノフが 賄 賂 を 用 いたという 疑 いによる ものだった この 時 は 審 理 で 無 罪 となり 1982 年 11 月 に 釈 放 される 新 しい 作 品 に 取 り 掛 かることは 依 然 として 出 来 ないままであった 3 しかし 1983 年 こうした 状 況 にようやく 変 化 が 訪 れる 当 時 グルジア 共 産 党 第 一 書 記 で あり 後 にペレストロイカの 旗 手 として 知 られることとなるエドゥアルド シェワルナゼ が ゴスキノやトビリシのスタジオに 対 して 再 びパラジャーノフが 撮 影 できるよう 許 可 を 出 させたのだった 1984 年 5 月 トビリシ スタジオの 支 援 の 元 パラジャーノフは 友 人 ドド アバシーゼとともに スラム 砦 の 伝 説 を 脚 色 し 撮 影 した 1984 年 にモスク ワで 1986 年 にヨーロッパで 封 切 されたこの 映 画 は モスクワ ヨーロッパのどちらにお いても 熱 烈 な 支 持 を 得 た 1 パラジャーノフ スラム 砦 の 伝 説 スヴェトラーナのインタビュー 2 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 頁 3 同 上 76 頁 13

14 ヨーロッパで スラム 砦 の 伝 説 が 公 開 された 頃 にはすでに パラジャーノフは 新 しい 作 品 の 製 作 に 取 り 掛 かっていた グルジアの 画 家 ニコ ピロスマニの 作 品 についての 短 編 ピロスマニのテーマによるアラベスク である このように 彼 を 取 り 巻 く 状 況 は 大 きく 改 善 されていったが ヨーロッパ 各 国 からの 度 重 なる 招 待 にもかかわらず 依 然 とし てソ 連 以 外 の 地 に 足 を 踏 み 出 すことは 許 されなかった 年 4 月 パラジャーノフはレールモントフの 作 品 悪 魔 と アシク ケリブ を 手 がけたいと 願 ったが 2 作 品 に 必 要 な 技 術 も 資 金 も 得 ることができなかった 結 局 1987 年 10 月 パラジャーノフは アシク ケリブ のみ アゼルバイジャンのシュリリ 村 で 撮 影 を 始 める 年 1 月 には エレヴァンの 伝 統 工 芸 博 物 館 で パラジャーノフのコラー ジュ 人 形 陶 器 デッサンの 展 示 が 行 われ 大 成 功 を 収 めた 1988 年 2 月 5 日 64 歳 にして 初 めてパラジャーノフはソ 連 国 外 に 出 る 許 可 を 得 る 第 17 回 ロッテルダム 映 画 祭 で ピロスマニのテーマによるアラベスク を 紹 介 することが 許 されたのだ 長 年 ソ 連 国 外 に 出 る 事 を 夢 見 ていた 彼 にとって これは 大 変 な 喜 びであった 彼 を 熱 狂 で 迎 える 海 外 の 観 客 批 評 家 たちを 前 に パラジャーノフは 挨 拶 を 述 べた 今 私 の 感 じている 事 を 理 解 できる 方 はいないと 思 います 幼 い 頃 オランダの 話 を 聞 きま した 風 車 牛 チューリップ チーズ 木 靴 けれどオランダのひとびとと 出 会 う 日 が 来 るとは 夢 にも 思 いませんでした 今 になってみると 私 はまさにペレストロイカの 産 物 ということになるでしょう ずっと 独 裁 者 の 政 権 下 で 生 きてきました 今 日 やっと 生 まれ 変 わるのです 3 この 後 パラジャーノフはニューヨーク ミュンヘン ヴェネチア パリの 映 画 祭 にも 出 席 することとなる 4 第 6 節 パラジャーノフの 最 期 1989 年 パラジャーノフは 監 督 人 生 で 初 めて 複 数 の 申 し 出 を 受 ける ドイツはゲーテ の ファウスト イタリアは 神 曲 フランスはラ フォンテーヌの 寓 話 アメリカ はヘンリー ロングフェローの ハイアワサの 歌 をパラジャーノフに 脚 色 して 欲 しいと 1 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 25, 76 頁 2 同 上 27, 77 頁 3 同 上 頁 4 Хроника жизни и творчества. // Коллаж на фоне автопортрета. Жизнь игра. С

15 考 えていた しかし どの 計 画 も 実 現 はしなかった 結 局 トビリシのカルチュリ スタ ジオとエレヴァンのハイフィルムの 共 同 制 作 で 彼 が 着 手 したのは かつて 肺 炎 で 死 を 覚 悟 したときに 書 いたシナリオ 告 白 であった 年 7 月 4 日 告 白 の 冒 頭 部 分 の 撮 影 がパラジャーノフの 自 宅 で 始 められた し かし 撮 影 開 始 の 3 日 後 撮 影 は 中 断 を 余 儀 なくされる パラジャーノフの 肺 と 心 臓 の 疾 患 が 悪 化 したのだ トビリシからモスクワの 病 院 に 移 されたパラジャーノフは 左 肺 の 手 術 を 受 けた 診 断 は 悪 性 の 癌 であった 2 その 後 パラジャーノフはトビリシに 戻 り 療 養 する しかし 1990 年 2 月 にはポルトガ ルに 行 く 決 心 をする ファンタス ポルトー 映 画 祭 に 出 席 し アシク ケリブ に 対 する 賞 を 受 け 取 るためである 彼 にとってこれは 自 殺 行 為 であった 現 地 でパラジャーノフは 2 日 間 入 院 している 3 トビリシに 帰 ると 新 たに 呼 吸 器 系 の 合 併 症 が 現 れ 彼 の 容 態 は 急 速 に 悪 化 する 1990 年 3 月 15 日 エレヴァンで 治 療 を 受 けることとなる 5 月 23 日 さらに 容 態 が 悪 化 する 前 に パラジャーノフはヘリでパリのサン ルイ 病 院 に 移 される パリで 危 篤 状 態 になっ たパラジャーノフはエレヴァンに 戻 る 事 を 望 んだ 7 月 20 日 パラジャーノフは 自 分 の 帰 るべき 場 所 アルメニアにて 息 を 引 き 取 った 4 パラジャーノフの 葬 儀 は 7 月 25 日 に 執 り 行 われた パラジャーノフの 亡 骸 は エレヴァ ン オペラ 座 の 広 場 に 安 置 されたのち コミタス 公 園 のアルメニア パンテオンまで 運 ば れた その 行 列 には 5 万 人 の 支 持 者 が 続 いたという パラジャーノフはそこで 作 曲 家 ハ チャトゥリアンと 第 一 次 大 戦 の 英 雄 アンドラニク 将 軍 の 墓 の 間 に 埋 葬 された 年 7 月 27 日 エレヴァンでも 特 に 民 族 色 の 濃 い 街 角 ドゥゾラグシュで パラジャ ーノフ 邸 美 術 館 が 一 般 公 開 される そこには 今 でもパラジャーノフのコラージュや 絵 画 帽 子 や 家 具 などが 彼 自 身 の 芸 術 と 展 覧 の 主 義 に 基 づいて 展 示 されている 第 2 章 火 の 馬 ( 忘 れられた 祖 先 の 影 ) 1 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 28 頁 2 Хроника жизни и творчества. // Коллаж на фоне автопортрета. Жизнь - игра. С 同 上 4 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 29 頁 5 同 上 30 頁 15

16 忘 れられた 祖 先 の 影 は 1964 年 にウクライナで 製 作 された 長 編 映 画 である ウクライ ナの 作 家 ミハイル コツュビンスキイの 生 誕 100 年 祭 に 向 け キエフ ドヴジェンコ ス タジオはパラジャーノフに コツュビンスキイの 同 名 小 説 の 脚 色 を 委 託 した 作 家 が 亡 く なった 年 に 刊 行 された 中 編 小 説 である 1966 年 5 月 フランスでの 上 映 の 際 に タイトル は 火 の 馬 に 変 更 され 95 分 の 短 縮 版 で 公 開 された 作 品 のオリジナル 版 は 100 分 であ る オリジナル 版 のフィルムは 現 在 残 っておらず 見 ることができない 現 在 日 本 で 手 に 入 る 同 作 品 のタイトルも 火 の 馬 であり 95 分 の 短 縮 版 である 年 5 月 モスクワでの 封 切 では 映 画 の 評 判 はソ 連 本 国 の 役 人 たちが 社 会 主 義 リ アリズムを 汚 す 映 画 だ 社 会 主 義 国 では 受 け 入 れられまい 2 と 批 判 したとおり 今 一 つであ ったが 国 際 的 にはマール デル プラタ 国 際 映 画 祭 で 最 優 秀 監 督 賞 および 審 査 員 特 別 賞 を 受 け 3 またサンフランシスコ ローマ モントリオール 映 画 祭 でノミネートされたこと により セルゲイ パラジャーノフの 名 は 世 界 的 に 知 られることとなった 映 画 の 撮 影 は カルパティア 山 脈 の 東 側 ジャビー 村 ( 作 中 での 村 の 名 前 はヴェルコヴィ ナとなっている)で 現 地 の 民 族 グッツールの 人 々の 協 力 のもと 行 われた 映 画 内 で 話 され る 言 語 もすべてウクライナ 語 の 東 カルパティア 方 言 である 後 日 ロシア 語 版 を 作 って 欲 しいとの 依 頼 を 受 けたが パラジャーノフは 断 固 として 拒 否 したという 方 言 の 詩 情 など は 無 視 するのがソ 連 映 画 であり 監 督 の 才 能 の 評 価 基 準 あるいは 仕 事 の 評 価 基 準 に 詩 情 という 項 目 はなかった とパラジャーノフは 後 にインタビューで 語 っている 4 第 1 節 物 語 火 の 馬 はいくつかの 章 に 分 かれて 構 成 されている 第 1 章 カルパティア 神 や 人 々から 忘 れ 去 られたグッツールの 地 第 2 章 イワン コとマリーチカ 第 3 章 牧 草 地 第 4 章 孤 独 第 5 章 イワンコとパラグナ 第 6 章 仕 事 日 第 7 章 クリスマス 第 8 章 明 日 は 春 第 9 章 呪 術 師 第 10 章 居 酒 屋 第 1 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 19, 226 頁 2 パラジャーノフ アシク ケリブ パラジャーノフ ドキュメントフィルム 3 Mar del Plata International Cinematographic Festival-From16 to 26 March, (2010/12/31 閲 覧 ). 4 パラジャーノフ アシク ケリブ パラジャーノフ ドキュメントフィルム 16

17 11 章 イワンコの 死 第 12 章 ピエタ 以 上 の 12 章 で 構 成 されている 各 章 のタイトル は 黒 字 に 赤 のウクライナ 語 で 画 面 上 に 現 れるが 第 11 章 は 黒 と 赤 が 反 転 し 第 12 章 では 黒 字 に 白 のラテン 文 字 となっている 世 界 から 断 絶 されたようなカルパティア 山 脈 の 奥 地 で 繰 り 広 げられるこの 物 語 の 内 容 を かいつまむと 以 下 の 通 りである グッツール 族 の 氏 族 パリチュク 家 とグテニュク 家 は 何 世 代 にも 渡 って 憎 しみ 合 っている 憎 み 合 う2つの 氏 族 出 身 のイワンコとマリーチカは 許 されぬがゆえに より 激 しい 恋 の 炎 を 燃 やす しかしイワンコが 出 稼 ぎで 村 を 離 れている 間 に マリーチカは 事 故 で 川 に 転 落 し 命 を 落 とす マリーチカの 死 をきっかけに 没 落 するイワンコ そんなイワンコのもと に 新 たな 女 パラグナが 現 れ 2 人 は 夫 婦 の 契 りを 交 わすことになる しかしイワンコの 心 はマリーチカに 囚 われたままで マリーチカの 幻 影 に 取 り 憑 かれている イワンコの 心 を 自 分 に 向 かせることの 出 来 ないパラグナは やがて 呪 術 師 のユーラと 公 然 と 浮 気 をするよ うになる 皆 の 前 でパラグナと 親 しげに 振 舞 った 挙 句 イワンコの 友 人 を 傷 つけたユーラ を イワンコは 手 斧 で 倒 そうとするが 逆 に 斧 で 額 を 斬 られ 命 を 落 とす コツュビンスキイの 原 作 について パラジャーノフは 次 のように 語 っている コツュビンスキイの 中 編 小 説 を 熟 読 するやいなや 私 はそれを 脚 色 したいと 思 った こ の 透 明 で 清 らかな 美 の 感 覚 調 和 永 遠 そして 自 然 が 美 に 美 が 自 然 になる 境 界 の 感 覚 に 私 は 惚 れ 込 んだ 1 火 の 馬 はウクライナでの 9 本 目 の 作 品 だ 民 族 映 画 の 構 想 を 練 っているとき 神 愛 悲 劇 というテーマを 見 つけ この 映 画 が 実 現 した 文 学 として 映 画 として 申 し 分 のないテ ーマだった 2 これらの 発 言 からは 彼 がこの 作 品 に 自 分 の 美 学 との 一 致 を 見 ていたことが 感 じられる 実 際 この 映 画 には 宗 教 民 族 愛 悲 劇 といった 火 の 馬 以 降 もパラジャーノフが 好 んで 用 いるテーマが ふんだんに 盛 り 込 まれている 原 初 的 で 民 族 色 の 濃 厚 な 生 活 の 中 に 起 こる 伝 説 的 悲 劇 の 物 語 は 自 然 の 生 活 の 中 に 美 を 見 出 し,フレーム 内 で 詩 的 に また 造 形 的 に 再 構 成 する 天 才 であるパラジャーノフのうってつけの 題 材 であったに 違 いない 第 2 節 静 の 表 現 動 の 表 現 1 Параджанов.С.И. Красота Моя Болезнь. // Коллаж на фоне автопортрета. Жизнь игра. С パラジャーノフ アシク ケリブ パラジャーノフ ドキュメントフィルム 17

18 テーマとしてはパラジャーノフらしい 作 品 ではあるが 火 の 馬 以 降 の 作 品 では 専 ら 平 面 的 で 動 きの 少 ない 映 像 を 撮 ることになるパラジャーノフには 珍 しく この 映 画 では 非 常 にダイナミックで 躍 動 的 なカメラワークを 見 せている パラジャーノフが 精 神 病 質 者 的 とも 称 す 火 の 馬 におけるこのようなカメラワークは チーフ カメラマンを 務 めた ユーリイ イリエンコに 因 るものである 1 イリエンコはコツュビンスキイの 物 語 の 叙 情 性 を 動 きの 多 いカメラによって 映 し 出 そうとしていた 2 実 際 火 の 馬 の 映 像 の 中 には 主 人 公 イワンコとマリーチカの 周 囲 をカメラが 360 度 周 回 して 撮 るショットや 手 持 ちカ メラで 撮 ったようなぶれの 多 いショットなど 良 く 動 くカメラによって 撮 られた 印 象 を 受 ける イリエンコとは 対 照 的 に パラジャーノフは 映 画 というのはペルシャやインドの 細 密 画 がそうであるように 静 止 したイメージでありうると 考 えていた 3 実 際 サヤト=ノ ヴァ など 火 の 馬 以 降 の 作 品 では 固 定 カメラによる 静 止 した 奥 行 きの 感 じられない 絵 画 的 映 像 に 終 始 している パラジャーノフにとっては 動 的 な 映 像 の 力 強 さは 嘘 くさい もので 情 熱 の 表 現 を 妨 げるものであった 彼 が 全 情 熱 を 傾 けようとしたのは 静 的 な 映 像 の 中 にダイナミズムを 創 り 出 すことだった 静 的 な 映 像 の 中 にこそ 造 形 性 と 内 的 な 情 熱 が 包 含 されると 考 えていたのである 火 の 馬 において 二 人 の 美 学 的 対 立 は 激 しく 終 わ りのないものだった とイリエンコは 語 っている 4 第 3 節 二 つの 愛 火 の 馬 では 二 つの 愛 が 軸 になり 物 語 が 進 んでいく 一 つはイワンコとマリーチカ の 愛 もう 一 つはイワンコとパラグナの 愛 である イワンコとマリーチカの 愛 は 主 に 精 神 的 な 愛 として 描 かれる 子 ども 時 代 の 二 人 の 純 粋 な 戯 れがそれを 象 徴 している まだ 幼 い イワンコとマリーチカは 二 人 で 悪 魔 の 存 在 に 怯 え 川 でともに 裸 になって 水 浴 びをし 森 を 駆 け 回 る しかし 森 を 二 人 で 駆 け 回 っているうちに イワンコはマリーチカの 十 字 架 の 首 飾 りを 不 意 に 引 き 千 切 ってしまう そして 二 人 は 見 つめ 合 い 数 秒 間 の 沈 黙 が 続 く その 直 後 にシーンは 変 わり イワンコが 小 さな 赤 い 実 を 拾 い 集 めるという 場 面 が 映 し 1 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 180 頁 2 同 上 135 頁 3 同 上 181 頁 4 同 上 136 頁 18

19 出 される 赤 い 実 はこの 物 語 の 中 で 繰 り 返 し 登 場 するモチーフである 大 人 になったイ ワンコとマリーチカは 愛 し 合 うようになり 二 人 きりで 愛 を 語 り 合 う そのシーンに 登 場 するのも やはりイワンコが 子 ども 時 代 に 拾 い 集 めたものと 同 じに 思 われる 小 さな 赤 い 実 なのである イワンコはマリーチカを 草 むらに 寝 転 ばせ 口 に 数 個 の 小 さな 赤 い 実 を 運 び 彼 女 に 食 べさせる 直 接 的 な 性 表 現 ではなく この 赤 い 実 を 食 べさせるとい う 行 為 が 二 人 が 肉 体 関 係 を 持 ったことを 意 味 していると 思 われる 実 を 食 べさせる 直 前 に イワンコが 肉 体 関 係 を 持 つことに 許 可 を 求 めるような 発 言 をしたこと 老 婆 に お 腹 に 何 かいるのかい? と 聞 かれたマリーチカが 小 走 りで 逃 げ 顔 を 覆 うという マリーチ カがイワンコの 子 どもを 身 篭 ったことを 暗 示 するシーンが 実 を 食 べさせた 後 の 場 面 で 挿 入 されていることは { 赤 い 実 を 食 べる= 肉 体 関 係 を 持 つ}という 記 号 的 関 係 を 裏 付 ける つまり 赤 い 実 は 物 語 の 中 で 肉 体 的 な 愛 を 表 現 していると 考 えられるのである であれ ば まだ 幼 いイワンコが 赤 い 実 を 拾 い 集 めるという 行 為 は マリーチカに 対 する 愛 情 と 肉 体 的 な 欲 望 が 既 に 目 覚 め 始 めている 表 れであると 言 えよう その 直 前 の イワンコが マリーチカのつけた 十 字 架 の 首 飾 りを 思 いがけず 引 き 千 切 ってしまうという 行 動 も 聖 な るもの( 十 字 架 )が 除 去 される 行 為 であり 憎 しみ 合 う 二 つの 氏 族 に 生 まれた 娘 と 息 子 の 間 には 在 ってはいけない 許 されざる 恋 心 の 芽 生 えを 象 徴 しているのだろう また 大 人 になったイワンコとマリーチカが 愛 を 語 り 合 うシーンでは 木 々の 枝 がカメラと 二 人 の 間 を 遮 っており 我 々が 見 ることのできる 愛 し 合 うイワンコとマリーチカは 枝 のさらに 奥 に 隠 された 二 人 である その 演 出 は 周 りの 目 から 隠 れて 誰 もいない 自 然 の 中 でこっそり と 愛 し 合 わざるをえない 二 人 の 愛 の 有 り 様 を 思 わせる このように 二 人 の 愛 は 画 面 上 に 現 れる 記 号 によって 我 々の 視 覚 的 イメージを 通 して 伝 えられる そこに 映 し 出 されるのは 純 粋 に 情 熱 的 に 愛 し 合 いながらも 許 されぬ 愛 に 身 を 焦 がすイワンコとマリーチカの 姿 なのである 一 方 イワンコとパラグナの 関 係 はより 冷 めたものとして 映 し 出 される イワンコがあ からさまにパラグナの 愛 を 拒 絶 するシーンがあるのはもとより イワンコとパラグナは 二 人 の 結 婚 式 において 結 婚 生 活 を 象 徴 する 食 卓 において 決 して 向 かい 合 わず 二 人 とも 正 面 を 向 いて 目 が 合 わない 見 つめ 合 う 二 人 を 360 度 の 角 度 から 捉 えた イワンコとマリー チカが 愛 し 合 うシーンとは 対 照 的 である 向 かい 合 った 二 人 という 構 図 を 表 すシーンで も 向 かい 合 う 二 人 を 同 時 に 一 つの 画 面 に 映 すのではなく あえてイワンコとパラグナを 一 人 ずつ 順 番 に 映 して 二 人 が 向 かい 合 っていることを 示 すことさえある 念 の 入 れようだ 19

20 また 結 婚 式 が 執 り 行 われるシーンの 象 徴 的 行 為 も 見 逃 してはならない 夫 婦 となるイワ ンコとパラグナの 首 には 村 人 によって 軛 が 掛 けられる グッツールのある 歌 には 夫 が 妻 を 軛 に 繋 ぐと 歌 われており それは 不 平 等 な 結 婚 のアレゴリーであった イワンコがパ ラグナを 娶 るとき パラジャーノフは 彼 を グッツールの 執 り 行 う 拘 束 の 習 わし に 従 わせるのである 1 興 味 深 いのは この 二 人 の 関 係 を 表 す 際 も 赤 い 実 の 類 似 物 が 使 用 されているという ことだ イワンコとパラグナの 結 婚 式 の 後 イワンコはパラグナの 服 を 脱 がしていく そ して 最 後 にパラグナの 体 にただ 一 つ 残 った 赤 いビーズの 首 飾 りを 引 き 千 切 る その 後 イ ワンコが 手 に 残 った 赤 いビーズをぱらぱらと 床 に 落 とすシーンが 彼 の 手 をアップにして 映 し 出 される このシーンと イワンコとマリーチカのシーンとは 極 めて 類 似 している 首 飾 りを 引 き 千 切 るという 行 為 は 前 述 したとおり 子 供 時 代 にイワンコがマリーチカに 行 った 行 為 であり また イワンコの 手 からこぼれ 落 ちる 赤 いビーズは 子 供 時 代 に 彼 が 集 め 大 人 になってマリーチカに 食 べさせた 手 に 乗 った 赤 い 実 と 酷 似 しているのであ る ここで 赤 い 実 の 類 似 物 が 登 場 することは 直 前 にイワンコがパラグナの 服 を 脱 が せていたことから 判 断 しても やはり 二 人 が 肉 体 関 係 を 持 ったことを 意 味 すると 考 えてい いだろうが ここで 重 要 なのはむしろ このイワンコとパラグナの 愛 のシーンで イワン コとマリーチカの 間 にあった 愛 の 表 現 の 再 現 が 行 われているということである それも イワンコとマリーチカの 時 にはなかった 服 を 脱 がすという 直 接 的 な 表 現 が 伴 い こういっ た 愛 の 場 面 でさえ 一 つのショットにイワンコとパラグナが 並 存 しないという 言 ってみれ ば 雑 で 冷 めた 愛 情 表 現 によって 再 現 されているのである イワンコがパラグナに 抱 くのは あくまでも 肉 体 的 な 愛 情 であり その 愛 はマリーチカへの 愛 の 代 替 に 過 ぎないということ が イワンコのマリーチカへの 愛 をイワンコのパラグナへの 愛 の 場 面 で 再 現 することによ って 表 されているのだろう これら 以 外 にも もう 一 度 赤 い 実 が 現 れるシーンがある それはパラグナが 呪 術 師 ユーラに 襲 われる 場 面 である そのときのパラグナはいまだ 浮 気 には 至 っておらず イワ ンコの 心 を 自 分 に 向 けることが 出 来 ずに 一 人 心 を 痛 めている 状 態 である ゆえにここでパ ラグナが 襲 われるのはまったく 無 理 矢 理 にである 雪 が 降 り 積 もる 屋 外 でパラグナが 襲 わ れた 後 雪 面 の 白 に 真 っ 赤 な 林 檎 が 一 つ 落 ちている 場 面 が 映 される 屋 外 に 乱 雑 に 打 ち 捨 てられた 赤 い 実 は 凌 辱 されたパラグナを 象 徴 している 1 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 230 頁 20

21 前 述 したとおり パラグナは 結 婚 式 の 直 後 にイワンコに 服 を 脱 がされ ユーラに 襲 われ る さらに 後 の 場 面 では 裸 で 祈 りを 捧 げるパラグナにユーラが 抱 きつくというシーンも ある マリーチカへの 肉 体 的 な 愛 情 は あくまでも 直 接 的 性 表 現 を 伴 わずに 比 喩 的 に 描 か れており そのためマリーチカには 神 聖 さや 神 秘 性 が 保 たれていたのに 対 し パラグナへ 向 けられる 愛 には イワンコからの 愛 にせよ ユーラからの 愛 にせよ 常 に 性 的 描 写 が 伴 っており 肉 体 的 に 求 められる 存 在 としてのパラグナが 際 立 っている この 映 画 における パラグナは 性 的 欲 求 の 対 象 であり マリーチカのような 精 神 的 な 愛 情 を 受 けることは 最 後 まで 出 来 ないのである 第 4 節 火 の 馬 パラジャーノフの 映 画 では 馬 はいつも 重 要 な 存 在 であるが 火 の 馬 においても タ イトルから 予 想 されるとおり 馬 が 特 徴 的 な 登 場 の 仕 方 をしている この 作 品 において 最 も 特 徴 的 に 馬 が 使 われるシーンは 冒 頭 でイワンコの 父 であるパリチュク 家 のペトリクが グテニュク 家 のマリーチカの 父 に 斧 で 額 を 割 られ 殺 される 場 面 である 斧 で 額 を 割 られ た 瞬 間 カメラはペトリクの 目 線 と 同 一 になり 流 れる 自 分 の 血 の 向 こう 側 に 自 らを 殺 し たグテニュクを 見 ると その 直 後 に 場 面 が 変 わり 数 頭 の 真 っ 赤 な 馬 のシルエットが 駆 け るシーンが 挿 し 込 まれる ユーリイ イリエンコが 考 案 したこのショットを 使 用 するのを 当 初 パラジャーノフは 気 が 進 まなかったらしい だが 編 集 の 段 階 でこのシーンが 利 用 で きることに 気 づいたという 1 突 然 挿 入 されるこのシーンは 映 画 に 神 秘 的 な 非 現 実 感 を 与 え ており 神 話 的 な 雰 囲 気 を 出 すのに 一 役 買 っている 馬 が 登 場 するもう 一 つの 特 徴 的 なシーンはイワンコとパラグナが 出 会 う 場 面 である イ ワンコがパラグナと 出 会 うのは 馬 に 蹄 鉄 を 嵌 める 作 業 をしているときであり 二 人 の 出 会 いに 立 ち 会 うのはただ 一 頭 の 馬 のみである 恋 心 の 芽 生 えた 二 人 を 取 り 持 つかのように 馬 は 真 っ 赤 な 日 傘 を 差 したパラグナを 乗 せる このようにパラジャーノフの 映 画 の 中 で 馬 は 重 要 なシーンに 登 場 し 特 別 な 第 三 者 の 役 割 を 付 与 されることが 多 い 例 えば スラム 砦 の 伝 説 では 恋 人 同 士 であるドゥルミシハンとヴァルドーが 永 遠 となる 別 れを 惜 しむ シーンに 唯 一 介 在 する 第 三 者 は 他 でもない 馬 である 同 映 画 でドゥルミシハンの 息 子 ズ ラブは 祖 国 のために 自 ら 進 んで 人 柱 となり 砦 の 中 に 生 き 埋 めになるが この 場 面 の 目 撃 1 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 136 頁 21

22 者 もまた 馬 なのである 特 に 後 者 のシーンでは 馬 の 顔 がそのつぶらな 瞳 とともにアップ で 写 され 馬 の 目 線 のみがズラブの 死 と 英 雄 的 な 行 動 を 捉 えているということが 強 調 され ている 観 客 の 目 線 は 馬 のそれと 同 化 し 馬 の 目 を 介 してズラブの 死 を 見 届 けることにな る 日 常 的 な 存 在 である 馬 をそこに 配 置 することで これら 神 話 的 な 物 語 が 現 実 性 を 含 ん でいることを 観 客 は 意 識 する また 無 垢 で 善 悪 の 感 情 のない 馬 を 介 して 映 画 を 見 ること により 映 画 にはつき 物 の 登 場 人 物 に 対 する 感 情 移 入 を 排 して 中 立 的 な 視 線 で 物 語 を 鑑 賞 することが 出 来 るのだ 第 5 節 二 つの 氏 族 の 断 絶 火 の 馬 にはパリチュク 家 とグテニュク 家 の 二 つの 氏 族 が 登 場 する 東 カルパティア の 世 界 から 断 絶 されたかのような 村 で 脈 々と 続 く 二 つの 氏 族 の 間 では 血 を 血 で 洗 う 争 いが 続 いている 火 の 馬 は 愛 の 物 語 であると 同 時 に この 二 つの 憎 しみ 合 う 氏 族 が 絶 え るまでの 物 語 でもある まず 映 画 の 冒 頭 でパリチュク 家 のイワンコの 兄 は イワンコを 守 って 倒 れ 落 ちてきた 木 の 下 敷 きになって 命 を 落 とす イワンコの 父 ペトリクは イワン コの 兄 の 葬 式 で マリーチカの 父 であるグテニュクと 言 い 争 いになり グテニュクのバル トカ(グッツールのきこりが 決 して 手 放 すことのない 斧 ) 1 の 一 撃 を 頭 に 受 け 命 を 奪 われ る 作 品 の 冒 頭 部 分 ですでに イワンコはパリチュク 家 の 血 を 受 け 継 ぐ 最 後 の 子 どもとな るのである 一 方 グテニュク 家 の 娘 であるマリーチカは イワンコが 出 稼 ぎで 村 を 離 れ ている 間 に 空 に 浮 かぶ 神 秘 的 な 星 の 光 に 導 かれ 川 に 転 落 し 命 を 落 とす マリーチカは イワンコとの 間 に 子 どもを 身 籠 っており そのパリチュク グテニュク 両 家 の 血 を 受 け 継 いだ 子 どもも マリーチカとともに 人 知 れず 死 ぬことになる その 後 パラグナと 結 婚 した イワンコは 二 人 の 間 に 子 どもが 授 かることを 望 み パラグナもイワンコの 心 を 自 分 に 向 かせるために 子 どもを 欲 し 祈 りを 捧 げるが その 祈 りは 儚 く またもやパリチュク 家 の 血 が 次 の 世 代 に 受 け 継 がれることはない 二 つの 氏 族 でたった 一 人 生 き 残 ったイワンコも 呪 術 師 ユーラの 手 斧 で 父 と 同 様 の 最 期 を 遂 げる イワンコの 死 によって パリチュクとグ テニュク 両 家 の 血 筋 はその 憎 しみとともに 完 全 に 途 絶 え 最 後 の 血 を 断 ち 切 るのは 氏 族 間 の 憎 しみや 血 の 繋 がりを 超 越 した 存 在 である 呪 術 師 だ イワンコが 死 んだ 後 には 両 家 の 血 も 憎 しみも もはや 何 も 残 らないのである イワンコの 葬 式 が 執 り 行 われる 第 12 章 の 章 1 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 134 頁 22

23 題 の 文 字 だけが それまでの 赤 から 白 に 変 わっているのも 呪 われた 氏 族 の 血 が 絶 えたこ とを 示 唆 しているのだろう 怪 しく 輝 く 星 の 光 はマリーチカを 死 に 導 き マリーチカの 霊 をイワンコの 前 に 現 れさせ 最 終 的 にはマリーチカの 霊 がイワンコをこの 世 から 連 れ 去 っていく 生 きた 者 の 世 界 と 死 んだ 者 の 世 界 が 混 在 するときに 現 れるこの 星 の 光 は あの 世 とこの 世 を 結 びつける 働 きを していると 思 われる こういった 非 現 実 的 な 事 物 が 登 場 人 物 の 死 に 介 在 することで 二 つ の 氏 族 が 断 絶 するという 結 果 が 決 して 偶 然 ではなく 何 かしらの 運 命 的 な 力 が 働 いてこの 最 後 に 至 ったのだということを 印 象 づける 根 のある 民 族 を 不 滅 だと 語 り 血 筋 を 重 要 視 する 1 パラジャーノフが 伝 統 ある 民 族 の 二 つの 氏 族 の 血 筋 が 絶 えるまでの 物 語 を 手 がけていることは 興 味 深 い この 作 品 に 流 れる 濃 密 な 血 のつながりの 感 覚 は 非 常 にパラジャーノフらしいと 言 える 全 体 として 見 ると この 作 品 においてはパラジャーノフの 美 学 が 完 璧 に 表 現 されている とは 言 いがたい 前 述 したとおりイリエンコとの 美 学 的 対 立 もあり この 作 品 では パラ ジャーノフが 求 めるダイナミズムを 内 に 含 んだ 静 的 映 像 を 必 ずしも 表 現 し 切 れていないか らである 俳 優 は 正 しく 演 技 をし 向 かい 合 って 会 話 し カメラは 主 観 をもって 動 き そ れらを 捉 える 火 の 馬 以 降 の より 彼 の 美 学 が 成 熟 した 作 品 においては 俳 優 は 演 技 と いうよりはむしろパントマイムによって 表 現 し 彼 らの 視 線 はカメラ 越 しに 観 客 である 我 々を 見 据 えている カメラは 自 らが 表 現 の 主 体 となる 可 能 性 を 排 するかのように 固 定 さ れて 動 かない しかしこの 作 品 は 今 後 のパラジャーノフ 作 品 と 根 幹 に 流 れるものを 同 じくしている この 作 品 に 溢 れる 民 族 的 伝 統 や 宗 教 に 対 する 敬 意 画 面 上 に 溢 れる 独 特 の 色 彩 観 客 を 映 画 の 世 界 へといざなう 民 族 楽 器 の 音 色 は 火 の 馬 以 降 のパラジャーノフ 作 品 でも 見 出 さ れるものである また 試 練 としての 意 味 を 含 んだ 主 人 公 の 旅 ( 火 の 馬 においては イ ワンコの 出 稼 ぎ)や 登 場 人 物 の 悲 劇 的 な 死 も その 後 パラジャーノフが 好 んで 用 いる 題 材 となる そう 考 えると 火 の 馬 によってパラジャーノフはいわば 自 らの 美 学 の 基 礎 を 築 いたのであり これをきっかけに 世 界 的 な 名 声 を 得 たことを 鑑 みても この 作 品 は 彼 に とって 非 常 に 意 義 深 いものであったと 言 えよう 第 3 章 サヤト=ノヴァ ( ざくろの 色 ) 1 パラジャーノフ アシク ケリブ パラジャーノフ ドキュメントフィルム 23

24 サヤト=ノヴァ の 撮 影 は 1968 年 に 開 始 された 18 世 紀 アルメニアの 詩 人 サヤト=ノ ヴァの 生 誕 200 周 年 祭 に 向 け アルメン フィルムのもと アルメニアの 首 都 エレヴァン で 撮 影 されたものである 1 撮 影 のため エレヴァンの 芸 術 家 仲 間 たちの 協 力 で 主 要 な 背 景 として 使 われた 13 世 紀 の 修 道 院 に 数 多 くの 高 価 な 品 物 や 貴 重 な 資 料 が 集 められた 主 役 の 若 き 詩 人 を 始 め 王 女 や 復 活 の 天 使 など 5 役 を パラジャーノフ 映 画 の 看 板 女 優 ソフ ィコ チアウレリが 演 じた 年 サヤト=ノヴァ はモスクワ キエフ エレヴァ ン トビリシで 封 切 られたが 観 客 の 反 応 は 極 めて 否 定 的 なものであった 難 解 で 退 廃 的 な 美 学 の 作 品 であると 見 做 されたのである また 映 画 内 に 充 溢 する 歴 史 への 過 剰 な 敬 意 や 宗 教 色 は 反 ソ 連 の 嫌 疑 を 呼 んだ この 疑 惑 が 元 で この 後 (1970~1973 年 )パラジ ャーノフが 書 いたシナリオは 全 て 持 ち 込 んだあちこちのスタジオで 拒 否 されることにな る そして サヤト=ノヴァ 自 体 も 再 編 集 を 余 儀 なくされる 再 編 集 は 監 督 セルゲイ ユト ケーヴィチによってなされ 映 画 のうち 20 分 ほどが 大 胆 にカットされた 例 えば 詩 人 と 王 子 の 関 係 を 描 いた 場 面 は エロティックでいかがわしいとして 削 除 された 他 にもマダー ( 教 会 で 宗 教 的 生 贄 とされた 動 物 )の 場 面 ペルシャ 軍 によるアルメニア 侵 略 が 詳 述 され る 場 面 つぶれた 3 つのざくろの 果 汁 が 広 がり 昔 の 統 一 アルメニアの 地 図 が 浮 かび 上 が るという 象 徴 的 な 場 面 もカットされている 3 映 画 は 浄 化 されたのであった オリジナ ルのフィルムは 紛 失 し 今 はもうオリジナル 版 サヤト=ノヴァ を 見 ることは 出 来 ない 4 しかし パラジャーノフに 対 する 弾 圧 は 映 画 の 製 作 許 可 が 下 りず サヤト=ノヴァ が 再 編 集 されただけでは 終 わらなかった 1973 年 12 月 17 日 パラジャーノフはホモセク シュアルという 架 空 の 容 疑 で 逮 捕 されることとなる ソ 連 当 局 に 危 険 思 想 と 見 做 された 彼 の 映 画 と ソ 連 国 内 でのインテリたちへの 不 当 な 弾 圧 に 対 する 彼 の 反 対 表 明 が 相 まって この 逮 捕 に 至 ったのであった 4 年 と 11 日 後 に 釈 放 されたが その 後 も 監 視 は 続 き パラ 1 Хроника жизни и творчества Сергея Параджанова. // Коллаж на фоне автопортрета. Жизнь игра. C ソフィコは グルジアの 映 画 監 督 ミハイル チアウレリの 娘 である(カザルス セルゲイ パラジャー ノフ 192 頁 ) また 夫 は ピロスマニ の 監 督 ゲオルギー シェンゲラーヤである(Шенгелая.Г.Н. Каков Параджанов!!! // Коллаж на фоне автопортрета. Жизнь игра. C.145) 3 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 21-23, 197 頁 パラジャーノフはこの 改 訂 版 は 絶 対 見 ないと 断 言 した 1987 年 の 春 それでも 試 写 を 見 たパラジャーノフは たっぷり 100 メートルはカットされてい る ことを 確 認 した 4 同 上 23 頁 1995 年 に 発 見 されたネガから 復 元 することができた オリジナル 版 のいくつかの 場 面 は レヴォン グルゴリャン パラジャーノフ コード 収 録 の サヤト=ノヴァ の 記 憶 で 現 在 見 るこ とが 可 能 である 24

25 ジャーノフはこの 後 1984 年 に スラム 砦 の 伝 説 の 撮 影 が 始 まるまで 自 身 の 近 況 を 撮 影 した 短 編 1 本 以 外 映 画 を 撮 ることが 出 来 なくなった 第 1 節 物 語 サヤト=ノヴァ は 映 画 全 体 を 章 で 分 割 しており それぞれの 章 に 詩 人 サヤト=ノヴァ の 生 涯 に 沿 った 章 題 が 付 けられている 第 1 章 詩 人 の 幼 年 時 代 第 2 章 詩 人 の 青 年 時 代 第 3 章 王 の 館 第 4 章 修 道 院 に 入 る 第 5 章 詩 人 の 夢 第 6 章 詩 人 の 老 年 時 代 第 7 章 死 の 天 使 との 出 会 い 第 8 章 詩 人 の 死 以 上 の 8 つの 章 で 構 成 されている 各 章 では 詩 人 の 生 涯 に 起 こった 出 来 事 を 叙 事 的 に 順 を 追 って 描 くのではない 詩 人 の 詩 的 世 界 を 表 現 しつつ 詩 人 の 人 生 に 於 けるそれぞれの 段 階 のイメージを 章 全 体 で 観 客 に 提 示 する それゆえ 現 実 世 界 での 時 間 の 流 れと 映 画 内 の 時 間 の 流 れは 対 応 しない とい うよりもむしろ 映 画 の 中 に 継 続 した 時 間 の 流 れは 存 在 せず 時 間 の 経 過 は 章 題 や 象 徴 的 な 動 きによって 示 される パラジャーノフはインタビューで 以 下 のように 語 っている サヤト=ノヴァ という 作 品 は 通 常 の 伝 記 映 画 ではない 衣 装 や 音 楽 も 含 めて 私 が 考 案 し 私 自 身 が 作 り 上 げた 作 品 なのだ だがサヤト=ノヴァについての 作 品 であることに 変 わ りはない 1 この 作 品 は サヤト=ノヴァに 着 想 を 受 け 彼 の 詩 的 世 界 を 描 いたものではあるが サヤ ト=ノヴァの 人 生 を 伝 記 的 にまとめ 上 げたものではない 監 督 自 身 の 観 点 で 詩 人 を 捉 え 監 督 自 身 の 美 学 や 哲 学 でそれらを 再 構 成 した 上 で サヤト=ノヴァの 生 涯 を 伝 える 映 画 と してではなく パラジャーノフ 映 画 として 完 成 された 作 品 なのだ ということが 窺 える 第 2 節 史 実 と 映 画 初 公 開 当 時 サヤト=ノヴァ は 難 解 な 映 画 ということで 批 判 を 受 けたが それとは 別 の 批 判 もあった それはこの 映 画 が 史 実 に 基 づいていないという 批 判 である 映 画 自 体 の 分 析 に 移 る 前 に サヤト=ノヴァという 歴 史 上 の 人 物 は 実 際 にどのような 生 1 パラジャーノフ アシク ケリブ パラジャーノフ ドキュメントフィルム 25

26 涯 を 送 ったのか 映 画 で 描 かれるサヤト=ノヴァは 史 実 とは 異 なったものなのか もし 異 な っているのなら 実 際 のサヤト=ノヴァと 映 画 内 のサヤト=ノヴァがどのように 違 っており それらの 相 違 から 何 が 導 き 出 されるかを 第 2 節 では 考 察 したい まず サヤト=ノヴァが 実 際 にどのような 生 涯 を 送 ったかをかいつまんで 述 べたい 1 サヤト=ノヴァの 本 名 はアルチュン サヤージンと 言 い サヤト=ノヴァは 彼 のペンネー ムである 映 画 中 でも 詩 人 は 母 親 などからはアルチュンと 呼 ばれている アルメニアの 詩 人 であり 音 楽 家 アシューグ(カフカースの 吟 遊 詩 人 ) 愛 の 抒 情 詩 の 巨 匠 でもあった 1712 年 生 まれと 推 定 される ティフリスの 貧 しい 農 民 の 出 身 で 父 マフテシ カラペト サヤージンはアレッポからの 難 民 であった 父 はとても 信 心 深 い 人 で 彼 の 名 についたマ フテシはイェルサレムに 巡 礼 を 行 ったことを 意 味 している 母 サラは 中 世 の 修 道 院 で 有 名 なサナイン( 北 アルメニア) 生 まれだった アルチュンは 幼 少 期 から 音 楽 と 詩 に 対 する 並 々 ならぬ 志 向 と 才 能 を 持 ち 合 わせており すでに 作 詞 作 曲 を 行 い 東 洋 の 楽 器 を 演 奏 して いたという しかし そういった 才 能 は 稼 ぎには 結 びつかず 子 どもの 頃 からすでに 手 織 りの 職 工 として 働 いていた 大 人 になったサヤトは 手 織 りをやめ アシューグになった アシューグになったサヤト はアルメニア 語 グルジア 語 アゼルバイジャン 語 で 詩 を 書 き 人 間 の 道 徳 と 賢 明 を 讃 え 自 堕 落 や 高 慢 を 非 難 する 詩 で 人 々を 啓 蒙 した やがてその 才 能 は 認 められ 皇 帝 イラクリ ー2 世 のもと 宮 廷 詩 人 となった 皇 帝 は 才 能 あるサヤトを 気 に 入 り 彼 に 好 意 的 であった しかし 他 の 高 貴 な 生 まれの 宮 廷 詩 人 たちは 貧 しい 生 まれであるにもかかわらず 才 能 溢 れるサヤトに 嫉 妬 し 彼 らによる 誹 謗 中 傷 が 原 因 でサヤトは 宮 廷 から 追 放 される ただ し この 件 に 関 しては 諸 説 あり 他 にもイラクリー2 世 の 妹 アンナへの 愛 が 追 放 の 原 因 だと いう 説 愛 の 相 手 はアンナではなく イラクリー2 世 の 娘 だという 説 が 提 唱 されている 映 画 サヤト=ノヴァ では 王 女 アンナへの 愛 が 追 放 の 原 因 とされている 追 放 されたサヤトはペルシャにあるアルメニア 修 道 院 に 送 られ 出 家 させられた 俗 世 の 生 活 を 拒 み 自 らの 意 思 で 修 道 院 に 出 家 したという 説 もある 後 にグルジアに 戻 ること を 許 される 妻 は 1768 年 に 死 に( 結 婚 の 年 号 は 定 かではない) 二 人 の 息 子 と 二 人 の 娘 が 残 された 修 道 院 の 厳 しい 規 則 にも 関 わらず サヤトは 創 作 活 動 やアシューグとしての 活 1 サヤト=ノヴァの 生 涯 については ロシア 語 版 ウィキペディア サヤト=ノヴァの 項 を 参 照 (2010/12/31 閲 覧 ) 26

27 動 を 続 けたという 1795 年 グルジアへのペルシャ 軍 の 侵 攻 が 始 まった サヤトは 教 会 での 祈 りの 最 中 ペ ルシャ 軍 に 襲 われた ペルシャ 軍 はサヤトに 教 会 から 立 ち 去 り 信 仰 を 放 棄 するよう 求 め たが サヤトはそれを 拒 否 したため ヤタガン( 近 中 東 の 曲 がった 大 きな 短 剣 )の 一 撃 を 受 け その 生 涯 を 閉 じた 以 上 が 歴 史 的 に 語 られるサヤト=ノヴァの 生 涯 である これらの 事 実 から 分 かるのは 映 画 サヤト=ノヴァ には 史 実 に 基 づいた 部 分 もあるが 確 かに 史 実 とは 食 い 違 う 部 分 もか なり 見 受 けられるということである サヤトの 両 親 は 映 画 の 中 では 貧 しい 農 民 ではなく 宗 教 家 といった 職 業 に 就 いているように 見 える それに 映 画 では サヤトに 妻 や 子 どもが いたことは 描 かれていない またサヤトの 死 に 方 は 映 画 の 中 では( 明 確 には 描 かれてい ないものの) 苦 悩 の 中 で 静 かに 死 んでいったように 見 えるが 実 際 にはペルシャ 軍 に 殺 さ れて その 生 涯 を 終 えている(ペルシャ 軍 の 侵 攻 の 場 面 がユトケーヴィチの 再 編 集 によっ てカットされたことが サヤトの 死 に 方 の 印 象 を 変 えた 可 能 性 はある 1 ) しかし 幼 い 頃 からすでに 美 や 書 物 に 対 する 愛 情 関 心 が 芽 生 えていること 手 織 りの 職 業 に 就 くことは 映 画 でも 丁 寧 に 描 かれている また 宮 廷 追 放 の 原 因 としては 史 実 の 一 説 である 王 女 アンナとの 恋 が 取 り 入 れられている それに 映 画 が 史 実 に 基 づいていないとの 批 判 を 加 えるには そもそも 史 実 自 体 に 解 明 さ れていない 部 分 がかなり 多 い 詩 人 の 人 生 と 作 品 は 未 だに 議 論 の 対 象 である 映 画 の 冒 頭 で パラジャーノフの 弁 明 とも 言 える 文 字 画 面 が 映 し 出 される 親 愛 なる 皆 さん この 作 品 は 18 世 紀 の 偉 大 なアルメニア 詩 人 サヤト=ノヴァの 伝 記 で はありません 映 画 という 手 段 を 使 って この 詩 作 品 の 想 像 的 世 界 を 表 現 しようとしただ けです ロシアの 詩 人 ヴァレーリイ ブリューソフはこう 言 っています 中 世 アルメニア の 詩 は 世 界 史 に 記 された 人 間 知 性 の もっとも 輝 かしい 成 果 の 一 つである と このような 冒 頭 ですでに 明 記 されているパラジャーノフの 意 図 を 踏 まえても 史 実 に 基 づいていないという 批 判 は いささか 見 当 違 いなものに 思 える パラジャーノフは 様 々に 語 られるサヤトの 生 涯 の 諸 説 から より 自 分 の 哲 学 や 美 学 に 即 するもの 人 生 の 真 実 を 語 ることができるものを 感 覚 的 に 選 び 出 しているようだ 中 に 1 セルゲイ パラジャーノフ DVD ざくろの 色 プレミアム エディション 版 コロンビアミュージッ クエンタテインメント 2009 年 Disk2 レヴォン グリゴリャン パラジャーノフ コード 収 録 サ ヤト=ノヴァ の 記 憶 27

28 はかなり 史 実 に 変 更 を 加 えている 部 分 もある しかし パラジャーノフが 映 画 サヤト=ノ ヴァ で 描 き 出 したいと 思 っていたのは サヤトの 歴 史 的 な 人 物 像 ではなく その 詩 的 世 界 の 真 実 なのである ところで サヤト=ノヴァの 生 涯 を 辿 ってみると 興 味 深 い 事 実 に 気 づく それはサヤト =ノヴァとパラジャーノフの 間 に 注 目 すべき 類 似 点 がいくつか 見 られるということである まず サヤトもパラジャーノフもグルジア 生 まれのアルメニア 人 芸 術 家 だ そして サヤ ト パラジャーノフどちらも 多 言 語 で 作 品 を 制 作 した サヤトはアルメニア 語 グルジア 語 アゼルバイジャン 語 によって パラジャーノフはウクライナ 語 アルメニア 語 グル ジア 語 アゼルバイジャン 語 によってである さらに どちらもその 溢 れる 才 能 にも 関 わ らず 芸 術 世 界 から 追 放 されるという 憂 き 目 に 合 っている サヤト=ノヴァは 知 識 人 向 けの 詩 ではなく 大 衆 にも 愛 される 詩 を 書 き その 詩 の 多 く は 今 も 土 地 に 根 付 いているという 1 アルメニア 人 であるパラジャーノフにとって 母 国 の 偉 大 な 詩 人 であるサヤト=ノヴァというテーマに 惹 かれたのは 当 然 ではあるが おそらく 自 分 と 似 た 境 遇 にいたサヤトに 格 別 な 魅 力 を 感 じたのだろう サヤト=ノヴァ 以 外 にも パラ ジャーノフ 映 画 の 登 場 人 物 は 芸 術 家 であったり 楽 器 を 操 ったりすることが 多 い そこに は 自 分 と 似 た 芸 術 家 の 登 場 人 物 たちに 自 己 を 投 影 する パラジャーノフのナルシシズム 的 側 面 が 垣 間 見 える また 創 造 を 掌 る 芸 術 家 とその 感 性 に 主 人 公 となるべき 素 養 を 見 出 していたことが 窺 える 第 3 節 記 号 サヤト=ノヴァ が 難 解 である と 観 客 に 見 做 されたのは 無 理 のないことである サ ヤト=ノヴァ における 映 画 文 法 は 既 存 のものからはかなり 逸 脱 しており 一 般 的 な 映 画 の ように 観 客 に 対 して 親 切 に 筋 を 提 示 していないからだ この 映 画 で 俳 優 はほとんど 台 詞 を 話 すことがないので 物 語 の 筋 や 登 場 人 物 の 感 情 の 変 化 はわかり 辛 く カメラは 固 定 さ れ 動 かないので カメラの 動 きによって 監 督 の 意 図 を 察 知 することもできない しかし 発 話 や 感 情 の 吐 露 分 かりやすい 動 きによってこの 物 語 が 語 られたのなら サヤト=ノヴ ァ は 幾 分 陳 腐 なものとなっていただろう わかりやすさと 引 き 換 えに この 映 画 は パ ラジャーノフの 望 んだ 一 枚 の 絵 画 であるかのような 静 的 な 映 像 の 中 にダイナミズムを 創 1 レヴォン グリゴリャン パラジャーノフ コード 収 録 サヤト=ノヴァ の 記 憶 28

29 り 出 すことに 成 功 しているからである では パラジャーノフの 映 画 文 法 において 観 客 はいかに 内 容 を 理 解 し 映 画 全 体 のイメ ージを 捉 えればよいのだろうか その 手 がかりを 与 えてくれるのは 画 面 上 に 散 りばめら れた 多 くの 記 号 である 画 面 上 に 配 置 される 象 徴 的 な 物 や 特 徴 的 な 動 きによって 物 語 の 筋 登 場 人 物 に 生 まれる 感 情 や 監 督 の 意 図 を 観 客 が 読 み 取 ることが 可 能 となる 第 3 節 ではそのような 記 号 の 数 々を なるべく 物 語 の 筋 を 追 いながら 紹 介 したい 第 1 章 では 詩 人 の 幼 年 時 代 が 描 かれる この 章 では 全 体 的 に 詩 人 の 美 や 芸 術 への 目 覚 めが 表 現 されている 3 つの 神 聖 な 目 標 がある:ペンと 文 字 と 書 物 を 愛 することだ サヤト=ノヴァ とい う 詩 人 の 言 葉 が 文 字 画 面 で 映 し 出 された 後 宗 教 家 と 思 われる 老 人 に アルチュンは 本 を 手 渡 される アルチュンは 雷 雨 によって 水 浸 しにされた 本 を 屋 根 の 上 に 運 び ページを 捲 る 宗 教 的 な 絵 画 や 本 を 読 みながら アルチュンは 言 葉 や 文 字 の 美 しさを 発 見 し 深 遠 な 精 神 世 界 が 開 かれるのを 感 じる 1 その 後 本 を 屋 根 中 に 広 げて 置 き 自 分 も 本 とともに 屋 根 の 上 で 仰 向 けに 寝 る パラパラと 本 が 捲 れる 音 の 中 で 膨 大 な 本 に 囲 まれるアルチュン は 本 の 世 界 を 彷 徨 っているようである 幼 年 アルチュンが 本 に 対 して 深 い 愛 情 を 抱 いて いたことが 読 み 取 れる その 後 アルチュンが 手 織 りの 職 工 になったことが 示 される アルチュンは 手 に 毛 を 巻 きつけ 機 織 機 で 絨 毯 を 織 る 女 性 達 の 手 伝 いにまわったり 色 とりどりの 染 色 液 に 浸 けら れ 取 り 出 されていく 羊 毛 の 束 を 眺 めたりする 背 景 に 吊 るされる 絨 毯 や 染 色 液 に 浸 け られた 着 物 と 羊 毛 の 強 烈 な 色 彩 美 の 渦 に 飲 み 込 まれ アルチュンは 伏 せた 顔 をあげて 大 きく 目 を 開 けてカメラを 見 つめる カメラをじっと 見 つめる 大 きな 瞳 は その 目 で 新 たな 美 の 世 界 を 見 たことを 観 客 に 訴 えかけるようである 肉 体 の 美 への 関 心 と 性 欲 の 芽 生 えもまた 幼 年 時 代 に 初 出 する 共 同 浴 場 をアルチュン が 穴 から 覗 くと そこには 女 性 の 乳 房 があらわになっており 片 方 の 乳 房 には 貝 殻 が 乗 っ ている 上 から 流 れ 落 ちて 女 性 の 胸 を 滴 る 乳 白 色 の 液 体 は 精 液 を 思 わせる 節 目 がちな 少 年 の 表 情 からは 新 たな 感 覚 への 戸 惑 いが 感 じられる この 映 画 において 貝 殻 は 性 欲 を 象 徴 していると 考 えられる 第 2 章 で 青 年 になったアルチュンが 王 女 への 愛 の 詩 を 詠 む 場 面 でも 自 身 の 胸 に 貝 殻 が 当 てられ 王 女 への 性 愛 を 含 んだ 愛 が 表 現 されている 1 レヴォン グリゴリャン パラジャーノフ コード 収 録 サヤト=ノヴァ の 記 憶 29

30 後 に 修 道 院 に 入 ることになるアルチュンが 幼 い 頃 に 抱 いていた 宗 教 への 思 いも 第 1 章 で 描 かれている アルチュンの 父 は 首 の 切 られた 鶏 の 血 を 指 につけ その 血 でアルチュ ンの 額 に 十 字 架 を 描 く アルチュンは 額 の 血 を 拭 い 十 字 架 を 消 すと 画 面 手 前 に 現 れた 馬 について 行 き 画 面 外 に 出 てしまう 父 の 宗 教 への 傾 倒 と アルチュンが 当 初 は 宗 教 家 の 道 を 進 むことに 気 が 進 まなかったことが このシーンから 分 かる 第 1 章 から 第 2 章 への 移 行 つまり 詩 人 の 幼 年 時 代 から 青 年 時 代 への 成 長 は 非 常 にパ ラジャーノフらしい 特 徴 的 なシーンで 表 されており この 場 面 によって パラジャーノフ の 持 つ 映 画 内 の 時 間 感 覚 を 垣 間 見 ることができる 青 年 となったアルチュンと 幼 年 アルチ ュンが フレーム 内 に 並 んで 同 時 に 収 まっている 幼 年 アルチュンは 青 年 アルチュンにカ マンチャ(サヤト=ノヴァはこの 伝 統 楽 器 の 名 手 であった 1 )を 渡 すと 青 年 アルチュンの 背 後 に 隠 れ 両 腕 だけを 彼 の 背 中 から 覗 かせる 幼 年 アルチュンの 身 体 の 一 部 で 唯 一 見 え るその 腕 も 徐 々に 青 年 の 影 に 引 っ 込 められていく 幼 年 から 青 年 への 成 長 が このよう な 手 法 で 描 かれているのだ 通 常 映 画 では 一 つのシークエンスでは 映 画 世 界 と 観 客 の いる 現 実 世 界 とは 並 行 して 時 間 が 流 れることが 前 提 とされている しかしこの 独 特 なシー ンは パラジャーノフがキネマトグラフ 的 ではなく 絵 画 的 な 考 え 方 の 持 ち 主 であること を 端 的 に 表 している 一 般 的 な 映 画 が 画 面 の 現 実 との 類 似 性 を 追 求 するのに 対 して パ ラジャーノフの 映 画 では 物 事 を 象 徴 的 に 表 すのであって そこに 現 実 性 は 必 要 とされない この 映 画 の 中 では 同 一 人 物 の 幼 年 時 代 と 青 年 時 代 は 同 時 に 同 画 面 に 共 存 しうる 場 面 で 語 られるのが ある 出 来 事 や 登 場 人 物 の 感 情 ではなく 詩 人 の 詩 的 世 界 というある 種 抽 象 的 なものだからこそ このような 奔 放 な 表 現 が 可 能 になっている またこの 場 面 では 青 年 に 幼 年 アルチュンが 楽 器 を 手 渡 すことで 幼 い 頃 育 んだ 美 への 関 心 が 受 け 継 がれ 青 年 アルチュンが 詩 と 音 楽 の 道 に 進 んだということが 示 されている 第 2 章 では 青 年 となり 宮 廷 に 入 ったアルチュンが 王 女 アンナに 恋 をし 彼 女 に 愛 の 詩 を 詠 む ここで 注 目 したいのは 第 3 章 でこれと 非 常 に 類 似 したシークエンスが 見 られ ることだ 第 2 章 で 描 かれるのは アルチュンと 王 女 の 実 る 恋 である 二 人 の 服 は 白 と 青 で その 愛 の 神 聖 さや 純 粋 さを 表 すかのような 色 をしている 王 女 が 紡 ぐ 糸 も 白 である それでも 詩 人 の 片 手 が 赤 く 汚 れているのは 王 女 に 恋 心 を 抱 く 不 道 徳 な 自 分 への 罪 の 意 識 の 表 れだろうか 前 述 の 詩 人 が 胸 に 貝 殻 をあてる 動 作 も このシークエンスで 行 われ る 一 連 の 動 作 の 一 つとして 現 れる 互 いに 自 分 の 薬 指 に 嵌 めた 指 輪 を 見 せ 合 う 行 為 は 成 1 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 238 頁 30

31 就 した 幸 せな 恋 を 思 わせる 一 方 第 3 章 で 描 かれるのは アルチュンと 王 女 の 悲 劇 的 に 終 わった 愛 と アルチュンの 死 の 予 感 である このシーンも 構 図 としては 第 2 章 とほぼ 同 じで アルチュンと 王 女 が 交 互 に 映 され 様 々な 動 作 を 行 う しかしアルチュンと 王 女 の 服 は 二 人 とも 第 2 章 とは 打 って 変 わって 赤 と 黒 であり 特 にアルチュンの 服 は 真 っ 黒 で ある 王 女 が 紡 ぐ 糸 も 赤 である( 赤 と 黒 は 葬 式 色 だと 思 われる 第 7 章 のおそらく 詩 人 の 母 と 思 われる 女 性 の 葬 式 のシーンで 登 場 人 物 たちは 皆 赤 と 黒 の 服 を 着 ている) また 王 女 の 目 は 潤 んで 涙 ぐんでいるようにも 見 え 悲 しげな 表 情 をしている 流 れる 音 楽 は 不 安 を 掻 き 立 てるような 不 協 和 音 である 第 2 章 で 片 手 のみを 染 めていた 赤 い 汚 れは 両 手 へと 広 がっている 類 似 した 場 面 を 2 度 繰 り 返 すことで アルチュンと 王 女 の 実 る 恋 と 悲 恋 が 対 比 される この 対 比 によって 二 人 の 恋 の 悲 劇 的 な 結 末 は 強 調 され 観 客 はアルチ ュンの 味 わう 苦 悩 を 予 感 することとなる 第 4 章 の 冒 頭 で 詩 人 は 修 道 院 に 入 る 儀 式 を 行 う 詩 人 はそれまで 着 ていた 世 俗 的 な 赤 い 服 を 脱 ぎ 修 道 院 の 黒 服 を 受 け 取 る 服 の 授 受 は 詩 人 自 ら 積 極 的 に 行 っているように 思 われる 修 道 院 への 追 放 が 傷 ついた 自 分 にとっても ある 程 度 好 ましいものであったこ とが 推 察 される 修 道 院 はその 外 形 を 綺 麗 に 切 り 取 られており 背 景 は 真 っ 黒 で 修 道 院 が 黒 地 の 中 にぽっかり 浮 かんでいるようにも 見 える これからアルチュンが 生 活 する 修 道 院 が 俗 世 から 切 り 離 され 隔 絶 した 世 界 であるということが この 表 現 で 印 象 付 けられて いる 第 5 章 で 修 道 院 のアルチュンは 夢 を 見 る それはいくつかのイメージが 複 合 した 夢 で ある その 中 に 登 場 する 詩 人 は 子 どもで ある 場 面 では 修 道 院 にいる 今 の 自 分 と 子 ど もの 頃 の 自 分 が 共 存 している 夢 の 中 の 王 女 が 銃 を 上 方 へ 発 砲 すると( 同 様 に 王 女 が 発 砲 するシーンが アルチュンが 宮 廷 にいたころの 狩 りのシーンで 見 られる) 発 砲 した 方 向 と は 違 う 場 所 にいるにも 関 わらず 球 を 投 げて 遊 んでいた 幼 いアルチュンが 倒 れる これは 幼 いころの 純 粋 な 自 分 と 王 女 の 銃 に 倒 れる つまり 王 女 との 恋 によって 身 を 持 ち 崩 した 自 分 という 対 立 したイメージが 重 なり 合 って 夢 の 中 で 表 出 しているのだと 思 われる 次 の 場 面 では 両 親 とともに 幸 せで 懐 かしい 日 常 生 活 を 送 っている 幼 いアルチュンの 姿 が 現 れる 夢 の 中 ではまだ 詩 人 の 両 親 は 生 きており 背 景 では 子 どもがはしゃぐような 声 が 聞 こえてくる 修 道 院 という 世 俗 から 隔 絶 した 世 界 に 身 を 置 く 詩 人 は 過 去 の 幸 福 だった 自 分 世 俗 世 界 への 郷 愁 に 駆 られているのだ 修 道 院 で 暮 らすアルチュンを 幸 福 な 頃 の 夢 とともに 世 俗 の 誘 惑 が 襲 う 短 縮 版 ではカ 31

32 ットされたが 詩 人 が 王 女 アンナの 幻 に 杯 に 入 った 精 液 を 思 わせる 乳 白 色 の 液 体 をかけ るという 官 能 的 なシーンがオリジナル 版 にはあった 1 それは 修 道 院 での 神 聖 な 生 活 と 捨 て 去 らなければならない 世 俗 の 生 活 や 愛 の 間 で 揺 れる 詩 人 の 姿 である 第 6 章 で 老 年 になった 詩 人 は 再 びその 手 に 楽 器 を 持 つ 再 び 世 俗 世 界 の 誘 惑 に 惑 わ された 詩 人 は 吟 遊 詩 人 の 大 会 に 参 加 しようと 町 に 戻 る カマンチャを 持 って 出 かける 途 中 で 詩 人 は 井 戸 の 水 を 汲 んで 飲 もうとするが 井 戸 は 枯 れている 詩 人 が 建 物 内 部 にあ るマリアの 壁 画 に 目 を 向 けると 壁 画 のマリアの 顔 が 弓 で 打 ち 落 とされるような 幻 覚 を 見 る 修 道 院 から 再 び 俗 世 に 出 て 吟 遊 詩 人 としての 活 動 をしようとするアルチュンの 罪 の 意 識 が このような 形 で 現 れ 詩 人 を 戒 めているのか それとも 神 聖 なマリアの 顔 が 打 ち 落 とされるという 修 道 僧 にはあるまじき 幻 覚 を 見 るということは 死 が 近 づく 詩 人 の 理 性 が 徐 々に 失 われつつあるということを 意 味 しているのだろうか 不 穏 な 幻 を 見 た 詩 人 は 修 道 院 へと 戻 ることにする 2 第 8 章 では 詩 人 の 死 が 描 かれる 章 の 冒 頭 で 詩 人 は 手 に 持 った 頭 蓋 骨 を 上 に 掲 げ それ を 見 ると 絶 望 したように 目 を 手 で 覆 い 隠 すしぐさをする その 後 何 者 かが 剣 を 壁 に 突 き 刺 し その 壁 から 血 が 滴 る 映 像 切 られて 真 っ 赤 な 汁 が 飛 び 散 るざくろと ざくろを 切 ったのであろう 剣 無 数 の 十 字 架 といった 死 を 連 想 させる 映 像 イメージが 連 続 して 映 し 出 される 剣 を 持 った 復 活 の 天 使 が 壺 から 血 を 思 わせる 赤 い 液 体 を 詩 人 の 胸 に 浴 びせか ける 畳 み 掛 ける 全 ての 映 像 が 詩 人 の 差 し 迫 った 死 を 感 じさせる そして 復 活 の 天 使 が 詩 人 にかける 赤 い 液 体 は おそらくざくろの 汁 である キリスト 教 美 術 では 永 遠 の 生 命 に 至 る 復 活 のシンボルであるざくろ 3 の 汁 を 詩 人 にかけるという 行 為 は 詩 人 の 魂 と 詩 の 不 滅 性 を 表 していると 思 われる 復 活 の 天 使 の 肩 に 乗 る 鶏 も 詩 人 の 死 を 予 感 させるものの 一 つである パラジャーノフ の 生 まれ 育 ったティフリスは 特 徴 的 な 迷 信 が 数 多 く 存 在 する そのうちの 一 つに まるで 若 い 雄 鶏 のように 鳴 く 雌 鳥 が 死 を 予 言 する というものがある 復 活 の 天 使 の 肩 に 乗 る 鶏 は 雄 鶏 だが 鶏 自 体 にそのような 死 のイメージが 付 随 し このような 死 の 場 面 で 鶏 が 現 れ たのだと 考 えられる 詩 人 の 死 の 直 後 首 を 切 られた 数 羽 の 鶏 が 上 空 から 放 たれ 無 数 の ろうそくを 消 しながら 地 をのた 打 ち 回 り 詩 人 とともに 死 んでいくシーンも 鶏 と 死 のイ 1 レヴォン グリゴリャン パラジャーノフ コード 収 録 サヤト=ノヴァ の 記 憶 このフィルムに は 1995 年 に 発 見 されたという サヤト=ノヴァ オリジナル 版 の 映 像 が 収 録 されている 2 同 上 3 ジェニファー スピーク( 中 村 理 訳 ) キリスト 教 美 術 シンボル 事 典 大 修 館 書 店 1994 年 188 頁 32

33 メージの 関 連 性 を 裏 付 ける 1 この 映 画 の 最 後 は 詩 人 の 死 後 を 描 いたシーンである 子 どもの 天 使 二 人 が 詩 人 の 背 中 を 押 して 導 く 天 使 は 後 方 に 残 してあるカマンチャを 取 りに 戻 り カマンチャを 持 つと 詩 人 を 追 い 越 し 前 方 へと 駆 けて 行 く 作 品 全 体 で 詩 と 音 楽 を 象 徴 する 楽 器 を 詩 人 の 死 後 も 詩 人 とともに 連 れて 行 くのは 詩 人 の 死 によっても 滅 することのない 詩 の 力 を 表 現 し ているのだろう 私 が 死 んでも 旋 律 は 人 々を 揺 れ 動 かすだろう そしてこの 世 では 滅 び るものはないだろう! というサヤト=ノヴァの 象 徴 的 な 詩 で この 映 画 は 終 わる 第 4 節 ざくろの 美 ざくろの 色 は 現 在 では パラジャーノフの 作 品 の 中 で 最 も 高 い 評 価 を 受 けている パラジャーノフ 本 人 も 自 身 のインタビューで この 作 品 が 自 分 の 作 りたいと 思 っていたも のに 最 も 近 いだろう と 語 っている 2 確 かにこの 映 画 において パラジャーノフの 美 学 は 最 も 高 い 完 成 度 を 見 せていると 言 っ ていいだろう 火 の 馬 では 躍 動 的 なカメラが 彼 の 静 的 な 表 現 を 妨 げており また ス ラム 砦 の 伝 説 や アシク ケリブ では 発 話 によって 感 情 を 表 現 している 箇 所 も 部 分 的 に 見 受 けられるなど まだ 若 干 既 存 の 映 画 文 法 を 脱 し 切 れていない 印 象 を 受 ける 一 方 サヤト=ノヴァ ではパラジャーノフ 独 自 の 文 法 の 確 立 が 感 じられる 映 画 は 1 枚 の 絵 画 のような 映 像 に 収 支 し 平 面 的 な 映 像 が 事 物 の 象 徴 性 を 強 調 する 具 体 的 な 事 例 は 前 節 に 挙 げたとおりである カメラは 自 らが 人 称 を 持 つことを 排 し 動 きを 止 める 俳 優 は 演 技 を 行 わず 台 詞 を 喋 らず パントマイムに 内 的 な 情 熱 を 封 じ 込 める 振 り 子 のような ボールの 動 き 繰 り 返 す 動 作 一 定 のリズムを 刻 む 揺 りかごの 揺 れは 物 語 が 永 遠 に 続 く ような 錯 覚 をもたらす 3 目 を 刺 すような 鮮 やかな 色 彩 と 絨 毯 や 陶 器 といった 民 族 工 芸 品 は 観 客 を 別 世 界 へと 誘 い 込 む これら 既 存 の 映 画 文 法 を 無 視 した 独 特 な 映 像 は その 動 きの 少 なさや 映 像 的 ダイナミ ズムの 欠 如 にもかかわらず 決 して 観 客 を 退 屈 させない それは 各 シーンが 濃 厚 で 個 々 に 重 みを 持 っており その 映 像 の 内 部 に 充 溢 するエネルギーが 感 じられるからである そ 1 Параджанов.Г.Г. Я умер в детстве. Россия パラジャーノフの 甥 であり ドキュメンタリー 監 督 であ るゲオルギー パラジャーノフによる 叔 父 セルゲイ パラジャーノフについてのドキュメントフィルム 2 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 173 頁 3 同 上 118 頁 33

34 して 重 みを 持 ったそれぞれの 場 面 の 連 続 が 結 合 し 一 つのまとまりになるとき 全 体 像 が 現 れ 全 体 を 貫 く 世 界 観 が 姿 を 現 す それは 幸 福 も 苦 悩 も 含 有 した 生 の 恍 惚 であり 世 俗 と 神 聖 なるものの 間 での 迷 いであり 時 に 性 的 でもある 愛 であり 民 族 宗 教 歴 史 に 対 する 賛 歌 である サヤト=ノヴァ で 繰 り 返 し 象 徴 的 な 役 割 を 付 され 改 題 にも 名 を 冠 するざくろにつ いて パラジャーノフはこんなことを 言 っている どうして 私 がざくろを 愛 するのか それはざくろが 自 然 が 創 造 した 全 ての 果 実 の 中 で 最 も 調 和 のとれた 果 実 だからだ ざくろは 単 一 性 と 多 様 性 を 兼 ね 備 えている ざくろを 割 ると 種 と 種 の 結 合 の 優 美 さを 見 るだろう その 中 で 個 々の 種 にはそれぞれの 命 がある 全 体 としてそれらが 結 合 した 姿 は 大 変 に 美 しい ざくろは 古 代 の 美 しさをそのままに 私 達 のもとに 届 いたのだ 1 それぞれに 命 があり 多 様 な 個 を 持 っている そして それらが 全 体 となった 姿 は 輝 か しいまでの 美 を 放 つ それはまるで この 映 画 についての 言 葉 であるかのようだ 自 らが 創 り 出 す 映 画 であれ 果 物 であれ パラジャーノフが 愛 し 美 を 感 じるものの 根 底 には どこか 通 じ 合 う 部 分 があるように 感 じられる 第 4 章 スラム 砦 の 伝 説 スラム 砦 の 伝 説 はパラジャーノフが 釈 放 後 初 めて 撮 影 した 長 編 映 画 である 1984 年 の 5 月 29 日 間 を 使 い 役 者 ドド アバシーゼ(パラジャーノフの 親 友 スラム 砦 の 伝 説 ではオスマン アガ 役 とパルカプズク 吹 きシモン 役 の 2 役 を 演 じている)との 共 同 監 督 でこれを 撮 影 した サヤト=ノヴァ 以 来 実 に 15 年 ぶりに 映 画 界 に 復 帰 したのである 1985 年 3 月 23 日 スラム 砦 の 伝 説 はモスクワで 封 切 られ 熱 烈 な 支 持 を 得 る その 後 モスクワ 各 地 の 映 画 館 での 上 映 が 始 まった 1986 年 には ユベール バル 主 催 のロッ テルダム 映 画 祭 において この 作 品 がヨーロッパで 初 めて 公 開 されることとなる スラム 砦 の 伝 説 は 現 地 で 大 変 な 熱 意 で 受 け 入 れられた カンヌおよびヴェネチア 映 画 祭 では できれば 監 督 とともに 出 品 されることを 期 待 されたが ソ 連 以 外 の 地 に 足 を 踏 み 出 すこと は いまだ 許 されなかった 同 年 12 月 3 日 スラム 砦 の 伝 説 がフランスで 上 映 される 1 Параджанов.С.И. Гранат. // Коллаж на фоне автопортрета. Жизнь игра. C

35 批 評 家 の 評 判 は 最 高 であった リベラシオン 紙 は パラジャーノフふたたび 戦 線 に 加 わ る と フィガロ 紙 は 久 しぶり パラジャーノフ とそれぞれ 掲 載 し パラジャーノ フの 復 活 を 祝 した 1 イタリアのある 新 聞 は ざくろの 色 から 15 年 パラジャーノフは 再 び 彼 が 傑 作 しか 作 ることのできない 偉 大 な 監 督 であることを 証 明 した と 評 している 2 一 方 この 作 品 は 映 画 の 舞 台 であるグルジアでは 不 評 であった グリジア 人 ナショナリス ト 達 は パラジャーノフが 映 画 内 でグルジアの 王 たちに グルジアの 民 族 衣 装 ではなく ペルシャの 衣 装 を 着 せたことに 強 い 反 感 を 抱 いたのである 3 第 1 節 物 語 スラム 砦 の 伝 説 はグルジアの 有 名 な 伝 説 的 物 語 に 基 づいている 物 語 は 火 の 馬 や ざくろの 色 と 同 様 に 章 で 分 けられており 章 ごとにグルジア 語 で 章 題 の 文 字 画 面 が 表 示 される 第 1 章 プロローグ 第 2 章 トビリシ 南 の 門 第 3 章 道 の 始 まり 第 4 章 陸 商 の 宿 第 5 章 告 白 第 6 章 運 命 の 道 第 7 章 グランシャロ 第 8 章 結 婚 式 と 黒 い 歓 喜 第 9 章 祈 り 第 10 章 女 占 い 師 第 11 章 こっけいなパルカプズク 吹 き 第 12 章 罪 の 赦 し 第 13 章 聖 なる 父 と2 度 目 の 洗 礼 第 14 章 遺 言 状 第 15 章 夢 と 死 の 予 感 第 16 章 愛 の 始 まり 第 17 章 王 と 民 の 遊 び 第 18 章 ズラブの 描 く 襲 来 第 19 章 時 間 の 疾 走 第 20 章 罪 の 繰 り 返 し 以 上 の 全 20 章 で 構 成 されている 物 語 のあらすじは 以 下 の 通 りである 中 世 グルジア イスラム 教 国 からの 侵 略 を 退 けるため 国 境 に 砦 が 築 かれる しかし 何 故 かスラム 砦 だけは 何 度 再 建 しても 崩 壊 してしまう 奴 隷 から 解 放 されたドゥルミシハ ンは 金 持 ちになって 戻 り きっと 身 請 けするから 待 っていてくれ という 言 葉 を 同 じ く 奴 隷 であるヴァルドーに 残 し 旅 に 出 る しかしオスマン アガの 庇 護 の 下 財 を 成 し たドゥルミシハンは 他 の 女 性 を 妻 に 娶 り ヴァルドーのもとには 二 度 と 戻 らなかった や がてドゥルミシハンと 妻 の 間 には 息 子 ができる 一 方 それを 知 らないヴァルドーはドゥ 1 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 頁 2 Хроника жизни и творчества. // Коллаж на фоне автопортрета. Жизнь игра. С カザルス セルゲイ パラジャーノフ 100 頁 35

36 ルミシハンを 探 しに 旅 立 つ 女 占 い 師 の 占 いで ドゥルミシハンが 他 の 女 性 と 結 婚 したこ とを 知 り 絶 望 したヴァルドーは その 後 死 んだ 女 占 い 師 の 跡 を 継 ぎ 自 らも 占 い 師 とな る 占 い 師 となったヴァルドーの 元 に ドゥルミシハンの 妻 が 訪 れ ヴァルドーはお 腹 の 中 の 子 は 男 の 子 であると 予 言 する やがてドゥルミシハン 夫 婦 には 息 子 が 産 まれ ズラブ と 名 づけられる 王 は 幾 度 再 建 しても 崩 れるスラム 砦 を 堅 固 なものとするための 進 言 を 求 め 兵 士 たちを 女 占 い 師 ヴァルドーの 下 に 遣 わす その 兵 士 たちの 一 人 が 美 しく 成 長 した ズラブであった ヴァルドーは スラム 砦 を 完 成 させるには 若 く 美 しく 背 の 高 い 青 い 目 をした 若 者 を 砦 に 埋 めることだ と 予 言 する それを 聞 いたズラブは 自 ら 砦 の 人 柱 と なり スラム 砦 の 一 部 になる スラム 砦 はここに 完 成 したのだった 第 2 節 テーマ 性 スラム 砦 の 伝 説 は パラジャーノフが 15 年 の 空 白 の 時 を 経 て 撮 影 した 作 品 である 映 画 に 触 れられずにいた 空 白 の 期 間 が 映 画 監 督 に 及 ばした 影 響 はやはり 大 きかったので あろう パラジャーノフ 自 身 もインタビューで 以 下 のように 語 っている 私 はこの 作 品 を 撮 るのにたいへん 苦 しみました 15 年 間 の 中 断 があれば 腕 は 鈍 ります ( 中 略 ) 芸 術 家 から 芸 術 を 奪 うこと それは 制 裁 です 15 年 を 経 て 私 がまたカメラに 向 か う 勇 気 があったとすれば ずっと 狙 いを 定 めてきたおかげです それでもこの 作 品 はとこ ろどころで 正 確 さや 深 みに 欠 けており 本 物 とは 言 えない 部 分 もあるのです 1 また 撮 影 にかけられた 時 間 も 29 日 間 と 十 分 ではなかったように 思 われる スラム 砦 の 伝 説 では 固 定 カメラによる 撮 影 など パラジャーノフの 基 本 的 な 映 画 の 撮 影 方 針 は 健 在 ではあるものの 映 し 出 される 映 像 に サヤト=ノヴァ で 完 成 されていたような 象 徴 性 は 極 められてはいない 物 語 の 進 行 役 は 記 号 に 任 されるのではなく 発 話 によって 登 場 人 物 の 感 情 が 語 られ 物 語 が 進 められることが 多 い それゆえ これまでパラジャーノ フが 見 せた 映 像 の 処 理 や その 造 形 性 という 観 点 から 見 ると この 作 品 はいささかぎこち ない 印 象 を 受 ける しかし この 作 品 には 特 筆 すべき 美 点 も 確 かに 見 られる それは 深 遠 なテーマ 性 である この 作 品 ではいくつかのテーマを 絡 め 合 わせることによって 深 い 宗 教 性 や 精 神 性 を 映 画 内 に 満 たすことに 成 功 している 本 節 では スラム 砦 の 伝 説 に 表 れ るテーマ 性 について 述 べたい 1 カザルス セルゲイ パラジャーノフ 167 頁 36

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