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1 第 1 章 第 1 節 自 然 の 適 切 な 利 用

2 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 1 節 1. 土 地 利 用 現 況 と 課 題 本 市 の 総 面 積 は k m2で 田 畑 が 約 18% 宅 地 が 約 6% 山 林 が 約 45%を 占 めており 旧 安 中 市 全 域 と 松 井 田 町 地 域 の 一 部 が 都 市 計 画 区 域 に 指 定 されています 土 地 利 用 状 況 をみる と 田 畑 山 林 原 野 が わずかながら 減 少 している 一 方 で 宅 地 は 増 加 する 傾 向 にありま す 地 区 による 違 いがみられ 市 街 地 では 都 市 的 土 地 利 用 が 多 くなっていますが 農 村 中 山 間 地 域 では 農 工 商 住 の 混 在 化 により 農 地 や 山 林 の 宅 地 化 が 進 み 環 境 問 題 等 が 発 生 し ています 今 後 は 恵 まれた 自 然 環 境 と 都 市 の 便 利 さとの 両 立 を 図 るため 農 業 工 業 商 業 住 宅 のバ ランスのとれた 土 地 利 用 を 進 めていく 必 要 があります 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 1

3 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 1 節 1. 適 正 な 土 地 利 用 快 適 な 生 活 環 境 と 豊 かな 自 然 環 境 を 享 受 できるよう 適 切 な 土 地 利 用 の 実 現 に 向 けた 用 途 地 域 の 指 定 変 更 を 検 討 します 市 街 地 では 都 市 的 土 地 利 用 を 展 開 し 住 宅 商 業 工 業 のバランスの 取 れた 土 地 利 用 を 推 進 します また 農 村 中 山 間 地 域 では 農 地 集 落 地 の 環 境 改 善 保 全 に 努 めます さらに 自 然 地 域 では 自 然 環 境 の 維 持 保 全 を 図 ります 2. 都 市 的 土 地 利 用 の 見 直 し 都 市 の 健 全 な 発 展 と 秩 序 ある 整 備 を 図 るため 平 成 19 年 度 に 実 施 した 都 市 計 画 基 礎 調 査 に 基 づ き 都 市 計 画 区 域 の 拡 大 用 途 地 域 の 見 直 しを 検 討 します 3. 優 良 農 地 の 保 全 農 業 生 産 基 盤 の 整 備 を 推 進 するとともに 非 農 業 部 門 との 適 切 な 土 地 利 用 調 整 を 図 りながら 優 良 農 地 の 積 極 的 保 全 や 農 村 集 落 の 生 活 環 境 整 備 など 良 好 な 農 業 環 境 の 維 持 に 努 めます 4. 森 林 の 保 全 活 用 本 市 の 貴 重 な 財 産 である 自 然 環 境 の 保 全 を 基 本 とし 周 辺 の 環 境 との 調 和 や 景 観 に 配 慮 しなが ら レクリエーションの 場 などとして 活 用 を 図 ります 2

4 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 1 節 2. 水 利 用 現 況 と 課 題 水 は 日 常 生 活 に 欠 くことのできない 資 源 であるとともに 産 業 活 動 を 支 える 大 切 な 役 割 を 担 っ ています この 限 られた 資 源 の 効 率 的 な 利 用 を 図 ることが 重 要 になっています 生 活 用 水 は 上 水 道 と 簡 易 水 道 によって 供 給 されていますが 都 市 化 の 進 展 にともない 水 需 要 は 今 後 も 高 まることが 予 測 されます 工 場 用 水 については 既 工 場 の 現 状 維 持 と 新 規 工 業 団 地 の 増 加 分 とを 推 測 すると 増 加 が 見 込 まれることから 再 生 利 用 の 向 上 に 努 めるとともに 地 下 水 利 用 の 適 正 化 に 配 慮 するなど 水 利 用 の 高 度 化 を 図 ることが 重 要 です また 新 たな 水 源 を 増 田 川 ダムに 求 め 上 水 道 の 安 定 的 な 供 給 の 維 持 に 努 める 必 要 があります 農 業 用 水 は 農 地 転 用 などにより 需 要 は 減 少 傾 向 にありますが 生 活 雑 排 水 の 農 業 用 水 への 流 入 による 水 質 汚 濁 の 防 止 等 農 業 用 水 の 水 質 保 全 に 努 める 必 要 があります 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 3

5 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 1 節 1. 生 活 用 水 対 策 上 水 道 の 安 定 供 給 を 図 るため 増 田 川 ダムの 建 設 を 促 進 することにより 本 市 に 必 要 とされる 水 量 を 確 保 します 森 林 の 保 全 育 成 により 水 源 かん 養 機 能 を 強 化 するなど 自 然 の 営 みと 調 和 した 水 環 境 の 保 全 に 努 めます 2. 工 業 用 水 対 策 生 活 用 水 との 調 整 を 図 るとともに 回 収 再 利 用 に 努 めるなど 水 利 用 の 高 度 化 を 促 進 します 3. 農 業 用 水 対 策 用 水 路 等 の 整 備 を 図 るとともに 生 活 雑 排 水 などによる 水 質 汚 濁 防 止 に 努 めます 4. 節 水 意 識 の 啓 発 水 資 源 の 貴 重 性 について 市 民 の 理 解 を 深 めるとともに 家 庭 での 節 水 や 合 理 的 な 使 用 を 促 進 するための 啓 発 に 努 めます 4

6 第 1 章 第 2 節 都 市 基 盤 の 整 備

7 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 2 節 1. 道 路 整 備 現 況 と 課 題 幹 線 道 路 は 市 民 生 活 の 快 適 性 や 産 業 経 済 活 動 の 活 力 を 高 めるなど 都 市 の 発 展 に 欠 かせない 重 要 な 都 市 基 盤 です また 生 活 道 路 は 市 民 の 快 適 な 日 常 生 活 を 確 保 するため 歩 行 者 等 の 安 全 面 に 配 慮 し 周 辺 環 境 とも 調 和 した 空 間 であることが 求 められます 本 市 の 道 路 交 通 網 は 市 中 央 部 を 東 西 に 走 る 国 道 18 号 を 中 心 に 主 要 地 方 道 と 一 般 県 道 に 都 市 計 画 道 路 と 一 般 市 道 が 接 続 しています また 市 西 部 の 上 信 越 自 動 車 道 は 関 東 と 信 越 を 結 ぶ 大 動 脈 となっており 松 井 田 妙 義 と 碓 氷 軽 井 沢 の2つのインターチェンジがあります 市 内 の 幹 線 道 路 は 国 道 18 号 など 東 西 方 向 の 路 線 に 比 べ 南 北 の 軸 となる 幹 線 道 路 が 不 足 し ており 地 域 の 一 体 性 を 図 るため 道 路 網 の 整 備 が 必 要 です また 国 道 18 号 については 引 き 続 き 混 雑 緩 和 に 向 けた 整 備 が 望 まれています さらに 今 後 県 内 外 からの 観 光 客 の 増 加 を 見 込 むためには 他 の 公 共 交 通 機 関 ( 信 越 本 線 北 陸 ( 長 野 ) 新 幹 線 )や 上 信 越 自 動 車 道 国 道 18 号 などからのアクセス 道 路 整 備 により 大 型 バス 乗 り 入 れ 可 能 な 道 路 整 備 が 条 件 となります また 市 内 にある 老 朽 化 した 道 路 橋 について 耐 震 補 強 を 実 施 する 必 要 があります 生 活 道 路 については 市 民 の 交 通 安 全 通 学 路 の 安 全 確 保 のため 狭 幅 員 道 路 の 整 備 を 進 める 必 要 があります また 道 路 の 維 持 管 理 については 市 民 に 市 道 の 美 化 および 清 掃 のボランティア 活 動 への 参 加 を 呼 びかけ 自 発 的 な 参 加 を 促 します 様 々な 啓 発 活 動 等 を 行 うことにより 道 路 に 対 する 愛 着 心 や 環 境 美 化 に 対 する 意 識 の 向 上 を 図 ることが 課 題 です 平 成 19 年 より 開 始 した 道 路 里 親 制 度 については 特 に 時 間 をかけて 広 く 市 民 の 理 解 を 得 られるよう 広 報 等 で 呼 びかける ことが 必 要 です 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 5

8 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 2 節 1. 広 域 幹 線 道 路 の 整 備 国 道 18 号 の 交 差 点 部 における 改 良 整 備 を 推 進 し 渋 滞 緩 和 を 目 指 すとともに 主 要 都 市 およ びインターチェンジへのアクセス 性 の 向 上 を 図 ります また 南 北 中 央 幹 線 ( 西 毛 広 域 幹 線 道 路 ) の 整 備 を 推 進 し 広 域 連 携 の 強 化 を 図 ります 2. 幹 線 道 路 の 整 備 都 市 計 画 道 路 については 20 年 以 上 の 長 期 にわたり 未 整 備 の 区 間 について 今 後 見 直 しを 検 討 します その 他 の 国 県 道 については 新 市 の 一 体 性 を 図 るための 幹 線 道 路 整 備 と 市 民 の 利 便 性 向 上 に 向 け 国 や 県 などの 関 係 機 関 へ 働 きかけていきます 特 に 県 道 整 備 は 市 道 との 接 点 が 多 い 主 要 な 幹 線 道 路 であることから 県 への 働 きかけを 進 めます 3. 生 活 道 路 の 整 備 市 民 生 活 の 利 便 性 の 向 上 や 災 害 時 における 安 全 性 の 確 保 に 向 け 生 活 道 路 の 計 画 的 な 整 備 を 推 進 するとともに 未 舗 装 道 路 の 舗 装 などを 進 めます また 道 路 や 歩 道 の 段 差 解 消 交 差 点 の 改 良 などにより 人 に 優 しい 道 路 環 境 づくりを 行 いま す 4. 道 路 里 親 制 度 の 実 施 安 中 市 道 路 里 親 制 度 実 施 要 綱 に 基 づき 市 民 と 行 政 とのパートナーシップにより 効 果 的 に 事 業 を 実 施 します 市 民 にとって 身 近 な 公 共 空 間 である 生 活 道 路 の 美 化 清 掃 ( 空 き 缶 散 乱 ゴミ 収 集 草 刈 りなどの 除 草 作 業 )について これまで 市 で 維 持 管 理 している 一 部 を 住 民 や 住 民 団 体 が 里 親 になり ボランティアでの 管 理 を 自 治 会 老 人 会 子 供 会 および 一 般 企 業 等 へ 広 報 等 を 通 じて 呼 びかけます 5. 橋 梁 耐 震 補 強 対 策 幹 線 道 路 に 架 かる 橋 梁 について 道 路 橋 示 方 書 ( 平 成 17 年 )に 基 づき 震 災 に 耐 えられる よう 橋 梁 落 下 等 を 防 止 する 機 能 補 完 の 工 事 を 実 施 することで 市 民 生 活 の 安 全 を 確 保 します 6

9 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 2 節 2. 公 共 交 通 整 備 現 況 と 課 題 高 齢 化 の 時 代 を 迎 えて 市 民 の 日 常 生 活 を 支 える 交 通 手 段 として 鉄 道 やバスなどの 公 共 交 通 機 関 の 重 要 性 が 見 直 しされています 本 市 には 北 陸 ( 長 野 ) 新 幹 線 1 駅 と 信 越 本 線 5 駅 がありますが 発 着 時 刻 公 共 交 通 機 関 との 接 続 など 利 用 者 ニーズとの 不 適 合 が 考 えられ 運 行 形 態 等 の 改 善 が 必 要 とされています 鉄 道 以 外 の 公 共 交 通 については 安 中 地 域 では 乗 合 バスが3 路 線 ( 磯 部 駅 ~ 碓 氷 病 院 ~ 安 中 榛 名 駅 柿 平 ~ 碓 氷 病 院 ~ 安 中 駅 秋 間 中 関 ~ 安 中 駅 ~ 碓 氷 病 院 ) 乗 合 タクシーが2 路 線 ( 市 役 所 ~ 間 仁 田 ~ 安 中 駅 ~ 岩 野 谷 ~ 市 役 所 市 役 所 ~ 磯 部 駅 ~ 中 野 谷 ~ 市 役 所 ) 運 行 しています 松 井 田 地 域 では 群 馬 バスの 路 線 バスが 高 崎 駅 から 板 鼻 経 由 で 安 中 車 庫 間 を 運 行 し そのまま 連 続 して 乗 合 バスとして 安 中 車 庫 ~ 碓 氷 病 院 ~ 嶺 ~ 松 井 田 支 所 まで 市 域 を 超 えて 運 行 していま す その 他 の 地 域 は 乗 合 バスも 乗 合 タクシーも 運 行 していない 公 共 交 通 空 白 地 域 となっていま す また 利 用 者 の 多 くは 高 齢 者 と 学 生 で バスの 路 線 全 体 では 利 用 者 数 の 減 少 が 見 られ 利 用 者 ニーズに 適 合 する 利 用 環 境 の 改 善 が 必 要 です 今 後 公 共 交 通 は 車 を 持 たない 人 の 交 通 手 段 の 確 保 高 齢 者 等 の 外 出 支 援 にもつながること から 高 齢 化 社 会 に 対 応 するためますます 重 要 となります また 地 元 住 民 の 足 としてだけで なく 観 光 路 線 としての 重 要 な 役 割 を 担 うことも 考 えられます 環 境 負 荷 が 少 なく 過 疎 化 地 域 活 性 化 の 観 点 からも 人 の 交 流 のための 移 動 手 段 として 活 用 が 図 れ 地 域 資 源 としての 必 要 性 は 高 まっていきます 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 7

10 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 2 節 1. 公 共 交 通 ネットワークづくり 市 民 ニーズに 応 じた 公 共 交 通 ネットワークを 構 築 するため 市 域 全 域 の 見 直 しを 行 います 乗 合 バス 乗 合 タクシーについては 信 越 本 線 市 内 各 駅 および 北 陸 ( 長 野 ) 新 幹 線 安 中 榛 名 駅 との 連 絡 について 向 上 を 図 り 市 民 の 利 用 促 進 に 努 めます また 利 用 者 アンケート 等 を 行 い 需 要 の 把 握 を 行 った 上 で 路 線 の 新 設 変 更 廃 止 を 行 います なお デマンドバスやタクシー 利 用 補 助 等 も 含 めた 総 合 的 な 調 整 を 行 います 2. 信 越 本 線 新 幹 線 駅 の 整 備 北 陸 ( 長 野 ) 新 幹 線 安 中 榛 名 駅 については 観 光 ビジネス 利 用 等 各 方 面 から 再 検 討 を 行 い 関 係 機 関 と 協 力 して 利 用 促 進 を 図 ります 信 越 本 線 においては 鉄 道 利 用 の 促 進 と 地 域 活 性 化 を 図 るため 駅 を 中 心 とした 魅 力 的 なまち づくりを 推 進 していきます また 中 間 駅 については 交 通 の 拠 点 としてその 実 現 可 能 性 を 検 討 していきます さらに 湘 南 新 宿 ライン の 設 置 に 向 け JR 東 日 本 などの 関 係 機 関 へ 働 きかけていきます 3. 市 民 の 公 共 交 通 利 用 の 促 進 環 境 問 題 改 善 等 の 面 から 公 共 交 通 利 用 の 促 進 を 広 報 紙 等 で 市 民 に 喚 起 し 利 用 者 の 裾 野 を 広 げ 赤 字 抑 制 と 路 線 維 持 を 目 指 します 8

11 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 2 節 3. 市 街 地 整 備 現 況 と 課 題 本 市 の 総 面 積 k m2のうち 都 市 計 画 区 域 は 48.8%で 用 途 地 域 は 総 面 積 の 5.3%にあたり 住 居 系 が 最 も 多 く 次 いで 工 業 系 の 用 途 地 域 が 占 めています 都 市 計 画 道 路 は 市 内 に16 路 線 都 市 公 園 が 23 カ 所 決 定 されています 本 市 の 既 存 市 街 地 では 無 計 画 に 市 街 化 が 広 がっていくことが 懸 念 されています 用 途 地 域 内 は 宅 地 密 度 が 低 く 空 き 地 が 点 在 しており 居 住 人 口 の 減 少 が 目 立 っています そのため 計 画 的 な 土 地 利 用 を 推 進 する 必 要 があります 住 居 系 用 途 地 域 内 では 基 盤 整 備 が 進 んでいないため 防 災 面 環 境 面 からの 居 住 環 境 の 改 善 都 市 基 盤 の 改 善 が 求 められます また 超 高 齢 社 会 に 対 応 できる 居 住 環 境 の 改 善 が 必 要 です 新 市 街 地 として 平 成 9 年 の 北 陸 ( 長 野 ) 新 幹 線 安 中 榛 名 駅 の 開 業 を 受 けて JRにおいて 駅 周 辺 での 環 境 や 景 観 に 配 慮 した 住 宅 開 発 が 行 われており その 周 辺 の 都 市 的 土 地 利 用 について も 民 間 活 力 による 開 発 を 促 進 する 必 要 があります また こうした 新 市 街 地 と 既 成 市 街 地 との 連 携 軸 の 形 成 も 必 要 です 市 街 地 では 商 業 機 能 の 低 下 が 見 られます 店 舗 数 の 減 少 空 き 店 舗 の 増 加 がみられ 衰 退 傾 向 となっており 商 業 施 設 の 利 用 環 境 面 での 改 善 が 必 要 です 大 型 商 業 施 設 地 域 のスーパー 商 店 街 それぞれに 市 民 ニーズが 示 されており 多 様 化 する 消 費 者 ニーズに 対 応 できる 商 業 地 の 形 成 が 望 まれています 一 方 用 途 地 域 の 辺 縁 部 は 緑 豊 かな 都 市 環 境 を 保 有 しており 豊 かな 自 然 環 境 田 園 環 境 との 共 生 が 重 要 です また 用 途 地 域 内 に 多 く 見 られる 残 存 農 地 の 土 地 利 用 を 適 正 に 誘 導 することが 必 要 です 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 9

12 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 2 節 1. 計 画 的 な 既 存 市 街 地 の 整 備 これまでのまちづくりの 経 緯 や 地 域 特 性 を 活 かした 住 宅 地 を 形 成 します また 国 道 18 号 や 旧 中 山 道 沿 道 の 既 存 市 街 地 駅 周 辺 磯 部 温 泉 周 辺 を 中 心 に 歩 行 者 自 転 車 利 用 者 車 利 用 者 の 利 便 性 に 配 慮 するよう 機 能 分 担 や 相 互 の 連 携 が 図 られた 商 業 業 務 地 を 形 成 します 2. 工 業 団 地 の 活 用 形 成 用 途 地 域 内 の 工 業 団 地 は 良 好 な 産 業 環 境 の 維 持 に 努 めるとともに 円 滑 な 流 通 を 促 進 する 幹 線 道 路 とのアクセスを 確 保 し 産 業 環 境 のさらなる 向 上 を 図 ります その 他 の 工 業 地 は 周 辺 の 集 落 環 境 や 自 然 環 境 への 配 慮 を 促 進 します また 住 宅 地 に 立 地 する 既 存 工 業 施 設 の 移 設 先 新 規 企 業 の 誘 致 先 となるよう 需 要 に 応 じた 新 規 工 業 地 の 形 成 を 検 討 します 3. 民 間 活 力 による 基 盤 整 備 への 支 援 北 陸 ( 長 野 ) 新 幹 線 安 中 榛 名 駅 周 辺 での 環 境 や 景 観 に 配 慮 した 住 宅 開 発 にJRと 協 力 して 取 り 組 むなど 民 間 事 業 者 の 能 力 を 活 かした 優 良 な 都 市 基 盤 整 備 を 誘 導 します 10

13 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 2 節 4. 住 宅 対 策 現 況 と 課 題 快 適 でやすらぎのある 市 民 生 活 を 営 むことができる 住 環 境 の 整 備 として 公 営 住 宅 の 改 修 を 計 画 的 に 進 めることが 求 められています さらに 地 震 などの 災 害 による 被 害 を 最 小 限 にとどめ 市 民 が 安 心 して 日 々の 暮 らしを 営 むことができる 住 環 境 の 整 備 が 必 要 となっています 〇 本 市 には 現 在 公 営 住 宅 が 1,192 戸 あります このうち 昭 和 40 年 代 に 建 設 された 市 営 住 宅 は 耐 用 年 数 も 経 過 して 老 朽 化 が 著 しく 改 修 工 事 による 投 資 再 生 が 困 難 なため 募 集 停 止 としました しかし 入 居 停 止 以 前 からの 居 住 者 の 生 活 の 質 の 確 保 および 生 活 機 能 を 確 保 するため 補 修 等 の 修 繕 が 必 要 となっています 〇 また 入 居 者 の 長 期 定 住 化 に 合 わせて 高 齢 者 世 帯 の 割 合 が 増 加 してきており 住 み 慣 れた 場 所 に 引 き 続 き 居 住 を 望 む 傾 向 があります こうした 老 朽 化 住 宅 の 建 て 替 え 住 宅 のバリアフリー 化 など 快 適 な 住 宅 環 境 を 求 める 要 望 は 引 き 続 き 強 く 需 要 が 高 くなっています 〇 本 市 は 他 市 と 比 べて 公 営 住 宅 の 建 設 戸 数 が 多 く 入 居 希 望 者 は 民 間 住 宅 からの 住 み 替 えの 割 合 が 多 いため 民 業 を 圧 迫 しないよう 配 慮 する 必 要 があります 〇 公 社 等 による 宅 地 分 譲 等 の 開 発 は 停 滞 状 況 にありますが 民 間 開 発 は 引 き 続 き 旺 盛 な 需 要 が あり 需 給 バランスは 安 定 しています そのため 持 ち 家 取 得 を 希 望 する 市 民 には 分 譲 宅 地 の 公 的 供 給 のほか 民 間 による 住 宅 地 開 発 を 誘 導 するなど 持 ち 家 対 策 を 強 化 する 必 要 があります 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 11

14 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 2 節 1. 住 宅 の 安 全 対 策 老 朽 化 住 宅 の 入 居 者 が 継 続 して 居 住 できる 生 活 環 境 の 確 保 を 図 るため 補 修 工 事 修 繕 等 を 施 して 住 居 を 提 供 します また 空 き 家 空 き 地 の 発 生 に 伴 う 環 境 悪 化 を 防 止 するため 地 域 と 連 携 しながら 住 みよい 街 づくりを 進 めていきます 2. 空 き 住 宅 用 地 の 有 効 活 用 取 り 壊 した 住 宅 用 地 については 一 定 の 面 積 が 集 約 確 保 された 段 階 で 持 ち 家 の 取 得 促 進 のた め 宅 地 分 譲 等 により 有 効 活 用 を 推 進 します 原 市 団 地 の 建 て 替 え 予 定 の 市 有 地 については 災 害 避 難 場 所 として 位 置 づけ 普 段 は 市 民 の 憩 いの 場 である 自 由 広 場 として 整 備 していきます 3. 住 宅 団 地 の 計 画 的 な 改 善 経 済 社 会 情 勢 の 推 移 により 老 朽 化 住 宅 の 建 て 替 え 計 画 が 中 止 または 凍 結 の 方 針 に 基 づ き 白 紙 の 状 態 となっています 今 後 は 対 象 の 団 地 において 住 民 のアンケート 調 査 を 実 施 し バリアフリー 化 水 洗 化 等 の 改 善 により 住 環 境 を 向 上 させます 住 棟 の 集 約 化 等 により 発 生 する 土 地 については 周 辺 の 土 地 利 用 計 画 との 整 合 を 図 りながらそ の 活 用 方 法 を 研 究 していきます 4. 民 間 活 力 の 活 用 民 間 と 市 が 競 合 を 避 け それぞれの 特 徴 を 活 かした 貸 家 住 宅 の 役 割 分 担 を 果 たすとともに 持 ち 家 ニーズに 対 応 し 安 定 した 住 宅 供 給 に 向 けて 連 携 を 図 っていきます 12

15 第 1 章 第 3 節 生 活 環 境 の 整 備

16 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 3 節 1. 上 水 道 現 況 と 課 題 本 市 の 水 道 事 業 は 平 成 18 年 の 安 中 市 と 松 井 田 町 の 合 併 により 碓 氷 上 水 道 企 業 団 から 新 安 中 市 に 引 き 継 がれました 水 道 事 業 は 常 に 安 全 で 安 定 した 水 道 水 供 給 を 図 ることが 必 要 とされており 本 市 では 現 在 生 活 用 水 および 工 場 用 水 等 の 水 需 要 に 対 応 するため 県 営 増 田 川 ダム に 新 規 水 源 を 求 め 水 道 施 設 整 備 を 求 めています 創 設 以 来 の 管 延 長 は 平 成 18 年 度 現 在 527,694mとなっ ています 本 市 の 上 水 道 の 水 源 は 湧 水 4 水 源 表 流 水 4 水 源 の 計 8 水 源 がありますが このうち 表 流 水 の 久 保 井 戸 浄 水 場 の 水 源 は 生 活 排 水 河 川 への 不 法 投 棄 などによる 水 質 汚 染 が 懸 念 されてい ます そのため 水 源 環 境 対 策 や 水 質 管 理 体 制 の 充 実 浄 水 施 設 整 備 や 配 水 管 網 整 備 などを 推 進 すると 共 に 経 年 により 老 朽 化 した 施 設 を 更 新 する 事 業 も 必 要 となります 今 後 は 効 率 的 な 水 道 事 業 を 行 っていくために 地 域 水 道 ビジョン を 策 定 することで 中 期 的 な 経 営 計 画 をもって 対 応 していくことが 必 要 です 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 13

17 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 3 節 1. 計 画 的 な 水 道 事 業 水 需 要 の 動 向 を 踏 まえながら 地 域 水 道 ビジョンを 策 定 して 地 域 に 対 応 した 施 策 を 計 画 し 安 全 で 安 心 できる 良 質 な 水 の 安 定 した 確 保 を 目 指 します 2. 水 道 施 設 の 整 備 更 新 水 量 の 安 定 と 水 質 の 安 全 性 を 確 保 するため 配 水 管 網 の 整 備 老 朽 化 した 管 や 石 綿 管 の 更 新 浄 水 場 の 耐 震 化 などを 行 います 3. 水 質 保 全 浄 水 場 では 表 流 水 の 濁 りや 有 害 物 質 流 入 への 対 応 を 引 き 続 き 行 い 緊 急 事 態 に 備 え 他 の 機 関 ( 保 健 所 消 防 署 警 察 等 )との 連 携 を 密 にしていきます 14

18 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 3 節 2. 下 水 道 現 況 と 課 題 下 水 道 事 業 は その 目 的 である 公 衆 衛 生 の 向 上 公 共 用 水 域 の 水 質 保 全 のために 大 きな 役 割 を 果 たし 快 適 な 生 活 環 境 づくりに 貢 献 しています そして 下 水 道 の 整 備 状 況 は その 自 治 体 の 生 活 レベルや 住 みやすさを 計 る 一 つのバロメーターとして 使 われてきました しかし 現 在 本 市 の 下 水 道 普 及 率 は 国 や 県 の 平 均 を 大 きく 下 回 っており 計 画 区 域 外 からの 下 水 道 接 続 の 要 望 も 増 加 しています 既 存 の 下 水 道 についても 当 初 の 建 設 から 20 年 余 経 過 しているため 耐 用 年 数 内 であっても 管 渠 の 老 朽 化 腐 食 による 障 害 や 陥 没 の 危 険 が 懸 念 されており 維 持 管 理 が 必 要 です また 下 水 管 渠 へ 流 入 する 不 明 水 の 原 因 解 明 とその 対 策 が 必 要 となっています 下 水 道 整 備 には 莫 大 な 費 用 がかかるため 市 の 財 政 に 大 きな 負 担 となっています 今 後 効 率 的 な 整 備 を 心 掛 け 長 期 的 な 展 望 を 持 って 計 画 的 に 進 めなければなりません 当 初 の 計 画 時 と 現 在 では 地 域 の 状 況 が 変 わり 計 画 区 域 外 でも 計 画 区 域 内 よりも 住 宅 の 集 まっ た 地 域 が 増 えたため 現 時 点 で 本 市 が 許 可 されている 整 備 面 積 1,000 ヘクタールのうち 人 口 推 移 による 計 画 区 域 の 変 更 調 整 が 必 要 となっています 旧 松 井 田 町 地 域 については 合 併 前 に 流 域 下 水 道 に 加 盟 していなかったため 今 後 の 汚 水 処 理 については 流 域 公 共 下 水 道 単 独 公 共 下 水 道 農 業 集 落 排 水 合 併 処 理 浄 化 槽 ( 市 町 村 設 置 型 を 含 む )のいずれの 方 法 で 整 備 するのか 検 討 が 必 要 です 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 15

19 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 3 節 1. 下 水 道 事 業 の 周 知 県 の 下 水 道 普 及 率 の 中 期 目 標 ( 平 成 22 年 ) 値 の 50.6%に 近 づけるため さらなる 事 業 の 推 進 を 行 っていきます また 事 業 の 推 進 と 下 水 道 への 加 入 促 進 にあたっては 下 水 道 事 業 の 大 切 さ を 広 報 紙 等 を 利 用 して 適 宜 PRを 行 い 市 民 の 理 解 を 深 めます 2. 計 画 的 な 下 水 道 事 業 現 在 の 認 可 が 平 成 22 年 までであるため それ 以 降 の 認 可 取 得 にあたっては 事 業 効 果 が 十 分 出 るように 事 業 計 画 を 検 討 します 少 ない 費 用 で 大 きな 効 果 が 出 るように 無 駄 のない 事 業 を 進 めていきます 維 持 管 理 については これからの 下 水 道 事 業 の 中 で 重 要 な 位 置 を 占 めるものであるため 管 渠 のテレビ 調 査 等 を 計 画 的 に 行 うなどの 方 策 をとり 下 水 道 施 設 の 安 心 安 全 を 保 ちます 16

20 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 3 節 3. 公 園 緑 地 現 況 と 課 題 公 園 や 緑 地 の 役 割 は スポーツや 余 暇 活 動 などの 健 康 レクリエーション 面 災 害 発 生 時 の 避 難 場 所 としての 防 災 面 心 のやすらぎなどの 精 神 面 など 多 岐 にわたります 本 市 には 都 市 計 画 公 園 が11ヵ 所 都 市 計 画 緑 地 が2ヵ 所 決 定 されており このほか 都 市 計 画 決 定 されていない 公 園 広 場 などが 多 数 あります 西 毛 総 合 運 動 公 園 後 閑 城 址 公 園 など 個 々 の 公 園 はテーマ 性 の 高 い 個 性 ある 施 設 となっていますが 今 後 はさらなる 機 能 向 上 などにより 既 存 公 園 の 有 効 な 利 活 用 が 求 められています 大 規 模 でなくても, 身 近 な 公 園 や 緑 地 の 確 保 整 備 に 力 を 入 れて 欲 しいとの 市 民 の 要 望 が 多 い ため 計 画 段 階 からの 市 民 参 加 や 市 民 の 自 主 的 な 維 持 管 理 活 動 を 促 しながら 自 然 資 源 を 活 か して 身 近 な 公 園 や 緑 地 を 計 画 的 に 整 備 していく 必 要 があります 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 17

21 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 3 節 1. 魅 力 ある 公 園 広 場 の 整 備 公 園 広 場 などを 計 画 的 に 整 備 するとともに 良 好 な 緑 を 保 全 しながら 市 民 が 自 然 にふれあ う 場 として 活 用 していきます 日 常 的 に 多 くの 人 が 集 まる 公 共 施 設 や 駅 温 泉 施 設 周 辺 は 市 街 地 内 での 人 々の 交 流 が 育 まれ るよう 地 域 特 性 を 活 かした 魅 力 的 な 公 園 広 場 の 整 備 を 行 います さらに 災 害 時 における 避 難 場 所 ともなるよう 市 街 地 におけるバランスのとれた 公 園 整 備 を 行 います 2. 緑 地 の 創 出 地 域 の 特 性 を 活 かした 魅 力 的 な 公 園 広 場 を 計 画 的 に 整 備 し 美 しい 景 観 づくりとしての 緑 地 の 創 出 を 推 進 します 3. 市 民 との 協 働 による 公 園 整 備 市 民 参 加 による 身 近 な 公 園 づくりに 向 けて 地 域 ニーズに 沿 った 公 園 づくりを 推 進 するととも に 市 民 との 協 働 により 適 切 な 管 理 運 営 を 図 ります 18

22 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 3 節 4. 環 境 衛 生 対 策 現 況 と 課 題 経 済 活 動 の 発 展 や 豊 かさと 利 便 性 を 求 めた 生 活 様 式 によって エネルギーを 大 量 に 消 費 し てきた 結 果 ごみ 問 題 の 発 生 や 環 境 への 負 荷 の 増 大 が 深 刻 な 社 会 問 題 になっています こ うした 問 題 に 対 応 するには 資 源 消 費 を 抑 制 し 省 エネルギー 化 に 努 め 環 境 に 優 しい 資 源 循 環 型 社 会 を 確 立 することが 求 められています <し 尿 処 理 > 本 市 では し 尿 処 理 施 設 については 生 し 尿 浄 化 槽 汚 泥 を 微 生 物 により 処 理 する 方 式 を 採 って いますが 下 水 道 の 普 及 および 合 併 処 理 浄 化 槽 の 増 加 により 生 し 尿 の 搬 入 量 は 年 々 減 少 して います 運 転 開 始 当 初 の 設 計 値 としていた 搬 入 割 合 は 生 し 尿 42% 浄 化 槽 汚 泥 58%でしたが 18 年 度 現 在 この 割 合 は 21%:79%にまで 変 化 しています このため 今 後 さらに 割 合 が 変 化 し ていった 場 合 の 施 設 の 改 修 などが 必 要 となります 今 後 10 年 間 で 下 水 道 供 用 区 域 が 拡 大 しても 市 内 全 域 対 応 は 不 可 能 であり また 農 村 集 落 排 水 処 理 設 備 の 拡 充 を 行 っても 全 ての 地 域 に 対 応 することは 困 難 であると 考 えられることから 生 活 排 水 処 理 施 設 としてのし 尿 処 理 施 設 は 恒 久 的 に 必 要 とされる 施 設 です そのため 補 修 整 備 を 行 い 末 永 く 使 用 することが 重 要 です <ごみ 処 理 > 碓 氷 川 クリーンセンターごみ 処 理 施 設 や 粗 大 ごみ 処 理 施 設 の 処 理 能 力 については 平 成 29 年 度 の 想 定 人 口 とされる 61,000 人 は 能 力 的 に 問 題 ありません 今 後 は 経 年 劣 化 損 耗 する 施 設 の 機 能 を 維 持 するためのメンテナンス 費 用 が 問 題 となります 現 在 家 庭 ごみのうち 可 燃 ごみ 不 燃 ごみ( 金 物 類 ガラス 類 ) 乾 電 池 は 委 託 業 者 により ステーション 回 収 し 粗 大 ごみは 持 ち 込 みにより 碓 氷 川 クリーンセンターで 処 理 しています しかし 資 源 として 再 利 用 可 能 なものまでがごみとして 処 理 されていたり 処 理 困 難 物 として 受 入 できないものもあることなどが 課 題 となっています 事 業 系 ごみ 処 理 手 数 料 については 自 治 体 によりバラツキがあり ごみの 流 入 が 考 えられ 近 隣 市 町 村 との 手 数 料 のバランスを 図 る 必 要 があります ごみの 処 理 については 本 市 では 中 間 処 理 のみを 行 い 処 理 に 伴 って 発 生 する 焼 却 灰 飛 灰 不 燃 物 残 渣 および 家 庭 系 特 殊 廃 棄 物 として 収 集 される 使 用 済 み 乾 電 池 については 処 理 処 分 を 民 間 委 託 しています また 粗 大 ごみ 処 理 施 設 において 手 選 別 されたガラスカレット( 透 明 茶 色 その 他 )は 日 本 容 器 包 装 リサイクル 協 会 の 指 定 法 人 に 引 き 渡 すことよりリサイクルされます プレス 成 型 品 ( 鉄 アルミ)については 売 却 しています 松 井 田 町 の 安 中 松 井 田 一 般 廃 棄 物 最 終 処 分 場 については 現 在 は 埋 立 終 了 施 設 となっており 埋 立 地 の 跡 地 は 教 育 委 員 会 の 管 理 する 琴 平 グラウンドゴルフ 場 になっていますが 廃 棄 物 処 理 法 ダイオキシン 類 特 別 措 置 法 等 により 当 分 の 間 浸 出 液 処 理 施 設 の 運 転 管 理 を 継 続 して 行 う 必 要 があります 最 終 処 分 場 については 今 後 適 正 化 計 画 の 中 で 新 たな 最 終 処 分 場 の 確 保 を 検 討 する 必 要 があ 19

23 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 3 節 ります <ごみ 減 量 化 再 資 源 化 > ごみの 減 量 化 再 資 源 化 の 推 進 のため 資 源 ごみである 新 聞 雑 誌 ダンボール 等 の 集 団 回 収 に 各 地 区 で 取 り 組 み 再 資 源 化 しています 書 籍 類 や 粗 大 ごみなどの 再 資 源 化 のための 取 り 組 みも 検 討 する 必 要 があります また, 平 成 14 年 度 から 各 地 区 公 民 館 等 に 飲 料 用 ペットボトル と 缶 の 回 収 機 を 設 置 して 回 収 しています ごみを 分 別 する 手 間 が 新 たな 負 担 とならず 市 民 が 協 力 しやすいような 方 法 を 検 討 する 必 要 があります 処 理 困 難 物 と 考 えられている 剪 定 枝 葉 の 処 理 についての 検 討 も 課 題 となっています < 墓 苑 > 市 民 の 墓 地 需 要 を 考 慮 し 取 得 しやすい 墓 苑 の 整 備 が 必 要 です < 環 境 の 保 全 市 民 意 識 の 啓 発 > 毎 年 の 環 境 美 化 運 動 等 を 通 じて 市 民 の 意 識 の 向 上 を 図 っており 平 成 13 年 にポイ 捨 て 等 防 止 条 例 を 施 行 しました ポイ 捨 て 防 止 の 電 光 掲 示 板 の 設 置 や 不 法 投 棄 防 止 犬 のフン 害 防 止 の 看 板 を 設 置 し 市 民 への 周 知 啓 発 を 行 っています なお 不 法 投 棄 対 策 としては 巡 回 や 住 民 からの 通 報 により 確 認 し, 関 係 機 関 と 連 携 し 対 処 しています また 新 市 における 環 境 基 本 計 画 を 策 定 する 必 要 があります < 地 球 温 暖 化 防 止 対 策 > 人 類 の 産 業 経 済 生 活 活 動 により 地 球 規 模 のさまざまな 環 境 問 題 が 発 生 しています 国 で も 取 り 組 みを 行 っていますが 市 民 一 人 一 人 や 企 業 行 政 としても 対 策 を 取 っていく 必 要 が あります < 合 併 処 理 浄 化 槽 > 新 築 住 宅 等 には 現 在 合 併 処 理 浄 化 槽 の 設 置 が 義 務 づけられており 本 市 では 新 築 既 設 と も 合 併 処 理 浄 化 槽 の 設 置 に 補 助 金 を 交 付 し 推 進 を 図 っていますが 既 設 住 宅 等 には 単 独 処 理 浄 化 槽 が 多 数 あり 生 活 雑 排 水 が 未 処 理 のまま 排 水 されており 河 川 等 の 水 質 を 悪 化 させてい ます 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 20

24 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 3 節 施 策 展 開 の 方 向 1.し 尿 処 理 (1) 効 率 的 な 運 転 し 尿 処 理 施 設 は 効 率 的 な 運 転 と 増 加 傾 向 にある 浄 化 槽 汚 泥 に 対 応 した 施 設 の 機 能 充 実 と 適 切 な 維 持 管 理 に 努 めます (2) 施 設 の 更 新 し 尿 処 理 施 設 の 更 新 については 搬 入 物 の 状 況 や 周 辺 の 情 勢 を 見 ながら 可 能 な 限 り 既 設 の 建 屋 を 使 用 し 内 部 の 設 備 機 器 のみ 改 造 交 換 を 行 います 2. 廃 棄 物 の 適 正 な 収 集 ごみステーションで 収 集 しない 粗 大 ごみの 回 収 や 処 理 困 難 物 の 受 入 施 設 の 整 備 又 は 広 域 処 理 等 を 検 討 します 3.ごみの 減 量 化 資 源 の 再 利 用 ごみの 減 量 化 やリサイクルについて 市 民 に 対 するさらなる 周 知 啓 発 を 図 り 分 別 収 集 の 細 分 化 や3R 活 動 の 推 進 不 要 品 等 の 再 利 用 促 進 活 動 を 行 います また 剪 定 枝 葉 の 処 理 については バイオマスエネルギーの 原 料 として 確 保 したり 書 籍 類 の 古 紙 回 収 業 者 への 引 き 取 り 依 頼 を 推 進 したり 粗 大 ごみ 自 転 車 プラスチック 類 などについて も 再 資 源 化 を 進 めます 4. 墓 苑 環 境 の 良 い 取 得 しやすい 市 営 霊 園 墓 地 の 建 設 を 検 討 し 推 進 します 5. 環 境 の 保 全 市 民 意 識 の 啓 発 環 境 基 本 条 例 に 基 づき 環 境 基 本 計 画 を 定 め 環 境 保 全 の 施 策 実 施 に 努 めます 市 民 や 事 業 者 に 分 別 収 集 方 法 や 資 源 回 収 の 周 知 を 徹 底 し 環 境 美 化 運 動 を 継 続 します また 環 境 教 育 を 推 し 進 め 市 民 の 環 境 意 識 の 向 上 を 図 ります また 不 法 投 棄 に 対 しては 防 護 柵 の 設 置 や 市 民 事 業 者 行 政 の 連 携 協 力 の 下 監 視 体 制 の 強 化 重 点 地 区 への 監 視 カメラの 設 置 と 地 域 住 民 等 が 不 法 投 棄 を 発 見 したときの 通 報 連 絡 網 の 整 備 悪 質 者 には 警 察 への 通 報 による 犯 罪 抑 止 を 図 ります 6. 地 球 温 暖 化 防 止 対 策 地 球 温 暖 化 防 止 の 実 行 計 画 を 作 成 し 地 球 環 境 保 全 のための 啓 発 活 動 を 実 施 します 家 庭 や 企 業 において 省 エネ 行 動 による 電 気 水 道 ガス 石 油 類 のエネルギー 消 費 の 抑 制 ごみの 減 量 化 による 二 酸 化 炭 素 の 削 減 および 太 陽 光 太 陽 熱 などの 自 然 エネルギーの 活 用 を 普 及 啓 発 推 進 します また アイドリングストップ ノーマイカーデーの 実 施 や 公 用 車 の 低 公 害 省 エネルギー 車 へ の 買 い 換 え 太 陽 光 等 の 利 用 による 公 共 施 設 への 新 エネルギー 導 入 などを 検 討 します 21

25 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 3 節 7. 合 併 処 理 浄 化 槽 単 独 浄 化 槽 し 尿 くみ 取 り 式 から 合 併 処 理 浄 化 槽 へ 改 築 の 際 の 補 助 金 の 上 乗 せ 制 度 を 検 討 し ます 8. 汚 水 処 理 公 共 下 水 道 計 画 区 域 以 外 の 汚 水 処 理 については 単 独 公 共 下 水 道 合 併 処 理 浄 化 槽 ( 市 町 村 設 置 型 を 含 む ) 農 業 集 落 排 水 など 整 備 の 必 要 性 方 向 性 を 検 討 しながら 地 域 の 実 情 に 沿 った 整 備 を 図 っていきます 22

26 第 1 章 第 4 節 安 全 な 市 民 生 活 の 確 保

27 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 4 節 1. 防 犯 対 策 現 況 と 課 題 近 年 犯 罪 の 凶 悪 化 多 様 化 が 進 み また 子 どもや 高 齢 者 を 狙 った 犯 罪 が 多 く 発 生 していま す 市 内 の 刑 法 犯 認 知 件 数 は ここ 数 年 減 少 傾 向 にあるものの 犯 罪 に 適 切 かつ 迅 速 に 対 処 す るには 警 察 行 政 地 域 住 民 団 体 事 業 者 等 が 一 体 となった 取 り 組 みが 求 められます 本 市 では 犯 罪 のない 安 全 安 心 な 地 域 社 会 の 実 現 に 向 け 市 民 が 安 全 に 暮 らせるまちづくり を 推 進 するため 平 成 18 年 9 月 に 安 中 市 安 全 なまちづくり 条 例 を 制 定 し あわせて 安 中 市 安 全 なまちづくり 推 進 協 議 会 を 設 置 しました 今 後 は 安 全 なまちづくりに 関 して 必 要 な 防 犯 意 識 の 高 揚 を 図 るための 啓 発 広 報 活 動 をはじ め 安 全 なまちづくりに 寄 与 する 環 境 の 整 備 等 を 推 進 するため 関 係 機 関 と 連 携 した 取 り 組 み を 強 化 していく 必 要 があります 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 23

28 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 4 節 1. 防 犯 意 識 の 高 揚 警 察 安 中 市 防 犯 協 会 等 の 関 係 機 関 と 協 力 し 毎 月 16 日 の 県 民 防 犯 の 日 の 周 知 徹 底 や 四 季 ごとの 県 民 防 犯 運 動 をはじめとした 各 種 防 犯 運 動 を 積 極 的 に 展 開 し 市 民 の 防 犯 意 識 の 高 揚 を 図 ります また 防 犯 講 座 防 犯 機 器 展 示 の 実 施 チラシ リーフレット 等 の 配 布 や 県 県 警 ホームペ ージの 防 犯 情 報 の 効 果 的 な 活 用 により 安 全 なまちづくりに 関 する 啓 発 広 報 活 動 を 推 進 します 2. 防 犯 活 動 の 推 進 (1) 自 主 防 犯 組 織 の 充 実 拡 大 様 々な 犯 罪 事 故 等 の 未 然 防 止 に 向 け 各 地 区 防 犯 協 会 および 自 主 防 犯 組 織 の 充 実 拡 大 を 図 り 指 導 助 言 その 他 必 要 な 支 援 を 行 います (2) 地 域 ぐるみの 防 犯 活 動 防 犯 効 果 の 高 い 青 色 回 転 灯 装 備 車 両 および 自 主 防 犯 組 織 による 防 犯 パトロールの 実 施 など 地 域 職 域 防 犯 団 体 との 連 携 を 強 化 し 地 域 の 実 情 に 即 した 地 域 ぐるみの 防 犯 活 動 を 促 進 します さらに 学 校 通 学 路 等 における 児 童 生 徒 の 安 全 を 確 保 するため 通 学 路 の 安 全 点 検 と 危 険 箇 所 の 改 善 子 ども 安 全 協 力 の 家 の 周 知 徹 底 と 活 用 を 図 るなど 学 校 安 全 体 制 の 整 備 を 支 援 し ます 3. 地 域 環 境 の 整 備 (1) 犯 罪 予 防 のための 環 境 整 備 犯 罪 の 防 止 に 配 慮 した 道 路 公 園 駐 車 場 や 住 宅 等 の 環 境 整 備 に 努 め 地 域 と 連 携 して 街 路 灯 の 設 置 を 進 めるなど 犯 罪 の 起 きにくいまちづくりを 推 進 します (2) 地 域 環 境 の 浄 化 の 推 進 青 少 年 の 健 全 育 成 のためには 家 庭 地 域 学 校 などと 連 携 し 非 行 防 止 や 有 害 環 境 の 浄 化 な どの 取 り 組 みを 強 化 し 覚 醒 剤 シンナー 等 の 薬 物 乱 用 防 止 活 動 や 暴 走 族 を 許 さない 社 会 の 環 境 づくりに 努 めます (3) 暴 力 のない 安 全 安 心 なまちづくりの 実 現 安 中 市 暴 力 排 除 推 進 協 議 会 の 活 動 をもとに 市 民 の 暴 力 排 除 意 識 の 向 上 を 図 り 暴 力 団 を 恐 れな い 暴 力 団 に 金 を 出 さない 暴 力 団 を 利 用 しない の 三 ない 運 動 を 実 践 することにより 暴 力 のない 安 全 安 心 に 暮 らすことができるまちづくりを 推 進 します 24

29 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 4 節 2. 交 通 安 全 現 況 と 課 題 本 市 の 交 通 事 故 による 死 傷 者 数 は 平 成 12 年 には679 人 と 減 少 しましたが その 後 増 加 に 転 じています 近 年 の 交 通 事 故 の 増 加 は 自 動 車 保 有 台 数 および 運 転 免 許 保 有 者 の 増 加 に 伴 う 交 通 量 の 増 加 に 加 え 高 齢 者 等 の 運 転 者 層 の 多 様 化 などが 相 まって 道 路 の 過 密 化 が 進 行 していることなどに よる 道 路 環 境 の 悪 化 によるものと 考 えられ 交 通 事 故 の 実 態 に 即 した 交 通 安 全 対 策 を 今 後 一 層 推 進 する 必 要 があります 本 市 を 東 西 に 縦 断 している 国 道 18 号 は 高 崎 安 中 道 路 の 開 通 で 市 外 からの 交 通 量 が 激 しく 特 に 夜 間 の 交 通 量 と 大 型 トラックの 混 入 率 が 非 常 に 高 いことから 市 内 の 交 通 事 故 の 40%が 国 道 18 号 で 発 生 しており 市 内 全 線 の 二 車 線 化 が 望 まれているところです 県 道 および 市 道 は 歩 道 の 設 置 率 も 低 いため 歩 行 者 の 安 全 確 保 が 重 要 な 課 題 であり 今 後 一 層 の 検 討 を 行 い 交 通 安 全 対 策 の 推 進 をしていく 必 要 があります このような 状 況 から 安 中 市 交 通 安 全 条 例 が 制 定 されたことを 受 け 関 係 機 関 とも 協 調 しなが ら 優 先 的 に 県 道 および 市 道 幹 線 道 路 の 道 路 幅 員 の 拡 幅 歩 道 の 設 置 危 険 箇 所 の 道 路 改 良 お よび 夜 間 照 明 灯 の 設 置 など 交 通 安 全 施 設 整 備 が 求 められています また 市 民 一 人 一 人 の 交 通 安 全 に 対 する 意 識 の 高 まりを 促 すなど 交 通 安 全 対 策 を 強 力 に 推 進 しなければなりません 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 25

30 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 4 節 1. 交 通 安 全 施 設 等 の 整 備 信 号 機 道 路 標 示 道 路 反 射 鏡 の 設 置 ガードレールなど 防 護 柵 の 整 備 等 を 継 続 し 交 通 環 境 の 変 化 や 地 区 の 特 性 に 対 応 した 施 設 の 整 備 に 努 めます 特 に 交 通 事 故 の 多 発 している 道 路 その 他 緊 急 に 交 通 の 安 全 を 確 保 する 必 要 のある 道 路 につ いて 総 合 的 な 計 画 のもとに 交 通 安 全 施 設 の 整 備 を 図 ります 2. 安 全 性 の 高 い 道 路 の 整 備 交 通 事 故 の 発 生 を 防 止 し 安 全 かつ 円 滑 な 道 路 交 通 環 境 の 整 備 を 図 るため 市 道 の 整 備 を 推 進 します また 地 震 豪 雨 等 による 災 害 発 生 時 における 交 通 の 安 全 を 確 保 するために 日 常 の 安 全 点 検 に 努 め 山 間 部 等 の 落 石 の 危 険 性 が 高 い 箇 所 においては 落 石 防 止 柵 等 の 施 設 の 整 備 を 図 ります 3. 交 通 環 境 の 整 備 道 路 幅 員 の 拡 幅 歩 道 等 の 設 置 は 歩 行 者 自 転 車 利 用 者 に 対 する 安 全 確 保 のため 主 要 幹 線 道 路 から 優 先 的 に 実 施 するとともに 児 童 生 徒 園 児 の 通 学 通 園 対 策 としてスクールゾーン や 通 学 路 などの 見 直 し 拡 充 を 図 ります 4. 関 係 団 体 警 察 署 等 との 連 携 の 強 化 交 通 安 全 施 策 に 関 する 行 政 および 民 間 団 体 間 の 定 期 的 な 連 絡 協 議 の 場 の 設 置 や 交 通 安 全 に 関 す る 各 種 情 報 の 集 約 提 供 体 制 の 整 備 を 図 ることにより 相 互 間 の 連 絡 協 力 体 制 等 の 強 化 を 図 り 警 察 県 市 民 間 団 体 等 による 官 民 一 体 となった 交 通 安 全 活 動 推 進 体 制 を 一 層 強 化 し 交 通 安 全 活 動 の 展 開 を 図 ります 5. 交 通 安 全 の 推 進 市 民 への 交 通 安 全 思 想 の 普 及 徹 底 交 通 安 全 意 識 の 高 揚 を 図 るため 市 警 察 交 通 安 全 協 会 などが 中 心 となり あらゆる 機 会 を 通 じて 積 極 的 に 交 通 安 全 運 動 を 推 進 します また 交 通 指 導 員 により 市 民 の 交 通 安 全 確 保 のため 街 頭 活 動 を 実 施 し 児 童 生 徒 園 児 の 通 学 通 園 時 における 保 護 誘 導 をはじめ 歩 行 者 自 転 車 利 用 者 に 対 する 指 導 を 推 進 しま す 26

31 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 4 節 3. 防 災 対 策 現 況 と 課 題 本 市 は 大 規 模 な 自 然 災 害 が 少 ない 地 域 ですが 近 年 地 震 や 豪 雨 などの 自 然 災 害 による 被 害 が 全 国 各 地 で 相 次 ぐ 中 で 突 発 的 な 災 害 に 対 して 被 害 を 最 小 限 に 抑 えられるよう 日 頃 からの 備 えや 災 害 時 の 適 切 な 行 動 が 非 常 に 重 要 です 災 害 に 強 く 安 心 して 暮 らせるまちづくりを 進 めていくためには 防 災 上 の 各 種 施 策 を 積 極 的 に 推 進 しなければなりません また 災 害 時 における 正 確 かつ 迅 速 な 情 報 の 伝 達 収 集 体 制 の 強 化 保 健 医 療 衛 生 体 制 の 整 備 など 災 害 対 策 を 総 合 的 に 進 め 危 機 管 理 体 制 の 充 実 を 図 らなければなりません そのためには 自 分 たちの 地 域 は 自 分 たちで 守 る という 観 点 から 自 主 防 災 組 織 の 重 要 性 を 見 直 し 地 域 住 民 行 政 関 係 機 関 が 連 携 した 防 災 体 制 づくりが 必 要 です 特 に 高 齢 者 や 身 体 障 害 者 等 の 災 害 時 要 援 護 者 の 避 難 支 援 においては 地 域 住 民 と 行 政 の 協 働 が 欠 かせません 防 災 においては 公 助 だけでなく 共 助 自 助 の 果 たす 役 割 が 極 めて 大 きく 相 互 に 協 力 連 携 し 災 害 による 被 害 の 未 然 防 止 最 小 限 化 に 取 り 組 むことが 大 事 です 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 27

32 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 4 節 1. 地 域 防 災 力 の 向 上 防 災 情 報 の 提 供 や 知 識 の 普 及 に 努 めるなど 住 民 の 防 災 意 識 の 高 揚 を 図 りながら 地 域 や 職 場 における 自 主 防 災 組 織 の 設 立 を 促 進 するとともに 防 災 訓 練 などの 活 動 を 支 援 し 組 織 強 化 を 図 りま す 特 に 災 害 時 の 避 難 住 民 の 誘 導 や 被 災 者 の 救 援 には 地 域 住 民 の 力 が 不 可 欠 であるため 日 常 的 な 教 育 福 祉 環 境 美 化 などの 地 域 社 会 活 動 と 組 み 合 わせた 継 続 性 のある 自 主 防 災 活 動 の 推 進 を 図 ります 2. 防 災 体 制 の 強 化 地 域 住 民 の 生 命 身 体 および 財 産 を 災 害 から 守 るため 安 中 市 地 域 防 災 計 画 ( 平 成 19 年 度 策 定 )に 基 づき 予 防 体 制 をはじめ 災 害 時 の 応 急 体 制 復 旧 体 制 の 整 備 を 進 めます (1) 災 害 に 強 い 都 市 基 盤 の 整 備 地 域 の 自 然 条 件 や 社 会 条 件 をもとに 地 震 洪 水 等 の 被 害 を 想 定 し 構 造 物 等 の 安 全 性 を 高 め 被 害 の 軽 減 を 図 ります 災 害 時 に 重 要 な 役 割 を 担 う 病 院 学 校 等 の 公 共 施 設 については 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 に 基 づき 耐 震 性 の 向 上 に 努 めます また 国 県 の 協 力 を 得 ながら 土 砂 災 害 危 険 箇 所 の 安 全 対 策 をはじめとした 治 山 砂 防 事 業 の 推 進 や 洪 水 被 害 の 未 然 防 止 のための 河 川 改 修 等 の 着 実 な 整 備 に 努 めます (2) 災 害 対 応 力 の 充 実 強 化 災 害 情 報 を 収 集 し 地 域 住 民 に 対 して 適 切 な 情 報 を 一 斉 に 迅 速 かつ 正 確 に 伝 達 することができ る 防 災 行 政 無 線 の 整 備 や 県 防 災 行 政 無 線 の 情 報 通 信 ルートの 多 ルート 化 ( 衛 星 系 地 上 系 等 )に より 緊 急 時 の 警 戒 避 難 体 制 の 強 化 と 併 せ 情 報 収 集 伝 達 の 効 率 化 信 頼 性 の 向 上 や 情 報 の 共 有 化 を 図 ります また 土 砂 災 害 警 戒 区 域 浸 水 想 定 区 域 避 難 場 所 や 避 難 経 路 等 を 記 載 した 各 種 ハザードマッ プ あるいは 防 災 マップの 作 成 配 布 や 円 滑 な 避 難 救 助 活 動 等 ができるよう 道 路 環 境 の 改 善 に 取 り 組 むとともに 防 火 水 槽 や 消 火 栓 など 消 防 水 利 の 計 画 的 な 整 備 を 進 めます さらに 地 域 の 消 防 水 防 団 員 の 確 保 育 成 や 装 備 の 充 実 に 努 め 水 や 食 糧 の 備 蓄 応 急 物 資 および 防 災 資 機 材 の 確 保 充 実 に 取 り 組 みます (3) 広 域 連 携 の 強 化 埼 玉 県 桶 川 市 や 地 域 の 事 業 所 等 との 災 害 協 定 等 に 基 づき 災 害 応 急 対 策 の 協 力 連 携 強 化 を 図 ります (4) 復 旧 体 制 の 整 備 被 災 したライフライン 住 宅 公 共 施 設 などのハード 面 や 被 災 者 に 対 する 生 活 支 援 などのソフ ト 面 の 復 旧 復 興 計 画 について 整 備 します 28

33 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 4 節 (5) 国 民 保 護 計 画 の 推 進 安 中 市 国 民 保 護 計 画 ( 平 成 18 年 度 策 定 )に 係 る 緊 急 時 の 措 置 を 明 確 に 示 して 住 民 の 避 難 救 援 や 武 力 攻 撃 災 害 への 対 処 等 市 民 の 安 全 確 保 に 努 めます 29

34 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 4 節 4. 消 防 救 急 現 況 と 課 題 近 年 大 規 模 な 災 害 や 事 故 が 全 国 的 に 発 生 し 市 民 の 命 や 財 産 を 脅 かしているため 被 害 を 最 小 限 に 止 め 市 民 の 暮 らしを 守 ることが 重 要 な 課 題 となっています 消 防 業 務 については 高 崎 市 等 広 域 市 町 村 圏 振 興 整 備 組 合 安 中 消 防 署 で 常 備 体 制 をとっていま す 複 雑 化 多 様 化 する 災 害 救 急 業 務 等 に 対 応 するため 老 朽 化 した 安 中 消 防 署 庁 舎 を 建 て 替 えす る 必 要 があります 非 常 備 消 防 組 織 である 消 防 団 については 消 防 団 詰 所 消 防 団 車 両 を 古 いものから 計 画 的 に 順 次 更 新 しています また 団 員 の 被 雇 用 者 の 割 合 が 高 くなっているため 有 事 の 際 にも 十 分 な 出 場 体 制 が 取 れるよう 消 防 団 員 の 人 員 確 保 が 必 要 となっています 防 火 水 槽 については 20t 級 のものが 約 半 数 を 占 めるのが 現 状 であるため 耐 震 性 40t 級 のもの を 設 置 する 必 要 があります また 設 置 場 所 についても 私 有 地 が 約 半 数 を 占 めるため 永 続 的 な 設 置 が 望 まれることから 公 有 地 に 設 置 することが 必 要 とされます 国 民 保 護 計 画 については 平 成 18 年 度 末 に 策 定 され 住 民 への 周 知 が 今 後 の 課 題 となっていま す 災 害 時 また 急 病 事 故 による 負 傷 等 には より 迅 速 で 高 度 な 救 急 活 動 が 求 められます 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 30

35 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 4 節 1. 消 防 施 設 の 更 新 整 備 火 災 震 災 洪 水 被 害 や 救 急 業 務 等 に 備 え 市 民 生 活 の 安 全 を 確 保 するため 老 朽 化 した 安 中 消 防 署 庁 舎 を 建 て 替 えします 消 防 団 詰 所 車 両 については 更 新 年 度 や 各 地 区 のバランスを 考 慮 し ながら 最 先 端 の 設 備 を 充 実 させていきます また 防 火 水 槽 に 関 しては 大 規 模 災 害 に 備 え 大 型 の 耐 震 性 のものを 公 民 館 等 公 有 地 に 設 置 することで 永 年 的 に 使 用 できるものを 計 画 していきま す 2. 地 域 との 連 携 による 消 防 体 制 の 整 備 消 防 団 員 の 確 保 に 取 り 組 むと 共 に 消 防 署 女 性 防 火 クラブと 連 携 をとり 地 域 住 民 の 理 解 と 協 力 を 得 ながら 十 分 な 消 防 活 動 ができるよう 努 めます また 地 域 や 職 場 における 自 主 防 災 組 織 の 育 成 と 活 動 を 支 援 します 火 災 を 未 然 に 防 止 するための 予 防 査 察 住 民 に 対 する 防 火 思 想 の 普 及 を 図 ります 3. 救 急 体 制 の 充 実 救 急 救 命 率 の 向 上 を 図 るため 高 規 格 救 急 車 の 活 用 および 医 療 機 関 との 連 携 の 強 化 など 出 動 体 制 の 整 備 や 装 備 の 充 実 に 努 めます また 適 切 な 救 命 活 動 を 行 うため 救 急 救 命 士 の 計 画 的 な 養 成 AEDの 普 及 や 市 民 への 講 習 会 の 実 施 などに 努 めます 31

36 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 4 節 5. 公 害 防 止 現 況 と 課 題 近 年 市 民 の 生 活 や 経 済 活 動 によって 生 じる 廃 棄 物 や 生 活 排 水 等 が 原 因 である 都 市 生 活 型 公 害 が 従 来 の 産 業 型 公 害 に 変 わり 問 題 となっています 平 成 5 年 に 公 害 対 策 基 本 法 が 廃 止 となり 環 境 基 本 法 が 制 定 され 本 市 でも 環 境 基 本 条 例 が 施 行 されています 現 在 は 騒 音 振 動 悪 臭 苦 情 について 市 内 全 域 を 規 制 区 域 に 指 定 し 騒 音 規 制 法 振 動 規 制 法 悪 臭 防 止 法 により 規 制 を 実 施 しています 近 年 住 民 意 識 の 変 化 により 悪 臭 騒 音 振 動 等 の 様 々な 苦 情 通 報 相 談 等 が 増 加 しており 公 害 問 題 への 対 応 が 求 められています 公 害 防 除 特 別 土 地 改 良 事 業 により 公 害 汚 染 地 域 およびその 周 辺 地 域 を 含 め 農 用 地 としての 機 能 を 回 復 し 農 業 経 営 の 安 定 向 上 を 図 ることが 必 要 です 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 32

37 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 4 節 1. 環 境 監 視 体 制 の 強 化 大 気 汚 染 水 質 汚 濁 騒 音 振 動 等 を 未 然 に 防 止 するため 調 査 を 定 期 的 に 実 施 し 公 害 発 生 の 防 止 予 防 を 図 ります 2. 公 害 防 止 対 策 の 推 進 大 気 汚 染 物 質 の 排 出 抑 制 水 質 汚 濁 や 土 壌 汚 染 悪 臭 騒 音 振 動 等 の 防 止 に 努 めるとともに 苦 情 通 報 や 連 絡 により 必 要 に 応 じて 関 係 機 関 等 と 連 絡 を 取 り 合 い 発 生 源 に 対 して 規 制 監 視 指 導 を 実 施 し 解 消 または 解 決 を 図 ります 3. 公 害 防 除 特 別 土 地 改 良 事 業 公 害 防 除 特 別 土 地 改 良 事 業 を 実 施 して 公 害 汚 染 地 域 およびその 周 辺 地 域 を 含 め 農 用 地 として の 機 能 を 回 復 するよう 農 業 経 営 の 安 定 向 上 を 図 ります 33

38 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 4 節 6. 消 費 者 保 護 現 況 と 課 題 近 年 消 費 者 を 取 り 巻 く 環 境 は 情 報 化 の 進 展 生 活 様 式 や 消 費 者 ニーズの 多 様 化 に 伴 う 新 た な 商 品 サービスが 提 供 されることなどにより 利 便 性 が 飛 躍 的 に 向 上 しました その 反 面 で 悪 質 商 法 による 被 害 は 後 を 絶 たず 消 費 者 トラブルは 多 発 し その 内 容 も 多 様 化 複 雑 化 しています 今 後 は 様 々な 消 費 者 トラブル 被 害 の 防 止 に 向 け 関 係 機 関 と 連 携 を 強 化 し 消 費 生 活 情 報 の 収 集 提 供 をはじめ 学 習 機 会 や 相 談 体 制 の 充 実 を 図 る 必 要 があります また 消 費 生 活 センターの 機 能 強 化 を 推 進 すると 共 に 大 きく 変 化 する 経 済 社 会 環 境 に 対 応 できる 自 立 した 消 費 者 の 育 成 を 支 援 します 同 時 に 主 体 的 かつ 健 全 な 生 活 の 確 立 を 目 指 し 消 費 生 活 の 改 善 向 上 が 図 れる 消 費 者 団 体 の 活 動 を 支 援 します 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 34

39 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 1 章 第 4 節 1. 消 費 者 意 識 の 向 上 消 費 者 自 らの 意 志 と 責 任 によって 行 動 ができるよう 関 係 機 関 との 連 携 を 強 化 し 学 校 地 域 職 域 等 において 幅 広 い 年 齢 層 を 対 象 とした 消 費 者 教 育 を 充 実 させ 消 費 者 の 意 識 啓 発 を 図 ります 近 年 の 悪 質 商 法 による 消 費 者 被 害 の 未 然 拡 大 防 止 のため 特 に 高 齢 者 や 若 年 層 に 対 しては その 特 性 を 踏 まえたきめ 細 かい 情 報 提 供 や 学 習 機 会 の 充 実 に 努 めます さらに 環 境 問 題 の 重 要 性 がますます 高 まる 中 環 境 に 配 慮 した 消 費 行 動 消 費 生 活 の 普 及 を 推 進 します 2. 消 費 生 活 相 談 体 制 の 充 実 消 費 者 から 数 多 く 寄 せられる 苦 情 相 談 等 に 対 して 適 切 かつ 迅 速 な 対 応 ができるよう 国 県 等 の 関 係 機 関 との 連 携 を 深 めるとともに 消 費 生 活 専 門 相 談 員 の 資 質 向 上 を 図 り 的 確 な 指 導 助 言 が 行 えるよう 相 談 体 制 の 一 層 の 充 実 に 努 めます 3. 消 費 生 活 安 定 向 上 施 策 の 推 進 消 費 生 活 の 安 定 向 上 を 図 るため 毎 年 市 内 数 店 舗 において 家 庭 用 品 品 質 表 示 法 および 消 費 生 活 用 製 品 安 全 法 に 基 づく 立 入 検 査 を 実 施 するなど 繊 維 製 品 電 気 機 械 器 具 等 の 品 質 表 示 の 適 正 化 また 食 品 医 薬 品 化 粧 品 等 の 安 全 性 の 確 保 など 消 費 者 保 護 に 向 けた 取 り 組 みの 充 実 強 化 を 図 ります 35

40 第 2 章 第 1 節 健 康 づくりの 推 進

41 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 1 節 1. 保 健 予 防 現 況 と 課 題 わが 国 は 世 界 一 の 平 均 寿 命 を 誇 る 長 寿 社 会 です ところが 近 年 は 高 血 圧 高 脂 血 症 糖 尿 病 などの 生 活 習 慣 病 が 増 加 し 大 きな 問 題 となっています こうした 生 活 習 慣 病 などの 予 防 の ために 食 生 活 の 改 善 と 運 動 習 慣 の 獲 得 に 取 り 組 み だれもが 生 涯 を 通 じて 健 やかな 生 活 を 送 れる 地 域 づくりに 対 応 した 施 策 を 推 進 する 必 要 があります 生 活 習 慣 病 や3 大 死 因 のひとつである がんの 予 防 などと 健 康 づくりの 推 進 に 向 け 各 種 健 康 診 断 を 受 診 しやすい 体 制 を 整 備 し 受 診 率 を 上 げることが 必 要 です 健 康 づくりは 市 民 が 心 身 ともに 健 康 な 生 活 を 送 るため 個 人 や 地 域 が 主 体 的 に 取 り 組 むこと が 大 切 であり 市 民 が 身 近 な 場 所 で 自 ら 健 康 づくりに 取 り 組 むことのできる 環 境 をつくり 出 し ていくことが 大 切 です 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 36

42 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 1 節 1. 健 康 づくりの 推 進 市 民 の 健 康 づくりが 活 発 に 展 開 されるように 安 中 市 健 康 づくり 推 進 協 議 会 による 検 討 を 進 め るとともに 安 中 市 食 生 活 改 善 推 進 員 協 議 会 安 中 市 母 子 保 健 連 絡 協 議 会 安 中 市 母 子 保 健 推 進 協 議 会 等 の 組 織 による 健 康 づくり 子 育 て 支 援 など 地 域 で 総 合 的 に 支 えることのできる 体 制 づくりを 一 層 進 めていきます (1) 自 主 的 な 健 康 づくりの 支 援 健 康 増 進 計 画 いきいき 安 中 健 康 21 に 基 づいて 市 民 一 人 一 人 が 主 体 的 に 取 り 組 むことの できる 予 防 を 重 視 した 健 康 づくりを 進 め 食 育 を 含 め 心 身 ともに 健 やかに 生 活 を 送 ることので きる 地 域 づくりを 進 めていきます (2) 生 活 習 慣 病 の 予 防 生 活 習 慣 病 の 効 果 的 な 予 防 を 目 指 して 保 健 師 栄 養 士 等 により 地 域 に 密 着 した 食 生 活 の 改 善 と 運 動 習 慣 の 獲 得 など 生 活 習 慣 の 基 本 的 なあり 方 の 意 識 啓 発 を 図 ります また 関 係 機 関 と 連 携 して 心 身 の 健 康 を 増 進 するための 総 合 的 な 事 業 を 進 めます (3) 歯 の 健 康 づくり 健 康 を 支 える 重 要 な 要 素 である 歯 の 健 康 づくりは 8020 運 動 (80 歳 で20 本 の 歯 を 保 つことを 目 標 とする)を 推 進 していきます あわせて 幼 児 から 高 齢 者 まで 関 係 機 関 の 協 力 を 得 て 歯 科 健 康 教 育 相 談 指 導 を 充 実 させていきます 2. 地 域 保 健 対 策 の 推 進 地 域 保 健 対 策 の 推 進 のため 保 健 師 をはじめとする 技 術 職 員 の 計 画 的 な 確 保 とともに 地 域 住 民 の 健 康 の 保 持 および 増 進 に 向 けて 地 域 の 実 情 に 応 じた 取 り 組 みを 進 めます 3. 保 健 センターの 活 用 保 健 センターでは 健 康 相 談 健 康 教 育 健 康 診 査 予 防 接 種 等 を 実 施 し 総 合 的 な 保 健 サー ビスを 行 う 拠 点 として 活 用 します あわせて 地 域 住 民 の 保 健 活 動 実 践 の 場 としての 活 用 を 図 り ます 4. 恵 みの 湯 の 活 用 本 施 設 は 従 来 型 の 健 康 増 進 施 設 であり 福 祉 浴 室 や 砂 塩 風 呂 を 備 えた 健 康 や 福 祉 の 増 進 および 美 容 等 にも 配 慮 した 施 設 ですが 利 用 者 のニーズの 多 様 化 に 対 応 できる 部 分 については 今 後 配 慮 して 施 設 および 設 備 の 計 画 的 改 修 を 進 めていきます 37

43 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 1 節 2. 疾 病 予 防 現 況 と 課 題 疾 病 予 防 や 病 気 の 早 期 発 見 健 康 づくりのために 現 在 市 民 の 各 種 検 診 健 康 相 談 健 康 診 査 保 健 指 導 等 を 実 施 していますが 今 後 は 各 種 検 診 の 受 診 率 を 上 げることや 受 診 者 に 対 する 事 後 指 導 を 徹 底 させることが 重 要 な 課 題 となっています また 関 係 機 関 との 連 携 を 図 り つつ 生 活 習 慣 病 に 対 する 認 識 を 高 め 疾 病 予 防 のための 施 策 を 進 める 必 要 があります 母 子 保 健 事 業 では 心 身 の 健 全 な 子 どもの 育 成 を 図 って 妊 産 婦 や 乳 幼 児 に 対 する 保 健 指 導 や 健 康 診 断 を 実 施 し 規 則 正 しい 生 活 習 慣 の 獲 得 育 児 不 安 への 対 応 などを 視 野 に 入 れた 対 策 が 重 要 な 課 題 です 今 後 ますます 進 展 する 高 齢 社 会 に 対 応 するためには 有 病 者 予 備 群 を 減 少 させることを 目 標 として 特 定 健 診 保 健 指 導 を 継 続 的 に 実 施 していくことが 必 要 です 感 染 症 の 蔓 延 を 防 ぐため 感 染 症 の 特 性 予 防 方 法 等 について 周 知 を 図 る 必 要 があります ま た 予 防 接 種 が 有 効 な 手 段 であるため 接 種 率 を 上 げることが 必 要 です 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 38

44 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 1 節 1. 母 子 保 健 対 策 の 推 進 (1) 健 康 増 進 妊 産 婦 および 母 子 の 健 康 の 保 持 増 進 のため 両 親 学 級 等 の 開 催 により 出 産 や 育 児 に 関 する 保 健 行 政 情 報 母 親 同 士 の 交 流 の 場 を 提 供 するとともに 家 庭 訪 問 等 による 相 談 指 導 の 充 実 を 図 ります また 思 春 期 育 児 体 験 学 習 の 実 施 による 母 子 保 健 への 理 解 を 深 めます (2) 乳 幼 児 健 康 診 査 に 関 する 情 報 提 供 乳 幼 児 の 健 康 保 持 増 進 に 努 めるために 乳 幼 児 健 康 診 査 を 充 実 させ 相 談 体 制 や 健 康 診 査 後 の 事 後 指 導 等 の 強 化 を 図 ります あわせて 乳 幼 児 期 の 健 康 や 基 本 的 生 活 習 慣 についての 情 報 提 供 に 努 め 家 庭 の 育 児 支 援 を 進 めます 2. 精 神 保 健 対 策 一 人 一 人 が こころの 健 康 についての 知 識 を 深 め 自 分 にあったこころの 健 康 づくりの 実 践 を していくために 個 人 的 なサポート 体 制 と 地 域 ぐるみの 支 援 体 制 づくりを 図 ります 3. 成 人 保 健 対 策 基 本 健 康 診 査 各 種 がん 検 診 等 による 生 活 習 慣 病 の 早 期 発 見 早 期 治 療 症 状 の 進 行 防 止 や 機 能 回 復 まで 包 括 した 保 健 医 療 サービス 体 制 の 整 備 を 推 進 します また 医 師 会 地 区 組 織 等 の 協 力 による 健 康 管 理 体 制 整 備 を 促 進 します 4. 感 染 症 等 予 防 対 策 感 染 症 の 発 生 および 蔓 延 防 止 のために 予 防 接 種 を 実 施 するとともに その 接 種 率 の 向 上 に 努 め ます 結 核 対 策 については 健 康 診 査 を 実 施 するとともに 予 防 普 及 活 動 を 進 めます 感 染 症 予 防 対 策 協 議 会 を 活 用 し 食 中 毒 予 防 対 策 を 推 進 します 39

45 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 1 節 3. 医 療 現 況 と 課 題 少 子 高 齢 化 の 進 展 等 の 影 響 から 各 医 療 保 険 を 初 め 医 療 界 全 体 が 改 革 の 必 要 に 迫 られておりま す 長 期 的 な 経 済 の 低 迷 により 医 療 費 の 負 担 割 合 の 改 定 による 個 人 負 担 分 の 増 加 や 診 療 報 酬 の マイナス 改 定 が 行 われ 国 の 医 療 行 政 においても 医 療 法 等 の 改 正 が 行 われ 医 療 を 受 ける 患 者 を 含 め 医 療 制 度 改 革 が 進 められています 生 活 習 慣 病 の 増 加 等 により 疾 病 構 造 の 変 化 医 療 技 術 の 進 歩 医 療 情 報 の 普 及 に 伴 い 医 療 ニ ーズは 多 様 化 高 度 化 しています 医 療 サービスの 向 上 を 図 ることは これからますます 重 要 となり 特 に 少 子 高 齢 化 社 会 の 進 展 に 伴 い 急 病 に 対 する 不 安 解 消 や 高 齢 化 社 会 に 対 応 した 医 療 対 策 の 充 実 が 必 要 とされています 地 域 総 合 医 療 体 制 の 整 備 をはじめ 保 健 医 療 福 祉 部 門 とも 密 接 に 連 携 した 施 策 がさらに 求 められています 本 市 には 公 立 碓 氷 病 院 など 病 院 が5カ 所 診 療 所 が36カ 所 歯 科 診 療 所 が23カ 所 開 設 さ れ 地 域 医 療 を 担 っています 一 次 医 療 は 市 内 の 医 療 機 関 を 中 心 に 日 常 生 活 に 密 着 した 保 健 サービスの 提 供 と かかりつけ 医 による 初 期 医 療 を 行 い 市 民 生 活 を 医 療 と 保 健 の 両 面 から サポートしています 救 急 医 療 の 体 制 は 平 日 夜 間 の 初 期 救 急 体 制 でさえ 市 内 の 医 療 機 関 でカバーできる 状 況 ではあ りません 休 日 の 救 急 体 制 については 碓 氷 安 中 医 師 会 の 協 力 の 下 で 当 番 制 が 確 立 されていま すが 二 次 救 急 医 療 体 制 は 完 全 な 形 での 受 け 入 れ 体 制 は 整 備 されていません 小 児 救 急 医 療 体 制 については 平 成 18 年 から 週 2 回 の 第 一 次 夜 間 小 児 救 急 医 療 体 制 が 稼 動 し ていますが 全 国 的 な 小 児 科 医 師 不 足 により 十 分 な 状 況 とはいえません 今 後 は 地 域 医 療 を 支 える 在 宅 当 番 医 制 病 院 群 輪 番 制 を 維 持 するとともに さらに 高 度 な 医 療 との 連 携 や 災 害 時 に 備 え 広 域 医 療 体 制 を 一 層 強 化 する 必 要 があります また 地 域 唯 一 の 自 治 体 病 院 である 公 立 碓 氷 病 院 については 現 状 では 医 師 看 護 師 等 の 不 足 建 物 の 手 狭 医 療 施 設 の 老 朽 化 等 の 課 題 があり 住 民 ニーズに 対 応 するには 厳 しい 状 況 で 建 替 え 改 修 移 転 等 の 対 応 が 求 められています 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 40

46 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 1 節 1. 医 療 供 給 体 制 の 整 備 (1) 地 域 医 療 体 制 の 強 化 かかりつけ 医 の 普 及 定 着 化 を 図 るため 関 係 団 体 と 連 携 して 取 り 組 みます また 公 立 碓 氷 病 院 において 地 域 に 不 足 する 医 療 分 野 を 充 実 し 市 民 の 医 療 需 要 に 沿 った 適 正 な 医 療 が 受 けられる 医 療 体 制 を 整 備 します (2) 地 域 医 療 連 携 の 推 進 市 民 の 公 立 碓 氷 病 院 に 病 診 連 携 病 病 連 携 の 強 化 を 図 り 効 果 的 な 医 療 の 提 供 を 推 進 します (3) 保 健 福 祉 との 連 携 強 化 健 診 事 業 や 介 護 保 険 事 業 を 支 援 し 医 療 から 介 護 福 祉 に 至 るまでの 間 の 連 携 強 化 を 図 り 包 括 的 な 医 療 に 努 めます 2. 高 度 医 療 予 防 医 療 (1) 医 療 サービスの 向 上 強 化 高 度 な 医 療 サービスを 勧 めるために 高 度 医 療 機 器 の 導 入 整 備 や 電 子 カルテなどを 導 入 し 医 療 機 能 の 充 実 を 図 ります (2) 診 療 科 目 の 増 設 とマンパワーの 整 備 疾 患 の 多 様 化 と 患 者 数 の 増 加 に 対 応 するため 医 療 ニーズに 合 った 診 療 科 の 増 設 や 不 足 してい る 医 師 看 護 師 等 の 確 保 対 策 を 図 ります (3) 高 度 専 門 医 療 の 推 進 がん 治 療 など 高 度 な 専 門 的 な 医 療 が 提 供 できる 医 療 機 能 の 充 実 を 図 ります (4) 予 防 医 学 の 推 進 医 療 機 関 における 健 診 検 査 による 一 次 予 防 のための 指 導 を 強 化 するために 公 立 碓 氷 病 院 の 健 診 センター を 拡 充 し 適 切 な 予 防 医 学 を 提 供 できる 環 境 づくりに 努 めます 3. 公 立 碓 氷 病 院 の 施 設 整 備 市 民 に 質 の 高 い 医 療 を 提 供 するため 地 域 の 中 核 的 機 能 を 有 する 基 幹 病 院 として 市 民 が 安 心 して 利 用 できる 病 院 として 整 備 を 進 めます 41

47 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 1 節 4. 救 急 医 療 救 急 医 療 体 制 の 充 実 を 図 るため 小 児 救 急 の 充 実 を 図 るとともに 行 政 消 防 その 他 関 係 機 関 の 連 携 を 図 り 搬 送 情 報 伝 達 の 迅 速 性 を 確 保 できる 医 療 体 制 を 構 築 します 42

48 第 2 章 第 2 節 福 祉 の 充 実

49 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 2 節 1. 地 域 福 祉 現 況 と 課 題 かつての 伝 統 的 な 家 庭 や 地 域 の 助 け 合 いの 関 係 が 弱 まり 地 域 住 民 相 互 の 社 会 的 なつながりも 希 薄 化 するなど 地 域 社 会 は 変 容 しつつあります 他 方 で ボランティアやNPO 団 体 などの 活 動 が 活 発 化 し 社 会 福 祉 を 通 じた 新 たなコミュニティ 形 成 の 動 きが 顕 著 になってきています こうした 社 会 状 況 を 受 けて 地 域 における 様 々な 福 祉 問 題 を 国 県 市 の 行 政 的 支 援 のもと 住 民 自 身 が 中 心 となって 解 決 方 法 を 考 え 自 ら 実 行 するなかで 福 祉 の 増 進 を 図 る 地 域 福 祉 が 重 要 となってきています 現 在 本 市 では 社 会 福 祉 協 議 会 民 生 委 員 児 童 委 員 ボランティア 団 体 などが 中 心 となっ て 福 祉 活 動 を 行 っています 今 後 は 市 民 に 最 も 身 近 な 民 生 委 員 児 童 委 員 をはじめ 関 係 機 関 団 体 等 との 連 携 を 強 化 し 地 域 福 祉 活 動 の 充 実 を 促 進 します また 社 会 福 祉 協 議 会 については 民 間 社 会 福 祉 活 動 の 中 核 的 な 担 い 手 として 多 様 な 福 祉 ニーズに 対 応 した 施 策 を 総 合 的 に 展 開 できるよう 体 制 の 整 備 や 活 動 支 援 を 行 う 必 要 があります また 地 域 の 福 祉 サービスは 公 的 サービスにとどまらず 個 人 や 民 間 団 体 との 連 携 協 力 によ り 量 的 拡 大 と 質 的 向 上 が 可 能 です そのため 民 間 福 祉 関 係 団 体 の 育 成 やボランティア 活 動 を 推 進 するとともに そのネットワーク 化 が 必 要 となります 地 域 で 必 要 とする 福 祉 サービスを 支 える 人 材 を 確 保 するため 地 域 住 民 の 積 極 的 な 参 加 を 求 め 子 育 て 支 援 や 障 害 者 地 域 支 援 一 人 暮 らし 高 齢 者 支 援 等 の 地 域 ネットワーク 活 動 を 推 進 し 支 援 体 制 の 充 実 を 図 ることが 求 められています ノーマライゼーションの 考 え 方 など 福 祉 に 対 する 市 民 の 理 解 促 進 により 福 祉 ふれあいまつり など 様 々な 機 会 を 通 じて 市 民 の 福 祉 意 識 向 上 が 求 められます また 誰 もがまちの 中 で 不 自 由 なく 活 動 できるよう 移 動 の 妨 げとなるような 障 害 を 少 しでも 減 らす 等 のユニバーサルデザ インを 促 進 することが 必 要 となります 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 43

50 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 2 節 1. 地 域 福 祉 サービスの 充 実 (1) 民 生 委 員 児 童 委 員 の 関 わり 地 域 福 祉 における 市 民 と 行 政 の 重 要 なつなぎ 手 として 民 生 委 員 児 童 委 員 の 役 割 を 積 極 的 に 推 進 するとともに 災 害 時 における 一 人 も 見 逃 さない 運 動 や 一 人 暮 らし 高 齢 者 への 声 かけ 運 動 等 高 齢 者 にかかわる 災 害 事 故 を 少 しでも 減 少 できるように 努 めます (2)ともに 生 きるまちづくり 高 齢 者 や 障 害 者 子 ども 外 国 人 男 女 それぞれの 違 いを 超 えて,すべての 住 民 が 暮 らしやす くなるようなバリアフリー ユニバーサルデザインの 考 え 方 にもとづいて ともに 生 きるまちづ くりに 取 り 組 みます そして 市 民 一 人 一 人 が 福 祉 サービスのみならず 個 人 の 暮 らし 方 において 自 己 決 定 自 己 実 現 ができるような 個 人 の 尊 厳 にふさわしい 総 合 的 なサービスの 確 立 に 努 めていきます 2. 地 域 福 祉 活 動 の 促 進 (1) 市 民 の 意 識 啓 発 市 民 NPO 社 会 福 祉 協 議 会 企 業 等 地 域 社 会 の 構 成 員 一 人 一 人 が 主 体 的 にサービスの 担 い 手 として 参 加 し 行 政 と 協 働 してお 互 いに 思 いやり ささえあい 地 域 福 祉 活 動 を 推 進 していくこ とができるようにバックアップしていきます (2) 人 材 の 養 成 確 保 市 民 参 加 とともに 新 しい 専 門 的 知 識 や 技 術 を 持 った 人 材 が 必 要 となるため 人 材 の 計 画 的 な 養 成 と 確 保 を 重 点 課 題 として 促 進 していきます (3)ボランティア 活 動 の 支 援 子 どもから 高 齢 者 まで 新 たにボランティア 活 動 を 始 める 人 を 対 象 に 活 動 マニュアルを 作 成 す るほか 育 成 講 座 等 を 開 催 し ボランティア 活 動 の 支 援 に 努 めます 44

51 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 2 節 2. 高 齢 者 福 祉 現 況 と 課 題 本 市 の 平 成 19 年 の 高 齢 者 人 口 は 16,086 人 高 齢 化 率 24.98%で 年 々 増 加 の 一 途 をたどってい ます 介 護 保 険 制 度 は 在 宅 サービスを 中 心 にサービス 利 用 が 急 速 に 拡 大 するなど 老 後 の 安 心 を 支 える 仕 組 みとして 定 着 してきました 一 方 制 度 の 定 着 とともに 増 え 続 ける 給 付 費 用 の 課 題 生 活 機 能 の 低 下 を 未 然 に 防 止 し その 機 能 を 維 持 向 上 させるための 介 護 予 防 事 業 への 取 り 組 みを 推 進 するなど 保 健 福 祉 サービスのあり 方 も 大 きな 転 換 期 を 迎 えています また 高 齢 者 福 祉 の 問 題 は 介 護 保 険 だけで 支 えるには 充 分 とはいえず 日 常 生 活 に 支 障 が 生 じる 高 齢 者 への 生 活 支 援 対 策 が 求 められています 今 後 は 高 齢 者 が 介 護 を 必 要 とする 状 態 になっても できる 限 り 住 み 慣 れた 地 域 や 家 庭 で 自 立 した 生 活 が 継 続 できるように 安 心 していきいきと 暮 らせる 環 境 づくりに 積 極 的 に 取 り 組 んで いく 必 要 があります 自 立 した 日 常 生 活 を 維 持 するために 必 要 な 支 援 を 充 実 させるとともに 生 活 圏 域 ごとに 地 域 の すべての 高 齢 者 を 対 象 として 地 域 包 括 支 援 センターが 核 となり 元 気 で 自 立 した 生 活 が 送 れ るための 情 報 提 供 や 介 護 予 防 に 関 する 講 演 会 や 教 室 などの 予 防 活 動 の 本 格 的 な 取 り 組 みが 求 め られています また 高 齢 者 の 健 康 づくりや 生 きがいづくりを 推 進 し 高 齢 者 が 社 会 の 一 員 としての 役 割 をも って 暮 らせる 明 るい 高 齢 社 会 を 築 いていく 必 要 があります こうした 施 策 を 円 滑 に 推 進 していくためには 高 齢 者 のニーズを 的 確 に 把 握 し 保 健 医 療 福 祉 介 護 に 係 わる 関 係 機 関 や 関 係 者 そして 地 域 における 福 祉 団 体 等 との 連 携 と 協 力 により 各 種 施 策 の 推 進 に 取 り 組 んでいく 必 要 があります 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 45

52 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 2 節 1. 生 きがい 支 援 の 推 進 (1) 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 計 画 の 策 定 各 種 施 策 事 業 等 の 実 態 調 査 社 会 情 勢 等 に 対 応 した 計 画 の 見 直 しを 行 います (2) 高 齢 者 の 社 会 参 加 活 動 と 生 きがい 対 策 の 充 実 高 齢 者 が 長 年 培 ってきた 豊 かな 知 識 経 験 技 能 等 を 積 極 的 に 活 用 できるような 場 や 機 会 を 拡 充 します また 高 齢 者 が 生 きがいを 持 って 地 域 社 会 で 活 躍 できるように 生 涯 学 習 活 動 への 参 加 促 進 老 人 クラブや 各 種 サークルなどの 活 動 支 援 シルバー 人 材 の 育 成 および 活 用 老 人 福 祉 セ ンターの 利 用 促 進 など 高 齢 者 の 社 会 参 画 を 促 進 します (3) 相 談 指 導 活 動 の 充 実 地 域 包 括 支 援 センターの 機 能 強 化 出 前 講 座 広 報 紙 等 による 制 度 の 啓 発 活 動 を 充 実 します 2. 在 宅 保 健 福 祉 サービスの 充 実 (1) 介 護 保 険 給 付 の 適 正 化 介 護 保 険 サービスの 利 用 者 の 保 護 や 質 的 な 向 上 を 図 ります (2) 高 齢 者 の 在 宅 生 活 支 援 介 護 予 防 の 推 進 ひとり 暮 らし 高 齢 者 等 への 支 援 自 立 した 生 活 を 支 えるサービスの 推 進 介 護 予 防 教 室 などの 介 護 予 防 事 業 の 充 実 を 図 ります また 総 合 相 談 支 援 権 利 擁 護 包 括 的 継 続 的 ケアマネジ メント 支 援 などの 地 域 支 援 事 業 の 充 実 利 用 方 法 の 簡 素 化 など 在 宅 生 活 支 援 制 度 の 利 用 促 進 ひ とり 暮 らしや 高 齢 者 世 帯 を 地 域 で 見 守 るネットワークの 創 設 を 実 施 します (3) 地 域 密 着 型 在 宅 福 祉 サービスの 充 実 高 齢 者 が 安 心 して 在 宅 で 能 力 に 応 じ 自 立 した 日 常 生 活 を 営 むことができ 要 介 護 状 態 が 進 んで もなるべく 住 み 慣 れた 地 域 を 離 れずに 介 護 サービスを 受 けながら 安 心 して 暮 らすことのできる 施 設 整 備 と 環 境 づくりを 進 めます 3. 施 設 福 祉 サービスの 充 実 (1) 介 護 相 談 員 派 遣 等 施 設 入 所 者 の 不 満 不 安 の 解 消 と 介 護 サービスの 質 的 な 向 上 を 図 ります (2) 高 齢 者 福 祉 施 設 の 整 備 充 実 増 大 する 福 祉 需 要 に 対 応 するため 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 に 基 づき 老 人 福 祉 施 設 等 の 整 備 充 実 に 努 めます 46

53 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 2 節 (3) 地 域 密 着 型 施 設 福 祉 サービスの 充 実 養 護 老 人 ホーム 等 の 入 所 者 が 地 域 に 戻 って 生 活 する 受 け 皿 としての 小 規 模 ケアハウスの 整 備 も 生 活 圏 域 ごとの 調 整 を 図 りながら 進 めていきます 47

54 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 2 節 3. 障 害 者 ( 児 ) 福 祉 現 況 と 課 題 平 成 18 年 における 本 市 の 障 害 者 手 帳 所 持 者 数 は 身 体 障 害 者 手 帳 が 2,741 人 療 育 手 帳 ( 知 的 障 害 )が 316 人 精 神 障 害 者 保 健 福 祉 手 帳 が 143 人 となっています 平 成 18 年 から 障 害 者 自 立 支 援 法 が 施 行 され 身 体 知 的 精 神 障 害 という 障 害 種 別 を 問 わず サービスの 仕 組 みの 違 いを 一 元 化 し 自 立 支 援 という 共 通 の 理 念 と 枠 組 みの 中 で 地 域 での 自 立 と 社 会 参 加 を 目 指 すサービスの 方 向 性 が 明 確 になっています この 結 果 必 要 な 障 害 福 祉 サービスや 相 談 支 援 が 地 域 において 計 画 的 に 提 供 されるよう 居 宅 施 設 サービス 等 の 抜 本 的 な 見 直 しと 併 せて 市 町 村 を 中 心 とした 新 たなサービス 提 供 の 仕 組 み へ 転 換 されました 障 害 者 自 立 支 援 法 の 施 行 に 伴 い 福 祉 サービスの 体 系 が 大 きく 変 わり サ ービス 利 用 の 応 分 負 担 などが 導 入 されました 今 後 は 重 度 の 障 害 者 の 増 加 障 害 者 の 高 齢 化 もみられるなか すべての 障 害 者 ( 児 )が 個 人 として 尊 重 され 社 会 を 構 成 する 一 員 として 社 会 経 済 文 化 等 あらゆる 分 野 の 活 動 に 参 加 する 機 会 が 与 えられるような ノーマライゼーション 社 会 を 実 現 していく 必 要 があります このほか 福 祉 施 設 から 一 般 就 労 への 移 行 や 施 設 の 入 所 者 および 退 院 可 能 精 神 障 害 者 の 地 域 生 活 への 移 行 に 向 けた 取 り 組 みが 求 められています さらに 障 害 者 が 地 域 で 安 定 した 暮 らしを 確 保 するためには 行 政 民 生 委 員 児 童 委 員 ボ ランティア 団 体 関 係 機 関 等 が 連 携 して 健 康 対 策 自 立 と 主 体 的 な 社 会 参 加 生 活 環 境 の 整 備 を 推 進 する 必 要 があります 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 48

55 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 2 節 1.ノーマライゼーションの 浸 透 障 害 のある 人 が 市 民 としてあたりまえに 生 活 することのできる 地 域 づくりを 実 現 するために は その 前 提 条 件 となる ノーマライゼーション の 理 念 について 広 く 市 民 の 理 解 と 共 感 を 得 ていく 必 要 があり そのための 活 動 を 推 進 します 2. 障 害 者 福 祉 サービスの 充 実 (1) 在 宅 サービスと 家 族 支 援 の 重 視 重 度 の 障 害 者 でも 自 宅 や 地 域 で 自 立 した 生 活 を 送 れるよう きめ 細 かい 在 宅 サービスの 充 実 と あわせ グループホームをはじめとする 小 規 模 な 生 活 場 所 の 確 保 を 強 く 推 進 していきます また 日 常 生 活 上 の 負 担 が 大 きい 家 族 に 対 する 支 援 を 重 視 した 施 策 の 充 実 を 図 ります (2) 利 用 者 本 意 のサービス 利 用 体 制 の 確 立 障 害 者 自 らが 自 分 の 生 活 に 必 要 なサービスを 選 択 決 定 していけるよう 相 談 支 援 や 権 利 擁 護 の 体 制 の 充 実 など 自 己 決 定 を 基 本 にした 利 用 者 本 意 のサービス 利 用 体 制 の 整 備 を 図 ります (3)サービスの 総 合 化 障 害 者 が 地 域 で 自 立 した 生 活 を 送 るために 医 療 保 健 福 祉 雇 用 教 育 住 宅 など 生 活 全 般 にわたる 総 合 的 な 支 援 を 行 います また こうした 支 援 策 が 効 率 的 かつ 効 果 的 に 機 能 するよ う 関 係 機 関 の 連 携 を 図 るとともに 相 談 から 情 報 提 供 サービス 提 供 まで 一 貫 して 対 応 できる 体 制 の 整 備 を 図 ります 3. 地 域 での 支 えあい 市 民 同 士 がともに 支 え 合 う 社 会 の 実 現 をめざして 市 民 の 福 祉 に 対 する 理 解 と 関 心 を 高 め だ れもが 地 域 福 祉 の 担 い 手 となって 交 流 活 動 やボランティア 活 動 に 参 加 していけるような 体 制 づ くりを 進 めます 4. 社 会 参 加 就 労 支 援 の 充 実 地 域 との 関 わりをもてるような 余 暇 活 動 の 場 の 確 保 など 社 会 参 加 の 機 会 の 充 実 に 努 めます また 就 業 訓 練 を 行 う 社 会 福 祉 施 設 の 充 実 およびハローワークとの 連 携 企 業 への 働 きかけなど によって 障 害 者 の 就 労 を 支 援 します 49

56 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 2 節 5. 人 生 の 各 段 階 における 自 立 生 活 支 援 と 生 活 の 質 (QOL)の 確 保 障 害 のある 人 が 生 涯 にわたって 自 立 した 生 活 を 送 ることができるよう 就 学 前 期 から 就 学 期 成 人 期 高 齢 期 にいたる 人 生 の 各 段 階 において 必 要 な 支 援 が 受 けられるような 体 制 づくりを 図 っていくとともに 一 人 一 人 の 生 活 の 質 (QOL)の 確 保 を 基 本 的 な 視 点 として 自 立 生 活 を 支 援 するための 活 動 を 推 進 します 50

57 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 2 節 4. 児 童 福 祉 母 ( 父 ) 子 福 祉 現 況 と 課 題 本 市 には 市 立 保 育 園 3 園 私 立 保 育 園 13 園 が 運 営 されています 現 状 では 待 機 園 児 はい ませんが 保 育 時 間 については 土 曜 日 の 保 育 時 間 の 延 長 が 求 められており 今 後 は 長 時 間 保 育 夜 間 保 育 などのニーズへの 対 応 も 必 要 になります また 市 立 保 育 所 3 園 の 建 物 については 築 後 30 年 以 上 が 経 過 しており 早 急 な 建 て 替 えが 必 要 になってきています 学 童 保 育 は 市 内 に11カ 所 あり 約 300 名 以 上 の 児 童 が 利 用 しており 未 設 置 地 区 の 解 消 が 課 題 となっています 幼 保 一 元 化 は 平 成 18 年 施 行 された 就 学 前 の 子 どもに 関 する 教 育 保 育 の 総 合 的 な 提 供 の 推 進 に 関 する 法 律 によって 推 進 され 認 定 子 ども 園 として 県 知 事 の 認 可 を 受 けられることに なり 本 市 においても 検 討 の 必 要 があります 健 全 な 社 会 性 を 持 った 子 どもを 育 てていくためには 地 域 の 育 児 力 の 向 上 を 図 り 地 域 ぐるみ で 子 育 てを 進 める 環 境 づくりが 必 要 です また 児 童 虐 待 の 防 止 に 向 けて 関 係 機 関 との 連 携 を 図 りながら 早 期 の 対 応 を 進 めていく 必 要 があります 近 年 子 どもが 巻 き 込 まれる 事 件 が 頻 発 しており 子 どもを 犯 罪 から 守 るための 体 制 づくりが 求 められています また 有 害 環 境 を 子 どもの 周 囲 から 取 り 除 くための 取 り 組 みも 必 要 です 児 童 の 遊 び 場 として 児 童 館 等 児 童 厚 生 施 設 の 設 置 が 要 望 されており 今 後 整 備 を 検 討 する 必 要 があります 今 後 は 家 庭 や 子 育 てと 仕 事 の 両 立 に 向 けた 支 援 をはじめとして 多 様 な 保 育 サービスの 提 供 経 済 的 支 援 など 子 育 て 全 体 に 対 する 支 援 の 充 実 が 求 められます 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 51

58 施 策 展 開 の 方 向 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 2 節 1. 保 育 サービスの 充 実 (1) 保 育 所 等 の 充 実 保 育 ニーズの 多 様 化 に 対 応 するため 今 後 の 需 要 を 検 討 しながら 延 長 保 育 や 休 日 保 育 一 時 保 育 病 後 児 保 育 など 公 立 私 立 保 育 園 での 保 育 充 実 に 努 め 開 設 園 の 拡 大 も 検 討 します 老 朽 化 が 進 む 市 立 保 育 所 3 園 の 建 物 について 早 急 な 建 て 替 えを 検 討 します また 安 全 な 保 育 環 境 づくりに 努 めます 幼 保 一 元 化 については 今 後 関 係 部 署 が 連 携 をとりながら 検 討 していきます (2) 学 童 保 育 所 の 充 実 学 童 保 育 は 未 設 置 地 区 の 解 消 を 目 標 とし 国 の 動 向 を 踏 まえ 開 設 時 間 等 の 変 更 を 検 討 します 2. 子 育 て 家 庭 の 支 援 (1)ひとり 親 家 庭 への 支 援 母 子 家 庭 自 立 支 援 相 談 事 業 として 教 育 訓 練 給 付 事 業 高 等 技 能 訓 練 促 進 費 等 の 支 援 を 行 い 就 労 状 態 の 回 復 を 援 助 していきます (2) 児 童 館 などの 整 備 児 童 館 については 子 育 て 支 援 センター 学 童 クラブ 等 と 機 能 的 に 重 なる 部 分 もあるため 今 後 両 事 業 との 兼 ね 合 いを 考 慮 し 利 用 状 況 を 把 握 しながら 進 めていきます 児 童 の 健 全 育 成 を 図 るため 子 育 て 支 援 センター 等 を 充 実 させ 親 の 育 児 力 アップを 図 ります 3. 地 域 ぐるみの 子 育 て 環 境 づくり 子 どもを 犯 罪 や 有 害 環 境 から 守 るため 地 域 住 民 の 協 力 を 得 て 見 守 り 体 制 をつくります 4. 子 どもへの 虐 待 防 止 対 策 の 強 化 家 庭 児 童 相 談 室 について 市 民 がいつでも 安 心 し 相 談 できる 環 境 の 整 備 職 員 体 制 の 充 実 を 図 ります 広 報 等 によって 市 民 への 周 知 相 談 室 の 活 用 を 図 ります また 要 保 護 児 童 対 策 について 要 保 護 児 童 対 策 地 域 協 議 会 を 設 置 し 西 部 児 童 相 談 所 とも 連 携 をとりながら 行 っていきます 52

59 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 2 節 5. 社 会 保 障 現 況 と 課 題 < 国 民 健 康 保 険 > 国 民 健 康 保 険 は わが 国 の 医 療 保 険 制 度 の 中 核 として 疾 病 や 負 傷 などに 対 する 必 要 な 医 療 を 提 供 し 市 民 が 安 心 して 生 活 を 送 るための 重 要 な 役 割 を 果 たしています しかし 景 気 の 低 迷 による 社 会 保 険 等 から 国 民 健 康 保 険 への 加 入 者 が 増 加 フリーター 等 の 加 入 の 増 加 高 齢 化 などによる 医 療 費 の 支 払 いが 増 加 しています 所 得 格 差 や 景 気 低 迷 により 加 入 者 の 収 入 が 減 少 し 国 民 健 康 保 険 税 の 納 入 状 況 の 悪 化 が 顕 著 になってきており この 納 入 状 況 の 悪 化 に 伴 い 制 度 そのものが 成 り 立 たなくなる 危 険 にもつながります また 平 成 20 年 度 から 高 齢 者 医 療 確 保 法 に 基 づき 特 定 健 診 保 健 指 導 が 施 行 されます 特 定 健 診 保 健 指 導 実 施 率 内 臓 脂 肪 症 候 群 の 減 少 率 の 多 寡 により 医 療 保 険 者 が 負 担 する 後 期 高 齢 者 支 援 金 が 加 減 されることから 実 施 成 果 が 求 められています < 国 民 年 金 > 国 民 年 金 制 度 は 老 後 の 生 活 を 支 えるものとして 大 きな 役 割 を 果 たしてきましたが 少 子 高 齢 化 の 進 行 と 長 引 く 景 気 の 低 迷 や 年 金 制 度 に 対 する 信 頼 感 の 低 下 などにより 国 民 年 金 を 取 り 巻 く 状 況 も 厳 しさを 増 し 未 加 入 者 保 険 料 未 納 者 は 増 加 傾 向 にあります そこで 国 民 年 金 の 加 入 促 進 を 行 い また 国 民 年 金 受 給 者 の 加 入 期 間 等 の 確 認 を 積 極 的 に 行 うとともに 無 関 心 者 が 増 加 している 若 年 層 への 国 民 年 金 制 度 の 周 知 や 生 活 保 護 制 度 による 生 活 困 窮 者 の 自 立 支 援 など セーフティネットとしての 社 会 保 障 制 度 の 充 実 と 適 正 な 運 営 が 必 要 です < 介 護 保 険 > 介 護 保 険 制 度 は 介 護 を 社 会 化 することで 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 老 後 を 過 ごせるように つくられた 社 会 保 障 制 度 で 制 度 の 定 着 とともに 利 用 者 も 増 加 しております しかしながら 急 速 に 進 展 する 高 齢 化 により 介 護 給 付 費 の 増 加 が 問 題 となっています 平 成 17 年 の 介 護 保 険 法 の 一 部 改 正 により 介 護 予 防 重 視 型 の 仕 組 みが 導 入 され 要 介 護 状 態 にならないよう 早 期 から 健 康 の 維 持 増 進 への 意 識 啓 発 に 努 め 自 ら 介 護 予 防 に 積 極 的 に 取 り 組 める 意 識 改 革 と 仕 組 みづくりの 早 期 実 現 が 求 められています こうした 早 期 の 取 り 組 みにより 介 護 給 付 費 の 増 大 を 抑 制 するとともに 介 護 サービスの 適 正 化 に 努 め 安 定 した 財 政 運 営 を 図 る 必 要 があります < 生 活 保 護 制 度 > 生 活 保 護 制 度 は 最 低 限 度 の 生 活 の 保 障 と 自 立 を 助 長 することを 目 的 として 運 営 され 福 祉 施 策 の 中 で 最 も 根 幹 的 な 役 割 を 果 たしています 本 市 における 平 成 18 年 度 の 生 活 保 護 の 状 況 は 215 世 帯 282 人 の 人 たちが 保 護 を 受 け 保 護 率 は 人 口 1,000 人 当 たり4.5 人 と 群 馬 県 平 均 の4.3 人 をやや 上 回 っています 53

60 安 中 市 総 合 計 画 基 本 計 画 第 2 章 第 2 節 近 年 生 活 保 護 世 帯 ( 者 ) 数 は 全 体 に 増 加 傾 向 にあり 扶 助 費 の 支 出 額 も 医 療 扶 助 費 や 介 護 扶 助 費 を 中 心 に 増 加 しているため 対 策 が 求 められます 施 策 の 体 系 施 策 体 系 のチャートは 施 策 が 確 定 後 事 務 局 が 作 成 します 54