平成22年度

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1 平 成 23 年 度 サイエンス パートナーシップ プロジェクト(SPP) 実 施 報 告 書 栄 東 中 学 高 等 学 校 理 科 研 究 部

2 最 新 技 術 歴 史 地 震 マスコミから 学 ぶ 総 合 地 震 学 ~ 地 震 とどのように 向 かい 合 えば 良 いか~ 増 田 滉 己 川 瀬 響 ( 講 座 番 号 AG110436) はじめに 日 本 は 4 つのプレートの 境 界 に 位 置 しており そのため 地 震 が 多 発 する 近 い 将 来 発 生 が 予 測 されている 東 海 地 震 はもちろん その 他 の 地 域 でも 大 きな 地 震 を 経 験 する 可 能 性 が 常 にあり 仕 事 やレジャー 先 などの 不 案 内 もしくは 頼 れる 人 が 近 くにいない 地 域 で 被 災 することも 十 分 に 考 えられる このことから 個 々 人 で 地 震 について 考 えておく 必 要 があると 言 える そして 公 的 機 関 である 気 象 庁 が 2007 年 より 広 く 一 般 向 けに 緊 急 地 震 速 報 を 発 信 し 始 めたことや 日 本 に 限 らず 大 きな 地 震 が 起 きたときに 多 くのワイドショーで 地 震 に 関 する 特 集 が 組 まれることか ら 日 本 において 地 震 はとても 身 近 な 災 害 である ことは 広 く 認 知 されていると 思 われる で は 地 震 が 身 近 であることとその 危 険 性 を 理 解 した 上 で 対 策 を 考 えるときに 何 を 参 考 にし どのような 指 針 を 立 てればよいか 第 1 編 : 歴 史 地 震 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 津 波 の 調 査 と 第 2 編 : 地 震 に 関 する 最 新 技 術 マスコミ( 伝 え 手 )の 立 場 から 見 た 地 震 の 二 編 構 成 で 論 ずる 第 1 編 歴 史 地 震 編 1. 歴 史 地 震 の 痕 跡 を 探 す 1-1. 講 座 の 概 要 歴 史 地 震 の 痕 跡 を 探 すことを 目 的 として 二 つの 野 外 巡 検 を 行 った 一 つ 目 (2011 年 8 月 17 日 実 施 )は 株 式 会 社 小 堀 鐸 二 研 究 所 の 武 村 雅 之 氏 に 御 指 導 頂 き 1923 年 に 発 生 した 関 東 大 震 災 に 関 係 する 慰 霊 碑 や 記 念 碑 を 探 すため 東 京 都 墨 田 区 ( 横 網 町 公 園 とその 周 辺 )を 歩 い て 調 べた 二 つ 目 ( 同 8 月 19 日 午 後 実 施 )は 独 立 行 政 法 人 産 業 技 術 総 合 研 究 所 活 断 層 地 震 研 究 センターの 宍 倉 正 展 氏 に 御 指 導 頂 き 地 震 による 地 盤 の 隆 起 の 痕 跡 を 探 すため 三 浦 半 島 を 歩 いて 調 べた - 1 -

3 1-2. 関 東 大 震 災 を 受 けて 関 東 大 震 災 は 約 10 万 5 千 人 の 死 者 を 出 しており 明 治 以 降 に 日 本 で 発 生 した 他 の 自 然 災 害 と 比 べても 圧 倒 的 に 大 きな 被 害 を 出 している( 表 1) このような 関 東 大 震 災 の 痕 跡 は 具 体 的 な 形 としてどのように 残 っているのか 当 時 の 被 服 廠 跡 があった 横 網 町 公 園 とその 周 辺 を 調 べ た 次 ページに 示 す 図 は 横 網 町 公 園 付 近 で 発 見 した 関 東 大 震 災 に 関 する 碑 や 像 である それ ぞれの 建 てられた 経 緯 や そこから 読 み 取 れる 教 訓 について 記 す 表 1 明 治 以 降 に 日 本 で 発 生 した 主 な 自 然 災 害 災 害 名 発 生 日 死 者 行 方 不 明 者 ( 人 ) 関 東 大 震 災 明 治 三 陸 津 波 東 日 本 大 震 災 濃 尾 地 震 阪 神 淡 路 大 震 災 伊 勢 湾 台 風 1923/9/1 1896/6/ /3/ /10/ /1/ /9/26-27 約 理 科 年 表 平 成 24 年 より 調 査 地 点 付 近 の 図 ( 図 中 の 番 号 は 次 ページの 碑 等 の 番 号 と 対 応 ) ( 国 土 地 理 院 東 京 首 部 1/25000 地 形 図 を 縮 小 ) - 2 -

4 1 回 向 院 大 震 災 横 死 者 之 墓 2 本 所 松 坂 町 跡 の 碑 ( 京 葉 道 路 南 側 歩 道 ) 3 本 所 警 察 署 大 震 火 災 相 生 警 察 署 員 殉 職 之 碑 4 横 網 町 公 園 震 災 遭 難 児 弔 魂 像 本 所 原 庭 警 察 署 殉 職 警 察 官 碑 5 横 網 町 公 園 幽 瞑 鐘 6 横 網 町 公 園 関 東 大 震 災 朝 鮮 人 犠 牲 者 追 悼 碑 - 3 -

5 7 横 網 町 公 園 石 原 町 遭 難 者 碑 8 横 網 町 公 園 青 嵐 句 碑 石 碑 等 が 建 てられた 経 緯 や 秘 められた 教 訓 1 地 元 の 相 生 理 髪 業 組 合 が 震 災 で 横 死 した 九 十 余 名 の 魂 を 弔 うために 建 てた 墓 である 2 震 災 後 の 区 画 整 理 によって 失 われた 本 所 松 坂 町 の 名 を 残 すために 建 てられた 当 時 の 町 名 を 残 しておくことで 震 災 のことを 忘 れない という 意 思 が 読 み 取 れる 3 多 くの 避 難 者 を 助 けようとして 殉 職 した 警 察 官 を 悼 んで 建 てられた 4 震 災 で 亡 くなった 小 学 校 の 児 童 約 5000 人 の 死 を 悼 み 長 く 追 憶 し その 冥 福 を 祈 るために 当 時 の 学 校 長 らが 中 心 になって 建 てた 5 震 災 で 亡 くなった 人 の 追 悼 のため 中 国 仏 教 徒 が 寄 贈 した 6 震 災 時 に 広 まった 流 言 飛 語 によって 殺 された 朝 鮮 人 への 追 悼 碑 である 非 常 事 態 時 であるか らこそ 正 しい 情 報 を 共 有 することの 大 切 さが 読 み 取 れる 7 石 原 町 市 民 約 8000 人 中 7000 人 の 犠 牲 者 が 出 たことを 追 悼 し 同 じような 惨 事 をおこさない ために 建 てられた 8 震 災 当 時 東 京 市 長 であった 永 田 秀 次 郎 氏 の 追 慕 で 建 てられた - 4 -

6 1-3. 三 浦 半 島 の 地 層 に 残 る 地 震 による 隆 起 の 痕 跡 相 模 トラフ 沿 いを 震 源 とする 海 溝 型 地 震 (1703 年 元 禄 地 震 や 1923 年 関 東 地 震 )は 約 200 年 の 間 隔 で 発 生 している 神 奈 川 県 の 三 浦 半 島 では このタイプの 大 地 震 が 発 生 するたびに 地 盤 が 隆 起 しており 1923 年 の 関 東 地 震 の 際 には 1.0~1.5m ほど 隆 起 した 宍 倉 正 展 氏 に 御 指 導 頂 き その 痕 跡 を 探 すため 荒 崎 海 岸 および 岩 堂 山 宮 川 公 園 を 訪 れた 化 石 による 痕 跡 岩 礁 に 生 息 するゴカイの 仲 間 でヤッコカンザシという 生 物 がいる 海 水 面 付 近 に 棲 んで いるが 関 東 地 震 による 地 盤 の 隆 起 によって 干 上 がり 化 石 となった ヤッコカンザシの 化 石 が 海 水 面 からどのくらい 上 に 見 られるのかに 注 目 して 隆 起 量 を 推 測 することが 出 来 る これを 観 察 するため 荒 崎 海 岸 の 岩 礁 を 調 べた( 写 真 は 8 月 19 日 14 時 頃 に 撮 影 ) 海 岸 付 近 の 岩 ( 荒 崎 海 岸 ) ヤッコカンザシを 含 む 層 の 拡 大 図 段 丘 による 痕 跡 三 浦 半 島 では 平 らな 土 地 が 何 段 も 積 み 重 なったような 地 形 がみられる この 一 段 一 段 は 地 震 の 度 に 海 底 が 隆 起 して 出 来 上 がったものである 岩 堂 山 から 宮 川 公 園 まで 段 丘 を 観 察 しながら 歩 いた 岩 堂 山 から 望 む 段 丘 - 5 -

7 1-3 の 調 査 地 点 ( 国 土 地 理 院 秋 谷 浦 賀 三 浦 三 崎 1/25000 地 形 図 を 縮 小 ) - 6 -

8 2. 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 津 波 の 調 査 2011 年 ( 平 成 23 年 )3 月 11 日 14 時 46 分 三 陸 沖 を 震 源 とする Mw9.0 の 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 ( 以 下 今 回 の 地 震 と 記 述 )が 発 生 した 地 震 の 揺 れとそれに 伴 う 津 波 ( 以 下 今 回 の 津 波 と 記 述 )は 北 海 道 から 神 奈 川 県 まで 1 都 1 道 10 県 で 人 以 上 の 方 が 亡 くなるという 戦 後 の 自 然 災 害 の 中 で 最 悪 の 被 害 となる 東 日 本 大 震 災 をもたらした そして 今 回 の 地 震 から 9 か 月 経 った 12 月 現 在 行 方 不 明 の 方 は 3500 人 を 超 え また 多 くの 方 が 仮 設 住 宅 での 生 活 を 余 儀 なくされている 理 科 研 究 部 では SPP の 講 座 の 一 環 として 2011 年 ( 平 成 23 年 )11 月 19 日 20 日 に 今 回 の 津 波 による 被 害 が 特 に 大 きかった 地 域 の 一 つである 岩 手 県 と 宮 城 県 への 巡 検 を 実 施 した そこで 実 際 に 今 回 の 津 波 の 被 害 状 況 を 視 察 し 今 後 の 地 震 津 波 に 対 する 防 災 減 災 について 考 えた また 三 陸 地 方 に 古 くから 建 てられている 石 碑 等 の 見 学 をし 歴 史 地 震 を 学 ぶことの 重 要 性 を 考 えた この 章 では Ⅰ 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 による 津 波 の 被 害 Ⅱ 東 北 地 方 に 見 られる 歴 史 地 震 を 伝 える 石 碑 の 2 部 に 分 けて 今 回 の 巡 検 の 結 果 を 報 告 する 2-1. 行 程 18 日 ( 金 ) 22:00 東 京 浜 松 町 発 ( 京 浜 急 行 バス ビーム 1 号 ) 車 中 泊 19 日 ( 土 ) 7:00 宮 古 駅 着 2 日 間 貸 切 バス( 大 洋 交 通 )を 利 用 し 今 回 の 地 震 による 被 害 状 況 復 興 状 況 の 視 察 や 津 波 に 関 する 石 碑 等 の 見 学 を 行 った 7:45 宮 古 市 田 老 地 区 10:15 大 槌 町 10:40 釜 石 市 片 岸 町 の 石 碑 11:00 釜 石 市 釜 石 東 中 学 校 12:10 釜 石 市 唐 丹 町 の 石 碑 12:25 釜 石 市 唐 丹 町 の 防 波 堤 13:45 大 船 渡 市 街 地 15:00 大 船 渡 湾 口 防 波 堤 跡 15:30 大 船 渡 市 の 石 碑 16:20 陸 前 高 田 市 17:00 気 仙 沼 市 JR 鹿 折 唐 桑 駅 17:20 気 仙 沼 市 魚 市 場 石 巻 市 旅 館 小 松 荘 にて 泊 - 7 -

9 20 日 ( 日 ) 7:30 石 巻 市 魚 町 9:45 松 島 町 マリンピア 松 島 水 族 館 12:15 仙 台 市 浪 分 神 社 13:15 名 取 市 閖 上 地 区 13:50 仙 台 空 港 15:15 山 元 町 17:22 岩 沼 駅 発 東 北 本 線 18:46 福 島 駅 発 東 北 新 幹 線 20:18 大 宮 駅 着 解 散 田 老 地 区 ( 宮 古 市 ) 大 槌 町 釜 石 市 大 船 渡 市 陸 前 高 田 市 仙 台 市 石 巻 市 松 島 町 名 取 市 山 元 町 気 仙 沼 市 牡 鹿 半 島 M w 9.0 ( :46) 0 80km 図 1 調 査 地 域 ( 国 土 地 理 院 より 引 用 ( 一 部 加 筆 ) 印 は 本 震 の 震 央 ) - 8 -

10 Ⅰ 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 による 津 波 の 被 害 死 者 行 方 不 明 者 合 計 建 物 被 害 津 波 の 高 さ 最 大 波 到 達 時 刻 宮 古 市 大 槌 町 釜 石 市 大 船 渡 市 陸 前 高 田 市 気 仙 沼 市 石 巻 市 松 島 町 仙 台 市 名 取 市 山 元 町 遡 上 高 11.7~19.1m < 宮 古 市 田 老 > ( 東 大 地 震 研 究 所 以 下 同 様 ) 11.5~13.4m < 大 槌 町 赤 浜 > 12.7~20.3m < 釜 石 市 唐 丹 本 郷 > 痕 跡 高 9.7m < 大 船 渡 市 野 々 田 > ( 気 象 庁 ) 浸 水 深 12m < 陸 前 高 田 市 民 体 育 館 > ( 建 築 研 究 所 他 以 下 同 様 ) 浸 水 深 6m < 気 仙 沼 市 松 崎 > 浸 水 深 6m < 石 巻 市 立 病 院 看 護 宿 舎 > 3.8m ( 松 島 町 ) 痕 跡 高 7.2m < 仙 台 市 宮 城 野 区 港 > ( 仙 台 管 区 気 象 台 ) 浸 水 深 5~6m < 名 取 市 閖 上 > ( 建 築 研 究 所 他 以 下 同 様 ) 浸 水 深 4m < 山 元 町 高 瀬 > 15:26 ( 気 象 庁 ) 15:21 ( 海 上 保 安 庁 ) 15:18 ( 気 象 庁 ) 15:26 ( 気 象 庁 ) 表 2 今 回 の 巡 検 で 訪 れた 各 市 町 の 津 波 被 害 状 況 ( 死 者 行 方 不 明 者 建 物 被 害 状 況 は 2011 年 12 月 28 日 現 在 岩 手 県 宮 城 県 の 発 表 ) ( 建 物 被 害 : 建 物 の 全 壊 と 半 壊 を 合 わせた 数 ) - 9 -

11 2-2. 被 害 状 況 ~リアス 式 海 岸 宮 古 市 田 老 地 区 宮 古 市 田 老 地 区 は かつては 田 老 町 村 と して 独 立 していたが 2005 年 に 合 併 し 宮 古 市 の 一 部 となった 明 治 三 陸 地 震 (1896 年 ) や 昭 和 三 陸 地 震 (1933 年 )で 町 全 体 が 津 波 に より 壊 滅 的 な 被 害 を 受 けており 昭 和 三 陸 地 図 2 田 老 町 の 防 潮 堤 ( 赤 黄 茶 色 の 線 ) 震 後 に 当 時 の 関 口 松 太 郎 村 長 によって 防 潮 堤 構 想 が 立 ち 上 がった 第 2 次 世 界 大 戦 など を 経 て 構 想 から 40 年 以 上 たった 1978 年 に は 3 つの 防 潮 堤 ( 陸 側 が 第 1 防 潮 堤 海 側 北 が 第 2 防 潮 堤 海 側 南 が 第 3 防 潮 堤 )が 完 成 した これらは X 字 型 に 配 列 され 海 面 から の 高 さ 10m 総 延 長 2433m という 巨 大 なもの で 万 里 の 長 城 とも 呼 ばれた( 図 2) チ 図 3 第 2 防 潮 堤 跡 リ 地 震 津 波 (1960 年 )の 際 は 大 船 渡 市 で の 死 者 53 人 の 被 害 をはじめ 三 陸 沿 岸 の 他 の 市 町 村 で 被 害 が 出 ている 中 田 老 町 ではす でに 完 成 していた 防 潮 堤 が 功 を 奏 して 2.7m の 津 波 が 来 襲 したものの 被 害 はゼロに 食 い 止 められた しかし 今 回 の 津 波 はこの 防 潮 堤 を 超 えて 田 老 地 区 を 襲 い 町 の 中 心 部 に 侵 入 した 3 本 あった 防 潮 堤 のうち 海 側 北 の 第 2 防 潮 堤 図 4 第 1 防 潮 堤 内 部 が 破 壊 された( 図 3) 田 老 地 区 における 死 者 行 方 不 明 者 は 200 人 近 くに 上 る 今 回 の 地 震 から 8 か 月 を 経 て 我 々は 防 潮 堤 内 部 に 広 がっていたのであろう 瓦 礫 の 山 がほとんど 撤 去 され 沿 岸 部 に 集 められ ていたのを 確 認 した しかし 市 街 地 は 今 も 更 地 のままで 人 気 はあまりない( 図 4) 第 1 防 潮 堤 から 200m ほど 内 陸 に 向 かって 歩 くと 高 さ 10m ほどの 防 潮 堤 と 同 じくらい 図 5 内 陸 200mのところにある 崖

12 の 高 さの 崖 にぶつかる( 図 5) ここにはある 高 さまで 傷 がついており 傷 のある 高 さまで 津 波 の 漂 流 物 がやってきたと 推 測 できる また 崖 の 上 の 住 宅 は 震 災 前 から 建 っている ようで 今 回 の 津 波 は 少 なくとも 破 壊 力 を 持 って 崖 を 超 えることはなかったようだ また 地 形 図 からも 田 老 地 区 ではおおむね 海 岸 から 200~500m ほどで 近 くの 高 台 に 避 難 できることが 分 かる 大 槌 町 大 槌 町 は 大 槌 湾 と 船 越 湾 に 面 しており 町 の 中 心 部 は 大 槌 湾 沿 いに 広 がっている 町 では 今 回 の 津 波 によって 火 災 も 発 生 し 死 者 行 方 不 明 者 合 わせて 1307 人 という 被 害 が 出 ている 我 々は 町 の 中 心 部 近 くにある 城 山 公 園 から 町 を 一 望 した( 図 6) 木 造 の 建 物 はほと んど 残 っていない 写 真 左 端 に 見 えるコンク リートの 2 階 建 ての 建 物 が 大 槌 町 役 場 ( 休 止 中 )である ここで 加 藤 宏 暉 町 長 をはじめ 多 くの 町 職 員 の 方 が 津 波 によって 亡 くなった また 大 槌 川 に 沿 って 建 てられている 堤 防 が 一 部 損 壊 しているのが 確 認 できた( 図 7) 損 壊 した 堤 防 の 付 近 には 橋 脚 が 残 されており これは JR 山 田 線 の 橋 であったようだ JR 山 田 線 は 盛 岡 駅 から 釜 石 駅 を 結 ぶ 路 線 で 今 回 の 地 震 津 波 の 影 響 で 2011 年 12 月 現 在 も 宮 古 ~ 釜 石 駅 間 で 不 通 になっている 図 6 城 山 公 園 から 南 東 方 向 図 7 損 壊 した 堤 防 ( 黒 い 部 分 ) 釜 石 市 釜 石 市 は 大 槌 湾 両 石 湾 釜 石 湾 唐 丹 湾 に 面 する 都 市 で 今 回 の 地 震 津 波 によっ て 市 内 各 地 で 大 きな 被 害 を 受 けた 死 者 行 方 不 明 者 の 数 は 1056 人 に 上 っている 図 8 釜 石 東 中 学 校 の 被 害 跡

13 我 々ははじめに 今 回 の 津 波 で 被 害 を 受 けた 釜 石 東 中 学 校 を 訪 れた( 図 8) 校 舎 の 3 階 部 分 までの 窓 ガラスが 割 れており 校 舎 の 大 部 分 が 水 没 したことが 分 かる 地 震 発 生 当 時 学 校 には 課 外 活 動 や 部 活 動 をす る 生 徒 がいたが 地 震 発 生 直 後 に 日 頃 の 避 難 訓 練 を 生 かして 内 陸 へ 避 難 し 当 日 学 校 にいた 生 徒 は 全 員 が 助 かった 釜 石 市 内 の 図 9 唐 丹 町 の 防 波 堤 小 中 学 校 では 日 常 的 に 防 災 教 育 が 行 われ ており 市 内 の 他 の 学 校 でも 多 くの 児 童 生 徒 が 無 事 に 避 難 をすることができた 続 いて 我 々は 唐 丹 湾 に 面 する 唐 丹 町 小 白 浜 の 防 波 堤 を 訪 れた( 図 9) この 防 波 堤 は 高 さが 12mあるが 今 回 の 津 波 によって 大 きく 損 壊 しており 津 波 のエネルギーの 大 きさ を 改 めて 実 感 した 大 船 渡 市 大 船 渡 市 は 大 船 渡 湾 綾 里 湾 に 面 する 都 市 で 死 者 行 方 不 明 者 の 数 は 427 人 に 上 って いる 我 々は 大 船 渡 湾 周 辺 に 広 がる 市 街 地 の 被 害 状 況 を 視 察 した 最 初 に 大 船 渡 市 役 所 を 訪 れ NHK 盛 岡 放 送 局 元 職 員 の 山 川 健 氏 大 船 渡 市 総 務 部 ( 防 災 管 理 室 )の 村 上 智 哉 氏 と 合 流 した 話 を 伺 うと 今 回 の 津 波 は 内 陸 3 kmほどの 地 点 までやって きて 瓦 礫 を 運 んできたそうだ 次 に 海 岸 から 200m ほど 離 れたところに ある 大 船 渡 商 工 会 議 所 周 辺 を 訪 れ 地 盤 沈 下 の 様 子 を 見 た( 図 10) 大 船 渡 市 では 今 回 の 地 震 による 地 殻 変 動 で 70 cmほどの 地 盤 沈 下 が 観 測 されている( 国 土 地 理 院 ) これに 伴 い 道 路 等 は 砂 利 を 積 み 上 げて 応 急 処 置 としてい るそうだ その 後 は 市 立 大 船 渡 中 学 校 に 向 かった 途 中 には 流 失 したか あるいは 撤 去 された JR 大 船 渡 線 の 線 路 も 見 ることができた( 図 11) 図 10 かさ 上 げされた 道 路 図 11 大 船 渡 線 の 線 路 跡

14 JR 大 船 渡 線 は で 紹 介 する 鹿 折 唐 桑 駅 を 通 り 一 関 市 一 ノ 関 駅 と 大 船 渡 市 盛 駅 を 結 ぶ 路 線 で 2011 年 12 月 現 在 路 線 の 半 分 近 くにあたる 気 仙 沼 ~ 盛 駅 間 で 不 通 になって いる 大 船 渡 中 学 校 からは 沿 岸 の 市 街 地 を 見 るこ とができた( 図 12) 写 真 では 右 端 に 大 船 渡 湾 中 央 に 今 回 の 津 波 で 被 害 を 受 けた 平 地 左 側 に 被 害 を 免 れた 高 台 が 見 える このよう に 大 船 渡 市 では 海 岸 や 平 地 から 高 台 までの 距 離 が 近 く 多 くの 市 民 が 速 やかに 高 台 に 避 難 することができた これは 次 に 紹 介 する 陸 前 高 田 市 とは 対 照 的 な 結 果 である 続 いて 大 船 渡 湾 にある 湾 口 防 波 堤 跡 を 訪 れた( 図 13) 1960 年 のチリ 地 震 をきっかけに 作 られ 1967 年 に 完 成 した 全 長 400m 海 底 か らの 高 さが 約 40mというこの 防 波 堤 は 今 回 の 津 波 によって 破 壊 された 村 上 氏 によると この 防 波 堤 によって 湾 奥 に 設 置 されている 高 さ 1.8mの 防 波 堤 と 合 わせて 6m 程 度 の 津 波 に 耐 えられるようになっていたそうだ 図 14 は 本 校 理 科 研 究 部 が 2009 年 8 月 に 撮 影 した 被 災 する 前 の 湾 口 防 波 堤 である( 石 間 他 2010) 陸 前 高 田 市 図 12 大 船 渡 中 学 校 から 北 東 方 向 図 13 大 船 渡 湾 口 防 波 堤 跡 図 13 大 船 渡 湾 口 防 波 堤 跡 図 14 在 りし 日 の 大 船 渡 湾 口 防 波 堤 岩 手 県 の 南 東 端 に 位 置 する 陸 前 高 田 市 は 今 回 の 地 震 津 波 における 人 的 被 害 が 1852 人 と 岩 手 県 沿 岸 各 市 町 村 のなかで 最 も 大 きかった 市 である 広 田 湾 に 面 している 同 市 は 今 まで 見 てきた 都 市 とは 湾 と 平 野 の 広 がり 方 に 違 いがあることが 地 形 図 から 分 か る 岩 手 県 の 三 陸 沿 岸 の 都 市 の 多 くは 細 く 奥 まで 入 り 組 んだ 典 型 的 なリアス 式 海 岸 で 平 地 も 内 陸 に 向 かって 細 く 伸 びており 高 台 も 近 くにある しかし 陸 前 高 田 市 の 場 合 広 田 湾 の 形 が 円 形 に 近 く 平 野 もそれにそって 幅 広 く 広 がっており 海 岸 平 野 に 近 い 特 徴 も 持 っている このことは 海 岸 から 高 台 までの 距 離 が 遠 く 津 波 からの 避 難 に 時 間 がかかることを 意 味 しており 同 市 における 被 害 が 拡 大 した 一 因 になったと 考 えられる

15 我 々は 陸 前 高 田 市 の 市 役 所 ( 休 止 中 )から 周 辺 を 視 察 した 先 にも 述 べたとおり 今 ま で 見 てきた 都 市 と 比 べて 平 野 がかなり 広 く 広 がっており 海 岸 から 1 km 以 上 離 れ 海 の 見 えない 市 役 所 からも 見 渡 す 限 り 更 地 が 広 が っていた( 図 15) このように 海 から 離 れ さ らに 津 波 来 襲 前 の 建 物 が 立 ち 並 んだ 状 態 では 津 波 が 来 ることは 直 前 まで 認 知 できないと 考 えられる 3 月 11 日 の 震 災 当 日 は 津 波 の 来 襲 を 告 げる 防 災 無 線 が 流 れていたそうだが この 無 線 がなければ 津 波 による 被 害 がさらに 拡 大 したと 考 えられる 図 15 陸 前 高 田 市 役 所 から 北 西 方 向 気 仙 沼 市 気 仙 沼 市 は 宮 城 県 の 北 東 端 に 位 置 する 都 市 で 中 心 部 はリアス 式 海 岸 である 気 仙 沼 湾 に 面 している 今 回 の 地 震 津 波 によって 1373 人 の 死 者 行 方 不 明 者 が 出 た 我 々は JR 大 船 渡 線 の 鹿 折 唐 桑 駅 を 訪 れた 海 岸 から 200m 以 上 離 れた 鹿 折 唐 桑 駅 前 では 津 波 によって 打 ち 上 げられた 船 が 県 道 沿 いに 放 置 されていた( 図 16) 駅 周 辺 はいまだに 津 波 によって 建 物 が 流 失 した 跡 の 更 地 が 目 立 っていた 図 16 鹿 折 唐 桑 駅 前 の 船 2-3. 被 害 状 況 ~ 海 岸 平 野 石 巻 市 石 巻 市 は 宮 城 県 内 第 2 の 人 口 を 擁 する 都 市 で 東 部 にはリアス 式 海 岸 南 部 には 仙 台 平 野 が 広 がっている 死 者 行 方 不 明 者 は 全 市 町 村 中 最 大 の 3832 人 に 上 っている 我 々は 仙 台 平 野 に 位 置 し 漁 港 工 場 や 倉 庫 が 広 がる 魚 町 地 区 の 被 害 状 況 を 視 察 し 図 17 ビルに 残 った 津 波 の 痕 跡

16 た ビルや 倉 庫 の 2 階 ほどの 高 さのところ には 津 波 によるものと 思 われる 痕 跡 があ るのが 確 認 できた( 図 17) また 海 岸 沿 い の 道 路 の 一 部 は 地 盤 沈 下 によって 水 没 して いた( 図 18) 石 巻 市 では 最 大 78 cmの 地 盤 沈 下 が 観 測 されている( 国 土 地 理 院 ) 図 18 地 盤 沈 下 した 道 路 松 島 町 松 島 町 は 松 島 湾 に 面 する 町 で 湾 内 には 松 島 の 島 々が 点 在 している 町 内 では 死 者 2 名 と 周 辺 市 町 村 に 比 べると 被 害 が 小 さく 抑 えられた これは 松 島 の 島 々が 津 波 を 跳 ね 返 して 陸 地 に 届 く 波 の 高 さを 低 減 させたからだと 考 えられる それでも 多 くの 施 設 が 津 波 によって 大 きな 影 響 を 受 けた 我 々はそのような 施 設 の 一 つ マリンピア 松 島 水 族 館 を 訪 れ 館 長 の 西 條 正 義 氏 に 話 を 伺 った 水 族 館 は 松 島 湾 に 面 して 立 地 しており 高 さ 1.83m の 津 波 に 襲 われた その 結 果 ポンプが 水 没 するなどして 212 匹 の 生 物 が 死 亡 し また 館 内 がヘドロで 覆 われるな ど 大 きな 被 害 が 出 た しかし 事 前 に 宮 城 県 沖 地 震 に 対 する 地 震 津 波 対 策 が 施 されて いたことや 生 物 を 殺 さぬために 震 災 当 日 から 復 旧 作 業 を 始 めたこともあって 水 族 館 は 3 月 11 日 の 震 災 から 約 1 か 月 後 の 4 月 23 日 には 営 業 を 再 開 した 仙 台 市 仙 台 市 は 宮 城 県 の 県 庁 所 在 地 で 人 口 105 万 人 の 東 北 最 大 の 都 市 でもある 仙 台 平 野 に 位 置 する 同 市 では 死 者 行 方 不 明 者 は 730 人 に 上 っている 我 々は 海 岸 から 5 km 内 陸 の 浪 分 神 社 (2-5. で 後 述 )から 海 岸 に 向 けてバスで 移 動 した バス 車 内 からは 海 岸 から 3 km 内 陸 の 仙 台 東 部 道 路 を 境 に 海 岸 に 向 かうにつれ 水 田 が 荒 れていく 様 子 を 確 認 できた 高 さ 6mほどあ る 仙 台 東 部 道 路 によって 今 回 の 津 波 は 大 幅 に 勢 いが 弱 められた また 高 台 になっている 道 路 によじ 登 って 命 が 助 かった 方 も 多 くいた その 後 海 岸 沿 いに 仙 台 市 若 林 区 荒 浜 から 図 19 荒 浜 地 区 の 被 害 状 況

17 名 取 市 に 向 けてバス 車 内 から 被 害 状 況 を 視 察 した( 図 19) 荒 浜 地 区 は 海 岸 沿 いにある 集 落 で 数 件 の 家 や 鉄 筋 コンクリート 造 りの 建 物 を 除 いて 何 も 残 っていなかった 周 辺 は 平 野 が 広 がっており 近 くに 高 台 は 見 えない 海 面 から 高 さ 6.2m の 防 潮 堤 を 頼 みにして 避 難 しなかった 住 民 も 多 くいたそうだが 高 台 までの 距 離 がより 遠 い 平 野 部 では 津 波 の 来 襲 に 気 づいてから 避 難 を 始 めたのでは 確 実 に 間 に 合 わない 今 回 の 津 波 は 防 潮 堤 を 超 え 内 陸 に 3 km 以 上 侵 入 した 荒 浜 地 区 だけで 200 人 近 くの 方 が 亡 くなっている 名 取 市 名 取 市 は 仙 台 平 野 に 位 置 する 都 市 で 今 回 の 地 震 津 波 による 死 者 行 方 不 明 者 は 967 人 に 上 っている 我 々は 名 取 川 沿 いに 位 置 する 閖 上 地 区 と そのさらに 南 に 位 置 する 仙 台 空 港 を 視 察 した 閖 上 地 区 の 視 察 は 高 台 になっている 日 和 山 から 行 った 仙 台 市 の 海 岸 部 と 同 様 に 平 野 が 広 がっているため 見 渡 す 限 り 住 宅 跡 と 思 われる 更 地 が 広 がっていた( 図 20) 仙 台 空 港 では 時 事 通 信 社 の 中 川 和 之 氏 の パソコンで 3 月 11 日 の 震 災 当 日 の 被 害 状 況 を 映 像 で 確 認 し 現 在 の 状 況 と 見 比 べた 仙 台 空 港 には 震 災 当 日 高 さ 3.02m の 津 波 が 押 し 寄 せた( 図 21) 映 像 では 黒 い 津 波 が 瓦 礫 自 動 車 飛 行 機 を 押 し 流 す 様 子 を 確 認 できた 仙 台 空 港 は 4 月 13 日 に 運 用 を 再 開 し 我 々は 震 災 の 被 害 跡 を 直 接 確 認 することはなかった 図 20 名 取 市 閖 上 地 区 の 被 害 状 況 図 21 仙 台 空 港 の 津 波 到 達 高 さの 標 識

18 山 元 町 山 元 町 は 宮 城 県 南 東 端 に 位 置 する 太 平 洋 に 面 した 町 で 今 回 の 地 震 津 波 による 死 者 行 方 不 明 者 は 690 人 に 上 っ ている この 町 もまた 他 の 平 野 部 の 市 町 村 同 様 に 近 くに 高 台 を 確 認 することは できず 鉄 筋 コンクリート 造 りの 建 物 を 除 くと 残 っている 建 物 はほとんどなかっ た 我 々は 山 元 町 役 場 にて ADRA Japan のメンバーとして 山 元 町 の 震 災 復 興 ボラ ンティア 活 動 に 携 わっている 渡 辺 日 出 夫 氏 と 合 流 し 最 初 の 目 的 地 町 立 中 浜 小 学 校 を 訪 れた( 図 22) ここは 海 岸 から 500m ほどであり 学 校 から 海 を 見 ること もできる 3 月 11 日 の 震 災 当 日 この 学 校 の 児 童 は 校 舎 の 屋 上 に 避 難 し 全 員 が 助 かった 校 舎 内 は 床 はめくりあがり ガラスは 割 れるなどして 震 災 当 時 の 被 害 の 状 況 を 色 濃 く 残 していた 続 いて JR 常 磐 線 の 坂 元 駅 を 訪 れた ここも 海 岸 から 500m ほどのところにあ る 駅 舎 は 残 っているものの 線 路 は 大 部 分 が 流 失 していた( 図 23) またホーム 上 の 電 灯 は 津 波 によって 根 元 から 折 れていた 図 22 中 浜 小 学 校 体 育 館 の 被 害 跡 図 23 流 失 した 常 磐 線 の 線 路 2-4. 被 害 状 況 についての 議 論 リアス 式 海 岸 と 海 岸 平 野 の 被 害 状 況 の 違 いとして まず 津 波 の 高 さがあげられる 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 の 震 源 は 宮 城 県 沖 であったが 津 波 の 高 さはリアス 式 海 岸 の 広 がる 岩 手 県 の ほうがおおむね 高 い 傾 向 にあった 歴 史 地 震 たとえば 明 治 三 陸 地 震 (Mw8.4)に 伴 う 津 波 でも 仙 台 平 野 では 5m 以 下 の 津 波 の 高 さであったのに 対 して 大 船 渡 市 で 38.2m の 遡 上 高 を 記 録 す るなど 三 陸 のリアス 式 海 岸 では 津 波 の 被 害 が 大 きく 出 た( 羽 鳥,1995) また 明 治 三 陸 地 震 だ けでなく 昭 和 三 陸 地 震 チリ 地 震 津 波 など 三 陸 地 方 ではたびたび 津 波 の 被 害 を 受 けてき

19 た 次 に 被 災 面 積 については 今 回 の 津 波 では 平 地 の 面 積 が 狭 いリアス 式 海 岸 における 被 災 面 積 は 限 られたが 海 岸 平 野 では 数 km 内 陸 まで 津 波 が 侵 入 し より 広 い 範 囲 で 被 災 していた また 歴 史 地 震 の 中 で 被 災 面 積 が 広 かった 事 例 として 1854 年 安 政 東 海 地 震 (M8.4)があげられ る この 地 震 による 津 波 は 名 古 屋 港 で 2.1m の 高 さだったが そこから 5.5km 内 陸 の 尾 渡 橋 付 近 まで 侵 入 した( 羽 鳥,2005) 以 上 の 事 例 から リアス 式 海 岸 と 海 岸 平 野 を 比 較 すると 1 リアス 式 海 岸 は 津 波 の 高 さが 高 くなることでより 高 い 頻 度 で 被 災 しやすい 2 海 岸 平 野 では 一 度 防 波 堤 を 超 えるような 大 津 波 が 来 襲 した 場 合 エネルギーが 大 き いまま 数 km 内 陸 まで 押 し 寄 せるため 極 めて 広 範 囲 が 被 災 する ということがいえる また リアス 式 海 岸 の 地 形 に 比 べ 海 岸 平 野 の 場 合 は 海 岸 近 くに 高 台 がない 場 合 が 多 く 避 難 に 要 する 距 離 が 長 くなる 陸 前 高 田 市 や 石 巻 市 仙 台 市 名 取 市 山 元 町 といった 平 野 部 の 広 い 地 域 において 今 回 の 地 震 津 波 による 死 者 行 方 不 明 者 が 拡 大 した 一 因 はここにあると 考 えられる 平 野 部 の 広 がる 地 域 では 今 回 の 津 波 で 比 較 的 倒 壊 し た 数 が 少 なかった 鉄 筋 コンクリート 造 りの 建 物 や 仙 台 東 部 道 路 にみられる 高 台 を 適 宜 設 置 し 住 民 の 避 難 場 所 として 指 定 することが 解 決 策 として 考 えられる また 行 政 に 関 して 今 回 の 津 波 来 襲 時 における 各 自 治 体 の 防 災 無 線 の 内 容 の 違 いに 興 味 深 いものがあったので 記 述 する 3 月 11 日 地 震 発 生 から 3 分 後 に 気 象 庁 は 大 津 波 警 報 を 発 令 し その 1 分 後 に 岩 手 県 沿 岸 の 津 波 の 高 さを 3m と 予 想 した これを 受 け 釜 石 市 では 高 さ 3m の 津 波 が 来 る 旨 を 市 内 のスピーカーで 放 送 した 気 象 庁 はその 後 予 想 される 津 波 の 高 さ を 6m 10m と 上 げていったのだが 停 電 の 影 響 で 釜 石 市 はその 情 報 を 得 られなかった 一 方 大 船 渡 市 では 津 波 の 高 さをあえて 伝 えずに はじめから 警 報 の 発 令 だけを 伝 えた 結 果 的 に 釜 石 市 では 死 者 行 方 不 明 者 が 1060 人 一 方 の 大 船 渡 市 では 430 人 とかなり 差 が 出 ているこ とが 分 かる これは 津 波 の 高 さを 放 送 するかしないかで 両 市 民 の 間 で 避 難 の 必 要 性 や 避 難 先 の 標 高 などといった 避 難 に 対 する 意 識 の 差 が 出 たことが 原 因 の 一 つとして 考 えられ る 内 閣 府 の 調 査 によると 岩 手 県 において 今 回 の 地 震 の 際 多 くの 情 報 網 が 断 絶 されたこ とも 影 響 してか 大 津 波 警 報 の 発 令 を 62%の 人 が 防 災 無 線 から 知 ったと 答 えており 今 後 の 防 災 を 考 えるうえで 防 災 無 線 によるより 効 果 的 な 避 難 の 呼 びかけも 課 題 になるであろう また 今 回 は 釜 石 市 における 市 役 所 の 停 電 や 陸 前 高 田 市 大 槌 町 などにおける 市 役 所 や 役 場 とい った 施 設 の 被 災 がみられたが 今 後 のまちづくりにおいてはこういった 施 設 が 災 害 の 際 に 十 分 に 機 能 するように 考 えることも 必 要 になる そして ライフラインに 関 してだが 今 回 我 々の 巡 検 をサポートしてくださった 大 洋 交 通 のバス 運 転 手 で 陸 前 高 田 市 に 住 む 桐 田 竹 彦 氏 によると 今 回 の 地 震 発 生 後 は 情 報 が 断 絶 し たことで 原 発 事 故 のことを 知 ったのは 震 災 から 1 週 間 後 また 水 道 が 復 旧 したのは 震 災 か ら 3 か 月 後 ということだった また マリンピア 松 島 水 族 館 でも 水 道 の 復 旧 に 2 週 間 ほどか かっている トイレ 風 呂 などが 十 分 に 使 用 できない 場 合 衛 生 上 の 問 題 も 浮 上 し 病 気 が 広 まる 恐 れもある また 再 び 地 震 が 発 生 し 津 波 が 来 襲 するときに 情 報 網 が 断 絶 している

20 と 避 難 すべき 人 が 避 難 できないことにもつながりかねず 防 災 無 線 の 整 備 に 並 行 してライ フラインをより 災 害 に 強 くしていくことも 求 められる 次 に 今 後 の 防 災 に 関 してだが 今 回 の 地 震 津 波 による 被 害 拡 大 の 原 因 の 一 つとして 防 潮 堤 などのハード 面 での 整 備 が 不 十 分 だったことがあげられる たとえば 宮 古 市 田 老 地 区 では 万 里 の 長 城 とまで 謳 われた 堤 防 が 決 壊 し 大 勢 の 犠 牲 者 が 出 た 釜 石 市 唐 丹 町 でも 高 さ 12mの 巨 大 堤 防 が 破 壊 された しかし 今 後 の 防 災 を 考 えるうえで ハード 面 での 整 備 には 限 界 がある 今 回 の 地 震 は 1000 年 に 一 度 の 巨 大 地 震 であるといわれるが 今 後 1000 年 間 は 今 回 のような 巨 大 津 波 が 来 る 可 能 性 が 低 いにもかかわらず 莫 大 な 費 用 をかけてまでさら に 頑 丈 な 防 潮 堤 を 築 く 必 要 があるのか あるいは さらに 大 きな 地 震 津 波 が 新 たに 発 生 し 今 回 を 超 える 被 害 が 出 ることを 想 定 しなくていいのか 新 たに 頑 丈 な 堤 防 を 作 ることが 住 民 を 過 度 に 安 心 させてしまい 今 後 再 び 大 津 波 が 襲 ってきたときに 今 回 の 宮 古 市 田 老 地 区 のような 惨 状 が 起 こってしまうことにつながるのではないか 最 終 的 に 自 分 たちの 生 命 を 守 るのは 自 分 たちだ ということになるのではなかろうか 釜 石 東 中 学 校 では 日 頃 から 防 災 教 育 を 行 っていたため 今 回 の 地 震 発 生 直 後 は 大 きな 混 乱 もなく 学 校 にいた 生 徒 全 員 が 無 事 に 避 難 できた また 山 元 町 の 中 浜 小 学 校 でも 防 災 マニュアルに 基 づき 児 童 全 員 が 津 波 か ら 逃 れることができた こういったことからも 今 後 は ハード 面 に 頼 りすぎることなく 住 民 が 災 害 についての 知 識 を 得 ること また 災 害 発 生 時 の 避 難 行 動 を 事 前 に 確 認 することが より 多 くの 生 命 を 守 ることにつながるのだと 思 う そのためにも 行 政 が 地 元 住 民 を 対 象 に した 避 難 訓 練 や 防 災 教 育 を 行 うことが 重 要 だ 最 後 に 山 元 町 で 復 興 ボランティア 活 動 に 携 わっている ADRA Japan の 渡 辺 日 出 夫 氏 に 話 を 伺 ったところ 復 興 に 関 しても 問 題 があることを 学 んだ たとえば 被 災 地 では 復 興 物 資 が 全 国 から 送 られてくるが 被 災 地 のニーズに 合 っていない 場 合 もあり 余 剰 になることもあ る その 場 合 被 災 地 で 余 剰 分 の 物 資 を 処 理 しなければならず 被 災 地 の 負 担 になることが ある また 復 興 物 資 は 無 償 で 被 災 住 民 に 提 供 されており その 結 果 地 元 での 経 済 活 動 が 滞 り 被 災 地 の 商 店 が 立 ち 直 らないことがある さらには 次 から 次 へと 送 られてくる 復 興 物 資 のためにありがたみを 忘 れて 物 を 大 切 にしない 利 己 主 義 に 走 る 被 災 住 民 が 現 れること もあるそうだ 非 被 災 地 域 は ただ 被 災 地 に 物 資 を 送 るだけでは 被 災 地 の 復 興 につながら ない 場 合 があるのだ 被 災 地 を 早 期 に 復 興 させるためには 被 災 地 が 自 立 して 地 元 を 立 て 直 す ことが 重 要 で 非 被 災 地 域 はそのために 復 興 支 援 活 動 をしなければならない 今 後 の 災 害 へ の 対 策 としては 復 興 活 動 のノウハウを 確 立 させることも 重 要 だ

21 Ⅱ 東 北 地 方 に 見 られる 歴 史 地 震 を 伝 える 石 碑 2-5. 歴 史 地 震 と 石 碑 我 々は 今 回 の 津 波 による 被 害 状 況 の 視 察 に 並 行 して 石 碑 等 の 見 学 も 行 った 東 北 地 方 では 過 去 に 繰 り 返 し 津 波 による 被 害 を 受 けて おり そのことを 後 世 に 伝 えるための 石 碑 や 神 社 が 多 く 建 てられている 図 24 は 釜 石 市 片 図 27 浪 分 神 社 岸 町 に 建 つ 津 浪 記 念 碑 で 1933 年 ( 昭 和 8 年 ) の 昭 和 三 陸 地 震 による 津 波 をきっかけに 建 て 図 24 釜 石 市 片 岸 町 の 津 浪 記 念 碑 られたものだ 図 25 は 釜 石 市 唐 丹 町 本 郷 に 建 つ 石 碑 で 一 部 崩 壊 して 文 字 が 読 みづらくな っているが 1896 年 ( 明 治 29 年 )の 明 治 三 陸 地 震 による 津 波 をきっかけに 建 てられたもの と 読 み 取 ることができた これは 明 治 三 陸 地 震 から 33 回 忌 の 1928 年 ( 昭 和 3 年 )に 建 てら れたもので 本 郷 部 落 で 300 戸 の 建 物 が 被 害 を 受 け 800 人 が 死 亡 したことなどが 記 され ている 大 船 渡 市 末 崎 町 大 豆 沢 の 海 岸 から 200mほどの 地 点 にある 石 碑 には 明 治 二 十 九 年 六 月 海 嘯 襲 来 地 点 と 書 かれており こ れは 明 治 三 陸 地 震 による 津 波 の 来 襲 地 点 を 伝 図 25 釜 石 市 唐 丹 町 本 郷 の 石 碑 える 石 碑 である( 図 26) 仙 台 市 若 林 区 では 浪 分 神 社 を 訪 れた( 図 27) 神 社 に 掲 示 してあった 浪 分 神 社 の 由 来 ( 昭 和 51 年 8 月 大 泉 重 治 )によると 1702 年 に 建 てられたこの 神 社 は もとは 稲 荷 神 社 図 26 大 船 渡 市 末 崎 町 大 豆 沢 の 石 碑 といい 創 建 当 時 は 八 瀬 川 という 現 在 とは 違 う 場 所 にあったそうだ 創 建 後 の 大 津 波 の 時 波 を 南 北 に 二 分 して 鎮 めたと 伝 わり これ 以 来 浪 分 大 明 神 と 呼 ばれるようになった 1835 図 26 大 船 渡 市 末 崎 町 大 豆 沢 の 石 碑 年 ( 天 保 6 年 )6 月 25 日 の 地 震 による 津 波 と 一 連 の 荒 天 から 起 こった 天 保 の 大 飢 饉 の 際 に 慶 長 三 陸 地 震 (1611 年 )による 津 波 の 浸 水 境 界 とされる 霞 目 に 奉 遷 し 除 災 を 祈 願 して 以 来 津 波 の 被 害 も 減 少 したと 伝 わる 伝 承 には

22 確 かに 伝 説 的 な 部 分 もあるが 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 による 津 波 も 神 社 付 近 までやってきてお り 決 して 事 実 と 無 関 係 にあると 言 い 切 ること はできないだろう 2-6. 歴 史 地 震 についての 議 論 図 27 浪 分 神 社 本 巡 検 では 時 間 の 都 合 により 限 られた 数 の 石 碑 しか 見 学 ができなかったが 海 岸 から 離 れた 海 の 見 えない 場 所 に 作 られた 石 碑 も 見 ることができた 先 人 たちは 自 分 たちの 受 けた 津 波 被 害 を 教 訓 にし 将 来 発 生 する 津 波 によって 子 孫 たちが 受 けるだろう 被 害 を 軽 減 させよ うと 石 碑 を 立 てたのであろう 多 くの 人 命 が 失 われるような 大 災 害 は 同 じ 場 所 において 毎 年 のようにおこるものではなく 一 度 大 災 害 が 起 きてもその 記 憶 は 数 十 年 の 時 の 中 で 風 化 を 免 れることはできない そして 人 類 は 忘 れたころにやってくる 災 害 によって 何 度 も 大 きな 打 撃 を 受 けてきた 東 北 地 方 の 太 平 洋 側 の 沿 岸 部 には 慶 長 地 震 明 治 昭 和 三 陸 地 震 チリ 地 震 など 大 津 波 の 被 害 に 遭 う 度 に それらにまつわる 神 社 や 石 碑 が 建 てられてきた その 結 果 として 今 日 では 地 震 や 津 波 の 教 訓 が 刻 印 された 石 碑 が 数 多 く 存 在 しているにもかかわら ず 今 回 の 津 波 では 多 数 の 人 的 被 害 を 出 す 災 害 が 再 び 起 こってしまった 将 来 起 こりうる 別 の 災 害 から 我 々や 我 々の 子 孫 の 生 命 を 守 るためには 過 去 をきちんと 顧 みて 歴 史 を 学 び 将 来 に 受 け 継 いでいくことが 重 要 になるだろう 現 代 社 会 では 学 校 教 育 も 充 実 し 世 界 中 に 張 り 巡 らされた 情 報 ネットワークも 用 いることができる 文 明 の 利 器 を 最 大 限 に 活 用 して 今 回 の 地 震 津 波 あるいは 過 去 の 歴 史 地 震 を 振 り 返 り 日 本 にだけでなく 世 界 の 他 の 地 域 や 後 世 に 伝 えていくことが 今 回 苦 い 経 験 をした 我 々の 世 代 の 責 務 であろう 2-7. 巡 検 を 通 して 今 回 の 巡 検 を 通 して リアス 式 海 岸 と 海 岸 平 野 での 津 波 の 被 害 の 違 いとして リアス 式 海 岸 では 津 波 の 高 さがより 高 いこと 海 岸 平 野 では 津 波 による 被 災 面 積 が 広 いことが 分 かった 今 後 の 防 災 を 考 えるうえでは 地 域 ごとに 被 害 の 特 徴 を 予 測 し 地 域 にあった 対 策 を 講 じて いくこと それに 並 行 して 住 民 が 防 災 についての 知 識 を 得 て 非 常 時 に 正 しく 避 難 できるよ うにすることが 大 切 だ また 過 去 の 地 震 津 波 を 伝 える 文 献 石 碑 を 大 切 にし 正 しい 言 い 伝 えを 後 世 に 残 していくこと 津 波 の 恐 ろしさを 風 化 させることの 無 いようにすることが 重 要 だと 認 識 した

23 3. 歴 史 地 震 を 学 ぶ 重 要 性 1-2.で 述 べた 調 査 に 先 立 って 歴 史 地 震 の 重 要 性 をテーマに 武 村 雅 之 氏 のお 話 を 聞 いた (2011 年 8 月 16 日 に 本 校 で 実 施 ) 特 に 印 象 的 だったことを 3-1.に 記 す 3-1. 東 日 本 大 震 災 は 本 当 に 未 曾 有 か 東 日 本 大 震 災 はメディアによってしばしば 未 曾 有 と あたかも 類 する 前 例 がないよう に 評 価 されるが 全 くの 誤 りである 東 北 地 方 は 過 去 にも 大 きな 津 波 の 被 害 を 受 けている これには 1611 年 に 発 生 した 慶 長 三 陸 津 波 や 1896 年 に 発 生 した 明 治 三 陸 津 波 が 挙 げられる 資 料 によって 誤 差 はあるが 羽 鳥 (1995)によると 慶 長 三 陸 津 波 では 岩 手 県 小 谷 鳥 で 20-25m 宮 城 県 岩 沼 で 6-8m 福 島 県 相 馬 中 村 で 4-5m の 津 波 が 記 録 されている また 駿 府 記 や 伊 達 治 家 記 録 によると 慶 長 三 陸 津 波 では 岩 手 県 で 最 大 15-20m の 高 さの 津 波 が 観 測 され 宮 城 県 で 海 岸 から 7km の 地 点 まで 津 波 が 達 したという 卯 花 太 田 (1988)によって 翻 刻 され た 山 奈 報 告 1 によると 明 治 三 陸 津 波 では 岩 手 県 小 袖 で 54m の 津 波 が 記 録 されている そして 気 象 庁 が 痕 跡 等 から 推 定 した 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 津 波 の 高 さは 岩 手 県 宮 古 で 7.3m 宮 城 県 鮎 川 で 7.7m 福 島 県 相 馬 で 8.9m である 慶 長 三 陸 津 波 明 治 三 陸 津 波 の 記 録 は 資 料 によっ て 誤 差 があるとはいえ 今 回 の 震 災 は 十 分 に 想 定 し 得 たと 言 える 3-2. 歴 史 地 震 に 関 する 考 え 現 在 の 科 学 技 術 では 地 震 を 完 璧 に 予 測 するのは 難 しい その 上 で 地 震 と 共 に 生 きていくた めには 予 めの 備 えが 大 切 である 非 常 持 ち 出 し 袋 のような 物 的 な 備 えはもちろんのこと 実 際 にどのように 行 動 すればよいかを 日 常 から 考 えておくという 知 的 な 備 えもある その 知 的 な 備 えの 参 考 となるものに 自 分 が 暮 らしている 地 域 の 特 性 や 過 去 に 発 生 した 地 震 が 挙 げられる 前 者 は 各 自 治 体 が 公 開 している 防 災 ハザードマップで 知 ることができる 自 治 体 によって 整 備 状 況 に 差 があるが 誰 でも 閲 覧 が 可 能 である では 後 者 はどうだろう か 比 較 的 最 近 のデータであれば 気 象 庁 が 公 開 しているが それ 以 前 となると 参 考 となる 資 料 は 限 られてくる 今 回 の 講 座 ではその 一 つである 石 碑 を 探 したが 中 には 釜 石 市 で 見 た もののように 破 損 して 判 読 ができなくなっているものや 大 船 渡 市 にあった 昭 和 三 陸 地 震 津 波 の 津 波 標 石 のように 2009 年 度 の 本 校 の SPP 実 施 報 告 書 ( 石 間 他 2010)では 記 載 があっ たが 今 回 の 巡 検 では 発 見 できなかったため 津 波 で 流 されたと 考 えられるものがあった 形 として 残 すことは 後 世 に 伝 えるために 大 切 なことであるが 同 時 に 劣 化 を 免 れられないのも 1 津 波 直 後 に 山 奈 宗 真 氏 が 行 った 現 地 調 査 の 記 録

24 事 実 である 地 震 への 備 えを 考 えた 際 に 石 碑 のような 歴 史 地 震 の 資 料 の 保 存 は 急 務 である と 言 える 4.おわりに 日 本 で 生 活 する 以 上 地 震 は 常 に 想 定 しなければならない 自 然 災 害 だ その 対 策 を 考 える 際 に 要 点 となるのは 地 域 ごとの 地 震 に 対 する 特 性 と 過 去 に 発 生 した 地 震 の 二 点 である 各 人 が 各 々の 地 域 で 考 えられる 被 害 の 傾 向 を 予 測 し 過 去 の 地 震 を 振 り 返 ってあらゆるケースを 想 定 することが まず 我 々が 行 うべき 防 災 である 第 2 編 最 新 技 術 マスコミ 編 1. 地 震 学 の 最 前 線 を 学 ぶ 1-1. 講 座 の 概 要 地 震 に 関 する 最 新 技 術 を 学 ぶため 2011 年 8 月 19 日 ( 午 前 中 )に 神 奈 川 県 横 須 賀 市 にある 独 立 行 政 法 人 海 洋 研 究 開 発 機 構 ( 略 称 :JAMSTEC)の 本 部 を 見 学 した JAMSTEC は 1971 年 に 設 立 さ れた 認 可 法 人 海 洋 科 学 技 術 センターを 前 身 として 2004 年 に 発 足 し 海 洋 に 関 する 基 盤 的 研 究 開 発 や 学 術 研 究 への 協 力 等 を 行 っている 1-2. 海 洋 研 究 開 発 機 構 で 学 んだこと 見 学 の 前 に JAMSTEC の 概 要 を 説 明 して 頂 いた その 際 に JAMSTEC の 活 動 が 評 価 されている ことの 例 として 2010 年 に 行 われた 行 政 刷 新 会 議 の 第 2 弾 にて JAMSTEC は 実 質 的 に 予 算 の 削 減 は 行 われなかったことが 挙 げられた また 行 政 刷 新 会 議 の 第 1 弾 において 次 世 代 スーパ ーコンピュータ 開 発 の 要 求 予 算 に 関 して 村 田 蓮 舫 氏 が 二 位 じゃダメなんでしょうか と 発 言 したことについて 明 快 に 答 えられない 方 が 悪 い との 見 解 を 示 された ある 研 究 者 が 世 界 一 位 の 組 織 と 世 界 二 位 の 組 織 の 二 つからオファーを 受 けたならば 当 然 その 研 究 者 は 世 界 一 位 の 組 織 を 選 ぶはずである 世 界 一 位 であるということは 優 秀 な 人 材 を 集 めるという 点 に おいて 大 きな 意 味 がある と 強 く 主 張 された 学 術 研 究 に 予 算 を 割 くことの 意 義 を 深 く 理 解 することができた

25 海 洋 調 査 船 かいよう 停 泊 中 であった 海 洋 調 査 船 かいよう の 中 を 見 学 した かいよう は 主 に 海 底 下 深 部 構 造 探 査 を 行 っている 半 没 水 型 双 胴 船 という 2 つの 胴 体 を 甲 板 で 繋 いだ 形 状 の 船 である そのため 波 による 揺 れが 少 なく 船 上 での 作 業 を 安 全 かつ 効 率 的 に 行 うことができる また 甲 板 が 広 く 直 接 溶 接 ができるようになっているため さまざまな 調 査 機 器 を 搭 載 す ることができる 内 部 には 電 子 レンジなどの 調 理 器 具 や 仮 眠 室 があり 長 時 間 に 及 ぶ 調 査 が 想 定 されているようだった 有 人 潜 水 調 査 船 しんかい 2000 しんかい 6500 有 人 潜 水 調 査 船 の しんかい 2000 と しんかい 6500 を 見 学 した 既 に 退 役 している しんかい 2000 は 実 物 を 今 も 現 役 の しんかい 6500 は 実 物 大 の 模 型 を 見 学 した し んかい 2000 は 水 深 2000m まで 潜 航 できる 有 人 潜 水 調 査 船 で その 後 継 機 にあたる しん かい 6500 は 水 深 6500m まで 潜 航 できる 有 人 潜 水 調 査 船 である しんかい 2000 はマニ ピュレーターや 装 甲 の 一 部 に 実 際 に 触 れることができた 所 々 錆 びていたが 退 役 から 9 年 近 く 経 っていながら しっかりとしていた しんかい 6500 の 模 型 は 中 に 入 ることがで きた 内 径 2.0m の 空 間 に 計 器 類 が 設 置 されているため 中 は 狭 く そこに 3 人 が 乗 り 込 んで 8-9 時 間 の 作 業 をする 深 海 という 過 酷 な 環 境 で 研 究 する 上 での 苦 労 の 一 端 を 体 験 した

26 地 球 シミュレータ 地 球 シミュレータは 地 球 環 境 の 変 化 の 予 測 など 科 学 の 発 展 のために 用 いられるスーパー コンピュータである プロジェクトが 同 分 野 の 研 究 者 あるいは 社 会 に 対 して 開 放 的 である 速 やかに 研 究 成 果 を 公 開 し 社 会 に 還 元 する 研 究 成 果 と 運 用 状 況 は 計 画 推 進 委 員 会 によ って 評 価 される 平 和 利 用 される という 原 則 の 下 であれば 誰 でも 利 用 することができる 横 浜 研 究 所 にあるため 現 物 を 見 ることはできなかったが 地 球 シミュレータによって 計 算 さ れた 地 震 波 や 津 波 が 伝 わる 様 子 の 動 画 を 見 せて 頂 き 具 体 的 な 波 の 伝 わる 速 さが 視 覚 的 に 分 かった これから 起 こる 大 地 震 に 備 える 上 で 津 波 に 対 して 海 岸 からどの 程 度 離 れたところ まで 避 難 したらよいか 避 難 にどれくらいの 時 間 をかけられるか ということを 考 えるた めの 重 要 な 参 考 資 料 の 一 つになると 思 われる 2.マスコミ( 伝 え 手 )から 学 ぶ 2-1. 講 座 の 概 要 マスコミ( 伝 え 手 )の 立 場 から 見 た 地 震 について 学 ぶため 時 事 通 信 社 ( 山 形 支 局 )の 中 川 和 之 氏 のお 話 を 聞 いた この 講 座 は 2011 年 10 月 22 日 に 本 校 の 教 室 にて 行 われた 2-2. 学 んだこと マスメディアの 仕 事 は 社 会 で 起 きる 様 々な 事 象 とその 意 味 を 広 く 伝 えることである そ して それは 広 く 社 会 に 納 得 される 形 でなければならない そのため 取 材 分 析 編 集 と いう 作 業 が 必 要 になる また その 事 象 のニュース 性 を 決 める 要 件 は 珍 しさ 新 鮮 さ 身 近 さ の 三 つである 特 に 身 近 さ については 命 との 関 係 性 つまりその 事 象 が 人 の 命 に 及 ぼす 影 響 の 直 観 的 な 大 きさが 一 つの 指 標 となる 例 えば 今 回 の 震 災 で 言 えば 犯 罪 被 害 < 地 震 火 山 < 原 発 事 故 というようになる これらのことを 踏 まえて 災 害 につい て 伝 えるべきことというのは 納 得 して 死 ぬための 情 報 である この 情 報 を 生 かし 生 き 延 びるために 受 け 取 った 情 報 を 判 断 活 用 する 能 力 であるメディアリテラシーが 重 要 となっ てくる また それだけでなく 自 分 が 体 験 したことを 語 り 継 ぐことが 人 を 助 けることに 繋 がっていく

27 3. 地 震 対 策 に 関 する 考 え JAMSTEC の 職 員 のような 多 くの 研 究 者 によって しんかい 6500 を 始 めとする 様 々な 最 新 の 機 器 が 運 用 され 日 々 研 究 が 行 われている また 同 時 に 様 々なメディアがより 社 会 に 対 して 有 用 な 情 報 を 発 信 しようと 尽 力 している 両 者 に 共 通 して 言 えることは 情 報 を 受 け 取 る 人 が その 情 報 を 活 用 しなければ 全 く 意 味 がない ということである 例 えば JAMSTEC はインターネ ット 上 で 東 日 本 大 震 災 に 関 する 情 報 を 始 めとする 多 くの 研 究 成 果 を 公 開 している これは 誰 でも 閲 覧 することができる また 時 事 通 信 社 もインターネット 上 で 膨 大 な 量 のニュースを 日 々 配 信 しており こちらも 誰 でも 閲 覧 することができる インターネットというメディアを 例 に 挙 げたが これ 以 外 にも 情 報 を 受 け 取 ることができるメディアは 多 数 存 在 している これらを 活 用 できるかできないかは 日 常 の 生 活 だけでなく 思 わぬ 災 害 に 見 舞 われた 際 に 臨 機 応 変 に 対 応 できるか 否 か の 大 きな 分 かれ 目 となるだろう 4.おわりに ある 分 野 においてトップになれるよう 研 究 に 予 算 を 割 くことには 確 かに 意 義 がある まし てや 日 本 において 身 近 な 災 害 である 地 震 についての 研 究 ならば 尚 更 である このことについ ての 理 解 を 広 く 得 られるよう この 意 義 を 積 極 的 に 発 信 していく 必 要 がある また 現 在 では 様 々なメディアによって 研 究 機 関 の 研 究 成 果 や 震 災 に 関 する 被 害 状 況 など 地 震 に 関 する 多 くの 情 報 を 得 ることができる この 膨 大 な 情 報 を 生 かせるかどうかというのは 大 きな 差 を 生 むものである 地 震 対 策 を 考 えたとき 必 要 とされる 能 力 というのは 情 報 を 生 かす 能 力 であるといえる

28 謝 辞 各 研 究 を 実 施 するにあたっては 下 記 の 方 々に 事 前 の 打 ち 合 わせや 下 見 から 講 座 当 日 の 現 地 での 引 率 まで 丁 寧 に 御 指 導 を 頂 いた ( 株 ) 小 堀 鐸 二 研 究 所 武 村 雅 之 氏 ( 独 ) 海 洋 研 究 開 発 機 構 山 口 裕 子 氏 坂 口 有 人 氏 ( 独 ) 産 業 技 術 総 合 研 究 所 宍 倉 正 展 氏 時 事 通 信 社 ( 山 形 支 局 ) 中 川 和 之 氏 NHK 盛 岡 放 送 局 元 職 員 山 川 健 氏 大 船 渡 市 総 務 部 ( 防 災 管 理 室 ) 村 上 智 哉 氏 鈴 木 宏 延 氏 マリンピア 松 島 水 族 館 西 條 正 義 氏 ADRA Japan(やまもと 復 興 応 援 センター) 渡 辺 日 出 夫 氏 神 奈 川 県 ( 海 洋 研 究 開 発 機 構 および 三 浦 半 島 )への 巡 検 には 関 東 自 動 車 ( 株 )の 貸 し 切 りバス を 利 用 させて 頂 いた 三 陸 地 方 と 仙 台 平 野 での 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 津 波 の 現 地 調 査 には 大 洋 交 通 ( 有 )の 貸 し 切 りバスを 利 用 させて 頂 いた また 現 地 では 旅 館 小 松 荘 に 宿 泊 させて 頂 き たいへんお 世 話 に なった 現 地 調 査 に 先 立 って 釜 石 市 ( 防 災 課 ) 元 職 員 の 末 永 正 志 氏 気 仙 沼 市 総 務 部 ( 危 機 管 理 課 )の 佐 藤 健 一 氏 東 北 大 学 災 害 制 御 研 究 センターの 今 村 文 彦 氏 は 視 察 のポイントや 安 全 上 の 留 意 点 について 丁 寧 な 助 言 をして 下 さった 本 研 究 は ( 独 ) 科 学 技 術 振 興 機 構 より 旅 費 や 巡 検 資 料 の 購 入 費 などの 支 援 を 頂 いた また 本 校 生 徒 会 より 津 波 の 現 地 調 査 の 旅 費 および 本 報 告 書 の 印 刷 製 本 費 の 一 部 を 支 援 頂 いた 記 して 深 く 感 謝 申 し 上 げる 引 用 参 考 文 献 国 立 天 文 台, 2011, 日 本 付 近 のおもな 被 害 地 震 年 代 表, 理 科 年 表 平 成 24 年, pp 国 立 天 文 台, 2011, 日 本 のおもな 気 象 災 害, 理 科 年 表 平 成 24 年, pp 国 土 地 理 院 東 京 首 部 1/25000 地 形 図 国 土 地 理 院 秋 谷 浦 賀 三 浦 三 崎 1/25000 地 形 図 羽 鳥 徳 太 郎, 1975, 三 陸 沖 歴 史 津 波 の 規 模 と 推 定 波 源 域, 地 震 研 究 所 彙 報, vol.50, pp 駿 府 記 伊 達 治 家 記 録 卯 花 正 孝 太 田 敬 夫, 1988, 三 陸 沿 岸 大 海 嘯 被 害 調 査 記 録 山 奈 宗 真, 東 北 大 学 工 学 部 津 波 防 災 実 験 所 研 究 報 告, 5 号, pp

29 気 象 庁, , 報 道 発 表 資 料 石 間 涼 太 郎 斉 藤 遼 太 郎 南 雲 航 佑 岩 田 祐 樹 鈴 木 幹 崇 高 野 太 一 斎 藤 豪 人 島 田 佳 輝 小 川 和 也 佐 野 道 康 矢 作 拓 也, 2010, 三 陸 地 方 の 巡 検 から 学 ぶ 地 震 津 波 防 災, 栄 東 高 等 学 校 平 成 21 年 度 サイエンス パートナーシップ プロジェクト(SPP) 実 施 報 告 書, pp.1-9 平 成 23 年 3 月 地 震 火 山 月 報 ( 防 災 編 ) 東 日 本 大 震 災 ( 速 報 )~ 岩 手 県 宮 古 市 田 老 地 区 の 被 災 状 況 ~ ようこそ 田 老 町 へ 資 料 室 index.html 産 経 ニュース 岩 手 田 老 の 津 波 は 通 常 海 面 より 平 均 16 メートル 上 の 高 さ 岩 手 県 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 に 係 る 人 的 被 害 建 物 被 害 状 況 一 覧 群 馬 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科 社 会 環 境 デザイン 工 学 専 攻 広 域 首 都 圏 防 災 研 究 センター 国 土 地 理 院 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 に 伴 う 地 殻 変 動 量 ( 上 下 方 向 ) 宮 城 県 東 日 本 大 震 災 における 被 害 等 状 況 第 21 回 動 物 園 水 族 館 設 備 会 議 東 日 本 大 震 災 における 被 害 と 復 旧 報 告 添 付 資 料 asahi.com 津 波 10m 仙 台 の 荒 浜 地 区 に 痕 跡 平 野 で 世 界 最 大 級 羽 鳥 徳 太 郎,1995, 岩 手 県 沿 岸 における 慶 長 (1611) 三 陸 津 波 の 調 査, 歴 史 地 震, 第 11 号, pp 羽 鳥 徳 太 郎, 2005, 伊 勢 湾 岸 市 街 地 における 安 政 東 海 津 波 (1854)の 浸 水 状 況, 歴 史 地 震, 第 20 号, pp 河 北 新 聞 社 東 部 道 路 津 波 から 住 民 救 う 仙 台 六 郷 河 北 新 聞 社 ドキュメント 大 震 災 その 時 何 が(9) 遺 体 200~300 人 ( 仙 台 荒 浜 ) 毎 日 jp 東 日 本 大 震 災 : 素 早 い 判 断 児 童 救 う 宮 城 の 2 小 学 校 m c.html

30 asahi.com 津 波 は 3 メートル その 後 放 送 できず 被 害 拡 大 釜 石 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 の 津 波 警 報 及 び 津 波 情 報 に 関 わる 面 談 調 査 結 果 ( 速 報 ) 内 閣 府 消 防 庁 気 象 庁 共 同 調 査 (サンフ リンク 調 査 ) ryou1.pdf 津 波 ディジタルライブラリィ 仙 台 市 若 林 区 神 社 めぐり 七 郷 界 隈

31 芝 川 上 流 ~ 下 流 までの 生 息 生 物 と 水 質 の 調 査 分 析 長 田 そら 樋 谷 友 寛 ( 講 座 番 号 AG110438) 1.はじめに 芝 川 は 埼 玉 県 桶 川 市 を 源 流 とし 川 口 市 にて 荒 川 に 合 流 する 総 延 長 41.8km 流 域 面 積 km 2 の 河 川 であり 下 流 側 32.3km( 新 芝 川 を 含 む)が 一 級 河 川 に 指 定 されている 平 成 22 年 度 に 我 々は 学 校 の 脇 を 流 れている 芝 川 の 水 質 環 境 と 今 後 のあり 方 について 考 えた 結 果 生 物 にとっ て 棲 みやすい 環 境 を 整 える 事 が 大 切 であるという 結 論 に 至 った( 川 瀬 樋 谷,2011) その 結 果 を 踏 まえ 昨 年 度 は 学 校 の 脇 の 砂 大 橋 に 限 って 実 施 した 生 息 生 物 と 水 質 の 調 査 を 今 年 度 は 上 流 の 道 三 橋 ( 上 尾 市 )から 下 流 の 河 口 付 近 にある 江 北 公 園 前 にまで 調 査 範 囲 を 広 げた 芝 川 の 中 流 域 に 位 置 する 砂 大 橋 (1 地 点 )から 調 査 の 範 囲 を 拡 大 することで 芝 川 全 体 として の 水 質 の 状 況 や より 広 く 川 の 上 流 中 流 下 流 に 生 息 する 生 物 の 状 況 を 知 ることができる 今 回 の 調 査 では 芝 川 の 水 質 と 生 態 系 についてより 詳 しく 理 解 し 芝 川 は 生 物 が 棲 むために 何 が 欠 落 しているのか を 知 ることを 目 的 として 活 動 を 行 った 2. 調 査 地 点 の 概 要 今 回 の 調 査 地 点 を 決 定 するため 2011 年 7 月 9 日 芝 川 全 域 を 手 分 けして 下 見 を 行 い 後 日 写 真 を 用 いて 話 し 合 った それをふまえて 調 査 に 適 していると 考 えた 10 地 点 を A B C D E の 5 つのグループに 分 けた 上 流 の A グループは 測 定 可 能 な 場 所 が 少 なかったため 必 然 的 に 道 三 橋 と 日 の 出 橋 の 2 地 点 に 決 定 した 砂 大 橋 は 他 の 地 点 との 距 離 があることと これまでも 部 活 動 の 一 環 として 継 続 的 に 調 査 をしてきたことから B グループは 複 数 回 の 調 査 を 試 みた C グループは 大 宮 南 部 下 水 処 理 センター 浄 化 センターの 前 後 での 水 質 を 比 較 するために その 前 後 にある 大 宮 境 橋 と 片 柳 橋 を 調 査 した D グループは 中 流 域 後 半 の 見 沼 大 橋 桜 橋 八 丁 橋 の 3 地 点 を 担 当 した 下 流 の E グループは 新 芝 川 の 鳩 ヶ 谷 大 橋 と 江 北 公 園 前 を 担 当 した ところが その 後 汚 濁 支 川 と 推 定 される 加 田 屋 川 も 調 査 したいという 意 見 が 浮 上 したため 芝 川 合 流 直 前 の 加 田 屋 川 最 下 流 の 橋 を 調 査 対 象 に 加 えたため 調 査 地 点 は 11 地 点 に 増 え 位 置 的 条 件 から D グループが 担 当 することになった(D グループは 最 多 の 4 地 点 を 担 当 )

32 芝 川 概 略 図 3. 生 息 生 物 について 今 回 の 生 息 生 物 調 査 は 2011 年 9 月 17 日 ( 土 )に 実 施 した 生 物 の 採 集 は 2 つの 方 法 で 行 った 一 つは 胴 長 を 着 用 して 実 際 に 芝 川 に 入 り タモ 網 を 用 いて 生 物 を 採 集 する 方 法 である もう 一 つは モンドリ(カゴ 網 )を 設 置 して 一 定 時 間 後 に 中 に 入 った 生 物 を 採 集 する 方 法 である その 結 果 昨 年 の 生 息 生 物 調 査 よりも 多 くの 種 類 の 生 息 生 物 を 発 見 することができた 本 章 では グループ A~E ごとに 項 目 を 分 け 上 流 から 順 に 調 査 結 果 と 生 息 生 物 についての 詳 細 を 記 述 していく

33 ( 図 1,2) 活 動 風 景 の 写 真 3-1.グループ A( 道 三 橋 付 近 日 の 出 橋 付 近 ) グループ A では 18 日 ( 日 )にも 生 息 生 物 調 査 を 実 施 した 本 項 では 17,18 日 に 採 集 された 生 物 をまとめて 表 記 する 道 三 橋 付 近 アメリカザリガニ(5 匹 ) *エビ 目 アメリカザリガニ 科 の 甲 殻 類 北 アメリカ 原 産 の 外 来 種 で 水 質 汚 染 に 非 常 に 強 い 耐 性 を 持 ち 水 深 が 浅 く 流 れの 緩 い 小 川 や 用 水 路 に 生 息 している 雑 食 で 何 でも 食 べる ウシガエルの 餌 用 として 輸 入 された 個 体 が 脱 走 日 本 で 繁 殖 するきっかけとなった その 繁 殖 力 と 性 質 から 既 存 の 在 来 種 の 存 在 を 脅 かしている サカマキガイ(1 匹 ) * 有 肺 目 サカマキガイ 科 の 軟 体 動 物 北 アメリカ 原 産 であるが 様 々な 環 境 において 繁 殖 が 出 来 ることから 現 在 では 世 界 各 地 に 生 息 している 食 性 は 付 着 藻 類 から 生 物 の 死 骸 まで 食 べる 雑 食 である 国 内 では 天 敵 の 少 ない 汚 れた 川 に 見 られることから 汚 れた 川 の 水 質 指 標 生 物 としても 知 られている シマイシビル(1 匹 ) *ノドビル 目 イシビル 科 の 環 形 動 物 肉 食 性 で 昆 虫 の 死 骸 などを 好 んでよく 食 べる 比 較 的 汚 れた 川 に 多 く 見 られることから サカマキガイと 同 じく 汚 れた 川 の 水 質 指 標 生 物 とさ れている

34 エラミミズ(1 匹 ) *ナガミミズ 目 イトミミズ 科 の 環 形 動 物 尾 に 糸 状 のえらがあることからこの 名 が 付 けら れた 汚 れた 川 の 指 標 生 物 とされている メダカ(5 匹 ) *ダツ 目 メダカ 科 の 魚 類 その 姿 形 からカダヤシと 似 ており 混 同 されることが 多 い(カダヤ シについては 後 述 ) 流 れの 緩 やかな 小 川 などに 生 息 し プランクトンを 主 に 食 べている かつては 日 本 の 各 地 で 見 られた 代 表 的 な 淡 水 魚 であったが 環 境 悪 化 ( 水 質 汚 濁 外 来 種 の 繁 殖 )や 河 川 改 修 などの 開 発 によって 生 息 範 囲 と 共 に 個 体 数 も 年 々 減 りつつあり 現 在 では 絶 滅 危 惧 種 とされるまでになっている ( 図 3)サカマキガイの 写 真 ( 図 4)メダカの 写 真 日 の 出 橋 付 近 アメリカザリガニ(1 匹 ) 3-2.グループ B( 砂 大 橋 付 近 ) カダヤシ(41 匹 ) *カダヤシ 目 カダヤシ 科 の 魚 類 外 見 はメダカと 似 ているが 両 者 は 異 なる 種 である ま た メダカは 在 来 種 であるのに 対 し カダヤシは 北 アメリカ 原 産 の 外 来 種 である カダヤ シはメダカと 比 べてより 酸 素 濃 度 が 低 くても 生 きることができ 都 会 の 汚 れた 川 などでも 見 ることができる タモロコ(37 匹 ) *コイ 目 コイ 科 の 魚 類 モツゴと 外 形 は 似 ているが 口 先 の 向 きによって 判 別 ができる

35 食 性 は 雑 食 であるが 主 に 川 底 に 生 息 する 生 物 を 捕 食 している 池 や 沼 湖 など 比 較 的 広 い 範 囲 で 見 られる モツゴ(7 匹 ) *コイ 目 コイ 科 の 魚 類 クチボソとも 呼 ばれる 水 質 汚 染 の 環 境 適 応 力 に 長 けているため 水 質 の 悪 い 川 でも 比 較 的 容 易 に 見 ることができる 性 格 は 穏 やかであるが 春 から 夏 にか けて 繁 殖 期 には 少 々 荒 くなる 食 性 は 主 に 付 着 藻 類 や 小 型 水 生 昆 虫 を 食 べる 雑 食 性 である ドジョウ(1 匹 ) *コイ 目 ドジョウ 科 の 魚 類 である 食 用 として 流 通 している 主 に 田 の 用 水 路 や 少 し 汚 れ た 川 に 見 られる プランクトン 等 を 捕 食 する ウシガエル(1 匹 ) *カエル 目 アカガエル 科 の 両 生 類 悪 環 境 に 強 く 主 に 池 沼 に 生 息 し 河 川 などにも 生 息 している 北 アメリカ 原 産 の 外 来 種 で 食 用 として 輸 入 された 個 体 が 逃 げ 出 し 今 では 全 国 に 生 息 している 幅 広 い 食 性 と 環 境 の 変 化 にも 強 いため その 繁 殖 力 性 質 と 相 まって 在 来 種 の 存 在 を 脅 かすものとなっている 採 集 された 生 物 の 他 に カメ コイ カワセミといった 生 物 が 目 視 で 確 認 できた ( 図 5) 砂 大 橋 で 採 集 できた 魚 たち 3-3.グループ C( 大 宮 境 橋 片 柳 橋 付 近 ) 大 宮 境 橋 付 近 トンボ 幼 虫 (ヤゴ) *トンボ 目 の 幼 虫 の 総 称 水 生 昆 虫 だが 泳 ぎは 余 り 得 意 ではなく 脚 で 水 底 を 歩 いて 移 動 す

36 ることが 主 である 肉 食 で 折 りたたまれた 下 顎 が 鋏 状 になっているため それを 用 いて 獲 物 を 捕 らえる 今 回 大 宮 境 橋 付 近 で 採 集 したヤゴは 種 類 までは 同 定 が 出 来 なかった テナガエビ(3 匹 ) *エビ 目 テナガエビ 科 の 甲 殻 類 主 に 淡 水 域 や 汽 水 域 に 生 息 しており 水 質 汚 濁 に 弱 い 夜 行 性 であるため 普 段 は 物 陰 に 隠 れているが 日 が 出 ていない 時 や 夜 には 姿 を 現 す 肉 食 性 であり 小 魚 や 水 生 昆 虫 などを 捕 食 する アメリカザリガニ 片 柳 橋 付 近 イトトンボ 幼 虫 (ヤゴ) *トンボ 目 イトトンボ 科 の 水 生 昆 虫 今 回 採 集 できたイトトンボのヤゴはアオモンイトト ンボと 考 えられる アオモンイトトンボは 都 会 域 の 水 辺 でも 比 較 的 よく 見 られる 種 類 で えらの 特 徴 が 似 ているアジアイトトンボとの 区 別 が 難 しい チチブ *スズキ 目 ハゼ 科 の 魚 類 汽 水 ~ 淡 水 域 に 生 息 しており 比 較 的 水 質 汚 濁 にも 強 く 都 市 河 川 でも 見 られる 石 の 裏 や 空 き 缶 の 中 など 隠 れやすい 場 所 に 好 んで 入 る 藻 類 から 自 分 より 小 さな 動 物 を 捕 食 する 雑 食 性 である テナガエビ アメリカザリガニ ( 図 6)チチブの 写 真 ( 図 7)イトトンボ( 幼 虫 )の 写 真

37 3-4.グループ D( 見 沼 大 橋 桜 橋 付 近 八 丁 橋 付 近 ) 見 沼 大 橋 桜 橋 付 近 サワガニ *エビ 目 サワガニ 科 の 甲 殻 類 清 流 を 好 み きれいな 川 の 指 標 生 物 とされている 普 段 は 石 の 下 などに 隠 れているが 夜 になると 動 き 出 す 夜 行 性 である 雑 食 性 で 藻 類 から 小 魚 ま で 何 でも 食 べる ブルーギル *スズキ 目 サンフィッシュ 科 の 魚 類 主 に 池 沼 や 流 れの 緩 い 河 川 に 生 息 する 北 アメリカ 原 産 の 外 来 種 である 元 々は 食 用 目 的 として 研 究 用 に 輸 入 されたものを 川 に 放 流 したのが 国 内 での 繁 殖 のきっかけである この 意 図 的 な 放 流 などにより 国 内 各 地 に 生 息 範 囲 を 広 げ た 雑 食 性 で 繁 殖 力 環 境 適 応 力 には 目 を 見 張 るものがあり 日 本 各 地 の 池 湖 に 繁 殖 し ては 在 来 種 の 存 在 を 脅 かすものとなった 尚 現 在 ブルーギルは 外 来 生 物 法 により 特 定 外 来 生 物 に 指 定 されており 各 地 で 駆 除 の 動 きが 進 んでいる カダヤシ 採 集 された 生 物 の 他 に カメ コイといった 生 物 が 目 視 で 確 認 できた ( 図 8)ブルーギルの 写 真 八 丁 橋 付 近 カモの 仲 間 が 多 数 見 られた

38 3-5.グループ E( 新 芝 川 鳩 ヶ 谷 大 橋 付 近 江 北 公 園 前 付 近 ) グループ E では 川 岸 からのタモ 網 での 調 査 とセルビンでの 調 査 となっている 鳩 ヶ 谷 大 橋 付 近 採 集 することは 出 来 なかったが ハゼの 仲 間 が 目 視 および 近 隣 住 民 による 証 言 で 確 認 できた 江 北 公 園 前 付 近 クロベンケイガニ( 多 数 ) *エビ 目 イワガニ 科 の 甲 殻 類 川 辺 によく 生 息 しているが 河 口 近 くに 巣 穴 を 作 りそこに 隠 れるため 水 には 殆 ど 入 らない サワガニと 同 様 に 夜 行 性 で 雑 食 性 である 採 集 された 生 物 の 他 に ハゼの 仲 間 スズキ ウナギといった 生 物 が 捕 れるとの 近 隣 住 民 に よる 証 言 があった ( 図 9)クロベンケイガニの 写 真 以 上 が 今 回 の 生 息 生 物 調 査 において 各 地 点 で 発 見 できた 生 物 である 尚 第 3 章 での 内 容 に 関 する 考 察 は 後 述 の 第 5 章 に 記 載 する 3-6. 過 去 の 調 査 結 果 との 対 比 ここでは 今 回 我 々が 実 施 した 生 息 生 物 調 査 のうち 砂 大 橋 八 丁 橋 鳩 ヶ 谷 大 橋 - 江 北 公 園 間 において 得 られた 結 果 と 埼 玉 県 農 林 総 合 研 究 センター 水 産 研 究 所 によって 平 成 15 年 6 月 26 日 に 実 施 された 芝 川 及 び 新 芝 川 における 生 息 魚 類 分 布 調 査 の 結 果 ( 以 下 埼 玉 県 の 調 査 と 記 載 ) のうち 砂 大 橋 八 丁 橋 山 王 橋 ( 鳩 ヶ 谷 大 橋 と 江 北 公 園 前 の 間 の 橋 )との 対 比 を 行 う 本 研 究 と 埼 玉 県 の 調 査 の 結 果 を 次 の 表 にまとめた

39 本 研 究 埼 玉 県 の 調 査 コイ ドジョウ 砂 大 橋 カダヤシ タモロコ モツゴ コイ ギンブナ ゲンゴロウブナ オイカワ 八 丁 橋 スゴモロコ ドジョウ ナマズ ウキゴリ コイ ウグイ ボラ 山 王 橋 スズキ マハゼ ウキゴリ ビリンゴ ( 表 ) 本 研 究 と 埼 玉 県 の 研 究 の 調 査 結 果 ( は 本 研 究 では 聞 き 取 りで 確 認 できた 種 であることを 指 す) 全 体 的 に 本 研 究 で 確 認 できた 魚 類 よりも 埼 玉 県 の 調 査 で 確 認 できた 魚 類 の 種 の 方 が 多 いこ とがわかる 来 年 以 降 の 調 査 においては 調 査 方 法 を 改 良 することで より 多 くの 種 類 の 生 物 を 確 認 することができるだろう また 本 研 究 で 確 認 が 出 来 ず 埼 玉 県 の 調 査 で 確 認 できた 種 類 については 今 後 も 調 査 を 継 続 して 行 うことで 確 認 できる 可 能 性 がある

40 4. 水 質 の 縦 断 変 化 水 質 調 査 は 生 息 生 物 調 査 を 実 施 した 翌 日 の 9 月 18 日 ( 日 )に 行 った 4-1. 水 質 調 査 項 目 の 内 容 と 測 定 方 法 採 水 方 法 基 本 的 にロープ 付 きのバケツを 用 いて 表 面 水 を 採 水 したが 下 流 部 の 2 地 点 は 表 面 水 に 加 え て バンドーン 採 水 器 を 用 いて 底 層 水 も 採 水 した 流 量 の 概 略 把 握 水 質 に 加 えて 可 能 な 範 囲 で 流 量 の 概 略 の 把 握 を したいと 考 えた 水 質 と 流 量 が 分 かると 汚 濁 負 荷 量 を 概 算 することが 可 能 になり 汚 濁 負 荷 量 がわかると 芝 川 の 運 ぶ 汚 濁 物 質 量 を 求 められる からだ しかし 流 速 計 やワイヤー ゴムボートなど 本 格 的 な 流 量 観 測 を 行 うのに 必 要 な 機 材 を 持 っていな い そこで 代 用 品 を 駆 使 して 流 量 の 概 略 の 把 握 を 試 みることにした C グループの 活 動 風 景 ( 気 温 33.5 ) 調 査 項 目 と 測 定 方 法 1 気 温 水 温 全 地 点 棒 状 アルコール 温 度 計 を 用 いて 測 定 した 2 ph 水 素 イオン 濃 度 水 の 酸 性 アルカリ 性 を 示 す 芝 川 の 環 境 基 準 ( 河 川 E 類 型 )は 6.0 以 上 8.5 以 下 であり 水 産 用 水 基 準 は 6.7 以 上 7.5 以 下 である 全 地 点 パックテストを 用 いて 測 定 し た 3 透 視 度 水 がどれほど 澄 んでいるかを 示 す 透 視 度 計 を 用 いて 測 定 を 行 い 沈 んでいる 標 識 板 の 二 重 十 字 線 がはっきり 確 認 できる 時 の 水 の 深 さがその 水 の 透 視 度 となる 全 地 点 アクリル 製 100cm 透 視 度 計 を 用 いて 測 定 した 4 水 面 幅 メジャーを 用 いて 測 定 した ただし E グループ( 下 流 域 鳩 ヶ 谷 大 橋 と 江 北 公 園 前 )では 橋 と 水 面 との 高 低 差 が 大 きすぎ 川 幅 も 広 すぎるため 測 定 しなかった また 大 宮 境 橋 は 川 の 流 れ

41 と 道 路 が 約 45 度 の 急 角 度 で 交 差 しているため 測 定 しなかった 5 水 深 水 面 から 川 底 までの 深 さの 値 である A グループ( 上 流 域 道 三 橋 付 近 と 日 の 出 橋 ) D グルー プ( 中 流 域 後 半 見 沼 大 橋 加 田 屋 川 最 下 流 の 橋 桜 橋 と 八 丁 橋 )では 安 全 面 の 問 題 により 測 定 しなかった また 大 宮 境 橋 は 流 量 観 測 には 不 向 きであり 近 くにここに 代 わる 適 当 な 橋 もなか ったため 測 定 しなかった 砂 大 橋 片 柳 橋 ではレッドを 用 いて 測 定 し 下 流 域 では 橋 脚 に 書 い てあったものを 参 考 にした 6 流 速 水 が 流 れる 速 さ(cm/s)である B グループ( 砂 大 橋 )ではプロペラ 式 流 速 計 その 他 のグループ では 表 面 浮 子 の 代 用 品 として 乾 パンを 用 いて 測 定 した 7 流 量 単 位 時 間 あたりに 流 れる 水 量 である 流 量 を 求 める 計 算 式 流 量 (L/s)=0.001 水 路 幅 (cm) 平 均 水 深 (cm) 平 均 流 速 (cm/s) にて 求 めた 8 DO( 溶 存 酸 素 ) 水 に 溶 けている 酸 素 の 濃 度 を 示 す この 値 が 低 い 場 合 は 有 機 汚 濁 がある 可 能 性 が 考 えられ る 芝 川 の 環 境 基 準 は 2mg/L 以 上 であるが 水 産 用 水 基 準 である 6mg/L を 超 える DO の 値 でない と 水 生 生 物 の 生 息 には 厳 しい 全 地 点 溶 存 酸 素 キットにて 測 定 した 9 COD( 化 学 的 酸 素 消 費 量 ) 水 中 における 被 酸 化 性 物 質 の 割 合 を 示 す 被 酸 化 性 物 質 には 無 機 物 の 亜 硝 酸 塩 硫 化 物 な どがあるが 多 くは 有 機 物 である そのため 水 中 の 有 機 汚 濁 の 程 度 の 指 標 となる この 値 が 大 きい 場 合 は 水 中 の 酸 素 が 欠 乏 していることや 汚 水 が 流 れ 込 んでいる 可 能 性 が 考 えられる 全 地 点 パックテストを 用 いて 測 定 した 10 アンモニウム 態 窒 素 し 尿 や 死 骸 下 水 などに 由 来 する 有 機 窒 素 化 合 物 の 腐 敗 分 解 の 過 程 で 発 生 する アンモニ ウム 態 窒 素 は 硝 化 細 菌 によって 亜 硝 酸 態 窒 素 硝 酸 態 窒 素 へと 酸 化 されていくが 水 中 の 酸 素 が 不 足 していると 逆 の 反 応 が 起 こってしまう つまり アンモニウム 態 窒 素 が 多 く 検 出 される と 近 傍 に 有 機 汚 濁 源 があるか 溶 存 酸 素 が 欠 乏 している 可 能 性 がある 全 地 点 パックテス トを 用 いて 測 定 した 11 亜 硝 酸 態 窒 素 硝 化 細 菌 によるアンモニウム 態 窒 素 の 酸 化 過 程 で 生 じる 溶 存 酸 素 が 十 分 であれば 亜 硝 酸 態 窒 素 は 速 やかに 硝 酸 態 窒 素 に 酸 化 されるが 溶 存 酸 素 が 不 足 している 場 合 には 亜 硝 酸 態 窒 素 は やや 高 濃 度 になる 全 地 点 パックテストを 用 いて 測 定 した 12 硝 酸 態 窒 素 硝 化 細 菌 による 亜 硝 酸 態 窒 素 の 酸 化 過 程 で 生 じる アンモニウム 態 窒 素 亜 硝 酸 態 窒 素 と 比 べて 硝 酸 態 窒 素 の 割 合 が 大 きいということは 溶 存 酸 素 が 十 分 であることを 示 し その 水 域

42 の 水 質 のバランスが 良 いということになる 全 地 点 パックテストを 用 いて 測 定 した 13 リン 酸 態 リン リンは 様 々な 形 の 化 合 物 として 水 中 に 存 在 している 動 植 物 の 死 骸 の 破 片 に 含 まれるリンは 最 終 的 にオルトリン 酸 になる リンは 窒 素 と 同 じく 植 物 ( 藻 類 を 含 む)の 必 須 元 素 であるが 過 剰 になれば 富 栄 養 化 現 象 の 原 因 となる 今 回 の 測 定 では 全 地 点 パックテストを 用 いてオル トリン 酸 を 測 定 した 4-2. 測 定 方 法 の 選 定 理 由 気 温 水 温 については ごく 一 般 的 な 測 定 方 法 であるので 特 に 説 明 はしない 溶 存 酸 素 につ いては DO センサーや 手 分 析 機 器 を 所 持 していないため これ 以 外 の 選 択 の 余 地 がなかった パックテストを 用 いたものについては それらの 項 目 を 現 地 で 簡 単 に 測 れる 唯 一 の 方 法 であっ たため 採 用 した 4-3. 測 定 方 法 に 関 する 問 題 点 と 対 策 水 質 測 定 上 の 問 題 点 と 対 策 溶 存 酸 素 キットやパックテストを 用 いた 測 定 操 作 は 簡 単 で 比 較 的 安 価 に 入 手 できるが 測 定 精 度 はあまり 良 くない そこで 誤 差 を 少 なめに 抑 えるために 同 一 検 体 をなるべく 二 回 以 上 それぞれ 別 の 者 が 測 定 記 録 することにした COD については 芝 川 の COD 濃 度 が 低 濃 度 用 (0~8mg/L)と 中 濃 度 用 (0~100mg/L)の 測 定 範 囲 に またがることが 予 想 されたため すべての 検 体 で 両 方 のパックテストを 用 いて 比 較 することに よって 過 小 評 価 を 防 ぐことにした なお 硝 酸 態 窒 素 の 測 定 値 は 亜 硝 酸 態 窒 素 が 存 在 すると 過 大 に 値 が 出 てしまうため 亜 硝 酸 態 窒 素 の 測 定 値 を 用 いて 補 正 することとマニュアルには 記 載 されているが パックテストの 測 定 精 度 を 含 めて 考 えてみれば 亜 硝 酸 態 窒 素 の 測 定 値 自 体 に 相 当 大 きい 誤 差 が 含 まれているは ずで そのままマニュアル 記 載 の 補 正 式 ( 補 正 NO3-N= 測 定 NO3-N- 測 定 NO2-N 8)で 補 正 して しまうと 補 正 された 値 は 誤 差 の 影 響 を 8 倍 増 で 受 けてしまうことになる この 危 険 を 避 ける ために 補 正 するかどうかは 全 調 査 地 点 の 測 定 結 果 を 見 てから 判 断 し 今 回 は 補 正 値 0 の 値 を 用 いた 流 量 測 定 上 の 問 題 点 と 対 策 レッドが 非 常 に 重 く 複 数 地 点 を 徒 歩 で 移 動 しながら 運 搬 することは 不 可 能 であるため 測 定 対 象 地 点 を 限 定 し 学 校 横 の 砂 大 橋 と 運 搬 手 段 を 確 保 できる 地 点 のみにした( 結 果 として 砂 大 橋 と 片 柳 橋 のみ)

43 4-4. 各 水 質 調 査 項 目 の 地 点 変 化 調 査 の 測 定 値 をもとに 表 とグラフを 作 成 し そこから 読 み 取 れたことをまとめる 1 気 温 上 流 域 から 中 流 域 最 初 の 砂 大 橋 までは 午 後 の 気 温 が 上 昇 しているが 大 宮 境 橋 以 降 の 中 流 域 から 下 流 域 では 気 温 はさほど 変 化 していない これは 上 流 域 中 流 域 下 流 域 の 順 に 芝 川 の 流 量 と 河 川 規 模 が 格 段 に 増 大 していくことと 上 流 域 では 芝 川 が 市 街 地 に 囲 まれて 緑 がごく 少 な いのに 対 して 中 流 域 では 河 川 内 の 草 が 豊 富 で 周 囲 にも 田 畑 や 樹 木 が 多 いことに 関 係 している と 考 えられる 要 するに 流 域 ごとの 微 気 象 の 差 によるものだろう 2 水 温 気 温 の 変 化 と 一 致 していない 場 所 もあるが 水 の 熱 容 量 は 空 気 よりはるかに 大 きく 水 温 の 変 化 は 気 温 より 小 さいし タイムラグが 1~2 時 間 はある 流 量 の 大 小 も 影 響 するだろうし 大 規 模 な 排 水 が 流 入 すればその 影 響 も 受 ける 簡 単 に 比 較 することはできないだろう 最 も 信 憑 性 が 高 く 変 化 がわかりやすい 気 温 水 温 温 度 差 のグラフを 44 ページに 記 載 した 温 度 差 ( 気 温 - 水 温 )が 上 流 から 下 流 にかけておおむね 減 少 しているのが 読 み 取 れる 3 ph 全 体 的 に 中 性 の 7.0 前 後 で 安 定 しており 良 好 である 4 透 視 度 上 流 から 下 流 にかけて 徐 々に 減 少 しているが 時 間 変 化 も 含 めて 考 えても 最 下 流 の 江 北 公 園 前 が 異 常 に 低 い 潮 汐 による 水 位 変 動 で 巻 き 上 げられた 底 泥 や 人 が 不 法 に 投 棄 したゴミ 等 の 影 響 が 考 えられる 5 水 面 幅 特 に 触 れる 点 はない 他 の 一 般 河 川 と 同 じように 上 流 域 が 狭 く 下 流 に 行 くにつれて 広 くなっ ている 6 水 深 水 面 幅 と 同 じように 上 流 域 が 浅 く 下 流 に 行 くにつれて 深 くなっている 7 流 速 場 所 ごとの 差 が 激 しい 8 流 量 求 められなかった 所 が 多 いので 割 愛 する 9 DO( 溶 存 酸 素 ) 下 流 域 が 他 の 調 査 地 点 に 比 べ 低 く 芝 川 の 環 境 基 準 の 2mg/L は 超 えているが 水 産 用 水 基 準 の 6mg/L を 下 回 ってしまっている 10 COD( 化 学 的 酸 素 消 費 量 ) 桜 橋 が 突 出 して 高 く 支 川 排 水 路 の 影 響 かと 考 えたが 桜 橋 から 約 400m 下 流 側 の 八 丁 橋 は

44 それほど 高 くないので 測 定 誤 差 だと 思 われる( 桜 橋 が 高 めに 八 丁 橋 が 低 めに 測 定 されてしまっ た) また 後 記 の 表 を 見 ると 砂 大 橋 (1 回 目 )では 他 と 比 べて 低 い 値 を 出 している これは 砂 大 橋 (1 回 目 )の 他 の 調 査 項 目 を 見 ても 良 好 な 値 を 出 しているので その 時 間 帯 では 排 水 の 影 響 が 無 かったのだと 思 われる 縦 断 変 化 のグラフを 45 ページに 記 載 した グラフにはないが 加 田 屋 川 では 17mg/L という 高 い 値 であった 11 アンモニウム 態 窒 素 芝 川 の DO の 値 は 大 きいので アンモニウム 態 窒 素 は 速 やかに 酸 化 されるはずだが 片 柳 橋 が 突 出 して 高 い これは 片 柳 橋 の 約 200m 上 流 にある 大 宮 南 部 下 水 処 理 センター 浄 化 センター 排 水 の 影 響 だと 考 えられる なお 加 田 屋 川 では 芝 川 のどの 地 点 よりも 高 い 1.6mg/L であった 12 亜 硝 酸 態 窒 素 ある 程 度 安 定 している 測 定 誤 差 の 可 能 性 を 考 慮 しても 芝 川 の DO の 値 は 大 きいので 速 やか に 酸 化 され あまり 高 い 値 が 出 るとは 思 われない 13 硝 酸 態 窒 素 日 の 出 橋 が 一 番 高 く 道 三 橋 大 宮 境 橋 片 柳 橋 とつづき また 見 沼 大 橋 が 最 低 でそれより 下 流 は 順 次 増 加 する 全 無 機 態 窒 素 (アンモニウム 態 窒 素 + 亜 硝 酸 態 窒 素 + 硝 酸 態 窒 素 )の 縦 断 変 化 も 似 た 傾 向 を 示 している これが 芝 川 の 無 機 態 窒 素 の 傾 向 と 思 われる 14 リン 酸 態 リン 道 三 橋 が 一 番 高 く 片 柳 橋 まで 減 少 するが それより 下 流 側 は 同 程 度 または 緩 やかな 増 加 傾 向 が 認 められる これも 芝 川 の 傾 向 だと 考 えられる また 片 柳 橋 が 大 宮 境 橋 より 低 い 値 を 出 している これは 大 宮 南 部 下 水 処 理 センター 及 び 浄 化 センターの 影 響 が 少 ないのではないか とも 考 えられるが 測 定 誤 差 の 可 能 性 の 方 が 大 きいだろう

45 温 度 ( ) 温 度 差 ( ) 気 温 と 水 温 の 縦 断 変 化 気 温 水 温 温 度 差 道 三 橋 付 近 日 の 出 橋 砂 大 橋 大 宮 境 橋 片 柳 橋 見 沼 大 橋 桜 橋 八 丁 橋 鳩 ヶ 谷 大 橋 江 北 公 園 前

46 mg/l COD 道 三 橋 付 近 日 の 出 橋 砂 大 橋 大 宮 境 橋 片 柳 橋 見 沼 大 橋 桜 橋 八 丁 橋 鳩 ヶ 谷 大 橋 江 北 公 園 前 5. 河 川 環 境 保 全 のために 必 要 なこと( 考 察 ) 5-1. 生 物 面 から 見 たまとめ 今 回 の 生 息 生 物 調 査 では 予 想 より 遥 かに 多 くの 種 類 の 生 物 を 採 集 することが 出 来 た これ は 芝 川 の 生 息 生 物 調 査 においては 前 回 から 大 きく 進 展 したと 言 えるだろう 中 には 水 質 の 指 標 となる 生 物 もいたため 芝 川 の 水 質 状 況 を 大 まかにではあるが 伺 うことができた(この 件 については 後 述 の 5-3. 生 息 生 物 と 水 質 の 関 係 において 触 れることとする) 芝 川 のような 生 活 工 業 排 水 が 多 量 に 流 れる 河 川 環 境 においても 生 物 は 住 処 を 作 り 繁 殖 を し 懸 命 に 生 きている そのような 生 物 たちのために 私 たちには 今 何 が 出 来 るのか 実 際 に 川 の 保 全 活 動 を 実 施 するにあたって 川 を 綺 麗 にする という 考 え 方 はもちろん 重 要 だが 今 以 上 に 環 境 を 悪 くしないという 考 え 方 も 重 要 である 例 えば 川 の 水 質 汚 濁 の 原 因 の 一 つであ る 生 活 排 水 の 量 を 少 なくすることで 川 の 環 境 悪 化 を 防 ぐことになる 或 いは 川 の 現 状 を 周 囲 に 発 信 していくことで 人 々の 川 に 対 する 意 識 を 変 え より 人 々が 川 のことを 身 近 な 存 在 として 受 け 入 れるようになる これらは 結 果 的 に 今 以 上 に 川 を 汚 さないようにする 保 全 活 動 となる 川 を 綺 麗 にする 事 は 個 人 では 難 しくても 川 の 環 境 を 今 以 上 に 悪 くしないようにする 事 であ れば 個 人 が 今 すぐ 実 行 できることである 一 人 ひとりが 小 さな 活 動 をすることによって 川 は 護 られ 生 物 が 棲 みよい 河 川 が 実 現 するのではないだろうか 今 後 の 活 動 では 2011 年 は 一 回 だけしか 実 施 できなかった 生 息 生 物 調 査 を 季 節 ごとに 実 施 し その 季 節 ごとに 生 息 する 生 物 の 違 い 新 たに 採 集 できた 生 物 と 水 質 との 関 係 性 を 調 べ より 知 識 を 深 めていきたい

47 5-2. 水 質 面 から 見 たまとめ 今 回 パックテストの 性 質 上 測 定 結 果 が 完 璧 ではない 箇 所 がいくつかあり 完 全 な 芝 川 の 上 流 から 下 流 の 水 質 がわかったわけではない しかし 調 査 した 結 果 溶 存 酸 素 の 飽 和 度 は 58~ 89% 平 均 77%とまずまず 良 好 であり それに 伴 って アンモニウム 態 窒 素 や 亜 硝 酸 態 窒 素 の 値 が 小 さく 硝 酸 態 窒 素 の 値 が 大 きいという 汚 濁 河 川 ではなく 普 通 の 河 川 によくあるパターンが 出 た ph も 全 体 的 に 7.0 前 後 であり 安 定 している だが COD の 値 が 全 体 的 に 高 く DO の 値 も 飽 和 値 には 届 いていないことから 排 水 の 影 響 を 大 きく 受 けている 可 能 性 が 考 えられる それで も 今 回 の 測 定 だけで 結 果 を 出 すのは 早 すぎるため 今 後 はパックテスト 以 外 の 方 法 も 使 い 正 確 な 芝 川 のデータを 集 めると 同 時 に 芝 川 に 流 れ 込 む 排 水 について 調 べていきたいと 思 う 5-3. 生 息 生 物 と 水 質 の 関 係 水 質 指 標 生 物 からのアプローチ 芝 川 上 流 ~ 下 流 の 生 息 生 物 と 水 質 との 関 係 性 については 実 際 に 採 取 確 認 できた 生 息 生 物 を 調 べることでおおまかな 状 況 を 知 ることができた ここでは まず 今 回 の 生 息 生 物 調 査 で 確 認 できた 生 物 の 中 でも 特 に 水 質 特 性 について 記 す 汚 れた 川 に 生 息 する 指 標 生 物 サカマキガイ シマイシビル エラミミズ きれいな 川 に 生 息 する 指 標 生 物 サワガニ 今 回 の 調 査 では 以 上 の 指 標 生 物 を 確 認 することができた 汚 れた 川 の 指 標 生 物 が 数 多 く 確 認 出 来 たため この 結 果 を 見 る 限 りでは 芝 川 の 水 質 状 況 は 良 いものではないと 推 測 できる しかし 水 質 指 標 生 物 はあくまでもおおまかな 状 況 を 伝 えてくれるものであり 決 して 現 在 の 水 質 状 況 を 断 定 する 存 在 ではない 現 に 今 回 確 認 できたサワガニはきれいな 川 の 指 標 生 物 であ って 汚 れた 川 の 指 標 生 物 ではない 因 みに 水 質 指 標 生 物 ではないメダカも 基 本 的 にはきれいな 川 に 生 息 する 生 物 であり 今 回 の 調 査 で 確 認 することが 出 来 た 化 学 的 な 観 点 から 見 た 芝 川 の 水 質 状 況 を 見 た 限 りでは メダ カがもともと 生 息 していたという 可 能 性 は 殆 ど 考 えられないため メダカが 何 者 かによって 芝 川 に 放 流 されたか 芝 川 につながる 農 業 排 水 路 に 生 息 していたメダカが 流 されてきたと 考 えら れる サワガニが 芝 川 に 生 息 していた 理 由 についても 似 たような 見 解 ができるだろう また 荒 川 水 系 芝 川 新 芝 川 第 二 期 水 環 境 改 善 緊 急 行 動 計 画, 行 動 計 画 参 考 資 料 より モツ ゴがα 中 腐 水 性 に 分 布 しており やはり 芝 川 でメダカやサワガニといった 貧 腐 水 性 のきれい な 川 の 生 物 がもともと 生 息 していたとは 考 えにくい 芝 川 の 上 流 の DO は 6~6.5mg/L なので 同 資 料 のヤマメ アマゴが 確 認 できるβ 中 腐 水 性 にまで 達 していると 考 えられるが 下 流 は

48 5mg/L を 下 回 ってしまっている 所 もあるので 生 物 学 的 水 質 階 級 的 に 見 ると やはりα 中 腐 水 性 流 域 を 脱 せないと 思 われる 一 方 で 一 部 の 項 目 では 河 川 の 環 境 基 準 類 型 B,C の 範 囲 まで 達 し ていることからも 芝 川 の 水 質 は 改 善 されてきていると 考 えても 良 いだろう 全 国 調 査 結 果 からのアプローチ ここでは 全 国 的 な 魚 類 調 査 水 質 調 査 結 果 をもとに 魚 類 と 水 質 との 関 係 を 考 察 する 建 設 省 ( 現 国 土 交 通 省 )は 昭 和 33 年 以 来 河 川 水 質 調 査 を 継 続 的 に 実 施 し 調 査 結 果 は 記 者 発 表 及 び 河 川 水 質 年 鑑 水 質 年 表 の 形 で 公 表 している( 薗 田 1994) また 河 川 の 生 物 調 査 は 平 成 2 年 度 から 河 川 水 辺 の 国 勢 調 査 として 魚 介 類 等 の 調 査 を 全 国 的 に 実 施 している( 同 ) 平 成 2 3 年 度 の 水 質 調 査 結 果 と 魚 類 調 査 結 果 を 基 に アユ ウグイ オイカワ モツゴ コ イなど 11 種 類 の 魚 類 が 生 息 可 能 な 水 質 範 囲 を 以 下 の 表 にまとめた 上 に 記 載 されている 魚 ほど 清 流 を 好 むもので 下 に 記 載 されている 魚 ほど 汚 れた 川 でも 棲 むことが 出 来 る 水 質 汚 濁 に 強 いものである 尚 赤 字 で 書 いてある 魚 は 我 々の 調 査 結 果 と 既 往 調 査 結 果 で 芝 川 において 生 息 が 確 認 されていることを 示 す 水 質 水 温 水 温 ph D O D O B O D NH4-N 年 平 均 値 年 最 大 値 年 平 均 値 年 平 均 値 年 最 小 値 年 平 均 値 年 平 均 値 魚 類 ( ) ( ) (mg/l) (mg/l) (mg/l) (mg/l) ヤマメ アマゴ 16 以 下 28 以 下 7.0~8.0 9 以 上 6 以 上 2 以 下 0.2 以 下 ア ユ - 30 以 下 6.5~8.0 8 以 上 5 以 上 4 以 下 0.6 以 下 カワムツ 13 以 上 23~30 6.5~8.0 8 以 上 5 以 上 4 以 下 0.6 以 下 ウグイ - 30 以 下 6.5~8.0 8 以 上 4 以 上 5 以 下 1 以 下 オイカワ ~8.5 7 以 上 3 以 上 10 以 下 2 以 下 カマツカ 10 以 上 - 6.5~8.0 7 以 上 3 以 上 10 以 下 2 以 下 ヨシノボリ ~8.0 7 以 上 3 以 上 10 以 下 3 以 下 モツゴ 10 以 上 - 6.5~8.0 6 以 上 3 以 上 10 以 下 3 以 下 コイ 10 以 上 20 以 上 6.5~9.0 6 以 上 4 以 上 10 以 下 3 以 下 フナ 10 以 上 - 6.5~9.0 6 以 上 3 以 上 10 以 下 3 以 下 魚 類 が 生 息 可 能 な 水 質 範 囲 ( 薗 田 1994 より 一 部 改 変 ) この 表 から 読 み 取 れることは 本 研 究 で 確 認 できたモツゴ コイは DO 年 平 均 値 を 見 る 限 りで

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