基 本 項 目 ( 目 次 ) (1) ラグビーのランニング P.2 (2) パスの 基 本 P.4 (3) 低 い 姿 勢 P.5 (4) ピックアップ ダウンボール P.5 (5) ヒットの 基 本 P.6 (6) タックル P.7 番 外 小 学 生 の 筋 トレ 知 識 P.8 (7) モー

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1 ARS Coaching Manual 初 版 阿 倍 野 ラグビースクール 2008 年 5 月 18 日

2 基 本 項 目 ( 目 次 ) (1) ラグビーのランニング P.2 (2) パスの 基 本 P.4 (3) 低 い 姿 勢 P.5 (4) ピックアップ ダウンボール P.5 (5) ヒットの 基 本 P.6 (6) タックル P.7 番 外 小 学 生 の 筋 トレ 知 識 P.8 (7) モール (8) ラック (9) モギリ(パクリ) (10) ルール (7)~(10)は (1)~(6)がある 程 度 できてからマニュアル 化 したいと 思 いますので 今 回 は 省 きました はじめに このコーチングマニュアルは 小 学 生 がラグビーをするにあたり 必 ず 指 導 すべき ARS 独 自 のものです 基 本 プレーが 出 来 なければ 次 の 段 階 の 高 度 なプレーやスキルは 教 えられません 発 足 して1 年 が 経 過 しスクールとしてももう 一 度 原 点 に 戻 り 基 本 プレーを 見 直 し 子 どもたちに コーチングしたいと 思 います なお コーチするにあたって 子 どもの 目 線 で しかもわかり 易 くラグビーの 専 門 用 語 のみで 指 導 せず 楽 しく テンポ 良 く 色 いろなバリエーションを 持 ち シンプルに 丁 寧 に 指 導 して ください 1

3 (1) ラグビーのランニング 現 在 スピードがなければ このスポーツ(ラグビー)は 出 来 ません しかし 子 どもたちにどうコーチングするかが 重 要 な 課 題 です 1 股 関 節 肩 甲 骨 周 りの 関 節 の 柔 軟 性 を 高 める 運 動 ウォーミングアップを 丁 寧 にしよう ゆっくりで 良 いから 20~30mを 股 関 節 を 大 きく 動 かす( 大 股 )ことを 考 えコーチン グしよう 必 ずコーチが 子 どもの 前 に 立 ち 早 く 終 わらないようにする 肩 甲 骨 周 りの 動 きも 非 常 に 重 要 です 立 ったままで 良 いから 肩 甲 骨 周 りを 大 きく 動 かす 運 動 をコーチングしよう 2 走 る 力 を 高 める 運 動 ただダッシュの 繰 り 返 しやランパスの 連 続 ばかりでは 効 果 は 上 がりません また 走 ることが 嫌 になっては 元 も 子 もありません また 運 動 課 程 で 嫌 気 が 差 す と 大 脳 からドーパミンが 放 出 されず 逆 に 運 動 能 力 が 低 下 します その 場 でのジャンプ 系 の 練 習 左 右 にステップ( 大 きく)し ゆっくり 前 進 遊 びを 取 り 入 れた 走 り も 子 どもには 必 要 特 に 低 学 年 は コーチも 仲 間 に 入 り 一 緒 に 楽 しむことが 子 どもの 走 り につな がります 20~30mをゆっくりで 良 いから 股 関 節 を 大 きく 動 かす( 大 股 で 歩 く)ことをコーチ ングしましよう 必 ずコーチが 子 どもの 前 に 立 ち 早 く 終 わらないようにする 2

4 3 走 る 前 に 体 をリラックスさせる 運 動 体 全 体 が 走 る 前 からカチカチでは 筋 肉 が 緊 張 したままでスピードは 出 ません また けがをする 原 因 になります 必 ず 初 めに 頭 首 手 首 足 首 などを 振 らせたり 回 させたりしてリラックスさせ よう 大 きな 声 を 出 させるのも 緊 張 をほぐす 練 習 になります 4 色 いろな 状 況 での 走 り の 練 習 ラグビーのランニングは 無 酸 素 運 動 と 有 酸 素 運 動 の 連 続 です 特 にゲームの 終 盤 は この 運 動 要 素 が 増 します 色 いろな 走 りの 経 験 をさせることが 走 力 につながります 笛 と 同 時 に スロー&ワンダッシュ ラダーやミニハードルを 使 う その 場 で 座 らせてから 笛 と 同 時 にスタートダッシュ 寝 かせて 笛 と 同 時 にスタートダッシュ うつ 伏 せ 仰 向 けからのスタートダッシュ 寝 転 んでいる 子 どもをまたがらせての 走 り カラーコーン マーカーを 使 用 してジグザク 走 り 反 射 神 経 を 高 めることで 走 力 アップさせる パートナーでツイストやハンドワークなどをさせることも 効 果 的 (アメリカンフットボールで 用 いられている 練 習 法 ) 反 復 横 飛 びを 色 いろなパターンでやらせよう 線 上 をまっすぐ 走 る 横 走 りや 後 ろ 向 きでの 走 り その 場 で 直 立 させ 体 幹 丹 田 がしっかりしているか 猫 背 になっていないかを 見 ることも 必 要 3

5 (2) パスの 基 本 低 学 年 中 学 年 と 高 学 年 では 差 があるので 学 年 に 合 ったパスにお 練 習 をする 1 パスの 練 習 はキャッチャーの 指 導 からする キャッチャーの 手 の 位 置 を 明 確 にすること 対 面 でのパスで OK キャッチャーが 手 で 目 標 を 作 るかチェックしてパスの 練 習 2 パサーは 出 来 る 限 りモーションを 小 さく 早 くパスするようにしよう 3 パサーは 捕 球 したところから のタイミングでパスする 練 習 をさせよう 1 2 の~ 3 にならないように 4 低 学 年 中 学 年 はストレートパスで OK ただし ボールの 回 転 は タテ 回 転 になるようコーチングしよう 5 高 学 年 は キャッチャーはパサーからのボールをキャッチする 位 置 を 考 えさせよう できるだけ パサーに 近 い 位 置 で 捕 球 し 素 早 く 次 のプレーに 入 ることをコーチしよ う 腕 の 力 手 首 の 力 指 の 力 をつける 練 習 をさせよう 対 面 でも OK アンダーパスで 左 右 両 方 でキャッチャーの 示 す 手 のところへパ スする 練 習 をさせよう 慣 れれば パンチパスなどもやらせよう 横 一 列 3 人 程 度 で 足 を 動 かさず 横 パスの 練 習 をさせよう 4

6 (3) 低 い 姿 勢 低 い 姿 勢 は 全 てのプレーに 必 要 です ラグビーの 基 本 姿 勢 です 最 近 の 子 どもは 非 常 に 腰 高 な 姿 勢 が 目 立 ちます 1 スクット 等 は 低 い 姿 勢 のため 大 変 有 効 な 練 習 です 2 四 股 踏 みや 又 割 りも 非 常 に 効 果 的 です 3 姿 勢 は 長 時 間 しなくても 週 に 一 度 練 習 時 にはさせよう 4 ランプレーにも 低 い 姿 勢 は 必 要 です パスを 受 けた 時 に 一 度 シフトダウンすることがベストです ミニラグビーの 場 合 特 にボールを 受 けた 時 にディフェンスに 絡 まれることが 多 いの で ランプレーでも 低 い 姿 勢 を 保 つと 生 きたボールを 継 続 させることが 出 来 ます 短 い 距 離 で OK ですから パスの 練 習 と 合 わせ ダウンボール ピックアップの 練 習 も 繰 り 返 しましょう 低 い 姿 勢 をとらせてから GO!の 合 図 で 押 し 相 撲 なども 効 果 があります (4) ピックアップ ダウンボール (3)の 低 い 姿 勢 がある 程 度 できるようになれば ピックアップ ダウンボールは 容 易 に 出 来 ま すが 次 に ボールをまたいで 取 る 練 習 を 繰 り 返 しましょう 1 グリッド 内 で 色 いろなピックアップの 方 法 を 練 習 させよう 練 習 の 時 にメリハリをつけ 一 人 がダウンボールした 瞬 間 に 次 の 子 どもがピック アップをきっちりする 練 習 をしよう 5

7 2 ピックアップした 後 に すぐにディフェンスが 絡 んでくる 練 習 をしよう アタックとディフェンスの 人 数 を 1on1 2on1 2on2 で 行 うことも 非 常 に 効 果 的 です (5) ヒット( 当 たり)の 基 本 アタック 側 とディフェンス 側 の 当 たりがありますが ここでは アタック 側 を 中 心 に 解 説 しま す 1 まっすぐ 当 たる ( 相 手 の 芯 を 外 すことは 教 えない) 2 当 たったら 足 をかけ(そろえず 踏 ん 張 る) 低 い 姿 勢 を 保 つ 3 ボールは 当 たった 相 手 から 遠 い 位 置 にする ( 自 分 と 相 手 の 間 に 挟 まない) まっすぐ 当 たるときは 必 ずパワーフットであるかを 確 認 する 当 たった 後 は 必 ずアタック 側 は 味 方 にボールのあるところを 見 せる 4 アタック 側 は 後 ろに 振 り 返 るとき 肩 で 切 りながら 回 る 1on1で 子 ども 同 士 でさせてみる ディフェンス 側 は 相 手 のボールをつかみにいかせ 片 方 の 手 で 相 手 の 脚 ( 腿 の 裏 側 )を 持 つ 感 覚 でディフェンスさせる コーチは 必 ず 横 で 危 険 のないようにサポートするここが 必 要 1on1のプレーに 慣 れれば 1on2 2on1で 人 数 を 増 やしていく 6

8 (6) タックル タックル 側 1 相 手 をしっかり 見 つめさせる 2 頭 を 下 げない 背 中 が 曲 がらない( 丸 めない) 3 相 手 に 強 く 当 たらせる 4 必 ずパワーフットで 当 たらせる 5 腰 より 下 にしっかり 入 らせる 6 腕 だけで 当 たらせない 7 斜 め45 から 入 らせる 8 バインドをしかりさせる 9 踏 み 出 した 足 は 深 く 入 らせる 10 タックル 直 後 すぐに 起 き 上 がらせる タックル 側 1 手 をつかないように 倒 れさせる 2 ボールは 両 手 で 持 たせる 3 顎 を 引 いて 目 線 は 自 分 の 腹 を 見 させる 4 倒 れた 後 は 体 をひねり 味 方 側 にボールを 向 けさせる 最 初 は 膝 付 き 姿 勢 からで 良 いから コーチが 横 に 付 ききっちりとしたアドバイス をしながら 練 習 させる 7

9 ( 番 外 ) 小 学 生 の 筋 トレ 知 識 導 入 時 は 3~4 種 目 経 験 を 積 んだ 場 合 でも8~10 種 目 負 荷 を 考 え 1 種 目 15~20 回 から 始 める セット 間 の 休 息 時 間 は 1~2 分 を 目 安 とする 筋 肉 に 張 りを 訴 える 子 どもは 休 息 時 間 を 延 長 する 1 回 のトレーニング 時 間 は 低 学 年 は10 分 中 学 年 は15 分 高 学 年 は20 分 留 意 点 思 春 期 の 子 どもは 骨 が 成 長 過 程 期 で 骨 端 軟 骨 部 ( 骨 の 成 長 をつかさどる 部 分 ) の 強 度 が 非 常 に 弱 い 状 態 です 間 違 ったトレーニングや 動 作 をさせると 骨 端 軟 骨 部 の 損 傷 を 引 き 起 こし 骨 の 成 長 に 悪 影 響 を 及 ぼします 正 しい 知 識 でコーチング することが 必 要 です 上 半 身 の EXERCISE 腕 立 て 伏 せ 腕 立 てジャンケン( 遊 び 心 を 入 れる) 壁 での 腕 立 て 伏 せ 腕 立 ての 姿 勢 で 片 足 を 上 げる( 両 方 の 足 でさせる) 手 押 し 車 後 ろ 向 きで 台 に 手 をつき 腰 を 上 げ 下 ろしする 二 人 一 組 で 背 中 にボールを 挟 み 上 下 運 動 鉄 棒 を 使 った 斜 め 懸 垂 棒 登 り 8

10 下 半 身 の EXERCISE スクワット 片 足 スクワット 二 人 で 手 をつないでのスクワット フォワードランジ サイドランジ ステップアップ つま 先 歩 き かかと 歩 き アヒル 歩 き 体 幹 の EXERCISE 二 人 で 片 方 が 足 首 を 押 さえての 腹 筋 ボールを 使 ってのワイパー ボールを 使 っての 上 体 ひねり フラフープ 回 し 9