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1 養 父 市 国 民 保 護 計 画 ~ 市 民 の 保 護 をめざして~ 平 成 22 年 3 月 養 父 市

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3 目 次 第 1 編 総 論...1 第 1 章 市 の 責 務 計 画 の 位 置 づけ 構 成 等 市 の 責 務 及 び 市 保 護 計 画 の 位 置 づけ 市 保 護 計 画 の 構 成 市 保 護 計 画 の 見 直 し 変 更 手 続 第 2 章 保 護 措 置 に 関 する 基 本 方 針 第 3 章 関 係 機 関 の 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 等 第 4 章 市 の 地 理 的 社 会 的 特 徴 第 5 章 市 保 護 計 画 が 対 象 とする 事 態 武 力 攻 撃 事 態 等 緊 急 対 処 事 態 第 2 編 平 素 からの 備 えや 予 防...20 第 1 章 組 織 体 制 の 整 備 等 第 1 市 における 組 織 体 制 の 整 備 初 動 体 制 の 整 備 消 防 機 関 の 体 制 第 2 関 係 機 関 との 連 携 体 制 の 整 備 基 本 的 考 え 方 県 との 連 携 近 接 市 町 との 連 携 指 定 公 共 機 関 等 との 連 携 第 3 市 民 に 期 待 される 取 組 等 市 民 に 期 待 される 取 組 市 民 との 連 携 ボランティア 団 体 等 に 対 する 支 援 第 4 通 信 の 確 保 第 5 情 報 収 集 提 供 等 の 体 制 整 備 基 本 的 考 え 方 警 報 等 の 伝 達 に 必 要 な 準 備 安 否 情 報 の 収 集 整 理 及 び 提 供 に 必 要 な 準 備 被 災 情 報 の 収 集 報 告 に 必 要 な 準 備 第 6 研 修 及 び 訓 練 研 修 訓 練 第 2 章 避 難 救 援 及 び 武 力 攻 撃 災 害 への 対 処 に 関 する 平 素 からの 備 え 避 難 に 関 する 基 本 的 事 項 避 難 実 施 要 領 のパターンの 作 成 救 援 に 関 する 基 本 的 事 項 運 送 事 業 者 の 輸 送 力 輸 送 施 設 の 把 握 等

4 5 一 時 集 合 場 所 の 選 定 避 難 施 設 の 指 定 への 協 力 医 療 体 制 の 整 備 生 活 関 連 等 施 設 の 把 握 等 第 3 章 物 資 及 び 資 材 の 備 蓄 整 備 市 における 備 蓄 市 が 管 理 する 施 設 及 び 設 備 の 整 備 及 び 点 検 等 第 4 章 国 民 保 護 に 関 する 啓 発 保 護 措 置 に 関 する 啓 発 武 力 攻 撃 事 態 等 において 市 民 がとるべき 行 動 等 に 関 する 啓 発 第 3 編 武 力 攻 撃 事 態 等 への 対 処...47 第 1 章 初 動 連 絡 体 制 の 迅 速 な 確 立 及 び 初 動 措 置 危 機 管 理 対 策 本 部 等 の 設 置 市 対 策 本 部 との 調 整 第 2 章 市 対 策 本 部 の 設 置 等 市 対 策 本 部 の 設 置 等 動 員 の 実 施 通 信 の 確 保 第 3 章 関 係 機 関 相 互 の 連 携 国 県 の 対 策 本 部 との 連 携 知 事 指 定 行 政 機 関 の 長 指 定 地 方 行 政 機 関 の 長 への 措 置 要 請 等 指 定 公 共 機 関 等 その 他 関 係 機 関 への 措 置 要 請 等 自 衛 隊 の 部 隊 等 の 派 遣 要 請 の 求 め 等 他 の 市 町 長 等 に 対 する 応 援 の 要 求 事 務 の 委 託 指 定 行 政 機 関 の 長 等 に 対 する 職 員 の 派 遣 要 請 市 の 行 う 応 援 等 ボランティア 団 体 等 に 対 する 支 援 等 住 民 等 への 協 力 要 請 市 議 会 との 相 互 協 力 第 4 章 警 報 及 び 避 難 の 指 示 等 第 1 警 報 の 伝 達 等 警 報 の 内 容 の 伝 達 等 警 報 の 内 容 の 伝 達 方 法 緊 急 通 報 の 伝 達 及 び 通 知 第 2 避 難 住 民 の 誘 導 等 避 難 の 指 示 の 通 知 伝 達 避 難 実 施 要 領 の 策 定 避 難 住 民 の 誘 導 第 3 避 難 の 類 型 及 び 避 難 に 当 たって 留 意 すべき 事 項 避 難 の 類 型 避 難 に 当 たって 留 意 すべき 事 項

5 第 5 章 救 援 救 援 の 実 施 関 係 機 関 との 連 携 救 援 の 内 容 救 援 の 実 施 方 法 第 6 章 安 否 情 報 の 収 集 提 供 安 否 情 報 の 収 集 県 に 対 する 報 告 安 否 情 報 の 照 会 に 対 する 回 答 日 本 赤 十 字 社 に 対 する 協 力 第 7 章 武 力 攻 撃 災 害 への 対 処 第 1 武 力 攻 撃 災 害 への 対 処 武 力 攻 撃 災 害 への 対 処 の 基 本 的 考 え 方 武 力 攻 撃 災 害 の 兆 候 の 通 報 第 2 応 急 措 置 等 退 避 の 指 示 警 戒 区 域 の 設 定 武 力 攻 撃 災 害 の 拡 大 防 止 のための 事 前 の 指 示 土 地 建 物 の 一 時 使 用 等 消 防 に 関 する 措 置 等 第 3 生 活 関 連 等 施 設 における 災 害 への 対 処 等 生 活 関 連 等 施 設 の 安 全 確 保 危 険 物 質 等 に 係 る 武 力 攻 撃 災 害 の 防 止 及 び 防 除 第 4 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 及 びNBC 攻 撃 による 災 害 への 対 処 等 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 への 対 処 NBC 攻 撃 による 災 害 への 対 処 第 8 章 被 災 情 報 の 収 集 報 告 及 び 公 表 被 災 情 報 の 収 集 及 び 報 告 被 災 情 報 の 公 表 第 9 章 保 健 衛 生 の 確 保 その 他 の 措 置 保 健 衛 生 の 確 保 廃 棄 物 の 処 理 文 化 財 の 保 護 第 10 章 市 民 生 活 の 安 定 に 関 する 措 置 生 活 関 連 物 資 等 の 価 格 安 定 避 難 住 民 等 の 生 活 安 定 等 生 活 基 盤 等 の 確 保 第 11 章 特 殊 標 章 等 の 交 付 及 び 管 理 第 4 編 復 旧 等 第 1 章 応 急 の 復 旧 基 本 的 考 え 方 公 共 的 施 設 の 応 急 の 復 旧

6 第 2 章 武 力 攻 撃 災 害 の 復 旧 第 3 章 保 護 措 置 に 要 した 費 用 の 支 弁 等 保 護 措 置 に 要 した 費 用 の 支 弁 国 への 負 担 金 の 請 求 損 失 補 償 及 び 損 害 補 償 総 合 調 整 及 び 指 示 に 係 る 損 失 の 補 てん 市 民 の 権 利 利 益 の 救 済 に 係 る 手 続 等 第 5 編 緊 急 対 処 事 態 への 対 処 緊 急 対 処 事 態 緊 急 対 処 事 態 における 警 報 の 通 知 及 び 伝 達 資 料 編 1 養 父 市 国 民 保 護 対 策 本 部 及 び 養 父 市 緊 急 対 処 事 態 対 策 本 部 条 例 2 養 父 市 国 民 保 護 協 議 会 条 例 3 養 父 市 国 民 保 護 協 議 会 の 構 成 4 養 父 市 国 民 保 護 対 策 本 部 及 び 養 父 市 緊 急 対 処 事 態 対 策 本 部 各 部 各 課 室 等 事 務 分 掌 5 関 係 機 関 連 絡 先 6 避 難 実 施 要 領 パターン( 例 ) 7 避 難 所 及 び 救 護 所 設 置 予 定 施 設 8 地 域 防 災 計 画 を 踏 まえた 備 蓄 品 目 及 び 備 蓄 基 準 等 9 救 援 の 程 度 及 び 基 準 ( 平 成 16 年 厚 生 労 働 省 告 示 第 343 号 ) 10 被 害 情 報 報 告 様 式 及 び 安 否 情 報 報 告 に 関 する 様 式

7 第 1 編 総 論 第 1 章 市 の 責 務 計 画 の 位 置 づけ 構 成 等 市 は 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 保 護 する 責 務 にかんがみ 国 民 の 保 護 のための 措 置 ( 以 下 保 護 措 置 という )を 的 確 かつ 迅 速 に 実 施 するため 以 下 のとおり 市 の 責 務 を 明 らかにするとともに 市 の 国 民 の 保 護 に 関 する 計 画 ( 以 下 市 保 護 計 画 という ) の 趣 旨 構 成 等 について 定 める 1 市 の 責 務 及 び 市 保 護 計 画 の 位 置 づけ (1) 計 画 作 成 に 当 たっての 基 本 的 考 え 方 市 ( 市 長 及 びその 他 の 執 行 機 関 をいう 以 下 同 じ )は 以 下 の 基 本 的 考 え 方 のもと 市 保 護 計 画 を 作 成 する 1 国 民 保 護 法 制 の 役 割 武 力 攻 撃 事 態 等 における 国 民 の 保 護 のための 措 置 に 関 する 法 律 ( 平 成 16 年 法 律 第 112 号 以 下 国 民 保 護 法 という )は 武 力 攻 撃 事 態 等 から 国 民 を 守 る 仕 組 みを 定 めたものであり この 法 律 をはじめ 武 力 攻 撃 事 態 対 処 法 など 一 連 の 有 事 法 の 施 行 によって 関 係 機 関 の 有 事 に おける 活 動 を 事 前 に 明 確 にしておく 枠 組 みができたと 言 える このような 法 制 による 仕 組 み があってはじめて 民 主 主 義 国 家 における 安 全 のためのシステムが 機 能 するものであり 国 民 保 護 法 を 実 効 性 あるものにするため この 計 画 を 作 成 するものである 2 市 民 の 保 護 の 確 立 この 計 画 は 市 が 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 守 る 立 場 から これまでの 経 験 や 教 訓 を 活 かし 市 民 の 自 由 と 権 利 を 尊 重 しつつ 武 力 攻 撃 事 態 等 から 市 民 を 保 護 するための 活 動 を 行 い もって 有 事 における 市 民 の 安 全 と 安 心 を 確 立 するために 作 成 するものである 3 国 際 平 和 のための 取 組 と 武 力 攻 撃 事 態 等 への 備 え 国 の 平 和 と 国 民 の 安 全 を 確 保 するためには 諸 外 国 との 良 好 な 協 調 関 係 の 確 立 や 国 際 社 会 との 協 力 などにより 武 力 攻 撃 の 発 生 を 未 然 に 防 ぐことが 何 よりも 重 要 であり 養 父 市 にお いても 国 際 平 和 を 希 求 する 立 場 から 多 文 化 共 生 の 社 会 づくり 草 の 根 の 国 際 交 流 など 様 々 な 取 組 を 展 開 しており このような 取 組 はこれからも 続 けていかなければならない しかしながら こうした 平 和 への 努 力 を 重 ねてもなお 万 一 武 力 攻 撃 や 大 規 模 テロが 発 生 したときは 市 は 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 守 る 必 要 があるため この 計 画 を 作 成 す るものである 4 阪 神 淡 路 大 震 災 等 の 教 訓 の 反 映 武 力 攻 撃 事 態 への 対 応 は 原 因 の 意 図 性 攻 撃 の 反 復 性 などの 点 で 自 然 災 害 や 事 故 災 害 と の 違 いはある しかしながら 市 民 の 安 全 を 確 保 するための 方 策 においては 共 通 する 部 分 も 多 いことから 計 画 の 作 成 に 当 たっては 備 えの 大 切 さなど 阪 神 淡 路 大 震 災 をはじめとす る 様 々な 危 機 事 案 における 教 訓 を 踏 まえた 地 域 防 災 計 画 等 に 基 づくこれまでの 取 組 の 蓄 積 を 最 大 限 に 取 り 入 れるとともに 地 域 防 災 計 画 との 整 合 性 を 図 るよう 努 める 1

8 (2) 計 画 の 目 的 市 保 護 計 画 は 武 力 攻 撃 事 態 等 から 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 保 護 し 市 民 生 活 や 市 民 経 済 への 影 響 が 最 小 となるよう 住 民 の 避 難 避 難 住 民 等 の 救 援 武 力 攻 撃 災 害 への 対 処 などの 保 護 措 置 を 的 確 かつ 迅 速 に 実 施 することを 目 的 とする (3) 市 の 責 務 市 は 武 力 攻 撃 事 態 等 において 国 民 保 護 法 その 他 の 法 令 国 民 の 保 護 に 関 する 基 本 指 針 ( 平 成 17 年 3 月 閣 議 決 定 以 下 基 本 指 針 という ) 及 び 兵 庫 県 国 民 保 護 計 画 ( 以 下 県 保 護 計 画 という )を 踏 まえ 市 保 護 計 画 に 基 づき 市 民 の 協 力 を 得 つつ 他 の 機 関 と 連 携 協 力 し 自 ら 保 護 措 置 を 的 確 かつ 迅 速 に 実 施 し その 区 域 において 関 係 機 関 が 実 施 する 保 護 措 置 を 総 合 的 に 推 進 する 市 が 実 施 する 保 護 措 置 1 警 報 の 伝 達 避 難 実 施 要 領 の 策 定 関 係 機 関 の 調 整 その 他 の 住 民 の 避 難 に 関 する 措 置 2 救 援 の 実 施 安 否 情 報 の 収 集 及 び 提 供 その 他 の 避 難 住 民 等 の 救 援 に 関 する 措 置 3 退 避 の 指 示 警 戒 区 域 の 設 定 消 防 廃 棄 物 の 処 理 被 災 情 報 の 収 集 その 他 の 武 力 攻 撃 災 害 への 対 処 に 関 する 措 置 4 水 の 安 定 的 な 供 給 その 他 の 市 民 生 活 の 安 定 に 関 する 措 置 5 武 力 攻 撃 災 害 の 復 旧 に 関 する 措 置 (4) 市 保 護 計 画 の 位 置 づけ 市 は その 責 務 にかんがみ 国 民 保 護 法 第 35 条 の 規 定 に 基 づき 市 保 護 計 画 を 作 成 する (5) 市 保 護 計 画 に 定 める 事 項 市 保 護 計 画 においては その 区 域 に 係 る 保 護 措 置 の 総 合 的 な 推 進 に 関 する 事 項 市 が 実 施 する 保 護 措 置 に 関 する 事 項 等 国 民 保 護 法 第 35 条 第 2 項 各 号 に 掲 げる 事 項 について 定 める 市 保 護 計 画 に 定 める 事 項 1 市 の 区 域 に 係 る 保 護 措 置 の 総 合 的 な 推 進 に 関 する 事 項 2 市 が 実 施 する 保 護 措 置 に 関 する 事 項 3 保 護 措 置 を 実 施 するための 訓 練 並 びに 物 資 及 び 資 材 の 備 蓄 に 関 する 事 項 4 保 護 措 置 を 実 施 するための 体 制 に 関 する 事 項 5 保 護 措 置 の 実 施 に 関 する 他 の 地 方 公 共 団 体 その 他 の 関 係 機 関 との 連 携 に 関 する 事 項 6 上 記 のほか 市 の 区 域 に 係 る 保 護 措 置 に 関 し 市 長 が 必 要 と 認 める 事 項 (6) 市 保 護 計 画 の 対 象 市 保 護 計 画 においては 市 の 区 域 内 に 居 住 している 人 はもとより 通 勤 通 学 旅 行 等 で 市 の 区 域 内 に 滞 在 する 人 や 市 域 を 越 えて 避 難 してきたすべての 人 ( 外 国 人 を 含 む ) 及 び 市 の 区 域 内 において 活 動 を 行 うすべての 法 人 その 他 の 団 体 ( 以 下 これらを 市 民 という )を 保 護 の 対 象 とする 2

9 2 市 保 護 計 画 の 構 成 市 保 護 計 画 は 以 下 の 各 編 により 構 成 する 第 1 編 総 論 第 2 編 平 素 からの 備 えや 予 防 第 3 編 武 力 攻 撃 事 態 等 への 対 処 第 4 編 復 旧 等 第 5 編 緊 急 対 処 事 態 への 対 処 資 料 編 3 市 保 護 計 画 の 見 直 し 変 更 手 続 (1) 市 保 護 計 画 の 見 直 し 市 保 護 計 画 については 今 後 国 における 保 護 措 置 に 係 る 研 究 成 果 や 新 たなシステムの 構 築 県 保 護 計 画 の 見 直 し 保 護 措 置 についての 訓 練 の 検 証 結 果 等 を 踏 まえ 不 断 の 見 直 しを 行 う 市 保 護 計 画 の 見 直 しに 当 たっては 市 国 民 保 護 協 議 会 ( 以 下 市 協 議 会 という )の 意 見 を 尊 重 するとともに 広 く 関 係 者 の 意 見 を 求 めるものとする (2) 市 保 護 計 画 の 変 更 手 続 市 保 護 計 画 の 変 更 に 当 たっては 計 画 作 成 時 と 同 様 国 民 保 護 法 第 39 条 第 3 項 の 規 定 に 基 づき 市 協 議 会 に 諮 問 の 上 知 事 に 協 議 し 市 議 会 に 報 告 し 公 表 するものとする(ただし 武 力 攻 撃 事 態 等 における 国 民 の 保 護 のための 措 置 に 関 する 法 律 施 行 令 ( 以 下 国 民 保 護 法 施 行 令 という ) で 定 める 軽 微 な 変 更 については 市 協 議 会 への 諮 問 及 び 知 事 への 協 議 は 要 しない ) 3

10 第 2 章 保 護 措 置 に 関 する 基 本 方 針 市 は 保 護 措 置 を 的 確 かつ 迅 速 に 実 施 するに 当 たり 特 に 留 意 すべき 事 項 について 以 下 のとおり 保 護 措 置 に 関 する 基 本 方 針 として 定 める (1) 市 民 の 基 本 的 人 権 の 尊 重 市 は 保 護 措 置 の 実 施 に 当 たっては 日 本 国 憲 法 の 保 障 する 国 民 の 自 由 と 権 利 を 尊 重 すること とし 市 民 の 自 由 と 権 利 に 制 限 が 加 えられるときであっても その 制 限 は 必 要 最 小 限 のものに 限 り 公 正 かつ 適 正 な 手 続 の 下 に 行 う (2) 市 民 の 権 利 利 益 の 迅 速 な 救 済 市 は 保 護 措 置 の 実 施 に 伴 う 損 失 補 償 保 護 措 置 に 係 る 不 服 申 立 て 又 は 訴 訟 その 他 の 市 民 の 権 利 利 益 の 救 済 に 係 る 手 続 について これらの 手 続 を 迅 速 かつ 適 切 に 実 施 するための 処 理 体 制 を 確 保 する (3) 市 民 に 対 する 情 報 提 供 市 は 武 力 攻 撃 事 態 等 においては 市 民 に 対 し 保 護 措 置 に 関 する 正 確 な 情 報 を 適 時 に か つ 適 切 な 方 法 で 提 供 する (4) 関 係 機 関 相 互 の 連 携 協 力 の 確 保 市 は 国 県 近 隣 市 町 並 びに 関 係 指 定 公 共 機 関 及 び 関 係 指 定 地 方 公 共 機 関 ( 以 下 指 定 公 共 機 関 等 という )と 平 素 から 相 互 の 連 携 体 制 の 整 備 に 努 める (5) 市 民 の 協 力 1 住 民 の 協 力 市 は 保 護 措 置 の 実 施 のため 必 要 があると 認 めるときは 住 民 に 対 し 必 要 な 援 助 につい て 協 力 を 要 請 する この 場 合 において 住 民 の 自 発 的 な 意 思 を 尊 重 し 強 制 にわたることの ないよう 配 慮 する 避 難 や 救 援 などにおいて 住 民 の 自 発 的 な 協 力 が 得 られるよう 市 は 平 素 から 保 護 措 置 の 重 要 性 について 広 く 啓 発 を 行 うとともに 区 自 治 会 女 性 会 等 が 行 う 地 域 における 自 主 的 な 活 動 への 支 援 に 努 める また 市 は 消 防 団 及 び 自 主 防 災 組 織 の 充 実 活 性 化 ボランティアの 活 動 環 境 の 整 備 等 の 支 援 に 努 める 2 企 業 団 体 の 協 力 市 は 保 護 措 置 の 実 施 のため 必 要 があると 認 めるときは 企 業 団 体 に 対 し 必 要 な 援 助 について 協 力 を 要 請 する この 場 合 において 企 業 団 体 の 自 主 的 な 判 断 を 尊 重 し 強 制 に わたることのないよう 配 慮 する また 市 は 企 業 団 体 の 地 域 防 災 活 動 への 参 画 を 促 すとともに 企 業 団 体 における 防 災 対 策 への 取 組 に 対 する 支 援 に 努 める 4

11 (6) 高 齢 者 障 害 者 外 国 人 乳 幼 児 等 への 配 慮 及 び 国 際 人 道 法 の 的 確 な 実 施 市 は 警 報 及 び 緊 急 通 報 の 伝 達 や 避 難 誘 導 救 援 等 の 保 護 措 置 の 実 施 に 当 たっては 高 齢 者 障 害 者 外 国 人 乳 幼 児 その 他 特 に 配 慮 を 要 する 者 の 保 護 について 留 意 する また 市 は 保 護 措 置 を 実 施 するに 当 たっては 国 際 的 な 武 力 紛 争 において 適 用 される 国 際 人 道 法 の 的 確 な 実 施 を 確 保 する (7) 指 定 公 共 機 関 等 の 自 主 性 の 尊 重 市 は 指 定 公 共 機 関 等 の 保 護 措 置 の 実 施 方 法 については 国 県 及 び 市 から 提 供 される 情 報 も 踏 まえ 指 定 公 共 機 関 等 が 武 力 攻 撃 事 態 等 の 状 況 に 即 して 自 主 的 に 判 断 するものであることに 留 意 する (8) 保 護 措 置 に 従 事 する 者 等 の 安 全 の 確 保 市 は 市 指 定 公 共 機 関 等 が 実 施 する 保 護 措 置 に 従 事 する 者 の 安 全 の 確 保 に 十 分 に 配 慮 する また 要 請 に 応 じて 保 護 措 置 に 協 力 する 者 に 対 しては その 内 容 に 応 じて 安 全 の 確 保 に 十 分 に 配 慮 する 5

12 第 3 章 関 係 機 関 の 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 等 保 護 措 置 の 実 施 主 体 である 関 係 機 関 の 果 たすべき 役 割 及 び 連 絡 先 を 明 らかにするため 関 係 機 関 の 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 及 び 連 絡 先 について 示 す 市 は 関 係 機 関 との 円 滑 な 連 携 を 確 保 できるよう 関 係 機 関 の 連 絡 窓 口 をあらかじめ 把 握 しておく 保 護 措 置 の 全 体 の 仕 組 み 避 難 救 援 対 武 処 力 攻 撃 災 害 へ の 国 民 の 保 護 に 関 する 措 置 の 仕 組 み 国 ( 対 策 本 部 ) 警 報 の 発 令 避 難 措 置 の 指 示 指 示 ( 要 避 難 地 域 避 難 先 地 域 等 ) 救 援 の 指 示 指 示 是 正 県 ( 対 策 本 部 ) 市 町 ( 対 策 本 部 ) 警 報 の 市 町 への 通 知 警 報 の 伝 達 (サイレン 等 を 使 用 ) 防 災 行 政 無 線 公 共 ネットワーク 衛 星 通 信 等 を 活 用 するとともに 情 報 伝 達 システムの 改 善 に 向 けた 検 討 整 備 に 努 める 武 力 攻 撃 災 害 への 対 処 の 指 示 指 示 ( 消 防 庁 長 官 による 消 防 に 関 する 指 示 ) 大 規 模 又 は 特 殊 な 武 力 攻 撃 災 害 (NBC 攻 撃 等 )への 対 処 生 活 関 連 等 施 設 の 安 全 確 保 国 市 民 生 活 の 安 定 措 置 の 実 施 要 請 避 難 の 指 示 救 援 是 正 ( 避 難 経 路 交 通 手 段 等 ) 食 品 生 活 必 需 品 等 の 給 与 収 容 施 設 の 供 与 医 療 の 提 供 等 避 難 の 指 示 の 伝 達 避 難 住 民 の 誘 導 ( 避 難 実 施 要 領 の 策 定 ) 消 防 等 を 指 揮 警 察 自 衛 隊 等 に 誘 導 を 要 請 救 援 に 協 力 武 力 攻 撃 災 害 の 防 御 応 急 措 置 の 実 施 指 示 消 防 応 急 措 置 の 実 施 警 戒 区 域 の 設 定 退 避 の 指 示 警 戒 区 域 の 設 定 退 避 の 指 示 緊 急 通 報 の 発 令 措 置 の 実 施 要 請 県 市 民 ( 協 力 ) 対 策 本 部 における 総 合 調 整 総 合 調 整 総 合 調 整 の 要 請 対 策 本 部 における 総 合 調 整 総 合 調 整 総 合 調 整 の 要 請 対 策 本 部 における 総 合 調 整 (1) 関 係 機 関 の 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 市 及 び 県 の 事 務 機 関 の 名 称 市 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 放 送 事 業 者 による 警 報 等 の 放 送 日 本 赤 十 字 社 による 救 援 への 協 力 運 送 事 業 者 による 住 民 物 資 の 運 送 電 気 ガス 等 の 安 定 的 な 供 給 国 地 方 公 共 団 体 指 定 公 共 機 関 等 が 相 互 に 連 携 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 市 保 護 計 画 の 作 成 2 市 協 議 会 の 設 置 運 営 3 市 国 民 保 護 対 策 本 部 ( 以 下 市 対 策 本 部 という ) 及 び 市 緊 急 対 処 事 態 対 策 本 部 の 設 置 運 営 4 組 織 の 整 備 訓 練 5 警 報 の 伝 達 避 難 実 施 要 領 の 策 定 避 難 住 民 の 誘 導 関 係 機 関 の 調 整 その 他 の 住 民 の 避 難 に 関 する 措 置 の 実 施 6 救 援 の 実 施 安 否 情 報 の 収 集 及 び 提 供 その 他 の 避 難 住 民 等 の 救 援 に 関 する 措 置 の 実 施 7 退 避 の 指 示 警 戒 区 域 の 設 定 消 防 廃 棄 物 の 処 理 被 災 情 報 の 収 集 その 他 の 武 力 攻 撃 災 害 への 対 処 に 関 する 措 置 の 実 施 8 水 の 安 定 的 な 供 給 その 他 の 市 民 生 活 の 安 定 に 関 する 措 置 の 実 施 9 武 力 攻 撃 災 害 の 復 旧 に 関 する 措 置 の 実 施 6

13 機 関 の 名 称 県 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 県 保 護 計 画 の 作 成 2 県 協 議 会 の 設 置 運 営 3 県 国 民 保 護 対 策 本 部 ( 以 下 県 対 策 本 部 という ) 及 び 県 緊 急 対 処 事 態 対 策 本 部 の 設 置 運 営 4 組 織 の 整 備 訓 練 5 警 報 の 通 知 6 住 民 に 対 する 避 難 の 指 示 避 難 住 民 の 誘 導 に 関 する 措 置 県 の 区 域 を 超 える 住 民 の 避 難 に 関 する 措 置 その 他 の 住 民 の 避 難 に 関 する 措 置 の 実 施 7 救 援 の 実 施 安 否 情 報 の 収 集 及 び 提 供 その 他 の 避 難 住 民 等 の 救 援 に 関 する 措 置 の 実 施 8 武 力 攻 撃 災 害 の 防 除 及 び 軽 減 緊 急 通 報 の 発 令 退 避 の 指 示 警 戒 区 域 の 設 定 保 健 衛 生 の 確 保 被 災 情 報 の 収 集 その 他 の 武 力 攻 撃 災 害 への 対 処 に 関 する 措 置 の 実 施 9 生 活 関 連 物 資 等 の 価 格 の 安 定 等 のための 措 置 その 他 の 県 民 生 活 の 安 定 に 関 する 措 置 の 実 施 10 交 通 規 制 の 実 施 11 武 力 攻 撃 災 害 の 復 旧 に 関 する 措 置 の 実 施 非 常 備 消 防 機 関 機 関 の 名 称 養 父 市 消 防 団 1 消 防 活 動 に 関 する 措 置 2 住 民 の 避 難 誘 導 救 急 救 助 等 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 自 衛 隊 機 関 の 名 称 陸 上 自 衛 隊 第 3 師 団 ( 第 3 特 科 隊 ) 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 武 力 攻 撃 事 態 等 における 保 護 措 置 の 実 施 及 び 関 係 機 関 が 実 施 する 保 護 措 置 の 支 援 等 指 定 地 方 行 政 機 関 機 関 の 名 称 近 畿 管 区 警 察 局 大 阪 防 衛 施 設 局 近 畿 総 合 通 信 局 近 畿 財 務 局 神 戸 財 務 事 務 所 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 管 区 内 各 府 県 警 察 の 保 護 措 置 及 び 相 互 援 助 の 指 導 調 整 2 他 管 区 警 察 局 との 連 携 3 管 区 内 各 府 県 警 察 及 び 関 係 機 関 等 からの 情 報 収 集 並 びに 報 告 連 絡 4 警 察 通 信 の 確 保 及 び 統 制 1 所 管 財 産 ( 周 辺 財 産 )の 使 用 に 関 する 連 絡 調 整 2 米 軍 施 設 内 通 行 等 に 関 する 連 絡 調 整 1 電 気 通 信 事 業 者 放 送 事 業 者 への 連 絡 調 整 2 電 波 の 監 督 管 理 監 視 並 びに 無 線 の 施 設 の 設 置 及 び 使 用 の 規 律 に 関 すること 3 非 常 事 態 における 重 要 通 信 の 確 保 4 非 常 通 信 協 議 会 の 指 導 育 成 1 地 方 公 共 団 体 に 対 する 災 害 融 資 2 金 融 機 関 に 対 する 緊 急 措 置 の 指 示 3 普 通 財 産 の 無 償 貸 付 4 被 災 施 設 の 復 旧 事 業 費 の 査 定 の 立 会 7

14 機 関 の 名 称 近 畿 厚 生 局 兵 庫 労 働 局 ( 但 馬 労 働 基 準 監 督 署 ) ( 豊 岡 公 共 職 業 安 定 所 八 鹿 出 張 所 ) 近 畿 農 政 局 ( 兵 庫 農 政 事 務 所 地 域 第 二 課 ) 近 畿 中 国 森 林 管 理 局 兵 庫 森 林 管 理 署 ( 和 田 山 森 林 事 務 所 ) 近 畿 経 済 産 業 局 中 部 近 畿 産 業 保 安 監 督 部 近 畿 支 部 近 畿 地 方 整 備 局 ( 豊 岡 河 川 国 道 事 務 所 ) ( 八 鹿 国 道 維 持 出 張 所 ) 近 畿 運 輸 局 ( 神 戸 運 輸 監 理 部 ) 大 阪 空 港 事 務 所 東 京 航 空 交 通 管 制 部 神 戸 海 洋 気 象 台 近 畿 地 方 環 境 事 務 所 1 救 援 等 に 係 る 情 報 の 収 集 及 び 提 供 1 被 災 者 の 雇 用 対 策 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 武 力 攻 撃 災 害 対 策 用 食 料 及 び 備 蓄 物 資 の 確 保 2 農 業 関 連 施 設 の 応 急 復 旧 1 武 力 攻 撃 災 害 対 策 用 復 旧 用 資 材 の 調 達 供 給 1 救 援 物 資 の 円 滑 な 供 給 の 確 保 2 商 工 鉱 業 の 事 業 者 の 業 務 の 正 常 な 運 営 の 確 保 3 被 災 中 小 企 業 の 振 興 1 電 気 火 薬 類 都 市 ガス 高 圧 ガス 液 化 石 油 ガス 施 設 等 の 保 全 2 鉱 山 における 災 害 時 の 応 急 対 策 1 被 災 時 における 直 轄 河 川 国 道 等 の 公 共 土 木 施 設 の 応 急 復 旧 2 港 湾 施 設 の 使 用 に 関 する 連 絡 調 整 3 港 湾 施 設 の 応 急 復 旧 1 運 送 事 業 者 への 連 絡 調 整 2 運 送 施 設 及 び 車 両 の 安 全 保 安 1 飛 行 場 使 用 に 関 する 連 絡 調 整 2 航 空 機 の 航 行 の 安 全 確 保 1 航 空 機 の 安 全 確 保 に 係 る 管 制 上 の 措 置 1 気 象 状 況 の 把 握 及 び 情 報 の 提 供 1 有 害 物 質 等 の 発 生 等 による 汚 染 状 況 の 情 報 収 集 及 び 提 供 2 廃 棄 物 処 理 施 設 等 の 被 害 状 況 がれき 等 の 廃 棄 物 の 発 生 量 の 情 報 収 集 8

15 指 定 公 共 機 関 等 機 関 の 名 称 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 警 報 及 び 避 難 の 指 示 ( 警 報 の 解 除 及 び 避 難 の 指 示 の 解 除 を 含 む )の 内 [ 放 送 事 業 者 ] 容 並 びに 緊 急 通 報 の 内 容 の 放 送 ( 指 定 公 共 機 関 ) 日 本 放 送 協 会 朝 日 放 送 毎 日 放 送 関 西 テレビ 放 送 讀 賣 テレビ 放 送 大 阪 放 送 ( 指 定 地 方 公 共 機 関 ) サンテレビジョン Kiss-FMKOBE ラジオ 関 西 1 避 難 住 民 の 運 送 及 び 緊 急 物 資 の 運 送 [ 運 送 事 業 者 ] 2 旅 客 及 び 貨 物 の 運 送 の 確 保 1 バス 事 業 者 ( 指 定 地 方 公 共 機 関 ) 全 但 バス 2 鉄 道 事 業 者 ( 指 定 公 共 機 関 ) 西 日 本 旅 客 鉄 道 3 トラック 事 業 者 ( 指 定 公 共 機 関 ) 佐 川 急 便 日 本 通 運 ヤマト 運 輸 ( 指 定 地 方 公 共 機 関 )( 社 ) 兵 庫 県 トラック 協 会 [ 電 気 通 信 事 業 者 ] 1 避 難 施 設 における 電 話 その 他 の 通 信 設 備 の 臨 時 の 設 置 における 協 力 2 通 信 の 確 保 及 び 保 護 措 置 の 実 施 に 必 要 な 通 信 の 優 先 的 取 扱 い ( 指 定 公 共 機 関 )NTT 西 日 本 NTTコミュニケーションズ KDDI ソフトバンクテレコム NTTドコモ 関 西 ソフトバンクモバイル [ 電 気 事 業 者 ] 1 電 気 の 安 定 的 な 供 給 [ガス 事 業 者 ] 日 本 郵 便 [ 病 院 その 他 の 医 療 機 関 ] 日 本 赤 十 字 社 日 本 銀 行 ( 指 定 公 共 機 関 ) 関 西 電 力 1 ガスの 安 定 的 な 供 給 ( 指 定 地 方 公 共 機 関 )( 社 ) 兵 庫 県 エルピーガス 防 災 協 会 1 郵 便 の 確 保 1 医 療 の 確 保 ( 指 定 地 方 公 共 機 関 )( 社 ) 兵 庫 県 医 師 会 1 救 援 への 協 力 2 外 国 人 の 安 否 情 報 の 収 集 整 理 及 び 回 答 1 銀 行 券 の 発 行 並 びに 通 貨 及 び 金 融 の 調 節 2 銀 行 その 他 の 金 融 機 関 の 間 で 行 われる 資 金 決 済 の 円 滑 の 確 保 を 通 じた 信 用 秩 序 の 維 持 (2) 関 係 機 関 の 連 絡 先 関 係 指 定 行 政 機 関 及 び 関 係 指 定 地 方 行 政 機 関 等 ( 自 衛 隊 含 む ) 関 係 県 機 関 ( 県 警 察 含 む ) 関 係 市 町 機 関 その 他 の 機 関 の 連 絡 先 については 資 料 編 に 記 載 するとともに 計 画 とは 別 に 一 覧 表 を 作 成 し 随 時 最 新 の 情 報 へ 更 新 する 9

16 第 4 章 市 の 地 理 的 社 会 的 特 徴 市 は 保 護 措 置 を 適 切 かつ 迅 速 に 実 施 するため その 地 理 的 社 会 的 特 徴 等 について 確 認 することとし 以 下 のとおり 保 護 措 置 の 実 施 に 当 たり 考 慮 しておくべき 市 の 地 理 的 社 会 的 特 徴 等 について 定 める (1) 地 形 養 父 市 は 兵 庫 県 の 北 部 の 但 馬 地 域 の 中 央 に 位 置 し 西 は 鳥 取 県 に 北 は 香 美 町 豊 岡 市 に 接 し 東 は 朝 来 市 に 南 は 宍 粟 市 と 接 している 総 面 積 は422.78km 2 である 地 形 の 特 徴 としては 市 の 東 部 を 一 級 河 川 円 山 川 が 南 東 から 北 西 の 方 向 に 流 れ その 支 流 の 八 木 川 に 沿 って 八 鹿 関 宮 地 域 が 大 屋 川 に 沿 って 養 父 大 屋 地 域 が 位 置 している 西 部 は 県 下 最 高 峰 の 氷 ノ 山 (1,510m)や 妙 見 山 鉢 伏 山 ハチ 高 原 若 杉 高 原 など 山 岳 高 原 地 帯 で 自 然 環 境 に 恵 まれた 地 域 である 本 市 の 地 形 は 全 体 として 北 但 山 地 に 属 している 標 高 は 西 部 の 氷 ノ 山 付 近 に 標 高 1200m~1500 m 前 後 の 山 地 が 連 なり ここから 東 に 向 かって 順 次 高 度 が 低 下 し 東 端 部 では 標 高 400m~500m 前 後 の 低 山 地 が 分 布 する 本 市 で 最 も 標 高 の 高 い 山 は 氷 ノ 山 で1,510mとなっている これに 次 い で 赤 倉 山 が1,332m 鉢 伏 山 が1,221mなどとなっている 本 市 東 部 には 円 山 川 が 北 流 し 八 木 川 や 大 屋 川 の 支 流 を 伴 って 南 部 に 端 を 発 して 北 流 し 日 本 海 に 注 いでいる 本 市 の 地 形 は 全 体 として 山 地 が 卓 越 し 平 野 が 少 ない わずかに 八 木 川 や 大 屋 川 など の 河 川 沿 いの 谷 底 平 野 が 分 布 する 香 美 町 豊 岡 市 鉢 伏 山 妙 見 山 円 山 川 赤 倉 山 八 木 川 氷 ノ 山 大 屋 川 養 父 市 宍 粟 市 朝 来 市 10

17 (2) 気 候 市 においては 気 候 は 日 本 海 型 で 一 般 に 多 雨 多 湿 冬 季 は 大 陸 から 季 節 風 が 吹 き 積 雪 も 多 い 市 の 気 候 は アメダス( 大 屋 和 田 山 )によれば 年 平 均 気 温 は13.4 平 均 降 水 量 は1,644.4mm 平 均 風 速 1.4m/sとなっている 晩 秋 から 春 先 にかけては 時 雨 や 雪 の 日 が 多 く 積 雪 は 30cm 前 後 と なっている 但 馬 地 域 の 気 象 ( 年 平 均 : 月 年 ) 平 年 値 平 均 気 温 最 高 気 温 最 低 気 温 平 均 風 速 日 照 時 間 降 水 量 積 雪 最 大 深 m/s 時 間 mm cm 統 計 期 間 1979~ 1979~ 1979~ 1979~ 1987~ 1979~ 1981~ 資 料 年 数 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 全 年 資 料 )アメダス: 大 屋 ( 降 水 量 ) 和 田 山 ( 気 温 風 速 日 照 等 ) 降 水 150 量 ( mm 100 ) 気 温 ( 15 ) 10 5 降 水 量 平 均 気 温 0 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 0 22 年 間 の 気 温 ( ) 降 水 量 (mm)の 平 均 値 11

18 (3) 人 口 分 布 総 人 口 は28,306 人 世 帯 数 9,212 世 帯 ( 平 成 17 年 国 勢 調 査 )で 平 均 世 帯 人 員 は3.1 人 である 人 口 密 度 は67.0 人 /km2となっている 地 域 別 にみれば 八 鹿 地 域 で 全 体 の 約 40%が 養 父 地 域 に 約 30%が 大 屋 地 域 関 宮 地 域 にそれ ぞれ 約 15%が 居 住 している 年 齢 別 にみれば 15 歳 未 満 の 人 口 が3,843 人 で 約 14% 65 歳 以 上 の 高 齢 者 が8,750 人 で 約 31% 15 歳 ~64 歳 の 生 産 年 齢 人 口 が15,701 人 約 55%となっている 特 に 高 齢 化 率 の 高 い 地 域 は 大 屋 地 域 で 約 37%となっている 人 口 世 帯 人 口 世 帯 数 人 口 密 度 平 均 世 帯 人 員 28,306 人 9,212 世 帯 67.0 人 /km2 3.1 人 男 女 別 地 域 別 人 口 世 帯 ( 単 位 : 人 世 帯 ) 人 口 総 数 男 女 世 帯 数 八 鹿 地 域 11,453 5,450 6,003 3,715 養 父 地 域 8,181 3,898 4,283 2,635 大 屋 地 域 4,397 2,080 2,317 1,486 関 宮 地 域 4,275 2,056 2,219 1,376 養 父 市 計 28,306 13,484 14,822 9,212 資 料 ) 平 成 17 年 国 勢 調 査 年 齢 別 地 域 別 人 口 ( 単 位 : 人 ) 0~14 歳 15~64 歳 65 歳 以 上 不 詳 総 数 八 鹿 地 域 1,589 6,579 3, ,453 養 父 地 域 1,173 4,535 2, ,181 大 屋 地 域 523 2,262 1, ,397 関 宮 地 域 558 2,325 1, ,275 養 父 市 計 3,843 15,701 8, ,306 資 料 ) 平 成 17 年 国 勢 調 査 八 鹿 地 域 養 父 地 域 大 屋 地 域 関 宮 地 域 養 父 市 計 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0~14 歳 15~64 歳 65 歳 以 上 12

19 (4) 道 路 及 び 鉄 道 の 位 置 等 道 路 は 京 阪 神 と 山 陰 地 方 を 結 ぶ 主 要 な 地 域 幹 線 道 路 である 国 道 9 号 が 東 部 から 北 部 にかけて 通 り 東 部 には 姫 路 方 面 と 山 陰 地 方 を 結 ぶ 国 道 312 号 が 南 北 に 通 っている また 主 要 地 方 道 宮 津 養 父 線 養 父 宍 粟 線 養 父 朝 来 線 養 父 小 代 線 養 父 波 賀 線 県 道 物 部 養 父 線 などが 各 集 落 を 結 んで いる 道 の 駅 が 国 道 9 号 (2 箇 所 ) 及 び 県 道 物 部 養 父 線 (1 箇 所 )に 開 設 され 全 国 の 道 の 駅 サー ビスネットワークの 一 環 を 形 成 している 鉄 道 は 円 山 川 に 沿 ってJR 山 陰 本 線 が 通 っており 八 鹿 駅 及 び 養 父 駅 から 京 阪 神 ( 神 戸 市 大 阪 市 京 都 市 ) 及 び 山 陰 地 方 ( 鳥 取 市 )への 所 要 時 間 は それぞれ 約 2 時 間 となっている また 市 の 北 約 10kmにある 但 馬 空 港 から 大 阪 空 港 までは 約 35 分 で 結 ばれている 国 道 312 号 道 の 駅 ようか 但 馬 蔵 宮 津 養 父 線 道 の 駅 但 馬 楽 座 国 道 9 号 八 鹿 地 域 八 鹿 駅 養 父 小 代 線 関 宮 地 域 養 父 地 域 養 父 駅 物 部 養 父 線 道 の 駅 やぶ 養 父 朝 来 線 国 道 9 号 養 父 波 賀 線 大 屋 地 域 養 父 宍 粟 線 交 通 網 図 13

20 第 5 章 市 保 護 計 画 が 対 象 とする 事 態 市 保 護 計 画 においては 以 下 のとおり 県 保 護 計 画 において 想 定 されている 武 力 攻 撃 事 態 及 び 緊 急 対 処 事 態 を 対 象 とする なお 市 内 における 具 体 的 な 事 態 の 想 定 や 市 の 地 理 的 社 会 的 条 件 を 踏 まえた 留 意 点 等 については 今 後 も 県 国 からの 情 報 を 踏 まえ 関 係 機 関 と 連 携 しながら 研 究 検 討 していく 1 武 力 攻 撃 事 態 等 武 力 攻 撃 事 態 等 における 我 が 国 の 平 和 と 独 立 並 びに 国 及 び 国 民 の 安 全 の 確 保 に 関 する 法 律 ( 以 下 事 態 対 処 法 という ) 第 2 条 による 武 力 攻 撃 事 態 等 ( 武 力 攻 撃 事 態 及 び 武 力 攻 撃 予 測 事 態 )の 定 義 は 以 下 のとおりである 武 力 攻 撃 事 態 武 力 攻 撃 が 発 生 した 事 態 又 は 武 力 攻 撃 が 発 生 する 明 白 な 危 険 が 切 迫 していると 認 められる に 至 った 事 態 武 力 攻 撃 予 測 事 態 武 力 攻 撃 事 態 には 至 っていないが 事 態 が 緊 迫 し 武 力 攻 撃 が 予 測 されるに 至 った 事 態 市 保 護 計 画 においては 武 力 攻 撃 事 態 として 基 本 指 針 及 び 県 保 護 計 画 において 想 定 されている 以 下 の4 類 型 の 事 態 を 対 象 とする 1 着 上 陸 侵 攻 2 ゲリラや 特 殊 部 隊 による 攻 撃 3 弾 道 ミサイル 攻 撃 4 航 空 攻 撃 武 力 攻 撃 事 態 の 想 定 は 武 力 攻 撃 の 手 段 その 規 模 の 大 小 攻 撃 パターンなどにより 異 なること から 武 力 攻 撃 事 態 の 想 定 がどのようなものとなるかについて 一 概 に 言 えないが 保 護 措 置 の 実 施 に 当 たって 留 意 すべき 事 項 を 明 らかにするため 基 本 指 針 においては 4つの 類 型 が 想 定 され そ の 特 徴 及 び 留 意 点 が 示 されている なお これらの 事 態 は 複 合 して 起 こることが 多 いと 考 えられる 14

21 (1) 武 力 攻 撃 事 態 の 類 型 事 態 の 類 型 特 徴 留 意 点 着 上 陸 侵 攻 攻 撃 目 標 となりやすい 地 域 船 舶 により 上 陸 を 行 う 場 合 は 上 陸 用 の 小 型 船 舶 等 が 接 岸 容 易 な 地 形 を 有 する 沿 岸 部 が 当 初 の 侵 攻 目 標 となりやすい 航 空 機 により 侵 攻 部 隊 を 投 入 する 場 合 は 大 型 の 輸 送 機 が 離 着 陸 可 能 な 空 港 が 存 在 する 地 域 ( 特 に 当 該 空 港 が 上 陸 用 の 小 型 船 舶 等 の 接 岸 容 易 な 地 域 と 近 接 している 場 合 )が 目 標 となりやすい 着 上 陸 侵 攻 に 先 立 ち 航 空 機 や 弾 道 ミサイルによる 攻 撃 が 実 施 される 可 能 性 が 高 い 想 定 される 主 な 被 害 主 として 爆 弾 砲 弾 等 による 家 屋 施 設 等 の 破 壊 火 災 等 が 考 えられ 石 油 コンビナートなど 攻 撃 目 標 となる 施 設 の 種 類 によっては 二 次 被 害 の 発 生 が 想 定 される 被 害 の 範 囲 期 間 一 般 的 に 保 護 措 置 を 実 施 すべき 地 域 が 広 範 囲 になるとともに その 期 間 も 比 較 的 長 期 間 に 及 ぶことが 予 想 される 事 態 の 予 測 敵 国 による 船 舶 戦 闘 機 の 集 結 の 状 況 我 が 国 へ 侵 攻 する 船 舶 等 の 方 向 等 から 予 測 が 可 能 である 留 意 点 事 前 の 準 備 が 可 能 であり 戦 闘 が 予 想 される 地 域 から 先 行 して 避 難 させ るとともに 広 域 避 難 が 必 要 となるため 国 対 策 本 部 長 の 具 体 的 な 避 難 措 置 の 指 示 を 踏 まえ 適 切 に 対 応 する 必 要 がある 広 範 囲 にわたる 武 力 攻 撃 災 害 が 想 定 され 武 力 攻 撃 が 終 結 した 後 の 復 旧 が 重 要 な 課 題 となる ゲリラや 特 殊 部 隊 による 攻 撃 攻 撃 目 標 となりやすい 地 域 都 市 部 の 政 治 経 済 の 中 枢 鉄 道 橋 りょう ダム 原 子 力 関 連 施 設 など に 対 する 注 意 が 必 要 である 海 岸 から 潜 入 した 後 攻 撃 目 標 へ 移 動 することが 考 えられる 想 定 される 主 な 被 害 少 人 数 のグループにより 行 われるため 使 用 可 能 な 武 器 も 限 定 されること から 施 設 の 破 壊 等 が 考 えられる NBC 兵 器 やダーティボム( 放 射 性 物 質 を 散 布 することにより 放 射 能 汚 染 を 引 き 起 こすことを 意 図 した 爆 弾 )が 使 用 される 場 合 がある 被 害 の 範 囲 期 間 被 害 は 比 較 的 狭 い 範 囲 に 限 定 されるのが 一 般 的 であるが 攻 撃 目 標 とな る 施 設 ( 原 子 力 事 業 所 等 の 生 活 関 連 等 施 設 等 )の 種 類 によっては 二 次 被 害 の 発 生 も 想 定 される 事 態 の 予 測 警 察 自 衛 隊 等 による 監 視 活 動 等 により その 兆 候 の 早 期 発 見 に 努 める こととなるが 攻 撃 者 もその 行 動 を 秘 匿 するため 事 前 にその 活 動 を 予 測 あるいは 察 知 できず 突 発 的 に 被 害 が 生 ずることも 考 えられる 留 意 点 危 害 が 住 民 に 及 ぶおそれがある 地 域 においては 武 力 攻 撃 の 態 様 に 応 じ て 攻 撃 当 初 は 屋 内 に 一 時 避 難 させ その 後 関 係 機 関 が 安 全 の 措 置 を 講 じつつ 適 当 な 避 難 地 に 移 動 させる 等 適 切 な 対 応 を 行 う 事 態 の 状 況 により 知 事 の 緊 急 通 報 の 発 令 市 長 又 は 知 事 の 退 避 の 指 示 又 は 警 戒 区 域 の 設 定 など 時 宜 に 応 じた 措 置 を 行 うことが 必 要 である 15

22 事 態 の 類 型 特 徴 留 意 点 弾 道 ミサイル 攻 撃 攻 撃 目 標 となりやすい 地 域 発 射 の 兆 候 を 事 前 に 察 知 した 場 合 でも 発 射 された 段 階 で 攻 撃 目 標 を 特 定 することは 極 めて 困 難 である 想 定 される 主 な 被 害 通 常 弾 頭 の 場 合 には 家 屋 施 設 等 の 破 壊 火 災 等 が 考 えられる 被 害 の 範 囲 期 間 弾 頭 の 種 類 ( 通 常 弾 頭 又 はNBC 弾 頭 )を 着 弾 前 に 特 定 することは 困 難 であるとともに 弾 頭 の 種 類 に 応 じて 被 害 の 様 相 及 び 対 応 が 大 きく 異 なる 事 態 の 予 測 極 めて 短 時 間 で 我 が 国 に 着 弾 することが 予 想 される 留 意 点 迅 速 な 情 報 伝 達 体 制 と 適 切 な 対 応 によって 被 害 の 拡 大 を 抑 制 することが 重 要 である 警 報 と 同 時 に 近 傍 のコンクリート 造 り 等 の 堅 ろうな 施 設 や 地 下 街 等 の 地 下 施 設 など 屋 内 へ 避 難 させ 着 弾 後 被 害 状 況 を 迅 速 に 把 握 したうえで 事 態 の 態 様 被 害 の 状 況 等 に 応 じ 他 の 安 全 な 地 域 への 避 難 の 指 示 を 行 う 航 空 攻 撃 攻 撃 目 標 となりやすい 地 域 航 空 攻 撃 を 行 う 側 の 意 図 及 び 弾 薬 の 種 類 等 により 異 なるが その 威 力 を 最 大 限 に 発 揮 することを 敵 国 が 意 図 すれば 都 市 部 が 主 要 な 目 標 となる ことが 想 定 される ライフラインのインフラ 施 設 が 目 標 となることも 想 定 される 想 定 される 主 な 被 害 通 常 弾 頭 の 場 合 には 家 屋 施 設 等 の 破 壊 火 災 等 が 考 えられる 被 害 の 範 囲 期 間 その 意 図 が 達 成 されるまで 繰 り 返 し 攻 撃 が 行 われることも 考 えられる 事 態 の 予 測 弾 道 ミサイル 攻 撃 の 場 合 に 比 べその 兆 候 を 察 知 することは 比 較 的 容 易 で あるが 対 応 の 時 間 が 少 なく また 攻 撃 目 標 を 特 定 することが 困 難 であ る 留 意 点 攻 撃 の 目 標 地 を 限 定 せずに 屋 内 への 避 難 等 の 避 難 措 置 を 広 範 囲 に 指 示 す る 必 要 がある 生 活 関 連 等 施 設 に 対 する 攻 撃 がある 場 合 は 被 害 が 拡 大 するおそれがあ るため 特 に 当 該 施 設 の 安 全 確 保 武 力 攻 撃 災 害 の 発 生 拡 大 の 防 止 等 の 措 置 を 実 施 する 必 要 がある 大 規 模 な 着 上 陸 侵 攻 やその 前 提 となる 反 復 した 航 空 攻 撃 等 の 本 格 的 な 侵 略 事 態 における 避 難 及 び 救 援 については 事 前 の 準 備 が 可 能 である 一 方 保 護 措 置 を 実 施 すべき 地 域 が 広 範 囲 と なり 県 域 を 越 える 避 難 に 伴 う 我 が 国 全 体 としての 調 整 等 が 必 要 となるため 国 対 策 本 部 長 の 具 体 的 な 避 難 措 置 の 指 示 を 待 って 対 応 することを 基 本 とする このため 平 素 から 大 規 模 な 着 上 陸 侵 攻 にかかる 避 難 及 び 救 援 を 想 定 した 具 体 的 な 対 応 を 定 めておくことは 困 難 であり 今 後 国 及 び 県 の 具 体 的 な 指 示 を 踏 まえて 迅 速 な 対 応 がとれる よう 必 要 な 対 応 について 研 究 検 討 を 進 める 16

23 (2)NBC 攻 撃 の 場 合 の 対 応 武 力 攻 撃 事 態 において NBC 攻 撃 ( 核 兵 器 等 又 は 生 物 剤 若 しくは 化 学 剤 を 用 いた 兵 器 による 攻 撃 )が 行 われた 場 合 は それぞれの 特 徴 に 応 じた 特 殊 な 対 応 に 留 意 する 必 要 がある 攻 撃 の 種 類 特 徴 留 意 点 核 兵 器 等 想 定 される 主 な 被 害 核 爆 発 によって 熱 線 爆 風 及 び 初 期 核 放 射 線 が 発 生 し 物 質 の 燃 焼 建 造 物 の 破 壊 放 射 能 汚 染 の 被 害 を 短 時 間 にもたらす 放 射 性 降 下 物 ( 放 射 能 をもった 灰 )は 爆 発 による 上 昇 気 流 によって 上 空 に 吸 い 上 げられ 拡 散 降 下 するため 熱 線 や 爆 風 による 被 害 よりも 広 範 囲 の 地 域 に 被 害 が 拡 大 する 放 射 性 降 下 物 の 皮 膚 への 付 着 による 外 部 被 ばく あるいは 放 射 性 降 下 物 の 吸 飲 や 汚 染 された 飲 料 水 や 食 物 の 摂 取 による 内 部 被 ばくにより 放 射 線 障 害 が 発 生 するおそれがある ダーティボムは 核 兵 器 に 比 して 小 規 模 ではあるが 爆 薬 による 爆 発 の 被 害 と 放 射 能 による 被 害 をもたらす 留 意 点 熱 線 による 熱 傷 や 放 射 線 障 害 等 核 兵 器 特 有 の 傷 病 に 対 する 医 療 が 必 要 と なる 避 難 に 当 たっては 風 下 方 向 を 避 け 手 袋 帽 子 ゴーグル 雨 ガッパ 等 により 少 なくとも 放 射 性 降 下 物 の 皮 膚 への 付 着 を 抑 えるとともに 口 及 び 鼻 を 汚 染 されていないタオル 等 で 保 護 するほか 汚 染 された 疑 いのある 水 や 食 物 の 摂 取 を 避 けるなど 被 ばくを 防 止 することが 重 要 である 放 射 性 ヨウ 素 による 体 内 汚 染 が 予 想 されるときは 安 定 ヨウ 素 剤 の 服 用 等 により 内 部 被 ばくの 低 減 に 努 める 必 要 がある 汚 染 地 域 への 立 入 制 限 を 確 実 に 行 い 救 急 救 助 活 動 や 医 療 活 動 にあたる 要 員 の 被 ばく 管 理 を 適 切 にすることが 重 要 である 生 物 兵 器 想 定 される 主 な 被 害 生 物 剤 は 人 に 知 られることなく 散 布 が 可 能 であり また 潜 伏 期 間 に 感 染 者 が 移 動 することにより 散 布 判 明 時 には 既 に 被 害 が 拡 大 している 可 能 性 がある 生 物 剤 の 特 性 (ヒトからヒトへの 感 染 力 ワクチンの 有 無 既 に 知 られて いる 生 物 剤 か 否 か 等 )により 被 害 の 範 囲 が 異 なるが ヒトを 媒 体 とする 生 物 剤 による 攻 撃 の 場 合 二 次 感 染 により 被 害 が 拡 大 することが 考 えられ る 留 意 点 国 ( 厚 生 労 働 省 ) 及 び 県 は 一 元 的 情 報 収 集 データ 解 析 等 サーベイラン ス( 疾 病 監 視 )により 感 染 源 及 び 汚 染 地 域 を 特 定 し 感 染 源 となった 病 原 体 の 特 性 に 応 じた 医 療 活 動 及 びまん 延 防 止 を 行 うことが 重 要 である 17

24 攻 撃 の 種 類 特 徴 留 意 点 化 学 兵 器 想 定 される 主 な 被 害 一 般 に 化 学 剤 は 地 形 気 象 等 の 影 響 を 受 け 風 下 方 向 に 拡 散 し 空 気 よ り 重 いサリン 等 の 神 経 剤 は 下 をはうように 広 がる 特 有 のにおいがあるもの 無 臭 のもの 等 その 性 質 は 化 学 剤 の 種 類 によっ て 異 なる 留 意 点 原 因 物 質 の 検 知 及 び 汚 染 地 域 の 特 定 又 は 予 測 を 行 い 住 民 を 安 全 な 風 上 の 高 台 に 誘 導 する 等 適 切 な 避 難 措 置 が 必 要 である 汚 染 者 については 可 能 な 限 り 除 染 し 原 因 物 質 の 特 性 に 応 じた 救 急 医 療 を 行 うことが 重 要 である 化 学 剤 はそのままでは 分 解 消 滅 しないため 汚 染 された 地 域 を 除 染 して 原 因 物 質 を 取 り 除 くことが 重 要 である 2 緊 急 対 処 事 態 事 態 対 処 法 第 25 条 による 緊 急 対 処 事 態 の 定 義 は 以 下 のとおりである 緊 急 対 処 事 態 武 力 攻 撃 の 手 段 に 準 ずる 手 段 を 用 いて 多 数 の 人 を 殺 傷 する 行 為 が 発 生 した 事 態 又 は 当 該 行 為 が 発 生 する 明 白 な 危 険 が 切 迫 していると 認 められるに 至 った 事 態 ( 後 日 対 処 基 本 方 針 におい て 武 力 攻 撃 事 態 であることの 認 定 が 行 われることとなる 事 態 を 含 む )で 国 家 として 緊 急 に 対 処 することが 必 要 なもの 市 保 護 計 画 においては 緊 急 対 処 事 態 として 基 本 指 針 及 び 県 保 護 計 画 において 想 定 されている 以 下 の 事 態 を 対 象 とする 攻 撃 対 象 施 設 等 による 分 類 分 類 事 態 例 被 害 の 概 要 原 子 力 事 業 所 等 の 破 壊 危 険 性 を 内 在 する 物 質 を 有 す る 施 設 等 に 対 する 攻 撃 が 行 わ れる 事 態 多 数 の 人 が 集 合 する 施 設 大 量 輸 送 機 関 等 に 対 する 攻 撃 が 行 われる 事 態 石 油 コンビナート 可 燃 性 ガス 貯 蔵 施 設 等 の 爆 破 危 険 物 積 載 船 への 攻 撃 ダムの 破 壊 大 規 模 集 客 施 設 タ ーミナル 駅 等 の 爆 破 列 車 等 の 爆 破 18 大 量 の 放 射 性 物 質 等 が 放 出 され 周 辺 住 民 が 被 ばく 汚 染 された 飲 食 物 を 摂 取 した 住 民 が 被 ばく 爆 発 及 び 火 災 の 発 生 により 住 民 に 被 害 が 発 生 建 物 ライフライン 等 が 被 災 し 社 会 経 済 活 動 に 支 障 危 険 物 の 拡 散 による 沿 岸 住 民 への 被 害 が 発 生 港 湾 及 び 航 路 の 閉 塞 海 洋 資 源 の 汚 染 等 社 会 経 済 活 動 に 支 障 ダムの 下 流 に 多 大 な 被 害 が 発 生 爆 破 による 人 的 被 害 が 発 生 し 施 設 が 崩 壊 した 場 合 には 人 的 被 害 は 多 大

25 攻 撃 手 段 による 分 類 分 類 事 態 例 被 害 の 概 要 多 数 の 人 を 殺 傷 する 特 性 を 有 する 物 質 等 による 攻 撃 が 行 わ れる 事 態 破 壊 の 手 段 として 交 通 機 関 を 用 いた 攻 撃 等 が 行 われる 事 態 ダーティボム 等 の 爆 発 による 放 射 能 の 拡 散 炭 疽 菌 等 生 物 剤 の 航 空 機 等 による 大 量 散 布 市 街 地 等 におけるサリ ン 等 化 学 剤 の 大 量 散 布 水 源 地 に 対 する 毒 素 等 の 混 入 航 空 機 等 による 多 数 の 死 傷 者 を 伴 う 自 爆 テロ 弾 道 ミサイル 等 の 飛 来 爆 弾 の 破 片 及 び 飛 び 散 った 物 体 に よる 被 害 並 びに 熱 及 び 炎 による 被 害 等 が 発 生 ダーティボムの 放 射 線 による 細 胞 機 能 の 攪 乱 により 後 年 にガン 発 症 の 可 能 性 あり 小 型 核 爆 弾 ついては 核 兵 器 の 特 徴 と 同 様 生 物 剤 の 特 徴 については 生 物 兵 器 の 特 徴 と 同 様 化 学 剤 の 特 徴 については 化 学 兵 器 の 特 徴 と 同 様 毒 素 の 特 徴 については 化 学 兵 器 の 特 徴 と 類 似 施 設 の 破 壊 に 伴 う 人 的 被 害 が 発 生 ( 施 設 の 規 模 によって 被 害 の 大 きさ が 変 化 ) 攻 撃 目 標 である 施 設 周 辺 への 被 害 も 予 想 爆 発 火 災 等 の 発 生 により 住 民 に 被 害 が 発 生 建 物 ライフライン 等 が 被 災 し 社 会 経 済 活 動 に 支 障 19

26 第 2 編 平 素 からの 備 えや 予 防 第 1 章 組 織 体 制 の 整 備 等 第 1 市 における 組 織 体 制 の 整 備 市 は 保 護 措 置 を 的 確 かつ 迅 速 に 実 施 するため 保 護 措 置 の 実 施 に 必 要 な 組 織 及 び 体 制 職 員 の 配 置 及 び 服 務 基 準 等 の 整 備 を 図 る 必 要 があることから 以 下 のとおり 平 素 からの 備 えについて 定 める 1 初 動 体 制 の 整 備 (1) 職 員 の 迅 速 な 確 保 市 は 武 力 攻 撃 災 害 が 発 生 し 又 はまさに 発 生 しようとしている 場 合 の 初 動 対 応 に 万 全 を 期 す るため 武 力 攻 撃 事 態 等 に 対 処 するために 必 要 な 職 員 が 迅 速 に 参 集 できる 体 制 を 整 備 する (2)24 時 間 監 視 即 応 体 制 の 確 立 指 定 要 員 市 は 武 力 攻 撃 等 が 発 生 した 場 合 において 事 態 の 推 移 に 応 じて 速 やかに 対 応 する 必 要 がある ため 国 民 保 護 担 当 部 局 兼 防 災 担 当 部 局 である 総 務 部 と 消 防 本 部 との 連 携 を 図 りつつ 当 直 等 の 強 化 を 行 うなど 速 やかに 市 長 及 び 国 民 保 護 担 当 職 員 に 連 絡 が 取 れる24 時 間 即 応 可 能 な 体 制 を 確 保 する また 緊 急 事 態 の 発 生 に 備 え 指 定 要 員 及 び 業 務 要 員 による 待 機 体 制 を 実 施 する 要 員 の 種 類 構 成 業 務 内 容 等 防 災 担 当 指 定 要 員 部 局 指 定 要 員 地 域 局 指 定 要 員 防 災 監 兼 総 務 部 長 総 務 課 長 総 務 部 の 管 理 職 員 のうちから 防 災 監 兼 総 務 部 長 が 指 定 する 者 防 災 監 兼 総 務 部 長 が 定 める 部 課 に 属 する 職 員 ( 原 則 として 管 理 職 員 )の 中 から 各 部 長 が 指 定 する 者 防 災 監 兼 総 務 部 長 が 定 める 部 課 に 属 する 職 員 ( 原 則 として 管 理 職 員 )の 中 から 各 地 域 局 長 が 指 定 する 者 業 務 要 員 対 策 本 部 の 事 務 局 員 として 防 災 監 兼 総 務 部 長 が 指 定 する 者 防 災 責 任 者 として 勤 務 時 間 外 における 事 態 の 発 生 に 備 えるとともに 事 態 発 生 時 には 速 やかに 登 庁 し 初 動 業 務 に 当 たる 勤 務 時 間 外 における 事 態 の 発 生 に 備 えるとともに 事 態 発 生 時 には 速 やかに 登 庁 し 所 属 の 部 課 地 域 局 の 初 動 業 務 に 当 たる 勤 務 時 間 外 に 市 内 で 突 発 的 な 事 態 が 発 生 した 場 合 に は 直 ちに 参 集 し 対 策 本 部 事 務 局 各 班 の 班 員 として 従 事 する 20

27 (3) 幹 部 職 員 等 への 連 絡 手 段 の 確 保 市 の 幹 部 職 員 及 び 国 民 保 護 担 当 職 員 ( 総 務 部 総 務 課 職 員 部 局 指 定 要 員 地 域 局 指 定 要 員 対 策 本 部 事 務 局 要 員 以 下 同 じ )は 常 時 参 集 時 の 連 絡 手 段 として 携 帯 電 話 等 を 携 行 し 電 話 メール 等 による 連 絡 手 段 を 確 保 する (4) 幹 部 職 員 等 の 参 集 が 困 難 な 場 合 の 対 応 市 の 幹 部 職 員 及 び 国 民 保 護 担 当 職 員 が 交 通 の 途 絶 職 員 の 被 災 などにより 参 集 が 困 難 な 場 合 等 も 想 定 し あらかじめ 参 集 予 定 職 員 の 次 席 の 職 員 を 代 替 職 員 として 指 定 しておくなど 事 態 の 状 況 に 応 じた 職 員 の 参 集 手 段 を 確 保 する なお 市 対 策 本 部 長 市 対 策 副 本 部 長 及 び 市 対 策 本 部 員 の 代 替 職 員 については 以 下 のとおり とする 市 対 策 本 部 長 市 対 策 副 本 部 長 及 び 市 対 策 本 部 員 の 代 替 職 員 名 称 代 替 職 員 ( 第 1 順 位 ) 代 替 職 員 ( 第 2 順 位 ) 代 替 職 員 ( 第 3 順 位 ) 市 対 策 本 部 長 ( 市 長 ) 副 市 長 教 育 長 市 対 策 副 本 部 長 ( 副 市 長 ) 防 災 監 兼 総 務 部 長 政 策 監 理 部 長 教 育 次 長 ( 教 育 長 ) 防 災 監 兼 総 務 部 長 総 務 課 長 財 政 課 長 政 策 監 理 部 長 行 政 改 革 推 進 室 長 広 報 課 長 企 画 政 策 課 長 市 市 民 生 活 部 長 市 民 課 長 人 権 推 進 課 長 税 務 課 長 対 健 康 福 祉 部 長 福 祉 課 長 介 護 保 険 課 長 健 康 課 長 策 都 市 整 備 部 長 建 設 課 長 都 市 計 画 課 長 地 籍 調 査 課 長 本 産 業 経 済 部 長 農 林 振 興 課 長 商 工 観 光 課 長 部 生 活 環 境 部 長 上 下 水 道 管 理 課 長 上 下 水 道 施 設 課 長 環 境 課 長 員 消 防 本 部 消 防 長 警 防 課 長 管 理 課 長 教 育 次 長 教 育 総 務 課 長 学 校 教 育 課 長 社 会 教 育 課 長 消 防 団 長 消 防 団 副 団 長 注 ) 市 対 策 副 本 部 長 は 2 人 全 員 が 参 集 できない 場 合 に 限 り 代 替 職 員 をたてることとする 注 ) 市 対 策 本 部 員 のうち 会 計 管 理 者 議 会 事 務 局 長 は 代 替 職 員 を 置 かないこととする 21

28 2 消 防 機 関 の 体 制 (1) 消 防 本 部 及 び 消 防 署 における 体 制 消 防 本 部 及 び 消 防 署 は 市 における 参 集 基 準 等 と 同 様 に 消 防 本 部 消 防 署 出 張 所 における 初 動 体 制 を 整 備 するとともに 職 員 の 参 集 基 準 を 定 める その 際 市 は 消 防 本 部 消 防 署 出 張 所 における24 時 間 体 制 の 状 況 を 踏 まえ 特 に 初 動 時 における 消 防 本 部 消 防 署 出 張 所 との 緊 密 な 連 携 を 図 り 一 体 的 な 保 護 措 置 が 実 施 できる 体 制 を 整 備 する (2) 消 防 団 の 充 実 活 性 化 の 推 進 等 市 は 消 防 団 が 避 難 住 民 の 誘 導 等 に 重 要 な 役 割 を 担 うことにかんがみ 県 と 連 携 し 地 域 住 民 の 消 防 団 への 参 加 促 進 消 防 団 に 係 る 広 報 活 動 全 国 の 先 進 事 例 の 情 報 提 供 施 設 及 び 設 備 の 整 備 の 支 援 等 の 取 組 みを 積 極 的 に 行 い 消 防 団 の 充 実 活 性 化 を 図 る また 市 は 県 と 連 携 し 消 防 団 に 対 する 保 護 措 置 についての 研 修 を 実 施 するとともに 保 護 措 置 についての 訓 練 に 消 防 団 を 参 加 させるよう 配 慮 する さらに 市 は 消 防 本 部 消 防 署 出 張 所 における 参 集 基 準 等 を 参 考 に 消 防 団 員 の 参 集 基 準 を 定 める 22

29 第 2 関 係 機 関 との 連 携 体 制 の 整 備 市 は 保 護 措 置 を 実 施 するに 当 たり 国 県 他 の 市 町 指 定 公 共 機 関 等 その 他 の 関 係 機 関 と 相 互 に 連 携 協 力 することが 必 要 不 可 欠 であるため 以 下 のとおり 関 係 機 関 との 連 携 体 制 整 備 のあり 方 について 定 める 1 基 本 的 考 え 方 (1) 防 災 のための 連 携 体 制 の 活 用 市 は 武 力 攻 撃 事 態 等 への 効 果 的 かつ 迅 速 な 対 処 ができるよう 防 災 のための 連 携 体 制 も 活 用 し 関 係 機 関 との 連 携 体 制 を 整 備 する (2) 関 係 機 関 の 計 画 との 整 合 性 の 確 保 市 は 国 県 他 の 市 町 指 定 公 共 機 関 等 その 他 の 関 係 機 関 の 連 絡 先 を 把 握 するとともに 関 係 機 関 が 作 成 する 国 民 保 護 計 画 及 び 国 民 保 護 業 務 計 画 との 整 合 性 の 確 保 を 図 る (3) 関 係 機 関 相 互 の 意 思 疎 通 市 は 個 別 の 課 題 に 関 して 関 係 機 関 による 意 見 交 換 の 場 を 設 けること 等 により 関 係 機 関 の 意 思 疎 通 を 図 り 人 的 なネットワークを 構 築 する この 場 合 において 市 協 議 会 の 部 会 を 活 用 する こと 等 により 関 係 機 関 の 積 極 的 な 参 加 が 得 られるように 留 意 する 2 県 との 連 携 (1) 県 の 連 絡 先 の 把 握 等 市 は 緊 急 時 に 連 絡 すべき 県 の 連 絡 先 及 び 担 当 部 署 ( 担 当 部 局 名 所 在 地 電 話 (FAX) 番 号 メールアドレス 等 )について 把 握 するとともに 定 期 的 に 更 新 を 行 い 保 護 措 置 の 実 施 の 要 請 等 が 円 滑 に 実 施 できるよう 県 と 必 要 な 連 携 を 図 る (2) 県 との 情 報 共 有 警 報 の 内 容 経 路 や 運 送 手 段 等 の 避 難 救 援 の 方 法 等 に 関 し 県 との 間 で 緊 密 な 情 報 の 共 有 を 図 る (3) 市 保 護 計 画 の 県 への 協 議 市 は 県 との 市 保 護 計 画 の 協 議 を 通 じて 県 の 行 う 保 護 措 置 と 市 の 行 う 保 護 措 置 との 整 合 性 の 確 保 を 図 る (4) 県 警 察 との 連 携 市 長 は 自 らが 管 理 する 道 路 について 武 力 攻 撃 事 態 において 道 路 の 通 行 禁 止 措 置 等 に 関 す る 情 報 を 道 路 利 用 者 に 積 極 的 に 提 供 できるよう 県 警 察 と 必 要 な 連 携 を 図 る 23

30 3 近 接 市 町 との 連 携 (1) 近 接 市 町 との 連 携 市 は 近 接 市 町 の 連 絡 先 担 当 部 署 等 に 関 する 最 新 の 情 報 を 常 に 把 握 するとともに 近 接 市 町 相 互 の 国 民 保 護 計 画 の 内 容 について 協 議 する 機 会 を 設 けることや 防 災 に 関 し 締 結 されている 市 町 間 の 相 互 応 援 協 定 等 について 必 要 な 見 直 しを 行 うこと 等 により 武 力 攻 撃 災 害 の 防 御 避 難 の 実 施 体 制 物 資 及 び 資 材 の 供 給 体 制 等 における 近 接 市 町 相 互 間 の 連 携 を 図 る この 場 合 において 防 災 のために 締 結 されている 相 互 応 援 協 定 等 の 内 容 に 関 し 必 要 な 見 直 し を 行 ったときは 県 に 情 報 提 供 を 行 う 参 考 : 防 災 のための 相 互 応 援 協 定 一 覧 名 称 締 結 日 構 成 市 町 兵 庫 県 及 び 市 町 相 互 間 の 災 害 時 応 援 協 定 平 成 18 年 11 月 1 日 兵 庫 県 県 内 41 市 町 (2) 消 防 機 関 の 連 携 体 制 の 整 備 市 は 消 防 機 関 の 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう 近 接 市 町 の 消 防 機 関 との 応 援 体 制 の 整 備 を 図 る とともに 必 要 により 既 存 の 消 防 応 援 協 定 等 の 見 直 しを 行 うこと 等 により 消 防 機 関 相 互 の 連 携 を 図 る また 消 防 機 関 のNBC 対 応 可 能 部 隊 数 やNBC 対 応 資 機 材 の 保 有 状 況 を 相 互 に 把 握 し 相 互 応 援 体 制 の 整 備 を 図 る なお 消 防 応 援 協 定 等 の 内 容 に 関 し 必 要 な 見 直 しを 行 ったときは 県 に 情 報 提 供 を 行 う 参 考 : 消 防 応 援 協 定 一 覧 名 称 締 結 日 協 定 先 兵 庫 県 広 域 消 防 相 互 応 援 協 定 平 成 19 年 6 月 29 日 県 内 市 消 防 ( 行 政 ) 事 務 組 合 消 防 相 互 応 援 協 定 平 成 19 年 4 月 1 日 豊 岡 市 消 防 相 互 応 援 協 定 平 成 19 年 4 月 1 日 宍 粟 市 消 防 相 互 応 援 協 定 平 成 19 年 4 月 1 日 朝 来 市 消 防 相 互 応 援 協 定 平 成 19 年 4 月 1 日 美 方 広 域 消 防 事 務 組 合 4 指 定 公 共 機 関 等 との 連 携 (1) 指 定 公 共 機 関 等 の 連 絡 先 の 把 握 市 は 区 域 内 の 指 定 公 共 機 関 等 との 緊 密 な 連 携 を 図 るとともに 指 定 公 共 機 関 等 の 連 絡 先 担 当 部 署 等 について 最 新 の 情 報 を 常 に 把 握 しておく (2) 医 療 機 関 との 連 携 市 は 事 態 発 生 時 に 医 療 機 関 の 活 動 が 速 やかに 行 われるよう 消 防 機 関 とともに 災 害 拠 点 病 院 ( 但 馬 地 域 : 公 立 八 鹿 病 院 公 立 豊 岡 病 院 ) 救 命 救 急 センター 医 師 会 等 との 連 絡 体 制 を 確 認 するとともに 平 素 からの 意 見 交 換 や 訓 練 を 通 じて 緊 急 時 の 医 療 ネットワークと 広 域 的 な 連 携 を 図 る また 特 殊 な 災 害 への 対 応 が 迅 速 に 行 えるよう( 財 ) 日 本 中 毒 情 報 センター 等 の 専 門 的 な 知 見 を 有 する 機 関 との 連 携 に 努 める 24

31 (3) 道 の 駅 との 協 定 の 締 結 等 市 は 市 内 にある3つの 道 の 駅 ( 県 道 物 部 養 父 線 やぶ 国 道 9 号 但 馬 楽 座 同 よう か 但 馬 蔵 )から 全 国 的 な 道 の 駅 ネットワークを 活 用 した 情 報 収 集 提 供 活 動 をはじめ その 施 設 設 備 人 員 物 的 ストックを 活 用 した 物 資 及 び 資 材 の 供 給 避 難 住 民 の 運 送 等 について 必 要 な 協 力 が 得 られるよう 防 災 のために 締 結 されている 協 定 の 見 直 しを 行 うなど 防 災 に 準 じた 必 要 な 連 携 体 制 の 整 備 を 図 る (4) 関 係 機 関 との 協 定 の 締 結 等 市 は 関 係 機 関 から 物 資 及 び 資 材 の 供 給 並 びに 避 難 住 民 の 運 送 等 について 必 要 な 協 力 が 得 られ るよう 防 災 のために 締 結 されている 協 定 の 見 直 しを 行 うなど 防 災 に 準 じた 必 要 な 連 携 体 制 の 整 備 を 図 る また 市 は 区 域 内 の 事 業 所 における 防 災 対 策 への 取 組 みに 支 援 を 行 うとともに 民 間 企 業 の 有 する 広 範 な 人 的 物 的 ネットワークとの 連 携 の 確 保 を 図 る 参 考 : 防 災 のための 関 係 機 関 との 協 定 一 覧 名 称 締 結 日 協 定 先 主 な 協 定 内 容 兵 庫 県 水 道 災 害 相 互 応 援 に 関 する 協 定 災 害 時 における 養 父 市 と 養 父 市 内 郵 便 局 との 相 互 協 力 に 関 する 協 定 市 民 生 活 に 係 る 情 報 提 供 に 関 する 覚 書 兵 庫 県 災 害 廃 棄 物 処 理 の 相 互 応 援 に 関 する 協 定 災 害 時 における 応 急 対 策 業 務 に 関 する 協 定 災 害 時 における 応 急 対 策 業 務 に 関 する 協 定 平 成 10 年 3 月 16 日 兵 庫 県 県 下 全 市 町 各 水 道 企 業 団 日 本 水 道 協 会 兵 庫 県 支 部 兵 庫 県 簡 易 水 道 協 会 応 急 給 水 作 業 応 急 復 旧 作 業 作 業 に 必 要 な 資 機 材 の 搬 出 平 成 17 年 8 月 3 日 市 内 10 郵 便 局 被 災 市 民 の 情 報 提 供 郵 政 事 業 に 係 る 特 別 事 務 扱 い 施 設 用 地 の 提 供 広 報 の 掲 出 平 成 17 年 8 月 3 日 市 内 5 郵 便 局 不 法 投 棄 物 の 通 報 道 路 水 道 施 設 等 破 損 等 の 通 報 平 成 17 年 9 月 1 日 平 成 18 年 5 月 25 日 兵 庫 県 県 下 全 市 町 関 係 一 部 事 務 組 合 養 父 市 災 害 救 援 防 止 協 会 資 機 材 の 提 供 あっせ ん 職 員 の 派 遣 中 間 処 理 の 実 施 処 理 業 者 のあっせん 障 害 物 の 除 去 建 設 資 機 材 等 の 提 供 平 成 18 年 6 月 20 日 養 父 市 建 築 協 会 障 害 物 の 除 去 建 設 資 機 材 等 の 提 供 兵 庫 県 及 び 市 町 相 互 間 の 災 害 時 応 援 協 定 災 害 時 における 緊 急 測 量 調 査 業 務 等 に 関 する 協 定 平 成 18 年 11 月 1 日 兵 庫 県 県 下 全 市 町 資 機 材 物 資 及 び 施 設 のあっせん 又 は 提 供 職 員 の 派 遣 被 災 者 の 受 入 れ 平 成 19 年 1 月 9 日 養 父 市 測 量 設 計 協 力 会 測 量 機 材 労 力 等 の 提 供 測 量 調 査 被 災 状 況 の 写 真 撮 影 仮 設 構 造 物 の 設 計 25

32 名 称 締 結 日 協 定 先 主 な 協 定 内 容 災 害 時 における 食 糧 生 活 必 需 品 の 確 保 に 関 する 協 定 災 害 時 における 物 資 の 供 給 に 関 する 協 定 災 害 時 における 物 資 の 供 給 に 関 する 協 定 災 害 時 における 物 資 の 供 給 に 関 する 協 定 災 害 時 における 物 資 供 給 に 関 する 協 定 災 害 時 における 食 糧 生 活 必 需 品 の 確 保 に 関 する 協 定 平 成 19 年 1 月 16 日 マックスバリュ 西 日 本 株 式 会 社 食 糧 及 び 生 活 必 需 品 等 の 物 資 供 給 及 び 運 搬 協 力 平 成 19 年 2 月 14 日 コーナン 商 事 株 式 会 社 作 業 用 日 用 品 等 の 緊 急 物 資 の 供 給 及 び 運 搬 協 力 平 成 19 年 2 月 23 日 たじま 農 業 協 同 組 合 食 糧 及 び 生 活 必 需 品 等 の 物 資 供 給 及 び 運 搬 協 力 平 成 19 年 2 月 23 日 NPO 法 人 コメリ 災 害 作 業 用 日 用 品 等 の 緊 急 物 資 の 供 給 及 び 運 対 策 センター 搬 協 力 平 成 19 年 2 月 23 日 株 式 会 社 ジュンテンドー 作 業 用 日 用 品 等 の 緊 急 物 資 の 供 給 及 び 運 搬 協 力 平 成 19 年 2 月 23 日 株 式 会 社 トヨダ 食 糧 及 び 生 活 必 需 品 等 の 物 資 供 給 及 び 運 搬 協 力 災 害 協 定 平 成 19 年 2 月 23 日 株 式 会 社 道 の 駅 ようか 帰 宅 困 難 者 用 避 難 場 所 の 提 供 緊 急 消 防 援 助 隊 等 の 集 結 拠 点 の 提 供 緊 急 物 資 集 配 拠 点 の 提 供 災 害 情 報 等 の 提 供 災 害 時 における 被 災 者 の 入 平 成 19 年 2 月 23 日 とがやま 温 泉 株 式 会 社 入 浴 サービスの 提 供 浴 サービスに 関 する 協 定 消 防 相 互 応 援 協 定 平 成 19 年 4 月 1 日 豊 岡 市 消 防 活 動 消 防 相 互 応 援 に 関 する 覚 書 平 成 19 年 4 月 1 日 豊 岡 市 消 防 本 部 と 養 父 市 消 防 本 部 との 締 結 消 防 活 動 消 防 相 互 応 援 協 定 平 成 19 年 4 月 1 日 朝 来 市 消 防 活 動 消 防 相 互 応 援 に 関 する 覚 書 平 成 19 年 4 月 1 日 朝 来 市 消 防 本 部 と 養 父 市 消 防 本 部 との 締 結 消 防 活 動 消 防 相 互 応 援 協 定 平 成 19 年 4 月 1 日 美 方 広 域 消 防 事 務 組 合 消 防 活 動 消 防 相 互 応 援 に 関 する 覚 書 平 成 19 年 4 月 1 日 美 方 広 域 消 防 本 部 と 養 父 市 消 防 本 部 との 締 結 消 防 活 動 消 防 相 互 応 援 協 定 平 成 19 年 4 月 1 日 宍 粟 市 消 防 活 動 消 防 相 互 応 援 に 関 する 覚 書 災 害 時 における 応 急 対 策 業 務 に 関 する 協 定 兵 庫 県 広 域 消 防 相 互 応 援 協 定 兵 庫 県 広 域 消 防 相 互 応 援 覚 書 平 成 19 年 4 月 1 日 宍 粟 市 消 防 本 部 と 養 父 市 消 防 本 部 との 締 結 消 防 活 動 平 成 19 年 4 月 7 日 養 父 市 建 設 業 協 会 障 害 物 の 除 去 建 設 資 機 材 等 の 提 供 平 成 19 年 6 月 29 日 平 成 19 年 6 月 29 日 県 内 市 消 防 ( 行 政 ) 事 務 組 合 県 内 市 消 防 本 部 消 防 ( 行 政 ) 事 務 組 合 大 規 模 災 害 特 殊 災 害 の 対 処 大 規 模 災 害 特 殊 災 害 の 対 処 26

33 名 称 締 結 日 協 定 先 主 な 協 定 内 容 地 域 活 性 化 災 害 発 生 時 及 び 選 挙 における 協 力 に 関 す る 協 定 平 成 19 年 12 月 21 日 ウィザスナビ 高 等 学 校 避 難 場 所 の 提 供 兵 庫 県 ケーブルテレビ 広 域 連 携 協 議 会 会 員 相 互 間 の 災 害 時 応 援 協 定 災 害 時 における 応 急 対 策 業 務 に 関 する 協 定 緊 急 時 飲 料 提 供 ベンダー 設 置 契 約 平 成 20 年 3 月 1 日 平 成 20 年 5 月 9 日 平 成 20 年 5 月 13 日 兵 庫 県 ケーブルテレビ 広 域 連 携 協 議 会 16 会 員 兵 庫 県 電 気 工 事 工 業 組 合 但 馬 支 部 近 畿 ペプシコーラ 販 売 株 式 会 社 資 機 材 物 資 の 提 供 貸 与 及 びあっせん 職 員 の 派 遣 ボランティア 募 金 募 集 等 の 放 送 被 害 状 況 等 の 情 報 収 集 感 電 漏 電 災 害 の 防 止 仮 設 電 気 工 事 応 急 復 旧 工 事 契 約 場 所 に 設 置 した 自 販 機 の 飲 料 水 提 供 災 害 発 生 時 における 障 害 物 除 去 等 の 協 力 に 関 する 協 定 平 成 21 年 12 月 2 日 兵 庫 県 自 動 車 整 備 振 興 会 但 馬 支 部 緊 急 車 両 通 行 のためレ ッカー 車 等 による 道 路 等 の 放 置 車 両 等 の 除 去 被 災 者 の 救 助 資 機 材 の 貸 与 27

34 第 3 市 民 に 期 待 される 取 組 等 保 護 措 置 の 円 滑 な 実 施 のため 市 民 に 期 待 される 取 組 や 市 民 との 連 携 等 について 以 下 の とおり 定 める 1 市 民 に 期 待 される 取 組 迅 速 かつ 的 確 に 保 護 措 置 が 実 施 されるよう 市 民 には 次 のような 取 組 が 自 主 的 自 発 的 に 行 わ れることが 期 待 される (1) 住 民 及 び 区 自 治 会 女 性 会 等 に 期 待 される 取 組 1 平 素 における 取 組 ア 各 家 庭 において 水 及 び 食 料 を 備 蓄 するとともに 医 薬 品 や 携 帯 ラジオ 等 の 非 常 持 ち 出 し 品 を 準 備 しておく イ 怪 我 などに 対 する 応 急 処 置 等 に 関 する 知 識 を 身 につける ウ 家 族 が 離 ればなれになったとき 等 に 備 えて あらかじめ 連 絡 先 や 集 合 場 所 を 決 めておく エ 最 寄 りの 避 難 施 設 とそこまでの 経 路 を 確 認 しておく 2 武 力 攻 撃 事 態 等 における 取 組 ア 警 報 をはじめ テレビ ラジオ 等 により 情 報 収 集 に 努 める イ 避 難 の 指 示 が 出 された 場 合 は 指 示 に 従 って 落 ち 着 いて 行 動 する ウ 区 自 治 会 女 性 会 等 は 市 からの 警 報 等 の 情 報 を 連 絡 する エ 避 難 に 当 たっては できる 限 り 区 自 治 会 等 の 単 位 で 行 動 する (2) 自 主 防 災 組 織 に 期 待 される 取 組 1 平 素 における 取 組 ア 情 報 伝 達 消 火 救 助 等 の 活 動 を 行 うための 資 機 材 を 整 備 する イ 市 と 連 携 して 個 人 情 報 の 取 扱 いに 注 意 しつつ 地 域 の 高 齢 者 障 害 者 等 の 所 在 を 把 握 し て 警 報 等 の 伝 達 方 法 を 定 めておく ウ 地 域 における 危 険 箇 所 を 把 握 しておく エ 市 や 消 防 と 連 携 して 訓 練 を 実 施 する 2 武 力 攻 撃 事 態 等 における 取 組 ア 市 からの 警 報 等 の 情 報 を 住 民 に 伝 達 する イ 地 域 の 住 民 の 安 否 確 認 を 行 う ウ 市 や 消 防 と 連 携 して 避 難 住 民 を 誘 導 する (3) 事 業 所 等 に 期 待 される 取 組 1 平 素 における 取 組 ア 事 業 所 内 において 水 及 び 食 料 等 を 備 蓄 する イ 事 業 所 内 における 危 険 箇 所 を 把 握 する ウ 最 寄 りの 避 難 施 設 とそこまでの 経 路 を 周 知 するとともに 事 業 所 内 における 避 難 計 画 を 定 めておく 28

35 エ 消 防 と 連 携 して 事 業 所 内 における 避 難 や 消 火 の 訓 練 を 実 施 する 2 武 力 攻 撃 事 態 等 における 取 組 ア 市 からの 警 報 等 の 情 報 を 従 業 員 や 顧 客 等 に 伝 達 する イ 従 業 員 により 顧 客 等 の 避 難 誘 導 を 行 う ウ 従 業 員 等 の 安 否 確 認 を 行 う エ 避 難 に 当 たっては できる 限 り 事 業 所 等 の 単 位 で 行 動 する 2 市 民 との 連 携 (1) 住 民 との 連 携 市 は 県 と 協 力 しながら 住 民 に 対 し 共 助 意 識 のある 地 域 コミュニティが 形 成 されるよう 区 自 治 会 女 性 会 等 が 行 う 地 域 における 自 主 的 な 活 動 への 支 援 に 努 める (2) 企 業 団 体 との 連 携 市 は 県 と 協 力 しながら 事 業 所 等 における 防 災 対 策 への 取 組 に 対 する 支 援 に 努 めるとともに 民 間 企 業 が 有 する 広 範 な 人 的 物 的 ネットワークとの 連 携 の 確 保 を 図 る また 保 護 措 置 を 適 切 かつ 迅 速 に 実 施 するためには 公 共 的 団 体 の 幅 広 い 協 力 を 得 ることが 重 要 であることから 市 は 社 会 福 祉 協 議 会 等 の 社 会 事 業 団 体 農 業 協 同 組 合 等 の 経 済 団 体 等 災 害 救 援 活 動 を 行 うNGO NPO 法 人 等 との 連 携 に 努 める 3 ボランティア 団 体 等 に 対 する 支 援 (1) 自 主 防 災 組 織 等 に 対 する 支 援 市 は 自 主 防 災 組 織 及 び 区 自 治 会 等 のリーダー 等 に 対 する 研 修 等 を 通 じて 保 護 措 置 の 周 知 及 び 自 主 防 災 組 織 等 の 活 性 化 を 推 進 し その 充 実 を 図 るとともに 自 主 防 災 組 織 等 相 互 間 消 防 団 及 び 市 等 との 間 の 連 携 が 図 られるよう 配 慮 する また 保 護 措 置 についての 訓 練 の 実 施 を 促 進 し 自 主 防 災 組 織 等 が 行 う 消 火 救 助 救 援 等 のための 施 設 及 び 設 備 の 充 実 を 図 る (2) 自 主 防 災 組 織 以 外 のボランティア 団 体 等 に 対 する 支 援 市 は 防 災 のための 連 携 体 制 を 踏 まえ 日 本 赤 十 字 社 社 会 福 祉 協 議 会 その 他 のボランティア 関 係 団 体 等 との 連 携 を 図 り 武 力 攻 撃 事 態 等 においてボランティア 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう その 活 動 環 境 の 整 備 を 図 る 29

36 第 4 通 信 の 確 保 市 は 武 力 攻 撃 事 態 等 において 保 護 措 置 を 的 確 かつ 迅 速 に 実 施 するためには 非 常 通 信 体 制 の 整 備 等 による 通 信 の 確 保 が 重 要 であることから 以 下 のとおり 非 常 通 信 体 制 の 整 備 等 について 定 める (1) 非 常 通 信 体 制 の 整 備 市 は 保 護 措 置 の 実 施 に 関 し 非 常 通 信 体 制 の 整 備 重 要 通 信 の 確 保 に 関 する 対 策 の 推 進 を 図 るものとし 自 然 災 害 その 他 の 非 常 時 における 通 信 の 円 滑 な 運 用 を 図 ること 等 を 目 的 として 関 係 省 庁 地 方 公 共 団 体 主 要 な 電 気 通 信 事 業 者 等 で 構 成 された 非 常 通 信 協 議 会 との 連 携 に 十 分 配 慮 する (2) 非 常 通 信 体 制 の 確 保 市 は 武 力 攻 撃 災 害 発 生 時 においても 情 報 の 収 集 提 供 を 確 実 に 行 うため 情 報 伝 達 ルートの 多 ルート 化 や 停 電 等 に 備 えて 非 常 用 電 源 の 確 保 を 図 るなど 自 然 災 害 時 における 体 制 を 活 用 し 情 報 収 集 連 絡 体 制 の 整 備 に 努 める (3) 情 報 通 信 機 器 等 の 活 用 市 は 的 確 かつ 迅 速 に 保 護 措 置 を 実 施 するため 関 係 機 関 相 互 の 情 報 収 集 伝 達 等 においては フェニックス 防 災 システムや 兵 庫 衛 星 通 信 ネットワーク 等 を 活 用 する 1 フェニックス 防 災 システム( 災 害 対 応 総 合 情 報 ネットワークシステム) ア 構 成 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 計 342 台 県 庁 関 係 課 室 各 県 民 局 関 係 県 地 方 機 関 市 町 消 防 本 部 県 警 察 本 部 警 察 署 自 衛 隊 国 ( 消 防 庁 等 ) ライフライン 事 業 者 等 イ 主 な 機 能 名 称 情 報 収 集 シ ス テ ム 危 機 管 理 シ ス テ ム 災 害 情 報 シ ス テ ム 地 理 情 報 シ ス テ ム 武 力 攻 撃 事 態 等 において 活 用 する 機 能 ライフライン 各 社 から 災 害 情 報 を 入 手 神 戸 市 消 防 からヘリテレの 映 像 を 入 手 神 戸 市 尼 崎 市 西 宮 市 姫 路 市 加 古 川 市 明 石 市 から 高 所 監 視 カメラ の 映 像 を 入 手 市 町 ごとの 死 者 数 住 家 被 害 状 況 等 を 地 図 上 に 総 括 表 示 ポップアップシステム 活 動 状 況 をデータベースとして 記 録 管 理 物 資 情 報 を 管 理 道 路 危 険 箇 所 等 防 災 基 礎 情 報 の 事 前 登 録 被 害 活 動 状 況 の 報 告 共 有 道 路 危 険 箇 所 等 の 基 礎 情 報 の 事 前 登 録 被 害 状 況 等 を 防 災 端 末 から 入 力 災 害 情 報 システム 映 像 情 報 システム 等 とリンクし 地 図 上 で 各 種 データ ( 被 害 詳 細 画 像 等 )を 検 索 表 示 30

37 名 称 ネットワーク シ ス テ ム 武 力 攻 撃 事 態 等 において 活 用 する 機 能 兵 庫 情 報 ハイウェイ 県 庁 WAN 光 専 用 線 ISDN 回 線 により 県 地 方 機 関 市 町 消 防 本 部 等 を 結 ぶ 2 兵 庫 衛 星 通 信 ネットワーク( 衛 星 系 ) ア 構 成 計 171 局 (うち 併 設 局 8 局 ) 県 庁 局 1 局 県 関 係 局 36 局 ( 県 民 局 6 局 総 合 集 合 庁 舎 局 12 局 ダム 等 単 独 庁 舎 局 18 局 ) 市 町 消 防 本 部 123 局 (うち 併 設 局 8 局 ) 防 災 関 係 機 関 局 10 局 衛 星 車 載 局 1 局 イ 機 能 音 声 ファクシミリ 映 像 情 報 伝 送 3 通 信 事 業 者 回 線 等 ア 災 害 時 優 先 電 話 災 害 時 に 優 先 接 続 される 災 害 時 優 先 電 話 をあらかじめ 登 録 し 災 害 時 の 緊 急 連 絡 等 に 活 用 する イ NTT 西 日 本 無 線 通 信 設 備 等 市 及 び 関 係 機 関 等 は NTT 西 日 本 の 無 線 通 信 設 備 等 の 活 用 を 図 るものとする 区 分 あらまし 孤 立 防 止 対 策 用 衛 星 電 話 県 内 の 公 共 機 関 や 学 校 等 のうち 必 要 と 考 えられる 箇 所 に 設 置 し ている 市 内 では あけのべ 自 然 学 校 に 設 置 している 移 動 無 線 局 移 動 無 線 局 保 有 の 機 関 に 対 し 有 線 電 話 途 絶 区 間 に 出 動 を 要 請 し 通 信 連 絡 の 確 保 を 図 るものとする 31