_02プロ・抄録集扉.indd

Transcription

1 日 本 消 化 器 病 学 会 関 東 支 部 第 336 回 例 会 プログラム 抄 録 集 当 番 会 長 : 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 主 任 教 授 小 泉 和 三 郎 神 奈 川 県 相 模 原 市 南 区 北 里 TEL /FAX 期 日 : 平 成 27 年 9 月 26 日 ( 土 ) 会 場 : 海 運 クラブ 東 京 都 千 代 田 区 平 河 町 TEL < 発 表 者, 参 加 者 の 皆 様 へ> 1. 発 表 者 は 日 本 消 化 器 病 学 会 の 会 員 に 限 ります 2. 発 表 はすべてPCでのプレゼンテーションとなります 口 演 30 分 前 までに,PC 受 付 にてデータ 登 録 動 作 チェックを 済 ませてください 1) 会 場 に 用 意 す るPCの ア プ リ ケ ー シ ョ ン は,Microsoft PowerPoint 2007/2010/ 2013となります 発 表 データはUSBメモリにてお 持 ちください また, 事 前 に 必 ず, 作 成 したPC 以 外 のPCでも 正 常 に 動 作 することを 確 認 してください データ 作 成 の 際 は, 文 字 化 けを 防 ぐため 次 の 標 準 フォントをご 使 用 ください 日 本 語 :MSゴシック,MS Pゴシック,MS 明 朝,MS P 明 朝 英 語 :Arial,Century,Century Gothic,Times New Roman スライド 作 成 時 の 画 面 サイズはXGA( )であることをご 確 認 の 上, 作 成 してください 2)Macintosh 使 用, 及 びWindowsでも 動 画 を 含 む 場 合 は, 必 ずPC 本 体 をお 持 込 みく ださい データでのお 持 込 みには 対 応 いたしかねますのでご 注 意 ください なお, 液 晶 プロジェクタへの 接 続 はMini D-SUB 15pinにて 行 います 変 換 コネクタを 必 要 とする 場 合 は 必 ずご 自 身 でお 持 込 みください また,バッテリのみでの 稼 動 はト ラブルの 原 因 となるため, 外 部 電 源 用 アダプタを 必 ずお 持 ちください 3) 音 声 出 力 には 対 応 いたしません 4) 発 表 は 枚 数 ではなく 時 間 で 制 限 させていただきます 5) 発 表 時 は, 演 台 に 置 かれたモニタを 見 ながらご 自 身 で 操 作 して 画 面 を 進 めていただ きます なお, 発 表 者 ツールの 使 用 はできませんのでご 注 意 ください 3. 発 表 に 際 しては, 患 者 さんのプライバシーの 保 護 ( 日 付 の 記 載 は 年 月 までとする, 等 )に 十 分 配 慮 してください 4. 演 題 発 表 時 には, 利 益 相 反 状 態 の 開 示 が 必 要 になります 開 示 基 準 規 定 の 書 式 に 従 って 利 益 相 反 の 有 無 を 必 ず 開 示 してください 5. 演 者 は 前 演 者 の 口 演 開 始 後, 直 ちに 次 演 者 席 へご 着 席 ください 6. 専 修 医 セッション, 研 修 医 セッション 及 び 一 般 演 題 は,1 題 口 演 4 分, 追 加 討 論 2 分 です 時 間 厳 守 でお 願 いします 7. 質 問 される 方 は, 所 属 と 氏 名 を 明 らかにしてからお 願 いします 8. 専 修 医 研 修 医 セッションの 発 表 者 あるいは 同 施 設 の 方 は, 奨 励 賞 表 彰 式 に 出 席 してくだ さい ( 第 1 会 場 13:00 ~) 9. 当 日 の 参 加 費 は2,000 円 です 10. 当 日 はこのプログラム 抄 録 集 をご 持 参 ください なお 当 日 ご 希 望 の 場 合 は,1 部 1,000 円 にて 販 売 いたします ( 数 に 限 りがございますので 予 めご 了 承 ください) 11. 会 場 1 階 ロビーにAED( 自 動 体 外 式 除 細 動 器 )を 設 置 しております 緊 急 の 際 はご 利 用 ください

2 会 場 案 内 図 海 運 ク ラ ブ 東 京 都 千 代 田 区 平 河 町 海 運 ビル TEL 地 下 鉄 有 楽 町 線, 半 蔵 門 線, 南 北 線 : 永 田 町 駅 4,5,9 番 出 口 2 分 銀 座 線, 丸 ノ 内 線 : 赤 坂 見 附 駅 D( 弁 慶 橋 ) 出 口 5 分 1

3 日 本 消 化 器 病 学 会 関 東 支 部 第 336 回 例 会 平 成 27 年 9 月 26 日 ( 土 ) 8:30~8:35 開 会 の 辞 ( 第 1 会 場 ) 第 1 会 場 ( 午 前 の 部 ) 第 2 会 場 ( 午 前 の 部 ) 演 題 時 間 座 長 演 題 時 間 座 長 胃 十 二 指 腸 胃 十 二 指 腸 (1) 専 修 医 Ⅰ( 小 腸 )1~4 8:35~8:59 中 村 理 恵 子 (14) 研 修 医 Ⅰ( 小 腸 )50~52 8:35~8:53 美 原 静 香 (2) 専 修 医 Ⅱ( 大 腸 1)5~8 8:59~9:23 立 之 英 明 (15) 研 修 医 Ⅱ( 大 腸 )53~55 8:53~9:11 進 士 誠 一 大 腸 (3) 専 修 医 Ⅲ( 大 腸 2)9~12 9:23~9:47 佐 田 美 和 (16) 研 修 医 Ⅲ( その 他 ) 56~58 9:11~9:29 迎 美 幸 (4) 専 修 医 Ⅳ( 肝 1)13~16 9:47~10:11 松 永 光 太 郎 (17) 研 修 医 Ⅳ( 肝 1)59~62 9:29~9:53 小 野 弘 二 (5) 専 修 医 Ⅴ( 肝 2)17~19 10:11~10:29 赤 城 一 郎 (18) 研 修 医 Ⅴ( 肝 2)63~66 9:53~10:17 石 井 寛 裕 (6) 専 修 医 Ⅵ( 肝 3)20~22 10:29~10:47 三 浦 隆 生 (19) 研 修 医 Ⅵ( 胆 ) 67~69 10:17~10:35 渡 邉 摩 也 (7) 専 修 医 Ⅶ( 胆 膵 )23~27 10:47~11:17 岩 野 博 俊 (20) 研 修 医 Ⅶ( 膵 ) 70~72 10:35~10:53 菊 地 秀 彦 (8) 専 修 医 Ⅷ( 膵 ) 28~31 11:17~11:41 中 原 一 有 (21) 研 修 医 Ⅷ(その 他 )73~76 10:53~11:17 田 原 久 美 子 (9) 専 修 医 Ⅸ(その 他 )32~34 11:41~11:59 菅 野 聡 12:10~12:40 評 議 員 会 12:15~13:00 ランチョンセミナー( 第 1 会 場 ) 食 道 疾 患 の 内 視 鏡 診 断 がん 感 染 症 センター 都 立 駒 込 病 院 内 視 鏡 科 部 長 門 馬 久 美 子 先 生 司 会 東 京 医 科 歯 科 大 学 医 学 部 附 属 病 院 食 道 外 科 教 授 河 野 辰 幸 先 生 13:00~13:15 専 修 医 研 修 医 奨 励 賞 表 彰 式 ( 第 1 会 場 ) 13:15~14:10 特 別 講 演 ( 第 1 会 場 ) 2 共 催 : 武 田 薬 品 工 業 株 式 会 社 膵 胆 道 癌 化 学 療 法 の 最 近 の 進 歩 杏 林 大 学 医 学 部 腫 瘍 内 科 学 教 室 教 授 古 瀬 純 司 先 生 司 会 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 主 任 教 授 小 泉 和 三 郎 第 1 会 場 ( 午 後 の 部 ) 第 2 会 場 ( 午 後 の 部 ) 演 題 時 間 座 長 演 題 時 間 座 長 (10) 食 道 胃 十 二 指 腸 35~38 14:15~14:39 中 山 昇 典 (22) 肝 77~80 14:15~14:39 荒 瀬 吉 孝 (11) 胃 十 二 指 腸 39~41 14:39~14:57 岸 野 真 衣 子 (23) 胆 81~83 14:39~14:57 山 本 夏 代 (12) 小 腸 大 腸 42~45 14:57~15:21 吉 田 篤 史 (24) 膵 84~87 14:57~15:21 長 濵 正 亞 (13) 大 腸 その 他 46~49 15:21~15:45 山 梨 高 広 15:45~15:50 閉 会 の 辞 ( 第 1 会 場 ) 16:00~17:30 第 9 回 専 門 医 セミナー( 第 1 会 場 ) 日 本 消 化 器 病 学 会 3 単 位 取 得 できます 胃 胆 膵 症 例 検 討 1. 胃 症 例 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 石 戸 謙 次 2. 胆 膵 症 例 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 宮 澤 志 朗 専 修 医 研 修 医 セッションの 発 表 者 あるいは 同 施 設 の 方 は, 奨 励 賞 表 彰 式 に 出 席 してください ( 第 1 会 場 13:00 ~)

4 特 別 講 演 ( 第 1 会 場 13:15~14:10) 膵 胆 道 癌 化 学 療 法 の 最 近 の 進 歩 杏 林 大 学 医 学 部 腫 瘍 内 科 学 教 室 教 授 古 瀬 純 司 先 生 司 会 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 主 任 教 授 小 泉 和 三 郎 演 者 の 先 生 ご 紹 介 ふる せ 古 瀬 じゅんじ 純 司 先 生 略 歴 1984 年 3 月 千 葉 大 学 医 学 部 卒 業 1984 年 5 月 千 葉 大 学 医 学 部 附 属 病 院 第 一 内 科 研 修 医 1985 年 10 月 清 水 厚 生 病 院 内 科 医 師 1987 年 10 月 千 葉 大 学 医 学 部 附 属 病 院 第 一 内 科 医 員 1990 年 4 月 社 会 保 険 船 橋 中 央 病 院 内 科 医 長 1992 年 1 月 国 立 柏 病 院 内 科 医 師 1992 年 7 月 国 立 がんセンター 東 病 院 臨 床 検 査 部 医 員 1999 年 4 月 同 病 棟 部 医 長 2008 年 3 月 杏 林 大 学 医 学 部 内 科 学 腫 瘍 内 科 教 授 現 在 に 至 る 厚 生 労 働 省 研 究 班 研 究 組 織 等 2008 年 4 月 ~ 日 本 臨 床 腫 瘍 研 究 グループ(JCOG) 肝 胆 膵 グループ 代 表 2015 年 4 月 ~ 平 成 27 年 度 日 本 医 療 研 究 開 発 機 構 研 究 費 切 除 不 能 膵 癌 に 対 する 標 準 治 療 の 確 立 に 関 する 研 究 : 研 究 者 代 表 者 厚 生 労 働 省 医 療 技 術 参 与 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 専 門 委 員 学 会 等 日 本 膵 臓 学 会 理 事 評 議 員 社 会 保 険 審 議 委 員 会 委 員 長 膵 癌 診 療 ガイドライン 作 成 委 員 日 本 臨 床 腫 瘍 学 会 評 議 員 暫 定 指 導 医 日 本 癌 治 療 学 会 代 議 員 日 本 肝 胆 膵 外 科 学 会 胆 道 癌 取 扱 規 約 委 員 会 委 員 胆 道 癌 診 療 ガイドライン 作 成 委 員 日 本 神 経 内 分 泌 腫 瘍 研 究 会 理 事 日 本 肝 癌 研 究 会 幹 事 International Association of Pancreatology:Council Member ASCO:Active member ESMO:Active member 3

5 ランチョンセミナー ( 第 1 会 場 12:15~13:00) 食 道 疾 患 の 内 視 鏡 診 断 がん 感 染 症 センター 都 立 駒 込 病 院 内 視 鏡 科 部 長 門 馬 久 美 子 先 生 司 会 東 京 医 科 歯 科 大 学 医 学 部 附 属 病 院 食 道 外 科 教 授 河 野 辰 幸 先 生 共 催 : 武 田 薬 品 工 業 株 式 会 社 演 者 の 先 生 ご 紹 介 もん ま 門 馬 く 久 現 職 :がん 感 染 症 センター 学 歴 職 歴 1979 年 3 月 北 里 大 学 医 学 部 卒 業 同 年 6 月 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 入 局 1984 年 2 月 東 京 都 立 駒 込 病 院 内 科 勤 務 1989 年 4 月 北 里 大 学 医 学 部 非 常 勤 講 師 1991 年 6 月 東 京 都 立 駒 込 病 院 内 科 医 長 2000 年 4 月 東 京 都 立 駒 込 病 院 内 視 鏡 科 医 長 2006 年 7 月 東 京 都 立 駒 込 病 院 内 視 鏡 科 部 長 学 会 関 係 内 科 学 会 認 定 医 1994 年 日 本 消 化 器 病 学 会 認 定 医 1999 年 日 本 消 化 器 内 視 鏡 学 会 指 導 医 2008 年 日 本 消 化 器 病 学 会 指 導 医 日 本 食 道 学 会 食 道 科 認 定 医 日 本 がん 治 療 認 定 医 機 構 暫 定 認 定 医 1991 年 日 本 消 化 器 内 視 鏡 学 会 関 東 地 方 会 評 議 員 1993 年 日 本 消 化 器 内 視 鏡 学 会 総 会 評 議 員 1999 年 日 本 消 化 器 病 学 会 関 東 支 部 評 議 員 2003 年 日 本 食 道 学 会 評 議 員 年 日 本 食 道 学 会 理 事 2010 年 日 本 消 化 器 病 学 会 総 会 評 議 員 み 美 こ 子 先 生 都 立 駒 込 病 院 内 視 鏡 科 部 長 受 賞 平 成 2 年 第 18 回 オリンパス 財 団 賞 平 成 3 年 三 越 医 学 賞 平 成 18 年 9 月 白 壁 賞 ( 第 12 回 ) 中 下 咽 頭 癌 の 通 常 内 視 鏡 観 察 会 長 平 成 26 年 7 月 3-4 日 第 68 食 道 学 会 学 術 集 会 会 長 編 集 委 員 平 成 14 年 6 月 胃 と 腸 編 集 委 員 早 期 胃 癌 研 究 会 運 営 委 員 平 成 16 年 4 月 胃 と 腸 編 集 幹 事 平 成 17 年 7 月 ~ 22 年 3 月 食 道 学 会 誌 編 集 委 員 平 成 19 年 4 月 ~ 21 年 3 月 消 化 器 病 学 会 編 集 委 員 4

6 第 9 回 専 門 医 セミナー ( 第 1 会 場 16:00~17:30) 胃 胆 膵 症 例 検 討 1. 胃 症 例 演 者 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 石 戸 謙 次 司 会 北 里 大 学 医 学 部 新 世 紀 医 療 開 発 センター 田 辺 聡 コメンテーター がん 研 有 明 病 院 消 化 器 内 科 山 本 頼 正 先 生 国 立 がん 研 究 センター 中 央 病 院 内 視 鏡 科 小 田 一 郎 先 生 東 海 大 学 医 学 部 内 科 学 系 消 化 器 内 科 五 十 嵐 宗 喜 先 生 2. 胆 膵 症 例 コメンテーター 演 者 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 宮 澤 志 朗 司 会 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 木 田 光 広 東 京 医 科 大 学 病 院 消 化 器 内 科 土 屋 貴 愛 先 生 東 邦 大 学 医 療 センター 大 森 病 院 消 化 器 センター 内 科 岡 野 直 樹 先 生 横 浜 市 立 大 学 附 属 市 民 総 合 医 療 センター 消 化 器 病 センター 杉 森 一 哉 先 生 胃 症 例 / 胆 膵 症 例 病 理 コメンテーター 北 里 大 学 医 学 部 病 理 学 吉 田 功 先 生 5

7 第 1 会 場 ( 午 前 の 部 ) 8:30 8:35 開 会 の 辞 専 修 医 セッション 評 価 者 がん 研 有 明 病 院 消 化 器 内 科 東 海 大 学 医 学 部 内 科 学 系 消 化 器 内 科 東 京 大 学 医 学 部 附 属 病 院 消 化 器 内 科 千 野 晶 子 川 口 義 明 小 田 島 慎 也 ( 1 ) 専 修 医 Ⅰ( 胃 十 二 指 腸 小 腸 ) 8:35 8:59 座 長 慶 應 義 塾 大 学 医 学 部 一 般 消 化 器 外 科 中 村 理 恵 子 1. 胃 アニサキス 症 と 同 時 に 胃 癌 食 道 癌 が 発 見 された 一 例 東 京 医 科 大 学 消 化 器 内 科 清 宮 怜, 桑 田 直 子, 古 賀 幹 教, 青 木 勇 樹 杉 本 暁 彦, 河 野 真, 佐 藤 丈 征, 八 木 健 二 後 藤 田 卓 司, 森 安 史 典 中 野 坂 上 米 沢 医 院 米 澤 仁 東 京 女 子 医 科 大 学 消 化 器 外 科 渋 谷 豪, 鈴 木 和 臣, 成 宮 孝 祐, 山 本 雅 一 2. 胃 glomus 腫 瘍 の 画 像 診 断 : 症 例 報 告 虎 の 門 病 院 消 化 器 内 科 尾 関 雄 一 郎, 栗 林 秦 隆, 布 袋 屋 修, 野 村 浩 介 鳥 羽 崇 仁, 古 畑 司, 山 田 晃 弘, 山 下 聡 小 川 修, 松 井 啓, 菊 池 大 輔, 三 谷 年 史 飯 塚 敏 郎, 貝 瀬 満 3. 腸 閉 塞 を 来 し 小 腸 内 視 鏡 により 診 断 しえたメッケル 憩 室 の 一 例 横 浜 市 立 大 学 肝 胆 膵 消 化 器 病 学 栗 田 裕 介, 遠 藤 宏 樹, 稲 生 優 海, 冬 木 晶 子 梅 沢 翔 太 郎, 内 山 詩 織, 大 久 保 秀 則, 日 暮 琢 磨 野 中 敬, 中 島 淳 同 外 科 治 療 学 山 田 貴 充, 利 野 靖 4. 下 血 を 契 機 に 発 見 された 小 腸 脂 肪 腫 の1 例 順 天 堂 大 学 医 学 部 付 属 順 天 堂 医 院 消 化 器 内 科 谷 田 貝 昂, 上 山 浩 也, 澁 谷 智 義, 芳 賀 慶 一 高 橋 正 倫, 野 村 収, 坂 本 直 人, 長 田 太 郎 渡 辺 純 夫 順 天 堂 大 学 大 学 院 医 学 研 究 科 人 体 病 理 学 八 尾 隆 史 ( 2 ) 専 修 医 Ⅱ( 大 腸 1) 8:59 9:23 座 長 順 天 堂 大 学 消 化 器 内 科 学 立 之 英 明 5. 敗 血 症 をきたした 一 過 性 型 虚 血 性 腸 炎 の 一 例 駿 河 台 日 本 大 学 病 院 消 化 器 内 科 菊 田 大 一 郎, 西 山 竜, 増 田 あい, 大 内 琴 世 宮 田 隆, 中 川 太 一, 高 橋 利 実, 中 河 原 浩 史 大 久 保 理 恵, 小 川 眞 広, 森 山 光 彦 6

8 6. 特 徴 的 な 画 像 所 見 を 呈 し 膿 瘍 ドレナージ 後 に 狭 窄 を 合 併 して 手 術 を 施 行 された 憩 室 炎 の1 例 東 京 都 済 生 会 中 央 病 院 消 化 器 内 科 徐 千 恵 子, 岸 野 竜 平, 小 川 歩, 田 沼 浩 太 阿 部 善 彦, 西 井 まみか, 星 野 舞, 三 枝 慶 一 郎 酒 井 元, 船 越 信 介, 中 澤 敦, 塚 田 信 廣 同 消 化 器 外 科 山 本 立 真 同 放 射 線 科 金 田 智 同 病 理 科 向 井 清 7. 特 徴 的 内 視 鏡 所 見 を 示 した 腸 管 子 宮 内 膜 症 の 一 例 伊 勢 原 協 同 病 院 消 化 器 内 科 渡 邉 友 絵, 小 野 弘 二, 中 谷 征 吾, 升 谷 寛 以 松 本 高 明, 山 本 創, 大 野 隆 8. 当 院 における 大 腸 ステント 留 置 術 の 検 討 湘 南 鎌 倉 総 合 病 院 消 化 器 病 センター 市 田 親 正, 江 頭 秀 人, 所 晋 之 助, 佐 々 木 亜 希 子 増 田 作 栄, 小 泉 一 也, 魚 嶋 晴 紀, 金 原 猛 賀 古 眞 ( 3 ) 専 修 医 Ⅲ( 大 腸 2) 9:23 9:47 座 長 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 佐 田 美 和 9. 直 腸 NET 局 所 切 除 後 に 再 発 を 来 たし 長 期 経 過 を 追 跡 し 得 た 一 例 がん 研 究 会 有 明 病 院 片 岡 星 太, 千 野 晶 子, 吉 水 祥 一, 大 隅 寛 木 森 重 健 二 郎, 石 川 寛 高, 岸 原 輝 仁, 為 我 井 芳 郎 五 十 嵐 正 広 10. 鋸 歯 状 病 変 を 合 併 した 潰 瘍 性 大 腸 炎 関 連 大 腸 腫 瘍 の 一 例 東 京 医 科 歯 科 大 学 消 化 器 内 科 堤 大 樹, 秋 山 慎 太 郎, 松 岡 克 善, 和 田 祥 城 北 畑 富 貴 子, 福 島 啓 太, 水 谷 知 裕, 新 田 沙 由 梨 藤 井 俊 光, 岡 田 英 里 子, 大 島 茂, 岡 本 隆 一 東 正 新, 土 屋 輝 一 郎, 永 石 宇 司, 長 堀 正 和 中 村 哲 也, 朝 比 奈 靖 浩, 渡 辺 守 同 消 化 器 内 科 光 学 医 療 診 療 部 大 塚 和 朗 11.リンパ 腫 の 診 断 で 経 過 観 察 中 に 発 生 した 虫 垂 癌 の1 剖 検 例 上 尾 中 央 総 合 病 院 消 化 器 内 科 水 野 敬 宏, 笹 本 貴 広, 大 舘 幸 太, 和 久 津 亜 紀 子 外 處 真 道, 山 城 雄 也, 近 藤 春 彦, 白 井 告 三 科 友 二, 深 水 雅 子, 明 石 雅 博, 尾 股 佑 渡 邉 東, 土 屋 昭 彦, 西 川 稿, 山 中 正 己 12. 腸 重 積 で 発 症 し 腹 腔 鏡 補 助 下 回 盲 部 切 除 術 を 施 行 した 盲 腸 癌 の1 例 日 本 医 科 大 学 消 化 器 外 科 川 島 万 平, 進 士 誠 一, 管 隼 人, 山 田 岳 史 小 泉 岐 博, 横 山 康 行, 高 橋 吾 郎, 岩 井 拓 磨 大 草 幹 大, 内 田 英 二 日 本 医 科 大 学 千 葉 北 総 病 院 外 科 赤 間 悠 一, 眞 鍋 恵 理 子 7

9 ( 4 ) 専 修 医 Ⅳ( 肝 1) 9:47 10:11 座 長 聖 マリアンナ 医 科 大 学 消 化 器 肝 臓 内 科 松 永 光 太 郎 13. 内 臓 播 種 性 水 痘 帯 状 疱 疹 ウイルス 感 染 症 による 急 性 肝 不 全 の 一 例 慶 應 義 塾 大 学 医 学 部 内 科 学 ( 消 化 器 ) 山 根 剛, 新 井 万 里, 海 老 沼 浩 利, 金 井 隆 典 同 内 科 学 ( 血 液 ) 菊 池 拓, 森 毅 彦, 岡 本 真 一 郎 同 病 理 学 教 室 西 村 瑤 子, 坂 元 亨 宇 14. 市 販 の 総 合 感 冒 薬 による 薬 剤 誘 起 性 自 己 免 疫 性 肝 炎 の 一 例 北 里 大 学 メディカルセンター 内 科 武 田 果 林, 横 森 弘 昭 同 消 化 器 内 科 南 野 勉, 安 達 快, 長 谷 川 力 也, 高 橋 晃 彦 金 子 亨, 大 塚 俊 和, 田 原 久 美 子, 渡 邊 真 彰 15.C 型 慢 性 肝 炎 患 者 にみられた 肝 炎 症 性 偽 腫 瘍 の 一 例 埼 玉 医 科 大 学 消 化 器 内 科 肝 臓 内 科 山 羽 晋 平, 中 尾 将 光, 印 藤 佳 織, 鈴 木 隆 信 鷹 野 雅 史, 渕 上 彰, 齊 藤 陽 一, 浅 見 真 衣 子 塩 川 慶 典, 藤 井 庸 平, 内 田 義 人, 平 原 和 紀 中 澤 学, 近 山 琢, 安 藤 さつき, 菅 原 通 子 本 谷 大 介, 稲 生 実 枝, 中 山 伸 朗, 今 井 幸 紀 持 田 智 16.ペグインターフェロン+リバビリン 療 法 後 に 肺 高 血 圧 症 を 発 症 した C 型 慢 性 肝 炎 の1 例 東 京 慈 恵 会 医 科 大 学 葛 飾 医 療 センター 消 化 器 肝 臓 内 科 堀 内 宏 倫, 横 須 賀 真 梨 子, 富 田 陽 一, 永 野 智 久 關 伸 嘉, 杉 田 知 典, 会 田 雄 太, 板 垣 宗 徳 佐 藤 憲 一, 安 部 宏, 須 藤 訓, 相 澤 良 夫 ( 5 ) 専 修 医 Ⅴ( 肝 2) 10:11 10:29 座 長 日 本 医 科 大 学 多 摩 永 山 病 院 消 化 器 外 科 赤 城 一 郎 17.Sorafenib による 治 療 中 に 下 部 消 化 管 穿 孔 を 来 した 肝 細 胞 癌 の1 例 国 立 病 院 機 構 高 崎 総 合 医 療 センター 消 化 器 内 科 植 原 大 介, 長 沼 篤, 岡 野 祐 大, 椎 名 啓 介 吉 田 はるか, 林 絵 理, 上 原 早 苗, 星 野 崇 工 藤 智 洋, 石 原 弘 同 外 科 坂 元 一 郎 同 病 理 診 断 科 小 川 晃 群 馬 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 病 態 制 御 内 科 佐 藤 賢, 柿 崎 暁 18. 嚢 胞 感 染 と 胆 管 との 交 通 を 有 した 肝 MCN の 一 例 横 浜 南 共 済 病 院 消 化 器 内 科 小 串 勝 昭, 佐 野 裕 亮, 高 木 将, 佐 々 木 典 子 戸 塚 雄 一 朗, 平 尾 茉 里 名, 中 尾 聡, 福 島 泰 斗 小 林 槇, 西 郡 修 平, 三 浦 雄 輝, 濱 中 潤 金 子 卓, 岡 裕 之, 洲 崎 文 男, 岡 崎 博 同 外 科 中 園 真 聡, 井 口 健 太, 佐 伯 博 行, 松 川 博 史 19. 急 速 な 転 帰 をたどった 多 発 肝 肉 腫 の 一 剖 検 例 船 橋 市 立 医 療 センター 消 化 器 内 科 興 梠 慧 輔, 小 林 照 宗, 石 垣 飛 鳥, 嶋 由 紀 子 東 郷 聖 子, 関 厚 佳, 安 藤 健, 水 本 英 明 同 臨 床 病 理 清 水 辰 一 郎 8

10 ( 6 ) 専 修 医 Ⅵ( 肝 3) 10:29 10:47 座 長 日 本 大 学 医 学 部 消 化 器 肝 臓 内 科 学 分 野 三 浦 隆 生 20. 肝 生 検 施 行 時 に 合 併 した 腹 腔 内 出 血 に 対 し 肝 動 脈 塞 栓 術 が 著 効 した1 例 横 須 賀 共 済 病 院 消 化 器 内 科 森 川 亮, 高 橋 純 一, 大 坪 加 奈, 石 井 玲 子 相 川 恵 理 花, 平 昭 衣 梨, 小 島 直 紀, 山 本 奈 穂 子 小 馬 瀬 一 樹, 上 野 春 菜, 田 邊 陽 子, 渡 辺 秀 樹 新 井 勝 春, 鈴 木 秀 明, 小 林 史 枝, 池 田 隆 明 21. 慢 性 骨 髄 線 維 症 による 門 脈 圧 亢 進 症 に 合 併 した 胃 静 脈 瘤 に 対 する B-RTO の 経 験 日 本 大 学 医 学 部 附 属 板 橋 病 院 消 化 器 肝 臓 内 科 本 田 真 之, 松 岡 俊 一, 石 井 大 雄, 松 田 昌 範 秋 山 響 子, 香 川 敦 宜, 山 名 陽 一 郎, 牧 野 加 織 水 谷 卓, 宮 澤 祥 一, 上 村 慎 也, 松 本 直 樹 荒 川 泰 雄, 中 村 仁 美, 森 山 光 彦 公 立 阿 伎 留 医 療 センター 内 科 西 成 田 進, 荒 川 泰 行 22. 多 項 目 自 動 血 球 分 析 装 置 を 用 いて 安 全 に CART を 施 行 できた 特 発 性 細 菌 性 腹 膜 炎 の1 例 国 際 医 療 福 祉 大 学 病 院 消 化 器 内 科 須 藤 大 輔, 山 田 健 太, 太 田 勝 久, 安 藤 勝 祥 一 石 英 一 郎, 佐 藤 貴 一, 田 邊 裕 貴, 大 竹 孝 明 高 後 裕 消 ( 7 ) 専 修 医 Ⅶ( 胆 膵 ) 10:47 11:17 座 長 埼 玉 医 科 大 学 国 際 医 療 センター 消 化 器 内 視 鏡 科 岩 野 博 俊 23. 胆 管 癌 との 鑑 別 を 要 した 中 部 胆 管 に 限 局 する IgG4 関 連 硬 化 性 胆 管 炎 の 一 例 独 立 行 政 法 人 労 働 者 健 康 福 祉 機 構 横 浜 労 災 病 院 消 化 器 内 科 立 川 準, 永 瀬 肇, 川 名 憲 一, 関 野 雄 典 金 沢 憲 由, 高 野 幸 司, 佐 藤 晋 二, 廣 谷 あかね 野 上 麻 子, 永 嶌 裕 樹, 小 林 貴, 高 柳 卓 矢 梅 村 隆 輔, 鈴 木 雅 人 24. 直 腸 浸 潤 をきたし EUS-FNA が 診 断 に 有 用 であった 肝 門 部 胆 管 癌 術 後 腹 膜 播 種 の 一 例 群 馬 大 学 医 学 部 附 属 病 院 消 化 器 肝 臓 内 科 中 野 佑 哉, 水 出 雅 文, 深 井 泰 守, 小 林 剛 中 山 哲 雄, 安 岡 秀 敏, 栗 林 志 行, 大 山 達 也 堀 口 昇 男, 下 山 康 之, 山 崎 勇 一, 佐 藤 賢 柿 崎 暁 同 肝 胆 膵 外 科 五 十 嵐 隆 通, 平 井 圭 太 郎, 新 木 健 一 郎, 桑 野 博 行 同 化 器 肝 臓 内 科 同 光 学 医 療 診 療 部 富 澤 琢, 河 村 修, 草 野 元 康 25.EUS-FNA で 診 断 し 内 視 鏡 的 に 加 療 した 肺 癌 乳 頭 部 転 移 の 一 例 昭 和 大 学 藤 が 丘 病 院 内 科 学 講 座 消 化 器 内 科 部 門 宮 尾 直 樹, 高 野 祐 一, 長 浜 正 亞, 山 村 詠 一 丸 岡 直 隆, 吉 田 詠 里 加, 小 林 孝 弘, 松 倉 尚 子 新 谷 文 崇, 田 淵 晃 大, 東 畑 美 幸 子, 林 将 史 遠 藤 利 之, 鈴 木 怜 佳, 上 原 なつみ, 中 西 徹 花 村 祥 太 郎, 阿 曽 沼 邦 央, 黒 木 優 一 郎, 井 上 和 明 高 橋 寛 9

11 26. 膣 悪 性 黒 色 腫 において 膵 転 移 巣 への 超 音 波 内 視 鏡 下 穿 刺 吸 引 術 が 診 断 に 有 用 であった 一 例 東 京 都 立 多 摩 総 合 医 療 センター 消 化 器 内 科 戸 田 晶 子, 津 川 直 也, 伊 東 詩 織, 佐 藤 優 美 三 浦 夏 希, 肱 岡 悠 子, 下 地 耕 平, 中 園 綾 乃 井 上 大, 堀 家 英 之, 吉 岡 篤 史, 小 倉 祐 紀 並 木 伸 27.EUS-FNA にて 診 断 し 得 た 術 後 26 年 目 に 膵 転 移 をきたした 腎 細 胞 癌 の1 例 聖 マリアンナ 医 科 大 学 消 化 器 肝 臓 内 科 白 勢 大 門, 中 原 一 有, 森 田 亮, 北 川 紗 里 香 末 谷 敬 吾, 路 川 陽 介, 伊 東 文 生 同 診 断 病 理 学 教 室 藤 野 節 ( 8 ) 専 修 医 Ⅷ( 膵 ) 11:17 11:41 座 長 聖 マリアンナ 医 科 大 学 消 化 器 肝 臓 内 科 中 原 一 有 28. 画 像 変 化 から 分 枝 型 IPMN の 癌 化 を 疑 い 切 除 した 自 己 免 疫 膵 炎 の1 例 NTT 東 日 本 関 東 病 院 消 化 器 内 科 大 内 治 紀, 香 川 幸 一, 藤 澤 聡 郎, 久 富 勘 太 郎 松 橋 信 行 同 外 科 野 家 環, 針 原 康 横 浜 市 立 大 学 附 属 病 院 内 視 鏡 センター 窪 田 賢 輔 29. 潰 瘍 性 大 腸 炎 (UC)の 経 過 中 に 発 症 した2 型 自 己 免 疫 性 膵 炎 (AIP)の 一 例 国 立 国 際 医 療 研 究 センター 病 院 消 化 器 内 科 畑 昌 宏, 大 久 保 栄 高, 小 早 川 雅 男, 岡 原 昂 輝 島 田 高 幸, 高 崎 祐 介, 久 田 裕 也, 城 間 翔 木 平 英 里, 張 萌 琳, 守 安 志 織, 三 島 沙 織 関 根 一 智, 忌 部 航, 渡 辺 一 弘, 櫻 井 俊 之 永 田 尚 義, 横 井 千 寿, 秋 山 純 一 30. 当 院 で 経 験 した 膵 脂 肪 置 換 の2 例 東 京 労 災 病 院 消 化 器 内 科 小 嶋 啓 之, 大 場 信 之, 吉 峰 尚 幸, 小 山 洋 平 武 田 悠 希, 植 木 紳 夫, 伊 藤 謙, 平 野 直 樹 西 中 川 秀 太, 児 島 辰 也 31. 術 前 診 断 に 難 渋 し, 膵 内 副 脾 に 発 生 した epithelial cyst の1 例 杏 林 大 学 医 学 部 付 属 病 院 外 科 川 口 翔 平, 近 藤 恵 里, 小 暮 正 晴, 中 里 徹 矢 鈴 木 裕, 松 岡 弘 芳, 阿 部 展 次, 正 木 忠 彦 森 俊 幸, 杉 山 政 則 ( 9 ) 専 修 医 Ⅸ(その 他 ) 11:41 11:59 座 長 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 相 模 原 病 院 消 化 器 内 科 菅 野 聡 32.TAE により 救 命 し 得 た 脾 動 脈 瘤 破 裂 の 一 例 国 立 病 院 機 構 災 害 医 療 センター 消 化 器 内 科 上 條 孟, 佐 々 木 善 浩, 木 谷 幸 裕, 島 田 祐 輔 林 昌 武, 上 市 英 雄 33. 内 科 的 治 療 により 軽 快 した 特 発 性 孤 立 性 上 腸 間 膜 動 脈 解 離 の1 例 東 京 女 子 医 科 大 学 東 医 療 センター 内 科 細 田 麻 奈, 岡 部 ゆう 子, 入 村 峰 世, 高 橋 彩 木 村 綾 子, 大 野 秀 樹, 齋 藤 壽 仁 10

12 34. 切 迫 早 産 に 合 併 し 早 期 診 断 に 難 渋 した 急 性 虫 垂 炎 の1 例 慶 應 義 塾 大 学 医 学 部 一 般 消 化 器 外 科 豊 田 尚 潔, 茂 田 浩 平, 長 谷 川 博 俊, 岡 林 剛 史 鶴 田 雅 士, 近 藤 崇 之, 安 藤 知 史, 岩 間 望 鈴 村 博 史, 徳 田 敏 樹, 北 川 雄 光 11

13 第 1 会 場 ( 午 後 の 部 ) 13:15 14:10 特 別 講 演 膵 胆 道 癌 化 学 療 法 の 最 近 の 進 歩 杏 林 大 学 医 学 部 腫 瘍 内 科 学 教 室 教 授 古 瀬 純 司 先 生 司 会 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 主 任 教 授 小 泉 和 三 郎 (10) 一 般 ( 食 道 胃 十 二 指 腸 ) 14:15 14:39 座 長 神 奈 川 県 立 がんセンター 消 化 器 内 科 中 山 昇 典 35. 抗 利 尿 ホルモン 不 適 合 分 泌 症 候 群 (SIADH)を 合 併 した 食 道 内 分 泌 細 胞 癌 の1 例 草 加 市 立 病 院 消 化 器 内 科 青 沼 映 美, 末 松 聡 史, 鎌 田 和 明, 山 本 満 千 吉 田 玲 子, 矢 内 常 人 同 病 理 部 裴 有 安 36. 化 学 放 射 線 療 法 と 外 科 的 治 療 により CR に 至 った 同 時 3 重 複 癌 の 一 例 相 模 原 協 同 病 院 消 化 器 内 科 和 田 尚 久, 中 目 哲 平, 三 島 孝 仁, 吉 澤 奈 津 子 迎 美 幸, 石 黒 康 浩, 村 田 東, 荒 木 正 雄 37.ESD にて 胃 腺 扁 平 上 皮 癌 と 診 断 した1 例 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 黒 須 貴 浩, 矢 野 貴 史, 河 西 奈 津 子, 鈴 木 瑞 人 山 根 早 紀 子, 和 田 拓 也, 石 戸 謙 次, 東 瑞 智 堅 田 親 利, 佐 々 木 徹, 小 泉 和 三 郎 同 新 世 紀 医 療 開 発 センター 田 辺 聡 同 病 院 病 理 部 大 部 誠 38. 上 腸 間 膜 動 脈 症 候 群 との 鑑 別 を 要 した 十 二 指 腸 癌 の 一 例 相 模 原 協 同 病 院 消 化 器 病 センター 内 科 北 島 史 啓, 中 目 哲 平, 和 田 尚 久, 三 島 孝 仁 吉 澤 奈 津 子, 迎 美 幸, 石 黒 康 浩, 村 田 東 荒 木 正 雄 同 外 科 河 野 悟 (11) 一 般 ( 胃 十 二 指 腸 ) 14:39 14:57 座 長 東 京 女 子 医 科 大 学 消 化 器 病 センター 消 化 器 内 視 鏡 科 岸 野 真 衣 子 39. 新 規 Proton Pomp Inhibiter (PPI): Vonoprazan fumarate を 使 用 した H.pyroili(HP) 除 菌 の 当 院 の 成 績 - 第 1 報 Rabeprazole との 比 較 JCHO 相 模 野 病 院 消 化 器 病 センター 三 枝 陽 一, 美 原 静 香, 佐 藤 文, 加 藤 彩 細 谷 智, 吉 田 宗 紀, 西 元 寺 克 禮, 大 井 田 正 人 相 模 原 協 同 病 院 消 化 器 内 科 吉 澤 奈 津 子 JCHO 相 模 野 病 院 内 科 今 崎 貴 生, 道 下 雄 介, 石 井 隆 司 12

14 40. 胃 癌 に 対 する 腹 腔 鏡 下 胃 全 摘 術 後 に Y 脚 部 空 腸 パウチが 逆 行 性 に 空 腸 重 積 症 をきたした1 例 東 京 慈 恵 会 医 科 大 学 附 属 病 院 高 野 裕 太, 三 森 教 雄, 志 田 敦 男, 岩 崎 泰 三 川 村 雅 彦, 高 橋 直 人, 中 田 浩 二, 小 村 伸 朗 矢 永 勝 彦 41. 関 節 リウマチに 合 併 した 好 酸 球 性 胃 腸 炎 の1 例 東 京 女 子 医 科 大 学 消 化 器 内 科 田 村 優 子, 山 本 浩 隆, 小 林 亜 也 子, 山 本 果 奈 小 西 洋 之, 徳 重 克 年 同 消 化 器 内 視 鏡 科 岸 野 真 衣 子, 中 村 真 一 消 (12) 一 般 ( 小 腸 大 腸 ) 14:57 15:21 座 長 大 船 中 央 病 院 消 化 器 IBD センター 光 学 診 療 部 吉 田 篤 史 42. 小 腸 Peutz-Jeghers 型 ポリープの1 例 自 治 医 科 大 学 附 属 さいたま 医 療 センター 消 化 器 科 大 竹 はるか, 牛 丸 信 也, 賀 嶋 ひとみ, 小 糸 雄 大 石 井 剛 弘, 上 原 健 志, 新 藤 雄 司, 川 村 晴 水 西 川 剛 史, 浦 吉 俊 輔, 大 滝 雄 造, 山 中 健 一 浅 野 岳 晴, 岩 城 孝 明, 鷺 原 規 喜, 松 本 吏 弘 浅 部 伸 一, 宮 谷 博 幸, 眞 嶋 浩 聡 同 一 般 消 化 器 外 科 小 櫃 保 同 病 理 部 蛭 田 昌 宏 43. 回 腸 に 認 めた HIV 関 連 Plasmablastic lymphoma の 稀 な 一 例 杏 林 大 学 医 学 部 第 三 内 科 池 崎 修, 三 浦 みき, 齋 藤 大 祐, 八 谷 隆 二 宮 本 尚 彦, 三 井 達 也, 櫻 庭 彰 人, 山 田 雄 二 林 田 真 理, 徳 永 健 吾, 小 山 元 一, 森 秀 明 久 松 理 一, 高 橋 信 一 同 化 器 一 般 外 科 正 木 忠 彦 同 病 院 病 理 部 大 倉 康 男 44. 大 量 出 血 をきたした 大 腸 潰 瘍 性 病 変 を 伴 う 劇 症 型 溶 血 性 連 鎖 球 菌 感 染 症 の 一 例 大 森 赤 十 字 病 院 須 藤 拓 馬, 後 藤 亨, 諸 橋 大 樹, 井 田 智 則 千 葉 秀 幸, 高 橋 昭 裕, 関 志 帆 子, 芦 苅 圭 一 河 野 直 哉, 河 合 恵 美, 栗 原 大 典 45.サリドマイドにより 寛 解 導 入 10 年 以 上 にわたり 寛 解 維 持 され アダリムマブへのスイッチが 可 能 で あった 不 全 型 ベーチェット 病 の 若 年 女 性 例 聖 マリアンナ 医 科 大 学 消 化 器 肝 臓 内 科 鈴 木 碧, 山 下 真 幸, 中 野 弘 康, 服 部 美 紀 佐 藤 義 典, 池 田 佳 子, 小 澤 俊 一 郎, 松 尾 康 正 山 本 博 幸, 安 田 宏, 伊 東 文 生 (13) 一 般 ( 大 腸 その 他 ) 15:21 15:45 座 長 北 里 大 学 医 学 部 外 科 山 梨 高 広 46. 術 前 診 断 が 困 難 であった 直 腸 inflammatory fibroid polyp の1 例 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 川 野 壽 宙, 佐 田 美 和, 川 岸 加 奈, 大 岡 正 平 横 山 薫, 小 林 清 典, 小 泉 和 三 郎 同 外 科 渡 邊 昌 彦 同 病 理 部 一 戸 昌 明, 三 枝 信 13

15 47.ICG 試 薬 を 用 いた 血 管 造 影 検 査 にて 上 行 結 腸 静 脈 奇 形 を 内 視 鏡 下 で 確 認 し 得 た1 例 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 相 模 原 病 院 消 化 器 内 科 菊 田 和 貴, 下 田 拓 也, 小 山 克 樹, 蓼 原 将 良 入 江 員 行, 松 本 雄 太, 玉 眞 俊 平, 中 村 陽 子 菅 野 聡, 安 達 献 同 放 射 線 科 平 川 耕 大, 田 口 智 香 子, 瀧 川 智 子, 瀧 川 政 和 48. 化 学 放 射 線 療 法 が 著 効 した 肛 門 管 癌 の1 例 化 学 放 射 線 療 法 が 著 効 した 肛 門 管 癌 の1 例 平 塚 共 済 病 院 消 化 器 科 久 保 田 陽, 山 崎 好 喜, 近 藤 雄 紀, 北 川 博 之 河 西 顯 太 郎, 成 毛 哲, 菊 地 秀 彦, 里 道 哲 彦 野 登 誠 49. 脱 分 化 型 脂 肪 肉 腫 の 一 例 相 模 原 協 同 病 院 消 化 器 内 科 佐 野 透, 迎 美 幸, 和 田 尚 久, 三 島 孝 仁 吉 澤 奈 津 子, 石 黒 康 浩, 村 田 東, 中 目 哲 平 荒 木 正 雄 同 外 科 相 崎 一 雄, 河 野 悟 14

16 第 2 会 場 ( 午 前 の 部 ) 研 修 医 セッション 評 価 者 東 邦 大 学 医 療 センター 大 森 病 院 消 化 器 センター 内 科 群 馬 大 学 医 学 部 附 属 病 院 消 化 器 肝 臓 内 科 がん 感 染 症 センター 都 立 駒 込 病 院 消 化 器 内 科 和 久 井 紀 貴 水 出 雅 文 藤 原 純 子 (14) 研 修 医 Ⅰ( 胃 十 二 指 腸 小 腸 ) 8:35 8:53 座 長 JCHO 相 模 野 病 院 消 化 器 病 センター 内 科 美 原 静 香 50. 症 状 と 画 像 から 肝 膿 瘍 を 疑 ったが 胃 原 発 扁 平 上 皮 癌 肝 転 移 だった 一 例 東 京 逓 信 病 院 消 化 器 内 科 山 室 裕 紀, 大 久 保 政 雄, 田 中 督 記, 古 谷 建 悟 北 村 和 貴 子, 加 藤 知 爾, 小 林 克 也, 関 川 憲 一 郎 光 井 洋, 橋 本 直 明 同 内 視 鏡 センター 山 口 肇 同 放 射 線 科 鈴 木 丈 夫 同 病 理 科 岸 田 由 起 子, 田 村 浩 一 51. 腫 瘍 破 裂 で 発 見 された 巨 大 小 腸 GIST の 一 切 除 例 地 域 医 療 機 能 推 進 機 構 東 京 高 輪 病 院 外 科 藤 田 進 世, 蜂 谷 裕 之, 谷 本 芽 弘 理, 冲 永 裕 子 池 田 真 美, 小 山 広 人 同 病 理 部 伊 原 文 恵 52.1 年 間 で 急 速 に 成 長 した 腸 間 膜 デスモイド 腫 瘍 の1 例 順 天 堂 大 学 医 学 部 附 属 練 馬 病 院 総 合 外 科 山 田 衣 里 佳, 河 合 雅 也, 辻 未 来, 関 根 悠 貴 春 山 優 理 恵, 秋 本 瑛 吾, 伊 藤 謙, 雨 宮 浩 太 宮 野 省 三, 小 坂 泰 二 郎, 渡 野 邉 郁 雄, 町 田 理 夫 北 畠 俊 顕 同 病 理 診 断 科 坂 口 亜 寿 未, 小 倉 加 奈 子, 松 本 俊 治, 児 島 邦 明 (15) 研 修 医 Ⅱ( 大 腸 ) 8:53 9:11 座 長 日 本 医 科 大 学 付 属 病 院 消 化 器 外 科 進 士 誠 一 53.S 状 結 腸 脂 肪 腫 上 に 存 在 した 早 期 大 腸 癌 の1 例 東 京 女 子 医 科 大 学 卒 後 臨 床 研 修 センター 任 芝 杏 同 消 化 器 病 センター 外 科 大 木 岳 志, 中 川 了 輔, 前 田 文, 白 井 雄 史 井 上 雄 志, 山 本 雅 一 同 第 二 病 理 学 宇 都 健 太 54. 両 側 下 腿 浮 腫 を 契 機 に 発 見 された 低 アルブミン 血 症 を 呈 する 空 腸 横 行 結 腸 瘻 を 伴 う 横 行 結 腸 癌 の 一 例 国 立 国 際 医 療 研 究 センター 消 化 器 内 科 小 林 桜 子, 渡 辺 一 弘, 岡 原 昂 輝, 木 平 英 里 三 島 沙 織, 忌 部 航, 三 神 信 太 郎, 野 崎 雄 一 櫻 井 俊 之, 永 田 尚 義, 横 井 千 寿, 小 島 康 志 小 早 川 雅 男, 柳 瀬 幹 雄, 秋 山 純 一 同 消 化 器 外 科 須 田 竜 一 郎 15

17 55. 直 腸 癌 術 後 に syndrome of inappropriate of antidiuretic hormone を 合 併 した1 例 横 浜 市 立 大 学 医 学 部 消 化 器 腫 瘍 外 科 古 木 佐 知, 樅 山 将 士, 石 部 敦 士, 小 坂 隆 司 秋 山 浩 利, 遠 藤 格 (16) 研 修 医 Ⅲ( 大 腸 その 他 ) 9:11 9:29 座 長 相 模 原 協 同 病 院 消 化 器 内 科 迎 美 幸 56.CTRX が 著 効 したパラチフスの 一 例 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 荻 原 沙 織, 窪 田 幸 介, 日 高 央, 高 田 樹 一 田 中 賢 明, 奥 脇 裕 介, 中 澤 貴 秀, 渋 谷 明 隆 小 泉 和 三 郎 57. 小 児 癌 ( 神 経 芽 腫 ) 加 療 後 の 二 次 癌 として 大 腸 癌 を 発 症 した 一 例 筑 波 大 学 附 属 病 院 消 化 器 内 科 矢 口 拓 実, 山 本 祥 之, 江 南 ちあき, 根 本 絵 美 丹 下 義 隆, 永 瀬 将 臣, 菅 沼 大 輔, 高 木 薫 子 俣 野 大 介, 岩 井 健 太 郎, 森 脇 俊 和, 兵 頭 一 之 介 58. 急 速 増 大 傾 向 を 示 し 高 齢 発 症 の 腹 膜 原 発 巨 大 嚢 胞 性 GIST が 疑 われた1 例 東 邦 大 学 医 療 センター 佐 倉 病 院 内 科 城 築 裕 香, 山 田 哲 弘, 岩 下 裕 明, 佐 々 木 大 樹 勝 俣 雅 夫, 宮 村 美 幸, 菊 地 秀 昌, 岩 佐 亮 太 古 川 竜 一, 長 村 愛 作, 中 村 健 太 郎, 青 木 博 吉 松 安 嗣, 津 田 裕 紀 子, 竹 内 健, 高 田 伸 夫 鈴 木 康 夫 (17) 研 修 医 Ⅳ( 肝 1) 9:29 9:53 座 長 伊 勢 原 協 同 病 院 消 化 器 内 科 小 野 弘 二 59. 血 小 板 輸 血 後 に 急 激 な 血 小 板 低 下 をきたした C 型 肝 硬 変 の1 例 聖 マリアンナ 医 科 大 学 消 化 器 肝 臓 内 科 樋 渡 正 樹, 服 部 伸 洋, 原 雅 樹, 鈴 木 碧 田 村 知 大, 野 口 陽 平, 重 福 隆 太, 池 田 裕 喜 渡 邊 綱 正, 松 永 光 太 郎, 松 本 伸 行, 奥 瀬 千 晃 鈴 木 通 博, 伊 東 文 生 60. 破 裂 出 血 した 単 純 性 肝 嚢 胞 に 対 し 経 カテーテル 的 動 脈 塞 栓 術 (TAE)を 施 行 した 一 例 北 里 大 学 メディカルセンター 消 化 器 内 科 山 崎 拓 也, 渡 邊 真 彰, 安 達 快, 長 谷 川 力 也 金 子 亨, 高 橋 晃 彦, 大 塚 俊 和, 南 野 勉 田 原 久 美 子 同 放 射 線 科 岡 田 武 倫, 村 田 晃 一 郎 同 総 合 診 療 科 武 田 果 林, 横 森 弘 昭 61. 頭 蓋 骨 転 移 を 伴 った 肝 細 胞 癌 の1 例 東 京 慈 恵 会 医 科 大 学 内 科 学 講 座 消 化 器 肝 臓 内 科 古 江 慈 識, 筒 井 佳 苗, 石 田 仁 也, 菰 池 信 彦 猿 田 雅 之, 天 野 克 之, 上 竹 慎 一 郎, 有 廣 誠 二 穂 苅 厚 史, 石 川 智 久 62. 長 期 に 渡 り 再 発 消 退 を 繰 り 返 す 肝 占 拠 性 病 変 像 を 呈 したびまん 性 大 細 胞 型 B 細 胞 リンパ 腫 の1 例 ( 独 ) 労 働 者 健 康 福 祉 機 構 関 東 労 災 病 院 消 化 器 内 科 及 川 脩, 金 子 麗 奈, 小 野 寺 翔, 柳 澤 文 人 中 崎 奈 都 子, 嘉 戸 慎 一, 金 民 日, 草 柳 聡 小 川 正 純, 佐 藤 譲 16

18 (18) 研 修 医 Ⅴ( 肝 2) 9:53 10:17 座 長 横 浜 市 立 大 学 附 属 市 民 総 合 医 療 センター 消 化 器 病 センター 石 井 寛 裕 63. 血 液 透 析 患 者 における C 型 慢 性 肝 炎 に 対 するアスナプレビル+ダクラタスビル2 剤 併 用 療 法 導 入 後 喀 血 を 来 した 一 例 湘 南 鎌 倉 総 合 病 院 消 化 器 病 センター 宮 川 峻, 魚 嶋 晴 紀, 市 田 親 正, 所 晋 之 助 増 田 作 栄, 佐 々 木 亜 希 子, 小 泉 一 也, 江 頭 秀 人 金 原 猛, 賀 古 眞 64.Sorafenib 内 服 中 に 腹 膜 播 種 結 節 の 破 裂 を 来 した 肝 細 胞 癌 の1 例 国 立 病 院 機 構 高 崎 総 合 医 療 センター 消 化 器 内 科 木 田 麻 衣 子, 長 沼 篤, 岡 野 祐 大, 植 原 大 介 椎 名 啓 介, 吉 田 はるか, 林 絵 理, 上 原 早 苗 星 野 崇, 工 藤 智 洋, 石 原 弘 群 馬 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 病 態 制 御 内 科 佐 藤 賢, 柿 崎 暁 65. 肝 障 害 が 遷 延 し 肝 生 検 を 施 行 した 急 性 E 型 肝 炎 の 一 例 帝 京 大 学 医 学 部 附 属 病 院 内 科 大 隅 瞬, 三 浦 亮, 高 森 頼 雪, 三 木 淳 史 八 木 みなみ, 岡 村 喬 之, 川 島 悠, 木 村 聡 青 柳 仁, 三 浦 幸 太 郎, 磯 野 朱 里, 江 波 戸 直 久 阿 部 浩 一 郎, 有 住 俊 彦, 相 磯 光 彦, 山 本 貴 嗣 喜 多 宏 人, 田 中 篤, 滝 川 一 同 病 理 診 断 科 高 橋 芳 久, 近 藤 福 雄 66. 著 明 な 門 脈 圧 亢 進 症 をきたした 肝 サルコイドーシスの 一 例 東 海 大 学 医 学 部 内 科 学 系 消 化 器 内 科 岩 下 演 久, 加 川 建 弘, 鶴 谷 康 太, 広 瀬 俊 治 峯 徹 哉 海 老 名 総 合 病 院 病 理 検 査 部 松 本 光 司 (19) 研 修 医 Ⅵ( 胆 ) 10:17 10:35 座 長 田 坂 記 念 クリニック 渡 邉 摩 也 67.PTHrP および G-CSF 産 生 を 伴 った 胆 嚢 扁 平 上 皮 癌 の1 例 東 京 慈 恵 会 医 科 大 学 附 属 第 三 病 院 消 化 器 肝 臓 内 科 澁 谷 有 香, 上 田 薫, 松 井 寛 昌, 赤 須 貴 文 萩 原 雅 子, 横 田 健 晴, 今 井 那 美, 岩 久 章 小 林 剛, 小 林 裕 彦, 木 下 晃 吉, 伏 谷 直 木 島 洋 征, 小 池 和 彦, 西 野 博 一 68. 内 視 鏡 的 胆 道 ドレナージ 術 により 化 学 療 法 導 入 が 可 能 となった 悪 性 リンパ 腫 の 一 例 横 浜 市 立 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 牧 野 睦 子, 三 輪 治 生, 石 井 泰 明, 佐 藤 健 金 子 裕 明, 須 江 聡 一 郎, 亀 田 英 里, 佐 々 木 智 彦 田 村 寿 英, 芝 田 渉, 近 藤 正 晃, 前 田 愼 同 リウマチ 血 液 感 染 症 内 科 立 花 崇 孝 69. 胆 嚢 癌 の 重 複 を 疑 い 術 前 診 断 に 苦 慮 した 浸 潤 性 膵 管 癌 の1 切 除 例 獨 協 医 科 大 学 病 院 第 二 外 科 菅 野 靖 幸, 櫻 岡 佑 樹, 松 本 尊 嗣, 白 木 孝 之 小 菅 崇 之, 礒 幸 博, 加 藤 正 人, 下 田 貢 青 木 琢, 窪 田 敬 一 17

19 (20) 研 修 医 Ⅶ( 膵 ) 10:35 10:53 座 長 平 塚 共 済 病 院 消 化 器 科 菊 地 秀 彦 70. 大 腿 動 脈 血 栓 症 により 右 下 腿 切 断 に 至 った 重 症 急 性 膵 炎 の 一 例 自 治 医 科 大 学 附 属 病 院 卒 後 臨 床 研 修 センター 菅 谷 涼 同 消 化 器 内 科 畑 中 恒, 横 山 健 介, 岩 下 ちひろ, 沼 尾 規 且 牛 尾 純, 角 田 真 人, 永 山 学, 井 野 裕 治 坂 本 博 次, 玉 田 喜 一, 山 本 博 徳 71. 術 前 に IPMN と 診 断 し 膵 頭 十 二 指 腸 切 除 を 施 行 した SCN の 一 例 自 治 医 科 大 学 附 属 さいたま 医 療 センター 一 般 消 化 器 外 科 大 野 慧 介, 兼 田 裕 司, 染 谷 崇 徳, 渡 部 文 昭 菊 川 利 奈, 齊 藤 正 昭, 辻 仲 眞 康, 高 田 理 鈴 木 浩 一, 宮 倉 安 幸, 野 田 弘 志, 清 崎 浩 一 力 山 敏 樹 同 病 理 部 野 首 光 弘 72.Modified FOLFIRINOX 療 法 が 著 効 し 外 科 切 除 可 能 となった 家 族 歴 のある 転 移 性 膵 癌 の 一 例 がん 研 有 明 病 院 消 化 器 内 科 福 田 遼, 齋 藤 圭, 尾 阪 将 人, 金 田 遼 山 田 育 弘, 佐 々 木 隆, 松 山 眞 人, 高 野 浩 一 笹 平 直 樹 同 消 化 器 外 科 齋 浦 明 夫 (21) 研 修 医 Ⅷ(その 他 ) 10:53 11:17 座 長 北 里 大 学 メディカルセンター 消 化 器 内 科 田 原 久 美 子 73. 奇 術 練 習 中 に 生 じた 異 物 誤 飲 の 一 例 東 海 大 学 医 学 部 付 属 東 京 病 院 消 化 器 内 科 新 間 淑 雅, 鶴 谷 康 太, 津 田 真 吾, 梅 田 瑠 美 子 塩 澤 宏 和, 青 木 純, 西 崎 泰 弘, 中 村 淳 仁 品 玲 子, 藤 澤 美 亜, 松 嶋 成 志 同 外 科 田 中 洋 一, 横 山 大 樹, 中 村 知 己, 葉 梨 智 子 千 野 修, 金 山 和 成, 向 井 正 哉 74. 腹 部 症 状 が 皮 疹 に 先 行 して 認 められた Weber-Christian 病 の1 症 例 相 模 原 協 同 病 院 消 化 器 内 科 上 條 夏 実, 迎 美 幸, 和 田 尚 久, 三 島 孝 仁 吉 澤 奈 津 子, 石 黒 康 浩, 村 田 東, 中 目 哲 平 荒 木 正 雄 75. 胃 壁 外 発 育 型 GIST と 術 前 診 断 した 膵 内 埋 没 腹 腔 内 デスモイド 腫 瘍 の 一 例 東 海 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 水 野 万 里, 川 口 義 明, 川 西 彩, 川 嶌 洋 平 羽 田 野 敦 子, 小 川 真 実, 峯 徹 哉 同 消 化 器 外 科 富 奥 美 藤, 鍋 島 一 仁, 中 村 健 司 76. 化 学 療 法 が 奏 効 した 悪 性 腹 膜 中 皮 腫 の 一 例 防 衛 医 科 大 学 校 病 院 内 科 2 田 原 寛 之, 和 田 晃 典, 杉 原 奈 央, 塙 芳 典 好 川 謙 一, 高 城 健, 丸 田 紘 史, 安 武 優 一 佐 藤 宏 和, 成 松 和 幸, 東 山 正 明, 渡 辺 知 佳 子 高 本 俊 介, 冨 田 謙 吾, 穂 苅 量 太, 三 浦 総 一 郎 同 光 学 医 療 診 療 部 永 尾 重 昭 同 外 科 2 尾 關 雄 一 18

20 第 2 会 場 ( 午 後 の 部 ) 一 般 演 題 (22) 一 般 ( 肝 ) 14:15 14:39 座 長 東 海 大 学 医 学 部 付 属 大 磯 病 院 消 化 器 内 科 荒 瀬 吉 孝 77.ダクラタスビル アスナプレビル 併 用 療 法 中 に breakthrough を 来 した C 型 慢 性 肝 炎 の6 例 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 山 根 敬 子, 中 澤 貴 秀, 井 上 智 仁, 窪 田 幸 介 田 中 賢 明, 高 田 樹 一, 奥 脇 裕 介, 日 高 央 小 泉 和 三 郎 78. 薬 物 性 肝 障 害 を 併 発 した 高 齢 者 自 己 免 疫 性 肝 炎 の1 例 千 葉 大 学 医 学 部 付 属 病 院 消 化 器 内 科 熊 谷 純 一 郎, 神 田 達 郎, 安 井 伸, 飯 野 陽 太 郎 芳 賀 祐 規, 佐 々 木 玲 奈, 中 村 昌 人, 新 井 誠 人 今 関 文 夫, 横 須 賀 收 79. 脾 epithelial cyst に 対 して 腹 腔 鏡 下 切 除 を 施 行 した 一 例 自 治 医 科 大 学 付 属 病 院 利 府 数 馬, 遠 藤 和 洋, 三 木 厚, 笹 沼 英 紀 小 泉 大, 佐 久 間 康 成, 堀 江 久 永, 細 谷 好 則 佐 田 尚 宏 80. 肝 癌 との 鑑 別 に 苦 慮 した 肝 腫 瘍 の 一 例 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 湊 尚 貴, 日 高 央, 井 上 智 仁, 山 根 敬 子 窪 田 幸 介, 高 田 樹 一, 田 中 賢 明, 奥 脇 裕 介 中 澤 貴 秀, 渋 谷 明 隆, 小 泉 和 三 郎 (23) 一 般 ( 胆 ) 14:39 14:57 座 長 東 京 大 学 医 学 部 附 属 病 院 消 化 器 内 科 山 本 夏 代 81. 胆 石 イレウスに 対 して 電 気 水 圧 衝 撃 波 結 石 破 砕 術 が 有 効 であった 一 例 北 里 大 学 メディカルセンター 安 達 快, 金 子 亨, 麻 生 健 一 朗, 長 谷 川 力 也 南 野 勉, 田 原 久 美 子, 渡 邊 真 彰 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 木 田 光 広 82.セフトリアキソン 投 与 が 原 因 と 考 えられた 偽 胆 石 による 急 性 膵 炎 の1 成 人 例 昭 和 大 学 江 東 豊 洲 病 院 消 化 器 センター 佐 久 間 大, 佐 藤 雅, 野 村 憲 弘, 江 口 潤 一 伊 藤 敬 義, 出 口 義 雄, 松 川 正 明, 井 上 晴 洋 83.EUS-FNA で 診 断 し 得 た 肝 門 部 神 経 鞘 腫 の1 例 北 里 大 学 医 学 部 消 化 器 内 科 学 宮 田 英 治, 山 内 浩 史, 木 田 光 広, 川 口 佑 輔 長 谷 川 力 也, 松 本 高 明, 三 島 孝 仁, 金 子 亨 小 泉 周 子, 奥 脇 興 介, 宮 澤 志 朗, 岩 井 知 久 竹 澤 三 代 子, 菊 地 秀 彦, 渡 辺 摩 也, 今 泉 弘 小 泉 和 三 郎 19

21 (24) 一 般 ( 膵 ) 14:57 15:21 座 長 昭 和 大 学 藤 が 丘 病 院 消 化 器 内 科 長 濵 正 亞 84.EUS-FNA が 治 療 方 針 の 決 定 に 有 用 であった 膵 漿 液 性 嚢 胞 腫 瘍 の 一 例 国 立 がん 研 究 センター 中 央 病 院 内 視 鏡 科 蓑 田 洋 介, 吉 永 繁 高, 阿 部 清 一 郎, 野 中 哲 鈴 木 晴 久, 小 田 一 郎, 斎 藤 豊 同 病 理 科 平 岡 伸 介 同 肝 胆 膵 外 科 江 崎 稔 85. 繰 り 返 す 急 性 膵 炎 を 契 機 に 診 断 された 膵 粘 液 癌 の1 切 除 例 埼 玉 医 科 大 学 総 合 医 療 センター 消 化 器 肝 臓 内 科 高 林 英 日 己, 山 本 龍 一, 岡 政 志, 須 田 健 太 郎 石 橋 朗, 寺 井 悠 二, 藤 田 徹 郎, 荒 井 亮 士 細 見 英 里 子, 山 口 菜 緒 美, 高 橋 正 朋, 小 林 泰 輔 林 健 次 郎, 長 船 靖 代, 可 児 和 仁, 青 山 徹 知 念 克 哉, 宮 城 直 也, 加 藤 真 吾, 名 越 澄 子 屋 嘉 比 康 治 86. 術 前 の 内 視 鏡 的 経 鼻 膵 管 ドレナージ(ENPD)チューブ 留 置 が 術 後 膵 液 漏 の 早 期 診 断 治 療 に 有 用 であっ た2 例 埼 玉 医 科 大 学 国 際 医 療 センター 消 化 器 内 視 鏡 科 勝 倉 暢 洋, 原 田 舞 子, 谷 坂 優 樹, 須 藤 晃 佑 佐 藤 洋 子, 田 場 久 美 子, 岩 野 博 俊, 新 井 晋 真 下 由 美, 良 沢 昭 銘 87. 胆 管 ステント 留 置 後 に 巨 大 十 二 指 腸 壁 内 血 腫 による 消 化 管 閉 塞 をきたした1 例 国 立 がん 研 究 センター 東 病 院 肝 胆 膵 内 科 中 村 弘, 橋 本 裕 輔, 大 野 泉, 高 橋 秀 明 光 永 修 一, 池 田 公 史 20

22 平 成 年 度 日 本 消 化 器 病 学 会 関 東 支 部 例 会 開 催 期 日 例 会 回 数 当 番 会 長 開 催 日 会 場 演 題 受 付 期 間 337 神 澤 輝 実 (がん 感 染 症 センター 都 立 駒 込 病 院 ) 12 東 京 月 5 日 ( 土 ) 海 運 クラブ 8 月 26 日 9 月 30 日 予 定 338 渡 辺 勲 史 平 成 28 年 ( 東 海 大 学 医 学 部 付 属 八 王 子 病 院 ) 2 月 6 日 ( 土 ) 東 京 海 運 クラブ 10 月 28 日 12 月 2 日 予 定 339 國 崎 主 税 ( 横 浜 市 立 大 学 附 属 市 民 総 合 医 療 センター) 5 東 京 月 21 日 ( 土 ) 海 運 クラブ 2 月 17 日 3 月 16 日 予 定 340 溝 上 裕 士 ( 筑 波 大 学 附 属 病 院 光 学 医 療 診 療 部 ) 7 東 京 4 月 13 日 月 16 日 ( 土 ) 海 運 クラブ 5 月 11 日 予 定 341 山 本 博 徳 ( 自 治 医 科 大 学 内 科 学 講 座 消 化 器 内 科 学 ) 9 東 京 6 月 15 日 月 24 日 ( 土 ) 海 運 クラブ 7 月 20 日 予 定 演 題 の 申 込 はインターネットにてお 願 いいたします 詳 細 につきましては URL: をご 覧 ください 平 成 年 度 日 本 消 化 器 病 学 会 関 東 支 部 教 育 講 演 会 開 催 期 日 講 演 会 回 数 当 番 会 長 開 催 日 会 場 申 込 締 切 日 27 山 本 雅 一 ( 東 京 女 子 医 科 大 学 消 化 器 外 科 ) 11 月 1 日 ( 日 ) 東 京 シェーンバッハ サボー 10 月 9 日 ( 金 ) 28 永 尾 重 昭 平 成 28 年 東 京 ( 防 衛 医 科 大 学 校 光 学 医 療 診 療 部 ) 6 月 26 日 ( 日 ) シェーンバッハ サボー 未 定 次 回 ( 第 337 回 ) 例 会 のお 知 らせ 期 日 : 平 成 27 年 12 月 5 日 ( 土 ) 会 場 : 海 運 クラブ 東 京 都 千 代 田 区 平 河 町 TEL 交 通 のご 案 内 地 下 鉄 有 楽 町 線 半 蔵 門 線 南 北 線 永 田 町 駅 5 番 出 口 徒 歩 2 分 銀 座 線 丸 ノ 内 線 赤 坂 見 附 駅 徒 歩 7 分 特 別 講 演 : 慢 性 膵 炎 の 病 態 と 診 療 : 最 近 の 動 向 演 者 : 東 北 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 消 化 器 病 態 学 分 野 教 授 下 瀬 川 徹 司 会 :がん 感 染 症 センター 都 立 駒 込 病 院 副 院 長 神 澤 輝 実 ランチョンセミナー: H.pylori 感 染 胃 炎 からの 胃 癌 発 生 と 予 防 を 巡 って 演 者 : 和 歌 山 県 立 医 科 大 学 第 二 内 科 教 授 一 瀬 雅 夫 司 会 : 日 本 医 科 大 学 消 化 器 内 科 教 授 岩 切 勝 彦 当 番 会 長 : 神 澤 輝 実 (がん 感 染 症 センター 都 立 駒 込 病 院 副 院 長 ) 東 京 都 文 京 区 本 駒 込 TEL ( 代 ) FAX taktabaty@cick.jp 連 絡 先 : 田 畑 拓 久 (がん 感 染 症 センター 都 立 駒 込 病 院 ) 研 修 医 専 修 医 セッションについて 研 修 医 ( 例 会 発 表 時 に 卒 後 2 年 迄 )および 専 修 医 ( 例 会 発 表 時 に 卒 後 3~5 年 迄 )セッションを 設 け, 優 秀 演 題 を 表 彰 する 予 定 です 演 題 申 込 時, 講 演 形 態 は 研 修 医 セッション または 専 修 医 セッション から 選 び, 会 員 番 号 は, 学 会 未 入 会 の 場 合 は, 番 号 (99)で 登 録 して 下 さい なお, 応 募 演 題 数 が 多 い 場 合 は, 規 定 の 受 付 期 間 内 で 先 着 順 とし, 一 般 演 題 に 変 更 させていただく 場 合 がございます また 研 修 医 専 修 医 セッションへ の 応 募 は, 各 々1 施 設 (1 診 療 科 ),1 演 題 に 制 限 させていただきます お 問 い 合 せについて 次 回 例 会 については, 上 記 の 当 番 会 長 の 先 生 へ,その 他 の 事 務 上 のことは, 下 記 関 東 支 部 事 務 局 へお 願 いいたします 東 京 都 三 鷹 市 新 川 杏 林 大 学 医 学 部 外 科 学 教 室 ( 消 化 器 一 般 外 科 ) 日 本 消 化 器 病 学 会 関 東 支 部 事 務 局 TEL 0422(71)5288 FAX 0422(47)5523 kanto@jsge.or.jp 日 本 消 化 器 病 学 会 関 東 支 部 支 部 長 峯 徹 哉 21

23 1 胃アニサキス症と同時に胃癌 食道癌が発見された 一例 東京医科大学 消化器内科1) 中野坂上米沢医院2) 東京女子医科大学 消化器外科3) 清宮 怜1) 桑田直子1) 古賀幹教1) 青木勇樹1) 杉本暁彦1) 河野 真1) 佐藤丈征1) 八木健二1) 後藤田卓司1) 森安史典1) 米澤 仁2) 渋谷 豪3) 鈴木和臣3) 成宮孝祐3) 山本雅一3) 3 腸閉塞を来し小腸内視鏡により診断しえたメッケル 憩室の一例 横浜市立大学 肝胆膵消化器病学1) 同 外科治療学2) 栗田裕介1) 遠藤宏樹1) 稲生優海1) 冬木晶子1) 梅沢翔太郎1) 内山詩織1) 大久保秀則1) 日暮琢磨1) 野中 敬1) 山田貴充2) 利野 靖2) 中島 淳1) 背景 本邦におけるアニサキス症と癌の合併症例はこれまで に少数ながら報告されている 直接的な証明はされていないも のの アニサキス虫体は癌に選択的に刺入している可能性が示 唆されている 症例 55歳男性 現病歴 経過 3日前より心 窩部痛を認め 改善しないため前医を受診した 上部消化管内 視鏡 EGD で胃体下部大彎にアニサキス虫体( Anisakis simplex) を認めた また アニサキス虫体の刺入している部位に一致し て腫瘤性病変を認め精査目的に当院消化器内科に紹介受診と なった 再度EGDを施行し 体下部大彎後壁よりに30mm大の 病変を認めc0-2C T1b 生検でtub1と診断した また 中部食道 に 20mm 大 の 病 変 を 認 め c0-2ct2 生 検 で squamous cell carcinomaと診断した 胃癌に対して幽門側胃切除術が施行さ れ 食道癌に対しては化学放射線療法が開始され 現在も治療 中である 考察 これまでに アニサキスと癌の合併に関して アニサキス虫体は癌や潰瘍など脆弱な粘膜に対し選択的に侵入 している可能性を述べた文献がみられる 本症例と同様に ア ニサキス虫体を認めた場合には 癌を含めた併存病変の可能性 を考えることが重要である 結語 胃アニサキス症と同時に 胃癌 食道癌が発見された一例を経験した 症例 21歳 女性 主訴 腹痛 現病歴 小学生時から間 欠的な腹痛を自覚することがあった 2015年3月28日 間欠的 な腹痛を自覚し 症状改善せず嘔気を伴うようになったため当 院受診となった 腹部造影CTでは胃および小腸の拡張を認め 腸閉塞の診断にて当科入院となった 3月29日 イレウス管挿 入し症状の改善が認められたが イレウス管造影検査では明ら かな狭窄部は指摘できなかった 4月3日 原因検索のため経肛 門的アプローチで小腸バルーン内視鏡を施行 バウヒン弁から 約120cmの部位で狭窄を示唆する所見を認めたが明らかな粘膜 の異常所見はなく それ以上口側への挿入は困難であった 4 月7日 経口的アプローチで小腸バルーン内視鏡施行 幽門から 約350cm肛門側まで挿入し バウヒン弁から約100cm程度口側 に重複腸管を疑う所見を認めた 正常管腔はやや引きつれてお り壁は浮腫状 やや狭窄していた バルーン内視鏡により重複 腸管の診断になり腸閉塞の原因と考えられた 外科にて腹腔鏡 補助下小腸部分切除術を施行した 術中 メッケル憩室の診断 となり その卵黄血管が腸管を狭窄しており結紮切離すると狭 窄が解除された 今回 腸閉塞を来したメッケル憩室を小腸鏡 により診断しえた一例を経験したので文献的考察をあわせて報 告する 胃癌 アニサキス 小腸 メッケル憩室 2 4 胃glomus腫瘍の画像診断 症例報告 下血を契機に発見された小腸脂肪腫の1例 虎の門病院 消化器内科 尾関雄一郎 栗林秦隆 布袋屋修 野村浩介 鳥羽崇仁 古畑 司 山田晃弘 山下 聡 小川 修 松井 啓 菊池大輔 三谷年史 飯塚敏郎 貝瀬 満 順天堂大学医学部付属順天堂医院 消化器内科1) 順天堂大学大学院医学研究科 人体病理学2) 谷田貝 昂1) 上山浩也1) 澁谷智義1) 芳賀慶一1) 高橋正倫1) 野村 収1) 坂本直人1) 長田太郎1) 八尾隆史2) 渡辺純夫1) 背景 胃glomus腫瘍は胃粘膜下腫瘍の1%を占めるとされる稀 な疾患であるが 近年その報告例は増加している 一方で 各 種モダリティを駆使しても画像的な術前診断は困難である 症例 39歳女性 検診を契機に胃前庭部粘膜下腫瘍を指摘さ れ 定期的に上部内視鏡検査を受けていた 当院で施行した上 部内視鏡検査では胃前庭部前壁に22 mmの表面平滑な胃粘膜下 腫瘍を認め Cushion sign陽性であった 超音波内視鏡では第4 層に存在する類円形の高エコー腫瘤として認識され 内部には 一部低エコーの領域が散見された 造影MRI検査ではT1強調画 像で低信号 T2強調画像で軽度高信号の境界明瞭な腫瘤として 認識され chemical-shift imagingでは明らかな脂肪成分の存在 は示唆されず 造影すると早期から良好な増強効果を認め 後 期相まで持続していた 質的診断は困難であったが GISTを含 む粘膜下腫瘍が疑われ腹腔鏡 内視鏡合同手術が施行された 切除検体の組織では固有筋層内を主座として類円形核を有する 細胞が拡張した不整形の血管を伴い増生していた 免疫染色で αsmaは陽性 c-kit desmin CD56 chromogranin A 陰性で Ki-67LIは1 2%程度であり 胃glomus腫瘍と診断された 考 察 胃原発のglomus腫瘍は稀であり術前診断が困難である glomus腫瘍は血管に富み造影ct検査や造影mri検査で造影早 期から濃染され 平衡相まで持続する増強効果をもつ腫瘤影と して認識される 超音波内視鏡では第4層を主座とする境界明 瞭で内部やや不均一な高エコー類円形腫瘤として認識される頻 度が高いとされる 術前診断が困難であった胃glomus腫瘍に対 して腹腔鏡 内視鏡合同手術を施行した1例を経験したので 若 干の文献的考察を加えて報告する 症例 69歳 男性 主訴 黒色便 既往歴 脳梗塞の既往が ありクロピドグレル( 75mg/ 日) を内服 現病歴 黒色便 ふら つき等の貧血症状が出現し 当院救急外来を受診 受診時の採 血でHb低下( 12. 4g/ dl) BUN/ CREの上昇( 49mg/ dl/ 0. 92mg/ dl) を認め 上部消化管出血が疑われ 同日緊急入院となった 入 院後の上部消化管内視鏡検査( EGD) 下部消化管内視鏡検査 ( CS) 腹部造影CT CT angiographyでは出血源を認めず小腸出 血が疑われ カプセル内視鏡検査( CE) を施行し 上部空腸に頂 部に潰瘍を伴う有茎性の粘膜下腫瘍を認めたため出血源と考え た 経口的ダブルバルーン小腸内視鏡検査( DBE) ではCEと同 部位に頂部に潰瘍を伴った35mm大 白色調 有茎性の粘膜下 腫瘍を認めた 腫瘍の表面は平滑でCushion sign陽性であり脂 肪腫を疑ったが 白色調 円筒状であり脂肪腫として典型的で はなく炎症性線維性ポリープなども鑑別に挙げられた 腫瘍径 が大きく 基部も太く 内視鏡操作性も困難であり 内視鏡治 療における偶発症のリスクが高いと判断し 腹腔鏡下小腸部分 切除術を施行した 病理組織学的診断では 空腸の36 9mm大 の表面に潰瘍を伴う脂肪腫と診断された 術後経過は良好で 術後13カ月経過しているが 再出血は認めていない 考察 小 腸脂肪腫は稀な良性腫瘍であり殆どが無症候性に経過するが 原因不明消化管出血の原因となることがある 特に抗血栓薬を 内服している患者や 腫瘍径が2cm以上 広基性の症例は出血 のリスクが高いとされている CTや小腸造影による診断は困 難であり CEとDBEが病変の検出に優れている また 有症状 の小腸脂肪腫の治療指針は確立されておらず 腫瘍径 基部の 太さ 内視鏡の操作性や抗血栓薬内服の有無を考慮して慎重に 判断すべきである 消化管出血が発見契機となった小腸脂肪腫 の1例を経験したので 若干の文献的考察を含めて報告する 胃glomus腫瘍 胃粘膜下腫瘍 22 原因不明消化管出血 小腸脂肪腫

24 5 7 敗血症をきたした一過性型虚血性腸炎の一例 特徴的内視鏡所見を示した腸管子宮内膜症の一例 駿河台日本大学病院 消化器内科 菊田大一郎 西山 竜 増田あい 大内琴世 宮田 隆 中川太一 高橋利実 中河原浩史 大久保理恵 小川眞広 森山光彦 伊勢原協同病院 消化器内科 渡邉友絵 小野弘二 中谷征吾 升谷寛以 松本高明 山本 大野 隆 症例 79歳 男性 主訴 血便 左下腹部痛 現病歴 入院前 日より血便 左下腹部痛を認めたため 外来を受診 来院時バ イタル変化や貧血を認めなかったが 下部消化管出血の診断で 入院した 既往歴 下垂体腫瘍術後 陳旧性脳梗塞 糖尿病 入 院後経過 血液検査にて炎症反応高値を認め 腹部骨盤造影CT 検査ではS状結腸から直腸にかけて腸管の壁肥厚が認められ た 壊死を疑う造影不良所見は認められなかった 便培養施行 の上で絶食 補液 CMZ投与で加療開始した しかし第2病日 の血液検査で炎症反応の増悪 入院時の血液培養よりE coli検 出 急性期DICスコアも8点と敗血症 播種性血管内凝固症の診 断となった 同診断に対してガンマグロブリン リコモジュリ ンを追加投与による保存的加療で改善した 第7病日に大腸内 視鏡施行 S状結腸に縦走潰瘍を認め 一過性型虚血性腸炎の 診断となった 考察 敗血症 播種性血管内凝固症をきたした 一過性型虚血性腸炎の一例を経験した 医学中央雑誌にて 虚 血性腸炎 敗血症 で 年で検索したところ一過性型 虚血性腸炎に敗血症を合併した本邦報告例はなく まれな症例 と考えられた 若干の文献的考察を加え報告する 症例は46歳 女性 2年前に子宮内膜症による左水腎症を来た し子宮全摘術の既往歴がある 今回 血便を主訴に受診された 1年前より月経時に 一日10行程度の血便を認め 月経終了時に は改善するといった症状を繰り返していた 身体所見に特記事 項はなく 検体検査ではHb11mg/ dlと小球性低色素性貧血を認 めるのみであった 腹部造影CT検査では直腸RsからRaにかけ て腸管壁肥厚と 周囲脂肪織濃度の上昇を認めるのみでその他 粗大病変は認めなかった 下部消化管内視鏡検査を施行した 所 直腸Ra部に粘膜下腫瘍様のゆるやかな隆起があり その内 部に発赤した大小不同の結節性病変の集合像を認めた 臨床症 状と内視鏡所見より腸管子宮内膜症を疑い 同部位より組織生 検を施行したが 腸管至急内膜症に特異的とされ病理所見は得 られなかった 当院産婦人科と相談の上 診断的治療としてホ ルモン治療を施行した所 著明な症状改善を認めたため腸管子 宮内膜症の診断に至った 腸管子宮内膜症は異所性の子宮内 膜増殖症であり 組織正診率9%と報告されている 特徴的な 臨床経過 内視鏡画像により診断が導かれる事が多い 今回 我々は 特徴的と言える腸管子宮内膜症の臨床経過 内視鏡画 像を経験したため報告する 一過性型虚血性腸炎 敗血症 6 特徴的な画像所見を呈し 膿瘍ドレナージ後に狭窄 を合併して手術を施行された憩室炎の1例 東京都済生会中央病院 消化器内科1) 同 消化器外科2) 同 放射線科3) 同 病理科4) 徐千恵子1), 岸野竜平1) 小川 歩1) 田沼浩太1) 阿部善彦1) 西井まみか1) 星野 舞1) 三枝慶一郎1) 酒井 元1) 船越信介1) 中澤 敦1) 山本立真2) 金田 智3) 向井 清4) 塚田信廣1) 症例 64歳女性 主訴 排便消失 腹部膨満感 現病歴 X-1 年12月に発熱 左下腹部痛で受診し CTにて下行結腸 S状結 腸の壁肥厚 漿膜下に膿瘍と思われる液体貯留認めた エコー ガイド下でドレナージを施行し 膿瘍の縮小 腹痛改善認め 退院となった X年6月に排便消失 腹部膨満感で外来受診さ れ 腹部レントゲンにてニボー認め 腸閉塞の診断で入院となっ た 経過 入院後 造影CT検査で下行結腸の以前漿膜下膿瘍 を起こした部位に著明な狭窄を認めた 明らかな膿瘍形成は認 めず 炎症後の狭窄と考えられた 大腸内視鏡では同部位の粘 膜は浮腫状に狭窄しており スコープ通過は可能であったが 今後閉塞の恐れもあること 悪性腫瘍も否定できないことから 手術の適応と判断し 左半結腸切除術を施行した 病理組織で は多数の憩室を認め 漿膜下に及ぶ憩室では上皮が消失し 膿 瘍化していた 異型細胞は認めず, 憩室は炎症細胞浸潤および 線維化を伴っており 多発性大腸憩室炎と診断した 考察 大 腸憩室において憩室炎 膿瘍形成 穿孔 狭窄 出血などの重 篤な合併症を起こす割合は15 程度という報告がある 手術と なるのは大量出血 穿孔 狭窄による通過障害 反復する膿瘍 形成 悪性腫瘍との鑑別が困難な場合などであり 手術が必要 となった症例で狭窄が原因となったのは とされてい る 本症例のように大腸憩室炎が波及して正常腸管に漿膜下膿 瘍を来した例や それに伴う狭窄で手術となった例はなく 貴 重な1例を経験したので報告する 創 腸管子宮内膜症 内視鏡 8 当院における大腸ステント留置術の検討 湘南鎌倉総合病院 消化器病センター 市田親正 江頭秀人 所晋之助 佐々木亜希子 増田作栄 小泉一也 魚嶋晴紀 金原 猛 賀古 眞 緒言 2012年 大腸ステント留置術の保険収載以降, 本邦では 大腸悪性狭窄に対するステント留置術が広く行われ, 良好な成 績が報告されている. 一方, 合併症の報告や欧州消化器内視鏡学 会の臨床ガイドラインにおいてBridge-To-Surgery症例への推奨 度が低下した背景などから, その安全性には未だ検討の余地が ある. 目的 当院における大腸ステント留置の現状と問題点を 明らかにすること. 方法 当院において2012年4月から2015年 7月までに大腸ステントを留置した34例を対象とし, 患者背景, 留置部位, 手技成功率, 処置時間, 留置後の合併症, について検討 した. 結果 性別は男15例, 女19例であり, 平均年齢は77. 8 ( 51 94) 歳, 留置部位は上行4例, 横行7例, 下行4例, S状13例, 直 腸6例であり, 留置ステントはWallFlex9例, Niti-S25例を使用し た. 狭窄の原因は原発性大腸癌29例, 多臓器癌からの転移 浸 潤を5例認めた. 留置目的は bridge-to-surgery( BTS) 症例が7例, palliative( PAL) 症例が27例であった.. 手技成功率は94. 1%( 34 例中32例) であり, 平均挿入時間は37( 10~110) 分, 留置時に合併 症を認めた2例は横行結腸病変のステント留置時にガイドワイ ヤー操作にて穿孔を認めたもの, 下行結腸病変のステント留置 成功直後に小腸の穿孔が判明したものであった. 挿入後の有害 事 象 と し て WallFlex で は, 何 れ も PAL 症 例 に て ingrowth/ overgrowthによる閉塞3例( 下行結腸89日後, 直腸300日 後, 横行結腸900日後), 留置後の穿孔 瘻孔形成が3例( 直腸2日 後穿孔, S状結腸9日後直腸膣瘻, 横行結腸344日後穿孔) と計6例 の合併症を認めたのに対し, Niti-SではPAL症例で膀胱直腸瘻 形成( 直腸47日後) の1例のみであった. 考察 留置後の有害事 象に関してはWallFlexに対しNiti-Sの安全性が示唆される結果 であった. 留置時の穿孔例は2例で生じており安全なステント留 置には更なる検証が必要であると考えられた. 特に小腸穿孔を 来した症例は術前の造影CTにて小腸壁内気腫を認めており, 留 置時穿孔のリスク因子となる可能性が示唆された. 憩室炎 膿瘍 23 大腸ステント 大腸悪性狭窄

25 9 直腸NET局所切除後に再発を来たし 長期経過を追 跡し得た一例 がん研究会有明病院 片岡星太 千野晶子 吉水祥一 大隅寛木 森重健二郎 石川寛高 岸原輝仁 為我井芳郎 五十嵐正広 症例 62歳 女性 2003年2月 前医にて血便を主訴に下部消 化管内視鏡検査を施行し 下部直腸に8mmの粘膜下腫瘍を認 め カルチノイドの診断にて経肛門的全層切除を施行された 当時の病理診断は carcinoid, psm, ly0, v1, 断端陰性の結果で あった その後定期フォローはなく経過観察となり 2008年6 月肛門部違和感のため同院にて精査を行ったところ 下部直腸 の局所再発及び多発肝転移を認めた 直腸病変のみ経肛門的全 層切除を追加され 同年10月に肝転移の治療目的にて当院に紹 介となった 初診時身体所見として カルチノイド症候群 皮 膚紅潮 下痢 喘息様発作など を疑う所見は認めず 血液生 化学所見では肝機能障害は認めなかった 造影MRIにて肝両葉 に計12個の肝腫瘤を認め 2008年12月に肝外側区域切除及び肝 部分切除( S1, 5, 6, 7) を施行した 切除後の病理ではいずれも carcinoidの診断であった 2009年11月のMRIで肝病変の再発を 認めたため 塩酸エピルビシン60mg マイトマイシンC 8mg DSM 300mgを用いた肝動脈化学塞栓療法を2度施行したが 2010年2月のCTで転移巣の増大を認めたためPDと判断した 対処療法およびオクトレオチド塩酸塩30mgの投与を8か月行っ たが 肝転移巣は徐々に増大し2013年12月に肝不全のため死亡 した 当院で初回治療病変の病理所見を見直した所 NET, psm, ly0, v1, MIB1 index 3. 2% ( NET, G2: 2010WHO) の 結 果 で あった 考察 本症例はNET G2および脈管侵襲陽性であり 初回治療時からリンパ節郭清を伴う追加外科切除が推奨される ケースと考えられた 現在 直腸NET切除後の再発率 再発ま での期間 再発部位については不明な点があり 初回治療後の サーベイランス方法は確立されていない 本症例は直腸NETの 再発経過と転機を追跡し得た示唆に富む症例と考えられ 若干 の文献的考察を加え報告する 11 上尾中央総合病院 消化器内科 水野敬宏 笹本貴広 大舘幸太 和久津亜紀子 外處真道 山城雄也 近藤春彦 白井 告 三科友二 深水雅子 明石雅博 尾股 佑 渡邉 東 土屋昭彦 西川 稿 山中正己 症例は89歳男性 他院で5年前に上部消化管内視鏡検査( 以下 EGD) が成され十二指腸の濾胞リンパ腫と診断 しかし当院へ 紹介され全身検索するも明らかなリンパ腫を示唆する所見がな く経過観察となっていた 経過観察中のEGDで十二指腸傍乳 頭部に新出した隆起からMALTリンパ腫が疑われたが高齢を理 由に未治療となっていた その後腹部CTで回盲部腫瘤を検出 CSでは虫垂孔に壁外圧迫所見があり粘膜病変を認めず また回 腸末端にも優位所見を認めないことから同部位をリンパ腫の増 悪と診断 過去の所見からMALTリンパ腫 または濾胞リンパ 腫と考え 一般的には低悪性度であることが予測され 超高齢 である本患者の場合経過観察の方が良いと判断し 経過観察と なっていた 虫垂腫瘤同定から3ヶ月後に同部を閉塞起点とし た腸閉塞を発症 イレウス管で減圧後に通過障害改善目的で開 腹手術を実施した 主病変は多臓器との高度癒着により摘出困 難と判断され回腸横行結腸バイパスを造設し終了 術中に腹膜 結節 リンパ節腫大が多数認められ その一部を採取したとこ ろ印環細胞を含んだadenocarcinomaと診断された この時点で 初めて診断が虫垂癌となり大腸癌に準じた化学療法を検討して いたが再度腸閉塞をきたし虫垂腫瘤の同定から約6か月の経過 で永眠された 家族の同意を得て病理解剖を実施 虫垂癌によ る癌性腹膜炎 多発リンパ節転移と診断され リンパ腫は存在 しなかった 本例はリンパ腫の診断が先行し 経過中に新出し た虫垂癌の診断に苦慮し速やかな加療導入ができなかった 初 期の診断にとらわれず 他の鑑別疾患を挙げ 精査をすべきで あったと猛省した症例であった 虫垂癌の早期診断を検討する にあたり示唆に富む症例と考え文献的考察を加え報告する 直腸NET 再発 10 鋸歯状病変を合併した潰瘍性大腸炎関連大腸腫瘍の 一例 東京医科歯科大学 消化器内科1) 同 消化器内科 光学医療診療部2) 堤 大樹1) 秋山慎太郎1) 松岡克善1) 和田祥城1) 北畑富貴子1) 福島啓太1) 水谷知裕1) 新田沙由梨1) 藤井俊光1) 岡田英里子1) 大島 茂1) 岡本隆一1) 東 正新1) 土屋輝一郎1) 永石宇司1) 長堀正和1) 中村哲也1) 朝比奈靖浩1) 大塚和朗2) 渡辺 守1) 症例 30代前半 女性 現病歴 1999年に全大腸炎型潰瘍性 大腸炎と診断され メサラジンおよびアザチオプリンで加療さ れていた 2013年6月に施行された下部消化管内視鏡検査で 横行結腸に側方発育型腫瘍( LST) を2病変認めた 治療経過 LST病変に対して 2014年4月および9月に内視鏡的粘膜下層剥 離術( ESD) を行った 最初の病変は30mm大で 粘膜下層の線 維 化 が 強 く 9 分 割 切 除 と な っ た 病 理 組 織 検 査 で Traditional Serrated Adenoma ( TSA) と診断したが 分割切除となったため 詳細な評価は困難であった 二つ目の病変は20mm大で結節を 伴っていたが 一括切除が可能であった 病理組織検査では 結節部は異型を伴った鋸歯状病変でありTSAと診断し さらに そ の 周 囲 の 粘 膜 に は 絨 毛 状 の 異 型 腺 管 が 拡 が っ て お り low-grade dysplasia ( LGD) と判断した LGDの水平断端が陽性 であり 病変として認識できた範囲外の粘膜にもLGDが拡がっ ていると考えた そのため 2015年1月に大腸全摘術を施行し た 切除標本の病理組織検査では ESDを行った病変以外の粘 膜にもLGDと考えられる絨毛状の異型腺管領域を複数認めた p53免疫染色は弱陽性であった 考察 本症例では 過形成性 変化を背景に 鋸歯状病変を合併したLGDを認めた 通常の dysplasiaとは異なりp53免疫染色が弱く 鋸歯状病変も伴ってい たことより 通常のdysplasiaとは発生過程が異なる可能性が示 唆された 潰瘍性大腸炎からの発癌経路を考える上で興味深い 症例と考え報告する リンパ腫の診断で経過観察中に発生した虫垂癌の1 剖検例 虫垂癌 リンパ腫 12 腸重積で発症し腹腔鏡補助下回盲部切除術を施行し た盲腸癌の1例 日本医科大学 消化器外科1) 日本医科大学 千葉北総病院 外科2) 川島万平1) 進士誠一1) 管 隼人1) 山田岳史1) 小泉岐博1) 横山康行1) 高橋吾郎1) 岩井拓磨1) 赤間悠一2) 眞鍋恵理子2) 大草幹大1) 内田英二1) はじめに 成人腸重積症は比較的稀な疾患であるが器質的病 変を有することが多い 今回 腸重積で発症し腹腔鏡補助下に 手術を施行した盲腸癌の1例を経験したので報告する 症例 40歳 女性 主訴 腹痛 血便 現病歴 来院2日前より主訴が 出現し近医受診 急性胃腸炎と診断され内服加療されていたが 改善せず当院受診 腹部CT検査で腸重積と診断され緊急入院 となった 入院時現症 身長159. 5cm, 体重43. 2kg, 体温37. 3 度 血圧97/ 66mmHg 脈拍72回/ 分 上腹部はやや膨隆してい たが腹膜刺激症状は認めなかった 血液生化学検査ではWBC 12, 100/ ul CRP 0. 43mg/ dlと炎症反応の上昇を認めた 腹部CT 検査で回盲部から上行結腸が腸間膜とともに横行結腸に陥入し 先進部に腫瘤性病変を認めたが口側腸管の拡張は認めなかっ た 治療経過 禁食 補液による保存的治療を開始するも腹痛 が改善しないため 入院翌日に緊急手術を施行した 手術は臍 部35mmの切開からマルチチャンネルポートを装着し単孔式で 開始し腹腔内を観察すると回盲部を先進部とした腸重積を認め た 横行結腸を肛門側へ回腸を口側へ把持牽引することで容易 に整復することが可能であった 先進部となった盲腸の漿膜に ひきつれを認めたため臍部創から回盲部を体外に出し観察する と腫瘤性病変を触知し盲腸癌と診断 再度腹腔内に腸管を戻し 再気腹後に 左下腹部に5mmポートを追加し回盲部切除術 D3 を施行した 病理検査の結果 高分化腺癌と粘液癌の診断で あった 術後経過は良好で術後6日目に退院 結語 成人の腸 重積症では大腸癌を含めた器質的疾患を考慮し治療にあたる必 要があると考えられた 潰瘍性大腸炎 鋸歯状病変 24 腸重積症 盲腸癌

26 13 内臓播種性水痘帯状疱疹ウイルス感染症による急性 肝不全の一例 1) 2) 慶應義塾大学 医学部 内科学 消化器 同 内科学 血液 同 病理学教室3) 1) 1) 1) 2) 2) 山根 剛 新井万里 海老沼浩利 菊池 拓 森 毅彦 西村瑤子3) 坂元亨宇3) 岡本真一郎2) 金井隆典1) 症例は65歳男性 骨髄異形成症候群に対して約4年前に当院血液 内科にて同種造血幹細胞移植を受けた 移植5ヶ月後EB ウイルス による移植後リンパ増殖性疾患を発症し リツキシマブ単独療法 にて加療された また 移植3ヶ月後よりトランスアミラーゼの軽 度上昇を認め ウルソデオキシコール酸の内服が開始された 200X-1年10月( 移植後3年8ヶ月) より肝障害の増悪を認め 肝生検 を施行された 血液 病理所見から自己免疫性肝炎様 GVHD に 合致し プレドニゾロン( PSL) 1mg/ kg の内服が開始された その 後トランスアミラーゼは改善したが 同年12月より再度肝胆道系 酵素の増悪を認め 腹水の出現も認めた 腹水コントロール後に 肝生検の再検を予定していたが 200X年1月の定期外来受診時に は LDH高値を伴う肝障害の増悪( LDH 1479 U/ L, AST 533 U/ L, ALT 439 U/ L, ALP 641 U/ L, γgtp 249 U/ L) を認め 同日当科緊 急入院した ウイルス性 薬剤性 自己免疫性などを疑い各種検 体を提出するとともに PSL の内服は継続し 被疑薬は中止した 第2病日には検査所見の著明な増悪( LDH 3970 U/ L, AST 1886 U/ L, ALT 1228 U/ L) を認め ステロイドパルス療法を開始した 第3病日に経静脈的肝生検を予定したが 血尿 口腔内出血 血圧 低下を認め中止した 血液所見ではLDH U/ L, AST U/ L, ALT 9460 U/ L, PT 15%まで増悪を認め さらに腎機能障害 低酸素血症も併発した 集学的治療を行ったが 多臓器不全のた め同日死亡した 後日入院時の血中水痘帯状疱疹ウイルス( VZV) -DNA量高値が判明し また剖検で肝臓 肺 膵臓 食道などに免 疫染色にてVZVを認め 内臓播種性VZV感染による急性肝不全と 診断した 今回我々は皮疹 腹痛を欠いた内臓播種性VZV感染に よる急速に進行する肝不全を経験したため 文献的考察を加えて 報告する 15 埼玉医科大学 消化器内科 肝臓内科 山羽晋平 中尾将光 印藤佳織 鈴木隆信 鷹野雅史 渕上 彰 齊藤陽一 浅見真衣子 塩川慶典 藤井庸平 内田義人 平原和紀 中澤 学 近山 琢 安藤さつき 菅原通子 本谷大介 稲生実枝 中山伸朗 今井幸紀 持田 智 74歳 女性 C型慢性肝炎で肝庇護療法を実施していた 腹部 エコー検査で肝内に径10 mm程度の高エコー性腫瘤病変が多数 観察された 発熱 腹痛 体重減少などの症状は見られなかっ た WBC 2, 870 / μl PLT / μl AST 67 U/ L ALT 68 U/ L Alb 4. 0 g/ dl T-bil 0. 5 mg/ dl CRP mg/ dl未満 PT 118 % AFP 8. 1 ng/ ml PIVKA-2 24 mau/ ml CEA 5. 0 ng/ ml CA U/ ml CA U/ ml MRI-EOBで は肝内に径10 mmまでの乏血性結節が多発していた 造影CT では肝腫瘤は早期相で濃染せず 遅延相で淡いlow density area として描出された PET-CTでは異常集積はみられなかった また 上部および下部消化管内視鏡検査でも腫瘍性病変はみら れなかった 超音波ガイド下の腫瘍生検で得られた肝組織の病 理学的検索では 軽度のリンパ球浸潤を伴う線維性拡大が認め られた 悪性疾患は否定的であり 患者本人もそれ以上の積極 的介入を希望されなかったことから 肝内腫瘤は無治療で経過 観察することになった 6ヶ月後の造影CTでは肝腫瘤性病変は 消失し その12ヶ月後のMRI-EOB 24ヶ月後 の腹部エコーで も腫瘤は観察されなかったことから 炎症性偽腫瘍と診断した 肝の炎症性偽腫瘍は比較的稀な病変で 特徴的な画像所見はな い 診断は困難であり 肝切除が実施できない場合は 臨床経 過を基に診断せざるを得ないと考えられた 炎症性偽腫瘍 C型慢性肝炎 内臓播種性水痘帯状疱疹ウイルス感染症 肝不全 14 市販の総合感冒薬による薬剤誘起性自己免疫性肝炎 の一例 北里大学メディカルセンター 内科1) 同 消化器内科2) 武田果林1) 横森弘昭1) 南野 勉2) 安達 快2) 長谷川力也2) 高橋晃彦2) 金子 亨2) 大塚俊和2) 田原久美子2) 渡邊真彰2) 症例 64歳 男性 主訴:全身倦怠感 現病歴 2014年10月 11月 12月に感冒様症状のため 市販の総合感冒薬を服用した 12月ごろより全身倦怠感があり近医受診し血液検査で肝機能障 害 を 指 摘 さ れ 当 院 受 診 し た 飲 酒 歴: ビ ー ル 2 本 T-bil 2. 4 mg/ dl, D-bil AST 1244 IU/ l, ALT 1455 IU/ l, LDH 666IU/ l, ALP 1242IU/ l, γ-gtp 599 IU/ l IgG 1907 mg/ dlと著明な肝障害を認 めた ウイルス性肝炎は否定的で ANA( x80) ASMA ( x20) 陽性 AMAは陰性であった 腹部CTでは異常所見認めなかっ た 薬物性急性肝障害を疑い入院同日より被疑薬剤を中止し た さらに 被疑薬中止後も肝障害は遷延したため肝生検を施 行した 光顕的には形質細胞の高度な浸潤が拡大した門脈域に みられinterface hepatitisを認め さらに中心静脈周囲でKupffer 細胞のセロイド沈着 spotty necrosisを認めた 免疫組織化学で はCD79 陽性 CD20陰性の形質細胞を認めた 超微形態学的に は核小体を持ち多くの発達した粗面小胞体からなる形質細胞で 観察された さらに Kupffer 細胞ではosmiophilicな特徴的斑状 構造と脂質滴が観察された HLA-DR4陽性でSimplefiedAIH scoreは8点:疑いで リンパ球誘発テスト陽性 503%と強陽性で ありDI-AIHと診断した プレドニン開始後より徐々に肝機能 改善認め 漸減が可能となり2015年3月で中止 薬剤中止後経過 現在まで肝炎再燃を認めていない 考案 薬物性肝障害の既 往の有無について 詳細に聴取することが肝要であり 今回総 合感冒薬による薬剤起因性自己免疫性肝炎を報告した C型慢性肝炎患者にみられた肝炎症性偽腫瘍の一例 16 ペグインターフェロン リバビリン療法後に肺高血 圧症を発症したC型慢性肝炎の1例 東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 消化器肝臓内科 堀内宏倫 横須賀真梨子 富田陽一 永野智久 關 伸嘉 杉田知典 会田雄太 板垣宗徳 佐藤憲一 安部 宏 須藤 訓 相澤良夫 症例 54歳 女性 主訴 労作時呼吸苦 既往歴 家族歴 特 記事項なし 飲酒歴 喫煙歴 なし 現病歴 Genotype2a 高ウ イルス量のC型慢性肝炎 新犬山分類F2/ A2 に対し 2012年3 月よりペグインターフェロンα2b+リバビリン療法を開始 HCV RNAが測定感度以下となるまでに開始から12週を要した ため 48週間の治療を行ったが再燃し トランスアミナーゼ高 値であったため 2013年3月よりペグインターフェロンα2a+リ バビリン療法を開始 2014年1月ころより労作時呼吸苦を自覚 していたが 生活に支障ない程度であったため様子を見ていた ペグインターフェロンα2a+リバビリン療法は2014年2月まで の48週間で終了したが 再燃したため経過観察となっていた 同年5月になり 呼吸苦の増悪を認めたため近医受診したとこ ろ 胸部レントゲンで心不全が疑われたため当院紹介となった 入院時身体所見 身長157cm 体重62kg 血圧117/ 88mmHg 脈拍81/ 分 BT SatO2 97% 胸部 腹部に異常所見な し 下肢浮腫なし 入院時検査所見 WBC6000/ μl Hb14. 9g/ dl Plt15. 1万/ μl PT58% APTT33. 3秒 Fbg293mg/ dl FDP9. 9 μg/ ml D-D3. 4μg/ ml AST50U/ l ALT27U/ l γgt110u/ L UN16mg/ dl Cr0. 93mg/ dl CRP0. 2mg/ dl BNP714. 3pg/ ml 入院後経過 胸部レントゲンで心拡大 心電図 心エコー検査 で右心系の負荷が疑われたが 造影CT 肺血流シンチでは肺動 脈血栓は認めず 右心カテーテルで肺高血圧の所見を認めたた め肺動脈性肺高血圧症と診断された その後はホスホジエステ ラーゼ5阻害剤投与にて治療開始され 症状は改善傾向である 考察 肺動脈性肺高血圧症はまれな疾患であるが 血管内溶血 との関連を示唆する報告も見られる リバビリンは溶血を起こ すことが知られており 本症例の病態に影響を与えた可能性が 考えられるため 文献的考察を加え報告する 自己免疫性肝炎 総合感冒薬 25 C型慢性肝炎 肺高血圧症

27 17 Sorafenibによる治療中に下部消化管穿孔を来した肝 細胞癌の1例 国立病院機構 高崎総合医療センター 消化器内科1) 同 外科2) 同 病理診断科3) 群馬大学大学院 医学系研究科 病態制御内科4) 植原大介1) 長沼 篤1) 岡野祐大1) 椎名啓介1) 吉田はるか1) 林 絵理1) 上原早苗1) 星野 崇1) 工藤智洋1) 石原 弘1) 坂元一郎2) 小川 晃3) 佐藤 賢4) 柿崎 暁4) 症例は71歳 男性 主訴 下腹部痛 既往歴 胃潰瘍及び高血圧症 現病歴 C型慢性肝炎及びアルコール性肝障害にて近医通院中 腹部エコーで肝S8に径 15mmの高エコー結節を指摘され 当科を紹介受診 血小板14. 6万/ μl ALB3. 5g/ dl T-BIL1. 13mg/ dl PT87%と肝予備能は比較的保たれており 腫瘍マー カ ー は α FP12. 6ng/ ml PIVKA-II22mAU/ ml と 基 準 値 範 囲 内 で あ っ た 肝 dynamic CTではS8に24mm S4に14mmの肝細胞癌を認め 経カテーテル的肝動 脈化学塞栓術にて治療施行 更に良好な局所制御を得るため 2ヵ所の肝細胞 癌に対し経皮的ラジオ波焼灼術を追加した しかし5ヵ月後 肝両葉に多発結 節を形成する形で癌が再発し αfp131. 8ng/ ml PIVKA-II59mAU/ mlと増加あ り sorafenib400mg/ 日を導入した sorafenib開始から2週間後より両側季肋部及 び背部にかけて疼痛が高度となり sorafenibは200mg/ 日へ減量した しかし sorafenib開始から約2ヵ月後 突然の強い下腹部痛が出現し緊急入院となった 入院経過 造影CTでは肝前面に腹腔内遊離ガスを認めた 上行結腸には多発 する憩室と周囲脂肪織の炎症所見を認め 憩室破綻による下部消化管穿孔の疑 いで緊急手術となった 開腹所見では上行結腸尾側前面に憩室穿孔部を認め 便汁が腹腔内に漏出し汎発性腹膜炎となっていた 術式は右半結腸切除及び回 腸横行結腸端々層々吻合となった 術後経過は良好であり 第17病日に退院と なった 考察 sorafenib等の血管新生を阻害する分子標的治療薬は 血管内皮 増殖因子のシグナル伝達系を阻害する結果 消化管穿孔 血圧上昇 出血 血 栓 蛋白尿等の有害事象を生じることが知られている しかし実臨床では sorafenibによる消化管穿孔の報告は稀である 過去の報告 2001年から2015年7 月 をPubMed及び医学中央雑誌で検索すると 肝細胞癌ではsorafenib治療で消 化管穿孔を来した報告は1例のみであり やはり大腸憩室合併例であった 今 回の経験から 大腸憩室を合併する症例にsorafenib治療を行う場合には穿孔の リスクを念頭に置くことが必要と思われ 文献的考察を含め報告する 19 船橋市立医療センター 消化器内科1) 同 臨床病理2) 興梠慧輔1) 小林照宗1) 石垣飛鳥1) 嶋由紀子1) 東郷聖子1) 関 厚佳1) 安藤 健1) 水本英明1) 清水辰一郎2) 症例 65歳 男性 1ヶ月程度続く腹部膨満 食欲不振 体重 減症を主訴に近医を受診 腹部単純CT上 多発肝腫瘤 右胸水 を指摘され当院消化器内科を紹介受診した 来院時右側腹部か ら右季肋部に圧痛を認めた 血液検査上は WBC 24900/ μl, CRP 26. 4mg/ dlと炎症反応高値を認めた 腹部超音波検査で は 肝右葉の辺縁を中心に広範囲を占める 低エコーで境界不 明瞭な多発腫瘤を認めた 腹部造影CT検査では 肝右葉辺縁 に沿って 辺縁高吸収で中心部低吸収の多発腫瘤と肝門部のリ ンパ節腫大を認めた 肝膿瘍を否定できず 入院の上 膿瘍ド レナージの目的で経皮的に穿刺を行ったが膿瘍の排液は得られ ず 転移性肝癌 胆管細胞癌 悪性中皮腫などの腫瘍を考えた 第2病日右葉の肝腫瘍生検を施行 組織診で 核異型を示す間 葉系細胞からなる肉芽腫組織様の組織片と壊死組織を認め 肝 肉腫の診断とした 肉腫の病理組織分類の確定診断には至らな かった 入院後徐々に全身状態の悪化を認めた 化学療法を含 めた積極的な治療は難しく 診断から約1ヵ月後 死亡となった その後病理解剖施行 特定の分化を示さない悪性軟部腫瘍で Undifferentiated/ unclassified sarcoma ( WHO Classification of Tumours of Soft Tissue and Bone. IARC Press, Lyon 2013) の診断 となった 腫瘍は横隔膜浸潤 腹膜播種 右胸膜播種 腸間膜 リンパ節 肝門部リンパ節転移を認めていた 考察 肝に発生 する肉腫は稀な疾患であり 発生率は原発性肝癌の0. 04 と報 告されている 治療は外科的切除が第一選択であり 手術切除 不能例では化学療法や放射線治療の有効性が報告されている が 一般的に治療抵抗性で有効な治療法は確立されていない 今回我々は急速な進行により死亡に至り その後病理解剖で Undifferentiated/ unclassified sarcomaの診断に至った一例を経験 した 本症例について文献的考察を加えて報告する 肝肉腫 肝腫瘍 sorafenib 穿孔 嚢胞感染と胆管との交通を有した肝MCNの一例 1) 2) 横浜南共済病院 消化器内科 同 外科 小串勝昭1) 佐野裕亮1) 高木 将1) 佐々木典子1) 戸塚雄一朗1) 平尾茉里名1) 中尾 聡1) 福島泰斗1) 小林 槇1) 西郡修平1) 三浦雄輝1) 濱中 潤1) 金子 卓1) 岡 裕之1) 洲崎文男1) 岡崎 博1) 中園真聡2) 井口健太2) 佐伯博行2) 松川博史2) 症例は75歳 女性 右季肋部痛と37 台の発熱を主訴に当科紹介 受診となった 血液検査では炎症反応の増加と胆道系酵素の上 昇 腫瘍マーカーの上昇がみられた 腹部CTでは肝S4に厚い被膜 の内部に複数の嚢胞が混在する10cm大の多房性嚢胞 下部胆管に 6mm大の総胆管結石を認めた 肝嚢胞性腫瘍に総胆管結石の合 併 もしくは総胆管結石と肝膿瘍合併と考え 第4病日にERCPを 施行した 胆管造影ではB4から嚢胞腔への造影剤の流入を認め 嚢胞と胆管の交通が確認された 内視鏡的乳頭括約筋切開術 EST 後 下部胆管結石除石を行なった際には十二指腸乳頭から 白色膿性胆汁の流出を認めた 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ ENBD を嚢胞腔に留置し 細胞診を実施したが悪性所見は認め ず 胆汁培養でKlebsiella. pneumoniaeが検出された 総胆管結石に よる肝膿瘍と考え 以後保存的に加療したが嚢胞腔の縮小が乏し かったため 第12病日に経皮経肝膿瘍ドレナージ PTAD を実施 ERCP時と同様に膿性の内容物を認めた その後来院当初に比べ 腹痛は軽快し 解熱は得られたがENBD及びPTADでは嚢胞腔の縮 小が進まず 内科的治療では治癒困難と判断し 外科的加療の方 針となった 第20病日に肝左葉切除が実施された 病理診断は卵 巣様間質を伴う胆管嚢胞腺腫であった 2010年のWHO消化器腫瘍 組織学分類の改訂により従来の肝胆道系嚢胞性腫瘍に胆管内乳頭 状腫瘍 intraductal papillary neoplasm of the bile ducts;ipnb と肝粘 液性嚢胞性腫瘍( mucinous cystic neoplasm of the liver;肝mcn) の概 念が提唱された 病理学上は腫瘍細胞に卵巣間質を含む場合は肝 MCNに分類される IPNBとは異なり 一般的には肝MCNでは胆 管との交通が見られない 今回われわれは嚢胞感染による腹部症 状を契機に発見された肝MCNの一症例を経験した 通常 肝MCN では嚢胞腔と胆管の交通を認めないため診断に難渋した 本症例 に若干の文献的考察を行い報告する 急速な転帰をたどった多発肝肉腫の一剖検例 肝生検施行時に合併した腹腔内出血に対し肝動脈塞 栓術が著効した1例 横須賀共済病院 消化器内科 森川 亮 高橋純一 大坪加奈 石井玲子 相川恵理花 平昭衣梨 小島直紀 山本奈穂子 小馬瀬一樹 上野春菜 田邊陽子 渡辺秀樹 新井勝春 鈴木秀明 小林史枝 池田隆明 症例 73歳, 女性. 既往歴 狭心症, バセドウ病, 気管支喘息, 脂質 異常症, 高血圧症. 現病歴:当院内科外来受診時, 血液検査で肝胆 道系酵素の上昇を指摘された. 追加の採血で抗核抗体160倍, 抗 ミトコンドリア抗体20倍であったことから自己免疫性肝炎, 原 発性胆汁性肝硬変などが疑われ, 肝生検施行目的に20XX年6月2 日入院となった. 入院当日, 腹部超音波ガイド下に16G針で肝S5 より経皮的肝生検を施行した. 処置後は自覚症状なく経過して いたが, 同日夜間に右季肋部痛及び嘔気の訴えがあった. 採血で 貧血の進行を認めたため, 腹部-骨盤部造影CT検査を施行した. 肝右葉前区に血腫及び仮性動脈瘤の形成を認め, 肝被膜の損傷 及び腹水の貯留も認めた. 以上の経過から肝生検施行時に動脈 損傷を合併したことが考えられ, 緊急で腹部血管造影検査を施 行した. 右葉前区域枝を造影した際血管外漏出像を認め, 出血 の責任血管であることが考えられたため, 同部位に塞栓術を施 行した. 術後は炎症反応, 肝胆道系酵素の軽度上昇を認めたが, 保存的加療にて改善を認めたため, 6月16日退院となった. 肝生 検施行時に出血を合併するリスクは %程度と言われ ているが, 多くは保存的に軽快している. 微小血管の損傷に由来 することが多いとされているが, 本症例においても採取した病 理組織内に筋組織など大血管を示唆する構造は認めなかったこ とから微小血管の損傷が原因であった可能性が高いと考えられ る. 我々は肝生検施行時, 腹部超音波で描出困難である肝動脈の 損傷を合併したものの, 早期に発見し, 肝動脈塞栓術を施行する ことで救命し得た症例を経験し, その臨床像が示唆に富むと考 え, 文献考察を加えて報告する. 肝MCN 胆管嚢胞腺腫 26 肝生検 肝動脈損傷

28 21 慢性骨髄線維症による門脈圧亢進症に合併した胃静 脈瘤に対するB-RTOの経験 日本大学医学部附属板橋病院 消化器肝臓内科1) 公立阿伎留医療センター 内科2) 本田真之1) 松岡俊一1) 石井大雄1) 松田昌範1) 秋山響子1) 香川敦宜1) 山名陽一郎1) 牧野加織1) 水谷 卓1) 宮澤祥一1) 上村慎也1) 松本直樹1) 荒川泰雄1) 中村仁美1) 森山光彦1) 西成田進2) 荒川泰行2) 目 的 Balloon-occluded retrograde transvenous obliteration B-RTO は porto-systemic shunt( PSS) を有するgastric varises ( GV) に対して確立した治 療であり現在広く応用されている PSSを形成する門脈圧亢進症( PH) は 主に肝硬変( LC) ベースでありウイルス性またはアルコール性が殆どであ る 今回 慢性骨髄線維症( CMF) が原因であるLCに合併したGVに対して B-RTOを施行し良好な経過を示した症例を経験したので報告する 症 例 66歳 男性 CMFに合併した自己免疫性溶血性貧血の診断でプレドニ ンを内服していた CMFが原因と思われるLC( Child A) を合併し著明な脾 腫を認めた 定期検査でF3RC1のGV LgCF を指摘され 3D-CTで胃腎 シャントを認めたためB-RTO目的に紹介された GV流入路は主に短胃静 脈であり 既定通り排血路から逆行性にアプローチしB-RTOを終了した 施行2ヶ月後の3D-CTでは完全な胃腎シャントの消失を認め 3ヶ月後の胃 内視鏡検査ではGVはF1に改善した 食道静脈瘤( EV) の増悪も認めず原疾 患CMFも増悪していない 考案 PHは肝前性 肝内性 肝外性に分類さ れ 更に肝内性は前類洞性 肝内門脈閉塞 後類洞性 肝内肝静脈閉塞 に分類される 通常B-RTOを施行する症例はウイルス性ないしはアル コール性のLCによるPHであり後類洞性 肝内肝静脈閉塞 に分類される ことが多く 特発性PHやBudd-Chiari症候群などは前類洞性 肝内門脈閉 塞 ないしは肝外性 肝外肝静脈閉塞症 に分類される しかしごく稀に 肝内性類洞 内 性のPHが存在しその代表的疾患がCMFである 多からず 症例報告されるが CMFによるGVにB-RTOを施行した症例の文献的報告 は見当たらなかった 原因の相違のみであり治療は通常のLCベースのPH に対するものと変わらない しかし経過の長い骨髄増殖性疾患をみたと き 常にPH PSS GVという病態も念頭におくべきであると考えられた 結語 CMFが原因である肝内性類洞 内 性PHに合併したPSSを伴うGV は比較的稀で B-RTOが奏功した 23 独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院 消化器内 科 立川 準 永瀬 肇 川名憲一 関野雄典 金沢憲由 高野幸司 佐藤晋二 廣谷あかね 野上麻子 永嶌裕樹 小林 貴 高柳卓矢 梅村隆輔 鈴木雅人 症例 66歳男性 主訴 黄疸 心窩部痛 現病歴 2012年12月 中旬ごろから食欲不振 心窩部痛 褐色尿が出現したため 近 医受診 採血でビリルビン上昇と肝胆道系酵素上昇を認め ま た腹部CTで肝内胆管の拡張を認めたため 12月下旬に当科を 紹介受診 精査加療目的に入院となった 既往歴 20代 十二 指腸潰瘍 経過 ERCPを施行 胆管造影にて中部胆管に限局 した狭窄を認め ENBDを留置した 膵管造影では異常像を認 めなかった 狭窄部に対し 鉗子生検 擦過細胞診を施行する も悪性所見は得られず 後日施行したENBD造影でも中部胆管 以外には異常像を認めなかった PET-CTでは中部胆管に淡い 集積を認めた 再度ERCPを施行し 再生検を施行したが悪性 所見は得られず 血清IgG4 239mg/ dlと軽度高値であったた め IgG4関連硬化性胆管炎 以下IgG4-SC との鑑別を要し IgG4免疫染色を施行 IgG4陽性細胞を10%認めた IgG4-SCの 可能性を考慮し 十分なインフォームド コンセントのもと PSL 30mg内服を開始 14日間内服したところでERCP施行した ところ 中部胆管狭窄は改善を認めた その後PSLは漸減し 治療開始後2年5ヶ月現在まで再燃を認めていない 考察 IgG4-SCは胆管像によって4つのTypeに分類されるが 本症例 の胆管造影像はそのいずれにも当てはまらなかった 繰り返し 行われた胆管生検で悪性所見を認めなかったこと 免疫染色で IgG4陽性細胞を認めたことからIgG4-SCとの鑑別を要しステロ イドを開始するに至った IgG4陽性細胞は腫瘍に対しても反 応性に浸潤することがあり 特に本症例のように非典型的な胆 管像を呈した場合 診断と治療開始後の効果判定は慎重に行う 必要がある 門脈圧亢進症 骨髄線維症 22 多項目自動血球分析装置を用いて安全にCARTを施 行できた特発性細菌性腹膜炎の1例 国際医療福祉大学病院 消化器内科 須藤大輔 山田健太 太田勝久 安藤勝祥 一石英一郎 佐藤貴一 田邊裕貴 大竹孝明 高後 裕 症例 50歳代女性 20歳頃より飲酒を始め焼酎4合/ 日で経過し た 本年5月より腹部膨満が出現し 大量腹水のため近医に入 院し加療するが難治であるため当院紹介入院となった 入院時 体重60. 7kg 大量腹水 下腿浮腫を認めた Alb 1. 7g/ dl Bil 4. 0mg/ dl PT-INR 1. 43でChild-Pugh スコア 11点 グレードCの 非代償性のアルコール性肝硬変と診断した CTで肝臓の著明 な委縮と脾腫 腹壁静脈怒張 多量腹水 右胸水を認めた 第 7病日に発熱 悪寒が出現 腹水所見が黄色混濁 WBC 2368/ μ l 多核球1860/ μl 腹水培養でKlebsiella oxytocaを認め 特発性 細菌性腹膜炎 SBP と診断した 肝腎症候群が悪化し無尿と なったため持続血液透析濾過法 CHDF を施行し セフトリア キソン CTRX による治療を行った 第16病日にCHDFから離 脱できたがフロセミド スピロノラクトン トルバプタン等の 利尿剤治療だけで十分な腹水減少効果は得られなかった SBP 治癒の評価の精度を上げるため多項目自動血球分析装置を用い てEDTA添加腹水の細胞分画を解析し WBC161/ μl 多核球 45/ μl で治癒していることを確認し 腹水濾過濃縮再静注法 CART を施行した CART導入後の腹部膨満の改善を認めて いる 考察 CARTは難治性腹水の治療として有効であるが SBP疑いまたはその回復後の症例への施行はしばしば議論とな る 本例ではSBP治療の評価のための多核球数を多項目自動血 球分析装置で計測することによって精度を高め 安全にCART を繰り返している 通常行われている目視分類では細胞カウン ト数に制限があり また標本の引き始めと引き終わりでも誤差 が生じるが 多項目自動血球分析装置はこれらの欠点がない 有用な方法である 若干の文献的考察を加えて報告する 胆管癌との鑑別を要した中部胆管に限局するIgG4 関連硬化性胆管炎の一例 IgG4関連硬化性胆管炎 中部胆管 24 直腸浸潤をきたしEUS-FNAが診断に有用であった 肝門部胆管癌術後腹膜播種の一例 群馬大学医学部附属病院 消化器 肝臓内科1) 同 光学医療診療部2) 同 肝胆膵外科3) 中野佑哉1) 水出雅文1) 深井泰守1) 小林 剛1) 中山哲雄1) 五十嵐隆通3) 富澤 琢1, 2) 安岡秀敏1) 平井圭太郎3) 新木健一郎3) 栗林志行1) 大山達也1) 堀口昇男1) 下山康之1) 山崎勇一1) 佐藤 賢1) 柿崎 暁1) 河村 修1, 2) 桑野博行3) 草野元康1, 2) 症例 70歳代男性 既往例 虫垂炎, 高血圧, 完全房室ブロッ ク ペースメーカー植え込み 現病歴 X-4年11月当院外科に て肝門部胆管癌に対する肝左葉 胆管切除術施行 術後 外科 外来定期通院にて画像followされていたが術後再発を疑う所見 なく経過していた X年2月に施行したFDG-PETにて直腸Rb右 側壁に左右非対称性SUV max 3. 7の集積を認め CT上も同部位 の壁肥厚が疑われた 直腸病変精査目的に施行したCSではRb 後壁の粘膜発赤 壁の肥厚 内腔狭窄を認めたが 生検では Group1, proctitisであり診断確定に至らず 同病変の精査目的 にX年4月当科紹介となる 経過 通常生検での診断は困難と 考え 経肛門的EUS-FNA施行 超音波観察では壁の肥厚所見 を呈し 同肥厚部位へ25G穿刺針を用いて4回穿刺を施行 病理 結果では肝門部胆管がん腹膜播種 直腸浸潤と診断 以後 GC 療法継続中である 考察 直腸浸潤をきたした肝門部胆管癌 の骨盤腔内に限局した腹膜播種再発例を経験した 通常生検で 診断困難な消化管浸潤症例に対するEUS-FNAは 診断に寄与 するものであり選択肢として考慮されるべき検査と考えられ た また 肝門部胆管癌の腹膜播種再発に関する若干の文献的 考察も加え報告したい 特発性細菌性腹膜炎 腹水濾過濃縮再静注法 27 EUS-FNA 腹膜播種直腸浸潤