退職給付プランのあり方に関する研究(総括報告書)

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1 第 3 回 独 身 女 性 (40~50 代 )を 中 心 とした 女 性 の 老 後 設 計 ニーズに 関 する 調 査 平 成 23 年 3 月 財 団 法 人 年 金 シニアプラン 総 合 研 究 機 構 東 京 都 港 区 高 輪 1 丁 目 3 番 13 号 NBF 高 輪 ビル TEL: FAX: URL:

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3 はじめに 近 年 少 子 高 齢 社 会 の 進 展 とともに 人 々の 生 き 方 や 家 族 世 帯 形 態 の 多 様 化 が 進 行 して きた その 中 で 単 身 世 帯 の 増 加 が 進 行 し その 傾 向 は 今 後 さらに 進 むものとみられている 特 に 女 性 については 平 均 寿 命 が 長 い 一 方 最 近 社 会 進 出 の 状 況 が 変 化 してきたとはいえ 所 得 水 準 は 概 して 低 く とりわけ 単 身 世 帯 の 場 合 には これからの 超 高 齢 社 会 の 中 で 生 活 上 の 問 題 に 直 面 する 人 が 増 えることも 考 えられる 財 団 法 人 年 金 シニアプラン 総 合 研 究 機 構 では このような 社 会 構 造 の 変 化 が 与 える 影 響 に ついて これまで 取 り 上 げられることが 少 なかった 独 身 女 性 を 主 たる 対 象 とする 独 身 女 性 (40~50 代 )を 中 心 とした 女 性 の 老 後 生 活 設 計 ニーズに 関 する 調 査 を 平 成 12 年 度 から 5 年 ごとに 実 施 してきた 今 回 調 査 はその 3 回 目 ( 平 成 22 年 度 )にあたり 調 査 内 容 に 関 しては 前 回 調 査 をほぼ 踏 襲 し 仕 事 家 族 家 計 ( 含 む 年 金 ) 住 まい 今 の 生 活 老 後 の 生 活 を 網 羅 し その 上 で 独 身 女 性 の 置 かれている 様 々な 生 活 状 況 と 老 後 への 備 えを 探 った 調 査 研 究 方 法 としては インターネット 調 査 ( 調 査 委 託 先 : 株 式 会 社 マクロミル)によっ た このネットアンケート 調 査 ( 本 調 査 )は 平 成 22 年 9 月 27 日 ~10 月 5 日 に 実 施 され 回 答 者 数 は 1,329 人 ( 生 涯 未 婚 女 性 1,016 人 有 配 偶 女 性 313 人 )であった 本 報 告 書 は 今 回 調 査 の 結 果 をとりまとめたもので 人 々の 私 的 な 生 き 方 から 社 会 政 策 の あり 方 に 対 してまで いくつもの 示 唆 が 得 られたことと 思 う さらに この 研 究 成 果 を 広 く 一 般 へ 啓 蒙 する 試 みとして 平 成 22 年 度 年 金 シニアフォ ーラム 女 性 の 老 後 生 活 ~ 急 増 する 生 涯 独 身 女 性 を 切 り 口 として~ を 平 成 23 年 3 月 10 日 に 開 催 した( 於 大 手 町 サンケイプラザ) 本 フォーラムでは 女 性 の 老 後 生 活 に 焦 点 を 当 て 現 在 の 生 活 状 況 を 踏 まえた 上 で 将 来 に 向 けた 様 々な 課 題 や 対 応 のあり 方 を 取 り 上 げ た 本 フォーラムで 基 調 講 演 パネリストをお 願 いした 今 井 通 子 氏 ( 医 学 博 士 登 山 家 ) 高 橋 重 郷 氏 ( 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 副 所 長 ) 直 井 道 子 氏 ( 桜 美 林 大 学 大 学 院 教 授 ) 藤 森 克 彦 氏 (みずほ 情 報 総 研 株 式 会 社 社 会 保 障 藤 森 クラスター 主 席 研 究 員 ) 椋 野 美 智 子 氏 ( 大 分 大 学 福 祉 科 学 研 究 センター 教 授 )には ご 多 忙 の 中 快 くご 参 加 いただき 多 くの 貴 重 な 発 表 コメントをいただいた ここに 改 めて 深 く 感 謝 申 し 上 げたい なお 本 フォーラムの 記 録 は 当 機 構 機 関 誌 年 金 と 経 済 に 掲 載 の 予 定 である 本 報 告 書 と 合 わせご 覧 いただければ 幸 甚 である 平 成 23 年 3 月 財 団 法 人 年 金 シニアプラン 総 合 研 究 機 構

4 第 3 回 独 身 女 性 (40~50 代 )を 中 心 とした 女 性 の 老 後 生 活 設 計 ニーズに 関 する 調 査 研 究 体 制 および 執 筆 担 当 者 財 団 法 人 年 金 シニアプラン 総 合 研 究 機 構 福 山 圭 一 専 務 理 事 (アドバイザー) 千 保 喜 久 夫 研 究 主 幹 (アドバイザー 第 4 章 執 筆 担 当 ) 谷 本 奈 丘 研 究 員 ( 第 章 執 筆 担 当 ) 四 方 理 人 研 究 員 ( 第 5 章 執 筆 担 当 ) 菅 谷 和 宏 主 任 研 究 員 ( 第 6 章 執 筆 担 当 )

5 目 次 はじめに 目 次 第 1 章 調 査 の 目 的 と 方 法 調 査 の 目 的 調 査 の 方 法 回 答 者 の 属 性 分 布...3 第 2 章 アンケート 調 査 結 果 の 概 要 (1) - 未 婚 有 配 偶 の 比 較 を 中 心 に 対 象 者 の 基 本 的 属 性 年 齢 分 布 1.2 居 住 地 1.3 最 終 学 歴 2. 仕 事 について 現 在 の 就 業 状 況 2.2 勤 務 先 の 規 模 2.3 仕 事 の 内 容 2.4 現 在 の 仕 事 の 継 続 状 況 週 間 の 労 働 日 数 日 の 実 労 働 時 間 2.7 現 在 の 仕 事 の 見 つけ 方 2.8 現 在 の 仕 事 の 悩 み 2.9 定 年 の 有 無 とその 年 齢 2.10 今 後 の 働 き 方 2.11 退 職 意 向 年 齢 2.12 これまでの 職 歴 2.13( 離 職 経 験 が 有 る 人 の) 初 職 における 従 業 上 の 地 位 2.14( 離 職 経 験 が 有 る 人 の) 初 職 の 継 続 期 間 2.15( 離 職 経 験 が 有 る 人 の)これまでのキャリア 2.16( 離 職 経 験 が 有 る 人 の) 初 職 を 辞 めた 理 由 2.17( 現 在 無 職 の 人 の) 現 在 仕 事 についていない 理 由

6 3. 暮 らし( 家 族 住 まい 生 活 満 足 度 等 )について 世 帯 人 数 3.2 ( 同 居 人 が 居 る 人 のみ) 同 居 者 の 内 訳 3.3 現 在 の 住 まい 3.4 老 後 の 住 まい 3.5 老 後 の 同 居 意 向 3.6 現 在 の 健 康 状 態 3.7 最 も 充 実 感 を 感 じる 時 3.8 お 付 き 合 いの 親 密 度 3.9 生 活 満 足 度 3.10 現 在 及 び 老 後 の 生 活 における 不 安 3.11 結 婚 意 向 3.12 老 後 の 生 活 設 計 を 考 え 始 めた 時 期 4. 家 計 経 済 について 世 帯 における 生 計 維 持 の 中 心 者 4.2 世 帯 年 収 4.3 世 帯 の 収 入 源 4.4 本 人 の 仕 事 の 収 入 4.5 本 人 の 仕 事 以 外 からの 収 入 4.6 年 金 知 識 4.7 世 帯 の 生 活 費 ( 月 額 ) 4.8 老 後 の 資 産 形 成 4.9 現 在 保 有 している 金 融 資 産 額 4.10 老 後 の 生 活 費 の 予 想 額 4.11 老 後 生 活 の 収 入 源 4.12 将 来 の 年 金 見 込 み 額 ( 公 的 年 金 ) 4.13 将 来 の 年 金 見 込 み 額 ( 企 業 年 金 ) 4.14 将 来 の 年 金 見 込 み 額 ( 個 人 年 金 保 険 ) 5. 介 護 について 過 去 の 介 護 経 験 5.2 ( 介 護 経 験 が 有 る 人 のみ) 実 際 の 主 な 対 処 方 法 5.3 将 来 親 が 病 気 介 護 などで 援 助 が 必 要 になった 時 の 対 処 方 法 5.4 将 来 自 分 が 病 気 介 護 などで 援 助 が 必 要 になった 時 の 対 処 方 法

7 第 3 章 アンケート 調 査 結 果 の 概 要 (2) - 前 回 調 査 との 比 較 年 齢 階 層 別 比 較 を 中 心 に 対 象 者 の 基 本 的 属 性 仕 事 について 暮 らし( 家 族 住 まい 生 活 満 足 度 等 )について 家 計 経 済 について 介 護 について...77 ( 注 ) 第 3 章 の 項 立 てについては 第 2 章 と 同 様 のため 表 示 を 省 略 第 4 章 独 身 女 性 の 老 後 生 活 に 対 する 意 識 について...81 はじめに 親 と 同 居 と 従 業 上 の 地 位 単 身 世 帯 と 従 業 上 の 地 位 親 との 同 居 関 係 別 / 従 業 上 の 地 位 別 による 区 分 ( 全 体 像 ) 仕 事 から 得 られる 過 去 1 年 間 の 収 入 世 帯 全 体 の 過 去 1 年 間 の 収 入 生 活 の 中 で 最 も 充 実 感 を 感 じる 時 生 活 の 満 足 度 今 と 老 後 の 生 活 で 不 安 に 感 じること 親 と 同 居 のケースの 従 業 上 の 地 位 別 状 況 8.2 大 変 不 安 に 感 じること 9. 老 後 の 生 活 手 段 将 来 受 け 取 る 年 金 見 込 み 額...93 まとめ...95 第 5 章 中 高 年 未 婚 女 性 の 将 来 不 安 についての 分 析 はじめに 老 後 の 生 活 不 安 について 分 析 手 法 と 使 用 データの 基 本 統 計 分 析 結 果 未 婚 者 の 老 後 の 不 安 感 についての 分 析 3.2 未 婚 者 の 現 在 の 不 安 について 3.3 有 配 偶 女 性 の 老 後 の 生 活 不 安 についての 分 析 おわりに...110

8 第 6 章 独 身 女 性 の 老 後 生 活 に 対 する 意 識 について はじめに 婚 姻 形 態 ( 未 婚 有 配 偶 )による 意 識 の 相 違 勤 務 形 態 ( 正 規 雇 用 非 正 規 雇 用 )による 意 識 の 相 違 正 規 雇 用 者 と 非 正 規 雇 用 者 の 就 業 環 境 2.2 正 規 雇 用 者 と 非 正 規 雇 用 者 の 待 遇 2.3 正 規 雇 用 者 と 非 正 規 雇 用 者 の 意 識 の 相 違 3. 居 住 形 態 ( 一 人 暮 らし 親 との 同 居 )による 意 識 の 相 違 居 住 形 態 による 生 活 環 境 の 相 違 3.2 未 婚 女 性 の 老 後 の 住 居 4. 独 身 女 性 のつぶやきから 見 た 老 後 生 活 の 意 識 アンケート 結 果 から 見 た 独 身 女 性 の 老 後 生 活 への 意 識 まとめ 長 引 く 女 性 の 老 後 生 活 2. 就 労 機 会 の 平 等 3. 独 身 女 性 の 老 後 生 活 への 対 応 資 料 編

9 第 1 章 調 査 の 目 的 と 方 法 1 調 査 の 目 的 1.1 調 査 の 目 的 今 回 調 査 の 目 的 は 前 回 調 査 同 様 40 歳 から 59 歳 までの 未 婚 女 性 の 仕 事 を 中 心 とする 現 在 の 生 活 と 将 来 の 生 活 像 生 活 設 計 ニーズの 把 握 である 本 調 査 は 5 年 毎 の 定 点 観 測 研 究 で あり 今 回 は 3 回 目 にあたる 1.2 調 査 対 象 者 今 回 調 査 では 後 述 するインターネット 調 査 を 実 施 したが 調 査 対 象 者 は 40 歳 から 59 歳 までの 生 涯 未 婚 女 性 を 中 心 に さらに 生 涯 未 婚 女 性 の 特 徴 を 際 立 たせる 目 的 で 有 配 偶 女 性 も 調 査 対 象 に 加 えた 1.3 調 査 内 容 今 回 調 査 の 調 査 票 の 構 成 は 大 きく 分 けて 以 下 の 8 つの 事 項 とした 構 成 は 前 回 調 査 とほ ぼ 同 じであるが 今 回 調 査 から 有 配 偶 女 性 が 加 わったことにより 夫 に 関 する 項 目 ( 項 目 h) が 1 つ 増 えている < 調 査 事 項 > a. 仕 事 b. 家 族 家 計 c. 住 まい d. いまの 生 活 e. 老 後 の 生 活 f. 行 政 に 望 むこと g. ご 自 身 の 属 性 h. 夫 の 属 性 - 1 -

10 2 調 査 の 方 法 2.1 調 査 方 法 前 回 ( 第 2 回 調 査 )の 郵 送 調 査 とは 異 なり 今 回 調 査 ( 第 3 回 調 査 )ではインターネット によるアンケート 調 査 を 実 施 調 査 対 象 地 域 : 全 国 調 査 形 態 : インターネット 調 査 調 査 委 託 先 : 株 式 会 社 マクロミル 実 施 時 期 : 2010 年 9 月 27 日 ~ 2010 年 10 月 05 日 ( 本 調 査 ) 調 査 対 象 ( 回 答 ) 者 :40~59 歳 の 女 性 1,329 人 ( 未 婚 1,016 人 有 配 偶 313 人 ) 調 査 方 法 : マクロミルモニタ 会 員 約 90 万 人 のうち 40~50 代 女 性 約 12 万 6 千 人 に 対 してネット 調 査 ( 事 前 調 査 および 本 調 査 )を 配 信 し 年 齢 区 分 毎 に 回 答 受 付 順 でサンプルを 確 保 無 効 回 答 が 含 まれることを 想 定 し 各 年 齢 区 分 の 希 望 サンプル 数 の 103%の 回 答 を 確 保 年 齢 区 分 については 有 配 偶 者 と 未 婚 者 別 に 年 齢 構 成 と 有 業 率 が 平 成 17 年 国 勢 調 査 と 一 致 するよう に 設 定 した 未 婚 女 性 として 厳 密 に 生 涯 未 婚 女 性 (これまでに 結 婚 経 験 が 無 い 女 性 離 別 死 別 を 除 く 未 婚 女 性 )をサンプルとするため 予 備 調 査 においてこ れまでの 結 婚 経 験 を 調 査 し スクリーニングした 2.2 研 究 成 果 の 公 表 啓 蒙 活 動 本 調 査 の 成 果 を 幅 広 く 多 くの 人 に 知 っていただくことを 目 的 として 本 報 告 書 の 発 行 のほ か 以 下 に 示 す 3 度 の 機 会 を 通 じて 研 究 成 果 を 外 部 に 公 表 することとした (1) 当 機 構 の 機 関 誌 年 金 と 経 済 ( 四 半 期 毎 に 発 刊 ) 第 29 巻 第 四 号 (2011 年 1 月 )に 調 査 結 果 の 単 純 比 較 ( 未 婚 女 性 と 有 配 偶 女 性 の 対 比 )を 掲 載 ( 発 行 済 み) (2) 当 機 構 が 開 催 する 年 金 シニアプランフォーラム (2011 年 3 月 10 日 )を 開 催 フォーラムタイトル 女 性 の 老 後 生 活 ~ 急 増 する 生 涯 独 身 女 性 を 切 り 口 として~ 講 演 内 容 1. 女 性 のこれからの 生 き 方 今 井 通 子 氏 2. 人 口 減 少 超 高 齢 化 と 高 齢 女 性 人 口 高 橋 重 郷 氏 3. 独 身 女 性 の 老 後 設 計 ニーズ 調 査 ( 今 回 調 査 概 要 ) 四 方 理 人 4. パネルディスカッション 今 井 通 子 氏 高 橋 重 郷 氏 直 井 道 子 氏 藤 森 克 彦 氏 椋 野 美 智 子 氏 千 保 喜 久 夫 (モデレーター) (3) 年 金 と 経 済 第 30 巻 第 二 号 (2011 年 7 月 発 行 予 定 )に 上 記 (2) 年 金 シニアプラン フォーラムの 講 演 パネルディスカッション 内 容 を 掲 載 - 2 -

11 3 回 答 者 の 属 性 分 布 回 答 者 の 属 性 分 布 は 図 表 1-1 ~ 図 表 1-3 に 示 すとおりである 図 表 1-1 回 答 者 の 分 布 1( 年 齢 階 層 別 就 業 別 ) 未 婚 ( 予 備 調 査 時 点 ) 有 効 回 答 数 未 婚 全 体 に 占 め 有 配 偶 全 体 に 占 有 効 回 答 数 る 割 合 める 割 合 40~44 歳 ~44 歳 % 有 業 45~49 歳 % 45~49 歳 % 有 業 50~54 歳 % 50~54 歳 % 55~59 歳 % 55~59 歳 % 有 配 偶 40~44 歳 % 40~44 歳 % 無 業 45~49 歳 % 45~49 歳 % 無 業 50~54 歳 % 50~54 歳 % 55~59 歳 % 55~59 歳 % 未 婚 合 計 1, % 有 配 偶 合 計 % 図 表 1-2 回 答 者 の 分 布 2( 居 住 地 別 ) 未 婚 有 配 偶 全 体 回 答 数 構 成 比 (%) 回 答 数 構 成 比 (%) 回 答 数 構 成 比 (%) 1 北 海 道 東 北 地 方 関 東 地 方 中 部 地 方 近 畿 地 方 中 国 地 方 四 国 地 方 九 州 地 方 全 体 1, , 図 表 1-3 回 答 者 の 分 布 3( 前 回 調 査 との 比 較 ) 就 業 率 前 回 調 査 未 婚 未 婚 今 回 調 査 有 配 偶 全 体 % 66.1% 75.7% 年 代 40 代 前 半 40 代 後 半 50 代 前 半 50 代 後 半 前 回 調 査 38.2% 29.0% 17.3% 15.6% 今 回 調 査 ( 未 婚 のみ) 36.7% 24.0% 20.6% 18.7% - 3 -

12 - 4 -

13 第 2 章 アンケート 調 査 結 果 の 概 要 (1) - 未 婚 有 配 偶 の 比 較 を 中 心 に- 1 対 象 者 の 基 本 的 属 性 1.1 年 齢 分 布 今 回 調 査 では 有 配 偶 者 未 婚 者 別 に 年 齢 構 成 と 有 業 率 が 平 成 17 年 国 勢 調 査 と 一 致 するように 設 定 し サンプルを 確 保 した 図 表 年 齢 分 布 ( 未 婚 有 配 偶 比 較 ) 40% 3 30% 2 20% 1 0% 36.7% 29.7% 25.6% 24.0% 22.4% 22.4% 20.6% 18.7% 40 代 前 半 40 代 後 半 40 代 前 半 40 代 後 半 未 婚 女 性 (N=1,016) 有 配 偶 女 性 (N=313) 1.2 居 住 地 図 表 居 住 地 の 分 布 ( 未 婚 有 配 偶 比 較 ) 50% 4 40% 3 30% 2 20% 1 0% 43.0% 37.7% 20.1% 18.6% 14.7% 12.2% % 6.4% 5.8% 3.9% 5.4% 7.0% 4.1% % 北 海 道 東 北 地 方 関 東 地 方 中 部 地 方 近 畿 地 方 中 国 地 方 四 国 地 方 九 州 地 方 未 婚 女 性 (N=1,016) 有 配 偶 女 性 (N=313) - 5 -

14 1.3 最 終 学 歴 図 表 学 歴 分 布 ( 未 婚 有 配 偶 比 較 ) 4 40% 3 30% 2 20% 1 0% 39.3% 37.1% % 30.8% 21.4% 1.1% 1.3% 1.6% 1.0% 中 学 校 高 等 学 校 短 大 専 修 学 校 大 学 大 学 院 その 他 未 婚 女 性 (N=1,016) 有 配 偶 女 性 (N=313) 2 仕 事 について 2.1 現 在 の 就 業 状 況 働 き 方 について 有 配 偶 女 性 と 比 較 すると 未 婚 女 性 の 方 が 就 業 率 が 高 く( 仕 事 に 就 いてい ない 人 の 割 合 が 低 い) 正 社 員 になる 割 合 も 高 い また 未 婚 女 性 の 働 き 方 として パートを 選 択 している 者 は 程 度 と 低 い 水 準 にあるが アルバイト 契 約 社 員 嘱 託 派 遣 社 員 の 割 合 がそれぞれ 以 上 の 水 準 にあり 多 くが 非 正 規 雇 用 となっていることがわかる 図 表 従 業 上 の 地 位 ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) 未 婚 (%) 有 配 偶 (%) 1 経 営 者 役 員 正 社 員 パート アルバイト 契 約 社 員 嘱 託 派 遣 社 員 自 営 業 家 族 従 業 員 自 由 業 内 職 その 他 仕 事 に 就 いていない 全 体

15 2.2 勤 務 先 の 規 模 有 職 者 を 対 象 に 勤 務 先 の 企 業 規 模 をたずねたところ 未 婚 者 と 有 配 偶 者 の 間 で 大 きな 差 は なかった 図 表 勤 務 先 の 規 模 ( 有 効 回 答 数 931: 未 婚 734 有 配 偶 197) 未 婚 (%) 有 配 偶 (%) 1 0 人 ~5 人 未 満 ~30 人 未 満 ~100 人 未 満 ~300 人 未 満 ~1,000 人 未 満 ,000 人 以 上 官 公 庁 わからない 全 体 仕 事 の 内 容 仕 事 内 容 について 有 配 偶 者 と 比 較 すると 未 婚 者 の 方 が 事 務 的 な 仕 事 に 就 く 割 合 が 高 く サービスの 仕 事 に 就 く 割 合 は 低 い その 一 方 で より 給 与 が 高 く 安 定 した 職 種 であると 考 え られる 専 門 知 識 技 術 をいかした 仕 事 については 未 婚 者 と 有 配 偶 者 の 差 は 小 さい 図 表 仕 事 の 内 容 ( 有 効 回 答 数 1,007: 未 婚 800 有 配 偶 207) 未 婚 (%) 有 配 偶 (%) 1 専 門 知 識 技 術 をいかした 仕 事 ( 研 究 者 教 員 看 護 士 栄 養 士 システム エンジニア デザイナーなど) 管 理 的 な 仕 事 ( 課 長 以 上 の 管 理 職 部 長 課 長 など) 事 務 的 な 仕 事 ( 管 理 企 画 販 売 経 理 にかかわる 事 務 秘 書 など) 営 業 販 売 の 仕 事 (セールス 店 員 レジ 係 生 命 保 険 外 交 員 電 話 オペレーター セールス 受 注 関 連 ) サービスの 仕 事 ( 理 美 容 師 調 理 師 ウエイトレス 接 客 サービス 家 政 婦 など) 農 林 漁 業 の 仕 事 ( 農 家 など) 保 安 の 仕 事 ( 警 備 員 監 視 員 など) 運 輸 通 信 の 仕 事 (バス タクシー 運 転 者 車 掌 など) 製 造 技 能 労 務 の 仕 事 ( 工 員 パン 菓 子 製 造 工 清 掃 員 配 達 員 など) その 他 わからない 全 体

16 2.4 現 在 の 仕 事 の 継 続 期 間 有 配 偶 者 は 結 婚 出 産 により 仕 事 を 辞 める 場 合 が 多 くなるため 現 在 の 仕 事 の 勤 続 年 数 は 未 婚 者 より 短 くなると 予 想 されるが 結 果 をみると 未 婚 者 と 有 配 偶 者 で 現 在 の 仕 事 の 継 続 期 間 の 分 布 に 大 きな 差 はなかった これは 有 配 偶 者 の 年 齢 が 比 較 的 高 いことによることが 一 因 であろう しかしながら 未 婚 者 で 5 年 未 満 となる 割 合 が 高 く 結 婚 せずに 仕 事 を 続 け ている 女 性 において 不 安 定 な 雇 用 の 割 合 が 相 当 数 いると 考 えられる 図 表 現 在 の 仕 事 の 継 続 期 間 ( 有 効 回 答 数 1,007: 未 婚 800 有 配 偶 207) 5 年 未 満 5~10 年 未 満 10~15 年 未 満 ~20 年 未 満 20~25 年 未 満 ~30 年 未 満 未 婚 ( 平 均 10.0 年 ) 30 年 以 上 有 配 偶 ( 平 均 10.6 年 ) % 週 間 の 労 働 日 数 未 婚 者 の 大 半 が 週 5 日 以 上 働 いており 未 婚 の 就 労 者 のうちほとんどが 仕 事 中 心 の 生 活 を 行 っていることがわかる 未 婚 者 に 比 べて 有 配 偶 者 は 3 日 4 日 といったフルタイ ム 勤 務 でない 働 き 方 をする 人 も 多 く 有 配 偶 者 の 3 割 程 度 を 占 める 図 表 週 間 の 労 働 日 数 ( 有 効 回 答 数 1,008: 未 婚 800 有 配 偶 207) 1 日 2 日 3 日 日 5 日 日 未 婚 ( 平 均 5.0 日 ) 7 日 有 配 偶 ( 平 均 4.3 日 ) % - 8 -

17 2.6 1 日 の 実 労 働 時 間 未 婚 女 性 の 6 割 以 上 が 1 日 8 時 間 以 上 の 労 働 を 行 なっている 一 方 有 配 偶 者 は 週 に 3~ 4 日 で 一 日 の 労 働 時 間 も 8 時 間 未 満 の 割 合 が 多 く 未 婚 者 と 有 配 偶 者 の 労 働 形 態 が 異 なるこ とがわかる 図 表 日 の 労 働 時 間 ( 有 効 回 答 数 999: 未 婚 794 有 配 偶 205) 4 時 間 未 満 ~8 時 間 未 満 ~12 時 間 未 満 ~16 時 間 未 満 16~20 時 間 未 満 未 婚 ( 平 均 7.4 時 間 ) 有 配 偶 ( 平 均 6.1 時 間 ) % 2.7 現 在 の 仕 事 の 見 つけ 方 仕 事 の 入 職 経 路 について 未 婚 者 で 最 も 多 い 回 答 は 公 共 職 業 安 定 所 人 材 あっせん 会 社 など となっており 続 いて 友 人 知 人 の 紹 介 となっている その 一 方 有 配 偶 者 は 新 聞 広 告 チラシや 求 人 情 報 誌 など によって 仕 事 を 見 つけた 割 合 が 最 も 高 くなっている 図 表 現 在 の 仕 事 の 見 つけ 方 ( 有 効 回 答 数 1,007: 未 婚 800 有 配 偶 207) 学 校 の 紹 介 友 人 知 人 の 紹 介 親 族 親 せきの 紹 介 公 共 職 業 安 定 所 人 材 あっせん 会 社 など 新 聞 広 告 チラシや 求 人 情 報 誌 など インターネットの 求 人 情 報 など 自 分 が 以 前 つとめていたところの 紹 介 その 他 未 婚 有 配 偶 % - 9 -

18 2.8 現 在 の 仕 事 の 悩 み( 複 数 回 答 ) 現 在 の 仕 事 における 悩 みや 不 安 として 未 婚 者 の 半 数 以 上 が 収 入 が 少 ない ことを 挙 げ ている また 未 婚 者 の 特 徴 として 休 暇 が 取 れない 少 ない や 雇 用 が 不 安 定 を 挙 げ る 割 合 がそれぞれ 2 割 程 度 おり 雇 用 問 題 を 抱 えている 者 が 多 数 いる 結 果 として 特 に 不 満 はない と 答 えている 割 合 は 有 配 偶 者 は 33.8%である 一 方 未 婚 者 では 19.8%と 低 い 水 準 となっている 図 表 現 在 の 仕 事 の 悩 み ( 有 効 回 答 数 1,007: 未 婚 800 有 配 偶 207) 労 働 時 間 が 長 い 休 暇 がとれない 少 ない 仕 事 が 多 い 収 入 が 少 ない 仕 事 がつまらない 雇 用 が 不 安 定 社 会 保 険 に 入 れない 上 司 や 同 僚 とあわない 職 場 が 遠 い その 他 特 に 不 満 はない 未 婚 有 配 偶 % 2.9 定 年 の 有 無 とその 年 齢 未 婚 者 の 場 合 6 割 以 上 の 人 に 定 年 制 があり その 8 割 程 度 が 56~60 歳 である 図 表 定 年 の 有 無 とその 年 齢 定 年 がある 場 合 その 年 齢 未 婚 (%) 有 配 偶 (%) 1 定 年 がある 定 年 はない 全 体 ( 有 効 回 答 数 819: 未 婚 650 有 配 偶 169) 50 歳 以 下 51~55 歳 56~60 歳 61~65 歳 66 歳 以 上 未 婚 有 配 偶 %

19 2.10 今 後 の 働 き 方 定 年 制 がある 場 合 未 婚 者 では 定 年 まで 現 在 の 仕 事 を 継 続 し その 後 は 仕 事 に 就 かない と 答 えている 割 合 が 13.3%と 低 い 水 準 である また 再 雇 用 を 望 んでいる 割 合 は 未 婚 者 の 20.9%を 占 めており 定 年 後 も 同 じ 会 社 で 働 き 続 けることを 望 んでいる 者 の 割 合 が 高 いこと がわかる 一 方 で 未 婚 者 においては 定 年 より 前 に 適 当 な 仕 事 があれば 転 職 したいと 答 え ている 割 合 が 40.9%と 高 い 水 準 に 上 っている 図 表 今 後 の 働 き 方 ( 定 年 がある 人 ) ( 有 効 回 答 数 494: 未 婚 406 有 配 偶 88) 定 年 まで 現 在 の 仕 事 を 継 続 し その 後 は 仕 事 には 就 かない 定 年 まで 現 在 の 仕 事 を 継 続 し 定 年 後 も 再 雇 用 等 により 現 在 の 会 社 で 仕 事 を 続 けたい 定 年 まで 現 在 の 仕 事 を 継 続 し 定 年 後 は 別 の 仕 事 に 就 きたい 定 年 より 前 に 適 当 な 仕 事 があれば 転 職 したい 定 年 より 前 に 仕 事 をやめて 引 退 したい 未 婚 その 他 有 配 偶 % 図 表 今 後 の 働 き 方 ( 定 年 がない 人 や 自 営 業 の 人 ) ( 有 効 回 答 数 835: 未 婚 610 有 配 偶 225) 現 在 の 仕 事 を 続 けていきたい 現 在 の 仕 事 をやめて 転 職 を 考 えている 現 在 の 仕 事 をやめて 引 退 したい 現 在 は 仕 事 をしていないが 適 当 な 仕 事 をさがしている 今 後 も 仕 事 に 就 くつもりはない その 他 未 婚 有 配 偶 %

20 2.11 退 職 意 向 年 齢 何 歳 まで 働 き 続 けたいかについては 未 婚 者 は 有 配 偶 者 よりも 働 き 続 けたい 年 齢 が 高 く 60 歳 を 超 えて 働 き 続 けたい 人 が 半 数 を 超 えている 高 齢 になっても 多 くが 働 き 続 けることを 考 えていることがわかる 図 表 退 職 意 向 年 齢 ( 有 効 回 答 数 1,140: 未 婚 900 有 配 偶 240) 45 歳 以 下 46~50 歳 未 満 51~55 歳 未 満 ~60 歳 未 満 61~65 歳 未 満 66~70 歳 未 満 71 歳 以 上 未 婚 ( 平 均 64.0 歳 ) 有 配 偶 ( 平 均 61.9 歳 ) % 2.12 これまでの 職 歴 未 婚 者 において 初 職 と 現 職 が 同 じ と 答 える 割 合 は 23.8%であり 有 配 偶 者 よりは 高 い ものの 大 半 が 離 職 転 職 の 経 験 があることがわかる 図 表 これまでの 職 歴 ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) 最 初 の 仕 事 は 現 在 と 同 じ 最 初 の 仕 事 は 現 在 と 異 なる 現 在 は 無 職 であるが 過 去 に 仕 事 に 就 いていた 今 まで 仕 事 に 就 いたことがない 未 婚 有 配 偶 % 2.13 ( 離 職 経 験 が 有 る 人 の) 初 職 における 従 業 上 の 地 位 離 職 経 験 者 に 対 して 初 職 の 地 位 についてたずねたところ 有 配 偶 者 未 婚 者 ともに 初 職 が 正 社 員 であった 割 合 が 8 割 を 超 えており 初 職 から 非 正 規 雇 用 であった 割 合 は 低 くなってい る 図 表 初 職 における 従 業 上 の 地 位 ( 離 職 経 験 が 有 る 人 のみ)

21 ( 有 効 回 答 数 1,020: 未 婚 763 有 配 偶 257) 経 営 者 役 員 正 社 員 パート アルバイト 契 約 社 員 嘱 託 派 遣 社 員 自 営 業 家 族 従 業 員 自 由 業 未 婚 内 職 その 他 0.1 有 配 偶 % 2.14 ( 離 職 経 験 が 有 る 人 の) 初 職 の 継 続 期 間 離 職 経 験 者 に 初 職 の 継 続 期 間 をたずねたところ 未 婚 者 有 配 偶 者 ともに 半 数 以 上 が 5 年 以 内 となっており キャリアの 初 期 に 離 職 を 経 験 する 割 合 が 高 くなっていることがわかる 図 表 初 職 の 継 続 期 間 ( 離 職 経 験 が 有 る 人 のみ) ( 有 効 回 答 数 1,007: 未 婚 800 有 配 偶 207) 5 年 未 満 ~10 年 未 満 10~15 年 未 満 ~20 年 未 満 20~25 年 未 満 25~30 年 未 満 30 年 以 上 未 婚 有 配 偶 % 2.15 ( 離 職 経 験 が 有 る 人 の)これまでのキャリア

22 前 項 2.14 では 初 期 キャリアでの 離 職 が 顕 著 であったが 図 表 が 示 すように 勤 め 先 は 変 わったが 概 ね(10 年 程 度 以 上 ) 同 じような 領 域 の 仕 事 をずっとしてきた と 答 える 未 婚 者 の 割 合 は 40% 程 度 であり 勤 め 先 が 変 わる 毎 に 異 なる 領 域 の 仕 事 をした と 答 える 人 の 割 合 より 高 くなっている 図 表 これまでのキャリア( 離 職 経 験 が 有 る 人 のみ) ( 有 効 回 答 数 1,020: 未 婚 763 有 配 偶 257) 概 ね(10 年 程 度 以 上 ) 1つの 組 織 につとめてきた つとめ 先 は 変 わったが 概 ね(10 年 程 度 以 上 ) 同 じような 領 域 の 仕 事 をずっとしてきた つとめ 先 が 変 わる 毎 に 異 なる 領 域 の 仕 事 をした 概 ね(10 年 程 度 以 上 ) 自 営 である 仕 事 を 概 ね(10 年 程 度 以 上 ) 中 断 した 未 婚 その 他 有 配 偶 % 2.16 ( 離 職 経 験 が 有 る 人 の) 初 職 を 辞 めた 理 由 初 職 を 辞 めた 理 由 では 有 配 偶 者 の 6 割 程 度 が 結 婚 出 産 など を 理 由 に 挙 げているが 未 婚 者 の 場 合 仕 事 の 内 容 や 職 場 に 不 満 があった ことを 理 由 にあげている 割 合 が 4 割 近 く にのぼっている それ 以 外 でも 未 婚 者 の 場 合 経 営 不 振 倒 産 閉 鎖 人 員 整 理 など や 病 気 けが といった 不 利 な 理 由 による 離 職 割 合 が 高 くなっている 図 表 初 職 を 辞 めた 理 由 ( 離 職 経 験 が 有 る 人 のみ) ( 有 効 回 答 数 1 020: 未 婚 763 有 配 偶 1,020) 経 営 不 振 倒 産 閉 鎖 人 員 整 理 などで 病 気 けがなどで 親 の 介 護 など 家 庭 の 都 合 で 結 婚 出 産 などで 仕 事 の 内 容 や 職 場 に 不 満 があったので 働 く 必 要 がなくなったので ほかに 適 当 な 仕 事 があったので その 他 未 婚 有 配 偶 正 規 従 業 員 への 転 換 を 含 む 2.17 ( 現 在 無 職 の 人 の) 現 在 仕 事 についていない 理 由 %

23 有 配 偶 者 では 半 数 近 くが 自 分 が 仕 事 につかなくても 生 活 できるから と 答 えているが 未 婚 者 はその 割 合 が 23.1%と 有 配 偶 者 より 低 い 水 準 となっている そして 未 婚 者 では 希 望 する 仕 事 に 就 けないから や 仕 事 をするには 体 がきついから と 答 える 割 合 が 高 く 未 婚 者 では 無 業 であっても 仕 事 に 就 きたくとも 就 けない 人 が 多 いことがわかる 図 表 現 在 仕 事 についていない 理 由 ( 現 在 無 職 の 人 のみ) ( 有 効 回 答 数 322: 未 婚 216 有 配 偶 106) 自 分 が 仕 事 につかなくても 生 活 できるから 事 業 の 後 継 者 ができたから 希 望 する 仕 事 に 就 けないから 仕 事 をするには 体 がきついから 親 などの 介 護 や 育 児 など 家 庭 の 都 合 で 手 が 離 せないから その 他 未 婚 有 配 偶 % 3 暮 らし( 家 族 住 まい 生 活 満 足 度 等 )について 3.1 世 帯 人 数 未 婚 者 の 約 4 割 が 一 人 暮 らしであるが 半 数 以 上 に 同 居 する 家 族 等 がいることがわかる 図 表 世 帯 人 数 ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) 0 人 ( 一 人 暮 らし) 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 6 人 7 人 8 人 以 上 未 婚 有 配 偶 % 3.2 ( 同 居 人 が 居 る 人 のみ) 同 居 者 の 内 訳 未 婚 で 同 居 者 がいる 場 合 その 約 90%が 本 人 の 親 である

24 図 表 同 居 人 ( 同 居 人 が 居 る 人 のみ) ( 有 効 回 答 数 910: 未 婚 598 有 配 偶 312) 親 兄 弟 姉 妹 夫 子 ども 孫 祖 父 母 その 他 親 族 恋 人 友 人 その 他 未 婚 有 配 偶 % 3.3 現 在 の 住 まい 住 宅 の 形 態 については 有 配 偶 者 の 7 割 以 上 が 自 分 自 身 もしくは 夫 の 持 ち 家 である 一 方 未 婚 者 については 本 人 の 持 ち 家 は 3 割 に 満 たず 4 割 近 くが 親 の 持 ち 家 に 居 住 しているこ とがわかる また 賃 貸 住 宅 に 住 む 割 合 は 有 配 偶 者 より 未 婚 者 が 2 倍 程 度 高 くなっている 図 表 現 在 の 住 まい ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) 自 分 の 持 ち 家 親 の 持 ち 家 夫 恋 人 の 持 ち 家 その 他 親 族 の 持 ち 家 賃 貸 住 宅 ( 民 間 公 団 公 社 ) 社 宅 公 営 住 宅 公 的 施 設 その 他 未 婚 有 配 偶 % 3.4 老 後 の 住 まい 老 後 の 住 居 の 予 定 は 未 婚 者 有 配 偶 者 ともに 現 在 の 住 まいにそのまま 住 み 続 ける と の 回 答 が 最 も 高 くなっている ただし 未 婚 者 は 有 配 偶 者 より 現 在 の 住 居 に 住 み 続 ける 割

25 合 が 低 くなっており 賃 貸 住 宅 や 自 立 型 住 まいを 考 えている 割 合 が 高 くなっている 図 表 老 後 の 住 まい ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) 現 在 の 住 まいにそのまま 住 み 続 ける 将 来 持 ち 家 を 自 分 もしくは 家 族 が 購 入 するつもりである 親 族 から 持 ち 家 を 相 続 する 見 込 みである 親 族 の 家 に 同 居 するつもりである 恋 人 の 家 に 同 居 するつもりである 賃 貸 住 宅 ( 1)に 住 むつもりである 自 立 型 住 まい( 2)に 住 むつもりである その 他 1 コレクティブハウスなどを 含 む 2 終 身 利 用 の 有 料 老 人 ホームなど 未 婚 有 配 偶 % 3.5 老 後 の 同 居 意 向 老 後 に 誰 と 暮 らすかの 予 定 については 未 婚 者 では 一 人 暮 らしを 考 えている 割 合 が 最 も 高 く 有 配 偶 者 と 比 べて 親 や 兄 弟 姉 妹 との 回 答 割 合 が 高 くなっている 但 し わからない と 答 えている 割 合 が 約 22%と 老 後 の 生 活 が 不 透 明 な 者 も 一 定 程 度 いることがわかる 図 表 老 後 の 同 居 意 向 ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) 1 人 で 暮 らす 親 兄 弟 姉 妹 恋 人 夫 子 ども その 他 親 族 ( 甥 や 姪 など) 友 人 親 族 以 外 の 人 その 他 わからない 未 婚 有 配 偶 % 3.6 現 在 の 健 康 状 態 現 在 の 健 康 状 態 については 有 配 偶 者 より 未 婚 者 の 方 が 平 均 年 齢 が 低 いにもかかわらず 未 婚 者 で 非 常 に 健 康 まあ 健 康 と 答 える 健 康 な 人 の 割 合 が 低 かった

26 未 婚 者 では 病 気 がち 療 養 中 や 日 常 生 活 に 支 障 がある 割 合 が 高 く 健 康 状 態 に 問 題 を 抱 える 割 合 が 高 くなっていることが 分 かる 図 表 現 在 の 健 康 状 態 非 常 に 健 康 まあ 健 康 注 意 する 点 はあるが 日 常 生 活 に 支 障 はない 注 意 する 点 があり 日 常 生 活 に 支 障 がある 病 気 がち 療 養 中 ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) 未 婚 有 配 偶 % 3.7 最 も 充 実 感 を 感 じる 時 日 ごろの 生 活 で 最 も 充 実 感 を 感 じる 時 については 未 婚 者 では 趣 味 やスポーツに 熱 中 し ている 時 の 割 合 が 最 も 高 くなっているが 有 配 偶 者 では 家 族 団 らんの 時 が 最 も 高 くな っている 未 婚 者 の 多 くが 家 族 と 同 居 しているにもかかわらず 家 族 団 らんの 時 と 答 えて いる 割 合 は 3.と 非 常 に 低 い 割 合 となっている 図 表 最 も 充 実 感 を 感 じる 時 ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) 仕 事 にうちこんでいる 時 勉 強 や 教 養 などに 身 を 入 れている 時 趣 味 やスポーツに 熱 中 している 時 ゆったりと 休 養 している 時 家 族 団 らんの 時 友 人 と 会 合 雑 談 している 時 恋 人 と 雑 談 している 時 社 会 奉 仕 や 社 会 活 動 をしている 時 ひとりでいる 時 その 他 特 にない 未 婚 有 配 偶 % 3.8 お 付 き 合 いの 親 密 度 家 族 や 友 人 との 親 密 度 については 未 婚 者 と 有 配 偶 者 で 父 親 や 母 親 兄 弟 姉 妹 友 人 と の 関 係 に 大 きな 差 がないことが 分 かる 一 方 地 域 近 隣 の 人 について 非 常 に 親 しい も

27 しくは まあ 親 しい と 回 答 している 割 合 は 有 配 偶 者 よりも 未 婚 者 で 低 い 水 準 になってお り 未 婚 者 においては 家 族 とのつながりは 保 たれているが 地 域 社 会 とのつながりは 希 薄 に なっていることが 伺 える 図 表 お 付 き 合 いの 親 密 度 全 体 いない 非 常 に 親 しい 未 婚 まあ 親 しい あまり 親 しくな い 全 く 親 し くない ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) (%) 有 配 偶 あまり 非 常 に まあ 親 全 く 親 し 全 体 いない 親 しくな 親 しい しい くない い 1 父 親 母 親 兄 弟 姉 妹 夫 恋 人 子 ども その 他 親 族 友 人 職 場 の 同 僚 地 域 近 隣 の 人 生 活 満 足 度 全 般 的 に 未 婚 者 は 有 配 偶 者 に 比 べて 非 常 に 満 足 や まあ 満 足 の 割 合 が 低 く 生 活 全 体 での 満 足 度 が 低 い 仕 事 内 容 については 未 婚 者 で 非 常 に 不 満 の 割 合 が 高 い 収 入 については 未 婚 者 は 有 配 偶 者 より 満 足 度 が 低 く 非 常 に 満 足 と まあ 満 足 を 合 計 して も 全 体 の 1/4 程 度 であり 大 半 が 不 満 を 持 っている 家 族 については 未 婚 者 は 有 配 偶 者 よ り 全 体 的 に 不 満 度 が 高 いが 友 人 に 対 する 満 足 度 は 有 配 偶 者 と 差 がない 未 婚 者 全 体 の 生 活 満 足 度 の 低 さは 人 間 関 係 より 収 入 や 仕 事 の 内 容 に 起 因 しているではないかと 考 えられる 図 表 現 在 の 生 活 満 足 度 全 体 あてはま らない 未 婚 非 常 に まあ 満 足 やや 不 満 満 足 ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) 非 常 に 不 満 全 体 あてはま らない 有 配 偶 非 常 に まあ 満 足 やや 不 満 満 足 (%) 非 常 に 不 満 1 今 の 生 活 全 般 仕 事 の 内 容 職 場 の 人 間 関 係 収 入 資 産 貯 蓄 趣 味 やスポーツ 活 動 家 族 恋 人 友 人 地 域 近 隣 の 人 現 在 及 び 老 後 の 生 活 における 不 安 生 活 の 不 安 感 について 現 在 の 不 安 と 老 後 の 不 安 を 区 別 してたずねた 結 果 である 未 婚 者 の 現 在 の 生 活 での 不 安 について 生 活 全 般 では 大 変 不 安 に 感 じる が 31.1% 少 し 不 安 に 感 じる が 45.4%と 多 くの 人 々が 不 安 を 感 じているのがわかる そして 未 婚 者 の

28 老 後 の 生 活 全 般 においては 大 変 不 安 に 感 じる が 47.2% 少 し 不 安 に 感 じる が 41.1% と 9 割 近 くが 不 安 に 感 じている 大 変 不 安 に 感 じる 割 合 についての 未 婚 者 と 有 配 偶 者 の 差 は 現 在 より 老 後 で 大 きくなっており 未 婚 者 の 老 後 の 生 活 不 安 がより 大 きくなっている 個 別 の 生 活 側 面 については 現 在 の 生 活 における 健 康 収 入 住 宅 家 族 の 健 康 話 し 相 手 雇 用 不 安 などほとんどの 側 面 で 有 配 偶 者 より 未 婚 者 で 不 安 を 感 じる 割 合 が 高 くなっ ていることが 分 かる 同 様 に 老 後 の 不 安 についても 多 くの 側 面 で 有 配 偶 者 より 未 婚 者 で 不 安 の 割 合 が 高 くなっている 特 に 未 婚 者 で 家 族 に 先 立 たれる ことや 面 倒 をみてく れる 人 がいない ことについて 大 変 不 安 に 感 じる の 割 合 が 有 配 偶 者 より 高 くなっている 未 婚 者 は 自 身 の 老 後 に 家 族 に 先 立 たれることへの 不 安 があり 親 との 同 居 割 合 の 高 さを 考 え ると 親 などの 家 族 に 依 存 した 生 活 をしており 自 身 の 面 倒 をみてくれる 人 がいないことに 不 安 を 感 じていることが 伺 える 図 表 現 在 及 び 老 後 の 生 活 における 不 安 全 体 大 変 不 安 に 感 じる 未 婚 少 し 不 安 に 感 じる ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) (%) 有 配 偶 あまり まったく あまり まったく 大 変 不 少 し 不 不 安 を 不 安 を 不 安 を 不 安 を 全 体 安 に 感 安 に 感 感 じな 感 じな 感 じな 感 じな じる じる い い い い 今 の 生 活 での 不 安 1 今 の 生 活 全 般 自 分 の 健 康 生 活 費 安 心 して 住 める 住 宅 がない 家 族 の 健 康 面 倒 をみてくれる 人 がいない 適 当 な 話 し 相 手 がいない 恋 人 がいない 適 当 な 趣 味 がない 雇 用 が 不 安 定 先 行 きに 対 する 漠 然 とした 不 安 老 後 の 生 活 での 不 安 12 老 後 の 生 活 全 般 自 分 の 健 康 生 活 費 安 心 して 住 める 住 宅 がない 家 族 に 先 立 たれる 面 倒 をみてくれる 人 がいない 適 当 な 話 し 相 手 がいない 恋 人 がいない 適 当 な 趣 味 がない 雇 用 が 不 安 定 結 婚 意 向 未 婚 者 の 結 婚 願 望 については 適 当 な 人 がいたら 結 婚 したい と 結 婚 するつもりはない の 回 答 がほぼ 同 水 準 である

29 図 表 結 婚 意 向 ( 未 婚 のみ) ( 有 効 回 答 数 1,016) すでに 結 婚 相 手 が 決 まっている 4.3 適 当 な 人 がいたら 結 婚 したい 49.0 結 婚 するつもりはない % 3.12 老 後 の 生 活 設 計 を 考 え 始 めた 時 期 自 分 自 身 が 65 歳 以 上 になった 場 合 の 生 活 設 計 について まだ 考 えていない と 答 えてい る 割 合 が 最 も 高 く 未 婚 者 と 有 配 偶 者 の 間 に 大 きな 差 はない 調 査 対 象 者 は 40 歳 以 上 であ るが 老 後 の 生 活 設 計 はかなり 遅 い 時 期 に 考 えられるようである 図 表 老 後 の 生 活 設 計 を 考 え 始 めた 時 期 ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) まだ 考 えていない 20 歳 代 ~34 歳 ~39 歳 40~44 歳 45~49 歳 50~54 歳 未 婚 有 配 偶 55 歳 以 降 % 4 家 計 経 済 について 4.1 世 帯 における 生 計 維 持 の 中 心 者 同 居 人 がいる 未 婚 者 の 6 割 以 上 が 主 な 生 計 維 持 者 が 親 であり 自 分 自 身 と 答 えている 割 合 は 30%に 満 たない ここから 単 身 での 生 活 が 困 難 であるために 親 と 同 居 しているとい

30 ったケースも 少 なくないと 思 われる 図 表 生 計 維 持 の 中 心 者 ( 同 居 している 人 のみ) ( 有 効 回 答 数 910: 未 婚 598 有 配 偶 312) あなた 自 身 親 兄 弟 姉 妹 夫 子 ども 孫 祖 父 母 その 他 親 族 恋 人 友 人 その 他 未 婚 89.7 有 配 偶 % 4.2 世 帯 年 収 図 表 過 去 1 年 間 の 世 帯 全 体 の 収 入 ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) なし 100 万 円 未 満 100~200 万 円 未 満 200~300 万 円 未 満 300~400 万 円 未 満 400~500 万 円 未 満 500~600 万 円 未 満 600~800 万 円 未 満 800~1,000 万 円 未 満 1,000~1,500 万 円 未 満 1,500 万 円 以 上 未 婚 有 配 偶 % 未 婚 者 の 世 帯 収 入 は 200~300 万 円 の 割 合 が 最 も 高 い 単 峰 型 の 分 布 となっている 一 方 有 配 偶 者 では 600~800 万 円 が 最 も 割 合 の 高 い 分 布 であり 未 婚 者 と 有 配 偶 者 の 世 帯 所 得 の 格 差 が 大 きいことがわかる 4.3 世 帯 の 収 入 源 世 帯 の 収 入 源 について 未 婚 者 の 場 合 自 分 自 身 の 仕 事 の 収 入 と 答 えている 割 合 が 約 70% となっている また 特 徴 的 な 結 果 として 未 婚 者 の 約 40%が 年 金 収 入 と 答 えている 未 婚 者 本 人 の 障 害 年 金 もしくは 親 の 老 齢 年 金 であると 考 えられるが この 割 合 の 高 さから 親 の 老

31 齢 年 金 であろう 図 表 世 帯 の 収 入 源 ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) 自 分 の 仕 事 の 収 入 同 居 の 方 の 仕 事 の 収 入 年 金 収 入 不 動 産 収 入 生 活 保 護 その 他 特 にない 未 婚 有 配 偶 % 4.4 本 人 の 仕 事 の 収 入 自 分 自 身 の 仕 事 による 収 入 については 未 婚 者 の 多 数 が 300 万 円 未 満 の 年 収 であり 500 万 円 以 上 の 年 収 を 得 ている 人 は 未 婚 の 13% 程 度 である 図 表 本 人 の 仕 事 による 収 入 ( 有 効 回 答 数 1,255: 未 婚 956 有 配 偶 299) なし 100 万 円 未 満 100~200 万 円 未 満 200~300 万 円 未 満 300~400 万 円 未 満 400~500 万 円 未 満 500~600 万 円 未 満 600~800 万 円 未 満 800 万 円 以 上 未 婚 ( 平 均 242 万 円 ) 有 配 偶 ( 平 均 113 万 円 ) %

32 4.5 本 人 の 仕 事 以 外 からの 収 入 自 分 自 身 の 仕 事 以 外 の 年 間 収 入 については 未 婚 女 性 の 場 合 60% 以 上 が なし と 答 えて いる また 仕 事 以 外 の 収 入 がある 場 合 でも 100 万 円 未 満 が 約 20%であり 仕 事 以 外 の 収 入 で 生 計 を 維 持 可 能 となる 未 婚 者 はごくわずかであると 言 える 図 表 本 人 の 仕 事 以 外 からの 収 入 ( 有 効 回 答 数 1,161: 未 婚 890 有 配 偶 271) なし 100 万 円 未 満 100~200 万 円 未 満 200~300 万 円 未 満 300~400 万 円 未 満 400~500 万 円 未 満 500~600 万 円 未 満 600~800 万 円 未 満 800 万 円 以 上 未 婚 ( 平 均 49 万 円 ) 有 配 偶 ( 平 均 166 万 円 ) % 4.6 年 金 知 識 年 金 の 知 識 についてたずねたところ 国 民 年 金 については 未 婚 者 において 知 っている が 加 入 していない が 43% 加 入 している が 55.4%となっている 本 来 なら 全 員 が 国 民 年 金 に 加 入 しているはずだが 厚 生 年 金 共 済 年 金 に 加 入 いている 場 合 国 民 年 金 に 加 入 していないと 考 えているのではないかと 思 われる ここで 興 味 深 い 点 として 個 人 年 金 保 険 に 加 入 している 未 婚 者 が 35.に 上 っており 将 来 の 年 金 を 私 的 年 金 に 頼 ることを 考 え ている 未 婚 者 が 多 いことが 分 かる 図 表 年 金 知 識 と 加 入 状 況 全 体 知 らない 未 婚 知 っているが 加 入 していない ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) 有 配 偶 知 っているが 加 入 している 全 体 知 らない 加 入 している 加 入 していない 1 国 民 年 金 厚 生 年 金 共 済 年 金 企 業 年 金 国 民 年 金 基 金 確 定 拠 出 年 金 個 人 型 (401K) 個 人 年 金 保 険 企 業 年 金 : 厚 生 年 金 基 金 確 定 給 付 企 業 年 金 適 格 年 金 確 定 拠 出 年 金 企 業 型 4.7 世 帯 の 生 活 費 ( 月 額 )

33 世 帯 の 生 活 費 について 有 配 偶 者 では 30 万 円 以 上 と 答 えている 割 合 が 最 も 高 いが 未 婚 者 では 10 万 円 未 満 と 10~15 万 円 未 満 を 合 わせて 約 60%と 世 帯 消 費 支 出 が 低 い 水 準 の 未 婚 者 が 多 数 であり 切 り 詰 めた 生 活 をしていると 思 われる 図 表 世 帯 の 1 ヶ 月 あたりの 生 活 費 ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) 10 万 円 未 満 10~15 万 円 未 満 15~20 万 円 未 満 ~25 万 円 未 満 25~30 万 円 未 満 30 万 円 以 上 未 婚 有 配 偶 % 4.8 老 後 の 資 産 形 成 老 後 のための 資 産 形 成 については 預 貯 金 と 答 えている 人 が 未 婚 有 配 偶 ともに 70% を 超 えており 多 数 が 預 貯 金 による 老 後 の 生 活 設 計 を 考 えていることがわかる また 未 婚 有 配 偶 とも 生 命 保 険 や 個 人 年 金 による 老 後 の 生 計 資 金 を 考 えている 割 合 も 多 い 図 表 老 後 の 資 産 形 成 ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) 預 貯 金 生 命 保 険 簡 易 保 険 損 害 保 険 個 人 年 金 保 険 株 式 債 券 財 形 貯 蓄 外 貨 預 金 その 他 何 もしていない 未 婚 有 配 偶 % 4.9 現 在 保 有 している 金 融 資 産 額

34 現 在 保 有 している 金 融 資 産 額 は 未 婚 者 で 100 万 円 未 満 の 割 合 が 有 配 偶 者 より 高 くなってい るものの 1,000 万 以 上 の 割 合 については 有 配 偶 者 と 同 程 度 となっている 未 婚 者 と 有 配 偶 者 で 世 帯 収 入 や 消 費 に 大 きな 格 差 が 生 じていたが 未 婚 者 と 有 配 偶 者 の 金 融 資 産 額 の 分 布 に 大 き な 差 がないことがみてとれる 未 婚 者 の 貯 蓄 性 向 が 非 常 に 高 くなっていると 考 えられる 図 表 現 在 保 有 している 金 融 資 産 額 ( 有 効 回 答 数 804: 未 婚 606 有 配 偶 198) なし 100 万 円 未 満 100~500 万 円 未 満 500~1,000 万 円 未 満 1,000~2,000 万 円 未 満 2,000~3,000 万 円 未 満 3,000~4,000 万 円 未 満 4,000~5,000 万 円 未 満 5,000 万 ~1 億 円 未 満 1 億 円 以 上 未 婚 ( 平 均 1,022 万 円 ) 有 配 偶 ( 平 均 1,159 万 円 ) % 4.10 老 後 の 生 活 費 の 予 想 額 65 歳 以 降 の 生 活 費 ( 予 想 額 )について 未 婚 者 では 10 万 円 未 満 や 10~15 万 円 未 満 といったかなり 切 り 詰 めた 生 活 を 予 想 している 人 が 多 い 図 表 老 後 の 1 ヵ 月 の 生 活 費 予 想 額 ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) 10 万 円 未 満 ~15 万 円 未 満 ~20 万 円 未 満 ~25 万 円 未 満 ~30 万 円 未 満 30 万 円 以 上 未 婚 有 配 偶 % 4.11 老 後 生 活 の 収 入 源

35 65 歳 以 降 の 生 活 の 収 入 源 については 未 婚 者 では 有 配 偶 者 よりも 仕 事 による 収 入 を 考 えている 人 の 割 合 が 高 かった 公 的 年 金 個 人 年 金 預 貯 金 などについては 未 婚 者 と 有 配 偶 者 で 大 きな 差 はなかった 図 表 老 後 の 収 入 源 ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) 仕 事 による 収 入 公 的 年 金 ( 国 民 年 金 厚 生 年 金 共 済 年 金 ) 企 業 年 金 ( 厚 生 年 金 基 金 適 格 年 金 など) 個 人 年 金 ( 個 人 年 金 保 険 簡 易 保 険 など) 不 動 産 収 入 利 息 配 当 金 収 入 預 貯 金 親 族 からの 支 援 生 活 保 護 その 他 わからない 未 婚 有 配 偶 % 4.12 将 来 の 年 金 見 込 み 額 ( 公 的 年 金 ) 自 分 自 身 の 公 的 年 金 の 見 込 み 額 ( 月 額 )は 未 婚 者 と 有 配 偶 者 ともに 5~10 万 円 と 回 答 している 割 合 が 最 も 高 く 分 布 についても 両 者 で 大 きな 差 がないことがみてとれる 図 表 公 的 年 金 の 見 込 み 額 ( 有 効 回 答 数 950: 未 婚 733 有 配 偶 217) なし 5 万 円 未 満 5~10 万 円 未 満 10~15 万 円 未 満 15~20 万 円 未 満 20~30 万 円 未 満 30 万 円 以 上 未 婚 有 配 偶 % 4.13 将 来 の 年 金 見 込 み 額 ( 企 業 年 金 )

36 企 業 年 金 の 見 込 み 額 ( 月 額 )については 未 婚 者 有 配 偶 者 ともに なし の 割 合 が 7 割 程 度 と 大 半 が 企 業 年 金 の 受 け 取 りを 予 定 していないことが 分 かる これは 非 正 規 雇 用 で の 割 合 が 多 いためであろう 図 表 企 業 年 金 の 見 込 み 額 ( 有 効 回 答 数 930: 未 婚 714 有 配 偶 216) なし 万 円 未 満 ~10 万 円 未 満 ~15 万 円 未 満 15~20 万 円 未 満 20 万 円 以 上 未 婚 有 配 偶 % 4.14 将 来 の 年 金 見 込 み 額 ( 個 人 年 金 保 険 ) 個 人 年 金 の 見 込 み 額 ( 月 額 )については 未 婚 者 有 配 偶 者 ともに 4 割 程 度 の 人 が 受 け 取 りを 予 定 しており 両 者 で 金 額 の 分 布 についても 差 がない 受 け 取 る 場 合 においては 毎 月 5 万 円 未 満 もしくは 5~10 万 円 未 満 の 割 合 が 高 くなっている 図 表 個 人 年 金 保 険 の 見 込 み 額 ( 有 効 回 答 数 945: 未 婚 720 有 配 偶 225) なし 5 万 円 未 満 5~10 万 円 未 満 ~15 万 円 未 満 15~20 万 円 未 満 20~30 万 円 未 満 30 万 円 以 上 未 婚 有 配 偶 %

37 5 介 護 について 5.1 過 去 の 介 護 経 験 介 護 が 必 要 な 家 族 が 居 たかどうかについては 未 婚 者 で 同 居 家 族 に 介 護 が 必 要 な 場 合 が 多 く 有 配 偶 者 では 同 居 していない 家 族 における 要 介 護 者 の 割 合 が 高 くなっている 図 表 過 去 の 介 護 経 験 ( 有 効 回 答 数 1,329: 未 婚 1,016 有 配 偶 313) いない 同 居 の 家 族 同 居 していない 家 族 その 他 未 婚 有 配 偶 % 5.2 ( 介 護 経 験 がある 人 のみ) 実 際 の 主 な 対 処 方 法 要 介 護 者 が 家 族 にいる 場 合 の 対 処 方 法 について 未 婚 者 では 仕 事 をやめて 自 分 で 介 護 の 割 合 が 高 くなっている また 在 宅 介 護 の 利 用 や 公 的 介 護 施 設 の 利 用 については 未 婚 者 と 有 配 偶 者 で 大 差 はないが 介 護 付 き 有 料 老 人 ホームへの 入 所 と 答 える 割 合 が 有 配 偶 者 で 高 くなっている 図 表 介 護 経 験 がある 人 が 過 去 に 行 った 対 処 方 法 ( 有 効 回 答 数 333: 未 婚 247 有 配 偶 86) 仕 事 をやめて 自 分 で 介 護 会 社 の 介 護 休 業 制 度 などを 利 用 し 自 分 で 介 護 同 居 家 族 が 介 護 その 他 親 族 が 介 護 在 宅 介 護 を 利 用 ( 1) 公 的 介 護 施 設 ( 2)に 入 所 介 護 付 き 有 料 老 人 ホームに 入 所 病 院 に 入 院 家 政 婦 を 雇 用 その 他 未 婚 有 配 偶 1 ホームヘルプサービス 訪 問 介 護 など 2 特 別 養 護 老 人 ホーム 老 人 保 健 施 設 など %

38 5.3 将 来 親 が 病 気 介 護 などで 援 助 が 必 要 になった 時 の 対 処 方 法 前 項 5.2( 過 去 に 行 なった 対 処 方 法 )と 比 べると 将 来 の 親 の 介 護 については 在 宅 介 護 に 対 する 期 待 が 大 きいことが 見 て 取 れる 図 表 将 来 親 に 介 護 が 必 要 になった 場 合 の 対 処 方 法 仕 事 をやめて 自 分 で 介 護 会 社 の 介 護 休 業 制 度 などを 利 用 し 自 分 で 介 護 同 居 家 族 が 介 護 その 他 親 族 が 介 護 在 宅 介 護 を 利 用 ( 1) 公 的 介 護 施 設 ( 2)に 入 所 介 護 付 き 有 料 老 人 ホームに 入 所 病 院 に 入 院 家 政 婦 を 雇 用 親 はいない 1 ホームヘルプサービス 訪 問 介 護 など その 他 2 特 別 養 護 老 人 ホーム 老 人 保 健 施 設 など 未 婚 有 配 偶 % 5.4 将 来 自 分 が 病 気 介 護 などで 援 助 が 必 要 になった 時 の 対 処 方 法 自 分 自 身 の 介 護 に 対 する 対 処 方 法 については 未 婚 者 有 配 偶 者 ともに ホームヘルプサ ービスなどの 在 宅 介 護 の 利 用 や 公 的 介 護 施 設 への 入 所 と 回 答 している 割 合 が 高 く 公 的 な 介 護 保 険 制 度 等 を 重 要 視 していることがみてとれる 図 表 将 来 自 分 に 介 護 が 必 要 になった 場 合 の 対 処 方 法 自 宅 でホームヘルプサービス 訪 問 看 護 など の 在 宅 介 護 を 利 用 する 恋 人 夫 に 介 護 してもらう 子 どもに 介 護 してもらう 親 族 に 介 護 してもらう 友 人 に 介 護 してもらう 公 的 介 護 施 設 ( 特 別 養 護 老 人 ホーム 老 人 保 健 施 設 など)に 入 所 する 介 護 付 き 有 料 老 人 ホームに 入 所 する 病 院 に 入 院 する その 他 未 婚 有 配 偶 %

39 第 3 章 アンケート 調 査 結 果 の 概 要 (2) - 前 回 調 査 との 比 較 年 齢 階 層 別 比 較 を 中 心 に- 1 対 象 者 の 基 本 的 属 性 1.1 年 齢 分 布 今 回 調 査 では 有 配 偶 者 未 婚 者 別 に 年 齢 構 成 と 有 業 率 が 平 成 17 年 国 勢 調 査 と 一 致 するように 設 定 し サンプルを 確 保 した 前 回 調 査 に 比 べ サンプル 全 体 に 占 める 50 代 の 割 合 が 6. 程 度 増 えている 図 表 年 齢 分 布 ( 前 回 調 査 との 比 較 未 婚 者 のみ) 4 40% 3 30% 2 20% 1 0% 38.2% 36.7% 29.0% 24.0% 20.6% 17.3% 18.7% 15.6% 40 代 前 半 40 代 後 半 50 代 前 半 50 代 後 半 前 回 調 査 (N=1,008) 今 回 調 査 (N=1,016) 1.2 居 住 地 図 表 居 住 地 の 分 布 ( 前 回 調 査 との 比 較 未 婚 者 のみ) 50% 4 40% 3 30% 2 20% 1 0% 46.8% 43.0% 19.4% 18.6% 12.2% 9.7% % 6.1% 7.3% 3.9% 4.1% 3.8% 3.7% 1.8% % 0.0% 北 海 道 東 北 地 方 関 東 地 方 中 部 地 方 近 畿 地 方 中 国 地 方 四 国 地 方 九 州 地 方 不 明 前 回 調 査 (N=1,008) 今 回 調 査 (N=1,016)

40 1.3 最 終 学 歴 図 表 学 歴 分 布 ( 年 代 別 未 婚 者 のみ) 4 40% 3 30% 2 20% 1 0% 38.9% 38.6% 36.1% 37.7% 37.3% 32.1% 32.4% 27.6% 31.1% 31.1% 26.2% 26.3% 1.3% 2.6% 0.0% 0. 中 学 校 高 等 学 校 短 大 専 修 学 校 大 学 大 学 院 40 代 前 半 (N=373) 40 代 後 半 (N=244) 50 代 前 半 (N=209) 40 代 後 半 (N=190) 学 歴 の 分 布 状 況 を 前 回 調 査 と 比 較 すると 中 学 卒 高 校 卒 短 大 専 修 学 校 卒 の 割 合 が 減 る 一 方 で 大 学 大 学 院 卒 が 1 割 近 く 増 加 しており 高 学 歴 化 が 見 受 けられる 図 表 学 歴 分 布 ( 前 回 調 査 との 比 較 未 婚 者 のみ) 4 40% 3 30% 2 20% 1 0% 37.0% 38.1% 35.6% % 21.7% % 0.7% 0.0% 中 学 校 高 等 学 校 短 大 専 修 学 校 大 学 大 学 院 その 他 ( 不 明 含 む) 前 回 調 査 (N=1,008) 今 回 調 査 (N=1,016)

41 2 仕 事 について 2.1 現 在 の 就 業 状 況 現 在 の 就 業 状 況 について 今 回 調 査 で 特 徴 的 な 点 は 全 体 に 占 める 無 職 の 割 合 の 増 加 正 社 員 の 割 合 の 減 少 である 無 職 の 割 合 は 前 回 調 査 から 未 婚 全 体 で 7% 程 度 増 え 正 社 員 の 割 合 は 近 く 減 少 した 年 齢 階 層 別 の 傾 向 については 前 回 調 査 からの 変 化 はあまり 無 く 年 齢 が 上 がるにつれて 正 社 員 比 率 が 減 り 無 職 率 が 上 がるといった 傾 向 は 前 回 同 様 で あった 図 表 従 業 上 の 地 位 ( 年 代 別 ) 従 業 上 の 地 位 分 類 年 代 別 ( 未 婚 のみ) 歳 歳 歳 歳 未 婚 全 体 1 経 営 者 役 員 1.3% 0.8% 1.0% 3.7% 1.6% 経 営 者 正 社 員 2 正 社 員 43.4% 30.3% 31.6% % 3 パート % 11.0% 11.1% 9. 4 アルバイト 5.1% 4.9% 6.2% 7.4% 5.7% 非 正 規 社 員 5 契 約 社 員 嘱 託 8.6% 7.4% 8.1% 4.7% 7. 6 派 遣 社 員 10.2% 7.0% 4.8% 1.6% 6.7% 7 自 営 業 3.8% 7.8% 6.7% 6.3% 5.8% 8 家 族 従 業 員 1.1% 0.4% % 9 自 由 業 自 営 自 由 業 他 4.6% 7.8% 3.8% 8.9% 6.0% 10 内 職 0.3% 0.4% 1.4% 2.1% 0.9% 11 その 他 0.0% 0.8% % 0.9% 12 仕 事 に 就 いていない 無 職 14.2% 22.1% 24.4% 31.1% 21.4% 総 計 全 体 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 歳 (N=373) 44.8% 31.4% 9.7% 14.2% 歳 (N=244) 31.1% % 22.1% 歳 (N=209) % 12.9% 24.4% 歳 (N=190) 23.2% 24.7% 21.1% 31.1% 未 婚 全 体 (N=1,016) 34.9% 29.4% 14.3% 21.4% 0% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 経 営 者 正 社 員 非 正 規 社 員 自 営 自 由 業 他 無 職

42 図 表 は 未 婚 者 に 占 める 無 職 の 人 の 割 合 について 前 回 調 査 と 比 較 したグラフで ある 5 年 前 の 前 回 調 査 に 比 べ 全 ての 年 代 において 無 職 の 割 合 が 大 きく 増 えていることが 分 かる 特 に 40 代 後 半 においてその 傾 向 は 著 しく 前 回 調 査 の 倍 以 上 に 増 えている 年 齢 が 上 がるにつれて 無 職 の 割 合 が 増 えるという 傾 向 は 前 回 同 様 である 3 30% 2 20% 1 図 表 無 職 の 人 の 割 合 ( 前 回 調 査 との 比 較 ) 31.1% 24.4% 22.1% 22.9% 17.8% 14.2% 10.4% 9.6% 13.4% 21.4% 0% 40~44 歳 45~49 歳 50~54 歳 55~59 歳 未 婚 全 体 前 回 調 査 (N=1,008) 今 回 調 査 (N=1,016) また 今 回 調 査 における 従 業 上 の 地 位 を 学 歴 別 に 分 類 したのが 図 表 である 前 回 調 査 では 経 営 者 正 社 員 の 割 合 が 高 卒 大 学 大 学 院 卒 で 5 割 を 超 えていたが 今 回 調 査 では 5 割 を 切 り 特 に 高 卒 では 2 割 以 上 減 少 した 図 表 従 業 上 の 地 位 ( 学 歴 別 ) 4 40% 3 30% 2 20% 1 0% % 31.8% 32.9% 30.3% 27.3% 22.4% 19.2% 19.9% % 10.6% 経 営 者 正 社 員 非 正 規 社 員 自 営 自 由 業 他 無 職 高 等 学 校 (N=330) 短 大 専 修 学 校 (N=362) 大 学 大 学 院 (N=313)

43 2.2 勤 務 先 の 規 模 勤 務 先 の 規 模 については 1,000 人 以 上 官 公 庁 が 18.4% 100 人 ~1,000 人 未 満 が 20.2% 100 人 未 満 が 53.4%であった 半 数 以 上 が 100 人 未 満 の 組 織 に 勤 務 している 前 回 も 似 たような 分 布 となっており 勤 務 先 の 規 模 という 点 で 前 回 調 査 からの 変 化 はあまりな い 図 表 勤 務 先 の 規 模 0% 1 20% 2 0 人 1~5 人 未 満 5~30 人 未 満 30~100 人 未 満 100~300 人 未 満 300~1,000 人 未 満 1,000 人 以 上 官 公 庁 わからない 4.9% 4.6% 9.0% 8.2% 13.4% 13.8% 11.2% 13.8% 21.3% 2.3 仕 事 の 内 容 有 職 者 の 仕 事 内 容 では 事 務 職 と 専 門 職 に 就 く 人 が 多 く 未 婚 者 の 7 割 以 上 がいずれかの 職 に 就 いている 未 婚 者 について 前 回 調 査 と 比 較 すると 分 布 状 況 はあまり 変 わらない 図 表 仕 事 の 内 容 ( 前 回 調 査 との 比 較 ) 50% 4 40% 3 30% 2 20% 1 0% 42.9% 40.1% 28.3% 24.2% % 9.2% % 2.7% 3.1% 4.0% 0.1% 0.3% 専 門 職 管 理 職 事 務 職 営 業 販 売 サービス 製 造 技 能 労 務 農 林 漁 業 前 回 調 査 (N=863) 今 回 調 査 (N=800) さらに 今 回 調 査 における 仕 事 内 容 を 年 齢 階 層 別 にまとめたのが 図 表 である 50 代 後 半 になると 事 務 職 が 減 り サービスの 割 合 が 増 えるなどの 傾 向 は 前 回 調 査 と 同 様 である この 分 布 について 前 回 調 査 との 比 較 を 行 うと 年 代 全 般 を 通 して 専 門 職 と 事 務 職 の 割 合 が 増

44 え サービスや 製 造 技 能 労 務 の 割 合 が 減 っている 特 に 50 代 後 半 の 専 門 職 の 割 合 は 前 回 調 査 が 19.7%だったのに 対 し 今 回 調 査 では 33%と 1 割 以 上 も 増 えている また 50 代 後 半 の 事 務 職 の 割 合 も 前 回 調 査 が 24.8%だったのに 対 し 今 回 調 査 では 32%に 増 えている 図 表 仕 事 の 内 容 ( 年 代 別 ) 60% 50% 48% 4 40% 30% 20% 0% 39% 32% 33% 32% 27% 23% 14% 8% 9% 9% 9% 8% 6% 3% 4% 4% 4% 3% 4% 2% 専 門 職 管 理 職 事 務 職 営 業 販 売 サービス 製 造 技 能 労 務 歳 (N=320) 歳 (N=190) 歳 (N=158) 歳 (N=132) 続 いて 学 歴 別 に 仕 事 内 容 の 分 布 を 図 表 に 示 す 専 門 職 や 管 理 職 に 占 める 大 学 大 学 院 卒 の 割 合 が 高 く 逆 にそれ 以 外 ( 事 務 職 営 業 販 売 サービス 製 造 技 能 労 務 ) の 職 に 占 める 大 学 大 学 院 卒 の 割 合 が 低 い 傾 向 は 前 回 調 査 と 同 様 である 図 表 仕 事 の 内 容 ( 学 歴 別 ) 60% 50% 40% 43% 52% 42% 36% 30% 29% 20% 0% 12% 13% 13% 9% 8% 6% 7% 4% 2% 2% 2% 専 門 職 管 理 職 事 務 職 営 業 販 売 サービス 製 造 技 能 労 務 高 等 学 校 (N=240) 短 大 専 修 学 校 (N=264) 大 学 大 学 院 (N=290)

45 2.4 現 在 の 仕 事 の 継 続 期 間 現 在 の 仕 事 の 継 続 期 間 を 年 齢 階 層 別 にみると( 図 表 3-2-8) いずれの 年 代 においても 5 年 未 満 と 答 える 割 合 が 高 く 特 に 40 代 でその 傾 向 が 強 い 年 齢 階 層 によるこの 傾 向 は 前 回 調 査 と 同 様 である 図 表 現 在 の 仕 事 の 継 続 期 間 ( 年 代 別 ) 歳 (N=320) 44% 20% 23% 13% 歳 (N=190) 42% 18% 22% 18% 歳 (N=158) 33% 21% 20% 18% 8% 歳 (N=130) 32% 1 22% 13% 18% 未 婚 全 体 (N=798) 39% 19% 22% 1 0% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 5 年 未 満 5~10 年 未 満 10~20 年 未 満 20~30 年 未 満 30~40 年 未 満 また 前 回 調 査 との 比 較 では( 図 表 3-2-9) 勤 続 10 年 を 境 に それより 短 い 期 間 の 割 合 が 増 え 長 い 期 間 の 割 合 が 減 っている 20 年 以 上 同 じ 会 社 に 勤 めている 人 の 割 合 が 大 幅 に 減 った 点 が 顕 著 である 30% 図 表 現 在 の 仕 事 の 継 続 期 間 ( 前 回 調 査 との 比 較 ) % 20% % 13.4% 12.0% 11.1% 12.3% 20.2% 16.4% 11.8% 11.4% 10.2% 9.8% 16.6% 0% 1 年 未 満 1 年 ~3 年 未 満 3 年 ~5 年 未 満 5 年 ~10 年 未 満 10 年 ~15 年 未 満 15 年 ~20 年 未 満 20 年 以 上 前 回 調 査 (N=799) 今 回 調 査 (N=650)

46 さらに 図 表 では 現 在 の 仕 事 の 継 続 期 間 について 正 社 員 と 非 正 規 社 員 を 比 較 し ている 前 回 調 査 同 様 両 者 の 間 に 著 しい 差 がみられ 平 均 継 続 年 数 は 正 社 員 で 12.8 年 非 正 規 社 員 で 4.5 年 である 前 回 調 査 で 得 た 平 均 勤 続 年 数 は 正 社 員 で 14.2 年 非 正 規 社 員 で 5.5 年 であったことを 考 えると 経 済 雇 用 情 勢 が 厳 しくなる 環 境 下 全 般 的 に 勤 続 年 数 は 短 くなっていることが 見 て 取 れる また 5 年 未 満 の 非 正 規 社 員 の 割 合 は 前 回 調 査 が 54% だったのに 対 し 今 回 調 査 は 65.6%と 1 割 以 上 も 増 加 している 点 が 特 徴 的 である 図 表 現 在 の 仕 事 の 継 続 期 間 ( 従 業 上 の 地 位 別 ) 70% 60% 65.6% 50% 40% 30% 20% 0% % % 19.4% 12.0% 5.6% 2.0% 1.0% 5 年 未 満 5~10 年 未 満 10~20 年 未 満 20~30 年 未 満 30~40 年 未 満 正 社 員 (N=355) 非 正 規 社 員 (N=299) 図 表 現 在 の 仕 事 の 平 均 継 続 年 数 ( 前 回 調 査 との 比 較 ) 年 12.8 年 正 社 員 前 回 調 査 5.5 年 4.5 年 非 正 規 社 員 今 回 調 査

47 2.5 1 週 間 の 労 働 日 数 1 週 間 の 労 働 日 数 については 仕 事 を 持 つ 未 婚 女 性 の 7 割 近 くが 週 5 日 勤 務 している 週 5 日 以 上 勤 務 の 割 合 は 86%にものぼり 未 婚 女 性 の 多 くが 仕 事 中 心 の 生 活 をしていることが 分 かる 週 4 日 以 下 の 割 合 は 年 齢 が 上 がるとともに 増 えるが その 一 方 で 50 代 後 半 で 週 6 日 7 日 勤 務 の 割 合 が 増 えることも 留 意 すべき 点 である 図 表 週 間 の 労 働 日 数 ( 年 代 別 ) 0% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 歳 (N=320) 2% 3% 76% 13% 1% 歳 (N=190) 2% 4% 69% 16% 3% 歳 (N=158) 2% 8% 69% 14% 3% 歳 (N=132) 4% 14% 8% 50% 20% 4% 未 婚 全 体 (N=800) 2% 6% 69% 1 2% 2 日 以 下 3 日 4 日 5 日 6 日 7 日 また 労 働 日 数 について 正 社 員 と 非 正 規 社 員 を 比 較 したのが 図 表 である 非 正 規 社 員 も 正 社 員 並 みの 日 数 を 働 いていることが 分 かる この 点 は 前 回 調 査 も 同 様 であった 図 表 週 間 の 労 働 日 数 ( 従 業 上 の 地 位 別 ) 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 0% 80% 72% 17% 8% 9% 7% 0% 0% 3% 0% 0% 1% 1% 0% 週 1 日 週 2 日 週 3 日 週 4 日 週 5 日 週 6 日 週 7 日 正 社 員 (N=355) 非 正 規 社 員 (N=299)

48 2.6 1 日 の 実 労 働 時 間 1 日 の 平 均 実 労 働 時 間 は 未 婚 者 全 体 で 7.4 時 間 年 齢 階 層 別 では 40 代 前 半 が 7.7 時 間 40 代 後 半 が 7.4 時 間 50 代 前 半 が 7.3 時 間 50 代 後 半 が 6.9 時 間 である 図 表 日 の 労 働 時 間 ( 年 代 別 ) 0% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 歳 (N=319) 2% 33% 63% 歳 (N=187) 3% 37% 57% 歳 (N=157) 3% 44% 50% 歳 (N=131) 8% 47% 44% 未 婚 全 体 (N=794) 3% 38% 56% 4 時 間 未 満 4~8 時 間 未 満 8~12 時 間 未 満 12~16 時 間 未 満 16~20 時 間 未 満 さらに 1 日 の 労 働 時 間 について 正 社 員 と 非 正 規 社 員 の 比 較 を 行 ったのが 図 表 である 正 社 員 非 正 規 社 員 ともに 4~12 時 間 の 分 布 に 集 中 しているが 正 社 員 の 8 割 が 8~12 時 間 未 満 の 労 働 時 間 なのに 対 し 同 じ 時 間 帯 に 属 する 非 正 規 社 員 は 38%にすぎず 逆 に 半 数 以 上 の 非 正 規 社 員 が 4~8 時 間 未 満 の 労 働 時 間 にとどまっている 前 述 のとおり 1 週 間 の 労 働 日 数 については 正 社 員 と 非 正 規 社 員 の 間 に 大 きな 差 は 見 られなかったが 1 日 の 労 働 時 間 では 正 社 員 と 非 正 規 社 員 に 差 があることがわかる 図 表 日 の 労 働 時 間 ( 正 社 員 と 非 正 規 社 員 ) 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 0% 80% 57% 38% 17% 4% 0% 3% 1% 0% 0% 4 時 間 未 満 4~8 時 間 未 満 8~12 時 間 未 満 12~16 時 間 未 満 16~20 時 間 未 満 正 社 員 (N=355) 非 正 規 社 員 (N=295)

49 2.7 現 在 の 仕 事 の 見 つけ 方 仕 事 の 入 手 経 路 について 前 回 調 査 と 今 回 調 査 の 比 較 を 行 ったのが 図 表 であ る 今 回 調 査 では 1 位 と 3 位 が 入 れ 換 わっているが いずれの 調 査 においてもこの 3 種 類 の 方 法 を 使 って 6 割 超 の 人 が 仕 事 を 得 ていることが 分 かる 図 表 現 在 の 仕 事 の 見 つけ 方 上 位 3 位 ( 前 回 調 査 との 比 較 ) 今 回 調 査 前 回 調 査 1 位 職 業 安 定 所 人 材 あっせん 派 遣 会 社 (2) 新 聞 広 告 求 人 情 報 (22%) 2 位 友 人 知 人 の 紹 介 (20%) 友 人 知 人 の 紹 介 (21%) 3 位 新 聞 広 告 求 人 情 報 (18%) 職 業 安 定 所 人 材 あっせん 派 遣 会 社 (17%) 図 表 現 在 の 仕 事 の 見 つけ 方 ( 年 代 別 ) 0% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 歳 (N=320) 8% 14% 8% 28% 18% 9% 歳 (N=190) 3% 22% 7% 29% 18% 9% 7% 歳 (N=158) 7% 20% 14% 22% 19% 6% 6% 歳 (N=132) 31% 12% 17% 9% 2% 13% 未 婚 全 体 (N=800) 6% 20% 9% 2 18% 9% 9% 学 校 の 紹 介 友 人 知 人 の 紹 介 親 族 の 紹 介 職 業 安 定 所 人 材 あっせん 派 遣 会 社 新 聞 広 告 求 人 情 報 誌 インターネット 求 人 情 報 以 前 勤 めていた 所 の 紹 介 その 他 2.8 現 在 の 仕 事 の 悩 み( 複 数 回 答 ) 現 在 の 仕 事 の 悩 みについて 従 業 上 の 地 位 別 に 悩 みの 分 布 を 示 したのが 図 表 で ある いずれの 地 位 においても 収 入 が 少 ない が 最 も 多 く 続 いて 正 社 員 は 休 暇 が 少 な い とれない や 仕 事 が 多 い 非 正 規 社 員 は 雇 用 が 不 安 定 社 会 保 険 に 入 れない で ある 前 回 調 査 と 比 較 すると 収 入 が 少 ない が 悩 みの 1 位 である 点 は 変 わらないが 今 回 は 前 回 調 査 の 2 位 であった 休 暇 が 取 れない 少 ない を 抜 いて 雇 用 が 不 安 定 であるとい う 回 答 が 2 位 となった

50 図 表 現 在 の 仕 事 の 悩 み( 従 業 上 の 地 位 別 ) 0% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 労 働 時 間 が 長 い 3% 8% 9% 14% 休 暇 が 少 ない とれない 仕 事 が 多 い 11% 16% 20% 16% 6% 12% 28% 収 入 が 少 ない 49% 57% 56% 64% つまらない 雇 用 が 不 安 定 3% 14% 11% 11% 9% 22% 22% 37% 正 社 員 (N=355) 非 正 規 社 員 (N=299) 自 営 自 由 業 他 (N=145) 未 婚 全 体 (N=799) 社 会 保 険 に 入 れない 2% 13% 17% 9% 上 司 同 僚 と 合 わない 1% 17% 12% 12% 職 場 が 遠 い その 他 9% 1% 6% 9% 8% 14% 9% 図 表 現 在 の 仕 事 の 悩 み- 主 な 回 答 - ( 前 回 調 査 との 比 較 ) 前 回 調 査 今 回 調 査

51 2.9 今 後 の 働 き 方 今 後 の 働 き 方 について 定 年 がある 集 団 図 表 と 無 い 集 団 図 表 に 分 け て 質 問 を 行 った 定 年 がある 集 団 では 年 齢 層 によって 希 望 に 大 きな 違 いが 生 じている 40 代 は 転 職 意 向 が 強 く 約 半 数 が 定 年 前 の 転 職 を 希 望 する 一 方 で 50 代 になると 現 在 の 仕 事 の 継 続 意 向 を 強 めている 定 年 が 無 い 集 団 では 全 ての 年 齢 階 層 において 現 在 の 仕 事 の 継 続 意 向 が 強 い 本 質 問 については 質 問 形 式 を 若 干 変 更 したため 単 純 な 比 較 は 出 来 ないが 前 回 調 査 で は 転 職 希 望 の 割 合 が 未 婚 全 体 で 26.4%だったことを 考 えると 今 回 調 査 では 転 職 希 望 者 の 大 幅 な 増 加 が 目 につく( 定 年 がある 人 の 41%が 転 職 希 望 ) 図 表 今 後 の 働 き 方 ( 定 年 がある 人 ) 60% 53% 50% 40% 47% 43% 41% 定 年 まで 今 の 仕 事 を 続 けたい ( 定 年 後 は 辞 めたい) 定 年 後 も 今 の 仕 事 を 続 けたい 30% 20% 18% 13% 7% 14% 12% 9% 9% 29% 27% 16% 16% 17% 4% 21% 19% 13% 12% 7% 8% 定 年 まで 今 の 仕 事 を 続 け その 後 は 他 の 仕 事 に 就 きたい 定 年 前 に 転 職 したい 定 年 前 に 引 退 したい 0% 歳 (N=187) 歳 (N=94) 歳 (N=83) 歳 (N=42) 未 婚 全 体 (N=406) 図 表 今 後 の 働 き 方 ( 定 年 がない 人 や 自 営 業 の 人 ) 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 0% 69% 58% 59% 64% 62% 31% 28% 20% 24% 14% 7% 9% 7% 歳 (N=133) 歳 (N=96) 歳 (N=75) 歳 (N=90) 未 婚 全 体 (N=394) 現 在 の 仕 事 を 続 けたい 現 在 の 仕 事 を 辞 めて 転 職 を 考 えている 現 在 の 仕 事 を 辞 めて 引 退 したい

52 2.10 退 職 意 向 年 齢 今 後 も 仕 事 を 続 けたい と 考 えている 回 答 者 を 対 象 に 出 来 ることなら 何 歳 まで 働 き 続 けたいかをたずねた 結 果 が 図 表 である 今 回 調 査 の 退 職 意 向 年 齢 の 平 均 値 は 未 婚 全 体 で 64.4 歳 前 回 調 査 の 平 均 退 職 意 向 年 齢 は 61.7 歳 であったことを 考 えると 退 職 意 向 年 齢 は 上 昇 傾 向 にある また 退 職 意 向 年 齢 を 60 歳 以 上 と 答 える 割 合 について 前 回 調 査 との 比 較 を 行 ったのが 図 表 である 前 回 調 査 と 比 較 すると 今 回 調 査 ではすべての 年 齢 層 において 60 歳 以 降 も 働 きたいと 答 える 割 合 が 増 えているが その 伸 びは 40 代 では 程 度 50 代 では 8% 程 度 であり 特 に 現 在 50 代 の 層 で 長 く 働 きたいと 希 望 する 人 が 大 幅 に 増 えていること がわかる 60% 図 表 退 職 意 向 年 齢 ( 年 代 別 ) 50% 40% 30% 20% 0% 48% 42% 31% 3 29% 34% 34% % 24% 28% 21% 2 20% 7% 7% 6% 6% 7% 3% 1% 3% 4% 3% 0% 0% 0% 45~49 歳 50~54 歳 55~59 歳 60~64 歳 65~69 歳 70 歳 以 上 歳 (N=295) 歳 (N=181) 歳 (N=145) 歳 (N=125) 未 婚 全 体 (N=746) 図 表 歳 以 降 も 働 きたい 人 の 割 合 ( 前 回 調 査 との 比 較 ) 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 0% 97% 93% 87% 86% 88% 87% 80% 81% 81% 7 40~44 歳 45~49 歳 50~54 歳 55~59 歳 未 婚 全 体 前 回 調 査 今 回 調 査

53 2.11 これまでの 職 歴 これまでの 職 歴 として 初 職 と 現 在 の 仕 事 の 関 係 を 前 回 調 査 と 比 較 したのが 図 表 である 前 回 に 比 べ 転 職 経 験 者 ( 初 職 と 現 職 が 異 なる)の 変 化 は 大 きくないが 初 職 を 継 続 している 人 の 割 合 は 1 割 も 減 少 した 過 去 は 仕 事 をしていたが 現 在 は 無 職 と 答 える 割 合 も 増 えており リーマンショック 後 の 不 況 に 伴 うリストラの 影 響 もあると 推 察 す る 図 表 これまでの 職 歴 ( 前 回 調 査 との 比 較 ) 60% 50% 52.1% 54.9% 40% 33.8% 30% 20% 23.8% 12.2% 20.2% 0% 初 職 は 現 在 の 仕 事 と 同 じ 初 職 は 現 在 の 仕 事 と 異 なる 現 在 は 無 職 だが 過 去 に 仕 事 に 就 いていた 前 回 調 査 (N=1,008) 今 回 調 査 (N=1,016) 図 表 これまでの 職 歴 ( 年 代 別 ) 0% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 歳 (N=373) 27% 58% 13% 1% 歳 (N=244) 20% 57% 20% 2% 歳 (N=209) 24% 51% 24% 歳 (N=190) 21% 49% 29% 1% 未 婚 全 体 (N=1,016) 24% 5 20% 1% 初 職 と 現 在 の 仕 事 は 同 じ 現 在 は 無 職 だが 過 去 は 仕 事 に 就 いていた 初 職 と 現 在 の 仕 事 は 異 なる これまで 仕 事 に 就 いたことが 無 い また 現 在 の 従 業 上 の 地 位 別 でみた 場 合 図 表 前 回 調 査 同 様 非 正 規 社 員 にお ける 離 職 経 験 者 の 割 合 が 高 く 9 割 の 人 が 離 職 経 験 者 であった 前 回 調 査 では 正 社 員 にお ける 初 職 継 続 割 合 が 56% 非 正 規 社 員 における 初 職 継 続 割 合 が 18%であったことを 考 えると 従 業 上 の 地 位 に 関 わらず 初 職 を 継 続 する 人 は 減 る 傾 向 にあった