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1 皆 さん こんにちは 国 税 庁 では 日 頃 から 国 民 の 皆 様 に 租 税 の 意 義 役 割 や 税 務 行 政 の 現 状 について より 深 く 理 解 してもらい 自 発 的 かつ 適 正 に 納 税 義 務 を 履 行 していただくために 納 税 意 識 の 向 上 に 努 めていますが 毎 年 11 月 11 日 から11 月 17 日 までの 一 週 間 を 税 を 考 える 週 間 とし 特 に この 期 間 を 中 心 に 様 々な 広 報 広 聴 施 策 を 実 施 しています 今 年 の 税 を 考 える 週 間 のテーマは 税 の 役 割 と 税 務 署 の 仕 事 といたしまし て 国 民 の 皆 様 に 適 正 公 平 な 課 税 及 び 徴 収 の 実 現 に 向 けた 国 税 庁 の 取 組 をご 紹 介 す るとともに 税 務 行 政 に 対 するご 意 見 やご 要 望 をお 寄 せいただく 機 会 を 設 けています 1

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3 社 会 の 会 費 である 税 とそのゆくえ ~ 支 え 合 いにより 成 り 立 っている 社 会 ~ 私 たちの 身 の 回 りには 私 たちが 健 康 で 文 化 的 な 生 活 を 送 るため 国 や 地 方 公 共 団 体 による 多 くの 公 共 サービスが 存 在 しています 公 共 サービスの 内 容 は 様 々です が その 費 用 は 主 に 税 金 によって 賄 われています つまり 必 要 な 費 用 を 共 通 の 会 費 として 私 たちが 負 担 しているのです その 会 費 を 私 たちがどのように 負 担 するかは 法 律 によって 定 めることとされ ています これが 租 税 法 律 主 義 です 私 たちが その 法 律 によって 割 り 振 られた 負 担 をきちんと 引 き 受 けることによって 様 々な 公 共 サービスは 維 持 されています 日 本 国 憲 法 30 条 には 国 民 は 法 律 の 定 めるところにより 納 税 の 義 務 を 負 う と 定 められており 私 たちがそれぞれの 納 税 の 義 務 を 果 たすことにより 社 会 は 成 り 立 っているのです 3

4 財 政 の 現 状 ~ 歳 入 と 歳 出 ( 平 成 27 年 度 一 般 会 計 予 算 )~ 我 が 国 の 歳 入 と 歳 出 の 図 になります 平 成 27 年 度 当 初 予 算 の 歳 入 は96 兆 3,420 億 円 であり そのうち 約 57%は 所 得 税 消 費 税 法 人 税 などの 租 税 及 び 印 紙 収 入 で 賄 われ 約 38%は 将 来 世 代 の 負 担 となる 国 の 借 金 公 債 金 収 入 に 依 存 しています 次 に 国 の 歳 出 では 約 24%が 国 の 借 金 である 国 債 の 元 利 払 いに 充 てられる 費 用 国 債 費 となっています その 国 債 費 を 歳 出 から 除 いたものを 基 礎 的 財 政 収 支 対 象 経 費 とい い 当 初 予 算 で72 兆 8,912 億 円 計 上 されています その 中 には 教 育 などにかかわる 文 教 及 び 科 学 振 興 費 のほか 私 たちが 安 心 して 生 活 していくために 必 要 な 医 療 年 金 介 護 生 活 保 護 社 会 福 祉 などに 使 われる 社 会 保 障 関 係 費 地 方 公 共 団 体 の 財 政 力 の 違 いに 応 じ 公 共 サービスに 格 差 が 生 じないよう 調 整 するた めに 支 出 する 地 方 交 付 税 交 付 金 等 住 宅 対 策 や 市 街 地 道 路 上 下 水 道 などの 整 備 など に 使 われるほか 災 害 が 起 こったときの 復 旧 事 業 のためにも 使 われる 公 共 事 業 関 係 費 な どが 含 まれています 4

5 社 会 資 本 整 備 と 公 共 サービスの 費 用 ~ 警 察 消 防 福 祉 上 下 水 道 道 路 年 金 医 療 費 ~ 私 たちの 生 活 に 欠 かせない 道 路 上 下 水 道 公 園 などの 公 共 施 設 いわゆる 社 会 資 本 や 警 察 消 防 教 育 社 会 保 険 などの 充 実 した 公 共 サービス を 利 用 する 際 に 利 用 料 がかからないのは 利 用 の 有 無 に 関 わらず 税 という 形 で 私 たちが 負 担 し 合 っているからです 一 方 時 々 出 す 粗 大 ゴミの 収 集 や 目 的 地 に 早 く 到 着 するための 高 速 道 路 の 利 用 など 一 般 のゴミの 収 集 や 一 般 道 路 の 利 用 といった 通 常 の 公 共 サービスと 異 なる 場 合 は そのサービス 内 容 に 応 じて 利 用 する 人 が 料 金 として 費 用 を 負 担 する 必 要 が あります これからの 日 本 社 会 と 税 を 考 えてみると 少 子 高 齢 化 社 会 の 進 行 に 伴 い 例 えば 高 齢 者 が 増 えることによる 社 会 保 障 関 係 費 が 増 える 一 方 で その 費 用 である 社 会 保 険 料 を 負 担 する 働 き 手 が 減 り 税 等 による 負 担 が 増 えるかもしれません このように 今 後 豊 かで 安 心 して 暮 らせる 未 来 のために 租 税 負 担 と 給 付 の 関 係 について 私 たち 一 人 一 人 が 考 えることが 大 切 となってきます ( 参 考 ) 平 成 24 年 度 の 身 近 な 支 出 警 察 消 防 費 5 兆 949 億 円 一 人 当 たり 約 39,955 円 ごみ 処 理 費 用 2 兆 769 億 円 一 人 当 たり 約 16,287 円 国 民 医 療 費 の 公 費 負 担 額 15 兆 1,459 億 円 一 人 当 たり 約 118,777 円 5

6 教 育 費 ~ 小 学 生 中 学 生 高 校 生 一 人 当 たりの 教 育 費 ~ 税 は 私 たちの 学 校 教 育 や 科 学 技 術 の 発 展 のためにも 役 立 てられています 歳 出 のうち 文 教 及 び 科 学 振 興 費 が 学 校 教 育 や 科 学 技 術 のために 使 われる 予 算 です 例 えば 教 科 書 の 無 償 配 付 や 全 国 学 力 調 査 の 実 施 国 立 大 学 法 人 私 立 学 校 の 助 成 スポーツ 振 興 などのための 教 育 振 興 助 成 費 公 立 学 校 の 校 舎 改 築 などのた めの 文 教 施 設 費 経 済 的 理 由 により 修 学 が 困 難 である 優 れた 学 生 などのための 育 英 事 業 費 将 来 に 渡 る 持 続 的 な 研 究 開 発 などの 科 学 技 術 の 振 興 を 図 るための 科 学 技 術 振 興 費 などが 含 まれています ところで 公 立 学 校 の 児 童 生 徒 一 人 当 たりの 年 間 教 育 費 の 負 担 額 はどのように なっているのでしょうか 平 成 24 年 度 の 調 査 では 公 立 学 校 の 小 学 生 では 一 人 当 たり 約 863,000 円 ( 月 額 約 72,000 円 ) 公 立 学 校 の 中 学 生 で は 一 人 当 た り 約 993,000 円 ( 月 額 約 83,000 円 ) 公 立 学 校 の 高 校 生 で は 一 人 当 た り 約 1,000,000 円 ( 月 額 約 83,000 円 )となっています ( 参 考 : 高 校 卒 業 までの 期 間 中 における 公 費 負 担 額 のイメージ) 小 学 生 863,000 円 6 年 間 = 5,178,000 円 中 学 生 993,000 円 3 年 間 = 2,979,000 円 高 校 生 1,000,000 円 3 年 間 = 3,000,000 円 合 計 11,157,000 円 6

7 税 の 歴 史 と 変 遷 ~ 大 宝 律 令 と 租 庸 調 ~ 税 の 仕 組 みができたのは 701 年 の 飛 鳥 時 代 までさかのぼります その 時 代 に 成 立 した 大 宝 律 令 には 租 庸 調 という 税 の 制 度 が 盛 り 込 まれました 租 は 男 女 の 農 民 に 課 税 され 税 率 は 収 穫 の 約 3%でした 庸 は 都 での 年 間 10 日 間 の 労 働 又 は 布 を 納 める 税 でした 調 は 布 や 絹 などの 諸 国 の 特 産 物 を 納 める 税 でした 庸 と 調 は 男 子 のみに 課 税 され 農 民 の 手 で 都 に 運 ばれました 7

8 税 の 歴 史 と 変 遷 ~ 明 治 時 代 の 税 ( 地 租 改 正 )~ 明 治 時 代 政 府 は 歳 入 の 安 定 を 図 るため 廃 藩 置 県 に 伴 い1873 年 に 地 租 改 正 を 実 施 しました その 内 容 とは 年 貢 を 廃 止 して 地 価 を 課 税 基 準 として 地 租 を 賦 課 し 貨 幣 で 納 めさせるもので 税 率 は 地 価 の3%とされました 江 戸 時 代 には 年 貢 を 免 除 されていた 武 家 地 や 町 地 なども 課 税 の 対 象 となりました この 地 租 改 正 事 業 は 地 価 の 決 定 のために 土 地 の 測 量 や 地 価 の 見 積 りを 行 う 必 要 があったことから 数 年 間 に 渡 って 行 われました これにより 土 地 に 課 税 されることが 一 般 的 となり このことが 土 地 私 有 制 の 基 礎 となりました 8

9 税 の 歴 史 と 変 遷 ~シャウプ 勧 告 と 新 しい 時 代 の 税 制 ~ 日 本 における 長 期 的 安 定 的 な 税 制 と 税 務 行 政 の 確 立 を 図 るため 昭 和 24 年 カール シャウプ 博 士 を 中 心 に7 人 で 構 成 された 税 制 使 節 団 が 来 日 しました これ がシャウプ 使 節 団 です シャウプ 使 節 団 は 全 国 各 地 を 周 って 日 本 の 課 税 の 実 情 を 調 べ 8 月 にはシャウプ 勧 告 をまとめ 9 月 に 発 表 されました そのシャウプ 勧 告 には 国 及 び 地 方 公 共 団 体 の 税 に 対 する 税 制 面 財 源 配 分 面 などについての 体 系 的 な 改 革 案 が 示 されていました その 内 容 は 所 得 税 を 税 制 の 根 幹 に 据 え 基 礎 控 除 額 を 引 き 上 げて 負 担 の 軽 減 を 図 ると 同 時 に その 減 収 分 は 高 額 所 得 者 へ 富 裕 税 として 課 税 されるというものでし た また 申 告 納 税 制 度 の 水 準 の 向 上 を 図 るための 青 色 申 告 制 度 や 確 実 な 納 付 の ための 納 税 貯 蓄 組 合 制 度 も 導 入 されました 9

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11 税 の 分 類 1 ~ 直 接 税 と 間 接 税 国 税 と 地 方 税 代 表 的 な 税 目 ~ 税 の 納 め 方 によって 分 類 すると 直 接 税 と 間 接 税 に 分 類 できます 直 接 税 とは 所 得 税 や 法 人 税 などのように 税 を 納 める 義 務 のある 人 と その 税 を 負 担 する 人 が 同 じである 税 金 をいいます 間 接 税 とは 消 費 税 などのように 税 を 納 める 義 務 のある 人 と その 税 を 負 担 す る 人 が 異 なる 税 金 をいいます つまり 間 接 税 は 税 を 納 める 義 務 のある 人 の 納 め た 税 が 物 やサービスの 価 格 に 上 乗 せされて 消 費 者 の 負 担 に 移 っていきます これを 租 税 の 転 嫁 といいます また 税 をどこに 納 めるかによって 分 類 すると 国 税 と 地 方 税 に 分 類 できます 国 税 とは 国 に 納 める 税 金 をいい 地 方 税 とは 地 方 公 共 団 体 に 納 める 税 金 をい い 更 に 道 府 県 税 と 市 町 村 税 に 区 分 されます 11

12 税 の 分 類 2 ~ 所 得 課 税 消 費 課 税 資 産 課 税 等 ~ 税 を 何 に 課 税 するかによって 分 類 すると 所 得 課 税 消 費 課 税 資 産 課 税 等 に 区 分 されます 所 得 課 税 とは 所 得 税 ( 個 人 に 対 するもの)や 法 人 税 ( 会 社 に 対 するもの)な どのように 利 益 ( 所 得 )に 税 を 負 担 する 能 力 を 見 出 して 利 益 ( 所 得 )の 大 き さに 応 じて 税 負 担 を 求 めるものです 消 費 課 税 とは 消 費 税 や 酒 税 たばこ 税 等 のように 物 品 の 消 費 やサービスの 提 供 などを 対 象 として 課 税 される 税 をいいます 資 産 課 税 等 とは 相 続 税 や 贈 与 税 登 録 免 許 税 印 紙 税 等 のように 資 産 の 取 得 や 保 有 などに 着 目 して 課 税 される 税 をいいます 12

13 税 収 の 推 移 ~ 税 目 別 税 収 の 推 移 グラフ~ 税 収 は 景 気 の 動 向 や 税 制 改 正 といったものの 影 響 により 変 動 します 所 得 税 や 法 人 税 の 税 収 は 景 気 動 向 に 左 右 されやすい 一 方 消 費 税 の 税 収 は10 兆 円 前 後 で 推 移 しており 比 較 的 安 定 しています 所 得 税 は これまで 行 われてきた 度 重 なる 税 率 構 造 の 累 進 性 の 緩 和 や 各 種 控 除 の 拡 充 などにより 個 人 所 得 課 税 の 負 担 は 大 きく 軽 減 されてきています 昭 和 61 年 当 時 70%だった 最 高 税 率 が 平 成 27 年 分 以 降 からは45%の 最 高 税 率 となりまし た 法 人 税 の 基 本 税 率 は グローバル 化 に 対 応 するとともに 国 際 競 争 力 を 強 化 する 観 点 から 税 率 を 引 き 下 げてきました 一 方 法 人 税 収 については 景 気 の 動 向 により 大 きく 変 動 していますが 近 年 の 企 業 収 益 回 復 時 も 税 率 の 引 下 げやそれ 以 外 の 企 業 減 税 により 税 収 自 体 は 大 幅 には 回 復 しませんでした また 平 成 20 年 度 以 降 は リーマンショック 後 の 景 気 の 低 迷 により 税 収 は 落 ち 込 んでいます 13

14 消 費 税 の 仕 組 み ~ 消 費 税 及 び 地 方 消 費 税 の 負 担 と 納 付 の 流 れ~ 消 費 税 は 事 業 者 に 負 担 を 求 めるものではありません 税 金 分 は 事 業 者 が 販 売 す る 商 品 やサービスの 価 格 に 含 まれて 次 々と 転 嫁 され 最 終 的 に 商 品 を 消 費 し 又 は サービスの 提 供 を 受 ける 消 費 者 が 負 担 することとなります 消 費 税 は 商 品 製 品 の 販 売 やサービスの 提 供 などの 取 引 に 対 して 広 く 公 平 に 課 税 されますが 生 産 流 通 などの 各 取 引 段 階 で 二 重 三 重 に 税 がかかることのない よう 課 税 売 上 げに 係 る 消 費 税 額 から 課 税 仕 入 れ 等 に 係 る 消 費 税 額 を 控 除 し 税 が 累 積 しない 仕 組 みが 採 られています 参 考 ですが 消 費 税 は 国 内 の 消 費 者 に 最 終 的 な 負 担 を 求 める 税 です このため 輸 出 取 引 については 輸 出 国 側 では 免 税 とし 輸 入 取 引 については 輸 入 国 側 が 輸 入 の 際 に 課 税 する 仕 組 みとなっています 14

15 消 費 税 法 の 改 正 ~ 社 会 保 障 と 税 の 一 体 改 革 による 消 費 税 法 の 改 正 ~ 社 会 保 障 と 税 の 一 体 改 革 における 消 費 税 率 の 引 上 げによる 増 収 分 は 全 て 社 会 保 障 の 財 源 となります 具 体 的 には 消 費 税 率 の 引 上 げによる 増 収 分 を 活 用 して 基 礎 年 金 国 庫 負 担 割 合 2 分 の1の 恒 久 化 や 将 来 世 代 への 負 担 の 先 送 りの 軽 減 を 図 るとともに 社 会 保 障 制 度 の 充 実 を 図 ります こうした 取 組 は 社 会 保 障 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 めることにつながります 15

16 消 費 税 の 円 滑 かつ 適 正 な 転 嫁 等 への 取 組 ~ 消 費 税 転 嫁 対 策 特 別 措 置 法 に 規 定 する 総 額 表 示 義 務 の 特 例 ~ 消 費 税 の 円 滑 かつ 適 正 な 転 嫁 等 への 取 組 消 費 税 は 価 格 への 転 嫁 を 通 じて 最 終 的 に 消 費 者 にご 負 担 いただくことを 予 定 し ている 税 です 今 般 の 消 費 税 率 の 引 上 げに 伴 い 消 費 税 の 円 滑 かつ 適 正 な 転 嫁 に 支 障 が 生 じない よう 政 府 として 強 力 かつ 実 効 性 のある 転 嫁 対 策 等 を 実 施 するため 消 費 税 の 円 滑 かつ 適 正 な 転 嫁 の 確 保 のための 消 費 税 の 転 嫁 を 阻 害 する 行 為 の 是 正 等 に 関 する 特 別 措 置 法 が 制 定 され 平 成 25 年 10 月 1 日 から 施 行 されており この 法 律 に 基 づき 消 費 税 の 転 嫁 等 に 関 する 様 々な 施 策 を 講 じています なお 消 費 税 の 円 滑 かつ 適 正 な 転 嫁 のための 政 府 全 体 の 取 組 の 一 環 として 内 閣 府 に 政 府 共 通 の 相 談 窓 口 である 消 費 税 価 格 転 嫁 等 総 合 相 談 センター が 設 置 され 電 話 メール 等 による 事 業 者 等 から 寄 せられた 転 嫁 等 に 関 する 相 談 に 対 応 していま す 税 務 署 においても 改 正 消 費 税 相 談 コーナー を 設 けて これら 政 府 全 体 の 取 組 を 踏 まえて 改 正 消 費 税 法 や 価 格 表 示 に 関 する 相 談 のほか 転 嫁 に 関 する 相 談 等 にも 適 切 に 対 応 しています 消 費 者 向 けの 価 格 表 示 については 総 額 表 示 ( 税 込 価 格 による 表 示 )が 義 務 づけ られていますが 消 費 税 転 嫁 対 策 特 別 措 置 法 により 平 成 25 年 10 月 1 日 から 平 成 30 年 9 月 30 日 までの 間 においては 現 に 表 示 する 価 格 が 税 込 価 格 であると 誤 認 されないための 措 置 ( 誤 認 防 止 措 置 )を 講 じているときに 限 り 税 込 価 格 によら ない 表 示 を 行 うことができます 16

17 復 興 特 別 所 得 税 について 東 日 本 大 震 災 からの 復 興 を 図 るための 施 策 に 必 要 な 財 源 を 確 保 するために 復 興 特 別 所 得 税 が 創 設 されました 個 人 の 方 で 所 得 税 を 納 める 義 務 のある 方 は 復 興 特 別 所 得 税 も 併 せて 納 める 義 務 があります 個 人 の 方 については 平 成 25 年 から 平 成 49 年 までの 各 年 分 の 基 準 所 得 税 額 が 復 興 特 別 所 得 税 の 課 税 対 象 となります 原 則 として 各 年 分 の 所 得 税 額 の2.1% が 復 興 特 別 所 得 税 となります 計 算 方 法 については 下 記 の 所 得 税 及 び 復 興 特 別 所 得 税 の 申 告 納 税 額 の 計 算 方 法 をご 覧 ください なお 所 得 税 と 復 興 特 別 所 得 税 を 併 せて 申 告 する 必 要 があるため 所 得 税 及 び 復 興 特 別 所 得 税 の 申 告 書 には 基 準 所 得 税 額 復 興 特 別 所 得 税 額 等 一 定 の 事 項 を 併 せ て 記 載 することとなります 17

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19 申 告 納 税 制 度 を 支 える 二 つの 柱 ~ 納 税 環 境 の 整 備 ~ 我 が 国 の 税 金 は 納 税 者 自 らが 税 務 署 へ 所 得 などの 申 告 を 行 うことにより 税 額 を 確 定 させ この 確 定 した 税 額 を 納 税 者 が 自 ら 納 付 する 申 告 納 税 制 度 を 採 用 してい ます この 申 告 納 税 制 度 が 適 正 に 機 能 するためには 第 一 に 納 税 者 が 高 い 納 税 意 識 を 持 ち 憲 法 法 律 に 定 められた 納 税 義 務 を 自 発 的 かつ 適 正 に 履 行 することが 必 要 です そのため 国 税 庁 では 納 税 者 の 自 発 的 な 納 税 義 務 の 履 行 を 適 正 かつ 円 滑 に 実 現 する を 使 命 として 掲 げています その 使 命 を 達 成 するために 国 税 庁 の 任 務 として 内 国 税 の 適 正 かつ 公 平 な 賦 課 及 び 徴 収 の 実 現 を 掲 げ 納 税 環 境 の 整 備 と 適 正 公 平 な 税 務 行 政 の 推 進 を 二 つの 柱 として 取 り 組 んでいます まず 一 つ 目 の 柱 納 税 環 境 の 整 備 のため 特 に 次 の3 点 について 取 り 組 み 納 税 者 サービスの 充 実 を 図 っています 1 申 告 納 税 に 関 する 法 令 解 釈 や 事 務 手 続 などについて 分 かりやすく 的 確 に 周 知 広 報 を 行 います 2 納 税 者 からの 問 い 合 わせや 相 談 に 対 して 迅 速 かつ 的 確 に 対 応 します 3 税 務 行 政 等 について 幅 広 い 理 解 や 協 力 を 得 るため 関 係 省 庁 や 国 民 の 方 々か らの 幅 広 い 協 力 や 参 加 の 確 保 に 努 めます 19

20 申 告 納 税 制 度 を 支 える2つの 柱 ~ 適 正 公 平 な 税 務 行 政 の 推 進 ~ 二 つ 目 の 柱 適 正 公 平 な 税 務 行 政 の 推 進 について 紹 介 します 適 正 公 平 な 課 税 及 び 徴 収 を 実 現 するため 1 関 係 法 令 の 適 正 な 適 用 2 申 告 が 適 正 でないと 認 められる 納 税 者 に 対 する 的 確 な 指 導 や 調 査 の 実 施 3 期 限 内 収 納 の 実 現 に 努 め 期 限 内 に 納 付 を 行 わない 納 税 者 に 対 する 滞 納 処 分 の 執 行 を 行 います また 納 税 者 の 正 当 な 権 利 利 益 の 救 済 を 図 るため 不 服 申 立 て 等 に 適 正 迅 速 に 対 応 します このように 善 良 な 納 税 者 が 課 税 の 不 公 平 感 を 持 つことがないよう 納 税 義 務 が 適 正 に 果 たされていないと 認 められる 納 税 者 に 対 し 的 確 な 指 導 や 調 査 を 実 施 する ことによって 誤 りを 確 実 に 是 正 することにより 適 正 公 平 な 税 務 行 政 を 推 進 して います 20

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22 私 たちの 町 の 税 務 署 の 仕 事 ~ 国 税 庁 の 組 織 の 機 構 ~ 国 税 庁 は 内 国 税 の 賦 課 徴 収 を 担 当 する 行 政 機 関 であり 昭 和 24 年 に 大 蔵 省 ( 現 財 務 省 )の 外 局 として 設 置 されました 国 税 庁 の 下 には 全 国 に12の 国 税 局 ( 沖 縄 国 税 事 務 所 を 含 む 以 下 同 じ ) 524の 税 務 署 が 設 置 されており 国 税 庁 本 庁 は 税 務 行 政 の 執 行 に 関 する 企 画 立 案 等 を 行 い 国 税 局 と 税 務 署 の 事 務 を 指 導 監 督 しています 国 税 局 は 国 税 庁 の 指 導 監 督 を 受 け 管 轄 区 域 内 の 税 務 署 の 賦 課 徴 収 事 務 に ついて 指 導 監 督 を 行 うとともに 大 規 模 広 域 困 難 事 案 等 について 自 らも 賦 課 徴 収 を 行 っています 税 務 署 は 国 税 庁 や 国 税 局 の 指 導 監 督 の 下 に 国 税 の 賦 課 徴 収 を 行 う 第 一 線 の 執 行 機 関 であり 納 税 者 と 密 接 なつながりを 持 つ 行 政 機 関 です そのほか 税 務 職 員 の 教 育 機 関 である 税 務 大 学 校 また 特 別 の 機 関 として 納 税 者 の 不 服 申 立 ての 審 査 に 当 たる 国 税 不 服 審 判 所 があります 22

23 私 たちの 町 の 税 務 署 の 仕 事 ~ 管 理 運 営 部 門 の 仕 事 ~ 税 務 署 の 管 理 運 営 部 門 は 国 税 の 債 権 管 理 及 び 還 付 手 続 申 告 書 の 入 力 などの 内 部 事 務 のほか 提 出 書 類 の 収 受 各 種 用 紙 の 交 付 納 税 証 明 書 の 発 行 国 税 の 領 収 などの 窓 口 関 係 事 務 や 延 納 物 納 に 関 する 事 務 等 を 担 当 しています また 税 務 署 では 窓 口 関 係 事 務 について 納 税 者 の 利 便 性 向 上 のため 受 付 窓 口 の 一 本 化 を 行 っており それを 担 当 しているのが 管 理 運 営 部 門 になります 例 えば 納 税 証 明 書 の 請 求 申 告 書 及 び 申 請 書 等 の 各 種 書 類 の 提 出 税 に 関 する 一 般 的 な 相 談 について 管 理 運 営 部 門 で 行 うことができます 23

24 私 たちの 町 の 税 務 署 の 仕 事 ~ 徴 収 部 門 の 仕 事 ~ 国 税 が その 納 期 限 までに 納 付 されないときは 督 促 状 を 発 することとなり それ でも 納 付 がされない 場 合 には 徴 収 部 門 において 滞 納 整 理 を 行 います 滞 納 整 理 に 当 たっては まずは 自 主 的 な 納 付 を 促 します その 上 で 納 付 が 困 難 な 事 情 がある 場 合 には 事 業 や 財 産 の 状 況 など 滞 納 者 の 個 々の 実 情 を 十 分 に 伺 っ た 上 で 法 令 等 の 規 定 に 基 づき 納 税 の 猶 予 などの 納 税 緩 和 制 度 の 適 用 を 行 ってい ます 一 方 で 自 主 的 な 納 付 を 促 しても 納 付 の 意 思 が 認 められないような 場 合 には 期 限 内 に 国 税 の 納 付 を 行 っている 大 多 数 の 納 税 者 との 公 平 性 を 確 保 するため 捜 索 等 により 財 産 を 把 握 し 差 押 え 及 び 換 価 等 の 滞 納 処 分 を 行 います 24

25 私 たちの 町 の 税 務 署 の 仕 事 ~ 個 人 課 税 部 門 の 仕 事 ~ 個 人 課 税 部 門 は 個 人 事 業 者 の 所 得 税 及 び 復 興 特 別 所 得 税 や 消 費 税 及 び 地 方 消 費 税 について 申 告 等 の 相 談 指 導 調 査 を 行 っています また 個 人 事 業 者 向 けの 各 種 説 明 会 や 青 色 申 告 のための 記 帳 指 導 も 行 っています なお 毎 年 2 月 16 日 から3 月 15 日 までの 所 得 税 及 び 復 興 特 別 所 得 税 の 確 定 申 告 の 期 間 には 数 多 くの 納 税 者 が 確 定 申 告 を 行 っており 平 成 26 年 分 の 所 得 税 及 び 復 興 特 別 所 得 税 の 確 定 申 告 者 数 は 約 2,139 万 人 に 上 りました 25

26 私 たちの 町 の 税 務 署 の 仕 事 ~ 資 産 課 税 部 門 の 仕 事 ~ 資 産 課 税 部 門 は 相 続 税 や 贈 与 税 のほか 所 得 税 のうち 土 地 や 株 式 等 の 譲 渡 所 得 について 申 告 等 の 相 談 指 導 調 査 を 行 います 納 税 者 の 自 宅 や 取 引 金 融 機 関 等 に 出 向 き 調 査 を 行 い 申 告 内 容 に 誤 りがあれば 正 しい 申 告 を 指 導 し 更 正 処 分 等 を 行 います また 相 続 税 や 贈 与 税 の 計 算 に 必 要 な 土 地 評 価 の 基 準 となる 路 線 価 などを 決 める 事 務 も 資 産 課 税 部 門 の 仕 事 です 26

27 私 たちの 町 の 税 務 署 の 仕 事 ~ 法 人 課 税 部 門 の 仕 事 ~ 法 人 課 税 部 門 は 株 式 会 社 等 の 企 業 の 法 人 税 や 消 費 税 源 泉 所 得 税 や 印 紙 税 等 に ついて 申 告 等 の 相 談 指 導 調 査 を 行 います また 税 務 署 によっては 経 済 取 引 の 国 際 化 高 度 情 報 化 の 進 展 に 対 応 するため 国 際 税 務 専 門 官 や 情 報 技 術 専 門 官 が 配 置 され 調 査 等 を 広 域 的 に 行 っています 企 業 から 申 告 書 が 提 出 されると まず 内 部 で 申 告 内 容 の 審 査 を 行 い その 後 必 要 であれば 税 務 調 査 で 企 業 を 訪 問 します それから 帳 簿 書 類 等 を 基 に 会 計 処 理 や 税 法 適 用 の 適 否 を 検 討 します 申 告 内 容 に 誤 りがあれば 正 しい 申 告 を 指 導 し 更 正 処 分 等 を 行 っています 27

28 私 たちの 町 の 税 務 署 の 仕 事 ~ 酒 類 指 導 官 の 仕 事 ~ 酒 類 指 導 官 は 酒 類 の 製 造 販 売 業 に 必 要 な 免 許 申 請 に 関 する 相 談 審 査 を 行 う ほか 清 酒 やビール 工 場 等 に 出 向 き 仕 入 製 造 出 荷 の 全 工 程 について 検 査 を 行 います その 際 には 正 しく 税 額 が 計 算 されているかどうかを 調 査 し 適 正 な 申 告 を 指 導 します また 酒 類 産 業 行 政 の 担 当 としての 役 割 を 担 い 中 小 企 業 施 策 等 の 情 報 提 供 や 酒 類 の 適 正 な 販 売 管 理 の 推 進 酒 類 業 界 の 活 性 化 健 全 な 発 達 に 向 けた 取 組 を 行 っ ています 28

29 私 たちの 町 の 税 務 署 の 仕 事 ~Web-TAX-TV 酒 類 指 導 官 鑑 定 官 の 仕 事 ~ 国 税 庁 インターネット 番 組 Web-TAX-TV では 国 税 局 の 鑑 定 官 と 連 携 して 清 酒 の 商 品 偽 装 の 実 態 解 明 を 図 っていく 税 務 署 の 酒 類 指 導 官 の 活 躍 をドラマ 仕 立 て で 紹 介 した 酒 類 指 導 官 鑑 定 官 の 仕 事 を 配 信 しています (あらすじ) ある 日 霞 ヶ 関 酒 造 が 製 造 する 清 酒 について 商 品 偽 装 の 調 査 を 求 める 投 書 が 国 税 局 酒 税 課 に 届 く 国 税 局 酒 税 課 は 帳 簿 調 査 だけでは 十 分 な 証 拠 が 得 られない 可 能 性 を 考 慮 し 市 販 されている 霞 ヶ 関 酒 造 の 清 酒 の 分 析 を 予 め 行 うよう 国 税 局 鑑 定 官 室 に 協 力 を 要 請 する 調 査 の 指 示 を 受 けた 所 轄 署 の 酒 類 指 導 官 は 霞 ヶ 関 酒 造 に 臨 場 し 国 税 局 鑑 定 官 室 と 連 携 して 中 田 社 長 を 追 及 していく 是 非 ご 覧 ください 29

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31 税 務 行 政 の 運 営 の 考 え 方 ~ 国 税 庁 開 庁 時 のGHQハロルド モス 氏 の 演 説 ~ 国 税 庁 は 内 国 税 の 賦 課 徴 収 を 担 当 する 行 政 機 関 であり 昭 和 24 年 に 大 蔵 省 ( 現 財 務 省 )の 外 局 として 設 置 されました その 国 税 庁 開 庁 式 の 中 で 発 足 に 重 要 な 役 割 を 果 たしたハロルド モス 氏 は 国 税 庁 に 一 つのスローガンを 贈 りました 正 直 者 には 尊 敬 の 的 悪 徳 者 には 畏 怖 の 的 適 正 に 申 告 している 納 税 者 からは 国 税 庁 は 任 務 を 全 うしていると 認 められるよ うに 反 対 に 悪 質 な 納 税 者 からは 的 確 な 調 査 を 行 う 等 で 恐 れられるようにといっ た 国 税 庁 のあるべき 姿 が 示 されています 国 税 庁 は 内 国 税 の 適 正 かつ 公 平 な 賦 課 及 び 徴 収 の 実 現 を 図 るために 各 種 広 報 活 動 や 納 税 者 が 納 税 義 務 を 理 解 し 実 行 することを 支 援 する 租 税 教 育 活 動 納 税 義 務 が 適 正 に 果 たされていないと 認 められる 納 税 者 に 対 し 的 確 な 指 導 や 調 査 の 実 施 に より 誤 りを 確 実 に 是 正 する 活 動 を 行 っています そういった 活 動 には 納 税 者 であ る 国 民 の 皆 様 の 理 解 と 信 頼 を 得 ることが 何 より 必 要 なのです 31

32 調 査 において 重 点 的 に 取 り 組 んでいる 事 項 ~ 適 正 公 平 な 税 務 行 政 の 推 進 ~ 国 税 庁 では 不 正 に 税 金 の 負 担 を 逃 れようとする 悪 質 な 納 税 者 に 対 しては 様 々 な 角 度 から 情 報 の 分 析 を 行 い 組 織 力 を 最 大 限 に 活 かした 厳 正 な 調 査 を 実 施 するこ ととしています なお 簡 単 な 誤 りの 是 正 などは 実 地 調 査 ではなく 文 書 や 電 話 での 連 絡 などによ る 簡 易 な 接 触 を 行 うなど 限 られた 人 員 等 をバランスよく 配 分 し 効 果 的 効 率 的 な 事 務 運 営 を 心 掛 けています 税 務 調 査 は 納 税 者 の 申 告 内 容 を 帳 簿 などで 確 認 し 申 告 内 容 に 誤 りがあれば 是 正 を 求 めるものです 実 地 調 査 で 把 握 した1 件 当 たりの 申 告 漏 れ 所 得 金 額 は 平 成 25 事 務 年 度 においては 申 告 所 得 税 は671 万 円 法 人 税 は829 万 円 となっていま す 現 在 調 査 において 重 点 的 に 取 り 組 んでいるのは 1 資 産 運 用 の 多 様 化 国 際 化 を 念 頭 に 置 いた 調 査 の 実 施 2 消 費 税 の 不 正 還 付 申 告 の 防 止 3 納 税 者 の 主 張 の 正 確 な 把 握 と 適 正 な 課 税 処 理 の 遂 行 の3 点 です 1について 高 額 な 所 得 が 見 込 まれるにもかかわらず 過 少 に 申 告 した 者 やそも そも 申 告 を 行 っていない 者 に 対 しては 資 産 運 用 の 多 様 化 国 際 科 も 念 頭 においた 調 査 等 に 取 り 組 んでいます 2について 消 費 税 は 主 要 な 税 目 の 一 つであり 預 り 金 的 性 格 を 有 するため 国 民 の 関 心 が 極 めて 高 く 一 層 の 適 正 な 執 行 が 求 められています 特 に 消 費 税 に 関 しては 虚 偽 の 申 告 により 不 正 に 還 付 金 を 得 ようとするケースも 見 受 けられるた め 還 付 原 因 となる 事 実 関 係 について 十 分 な 審 査 を 行 うとともに 還 付 原 因 が 不 明 な 場 合 には 調 査 等 を 実 施 し 不 正 還 付 防 止 に 努 めています 3について 調 査 に 当 たっては 納 税 者 の 主 張 を 正 確 に 把 握 し 的 確 な 事 実 認 定 に 基 づいて 十 分 に 法 令 面 の 検 討 を 行 った 上 で 適 正 な 課 税 処 理 を 行 うよう 努 めてい ます その 際 確 実 に 法 令 要 件 が 満 たされているかなどを 確 認 するための 手 続 手 順 の 遵 守 を 徹 底 しています 32

33 調 査 において 重 点 的 に 取 り 組 んでいる 事 項 ~Web-TAX-TV 情 報 技 術 専 門 官 の 仕 事 ~ 国 税 庁 インターネット 番 組 Web-TAX-TV では 専 門 的 にICT 取 引 の 解 明 を 行 い 悪 質 な 脱 税 の 実 態 を 解 明 する 情 報 技 術 専 門 官 の 活 躍 を ドラマ 仕 立 てで 紹 介 した 情 報 技 術 専 門 官 の 仕 事 を 配 信 しています (あらすじ) インターネットを 活 用 したICT 取 引 の 調 査 を 行 う 田 村 情 報 技 術 専 門 官 のもと で これまでの 調 査 状 況 の 説 明 を 受 ける 山 本 調 査 官 アフィリエイトで 月 に 100 万 円 以 上 の 収 入 を 挙 げる 主 婦 や 週 末 起 業 で 運 営 する 占 いサイトで 年 20 万 円 以 上 の 所 得 があるサラリーマンなど 人 知 れず 申 告 の 義 務 がある 所 得 を 得 ていながら 申 告 と 納 税 を 放 置 している 悪 質 な 納 税 者 が 多 くいることを 知 る 山 本 調 査 官 は 調 査 への 決 意 を 新 たにする そんな 中 人 気 のケーキ 店 の 前 を 通 りかかった 山 本 調 査 官 は ある 疑 問 点 を 抱 く 新 任 調 査 官 が ICTを 利 用 した 電 子 空 間 で 行 われる 見 えない 取 引 を 追 いか けます 是 非 ご 覧 ください 33

34 調 査 において 重 点 的 に 取 り 組 んでいる 事 項 ~Web-TAX-TV 特 別 国 税 調 査 官 ( 総 合 調 査 担 当 )の 仕 事 ~ 国 税 庁 インターネット 番 組 Web-TAX-TV では 高 度 な 調 査 能 力 と 長 年 培 っ た 経 験 を 活 かし 個 人 や 法 人 といった 枠 組 みを 超 え 広 域 に 渡 って 事 業 活 動 を 行 う 納 税 者 に 対 して 真 の 事 業 実 態 の 解 明 を 行 っている 税 務 署 の 特 別 国 税 調 査 官 の 活 躍 を ドラマ 仕 立 てで 紹 介 した 特 別 国 税 調 査 官 ( 総 合 調 査 担 当 )の 仕 事 を 配 信 し ています (あらすじ) ある 日 清 水 上 席 調 査 官 は 繁 華 街 で 流 行 しているキャバクラを 発 見 する 雑 誌 や 店 のホームページ ブログなどからとある 法 人 が 浮 かび 上 がり 情 報 収 集 を 開 始 する 法 人 の 代 表 者 とは 別 に 浮 かび 上 がる 影 のオーナー の 存 在 さらに 調 査 を 進 めていく 過 程 で 別 の 繁 華 街 でもキャバクラやネイルサロンなどの 複 数 の 法 人 経 営 に この 人 物 が 関 与 していることが 明 らかになる 真 実 の 経 営 者 は 一 体 誰 なのか? 多 税 目 の 調 査 を 担 当 する 六 本 木 税 務 署 特 別 国 税 調 査 官 ( 総 合 調 査 担 当 ) が 真 実 を 解 明 するため 動 き 出 す 是 非 ご 覧 ください 34

35 調 査 において 重 点 的 に 取 り 組 んでいる 事 項 ~ Web-TAX-TV あなたのインターネット 取 引 確 定 申 告 していますか ~ 国 税 庁 インターネット 番 組 Web-TAX-TV では インターネット 広 告 やオー クションで 収 入 を 得 ていたにもかかわらず 申 告 をしていなかった 主 婦 2 人 を 題 材 にして ドラマ 仕 立 てで 紹 介 した あなたのインターネット 取 引 確 定 申 告 してい ますか を 配 信 しています (あらすじ) 趣 味 で 始 めた 主 婦 のブログが 次 第 に 人 気 になり アクセス 件 数 のランキング も 上 位 になっていった そして ブログに 掲 載 しているバナー 広 告 の 収 入 は 次 第 に 増 えていき お 小 遣 い 程 度 とは 言 えない 金 額 になっていった 親 友 の 主 婦 も インターネットで 収 入 を 得 られることを 知 り オークション サイトで 自 作 の 造 花 を 販 売 し 次 第 に 多 額 の 収 入 を 得 ていった 2 人 とも 確 定 申 告 のことを 気 にすることなく 日 々を 過 ごしていたが そんな 2 人 に 税 務 署 の 担 当 者 が 気 付 くことに 是 非 ご 覧 ください 35

36 記 帳 帳 簿 等 の 保 存 制 度 ~ 個 人 の 白 色 申 告 者 の 記 帳 帳 簿 等 の 保 存 制 度 ~ 1. 対 象 となる 白 色 申 告 者 個 人 の 白 色 申 告 の 方 については 確 定 申 告 の 必 要 がない 方 ( 申 告 義 務 が 無 い 方 ) を 含 めて 事 業 所 得 不 動 産 所 得 又 は 山 林 所 得 を 生 ずべき 業 務 を 行 う 全 ての 方 に 記 帳 と 帳 簿 書 類 の 保 存 が 義 務 付 けられています 2. 記 帳 する 内 容 白 色 申 告 の 方 が 記 帳 する 内 容 は 収 入 金 額 や 必 要 経 費 について 取 引 の 年 月 日 相 手 方 の 名 称 金 額 日 々の 売 上 げ 仕 入 れの 合 計 金 額 等 を 帳 簿 に 記 載 します 記 帳 に 当 たっては 一 つ 一 つの 取 引 ごとではなく 日 々の 合 計 金 額 をまとめて 記 載 するなど 簡 易 な 方 法 で 記 載 してもよいことになっています 3. 帳 簿 書 類 の 保 存 収 入 金 額 や 必 要 経 費 を 記 載 した 帳 簿 のほか 取 引 に 伴 って 作 成 した 帳 簿 や 棚 卸 表 請 求 書 領 収 書 などの 書 類 を 保 存 する 必 要 があります 4. 記 帳 説 明 会 のご 案 内 税 務 署 では 新 たに 記 帳 を 行 う 方 や 記 帳 の 仕 方 が 分 からない 方 のために 記 帳 帳 簿 等 の 保 存 制 度 の 概 要 や 記 帳 の 仕 方 等 を 説 明 する 記 帳 説 明 会 を 開 催 していま す 36

37 無 申 告 事 案 への 対 応 ~ 無 申 告 法 人 個 人 に 対 する 取 組 ~ 無 申 告 は 申 告 納 税 制 度 の 下 で 自 発 的 に 適 正 な 納 税 をしている 納 税 者 に 強 い 不 公 平 感 をもたらすこととなるため 的 確 かつ 厳 格 に 対 応 していく 必 要 がありますが その 存 在 自 体 の 把 握 が 困 難 であることから 更 なる 資 料 情 報 の 収 集 及 び 活 用 を 図 り 的 確 な 課 税 処 理 に 努 めていくことが 必 要 です 平 成 25 事 務 年 度 は 事 業 を 行 っていると 見 込 まれるのにもかかわらず 申 告 してい ない 無 申 告 法 人 2,854 件 に 対 して 調 査 を 実 施 し 法 人 税 について34 億 円 消 費 税 に ついて35 億 円 の 追 徴 課 税 を 行 いました そのうち 約 200 件 は 借 名 口 座 を 用 いて 利 益 を 隠 蔽 するなど 意 図 的 に 無 申 告 であった 事 案 であり 法 人 税 について20 億 円 消 費 税 について7 億 円 の 追 徴 課 税 を 行 いました 同 様 に 申 告 していない 個 人 の 無 申 告 者 に 対 しては 6,512 件 調 査 を 実 施 し 所 得 税 について122 億 円 の 追 徴 課 税 を 行 いました 37

38 高 度 情 報 化 への 対 応 ~ 電 子 商 取 引 に 対 する 取 組 ~ 近 年 インターネットを 利 用 した 取 引 は 著 しく 拡 大 し 国 境 を 越 えた 電 子 商 取 引 が 法 人 のみならず 個 人 レベルでも 行 われており 電 子 マネーや 電 子 決 済 の 利 用 も 急 速 に 増 加 するなど 電 子 商 取 引 の 形 態 は ますます 多 様 化 するとともにボーダレ ス 化 しています 国 税 庁 は このような 電 子 商 取 引 の 取 引 自 体 に 関 する 情 報 収 集 と 取 引 当 事 者 の 把 握 を 図 るため 全 国 の 国 税 局 に 電 子 商 取 引 専 門 調 査 チーム 担 当 者 を 設 置 してい ます このチームは 電 子 商 取 引 事 業 者 などに 関 する 情 報 を 専 門 的 に 収 集 取 引 の 実 態 解 明 を 行 い 課 税 上 問 題 があると 認 められる 場 合 には 税 務 調 査 を 行 うなど 厳 正 に 対 処 しています また 電 子 商 取 引 の 調 査 手 法 などの 開 発 や 蓄 積 にも 取 り 組 み 全 国 の 国 税 局 ( 所 ) 税 務 署 の 職 員 に 対 して 収 集 した 資 料 や 各 種 の 調 査 手 法 などに 関 する 情 報 を 提 供 しています 38

39 査 察 調 査 ~ 査 察 制 度 とは~ 査 察 制 度 は 悪 質 な 脱 税 者 に 対 して 刑 事 責 任 を 追 及 し その 一 罰 百 戒 の 効 果 を 通 じて 適 正 公 平 な 課 税 の 実 現 と 申 告 納 税 制 度 の 維 持 に 資 することを 目 的 としてい ます その 目 的 を 達 成 するため 一 般 の 税 務 調 査 とは 別 に 偽 りその 他 不 正 の 行 為 により 故 意 に 税 を 免 れた 納 税 者 に 正 しい 税 を 課 すほか 強 制 的 権 限 を 行 使 するな ど 犯 罪 捜 査 に 準 ずる 方 法 で 調 査 を 行 い その 結 果 に 基 づき 検 察 官 に 告 発 し 公 訴 の 提 起 を 求 めます 39

40 査 察 調 査 ~ 査 察 調 査 の 状 況 ~ 経 済 取 引 の 広 域 化 国 際 化 及 びICT 化 はもとより 金 融 取 引 の 多 様 化 などにより 脱 税 の 手 段 は 複 雑 巧 妙 化 しています 国 税 庁 では 資 料 情 報 の 充 実 強 化 効 率 的 な 調 査 展 開 などにより 悪 質 な 脱 税 者 に 対 して 積 極 的 な 立 件 告 発 を 行 っています 平 成 26 年 度 に 査 察 調 査 に 着 手 した 件 数 は194 件 でした また 平 成 26 年 度 中 に 処 理 ( 検 察 官 への 告 発 の 可 否 を 最 終 的 に 判 断 )した 件 数 は180 件 そのうち 検 察 官 に 告 発 した 件 数 は112 件 であり その 結 果 告 発 率 は62.2%となっています 40

41 査 察 調 査 ~ 査 察 事 件 の 判 決 の 状 況 ~ 平 成 26 年 度 中 に 一 審 判 決 が 言 い 渡 された 件 数 は98 件 であり うち96 件 につい て 有 罪 判 決 が 出 され 実 刑 判 決 が11 人 に 出 されました このことは 脱 税 行 為 の 反 社 会 性 をよく 示 しているといえるでしょう 多 くの 納 税 者 の 方 々は 適 正 な 申 告 納 税 を 行 っておられますが 一 部 に 悪 質 な 脱 税 者 がいることは 非 常 に 残 念 なことです 脱 税 はいわば 社 会 公 共 の 敵 というべきもので このような 脱 税 を 摘 発 するため 全 国 の 国 税 査 察 官 は 国 民 の 皆 様 のご 理 解 ご 支 援 を 得 て 日 夜 努 力 しています 41

42 査 察 調 査 ~Web-TAX-TV 国 税 査 察 官 の 仕 事 ~ 国 税 庁 インターネット 番 組 Web-TAX-TV では 悪 質 な 脱 税 者 を 摘 発 するた めに 日 夜 努 力 している 査 察 官 の 活 躍 をドラマ 仕 立 てで 紹 介 した 国 税 査 察 官 の 仕 事 を 配 信 しています (あらすじ) 本 田 査 察 官 は カリスマホストであり 経 営 者 の 顔 を 持 つ 西 岡 という 人 物 が 売 上 金 をごまかして 申 告 しているという 情 報 を 得 て 内 偵 調 査 を 開 始 した 昼 夜 を 徹 した 張 り 込 みなど 綿 密 な 調 査 の 結 果 西 岡 が1 年 間 で3 億 円 を 超 えるホスト クラブの 売 上 を 抜 いて 多 額 の 蓄 財 をしている 事 実 を 明 らかにした そして 裁 判 官 から 交 付 された 強 制 調 査 の 許 可 状 に 基 づいて 西 岡 の 居 宅 の 捜 索 に 着 手 し 数 億 円 の 現 金 や 金 塊 などを 発 見 していく 是 非 ご 覧 ください 42

43 査 察 調 査 ~Web-TAX-TV 隠 された 脱 税 資 金 を 追 え!~ 国 税 査 察 官 の 仕 事 Ⅱ~ ~ 国 税 庁 インターネット 番 組 Web-TAX-TV では 悪 質 な 脱 税 者 を 摘 発 する ために 日 夜 努 力 している 査 察 官 の 活 躍 をドラマ 仕 立 てで 紹 介 した 隠 された 脱 税 資 金 を 追 え!~ 国 税 査 察 官 の 仕 事 Ⅱ~ を 配 信 しています (あらすじ) 富 裕 層 として 雑 誌 等 で 紹 介 されていた 田 中 工 業 のオーナー 田 中 幸 一 が 亡 くな り 息 子 田 中 剛 が 財 産 を 相 続 する 山 田 査 察 官 は 生 前 の 田 中 幸 一 の 事 業 状 況 等 からすると 相 続 税 の 申 告 額 が 余 りにも 少 ないと 判 断 し 内 偵 調 査 を 実 施 する 内 偵 調 査 の 結 果 嫌 疑 者 田 中 剛 の 相 続 財 産 除 外 額 は3 億 円 と 見 込 まれ 強 制 調 査 に 着 手 自 宅 庭 の 地 中 に 隠 して 保 管 していた 現 金 1 億 円 を 把 握 するも 残 り の2 億 円 の 行 方 が 不 明 であった 発 見 されていない 相 続 財 産 を 見 つけるべく 田 中 剛 の 自 宅 で 発 見 された 他 人 名 義 の 不 動 産 関 係 書 類 を 基 に 査 察 調 査 を 展 開 し 事 件 を 解 決 していく 是 非 ご 覧 ください 43

44 確 実 な 税 金 の 納 付 ~ 滞 納 の 未 然 防 止 整 理 促 進 への 取 組 ~ 滞 納 とは 国 税 が 納 期 限 までに 納 付 されず 督 促 状 が 発 付 されたものをいい 平 成 26 年 度 末 における 滞 納 整 理 中 のものの 額 は 約 1 兆 646 億 円 になっています 国 税 庁 では まずは 滞 納 が 発 生 しないようにすることが 重 要 であると 考 えてお り チラシ ホームページ 等 を 活 用 した 期 限 内 納 付 のための 広 報 や 納 期 限 の 前 後 における 納 付 しょうよう 等 を 通 じ 滞 納 の 未 然 防 止 に 取 り 組 んでいます なお 納 税 者 が 国 税 を 納 付 しやすい 環 境 を 整 備 するため 国 税 の 納 付 手 段 とし て 金 融 機 関 や 税 務 署 の 窓 口 での 納 付 のほか インターネットバンキングなどを 利 用 した 電 子 納 税 コンビニ 納 付 ダイレクト 納 付 といった 多 様 な 納 付 手 段 を 順 次 導 入 しています その 上 で 滞 納 となったものについては それを 放 置 することは 期 限 内 に 国 税 の 納 付 を 行 っている 大 多 数 の 納 税 者 との 間 に 不 公 平 をもたらし 納 税 意 識 に 悪 影 響 を 与 えかねません このため 滞 納 残 高 の 圧 縮 に 向 けて 大 口 悪 質 滞 納 事 案 などについて 厳 正 的 確 な 滞 納 処 分 を 実 施 するなど 滞 納 事 案 の 確 実 な 処 理 を 行 い 滞 納 の 整 理 促 進 に 取 り 組 んでいます なお 滞 納 処 分 の 執 行 に 当 たっては 滞 納 者 の 個 々の 実 情 に 即 しながら 法 令 等 の 規 定 に 基 づき 適 切 に 対 応 しています 44

45 確 実 な 税 金 の 納 付 ~ 集 中 電 話 催 告 センター 室 ~ 滞 納 整 理 に 当 たっては 新 たに 発 生 した 滞 納 事 案 について できるだけ 早 期 に 滞 納 者 に 接 触 を 図 ることが 速 やかな 納 付 につながり 処 理 を 促 進 する 上 で 有 効 で す そのため 国 税 庁 では 各 国 税 局 に 集 中 電 話 催 告 センター 室 ( 納 税 コールセン ター)を 設 置 して 集 中 電 話 催 告 システムを 活 用 し 納 付 催 告 を 実 施 しています これにより 平 成 26 年 7 月 から 平 成 27 年 6 月 末 までの1 年 間 で 納 付 催 告 の 対 象 となった 約 77 万 6 千 者 のうち 完 納 に 至 ったのは 約 55 万 1 千 者 (70.9%) 納 付 の 誓 約 をしたのは 約 10 万 5 千 者 (13.5%)となっています 45

46 確 実 な 税 金 の 納 付 ~インターネット 公 売 ~ 公 売 は 滞 納 となった 税 金 を 徴 収 するために 差 し 押 さえた 財 産 を 強 制 的 に 売 却 して その 代 金 を 納 税 に 充 てるという 制 度 であり 差 押 財 産 の 換 価 手 続 の 一 つ です この 公 売 制 度 には 国 税 局 や 税 務 署 の 公 売 会 場 で 行 う 入 札 や 競 り 売 りのほか 平 成 19 年 6 月 から 実 施 している 民 間 のオークションサイトを 活 用 したインター ネット 公 売 があります 入 札 や 競 り 売 りでは 公 売 に 参 加 するために 公 売 の 会 場 に 出 向 いて 入 札 するか 入 札 書 を 郵 送 するという 手 続 が 必 要 ですが インターネット 公 売 では 公 売 (オークション) 期 間 中 は 自 宅 や 事 務 所 のパソコンを 通 じて24 時 間 いつでも 公 売 (オークション)に 参 加 することができます また インターネット 公 売 では 公 売 保 証 金 ( 公 売 財 産 の 見 積 価 額 の10% 以 上 の 金 額 )を 現 金 で 納 付 する 方 法 のほか 自 宅 や 事 務 所 のパソコンを 通 じて ク レジットカードで 納 付 することが 可 能 です このような 利 便 性 の 高 いインターネット 公 売 を 行 うことによって 多 くの 方 に 公 売 に 参 加 していただき 差 し 押 さえた 財 産 のより 高 価 な 売 却 が 図 られています なお 平 成 26 年 度 のインターネット 公 売 では 約 3 千 人 の 方 の 参 加 があり 美 術 品 貴 金 属 自 動 車 及 び 不 動 産 など 約 600 物 件 を 売 却 しています その 結 果 動 産 の 見 積 価 額 からの 価 額 上 昇 率 は177%となり インターネット 公 売 全 体 で 約 4 億 円 の 売 却 代 金 を 滞 納 国 税 に 充 てています 46

47 確 実 な 税 金 の 納 付 ~ 悪 質 な 滞 納 者 に 対 する 厳 正 な 対 応 ~ 滞 納 者 の 中 には 様 々な 事 情 を 抱 えている 方 もいるため 滞 納 整 理 に 当 たっては 滞 納 者 の 個 々の 実 情 を 十 分 に 把 握 し 法 令 等 の 要 件 に 該 当 する 場 合 には 分 割 納 付 を 認 めて 納 税 を 猶 予 するなど 適 切 に 対 応 しています 一 方 納 付 の 意 思 が 認 められなかったり 納 付 の 約 束 の 不 履 行 を 繰 り 返 すような 悪 質 な 滞 納 者 には プロジェクトチームを 編 成 して 組 織 的 に 捜 索 や 差 押 えなどの 滞 納 処 分 を 実 施 するほか 国 税 当 局 の 側 から 滞 納 者 の 行 った 財 産 の 贈 与 等 を 取 り 消 す 詐 害 行 為 取 消 訴 訟 ( )を 提 起 するなど 厳 正 に 対 処 しています また 滞 納 整 理 の 過 程 において 差 押 えを 免 れるために 財 産 の 隠 ぺいなどの 滞 納 処 分 免 脱 罪 に 該 当 する 行 為 を 把 握 した 場 合 には 確 実 に 告 発 を 行 うなど 特 に 厳 正 に 対 処 しています このような 取 組 などにより 平 成 26 年 度 末 における 滞 納 整 理 中 のものの 額 は 約 1 兆 646 億 円 となり 平 成 11 年 度 以 降 16 年 連 続 での 減 少 となっています 詐 害 行 為 取 消 訴 訟 とは 滞 納 者 と 第 三 者 との 間 における 債 権 者 ( 国 )を 害 する 法 律 行 為 ( 詐 害 行 為 )の 効 力 を 否 定 して 滞 納 者 から 離 脱 した 財 産 をその 第 三 者 から 取 り 戻 して 滞 納 者 に 復 帰 さ せるための 訴 訟 をいいます( 国 税 通 則 法 第 42 条 民 法 第 424 条 参 照 ) 47

48 確 実 な 税 金 の 納 付 ~Web-TAX-TV 見 逃 さない 悪 質 な 税 金 の 滞 納 ~ 国 税 庁 インターネット 番 組 Web-TAX-TV では 納 税 者 個 々の 実 情 に 即 し つつ 法 令 等 に 基 づいて 滞 納 整 理 に 取 り 組 む 国 税 徴 収 官 の 仕 事 ぶりをドラマ 仕 立 てで 紹 介 した 見 逃 さない 悪 質 な 税 金 の 滞 納 を 配 信 しています (あらすじ) 西 沢 徴 収 官 は 徴 収 事 務 5 年 目 の 徴 収 官 ある 日 税 務 調 査 で 決 定 された 税 金 を 一 切 納 付 せず 文 書 や 電 話 の 催 告 等 も 無 視 し 続 けているバー 経 営 者 の 滞 納 事 案 を 担 当 することになる 様 々な 方 法 で 滞 納 者 に 接 触 を 試 みるも なかなか 会 うことができない そんな 中 偶 然 もらった 一 枚 のチラシから 滞 納 者 との 接 触 に 成 功 した 西 沢 徴 収 官 滞 納 者 の 自 宅 を 捜 索 し そこで 発 見 したものとは? 滞 納 者 が 改 心 し 滞 納 税 額 を 全 額 納 めたその 理 由 とは? 是 非 ご 覧 ください 48

49 国 際 的 な 取 引 への 対 応 ~ 国 際 的 租 税 回 避 行 為 への 対 応 ~ 海 外 で 受 け 取 った 収 入 を 申 告 しない 各 国 の 税 制 や 租 税 条 約 の 違 いを 巧 みに 利 用 してどこの 国 にも 税 金 を 納 めないといった 国 際 的 な 租 税 回 避 が 問 題 となっています 国 際 的 租 税 回 避 には 金 融 や 法 律 税 の 専 門 家 などが 関 与 し ペーパーカンパニー や 組 合 デリバティブ( 金 融 派 生 商 品 )などを 組 み 合 わせた 複 雑 な 取 引 が 使 われる 事 案 もあり その 全 体 像 の 解 明 を 困 難 なものとしています 更 に 最 近 では この ような 問 題 が 大 企 業 だけではなく 中 小 企 業 や 個 人 の 富 裕 層 にも 広 がってきてい ます こうした 国 際 的 租 税 回 避 行 為 により 適 正 な 納 税 義 務 を 果 たさないことは 納 税 者 の 公 平 感 を 損 なうものであり 税 務 当 局 としてその 把 握 や 実 態 の 解 明 を 行 い 適 正 な 納 税 義 務 の 履 行 の 確 保 に 尽 力 していく 必 要 があります このため 税 務 調 査 をはじめ あらゆる 機 会 を 通 じて 国 際 的 租 税 回 避 行 為 に 関 する 情 報 の 収 集 を 行 い 必 要 がある と 認 められる 場 合 には 徹 底 した 税 務 調 査 を 行 い 実 態 の 解 明 を 行 っています 49

50 国 際 的 な 取 引 への 対 応 ~ 国 外 財 産 調 書 の 提 出 制 度 ~ 近 年 国 外 財 産 の 保 有 が 増 加 傾 向 にある 中 で 国 外 財 産 に 係 る 所 得 税 や 相 続 税 の 課 税 漏 れが 増 加 してきており 国 外 財 産 に 係 る 課 税 の 適 正 化 が 喫 緊 の 課 題 となって いることから 納 税 者 本 人 から 国 外 財 産 の 保 有 について 申 告 を 求 める 仕 組 みとして 平 成 24 年 度 税 制 改 正 により 国 外 財 産 調 書 の 提 出 制 度 が 創 設 されました この 制 度 は 年 末 時 点 において その 価 額 の 合 計 額 が5,000 万 円 を 超 える 国 外 財 産 を 有 する 方 が その 財 産 の 種 類 数 量 及 び 価 額 その 他 必 要 な 事 項 を 記 載 した 調 書 を 翌 年 の3 月 15 日 までに 所 轄 税 務 署 長 に 提 出 する 制 度 で 平 成 26 年 1 月 以 降 提 出 が 始 まっています 国 外 財 産 調 書 の 提 出 制 度 においては 調 書 が 適 正 に 提 出 されるための 措 置 として 過 少 申 告 加 算 税 等 に 係 る 特 例 及 び 罰 則 に 係 る 規 定 が 設 けられています 具 体 的 には 調 書 が 提 出 期 限 内 に 提 出 された 場 合 に 記 載 された 国 外 財 産 に 関 して 所 得 税 相 続 税 の 申 告 漏 れが 生 じたときには 加 算 税 を 軽 減 ( 5%)するという 軽 減 措 置 調 書 の 提 出 がない 場 合 又 は 提 出 された 調 書 に 記 載 がない 国 外 財 産 に 関 して 所 得 税 の 申 告 漏 れが 生 じたときには 加 算 税 を 加 重 (+5%)するという 加 重 措 置 が 設 け られています 更 に 故 意 の 調 書 不 提 出 や 虚 偽 記 載 については 罰 則 (1 年 以 下 の 懲 役 又 は50 万 円 以 下 の 罰 金 )が 適 用 されることがあります これらの 措 置 により 納 税 者 の 方 々に 対 して 本 調 書 の 適 正 な 提 出 と 合 わせて 国 外 財 産 から 生 じる 所 得 等 の 適 正 申 告 を 促 すとともに 課 税 の 一 層 の 適 正 化 に 努 め ていきます 50

51 国 際 的 な 取 引 への 対 応 ~ 租 税 条 約 等 に 基 づく 情 報 交 換 Ⅰ~ 昨 今 国 際 基 準 に 基 づき 税 務 当 局 間 で 銀 行 機 密 情 報 を 含 む 納 税 者 情 報 の 交 換 が 活 発 に 行 われており 我 が 国 においても 国 際 基 準 に 準 拠 した 情 報 交 換 規 定 を 含 む 租 税 条 約 租 税 協 定 の 締 結 や 改 定 が 進 んでいます 平 成 26 年 5 月 にはマカオとの 協 定 が 発 効 し また 平 成 23 年 に 我 が 国 が 署 名 し た 税 務 行 政 執 行 共 助 条 約 ( 税 務 当 局 間 の 執 行 協 力 を 規 定 した 多 国 間 の 枠 組 み) が 平 成 25 年 10 月 に 発 効 しました これにより 平 成 27 年 6 月 現 在 我 が 国 の 発 効 済 み 租 税 条 約 等 の 数 は64とな り 我 が 国 が 締 結 している 租 税 条 約 等 の 適 用 対 象 国 地 域 は 90か 国 地 域 に 増 加 しています 51

52 国 際 的 な 取 引 への 対 応 ~ 租 税 条 約 等 に 基 づく 情 報 交 換 Ⅱ~ こうした 情 報 交 換 ネットワークの 拡 大 等 を 背 景 に 国 税 庁 としては 情 報 交 換 ミーティングや 相 手 当 局 の 部 内 保 有 情 報 を 対 象 とした 情 報 交 換 の 実 施 等 を 通 じ て 事 案 内 容 に 応 じた 情 報 交 換 実 施 手 法 を 開 発 利 用 することにより 効 果 的 効 率 的 な 情 報 交 換 の 改 善 に 努 めています 52

53 国 際 的 な 取 引 への 対 応 ~ 開 発 途 上 国 に 対 する 協 力 ~ 国 税 庁 は 開 発 途 上 国 に 対 する 技 術 協 力 に 積 極 的 に 取 り 組 んでおり 国 内 外 に おいて 開 発 途 上 国 の 職 員 を 対 象 として 日 本 の 税 制 税 務 行 政 等 に 関 する 研 修 を 行 い 開 発 途 上 国 の 税 務 行 政 の 改 善 各 国 との 協 力 関 係 の 強 化 に 努 めています 例 えば 国 内 においては 日 本 の 大 学 院 に 留 学 している 開 発 途 上 国 の 税 務 職 員 等 を 対 象 とした 研 修 ( 国 税 庁 実 務 研 修 )を 実 施 しているほか 国 際 協 力 機 構 (J ICA)の 枠 組 みの 下 国 際 税 務 行 政 セミナー(ISTAX) 等 の 研 修 も 実 施 し ています また 国 外 においては 国 税 庁 職 員 をJICAの 専 門 家 として 派 遣 し 各 国 の 要 請 に 応 じた 内 容 のセミナーを 現 地 で 実 施 するという 取 組 も 行 っています 53

54 国 際 的 な 取 引 への 対 応 ~Web-TAX-TV 国 際 税 務 専 門 官 の 仕 事 ~ 国 税 庁 インターネット 番 組 Web-TAX-TV では 国 際 的 租 税 回 避 行 為 の 問 題 や 国 際 取 引 を 専 門 に 調 査 する 国 際 税 務 専 門 官 の 仕 事 ぶりをドラマで 紹 介 する 番 組 国 際 的 租 税 回 避 行 為 への 対 応 ~ 国 際 税 務 専 門 官 の 仕 事 ~ を 配 信 しています (あらすじ) あるベンチャー 企 業 の 社 長 大 崎 へ 高 橋 と 名 乗 る 男 が 税 金 を 回 避 するアイ ディアがある 脱 税 ではない 節 税 だ! と 言 って そのアイディアを 明 かした 自 社 株 売 却 益 に 対 して 課 税 されるであろう 多 額 の 税 金 を 憂 慮 していた 大 崎 社 長 は 国 際 的 租 税 回 避 を 行 うことを 自 ら 計 画 する 一 方 国 税 局 の 鈴 木 国 際 税 務 専 門 官 は 海 外 送 金 の 資 料 から 疑 念 を 抱 き 調 査 を 開 始 した 大 崎 社 長 は 鈴 木 国 際 税 務 専 門 官 に 対 して 自 分 の 行 為 は 課 税 上 問 題 ないと 主 張 した 上 合 法 的 な 節 税 の 何 が 悪 い ビジネスではそういった 知 恵 を 使 わない 人 が 負 け 組 なんです と 言 い 放 った どこの 国 からも 課 税 されないとは 自 分 だけ 得 をすればよいという 考 え 方 は 大 崎 社 長 の 主 張 になお 疑 念 を 持 つ 国 際 税 務 専 門 官 は 更 に 調 査 を 重 ねた そして 社 長 の 国 際 的 租 税 回 避 行 為 を 認 定 するための 証 拠 を 掴 んでいく 是 非 ご 覧 ください 54

55 国 際 的 な 取 引 への 対 応 ~Web-TAX-TV 海 を 越 えた 税 務 調 査 ~ 国 税 庁 インターネット 番 組 Web-TAX-TV では 租 税 条 約 等 に 基 づく 情 報 交 換 を 活 用 した 国 際 的 取 引 に 関 する 税 務 調 査 の 実 態 をドラマで 紹 介 する 番 組 海 を 越 えた 税 務 調 査 ~ 国 税 局 調 査 部 の 仕 事 ~ を 配 信 しています (あらすじ) グローバル 企 業 である 醍 醐 産 業 の 海 外 事 業 部 長 の 平 井 は 売 上 目 標 を 達 成 する ため 取 引 先 の 仕 入 れ 担 当 者 のジョーンズに 要 求 されるままに 裏 金 を 支 払 った そして 日 本 の 国 税 局 の 調 査 権 限 が 海 外 にある 企 業 を 直 接 調 査 できないことを 利 用 し ジョーンズに 支 払 った 裏 金 を 海 外 にある 子 会 社 への 販 売 手 数 料 に 偽 装 した 国 税 局 調 査 部 の 森 下 国 際 税 務 専 門 官 は 醍 醐 産 業 から 子 会 社 に 支 払 われた 不 審 な 販 売 手 数 料 に 疑 問 を 抱 き 平 井 との 面 接 で その 疑 問 は 確 信 へと 変 わった 森 下 は 租 税 条 約 等 に 基 づく 情 報 交 換 制 度 を 活 用 し 海 外 税 務 当 局 に 海 外 子 会 社 に 対 する 税 務 調 査 を 依 頼 する 日 本 の 国 税 局 と 海 外 の 税 務 当 局 による 国 境 を 越 えた 税 務 調 査 が 始 まる 適 正 公 平 な 課 税 のために 国 境 を 越 えた 税 務 調 査 に 励 む 調 査 官 の 仕 事 ぶりが 分 かりやすく 紹 介 されたドラマ 仕 立 ての 番 組 です 更 に 企 業 のコーポレートガ バナンスのあり 方 を 再 考 させられる 内 容 となっています 是 非 ご 覧 ください 55

56 国 際 的 な 取 引 への 対 応 ~Web-TAX-TV 海 を 越 えた 税 務 調 査 Ⅱ ~ 国 税 庁 インターネット 番 組 Web-TAX-TV では 海 を 越 えた 税 務 調 査 シ リーズの 第 二 弾 として 日 韓 両 税 務 当 局 による 情 報 交 換 を 活 用 した 両 国 の 税 務 調 査 の 実 態 を ドラマ 仕 立 で 紹 介 した 海 を 越 えた 税 務 調 査 Ⅱ~ 日 韓 税 務 協 力 の 推 進 ~ を 配 信 しています (あらすじ) 電 機 機 器 を 取 り 扱 うゴンドー 電 機 工 業 日 本 企 業 のグローバル 化 が 進 む 中 で 社 長 の 権 藤 は 韓 国 企 業 キム ファクタリングとの 取 引 を 増 やしていた その 権 藤 社 長 の 前 には 毎 月 ある 女 性 が 現 われる このフレーズとともに アニョハセヨ おいしいキムチはいかがですか? 日 本 の 国 税 局 調 査 部 と 韓 国 地 方 国 税 庁 が 協 力 し 合 い 権 藤 社 長 のたくらみを あばいていく 日 韓 両 国 の 調 査 官 が 直 接 に 会 い 調 査 情 報 の 交 換 や 協 議 を 行 う 国 際 的 な 連 携 調 査 ともいえる 協 力 関 係 を 分 かりやすく 紹 介 しています 是 非 ご 覧 ください 56

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58 納 税 環 境 の 整 備 ~ 納 税 者 サービスの 充 実 ~ 国 税 庁 では 納 税 者 の 方 々が 申 告 納 税 を 簡 単 便 利 スムーズ に 行 うこと ができるよう 納 税 者 サービスの 充 実 に 努 めるため 次 のような 取 組 を 行 います (ホームページでの 情 報 提 供 の 充 実 ) 納 税 者 が 自 ら 正 しい 申 告 と 納 税 が 行 えるよう 申 告 等 のために 必 要 な 税 務 情 報 及 び 法 令 解 釈 を 明 確 にするための 情 報 提 供 を ホームページなどを 通 じて 提 供 します (ICTを 利 用 した 申 告 納 税 手 段 の 充 実 ) e-taxや 国 税 庁 ホームページの 確 定 申 告 書 等 作 成 コーナー など ICTを 活 用 した 納 税 者 にとって 利 便 性 の 高 い 申 告 納 税 手 段 の 充 実 を 推 進 します ( 経 済 活 動 におけるサポート) 納 税 者 が 自 己 の 経 済 活 動 についての 税 法 上 の 取 扱 いを 事 前 に 予 測 することが 可 能 となるよう 事 前 照 会 や 移 転 価 格 課 税 に 関 する 事 前 確 認 に 対 応 します ( 源 泉 徴 収 制 度 の 周 知 広 報 ) 源 泉 徴 収 制 度 についても 源 泉 徴 収 義 務 者 に 対 する 更 なる 周 知 広 報 を 通 じ そ の 適 正 な 運 営 が 図 られるよう 努 めます ( 税 理 士 会 との 連 絡 協 調 ) 納 税 者 が 適 正 な 申 告 納 税 を 行 う 上 で 税 理 士 の 果 たす 役 割 は 重 要 であることから e-taxの 普 及 及 び 定 着 書 面 添 付 制 度 の 活 用 など 税 理 士 会 との 連 絡 協 調 に 努 めま す ( 社 会 全 体 で 取 り 組 む 租 税 教 育 ) 租 税 教 育 については 社 会 全 体 で 取 り 組 むべきとの 考 え 方 の 下 充 実 に 向 けた 支 援 に 取 り 組 み 関 係 省 庁 教 育 関 係 者 税 理 士 会 等 民 間 団 体 と 連 携 します 58

59 納 税 環 境 の 整 備 ~ 業 務 システム 最 適 化 を 推 進 ~ 行 政 分 野 へのICTの 活 用 と 業 務 や 制 度 の 見 直 しにより 国 民 の 利 便 性 の 向 上 と 行 政 運 営 の 簡 素 化 効 率 化 信 頼 性 及 び 透 明 性 の 向 上 を 図 るため 平 成 15 年 7 月 に 決 定 された 電 子 政 府 構 築 計 画 や 世 界 最 高 水 準 のIT 利 活 用 社 会 の 実 現 を 図 るた め 平 成 25 年 6 月 に 決 定 された 世 界 最 先 端 IT 国 家 創 造 宣 言 に 基 づいて 業 務 システムの 最 適 化 の 取 組 を 推 進 しています 国 税 庁 では 1 業 務 を 的 確 に 実 施 するための 事 務 処 理 の 簡 素 化 効 率 化 2IT 活 用 による 納 税 者 利 便 性 の 向 上 等 3IT 活 用 による 調 査 滞 納 整 理 に 関 するシステムの 高 度 化 4システムの 安 定 性 信 頼 性 及 び 情 報 セキをュリティの 確 保 5システム 関 係 経 費 の 削 減 及 び 調 達 の 透 明 性 の 確 保 を 図 ること を 国 税 関 係 業 務 の 業 務 システム 最 適 化 の 基 本 理 念 としています これまで 国 税 関 係 業 務 の 業 務 システム 最 適 化 計 画 ( 平 成 18 年 3 月 策 定 平 成 24 年 2 月 改 定 )を 公 表 しており 内 部 事 務 の 一 元 化 やKSKシステムのオープ ンシステム 化 機 器 の 統 合 などを 実 施 し 平 成 24 年 度 においては 地 方 公 共 団 体 との 税 務 情 報 のデータ 連 携 範 囲 を 拡 大 するなど 電 子 データの 活 用 による 事 務 処 理 の 効 率 化 を 推 進 しています 59

60 納 税 環 境 の 整 備 ~ 国 税 庁 ホームページの 充 実 ~ 国 税 庁 ホームページでは 申 告 納 税 の 手 続 などに 関 する 情 報 を 提 供 しており 誰 もが 容 易 に 利 用 できるよう 利 用 者 の 目 的 に 沿 った 案 内 機 能 の 向 上 を 図 るととも に 文 字 拡 大 音 声 読 み 上 げ 機 能 など 視 覚 に 障 害 のある 方 や 高 齢 者 の 方 の 利 便 性 に も 配 意 しています 1 税 に 関 する 情 報 の 提 供 国 税 庁 ホームページでは 国 税 庁 の 業 務 内 容 統 計 情 報 報 道 発 表 資 料 法 令 解 釈 通 達 質 疑 応 答 事 例 などが 閲 覧 できるほか 税 に 関 する 情 報 や 国 税 庁 の 様 々な 取 組 に 関 する 情 報 を 動 画 と 図 解 で 解 説 するインターネット 番 組 (Web-TAX-TV) 相 続 税 などの 課 税 における 土 地 の 評 価 額 の 基 準 となる 路 線 価 や 評 価 倍 率 など 税 務 手 続 に 役 立 つ 情 報 を 提 供 しています また 暮 らしの 税 情 報 や 所 得 税 の 確 定 申 告 の 手 引 き といったパンフレッ ト 手 引 き そのほか 申 告 書 各 種 届 出 書 の 様 式 などを 閲 覧 印 刷 することができ ます 2 申 告 納 税 等 税 務 の 窓 口 としての 役 割 インターネットを 通 じて 税 務 手 続 が 行 える e-tax 確 定 申 告 書 等 の 作 成 やe- Taxによる 提 出 をサポートする 確 定 申 告 書 等 作 成 コーナー ほか 身 近 な 税 につ いての 質 問 を 解 決 するための タックスアンサー なども 利 用 することができます 3 広 聴 窓 口 としての 役 割 国 税 庁 ホームページでは 納 税 者 の 皆 様 からのご 意 見 ご 要 望 を 寄 せていただく 広 聴 窓 口 として ご 意 見 ご 要 望 を 設 けております 4その 他 誰 もが 容 易 に 利 用 できるよう 検 索 機 能 や 案 内 機 能 の 向 上 を 図 っており 文 字 拡 大 音 声 読 み 上 げ 機 能 など 視 覚 に 障 害 がある 方 や 高 齢 者 の 方 にも 対 応 したアクセシ ビリティの 確 保 に 努 めています 60

61 確 定 申 告 書 等 作 成 コーナー 確 定 申 告 書 等 作 成 コーナーでは 画 面 の 案 内 に 従 って 金 額 等 を 入 力 すれば 税 額 などが 自 動 計 算 され 所 得 税 及 び 復 興 特 別 所 得 税 消 費 税 及 び 地 方 消 費 税 贈 与 税 の 申 告 書 や 青 色 申 告 決 算 書 などが 作 成 できます 作 成 した 申 告 書 等 は 印 刷 して 税 務 署 へ 郵 送 等 により 提 出 できます また e- Taxで 送 信 することもできます 平 成 26 年 分 確 定 申 告 期 においては 確 定 申 告 書 等 作 成 コーナーで 作 成 された 所 得 税 及 び 復 興 特 別 所 得 税 の 確 定 申 告 書 の 提 出 人 員 は 相 談 会 場 に 設 置 されたパソコ ンを 通 して 作 成 されたものを 含 めて881 万 件 と 全 提 出 人 員 の 約 40%を 占 めてい ます 今 後 も この 確 定 申 告 書 等 作 成 コーナーが 更 に 使 いやすいものとなるよう 引 き 続 き 利 用 者 からの 要 望 に 基 づいた 改 善 を 行 い より 多 くの 納 税 者 の 方 々に 利 用 して いただけるよう 取 り 組 んでいきます なお アルバイトの 給 料 を 受 け 取 る 際 に 所 得 税 が 差 し 引 かれている 場 合 確 定 申 告 をすれば 所 得 税 が 戻 ってくる 場 合 があります 今 ご 説 明 しました 確 定 申 告 書 等 作 成 コーナー をご 利 用 いただくと 初 めて 申 告 される 方 でも 比 較 的 簡 単 に ご 自 身 で 確 定 申 告 書 を 作 成 できますので 是 非 ご 利 用 ください 61

62 納 税 環 境 の 整 備 ~e-tax( 国 税 電 子 申 告 納 税 システム)の 概 要 ~ 国 税 電 子 申 告 納 税 システム 通 称 e-tax と 呼 んでいますが これは 自 宅 やオフィス 税 理 士 事 務 所 などから インターネットを 利 用 して 国 税 に 関 す る 手 続 を 行 うことができるシステムです e-taxでは 所 得 税 法 人 税 消 費 税 などの 申 告 ができるほか 法 定 調 書 の 提 出 や 納 税 証 明 書 の 交 付 請 求 全 税 目 の 納 付 などを 行 うことができます 納 税 者 や 税 理 士 は e-taxに 対 応 した 税 務 会 計 ソフトウェアを 利 用 すれば 会 計 処 理 や 申 告 などのデータ 作 成 から 提 出 までの 一 連 の 作 業 を 電 子 的 に 行 うこと ができるので 事 務 の 省 力 化 やペーパーレス 化 を 図 ることができます また 国 税 当 局 にとっては 窓 口 での 申 告 書 収 受 事 務 やデータ 入 力 事 務 の 削 減 文 書 管 理 コストの 低 減 などの 効 果 が 期 待 され 税 務 行 政 の 効 率 化 につながること となります このようなことから 国 税 庁 では e-taxの 普 及 定 着 に 向 けた 取 組 を 強 力 に 推 し 進 めています 62

63 納 税 環 境 の 整 備 ~e-taxのメリット~ e-taxを 利 用 すると 税 務 署 に 行 かなくても 自 宅 やオフィスなどから 申 告 などの 手 続 が 行 えます また e-taxの 利 用 可 能 時 間 は 確 定 申 告 時 期 は24 時 間 確 定 申 告 時 期 以 外 は 平 日 の8 時 30 分 から24 時 までとなっていますので 税 務 署 が 閉 まっている 時 間 でも 手 続 が 行 えます 次 に e-taxで 所 得 税 申 告 を 行 う 場 合 は 医 療 費 の 領 収 書 や 源 泉 徴 収 票 などの 添 付 を 省 略 することができますので これらの 書 類 を 別 途 書 面 により 提 出 する 手 間 や 費 用 の 負 担 を 減 らすことができます また e-taxで 申 告 された 還 付 申 告 については 処 理 期 間 を 通 常 の6 週 間 程 度 から3 週 間 程 度 に 短 縮 しており 早 期 に 還 付 金 を 受 け 取 ることができます 特 に 所 得 税 については 自 宅 などからe-Taxで1 月 2 月 に 還 付 申 告 を 行 っ た 場 合 は 2~3 週 間 程 度 で 処 理 を 行 っております 63

64 納 税 環 境 の 整 備 ~ダイレクト 納 付 ~ ダイレクト 納 付 とは あらかじめ 預 貯 金 口 座 の 情 報 を 記 載 した 利 用 届 出 書 を 提 出 することにより e-taxを 利 用 して 電 子 申 告 等 をした 後 簡 単 な 操 作 で 届 出 をし た 預 貯 金 口 座 からの 振 替 によって 納 付 することができる 納 付 手 段 です このダイレクト 納 付 には 電 子 証 明 書 が 不 要 であるなど これまでの 電 子 納 税 の 利 便 性 に 加 え インターネットバンキングの 契 約 が 不 要 即 時 又 は 期 日 を 指 定 して 納 付 することが 可 能 税 理 士 が 納 税 者 に 代 わって 納 付 手 続 を 行 うことが 可 能 といった 利 便 性 があります なお このダイレクト 納 付 は 対 応 した 金 融 機 関 の 預 貯 金 口 座 でなければ 利 用 で きないため 国 税 庁 では 未 対 応 の 金 融 機 関 に 対 して 対 応 を 要 請 するなど 利 用 可 能 金 融 機 関 の 拡 大 に 向 けた 取 組 を 行 っており 平 成 27 年 3 月 末 現 在 で 392 金 融 機 関 で 利 用 可 能 となっています 64

65 ~ 社 会 保 障 税 番 号 (マイナンバー) 制 度 ~ 番 号 制 度 については 平 成 27 年 10 月 から 個 人 番 号 法 人 番 号 の 通 知 が 始 まり 28 年 1 月 以 降 順 次 利 用 が 開 始 されます 個 人 番 号 については 市 区 町 村 長 が 住 民 票 を 有 する 全 ての 方 に1 人 1つの12 桁 の 番 号 を 指 定 し 住 民 票 の 住 所 あてに 通 知 カードにより 通 知 します その 利 用 範 囲 は 社 会 保 障 税 災 害 対 策 の3 分 野 のうち 法 律 又 は 条 例 で 定 められた 事 務 のみでしか 利 用 できません 法 人 番 号 については 国 税 庁 長 官 が 株 式 会 社 などの 設 立 登 記 法 人 国 の 機 関 地 方 公 共 団 体 その 他 の 法 人 や 団 体 に1 法 人 1つの13 桁 の 番 号 を 指 定 し 登 記 上 の 所 在 地 あてに 書 面 により 通 知 します 法 人 等 の3 情 報 すなわち 商 号 又 は 名 称 本 店 又 は 主 たる 事 務 所 の 所 在 地 及 び 法 人 番 号 は インターネットを 利 用 して 広 く 一 般 に 公 表 され 誰 でも 利 用 可 能 となっています 65

66 ~ 社 会 保 障 税 番 号 (マイナンバー) 制 度 ~ 個 人 番 号 カードについては 市 区 町 村 に 申 請 して 通 知 カードと 引 き 換 えに 交 付 を 受 ける ことができます 個 人 番 号 カードは 表 面 に 氏 名 住 所 生 年 月 日 性 別 及 び 顔 写 真 裏 面 に 個 人 番 号 が 記 載 されるICチップ 付 きのカードです 個 人 番 号 の 利 用 範 囲 は 社 会 保 障 税 災 害 対 策 に 関 する 事 務 に 限 定 されていますが 個 人 番 号 カードは 様 々な 使 い 方 が 考 えられます 具 体 的 には 本 人 確 認 のための 身 分 証 明 書 として 利 用 できるほか ICチップに 搭 載 される 電 子 証 明 書 を 用 いて e-taxなどの 各 種 電 子 申 請 を 行 うことも 可 能 です さらに ICチップの 空 き 領 域 を 活 用 して 個 人 番 号 カードと 健 康 保 険 証 やキャッシュカ ードの 機 能 を 一 元 化 できないかなどの 検 討 が 進 められています 個 人 番 号 カード 及 び 通 知 カードについては くれぐれも 紛 失 しないように 十 分 に 留 意 し てください 66

67 ~ 社 会 保 障 税 番 号 (マイナンバー) 制 度 ~ 番 号 制 度 導 入 後 は 税 務 関 係 書 類 に 個 人 番 号 や 法 人 番 号 を 記 載 いただくこととなります 申 告 書 や 申 請 書 等 の 様 式 に 番 号 を 記 載 する 欄 が 新 たに 設 けられますので こちらに 番 号 を 記 載 した 上 で 税 務 署 等 に 提 出 していただくことになります 例 えば 所 得 税 では 平 成 28 年 1 月 1 日 に 属 する 年 分 以 降 の 申 告 書 から とあります ので 具 体 的 には 平 成 29 年 2 月 から3 月 の 確 定 申 告 期 から 番 号 を 記 載 した 申 告 書 を 提 出 していただくこととなります 法 定 調 書 については 例 えば 平 成 28 年 1 月 1 日 以 後 に 支 払 われた 給 与 等 に 係 る 源 泉 徴 収 票 に 支 払 を 受 ける 方 控 除 対 象 配 偶 者 や 扶 養 親 族 及 び 支 払 者 の 番 号 を 記 載 して 平 成 29 年 1 月 末 までに 税 務 署 に 提 出 いただくこととなります なお 給 与 所 得 の 源 泉 徴 収 票 や 特 定 口 座 年 間 取 引 報 告 書 など 支 払 を 受 ける 方 に 交 付 され る 源 泉 徴 収 票 や 支 払 通 知 書 等 には 平 成 27 年 10 月 2 日 に 行 われた 所 得 税 法 施 行 規 則 等 の 改 正 により 支 払 を 受 ける 方 等 の 個 人 番 号 の 記 載 は 行 わないこととされています また 国 税 庁 では 番 号 制 度 の 導 入 を 契 機 として 納 税 者 利 便 の 向 上 策 に 向 けた 検 討 を 行 っています 具 体 的 には 住 宅 ローン 控 除 等 の 申 告 手 続 における 住 民 票 の 添 付 省 略 などの 検 討 を 行 っ ています 67

68 ~ 社 会 保 障 税 番 号 (マイナンバー) 制 度 ~ 先 ほど 説 明 した 住 民 票 の 添 付 省 略 についてのイメージです 現 在 は 住 宅 ローン 控 除 の 申 告 を 行 う 際 には 市 区 町 村 が 発 行 した 住 民 票 を 確 定 申 告 書 に 添 付 して 提 出 していただいております 番 号 制 度 導 入 後 は 税 務 署 では 住 民 基 本 台 帳 ネットワークシステムを 利 用 して 住 民 票 情 報 の 確 認 が 可 能 となりますので それにより 住 民 票 の 添 付 を 省 略 し 納 税 者 利 便 の 向 上 を 図 ろうというものです ( 参 考 ) 住 民 票 情 報 氏 名 住 所 生 年 月 日 性 別 をいう 68

69 ~ 社 会 保 障 税 番 号 (マイナンバー) 制 度 ~ 番 号 制 度 の 導 入 に 伴 い 国 税 庁 は 法 人 番 号 の 付 番 機 関 としての 役 割 を 担 うこととなります 付 番 対 象 ですが 1 株 式 会 社 などの 設 立 登 記 法 人 のほか 2 国 の 機 関 3 地 方 公 共 団 体 4 これら 以 外 の 法 人 や 団 体 等 に1 法 人 1つ 13 桁 の 番 号 を 指 定 し 書 面 により 通 知 を 行 います 1 法 人 に1 番 号 のみ 指 定 しますので 支 店 事 業 所 には 指 定 しません 個 人 事 業 者 の 方 に 対 しましても 法 人 番 号 は 指 定 しません 番 号 を 指 定 した 法 人 等 の3 情 報 すなわち 名 称 所 在 地 法 人 番 号 は 国 税 庁 が 開 設 するイ ンターネット 上 の 法 人 番 号 公 表 サイトで 公 表 し 誰 でも 自 由 に 利 用 が 可 能 です 公 表 サイトで は 3 情 報 を 名 称 や 所 在 地 から 検 索 したり これら3 情 報 を 二 次 活 用 するためデータをダウン ロードできるようになります また 法 人 番 号 は 個 人 番 号 と 異 なり 利 用 範 囲 に 制 限 がなく 社 会 的 なインフラとして 官 民 問 わず 幅 広 い 分 野 で 利 活 用 されることが 重 要 です 付 番 機 関 である 国 税 庁 では 内 閣 官 房 等 の 関 係 機 関 と 連 携 を 図 りつつ 国 地 方 の 各 行 政 機 関 や 民 間 団 体 に 対 して わかる つながる ひろがる をキャッチフレーズに 利 活 用 の 働 きかけに 取 り 組 んでいます. 69

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71 政 策 評 価 と 税 務 行 政 の 改 善 ~ 政 策 評 価 ( 国 税 庁 の 実 績 の 評 価 )の 目 的 ~ 国 税 庁 は 主 として 政 策 の 実 施 に 関 する 機 能 を 担 う 実 施 庁 であるため 中 央 省 庁 等 改 革 基 本 法 に 基 づき 財 務 省 が 国 税 庁 の 達 成 すべき 目 標 を 設 定 し その 実 績 を 評 価 し て 公 表 しています 国 税 庁 の 実 績 の 評 価 とは 国 税 庁 が 所 管 する 事 務 について 1あらかじめ 達 成 すべ き 目 標 を 設 定 し 2その 目 標 に 対 する 実 績 を 測 定 し その 達 成 度 を 評 価 することによ り 3その 達 成 度 合 いの 情 報 を 提 供 するものです また 国 税 庁 の 実 績 の 評 価 を 実 施 する 目 的 は 1 国 税 庁 の 使 命 実 績 目 標 施 策 等 を 明 らかにし 納 税 者 である 国 民 の 皆 様 に 対 して 説 明 責 任 を 果 たすこと 2 常 に よ り 効 率 的 で 質 が 高 く 時 代 の 要 請 にあった 成 果 重 視 の 行 政 を 目 指 し 続 けること 3 国 税 庁 の 事 務 を 改 善 し 職 員 の 意 欲 の 向 上 組 織 の 活 性 化 を 図 ることであり これらに ついて 分 かりやすくお 知 らせすることによって 行 政 の 透 明 性 を 確 保 し 国 民 の 皆 様 からの 理 解 と 信 頼 を 得 ることです 71

72 政 策 評 価 と 税 務 行 政 の 改 善 ~ 国 税 庁 の 使 命 と 実 績 の 評 価 の 目 標 ~ 国 税 庁 の 使 命 は 納 税 者 の 自 発 的 な 納 税 義 務 の 履 行 を 適 正 かつ 円 滑 に 実 現 する ことであり この 使 命 を 果 たすため 財 務 省 設 置 法 第 19 条 に 定 められた 国 税 庁 の3 つの 任 務 である 内 国 税 の 適 正 かつ 公 平 な 賦 課 及 び 徴 収 酒 類 業 の 健 全 な 発 達 の 促 進 及 び 税 理 士 業 務 の 適 正 な 運 営 の 確 保 を 遂 行 することとされています 実 績 の 評 価 では この3つの 任 務 を 達 成 すべき 目 標 として 実 績 目 標 ( 大 )1から3 に 掲 げています 72

73 政 策 評 価 と 税 務 行 政 の 改 善 ~ 平 成 25 事 務 年 度 実 績 の 評 価 結 果 ~ 目 標 の 体 系 については 只 今 説 明 しました 実 績 目 標 ( 大 )1から3が 達 成 すべき 目 標 となりますが 実 績 目 標 ( 大 )1の 内 国 税 の 適 正 かつ 公 平 な 賦 課 及 び 徴 収 につ いては 対 象 範 囲 が 広 いので その 細 目 として4つの 実 績 目 標 ( 小 )と 更 に6つの 業 績 目 標 を 設 定 し これらの 小 目 標 や 業 績 目 標 を 通 じて より 分 かりやすい 評 価 に 努 め ています これらの 目 標 については S+ 目 標 超 過 達 成 S 目 標 達 成 A 相 当 程 度 進 展 あり B 進 展 が 大 きくない C 目 標 に 向 かっていない の5 段 階 で 評 価 しています 平 成 25 事 務 年 度 の 実 績 の 評 価 の 結 果 は S 目 標 達 成 と 評 価 したものが2 つ A 相 当 程 度 進 展 あり と 評 価 したものが11となっています これらの 評 価 検 証 を 踏 まえ 税 務 行 政 の 改 善 に 取 り 組 んでいきます なお 実 績 の 評 価 の 実 施 に 当 たっては その 客 観 性 を 確 保 し 評 価 の 質 を 高 めるた め 有 識 者 の 方 々からなる 財 務 省 政 策 評 価 懇 談 会 を 開 催 し 意 見 をいただいた 上 財 務 省 ホームページにて 公 表 しています ( 国 税 庁 ホームページからもご 覧 にな れます ) 73

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75 災 害 ( 震 災 等 )への 対 応 ~ 申 告 納 付 等 の 期 限 の 延 長 の 措 置 ~ 災 害 等 の 理 由 により 申 告 納 付 等 をその 期 限 までにできないときは その 理 由 のやんだ 日 から2か 月 以 内 の 範 囲 で 申 告 納 付 等 の 期 限 が 延 長 されます これには 1 地 域 指 定 による 場 合 と2 個 別 指 定 による 場 合 とがあります 1 地 域 指 定 とは 災 害 による 被 害 が 広 い 地 域 に 及 ぶ 場 合 に 国 税 庁 長 官 が 延 長 する 地 域 と 期 日 を 定 めて 告 示 することで その 告 示 の 期 日 までに 申 告 納 付 等 を 行 えばよいことになります 2 個 別 指 定 とは 災 害 等 により 申 告 納 付 等 ができない 場 合 に 個 別 に 税 務 署 長 に 申 請 して 期 限 の 延 長 措 置 を 受 けることになります なお 地 域 指 定 により 延 長 された 期 限 の 期 日 が 指 定 された 場 合 においても 個 別 指 定 により 期 限 の 延 長 措 置 を 受 けることができます 75

76 災 害 ( 震 災 等 )への 対 応 ~ 納 税 の 猶 予 予 定 納 税 の 減 額 等 ~ 災 害 により 財 産 に 相 当 の 損 失 を 受 けた 場 合 は その 損 失 を 受 けた 日 以 後 1 年 以 内 に 納 期 限 が 到 来 する 国 税 について 災 害 がやんだ 日 から2か 月 以 内 に 税 務 署 長 に 申 請 することで 納 期 限 から1 年 以 内 の 期 間 で 納 税 の 猶 予 を 受 けることがで きます また 既 に 納 期 限 が 到 来 している 国 税 についても 税 務 署 長 に 申 請 することで 災 害 等 により 納 付 が 困 難 になったと 認 められる 金 額 を 限 度 として 原 則 として1 年 以 内 (やむを 得 ない 理 由 があると 認 められるときは 延 長 の 申 請 をすることに より 最 長 で2 年 以 内 )の 期 間 で 納 税 の 猶 予 を 受 けることができます その 他 にも 災 害 等 が 発 生 した 後 に 納 期 限 の 到 来 する 所 得 税 及 び 復 興 特 別 所 得 税 の 予 定 納 税 については 所 得 税 法 や 災 害 減 免 法 により 減 額 される 取 扱 いや 相 続 税 贈 与 税 及 び 酒 税 などにおいても 税 額 が 減 額 されるなどの 取 扱 いがあります 76

77 災 害 ( 震 災 等 )への 対 応 ~ 災 害 にあったときの 所 得 税 の 軽 減 ~ 地 震 火 災 風 水 害 などの 災 害 によって 住 宅 や 家 財 などに 損 害 を 受 けたとき は 確 定 申 告 で 1 所 得 税 法 に 定 める 雑 損 控 除 の 方 法 又 は2 災 害 減 免 法 に 定 める 税 金 の 軽 減 免 除 による 方 法 のどちらか 有 利 な 方 法 を 選 ぶことによっ て 所 得 税 額 の 全 部 又 は 一 部 を 軽 減 することができます これら 二 つの 方 法 では 損 失 の 発 生 の 原 因 や 対 象 となる 資 産 の 範 囲 等 が 異 なります このように 万 が 一 災 害 等 にあって 損 害 を 受 けた 場 合 には 税 制 面 においても 配 慮 されています 77

78 おわりに 以 上 これまで 税 の 役 割 と 税 務 署 の 仕 事 と 題 しまして 税 の 役 割 やその 使 途 適 正 公 平 な 課 税 と 徴 収 の 実 現 に 向 けた 庁 局 署 の 取 組 みや 国 税 庁 のICT 化 国 際 化 に 向 けた 諸 施 策 について 紹 介 させていただきました なお 国 税 庁 ホームページに 税 の 役 割 と 税 務 署 の 仕 事 のコーナーを 開 設 し ておりますので 今 回 紹 介 した 内 容 について 更 に 詳 しくお 知 りになりたい 場 合 は そちらも 併 せてご 覧 ください また 国 税 庁 では 税 務 行 政 に 対 するご 意 見 ご 要 望 をお 待 ちしています 国 税 庁 ホームページ 又 は 最 寄 りの 税 務 署 にお 寄 せください ご 静 聴 ありがとうございました 78