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1 宇 治 市

2 は じ め に 男 女 共 同 参 画 社 会 の 実 現 とは 男 女 の 人 権 が 尊 重 され 男 女 が 共 に 責 任 を 担 い 男 女 が 共 に 個 性 と 能 力 を 十 分 発 揮 することにより 男 性 にとっても 女 性 にとっても 暮 らしやすい 地 域 社 会 をつくることです 本 市 では 男 女 共 同 参 画 を 推 進 し 市 民 の 皆 様 一 人 ひとりが 生 き 生 きと 暮 らすことがで きるまちづくりを 進 めるため 2004 年 ( 平 成 16 年 )12 月 に 宇 治 市 男 女 生 き 生 きまち づくり 条 例 を 施 行 いたしますとともに 2006 年 ( 平 成 18 年 )1 月 には 本 市 の 男 女 共 同 参 画 計 画 である 第 2 次 UJIあさぎりプラン を 策 定 して 市 民 の 皆 様 と 共 にさまざまな 施 策 に 取 り 組 んでまいりました このたび 第 2 次 UJIあさぎりプラン の 計 画 期 間 が 終 了 いたしますことから 引 き 続 き 地 域 に 根 ざした 男 女 共 同 参 画 社 会 の 実 現 に 向 けました 施 策 を 総 合 的 計 画 的 に 推 進 するため 新 たに 第 3 次 UJIあさぎりプラン を 策 定 いたしました この 計 画 は 本 市 が 取 り 組 む 男 女 共 同 参 画 施 策 の 基 本 的 指 針 を 定 めたものであり 計 画 の 推 進 にあたりましては 市 民 の 皆 様 一 人 ひとりが 男 女 共 同 参 画 に 一 層 の 理 解 を 深 めてい ただくとともに 市 民 事 業 者 教 育 関 係 者 市 民 団 体 等 の 皆 様 が 本 市 と 共 に 連 携 協 働 して 家 庭 や 地 域 職 場 学 校 など 地 域 社 会 のあらゆる 分 野 で 男 女 共 同 参 画 の 推 進 に 向 け ました 取 組 を 実 践 していくことが 重 要 であると 考 えておりますので 皆 様 の 一 層 のご 理 解 とご 協 力 をお 願 い 申 し 上 げます 最 後 になりましたが 計 画 の 策 定 にあたりまして 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 審 議 会 委 員 の 皆 様 をはじめ アンケート 調 査 等 にご 協 力 いただきました 市 民 事 業 者 市 民 団 体 の 皆 様 パブリックコメントに 際 し 貴 重 なご 意 見 をお 寄 せいただきました 市 民 の 皆 様 に 心 からお 礼 申 し 上 げます 2011 年 ( 平 成 23 年 )3 月 宇 治 市 長 久 保 田 勇

3 目 次 Ⅰ 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 計 画 策 定 の 趣 旨 計 画 の 位 置 づけ 計 画 の 策 定 方 法 計 画 の 目 標 計 画 の 重 点...6 Ⅱ 計 画 の 体 系...7 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向...8 基 本 方 向 1 男 女 の 人 権 の 確 立...8 計 画 課 題 1 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消...9 計 画 課 題 2 女 性 に 対 するあらゆる 暴 力 の 根 絶...12 DVの 防 止 及 び 被 害 者 の 保 護 支 援 に 関 する 施 策 ( 基 本 的 指 針 )...13 基 本 方 向 2 あらゆる 分 野 における 男 女 共 同 参 画 の 推 進...17 計 画 課 題 1 就 業 の 分 野 における 男 女 共 同 参 画...18 計 画 課 題 2 教 育 の 分 野 における 男 女 共 同 参 画...23 計 画 課 題 3 メディアにおける 男 女 共 同 参 画...25 計 画 課 題 4 男 性 にとっての 男 女 共 同 参 画...26 計 画 課 題 5 仕 事 と 生 活 の 調 和 (ワーク ライフ バランス)...27 基 本 方 向 3 女 性 のエンパワーメント 支 援...30 計 画 課 題 1 政 策 方 針 決 定 過 程 への 女 性 の 参 画 の 拡 大...31 計 画 課 題 2 女 性 のチャレンジ 支 援...34 基 本 方 向 4 生 涯 を 通 じた 女 性 の 健 康 支 援...35 計 画 課 題 1 生 涯 を 通 じた 女 性 の 健 康 支 援...36 基 本 方 向 5 協 働 による 男 女 生 き 生 きまちづくりの 推 進...38 計 画 課 題 1 市 民 等 との 協 働 の 推 進...39 Ⅳ 計 画 の 推 進 計 画 の 推 進 体 制 等 計 画 の 進 行 管 理 評 価 公 表 連 携 協 働 の 推 進...43 Ⅴ 男 女 共 同 参 画 の 推 進 に 関 する 目 標 値 指 標 値...44 参 考 資 料...46 女 子 に 対 するあらゆる 形 態 の 差 別 の 撤 廃 に 関 する 条 約...46 男 女 共 同 参 画 社 会 基 本 法...51 雇 用 の 分 野 における 男 女 の 均 等 な 機 会 及 び 待 遇 の 確 保 等 に 関 する 法 律...54 配 偶 者 からの 暴 力 の 防 止 及 び 被 害 者 の 保 護 に 関 する 法 律...61 宇 治 市 男 女 生 き 生 きまちづくり 条 例...67 男 女 共 同 参 画 のあゆみ...71

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5 Ⅰ 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 Ⅰ 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 1 計 画 策 定 の 趣 旨 本 市 では 1995 年 ( 平 成 7 年 )3 月 に 地 域 に 根 ざした 男 女 共 同 参 画 社 会 の 実 現 をめざし て 宇 治 市 女 性 施 策 推 進 プラン(UJIあさぎりプラン) を 策 定 し 2001 年 ( 平 成 13 年 )3 月 の 改 定 を 経 て あらゆる 分 野 における 男 女 共 同 参 画 の 推 進 や 女 性 の 人 権 の 尊 重 など に 関 する 取 組 を 推 進 してきました また 2004 年 ( 平 成 16 年 )12 月 には 本 市 における 男 女 共 同 参 画 を 総 合 的 かつ 計 画 的 に 推 進 し 男 女 が 生 き 生 きと 暮 らすことができるまちづくりを 進 めるため 男 女 共 同 参 画 の 推 進 に 関 する 基 本 理 念 や 本 市 市 民 事 業 者 等 の 責 務 施 策 の 基 本 事 項 を 定 めた 宇 治 市 男 女 生 き 生 きまちづくり 条 例 を 施 行 しました さらに この 条 例 の 趣 旨 を 具 体 化 するため 2006 年 ( 平 成 18 年 )1 月 には 本 市 の 男 女 共 同 参 画 計 画 である 第 2 次 UJIあさぎりプラン( 以 下 第 2 次 計 画 という ) を 策 定 し 5つの 基 本 方 向 に 基 づいて さまざまな 施 策 を 推 進 してきました これらの 取 組 により 男 女 共 同 参 画 の 推 進 に 対 する 市 民 意 識 は 着 実 に 高 まりつつあり 女 性 の 社 会 参 画 の 拡 大 やエンパワーメントなどに 一 定 の 成 果 をあげてきましたが 依 然 として 男 女 共 同 参 画 に 対 する 認 識 や 女 性 の 社 会 参 画 男 女 共 同 参 画 のまちづくりに 向 けた 協 働 の 確 立 などにおいて 課 題 が 存 在 するとともに DV(ドメスティック バイオレンス)への 一 層 の 対 応 多 様 な 人 々の 仕 事 と 生 活 の 調 和 (ワーク ライフ バランス)や 能 力 発 揮 の 実 現 な ど 今 日 的 な 課 題 への 対 応 も 求 められています このような 状 況 のもと 2010 年 ( 平 成 22 年 ) 度 をもって 第 2 次 計 画 の 計 画 期 間 が 終 了 することから 引 き 続 き 地 域 に 根 ざした 男 女 共 同 参 画 社 会 の 実 現 に 向 けた 施 策 を 総 合 的 か つ 計 画 的 に 推 進 するため 第 3 次 UJIあさぎりプラン( 以 下 本 計 画 という ) を 策 定 します 1

6 第 3 次 UJIあさぎりプラン < 本 計 画 における 用 語 の 説 明 > 市 民 等 宇 治 市 男 女 生 き 生 きまちづくり 条 例 に 規 定 する 市 民 事 業 者 教 育 に 携 わる 者 市 民 団 体 等 の 総 称 をいいます DV Domestic Violence(ドメスティック バイオレンス)の 略 で 夫 婦 や 恋 人 など 親 しい 関 係 における 暴 力 のことをいいます ( 暴 力 の 種 類 ) 暴 力 の 種 類 は 以 下 のように 分 けることができます 身 体 的 暴 力 なぐる ける 物 をなげつけるなど 精 神 的 暴 力 相 手 をけなすようなことを 言 う 言 うことを 聞 かないと 無 視 するなど 性 的 暴 力 むりやりキスやセックスをする 避 妊 に 協 力 しないなど 経 済 的 暴 力 生 活 費 を 渡 さない 自 立 を 妨 げ 就 職 させない お 金 や 物 を 貢 がせる 借 りたお 金 を 返 さないなど 社 会 的 暴 力 外 出 を 細 かくチェックする 携 帯 電 話 のメールやアドレスを 勝 手 に 見 る 友 人 との 付 き 合 いを 制 限 するなど ( 法 律 との 関 係 ) DVは 法 令 等 で 定 義 された 言 葉 ではなく 一 般 的 に 夫 婦 や 恋 人 など 親 しい 関 係 にお ける 暴 力 のことを 示 す 言 葉 として 使 われています 配 偶 者 からの 暴 力 の 防 止 及 び 被 害 者 の 保 護 に 関 する 法 律 ( 以 下 DV 防 止 法 という )では 配 偶 者 からの 暴 力 と は 配 偶 者 からの 身 体 に 対 する 暴 力 又 はこれに 準 ずる 心 身 に 有 害 な 影 響 を 及 ぼす 言 動 をいい 離 婚 後 も 引 き 続 き 受 ける 身 体 に 対 する 暴 力 等 を 含 む 配 偶 者 には 事 実 上 の 婚 姻 関 係 を 含 む と 規 定 されています デートDV DVのうち 恋 人 間 の 暴 力 のことをいいます 2

7 Ⅰ 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 アンケート 調 査 平 成 22 年 7 月 に 本 市 が 実 施 した 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 に 関 する 市 民 意 識 実 態 調 査 及 び 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 に 関 する 事 業 所 調 査 のことをいいます ( 調 査 方 法 ) 市 民 意 識 実 態 調 査 市 内 在 住 の 満 16 歳 以 上 の 市 民 を 対 象 に 男 女 各 1,200 名 を 無 作 為 抽 出 しました 事 業 所 調 査 市 内 の 事 業 所 を 対 象 に 300 事 業 所 を 無 作 為 抽 出 しました グループインタビュー 平 成 22 年 7 月 に 本 市 が 実 施 した 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 に 関 するグループインタビュー のことをいいます ( 概 要 ) グループインタビュー 方 式 による 実 態 調 査 起 業 ボランティア コミュニティ ビジネス NPO( 民 間 非 営 利 団 体 ) 設 立 な ど 女 性 の 社 会 参 画 活 動 について 実 態 を 把 握 しました エンパワーメント 本 計 画 では 女 性 一 人 ひとりが 自 分 自 身 を 尊 重 し 自 己 決 定 力 や 仕 事 の 能 力 経 済 力 を つけ 意 思 決 定 の 場 に 参 画 するなど あらゆる 場 面 で 社 会 を 変 革 する 力 をつけていくことを いいます ポジティブ アクション( 積 極 的 改 善 措 置 ) 男 女 が 社 会 の 対 等 な 構 成 員 として 自 らの 意 思 によって 社 会 のあらゆる 分 野 における 活 動 に 参 画 する 機 会 にかかる 男 女 間 の 格 差 を 改 善 するため 必 要 な 範 囲 において 男 女 のい ずれか 一 方 に 対 し 当 該 機 会 を 積 極 的 に 提 供 することをいいます 市 役 所 における 取 組 男 女 共 同 参 画 を 推 進 するひとつの 事 業 所 としての 宇 治 市 役 所 の 取 組 をいいます 宇 治 市 役 所 は 市 内 のひとつの 事 業 所 として 本 市 における 男 女 共 同 参 画 推 進 の 先 導 役 を 担 う 必 要 があると 考 えています ここに 掲 載 している 用 語 説 明 のほかに 本 文 中 でも 用 語 の 説 明 を 記 述 しています 3

8 第 3 次 UJIあさぎりプラン 2 計 画 の 位 置 づけ (1) 本 計 画 は 男 女 共 同 参 画 社 会 基 本 法 第 14 条 第 3 項 及 び 宇 治 市 男 女 生 き 生 きまちづく り 条 例 第 9 条 第 1 項 に 定 める 本 市 の 男 女 共 同 参 画 計 画 であり 本 市 における 男 女 共 同 参 画 の 推 進 に 関 する 施 策 の 基 本 的 指 針 を 定 めたものです (2) 本 計 画 では DV 防 止 法 第 2 条 の3 第 3 項 に 定 める 市 町 村 基 本 計 画 の 内 容 を 基 本 方 向 1の 計 画 課 題 2において 定 めています (3) 本 計 画 は 宇 治 市 総 合 計 画 の 部 門 別 計 画 であり 関 連 する 他 の 部 門 別 計 画 と 連 携 を 図 りながら 推 進 します 宇 治 市 総 合 計 画 総 合 計 画 関 連 計 画 との 関 係 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 計 画 ~ 第 3 次 UJIあさぎりプラン~ ( 本 計 画 ) 連 携 宇 治 市 地 域 防 災 計 画 宇 治 市 人 権 教 育 啓 発 推 進 計 画 宇 治 市 地 域 福 祉 計 画 宇 治 市 児 童 育 成 計 画 宇 治 市 次 世 代 育 成 支 援 対 策 行 動 計 画 宇 治 市 母 子 保 健 計 画 宇 治 市 健 康 づくり 推 進 プラン 宇 治 市 食 育 推 進 計 画 宇 治 市 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 計 画 宇 治 市 生 涯 学 習 推 進 プラン 3 計 画 の 策 定 方 法 本 計 画 は アンケート 調 査 やグループインタビューなどにより 本 市 の 男 女 共 同 参 画 の 実 態 把 握 に 努 めるとともに パブリックコメント( 市 民 等 の 意 見 を 募 る 手 続 )や 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 支 援 センターにおける 取 組 などを 通 じて 広 く 市 民 等 の 意 見 を 求 め 宇 治 市 男 女 生 き 生 きまちづくり 条 例 に 定 める 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 審 議 会 の 審 議 を 経 て 策 定 しました 4

9 Ⅰ 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 4 計 画 の 目 標 (1)めざす 将 来 像 真 の 男 女 平 等 と 地 域 に 根 ざした 男 女 共 同 参 画 社 会 の 実 現 男 女 が 社 会 の 対 等 な 構 成 員 として 互 いにその 人 権 を 尊 重 しつつ 責 任 も 分 かち 合 い 性 別 に かかわりなくその 個 性 と 能 力 を 十 分 に 発 揮 し 自 らの 意 思 によって 社 会 のあらゆる 分 野 におけ る 活 動 に 参 画 する 機 会 が 確 保 されなければならないという 意 識 が 社 会 全 体 及 び 市 民 の 日 常 生 活 に 浸 透 し 市 民 一 人 ひとりが 男 女 共 同 参 画 を 実 践 できる 地 域 社 会 の 実 現 をめざします (2) 男 女 共 同 参 画 の 基 本 視 点 本 市 の 男 女 共 同 参 画 は 次 の8つの 基 本 視 点 に 基 づき 推 進 します 1 個 人 の 人 権 が 尊 重 され 個 性 と 能 力 が 十 分 に 発 揮 できる 機 会 の 確 保 に 努 めます 2 女 性 のライフサイクルに 応 じた 健 康 支 援 に 努 めます 3 女 性 に 対 するあらゆる 暴 力 的 行 為 の 根 絶 に 向 けた 啓 発 相 談 活 動 を 推 進 します 4 男 女 がさまざまな 活 動 に 参 加 できるよう 社 会 の 制 度 や 慣 行 の 見 直 しに 向 けた 取 組 を 推 進 します 5 政 策 方 針 決 定 過 程 への 女 性 の 参 画 拡 大 に 向 けた 取 組 を 推 進 します 6 男 女 の 家 庭 生 活 と 社 会 生 活 の 両 立 に 向 けた 取 組 を 推 進 します 7 社 会 活 動 の 多 様 な 選 択 を 可 能 にする 教 育 学 習 機 会 の 充 実 に 努 めます 8 国 際 社 会 の 取 組 に 留 意 して 施 策 を 推 進 します (3) 計 画 の 基 本 方 向 本 計 画 を 具 体 的 に 推 進 するため 次 の5つの 基 本 方 向 を 定 めます 基 本 方 向 1 男 女 の 人 権 の 確 立 基 本 方 向 2 あらゆる 分 野 における 男 女 共 同 参 画 の 推 進 基 本 方 向 3 女 性 のエンパワーメント 支 援 基 本 方 向 4 生 涯 を 通 じた 女 性 の 健 康 支 援 基 本 方 向 5 協 働 による 男 女 生 き 生 きまちづくりの 推 進 (4) 計 画 の 期 間 本 計 画 の 期 間 は 2011 年 ( 平 成 23 年 ) 度 から 2015 年 ( 平 成 27 年 ) 度 までの5 年 間 とします 5

10 第 3 次 UJIあさぎりプラン 5 計 画 の 重 点 本 計 画 を 効 果 的 に 推 進 するため 次 の3つの 重 点 を 定 めます (1) 次 段 階 へのステップアップ 地 域 に 根 ざした 男 女 共 同 参 画 を 推 進 するためには 市 民 一 人 ひとりが 男 女 共 同 参 画 を 生 活 上 の 課 題 として 認 識 し 家 庭 や 地 域 職 場 などの 日 常 生 活 において 性 別 による 固 定 的 な 役 割 分 担 意 識 に 基 づく 慣 習 や 世 間 体 などの 身 近 な 問 題 を 捉 えなおし 課 題 解 決 に 向 けて 実 践 で きる 態 度 や 技 能 を 身 につけることが 重 要 です 本 市 では これまで 知 識 取 得 や 意 識 啓 発 に 重 点 を 置 いた 施 策 を 推 進 するとともに 男 女 共 同 参 画 支 援 センター 関 係 団 体 をはじめ 実 践 的 活 動 に 取 り 組 む 市 民 等 と 連 携 して 地 域 に 根 ざ した 男 女 共 同 参 画 の 推 進 に 取 り 組 んできました 本 計 画 では 市 民 等 に 対 する 一 層 の 広 報 啓 発 に 取 り 組 むとともに より 多 様 な 市 民 等 と の 連 携 協 働 を 推 進 します また 男 女 共 同 参 画 の 視 点 から 市 民 等 の 日 常 生 活 のより 幅 広 い 分 野 で より 身 近 な 課 題 を 取 り 上 げ これら 課 題 の 解 決 に 向 けた 市 民 等 の 実 践 的 活 動 を 一 層 促 進 する 次 段 階 へステップアップします (2)ポジティブ アクション 等 の 推 進 国 の 第 3 次 男 女 共 同 参 画 基 本 計 画 では 実 効 性 のあるポジティブ アクションを 推 進 する ことにより 社 会 のあらゆる 分 野 において 2020 年 ( 平 成 32 年 )までに 指 導 的 地 位 に 女 性 が 占 める 割 合 が 少 なくとも 30% 程 度 という 目 標 が 引 き 続 き 示 されました 本 計 画 では 社 会 のさまざまな 分 野 における 女 性 の 政 策 方 針 決 定 過 程 への 参 画 拡 大 に 積 極 的 に 取 り 組 む 意 識 の 醸 成 を 図 りながら 女 性 のエンパワーメント 支 援 を 一 層 推 進 します また 市 内 のひとつの 事 業 所 として 男 女 共 同 参 画 推 進 の 先 導 役 を 担 う 立 場 にある 本 市 で は 国 の 目 標 値 を 踏 まえながら 段 階 的 に 目 標 値 を 設 定 し 女 性 職 員 の 職 域 拡 大 や 管 理 監 督 者 への 登 用 について 引 き 続 き ポジティブ アクションを 講 ずるとともに 本 市 が 設 置 する 審 議 会 等 の 委 員 の 構 成 についても 積 極 的 に 男 女 の 均 等 を 図 るよう 努 めます (3) 今 日 的 課 題 への 対 応 男 女 共 同 参 画 を 推 進 する 上 で DVへの 一 層 の 対 応 多 様 な 人 々のワーク ライフ バラ ンスや 能 力 発 揮 の 実 現 男 性 にとっての 男 女 共 同 参 画 防 災 環 境 分 野 における 男 女 共 同 参 画 などの 今 日 的 な 課 題 があります 本 計 画 では これら 課 題 の 解 決 に 向 けて 庁 内 連 携 を 一 層 強 化 するとともに 相 談 事 業 や 情 報 の 提 供 実 践 的 な 学 習 機 会 の 提 供 その 他 必 要 な 施 策 の 推 進 に 努 めます 6

11 Ⅱ 計 画 の 体 系 Ⅱ 計 画 の 体 系 ~ 計 画 の 基 本 方 向 ~ ~ 計 画 課 題 ~ 基 本 方 向 1 男 女 の 人 権 の 確 立 (1) 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 (2) 女 性 に 対 するあらゆる 暴 力 の 根 絶 DVの 防 止 及 び 被 害 者 の 保 護 支 援 に 関 する 施 策 ( 基 本 的 指 針 ) 基 本 方 向 2 あらゆる 分 野 における 男 女 共 同 参 画 の 推 進 (1) 就 業 の 分 野 における 男 女 共 同 参 画 (2) 教 育 の 分 野 における 男 女 共 同 参 画 (3)メディアにおける 男 女 共 同 参 画 (4) 男 性 にとっての 男 女 共 同 参 画 (5) 仕 事 と 生 活 の 調 和 (ワーク ライフ バランス) 基 本 方 向 3 女 性 の エンパワーメント 支 援 (1) 政 策 方 針 決 定 過 程 への 女 性 の 参 画 の 拡 大 (2) 女 性 のチャレンジ 支 援 基 本 方 向 4 生 涯 を 通 じた 女 性 の 健 康 支 援 (1) 生 涯 を 通 じた 女 性 の 健 康 支 援 基 本 方 向 5 協 働 による 男 女 生 き 生 き まちづくりの 推 進 (1) 市 民 等 との 協 働 の 推 進 7

12 第 3 次 UJIあさぎりプラン Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 基 本 方 向 1 男 女 の 人 権 の 確 立 基 本 方 向 1 男 女 の 人 権 の 確 立 市 民 一 人 ひとりが 生 き 生 きと 暮 らすことができる 男 女 共 同 参 画 社 会 を 実 現 するためには 社 会 制 度 や 慣 行 の 背 景 にある 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 と 性 別 に 起 因 する 差 別 的 取 扱 いや 暴 力 の 排 除 が 根 幹 的 な 課 題 です とりわけDVをはじめ 女 性 に 対 するあらゆる 暴 力 の 根 絶 は 男 女 共 同 参 画 社 会 を 形 成 していく 上 で 克 服 しなければならない 重 要 な 課 題 です 男 女 の 人 権 が 尊 重 され 男 女 が 社 会 の 対 等 な 構 成 員 として 自 らの 意 思 によって 社 会 のあらゆる 分 野 の 活 動 に 参 画 することができる 社 会 の 実 現 をめざします 8

13 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 計 画 課 題 1 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 現 状 と 課 題 国 全 体 として 男 女 共 同 参 画 社 会 という 言 葉 の 周 知 度 は 国 が 定 めた 目 標 2010 年 ( 平 成 22 年 ) 度 までに 100% を 達 成 することが 難 しい 状 況 になっています 国 の 第 3 次 男 女 共 同 参 画 基 本 計 画 では 選 択 的 夫 婦 別 氏 制 度 の 導 入 等 にかかる 民 法 改 正 など 家 族 の 在 り 方 の 多 様 化 に 応 じた 法 制 の 整 備 等 の 検 討 が 定 められています 本 市 では 情 報 紙 の 発 行 や 各 種 講 座 等 の 開 催 など 通 じて 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 や 男 女 平 等 の 実 現 に 向 けた 市 民 意 識 の 醸 成 に 努 めています 男 女 共 同 参 画 を 推 進 するための 基 本 理 念 である 人 権 尊 重 や 男 女 平 等 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 に 向 けた 一 層 の 広 報 啓 発 が 必 要 です アンケート 調 査 の 結 果 男 女 共 同 参 画 社 会 という 言 葉 は 市 民 に 十 分 に 浸 透 しておらず その 内 容 まで 知 っ ている 人 は 少 数 です 社 会 全 体 における 男 女 の 平 等 感 は 平 等 と 回 答 した 人 が 男 女 全 体 で2 割 を 下 回 って おり 依 然 として 男 性 が 優 遇 されている と 感 じている 人 が 多 数 を 占 めています 施 策 の 方 向 男 女 共 同 参 画 に 関 する 用 語 の 理 解 や 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 に 向 けた 効 果 的 な 広 報 啓 発 を 推 進 します 人 権 に 関 する 情 報 や 学 習 機 会 の 提 供 を 通 じて 人 権 教 育 人 権 啓 発 を 推 進 するととも に 人 権 侵 害 を 受 けた 被 害 者 のための 相 談 体 制 の 充 実 に 努 めます 具 体 的 施 策 具 体 的 施 策 1 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 に 向 けた 広 報 啓 発 2 男 女 共 同 参 画 の 推 進 の 目 的 や 用 語 の 周 知 3 ジェンダーに 関 する 広 報 及 び 学 習 機 会 の 提 供 4 性 の 多 様 性 に 関 する 広 報 及 び 学 習 機 会 の 提 供 5 人 権 相 談 及 び 男 女 共 同 参 画 に 関 する 相 談 の 充 実 市 役 所 における 取 組 具 体 的 施 策 6 人 権 及 び 男 女 共 同 参 画 に 関 する 職 員 研 修 の 実 施 7 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 に 向 けた 職 場 啓 発 9

14 第 3 次 UJIあさぎりプラン 用 語 の 説 明 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 とは... 男 女 を 問 わず 個 人 の 能 力 等 によって 役 割 の 分 担 を 決 めることが 適 当 であるにもか かわらず 男 は 仕 事 女 は 家 庭 男 性 は 主 要 な 業 務 女 性 は 補 助 的 業 務 などの ように 男 性 女 性 という 性 別 を 理 由 にして 役 割 を 固 定 的 に 分 ける 考 え 方 をいい ます ジェンダーとは... 社 会 的 文 化 的 に 形 成 された 性 別 を 意 味 する 言 葉 です ジェンダーが 性 差 別 や 性 別 による 固 定 的 役 割 分 担 偏 見 等 につながってきたこ とから ジェンダーが 社 会 的 文 化 的 に 形 成 されたものであることをしっかりと 認 識 することが 必 要 であり このことを ジェンダーの 視 点 といいます 性 の 多 様 性 とは... 性 的 欲 望 や 恋 愛 感 情 の 対 象 が 同 性 に 向 かうか 異 性 に 向 かうかの 方 向 性 を 性 的 指 向 といい 同 性 愛 や 異 性 愛 両 性 愛 があります また 自 分 の 性 を 身 体 的 な 性 とは 反 対 の 性 として 認 識 する 場 合 に 性 同 一 性 障 害 という 医 療 上 の 診 断 名 がありますが その 言 葉 を 好 まない 当 事 者 もあり 異 性 の 服 装 を 身 につけたり ライフスタイルを 選 択 することで 自 己 表 現 する 場 合 もあります 身 体 の 性 についても 明 確 に 男 女 に 分 けることができず 中 間 的 な 状 況 にある 人 も います こうした 性 に 関 するさまざまな 現 れ 方 を 性 の 多 様 性 といいます 10

15 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 男 女 共 同 参 画 社 会 という 言 葉 の 周 知 度 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全 体 n= 女 性 n= 男 性 n= 内 容 まで 知 っている 言 葉 を 見 たり 聞 いたりしたことはある 全 く 知 らない 不 明 無 回 答 社 会 全 体 でみた 男 女 の 平 等 感 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全 体 n= 女 性 n=401 男 性 n= 女 性 が 優 遇 されている 平 等 になっている 男 性 が 優 遇 されている どちらかと 言 えば 女 性 が 優 遇 されている どちらかと 言 えば 男 性 が 優 遇 されている 不 明 無 回 答 表 の 見 方 ( 以 下 同 じ) 1)nは 有 効 標 本 数 を 示 しています 2) 男 女 別 の 集 計 結 果 について 男 女 別 の 集 計 結 果 において 男 性 と 女 性 の 合 計 人 数 が 全 体 の 人 数 と 合 致 していません こ れは 男 性 と 女 性 のほかに 不 明 無 回 答 があるためです 3) % の 表 示 について 回 答 結 果 は 小 数 点 以 下 第 2 位 を 四 捨 五 入 しています そのため 単 数 回 答 ( 複 数 の 選 択 肢 から1つ だけを 選 ぶ 方 式 )の 合 計 値 が にならない 場 合 があります 複 数 回 答 (2つ 以 上 の 回 答 を 選 ぶ 方 式 )における 割 合 についても 単 位 は%になります 属 性 ごとの 有 効 標 本 数 に 対 する 割 合 を 示 しており 合 計 は を 超 える 場 合 があります 11

16 第 3 次 UJIあさぎりプラン 計 画 課 題 2 女 性 に 対 するあらゆる 暴 力 の 根 絶 現 状 と 課 題 2001 年 ( 平 成 13 年 )4 月 に DV 防 止 法 が 制 定 され 配 偶 者 からの 暴 力 を 防 止 し 被 害 者 を 保 護 することは 国 や 地 方 公 共 団 体 の 責 務 であるとされました 2007 年 平 成 19 年 7 月 の 改 正 では 被 害 者 の 保 護 命 令 制 度 が 拡 充 されるとともに 配 偶 者 暴 力 相 談 支 援 センター 機 能 の 整 備 や 配 偶 者 からの 暴 力 防 止 に 関 する 基 本 計 画 の 策 定 が 市 町 村 の 努 力 義 務 として 定 められました 本 市 では 女 性 に 対 するあらゆる 暴 力 の 防 止 に 向 けた 広 報 啓 発 を 推 進 するとともに 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 支 援 センターにおいて 女 性 のための 相 談 事 業 に 取 り 組 み 関 係 機 関 等 と 連 携 して 被 害 者 の 自 立 支 援 に 努 めています とりわけDVは 外 部 からの 発 見 が 困 難 で 被 害 が 深 刻 化 しやすく 被 害 者 の 多 くは 女 性 であるという 特 性 があり DVの 防 止 や 被 害 者 の 保 護 支 援 に 向 けた 総 合 的 な 取 組 が 必 要 です アンケート 調 査 の 結 果 女 性 の 約 3 割 がDV 被 害 の 経 験 があると 回 答 しており 女 性 に 対 する 暴 力 は 重 大 な 人 権 侵 害 であるという 認 識 が 地 域 社 会 に 十 分 に 浸 透 していないことが 伺 えます 施 策 の 方 向 さまざまな 媒 体 や 機 会 を 通 じて 女 性 に 対 するあらゆる 暴 力 の 根 絶 に 向 けた 広 報 啓 発 を 推 進 します 本 計 画 にDV 防 止 法 に 定 める 市 町 村 基 本 計 画 の 内 容 を 定 め DVの 防 止 及 び 被 害 者 の 保 護 支 援 を 推 進 します 12

17 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 DVの 防 止 及 び 被 害 者 の 保 護 支 援 に 関 する 施 策 ( 基 本 的 指 針 ) DVは 重 大 な 人 権 侵 害 であり その 背 景 には 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 や 男 女 の 経 済 的 格 差 など 男 女 共 同 参 画 を 阻 害 する 問 題 があり DVの 防 止 及 び 被 害 者 の 保 護 支 援 は 男 女 共 同 参 画 を 推 進 する 上 で 重 要 な 課 題 です 1 基 本 的 な 考 え 方 この 指 針 は 本 市 におけるDVの 防 止 及 び 被 害 者 の 保 護 支 援 のための 施 策 に 関 する 方 向 性 を 定 めたものであり この 指 針 に 基 づき 全 庁 的 な 取 組 を 推 進 します 2 施 策 の 方 向 (1)DVに 関 する 教 育 啓 発 DVが 発 生 する 背 景 や 被 害 を 受 けた 場 合 の 対 応 及 び 相 談 窓 口 などについて さまざま な 媒 体 や 機 会 を 通 じて 市 民 啓 発 を 推 進 します 学 校 における 人 権 教 育 を 通 じて 児 童 生 徒 のDVに 対 する 理 解 向 上 に 努 めます 高 校 生 や 大 学 生 など 若 い 世 代 を 対 象 にデートDVに 関 する 学 習 機 会 を 提 供 します (2)DV 被 害 に 関 する 相 談 体 制 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 支 援 センターにおける 女 性 のための 相 談 等 において 相 談 を 受 け 付 け 庁 内 関 係 課 の 連 携 による 迅 速 的 確 な 相 談 体 制 を 整 備 します 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 支 援 センターにおいて 迅 速 安 全 な 一 時 保 護 の 協 力 体 制 を 整 備 します 相 談 及 び 一 時 保 護 にあたっては 京 都 府 家 庭 支 援 総 合 センター 京 都 府 南 部 家 庭 支 援 センター 及 び 宇 治 警 察 署 など 関 係 機 関 等 と 緊 密 に 連 携 を 図 ります (3)DV 被 害 者 等 の 自 立 支 援 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 支 援 センターにおける 女 性 のための 相 談 等 を 通 じ 庁 内 関 係 課 が 連 携 して 被 害 者 及 び 同 伴 者 の 自 立 を 支 援 します 被 害 者 の 心 理 的 ケアや 法 律 相 談 等 に 対 応 するため 女 性 のための 相 談 に 専 門 相 談 を 設 置 します 子 どもに 対 する 心 理 的 ケアや 就 学 などの 支 援 及 び 高 齢 者 等 に 対 する 支 援 が 必 要 な 場 合 は 庁 内 関 係 課 が 連 携 して 支 援 します DV 被 害 者 等 の 自 立 支 援 にあたっては 京 都 府 家 庭 支 援 総 合 センターなど 関 係 機 関 等 と 緊 密 に 連 携 を 図 ります 13

18 第 3 次 UJIあさぎりプラン 3 推 進 体 制 (1) 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 施 策 推 進 会 議 において 庁 内 連 携 体 制 を 推 進 します (2) 宇 治 市 DV 対 策 ネットワーク 会 議 において 関 係 機 関 団 体 等 との 連 携 体 制 を 推 進 し ます (3) 職 員 のDVに 関 する 理 解 向 上 を 図 るため 職 員 研 修 を 推 進 します (4) 民 間 支 援 団 体 との 連 携 を 図 ります 具 体 的 施 策 具 体 的 施 策 1 DV など 女 性 に 対 する 暴 力 の 防 止 に 向 けた 広 報 啓 発 2 女 性 に 対 する 暴 力 の 防 止 及 び 被 害 者 支 援 のための 教 育 学 習 機 会 の 充 実 3 被 害 者 相 談 窓 口 の 広 報 4 被 害 者 相 談 体 制 の 充 実 5 京 都 府 家 庭 支 援 総 合 センター( 配 偶 者 暴 力 相 談 支 援 センター) 等 との 連 携 強 化 6 民 間 支 援 団 体 との 連 携 及 び 活 動 支 援 7 関 係 機 関 等 と 連 携 した 被 害 者 の 支 援 8 宇 治 市 DV 対 策 ネットワーク 会 議 の 運 営 9 職 場 地 域 等 におけるセクシュアル ハラスメント 防 止 の 啓 発 市 役 所 における 取 組 具 体 的 施 策 10 職 場 におけるセクシュアル ハラスメント 防 止 の 指 導 啓 発 11 DVに 関 する 職 員 研 修 の 実 施 14

19 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 用 語 の 説 明 セクシュアル ハラスメントとは... 相 手 の 意 に 反 する 性 的 な 言 動 により 相 手 方 の 生 活 環 境 を 害 すること または 相 手 方 に 不 利 益 を 与 えることをいいます 2004 年 ( 平 成 16 年 )3 月 における 国 の 男 女 共 同 参 画 会 議 の 報 告 書 では 継 続 的 な 人 間 関 係 において 優 位 な 力 関 係 を 背 景 に 相 手 の 意 思 に 反 して 行 われる 性 的 な 言 動 であり 単 に 雇 用 関 係 にある 者 の 間 のみならず 施 設 における 職 員 とその 利 用 者 との 間 や 団 体 における 構 成 員 間 など 様 々な 生 活 の 場 で 起 こり 得 るものである と 定 義 され 人 事 院 規 則 では 他 の 者 を 不 快 にさせる 職 場 における 性 的 な 言 動 及 び 職 員 が 他 の 職 員 を 不 快 にさせる 職 場 外 における 性 的 な 言 動 と 定 義 されて います また 平 成 10 年 労 働 省 告 示 第 20 号 では 職 場 において 行 われる 性 的 な 言 動 に 対 する 女 性 労 働 者 の 対 応 により 当 該 女 性 労 働 者 がその 労 働 条 件 につき 不 利 益 を 受 ける もの を 対 価 型 セクシュアル ハラスメント 当 該 性 的 な 言 動 により 女 性 労 働 者 の 就 業 環 境 が 害 されるもの を 環 境 型 セクシュアル ハラスメントと 規 定 しています 京 都 府 家 庭 支 援 総 合 センター 京 都 府 南 部 家 庭 支 援 センターとは... 京 都 府 では 児 童 虐 待 やDVなど 家 庭 を 取 り 巻 く 複 雑 多 様 化 する 諸 課 題 に 的 確 か つ 迅 速 に 対 応 するため 児 童 相 談 所 婦 人 相 談 所 身 体 障 害 者 更 生 相 談 所 知 的 障 害 者 更 生 相 談 所 を 統 合 し 家 庭 問 題 に 関 する 総 合 的 な 相 談 機 関 として 2010 年 ( 平 成 22 年 )4 月 に 京 都 府 家 庭 支 援 総 合 センター が 開 設 されるとともに 5 月 には 宇 治 児 童 相 談 所 内 に 京 都 府 南 部 家 庭 支 援 センター が 開 設 されました なお 両 センターは 配 偶 者 暴 力 相 談 支 援 センター の 機 能 を 有 しています 15

20 第 3 次 UJIあさぎりプラン 配 偶 者 等 からのDV 被 害 経 験 の 割 合 0% 20% 40% 60% 80% 100% 女 性 n= 結 婚 している n= 事 実 婚 n= 離 婚 死 別 n= 結 婚 していない n= DVの 被 害 経 験 あり DVの 被 害 経 験 なし 不 明 無 回 答 配 偶 者 等 からのDV 被 害 経 験 の 内 訳 (%) 女 性 なぐる ける 物 を 投 げるなどの 身 体 的 暴 力 たびたび 無 視 するなどの 精 神 的 暴 力 ののしる おどす ばかにするなどの 言 葉 の 暴 力 性 交 渉 を 強 要 する 避 妊 に 協 力 しないなどの 性 的 暴 力 生 活 費 を 出 さない 生 活 費 を 持 っていくなどの 経 済 的 暴 力 外 出 や 人 との 付 き 合 いの 制 限 携 帯 電 話 を 細 かく 監 視 するなどの 行 動 の 制 限 DVに 関 する 言 葉 の 周 知 度 0% 20% 40% 60% 80% 100% ドメスティック バイオレンス(DV) デートDV 内 容 まで 知 っている 全 く 知 らない 言 葉 を 見 たり 聞 いたりしたことはある 不 明 無 回 答 16

21 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 基 本 方 向 2 あらゆる 分 野 における 男 女 共 同 参 画 の 推 進 基 本 方 向 2 あらゆる 分 野 における 男 女 共 同 参 画 の 推 進 市 民 一 人 ひとりが 性 別 による 差 別 的 取 扱 いを 受 けることなく 個 人 としての 個 性 と 能 力 を 十 分 に 発 揮 することができる 社 会 を 実 現 するた めには 就 業 や 教 育 の 分 野 における 男 女 共 同 参 画 の 取 組 を 積 極 的 に 推 進 するとともに 基 本 方 向 5に 示 す 性 別 国 籍 年 齢 立 場 等 の 違 い を 超 えたパートナーシップを 促 進 し 家 庭 や 地 域 における 男 女 共 同 参 画 を 推 進 することが 必 要 です また 市 民 のメディア リテラシーの 向 上 や 人 権 を 尊 重 したメディ アの 表 現 活 動 を 促 進 することが 必 要 です さらに 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 に 向 けた 男 性 に 対 する 積 極 的 な 働 きかけや 子 育 て 支 援 などの 関 連 施 策 と 連 携 して ワーク ライ フ バランス( 仕 事 と 生 活 の 調 和 ) の 実 現 をめざすことが 重 要 です 17

22 第 3 次 UJIあさぎりプラン 計 画 課 題 1 就 業 の 分 野 における 男 女 共 同 参 画 現 状 と 課 題 国 の 男 女 共 同 参 画 会 議 は 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 や 育 児 介 護 休 業 法 の 改 正 などに 伴 い 日 本 女 性 の 年 齢 階 級 別 労 働 力 人 口 比 率 を 示 すグラフのM 字 カーブに 変 化 がみられるとと もに 企 業 における 女 性 管 理 職 の 割 合 が 増 加 するなど 就 業 の 分 野 における 男 女 共 同 参 画 は 一 定 進 んではいるが M 字 カーブ 問 題 は 依 然 として 解 消 されず 女 性 管 理 職 の 割 合 も 低 水 準 である と 示 しています 国 勢 調 査 の 結 果 から 本 市 では 女 性 の 労 働 力 人 口 比 率 は 20 歳 から 24 歳 を 除 い て 全 国 や 京 都 府 の 比 率 を 下 回 っており 15 歳 以 上 の 労 働 力 人 口 のうち 女 性 の 就 業 割 合 は4 割 程 度 となっています (P21 資 料 参 照 ) 厚 生 労 働 省 の 賃 金 構 造 基 本 統 計 調 査 の 結 果 では 労 働 実 態 に 大 きな 男 女 格 差 が 見 られ ます (P21 資 料 参 照 ) 本 市 では 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 支 援 センターにおける 情 報 紙 の 発 行 や 企 業 事 業 所 に 対 する 女 性 問 題 アドバイザーの 派 遣 相 談 事 業 などを 通 じて 就 業 の 分 野 における 男 女 機 会 均 等 の 啓 発 や 女 性 の 就 業 支 援 に 努 めています 市 役 所 における 取 組 として 宇 治 市 次 世 代 育 成 支 援 特 定 事 業 主 行 動 計 画 を 策 定 し 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 などに 積 極 的 に 取 り 組 んでいます 就 業 は 生 活 を 支 える 基 盤 であり 自 己 実 現 につながるものであることから 男 女 が 性 別 にかかわりなく その 能 力 と 多 様 性 を 発 揮 し さまざまな 分 野 に 就 業 することができ る 社 会 づくりが 必 要 です 雇 用 の 分 野 における 男 女 の 均 等 な 機 会 及 び 待 遇 の 確 保 を 実 現 するため 賃 金 格 差 の 是 正 など 雇 用 環 境 の 改 善 やM 字 カーブ 問 題 の 解 消 に 向 けた 取 組 が 重 要 です 正 規 雇 用 と 非 正 規 雇 用 との 格 差 は 男 女 の 格 差 の 一 因 になっていることから 非 正 規 雇 用 の 雇 用 環 境 整 備 に 向 けた 取 組 が 重 要 です 個 人 事 業 経 営 においても 男 女 の 均 等 な 就 業 機 会 及 び 待 遇 の 確 保 に 向 けた 取 組 が 重 要 です アンケート 調 査 の 結 果 育 児 休 業 介 護 休 業 の 取 得 者 は 男 女 とも 少 なく 育 児 介 護 休 業 制 度 が 十 分 に 活 用 さ れていないことが 伺 えます 施 策 の 方 向 商 工 団 体 等 と 連 携 し 企 業 事 業 所 に 対 する 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 やワーク ライフ バランスの 実 現 に 向 けた 啓 発 活 動 を 強 化 します 男 女 共 同 参 画 の 推 進 に 積 極 的 に 取 り 組 む 企 業 事 業 所 を 奨 励 します 相 談 事 業 や 学 習 機 会 の 提 供 を 通 じて 女 性 の 就 業 や 経 営 参 画 を 支 援 します 本 市 における 男 女 共 同 参 画 推 進 の 先 導 役 を 担 うため 市 役 所 における 取 組 を 一 層 推 進 します 18

23 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 具 体 的 施 策 具 体 的 施 策 1 就 業 の 場 における 男 女 の 機 会 均 等 を 促 進 するための 広 報 啓 発 2 育 児 介 護 休 業 の 取 得 促 進 や 取 得 しやすい 職 場 環 境 づくりの 推 進 に 関 する 広 報 啓 発 3 男 女 共 同 参 画 に 積 極 的 に 取 り 組 む 事 業 所 の 奨 励 4 一 般 事 業 主 行 動 計 画 の 策 定 及 び 女 性 就 業 者 の 能 力 発 揮 に 関 する 広 報 啓 発 5 身 近 な 女 性 のロールモデルの 発 掘 と 活 用 事 例 の 発 信 6 農 業 商 工 業 に 従 事 する 女 性 の 就 業 条 件 の 適 正 化 と 経 営 方 針 決 定 過 程 への 参 画 に 関 す る 広 報 啓 発 7 個 人 事 業 経 営 に 就 業 する 女 性 の 社 会 参 加 促 進 のための 広 報 啓 発 8 個 人 事 業 経 営 に 就 業 する 女 性 の 技 術 技 能 の 向 上 をめざす 学 習 機 会 の 充 実 9 農 業 分 野 における 男 女 共 同 参 画 の 促 進 市 役 所 における 取 組 具 体 的 施 策 10 育 児 介 護 休 業 の 取 得 促 進 や 取 得 しやすい 職 場 環 境 づくりの 推 進 11 総 合 入 札 制 度 における 男 女 共 同 参 画 の 推 進 に 関 する 評 価 の 導 入 検 討 19

24 第 3 次 UJIあさぎりプラン 用 語 の 説 明 M 字 カーブとは... わが 国 における 女 性 の 労 働 力 人 口 比 率 を 年 齢 階 級 別 にグラフ 化 したとき 20 歳 代 後 半 と 40 歳 代 後 半 が 山 となり 30 歳 代 が 谷 となる 曲 線 が 描 かれ その 曲 線 はアルフ ァベットのMの 字 の 形 になります M 字 を 描 く 原 因 は 出 産 子 育 て 期 に 離 職 する 女 性 が 多 いことを 示 しています 国 際 的 には 台 形 に 近 い 形 が 多 くみられます ワーク ライフ バランスとは... 仕 事 と 生 活 の 調 和 と 訳 され やりがいのある 仕 事 と 充 実 した 個 人 生 活 の 両 者 をうまく 調 和 させ 個 人 が 持 っている 能 力 を 最 大 限 に 発 揮 できるようにすることを いいます 一 般 事 業 主 行 動 計 画 とは... 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 により 従 業 員 の 仕 事 と 子 育 ての 両 立 を 支 援 するため の 雇 用 環 境 の 整 備 等 について 事 業 主 が 策 定 する 計 画 のことをいいます ロールモデルとは... 将 来 像 を 描 いたり 自 分 のキャリア 形 成 を 考 える 際 に 参 考 とする 役 割 モデルのこ とをいいます 国 の 男 女 共 同 参 画 会 議 では 女 性 のチャレンジ 支 援 策 について 一 人 ひとりが 自 分 にあったチャレンジをイメージし 選 択 できるよう 身 近 なモデル 事 例 を 提 示 する ことの 重 要 性 が 指 摘 されています 20

25 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 女 性 の 労 働 力 人 口 比 率 宇 治 市 (%) 京 都 府 (%) 全 国 (%) 15~19 歳 ~24 歳 ~29 歳 ~34 歳 ~39 歳 ~44 歳 ~49 歳 ~54 歳 ~59 歳 ~64 歳 資 料 :2005 年 ( 平 成 17 年 ) 国 勢 調 査 (%) ~ 19 歳 20~ 24 歳 宇 治 市 (%) 京 都 府 (%) 全 国 (%) 25~ 29 歳 30~ 34 歳 35~ 39 歳 40~ 44 歳 45~ 49 歳 50~ 54 歳 55~ 59 歳 60~ 64 歳 15 歳 以 上 労 働 力 人 口 / 人 口 割 合 男 女 労 働 力 状 態 別 男 女 別 15 歳 以 上 人 口 15 歳 以 労 働 力 人 口 上 人 口 完 全 総 数 総 数 就 業 者 失 業 者 非 労 働 力 人 口 15 歳 以 労 働 力 人 口 上 人 口 完 全 総 数 総 数 就 業 者 失 業 者 非 労 働 力 人 口 京 都 府 実 数 1,087, , ,838 52, ,274 1,198, , ,182 28, ,025 宇 治 市 ( 人 ) 78,053 55,212 51,310 3,902 19,460 83,945 37,466 35,515 1,951 44,821 京 都 府 割 合 宇 治 市 (%) 資 料 :2005 年 ( 平 成 17 年 ) 国 勢 調 査 平 均 年 齢 平 均 勤 続 年 数 労 働 時 間 数 給 与 額 及 び 労 働 者 数 ( 京 都 府 ) 年 齢 平 均 勤 続 年 数 平 均 労 働 時 間 数 所 定 内 実 時 間 数 超 過 実 労 働 現 金 給 与 額 支 給 す る き ま っ て 給 与 額 所 定 内 労 働 者 数 歳 年 時 間 時 間 千 円 千 円 十 人 男 性 ,976 女 性 ,457 注 平 均 年 齢 平 均 勤 続 年 数 労 働 者 数 は6 月 30 日 現 在 所 定 内 実 労 働 時 間 数 超 過 実 労 働 時 間 数 き まって 支 給 する 現 金 給 与 額 は6 月 分 について 調 査 資 料 :2009 年 ( 平 成 21 年 ) 賃 金 構 造 基 本 統 計 調 査 ( 厚 生 労 働 省 ) 21

26 第 3 次 UJIあさぎりプラン 職 場 での 平 等 感 0% 20% 40% 60% 80% 100% 採 用 募 集 仕 事 内 容 給 与 賃 金 昇 格 降 格 能 力 成 果 の 評 価 研 修 訓 練 の 機 会 勤 務 時 間 福 利 厚 生 解 雇 再 雇 用 女 性 優 遇 男 女 平 等 男 性 優 遇 わからない 不 明 無 回 答 育 児 休 業 の 取 得 状 況 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全 体 n= 女 性 n= 男 性 n= 取 得 が 必 要 になったとき とったことがある 取 得 が 必 要 になったがとれなかった 取 得 が 必 要 となったことがない( 制 度 対 象 者 ) 制 度 の 対 象 になったことがない 不 明 無 回 答 介 護 休 業 の 取 得 状 況 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全 体 n= 女 性 n= 男 性 n= 取 得 が 必 要 になったとき とったことがある 取 得 が 必 要 になったがとれなかった 取 得 が 必 要 となったことがない( 制 度 対 象 者 ) 制 度 の 対 象 になったことがない 不 明 無 回 答 22

27 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 計 画 課 題 2 教 育 の 分 野 における 男 女 共 同 参 画 現 状 と 課 題 全 国 的 に 大 学 や 大 学 院 への 女 性 の 進 学 率 が 上 昇 しており 女 性 教 員 の 数 も 増 加 してい ます 本 市 では 学 校 教 育 において 男 女 共 同 参 画 ハンドブックを 活 用 し 効 果 的 な 男 女 平 等 男 女 共 同 参 画 理 念 の 普 及 に 努 めています 幼 児 期 からのライフステージに 応 じた 男 女 平 等 男 女 共 同 参 画 教 育 を 推 進 することが 必 要 です 教 育 関 係 者 の 人 権 尊 重 と 男 女 共 同 参 画 に 対 する 一 層 の 理 解 向 上 が 重 要 です アンケート 調 査 の 結 果 学 校 教 育 の 場 においては 男 女 の 地 位 が 平 等 と 感 じる 人 の 割 合 は 比 較 的 高 くなってい ます 施 策 の 方 向 学 校 教 育 や 生 涯 学 習 など あらゆる 教 育 学 習 の 場 で 男 女 平 等 男 女 共 同 参 画 理 念 の 普 及 に 努 めます 教 育 関 係 者 に 対 する 人 権 研 修 男 女 共 同 参 画 研 修 を 推 進 します 具 体 的 施 策 具 体 的 施 策 1 ジェンダーの 正 しい 理 解 による 男 女 平 等 教 育 学 習 の 推 進 2 学 校 教 育 における 男 女 共 同 参 画 ハンドブックの 活 用 3 女 性 問 題 アドバイザーや 社 会 人 講 師 による 男 女 平 等 教 育 の 推 進 4 家 庭 科 教 育 性 教 育 の 充 実 5 性 別 にとらわれない 労 働 観 や 職 業 観 を 育 む 教 育 及 び 就 職 指 導 6 政 治 経 済 の 諸 課 題 に 関 する 教 育 学 習 の 充 実 7 教 育 関 係 者 に 対 する 人 権 研 修 男 女 共 同 参 画 研 修 の 実 施 8 児 童 生 徒 の 保 護 者 に 対 する 男 女 共 同 参 画 理 念 の 普 及 9 男 女 間 のコミュニケーション ギャップ( 隔 たり)の 解 消 を 図 る 教 育 学 習 の 推 進 10 男 女 が 共 に 自 立 することができる 教 育 学 習 の 推 進 23

28 第 3 次 UJIあさぎりプラン 男 女 の 地 位 の 平 等 感 0% 20% 40% 60% 80% 100% 家 庭 生 活 職 場 地 域 学 校 教 育 の 場 政 治 の 場 法 律 や 制 度 社 会 通 念 慣 習 しきたりなど 女 性 が 優 遇 されている どちらかと 言 えば 女 性 が 優 遇 されている 平 等 になっている どちらかと 言 えば 男 性 が 優 遇 されている 男 性 が 優 遇 されている 不 明 無 回 答 男 女 共 同 参 画 を 推 進 するために 学 校 教 育 の 場 で 必 要 なこと (%) 男 女 共 同 参 画 社 会 づくりに 向 けての 教 育 を 充 実 する 教 員 に 男 女 共 同 参 画 社 会 づくりに 向 けた 研 修 を 実 施 する 教 員 を 男 女 バランスよく 配 置 する ( 中 学 校 での 女 性 教 員 の 比 率 向 上 など) 多 様 な 選 択 を 可 能 にする 進 路 指 導 を 実 施 する 性 教 育 を 充 実 する デートDV 防 止 のための 授 業 をする その 他 不 明 無 回 答 全 体 n= 女 性 n=401 男 性 n=301 24

29 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 計 画 課 題 3 メディアにおける 男 女 共 同 参 画 現 状 と 課 題 情 報 通 信 技 術 の 進 展 などによるメディアの 多 様 化 に 伴 い 性 の 商 品 化 や 男 女 の 人 権 を 侵 害 する 違 法 有 害 な 情 報 が 流 通 し 男 女 共 同 参 画 社 会 の 形 成 を 阻 害 しています 本 市 では 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 支 援 センターにおける 情 報 紙 の 発 行 や 学 習 機 会 の 提 供 を 通 じて 市 民 のメディア リテラシーの 向 上 に 努 めています 市 民 のメディア リテラシーの 一 層 の 向 上 を 図 ることが 重 要 です 施 策 の 方 向 情 報 紙 の 発 行 やさまざまな 学 習 機 会 の 提 供 を 通 じて 市 民 のメディア リテラシーの 向 上 に 努 めます メディアにおける 適 切 な 表 現 活 動 を 促 進 します 人 権 尊 重 や 男 女 共 同 参 画 の 視 点 に 立 った 情 報 紙 の 作 成 など 市 役 所 における 取 組 を 推 進 します 具 体 的 施 策 具 体 的 施 策 1 市 民 のメディア リテラシー 向 上 のための 教 育 学 習 機 会 の 提 供 及 び 広 報 啓 発 活 動 2 人 権 尊 重 男 女 共 同 参 画 の 視 点 に 立 った 表 現 活 動 の 促 進 市 役 所 における 取 組 具 体 的 施 策 3 刊 行 物 等 における 人 権 尊 重 男 女 共 同 参 画 の 視 点 に 立 った 表 現 の 徹 底 用 語 の 説 明 メディア リテラシーとは... メディアからの 情 報 をそのまま 受 け 入 れるのではなく 自 分 で 考 え 批 判 できる 能 力 メディアにアクセスして 活 用 する 能 力 メディアを 通 じてコミュニケーション を 行 う 能 力 この3つの 能 力 から 構 成 する 複 合 的 な 能 力 のことをいいます 25

30 第 3 次 UJIあさぎりプラン 計 画 課 題 4 男 性 にとっての 男 女 共 同 参 画 現 状 と 課 題 男 性 の 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 は 依 然 として 根 強 く 長 時 間 労 働 なども 影 響 して 家 事 や 育 児 介 護 地 域 活 動 への 参 加 が 進 んでいません 男 女 共 同 参 画 社 会 を 実 現 するためには 男 性 も 積 極 的 な 役 割 を 果 たす 必 要 があります 男 性 自 らが 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 から 脱 却 し 家 庭 生 活 や 地 域 活 動 に 積 極 的 に 参 加 し ていくことが 重 要 です また 定 年 で 退 職 した 人 の 地 域 活 動 等 への 参 加 が 課 題 です アンケート 調 査 の 結 果 男 性 は 仕 事 女 性 は 家 庭 という 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 を 持 つ 人 は 男 女 とも 概 ね 半 数 を 占 めています 施 策 の 方 向 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 や 男 性 の 家 庭 生 活 地 域 活 動 への 参 加 を 促 進 するため 男 性 に 対 する 学 習 機 会 の 提 供 や 企 業 事 業 所 との 連 携 に 努 めます 具 体 的 施 策 具 体 的 施 策 1 男 女 共 同 参 画 の 推 進 やワーク ライフ バランスの 実 現 に 向 けた 男 性 に 対 する 学 習 機 会 の 提 供 2 ライフステージに 応 じた 男 性 の 地 域 活 動 への 参 加 促 進 3 妊 娠 出 産 子 育 て 期 における 父 親 の 家 事 育 児 への 参 加 促 進 4 男 性 の 介 護 への 参 加 促 進 5 家 庭 や 地 域 で 活 躍 する 男 性 のロールモデルの 発 掘 と 活 用 事 例 の 発 信 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 ( 男 性 は 仕 事 女 性 は 家 庭 という 考 え 方 について) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全 体 n= 女 性 n= 男 性 n= 賛 成 どちらかといえば 反 対 わからない どちらかといえば 賛 成 反 対 不 明 無 回 答 26

31 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 計 画 課 題 5 仕 事 と 生 活 の 調 和 (ワーク ワーク ライフ ライフ バランス バランス) 現 状 と 課 題 人 の 生 き 方 働 き 方 は 多 様 です ワーク ライフ バランスの 実 現 は 健 康 を 維 持 し 趣 味 や 学 習 地 域 社 会 への 参 加 等 を 通 じて 自 己 実 現 を 可 能 にするとともに 育 児 介 護 の 充 実 をはじめ 安 心 と 責 任 のある 家 庭 生 活 の 構 築 につながり 男 女 共 同 参 画 社 会 を 形 成 する 上 で 重 要 な 取 組 です ワーク ライフ バランスの 実 現 に 向 けては 労 働 基 準 法 や 育 児 介 護 休 業 法 の 改 正 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に 基 づく 取 組 などが 進 められるとともに 2007 年 ( 平 成 19 年 )12 月 には 官 民 一 体 となって ワーク ライフ バランス 憲 章 とその 行 動 指 針 が 決 定 されましたが 依 然 として 男 性 は 外 で 長 時 間 働 き 女 性 は 家 庭 で 子 どもを 育 てるという 生 活 スタイルが 多 くみられます 本 市 では 男 女 共 同 参 画 や 子 育 て 支 援 などの 取 組 を 通 じて ワーク ライフ バラン スの 実 現 に 向 けた 市 民 意 識 の 醸 成 に 努 めています ワーク ライフ バランスの 実 現 に 向 けては 企 業 事 業 所 とそこで 働 く 人 が 協 調 し て 働 き 方 の 改 革 に 積 極 的 に 取 り 組 み これに 対 し 行 政 がさまざまな 支 援 を 行 い 社 会 全 体 の 運 動 として 広 げていくことが 重 要 です アンケート 調 査 の 結 果 ワーク ライフ バランスという 言 葉 の 周 知 度 は 低 く その 内 容 は 市 民 に 浸 透 してい ません 施 策 の 方 向 多 様 な 生 き 方 働 き 方 があることを 踏 まえ 男 女 共 同 参 画 や 子 育 て 支 援 教 育 労 働 産 業 振 興 など さまざまな 行 政 分 野 が 連 携 して ワーク ライフ バランスの 実 現 に 向 けた 市 民 意 識 の 一 層 の 醸 成 を 図 るとともに 子 育 て 支 援 や 介 護 支 援 に 関 する 施 策 の 充 実 に 努 めます 本 市 における 男 女 共 同 参 画 推 進 の 先 導 役 を 担 うため 宇 治 市 次 世 代 育 成 支 援 特 定 事 業 主 行 動 計 画 などに 基 づき ワーク ライフ バランスの 実 現 に 向 けた 市 役 所 における 取 組 を 推 進 します 27

32 第 3 次 UJIあさぎりプラン 具 体 的 施 策 具 体 的 施 策 1 市 民 に 対 する 広 報 啓 発 及 び 学 習 機 会 の 提 供 2 企 業 事 業 所 に 対 する 広 報 啓 発 及 び 学 習 機 会 の 提 供 3 育 児 介 護 休 業 制 度 等 の 普 及 啓 発 4 多 様 な 保 育 ニーズへの 対 応 5 子 育 て 中 の 親 に 配 慮 した 施 設 の 整 備 6 ひとり 親 家 庭 への 支 援 7 介 護 を 必 要 とする 家 庭 への 支 援 市 役 所 における 取 組 具 体 的 施 策 8 ワーク ライフ バランスの 実 現 に 向 けた 職 場 環 境 の 整 備 仕 事 と 生 活 の 調 和 (ワーク ライフ バランス)という 言 葉 の 周 知 度 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全 体 n= 女 性 n= 男 性 n= 内 容 まで 知 っている 言 葉 を 見 たり 聞 いたりしたことはある 全 く 知 らない 不 明 無 回 答 28

33 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 仕 事 と 家 庭 を 両 立 するために 必 要 なこと (%) 両 立 が 必 要 であるという 考 えの 浸 透 家 族 の 積 極 的 な 支 援 や 協 力 家 事 支 援 サービスの 利 用 保 育 託 児 サービスの 充 実 労 働 環 境 の 整 備 地 域 の 支 援 センターなどでの 相 談 体 制 の 充 実 両 立 を 推 進 する 法 律 の 整 備 その 他 不 明 無 回 答 女 性 n=401 男 性 n=301 女 性 が 仕 事 に 就 くことについて (%) 結 婚 出 産 にかかわらず 仕 事 を 続 ける 方 がよい 出 産 後 は 一 時 家 庭 に 入 り 育 児 が 終 われば 再 び 仕 事 に 就 く 方 がよい 出 産 前 までは 仕 事 に 就 く 方 がよい 結 婚 するまでは 仕 事 に 就 く 方 がよい 女 性 は 仕 事 に 就 かない 方 がよい その 他 不 明 無 回 答 全 体 n=736 女 性 n=401 男 性 n=301 29

34 第 3 次 UJIあさぎりプラン 基 本 方 向 3 女 性 のエンパワーメント 支 援 基 本 方 向 3 女 性 のエンパワーメント 支 援 男 女 が 社 会 の 対 等 な 構 成 員 として あらゆる 分 野 に 共 に 責 任 を 担 い ながら 参 画 できる 社 会 を 実 現 するためには 政 策 方 針 決 定 過 程 への 女 性 の 参 画 の 拡 大 を 図 るとともに 就 業 や 地 域 活 動 などさまざまな 分 野 における 女 性 のチャレンジを 支 援 することが 必 要 です とりわけ 女 性 の 職 域 拡 大 や 政 策 方 針 決 定 過 程 への 参 画 については ポジティ ブ アクションの 推 進 など 積 極 的 な 変 革 意 識 を 醸 成 することが 重 要 で す 30

35 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 計 画 課 題 1 政 策 方 針 決 定 過 程 への 女 性 の 参 画 の 拡 大 現 状 と 課 題 2003 年 ( 平 成 15 年 )6 月 に 決 定 された 2020 年 までに 社 会 のあらゆる 分 野 にお いて 指 導 的 地 位 に 女 性 が 占 める 割 合 が 少 なくとも 30% 程 度 という 国 の 目 標 の 達 成 には 相 当 の 推 進 力 が 必 要 です 本 市 では 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 支 援 センターの 取 組 を 通 じて 政 策 方 針 決 定 過 程 へ の 女 性 の 参 画 促 進 に 向 けた 啓 発 及 び 学 習 機 会 の 提 供 を 行 うとともに 女 性 が 企 画 運 営 するさまざまな 実 践 活 動 を 支 援 しています 企 業 事 業 所 や 地 域 活 動 などにおいて ポジティブ アクションの 推 進 などによる 積 極 的 な 変 革 意 識 を 醸 成 することが 重 要 です 本 市 の 管 理 監 督 者 への 女 性 職 員 の 登 用 割 合 は 第 2 次 計 画 の 目 標 値 (15%)を 達 成 し ていますが 今 後 女 性 職 員 数 の 現 状 を 踏 まえながら 登 用 を 推 進 していくことが 必 要 で す また 本 市 審 議 会 等 における 女 性 委 員 の 登 用 については 女 性 委 員 がいない 審 議 会 等 は 減 少 しているものの 進 展 がなく 一 層 の 取 組 が 必 要 です 施 策 の 方 向 多 様 な 視 点 から 女 性 の 政 策 方 針 決 定 過 程 への 参 画 促 進 に 向 けた 啓 発 や 学 習 機 会 の 提 供 を 推 進 します 本 市 の 政 策 に 対 する 市 民 意 見 の 募 集 機 会 の 拡 大 を 図 るとともに あらゆる 行 政 分 野 を 通 じて 女 性 の 人 材 育 成 に 努 めます 女 性 職 員 の 職 域 拡 大 や 管 理 監 督 者 への 登 用 本 市 審 議 会 等 における 女 性 委 員 の 登 用 な ど 市 役 所 における 取 組 を 一 層 推 進 します 具 体 的 施 策 具 体 的 施 策 1 本 市 審 議 会 等 への 女 性 委 員 の 登 用 2 女 性 の 人 材 情 報 の 把 握 と 活 用 3 意 思 決 定 過 程 に 参 画 できる 女 性 の 人 材 育 成 4 本 市 の 政 策 形 成 に 関 する 市 民 意 見 の 募 集 機 会 の 確 保 拡 大 市 役 所 における 取 組 具 体 的 施 策 5 審 議 会 等 の 女 性 委 員 登 用 に 関 する 積 極 的 な 変 革 意 識 の 醸 成 6 女 性 職 員 の 管 理 監 督 者 への 積 極 的 登 用 及 び 女 性 職 員 の 人 材 育 成 7 女 性 職 員 の 職 域 拡 大 等 に 関 するポジティブ アクションの 実 施 31

36 第 3 次 UJIあさぎりプラン 用 語 の 説 明 本 市 審 議 会 等 の 委 員 は... 条 例 規 則 等 に 基 づき 市 議 会 議 員 学 識 経 験 者 関 係 機 関 団 体 の 役 職 員 市 民 などから 市 長 が 委 嘱 します 審 議 会 によって 異 なりますが 市 民 の 市 政 参 加 を 促 進 し 市 民 とのパートナーシップによるまちづくりを 推 進 するため 市 政 だより 等 を 通 じて 市 民 公 募 委 員 を 募 集 する 場 合 もあります 政 策 方 針 決 定 への 参 画 希 望 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全 体 n= 女 性 n= 男 性 n= 思 う 思 わない どちらでもよい わからない 不 明 無 回 答 32

37 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 HDI GEM GGIにおける 日 本 の 順 位 HDI GEM GGI ( 人 間 開 発 指 数 ) (ジェンダー エンパワーメント 指 数 )(ジェンダー ギャップ 指 数 ) 順 位 国 名 HDI 値 順 位 国 名 GEM 値 順 位 国 名 GGI 値 1 ノルウェー スウェーデン アイスランド オーストラリア ノルウェー フィンランド アイスランド フィンランド ノルウェー カナダ デンマーク スウェーデン アイルランド オランダ ニュージーランド ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 10 日 本 日 本 日 本 ( 備 考 )1. 国 連 開 発 計 画 (UNDP) Human Development Report 2009 及 び 世 界 経 済 フォーラム The Global Gender Gap Report 2009 より 作 成 2. 測 定 可 能 な 国 数 は HDIは 182 か 国 GEMは 109 か 国 GGIは 134 か 国 国 際 的 に 低 い 水 準 にある 日 本 の 現 状 2009 年 ( 平 成 21 年 )に 国 連 開 発 計 画 (UNDP)が 発 表 した 人 間 開 発 報 告 書 によると 日 本 の 人 間 開 発 指 数 (HDI)は 測 定 可 能 な 182 か 国 中 で 10 位 ジェ ンダー エンパワーメント 指 数 (GEM)は 109 か 国 中 で 57 位 となっています また 世 界 経 済 フォーラムが 発 表 したジェンダー ギャップ 指 数 (GGI)は 測 定 可 能 な 134 か 国 中 101 位 となっています GEM 及 びGGIの 順 位 は HDI の 順 位 と 比 較 して 低 くなっており 人 間 開 発 の 達 成 度 では 実 績 を 上 げていますが 男 女 の 格 差 は 大 きく 女 性 が 政 治 経 済 活 動 に 参 画 し 意 思 決 定 を 行 う 機 会 が 少 ないこと を 示 しています HDI 人 間 開 発 指 数 (Human Development Index) 国 連 開 発 計 画 による 指 数 で 長 寿 をまっとうできる 健 康 的 な 生 活 教 育 人 間 らしい 生 活 という 人 間 開 発 の3つの 側 面 を 測 定 したものです GEM ジェンダー エンパワーメント 指 数 (Gender Empowerment Measure) 国 連 開 発 計 画 による 指 数 で 女 性 が 政 治 及 び 経 済 活 動 に 参 画 し 意 思 決 定 に 参 画 できるかどうかを 示 すものです HDIが 人 間 開 発 の 達 成 度 に 焦 点 を 当 てているのに 対 し GEMは 能 力 を 活 用 する 機 会 に 焦 点 を 当 てています GGI ジェンダー ギャップ 指 数 (Gender Gap Index) 世 界 経 済 フォーラムが 各 国 内 の 男 女 間 の 格 差 を 数 値 化 しランク 付 けした もので 経 済 分 野 教 育 分 野 政 治 分 野 及 び 保 健 分 野 のデータから 算 出 され 0が 完 全 不 平 等 1が 完 全 平 等 を 意 味 しています 33

38 第 3 次 UJIあさぎりプラン 計 画 課 題 2 女 性 のチャレンジ 支 援 現 状 と 課 題 国 では 女 性 が 政 策 方 針 決 定 過 程 に 参 画 し 活 躍 することをめざす 上 へのチャレ ンジ 従 来 から 女 性 が 少 なかった 分 野 に 新 たな 活 躍 の 場 を 広 げる 横 へのチャレンジ 子 育 てや 介 護 等 で 就 業 を 中 断 した 女 性 が 再 就 業 をめざす 再 へのチャレンジの3つの チャレンジに 関 する 支 援 が 提 唱 されています 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 支 援 センターでは 相 談 事 業 や 学 習 機 会 の 提 供 などを 通 じて 女 性 の 多 様 なチャレンジを 支 援 するとともに 男 女 共 同 参 画 のまちづくりを 推 進 する 人 材 の 育 成 やNPOの 設 立 支 援 などに 取 り 組 んでいます グループインタビューの 結 果 女 性 のチャレンジについては 相 談 窓 口 や 活 動 場 所 の 確 保 などの 支 援 が 必 要 であると の 意 見 がありました 女 性 のチャレンジを 促 進 するためには チャレンジする 女 性 同 士 の 交 流 やネットワー クの 整 備 が 重 要 であるとの 意 見 がありました 施 策 の 方 向 男 女 共 同 参 画 や 生 涯 学 習 の 取 組 を 通 じて 女 性 の 社 会 参 画 意 識 の 形 成 向 上 を 図 りま す 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 支 援 センターにおいて 女 性 の 起 業 就 業 再 就 職 キャリアア ップ 地 域 活 動 への 参 加 などの 実 践 的 活 動 を 支 援 するため 相 談 体 制 の 整 備 を 図 るとと もに 学 習 機 会 の 提 供 や 情 報 交 流 の 場 の 構 築 に 努 めます 具 体 的 施 策 具 体 的 施 策 1 起 業 就 業 再 就 職 キャリアアップのためのチャレンジ 支 援 ( 相 談 学 習 機 会 情 報 の 提 供 ) 2 地 域 活 動 など 社 会 的 活 動 参 加 のためのチャレンジ 支 援 ( 相 談 学 習 機 会 情 報 の 提 供 ) 3 自 己 能 力 の 向 上 のためのチャレンジ 支 援 4 高 齢 の 女 性 や 障 害 のある 女 性 の 支 援 5 女 性 の 能 力 発 揮 の 場 の 確 保 女 性 起 業 グループへの 支 援 6 チャレンジ 女 性 のネットワークづくりの 促 進 7 女 性 のさまざまなチャレンジを 支 援 するNPO 関 係 機 関 等 との 連 携 34

39 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 基 本 方 向 4 生 涯 を 通 じた 女 性 の 健 康 支 援 基 本 方 向 4 生 涯 を 通 じた 女 性 の 健 康 支 援 男 女 が 自 分 のからだについて 正 確 な 情 報 と 知 識 を 持 ち お 互 いの 健 康 について 理 解 し 合 い お 互 いのこころとからだを 思 いやりながら 行 動 することが 男 女 共 同 参 画 社 会 の 実 現 にあたっての 前 提 となります 特 に 女 性 は 妊 娠 や 出 産 というライフサイクルを 通 じて 男 性 とは 異 なる 健 康 上 の 問 題 に 直 面 することから 女 性 自 らが 心 身 の 健 康 につい て 正 しい 知 識 や 情 報 を 得 て 妊 娠 や 出 産 についての 自 己 決 定 など 生 涯 を 通 じた 健 康 の 保 持 増 進 ができるよう 総 合 的 な 情 報 と 学 習 機 会 の 提 供 が 必 要 です 35

40 第 3 次 UJIあさぎりプラン 計 画 課 題 1 生 涯 を 通 じた 女 性 の 健 康 支 援 現 状 と 課 題 子 どもを 産 む 産 まないにかかわらず 女 性 には 乳 幼 児 期 思 春 期 妊 娠 出 産 期 更 年 期 高 齢 期 等 人 生 の 各 段 階 に 応 じた 健 康 上 の 問 題 があります しかし リプロ ダクティブ ヘルス/ライツの 考 え 方 が 十 分 に 認 識 されていないことから 女 性 の 健 康 支 援 は 子 どもを 産 み 育 てるという 観 点 から 妊 娠 出 産 期 を 中 心 に 捉 えられ 生 涯 を 通 じての 健 康 支 援 が 重 要 であることが 十 分 に 普 及 していません 本 市 では 宇 治 市 健 康 づくり 推 進 プラン や 宇 治 市 母 子 保 健 計 画 に 基 づき 各 種 検 診 や 相 談 指 導 などに 取 り 組 むとともに 学 習 機 会 の 提 供 などを 通 じて 女 性 の 健 康 教 育 を 推 進 しています リプロダクティブ ヘルス/ライツの 普 及 啓 発 を 図 るとともに 女 性 のライフステ ージに 応 じた 健 康 教 育 や 健 康 支 援 が 必 要 です 施 策 の 方 向 家 庭 や 学 校 職 場 地 域 でリプロダクティブ ヘルス/ライツの 普 及 啓 発 を 推 進 し ます 宇 治 市 健 康 づくり 推 進 プラン や 宇 治 市 母 子 保 健 計 画 に 基 づき 関 係 機 関 等 と 連 携 を 図 りながら 女 性 の 健 康 教 育 健 康 支 援 に 努 めます 用 語 の 説 明 リプロダクティブ ヘルス/ライツとは... 性 と 生 殖 に 関 わる 健 康 と 権 利 のことをいいます 1994 年 ( 平 成 6 年 )の 国 際 人 口 開 発 会 議 で 行 動 計 画 が 採 択 され 日 本 も 批 准 しました いつ 何 人 くらいの 子 どもを 持 つか 避 妊 不 妊 人 工 妊 娠 中 絶 など 性 や 生 殖 に 関 わる 健 康 や 権 利 がうたわれており 年 齢 性 別 婚 姻 状 態 などに 関 わらない 個 人 の 権 利 を 守 る 概 念 として 重 要 視 されています 36

41 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 具 体 的 施 策 具 体 的 施 策 1 リプロダクティブ ヘルス/ライツの 普 及 啓 発 2 幼 児 期 からのライフステージに 応 じた 性 教 育 や 健 康 教 育 の 推 進 3 性 に 関 する 悩 みなどの 相 談 窓 口 の 設 置 4 女 性 の 医 療 に 関 する 情 報 提 供 及 び 医 療 機 関 との 連 携 5 宇 治 市 健 康 づくり 推 進 プラン に 基 づく 健 康 づくりの 推 進 6 宇 治 市 母 子 保 健 計 画 に 基 づく 母 子 の 健 康 の 保 持 増 進 の 推 進 及 び 男 性 が 妊 娠 出 産 に 関 わる 意 識 の 醸 成 7 母 子 保 健 医 療 関 係 者 に 対 する 研 修 の 実 施 8 母 性 保 護 をはじめ 女 性 の 健 康 支 援 に 関 する 企 業 事 業 所 への 啓 発 用 語 の 説 明 宇 治 市 健 康 づくり 推 進 プランとは... 国 では 2000 年 ( 平 成 12 年 ) 3 月 に 21 世 紀 における 国 民 健 康 づくり 運 動 ( 健 康 日 本 21) が 策 定 され 生 活 習 慣 や 生 活 習 慣 病 を9つの 分 野 で 選 定 し そ れぞれの 取 組 の 方 向 性 と 具 体 的 な 目 標 が 示 されました 本 市 では 市 民 の 健 康 保 持 を 図 るため 2002 年 ( 平 成 14 年 ) 12 月 に 健 康 日 本 21 の 主 旨 を 踏 まえ 健 康 でゆたかな 暮 ら しをめざす 福 祉 都 市 の 実 現 に 向 けて 自 立 した 豊 かな 生 活 をお くれる 健 康 寿 命 の 延 伸 QOL( 生 栄 養 食 生 活 健 康 づくりの 取 り 組 み 運 動 身 体 活 動 活 の 質 )の 向 上 などを 目 的 として 宇 治 市 健 康 づくり 推 進 プラン を 策 定 しました 休 養 こ こ ろ の 健 康 歯 の 健 康 喫 煙 飲 酒 乳 幼 児 期 (0~5 歳 ) 少 年 期 (6~15 歳 ) 青 年 期 (16~29 歳 ) 健 康 行 動 壮 年 前 期 (30~44 歳 ) 壮 年 後 期 (45~64 歳 ) 高 年 期 (65 歳 以 上 ) 男 女 共 同 参 画 の 視 点 生 活 習 慣 と 関 連 のある 主 な 疾 患 虚 血 性 心 疾 患 脳 血 管 疾 患 糖 尿 病 がん ( 悪 性 新 生 物 ) 筋 骨 格 系 疾 患 むし 歯 歯 周 病 その 他 ( 視 力 異 常 など) 宇 治 市 母 子 保 健 計 画 とは... 母 子 保 健 法 に 基 づき 母 性 並 びに 乳 幼 児 の 健 康 の 保 持 及 び 増 進 を 図 るため 策 定 し た 計 画 です 親 と 子 の 元 気 を 応 援 する 健 やか 宇 治 のまち を 基 本 理 念 とし 妊 娠 期 乳 幼 児 期 学 童 期 思 春 期 子 育 て 期 の4つの 時 期 ごとに 一 人 ひとりの 目 標 家 庭 の 目 標 行 政 と 医 療 機 関 の 目 標 地 域 や 団 体 の 目 標 みんなの 目 標 の5つの 目 標 を 掲 げ 市 民 の 保 健 の 向 上 をめざしています 37

42 第 3 次 UJIあさぎりプラン 協 働 による 男 女 生 き 生 きまちづくりの 推 進 基 本 方 向 5 協 働 による 男 女 生 き 生 きまちづくりの 推 進 市 民 の 身 近 な 生 活 基 盤 である 地 域 においては 人 と 人 との 関 係 が 希 薄 化 し 地 域 コミュニティの 持 続 が 困 難 になっている 状 況 もあり 地 域 力 を 高 め 地 域 コミュニティの 活 性 化 を 図 っていくためには 男 女 共 同 参 画 の 推 進 が 不 可 欠 です また 地 域 に 密 着 し 市 民 の 関 心 が 高 い 防 災 や 環 境 などの 分 野 においても 女 性 の 経 験 を 活 かした 男 女 共 同 参 画 を 推 進 していくことが 重 要 です このような 地 域 に 根 ざした 男 女 共 同 参 画 を 推 進 するためには 市 民 一 人 ひとりが 家 庭 や 地 域 など 身 近 な 暮 ら しの 場 で 男 女 共 同 参 画 を 生 活 上 の 課 題 として 認 識 し 男 女 共 同 参 画 のための 活 動 を 実 践 できることが 必 要 です 引 き 続 き 男 女 共 同 参 画 社 会 の 形 成 に 対 する 市 民 意 識 の 一 層 の 醸 成 に 努 め 市 民 等 との 協 働 を 積 極 的 に 推 進 するとともに 性 別 国 籍 年 齢 立 場 等 の 違 いを 超 えたパートナーシップを 促 進 し 男 女 が 生 き 生 きと 暮 らすことができるまちづくりを 進 めます 38

43 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 計 画 課 題 1 市 民 等 との 協 働 の 推 進 現 状 と 課 題 男 女 共 同 参 画 社 会 の 形 成 を 促 進 するためには さまざまな 分 野 で 広 範 多 岐 にわたる 取 組 が 必 要 であり 市 民 等 との 連 携 協 働 が 不 可 欠 です とりわけ 家 庭 や 地 域 職 場 な ど 身 近 な 暮 らしの 場 で 市 民 等 と 連 携 協 働 し 地 域 に 根 ざした 男 女 共 同 参 画 を 推 進 し ていくことが 重 要 です 本 市 では 宇 治 市 男 女 生 き 生 きまちづくり 条 例 を 制 定 し 市 民 等 と 協 働 して 男 女 共 同 参 画 の 推 進 に 取 り 組 むこととし 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 支 援 センターや 関 係 各 課 の 取 組 を 通 じて 市 民 活 動 を 促 進 し 市 民 等 との 連 携 協 働 に 努 めていますが 課 題 解 決 に 向 け た 一 層 の 積 極 的 かつ 実 践 的 な 取 組 が 必 要 です アンケート 調 査 の 結 果 男 女 とも 地 域 活 動 への 参 加 意 向 は 高 くなっていますが 地 域 活 動 に 関 心 がない 人 も3 割 程 度 を 占 めています 施 策 の 方 向 市 民 活 動 の 促 進 と 男 女 共 同 参 画 のまちづくりに 向 けた 広 報 啓 発 を 強 化 します 地 域 や 職 場 における 男 女 共 同 参 画 のための 市 民 活 動 を 積 極 的 に 支 援 します 男 女 共 同 参 画 のまちづくりに 向 けた 市 民 等 との 協 働 事 業 を 積 極 的 に 推 進 します 市 民 の 関 心 が 高 い 防 災 や 環 境 の 分 野 において 女 性 の 経 験 を 活 かした 男 女 共 同 参 画 を 推 進 します 具 体 的 施 策 具 体 的 施 策 1 まちづくりに 向 けた 市 民 活 動 や 地 域 活 動 への 参 画 を 促 進 するための 啓 発 及 び 情 報 提 供 2 ボランティア 活 動 やNPO 活 動 コミュニティ ビジネスへ 参 画 しやすい 環 境 づくり の 促 進 3 男 女 が 共 に 地 域 の 諸 課 題 に 関 心 をもち 解 決 することができるための 学 習 機 会 の 提 供 4 男 女 共 同 参 画 を 推 進 する 市 民 団 体 等 に 対 する 活 動 支 援 5 地 域 の 女 性 リーダー コーディネーター( 調 整 役 )の 育 成 6 ジェンダーに 関 する 学 習 機 会 の 提 供 7 市 民 団 体 等 における 女 性 役 員 の 就 任 の 促 進 8 防 災 や 環 境 の 分 野 への 女 性 の 参 画 促 進 9 パートナーシップの 推 進 に 関 する 啓 発 及 び 学 習 機 会 の 提 供 10 市 民 等 との 連 携 協 働 事 業 の 推 進 11 男 女 共 同 参 画 の 推 進 に 向 けた 市 民 等 による 連 絡 会 議 の 開 催 39

44 第 3 次 UJIあさぎりプラン 用 語 の 説 明 協 働 とは... 公 共 サービスの 提 供 について 行 政 と 市 民 等 が 対 等 なパートナーシップのもとで 役 割 分 担 を 明 確 にしながら お 互 いの 提 案 により 協 力 して 実 施 し 社 会 に 貢 献 する ことをいいます コミュニティ ビジネスとは... 地 域 のさまざまな 課 題 の 解 決 に 向 け 市 民 自 らが 自 己 のアイデアと 地 域 の 資 源 を 活 用 して 行 う 事 業 活 動 のことをいいます 介 護 福 祉 育 児 家 事 支 援 教 育 環 境 農 林 水 産 情 報 環 境 まちづくりなど 多 様 な 分 野 において 行 われています 地 域 活 動 への 参 加 状 況 と 参 加 意 向 (%) 全 体 n= 女 性 n= 男 性 n= 過 去 に 参 加 したことがある+ 現 在 参 加 している 今 後 も 参 加 したい( 現 在 参 加 している)+ 今 後 は 参 加 したい 参 加 したことがない 地 域 活 動 への 関 心 はない 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 支 援 センターの 周 知 度 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全 体 n= 女 性 n= 男 性 n= 知 っている 知 らない 不 明 無 回 答 40

45 Ⅲ 計 画 の 基 本 方 向 男 女 共 同 参 画 のまちづくりを 推 進 するために 必 要 な 行 政 施 策 (%) 男 女 平 等 や 男 女 共 同 参 画 に 関 する 教 育 啓 発 雇 用 における 男 女 の 格 差 是 正 の 推 進 母 性 保 護 及 び 女 性 の 健 康 対 策 保 育 サービスの 充 実 DVやセクシュアル ハラスメントを 受 けた ときの 保 護 の 実 施 障 害 のある 人 に 対 するサービスの 充 実 学 童 保 育 の 充 実 介 護 看 護 サービスの 充 実 ボランティア 活 動 に 関 する 情 報 提 供 市 民 団 体 等 と 連 携 したまちづくり 活 動 男 女 共 同 参 画 やワーク ライフ バランスに 関 する 市 民 交 流 会 の 開 催 市 民 団 体 における 女 性 リーダーの 育 成 審 議 会 委 員 などへの 女 性 委 員 の 積 極 的 登 用 労 働 時 間 の 見 直 しに 関 する 啓 発 災 害 時 における 女 性 の 視 点 を 取 り 入 れた 防 災 ( 災 害 復 興 ) 体 制 の 確 立 その 他 不 明 無 回 答 全 体 n= 女 性 n=401 男 性 n=301 41

46 第 3 次 UJIあさぎりプラン Ⅳ 計 画 の 推 進 1 計 画 の 推 進 体 制 等 (1) 庁 内 推 進 体 制 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 施 策 推 進 会 議 ( 以 下 推 進 会 議 という ) 副 市 長 を 委 員 長 として 市 長 公 室 長 各 部 長 理 事 会 計 管 理 者 議 会 事 務 局 長 消 防 長 で 構 成 し 本 計 画 の 推 進 に 関 する 総 合 調 整 を 行 います 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 施 策 推 進 会 議 幹 事 会 男 女 共 同 参 画 課 長 を 座 長 として 各 部 の 主 管 課 長 及 び 関 係 課 長 で 構 成 し 本 計 画 の 推 進 に 関 する 具 体 的 事 項 について 検 討 します 具 体 的 施 策 担 当 課 具 体 的 施 策 ごとに 担 当 課 を 別 途 定 めます (2) 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 審 議 会 ( 以 下 審 議 会 という ) 本 計 画 の 推 進 に 関 する 重 要 事 項 について 意 見 を 聞 き 計 画 推 進 に 反 映 します < 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 審 議 会 > 宇 治 市 男 女 生 き 生 きまちづくり 条 例 第 26 条 の 規 定 に 基 づき 設 置 している 地 方 自 治 法 第 138 条 の4 第 3 項 に 定 める 市 長 の 附 属 機 関 学 識 経 験 者 や 関 係 団 体 の 代 表 及 び 市 民 代 表 で 構 成 し 本 市 の 男 女 共 同 参 画 の 推 進 に 関 する 重 要 事 項 について 調 査 審 議 等 を 行 ってい ます (3) 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 支 援 センター JR 宇 治 駅 前 市 民 交 流 プラザ(ゆめりあ うじ)に 設 置 している 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 支 援 センター において 本 計 画 に 定 める 施 策 を 庁 内 各 課 の 取 組 とあわせて 推 進 するとともに 当 センターを 男 女 共 同 参 画 のための 市 民 活 動 市 民 交 流 の 拠 点 として 一 層 の 活 用 を 図 ります (4) 計 画 の 周 知 本 計 画 を 広 く 周 知 し 男 女 共 同 参 画 の 推 進 に 関 する 市 民 意 識 の 醸 成 を 図 るとともに 市 民 等 の 積 極 的 な 実 践 活 動 を 促 進 します 42

47 Ⅳ 計 画 の 推 進 2 計 画 の 進 行 管 理 評 価 公 表 (1) 数 値 目 標 等 の 設 定 本 計 画 を 実 効 性 のあるアクションプラン( 行 動 計 画 )とするため できる 限 り 具 体 的 な 目 標 値 または 指 標 値 を 設 定 します とりわけ 本 市 における 女 性 職 員 の 管 理 監 督 者 への 登 用 本 市 が 設 置 する 審 議 会 等 の 委 員 の 構 成 については 国 の 目 標 値 を 踏 まえながら 段 階 的 に 目 標 値 を 設 定 し 積 極 的 に 男 女 の 均 等 を 図 るよう 努 めます (2) 進 行 管 理 評 価 本 計 画 は 推 進 会 議 においてPDCAサイクル( Plan( 計 画 ) Do( 実 施 実 行 ) Check ( 検 証 評 価 ) Action( 改 善 ) )に 基 づき 進 行 管 理 を 行 うこととし 毎 年 度 市 民 アンケ ート 調 査 等 を 実 施 して 市 民 意 識 の 把 握 に 努 めます また 施 策 の 実 施 状 況 をとりまとめ 審 議 会 の 意 見 を 聞 きながら 以 後 の 施 策 に 適 正 に 反 映 させるよう 努 めます (3) 実 施 状 況 の 公 表 宇 治 市 男 女 生 き 生 きまちづくり 条 例 第 18 条 の 規 定 に 基 づき 本 計 画 に 関 する 施 策 の 実 施 状 況 について 年 次 報 告 書 を 作 成 し 宇 治 市 男 女 共 同 参 画 支 援 センターが 発 行 する 情 報 紙 等 に おいて 公 表 します 3 連 携 協 働 の 推 進 (1) 関 係 機 関 団 体 等 との 連 携 本 計 画 を 効 果 的 に 推 進 するため 国 京 都 府 の 機 関 や 近 隣 市 町 村 及 び 関 係 団 体 等 と 緊 密 な 連 携 を 図 ります とりわけDV 対 策 については 2010 年 ( 平 成 22 年 )4 月 に 開 設 された 配 偶 者 暴 力 相 談 支 援 センターの 機 能 を 有 する 京 都 府 家 庭 支 援 総 合 センター 及 び 京 都 府 宇 治 児 童 相 談 所 内 の 京 都 府 南 部 家 庭 支 援 センター との 連 携 を 強 化 します (2) 市 民 等 との 協 働 本 計 画 の 推 進 にあたっては 市 民 等 が 行 う 男 女 共 同 参 画 のための 活 動 の 一 層 の 促 進 が 重 要 であることから 本 市 と 市 民 等 との 協 働 を 積 極 的 に 推 進 します 43

48 第 3 次 UJIあさぎりプラン Ⅴ 男 女 共 同 参 画 の 推 進 に 関 する 目 標 値 指 標 値 項 目 第 2 次 計 画 策 定 時 男 女 生 き 生 きまちづくり 条 例 の 周 知 度 1 - 現 状 2010(H22) 女 性 33.9% 男 性 25.6% 目 標 値 指 標 値 2015(H27) 40% 40% 男 女 共 同 参 画 社 会 という 言 葉 の 認 識 度 % 51.4% 60% ジェンダー( 社 会 的 文 化 的 に 形 成 された 性 女 性 26.8% 女 性 31.4% 40% 基 本 方 向 1 別 ) という 言 葉 の 認 識 度 1 社 会 通 念 慣 習 で 男 女 平 等 と 感 じている 男 女 の 割 合 1 社 会 全 体 で 見 た 場 合 に 男 女 の 地 位 が 平 等 にな っていると 思 う 人 の 割 合 男 性 33.1% 女 性 9.2% 男 性 16.5% 男 性 43.5% 女 性 10.2% 男 性 17.3% 女 性 13.0% 男 性 20.3% 50% 20% 30% 20% 30% 指 標 値 セクシュアル ハラスメントに 対 する 対 策 を 講 じている 事 業 所 の 割 合 36.6% 32.8% 40% DV を 経 験 したことがある 人 の 割 合 セクシュアル ハラスメントを 経 験 したことが 女 性 23.7% 男 性 9.8% 女 性 40.9% 女 性 27.4% 男 性 10.0% 女 性 38.4% 0% 0% 0% 目 標 値 ある 人 の 割 合 男 性 11.5% 男 性 15.3% 0% 項 目 第 2 次 計 画 策 定 時 現 状 2010(H22) 目 標 値 指 標 値 2015(H27) 本 市 男 性 職 員 の 育 児 休 業 取 得 率 ( 取 得 者 数 / 対 象 者 数 ) 2 0% 0% 10% 目 標 値 基 本 方 向 2 夫 は 外 で 働 き 妻 は 家 庭 を 守 るべきである という 考 え 方 に 反 対 する 割 合 1 女 性 50.2% 男 性 38.3% 女 性 43.4% 男 性 35.9% 50% 50% 育 児 休 業 を 取 得 したことのある 人 の 割 合 女 性 8.0% 女 性 7.5% 20% 男 性 2.0% 男 性 3.0% 10% 介 護 休 業 を 取 得 したことのある 人 の 割 合 女 性 3.6% 女 性 2.0% 10% 男 性 2.0% 男 性 2.3% 10% 育 児 を 支 援 する 対 策 を 講 じている 事 業 所 の 割 合 70.4% 53.8% 60% 指 標 値 介 護 を 支 援 する 対 策 を 講 じている 事 業 所 の 割 合 62.0% 36.1% 50% 一 般 事 業 主 行 動 計 画 を 策 定 している 事 業 所 の 割 合 6.7% 20% 44

49 Ⅴ 男 女 共 同 参 画 の 推 進 に 関 する 目 標 値 指 標 値 基 本 方 向 3 項 目 政 策 方 針 の 立 案 決 定 において 女 性 の 意 見 が 反 映 されていると 思 う 人 の 割 合 政 策 方 針 決 定 の 場 へ 参 画 したいと 思 う 人 の 割 合 ポジティブ アクションに 取 り 組 んでいる 事 業 所 の 割 合 第 2 次 計 画 策 定 時 女 性 7.2% 男 性 22.6% 女 性 18.1% 男 性 33.6% 現 状 2010(H22) 女 性 5.5% 男 性 24.3% 女 性 17.7% 男 性 31.6% 目 標 値 指 標 値 2015(H27) 20% 30% 30% 40% 42.3% 21.8% 30% 本 市 管 理 監 督 者 への 女 性 職 員 の 登 用 割 合 % 19.3% 20% 指 標 値 本 市 審 議 会 等 における 女 性 委 員 の 登 用 割 合 % 27.2% 35% 女 性 委 員 がいない 本 市 審 議 会 等 ( 女 性 委 員 がい ない 本 市 審 議 会 等 の 数 / 本 市 審 議 会 等 の 数 ) 2 18/82 10/90 0 目 標 値 項 目 第 2 次 計 画 策 定 時 現 状 2010(H22) 目 標 値 指 標 値 2015(H27) 子 宮 がん 検 診 受 診 率 % 10.0%(H20) 13% 以 上 基 本 (H24) 方 向 4 乳 がん 検 診 受 診 率 3 7.8% 12.3%(H20) 14% 以 上 (H24) 目 標 値 項 目 第 2 次 計 画 策 定 時 現 状 2010(H22) 目 標 値 指 標 値 2015(H27) 基 本 方 向 5 地 域 において 男 女 の 地 位 が 平 等 になっていると 思 う 人 の 割 合 地 域 活 動 へ 参 加 したことがある 人 の 割 合 女 性 35.9% 男 性 49.1% - 女 性 41.6% 男 性 54.2% 女 性 39.2% 男 性 39.9% 50% 60% 50% 50% 指 標 値 目 標 値 は 国 の 計 画 や 本 市 の 他 の 計 画 の 目 標 値 を 踏 まえて 設 定 しています ただし 基 本 方 向 1の 目 標 値 については0としています 指 標 値 は 現 状 の 数 値 に 10%を 加 算 又 は 減 算 し1の 位 を 四 捨 五 入 した 数 値 としています 1は 市 民 アンケートにより 毎 年 把 握 する 項 目 です 2は 庁 内 関 係 課 への 進 行 状 況 調 査 により 毎 年 把 握 する 項 目 です 3は 宇 治 市 健 康 づくり 推 進 プランの 数 値 を 引 用 している 項 目 で 目 標 年 限 は 平 成 24 年 度 です 45

50 第 3 次 UJIあさぎりプラン 参 考 資 料 参 考 資 料 女 子 に 対 するあらゆる 形 態 の 差 別 の 撤 廃 に 関 する 条 約 ( 女 子 差 別 撤 廃 条 約 ) 女 子 差 別 撤 廃 条 約 女 子 に 対 するあらゆる 形 態 の 差 別 の 撤 廃 に 関 する 条 約 採 択 1979 年 ( 昭 和 54 年 )12 月 18 日 ( 国 連 第 34 回 総 会 ) 日 本 国 1980 年 ( 昭 和 55 年 )7 月 17 日 署 名 1985 年 ( 昭 和 60 年 )6 月 25 日 批 准 1985 年 ( 昭 和 60 年 )7 月 25 日 発 効 この 条 約 の 締 約 国 は 国 際 連 合 憲 章 が 基 本 的 人 権 人 間 の 尊 厳 及 び 価 値 並 びに 男 女 の 権 利 の 平 等 に 関 する 信 念 を 改 めて 確 認 し ていることに 留 意 し 世 界 人 権 宣 言 が 差 別 は 容 認 することができない ものであるとの 原 則 を 確 認 していること 並 びにす べての 人 間 は 生 まれながらにして 自 由 であり かつ 尊 厳 及 び 権 利 について 平 等 であること 並 びにすべて の 人 は 性 による 差 別 その 他 のいかなる 差 別 もなしに 同 宣 言 に 掲 げるすべての 権 利 及 び 自 由 を 享 有 するこ とができることを 宣 明 していることに 留 意 し 人 権 に 関 する 国 際 規 約 の 締 約 国 がすべての 経 済 的 社 会 的 文 化 的 市 民 的 及 び 政 治 的 権 利 の 享 有 につい て 男 女 に 平 等 の 権 利 を 確 保 する 義 務 を 負 つているこ とに 留 意 し 国 際 連 合 及 び 専 門 機 関 の 主 催 の 下 に 各 国 が 締 結 し た 男 女 の 権 利 の 平 等 を 促 進 するための 国 際 条 約 を 考 慮 し 更 に 国 際 連 合 及 び 専 門 機 関 が 採 択 した 男 女 の 権 利 の 平 等 を 促 進 するための 決 議 宣 言 及 び 勧 告 に 留 意 し しかしながら これらの 種 々の 文 書 にもかかわら ず 女 子 に 対 する 差 別 が 依 然 として 広 範 に 存 在 してい ることを 憂 慮 し 女 子 に 対 する 差 別 は 権 利 の 平 等 の 原 則 及 び 人 間 の 尊 厳 の 尊 重 の 原 則 に 反 するものであり 女 子 が 男 子 と 平 等 の 条 件 で 自 国 の 政 治 的 社 会 的 経 済 的 及 び 文 化 的 活 動 に 参 加 する 上 で 障 害 となるものであり 社 会 及 び 家 族 の 繁 栄 の 増 進 を 阻 害 するものであり また 女 子 の 潜 在 能 力 を 自 国 及 び 人 類 に 役 立 てるた めに 完 全 に 開 発 することを 一 層 困 難 にするものであ ることを 想 起 し 窮 乏 の 状 況 においては 女 子 が 食 糧 健 康 教 育 雇 用 のための 訓 練 及 び 機 会 並 びに 他 の 必 要 とするも のを 享 受 する 機 会 が 最 も 少 ないことを 憂 慮 し 衡 平 及 び 正 義 に 基 づく 新 たな 国 際 経 済 秩 序 の 確 立 が 男 女 の 平 等 の 促 進 に 大 きく 貢 献 することを 確 信 し アパルトヘイト あらゆる 形 態 の 人 種 主 義 人 種 差 別 植 民 地 主 義 新 植 民 地 主 義 侵 略 外 国 による 占 領 及 び 支 配 並 びに 内 政 干 渉 の 根 絶 が 男 女 の 権 利 の 完 全 な 享 有 に 不 可 欠 であることを 強 調 し 国 際 の 平 和 及 び 安 全 を 強 化 し 国 際 緊 張 を 緩 和 し すべての 国 ( 社 会 体 制 及 び 経 済 体 制 のいかんを 問 わない )の 間 で 相 互 に 協 力 し 全 面 的 かつ 完 全 な 軍 備 縮 小 を 達 成 し 特 に 厳 重 かつ 効 果 的 な 国 際 管 理 の 下 での 核 軍 備 の 縮 小 を 達 成 し 諸 国 間 の 関 係 におけ る 正 義 平 等 及 び 互 恵 の 原 則 を 確 認 し 外 国 の 支 配 の 下 植 民 地 支 配 の 下 又 は 外 国 の 占 領 の 下 にある 人 民 の 自 決 の 権 利 及 び 人 民 の 独 立 の 権 利 を 実 現 し 並 び に 国 の 主 権 及 び 領 土 保 全 を 尊 重 することが 社 会 の 進 歩 及 び 発 展 を 促 進 し ひいては 男 女 の 完 全 な 平 等 の 達 成 に 貢 献 することを 確 認 し 国 の 完 全 な 発 展 世 界 の 福 祉 及 び 理 想 とする 平 和 は あらゆる 分 野 において 女 子 が 男 子 と 平 等 の 条 件 で 最 大 限 に 参 加 することを 必 要 としていることを 確 信 し 家 族 の 福 祉 及 び 社 会 の 発 展 に 対 する 従 来 完 全 には 認 められていなかつた 女 子 の 大 きな 貢 献 母 性 の 社 会 的 重 要 性 並 びに 家 庭 及 び 子 の 養 育 における 両 親 の 役 割 に 留 意 し また 出 産 における 女 子 の 役 割 が 差 別 の 根 拠 となるべきではなく 子 の 養 育 には 男 女 及 び 社 会 全 体 が 共 に 責 任 を 負 うことが 必 要 であること を 認 識 し 社 会 及 び 家 庭 における 男 子 の 伝 統 的 役 割 を 女 子 の 役 割 とともに 変 更 することが 男 女 の 完 全 な 平 等 の 達 成 に 必 要 であることを 認 識 し 女 子 に 対 する 差 別 の 撤 廃 に 関 する 宣 言 に 掲 げられ ている 諸 原 則 を 実 施 すること 及 びこのために 女 子 に 対 するあらゆる 形 態 の 差 別 を 撤 廃 するための 必 要 な 措 置 をとることを 決 意 して 次 のとおり 協 定 した 第 1 部 第 1 条 この 条 約 の 適 用 上 女 子 に 対 する 差 別 とは 性 に 基 づく 区 別 排 除 又 は 制 限 であつて 政 治 的 経 済 的 社 会 的 文 化 的 市 民 的 その 他 のいかなる 分 野 においても 女 子 ( 婚 姻 をしているかいないかを 問 わない )が 男 女 の 平 等 を 基 礎 として 人 権 及 び 基 本 的 自 由 を 認 識 し 享 有 し 又 は 行 使 することを 害 し 又 は 無 効 にする 効 果 又 は 目 的 を 有 するものをいう 第 2 条 締 約 国 は 女 子 に 対 するあらゆる 形 態 の 差 別 を 非 難 し 女 子 に 対 する 差 別 を 撤 廃 する 政 策 をすべての 適 当 な 手 段 により かつ 遅 滞 なく 追 求 することに 合 意 し 及 びこのため 次 のことを 約 束 する (a) 男 女 の 平 等 の 原 則 が 自 国 の 憲 法 その 他 の 適 当 な 法 令 に 組 み 入 れられていない 場 合 にはこれを 定 め かつ 男 女 の 平 等 の 原 則 の 実 際 的 な 実 現 を 法 律 その 他 の 適 当 な 手 段 により 確 保 すること 46