部 分 での 地 震 力 を 従 来 より 大 きくするなど 動 的 配 慮 が 加 えられました さらに 地 震 に 対 しては 2つの 大 きさの 地 震 を 設 定 し 2 段 階 の 設 計 をすることになりました これは 建 築 物 の 耐 用 年 数 内 に 数 度 は 遭 遇 する 可

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1 3 建 築 物 の 地 震 対 策 の 現 状 (1) 耐 震 基 準 の 変 遷 我 が 国 は 古 くから 大 規 模 地 震 が 頻 発 し その 度 に 尊 い 人 命 が 失 われ 数 多 くの 建 築 物 等 が 被 害 を 受 けてまいりました 建 物 の 耐 震 対 策 については 明 治 の 中 頃 から 耐 震 研 究 が 始 められ 現 在 の 新 耐 震 設 計 法 に 至 ってい ます 耐 震 基 準 の 変 遷 は 以 下 に 示 すように 大 きく 第 一 期 から 第 五 期 にわけられます ア 第 一 期 第 一 期 は 耐 震 設 計 の 義 務 づけのない 時 代 で 1920 年 ( 大 正 9 年 )に 建 築 基 準 法 の 前 身 ともいえる 市 街 地 建 築 法 が 施 行 されましたが 強 度 計 算 の 規 定 は 固 定 荷 重 と 積 載 荷 重 という 鉛 直 力 に 対 する もののみで 地 震 力 は 定 められず 耐 震 計 算 の 規 定 はありませんでした イ 第 二 期 1923 年 ( 大 正 12 年 )に 関 東 大 震 災 が 発 生 したことにより 翌 1924 年 ( 大 正 13 年 ) 市 街 地 建 築 物 法 施 行 規 則 が 改 正 され 耐 震 基 準 が 義 務 づけられました 地 震 力 の 規 定 は 水 平 震 度 0.1 以 上 とされ 耐 震 計 算 方 法 は 許 容 応 力 度 法 でした 特 に 注 目 すべきことは 鉄 骨 造 及 び 鉄 筋 コンクリート 造 の 建 築 物 には 適 当 な 筋 かい 又 は 鉄 筋 コ ンクリート 造 の 壁 体 を 設 けること という 事 項 が 加 えられました ウ 第 三 期 1950 年 ( 昭 和 25 年 ) 市 街 地 建 築 物 法 が 廃 止 され 新 たに 建 築 基 準 法 が 制 定 されました 建 築 基 準 法 の 耐 震 計 算 方 法 は 旧 知 と 同 じ 許 容 応 力 度 法 でしたが 長 期 と 短 期 という2つの 荷 重 の 状 態 を 考 慮 することとなりました 新 たに 設 けられた 短 期 許 容 応 力 度 は 従 来 の 許 容 応 力 度 に 比 べて 2 倍 に 引 き 上 げられたことに より 水 平 震 度 も 従 来 の 0.1 以 上 から 0.2 以 上 に 引 き 上 げられました エ 第 四 期 1968 年 ( 昭 和 43 年 ) 十 勝 沖 地 震 が 発 生 し 耐 震 性 に 優 れていると 考 えられていた 鉄 筋 コンクリ ート 構 造 物 に 大 きな 被 害 が 発 生 しました 被 害 は 短 柱 となっている 柱 のせん 断 破 壊 が 目 立 ったことから 鉄 筋 コンクリート 造 の 耐 震 性 について 再 検 討 が 行 われました その 結 果 1971 年 ( 昭 和 46 年 )に 建 築 基 準 法 施 行 令 の 構 造 規 定 が 改 正 され 建 築 物 はじん 性 を 確 保 すべきことが 定 められました 特 に 柱 のじん 性 を 確 保 するため 鉄 筋 コンクリート 造 の 柱 の 補 強 方 法 が 改 正 され 帯 筋 間 隔 を 短 くするなど 規 定 を 強 化 しました オ 第 五 期 1971 年 ( 昭 和 46 年 ) 米 国 のカリフォルニアで 発 生 したサンフェルナンド 地 震 を 契 機 に 新 しい 耐 震 設 計 法 を 開 発 するため 1972 年 ( 昭 和 47 年 )から 建 設 省 総 合 技 術 開 発 プロジェクト 新 耐 震 設 計 法 の 開 発 が 開 始 されました これは 建 設 省 建 築 研 究 所 土 木 研 究 所 が 中 心 となり 大 学 民 間 企 業 等 の 協 力 を 得 て 行 われ 1997 年 ( 昭 和 52 年 )に 終 了 しました 翌 1978 年 ( 昭 和 53 年 ) 伊 豆 大 島 近 海 地 震 宮 城 県 沖 地 震 と 被 災 地 震 が 相 次 ぎ 建 築 物 にもかな りの 被 害 があったことから 新 耐 震 設 計 法 の 成 果 をもとに 1980 年 ( 昭 和 55 年 ) 建 築 基 準 法 施 行 令 の 耐 震 関 係 規 定 が 大 改 正 され 翌 年 6 月 に 施 行 されました これにより 従 来 の 地 震 力 は 建 築 物 の 震 動 性 状 や 固 有 周 期 にかかわらず 一 律 に 水 平 震 度 0.2 以 上 とされていたものが 新 たな 規 定 では 地 盤 種 別 と 固 有 周 期 により 定 められるほか 建 築 物 の 上 階 - 8 -

2 部 分 での 地 震 力 を 従 来 より 大 きくするなど 動 的 配 慮 が 加 えられました さらに 地 震 に 対 しては 2つの 大 きさの 地 震 を 設 定 し 2 段 階 の 設 計 をすることになりました これは 建 築 物 の 耐 用 年 数 内 に 数 度 は 遭 遇 する 可 能 性 のある 程 度 の 地 震 に 対 してほとんど 被 害 を 生 じさせず 建 築 物 の 耐 用 年 数 内 に 一 度 あるかないかの 極 めてまれな 大 地 震 に 対 しては 部 分 的 に 被 害 が 生 じても 人 命 に 被 害 を 与 えないようにすることを 目 標 としたものです 従 来 の 建 築 物 の 自 重 20%の 大 きさの 地 震 力 に 対 する 計 算 (1 次 設 計 )に 加 えて 自 重 100%の 大 きさの 地 震 力 に 対 しても 設 計 するべきこととなりました (2 次 設 計 ) そして この2 次 設 計 の 場 合 には 許 容 応 力 度 法 ではなく 建 築 物 のじん 性 も 考 慮 してその 保 有 水 平 耐 力 を 計 算 することになりました また 建 築 物 の 層 間 変 形 角 の 制 限 偏 心 率 などの 建 築 物 の 耐 震 要 素 の 偏 りに 関 する 制 限 や 必 要 保 有 水 平 耐 力 の 割 り 増 し 規 定 などが 設 けられました 同 時 に 各 種 建 築 構 造 種 別 ごとにその 構 造 詳 細 についても 全 面 的 な 見 直 しがなされました この 改 正 された 耐 震 基 準 は 新 耐 震 設 計 基 準 と 呼 ばれ 今 日 に 至 っています (2) 既 存 建 築 物 の 耐 震 診 断 と 耐 震 補 強 新 たに 新 築 される 建 築 物 と 耐 震 性 能 の 向 上 と 並 んで 重 要 な 耐 震 対 策 として 既 存 建 築 物 の 耐 震 診 断 と 耐 震 補 強 が 挙 げられます 近 年 発 生 した 1993 年 ( 平 成 5 年 ) 釧 路 沖 地 震 1994 年 ( 平 成 6 年 ) 北 海 道 東 方 沖 地 震 1995 年 ( 平 成 7 年 ) 阪 神 淡 路 大 震 災 等 においても 新 耐 震 基 準 以 前 に 建 てられた 鉄 筋 コンクリート 建 築 物 に 多 く の 被 害 が 発 生 しています これら 新 耐 震 基 準 以 前 に 建 てられた 建 築 物 については 大 地 震 が 発 生 する 前 に 耐 震 性 能 の 診 断 を 行 い 必 要 に 応 じて 適 切 な 補 強 を 施 す 必 要 があります 耐 震 補 強 の 事 例 としては 1993 年 ( 平 成 5 年 ) 釧 路 沖 地 震 の 際 一 階 の 柱 がせん 断 破 壊 する 被 害 にあった 釧 路 市 内 の 学 校 では 耐 震 壁 の 増 設 による 耐 震 補 強 が 施 されました その 後 1994 年 ( 平 成 6 年 ) 北 海 道 東 方 沖 地 震 が 発 生 しましたが 仕 上 げ 材 の 剥 離 など 軽 微 な 被 害 にとどまり その 効 果 が 実 証 されました また 2006 年 ( 平 成 18 年 )1 月 には 1995 年 12 月 施 行 の 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 が 改 正 施 行 され 都 道 府 県 においては 耐 震 改 修 促 進 計 画 を 策 定 することが 義 務 づけられ 北 海 道 においては 同 年 12 月 に 北 海 道 耐 震 改 修 促 進 計 画 を 策 定 し 計 画 的 に 住 宅 や 建 築 物 の 耐 震 化 に 取 り 組 んでいます 耐 震 基 準 の 変 遷 については 大 橋 雄 二 日 本 建 築 構 造 基 準 の 変 遷 史 (( 財 ) 日 本 建 築 センタ 発 行 )を 要 約 した 内 容 です - 9 -

3 表 1-3 主 な 地 震 と 耐 震 基 準 の 変 遷 及 び 被 災 建 築 物 対 策 年 月 日 地 震 名 規 模 年 新 耐 震 基 準 の 変 遷 等 被 災 建 築 物 対 策 1880, 2, ,10,28 横 浜 地 震 M5.5 6 濃 尾 地 震 M , 4.18 サンフランシスコ 地 震 M8.2 第 一 期 日 本 地 質 学 会 設 立 ー 地 震 研 究 地 震 計 開 発 日 本 建 築 学 会 設 立 震 災 予 防 調 査 会 設 立 ー 耐 震 研 究 開 始 1919 市 街 地 建 築 物 法 公 布 ー1920 年 施 行 関 東 大 震 災 M7.9 第 二 期 物 法 施 行 規 則 公 布 ー 鉛 直 荷 重 が 定 められる 物 法 施 行 規 則 大 改 正 地 震 力 規 定 導 入 ( 水 平 震 度 0,1) 建 築 学 会 耐 震 計 算 のための 構 造 強 度 計 算 基 準 制 定 柔 剛 論 争 が 起 こり 耐 震 構 造 研 究 が 活 発 化 する 鉄 筋 コンクリート 構 造 計 算 基 準 案 発 表 ( 建 築 学 会 ) 物 法 施 行 規 則 改 正 ( 許 容 応 力 度 関 係 規 定 ) 1940, 5, , , 1, エルセントロ 地 震 M6.7 東 南 海 地 震 M7.9 三 河 地 震 M6.8 南 海 地 震 M8.0 福 井 地 震 M 臨 時 日 本 標 準 規 格 ( 戦 時 規 格 ) ( 水 平 震 度 0,15) タフト 地 震 M 新 潟 地 震 M 十 勝 沖 地 震 M7.9 第 三 期 建 築 基 準 法 制 定 施 行 令 に 構 造 規 定 が 定 められる ( 水 平 震 度 2.0) 地 震 地 域 係 数 告 示 制 定 基 準 法 施 行 令 改 正 ー 物 法 時 代 の 構 造 計 算 規 定 廃 止 基 準 法 改 正 31mの 高 さ 制 限 廃 止 日 本 初 本 格 的 超 高 層 霞 ヶ 関 ビル 完 成 , サンフェルナンド 地 震 M6.4 伊 豆 大 島 近 海 地 震 M7.0 宮 城 県 沖 地 震 M7.4 イタリア 南 部 地 震 M6.9 日 本 海 中 部 地 震 M7.7 メキシコ 地 震 M8.1 ロマプリータ 地 震 M7.1 釧 路 沖 地 震 M7.8 北 海 道 南 西 沖 地 震 M7.8 ノースリッジ 地 震 M6.8 北 海 道 東 方 沖 地 震 M8.1 三 陸 はるか 沖 地 震 M7.5 兵 庫 県 南 部 地 震 M7.2 第 四 期 基 準 法 施 行 令 改 正 RC 柱 の 帯 筋 間 隔 規 定 の 強 化 鉄 筋 コンクリート 構 造 計 算 基 準 大 改 正 (せん 断 補 強 法 の 強 化 ) 新 耐 震 設 計 法 の 開 発 プロジェクト 開 始 新 耐 震 設 計 法 の 開 発 プロジェクト 終 了 大 規 模 地 震 特 別 措 置 法 制 定 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 の 指 定 基 準 法 施 行 令 改 正 ( 新 耐 震 設 計 法 導 入 )-1981 年 施 行 新 耐 震 設 計 法 に 基 づく 耐 震 基 準 の 改 正 地 震 力 規 定 に 動 的 配 慮 が 加 えられる 2つの 大 きさの 地 震 力 を 規 定 して 2 段 階 の 耐 震 設 計 を 導 入 1/200(1/120)の 層 間 変 形 角 制 限 が 導 入 保 有 水 平 耐 力 計 算 構 造 特 性 係 数 形 状 係 数 など 導 入 被 災 総 プロ 開 始 被 災 総 プロ 終 了 総 プロの 成 果 をメキシコで 試 用 被 災 度 判 定 復 旧 技 術 マニュアル 米 国 で 応 急 危 険 度 判 定 基 準 (ATC20) 米 国 で 応 急 危 険 度 判 定 実 施 被 災 度 判 定 復 旧 技 術 指 針 静 岡 で 応 急 危 険 度 判 定 士 制 度 発 足 神 奈 川 で 応 急 危 険 度 判 定 士 制 度 発 足 米 国 で 応 急 危 険 度 判 定 実 施 第 一 期 : 耐 震 設 計 の 義 務 付 けのない 時 代 参 考 文 献 : 大 橋 雄 二 国 内 では 初 めて 応 急 危 険 度 判 定 実 施 北 海 道 で 応 急 危 険 度 判 定 士 制 度 発 足 第 二 期 : 設 計 震 度 0.1 による 許 容 応 力 度 設 計 法 の 時 代 日 本 建 築 構 造 基 準 変 遷 史 第 三 期 : 設 計 震 度 0.2 長 期 許 容 応 力 度 設 計 法 と 高 層 建 築 物 の 動 的 設 計 法 の 研 究 が 並 列 する 時 代 第 四 期 : 柱 梁 のせん 断 耐 力 を 強 化 し 中 低 層 建 築 物 にじん 性 確 保 の 考 え 方 を 導 入 した 時 代 第 五 期 : 許 容 応 力 度 設 計 法 と 保 有 水 平 耐 力 設 計 法 からなる 新 耐 震 設 計 法 の 時 代 第 五 期 (( 財 ) 日 本 建 築 センター)

4 北海道耐震改修促進計画 骨子 計画期間平成１８ ２７年度 第１ 道内で想定される地震による被害状況 道内では これまで大規模な被害を もたらした地震が 100 回以上も発 生 道内で発生が想定されている８つの ⑥ タイプの地震について 震度及び建 築物被害を想定 出典 ⑤ ① 北海道地域防災計画 地震防災計画編 ⑧ ③ ④ ② ⑦ 第２ 住宅 建築物の耐震化に係る目標 住宅及び多数の方が利用す る一定規模以上の建築物の 住宅 耐震化目標を H27 年度にお 多数利用の建築物 いて９割と設定 多数の方が利用する一定規 公 模以上の公共建築物は 耐 共 建 道 震化の状況を公表し 計画 築 市 町 村 物 期間に耐震化に努める 中央防災会議専門調査会 耐震化の現況(推計) 番号 地震名称 石狩地震 ② 北海道東部地震 ③ 釧路北部地震 20 ④ 日高中部地震 800 ⑤ 留萌沖地震 ⑥ 後志沖地震 ⑦ 十勝 釧路沖地震 1, 935 ⑧ 釧路 根室沖地震 耐震化目標(H27) 減災目標 道内想定地震による 建物被害を半減 耐震化の現況(実数) 全壊棟数 ① 住宅 多数利用の建築物 ９割 現況の公表 96 市町村別耐震化の状況 68 道有施設の耐震化の状況 耐震化に努める 第３ 住宅 建築物の耐震化促進に向けた取り組み方針 耐震化促進に向けた施策の基本的な方向 耐震化促進に向けた各主体の役割 所有者 自らの問題 地域の問題といった意識を持って 建築物の 安全性の向上に努める 建築関連事業者 人命に関わる重要な要素について責任を負っていることを 再認識し 安全な良質ストック形成に努める 地方公共団体 道民の安全確保は重要な責務 自ら所有する建築物の耐震化促進 道は広域的 総合的 市町村は即地的な観点から施策を 計画的に推進 １ 安心して耐震診断 改修を行える環境整備 ２ 住宅 建築物の地震防災対策に関する啓発 知識の普及 ３ 耐震診断 改修を担う人材の技術力の向上 第４ 住宅 建築物の耐震化促進に向けた施策 基本的方向 施策内容 １ 安心して耐震診 断 改修が行え る環境整備 ２ 住宅 建築物の 地震防災対策に 関する啓発 知 識の普及 ３ 耐震診断 改修 を担う人材の技 術力の向上 役 割 に 応 じ た 施 策 展 開 主な取り組み 耐震診断 改修に係る相談体制の整備 相談窓口の充実 相談員向け研修会の開催 耐震診断 改修に係る情報提供の充実 北の住まい情報プラザやポータルサイトの充実 耐震診断 改修促進のための所有者等への支援 無料耐震診断の実施 耐震改修費用の助成検討 住宅売買時における耐震化の促進 住宅売買時における耐震化の情報説明の徹底 特定優良賃貸住宅の活用 特定優良賃貸住宅の入居の特例による仮住戸への活用 地震時に通行を確保すべき道路の指定 北海道緊急輸送道路ネットワーク路線等を指定 地震時の総合的な建築物の安全対策の推進 ブロック塀や窓ガラス等落下物 家具の転倒防止策等 地震防災マップの作成 公表 揺れやすさマップ等の作成 市町村へｱﾄﾞﾊﾞｲｻﾞｰ派遣 住宅 建築物の地震防災普及ツールの作成 配布 普及パンフレット ポスター リーフレットの作成 一般向けセミナーや講習会等の開催 戸建てリフォーム マンション管理セミナー等の開催 町内会等との連携 市町村を通じた町内会や自主防災組織などへの支援 耐震改修構法や地震防災対策の研究 技術開発の推進 北総研による耐震改修構法等に係る研究 性能向上リフォームの推進 耐震化を含めた性能向上リフォーム手引きの作成 耐震診断 改修技術講習会の開催 技術講習会の開催 受講者名簿の公表 リフォーム推進協議会の設置 活用 リフォーム推進協議会の設置 活用による消費者保護 第５ 建築基準法による勧告または命令等についての所管行政庁との連携 所管行政庁 道及び１０市 は 建築物所有者に対し 耐震改修促進法に基づく指導 助言 指示等を実施する 地震に対する安全性について著しく危険な建築物所有者に対しては 建築基準法に基づく勧告 命令等を行うことができる 第６ 計画の推進に関する事項 市町村は 耐震改修促進計画の策定に努める 計画の推進体制として 道及び市町村 建築関係団体で構成する 仮 全道建築物等 地震対策推進協議会 を設置 また 庁内では 仮 北海道耐震改修促進会議 を設置

5 (3) 被 災 建 築 物 対 策 ア 被 災 建 築 物 対 策 の 歴 史 地 震 により 被 災 した 建 築 物 対 策 については 1980 年 ( 昭 和 55 年 )イタリア 南 部 地 震 の 際 被 災 度 判 定 がやや 組 織 的 に 行 われたことを 契 機 として 国 内 では 建 設 省 が 1980 年 ( 昭 和 55 年 )から 総 合 技 術 開 発 プロジェクト 震 災 構 造 物 の 復 旧 技 術 開 発 を 進 め 木 造 鉄 骨 造 鉄 筋 コンクリー ト 造 建 築 物 の 被 災 度 判 定 法 から 復 旧 技 術 までの 一 貫 した 手 法 が 開 発 されました この 間 1985 年 ( 昭 和 60 年 )にメキシコ 地 震 が 起 こり ほぼ 完 成 していた 鉄 筋 コンクリート 造 建 築 物 の 被 災 度 判 定 法 を 適 用 し その 成 果 が 検 証 され その 妥 当 性 が 確 かめられました 米 国 においてもメキシコ 地 震 後 に 被 災 度 判 定 の 重 要 性 が 認 識 され 1989 年 ( 平 成 元 年 )にATC ( 応 用 技 術 評 議 会 : 構 造 技 術 専 門 家 団 体 が 中 心 となった 非 営 利 団 体 )により ATCー20 と 呼 ばれる 被 災 度 判 定 マニュアルが 作 成 され 各 自 治 体 では 判 定 体 制 の 整 備 が 進 められました 各 自 治 体 による 判 定 体 制 が 確 立 されていたことにより 1989 年 ( 平 成 元 年 )に 発 生 したロマプリ ータ 地 震 や 1994 年 ( 平 成 6 年 )のノースリッジ 地 震 等 では 迅 速 に 応 急 危 険 度 判 定 が 実 施 され 大 きな 成 果 を 上 げています 国 内 では 総 合 技 術 プロジェクト 震 災 構 造 物 の 復 旧 技 術 の 開 発 の 終 了 後 その 成 果 の 普 及 版 として( 財 ) 日 本 建 築 防 災 協 会 より 震 災 構 造 物 等 の 被 災 度 判 定 基 準 及 び 復 旧 技 術 指 針 が 発 刊 さ れました また 技 術 的 な 基 準 が 整 備 された 後 実 際 に 判 定 活 動 を 行 う 応 急 危 険 度 判 定 士 を 養 成 登 録 する 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 制 度 が 1991 年 ( 平 成 3 年 )に 静 岡 県 1992 年 ( 平 成 4 年 )には 神 奈 川 県 で 制 度 化 されました 各 自 治 体 においても 応 急 危 険 度 判 定 の 整 備 を 進 めているなか 1995 年 ( 平 成 7 年 )1 月 に 阪 神 淡 路 大 震 災 が 発 生 し 国 内 で 初 めて 応 急 危 険 度 判 定 が 実 施 されました この 作 業 は 地 元 自 治 体 と 建 設 省 全 国 の 自 治 体 職 員 住 宅 都 市 整 備 公 団 等 の 技 術 職 員 及 び 建 築 関 係 13 団 体 の 協 力 により 実 施 され 二 次 災 害 の 防 止 や 被 災 者 の 居 住 に 対 する 不 安 解 消 など その 成 果 は 大 きく 応 急 危 険 度 判 定 の 重 要 性 を 改 めて 認 識 するに 至 りました イ 応 急 危 険 度 判 定 の 実 施 事 例 1995 年 ( 平 成 7 年 )1 月 17 日 阪 神 淡 路 大 震 災 が 発 生 し その 被 害 は 死 者 6,300 名 余 ( 平 成 8 年 1 月 現 在 ) 建 築 物 の 被 害 総 数 約 40 万 棟 と 戦 後 最 大 規 模 となりました この 地 震 の 直 後 被 災 した 建 築 物 が 余 震 等 の 影 響 で 二 次 災 害 の 発 生 する 危 険 性 が 懸 念 されたため 被 災 した 自 治 体 の 要 請 を 受 けて 建 設 省 住 宅 都 市 整 備 公 団 地 方 自 治 体 職 員 等 の 協 力 により 国 内 で 初 めて 応 急 危 険 度 判 定 が 実 施 されました 資 料 -4 応 急 危 険 度 判 定 の 実 施 事 例 に 示 したとおり その 後 の 大 規 模 地 震 においても 判 定 活 動 が 実 施 されていましたが 2004 年 ( 平 成 16 年 )10 月 23 日 に 発 生 した 新 潟 県 中 越 地 震 の 判 定 活 動 は 国 や 都 道 府 県 建 築 関 係 団 体 などによって 設 立 された 全 国 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 協 議 会 ( 以 下 全 国 協 議 会 といいます ) による 広 域 支 援 体 制 下 での 初 めての 応 急 危 険 度 判 定 活 動 として 実 施 されました

6 第 2 章 応 急 危 険 度 判 定 制 度 1 目 的 地 震 の 発 生 後 被 災 建 築 物 について 余 震 などによる 倒 壊 の 危 険 性 や 外 壁 等 の 落 下 する 危 険 性 を 応 急 危 険 度 判 定 士 が 調 査 し その 結 果 に 基 づき 建 築 物 の 当 面 の 使 用 可 否 を 判 定 することにより 二 次 災 害 を 防 止 するとともに 道 民 の 住 生 活 に 対 する 不 安 解 消 に 役 立 てる 建 築 物 の 安 全 性 を 確 保 する 第 一 義 的 責 任 を 有 するのは 個 々の 建 築 物 所 有 者 ですが 地 震 の 発 生 によ って 多 くの 建 築 物 が 被 害 を 受 けた 場 合 には 必 ずしも 被 災 建 築 物 の 安 全 性 を 所 有 者 自 らの 責 任 で 確 保 で きる 余 裕 がなく 多 くの 人 々が 二 次 災 害 に 遭 う 恐 れが 十 分 に 考 えられます 特 に 被 災 建 築 物 が 道 路 や 隣 家 に 影 響 をおよぼす 恐 れのある 場 合 には 第 三 者 に 新 たな 被 害 のおよぶ 可 能 性 が 高 くなります そのため 応 急 危 険 度 判 定 は 被 災 建 築 物 の 危 険 性 を 判 定 し その 判 定 に 基 づいて 当 該 建 築 物 の 使 用 の 可 否 を 建 築 物 所 有 者 等 に 情 報 提 供 し 二 次 災 害 の 発 生 を 防 止 することを 主 な 目 的 としています また 地 震 発 生 直 後 は 住 宅 の 安 全 に 不 安 を 抱 いた 被 災 者 が 学 校 や 体 育 館 などに 避 難 することが 予 想 されます 応 急 危 険 度 判 定 のもう1つの 目 的 は 被 災 程 度 が 尐 なく 安 全 と 判 断 された 住 宅 の 居 住 者 等 に 安 心 し て 避 難 所 から 自 宅 に 戻 れるよう 情 報 を 提 供 することです 応 急 危 険 度 判 定 の 実 施 については 地 震 発 生 直 後 の 余 震 の 発 生 する 危 険 性 の 高 い 数 日 間 のうちに 迅 速 に 行 う 必 要 があります なお 建 築 技 術 者 が 自 ら 有 している 知 識 職 能 を 十 分 に 活 かして 震 災 時 に 応 急 危 険 度 判 定 活 動 に 参 加 されることは 技 術 資 格 の 社 会 的 使 命 に 応 え 積 極 的 に 地 域 の 安 全 に 貢 献 するものとして 道 民 の 強 い 期 待 が 寄 せられています 2 建 築 物 の 被 災 度 判 定 応 急 危 険 度 判 定 技 術 編 42 ページもご 覧 ください 被 災 度 判 定 は 地 震 発 生 後 の 時 間 経 過 に 従 い 2 段 階 に 分 けられる 第 1 段 階 は 地 震 発 生 直 後 に 行 われる 応 急 危 険 度 判 定 で 第 2 段 階 は 被 災 度 区 分 判 定 と 呼 ばれ 応 急 危 険 度 判 定 が 一 段 落 した 後 に 行 われる ア 応 急 危 険 度 判 定 地 震 発 生 後 余 震 等 による 被 災 建 築 物 の 倒 壊 や 落 下 物 転 倒 物 による 二 次 災 害 を 防 止 するため できる 限 り 早 く かつ 短 時 間 で 被 災 建 築 物 の 危 険 性 を 調 査 し 当 該 建 築 物 の 当 面 の 使 用 の 可 否 につ いて 判 定 する この 判 定 作 業 が 応 急 危 険 度 判 定 士 の 行 う 業 務 である イ 被 災 度 区 分 判 定 応 急 危 険 度 判 定 により 危 険 又 は 要 注 意 と 判 定 された 建 築 物 について 傾 斜 沈 下 及 び 構 造 躯 体 の 損 傷 状 況 等 を 調 査 し 解 体 補 修 補 強 の 要 否 を 判 定 する この 調 査 には 構 造 技 術 の 専 門 的 知 識 が 求 められるとともに 調 査 時 間 もかなり 必 要 となること から 当 該 建 築 物 の 所 有 者 等 自 らが 民 間 の 建 築 技 術 者 等 に 委 託 するなどして 行 うこととなる 被 災 建 築 物 の 被 災 度 判 定 は 図 2-1に 示 すフローに 従 って 適 用 されることを 想 定 しています

7 地 震 直 後 に 適 用 実 施 される 応 急 危 険 度 判 定 は 被 災 建 築 物 が 余 震 によって 倒 壊 する 又 は 外 壁 が 落 下 することなどによって 当 該 建 築 物 の 居 住 者 や 第 三 者 等 の 生 命 が 危 険 にさらされることのないように 建 築 物 の 使 用 の 可 否 を 適 切 に 判 定 し 建 築 物 所 有 者 等 に 情 報 提 供 するためのものです さらに 住 民 の 避 難 場 所 として 使 用 されることが 想 定 される 公 共 建 築 物 について 危 険 性 を 調 査 し 使 用 の 可 否 を 判 定 することも 重 要 な 業 務 の 一 つとしています この 時 期 は 地 震 直 後 余 震 の 発 生 が 予 想 される 危 険 性 の 高 い 期 間 中 であり 集 中 的 に 判 定 活 動 を 実 施 し 判 定 を 速 やかに 終 了 させることが 重 要 であり 多 数 の 応 急 危 険 度 判 定 士 の 応 援 協 力 が 不 可 欠 で あると 考 えられます 応 急 危 険 度 判 定 が 終 了 すると 次 の 段 階 として 被 災 建 築 物 を 長 期 間 継 続 使 用 するために 現 状 復 旧 でよいか あるいは 被 災 前 以 上 に 構 造 性 能 を 向 上 させるための 補 強 が 必 要 か 否 かについて 調 査 判 定 す る 被 災 度 区 分 判 定 が 適 用 されます この 判 定 は 構 造 躯 体 の 被 災 後 の 残 余 耐 震 性 能 と 将 来 予 想 される 地 震 動 の 強 さとの 関 係 から 補 強 の 要 否 を 判 定 するのが 基 本 です 残 余 耐 震 性 能 の 評 価 や 将 来 の 地 震 動 の 強 さを 予 想 することは 現 状 においては 正 確 に 求 めることは 困 難 であるため 被 災 度 区 分 判 定 では 構 造 躯 体 の 破 壊 性 状 から 推 定 された 残 余 耐 震 性 能 ( 被 災 度 区 分 ) と 被 害 を 生 じさせた 地 震 の 強 さとの 関 係 から 過 去 の 経 験 と 現 段 階 における 工 学 的 判 断 に 基 づいて 被 災 建 築 物 に 対 する 補 強 の 要 否 を 判 定 する 考 えを 採 っています 第 1 段 階 応 急 危 険 度 判 定 士 の 業 務 地 震 発 生 応 急 危 険 度 調 査 判 定 調 査 済 要 注 意 危 険 応 急 的 対 応 第 2 段 階 応 急 復 旧 被 災 度 区 分 調 査 判 定 補 修 補 強 の 要 否 継 続 使 用 恒 久 復 旧 解 体 図 2-1 震 災 建 築 物 の 被 災 度 判 定 フロー 図

8 3 応 急 危 険 度 判 定 の 基 本 的 事 項 (1) 判 定 対 象 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 においては 原 則 として 全 ての 被 災 建 築 物 を 対 象 とする ただし 被 災 建 築 物 が 膨 大 な 量 にのぼり 被 災 後 短 期 間 に 判 定 活 動 に 従 事 できる 応 急 危 険 度 判 定 士 が 十 分 確 保 できない 場 合 には 被 災 建 築 物 の 階 数 用 途 立 地 条 件 等 を 勘 案 し 早 期 に 安 全 を 確 保 する 必 要 性 の 高 い 建 築 物 に 判 定 対 象 を 限 定 することができる 応 急 危 険 度 判 定 においては 余 震 等 による 被 災 建 築 物 の 倒 壊 から 住 民 の 安 全 を 確 保 するため 実 施 さ れるものであり 原 則 として 全 ての 被 災 建 築 物 を 対 象 とする 必 要 があります しかし 大 規 模 な 地 震 の 発 生 により 被 災 建 築 物 が 膨 大 な 量 にのぼり 短 期 間 に 判 定 活 動 に 従 事 でき る 応 急 危 険 度 判 定 士 が 十 分 確 保 できない 場 合 には 本 来 応 急 危 険 度 判 定 を 集 結 させるべき 期 間 内 に 判 定 を 終 えることができないことも 考 えられます このような 場 合 には 建 築 物 の 被 災 状 況 から 判 定 区 域 の 優 先 順 位 を 設 けるとともに 被 災 建 築 物 の 階 数 用 途 立 地 条 件 等 を 勘 案 して 早 期 に 安 全 性 を 確 認 する 必 要 性 の 高 い 建 築 物 に 判 定 対 象 を 限 定 す ることができます ( 早 期 に 安 全 性 を 確 保 する 必 要 性 の 高 い 建 築 物 ) 一 定 規 模 以 上 の 建 築 物 一 定 の 用 途 の 建 築 物 一 定 の 立 地 条 件 を 満 たす 建 築 物 [ 例 ] 共 同 住 宅 ( 住 宅 の 安 全 性 が 確 認 できれば 早 期 に 自 宅 へ 避 難 者 を 返 すことも 可 能 ) 公 共 建 築 物 等 の 応 急 措 置 に 必 要 な 建 築 物 病 院 体 育 館 等 の 被 災 者 の 収 容 施 設 避 難 地 避 難 路 緊 急 輸 送 路 周 辺 等 に 立 地 する 建 築 物 ( 具 体 例 ) 阪 神 淡 路 大 震 災 による 被 災 建 築 物 の 応 急 危 険 度 判 定 においては 動 員 可 能 な 判 定 技 術 者 に 比 べ 被 災 建 築 物 が 膨 大 な 量 にのぼることから 次 の 要 件 を 満 たす 建 築 物 に 限 って 応 急 危 険 度 判 定 を 実 施 し ました 4 階 以 上 の 建 築 物 共 同 住 宅 (2) 判 定 の 内 容 被 災 建 築 物 の 構 造 躯 体 落 下 危 険 物 転 倒 危 険 物 の 危 険 性 を 調 査 し 応 急 危 険 度 判 定 基 準 に 基 づき 危 険 要 注 意 調 査 済 み の3 段 階 の 判 定 を 行 う 応 急 危 険 度 判 定 は できる 限 り 安 全 かつ 迅 速 に 多 くの 被 災 建 築 物 の 調 査 を 済 ませ 危 険 に 該 当 する 建 築 物 の 使 用 と 外 部 からの 立 入 りの 禁 止 について 所 有 者 等 に 情 報 提 供 することにより 人 命 に 関 わる 二 次 災 害 を 防 止 しようとするものであります この 場 合 において 建 築 物 外 部 からの 目 視 調 査 により 危 険 と 判 定 できる 場 合 に 内 部 調 査 を 省 略 することはできますが 外 部 調 査 だけで 危 険 と 判 定 できない 場 合 には 内 部 調 査 を 行 った 上 で 最 終 的 な 判 定 を 行 います なお 3 段 階 の 判 定 の 内 容 については 次 のとおりです 危 険 : 当 該 建 築 物 の 損 傷 が 著 しく 倒 壊 などの 危 険 性 が 高 い 場 合 です 使 用 及 び 立 ち 入 りはでき ません 要 注 意 : 当 該 建 築 物 の 損 傷 は 認 められますが 注 意 事 項 に 留 意 することにより 立 ち 入 りが 可 能 です 調 査 済 : 当 該 建 築 物 の 損 傷 が 尐 ない 場 合 です ただし 応 急 的 な 調 査 であること 余 震 などで 被 害 が 進 み 再 調 査 により 判 定 が 変 更 される 場 合 もあることを 所 有 者 等 に 十 分 説 明 する 必 要 が あります

9 (3) 判 定 結 果 の 表 示 被 災 建 築 物 の 応 急 危 険 度 判 定 を 行 った 場 合 には その 判 定 結 果 に 基 づき 3 色 の 判 定 ステッカ ー( 赤 危 険 黄 要 注 意 緑 調 査 済 )に 対 処 方 法 連 絡 先 等 の 所 要 事 項 を 記 入 し 当 該 建 築 物 の 出 入 口 等 の 見 えやすい 場 所 に 貼 付 する 応 急 危 険 度 判 定 は 短 時 間 に 膨 大 な 量 の 被 災 建 築 物 の 危 険 性 を 判 定 し その 判 定 結 果 に 基 づき 表 示 することとなるため 必 要 最 小 限 の 危 険 要 注 意 調 査 済 の3 段 階 に 分 類 することとします また 表 示 にあたっては それぞれの 色 のついた 判 定 ステッカーを 用 いることとし 危 険 の 場 合 は 赤 要 注 意 の 場 合 は 黄 調 査 済 の 場 合 は 緑 を 表 示 することにより 当 該 建 築 物 の 利 用 者 だけでなく 近 隣 を 通 過 する 歩 行 者 にとっても 当 該 建 築 物 が 安 全 であるか 否 かについて 容 易 に 識 別 で きるようにします また 被 災 建 築 物 の 所 有 者 等 に 対 し 応 急 危 険 度 判 定 を 実 施 する 意 義 について 理 解 してもらうとと もに 判 定 結 果 が 要 注 意 の 場 合 などで 利 用 にあたって 留 意 すべき 事 項 等 がある 場 合 には 当 該 建 築 物 の 所 有 者 等 にその 内 容 を 正 しく 伝 えるため 必 要 に 応 じて 判 定 結 果 に 基 づく 対 処 方 法 配 慮 事 項 連 絡 先 等 の 所 要 事 項 を 記 入 します さらに 判 定 ステッカーについては 外 部 から 容 易 に 識 別 できるよう 当 該 建 築 物 の 出 入 口 等 の 見 え やすい 場 所 に 貼 り 付 けます (4) 判 定 の 効 力 被 災 建 築 物 の 応 急 危 険 度 判 定 は 行 政 機 関 による 情 報 提 供 である 応 急 危 険 度 判 定 は 短 期 間 に 膨 大 な 量 の 被 災 建 築 物 の 危 険 性 について 判 定 を 行 い 当 該 建 築 物 の 所 有 者 等 にその 情 報 を 伝 えることにより 余 震 による 被 災 建 築 物 の 倒 壊 などから 人 命 に 関 わる 二 次 災 害 の 発 生 を 防 止 することを 目 的 とした 行 政 機 関 による 一 時 的 な 情 報 提 供 です (5) 判 定 開 始 時 期 等 応 急 危 険 度 判 定 は 被 災 建 築 物 の 余 震 による 二 次 災 害 の 発 生 を 防 止 することを 目 的 としている ことから 地 震 発 生 後 できる 限 り 早 い 時 期 に 実 施 する 応 急 危 険 度 判 定 は 被 災 建 築 物 の 余 震 等 による 二 次 災 害 の 発 生 を 防 止 することを 目 的 としているこ とから 地 震 発 生 後 できるだけ 速 やかに 行 う 必 要 があります 震 災 時 に 情 報 伝 達 及 び 避 難 誘 導 など 防 災 拠 点 となる 官 公 庁 施 設 や 避 難 施 設 となる 学 校 救 護 施 設 と なる 病 院 等 の 安 全 確 保 については 緊 急 性 を 要 するため 地 震 発 生 直 後 に 判 定 を 行 う 必 要 があります しかし 建 物 ストック 数 が 最 も 多 い 居 住 用 建 築 物 については 被 災 地 域 内 の 応 急 危 険 度 判 定 士 の 数 に 限 界 があり 判 定 活 動 に 困 難 を 生 じることが 予 想 されるため 基 本 的 には 被 害 を 受 けていない 地 域 の 応 急 危 険 度 判 定 士 が 中 心 となって 行 うこととなります 従 って 本 格 的 な 判 定 活 動 は 被 災 地 域 への 移 動 手 段 が 確 保 された 時 点 から 開 始 することになりま す 判 定 にかかる 日 数 は できるだけ 短 期 間 で 完 了 することが 望 ましいのですが 被 災 地 の 災 害 対 策 本 部 に 判 定 士 受 入 れ 能 力 などの 制 約 がある 場 合 を 考 慮 して 1~2 週 間 程 度 で 完 了 させることを 一 応 の 目 安 としています (6) 応 急 危 険 度 判 定 士 の 作 業 日 数 応 急 危 険 度 判 定 士 の 作 業 日 数 は 3 日 程 度 とする 応 急 危 険 度 判 定 活 動 は ボランティアとして 被 災 地 に 赴 き 被 災 建 築 物 の 危 険 性 について 判 定 を 行 うものであることから その 作 業 日 数 が 長 期 にわたることは 適 切 ではありません

10 応 急 危 険 度 判 定 士 の 本 来 の 職 場 の 事 情 も 考 慮 し 個 人 の 作 業 日 数 は3 日 程 度 とします なお 判 定 活 動 に 伴 い 判 定 士 が 負 傷 などを 受 けた 場 合 のために 補 償 制 度 が 用 意 されています ( 行 政 の 判 定 士 は 除 く 原 則 として 公 務 災 害 の 対 象 とします ) (7) 判 定 に 必 要 な 資 機 材 応 急 危 険 度 判 定 技 術 編 41 ページもご 覧 ください 応 急 危 険 度 判 定 に 必 要 な 資 機 材 として 次 のものを 備 えておく ア 行 政 機 関 が 用 意 するもの 判 定 用 住 宅 地 図 判 定 調 査 表 判 定 ステッカー 腕 章 ヘルメット 用 シール 下 げ 振 り クラックスケール クリップボード ガムテープ サイン ペン 蛍 光 ペン 他 イ 応 急 危 険 度 判 定 士 が 用 意 するもの 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 証 応 急 危 険 度 判 定 マニュアル 筆 記 用 具 コンベックス 懐 中 電 灯 水 筒 作 業 服 作 業 靴 軍 手 防 寒 着 雤 具 マスク ナップザック ヘルメット その 他 判 定 作 業 に 必 要 と 思 われるもの( 携 帯 電 話 カイロ 携 帯 トイレ 等 ) (8) 判 定 作 業 の 実 施 二 人 一 組 で 判 定 作 業 を 行 うこととし 原 則 として 作 業 開 始 前 に 被 災 建 築 物 の 所 有 者 等 に 対 して 趣 旨 を 説 明 し 了 解 を 得 た 上 で 実 施 する 判 定 作 業 は 2 人 1 組 で 行 うこととし あらかじめ 相 互 の 役 割 を 決 めて 短 時 間 に 的 確 かつ 能 率 よ く 行 うものとします( 判 定 時 間 は 建 築 物 の 規 模 によっても 異 なりますが 木 造 で10から15 分 鉄 骨 造 鉄 筋 コンクリート 造 で20~30 分 程 度 ) 判 定 作 業 を 行 う 際 には 必 ず 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 証 を 携 帯 するとともに 腕 章 ヘルメット 等 を 着 用 します また 原 則 として あらかじめ 被 災 建 築 物 の 所 有 者 等 に 判 定 作 業 の 趣 旨 を 説 明 し 了 解 を 得 たうえ で 実 施 します 所 有 者 等 が 不 在 の 場 合 は 外 部 調 査 のみ 実 施 し 判 定 ステッカーにその 旨 を 記 載 しま す 作 業 にあたっては 十 分 に 安 全 を 確 認 し 被 害 が 特 に 顕 著 な 建 築 物 は 外 部 調 査 のみにとどめます (9) 判 定 結 果 の 報 告 応 急 危 険 度 判 定 士 は 当 日 の 判 定 作 業 が 終 了 後 判 定 結 果 を 当 該 被 災 地 の 災 害 対 策 本 部 等 に 報 告 する 応 急 危 険 度 判 定 士 は 一 日 の 判 定 作 業 が 終 了 した 後 当 該 被 災 地 の 災 害 対 策 本 部 長 等 に 当 日 分 の 判 定 結 果 を 取 りまとめ 必 ず 報 告 することとします 作 業 日 ごとに これを 繰 り 返 します

11 < 住 民 対 応 等 の 例 > 1 所 有 者 ( 又 は 居 住 者 等 )が 在 宅 していれば その 場 で 判 定 結 果 を 知 らせることとし 次 のような 質 問 があった 場 合 には 回 答 例 を 参 考 に 適 切 に 対 応 してください ( 緑 の 表 示 で) この 建 物 は 安 全 ですか これからどうすればよ いのですか と 聞 かれた 場 合 ( 答 え) 建 物 被 害 は 軽 微 でありお 住 まいになっても 安 全 だと 思 われます ただし 余 震 等 で 被 害 が 大 きくなる 恐 れもありますので 今 後 も 注 意 して 使 用 してくだ さい また 部 分 的 に 損 傷 しているところは 早 めに 建 築 士 に 相 談 し 応 急 修 理 してください 何 かありましたらステッカーに 記 載 してある 電 話 番 号 に 連 絡 してください ( 黄 の 表 示 で) 要 注 意 とはどういう 意 味 ですか 私 たちはどう すればよいのか と 聞 かれた 場 合 ( 答 え) ( 技 術 的 見 地 から 危 険 と 思 われる 箇 所 や 状 態 を 説 明 し) 建 物 に 立 ち 入 る 場 合 には ステッ カーの 注 記 に 書 いてある 内 容 に 従 って 十 分 注 意 してください 丁 目 の 体 育 館 を 避 難 場 所 として 用 意 していますので ご 希 望 の 場 合 にはご 利 用 ください ( 赤 の 表 示 で) 危 険 とはどういう 意 味 ですか 私 たちはどうす ればよいのか と 聞 かれた 場 合 ( 答 え) 建 物 は 構 造 的 に 大 きな 被 害 を 受 けており このままお 住 まいになると 危 険 です ぜひ こ のステッカーに 書 いてある 電 話 番 号 で 市 の 担 当 部 局 ( 日 以 降 は 支 援 本 部 )にご 相 談 く ださい 丁 目 の 体 育 館 を 避 難 場 所 として 用 意 していますので 早 急 に 避 難 してください 住 民 から なにをしているのか の 問 い 合 わせがあった 場 合 ( 答 え) 私 たちは 市 ( 災 害 対 策 本 部 )の 要 請 により 被 災 した 建 物 に 引 き 続 き 居 住 できるかど うか 又 余 震 による 二 次 災 害 防 止 のため 建 物 の 安 全 性 ( 危 険 性 )を 判 定 しているところ です ( 赤 や 黄 の 内 容 を 見 て) いうことを 聞 かなければならないの か あるいは 強 制 力 はあるのか と 聞 かれた 場 合 ( 答 え) これは 技 術 的 見 地 からの 勧 告 としての 表 示 ですが 住 民 の 皆 さんの 安 全 確 保 のため ご 理 解 ご 協 力 をいただきたいと 思 います 2 現 地 で 判 定 以 外 の 業 務 を 求 められたら 丁 重 にお 断 りし 災 害 対 策 本 部 などに 相 談 されるよう 説 明 したうえで 速 やかにその 場 を 離 れてください 3 苦 情 が 出 たら 判 定 ステッカーを 貼 らずに 調 査 票 等 にその 旨 の 記 録 のみ 残 してください(ステ ッカーをはがされた 場 合 も 同 様 とします ) 4 アパートについては 1 棟 ごとに 判 定 を 実 施 することとしますが 必 ずしも 全 戸 の 調 査 をする 必 要 はありません

12 第 3 章 応 急 危 険 度 判 定 の 実 施 体 制 1 全 国 的 な 連 携 組 織 阪 神 淡 路 大 震 災 の 教 訓 から 大 規 模 な 震 災 直 後 の 被 災 地 は 人 的 物 的 に 大 きな 被 害 を 受 け 防 災 能 力 が 著 しく 低 下 するため 広 い 地 域 から 人 員 を 集 め 大 規 模 な 支 援 活 動 を 行 うことが 重 要 です このことから 平 成 8 年 4 月 に 全 国 的 な 協 力 のもと 被 災 地 の 要 請 に 応 じて 判 定 士 を 派 遣 するため の 全 国 協 議 会 が 設 立 されました 全 国 協 議 会 で 全 国 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 要 綱 ( 以 下 全 国 判 定 要 綱 といいます )を 平 成 9 年 10 月 に 策 定 したことから 全 国 規 模 での 応 急 危 険 度 判 定 の 実 施 体 制 や 実 施 方 法 の 基 本 的 整 備 がさ れました さらに 判 定 活 動 の 標 準 となる 全 国 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 マニュアル も 作 成 されたほか 具 体 的 な 活 動 実 施 マニュアルや 判 定 士 の 損 害 保 険 など 判 定 活 動 の 円 滑 な 実 施 に 必 要 な 事 項 について も 協 議 会 の 総 意 で 整 備 検 討 が 加 えられています また 国 都 道 府 県 等 を 結 び 判 定 士 の 派 遣 要 請 応 諾 の 連 絡 訓 練 を 実 施 するなど 幅 広 い 活 動 を 行 っています 全 国 協 議 会 では 被 災 地 近 隣 の 都 道 府 県 による 支 援 活 動 が 迅 速 にできるよう あらかじめ 連 絡 体 制 の 整 備 や 情 報 交 換 を 行 う 場 として 近 畿 首 都 圏 などブロック 単 位 に6 協 議 会 を 設 けることとし 平 成 11 年 12 月 に 北 海 道 東 北 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 協 議 会 が 北 海 道 と 東 北 各 県 等 によって 設 立 されています 2 北 海 道 における 判 定 実 施 体 制 北 海 道 では 平 成 7 年 度 に 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 要 綱 を 策 定 し 認 定 講 習 会 を 開 催 して 応 急 危 険 度 判 定 士 の 養 成 を 図 り 平 成 9 年 からは 応 急 危 険 度 判 定 が 被 災 した 建 築 物 によ る 二 次 災 害 を 防 止 するという 災 害 対 策 の 一 つとして 実 施 されるものであることから 北 海 道 地 域 防 災 計 画 ( 地 震 防 災 計 画 編 )に 位 置 付 けています また 迅 速 な 応 急 危 険 度 判 定 活 動 を 実 施 するためには 判 定 士 との 連 絡 体 制 や 被 災 市 町 村 災 害 対 策 本 部 の 下 での 実 施 体 制 被 災 市 町 村 への 支 援 体 制 が 大 きな 課 題 となるため 平 成 11 年 3 月 に 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 要 綱 を 策 定 し 道 や 市 町 村 の 役 割 を 明 確 化 し 判 定 活 動 の 実 施 方 法 や 判 定 士 の 派 遣 要 請 現 地 での 受 け 入 れ 判 定 資 機 材 の 備 蓄 調 達 など 全 道 的 な 支 援 を 受 けて 判 定 活 動 を 行 うために 必 要 な 事 項 について あらかじめ 定 めたほか 平 成 18 年 2 月 には 円 滑 な 支 援 を 行 う ための 組 織 として 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 連 絡 協 議 会 を 設 立 しています なお 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 連 絡 協 議 会 の 構 成 応 急 危 険 度 判 定 活 動 のフローは 図 3-1のとおりです

13 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 連 絡 協 議 会 の 構 成 行 政 機 関 : 北 海 道 札 幌 市 (オブザーバー: 北 海 道 開 発 局 ) 研 究 機 関 : 北 海 道 立 総 合 研 究 機 構 ( 建 築 研 究 本 部 ) 参 加 団 体 : 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 各 地 区 協 議 会 (( 総 合 ) 振 興 局 単 位 の 14 団 体 ) 建 築 関 係 団 体 : 社 団 法 人 北 海 道 建 築 士 会 社 団 法 人 北 海 道 建 築 士 事 務 所 協 会 社 団 法 人 日 本 建 築 構 造 技 術 者 協 会 北 海 道 支 部 社 団 法 人 日 本 建 築 家 協 会 北 海 道 支 部 社 団 法 人 高 層 住 宅 管 理 業 協 会 北 海 道 支 部 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 連 絡 協 議 会 の 業 務 応 急 危 険 度 判 定 の 支 援 体 制 確 保 のために 必 要 な 情 報 の 交 換 連 絡 体 制 の 確 保 や 判 定 技 術 の 向 上 に 資 する 訓 練 等 の 実 施 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 各 地 区 協 議 会 との 連 携 その 他 この 会 の 目 的 を 達 成 するために 必 要 な 業 務 震 前 整 備 体 制 連 絡 協 議 会 における 判 定 士 との 連 絡 体 制 北 海 道 北 海 道 立 総 合 研 究 機 構 札 幌 市 ( 総 合 ) 振 興 局 応 援 市 町 村 参 集 要 請 ( 業 務 命 令 ) ( ロ ー カ ル 団 体 経 由 ) ( 個 別 連 絡 ) ロ ー カ ル 建 築 関 係 団 体 ( 社 ) 北 海 道 建 築 士 会 ( 社 ) 北 海 道 建 築 士 事 務 所 協 会 ( 社 ) 日 本 建 築 構 造 技 術 者 協 会 北 海 道 支 部 ( 社 ) 日 本 建 築 家 協 会 北 海 道 支 部 ( 社 ) 高 層 住 宅 管 理 業 協 会 北 海 道 支 部 応 急 危 険 度 判 定 士 職 員 判 定 士 公 務 員 職 員 判 定 士 公 務 員 職 員 判 定 士 公 務 員 団 体 判 定 士 民 間 個 人 判 定 士 民 間 団 体 判 定 士 民 間 団 体 判 定 士 民 間 判 定 実 施 体 制 図 3-1 応 急 危 険 度 判 定 のフロー 図

14 実 際 の 災 害 発 生 時 には 情 報 や 交 通 などに 大 変 な 混 乱 状 態 が 生 じることが 予 想 されるため 全 国 協 議 会 では 災 害 発 生 時 から 判 定 活 動 の 終 了 までの 手 順 を 定 めた 具 体 的 な 実 施 マニュアルを 作 成 してい ます 北 海 道 でも 今 後 道 や 市 町 村 連 絡 協 議 会 を 中 心 に 検 討 を 進 め 同 様 のマニュアルを 作 成 してい く 考 えです 応 急 危 険 度 判 定 技 術 編 41 ページ (1) 応 急 危 険 度 判 定 士 の 参 集 行 動 基 準 もご 覧 ください 3 応 急 危 険 度 判 定 士 の 活 動 (1) 判 定 活 動 の 実 施 阪 神 淡 路 大 震 災 以 降 全 国 的 には 宮 城 県 ( 平 成 8 年 ) 鹿 児 島 県 ( 平 成 9 年 )などで 小 規 模 な 応 急 危 険 度 判 定 活 動 が 実 施 されていましたが 新 潟 県 中 越 地 震 ( 平 成 16 年 ) 新 潟 県 中 越 沖 地 震 ( 平 成 19 年 )では 大 規 模 な 応 急 危 険 度 判 定 活 動 が 行 われ 北 海 道 からも 判 定 活 動 に 参 加 していま す 本 道 でも 震 災 発 生 時 には 応 急 危 険 度 判 定 の 実 施 が 検 討 され 市 町 村 や 関 係 団 体 から 判 定 士 に 参 集 の 要 請 が 行 われることになりますが これまで 幸 いなことに 大 規 模 な 判 定 活 動 の 実 施 が 必 要 とな る 地 震 の 発 生 がありません (2) 訓 練 活 動 の 実 施 応 急 危 険 度 判 定 活 動 の 円 滑 な 実 施 のためには 判 定 士 の 参 加 を 求 めて 実 際 に 即 した 訓 練 を 実 施 す る 必 要 があります 訓 練 活 動 として 判 定 士 の 連 絡 先 に 参 集 要 請 を 伝 え 承 諾 を 得 るとともに 所 定 場 所 への 集 合 を 求 める( 連 絡 のみの 場 合 もある) 連 絡 訓 練 と 実 地 で 被 災 状 況 を 判 定 する 判 定 訓 練 があります 北 海 道 では 毎 年 各 ( 総 合 ) 振 興 局 持 ち 回 りで 実 施 されている 北 海 道 防 災 総 合 訓 練 の 一 環 と して 地 元 の 市 町 村 と 判 定 士 の 協 力 を 得 て 判 定 訓 練 を 実 施 しています この 訓 練 には 北 海 道 東 北 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 協 議 会 構 成 機 関 の 東 北 各 県 や 新 潟 県 等 か らも 参 加 されています これまでの 実 施 状 況 については 資 料 5に 示 しています (3) 判 定 士 の 補 償 制 度 応 急 危 険 度 判 定 士 の 訓 練 活 動 又 は 判 定 活 動 中 の 事 故 等 に 対 応 するため 全 国 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 協 議 会 において 各 都 道 府 県 が 負 担 金 を 拠 出 して 補 償 制 度 を 次 のとおり 定 めています この 補 償 は 公 務 災 害 の 適 用 を 受 けることができる 以 外 の 判 定 士 を 対 象 としており 公 務 員 の 判 定 士 が 公 務 で 活 動 する 場 合 は 除 かれます また 補 償 の 適 用 は 判 定 士 として 都 道 府 県 に 登 録 された 方 に 限 定 されます 適 用 事 由 訓 練 活 動 中 の 傷 害 担 保 条 項 ( 行 事 参 加 者 傷 害 保 険 ) 判 定 活 動 中 の 傷 害 担 保 条 項 ( 国 内 旅 行 傷 害 保 険 ) 賠 償 責 任 担 保 条 項 ( 施 設 賠 償 責 任 保 険 ) 保 険 金 額 死 亡 2,000 万 円 後 遺 障 害 2,000 万 円 ( 上 限 ) 入 院 5,000 円 ( 日 額 ) 通 院 3,000 円 ( 日 額 ) 被 保 険 者 が 判 定 活 動 従 事 の 目 的 をもって 自 宅 若 しくは 職 場 を 出 発 したときから 自 宅 若 しくは 職 場 に 帰 着 したときまでの 間 の 6 泊 7 日 まで 死 亡 2,000 万 円 後 遺 障 害 2,000 万 円 ( 上 限 ) 入 院 5,000 円 ( 日 額 ) 通 院 3,000 円 ( 日 額 ) 支 払 い 限 度 額 :1 億 円 ( 対 人 対 物 賠 償 共 通 ) 免 責 金 額 :なし

15 第 4 章 応 急 危 険 度 判 定 士 の 認 定 申 請 等 手 続 き 1 認 定 の 手 続 き 応 急 危 険 度 判 定 士 になろうとする 方 応 急 危 険 度 判 定 士 の 更 新 再 認 定 をしようとする 方 照 会 先 照 会 先 北 海 道 及 び 社 団 法 人 北 海 道 建 築 士 会 新 規 申 請 者 更 新 申 請 者 受 講 申 込 書 ( 第 2-1 号 様 式 ) 受 講 申 込 書 ( 第 2-2 号 様 式 ) 期 間 満 了 年 度 の 前 年 度 から 受 講 可 業 務 期 間 ( 社 団 法 人 北 海 道 建 築 士 会 ) 経 由 北 海 道 知 事 受 講 票 ( 第 3-1 号 様 式 )を 発 行 受 講 票 を 持 参 新 規 申 請 者 受 講 票 ( 第 3-2 号 様 式 )を 発 行 更 新 申 請 者 受 講 票 を 持 参 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 講 習 会 会 場 講 習 修 了 者 に 受 講 証 書 を 交 付 講 習 修 了 者 に 受 講 証 書 を 交 付 新 規 申 請 者 更 新 申 請 者 認 定 申 請 認 定 申 請 申 請 に 必 要 な 書 類 等 有 効 期 間 満 了 の30 日 前 までに 提 出 ア 認 定 申 請 書 ( 第 1 号 様 式 ) 1 部 申 請 に 必 要 な 書 類 等 イ 要 綱 別 表 の 区 分 ごとの 資 格 を 証 する 書 類 ア 認 定 更 新 申 請 書 ( 第 4 号 様 式 ) 1 部 ウ 講 習 会 の 受 講 証 書 イ 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 証 エ 写 真 2 枚 ( 縦 3cm 横 2.4cm 6 月 以 内 無 帽 ウ 講 習 会 の 受 講 証 書 正 面 上 半 身 無 背 景 カラー 写 真 裏 面 には エ 写 真 1 枚 ( 縦 3cm 横 2.4cm 6 月 以 内 無 帽 氏 名 及 び 撮 影 年 月 日 を 記 入 ) 正 面 上 半 身 無 背 景 カラー 写 真 裏 面 には オ 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 登 録 者 カード 氏 名 及 び 撮 影 年 月 日 を 記 入 ) オ 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 登 録 者 カード 業 務 期 間 ( 社 団 法 人 北 海 道 建 築 士 会 ) 経 由 北 海 道 知 事 認 定 証 ( 第 8 号 様 式 ) 交 付 認 定 証 ( 第 8 号 様 式 ) 交 付 ( 有 効 期 間 5 年 ) ( 有 効 期 間 5 年 ) 北 海 道 応 急 危 険 度 判 定 士 受 講 証 書 : 受 講 票 の 下 半 分 が 受 講 票 になっています

16 2 認 定 事 項 等 変 更 手 続 き 認 定 証 の 事 項 に 変 更 が 生 じた 場 合 ( 氏 名 建 築 士 免 許 の 変 更 ) 又 は 住 所 勤 務 先 緊 急 連 絡 先 に 変 更 が 生 じた 場 合 は 届 け 出 てください 変 更 事 項 氏 名 建 築 士 免 許 住 所 勤 務 先 緊 急 連 絡 先 認 定 事 項 変 更 届 ( 第 5 号 様 式 ) 写 真 1 枚 認 定 事 項 変 更 届 ( 第 5 号 様 式 ) 建 築 士 免 許 証 の 写 し1 枚 業 務 機 関 ( 社 団 法 人 北 海 道 建 築 士 会 ) 経 由 北 海 道 知 事 認 定 事 項 変 更 届 ( 第 5 号 様 式 ) 3 認 定 証 の 再 交 付 認 定 証 を 紛 失 又 は 汚 損 したときは 直 ちに 再 交 付 の 申 請 を 行 ってください 再 交 付 紛 失 汚 損 再 交 付 申 請 書 ( 第 6 号 様 式 ) 写 真 1 枚 ( 認 定 申 請 と 同 様 ) 業 務 機 関 ( 社 団 法 人 北 海 道 建 築 士 会 ) 経 由 北 海 道 知 事 再 交 付 申 請 書 ( 第 6 号 様 式 ) 写 真 1 枚 ( 認 定 申 請 と 同 様 ) 認 定 証 4 認 定 の 辞 退 認 定 を 辞 退 するときは 認 定 証 を 添 えて 届 け 出 てください 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 の 認 定 を 辞 退 する 者 認 定 辞 退 届 ( 第 7 号 様 式 ) 認 定 証 業 務 機 関 ( 社 団 法 人 北 海 道 建 築 士 会 ) 経 由 北 海 道 知 事 5 申 請 書 等 の 記 入 上 の 注 意 ア 記 入 は 万 年 筆 ボールペン 等 ( 鉛 筆 は 不 可 )で 記 入 してください イ 住 所 欄 アパートの 場 合 は 棟 名 室 番 号 も 記 入 してください ウ 氏 名 欄 楷 書 でわかりやすく 記 入 してください またフリガナは 必 ず 記 入 してください エ 勤 務 先 名 欄 所 属 部 課 名 まで 記 入 してください オ 血 液 型 欄 血 液 型 でRH(-)の 方 や 特 殊 な 血 液 型 は その 旨 を 必 ず 記 入 してください カ 緊 急 連 絡 先 欄 住 所 又 は 勤 務 先 以 外 で 緊 急 に 連 絡 してほしい 場 所 を 記 入 してください なお 住 所 又 は 勤 務 先 を 緊 急 連 絡 先 とする 場 合 は 住 所 ( 勤 務 先 )と 同 じ と 記 入 しても 結 構 です < 例 > 単 身 赴 任 者 自 宅 独 身 者 実 家 長 期 出 張 者 (1 年 以 上 ) 出 張 先 の 寮 下 宿 等 ( 住 民 票 の 異 動 がない 場 合 ) キ そ の 他 申 請 書 等 に 記 載 されている 注 意 事 項 を 良 く 読 んで 記 入 してください 2 認 定 事 項 等 変 更 手 続 き 認 定 証 の 事 項 に 変 更 が 生 じた 場 合 ( 氏 名 建 築 士 免 許 等 の 変 更 ) 又 は 住 所 勤 務 先 緊 急 連 絡 先 に 変 更 が 生 じた 場 合 は 届 け 出 てください

17 6 各 種 申 請 の 受 付 窓 口 認 定 講 習 の 受 講 申 し 込 み 認 定 申 請 更 新 申 請 等 各 種 受 付 は( 社 ) 北 海 道 建 築 士 会 本 部 で 行 います 社 団 法 人 北 海 道 建 築 士 会 本 部 支 部 一 覧 本 支 部 名 郵 便 番 号 住 所 電 話 番 号 本 部 札 幌 市 中 央 区 大 通 西 5 丁 目 11 番 地 大 五 ビル 6F 支 部 札 幌 札 幌 市 中 央 区 北 3 条 西 7 丁 目 緑 苑 ビル3 階 千 歳 千 歳 市 本 町 1 丁 目 16 千 歳 市 建 設 業 協 会 恵 庭 恵 庭 市 漁 町 160 番 地 ワタナベビル 2 階 ( 株 ) 渡 辺 建 築 設 計 内 北 広 島 北 広 島 市 中 央 4 丁 目 2 番 地 1 北 広 島 市 建 設 部 建 築 課 内 石 狩 石 狩 市 花 川 北 6 条 1 丁 目 5 番 地 石 狩 建 設 事 業 協 会 内 当 別 石 狩 郡 当 別 町 白 樺 町 58 番 地 9 当 別 町 建 設 水 道 部 建 設 課 内 江 別 江 別 市 野 幌 末 広 町 2-11 ( 株 )コバエンジニア 内 函 館 函 館 市 東 雲 町 5 番 11 号 寺 井 ビル 3F 檜 山 檜 山 郡 江 差 町 字 伏 木 戸 町 634 ( 株 ) 田 畑 建 設 内 小 樽 小 樽 市 緑 1 丁 目 5 番 1 号 阿 部 建 設 ( 株 ) 内 後 志 虻 田 郡 倶 知 安 町 南 1 条 西 1 丁 目 横 関 建 設 工 業 ( 株 ) 内 岩 内 岩 内 郡 岩 内 町 字 清 住 258 番 地 岩 内 町 建 設 住 宅 課 内 余 市 余 市 郡 余 市 町 大 川 町 11 丁 目 40 番 地 赤 石 建 設 ( 株 ) 古 平 古 平 郡 古 平 町 大 字 港 町 3 番 地 ( 株 ) 福 津 組 内 室 蘭 室 蘭 市 東 町 1 丁 目 5 番 15 号 はんざき 建 築 事 務 所 内 苫 小 牧 苫 小 牧 市 新 富 町 1 丁 目 3 番 14 号 北 海 道 コードー 設 計 内 日 高 浦 河 郡 浦 河 町 堺 町 西 4 丁 目 5-77 ( 株 ) 下 神 田 組 内 空 知 岩 見 沢 市 4 条 西 13 丁 目 15 番 地 ( 株 ) 仁 志 建 築 事 務 所 内 北 空 知 深 川 市 文 光 町 8 番 33 号 小 川 組 土 建 ( 株 ) 留 萌 留 萌 市 明 元 町 5 丁 目 11 番 地 山 高 建 設 工 業 ( 株 ) 旭 川 旭 川 市 6 条 通 8 丁 目 左 2 号 遠 野 ビル 2F 建 築 指 導 センター 内 士 別 士 別 市 東 6 条 4 丁 目 1 番 地 士 別 市 建 設 水 道 部 建 築 課 内 富 良 野 富 良 野 市 弥 生 町 1 番 1 号 富 良 野 市 建 設 水 道 部 都 市 建 築 課 内 上 富 良 野 上 富 良 野 町 大 町 2 丁 目 2 番 11 号 上 富 良 野 町 建 設 水 道 課 内 名 寄 名 寄 市 風 連 町 西 町 196 番 地 名 寄 市 風 連 庁 舎 建 設 水 道 部 建 築 課 内 十 勝 帯 広 市 西 6 条 南 6 丁 目 3 ソネビル 2F 釧 路 釧 路 市 南 大 通 3 丁 目 2 番 17 号 根 室 根 室 市 駒 揚 町 3-20 ホーム 企 画 内 中 標 津 中 標 津 町 西 1 条 南 1 丁 目 西 1 条 ビル 2F ( 株 ) 今 井 設 計 事 務 所 内 網 走 網 走 市 潮 見 1 丁 目 山 内 建 設 ( 株 ) 内 北 見 北 見 市 花 月 町 ( 株 ) 清 和 設 計 事 務 所 内 美 幌 網 走 郡 美 幌 町 字 東 2 条 北 2 丁 目 美 幌 町 建 設 水 道 部 建 設 グループ 内 紋 別 紋 別 市 幸 町 2 丁 目 1-18 紋 別 市 建 設 部 建 築 住 宅 課 内 遠 軽 紋 別 郡 遠 軽 町 南 町 3 丁 目 渡 辺 組 遠 軽 支 店 斜 里 斜 里 郡 斜 里 町 文 光 町 4 番 地 9 株 式 会 社 元 木 金 物 店 宗 谷 稚 内 市 港 5 丁 目 5-15 藤 建 設 株 式 会 社 内

18 7 北 海 道 の 応 急 危 険 度 判 定 担 当 部 局 〇 北 海 道 建 設 部 住 宅 局 建 築 指 導 課 建 築 安 全 推 進 グループ 住 所 : 札 幌 市 中 央 区 北 3 条 西 6 丁 目 電 話 番 号 : 〇 各 地 の( 総 合 ) 振 興 局 ( 総 合 ) 振 興 局 名 ( 総 合 ) 振 興 局 建 設 指 導 課 郵 便 番 号 住 所 担 当 係 名 電 話 番 号 石 狩 札 幌 市 中 央 区 北 3 条 西 7 丁 目 建 築 住 宅 係 渡 島 函 館 市 美 原 4 丁 目 6-16 建 築 住 宅 係 檜 山 江 差 町 字 陣 屋 町 建 築 住 宅 係 後 志 倶 知 安 町 北 1 条 東 2 丁 目 建 築 住 宅 係 空 知 岩 見 沢 市 8 条 西 5 丁 目 建 築 住 宅 係 上 川 旭 川 市 永 山 6 条 19 丁 目 1-1 建 築 住 宅 係 留 萌 留 萌 市 住 之 江 町 2 丁 目 1-2 建 築 住 宅 係 宗 谷 稚 内 市 末 広 4 丁 目 2-27 建 築 住 宅 係 オホーツク 網 走 市 北 7 条 西 3 丁 目 建 築 住 宅 係 胆 振 室 蘭 市 海 岸 町 1 丁 目 4 番 1 号 建 築 住 宅 係 日 高 浦 河 町 栄 丘 東 通 56 号 建 築 住 宅 係 十 勝 帯 広 市 東 3 条 南 3 丁 目 建 築 住 宅 係 釧 路 釧 路 市 浦 見 2 丁 目 2 番 54 建 築 住 宅 係 根 室 根 室 市 常 盤 町 3 丁 目 28 建 築 住 宅 係

19 - 26 -

20 応 急 危 険 度 判 定 制 度 資 料 編 資 料 1 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 制 度 要 綱 資 料 2 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 制 度 事 務 処 理 要 領 資 料 3 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 要 綱 資 料 4 応 急 危 険 度 判 定 実 施 事 例 資 料 5 応 急 危 険 度 判 定 訓 練 の 実 施 状 況 ( 北 海 道 開 催 分 )

21 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 制 度 要 綱 第 1 趣 旨 この 要 綱 は 地 震 により 被 害 を 受 けた 建 築 物 による 人 的 被 害 を 防 止 するため 被 災 建 築 物 の 危 険 度 の 判 定 を 行 う 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 ( 以 下 応 急 危 険 度 判 定 士 という )の 認 定 に 関 し 必 要 な 事 項 を 定 めるものとする 第 2 定 義 1 この 要 綱 において 応 急 危 険 度 判 定 とは 地 震 により 被 害 を 受 けた 建 築 物 が 余 震 等 に 対 し 引 き 続 き 安 全 に 使 用 できるかを 判 定 することをいう 2 この 要 綱 において 応 急 危 険 度 判 定 士 とは 知 事 の 認 定 を 受 け 応 急 危 険 度 判 定 を 行 う 者 をい う 第 3 応 急 危 険 度 判 定 士 の 任 務 1 応 急 危 険 度 判 定 士 は 地 方 公 共 団 体 の 依 頼 により 応 急 危 険 度 判 定 を 行 うものとする 2 応 急 危 険 度 判 定 士 は 判 定 作 業 中 常 時 認 定 証 を 携 帯 するものとする 第 4 認 定 等 1 応 急 危 険 度 判 定 士 は 道 内 に 在 住 し 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 する 者 で 第 5の 講 習 を 修 了 し た 者 の 中 から 知 事 が 認 定 するものとする (1) 別 表 に 定 める 事 項 に 該 当 する 者 (2) 前 号 に 規 定 する 者 のほか 知 事 が 認 めた 者 2 第 1 項 の 規 定 により 認 定 を 受 けようとする 者 は 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 申 請 書 により 知 事 に 申 請 しなければならない 第 4の2 他 都 府 県 の 認 定 者 等 他 の 都 府 県 等 で 応 急 危 険 度 判 定 士 と 同 等 の 認 定 を 受 けていた 者 は 第 5の 講 習 会 を 終 了 した 者 とみ なして 第 4の 規 定 を 適 用 することができる この 場 合 において その 認 定 を 受 けていたことを 証 する 書 類 の 写 しを 添 付 し 知 事 に 申 請 するものとする 第 5 認 定 講 習 1 応 急 危 険 度 判 定 士 の 認 定 を 申 請 しようとする 者 は 知 事 が 行 う 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 講 習 ( 以 下 講 習 という )を 受 けなければならない 2 講 習 は 次 の 各 号 に 掲 げる 内 容 につき 必 要 な 講 習 を 行 うものとする (1) 総 論 (2) 応 急 危 険 度 判 定 制 度 (3) 応 急 危 険 度 判 定 技 術 ア 共 通 の 事 項 イ 建 築 構 造 ごとの 判 定 技 術 第 6 認 定 証 の 交 付 1 知 事 は 申 請 者 が 応 急 危 険 度 判 定 士 として 適 格 と 認 めたときは 応 急 危 険 度 判 定 士 台 帳 ( 以 下 台 帳 という )に 登 録 し 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 証 ( 以 下 認 定 証 という )を 交 付 するものとす る 2 知 事 は 申 請 者 が 応 急 危 険 度 判 定 士 として 適 格 でないと 認 めたときは 認 定 しないことができる この 場 合 において 知 事 は 申 請 者 に 認 定 しない 旨 を 通 知 しなければならない 3 知 事 は 応 急 危 険 度 判 定 の 実 施 及 び 支 援 が 円 滑 にできるよう 市 町 村 又 は 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 連 絡 協 議 会 若 しくは 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 地 区 協 議 会 の 会 員 建 築 関 係 団 体 に 対

22 し 台 帳 登 録 者 の 情 報 について 提 供 することができる 第 7 認 定 証 の 更 新 と 再 認 定 1 認 定 証 の 有 効 期 間 は 5 年 間 とする 2 認 定 証 の 更 新 を 受 けようとする 者 は 有 効 期 間 満 了 の30 日 前 までに 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 更 新 申 請 書 により 知 事 に 申 請 しなければならない この 場 合 において 第 5による 講 習 を 有 効 期 間 満 了 年 度 の 前 年 度 から 申 請 する 日 までに 受 けなければならない 3 知 事 は 前 項 の 規 定 による 申 請 があったときは 台 帳 に 更 新 した 旨 を 記 載 し 認 定 証 を 交 付 する ものとする 4 第 2 項 の 更 新 を 受 けなかった 者 で 希 望 する 者 は 応 急 危 険 度 判 定 士 再 認 定 申 請 書 により 知 事 に 再 認 定 を 申 請 することができる この 場 合 において 第 5による 講 習 を 申 請 する 年 度 の 前 年 度 から 申 請 する 日 までに 受 けなければならない 5 知 事 は 前 項 の 規 定 による 申 請 があったときは 台 帳 に 再 認 定 した 旨 を 記 載 し 認 定 証 を 交 付 す るものとする 第 8 認 定 事 項 等 の 変 更 1 応 急 危 険 度 判 定 士 は 第 6 第 1 項 の 規 定 により 交 付 した 認 定 証 の 事 項 に 変 更 が 生 じた 場 合 は そ の 変 更 を 生 じた 日 から30 日 以 内 に 認 定 証 を 添 え その 旨 を 知 事 に 届 け 出 なければならない 2 知 事 は 前 項 の 届 出 があったときは 台 帳 を 修 正 し かつ 認 定 証 を 書 き 換 えて 申 請 者 に 交 付 するものとする ただし 氏 名 以 外 の 事 項 の 変 更 については 認 定 証 の 裏 面 に 変 更 事 項 を 記 載 して 申 請 者 に 交 付 するものとする 3 応 急 危 険 度 判 定 士 は 第 1 項 に 掲 げる 事 項 以 外 で 次 の 各 号 に 該 当 する 事 項 に 変 更 があったときは 速 やかに その 旨 を 知 事 に 届 け 出 なければならない (1) 住 所 (2) 勤 務 先 (3) 緊 急 連 絡 先 4 知 事 は 前 項 の 届 出 があったときは 台 帳 を 修 正 するものとする 第 9 認 定 証 の 再 交 付 1 応 急 危 険 度 判 定 士 は 認 定 証 を 紛 失 又 は 汚 損 したときは 遅 滞 なく 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 証 再 交 付 申 請 書 にその 事 由 を 記 載 し 知 事 に 申 請 しなければならない 2 知 事 は 前 項 の 規 定 による 申 請 があったときは 台 帳 にその 旨 を 記 載 し 申 請 者 に 認 定 証 を 再 交 付 するものとする 3 応 急 危 険 度 判 定 士 は 前 項 の 規 定 により 認 定 証 の 再 交 付 を 受 けた 後 紛 失 した 認 定 証 を 発 見 した ときは 速 やかに 当 該 認 定 証 を 知 事 に 返 納 しなければならない 第 10 認 定 の 辞 退 1 応 急 危 険 度 判 定 士 は 認 定 を 辞 退 しようとするときは 認 定 証 を 添 えて その 旨 を 知 事 に 届 け 出 なければならない 2 知 事 は 前 項 の 規 定 による 届 出 があったときは 台 帳 から 抹 消 し 認 定 の 取 消 しを 通 知 するもの とする 第 11 認 定 の 取 消 し 1 知 事 は 応 急 危 険 度 判 定 士 が 次 の 各 号 に 該 当 した 場 合 においては 認 定 の 取 消 しを 行 うことがで きる (1) 建 築 士 法 第 9 条 に 基 づく 免 許 の 取 消 しを 受 けた 者 (2) 前 号 に 規 定 するもののほか 知 事 が 認 めた 者 2 知 事 は 前 項 の 規 定 により 認 定 の 取 消 しを 行 った 場 合 は 台 帳 から 抹 消 し 応 急 危 険 度 判 定 士 か

23 ら 認 定 証 を 返 納 させるものとする 第 12 その 他 この 要 綱 に 定 めるもののほか 応 急 危 険 度 判 定 士 の 認 定 に 関 し 必 要 な 事 項 は 別 に 定 める 附 則 この 要 綱 は 平 成 7 年 9 月 5 日 から 実 施 する 附 則 この 要 綱 は 平 成 12 年 1 月 12 日 から 実 施 する 附 則 この 要 綱 は 平 成 13 年 1 月 29 日 から 実 施 する 附 則 この 要 綱 は 平 成 22 年 8 月 10 日 から 実 施 する 附 則 この 要 綱 は 平 成 23 年 8 月 15 日 から 実 施 する 附 則 この 要 綱 は 平 成 24 年 4 月 2 日 から 実 施 する 別 表 区 分 (1) 建 築 士 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 202 号 ) 第 2 条 1 項 の 建 築 士 (2) 建 築 基 準 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 201 号 ) 第 77 条 の 58 の 登 録 を 受 けた 者 実 務 経 験 年 数 問 わない 問 わない (3) 実 務 経 験 者 ⅰ 官 公 庁 の 建 築 技 術 職 員 若 しくは 職 にあ った 者 で 建 築 行 政 等 の 実 務 経 験 者 5 年 以 上 ⅱ 地 方 独 立 行 政 法 人 の 建 築 に 係 る 研 究 職 員 若 しくは 職 にあった 者 で 震 災 建 築 物 調 査 等 の 実 務 経 験 者

24 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 制 度 事 務 処 理 要 領 この 要 領 は 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 制 度 要 綱 ( 以 下 要 綱 という ) 事 務 処 理 に 関 し 必 要 な 事 項 を 定 めるものとする 第 1 業 務 機 関 要 綱 第 4 第 1 項 に 基 づく 応 急 危 険 度 判 定 士 の 認 定 業 務 の 一 部 を 北 海 道 の 指 定 する 機 関 ( 以 下 業 務 機 関 という )に 代 行 させるものとする 第 2 認 定 申 請 要 綱 第 4 第 2 項 の 規 定 により 認 定 を 受 けようとする 者 は 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 申 請 書 ( 第 1 号 様 式 )に 次 に 掲 げる 書 類 を 添 え 業 務 機 関 を 経 由 して 知 事 に 申 請 しなければならない (1) 要 綱 別 表 の 区 分 ごとの 資 格 を 証 する 書 面 1 区 分 (1) 建 築 士 建 築 士 法 第 5 条 第 2 項 の 建 築 士 免 許 の 写 し 2 区 分 (2) 建 築 基 準 適 合 判 定 資 格 者 建 築 基 準 法 第 77 条 の58の 登 録 証 の 写 し 3 区 分 (3) 実 務 経 験 者 実 務 経 験 証 明 書 ( 第 13 号 様 式 ) (2) 要 綱 第 5の 講 習 を 受 講 したことを 証 する 書 面 (3) 写 真 ( 申 請 前 6 月 以 内 に 撮 影 した 無 帽 正 面 上 半 身 無 背 景 の 縦 3cm 横 2.4cmのカラー 写 真 ( 以 下 写 真 という ) (4) 応 急 危 険 度 判 定 士 登 録 者 カード( 第 14 号 様 式 ) 第 3 認 定 講 習 1 要 綱 第 5 第 1 項 及 び 第 7 第 2 項 の 規 定 により 講 習 を 受 けようとする 者 は 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 講 習 会 受 講 申 込 書 ( 第 2 号 様 式 )により 業 務 機 関 に 申 込 みしなければならない 2 業 務 機 関 は 講 習 を 受 講 して 終 了 した 者 に 対 し 講 習 を 受 講 したことを 証 する 書 面 ( 第 3 号 様 式 ) を 交 付 する 第 4 更 新 申 請 再 認 定 申 請 要 綱 第 第 7 第 2 項 の 規 定 により 更 新 を 受 けようとする 者 又 は 要 綱 第 第 7 第 4 項 の 規 定 により 再 認 定 を 受 けようとする 者 は 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 更 新 ( 再 認 定 ) 申 請 書 ( 第 4 号 様 式 )に 次 に 掲 げる 書 類 を 添 え 業 務 機 関 を 経 由 して 知 事 に 申 請 しなければならない (1) 認 定 証 (2) 要 綱 第 5の 講 習 を 受 講 したことを 証 する 書 面 (3) 写 真 (4) 応 急 危 険 度 判 定 士 登 録 者 カード( 第 14 号 様 式 ) 第 5 認 定 事 項 等 の 変 更 要 綱 第 8 第 1 項 の 規 定 により 変 更 事 項 を 届 け 出 ようとする 者 は 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 事 項 変 更 届 ( 第 5 号 様 式 )に 次 に 掲 げる 書 類 を 添 え 業 務 機 関 を 経 由 して 知 事 に 届 け 出 なければならない (1) 認 定 証 (2) 写 真 ( 氏 名 に 係 る 変 更 のみ) 第 6 認 定 証 の 再 交 付 要 綱 第 9 第 1 項 の 規 定 により 再 交 付 を 申 請 しようとする 者 は 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 証 再 交 付 申 請 書 ( 第 6 号 様 式 )に 写 真 を 添 え 業 務 機 関 を 経 由 して 知 事 に 申 請 しなければならない 第 7 認 定 の 辞 退 要 綱 第 10 第 1 項 の 規 定 により 認 定 を 辞 退 しようとする 者 は 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 証 再 交 付 申 請 書 ( 第 7 号 様 式 )に 認 定 証 を 添 え 業 務 機 関 を 経 由 して 知 事 に 届 け 出 なければならない 第 8 認 定 事 務 の 取 扱 手 続

25 認 定 事 務 の 取 扱 手 続 は 次 のとおりとする (1) 業 務 機 関 は 認 定 講 習 業 務 全 般 について 執 り 行 うものとする (2) 業 務 機 関 において 認 定 又 は 更 新 若 しくは 再 認 定 申 請 書 を 受 理 したときは 業 務 用 ソフトにより 認 定 証 ( 第 8 号 様 式 ) 及 び 台 帳 ( 第 9 号 様 式 )を 作 成 し 関 係 書 類 及 び 台 帳 の 内 容 を 記 録 した 電 磁 的 記 録 を 一 括 知 事 へ 提 出 する (3) 知 事 は 受 理 した 認 定 申 請 書 を 審 査 し 適 格 と 認 めたときは 業 務 機 関 を 経 由 して 申 請 者 に 認 定 証 を 交 付 し 適 格 でないと 認 めたときは 要 綱 第 6 第 2 項 の 規 定 に 基 づく 認 定 しない 旨 の 通 知 書 ( 第 10 号 様 式 )を 申 請 者 に 通 知 する (4) 知 事 は 更 新 又 は 再 認 定 申 請 書 を 受 理 したときは 業 務 機 関 を 経 由 して 申 請 者 に 認 定 証 を 交 付 する (5) 業 務 機 関 において 要 綱 第 8 第 1 項 に 規 定 する 変 更 届 を 受 理 したときは 業 務 用 ソフトにより 認 定 証 ( 氏 名 以 外 の 変 更 事 項 は 裏 書 とする) 及 び 修 正 した 台 帳 を 作 成 し 関 係 書 類 及 び 台 帳 の 内 容 を 記 録 した 電 磁 的 記 録 を 一 括 知 事 へ 提 出 する また 要 綱 第 8 第 3 項 に 規 定 する 変 更 届 を 受 理 したときは 業 務 用 ソフトにより 修 正 した 台 帳 を 作 成 し 関 係 書 類 及 び 台 帳 の 内 容 を 記 録 した 電 磁 的 記 録 を 一 括 知 事 へ 提 出 する (6) 知 事 は 要 綱 第 8 第 1 項 に 規 定 する 変 更 届 を 受 理 したときは 業 務 機 関 を 経 由 して 申 請 者 に 認 定 証 を 交 付 する (7) 業 務 機 関 において 再 交 付 申 請 書 を 受 理 したときは 業 務 用 ソフトにより 認 定 証 及 び 台 帳 を 作 成 し 関 係 書 類 及 び 台 帳 の 内 容 を 記 録 した 電 磁 的 記 録 を 一 括 知 事 へ 提 出 する (8) 知 事 は 再 交 付 申 請 書 を 受 理 したときは 業 務 機 関 を 経 由 して 申 請 者 に 再 交 付 の 旨 を 表 示 した 認 定 証 を 交 付 する (9) 業 務 機 関 において 認 定 辞 退 届 を 受 理 したときは 台 帳 抹 消 の 電 算 処 理 を 行 い 関 係 書 類 及 び 台 帳 の 内 容 を 記 録 した 電 磁 的 記 録 を 一 括 知 事 へ 提 出 する (10) 知 事 は 認 定 辞 退 届 を 受 理 したときは 業 務 機 関 を 経 由 して 申 請 者 に 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 取 消 通 知 書 ( 第 11-1 号 様 式 )により 通 知 する (11) 知 事 は 要 綱 第 11 第 1 項 の 規 定 による 認 定 の 取 消 しをするときは 業 務 機 関 に 台 帳 抹 消 の 電 算 処 理 を 指 示 し 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 取 消 通 知 書 ( 第 11-2 号 様 式 )により 申 請 者 に 通 知 す る 電 算 処 理 を 了 した 業 務 機 関 は 抹 消 処 理 された 台 帳 及 び 台 帳 の 内 容 を 記 録 した 電 磁 的 記 録 を 一 括 知 事 へ 提 出 する (12) 業 務 機 関 は 毎 月 の 認 定 状 況 等 について 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 状 況 等 報 告 書 ( 第 12 号 様 式 ) により 翌 月 10 日 までに 知 事 に 報 告 する (13) 業 務 機 関 は 業 務 を 処 理 するため 知 り 得 た 秘 密 を 他 に 漏 らしてはならない 附 則 この 要 領 は 平 成 7 年 9 月 5 日 から 実 施 する 附 則 この 要 領 は 平 成 12 年 1 月 12 日 から 実 施 する 附 則 この 要 領 は 平 成 13 年 3 月 8 日 から 実 施 する 附 則 この 要 領 は 平 成 18 年 3 月 1 日 から 実 施 する 附 則 この 要 領 は 平 成 23 年 8 月 15 日 から 実 施 する 附 則 この 要 領 は 平 成 24 年 4 月 2 日 から 実 施 する

26 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 要 綱 第 1 目 的 この 要 綱 は 地 震 により 多 くの 建 築 物 が 被 災 した 場 合 余 震 等 による 建 築 物 の 倒 壊 部 材 の 落 下 等 から 生 ずる 二 次 災 害 を 防 止 し 住 民 の 安 全 の 確 保 を 図 るため 全 国 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 協 議 会 が 定 める 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 要 綱 及 び 北 海 道 地 域 防 災 計 画 ( 地 震 防 災 計 画 編 ) に 基 づ き 被 災 建 築 物 の 応 急 危 険 度 判 定 に 関 し 必 要 な 事 項 を 定 めることにより その 的 確 な 実 施 を 確 保 する ことを 目 的 とする 第 2 定 義 この 要 綱 において 次 の 各 校 に 掲 げる 用 語 の 定 義 は それぞれ 次 の 各 項 に 定 めるところによる 1 応 急 危 険 度 判 定 ( 以 下 判 定 という ) 余 震 等 による 被 災 建 築 物 の 倒 壊 部 材 の 落 下 等 から 生 ずる 二 次 災 害 を 防 止 し 住 民 の 安 全 の 確 保 を 図 るため 建 築 物 の 被 害 の 状 況 を 調 査 し 余 震 等 による 二 次 災 害 の 発 生 の 危 険 の 程 度 の 判 定 表 示 等 を 行 うことをいう 2 応 急 危 険 度 判 定 士 前 項 の 判 定 業 務 に 従 事 する 者 として 知 事 が 定 める 者 をいう 3 応 急 危 険 度 判 定 コーディネーター 判 定 の 実 施 にあたり 実 施 本 部 支 援 地 方 本 部 支 援 本 部 等 と 応 急 危 険 度 判 定 士 との 連 絡 調 整 に あたる 行 政 職 員 及 び 判 定 業 務 に 精 通 した 地 域 の 建 築 関 係 団 体 等 に 属 する 者 をいう 第 3 判 定 実 施 の 決 定 市 町 村 の 災 害 対 策 本 部 長 ( 市 町 村 長 )は その 区 域 内 において 地 震 により 多 くの 建 築 物 が 被 災 した 場 合 判 定 実 施 の 要 否 を 判 断 し 判 定 を 要 すると 判 断 したときは 判 定 実 施 を 宣 言 するとともに 応 急 危 険 度 判 定 実 施 本 部 ( 以 下 実 施 本 部 という )の 設 置 その 他 必 要 な 措 置 を 講 じ 判 定 を 実 施 するも のとする 第 4 実 施 本 部 の 設 置 1 災 害 対 策 本 部 長 が 判 定 の 実 施 宣 言 を 行 ったときは 実 施 本 部 長 は 直 ちに 支 援 地 方 本 部 長 ( 第 5 第 1 項 参 照 )に 実 施 本 部 の 設 置 と 判 定 実 施 の 決 定 について 通 知 するものとする 2 実 施 本 部 長 は 指 揮 監 督 する 職 員 の 決 定 判 定 実 施 計 画 の 策 定 応 急 危 険 度 判 定 士 等 の 受 け 入 れ 判 定 資 機 材 の 配 布 現 地 への 輸 送 などを 行 うものとする 3 実 施 本 部 長 は 判 定 の 実 施 にあたり 必 要 であると 判 断 する 場 合 は 支 援 地 方 本 部 長 に 応 急 危 険 度 判 定 士 及 び 応 急 危 険 度 判 定 コーディネーター( 以 下 応 急 危 険 度 判 定 士 等 という )の 支 援 を 要 請 することができる 4 実 施 本 部 の 具 体 的 な 活 動 等 については 全 道 的 な 相 互 支 援 体 制 を 考 慮 し 別 に 市 町 村 が 作 成 する 応 急 危 険 度 判 定 実 施 本 部 業 務 マニュアル ( 以 下 実 施 本 部 業 務 マニュアル という )による 第 5 支 援 地 方 本 部 の 設 置 と 役 割 1 地 震 の 発 生 によって 道 災 害 対 策 地 方 本 部 が 設 置 されたとき 又 は( 総 合 ) 振 興 局 長 が 必 要 と 判 断 し たときは 同 地 方 本 部 の 下 に 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 支 援 地 方 本 部 ( 以 下 支 援 地 方 本 部 とい う )を 設 置 するものとする 2 支 援 地 方 本 部 長 は 実 施 本 部 長 からの 支 援 要 請 を 受 けて ( 総 合 ) 振 興 局 支 援 実 施 計 画 の 作 成 及 び 支 援 の 実 施 を 行 うものとする 3 支 援 地 方 本 部 長 は 実 施 本 部 長 から 応 急 危 険 度 判 定 士 等 の 支 援 の 要 請 を 受 けた 場 合 は 必 要 に 応 じ 関 係 者 に 対 し 次 により 支 援 を 要 請 するものとする (1) 支 援 本 部 長 に 対 する 第 一 次 派 遣 の 要 請 ( 第 6 第 3 項 (1) 参 照 ) (2) 管 内 の 市 町 村 長 に 対 する 支 援 要 請 及 び 民 間 判 定 士 に 対 する 参 集 要 請

27 ア 管 内 の 市 町 村 長 に 対 する 所 属 判 定 士 派 遣 等 の 支 援 要 請 イ 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 地 区 協 議 会 ( 以 下 地 区 協 議 会 という )の 会 員 である 建 築 関 係 団 体 ( 以 下 地 域 建 築 関 係 団 体 という )に 対 する 会 員 判 定 士 の 参 集 についての 協 力 要 請 ウ 地 域 建 築 関 係 団 体 に 所 属 しない 管 内 民 間 判 定 士 に 対 する 参 集 要 請 4 支 援 地 方 本 部 長 は 被 害 が 大 規 模 で 広 範 囲 にわたること 等 により 応 援 が 必 要 であると 判 断 した 場 合 は 支 援 本 部 長 に 応 急 危 険 度 判 定 士 等 の 支 援 を 要 請 するものとする 5 支 援 地 方 本 部 の 具 体 的 活 動 については 別 に 道 が 作 成 する 応 急 危 険 度 判 定 支 援 地 方 本 部 業 務 マ ニュアル ( 以 下 支 援 地 方 本 部 業 務 マニュアル )による 第 6 支 援 本 部 の 設 置 と 役 割 1 地 震 の 発 生 によって 北 海 道 災 害 対 策 本 部 が 設 置 されたとき 又 は 知 事 が 必 要 と 判 断 したときは 同 本 部 の 下 に 応 急 危 険 度 判 定 支 援 本 部 ( 以 下 支 援 本 部 という )を 設 置 するものとする 2 支 援 本 部 長 は 支 援 地 方 本 部 長 からの 支 援 要 請 を 受 けて 本 庁 支 援 実 施 計 画 の 作 成 及 び 支 援 の 実 施 を 行 うものとする 3 支 援 本 部 長 は 支 援 地 方 本 部 長 から 応 急 危 険 度 判 定 士 等 の 支 援 の 要 請 を 受 けた 場 合 は 必 要 に 応 じ 関 係 者 に 対 し 次 により 支 援 を 要 請 するものとする (1) 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 派 遣 候 補 者 名 簿 作 成 要 領 による 派 遣 候 補 者 名 簿 登 載 の 特 定 行 政 庁 等 に 対 する 判 定 士 の 第 一 次 派 遣 の 要 請 (2) 被 災 していない( 総 合 ) 振 興 局 管 内 市 町 村 長 に 対 する 所 属 判 定 士 派 遣 等 の 支 援 要 請 (3) 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 連 絡 協 議 会 ( 以 下 全 道 連 絡 協 議 会 という )の 会 員 であ る 建 築 関 係 団 体 ( 以 下 全 道 建 築 関 係 団 体 という )に 対 する 会 員 判 定 士 の 参 集 についての 協 力 要 請 (4) 全 道 建 築 関 係 団 体 に 所 属 しない 道 内 民 間 判 定 士 に 対 する 参 集 要 請 (5) 道 東 北 ブロック 会 長 県 を 通 じての 他 の 都 府 県 等 に 対 する 支 援 要 請 及 び 国 土 交 通 省 に 対 する 支 援 要 請 4 支 援 本 部 の 具 体 的 活 動 については 別 に 道 が 作 成 する 応 急 危 険 度 判 定 支 援 本 部 業 務 マニュアル ( 以 下 支 援 本 部 業 務 マニュアル という )による 第 7 支 援 地 方 本 部 を 設 置 しない( 総 合 ) 振 興 局 の 役 割 支 援 地 方 本 部 を 設 置 しない( 総 合 ) 振 興 局 は 支 援 本 部 長 から 応 急 危 険 度 判 定 の 実 施 に 関 する 情 報 を 受 けた 時 は 速 やかに 管 内 市 町 村 及 び 地 域 建 築 関 係 団 体 に 対 し 情 報 提 供 するとともに 支 援 本 部 長 から 支 援 要 請 に 対 し 必 要 な 対 応 を 行 うものとする 第 8 実 施 本 部 を 設 置 しない 市 町 村 の 役 割 実 施 本 部 を 設 置 しない 市 町 村 は 支 援 本 部 長 又 は 支 援 地 方 本 部 長 からの 要 請 に 対 し 所 属 判 定 士 の 派 遣 等 について 支 援 するものとする 第 9 全 道 建 築 関 係 団 体 地 域 建 築 関 係 団 体 の 役 割 全 道 建 築 関 係 団 体 地 域 建 築 関 係 団 体 は 支 援 本 部 長 又 は 支 援 地 方 本 部 長 からの 要 請 に 対 し 会 員 判 定 士 の 参 集 について 協 力 するものとする 第 10 判 定 の 基 準 及 び 震 前 計 画 の 作 成 等 1 判 定 の 基 準 は 全 国 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 協 議 会 ( 以 下 全 国 協 議 会 という )が 作 成 す る 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 マニュアル によるほか 実 施 本 部 業 務 マニュアル による 2 市 町 村 は 想 定 される 建 築 物 の 被 害 実 施 可 能 な 判 定 の 内 容 必 要 となる 人 員 資 機 材 の 量 等 を 検 討 し それと 対 応 した 震 前 判 定 計 画 を 作 成 し 地 震 発 生 から 応 急 危 険 度 判 定 の 完 了 までの 一 連 の 業 務 を 把 握 するよう 努 めるものとする

28 3 道 は 市 町 村 長 が 地 域 防 災 計 画 等 を 踏 まえて 震 前 に 計 画 する 事 項 について 必 要 な 助 言 をすること ができる 4 道 は 市 町 村 長 が 定 める 震 前 判 定 計 画 に 対 応 できる 震 前 支 援 計 画 を 作 成 し 地 震 発 生 から 判 定 の 完 了 までの 一 連 の 業 務 を 把 握 するよう 努 めるものとする 第 11 応 急 危 険 度 判 定 士 等 の 確 保 判 定 の 実 施 体 制 等 市 町 村 は 判 定 が 必 要 となった 場 合 に 応 急 危 険 度 判 定 士 等 を 確 保 できるよう 必 要 な 措 置 を 講 じるも のとする 具 体 的 な 実 施 体 制 等 については 実 施 本 部 業 務 マニュアル による 第 12 判 定 の 方 法 判 定 結 果 の 表 示 等 判 定 は 被 災 者 等 への 一 次 的 な 情 報 提 供 であり 判 定 の 方 法 判 定 結 果 の 表 示 等 は 全 国 協 議 会 が 作 成 する 被 災 築 物 応 急 危 険 度 判 定 マニュアル による 第 13 応 急 危 険 度 判 定 士 等 の 判 定 区 域 までの 移 動 方 法 宿 泊 場 所 の 設 定 等 応 急 危 険 度 判 定 士 等 の 判 定 区 域 までの 移 動 方 法 宿 泊 場 所 の 設 定 等 は 実 施 本 部 業 務 マニュアル 支 援 地 方 本 部 業 務 マニュアル 及 び 支 援 本 部 業 務 マニュアル による 第 14 応 急 危 険 度 判 定 士 の 養 成 登 録 道 は 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 士 認 定 制 度 要 綱 に 基 づき 応 急 危 険 度 判 定 士 の 養 成 及 び 登 録 を 行 うものとする 第 15 判 定 資 機 材 の 調 達 備 蓄 1 市 町 村 は 判 定 実 施 のため 次 に 示 す 判 定 資 機 材 等 を 備 え あらかじめ 市 町 村 内 の 複 数 の 箇 所 へ の 備 蓄 に 努 めるものとする (1) 判 定 街 区 マップ 判 定 調 査 表 判 定 ステッカー 腕 章 ヘルメットシール 等 (2)ヘルメット クラックスケール 傾 斜 計 油 性 ペン 蛍 光 ペン バインダー ガムテープ マスク 等 (3) 被 災 街 区 までの 移 動 車 両 自 転 車 等 2 道 は 市 町 村 と 協 力 して 判 定 資 機 材 の 備 蓄 に 努 めるものとする 第 16 他 の 被 災 都 府 県 に 対 する 支 援 に 関 する 事 項 1 道 は 北 海 道 東 北 8 道 県 相 互 応 援 に 関 する 協 定 に 基 づく 支 援 要 請 のほか 国 土 交 通 省 又 は 他 都 府 県 から 応 急 危 険 度 判 定 士 等 の 支 援 の 要 請 を 受 けた 場 合 は 応 急 危 険 度 判 定 応 援 本 部 ( 以 下 応 援 本 部 という )を 設 置 するとともに 市 町 村 や 全 道 建 築 関 係 団 体 等 と 協 力 し 必 要 な 支 援 を 行 うも のとする 2 応 援 本 部 の 具 体 的 活 動 については 別 に 道 が 作 成 する 応 急 危 険 度 判 定 応 援 本 部 業 務 マニュアル による 第 17 応 急 危 険 度 判 定 活 動 等 における 補 償 道 は 民 間 の 応 急 危 険 度 判 定 士 等 が 当 該 判 定 活 動 若 しくは 当 該 訓 練 活 動 により 死 亡 し 負 傷 し 若 しくは 傷 害 の 状 態 となった 場 合 の 補 償 を 実 施 するため 全 国 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 民 間 判 定 士 等 補 償 制 度 運 用 要 領 に 基 づく 補 償 制 度 に 加 入 するものとする ただし この 補 償 制 度 の 適 用 を 受 けるために 必 要 な 判 定 士 等 の 保 険 加 入 料 は 原 則 として 訓 練 及 び 判 定 活 動 の 実 施 主 体 が 負 担 するものとする 第 18 全 道 連 絡 協 議 会 及 び 地 区 協 議 会 による 支 援 体 制 の 確 保 全 道 連 絡 協 議 会 及 び 地 区 協 議 会 は 道 内 外 で 実 施 される 応 急 危 険 度 判 定 に 際 し 迅 速 かつ 的 確 な 支

29 援 を 行 うことができる 体 制 を 確 保 するために 必 要 な 業 務 を 行 う 第 19 その 他 1 知 事 及 び 市 町 村 長 は 判 定 の 円 滑 な 実 施 を 図 るため 必 要 な 財 政 上 の 措 置 組 織 体 制 その 他 所 用 の 措 置 を 講 じるものとする 2 道 及 び 市 町 村 は 地 域 の 建 築 関 係 団 体 等 と 連 携 して 判 定 の 意 義 目 的 について 住 民 に 普 及 啓 発 をはかるとともに その 的 確 な 実 施 のため 模 擬 訓 練 の 計 画 実 施 相 互 の 連 絡 網 の 整 備 等 を 協 力 して 実 施 するものとする 訓 練 の 実 施 にあたっては 道 市 町 村 等 が 実 施 する 他 の 防 災 訓 練 等 との 連 携 をはかるものとする 3 この 要 綱 に 定 めるもののほか 判 定 に 関 し 必 要 な 事 項 は 別 に 定 める 4 この 要 綱 は 全 国 的 な 判 定 体 制 の 整 備 状 況 等 を 勘 案 し 必 要 があれば 随 時 改 正 するものとする 附 則 この 要 綱 は 平 成 11 年 3 月 24 日 から 施 行 する 附 則 この 要 綱 は 平 成 18 年 2 月 15 日 から 施 行 する 附 則 この 要 綱 は 平 成 24 年 4 月 2 日 から 施 行 する

30 応 急 危 険 度 判 定 実 施 事 例 ( 平 成 8 年 10 月 以 降 震 度 階 変 更 ) 年 月 地 震 名 最 大 震 度 参 加 判 定 士 延 べ 人 数 判 定 棟 数 平 成 7 年 1 月 17 日 兵 庫 県 南 部 地 震 ( 阪 神 淡 路 大 震 災 ) 7 約 6,468 46,610 平 成 7 年 4 月 1 日 新 潟 県 北 部 の 地 震 平 成 8 年 8 月 11 日 宮 城 県 北 部 地 震 平 成 9 年 3 月 26 日 平 成 9 年 5 月 13 日 鹿 児 島 県 薩 摩 地 方 を 震 源 と す る 地 震 5 強 220 2,048 平 成 11 年 2 月 26 日 秋 田 県 沖 を 震 源 と す る 地 震 5 強 4 9 平 成 12 年 6 月 26 日 新 島 神 津 島 三 宅 島 近 海 を 震 源 7 月 1,9,15 日 他 多 数 と す る 地 震 6 弱 平 成 12 年 10 月 6 日 鳥 取 県 西 部 地 震 6 強 332 4,080 平 成 13 年 3 月 24 日 芸 予 地 震 6 弱 636 1,763 平 成 15 年 5 月 26 日 三 陸 南 地 震 6 弱 5 6 平 成 15 年 7 月 26 日 宮 城 県 北 部 地 震 6 強 743 7,245 平 成 15 年 9 月 26 日 十 勝 沖 地 震 6 弱 平 成 16 年 10 月 23 日 新 潟 県 中 越 地 震 7 3,821 36,143 平 成 17 年 3 月 20 日 福 岡 県 西 方 沖 地 震 6 強 444 3,148 平 成 19 年 3 月 25 日 能 登 半 島 地 震 6 強 391 7,600 平 成 19 年 4 月 15 日 三 重 県 中 部 を 震 源 と す る 地 震 5 強 2 1 平 成 19 年 7 月 16 日 新 潟 県 中 越 沖 地 震 6 強 2,758 34,048 平 成 20 年 6 月 14 日 岩 手 宮 城 内 陸 地 震 6 強 624 4,139 平 成 23 年 3 月 11 日 他 平 成 23 年 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 他 ( 東 日 本 大 震 災 ) 7 8,834 98,212 ( 全 国 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 協 議 会 過 去 の 応 急 危 険 度 判 定 活 動 一 覧 を 基 に 加 筆 作 成 東 日 本 大 震 災 関 係 のデータは 平 成 23 年 8 月 1 日 現 在 速 報 値 ) 北 海 道 からの 支 援 応 急 危 険 度 判 定 士 数 阪 神 淡 路 大 震 災 への 参 加 判 定 士 数 40 名 ( 3 日 ) 宮 城 県 北 部 地 震 への 参 加 判 定 士 数 2 名 ( 2 日 ) 新 潟 県 中 越 地 震 への 参 加 判 定 士 数 38 名 ( 2 日 ) 新 潟 県 中 越 沖 地 震 への 参 加 判 定 士 数 10 名 ( 2 日 ) 東 日 本 大 震 災 への 参 加 判 定 士 数 20 名 ( 3 日 ) ( 応 急 危 険 度 判 定 への 参 加 にあたっては 都 道 府 県 の 指 示 の 下 に 参 加 しなければなりません! )

31 〇 道 内 での 応 急 危 険 度 判 定 訓 練 の 実 施 状 況 ( 北 海 道 主 催 分 ) 開 催 年 月 日 開 催 地 判 定 訓 練 判 定 コーディ ネーター 研 修 備 考 対 象 建 築 物 ( 構 造 階 数 ) 参 加 者 数 ( 名 ) 方 法 参 加 者 数 ( 名 ) 平 成 9 年 8 月 28 日 幕 別 町 RC 造 地 上 1 階 40 被 害 想 定 写 真 パネルによる 判 定 - 平 成 10 年 9 月 1 日 根 室 市 RC+S 造 地 上 2 階 中 止 被 害 想 定 写 真 パネルによる 判 定 - 平 成 11 年 9 月 1 日 苫 小 牧 市 RC 造 地 上 3 階 62 被 害 想 定 写 真 パネルによる 判 定 - 平 成 13 年 8 月 30 日 瀬 棚 町 W 造 地 上 1 階 28 被 害 想 定 写 真 パネルによる 判 定 - 平 成 13 年 10 月 11 日 虻 田 町 RC 造 地 上 3 階 20 有 珠 山 噴 火 実 被 害 建 物 を 判 定 - 平 成 14 年 8 月 30 日 釧 路 市 RC 造 地 上 2 階 72 被 害 想 定 写 真 パネルによる 判 定 - 平 成 15 年 9 月 4 日 函 館 市 RC 造 地 上 3 階 68 被 害 想 定 写 真 パネルによる 判 定 35 平 成 16 年 9 月 7 日 留 萌 市 RC 造 地 上 2 階 46 被 害 想 定 写 真 パネルによる 判 定 30 平 成 17 年 8 月 3 日 稚 内 市 RC 造 地 上 3 階 W 造 地 上 2 階 45 被 害 想 定 写 真 パネルによる 判 定 37 平 成 18 年 8 月 3 日 浦 河 町 RC 造 地 上 2 階 56 被 害 想 定 写 真 パネルによる 判 定 40 平 成 19 年 8 月 29 日 夕 張 市 RC 造 地 上 3 階 87 被 害 想 定 写 真 パネルによる 判 定 43 平 成 20 年 8 月 28 日 江 別 市 RC 造 地 上 4 階 W 造 地 上 1 階 80 被 害 想 定 写 真 パネルによる 判 定 33 コーディネーター 研 修 は 平 成 21 年 3 月 26 日 に 札 幌 市 で 開 催 平 成 21 年 9 月 1 日 余 市 町 SRC 造 地 上 3 階 W 造 地 上 1 階 63 被 害 想 定 写 真 パネルによる 判 定 42 平 成 22 年 8 月 27 日 紋 別 市 RC 造 地 上 4 階 地 下 1 階 W 造 地 上 1 階 35 被 害 想 定 写 真 パネルによる 判 定 35 平 成 24 年 2 月 14 日 東 川 町 RC 造 地 上 2 階 W 造 地 上 2 階 64 被 害 想 定 写 真 パネルによる 判 定 - 上 記 以 外 に 北 海 道 震 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 各 地 区 協 議 会 が 独 自 開 催 する 判 定 訓 練 判 定 コーディネーター 研 修 もあります 平 成 24 年 2 月 14 日 東 川 町 での 判 定 訓 練 の 様 子 ガイダンス 被 災 状 況 ( 想 定 ) 木 造 建 築 物 の 模 擬 判 定 RC 造 建 築 物 の 模 擬 判 定